魚喃キリコ「南瓜とマヨネーズ」

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1名無しさん@お腹いっぱい。
どうして最新作なのにもう品切れなんだろうね?再版しないのかな。
私は持ってるけど友達が買おうとしてもどこにもなくて困ってた。
すごくいい作品なのにな。あたしは泣いたよ。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 00:36
魚喃キリコせつなすぎです。。。
「間」とかがすごくいい。
なんで、そんなに男に貢のー!やめとけー!
とか思うけど、
いざ自分が人を好きになったら、きっとなんでもしてあげちゃいそうになる。
気持ちがすごいわかる。
3名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 00:45
線が好き。絵がごちゃごちゃしてなくて,人間っぽい。
かっこいいけどダメな男の描写うますぎ!
最後のモノローグで泣いた・・・。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 00:09
魚喃キリコみたいな雰囲気の、
せつないお勧めの漫画あったら教えてください!

ちなみに私は
岡崎恭子とか、かわかみじゅんことか好きです。
5名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 01:17
私が買った本屋(ヴィレッジバンガード)では、
「もうこれが最終入荷。絶版だから、買い!」みたいな
ことが書いてありましたよ。

今月の「鳩よ!」で特集がくまれているとか。

>4さん
南Q太・やまだないとあたりはどうでしょう?
6名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 02:27
どうして絶版なんでしょうかね。
詳しい情報キボン。
7名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 02:54
「鳩よ!」見ました。
探すのにひと苦労な雑誌でした・・・
8名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 05:56
あの人の漫画に出てくる男の人のルックスが好き。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/25(金) 02:01
>5さん
南Q太さん好きです♪エロいけど、、w

やまだないとはあんまり読んだこと無いので
おすすめの作品あったらおしえてください!

このスレッドみて、魚喃キリコの作品読み返してみました。
魚喃キリコの作品にでてくる男っの人って雰囲気がかっこいい。
漫画もすごい現実感があって、つきささる。

10名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/25(金) 02:02
↑ちなみに4です。
11名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 19:37
ハルチンも好きですね
125 :2000/08/25(金) 23:51
そういえば、「南瓜とマヨネーズ」の舞台って、
下北沢ですよね?
そんなところも好きです。

>9さん
やまだないとさんの作品は、ほとんどが
南さんとは比べ物にならない位エロいです・・・。
独特の絵のボカシ方とか、たまに入る写真とか
出てくる男の子も女の子も大好き。

私も3〜4冊しか読んだことがありませんが、
ビューティフル・ワールドはエロさも少なく
よかったです。まっ、同性愛の話ですけど。
エロマラは立ち読みにも関わらず、泣いてしまいました。

エロさがはじめは受け付けないかもしれないけれど、
何度も読み返す度に、好きになっていく作品ばかりですよ。
13名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 01:08
「南瓜とマヨネーズ」は絶版じゃないと思うんだけどなぁ。いや、たぶんだけど。
だって昨日発売の「キューティコミック」にでっかく広告出てたし。
都内で、学生街で、でっかい本屋さんになら置いてありそうじゃない?
14名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 01:13
まだ絶版じゃないよ。ただの煽りでしょう。
15名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 01:15
いま描いてる「strawberry shortcakes」は最初キューティコミック
で連載してたのに、現在はフィールヤングに移っちゃったみたいですね。
なんで?引き抜き?
16名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 22:52
4さん>
魚楠さんので「blue」という
作品がサイコーですよ!!
ボロ泣きしました・・・・
簡単に言っちゃうとレズ物なんですがもう切なくて切なくて
たまんないです。
間のとり方とかやはりウマイなぁと。

