どうせ激しく既出じゃろうが立ててみた。。
皆はどんな本をお読みになりますか?
わしは最近、マンガばっかです。。
なのでマンガも可。。
とりあえず好きな本とか作家に付いて語って下さい。。
2 :
チキータ:02/11/19 01:07 ID:4hQ5jCGh
2
車雑誌ばっかっス。
正論♥
5 :
由美子:02/11/19 01:12 ID:1bnvbfn7
わたしの部屋の本棚には3000冊くらい♪実家の書庫には30000冊くらい(ほとんど親のだけど
6 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/11/19 01:14 ID:XS7SVFAh
>>5 数なんか聞いてねーんだよこのばーか!!くされまんこ
あの、その、なるべく煽りは無しの方向で。。
蔵書数も可なので。。
というか今日は非常に疲れておる故スレ立てだけで逃げますので許しておくれ。。
8 :
てぃー:02/11/19 01:20 ID:VJDw+TVS
>6
別に数でも良いんじゃないかと。
オレが最近読んだのは「空想科学読本4」
科学に興味ある人は読んでみれ。
内容はこじつけが多いので、あまり真剣に読まないほうがいいかも。
息抜きに良い感じ。
9 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/11/19 01:21 ID:XS7SVFAh
あそうかマンガがいうなら言うこと聞くぞマンガはイイヤシだからな。
でも一行あおらー由美子は死ね。
10 :
由美子@最近の読書:02/11/19 01:21 ID:ASfSnpFU
剣の思想・甲野善紀+前田英樹(青土社)、リッチ&ライト・フロランス=ドゥレ(みすず書房)
12 :
おねだり姫@愛 ◆wUDoc/GLN6 :02/11/19 01:29 ID:qSsaGYsS
夢枕獏の【陰陽師シリーズ】が好きでつ(・∀・)
マンガ化もされてて、そっちもおもしろいでつ。
岡野玲子画でつ。
あと宮部みゆきたんの【龍は眠る】も好きでつ。
最近は【亡国のイージス】を読んだでつ。
色々突っ込みたいところもいっぱいあったでつが、面白かったでつ。
外人さんではスティーブンキングの【ガンスリンガ-】もカッコいいと思いまつ。
どうも主人公がオヤジと言うのが多いのはオイラの趣味なので許してほしいでつ。
男女板的には【ヘラクレア】という本を読んでみたいと思ってまつ。
ヘラクレスの物語は実は女性の英雄だったと言う話で、女性巨人が活躍する話らしいでつ。
主夫会議さんに読んでほしいでつ。
13 :
由美子@宇宙制覇♪:02/11/19 01:33 ID:1bnvbfn7
最近わたしに響いているマンガ『エリートヤンキー三郎』かなり哲学。
14 :
チキータ:02/11/19 01:34 ID:4hQ5jCGh
>>13 = 由美子さん
アレの何処が哲学なんだろう…(笑)
>>13 うぅ、食いつきたい。。
由美子さんと聖矢を語りたい。。
じゃが頭が疲れておるゆえまた明日。。
16 :
ED:02/11/19 01:38 ID:qF0nyzfm
すいません。
ついまじめに「胡蝶の夢」なんて読んじゃいました。
>>12 頭が疲れておるので変なレスの返し方。。
清明は獏か夏彦か、と言われるぐらいなので獏は偉大。。
密教じゃとか陰陽師じゃとかよく調べておる。。
獏は。。
夏彦はわしですら適わぬので除外。。
大体、明石散人なんて業界の異端児に師事しておる時点で激しく恐ろしい。。
築地の先生は洋和漢の三学に遍く通じ知らぬことなど何もないのじゃ。。
18 :
(*´∇`)ネカマ:02/11/19 02:13 ID:kd7HbD5G
がんばれ酢めし疑獄!!(漫画/施川ユウキ)
うめぼしの謎 (漫画/三笠山出月)
ジョジョの奇妙な冒険 (漫画/荒木飛呂彦)
空手小公子小日向海流 (漫画/馬場康誌)
人生論 (文庫/トルストイ)
ハリーポッター (物語/JKローリング)
19 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/11/19 03:03 ID:+FbjLp8y
楢山節考と男塾。
ちょっと前まで東野圭吾信者だった。
「分身」「変身」「天空の蜂」に唸り、「名探偵の掟」を見るに至っては
もはや彼がエンターテインメントの鬼としか思えず、
そして「名探偵の呪縛」に涙した。
しかし…
「片思い」は消化不良。(←性同一性障害ネタ。男女板向き)
「トキオ」はクソ。(←安直なタイムスリップもの)
最近どうも失速気味で悲しい。
あージョジョかぁ…。そういやウチにも3部まであるなぁ…
ジョースター達はDIOを倒すのに、「THE SUN」のスタンド使いを連れて行けば
どんなに楽であっただろうかと小一時間…
それ以前にどうやってDIOは彼を仲間にしたのかと更に小一時間…
「…君は普通の人間には無い特別な能力を持っているそうだね?」
「ひとつ…君のその能力とやらを私に見せてくれないか?…」
−ザ・サン、スタンド出現
「ちぐしょうーーーッあの太陽が最後に見るものなんていやだーーーーッ」
−第3部完
…だと思うんだが。
最近の読書傾向。。
あじさいの詩
食い詰め浪人とその子と可愛い犬の物語。。
とても心が癒される。。
あじさいは母の香りがするんじゃよ。。
宗像教授伝奇考【特別編】
巻末の星野が描いた稗田先生がかっこいい故嬉しかった。。
対談もナイス。。
お話しはやっぱり諸星に適わないので悲しげ。。
西遊妖猿伝
諸星、現代にあの手法でもって講談を復活させれば
朝日、その功に報いて手塚賞を贈る
と、まぁ、中国時代ものチック、伝奇小説チックな紹介の仕方で
評してみるほど面白い。。
特に南子夫人のお話しが秀逸。。
わしの中の大聖が目覚めるかと思ったくらい面白かった。。
画図百器徒然袋〜雨〜
薔薇十字探偵の憂鬱
ご存知、榎木津探偵の大活躍が読めるのはメフィストだけ!
まぁ、鳴り釜をあれにかけるなんて、さすがなのじゃ。。
読んで大声で笑った。。
メフィストで先に読んでおったのじゃがの。。
そういや最近、諸星もメフィストに寄稿しておるので嬉しい。。
ソードワールドRPGルールブック
懐かし過ぎる。。
非常に。。
しかし上級ルールにもエンシェントドラゴンのデータが載ってないとはどういうことか?
最近、カードゲームなんかに逃げやがって、グループSNEの一員がオカ板に降臨した際、
問詰めれば良かったのう!
サンカ研究
三角寛の本。。
昔は古書値で五万近くしたのが今はお手頃な値段。。
五木寛之の厳戒令の夜の大元、と言えば解る人には解る。。
内容はまつろわぬ民の末裔の詳細な記録。。
わし、893達の裏にこの人達が居そうで怖い。。
じゃって天皇家とは別の家じゃしな。。
Qの読書傾向が知りたいのでage
今頃になって 佐野眞一「東電OL症候群(シンドローム)」
>>22 オイラ的にあじさいの詩 が読んでみたくなった。
家族愛系はツボでつ。
>>17の後半は正直意味がよく分からないでつ。
マンガ狂さんは文科系インテリなのでつ。
オイラ、ホラーオカルト系も好きでつ。
獏さんは【陰陽師】しか読んでないでつが。
【鬼のみちゆき】が好きなのでつ。
でも神さま、悪魔、死後の世界は信じてないでつ。
ホモはリアリスト。今ある快楽が全てなのでつ。
27 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/21 01:14 ID:B70R1DGf
Qの読書傾向?なんでも読むでし。
活字中毒ですから。
好きな作家は深沢七郎とポール・オースターとジェームス・エルロイ
と姫野カオルコです。
漫画は、今日華倫変の「高速回線は光うさぎの夢を見るか」
ってのを買ってきました。
最近読んだ本は「公認売春宿〜ムスタングランチ」とか
いうやつです。まぁとりたてて面白くもなかったけど、興味深かったです。
あと馳星周の「マンゴーレイン」面白かったけど、
なんかいつも話が似てるような……。
28 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/21 01:21 ID:B70R1DGf
あとは江戸川乱歩とか澁澤龍彦が好きです。
宮沢章夫と松尾スズキも。
今日買った本は先の漫画の他にみうらじゅんの「見仏記 親孝行編」です。
>>27 姫野カオルコ、オイラエッセイ集読んだことありまつ。
【愛は勝つ、もんか】だったかな。
その中の【けんかをやめて/竹内まりや】の曲についての突っ込みが面白かったでつ。
30 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/21 01:28 ID:B70R1DGf
>>29
姫野さんは最高です!硬派なハードボイルド作家です。ギャグセンスも
アリだし。
31 :
母乳メジャー:02/11/21 01:30 ID:EAA6NyQr
「エアバスの真実―ボーイングを越えたハイテク操縦」
加藤寛一郎著 講談社
姫野カオルコ…
「受難」に出てくる古賀さんは西尾に似ています。
33 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/21 02:42 ID:B70R1DGf
西尾は大嫌いだが、古賀さんは好きだ。
私も西尾は大嫌いだが、古賀さんは好きだ。
>>18 うめぼしの謎・・・。
消防の時だったかなぁ、あれは。
ショック受けたもんだ。
36 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/21 02:51 ID:B70R1DGf
西尾はこの世に存在してるだけで不愉快だが、
古賀さんが実在したら人生は愉快であろう。
>>2 2げっとおめでとう。。
>>3 スピード狂じゃが車には興味が全くないという男なのでの。。
すまん。。
>>4 正論。。
わし、読んだ事無いのじゃがなんで朝日は自分の所を貶す雑誌の広告を入れるのじゃろうか。。
まぁ、商売、商売、ということですな。。
>>5 凄いのう。。
親御さんは教授か何かなのじゃろうか。。
わしは1000冊くらいかのう。。
いらん本は捨てねば。。
>>8 ふむぅ。。
理科男。。
元になったスーパーマンに突っ込みまくるアメリカの御本はお読みになったことが
ありますかのう?
わし、昔、拾ってチラリと読んで捨てた。。
>>9 ありがたい。。
他のスレではガンガン煽りなされ。。
じゃって2ちゃんの花じゃから。。
>>10 青土社とみすず書房。。
後は筑摩と有斐閣と平凡社が出てくれば難解なことこの上ないのじゃ。。
>>11 他にどの様な御本を読みますかのう?
>>12 ふむ。。
わしも宮部好き。。
結婚しても良いと思ったくらい好き。。
まぁ、みゆきちゃんはキングの模倣犯なのでわしもキングが好き。。
そういえばライトノベル板にみゆきちゃんらしき人が降臨しておったの知ってた?
あの人ならありそうじゃよね?
>>13 由美子さんはご存知か知らんが、あの手のヤンキーを戯画化した先駆のビーバップや
エンジェル伝説なんてのはどう思いますかのう?
わしとしてはヤンキーという文化が若者の選択肢の一つになりえた証拠じゃと思っておるのじゃが。。
>>14 きっと難解なのじゃ。。
>>16 荘子を読みなされ。。
面白いゆえ。。
>>18 実はわしも酢めし疑獄は好き。。
泣く羊がかわゆい。。
じゃがななかはもっとかわゆいと思う。。
なのでわしはロリー。。
>>19 むぅ。。
東野圭吾。。
読まん。。
綾辻幸人なら読むのじゃが。。
>>20 ジョジョ。。
色んなところに第三部のファンがおる。。
じゃがジョバーナも良いのじゃよ。。
まっ、わしが操るDIOに勝てるかな。。
フフ。。とゲームネタも織り交ぜる、と。。
>>25 ヤングアニマルに掲載されておったやつですかのう?
>>26 あじさいの詩は良い。。
最近、荒みきっておるわしを癒してくれる。。
小学館のビッグコミックスペリオールで読めるのじゃよ。。
ちなみに作中に登場するお母さんは千尋さんみたいなのじゃ。。
後半はマニアックゆえ、理解せんでも良い。。
それにわしは高卒じゃよ。。
専門的な知識はないのじゃ。。
そうそう、明石散人の本、鳥弦坊先生の日本史、はこの板におる難解な社会学
用語で携帯からの一撃離脱戦法を得意とする由美子さんが喜びそうな本。。
まっ、前衛じゃ。。
>>27 うちの弟がのう。。
エルロイじゃとか馳じゃとかを好んで読む、悪漢なのじゃ。。
それと渋沢龍彦か。。
実はわしも好き。。
しかし乱歩を読むなら中井英夫を読みなされってば。。
虚無への供物は面白いのじゃよ。。
>>29-36 ふむ。。
知らん。。
と、いうことで稀にわしが全部のレスにレスを付ける。。。。。
やもしれん。。
42 :
ミステリ厨:02/11/22 00:01 ID:KMZiXIGW
野沢尚、森博嗣、北村薫、宮部みゆき、京極夏彦、岩井志摩子、松本清張。
どいつも、けっこう当たり外れはあるが・・。
>>12 宮部の描く男子工房はいつも青臭さがプンプンするな。
それも、ちょっと嫌な青さだ。
龍は眠るは、かなりムカムカしながら読んだ記憶がある。
>>20 他のはともかく、変身は、アルジャーノンのパクリだろう。
しかもタイトルはカフカのパクりだ。
東野といえば、一般には秘密と白夜行だと思うが?
>>42 やっと出てきたミステリマニア。。
夏彦の塗り仏はお嫌いじゃろ?
あれはまぁ、ミステリじゃないからのう。。
なんとなくあなたからは理系のかほり。。
じゃって森博嗣がおるし。。
小栗虫太郎じゃとか中井英夫はどうですかのう?
44 :
25:02/11/22 00:46 ID:5188RVCS
あとがきによると、「身長45」の断続的連載に約3倍量の加筆をしたもの、らしいです。
でも多分、売れたのはこの本の前身の「東電OL殺人事件」の方でしょうね。
40代間近で経済調査室副長という肩書の管理職でも、殺されれば「OL」という通り名で
処理されてしまう…ってのが、この国のオンナに対する見方をよく表わしているような気が
する。
虚無の供物は、冗長さを楽しめるようになると終りが近づくのが勿体無く感じたことが、
一番印象に残っているなぁ(邪道読み?)
NHKでドラマ化された時は、まだ若い深津絵里が可愛らしかったでつ(^o^)
45 :
25:02/11/22 00:49 ID:5188RVCS
訂正
×虚無の供物 → ○虚無への供物
46 :
ED:02/11/22 01:21 ID:hxkRjcEo
宮部は時代物の方が面白いと思う。
「初ものがたり」の続編はでないの?
屋台の親父の正体が気になって気になって・・・
>>44 東電OLの事件をヤングアニマルという雑誌でルポしておるお人がおったゆえ、それかと。。
虚無への供物とはまさにその様に味わう本なのですじゃ。。
塚本邦雄の十二神将変も将にその様に読む本。。
探偵小説とは激しくぺダンチックに蠱惑的な香りを放ちますのじゃ。。
その香に魅かれたら最後、誘蛾灯に群がる蛾の様にラストという最後で燃え尽きて
落ちて死ぬのみ。。
なので終わるまでの一頁、一頁、一行、一行、一文字、一文字がとても大切。。
>>46 む。。
宮部の時代もの。。
確か季刊「怪」にてやっておった気が。。
怪といえばそこに寄稿しておる林功の作品が激しく良い。。
音楽と怪異の幻惑的なまでの融合。。
ラオリン(老林)の語り口を密かに真似ているとかいないとか。。フフ。。
48 :
てぃー:02/11/23 02:12 ID:7ZaYKoPd
>37
>元になったスーパーマンに突っ込みまくるアメリカの御本
いや、それは読んだことない。
まあ、だいぶまえに暴露本が多数発売されたりもしたし、
その手の探究心や好奇心を満たしてくれる本ってのは昔からあったんだな。
>>40 色んな本を読んでるから、文科系インテリでつ。
ラノベ板にいた【みゆき】ちゃんのことでつか?
ありはオイラ的には、嘘くさかったのでつ。
ネットとかゲームとか好きそうでつが>ミヤベ。
>>42 オイラはあの青臭さ、というより透明感が好き。
まぁ、現実にあんな男の子はいないのでつ。
>>46 【初ものがたり】読むとオイラはおなかが減るでつ。
親父の作る屋台飯がうまそうで…
50 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/11/23 03:03 ID:Cx9gLi/0
>>42 たしかに宮部の描く少年は青すぎてキモい。
大人の男の描き方はそれなりだと思うのだが。
時代物も悪くはないけど、時代物だともっと上がいるからなぁ。
山本周五郎が好きだ。
>>48 ふむ。。
昔からオタクはいたということじゃろう。。
稀にその本は図書館に於いてあるよ。。
>>49 おぉ、良く知っておるのう。。
そうそう、そのみゆきちゃんじゃ。。
つーかさ、みゆきちゃんね、わしの好きな3D格闘ゲーム、鉄拳の大ファンなのじゃ。。
多分、わしとお話しすればかなり気があう。。
なので会ってゲームについて語ってみたいのじゃ。。
というか結婚したい。。
しかしわしは別にインテリじゃないって。。
一介のオタクじゃよ。。
>>50 ふむぅ。。
あれはみゆきちゃんの理想の男を少年の中に投影させておるのじゃろう。。
つまりみゆきちゃんはショタという事。。
わしはやっぱ池波正太郎かのう。。
鬼平は外せないじゃろう。。
食い物の記述なんかも良いし。。
岡本綺堂も良いのじゃがのう。。
銭型平次って良いと思うのじゃよ。。
>>39 ミステリはそんなに好きじゃない。だから東野本もミステリはどうも…。
だけど「ある閉ざされた雪の山荘で」の叙述トリックは見事だと思うの。
ま、私が知らないだけで、既に綾辻や法月あたりがもっとすごい叙述トリック
バンバン出してるのかもしれないけどさ。
>>42 宮部みゆき「理由」「火車」、岩井志摩子「ぼっけえきょうてえ」は読んだが、
他は全く読んだことがない。
東野圭吾は短編でもアルジャーノンのパロディを書いています。
「変身」同様、こちらも非常に良く出来ていると思う。
同じ次元で比較するのはヘンだが、
日本人が読んでどっちが面白いと感じるかで判断するなら、
私はだんぜん本家より東野本をお勧めする。
「秘密」は、演出が淡泊すぎていまいち泣けなかった。
映画は、もちろん広末涼子主演という時点で期待できず、
実際に観てやっぱりダメだったと思った。
「白夜行」は面白かったが読後感最悪で、また読み返したいとは思えなかった。
どーも最近のはなあ…。
ちなみに、「あるジーサンに線香を」が収録されてる「怪笑小説」は、
かなりレベルの高い短編集。「超たぬき理論」には、
「キューちゃん」という名前のモモンガが登場する。
>>52 むつ。。
わしはトリックに拘る讀み方はしてはおらんのぢゃよ。。
その探偵小説な衒學さや妖しさが大好きな故、讀んでをるのぢゃ。。
綾辻の舘シリィズなんてとても良い。。
さういふ意味で、島田はほれ、占ひなんかが凄いぢゃろ?
ぢゃから讀んでをるのぢゃ。。
白川靜大先生の字シリィズが激しく欲しい。。
なんで金がある内に買はなかつたのかのう。。
後、延喜式も欲しい。。
今は、
大枚をはたいて買ったプラトン全集。。
およびその別訳。。
それと適当に選んだもの。。
同じ傾向のものばかり読むとしんどくなるので常に違う傾向のものを選んで適当に
4-5冊同時進行で読むの。。
58 :
夏侯惇子:02/11/30 00:49 ID:kUeyJXyV
姫野カオルコさんの激ファンです。
最近のはイマイチですけど………
この人の持論ってすっごいこの板向きだと思います。
「受難」がすごく面白いよ。
処女でこつこつこつと長い間真面目に仕事をしてきた女性
(バリバリのキャリアウーマンではない)のあそこに、人面そうが
できるの。
でもそもそも使わないから全然困らないし、
人面そうとの奇妙な同棲生活を始めるというお話。
>>57 おぉ、買はれましたか。。
高かつたのでせうなぁ。。
しかし由美子さんは何で西洋哲學を學ぶ基礎をエリネコさんに教へてあげんのかのう。。
意地惡なほ人。。
わしぢゃつたらもう、手取り足取り論語、解説しますよ?
あつ、でもエリネコさんは西洋の全ての大元である聖書を讀んでをるのでもしかしたら
必要無いのかもしれん。。
ところで。。
わしはエリネコさんのイメージは二面性、ぢゃと思つてをった。。
凄く仕事の出來る、髮なんかアップにしちやつてる、キャリアウーマンな面と
非常に女の子チックな面を猫を媒介に發露させてをる面。。
ぢゃが、ここ最近、少し印象が變はつた。。
寧ろ女の子な面が非常に全面に出てをるお人なのではないかな?と。。
もう少しエリネコさんの事が知りたい故、例へば、さう、エリネコさんがお讀みになる
娯樂作品なんかを擧げて欲しいのぢゃが。。
エリネコさんの場合、映畫でもなんでもどれも眞劍勝負で見たり讀んだりしてをる
樣に見える故、イデオンぢゃとかストームブリンガーぢゃとか、ラグクラフトぢゃとか
その邊りの、味はつて見たり讀んだりする樣なものを教へて頂きたいなと思ふ。。
まぁ、わしの場合それはSFぢゃとかミステリ(注:探偵小説とは違ふのぢゃ)とか時代ものなんぢゃがなう。。
>>58 ふぅむ。。
わしはその手の話しつて好かんのよね。。
例へばその語り口にしても耳袋ぢゃとかからの引用を用ゐて味はひ溢れる
文章で書いてをる、とかいふのなら話しは別なのぢゃが。。
作家の個性が餘程、強烈に輝きを放つておらんと大きな體系、文化ぢゃとか
時代ぢゃとかに組み込まれておらん話しは好きになれん。。
61 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/30 02:48 ID:MU0DxoAG
>>60 姫野さんの個性は強烈な輝きを放ってるって。
だまされたと思って読んでみなって。
姫野さんは気になる作家だけど、「受難」は読んでない。
設定からして、このひとのユーモアと諧謔をサービス精神たっぷりに詰め込んだ
内容なんだろうと想像するけど(「人呼んでミツコ」からのライン?)、個人的に
好きなのは「サイケ」「特急列車こだま」みたいに、彼女自身の生い立ちに関わる
エピソードが暖かく哀しく描かれた作品のほう。
勿論、文体やストーリーの組み立てをかなり意識して書いている、才気溢れるひと
だなぁ、とは常に感じるけど、作品によってはその「作り込み具合」がちょっと優等
生っぽく感じられてしまう。
個性としては全然違うものだけど、例えば宮部みゆきの作品には、なんとなく
「よくできました」って努力賞をあげないといけない雰囲気が漂ってない?
そういう「出来すぎた感じ」が、時々作品の後ろに見え隠れする気がして。
(言い方換えると、サービスに力込め過ぎ?)
63 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/30 03:48 ID:MU0DxoAG
わたしは姫野さんの「作り込み具合」が好きなんだと思う。
だから『サイケ』『特急列車こだま』は「あれ?」って
感じだった。期待してるものと違ったから。
宮部作品を「よくできました」「努力賞」って感じるのはよく
わかる。あたしも同じように感じてた。
でも、あたしはサービスに力込めてる人も作品も基本的に好きだ。
どっちかっていうと、そういう傾向が強いものの方が好きかもしれない。
「こだま」はなんか素で身につまされてしまった。
期待と違ったから、「あれ?」とは思ったけど、
あれはあれでとても好きだ。
>>63 「こだま」が身につまされるっての、とても分かるような気が(w
でも、あれを読んで、「あぁ、姫野さん、こんな文章が書けるようになったんだ、
良かったね」っていう気持ちにもなったです(←余計なお世話や!)
ところで「よるねこ」、もう読まれました?
当方未読なので、もし良かったら雰囲気など教えて下さい。(教えてチャンスマソ…)
作り込むっていえば、このひとのアニメのキャラクターのパロディ作品は最高
でしたね。あれくらいバカバカしくクソ真面目な出来上がりだと、安心して
笑えます。(ちゃんと愛があるしね)
65 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/30 04:38 ID:MU0DxoAG
>>64
「よるねこ」はね、怖いんですよ。
一応分類はホラーなのかな?よくわからない。
でもホラーホラーしたホラーじゃないんですよ。怪談じゃなんだけど、
なんかよくある日常に潜む恐怖、ありがちな人間の暗黒面を
書いたものとは趣きが違うんです。
淡々としてて、悲しくて、そして奇妙に冷たい怖さです。
>>アニメのパロディ
あれ、面白いっすよねぇ。
66 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/30 04:43 ID:MU0DxoAG
訂正
なんかよくある日常に潜む恐怖、ありがちな人間の暗黒面を
書いたものと「も」趣きが違うんです。
>>65 うわ、速攻レス!有難うございます
でももうかなり眠いので、これ書き込んだら落ちます、ゴメンナサイ(w
ホラーホラーしたホラーじゃない…気になるわぁ。やっぱり読んでみよう。
テイストとしては、短編で、嫌い?な女性客のカット後の髪をずっと集めてた
美容師の話があったじゃないですか、あんなのに近いのかな?
68 :
◆HrQxI46Ofc :02/11/30 05:09 ID:MU0DxoAG
>>67
そうです。短編集で、テイストは、そうですね、美容師の話しに近いと
思う。日常と非日常のあいだ、幻想的な感じもあって、
不思議で怖いお話ばかりです。
>>57 プラトンの「国家」
プラトンの著書の多くは、ソクラテスの教えを後世に伝えるために
書かれたものが多いのです。
プラトン独自の考えは「国家」の中にもっとも凝縮されていると
いわれており、その意味で、この著作は別格の価値をもつと
考えられます
それだけではなく、この中に述べられた思想は、ローマ帝国にて
実現されており、その後フランス革命に至るまでの西洋史に、
多大な影響を及ぼしたと、みることができます
一言で言えば、「古代民主主義の墓標」ともいうべきものかも
わーい まんが狂さんの本スレだ! ♪♪♪
生活がトラブってる時はチョーかための本と蜜のよーな本のサンドイッチに限りま〜す ♪♪♪
へへへ
週明けにはもどってきますから哀れなアロをかまってください
今並行して読んでる本 ・・・
独り居の日記(メリーサートン)
ディアーナの水浴(クロソフスキー)
サッフォーの詩
イギリスの妖精(キャサリン・ブリッグス)
ガニュメデスの誘惑(ドミニック・フェルナンデス)
王の二つの身体(カントロヴィッチ)
夜のガスパール(ベルトラン)
幻のアフリカ(ミシェル・レリス)
エイゼンシュタイン全集-1
数学の基礎をめぐる論争(田中一之 編・監訳)
The Avignon Quintet ( DURRELL)
Anagrams (LORRIE MOORE)
さて、「ローマ人の物語」ですが、重要な事項が
抜けているのが残念です
紀元前297年、北イタリアからケルト人の来襲がありました
ローマに滅亡の危機が迫ります
ここをローマがどのように切り抜けたか・・・
間道を通ってケルト人の野営地に辿り着いたローマ軍
そこには、無抵抗の女子供しかいなかった
武器を持たない女子供はローマ軍の餌食となり
片っ端から皆殺しになった
こうして、北イタリアからケルト人を追い出したローマは
ついで、カルタゴとの100年戦争へと向かうのである
史上これほど卑怯な戦いは、ないであろう
しかし、歴史が示すのは「勝てば官軍、勝者が正義」なのである
姫野カオルコさんっていうのは全然知らない。。
あろん。。面白そうな本読んでるね。そういう話ならいくらでもしたいの。。
構ってとか言わなくても。。なのなの。。
あろんの読む本のタイトル見てると神話好きだなあって思う。
あと、「エイゼンシュタイン全集-1」ってどんな内容なの?気になる。。
>◆SezSEk8BvQさん、「国家」「法律」はまだ読んでないの。。
でもさらに詳しく聞きたいの。。
この間「ゴルギアス」を読んでいる途中、ワイルドの「獄中記」も並行して読んでいたんですが
ゴルギアスの中でソクラテスが示していた事と、
ワイルドが獄舎の中で悟った事が非常に似ている、
もしくは言葉や表現は違うけれど同じ事を言っているのを発見して驚愕。
それだけでなく、聖書の中の言葉や、才人・賢人の言葉や著書も度々
重なりあっていることが多いの。。
悟性のある人が辿り着くものは結局同じところなのだなあと恍惚のエリネコなの。。
>卿
娯楽作品。。頭と心の両方で楽しめるのが最高の娯楽作品とおもう。。
頭だけでもしんどくなるし、心だけではぐにゃぐにゃとして立たないので
両方を最高度に持ち合わせているものは汲めども尽きぬ最高の娯楽になり得るの。。
国産だと忍者ものに一時はまったかな。。「風神の門」「梟の城」「忍びの風」とか。。
卿の言われる系統のものは、私のレスから覚えていて挙げてくれたやつだと
思うので大変食いつきやすくて、語る。ったら語るの。。
「エルリック・サーガ」「ラグクラフト全集」「タニス・リー作品」「魔界水滸伝」とかいいね。。
「指輪物語」「シルマリルリオン」「ファイター&シーフ」「イシュタルの船」
「ドラゴンランス戦記」とかのファンタジー系は昔さんざんに楽しんだの。。
あと「はてしない物語」や童話、寓話など寓意にdだ物語も好き。。(マザー・グースは嫌い)
一大叙事詩や古典の大ドラマもいいね。。「イーリアス」「ギリシャ悲劇全集」「ギリシャ・ローマ神話」とか。。
◆SezSEk8BvQさんも言っておられるけど、ここらへんも西洋文学の下地になっていると
思うの。。あらゆる作品に引用され、変形され、モチーフとして使われているのを発見するから。。
あと、専門料理書がかなりあるの。。料理は芸術的で、始めと終わりのきっちりした遊びなの。。
料理哲学について語りたい。ったら語りたい。。
訂正 ↑上のレスで
>両方を最高度に持ち合わせているものは汲めども尽きぬ最高の娯楽になり得るの。。
と、
>国産だと忍者ものに一時はまったかな。。「風神の門」「梟の城」「忍びの風」とか。。
の間に一行あけないと何だかつながりが変だったの。。
そういや卿へのレスを大幅に付け忘れていたので。。
>しかし由美子さんは何で西洋哲學を學ぶ基礎をエリネコさんに教へてあげんのかのう。。
そう。もっと一般的なところを引いてもらいたかったの。。ブニャブニャー(ブーイング)
ところで、本を読むのに學ぶってゆう感覚ではないの。。
どっちかいうとこういうのこそ、卿の言う
「その邊りの、味はつて見たり讀んだりする樣なもの」なの。。
研究のための研究とか、引用の為ひっかきまわして探したりとかそういうのは嫌なの。
無理やり読みたくはないの。。
まず自然に心が惹かれ、頭に入り、しみ込んで味はい、
頭はもちろん心でも納得し、はじめて血肉になるとおもうの。。
だから惹かれて手に取る本には、それなりのタイミングがあるとおもうの。。
血肉になれば必ず次のものがやってくるの。。
>わしぢゃつたらもう、手取り足取り論語、解説しますよ?
ありがとん。。
ところで欠席続きだが牝猫タンは、仏教を手取り足取り解説してくれる生き物なの。。
そしてエリネコは聖書を自分流にしつこく語る。ったら語る。。
世界の思想潮流がぶつかりあう潮目なの。。サカナがとれとれなの。。
>西洋の全ての大元である聖書
そうなの。上の方でも書いたけど。。特に新約はどの場面、どの台詞も
モチーフにされ引用されベースにされ、と大変なの。。
例えば「芥子種」「パン種(酵母)」という言葉を劇中の人物が使うとき
それはキリスト教圏の人々にとっては共通の認識があり、説明の要がないの。。
76 :
夏侯惇子:02/11/30 23:51 ID:vpGr4xqz
>>60 いや、それを聞いて「うわーそういう話苦手」という人こそ
姫野読者にピッタリなんですよこれが。
主人公の女性がかなり強烈な個性の持ち主で、
なんつーか、みてて気持ちいいです。
決してそのひとの孤独さがどうこうとか、恋人もいなく悩んで
あれこれとかそういう話ではありません。
>>62。64さん
受難、いいですよう!ミツコに近い感じです。おっしゃるとおり。
私もサイケなどの短編系は好きです。サイケは「お元気ですか、先生」
が好きです。私自身小学生の時本当は先生が嫌いなのにみんなが好きって言うから
好きな振りしてた。懐かしい気持ちになります。
漫画のパロディは「バカさゆえ…」ですね。
あれは大槻ケンヂのパロディがちょっと好き(ファンだから)
77 :
夏侯惇子:02/11/30 23:55 ID:vpGr4xqz
>>63 Qさん
ああ、この時をおまちしておりました…またQさんとこんなお話ができるなんて…
私的には好きな順は
作りこみサービス系>エッセイ>素の小説
って感じかなぁ。でもどれもそれぞれに好きなんですけど。
所で、単なる自慢なんですが、なんと私姫野先生のサイン本もってます。
えっへん。
62です(ってーか、ホントは25にも書いてたんですが)
>>76 「サイケ」もある意味、とても姫野さんらしさを感じさせる作品ですね。
おーけん、私も一時期よく聞いてました。「猫のテブクロ」「月光蟲」の辺り(古いのう…)
彼の本の解説を姫野さんがされてたもの(文庫)もあったのでは。
おーけんの魅力を彼の歯茎から語るとわ!!姫野、やるな!!と思わされました。
サイン本とは羨ましい。ご本人に直接書いていただいたのですか?やはりお綺麗な方?
自慢返しで、私が持ってるサイン本は、川上弘美と池澤夏樹です(あはは)
>>61-68 ふぅむ。。
姫野カオルコ。。
ぢゃがそれなら宮本外骨ぢゃとか内田ひやつけんぢゃとかの古典派の方が好きぢゃなぁ。。
例へば逢魔が時の恐怖、といふものは全てを文明といふ明かりで照らし出した現代では描くのは難しい。。
それを語るとなるとその恐怖を言説にて解體する作業がどうしても伴ふ。。
ぢゃつて共通の恐怖の認識が無いのぢゃから。。
それでは興醒めも甚だしい。。
またそれを説明せんと意味不明なほ話しになる。。
なのでわしは古典的な、と云ふよりは日本の土俗の恐怖が良い。。
そこには本朝に住まふ人間の根源の恐怖が隱されてをるからのう。。
時代故の恐怖、といふのに興味が沸かんよ。。
まぁ、ぢゃが、折角わしのスレに來てくれて熱く語つてくれたので讀む事に決めた。。
その内、感想を書かせて貰ふ故、まづはこれを讀め!といふ作品を擧げて頂きたいのぢゃが。。。
>>78 おぉ、思わず、丸谷君を通さず即レス。。
じゃって、黒猫の爪を研ぐから。。
オーケン、懐かしいのう。。
日本印度化計画で大爆笑。。
>>70 むつ
ARO。。
まぁ、あんま派手にやつて叩かれんやうにな。。
しかし高さうな本ばかり讀んでをるのう。。
實家が金持ちなんぢゃらうなぁ。。
もしかしたらお孃樣なのかもしれん。。
所で、文化人類學で云ふ所の王權に興味があるのかのう?
わしは、まぁ、西洋の學者のものには明るくないのぢゃが。。
AROが云ふ所の男は半腦、といふのはもしかしたらその邊からヒントを得てをるのか?
もし、興味があるのなら古代中國の上古の華胥氏や、キリスト以前の小アジアの方の
大地母神信仰、キュベレ、カバラのビナァやブラックマリア信仰、本朝のイタコやユタ
や眞言立川流を調べてみるのぢゃ。。
實に、多くの文化で女性を黄金律の一部として尊ぶものがあつた故にな。。
82 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/12/01 00:48 ID:S41Om1vl
兵頭二十八氏の著書は面白いっすよ。
「新しい戦争を日本はどう生き抜くか」ちくま新書
「地獄のX島で米軍と戦いあくまで持久する方法」四谷ラウンド
この2冊は入手しやすい。
「日本の防衛力再考」
「ヤーボー丼 いかにして私たちはくよくよするのを止め核ミサイルを持つか」
この2冊は図書館でどうぞ。
軍事ものというより、社会批評的ってかんじです。
83 :
夏侯惇子:02/12/01 01:09 ID:HSFem3ym
>>78さん
おお!オーケンもファンですか!月光蟲もってますよー私も!
猫のテブクロも全体で一つのお話しになっていて良かったです。
大槻さんが解説かいてるのは「禁欲のススメ」です。
姫野先生は彼の長髪時代に、しきりに「大槻君はハゲがいい!
ハゲが似合う!はげにしる!」ススメまくったそうですが、
なんつーか歯茎といいすごすぎますマジで。
サイン本は懸賞プレゼントで頂いたものです。
「忘れないで美しい君よ」とかかれていますが、
決して私に当てた物ではないのがミソです(藁
サイン本2冊も!いいなー。残念ながらお名前しか知らない
方だけど………78さん、もしや文学少女ですか?
もしよろしかったら何か最近読んでおもしろ買った本を教えて下さい。
84 :
夏侯惇子:02/12/01 01:26 ID:HSFem3ym
>>79 うーん………古典派好き……だとちょい厳しいかもぉ。
個人的なオススメは、「ひと読んでミツコ」なんだけど、
ちょっとずれてるかも………。
少し考えさせて下さい。あ、Qさんも一緒に考えてー。
85 :
夏侯惇子:02/12/01 01:29 ID:HSFem3ym
>>マンガ狂さん
所で、最近面白い漫画ありました???
自分はあんまないです……
連載中の物では、スーパージャンプでやってる
「狂四郎2030」が好きなんですが、
女の子だし、人にとても言えない。
86 :
夏侯惇子:02/12/01 01:31 ID:HSFem3ym
>>29-36とっても亀レスですが、
私も古賀さんは自分の体にも来て欲しいぐらい好きですが
(でも親と同居だからちょっと困るかも)
西尾さんは…………
朝起きて体にできてたら気絶する。
>>71 あぁ、トリップのみのお人。。
久しぶりにレスを交はせて嬉しい。。
わしは勝手にトリップ男爵と呼ばせてもらふ。。
さういへば昔、男爵は言つておられましたなぁ。。
鹽野の書くものにはローマ人の暗黒の歴史が無い、と。。
なるほど、わしもそのお話しは知りませんでしたのぢゃ。。
紀元前297年、といひますとローマにレギオンがをった頃ぢゃらうか。。
とても優秀ぢゃつたと云はれる重裝歩兵がベルセルクがおらん間にその妻や子を 屠つてをったとは。。。
ローマの名前も語るに落ちた、とは將にこの事ですな。。
まぁ、その頃はケルト人はローマ人よりは體躯が良かつた故、恐ろしかつたのでせうなぁ。。
ぢゃつて、裸同然の獸皮を纏ひ、敵の首を家の玄關に飾る樣なバルバロイの血族は、
無抵抗ならば復讐の格好の餌ぢゃつたのでせう。。
88 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/01 01:53 ID:vKzDnCAX
>>84 トンコちゃん、お久しぶりです♪
やっぱ取りあえず、初心者は「ミツコ」からいっていただくのがよろしいかと、
思いますが。どうでしょ。
古代ローマはホモが多い。
日本も伝統的に同性愛には寛容な社会だった。
なのになぜ現代社会はホモに厳しいのか?
90 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/01 01:58 ID:vKzDnCAX
>>89
厳しいんですか?
>>83 月光蟲の頃の筋少は、とてもリリカルでよろしかったでつね。
ライブの為に仕事場から定時ダッシュしたことが懐かしく思い出されます…
「サンフランシスコ!!」や「夜歩くプラネタリウム人間」の変拍子にシビレテいたあの頃。
文学少女なんておこがましい(w
本は好きですが、小説は本当に限られたものしか読んでいないんです。
サイン本も、実はどちらもエッセイだったりするし(お二人の本業は小説家ですが)
そうそう、川上さんは、マンガ狂さんがあげておられた内田百閧フ影響を強く受けて
いる、といわれてます(実際に愛読しておられるらしい)
どれも全ておすすめ、とはいきませんが、姫野さんとはまた違う意味でシュールな
作風の方ですよ。
ちなみに最近買ったマンガは西炯子「ひとりで生きるモン!」
これも人に言いにくい作品だ(w
>>90 バレたらな。
でも意外と女のほうが抵抗ないみたいなんだな。
まぁホモに襲われる心配ないんだし、当たり前か。
93 :
(*´∇`)ネカマ:02/12/01 02:16 ID:7bO8uo/4
友達にホモいるけど無差別なホモじゃないから安心。
94 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/01 02:20 ID:vKzDnCAX
>>92
Qはまわりにバイだって公言してるけど、べつに差別されてないよ。
普通の会社員じゃないから?
95 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/01 02:28 ID:vKzDnCAX
>>93
無差別なホモなんているの?
96 :
(*´∇`)ネカマ:02/12/01 02:32 ID:7bO8uo/4
>>95 さぁ、どうなんでしょw
襲ってこない人って事で。
>>73 あぁ、
解つた!
つひに謎が解けた!
なんでエリネコさんが中國が肌に合はんか!
ぢゃつて中國の文學、特に誰しも知つてをり凄く有名なものでは 三國志演戲ぢゃとか、水滸傳なんかはその描冩が激しく血腥い。。
ぢゃつて三國志ならば曹操の徐州攻めがあるし水滸傳ぢゃつたらあれ、
人の肉を食らふ描冩があるぢゃらう?
その點、西歐の古代のものはあんまり血腥くない。。
ぢゃつてマザーグース嫌ひなんてもう、將にその通りぢゃ。。
つまり、やつぱり、エリネコさんは女の子、といふ事ぢゃな。。
その内、その華麗な表現が魅惑的な古代ペルシャ文學なんかにも引き込まれてしまふ豫感。。
続き。。
ふぅむ。。
その心性と知性を充たしてくれるものが最高、とお云ひか。。
將にその通りなのぢゃが、わし、生硬な民俗學の文獻やちつとも興味が無いのに、
讀まなければいかん本、例へば日本靈異記ぢゃとか本朝二十不孝ぢゃとかの古典
なんぞの合間にさらつと讀める本を求めてしまふ事がある。。
ぢゃつて日本の妖怪つて色々な書物に登場してをるし、さうさう、例へば太平記はお讀みぢゃろ?
