「持ってきましたよ!」
「おう。ありがとう・・・ふふふ。」
「何笑ってるんですか?」
「お前ベッドに横になれ。」
「は?」
「早く!」
私を寝かせて刺身を独り占めしたいのかしら?
「コレで良いですか?」
「うん。」
菊さまはニヤつきながら私に近付き、私の服を剥ぎ始めた。
「ちょ、何してるんですか!?ダメですよ!母にバレたら・・・」
「お前は皿だから喋るな!」
「はぁ!?意味分からないです!やめて下さい!」
・
・
・
必死の抵抗も虚しく菊さまに全裸にされてしまった。
「エッチはダメですよ!」
「分かってるよ。」
菊さまは刺身を盛った皿と箸を手に取った。
・・・まさか女体盛りにするんじゃないよね・・・
そのまさかだった。
菊さまは楽しそうに私の身体に刺身を盛り始めた。
「お風呂入ったばかりなのにー!変な事やめて下さいよー!」
「うるさい!・・・よし!出来た!」
菊さまは小皿に醤油を注し箸を私の方に向けた。
「いただきま〜す。」
女体盛りなんて実際する人いるんだ・・・呆れて何も言えなかった。
変態作家さんキター!!!!!wktk
(`Д´(` )<官能作家さま。おやすみなさい。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
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「うん!体温で油がとろけて旨い!」
「・・・もう!油でベトベトじゃないですか!生臭いし。
またお風呂に入らないといけないじゃ・・・あっ!」
「ごめんごめん、わざとじゃないよw」
箸の先端が私の乳頭に当たり感じてしまった。
菊さまは刺身をつまみつつ、わざとじゃないと言いながら私の感じる部分を箸で突く・・・。
明らかにわざとだ。もう!こっちが我慢出来なくなっちゃうじゃない!
「あ〜旨かった!ご馳走様!風呂入ってこいよ!」
え〜こんなに刺激しておいて何もなし!?
「何だ?その不満そうな顔。風呂入んの面倒なの?」
「そうじゃないです!」
「ふ〜んw何が不満なのか言ってみな!w」
「もう!やっぱりさっきのわざとだったんだ!そんな意地悪な事言うなんて!」
「どうしてほしいの?w」
「・・・私も食べて下さい。」
親にバレたらどうしようと恐いけど、私の興奮はもう菊さまじゃないと納まらない。
菊さまは私の乳房を掴み舌で乳首を刺激する。
「あぁ!そんなに強くしたら・・・あぁ!ダメ!」
「そんなにいやらしい声出して・・・親にバレても良いの?w」
「んんっ!ダメ!・・・でももう止まらないの!菊さまがあんな事するから・・・」
「俺は刺身食っただけだぞ。誘ったのはお前だからな!w」
変態作家様生きててよかったー!
本当にベランダで露出して捕まったのかとオモってたよw
菊さまはそんな事を言いつつも興奮しているらしく、いつもより愛撫が激しい。
私も仕返しに菊さまのモノを激しく舌でねぶった。
「○○可愛いよ、その顔・・・。」
菊さまの感じてる顔が可愛くて、菊さまのモノを強く吸い込み激しく首を前後に振った。
「うぅ・・・もう入れたい。」
私は菊さまのモノにゴムを装着し、菊さまは私をベッドに押し倒す。
そして私の蜜壺にモノをグイっと押し当て、私の中に入ってきた。
久しぶりだから入れただけで凄く感じる。
「あぁん!」
菊さまもっと動いて・・・でも何だがいつもと違って動きがおかしい。
「・・・膝痛い。」
「え?」
そうだ。菊さま膝擦り剥いてたんだった・・・正常位だと膝に負担が掛かる。
「○○が上になって。」
「・・・分かりました。」
今日は菊さまに攻められたい気分だったけど仕方ない。
私は菊さまの上にまたがった。
ドンドンッ
「○○ー!菊地さんの布団持ってきたんだけどー!」
「えっ!?ちょっと待ってー!」
「ど、どうしよう!服着なきゃ!」
「○○ー!開けるわよー!」
「ちょっと待って!」
「菊さまベッドの下に隠れて!」
服を着ていたら間に合わない!菊さまをベッドの下に隠し、私は布団を被った。
ガチャッ
「何だか騒がしいけど・・・あれ?菊地さんは?」
「ト、トイレ!」
「あらそう。そういえばさっきお父さん帰ってきたわよ。」
「そ、そうなんだ。」
母にこの布団を捲られたらどうしよう・・・早く出ていって!