南Q太さんは「夢の温度」あたりイイかと。エロも無いし(笑)
17名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 02:39
>16さん
「blue」超よかったですよねーー。
何度読んでも泣いてしまうわー。
ナナナンさんて空気をかくのがうまい。少しだけ冷えた空気。
18名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 12:20
「魚喃」て「なななん」と読むんだね。
読めないよ〜この漢字(笑)
19名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 15:18
痛々しいラヴ、のマゾ観望のある女の子の気持ちがわかる。
20名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 16:17
「鳩よ!」いまだ見つからず。
読んだ人、どうでした?面白かったですか?
21名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 19:16
sage
22名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 20:28
鳩よ!近くの本屋にないよ〜。読みたいのに・・・
23名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 22:05
鳩よ!近くの本屋さんにはないんじゃないですか?
自分は千葉駅周辺で探しまわったけどなかったんで、池袋に住んでる友人に
おねがいして買ってもらえました。
池袋でも4軒ほど探したそうです。結局リブロにあったとか。
読んで満足。ナナナン美人だなー。
24名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 00:04
美人らしいですね。
誰か写真持ってる人いません?
25名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 01:14
ananに載ってました。
26名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 05:03
23の男ですけど、魚喃キリコ大好きです。
みんなが言うように間の取り方がうまいですよね。
ヒトを好きになるってゆう熱い気持ちとは逆に
周りの温度の低い世界とか・・・
新刊早くでないかなぁ。
27名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 17:09
そういえばちょっと前に稲垣芸術館に出てたんだって。
見たかったな〜。
28名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 23:46
へぇ。
以外と動いてるんですね(謎)
29名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 00:54
ミューズ石鹸のCMにも出てるってサ
注目してみたことないからわからんけど、「さわやかな奥様ぶり」らしいね。
30名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 01:56
タイトル忘れたけど、なんかの漫画の表紙の下着写真モデルを
やってましたよ。
31名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 10:46
「南瓜ー」ご本人も同棲されてて、執筆中に彼が出て行ってしまったそうです。
 まわりの景色とかも、自分の家の風景らしい。<稲垣芸術館

 かなり(風俗で働く以外まったく)私の実生活と同じだったので、泣きました。
 読んだ後、本当に彼氏が出て行った。。。
 最近曲もって帰ってきたけど。
 「南瓜」はリアル過ぎて切ないけど、「ハルチン」はまた違うリアルさで好き。
32名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 10:46
↑安彦マリエさんの「あたしのすべて」というマンガ
で白下着着てるのがそうかなぁ。あとがきのところに
ナナナンさんのイニシャルあったし。
33名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 23:40
ミューズに下着写真・・・?
なんか凄い。
34名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 01:22
ミューズのCMは槙村さとるも別バージョンで出るらしい。
 漫画家ばっか出して、何ねらってんだ??

 そんな暇があったら、もっとマンガ描いて欲しいのだが。
35名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 10:14
ミューズのCMってどんなやつ???
36名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:44
油断するとすぐさがりますねこのスレ。
そしてage
37名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:16
先月?のリトルモアで貞奴と対談してた。同棲の話とかしてた。

魚喃と通ずるところがある(かもしれない)マンガ
楠本まき
吉野朔実(エキセントリクスあたりまで)
池谷理香子(南Q太に絵柄が似る前の)
吉田秋生
よしもとよしとも
38名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 09:43
次週のananの予告に名前出てました。
結構楽しみだったりする。
39名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 11:05
じゃあ、わたくしも
魚喃と通ずるところがある(ような気がする)マンガ家
安野モヨコ
冬野さほ
って単に岡崎京子の子供たち(第1陣)なだけ?
40名無しさん :2000/09/02(土) 23:24
結局一番絵が下手なのに、みんな
岡崎さんの作品が好きなのね。