原文か知らんが。。
その中に白河法皇が頼豪阿闍梨といふ高僧に世繼祈願の加持をせよと敕を下し、
その見返りに戒壇の設立を奏すのぢゃが、これが比叡山に阻まれ失意の餘り憤死する。。
その怨念が死後、一匹の大鼠となり、比叡山に8萬4千匹の小鼠を引き從へて
比叡山の佛典を貪り齧るといふ記述が太平記の中に登場するのぢゃ。。
これが有名な鐵鼠といふ妖怪で、江戸時代の妖怪繪師、鳥山石燕の畫圖百鬼夜行といふ
本に出てをる。。
特に詳しい説明も無く。。
これは京極夏彦といふお人の鐵鼠の檻、といふ探偵小説にもなつてゐる。。
また、和漢三才圖會、といふ本朝の博物學の走りの本にも、日本靈異記からの引用で
ガシャドクロ、といふ妖怪の説明も出てをるし、他には和歌ぢゃとからの引用、
能、歌舞伎、淨瑠璃、黄本、等々、妖怪は調べ出すと特に興味が無くても
讀まなければいかん本が増える故、家に藏書が増え、讀みかけの本がいつぱい出來て
大變、といふ事になる。。
なのでついつい、心が小粹に躍りだす本ぢゃとかを讀んでしまふんぢゃよね。。
はぁ、さういへばまだ、華陽國志つて讀みかけぢゃつた。。
うぅ。。讀まねばいかんのぢゃが。。
でもこの苦行を耐へ拔くと知りたい妖怪の素顏が見えてくる故、なかなかに辭められんのぢゃ。。
まぁ、自己流ぢゃがなぁ。。
續き。。
>料理哲學について語りたい。
ガンガン語れ。。
誰もつゐてこれんくらゐに。。
突つ走るのぢゃ!
といふか北大路路山人なんかどうですかのう?
この板に北大路に襃められた、といふ祖父をお持ちの方がおられたが。。
>頭はもちろん心でも納得し、はじめて血肉になるとおもふの。。
上でも云ふたが、妖怪を知る爲には本當に色々讀まねばならん。。
本朝二十不孝なんてまだ儒教が好きなわしには良い方で、碧眼録ぢゃとか
正法眼藏なんて禪の激しく難しい哲學書は何度挑戰しても挫折する。。。
大體ぢゃな、不立文字、言葉を使はんで法燈を繼いでいく哲學體系を心と頭で
理解せなくてはならんなんてもはや行雲流水になるしかあるまい。。
なので出來るだけエッセンスを取り出したものをわしは讀むなぁ。。
でも本當はエリネコさんの書に臨む態度こそが本物なのぢゃよね。。
わしも少し認識を改めやう。。
苦しくなると直ぐ論語ばかり讀んでをる故。。。
と、まぁ、メスネコさんにも配慮しつつ。。 二匹目の猫を狙つてみた。。
>>93 無差別なホモ…ってレイプ魔じゃん。
>>94 オイラ的には女同士ってのは、ノーマルの人とあんまり見分けがつかないからな。
女ってレズ気がないヤシでも、女同士で腕組んで歩いたりするし。
あと、バイと真性ホモは天と地ほど違うぞ。
オイラもバイだったら悩まなかったかも。
むしろ男女両方愛せて、よかったかもな。
世間の目も怖いが、出会う場所が限られてるのが苦痛だ。
オイラ俗に言うハテン場とか苦手だ。
セックスフレンドじゃなく、普通の恋人ほしいな。
101 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/01 02:55 ID:vKzDnCAX
>>100
2丁目とかいかないの?
ハッテン場っていうのはさぁ、皆セックスだけが目的なの?
普通に恋愛がはじまるようなことにはならない場所?
あのね、皆にちやんとレスするからね。。
今日はもう休んでよいかのう?
ぢゃつて明日も仕事。。。。
103 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/01 02:58 ID:vKzDnCAX
>>102
寝る前にイデアってなに?
>>103 あぁ、本質とかいふ意味ぢゃろ。。
つーかエリネコさんの方がお詳しい故、詳しく説明して貰ふと良い。。
105 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/01 03:02 ID:vKzDnCAX
本質としてのQってなんじゃ?
106 :
チキータ:02/12/01 03:04 ID:nVw0LRQx
キュー、マンガ狂さんをあまり困らせるコトはしないように。
明日仕事みたいですから、休ませてやりなさいって…
>>101 >2丁目とかいかないの?
オイラまだ周りには隠してるし、ゲイコミュニティー自体がちょっと不安なんだよ。
>ハッテン場っていうのはさぁ、皆セックスだけが目的なの?
そりゃそう。みんな飢えてるんだから、とりあえずセックス。
男同士だから、直線的だよ、そのへん。普通の男女のそれより。
まぁ店とかで話し掛けていいムードになって何度かあって、みたいなパタ-ンも
あるけど、ハッテン場って言ったら、やっぱりセックス目的で行くとこだよ。
108 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/01 03:20 ID:vKzDnCAX
>>107
Qはたまに2丁目いくよ。一緒にいく?
109 :
ED:02/12/01 15:24 ID:TrdlSHjp
男女板的に佐藤賢一ってどうよ?
この人セクースシーンやレイプシーン多いけど、女性から
みたら下品でいやっていう人がいたのよね。
>>107 漏れは関西人なので、「ベティーのマヨネーズ」なら
逝ったことがあります。ショーはナカナカ面白かった
ですよ。
卿 キュちゃん
イデアって何。。? まだ消化不良なので説明とかできないの。。
よくよく読んだら悶々してきて自分の言葉で語りたくなるんだろうけど
今はまだdでもないの。。あけぼのなの。。
卿
そうなの。。唐突に血なまぐさいものはキライなの。。
いや、いいんです、死や暗黒面とか扱ってても。
その中で描かれている真摯なテーマがあれば。
また暗黒面を通してでないと書けないものがあるし。
単純に死や暴力面を規制しろとか、見たくないとか、そういうのではなくて、
エリネコの言いたいのは、こういうことなの。。↓
「切ったら血が出て痛くて、そんなことはしたくも、されたくもなくて、
それは自分も他人も同じで、だから人にやったら駄目。。」(これは言葉や精神攻撃含む)
という基本があっけらかんと無視されている描写には激怒してSTOPしてしまうの。。
切ったら腕も指も生えてきませんよ?
からだのどの部分もどんなに精妙に出来てるか計り知れないのに、
天然で自家発電しながら完全に稼動している傑作を、
切ったり刺したりブチ殺したり、ゆるせませんよ?
以前にも書いたけど三国志の最初でいきなりツァオツァオが、宿を貸してくれた
親切なあるじ一家を皆殺しにしたじゃないですか。
しかも「身元が割れてしまったので後々生かしておくと、
敵に動向を知られるので都合が悪い。大善のために小悪。っと。。」
なんていう理由で。
大きな目的の為に全てを計算し冷徹に実行していく姿は、男のマロンなのかな。。
そういうのが歴史を動かしてきたのかもしんないけど。。
でも、エリネコ(女)の感覚からするとdでもないんですよね。。
「ばかじゃない、そんなつまらない事より人の命が大事じゃない。」と
目の前の命を大事にするの。。
また卿がこれできっと、「女の子じゃのうフォフォ。。」といじめるの。。
>その華麗な表現が魅惑的な古代ペルシャ文學
全然知らない。。
>生硬な民俗學の文獻やちつとも興味が無いのに、讀まなければいかん本、
>例へば日本靈異記ぢゃとか本朝二十不孝ぢゃとかの古典
なんか昔の中国で、役人の試験勉強をしている人を思い出した。。
4年に1回だけあって凄く難しいやつ。
「敦煌」で描かれてた、あんな苦しい固い勉強をしてるっぽいのね。。卿。。
>でもこの苦行を耐へ拔くと知りたい妖怪の素顏が見えてくる故、
>なかなかに辭められんのぢゃ。。
もちろん卿の読み方は卿にとって最善だとおもうの。。
「自分が分からないものを読んでも仕方ない」というのは
自分自身に向けて言ったものなので。。
エリネコの場合は映画にそれがよくある。つまんねーと思いながら耐え抜いて
中盤から急にすごくいい話であることが分かったり。(アッこれを止めていたら
この話を知らないまま終わっていたんだ)という事があるから、おろそかにできないね。。
>上でも云ふたが、妖怪を知る爲には本當に色々讀まねばならん。。
ごめん。。
ワロタ。。
そもそも何でそこまで苦労して妖怪を知らなければならないかの
説明を聞くまで、この笑いは続くだろう。
>魯山人なんかどうですかのう?
魯山人好みの写しの器にちょっと興味があるだけであとはTVでやってた
特集見たくらいしか、知らないの。。
食にうるさい人が書いたエッセイとか面白いね。。特に好みや持論がはっきり
している程読み応えがあって。。
>>82 おぉ、兵頭さん。。
昔、朝生に出ておった。。
そんだけ。。
>>夏候惇子
むぅ。。
ミツコ。。
その漢字は満子なのじゃろうなぁ。。
まぁ、今度読んでみる。。
面白い漫画と言えば、そうじゃな、さくらん、なんてどうじゃ?
と、いうより夏候惇子の好きそうな漫画。。。
うーむ、沈夫人の料理人なんていいかもしれんぞ。。
狂四郎は面白いが、少し作者が息切れしてきた様にも感じた。。
ところで夏候惇子をトンねぇ、と呼んでも構わんのか?
>おねだり姫
何故昔、同性愛に寛容じゃったのか?
それは多分、男と女の関係よりも男と男の関係の方が、より人間として
優れている、という考え方があったからじゃろう。。
というか、なんかの本でそんな話しを読んだ。。
まぁ、昔の僧なんてそんな関係を持ちつ持たれつじゃしな。。
しかし、性欲をそこまでして解消したい人間の業とは深いものじゃ。。
>Q
まぁ、エリネコさんも詳しくないようなので西洋哲学に疎いわしが説明するのならば
Q、という人格の表れ、とでも言うのかのう。。
法華経なんかに法身じゃとかで表現されておるものをイデア、なんて言葉で説明したり
するのじゃが。。
ぬ。姫野カオルコ大人気じゃのう。
私も姫野本は大好きだが、「サービス」といわれるとどうもしっくりこない。
エンターテインメントとしては失格の部分がずいぶんとある。
マニアックなパロディを出しすぎて、
ややもすると内輪受け的に見えるところもそう。
エッジの効き過ぎた皮肉が皮肉として機能せず、
嫌みにすら感じられるところもそう。
「ミツコ」なんかはけっこうこの傾向が顕著だから、
初心者はつらいかもしれない。
ただ私にはこういった書き方に、なんとなく姫野氏の「照れ」が
感じられて、そこに果てしなく好感が持てる。
オーケンは面白いのじゃ。
昔、彼が連載していた「大槻新聞」読みたさに
毎号ホットドッグを立ち読みしたものよ。
「グミチョコ」のパイン編はいつになったら出るのだろうか?
117 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/12/02 02:07 ID:rdx5rEex
118 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/02 03:35 ID:rKp2CdeP
>>115
ある種の人間にとってのサービスでしょう。
わかる人にはたまらないつう。
119 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/02 03:41 ID:rKp2CdeP
>>漫画狂&エリエリ
イデアのことはわかったよ。うんこが教えてくれたから。
観念的な本質の姿形つうことでしょ。
120 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/02 03:47 ID:rKp2CdeP
だいぶ意訳したから、間違ってるかもしれのだが。
>>112 >そんなつまらない事より人の命が大事じゃない
このあたり、やはり、女の子ですね(w
むろん、そんなことが好きだってわけではないですが
現実から目をそらすわけにもいかないのですよ
「海のフェニキア人」
この本の中に、とても興味深い記述があります
紀元前500年頃、エジプトのネコ王に命じられた
フェニキアの船乗りたちが、アフリカ周航の旅に出ます
その記録に「太陽が北側に見えた」とあるのです
その時、彼らはどうやら喜望峰を回ったようです
その記録をみたギリシャ人たちは、そんなことがある
わけがないと、一笑に付したとのこと
現代の我々からみたら、どちらが一笑に値するか歴然
としてますね
どうやら、フェニキア人たちは地球が丸いことも知ってた
ようですが、カルタゴの滅亡と共に、人類はその知識を
失ってしまったようです
その後16世紀に至るまで、地球が丸いことも、喜望峰を
周航することも、忘れてしまっていたようです
人類は常に進歩するというのは、全くのウソであることが
このことから、言えるのではないでしょうか?
キュちゃん
>イデアのことはわかったよ。うんこが教えてくれたから。
↑相変わらず刺激的なレスだね。。。。。。。。。。w
◆SezSEk8BvQさん。。
「そんなつまらない事より」ってのはちょっと行き過ぎた言い方だったかな。。
言い分を分かり易く置き換えてみれば、
「むろん、大局を見るのが結果として大事だってわかってはいるんですが
現実に目の前に「アワワ。。」となっている者を思わず助けるように出来てるの。。
女は多分。。なのなの。。」
>エジプトのネコ王。。?
ニャー
>カルタゴの滅亡と共に、人類はその知識を失ってしまったようです
うむうむ、世界史お詳しいですね。。
エリネコ的に怒髪天なのは、アレキサンドリアの大図書館を焼かれてしまったことなの。。
あの中には、世界各地から集められた重要な書物の原典や写しが、大量に保管されていたとか。。
それら貴重な文献が残っていれば人類の進歩も段違いになるはずだった、といいます。。
マンガ卿が妖怪になる爲の文献も本當に色々あったかも知れない。。
>浦安さん。。
HotDogPress、北○○三の青春相談「試みの地平線」読んでたの。。
コンビニで立ち読みしながらいつも、
(ミ゚ш゚)ミ<プッ と笑っていたの。。
>>123 試みの地平線ももちろん読んでおった。毎回ではないけれど。
女の子にモテず、まだ童貞です…。
いいからソープに行け、わかったか小僧ども!
>>118 「わかる人にはわかる」があっても良いとは思うの。
でもそれは邪魔にならない程度の分量、
知らない人は知らないなりに、さらっと流せる状態で
置いておくことで効果を発揮すると思うわけ。
姫野カオルコの小説は、悪く言えばオナニー的。
>>123 >HotDogPress、北○○三の青春相談「試みの地平線」読んでたの。。
北島三郎!ではないわな...
>>123 人類の貴重な財産が埋もれてしまった例
アッシリアのニネヴェにあった図書館
ヒッタイトのホガズキョイ文書
これらは、20世紀に至るまで埋もれていたが、
大半が粘土板に刻まれていたため、発掘により
解読されつつある
これらにより、聖書の記述のほとんどが史実で
あることが証明された
ハラッパ、モヘンジョダロの文書
インダス文明の謎を解き明かす鍵と思われるが
まだ解読されてはいない
歴史上人類の叡智が一瞬にして失われ、その後
文明が退化して暗黒時代となった例は、枚挙に
いとまがない
激しくレスが遲れて申し譯無い。。
わしの不徳の致すところ故、許して欲しいのぢゃ。。
では早速。。
>>109 ぢゃつて傭兵のお話しぢゃろ?
傭兵なんていつの時代も掠奪、強姦、それらがあるからやる樣なならず者ばかりぢゃよ。。
劍に生き、劍に倒れるやうな格好良い生き方は、あぁとなんぢゃつたか、
あのドイツの傭兵で凄く有名なお人は。。。 ともかくその人くらゐではないか?
人としても用兵家としても優れてをるお人は。。
ものの本に據れば彼の事務處理能力は推察するに10萬單位の用兵も可能ぢゃつたとかなんとか。。
>エリネコさん
ふむ。。
わしは人體を破壞する技を習つてをった事がある。。
いや、別に減刑と引き換えにアサシン養成所に入れられたわけでは無いのぢゃが。。
そこで純粹に勝利する事、相手に技術で勝ち、征服感を味はう事が面白いと感じた。。
基本的にわしは平和主義者で爭ひ事は大嫌ひぢゃが、實はその暗い欲望を技術の凌ぎあい、
といふ場所で發散してをったのぢゃと思ふ。。
まぁ、こんなわしはいくら技術がつゐても實は弱い人間ぢゃな。。。
>目の前の命を大事にするの。。
わしもさうぢゃ。。
ぢゃつてわしは腐つても儒者ぢゃよ?
大義の爲に惡を行ふのは渇しても盜泉といふ名の付く泉は飮まうとせんかつた
孔子に申し譯が立たんのぢゃ。。
大義の爲に、と云ふ人間程信用ならんもんは無いからのう。。
なのでわしはエリネコさんのその女の子な感性はとても好きぢゃよ。。
決していぢめたり笑つたりするものではない。。
寧ろ、尊敬の對象でもある。。
女の子は激しくも強いものなのぢゃ。。
わしは弱く脆い人間なのでその魂を引き締める爲に儒教に魅かれてをるのぢゃ。。
儒を學ぶことが、わしを強くしなやかにする道であると思ふてをる。。
なのでわしは強く、しなやかなは人が好き。。
それを孟徳に感じるのぢゃよ。。
といふか中國に。。
あそこは飢饉になると人の肉を喰ふ習慣があるのぢゃ。。
そこまでして生き延び、なんら惡びれずに自分逹を偉大であり眞ん中の華である
と云ひ切る強さと、生き延びる爲には同族を相食む事に罪の意識を感じないしなやかさに憧れる。。
ぢゃがそこに哀しさも見ることが出來る故、莊子の説く事にも深く頷ける。。
ふらふらとふら付きながら理想と絶望の狹間で細い紐の上を歩いてをる哀れなあるるかんぢゃよ、わしは。。
>なんか昔の中国で、役人の試験勉強をしている人を思い出した。。
科擧の事ぢゃな。。
まぁ、確かに儒教の聖典、四書五經を暗誦出來る程、讀み込むのでわしも時が時なら
高級官僚?ぢゃつたら良かつたなう。。
さうさう、どうしてわしが讀みたく無い本も讀んで苦勞してまで妖怪を學ぶかつて?
阿部謹也といふ歴史家がをる。。
今よりもう少し若く、自墮落に生きてをった頃に、彼の自傳を讀んだ事がある。。
その自傳にはかうあつた。。
學生の折、これからどう生きていくかについて思ひ惱んだ。。
幾晩も幾晩も散々惱み、惱み拔いた擧句、自分は本を讀んで自分を作つて來たと氣づいた。。
なのでこれからも本を讀んで自分を作つていきたい、と思つたさうぢゃ。。
故に彼は歴史家の道を選んだのぢゃ。。
わしはそれにとても衝撃を受けた。。
ただなうなうと面白をかしく生きてゆけたら良いな、等と思つてゐた自分を恥ぢた。。
わしもこの人の樣に成りたいと思つた。。
ぢゃあ、わしに取つて阿部謹也の本に變はるもの、それが妖怪ぢゃつたり儒教ぢゃつたりすると思へた。。
なのでなるべくその對象は眞劍に學ばう、と思つたのぢゃよ。。
まぁ、ただのバカぢゃな。。
笑つてくれて構はんのぢゃ。。
フォフォ〜。。
わしは筆が遲くていかんなぁ。。
男爵や浦安さんにもレスを返したのぢゃがもう、こんな時間ぢゃ。。
すみませんのう。。
皆樣には必ずレス致します故、どうかご容赦を。。
なのなの。。
133 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/12/04 13:21 ID:hngaOfGz
名無しを排除しやがって。
名無しをなめてたら怪我するぞ、アホコテども。
だいたいが板違いの雑談ばっかりやってる
コテハンを放置してるのがすごいなw
浦安さん
そうそう、質問者もこんなのばっかり。↓
「北方さん俺には好きな女がいた。
だけど彼女は俺の親友と俺を二股かけていたんだ。
俺はアイツらを笑って許してやった。
でも、まだ心の底では許してなかったことに気が付きました。
今からでもアイツらに復讐してやりたい。
世間の常識とか、そんな回答はいらない、
男として、北方○三に問う。
ハードボイルド者としてこの状況にどう対処するべきですか?」
つづき。。
エリネコは「塀の中の懲りない面々」の安部譲二も
結構好きなんだけど。。
なぜなら、笑えるから。
「それは僕がまだ若鮎のような青年だった頃のことです。
ある日のこと僕たち二人はフランスの田舎道を
スポーツカーで飛ばしていました。
郊外のレストランに着き、金髪碧眼のオペラ歌手の彼女をエスコートしました。
コートを脱がすと、彼女の襟元から
何ともいえない香りがたち、僕は遠い記憶を辿りました。
それは僕のママンの香りだったのです。
「あら、お母様と同じ香りの女を抱けるかしら?」
彼女はいたずらっぽく微笑みました。
---でも、その心配は不要だったのです。
↑こんなかんじ(変に丁寧)
ところで卿に、浦安さんは画とか美術に詳しいって聞いたの。。
それにどっかで「聖母被昇天」の事、書いてたし。。
話ずれるけど、美術系では、どんなのが好き。。?
美術系、全然詳しくないけどエリネコはジャン・コクトーが好き。。
>>136 >彼女は俺の親友と俺を二股かけていた
これくらいで、目くじらを立てていたらキリが
ありませんです
なぜなら、ほとんどの親友の奥様が、
元彼女だったりするので(w
↑ これを北方風にアレンジしようとしたけど
どうしても無理だった。。
あの痛々しさを出すには至難のわざだったの。。
ということは、やっぱりあれは娯楽として中々いい線いってるコラムということか。。
<font size="∞" color="FFFFFF">ば</font>かやらう!!
の"ば"が異樣にでかく感じた16,7の頃の懷かしい思ひ出。。
しかし何故、女の子がホットドッグなんて知つてをるのか?
浦安さんは2歳下ぢゃろ?
エリネコさんはわしより5つくらゐ上。。
まぁ、エリネコさんは解らんでも無いが浦安さんがなんでご存知なんぢゃらうか。。
殆どエロ本の樣になつてをったのに。。
あつ、さういやオーケンがあれに入れ込んでをったからもしやその綫か。。
それにマンガで結構、パロられてをったし。。
さうさう、謙三が徹子に呼ばれて徹子の部屋に出た後
その人爲が以外にも誌面上より奧ゆかしかつたので
その事に對する投書に辨解する謙三が面白かつた。。
ついつい、北方の方に食ひついてしまつた。。
そして大發見時代。。
浦安さんは北方に付いて初めから言及しておらん。。
しかもオーケンに付いて語つてをる。。
あぁ、變なレスをしてしもうた。。
變なわし。。
所でオーケンと云へば彼と變な武術に付いて語り合ひたい。。
ウーシュウ、といふ雜誌の存在を彼が知つてをって嬉しかつた若き日の冬。。
ウーシュウとは漢字に直すと武術。。
彼もわしと同樣、狼になれなかつた哀れな羊故、
下らん知識は多分山ほど付いてをるのぢゃらうなぁ。。
そんなマニヤと語りたい。。
そして皆樣にレスの續き。。
>>115 ミツコは初心者には辛いのか。。
では浦安さんのお勸めは何ですかのう?
ちなみにわしは讀者や作者自身すら突き放してをってお空のお星樣になつてしまつて
をる樣な表現がわりと好き。。
>>122 おぉ、ヘロドトスの歴史にもその事が書かれてをった樣な氣が。。
岩波かなんかの「歴史」ぢゃと思つたのぢゃが。。
確かエジプトのネコス王といふ王がフェニキア人たちに命じて
やらせた云々。。
いつも太陽が右手に見えてゐた云々。。
まぁ、うろ覺えなので違ふ書物かもしれんなぁ。。
>人類は常に進歩するといふのは、全くのウソであることが
>このことから、云へるのではないでせうか?
ふぅむ。。
人の進歩ですか。。
わしは300萬年前より人はなんら進歩してはおらん、と考へますが。。
如何ですか?
>>125 華のある自慰こそが最良のエンターテイメント、ぢゃと思ふが。。
何言つてるか解らんけれども面白い、といふやつ。。
>>127 おぉ、ダークヱイジ。。
わしはダークヱイジの復權を試みた阿部謹也といふ學者がとても好き。。
その著作、ハーメルンの笛吹き男がとても面白かつたですぢや。。
さういへばオーパァツ、なんてものもありましたな。。
古代イラクの電池ぢゃとか。。
あれは金メッキの技術の爲に用ゐた、といふ事でしたな。。
いつの時代にぢゃつて現代に負ける事が無い天才といふものはゐるものぢゃ。。
>>133 えぇと特に排除はしてをりませんが。。
あなたはどの樣な御本を讀まれますか?
>>134 えぇとあなたは?
>>135 わしも實はさう思ふ。。
わしがネトヲチにをった頃、こんなスレ見つけてをったらもう、荒しまくりぢゃ。。
しかしなんでわしはあんまり叩かれないのか。。 謎ぢゃ。。
>>136-137 うまいなあ。私もその手のネタは大好きだが、
資料なしではとてもそこまで再現できん!
北方氏の回答バージョンもやって欲しかった。
>美術系では、どんなのが好き。。?
そっか、コクトー好きなんだ。文学少女っぽい…。
実は私、美大卒だけど専攻はデザインなので、
絵画はあまり詳しくないのです。
自分で描いたりもするから、やっぱり光の表現が
奇麗な絵画には憧れるなぁ。
古典で好きなのはファン・エイクとフェルメール。
フェルメールは展覧会もよく行くし、フェルメールネタの小説
「ヒヤシンスブルーの少女(スーザン・ヴリーランド著/早川書房)」
も、最近買って読んだ。
あと日本画だけど、テレビで伊藤若冲の
「群鶏図」を見たときはあまりの奇麗さにため息が出た。
いつか実物を見てみたいな。
>漫画狂
ホットドッグは画塾(研究所、などと呼ぶ。美大専門の予備校)の
先輩が持っておったのです。私も名前は知ってたけど、
エロ本だと思っておった。
オーケンは正道会館で空手を少しやっておったそうです。
>では浦安さんのお勸めは何ですかのう?
「四角関係(講談社)」などなかなか良いと思うのです。
姫野色はかなり希薄ですが、とりあえず
読んでてムカツクことはないのでとっつきは良いのではないかと。
彼女は目のつけどころは面白いのですが、
アクが強すぎて、時に一部の読者をムカつかせるのです。
(ちなみに「整形美人」は、私にとってかなり不快度指数高め)
やってることは石原壮一郎に似ていますが、
石原氏が「さわやかな皮肉」なら姫野氏は「ネトネトの嫌み」って感じ。
実は私はどっちも好きなんだけど。
>>142 讀者や作者自身すら突き放してをってお空のお星樣になつてしまつて
をる樣な表現
というのを読んで、いま漫画板でモーレツに叩かれている岡野玲子さんの
「陰陽師」を思い出した。
オイラは原作を読んどらんので、最終巻がどうなるのか楽しみなのだが…。
>>146 うぅむ。。
画塾。。
彼女の従妹さんが行っておった。。
やはりあれはエロ本じゃよね?
裸ばっかじゃし。。
しかしオーケン好き、多いのう。。
オーケンは他にもUFOじゃとか超心理学も好きじゃろ?
なのでわしと少しかぶる。。
また今は亡き田代のマーシーが司会を務めておったSRSでは良く妖しい武術ビデオで
わしを喜ばせてくれたものじゃ。。
懐かしげ。。
そして。。
四角関係。。
今直ぐ、というわけにはいかんが読んでみるのじゃ。。
皮肉も嫌味も好きなのでな。。
>>147 おぉ、岡野玲子って叩かれておるのか。。
あれは獏に言わせれば岡野にやったものらしいのじゃが。。
ちなみに餓狼伝は板垣にやったそうじゃ。。
ふぅむ。。
まぁ、わしも原作の方が面白い、とは感ずる。。
岡野の絵は綺麗過ぎるのじゃよ。。
わしには。。
今日の傾向。。
日本の憑き物、季刊怪
本朝に古來より傳はる憑き物筋のその分布や經緯を解き明かした本。。
併せて久しぶりに季刊怪を讀むと讀者のお便りコーナァに愛知縣名古屋のお人が
我が家はくだしょ憑きです、といふ記述があるではないか!
稻荷信仰に絡めつつ狐の民俗學を調べていつたら面白いものがざくざく掘りだせて
少し嬉しかつた。。
その中で特に憑き物筋にて人權蹂躙が行はれてゐると法務局に屆出があり裁判沙汰に
まで發展してをるお話しが特に興味深かつた。。
日本の土着に根ざした闇はまだまだ完全に拂拭されたわけではない。。
へへへ
ちょー遅レスで失礼しま〜す ♪♪♪
チョト いろいろあって・・・
>>81 マンガ狂さん ♪♪♪
へへへ
じつは〜 とか
素敵なスレをありがとう ♪♪♪
でもなんで派手なの〜?
あと、半○とは関係ないよん ♪♪♪
>>81 えりえり ♪♪♪
神話ってゆうよりただおとぎばなしとか昔話みたいなのが好きなだけ。
えりえりみたいにふか〜く読み込んでいろいろ知ってるわけでもないし・・・
>>「エイゼンシュタイン全集-1」
アロは映画のことはよくわかんないんだけど映画つくってたエイゼンシュタインさんって無類の本好きらしくてアロもあやかってみよっかな〜とか。
「・・・・・書物は熟しきった果実のように私の手の中ではじけ、あるいは、魔法の花のように花びらをひろげて行く・・・・・(303頁)」
>>151 おもしろそう ♪♪♪
でもよくわかんな〜い・・・へへへ
まんが狂さんっていろんな板をとびまわってるんだ・・・
あの本にもあったな・・・テクストの森を逍遥するオデッセイって・・・
>>148 オーケンネタでまだひっぱりまつが(W
彼が書いた漫画の原作もありましたな(SMの女王様を主人公にしたやつ)
ちょいと日の目をみなくて可哀想だ
浦 安 さ ん 。。
>私もその手のネタは大好きだが、
やっぱり?? やっぱり?
私も、わたせせいぞうとか、ああいうナルで痛い世界は大好き。。
北方氏の回答版は書こうと思ったけどあれはできない!
ああいう世界を妄想でもいいから背負ってないと無理!
注)マンガ卿なら多分書けると思う。。
だって「あの狼のような目が好きなのじゃ」「狼になりそこねたのじゃ。。」等、
発病の気配のするレスを散見するから。。
で、肝心のせっかく聞いた美術系なんだけどファン・エイクとフェルメール。。?
ごめん。。
全然知らない。。
「美の巨人たち」のHPで今「牛乳を注ぐ女」とか、今見てみた。。きれい。。
宗教画とかもお好きなのね。。
浦安さんは体育系とばっかり思っていたので、知られざる浦安さんwを
見れて良かったの。。
私も宗教画とか古典的なやつはかなり好き。でも、まだ自分の
好みをはっきり持つに至ってないので大丸ミュージアムに来た絵とかを
とりあえず見にいってます。。
京都で今、レンブラント展やってるの見たいな。。
コクトーは映画の方ですごい美術の映画と、趣味に走った糞映画の両方を
作っているのを見てすっかりファンになってしまった。。
ストーリーは最悪だけど、出てくる小道具とかは全てコクトーの趣味に
まみれていて良い。
室内のシーンで壁にかかっている絵や置物やタペストリーや
床の、白と黒の幾何学的なのモザイクとかもすべてコクトーのもの。贅沢。。
あと、金がないので自分が主演(老いた芸術家で異世界をさ迷う)
しているので、自身がさらさらっと線画を描くシーンがあったりするんだけど、
その魔術的な線のタッチが実にすてきなのなの。。
「群鶏図」、いま京都国立美術館の画像で見てみた。。鶏イイ!
ふんじばった足やつんつんさらりとした尾っぽや、上の笹の葉っぱもイイ。。
詳しいことや、何故どこがどうイイかは分からないけど。。
浦安さんはデザイン系っていうことから、構図のすごさとかにため息が出たの。。?
卿 。。遅レスなの。。でもまだまだ遅レスは続くの。。
ホットドックプレスはきょうだいが読んでたので。。
企画とか特集のタイトルがバカっぽくってなかなか良かった。
とじこみ付録も「H大辞典」とか。
スレ違いかも2連発スマソ。
>>155 レンブラント展よかったですよ。
油彩ばっかなので、彼のエッチングの繊細な味わいが見れなくて残念ですけど。
代表作と言われるものも確かに大作で圧倒されましたが、一番印象に残ったのは
彼の息子の肖像画でした。
小さい頃のあどけない姿と、成人して、若くして亡くなってしまうほんの一年前
の姿…。
出品作の中に「聖母子」というのがあるのですが、この作品の絵葉書だけ「メリー
クリスマス&ハッピーニューイヤー」バージョンが用意されているので、クリス
マスカードにお勧めです。1枚100円で安上がり(w
>>156 そういえば若沖の絵に触発された、といわれる詩が北原白秋の作品にあったような
気が…。
彼の絵は不思議と古臭さを感じさせなくて面白いですね。
158 :
ED:02/12/10 02:55 ID:uP37kQnK
>>157 トック帽をかぶった自画像
画架の前の自画像
皮を剥がれた羊
は出展されてますか?
昔、NHKの「ルーブル美の回廊」で見てから
一度実際に見てみたいと思ってたんです。
159 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/10 03:11 ID:vvtc58kC
「失われた時を求めて」全部読んだ人っているの?
きうちゃん
冒頭の3-4行だけしか読んだことない。。
紅茶にプティット・マドレーヌを浸すところ。。(まずいと思う。紅茶に脂浮くし。)
「大菩薩峠」も全部読んだ人っているのかな。。
>>152 さうか。。
良く解らんか。。
簡單に云ふと素朴な神話が編纂される過程に於いて男根主義を示す視點が混入し
意識せずとも現代の文脈に於いて讀み取る際に政治的な色彩を帶びてしまつた、 といふ事かのう。。
半腦を王權と絡めたのは、もうおもひつきり簡單にぶつちやけると、
王(男)といふのは民(女)を良き所へと導く爲の噐に過ぎず、その役割が行へない
王(半腦男)は殺されてしかるべきである、とぶつちやけてみた。。
ま、儒教ではこのプリミティブな頸城から脱卻する爲に君子は噐爲らず、といふ 言説を殘してをる。。
どうでも良いか。。
しかし、あれぢゃ、わしはオデッセィでは無く狂へる詩人、せうよ(字忘れた)
ぢゃと自分で自負し。。たいなぁ。。と常々思つてをるのでな。。
どちらかと云ふと東洋の叡知の方が好きな故。。
Hの光!
>エリネコさん
あー、はいはい。。
きつとお忙しいのぢゃらう。。
まぁ、無理はせんやうにな。。
大菩薩峠は昔、少しだけ讀んだ事があるのでございます。。
大變おもしろかつたと記憶してをるのでございます。。
>>157 構はぬ。。
スレ違ひぢゃらうとなんぢゃらうとお好き事を語りなされ。。
ぢゃつてわし、マンガ狂ぢゃよ?
その性は繪といふものとは切つても切れぬ關係ゆゑ。。
まぁ、わしも繪には疎いが江戸時代の狩野派の繪師、鳥山燕石の妖怪の繪は良い。。
また丸山應擧の幽靈は恐ろしい。。
>>159 なんぢゃか昔、映畫は見た事あるのぢゃが。。
確か、その鑑賞中に寢た。。
ファン・アイクもよろしいが、ブリューゲルも良い。ボッスも捨てがたい。
>>158 残念ながら、同じタイトルの作品は今回出展されていなかったと思います
(自画像は3(4?)点ありましたが、どれも違うものかと…)
詳しく作品の画像をUPしたサイトもあるので、そちらで確認された方が良いかも
(目玉は「眼を潰されるサムソン」「ヨアン・デイマン博士の解剖学講義」辺りです)
>>157さん。。
レンブラントますます見に行きたくなりました!
赤が格別キレイな人だと聞いたことがあるので、自分の目で
確かめに行きたいです。。肖像画もチェックしとくの。。
絵をなまで見に行って感動したのは、近目に見たのと遠目に見たのとで
印象がかなり違ったのを発見したときでした。。
マリー・ローランサンの大きな絵が壁にかかっていたの。。
至近距離で見て「フーンこれが。なんか色は乙女ちっくだし平面的な感じだし
どこがいいのかエリネコには、わからないの。」と思って立ち去りかけ、
数メートル歩いて同じ絵を振り返って見た時。。
ガ━━ミ(゚ш゚ミ)━━ン!
こんなに淡あわとしていて、可憐なピンクとエメラルドグリーンが
うっとりとまざりあって美しいものは見たことないと思ったの。。
それ以来、直接いろいろ見たくなったの。。
今年、京都でやってたマネもよかった。メインの「笛を吹く少年」の
周囲のうぐいす色の、まったりした厚みが飽きなかった。。
>長
ボスいいね。。そういや実家に著名な画家のゴージャスな画集があって
そこではじめてボスを見た。「楽園」ってついてるのに、どうみても酒池肉林。
しかも裸体の男女が怪鳥にさりげなく追われたり食べられたり
不気味な花に吸い込まれてたり、変な楽器にされてたり。
ウォーリーを探せ!みたいにすみずみまで見てましたw
きうちゃん
プルーストって西洋ではなんだか信奉者が多いのかなあ?
イヴ・サンローランも「プルーストはもう一人の私です」「プルースト命」みたいに言ってたし
他でも結構、著名人がプルーストを挙げることが多いから。。
あろん
>「・・・・・書物は熟しきった果実のように私の手の中ではじけ、
>あるいは、魔法の花のように花びらをひろげて行く・・・・・(303頁)」
すてきだね♪それ。あろんがすきそうな表現。。
エイゼンシュテインがそんなに本好きな人とは知らなかった。
映画の方は、そんな蜜のような甘いものではなくってぜんぜんちがうの。。
怒・怒・怒って感じなの。。
もうね、登場人物が全員、常に怒っているの。。
すごくいいよ。。エリネコ的には「ストライキ」「全線」「イワン雷帝」「戦艦ポチョムキン」がすきなの。。
卿。。
>しかし、あれぢゃ、わしはオデッセィでは無く狂へる詩人、せうよ(字忘れた)
やはり卿はオデュッセウスよりも、自身を虎と思い込み狂ったように咆哮しながら
ひらりと塀を越え深山に消えていく。。あたりが似合うの。。
あ、月夜ね。
170 :
ED:02/12/11 03:02 ID:pYlWNIli
>>166 ありがとうございます。
私は絵画には詳しくないのですが、彼のドラマティック
ともいえる生涯には興味があります。
E D さん。。
画家とかってドラマチックな生涯を送った人多いね。。
モーム「月と六ペンス」に描かれたゴーギャンとか。。
映画「モンパルナスの灯」に描かれたモディリアーニとか。。
映画「赤い風車」に描かれたロートレック。。
レンブラントも「描かれた人生」という映画になっているけれど未だにみつからないの。。
偶、狂疾に因りて殊類と成り
災患、相仍りて逃る可か不らず
今日の爪牙、敢えて誰か敵せん
当時の声跡、共に相高し
我は異物と為る蓬莽の下
君は已に車に乗じて気勢、豪なり
此の夕べ、渓山の明月に対し
長嘯を成さ不に但口をし成す
↑ ほほ。。
訳も書いてほすいの。。
>>172に追加 画家ドーラ・キャリントン「キャリントン」
嗤つてくれ、
詩人になりそこなつて虎に為つた哀れな男を
(ミ゚ш゚)ミ <プッ
どうしたことか畜生と成り果ててしまった。
この災いからは逃れる術はない。
この私に生える爪と牙は今日は危うく君に向けるところだった。
昔は君も私も将来を嘱望されていた、だが今はどうだ?
私は虎と為り果て、草むらの下に隠れ、
君は馬車に乗りこれから高官の地位も約束されている。
この夜、渓山の月に詩人として詠じずに虎として吠えよう。
その性は笑われる為だけに生きておる、といっても過言では無い。。
178 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/11 05:29 ID:5MbvPTtb
Qは今「砂の女」を読んでいます。
179 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/12/11 05:34 ID:UqxXM8BW
読んでないよ。
180 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/11 05:36 ID:5MbvPTtb
なんでID変わってんの?↑べつの人?
181 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/12/11 05:37 ID:UqxXM8BW
変わってないよ。
182 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/11 05:39 ID:5MbvPTtb
なんでもいいや。
そうか。なら帰れ。
ローマ人の物語 XI 〜 「終わりの始まり」
マルクス・アウレリウスという人はとても興味深い人です
清廉・潔癖、正義感強く責任感も強い、博識であるし、
(ローマ史上有数の哲学者でもある)
勤勉な努力家でもある、無私・公平、独断を避けて、
他人の意見によく耳を傾け、衆議を尽くして、決断を
下す
このような人が皇帝になったことは、結果的にはとても
不幸なことであったように思われます
>>155-156 あまり近代〜現代の西洋美術には心動かされないんだよね。
だから好きな絵といえばほとんど古典ばっかり。
レンブラントも好きだなあ。「金色の兜の男」とか。
バロック絵画の極致、光と闇の対比がカッコイイ。
若冲は、その描き込みと色彩の美しさに圧倒された。
ところでエリネコさん、京都の人だったんだ?
私は京都マニアだから、京都は3回くらい行ってるよ。
友達で京都の大学行った子もけっこう多いんだよね。
去年行ったときは丁度、北斎展やってたので見てきた。
>>167 エリネコさま
レンブラントの赤、ぜひぜひ確かめに行って下さいな!