「じゃあ布団ここに置いておくから。敷いてあげてね。」
「わ、分かった。」
「ふぅ・・・菊さまもう大丈夫ですよ。」
「うーん・・・危ねーところだった。」
「・・・何か疲れちゃった。もう寝ましょうか?」
「何言ってんだよ。続きするぞ。」
「え〜もうそんな気分じゃないですよ!」
「良いからシャブレ!」
菊さまは私の頭を掴み、無理矢理私の口の中にモノを入れてきた。
気分が冷めている時に愛撫するのは、相手が好きな人でも結構キツイ。
「よし!上になれ!」
はぁ、最悪。早くイッてくれますように・・・。
ドンドン!
「おーい!お父さんだぞ!菊地さん来てるんだろ?」
「え!?ちょっと待ってー!」
本当今日は最悪。喧嘩するわ、邪魔が入るわ。
私はさっきと同じように菊さまをベッドの下に隠し、布団を被った。
ガチャッ
「あれ?菊地さんは?」
「トイレ!!!」
「何怒ってんだ?」
「別に怒ってないよ!早く出ていって!」
「菊地さんに挨拶しようと思ったのに。また来るわ。」
「・・・菊さま今日はもう諦めて下さい。」
「何だよ!じゃあお前の親が寝た後すれば良いだろ!」
「結局セックスしたいだけじゃないですか!私の事なんて好きじゃないんだ!」
「そうじゃねぇよ!好きだからしたいの!」
「ふーんだ!そんなの信じないもん!風俗でも行ってくれば!」
終わり
>>946 具合はもう大丈夫なの?
>彼氏に小説書いているのをバレまして
ワロタwその後どうなったの?
そろそろ次スレ立てないと。今までのスレタイ候補は
↓
【中国が生んだ】いつもここから菊地秀規【悪魔】
【いつも】菊地秀規2【ここから】
【いつも】菊地秀規2【ここにいるから】
【いつも】菊地秀規2【好きだから】
【俺だよ】菊地秀規【俺を分かってくれ】
【これやってみ】菊地秀規【騙されたと思って】
【そんなの】菊地秀規【関係ねぇ】
【お前に食わせる】菊地秀海苔【タンメンはねぇ!】
どれにする?他にも候補があればあげて。
【いつも】菊地秀規2【ここにいるから】
【いつも】菊地秀規2【好きだから】
がキュンとくる。個人的に根
>>946 体調戻ったの?あんまり無理すんなよ。
>>947 「お前がこんな変態だったとは・・・!!!」と変態プレイされたに違いないwww
(`Д´(` )<官能作家さま。お体大事にしてください。おやすみなさい。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
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|__________|
お前ら作家様を心配するわりには変態、変態失礼だな
で、ばれた後彼氏と変態プレイしたの?
