1 :
五百重:
2 :
五百重:2008/03/30(日) 02:15:49 ID:Npuy9j4j0
■大正叙情ロマネスク
・ヴィラ21
・六月の賦
・セルリアン小曲集(ソネッツ)
・白虹
・花明り
・断章 (全2巻) ※ただし雑誌廃刊により未完
■ナイルのほとりの物語 (全11巻)
■華麗なる愛の歴史絵巻
・花散里の物語
・花踏む鬼
・夢としりせば
・うす紅色の夏の影
・空より花の散りくるは
・花鎮めの祀り
3 :
花と名無しさん:2008/03/30(日) 02:27:11 ID:???0
スレ立て乙です
4 :
不比等:2008/03/30(日) 02:42:21 ID:???0
ありがとう、五百重。
乙だった
5 :
花と名無しさん:2008/03/30(日) 11:25:54 ID:???0
6 :
花と名無しさん:2008/03/30(日) 13:46:51 ID:???0
7 :
花と名無しさん:2008/03/30(日) 16:56:26 ID:???0
>>1乙でした!
ナイル〜って11巻もあったのか
家捜ししてこよう
8 :
花と名無しさん:2008/03/30(日) 20:42:46 ID:???0
前スレ
>>1000 GJ!
1000なら「夜の天子」に葛城皇子が出て完結して文庫化!
9 :
花と名無しさん:2008/03/31(月) 21:52:18 ID:???0
ちょっとまて
それじゃ「暁の回廊」と同じになりゃしないか?w
いやいや、キャラの設定がぜんぜん違うでしょ。
役小角も、秦河勝も別キャラだし。
流れ落ちる銀の髪、紅玉の瞳の人の素性が知りたい。
やっぱり超常力者なんだろうな。
11 :
↑:2008/04/01(火) 09:08:44 ID:6jPaNGqk0
君とは思考パターンが根っこから違うようだ。
>>11 ??
なんでからまれているのか分からないんですけれど?
>流れ落ちる銀の髪、紅玉の瞳の人
勝手に聖徳太子だと思ってたw
それか幼いころに夭折したという白髪部王が
本当は上宮王家で育てられてた〜というパターンかな?
なぜ白髪部王かというと、名前の指すとおり安直な思いつきですw
>>13 聖徳太子とは別人物だと思っていた。
聖徳太子の瞳は時々青く光るんじゃなかったっけ。
白髪部王というのは初耳!
なんかビンゴっぽい気がする。
>>16 なるほど。
白髪部王というのは、手嶋女王の兄弟なんですね。
手嶋というと、暁の〜で童女君の母親とされていた人物だから、
何だかつながるような気が。
面白そうなサイトなのでちょっと読んでみますね。
ありがとうございます。
>>17 白髪王の母は蘇我氏じゃなく皇族になるんだね
最近、頭がこんがらがってごめん
一つ質問なんだけど
皇族の母と蘇我氏の母だと
どっちが後継者としては有力になるんだろう?
よくは分からないけれど、そこはやっぱり皇族の母じゃないかと。
白髪部王の母親は、推古天皇と敏達天皇の娘である橘大郎女だから、
(処天で有名な蛸ちゃんの妹な訳ですね)
血筋としては申し分ないと思うんですが。
とすると、皇族系と蘇我氏系の後継者争いという構図になりそうな。
>>19 なるほど
そんなヤヤコシイ立場にいる白髪部王が
長岡さんの目にとまり
>流れ落ちる銀の髪、紅玉の瞳の人
が白髪部王って可能性もありえますね
まぁ推測でしかないけど
ただの予想だけど核心に近いところまで来てるような気もする
>>18 微妙。<有力
後継者レースに名乗りを上げるには、有力豪族の後ろ盾がないと駄目だけど、
皇族出身だとなかったりもう一つだったりすることが多い。
蘇我氏直系の媛君が妃(正妃でなくても)として迎えられていたら、
有力候補になるかと。
蘇我氏直系というと
蝦夷・入鹿あたりの娘になるんかな?
蝦夷の兄弟の倉麻呂の血筋だと傍流になるんでしょうか?
乙巳の変前は、蘇我馬子-蝦夷-入鹿
変後は石川麻呂(倉麻呂の子)
石川麻呂失脚後は赤兄
天皇家に娘を入内させ、権力を握った人という意味での「直系」ね。
蘇我氏も石川氏にかわって奈良時代末期には去り行く氏族になるね
平安時代とかは地方で土地管理とかしてたんかな
>白髪部王の母親は、推古天皇と敏達天皇の娘である橘大郎女だから、
(処天で有名な蛸ちゃんの妹な訳ですね)
橘大郎女は敏達と推古の王子、尾張の娘じゃなかったっけ?
だから孫で蛸ちゃんの姪っ子
蛸ちゃんて可愛いなw
処天の彼女にはそぐわないが
そういえば史って「田辺」史だよね
これはお母さんが田辺氏だからというのはわかるんだけど
なんでお父さんの息長真手王の息長氏にしなかったんだろう?
古代でもちょっと特殊なケースのような
橘諸兄をモデルにして、掃いて捨てるほどいる諸王よりも
母方の姓を名乗るメリットの方が大きいと判断したから?とか
大隈が自分の跡継ぎみたいな感じで養育して
当然のように田辺姓を名乗らせたんだと思ってた
史の父親は皇族とはいえ4・5世王あたりで、皇族としての
立場があまり上じゃないし、その子となればもう皇族でもない
から田辺姓を名乗ったんじゃないかと勝手に思ってた。
史自身が大隈のようになりたくて田辺姓だと思ってた
史が自主的に名乗ったのかどうかでかなり違うと思う
うだつのあがらないお父さんを初め軽蔑していたような
描写があったから、史自身が大友のそばにあがるときに
田辺氏を名乗ったのかなーと思ったり
そうでなければ大隅がとりあえず田辺を名乗れと言ったのかも
単純に両親の離婚時に母親側に引き取られたから、田辺氏を
名乗るようになったのではないかと思ってた
離婚ってあるの?
あるでしょ
美智代も離婚になってたし
>>35 共に住むことがないから
子供は母系の血筋となっても変じゃないよ
離婚はよくあることらしい
大伴坂上郎女なんて3〜4回ぐらい旦那と呼べる人がいる
女性が経済的に自立してるからできることだけど
現代みたいに婚姻届を出す制度があった訳じゃないし、重婚も禁止されてない
上に通い婚だから、恋愛と結婚の境目が曖昧なんだよ。
宮仕えの女性なんて、男性と知り合う機会が多いし向こうも情報欲しさに
擦り寄ってくるから、一度に複数の男性と付き合うことだってあり得る。
だから、「離婚」というのは現代の人間に判りやすくするために書いているだけで、
現代と同じ形での離婚をイメージすると違ってくる。
そう言われると確かになんで田辺の方?とか思うな
氏(うじ)を名乗るのは結構おおらかだったんだろうか
姓(かばね)の方はこれはがっちり固められていて無理っぽいし
この後に八色の姓が出てくるんだよね
>>33 確かに、史が田辺氏じゃなく○○王とかのままでは、大友皇子に
仕えさせ辛いと大隅が考えても不思議じゃないよね
ここまで皆のレス見てきて今さらながら
史と大友って鎌足と中大兄の主従関係を
モデルにしたものなのかと思った
いや、もっと突っ込んだ関係の方は違うけどさw
>いや、もっと突っ込んだ関係の方は違うけどさw
鎌足と中大兄って昔からそういう噂もあるよw
二人が本当にそういう関係だったかどうかはともかく、
昔の人が「この二人はそういう関係でもおかしくない」と思わせるものがあったんだろう。
鎌足と中大兄の関係って、白河天皇と平忠盛とか
徳川綱吉と柳沢吉保の関係に似てる。
>徳川綱吉と柳沢吉保の関係
長岡ワールドでは、この二人の関係に近いのは、中大兄と鎌足ではなくて
中大兄と大隅な気がする。いや、ナニを突っ込みはしないだろうけど。
鎌足は「中大兄でなくても自分の理想を実現してくれる人なら…」
みたいな感じだったような記憶がある。
ちょ、ナニをってwwwwあなたwwwwwwwwwww
>>43 暁〜で中大兄に
「俺がそういう器ではないと判断したら、容赦なく俺を斬って(捨てて?)他の誰かに行くんだろう?」
みたいに(手元に無いのでうろ覚えなんだけど)図星突かれて
「俺は初めて他人に対して恐れを感じた」ようなことを言ってたよね。<鎌足
鎌足は中大兄と大海人の双方に娘を嫁がせたりして野心満々だったし。
史は最期は「今こそ大友様に心から仕えたいと思う」だったと記憶してるけど、
鎌足にはそんな風な事をにおわせる描写が無い。
ところで 奥麿=大隅 で合ってるのかな?
大隅も「鎌足殿は別に中大兄様でなくてもよいのだ」と言ってたよね。
大隅と鎌足はそれなりに接触があったのかな?
鎌足は軽皇子から中大兄に乗り換えた前例があるからなあ
その意味では大隈にとって油断ならない人物だったんだろうか
大隅にとっても油断できないだろうけど、中大兄皇子にしてもあまり
信用できないだろうな。
夢の奥城の天智の視点からすると頼りにはしてた感じだね
自分が統治者として有能なうちは大丈夫だという自信もあったと思う。
中大兄は「血の生暖かさが嫌いだ」って言ってたぐらいだから
血縁や馴れ合いでベタベタぐたぐたされるよりも
はっきり野心があっても才能がある方が好きだったんじゃない?
最終的には長年の親友みたいにはなってたと思う
この流れみててふとドカベンの山田の
「信用と信頼は違う」というセリフを思い出した
難しいなぁ
信用は鎌足になるんかな?
油断のならない相手を常に従えている自分を見て自信を持つのかも…
中大兄皇子にとって鎌足は能力を信頼してるが、行動は信用
できないのかも
それも知った上でお互い様と思っているような感じかな
中大兄ってそういうかけひきみたいなのも余裕で好きそうだし
そういうじゃじゃ馬みたいなのを飼いならすのが良いのかも。
でも、大隅の様に忠実な人もいないと辛いだろうね。
大隅って、いったい幾つで死んだんだろう?
かなり長生きしてるよね
自分の中では勝手に八十歳ぐらいにしてた
大隅の老後はまあまあ幸せだよね
少なくとも、百枝よりは…
百枝は衝撃的だった
房前とかが何気に援助はしてそうだけど
房前は不比等の負の部分も受け入れシタタかな政治家ってイメージだ
ぜんぜん話しかわるけど
不比等はなんだかんだいって最後は
彰子を心の隅に住まわせてそうな気がするな〜
いおえは恋だけど、彰子は心の安らぎになってそうだった
三千代は同士
弱そうなのに気丈な一面をみせる彰子が好きだった
彰子は女性キャラの中で最もおいしい役どころだったと思うw
幸せな家庭を築けたしね。側室はいるけど不比等は旦那としての
役目をよくはたしてたし、最期まで旦那に恋してた感じの彰子は
幸せだなぁって当時思ってた。
彰子は登場するたびに美しくなってた
賀茂媛は登場のたびヒステリーが増して対象的だったような
彰子との夫婦生活は多少なり描かれてたから、何となく彰子の方が好きだな
賀茂媛の気持ちも女として共感できるけど
なんでもいいけど、「娼子」じゃなかったっけw?
あ・・(゚∀゚;)
歴史絵巻で道長の娘出てきたのかと思ってしまったw
ずっと彰子って誰だ?と悶々としてたよ…w
娼子ね。家柄いい、子供たち利発、でしゃばらない、と
若かりし時の不比等にとっては一種の理想的な妻タイプだった。
三千代はあらゆる意味で女傑で、若いときに出会っていても
うまく夫婦としてやってけなかったろうなと思う。
>>64 賀茂媛は道綱の母がモデルかなと思った。
>>68 三千代とはそうかも。タイミングって大事だしね。
70 :
62:2008/05/13(火) 09:13:51 ID:???0
すみません彰子と娼子を間違えてました
賀茂媛ちょっとかわいそ。
ていうのは、娼子が子ども二人産んだ時点で体弱いってなって
大隅が「これ以上子は望めんな」とか言ってて、
そんで史が「今度はどこの娘御ですか?」って。
ようするに、まだまだ子どもほしい、
今度の人は若くて、子どもたくさん産めそなのがいいな
しかも家柄良いのはもっといいな〜てことで選ばれたんだよね。
賀茂媛妻問い時点では、もしかしたら、娼子おしのけて
正妻になれるかもしれない期待もあったかもしれない。
それが、女の子ひとりしか出来なくて、本人性格負けず嫌い
となれば、ツライネ。
ていうか、そこまで考えて性格づけしたのか?長岡さん・・・
と、思うくらい、なかなかよくできている。
史実でも賀茂媛は宮子の生母だから、娼子亡き後正妻になっても不思議では無いのに、
後妻として三千代が入った疑問から、あんな性格付けをされたのかも。
あるいは宮子の病が賀茂媛の血筋から来たものと捉えたのなら、
賀茂姫を繊細(通り越してヒスになったけれど)にしたのかもしれないね。
宮子は何がそんなに辛かったんだろう?
入内したあと、何気に帝に気に入られ上手くいってそうだったのにね
首にあって心もっていかれたにしては不可解だったね
宮子が
『夜の虹』では、首とまゆりに出会って気狂いになり、
『眉月の誓い』では、入内後も正気を保っているのが不思議。
どなたか説明できますか?
でも『昏い月』では心だけ異空間をさすらってるのね
まゆりが言う「辛いこと」ってなんでしょう?
宮中は特殊空間だからいつの時代もうまくいかない人も多いんだと思うよ
史実でもどっか浮世離れしちゃったようだし
不比等たちが生きていた時代に正妻とかの感覚あったのかな?
娼子が正妻で賀茂媛が第ニ夫人っていう感覚なかったな
それぞれ対等な立場ってぽい
両家とも零落しつつあるけど名家で、お金持ちっぽいし
不比等より経済力はありそうだ
>>74 『夜の虹』は歴史から抹殺されたお話(長岡さんのフィクション)
『眉月の誓い』は、史実に近づけたお話
長岡版宮子が正気を失った理由は、長岡さんが描かない限り永遠の謎。
天皇の祖母に当る方だから、フィクションでも下手な事は描けないような気がするけれど、
そのタブーを破った作品が「光の回廊」のような気がする。
>>77 正妻、第二夫人という格付けは、後世の人による後付け設定なのかも?と感じる。
どちらも名家(賀茂媛が最も名家かw)の妻で、当時主流だった別居婚らしいし。
今の時代の読者にとっては、正妻と副妻という区別がある方が分かりやすいかも。
何となく藤原北家の興隆と、娼子の正妻扱いはリンクしているような感じを受ける。
>>79 >後世の人による後付け設定なのかも?
なるほどね
宮子に関しては、謎が多いんだよね
昏い月でマユリが見守ってくれてるのが幸いというか・・
マユリは年齢重ねるけど首はどんどん新化していく
首の神になるサマをもう少し読んでみたかったかも
神に仕えたいと元々言ってたくらいだから
俗世で向いてる精神じゃなかったんだろうね。宮子。
でも、文武には愛されてたんだよね?
後宮には三千代が居ただろうし。
文武には大事にされて愛されていても夫婦生活を受け入れるには
幼いとか向いてないとかもあったのかも。
元々巫女体質だったんだろうね。
思い込みの激しい子だから思ったような道筋に歩めない時の
対応が難しかったってことだろうか。大隈に最後の挨拶に
いった時は運命を受け入れているような様子だったよね。
思いこみ激しいというと里中さんの紀皇女を思い出してしまうが
長岡さんだとなんか坂上女郎タイプに描かれそうな
あるいは間人か?
おっと坂上女郎が思いこみ激しいということじゃないよ
なんか男と互角に渡り合えそうな感じが残った歌から
感じられてしまうんだよね、紀
間人もそうだけど、宮子のオカンも感情の浮き沈みが激しく
感情の赴くままに即決断して、突っ走るタイプに描かれているね。
そういえば、長岡さんは紀皇女を描いていないね。
但馬のエピと重なってしまうからかな。
間人が突っ走るタイプという意味ではなく、思い込みが激しいという意味で。
聖武帝の皇后腹じゃない2皇女の話しを
長岡さんで読んでみたいな
何気に悲劇の2皇女だと思うんだが・・・
皇女の一人は皇后になってたような
藤原氏や光明からみたら邪魔な姫達だったみたいだね
影薄いから長岡さんなら倭姫みたいに
いつまでも心に残りそうな話しを描けそうだけど
皇后になったけど息子と一緒に幽閉されて暗殺とかされてなかったけ?
ややこしい怖い話だったような。読みたかったねぇ長岡さんで
井上内親王と不破内親王か。
以前小説で酒人内親王(井上内親王の娘で桓武天皇皇后)を
読んだことがある。
あのあたり、藤原氏も皇位継承絡みで暗躍しているし
そういえば長屋王事件の頃って長岡さん描いていたっけ?
奈良時代〜平安初期ものも見たいな。
まちがえた
酒人内親王は桓武天皇の皇后じゃなくて妃
年の離れた異母兄で、自分の母親(井上内親王)と弟(他戸親王)の
不幸があったため即位できた夫に対する複雑な心理状態とかを
読みたい。
天智天皇と倭姫、好きだったなー。
一歩間違えると倭姫皇后の二番煎じになるかもなので、難しいかも>酒人内親王
倭姫は残された和歌から、寂寥感と天智への愛を感じられるけれど、
酒人の生の声に近いのは、遺言状の中で愛娘の早世を嘆いたことくらいだから、
悲劇的な人生だけど、キャラクターの性格付けをするにはエピが少なくて
割と難しい方だと思う。
以前、永井路子さんにファンレターを送ったら返事が戻ってきたけれども、
その中で「酒人はキャラの肉付けが難しい」とお書きになっていた事を思い出した。
勝ち気さを隠しきれない不破内親王なら、エピてんこ盛りなんだけどなぁwww
不破内親王は、倭姫を苛めた?貶めた?
名前失念した蘇我の姫とかぶるなぁ
そういえばあの蘇我の姫、ずいぶん老けて見えたがそんな歳じゃないよね?
なんか妙にオバサンっぽい感じがした
造媛だっけ
この人も遠智娘と同一視されたり日向とのからみがあったりで
複雑というかわからないところの多い人だよね
>>94 永井さん好きです
返事きて良かったですね
不破内親王は成功しなかった?野讚良のようなイメージ
持統帝の必死になった息子の子孫は
あっけなく絶えるのが人生の虚しさ感じるな
永井さんは持統と不比等が不仲?っぽい解釈をしたのが
面白かった
他戸親王が予定通り即位したら、女系でも持統天皇の子孫の血筋が残ることに
なったんだけどね。安積親王にしても直系男子だったのに。
墓の下で、あんなによくしてやったのに私の子孫の血筋
絶やして!と不比等とその子孫に怒りまくってそうw
>>98 ありがd。 下一行同意w
>>99 「美貌の女帝」の発表後、長屋王邸が発掘され時、自分の中では祭り状態だったw
当時「持統と不比等は不仲説」を書いた永井さんは「所詮小説家の書いた事」と
学会のオッチャン達から鼻であしらわれたけれども、
発掘調査が進むに従い長屋王の変への解釈が徐々に変わってきて、
今では元正への評価が「藤原家の操り人形ではないようですね」となってきた。
発掘次第で評価が一変してしまう面白さと胡散臭さが古代史の魅力だけど、
長岡さんはそういう魅力を含めて史実の人物へのキャラ付けが上手いな、と思うので
今の長岡さんのオリジナル作品を見るにつけ、少し残念に思う。
長岡さんはよくも悪くも歳を重ねて思考力が衰えてきたんだと思う
今の作品の絵は丸みがありながら線太くても円熟の境地だけど
残念ながらストーリーの深い構成力がない
ストーリーの円熟期は昏い月あたりを前後に
とてもゆっくりだけど衰えてきた
ナイルはギリギリ大丈夫だけど
再び、天智を描くときには思考力というか
深い創造性が落ちてたのは否めない
個人的な意見ですが読んで気を悪くした人がいたら
ごめんなさい
衰えたと思うけど新刊みたら購入してしまう
新刊を購入させる魅力はあるんだけど何が足らないんだな
>102
なんとなく思っていたことを言い当ててくれてるような気がする。
最近の作品は勢いとパワーがない。
時が経ちすぎたのか。
里中さんが「天上の虹」の続きをなかなかかけないのも
同じことのような気がする。
若い読者は読解力がが無いから、という編集の方針もあるんじゃないかな?