ローランサンの絵は、私も実物を見るまではN田萌のイラストみたいなパステルカラー
責め?のイメージがありました。ホントはベースがグレーに近い感じなのですよね。
抑えた色みの中に、ほんの少し「はっっ」とするような鮮やかな彩りがあって。
マネの笛吹き少年、昔々にオルセーで拝見しましたヨ。
その後しばらくしてから、あるクラシックのコンサートへ出かけたのですが、そこに
現れたフルーティストさんがあの少年そっくりのポーズで演奏し始めて…ワラタ(w
いや、それくらい彼のデッサン力が素晴らしいってことなんでしょうけど。
>>170 EDさま
ドラマティック…そうですねぇ、確かに。
彼の最晩年の自画像、ニヤリと微笑んで、とても凄みがありました。
>>172、176 マンガ狂さま
中島敦の小品のような世界ですね。
お言葉に甘えて、しばしお庭で遊ばせていただきます。
>>184 >このような人が皇帝になったことは、結果的にはとても
>不幸なことであったように思われます
子を後継者にしたことは、ローマ帝国の不幸であった・・・。
>>187 「衆議を尽くす皇帝」ということ自体、大変な矛盾かと・・・
この人は、なぜ皇帝が必要で、なぜ帝政になったのかさえ
全く理解してなかったのではないかと、疑ってしまいます
要するに、衆議を尽くして最良の方法を採ったつもりが、
タイミングを逸して、最悪の結果を招くということもあるわけで
>>188 おねだり姫さま
絵を見に出かけるようになったきっかけは、学生時代にとった授業の宿題が「美術展
レポート」だったからなのですが。
その1回目がゴヤでした。
「サトゥルヌス」なんて、スライドで見ただけでもめっちゃ怖かったのに…
一体どこに「萌え」られるのでしょう…??
>>147 いやね、今更なんぢゃ、と思ふかもしれんが。。
今日、暇な時に件のマンガ板岡野スレ覗いたので。。
わしの見解として貘版清明は正統的陰陽師、つまり殿上人どもが歌や政爭や戀に
現を拔かしてをるその合間の闇にひつそりとしかし太く根を張り強かに生きる樣の
如何わしさと、世界に對峙する方法論として呪を常に思索する賢人、
といふ二面性を持つた清明に見ゆる。。
これは官といふ俗に符巫といふ聖が古の約款として殘つてをる舊き良き時代を
見事に表してをるのでわしは好き。。
而して岡野版清明ぢゃが。。
あれは岡野の紡ぐ呪のタペストリ?
繪卷ではないのぢゃよね、タペストリなのぢゃ。。
紡いで紡いで呪の紋樣を丹念に織り込みその呪は讀むものに確實に效く樣に仕上がつてをる。。
そしてそれはとても美しい。。
このまま道理を辨えぬ胡亂な粗忽者どもに結界を張られるのが惜しい程、美しい。。
ぢゃが、それは美しすぎて清明では無い。。
そして陰陽の奧義では在るが陰陽の奧義では無い。。
いや、確かに呪といふものを扱へばあの高みまで逝くしかないのぢゃし、
岡野が到逹した高みに、筮竹を齧つたわしからしてもなんら異論は無い。。
だけどわしらは古の清明が見たいのであつて清明をネタとした呪論を聞きたいのでは無いのぢゃ。。
と、まぁ、華と名無しさんの大多數を占める意見と見解が一致した。。
しかしあそこつて凄いマニヤがをるのぢゃね。。
淺田と云はれてはたと膝を賣つたよ。。
わしも密かに參戰しやうつと。。
192 :
ED:02/12/13 22:48 ID:D7nZ00uF
「我が子を喰うサトゥルヌス」
確か、ギャラリーフェイクでも取り上げられていたような・・・
193 :
おねだり姫@愛 ◆wUDoc/GLN6 :02/12/13 23:22 ID:2+r2ezhB
>>190 オイラは実はサイズマニア。巨人好き。
子供の頃はデビルマンが好きだった。
あと何となく、人が人を食べると言うのに『エロさ』を感じたりする。
キスしたり口淫したり人間の性欲は食欲とリンクしてる部分もあると思う。
『食べてしまいたいほど可愛い』と。
>「我が子を喰うサトゥルヌス」
って絵はギリシャ神話のクロノスの神話が元なんだけど
「いつか子供に裏切られる」というその言葉におびえたクロノスが
出産のたびに我が子をその場で飲み込む、というのがモチーフなんだけど、絵は思いっきり『喰ってる』ね。
大きなものに憧れると言うのは父親に対する憧れだと思うので
オイラは『ファザコン』なんだと自分で分析してまつ。
マニアックな話してスマソ。
おねだり姫って、昔「16」とか名乗ってた人ですか?
ああ違うのか。
ホモでファザコンらしくて「お父さんが好きなのでつ」
とか言ってたから、同じ人かと思った。
おぉ、わしあの人好きじゃった。。
>>196 いや、オイラ自分の父親には欲情しないぞ(当たり前)
ファザコンつーのは、『年上の男性に弱い』くらいの意味で。
>>197 あの人ってどういう人なんだ?
どうも
>>196での説明見る限りネタキャラっぽいのだが…
>>191 スゴイでしょう、あそこ(w
マンガ狂さんのお言葉で、あそこが何故あんなに混乱状態なのかが少し分かったような
気がします。
獏版清明への思い入れ、清明そのものへの思い入れ…おおかたの読み手の描く「正解」
から、岡野版清明はかなりかけ離れたものにメタモルフォーゼしてしまったのですね。
>>193 あぁ、なるほど、「呑み込んでしまいたい」という欲求の表現なのかぁ。
確かにお口も立派な性感帯ですものね…
多分私は、「呑み込まれる恐怖」のほうを先に感じ取ってしまったんでせう。
ついでに200GET〜
201 :
おねだり姫@愛 ◆wUDoc/GLN6 :02/12/14 21:31 ID:fSKlVQLJ
>>199 でもオイラ、好きな人になら喰われてもいいくらいの気持ちは少しあるかも。
究極の愛情は相手が誰の手にも渡ることのないように殺すことらしい(笑)
「サロメ」がそう。
>>199 そうじゃね。。
岡野の描く清明は、あれはわしの中で一番近いイメージはインディアンの
メディスンマンじゃな。。
まぁ、それはそれで良いのじゃけどね。。
どうせ描くならインディアンの有名な術師、ローリングサンダーじゃとか描けばよいのに。。
>おねだり姫
カニバリスト?
ま、食人の風習は呪術的な意味ももっておるのでな。。
その肉を喰らい対象との一体化を図るという。。
恋愛も呪と似た部分がある故、誰しも根源に於いてはその様な欲求があるのじゃろう。。
>リーマンさん
サロメ好きですなぁ。。
リーマンさんは極限の状況下での関係が好きなご様子。。
今日の傾向。。
きりひと賛歌、我が名はネロ、石の花。。
全部漫画ばっか。。
しかも一度どれも読んだもの。。
じゃが久しぶりに漫画が読みたくなったので読んだ。。
どれも激しく良かった。。
>>201 おねだり姫サマったら、純情…(^o^)
好きな人を食う、という小説なら、新井素子にありましたよそーゆーの。
確かシチューにしてた。えぐかった。
>>203 極限の状況下での恋愛、というと、今では「最終兵器彼女」のようになってしまうの
かしらん。
>>204 「きりひと」手塚治虫、よく考えたら我が家には一冊もなかったのでした。
手塚治虫記念館には行ったことがあります。今はアトムの誕生日(来年の4月)へ向けて
カウントダウンをやっているハズ。
宝塚ファミリーランドが閉園になってしまったら、あそこへの入場者も激減りだろうなぁ…
大丈夫かなぁ…
>>205 あぁ、今、きりひととネロとコソボの大地が渾然一体となって
迫ってくるような長文書いておった。。
わしはブラックジャックよりはきりひとの方が好きじゃなぁ。。
陽だまりの樹なんてのもあるがね。。
>「最終兵器彼女」のようになってしまうのかしらん。
うーん、どうじゃろう。。
極限といっても色々あるわけで。。
サロメの場合は死に行く男のへの一目惚れじゃし。。
つーか、わし、萌え系苦手。。
唯一、萌えられる漫画はななか16/7というロリコンゆえ。。
藍より青しの良さが解らぬ。。
そういや最近、高橋伸って新井英樹の真似しておらん?
津軽弁なんかつかっちゃってさぁ。。
そこはかとなく気にいらない。。
>>206 高橋さんが使ってはるのは津軽弁なのですか?
あのひと、北海道の出身だから、てっきり地元の言葉で喋らせてるのかと思っていました。
それとも津軽弁と北海道弁(←なんてあるのか?)が似てるのかな?
「彼女」実は原作を読んだことがなくて、夜中のアニメでしか知らないの。
アニメのちせは過剰に可愛らしいところが少しハナにつきますが、方言は上手く処理されていて、
聴いていて違和感が無いのはすごいと思った。でも北の方の人達が聞いたら、また違うんかしらん…
うちが「じゃりん子チエ」の、中山千夏のしゃべりが変やと思うみたいに…
>>207 あぁ、そうじゃなくて今、サンデーで描いてるやつ。。
情念の表現方法として方言を使い出したのはワールドイズマインで
お馴染みの新井英樹が最初と記憶しておるのじゃが。。
最終兵器彼女もワールドの要素にヒューマニズムを加えただけの
ように感じた。。
つーかね、わし関西弁を操る女子に萌ゆる。。
じゃってなんじゃかかわゆらしいので。。
これからわしのレスだけは関西弁で返してくだされ。。
変やと思うみたいに、とういのに萌えつきたマンガ狂より。。。
ちなみに、うちが、というのにも萌えつきますた。。
後、sageっておらんよ?
別に上げてもかまわんのじゃがね。。
>>209 そしたら、これから関西弁で返すことにしましょうかぁ。
でも、萌え萌えを打ち砕くようで申し訳ないけど、いまどき「うち」を使い回すオナゴは
なかなか関西でもお目にかかりませんことよ…。
さしずめ「幻想の関西弁少女」ってとこやろか。
あ、でも、あたしは「少女」じゃないよぉ。
コッソリバラすと、ゴシック夫人より「おネエ」やからね(w
sageきかんのは、未熟な証拠なんで勘弁して…
>>211 ヒャッホーイ。。
激しく嬉しげ。。
思わず即レス。。
>でも、萌え萌えを打ち砕くようで申し訳ないけど、いまどき「うち」を使い回すオナゴは
>なかなか関西でもお目にかかりませんことよ…。
じゃ、わしの為に使って下され。。
いや、本気8分冗談2分なんじゃけどね。。
いや、
ま ぢ で 。 。
>コッソリバラすと、ゴシック夫人より「おネエ」やからね(w
か ま わ ぬ 。 。
わしの守備範囲は下限にして16、上限にして40な故。。
なので妄想対象認定証を贈呈します。。
つーかマンガスレお読みならなんでも良いから書き込んでくだされ。。
さういえば深夜のアニメと申されておったが花田少年史は見ておられます?
結構泣けますよ?
これからは勝手に関西幻想妃と呼ばせて貰う。。
フフ。。
萌ゆる。。
>>203マンガ卿殿
>極限の状況下での関係での関係が好きなご様子。。
「サロメ」がそれに当てはまるかどうかは別として、「極限の状況下」こそ愛が
問われると思っていますよ。
何もない時はどれだけでも甘い言葉をささやけますから・・・(笑)。
サロメに関して言えば、あのような激しい女は苦手です。
>わし関西弁を操る女子に萌ゆる。。
私は京都弁に萌ゆる。京都弁はやわらかい言葉の裏に棘があるからね(笑)。
男の磨き甲斐があるというものだ。
214 :
妃:02/12/15 22:30 ID:ti+EGfzG
>>212 わ、速攻で認定証出されてもーた(汗
せっかくやから、最後の一文字だけ戴いて。
(「かんさい」って言葉の響き、あんまり好きやないの。「幻想」も、ちょっとカッコ良すぎるしね…)
マンガスレ、うちが読んでる範囲とだいぶずれてて、書き込むのに気ぃひけるん。
「花田少年」も、残念やけどまだこっちでは放送されてないの(勿論原作も知らない)。
(深夜アニメは遅れてくることが多いんよ。「マサルくん」見たの去年やったし(w)
番組のサイト見たけど、確かに面白そう…でも声優の顔ぶれ、分かるの両親から上の
世代ばっかりやわ(^_^;
妃は数多し。どうせなら楊貴妃ぐらいでお願いしたい(笑)
216 :
幻想妃:02/12/15 23:01 ID:ti+EGfzG
なーに、ここはお妃だらけやの?
しゃあないなぁ、じゃあ下三文字、使わせてもらいます。(だって楊貴妃は、おこがまし過ぎ…)
幻想の方が想像が膨らみ、皆、満足するであろう(笑)
妃といえば、則天武后や西太后も妃ですからな(笑)
凄く面白いので書き込む。。
瞠目して見よ。。
>リィマンはん
王樣とサロメとヨカナァンと神樣の四角關係を極限と云はずしてなんとええまひょか!
せやけどダンさんこの話しつて、皆が欲しいものを手に入れてをるので實はハッピーエンド?
京都辨やろか。。
わしは無粹ゆゑ京の男女の風雅なる振る舞ひを解しまへんのや。。
むしろ唐竹を割るやうな快活さと明快さを好みまんねんゆゑ。。
關西の女子は元氣が良ささうやので大好物や。。
・・・・わし、なにやらおやじつぽい。。
>幻想妃
あふ。。
さうでつか。。
關西やとやつてをりませぬか。。
マンガが凄くええお話しやので一讀を勸めまんねんのや。。
ところでその幻想妃ちうハンドルを使用してくだすつてありがたき幸せやなぁ。。
せやけどダンさん關西辨、ええやなぁ。。
ハァハァ。。
ウ・ン・チ・ク
楊貴妃、ちうのは官名やので實は人物の名前ではなかつたりしまんのや。。
220 :
幻想妃:02/12/16 01:02 ID:j3c4k5Jk
>>217 そぉゆうの、どっちかっていうと妄想っていうのよ!!
京をんなの「みやび」も、一種の幻想なんだからっ。
>>219 実は、楊貴妃ぢゃなくて「ご陽気妃」なんてのも一瞬考えたんやけど(w
官名…それなら清少納言や紫式部と一緒ってわけね?
>>219マンガ卿殿
>皆が欲しいものを手に入れてをるので實はハッピーエンド?
残念ながら、手に入れた瞬間から、終わりが始まるのですね。その点、サロメは
望むものを手に入れて、すぐに死んだから、確かにハッピーエンドだったかも
しれません。しかし、どうせならば、死ぬまで炎を燃やし続けたい(大笑)。
ということで、「葉隠」には以下のとおり書かれています。
「恋の至極は忍恋と見立て候、逢ひてからは恋のたけが低し、一生忍んで思ひ死
する事こそ恋の本意なれ。」
>男女の風雅なる振る舞ひを解しまへんのや
平安朝での和歌のやり取りなどは、男女の才気がぶつかりあっていて、非常に
おもしろい。お芝居好きの女を真っ裸(?)にするのが、男の腕の見せどころ。
フランスのサロンなども、そのような感じですね。すぐに陥落する女性は味気
ないですよ(笑)。・・・と言いつつ、たまにはストレートもいいか(笑)。
まこと、男女の機微は図りがたい・・・。
>>220幻想妃様
男性は女性に夢(?)を持っているものでござる。お許しあれ(笑)。
>清少納言や紫式部
これは官名というより、その人を表す通称のようなものです。
223 :
幻想妃:02/12/16 01:53 ID:j3c4k5Jk
>>222 リーマンさま
別に想像することは罪ではなくってよ。
だってその方が、おそらく現実よりずっと美しいだろうから…(w
官名って、じゃあ役職名のようなもの??なんだか、はっきりイメージ出来ないのだけど。
>>220 幻想妃の幻の字と妃の字が想いを挟んでおるので面白いなぁと思って。。
>官名
そうなのですじゃ。。
実はこれは皇帝の後宮に入れられた女性の身分を顕しましてな。。
楊貴妃、の他にも例えば美人、じゃとか色々あるそうですぞ。。
>リーマンさん
おぉ、葉隠。。
我慢強いこと、この上ない。。
流石はますらおといったところか。。
わしも目指さねば。。
>お芝居好きの女を真っ裸(?)にするのが、男の腕の見せどころ。
こういう女性はわしに対して無防備です。。
きっとわしを男としてみてないのでしょう。。
まぁ、構いませんのじゃがね。。
彼女等の心が手にとる様に解るので、嫌いな女子には何も知らん馬鹿を装って呪いをかけて遊んでおります。。
じゃが稀に呪い返しをしてくる女子もいるのでそんな女子とは術比べをして
楽しんでおります。。
女性ってのは奥が深いものですなぁ。。
225 :
幻想妃:02/12/17 00:15 ID:CE+oQuQ7
今夜はひどい雨やったわ!
>>224 想いは常に人の間や言葉の間に漂ってるもんやから、この名前は案外、バーチャルな
ハンドルにふさわしいかも知れへんね…。
和歌のやりとりも、見ようによっては真剣勝負そのものかもよ。
この時代って、(うろ覚えやけど)同衾するまではお互い顔も見ないで和歌だけで
互いを判断してたんやろ?そんなら、書く一文字一文字に力も入ろうっちゅーもん
やない?
>男の腕の見せどころ。
なんて言いながら、自分も盛り上がっていっちゃうワケね(w
忍ぶ恋も、自分の感情の内圧を上げるプロセスとして割り切れば苦しくないんだろう
けど。
>>225 フフ。。
おとめちっくですな。。
そう、互いに体を合わせるまではどちらもお互いの顔すら知らなかったとのこと。。
この辺りはマンガで読める源氏物語by江川達也が凄く詳しい。。
なんでも耳を見られるのが生殖器を見られるよりも恥ずかしかったんですと。。
まぁ、御簾の向こうでいつも顔を隠しておる様な女御達の感性なので解るような
気がしないでもないですな。。
>なんて言いながら、自分も盛り上がっていっちゃうワケね(w
いやわし、男女の駆け引き?とかいうのがめんどくさくて嫌いでしてのう。。
明朗で快活で素直な女性が好物なのですじゃ。。
好きなら好き、嫌いなら嫌いというのがはっきりしておる女子が良い。。
しかもこれが照れちゃったりしたらもう、凄く萌えつきて灰になる。。
なんで嫌いな女子を呪うといったのはまぁ、簡単に言えばわしに求めている事と
全く反対の事をして嫌がらせをする、ということですかのう。。
それかその精神を見透かしてやるか。。
まぁ、あんまりやると泣き出す故、程ほどに。。。
>>225 和歌をやりとりして
暗闇の中で顔を合わせて・・・
もし、明るいところで顔を合わせたら
ビックリ仰天ってことになるかも・・・
よく考えてみると、ネットも似たようなものかも
228 :
幻想妃:02/12/17 23:52 ID:CE+oQuQ7
>>226 おとめちっく……え、そおぉ??
駆け引きは、好き嫌いだけじゃなくって、才能も必要だったりして〜。
うちもどっちかってゆーとモノグサな方やから、ストレートな表現が楽でいいってつい思ってまうわ。
駆け引き通り越して、相手を振り回したり振り回されたりするのんが好きなひとっているやん?
あーゆーのはかなんなぁ。(まぁ、他人のことやねんからえーねんけど)
>まぁ、あんまりやると泣き出す故、程ほどに。。。
あらまぁ、オンナ泣かせやのね(w
>>227 コテハンやけどお名前ない方なのね、初めまして。
>よく考えてみると、ネットも似たようなものかも
離れて喋っているようで、実はすぐそばにいるひと、だったりして?
ここは広大な闇の中やもんね。ていうか、みんな闇鍋の具ぅみたいなもんかしら?!
>>228 ふむ。。
駆け引きじゃとかって何が面白いのか解らぬ。。
わしはきっと才能が無いのじゃな。。
しかし、まぁ、軽くいなされた。。
女子というのはやはり恐ろしいものじゃ。。
フフ。。
そうそう、人を振り回してやらう、とか思っておる女子はその逆を付いてやると面白い。。
イライラしてくるのが手にとるように解る。。
む。。
なんじゃかこの言い回し、宮沢賢治のなめとこ山の熊のことなら面白い、に似ておるなぁ
と、強引に本の話しにもっていく。。
230 :
幻想妃:02/12/18 01:12 ID:hqXEOXge
>>229 駆け引きそのものを楽しめるひとは、それだけで、それに向いてるひとなんよ、きっと。
>しかし、まぁ、軽くいなされた。。
ただ一度の恋のお相手に、かな?
>なんじゃかこの言い回し、宮沢賢治のなめとこ山の熊のことなら面白い、に似ておるなぁ
>と、強引に本の話しにもっていく。。
めっちゃ無理やりや(w
むか〜し、戸川純の芝居を見るために、予習代わりに宮沢賢治の短篇集を読んだよ。
「ビジテリアン大祭」やったか…。
ストレートに迫るのも駆け引きの一つなり。
駆け引きのない恋愛は真剣味にかけると思ふ(笑)。
>>230 いえ、一夜のこひのおあいてって冗談ですじゃ。。
いなされたというのは呪いについて。。
まぁ、つまらんしな。。
別によい。。
しかし、菜食主義者のお話しですか。。
お芝居がお好きならQとお話しがあうでせう。。
やつも好きじゃと言っておったし。。
わしは賢治のお話しではよだかの星が好きじゃなぁ。。
虐げられしものの悲しいお話し。。
じゃが、よだかは星になれた。。
なめとこ山の熊もよひ。。
熊どもが老猟師をあやまつて殺めたさいのくだりがなんともリリカルではないか!
あぁいう人と自然が真の意味で仲良くなっておるお話しが好き。。
殺しても殺されてもそこに旧き良き約束があるので誰も恨み言を言わんのじゃ。。
あぁいう世界に憧れる。。
>>231 ふぅむ。。
のんべんだらりと生きるのが好きでして。。
こひもなるべくエネルギィを消費せんように行きたいのですじゃ。。
>>232 さすが仙人(笑)。
波長の合う人を一目で見分ける術でも開発してくだされ(笑)。
体を軽くする術などは、さして役に立ちませんからな。
234 :
幻想妃:02/12/18 02:16 ID:hqXEOXge
>>231 駆け引きするヨユウもないマジ、ってのはお認めになりません?
>>232 ううん、それは「ベジタリアン」。
うちも最初勘違いしたんやけど(笑)、確かビリジアン(色の名前)のことやの。
芝居も好みがあるし、沢山見てるわけやないから、Qさんとはニアミスかも…。
だって、おんなじ「漫画読み」でも、話が合うかどうかは当人次第やない?
熊いうたら、前に話した川上弘美さんのデビュー作にも熊が出てくるよ。
でもその熊は、ひとと散歩したりお話ししたりするから、マンガ狂さんは嫌いかなぁ…
この人はネットの文学賞に入選したのがきっかけで注目されたんやけど、その時の
選考委員が確か筒井康隆さんやったん。
>こひもなるべくエネルギィを消費せんように行きたいのですじゃ。。
あ、なんかウソついてる匂いがする!
でもツッコムと嫌われそうやから、これ以上はやめとくわ(w
ほな、おやすみね。
卿
卿の文章から難解旧字体が消え読みやすくなったの。。
これでエリネコの日本語文書処理能力でも解読できるようになったの。。
宮沢賢治いいね。。
作品ごとに独特の世界があるの。。
「よだかの星」「銀河鉄道の夜」「オツベルと象」「猫の事務所」あたりが特にイイ。。
「オツベルと象」は童話特有の怖さがある。。
純真で単純でひとのいい白象をだまして利用し、私利私欲のために
こき使うようになった「りこうな」オツベルの悲惨な末路の物語。。
段階的に象をだましていくやり方や台詞も、
金持ちなのにケチな搾取人オツベルのずるさが
読者にはよくわかるようになってて、オツベルが大嫌いになるの。
なめこと夜の熊は知らないの。。探してみようとおもうの。。
へへへ
あげとこ
「このミステリーがすごい」で1位の「半落ち」をよんでま〜す。
ほんとはタイトル読み違えたのがきっかけで買っちゃったんだけど ♪♪♪
織田裕二さんの病院ドラマと同じくらいおもしろいよん
あと並行して読んでるのは
クリスティバの「サムライたち」、アドルノの「社会学講義」
うわ〜〜〜ん ^ ^ ^^^
アロが書き込んだらレスがなくなったー
アロを無視しないで〜〜〜〜〜 ♪♪♪
まんが狂さん ごめんなさィーーっ
238 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/18 22:14 ID:ak+N6TdL
ほんとはタイトル読み違えたのがきっかけで買っちゃったんだけど ♪♪♪
ワラタ
>>228 コテハンやけど、名前ないです
でもここには、結構長いこといるんですが・・・
第二次世界大戦関連では
チャーチルの「第二次世界大戦」が有名だが
「蒋介石秘録」というのも、なかなかおもしろい
平凡社ライブラリーから出ている
「容赦なき戦争」というのが 1986 年の著作だが
意外な新しい視点というのがあります
アメリカ軍に捕虜虐待はない
なぜなら、捕虜にせずに皆殺しにしたから
少なくともフィリピン戦線以前は、そうだったらしい
241 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/18 22:32 ID:ak+N6TdL
半落ちは、事件の容疑者が黙秘権とか行使して完全に落ちなかったって
意味だよね。完全に落ちたら完落ち。
半落ちは、半脳とは関係ない(笑
ホモが出てくるミステリーはないのか〜。
嘘、出てきたところで色物。読みたくね〜。
半落ち買ってみよっかな。年末に読んでみよ。
ところでAROって普段何してるんだ?
>>234お妃様
「駆け引き」という言葉が、策を弄するようで、お好みでないのでしょうか?
「相手の思いを自分に引きつけたいがための行動」と言い換えれば、ストレートに
自分の想いを相手に伝えることも十分「駆け引き」だと思っています。
うまく表現できませんが、私は邪心のない「駆け引き」を好む(笑)。
ストレートといえば、万葉集の大海子皇子と額田王のやり取りなどよろしいですなぁ
「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」(額田王)
「紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに われ恋ひめやも」(大海子皇子)
>>238 >>241 きゃア〜 きゅーさま〜 ♪♪♪
わーい きゅーさまがレスしてくれたーー
さすがきゅーさまって博識・・
ライターってすごいんですね。
だれかが小説書くために本棚一本分の本買うって言ってたな・・
きゅーさまもたくさん本読むんだろな
>>239 マルクス・アウレリウスの「自省録」を少しずつ読んでみようと思います
>>242 「半落ち」おもしろいよ
となりに平積みになってた米山氏の「誤診」もおもしろかった
そのとなりには恩田陸さんの「ねじの回転」やナブコフさんの小説も平積みになってたけど高いからやめて唯川恵さんの文庫本買った
>>普段何してるんだ
仕事をしたり、しなかったり。朝起きたり起きなかったり。出かけたり、出かけなかったり。・・・
このスレのレスを12時間待ち続けたり・・
へへへ
いろんなこと・・・
昼間や夜中は買い物したり本読んだり音楽聴いたり・・・
夜は飲んだり食べたりおしゃべりしたり・・・
>>244 >仕事をしたり、しなかったり。朝起きたり起きなかったり。出かけたり、出かけなかったり。・・・
>このスレのレスを12時間待ち続けたり・・
>へへへ
>いろんなこと・・・
>昼間や夜中は買い物したり本読んだり音楽聴いたり・・・
>夜は飲んだり食べたりおしゃべりしたり・・・
いいな、自分次第ということか。
オイラ休日も研修が多くて、ボーナスでても使うひまがないのだ。
買い物したい、映画見たい、酒飲みたい。
こないだwaking lifeという映画を恵比寿で見た。
実写に色付けして絵を書いたアニメのような映画なのだが、
非常に難解で、変な映画なのだが、オイラ的なツボにはまってワロタ。
誰か見たヤシいないか?
でもお勧めはしない。一般向けじゃないよな、あの映画。
>>245 元気そうだね(笑)
>このスレのレスを12時間待ち続けたり・・
今日は一日お休みかい?
「自省録」はなかなか読みごたえがあるが、アロには似合わない感じだな(笑)。
248 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/18 23:48 ID:ak+N6TdL
>>244
ところで、彼女と別れたって本当?
249 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/18 23:54 ID:ECOcETD9
>>246 やっぱ自由がイチバン!
アロにボーナス使わせて? ♪♪♪
>>waking life
おもしろそな映画やね?
手法に惹かれて見たん?それとも内容?
>>247 そーでーす ♪♪♪
>>「自省録」
やっぱアロにはわかんない〜〜〜
さっすが・・リマーソさん読破したのか・・・
まず最初に。。
>ARO
まぁ、わしじゃって全くの暇人じゃないのでな。。
糊口を凌ぐためには働かなければいかんわけよ。。
さういう、構ってくれんといふなげきは放置されて3〜4日ばかり過ぎてから
言うのが人の道といふもの。。
せっかちじゃのう。。
フフ。。
じゃ、レスしていこうかのう。。
>>249 オイラは絵が好きなので、手法かな。
面白いというより、話の展開が唐突過ぎて【なんでやねん】という感じ。
出てくる人出てくる人がみんな哲学の話ばっかりするんだ。
それを大人しく聴いてる主人公もよくわからん。
でも英語は聴き取りやすかった。変な映画。
252 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/19 00:03 ID:5hZQelcZ
>>248 へへへ
もどっちゃいました ♪♪♪
すごいつくしてくれて・・・
泥酔してるときにラーメン屋に運んでくれてかえしてくれるの彼女だけだし・・・
うっとおしいこともあるけど・・・
はっ 読まれてるんだった・・・
まいっか ははは
映画「ベニスに死す」も哲学的で、よくわからなかった。
あれは中年教授が美少年に惚れこむ話だが、さて、おねだり氏の嗜好に合う
だろうか?
>>253 タジオ君でしたか、美少年。
実はオイラその映画見たことないのです。
オイラ的には中年と少年の取り合わせというのはストライクゾーン真中なのですが
その映画は父性愛的要素が入ってますか?
入ってますとオイラの嗜好に非常にあいます。
オイラはアルマゲドンでブルースウイルスがベンアフレックを庇って犠牲になるシーンで
泣きながら萌えてた人間ですから(w
>>252 ホモのオイラが言うのもなんだが、AROは男ではないのか?
少なくとも心理的なペニスは付いてるように見える。
255 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/19 00:16 ID:5hZQelcZ
>>253 ヴィスコンティのやつやね
リマソさんもその趣味あんの〜?
>>251 検索してみたけど中身について触れたコメントなかたよ。
だれにもよくわからんのやろね・・
>幻想妃
さうじゃなぁ。。
確かにお話しが合うとは思えんが。。
しかし話してみなければ。。。って貴女は色んなスレを覗いておるようですからな。。
まぁ、よろちい。。
しかしビジリアンとは色のことでしたか。。
彼は確か絵を描くのでしたな。。
実はわしも絵は描きませんがセロは少し弾きますのじゃ。。
最近、全く触っておりませぬがな。。
まぁ、玄象と臣博雅などとは比べものにならぬものじゃが。。フフ。。
川上弘美。。
確かひゃっけんに影響されておるとのこと。。
少し調べましたら、これが中々、わし好みさうなお話しではありませぬか。。
人と自然の旧き良き約束が守られておる世界を描いておればとても好きなゆえ。。
これでまた読むべき本が増えたゆえ、とても嬉しげ。。
嘘はついておりませぬってば。。
わしはめんどくさいことが嫌いなんじゃよ。。
>リィマンさん
常に狂っておれば自ずとその狂気に感化された同好の士人に出会えるもの。。
わしがよひ見本なのですじゃ。。
258 :
幻想妃:02/12/19 00:21 ID:MHWjXWnn
>>236 AROさま
織田祐二のは見てなかったけど、「ナイト・ホスピタル」を楽しみにしてました。
でも今回のドラマ、どこも視聴率が悪くて、早く終わっちゃって残念。
あとは「HR」と「タモリ倶楽部」くらいだぁ、ちゃんと見てるの(w
>>239 えっと…どう呼ばせてもろたら良いんかしら…(^^;)
初めまして、て書かしてもらったのは、うちの方が新参者だからですの。
まだ2ちゃんの中が珍しくて、あっちこっちフラフラしております。
>>243 彷徨えるリーマンさま
そうですねぇ、なんだかカケヒキという言葉の定義がお互い微妙にズレているのかしら…
邪心のない駆け引き、とおっしゃいますけど、ついこう口を挟みたくなってしまいます。
少しもヨコシマでない恋心なんて、あり得るのかしら?
「あかねさす…」やりとりはとても甘美なものですが、初めてのご対面が教科書の中だったので、
当時はその旨みも何も分からない子供だったなぁ(詠嘆)といふ感じ。
259 :
幻想妃:02/12/19 00:23 ID:MHWjXWnn
わ、今日は書くスピードが全然追いつかへん!!周回遅れでいきます…
260 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/19 00:24 ID:5hZQelcZ
>>254 生物学的には女なのやけど男と思われてるみたい。アロはどーでもいいけど。
数学とか物理もすきやしね・・
彼女もアロの「彼」の部分にも惹かれるってゆってるし。
>エリネコさん
ふむ。。
やはり。。
旧字体の入り混じった正かな文章は読みにくかったですか。。
すまぬ。。
これからは気をつけやう。。
エリネコさんのその流麗な文章と優しいお人柄と変な語尾は大好きなのですが
けふ、また新たに好きなところを発見しました。。
な め と こ よ る
よひ。。
この誤字とは思えぬ味わい深い変な単語。。
つげ義春の代表作、ネジ式の冒頭で変な頭の、腕に水道栓のつきたる
男が海から上がってきたおりに呟く言葉にメメクラゲというのがあるのですが
これはじつは誤字とのこと。。
じゃがこの誤字が作品のわけのわからなさを一層深くし味わい深いものにしておるのですじゃ。。
やはり味わい深い変な語尾のお人はまた誤字も味わい深いものであるなぁ、と感じ入ったマンガ狂でした。。
262 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/19 00:30 ID:5hZQelcZ
>>259 川上弘美さんのは蛇を踏む(?)と先生のかばん(?)買ってたんですけど
読めませんでした。
どーもピタっとこなくて・・・
ナイトホスピタルも毎回見ました。仲間さん素敵でしたね。
>>254 セリフが非常に少なくて、その分(?)映像美と音楽(マーラー)にこった映画
だと思いますね。で、個人的には、父性愛的要素はあまり感じられませんでした。
老境にさしかかった中年教授が美を求め、その水平線上に美少年タッジオがいた
という感じです。おねだり氏は、想う人に美は求めないのですね?(笑)。
>>255 ない、ない、女性オンリー。
264 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 00:36 ID:tgwdlpn/
センセイの鞄ってなんか気色悪い。
蛇を踏むもなんてことなかった。
評判いいから期待したのに。
265 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/19 00:41 ID:5hZQelcZ
>>250 まんが狂さん、やさしーィ ♪♪♪
へへへ
このスレ居心地イイからすき。
>>263 オイラどっちかというと綺麗な少年より
ちょっとくたびれた中年の方が好きかな。
心情的にも応援したくなるし。
あーでも大きい人とか強いヤシとかには憧れる。
やっぱファザコンかも。
267 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/19 00:47 ID:5hZQelcZ
>>264 へへへ
やっぱそーか・・
アロがだめなんだと思ってましたけどきゅーさまの一言で棄てちゃいます。
やっぱきゅーさまってつよ〜い ♪♪♪
>>258お妃様
>少しもヨコシマでない恋心なんて、あり得るのかしら?
何をもって「邪ま」というのか、難しいところですね。
ま、それはさておき、私も少し後ろめたいところがあるからこそ、邪心のない
「駆け引き」と書いたんですけどね(笑)。
女性から見て、男性の邪心はよく感じられますか?(笑)
269 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/19 00:56 ID:5hZQelcZ
>>266 アロの「彼」の部分にほれこんでくれたホモのコがいたよ
でもHはしなかったな・・・
すごいカンケーっしょ?
>>269 友情婚という言葉もあるくらいだから…。
男にもアニマという女の部分があり
女にもアニムスという男の部分があるとはよく聞くが。
オイラも女の子は嫌いじゃないがセックスはできないな。
多分この板の一部の女嫌い男とは逆の立場。
>エリネコさん
続き。。
まぁ、閑話休題といふことで。。
宮沢賢治のオツベルと象、じゃが。。
わしは最後に白像が何故に救い出されたのにさびしく笑うのかが理解出来ぬかった。。
それでわしなりに考えてみたのじゃが。。
実は白像はオツベルを龍の目で睨むやうになった時点で既に白像自信もオツベルでは無かったのか?
その龍の目で睨むという行為は賢治の作品の中では異質なものに感じる。。
賢治の作品に出やう虐げられしものどもはどんなに虐げられやうとも決して
攻撃者に龍の目は向けんかった。。
ただ悲しさうな瞳で相手を見やうだけで。。
ここに白像の寂しさが隠されておるのではないか?
等と、まぁ、愚考してみたりした。。
さうさう、やはりよだかの星は好きですか。。
あれはよひお話しですな。。
わしはなめとこ"山"の熊の次くらいに好きですじゃ。。
って、意地悪したら怒りますか?
フフ。。
>>266 映画の中年教授はくたびれていましたよ(笑)。
で、それ故に美を求めたのですね。しかし、美少年にその気はなくて・・・。
おひまな時にごらんあれ。
273 :
幻想妃:02/12/19 01:10 ID:MHWjXWnn
>>256 マンガ狂さま
>しかし話してみなければ。。。って貴女は色んなスレを覗いておるようですからな。。
あ…バレてる??
時々迷いそうになりながら、ここへ辿り着いて喋れるのが嬉しいの(w
ビリジアンは濃い目の緑色。小学生が使う、12色の絵の具にも入ってるよ。
わ、セロを弾きはるの?すごい!じゃあオケで昔弾いてはったん?
うちは楽器は出来へんけど(ピアノでラジオ体操くらい)、歌うのはすごく好き!
川上さんは、私は結構好きなんやけど。
でも、
>>262でAROさんが書いてはるみたいに、(特に初期の作品はこなれてないぶん)
評価が分かれるところもあると思う。
読み始めはるんやったら、最新作(短篇集「竜宮」)からさかのぼっていくのが順当かなぁ…
>嘘はついておりませぬってば。。
>わしはめんどくさいことが嫌いなんじゃよ。。
ホンマにめんどくさいことが嫌いなひとは、こんな風に文章綴ることに激しく情熱を傾けたり
しませんって(w
>>262 小説は好き嫌いあると思いますけど、川上さんのエッセイは肩がこらずに読めてお勧めですよぅ。
あのひと、実は隠れ理系だったりするし(いや、理科の先生だったんだから隠れてないか)
仲間由紀恵、最近のマイブームなんです。映画版「トリック」も見に行っちゃいましたよ。ってスレ違い。
274 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/19 01:22 ID:5hZQelcZ
>>237 ありがとうございます・・
やっぱ買った本は棄てられない・・
今棚を見てみたら「溺れる」もありました。
初出誌はことごとく「文学界」
こ、これはアロに小判かと ・・・
でもなぜかこの小判から目が離せないアロなのです。
「竜宮」にチャレンジしてみます。
275 :
幻想妃:02/12/19 01:35 ID:MHWjXWnn
>>264 キューさん、でいいです?
実は「センセイ」は未読です。姫野さんの「受難」のような、「私には受け付けられないかもセンサー」
がちょいと働いたので(w
今度ドラマ化されるらしいんですけど。小泉今日子と柄本明…どうなんだぁ〜!!
>>268 リーマン様
>女性から見て、男性の邪心はよく感じられますか?(笑)
ヨコシマかどうかを感じ取るのも、女性のセンサー次第なのですよね、これが。
(なんだかセクハラの定義と一緒?)
わたくしとしては、邪心が不快な時もあれば、嬉しいと思う時もある、と申し上げておきますわ…。
276 :
幻想妃:02/12/19 01:47 ID:MHWjXWnn
>>274 AROさん
いや、「文学界」も小判ばかり詰まっているとは限りませんから(と、少し毒を吐いてみたりして…^o^)
でも、もし良ければ読んでみて下さいな!
277 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 02:15 ID:tgwdlpn/
>>275
キューでもQでもなんでもいいれす。そうでつか。センセイ〜と蛇を踏むしか読んでないのですわ。
エッセイとか竜宮とか今度読んでみますです。
うぅ。。
今気づいたのぢゃが。。
エリネコさん、わざと、とかなしぢゃよ?