魚喃さん、絵は好きですが共通の幸薄さみたいなところに
好感が持てませんでしたが、ハルチンで救われました。

41名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 23:30
「南瓜とマヨネーズ」も、もちろん好きだけど、
「ハルチン」みたいなやつ、また描いて欲しいな〜
42名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 23:49
読んだ事ないんですけど、
ハルチンって面白いですか?
43名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:04
ハルチンはかなりおもしろかった。
あと、なぜかでてこないが
WATERが一番いいと思う。
44名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:21
WATERをジャケ買いしてからナナナンにはまったクチです。
45名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:32
わたしもWaterが1番好き。
やっぱ短編のほうがいいな。
46花と名無しさん :2000/09/03(日) 02:05
単行本になってない作品とかも観てみたいよねー。
こっちは田舎だからなかなかマイナーな雑誌が売ってないんだー!!
インターネットで見たんだけど、未収録の中にもかなり良さそうなのが
あって、読みたいー。
47花と名無しさん :2000/09/03(日) 02:08
魚喃の描くマンガって普通の生活の中で、あーそういうこと
あるあるっていうリアルさがいい。
そして、言葉かかなくても顔の表情とかで
気持ち伝わっちゃうこととか、かなりいいー!!
48名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 00:01
初めて聞く名前。でも、書き込み読んでて
読みたくなったので、もっと聞きたい為に
あげ。
49転載君(3) :2000/09/04(月) 01:38
 そんな『blue』から約3年。10月に発表された長編第2作『南瓜とマヨネーズ』には、ここ数年の彼女自身が強く投影された。そこには、20代の折り返しを迎えた魚喃の実体験「同棲生活」があった。彼女はあっさりとその事実を明かした。

「20歳から26歳になる頃まで、6年弱も同棲してたんです。それが元ネタ。長いですよねー」

 生活を描くということは、"現実の重力"を描くということである。たとえば、作中の「お金がないのはとても不安」という主人公・ツチダの本音は、『blue』の主人公である高校生には知る由もない重い一言だ。
 この"現実G"は、一方で彼女の画風も変化させた。それまでのキャラクターに寄った画の多用は影を潜め、風景が描き込まれるようになったのだ。

「生活感を出したかったんで、作品に出てくる風景は、写真をわざわざ撮ったりして、全部実際にあるものを描いたんです。タイトルも、生活感を出したくてああしたんですね。南瓜もマヨネーズも、台所にあって当たり前のものだから」

 そしてさらに、それとはまた別の大きな問題が訪れた。それは私小説マンガ家の抱える苦悩そのものであった。
50転載君 :2000/09/04(月) 01:39
ごめん、ミスった。
やりなおし。
51転載君(1) :2000/09/04(月) 01:41
『ダヴィンチ』2000年1月号(リクルート)より転載。


長編第1作『blue』で、友情とも愛情ともつかない少女の心の機微をを描ききった魚喃キリコ。
そのたおやかな描写、白と黒のはハイコントラストの画面、そして胸に突き刺さるセリフは印象的だった。
しかし、3年ぶりの長編第2作となる『南瓜とマヨネーズ』では、セリフのキレは鋭さを増す一方でその画風は変化を見せ、繊細ながらも現実との軋轢に心を悩ます20代中盤の女性の姿が描かれている。
この魚喃の変化にはいったい何があったのか。

取材・文/松谷創一郎


――――――――――
「作品は日記」
魚喃自身の生活が
描き込まれてゆく
――――――――――

「私は結局ただの"恋愛バカ"なんですよ(笑)」

 魚喃キリコはあっさりと言い切った。
52転載君(2) :2000/09/04(月) 01:41
「まず恋愛があって、その次に仕事。恋愛しか描けないから、恋愛ができなくなったらマンガ家をやめるしかないでしょうね。空想力もないし、恋愛以外の趣味もないし(笑)。私にとっての作品は、ただの日記みたいなものだから――」

 そこには、作家特有の過剰な自意識や、極端な気取りなどはまるでない。"単にそういうこと"といったような、ごく自然なスタンスがある。
 だが、魚喃の"ただの日記"には主人公がいる。優しい気持ちを持った女性がいる。そんな彼女のモノローグは読者の心のひだをそっと撫でる。それは、ネイキッドの魚喃が"日記"にいるからだ。実際、魚喃本人と作中の主人公との距離はとても近い。たとえば、長編第1作『blue』(96年)には、"愛情"と"友情"の間で揺れ動く二人の女子高生のセンシティブな感情が丁寧に描かれていた。それは、約10年前に高校生だった魚喃が体験した出来事に基づいているという。

