1 :
花と名無しさん :
2000/12/19(火) 20:16 大島弓子について語りましょう 好きな作品など。
2 :
花と名無しさん :2000/12/19(火) 22:31
えっ、うそ、スレなかった? そういえば、見かけなかったような・・ 猫嫌いの私が、チビ猫ちゃん見て、ネコにはまっちゃったの 人の好みまで、変わっちゃったわ〜〜。
3 :
花と名無しさん :2000/12/20(水) 00:22
前スレ移動のときにおいて行かれちゃったんだよ・・・・。
4 :
花と名無しさん :2000/12/20(水) 10:48
私はグーグーが好き。 ほかの掲示板ですごい人気だった 「バナナブレッドのプディング」は なんでそんなにいいのかよくわからないけど・・・
5 :
花と名無しさん :2000/12/21(木) 00:13
「綿の国星」よんで、これはすごい!と思って 「バナナブレッド〜」に手を出したら、わけわかめだった… 他の作品はどうなのかなぁ
6 :
花と名無しさん :2000/12/21(木) 04:30
おお♪大島スレッドだ〜1さんありがとう。
私のおきにいりは「8月に生まれる子供」「秋日子かく語りき」です。
>>4 -5
バナナブレッドいい作品だと思うんだけど、うまく解説できない…
一方、綿の国星は大島まんがの中では一番わかりやすい。
よくも悪くもこれでファン層が広がったんでしょうね。
中には綿の国星と猫漫画はいいけど他は駄目っていう人もいるし。
それも大島ファンには違いないけどなんか勿体ないような気もする。
7 :
花と名無しさん :2000/12/21(木) 05:53
「バナナブレッド」は私も好きだ。「草冠」などと共通する匂いがある。 イラが‘コワイ’絵の題名が、‘出発’だ、なんてあたり、 胸に来るんだけど・・・ わからない人にはわからないだろうな、と思うから、 誰にでも勧められるってものじゃないなぁ。
8 :
花と名無しさん :2000/12/21(木) 07:06
サバの話のどれだか忘れたけど 「いついかなるときも”あんたのために”という言葉は美しくない」 という言葉は胸に残ってる。
9 :
花と名無しさん :2000/12/21(木) 17:22
わあい、大島弓子さんのスレッドが復活している。ありがとうございます。 8さん、私もこの言葉はすごく印象にのこりました。以来、人に言えなくなりました。 全作品、ほとんどすきだけど ほうせんか・ぱん とかすごく好きでした。 これって 単行本とかに収録されてましたっけ?(全集以外のです) 病気の時の 桃の缶詰って昔は定番でしたよね。
10 :
( ´∀`) :2000/12/21(木) 17:45
>>9 「ジョカへ…」のタイトルで出てるコミックスに入っています。
同時収録が「海にいるのは」とその「ほうせんか・ぱん」でした。
出版社は朝日ソノラマだったと思う。
それぞれの言葉、じーんときますね。いいスレだー。 私はうかつにもタイトルは忘れてしまったのですが 3人家族で息子の名が「うさ吉」ってやつ。好き。 「うさ吉の衝動をとめるには麻酔銃を撃つしかないのよ」 とか、名セリフ多かったな〜
12 :
花と名無しさん :2000/12/21(木) 21:35
きゃ〜「ジョカへ・・」大好きですぅ。
13 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 05:10
>>11 「桜時間」じゃなかったですか?
「センターオーヴァーバックバック」ですね。
14 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 06:52
「桜時間」すごく好き。 ラストで作造さんが買ってくる屋台のヤキソバは 松葉のラーメン(�「まんが道」)と共に食べたい二次元食物リストの かなり上のほうにある。 作造さんみたいな人と結婚したいなあ、いねーか。
15 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 10:29
10さん、情報ありがとうございました。そうか 「ジョカへ」に収録されていたの ですね。最近で忘れられないセリフ(?)は グーグーが言っていた 「ルルルルルったら、ルルルなのー」です。
16 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 11:03
高校生の頃「綿の国星」(単行本)を読んで 「夏の終わりのト短調」に胸をつかれた。
17 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 18:50
「綿の国星」はこころにしみますよね
18 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 20:52
>15 大島さんがビーを拾ってきた時の、グーグーの顔は 今でも忘れないっていうのもわすれられない・・・
19 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 21:59
「グーグー」買って読んだけど、 あの猫かわいがりようはちとついていけなかった。 さみしい人なんだね。家族はいないの?
20 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 22:34
>>19 おひとりですから。
サバの時「老女と猫、これはわたしのあこがれです」って書いてたね
21 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 22:37
>19 いないの
22 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 23:22
え?結婚してなかったっけ?
23 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 23:33
ずーっと独身であらせられます。
24 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 23:38
「たそがれは逢魔の時間」がものすごく好きでした。
25 :
花と名無しさん :2000/12/23(土) 03:05
大島スレだ〜!グーグーだって猫であるBY大島弓子スレ をずっと直リンクで行って読んでたんですが、一時期から 書き込み出来なくなって…(まだ残ってるみたいですけど) 良かったです。 15さん>私もるるる…には参りました。 あんな単純な絵で少ない言葉が添えてあるだけなのに、あのコマを 何度も読んじゃいます。大島マジックだなー
26 :
花と名無しさん :2000/12/23(土) 09:15
18さん、25さん、レスありがとうございました。 25さん、本当に大島マジックですよね。 あのコマは何度よんでもあきません。 見るたびに新しい感動がでてきます。ほんとに不思議な人だ。 大昔に暴デパートであったサイン会に行ったとき初めてご本人をみたけど 多分 まだ20代のころだと思いますがすらりとした髪の長い、 知的な美人をいう印象でした。 あのままのイメージでお年をとられたのかな? でも、大島さんが独身でいてもあまりさみしそうというイメージがわかない。
27 :
花と名無しさん :2000/12/23(土) 10:47
「グーグー」の表紙の大島さんの自画像、金正日に似てない?
28 :
花と名無しさん :2000/12/23(土) 19:46
>大島さんが独身でいてもあまりさみしそうというイメージがわかない。 そお? 私は、猫の溺愛ぶりがエスカレートするにつけ、 作者の孤独さが際立ってしまってるような気がして、あまり楽しく読めなかった。
29 :
花と名無しさん :2000/12/23(土) 21:49
26さん、大昔はサイン会があったのー?大島さんみたのー? いいなー。今はたぶん40代くらいなのかな、大島さん。 写真はどこにもでてないよね。みてみたいー ところで「綿の国星」って完結してなさそうだけど 連載はどうゆうかたちでやらなくなっちゃったんだろう・・・ 子供のころ、7巻がでるのをずーーっと、ずー−−−っとまってたのに。
草冠の姫 はいいのう
31 :
花と名無しさん :2000/12/24(日) 02:52
>>27 実はわたしも似てると思ったよ・・・・
髪型のせいだと思う
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/24(日) 06:49
この時期、いつも読み返したくなるのが 「サバ・タイム」 クリスマスについて語る最終章がとてつもなく すばらしい。
ゴキブリをあんなに愛おしく表現出来て、なおかつ 読者の不快感を与えない人ってあの方ぐらいなんじゃないかって ー昨日の夜中にサバシリーズを読んでて一人で感動してました。 作家を脇に置いたとしても、女性であんなにゴキブリに慈悲深い 視線で見れる人に出会った事ないです。 感性豊かだな 蚊とかノミとか
34 :
花と名無しさん :2000/12/25(月) 21:51
>33さん ゴキブリって、紳士みたいな人だったっけ?「春ですかな?」とか 言って。そいで大島さんが末期の水をのむかもって言って 水のませてあげるんだっけ。ノミは面白いやつだよね。なつかしー。
35 :
花と名無しさん :2000/12/25(月) 23:05
末期の水は蠅さんでしたね。 で、水を飲み干して復活して飛んでいったのです。
36 :
花と名無しさん :2000/12/26(火) 06:05
>>16 「夏の終わりのト短調」私も大好きです。
わりに言及されること少ないので嬉しい。
物語もさることながら、カラーページの黒い翼の天使にどきっとします。
37 :
めぐみ :2000/12/26(火) 10:04
大島先生大好きです〜 特に「ローズティー・セレモニー」は何度読んでも号泣です。 自分の言動がきつくなると、これを読んで自分自身に優しい気持ちを思い起こさせる ようにしています〜
38 :
34 :2000/12/26(火) 21:25
37>何に載ってるの?ぜひみたい! 35>末期の水は蠅さんでしたね。 で、水を飲み干して復活して飛んでいったのです。 にゃははまちがえちった。 しかし蠅に水を飲ませてあげようなんて なかなか思う人いないよね。不思議な方だ。
39 :
花と名無しさん :2000/12/28(木) 10:14
私はえんじゅとお父さんのお話が好き。 かわいくて面白い。
40 :
めぐみ :2000/12/29(金) 09:18
>38さん 興味を持ってくれてありがとう。そして遅レスゴメソ〜 サンコミックスでは「シンジラレネーション」朝日ソノラマ大島弓子選集では 6巻の「全て緑になる日まで」に載っています。 読む時は涙を拭うハンカチを用意をされてからの方がよろしいかと思います。 しかし、もう20年近く前の作品になるんだなぁ。
41 :
38 :2000/12/29(金) 20:59
>40さん ありがとう。さっそく選集6をとりよせました。はやくみたいー。
42 :
花と名無しさん :2000/12/29(金) 21:49
>33・34さん あのゴキブリは私も印象深かったですー。 春になると「春ですかな?」とゆうセリフが 頭の中にポカっと浮かんでくるんです。 楽しいなあ。
43 :
花と名無しさん :2000/12/31(日) 00:19
大島さんの漫画はかわいい名前が多いよね。 薬子とか歌音とかえんじゅとか衣良とか小萩とか・・・ あと何がある?
44 :
花と名無しさん :2000/12/31(日) 10:24
バナナブレッドのプディングはプライドの高い少女の話といってしまったら反感かうかなぁ。 まだ子供で自分の周りの人の意思とか意図とか感情とかに気がついてなくて、自分の世界の中では 自分は完璧。根本的にまず男性不信があるとおもうんですが。知らないというか。 男に頼ることに始めからなんの疑問も感じない人、もしくはそういう頼れる男に始めから恵まれた人には わけわかめだろうねえ。
45 :
花と名無しさん :2000/12/31(日) 14:23
男性不信というより 思春期の性への(意識し始めた故の)拒否感・・とか、大人になる事への 不安だと思うのですが イラちゃんは男性に頼るのは嫌がっていないと思う だいたいホモの男性と結婚したいと思ってる事自体たよってる 今のコにはすくなくなったかな〜 当時の少女には潔癖意識強いコが まだまだ多かったです。(潔癖意識・・という言葉ってそういえば死語・・かな)
今の時代ならイラちゃんはやおいスキー少女になってるだろう。 つーか、やおいにハマリそうな少女の心象風景を、「やおいまんが」を 描かずに表現できる稀有な人かと思う。まあ、それっぽいネームや 雰囲気はあるけどね。「男になって男を愛したい」という台詞とか。
47 :
花と名無しさん :2001/01/02(火) 16:10
>「夏の終わりのト短調」に胸をつかれた。 そうそうそう! あと、中学生がエンコーする「魔逢の時」だったかな?そんな題名のやつ
48 :
花と名無しさん :2001/01/02(火) 21:41
バナナブレッドのプディング好きです。 今夜のおかずにふぐがでないかなあ…。とか絶妙。 そういえば、赤木かん子さんがバナナブレッドとか「椿の花を落とさないで」 とかそういうのは理解出来ない。吉野朔実の「少年は荒野をめざす」も嫌い とおっしゃっていて、なんか趣味合わないなあと思ったんですが 私の好みって所詮不思議少女系なのだろうか。
49 :
花と名無しさん :2001/01/02(火) 22:01
全作品一部の好きもなく愛してます。 最近のお気に入りはアポストロフィS 「クラッカーがあったんだ!どのように勿体ぶって渡してやろうかずっと考えてたんだ!」 号泣。泣かせるよう。
50 :
花と名無しさん :2001/01/03(水) 01:05
49> そーなのよ!私も子供の時読んだ。 題名忘れてたけど、クラッカー・・・! のとこはおぼえてるよ。せつないのう・・・。
51 :
花と名無しさん :2001/01/03(水) 01:14
「グーグー」の中で大島先生が言った、 「人は長生きすべきだ、少しずつ分かってくることがあるから」 っていう一文に、初めて長生きするっていいことだと心から思った。 それまで漠然とあった老いへの恐怖や長生きへの後ろめたさが、 綺麗に払拭された感じ。 単純な言葉だけど、その含みに素直に感動できる。しかも前向きに。 大島先生には本当に長生きして欲しいなあ。。
52 :
花と名無しさん :2001/01/03(水) 23:04
大島先生は、はっきり断言はできないけど ガンみたいのでで入院したような事がどこかで書かれてました。 サバが出てくる漫画の中でも、お腹にしこりを発見して病院に 行く描写があったけど、確か入院してたのは確かです。 とにかく元気で新しい作品を出して頂けたらと願ってます。
53 :
花と名無しさん :2001/01/03(水) 23:14
「グーグー〜」にはっきりガンだったって描いてあったです↑ 幸い、手術成功したそうで本当によかった。
54 :
花と名無しさん :2001/01/04(木) 00:11
>>53 そうだったのですか。 グーグーはあまり読んでないので
はっきり分かって嬉しいです。ありがとうございます。
55 :
ナナ :2001/01/04(木) 00:39
映画の「金髪の草原」観た方います?? 私は、あまりの救いのなさに愕然としたんだけど… 他に大島さんの作品を映像化したものってあるんでしょうか?? 彼女の作品を映像にするってすっごい難しいと思うデス
56 :
花と名無しさん :2001/01/04(木) 10:44
55> 4月怪談と毎日が夏休み(佐野四郎がでてた)があります どっちもみてないんだけど・・・・
57 :
花と名無しさん :2001/01/04(木) 14:03
「草冠の姫」に出てきた「聞いたか、新緑よ・・」のセリフが好きでした。
58 :
ただの名無しさん :2001/01/04(木) 14:26
大島弓子氏は萩尾さんなんかと比べて 少女漫画色が強いと勘違いされて一段低く見られてる節があると 思う。 でも、彼女ほど、日常を描きつつ非日常を描き、絶望の中に 希望を見せる作家はいないと思う。 画力もすごい。構成とかね。 本当の天才だと思う。 彼女にインスパイアされてる漫画家、小説家はものすっごく 多いよ。 吉本ばなななんて彼女がいなければまず生まれていないと思う。
59 :
54 :2001/01/04(木) 21:59
大島先生は漫画家になってなければ、詩人になってたのではないかと思う。
60 :
花と名無しさん :2001/01/04(木) 22:01
>>58 一段低く見られていたのは昔24年組がもてはやされていた時代か、
マニアっぽい感覚では今でもあるかもしれませんが
現在では純文学風に かえって一般的には一番高く評価されている
少女漫画家さんなのではないでしょうか?
61 :
ただの名無しさん :2001/01/04(木) 22:22
>60 ならいいんですけど。 確かに最近の状況には疎い・・・(汗) 純文学風にって言うのは何か違うような 気はしますが・・・・。
62 :
花と名無しさん :2001/01/04(木) 23:25
>>60 難しいところだね、ストーリー性の高さはいいとして、絵が純文学というには
可愛い過ぎるというか、ポップすぎる感じで。
むしろ演劇・脚本的な面で評価されているんじゃないでしょうか?
いち早く心理学的なテーマを取り入れているし。
63 :
花と名無しさん :2001/01/05(金) 03:04
>58さん 私も「吉本ばなななんて大島弓子のまねだよ」とかいてあるのを どこかでみたことある(雑誌だった)。ほかにインスパイアされてるのは どの漫画家や小説家がいますか?知りたいです。 私なんかただかわいいとか面白いとか読んでるだけで 皆みたいに深くわかってないんですよね・・・・ 58さんのおすすめ、「これはすばらしい!」てのをいくつか 教えてください。 純文学風なのとか画力や構成がすごいのはいつぐらいの作品 なのでしょうか?綿の国星以前か以降か・・・・ここ数年の エッセイっぽい日常的な漫画でなく物語りの方ですか?
64 :
yurine :2001/01/05(金) 03:19
>>63 私の印象では、後期の作品の方が文学っぽい香りはする気がします。
「秋日子かく語りき」とか、「ダリアの帯」など、しみじみ滋味
が溢れていて、美しいし、少女漫画読者以外にも受けが良いようでした。
とくに裏づけはなく、印象に過ぎませんが。
ええと、あと橋本治という人が少女マンガ論をかいていて、大島弓子
も積極的に取り上げています。文学との比較も含め、色々な
論点から語られているので、楽しめると思います。
私はどの時期も好きですが、最近は「F式蘭丸」付近の作品が凄く
格調高いなあと感じます。言葉のリフレインがとても綺麗で..
65 :
花と名無しさん :2001/01/05(金) 05:01
橋本治の 花咲く乙女たちのキンピラゴボウを読みました。 実は大島さんの作品よりもこっちを先に読んで、 大島さんの作品を読みたくてしょうがなくなったデス。 珍しいタイプかも…今は大島さん大ファンです。 この本結構面白かったですよ〜
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/07(日) 02:04
>>63 さん
ちょっと「インスパイア」とは違うかもしれないけど・・
よしもとよしともが『COMIC CUE vol.1』で「バナナブレッド'95」ってのを描いてます。
バナナブレッドの最後のお姉ちゃんの台詞をそのまま使ってるけど、内容は全然
別物です。笑っちゃうくらい別。確かよしもと氏の単行本にも入ったと思った。
あと知ってるのは岡崎京子ですかね。作品中にかなり引用したり、プロットを借りたり
してる。すぐ手許にあったので言うと、大島さんの「四月怪談」からワク借りたのが2つ。
れんげ畑を見に行くエピソードは「チョコレートマーブルちゃん」に引用。臨死状態で
幽霊に会うというワクがそのまま「恋愛依存症KARTE.2」に。全然違う感触になってるけど。
岡崎さんの大島作品リスペクトぶりは関連サイトも有り。
他にも沢山あるんだろうな。んじゃ、失礼します。
67 :
花と名無しさん :2001/01/07(日) 13:41
橋本治の「花咲く乙女たち・・・」は私もとても好きです。 ある意味すごく女の子に近い視点で漫画を読んでいる評論家だと思います。 確か80年代前半の本なので、扱われている作品は少し古めですけれど、 視点は決して古くありません。 初めて読んだとき、大島・萩尾くらいしか私は知らなかったのですが、 この本を読書案内に少女漫画を読みあさった時期があります。 河出文庫から出ていると思うので興味のある方は是非。
68 :
66 :2001/01/08(月) 01:14
63さんありがとう。いろんな人が大島さんの 影響うけてるんですね。私もそーいえば 1こ思い出した。きたがわ翔のまんがでおもいっきし 大島さんの「たそがれは逢魔の時間」の回想シーンの 「傘をわたさなきゃ・・・」てとこまねしてるーと 思ったのがありました。そのままやん、みたいな・・・ >47さん 「たそがれは逢魔の時間」、感動でした。 美しくて、おとぎばなしのようだった・・・ 大島さんは中年男性のせつない気持ちまで描けるのかーと思ったです。
>>48 >そういえば、赤木かん子さんがバナナブレッドとか「椿の花を落とさないで」
とかそういうのは理解出来ない。
あぁ、そうなんですか。赤木かん子さんは陸奥A子さんのことも、
すごい否定していました。赤木かん子さんて評論の力の
ある人なので えっ、いけないの?と、驚いてしまいました。
>>69 いけなくは全然ないと思いますよ。
赤木さんという方を存じあげない上に
その評論文もどんな物かはわからないので恐縮ですが、
「理解できない」という言い方をしていたとすれば
評論家として致命的な気がするのですが・・・。
比較分析して位置付けるのが評論たるゆえんであって、
否定に終わるのは感情に走りすぎでないかな?
>>69 いやいや、赤木さんのは理解できない、で終わってはないですよ。
48さんが引き合いに出されたのは『綿の国星』文庫版の解説文だと思いますが、
それによると、赤木さんが幼少時親しんだのが岩波少年文庫、落語、漫画といえば
手塚治虫・のらくろというラインナップだった。そういうものばっか読んでたから
大島弓子は当初わけわからんものだった、と(ここで当時理解できなかったものと
して「キスする時には椿の花を〜」を挙げておられる)。
ところが『綿の国星』では、不安・絶望・自分の存在を肯定できないつらさ・愛され
たい切なさ、などを客観的に見せてくれたので、やっと「ああ、そうか」と思った
そうです。それで、それまで理解できなかった作品も読み返してみたらみんなわかった
と赤木さんは同じ文章中でちゃんとフォローしてらっしゃいますよ。
陸奥A子さんの方はどう仰ってるのか存じませんが・・。
横レスすみません。長いし。
72 :
花と名無しさん :2001/01/09(火) 17:11
大島さんの描く食卓の湯気がすごくすきでした。 なにかほっとするような、 寒い部屋から暖かい部屋に入ってきたときのような安心感を感じると でもいったらいいのか、、、 いちご物語を久々に読み返して改めて そう思いました。
73 :
70 :2001/01/10(水) 01:38
>>71 そうだったのですか。
実際読みもしないで延髄反射してしまってごめんなさい。
「綿の国星」って大島弓子試金石みたいなポジションにあるのでしょうか?
あの作品がきっかけで大島ワールドにハマる人と
あの作品が気に入ったので他も読んでみたら受け付けなかった人、
私の周りでは結構パッキり分かれる感じがします。
74 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/01/10(水) 02:33
>>55 大島弓子のマンガの映画・映像化作品は結構あります。
ただしビデオなどで見られないものが多いですが。
「四月階段」はちょっと許せない改訂があったので好きじゃありません。
「毎日が夏休み」はマンガ好きの金子監督だった事もあって許せる範囲のものでした。
「金髪の草原」は観てませんが、犬童一心監督は十数年前自主制作で
「赤すいか黄すいか」を16ミリで撮ってます。これもまぁ良かったかな。
他に、関西テレビで十年程前にやっていた深夜ドラマシリーズ・ドラマドスで
「秋日子かく語りき」(これはおそらく)「パスカルの群れ」(これは確実、僕の友人が
助監督やってましたので)などがあります。
結構、こんな細かいのが沢山あるかもしれません。
「パスカルの群れ」は僕が映像化を夢見ていたのでショックでした。
「たそがれは逢魔の時間」の映画・映像化を夢想しています。
75 :
yurine :2001/01/10(水) 02:48
私はダリアの帯をやはり見たいなー
76 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 03:24
僕は「夏の夜の貘」が一番好きです。 ラスト近くの切なさに涙しました。
77 :
ゆりね :2001/01/10(水) 03:45
>>76 だけどゴキブリはどんどんふえては..てやつですね。
あれすごいすごい言葉綺麗で絵も綺麗で設定も綺麗で私も好きです。
あかんぼのおじいちゃんがかわいー。
78 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 16:29
グーグーの描写を見てると、大島作品によく出てきた屈折した子供たちは みんなサバの化身かもしれないなーと思われてくる今日この頃。。
79 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 17:05
>>66 確か「ジオラマボーイパノラマガール」だったと思うけど
主人公の女の子の愛読書が「バナナブレッドのプディング」ってのもありましたよ。
80 :
66 :2001/01/11(木) 06:08
「お姉ちゃんてああ見えて寝る前に『バナナブレッド…』読むヒトだもん」っていう アレですね。確か「3つ数えろ」では『バナナブレッド』の〈その他昼間はいろいろ 研究してるのよ〉っていうコマを、丸ごとリメイク、ってのもありましたね。 「くちびるから散弾銃」でも登場人物がラブリーなお洋服で「今日は大島弓子ルック よ〜ん」なんて言ってるところも・・。かなりあります。 大島弓子と岡崎京子って、全っ然作風違うにもかかわらず、冷徹とも言えるような 鋭い視線を持っている点で、通じるところあるような気がします。 先達として、大島さんってやっぱスゴイ。
81 :
花と名無しさん :2001/01/13(土) 22:02
74 さん、 たそがれは逢魔の時間を映像化するとしたら キャストは芸能人でいうとどんな方をイメージされますか?
82 :
花と名無しさん :2001/01/13(土) 22:07
大島弓子さんお好きな方多いのですねー。ウレシいです。 それでちょっとお訊きしたいのですが 太平洋戦争中のお話で、主人公のお母さんが実は男だったって いうようなお話があったような気がするんですけど、 どんなタイトルだったか思い出せないんです。もしご存じの 方がいらしたら教えてください。お願いします。
83 :
花と名無しさん :2001/01/13(土) 23:17
82さん、それは「7月7日に」です。 収録されているのは どの単行本というのは わかりません、ごめんなさい。 というのも私のもっているのが ずいぶん前にでた小学館文庫という やつで 鳥のように にその作品が収録されていたので。
84 :
82 :2001/01/13(土) 23:47
>83さん うわー、そうでした!「7月7日に」だ・・・。 懐かしい。。何とかして単行本を探してみます。 ご丁寧なレスありがとうございました!
85 :
めぐみ :2001/01/14(日) 12:15
>82さん 小学館文庫では「鳥のように」朝日ソノラマ大島弓子選集では 40でも書いた6巻の「全て緑になる日まで」に載っています。 いずれも同時掲載の作品も素晴らしいですkら、読んでいただ けると嬉しいなぁ。 どうやらおいらは不思議少女系ではなく純心男子系に、より 惹かれるみたいですな。
86 :
花と名無しさん :2001/01/14(日) 15:34
先週から始まったドラマ「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」を見て 脚本の野島伸司は大島さんの影響を色濃く受けているのではないかな〜と思った。 正直に言うと野島ドラマはあと「未成年」くらいしかちゃんと見てないんだけど。 初期から綿の国星と同時期頃までの作品の匂いを感じたんです。 「いちご物語」のいちご、「毎日が夏休み」のスギナ、「金髪の草原」のなりす あたりの少女が好きそう。 >七月七日に 白泉社文庫の「さようなら女達」にも収録されていますよ。
87 :
82 :2001/01/14(日) 17:30
>85、めぐみさん レスどうもありがとうございます! いろいろな本に載ってるんですね。本屋逝ってこよう。。 >どうやらおいらは不思議少女系ではなく純心男子系に、より >惹かれるみたいですな。 これすごくわかるなぁ。大島さんの漫画って女の子もだけど、 男の子がとても魅力的なんですよね。。 >86さん レスありがとうございます。 おお、白泉社でも出ていたんですか! 私もそのドラマ見たんですけど、たしかに大島さんぽいなーって 思います。深田さんの役柄なんてすごくそう感じました。
88 :
花と名無しさん :2001/01/14(日) 19:23
私は映画監督になりたいわけじゃないけど、 7月7日に、は映像化したいなと思ってました。 月夜の晩、藪をがさがさとかきわけるとそこには 長い長い黒髪が河いっぱいに流れていたって すごいロマンチックじゃない? 日本式のお家の周りにある咲き乱れる花、みたいのも良かった。 大体おちがすごい意外で、おもしろかった。 誰か映像化してほしい。 ただしイメージがそこなわれちゃったらがっかりだけど。
89 :
花と名無しさん :2001/01/14(日) 19:26
大島弓子の話に出てくるような女の子はいるけど、 男の子は絶対いない。 女の子の感性を持った男の子だよね。 ああいう男の子がいたらいいのに。
90 :
めぐみ :2001/01/14(日) 21:25
>89さん (ちょっと恥ずかしいけど) おいらはもう36のおじさんだけど、大島先生のファンだった事も有って その昔は「女の子の感性を持った男の子だよね」っていわれてたよ。 (本当に恥ずかしいな)・・・嫌味だったのかもしれないけど。 でも、実際にはあまりもてないからいまだに独身だけどね。
91 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 00:25
現役高校生(男)ですけど、好きです、大島さん・・・(小声で) 感性が女の子かどうかは、わからないですけど。。。 周囲の友達にあんまり大っぴらに勧められないのが悩み。
92 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 02:23
「たそがれは逢魔の時間」て、オペラ化されたそうなんですけど(大島さんの後書きマンガにも言及あり)、 どういうやつだったんでしょうかね? 個人的に好きな作品1位たそがれは〜 2位ダリアの帯 3位 夏の終わりのト短調 次点で「裏庭の柵を越えて」かな。 少年犯罪とかが話題の昨今、大島先生ならどうマンガ化するかなあ、なんて夢想してます。
大島先生すきな男性もいらっしゃって嬉しいですね〜。 大島先生の作品てあまり女の子女の子してなくて 男性の方でも読みやすいと思うんですよね。 いや、大声でドウゾ(笑>91さん
94 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 15:59
「ダリアの帯」大島作品の中で 一番よくわからないのです 「え、なんでなんで?」って感じで感動までにいたらなくて。 キイナがおかしくなる部分から最後まで。 みなさんはどうですか?
95 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 16:07
「ダリアの帯」…病気の妻にずたずたにされながら献身する夫の生き様… かと思ったらラストで霊魂のお話になっちゃうんだもんねえ。 私もよくわからなかった。
「ダリアの帯」は、作品のテーマは読む人ごとに変わる話だと思うので うまくまとめられませんが、キイナの心の底にどうしようもない 寂しさがある、ってあたりが核かなぁ、と思います。 「バナナブレッド」の衣良なんかと同じ。 伏線も恐ろしいほどきっちり繋がってる傑作だと思うのですが、 かなり感覚的な理解だったのでうまく言葉に出来ません。スミマセン(+_+
97 :
ダリアの帯 :2001/01/15(月) 18:38
>>97 >大島ファンって上品かつ長文・・・
作品の深さとファンの思い入れの合わせ技だねー・・・(笑
ところでここは大島スレだからいいかもしんないけど、
2ちゃんで直リンはやっぱ避けましょ。sage.
99 :
花と名無しさん :2001/01/18(木) 21:38
大島弓子スレってあと2コぐらいあったけど、何時の間にかフェードアウト
してまた自然発生的に立ち上がる・・んですね。何だかそれもいいかと思う
のは、自分以外のファンの方々のいろんな想いを知りたいから。
>>91 頼もしいですね。薦めずとも、ご自分の中で育んで下され。
でも案外同好の士がいるかも。
100 :
風の谷の名無しさん :2001/01/19(金) 00:01
ちょっと質問ー。「バナナブレッドのプディング」ってどーゆー意味?? 作中で主人公が自己紹介の時、バナナブレッドのプディングの話して笑われたけど 何で??何で笑われたの???まじでわからん〜〜〜!!! 知ってる人いたら教えてー!!! ちなみに私は「夏の終わりのト短調」が一番、好きかも。短編では。
101 :
花と名無しさん :2001/01/19(金) 02:20
>100 何気なくキリ番おめでとう。さて、「バナナブレッドのプディング」ですが あれは衣良ぐらいの年齢の女の子が自己紹介なんぞの時に言う話にしては、いささか 「ガキっぽく」クラスメート達の目には映ったと言うことなんじゃないでしょうか。 あの場面の彼女の様子を思い出して見て。同じ年頃の子と比較した場合、純粋ゆえ 言動が幼く見えるタイプの人っていますよね。私はそんな風に解釈したけど。 「夏の終わりのト短調」ですか・・懐かしいですね。私はララ掲載時リアルタイムで読みました。
102 :
名無しさんのレスが読めるのは2chだけ! :2001/01/19(金) 07:03
萩尾さんや竹宮さんより波長が合う人が少ないみたいね。 私はなぜか一番ビビッときました。
103 :
花と名無しさん :2001/01/19(金) 08:18
>「バナナブレッドのプディング」ってどーゆー意味?? 白泉社文庫の「バナナブレッドのプディング」の巻末に作者自身の 解説があります。 ちょっと独特ですごいぞ。
104 :
花と名無しさん :2001/01/19(金) 10:24
最初にクラスメートやさえ子が笑ったのは まじめそうな担任女教師に向かって 衣良がふざけてると思ったから・・・じゃないのかな? その後衣良が本気で言ってたことにさえ子が気がついて 「あなたボーイフレンド探さなきゃ」と。 my解釈ですけど。 「F式蘭丸」とか大島作品て難しいよねえ。
105 :
めぐみ :2001/01/19(金) 15:50
ジョカへ・・・なんか何百回読んでもどこまでが夢なのか どこまで成長した姿なのか分からん。 確か解説文のようなものを読んだがそれでも納得しなかった 記憶がある。
106 :
めぐみ :2001/01/19(金) 15:52
ジョカへ・・・なんか何百回読んでもどこまでが夢なのか どこまで成長した姿なのか分からん。 確か解説文のようなものを読んだがそれでも納得しなかった 記憶がある。
2重カキコ、ゴメソ。
108 :
花と名無しさん :2001/01/19(金) 16:47
バナナブレッドって美味しい。
109 :
花と名無しさん :2001/01/19(金) 17:12
>105 そーかなあ。どこが難しいの?