あぁ、恥ずかしひ。。
そして皆様には必ずレスしますゆえ、しばしお待ちを。。
後、幻想妃、わしはオケの団員ではないってば。。
彼女がね、セロ弾きなゆえ、お師匠は彼女。。
リマンさん御用達の「ベニスに死す」は本当に良かったの。。
おねだり媛(←万葉調表記。。)もぜひ見てもらいたいの。。
明け方の霧の中、大きな船がうっとりと滑ってゆく。。
マーラーのアダージョのむせぶような旋律が、映画全体を陶酔的な雰囲気に包んでいるの。。
そして、船の中には憂鬱な心を抱いて初老の芸術家、アッシェンバッハが乗っている。。
彼は、長年の創作の疲れを癒すためにイタリアのベニスを選んだの。。
そして思いがけず、滞在したホテルで神々しいほどの美少年タッジオを見かける。。
彼はこの美しい生き物を感嘆をもって眺めるの。。
最初はチラチラと盗み見るくらいだったのが、深い関心に変わっていくのに
気がつき、漠然とした危機感を感じて、早々にベニスを去ろうとするの。。
なぜか重苦しい心で駅に着いた時、自分の荷物が手違いで紛失され、
当分はベニスに居ないといけないことがわかるの。。
「荷物を間違えられるとは迷惑な」という不愉快な顔をわざとらしく
つくりながらゴンドラに揺られて戻る彼の心は実は幸福ではちきれんばかり。
その時から自分でも気づき始めてしまうの。
すべての理由はタッジオだけにあるという事に。。
そしてホテルに戻り、ふとタッジオと目があった時、
いままで無関心を示していた美しいタッジオの顔に初めて
微笑み・・彼にむけたかすかな微笑みを読み取ってしまうの。。
アッシェンバッハは打ちのめされたように悟る。「私はお前を愛している」と。
タッジオが海岸で戯れる。
アッシェンバッハはそれを眺める。
考える。この美は一体、何なのかと。
彼の心にプラトンの「パイドロス」の中の光景が広がり、その中では
木陰でソクラテスが若者に語っているの。。
「・・・感ずる者が、永遠の美の似姿を目にするときに受ける、あのはげしい
驚愕のことを彼は語り聞かせた。
ソクラテス『美とは、われわれが感覚的に受け取ることのできる、
感覚的に耐え得る、精神的なものの唯一の形態なのだ。』」
彼はなんども、タッジオを眺めながらこのことの意味を理解していくの。
これがそうなのだと。
近い未来には完全に水没してしまう、滅びの都市ベニスの中で見出した少年。。
もはやアッシェンバッハにとってタッジオは地上の者ではなく、
「永遠」のひとつの表れであり、唯一目に見える徳としての「美」そのものだったの。。
タッジオを崇拝することは、美へ掛け橋をかけることだったの。。
芸術家として感じやすいアッシェンバッハはこの感覚に夢中になる。
純粋に精神的に思いつめるの。。
けれどそれは危険。行き過ぎると滅びを招くことになる。。
滅びは徐々にやってくるの。。
彼の滞在生活はタッジオを求めてベニスの町をうろつく事だけになってしまう。
少しでも気に入ってもらいたいと理髪店に入って若作りをしてもらうの。
以前軽蔑していたことを自分がやっている事にも気づかないの。。
そしてベニスにコレラが蔓延していることを知り、退去することを薦められながら
タッジオの居る限り、彼と別れていく選択は考えようとはしなかったの。。
コレラの噂で誰もいなくなった海岸に、いよいよ出立するタッジオが
ひととき戯れる。。その姿を眺めながらアッシェンバッハはうっとりと息を引き取ってゆくの。。
「かれは、ずっとむこうにいる青白いかわいらしい、たましいの導き手が
自分に微笑みかけ、自分をさしまねいているような気がした。
なんとなくその導き手が、手を腰から離して遠くの方を指差しているような、
望みに満ちたきょだいなもののなかへ、先に立ってかけていくような気がした。
そして、今まで幾度もしたように、そのあとを追うべく立ちかけた。」
282 :
幻想妃:02/12/19 02:31 ID:MHWjXWnn
>>277 じゃあ、キューさん(^^)
エッセイは2冊出ていて、「あるようなないような」「なんとなくな日々」です。
(「なんとなく」の方が新しくて、ボリュームも少なめ)
川上さんの本の読み方が、私はどうも好きみたい。
文章では、「あるような」の中の、桜について書かれたものが、特に印象的でした。
283 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 02:40 ID:tgwdlpn/
>>282
ではエッセイから読んでみまつ。
>>エリエリ
メールくれよ。チキータにメアド聞いてくれ。
ブヒブヒ。エリネコは超メールさぼり魔(リアル友人にも)のめんどくさがり屋だけど
良い?
んじゃ、今日は遅いから、明日くらいに聞いてメールするよん。
お互い気が乗ったときにおおいに雑談しましょん。。
285 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 02:47 ID:tgwdlpn/
>>284
OK!
わくわく。。
でも、ふんとにさぼりまくる(そのまま自然消滅したりも多し。。すまない。。)から、
そんときはぶち切れとかしたらいやん。。
287 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 03:01 ID:tgwdlpn/
>>286
切れない。切れない。大丈夫。
288 :
チキータ:02/12/19 03:02 ID:IhMo06zO
>>287 = キューちゃんさん
私とは、もう、切れたのかしら?w
川上弘美って面白さうなのじゃがなぁ。。
290 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 03:14 ID:tgwdlpn/
チキータなんかどうでもいいよ。
Qはボビとエリエリに夢中♪
291 :
チキータ:02/12/19 03:16 ID:IhMo06zO
>>290 = キューちゃんさん
Σ(゚д゚lll)ガーン
わしは?
293 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 03:22 ID:tgwdlpn/
>>292
愛してます?・
さ、さうか。。
まぁ、嘘でも嬉しいのじゃ。。
295 :
チキータ:02/12/19 03:23 ID:IhMo06zO
キューに振られますた。この傷心を癒すためにいい本はありませんかねぇ…?
>チキっとな
きりひと賛歌。。
297 :
チキータ:02/12/19 03:26 ID:IhMo06zO
>>296 = マンガ狂さん
しかし、ちょこっと解説をよんだだけだと、「犬でもいいじゃない」って言ってくれる人がいるから
成り立つわけで… 私には、そんな人がいないわけで、寧ろ犬化して孤独死… 惨め過ぎる…
>チキっとな
四の五の言わずに読んでみぃ。。
299 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 03:32 ID:tgwdlpn/
>>295
むしけら艦隊
300 :
チキータ:02/12/19 03:34 ID:IhMo06zO
300げと
最近、キューがいじめる…
>チキっとな
自虐の詩。。
302 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 03:39 ID:tgwdlpn/
>>300
直感サバンナ
バカの瞬発力
303 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/19 03:39 ID:tgwdlpn/
あ〜もう寝る。チキータに悪夢を(祈
>Q
おう、おやすみ。。
わしも愛しておるよ。。
305 :
ED:02/12/19 03:43 ID:PIdbm4Q3
>マンガ狂氏
この前TVで「ガラスの脳」を見たんですがあんまり
面白くなかった。
原作は面白いでせうか?
>>305 あぁ、切ない恋のお話しか。。
手塚はさういうの描かせると凄く上手い故、わしは面白く感じたがなう。。
じゃってたった5日しか愛せんなんて、もう泣かせおる。。
えぇと、わし、結構さういうお話し好きなので。。
ハハ。。
照れますな。。
じゃが、合わん人には合わんとは思うなぁ。。
まぁ、語るのに照れるお話し、じゃなぁ。。
307 :
ED:02/12/19 04:01 ID:PIdbm4Q3
>>306 いや、漏れもああいうプロット自体大好きなんだけど
ジャーニーズJrのなんたらとかいう奴の演技が酷すぎて・・・
ちなみに、恥を忍んで告白すれば綿の星国じゃとかもね、好きじゃったりね。。。
ハハハ。。。
309 :
ED:02/12/19 04:08 ID:PIdbm4Q3
恥を忍んで告白すればときめきトゥナイトが好きです。
あぁ、江藤らんぜって何故わしは知っておるのじゃ!?
あぁ、恥ずかしい。。
311 :
ED:02/12/19 04:13 ID:PIdbm4Q3
もうひとつ恥部を晒すのならば陸奥A子も好きです。
よかった。。
それは知らぬ。。
313 :
ED:02/12/19 04:19 ID:PIdbm4Q3
沖倉利津子、小田空、庄司陽子
嗚呼、もう恥ずかしいから寝ちゃいます。
まぁ、かうやって夜も更けていくわけじゃが来てくだすったお人に
全然レスを返しておらんので激しく謝罪。。
恥を忍んで告白すれば
最近はB-GEEKSとか・・・
危ない28号面白いから
日曜テロリストハンドブックは発売されなかったし
「ヒットマン養成講座、殺(ヤ)るキにさせます!」
とか読んでみたかった・・・。
>>286 そーいえば、メルだいぶサボってました
多分、半年以上
>>279-281エリエリ
さすが、通人(笑)。
絶対的な美はエロスが介在しないと得られず、それを得た人は死に導かれるらしい。
「美を見し人は死の手に捕われし」(トーマス・マン;原作者)
原作も読んでみようか・・・。
>>236 む。。
半落ち。。
激しく社会派な予感。。
わしはミステリはデテクティブストーリーじゃと思っておるので
主人公が探偵で、ペダンチックな芳香がしないとあんまり読む気にならんのじゃ。。
まぁ、ハードバイルドなものは読むがな。。
「このミス」か。。
最近読んでおらんなぁ。。
アドルノ?
ロニーさんと一戦交えるつもりかの?
フフ、確かロニーさんが依拠しておられるポパーの事がその記述にあったと思うが。。
しかし、あれじゃな、社会学ってどうしてこう用語が著しく難しいのかのう。。
わしはとうの昔に投げ出した。。
>織田雄二
石黒健と一緒に出てた変な喋り方するお医者のお話し?
織田雄二が「あいにく」と喋るのが「にんにく」に聞こえてのう。。
あのドラマではそこが一番面白かった。。
>>240 おぉ、男爵。。
お久しぶりです。。
先の大戦のお話しですか。。
わしはドイツ軍の将軍たちのお話しが読んでみたいのですじゃ。。
その神速の用兵がインドの神の名を異名にとった韋駄天ハインツ、
多くは語らずともよいであらう砂漠の狐ロンメル、
電撃戦の発案者でヒトラーにことある事に諫言しその任を解かれたグーデリアン、
グーデリアンの機甲化思想の一番の理解者でありまたヒトラーを恐れずに諫言したため
任を解かれたマンシュタイン、
自身が兵卒からの叩き上げでその配下から信頼と敬愛を込めてホート親父と
呼ばれておったヘルマン・ホート。。
みな、自国を愛し、ナチス、ヒトラー等には関係無く自身の職務に忠実であった将軍達。。
確かにナチスは酷いことをした。。
じゃがそれで全ての独軍が裁かれて良いものか。。
わしは、この様な人にも光が当たる日を心待ちにしておりますのじゃ。。
彼らは決して表舞台で語られませんのでな。。
>>242 栗本薫のヘンな小説はゲイデテクティブじゃらう。。
なんというのかは忘れたが。。
それかメフィストという雑誌。。
昔、メフィストでそんなやうな話しを読んだ記憶がる。。
大塚英志じゃったか?
ともかく探偵がゲイじゃった。。
それと、ピュタゴラスの旅、という酒見賢一の御本にピュタゴラスとその弟子の同性愛シィンが
少し描かれておったりする。。
〜閑話休題〜
恥を忍んでまた告白。。
後宮小説の銀河萌え。。。
・・・・・さうか誰も知らんか。。
アニメにもなったのじゃがな。。
宮城谷と陳が合わさってもこいつには勝てんと断言してやる。。
さうさう、マルクス・アウレリアス等の賢人のお話しが出ておいでじゃが。。
惜しい、実に惜しい。。
彼ら5賢帝が孔子の教えを知っておれば。。
諸侯を封じ儒教が国教となり、キリスト教の影響力はこの地上に伝わらなかったであらうに。。
さうすることによって忌々しげなクリスマスもこのこの世には蔓延っておらんかったと思うので
悔しげ。。。
>>259 あぁ、わしもマターリがいきなり破られてビクーリ
自分にあったペースで構わぬし、めんどうじゃったらレスせんでも構わぬので
わしには関西弁を使ってくだされ。。
とわしにだけは強要。。。
じゃって最近、ゴシック夫人もお見えにならないし。。。
今はあなただけなのなの。。
と女々しいセリフを言ってみることに成功。。
>>273 最近、幻想妃と巡りあえて嬉しげ。。
それは恰も巡り逢い宇宙と書いてそらと読ませるが如し。。
でもララァじゃったら殺してしまうので気をつけねば。。
そしてリィマンさんがシャアのようで面白い。。
わしとしては、あぁ、僕には帰れる場所がある、こんなに嬉しいことはないといふアムロ状態。。
幻想妃は絵を描かれるのか?
わしは絵が凄く下手。。
まぁ、セロも下手なのじゃが。。
幻想妃はどのやうな歌をお歌いになられるのかな?
わしは、をたくのご多分に漏れずアニソンを好んで歌ふのじゃが。。
オーラロードが開かれた〜、とまぁ、このやうに。。フフ。。
歌には少しだけ自信があったりしますのじゃ。。
川上弘美じゃが。。
ひゃっけん先生の影響を受けておるのじゃよね?
まぁ、確かにさうなると評価は分かれる所かもしれんなぁ。。
ひゃっけんの幻想はどちらかといえばオタクじみておるので
その感性に蒐集の癖を持たぬものには解り難いかもしれぬ。。
じゃがわしにはストライクゾーンの感じが漂ってくるゆえ読んでみることにする。。
むしろ早く読んでみたいのじゃ。。
けふ、書店に寄ればよかった。。
>ホンマにめんどくさいことが嫌いなひとは、こんな風に文章綴ることに激しく情熱を傾けたり
>しませんって(w
あう、見抜かれて笑われた。。
そしてそんなかんぢが心地よひ自分。。
あぁ、恥ずかしい。。
>>315 むぅ。。
キ印とかいうムック系列の予感。。
村崎百朗がユリイカで京極と対談したおりの土着的な共同体の恐怖が
好きでした。。
325 :
ED:02/12/20 00:09 ID:yzJOVHZT
>>321 「後宮小説」いいですね。そこはかとなくエロくて。
アニメはジブリでしたっけ?
「語り手の事情」も私はエロくて好きです。
326 :
夏侯惇子:02/12/20 00:25 ID:0VCFawZy
こんにちわ。上の別のスレにも書いたのですがしばらくお休みです。
なにより仕事とそれに関する勉強が忙しいのですが…………
マンガ狂さん、結局ベスト1冊はアレから一生懸命考えたのですが………
やっぱり「ひと読んでミツコ」で決まりだと思います。
返事送れてごめんなさい。 ではお休み!!<all
>>325 おぅ、酒見好きをハケーン!
嬉しげ。。
陋巷に在りも読んでみてくだされ。。
孔子の一番弟子顔回の物語。。
あとは墨攻。。
楠木正成な感じでゲリラ戦ちっく。。
漫画も火薬なんか出てきちゃって面白いですぞ。。
後宮小説は確か、高畑じゃったと思うが。。
わし、後宮小説はTRPGの雑誌、ウォーロックで知った。。
しかし酒見を知っておる方に出会えて嬉しげ。。
>>326 あう。。
トンコ。。
その心胆を寒からしめる事は出来んのじゃ、
とかなんとか言ってから去って欲しかった。。
さうか、休むか。。
わし、トンコのそのマニアックさは好きじゃったのじゃが
あんまりお話しせんかったな。。
ちゃんと戻ってくるのじゃぞ?
今度はもっと濃いお話しをするのじゃ。。
いや、ファーザーについて。。
328 :
ED:02/12/20 01:04 ID:yzJOVHZT
>>327 陋巷に在りも1巻目は読みました。
酒見賢一は結構好きです。
女権社会を描いた「童貞」なんか結構この板
で語るのにふさわしいと思いますが・・・
>>328 いやいや、あれは女系社会ですのじゃ。。
日本も例えば前田利家のかみさんまつ、なんかは女系社会と言ってもよいであらう。。
それに南総の里見氏の方は結構、女系でしたゆえ。。
古代中国もその神話を紐解けばかなり女系社会であった事は明々白々の事実。。
そんなお話しをのらにぃさんとしたのじゃが。。
最近、彼女をお見かけせんな。。
さういえ。。
まぁ、貴きお人の子だねを貰う、といふのは女系の特徴的な考えですな。。
日本神話にもそのやうな記述がありませう?
なので昔は女系な社会は色々な文化で見られたやうですぞ。。
卿。。
なめこだと思ったんですもの。。
見た瞬間「なめこ」と思い込んだの。。山だからなめこの一つも生えるだろうと。
ほほ。。
なるほど白い象の「竜の眼」と「寂しさ」は圧制者への怒りと、
おとなしくやさしい本性をねじまげさせられ、
ついには怒りを表現せざるを得なかったことへの悲哀なのね。。
>さうさう、やはりよだかの星は好きですか。。
>あれはよひお話しですな。。
そうね。。最後に星になり中天を照らす者となったよだかはまた、「銀河鉄道の夜」の
中で昔話の一つとして語られた「さそりの物語」と重なるの。。
さそりが、天の原で残虐に振る舞い生きていた。。
しかしある時イタチに追いかけられ、古い井戸に落ち込んで死ぬのを待つことになったの。。
さそりは考えた、あんなに自分がしてきたことのむくいを受けたんだ、
自分だって多くの者を殺したのにイタチに追いかけられた時は必死に逃げた、
その挙句が井戸に落ち込んで、誰の役にもたたず死んでいく。イタチの餌にもならず。
ああ、こんな小さな私であっても、本当は何かの役に立ちたい。。とさそりは願ったの。
気がつくとさそりは、ルビーのようなアンタレスを戴いて輝く夏の星座になっていたの。。
そしてずっとずっと夜の空を照らしているの。。
これらのテーマが宮沢賢治の作品に何度も、たとえば「雨ニモマケズ」のような詩にも
はっきりと繰り返されているみたいだね。。
日常をつつましく誠実に生きたい、自分が何かの、誰かの役に立っている実感を得たい、
大それた評価は欲しくない、充実感そのものが報酬なの。。
ソウイウモノニ、ワタシハナリタイ、と宮沢賢治は書き続けたの。。
>>317 リマアアアアアンさん
ベニスに死すのお話をしていただいて狂喜だったの。。
>絶対的な美はエロスが介在しないと得られず
すてきなの。。
エリネコ的に大好物な考察。。
ところでトオマス・マンの原作のほうは、映画によって完全に補完しあっている素晴らしさ。。
映画の中で、言葉の説明の変わりに空間を満たしていたあの憧れと陶酔の全てが
格調高い文章によって綴られていくの。。
逆にいうとそれを完全に映画化したヴィスコンティは凄いとおもう。。
ほろびの美を描くの。。
ひとつの世界がほろんでいくのを黄昏のように描くの。。
多分読み終わったあと、もう1度映画のほうをごらんになりたくなるの。。
>>276 幻想妃さま〜 ♪♪♪
きょう「竜宮」を買いに行こうと思いまーす。
おこたでホクホクと読みた〜い
>>281 えりえり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ♪♪♪
そだよね〜
あれ!
マーラーのアダージョ!
涙が出るのに3秒かからない
マーラーの5番を聞きながら森をあるく・・
アダージョのところで湖面の見渡せるところに出る・・・
水鳥たちがスローモーションで湖面をわたっていく・・・
>>317 リマーソさ〜ん ♪♪♪
>>トーマス・マン
トーマス・マンさんて(メンタルに)がっしりしてておとーさまって感じですよね
>>318 マンガ狂さ〜ん ♪♪♪
>>激しく社会派な予感
うん、作者がもと記者さんだからドロドロしてて男社会の哀しみにあふれてるよ。
>>318 マンガ狂さ〜ん ♪♪♪
>>ロニーさんと一戦交えるつもりか
へへへ
本屋さんに平積みしてあったのを買ってみたの。でもあまりひきこまれなかったんでお呼びのかかるまで寝かせてま〜す。
あのスクールのコンセプトそのものにはあまり興味はないんだけどアドルノさんのきゃらには
ちょと惹かれてて・・・ベンヤミンさんの親友だし・・・
アドルノさんがマーラーさんについて書いたテクストとか英語版の「Negative Dialectics」とかを翻訳練習に使ったりしてたから・・・中身はわかんなかったけどw
ロニーさんを煽るんだったらおもしろい引用があるよ。
部分引用(ファイアーイベント「知とは何か」村上陽一郎訳p93より)
・・・・・・・・・・・・
B 批判的合理主義だって?
A そうさ。批判的合理主義、またの名はポパーの哲学的・・・
B へえ、ポパーに哲学があるとは知らなかった。
A まじめにやってくれよ。だって君はポパーの学生だったんだろう。
・・・・・・・・・
A 君は『開かれた社会とその敵』を翻訳したことがあるね・・・
B 金がほしかったんでね
・・・・・・
部分引用終わり
もっと藁藁の部分もあるんだけど長いんで本をどーぞ♪
いしいひさいちさんの「現代思想の遭難者たち」のポパー「火かき棒事件その後」もおもしろいよん♪
337 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/20 10:41 ID:ERS9bvzz
>>318 マンガ狂さ〜ん ♪♪♪
>>織田雄二が「あいにく」と喋るのが「にんにく」に聞こえてのう。。
もお♪ ラーメンじゃなんだから〜
でも昨日でおわっちゃったもんね・・・ ビデオ出たらまたみよっと
>>323 百聞て書いてヒャッケンさん卒論にしてた友達に藁われました
>マーラーのアダージョ!
>涙が出るのに3秒かからない
早っ!!
でもあろんのマーラーの聴き方を聞くと、あろんの世界の一部を少し共有できた気がするの。。
胸いっぱいのやるせない憧れだよね。。。あの曲は。、
マーラーの9-1はどうよ?
ブルーノ・ワルターで持ってるけどイイよ。。5-4と想いは一緒かも。。
>あろん。リマンさん
トーマス・マンさんて(メンタルに)がっしりしてておとーさまって感じですよね
トオマス・マンは「ヴェニス〜」しか読んでないの。。
「魔の山」は大阪中央図書館の払い下げで、もらったのがあるけど分厚くてまだ
読んでない。。(毎年、無料で一人10冊までくれる期間があるの。。
大量の応募がきて当日はハイエナの群れを見るようなの。。
もちろんエリネコもいっぱいぱくってきたの。。
だってセット物は1とカウントしてくれるんですもの。。)
>>319 ロンメル、マンシュタインについて、もっとも的確な評価をしてるのは
リデル・ハートの「戦略論」でしょう
敵国であったイギリスでの評価が、極めて高いのに驚かされます
ただし、この戦略論を読むとき、少し注意が必要です
クラウゼヴィッツの「戦争論」を書中でかなり批判してるのですが、
クラウゼヴィッツはそもそも「戦略」ではなく「戦争」を語ったと
思われます。この両者は似て非なるものです
古来、戦略がいかに優れようと、戦争の勝者になることなく去った
者は何人もいます
カルタゴのハンニバルがその代表例ですが、ロンメル、マンシュタイン
も、その不幸な一例に挙げられるでしょう
マンシュタインについては、自著「失われた戦争」もありますね
>>338 ヴェネチア(ヴェニス)については
「海の都の物語」というのがありますね
ナポレオン戦争の時までは
ヨーロッパの最先進地帯で輝かしい都市
だったようです
ナポレオン戦争の時、何故か非武装中立策を
採ったのですが、双方から敵視される結果を
招き、壊滅!
以後、死と退廃の町のイメージとなったようです
341 :
幻想妃:02/12/21 00:00 ID:HmTVseuv
連日夜更かしのせいで昨夜は撃沈…。
>>278,322 マンガ狂さま
へぇぇ〜、ハニーがチェロ弾きなんや!!カコイイーッ!!
チェロを弾く女のひとって、なんだか格別格好良いような。
クロノス・カルテットという四重奏団のチェリストが女性なんやけど、
その人の弾きっぷりがワイルドで、イメージが強いからやろか?
>それは恰も巡り逢い宇宙と書いてそらと読ませるが如し。。
Yes my sweet,yes my sweetest♪I wanna get back where you are やねぇ。
やっぱここで「遅すぎたわ!」とか言わなあかんの?(w
これからリーマンさんのセリフは(声:池田秀一)で聞こえてくるよぅ、きっと。
(スレ違いやけど、幹事長Rさんのトークはミョーに烏坂先輩のイメージやねん…
って言ったら怒りはる??)
絵は「見る」のが好きやのん。創るのはねェ、どうも素質無いみたい。
ガッコの時に色々「つくる」課題があって、つくづく向いてないのを確信。
歌うのも、レパートリー広くないかな…。兄尊は、一番新しくて「残酷な天使のやふに」とか。
10年位前までの中島みゆきの歌には少し自信があったりしますのじゃ。。(と真似してみることに成功?!)
>あう、見抜かれて笑われた。。
>そしてそんなかんぢが心地よひ自分。。
ウフフフ…(^^)
342 :
幻想妃:02/12/21 00:03 ID:HmTVseuv
>>309 EDさま
ときめきトゥナイトは第1部のみマンセーという評価が私の周りでは
多いのですが、如何ですか?
>>326 惇子さま
お仕事&勉強、ガンバって下さいませ!!
また復活なさったらおーけんの話、コソーリさせて下さい。
>>332 AROさま
行動早すぎでつ!見習いたいでつ…。
でもアタシはマーラーと聞くと、指揮者姿の三上博史が浮かぶの(!!)
>>338 エリネコさま
!!図書館は西長堀ですか?それとも荒本?テリトリー重なってるカモ。
ビリィィヴゥ、ひとはかなしみぃ〜かさねて〜おとなになる
と歌いだしくなるほど嬉しげ。。
じゃから今、めぐりあいを聞いて一人で歌っておるので
飽きたらレスする。。
卿。。
男爵は、音楽に造詣が深く手づからいろいろと構築されるようなので、
エリネコの中ではマエストロ◆SezSEk8BvQなの。。
マエストロのような人が身近に居たら地理・歴史とか風俗までミックスした講義を
略図を書かせて説明させるのに。。
あるいはエリネコが壁に世界地図を貼る。
そしてマエストロに「ここからかの軍勢がかう攻め入ったのです。
その時の陣形はこうこうで。。3手に分かれ。。当時の道は舗装などされておらず、しかし。。」
なんて指し示しながら解説などしてもらえたら。。と強く思うの。。
>幻想の君。。
西長堀なのなのなの。。あそこすごく大きいね。。びっくりしたの。。
いつもどこらへんを利用していますか。。?
そしてときめきトゥナイトは、(口にするのも恥ずかしいが→)魔界の王子様編あたり
までが面白かったというのがエリネコ的評価なの。。
>>340マエストロ
TVでやっていたのですがベニスは海抜が本当にぎりぎりで、海面が上昇するにつれ
遠くない未来には水没する運命らしいの。。
事実、地下室などはとうに沈んだらしいの。。
ベニスに死すの中では、市民たちはコレラが発生しているくせに、観光に頼るしかない
都市なので結託して出来るだけ隠しとおそうとしていました。。
また、強い印象を残す場面がありました。。
「ホテルに観光客用の芸人たちがやってきた。
食事中の客の周りをヴァイオリンなど弾きながら愛想をふりまいて練り歩き金をもらう。
しかし、ひとしきり演奏がおわりひっこむ時、親方らしい芸人の愛想笑いが一転して消え、
暗がりの中から客たちにベエっ!!っと憎らしく舌をむくの。。
ベニス市民が多かれ少なかれ、こんなに露骨ではないにせよ
観光客のことを金づるとしてだけ利用しようとしている様子を強調していたの。。
ほろびてゆく都市の中で市民たちの心も、次第に退廃ムードにひきずられて
いったという雰囲気だったの。。
346 :
幻想妃:02/12/21 02:24 ID:HmTVseuv
>>344 エリネコさま♪
ジャストミートですよぅ(はぁと)! カードを作ったのが西長堀なので、予約図書を
取りに行く時はいつもあすこに行くのれす。仕事帰り。
「竜宮」もいま借りてて、読んでるとこです(←おまいそれでもファンかえ!!)
でも荒本の府立中央も負けじと大きい。専門書はたぶん、あっちの方が多いね。
だけど平日7時に閉まるから、そばで働いてるけど行けない…。
東逢坂は司馬遼記念館もあるし、あなどれませぬ。
ときめきは私も、そういえば王子様編までしか真剣に読んでないです(^^;)
余談。レンブラント展も良かったでつが、次の目標は来月のクールベ展!
さう、ただ今、めぐりあいから始まり、何故かターンエーの音楽が
素晴らしいことをに気づいて音楽三昧。。
それは恰もワーグナーの如し。。
なのでレスは遅れる。。
激しく謝罪。。
348 :
ED:02/12/21 03:39 ID:PAWqg1NS
>>342 人の傷口に塩を塗るような質問を・・・(w
まぁ、私はヴァンパイア色の薄まった後半も好きですよ。
西長堀・・・都会だ
>>347 なぜか「砂の十字架」は人気がないな
やしきたかじんは「アニメの主題歌なんか歌って今となっては
後悔している」などと、ふざけたことを言っておったそうだが・・・
349 :
◆HrQxI46Ofc :02/12/21 03:45 ID:B4YlA81Q
ときめきミッドナイトっての、今連載中だよね。
ときめきファンの皆さん、知ってる?
>えりねこさん
>日常をつつましく誠実に生きたい、自分が何かの、誰かの役に立っている実感を得たい、
>大それた評価は欲しくない、充実感そのものが報酬なの。。
さうじゃね。。
かういう人生観は賢治が信仰しておった仏教から影響を受けたものじゃと思ふ。。
わし、仏教は禅を少しと密教呪術をほんの少し知っておる程度じゃし、
昔、オカ板で実践者な方に、あなたは宗教というものを3%しか理解してない
なんて言われた事があるのじゃが、そんなわしが賢治の作品に流れるテーマじゃと思ふのは
山川草木悉有仏性
じゃと思ふ。。
これはさんせいそうもくしうぶっしょうと読み、意味は簡単、全てのものに仏性が宿るという意味。。
元々は天台の本覚とかいう教えらしいのじゃが、禅の公案集、無門関じゃとかにも
その影響を見て取れるので結構、日本仏教ではポピュラーなものではあると思ふ。。
全てのものに仏性があるのならばそれをどのやうに覚醒させていくべきなのか?
その答えがエリネコさんが仰ったやうな事に繋がっていくのじゃと思ふ。。
而して小乗じゃとか大乗じゃとか言われおるが、賢治の小乗の部分がアメニモマケズであり、
大乗の部分がイーハトゥーブな童話的世界のやうな気がする。。
小乗、つまり自分のみの救い。。
じゃけど賢治は仏者としてそれだけではいかんと思ったのじゃらう。。
農業といふ実学をコツコツと積み重ねることによって全ての人を救おうとした。。
この部分の文学的な発露、イーハトゥーブが彼の大乗であり、彼の思想が全て
詰まっておる部分じゃと、わしは思う。。
彼は自身のイーハトゥーブで全てのものの仏性を解き放とうしたのではあるまいか?
そんな事を考えたりしちゃったり。。
なんて、まぁ、愚考したのじゃが。。。
実に仏教に詳しいお人のお導きが欲しいなぁ。。
あぁ、欲しい。。
>ARO
さうか、やはり社会派かぁ。。
それじゃとあんま食指が伸びんなぁ。。
じゃってぺダンじゃないし。。
ま、暇な時にでも読んでみやうかの。。
そいでなぁ、わしはロニーさんはお好きなの。。
じゃって薔薇十字団を知っておるし。。
さういうわしのやうな幻視者の視点を科学、じゃとかの合理で切って捨てんかったお人じゃから
わしはロニーさんを煽ったりせんのじゃって。。
じゃが、純粋に論戦してみたいのなら有名なフェミニストスレに居るのでまぁ、頑張ってみれ。。
んで、アドルノ?ベンヤミン?
確か、フランクシナトラじゃっけ?
そんなもんに頼るよりも東洋には東洋の独自の哲学があるのじゃから
そっちを読むが宜しい。。
そういう漢学の素養が無いので脱構築じゃとか本質主義じゃとか訳の解らん用語が増える。。
荘子の胡蝶の夢と脱構築って何処がどう違うのかわしには解らぬのじゃよ。。
じゃが、まぁ、勉強するのは悪い事ではないがな。。
わしには合わんなぁ。。
あちらから来た思想は。。
しかし、いしいひさしちを知っておるか。。
まぁ、わしも昔はそのなんじゃ、哲学青年?じゃったのでなぁ。。
馬鹿の分際で青臭いことばっか言っておった。。
ハハ。。
ひゃっけん先生を百聞ってなぁ。。
耳袋みたいで面白いが。。
>マエストロ
おぉ、激しく恥ずかしい。。
韋駄天ハインツとグーデリアンは同じ人物じゃった。。
ここに訂正してお詫び申し上げ候。。
ハインツ・グーデリアン
確か、最終階級は上級大将。。
おぉ、そうじゃ、戦争とは山登りに例えるならば、
登る山を決めるのが戦争。。
その山のルートや食料、等を決めるのが戦略。。
その山をいかに決められたルート通りに効率よく登って行くのかが戦術。。
等とまぁ、昔、なんかの本で読んだ事がありますのじゃ。。
リデル・ハートの戦略論は家に実はありますのじゃ。。
ハハ、昔、用兵学に興味が沸きましてな。。
その折に、まぁ、孫子じゃとかと一緒に買ってきたまでは良かったのですが。。
ちっとも読んでおりませぬ。。
さういや、毛沢東の長征じゃとかも読まずに投げ出したやうな。。
ちゃんと完読したのは孫子だけ、といふ体たらく。。
いや、情けない。。
ですので、独軍のヒトラー等に与せんかった将軍がどのやうな人為りじゃったか、
とか、さういうのが知りたいなぁ、とまぁ、このように思っておりますのじゃ。。
確か、マンシュタインはプロイセンの貴族じゃったのであのちょび髭の伍長に
どのやうな感情を抱いておったのかじゃとかが知りたいのですじゃ。。
〜閑話休題〜
昔、読んだ書物にベニスが如何に腐敗しきっておったか、というものを
読んだ事がある。。
神に仕えるべき僧は肉欲に昼間から淫し、尼僧に至ってはその正装が胸をはだけておる様な衣服。。
聖職者がこのやうな状態なので市民といえばさもありなん。。
実に酷い状況じゃったとのこと。。
・・・・・・・・しかし、その当時のベニスに行ってみたいのは何故じゃらう?
>幻想妃
さうさう、実はわしの彼女がセロ弾きのゴーシュ。。
しかし、そのクロノスとかいうのは存ぜぬが、ボンドというのは知っておる?
最近、売出し中のストリングクワルテット女の子四人組。。
エレキな楽器なんか使っちゃってまぁ、最近のビジュアル路線まっしぐらな
Jクラのやうな感じ。。
まぁ、Jクラの某や某なんかよりは上手いとは思うがのう。。
しかし、ボンドのメンバーは皆、乳がでかいので是非、彼女には見習って欲しいところではある。。
>やっぱここで「遅すぎたわ!」とか言わなあかんの?(w
当然至極。。
勿論、BGMはビギニングが流れておってわしと幻想妃は何故か大宇宙を彷徨いながらお話しちう。。
さうしてリィマンさんが池田の声で奴の戯言に耳をかすなと吠えれば完璧。。
幹事長さんはあ〜るもお好きなので多分、そのせんは固ひ。。
>エリネコさん其の弐
さうか、マエストロは歴史や地理や風俗までにもお詳しいのか。。
先のお話しでは用兵学にもお詳しいやうなので
わしもその講義を是非とも受けたひ。。
まぁ、落第は確実じゃらうが。。
>>334,338アロ+エリエリ
>トーマス・マンさんて(メンタルに)がっしりしてておとーさまって感じですよね
確かに、作品の主人公を通して強固な生の意志を感じる。小説「選ばれし人」の主人公
などは特に。
(一応、「選ばれし人」のあらすじ)
ある国の王家の兄妹が近親相姦をし、その結果産まれた子供は捨てられてしまう。
しかし、成人した子供はそうと知らずに、女王となった母親と結婚、事の次第が露見後、
すさまじい贖罪行為の果てに、法王グレゴリウスとして即位する。
>>323マンガ卿殿
なに、私がシャアだと? 無能ということではないか!(笑)
○「横山三国志」風
シャア「人生とは無常だ。天はこのシャアを地上に生まれさせながら、何故アムロ
まで生まれさせたのだ。」
○「アントニーとクレオパトラ」風
シャア「言ってみろ、どちらの運が強いか、アムロかおれか?」
占い師「アムロの方が。さればこそ、おおシャア様、あの男と戦いなさいますな。
お前様の霊は、お前様の守り神のお前様の魂は、常に高邁、活気みなぎり
猛くして周囲を圧するの概がある、が、アムロと戦う時は、そうはゆきま
せぬ。お前様の守護天使に恐怖の影が宿り、始めからけおされてしまいま
しょう。さればこそ、戦わぬに越したことはありませぬ。」
>341
>(スレ違いやけど、幹事長Rさんのトークはミョーに烏坂先輩のイメージやねん…
>って言ったら怒りはる??)
ううむ。こんなところで話題にされてゐたとは。
しかも見拔かれてをるな。^^;
容姿も烏坂先輩に似てをると告白したら、信じてくれるかのう...
ただし、頭髮は似てをらない。(T-T)
359 :
幻想妃:02/12/22 00:55 ID:sfr8BoBE
>>348 EDさま
>人の傷口に塩を塗るような質問を・・・(w
と言いながら、キチンと応えてくださるEDさんがスキ(…ポッ)
西長堀は、いつも駅から目的地まで地下道直行なので、どれほど都会なんか知りません(苦笑)
たかじん、「砂」の仕事以前もB級時代劇の挿入歌を歌ってたり、地味な仕事っぷり
だったのに…。ヤンタン火曜日の頃が、いちばん好感度大かも(←関西限定ネタ)
>>349 キュ〜さん
>ときめきミッドナイト
もはや、母と子で読むマンガなのか?!
360 :
幻想妃:02/12/22 00:57 ID:sfr8BoBE
>>354 狂さま
>ボンド
コニシですか?とかベタなネタ振りをつい…
知らなかったので、レコード屋サイトを覗いてみたけど、なんかホンマに楽器を持った
○○ガールズってカンジやね。日本盤と輸入盤でジャケ写のニュアンスが大分違ってて、
日本でのマーケット層がなんとなくうかがえるわ(w
エレキな楽器といやぁ、コンサート会場でアンプを使ったりしたのは、クロノスの方が
はるかに早いよぅ。「紫のけむり」とか、ナマで聴いても乙なもんやよぅ。
>>358 かんじちょうさま
やっぱり似てはるのですか?ぢゃあ、時々小人さんが来て働いてくれたりとか…イーナー
けふは飲む前に飲めなかったのでわしの目のが2つ、3つになっておりますれば
明日は明日とてやんごとなひ約束もござひまひて、レスが激しく遅れます。。
さう、それは恰も自分の呪により禁じた聖人聖誕祭の式を返されるが如し。。
ボウナススティジもこの不況の最中、カットとか申す呪いを受け懐の寂しい
現状を全く反映させてくれなひ辺りに世間の無常を感じるのでございます。。
以上、お越し頂いた皆々様方に、即れす出来ぬ自分を恥ぢながらその内れす致しますので
どうぞ気長にお待ちくださるやう、お願ひいたします。。
うぅぅ。。。
酒と女と名誉と金、もっこーーーーーい!
やっぱ泪はこっちの字じゃよね、っと。。
さぁて酔いも醒めて眠れぬしな。。
レスでも返していこうかのう。。
つーか明日、だうしやう。。
すぐ寝てしまいさうな予感。。
>EDさん
何?
たかじんの分際でそこはかとなく生意気な。。
やうし!明日わし、秘蔵の800年ものの蠱を放っておくのでたかじんは
正月を迎えられまい。。
合掌。。。。
わしが幾つかって?
実はわし、若狭の国で人魚の肉を喰ろうた事があるので当年取って826歳なのじゃ。。
いや、わしがマンガ狂じゃからって留美子では無いし無論のこと無限の住人でも無ひ。。
ちゃんと諸国里人談という寛政年間に書かれた書物に載っておるのじゃ。。
>リィマンさん
あう、いや、その、連年の失敗続きにも関わらず階級が上昇する奇跡のお人との
解釈もありますので。。。
さう、じゃって有力者のミストラルじゃから。。
さうか、三国志を読まれるか。。
まぁ、当然じゃな。。
あれは男の教養じゃからな。。
三国志のイメージで言えばリィマンさんは、さうじゃな、さしずめ孫堅文台かのう。。
まぁ、直ぐ死ぬが。。
さういえば、けふ弟に講義を垂れられました。。
「良いか、兄じゃ、プトレマイオス家とは元々はアレクサンダーの部下が開いた王朝なんだがな、
本当はアレクサンダーとは何ら関係ないのだよ。
しかし、これではエジプトにその絶大な影響力をもつ神官どもが納得しない
エジプトというのは聖なる地、そこを統べるべき王がどこの馬の骨とも知れぬもの
ということはあってはならないのさ。
アレクサンダーはアレクサンドロス双角王とか言われているように神格化されて
いるだろ?
日本の天皇家と同じさ、だからあそこは神の子孫が統べなきゃいけない地だったのさ。
そう考えてみればクレオパトラが悪女、とか言われているのには納得出来ないな。
貴種から子だねを貰って云々はよく、兄じゃが言っていることだしな。」
とかなんとか。。
さう、クレオパトラは実は現代の感性で切って捨てれば悪女ではありますが、
実は、神の世界に住まうエジプトの地ではあの生き方こそが王女として正しい生き方だったのでは
無いかと。。
まぁ、こんな与太話しもあるという事で。。
>幻想妃
コニシボンド。。。
そんなオヤジのやうな幻想妃が好き。。
じゃってわしもよくいうから。。
じゃがね、わしも何度オヤジのやうなギャグを書こうか書くまいか煩悶したことか。。
それをあっさり言ってのけちゃう幻想妃が愛い。。
さうなのじゃ。。
一歩間違えればプレイメイトなバディがわしの心を掴んで離さん。。
その演奏は最早どうでもよい。。
ばでぃのみ。。
なのでCDも買っておらんのじゃよね。。(呵呵大笑)
サイトがあるので逝ってみるが宜しい。。
ほぅ。。
クロノス。。
紫煙を弾きおるか。。
聞いてみたいなぁ。。
そこはかとなく。。
さういえば幻想妃って現代音楽じゃとかもお詳しいよね?
Jクラは聞きよらんのかのう?
その辺がしりたひ。。
〜閑話休題〜
さうさう、マーラーのお話しが出ておるが奏者達はご多分に漏れずマラと呼ぶ。。
わしが彼女と付き合いたてでまだウブじゃった頃の変なお話しを一つ。。
ある休日、彼女とのデートのおりに彼女の大学に逝くことになった。。
わしを彼女の友人に紹介したいとのことじゃった。。
わしは人見知りが激しいので断ろうと思ったのじゃが、強引な彼女に抗しきれずに
大学に連れて行かれることになった。。
まぁ、一通り紹介されて、わしはあぁ、とか、うぅ、とかしか言えんで黙っておったら
彼女等は仕事の話しなんぞ初めてわしは一人黙っておった。。
「今度のマラやべーよ、俺、全然サラってないんだよねー。」
「あ、あたしも!、どうしよう、まじヤバイ。」
とかなんとかくっちゃべっておるのが耳に入って来た。。
(マラ?、なんだ?、マラって?マーラの事か?)
察しのよい方はもうお気づきじゃらう。。
マーラはマーラでもインドの悪神マーラの事をわしは思い浮かべておった。。
(そういう曲があるのか?インド音楽なんかあるのか?クラッシックではないのか?
マーラ。。。。第六天魔王とか言われてるんだよな、確か。。すると第九のことか?)
とかなんとかパニック気味な妄想は限りなくエスカレートして言った。。
じゃってこいつ等ゲー千じゃとかドイツ語使って金の単位を言い寄るので
そんなスラングの一つや二つあるもんじゃと思っておったの!