「いつかマンガ家になったら絶対に描きたいと思ってた作品だったんです。友達を束縛したいんだけど、女子校という女社会だからみんながライバルみたいに思えてしまって、友情がどんどん恋愛感情になっていくような感じ。いま考えても、あれってホントに好きだったんだと思います」
53転載君(3) :2000/09/04(月) 01:41
 そんな『blue』から約3年。10月に発表された長編第2作『南瓜とマヨネーズ』には、ここ数年の彼女自身が強く投影された。そこには、20代の折り返しを迎えた魚喃の実体験「同棲生活」があった。彼女はあっさりとその事実を明かした。

「20歳から26歳になる頃まで、6年弱も同棲してたんです。それが元ネタ。長いですよねー」

 生活を描くということは、"現実の重力"を描くということである。たとえば、作中の「お金がないのはとても不安」という主人公・ツチダの本音は、『blue』の主人公である高校生には知る由もない重い一言だ。
 この"現実G"は、一方で彼女の画風も変化させた。それまでのキャラクターに寄った画の多用は影を潜め、風景が描き込まれるようになったのだ。

「生活感を出したかったんで、作品に出てくる風景は、写真をわざわざ撮ったりして、全部実際にあるものを描いたんです。タイトルも、生活感を出したくてああしたんですね。南瓜もマヨネーズも、台所にあって当たり前のものだから」

 そしてさらに、それとはまた別の大きな問題が訪れた。それは私小説マンガ家の抱える苦悩そのものであった。
54転載君(4) :2000/09/04(月) 01:41
――――――――――
 魚喃キリコと
 主人公それぞれの
 "現実"
――――――――――

 本作は、主人公・ツチダとヒモ同然の同棲相手・せいちゃん、そしてかつてツチダが恋していたハギオの三角関係が描かれる。
 作者の魚喃キリコと、その作者自身が強く投影された主人公。"同棲"をモチーフにしたという点で、"魚喃キリコの現実"と"主人公の現実"はほぼ同じはずだった。しかし、連載途中に"魚喃の同棲"は終わりを迎えてしまった。
 この2つの"現実"の乖離は、結果的に98年11月号から今年の2月号まで4ヶ月間、連載中断をも招くこととなる。単行本でいえば、3話と4話の間。この空白の期間、魚喃は何を感じていたのか。

「連載を始めるときに最後まで全部決めていたので、大きくは変わってないんです。ただ、主人公の優柔不断な性格がイヤになってしまって、描くのがすごく辛かった。浮気相手のハギオが、同棲相手と別れられないウジウジした主人公を説教する場面があるんですけど、いまではそれも一理あるなーって」

 この期間における心境の変化は、作品にも表出した。
55転載君(5) :2000/09/04(月) 01:41
「3話までは同棲相手の性格があまり出てなかったんだけど、それ以降はもっと出すようになりました。たとえば、一回出ていったせいちゃんが戻ってきて、家へ帰る途中に猫を可愛がるシーンがあるんですけど、あれは予定にはなかったんです。自分の"同棲相手にはこういう優しい人であってほしい"という理想が反映されたのかもしれませんね。周りには"怨念のかたまり"って言われてますけど(笑」

 そんな中断を経て、なんとか完成した『南瓜とマヨネーズ』では、"情"と"恋"の間で主人公が揺れている。過去に子供を堕ろしたこともある片思いの男・ハギオに偶然再会し、そこに"恋"を見るが、しかし、同棲相手・せいちゃんも切り捨てることができない。そこには、それまでの生活が培ってきた"情"の強さがある。