確かに今のミスボニに
あんまり凝った話載せらんないよなとは思う。
ミスボニに描いている他の漫画家さんも
読者の対象年齢をかなり下げて描いているような印象があるし。
古代ロマンシリーズがが雑誌に掲載されてたときリアルで読んでた今は32歳のものだけど
子供で意味がわからない部分もありながら
レベル高い漫画と巡り会ってしまった!
みたいな衝撃はあったよ
いまの子たちもわかるんじゃないかな?
昔は作者の魂を研ぎ澄まし産み出された作品なのが
子供心にも伝わってきてた
今の作品は軽い思いつきを上手にまとめただけっぽい
小野小町とか煮詰めたら深い作品になりそうでもったいない
絵師の話しも良かったけど長岡さんの研ぎ澄まされた魂が足りないんだ
徳井の選んだ子がかわいい
ボニータの時はあの雑誌自体が他の少女漫画雑誌にはない
ものばかり載っていたから凄いと思いながら見ていた
やじきたとかクリドラとか…
ミスボは現実というか中、高校生世代の話が主なんだよな
そこに古代史関連はちょっと考えて書かなきゃならないのかもしれない
ボニータはマニア向けじゃなかった?
いまのミスボというのを読んでないからわかんないけど
ボニータは長岡さんと湯口さんを読んでたなぁ
マニア向けとまでいかないと思うけど、とりあえず普通の少女マンガからは
一線引いた感じだったよね。
わかる人だけ付いといで、的な感じ。
このスレは小説も歴史物を読んでる方が多そうですね
私は永井路子さん、藤沢周平さんあたりメジャーな作家を読んでます
あまり知られてないけどオススメな作品、作家さんがいたら教えて貰えませんか?
開拓してみたいので宜しくお願いします
>>112 小説ではないけれども、大伯と倭姫皇后との交流?など、
長岡さんが影響を受けたかな?と思われる本は、山中智恵子『斎宮志』かな。
扱う時代は広いけれど、著者が詩人だからか全体的に繊細な作風なので、
長岡さんを連想させてしまいます。
先に出た井上・酒人親子や、脇役として不破内親王と孝謙女帝のエピが紹介されていたり
するけれども、解釈が古い大昔の本なので、歴史を学ぶには物足りないかも。
早速ありがとうございます
しかも倭姫と大伯は大好きなので嬉しいです
藤沢周平読んでいるなら池波正太郎の「仕掛人藤枝梅安」とか
「鬼平犯科帳」なんかすすめたいけどスレの趣旨と違いすぎるしw
梅安を呼んでいると身狭を思い出すと無理矢理いっておく
永井さんのは現代劇だけど古代史が深く関わっている「茜さす」
なんかいいなあ
杉本苑子もいいよ。
「穢土荘厳」とか「散華」、「華の碑」なんかは長岡作品と時代的にもかぶるし。
自分も杉本苑子はお勧め
「江戸荘厳」は古代史好きなら読んで損はない
あとは「海の翡翠」もせつなくてよかった
「穢土荘厳」と「飛火野幻想」はラストの場面がかぶる。
119 :
112:2008/05/26(月) 09:12:51 ID:???0
レスありがとうございました
教えていただいた作品や作家さんを
少しずつ集めて読んでいきたいと思います
永井さんや杉本さんも勿論好きだけど、自分が歴史モノに嵌まったのは
吉屋信子さんの「女人平家」がキッカケだったなぁ。
ある意味、少女漫画な世界。
>>116-118 「穢土荘厳」は重厚な作品だよね。読むのにとても時間がかかるけど、
読み応えもある。
ちょっと801っぽい作品もいいですな。
花踏む鬼に収録されてるやつで阿古姫(姫として育てられた男の子)が
「夜叉王は、まろ(阿古)のものじゃ」っていうシーン。
月の琴なんかもろ801では?
ちゅーか史と大友がそうだし
あれは、まきしも絡んだ三角関係だったな
むしろ私は史の首への想いの方にプラトニックないかがわしさ(って何なんだw)を感じてしまう。
801というか男同士の恋愛書きたがる人は
男女間の生々しさが嫌だからと言うのを聞いたこと有るが
長岡さんもその辺の生々しさは確かにないよね
でも天智と倭媛の描写は好きだな
薫と修一郎も801風味。
萩尾さんの影響の強いキャラだね。まんまユーリとエーリクだし。
史と首のは度がいきすぎたブラコンだな
そんな愛されまくった首がまゆりにはちゃんと男してるのが面白い
薫って、何でああまで自滅的なんだろうと昔から思った。
かといって修一郎の能天気さもちょっとw
>>125 史が首に性的感情はないと思いたいけど、確かにブラコンもあそこまでいくと
いかがわしいよね。首本人は史ほどのブラコンじゃないから余計に。
史本人はよそでいかがわしい目にあってるのは、その代償っぽい。
>>127 初期の絵も、萩尾さんの影響を受けているよね。
瑠璃子はメリーベルだし。
史は無意識に神(首)の魅力にとらわれてしまったんだと思った
神聖視するものが弟だったということもあって
異様な可愛がりになっちゃったのかな?
首の神になるまでの心の葛藤とか読みたかったけど
首に感情を要求するのも変な気もする
弟が可愛くて「何でもしてやりたい」というのはまあ理解できる。
史の行き場の無いイライラを、全部吸い取ってリセットしてくれた
存在なわけだし。
ただ妻もいるし、愛人関係になってる男もいるのに「私にはおまえだけだ」
は無いだろう。
しかし、首本人は史をどう思ってたんだろうね
自分がそれほど愛されてるって知らなかったとは思うけど。
>>134 普通に大事な兄さん
保護者として信頼もしてる
だけど総て共有できる人とは思ってなかったみただいよね
マユリと出合った時に、そんなこと言ってたよね?
>>133 越智も大友も、史に対しては「恋愛」(愛情の見返り)を求めてくるわけで
それを求めてこない、無償の愛情を注げる対象が
異母弟である首しかいないという事じゃないかな。
史にとっては越智や大友皇子よりも、親の愛情が根にある問題じゃないかな。
不満だらけの母親に逃げる父親。子供が成長する上では余り良い家庭環境
ではないと思う。
マユリも史以外に恋愛感情を持ったのはもう一人の不比等だけ?
あの話も微妙だけど首は大事なパートナーってだけみたいだし
小角とどうにかなるんじゃないかと思いこんでいた
まゆりと首って、友達以上恋人未満って感じに思ってた
大切なんだけど、恋じゃない、でも友達でも家族でもない関係っぽい。
それはともかく、百枝も薄く801な香りがする
親密な男同士でも「飛火野幻想」のあの二人には801臭さがなくて、静かな友情だけがある感じなんだが。
それはそれでいいと思う
親密な友情と801(それっぽさも含む)の描き分けが出来てるって事だし
いや、できれば個人的には友情オンリーでいって貰いたいな。
史の話は好きだったけど、あの801臭さだけが苦手だった。
その手のムードが好きな人には悪いけど、生理的にどうしても受け付けられない。
大友皇子と史の801は楽しめたというか、結構好きだが
薫と修一郎になると、気持ちが重くて読んでて疲れる。
でも決着はつけて欲しいんだよな。
薫ってやはり修一郎が好きだったの?
ああいう友情からの独占欲って割と思春期にはありがちだと思うんだけど。
断章で告白してたよ
完結してない作品は、どのような結末でもいいから
出版社が書かせてくれないだろうか…
小説家の氷室さん亡くなって未完の大作がある
作家さんのファンはたまらないよな……
単行本未収録分+書き下ろしで、完結編として単行本化して欲しいよね
告白してるにしても、甘ったれてるよなあ。
死にかけてる青年の思い込み、勘違いってこともあり得る。
修一郎には迷惑な話だ。
しかし修一郎の鈍感さもどうかと思うよ
でも、女同士でそういう事あったけど
鈍感というか気付かないもんだよ?
だってさ、まさか一番大切な友人が、自分に恋心を抱いているなんて
普通考え及ばないってw
鈍いと責めるのもかわいそうな気がするよ
あれだけ大親友だと思ってる側にしてみるとナンテコッタイな状況だもの
まだ異性ならともかく、同性の友達は友達だよな。
ハァ?だろう。
普通は親友から告白されたら驚くでしょう
修一郎は薫の内面をわかったつもりで判ってなかったんだよね
修一郎は、あれから暗い戦争へ突入する時代の
最後の華やいでいた時代のように思う
戦争を描くと、左右どちらかに偏りそうだから嫌だけど
最後まで読みたかったな
長岡さんの頭の中では、行き着く先が決まってたみたいだし
もったいない
マザコン(ファザコン)で男の友人に惚れる様な男の内面など判る奴はいないw
薫本人も自分で自分をもてあましてたんではないかと思う
もし心身健康で集団になじんだ生活していれば、んな事に悩む事もなかったかも。
159 :
花と名無しさん:2008/06/10(火) 09:42:53 ID:7wVzxDUX0
『空より花の散りくるは』の
青年貴族・望城を必死にフォローするナギ君が可愛い
「ご主人は俺がいないと駄目なんだ〜」って
愛の歴史絵巻シリーズだっけ?
このシリーズキャラの名前を覚えれないw
ダメだな
私も覚えられない
古代幻想ロマンシリーズ並みにはまれないし
古代のほうは実在した人物もいるし何より
長岡さんの造り出したキャラも世界も見事だから
端役まで覚えちゃうんだよね
話としては綺麗で良くまとまってるな〜、とは思うものの一話完結もの
やそれに近いせいかキャラへの思い入れが余りもてない。
>>160 愛の歴史絵巻シリーズ、キャラの名前もだが作品名も思い出せないの多い。
白菊草紙とか宝寿丸の話とか、好きなのもけっこうあるんだけど。
ところで、大正シリーズって実在の人物がモデルになってるっぽい
キャラ多いね。
(白川Y子 ← 柳原Y子?
ラヴィ・D・ロイ ← 中村屋のボース?
愛新覚羅憲惶 ← 川島芳子?)
修一郎にももしモデルがいるなら、その人の人生から
断章の続きが推理できそうな気がする。
修一郎みたいなボンボン、割と居ただろうね。
そのボンボンが昭和の大激動の時代の波にもまれて
どうなるかが見たかった…
話的には強かに生き残っていかなきゃ悲劇になるけど
案外政治家になってたりして
薫の遺志をついで北海道開拓に携わるようなこと
断章にちらっとかいてあったような…
その北海道開拓っていうのも戦前なのか戦後なのかもよく判らない
華族の経済状況を考えると戦前っぽいけど
話の流れと全然違うけど、「春宵宴」のラストの方でヒロイン達が女の生き霊だか怨霊に襲われて、
一緒にいた道綱少年が言わんでもいいことを口出しして
「お前みたいな知ったかぶりのでしゃばりが一番気に障る!」
とか相手を怒らせ更に事態を悪化させてしまうエピソードがあったと思うけど、
あの女の霊の正体って何だっけ?
皇女なのに皇女としての扱いを受けられず、女房生活することになった
挙句、盗賊かなんかに殺された人じゃなかったっけ?
うろ覚えなので別の話かもしれないけど。
>>170-171 どうもサンクスです。
うーんどうもよく思い出せない。
元ネタの話は知ってるんだけど。
何だか、道綱君の母親の生き霊みたいな気もしてたけど、
いくら何でも息子にそんな態度とるわけないしねw
道綱君の母親はすごい目つきで旦那を睨んでた様な記憶がある
薫子が「怖い」とかおびえてたよね
あれは薫子が自分の中でいろいろシンクロさせちゃったわけよ。
道綱君の母親の思い(夫を愛しているのにそれに見合うように夫は愛してくれない)
皇女の無念(皇女に生まれながら女房仕えしなくてはいけない上に、無残に殺されて誰も助けて
くれなかった無念)
薫子の気持ち(自分の能力が押し込められていて自由に使えない鬱憤)
そこへ道綱君が父親よりの発言(母上がわがままみたいなことを単純に言ってしまったこと)をしたことで
あんたはぼんぼんだから気楽に言えるけど人の気持ちを考えたことがあるのか(皇女の話を噂話として
ぺらぺらしゃべるなど)という思いがまざっちゃって爆発したってところでしょうか
そういわれれば、そんな設定だったかも。
えーと、つまり、薫子に霊が憑依していたんだっけ?
薫子って年いくつなんだろう
そろそろ裳儀をしてもよさそうだけど、パパは何も考えてなかったのかな?
「とんでもありまへん、あの子は尼にするのや。あきらめてもらいまひょ」
とおもうさんが言いそう
あれ?
>>178-179 懐かしいw
原作者に合掌。
薫子は13〜14歳なのかな???と思ってたけど
詳しい年齢はでてこなかったね
翔は、二十歳いってないような気もする
まあ、ああいう超能力があるから綺羅姫♂に対する権さんのように
薫子のパパも裳着をためらっていたのかも
道綱君のお母さんって、蜻蛉日記書いた人だよね?
てことは道綱君は藤原道長の異母弟ってことか。
ただのアホボンに見えるけどw
まあ、まだ子供だから多少アホでも仕方ない
長岡さんの作品内で「かしこい子・頭いい人」設定のキャラなら、薫子に
どういう話題をふるんだろうか?
>>183 実在の道綱君も仕事のできないアホボンwで、
「しょうがないなーあの人は」ぽい目線で見られていた印象。
お母さんにスポイルされちゃったのか。
>>186 そうなのかw
父も兄弟もバリバリの政治家、母は文才のある佳人。
そんな環境で一人アホだと辛いだろうなー。
>>187 アホだからツライってことは感じないさw
大納言まで出世したんだっけ?
他兄弟が骨肉の争いしてるなかで
のほほーんと構えて、ある意味で
大物だったのかもよ
そういえば佐藤愛子さんが「鈍感ほど強いものはない」と仰ってたが
アホ坊道綱も周囲にはそう思われていたのかも
蜻蛉日記読むと、お母さんはそうとうキツイ性格の人っぽく感じる。
「一回だけ大臣というのをやってみたいんだ!」って道長に頼み込んで
じゃあちょっとだけですよ…と大臣になれることに決定しかけたのに
やっぱり駄目でした、ってなったの道綱君の事だっけ?
あと人妻と浮気してスキャンダルになったのに
開き直って評判落としたとか。
馬鹿じゃない(むしろ残された逸話からは狡猾な印象を受ける人)なんだけど
世渡りはあんまり上手くなかったみたいだ。
感受性が強くて、頭がいい人なんだと思う
気が強そうだけど、内面はかなり脆いような
私は
>>190のエピソードとかから逆を想像してたけどな。
鈍感でおっとりしたお人好し。
でなかったら、そんなこと道長にノコノコ頼めないと思ってたw
たぶん、断られても、それほど悔しく思って後引いたりしなかったんじゃないかな?
あ、ごめん。
もしかして、
>>191はお母さんのこと言ってるのかな?
そうです
実際の道綱君は要領がよかったんだよ。
結婚相手だって、弟の道長君が伊周君との戦いに勝ちそうだと思ったら、
道長君の正妻の倫子ちゃんの妹の婿にちゃっかり納まって相婿になってゴマするし、
その妹が亡くなっちゃうと、お金持ちの源頼光君の娘婿になる。
まあ、文学的素養はなかったけれど同時期に藤原顕光君という非常に要領の悪い
お馬鹿さんがいたもんでそのお馬鹿加減も目立たずにすんだラッキーボーイなんだよ。
何となく、道綱は藤原四兄弟の末っ子・麻呂を連想させてしまう。
特に秀でた所はなく、天皇家に食い込めなくて、本家になれなくて、
子孫は没落しちゃって。
でも異母兄弟が権力者だったから、権力闘争に敗れて
恥辱にまみれる事もなかったという感じ?
当時は兄弟といえども母が違えば
元服する年齢は数年単位で違うし(身分が高いほど早い)
出世の上限まで決まってたような時代だから
道綱君はそもそも生まれつき出世コースからは外れてる人というか。
ところで「春宵宴」ってなんで文庫にならないんだろう。
これもシリーズ作品なのに。
>>197 摂関家の息子でも、北の方は中流貴族か国司の姫が普通なんだよ
道長の二人の奥方は異例中の異例で
それ考えると、道綱も大貴族の姫射止めてるし
かなり要領もよく、道長にも争わないでいい人と認識されて
待遇はよかったと思うよ
源頼光の婿になってたとは知らなかったけど
時代の流れを読むのは上手いじゃないかw
超一級出世コースではないけど、出世コースには違いないよ
源頼光は道長につくしてるし
道綱ってやっぱり美味しい汁は吸ってるなw
なんとなく得するタイプなんだろうか
>>200 たぶんね、
道長兄弟だちと異母兄弟っていう関係が
より良かったんだろうね
本人に自覚があるかどうかは別として、「なんとなく運のいい人」って
いるよね。
道綱のイメージ=源氏物語の真木柱と結婚する紅梅大納言
兄の柏木が悲惨なことになるのと対照的すぎる
柏木は自分から悲惨方面に突っ込んで行ったねぇ… そんなに三ノ宮が好きなのか
柏木はどう考えても自分の脳内妄想がすぎたとしか思えないな
まあ、皇女という血筋、子供のような頼りなさ…というかまんま子供な
ところが気に入ったロリコンだったのかもしれないが
柏木は可愛くいえば「恋に恋する若者」なんだが、やってる事は
ストーカーまがいだし、レイプはするし、妻の二ノ宮を見下すし
三ノ宮を守る事も出来ずに死んじゃう、というバカたれ男
だか、源氏物語のなかでは柏木×三ノ宮エピ好きなんだよな
柏木みたいに自分から滅びていくキャラって、書き手にとっては
どうなんだろう?
このタイプに当てはまるのって但馬皇女かな?
長岡作品に限れば、但馬は柏木とは別タイプだと思うけどな。
>206
うん、源氏物語は柏木×三ノ宮エピがあるのとないのとで
面白さ全然ちがってくると思う。
但馬って恋に生きる力強い感じるけど
長岡作品では、弱弱しい繊細な女性だったね
自ら破滅に向かうのは但馬も柏木も変わらんけど、但馬は子供できなかった
分、良心の呵責はマシか?もっとも夫殺しの部分で良心がさいなまれてると
思うけど
ずっとお人形だった三ノ宮よりも、但馬は女に目覚めちゃった分生々しいよね。
マンガにしたらそっちのほうがドラマチックでいいと思う。
三宮もいろいろな苦悩を味わった後目覚めるよ。
そしてある意味源氏に復讐をする。
源氏の本性を一番悟ってたのは彼女かも知れないw
紫の上は復讐しなかったのにね。復讐というか反撃にでたのは若さゆえか
プライドの為か…
ぶっちゃけ源氏を愛してなかったからとかw
…ていいかげんスレ違いかな?