その後、彼女と二人になった折に全てが判明しわしがヲタクであると言うのが
ばれるきっかけになったのは言うまでも無い。。
マラって弾くの大変なんじゃってさー。。
良く愚痴零されるのじゃよ。。
まぁ、他の楽器は知らぬがね。。
特にマラの7は難しいのじゃと。。
あぁ、さういや、わしも良く図書館払い下げの本を貰ってきたなぁ。。
一人3冊まで、とか書いてあったが関係なしに10冊くらいぱくったものじゃ。。
しかし何で古本屋とかで買う明治の本じゃとかは図書館の本が多いのじゃろうね?
まぁ、安いので良く買ったなぁ。。
>>352 正確な題名は忘れたのですが
第二次世界大戦の名将とかいう題名の本で
ロンメル、マンシュタインの素顔を描いた本を
読んだことがあります
それによると、ロンメルは狡いところがあった
ようで、ヤバイ場面になると現場にいなかった
とか、マンシュタインは貴族だけに誇り高く、
最初からヒトラーをバカにしていたとか・・・
小生、学生時代のこと、ある軍事ヲタの先生に
ハンニバルを教わりました
先生:「ハンニバルは君、素晴らしいよ。彼の
戦略をもってすれば、どんな戦争だって間違
いなく勝てる!」
小生:「先生、では何故、ハンニバルは最終的
には、戦争に勝てなかったのでしょうか?」
先生、しばしつっかえたまま、沈黙の後
「君、君、そんなことを聞くモンじゃない! とにかく
ハンニバルは素晴らしいのだ! 素直に認めろ!」
>マエストロ
おぉ!
早起きですな。。
わしは全然寝れませぬ。。
そうそう!
そんなお話しが読みたい。。
というか映画とかになって欲しいのですじゃ!
しかし流石は砂漠の狐と異名を取ることだけのことはある。。
狡猾さにかけても狐なみじゃったとは。。
でもロンメルって最終的に殺されてしまうのじゃよね。。
マンシュタインも、
フン、絵描き上がりのならず者が!
とかなんとか言っちゃってたら凄くかっこよい。。
どんな思いでハイルと言っておったのかなぁ。。
きっと心のうちではジークライヒじゃったのじゃらうなぁ。。
国の為だって必死に言い聞かせてたんじゃらうなぁ。。
政治力の無い優秀で高潔で誇り高い軍人の悲劇、と言うのは
石原莞爾とかもそうですよ?
しかしこいつも法華経じゃった。。
変なシンクロニシティ。。
ははは、ヲタクといふのは大概にしてそういふものです。。
理に拠って雁字搦めに成りこれが最高と思へば何処までも邁進していくものですじゃ。。
わしも色々なものに触れねばな。。
視野が狭くなってしまう。。
369 :
ロニー:02/12/22 19:48 ID:yZnsiOWa
>ARO氏
僕もファイアアーベントは『理性よ、さらば』を持ってます
ポパーに感銘を受けた僕はポパーの言葉に従い、まず最初にポパーの批判を探してポパー論駁にかかりましたから
ポパーの理論は哲学ではありません
ポパーの思想は一言で表せます「議論をしようよ」ただそれだけです
対してファイアアーベントの哲学はもはや悟りの領域です
「ナチスが良い/悪いとは言えない」と発言する彼の相対主義はあまりにも過激すぎます
全てを無効にしてしまう彼の悲観的相対主義はポパーに批判的な者からも叩かれました
ポパーを批判するのならクーンとクワインがおすすめです(二人ともポパーの方法には好意的ですけど)
『現代思想の遭難者たち』にのってるポパーの揶揄は
一部の論理実証主義からのポパー批判が元でしょうね
ポパーの曖昧な視点を揶揄していますが、これは読解が甘いと僕は思ってます
ポパーは2重人格です
「ポパー1」と「ポパー2」の2つの視点で語ってます
もしポパーが「議論しようよ」しか語らなければ、それはファイアアーベントと同じ魅力なき立場だったでしょう
ポパーはさらに積極的に議論をしかけました
僕がポパーを尊敬する点はそこですね
ポパーは多分に多くの誤りを冒した学者であり凡人であると思います(ファイアアーベントは天才でしょうね)
しかしポパーは偉大なる凡人であると思いますし、僕もまた凡人でありたいと思います
370 :
ロニー:02/12/22 20:07 ID:yZnsiOWa
>マンガ狂氏
いわゆるオカルト的なものと科学は必ずしも対立するものであるとは思いません
「科学とは何か?」という質問に対しポパーはこう語ってます
「科学とは批判的アプローチである」
よくテレビ朝日でやってる科学対オカルトの番組であるような科学者と呼ばれる者たちの態度はむしろ非科学的です
科学とは排除をする道具ではなく探求をする道具であると思います
僕も科学信者の一人でありますが、様々な不可思議な対象に対しても探求の目を向ける態度こそ科学的であると思います
もちろんそのアプローチも某番組のように非科学的な態度であってはならないと思いますが
科学の歴史を顧みると近代科学革命以前は科学と魔術はその形而上学的な段階で深く結びついていました
どちらも探求のアプローチだったからです
そのような歴史背景を調べることが薔薇十字団を知る契機となりました
魔術や錬金術、その物理的な部分は置いておくとしても、精神的な部分における展開には大きく興味を惹かれますし、同時に敬意を払っています
昨今の現代思想では「進歩や成長は幻想だ」というのが流行なのですが
それはとても悲しいことだと思います
何よりも多くの歴史の遺産に目を背ける行為だと思います
371 :
ロニー:02/12/23 14:32 ID:svQuEtzt
えー小説はあまり読まないです
最近読んだのは村上春樹『海辺のカフカ』ぐらいかな
個人的に絵が好きです(本じゃないかな?)
ルネサンス時期のものとか好きですね
近代に脳の髄まで漬かってるもんで
マンガは『ブラックジャックによろしく』、あとは、いしいひさいちの4コマ
読みたい本はたくさんあるんですけどね
なかなか金銭と時間に余裕がないもので
来年はもう一度マルクスを読み直そうと思ってます
(挫折するだろうな、きっと)
372 :
幻想妃:02/12/23 21:31 ID:vb7CRa2o
今日デパ地下行ったら、あまりにトリだらけで気持ち悪くなってしまった…
>>364 狂どの
>そんなオヤジのやうな幻想妃が好き。。
「オヤジのやうな」て、ゼンゼン誉め言葉と違うし(苦笑)
クロノスは紫煙もよろしいけど、ピアソラと共演してるディスクがあって、それがまた情熱的でめっちゃええ感じ!
Jクラといっても、今どの人達がそのカテゴリーに入ってるのかが全然分かれへんの…。
ハカセとか川嶋とか村治とか、メディアに露出度高い人達がそうなん?だったらあんまりご縁が無いなー。
たまに、誰かから借りて聞いたりはするけど。
全然本ネタになってないから、ちょっと帳尻合わせ。
今読んでる本は、青島広志「ブルー・アイランド氏の音楽家ってフシギ」。
著者は作曲もする音楽家?やけど、中にこんな一文が。
「…交響曲作曲家の多くは、自身が指揮者であったことも識っておきたい事実であるが、オーケストラの
内情を知れば知るほど、逆にオーケストラ曲を書き難くなる場合も有りうるのだ。とくにオーケストラの
運営に関わってしまった場合は、とても長大な交響曲など書けないであろう。」
なかなか皮肉が効いてるっしょ?
>>370 「科学とは何か?」
たしかに、批判的アプローチのみではないように思われます
真理の探究する学問であり、そのための方法論、哲学の一種
ととらえた方が良いかもしれません。
それが証拠に Ph.D=Dr of philosophy だったりしますね
Social Science, Economic Science なんてのもありますよね
>>372 「とくにオーケストラの運営に関わってしまった場合は、
とても長大な交響曲など書けないであろう」
現代においては、そうかもしれませんね
グスタフ・マーラーの時代は、そうではなかったようですが・・・
ピエール・ブーレーズのケースなど、どうなのでしょうか?
>ロニーさん
おぉ、朋、遠方より来る、亦、喜ばしからず哉だなぁ。。
と居酒屋なんかで言うと全速力で人が引くので辞めておけと、昔、お師匠に言われた
のじゃが、でも、言っちゃう。。
ふぅむ。。
実は昨日、ロニーさんのレスを読んで、お返事も考えたのじゃが物凄い量になり
げんなりしたので簡潔にまとめる。。
ロニーさんの仰る事に全く異論は無い。。
じゃがオウムの例もあるのであんまり惑わされんやうにな。。
奴等は宗教を科学する、とかなんとか言いおったのでな。。
その末路は悲惨なものじゃが。。
さうさう、現代思想ってフランスのやつ?
あれ、なんであんなに難しいのじゃらうか。。
わしは当の昔に投げ出した。。
さうかー、ブラックジャックによろしくがお好きか。。
奴がその前に海猿というものを書いておるのじゃがそれも
あんな感じじゃけど。。。
海難救助ものなんじゃよね。。
やはりお医者のお話しの方が人の心に希求するものがあるのじゃらうか。。
>幻想妃
あう、さっきまで色々書いてたのに消えちゃった。。。
そいでこの時間じゃからメリクリ。。
歯でギターを弾く、虎がクルクル回ってバターになるやうな参謀
が黒猫のタンゴ、タンゴ、タンゴは播磨の国。。
とかなんとか大阪の人権団体家族に配慮した電波っぽい文章を書く事に成功。。
で、幻想妃はコヴァとか聞きよる?
あっ、いや、よしりんではないよ、無論。。
コヴァもね、武満さん、好きじゃったらしいよ。。
新しいものって作って行くのは大変じゃよね。。
なかなか理解を得られないしね。。
でJクラってのはヤマハの手先。。
スクールで顔が良くてそこそこ弾けるのを登用するのよね。。
ま、カオリちゃんクラスになると別格待遇なのじゃけどさ。。
まぁ、なんか身近にプロ奏者になるべく頑張ってる人たちを多く見て来た
わしとしてはルックスだけでポスター飾っちゃっておるやうなのに凄く嫌悪感
があるのじゃよね。。
でも、わし、ハカセさんのヴァイオリン好き。。
デジタルな中にもアナログな暖かさを感じるのじゃよね。。
あれ、でもハカセさんは芸大辞めてスタジオ一本なお人じゃから違うか。。
ところで川嶋って誰?
かわしまや!!??
>とくにオーケストラの
>運営に関わってしまった場合は、とても長大な交響曲など書けないであろう
ハハハ、新日の人に読んで貰いたい本じゃね。。
377 :
幻想妃:02/12/26 02:03 ID:ZSNOruZ9
>>374 マエストロ・アノニム様
「ブーレーズのケース」というのが、具体的にどういう事柄を指しているのかが、
申し訳無いのですが私には分からないですの…(^^;)
上記の青島さんの著書によると、20世紀に入ってから交響曲の作曲が廃れて?
しまった理由として、
○巨大化したオーケストラの経済的維持が困難になった
○作曲家と聴衆がソナタ形式による長大な管弦楽曲に興味を示さなくなった
という2点を挙げておられますが…。
378 :
幻想妃:02/12/26 02:05 ID:ZSNOruZ9
>>376 漫画卿様
coba、うん、好きやよ。(←ふつーゴーマニズムは想像しやんと思ふ…)
彼の演奏が優れてるのもあるけど、アコーディオンやバンドネオンって、ヒトと
同じで「呼吸して歌う楽器」やんか? それで印象が良いってのもあると思う。
こないだスケッチ・ショウ(細野晴臣&高橋幸宏)を聴きに行った時に、バック
でアコーディオンを使う曲があって、それもなかなかイイ「歌いっぷり」やったよ。
音楽するヒトの中で、武満さんのファンって、密かにいてはるよね。
坂本教授も、学生時代に「武満を殺せ!」とかゆー過激なビラをっていながら
(当時は高校まで学生運動の飛び火があった)、最終的にはリスペクトの立場に
なりはったという話を見たような聞いたような。
おぅ、Jクラはヤマハの策略やったんですか。なるほど納得。
>ルックスだけでポスター飾っちゃっておるやうなのに凄く嫌悪感
確かに不公平感(?!)は否めないと思うけど、それもクラシックの聴衆の裾野を
広げる一手段には違いないんでないかなー。
だって、ボンドにハァハァゆってるうちに、アルバムの曲が好きになる可能性だって
あるわけやん?
川嶋…ちさ子って名前のヴィオロン弾きのヒト、おれへんかったっけ?
379 :
幻想妃:02/12/26 02:36 ID:ZSNOruZ9
スイマセン訂正です…
×ビラをっていながら
○ビラを配っていながら
380 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :02/12/26 23:17 ID:WrCzvZ6f
>>332 幻想妃さま ♪♪♪
おお、なんと・・
『龍宮』を買ってから1週間もたってしまいました・・
買ってきて読み始めて・・・やっぱだめでした・・・わけわかんなーィ
やっぱアロにはフシギ感覚ってかキホンテキに文学の感性がそなわってないんだとツーカンしました。
幻想妃さまはすごーい ♪♪♪
けっきょく読んだのは『青空チェリー』と『十八の夏』・・・どっちもおもしろかった、へへへ。
『奇偶』と『第4の扉』も買ったんだけど次の日からモードがガラ〜リかわっちゃって読んでない・・
わわわ、シマタ〜〜〜 ご、ごめんなさ〜ィ
>>338 エリエリ〜♪♪♪
>>マーラーの9-1はどうよ
冬の暮れかかった海辺で聞いた時の印象がすごかった。灰色の空と海・・・
もう一度味わってみようとおもっていろんな風景・・暗い海、鬱蒼とした森の中、壮絶な冬の木立の中、暗い墓地とか・・・で聞いてみるんだけど部屋で聴くのとかわんない。
でもあれだね、風景にリンクしてるのはアロとその風景を共有した誰かとの関係からきた感情でそれが呼び覚まされてるだけみたいだから独りであちこちいきまわってもあまり意味ないみたい・・
>>ブルーノ・ワルターで持ってるけどイイよ
実家にもワルターの全集版があったみたいだけど震災でほとんど割れちゃった・・・
手元にあるのはシノポリとかアバドの。
ワルターの聞いてみたいな・・・
382 :
名無しさん 〜君の性差〜:02/12/26 23:19 ID:HvsVysSO
この間本屋に行った時レジに並んでたんだが、前に並んでた30前後の女が
結婚情報誌とレディコミと女性週刊誌を買ってた。
買ってる本からして結婚出来ないだろうと思ったよ。
>>351 まんが狂さま〜 ♪♪♪
>>確か、フランクシナトラじゃっけ?
ちが〜う! もおおお!!
>>そんなもんに頼るよりも東洋には東洋の独自の哲学があるのじゃから そっちを読むが宜しい。。
アロは頼ってなんかないもんね・・
まんがさんは東洋の哲学なら頼ってんのお〜♪?
>>369 偉大なロニーさま ♪♪♪
ヘンな引用を貼り付けてすみませんでした(恥)
アロはファイアアーベントのこともよく知らないし、
たまたま、翻訳テキストで見かけたのをひっぱってきただけなんです・・・失礼しました。
ポパーの『論理と反駁』、クーンの『科学革命の構造』、クワインの論文は手元になかったので、
佐々木力の『科学革命の歴史構造』をとりあえず拾い読みしてみましたが
彼らの本をぜひ一度読んでみたいと思いました・・・
以下の引用部分はすべて佐々木力著『科学革命の歴史構造』からです。
pp.148-149 「・・・ガリレオから・・・ラプラスを経て、現代のポパーに至るまで、・・・、
彼らにとって数学的物理学は・・・道具として重要な意味を持つのではなく、
世界の最基底の実在について直接語りかけてくれるからこそ枢要である・・・
彼らにとって世界観学なのである。」
p.227 「・・彼はここで二つの論敵を見据える。第一の敵は・・・本質主義である。第二の敵は・・・
道具主義である。・・・」
pp.228-229 「・・・クーンにとっては、ポパーの反証主義も正しくない。・・・・・『・・・サー・カールは論理というより、
一つのイデオロギーを提示し、方法論的規則というより、手順的格率をあたえているのである。』・・・」
p.237n 「・・・クーンの代講に立ったヘンペルはポパーの陣営を形式主義、
クーンの陣営をプラグマティズムと規定し、・・・」
・・・ポパーは科学信者でありながら科学を形而上学とみなしたのですね・・・
「マルクスにとっての近代自然科学」(p609〜)も刺激的でした。
アロはマルクス全集のかわりに谷崎潤一郎全集か三島由紀夫全集を読みま〜す ♪♪♪
385 :
幻想妃:02/12/27 00:30 ID:onBqzkUV
>>380 AROさま
そですか…やっぱ「龍宮」、駄目でしたか…残念ですゥ。
>幻想妃さまはすごーい ♪♪♪
いんや、そんなことないっす。アタシは理系崩れなんで、自ら科学や数学や物理学に
近付いていかれようとするAROさんを、むしろ尊敬いたします…!
個人的には、マーラーの音と結びつく風景というと、何故かクリムトの絵だったり
するのですな…。
386 :
ロニー:02/12/28 12:30 ID:0CHO+mok
>>375 >マンガ狂氏
ありがたいお言葉です、李白でしたっけ?素直にうれしいです
漢詩はいいですね、何より音の響きがとても綺麗です、(日本の古語だけど)
僕も酒の席で「酔って砂地に這っても君笑うことなかれ」(うろおぼえですみません)を言って引かれたことがあります
もっとそのような様々な文化にオープンになっていいと思います、マニュアル的な挨拶よりずっと素敵ですよね
忠告はありがたく受け止めます
僕自身は自分は信仰にはまらないと思ってますが、ポパーへの僕の熱の上げようは信者的ですからね
のめりこみ過ぎないように常に注意することにします
現代思想の表現が難解なのは一つの悲劇ですね
原因はそれまでがすでに難解だったのですが、それへのアンチテーゼとして自分勝手な表現方法をすることが流行したからだと思います
自分勝手に書くのならせめて他人に分かりやすく書いてほしいものです
僕はこのような難解な文章の流行の原因はヘーゲルにあると見ています(カントも難解ですが僕は彼を特別視しているので例外です)
難解な客観表現への否定感情が難解な主観表現のテクストの散乱という状態を招いたのだろうと
もう一度初心にかえって分かりやすい表現を構築すべきだと僕は思います
例え客観的な分かりやすさが不可能だとしても、相手に伝える想いのない言葉は言葉として失格だと思います
387 :
ロニー:02/12/28 12:31 ID:0CHO+mok
続き
『ブラックジャックによろしく』に前の作品があるとは初耳です
機会があれば読んでみることにします
僕が『ブラックジャック〜』を好む理由は、主人公の正義感が強すぎ、挫折がないなどの物語的ご都合主義的なところはありますが、再度医療を問うているところですね、
典型的な悪人がいるわけでもなく、マンガのように必ず問題がうまく解決するわけでもない
そのような問題の中で、何のための医療であるかという倫理学を再度考えさせられる点と
よりよき世界の追求にあたりいかにシステムを追求できるかという点の二点を考えるにあたりとても勉強になるからです。
あとは単行本は持ってないのですが『蒼天航路』(?)と『天才柳沢教授何とか』というのも好きです
前者は曹操がとてもかっこいいですね、
後者は作者のソクラテス解釈がポパーのそれと似ていたので興味を惹かれてます
それにしてもマンガ狂さんは本当によく本を知ってますね(マンガだけに限らずありとあらゆるジャンルで)
とても驚きです、それとともに改めて敬服します
388 :
ロニー:02/12/28 13:07 ID:0CHO+mok
>>384 >ARO氏
そのようにかしこまれても困ります
僕もあなたと同じただの本読みの端くれにすぎません
ただ少し説明をつけさせてください
ポパーの特徴は方法論的一元論と呼ばれる、科学と形而上学を同じ次元のものと認識する行為によりますが
ポパーは科学と形而上学を異なるものとして分類しています
しかしこの分類は最悪の分類であったとも言われています
というのもポパーは科学と形而上学の区分を論理的反証可能/不可の議論の問題と考えたのですが
論理実証主義の科学と非科学の区分、有意味な言明と無意味な言明の区分と混同視された悲劇があるからです
その2つを混同視した者たちが疑似科学の排除と銘打って理論の排除に乗り出したのです
ポパーの科学観は科学をイデオロギーの一種と見るものでした、
そして科学とイデオロギーの違いはクーンの指摘するとおり道徳によるものでしかありませんでした
ポパーの規定では科学は道徳です、ですからクーンのポパーへの批判はある意味で当然のものです
そして道徳のある一面は「すべきである」が「しないものを排除する」に結びついたときに悲劇を招きます
ポパーの提案はただの内的規律でしかありませんから具体的解決をもたらさないというのも的を射ています
しかし、ポパーの方法による前進もあります
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/sociology/974108933/37などですね またクーンのポパー批判もポパー派を怒らせました
「カール卿は、もちろん。素朴反証主義者ではない。彼はいま述べてきたようなことはすべて承知しているし、それを経歴のはじめから強調してこられた。
カール卿は素朴反証主義者ではないけれども、しかしそのような者として扱うのは正当であると思う」
これがポパー派とクーン派に激しい溝をつくった事件ですね
389 :
ロニー:02/12/28 13:07 ID:0CHO+mok
続き
しかし僕はポパーとクーン、クワインの両者に関してはほとんど意見の一致を見ています
ポパーとクーンの溝は僕にはポパーとウィトゲンシュタインの溝であるように思えます
先に「ポパーの敵は本質主義、道具主義」とありましたが
僕はその意見には反対です
ポパーにとって相互に批判できる相手は敵ではなく協力的な仲間です
ポパーにとっての一番の敵は道徳的な規律すら批判する者、相対主義です
そしてこれこそポパーの理論の一番の欠点であり(ポパーの理論が全て崩壊する可能性がある)かつ魅力であると思います
(ファイアアーベントも相対主義ですね)
僕が興味を持っているのもこの部分です
谷崎潤一郎、三島由紀夫、いいですね、がんばってください
僕もマルクスを読むこととします
ただ全集以前にあの膨大な『資本論』とその難解な表現の前には早くも挫折の予感です(2巻以降が特に難解で)
それでも本を読むことはすばらしいことだと思います
時代や場所を超えて他人の言葉や思いを受けることができるのですから
ぉ、色々あってレスさぼり気味ゆえ、先ずは激しく謝罪。。
>幻想妃
呼吸して歌うか、何か解る気がするのう。。
わしね、スカが好きなのじゃ。。
スカって言っても最近のスカコアじゃとか、ニュースカとか言われておるやつなのじゃけど。。
まぁ、一時期流行ったオルタナ系の余波を被ったものじゃね。。
そいで縦ノリの裏打ちな感じでベースが重くて早ければ早いほど好きなのじゃけれども
そんなロッケンロールなやうな感じでもサックスじゃとかラッパじゃとかの
管楽器が入っておるのが好きなのじゃよね。。
でもね、あんま鋭くないの。。
なんか、チープなんじゃけれどもそんな安っぽさが逆に哀愁な感じがしてよいのじゃよね。。
まぁ、わし、結構いい加減な人間なのであんま突き詰めておらんざっくばらんな
音楽が好きというのがあるのかもしれんが。。
つーかあの教授がねぇ。。
激しい人じゃったのじゃなぁ。。
君に胸キュンの癖に。。
・・・つづく
・・・つづき
>それもクラシックの聴衆の裾野を
>広げる一手段には違いないんでないかなー。
うん、でも、近くに凄く才能があるのに自分の楽器が無い、だとかそんなお人を見ていると
実力で売れてみろや?
と激しい感情が湧くのじゃよね。。
まぁ、私情が絡むと人間、大きな視点に立てないものじゃ。。
んで、ちさこはさんまの番組に出ておる奴じゃろ?
大して上手くもない癖に金取ってリサイタルとかやる女。。
お前より上手いのはいくらでもおるのでその楽器と今の位置を他の人に明渡せと
激しく問詰めたい、丸一昼夜問詰めたい。。
じゃってSONYの社長の息子をゲットしたのじゃからもういいじゃろうと、激しくそう思う。。
ま、こいつはクラ板でも叩きの対象じゃがね。。
さうさう、コヴァと書いてよしのりと表現するのはこの2ちゃんねる
ではカナーリ認知されておる表現。。
と、詰まらぬ所で先輩風を吹かせちゃったりなんかして。。
>ARO
あぁ、別に上げても構わんよ。。
ガンガン上げ進行は辞めて欲しいが。。
さうか、さうか、確かにAROは何者にも縛られぬ感じじゃな。。
これはわしが悪かった。。
そいで、わし、東洋哲学の徒じゃよ。。
孔子と荘子のな。。
死んだ学問じゃと思っておると思わぬ所から反撃が来るので一通り読んでおくのも悪くないぞ。。
君はその器じゃないね、とか言われたら、君子は器じゃないって孔子も言ってるよ?
と返してやれ。。
知らず知らずに染み付いておる飼い慣らされた文化は実は毒に富むものじゃったという皮肉じゃな。。
ま、2000年という時の流れは流石にその毒を中和するので保守として切って捨てるもよし。。
じゃが、旧約に在る、
初めに言葉ありき、
というのと、論語の、
必ずや名を糺さんか、
というのは実は同じ意味じゃからな。。
>ロニーさん
あぁ、いやいや、これは孔子の論語でのお言葉。。
遠くの学友との交流が始まるのは喜ばしい、とまぁ、そんな意味ですな。。
まぁ、わしも儒教と老荘という東洋の二大哲学を学んでおるので勝手に学友とさせて頂いた次第。。
はは、わしは詰まらぬ冗談を良く言うので流して下すって結構ですじゃ。。
ふむ。。
さういうことではないのじゃが。。
わしが言いたかった事とは信仰、つまりオカルトと科学は相容れぬ水と油のやうな関係じゃという事。。
成る程、確かにどちらも探求するが科学というのは態度じゃらう。。
信仰(オカルト)は目的じゃ。。
宗教(目的)の中におって科学(態度)することは出来んし、その逆をすれば本末転倒も甚だしい。。
わしが言いたかったのはさういうことですじゃ。。
まぁ、この辺の混同があるのは魔術とは実践して始めて体得出来るというやうな
エリファス・レビの言葉が影響しておる気がせんでもないがどうでも宜しい。。
・・・つづく
・・・つづき
現代思想の事じゃが。。
ふぅむ。。
例えば脱構築という用語は簡単に言ってしまえば疑うことじゃらう?
まぁ、こんだけではないとは思うが。。
これ、荘子の胡蝶の夢とどう違うのか解らぬ。。
例の荘子が夢を見たのか蝶が荘子の夢を見ているのか、果たしてどっち?というやつ。。
昔、2ちゃんねるに夏目房之助という漫画評論家が来なすった事がある。。
有名人じゃからみんな食いついた。。
そしてあるお人がこう聞いた。。
ご存知かどうか知らぬが四方田犬彦というまぁ、現代思想的な文脈で漫画を評論するお人がおるのじゃが、
彼のやうなやり方はどう思いますか?と。。
そうすると夏目氏はこう答えた。。
いや、自分等には自分等の言葉があるんだから、だったらそれで語ろうと思います、と。。
わしはこの立場を支持したい。。
いや、難解生硬に意味が無いとは思わんが、折角あるわし等の言葉を使わぬのは勿体無いやうな気がするなぁ。。
そんな風に思う。。
うぅん、さうじゃなぁ。。
考えるな、感じるんだ、というリーシャオロンのお言葉をお贈りしますのじゃ。。
>それにしてもマンガ狂さんは本当によく本を知ってますね(マンガだけに限らずありとあらゆるジャンルで)
>とても驚きです、それとともに改めて敬服します
そんな大した人間ではないのじゃ。。
一介の儒者にしてヲタクという変わり者。。
付いた知識が金に化ければ良いのじゃがのう。。
フォフォ。。
つーか、わしって保守じゃとか思われるのじゃらうなぁ。。
わしにカテゴライズは無意味なんじゃが。。
396 :
幻想妃:02/12/31 04:18 ID:vII0C81Z
年の瀬ですね…
>マンガ狂さん
スカってBOOMとか東京スカパラみたいなんしか知らんの…
あんま激しいのは苦手。
>君に胸キュンの癖に。。
「い・け・な・いルージュ・マジック」なんてのもね。
>まぁ、私情が絡むと人間、大きな視点に立てないものじゃ。。
愛情溢れるお言葉、ご馳走様です(^^)
>コヴァと書いてよしのり
あ、そなんですか。でもよしりんには興味無いから、うちには必要ない語彙ってことで(w
橋本治『人はなぜ「美しい」がわかるのか』(ちくま新書)購入せり。
休みの間に読めるかな…。
それでは皆様、良いお年を。
397 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/01/03 00:39 ID:eBcPTb3W
age
398 :
ロニー:03/01/03 02:05 ID:HYB2q3lH
>マンガ狂氏
>>393 あいや、お恥ずかしい
孔子は一時読んだことはあるのですが、軽く流しただけなもので
僕も東洋思想は好きです、東洋思想にはその長い経験が培った多くの英知が宿っていると思います
僕も孔子の掲げる徳は素晴らしいものであり、極めて的を射たものであると思います
ポパーの掲げる方法論的一元主義の前では西洋や東洋の垣根は努力で乗り越えられるものです(それがすでに西洋の発想という批判もありますが)
そして、ポパーはそれは垣根を乗り越えない対話よりも、ずっと実り多い素晴らしいものとなるであろうと語ってます
僕は西洋に脳の髄まで侵された信仰者ですがそれでもマンガ狂氏との出会いを素晴らしいものであると思います
オカルトは目的ですか
何らかの願い(目的)を実現するための道具といった扱いということでしょうか?
とても興味深いです
399 :
ロニー:03/01/03 02:07 ID:HYB2q3lH
続き
>現代思想
現在の現代思想の流れでは解釈も自由であり、正しい解釈は存在しませんが
僕の解釈はマンガ狂氏とは異なります
僕は「脱構築」という言葉に対し否定的で無意味な言明であると考えているからです
ですから「疑う」という言葉すらもったいないと思ってます
少し僕の解釈を垂れ流させてください
デリダの「脱構築」はただの相対主義です
「全てを宙吊りにする」といった表現がまさにぴったりです
もはや「疑う」ではなく「破壊する」と言った方が適当だと思います
荘子の蝶の夢も相対主義に近いと思います
相対主義は真実を指し示していると言えるでしょう、全くもって間違ってない
同時に僕はそのような真実だけには乗っていたくないとも思います
例え僕が夢であろうとも僕はその一瞬の生をあがきたいです
だからこそ「疑う」ならまだしも「破壊する」行為は「全ては夢だ」と言って回っているようなものです
「全ては夢かもしれない」だけであり、決して「全ての現実は夢である」もしくは「全ての夢は現実である」というものではありません
そのような態度だけは僕は排除の刃を向けてよいと真剣に考えています
そしてデリダの「脱構築」はこの後者にあたると考えています
(デリダに言わせると僕のような者が排除している「隠されたもの」を指摘しているだけなのですが)
400 :
ロニー:03/01/03 02:08 ID:HYB2q3lH
続き
昨今の現代思想では自分だけの言葉で語ることが流行してますが
僕は自分の言葉で語ること自体は問題であるとは思いません
それを批判する僕ですらかなり自分流の表現、解釈のオンパレードであり、
むしろ客観主義と呼ばれる者からは非難される対象でしょう
しかし自分だけの言葉で語ることは批判してよいと思います
僕にとって言葉は自己と他者をつなげるものです
僕は僕の言葉でしか僕の考えを表現できないがそれを他人に伝えたいと思います
そして言葉を放つ者は他人に理解してもらえるよう努めるべきであるとも思います
(同時に言葉を受ける者は理解しようとする誠実さと寛容を持つべきであるとも思います)
僕の態度としては、僕だけの言葉で語ることも厳密にテクストに沿って語ることにもNOと言いたいです
そして「対話(批判)の相手当人の言葉で語る」という不可能な行為に常に挑戦したいと思っています
(そしてその挑戦は常に失敗に終わっているのですが)
年末にベートーベンの第九を聴きました
そして例の有名なコーラスの一部
「一人の友を真の友とすることができた者よ、声をあげよ
・・・・そして、それができなかった者はただちにこの集いから立ち去らねばならない」
おそらく僕の態度は一神教の信仰者とさほど変わらないのだろうと思いながら聴いていました
401 :
ロニー:03/01/03 02:25 ID:HYB2q3lH
続き
>一介の儒者にしてヲタクという変わり者。。
変わり者、しかしそれはstrangeではなくgeniusだ(古いかな・・)
知識(information)の蓄積は素晴らしいものである
異なる知恵(intelligence)の存在はそれだけで素晴らしいものである
2ちゃんねるであなたと出会えた僕はとても幸運だと思います
最後に長い駄文の後になりましたが
あけましておめでとうございます
年が明けて年号が新しくなったところで事態は何も変化することはないでしょう
アメリカとイラクの関係も日本と北朝鮮の関係も全てを水に流して白紙からやり直すことはできません
それでも年明けを機に、僕らは初心にかえってもう一度決意しなおすことができます
意欲的にものごとにとりかかることができます
新年の決意が3ヵ月後には忘れ去られてまた次の正月に繰り返す、それを無条件に受け入れる必要はありません
この地で、あるいは別の地で、事態が悪化しつつあるという傾向、それを無条件に受け入れる必要はありません
あなたにとって本年が良い年であることを
そしてまた、あなたが本年をあなた自身にとってよい年としてゆくことを願って
年始の言葉とさせていただきます
長文失礼いたしました
(それにしても僕は文章を短くすることを覚えた方がよさそうですね)
>>387 >『ブラックジャックによろしく』に前の作品があるとは初耳です
海猿ですな。
第一話からヒロインがうんこしてゲロ吐く漫画…。
しかもこのヒロイン、いつも鼻水たらして泣くけれど、
佐藤秀峰は汚物フェチなのかしらん。
403 :
チキータ:03/01/08 01:30 ID:QBsq9bW9
>>マンガ狂さん、浦安さん
「海猿」って面白いすか? 面白いのなら、今度読んでみようかと思います。
あと、きりひと賛歌も…
404 :
ロニー:03/01/08 22:20 ID:29uPUkDN
405 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :03/01/09 09:12 ID:fAahCl67
>>401 偉大なロニーさま ♪♪♪
今朝もアロの尊敬するサー・ロニーのためにおいのりをあげました
お正月は重たい本は読めなかったのですがそろそろチャレンジを再開したいと思います。
バルザックの「あら皮」
これ傑作なのに、全集でしか読めない
407 :
山崎渉:03/01/10 09:55 ID:boUQE4qn
(^^)
408 :
ロニー:03/01/11 09:55 ID:AGD3elSx
>>405 >ARO氏
映画解説者の淀川は「僕の解説を聴くぐらいなら映画を一本見たほうがいい」と言ってました
淀川さんを出すのは傲慢かもしれませんが、僕に祈る時間があれば本を読んだ方がずっと有益ですよ
ましてや天罰がくだるかもしれません、不幸が訪れるかもしれません
ただちにやめるべきです
三島由紀夫がんばって読んでください
僕もそろそろマルクスにかかりたいのですが、
その前にフランクフルト学派の論争についてもう少し理解を深めたいのでまだまだかかりそうです
コソーリ保守
410 :
ロニー:03/01/18 08:19 ID:JfwXGYwF
>マンガ狂さん
僕のレスに返す長文がわずらわしかったら
レスなくてもかまわないです
どうもキャラが固まって、議論系の文になってすみませんでした
これからは議論コテはやめて、適当にいくことにします
マターリ読書ネタでいくことにしましょう
個人的に好きな本はミーハーだけど、カフカの『城』、ドストエフスキーの『罪と罰』とかですね
迫力のある文体は細かいことを考えることなしに引き込まれますね
過負荷の城・・・いまにも崩れそうな感じ。
412 :
幻想妃:03/01/19 00:03 ID:25t7/NDH
>>411 「おばちゃん」さま(←なんかヘンだ…)初めまして。
今はもうありませんが、「倒壊銀行」ってヤバイよなって感じたのを思い出しました(w
カフカの「変身」。ある朝目覚めると、自分が毒虫に変身していたなんて・・・。
414 :
山崎渉:03/01/19 01:27 ID:izlpDOUt
(^^)
415 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/01/23 09:08 ID:Q80EWrka
保守
416 :
車だん吉 ◆brH92A7GAQ :03/01/24 02:55 ID:I38AU1Y3
なんか、程度の高いスレだな。
ついてけんわい。
加藤尚武『戦争倫理学』(ボソッ
417 :
ED:03/01/25 02:51 ID:/HpHNF1E
ホントに皆さん格調高いッスね。
大井篤『海上護衛戦』(ボソッ
418 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/01/26 03:07 ID:mpg533sR
419 :
ロニー:03/01/27 12:46 ID:jYvzcqzP
加藤尚武、いいですね
僕も彼の『倫理学入門』を読んだことがあります
確か放送大学の教材指定にもなっていたと思います
僕は加藤先生と面識はありませんが、僕の先生が加藤先生の弟子で薦められたのですが
とても分かりやすくて面白いのでおすすめです
420 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/01/28 23:47 ID:dmvSSS+K
>>419 まだ読了してないんですが。加藤の本を読むのは、これが三冊目です。
今、ジョン・ロールズの原爆投下不当論の章を読んでいます。
冒頭から、いきなり小林よしのり批判がカマされてます。
「とても卑怯な精神の持ち主」などという人格攻撃から、
毒ガス・爆撃が初めて使用された時期についての、
『戦争論』における小林の歴史誤認、
そして同書における、戦争目的規制と戦闘経過規制の混乱などが指摘されています。
422 :
サティア:03/01/28 23:54 ID:tC1t7oTf
ロールズはアメリカ人のクセにアメリカの原爆投下を批判したことで
石を投げつけられたり夜に一人で外出できなくなったりして命の危険を感じたそうだ
イラクに爆弾落とすと支持率があがる国だしな、あそこは
本当にピンキリだな
423 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/01/29 00:00 ID:6+7cu2aT
女って銀色夏生とかすきだよね
424 :
保守:03/02/01 16:30 ID:IM+I/rUq
_
425 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/02/01 16:31 ID:qNctZQHv
むっ、いやね、レスはね、するよ。。
じゃけど、最近、忙しくて。。。
長文を書こうとという意欲が。。。
特に、ロニーさんともう少しお話しを詰めたいのじゃよね。。
じゃからもう少し精神的に回復するまで待っておくれ〜。。。
427 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/02/01 16:38 ID:qNctZQHv
名前いれてスレ立てると、そのへんがメンドクサイんだよね〜。
むぅ。。
凄く遅レス。。
んで書くと凄く長いので何日かに分ける。。
これからは、主にロニーさんに。。。
ふぅむ。。
まずわしの、わしなりの孔子解釈を披露しやう。。
これはわしの基本的な立場にもなっておる。。
孔子は理想の政治を求めて中国大陸の国々を巡り、その理想を成就させる
事が出来なかった。。
そして長い遊説の旅を終えて故国に帰って失意のままその生涯を終えた。。
その間、孔子は自身の説く理想の人間像「君子」というものに自分は成ったとは言わなかった。。
ずっと儒者であると言っておったそうじゃ。。
そもそも儒者とは葬式や祭事等を執り行う職業を指す。。
勿論、その職業の関連上、呪いや祈祷も出来たじゃろうね。。
つまり彼、人間、孔丘仲尼は魔術師的な側面を多分に持っておったのじゃらう。。
彼の言行集論語を見ればその魔術的な思考方法が多分に見て取れる。。
必ずや名を糺さんか、つまり名前という記号の重要性。。
君子は器為らず、君子とは器(エリート)では無い、その器を扱ってこそ君子という人間の社会を自然に例え、
その良い部分を引き出すホワイトマジック、風水的な考えも見て取れる。。
続き。。。
さう、孔子はその幼少の頃より習得した魔術的方法論を人間の社会に当て嵌めやうとしたと、わしは考えた。。
以前に漢字研究で世界で一番の白川静先生のお弟子さんとお話しをする機会があったのじゃけど
孔子が遊説を終えて故国に帰ってからだうも宗教を作ろうとしておったという研究報告もあるさうじゃ。。
ご存知の通り孔子は怪力乱神を語らぬので孔子の作ったであらう宗教は一神教に近いものになって
おったじゃらうね。。
ここでわしはユリイカと叫んで風呂から飛び上がった。。。という事は無いが、ともかく知的コーフンを押さえきれぬ
ある考えに思い当たった。。
孔子程のインテリじゃったら当時あった老荘思想、ー将に現代思想に通じるものー、さういう知識も当然知って
おったろうし、その絶望の哲学、虚無の哲学の可能性も知悉しておったじゃらう。。
そして自身の説く、徳じゃとか礼じゃとかの限界じゃって知悉しておった筈じゃ。。
しかし、彼は敢えて限界のある儒教的なもの、魔術的な、宗教的なものを選んだ。。
それこそ彼の本文たる魔術師の側面、儒者として世界にかけた魔法に違いあるまい。。
孔子は儒という魔術で広大なアジアに呪いをかけたのじゃ。。
また人は虚無を見せられて平気で要られる程、強くは無いという判断もあったのじゃらう。。
なので、わしが
>>393で言ったやうに人に目的を持たせる為に宗教というオカルトを作ろうと
したのじゃらう。。
お終いに。。
さう、呪術者というのは立ち位置がその最も効き目のある方法を選ぶという越境者のやうな存在。。
現代思想がそのもに効けば現代思想で呪文を紡ぐし、科学が効けば科学で呪文を紡ぐ。。
故にわしは孔子の教えも信奉する。。
じゃがフェミニズムの言う、性差の解消、というものにも理解を示すのじゃ。。
まぁ、最近わしが少子化スレに行っておるのはこの社会がさういう方向に徐々にシフトしつつある
という証明を見たい、というのがあるのじゃよね。。
じゃってわし等には先人が積み上げた文化的なものを支える奴隷がおらぬのじゃから。。
じゃからわしには保守じゃとかのカテゴライズは無効なの。。
効き目があれば何でも有りじゃから。。
とまぁ、わしの立場はこのやうに明かしたので次はまた明日。。
431 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/02/08 14:47 ID:TyH31UN3
ロニー氏はどこ行った?