【キャラメル】菊地秀規【パップコーン】
私たちは洋服を着て、部屋を出て、菊さまが父に挨拶することになった。
「お父さん、お邪魔してます。」
「ああ、菊地君来てくれたんだね。今夜はゆっくりしていってくれ。
一緒に一杯飲まないか?」
父は日本酒を勧めてきた。
「はい、いただきます。」
菊さまは父の晩酌の相手をするはめになった。
「○○、刺身知らない?」
母が私にマグロの刺身のことを尋ねてきた。
やっばーい、どうしよう。私は本当のことを白状することにした。
「お母さんごめん、菊さまがお腹すいたっていうからあげちゃったの。」
「まあ、そうだったの、じゃあ、冷凍庫からシュウマイだしてちょうだい。」
「はい、ごめんね。お母さん。菊さまのこと怒らないでね。実は・・・。」
私はシュウマイを電子レンジにかけながら、今日のかっぱ橋での出来事を母に
告白しました。
【見えない】菊地秀規2【放送事故?】
【薄らハゲ】菊地秀規2【ピカール】
【言語障害】菊地秀規2【テロップ】
「全くあんたって子は、なんでそんな意地悪なことを言うの?菊地さんもそりゃ
怒るわ。でも結局あんたのこと許してくれたのね。あんなにこけて怪我して泥だらけに
なっても。優しい人じゃない。」
「うん、わがままなところもあるけど、けっこう優しい人なんだよね。」
「大切にしなきゃだめよ。それと、あんまりあまのじゃくなことしてると菊地さんも堪忍袋の緒が切れて
去ってしまうと思うよ。もっと素直で思いやりのある子にならなきゃだめよ。」
「はい、反省します。」
私はシュウマイを父に出し、両親と、菊さまと一緒に歓談した。
父は始終ご機嫌だった。息子ができたみたいで嬉しい嬉しいって言ってた。
なんなんだ、ついこの間まで鬼のように菊さまのこと怒ってたのに。
1時間ほどして、父が風呂に入ると言い出したので菊さまはもう寝ると言って
部屋に戻った。私は片付けを手伝い、両親が寝室に入っていったところを見計らって
部屋に入った。
○○がやっと戻ってきたので、秀規は彼女を自分の布団に招きいれた。
「さあ、さっきの続きしよう。」
そういうと秀規は彼女にキスをしながら服を脱がせた。
そして彼女の感じやすい部分を満遍なく愛撫しつづけ、悦ばせた。
彼女も秀規のものを口に含み、激しくそして優しくねぶり続けた。
そして二人は合体し、一通りの行為を終えた。
秀規は彼女の髪をなでながら言った、
「今日はお前と喧嘩して疲れたけど、こうやってお前の家に泊まれる日がくるなんて
思ってもみなかったよ。お前の両親とも仲良くできて、本当に嬉しい。それとお前のこと
もっと好きになったみたいだよ。」
「えー!本当ですか?あんなに今日怒らせたのに?」
「ああ、今まで抱いたなかで今日が一番お前、可愛かったよ。」
そういうと秀規は彼女に優しくキスした。何度も何度も優しいキスを繰り返した。
秀規はかつて女性と愛し合うことを夢見ていた時期、何度も枕相手にキスの練習を
していたことを思い出した。あんな練習したけど、実際生身の彼女を相手にするキスは
とても秀規の気持ちを安定させていく。愛しい人だからこそするキス。同時に彼女を大事に
していかなければならないという責任感も生まれていた。自己中ぎみの秀規だったが、彼女
と出会って確実に自分が愛に目覚めていることを実感していた。
「菊さま、私今日意地悪なこと言ったの、本当は菊さまのあの高価な靴をもらえる人のこと
うらやましいと思ったからなんです。それと菊さまの友達にも嫉妬してたんだと思います。
私菊さまにあまりプレゼントしてもらったことなかったから。本当ごめんなさいね。」
「そういえばお前がカキにあたって寝込んでた時にバラを送ったぐらいだな。気が効かなくて
ごめん。本当プレゼントらしいことしてなかったな。」
「いいえ、でもプレゼントなんていらないって思えました。今日こうして菊さまと一緒にいれて
菊さまから愛情をもらえたことがプレゼントだって思います。これからも菊さま、あなたの愛情
すべて私にください。嫌ですか?」
「いいや、嫌じゃないよ。俺にもお前の愛情をおくれ。」
こうやって二人はまたキスを交わし、温かな気持ちで眠った。