三ノ宮は源氏の事なんか愛してなかったでしょう
但馬は穂積なり別れざるを得ないような運命を呪う事もしなかったのかな
長岡さんの但馬は高市が死んでから
穂積を拒否し続けていたみたいだね
高市への気持ちに目覚めていたのかな
穂積のことは好きだとしても
やっぱ、罪悪感が半端なさそうだもんね。
十市の形代としてのみ愛でられてたわけじゃない、って
わかったから、なおさらに。愛情は穂積にあっても
今更なにも知らない頃のようにはできなさそう。
長岡版但馬は、高市の死後心が病んでしまったイメージがある。
但馬の侍女が穂積を上手く言い包めて求愛を躱し、秘密を守った感じがする。
私もそう思ってた。
高市の死後精神的な事もあって、そんなにたたずに死んだようなイメージがある。
そして亡くなってから穂積を呼ぶんだよねw
穂積と大伴郎女の話し好きだった
郎女がキラキラ輝いてた
但馬と対照的な彼女に穂積が救われた感じ
>>221 郎女が魅力的だったよね。キラキラって、本当にその通りだと思う。
穂積の外見が若すぎるけど、まぁ少女漫画ということでw
でも、郎女も「初月の歌」では思慮分別のある落ち着いたおばさんになってるんだよな。
外見は若いけど。
次世代の話だから、仕方ないのでは。<おばさん
でも、娘たちへのアドバイスとかは、若い頃に恋を沢山して酸いも
甘いも知り尽くしたオトナの女、という感じだった。
落ち着いたオバサンの印象はなかった
「いい女」になったなぁと思った
穂積の願いを昇華してた
郎女って麻呂とも恋愛するよね?
麻呂じゃ物足りなかっただろうw
麻呂じゃ物足りなかったのか、逆に麻呂の方が
「ごめん君とはなんかしっくりこないし、好きな人ができたんだ」
とか言って去っていったのか、そこは不明
だから面白いんだけど
なんとなく麻呂は他の女に走ったぽいような気が
それで坂上郎女のプライドが傷ついて別れたとか
どこかでこんな説見たこと有るなぁ…
自由高らかに愛を楽しむ女性についていけなかったと思ってた
父母の事情から屈折した心もってそうじゃん
>>227 永井路子さんの小説だと、そんな感じだったね。
「自由高らかに愛を楽しむ」って坂上郎女はそこにプライドが感じられる。
遊びじゃなくて、どの人とも真剣に恋をしたんだろうね。
ふと思ったのだが、サトウハチローと同じタイプか?まあ、坂上郎女は男に
貢いだり暴力振るったりはしないと思うが…
大嬢の父親である宿奈麻呂との話を読みたい。
「初月の歌」で郎女本人が大嬢に「性格がそっくり。飛び立とうとする私を地上につなぎとめて」
とか評してたけど、どんな男性か見てみたい。
堅実で真面目な落ち着いたタイプかな
今まで奔放に生きてきた郎女がやっと腰を据えられたようだから
大伴の話しはもう少し読みたかった
不比等の逆恨みで可哀想に思ったし
あれは石布を殺したのが大伴の一族だったからじゃなかったっけ?
歴史でも藤原氏の台頭とともに他の古代豪族は追い落とされいく
過程を描きたかったからああなったのではなかろうかと
初月の家持はどちらかというとさわやか青年だけど
残されている資料から見える人物像は何度も謀反の疑いがあり
そのたびに煮え切らない態度を取っている複雑な性格の人っぽいんだよねぇ…
大伴家は反藤原勢力がよりどころにしやすい一族だったし、
実際に獄死した人もいるから、宗家を守ることに必死だった人という
イメージがある>大友家持
長岡さん絵で光明皇后の話を読んでみたかったな。
藤原不比等びいきの長岡さんだから何時かは、と思っていてけれども。
>>235 殺される原因をつくったのは不比等(史)w
家持は総てが中途半端なイメージ
和歌もさして異彩を放つほど才能あるとは思えんし・・
学校で習った和歌は家持だったけど
家持は風流に逃げたいけど許されない、でも坊々根性が染み付いてるから
謀略には向いてないし下手くそ、というイメージがある
大伴一門の過激派に下から突き上げられていたけど
藤原氏にはとうていかなわないと思っていたから
色々ジレンマがあってのああいう態度かなと思った
家持は恵美押勝?派じゃなかった?
うまく立ち回って処罰されなかったみたいだけど
主流を読み損ねる持統天皇時代からの大伴のイメージ
捕手
Wikiとか読むと家持は仲麻呂の暗殺計画
に参加して左遷されたりしてんだよね・・でも表面上は仲麻呂派だったんだろうか左遷ですんでるし。
なんかこの辺を読むと胃がキリキリするw八束も仲麻呂とは対立あるようなないようなだし。
漫画で描くのめんどくさそう。
大伴は武門らし家持も将軍とかしてるけど
長岡さんの家持は歌人らしく風流だね
でも父親の旅人は無骨な武人という感じだった。
旅人のイメージは颯爽とした武人て感じがする
酒好きで女にもてて
大伴一族は平安時代になると地方で暮らしているんだろうか?
橘氏は平安時代でもチラホラみかけるけど、
伴氏は応天門の変で中央政界から滑り降りた後、
鶴岡八幡宮の初代神主になって、
地方で土着化、だそうだ。
伴信友とかの学者もいるもんね…
そういや荻生狙来は物部氏の子孫だっけ
昔の武門の一族が後世は学者とか感慨深いような
初月の歌、大娘が母親の坂上郎女に似ず、華やかなところのない自分を
ネガティブな意味じゃなく受け入れるようになっていったところも
好きだなー
>>249 劣等感を吹っ切って芯のある女性になった感じだよね。
軽やかで奔放だった母親とはまた別の大人の女だ。
関係ないけど最近夢の奥城を読み返してみた。
読めば読むほど深い。天智と倭の二人が儚い湖の都(大津京)
そのものだった印象がある。
夢の奥城、泣いたな〜
関係ないが、豊臣秀吉の妻ねねも倭姫と同じような心境だったのかな〜
自身の子はおらず、労苦ともにした夫の成果が灰に帰するのを
彼女達がどう見てたのか、スゴイ知りたい。
親が破産寸前で売れるものは何でも売ってるんだけど
夢の奥城だけは売れなくて手元に残した
傑作だと思う
夢の奥城は倭姫と大伯大津姉弟のエピも好きだった。
叱られて家出して道に迷って、見つけられて抱きしめられて泣いて…
それを眉月の誓で持統天皇に「私のこの手で育てるべきでした。そうすれば
こんなに心が離れてしまうことはなかったのに」て言われたときにはズシーン
ときた。姉弟の倭姫とのあたたかい思い出が悲劇の一因なんて。
夢の奥城いいよね。何度も何度も傑作だよな〜って
言ってしまうほどいい作品。
255 :
花と名無しさん:2008/08/20(水) 15:19:33 ID:OxyREL5R0
下がってきてるのでageますね
>>253 そうそう
倭と姉弟の美しい出来事が
悲劇に繋がるのが痛々しいというか。。
倭が生きていれば、また違ったのかもしれないけど
夢の奥城は自分の読んだ漫画の中でも
最高傑作なんだよなー
悲しくも、どこまでも美しい話
持統のあの叫びは実は、大津の事件の核心を突いているのかもしれないね
草壁と一緒に持統のもとで育っていれば、事件も死ぬこともなかったかもしれない
でもそれだったら倭が寂しかっただろうし
そうそう倭は二人がいて喜びを感じ
二人も倭はいなくなるけど、一緒に過ごした時間で
安らぎという家庭を味わっていたりもする
天智は倭の間に子供を欲しがったけど
出来なかったのが不運だったのかもなー
男の子だったら後ろ盾ないから不安定だけど
姫だったら文句つけようがない血統の良さだ
生まれてたら次代の皇太子妃に相応しい姫だし
大津・草壁と結ばれてたかもしれないね
倭媛も壬申の乱前に皇位につくの要請されているんだよね
漫画では大友に「そんな弱気でどうします」で受けなかったけど
ただし持統のように表に出るタイプじゃなかったようだから
影に徹して大友を摂政に…なことにでもなっていたのかな
倭は中継ぎの天皇だった説もあるし
世に重き人ではあったんだろうね
>>260 それを思えば生没年すら不詳な倭みたいな皇后も珍しい。
夫があれほどの重要人物にも関わらず、ほとんど情報が
残されていないのは逆に変な気がする。
やっぱり子供がいなかったからなのかな・・・?
血縁が…父親が謀反で殺されているし、蘇我の血筋が入っているからじゃない?
倭は蘇我本流の血筋なのかな?
大化の改新のあとも、蘇我傍流は栄えてるわけだし
古人大兄皇子の母は蘇我馬子の娘
母親はわかってないのかな
皇太子の娘に生まれ、皇后にまでなったのに、没年不詳は不思議だよね。
近江方の人間として、打ち捨てられてしまったのか、
もしかすると、本当に夢の奥城のように消えてしまったのかも…と
ドリーミンな妄想をしてしまったw
作中の倭を即位させて云々というのは、実際に記録にあるんだよね。
大友が敗れたあと、倭を再び擁立しようとする勢力は
なかったのかな。天智時代の前も後も皇后の重要性はかなりの
ものなのに(持統や斉明や間人)倭だけ何もないというと
逆に勘ぐってしまうよw
皇女じゃなくて二世女王だからとか
時代は違うけど倭の墓と伝承されてる古墳があるぐらいだから
当時は存在感ある人だったとは思うんだけど
長岡さんの描いた倭が悲しいまでに美しすぎて惹かれてやまない人物になった
やまと
この名前がいいんだよね
日本人が忘れても忘れれない心のふるさとの名前がいい
倭媛って特別な名前だよね
倭建命のやさしい巫女の叔母さんも同じ名前だし
誰が名付けたのか…とにかく「暁の回廊」の古人だとは
めちゃくちゃ考えにくいがw
長岡さんてキャラの名前にこだわりあるよね。
倭や真人、味稲とか宝寿丸など、名前の由来や名づけた人の思いを物語にもり込んでる。
名前とともに育ち倭を名乗るに相応しい貴人だったのかも
現代人だと変な名前と思う古代においては相当いい名前だよね
それ相応の人じゃないと名前負けしそうだが
そういえば、倭媛が大津、大伯育てたのってどこかに記述があるの?
祖父(天智)に引き取られて可愛がられていたというのはよく見かける。
天智と皇后が仲良かったのなら、
大津宮に共に住んでて皇后が育てたというのも頷けるなあ。
そういう資料はなかったと思うけど
長岡さんは歌の内容が似通っているから
一緒に暮らしていたように想像したようだね
多分有名どころの
「人はよし思いやむとも〜」倭姫王
「うつそみのひとにあるわれや〜」大伯皇女
の二つが今は亡き人の面影を偲んで歌っている共通点があるからだと思う
>>274 大伯・大津姉弟の育て親としてよく候補にあげられるのが、蘇我姪娘と倭姫皇后です。
ただ、もし姪娘が育て親なら、天智崩御後も御名部・阿閇姉妹と何らかの交流が
あっても不思議ではないのに、彼らの交流を裏付ける歌は一つも残されていない。
阿閇が元明天皇として即位した後、文武の早世が大津の祟りだと恐れることもせず、
改葬した気配もない。
このことから、阿閇と大津は特に交流が深くなかったのでは?という推測が成り立ちます。
+
>>275さんが書いた内容から推測して、史料はないものの、
倭姫皇后が姉弟の養育に何らかの形で携わったのでは?という推測が妥当であろう、という感じみたいです。
もし、大津皇子が即位して天皇になってたら
養い親かもしれない倭媛の痕跡、歌も増えてたかもしれないね。
大津が即位してたら、不比等に陽があたることもなかったかもね。
続きはいつでるんだろうか・・・。
280 :
花と名無しさん:2008/10/11(土) 22:30:53 ID:1dBwzGY60
手元に本が無いのでうろ覚えなんですが
持統天皇が不比等に律令の制定を命じるシーンで
持統は律と令のどちらを先に制定するよう命じていたか御存知の方いませんか
令です。
文庫版『眉月の誓い』下巻のP326で持統天皇が
「では律は後でもよい これまでのように唐律を・・・」と言ってます。
282 :
280:2008/10/12(日) 23:28:53 ID:6vO7Ytie0
>>281さん
御教示ありがとうございます。
律と令では令の方が当時の国家としては重要だったんですね。
大宝律令はようするに日本初の刑法が盛り込まれた
法律ってわけだよね。不完全だけど。
そういう意味で不比等は実質初代警察長官ってわけか
建前は忍壁皇子(刑部になった)だけど
長岡さんの描く天武の顔も見たかった
もうあの時代は描かないのかな
ほんと天武の顔みたかったね。何故にあのキャラだけ顔無だったんかな。
前にもあったけど長岡さんの中でイメージが定まらなかったとか
どうも漢皇子説をとっていたみたいで、どういう顔にするか
迷っていて結局機会を逃したのかも
といっても、長岡作品の男キャラの顔はそれほどバリエーションないからな。
個人的にはイメージとしては最近の「華麗なる愛の歴史絵巻」のヒーロータイプかな?
歴史がお好きなようだからルネッサンスあたりの
時代のものどうだろうか
あの時代は森川久美さんのヴァレンチノシリーズぐらいしか知らないし
>>288 それは知らなさすぎw
長岡氏の絵は西洋人には見えないから、ちと辛いなぁ。
あんなにぱっちりお目々のふわふわ髪なのに、何でだろう…
和物のイメージが強すぎるんだろうか?
黒目がちな瞳の描き方のせいじゃないか。
青い目の人物だったら、瞳の真ん中の点以外は
白ヌキにして光彩を描かなくてはそれっぽく見えない。
古代エジプトの連載があったけれど、あっさり絵だから読みやすい反面、
他の時代の人物を描かせると物足りなさを感じるかも?と思った。
長岡さんの歴史系作品は好きだけど、衣装が描き訳のための記号っぽいので、
そういう面でも期待外れになると思うな。
豪華絢爛というのがルネサンスの良さだもの。
>>289感情が色濃く出るタイプの絵じゃないからではないかなって思ってた。
やっぱクリームいっぱいの洋菓子っていうより渋い落雁みたいな〜ああ上手く言えないや。
自分もそう思うなぁ・なんでかね?奈良時代の時代設定での印象の刷り込みが大きいだけなのかなぁ。
もしかしてナイルから読み始めた人は違和感ないのかもね。
瞳が黒目がちの絵って結構表情が出ない気が?
落雁なんとなくわかったw
>>291 衣裳が期待外れ、ってのは解るw
古代ロマンシリーズの時にも思ったけど、この人あんまり
ファッション史への興味とか、衣装・装束萌えには無縁な感じだよね。
比べるのもなんだが、
山岸先生だとご自身が着物道楽で
髪の毛いじるのもお好きだから
処天でも柄模様や髪型が凝ってたな。
そうそう、結構昔の少女漫画家(失礼)って服飾関係好きだよね。
デザイナー物で蘊蓄語ったり、一見無縁そうな話にも
服飾に関するミニ知識が出てきたり、キャラが急に熱く語ったりw
萩尾望都(服飾史)とか、里中満智子(現代ファッション)とか。
長岡さんプロ野球のライオンズファンらしいね
意表をついて(つきすぎだがw)野球ものとか描いたらおもしろいかも
昔、大和和紀さんが紀元2600年のプレイボール描いたのも
驚いたけどおもしろかったし
>>296 それは当時の少女漫画雑誌がローティーン向けの
ファッション誌的な役割を負ってたから…
巻頭カラーグラビアに「漫画家の先生方がデザインした春のおしゃれ」
とか競作ファッション画が載ってた。
>>298 それは勿論そういう部分もあるだろうけど、やっぱり作家の趣味とか
興味がある方面てのは力の入り方が違うから、作品見てても解るよ。
特にコスチューム系の好きな作家は、歴史に忠実で細かくリアルだけど
そうでない作家&リアリティを考えない作家の描くドレスなんて
ありえない位適当で、笑えるようなデザインだったりしたもんよ。
別に長岡さん適当でもないと思うけど
時々古代女性でこれはないなと思うのはあったが
それはそれで良かったというか
フリフリのギャザーフリル付裳裾とか?
時代考証はともかく、
あのフリル付き立ち襟は好きだった。
ルネッサンス時代のドレスみたいで。
あ、ルネッサンスも案外いけるんじゃないか。
倭姫のスリムガウンのような衣装とか
でもあれ妙に合っていていいと思ったw
もう一度、史(不比等ではない方)の話を見たいと思ってるのだが
無理だろうな・・・。
間人との話とか、切なくて神秘的な雰囲気がかなり
好きだった。
305 :
花と名無しさん:2008/12/05(金) 15:37:17 ID:em6fniXt0
ずいぶん下がってたのでいったんageます
倭姫の衣装よかったね。
三千代はファッションにもそれなりに詳しそう。
宮子をプロデュースするときの、「刺繍や箔は控えめに、
ただし染めは丹精こめたものを」て言ってたし
>>306 その三千代の指示って宮子の純情な性格にも合って
うまいこと言うなと思っていたよ
ひれが芯でも入ってるかのようにくるりと巻いているのには笑ったけどw
侍女や下人の服とかはリアルでいい。絵的にはちょっと寂しいんだけどさ…。
スタンダードな当時の服があって、でも時々洒落ものが自分なりに工夫して手を加えてるんだ
って脳内で勝手に変換して読んでたw
長岡さんも服装に苦労していたようだけど
他の人もそれほど忠実じゃなかったし
山岸さんも他の時代のから引っ張ってきて…みたいなこと言ってたな
こ
>>311 何を書こうとして去っていったか気になるw
>>306 そこはやっぱり宮廷人だから、ファッションにも敏感だろうし
人を良く見てるし、理解力もあるんだろうなと思う
314 :
【中吉】 :2009/01/01(木) 20:50:16 ID:???0
あけおめ保守
昨日テレビでやってたクイズ番組で答えが藤原不比等だった問題に誰も答えられなくて残念
自分にとっては日本史上最重要人物なんだが、世間での認知度はやはり低いのか…
歴史の勉強はステレオタイプのように大化の改新で
中大兄と父親の藤原鎌足を教えるから
藤原氏の実質的な始祖は不比等なんだけどね…
藤原氏は教科書でも目立ちまくってるからいいよ。三輪氏なんて無視されてるから。
来年は平城遷都1300年だね。奈良行きたいなー。
生せんとくんも見たいしw
なんだかんだ言ってあのキャラ最強になったね
はじめ文句たらたらだった奈良県民の友達も
「もうあれでいいよ」って悟りを開いてたしw
なんかもう慣れちゃった
最初はありえないって思ったけど
長岡さんの昔の本を集めているのですが、花明かりと断章が手に入りません。
他の修一郎シリーズと古代ロマンシリーズは集まったのですが…。
やはりこまめに古本屋、でしょうか。
最後がとても気になるので、ぜひ読んでみたいです。
断章はちゃんと完結してないですよね?