私の愛する「変身」(東野圭吾。カフカではない)が
漫画化されていたとは知らなかった。
しかもヤンサンかよ。毎週立ち読みしてるのに気付かないとは。
しかし、間瀬元朗は演出ヘタクソだな。演出命のあの作品で
あの演出のまずさは致命的…。
433 :
ロニー:03/02/11 02:03 ID:TRQ8IR+i
>マンガ狂氏
最近忙しくて返事が遅れてすみません
今日も忙しいので返答を少し待ってください
今週末にレスを返せると思います
435 :
ロニー:03/02/16 12:48 ID:eNGjfnIE
>マンガ狂氏
とてもわかりやすくておもしろかったです
西洋思想に通じるものを感じます、
特に孔子の方法を魔術的と評する箇所は現在の西洋思想でも先端の感覚に近いものではないでしょうか
僕も魔術にかかった人間なのかもしれません
では僕もおかえしに西洋、ソクラテスの解釈をしてみることにします
ソクラテスと言えば有名な2つの言葉、一つが「無知の知」そしてもう一つが「悪法も法」です
「無知の知」とは一言で言えば虚無的な現実を踏まえる思想です、「我々は知識を何も知りえない」という現実
それを指摘する言葉です
そして「悪法も法」とはこの「無知の知」があってはじめて意味を成す言葉です
この言葉はこう言い換えることも可能でしょう、「偽りの知識もまた知識のうち」
ソクラテスの「無知の知」を徹底すれば、この現実社会に悪法でない法は存在しません
全ての法はすべからく不完全でありその意味で悪法です
では全ての法には法としての強制力はないのでしょうか?
しかし法が全く機能しない社会はとても悲劇的なものです
そしてソクラテスはこう言うのです
・人間は何も知ることができないが、何かを知ろうとし、そしてその瞬間の知識に身を委ねることは「美しい」
こう言って毒杯を仰ぎます
436 :
ロニー:03/02/16 13:12 ID:eNGjfnIE
自然について言及します、
僕は老荘思想の無為自然がこれから僕が例に挙げるような愚かな思想でないことは承知してますが僕自身を表現するための手段として見てください
僕の学生時代のある先生は次のように言ってました
「人間の意思の介在、行為、そういったものを『人工』と呼び『自然』と対立させて考える発想が氾濫している。
しかし、それは間違っている。
鳥が木の枝を運んで巣をつくる姿を誰も『鳥工』とは言わない、『人工』は『自然』と対立する概念ではない。」
では自然とは何か、人間もまた自然の一部であり、木を切り倒しコンクリートで土を覆い固める姿もまた「自然」のうちなのでしょうか?
僕はそうも思いません、
もし自然と呼べるものがあるとすれば、それは未来に対して真摯に考えそして行動する行為だと思います。
鳥が木の枝を集めるのは枝を集めたいからではなく、巣をつくるためです
それは知識の成せる技です
猿が喉の渇きを海水で癒さないのも、喉の渇きを癒すためです
それは知識の成せる技です
よりよき未来を目指し、そのために、より現実を深く知ろうとする探究の精神こそ
僕は生命の根源的なものの一つと思います、
自然主義者がこう言ったとしましょう
「原始の地球はマグマの塊だった、無生命こそ自然である、無意思こそ自然である」
僕はそれに対して必死に抵抗するでしょう、一有機体として、「我々の思考し探求するよりよき未来こそ自然だ」と
そして同時に確信します、この探求と抵抗こそ自然の一部の人間としての自然らしき行為であると
これこそ「悪法も法」の精神だと思います
悪法に必ず従わねばならないということではなく、この一瞬一瞬の生の肯定こそその精神であると思います
437 :
ロニー:03/02/16 14:04 ID:eNGjfnIE
以上の精神、自ら理に適った知識を知識とするという方法
僕はこれを合理主義精神と呼びます
猿が喉の渇きを癒すために海水を飲むと余計に喉が渇きます
ある目的達成のためにその目的の達成を拒む知識を知識とする方法、僕はこれを非合理主義精神と呼びます
そして合理主義精神だけは非合理的な選択なのだ、と言ったのが前期ポパー
それに対して合理主義を合理的に選択しようとしたのがその弟子のバートリーです
(ここはまた別の機会に触れるとしましょう)
さて、僕はなぜフェミニズムの性差の解体を否定するのか
それはフェミニズムの理論の根底にあるものは知識の解体だからです
「全ての知識は不完全である、ゆえにいかなる(個人的)知識も(集団的)知識とするなかれ」
これはあらゆる知識、あらゆる努力を全て信仰に還元してしまう怠惰なテーゼです
「確実な知識だけが知識である」「完全な法だけが法である(そして完全な法は無い)」
これがフェミニズムの理論の根底に眠ってます
438 :
ロニー:03/02/16 14:05 ID:eNGjfnIE
これは次の問題にも行き着くでしょう、「我々は不完全な知識をどこまで使用していいのか?」
フェミニズムは「自分だけの範囲にとどめよ」そう語ってます
ソクラテスもまた自分だけが毒杯を仰ぎ、他人に毒杯を勧めたわけではありません
しかしソクラテスが「自分だけの範囲にとどめよ」と思っていたならば彼は「美しい」という発言をする必要はなかったはずです
僕はこうではないかと思います「それは言論の範囲にとどまれば自由に可能であるのではないか」と
美しいものを強制する行為はむしろ醜いものですが、美しいものの美しさを訴える行為は決して醜くはないでしょう
それ(言論)は一つのゲームでありそして一つの魔術だと思います、考えてみれば魔術はゲーム的ですね
そしてルールがある、それは「真理は一つである」ということ
「世界が存在する」ということ、「世界は斉一である」ということ
「他者が存在する」ということ、「自分を含めた全ての他者は等しく一人である」ということ
このゲームは相手の存在なくしては成立しません、だから寛容の精神が必要です
しかしその寛容は無条件の寛容ではありません、何者も排除しない寛容ではありません
無条件の寛容が逆説的に招く不寛容さを否定する、何かを排除しかねない可能性を持つ寛容です、
そして僕は謳うのです、
♪一人の友を真の友とすることができた者よ声を挙げよ、そしてそれができなかった者はただちにこの集いから去れ♪
神の視点を持つものはこう言うでしょう、「この世界はルールのない無法地帯である」
でも僕はマンガ狂氏を前にして僕の目にはっきりと見えます、僕とあなたを縛っているルールの存在を
パソコンのディスプレイではなく、あなたという人物を相手にしているという信頼すべき「事実」を
そしてこの確かな現実は、蝶の夢よりずっと現実的であり、ゲームにおいて僕が勝たせようとする現実です
(例え蝶の夢だとしても、夢の中はルール無用で何をしてもいいはずです、もちろん、夢の中の現実を信じることも、夢の中の夢を排除することも)
439 :
ロニー:03/02/16 14:23 ID:eNGjfnIE
>マンガ狂氏
信仰が多分に入った文章になってしまいました
これがポパーの「合理主義の非合理性」の僕流の解釈です
僕はマンガ狂氏が保守的だとは思いません
マンガ狂氏は虚無を知りながら、それを理由に虚無にも留まっていません
だから保守的な態度とは異なります
でも、マンガ狂氏はその虚無さをよく指摘する立場にいますよね。。
それが保守的と勘違いされる要因だと思います
僕は自らこの魔術を解く気にはなれません、
その魔術性を指摘することは魔術が解かれることにもつながりかねないので僕はそれを指摘することもないでしょう
それ(沈黙)が僕にとって(そして他の者にとっても)一番の利益になると思ってます
そこが僕とマンガ狂氏との立場の異なるところでしょうか
東洋思想との対談はとても楽しかったですし勉強になりました
また続きができればよいと思ってます
では、長文、失礼しました
ほしゅ
441 :
ハッカ:03/02/19 13:21 ID:v4MJDY4f
分からんからsageた。
マンガ狂氏は京極夏彦ずき?
私京極オタなんで話しましょう!
あと、マンガは結構幅広く読むんで、そちらも話しましょう。
442 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/02/19 14:22 ID:/T5TUmV+
最近出た本。
斎藤環『博士の奇妙な思春期』(日本評論社)
第2章 「おたく」のセクシュアリティについて
「おたく」とは誰か
やおい文化の特異性
セクシュアリティの非対称性
精神分析の空間
欲望の非対称性
「ショタ」の問題系
443 :
モナー:03/02/22 00:02 ID:9OVi3KmG
( ´∀`)
444♪
俺にゃこれくらいしか書けませぬ。
本読むとするか。
斎藤環って小谷真理と仲がいい(男女という意味ではなく、仕事上において)みたい
なんだよなあ・・・。
sage
448 :
:03/03/01 20:38 ID:ZC6CEu5s
449 :
ロニー:03/03/02 00:41 ID:sdjXoYl8
ひとりよがりの文章を書いてしまいましたか・・
気にせずに書き込んでください
私はロニーさんの文章楽しみにしています。もっと書いてもらいたいのにペース
遅すぎるくらい。
質疑応答も受け付けてくださいますか?
ロニーさんお忙しそうですね。
>>435の「・人間は何も知ることができないが、何かを知ろうとし、
そしてその瞬間の知識に身を委ねることは「美しい」」
この箇所を実際に調べてみたいのですが、載っている本がわかれば教えていただけませんで
しょうか?いえ、ソースうんぬんを提供せよとかでは全くありませんので、
お時間があればで結構です。なぜ知りたいかといいますと、
正確にその人がその言葉をどういった意味で言ったのかを知ろうとすれば
その前後のつながりから、普段の人となりや状況、対話相手の理解度を含め
できるだけ広範囲の材料が分かっていたほうがいいと思いましたので。
過去の偉人の言動を直接には知りえないことがとても残念ですよね。
経典なども翻訳等の壁がありますし。それでも、できる限りはオリジナルに近いものを
自分の中に持ちたいと思うんです。
補足、「対話相手の理解度」と言うのははその人がどの相手に向かって言ったのか
という意味で使いました。自分の考えをある程度以上に理解している弟子に言ったのか
きかん気の弟子にいったのか、一人の農夫に言ったのか、群集に向かっていったのか、等の。
ロニーさま ♪♪♪
455 :
ロニー:03/03/08 02:51 ID:8LE2dhyr
>>451-452 ありがとうございます
質疑応答は受け付けますが、返答は時間がかかると思います
忙しいというのもあるのですが、本当のことを話すと、一番の理由は僕のPCがネットに常時接続できる環境ではないのです
PCと環境は近いうちに新しくしますので、そうすればもう少し書き込み頻度が増えるかもしれません
ソクラテスに関してはすでに知ってるかもしれませんが少しウンチクをたれます
ソクラテスは実在したかどうかは分かりません、プラトンという弟子の書いた小説に出てくるしか資料がないのですが
前期は本当にあった話をプラトンが書き、後期(『パイドン』『国家』など)はプラトンの創作ではないかと言われています。
ソクラテス関連は世界の名著シリーズ(中公だったかな)の『プラトンT』がおすすめです
ソクラテスには四大作品というのがあるのですが、それぞれ
『饗宴』(愛についての演説大会)
『弁明』(ソクラテスが死刑判決を受けた裁判の模様)
『クリトン』(牢にて逃亡を勧める親友クリトンの誘いを断る模様)
『パイドン』(毒杯を仰ぐ直前の様子)ですが『プラトンT』に全部載ってます
僕はプラトン関連は全部知り合いにあげてしまったので手元に資料はないのですが
長い小説の中からポイントをつまんでまとめたつもりです
直接の引用は『パイドン』114dに載ってると思います
しかしソクラテスの「悪法も法」の精神は『クリトン』の方が如実に、端的に出ていると思われます
『クリトン』の方が短い(『パイドン』がひどいまでに長い、かつ面白くない)ので、そちらを読むことをおすすめします
最後に、この「悪法も法」について僕の先生の本から引用してみます
ソクラテスは無知を自称し続けたが、相対主義の中で安穏としていたわけではない。美しい物語に己の人生を賭けたのだ。
それらはすべて古い大昔からの「お噺」にすぎないかもしれないし、その「お噺」を文字通りに受け取るほど単純素朴でもない人々が
それにも関わらず、その「お噺」の中に煌く理念に己の人生を賭けるという危険を冒すことは「美しい」と言って、ソクラテスは死んだのだ。
456 :
ロニー:03/03/08 03:00 ID:8LE2dhyr
>>454、ARO氏
お久しぶりです
三島由紀夫は進んでますか?
僕の方はマルクスはまだ読まずに、マルクス経済学の解説書から読んでいます
経済学もなかなか面白いです
457 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/03/08 16:02 ID:Md51wTsq
ロニーあげ
保守を兼ねて。
ひきこもりアクション小説!
『NHKにようこそ!』
一章:戦士の誕生
二章:ジハード
なかなか笑かしてくれる本を読みました。
ダメ人間による、ダメ人間のための本でつ。
一つネタを話してしまうと、
NHK=日本ひきこもり協会です。
公式HP↓
ttp://www.boiledeggs.com/nhk/nhkinfo.html ダメ人間のゴミ箱の中からほんの一筋の光を見出す、
ダメ人間のバイブル足りえる本です。
ロニーさん
いろいろと教えていただきありがとうございます。
>前期は本当にあった話をプラトンが書き、後期(『パイドン』『国家』など)はプラトンの創作では
>ないかと言われています。
そうだったんですか。それでは、実際にソクラテスが展開した対話(の聞き取りから創作したもの)と、
プラトンが師匠ソクラテスの思想を十分に理解した上での創作があるんですね。
ところで「国家」で、プラトン描くソクラテスが理想の国家を検証するうちに婦女子の扱いに言及し
最善なのは、共同体みんなで婦女子を共有すること」(←!)だという結論に達しておりましたが、
衝撃的でした(笑) どうも私の感覚としては納得いかないので。
あとでその事を話題にしていると、その話相手(40代男性リマーン)から、
・その時代時代の常識や感覚っていうものがあるからいちいち驚くにはあたらない
・一箇所や二箇所、理解や納得できなくてもその書物の他の部分が良ければ、いいのではないか
という意見がかえってきました。
私が「いや、でも、他の書物ならともかくこれは完全な理想を追求するのが主題だから、
納得できない部分があるとどうもすっきりしない。
それに時代時代の感覚に左右されない普遍的なものを追求している書物みたいだから、
理想的なものが描かれていて欲しい」とこだわっていたら、さらにその人に言われました。
・それは完全を求めすぎ
・普遍的といっても、時代がたって何もかもががらっと変わってしまったら
正反対の感覚が普遍的と思われることだってあるかもしれない。
・一足飛びに完全とか、真理みたいなものを見つけようとしてはいけない。
現実的な面とバランスよく折り合いをつけて、その中で少しでも善いようにしていくのが最良だと思う。
非現実的な理想を描いても現実とのギャップがありすぎると良くない。
何でも完全を求めすぎてはいけないんだよという話のまとまり方をして終わりました。
かなり面白かったのですが。
ロニーさんは理想と現実の折り合いについては、どのような考えをお持ちですか?
あ、簡易なレスで結構です。
>>459 >最善なのは、共同体みんなで婦女子を共有すること
たしかに、キリスト教が生まれる以前の常識で語ってるものなので
現在の我々から見ると、違和感があるかもしれません
しかし、書物を読むとき、細部まで完璧に鵜呑みにするのではなく
大きなコンセプトをつかみながら、読んでいくという、読み方も
あるのではないでしょうか?
462 :
ハッカ:03/03/13 06:10 ID:ApzFrWml
うげぇ経済学、、。
すっごい苦手やった、、、授業もちんぷんかんぷん。
三島由紀夫も好きやけど、一時期太宰治にはまってました。
落ちぶれ貴族の哀愁が好きで、、。
463 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/03/13 16:14 ID:2UegAcfM
>>462太宰おもしろいよね。
おかあさま。
僕は、貴族です。
貴族あげ
464 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/03/13 22:01 ID:lsOmM3Yn
和田秀樹、柴田孝之の試験勉強のノウハウ本関係読んでます
マンガはヴァガヴォンドかな
466 :
幻想妃:03/03/16 18:03 ID:vK3aDXmj
保守カキコ。
西崎憲「世界の果ての庭」読了。
面白かったが、主人公と登場人物の少女の描写に若干ん?と首を傾げるところアリ。
それと、すでに緑ゆうこ「イギリス人は『理想』がお好き」でイギリス人の「庭」
観に対する憧れが打ち砕かれてしまっていた為、感動半減(w
やはり、理想の庭は頭の中にのみあるものなのか……
467 :
ロニー:03/03/16 21:16 ID:h8k1JTCW
>>459 長くなりますが少し説明しますと
ソクラテスとプラトンに関しては、多くの仮説があります
・ソクラテスは全てプラトンが創作した物語/・ソクラテスは本当にいてプラトンは忠実にそれを書き留めた
などですが、前期と後期で区分けされるのは前期と後期ではソクラテスの主張が若干ズレているからです
それが後期においてプラトンの思想が入ってると言われる所以です
僕の敬するポパーもソクラテスは尊敬してますがプラトンの『国家』にはとても批判的です
僕もまた『国家』における哲人政治は大きなミスを犯してると思います
>婦女子の扱いに言及し最善なのは、共同体みんなで婦女子を共有すること
これは時代によって事実が変化するからです
歴史を見るにあたり過去を現在と全く同じように見ることはできない、と僕の学生時代の先生は言っておられましたが
歴史の変化に伴い事実に対する認識は大きく変わります(例/タバコは身体にいい→身体に悪いに変化)
しかし、そのような事実的変化を抜きにして読むことで、プラトンが書きたかったものを知ることができると思います
理論をどのように解釈すればつじつまが合うかを考えることで相手の考えを推し量ることができます
さて、当時のアテナイが現在と大きく異なるのは「人間」という枠組みです
今でこそヒトという遺伝子的なものと「人間」が一致して見られてますが
中世までは、「男のキリスト教徒のみ」→「男のキリスト教徒に改宗する可能性のある白人のみ」
→「キリスト教徒に改宗する可能性のある男のみ」→・・などと変遷してきたという歴史があります
当時のアテナイにおいても「ギリシャ人だけが人間であり、奴隷制はありましたし、哲人政治においても奴隷は人間の扱いに含まれてません
女性もまた当時においては子供をつくるための道具としての位置づけしかありませんでした
もちろん現在が正しいとも限りません
100年後の人たちは今の時代を見て犬をペットとして扱っているとショックを受けるかもしれません
プラトンにおける文章は、家畜やペットを共有財産とするという発想と解釈すればいいと思います
また『国家』において語られる政治論は完全な抽象論ですので、真面目に受け止めすぎることもありません
468 :
ロニー:03/03/16 21:41 ID:h8k1JTCW
続き
『国家』のポイントは国を3種に分類した点、政治/軍事/生産、と思われます
そして政治を司どるのは偉大な哲人だけがなしうるという哲人政治を主張したことと思われます
これを論理的に正しいと解釈することは可能ですが、僕はそうする必要性はないと思います
当時のアテナイの状況とプラトンの問題意識を考えるならば、プラトンの言ってることはある意味においては正しいでしょう、
しかしこの理論には欠点があります
それは哲人政治を実施すると、哲人は哲人政治を破棄してしまうだろうということです
これは理想と現実の折り合いの話にも移ると思います
>ロニーさんは理想と現実の折り合いについては、どのような考えをお持ちですか?
一足飛びに完全を求めすぎると破綻します、これは論理に限界があるからです
「正しい」という概念は「確実さ」と同時に並立することが困難だからです
これは次のような表現で言い換えることができます「正当化された真理への到達は不可能」
理想というのは得てして経験を無視して論理だけに偏りがちです
現実というのは得てして経験だけを見て論理を無視しがちです
この折り合いが重要だと思います
一般に帰納推論と呼ばれるものは経験から論理を構築しようとするものです
つまり現実から理想を導き出そうとすることですが、これは論理的には不完全です
これは理想と現実を調停する術を我々が持たないということを意味しそうですが
これに対して、「現実が理想を否定することだけは可能である」という発想があります
完全な理想はそれを証明することが不可能ですし、理想が現実と完全に切り離されるとしたら理想に何の意味もありません
理想を現実の結果如何によって修正するという態度を取ることによって理想の価値を維持することができます
これは逆転の発想と言われるもので、理想を追求するのではなく理想でないものを篩い落とすという消去法の発想です
これはユートピアではなくピースミール(つぎはぎ)改革によって社会を良くしようという発想ですし
修正資本主義やジャーナリズム、民主主義に通じる発想だと思います
469 :
ロニー:03/03/16 21:47 ID:h8k1JTCW
続き
結論を言うならば、僕も完全のみを求めすぎることは好ましくないと思います
人間の能力が不完全だからです
完全なものがあるならば完全な本以外は残しておく必要がありません
燃やして然るべきとなります
しかし完全でないものが全て同じ意味しか持たないわけではありません
不完全でないものが全て同じ扱いならば、同じく全ての本は残しておく必要はありません
誰しもが自分だけの本を持てばいいということになります
これも同じく本を燃やすことにつながります
必要なことは吟味、考えることであると思います
そしてそれは批判することによって齎されると思います
だからこそ本に素晴らしい価値があるのだと思います
素晴らしい!!!
母語は、書かれるときも話されるときも、答えを期待します。それは会話であり、その
ルーツは「一緒に考える」という意味の言葉です。母語は単なる交流としての言葉では
なく、関連、関係としての言葉です。それは結びつける言語です。それはふたつの道を、
たくさんの道を歩みます。交換であり、ネットワークなのです。母語の力は分割するこ
とではなく結びつけることに、遠ざけるのではなく統合することに発揮されます。母語
は書き言葉にもなりえます。けれども、子孫のために筆記者や書記が書くのではありま
せん。私たちの命である呼吸に乗って口から飛び出し、消え去ってしまうものです。ち
ょうど吐く息のように完全に消えていきつつ、それでいながら戻ってきては繰り返され
るのです。いつもまた、あらゆるところで同じ繰り返しをする吐息です。私たちはそれ
を諳んじています。ジョン傘持った雨が降ると思うわ。あたしと一緒に遊ばない?もう
言ったじゃない百遍も言ったじゃない。お母さんがいないとここじゃ何もかも変わっち
ゃうわ、あたし今あなたの優しいお兄さんに合図しちゃう、まああたしどうしようかし
ら?あたし彼女にいったのよもし彼女がその味方をするってもし彼が考えているんなら
って言ったってでも彼はかわいそうに関節炎で仕事ができないのよ。愛してるわ。あな
た大嫌いよ。あたしレヴァー嫌い。ねえジョアン羊にえさやった、そのへんうろうろし
ないでちょうだい。あの人たち何て言ったの、あなた何をしたの教えて。足がひどく痛
いの。胸がはりさけそう。ここ触って、もう一度触って。噛まれたからってへっちゃら
よ。あんたまるで猫にひきずられてきたみたいね。なんて素敵な夜なんでしょう。お早
う、こんにちは、さよなら、ごきげんよう、ありがとう。この大嘘つきくたばっちまえ。
お醤油とってくださらない。こんちきしょう!これおばあちゃんのお気に入り?彼女に
何て言おうかしら?よしよし泣かないで。さあ眠るのよ、いいことお眠りなさい……。
寝ちゃだめ!
>>468 プラトンの「国家」で主張されている民主主義批判は
現代においても、傾聴すべきものと思っています
マエストロ◆SezSEk8BvQさん
おすすめの「あら皮」半分まで読みました。バルザックは「従妹ベット」が気にいらず
避けていたんですが「知られざる傑作」「あら皮(途中)」「谷間のゆり(途中)」
で、印象を修正しつつあります。
どういうタイプの作家なのか、すごく見えにくくって。
・堅実な話の進め方
・目に映るものすべてを描き出さずにはいられないとでもいうように
執拗に重ねる状態の描写
・芸術へのなみなみならぬ関心
という点だけは共通していたようです。
マエストロは、バルザックのどういうところがお好きなんですか?
ロニーさん
素晴らしいレスをありがとうございます。
後半の理想についてのお話も、理想と現実の悩ましさと堪能しつつ読ませて頂きました。
レスをしっかり付けられない自分が物足りないですが、十分参考になりました。
もしかしたらエデンの園で知恵の実を取ることを禁じた意味は、
一足飛びに真理を見つけようとしてはいけないという事なのかもしれない。。などと思いつつ。
「国家(下巻)」の途中で止まっていたのも、↓これでまた読む気になれました。
>『国家』において語られる政治論は完全な抽象論ですので、
>真面目に受け止めすぎることもありません
そうですね。そういえば副題に「正義について」とある。。
また一番最初、理想の国家の検討に入る前に、なぜそれをするのかが書かれてあり―――つまり、
より大きなものの中にある正義のほうが、一人一人の個人の正義よりもわかりやすいから、
まず個人より大きな「国家」における正義というものをよく調べてから
その後に大きいものと似た性格をより小さなものの姿に
探し求めることにしよう――ということでした。
主題はあくまで「正義について」でした。
「国家のあり方」は大きなたとえ話として考え、「正義の定義」を
追うべきだと思いました(副題もズバリですね!)
ところで、ロニーさんは理想を心に描く方だと思いますが、
それをいきなり内部から裏切る自分におどろいたり、反対のことを望む自分に気づいた時は
どういう風に対処しておられますか?お暇なときにでもお願いします。
1 深く考えない
2 人間そういうものだと思ってとりあえずしたいようにする(程度にもよる)
3 強制的に自分の理想のほうへもっていく、でも葛藤
4 葛藤しない理屈を考える でも葛藤
5 その他
文学作品の中に理想を追いすぎて葛藤して破滅というパターンがよく見つかりますが。。
ロニーさま ♪♪♪
すごーィ
アロのほうは遅々として進んでません ・・・
あれやこれや読み散らかして何度も書いて消された黒板みたいになっちゃってます ・・・
ロニーさまのレスを読むと姿勢を正して書にむかいたくなります。
>>473 この板にもうあまり用がないかと思ってたのですが
用が出来たようで(w
その話は、話せば長くなるので、
オフ会でも開いてじっくりやった方が、良いかもしれませんね
おお、オフですか。関西ですが、時間作れると思います。
じっくり好きな本の話が出来るのは楽しい事ですね〜。
幻想妃さんの、理想の庭の話というのはどんなだろう。
残念。。。
最近のおすすめは何ですか?
482 :
幻想妃:03/03/26 00:57 ID:vmvMt2ZK
(あ、ナニか噂されてるやうな… 今夜はもう時間がないので、庭話はまたあらためて。。。)
483 :
ロニー:03/03/27 04:22 ID:ahWmfALd
>ARO氏
>>476 僕が思うに、本を読むに作法というものはないと思います
堅苦しく構えずに、流し読みでも部分読みでも読みたいように読むのが最も適した本の読み方だと思います
しかし、本を読む際に一つだけ注意せねばならないこともあります
それは本を読むことで、さらに別の本、新しい本を読みたいという思いが湧き出るような読み方をするということです
もし、あなたが本を理解できなかったとしてもあなたが本を読むことで何らかの知的好奇心を刺激されたならば、それはあなたがすばらしい読書をした証となると思います
僕もまた本を正しく読むなどという行為はできてません
しかし、歴史に名を残す本は何度も読み直すたびに常に新しい何かを与えてくれます
好きなように読み、好きなように解釈し、そしてその解釈を吟味しては捨て去る
読書なんてものはそれで十分だと思います
偉そうなもの言いになってしまいましたが、真剣に構えて億劫になるよりは、楽しく読むのが一番だというただそれだけです
484 :
ロニー:03/03/27 05:01 ID:ahWmfALd
>>472 『国家』における民主主義批判とは衆愚政治というものですね
民主主義というのはイデオロギーで具体的な制度ではありません
衆愚政治もまた制度ではありませんし、
民主主義を目指そうと取る制度が衆愚政治に陥ってしまうということはありえる話です
そしてプラトンの問題意識は常にこの点にあったと言っても過言ではないでしょう
そのように解釈することでプラトンのイデア論を救うことができます
プラトンが衆愚政治を回避するために出したアイデアが哲人政治、
その内容の具体的な吟味は置いておくとして、哲人とは真、善といったイデアを知る人物となります(第五巻〜第六巻)
そして、このイデアがどのようなものかといった点が後世において常に問われるわけですが
デリダなどはこのイデアを、
「ものに先立って決定付ける本質」とイデアが物質を決定しているが
現実には「物質のように目に見えないものがイデア」と物質がイデアを決定付けているとその権威主義を解体しています
僕はこのような問題にはさして興味はありませんが、僕はデリダはプラトンの解釈として単純に甘いと考えます
・・これはどうでもいい話でしたね
485 :
ロニー:03/03/27 05:02 ID:ahWmfALd
続き
さて、具体的にイデアを考えますが、(注:ここからは僕独自の解釈です)、イデアとは何かを考えるさいに重要なことは、それが衆愚政治に対する発想であるということです
さらに言えば、プラトンの問題意識は常に衆愚政治や詭弁家と呼ばれる知識破壊的な思想に対してあったわけです
衆愚政治と民主主義の違いとは何か、
それは衆愚政治とは、民主主義という崇高な理念と民主的という手続きとを混同しているということです
そして哲人政治は、一見、賢者による専制を思い起こさせますが、そうではありません
プラトンの著した『弁明』ではソクラテスは「無知の知」を主張しています
もし何らかの真なる本質を知る哲人をいるとするならばこれは「無知の知」と矛盾しそうなものです
哲人政治とは何か、それは哲人の支配による政治、裏返して哲人でないものの排除とも言えます
そして哲人でないものとは「イデアを知らないもの」、しかし「無知の知」から我々はイデアといった具体的な本質の中身、例えば正義などははっきりと定義できません
これを解決する解釈として、僕は、イデアを知らないものとは「本質を設定しない者」、
すなわち「正義」や「美」や「真」と言った概念を持たず(またそういったものの廃棄を唱え)、ただ己の欲望に忠実に従うことを主張する者、と設定します
当時のアテナイでは「全ては人間の解釈の違いでしかない」という発想が蔓延してました
そして、民主主義は個々の解釈の押し付け合いであり、多数派の解釈を押し付けるものという発想が蔓延してました
しかしこれは民主主義という理念がすでに死亡した状態と言えそうです
プラトンが導入したイデアとは具体的な何かではなく、我々が真摯に国家や政治と向き合う際に持つ「問い」であると言えそうです
良い政治を目指そうとする時、我々が必然的に持つ解の出ない問い(良い政治を目指す具体的な政策を知っている者などラプラスの悪魔ぐらいのものです)
そして、それを持つことが衆愚政治を回避し、民主主義の崇高な理念を復古させることができるというのがプラトンの思想だったのではないかと僕は解釈しています
486 :
ロニー:03/03/27 05:38 ID:ahWmfALd
>>474 >「正義の定義」を追うべきだと思いました
『国家』において書かれているものは「正義の定義」ではなく「正義」そのものです
「正義とは何か」という一つの思考とそれへのアプローチであり、具体的な「正義の定義」を求めて読むことはあまりおすすめいたしません
「何が正義か」ということにソクラテスは一言も答えてないに等しいからです
そして「正義」を含めた概念諸々の説明は第十巻の詩人追放論に顕著に現れるのですが、これが異様に難解なのです
>ところで、ロニーさんは理想を心に描く方だと思いますが、
>それをいきなり内部から裏切る自分におどろいたり、反対のことを望む自分に気づいた時はどういう風に対処しておられますか?
ちょっと想像しにくいのですが、自分なりの回答を出してみます、誤解があったら許してください
僕は理想と現実は属する世界が異なると考えます
理想とは数学的な世界、現実とはこの経験的な世界に属すると考えますし
現実世界で数学的に正確な三角形を描こうとすることは馬鹿らしいと思います
しかしこの二つの世界は互いに全く独立しているわけでもありません
三角形、四角形、円には違いがない、などと主張することはそれ以上に甚だ愚かなことです
現実と理想も同じような関係で、どちらかがどちらかに属するのではなく、互いに修正可能な関係であると思います
理想によって修正されない現実は走性に従うアメーバ的ですし
現実によって修正されない理想はそれ自体非常に不合理です
回答を言うならば、僕は自らの理想と自らの行動にズレがあった場合、そのどちらかを修正しますので、もちろんその時に葛藤もすることでしょう
しかし、僕は一つだけ絶対に捨てないと決めている理念があります
それは常に向上する意識を持つことであり、修正を放棄した時点で僕は自らの理念を捨て去っていると言えるでしょう
その意味で、僕は葛藤をすることで満足しますし、葛藤しないことで葛藤を引き起こすかもしれません
結局のところ、僕は今のところ大きく葛藤をしたことはないのかもしれません
それは「常に理想を持って現実を理想に従わせ、場合によっては理想をより良く修正する」
というのが僕の理想だからです
回答になったでしょうか?
487 :
ARO ::*.:。☆.+::ρ♪.:。*.: ◆E5IrmOebL. :03/03/27 10:16 ID:SiS05D+6
素敵なロニーさま age ♪♪♪
だれか、リアル鬼ごっこを読んだ人いないかなぁ。
どういう話なのか教えてくれないかなぁ。
489 :
幻想妃:03/03/29 01:06 ID:hzVwau6N
>>466の話を詳しく説明しようと考えたけど、書こうとするとネタバレ臭くなって
しまいそうなので止めました。
どちらの本も読んでもらえれば、多分分かると思います(と、さり気なく宣伝行為?)
…私自身には「理想の庭」観ってのはないなぁ。
庭について熱い想いを持って語る人を見ているのは好きだけど。
ほしゅ
491 :
ロニー:03/04/07 19:59 ID:t1h71vhK
>>475 前回のレスはちょっとまとまってなかったかもしれませんね
これに関して、僕の学生時代の先生の本におもしろい記述があったのでそれを引用します
>生命はつねに変化し進展するが、行程の道標として変化しないもの、永恒的なものを設定する。
>その設定、規範は生命が理念的・理想的なものを心のなかに抱いてることのあらわれでもある。
>それは生命自身の必然化・永遠化のはたらきとも言えよう。
>しかも一方、人はそのような理念・理想を自分の中にとり入れることによって自ら発展していく。
>生命とはそのような進み方、価値実現の過程である。
>不変なものを目指して変化していくというのは、矛盾するように聞こえるかもしれないが、岩に釘を打ちながら山登りをする過程に近いだろう。
>人間にとっては、未来は単なるイメージでなく理想である。
>単に予見するのではなくイデアをもつこと、これが人間生活を文化生活たらしめてるのだ。
>それは単なる期待を超えて命令となる。
>この命令は、生活の直接的な要求をはるかに超えて、経験的生活の限度を超しているものである。
>こうして、人間の生命は文化的に洗練されてゆく。理想の追求が文化である。
その命令の具体的内容は分かりません(『国家』においても書かれてない)
しかし、正義とは第一にこの理念を持つこと、そして第二にその理念を追求すること、なのだと思います
引用元は伏せさせてください
ぶにー
493 :
幻想妃:03/04/13 01:13 ID:BnrvMEPK
条太郎くんも読んだ、森川嘉一郎「趣都の誕生」を読み始める。
建築系モノ書きにありがちな、ちょっとハッタリかまし気味なオープニングに
萎え。表紙裏の磯崎新の推薦文も別にいらねんじゃねーの?て感じ。
外(国)を意識した装丁だが、この本が今後そういった類の研究の「お手本」
と評価されるものになるのかどうか…。
とりあえず、どういうところへ話が着地するのかが気になるので、最後までは
読んでみるつもり。
同じタイミングで借りた、同じ森川氏(こちらは企画・編集)の「エヴァン
ゲリオン スタイル」は素直に?読み通せそう。楽しみ。
494 :
幻想妃:03/04/16 23:11 ID:LkAizxp0
「趣都」読了。
読み物としては面白かったけど、体裁としては結局「今までの発表論文を、秋葉原を
キーワードに無理矢理結びつけた梗概集」から抜け出ていなかったなぁ。。。
ま、学者の若書きだから仕方ないか…
あとがきにちらりと覗いた、「おたく趣味のナニが悪いねん」的開き直り(あー勿論
関西弁では書いてないですよ)は微笑ましかったですが。
さて、「エヴァンゲリオン スタイル」にとりかかる前に、保坂和志「言葉の外へ」を
斜め読みだっ。
495 :
山崎渉:03/04/17 09:37 ID:f+FNAkU6
(^^)
もし実際に見ることが出来るのなら見たい伝説の人たち。。
・トロイのヘレン(幾千艘もの船を出させた美貌)
・メアリー・スチュワート
(人心をつかんで離さない圧倒的な魅力と教養。
その花のような姿はいかなる女性にも照り勝り、見目といい、素性といい、、)
・クレメンタイン(アメリカ、西部開拓史時代、理想の女性と謳われた女性)
497 :
山崎渉:03/04/20 03:43 ID:3Woy+MV9
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
>>496 メアリ・スチュワート、わたしもとても興味があります
これほどの美貌・教養・知性・勇気に恵まれていながら、
なぜ不幸に見舞われるのか?
どうも、男を狂わせる何かがあったとしか思えない
美人が幸せだとは、限らないという実例かもしれん
でも最大の不幸は、正当なイングランド王室継承権を
もっていて、それがエリザベス一世よりも正当なもの
だったということなのではないでしょうか?
>>496 トロイのヘレン
ここまでくると、絶世の美貌というのは、実は罪なことであるという気がしてきます
500 !
しかし、どの男にも人気のある美貌の持ち主
ってのは、自分も憧れたことはあるわけです
けれど、不思議なことに、そういう女と仲良く
なったことはないです
何でかなと、よくよく考えてみると、無意識の
うちに引いてしまってるわけです
なにも自分でなくても、その女にはいくらでも
男がいるのではと思うと、人を押しのけてまで、
付き合ってみようという意欲が薄れてしまうわ
けです
本当の所は当時の人々、もっといえば当事者しかわかり得ないことですが
メアリー・スチュワートはフランスの華麗な宮廷での育ち上がりと
女としての幸福を退けようとはしない性格が災いして、
結構批判を招くような行いもあったとか言われているようですね。
(前夫ダーンリ卿殺害の疑い、しかも直後に浮気相手と結婚等)
政治家としての器量はなかったのが不幸で、一女性として
宮廷で華やかな人生を送る生涯が、本当はふさわしかったかも知れないですね。。
>でも最大の不幸は、正当なイングランド王室継承権を
>もっていて、それがエリザベス一世よりも正当なもの
>だったということなのではないでしょうか?
エリザベスの提示した「イングランドの王位継承権を放棄する書面」に
メアリーはサインしなかったとか。
これが判断ミスなのか、それとも継承権を放棄しないことが王者として正統な判断なのか
分かりませんが、エリザベスに脅威を与えてしまったことは事実なようですね。
ところでエリザベス女王との確執はガラスの仮面の「ふたりの王女」を思わせますね(笑)
芝居や小説の素材としても、想像をめぐらせる余地のあるかなり面白い素材だったと思えます。
メアリーとエリザベスのことについては、私は3−4つの映画を見ましたが
どれもかなり面白かったです。
「メアリー・オブ・スコットランド」キャサリン・ヘプパーンが気高い
スコットランド女王メアリを演じる。
特に暴言を吐いた家臣が「お許しを」と言ったのを受けてメアリが軽やかに「許す」と
言い放つ場面は香り高い。
「1000日のアン」アンナ・ボレーナ(アン・ブリン)がヘンリー8世に望まれ
正妻キャサリンを退けて結婚し、失墜するまでの3年間(1000日)の栄枯盛衰を描く。
幽閉されてからのアンは絶対にヘンリー8世の心変わりを許さず断頭台を選ぶ。
その強情さ、意志、誇りはエリザベスに引き継がれているのでしょうか。
「わが命尽きるとも」アンナとの不純な結婚を望むヘンリー8世に対し、ローマ教皇は
断じて正妻キャサリンとの離婚を許さなかった。トーマス・モア卿はそれを支持し
ヘンリー8世の憎しみを受けても、自分の信念を貫き死んでゆく。
「ヘンリー8世の私生活」アンの後にはその侍女ジェーン・シーモア、その次は。。と
つぎつぎと妻を取り替え、最後は梅毒で死ぬヘンリー8世の馬鹿馬鹿しさを
名優チャールズ・ロートンを迎え、ソフトなコメディ・タッチで見せる。
妻が変わるたび枕の刺繍(夫婦のイニシアルの頭文字)をうんざりしながら縫い変えないといけない
召使い達のあきれ具合が面白いです。
トロイのヘレンとなると、もっと謎また謎で永遠の憧れです。
性格はろくでもないような風に描かれているようですが。
―――幾千艘もの船を漕ぎ出させた美貌―――というのは一体どのようなものでしょうか。
全てが許される美。そんなことがあったとしてですが――そうとしか思えません。
人智を超えた美というのを一度でいいから見てみたいぶに。。
505 :
幻想妃:03/04/22 00:42 ID:pngURcN9
むかしむかし舞台で見たメアリー・スチュワートは栗原小巻……^^;
どうせなら麻実れいが演じた、白石加代子との二人芝居も見ておくべきだったかも。
ひとは「美」そのものが欲しいというより、むしろ「美」を直感させるものを
欲しているのでは?と思ったり。
>>504 トロイのヘレン :美貌は罪
メアリー・スチュワート:美貌は不幸
>>502 エリザベス一世は庶子であったという疑いあり
イングランド国王としての正当性に疑問があったのです
メアリーは紛れもなく、正当なイングランド国王継承権を
もっていたのです
その何よりもの証拠は、エリザベス没後、メアリーの息子
がイングランド国王となったことです
>>503 しかしヘンリー8世ってのは、どーしよーもないエロオヤジだな(w
幻想妃さん。。
>「美」を直感させるものを
いいですねぇ〜
イメージを刺激するものが必要なんですね。
「トロイアの女」における、
トロイのヘレン役のギリシャ人イレーネ・パパスにはがっかり。
想像の中の最高美には遠く及びませんでした。
>>508 マエストロ
正直、周囲のほうが恥ずかしかったと思います(ゲラ)
510 :
堕天使:03/04/24 21:36 ID:yKSyfXY6
>509
想像力を刺激するものが良いってことですね。
チラリズムといっしょ(w (次元を低くしてスマソ)
512 :
幻想妃:03/04/25 22:48 ID:xEhM1pmn
>>509 ○○○○さま。。。
映画の中の絶世の美女は、紙一重なものかも(w
むしろ「絶世の美女」といふ看板をしょわせた、単なる女優のプロパガンダに陥りがちな罠…
>>511 す〜さん
エロも美も、どっちも耳と耳の間で感じるものでしょうから♪
513 :
幻想妃:03/05/02 01:48 ID:BJAeg3tS
ひょっとして、いつの間にか、映画スレって落ちてしまいました?……と書き込み保守。
>>幻想妃さま。。
>「絶世の美女」といふ看板をしょわせた、単なる女優のプロパガンダに陥りがちな罠…
リズの「クレオパトラ」の時がそうだったらしいです。絶世の美女が絶世の美女の役を
やると。でもその結果は。
映画スレ気がついたらなくなってますね(笑) もういっこ「男性諸君が見るべき映画」と
いうのがあるけど、どうしてもその趣旨だと挙げにくい。。あまりにも枠が大きすぎて。
多くが「この面からはお勧めできる」という事になってしまう。。
いまは原作ものの原作を見つけては読んでます。
>>511 枢機卿。。
空白が多すぎてレス見逃してました。。。ごめん。
チラリズム、妄想、大歓迎。
ダボハゼみたいに飛びついてしまうので私にはチラリズムは束の間の楽しみですけど、、
>>514 クレオパトラは実は美女ではなかったという説もあるようです
ただし、男心をつかむ術に優れていたことは、間違いないところ
517 :
真夜中のサーカス:03/05/11 02:43 ID:Eda3ph4O
マンガ狂さんのスレハケーン!!!