「実際、現実の私の同棲にも"情"しかなかった。それでも自分(主人公)から"出てけ!"って言わなかったのは、一人になるのが恐いとか、"情"と"恋"を秤にかけて迷ったりとか。あと、浮気の負い目もあったと思うし、自分がいなければ相手は一人ぼっちになるからそれも可哀想だしとか、いろいろな感情が入り乱れてて」
56転載君(6) :2000/09/04(月) 01:41
 そんな優柔不断の末に「フッてくれたらいいのに」という主人公の一言があるのか。

「まさにそれだった。現実世界では向こうがフッてくれたんです。一応は私も苦しいんだけど、反面"あー良かった。これで終わるんだ"って安堵感もあって」

 しかし、作品の同棲相手は彼女をフらず、二人は寄りを戻す。

「彼女は"情"だけを選んだわけじゃないんです。あんなに好きだったハギオが自分の中で却下されて、あらためてせいちゃんに対して初めてあったときのような"恋心"を抱いたんです。それと同時に、今までつまんないと思ってた生活が、いかに大事だったのかってことにも気づいたんですよ。"情"と"恋"の両立はきっとできるんですよ」

 魚喃は自らを「小心者」だと言う。だが、彼女が「小心者」だからこそ、こんな"よくある三角関係"の中の主人公の気持ちが我々に伝わってくる。心に受けた傷の痛みを知る「小心者」は、"情"と"恋"の意味もよく知っているから。
57転載君(7) :2000/09/04(月) 01:42
――――――――――
『ハルチン』という
もう一つの顔。
そして次作
――――――――――

『blue』や『南瓜とマヨネーズ』などのリリカルなマンガを描く一方、魚喃はのんきで、マヌケで、お気楽なマンガ『ハルチン』を95年から連載し続けている。彼女のもう一つの顔だ。

「恋愛を除くと、普段はあんな感じですよ。ゲハゲハ笑うし、足だけで靴下折り畳むし(笑)。2年くらい前に単行本になって、本屋で『blue』とかと一緒に並んでるのを見たときは"ペンネーム変えれば良かったー"って思いましたよ。でも、いまとなっては『ハルチン』な部分もとても楽しい」

 いくらセンチメンタルな自分がいてもトイレには行く。人間は概してそんな表裏一体だったりする。顔は一つじゃない。

「だから、来年から始める予定の『Strawberry Short Cakes』でやろうと思っているのは『blue』と『南瓜とマヨネーズ』の中間なんです。主人公が一人じゃなくて、4人の視点で描こうと思ってるんです。そのうちの2人は暗い子で、あとの2人は『ハルチン』みたいな子にして」

 この作品には、20代後半の女性たちが登場する予定だ。それには、「親や弟の気持ちも分かるようになった」とも言う、今月の16日で27歳になる魚喃キリコがまた投影されることになるだろう。

 魚喃キリコの作品を読むということ。それは、"魚喃キリコ"を知るということ――。
58転載君ことエフ :2000/09/04(月) 01:48
魚喃キリコさんを知る上でけっこう有用なインタビューです。
半年前の雑誌ということもあって無断転載しちゃいました。

こうやってインタビューを眺めてみると、
魚喃キリコさんの作品って「私小説」なんですよね。
だから、読み手に対して圧倒的なリアリティを与えるのだと
思います(『blue』や『ハルチン』などの作品も含めて)。
しかも全然イヤミじゃないところが本当に好感触です。
59名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 04:37
>58
転載ありがちゅ〜。
魚喃キリコの作品が「私小説」だとして。その場合に思うのは、たとえ「私小説」
だとしても読み手の「共感」に寄りかからず、一つの作品として自立しているところが
すごいなぁと思う。つまりは、自分の心情垂れ流しみたいなのとは全然違うというか。
60名無しさん@転載ありがと。 :2000/09/04(月) 10:37
昨日探してたんだけど「鳩よ!」が見つからないよう!
都内の本屋さんでどこに売ってるか知ってます???
教えてください!
61花と名無しさん :2000/09/04(月) 23:17
わたしのとこにもなかったので、注文したよ。本屋に。
遅いかもしれないけど確実に手に入るんじゃないかなー。
あとインターネットでも注文できるんじゃないけなー??
青山ブックセンターのホームページなら沢山あって、検索もできるから、
探してみたら??あー青山のアドレスわすれっちたー。
親切じゃなくてごめんね。
62花と名無しさん :2000/09/04(月) 23:28
なんかいいこと言うな・・・・ナナナン。
そんなあたしは青山ブックセンターHPへダッシュ。
63花と名無しさん :2000/09/04(月) 23:33
「鳩よ!」あった??
早くみんなで手に入れよう!!
64花と名無しさん :2000/09/05(火) 01:37
出版元のマガジンハウスのサイトを見たけど、