続きが読みたい
うん。
あと雑誌掲載時と内容が変わっている話があるよね。
最後の方で太った人と仲良くなる話。
未完のままでもいいから文庫化してくれないかな。
それであとがきで長岡さんの当時の構想とかを少しでも読めれば。
やっぱり無理かな。
>>321 読むだけでもいのならマンガ専門の図書館とかにおいてあるかも知れないよ。
私はたまたまブクオフで見つけました。
いずれ結婚や引越等で泣く泣くブクオフに売るかもしれない。
325 :
花と名無しさん:2009/01/25(日) 01:40:01 ID:TumUIoLb0
上がってるのでageときますね
>>321amazonの古本とかマメにチェックしてるとたま〜〜に出てるよ。
根気よくチェックしてるといいと思うよ。
自分は「花明かり」はamazonで手に入れた〜ヤフオクとかももしかして出ることあるのかも
今日の日曜美術館はよかった。
洛中洛外、時代の雰囲気をとっても感じた。
若かりしころ(?)…京都時代、の作品のようだし。
これ、かなり参考にしたんだろうな、と思った。
>>326 しかし、あの肖像画の人物が又兵衛のモデルなわけで…
ちなみに「洛中洛外図」の従来の作者としてちらりと評論家のおじさんが話題に挙げてた
「彼の先輩格の天才」というのが狩野内膳らしい。
ごめん、内膳じゃなくて永徳だったと思う。
326です。
肖像画の岩佐又兵衛、結構好みだった。
マンガの最後に出てくる、内膳の祭礼の絵は、以前永徳展に出てた、と思う。
又兵衛は画集や家にある本でしか見たことないので、TVの解説はありがたかった。
だんふみさん、今回もまた、初めて聞くお名前で…、と言ってて悲しかった。
何か話題はないですか保守
331 :
花と名無しさん:2009/04/08(水) 23:43:40 ID:+VY0L2of0
下がりすぎなので…
久しぶりに史の話を描いて欲しいな
中年不比等を見ると宝塚版「風と共に去りぬ」のレッド・バトラーが思い出されてしょうがない。
×レッド・バトラー
○レット・バトラー
中年不比等がレット程キザだったら嫌だな…
若い時だけど、賀茂媛との初見は相当キザだったゾw
当時の権力者を現代の価値観に当て嵌めてはアレだし、キザとは違うかもだけど
五百重、三千代を次々妻にしたり、中年不比等もやってることはスゴイよね。
五百重が天武の子を産むと知って動揺してた青い不比等が好きだけれどもさ。
不比等のタラシっぽさが苦手だな。ホストになれば多分カリスマ。
大友皇子や天智帝の方が誠実だと思う。
「愛人はいっぱいいるけど一人の女にずーっとこだわり続ける」
という展開が長岡さんは好きだな。
自分も好物だw
大友皇子は一人の男(史)にこだわり続けてるという
変型タイプなんだなということに今気づいた。
親子で恋愛傾向が似ているなぁ…
長岡さんの作品の中では天智帝の皇子といえば大友皇子以外は
影が薄い気がする。
不比等は影薄くないんじゃ…
と思ったら「皇子」ね。確かに。
大友皇子の同母弟が史(不比等じゃない方)の話に
出てきたけど、兄が死んだ後東国に逃れたんだよね。
妹は後に帰ってきたけど彼はどうしたのかな。
何かの小説では、この皇子は乱の時に惨殺されてて哀しかった…。
>>341 実在していたのかどうか裏付けが取れない兄妹だからこそ、創作意欲が増すのかも。
それと大友皇子の東国落ち伝説があり、今の千葉県に大友皇子の墓があるとか。
阿閉皇子の東国行きは、このネタから発展したのかも?とふと思ってみた。
春宵園だっけ?超能力のある少女(名前ど忘れ)と翔の話で、
少女の両親が出会った場所が、東北の貴人の塚の前というのがあったけど、
あの貴人というのがその皇子の墓じゃないかと言われてなかったっけ?
超能力少女橘薫子が主人公の平安時代の話が春宵宴で
史が間人に会うのが春宵華宴だよね。
タイトル似てるんでときどきごっちゃになる。
新刊買いました。
最初、それぞれの話が別個の世界観?と思ったら、
登場人物が繋がっているのが途中でわかり、そういうのが好きな私としては嬉しかった。
ちょっとしんみりしてしまう物語が多かったけれども。
し、新刊でたの!?全然知らなかった。
てか、今も連載してたんだ…、
ここで何の話題もでないから、今書いてないんだと思ってたわ、不覚。
新刊、私はいまいちだったなぁ…。最初の話は救いがなさ過ぎて可哀想…。
世界観は同じでも、最初の話と最後の話はぜんぜん接点ないし。
どうせなら、あのマイノリティー集団メインで話を進めて欲しかったなぁ。
新作読めるのは嬉しいけど。
でもあのサイズ、紙質があまりよくないと思うのは私だけ?
普通の単行本で出して欲しい。
ひとと異なる世界にすむ人(超常能力者)が、少しずつ一般社会にかかわっていく
そして、超常能力者たちの正体とか、どんな生活をしていた人か、とかが
作品ごとに少しずつ明らかになる、っていうかんじが
初期の古代幻想ロマンシリーズっぽくてよかったと思う。
鬼童丸とその周辺、もっとつづけてほしいなぁ
よし、この過疎りようなら言える・・・!
新刊に出てきた信さんはかっこいい!
枯野で舟漕いでたニイちゃんが気になる。
埴輪の化身?
はに丸王子リアル版?
私は新刊買ってちょっとがっかりだったなー。
それより「断章」のつづきがマジ読みたい。
確か「Candle」が廃刊になって20年くらいたつけど何度読んでも飽きない。
瑠璃子ちゃん可愛かったなー。
文庫にもなってないよね?あのシリーズ…
女の子達がみんな魅力的だったなぁ。
>>353 アメリカへ行った耀子から手紙が届いた時に、
「お・に・い・ちゃ・ま♪」と入ってくる瑠璃子ちゃんがとっても可愛かったな。
私も「断章」の続き読みたいなー20年くらい待ってるよ
あれは作者はラストまで考えてるみたいだよね?
ちなみに耀子は好きになれなかったなー、沙羅が好きだったのにあんなことになって・・・
修一郎の母上と耀子
薫の母上と沙羅
似たタイプだなぁと思ったっけ…
ほしゅ
保守ついで
保守
沙羅もある意味何考えてるか判らないキャラで、実際に接すると疲れそうだ
里中さんの新刊出たね
何でか十市ネタが続いてるが…
あけおめ
長岡さんの作品で持統という人に興味を持ったのがきっかけで
雑誌連載中は読んでたなー「天上の虹」。
ウェットだよね里中さんのは。
なぜか天上スレで長岡さんの名前が頻発してる。
こっちでも語ってくれないかなー。
えっ、ちょっくら見てくる!
ほんとだw、天上の虹読みたくなったけど21巻か、ポンと大人買いは出来ないな…
でも長い割には巻数少ないのね、何巻までいくんだろうか?
天上で宮子の扱いが悪いようなのが気になった。
眉月の、宮子入内で野望に拍車が掛かる不比等&三千代ククク、フフフ…が
空恐ろしくも小気味良く思えたのは、一時でも宮子と文武が仲良く描かれている
ことも大きい。
天上は持統天皇が主役だからもう数巻で終わりだと思うのですが、作者の都合
で年1冊ペースなのが辛いです。
宮子が狂う理由は天上の方が納得できますね。
あの扱いは酷すぎるし、不敏でならないです。
集めるならブコフでも105円コーナーであると思いますよ。
ブコフといえば先月、「ナイルのほとりの物語」が2軒回っただけで揃えられてしまっ
て、かえってビックリでした。何度も読み返してます。
でも天上の虹って、かなり教科書通りって感じに話を追ってて、
長岡版のような思い切った設定がないから
物足りなさを感じるんじゃないかな?
両方とも読んでるって人、どう思う?
>>369 好みだからなーと思う。
史実とオリジナル設定が混在する話から
自分なりの面白さを抽出する作業が好きな方なら長岡版、
史実を少し噛み砕いて愛全開の展開が好みなら里中版かな。
里中版の長屋王は硬質なキャラで良かったし、
持統は里中版よりは長岡版の方が「深沈で大度」と感じる。
正直、史実厨にとってはどちらも物足りないと思う。
けれども、その人物を表現するために考えられた性格付けには、
それぞれ作者の愛を感じるので、優劣はつけられない。
古代幻想ロマンシリーズは
萩尾望都と竹宮恵子の影響受けすぎだよと感じてたので
ファンタジー要素のない里中さんの古代漫画が
どっしり控えててもいいんじゃ
里中さんは男女の愛を、長岡さんは伝承をメインに据えているから
どちらも読み手を選ぶと思う。
>>371 宮子発狂の場面なんか、まんま「ポー」で笑えたよねw
十市皇女は自殺、高市皇子は(結果的に)毒殺、紀皇女は文武天皇の妃で
大津皇子の遺児が太安万侶…など里中版の設定も結構いろいろある
最新刊だと能勢皇女なんて謎の人物が出てきたり
双方の藤原四兄弟なんかを見ると人物像はむしろ長岡さんの方が
史料から浮かぶイメージどおりに描いている印象がある
十市皇女は、正史でも自殺を匂わせるような不自然な死扱いされている。
高市皇子の死因の設定は二人とも同じ。
紀皇女が文武の妃という説は彼女の短歌から推測されていて、論文もあったような。
しかし、大津皇子の遺児と架空の能勢皇女は里中版のみの設定だと思う。
歴史に添って作品を作るにあたり、不明な点をどのように解釈するか?
史実と史実の繋ぎにするか?という所で、それぞれオリジナルキャラや
設定を出して、物語のぶつ切り感を緩和しているようにも見える。
宮子に関しては、引きこもりにした清原さんの設定がユーモラスだと思った
紀皇女は文武天皇の妃で弓削皇子と不倫関係にあった→高松塚被葬者は弓削皇子
というのは梅原さんの説だよね。
あと、宮子は海女だったという説も出してるw
真偽はともかく、読み物として面白かったな。
気になったので調べてみた。長文なので、スルー推奨です。
まず、紀皇女の短歌「軽の池の〜」と、
高安王が紀皇女と密通した為、伊予国守に左降させられた(『万葉集』12-3098)
ということが万葉集に残されている。
このことについてはサラッと1980年出版の本にも記されているので(山中智恵子著「斎宮志」)、
その以前から紀皇女にまつわるエピとして、古代史の学者の間で認識されていたと思われる。
問題は、左降の原因が「紀皇女と密通した為」なので、誰の妻であったのか?という
推測から、紀の配偶者は普通の皇族では無いのではないか?というミスリードが
されているという点かもしれない。
※多紀皇女説もあるけれど、彼女は孝謙女帝の即位直前に
一品内親王という最高位を極めたので、薄暗い過去があるとは思えないです。
それを梅原さんが「紀皇女は文武の妃だったのでは?」と提唱し、それで
新しい史料が発掘されるまでの繋ぎとして、取り合えず疑問を解消しているようにも見える。
私は梅原さんの本を読んだことはないので、推測ですが。
真相は不明だけど、普通の皇族の妻にしては「密通」「左降」という重々しい
言葉が付きまとう紀皇女は、普通の皇女としての人生を歩めなかったのでは?という
推測が土台の梅原説が目立ち、それを論破出来る史料が無い今は
新説が出にくいかも?と思える。
宮子に関しては、紀州道成寺の縁起が古くから伝えられているから、
梅原さんの新説では無いと思う。
長岡さんは紀皇女を一切出してないんだから
紀皇女のことは里中さんのスレで語ればいいと思うんだが・・・
>>377 梅原さんは、海人の娘が文武夫人になったという道成寺の『伝承』が事実なんじゃね?
と論じているのです。
紀皇女の夫が不明なのが本当に残念
分かっていれば長岡さんが彼女と弓削皇子の物語を描いたかもしれないのに
長岡さんの古代もので一番時代が新しいものって
穂積と大伴坂上郎女の話や藤原麻呂青年期の話だっけ?
奈良時代(聖武〜孝謙称徳時代)を描いてほしいと
思ってた、実現したらまたその次を、と思うんだろうけどw
初月の歌(若き家持と大嬢の物語)が一番新しいんじゃない?
孝謙天皇がちらっと出てきたけどきつそうな顔の女性だったな
彼女の話も読んでみたいなあ
厳密?にいうと、平安時代までは古代
虫愛ずる姫、薫子の春宵園シリーズも古代幻想ロマンとついてたような?
>>383 だね
平安だとふいんき変わっちゃうけど
一般には古代というと奈良時代くらいまでのイメージかな?
30代の自分が歴史の時間に
「平安時代までは古代」と習っているので
中年以上世代的には、古代=平安時代、
鎌倉時代から中世の始まりって認識では?
最近は平安は中世ということになってるらしいけど
平安時代は初期が古代だけど、緩やかに中世へと移行して
平安末期はすっかり中世という印象がある。
大学で日本史を専攻したけれど、その辺は曖昧に流したキガス
平安時代は長すぎる。
小学校の時、教室に貼ってある年表を見て
静岡みたいだと思った(東京-大阪間移動してて
いつも「まだ静岡か…長いな」と思っていたから。
大学の時の文学史では
上代(〜奈良)
中古(平安)
中世(鎌倉・室町)
近世(江戸)
近代(明治〜1945)
現代(1945〜)
だった。
中古ってなんかやだw
文学史で分けちゃうと
文字のない時代の話はどうなる
上の分類だとその心配はなさそうだ
何度も言われていることですが、断章の続きが読みたい。
修一郎や薫はもちろんながら、叶と玲子がその後どうなったのかも
最近気になってきだしました。
玲子、当時読んでた頃よりも今の方がずっとその良さがわかるようになった。
「あなたは心の熱い素敵な子よ。きっといつか素晴らしい女性になるわ」
ていわれてた意味が連載当時(中学生)はわからなかったけど、今はよくわかる。
断章女性キャラの中で一番好きかも。
395 :
花と名無しさん:2010/05/03(月) 01:08:33 ID:QqSFNREs0
「夢の奥城」を久しぶりに読み返した。やっぱり好きだ、この話。
倭姫が凛としててでも手弱かで、中大兄を憎んで愛して
人生の幕は自らの手で静かに降ろす…オトコマエな天皇家の家刀自だなー。
そんな彼女を「明けの明星のような少女」と表現した中大兄も、詩人だw
396 :
花と名無しさん:2010/05/04(火) 12:34:20 ID:7aqDT38j0
「更級日記」の漫画描いてなかったっけ?
違ったらすいません。
平城遷都1300年祭に沸く奈良へ行ってきました。
平城宮や明日香巡りをしたけど、行く先々で長岡さんの描く人物やセリフが
脳内再生されてしまった…(できることなら漫画片手に巡りたかったくらいw)
なかでも薬師寺東塔の内陣公開が印象深かったなあ。
秋から本格的に解体修理に入るようだけど、なにか新事実が出てこないか
興味深いです。
あ、せんとくんにも会えました。
07/13
水なき空に花は流るる
長岡 良子
>397
せんとくんは奈良市内よく移動しています。前は、普通にエレベーター待ち(移動中?)してました(笑)
>>398 これって紀貫之の
「さくら花ちりぬる風のなごりには 水なき空に浪ぞたちける」
が元ネタかね
400 :
花と名無しさん:2010/06/10(木) 00:09:36 ID:jpvO5BXM0
天行く船再読してから(特に終盤の長屋が氷高に振られる場面)
長岡解釈による長屋王の変も見て見たくなった。ドロドロ展開は避けられないだろうけどな〜
本編での子供時代が微笑ましかった藤原四兄弟も
その頃には見事暗黒四兄弟化してるんだろう。
>>398 情報ありがとう!おかげで連載ペースがわからずに、
今まで読み逃していたボニータの連載に初遭遇出来た。
雑誌まで追ってるひとは少ないのかな?
ここ自体ひと居ないか…
>>398 私も感謝です!
>>401 ボニータは昔、一時買ってたんだけど、今はすっかり単行本派……。
近年はflowersとかkissくらいしか雑誌は買ってなかったんですが
最近姫金を買い始めたので、
長岡さんが姫金に移ってくれたらなー、なんて勝手に思ってました。
(結構、元ボニータ組、元プリンセス本誌組が移籍しているので)。
でも長岡さん、無事にボニータで連載されているのですね。それはそれで何より…。
長岡版での長屋×吉備夫妻がどんな感じなのか気になる
>>403 長岡版では父親似の氷高や軽に対し、吉備は母親似だったような。
子供時代は出てたけどある程度大人になった姿はまだ
出てないよね。
長岡版の武智麻呂が暗黒化する所が想像出来ない…
黒眼が大きいキャラは狡猾そうな表情にしにくいのかなあ
不比等似の房前が中心になって武智麻呂はやむをえずついて行く感じになるのかな
積極的に暗黒化する武智麻呂というのも少し見てみたい気はするけど
398です。
私もコミック派ですが、某コミック発売予定リストのサイトで見つけたものです。コミックのペースが遅いのでよく見逃してしまいます。
先生は読者が感情移入し易いキャラを作ろうと思って
さほど詳しい事が判明してない武智麻呂を藤原一族の良心的位置づけにしたのかな?