110 :
花と名無しさん :2001/01/19(金) 17:19
なんでダンナのことヒトサライだなんていったんだ<だりあ そりゃ狂ってるからといえばミモフタもないけど。
111 :
めぐみ :2001/01/19(金) 17:31
>109さん えーっとですね、手元に無くてなんですが、結局あの悲劇はSF好きな友人 の創作だったのですか? それは子供の作品としては出来過ぎだな、と。 最後の頁で成長したジョカが眠っているシーンが有るのですが、あれは その創作の中の1シーンを画像化しただけなのですか? 同様にワンちゃんが「シモーン」と叫んでいるのですが、その方が現実 なのですか? ・・・などなどでございます。当方ドキュソなのでスイマセン。
112 :
めぐみ :2001/01/19(金) 18:10
111は、結局「幼い子達が作った話なの? それとも成長したジョカが 願望・現実逃避として幼い頃の夢を見ているの」と集約されるかも しれません。 m(_ _)m
113 :
花と名無しさん :2001/01/19(金) 18:49
うーん。こねくり回しすぎてるような。。。 とりあえずは素直に現実だと捉えたほうが楽しめるんじゃないかな。 子どもの夢の中っすか・・ 時代背景が今と違うからなあ。例えば性転換。 これはかなりトッピな発想だったのですよ。 いまなら子どもでも知っている単語かもしれないけど。
114 :
風の谷の名無しさん :2001/01/20(土) 01:36
>101、103、104 何気にキリ番100の者です。 お答えありがとうでした。なるほどなんとなくわかってきました。 文庫のあとがきも見ました。 あれは、まわりはふざけて云ってると思って笑ったのに衣良は実はまじめだったことに対して 絶句のさえ子だったんだ・・。 ただ、なぜバナナブレッドの話をあそこで衣良がしなきゃならなかったのかってことと その前の血液がフリーズドライの話が象徴的な話だっただけに(この象徴話も私にはすごくわかりずらかった) 他に意味があるような気がしてならないんです。 衣良の気持ちは良くわかるんだけどネ〜〜。 バナナブレッドのプディングがお菓子だってことはわかってますが。(笑) 実際、食べたことも見たこともないんだけど。バナナパンのプリンって一体・・・。 私は大島さんの作品はすんなりうけいれられるのと何いってるかさえわからないのと に結構わかれます。時間がたてば読めるようになるのもあるけど全体的に難しい〜〜。
115 :
花と名無しさん :2001/01/20(土) 06:46
>>105 「ジョカ」は私も最後のあたりで混乱したけど、今はちびジョカのシーンは、
昏睡しているジョカが見ている夢かな、と思ってます。
辛い現実を穴埋めするために無意識下で捏造したストーリーなんじゃないかと。
最後の方のジョカ、すごく辛そうに見えるので。
そう解釈するとすごく内向的なまとまりになっちゃうので悩むとこですが。
>>114 パンプディングは、パンを牛乳や卵でふやかして焼くお菓子です。
バナナブレッドのプディングは、バナナ風味のパンか、普通のパンに
バナナを加えて焼いたプディングでしょう。
普通のプリンとは全く食感が違うので、イメージするの難しいですけど……(笑
116 :
花と名無しさん :2001/01/26(金) 11:07
>>114 >>115 バナナブレッド、私食べたことあります。
パウンドケーキの生地に、つぶしたバナナをまぜて焼いた
パンっていうよりは、バナナケーキって感じでした。
形もパウンドケーキの形(四角い型でやいてあるやつです)。
おいしかったです。
117 :
風の谷の名無しさん :2001/01/26(金) 23:57
114だよ。115,116さんバナナトークありがとう。 とにかく美味しそうですな。ほのかにバナナの香りがする感じがなんとなく 想像できてよだれモンだ。 ・・・どんどん大島弓子から遠ざかってる・・・。ごめん。
118 :
花と名無しさん :2001/01/27(土) 11:42
こんな雪の日には「クイーンマリー」で「ローズティ・セレモニー」 竹薮で竹をゆさゆさ揺らして、「ラフィエール!」
119 :
花と名無しさん :2001/01/28(日) 01:36
読んでる時に、混乱したといえば『庭はみどり川はブルー』。 てっきり主人公に母親が憑依してるものと思ってたら、少女の思い込みみたいな雰囲気。 色んな解釈ができそうな作品。 それろ、『えんじゅ』と『ずしおう』ってなんか童話にありましたっけ?なんか記憶が。 少し毛色の変わった作品だけど『サマタイム』って不思議と印象が強いです。 ラスト『あさって あんたは 家に来る』が心に焼き付いてます。
120 :
花と名無しさん :2001/01/28(日) 01:49
>『えんじゅ』と『ずしおう』って 「安寿」と「厨子王」。「山椒太夫」の登場人物の もじりですね。
121 :
花と名無しさん :2001/01/28(日) 04:14
>>120 そうそう。お母さんが「あんず(杏子)」で、子供が「えんじゅ」。
名前が母+子=「あんじゅ」になってるんだよね。面白い。
122 :
花と名無しさん :2001/01/28(日) 04:34
ついでに言うと「えんじゅ」は「槐」という字で 植物の名前。別名はアカシア・ニセアカシア。 よく街路樹になってる。
123 :
花と名無しさん :2001/01/29(月) 10:41
124 :
花と名無しさん :2001/01/29(月) 21:57
永遠の草原原作泣けた。実年齢の容姿で描かれたらもっと見てて 辛くなる内容になってたけれど、大島さんがそれをオブラートで 包んだかのように不思議な作品にしてくれたのでよかった。 映画版、ビデオにならないだろうか。
すみません。↑永遠じゃなくて金髪です。
126 :
花と名無しさん :2001/01/29(月) 23:53
悲しい時に大島弓子読むと ハラハラ泣けてきます。
127 :
花と名無しさん :2001/01/31(水) 04:15
))126 解かります〜! 私も普通の時に読んでても泣けないのに 弱ってる時に読むと泣けるんですよね。 まさかロストハウスで泣くとは…。
128 :
花と名無しさん :2001/01/31(水) 05:44
こないだTVでやってたヒロスエの映画みて「庭は緑、川はブルー」 読み返した。 ラスト近く、川辺で、さよならするお母さんにで会うところが切ない
129 :
花と名無しさん :2001/01/31(水) 07:01
ロストハウスはいい。。 「庭は緑〜」なんかもそうだけど、大島弓子の描く くるくる巻き毛のショートカットの女の子好きだ〜 キュートだけど甘すぎず。
130 :
花と名無しさん :2001/01/31(水) 10:58
「庭は緑、川はブルー」大好きです。女の子が生まれたら えんじゅってなまえにしようと本気で思ってましたが どんな名作でも、漫画から実際の子に名前をつけるのは やめたほうがいいですか・・・・?
131 :
めぐみ :2001/01/31(水) 13:12
>130さん そんな事はないと思いますよ〜 「エースをねらえ!」が流行った頃は、ひろみ、麗華の名付けが増えた筈です。 ま、ベルばらは影響しなかったかもしれないけど。 変に芸能人から名前を付けたりすると、その人が不祥事を起こす可能性も有るから そんな時困りますよね。完結しているマンガなら、そんな心配要りませんから。 問題は、実際の子供はマンガのキャラより喜怒哀楽が激しくて、大変だから、その ギャップに悩むかもしれませんけど。というか育てるだけで精一杯だとは思います けども。可愛いけどね。
植物の名前をつけるのは縁起が悪いという話があるね。。 一季で枯れるから、とかいろいろ。
133 :
椅子 :2001/01/31(水) 16:12
>130さん 「えんじゅ」(槐)は「延寿」に通じるので、めでたい名前の植物と されているみたいですよ♪ …天才少女画家に育ったら、ここで報告してくださいね(笑)
134 :
132 :2001/02/02(金) 00:27
あ、なるほど! そういう読みなしが出来ますね。
>>133 なんだか言いがかりになってしまったみたいで、ごめんなさい。
>>130 前途は洋々としてブルーであります。
135 :
花と名無しさん :2001/02/02(金) 00:33
>>128 私はむしろ「秋日子かく語りき」を思い出したなー。
136 :
花と名無しさん :2001/02/02(金) 00:59
ちびネコなんかはともかく、サバが出てくるエッセイ風マンガはかなり引く。 マンガだけじゃなくて現実でもやばい人っぽくて。
>>136 「マンガだけじゃなく」って・・・
マンガも「ヤヴァイ」って目で見てるのけ?
138 :
花と名無しさん :2001/02/02(金) 03:54
、マ、ク、皃゙、キ、ニ。」 ツ酣邨ンサメツ郢・、ュ、ヌ、ケ。」 ー?ネヨケ・、ュ、ハ、ホ、マ。ヨ・ミ・ハ・ハ・ヨ・?・テ・ノ、ホ・ラ・ヌ・」・ー。ラ、ハ、ヌ、ケ。」 サ荀マ。「クスシツ、ネダ、?ケ遉ィ、ハ、、セッスャ。「シォハャ、ヌ、ハ、ネ、ォダ、?ケ遉ェ、ヲ、ネ ナリホマ、ケ、?ハェク?。「、ヌ。「シ�、熙ホ、ケ、ヌ、ヒツ鄙ヘ、ヒ、ハ、テ、ニ、?ソヘエヨ、ャ セッスヒヘ・、キ、ッ、キ、ニ、「、イ、ニ、?。ト、テ、ニ、、、ヲフエハェク?、熙ォ、ハ、「、ネサラ、、、゙、キ、ソ。」 ・、・鬢チ、网ャ。「ー?ア�シォハャ、ヌサユヤコタキ、ニ、?、ネ、ウ、タャケ・、ュ、ヌ、ケ。」 ツ酣郤衞、テ、ニ。「クスシツエカ、ハ、、サメ、ヌ、筍「、ス、ホ、゙、゙、ク、网ハ、ッ、ニ。「 、チ、网ネシォハャ、ホツュ、ヌハ筅ウ、ヲ、ネ、キ、ニ、、、?エカ、ク、ャ、キ、ニケ・、ュ、ヌ、ケ。」 、ヌ。「、ス、?、ヒツミ、キ、ニホ荀ソ、ッフオ、、ソヘエヨ、ャ、、、?。「、テ、ニ、、、ヲ、ホ、ャ。「フエ、タ、ハ、「。ト、ネ サラ、ヲ、ヌ、ケ、ア、ノ、ヘ。」、ネ、熙ネ、皃ハ、ッ、ニ、エ、皃ハ、オ、、。」
140 :
30 :2001/02/02(金) 04:40
>>25 わたしもナイゾーちゃん萌えです。
このあいだヤフオクに今さんの「驚異の文鳥本」と「神秘の文鳥本」が
出品されていたのですが、あまりに高値だったので
値段が上がって行くのをただ眺めているだけでした。
文鳥本、もっと読みたいのに〜!
141 :
30 :2001/02/02(金) 04:41
↑うわースレ間違いです、すみません!
はじめまして。 大島弓子大好きです。 一番好きなのは「バナナブレッドのプディング」なんです。 私は、現実と折り合えない少女 が、自分でなんとか折り合おうと 努力する物語、で、周りのすでに大人になってる人間が 少女に優しくしてあげてる…っていう夢 物語りかなあと思いました。 イラちゃんが、一応自分で試行錯誤してるところが好きです。 大島作品って、現実感ない子でも、そ のまんまじゃなくて、 ちゃんと自分の足で歩こうとしている感じがして好きです。 で、それに対して冷たく無い人間がいる、ってい うのが、夢だなあ…と 思うんですけどね。とりとめなくてごめんなさい。
あぼーん
144 :
花と名無しさん :2001/02/03(土) 02:28
142> よくまとまってます。 共感しました。
145 :
花と名無しさん :2001/02/03(土) 03:05
「周りのすでに大人になってる人間」と未熟な少女の対比、っていうより 異なる進化形態の対比じゃないかな。<バナナブレッド 成長って直線的な過程じゃないし。
146 :
142 :2001/02/03(土) 07:30
>>144 さん
よくまとまっていますか。ありがとう。
ちなみに
>>138 の文字化けは私だと思います。
誰かが
>>142 に復活させてくれたみたいです。
私sageいれてないから、多分…。
>>145 なるほど。異なる成長ですか。
新鮮な考え方です。もう1回読んでみようと思います。
ちなみにダリアの帯ですが、きいながどうしても好きになれなくて、
最後まで読めていません。
147 :
花と名無しさん :2001/02/03(土) 07:58
あ、私にとっても「ダリヤの帯」は微妙な位置にあります。 あれより前の作品はラストの着地点が まだ「こちら側」にあったような気がするのですが、 あの作品以降、決定的に大島さんは「あちら」も「こちら」も 自由に行き来するようになった、という印象があります。 「10月はふたつある」で、あちら側の10月を示唆していながら 最後に「生きること」と結んでいた若い頃の大島さん。 どこかで何かがふっと変わったのかな?
148 :
花と名無しさん :2001/02/04(日) 07:40
>>147 鋭い指摘だなぁ。確かにあの作品はかなり「あっち」ですね。
なんだろう、色んな意味で死を意識し始めたのかな?
(不吉な意味でなく、人生の一つのタームとして)
「10月は〜」の頃は、とにかく今を精一杯生きよう、って感じでしたもんね。
死から先はまた別の話、というか。
思えば「綿の国星」では死に対してかなり客観的な描写を取り入れてましたね。
大島先生って、「その時描きたいものを描く」だけあって、
ご自身の進化が作品によく現れている気がします。
149 :
五時十六分太 :2001/02/05(月) 17:14
唐突な話ですが、二、三年前、もう青年向けのマンガも飽きた、 と思い、図書館で手に取ったのが、大島弓子で、全集の@だったと 思います。無造作に開くと、中に「このクラスにゴーゴーガールがいるわ」 と言う台詞があり、爆笑して借りました。でも中身は重かった…。「誕生」とかね。 それから、いろいろ読んでるんですが、なんか、この人のユーモアのセンス が好きです。結構まじめな話でも、急に「ごじらー(五時だ)」とかね。 三時子さんとかうさ吉とか言う人もいなかったっけ?変ですよね? ところで、「ジョカへ」のジョカって「女禍」の ダブルミーニング?考えすぎかのぉ?
150 :
花と名無しさん :2001/02/05(月) 17:20
三時子は「恋はニュートンのリンゴ」、うさ吉は「桜時間」ですな。 ジョカは、扉絵かカットではJokerのもじりらしく思えましたが。 一枚のカードをめぐる競り合い、展開の鍵という感じで。 「女禍」なら、ソランジュのキャラの方がハマリじゃないですか?
151 :
五時十六分太 :2001/02/06(火) 00:28
確かに。
152 :
花と名無しさん :2001/02/06(火) 01:06
大島弓子の作品中の登場人物の名前って、面白いですよね。 一番のヒットは「ダイエット」の標縄福子(しめなわふくこ)。 一生忘れられない程の衝撃を受けました。
153 :
花と名無しさん :2001/02/06(火) 02:10
「草冠」のつく漢字が好きだから、よく登場人物の名前に使う…って 大島さん言ってましたね。
154 :
十六分太 :2001/02/06(火) 11:35
「ジョカへ」のピエロがシモンに気づくあたりが、めちゃめちゃ泣ける。 教会に入ってきて、「今まで、祈らなかった分、祈ります」 みたいなこと、言ってるあのあたり。あの友情がね。 しかし、誰も共感してくれない。 この間、「八月に生まれた子」読んだら、一週間くらいへこんだ。
155 :
花と名無しさん :2001/02/06(火) 11:49
このあいだ自分の汚部屋でロストハウス読んで 泣いちまいましたとさ。
156 :
花と名無しさん :2001/02/06(火) 14:07
ところで「タンポポ」という76年の単行本未収録作読んだことある人いらっしゃいますか?
157 :
椅子 :2001/02/06(火) 15:34
「ジョカ」って、「joker」なのでは? …と、なると、「ピエロ」もキーパーソンってことになるのかなあ。 ううむ。
158 :
椅子 :2001/02/06(火) 15:35
ごめんなさい、150さんにがいしゅつでしたね(^^;;; 失礼しました。
159 :
花と名無しさん :2001/02/06(火) 16:28
ソランジュはsolangeで「大地−天使」だしね。 ジョーカー、ピエロ、天使といろいろ揃ってますね。
160 :
花と名無しさん :2001/02/06(火) 18:33
デスデモン「死の悪魔」もいるよ・・・・・作品違ったっけ
161 :
花と名無しさん :2001/02/06(火) 19:58
>>149 あとがきまんがに確か、jokerからきてるとありましたよ。
162 :
十六分太 :2001/02/07(水) 03:12
>>161 Jokerをわざわざジョカって読ませるのが、なんか引っかかってたんだけど。
ジョカ自体は「女禍」じゃないしね。
最初は「ジュラ」だったとか書いてあったっけ?(あとがきマンガに)
163 :
十六分太 :2001/02/07(水) 04:29
162補 前のほうで、自分の子供にマンガから名前付けるのってやばいかな。みたいな こと言ってたよね。 マンガから名前取るのって、なんかやな感じだが大島マンガだけは別。 自分の子供に、どんどん「三時子」やら「うさ吉」やら「峠」など付けてください。 幼児虐待で訴えられたりして。
「ラ・レッセー・イデン」という言語感覚の持ち主の方ですし?
165 :
花と名無しさん :2001/02/07(水) 17:17
ごじらー
166 :
十六分太 :2001/02/07(水) 21:05
くじらー
167 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/02/07(水) 21:24
シンジラレネイションってのも語句としてはなかなか。
168 :
花と名無しさん :2001/02/09(金) 15:45
単行本未収録作品、通算で30作ぐらいあるのかなぁ。 いつか読める日は来るんだろうか……
169 :
花と名無しさん :2001/02/09(金) 18:12
>>168 「我がソドムへようこそ」もその仲間入りですか?
170 :
花と名無しさん :2001/02/09(金) 21:13
>>169 「ソドム」はサンコミにも選集にも入ってまっせ。
171 :
花と名無しさん :2001/02/09(金) 21:22
>>154 遅レスですが。わたし共感できますよ。
「ジョカへ」はどのキャラも大好き。
一番はソランジュですが。
姿かたちが女になっても
やさしい世話好きな女をいちずに愛した立派な男の愛よ・・・
と言えちゃう男っぷりが良いです。
科学に引き裂かれたロミオとジュリエットのお話。かな。
172 :
花と名無しさん :2001/02/10(土) 02:03
「八月に生まれた子供」どうですか? すごい好きだけど、読むと泣くのであまり読みません。 あの、お母さんが「どうすればいいのよ」みたいに怒鳴るとこが結構くる。 大島漫画は重いテーマでも、登場人物のノーテンキさに 救われたりするけど、あそこでそのノーテンキさでも乗り越えられない 重さが出てくるので、すごく不安な気持ちになる。 みなさんはどうですか?この話人気あるのかな?
173 :
花と名無しさん :2001/02/10(土) 03:58
119さんに同じく。「サマタイム」好きです。 からくりが分かったとき寒気がした。大島先生にしては、短くて小気味がいいところも 気に入ってます。 ところで、単行本未収録の『密造アップルサイダー』という作品について どなたかご存じの方いらっしゃいませんか? タイトルがとても気に入ってしまったもので。
174 :
花と名無しさん :2001/02/10(土) 12:38
>>172 「八月に〜」って、本当にそら恐ろしいような話ですね。
フランス映画のような淡々とした引きが、また切ない。
私もあまり読めませんが、夏が近づくと一度は手に取ってみたくなります。
>>173 「密造アップルサイダー」に関しては、ファンサイト(Yahooから行けます)の
掲示板でいろいろ情報交換されてましたよ。
私自身は未読で詳しくないですが、そちらをご覧になられては。
175 :
花と名無しさん :2001/02/11(日) 00:53
174さん> どうもありがとう! 「ホワイトフィールド」のことですね? 早速見てみます。
176 :
花と名無しさん :2001/02/11(日) 07:17
>>174 レスありがとうございます。172です。
普通、救いの無いマンガって「救いの無いマンガって嫌い」
の一言でかたづけるんですが、「八月に〜」って最後ちょっと
「最後まで生きたい」みたいにプラスの方向に向かうので
簡単に切り捨てられない。そこがうまい。にくい。
177 :
花と名無しさん :2001/02/13(火) 15:57
一等新しい作品てなんですか?
178 :
花と名無しさん :2001/02/13(火) 18:55
連載中のグーグーでしょう。 あと広告批評2月号にイラスト。
179 :
花と名無しさん :2001/02/17(土) 02:37
すみません、ちょっとお聞きしたいのですが、 小説家の先生の所に女の子が弟子入り(?)する。 その先生の所には大学生ぐらいの男性がいる。 小説家の先生は実は女の子の父親だった。 …というような話があったと思うんですけど、 どなたかタイトル分かりませんか?
180 :
花と名無しさん :2001/02/17(土) 02:46
>>179 「春休み」ですね。選集第3巻に収録されてます。
初期に作風が代わり始めた頃の作品ですね。印象深いです。
181 :
179 :2001/02/17(土) 09:13
>>180 さんありがとうございます
たびたびすみません
収録されてるのは選集第3巻だけなんですか?
文庫本には収録されていないのでしょうか?
182 :
花と名無しさん :2001/02/17(土) 22:44
大島弓子漫画初心者です。 いま、選集の6?読んでます。タイトルが綺麗で他のもぜひ 読みたいんですけど、やっぱり朝日ソノラマの選集がいいで しょうか?文庫よりも。というより手にはいりにくいですか ?高いしなあ。 私は「黄すいか赤すいか」がなんか印象的で好きです。 皆さんたくさん読んでる方ばっかりで私・・。
183 :
花と名無しさん :2001/02/18(日) 00:05
>>182 さん
やはりソノラマ選集が一番王道なセレクトだし
判形も大きめですし、良いのではないでしょうか。
とりあえず選集をクリアしてから他の未収録作品を探された方が…。
お財布も痛みませんしね。
これから大島さんの作品をたくさん読む事ができるんですね、
羨ましいです。
184 :
182 :2001/02/18(日) 11:34
>>183 はい!ありがとうございます!
頑張って全部読んでみたいです。大島弓子作品はトラウマになりそう
なイメージがあって敬遠してたんですがもう乗りかかった船だ、頑張
るぞ(といってすでにトラウマになりそうな気配)ー。
読破できたらまたここのレスをあらためて読ませていただきたいです。
185 :
花と名無しさん :2001/02/19(月) 03:23
186 :
花と名無しさん :2001/02/19(月) 04:35
ダリアの帯、感涙あげ
187 :
花と名無しさん :2001/02/21(水) 02:27
ダーシェンカって、チェコの犬の名前だったんですね。 新潮文庫から出ていたので、買ってしまいました。
188 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/02/21(水) 02:42
私もみかけた。(笑) その文庫。大島さんの本かと思った。
189 :
花と名無しさん :2001/02/21(水) 03:02
うち「ダーシェンカ」3冊あるよー。全部出版社と翻訳者が違うのー。
190 :
花と名無しさん :2001/02/21(水) 11:53
「桜時間」ってすきな作品なんですけど 単行本収録されてませんよね。 選集にははいってるのかな? でも持ってるのとかさなるので 後から出た選集や全集ってなかなか手がでなくて。。。 「桜時間」の中で 男の子の家族で、お父さんは本当のお父さんじゃないんだけど 本当のお父さんは「都合が悪くてお父さんになれなかった だからお父さんが君のお父さんになった」 というような意味の言い方が なんだかすごく好きだったんです。 深刻でなく、「あ、そうなのか」みたいな。ストンとなっとくしてしまったというか 本来もっと重い問題であるはずなのに。 あと、そのお父さんが用意してくれた バタつきパンがおいしそうで。
191 :
>190 :2001/02/21(水) 18:21
選集の10巻に収録。 大島弓子選集は本の装丁など非常に出来がいいので 重なってても持っておきましょう。 ちなみに本の帯に「ロマンチックに帰りましょう!」という臭いコピーが あったのがこの選集で唯一嫌だった(10巻)。 そう思った人は多かったらしくて、後の発売された7巻以降は マンガの中のセリフからコピーが取られるようになりました。 4巻か3巻だかの「いちごちゃん、一緒に養老院に行きましょう」 「ジョカ、元気?ぼくは病気だよ」というコピーが好き。
192 :
花と名無しさん :2001/02/21(水) 21:15
確かに同じ作品でも、装丁が違うからそれで又コレクションする というのは私もありますね。大島作品から離れますが、赤川次郎の 「ふたり」(新潮社)という本の表紙が大島弓子画だったので即購入して 大切にしてたのですが、本の整理をしてた時に古本屋行きの山に紛れてしまい 不覚にも手放してしまいました。本の内容も気に入っていたのでそれからずっと 探してたところ、偶然別の古本屋で見つけて買い戻し。反省しております。 私の宝物は朝日ソノラマの「大島弓子名作集」。当時の2,500円は本当に高かった。
193 :
花と名無しさん :2001/02/22(木) 03:00
現在発売中の「季刊コミッカーズ冬号」(別冊美術手帖2月号)に、大島さん撮影の 猫写真で構成されたショートものが掲載されていますね。 ここで実写グーグーの「ダーシェンカ模様」を確認できます(^^)タゴサクの方は 見えないけど。連載第2回だそうなので、まだ続くでしょう。第1回は未見。 4匹の猫達が登場していますけど、大島さん宅の飼い猫、増えたのですか…?
194 :
花と名無しさん :2001/02/26(月) 10:20
「ジョカ、元気?ぼく病気だよ」 いい台詞だな〜。
195 :
179=181 :2001/02/27(火) 02:37
>>185 さん 教えてちゃんで本当にすみません…
やはり文庫本には収録されていないんですね。
これを機に選集揃えようかと思います。
どうもありがとうございました!
196 :
花と名無しさん :2001/02/28(水) 23:36
「ロングロングケーキ」に感動あげ!
197 :
花と名無しさん :2001/03/02(金) 03:24
あげ
198 :
花と名無しさん :2001/03/03(土) 02:21
今ABCテレビ(関西系)で 毎日が夏休み(だったかな)やってます!ちょっと見れて得した気分。 チャンネルを変えた途端の第一声 「お金を払わないといけないなんて悲しいことね」 とゆうセリフで一発で分かってしまいました。 よくよく私は大島弓子が好きだなあと思いました。 おとうさんはサノシロウさんかあ もうちょっと無機質で無個性な俳優さんの方が大島作品 の雰囲気を出すには一番良いと思うんですが 正反対の方ですね、良い俳優さんですが。
質問です。 選集「いちご物語」の帯「いちごちゃん、いっしょに養老院へ行きましょ、 ねっ、ねっ」というセリフ、本文のどこにでてくるのでしょうか?
200 :
花と名無しさん :2001/03/03(土) 22:19
私も質問です! 昔、大島弓子の太い名作集(何冊かセットであるもの)で、 タイトル不明、内容もうろおぼえの作品があるのです! なんか小さい女の子が主人公で、実は自分が人間じゃなくて ロボットで、それを冷蔵庫か戸棚?みたいなとこに入ってる 小さい頃の自分の古いロボットを見つけてしまい、びっくりして気絶。 というシーンがあり、お母さんとお父さんが呑気に、「あら。 みちゃったのねぇ。」とかいうようなセリフを言う話です・・。 ちょっとギャグっぽい感じだったような?? 4コマ漫画形式だったような?勘違い?? それとも大島さんの作品ではないのかな? ずっと気になっているので、どなたか教えて下さい!!
201 :
花と名無しさん :2001/03/04(日) 01:23
>>200 「ユーミン」ですね。記憶薄れてましたけど、見たらちゃんと有りました。
大島先生の自画像そのままの顔をした三頭身の女の子の4コマ。
このシリーズ、シュールで好きです。
4コマとしてはかなりエレガントで、まさにエスプリというのか。逆さ食パンだけど(笑)。
以下、一応ネタバレとして改行しときます。
!!!!!!!!ネタバレ注意!!!!!!!!
ネタバレ> 眠り込んでいる間にパパとママが旅行に出掛けてしまう。
ネタバレ> ユーミンは自分はもらわれっこじゃないかと疑う。
ネタバレ> アルバムをめくると今と同じ顔をした自分の写真と鍵が出てくる。
ネタバレ> 鍵が合う箱を見つけて開けると、写真そのままの0歳児のユーミンが出てくる。
ネタバレ> ユーミンの正体はアンドロイド。実は誕生日のたびに身体を作り替えていた。
ネタバレ> 最近眠くてしょうがないのはオイル切れが原因だった。
すみません、改行失敗・・・ 知りたくない方、脳内あぼーんお願いします;
203 :
花と名無しさん :2001/03/04(日) 01:31
>>200 おおっ!キリ番ゲットおめでとうさん。
それは「ユーミン」(まんまですね)という大島さんの漫画ですね。
4コマ漫画形式で、(でも扉を入れて、4p程の)確かにギャグっぽいテイストです。
内容はあなたの書き込みとほぼ同じです。凄い記憶力ですね。
「お誕生日がきたら、又もう少し背の高いユーミンを作らねばなりませんね」覚えてる?
204 :
花と名無しさん :2001/03/04(日) 13:58
200です。 201さん、203さん、ありがとうございます!!! 他の大島弓子さんのファンページでも見つからなくて、気になってたので、 とてもうれしいー!記憶がだいたい合っててよかった・・。 今28ですが、小3か4年生ぐらいのとき、近所の図書館で読んだのです。 (ってことは、約20年前ですか・・。時の経つのは恐ろしい・・。) でも最近行ってみたら、他の本はまだあるのに、その全集だけなくなってて 確認できなくて・・。 今それが収録されている単行本などは出てないのでしょうね・・。 度々申し訳ないのですが、何に収録されているのか教えていただけますか? お願いします!
205 :
花と名無しさん :2001/03/04(日) 22:28
「ロングロングケーキ」と「夏の終わりのト短調」が 私にとっての双璧です。 大島さんの漫画読む時は大概ボロボロ泣いてしまうので 一人でしみじみと読みます。
206 :
花と名無しさん :2001/03/04(日) 23:26
私は大島さんの漫画では泣かないなぁ・・・。好きだけど。 どっちかというと幸せな気持ちになるほうが多いな。 でなきゃ読まない。(笑)
207 :
花と名無しさん :2001/03/04(日) 23:59
このスレのずーーとまえに 「バナナブレッドのプディング」で笑ったのはなぜ?という話が あったので一言。 英語のことわざで「The proof of the pudding is in the eating」 というのがあります。直訳すると「それがプリンだという証拠を得るには 食べてみることだ」。大島さんはこれをヒントにあの話をつくったのだと 私は考えています。なにか参考になるでしょうか。って皆知っていること だったら失礼。
208 :
花と名無しさん :2001/03/05(月) 00:10
うーん、多分大多数が知らない事でしょう。 いいヒントになった気がしますねー でも分からん!
209 :
花と名無しさん :2001/03/05(月) 00:23
>207さん!!その質問したの私です!! そんな英語のことわざがあったんですね!! 面白い!! 笑ったこととは関係ないと思うけど参考になりました。 あれからもいろいろ考えましたが、結局バナナブレッドの プディングみたいなお菓子を望んでいるのは衣良ちゃんだけではないと いうことはわかりました。
210 :
花と名無しさん :2001/03/05(月) 00:57
「ダイエット」が一番印象に残ってます。 主人公の女の子の最初のほうの台詞で、世の中には人間扱いされるみえない ゾーンがある、みたいな意味のがあったと思うのですが、それを読んで当時 そうだよな〜ってしみじみ思いました。 あと、痩せたとたんにもてるようになったり、両親との葛藤とかのところも リアルだったけど、最終的なお友達たちの決意みたいのが明るい明日を作り そうでよかったなと思います。また読みたいな〜。
211 :
椅子 :2001/03/05(月) 00:57
>199さん 物語前半、女装したおおかみマンといちごが温室でお茶を飲むシーン、 だとおもいます。 「いちご物語」は…泣けますよねえ。
212 :
花と名無しさん :2001/03/06(火) 01:29
>>204 (200)
「ユーミン」は名作集のみの収録だと思います。
あんまり見ない本なのに、残念ですが……
ところで、私は古本屋で名作集1・2巻を入手したのですが、
1巻には函がないんですよね。2巻にはあるのに。
欠陥品かとも思ってましたが、その後も函付きの1巻にはお目にかかれず……
よもや最初から函は2巻のみ、なのでしょうか??
リアルタイムでご存知の方おられましたら、教えていただけないでしょうかー
213 :
199 :2001/03/06(火) 02:04
>>211 さん
ありがとうございます!やっと見つけました。
初出より四半世紀、このコマ見落としていました…U2。
214 :
花と名無しさん :2001/03/06(火) 02:38
古本屋で「さようなら女達」白泉社文庫を買いました。 なんだか優しくていいですね。 他にも読んでみたいのですが、 初心者♂にお勧めの大島作品ありませんか?
215 :
花と名無しさん :2001/03/06(火) 07:56
このスレ読んだら、大島作品読みたくなってきたー。 実家に全部おいてきちゃったんだよなぁ。。。
216 :
花と名無しさん :2001/03/06(火) 15:10
某大島弓子HP掲示板で「タンポポ」なる作品が話題になってて、 内容を見てすごく読んでみたくなったのですが、 ご存じの方います? この作品って全然単行本収録とかされてませんよね?
217 :
花と名無しさん :2001/03/06(火) 16:06
>>214 「綿の国星」「バナナブレッドのプディング」「夏の終わりのト短調」
ほぼ同時期に描かれた3作ですが、端的に大島弓子の根幹が現れてる
作品群だと思います。お勧め、というか必読。
それぞれ白泉社文庫で表題作になってます。
この3つを読むと、他の作品も読まずにいられなくなりますよ〜(経験者)
「さようなら女達」は、私も大好きな作品です。別格の傑作とはまた別に一番好きです。
>>216 私が持っているリストは、多分該当サイトと同じソースなので
役に立たないかもしれませんが、未収録のはずですね。再録も一度もないと思います。
この頃(アポストロフィーSあたり)の絵でタイトルが「タンポポ」って、
それだけで読みたくなってきちゃうなあ。
218 :
花と名無しさん :2001/03/06(火) 21:16
214
>>217 レスありがとう♪「綿の国星」「バナナブレッドのプディング」
「夏の終わりのト短調」が必読ですね。φ(._.)メモメモ
たしか最初のは文庫本で4巻くらいですよね
古本屋にセットでおいてたような・・・。
週末にでも、買ってきます♪
219 :
200 :2001/03/06(火) 22:27
212さん、ありがとうございます! やっぱり、名作集でしか読めないのか・・。 古本屋で探します!(なさそう・・。) また、図書館で読めたらいいのになあ。
以前は生物大嫌いだったのですが、「綿の国星」のおかげで 猫は大丈夫になりました。 大島先生!ありがとう!