http://www.magazine.co.jp/magamix/hatoyo.html

あ〜、通販やってないんだね。くそう。

私も書店で注文しよう。
65花と名無しさん :2000/09/05(火) 06:33
紀伊国屋のサイトとかでも買えそうじゃないですか?

あの少女漫画ぽくない淡白な絵とは反対にものすごく人間臭い書き方が好きです。
あと、登場人物の雰囲気とかも好きだな。煙草とか。
66名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 23:46
「blue」に出てくる
「うどんをクノールで煮る」って試したことある人っているの?
67名無しさん :2000/09/05(火) 23:54
本屋さんで鳩よ!を探してもらったところ、
「今月号は無いようなので、来月号が出たら買ってください」と。
・・・・
68名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:52
クノール???
え?クノールってなんでしたっけ?
69花と名無しさん :2000/09/06(水) 00:54
粉末スープ?かな??
70名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:09
北欧の人が食べそうな料理だ。
チーズフォンドュが好きな人ならいけるか?
71名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 18:35
「鳩よ!」は青山BC本店で買えるよ。
本店にはなかったけど他の店からとりよせてくれた。
今なら間に合うかも・・・(買ったのは昨日の話)
72名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/09(土) 01:10
>>32
今日本屋で安彦マリエさんの「あたしのすべて」発見した。
アレ魚喃みたいですね、やっぱり。
ちょっとムダに興奮してみた。
73花と名無しさん :2000/09/09(土) 02:46
>>72
どうでした?
なななんさん可愛いらしいですね、なんか嬉しいな。
74花と名無しさん :2000/09/11(月) 00:54
鳩よ!本屋に注文したところ一週間で入手!!広島で一週間なら東京だと
もっと早いはずだ!!
「鳩よ!」感想「あー永久保存版だー。買ってよかった・・・。」です。
魚喃キリコいいなー・・・。
75本屋 :2000/09/11(月) 07:34
品切れ→現在出版社では在庫は無いが重版の予定はある。・・・が
    具体的な日取りはきまってない。

絶版→永遠に重版しません。本屋で注文しても無駄です。古本屋で探しま
   しょう。

「南瓜とマヨネーズ」は絶版じゃないよ。確かに6〜7月には品切れで
全く入ってこなかったな。
けど8月くらいに重版になってる筈だから比較的現在では手に入るんじゃ
ないかな。前述のヴィレッジバンガードの件はレス書いてる人が
読み間違えてるか、若しくは客を騙した悪質な煽りだな。
76名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/11(月) 22:51
今週のアンアン見ました?
内容はどうでもよかったけど、魚喃でてたね。
前に雑誌で見たときよりさらに美人になっててびっくりしたー。

「鳩よ!」が手に入らない〜!
77花と名無しさん :2000/09/12(火) 00:02
宝島社はどーも増刷ってしないらしいねえ・・・
78花と名無しさん :2000/09/12(火) 00:05
>77
マジ?
どうやったら手に入るの???
79花と名無しさん :2000/09/12(火) 13:46
アンアン見てきたよ。
魚喃ってキレイだね。
80花と名無しさん :2000/09/12(火) 23:34
鳩よ注文しよっと・・・。
大きめの本屋ならありますかね?
81花と名無しさん :2000/09/13(水) 07:55
>>76
あ、また出てたんだ。編集部に魚喃好きがいるとみた。
今月のフィーヤンのは明るかったね。>>57に書いてある通りだ。