個人的に武智麻呂と長屋の絡みは面白そうな気がする。
皇族一家と急成長株の名門の、それぞれ惣領息子同士だし。
藤原四兄弟はそれぞれが小粒な不比等って感じでそれなりにやり手っぽいけど
あんまり黒くなる感じではないな〜 孤高の不比等と違って四人で協力できるし。
何より不比等が黒くなったのは五百重の存在があってこそだしね。
ああでも長屋サンの冤罪事件があったか…あれ主導したのは房前なのかな。
何となく長岡版の房前と長屋は政敵と言う立場を差し引いても
馬が合わなそうだな。特に根拠はないが
なまじお互い切れ者同士過ぎるせいなのか・・・
長岡さんの描く四兄弟像は昔読んだ中央公論社の「日本の歴史」に
出てくる藤原四兄弟像とほとんど一致していた
残された史料から推測するとああいう人物になるのかな
里中さんの描くいかつい武智麻呂やクールな宇合には違和感がある
麻呂はどちらも似たような雰囲気だけど
>里中さんの描くいかつい武智麻呂やクールな宇合には違和感がある
そう言えば長岡先生の武智麻呂は
キャラデザ的には娼子と瓜二つだった事を今更ながら思い出した
武智麻呂は子供の時はお兄ちゃん気質の優しい子だったけど
大人になったらえらく苦労性になってたな。
なんとなくだけど。
昏い月でまゆりと話すシーン好きだ。武智麻呂の言葉にまゆりが
ちょっと虚をつかれるあたり。
少年時代の武智麻呂は五百重のことで憤慨する房前を諭したりして
おとなしくて優しいけどしっかりしているイメージがあったから
大人になって駆け落ちしようとしたのにはびっくりしたな
あのくだりは少年少女時代の不比等×五百重と
オーバーラップさせたかったのかな?>武智麻呂×弓束
種類は違えど難儀な恋をした辺り、似ていないけど似た者親子だな。
武智麻呂は下手に駆け落ちなんて弓束に持ちかけなければ
失踪されることもなかったのかね。一応不比等も二人の仲は
認めてたわけだし。
母親の面影を感じた弓束に、
母親がした苦労、特に女関係で苦しめたくないからこそ
持ちかけた駆け落ち話な訳で。
と書くとまるでマザコンだな…
これがもし見た目も性格も不比等寄りの房前だったら
同じような状況に置かれたとしても
そこまで悲惨な事にはならなかったのかな?>失踪
>>417 それを言い出したら異母妹に恋をした不比等はシスコ…ごほごほ
(当時は母親が違ってれば兄弟姉妹の結婚もおkだった訳だが)
いずれにせよあの時代に不比等の嫡男である武智麻呂が
侍女とのみ結婚はあり得ないわけで。
房前はその辺割り切りが早そうだから、好きな女を
大事にはしても、正妻は普通に迎えそう。
武智麻呂の場合は律儀な性分が思いっ切り裏目に出てしまった見本例なんだろうな
弓束のエピソード読んで誠実過ぎる人に好かれるのも良し悪しだと思った。
房前の好みはもうちょっと捌けた女性のような気がする。儚げ美女にはあまり興味持たなそうだ
儚げ美女は宇合のタイプそうだ…って想像だけどw
「美女と野獣」として有名カップルになってるとか。
麻呂は当然、坂上郎女のようなハキハキ美女タイプ。
思いっきり掌の上で転がされるといい。
確かタイトルは忘れたけどかぐや姫=氷高説がテーマだった話で
房前、氷高の事を絶賛してたぐらいだし
並みの男ならちょっと気遅れしそうなぐらいの
いわゆる「高嶺の花」的美人に魅力を感じるのではないかと妄想
>>423 そうかも。房前は何となく理想が高そうだよな。
確か三千代の娘と結婚するんだよね。不比等と
三千代みたいな似た者夫婦っぽい。
そう言えば長岡版の氷高の初恋の相手は不比等と言う設定だったね。
身分の問題を抜きにすれば房前×氷高と言うのも案外アリかもと思った。
意外と房前は氷高の向上心(自分を飾る為ではなくこの世の真理に触れる為に教養を得たい、みたいな)
を理解してくれそうな器がありそうな気がする。
何より房前自身が平均的な男に受けが良さそうな「可愛い女」では満足出来ない男に見えるし。
その辺が
>>410で言われてた長屋との最大の違いかな>少なくとも長岡版では
長屋も頭は良いんだろうけど四兄弟の中でも不比等の性質を
一番色濃く受け継いだと思われる房前に較べると良くも悪くもお坊ちゃんだと思うわ。
今後「長屋王の変」が描かれる事があれば長屋と四兄弟のガチンコ対決に期待している。
当時既に上皇だった氷高の複雑な心境もチラッと描かれる事があれば尚良し。
初恋でもあるけどファザコンの延長っぽくもあるけどね
「お父様が生きていたらこんな感じかしら?」とか氷高が思っていたし、
表沙汰にはなってないけど草壁と不比等は叔父甥で血縁の似通ったところがありそうだし
最近一気に古代幻想ロマンシリーズを読んだけど田辺史が亡くなる話が一番感動した
まゆりも最初は感情豊かな歳相応な少女だったのに60年以上も経つと外見は変わらずとも
人とは一歩距離を保つ立場になってしまっているし
あと大友皇子が最初のシリーズではくどい顔だったのに
後の話では美青年になっててびっくりしたw
房前夫人・牟漏女王の話を読んでみたいな
「初月の歌」によれば夫に忠実な妻だったようだけど
父を捨てて別の男に走った母の三千代や相手の男で義父にもなる不比等に
どんな気持ちを持っていたのかも気になる
自分は吉備と長屋王が古代幻想ロマンシリーズでは
どんな夫婦なのか是非見て見たいと思ってた
天ゆく船では長屋が氷高に失恋した設定だから
どう考えても吉備と相思相愛の夫婦って訳にはいかないだろうが
氷高の面影を妹である吉備に見てた・・・て感じにもなりそうにないしね。
あの姉妹あんまり似てないし、タイプも違っぽい。
あの当時、好きも嫌いも関係なしの政略結婚が当たり前だったとは言え
吉備が長屋をどう思ってるかで様相は変わって来るだろうな。
別に好きでも何でもなく政略結婚と割り切ってれば取り敢えずは平和(?)だろうけど
下手に吉備が長屋に惚れてて
でも当の長屋が姉の事を忘れられない事を知ってしまったら
切ないジレンマだわな
割り切った政略結婚でも夫がまだ姉を思っていると知ればいい気はしないだろうな
でもどういうパターンになっても吉備は真剣に長屋に惚れることになりそう
長屋は多少無神経な部分はあるけど基本的に変に捻くれた所はないし
成長したら父親・高市譲りの渋系男前になってそうだから
あながちそれも考えられなくはないかもね
長岡作品だと夫を何とも思っていなかった人の方が少数派じゃないかな
不比等と引き裂かれた五百重ですら天武を愛したように
たいていの女性は政略結婚でも夫に情がわくように描かれていると思う
まあ泣いても喚いてものっぴきならない状態にある以上は
少しでも相手の良い所を見つけて折り合いを付けてくしかないだろう
女性の場合は特に(男は愛人を作る形での逃げ道はある訳だし)
それが良いか悪いかはとにかく、長岡作品はその辺かなり現実的だよな
政略結婚の相手を積極的に愛そうとしたといえば坂上郎女
穂積にぶつけた一連の台詞は良かったな
>>427 長岡版の草壁は良かった
老成してていやに悟った風で、ある意味大津がお子様に見えてしまうような
言動一つ一つに妙なカッコ良さや説得力があったと言うか
病弱だから逆に大津や不比等がわからない面で色々
悟ってしまったんだろうな。大らかな明るさも
母のいない子供の処世術という大津もそうだけど
草壁のこのキャラ付けも新しい解釈だと思った。
草壁は死ぬまで子どもみたいな髪型だったのが気になった
さすがに即位すれば変わったんだろうけど・・・
大友皇子も
>>428の言う所のくどい顔だった割に
髪型が草壁と似たり寄ったりだった件について
大津も幼い頃からずっと同じ髪型だったな
元服はあの時代まだなかったんだっけ?
長屋の元服のことは出てきたけど
藤原四兄弟だと武智麻呂だけどう言う訳か
元服前の髪型が他キャラの両サイドお団子(?)と違って、何と言うか
平安〜室町時代のお稚児さんにありそうなポニーテールだったよね。
幻想ロマンシリーズで唯一室町時代が舞台になってる作品があった記憶があるけど
あの主人公、髪型や目元が似てるせいか一瞬武智麻呂と被って見えたよ
ついでに名前忘れたけどサブキャラ男子は目付きが長屋っぽいし
一応ヒロインと思われる幼馴染の少女は設定や不思議な力を持ってる所からして
どことなく、まゆりっぽさを感じる。
もしかしたら彼ら、本当にあの三人の生まれ変わりなのかな?
>>444 室町時代が舞台の話なんてあった?
「春宵宴」の平安時代が、一番時代が新しい話じゃなかったっけ?
(それでも平安=古代なんだけど、鎌倉を経て室町じゃ完全に中世だよね)
>>445 室町時代、能楽に生きた道阿弥という方の話が文庫「昏い月」に収録されています。
あれは「昏い月(短編)」に登場する秦河勝の回想にリンクしていると感じたから、
上宮王家にもリンクされているように感じる
>>444
不比等と賀茂、この二人
切れ長の三白眼な所が似た者夫婦なのに
間に生まれた宮子がパッチリ黒眼がちの大きい目で
両親のどちらにも似なかったと言う・・・
>>447 ついでに性格も似てないな。
あえて言えば、神経質なところが母親と通じるものがある。
その賀茂姫のヒスを宥めてくれとか
不比等が武智麻呂に頼んでたのを今更ながら思い出したよ
>文庫版で言えば「天離る月星」だっけ?
房前だと下手に不比等に瓜二つな分、却って逆効果だったんだろうな。
(房前の方が説得上手な気はするけど)
武智麻呂は母親似、房前は父親似、麻呂は母親似なのは明らか
同母設定の長娥子と宇合は正反対のタイプだけどどちらも不比等には似てない
二人の母親はどんな人だったんだろう
なんとなく長娥子のような人を想像するけど、すると宇合は誰に似たのかなあ
>>450 隔世遺伝で、じーちゃんである大嶋に似たってのはどうじゃろう?
となると大嶋の若い頃はあんなエネルギーに満ち溢れた男だったのかw
馬養の名は大嶋が早世した息子の名を孫に付けたということだし
名前の由来であるおじさんに似ている可能性もありそう
光明子はやっぱり三千代に似て来るんだろうな
初月の歌にちらっと出てきた娘の阿倍内親王もキツそうな顔だったね
>>447 そう言えば三千代もどちらかと言えば三白眼寄りだな。
賀茂の方が面長と言うか細面だが
少年時代の首も出てきたけどこっちはどう見ても
草壁、文武系統の顔だ。どっちかと言うと草壁寄りで。
そう言えば光明子って意外と美女として描かれいる
作品が少ないような。里中版くらいしか思い浮かばないや。
>>454 目付きの悪さは祖父母(不比等と三千代)からの隔性遺伝と見た。
あの阿倍内親王の物語を読んでみたいなー
里中版は悪女イメージを覆そうとしたのは分かるけど
平々凡々で魅力に乏しい女性になってしまっていた
道鏡の描かれ方も大分違った形になって来そうだなあ>↑が実現したら
長岡版阿部内親王(孝謙・称徳天皇)って
どことなく持統天皇の面影もありそうな気がする。
長岡版だと不比等と持統天皇は異母姉弟でもあるもんね
>>463 そう言えば長岡版では光命子ってもう出て来たっけ?
首(のちの聖武)は黒眼が勝ってたから、
これで光明子もやっぱり黒眼がちだったら
>>447の
両親のどちらにも目付きが似なかった宮子とは丁度逆パターンになる訳だ。
光明子の登場は生まれたばかりの頃だけで
成長した姿は見ていない気がする
7/13 水なき空に花は流るる
発売です。
↑誰か感想は?
>>465 つまらなかった。というより、全盛期で才能出尽くしたんじゃないかな。
国会図書館で「夜の天子」と「川島芳子」と「インシャラー」を読んできた
レディース作品は全く単行本になってないのかな?
夜の天子の唐突な中断振りには噂に聞いていても実際に目にして驚いた
>>466 長岡さんの全盛期っていうとどの辺?
私は古代幻想ロマンシリーズしか読んでないけど、永久保存の殿堂入りしてるなあ
代表作っていったらこれになるのかしら?
ところで長岡さんて結構なお年だったのね、もう1,2世代お若い、少なくとも24年組よりも
下なのかと勝手に思ってたので、いまちょっと調べてて小さく驚いた。
(wikiを信じれば、です)
青池保子・里中満智子(共に15歳の時デビュー)と同い歳で26歳デビューって
これ本当だとしたら、当時としてはずいぶん遅咲きの人だな
作風としては萩尾さんの影響をかなり強く受けているから
少なくとも5歳は年下だと思ってた
なんか10年ほど間違えているような気が…
1958年だったら納得するが
wikiは間違ってることもあるって言うからなー
本当に生年月日があってるならうちの母親と同い年だ
なんとなくショック…
というか記述者はどこで長岡さんの生年月日調べたんだろう
長岡さんの古代幻想シリーズ久しぶりに一気読みした
新作書いて欲しいな…
たまたま立ち読みした漫画で一気に上代文学や古代史に興味持って 大学で専攻。あの漫画にもう一度会いたいと思いつつもタイトルも作者もわからず ひたすら絵柄と登場人物の名前だけで単行本を探し続けて 見つけたときの感動は忘れられんです。葦の原幻想。
昏い月の幻想性が好き。
この作品はコミック化が少し遅れて、やきもきしたのを懐かしく思い出します。
新作もいいけど、連載中断のがなんとかならないかなあ。
>>472 Wikiは出典必要だから聞いてみたら?
青みづら 依網の原に 人も逢はぬかも 石走る 近江県の 物語りせむ
この歌が「昏い月」によく合っていた
>>473 新作…
読みたいけど、現在の絵柄ではちょっとなぁ。
自分は今の絵柄でもいいけどな。
葦の原幻想を読んだ時のあの何とも言えない情感が
忘れられない・・・。
天虹スレ覗いてみたら 結構長岡さん作品との比較レスが多くてびっくりした。
また長岡さんが描く古代モノ読みたいなあ…
てゆーか 長岡さんの作品は古代とゆーより上代だよね。今描いてる平安モノなら古代だろうけど。
平安時代より、その前のが読みたいな
行基と不比等が再会してどうなるのかが気になる〜
あと夜の虹(だったかな)で不比等側にいた超常力者(?)が誰なのかも知りたい。
時系列で夜の虹以前の話では不比等につきそうな能力者って出て来てないと思うんだけど…
自分は、まゆりとかもだけど超常力者的な話は、あんまりいらないや
私も特別な力などない普通の人の話の方が好きだな
特にピンチの時に超常力でさっと救出、という展開は萎える
なんで超能力者が出てくるんだ?と思ってたが
70年代の少年&少女漫画界における
超能力漫画ブームの影響を受けているんだな
「長寿で外見は歳をとらないけど不死ではない」という設定は
竹宮惠子の「地球へ…」の影響を感じる
まゆりはそのまんま「銀の三角」のラグトーリンだし
超常力もってても まゆりや小角とか 阿刀とかはそれなりに自分の持つ特殊さに悩んでいたっぽい描写があるから好きなんだけど 首は…突き抜けて神様までいっちゃった感じがしてたから苦手だったキャラです。
阿修羅展で 飛火野幻想思い出してしまったのはあたしだけじゃないと思う(笑)
首も一応『何故他の子と違うんだろう』と悩む描写はあったけど
あんまりその辺は掘り下げられなかったな。
まあ兄さんによって籠の鳥状態だったし。
俺様やんちゃな葛城くんの成長物語が見たかったなあ
というか今さらだけど長岡さんはなんで大海人の描写避けていたんだろ
描く予定でもあってああしてたのかと思ったが
大海人は中大兄の弟ではなく異父兄という設定だったよね
(確か大隈が史にそんなことを言っていた)
だから描けないんだと思っていた
但馬皇女の話では簾の影からだけの描写だった持統天皇が
「眉月」で出てきた時はキタ━(゚∀゚)━ !と思ったよ。
だから大海人もそのうちに…と期待してたんだけどな〜
額田ストーカーしている中年太りの後ろ姿しか出てこないw
そういえば追いかけてたなあ(゜∇゜)
倭姫と額田の出会いのシーンだよね。
長岡さんの倭姫の印象が強すぎて 他の作家さんの作品←小説漫画問わず での倭姫の扱いの低さにかなしくなることがあるです…(笑)
あの作品は倭も良かったけど、中大兄も良かったんだよ
最後の「おさらばでございます」には泣いた
額田には驚いたよ、別の意味でw
彼女も他の作家さんとは逆だったし
あれがリアルなんだろうな
もう中年の域だったろうし
でもあの額田の大らかなところは好きだ
そうだよね 中年期にさしかかったけれど 大らかで華やかで 年齢を重ねた上での美女って感じに描かれてて すごくリアルだなと思った>額田
ふくよかで艶があってよい感じに年を重ねた女性って感じで自分も好きだ
史母や三千代も結構好みだからデブ専なだけかもしれんがw
しかし当時の美女ってあんな感じなんだよね。
口づけは倭もさぞ驚いたことだろうw
ああ、やっぱり倭のお話好きだ〜。
額田や三千代といった、貫禄あって頭よさそうで、でも
女性としての魅力もある描写は好きだなあ。
「夢の奥城」の額田は出番こそ少ないけどいいキャラだった
初登場時の艶っぽさと大らかさが印象的なだけに
近江朝滅亡後、娘を案じる母として涙する場面が心に残る
誰がどう言おうと私は私って感じで何かいいよね
倭姫とかも好きだったけど
不比等の妻も、最初の妻とか何か好きだった
優しいけど芯が強い
天智天皇とか天武天皇とか描いて欲しいな
娼子さんは 最初はさえない感じだったけどどんどん綺麗になっていったよね。不比等との夫婦関係によって昇華していったような…。賀茂媛の 綺麗だけどヒステリックって描写は 後々の宮子の狂気につながるし。
不比等の妻達の対比はおもしろいよな。
若い時の不比等は五百重しか見てなかったし
娼子も賀茂媛もそれに気づいていながら反応が正反対。
賀茂媛はひたすらに感情をぶつけ、娼子は耐えながら
受け入れた。
賀茂媛は今で言うところのツンデレに近いよね
素直になれない素直ちゃんな感じで好きだな
娼子が不比等に従わず大名児を庇った時はかっこよかったー
大島の娘(長娥子・宇合の母)もどんな人か見たかったな
長娥子のような平凡そうな女性だったんだろうか
長娥子だけ顔の系統が違うから母親似と予想。
この子が長屋に嫁ぐのか・・・。
そして光明子はどんな顔だったのか。あんまり美女という
印象ないけど。娘はきつそうな顔してたし。
夫の聖武は優男っぽいのになぁ。
最近このスレの存在を知ったよ。
コミックスは昔手放してしまったけどレス読んでたら
また読みたくなって文庫シリーズ買っちゃったよ。
娼子が亡くなる場面は何度読んでも泣けてくる…
夫を愛し、優秀な跡取りを二人生んで、夫の腕の中で死ねたんだから
「眉月〜」の登場人物の中では幸せな一生だったように思う。
暁の回廊読み直してたら つまり童女君がのちの額田なんだよな…な、なんかイメージが(笑)
眉月を読んで意外だったのは不比等と持統の関係だったな。
頼りにする反面油断できない相手として捉えていた。
小説なんかでイケメン為政者と女帝の組み合わせというと
大抵女帝の方が為政者に惚れてるという場合が多かったから。
まあ氷高はそうなったけど。
>>508 眉月では持統と不比等は異母姉疑惑つき設定だから、
持統としては惚れる相手という認識を持ちにくいかも。
むしろ自分の地位をおびやかす可能性のある存在なんだな
氷高までが不比等に惚れてしまうのはやり過ぎだと思った
512 :
花と名無しさん:2010/11/23(火) 00:06:02 ID:T5DinMHy0
あれは惚れるというかファザコンの投影っぽいけどなぁ
父親が死んだ後に夢うつつの中で出逢って印象的なものを感じ
次に会った時には「お父様が生きてらしたらこんな感じかしら?」と言っているし
ファザコン氷高が思い描く生きていたお父様の理想にぴたりと当て嵌まったの不比等
でファザコン娘にとって理想のお父様=不比等より想える男がいないのも仕方がない
実際の氷高は不比等が死んだ時には大変に嘆いていたらしいしね
源氏物語の源氏は藤壺に最初は母の面影を重ねて
慕っていたけどやがて恋心に変わっていった
氷高の不比等への思いもそれと同じように見えた
長屋に迫られて一度は身をゆだねようとしたものの
不比等を思い出して一転拒絶するところや
祖母の持統女帝に「思う人がいるのですね」と言われ
顔を赤らめた後(名前は出さずに)不比等のことを語るのを見ると
単なるファザコンの延長を超えていると思う
まあ周りが何か頼りにならん男ばっかりだと
仕事出来てかっこいい男に惹かれるとは思う
後々のこと考えると長屋になびかなかったのは正解だったしな…
カプとしてどうかはともかく、氷高と不比等のエピソードは好きだった。
草壁が死んだ時に語り合う二人とか。恋愛と言うには生々しくない
というか仄かな物だったし。
氷高が不比等の中に草壁を見たのは実は叔父と甥だからなのかな?
しかし妻に関しては母一人を守った父と正反対だと分かった時
「なのにちっとも不潔な感じがしないわ」で済ませたのは都合よすぎる
格好良い男が女にもてるのを見ても「素敵な人だから仕方ないわ」って感じかも
実際に不比等は女が放って置かなさそうな美形(天智天皇そっくり)だし
単に本人に自覚がない恋心故に不潔と感じるほど近くなく、自覚してないとは言え恋は盲目wだからだと思う
それで言うと、氷高の中で明確な長屋への恋心があったからこそ
他に女を作った長屋にショックを受けて、妾のいる結婚生活に耐えられないと思ったんだよね
氷高→不比等は恋と言えば恋だけど、恋でないと言えば恋ではない
そんな不思議な想いなのかも
今月のボニータに長岡さんの話載ってた。
日本昔話的な当たり障りない良いお話ではあるんだけど、
一話完結でない、もっと毒のある連載をじっくり読みたいな、やっぱり…
じっくり読みたいの同意。
最近の読み切りは悪いけど上っ面だけ整えた感じのが多くて読んでがっかりする。
鬼童丸関係の連作は結構好きだったのでもっとやって欲しかったなー
何か悪くないんだけど、物足りない感じする>最近の作品
一話完結の中では『夜の真珠』と『花踏む鬼』が好きかな。
夜の真珠はまんま落窪だけど主人公がどんどんたくましくなっていくのが
何か好きだった。
もう飛鳥時代は描かないのかな
大田皇女見たことないし、長岡先生の持統天皇の少女時代って読んでみたいんだけど
大海人の若い頃とかも見てみたいな
出てきたのがあの額田追っかけの太った後ろ姿だけだからねw
今までの例から影のある高市皇子に似ていそうな気はする
夜の虹でだったっけ。皇后が大海人評をしたの
自分の生まれが劣ってる引け目があるから、大田・讃良の他に乱後先帝の皇女を更に2人、鎌足の娘を2人も召したとか、一番憎んで一番愛して、死んだら同じ御陵に眠るとか
あのセリフに大海人皇子の人生の大部分(長岡先生ver.)が凝縮されてる気がする
是非作品化して……くれないよな…
>>526 「眉月」でも遠巻きに出てきたよね。
五百重が氷上の見舞いに来た時にまるで三国志みたいな格好でw
どっちにしても恰幅のいいオサーンっぽくはあったが。
>>527 あー、読みたくなってくるじゃないか!