221 :
花と名無しさん :2001/03/08(木) 00:43
つるばらつるばら で男の子が自殺未遂して、 「幕だ、次の人生の幕を開けよう」とか言うような せりふがあったはず。 わたしは離婚、転職など何かあるとこのセリフを心の中でつぶやきます。 一番好きなのは、夏の終わりのと単調かな。
222 :
花と名無しさん :2001/03/08(木) 00:49
あ、なるほど。 < ca va bien good good にも通じる、単純だけどいい名づけだなあ。
>>221 私もその台詞、大好き。確か大学進学する時も言うんですよね。凄く元気出ます。
224 :
214、218 :2001/03/11(日) 01:47
「綿の国星」よみました♪ 人間も猫も子供の時は、同じ素直さで同じようなことを考えているけど、 大きくなるときに人間らしく、猫らしくなる。何が幸せなのかわかんないけど、 子供のときほど幸せだろうし、それは人間も猫もかわらない。考えていることも 人間と猫にたいした違いはないかも・・・。 詩が台詞となり、メロディーが絵となり、作者の優しさが作品をつつむ。 そんな作品に感じました。これが大島弓子の作風でしょうか?他の作品も読みたいです。
「つるばらつるばら」白泉社文庫で読みました。 極めて真摯な人生。普通ではない人生の課題。 どこか滑稽で、どこかシニカルだけど、心地よくて元気が出る作品でした。 過去に対する心地よい無欲さと未来に対する恥じらいの無い貪欲さが感じられます。 次の幕を上げよう!! 死ぬもんか 次の幕だ!!
226 :
星五位 :2001/03/12(月) 20:51
駅の本屋さんで 「サバの秋の夜長」かって見ました。 読んでしまったら次が読みたい〜 文庫以外で本屋で購入できるものを教えてください! (文庫は自力で探せそうなので)
227 :
225 :2001/03/12(月) 21:39
「夏の終わりのト長調」白泉社文庫で読みました。 なんだか救われない作品でした。 救われないことの寂しさと冷たさが印象深い。 嫌いではない。不思議な形で心に残っている。 何かこれだけ作風が違うような印象を受けるのは僕だけ?
「夏の終わりのト長調」わたしも最初読んだときは、すっごい後味が悪いのに 嫌いではないという不思議な読後感に戸惑ったのを覚えております。 「黄昏は逢魔の時間」も同じような読後感をもったのですがいかがでしょう?
229 :
花と名無しさん :2001/03/14(水) 14:23
>>227 ,228
私も「ト短調」心に残っています。
今でもなお一番好きな作品の一つです。
この物語の本当の主人公はもしかしたらおばさまで、
これから少女に戻ってもう一度うまれ直すのかと思ったら
すごく切なくて泣けました。
それにしても扉絵の黒い翼の天使はいったい何だったのだろう・・
と思っています。
「逢魔の時間」も行き場のない気持ちが残る作品でしたよね。
まだ読んでいない大島作品がこれからまだたくさん待っている人が
なんだかうらやましい気がします。
私が好きなのは「サマタイム」です。
もし読むことがあったら感想教えてくださいね。
230 :
花と名無しさん :2001/03/14(水) 16:38
「リベルテ144(?)時間」よむと 紙コップのコーヒーとホットドックがたべたくなる 「バナナブレッド」よむと やきそばパンとカレーパンがたべたくなる
231 :
花と名無しさん :2001/03/14(水) 21:53
グーグーの名前って good goodからだったんだ… さすが大島弓子って感じ。あたしなんか見た目からなんとなく つけてる…もし自分だったら「ちびちゃん」とか「赤毛ちゃん」とか いわれたら嫌なのに、なんかつけちゃってるよ(苦笑)
232 :
花と名無しさん :2001/03/14(水) 22:19
初レスです。 私の老後の楽しみは、四季の移ろいを感じながら 大島弓子さんの漫画をじっくりと何度も読み返すことです。 好きな作品、好きなキャラ、好きなシーン、好きな言葉 挙げればきりがないのですが、今ふと浮かんだものでいうと 「きゃべつちょうちょ」のラストページが好き。 切ないけど希望が持てるんです。
233 :
花と名無しさん :2001/03/15(木) 02:56
>>232 私も同じ様な事考えてます。猫のあたまでも撫でながら、お茶を飲みつつをプラスかな。
冒頭(開幕)ページと同じくらい、ラストページって大切ですよね。
私も思い浮かぶままですが、「すべて緑になる日まで」と「まだ宵のくち」「ほたるの泉」
「アポストロフィーS」(←大好きなんですが)などが好き。なんか昔の作品ばかりですが。
どれか一つを選べと言われても、無理なんですよね。それは難しい宿題のようなものです。
234 :
227 :2001/03/15(木) 19:35
「サバの秋の夜長」白泉社文庫
作者の優しさに心洗われる思いでした。
ほのぼのとした真摯な愛情を感じます。
>>228 「たそがれは逢魔の時間」もぼんやりとした感傷が残りました。
ただ、ト長調が現実を迫るのに対して、たそがれが現実から逃れるような
雰囲気をもっているように感じられました。
>>229 もっと早く出会いたかったという気持ちもありますよ。
235 :
花と名無しさん :2001/03/17(土) 20:02
初めての半そでとミツバチの羽音
236 :
花と名無しさん :2001/03/17(土) 22:37
大島先生って、どこの短大でているか知っています? デビューは短大のとき?
237 :
花と名無しさん :2001/03/18(日) 01:50
>>235 「鳥のように…」でしたっけ?その一文。
238 :
237 :2001/03/18(日) 01:52
違った。ほしのすけという名の男の子が出てくる話でしたね。 タイトルなんだったかな。
239 :
花と名無しさん :2001/03/18(日) 02:00
「たそがれは逢魔の時間」と「夏の終わりのト短調」は 特別に好きな作品です。 自分の育った環境と、少し似ているお話だからかもしれません。 「たそがれ…」の「あのレリーフはいま妻の胸にかかっている 一番大切な愛情のあかしみたいにかがやいている」というところと 「夏の終わり…」の「おれが夜半に夢の中でみつけようとした故郷は 洋館にあったんだ」というところに来ると、泣いてしまいます。 この二つの作品を読むと、それまでの少女マンガの定番だった 「お姫さまと王子さまは恋する相手と結ばれて、一生幸せに暮らしました」 というお話も素敵だけれど、もしそうでなくても 家族として時間をかけ、一緒に闘い、守ってきたものに あらためて価値とかがやきを見出し、これからも一緒に なんとか生きていこうという 現実的な意志の大切さのようなものが 伝わってくるような気がするんです。
240 :
名無しさん :2001/03/18(日) 23:57
朝日ソノラマから出てる選集を買って読んだのだけど、 背表紙の反対側が黒くなってる本を先に読み、白いのを 後に読んだらば、白いところが黒っぽくなっちまった・・。 なんで黒くしちゃったんだろう?謎です。 早川ミステリの黄色も謎。
241 :
花と名無しさん :2001/03/21(水) 02:46
教えてちゃんでごめんなさい。 「その日まで生きたい」というお話を覚えてる方、 いらっしゃいませんか? 選集などには収録されていないのですが…。 私の記憶違いかも知れないけど、 みのりって名前の女の子が病気で死んでしまうお話だったような。 ストーリーだけでも思い出したいのです。
242 :
めぐみ :2001/03/21(水) 14:21
>>238 さん
ヨハネが好き、でしたっけかね?
うち帰ってしらべますね。
243 :
めぐみ :2001/03/22(木) 09:41
ごめんなさい。 ヨハネが好きの男の子達は松、竹、梅だったね。 クレしんの松坂先生姉妹と同じのね。 鬱なので、今度全部読み返しときます。失礼しました。
244 :
nanashi :2001/03/23(金) 00:19
なんてすばらしいスレ。大島さん良いですよねえ。 私のフェイバリットは、「ノンレガート」「あまのかぐやま」など、 地味めのもの。気軽に読み返せますし。 「片方が諦めなければ仲直りはかならずやってくる」 あと、「いちご物語」は何度読んでもないてしまう。
245 :
花と名無しさん :2001/03/23(金) 00:37
いや、これは失敬。
246 :
そうですこれは恋だ :2001/03/23(金) 03:44
漫画家さんてみんな ☆ ・ 自画像をコミカルに描く人が多いけれど ☆ ・ ☆ ・ ・ ☆ ☆ 大島弓子さんに限っては エッセイマンガなどの自画像も ☆ ☆ ・ 美しく描いてほしいわ ☆ ☆ ・ ☆ ・ ☆ ☆ ・ ☆
247 :
連続テレビ小説@君の名は :2001/03/23(金) 04:41
それはそうなんだけど、私は「逆さ食パン」型のあの絵しか思い浮かばんわ。
248 :
花と名無しさん :2001/03/23(金) 04:56
全然下膨れではないのに、なぜあの逆さ食パンなのだろう・・・
249 :
花と名無しさん :2001/03/23(金) 09:17
>248 お会いしたことがあるんですか?大島さんて写真とか全然見たことない。 でもあの自画像好き。長年見て馴染んでしもーた。
250 :
めぐみ :2001/03/23(金) 09:54
>>238 さん
遅くなりました。「鳥のように」でした。
251 :
花と名無しさん :2001/03/24(土) 05:20
読み直してみよかなぁ。age
252 :
花と名無しさん :2001/03/24(土) 10:20
池田理代子の「おにいさまへ」のソロリティ(だっけ...)に 「逆さ食パンの君」がいらっしゃいましたねえ。
253 :
花と名無しさん :2001/03/26(月) 19:28
大島弓子って、本名なのがまたいいよね。 ちなみに萩尾望都も本名。 名づけのセンスすごいよね。
254 :
花と名無しさん :2001/03/28(水) 01:16
サバの文庫を2冊同時に買ったんですが 遊んでる時ちょっとからかったら マンションの壁紙を剥がされてしまって 「復讐の程度が分からないんでしょうか」と言う場面、 見つけられない。。。 もしや私の頭の中にだけある幻なのだろうか。
255 :
花と名無しさん :2001/03/28(水) 01:36
>>253 いい名前ですね。すごく合ってる気がして。
弓ってあたりが曲線のイメージで性格のおだやかさを感じるとゆうか。
でももしキツい性格の人が大島弓子だったら
弓ってあたりが攻撃的なものを感じるよねとか言ってそうですが(笑)わたし。
萩尾望都が本名とは存じませんでした。美しい名前ですね
望郷の念とかそうゆう悲しみみたいなものを感じて味わい深いっす。
256 :
花と名無しさん :2001/03/28(水) 02:04
>254 いや絶対にあります。 覚えがあります。 サバのエッセイ漫画のうち最初期のものだったように思います。 でも本が手元にないので正確なことが書けないのですが、 「サヴァビアン」・・じゃなかったですか?
里中満智子も本名だよね。 関係ないのでsage
258 :
花と名無しさん :2001/03/28(水) 02:26
254さんとは別人なんですけど、私も先日「夏が来た」と「秋の夜長」の
文庫を買ったんですよ。で、パラっとめくったら「秋」は既読だったことに
気づきました(ヴァカ)。前に買ったのは既に部屋の藻屑と消えている様子
なので、2重買いについては良いのですけど。
でも、サバがもらわれてきた時のエピソード(アンブラッセ)はもっと
詳しかった気がするし、
>>254 さんのおっしゃる壁紙剥がしも見あたらない
ので「幻だったのか?」と私も思っていたところだったんです。
それが収録されてるのが
>>256 さんがおっしゃる最初期のなのかな?
てことは、私、それも買っていたはずなんだわ。でも見あたらない・・・鬱打。
じゃぁ、サバの文庫は3冊出てるんですね?
259 :
>>254-258さん :2001/03/28(水) 14:05
256さんがおっしゃるように「サヴァビアン」が正解かと…。 ちゃんと「逆襲の程度が…」ってネームがあります。 朝日ソノラマの「ロングロングケーキ」にも収録されてます。
260 :
花と名無しさん :2001/03/28(水) 17:38
大島さんは本当は「菜々」という名前になるはずだったとか。 でも生まれたときに余りに身体が弱かったので、おじいさんの 「『大島菜々』では名前が弱くて駄目だ、もっと強い名前でなければ。『弓子』だ」という 鶴の一声で「大島弓子」になったのだそうです。 「わたしたちができるまで」という大島さんのインタビュー本に書いてありました。
261 :
花と名無しさん :2001/03/28(水) 20:50
今日「グーグー…」を買いました。 平成13年1月31日 五版だったので 「たくさん売れて嬉しい」気持ちと「探した日々はなんだったの」と いう気持ちです。
262 :
花と名無しさん :2001/03/28(水) 20:56
>>254 さん
それ確か綿の国星の文庫版の四巻に載ってたですよ。
初心者なんで他のに載ってるかは分かんないけど。
263 :
名無しの心子知らず :2001/03/28(水) 21:28
>>253 競馬の馬じゃないけれど、通りの良い名前の人って強そう、どんな世界でも。
呼んでみて、さらりと自然でインパクトのある名前・・・
世間に認められた人には、こう言う名前多いような気がする。
264 :
花と名無しさん :2001/03/29(木) 23:29
超大島弓子好きを自認してきた私ですが ほうせんかぱん以前あたりは、頭にハテナ?が出てしまう 中期後期ファンだとゆう事を知りました。 そのうち分かって来るかな〜
265 :
花と名無しさん :2001/04/04(水) 17:34
四月怪談は映画を先に見た。 ギバちゃんがちょっと切なかった
266 :
花と名無しさん :2001/04/04(水) 23:38
わたしも。子供心に、主人公の好きな人(名前忘れた)が ステキだなあと思った。 20歳(昨年)になって大島弓子を好きになり、2・3ページ読んだだけで ひどく、心地の良いデジャブを感じたのを覚えています。 原作を先に読んでいた方々があの映画をどう思っているかは 全く分からないんですが とても雰囲気が同じだなーと思いました。(映画の記憶は遠い過去です) たくさん覚えているくらいですから私にとって印象深かった映画です。 なんとも不思議で心惹かれたのも覚えています。 もう一度見てみたいなあ。当時何歳だったんだろう
267 :
花と名無しさん :2001/04/06(金) 00:02
「四月怪談」 やっぱりこれは「しがつかいだん」と読まれてしまうんでしょうが、 「しがつゆうれい」って言うんだと聞いたことがあるんですが‥‥‥。 どっちなんでしょう?
268 :
花と名無しさん :2001/04/06(金) 01:29
>267 「四谷怪談」の一文字違いなのでは?
269 :
花と名無しさん :2001/04/06(金) 16:59
横から失礼します。大島さん大好きで全部読んでると思います。 ひとにおすすめするのだったら「綿の国ー」が一番はいりやすいかと思い そうしてます。 個人的には「つるばら」がおもしろったなぁ。。 大島さん、寡作なんでたまに新刊見つけるとうれしくてたまりません。
270 :
花と名無しさん :2001/04/07(土) 14:48
>>268 漢字が「四谷怪談」と一文字違いなのは重々承知。
その上でね、読み方もあえて「ゆうれい」に変えたって言う話だったような‥‥‥。
初めて雑誌に掲載されたときのタイトルのルビはなんだったのでしょう?
271 :
花と名無しさん :2001/04/07(土) 16:53
272 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/04/08(日) 00:05
評価の高い『バナナブレッド』を買って読んでみたがいまひとつ来るモンがなく、 半年くらい経ってこのスレをみて、ふと『夏のおわりのト短調』を買い さっき読んでみたが・・・何故か知らんが鳥肌立ちました。 特に『たそがれは逢魔の時間』が良かったですね。当方男だからでしょうか?
273 :
花と名無しさん :2001/04/08(日) 06:00
「ロストハウス」凄い面白いですね。後期かなり好き。 あー新作読みたいよー!
274 :
花と名無しさん :2001/04/08(日) 12:33
>>272 性差はあるかもしれませんね。
私は13、4歳で「バナナブレッドのプディング」を読みましたが、
多感な時期だったせいか、3日くらい気持ちが不安定になり、揺れてる感じでした。
これと、萩尾望都の「トーマの心臓」は、
魂を揺さぶられる、思春期の聖典でした、私にとっては。
もちろん、賛否両論ある事は分かりますので、あくまでも、私にとっては、です。
275 :
花と名無しさん :2001/04/08(日) 12:37
私も「ロストハウス」はまりました。 ヤングロゼ探し求めて歩き回った思い出が…。
276 :
花と名無しさん :2001/04/09(月) 13:30
少女マンガ好きな男でしたがあの絵柄がどうも嫌でねー。 ところが大学時代に友人でエラく崇拝しているのがいて、 綿の国星が出たときは狂喜して「これだけは読め!」といわれて‥‥‥。 それ以来言われるままに初期のも読みました。 やっぱり苦手なのもありますが「すべて緑になる日まで」は好きかなー。 比較的新しい方では「ダイエット」の最後のセリフがずしっと来ました。
277 :
花と名無しさん :2001/04/10(火) 04:46
絵が簡略化してからの方がやっぱ読みやすいですねー 初期に名作ありき、とゆう人ってオオシマニアだなあ… と羨ましく思う。
278 :
花と名無しさん :2001/04/14(土) 11:55
私は多分後期派ですね。一番好きな作品は「ロングロングケーキ」。 高校の頃、漫画家を目指してたことがあって、その時の上手く描けなさに ウさんが私の脳味噌スキャンして、素晴らしい作品を作ってくれないだろうか・・・ という妄想を抱いてしまったせいもありますが、 あの作品の「どれが本当の世界なんて分からない」とか、ペシミスティックなこと を言ってる筈なのに、全然マイナスに感じられなくてもの凄く優しい感じがしたのが 読んでて幸せだったので、好きでした。 友人はもっぱら初期派で、未だに理想の男性が「バナナブレッド」の おちゃやとうげさんだと言い張って止まない。
>>278 私も、「ロングロング〜」かなり好きです。
最後あんなことになってしまった主人公なのに、
凄く受容されている感じがする。優しい作品だと思いました。
主人公が、不幸な人に見えないところも好き。
私は、話じたいは後期作品の方が好きです。
でも、絵柄というか、画面は前期の方が好み。
あの、花びらや雪や木の葉がページいっぱいに舞い飛んでいる画面を見ると、
それだけでもう感無量になってしまう(笑)
280 :
花と名無しさん :2001/04/14(土) 16:55
前期の『星に行く汽車』なんてなんべん読んだか…ラスト2ページはもうイッてるよん
281 :
花と名無しさん :2001/04/14(土) 18:05
『いちご』の反則なラストに、 電車の中でマジ泣きしたことあります。
282 :
花と名無しさん :2001/04/14(土) 18:39
私の見間違いなんでしょうか? この前朝日新聞に、今年の手塚治虫文化賞のノミネートとして大島弓子さんが 挙げられているのを見たような気がするんですが・・・・・。 でもここで話題になってないってことは見間違いなんだろうな〜。 てっきり私の知らない内に大島弓子さんがまた新しい作品だしたのだと思って 大喜びだったんだけど。
283 :
花と名無しさん :2001/04/15(日) 01:12
>>281 私もあのときは困りました。一応、男ですので・・・。
284 :
花と名無しさん :2001/04/15(日) 03:31
≫249 以前NHK教育で戦後少女漫画の変遷をテーマにした人間大学シリーズがあり、 そのなかで大島先生もとりあげられ、顔写真が出ていました。 淡青の着物にバッサリあごで切りそろえられたおかっぱ。色白で、 なんとなく本上まなみの子供版(失礼かしら…)のような感じでした。 ビデオに撮ってあるのだけど、見返すのめんどくさいので違うてたらごめん。
大島某さんとか似た名前の人なんでしょうか…
>>282 ちょっと期待した!
286 :
花と名無しさん :2001/04/15(日) 10:04
枝葉のことだけど… 大島弓子選集2「ミモザ館でつかまえて」収録の「さよならヘルムート」で、 スキー場に行って暴れる?辺りでフラワーコミックスの時の通し 「さよならヘルムート」というタイトルが入っちゃってるページがありませんでした? 気になるわ。本及び原稿の各部名称が解らないのでヘンな説明ですが。
287 :
花と名無しさん :2001/04/15(日) 20:51
グーグーやサバの話をよむと猫飼いたくなる〜
288 :
花と名無しさん :2001/04/15(日) 22:12
>>282 ノミネートは本当みたいですね。
候補作は「グーグー」。
そのものずばりのニュースは見つけられなかったのですが
こんなのがありました。
www1.odn.ne.jp/manga/enquete/tezuka01.htm
>>286 今見てみたらありました。
選集二巻の43ページですよね。
ページ左上の余白部分に「さよならヘルムート」としっかり入ってました・・・
でも、何でこんな文字が入ってるんでしょう??
290 :
花と名無しさん :2001/04/15(日) 23:03
>>288 あ!やっぱりそうなんですねー。色々と検索してみてたんですが、仕方が悪いのか
賞自体余り有名じゃないのか(そんなこともないと思うけど)、見付ける事が
出来なかったんです。ありがとうございます!
でも、この漫画知らないや〜。
いつのまに出てたんだろう。
陰陽師、バカボンドがノミネートかあ 強豪揃いだなあ。
292 :
花と名無しさん :2001/04/19(木) 22:14
沈んでる…age
293 :
花と名無しさん :2001/04/19(木) 23:25
大島弓子の作品って、タイトルも本文も 詩的じゃないですか? バナナプディングかト短調で、 「いやいやいやのかんたんふ!(感嘆符)」 ってゆーの、すごく印象に残ってます
294 :
連続テレビ小説@君の名は :2001/04/20(金) 01:47
フィレンツェのダビデ お化粧しないDボウイ アラン・ドロンの若き頃 ベニスに死すのアンドレセン・・てのもありましたね。(F式蘭丸だったか。)
295 :
花と名無しさん :2001/04/20(金) 04:50
みんな足して4で割る 蘭丸とは彼のこと! ですね(↑)
296 :
連続テレビ小説@君の名は :2001/04/20(金) 07:05
>295 そう!でも足して4で割ったら・・どんな顔なんだろ?! それとこの詩(歌詞にして)に節をつけて私はよく歌ってました。 蘭丸みたいな人がいればいいなーとも思ってました。 (んなの・・いるわきゃーない・・落胆・・とは実は今も思ってなかったり)
297 :
花と名無しさん :2001/04/20(金) 13:56
節つけるセリフなら「ミモザ館でつかまえて」だなあ。 ♪なんとなくハピネス 角川の選集、なんで処分しちまったんだろ(激後悔)
298 :
花と名無しさん :2001/04/20(金) 15:29
つるばらつるばら、すごい好きな作品なんですけど どう受け取ったら良いのかわかりません。 わたしはこれはたよ子は愚かだ、という話だととったんですが 他の方はどう思われているのでしょうか?
299 :
花と名無しさん :2001/04/20(金) 20:02
>>298 割れ鍋に閉じ蓋。って言えば、実も蓋もないけれど、
でも幸せって、極論すれば個人的なものであることが前提で、所詮、人はみな孤独。
確かにノーマルに暮らしていればノーマルな幸せを手に入れる確率は
高いかもしれないけど、所詮、幸せがアブノーマルな場合は幸せにはなれない。
だから、アブノーマルなたよ子が、ノーマルな人生を送らなかったことは、
彼女にとって一生懸命に生きていることと等価であったわけで、
決して愚かなことではないと思う。
愚かに見えるのは社会的評価であり、幸せという個人的評価とは本質的に違う。
確かにノーマルな中庸的人生を目指す集団は、そうでないものに対して排他的だから、
「愚かな」人生を送って幸せを感じることは、少し困難だけど、不可能ではないし、
そうすることによってピュアな人生がおくれるのかな?なんて思ったけどどうよ?
300 :
298 :2001/04/20(金) 21:49
ええっと私がたよ子を愚かだと思ったんじゃなくて 私がつるばらつるばらという話を「たよ子は愚かだ」という話だと思ったって事なんです。 さらに愚かという言葉を使ったのは愚か=不幸ではないからです。 たよ子が倒れて友人や両親を思い出して「出会っていたのかも」というシーンがあるじゃないですか。 継男には継男の人生が、彼なりの「バラの家」があったはずなのに いわばたよ子の執念であんな人生を送ってしまったわけでしょう。 その辺サマタイムの「妄執です」に通じるものがあるのかとも思っているんですが。 それにそのせいで少なくとも両親を不幸にしてるわけですから。 だからたよ子は幸せだったが愚かだ,と。 あとこの話ってハッピーエンドがやや唐突でしょう。 少女漫画にありがちな「運命の人よ♪」って後先考えずに突っ走っちゃう しかもそれでハッピーエンドで丸く収まっちゃう漫画の ご都合主義に対する皮肉かとも思ってみてしまったり。 どうでしょう?
301 :
花と名無しさん :2001/04/20(金) 22:41
小さい頃(6、7歳?)親戚の家の倉庫に大量に積んでた漫画を勝手に読んでたけど、それが大島弓子だって最近気がつきました。 「四月怪談」や「毎日が夏休み」は今でも大好きです。 でもタイトルを忘れてしまったりして、見つけられない作品もたくさん。 夏休みになると隣のお兄さんが宿題をやってくれる話、なんて作品だったんでしょう? 当時、すごく羨ましく思ったものですが。どなたか教えて下さい・・・
302 :
花と名無しさん :2001/04/20(金) 22:45
>>301 裏庭の柵を越えて、です。
白線社文庫の「夏の終わりのト短調」にはいってます
303 :
301 :2001/04/20(金) 23:10
>>302 ありがとうございます!
文庫も何冊か買ってみたのですが、入ってなかったので、
「全部揃えるまでもう1回読めないのかも?」と思ってました。
さっそく買いに行きます!
304 :
花と名無しさん :2001/04/21(土) 22:12
>>300 愚かであり、かつ幸せであることって、とても稀有で、
だから、誰もがうらやむところ・・・。
社会的通念からの逸脱は必ずしもギルティではないのでしょう。
両親を不幸にすることについては、見解が分かれるかもしれませんが、
良心を不幸にするほどの不幸ではないはず。
最後の4行については、激しく同意。
というか、ご都合主義的幸福の基盤を疑う読者に対して、
さらに深いインプレッションを与えることによって、
幸福の根源を提示したかったのかもしれません。
読者によって解釈が異なり、したがって、
読む時期によって解釈が異なる作品だと思います。
305 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/04/22(日) 00:17
「四月怪談」て昔 映画になりましたねー 柳葉敏朗と北国の蛍ちゃんで。 結構好きだったな。
306 :
298 :2001/04/22(日) 21:41
>>304 そーなんですよ。大島作品の中でも特にいろいろな取り方ができそうな話だったんで
他の人の捉え方も聞きたいなーと。
他の意見とかも知りたいです。
307 :
花と名無しさん :2001/04/22(日) 22:27
ちなみにネーム段階では、最後、たよこは一人のままで終わる話だったそうです。 それが描いてる途中でいきなりサイボーグ化した夫が出てきたそう。 ダイエットもネームでは主人公の女の子は餓鬼のままで終わる予定だったそうです。
308 :
花と名無しさん :2001/04/22(日) 22:41
そのまま終わらなくて良かった…
309 :
花と名無しさん :2001/04/22(日) 22:59
310 :
名無しさんのレスが読めるのは2chだけ! :2001/04/22(日) 23:04
なんて救いのない…
311 :
花と名無しさん :2001/04/23(月) 19:51
あー、でもきっと 一人でも餓鬼のまんまでも次のステージに前向きに生きていったのかなあ〜
312 :
花と名無しさん :2001/04/23(月) 20:43
ファブリーズのCMに出ている目の大きい女の子ってなんか 雰囲気が大島キャラチックだと思うのは私だけでしょうか。 あの子、妙に老成した雰囲気持ってて、そこがなんとなく。
313 :
ダイエット :2001/04/23(月) 21:04
ぜったいに何かしらの希望が(次のステージが)、福子ちゃんにあったと思う。 それがこの世の日常の中でなくても。
314 :
花と名無しさん :2001/04/23(月) 22:50
大島さんのエッセイ漫画が大好きなんですけど、 あんまり頻繁にコミックス化されなくて残念。 グーグーも、どれだけ待ったことか・・・。
315 :
花と名無しさん :2001/04/23(月) 23:41
316 :
花と名無しさん :2001/04/23(月) 23:41
グーグ2はまだですか。
317 :
めぐみ :2001/04/24(火) 13:32
DUOの巻末に載ってた日記風のが好きだった。 「もはや老眼ですだ」とか「おこた大好き」とか。 そういえばサヴァに「止めれ」と2ちゃん語(偶然だろうけど) を使ってもいたな。
318 :
花と名無しさん :2001/04/24(火) 21:12
パンの弾力 バターの寛容 レタスの感性 はぁ〜〜
319 :
花と名無しさん :2001/04/24(火) 21:13
選集「ほうせんか・ぱん」のあとがきマンガで触れられていますけど、 「海にいるのは」を手伝った人って誰なんでしょーか?
320 :
花と名無しさん :2001/04/24(火) 21:59
萩尾望都さんじゃなかったですか? 図書館にさりげなーくエドガーとアランがいたような記憶があるんですけど。 (超・超うろおぼえ。全然違ったらごめんなさいです)
>>320 私も見ました。
でも大島先生、一回盗作疑惑を起こしてるんですよね…
こわいのでさげます
322 :
花と名無しさん :2001/04/24(火) 23:45
角川選集のあとがきまんがで「影響とパクリの区別がつかなかった云々」と書かれて いたやつかな?盗作疑惑は初耳です。
323 :
花と名無しさん :2001/04/24(火) 23:55
何と何なんでしょう。 ファンとしては気になるところ。 オマージュなんじゃないの
324 :
花と名無しさん :2001/04/25(水) 00:22
>319 木原敏江さんですよ。
325 :
花と名無しさん :2001/04/25(水) 01:11
盗作されたと叫んだ方?叫ばれた方?
327 :
花と名無しさん :2001/04/25(水) 23:31
あとがきマンガで大島さんがいってるやつですか? 「さくらさくら」(だったかな)は萩尾さんの贋作だから 収録しなかったとか。 真似と影響の区別がつかなかった、と。
328 :
花と名無しさん :2001/04/25(水) 23:33
322さんとかぶった。おちつかないと。
329 :
花と名無しさん :2001/04/26(木) 03:26
あれ? 「海にいるのは」を手伝ったのは萩尾さんですよね?
330 :
花と名無しさん :2001/04/26(木) 10:53
私も「海にいるのは」を手伝ったのは 萩尾さんだと思う。 木原さんは そのころの大島さんの作品を結構お手伝いなさってますよね。 「きらら星人 応答せよ」とか「雨の音がきこえる」とか 逆に大島さんも 木原さんの「銀河荘なの」とかで手伝ってたし。
331 :
花と名無しさん :2001/04/27(金) 21:56
ひーりっぷ! って出てきますよね。 どの作品だっただろう。 (フィリップ大好きだったからべたで嬉しかった記憶が。)
332 :
花と名無しさん :2001/04/27(金) 22:54
ひーりっぷが でてくるのは 「きらら星人 応答せよ」にでてきたのは 確実に覚えているんですが、 「雨の音がきこえる」のほうは はっきりと ひーりっぷとは 名のってないのでちょっと自信をもってでていると断言できない。 その場面を覚えている方、どう思われますか? 秋子にキャンディをさしだして いる美青年ってひーりっぷでしょうか?
333 :
花と名無しさん :2001/04/28(土) 01:14
「夢虫・未草」にでてくる、即席ラーメンを砕いて粉末スープを ふりかけて食べるっていうのやったことある方います? 読むたびに試そうと思うんですけどいい歳こいてるし。 でもおいしいならやる。
334 :
花と名無しさん :2001/04/28(土) 03:17
あ、やってみたい… 粉末スープを振り掛けないバージョンはやりますけど 振り掛ける所がミソですもんね やってみよう、美味そう。ジャンキーな味で
「はみだしっ子」番外編のお料理教室には 「インスタントラーメン・・・生でも食えるとは言ったがうまいとは言わなかった!」 ってせりふが出てきます。 振りかけて食べればまた違うかな。 私も試してみよう。 (大島さんの話題じゃないのでsage)
336 :
花と名無しさん :2001/04/29(日) 00:06
「海にいるのは」手伝ったのはやっぱ萩尾さんでした。 「わたしたちができるまで」にばっちり書いてありました。 萩尾さんの優雅なペン運びに感激したそうです。 なんだかその風景を想像するとワクワクするものがあります。
337 :
花と名無しさん :2001/04/29(日) 00:55
今食べてますぅ。→即席ラーメンを砕いて粉末スープを おいしいですよ。化学調味料が効いてて。 ものはサッポロ一番しょうゆ味であります。(23才・女)
338 :
花と名無しさん :2001/05/02(水) 07:18
>>279 >でも、絵柄というか、画面は前期の方が好み。
>あの、花びらや雪や木の葉がページいっぱいに舞い飛んでいる画面を見ると、
>それだけでもう感無量になってしまう(笑)
同意です〜。「夏の終わりのト短調」とか綿国の初期くらいの絵柄がたまらなく
好きです。最近の絵はシンプルでちょっと物足りないっす。
339 :
花と名無しさん :2001/05/02(水) 10:24
わたしもあの画面いっぱいの雪や木の葉が大好きです。 なんというか、一緒に感情が高まってどきどきするんですよね。 今の絵も別の意味で好きですが。 大島さんの描く女の子って、額と唇が美しいな。
340 :
花と名無しさん :2001/05/02(水) 22:50
>>339 大島さんの描く女の子って、額と唇が美しいな。
そうですね。個人的には、大島さんの描く女の子の中でも色白でロングソバージュ
の女の子(キャラウェイとか・・)
に憧れますー。あんなふうに生まれたかったよ(泣
あと大島さんの描く、髪の毛がふっさふさな男の子も好きだー。
すみません、ミーハーです(汗
1991年のローザンヌバレエコンクールに、 ボリス・ドゥ・ルーとかいう名前の青年(たしかオランダ人) が出場していて、その人は大島弓子の描く男の子 そのものって感じでかわいかった。 彼はプロのダンサーになれたのかなぁ。当時はあんまり 上手じゃなかったけど。
342 :
花と名無しさん :2001/05/03(木) 01:31
双子の猫のどっちもすきだって言っちゃう 髪多いトラマル(?)が可愛い
343 :
花と名無しさん :2001/05/03(木) 03:03
ピアニストのキーシンの少年時代って、大島さんの男の子っぽくありませんでした?