そういえば、魚喃のマンガが入ったCDが出るって記事をどっかで見た気がしたけど・・・
忘れた(笑)あれぇ、魚喃じゃなくてやまだないとだったっけなぁ?何に載ってたんだろう。
82花と名無しさん :2000/09/13(水) 08:01
ananに魚喃載ること多いよね。
2回見た。
で、テレビで1回。
初めてananで見たとき可愛くてビックリしたわ。
魚喃の漫画すごい好きだけどさ。
普通のさばさばした姉さん想像してたから。
83花と名無しさん :2000/09/15(金) 02:29
ちなみに「鳩よ!」次号は9月18日発売。買うなら急げよ!
次号は岡野玲子特集。「鳩よ!」って、現代詩の専門誌
だったのにね、、、。
大久保ニューと安彦麻理絵のお顔が拝めたのはラッキー。
84花と名無しさん :2000/09/18(月) 03:29
>81
ダ・ヴィンチのコミック新刊一覧表みたいなページの
うえのほうにこそっとのってたよー
85名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/21(木) 10:57
今日anan見てくるage!!
86花と名無しさん :2000/09/21(木) 14:51
新潟で同じ塾に通ってた
87花と名無しさん :2000/09/23(土) 01:23
魚喃キリコ早く次の本ださないかなー。
88名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/23(土) 20:21
ナナナンのナンのだし方誰か教えてください・・。
89花と名無しさん :2000/09/29(金) 06:52
>>88
MSIME95 4.0だと、「ナンナン」で「喃喃」に変換されます。
それ使って辞書登録しました。
90花と名無しさん :2000/09/29(金) 11:51
そーいえば、魚喃作品の映画化って監督誰なん?
91花と名無しさん :2000/09/29(金) 17:52
>90
わーそれって気になるー!!
誰なんだろう。
それに音楽は誰がやるんだろう??
BLUEに合う音楽って興味あるー!!
って本当に映画化されるんだろうか・・・。
9290 :2000/09/29(金) 18:19
>91
「鳩よ!」で矢崎監督と対談してたから一瞬そうかと思ったけど。
違うんだろうねー。
なんか岩井監督とかな気もする…ベタ?
93名無しさん :2000/09/29(金) 23:30
前回のアンアンの「癒される部屋」みたいな特集の時にも
ペットの所で、魚喃さん出てましたね。
愛犬ガロと一緒に。相変わらずキレイ!
ハルチンの「ハチ」のモデルはガロだったのですね。
94花と名無しさん :2000/09/30(土) 20:48
南瓜とマヨネーズ買わねば・・・
まだ買ってないけど今スゲー読みたい・・・

今、雑誌とかに漫画載っているのありますか?
あったら教えてください。
キューティーコミックではじめて見たので・・・。
95花と名無しさん :2000/09/30(土) 22:41
>90
え!?映画化!?
気になる・・・。
96花と名無しさん :2000/09/30(土) 23:02
映画化!の話がきただけみたい。
97花と名無しさん :2000/10/08(日) 03:01
「南瓜とマヨネーズ」やっと読みました、良いお話でした。
ひとりで読んでたらウルッと来てたかもしれないなぁ。
公園で泣くシーンがあったけど、あの公園って神田川沿い?
(関西在住ですが)去年、花火をしに行った公園に似ています。

漫画家の顔スレに魚喃さんのネタがありました。
http://www08.u-page.so-net.ne.jp/za2/d-yanagi/syasinn.htm
98名無しさん@お腹いっぱい。
あの舞台となってるのはどこでもある風景って
感じで好き。魚喃さんの絵が好き。
特に煙草を吸っている人の絵。