今日はもう遅いから今度また来るね。ぼんにゅい♪
518 :
幻想妃:03/05/11 03:25 ID:UjYW4u6Q
>>517 サーカスさん
マンガ狂さん、かれこれ3ヶ月ほどお休みされてますけど(苦笑
519 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/05/13 13:21 ID:7zB2BDZz
【迷惑コテハン じゃりん子チエ 自画像晒しage祭り】
削除前にお早めに・感想も下記スレまで
http://love.2ch.net/test/read.cgi/gender/1052761587/l439 | / / |_|/|/|/|/| (´⌒(´⌒`)⌒`)
| / / |文|/ // / (´⌒(´祭だ!!祭だ!!`)⌒`)
|/ /. _.| ̄|/|/|/ (´⌒(´∧ ∧⌒`)`)`)⌒`)
/|\/ / / |/ / (´⌒(´(,゚Д゚ )つ `)`)
/| / / /ヽ (´⌒(´⌒ (´⌒( つ |〕 /⌒`)⌒`)
| | ̄| | |ヽ/| 遅れるな!! ( | (⌒)`)⌒`)
| | |/| |__|/. ∧__∧ ⌒`)ド し'⌒^ミ `)⌒`)ォ
| |/| |/ (´⌒(´( ´∀` )つ ド ∧__∧⌒`)
| | |/ (´⌒(´( つ/] / ォと( ・∀・ ) 突撃――!!
| |/ ( | (⌒)`) ォ ヽ[|⊂[] )`)
| / (´ ´し'⌒^ミ `)`)ォ (⌒) |
|/ .  ̄ (_)`)`) age age〜
520 :
幻想妃:03/05/17 18:01 ID:WG2UvD8Z
姫野カオルコさんの(今回がご本人にとっても初めてという)講演会を聞きに行く。
お客はいつもより少なかったけど、熱いファンの姿がちらりほらり。
すらりと姿勢の良い、ショートカットの美人さん。
喋る声が可愛らしくて、それは文章から受ける印象から、良い意味で裏切られました(w
秋にK川から700枚の長編が発売予定とのこと。
今はその作品の登場人物に夢中になっておられるそうでつ(・∀・)
>>520 【愛は勝つ、もんか】って本の著者ですか?
オイラはその本の中の【竹内まりや】の曲についてのコラムだかエッセイだかを読んで
本屋で笑っちまいました。
522 :
幻想妃:03/05/20 01:10 ID:Amnxk7Oz
>>521 姫さま
そうそう、そうです!
今、ネット上でもエッセイが読めますよん。(筑摩書房の「Webちくま」)
523 :
山崎渉:03/05/21 23:26 ID:0vKh+CM2
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
保守
525 :
山崎渉:03/05/28 14:34 ID:+8i8eLFc
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
526 :
幻想妃:03/06/04 01:09 ID:3/ENA9cs
大竹伸朗さんの文章を読んで、肩の力を抜く。(そして保守)
「役小角仙道剣」
なかなの傑作とみたが、女性向きではないなぁ
528 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/06/06 01:17 ID:45B5ijQe
古いですが「夜と霧」はげしくヨカタです!(ヴィクトール・フランクル著)
529 :
夏侯d子:03/06/06 01:19 ID:937zAlri
>>520 ああああああーー!!うらやまちい!!
いいなあああ。ちくしょー仕事の馬鹿やろー。
530 :
幻想妃:03/06/06 01:31 ID:URNKMYu8
>>529 d子さま
更に羨ましがらせてよかですか?
えへへ、「特急こだま」にサインしてもらったぁ〜♪
>>528 「夜と霧」 やはり名著というべきでしょ
「戦場のピアニスト」などみると、ネガとポジの関係がわかるのかも
収容所に逝ってたら・・・
収容所に逝ってなかったら・・・
夜と霧いやなの。。
アラン・レネの映像もこわかったの。。
533 :
夏侯d子:03/06/06 20:03 ID:2RqTiklB
>>530 ふーーーーーーんだ!!!!私だって!
「喪失記」のサイン本もってるもんねぇえええ!!!
ちくしょーうらやましーよ。
ほっしゅ
535 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/06/21 15:37 ID:gSt279Mf
「なぜ美人ばかりが得をするのか」ナンシー・エトコフ著(草思社)
男女板の住人には興味深いことがイパーイかかれていると思いまつよ。
536 :
直リン:03/06/21 15:39 ID:dhz3sGea
a
久世光彦の「卑弥呼」
「ガラス張りの午後の喫茶店でも爽やかに口にしたくなる、大らかで明るい呼び名を女性のマソコに!」
‥‥という本です。
面白いですよ。
↑でも、この本が2年くらい前に昼ドラになってたのを見た時はびっくりしますた。
ほっしゅ
「まれにみるバカ女」「まれにみるバカ女との闘い」(別冊宝島REAL)
・・・本屋で初めて見た。そしてこの板の住人がこれらの本の受け売りをガンガン書き込んでいるらしいとわかった。
はあ?
少女たちの「かわいい」天皇 サブカルチャー天皇論
のあとがきを立ち読みした… 保守
544 :
山崎 渉:03/07/12 12:25 ID:xceniPrg
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
小説トリッパーに中村うさぎが「月九」っていう
女性脚本家のどろどろした闘いみたいな話を書いてる。
普通におもしろいし。
なんか出世しちゃったなー…
546 :
山崎 渉:03/07/15 13:21 ID:R0+BPwud
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
村山由香氏が直木賞を取りました。
JUMPノベルとか書いてる人なのに…
548 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/07/19 01:49 ID:CYa0otPS
549 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/07/19 02:00 ID:8Uvr70mq
バガボンドめちゃ面白い。マジ最高、今世紀最高の漫画
550 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/07/19 02:08 ID:U9s9A3Ph
>>549 女の頭では理解できない漫画ではあるが。
551 :
悪魔☆魔鬼:03/07/19 02:19 ID:zTbH0mBT
女の頭では理解できない漫画ぽ★
って言ってるアフォがいると
聞きつけたんだぽ★
ハケーンぽ★
ハウスハウス!!!ぽ★
スニーカー文庫のトリニティブラッド4巻を読みました。
もうちょっと伏線はわかりにくく書いた方がいいのになー。
文体とか中世のような近未来のヨーロッパってのはいい感じやねんけどなー。
553 :
幻想妃:03/07/26 00:50 ID:BIMx+9oO
「あきらめが肝心だ」という言葉は、言うのが簡単で、
言われる当人にとってはしんどいものですが、
「あきらめ」がなぜ肝心なのかと言えば、人というものが
「方向違いの学習」をして、自分とは不似合いのスタイルを
獲得してしまっていることになかなか気づかない生き物だからです。
美しさについて考えを巡らせているうちに、こういう文章まで読まされてしまう。
『人はなぜ「美しい」がわかるのか』(橋本治/ちくま新書)、かなり面白い。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
555♪
556 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 12:53 ID:rrfQDTjy
陰摩羅鬼の瑕買ってきた。
表紙(カバーではない)のデザインが今までと違ってウルトラマンみたいだ。
これから読む。今読む。すぐ読む。読み始めた。
好きな作家、っていわれるとローズマリ・サトクリフ。
前は塩野七生だったので、女性ばっかりかも・・・。
ここ2週間で読んだ本は「アメリカ帝国への報復」と
「暴力の起源」と「外国人力士はなぜ日本語がうまいか」と
「マイスターのウィーン菓子」と「お菓子づくりのなぜ?がわかる本」。
どれもおもしろかった。
まんがは最近読んでないな〜。
父の友人に図書館司書がいるんだけれど、読む本で思想がわかるから
図書館はブラウン方式をはじめたんだって言ってた。
(返しちゃったら誰がどんな本を借りたかわからないようになってるやつ。)
アメリカとか、FBIがどんな本を誰が借りたか監視してるんだってね。
558 :
マンガ狂の藍モード端末:03/08/08 13:29 ID:A4IJ5a6e
むお、そういえば今日、おんもらきの出る日じゃん
ふるふるとゆらへっちゃうかな〜
559 :
マンガ狂:03/08/08 13:35 ID:A4IJ5a6e
序でに最近読んだ本はソラリスの本とDBの本とCCNAの本とオラクルの本と誰が書いたのか謎な仕様書いう潤いのない読書環境
560 :
マンガ狂:03/08/08 13:48 ID:xUkL7Auq
あー、おんもらき読みてー
561 :
マンガ狂:03/08/08 13:51 ID:1LvqGCb3
でも多分、一気に読んでる暇ねー
562 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 13:53 ID:PggVu2vI
司馬遼太郎が好き
563 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 13:54 ID:WUvA/Iq3
「ヴィスコンティの遺香」(* 写真集)
彼の見事な別荘。海に張り出した白い岩石のテラス。
籐の椅子にしっとりと張られたラベンダー色と若草色のクッション。
陽光溢れる屋外から中へ入ると
ほの暗さにまだ慣れない目に
山猫の紋章が見えたような気がした。
司馬遼太郎・・・祖父が全作持っていたが、
形見分けのときに池波正太郎もろとも
従姉妹に全部持っていかれた。
うちに来たのは本棚だけ〜シクシク
なぜか京極 夏彦はあんまり読めない。
横溝正史っぽいからだろうか。なにかおすすめはありますか?
科学革命の構造
背信の科学者たち
二重らせん
俺の大好きな本
566 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 14:00 ID:PggVu2vI
>>564 司馬遼太郎だと個人的には
「花神」「坂の上の雲」とかが面白いと思った。
いやあの人のはなんでも面白いとは思うが。
567 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 14:03 ID:PggVu2vI
塩野七生も面白い。確かに。
あそこまで歴史書ける女性も珍しい。
ちょっとオーバーな感じもするけど…
568 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 14:04 ID:WUvA/Iq3
>>564 「風神の門」「梟の城」も面白かったです。ってそれしか読んでないからだけど。
うーん久々にポエマーになってしまった。
「坂の上の雲」はみんなおもしろいっていうよね。
「翔ぶが如く」とか「竜馬がゆく」とか。
高校時代、まわりのすすめを頑に拒んで
「義経」とか「草原の記」とか「韃靼疾風録」しか
読まなかった自分の軽率さがくやまれます。
「酔って候」「人斬り以蔵」とか「王城の護衛者」とか、
歴史のはじっこ、みたいな短編が好きだったの。
あっ、李 瞬臣も読んでみたい。
でもはじめに「花神」を手にとってみようと思います。
塩野七生はね〜、なんか絶対オタクだと思う。
嫌われてるマイナスイメージでのオタクじゃなくて、
いい意味でだけど、こだわり性なところ。
「芥川龍之介を愛人にしてみたい」と言っているとことか、
歴史の描写のはしばしに、自分の美意識みたいな文章も
はさませずにはいられないスタイルが。
愛人にするなら谷崎潤一郎でしょう。あのマゾヒズムのくそじじい。
571 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 14:13 ID:PggVu2vI
「竜馬がゆく」は面白いけど、どっちかというと中学生高校生ぐらい向け。
「翔ぶが如く」は筆者曰く未完成。個人的にもあまり面白いとは思わなかった。
そこら辺の小説よか面白いとは思うけど…
572 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 14:18 ID:rrfQDTjy
小学校の大先輩、谷崎潤一郎をコケにされて
チョト、カチ〜〜〜〜〜ンと来まぴた。
573 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 14:21 ID:PggVu2vI
谷崎潤一郎氏を谷沢永一氏は酷評していたな。確か。
すみません・・・(-.-;)。。。>谷崎 潤一郎
彼については「刺青」とか「春琴抄」のイメージが・・・
>>570 >塩野七生はね〜、なんか絶対オタクだと思う。
>嫌われてるマイナスイメージでのオタクじゃなくて、
>いい意味でだけど、こだわり性なところ。
女のオタクはこうやって擁護.さすがだね〜(w
谷崎好き。あんまりにもあざとくてオモロイ素材なんで
沢山映画化されてるし。卍、刺青、鍵、痴人の愛。春琴抄はどうだったかな。
??
いい意味でもオタクの真骨頂を究めているのは男性だと思うけど・・・。
なにかにこだわる、他人にとって無意味に思われても一生こだわる、
そのへんからいろんな発明品とかでてきたんだと思うから。
っていうか私は、塩野七生ふうのはあんまり好きじゃない。
彼女はある程度成功したわけだけれど、歴史記述の中に
いきなり叙情的な文章が出てくると、こんがらがって。
せめて絵画的な表現にしてほしい。
ちなみに、本当にイヤなのは島崎藤村です
>>572さん
(↑妻との家庭生活に疲れたといって家事手伝いに来た
姪に手を出し、その後勝手に苦悩に酔ったあげく
不倫で圧倒的に女性が批判される時代に小説に書きまくって発表した。)
ということで手を打っていただけませんか〜。
また誰かの先輩だったりしたらどうしよう・・・ドキドキ
578 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/08 17:02 ID:6n95SaTt
大型書店に必ずある「女性学コーナー」でフェミ本を物色してる女を
よく見るんだが、どいつもこいつも冴えない貧相な顔した30手前以上の女ばかりだ。
俺は本屋に行った時、「女性学コーナー」で立ち止まってる女を通り過ぎ様に
「うわフェミババアだ。ヤバッ〜、キモッ!」って小声で言うよ。
もしその女が振り返ったら、俺は異物を見たような目をして逃げます。
そう、まるで小学生や中学生がブスを気持ち悪がっていじめるように。
ま、当然だよな。なんせ、フェミは社会の悪玉だもん。これ以上フェミにさせる事を
止める為にやってるんだもん。その彼女に「幸せに」なってもらう為にも、女性としての本能に
目覚めて整形してファッションや化粧に興味を持ってもらいたいんだよ。
これが俺に出来る男としての優しさってもんだ。
何せ俺はフェミを見ると優しくしちゃいたいもんでね。
あ、ちなみに俺はSだから。
んー、や、ま、忘れた頃にやってくるコテさんとかに京極夏彦をお勧めしやう。。
ちゅうかほんと、最近、仕事に纏わるものしか読んでなくて悲しげ。。
夢野久作のドグラマグラじゃとか久しぶりに読みたいな。。
あの7000円くらいする良い装丁のものが良いな。。
諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズも読みたいな。。
京極を読み始めるとしたらなんて奴から読んだらいいですか?
おすすめあります?
>>581 無理言っちゃえば、二年くらい前に別冊のユリイカで村崎百朗と対談したものを。。
それが出来ぬならやっぱウブメかな。。
>二年くらい前に別冊のユリイカで村崎百朗と対談したものを。。
…w
レスありがとうです。
ウブメですね。この夏中に読みます。(目標)
584 :
幻想妃:03/08/14 01:01 ID:vuzuA+Kv
>枢機卿氏
ユリイカは、大きな店ならバックナンバーを置いてる場合があるので、探そうと思えば探せますよ。
(きっと、私御用達の書店には置いているw)
マンガ狂氏が挙げた号は、おそらく99年12月号「特集:ミステリ・ルネッサンス」ではないかと思われますが…?
>584
ありがとうです。
イイ事聞いたw。
探してみます。
ゴメン、すーさん、584の情報はガセですた(^^;
正解は、98年8月発行の臨時増刊「特集:怪談」。
今日実物を見て確認しました。
(あ、自分の買い物のついでに本屋に寄ったんだよ。
そして違う号のユリイカをつい購入…)
定価は1238円(税込だと1300円)。
買うのはチョト…といふ感じなら、図書館で閲覧という方法もありかも。
了解です!
最初から図書館でみるつもりでしたよ。
びんぼーなんでw
588 :
山崎 渉:03/08/15 17:46 ID:k4zVgP7F
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
ヌルポ
あぼーん
森博嗣がいいんじゃない?
オリジナル〜川端康成「雪国」
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。
向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。
夜の冷気が流れ込んだ。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように
「駅長さあん、駅長さあん」
明りをさげてゆっくり雪を踏んで来た男は襟巻で鼻の上までを包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。
もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と散らばっているだけで、
雪の色はそこまで行かぬうちに闇に飲まれていた。
「駅長さん、私です、御機嫌よろしゅうございます」
「ああ、葉子さんじゃないか。お帰りかい、また寒くなったよ」
「弟が今度こちらに勤めさせていただいておりますのですってね。お世話さまですわ」
「こんなところ、今に寂しくて参るだろうよ。若いのに可哀想だな」
「ほんの子供ですから、駅長さんからよく教えてやって頂いて、よろしくお願いいたしますわ。」
594 :
橋本治風:03/08/31 17:49 ID:SYbLO4on
橋本治風 「桃尻語訳 雪国」
雪国よネェ……。
雪国はいいんだけどサァ、トンネルが長くって長くって、頭きちゃうのよね。
あーあ……。まぁいいんだけどさ……言ってもわかってもらえないだろうし。
だいたいさーァ、夜なのよ、今。真っ暗なのッ! だったらトンネルの中でも外でもいっしょだと思うんだけどサッ、
やっぱなんか違うのよねぇ。いいんだけど。でもって、やっとトンネルを抜けたと思ったら、やっぱり真っ暗なのよ(あたりまえよね)。
雪が降っててサッ、底のほうだけ白いの。あーあ。どうしてこんなことやってんのかしら。
我ながらホント、すさまじく可哀想になっちゃう!!
そしたらね、ただでさえ寒いっていうのに、前に座ってたオンナが窓開けたのよッ。
普通さぁ、何かいうんじゃない? こういう時って。すみません、とか、失礼します、とかさ。
それがなーんにもナシよ。やんなっちゃうッ! そしたらさ、その女が何て言ったか知ってるゥ? こうよ。
「駅長さあん、駅長さあん♪」
そんな言い方ってあるゥ? 目の前にいる育ちの良さそうな美人の客(あたしのことよ)は無視しといて、
窓から駅長呼びつけてんのよォ。すさまじく失礼よねッ! あーあ……。
京極夏彦風 「百鬼雪国行」
ガタン、と音がした。汽車が信号所に止まったのである。外は白い。
島村の向かい側に座っていた一人の女が、立ち上がった。禿に切り揃えた髪。暗黒の眸に吸い込まれそうだ。
女は島村の前の窓硝子を落とす。
ひゅう、と豪く冷たい風が流れ込んできた。
──もう、そんな寒さなのか。
鉄道の官舎らしいバラックは長きに亙り風雪に曝されている模様だが、雪の色は其処まで行かぬうちに闇に飲まれていた。
女に呼ばれて、駅長らしき男が矍鑠と姿勢良く歩いて来る。
「駅長さん、此の度は弟が御面倒をお掛けして──御免なさいね」
「慥かに──兎も角済んだ事ですから」
「仮令何があったとしても、あの様な事をする子ではないのですけど」
「葉子さん、この世には不思議なことなど何もないのですよ」
何処かで、しゃん、という鈴の音がした。
──それでは。
──解っている、と云うのか。何もかも。
駅長は呵呵と笑った。再びの恐怖が瘧のように湧き、島村は強い眩暈を感じて倒れた。
596 :
森博嗣風:03/08/31 17:54 ID:SYbLO4on
森博嗣風 「すべてが雪国になる〜The Perfect Snowland」
上越新幹線は、長いトンネルを抜けて群馬から新潟へ入った。
新幹線の切符は自販機で買ったのだが、最近導入されたこのマシン、なかなかの優れものだと島村は思っている。
外は雪が積もっていた。
「夜の底が白くなりましたわね」島村の前に座っていた葉子が言った。
新鮮な表現だ、と島村は思った。地表を底に見立てている。
地球上の半分が夜と仮定すると、夜という名の容器の底は、ワインボトルの底のように半球状に盛り上がっているわけだ。
地球の半径は 6400kmで、表面積は 4πr^2、その半分となると……。
「257359216.64Km^2ですわ」葉子は即答した。
「地球は完全な球体ではありませんし、πも小数点以下6桁までしか考慮しませんでしたので、おおよその値ですけど……」
島村は膝の上のパワーブックに目を落とした。駅長あてのメールは既に書き終わっていた。
あとは送信するだけだが……携帯電話の利用はデッキで、とアナウンスが流れた。
ここまでモバイル・コンピュータがメジャになったというのに、メール送信もデッキに出なくてはならないのだろうか?
「駅長さんとはお知り合いですか」島村は煙草に火をつけながらきいた。
「お知り合いの……四乗根くらいです」葉子は微笑んで首を少し傾げた。
597 :
高村薫風:03/08/31 17:56 ID:SYbLO4on
高村薫風 「雪国を抱いて翔べ」
二月五日、午後九時四十八分。
JR水上駅を出た上越線下り普通列車は長い清水トンネルを抜け、JR越後湯沢駅の1番ホームへと滑り込んだ。
吹きっさらしのホームは寒く、人影はない。立ち食いスタンドのガラス窓も閉まっていた。
薄汚れたコンクリートの連なりが、所々泥混じりの雪に埋もれている。
その中にボロ雑巾のような猫の死骸があった。死骸を斑に照らすパチンコ屋のネオンは、鮮血のような赤だった。
島村の前には若い女が座っている。雑多な生活感が女の周りから臭い立っていた。
《どこかで見た女だ。》と島村は思った。
女と目が合った。こめかみがチリチリし、耳の付け根が微かにひきつるのを島村は感じた。
頬を押しつけた窓枠からは、錆びたような、血と同じ臭いがした。汗が額で玉を作っている。頭の芯が茫々としていた。
島村は知り合いから五千円で譲って貰った大型ボストンバッグを引き寄せ、目は女に向けたまま右手で中味を探った。
ペンチ、ニッパー、スパナ、小型電動ドリル、双眼鏡、数種類のロープ、そして数次旅券と、釜山の男の住所。これだけで今度の仕事は事足りる筈だった。
ふいに女が「やっと着いたわね」と呟いた。《そうだ、やっと着いた……》と島村も思った。
新井素子風 「雪国へ行く船」
はふ。
どうしてこんなに国境のトンネルって長いのかなあ。もう随分──三十分がとこ、トンネルの中にいる。
本は読んじゃったし、外も真っ暗で──ほんっと、莫迦みたいに溜息つくくらいしかすることがないって訳。
……はふ。本日、十八回目の溜息。
あ、この辺で一応、自己紹介しとくね。
あたし、葉子という。今、二十歳の女の子。(どうして、二十歳、の前にわざわざ"今"ってつけたかというと、あと一ヶ月足らずで二十一になってしまうから。)
雪国にいる恋人にお弁当を届けにきたところ。
恋人にお弁当──ちょっと違うな。恋人だったらいいな、とは思ってるけど、そこまでいってないっていうか、
恋人と片思いの間っていうか何というか……はは、そういう人です。
そんなわけで、あたしは今、ようやく雪国についたところ。
雪国──あ、ううん、言いかえよう。雪国ゾーンだ。
天候が完全にコントロールされてる火星では、本来は"雪国"なんて、存在しない。
でも、地球にいた頃、北海道とか新潟とかに住んでた人は、やっぱ雪が懐かしい訳じゃない?
だから、そういう人達のために、雪国ゾーンでは毎年十二月から二月にかけて「雪の日」が制定されているのだ。
で、今日はその「雪の日」って訳。
清水義範風 「おもしろくても雪国」
国境の長いトンネルを抜けると、そこはもう雪国なのである。
国境のトンネルと言っても、九州と韓国の間にトンネルが掘られたわけではない。
今で言う新潟と群馬の境である。たかが県境を、当時は国境と言っていたのだ。
こんなことを書くと、うわあ、新潟も群馬も独立国だったのか、なんてたわけた感想を持ってしまう人がいるんだよなあ。
パスポートはいらないのか、とか。
国連にも新潟と群馬で参加してたのか、とか。
オリンピックはどうなるんだ、とか。
オレの新潟の伯父さんは外人だったのか、とか。
メチャクチャである。そうじゃないのだ。県のことを昔は国と呼んでいただけである。
日本はずっと鎖国してたんだから、アメリカやイギリスなんて存在しないのといっしょなのだ。
だから国とは、日本の中にあったそれぞれの地方のことをさすのである。越後の国と上野の国。聞いたことあるでしょう。
で、雪国である。夜の底が白くなった。
さて困った。書き始めてからこんなことを言うのもナンであるが、底というのはどこからどこまでを言うんだろう。
600 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/08/31 19:42 ID:ZCxDrZ5+
本を買う金が無い
やばい。。
京極風があまりにも嵌りすぎていて大笑いしてしまった。。
新井素子じゃとか森のも嵌りすぎておる。。
いや、文章が達者であられますな。。
ワロタ
チキータ風〜「ハァ?(゚Д゚) 雪国ですが、何か?」
ハァ?(゚Д゚) そーゆー長いトンネルを抜けると雪国なのですが、お前は馬鹿ですか?
つーことで、向い側の座席のボニータが、私の前を通り過ぎて振り向きざま笑いましたが何か?
ボニータは死産しちまえ!
そもそもこんな糞寒い中で、電車でオフに行ったら、交通事故に会うかもしんないじゃん?
Qは軽く言うが、電車代がどれだけかかるのか知っているのか?うそつきQ、この詐欺師。
「駅長さあん、駅長さあん」
ハァ?(゚Д゚)
『駅長さん』とかそーゆーコトをいいながら女は見かけで男を判断するしな。
まぁ、やりまくってる女はアフォってことだな(w
明りをさげて来た枢機卿は、襟巻で鼻の上までを包んで、メッセから人を追い出したくせに、お前が悪いという始末。
とりあえず、枢機卿氏ね。
外を眺めると、名無しは集団で叩いてきますが何か?
母乳は自分の不始末をワシに被せて、スレから消えるし‥旭は意味判らないことで、人を責めてるんじゃない。この馬鹿が。
ここまで寒いのは、お前のせいです。
「チキ−タ、私ですワ、御機嫌よろしゅうございます」
『ハァ?(゚Д゚) いつになったらメッセを入れるんですか?女は口だけだからな(w』
「ちゃんとアカウントはとりましたよ。マンガ狂さんもスレッドにいらっしゃるのですってね。お世話さまですわ」
『ハァ?(゚Д゚) 今度はマンガ狂ですか?Qは恥がないからそーゆーコトをいえるんだろうな藁。マジで氏ねよ』
「あ、いえ‥Qさんではなくて、あの私千尋ですけど‥」
『ふざけんなよ、このクソ犬!お前死ねよ』
「…(だめだわ言葉が通じない…)」
つーことで、こんな雪国、荒れればいい。
チキータは性格が変わった、と思う。
605 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/09/03 12:41 ID:54O6BtfJ
青蛙房の圓生全集を買ってみた。
スレの趣旨と違うかもしれないが。
606 :
俺の名を言ってみろ:03/09/03 12:46 ID:lYp6JwLC
ho
608 :
幻想妃:03/09/27 00:24 ID:Hus2gcMK
残業続いて図書館に予約図書が取りに行けね〜…
憂さ晴らしにまた漫画を買って帰る。。。
初めて買ったゾ、ガムコミックスw
age
あ、幻想妃さんだ ♪♪♪
なんか川上ブームになっちゃたみたいね〜 ・・
文学界とかで特集してたな・・
>>608 (´-`).。oO(きっと ふくやまけいこ やな。
612 :
幻想妃:03/10/03 00:40 ID:oyllV6/g
>610
AROさんとってもお久し振り。。。
モツスレ時々読ませてもらってますよ。お元気そうでなにより♪
>なんか川上ブームになっちゃたみたいね〜 ・・
うん、「センセイ」からこっち、妙に風通しの良い「癒し系」みたいな括りで
流行っているやうで、なんだかなぁ〜って。
本当はもっと怖いものや、上手く噛み砕けなくて呑み込むしかないような
痛みのようなものとかが、ずっと底の方に流れていると思うのですケド…
>611
ガ━━━━━━(゚д゚)━━━━━━ン !!
どーして分かったの???
>>612 ガムのホームページぐぐったら、
それしかないってわかるで〜w
614 :
幻想妃:03/10/16 23:19 ID:m+6i858T
「アメリカで日本のアニメはどう見られてきたか?」草薙聡志(徳間書店)
ネタ的な面白さには乏しいけれど、タイトルをそのまま、戦前から現代まで丹念に追いかけた内容。
日本の「(リミテッド)アニメ」がまず受け入れられるために、過去にどのような改竄が行われたか。
ネットワーク放送、玩具メーカーとの関わり等々。
状況に対してオタク的擁護発言から遠い、かといって単なる市場として突き放した視点でもない
冷静な筆運びは、諸外国における「アニメ」を取り巻く環境を理解するのに、今後貴重な手助けになるでせう。
>>614 アメリカでは、アニメというとデズニーだけで
後は淘汰されてしまったわけで・・・
自殺サークル を読んだ〜
まぁまぁ面白かった〜
617 :
幻想妃:03/10/18 17:42 ID:O3sY1Epi
>>615 ご無沙汰さんです。
んー、614の本を読んでみると、日本に入ってくる情報としてはディズニーばっかなんですけど、
他にもいくつか製作プロダクションはあるみたいです。
米アニメの下請けを日本でやってた話題も少し出てきますし。
(でも、市場としては確かにヒトリ勝ちなのかな〜>でずにー)
>>617 アメリカのアニメ市場は、たしかに一人勝ち
状態です
日本の方が、バラエティに富んだ作品が多
いと評価されてるようです
ただ、アメリカにおけるより、東南アジア方面
での評価が高いと思われ
なるほど〜
漫画喫茶で読んだ『ライフ』という少女漫画のイジメがエグイ。
集団の勘違い女ってやだね。
保守あげ
8時間ぶっとおしで読み上げたんだけど眠れなくなった
ビール3缶(500ml)飲んでもだめだ
おそろしい無重力状態・・
どーしよー
『魍魎の匣』読了。
設定がえぐい。
あと『箱娘』は無理。
突っ込みたいとこいっぱいあったけど
面白かった。
とりあえず次は鉄鼠かな。
さいきん保守せんでもスレおちへんような…w
さてさて、個人的に興味のあることで恐縮ではあるが
第二次世界大戦のインパール作戦について
かねがね疑問ではあったのことなのだが
この作戦、本当に勝ったのは誰なのか?
戦闘面だけ捉えてみれば、補給無視の無謀な作戦を
敢行した日本軍の負けであるというのが、一般的な評価
しかし、イギリス軍側からの視点でこの作戦を記述した
ものをいくつか読んでみると、ことはそう簡単ではなさそうだ
そもそも、戦争における勝者とは戦闘の勝ち負けではなく
最初に戦争を始めた目的をどの程度達成したかによって
評価されるべきなのである
その点から評価してみると
日本軍: ABCD包囲網撃破、ビルマ確保
目的達成出来なかったため負け
イギリス軍: ビルマ〜東南アジア植民地の確保
目的達成できず、植民地を失う結果に
と考えてみると、この作戦には勝者がいないという不思議
な結果になってしまう
本当の勝者は誰だったのか? 実はインド国民軍だった
のではないか? インドの独立を達成するのが目的→
インドはその後独立し、目的は達成された
そもそも、インパール作戦自体が、インド国民軍の
熱意に押されて無理を承知で敢行されたのではないか
という疑問さえ浮かんでくるのである
民主党が躍進なんて信じられないです。
そりゃ小泉改革は完璧に進んでたわけじゃないけど・・
株価が回復したり、それなりにうまくいってたのに
民主党が躍進なんて信じられないです。
そりゃ小泉改革は完璧に進んでたわけじゃないけど・・
小泉総理の言う「痛み」なんて、これまでお上から利益だけを得てきた
日本人なら当然受け入れるべきもの。
自力で更生する機会を与えられても、それを放棄するような国民は
あと少し不況に苦しむべき。
629 :
仮装的:03/11/27 00:30 ID:1h9LIoTw
今このスレを読んで、森博嗣が意外にメジャーなのに驚いた。
いやけっこう人気作家になってたのは知ってたが、京極やら新井やらと並んでるとはw
自分はほとんど読んでないが、笑わない数学者はけっこうバイブルだ。
ミステリ作家としては致命的なほどトリックがたまにへぼいが。
つうか笑わない数学者のキモのトリックは本編1ページ目を読む前にだいたいわかってしまった。
だが、あれはよかった。最後が、すばらしかった。
全ては不定である。決めるのは君だ。
・・・彼は誰だったんだろうか?
もしゅ。。
631 :
名無しさん 〜君の性差〜:03/12/09 11:16 ID:jW0MQskj
「女にいらだつ男 男にあきれる女」(伊東明)
話を〜地図が〜なんぞより100倍いいね。
>625
うむ、確かに落ちませんね(w
でも一応保守しておこう・・・
「牢屋でやせるダイエット」(中島らも)
明らかに狙い過ぎなタイトル通り、これはハッタリ。
実際は、寒さに耐えるためハンストなぞ続けられなかったのと、それまでの
不摂生な食生活(一日約一食)から規則正しく三食採るようになったおかげで
娑婆に戻った時には4キロ増えていたとか。
医者にかかるのが遅れて中でも死にかかったネタを披露したり、転んでも
ただでは起きない(笑)ふてぶてしさは相変わらず。
折角沢山の瞑想の時間を得られたんだから、日々の混濁の中にそれを
置き去りにしないよう、今後も精力的に活動してもらいたいもんです。。。
あぼーん
『シガテラ1』古谷実
だんだん「普通」へと突っ走る古谷の漫画〜
結構面白かたーよ。
『羆嵐』吉村 昭
くまがー、くまがー。
>>636 あ、それ読みましただ。
村長……じゃなかったかな、なんか決断力が素敵だした。
くまがー、くまがー。
うむ、殺戮に明け暮れる熊の話じゃった。。
マンガ狂どのには、お初にお邪魔しやす。
「ねむりねずみ」近藤史恵
歌舞伎の世界が舞台のミステリ。
描写等は美しいのだけれど、普段から女性の言葉遣いをする女形を
女性作者が書いている……。
なんか変な感じ( ゚ー゚)。
まだ読み途中。
んー、最近、読書しておらんのですたーい。。
故にご自由にお使いください。。
>>640 あー、マンガ狂さんはギィさんだったですか。
スレ読み途中ですみませぬ。
ついでにどっかで喧嘩売ってたらごめんなさいm(_ _)m。
(見たことある方と喧嘩売った人の区別もつかんでしたり^^;。)
「もうひとつの青春 −同性愛者たち」井田真木子
“異性愛者”として同性愛者のグループに同行する女性記者の
書いた本。
これが出たのが10年前、この最初の同性愛者のグループが
成立したのがそりよりさらに6年前……かぁ。
これも読み途中。
次はハーヴェイ・ミルクの本を借りるつもりっす( ゚ー゚)。
>641
井田さんが亡くなってからも、もうだいぶ経ったような気がしますね。。
>>642 おお、有名な方なんですか?
同性愛サイト回ってる時の資料として見つけたので、これが初の
この系統の本なんですよ。
そっかー……この方亡くなってるんだ、残念かも。
夢中で読んでいて、電車露骨に乗り過ごしました( ゚ー゚)。
>643
もう2、3年前になるのじゃないかな?
ノンフィクションのジャンルでは、まだまだ将来を期待されていた書き手だったのですが、40代半ばで急逝されました。
一番マスコミに取り上げられた作品は、大宅壮一賞を受賞した「プロレス少女伝説」だったかと。
電車乗り過ごすくらい夢中に読んでもらったら、本も幸せモノでつね(w
(私も電車の中は、貴重な読書タイムだ〜♪)
急逝……菜摘ひかるを思い出した。
あと北條民雄。
646 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/07 14:37 ID:9Y14G8n1
そういやもう一年か、このスレも。。
随分と持ったなぁ。。
最近、全然読書してないや。。
マンガばっかだよ。。
昔の書き込み読むと恥かしいなぁ、なんか。。
このまま1000までいかせちゃおうかなぁ。。
>>644 ノンフィクションってジャンルがあること知りませんでした^^;。
読むもの一段落ついたら、読んでみたいです。>プロレス少女伝説
本日、
「フロイト −その思想と生涯」R・ベイカー
を借りてきてみました、要するに伝記ですねこりゃ。
入門本はいまいち難しいと評判だったので、逃げを打ってみたの
ですが、当たりのようで嬉しいっす。
フロイトさんは、やんちゃなとこはありますが、素直でよい子です。
(通信簿ですかと( ゚ー゚)。)
>>647 マンガ読みたい時はマンガが体に向いてるんですよ。
小説読みたい時とか、なんか読みたい時とか、体調とかで結構な
変動があるものです。
お勉強とか思うと楽しみが減ってしまいますよ。
あぼーん
「"ポスト"フェミニズム」、しばし保留です。
よくまとまっていますけど、情報量多すぎて入門書に向いてません。
初期フェミニストの伝記を読んでみるのが妥当ですかね。
「現代の精神分析 −フロイトからフロイト以降へ」小此木啓吾
純粋に早かったようです、お世話になることもあるでしょうかね。
「ゲイの市長と呼ばれた男」上下
背景の知識がいまいち乏しく馴染めません、これも保留。
うーん……読む本がなくなってしまったので「中国の古代文学(一)」
でも読んでいることにします。
上の本の代わりになる本を探してきます( ゚ー゚)。
「散りしかたみに」近藤史恵
>>639の梨園シリーズ2作目でやす。
人があっさりと死んで、それがほとんど省みられないというところも
含めて、なんだかそういう話と思えました。
でもこの「事実」って気付けるものだと思えない……。
なんでシリーズ・キャラクタ物なんだろ( ゚ー゚)?
渡辺えり子「えり子の冒険」、永井愛「中年まっさかり」を続けて読む。
「冒険」の中の、寺山修司と唐十郎の芝居の作り方に、育った土地の戦争の影が影響を与えた、という説が興味深い。
2冊とも執筆時期が近いからか、どちらにも如月小春さんの死についての文章が載っている。
「中年」に、渡辺さんと如月さんがメディアで注目された時によく比較され、渡辺さんを唐氏が褒めると、すかさず寺山氏が
如月さんを絶賛した・・・というくだりがあり、あっ、と思う。
渡辺さんは「冒険」で、自分の芝居の作り方は、どちらかといえば寺山氏に近いと言っている。
多分それが当時の寺山氏にも分かったから、自分に近しい匂いを放つ幻想的な渡辺さんの作品ではなく、「都市」の
ざわめきを表現した如月さんの作品を認めたんじゃないだろうか?
ひょっとしたらそれは、(地方出身者の)寺山氏が憧れた「都市」に、シンクロするものだったのかも知れない。
654 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/02/04 13:03 ID:Il0S5mOs
『まれに見るバカ女』
『まれに見るバカ女との戦い』
これどう?
女って結構本読んでたりするのもいるんだけど、
それが知性にはまったくつながらないのが興味深い。
なぜだろうか。
社会思想者が倒産してた。。
指輪物語出してたとこなのにぃ。。。
世間は冷たいもんだ。。
昨日読んであまりの的確さに感動した文章――――
身体コンプレックスをもった人は一般的に、恋愛などの高度な人間関係をこなすコミュニケーションスキルが低い、
あるいは自信がない。だから、「普通の恋愛」をするために人並みの容姿をどうにかして手に入れたいと思っている。
それができないなら、コミュニケーションスキルを磨くしかないのだが、容姿抜きで異性と親密な関係を構築することは、
美男美女が恋愛するよりも困難であることはあまりにも明らかだ。「ブス」「ブサイク」であっても恋愛ができる、という
励ましは、無責任な冒険主義の勧めである。
恋愛のような高度な人間関係を構築するために何をしたらよいのかわからない。だから「もてない」のだ。
(肉体不平等 ひとはなぜ美しくなりたいのか?/石井政之)
658 :
ぶさ:04/02/07 03:02 ID:zCBFGhlt
八方塞がりじゃないか!
>>657 的確だとはとても思えんがなぁ
ただなんらかのコンプレックスが理由で
うまくいかんというところは本当かもしれん
たとえば客観的にみたらブスでなくても、
自分ではブサイクだと思いこんでしまってるとか
誰がなんといおうと俺の目には美人に見える
といえば案外簡単に口説ける・・・ かな?
>659
ここで言ってる的確ってのはおそらく、
不細工でも恋愛できるよっと第三者が言うことは、
無責任なんだよ。ってところのことだと思われ。
でも、そういうよね。
お前には恋愛無理!
なんて、言いたくないもんね。
夏石鈴子を借りてきた保守
662 :
最後の光:04/03/01 02:50 ID:GNRMQcKs
毎度お世話になっております。
奇違い「最後の光」でございます。
このスレ削除以来出してもいいですか?
>662
これもできれば見逃してもらいたいもんです…
>657-660
とか男女論的だと思いませんか?
>662
ウァーン・゚・(ノД`)
665 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/03/21 09:05 ID:W5qlw8Kg
↓666ドゾ
くだらん。
・・・・・・・・まぶらほ・・・・・・
ほしゅ。 最近幻想妃さんがいない・・・。
「Microsoft WDM プログラミング」を読む.