大海人皇子の出自や年齢については諸説あるようだけど
そのセリフからすると中大兄の異父兄説設定なのかな?
長岡さんがどう解釈して表現するのか興味ある、すごく面白そう。
異父兄、つまり漢王子説だったようだな
後の暁の回廊では宝皇女自身が山背に向かって
「あなたの縁に連なる人」と舒明の前の旦那について話していた
そうなんだ。暁は読んでないわ。
読んでみようかと思ったけど売ってないのね…
重版も文庫本化もしてないからね…>暁の回廊
>>527 持統天皇の大海人に対する独白は但馬皇女の話だったよね。
「次から次へとホイホイ女連れやがって、だから生まれの劣った奴は嫌なんだよ
まあでも夫婦なんだから一緒の墓に入ってやるけど」
的な解釈を私はしてたw
あの話は不比等にだけ「大海人は中大兄の異父兄」だと打ち明けてた、ということなのかな?
>>524 すでに「天上の虹」が出てるし,それを越える(?)のとなると難しいよね…
>>533 なんというツンデレw
異父兄だっていうのは公然だったんじゃないの?
ホイホイ女連れやがって―の部分をつい愚痴っちゃたんだよ、きっと。
ああいう風に言っても、持統は大海人の事
好きだったんだろうなと思ってた
「嫉妬したこともある」って言ってたし少なくとも情はあったんだろうと思う。
大津の事件の時に
「手放さず自分の元で育てていればこれほど心が離れなかったものを」
と持統が後悔しているの、かなり現実に近い本音だろうと納得したな
遠距離は恋人でも肉親でも心が離れてしまう要因だし
昔の記憶しかないんだけど川島芳子の話は単行本化されていないよね?
あけおめ
>>539 川島芳子の話なんか描いてたんだ。。。多分単行本未収録。
折角古代幻想ロマンシリーズを文庫化したんだから、未収録分も収録してほしかったと思うよ。
ヤングチャンピオンだか青年誌に掲載されていたような…
原作付きで4-5回連載してたよね
単行本になってないと知って何年か前に国会図書館で読んできたよ
国会図書館にいかんと見られないのか…
早稲田鶴巻町のマンガ図書館はどうだろ?
国会図書館は公共施設だけあって成人していれば無料で閲覧できる
マンガ図書館は会員登録したうえで一冊閲覧ごとに料金がかかる
ただ国会図書館には出版社が納本義務を怠ったせいで無い雑誌がたくさんあるが、マンガ図書館は個人の趣味で集めまくったコレクションがベースだから入っている種類が半端無い、と一長一短だよね
どちらも館外貸出はしてないし、東京に出られないと利用できないという不便さがある
国会図書館はコピーして送付するサービスをしてなかったっけ。
>>1990年『第十四皇女−川島芳子異聞−』(ヤングチャンピオン2〜6号 秋田書店 135p)
自分はファンサイト掲載の上記の情報を元に閲覧してきた
>>電子式複写(普通のコピー)
>>紙資料(冊子体)
>> 白黒 A4 / B4 25.2円(税抜 24円)
奇数ページ始まりの回もあるからこの通りの金額にはならないが、
見開き計算で単純に70枚前後分のコピー料金1800円前後がかかかる
フルカラーページをカラー複写依頼した場合はそれも加算
遠隔地から複写依頼をした場合梱包料160円と送料実費も加算
25.2円はコンビニコピーに比べてとんでもなく高いように感じるかもしれないが、
それは永田町まで足を運ぶ時間と交通費で判断するしかない
蛇足を承知で私感を書き添えると
この作品は原作付きなことと掲載誌が青年誌なためか
少女誌、レディース誌掲載の長岡作品とは少し毛色が違っているように感じた
川島芳子の話の周りは
右翼とか養父川島浪速からの強姦疑惑とか
厳しいのが多いからなあ
550 :
花と名無しさん:2011/01/26(水) 22:13:52 ID:p073fBhXO
あげ
穂積皇子と大伴坂上娘の話が好き
あの話のラストで、大伴坂上娘が泣きながらも
毅然と立ってる絵姿が印象的だったなぁ。
何気に皇子の歌が好き。「櫃に鍵さし」ってやつ。
恋を擬人化してる和歌があったなんて、あの漫画で知った。
万葉集おそるべし。
浮かれる皇子を見てムクれる麻呂も、後に恋愛関係になると分かってる後世の
人間には面白かったなぁ。
「いずれ報われるよ」と肩叩いてあげたい。
大伴の家伝の記録に残っているぐらい
穂積に寵愛されたのは自慢だったみたいだけど
麻呂とはすぐ別れているようだな
そのあとに一族の男だっけ?
大郎女産むことになるの
異母兄と結婚して、二人娘を産んでるって、いろんなとこで見た
別の異母兄(旅人?家持のお父さん)の世話に九州に行ってたこともあるようで、関係の有無はわからないけど、ここあたりは有る前提で永井路子先生が小説にしてた
恋多き人だったみたいだよね
長岡先生の古代幻想シリーズ見てから永井路子氏の作品にハマったひとって結構多いかな?私もだが(笑)
>>555 永井さんよりは、どちらかというと折口信夫のイメージが強いかな。
幻想的な作風だからかな。
永井さんを先に読んだ人にとっては、長岡作品は違和感の方が強そうな気がする。
永井さんは愛読していて長岡さんは後から知ったけど、
持統天皇の描き方は違和感なかったよ。
永井さんが現代女子大生主人公にした「茜さす」は
なつみの言葉に凄く違和感があった
「まあ」とか普通言わないし
持統天皇が本当に好きなんだとはよく分かったけど
永井さんは小学館勤務の経験者だからか、
砕けた日本語の言い回しを好まない傾向はあると思うw
持統を始めとした滅びゆく蘇我(石川麻呂)一族に萌えていたし、
藤原一族は敵という明確な対立関係が
主軸になった作品が多いからか、
美化された不比等を描いた長岡作品に違和感を感じた。
永井さんの古代史ものは氷高が主役の「美貌の女帝」しか読んだことないけど
あの中で描かれている藤原氏との対立は里中さんの作品の方が近いと思った
長岡さんはむしろ正反対? でも色々な見方があって面白い
大抵の歴史小説じゃ若い文武を不比等に抱きこまれて持統ら女帝達が
危機感を覚えるパターンが多いけど、長岡版じゃ少なくとも持統は
不比等をよくも悪しくも臣下としか見てなかった印象がある。
自分は長岡さんの持統天皇って冷徹で威厳もあるんだけど
不比等をうまく使っているつもりで逆に利用されているという
見かけとは裏腹にちょっと間抜けなイメージがある
いや、利用するならしろみたいな開き直った感じだった気が
不比等が五百重欲しいって言ったときも盾になってやるみたいな
発言してなかったっけ
>>563 開き直りというか、お互い利用しあってるって感じた
五百重の件も不比等が口を濁した言い方で察して
盾になれと?どうしたものかのう…ってもったいぶった言い方だった気がする
まあ、似たもの同士でそれはお互い分かっていたみたい
実はあの話の中では父で血が繋がっているし
昔大正か明治時代のシリーズ描いてたけど
あれって完結したんだっけ?
ふと思いだして気になった
手元にあるのは、片割れが彼女を妊娠させて主人公が怒って
片割れ→主人公ぽい描写があって、片割れの子が血吐いたあたり迄なんだけど
不比等単体なら御せる自信はあったと思うんだ>持統
ただ計算外だったのが、文武の乳母で後宮の実力者三千代が
不比等陣営についたこと。
長岡版の三千代はスーパーマンだよ、身の回りの世話から
人の差配、表の政治向きのことまで頭まわる。
あんな人に仕えてもらったら、そら「あれがいないと不便で困る」
となっちゃうわ〜。
>>565 そういや、天武の殯のときに不比等が持統に扮して大津を(草壁も)嵌めてたよね。
顔似てるからちょっとコスプレすりゃバレませんよ〜って二人で謀ってたとすると笑えるw
>>568 ありがとうー
もう無理かもしれないけど続き描いて欲しいな
>569
フツーだったら囮の似た人用意して自分は物影で決定的瞬間を…ってなると思うんだけど
自ら女装するとは不比等自身も持統サンに似てる自覚あったんだろうな。
証拠はないまでも自分の出自を知ってる描写あったしね。
三千代、不比等に一大決心してせまっていたよね
どう見ても色仕掛けでなく、野心満々の迫り方で
いやらしさのかけらもなく、漢前だなーと思ったw
お互いに同類を見つけて、たまたま異性だったから関係結んで子供作ったって感じで、
子供も愛情はあるんだろうけれど、たまたま宮子が皇子産んだし、自分ところも女だったから
いっちょやるか。って感じだね。
みっちー女でよかったな。男だったら単なるライバルで終わってたw
考えたら、五百重といい三千代といい
不比等は人のものになった女を好む傾向かもしれんw
576 :
575:2011/03/02(水) 19:58:28.82 ID:???0
上は漫画のエピ関係なく史実ってことで
自分が気に入ったものは多少強引でも手に入れられるだけの権力があった、ってことじゃない?
不比等の女性関係はその二人だけだったわけじゃないんだし。
でも、長岡版の不比等と三千代の関係は結構好きだな。
不比等と五百重って実際どういうことだったんだろうね?
タイムスリップ出来るものなら、おまえらいつから?とか、この目で確かめたい事のひとつだわw
不比等と三千代は漫画エピで納得なんだけど。
まぁ史実は置いといて、入内後の五百重視点での話が読みたい。
五百重からみた大海人って、懐の深いおおらかな人物像だよね。眉月の誓にちらっと五百重の述懐に出ただけだけど
しかし大海人は徹底して顔が出なかったのが惜しい
中大兄(葛城)はバージョン違いさえも出たのに(古代幻想シリーズと暁の回廊)
暁の方はかなり若返っていたw
五百重が新田部を産んだ時に顔を背けていたのは
我が子といえども愛していない男性の子だから?と思ったので
後に彼女が「私は誓いを破って帝を愛したから新田部が生まれた」
みたいなことを不比等に告白した時はちょっと驚いた
新田部が生まれたことが不比等を裏切って大海人を愛してしまった証だからこそ
自分の心変わりをはっきりと自覚させられて居たたまれなくなって新田部から顔を背けたとか
>>582 私もその解釈だ
不比等も好きなので裏切った証だと思ったとか
長岡さんの解釈の大海人メインの話も読んでみたかったな
持統天皇とのやりとりも面白そう
なんか自分の血筋にうじうじ悩んでいそうな大海人とかw
それはそれで魅力的に描いてくれそうだが
できれば少年時代から描いて欲しいな
葛城くんが少年時代から呑む打つ買うしていた時は
何していたのかとか
自分の出生の秘密に悩みつつ最後には天下取る男って
すごく美味しいよなと思ったんだけど
それ不比等じゃんと気づいた
目からウロコが落ちた
逆境とかのマイナス要素をプラスに転じさせる…みたいなことを大隅が言ってたけど、大海人も不比等も同じような人生だったのかも
それでもって自分の血を後世まで輝かせられたのは不比等の方だから、そういう意味では勝ちってことかな
長岡さんの大海人は思いがけず表舞台に引っ張り出されて
戸惑いつつも自分を奮い立たせて頑張ったというイメージがある
不比等はもし皇子として育っていても天智系で母の身分も低いから
臣下の子になったのはむしろ良かったのかも
しかし同じ立場で出生の秘密に悩んで翻弄されて身を滅ぼした定恵が哀れすぎる
中大兄の補佐役として引き立てた大海人が大友を倒して
皇位を手中にしたのは大隅にとっては大誤算だったんだろうなあ
彼は大海人という人物を見くびっていたのかな
そういうところに持統は惚れたってことかな。何もかも知ってて
それを思うと、持統が夫と自分の血を引いた子や孫に継がせたかったのは説得力増す感じ
あのセリフ好きだよ。うろ覚えだけど、「我が子に継がせたいと思って何が悪い」って感じの
大海人の顔は出てこなかったが
高市が気質継いでいるような書き方の学説を
よく見るから彼で偲んでいるw
>589さんの
大海人がいかにも長岡さんが書きそうでせつないよ。
長岡草壁を彷彿とさせる。
ほんとに大海人物語書いて欲しいなあ。
長岡設定なら聖法王の血縁ということになるから能力者設定もあったかもしれない。
夜の虹に顔隠して出てきて不比等に助言とかしていた僧侶は、結局誰なんだろう…
不比等に関係あるといえば行基か道照
>>595 行基や道照が平和に暮らしている人々を追い出すことに手を貸すとは思えない
定恵の身体に悪霊が乗り移って不比等の前に現れたことあったけど
本体が悪霊だとは知らず取り巻きになってた僧のイメージ
玄ボウとか道鏡とかの胡散臭い説のある僧侶の
若い頃とか
>>595 題名ように夜の虹が現れたページでは
行基と道照は他の僧侶と一緒に夜空を見上げてるけど
不比等は顔隠してる僧侶と一緒にいるから
行基や道照とは違う人じゃないのかな
>>597 >玄ボウとか道鏡とかの胡散臭い説のある僧侶の 若い頃とか
すごくありそう
ごめん誤字です
×題名ように夜の虹が
○題名のように夜の虹が
道鏡は確か聖武さんと同じくらいの生まれだったはず
なので夜の虹出演は年齢的に無理があるような
では、玄ムでOK? 宮子の病を治したっていう人だよね?
特定個人ではなく、フィクサーとして不比等を支えた人を
あえて坊主姿で表現したようにも思える>夜の虹
夜の虹を発表した頃は、眉月の誓の構想はそこまで練っていなくて、
シリーズが思いの外好評になり、史実寄りの作品を描く
機会に恵まれ、破綻を来さない程度に夜の虹設定を取り入れたようにも思える。
一番設定の矛盾が生じやすいのは入内後の宮子だったけれども、
長岡さんは軟着陸させたようにも見える。
夜の虹じゃ高笑いする不比等だもんなw
眉月なんかの不比等とは性格違うだろって突っ込みたくなる
いやそれは
ナイーブだった少年が人生色々苦労して狡猾な大人の男になりました
ってことじゃないの?
再開した五百重との関係が思い通りに戻らなくてやさぐれてしまい、
姪の但馬皇女の恋愛沙汰を悪用出来る中年親父に変わったのかもね。
粟田真人が終始友人として不比等を支え、
賀茂媛が不比等に嫌味を言い続ける唯一の妻で、
宮子は母似の繊細な娘という人間関係の設定が作品に深みを増したと思う。
長岡さんの一連の作品は、中心人物は中々面白いけれども、
脇の人物も体型を含めて個性的なんだよねw
遠くにいるキャラ顔にアタリ入れるのは昔風の表現なのかしら
今そう描く人はまずいないから、ある意味独特だと思う
夢の奥城はすごく古い作品になるけど今でも一番好き
さらっと大隅の名前出てたけど、一連の作品見ないと誰だコイツ?になりかねないかも
地味だけど娼子さん好きだったなー
たらればに意味ないけどあの人が長生きしてたら結構色々変わってたかも。
>>607 私も好き!
若死にしたらしいからあまり実像はわからないようだけど、長岡先生の描き方で印象が固定されました
眉月の誓での亡くなるシーンは泣ける。そしてこの方、結婚してから急に綺麗に描かれていたのが凄く印象的
娼子は病弱でおっとりしていただけに大津の事件の時
不比等に逆らって大名児を引き渡さなかったのがすごくかっこよかった
でも彼女が生きていたらどう変わっていたか私にはあまり想像できない
不比等も息子たちもやっぱりあの通りで娼子はそれを静かに見守っていそう
娼子良かったよね
好きだった
五百重が身籠ったのを知って動揺する不比等に百枝が「蘇我の媛を貰え」言うところも良かった。
そばにいて触れあえる人の存在は大きいよ、娼子によって不比等も救われたと思う。
あ、それは五百重にとっても同じだね。
最初はただおどおどしているだけの内気な娘さんだったけど
子供産んで母になって強くなったのかな。
賀茂媛の挑発も冷静に返したし、不比等の心が他の女性にあることを
知っていてもそれを責めたりすることは一切せず妻として尽くして、
でもいざとなったら不比等に逆らっても大名児かばう強さもあって。
不比等も、最初は単に政略で結婚した程度だったけど、
>娼子によって不比等も救われたと思う。
はげしく同意。
賀茂媛も結構好きだったな
不比等の事好きなのに上手くいかず
気が強いけど弱くて
娼子は気が優しくて強い感じに見えた
五百重・娼子→パッチリ黒眼
賀茂・三千代→切れ長三白眼
こうして見ると見事綺麗に分かれてるな
まあ賀茂は細面のクールビューティー系で
三千代は豊満な典型的天平美人タイプと言うのが対照的だがw
初登場時の馬上の賀茂の絵は黒眼勝ちな小さな生き物ってカンジだw、手抜き?
この流れで「眉月の誓」と「天離る月星」を久々に読んだけど、面白くて一気読みだった。
それでちょっと気になったんだけど、五百重の入内前に駆落ちまがいをした時って
肌着っぽい姿で同衾してるけど、あれはそのつまり、事後なわけでしょうか?
今までそんな事これっぽっちも思った事はなかったけど、心中覚悟の駆落ちだし
盛り上がるわな、と思えてしまって…
下世話な話でごめん。
>>615 手元にすでにないが、
未遂だと思ってた覚えがある
私もずっと未遂だと思ってた。
けど、たしかに事後の可能性もある……な。
両想いだけどよんどころない事情で引き裂かれ、年月を経て
一緒になった、けど昔のようにはいかなかった、って展開が
ものすごーく重かった、初めて読んだ十代の頃。
何も無かったからこそ
奪われた感が大きかったのかと思ってた
619 :
615:2011/03/20(日) 23:26:30.09 ID:???0
不比等が無邪気に纏わりついてくる五百重に悶々していることに
今回読んで初めて気がついたんで、ついそっちの方向に考えてしまいましたw
検死官曰く
駆け落ち心中する男女は100%やってから心中するそうだ
じゃ失楽園は正統派だったのね
不比等は五百重を殺そうとしたし彼女も覚悟していたけど
二人は心中しようと合意して駆け落ちしたわけではなかったと思う
(だからこそ五百重が眠るのを待って手にかけようとした)
内心はともかく表向きは新天地を求めて前向きな姿勢を装って
今夜はとりあえずここに泊まろう、てな感じだったんじゃないのかな
だからこれが最後とばかりに事に及んだとは思えなかった
夢の奥城を久々に読み返した。やっぱりいい話だ。
オリキャラの侍女夫婦も作品に深みを出してる気がする。
>>566 そのあと2話雑誌に連載されたけど単行本化はしてないそうな
この2話の内容を覚えてる人いませんか?
>>624 修一郎は入院した薫と会話するが、以降薫に会うべきか迷う
沙羅はショックで修一郎らと出会ってからの数年間の記憶を失う
修一郎は薫の父と会って薫の話をする
修一郎は叶氏のパーティに出席する
潤叔父様が亡くなる
修一郎は薫に会う決意をし、走る(このコマがラス)
すごく端的に書いたがこんな感じ
>>602 そんな感じかな。
もしあえて個人名を当てはめるとしたら義淵あたりが怪しいと個人的には思う
小角配流半年も経ってだけど、政府から一万束貰ってるし
確か名前だけは眉月の誓で出てた記憶がある
>>625 624じゃないけど、ありがとう!