朝6時、今日は日曜日だが、私は早めに起きて菊さまの布団から抜け出し、
自分のベッドにもぐりました。母が起しに来るといけないから。
菊さまはスヤスヤと眠られておりました。菊さまの少年のような寝顔、安心しきった
その表情を見ると、とても愛しく感じました。そして私はこっそり、菊さまの頬っぺたに
チューをしました。
1時間ほどベッドでごろごろしておりますと、菊さまも目覚められたようです。
「おはよう、起きてるか?」
「はい、おはようございます。菊さまもう起きますか?」
「ああ、今日仕事あるから俺帰らなきゃ。」
「じゃあ、朝ごはん食べてから帰られたらどうですか?」
「うん、でもあんまり世話になりすぎてもずうずうしい気がして・・・。」
「へーえ菊さまでも一応気を使われるんですね?」
「なに?もう一度言ってみろ!」
そういうと、私のところに来て、私の体をくすぐり始めました。
私は必死で抵抗しましたが、感じやすい部分をくすぐられなすすべもありません。
菊さまのされるがまま、体をくねらせておりました。
「まったく、感じやすい奴だ。でも、お前のそういうところも好き!」
そういうと、菊さまは私を力いっぱい抱き寄せてくれました。
ああ、朝も昼も晩もこうやって菊さまに抱きしめられていたい。いつも、いつまでも
菊さまと愛し合っていたい。そして、いつかこの人の子供なら産んでみたい。
そう思う私でした。
私たちは朝食を済ませ、菊さまは帰って行かれました。
帰り際母が菊さまに何か言っていました。
「菊地さん、昨日は本当うちの子が迷惑かけたみたいでごめんなさいね。」
「いいえ、いいんです。またお母さんの料理食べさせてくださいね。」
「ええ、またきてくださいね。まってますよ。お仕事がんばってね。」
母はまるで息子に言うように、優しく菊さまを見送りました。
秀規は家に戻り、仕事へ行く支度を素早く済ませ、家を出た。
そして仕事場に行く途中に鍵屋へ寄った。
「すみません、合鍵を作ってください。」
秀規は自分のマンションの鍵を○○に渡すために合鍵を作ることにした。
もっと早く作ってやればよかったと昨晩思いついた。何もプレゼントして
いなかったから、これをプレゼントにしていつでも自由にあいつが出入り
できるようにしてやろう。大切な人だから、いつも俺のこと見ていて欲しい。
でも、あいつとは生活のリズムが違うからすれ違うことも多い。
秀規は仕事終わりに、○○の家に寄ろうと考えていた。
そして夕方、秀規は仕事を終え足早に○○の家に向かった。
「ごめんください、菊地です。」
「はーい。」
○○が出てきた。
「菊さまどうかしたんですか?さてはまたご飯を食べに来たんでしょう?
給料前で苦しいんですか?」
「違うよ、お前に渡したいものがあって、はいこれ。」
秀規は鍵を差し出した。
「菊さま、これはもしかして合鍵ですか・・・。えー、嬉しいけど、いいんですか?」
「いいも悪いも、おれがいいって言ってんだから受け取れ!」
「はい、じゃあ、いただきます。」
「いつでも俺の家きていいから。まあ、その代わり、掃除したりご飯作ったりしてくれ。
いいだろう?」
「はい、分かりました。でもそう毎日はいけないと思います。仕事帰りに習い事してる日もあるし、
時々、いきますね。」
「ああ、それでいいよ。じゃあ、また今度な、おやすみ。」
そういうと、菊さまは私に軽くキスをしてくれました。
「はい、愛してます菊さま!」
こうして私は菊さまの合鍵をいただき、正式に彼女に昇格できたことを実感し
幸せな気持ちになっておりました。
これから先、不安になること、障害になること、いろいろあるのかもしれないけど、
精一杯、悔いの残らないように菊さまを愛し、お世話していこうと心に決めました。
お わ り
え?なんか小説書く事自体終わりな感じだけど
終わり!?
そろそろおわりかな
そろそろおわりかな
そろそろおわりかな
おわりっ!
オワラナイデー・゚・(つД`)・゚・
963 :
名無しさん@板分割議論中:2007/02/04(日) 00:26:58
いつも楽しく読んでますww
まさか終わりじゃないですよね??
おわりだったらサミシすぎる!!