344 :
花と名無しさん :2001/05/03(木) 03:57
大島さんの読みきり作品アニメ化きぼんぬ。 深夜30分くらいの枠でやってくれないかな。 どなたか関係者の方見てたらお願いします(ぺコリ)。
345 :
花と名無しさん :2001/05/03(木) 23:19
四月怪談で主人公が焼かれてしまいそうになるその瞬間、 レンゲを持ってきてくれた男の子と「やめてー!」と 泣き叫ぶ主人公のお母さんのシーン、思い出すだけでもジーンと きます。最近、親類の葬式で思わずそのシーンをダブらせて 泣けてきた・・・・
346 :
花と名無しさん :2001/05/04(金) 01:02
>レンゲを持ってきてくれた男の子
夏山くん(草薙剛似)ですね。彼いい味出してて好き。
「あれーあんたらどこからはいってきたの」っていう
のが脳天気で笑った。
でも今
>>345 さんの書きこみのシーン読み返してたら
泣いてしまった・・・
347 :
花と名無しさん :2001/05/06(日) 16:26
>>345 -346
レンゲの花ってのが又いいんだよね。
故人の好きな花をお棺に入れてあげるのは季節の花だと難しいけど
最後の贈り物だと思うとどんな事をしても探してあげたくなるものだね。
自分も母親に庭のマーガレットや都忘れの花を沢山入れてあげた。
喪失感と脱力感でやり切れない時、四月怪談読み返したら胸がいっぱいになった。
夏山君の気持も、お母さんの気持も切なくて優しい。
母は生き返らなかったけど、大島さんの作品に救われた思いがしたよ。
自分はお棺の中には大島さんの本と、友達から貰った手紙を入れて貰いたい。
感傷的になってしまい、ゴメン。
348 :
花と名無しさん :2001/05/08(火) 02:56
お棺の中に著書を入れてもらえるとは、大島さんも作者冥利に尽きる ことでしょう。 ところで、四月怪談って四谷怪談をもじったんですかね? 同じ幽霊ものでも大島さんにかかるとオドロオドロしさのかけらも なくて良いですわ。
349 :
花と名無しさん :2001/05/08(火) 14:41
昨日古本屋で「銀の実食べた?」って大島さんのむかーしの 漫画買えたの〜。全部読んでたつもりだったけど 初めてみるやつばっかで大感激〜。 「誕生」って(それは読んでた)すごくおもーいテーマだけど 大島さんはやっぱり読ませるなぁ。 個人的にはやっぱり「綿の国星」が最高だなぁ。 あのお父さんもすごーくいい味だしてるし。 続編書いてくれないかなぁ。
350 :
花と名無しさん :2001/05/08(火) 20:14
>>344 アニメ化するなら全編水彩タッチでやって欲しい・・。
ベタ〜とした絵は大島さんに合わない気が。。
351 :
花と名無しさん :2001/05/08(火) 21:07
うん、あくまで大島さんの絵柄を忠実に再現して、大人向けに 作って欲しい。 劇場版「綿の国星」みたいな絵はイヤー!
352 :
花と名無しさん :2001/05/12(土) 22:49
教えてチャンですいません、 昔、「綿国」のゲームがあったらしいんだけど、プレイされた方いらっしゃいますか? たぶんアニメ化のころの発売だと思います。 当時“ララ”で広告は見たものの、お金がなくて放置してしまったんです,,, パソコンゲームでしょうか?それともファミコン??
353 :
花と名無しさん :2001/05/13(日) 12:16
354 :
訂正 :2001/05/13(日) 12:17
文学賞のわけないです。 手塚治虫文化賞。 すまそです。
355 :
花と名無しさん :2001/05/14(月) 21:00
age
356 :
花と名無しさん :2001/05/16(水) 16:05
毎日が夏休みだといいage
357 :
名無しさんのレスが読めるのは2chだけ! :2001/05/18(金) 14:43
あたしは死んだらオゾンになりたいあげ
358 :
花と名無しさん :2001/05/18(金) 15:09
しかし大島さんも寡作だよね。 もっとばしばし書いて欲しいーーーーーー。
359 :
花と名無しさん :2001/05/18(金) 16:24
>>352 綿の国星のゲーム、今ヤフオクにボードゲームが出品されてます。(アナログ!
もうひとつ電子ゲームで何か見たような気もするのですが、、
全面アニメ絵ですね。
アニメ絵、大島先生もあまり趣味じゃなかったのかもしれませんね。
パンフレットに「ラフィエルのカットで*ひとつだけ*素敵なのがあった」と
コメントを寄せられていた(笑
360 :
この告白場面、せつない・・・ :2001/05/21(月) 00:53
わたしの夢は譲くんといっしょに暮らすことでした いっしょに食事をしていっしょに散歩をしていっしょに旅をしたい いっしょに笑いいっしょに眠り 卒業しても夏が来ても秋が来ても 病気のときも死ぬときも きっとあなたを思い出します
361 :
花と名無しさん :2001/05/21(月) 01:02
「グーグーだって猫である(だっけ?)」 探してるのにみつかんない・・・・。 なんでだ?一応大阪府内に住んでるのに・・・。
362 :
花と名無しさん :2001/05/21(月) 02:20
>>360 俺(ホモ)は高校卒業時これを引用した手紙を片思いの相手に無記名で出したことがある。
トラウマになっただろうなー。ごめん渉くん。
363 :
花と名無しさん :2001/05/21(月) 03:25
大島さんの描く絵で一番すきなのは 「四月怪談」で主人公が目を覚ますシーンの顔。 とても美しいです。 また、フラワーコミックス版の「さようなら女達」の主人公・毬の横顔も また美しい…。 どうしてうつくしいのかな…とずっと考えていて、あることに気づきました。 この絵、2点ともキャラの顔が大人っぽいんです。すっとして、凛としてて。 大島キャラというと何となく子供っぽい顔を想像してしまいますが、よくみると 「綿の国星」前後くらいまでの中期はわりと大人っぽい絵ですね。
364 :
花と名無しさん :2001/05/21(月) 04:24
昔は私も毎日が夏休みだったよage
365 :
花と名無しさん :2001/05/21(月) 05:05
今の私は「毎日が初夏休み」じゃ。 仕事くれーーーっ!
366 :
花と名無しさん :2001/05/21(月) 13:11
病により毎日が夏休みになりました私。 …休職じゃ(爆
367 :
花と名無しさん :2001/05/21(月) 13:56
>>363 >「綿の国星」前後くらいまでの中期
ああ!あの頃の絵!すごい好きです。なんかほんの数年の間、今思えば
「それまで」と「それ以降」の間の過渡期って感じの絵でしたよね。
(日本語が変だ、すいません)
あまり触れられてないけど、チビ猫自体の描き方も変遷ありますよね。
『綿の国星』が進むに連れてキッチリ細部が詰められて
顔もまぎれもないお子様顔ってことになっていったけど、
最初の話では耳も「どこからどう生えてるかわからない耳」だったし
顔は「幼めな少女顔」なのに、エプロンドレスのスカートは
ぼわっとしてなくて、ストンと幼児体型だったし。
その頃の絶妙さ(不安定さ?)が実はかなり好きだったりする・・・。
368 :
私は就職浪人 :2001/05/21(月) 14:16
なので毎日が夏休みでーっす。 失恋した時にパフェを食べる、っていうのを実行したこともあります。
369 :
ななし :2001/05/21(月) 17:16
age
370 :
花と名無しさん :2001/05/22(火) 13:04
わりと最近出た柳美里のエッセイ本(本についての)に「綿の国星」 のことが書いてありますね。短いけど。
371 :
花と名無しさん :2001/05/23(水) 03:03
「裏庭の柵をこえて」を好きな人いないかな。 昨日読んだんだけど、出てくる少女が可愛くてしょうがない。 ちょっとした表情や感性が凄くいいんだ。 ストーリー的にも価値観を引っくり返されちゃった。 それに最後の隣のお兄さんの決意がめっちゃ泣ける。 私も彼のように生きたいと思ったよ。 ただ、私の少年時代はいわゆる優等生的だったので、 ノスタルジーに浸れなかったのはちょっと残念だったな。
>>371 「裏庭の柵をこえて」好きです。大島作品でも五本の指に入るくらい。
あの青年は、普通に考えたら電波キャラ(好きな人ごめん)なんだけど、
少女の眼から見た青年はそうじゃないんですよね。それが大島節(笑)
それから、あの少女はやっぱり可愛いです。
表情豊かだし、物の考え方がすごく好き。
真暗だった窓にあかりがつく瞬間がすきという場面が個人的なお気に入り(笑)
373 :
バドゥウ :2001/05/23(水) 07:15
『夏の終わり〜』も好きだし、『リゾルテ〜』や、 『バナナブレッドの〜』も好き。 『さよなら女たち』の、「フン、あんたはまだ目覚めてないわ!」って 同級生の台詞が一番好きだわ。 大島さんの描く女の子って、相当オクテで世間知らずのお嬢ちゃんが多い。 でもそういう所に共感してしまう。 高校時代、付き合う男たちってみんながっついてて、 吸われ過ぎて痛いキスや、激しいキスにうんざりしてた。 その時に「椿の花を落とさないで」って台詞が思い浮かんだの。 女の子の隅っこにある気持ちを、それは丁寧に描写して。 吉祥寺、私も好き。
374 :
花と名無しさん :2001/05/23(水) 13:02
>女の子の隅っこにある気持ちを、それは丁寧に描写して。 激しく同感よーーーーー。
375 :
花と名無しさん :2001/05/23(水) 15:01
いま無職で〜す 毎日が夏休みで〜す あーたのしいなーーっと!(ヤケ
376 :
花と名無しさん :2001/05/23(水) 15:06
「裏庭の柵を越えて」マジで好きです。 例えば今だったら酒鬼薔薇やネオむぎ茶をテーマにして描いて、 その彼等にも救いを与える大島弓子マンガってのも見たかったと思う。 贅沢か。
377 :
花と名無しさん :2001/05/25(金) 00:02
371
>>372 おおっ、好きだって人がいて嬉しい。
>真暗だった窓にあかりがつく瞬間がすきという場面
私もあの感覚好きだって思ったよ。
でも電波ってのはちょっと嫌な表現だな。(w
私はそんな風にとらなかったんだよね。
きちんと理知的な考え方も出来るてる部分あるから、
生きる意義を失って人生に執着しなくなった人って印象かな。
芥川や太宰の小説に出てくるようなちょっと退廃的な部分を感じさせるような。
木が切られるところで取り乱したのは過去の思い出などを含めて
彼の唯一の心のよりどころだったからと思ったけど。
私はなんとなくだけど彼の気持ちがわかるような部分があって
(それって驕りってか、勘違いかもしれないけど)読んで少し救われたような気がした。
>>376 彼らの事件後の救いかな。
それとも事件を未然に防げたのではって意味での救いかな。
凶行を引き起こした部分では特殊な人だけど、
そこに至る心理的には決して特殊でもないような。
私はあれを読んで大島さんならそんな人達を救える作品を書けたかもって思ったよ。
て言うか、あの作品は私には一寸したカルチャーショックだった。
私ってかなりドキュンだから(w
ってあまり熱く語るとひかれそうだからこのへんでやめておこう。
>>375 求職中でしょうか。
気休めにもなりませんが頑張ってください。
371
>>372 で、それを好きならこれを読めってある?
>371 うーん・・・「ロングロングケーキ」「金髪の草原」「ダリアの帯」 あたりはどうでしょう。 「いずれも絵柄が簡略化(さっぱりした)した後の作品で読みやすいですし、 文庫版にも収録されています。 「ロングロング」「ダリア」は表題作。「金髪〜」は「四月怪談」に入ってます。 ちなみに、ロングロング→男子大学生 金髪→女子大学生 ダリア→主婦(夫婦?)が主人公です。 並べてみると少女が主人公の話が無いなぁ・・・ でも、上記作品は読み終えたあと物の見方が少し変わったように思います。 そういう意味でおすすめかな。
380 :
花と名無しさん :2001/05/25(金) 13:31
「ダリアの帯」いいよねぇ。大好き。 大島作品を読むとなにげない四季の移り変わりとかが とっても素敵に思えてくるよね。 なんか生きてて気持ちいい、みたいに。
381 :
ななしこ :2001/05/25(金) 16:51
大島さん、病気は治られたのかしら、、、。
382 :
花と名無しさん :2001/05/25(金) 23:15
大島さんを読む時にぴったりくるBGM(?)ってなんでしょうかね。 私は大昔のユーミンがわりとあうと思いました。
383 :
花と名無しさん :2001/05/25(金) 23:24
>>382 私はなんとなく、フィッシュマンズの世界観は近いんじゃないかなー
と勝手に思ってます。
384 :
花と名無しさん :2001/05/25(金) 23:30
大島さんも昔「ユーミン」でしたよね。 昔の少女漫画家のあだ名ってちょっと独特(おりょう様とかいろいろ)
385 :
花と名無しさん :2001/05/25(金) 23:31
さねよしいさ子はどう?
386 :
花と名無しさん :2001/05/25(金) 23:42
音楽とは違うけど、「さようなら女達」の主人公、 毬の本棚にはカポーティの「遠い声 遠い部屋」とか「ジャン・ジュネ」 とかが置いてあるね。 カポーティはともかく、ジュネや「吸血鬼幻想」(種村季弘の?) みたいな本はあんまり大島さんのイメージではなかったので、 (むしろ萩尾さんとかの方に近いような) 少し驚きましたが。あれは誰の趣味なんだろう?
387 :
黒糖 :2001/05/26(土) 01:43
「金髪の草原」はこないだ映画になりましたよね?わたしみました。 女同士のあたりがちょっと険悪になってて、そこは原作と違ったけど まあよいかんじでした。私は大島弓子さんのまんが大好きです。 最近?の「ロスト・ハウス」とかはどうですか? なんか昔にあった学校仲間のつながりが断たれて、疎外されてしまった ような話と、そこからの回復というかんじで、気になります。
388 :
花と名無しさん :2001/05/26(土) 02:02
>学校仲間のつながりが断たれて、疎外されて 「毎日が夏休み」のことかかな? ロストハウス、大好きです。最後のシーンが何度読んでもいい。 浮浪者も楽じゃないけど、鹿森さん元気だといい。
389 :
黒糖 :2001/05/26(土) 02:35
あの、たとえばクレイジー・ガーデンの女主人公は学校を離れるし、 男主人公は文通でしか人と接触しない。ロストハウスの女の子は 「ロボットみたいに生きていけると思った」で、「青い、硬い、渋い」 では友達は東京に帰っちゃう(関係は回復せず)。初期のころは、 いらちゃんには理解者がいたし、秋日子ではフォークダンスしに 集まってくるクラスメイトってものもいたな、と思う。 ところで100あたりで、バナナブレッドのプディングの最初、 なぜ皆が笑ったかというと、あのー、、、 バナナは男根の象徴で、だから男子学生がくすくす笑うシーンが あって、あとで先生が「最近の子供はなんでしょう、なんでも フロイトみたいに」というのでしょう。 バナナブレッドも大好き。。。。
390 :
黒糖 :2001/05/26(土) 02:46
BGMですが、カヒミカリイのI am a kitten という曲は、歌詞がまるで綿の国星ですよ。 猫が人間に恋して、もう毛玉を追っかけない、 あなたのそばで眠りたい、でも神様は定めた、 あなたは人間、私は一匹の子猫 というせつない歌。カヒミカリイすき。 ちなみにその歌詞を書いたMomus(英国人)という人には 「1999年の夏休み」という萩尾望都の「トーマの心臓」 をもとに作られた映画をもとにした歌があって これも、「僕の感じたとおり、君にも感じてほしかったんだ。 。。北海道の風の中で」という叙情的な歌で おすすめなのです。
391 :
花と名無しさん :2001/05/27(日) 08:58
age
392 :
花と名無しさん :2001/05/27(日) 09:36
この間はじめていちご物語を読んだんだけど、 結局最後まで話に入り込めないまま読み終わっちゃった。 どうも設定の強引さで違和感を覚えたのが敗因っぽい。 いくらラプランド人でもあそこまで未開人じゃねー、ってとこで ひっかかっちゃって。他の作品ではこんなこと思わなかったのになあ。 もうしばらくしたらまた読み返してみるか…
393 :
花と名無しさん :2001/05/27(日) 09:47
確かに(笑 未開の狩猟民族でも、あんな細腕の女の子が縄や弓で狼狩るのは無茶だろうし。 でもいちご物語は、やっぱラストがきつい。 一種あの時代の漫画のお約束だけど、先入観抜きで読んでたから凄くショックだった。 そのことで、自分がどれだけ心を開いて大島作品を読んでるか逆に気付かされたけど…
394 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 00:36
うーん・・細部を詰めると引っかかるかな? でも、いちご物語 読む度に本当に泣いてしまします。
395 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 01:31
なんというかしょっぱなから「オオカミ狩」ていうのがどうも… 遊牧民はオオカミは食べるか?とか積極的にオオカミ狩はしないでしょ? とか思っちゃって… 他の話ならたとえ荒唐無稽な設定でも全然気にならなかったのに、 何故かこの話だけは「主人公を無知ゆえに純粋で無垢な女の子」にするために 適当に導入した設定、に見えてしまって…何故じゃ。 でもそこさえのければ好きなんだけどなあ。 どんなにひどい目にあわされても、ちゃんとその人の本質を見抜く目を持ってる いちごのまっすぐなところとかね。
396 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 04:22
>>390 私もカヒミカリィ好き。大島さんの作品にも合ってる気がする。
「 I am a kitten 」は確かにそのまんまですね(^^)
397 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 11:48
なんか生理になる話ありませんでしたか? 少女漫画であんなふうに生理かくんだなあと 感心した記憶がある。 スイカの種から芽が出るやつ。
398 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 15:18
「赤すいか 黄すいか」かな?>397 ごめん。私もタイトルは絶対とは言えないんだけど内容はよく覚えてる。 生理通がきつくて子宮をとりたいって母親に言うんだけど 泣かれて、「子供つくっておけばいいのね」と思い 同級生の男の子に言って。。。というお話。 ごめん、なんだかわかんないか(^^; でも私もこの話好き。
399 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 15:38
>ちなみにその歌詞を書いたMomus モームス? 大島弓子の漫画は、綿の国星(文庫じゃなくてコミックス)に 入っていた短編で、 うまかぼう好きの小学生の女の子とホモの青年の夏の話が好き。 その話を初めて読んだときは私はまだ小学4年生で 「ロリコン」「ホモ」という概念が頭になかったので、 なぜ主人公の子の親や教師が そこまで青年のことを怒ったのかがわからなかった。
400 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 15:41
「赤スイカ 黄スイカ」の実写映画見たことあります。
401 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 16:23
402 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 18:17
>>399 ちなみにそれがちょっと前にこのスレで話題になってた
「裏庭の柵を越えて」です。
403 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 18:20
>>400 そういやその監督がこないだの「金髪の草原」の監督だったような。
男が読んでわかるのだろうか、あの生理マンガ。
私は女だけど、「黄すいか 赤すいか」は良く分からなかった、 というか、あんまり入り込めなかったなあ… この作品に限らず、大島作品はハマッたときの一体感は凄いけど、 ピンと来ないときは薄いヴェールを通して作品世界を見ているような感覚がする。
405 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 19:35
>>404 私は生理痛ひどいのでかなり入り込めちゃいました。
> この作品に限らず、大島作品はハマッたときの一体感は凄いけど、
> ピンと来ないときは薄いヴェールを通して作品世界を見ているような感覚がする。
これは同感です。
406 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 21:16
私も生理痛ひどくてハマった口。 あの殺伐とした出口のない心理状態とか、ベッドからはみ出した寝相とか、 頭から砂と崩れる描写(軽い脳貧血の感覚?)とか、すごく身近で。 生理中はいつもあの物語をなぞっている気すらする(笑。
407 :
花と名無しさん :2001/05/28(月) 23:49
生理痛は走るとよくなるのかな? ラストだけ ??? でした。。。 お父さんとお母さんはずるいんだよってとこで ・・・夢でよかった・・・というとこ泣けます。
408 :
花と名無しさん :2001/05/29(火) 00:05
>生理痛は走るとよくなるのかな? そういう人もいる、ってことで。 私は普通に鎮痛剤を飲みますけどね。 >あの殺伐とした出口のない心理状態とか すごくよくわかる・・・ でも出口はあるのさ。 更年期っつう長いトンネルを抜けた先に・・・ ああ憂鬱。
409 :
花と名無しさん :2001/05/29(火) 00:16
371
>>379 別にロリコンって訳じゃないよ。
レスありがと。
早速薦められたものを探して見る。
できれば古本で見つけたいんだけどないかなあ。
まあいづれにしろ読んでみます。
>>399 うまかぼうを強調しているのは2chだから?(w
それとあの青年はホモじゃないと思うよ。
細かいことだけど私あの青年のように生きたいって言ったし(w
>>403 男があれをコメントしていいものなのかどうか。
なんか軽薄な感じになりそうだなあ。
当然経験がないからあそこまで苦しむって分からない。
だから手術って思いつめるあたりはちょっと短絡的って思った。
それと男だからかわかんないけどドギマギしてる優しい少年も同じぐらい印象的。
ところで最後にスイカを育てようとしたのは
命を育む大切さに気付いた暗示ってことでいいのかな?
それとアンネって始めて聞いたんだけど、一般的に認知されてるの?
あれってアンネの日記からなのかなあ。
あ、でも読んで何となくだしちょっとだけだけど、
女性の大変さが分かったような気がして女性に優しくしようとは思ったよ。
ってそんな風に読む漫画じゃないな。(w
410 :
花と名無しさん :2001/05/29(火) 00:50
>それとあの青年はホモじゃないと思うよ。 409さんを弁護するわけじゃないけど(w 私もホモじゃなく人の愛に飢えてただけだと解釈してました。 ホモ(愛情がなく屈辱的な)ったあと「外の方に顔向けできない」 とかなり精神的ダメージを受けてる青年にとみこちゃんが「そうい うときは外にごめんなさいいっちゃう」って天真爛漫に救っちゃう ところがいいなと思いました。
411 :
410 :2001/05/29(火) 01:02
誤解されるといけないので補足しますが個人的に同性愛に偏見は 全くもっていません。 「7月7日に」のお母さんや「バナナ…」の奥上くんの一途な思い には泣きましたもの。
>>409 「アンネ」は生理用品の商品名に由来しています。今じゃ立派な死語ですね。
>>409 あれを読んで「女の子の生理が少しわかった気がしました。」
って書いてた評論家がいましたよ。
あれの時は身体も精神もグダグダになるから
「こんなの手術で取っちゃいたい!」って思うことあるよ。
子供を産みたくないって思う女の人なら余計そう感じるかも。
でもこれは女性でも個人差大なんですよね。
「明日はかならずやってくる」とか
比喩としての「発芽したスイカ」とか、
うまくカチッとはまっていて
気持ちの良いエンディングのお話だったなあ、と思っています。
まわりにいる女の子を大切にしてあげて下さい。
>>409 >手術って思いつめるあたりはちょっと短絡的って思った
生理中の思考って、人によっては極端にネガティヴに暴走しますから。
特にハイティーンは、生理痛が重くなる人が多いし、先が長いから暗鬱になるかも。
頭の奥ではちゃんとバカなことだと分かってるから、実行はしなかったけど、
私は「生理を止めるために」過激ダイエットしようかと思ったことがあります(笑)。
種の発芽は、半分は単純に”精神状態の回復”を示している気がする。
月経という日常の中の非日常における暴力思考は、抑圧された本心の爆発ではなく
気の迷い、乱調のたまものだという冷静な見解を込めて。
要するに、普段は偽りなき「アッケラカンとした一見大人しそうなアホ少女」の、
循環的ナチュラルバッドトリップ+αの話だと、個人的には解釈してます。
415 :
花と名無しさん :2001/05/29(火) 07:43
生理用品のアンネという商品名は「アンネの日記」 から採ったんだよ…。
416 :
花と名無しさん :2001/05/29(火) 08:52
『すべて緑になるまで』はどうでしょう? 大島弓子の世界って、刹那くて、儚くて、 甘くて、怠惰で、 浪漫よね。 あの独特な世界にハマると 現実と繋げて考えようとしている自分がいるの。 そんなのも、満員電車や、会社の嫌な人や ぶつかっても謝らない人(オヤジ!戦直後じゃねえんだ!!)と遭遇すると 忘れてしまうんだけど。 一服の清涼剤のような大島弓子の世界で、 私は今夜も浮遊するんだ。
417 :
花と名無しさん :2001/05/29(火) 11:33
>414 >要するに、普段は偽りなき「アッケラカンとした一見大人しそうなアホ少女」の、 >循環的ナチュラルバッドトリップ+αの話だと、個人的には解釈してます。 いやー、うまい表現だなー。賛成age
418 :
花と名無しさん :2001/05/29(火) 23:41
「真夏の夜の獏」がメチャメチャ好きなんですが・・・ ってこう連発するのはよくないかな。 でも読み直す度に泣けます。ホント。名作だ。
419 :
名無しさんのレスが読めるのは2chだけ! :2001/05/30(水) 02:48
>>418 良いね。あたしも泣く
でも「夏」の夜の獏だよ
420 :
花と名無しさん :2001/05/30(水) 07:15
>>416 うーん私も大島さんの漫画の世界と現実とのギャップ
はよく感じます。せちがらい世の中に大島さんの作品は
私にとっても一服の清涼剤です。。。
421 :
花と名無しさん :2001/05/30(水) 16:32
大島さんの作品ってテーマは深刻なものが多いですよね。 ひらひらした絵に惑わされるけど・・・ 重い題材をそのまま伝えるのではなく、少女漫画チックにデコレーションしたり、 転化させたりして、読者に受け入れやすくしているのがすごいと思います。 (よく言われていることか・・・)
422 :
花と名無しさん :2001/05/30(水) 16:48
>>421 ふむふむ。
といいますか、最近(でもないか)のちょっとスカし系?のマンガ
って、なんかわざと強烈な主題をとりあえず描いて
(例えば売春とかレイプとか殺人とか)
それでなんか読者をビックリさせて満足してる、みたいのが多い気が
するんだけど。でも大島さんは根本にはかなり重いテーマを
取り扱いながらも、奇をてらう事なく、かつ意味を薄める事もなく、
まっとうに描いてるところがスゴイなあとか、最近大島弓子を読み
はじめた俺(20歳男)なんかは思ったりしたのですが、どうで
しょうか。
「ダイエット」とか、その典型のような気がするのだけど。
423 :
花と名無しさん :2001/05/31(木) 00:56
こちらが「読むぞ」と構えなければ、けっこうするする読めてしまいません? 私の場合、売春とか描かれていてもすーっと流せる。 それで「あそこがかわいかったな」と細部が印象に残るけれど、 やっぱり今ひとつ釈然としないから今度はじっくり読む。 すると本来の深いテーマやメッセージに気づいたりします。 さらに読むとまた新しい発見があったり。まぁ私がにぶいってこともあるのですが。 ともかく大島さんの作品は繰り返しの鑑賞に堪えますね。 これは一生ものだと思って、そろえるようにしてます。 ダイエットはうまいですよね。私は標縄福子と黒豆数子という名前に惑わされて 最初、おもしろおかしく読んでしまいました。
424 :
花と名無しさん :2001/05/31(木) 01:19
昔30代の彼氏に「夏の夜の漠」読ませたら、 あのラスト、主人公の男の子が泣いてダーと駆け出すシーンで落涙していたよ。 彼が泣くのを初めて見た。いっしょにうるうるしてしまった。はあ。名作です。
425 :
名無しさんのレスが読めるのは2chだけ! :2001/05/31(木) 03:20
金髪の草原、冒頭を読んだだけで結末を思い出して泣いてしまう。 ほとんどパブロフの犬状態。 すばらしいね。
426 :
花と名無しさん :2001/06/01(金) 12:48
>>424 僕も夏の夜の漠すきっす。「わたしたちができるまで」だったかな、の
インタビューで、あの男の子は魔法使いで、自分の好きなように
周りの人のすがたを変えていた、とよめばまた違った姿が見えるでしょう、
とか書いてあった。
大島さんの作品には一義的解釈を許さないものが多く、読むたびに
こうゆうことなのかな?と考えてしまう。
427 :
花と名無しさん :2001/06/01(金) 12:51
428 :
花と名無しさん :2001/06/01(金) 21:57
一対何よ!!>427
429 :
418=422 :2001/06/01(金) 23:37
427は無視無視
>>419 そうだった、「夏」の夜の漠ですよね・・・本見ながら打ったはずなのに。何
やってんだか。
>>425 、426
夏の夜の漠は、なんか男に受けがいいのかなあ? 僕もラストの、特に「泣くん
じゃない〜泣くのは子供だけだぞ」みたいなセリフでもう耐えられなくなります。
430 :
花と名無しさん :2001/06/02(土) 06:40
ホモといえば、大島さん漫画って男性と男性っていうパターンは 結構多いけど、女性と女性の恋愛を描いたのってありましたか?
431 :
花と名無しさん :2001/06/02(土) 08:59
さようなら女達・・・かな? あれは恋愛じゃないかな?
432 :
花と名無しさん :2001/06/02(土) 20:13
大島弓子様、全部の作品が好きです。 花の24年組、大島弓子と木原敏江が私のバイブルであります。 何と至福のひと時かな。
433 :
花と名無しさん :2001/06/02(土) 20:55
大好きage
434 :
花と名無しさん :2001/06/03(日) 05:37
白泉社文庫でもっと過去の作品出してほしいなー なんせ自分の生まれた時には既に活躍してたから 古い作品手に入らないよ
435 :
花と名無しさん :2001/06/03(日) 09:06
同感〜!!>434 出来れば豪華版にて再販して下さらないかなぁ? 前に引越しで処分してしまい激後悔(T_T) 古本屋にも滅多に無いのですよね〜。あ〜あ・・・。
436 :
花と名無しさん :2001/06/04(月) 00:48
選集じゃだめなの?
437 :
花と名無しさん :2001/06/04(月) 01:52
選集あんまり売ってないし… それに選集は紙が色が変わる奴だから嫌だな
438 :
花と名無しさん :2001/06/04(月) 13:10
ヤフオクによく出てるよ。大島さんの昔の漫画。 安いしいいかも。
439 :
sage :2001/06/04(月) 20:47
ヤフオク・・・。月に¥280.ううーん・・・。 大島さんに関係ないのでsage
440 :
花と名無しさん :2001/06/05(火) 14:53
>423 >ともかく大島さんの作品は繰り返しの鑑賞に堪えますね。 同感〜〜。 >426 >大島さんの作品には一義的解釈を許さないものが多く これまた同感〜〜。 やっぱり大島作品は何年たっても作品が風化することなく 新鮮で、読ませるねよねぇ・・・。 私の友達で大体の本・漫画の趣味は同じなのに大島作品には 躊躇するらしい。「綿の〜」なんかもっとも苦手な感じと言っておる。 こーゆー人に何を勧めればすっと入っていってもらえるかなぁ?
441 :
花と名無しさん :2001/06/06(水) 13:48
なりすが作ったサンドイッチが食べたいage
442 :
花と名無しさん :2001/06/06(水) 15:48
苺と手作りクッキーを、順番を換えて食べ比べたい。
443 :
花と名無しさん :2001/06/06(水) 15:48
苺と手作りクッキーを、順番を換えて食べ比べたい。
444 :
花と名無しさん :2001/06/06(水) 15:49
2重カキコゴメソ。何故にこうなったの?
445 :
名無し :2001/06/06(水) 16:30
ロストハウス、凄く好き。どちらかというと毎日が夏休み、秋日子など どんどんシンプルになっていった後期が好きなんですが、 (話も現代のトラウマ系?だし・) 初期のも好きです 特にあの独特の豊かで音楽的な台詞回し 印象的過ぎるモノローグ・・あの感性に参った 何ていうか努力しても身に付けられるようなものではないなと思って。 大島作品て甘いようで甘くないところがいいですね
446 :
花と名無しさん :2001/06/06(水) 23:21
サバの秋の夜長で、サバに住み着いてたノミが擬人化されて描かかれてる 回(?)、あれが凄く好きです。 あの中での大島さん自身みたいに気分がぐしゃぐしゃする時ってあるよなー。 自分の場合は割とそのままウツへ行ってしまいがちなのだけど、あれ読むと なんだか救われた、というとアレだけど、少しホッとしますやはり。
447 :
花と名無しさん :2001/06/08(金) 12:39
>446 私も♪ノミなのにすごーくドラマティックだったよね(笑)
448 :
花と名無しさん :2001/06/08(金) 13:04
>>440 「毎日は日曜日」はどうでしょう?