雑誌に載った分だけでも読みたいなあ。
国立国会図書館とかで探せばあるのかな?
自分は今そこまではできないが。
修一郎はいずれ北海道に行くという構想があったんだっけ?
薫好きだったなあ
修一郎は、あんま興味無かったんだけどw
628 :
624:2011/05/17(火) 02:24:36.94 ID:???P
>>625 うわ〜返事が遅くなってごめん
本当にありがとう
薫君は死んだんじゃなかったのかw
ストーリー的には第一次世界大戦が終わるくらいまでやる
予定だったのかなぁ〜
修一郎シリーズは完結編だけでも描いて欲しかったなあ
返す返すもcandle失敗が憎いw
長岡作品に最近出会って読み始めてる
古代幻想シリーズ(・∀・)イイ!!
ようこそ、長岡ワールドへ!
古代シリーズの衣装、とても素敵です
実際もあんなんだったらなー
古代シリーズもいいけどナイルのほとりも好きだ。後半ラーモセが中心に来たら
なぜか面白くなくなっちゃったけど。ラーモセが傍観者or狂言まわしだった初期の
話はみんな好き。
全くの別作品(アニメ)だけど、とあるアヤカシの奏でる楽器がどう見ても弦楽器(形状がギターぽい)だったのに琴と言ってるから、家族が「琴って置いて弾かなかったっけ」というんで、古代はこういう形だったらしいと長岡先生の『月の琴』の表紙を見せて説明した
琴って時代で形状も音色も違うんだと、今更気付いて改めて学びました
昏い月を読み返してたんだけど、珂琉の家ってものすごくいい家?
お姉さんが当麻真人宇智子だっけ、ぐぐってもわからなかったんだけど
当麻氏というのは用明天皇の皇子系統の家名だし、「真人」って
最高位の姓じゃなかった?
ところで天智天皇が一番愛してたのは誰なんだろう…
夢の奥城を読む限りは倭媛なんだけど、同母妹で、唯一禁じられた存在である
間人に建を産ませてるし、一番愛してた子供は大友だというけど、宅子娘を
そんなに愛してたようには見えない
表向きには倭媛、実は間人…なのかな
しかし皇族出身の妻が倭媛しかいないってのは、当時としては致命的だよね
何で天武の娘を妻にしなかったんだろう(年齢差などどーとでもなる)
それか、厩戸の末娘の馬屋古女王、もしくは孫の佐々女王、三嶋女王…
多少年上だとしても、「天皇になれるのは母が皇族の皇子or皇后経験者」だった時代だし、
天武はそれを理解してるから兄の皇女を四人も娶って子を産ませた
極端な話、天武の長女の十市皇女を妃にしてもよかったのに(30歳差だが)
天智さんが両親天皇で血筋はこれ以上ないくらいの皇族だから致命的って程でもないんじゃないかな。
別の皇女と結婚してもできた子供が優秀でなければやっぱり大友さんを推したと思う。
一応皇統は父系だし、自分が選んだ子供なら母方の血筋に難アリでも何とかなると思ったんだろうな。
倭姫に関しては全く別の本で(多分歴史か和歌の本)
「子を生さなかった倭姫を皇后にしたのは一番愛したからだろう」って考察を見たことはある。
「夢の奥城」で倭姫自身が語ってたように唯一の皇族だったからかもしれないけど。
もしも鏡、もしくは額田の王族としての血が濃かったら、そっちを推した可能性もなくない?
立后時の配偶者より前に別の旦那がいて子供いても皇后にさせられるのは、中大兄の母で前例あるんだし
鏡はともかく額田は(本当に中大兄と関係あったなら)、わざわざ弟から譲られた程の女なんだし…ってちょっと思った
>>638 額田は王族と推測されているけれども、
出自が父親の名のみ判明、先祖が不明で
大勢いたであろう王族の一人扱いなのが辛いね…。
倭姫王は、もしも息子がいたら歴史が変わっていたレベルなのねと
改めて思った。
そして、天智の愛のみで皇后位を得たとは思えないけれども、
大友の地位が磐石になるまでの間、
中継ぎとして即位出来る唯一の女性だったのでしょうね。
そういう視点で物語を描いた長岡さんはやっぱり凄いね。
つい古代幻想シリーズの文庫まとめ買いした…
あとがきや書評ないんだね、とちょっとびっくりしたが秋田書店系はないのがデフォか
>>637 それでも大友皇子は「母親の身分が低いから、大友アウトー」だったよね、
周囲の扱い的に
天智が、既に皇太弟として立っている大海人を押しのける無理強いな形を
取ったのは、そうせざるを得なかったからでは
父親が皇太子、母親が天皇、父方の祖父母も天皇、母方の祖父も天皇という
文武の息子である首も、「母親が皇族ではないから不安」と当の祖母に
言われてしまっていたわけだし、「皇族を母に持たない皇子」しかいないのは、
天皇として父子直系相続を施行させるには、当時は致命的ではあると思うよ
皇統は男系で維持されていくけど、当時はまだ母親の存在が大きい
だからこそ異母のきょうだいなら結婚も可能なんだし
出来の良し悪しについて考えられるのは、草壁と大津のように候補者が複数いてこそだろう
同じ天智の娘といっても、皇女として大田・持統姉妹と同格なのは新田部皇女、
その息子の舎人は草壁・大津の二人より10歳近く年下で、比較にならん
天智の致命的なのは皇族出身の倭姫に子供がいないことじゃなくて、皇族を含む中央豪族の娘との間に
男子がいないことだと思う。
もし建皇子が健常者で成人していれば、倭姫に皇子がいなければ皇太子でほぼもめることはないと思う。
もめたとしても、大友皇子のときのような「生母の身分が低いからねー」という理由で忌避されることはない。
建皇子VS大海人皇子なら生き残っている蘇我家が建皇子の後見になるかもしれないし。
天智としては中央豪族出身の妃たちの子供が皇女ばかりと見切った時点で、皇族出身の娘を探して
妃にすべきだったかも。
大友は生母があまりに身分が低すぎたんだよね。
高市もそうか。
>>642の言う通り、中央豪族の姫腹の皇子がいればねえ…
建皇子が健常者で、史実通りに遠智娘(造媛)の息子なら、
大海人やその支持者もあまり文句は言えなかったと思う。
建皇子を貶めることは、同母の大田皇女や讃良皇女を貶めることになり、
大田、その死後は讃良を正妃としている大海人への侮辱にもなるから。
志貴皇子は大友と20歳も違うし、生まれるのが遅すぎたな。
当時の天皇は、ある程度の執政もできないと駄目だから、15歳の軽でも
讃良の後見が必要だったし、天智崩御時に3〜4歳の志貴では無理だ。
そうか、大友と志貴ってそんなに年離れてたんだ。天智天皇の晩年にできた子なんだね。
天武天皇以後、ひっそりと生きた彼の子孫に皇統が戻るとは当時は誰も思わなかっただろうなー。
夜の虹で、宮子が首を神と思って巫女になりたいと入内を嫌がる、は
眉月の誓いでの「入内は嫌」と大隅に泣きついているところと一致するけど、
首の力を見て「キャーアハハ」になったのは、入内前っぽいよね
とすると、梅の宴で軽と引き合わせて〜というのとは一致しない
入内後だとしたら、帝の妃(夫人だけど)がそう簡単に里下がりできるのか?
身ごもってるならともかく、虹が出たのは699年、首出産は701年だから
ここも一致しない
銀髪紅瞳の人の秘密といい、もう一度このシリーズ描いてほしいなあ
ミスボニで和田さんへの追悼文書かれてましたね。
和田さんとのどんなエピソードを披露してくれるか興味あったんだけど
あの社交辞令的な様子では同じ雑誌で書いてたからってだけ?
それにしても凄いメンバーだったよね。
和田さん無しでボニータは大丈夫なのかなー
もしも廃刊てなことにでもなると長岡さんは…
和田さん好きだけど、和田さん だけ でもってる(た)雑誌じゃないと思う…
それなりに回るんじゃ
和田さんファンは単行本派も多そうだしね
倭媛が生き延びて、天武朝廷で「皇太后」という身分を得、
その上で大伯・大津姉弟の母親代わりとして後見したら、
それでも持統女帝は大津を処断できただろうか…
とか色々考える
夢の奥城の最後は好きなんだけど、天智じゃないが、
大伯と大津が本当に倭媛の腹に生まれた子なら、壬申の乱も
豪族が割れたかもしれないね
大友皇子ではなく天武についた豪族は、大抵が「采女の息子が
皇位につくなど前代未聞」だから、皇族である倭の息子なら
文句なかったんだろうし
>>651 倭姫は父親が天智によって殺されてしまったことと、
倭姫を擁する有力な豪族がいなかったことが無力さに拍車をかけたかも。
実子がいない=子どもの配偶者の親戚(有力豪族なり皇族)もいないから、
もしかすると形骸化した皇太后か、中継ぎの女帝にはなれたとしても
天武や持統とその勢力を抑えることはかなり厳しいと思う。
ただ、もしも倭姫に皇子がいたら、天武が自分の娘を娶せると思われるし、
有力貴族も娘を差し出すと思うので、壬申の乱は起こらず、
天智・倭姫と天武の血を引く子供達が天皇家の基になったのかもしれないね。
皇太后なのに生没年不詳の倭姫は敗戦後の消息さえ不明のままで、
もし生存していたとしても持統天皇を抑える権力は無かったと思われるので、
大津の悲劇は回避できないかと…
単に大津の悲劇を回避するだけなら、倭姫に皇女がいる、でもいいんだよね。
大津がその姫を娶ったら、天智・天武系で血筋上は最強の夫婦になる。
草壁・阿閇でも敵わない(阿閇は蘇我氏腹だから、倭姫腹の皇女には勝てない)。
まあ、倭姫腹の皇女がいたら、持統天皇はまず間違いなく草壁の妃に
据えるだろうけどw
皇子なら、
>>652さんの言う通り、天武は大伯皇女あたりを正妃にと差し出して、
他の豪族達もそれに倣うだろうから、天智−天武ではなく、天智−その息子という
父子相続制度が決定的になる。文武〜孝徳までの、天武系皇朝がなかったことになるだけ。
倭姫が生きてたら、大津が何より欲しかった「母の愛」を十分に与えてくれただろうから、
長岡さん版大津の「草壁のものは何でも奪ってきた」行動がなくなって、子供の頃の
仲のいい異母兄弟のままで過ごせたかもしれない。
倭姫の最期は美しかったしあの結末は好きなんだけど
間麻呂との約束を反故にして大伯と大津をも顧みず逝くというのは
残された人々には残酷な仕打ちだと思った
間麻呂は千古と共に悲しみながらも倭姫の心情を理解したけど
まだ10歳前後の大伯と大津には大変な衝撃だったはずだし
二人が倭姫の死をどう受け止めたのかが気になる
「母の愛」を二度も失った悲しみ(しかも二度目はいわば捨てられた)が
草壁のものは何でも奪ってやりたいと大津を駆り立てたのかもしれないな
655 :
場皿:2011/09/10(土) 23:44:08.04 ID:???0
大伯の方は、「皇后さまと一緒でなければどこにも行かないわ!」と
泣き喚いてた時に、倭姫から「私の名の由来をご存知ですか?」と言われ、
家刀自として父帝の治世を守る霊力があるのだからと諭された際、
「最後に、お母様とお呼びしてもいいですか?」と返したことから、
何となくわかってはいたと思う
でも、大津は…倭姫とはあんな形で突然の別離だったし、
その「母代」の思い出を共有している姉は斎宮として伊勢に行ってしまったし、
肉親の愛に飢えてたんじゃないかな
そう考えていくと倭姫も大津の悲劇にかなり影響を及ぼしているね
そもそも天智帝が大伯と大津を倭姫に託したのは
乳母の死からなかなか立ち直れない彼女を癒すためでもあった
でも後に持統女帝は自分が引き取っていれば良かったと悔やんでいるし
草壁も二人が天智帝のもとへ行ってから疎遠になってしまったと言っていたし
肉親ではあるけど人質みたいな側面もあったからなあ
大海人挙兵時に殺されても仕方ない立場
父親は皇族、母親は蘇我本宗家の出身で血筋としてはまさに完璧なんだなあ倭媛は。
てゆか 久々にこのスレ来たら倭媛の話が展開されてて 嬉しい(笑)
両親息子娘嫁まで天皇になったのに草壁さん…
>>659 まあ生きてれば天皇になった人だし、当時でもなかなか難しい
「天皇を父に持たない男系皇子の即位」と「皇太子妃の即位」の
きっかけにもなったしw
皮肉なもんだよね、大津をああいう形で無理矢理死に追いやったのも
全て草壁登極のためだったのに、当の草壁が即位目前にして
死んじゃった、だなんて。
長岡版も里中版も、大津が死んだことに対する自責の念が強すぎて
自殺またはそれに近い最期だったっけ。
妻も幼い子もいるのに、そこまで追い込まれるってのも思えば哀れだ。
長岡さんの草壁はなんで男好きなんだか
昔からすごい気になってるんだけど理由あるのかな
男色っぽく見せてはいても、物語上お手つきになった男はいないので、
大津の評判を上げ、自分のひ弱さ(病弱で登極には耐えられない)
アピールの一貫かと。
長岡版草壁の長所は、石上麻呂と氷高が熱く語ってはいても、
群臣からは「誤解されやすい」性格という設定なので。
あるいは、史実でも愛妾や庶子がいた気配が無く、
阿閉一筋で、大名児に通り一遍の歌を贈った淡白な性格に追加された
長岡さん流遊びの部分なのかも。
>>663 最初、史に「明日もまた来てくれるな?」ツツーとやったり、
「そなたに贈る文ならもっと熱も籠もる」とか言ってたのは、
本人も言ってた通り、「叔母で従姉で母の従妹にもあたる
阿閇が怖い」がFAなんだろう。
あとは、母が父の好色(というか生まれを卑下して高貴な女を欲しがる)に
悩んでたのを知ってるから、無意識に自分はそうはなるまい、と
妻は阿閇だけでいい、となったのかも。
大津と大名児も、よく考えなくても大津には山辺皇女という正妃がいるし、
ただの妾なんだよね。
阿閉皇女サイドの話が読みたかったなー
阿閉といえば、姉の御名部が、うちの夫太政大臣になって〜太政大臣ったら
皇太子みたいなもんでしょおほほほーと妹んとこに自慢しにくる場面が印象的だったな。
確かに、同じ母親をもつ姉妹で、妹は皇后腹の皇子の嫁になり自分は
長子とはいえ母親の身分が低いため序列は下な皇子の妻って
内にたまってたものあったんだろうなと思った。
穂積にだったか、氷高に譲位するつもりだと伝えた時、自分にとっても孫の首は
大事だが、このままでは藤の葛にとりこまれてしまうといったくだりなど
穏やかだが聡明な人というイメージだ。きっと草壁も上手にコントロール
してたんだろうな。(死ぬのまでは防げなかったけど)
阿閉の方はそんな対抗意識満々の姉をどう思っていたんだろう
御名部の自慢に対してにこやかに相槌を打っていた場面は
決して内心うんざりという感じではなく本心から言っているように見えた
でも聡明な彼女が姉の心の内に気づかないとも思えないし
面倒だとか気の毒な人だとか思いつつ適当にあしらっていたのかな?
長岡さん版阿閉は二人の姉のお守り役という印象がある。
実姉の御名部にはたった一人のお姉様として接しつつ、
もう一人の異母姉@持統の手駒として水面下で動いている話は一切しなさそう。
阿閉は持統亡き後、天皇家の家刀自としての生を強いられるであろう覚悟を
早々に自覚させられてきた感じがする。
そういう生き方を強いられていない御名部に対する本音は
読者の想像に任せるという感じかしらね。
小説だけど、永井さん版持統・御名部・阿閉は協力しあっていた。
夫が若い但馬に夢中になって帰ってこないと御名部が阿閉に嘆くところが好き
あれだけ妹に対抗心メラメラの姉なら無理して夫婦円満を装いそうなものだけど
素直に恥を晒して慰めてもらっているのが面白いというか憎めない
二人はなんだかんだで良い姉妹だったような気がする
天皇家の家刀自は、倭姫の後は天武=大伯、
その次は持統・文武=氷高じゃないかな。
阿閇は結婚したからか、「霊力を以て治世を守る」という
イメージじゃない。
夫を亡くしたばかりの妹に夫自慢もないだろうと思ってたけど
あの辺りは空気が読めない人というか降って湧いた幸運に
つい有頂天になっちゃったがあるな。
その後に但馬のことで泣きついた辺り、裏表のない人という印象。
妹に甘えている姉と言うか、阿閉もその辺りわかってたから
ちゃんと慰めたり相手したりしてた気がする。
>>671 御名部の夫自慢はさすがに草壁が死んで何年か後の話だったはず
長屋がそんな母を気まずく思って氷高に謝ると彼女は
父が死んだ時伯母様には力になってもらった、みたいなことを言ってたけど
あの御名部なら夫を亡くした妹を慰めつつも
心のどこかではほくそ笑んでいたのかも、などと思ってしまう
阿閉が即位した後に姉妹がやり取りした歌が残っているけど
その頃になると御名部も昔のような嫉妬や野心は消えていたのか
それともやっぱり長屋の即位を夢見たりしていたのかとか色々考える
草壁が皇位に就かなかったので軽皇子の践祚はありえないと
阿閉や氷高を含めて、ほとんどの人が思っていたろう
だから高市皇子が登極するかもと御名部は浮かれてたんだろうし
阿閉も姉一家の活躍を心穏やかに喜ぶことができたんじゃないかな
どうだろ
皇太子だった草壁のために大津を抹殺したくらいだから
草壁の遺児をゆくゆくは、と考えてるだろうなーと周囲が思っていても
不思議ではなさそう。
持統朝で長や弓削はどういう扱いだったんだっけ。
大津草壁亡き後は、血筋からいったら彼らが最有力だったはず。
その彼らをハブってるようだったら、暗黙の了解的な空気があったかも。
まあ、でも高市の存在はもうかなり重要だっただろうな。
本人のキャリア、能力プラス妻が蘇我系の皇女ってのも大きい。
今手元に漫画がないからうろ覚えなんだけど
即位を決意した持統が「いずれは軽に皇位を継がせるためだ」と明かして
不比等に草壁の遺品の刀を渡したとき阿閉も立ち会っていなかったっけ?
もしそうなら阿閉は我が子が次代の帝に予定されていることは承知していたし
浮かれる御名部をむしろ複雑な思いで見ていたのではないのかな
姉の夫の死が毒殺ということまでは知らなかったと思うけど
不比等が三千代に「持統の考えは跳ね返るように読み取れるが阿閉の考えは読みにくい」と言ってた記憶がある。阿閉は穏やかにしたたかに生きた頭のいい女性だったと思う。個人的には永井版の持統阿閉御名部の関係がいちばんしっくりくる。
大伴旅人も阿閉は穏やかで優しいけど不比等の言いなりではないと評していたね
不比等の「阿閉の考えは読みにくい」発言に対して三千代は
持統が氷高を斎宮にしようとしたのを阿閉が必死で阻止したことを挙げて
阿閉も持統も姉妹だけあって根は同じと見なしていたけど
やっぱり二人はかなり違っていたように思う
しかし阿閉の頑張りもむなしく結局は独身を貫いた氷高……
最近女性宮家や女性皇族の皇位継承問題が取り沙汰されてるけど、その際歴代女性天皇の名前が出たりした時つい皇極持統元明元正孝謙は長岡さんの絵で思い出してしまいます(笑)
雑誌に掲載されてた
680 :
【豚】 【806円】 :2012/01/01(日) 16:15:11.27 ID:R2LcwvQm0
あけおめ〜
>>679 なんの話?ボニータのことかな
681 :
花と名無しさん:2012/01/30(月) 22:25:54.62 ID:5tnoAAp70
ありゃ?書き込めるかな?