【ミスター】菊地秀規2【ピカール】
【永遠の】菊地秀規2【美白王子】
【岩手】菊地秀規2【めんこい】
【岩手が産んだ】菊池秀規2【小悪魔】
(`Д´(` )<今週も菊さまお仕事がんばってね。おやすみなさい。
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(`Д´(` )<菊さまの不安が解消されますように。おやすみなさい。
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>>960の続き
菊さまから合鍵を貰った翌日、仕事が終わり菊さまの家に向かった。
ふう。着いた。あー開けるの緊張するー!
菊さまの家には何度もお邪魔しているけれど、合鍵で開けると何かが違う。
ガチャッ
わ〜い!菊さまの部屋だー!本当に彼女って感じがして嬉しくて跳ね回った。
さてさて、ご飯は何にしよう?♪冷蔵庫を開けてみる。
・・・筑前煮にしよう!煮物で株をあげよう♪
先に米を炊き、味噌汁、和物を作る。
次は筑前煮!材料を切り、沸騰させて灰汁をとる。
こんなモノかな?後は煮詰めるだけ。美味しく出来ますように!
煮ている間に私は掃除機を掛け、床を水拭きをした。
「あー、疲れた!」
でも心地好い疲れ。好きな人の為に何かをするのはこんなに幸せな事なんだ。
早く菊さまの笑顔が見たい。
疲れたのでコップに水を入れ一休み。
ゴクゴク・・・あー美味しい!
ツルッガタッ
「あっ!」
私は手元が滑って水を溢してしまった。
あー!ヤバイ!これ菊さまの大事な書類じゃない!
でも水だから乾かせば大丈夫か。
私はドライヤーのスイッチを入れ、書類に温風を当てた。
綺麗に乾きますように!
しかし、書類が段々真っ黒になってきた。
何で!?まさかこの紙・・・感熱紙!?
今時感熱紙って!感熱紙のバカヤロー!
仕事で使う大事な書類なのに。どうしよう・・・逃げるべき?
いや、正直に謝ろう。
ガチャッ
げっ!菊さまが帰ってきた!
「・・・○○来てるのかー?」
「き、菊さまお帰りなさい。」
「おー!○○ただいまー!」
菊さまは私を見ると凄く嬉しそうな笑顔で、私を抱き締めた。
「俺スッゲー嬉しいよ!」
菊さまがこんなに喜んでくれているのに。でも謝まらなければ。
「あ、あの菊さま・・・」
「・・・ん?何か焦げ臭いぞ?」
「あっ!火点けっぱなしだった!」
鍋を見てみると、もはや筑前煮と言えない、焦げ焦げの物体があった。
「あー!焦げてるー!この鍋高かったのにー!」
「ごめんなさい!」
「・・・いいよ。誰でも失敗はするし。」
そう言って菊さまは優しく私の頭を撫でた。
「今日は何か出前でもとるか!」
菊さまはリビングに入った。
菊さまは部屋着に着替え出前のチラシを探し始めた。
早く謝らなければ・・・
「あの、菊さま・・・」
「あー!!!何だこれー!!!」
菊さまは私が謝る前に、真っ黒になった書類を見つけてしまった。
私は正直に全て話した。
「バカかお前!」
「感熱紙だなんて思わなくて・・・本当ごめんなさい。」
私は半泣きで謝った。
「仕事で使うのにどうしてくれるんだ!
勝手に人の家入って掃除して鍋も焦がすし!
お前こんな余計な事して、自分の事家庭的でいい女って思ってんのか!」
「勝手にって何ですか!
合鍵渡して家事をしてくれって言ったの菊さまでしょ!」
「あ?合鍵貰ったからって彼女気取りするな!バカヤロコノヤロメェ!」
「彼女気取りって私は彼女でしょ!」
「んなわけねーだろ!お前みたいな顔も性格もブサイクで
人に迷惑掛ける奴彼女にするか!」
「じゃあ何で合鍵渡したんですか!?」
「何となくだよ!」
「はぁ!?意味分かんないし!
女の子はシャボン玉なんですよ!