2日目にして早くも挫折のヨカン.
男女板っぽく小倉千加子「結婚の条件」
相変わらずこの人の筆は冴えている。そして律儀だ。
新刊「『赤毛のアン』の秘密」の出来も楽しみ。
671 :
仮装的:04/04/18 00:48 ID:yaWsr2p6
最近読んだのは某氏が某氏の影響で?買ったプラネテスくらいだ。
随分何もよんどらんなぁ。いかんなぁ。
主人公が何故あんなにもタナベを気にするのかがわからんかった。
ただ愛はいい。
全ての結論はやっぱり愛に行き着くのだなーと改めて思った。
愛を軽軽しく歌ってる歌は反吐がでるが。
今日の一句(穂村弘)
「耳で飛ぶ象がほんとにいるのならおそろしいよねそいつのうんこ」
いちばん下になっちゃってる・・・保守しちゃお♥
674 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/05/03 18:46 ID:4/POSLSV
月並みだけどやっぱり
林道義の「主婦の復権」かなぁ。
男女板住人なら必読の一冊でしょ。
「夫婦別性大論破」
宮崎哲哉/八木秀次共著
「食べる女」筒井ともみ
取り上げるテーマはバラエティに富んでいるし、ディテールも申し分ないのに、どうしてだか食い足りない。
文体が平坦で、すらすら読ませすぎるせい?
脚本を書くことからきているスキルが、いつも少し裏目に出てきている印象。
この人の中では、「食べる」が常に「作る」楽しみの延長にあるものなのだなぁ。
勿論、寂しくて辛い食の風景を、敢えて取り除いて書いているのだろうとは思うのだけど。
古本だと、ブックオフで105円でA6版の雑学本をときどき買ってきて読む。
空白投稿・・・保守荒らしか。
読んだ本の一冊もないのかね。
くぅ、最近読んだ本、なんかawkの本。。
正規表現とかむずかしすぎ。。
わけわかめ。。
増える。。
( ・_・) セイキ表現でチカンするのかね
この前、あるファイルとファイルをjoinしようとしたら、
1
2
3
4
5
6
7
8
9
91
92
93
94
95
96
97
98
ってなってうわ、なんじゃこりゃ?
間がいっぱい抜けてるぞーってなったの。。
で、viとかで01、02、とか先頭に0を付けようとしたんだけど、
s/~[0-09]/0/
とかやってもどうしても先頭行に0が付かなくて最終的に手で全部0つけた。。
ようやく小倉千加子『「赤毛のアン」の秘密』を読む。
(『赤毛のアン』の熱烈な読者は、心の底では夫よりも実は「結婚」の方を愛しているのである。)
辛辣で冷静。
これだけモンゴメリ評伝を上手く料理されたのだから、村岡花子篇もさぞかし胸のすくような仕上がりになるのではと期待。
684 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/06/20 22:53 ID:0tk9mzqT
a
685 :
旭@泥酔中 ◆VI7sg3/D46 :04/06/20 22:55 ID:iY8XIF8g
ローゼンベルグ「二十世紀の神話」が読みたいが・・・。
和訳が見つからぬ。
なんで最下層でまたーりやってたのにageてくるのがいるんだろ?
age荒らしが趣味なんだろう。
689 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/06/25 20:58 ID:GR8Nb2Uk
男女板住人で本を出そうぜ
すっごーい このスレあったんだ ♪♪♪
わーい ♪♪♪
幻想妃さんだ ♪♪♪
>>690 ARO嬢キタ―――――ヽミ´ー`ミノ―――――!!!
地味に保守しつつ、三年目に突入する頃に1000ゲトが目標です ♪♪♪
もう十年以上手に取ってもいなかった「基礎数学1・線形代数入門」とかゆうのを
段ボールの中からほぢくりだして読み返す読み返す.
( -_-) 昔の私って頭良かったんだなぁ.
ぬるぽ
うんピさんに遭遇するの久し振り〜
| || | |
| || | |
| ヽ、 | | | |
||\ ヽ ∧∧ .| |
|| ヽ ミ ・д・ミ、 ( ヽ、ガッ
|| / ,ゝ 〉と ノ
∩ / ⊂二__,.ノi | |
| | ( ⌒ヽ、,.ィ | / i
| ト´ヽ、.,_ ヽ、| / ,ノ
ヽ /⌒'´..`_,.ノ⌒__ノ
< し( 。ц。 ) >←
>>693 |/ V ̄V \|
|/ V V V
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
斎藤美奈子「妊娠小説」面白いな。。
695 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/07/28 11:38 ID:Wyy3nKvY
・・・。
697 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/07/28 17:15 ID:Wyy3nKvY
698 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/07/28 17:17 ID:E19gfF1n
あんまり変な本読まない方が良いぞ。
変な本を読んで得る事ではなく、読む事自体が
イメージ的にマイナス要因になる。
699 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/07/28 17:34 ID:Wyy3nKvY
本っていうのはたくさん読んで、はじめて意味があるもんなんだよ
2ちゃんねると一緒で
糞レス、良レス両方読んで、はじめて目が肥えてくるわけ
どんどん本を読んで知恵をつけるべきだと思うね
(そうすることで、良い本を見抜く目も養われる)
本を読んで知恵をつける男性というのは、
フェミゾンにとって脅威ではあると思うけどw
読書は大切だよ
読書をする人としない人は、人間とサルくらいの違いがある
700
701 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/07/29 00:04 ID:aE2xeTA5
これからは、男性差別に関係する本の紹介でもするか
703 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/07/29 13:48 ID:lPQdVugE
704 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/07/30 17:41 ID:5bEsnahI
705 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/07/30 20:07 ID:HZSsOER8
昔「女が日本をダメにする」とかいう本があったらしいが、
ぐぐっても出てこない。知ってる人は情報プリーズ。
>705
そのまま検索かければ出ますよ?安部さんの本なら・・・
休日メニューは小関智弘 あーんど 笙野頼子。。
いまさら乙一の失踪ホリディ読んだわ
なかなか乙やったわ
キャラとネームが良かったw
…小説やけど…
幸せは猫のかたち は前に読んだときはその唐突な変わり具合がおもしろかったけど
今回読んだらそこが変でへんやなーオモタ
乙一は変やけど、ミステリチックな奴は全部先がわかっちゃうから
ミステリチックを気取ってない奴がおもろいな〜
交通事故で指先しか動かせなくなった男の話が一番おもろかった
失踪ホリディも好きになった
あと、死に損ないのアオもよかった
コーリングユー みたいなんも好きやけれども
手をつなぐ泥棒の話が映画かなんかになるらしい
まぁ、映像に向いた話ではあると思う。
っていうかザ・スニーカーの作者ページみたいなんで
自分の肩書きのところ(フリーター)ってw
好きやなー
710 :
ギィ:04/08/27 02:38 ID:/pk70QMW
アーマドコアの攻略本
トップラン&ランド完
なんや複線とかほったらかしで
打ち切り漫画みたいな終わり方するな〜おもたら
シリーズ総ページ数3333ページってw
それやりたかっただけやんw
章タイトル見たら、綺麗に終わってるから
複線消化するきないっちゅーか
なげっぱなしすーぷれっくす
712 :
伏線:04/09/08 17:57 ID:7kesvnXU
それぞれの伏線の展開が、ストーリーを複線化させた。
素晴らしい突っ込みをありがたう(恥
714 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/09/22 03:17:14 ID:OaTn4Fvo
長嶋康郎「古道具ニコニコ堂です」
ユルユルで笑えちゃう。。
通信のコピーと活字パートの配分がいい感じ。
たびたびの誤字に、イライラせずに読めるよう工夫した編集のヒトは偉いね。
暗いところで待ち合わせ
乙一
目の見えない一人暮らしの女性の家に
警察に追われている男が
こっそり住んじゃう話
テーマ的なものは他者とのコミュニケーションで
ほんのりみすてりちっくで
基本のどんでん返しちっくなあれは
基本すぎてばればれだけど
それを補って有り余るみりきな設定だなと思う
とかそんな理屈はどうでもよくて
おもしれかった
小池昌代「感光生活」
Webちくまで読んだ文章もあるけれど、くりかえし読んでも味わいは色褪せない。
こんな風に言葉を研ぎ澄ませて、それでいて刃当たりが柔らかい遣い方ができる人は
なかなかいないと思う。
大槻ケンヂ「ロッキン・ホース・バレリーナ」
キャラが生き生きしてて(・∀・)イイ!!
町子がちょっと都合良すぎな造形だけど、それはまぁ大目に見て。
アニメ化したら面白い鴨。
蛇足:覚えた、口内炎にはケナログ(w
「彼女たち」の連合赤軍 サブカルチャーと戦後民主主義
大塚英志
連合赤軍の永田洋子をサブカルやフェミニズムなど
歴史的視座により語った本?
戦後の歴史がすっぽり抜けてしまっている
僕達の世代の感性のせいで
歴史(ストーリー)を欲する若者がオウム的な陳腐なものに惹かれることを批判した本書
を僕が鵜呑みにしてしまうことになるのが皮肉なことだ
フェミニズムが女性の自己実現をもとに
サブカルの影響を受けながら消費社会的に発展し
その中で母体としての自分をどう位置づけるかという問題が
出産育児本ブームを経て
問題が曖昧化したこととかを
前後の歴史といっしょに語ってる?
あーあほやからちゃんと書かれへん
空気が伝わればよし
なんか歴史的で面白かった
ようするに
戦後産婆さん制度がなくなったから
出産育児の伝統が継承されなくなって
マニュアルが必要とされて第一次育児出産本ブーム
それは人が病院で産まれるようになったということ=母胎の人工化
それがのちの世の母娘の断絶につながるとか(イグアナの娘)
そこから唐突に母性の全肯定になったのが近年の出産育児本ブームとかで
それが現在の消費社会において
母性をどう位置づけるかの問題を
押しつぶしてしまうことを危惧してるとか
生産社会から女性の消費社会に変わっていった話とかもわかりやすかった
ここで女性のってつくのは
商品の実用性以外の価値を消費し始めたのは女性だ
っていう文章だったから
何故女はブランド〜スレとかにながながと歴史を書こうかなと思うくらい
むむむ・・・7ページ目も破れたか・・・漫画スレめ(涙
>>719 フェミニズムって消費社会の中でホントに発展してるのかな〜?
ある種の商品化で一瞬浸透したように見えても
結局その商品化した部分だけが消費されただけで
結局は何も動いていないやうな気もいたしますが。
722 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/10/15 10:48:58 ID:x1b8QQbX
723 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/10/15 11:05:40 ID:XztFlrVB
私は基本的に自殺した作家の本を読むのは避けますね。
やはり、病的なものを内包していると思われるので。
>721
私はフェミニズムの意味がよくわかってないのね
そんでもって本の鵜呑みだからなんともいいがたいんですが
消費することでの自己実現という意味合いにおいては
もう現在はフェミニズムが浸透した世の中と言っていい感じ?
あと残ってる問題は子供の問題と男女の格差くらい?
ウーマンリブとフェミニズムの違いもよくわからんし
とりあえずわかるのは
現在のフェミニズムが一般の人をほったらかしにして
どこか目指してるって感じに書いたあったことくらいかな
あーなんかいろいろわかった気になってたけど
やっぱりなんもわからんわ
社会主義とフェミニズムが仲がいいのはレーニンさんのお陰で
う〜ん
ようするにフェミニズムとは女性の自己実現を目指す姿勢そのもののことで
消費社会の中で発展したか否かというと
…
むしろ女性が自己実現をしようとする社会が消費社会
ブランドやファッションやオシャレなカフェやら景観は
すべて女性が自己実現した結果
(男性が自己実現したら威厳とか実用性とかものものしくなるぽ)
いまある主要な街は女性が自己実現した結果と感じる
消費社会とはなにかってことやね
なんやろね
付加価値に高い値段がついて
実用性以外のモノを消費する社会?のことかな
たぶん
>>725 ???なんかよく分からへんねんけど
そこでゆーてる女性の自己実現ってナニを指してるのん?
消費は手段なん?それとも目的?
消費は手段かな
目的が自己実現
結果が現在で
なりたい自分になるために
女性が活動することによって
付加価値が高くなったことを
消費社会といふ
って感じ?
>付加価値
訂正
商品の付加価値
(おたく世代が産まれるまでは)男性がなんぼ消費しても
商品の付加価値は高くならなかった
今の社会は
戦後に憲法で男女がある程度平等になったことで
女性の自己実現のための商品(戦前はなかった)を作ることに
大きなビジネスチャンスがあって
それが高度経済成長にのって
いっきに突っ走った後一回こけたその後
言葉が雑なのは日頃さぼってるせい
「短歌パラダイス」小林恭二
こんな面白い本を、開架図書なんかにしてちゃいけませんよ!w
創る力は読む力があってこそ支えられるものなのだと実感。
良い作り手になれないのなら、せめて良い読者になりたい。
ささやかで傲慢な望みかも知れないけれど・・・
733 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/11/11 08:59:03 ID:9A1sQB17
保守
ほ
「アダルト・ピアノ −おじさん、ジャズにいどむ」井上章一
ネタの繰り方が上手くなってきた井上さん。
文体のマズさをカバーしてありあまるストリッパーぶり。
まさか痔の話まで出てくるとは思いませんでした(笑
「トリアングル」俵万智
予想通りだけど、小説力低い。
結局自分のシングルマザー観を提示したかったのかしら。
こういう理由で一人で産みました、って言い訳を読まされた新聞読者に「ご苦労様でした」と言いたくなったり。
「失踪HOLIDAY」乙一
貸してくれた人には申し訳ないが、点数つけるとしたら20点。
「暗いところ」でどれくらい実力が伸びてるのか、楽しみに読み進めることにしませう。
あんまかわらんな〜
しゅちゅえーしょんと軽さしかないにゃ〜w
期待したらあかんかも…
ほんまにあんまかわらんな〜
作品にぴったりな形容をつけるなら
「とってつけたような話」
やしなーw
738 :
仮装的:04/11/23 00:43:42 ID:R6douXZE
幻さんはミステリーとか読むんかな?
もし読むなら今度「笑わない数学者」をお勧めしてみやう。
俺は基本的に小説が嫌いなのだが、これは面白かった。
背筋がぞくぞくするほど面白かった。
いやトリックがめちゃくちゃしょぼいんだけど。
本文を一語すら読んでないのに肝要なトリックに気付いてしまうくらいw
ただ、最後の最後、数ページが、すごい。その数ページのためだけの小説といっていい。
といっても面白いのは俺だけかもしらんので感想を聞いてみたいなー。
739 :
仮装的:04/11/23 00:45:28 ID:R6douXZE
数ページちゃうかった。11章やった。20ページくらい?大差ないけど。
>>738 ミステリーだから読む/読まないってのはないけど
わたくしのミステリー歴は仁木悦子辺りで止まっているので(厨房時代・・・w)
森さんの作品は手にしたことがありませぬ
あー「黒猫の三角」だけ漫画で読んだかな
笑わない数学者ね、今度図書館で探してみるっす。。
741 :
仮装的:04/11/23 22:11:39 ID:a225uQMR
俺文庫本もってまつよ。皆までいうまい。
いや図書館でもええけど。
ジェンダー系の勉強にぴったりの本ってあります?
出来るならフェミ系と反フェミ系両方読みたいんですが(片方だけだとちょっとヤバい)
あと、出来るならあんまり攻撃的じゃないのがいいです。
ことこういう話題だとみんなヒステリックになってるから怖い…
>>741 へへ〜もう借りちゃった(w
でも最初の版(講談社ノベルズ)なんだよね。
文庫の解説も読みたいから、機会があったら見せてチョウラィ!щ(゚▽゚щ)
>>742 ここは過疎板の過疎スレだから、お望みのアドバイスをくれる香具師は
なかなか通りかからない鴨。
文学、一般書籍、社会学辺りで質問されては?
744 :
仮装的:04/12/04 17:58:39 ID:ijDZEZ8+
>>743 借りちゃいましたか。
文庫の解説はなんか学者仲間がやってるみたい。
なかなか面白いです。ので機会があれば持っていきまっせ。
っていうかノベルズのほうの解説どんなんやっけ?
今度見にいこうかな。図書館。
あとICO読みて〜。宮部みゆきよんだことないけど。
ゲームむっちゃおもろかったからなー。
泣きまつ。嘘。でも恋はしまつ。
小説はどないなっとんのか。はてさて。
ゲームやるならやってみてほすぃかも。
ゲームでしか表現できないことを表現できてる、いい作品ですよ。
「数学者」読んだよぅ>かそちん
トリックは確かにしょぼかったけど
私は最終章も解説で北村薫御大が絶賛?したほどの感銘は受けなかったです
最終章の展開もなんとなく読めてしまったからか。。
頭がいいひとの文章って、なんか無駄なことが書かれてないのよね
その無駄の無さが無菌室にいるやうな居心地の悪さを感じて
私は森さんの文章と余り相性良くないなと思いますた
なんかね、同じペダンチックな展開なら
中井英夫の「虚無への供物」みたいな方が好きだな
あれをペダンチックとゆーのかどうかは意見が分かれるかも知れないけど
ひたすらダラダラ読む、その時間の経過そのものを楽しむ愉楽のようなものがあって欲しいわけで
何書いてるんだか分からなくなってきたけどまーそんな感想です
>>742 個人的な見解であることを、お断りして・・・
今の時代、ジェンダー系の勉強をする必要は
ないと思います
大脳生理学を勉強した方がよいでしょう
私見によれば、フェミ論が盛んだった時代というのは
まだ、大脳生理学上の重要な所見が得られてなかった
時代だからです
1990年代半ば以降、科学の大進歩があって
現代では、理論が全く一変してしまってます
747 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/12/28 07:35:48 ID:gKIvMs/n
819 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:04/07/25(日) 16:55 ID:5TtC/RSD
http://news2.2ch.net/newsplus/kako/1042/10421/1042178723.html これが日本の本当の仕組みだ
1.統一教会
→日本人信者から2兆円を搾取。日本の国会議員に100人以上の秘書を送り込む。
韓国の田舎の独身ブ男に、若い日本人女性を人身売買してまた儲ける。
2.朝鮮総連
→自民党大物議員や社民党議員に賄賂を贈り、拘束。朝銀に巨額の税金を投入させる。
その金が北朝鮮にいき、ミサイルや核開発の費用になる。
3.パチンコ屋
→年商30兆円産業で、その8割が在日系企業。日本人をバクチ漬けにして
生活費を搾取し、その金を自民党と社民党に献金。
4.創価学会
→池田大作はじめ幹部はことごとく在日朝鮮人。庶民階級を騙してお布施を集金し、
在日の特権拡大に政治力をふるう。韓国の侮日運動を組織をあげて支援している。
5.暴力団
→50%が在日(ちなみに在日の比率は0・5%)。麻薬や覚せい剤を南北祖国から
安く仕入れて、日本人をドラッグ漬けにして金を稼いでいる。反コリア運動を
暴力と脅しで監視し、ときには偽装右翼を演じる。
中島らも「バンド・オブ・ザ・ナイト」
亡くなったひとの作品を読む事は、なめくじが這った跡を眺めているような心持ちだ。
生きている時には、その動きそのものが気になって、軌跡をじっと観察するのが難しい。
彼がまだ元気でいたなら、多分この本を手に取るのはもっともっと先になっていたに違いない。
そしてその跡は、奇妙に狂おしいいびつな形をした結晶。
>>749 単なる乱読なんですw
読む端から忘れていくことも多いです
そしてジャンルもかなり偏っている・・・
「文学賞メッタ斬り!」大森望・豊崎由美
業界事情が少し分かるようになる、
世の中にはまだまだ面白そうな(しかも自分が読んでない)本が
沢山あるのだと思い知らされる楽しい本♪
今年もひっそりとこのスレが進みますよう。。
新潮新書の「嫉妬の世界史」
わりと面白かったです
一部、こじつけ気味のところはあったけれど
小池田マヤ「すぎなレボリューション」
正月休みはいつもブクヲフで何かしら買ってしまうもので。
これもなんとなく手にとって、続きが読みたくなって本屋で足りない分を揃えちゃったりして。
いや面白かったです。「マイペース!ゆずらん」よりこっちのが好きだな。
きっとそのうち「バーバーハーバー」も買ってしまう予感。
スギナとばついちとらんたんは面白いけど 読んでて偏頭痛がする。
もっとアフォに人生生きたいモノだっていうか実際そうしてる
ちょっと最近アフォすぎるから他人様に心配かけるのが気がかり
僕は世界終わっても漫画読んでるから大丈夫。
みんな僕のことを見捨てて下さい…(気にかけてください)
>754
トランタンは読んでないからどんなテイストか分からないですけど、
すぎなは「グチャグチャこむつかしいコトはさておき二人でいる事に意味があるんだ」とゆー
エンディングの為の紆余曲折だったのであれで良しだと思うのですよ
そしてやっぱり「バーバーハーバー」の1巻を買った。メルヘん♪
>755
あれでよしなのですよ。
ぼか〜ぽっちゃりしたへきくんもすぎなも好きですわ。
エリートの誰々さん(名前忘れた)がハーブとか健康オタクなってたの面白かった。
ネタばれ注意
メガネの上司がすごい燃えたけどw
かっこい〜 仕事人間は孤高でかっこぶーだわ♪
あとたえちゃんが好き。
>756
ダーク広川はイイ味出してたねw
>あとたえちゃんが好き。
「ロングマンみたい〜」とか言われたいんでしょ。全裸で(w
>757
>ロングマン
うっ ネタを覚えてへん…
八重歯がね。かわいいね。2次元やけど。w
ダンベル体操で腹筋の横鍛えてたのがマニアック。
759 :
名無しさん 〜君の性差〜:05/02/15 10:40:52 ID:TsjYiFGK
「『赤毛のアン』の秘密」最悪。買って損した。
アーウィィング好き。
今サイダーハウスルール読んでる。
「不美人論」藤野美奈子・原研
読み物としては面白うございましたが、労力の割に突っ込み甘くてなんだかなという印象も。
藤野さんと編集さん(女性)のカミングアウト?にページ割かれすぎたせいでしょうか?
「水晶宮物語」松村昌家
ヴィクトリア朝マニアといふ病がこの世にあるのだとすれば、
森薫さんとかこの著者はまさしく重症の患者なのではないでしょうか。。
でも確かに水晶宮って興味深い建物です。
竣工した時の新聞はまだ挿絵での掲載で、焼失した時には写真が残っているというのが
その時代の写真・印刷技術も彷彿とさせて趣深いものがありました。
「階級にとりつかれた人々」新井潤美
ちょうどヴィクトリア朝の頃からからイギリスの階級制度の中で台頭を始めた
ロウワー・ミドル・クラスに焦点を合わせた文章で、「水晶宮」から続けて読んだのは
タイミング良かった。
かの「ハリー・ポッター」のキャラ設定にも、階級制度のメタファーが見え隠れする
という指摘はなかなか刺激的。……ハリポタ読んでないけど(笑)
初めて図書館から督促状がキタ━━━━(°Д°)━━━━!!!! ヤバイ。。
( -_-).。oO(絶対ウソだ
うそぢゃないもーん
……今までは電話だったんだもーん
図書館行きたいのに、返却日を過ぎた本が家の中で行方不明… つД`ミ・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
768 :
名無しさん 〜君の性差〜:2005/04/17(日) 07:21:26 ID:doReLy1z
age
>>768 何故にっ!
あー、そういえばおいらも延滞してますよ
さっさと返さねば
「ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ」ブルボン小林
ゲーマーだったヒト、そして現役ゲーマーはきっと私の数倍楽しめる本?
ゲームについて書かれた本の書き手で、ゲームをしない人にもどこが楽しいかが
具体的に分かるように努力している人ってあまりいないような気がするし、それが
成功してる文章にもなかなか出会わないように思うんですけど(というか、そういう
文章のニーズがまずないのだろうな)、この本の文章はちゃんと読めました。
でも徹夜明けの著者近影はヒゲが汚くてNG(w
本が読みたい
「中村うさぎの四字熟誤」
松田洋子のマンガ目当てで借りる。
巻末の対談がある意味一番面白いと言えましょう。
(中村さんのPNの由来説明もあります)
中村うさぎはちょろっとライトノベルの方を完結させてほしかばい
>773
何よんでた〜?
ごくどーくんはね、結構さいごまで読んだの。
じゃじゃひめはね、一巻しか読んでへん もう記憶にも残ってない
その後の作品は一冊も読んでへん。
あの人説教くさいことをテーマに書き始めておもろなってきたなって思ったくらいから読んでへんw
なんでやろ?w
>>774 あはは〜富士見のギル&ルーナと
電撃のゴクドー外伝やらじゃじゃ姫やら
角川のゴクドー本編やらエッセイ集やら
中学生の頃から最近まで読んでますたっすw
愛に関して色々ゆってたのが面白かったすね〜意外と。
こういう事言うと厨扱いされますけどもw
こっちも777やね
あれ、3年くらい前に小説トリッパーで
月九の脚本家たちのどろどろした手柄の取り合いとか男事情とか見栄とかプライドとかのみすてり?が
おもしろかったよ。
あとおすぎとぴーこのぴーこはなかむらうさぎのことが好きまたは知り合いかなんかみたいね
いーともでなんやらかんやらぴーこの話からうさぎの話がちらほら
777 :
名無しさん 〜君の性差〜:2005/06/12(日) 23:27:28 ID:j0c7ul3D
おばちゃんってコテ師んだのか?
きりばんゲットと人の揚げ足取りしかできないこてのことだが。
777取るのは良いけど上げないで下さいよぅ・・・・つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こないだ某旅エッセイを読んでたら、その中で紹介されてた本が知り合いの書いたものだった。
ハードカバーの本に知った人の名が載っかってるってのは、とても新鮮な驚きでありました。
知り合いといっても、その人は私のコト多分覚えてないだろうけどね・・・(w
旅エッセイですか。
旅はいいですよね。
日常をしがらみから離れて、一月ぐらい長期バカンスをとりたいものです。
(ただの現実逃避?)
脳内でいいから、現実を忘れさせてくれる、リアリティーのない本を好んで読みます。
あー、おいらも研究室に先生の共著が置いてあった時、なにやら感慨深いものが
>>779 リアリティーのない本って、密かに需要が高いですよね。。
ファンタジーもそうだし、最近流行りの泣かせるフィクションも、大まかに言えば現実味の無い「おはなし」だし。
現実に対して異化効果を与える本も趣深いものです。
笙野頼子とか、読んだ後に現実が奇妙に歪んで見える気がする(笑
本当は、歪んだ気がする、って意識させられることそのものが、
現実が圧倒的だという事実に対する陰画みたいなものなんでしょうけど(^^;
>>780 でも先生は自分の書いた教科書買わせたりして、嫌でも名前が目に付いたりしない?w
778のひとは、実は昔漫画家(笑)で、著述業としてのキャリアはほとんど無いのに、
直木賞作家のエッセイに出てきたので凄いビックリしたのだー。。
>>781 たしかにそうですね〜w
ただ、そのとき見たのは都市計画方面でして、
なんか一般の人が手に取りそうな雰囲気だったんですよw
>782
あー、同じ本でも、本屋に並んでると学校の生協に置いてあるのじゃ違いますしね(笑
関川夏央「やむにやまれず」
単行本を一度読んでいたけど、小池昌代さんの解説が読みたくて文庫を借りる。
読み通すと「あ、この文章は読んだことがあるな」という気は起こるが、あらすじや
ディテールをスッカリ忘れているので、もう一度中身を楽しんで読む(^^;
ゴッホの「夜のカフェテラス」に触れた話を読んでからしばらくたって、見かけた
「ゴッホ展」のポスターに、まさしくそのカフェの絵が!
暖かい光に包まれた二つの空席が、とても切ない気分にさせました。。
784 :
名無しさん 〜君の性差〜:2005/06/23(木) 06:45:57 ID:pTDpm3Nk
佐藤優氏の「国家の罠」もう読んだ?
「名古屋と金シャチ」井上章一
ちょっとやっつけで書いてるのが見え見えな所もありますが、
それを敢えて隠さないのがむしろこの人の学者魂を感じさせるというか(←贔屓目^^;)
「劇談」扇田昭彦編
まだ途中読みですが、読んでると凄く芝居を見に行きたくなる〜
TV番組の対談部分の再構成とはいえ、これだけのボリュームを解説付きでまとめる
労力は大変なものです
¥2,800分の価値はありかな
久しぶりに漫画についても書いてみたりして
「もやしもん(1)」石川雅之
新聞に載ったり、本屋でも平積みだったり、なかなか好評なスタートぶりが
気になって買ってみたけど、なかなかいい感じッス
絵のタッチが寄生獣の人とチョト似てる?
「拝み屋横丁顛末記(1)〜(4)」宮本福助
表紙買い。だってカバーの文世ちゃん(笑)に呼ばれてる気がしたんですもん・・・
頭使わないで読めるバカ話。増刷してるってことはジワジワ売れてるんでしょう
でもきっと本誌のゼロサムでは浮いてるんだろうなw
だいたいゼロサムコミックス自体探すの難しいしw
「欲望バス」望月花梨
少女漫画板で何度か名前を見たので文庫版を買ってみたのだが・・・うーん、
ワタクシ的にはハズレ。
モチーフに時々キラリと光るものを感じさせるのだけれど、全体をまとめる話が幼すぎる。
>786
おがみやよこちょ なんか オーラがでてるね
よんでみたいなーおもったまま 忘却のごみばこにいってたよ思い出したよ
>787
今度読んでみますか?
期待して意気込んで読むとちょっとガッカリするかも新米が(^^;
武満徹「青春を語る(CD付)」&木之下晃「武満徹を撮る」
もうこの人の関連の図書は殆ど出る機会がないので
お金を使う事はないだろうなぁ、と漫然と思っていたのですが
木之下さんの写真を見ていると、その写真を初めて見た時の
自分にかえっていくようで、懐かしくてつい購入
CDはまだ聴いていない
多分私はこの人が亡くなった事を今でもどこかで信じたくないのだろう
サインを貰ったこととか
握手してもらったこととか
沢山のいとおしいうたたち
それらに繋がる糸が少しずつかぼそくやせ細っても
私はそれらを手放すことはないでしょう
(とか無意味に詩人化)
sage
「いろんな気持ちが本当の気持ち」長嶋有
「今、ロスでこれを書いている」という文章をあとがきで書きたいが為に
ロスに行ってくる(けど結局ゲラは見ない)、なんてところがこの人らしい
サービス精神(と同じくらいの諧謔志向)の表れでしょう
枚数の少ない仕事をいっぱいやっててお得感に溢れてますが、もう少し
長いエッセイの仕事も来ると良いですね・・・
「虚飾の愛知万博」前田栄作
アンオフィシャルガイドと銘打ってはいるけれど、多分そこら辺でにわか作りのオフィシャル
ガイド本よりずっと労作。
万博に関わった人達からは売れて欲しくない本(内情暴露)。でもこの中で「万博に行くな」とは
一言も書かれていないし、この本を読んだ上で万博に出かける方が、いろんな所に目を
やる事が出来てきっと面白いでしょう。
だから本屋さんは万博のガイド本の横にこの本を置くべき。
「鴻上尚史のごあいさつ 1981-2004」鴻上尚史
読んだことのある「ごあいさつ」が登場するのは、この本の前半を少し過ぎたところ。
全てのごあいさつを丁寧にとってある人からすると、こんなもんまで売り物にしやがって・・・と
忸怩たる思いがあるのかも知れないですが、多分この本を読めて良かったと思う人の方が
多数派だと思う(少なくとも私はそうでした)。
全体を通して読むと、なかなか感動的。2chで叩かれてることなんざどーってコトないね(笑
「オニババ化する女たち」三砂ちづる
えーと、通して読むと、ふんふんとうなずける文章にも出会えるのですが、
本一冊にする為に、ツッコミどころがちらほら見える余計な章を書き過ぎたのではないでしょうか。
タイトルもわざとセンセーショナルにつけているんだろうけど、「〜と思うんです」でオシマイの
「へーそうなの?本当に?」というリアクションしか出来ないような考察を読むと、なんだかなー。
そして、負け犬になれない無辜なる人々を心配なさっておられても、ゆーても勝ち犬の学者さんが
書いた文章、果たして真直ぐに受け取られるのかしらん…とは余計な心配ですかそうですか。
>>793 うはは、やっぱりそんな感ぢですよねアレは。
個人の嗜好までも攻撃しているような部分が無きにしも非ずですな。
>794 おーペレどんおひさ♪
そーなんですよ、見ようによっちゃ、なんか「アンタそれオカシイから」って
誰も聞いてないのにいきなり脇から口を挟む近所のオバチャンみたいに見えてしまうのよー
語り口が丁寧で落ち着いてるから、パッと見そういう印象は受けないんですけど(w
「冥途・旅順入城式」内田百閨i←おぉっ、この字あるじゃん!!)
岩波文庫で読んだのは少し失敗
もう少し字組に余裕のある文庫を選べば良かった…
大正〜昭和初期の日本って今から遥か遠くにあるものなのだな
夜は真っ暗だし、土手や竹薮は家のすぐそばにあるし
死ぬということがとても生の間近にある世界
でもその真っ暗闇の中はホラー(恐怖)という単色で構成されていなくて
色々なものが混じりあって奇妙な緊張感を生みだしている
「空想哲学読本―アニメで読み解く、痛快哲学入門」富増章成
筆名はトーマス・アクイナスのもじりですね。。
『ときめきメモリアルでカントがわかる』の章を読んで、少しゲームを
やってみたくなったのは内緒(w
∧_,,∧
(`・ω・)
( ;; ヽと つ旦
( ( ;( ;; ; ミ三三彡
【新本】男女板エロ書傾向【古本】
798さんは急いでどこにお茶持ってくんだろ・・・
799のトリプはうんぴさんかなー・・・
久々に本屋に行って買った漫画
「大奥(1)」よしながふみ
男女が入れ替わった設定の時代劇(おっ、ちょっとこの板的かな)
今のよしながふみで面白くない訳がないじゃないですか!
売れているのか、3軒目の書店でようやくハケーン
「バツイチ30ans(愛蔵版)」小池田マヤ
暗黒面いかんなく発揮されり(笑
まぁ、そういう掘り下げ方も上手いと思いますが、この人の作品に出てくる気のおけない男女のムードが好きだなぁ
「まほおつかいミミッチ(2)」松田洋子
ミミッチとお母さんの親子愛、これハートフルなり
しかしこの本をてんとう虫コミックスと同じ場所に置いておくのはどーなの、○○○○書店(w
「パリパリ伝説(1)」かわかみじゅんこ
パリ生活を綴ったエッセイマンガだからこのタイトルなんだと分かるまで、発売されてから約10ヶ月・・・
それに気付いた時に、この本を買おうと思いました(笑
「もやしもん」の2巻も買いに行かなくっちゃ。。
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ⌒/⌒c 旦
⌒ ⌒
803 :
祐天寺みゆき:2005/10/26(水) 16:16:00 ID:Rh/8Pkr1
パール・バック「大地」
マーガレット・ミッチェル「風とともに去りぬ」
イプセン「人形の家」
ここへは初書き込みかな?
チャールズ・シェフィールド
「マッカンドルー航宙記・太陽レンズの彼方へ」読了。
お気楽ハードSF第2弾。
人物設定がステレオタイプすぎるところが笑ひを誘ふ。
が、面白いから許す。
>804
>126
(^^)
あ、ちよこちよこ書き込んでたみたいつすね。^^;
まるつきり忘れてをる拙。
>806
もう3年経ってますから、忘れてはっても仕方ないかと(w
「身体の言い分」内田樹・池上六朗
印象的な文章が幾つかあったのですが、一番赤線引きたくなった(笑)のはこの一節
内田 子どもの時にすごく恵まれた環境にいて、親にすごく愛されたと思っている場合と、
愛されなかったと本人が思っている場合の差というのは、その後どんなにご本人が経験を
積み重ねてみても、埋められないと思うんですよね。たっぷりと愛された人というのは、
アチーブメントというのがあまり必要じゃないんです。
長野県の小川村というところに「公衆有線」なるものがあったぞ。
「公衆電話ボックス」の「有線版」。
有線(農協有線?)そのものが、まだ存在していること自体驚きなのに、
「公衆有線」なるものがあったのには驚いた。
うんピさん、ナゼにここでそんな話題を・・・w
公衆有線かぁー、そゆトコにはまだ電信柱の電線にネズミ除けとかが付いてるんでしょうかねー
「対岸の彼女」角田光代
エッセイは何冊か読んでいたのだけど、小説は初めて。
初めてがこの本で良かった。
個人的な感触としては、この人(作者)から恋愛体質を引くと、キャラがちよっぺになるような気がしてるんですけど、どうかしら…?
「中島らも列伝」鈴木創士
最初はちょっと詩的表現に酔いすぎみたいな文章が続いて辟易気味でしたが、
結局らも氏について書こうとするとらも氏に酔ってる自分を書く事になるということかと納得して読み進む。
死んでるように生きてるひと、若くして死に掬い取られてしまうひと、この世が向いてないひと。
を、迎え入れるやさしさを持ったギリギリの綱渡りを続けたらも氏の姿がスケッチされている。
朝が綺麗だから思わず庭で水撒きをする。
そういうらも氏をこの本を読むまで(うすうす気付いてはいたけど)知らなかったよ。
っていうか、いま>1を読んでちょっとビックリ
祝このスレ3周年♪♪♪
>>809 誰だった忘れたが(全く記憶にない、ない)、雑談スレで「実家は長野」と
発言したコテがいたw
何故、ここに書き込んだかと言うと、自分でも意味がよく分からないw
つうか、電線のネズミ除けって何よw
そんなのが付いているの?
>>813 それ、見たことあるよ。
あまり気にした事がなかったのだが、ネズミ避けだったんだね。
つうか、なかなかマニアックなところを攻めてくるね^^;
身内が電気工事士だとか…
>814
電気工事してる知り合いはいるけど、ネズミよけの話なんかしたことないっす〜(笑
小さい頃に、山に遊びに行った時に誰かに教えてもらったのかな〜?
でも確かにマニアックなアイテムかも…
電信柱(電柱)好きな人のサイトは幾つもあったけど、813の画像、なかなか見つからなかったから(^^;
「小説の自由」保坂和志
自分の居場所から出たくない人にとって、文章とは自分に引き寄せて解釈するものであって、
引っ張られて自分がどこかに連れていかれるようなものであってはならない。
(13 散文性の極致)
保坂氏の定義に適う「小説」は、この世の中に、とても少ない。
そしてその小説に出会う体験は、嬉しいような、それでいて恐ろしいような。
「ひろい世界のかたすみで」橋本治
今年も橋本さんの本が沢山読めて幸せだった。
同時代に生きてその人の著すモノに触れて良かったと思える機会を
来年も少しでも多く獲得できますよう。と欲張りなお願い。
吉田秋生「イヴの眠り」第5巻読了。
つーか、これで終わり?
中途半端だなぁ...人気が出なかつたんだらうか。
>818
大人気とは言いがたい扱いだったと思います>本誌
せんぱい「バルバラ異界」は読まれました?
少女漫画スレでは「イヴ」より賞賛の声が多く聞かれたのですけれども…
「バルバラ異界」は読んでゐません...
萩尾望都をあまり読まなくなつて、久しいのですが
特に嫌ひになつたワケでもなく、ただ何となく遠ざかつて
しまひました。また読み始めやうかな。^^
だうも吉田秋生の作品は、女の子が主人公だと長続き
しないやうな気がする。
「残酷」からしばらく空いて久々のSFだったのですが
「さすが!筆は衰えず!!」とベタボメのレスがちらほらありました
(そう書きながらミ ・д・ミもちゃんと読んでないんですが ^^;)
同じ雑誌で竹宮さんの劣化が烈しいから余計に差が際立ったのやも
>女の子が主人公だと長続きしない
別に連載が長く続かなくても内容が読むに堪えるレベルであれば良いと思うのですが
最近の作品は、確かに青年ほど女性を魅力的に描けてない感じがしますね
竹宮恵子つて、そんなに劣化してしまつたのでつか?
>確かに青年ほど女性を魅力的に描けてない感じがしますね
やはり少女漫画には確かに美少年モノと言ふ範疇があり、
吉田秋生に限らず、そのジヤンルで上手く描ける描き手
さん達がゐる、つてのは事実だと思ふのです。
物語の構成を見ても「YASHA」と「イヴの眠り」との違いは
そんなにありませんしね。
>そんなに劣化
もう勢いは無いし、かといって円熟という雰囲気には程遠くというか…
もうずっと教師(某大学教授)してはったらええんちゃう?というか…
いや、こう書いちゃうと単なる叩きになってしまうんで、ご自分の目で確かめられた方が良いです多分(´・ω・`)
824 :
名無しさん 〜君の性差〜:2005/12/28(水) 17:37:24 ID:nfALHntV
>>822 「YASHA」は漫画よりもTVの方が面白かった
そんなこんなで萩尾望都「バルバラ異界」全4巻読了。
冒頭は小松左京「ゴルディアスの結び目」を彷彿とさせる出だし。
サイコダイバーものかと思はせたが、中盤からは謎解きに重点が
置かれるやうになり、最後は時間SFの味も。
ストーリーテリングは相変わらず巧みですね。
ただ、SF的な新味は少ない。まぁ読者はその辺を期待して
萩尾望都を読むワケではないと思うのでよしとしやう。
「秋葉原コスモス」がまつと登場するのかと思つてゐたが
1巻の最初の方で出ただけで後は全然だつたのが不満。^^
全体に、途中でかなり方向修正が行はれた感じがしますが
気のせいか?
ああ、それから萩尾望都は女の登場人物に関する描写が
手厳しく辛辣になり気味なのは何故なんだらう?
何だ神田で買つたなりにしてゐた
萩尾望都「残酷な神が支配する」全17巻一気読み終了。
ううむ...重い...
後半部分の、迷宮が永遠に続くかのやうな描写は特に応へた。
同じ場所を際限なく巡るだけ。途中で投げ出したくなつたよ。^^;
救ひのない物語を、救ひのないままに描き切つた力量には驚くが
これは男には描けない話だなぁ。
ちよつと、いや、かなり疲れた...