あの作品、妙にすごく好きなんですが。
実写で映画化もされてるので、見てみたいのですが
ビデオ屋になくて見れない・・・。
お父さんが佐野史郎が演じてるっていうのが、漫画とはまた違った
いい味出してそうなんですが。
449 :
花と名無しさん :2001/06/09(土) 02:08
>446、447 ノミのポーレットとミシェルが「禁じられた遊び」してるんですよね。 446さんの言われるみたいに、どん底のとき、ふっと浮上させてくれるお話ですね。 あの中では、大島さんがタクシーの中で変身しちゃうところも好きです。
450 :
花と名無しさん :2001/06/12(火) 00:48
>>448 佐野史郎さんが原作が好きで映画化したんだと聞いた。
もともと佐野史郎好きだったんだけど、ポイントが上がったよー。
確かに原作とはちょと違うけど、好いとー!
451 :
花と名無しさん :2001/06/12(火) 00:56
>>450 え!そうなんだー。
いいなー佐野史郎。意外に彼は、サブカル系だしねー。
>>440 「秋日子かく語りき」みたいな割ときっちり話が起承転結してる
のが、初めて読む人にはいいのかも?って思うけど、どうでしょうね。
452 :
花と名無しさん :2001/06/12(火) 09:06
>>440 うーん秋日子かく語りきなんかは特に苦しいような気が。
サマタイムとかの方が話はっきりしてない?
453 :
花と名無しさん :2001/06/13(水) 10:01
「四月怪談」なんて、割ととっつきやすいかなと思いますが。どうでしょ。 あのドラマティックな展開は普遍的に受け入れられると思うし。 ところで四月怪談の扉絵って、内容とあまり関係ないけど(笑)美しくて好きです。 単純なようで隙のない構図に、つい見入ってしまう。
454 :
花と名無しさん :2001/06/14(木) 02:06
あたしもー。大島さんのカラーはよいぞ。 あかいほっぺたが・・・
455 :
花と名無しさん :2001/06/14(木) 21:13
素足の女の子の爪先や踵がほのかに紅いのが好きだなぁ。 カラーの透き通った感じの色使いとかがいつ見ても好きだなぁ。
456 :
花と名無しさん :2001/06/14(木) 22:55
大島弓子初心者には選集の8巻10巻が一番オススメと思う。 自分の作品についてコメントあんまりしない (コメントしてもまず自画自賛というか自分の作品自分で誉めることはしない) 作者が「選集の8巻は自分でも気に入った作品が多い」と言ってたし。
457 :
花と名無しさん :2001/06/15(金) 00:49
『シンジラレネーション』で朝田夕という女の子が初めて笑った時の顔、 前歯が欠けてますよね。どうして?? 私は、今までちょっと変で頑なだった子が主人公の昼間に見せた普通の少女 らしい無邪気な隙(シャレではなく)の象徴なのかなと思ったんですが・・・
458 :
花と名無しさん :2001/06/15(金) 00:51
大島さんの作品はタイトルも抜群で数え切れないほど好きなものがあるけど 『綿〜』の「葡萄夜」と「毛糸弦」が特に感激。
>450 監督の金子の方だよ。 あの頃、まだ佐野には影響力がなかった。
460 :
花と名無しさん :2001/06/15(金) 01:01
>448 「毎日は日曜日」じゃなくて、「毎日が夏休み」。 そういや、「毎日が日曜日」って青年マンガがあったね。 読んだことはないが……
461 :
花と名無しさん :2001/06/15(金) 01:03
>>457 私もそんなふうに解釈してました。
完全に優美でない笑顔が、ボロになった昼間君を損ねないいいバランスだなぁと。
……昼間君その他の、大島先生の描く眼鏡の男の子が好きだー。
「いちご白書」の主人公に似てる感じ。
462 :
花と名無しさん :2001/06/15(金) 14:50
ゆうべって名前いいよね
463 :
花と名無しさん :2001/06/15(金) 16:51
440です。 色々レスしてくださった皆様、本当にありがとーーーーー。 ぜーーーったい友達に大島作品を読ませちゃるっ(笑)
ほんとは他の作品を読んでから書き込もうと思ってたけど、 都合により次にいつ来れるかわからなくなったのでとりあえずお礼だけですが書き込みを。 なんだか個別にレスをつけるのは良くないって書き込みを見たので、 まとめてになって恐縮ですが、レスどうもありがとうございました。 アンネの説明は勉強になりましたし、 作品の解釈の仕方も面白かったです。 なるほど、女性から見るとそうなんだなって少し作品を深く見れた気になれました。。 このスレはいい人が多いから作品と同じように心が落ち着くね。 また他の作品も読んだら感想でも書きます。
465 :
花と名無しさん :2001/06/17(日) 21:07
皆さんは、大島作品をどんなキッカケで読み始めましたか? 私は以前好きだった男の子から教わりました(かれこれ10年前で‥)。 しっかり失恋したけれど、読むたびに当時の日々がオーバーラップして 切なくなるのと同時に、まるで大島作品から抜け出てきたようなその子に 今は感謝できる。 もし自分が『大島作品から抜け出てきたような女の子』だったら、うまく 行ったのかなあ?とか真剣に悩んでいた若き日‥イタタタタ。 始めの1冊は『草冠の姫』でした。この時期の絵柄が好きです。
466 :
花と名無しさん :2001/06/17(日) 21:38
私の初めては・・・・・ゴメンナサイ、古本屋に「秋日子かく語りき」と「つるばら つるばら」が各150円であったのをたまたま見っけたのが始まりです。 5.6年前かな?最初読んだ時はすーって読んじゃって、衝撃、という感じでは 無かったんですけど・・・・・ただ、大島さんの漫画って、一回読んだだけじゃ 意味が余り掴めないじゃないですか?だから、え?これってどういうこと? って感じで解るまで何度も何度も読み返していく内に、深さに気付いたって 感じでしょうか。
467 :
花と名無しさん :2001/06/17(日) 22:17
私は文庫の広告で綿の国星に興味を持って、わりとすぐドップリ。 たまたま気難しかった時期に、ほとんど抵抗なくのめりこんで行きました。 私も、初めて触れたのが綿国以降の作品だったら ピンとくるまでに時間がかかったかもしれない。 まだ白泉社文庫に最近の作品が収録されてなかった頃のことで、ラッキーだったなー。
「ロストハウス」文庫版発売あげ
469 :
花と名無しさん :2001/06/18(月) 19:03
>468 ああ!そうだった。忘れていたよ。 急いで買いに走らねば。
470 :
花と名無しさん :2001/06/18(月) 21:07
ロストハウス、文庫になるんだ! 嬉しい! 文庫刊行小休止中だったからチェックしそこねてた。468さんありがとー!
471 :
花と名無しさん :2001/06/18(月) 22:32
文庫になるんだー。白泉社ですか? 単行本最近買ったばっか・・・文庫主義としてはうかつだった。
472 :
花と名無しさん :2001/06/19(火) 20:11
文庫版「ロストハウス」買いました〜。再録でも大島先生の新刊は嬉しい。
(そのとおり、白泉社文庫ですよ
>>471 )
ところで、あとがきを読んでビックリ。
武蔵野のマンション引っ越されてしまったんですね。
とっさに退去後の部屋ほしいと思ってしまった(笑
当事者じゃないとはいえ、お名残惜しい。
また素敵な住環境を手に入れておられますように。
473 :
花と名無しさん :2001/06/19(火) 23:13
うんあたしも大島先生の後に住みたいと思ったよ サバシリーズはみんなあそこで起きたんだよねー
474 :
花と名無しさん :2001/06/19(火) 23:26
しかし、築33年のマンションって、いくら管理が良かろうが、 立地が良かろうが、買う気にならんがなー
475 :
花と名無しさん :2001/06/19(火) 23:37
やはり同じ吉祥寺にお引っ越しでしょうか
476 :
花と名無しさん :2001/06/20(水) 00:16
売れたのかどうか微妙なとこだねえ。
>>474 立地はいいけど、公園とフェンス一枚しか隔ててない角部屋だから
普通の女性には怖いし、猫キズあるだろうからリフォーム必要だろうし……
私があの部屋が売りに出てるのを知ったら、衝動買いしてしまいそうだけど。
かなり手頃な値段で買えた(買える)のでは?
マンションは30年を越えるともはや資産価値がないって言われるからね。
つくりの甘いマンション(実際はほとんどこれ)なら20年って言われてるし。
>>476 リフォームするようでは真のファンとは言えません(笑)
478 :
花と名無しさん :2001/06/20(水) 06:37
以前から、同業者間での大島評価ってどうなってるのだろう?と
気になってた。
反則じゃん!といわれる方法で人を感動させる大島漫画…
しかしまた、本人が反則かどうか気づいてないと思えるほど
「無自覚」な才能は、誰にでも真似できるものではありません…
と私は思っています。
ほんで、そんな大島作品をコリーグ達はどう見ているのか?
その一例がここに。
http://www.asahi.com/tezuka/01_4.html 里中満智子先生がが大島先生をこう評価していたとは知らなかった。
479 :
花と名無しさん :2001/06/20(水) 13:04
>>478 読んでみます。
ところで大島さんは何か賞を受賞されたことはあるんでしょうか。
もちろん賞で価値が決まるわけでないことは分かるのですが、
プロフィールには何も触れていないのでちょっと疑問に思ったのです。
でも大島さんの場合、賞などは辞退されそうなイメージ。
480 :
花と名無しさん :2001/06/20(水) 13:41
「ロングロングケーキ」みたいに、宇さんが大島さんの頭の中にある物語を ぼんぼん描いていったらどういうことになるんだろ。 想像するだけでワクワクする。著書が次々と。 いいなー。読みたい!
481 :
花と名無しさん :2001/06/20(水) 16:17
>>479 確か「綿の国星」で講談社漫画賞を受賞していらっしゃいます。
その時の顔写真で初めて大島さんのお顔を拝見しました。
>>478 >「グーグーだって猫である」 大島弓子は、こうした作品で、賞をもらうべきではない。
ただ、それに尽きる。
すごいうなづいてしまった。
483 :
花と名無しさん :2001/06/20(水) 19:12
>>479 「ミモザ館でつかまえて」(1973年作品で)
日本漫画協会優秀賞だかを受賞しています。
これは同業者による審査なので如何に周りからの評価が高かったかが
わかるだろう…というくだりをどっかで読みました。
484 :
花と名無しさん :2001/06/20(水) 19:31
日本漫画家協会賞は一般にはメジャーじゃないけど、商業性や社風に左右されがちな 他の賞にはまらない作家間の評価で与えられる賞だからね。 第2回と創設間もない頃に贈られたし、玄人受けに偏らない業界内評価の 反映とみていいと思う。 しかし、手塚氏は偉大な「漫画の神様」だけど、大島先生には 他の作家の名前が冠された賞は似つかわしくない、と思う。
485 :
花と名無しさん :2001/06/21(木) 13:11
いいのうここは。 マターリできていいのう。 サマタイムは、星新一や筒井康隆が書いた 短編SFと似た雰囲気があって、 そっち方面の文章が好きなんで おおっと思ったよ。
486 :
花と名無しさん :2001/06/21(木) 14:08
欲を言えば連載されてた状態で(カラー扉絵共) 月刊サイズで良質の紙で・・・ 読んでみたい。というか欲しい。 とてつもなく高いだろうなぁ〜。・・・と夢のような事を考える今日この頃。
487 :
479 :2001/06/21(木) 14:25
賞のレスしてくださった方々どうもありがとう! 大島さんには賞ひとつ渡すのにもいろいろ意見があるんですねぇ。
488 :
花と名無しさん :2001/06/21(木) 23:57
で、猫。 今4匹なんですね。 気持ちわかる・・・。(うちは今2匹)
今、内の猫が死にそうなので とても大島さんとサバを思い出します。 その瞬間が来るのがとても恐ろしい…
490 :
花と名無しさん :2001/06/22(金) 01:02
うちの猫は死期が近づいたら黙っていなくなっちゃった・・・。 どこかで生きてたらいいななんて、思わせてくれてる。 489さんちの猫ちゃん、元気になるといいね。
491 :
花と名無しさん :2001/06/24(日) 23:18
>>478 今日本屋で見たんですが、「竹宮恵子のマンガ教室」で大島さんについて
けっこう触れられてました。
大島さんのコマ割りやモノローグについて。
(竹宮さんは今大学教授でマンガ学科で教えてるんですね。知らなかった)
492 :
花と名無しさん :2001/06/25(月) 12:34
何度か、出ていましたが、「いちご物語」は何度読んでも、何度も泣いてしまいます。 デビュー当時から知っていますが(あ、トシが・・) あの「くしゃくしゃ」した絵柄も好きです。 この人のいつまでも変わらない感性が好きです。なんか、生身の人間じゃないみたい・・・。
493 :
492 :2001/06/25(月) 12:36
あ、そうそう。「綿の国星」の扉絵、まだ持っています。 大島さんの描くコドモって、ほんと天使みたい・・。あのくちびる。あの寝顔。
494 :
花と名無しさん :2001/06/26(火) 06:51
くしゃくしゃ、いいですねえ。 「金髪の草原」あたりのふさふさした線と、頬のラインも好き。
495 :
花と名無しさん :2001/06/27(水) 22:43
『ロストハウス』文庫版、買いました。 いい、いいですよ。いいです。 「おらテロリストになる」いいですよーーーー。
496 :
花と名無しさん :2001/06/28(木) 00:08
いい、いいよね。 また読みかえそっと。
497 :
花と名無しさん :2001/06/29(金) 01:37
ジギタリスってずっと造語だと思ってたんですが 植物とそれから採れる薬品の名前だったんですね。 時間間隔の喪失を引き起こすんだそう。
498 :
名無しさん@公演中 :2001/06/29(金) 01:53
ジギタリスにそんな意味があったとは知りませんでした。 私の中ではいつも読む時に「時期足りず」に変換されてたなぁ。 なんでだろう。 大島さんって結構造語多いですよね。 「蔓薔薇蔓薔薇」とか「シンジラレネーション」とか。
499 :
花と名無しさん :2001/06/29(金) 23:35
ジギタリスはすごいネーミング。あれ読んで以来、自分のもそう呼んでいる。 >「蔓薔薇蔓薔薇」 「つるかめつるかめ」と「くわばらくわばら」の合体だっけ。 傑作!
501 :
花と名無しさん :2001/06/30(土) 15:57
>>500 「8月に生まれる子供」だと思います。(おもしろい)
文庫の「ロストハウス」にはいってますよ。
>501 はやっ! ありがとうございます。ロストハウス最近文庫になってましたよね。 今度買ってこよう。 ひとりだけ老化速度が違うなんてことないさ、大島さんの創作だろうと思ってたのですが、 本当にこんな病気あったのですね。よく勉強してるな〜(脱帽
503 :
花と名無しさん :2001/07/01(日) 02:12
いつまでも新しい知識や気付きに触発される柔らかい感性を持っておられる。。 サイエンス系の雑誌も読んだりするのかもしれないなあ。
504 :
花と名無しさん :2001/07/01(日) 14:16
恐れ入りますが、「サバシリーズ」の最初の頃に 「サバの名前の由来」(サヴァ・ビアンのサバでしょ、 鯖の味噌煮のサバでしょ・・・等々)や ちょっとからかったら寝室の壁紙を剥がされて 「復讐の程度と言うものが分からないのでしょうか?」と 言うシーンが入っていた作品は文庫の中に入ってるのでしょうか? 2冊出ている文庫のサバシリーズにはないですよね。 それとも私は幻を見ていたのでしょうか??
505 :
花と名無しさん :2001/07/01(日) 15:33
サバの名前の由来の話は、「サヴァビアン」というタイトルの話じゃないですか? これは文庫版『綿の国星』の4巻に収録されてます。 長らく手元から離れている本なのですが、これは確か。 壁紙の話も、確かに読んだ記憶はあるのにはっきりしないので、 この回の中のエピソードだと思ってるんですが…… お手元にこの文庫か選集の11巻(サヴァビアン収録)がある方いません?
506 :
花と名無しさん :2001/07/01(日) 21:01
>>505 、506さん、
ああああ、なんてこった!!
大変失礼致しました。
また、改めて書いて頂き有難うございました。
ごめんなさい逝ってきます・・・
508 :
花と名無しさん :2001/07/01(日) 23:01
サヴァビアン・・・・ってフランス語の方? それとも、都市化により・・・・とかそういう意味の方?
509 :
506 :2001/07/01(日) 23:25
>>507 さん
逝かないで〜〜。
壁紙のエピソードは間違いなく、
>>505 さんのおっしゃる
「サヴァビアン」に収録されていますよ。
510 :
花と名無しさん :2001/07/03(火) 14:13
大島センセがむかーし、おばぁちゃまに聞いた呪文てなにかなー?age
511 :
花と名無し :2001/07/04(水) 00:59
ロストハウス文庫になったんですか〜〜 知らなかった!買わねば!
512 :
花と名無しさん :2001/07/06(金) 18:12
次の文庫はいつだろうねあげ
513 :
花と名無しさん :2001/07/06(金) 20:24
ネコエッセイ漫画じゃなくて、ストーリー漫画の最新作って いつ頃のものになるんでしょうか。
514 :
花と名無しさん :2001/07/06(金) 20:36
「雑草物語」になるのかなあ? 猫マンガじゃないエッセイでは「人生の大晦日」というのが 文芸誌に発表されてましたが。
515 :
:2001/07/06(金) 21:08
>>514 >猫マンガじゃないエッセイでは「人生の大晦日」というのが
>文芸誌に発表されてましたが。
文芸春秋1999年10月号(たしか)
516 :
513 :2001/07/06(金) 23:14
「雑草物語」ですか。ありがとうございます。 角川から出てますよね。(うすぅ〜い) あれに入っている「大島さんへの質問」のお答えはとっても シンプルだったという印象があります。 「人生の大晦日」は知りませんでした。図書館バックナンバー探してみます。
517 :
花と名無しさん :2001/07/07(土) 17:58
グーグーの2っていつ頃単行本になるのかな―
518 :
名無しさんのレスが読めるのは2chだけ! :2001/07/07(土) 20:33
>>514 広告批評にもなんか載ってたよーな。勘違いかも。
519 :
ハル :2001/07/08(日) 00:49
他のとこ見てると罵声とか飛び交っててホント、すごいやだなって思ったんですけど、 やっぱり大島先生のとこにはそんなの無いですね。良かった。私アレが好きです。 題名がわかんないけど「あさってあんたはうちにくる」で終わる作品。切ない。泣きそう。
520 :
花と名無しさん :2001/07/08(日) 01:22
>>519 「サマタイム」ですね。
とても短い作品なのにすっきりまとまっててじわっと重い。
今も16pぐらいの作品描いてみてほしいなあ。
>>518 広告批評にも1枚寄せてらっしゃいましたね。
漫画以外なら、MOEにも1編と、あと Comickers のフォトエッセイがありますね。
521 :
花と名無しさん :2001/07/09(月) 13:57
筑摩文庫版ポール・ギャリコ『猫語の教科書』に大島さんの あとがきマンガが載ってた。なんか嬉しかった。 既出だったらごめん。
522 :
花と名無しさん :2001/07/10(火) 09:00
広告批評は今年2月に出たNo246ですね。 バックナンバーは入手可能なはず。マドラ出版。 広告批評は元々いつも買ってたんで逆に大島先生のページに吃驚したなあ。 この号は他にもやたら漫画家が寄稿してます
523 :
花と名無しさん :2001/07/10(火) 10:30
>>491 「竹宮恵子のマンガ教室」(筑摩書房)ですね。
「誕生!」「ミモザ館でつかまえて」を引用していました。
私は「誕生!」を初めて読んだとき、それまで角川、白泉社時代の大島作品しか知らなかったので
その登場人物の感情の激しさにびっくりしました。
「ミモザ」も同じく。萩尾さんの手法や、映画から影響を受けていると思われますが、
当時はほんとうに衝撃的だったと思います。画力でいえばもっと上手い人はたくさんいますが、
あのコマはこびから来る「感情の流れの追体験」は大島さんならでは。
524 :
花と名無しさん :2001/07/11(水) 01:43
デビュー後数年(「風車」あたりまで)の大島先生の作品って、 際立った個性はないにしろ、最初からすごくしっかりした自己を感じますね。 命や傷つきを、話のヤマとして粗末に扱わない。 「誕生!」も、下手すればお涙頂戴のテーマを 感情に流されず、形にとらわれず、大胆に描いていて何度も目から鱗が落ちました。
525 :
花と名無しさん :2001/07/11(水) 02:41
ここを見て「文芸春秋」の大島さんのとこ読みました。 大島さんって冷静というか強いというか、見習いたいわ。 「広告批評」も読んだんですけど、大島さんも「電波少年」なんて 観ているんですね。でも日本テレビのあれ(時間ミス)はわざとですよね?
526 :
花と名無しさん :2001/07/11(水) 20:47
「いちご物語」で初めて大島さんの作品を読みました。 ラストにびっくり。
527 :
花と名無しさん :2001/07/12(木) 08:55
ずっと不思議に思っていたことがあるんですが、大島先生はどういう経緯で サバ漫画を描き始めたんでしょうか? 「サヴァビアン」は綿の国星の裏話風に読めるからいいですけど、 他の作品はエッセイコミックにしては破格のページ数ですし。 「月の大通り」では冒頭で「絵が違う」との謝罪がありますが、 最初はストーリーマンガを描く予定の枠だったのかな? リアルタイムで読んでる方、ご存知ないですか?
528 :
:2001/07/12(木) 13:42
「いちご物語」、選集の巻末マンガエッセイをみると、 衝撃の事実、連載延長のために・・・。
529 :
花と名無しさん :2001/07/13(金) 11:57
以前、「ユリイカ」に癌で入院したときのことが掲載されていた、と何かで読んだのですが、 いつの号だか、どんな内容だったか、詳しく知ってる人、教えて下さい。
530 :
花と名無しさん :2001/07/13(金) 12:01
527さん、「月の大通り」は当時「あすか」で発表されたものですが、 それまで紙面では1話完結のストーリィマンガを続けて発表していて「月の大通り」ははじめてのエッセイ風マンガだったのですよ。 それで、冒頭にご挨拶があったのだと思います。 あれから頻繁にエッセイ風マンガ描くようになった気がします。
531 :
花と名無しさん :2001/07/15(日) 14:34
『サバの夏が来た』、450円で売ってたので買いました。 エッセイは遠ざけていたんだけど、、、 けっこう面白いね。
532 :
花と名無しさん :2001/07/16(月) 13:01
面白いですよう!!! いろいろいう人もいるが あれでよいのだ。
533 :
花と名無しさん :2001/07/16(月) 17:27
よかよか(笑) この頃はけっこう冷静にネコ(サバ)と付き合ってるよね。 「グーグー」はちょっと過保護っぽい。サバの件が重かったのはわかるけど。
大島弓子先生の作品を初めて知ったのが中学生のときだったためか、 ほとんどの作品を読んだ今になっても、 ・ヘルムートと呼ぶ歯医者さんに恋する女の子のはなし ・「もみ」と「さっちゃん」のはなし ・雨の音がきこえる ・先生に恋する一連のはなし あのへんが、ときどき、ふっとよみがえって、 胸がつまるようになります。 朝日ソノラマででてたコミックスが好きでした。 サイズとか、表紙の感じとか…
535 :
花と名無しさん :2001/07/18(水) 00:04
>>534 さん
「ふっとよみがえって、胸がつまる」って、よくわかります〜!
私は「ヨハネ…」の最後の場面(「ああ、そうだったのか」)とか、
「アポストロフィーS」のラストシーンとか…、
突然思い出して泣きそうになっちゃうんですよね。
536 :
花と名無しさん :2001/07/18(水) 00:46
今日読み直していて、初めてサバがメスだったということに気がつきました(笑 サバが死んじゃったエピソードはマンガやエッセイに 描かれたことがあるのでしょうか?気になっているのですが・・・
537 :
花と名無しさん :2001/07/18(水) 02:36
>>536 そんなあなたに「グーグーだって猫である」
538 :
花と名無しさん :2001/07/18(水) 05:22
大島作品に出てくるお母さんが好きだなー。
あぼーん
538 おかあさん! 雨の音が聞こえるの肝っ玉かあちゃん、 夏がけをかけてくれたお母さん(なくなった) 綿の国星のあのおかあさん 実は男だったお母さん… たしかに、言われてみれば、大島作品の重要なポイントかも、お母さんは。
541 :
531 :2001/07/18(水) 17:36
大島さんって、いいな〜。 自由で、マイペースで。 漫画はあんなに、めまぐるしいのに。 エッセイはのほほん。 『グーグー、、、』よんでみようっとお。っととっと、夏だぜ。
542 :
花と名無しさん :2001/07/18(水) 22:49
綿の国星の「薔薇科」のお母さん猫、ドラムが忘れられない。 他のお母さん猫たちもスゴかったけど。 花のように咲いて、散らないんだぞ。
543 :
>538、540さん :2001/07/18(水) 23:16
橋本治の「花咲く乙女たちのキンピラごぼう」で、大島作品における母親について 触れられていますのでご一読あれ。 今読み返すと反論も多いけど、大島作品の評論としては、白眉だと思います。
540です 橋本治の「花咲く乙女たちのキンピラごぼう」10年まえに買ったんだった。 読みなおしてみます。 他の漫画の評論もすごかったように記憶しています。
545 :
花と名無しさん :2001/07/19(木) 01:02
ぬあ、そんなのあったんですか。読んでみます。
546 :
538 :2001/07/19(木) 02:58
>>543 そうでした。
あれ、大島さんや、あと山岸凉子論もすごいなと思った記憶があります。
古めなので、最近の作品も含めてまた大島弓子について評論してほしい。
大島さんについての評論でこれ以外に目ぼしいのありますか。
ちょっとしたのならたまに見かけるんですが・・・
547 :
538 :2001/07/19(木) 03:02
ついでに私、大島さんの描く、太陽の光が好きなんです。 朝日や木漏れ日など。 なんというかまぶしさが。
548 :
めぐみ :2001/07/19(木) 10:25
トキオのおかあさん好きです。 あぁいう奥さんが欲しいです。
こんなスレがあってうれしいです。私も大島さん大好き! どの作品もいいけど印象的だったのはタイトル忘れたけど クリスマスの話で、死んだ犬が肩にいると思っている女の子の 話が一番今まで読んだマンガの中でせつなかったなー。 窃盗までして天使の兄さんの募金箱にお金を入れているところ で泣いたです。
550 :
543 :2001/07/19(木) 21:21
>546(=538)さん 私も探しているんだけど、あんまり評論の分野では見かけませんよね。 どっちかと言うと、これからはwebサイトで広く取り扱われて行くのかな、 という気もしますが… (www.tinami.com/x/girlscomic/oshima_yumiko/ とか。) 雑誌に発表されたものでは、「木野評論」の臨時増刊号「文学はなぜマンガに 負けたか!?」に掲載の、木村涼子さんの論文でちょっと触れられていたのを 偶然みつけましたが… やっぱり、少女漫画評論はまだ未開拓の世界なんでしょうね。 橋本治が「現在の」大島作品をどう評価するか、ぜひ読んでみたいですよねー。
>>550 24年組全盛当時は結構ありましたよ、少女漫画評論。
甘口ながら、ぱふ(だっくす)もそれに近い本でしたしね。
今は書評自体が弱体化していますから……どの畑も流通量がとにかく膨大で、
ひとつの分野ですら網羅するのが難しい情況のせいかもしれません。
内容の濃い本を一冊、綿密に読むことが出来にくい時代って、酷ですね。
>551さん ああ、そうでした。「国文学」の別冊で、漫画評論の特集号が出たりして ませんでしたっけ?(記憶あやふや) 書評自体の弱体化、というか…、 批評対象の作品に寄り掛かるのでなく、書評そのものが独立した作品として 成り立っている、そんな文章が読みたいのに、…ほとんど見かけないですものね。
553 :
花と名無しさん :2001/07/24(火) 16:33
上へまいります♪
554 :
花と名無しさん :2001/07/25(水) 12:18
上げて上げて
555 :
花と名無しさん :2001/07/25(水) 12:19
あげぱん!
556 :
花と名無しさん :2001/07/25(水) 15:54
私は「少女座」の大島さん特集号がいまだに捨てられないです。
557 :
花と名無しさん :2001/07/25(水) 16:11
558 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/07/25(水) 23:21
559 :
花と名無しさん :2001/07/26(木) 14:44
>>558 15年ぐらい前、「少女座」という季刊雑誌があったんですよ。
発行部数も期間もかなり限られていたようで、全然話聞かないですが。
(検索しても森茉莉特集しか出てこない……)
「少女」に照準を絞った総合文芸誌?という狙い自体がマイナーな本です(笑
私も偶然去年知って、古本屋で譲ってもらいました。
発刊に寄せて、大島先生から直筆の挨拶状が送られて感激した、という話が
編集後記に掲載されていてこっちまで嬉しくなってしまった記憶があります……
マイナーな少女誌といえば、河出書房の「アリスの国」はvol.1以降出たのかなあ。
560 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/07/26(木) 23:45
>>559 そういうのあったんですね。
「少女に照準」なら大島さんの出番だ、と考えたんでしょうか編集部の人は。
561 :
550 :2001/07/28(土) 00:11
某書店サイトで検索してたら、あすかコミックス「シンデレラの靴」って 言うのがヒットしたのですが… どんな作品か、ご存じの方、教えていただけますか? (「選集」にも収録されていませんよね?)
562 :
花と名無しさん :2001/07/28(土) 00:29
>>561 そ…それは聞いた事がないです。
少なくともあすかコミックスでは
・秋日子かく語りき
・つるばら つるばら
・ダイエット
・毎日が夏休み
・すばらしき昼食
・大きな耳と長いしっぽ
これ以外は出てなかったような…。
563 :
花と名無しさん :2001/07/28(土) 05:36
>>561 紀伊国屋ですよね? 多分あそこのリストの間違いです。
大島先生のファンサイトで検証されてましたが、
別の作家さんがその月に同題の本を出しているので、著者名の入力ミスと思われます。
同じ月に「つるばらつるばら」が出てますしねえ。
564 :
561 :2001/07/28(土) 13:18
>562、563さん 早速のお答え、ありがとうございます〜。 やっぱり間違いなんですね。ちょっと安心したり(笑) (だって…未チェックの単行本ってのはさすがにちょっと悔しい。絶版だし。) ちなみに私が見たのは紀伊国屋ではなく、honya-town.co.jp内の検索でなんですが… データ流用したのかしら?(笑)
角川の配布したリストで間違っているものが何ヵ所かに出回っているのかな? 一度紀伊国屋にメールで指摘したことがあるんですが、 書店側のケアレスミスでなく、公式データの方に間違いがあったとしたら、 対応が全くなくても納得、、
566 :
花と名無しさん :2001/07/31(火) 00:55
今どこかで漫画かいてるんですか?
567 :
花と名無しさん :2001/07/31(火) 02:31
ストーリーものの作品は発表されてないと思われます。 今連載してるのは角川の小冊子「本の旅人」のグーグーと、 Comickers のフォトエッセイかな? ちびねこの連載がどうなったか、本誌にふれる機会がなくてわからない……
近所に住みついてる野良猫の親子(母猫、雄の子猫2匹、雌の子猫1匹)を、 ひそかに「チン、トン、シャン」と名づけている。 雌の子がシャン。性格もまんま。 チビネコが現れないかと、ちょっと期待したりして。
569 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/08/01(水) 03:05
エッセイマンガ、さりげなく皮肉がきいてるとこいいですよね。
570 :
花と名無しさん :2001/08/01(水) 22:28
講談社漫画賞を受賞したときの大島さんの写真って 何に載っているんでしょうか。 「最近写真をとられたからやせた」と言っているのは読んだことあるのですが。
571 :
花と名無しさん :2001/08/01(水) 23:18
今日書店で「無料です」と書かれた冊子をもらって帰ったら、 それは「本の旅人」で、ぐーぐーが載っていた。 自分のビンボー根性に感謝!
573 :
花と名無しさん :2001/08/03(金) 22:31
>>572 どうもありがとうございます。
最近また大島弓子にハマってまして。
574 :
花と名無しさん :2001/08/03(金) 23:16
『秋日子かく語りき』とか『ロングロングケーキ』とか… あのへんの作品が好きです。 先日、『ロングロングケーキ』に出ていた 「考える練習をしよう」っていう本を見つけて 思わず買ってしまいました。 『8月に生まれる子供』も泣けたなぁ。。 大島さんの作品は何度読んでも飽きません☆
575 :
花と名無しさん :2001/08/04(土) 03:13
ずっと謎に思っているのですが。 「綿の国星」1話でラフィエルが猫マニアに捕まえられて、 トキオの助けによって逃げられるところありますよね。その時のラフィエルの なんともいえない表情は、アレなんでしょう。 悲しいような、がっかりしているような。 厭世観がめばえたのか、トキオに助けられたのが嫌だったのか分かりませんが。 いつも引っかかってしまいます。
576 :
花と名無しさん :2001/08/04(土) 09:54
私は「捕まった自分に腹が立ち、
トキオに(チビ猫の第一の恋人に)
助けられた事に恥じ入り、猫マニアの
偏執っぷりにあきれた」と解釈しております
>>575 さん。
ところで、グーグーだって・・・の中でビーが
最初につけられていた名前の
「antediluvianisch」(二つ目のaは上に
横線つき)は何語でなんと発音するんでしょうか?