そんな酷い事言ってると、フワリフワリと飛んでっちゃいますよ!」
「は?wお前の方が意味分かんねーしw」
「・・・そういえば菊さまって、
白くて細くてペラペラに薄くて紙みたいですよねw
来世は感熱紙に生まれて熱で真っ黒になれば!w」
「あ?お前ふざけんな!」
菊さまは私の髪を引っ張り頬を殴った。
「イッターイ!酷い!お父さんに言い付けてやる!」
「あー、勝手にしろ!バカ女!」
私は合鍵を菊さまに投げ付け家から出ていった。
私が全て悪いのに何でこうなっちゃったんだろう?
菊さまが許してくれるまでひたすら謝れば良かった。
でももう遅いよね。・・・私素直になるって決めたんだった!
もう一度謝りにいこう!
ピンポーン・・・ガチャッ
「何しにきたんだ!」
「・・・菊さまさっきはごめんなさい。どうか許して下さい。」
私は許してくれなければどうしようと不安で涙が出てきた。
「・・・もういいよ。」
「・・・こんな私を許してくれるんですか?」
「うん。・・・俺の方こそごめんな。
書類が真っ黒になっててビックリしてさ。」
「書類・・・どうしよう。」
「また貰うからいいよ。」
「大丈夫なんですか?」
「うん。」
「良かったー!鍋も焦がしてごめんなさい。
あれは弁償しますから。」
「いいよ。あれはお前が磨くんだ!」
「ぷっwぴかーるでですか?w」
「何笑ってんだ?」
「別に何でもないですよw」
「お前俺がぴかーるで歯磨いてるの思い出して笑ってんだろ!」
「あはははw違いますよw」
「じゃあ何で笑ってんだよ!やっぱり許さねぇ!」
「えー許して下さいよ菊さま!w
あはははw笑いが止まらない!w」
終わり
>>947>>949 元々身体弱いので。別に大丈夫です。ご心配ありがとう。
彼氏に見つかった後、「知らない、知らない。」と言い張りました。
絶対バレてると思いますがw
(`Д´(` )<作家様、おやすみなさい。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
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| | @ @| |
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>>974 感熱紙ワロタw
菊地様は来世は何に生まれるのかしら?
>>978 きっと美しいものに生まれ変わるのではないでしょうか?
ただし、毒をたっぷり含んでそう。
人間以外なら薔薇かな?
見た目は美しいけど刺がある。
煮物を焦がしてしまったので、菊さまは出前をとってくださいました。
「ご飯と味噌汁はあるんだよな。じゃあおかずだけ頼むぞ。」
そういうと菊さまは中華料理の店へ電話し始めました。
私は台所で、こげた鍋を洗っておりました。たわしで大方のこげを取り除き、
仕上げはピカールで磨きました。
「あっこれだけじゃ足りない。」
半分しかなかったピカールをまたたくまに使ってしまった私は菊さまを呼びました。
「菊さま〜!ピカールが足りません。」
「なんだと!お前それ全部使ったのか?」
「はい、いけませんでしたか?」
「まったく。無駄遣いするなよ。おれの大事なピカールを。」
そう言いながらも菊さまは棚から新しいピカールを出してくださいました。
「ちょっとずつ使えよ!」
「はい、わかりました。」
私は使い古しの歯ブラシに少しだけピカールを取り、磨きました。
30分ほど磨いておりますと、出前が届きました。
「おーい、もうそこらへんにして、食べようぜ。」
私はご飯と味噌汁、取り皿をリビングへ運びました。
「わー美味しそう。」
「さあ食べよう。いただきまーす!」
菊さまはお腹がすいてたみたいで、鳥のから揚げにかぶりつきました。
「菊さま、あまり慌てると喉に詰まりますよ。」
「うるさい!自由にたべさせろ。」
ニラレバ炒め、八宝菜、五目焼きそば、餃子をそれぞれがっつくように食べていく
