「ポパー派のジャーナリスト」が登場するのは、『開かれた社会
開かれた宇宙』(未来社)でしたっけ?
住宅建設事業を民営化したほうが効率的だ、と判断したドイツの
ジャーナリストが、自分の主張にまず反証を突きつけようと資料を
集め、国営事業のほうが、収益率が高い証拠が挙がり、さらにそれは
どうしてなのか調べ、宣伝費の一部にたいする取り扱いが、民間と
国営では、帳簿上異なっていたから、一見、国営企業の方が、儲かっ
ているように見えただけ、ということを突き止めたんです。
ポパー曰く「いままでで、もっとも良い発表と言わなければなり
ません」(記憶曖昧スマソ)