ごめんなさい、分かる方お教え下さい。
577 :
花と名無しさん :2001/08/04(土) 15:45
なんかドイツ語っぽい(schとかa:とか)けど、私の辞書に載ってなひ。 読み方はエンテディルヴイアニッヒか? 英語では antediluvian a., n. ノアの洪水以前の; 時代遅れの(人); 老人. とゆー語があったよ。 ちなみにノアの洪水はdelugeでanteが「前」なのです。 猫にこんな名前つけるなんて変わってるよな。ビーってのもかわいい!! コミッカーズを見たら猫が増えてる・・・。あの連載かわいいんだけど もうちょっと上手く構成できないのかや〜と思っちゃうyo. でも動向が知れるだけで嬉しいのだが!
578 :
花と名無しさん :2001/08/04(土) 20:22
「苦い・渋い・固い」だったっけ?(うろ〜ロストハウスに入ってるやつ) もいまいちわかんだけど。ど、どゆこと?「雪かきの雪だったとは!」 それと「そこそこの市民として生きるでしょう」ってとこが…そんな事 いっていいのか(笑 かりにもヒーローに(笑
579 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 04:01
大島弓子の漫画はいまいちわからない。 それって頭悪いって事。。?
さぁ・・・(´Д`;)? 書評家?の赤木かん子さんは、「綿の国星」を読んでから それまでさっぱりだった大島作品が理解出来るようになった、と言ってますが。 579 さんはどんな作品を読みましたか?
581 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 06:44
sage間違いage。
582 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 06:58
>>580 バナナブレッドとかダイエットを。。
サバシリーズは好きなんですけど。
583 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 07:36
僕は分かりやすいと思うけど、ロングロングケーキはいまいちよくわからない。 ダリアの帯は3回目で泣きました。
584 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 14:34
たぶん「毎日が夏休み」だと思うんだけど、 子供が自分の父親の若い頃の写真見て 「たしかにこのころのお父さんもかっこいいけど、 何も考えてない、ぱーみたいなかおしてる。年をとった方が 味が出ていい顔になったと思う。」と、言うような事を言うの。 それってあるよな〜と妙に納得した。
585 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 14:35
納得すんな!
586 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 15:18
大島作品には難易度のレベルに幅があって、「青い 固い 渋い」はもっとも難易度が高い 作品の一つでしょう。これが理解できれば大島弓子の八割方は理解できるでしょう。 難易度は人によっても読む順序によっても変わるので、たとえば萩尾望都なら読んでない 作品があっても割と平気でいられますが大島弓子の場合ある程度理解できてくると全部 読まずにはいられなくなります。 389さんの発言は結構参考になりますね。「バナナブレッドのプディング」と言う題名 にはかわいらしさと同時に結構えぐい象徴が隠されています。「さようなら女達」なんて 題名も大島弓子じゃなきゃ思いつかないものですね。大島作品のやさしさには、無邪気さ と残酷さに関する深い洞察を経て得られた面が多分にあると思います。 ちなみに自分が始めた大島作品は綿の国星の第一話ですが全く良さが理解できず、適性は ないのかと思っていたら、「バナナブレッドのプディング」を読み終えた途端に、大傑作 に変わってしまいました。ちなみに難易度は5を最高とするとそれそれ3,4くらいだと 思います。
587 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 19:35
588 :
花と名無しさん :2001/08/05(日) 19:47
>>586 で、「青い 固い 渋い」はどう思ったのよ?
最後の、郵便やさんが声かけてくれて、戻るってとこは
わかるけどさ。
難易度は人によってそれぞれ違うかと。 明らかにリーディングが不適切でわかりにくいものもあるし。 (古い作品でそういうものは、選集から外されている) 不毛なことは止めましょう。
590 :
花と名無しさん :2001/08/06(月) 19:22
難易度とか言われちゃうと…ちょっと萎え
591 :
花と名無しさん :2001/08/07(火) 17:34
理解、というか解釈だな、それこそ人それぞれ すべてについて解釈が必要なわけじゃなし 「雰囲気でマターリしました」とかもありだしね
592 :
花と名無しさん :2001/08/07(火) 17:49
漫画って解釈付きで読むもんじゃなし わかんないならそれでいいのでは? 自分がわからないから、この作品は難解だ、 とか決めつけなければいいと思うけどなー
593 :
花と名無しさん :2001/08/08(水) 07:42
難易度、ねえ。
>>584 さんに全作品の難易度を決めてもらうってのも、
イベントとしては面白いかもよん。
己の理解度を「私ここまでわかるから4.3〜」
「5がわかるのに2がわからん!」とかってね。
まあ、その程度のものだと思えばよろしーのでは。
594 :
588 :2001/08/08(水) 17:03
そうですね---。皆さんの感想とか聞きたいです。 わかんないならそれでいいって考えもありだけど、 せっかくこーゆー場があるんだし、いろんな価値観あっていいじゃないですか。 私としてはですね。 ロストハウスの女の子が、男の子が泥棒に入られたので 警察に質問される時に、「え、なんで今頃?」とかって 幼少のころと直結しちゃうところがなんかすごい実感あって、好きだ。 ちびねこにもそんなとこがあった。
595 :
花と名無しさん :2001/08/10(金) 01:28
「あまのかぐやま」でしたっけ?(うろおぼえ) あの最後の方で、見開きで山(だっけか)の風景がバーンって描かれて、 「それが幻覚じゃない事ぐらい本人が一番知ってる」 「教師が教えてくれた国語の授業の何とかだったんだ」 ってとこがなぜだか判らないけど妙に滅茶苦茶感動して、震えました。 あの先生が同性愛者だって事にも関係あるのかな。
ごめん、飲み過ぎですね俺。 文章が支離滅裂だ。無視してくれていいです。恥
597 :
花と名無しさん :2001/08/10(金) 01:39
私はあんまり「綿の国星」は好きじゃないのだけど(ちょっとウェット過ぎるの かも。あと、ちびねこのキャラが駄目なんです)、 死にかけの猫が夢の中で団地をもぐら叩きしたら、それが現実にも起こる って話は凄く好きだった。 夢に出るくらい。
598 :
花と名無しさん :2001/08/10(金) 16:49
難易度って言うか、たしかに大島作品には判りづらいところがあると 思われ。(話蒸し返してゴメソ) 586さんとは逆に、初めて「バナナブレッド」読んだときは、 何がなんだかさっぱり判らなかったもん。 私の場合、上にもあがってる橋本治の評論読んでから読み返したら、 すべての作品が目からウロコが落ちたかのように腑に落ちたなあ。
599 :
花と名無しさん :2001/08/10(金) 23:14
大島作品は大体好きだけど「綿の国星」は苦手だなー。 なんか設定のふわふわと裏腹にリアルすぎて・・ 「バナナブレッドのプディング」とかも。 なんか、軽くふれてはならない世界というか。
600 :
花と名無しさん :2001/08/10(金) 23:18
「あまのかぐやま」、好きです。 大島さんの描く女子高生って、凄く共感できる・・・ のは、その昔、自分が女子クラス(学校は共学)に 所属していたからなのかなぁ?
601 :
花と名無しさん :2001/08/11(土) 00:50
ご本人が「さくらさくら」は、萩尾望都のパクリでお蔵とおっしゃってましたが 「さくらさくら」どういう話か知ってる方います? 大島弓子好きなので知りたいのですが。
602 :
花と名無しさん :2001/08/12(日) 01:33
綿の国星しか読んだことなかったのですが このスレ読んで他作品にも興味が出ていろ いろ購入してみました。 お盆休みにまとめて読んでみます。 取り敢えず寝る前に「いちご物語」から…age!
603 :
花と名無しさん :2001/08/12(日) 12:35
あげるー
604 :
花と名無しさん :2001/08/12(日) 21:58
605 :
花と名無しさん :2001/08/14(火) 09:30
引っ越しした大島さん、いまどこへ? 井の頭公園の描写とか好きだった、住んでいるところへ愛があって。 またエッセイに描いてくれるかな。
606 :
きょうこ :2001/08/14(火) 23:32
あそこでイラがバナナブレッドのプティングについて述べるシーンを見ればわかる
なにが。。
608 :
花と名無しさん :2001/08/15(水) 22:13
ずっと前の「ぱふ」で、大島弓子のコミック紹介のあおり文で、 H2O、O2、大島弓子、少女には水や空気と同じに大島弓子が必要、(うろ覚えスマソ) みたいな意味のがあってとても端的に大島作品を語った言葉だと思いました。
609 :
花と名無しさん :2001/08/15(水) 22:22
何年もたっても印象に残ってる。 「あまのかぐやま」って、ゲイの先生の話しだよね。 万葉のころの風景が見えてくるような授業を受けてみたいものだ と思ったものです。
610 :
花と名無しさん :2001/08/15(水) 22:45
肉体の評なんて暴力ざたの結果より 後に残るかもしれないものじゃない? って、言葉がすごーく印象的だった。 あまのかぐやまは、表紙絵がすごくキレイですよね
611 :
花と名無しさん :2001/08/15(水) 23:59
age
612 :
花と名無しさん :2001/08/17(金) 01:32
こないだロストハウスの文庫買った。 作品はどれだったっけな、 「全部のドアが開かれてる」だっけ? 汚いお部屋を安息の場所とする 女の子の話し、あの最後のほうがとても良かった。 おおしまさんは、もう吉祥寺在住ではないのでしょうか? ちょっと前から家がちかくなったので、エッセイマンガを読み返すのが すごく楽しくなってたから、もういなかったらつまんないなー
613 :
花と名無しさん :2001/08/17(金) 04:15
大島さんの漫画を初めて読んだのは幼稚園?小学校低学年? のとき。綿の国星の2巻だけ何故か家にあった。 当然全然意味が分からなくて面白いとも思わなかったけど、 何回も何十回も読み返してたなー。チビが可愛くて。 それから中学に上がってから読み返したらめちゃくちゃはまった。 十代のうちに出会えてよかった本のうちの一つです。
614 :
花と名無しさん :2001/08/17(金) 11:17
完全に理解できなくても読み返してしまうところありますね、大島作品 心地よいというか
615 :
花と名無しさん :2001/08/18(土) 11:19
>>612 本当に越したのでしょうか?
井の頭公園のすぐそばのはずですよね。
616 :
612 :2001/08/19(日) 15:02
>>615 ロストハウス文庫版のあとがきまんがに、サバと暮らしたマンションを手放す
という事が書いてあって……。
その後、どちらに暮らすのかは描かれていなくて。
吉祥寺、大島まんがで好きになったようなものなのに……。
617 :
花と名無しさん :2001/08/21(火) 09:35
武蔵野のどこかでしょう。引っ越し先も。
618 :
花と名無しさん :2001/08/22(水) 03:36
夜間age
619 :
花と名無しさん :2001/08/22(水) 21:17
古い雑誌をめくってたら、「オオシマユミコの古い作品でも……」という振りで 死神が接吻で魂を奪う話が語られてたんだけど、単行本未収録作品のエピソードなのかな? 記憶にない…… 大島弓子のファンタジーって、切り口の独特な堅実さが却って斬新で好きです。
620 :
花と名無しさん :2001/08/22(水) 21:26
黄昏は逢魔が時って、実際の中年男性が読んだらどういう感想を抱くんだろうか。 ちょっと気になった。 私自身は好きな作品なんだけどさ。
621 :
花と名無しさん :2001/08/22(水) 21:48
>>620 男性の心の中にある願望を上手く付いてる作品ですよね。
レコードも出されたくらいだし、私は男性にとってはかなりツボに入った作品
だと思います。
久しぶりに読み返してみたけど、大島先生の作品、かなりいいですよ。
漫画を読んでるというより、良くできた詩とかを読んだ後の余韻と近いですね。
既出だと思いますけど「綿の国星」とかも〜言葉が綺麗で泣けてくる…。
622 :
花と名無しさん :2001/08/23(木) 00:13
>>619 さん
「まだ宵のくち」ではないでしょうか。
(紅茶タバコで死神が出現する、あのお話です)
623 :
花と名無しさん :2001/08/23(木) 00:54
綿の国星の最終回。 読んだのが中学のときだったせいか、これで終わりというのが いまいち納得できなかったんだけど、 文庫の解説を読んでなるほど〜っと 感心してしまったなあ。
うぅーん。
>>623 洋楽ファンだった厨房の私は、日本版のライナーノートを読んで
「勝手なこと言ってんな!!」と怒ってたけどなー。
その解説を書いていた人は誰?
625 :
花と名無しさん :2001/08/24(金) 02:16
ちょっとage。
626 :
花と名無しさん :2001/08/24(金) 15:53
わたの国星 よみかえそう! ラファエルの表情かあ。。。 「愛」と「自由」がキーワードのコメント 入れたいが。。。理解はじぶんなりが一番 だもんね。語らないでとりあえず浸るわ。
627 :
花と名無しさん :2001/08/24(金) 16:04
こないだ古本屋で大島弓子の漫画を購入して、大ファンになりました。
628 :
花と名無しさん :2001/08/24(金) 19:09
私も専ら古本屋で購入しています。 大島弓子作品は置いてあったら、定価に近くてももちろん買います! 最初に買ったのも古本屋でした。 でも、どういういきさつで売るんでしょうね…? けっこう気になります。 このスレにも「手放さなければ良かった…」と 書き込まれてた人いましたね。
629 :
花と名無しさん :2001/08/24(金) 20:48
大島作品はストマンもエッセイも独特の味があって 全部好き! 「ヒ−ヒズヒム」とか読むと、この人実はすごい ギャグセンスの持ち主だなーと思う。
630 :
花と名無しさん :2001/08/24(金) 21:59
>>629 あ、「ヒーヒズヒム」で?
それは気がつかなかったです。
でも大島さんはいつも、ギャグみたいなもんははずしてないですね。
631 :
619 :2001/08/25(土) 01:57
>>622 レス遅くてスミマセン。「まだ宵の口」でしたか!
一度人に借りて読んだことはあるんですが、サンコミ以外で収録されてる本を
見つけられなくて、なかなか読めずにいます……
引続き探します。ありがとうございました。
632 :
花と名無しさん :2001/08/25(土) 02:08
ギャグとは違うけど、言葉遊びがすごいですね。<ヒーヒズヒム アーサー・ラッカム ラッカは塗らぬ、苺に塗らぬ シェラックラッカラッカ シェラックラッカラッカ 読んだ時はラッカムやシェラックなんて知らなくて、何のこっちゃ??だったのに 完全に語感で暗記してしまいました。 綿の国星でチビが歌ってる歌も可愛くてとっても好き。 パラパラパイ ポロポロパイ こぼれたパイ ふんでくすくす ふんでくすくす あしのうら
633 :
花と名無しさん :2001/08/25(土) 03:13
バナナブレットのプティング」とか重い内容だけど所々セリフが 笑える場面ありますね。お兄さんが手紙読む場面とか…。 「綿の国星」も結構笑えます。猫の発情の声をヨーデルにしたり、猫の感を 音にしたり、発想がユニークでほんと天才!って思いますよ。 ちび猫の勘違いというか、一人よがり思考も面白いです。
634 :
629 :2001/08/25(土) 17:52
>630 主人公の男の子と姉さんのやりとりとか何度読んでも 笑っちゃうので…。 こう、ギャグですよ!って大袈裟な感じじゃなくて、 さりげなく描かれているのがまた、おかしいというか…。 この作品に限らずですけど、大島さんのユーモアのセンス って凄く好きなんです…。
635 :
花と名無しさん :01/08/27 10:56 ID:ANfW8Mdo
大島弓子の初期の漫画を読むとふわふわパンとあったかシチューが食べたくなるよ
636 :
花と名無しさん :01/08/28 11:35 ID:sPwYMc12
わたしは 大島作品を読んで彼女の住んでいるところが見たくて 北海道からわざわざ行きました。 「もんくすふーず」も健在だったし 「ロンロン」も動物園も行きました。 ただ、「M屋」っていうのがイマイチ判らなかったのですが あれは「明治屋」のことなのかなぁ?
637 :
名無しさん :01/08/28 17:08 ID:g9nynxR6
あたしも吉祥寺いった〜。
638 :
名無しさん :01/08/28 17:12 ID:g9nynxR6
あれーなぜidでてるの?
>>632 あたしも!!そしていまだに意味知りません。。。
ライナスの毛布も知らなかったの。←これ良い!
639 :
:01/08/28 22:06 ID:PM7lGcc2
中学時代 ネージュ≒エンジェル この二つの響きが近いことに感動していた 道端譲くんは頭良かったんだな。 ネージュって何語でどういう意味なのかこないだ初めて知ったよ。
640 :
:01/08/29 05:08 ID:Qc8mCzXU
>636さん 「M屋」は井の頭通り沿いの「三浦屋」さんのことです。 紀伊国屋をもうちょっとだけ庶民的にしたようなスーパーマーケット。 居心地大変良、です。
641 :
花と名無しさん :01/08/29 13:15 ID:uB9EILII
>>640 おお、そうなんだー。私は明治屋と信じ込んでたー(^^;
642 :
:01/08/29 14:18 ID:qeLPWvjk
>632 えーーー!!!意味なんてあったのーーー?? 歌謡曲(?の歌詞にありがちな、意味のない言葉の 羅列の表現かと思ってたーーー!! 皆さん博識だなー・・・ できたらどなたか意味を教えて下さい・・・とほほ。
643 :
花と名無しさん :01/08/29 18:28 ID:t/biZ7Tw
>642 アーサー・ラッカムは妖精の絵で有名な挿絵画家、 シェラックは樹脂の一種で、ラックとも言います。 シェラックもラッカーも塗材なので、音も用途も通じますね。 あと北欧でラッカと呼ぶ苺もあるので、連想が入り乱れますね(笑。 いちご物語の名残かなあなんて。
644 :
:01/08/29 20:12 ID:qeLPWvjk
>643 うわあ、そうだったんですか。 ありがとうございます。大島さんにも643さんにも ただただ感心・・・フー。
645 :
花と名無しさん :01/08/30 12:30 ID:PvL91RhI
もう最後みたいなので一言… 大島さん大好きー!!! 大島さんのファンだってことを知って、大嫌いだったいしかわじゅんまで 好意的に見られるようになったよー!!…すこしだけね。
646 :
:01/08/31 08:39 ID:DScIUZyA
お誕生日おめでとうございますAge 「裏庭の柵をこえて」のとみこちゃんが ぴょこんと起きて絶望的な気分になった朝。
647 :
:01/09/01 17:26 ID:ZvmJ.eqY
まんだらけで未読の大島漫画をまとめ買いしました。 これからじっくり大島弓子ワールドを堪能しようと思います。
648 :
花と名無しさん :01/09/03 04:03 ID:XqfqMnW6
「さくらさくら」=「毛糸玉にじゃれないで」
649 :
花と名無しさん :01/09/04 04:26 ID:6cIYCTx6
さくらさくらってどんな話か教えて下さい。
>648-649 萩尾望都の「毛糸玉にじゃれないで」に似てるってことですかね、、
>>646 あっ、あなたの書き込みバランスよくて好き。
(Ageがなかったらもっとよかったのに)
私は今年、裏庭〜に触発されてピアノと英語の生徒(無料教室ね)の宿題を手伝ったよ。
でも、お母さんにバレてめっさ怒られたや。(笑)
子供を堕落させて何が目的なのと凄い剣幕で言われたものだから、
ちゃんと説明したけど分かってもらえなかった。
お母様方に、
「裏庭〜読んでみてもらえませんか、
きっと感じるものがあるはずです。」
と言ったら読みもしないで少女漫画を読んでることだけで変態扱いされた。
二言目にはあなたみたいに何でも持ってる人には社会が分かってないと散々。
今では口コミであっという間に地域の要注意人物にされてるみたい。
ここのところ教室やめさせられてる子多いしなあ。
もちろん、親としては受験も心配だろうし、いろんな考え方もあるだろうし、
独り善がりだったとちょい反省してる。
それでも、やはりこんな世の中どこか歪んでると思うなあ。
大島ワールドはファンタジーに過ぎないのかなあ。
あまり関係ない話してごめんなさい。
652 :
花と名無しさん :01/09/04 16:25 ID:zZP7QjkQ
勝手に人の家の子の宿題手伝っといて んでその理由に漫画なんて持ち出された日にゃあ そりゃお母さん方も怒ると思うのだが… 自分が何かに感動したからってその感動を他人にも強要するのは もんのすごい奢りだと思うんだけどどーよ?
653 :
花と名無しさん :01/09/04 16:33 ID:eF3ylzM2
>大島ワールドはファンタジーに過ぎないのかなあ。 現実と漫画を混同してはいけません。 652の意見に同意。
654 :
花と名無しさん :01/09/04 16:42 ID:rA3HJ23o
>651 マンガに影響されて行動する大人を、当然世間一般の人は マイナスイメージで見ますよ。 たとえそれが大島作品であろうと、その辺の同人作家が描いた エロマンガであろうと。 ところで少女漫画を持ってるだけで変態扱いって、まさか あなた男性?
655 :
花と名無しさん :01/09/04 16:51 ID:b4dHbW1s
別に男性がここを見たっていいけどね。 でも他人からみて「漫画の主人公きどり」っていうのは なんだってイタイでしょう。。。
656 :
花と名無しさん :01/09/04 16:58 ID:Vb/8o/K2
文章から滲み出る潔癖不思議少女テイストが怖い>651。 自分を特別視・神聖視して、自分ワールドを理解しない人間を蔑む傾向は ないか?
658 :
花と名無しさん :01/09/04 17:17 ID:weYmDc4I
皆さん感情に流されず(無意味にきつすぎず) まともなこと言ってますな。 いいね、ぎちぎち責め過ぎなくて。 651にはまともに 返されている分少しきついかもしれないが。
659 :
花と名無しさん :01/09/04 18:10 ID:DRdqC1bQ
あくまでもおハナシですからね。 現実ではない。 現実に兎と亀が競争したら、兎は途中で休んだりしないようなもんだ。 寓話は寓話として、でも、これはこうなのかしら?とか、 現実や自分の中と対比させたりなんだりして考えるのは好きだけどね〜。 そうそう、この前友達と話してたんですが、大島さんって普段どんな本を 読んでるんだろうって。 あんな考え方に行き着くのに、どのような他の本や映画や・・・の影響 を受けてんのかしら〜とかすごく気になっちゃって。 エッセイマンガは沢山書いてるのに、映画や本の題名が出てくる事あ んまりないですしね〜。
660 :
花と名無しさん :01/09/04 18:27 ID:6cIYCTx6
本の題名、作品の中に結構でてきませんか? 「考える練習をしよう」とか「ソロモンの指輪」とか 心霊研究のスウェデンボルグとか画家のアーサー・ラッカムとか作家名もいろいろ。 映画はヴィスコンティがお気に入りのようだし。
661 :
659 :01/09/04 18:41 ID:DRdqC1bQ
>660 ああ、「考える練習・・・」とか、そこらへんなら、解り易く提示されると解るんですが・・・。 スウェデンボルグとかは全然気付きませんでした・・・・・(涙)。 あー、もっと読み込まないと駄目だな、私。 作品中に出てくるのって、話に気を取られ過ぎてて、気が付いてないの 結構ありそうです、そう聴くと。
662 :
たまなし :01/09/04 19:06 ID:CsGxu4KA
他にはボウイとか。 綿の国星には坂口安吾が出てきたり。
663 :
花と名無しさん :01/09/04 20:34 ID:kVyxZPIs
どうして
>>651 はあんなに叩かれてるの?(w
書き込み読んでも指摘されてることは十分理解してるようじゃん。
書き込んでるのは時間的に主婦の方かしら。
脱線し過ぎの感もあるものの、
無料教室を開くなんて思っててもなかなか出来ることじゃない。
普通の人より数段まともな神経の持ち主では?
とにかく大島スレでこんなに叩かれるのはちょっとかわいそうな気がする。
個人的には大半の人が大島作品をどう読んでるか分かって面白かった。
もっとも少し残念な内容ではあったが。
>>659 以前に何かの雑誌でアーサー・C・クラークが好きだと書いてあるのを見たことある。
一応書いておくと有名なSF作家。
意外、でもそれでいて妙に納得したのを覚えてる。
664 :
花と名無しさん :01/09/04 20:47 ID:U.YJm4hM
というか、、宿題を助ける釈明に「裏庭〜」を引き合いに出すこと自体、 ちょっと違うと思うけどね。 あの作品の青年の場合、とみこちゃんの宿題を助けることが 彼の「存在」にまでかかってるんだし。
665 :
花と名無しさん :01/09/04 21:00 ID:EHHpF9D6
カポーティもあったんじゃないですか。「さよなら女達」かなんかに。
666 :
花と名無しさん :01/09/04 21:46 ID:/jpQxn2Y
「いちごの庭」はツルゲーネフの「はつ恋」、 「ラスコーリニコフ」はドストエフスキーの「罪と罰」のコミック化ですね。 あと「ミモザ館でつかまえて」は言わずと知れた「ライ麦畑で捕まえて」と 映画「ミモザ館」の合いの子っぽいですよね。 (私はずっと「ミモザかん」と読んでましたが、映画と同じく「〜やかた」と読むんですね) あと作品タイトルから汲めるのは、シェイクスピアとか…… 日本で入手しやすいヨーロッパ古典の名著は、あらかた押さえてる印象がありますね。
667 :
花と名無しさん :01/09/04 22:43 ID:6cIYCTx6
スウェデンボルグは綿国の化け猫の話に 出てきたと思います。 アーサー・C・クラークの「2001年宇宙の旅」は 「夢虫・未草」にページ指定で出てきますね。 家の文庫本でそのページ開いてみたら トイレの場面だったんですけど・・・
668 :
花と名無しさん :01/09/04 22:54 ID:BAnYmoTg
>663 まあ実際に651さんはその小学生と意志が通じていて、向うの子供も十分 了解済みだったのかもしれないですが、それにしても その事を怒る親御さんに対して当事者が 「このマンガを読んでみてください、きっと判るから」というのはなんか 違うんじゃないかと思うんですが。 確かにこの世は偏見に満ちてはいますが、それを釈明するのにフィクションを 持ち出してきても、それに思い入れのない人には効果は期待出来ないかと。 >665 ジャン・ジュネもあったっすね。(刑務所の中で原稿を書き上げたフランスの 作家。ゲイのひと) 大島さんの作品はやっぱりかなりな教養と知識の上に成り立ってると思うん ですが、それでいて不思議に衒学的な嫌味を感じさせない所がまた魅力の 一つですな。
669 :
花と名無しさん :01/09/04 22:54 ID:6cIYCTx6
もうひとつ思い出した。 「山羊の羊の・・」に 「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」 が出てきます。 古典SFがお好きなのかも。
670 :
花と名無しさん :01/09/05 00:16 ID:LgGEpGso
>663 夕方書き込める環境にある人間なんて主婦以外にもいっぱいいるだろうが。 叩き好きだから主婦だっていいたいわけか、あんた? 無料教室開いてるから普通よりまともな人間ってか?haha あんたってモノを側面的にしか見れないっていわれない?(プ
>670は結局このスレをどうしたい訳? 煽りしか出来ないなら出てくるな。sageも知らんのか?
>>671 可哀想なのはわかるが放置しましょう。
小さなの慈悲が大きな災いを招く(マルコ伝8章)
673 :
花と名無しさん :01/09/05 04:29 ID:6tdJYOIQ
大島弓子の話しようよ〜 卵巣ガンは完治したの? それともまだ闘病中なの?
>673
完治したって漫画で書いてたよ。よかったよかった。。。。
>>663 >書き込んでるのは時間的に主婦の方かしら。
あのさー、仮に主婦だとして、だから何?
私はレスしたけど主婦じゃないよ。自営なので会社からだけど。
>>670 の意見に激しく同意だね。
別に
>>651 を叩いてるわけじゃないでしょ。
よその子の宿題をやるっつーことに
「大島作品はファンタジーに過ぎないのか」なんて???なこと書くからさ。
なんか蒸し返しレスになってしまったのでsage
しきるつもりは無いんだけどさ 折角このスレいい雰囲気保ってこれてるんだから この辺でやめにせん? 651本人が反論あるなら別だけど反応無いしさー。 ちなみに大島先生が入院してたのは98年の7月までだそうです。 グーグーの単行本のあとがきに記述あり
676 :
花と名無しさん :01/09/05 18:31 ID:6tdJYOIQ
でもあの入院って抗がん剤治療のための 入院だよね。 転移のあった卵巣ガンは手術後3〜6ヶ月に 渡って抗がん剤治療をするのが 標準治療なので。 グーグーを読むと大島さんのガンは リンパと腸間膜に転移があったようだし かなり深刻な状況だと思う。 どのくらい深刻かというと 文芸春秋1999・10月号の 「人生の大晦日」BY大島弓子を 読んでる人は分かると思うけど・・・ だから心配ですう・・・・
677 :
花と名無しさん :01/09/05 20:31 ID:c7p6jZfo
「人生の大晦日」自体は、一応めでたし、という感じで終わってましたけどね。
678 :
花と名無しさん :01/09/05 23:38 ID:XVAlrsak
>>674 厨房的カキコ断固反対!
>>676 ガンは転移してると再発する可能性の方が圧倒的に高いらしいから心配だよね。
「人生の大晦日」を読んだ感じでは、先生自身はもう達観されてる感もあるかな。
もっと作品を読みたいけどそれで生じる無理を考えると。。。
私の中では次はどんな作品を書いてくれるのかしら
という部分が一番大きいから無理はして欲しくないな。
ところで「指輪物語」が出てないのはどうしてなの?
大島先生自身が何度も最も好きなファンタジー小説だと発言してるのに。
679 :
花と名無しさん :01/09/05 23:46 ID:39G0SFGo
>>678 どこでですか?<指輪物語
リアルタイムで読んでないので、作品に書かれていないことは
ほとんど分からないです〜。一度も聞いたことがない、、
680 :
花と名無しさん :01/09/06 01:39 ID:UFLpemgk
作品の中にでてきたかなー ちょっと記憶にないです。 誰か教えてくださいませ。 私は週マリアルタイム世代なので 当時作品以外の発言ていうと ボウイ、ボラン、ヴィスコンティぐらいだった。 木原さんとなかよしで、木原作品によく描いてらした。
681 :
花と名無しさん :01/09/06 03:02 ID:KUSvJgJg
グーグー達を置いては死にたくないと 思っていらっしゃるんだろうな〜
>678 ちょっと口調が厳しかったりするだけで厨房とか荒らしとか煽りって いうのやめません?少女漫画板に顕著な特徴だけど、そういう傾向こそ 厨房的だと思うんですが。 マターリを強調するあまり逆に人を踏みにじってることもあるでしょう?
>>682 674が典型的な厨房ではあることに間違いないだろ。
変に寛大さを装う偽善者が腐敗を加速させる。
684 :
花と名無しさん :01/09/06 09:47 ID:NLsEKjk2
あの〜マンガの話いいですか? オカルト板からきたんですが、ちょっと質問です。 「世にも奇妙な物語」というテレビドラマがありましたよね。 その話のひとつに大島弓子さんのマンガを元にした作品が あったと思うのですが、その元になったマンガのタイトルを 教えていただきたいのです。 主人公は小学生の男の子なんだけど、精神的にはすでに大人。 登場人物はすべて精神年齢通りの容姿をしているんです。 ドラマでは佐野史郎さんが主演しておりました。 Asukaで読んだ記憶があるのですが、タイトルを失念して しまいまして。もしスレ違いだったら申し訳ありません。 ご存知の方、教えていただけると嬉しいです。 捜索願のスレもあるのは存じておりますが、作者名が わかっているのでこちらで質問させていただきました。
685 :
花と名無しさん :01/09/06 11:05 ID:741fNk3o
>>684 「夏の夜の獏」ですよ。 おっしゃるとおり角川書店ASUKA1988年7月号に掲載されました。 一番入手しやすいのは白泉社文庫版かな。 「つるばらつるばら」に収録されています。 でもこの作品の映像化は初めて聴きました。
686 :
花と名無しさん :01/09/06 11:19 ID:4ZXpC5zo
>>684 私もその「世にも奇妙な物語」観ました。
これは大島弓子のパクリ?と思っていましたが、
その時クレジットに「夏の夜の獏」とのっていたのでしょうか?
ちょっと手厳しいレスがあるとすぐ「厨房」だって言うんだよね。 それこそ厨房だ。 あらしと見られるのは不本意なのでさげます。
688 :
sage :01/09/06 12:47 ID:J4vwcneM
>>684 ,685さん
「世には〜」は一時期、少女漫画元ネタにした作品を連発してた記憶があります。
「夏の夜の獏」は残念ながら未見ですが、よしまさこさんの作品の映像化の時には
クレジットに作品名が出ていた記憶があります。
(話題が逸れたのでsage♪)
689 :
688 :01/09/06 12:49 ID:J4vwcneM
あぅ、sage損ねた! 我ながらカッコ悪!
まあ、穏やかに行きましょう。 デヴィッド・ボウイはかなりお気に入りだったっぽいですね。サバシリーズでも、 サバの顔が時々グラム期のボウイっぽく描かれてるようなカットがあったりして。 あと、綿の国星で坂口安吾が出てきたってのは不勉強ながら気づかなかったっす>662さん どの話ですっけ? 教えていただけたらありがたいです。
691 :
花と名無しさん :01/09/06 15:31 ID:haLi187k
684です。 お答えありがとうございました。 「夏の夜の獏」ですね。探してみたいと思います。 ドラマとマンガでは結末が若干違ったんですよ。 クレジットについては私も気になったので放映した時に 気をつけてみていたのですが、大島弓子の名前が出ていたと 記憶しています。
692 :
>>676 :01/09/06 16:51 ID:RPn.r80g
そんな状況だとは知らなかった…。 でも本当に先が見える程悪いんでしょうか? 98年の入院からまた猫が増えてるようなので 大丈夫だと思ってるんですが。 もし本当に長くないのなら新しく猫を飼うなんて 出来ないと思うんですがどうでしょ?