菊さま。そんな菊さまを見ていて、少し下品に思えたけど、黙っていました。
私もさんざん鍋を磨いたのでお腹がすいておりました。
二人で食べるには多すぎるぐらいの量のおかずでしたが、私たち二人は黙々と食べ続けました。
「あーもうお腹いっぱいです。菊さままだ食べますか?」
「あー、俺もういいや。」
「じゃあ、タッパーにとって冷蔵庫に入れておきますね。明日のご飯にしてください。」
「うん。あっついでにお茶入れて。のどかわいた。」
「はい、今もってきます。」
私はさっき沸かしておいたほうじ茶を菊さまに出しました。
「あー、お茶飲んだら落ち着くなあ。」
「そうですね。」
私は出前のお皿や茶碗を洗わないといけないので、タッパーに残ったおかずを入れたり、
洗い物をしたりと、いそがしく動きました。
その間菊さまはテレビを見ておられました。
洗い物を終えた私は、仕事、夕方からの菊地邸での掃除、料理の失敗などでどっと疲れが
でてまいりました。
「菊さま、ちょっとよこにならせてくださいね。」
私はコタツに入り、横になりました。
「スースー・・・。」
秀規が振り向くと、彼女は静かな寝息をたてて眠っていた。
「おい、こたつで寝ると風邪ひくぞ!」
まったく聞こえていないようだった。
しばらく彼女の寝顔を見ていた秀規は、机に置いてあったスケッチブックと鉛筆を
持ってきて、彼女をスケッチし始めた。
彼女の愛らしい寝顔を瞼に焼き付けることはできるけど、なんとなく絵に描いて残して
おきたかった。絵は得意だからすぐ描ける。
真剣な表情で、集中してスケッチした。
30分ほどだろうか、つい寝入ってしまっった私は慌てて起きました。
「えー、今何時ですか?」
「今10時だよ。」
「あー、もう帰らなくちゃ、明日仕事あるし。」
「ああ、送っていくよ。」
「いいですよ。近いですから。あ、それなんですか?」
私はテープルにおいてあるスケッチブックが気になりました。
「ああ、これね。お前のその不細工な寝顔描いてたの。」
「えー、ひどいじゃないですか。そんなところ描かないでくださいよ。」
でも私はどんな絵か見てみたかったので見せてもらいました。
「わー、上手。私だ〜。」
私は不細工ながらも自分の寝ている表情を鏡で見ているようで、感激しました。
「菊さまこれどうするんですか?」
「これは不細工な女描く時の参考資料にする。」
「えーそんなー。資料にするぐらいなら私にください。」
「だめ。これは資料にする。以上!さあ、送るから帰れよ。明日早いんだろう?」
私は菊さまにせかされて帰り支度をしました。そして家まで送ってもらいました。
「じゃあ菊さまおやすみなさい。それと今日はごちそうさまでした。」
「まったく、お前の鍋焦がし騒動でとんだ散財だ!次はちゃんと料理修行してから来いよ。」
そう言うと菊さまは私を抱き寄せ、軽く優しくキスしてくださいました。
「菊さま、もっと強く抱きしめてください。」
「人が見てるかもしれないから、もうこの辺で帰るわ。じゃあな。おやすみ!」
菊さまは走って暗闇に消えていかれました。
もう!もっと強くて情熱的なキスしてほしかったのに。中途半端に眠ってしまった私は
すっかり目が冴えておりました。不完全燃焼で家に戻りました。
星空を見ながら歩く秀規は、彼女のことを想っていた。
あの寝顔のスケッチ。本当は資料にするんじゃなくて、俺の宝物にするんだ・・・。
秀規は照れ隠しに資料にすると言っただけだった。本心は言えなかった。
家に戻ると、もう一度スケッチブックを開いた。
彼女が帰っても、これを見れば寂しくない。そうだこれからもいろんなあいつの表情を
描いていこう。心の中にはもちろん、紙の中にも彼女の姿を想い留めておきたい。
彼女が好きでしょうがないから。
秀規は風呂に入り、ベッドに入る前にスケッチをもう一度見た。
「おやすみ○○。愛してるよ。永遠に・・・。」
秀規は心地よい眠りについた。