693 :
:01/09/06 17:42 ID:P0mlQ/wk
「世にも奇妙な」は一応原案に大島弓子のクレジットはあったような。 俺、わざわざ楽しみにして見た記憶があるもん。 でも内容は似ても似つかなかったな。クズでした。 あと関西地方の深夜ドラマで「パスカルの群れ」がドラマ化されたことがある。
694 :
花と名無しさん :01/09/06 19:39 ID:UFLpemgk
坂口安吾って言うと 桜の木の下には死体が埋まっている、ですか? 歌音とくだらさんの話かなあ。 猫埋めてたよね。でも桜の木の下じゃなかったなあ。 私も思いつかない。教えてくださいませ。 グーグーに遺言状の事書いてあったよね。 猫の面倒をみてもらうかわりに マンションをあげますって。 だからもしもの時の事は 手配がつけてあるのでしょうね。 今調べたら卵巣ガンは 手術後5年間再発がなければ 完治するそうです。あと少しですね。 体に無理せず養生していただきたいです。
>694 死体が埋まっているのは梶井基次郎ですな。安吾は、「桜の森の満開の下」では 人は気が変になる、ってやつでしたか。 あんまりスレの本筋とは関係ないのでsageます
696 :
花と名無しさん :01/09/06 21:15
癌は数ある難病の中でも、気の持ちようで容体が変わると言われる病ですし、 持ち前のポジティヴシンキングで心理療法されてるような感じもしますね。 猫をたくさん飼ったり、引っ越したり、インターネットを始めたり、 ここ数年、特に生活の中に新しい風を入れようと心掛けておられるような。
697 :
花と名無しさん :01/09/06 21:38
>694 ああ〜そうでしたか 檸檬の人ですね?失礼しました。 ご指摘ありがとうございます。
698 :
花と名無しさん :01/09/07 01:16
大島さんのうちには古い文学全集がズラーッと並んでいて(当時のアシスタントさん の証言)、それはおじい様から譲り受けたものだとか。 小さい頃はほとんど本は読まなかったけれど、高校くらいから反動で読み出して ページをめくっているだけで安心した、とおっしゃっていたのを昔読んだ記憶が あります。 一度大島さんの本棚を覗いてみたいもんです。 たんに読書家だからというわけではないけど「大島さんは観念的な人」と 橋本治氏が言うのは納得できると思いませんか。
699 :
花と名無しさん :01/09/07 14:14
大島さんはもう吉祥寺の井の頭マンションには住んでいらっしゃらないのですね? 引越しのことを書かれたエッセイかマンガってどこに載ってますか? 読みたいのだけど・・・ あとどこかの掲示板で読んだ記憶があるのだけど、 グーグーとビーの写真ってどこで見れますか? 何かの雑誌に載ってたのかしら? ご存知の方、教えて下さい〜!
700 :
花と名無しさん :01/09/07 14:48
引越しの件に関しては白泉社文庫「ロストハウス」あとがき、 グーグーとビーの写真は美術出版社のコミッカーズ00年秋号から連載してる フォトエッセイ?でみることが出来ますよ
701 :
花と名無しさん :01/09/07 15:00
>700 ありがとうございます!文庫はチェックしてなかったので・・ あとがきマンガが付いてたりするから要チェックですね。 そしてまた作品のダブりが増えてゆく・・ううう コミッカ−ズの連載は知りませんでした。 てゆうかウチの方の本屋にあるかなこの雑誌・・ これから行ってみまーす!
「つるばらつるばら」が好きです
703 :
花と名無しさん :01/09/07 20:23
最後でてくるバーのママがいい人。。。 あとリクライニングシート(?)←背中合わせで座るやつ。 やってみたけどあれはちょっと難しいぞ(笑
704 :
花と名無しさん :01/09/07 20:42
つるばらつるばらでバーのママがパソコン扱ってるシーンありますよね。 あれ見た時は「だっせぇパソコン!」って思ったけど、いま思うとちょっと iMacっぽいフォルムじゃなかっただろうか…
705 :
花と名無しさん :01/09/09 04:39 ID:i4mkxM4M
コミッカ−ズみつけました。高いから立ち読みにしちゃったけど。 ビーの都はるみ、可愛かったです。 あとタマちゃんがマンガに描いてるようなボロボロ猫じゃなくて 普通の三毛猫だったのが嬉しかったです。 大島先生の親身のお世話で健康体になったんだね。 教えてくださってありがとうございました。
706 :
花と名無しさん :01/09/09 05:13 ID:wKVwm3bw
ちょっと前の話題ですが・・ エリュアールの詩も良かった。暗記したよ。 高校生で読んだ、「バナナブレッド」 はまりすぎて怖くなって、永らく封印してました。 思春期に読んじゃった人、結構辛くなかったですか?
707 :
花と名無しさん :01/09/09 11:55 ID:8gYNhUZE
つ、辛いです…
708 :
花と名無しさん :01/09/10 01:23 ID:3LrrUqkc
バナナブレッドは最後の「まあ生まれてきてみてごらんなさい」が すごく好き。
709 :
花と名無しさん :01/09/10 01:28 ID:16/diDIc
へぇ…読んだ事だなかったから読んでみようかな。バナナブレッド。 …バナナブレッドも食べたくなった
710 :
花と名無しさん :01/09/10 02:34 ID:qi89JOOQ
最初に読んだ時は立ち直れなくなりそうだったけど、 二度三度読むうちに合点がいった。<バナナブレッド 大島作品を読む時は頭のどこかに「必ず(広義の)ハッピーエンドだ」っていう 先入観があって、一読して汲み取れないと愕然と来るけど、 読み返して希望を探り直す癖が付いて、現実でのものの見方も広がった気がする。
711 :
花と名無しさん :01/09/10 04:14 ID:Byr0KZlg
「バナナブレッド」学生時代に読んで難しくてわからなかったけど、 最近読み返して心理描写が深くて改めて驚いた。心理学でも勉強された のかな。でも重いテーマでも大島先生独特のセンスで描いてあるから 全然不快にならない。
712 :
名無し花 :01/09/10 10:38 ID:BFlTU4O2
バナナブレッドのプティングって実在するお菓子なのかな? もしあるのなら是非作って食べてみたい。
713 :
花と名無しさん :01/09/10 12:53 ID:KaZ9B4HQ
>712 バナナブレッドノプディングの文庫版のラストのあとがきマンガで 大島先生がおかしの本をみながら「あ これタイトルにしよ」と おっしゃってるコマがあるので、実在するお菓子なのではないで しょうか。 内容はタイトルと予告を出してから考えたとか…
714 :
花と名無しさん :01/09/10 15:29 ID:g4ofJEEs
すいません。「バナナ〜」ってどんなストーリーでしたっけ? 最近読んでないし、実家にあるのでド忘れしてしまった。。。 大島作品は全部読んでるのに最近タイトルと中身が パッと一致しない。うーん。。。
715 :
花と名無しさん :01/09/10 17:19 ID:3LrrUqkc
私も内容とタイトルが、特にあすか以降の読みきりは なかなか結びつかない。 サバシリーズはどのタイトルがどの話か、 確認しないとぜんぜんわからないです。 内容は結構覚えてるんだけど。
716 :
花と名無しさん :01/09/10 20:44 ID:diKox8gY
どなたか一番新しい作品をご存知でしたら教えて頂けませんか?
717 :
花と名無しさん :01/09/10 22:25 ID:BRd1xN0Y
今、本の旅人に連載中の「グーグーだって猫である」の前の マンガだったら「雑草物語」かな。
718 :
花と名無しさん :01/09/11 01:00 ID:Gimq4yc.
誰かバナナブレッドのストーリー、うまく要約できる人 いませんかー? ホモの男が理想の男性という女子高生イラちゃんと、友達の兄、御茶屋峠くんの お話です。 >714さんへ だ、だれかもっとうまく伝えてくれ・・・
719 :
花と名無しさん :01/09/11 07:52 ID:TLdlek8c
こまかいところにつっこみが入りそうで怖いのですが… >714さんへ ちょっと変わり者の女子高生・三浦衣良(いら)は転校先の高校で 小学校時代の幼馴染・御茶屋さえ子と再会する。 間近に控えた姉の結婚のために不安定になっている衣良を案じた さえ子はボーイフレンドを作ることを勧めたが、衣良の理想の男性像は 「世間に後ろめたさを感じている男色家」だった。 さえ子は兄・峠がコーチをつとめている高校のサッカー部の部員から 衣良のBFを見繕おうとするが、衣良の勘違いとなりゆきから 峠とつきあうこととなる。 数日後、姉の結婚式の日に衣良は峠と結婚し、さえ子を含めた三人の 生活が始まる。峠は男色家ということになっているので、さえ子は 兄の恋人役にサッカー部の奥上大地をあてがう。大地は実際、男色家で、 嫉妬深い大学教授の愛人がいた…… こんなところで思い出していただけたでしょうか、>714さん。 主要人物はだいたい出てますが。
720 :
花と名無しさん :01/09/11 11:00 ID:sThVsVRM
大島先生のデビュー作読みたいんだけど、古本屋で探しても見つからない。
721 :
花と名無しさん :01/09/11 11:44 ID:.e0zKpXU
デビュー作って何ですか? 知らないことに今気付いた!
722 :
花と名無しさん :01/09/11 11:57 ID:0eNagZE.
ポーラの涙
723 :
花と名無しさん :01/09/11 12:01 ID:nW/2Xkcw
絵本ではさむがりやのサンタってのもありましたね。 肩に猫が乗るという話。
724 :
714です。 :01/09/11 13:16 ID:YucnI3Kc
>>719 さま。懇切丁寧な解説、本当にありがとうごじゃりますぅぅ。
が、しかし、ここまで丁寧に解説されてもうっすらとしか
思い出せない(号泣)
うわーん、私、アルツかいーーーー(;;)
ものすごく気になるんで台風が去った後実家に取りに帰ることを決意(^^;
725 :
花と名無しさん :01/09/11 13:30 ID:Gimq4yc.
バナナブレッドの最初にレシピ載ってませんでしたっけ? 私も単行本が手元にないのでうろ覚えですが。
726 :
花と名無しさん :01/09/11 14:07 ID:TLdlek8c
衣良のセリフで「パンをこまかくきって型に入れパンと同量の ミルク・タマゴ・お砂糖 エッセンスを加えてバナナの薄切りを のせて……」とありますね>725 このあとオーブンで焼くんだと思うんですが… 実際に作った方いらっしゃるでしょうか
727 :
花と名無しさん :01/09/11 14:12 ID:RVnV5rfY
つくったことあります。ラム酒も少々加えると合います。
728 :
花と名無しさん :01/09/11 15:14 ID:.e0zKpXU
パン・プディングってことか。ってそのまんまか。 これって、結構人によって好き嫌いある気がする。 激甘にしたい。。。私ならば。 実際ラム酒、合いそうですよね。 家庭的なかんじがします。
729 :
花と名無しさん :01/09/12 04:00 ID:6ZIGzPT2
あ・・・すごいおいしそう・・
730 :
花と名無しさん :01/09/12 13:43 ID:vbaLPiNk
大島先生って料理は好きみたいですよね。 朝食とかお昼のお弁当を作るようなこと書いてますし。 実際、どんな料理が得意なんだろう?
731 :
花と名無しさん :01/09/12 14:55 ID:6ZIGzPT2
サバシリーズ見ると、普段はシンプルな 和食がお好きみたいですよね。 胚芽米のごはんに青菜のおひたしとか。 またこれがおいしそうで。
732 :
花と名無しさん :01/09/12 15:29 ID:c/OJc3/g
大島さんの料理本なんて出てもおもしろそうです。 写真だったり、イラストだったり・・・。 そういうの出たらいいのにな。
733 :
花と名無しさん :01/09/12 15:55 ID:X6/2O4e.
大島先生の描くお菓子っておいしそうですよね。 ぽてっとしてて素朴な感じで。 ちび猫のお菓子の本って出てましたっけ? 勘違いかな
734 :
花と名無しさん :01/09/12 16:10 ID:agSV1i6k
>733 ちょっと覚えがないですね・・・。 どうかしら? あと、引っ越されてからの先生の様子はどうなんでしょうか? 作品には書かれてるのですか?角川から出てる小作品とかに。
735 :
花と名無しさん :01/09/12 16:19 ID:37.cOC.o
>733 今田美奈子さんの本ですね。出ていました。巻頭カラーで大島先生の絵。 あと本文のイラストは別の人。 綿の国星ケーキの本だったかな。 >734 グーグーはまだ引っ越しの時点まで達していません。
736 :
734 :01/09/12 19:01 ID:XxStwWwU
>735 情報ありがとうございました。 助かりました。
737 :
花と名無しさん :01/09/13 03:12 ID:5YrohLsc
バナナブレッドのプディングの話がでてますね。 私も最近読み返したのですが、イラちゃんのイノセントぶりが 自分を無性に悲しくさせました。 大島弓子のマンガに出てくるような女の子になりたかったのですが どこをどう間違ったか、2ちゃんねらーに……。鬱…。
738 :
花と名無しさん :01/09/13 08:49 ID:oXMAdifg
>>737 私も大島漫画の少女には憧れたわ〜
現実の自分は・・・と言う感じですが。
この間、「秋日子〜」を読み返したのですが、
イノセントな雰囲気の秋日子(女子高生の方)のことを
好きではあるんだけど微妙な距離感(?)も感じてもいる薬子の心理に
前よりも感情移入出来るようになっていました。
739 :
花と名無しさん :01/09/13 21:23 ID:Ta.CCqlo
大島弓子のマンガなら、2ちゃんねらーな女の子が主人公でも 驚かない。感動的な作品書いてくれると思うな。
740 :
花と名無しさん :01/09/14 02:54 ID:lj6x4US6
私はアポストロフィーSのさくやちゃんが憧れでした。 あんな子になれたらいいなー・・・と 髪型だけ真似た・・・ 知的な美少女には程遠かったが。
741 :
花と名無しさん :01/09/14 22:10 ID:B5oRBcb6
初カキコです。 ここまでのスレ全部読んできましたが読んでるうちに 言及されてある作品の内容を思い出して落涙、 皆様の大島先生への思い入れの深さを感じて落涙, というほどの大島弓子ファンです。 作品は全部好きです。 でもやっぱり特にいいなと思うのは「バナナ」や「ト短調」や 「アポストロフィー」や「蘭丸」あたりです。 ザッツ乙女!ってあたりのが一番ぐっときます。 ところであたしは大島弓子と山岸涼子は表裏一体なもの としてとらえておりますが、皆様はいかがお考えでしょうか? (どなたかの解説に載っていたこともあったと思います)
742 :
:01/09/14 23:40 ID:8boOumVA
>741 あ〜、考えたことなかったけどそういう感じしますね、 大島さんと山岸さんが表裏一体って。 心の一番奥底の痛い所を 片や撫でるように、片や荒療治で。
743 :
:01/09/16 23:45 ID:LOhPrNMw
age
744 :
花と名無しさん :01/09/17 08:17 ID:LQowR8/A
ちょっと前某掲示板にあった書き込みで、 何年経っても(おばさんになってもね)、心の中にいらちゃんや、 いらちゃんを守ろうとするさえこちゃんとかがいて、 誰かが困った夜にはホットミルクを出してあげたいと 思っている、とゆーのがあった。 すごく良い!
745 :
気になる… :01/09/17 10:07 ID:MlB8PhR6
おかいもの板の住人です。 たまたまココ覗いたら大島さんのスレ見つけて 昔読んだ或るマンガのことを思い出したんで書かせてもらってます。 過去ログ全部読んでないんですけど 大島さんのマンガ(一部ですが)完全パクッてる奴の話って もうガイシュツですか? 終わってるならいいんですがずっと気になってるんです。どなたか教えてくださ〜い!
746 :
花と名無しさん :01/09/17 10:27 ID:J768sFwg
>大島さんのマンガ(一部ですが)完全パクッてる奴の話 パクッてるというのは、大島先生のを?大島先生が? 萩尾先生のある作品とよく似ているため、お蔵入りになってしまった 大島先生の作品というのはありますが、大島作品をパクッちゃった 他作家の作品というのは、ログにも出ていないと思います。私も特に知りません。
747 :
気になる… :01/09/17 10:40 ID:MlB8PhR6
あぁ!言葉が足りなかったですね。 「大島さんのマンガを…」です。すみません!>746 大島さんのマンガが手元に無いのでタイトルが思い出せないんですが、 パクられたと思われる作品は、主人公の老人が少女に思いを寄せる、とかそういう内容でした。 たしか綿の国星と一緒に掲載されてたのを憶えてます。
748 :
花と名無しさん :01/09/17 10:52 ID:U0NPVZL2
たそがれは逢魔の時間かな。 大島さんに影響された人は沢山居るけど、パクったまんが家ってだれ? ドラマとかだとたくさんありそうだけど。
749 :
花と名無しさん :01/09/17 10:56 ID:J768sFwg
あるいは「金髪の草原」? 「たそがれ〜」は主人公の名前が「邪夢」で、雪の中を駆け回るシーンなんかがあります。 「金髪」の主人公は「なりす」で、ハウスキーパーのバイトをする女の子と 自分を青年だと思い込んでいる老人の話です。
>748さん あっ!たぶんそれです。>「たそがれは逢魔の時間」 中盤部分に“主人公が当時少年だった自分と少女を回想するシーン”ありますか? あれば間違いないです。 発見したのは10〜15年位まえのヤングジャンプ(定かではないです)です。 少女マンガみたいな絵を書く当時売れっ子だった男性の作家です。 でも名前が思い出せない!!ところどころ思い出した内容を挙げてみます。 ・ 高校(か大学)の水泳部が舞台 ・ 沙羅?とか沙耶?っていう名前の髪の長い女の子が出てくる ・ 女の子は実は不思議な能力を持っている ・ タイトルはBBフィッシュ?とかそんな名前(BB=ブルー?バタフライ?) このマンガの前にすごくヒットしたマンガを描いてます。
BBフィッシュ、書き込む直前で思い出したので検索かけたら出てきました。 大島さんのマンガをパクッた作家の名前は「きたがわ翔」です。(この人は今売れてるんでしょうか?)
752 :
花と名無しさん :01/09/17 11:34 ID:p1n9RhAM
ちょっと話しそれるけど、小野塚カホリの『オーパス16(だっけ?釦ってコミックスに 収録されてる)』はまんま『水枕羽枕』のパクリだね。 姉妹の確執(日記を盗み見したり、BFを取り合ったり)だとか、 「あんたなんかお母さんは堕ろすつもりだったんだ」って台詞とか。 読んだ時「ここまで露骨にパクッていいのか!?」と思ったもんです。
その「たそがれは逢魔の時間」の “雨の降る日に少年が少女に傘を渡そうとしようとするが渡せなかった” という回想シーンのカット(コマ割りっていうんでしょうか?よく分かりませんが) 「B.B.フィッシュ」のたしか前半あたりだったと思いますが、 まるまるそっくり書き写してるんですよ。コアな大島ファンじゃない自分でも 「あ!パクリだ。これは裁判になるんじゃないか!?」って思ったぐらいです。 (当時のきたがわ翔は売れてたし) 連載当時読んでたのであれが文庫化されてるのかどうかも知りたいです。
なんか自己解決しちゃったみたいですみません(^^; でも皆さん一度ぜひ読み比べてみて下さい!>「たそがれ〜」と「B.B.〜」 私もまんが喫茶で探してみようと思います。
755 :
花と名無しさん :01/09/17 12:43 ID:PRSdLHYg
>754
このスレの最初の方にきたがわ翔の「黄昏は・・・」のパクリについて
ちょっと言及されたことがありました。
>>63 -66のあたり。
でもタイトルまでは知らなかったなぁ。私も今度見てみよう・・・。
756 :
755 :01/09/17 12:45 ID:PRSdLHYg
ごめんなさい。↑の引用には該当のレスは入っていなかったよ。
>>68 でした。
757 :
花と名無しさん :01/09/17 12:56 ID:lCBc2l/o
きたがわは、他の人の絵をトレースして使ってばれて 謝罪文送ったりしてる人だからなあ いつもぱくりまくり
15巻にもなるんですね。<BBフィッシュ 文庫にもなってないようで、漫画喫茶に行く日までは読めないなあ。。 大島先生が相手では裁判に発展しそうな気もしないけど、 (版元の倒産で流れた原稿料の請求すらしない人だ、、) 画面的に似てるというのは他にも結構ありそうですね。 印象に刻まれるほど、模倣は無意識的になることですし。
>757 あぁ、そんなこともあったんですか。 それならちょっと納得かも(^^; >758 大島先生ってそういう方なんですか。さすが少女漫画板、参考になりました。
760 :
花と名無しさん :01/09/17 14:20 ID:nWM9a1Ow
>758 ほんといいお話。心が和みます。 ところで大島作品でこれだけは理解できないと 思ったのはありますか? バナナ〜なんかわかりにくい作品でメジャーだけど、 あたしは「水の中のティッシュペーパー」が かなり理解不能でした。 他のはだいたい入りこんで読めたのに…。 この作品が好きな方のご意見をお待ちしてます。
761 :
花と名無しさん :01/09/17 14:27 ID:5DKkfCyo
>760 「水の〜」ってどういう話でしたっけ?(^^; 大島さん、大好きなのに最近物忘れが激しくて タイトルと話がパッと一致しないよーー(;;) そんな私も昨日は寝る前に「8月に生れる子供」を再読。 なぜかこの話が大好きなんです。 特に持草君の素敵な少年ぷりにはうっとりします。 あと「夏の夜の獏」も大好き。 いろーんな少女漫画家を読んできたけど やっぱり私は大島さんが一番好きかな。 なんていうか根底に流れる清潔感がいいのかな。 うまく言えないけど。
762 :
>758 :01/09/17 14:29 ID:EFGkoaCE
わたしは「水の中の〜」が一番すきかな。 理解不能というよりは水枕羽枕の妹ばなれできていない 姉がかなり理不尽でムカついた。 デートを断る理由に妹が風邪をひいたと使い 「外にでるな」で終いにはボーイフレンドまで とろうとするやつ。私が妹ならゆうこと絶対きかない。 感情移入できなかった。
763 :
花と名無しさん :01/09/17 15:56 ID:7p3IS8bA
「水枕羽枕」の姉(海)は妹(陸)のボーイフレンドを取ろうという 気はなかったと私は解釈してます。(解釈は人それぞれなので >762さんへの反論ではありません) 気はなかったというか、そこまで深く考えての行動じゃないと 思いました。 妹より精神的に幼いけれど立場的には上である姉…という女性の 姿がありありと描かれていたのではないでしょうか。 感情移入はしなかったけれど姉の海ちゃんには小憎らしさの中の 可愛らしさを感じました。
764 :
きたがわ翔(ホモ)最悪 :01/09/17 15:57 ID:A.xkg3HQ
私は好きな作品ですが>水枕羽枕 幼い頃の姉が堕胎しようとした母を止めた、 というエピソードはもうちょっと説明欲しかった気もする。
765 :
花と名無しさん :01/09/17 16:03 ID:xOOSWibE
私としてはバナナブレッドって一番共鳴できるな。
766 :
f :01/09/17 16:06 ID:1.GptYWc
767 :
花と名無しさん :01/09/18 01:52 ID:tiRVJZY.
坂口安吾問題が解決していないような・・・ しつこい? でも気になっちゃってさあー 綿国のどこに引用されているのおお〜
768 :
花と名無しさん :01/09/18 01:57 ID:c/MoZck2
「水枕羽枕」、ねーちゃんは本気でいもーとの彼氏を取ろうとしたのでなく、 いもーとの大事なものにちょっかい出したかったんだ、と思いましたです。 あのあたりの作品で好きなのは「ジキタリス」と「あまのかぐやま」かな。 古いのだったら「F式蘭丸」「海にいるのは…」です。
769 :
花と名無しさん :01/09/18 02:02 ID:DAh7ufL2
「つるばらつるばら」が好き。 あとは「秋日子かく語りき」。 最高。
770 :
花と名無しさん :01/09/18 06:36 ID:oRZxOQr2
私は「夏の終わりのト短調」でちょっとオタオタしました。 主人公と一緒に最後まで翻弄されて、 読み返すまで何が起こったのか理解出来なかった……(´∀`;) 今でも少し距離があるかも。
771 :
花と名無しさん :01/09/18 10:37 ID:rHZA6kRs
「バナナブレッド・・」の衣良ちゃんの自己紹介すき。 その人柄がよく伝わるなぁと思います。 大島先生の描く主人公はとてもすてきです。 みんないい子だと思います。
772 :
花と名無しさん :01/09/18 11:25 ID:NnPM3EcE
大島先生の描く男性像って、みんな現実にはいない理想像のように見えます。 先生って、現実の男性とはおつきあいしたことがないのかもなーっておもいます。 もしかしてばーじん?
773 :
花と名無しさん :01/09/18 11:39 ID:FagplnLs
いやもー、それ言ったら女の子の方もよっぽど理想像な訳で、、 観念的に対になってる二種類(場合によっては以上)の人間が いるだけでしょう、あの世界は。
774 :
花と名無しさん :01/09/18 15:18 ID:ta6U6CmM
>772 大島先生の場合それもあり! でもけっこうえぐいエッチネタをさらりと上品に 書いてますよね? 耳年増?
775 :
花と名無しさん :01/09/18 18:45 ID:SqWKAj3s
>大島先生の描く男性像って、みんな現実にはいない理想像のように見えます。 そうかな?ときたま鋭い事描いたりしてるよ。 「俺は非生産者(インポ)になりたいんだ」というセリフとか 化粧したとこ見られて泣き出す衣良を見て 「俺は最初から大人相手だったからああいう心理はとまどう」とか 「ロングロングケーキ」でも宇さんをダッチワイフ代わりにしたり。 大槻ケンジだったか、大島弓子のマンガ見て 「作者は絶対男に違いない!」と思ってたらしい。
776 :
花と名無しさん :01/09/18 20:06 ID:IDaT4tQA
>>775 同感。
別にもちあげる訳じゃあないけど
何気にそこらの処女漫画家より全然キッツい事書いてる気がいたします。ベールに
包んで。
777 :
花と名無しさん :01/09/19 04:08 ID:Cyp5eQoY
「たそがれは逢魔の時間」にちらっとでてくる ドクターの妄想シーンはすごくエロティックで どきりとした。
778 :
花と名無しさん :01/09/20 20:28 ID:USIwooaM
『たそがれは逢魔の時間』もきつい話ですよね。 僕は中年でもないし結婚もしてないけど。 「一番大切な愛情の証みたいに輝いている」というのが怖い。 『妻』の恐ろしさ。
779 :
花と名無しさん :01/09/21 12:36 ID:.pw7MYwQ
私は「綿の国星」で、ちびが山で迷子になっちゃって、一晩 捜していて帰れなかった日の次の日、ひっつめが(誰だよ?) 家族はコトがあったと誤解しているらしい。 どことなくよそよそしい。というとこが実感こもってると思ったです。 初期の作品には理想像みたいなのもいるけど。。。 あまり美形でない少年が主な登場人物のはなしが増えていく気がする。 「綿の国星」の解説にもかいてあるけど、少女の理想像から、現実の男性へ という流れがある。
780 :
花と名無しさん :01/09/23 22:06 ID:aaU2nNUA
しかし、このスレいいですね。2chでもほとんど例外的なんじゃなかろうか、 こんな穏やかな雰囲気って。やはり大島さんのだからなのか。 作品はどれも大好きだけど、エッセイもかなり好きです、おれは。 あんな風な心構えで生きたい、とか思うですよ。そう言えばもうそろそろクリスマスが 近いなあ。
781 :
花と名無しさん :01/09/23 23:05 ID:a4Ubnxk2
私みたいなオバさんが読むと、すごくよく知ってる人が書いてる ような印象受けるけどね。 「七月七日に」は一番好きな作品群の1つですが、 あんな仲の良い親子がいっしょに入浴しないこと あるのかな、とちょっと思った。 ネタバレ厳禁の作品だけど。
782 :
花と名無しさん :01/09/23 23:47 ID:JFPR0hlc
「こんなマンガがあったのか!」という本に、週マ時代に木原さんと合作した 作品が載ってて懐かしかった。 木原さんの「銀河荘なの!」にも大島さんずいぶん描いてますね。 今はお二人とも水墨画のような淡々とした絵柄に変わりましたね。
783 :
花と名無しさん :01/09/24 00:28 ID:tz9B2wbc
>780 >あんな風な心構えで生きたい、とか思うですよ。 同感。 肩に力が入ってないとこがいいなと思います。
以前きたがわ翔の盗作疑惑でカキコした者です。 昨日古本屋で「BB〜」パラパラッと10巻あたりまで読んだんですが それらしいページは見当たりませんでした。後半部分にあるのか文庫になる前に削除されたのか 或いは「BB〜」ではない別作品だったのかは今のところわかっていません。 当時2作品を友人数人に見せて「同じだ」と言われたので自分の記憶に間違いはないのですが、 このスレに「読んで下さい」と書いていたためちと責任を感じて経過報告カキコしました。マターリしてるところ失礼しました。
785 :
FFFFFTP :01/09/25 00:47 ID:AHEFpNXE
グーグーの2巻っていつ頃出る予定?
786 :
花と名無しさん :01/09/25 04:15 ID:zG/lMndk
月に4ページの連載だからなあ〜 1冊分たまるのに何年かかるんでしょうか。
787 :
花と名無しさん :01/09/25 20:47 ID:AHEFpNXE
一巻が120ページなので120割る4で30ヶ月と出ました。 H12.7.30初版だから、足す30ヶ月でH15.1.30か・・・ながっ!
788 :
花と名無しさん :01/09/27 11:51 ID:oLOMlmhc
昨日実家に帰って大島作品を持って帰ってきました。 「水枕〜」も再読できました。 あっっっ、「綿の〜」を持って帰ってくるのを忘れた!!!んがー。
789 :
ななし :01/09/27 13:18 ID:rTWyNcgo
あるとき彼女は、「赦す・救う・癒す」使命をどうゆうわけか帯びてしまった。 まあマザーテレサみたいなもんです。 その時々で最もつらい立場にある人たちを片っ端から救っていった。 とにかくその当時少女であることはダントツつらかったので、 大島弓子はいきおい少女たちばかりを救うことになる。 つらいっていうのは、今ここでつらい人たちね。 少女(たくさん) 同性愛(○月×日に、いたい棘…) 家族に死なれた人(いちご物語、銀の実を?) 禁断の愛に苦しむ人(野イバラ荘園、つぐみの森) 生まれて来るのが怖い人(バナナブレッド) でも今ここで人間のままで救いつづけるのは難しい。だから彼女は猫になってみた。 自分が生き易いような姿になってみた。 そしたらどうでしょう、いきなり自由度が増したのだ。 時間はゆっくり流れるから、救う時間もたっぷりある。 それまでの姿でいた時はつらいと思わなかった人たちも実はとってもつらいのだということが分かった。 そこで彼女はさらにどんどん赦していく。 お父さん(逢魔の時刻) 男の子(裏庭の柵、夏の夜の獏) おじいさん(金髪の) のみ(サバののみ) そのうちに「今ここで」ある必要すらないということが分かった。 別に、アタマがへんになってしまっても、死んでしまってもいいんだと思った。 ダメになりそうになったら、強引でもなんか別の方法を考えた。 もの狂い(ダリヤの帯、ロングロングケーキ) 死(秋日子) 強引な方法(つるばら) もういいよ、もうきみはバリエーションは十分尽くしたよ。 と、彼女に使命を与えた何者かが茨の冠を取りにきた。 だからもう、きみがすきなことだけ考えてていいんだよ。 それで大島さんはサバのことを描くようになった。 じぶんのすきなこと、じぶんの幸せを追求している大島弓子さんに、わたしはあれれ、バラみたいにすがらなくても立ってることに 気がついた。大島さんがどんな大きなバラだったかも。 世界のドアをあけはなって。
790 :
花と名無しさん :01/09/27 22:10 ID:vUN6itSs
↑ 大島作品の捉え方としてはわたし自身の感じていることとは少し違うようですが、 これ自体がなんか一編のの大島作品のような物語ですね。 おもしろいな。
791 :
>789さん :01/09/27 22:42 ID:uwjz1XlM
あなたの文章を読んで、ちょっと泣けました。 まるで大島さんの漫画を読んだ後みたいに。
792 :
花と名無しさん :01/09/28 04:38 ID:eLeFijzI
今月のグーグー 大島さん・・・また猫ひろうの? しかも捨て子猫3匹!? どーするんだ一体・・・
793 :
花と名無しさん :01/09/28 08:25 ID:v4G6v4XM
>>789 素晴らしい。
コピーして大島さんに送りたいくらいだ。
794 :
花と名無しさん :01/09/29 00:45 ID:2PTjTloQ
大島先生の作歴って、確かにそれ自体が一編の物語みたいですね。
795 :
花と名無しさん :01/09/29 18:16 ID:jo.HohcU
大島弓子先生の漫画はどれも話を知っていても、意識しなくても涙が出てしまいます。 「ダリアの帯」は何度読んでも泣いてしまう
796 :
花と名無しさん :01/09/30 00:23 ID:9vfFCrQM
>789 私もなんか泣けてしまった。弱ってるのかしら。 へたな文庫の解説文つけるなら、これを載せてほしいなー。
797 :
花と名無しさん :01/09/30 14:54 ID:18gQdN2.
>789 すばらしい。泣けた。 「赦す・救う・癒す」使命を帯びていながらも、 きっと彼女自身はそんなこと全然自覚していなかったんだろうと思う。 自分の感性の赴くままに描き続けて いるうちに、気が付けば多くの人々(私も含めて)を癒していた のだろう。 勘違いして宗教の教祖化してる某大御所達とは違う。 名をなしても、決して傲らない。ただ淡々と描き続ける。 彼女こそ少女漫画家の中の少女漫画家だと思う。 789さんの言う通り、これからは自分の好きなことを 描いてほしいと思う。もしかしたらそれがまた 多くの人々を癒すことにつながるのかもしれない。
798 :
花と名無しさん :01/10/01 00:30 ID:i5dqDM1w
age
799 :
ななし :01/10/01 16:17 ID:kiOrNe9w
789だす。 「○月×日に」はタイトル書いたらネタバレになるから意識して書きましたが (既にネタバレだと思いますけど) タイトルの記憶違いが多々あって恥ずかしい、大島さん皆さんごめんなさい。
800 :
花と名無しさん :01/10/02 00:25 ID:8MJLLEY6
わ!789さんだ! 今まで読んだどの大島さん論より 「あ、そうか、そうだね、そうなんだ」って思いましたよ〜>789の一文 いいもの見せて下さってどうもありがとうございました。
801 :
花と名無しさん :01/10/03 11:23 ID:UfUoUQN2
大島さんがあとがき漫画でかいてた自画像が ちゃんと自分に忠実に歳を取らせているところに好感がもてる。 「わー、今の顔と違う〜」って。 でも前の大島さんの自画像って大好きだった。 前髪おろしてふわっとさせてエプロンしてて。 今はおでこを出してめがねかけてるね。
802 :
花と名無しさん :01/10/03 12:42 ID:FbN6jtfc
わあ、こんなスレあったんですねえ〜。うれしい。大ファンなんです。 うちがすっごい近所なんで(徒歩圏内)絶対何度かすれ違っているとは 思うのですが、お顔を知らないんですよねえ。 近影ってどこかにないかなあ。
803 :
花と名無しさん :01/10/03 19:11 ID:9R6DvEWo
写真そのものが、目撃情報がほんの数件しかないんですよね。 偶然別件で一度だけ、ほんの小さな写真を拝見したんですが、 遠目の感じながら自画像の雰囲気がにじみ出てました。 でも吉祥寺探索に行った時には、少しでも似た感じの人を見かけるたびに 「もしや?」と勘ぐってしまい、当てになりませんでしたけど。笑
804 :
花と名無しさん :01/10/03 19:45 ID:uga4TRCY
テレビに写真でたことありますよ。でもピンぼけの小さい写真でよくわからなかった。 大昔は書店のサイン会なんかもあったらしいですね。当時の自画像(逆さ食パンの君)に そっくりだったそうです。 今も自画像そっくりなんでしょうか。
805 :
花と名無しさん :01/10/03 20:11 ID:1csreBj6
古いけど… >684 「バカばっかりだ」というタイトルだったと思います。内容そのまま… 私は修学旅行の宿の部屋で偶然見ました。というと年がばれる? 友人の女の子に「夏の夜の獏」を見せたら非常に感動してました。 そういえば劇団一石ニ跳の舞台も見たな… 大阪にはいくつか楽譜専門店がありますが、「たそがれは逢魔の時間」 のオペラの楽譜、まだ売っていました。しかも初版だった…
806 :
花と名無しさん :01/10/03 21:07 ID:fpo8QAJI
>804さん 逆さ食パンかあ、でもこのスレ読んでたら知的美人だったって サイン会での目撃情報も!・・・ただし、20年位前だって。 逢いたいなあ・・・.
807 :
花と名無しさん :01/10/03 21:10 ID:fpo8QAJI
ファンレターを送るにはどこへ送ればいいのかなあ?情報キボンヌ。
808 :
花と名無しさん :01/10/03 22:21 ID:9cpsyP9.
そういえば「ダイエット」は餓鬼のままで終わる予定だったらしいし 「つるばらつるばら」も本当にのたれ死にだったらしい。最初のネームの段階では。 そのバージョンも読んでみたいな。「山羊の羊の駱駝の」で 救えるかもしれなかった女の子が結局は救えなかった想いを苦く振り返るようなやつ。 「シンジラレネーション」とか「あまのかぐやま」って 安野モヨ子とか岡崎京子の作品みたいだね、今読むと。
809 :
花と名無しさん :01/10/03 22:28 ID:5kHQl38I
うにゃ?>808さん、それって既出、の話だよね? つるばら&ダイエット それとも、他のスレとのデジャビュ?だったかな?
810 :
花と名無しさん :01/10/03 23:05 ID:R9oGoNZA
>807 今ならやっぱり角川の「本の旅人」編集部あたりでしょうね。 ファンレターの宛先が書かれてなくても、編集部あてに宛名を作家の名前にして 送れば届けてもらえると思いますよ。 といいつつ、私は「本の旅人」含め、リアルタイム読者じゃないので 古い作品への思い入れを語るのに角川の編集部は違和感があって迷ってます…… 白泉社なら文庫つながりで手紙を転送してもらえるかと思って メールで編集部に訪ねたことがありましたが、回答がなかった。
811 :
花と名無しさん :01/10/03 23:20 ID:Z2elK8fE
逆さ食パンの君、というと「おにいさまへ・・・」だ。 安野モヨ子は読んだことないけど、岡崎京子と大島弓子は 近い。
講談社漫画賞を受賞した時の顔写真が手元にあります。 丸顔、緩いカーブの眉、真ん中分けの少しカールがかかった髪、 優しい笑顔です。 自画像とそっくり。
813 :
(-д-ι)少年漫画板のクーキ :01/10/04 00:00 ID:OvGxILkQ
>812 ウプして。
>813 ごめん、スキャニャーもって無い…
815 :
花と名無しさん :01/10/04 11:52 ID:2129kSis
独特の世界だね。異色というのじゃなく。
816 :
花と名無しさん :01/10/04 17:05 ID:DPHQYMMI
写真はUPしないほうが。 騒がれたくない人なんだから、そっとしておいてあげませう。
817 :
花と名無しさん :01/10/04 17:40 ID:my78cFhg
>816 だね。本当は見たいけど…
818 :
花と名無しさん :01/10/05 03:39 ID:qPJpiV/s
今日久しぶりに読みました… ほんわか出来ました。
819 :
花と名無しさん :01/10/05 07:51 ID:W8H5NPPs
本家スレあげ。
820 :
(゚ー゚ι)少年漫画板のケーキ :01/10/05 19:22 ID:3LjIlw6M
かけません
821 :
花と名無しさん :01/10/06 08:26 ID:LanmMgA2
ページワンの載ってたイラスト集て何だったですっけ? 好きだったんだけど、もうどこにもニャイ。
822 :
花と名無しさん :01/10/06 09:57 ID:5ARLr3p2
>811 岡崎京子はモロに大島弓子の影響うけてるし、 安野モヨコは岡崎京子のアシだったんだよね。 そういえば少女漫画じゃないけど榎本ナリコも自分で大島信者だ、みたく言ってたな。 個人的には山下和美も影響うけてる気がする・・・。 偉大やなぁ・・・。
823 :
花と名無しさん :01/10/06 16:24 ID:w3z52yoo
花咲く乙女達のキンピラゴボウ
読みました〜。上手かったです。読んでみてくださいな。
まえのレスにもあったけどあの先を書いたら
>>789 みたく
なるのかもと思います。「たすける少女」も必要でなくなったってことかしら。
824 :
(゚ー゚ι)少年漫画板のケーキ :01/10/06 23:02 ID:KzNxUSNQ
今の季節は、バナナブレッドのプティングが読みたいなあ。
825 :
花と名無しさん :01/10/06 23:03 ID:2Xmjc4Sc
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□■□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□■■□■□□■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■□ □□□□□■■□■□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■□□□□ □□□□□■□□■■■■□□□□□■■■■■□□□□□□□■■□□□□□ □■■■□■■■■□■□□□■■■■□□□■■□□□□□□■□□□□□□ □□■■■■■□■□■□□□□□□□□□□□■□□□□□■■□□□□□□ □□■■□■□□■□■□□□□□□□□□□□■□□□□□■■□□□□□□ □□■■□■□■■□■□□□□□□□□□□■■□□□□□□■□□□□□□ □□■■□■□■□□■□□□□□□□■■■■□□□□□□□■■■□□□□ □■■■■■■■■■■■□□□□□□■■□□□□□□□□□□□■■■□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□■■■■■□□□□□■■□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□■■□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□■■■■■■□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□■□□□■■■■■□□□□□■■□□□□■■□□□□□□ □□□□□□□□■■□■■□□□■□□□□□□■■■■■■□□□□□□□ □□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□■■■■□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
826 :
(゚ー゚ι)少年漫画板のケーキ :01/10/06 23:04 ID:KzNxUSNQ
ヤバッ…
827 :
花と名無しさん :01/10/06 23:05 ID:/VEgoT.c
またか・・・
久米竜子、逝って還って王女様。
バナナブレッドのプティング、今読んでるけど内容濃いので さらっと読み流せない。 必ずしも好きな作品じゃないんです。読み返して気づいたのは 衣良が、後ろめたさを感じている男色家の男性と偽装結婚して 世間の目にさらされるのがかまわないと思うまでカムフラージュ してあげる、というのにあまり共感しなかったからです。 御茶屋兄妹は、ものすご〜〜く良い人達ですよね。 そういえば10月になったので「10月は2つある」も読み頃かも。
830 :
花と名無しさん :01/10/07 00:22 ID:wKRq/V5s
もう一つスレ勃ってたけど、漏れも履歴から入ったら
dat逝きの表示になってたよ。なんでだろう?
>>829 後ろめたさを感じる男色家の男性とカモフラージュ結婚ってのは
とにかく性的なものを畏れているということなんでしょうねえ。
831 :
花と名無しさん :01/10/07 00:35 ID:8RjG6eTc
832 :
花と名無しさん :01/10/07 01:20 ID:Z6X62j/U
私はセブンティーンとかjotomo時代の作品があんまり好きじゃないかも。 「おりしもそのときチャイコフスキーが」とか、あのへん。好きなのも勿論あるんだけど。 あと「花咲く乙女達のキンピラゴボウ」って各方面から絶賛されたらしいけど、私はどうもダメだった。 橋本治とは感性が違うんだなあと思った。
833 :
花と名無しさん :01/10/07 11:08 ID:IJuuM0rI
10月。 「vivre 生きることです」 わたしも読み返そうかな。
834 :
猫の同居人 :01/10/07 23:14 ID:QbzLRKOo
『夏の夜の獏』、おばさん何度読んでも号泣する。 新作はグーグーだけなのかな?
835 :
花と名無しさん :01/10/08 03:29 ID:6PFFJEk.
新作はグーグーだけみたいですね。 「花咲く乙女達のキンピラゴボウ」は、大島弓子については 共感しなかった。山岸涼子については、もう一度読んでみようかと 思う視点を提供してくれたと感じました。
836 :
(゚ー゚ ι)少年漫画板のケーキ :01/10/08 07:34 ID:yY6Y7NvA
グーグーが載ってる雑誌が見つからない…。 今でも連載されてる? しかし、読み応えのあるスレだなあ。
837 :
花と名無しさん :01/10/08 07:49 ID:beKXHZY2
838 :
花と名無しさん :01/10/09 01:45 ID:GdTY2/D6
河合隼雄が「猫だましい」という本で「綿の国星」の解釈をしてました。
839 :
花と名無しさん :01/10/09 02:01 ID:GdTY2/D6
歌人の穂村弘さんの「短歌という爆弾」で、著者が全ジャンルを通じて 一番尊敬するのは大島弓子、とありました。この本自体、異常によくて、 こういう人がファンなんて、さすが大島先生はスゴイ!と思いました。 私がファンになったのは、中学時代に「マイバースディ」という占い系 のティーン誌の「男の子はこんな女の子が好き!という特集で、一人の 男の子が「大島弓子の『バナナブレッドのプディング』がわかる女の子、 と答えているのを見て、気になって本を探してからです。 日比谷の都立図書館や国立国会図書館にも結構絶版になったものがある ようなので今度行ってみよう。
840 :
花と名無しさん :01/10/09 02:24 ID:i4mkxM4M
「バナナブレッド〜」と「ダイエット」はあんまり読み返したくない。 精神的にしんどかった。 どちらもあのラストがなかったら 嫌いな作品になってたと思う。 ラストが本当に救いだったな。
841 :
花と名無しさん :01/10/09 02:43 ID:GdTY2/D6
「最高の素晴らしさ」って一体何なんだろう…。
842 :
花と名無しさん :01/10/09 05:32 ID:NIVz2SaI
「ダリアの帯」も最凶にしんどいよな・・・
843 :
花と名無しさん :01/10/09 17:08 ID:TmlgCHOo
>839 私も穂村さんて好き〜。短歌が私の好みなんだ。 だから彼が大島さんを尊敬してるなんて知って二重に嬉しいなー。
844 :
花と名無しさん :01/10/09 23:07 ID:i4mkxM4M
ダリアの帯はねー しんどいねー ただ私あの妻キャラちょっとむかついたの。
845 :
花と名無しさん :01/10/09 23:12 ID:Utm1/ZK2
考えてみると、ラストがなければ救われないって作品が多いかも。 おおざっぱな印象だけど後期のほうの作品群はそれが顕著になってない? 前期や中期では救われない部分ももっとふんわりしてた気がするよ。 大島絵大島節でなければ重くて読めない。梅図かずおで八月に生まれる〜なんてやったら! ・・・いや、重いというよりきちんとしたギャグになるかな。
846 :
猫の同居人 :01/10/10 00:59 ID:LlPpRJmY
しんどいかあ。 確かに他の誰がかいても、怪奇ものかギャグか、 無理にカタルシスに落とし込む重ーいシリアスか、 って方向に行きそうのが多いなあ。
847 :
花と名無しさん :01/10/10 02:04 ID:3LrrUqkc
日野日出志の綿の国星とか・・・
848 :
花と名無しさん :01/10/10 02:18 ID:pcJTYMVA
>846 しんどいよー。ダリアの帯は。844じゃないけど。 私は作品を書いているときの作者の心情を気にしてしまうほうなので、 ダリアの帯のときは、ほんと、大島さん大丈夫?つらくない? って心底心配してしまった。あの作品だけはラストを読んでも 嫌なものが残った。 あ、中傷じゃないよ。それくらい大島さんの漫画にはいつも 影響されちゃうんです。
849 :
花と名無しさん :01/10/10 02:38 ID:3LrrUqkc
>821 ページワンが載ってたのは小学館が出してたムック本だと思います〜 第一弾萩尾もと、第二弾竹宮恵子、で三弾目が大島さんだったと思う。 3冊とも持ってたんだが実家の親が捨てた〜 紙質悪かったしたぶんボロボロだったろうからしょうがないんだけど・・
850 :
花と名無しさん :01/10/10 03:24 ID:o4.H7sIw
ダリアの帯は「しんどい」っていうのもすごく分かる気がするけれども、 わたし自身は読んだとき、切なくて重くてたまらなかったのと同時に ある種のすごい解放感を感じました。 普通の人間の言葉が届かないくらい遠くに行ってしまった黄菜を、 どれほど遠回りしたにせよ、一郎君は理解することができたわけで、 これはとうてい信じがたいほど遠大な希望なんじゃないか とか思ってしまったわけです。 「10月はふたつある」では<こちら側>と<あちら側>は結局分断されたまま終わりましたが、 「ダリアの帯」ではふたつの世界が、(なかなかしんどい道を通してですが) つながったような気がするのです。
>850さん あなたは148さんですか? 人違いだったらごめんなさい。 記憶に残っていたレスだったので。
852 :
花と名無しさん :01/10/10 04:51 ID:1VnO0Ocw
現在摂食障害治療中で、「ダイエット」は
カズノコと角松くんの存在がひたすらうらやましくて、
内容はものすごくしんどいのですが、大島さんは何でここまで分かるのよ???、と。
ジャガイモ掘りもニルバーナも、容姿を変えて愛情を確認する事も、
味覚に関する描写も、摂食障害の文献を読めば描けることかもしれないけど、
それだけじゃない福ちゃんの感情の描き方が私にはリアルで、
大島さんあなたももしかして‥‥と思ってしまいました。
エッセイマンガを読むと食を楽しんでいらっしゃるみたいなので、
大島さん御自身が摂食障害ではないと思いますが。
>>850 さんの言葉をかりると、<こちら側>と<あちら側>の両方の世界を
分かって、なおかつリアルに描き切る大島さんが読者よりしんどいのかな‥‥。
853 :
花と名無しさん :01/10/10 08:34 ID:wvzDicI2
初体験は中一のとき読んだ「綿の国星」だったんですけど、 「メルヘンとファンタジーの人」という先入観だったので 「夏の終わりのト短調」でぶっとばされました。 セックスにドラッグパーティーに狂人だもんね。
854 :
花と名無しさん :01/10/10 08:46 ID:DTnpNJME
私は『いちご物語』がしんどい。 いちごが、うるさすぎる。
855 :
花と名無しさん :01/10/10 13:44 ID:x48fOm.M
大島さん、超有名だけど一回も読んだことない。 このスレ読んだら、とっても読みたくなったのですが 初めてなら何がお奨めでしょう? 過去レスには全集とか文庫って書いてありますが、どこの 出版社がいいのでしょうか?アドバイスお願いします。
856 :
花と名無しさん :01/10/10 14:07 ID:vLs8LXI6
>655 白泉社から文庫版が最近出ているのですが、これが一番手に入れ易いです。 上でも、最初に読むのはどれがいいかって話題あがってましたね。 どうなんでしょうね。私の友人達は皆、「バナナブレッドのプティ ング」から入ってましたけど、あれって初めて読むにはキツ過ぎる かもしれんしねぇ。 一応代表作は「綿の国星」って、擬人化された猫が主人公の話の奴 なんですけど・・・・まぁこれから入るのが妥当といえば妥当な線? あ、前期と後期でちょっと作風が違うので、出来ればどっちも味見してみる ことをオススメしたいですけど、古い少女マンガのキラキラな絵柄が ダメなら後期の方が読み易いかな。
857 :
花と名無しさん :01/10/10 14:20 ID:zUuW7SEM
>856 私は「綿の国星」がおすすめ。 ファンタジー系だけど大島さんの世界が わかりやすく凝縮されてると思う。
858 :
855 :01/10/10 14:54 ID:ezM5Rric
856さん、857さん 短時間でレスありがとうございます。 共通でお奨めの「綿の国星」、探してみます。 表紙は見たことあるんですよ、耳の生えた女の子(←コレが猫なんですね) が描いてあるやつですよね? はまったら一気買いしちゃうタイプなので1ヵ月後には 金欠で泣いてるかもしれませんが、わくわくします。ほんとにありがとう。
859 :
花と名無しさん :01/10/10 15:15 ID:xBjaNJ2w
私は昔の絵も好き。「誕生」や「あしたの友達」。もっと前のも。 女の子のまつげの描き方が繊細で、見入ってました。 「綿の国星」はもちろん名作だと思うけど、短編が私は好きです。 おすすめは、「ミモザ館でつかまえて」。ああいうふんいきが 好き。泣ける。
860 :
花と名無しさん :01/10/10 16:05 ID:3LrrUqkc
私ははじめて読む人には、あすか時代の読みきりも とっつき易いんじゃないかなーと思います。 「秋日子かく語りき」とか「毎日が夏休み」など。 ただ単行本のカップリング作品がどうですかねー。 初心者は昔の絵とノリにひいちゃうと思うのです。 なるべく最近の作品からはいって、遡っていくのが抵抗ないんじゃないかなー。 私も子供の頃、大島さんの描く目とまつげが好きで 「詩子とよんでもういちど」なんかの絵を、 薄紙にうつして遊びました。 鉛筆をとがらせないとトレースできないのよ〜
861 :
花と名無しさん :01/10/10 18:36 ID:ExWrMbew
つるばらつるばらという単行本が図書館にあってよみました。 最後の話に20世紀に僕は20歳になるとかいてあって、 しみじみしてしまいました。
862 :
855 :01/10/10 21:27 ID:n5pF2l0o
買う気満々で本屋行ったら、無かった・・・ 悲しい。明日は別の本屋へGO!!!
863 :
859 :01/10/10 21:57 ID:mBzNecok
860さん> 「詩子とよんで・・」なつかしいーー。そうなんですよね。あの目とまつげ。 私も写してました!私は「禁じられた遊び」を・・・^^ 年、同じくらいかもしれませんね。昔、マーガレットで読んでいたんですよ。
864 :
花と名無しさん :01/10/10 22:49 ID:IZEK3biI
>862 文庫も出てから5年以上経ってますからね〜・・・ ネットの書店で注文すると早いかもしれませんよ。
865 :
花と名無しさん :01/10/10 23:06 ID:W9FRHBFk
851さん、 850です。 過去にもちょこちょこ書き込みしていますが、148は別の方です。 ていうか、わたしも147、148の発言を共感しながら読んでいました。 「ふたつの世界」という視点では、個人的にもっとも惹かれる作品は「サマタイム」なんです。 これうっかりすると未読の人にネタバレしてしまうので説明が難しいんですけど、 「あちら側」のほうが美しくて楽、なんて単純なことでは決してなくて、 敢えて決然と「こちら側」を放棄する、みたいなそんなあり方が描かれている気がして。
>850、865さん 851です。お人違いでしたか。失礼しました。 「ダリヤの帯」以降の大島さんの作品って あの絵やあの語り口調でふんわり描かれていなければ ひょっとして「教祖」になってしまわれた古参の漫画家さんの達の描く物と 同じカテゴリーに入ってしまったかもしれません(自分の中で)。 大島さんは「行き来自在」のお話しを描いていながら、 何故にこんなに踏みとどまった感じの読後感をおぼえるのでしょうか。 決してファンタジーのコーナーには置けない何か。 なんだろ。 そういえば大島さんの絵柄って全然古くなりませんね。 それとも関係あるのかな。
867 :
花と名無しさん :01/10/11 00:29 ID:IJi99kAQ
絵、古くないですよね・・・というよりも、時代を超越してる気がします。 初期の作品をくり返し読んでも、つねに感動しちゃいますよ。 私の好きな、銀の実食べた?っていう作品、あれも、生と死の堂々回りを 感じます。金貸しのお父さんの妻とヒロインの女の子がだぶるんです。 そう感じるとき、くらっと目まいするようです。この読後感たまりません。
868 :
花と名無しさん :01/10/11 04:10 ID:Gimq4yc.
>863さん、860です。 たぶん同世代?のかたがいらして嬉しいです。 私も小学生のころずっとマーガレットを読んでいました。 初めて読んだ大島作品は、映画女優の女の子が仕事をすっぽかして 田舎に逃げてきて、村の少年と恋仲になる話。連載物でした。 ライバル役の少女の太眉毛が印象に残ってます。
869 :
花と名無しさん :01/10/11 17:39 ID:7kprr3.Y
お母さん大好き。とてもかわいらしい>『綿の国星』
870 :
花と名無しさん :01/10/11 18:23 ID:4G2Gol8k
「ミモザ館で・・・」って今でも手にはいりますか? 最近文庫化された作品については、そこそこそろえているのですが、 どうも昔の作品が手にはいりにくいのですが・・・。
871 :
花と名無しさん :01/10/11 21:05 ID:nExcK4ss
>870 選集第2巻以外は絶版だと思います。 古本でも品薄だったり割高だったり、意外と読めないのが「ミモザ館」かも。 古本の文庫でもよければ、小学館文庫のシリーズを当たると 他の未読作品も効率よく読めるかもしれませんよ。 Yahooオークションなんかにちらほら出てます。 収録作品は、某ファンサイトで丁寧にリスト化されてます。
872 :
870 :01/10/11 21:17 ID:4G2Gol8k
>871 ありがとうございます。 そうですか、やっぱり古本かオークションしかないんですね。 根気強く探します。
873 :
花と名無しさん :01/10/11 21:57 ID:/t1vpD/Y
「まだ宵の口」が読みたい。 スカボロー・フェアの歌詞が出てた。
874 :
花と名無しさん :01/10/11 23:39 ID:Gimq4yc.
でも小学館文庫の大島作品ってすごく読みにくくないですか? あの頃の作品、文庫サイズに縮小しちゃうとコマが小さくなりすぎで・・・
875 :
花と名無しさん :01/10/11 23:52 ID:p/5104kY
「さよならヘルムート」が大好きです。 素敵な中年男性にあこがれる少女の頃の気持ち、懐かしいっす。
876 :
花と名無しさん :01/10/12 00:27 ID:JIM6XD8A
「たそがれは逢魔の時間」が一番好き。大島作品の中では珍しい話の展開だよ ね。
877 :
花と名無しさん :01/10/12 00:43 ID:e9.oaWWI
さよならヘルムートっていまでも手に入りますか?確か、歯医者さんがヘルムート という俳優に似ているっていうような話で二人の姉妹が出てくるんでしたよね? 昔、マーガレットで読んだ記憶が・・・うろ覚えなのでもう一度ちゃんと 読みたいです。
878 :
花と名無しさん :01/10/12 00:55 ID:hYYICh0s
あれの最後の中年男性の独白に「うわ〜〜」ってオモタなぁ・・・・。 そして、あれを読んで、なんとなく中年男性のロリコン嗜好が理解できた ような気がした・・・・。
879 :
878 :01/10/12 00:57 ID:hYYICh0s
あ、↑は「黄昏は逢魔の時間」のことです・・・・。
880 :
花と名無しさん :01/10/12 01:23 ID:YsTo3LkE
>877 ヘルムートは選集で読めますよ。 ちょっと傷みやすい紙質が難点の本ですが……
881 :
花と名無しさん :01/10/12 01:25 ID:6ZIGzPT2
ヘルムート・バーガー 当時はどんな俳優か知らなくて、あとになって ヴィスコンティ映画見て「この人か・・・」と納得した。 確かに美男だが、日本人であれに似た顔ってかなりくどいと思う・・・
882 :
花と名無しさん :01/10/12 01:25 ID:JIM6XD8A
883 :
密造アップルサイダーはリアルタイムで読んだけど :01/10/12 10:49 ID:oFVHZa8E
初期のものは置いといて、 先生の作品で読んだことがないのが「タンポポ」という作品なんだけど 誰か読んだことある人います? 某ファンサイトであらすじだけ読んだけど メチャクチャ面白そうだったし、なにより先生が一番脂乗ってた時期なんで すごく読んでみたいんですが。
884 :
花と名無しさん :01/10/12 23:49 ID:7jQ7J3Ew
タンポポは……たしかキーパーソンの一人が、話半ば過ぎてから モブのセリフの中でいきなり登場するという荒業があって、 読んでて混乱した記憶があります。 構成の不親切さで選集漏れした作品でしょうね。読後感も複雑でした。 この作品でユニークなのは、タンポポの成分に豊胸作用があることを ゲイの人たちに教えてあげたいがために描かれた、というエピソードですか。笑
885 :
花と名無しさん :01/10/13 10:05 ID:mPURRlfg
さすがおおしまさん、ぶっとんでますな>884
886 :
花と名無しさん :01/10/13 23:41 ID:09D/NOJI
タンポポ、読んでみたいです、私も・・・ コミックスには収録されていないのかなー? 草冠の姫の発展形、というかバリエーションが、バナナブレッドのプディング という気がします。シスターコンプレックスを扱っている点で。 草冠、すごく好き。もしかしたら、バナナブレッドよりも。
「タンポポ」、「雑草物語」のような形でいいからコミックス 出してくれないかな・・・。
888 :
猫の同居人 :01/10/14 00:49 ID:rCoxZ0Dw
「タンポポ」っておぼえがない。 全部読んだつもりだったけど、まだまだ読んでないのありそうだな。
889 :
花と名無しさん :01/10/14 15:45 ID:YAWPd0/A
ちなみに某ファンサイトの掲示板に載ってたあらすじはこれね。 主人公、フウの家の近所には、タンポポが群生している丘がある。 タンポポの綿毛を耳に入れると気がふれるという歌が伝えられている。 美少年の転校生の耳に綿毛が入り、以降、彼の奇行が見られるようになる。 彼には血のつながりのない兄がいる。 会社や資産の相続をお互いに譲り合うため 兄は海外へ身を引き、弟は狂気を装ったのだった。 が、彼は心変わりの婚約者を撃ち殺して、自分も自殺してしまう。 彼の狂気が装ったものなのか本当のものだったのか・・・ タンポポの丘もホテル建設のため綺麗に整地されてしまった。 某ファンサイトサン、タンポポ王子さん、無断転載ゴメソ
890 :
花と名無しさん :01/10/14 17:17 ID:lWXB8k0Z
「綿の国星」4巻まで初版で各100円でブックオフに置いてあった。 1は「大島弓子傑作集」で、巻数無しのやつ。 買ってきてヤフオクに出したら高く売れるかな〜・・?とか 考えてしまった・・・チョイ鬱。 それにしても、昔のコミックスっていい紙使ってますねぇ。
891 :
花と名無しさん :01/10/14 18:20 ID:GhX9UoJb
>>889 へー…結構衝撃的な内容だね。読んでみたい〜!!
892 :
花と名無しさん :01/10/15 20:22 ID:QhrzchBC
age
893 :
花と名無しさん :01/10/16 15:03 ID:0MvY7mTK
大島さんお元気ですかage
894 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :01/10/16 23:59 ID:rzC47GY5
今日本屋に行ったら、「コミッカーズ」(?)って雑誌に 大島さんの猫写真が載っていた。連載してるんですね。 (そんなにたいしたことないでもねこはかわいかった)
895 :
花と名無しさん :01/10/17 00:14 ID:9eLppyN4
バナナブレッドの奥上大地はその後幸せになれたんだろうか。
896 :
猫の同居人 :01/10/17 03:08 ID:V/l5Px4q
<タンポポの丘もホテル建設のため綺麗に整地されてしまった。 で思い出した。 読んだよ、確か。
897 :
花と名無しさん :01/10/17 04:46 ID:Y2DNrshv
タンポポってプリンセスに唐突に掲載されてなかった? あの頃のプリンセスって「何でこの人がプリに?」というような ゲリラ的なゲスト作品が時々載ってて要チェックだった 山岸涼子さんとか萩尾さんとか・・・
898 :
花と名無しさん :01/10/17 09:07 ID:wy2eIKKO
あの頃のプリンセスそのものがゲリラ的だったと思うよ。 他の少女雑誌では取り上げない題材のものが多かった。 定期購読していた私は大御所さんのゲストは単純に嬉しかった。 でも正直大島さんの漫画は理解できなかった。 冒頭の少女が耳をふさいでタンポポ野原を駆けて来るシーンと語りは印象的。 「全て緑になる日まで」もたまたま読んでやっぱりよ−分からんかったが 「こげたトーストのどちらにバターを塗る?」なんての覚えてる。 そういうところ、手塚さんや萩尾さんと共通している。 あるコマやエピソードがずーっと心のどこかに残っている。
899 :
花と名無しさん :01/10/17 09:14 ID:Y2DNrshv
私はタンポポの綿毛が耳にはいると気が狂う、って言う所 自分が子供の時も、タンポポの綿毛が耳にはいると つんぼになるって言われてたから、 そういう言い伝えもあるんだなーと妙に印象に残ってる。
900 :
花と名無しさん :01/10/17 23:33 ID:djqgyV/+
大島作品はラストの1ページが絶品だと思う。 内容的には結構ハードな話でも 最後には切ないような爽やかなような淋しいような 独特の余韻を残して終わる。 個人的には「夏の終わりのト短調」が好き。 リアルタイムで読んだ時の感動は忘れられない。
901 :
花と名無しさん :01/10/18 10:46 ID:ChIGq3sP
本屋に行きました。 「いちご物語」「全て緑になる日まで」「ダリアの帯」を買うことができました。 白泉社文庫でも大島さんの作品なかなか置いてないんです(涙)。「バナナブレッドのプティング」を読んでみたいのですが。 ここのスレ見て「タンポポ」も読んでみたいなとおもいはじめました。単行本収録はされていないのでしょうか?
902 :
花と名無しさん :01/10/18 16:02 ID:S+UdwvH4
「バナナブレッドのプディング」ネットショップで売ってるのみたよ。文庫版。 在庫がなくお取り寄せだから時間がかかるみたいだけど。 私が見たのはイーエスブックスっていう本屋さん。
903 :
花と名無しさん :01/10/19 01:44 ID:C9YxwFi8
904 :
花と名無しさん :01/10/19 06:45 ID:ESdw3OSl
なんか名レスが多かったから捨てるのもったいないですね、ここ。 荒れもなかったし・・・
905 :
花と名無しさん :01/10/19 13:24 ID:TBHM/6Ag
1000madeikitai age
906 :
花と名無しさん :01/10/19 22:21 ID:hNSQd+Y4
私もこのスレ好きで、保存してしまいました。 私はかれこれもう20年以上大島さんのマンガ読んでます。 今も、ちっとも色褪せていません。ほんとにすごいです。 このスレ、1000までいってから移りませんか?
1000スレまで行ってから移るって本気で言ってるの? 950で移るか、新スレ立てようよ。 容量増え過ぎると見れなくなるよ。 このスレを捨てるんじゃなくて、次に移れるってことを喜ぼうよ。 レスが付かなくて消えるスレだってあるんだからさ。
908 :
花と名無しさん :01/10/20 22:05 ID:Nna2w5fC
コミッカーズで大島先生のコーナー見ました。 グーグー達猫ちゃんの写真があったー
909 :
花と名無しさん :01/10/22 14:35 ID:HZOt54M/
あげます
910 :
花と名無しさん :01/10/22 14:51 ID:CrbkfcsB
では、前に間違えて作られたスレッドに950になったら 移るということで良いんでしょうか? でも、ここ結構長文レスが多いので、早くに見れなくなる可能性 ありますよね・・・・。
911 :
花と名無しさん :01/10/24 05:59 ID:mlAeMBuv
912 :
花と名無しさん :01/10/24 06:03 ID:ObTUMw/l
(゚∀゚)ノ イギナシ!
次スレにこちらのURLを貼っておきました。