ほっしゅ
>>677 その氷高の妹の吉備が長屋に嫁いでからのエピソードも読んで見たい所
吉備はやっぱり尽くしても報われず最期には死に追い込まれる悲劇の女性って事になるのかも知れないが。
…と言うか長岡版「長屋王の変」がどうしても見て見たい。
一度は接近し合った同士である氷高と長屋の「長屋王の変」で一体何を考えていたのかとか
あの好青年だった武智麻呂が「長屋王の変」に加担するまでになった経緯とか
長岡版ではどう料理するのか気になってしょうがない。
それと今思い出したのは藤原四兄弟(あと不比等も)では武智麻呂だけ
幼少期からみずらではなく元服前の武家の若様みたいなポニテだった事
長岡さん的になんか意図的な要素があったのかな?
先月のミスボに新作の予告が出てたような気がするんだけど
今月号、載ってない。気のせいだったのかな。
私も思いたったら本屋で雑誌開いてみる程度なんで、
連載ペースがよくわかってないけど、半年に一回くらいじゃない?
と思って、このスレ[ボニータ]で検索したら、6月と12月に掲載のレスがある
次は6月?
686 :
花と名無しさん:2012/07/07(土) 08:35:32.37 ID:3o/pxoU/0
七夕☆ゅ
8月にコミクス出るね
>>686 情報ありがとう!
秋田系は姫金を買っているので、ボニータの宣伝で時々作品の予告などを見かけるのですが
「早く単行本出ないかな〜」と思ってました!!
>>636 そこで天智・天武異父兄弟説の出番ですよ。
天武の実父が非皇族なら男系重視の皇室では
天武の娘は豪族の姫君に過ぎないので
天智が后に迎える価値はない。
長女の十市=額田女王の娘、なので母娘丼になってしまう
間人や額田で女性問題もちゆえ、これ以上はさすがにまずいと判断?
次女の大伯=娘の娘、実の孫、直系卑属なのでいくらなんでも無理
三女以下も更に幼少だったりまだ生まれてなかったりで現実的ではなかったのでは。
皇后が倭姫・嬪が蘇我氏と阿部氏、か。
上宮王家の末裔系は、当時生存していたのかすら曖昧だからどうなんだろ。
生きていたとしても、妃として迎えるに相応しい体裁を保っていたのかどうか。
ちょうどこの頃天皇に近い傍系皇族がいないんだよねえ(有馬や古人を自らが
あぼんさせたんだから仕方ない)。
天智の皇后・嬪に皇子がおらず(建は夭折したのでカウント外とする)
天武の皇后・妃には皇子わっさわさなのは、歴史の皮肉だ。
倭姫はもちろん蘇我や阿部の娘がまともな皇子一人でも産んでたら
歴史は全然変わっただろうに。
>>689 結局天智の皇子である志貴皇子経由で天智系に戻るんだよね
あと個人的には倭に子供ができなかったのはストレス過多による婦人科系機能の不全か何かかなと勘ぐったり
>>690 漫画の倭はともかく史実の倭皇后は
近親婚による弊害とか単なる不妊症だったんじゃないかと思うけど
昔の人は子だくさんって勝手なイメージあるけど
実際は現代より出生率が低いんだよね
というか子供をたくさん産んでも成人するのが半分以下だった
乳幼児の死亡率がとにかく馬鹿高かった
いや死亡率も6割と高かったけど出生率じたいも低いんだよ
古代人口考えたらそんなもんかと思うけど
環境のせいもあるだろうし
嫁入り年齢が若いのも理由だったりするのかな
環境ホルモン…は、ないけどw
栄養足りなくて生理不順とか妊娠可能なまでに体が育ってないって人もいただろうね
明治天皇の皇后とか小柄すぎて子供が産めなかったとか
流れ豚切りで申し訳ありませんが、いよいよ今週新刊「射干玉の花」が出ますね〜
コミックス派なので久々で楽しみです
コミックス買いました!長岡さんの話大好きです。上にある長屋王の変、私も長岡さんの作品で読みたいですね…
696ですが私もゲットしました!!
最初の話(蝶のやつ)が一番沁みて、数回読み返したのだけど、他は一度読んだだけ……
長岡作品は大好きで一応コミックスも全部持ってるし(新刊は必ず予約)、歴史絵巻シリーズも好きだけど、
近年ちょっと薄目であっさりし過ぎている気もしなくはなく。奈良系作品が懐かしいかも……
ほんと、長屋王の変、長岡版で読みたいです! >697
本誌は読んでいないので、本誌派の方にお聞きしたいのですが、
雑誌カラー的に今はあの手の本格的な歴史モノ、重め・濃いめの作品はムリそうなんでしょうか?
私も本誌は読んでないから状況はわからないけど
今回は少し単行本化までに間が空いたよね
目次を見ると半年に1回の掲載の様子
他誌では描いてないのかな
年齢的に無理は出来ないんじゃないかな
半年に一回でもまだ現役で描いてるって凄いと思う
アシなしで1人で描いてるんでしたよね、長岡さん…すごいな。
アシなしなんですか! ちょっと納得。
半年に1作のベースで収入的に大丈夫なものなのかしら、とか
ベテランさんなので単価が高いのかしら、とか
他人事ながら心配してしまったのだけど(私も原稿料をもらって生計立ててる職なので、切実に)
どんなペースでも、これからもずっと書き続けていただきたいわ
>>702 姫スレでいつも話題になるけど、秋田は原稿料安いよ。
704 :
花と名無しさん:2012/09/26(水) 20:43:48.89 ID:fXoQHeQL0
新刊出たのに書込み少ないね。
個人的には兼家時代まで来たのなら、道長時代も見てみたかった。
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707 :
sage:2012/11/08(木) 00:24:05.21 ID:clj1OgHiO
最新刊収録の空色草子。夫に隠れて男通わせてちゃっかり夫の娘として育てた強かな女だったね。不倫の美化は考え物。最後主役幸せになって何より。
鬼童丸のシリーズもっと書いてほしいなー
主役の兄弟って古代シリーズでよくやってた多視点方式やるにはうってつけのコンビだと思うんだよね
とりかえばやも書いてるんだね。
短編(絵巻)だけど。
710 :
花と名無しさん:2013/02/15(金) 23:02:49.56 ID:IOibzvIS0
「夜の天子」が読みたい!
コミックス化希望
ほしゅ
三輪神人系の話やめたのは宗教ぽくなるからかなあとおもったけど
あのへん突っ込んでくとちょっと古代史ともちがう世界だよね
古代史というより当時流行ってたSFの世界に入っちゃうからでは
今アニメやってる新世界よりとか兵部京介とか
外見が老けない長寿なエスパーが出てくる
これの元ネタって超人ロックかな
まゆりと首がどうなったかは知りたいなあ…
小角が上宮王家にいた頃の話も読みたい
草壁は、大津に「即位はするけどすぐに退位してお前に譲る」と言ってたが、
持統はそれを許しただろうか…
これだけは母上を説き伏せてみせると言い切ったけど、草壁に説得される持統は想像つかない
草壁の想像では、皇位は大津→軽→粟津となっていく予定だったのかな
粟津に氷高か吉備を嫁がせれば血統は一つになるし
眉月の草壁は、心底大津を愛してたんだなあと思う
もしかしたら妻よりも子よりも母よりも、大津が大事だったのかもしれない
史が首を愛してたみたいに
草壁はなんでバイセクな設定だったんだか今でも謎だよ
別にあってもなくてもいい設定だし
大友はわかるんだけどさ
バイだったっけ? 不比等に色目つかったこと?
あれはちょっとした冗談だと思ってた。母親があれで、側女持てとうるさくて
やってらんねーという気持ちのあらわれみたいな感じで。
長岡版の草壁は、大津のことをちゃんと評価し変に嫉妬しない賢さが印象的。
まさに「こうありたかった自分」だったからかな。
自分と大津が逆だったら誰も争わなかっただろうに、とずっと思っていて、
最後の最後まで大津を庇ったのに、結局自分の母親に殺されちゃって
心身を病んだくだりは哀れだった。不比等あたり、弱いと一刀両断しそうだけど。
>>717 不比等は草壁を弱いと言いつつ、「この世で生きていくには美しすぎた」とも言ってるから
草壁の繊細さ、優しさを、自分にはないものとして評価してた気がする(娼子みたいな感じ)。
それに皇后も、大嶋に「そなたも、いいえ草壁ですら理解しない、私が我が子可愛さで
大津を死に追いやろうとしていると思ってる」と言ってたよ。
大津を殺したかった訳ではないから、臨終前に氷高を呼んだ時に「若くして亡くなった姉の忘れ形見、
私とて憎いはずがないものを」とこぼしてたし、大津処断前も「どうして許しを請わないのか、
それほどに私が信じられないのか、この手で育てるべきだった、父に渡すのではなかった」と
嘆いてたから、甥に愛情はあったと思う。
長岡版では、皇后が率先して大津を殺したというより、大津が河嶋に頼んで自らの謀反未遂を告発させ、
死を願ったわけだし。
確かに手元で大伯、大津を育てていられたらと思うけど、そうなると倭媛が寂しいからなあ…
なんとなーく、あの皇后が、たとえ完全に大津が服従を誓ったとしても
「自分が死んだ後はわからんし」と将来息子の妨げになりそうな大津を
生かしておくとは思えないんだよね、自分は。
だから長岡版でも里中版でも本当に憎くてやったわけじゃないんですよーな
展開はちょっと納得できないでいる。あくまで自分の史実からのイメージでは。
大津は大津で草壁にコンプレックスを抱いていたから
父の愛情も女も皇位も奪ってやろうとしたけど本当に羨ましかったのは
草壁にはあって自分にはない母親の存在だった、みたいなこと言ってたっけ
そのことを思うと倭姫が全てを振り切って夫の跡を追ったのは
大津(と大伯)にとってこの上なく残酷な仕打ちだったと思う
やっぱり叔母に引き取られていた方が良かったのでは……
大津もだけど、大伯の方がショックは大きかったと思う、倭姫の自死。
「お母様」と呼び、「必ず行きますから」という約束を信じて待っていただろうにね。
斎宮になったことは、倭姫に「天武天皇の一の姫として(上に十市がいるけど)治世を守れ」と
言われてたから、受け入れることはできたんじゃないかな。
大伯と大津は、倭姫が生きていたら人生が変わってたよね。
大津は何より欲していた「母」がいるから、草壁のものを何でも手に入れたいとがっつくこともなく、
草壁の補佐役をしたかもしれない。大伯は斎宮にはなっていても、大津の謀反がなければ
任を解かれることもなく、うの皇后か軽が即位したら交代して、もしかしたら適当な皇子に
嫁いでいたかもしれない。
倭姫の最期は好きだけれど、二人の皇子皇女のことを考えると切なさが増す。
私も、最初の予定通り皇后に引き取られた方がよかったと思う。
淡海帝は倭姫を案ずるあまり、娘達(持統、元明)と孫達(大伯、大津、草壁)を不幸にしたね。
ああ、そうそう、夢の奥城はあの最後がねー……。
天智天皇の皇后なのに最後が不明なんでああするしかなかたんだろうけど。
倭姫が生きていたら。
淡海朝の皇后とはいえ、出自や元皇后という経歴からいって、天武天皇うの皇后も
決して蔑ろにはできなかったろう、彼女自身が何もせずとも大津大伯には
強力な後ろ盾になったはず。
まあ、そんなこといったらそもそも大田皇女が生きていたら〜など、たられば世界になっちゃうか。
大伯は何となく倭姫との永遠の別れを予感していたような気がする
泣いて飛鳥行きを嫌がったのも「お母様」と呼んだのも
これが最後だとどこかで感じていたからではないかと
倭姫の死、大伯と大津には自殺ということは伏せられたのかもしれない
だとしても大伯の方はおそらく真相に気づいたと思う
この辺りは描かれていないだけにいろいろ想像させられる
倭姫がいなくなった後、いつもそばに控えてた侍女も去って行ったし
なんか切ないよね。
倭姫から氷高あたりに至るまでの一連のシリーズは脇役も含めて
キャラの心の機微の描き方が素晴らしいと今でも思う。
暁の回廊はその辺がちょっと足りない感じ。
二人の史とか、色々な伏線が面白かった
だから小角の過去もすごく気になるんだけどなあ
まゆりと首のその後も
長岡さんのスレがあったので感激保守。
不比等と五百重て異母兄弟だから、別々に暮らしてたんだよね?史実では不比等は未亡人になった五百重とどんな恋愛したのか、あるいは野心の為に結婚したのか気になるな。
そして三千代との利害一致した見事な夫婦の連携プレーも面白い。
野心はないんじゃないかなあ
両親ともに亡くなってる五百重に有力な後ろ盾はいなかったはずだし
皇子が皇太子だったわけでもないし
未亡人とはいえ天皇の奥さんに手を出すのにデメリットはあってもメリットは皆無な気がする
そこを押して結婚したんだから史実の不比人も結構な覚悟だったんじゃないか
誰の奥さんでも未亡人になれば自由だZE☆って風潮だったのかもしれんが
聖徳太子の母親は、皇后だったのに、夫の用明天皇崩御後に
その息子と再婚して、娘を産んでるものねえ…
どんな感覚なのかしら、何人も子を生した夫の孫を産むって
史実かどうかはともかく古事記や日本書紀には
神武天皇の皇后が夫を亡くした後にその庶子と結婚したとか
開化天皇は父の妃で子も生んでいる女性を皇后にしたとかあるから
継母と息子の結婚はそれほど異様なことでもなかったのかな
確かモンゴルの方だったかな
父親が死ぬと生母以外の父の妻を自分のものにするってのがあった
庇護者を失った未亡人援助と文字通り父の物を全て受け継ぐってことらしい
神話に近い神武時代と、記録もそこそこ残ってる聖徳太子時代とでは…
平安時代でも百人一首で有名な歌人の伊勢が
宇多天皇の子を生んだ後に息子の敦慶親王の子を生んでるし
そこまで珍しいことではないのかも
あと異母妹と結婚する風習も宇多天皇の頃まで残ってる
正式な妃ではないからねえ、伊勢は
お手付きの女官が子を産みました、だし
しかし宇多天皇の中宮に仕え、更に敦慶親王の妃になった中宮腹の内親王に仕えてたのに、
その両方の女主人の夫との間に子を儲ける感覚がわからない
女主人の代わりに伽を務めて、他の妃や夫人のところへ行かぬよう引き止めるのも女房の役目。
聖徳太子の母親の再婚は、財産問題とどっかで読んだな。
それぞれ別人と結婚して蘇我家(母方)大王家(父方)由来の財産が
ちらばるのを防いだとかなんとか。
>>728 里中版で不比等が五百重を娶る表向きの理由はなるほどと思ったよ。
不比等と五百重が密かに通じた結果子供ができてしまった→逆手にとって
「亡き天皇の妻でありながら我が妹はどこの誰とも知らぬ男と通じ
子供できてしまいました、我が家の恥なので、私の子供ということにして
引き取ります」て高市に了解とった。
五百重はもともと不比等のこと好きだったぽい(あの容姿で、という突っ込みはNGw)
不比等は単に「最高権力者の妻を寝取ってやった」っていう、男の身勝手なロマン
そのまま体現してた。俗っぽいけどそこはリアルだった。
眉月の誓い、リアルタイムで読んでいた当時まだ若かったから、両想いなのに
傷つけ合ってしまい添い遂げられない悲恋てパターン初めてで衝撃だった。
長岡さんの不比等と五百重は一番始めは『天離る月星』の
不比等の「女などみな同じだ」というえらいやさぐれたモノローグで始まるんだよな
確か里中さんの不比等と五百重の顛末は実は本当にどこの誰とも知らない
子供を身籠もってしまった、あるいは権力者の誰かの子ということで
兄が不始末の責任をとって麻呂を実子とした説を誰かが唱えてた
でも不比等は子供達のうちで麻呂を溺愛したんじゃなかったっけ。
末息子、かわいげのある性格ってのも影響したんだろうとしても
実子じゃなかったらもっとドライな関係に留めておきそうな気もするし
意外とその辺りの感覚は現代とは全然違って気にしなかったのかもしれないし
こればかりは不比等の実父問題といい永遠の謎だw
里中版の展開は、里中さんのオリジナルじゃなかったのか。
確かにあの辺りの時代で、天皇の妻、それも皇子まで儲けた夫人が
わざわざ臣下と再婚するなんて他に例がないよね。
眉月の五百重が生まれたばかりの新田部から顔を背けていたのは
愛してもいない男の子どもを産んでしまったから?と思ったけど
不比等と再会した時は自分は誓いを破って不比等と同じくらい帝を愛した、
だから新田部が生まれたと告白していてちょっとびっくりした
ただ日本では上から下までモンゴル程、父や兄弟の未亡人を娶る風習が徹底されてはいないよね。皇室系図を見る限り、基本的に天皇は身分のある処女と結婚してる。
日本は極端な処女信仰じゃないけど、皇室がシンプルに男系で継承するんだから后妃はなるべく身分ある身持ち固い女性が望ましかった。
未亡人の后妃を娶って権力を握る風習は日本にはなく、皇室の男系の血筋が必ず皇位について周囲が決めた未婚の姫を后妃として迎えて入内して貰ってた。
生まれた新田部は自分が誓いを破った証だったから、すぐには直視できなかったんじゃなかろうか。
というかあそこは、最初は「愛してもいない男の子どもを産んでしまったから」と読者に思わせておいて、
実はあれは罪悪感の表れだったのだと分かる…っていう筆者の仕込みなのだと思う。
描かれた順は「天離る月星」が先で「眉月の誓」が後だっけ?
私は「眉月」を先に読んで不比等と五百重は昔のようには行かなくても
これはこれで穏やかな良い関係になれたと思っていたから
「天離る」ラスト辺りの不比等のモノローグが悲しかった
発表順に読めば逆にホッとできたんだろうけど
っていうか長岡さんて、初恋を引き裂かれた末、男はいつまでも女のことを想ってるけど
女は新しい男に心を移してしまうっていうネタ、好きだよね。
男の恋愛は別名保存、女の恋愛は上書き保存
と言いますしw
>>746 穂積は晩年に坂上郎女を心から愛してたし、一概にそうも言えないんじゃない?
間人皇后はおそらく初恋だっただろう中大兄をずっと愛してた
珂琉のおねーさんも、自分がハメられた結果死なせた恋人を想っていたし
>746
ナイルのほとりの物語のシシィがまんま五百重ポジだったな
あれも切なかったなあ
でも切っ掛けが不本意でも長く一緒にいて優しくされたら情がわくこともあるのかもね。
五百重にしてもシシィにしてもそのへんは妙に説得力あった
取り戻すためにがんばった男たちはホント気の毒だったが…
勿論そうじゃないパターンも書いてるとは思うんだけど。
メンネフェルへの手紙だっけ、エジプトの話でも同じパターンやってたから、ああ好きなテーマなんだなあ…と。
倭姫も有間から中大兄に心を移してしまった
いや、中大兄と知らず「お兄様」と慕っていたのを初恋と見ることもできるか…?
五百重娘て詳細は記録に載ってないけど、なかなか興味深い人だね。天武天皇の晩年に入内したと思われるし、しかも天皇の未亡人の側室を娶って何か得する訳ではなし天皇と不比等とそれぞれなんか私的に絆があるのかな?
初恋と言えばナイルのほとりのアイザックも貫いたね。少女漫画のヒーローとは言え、早くに性を知ったのに全然すれてなくて凄かった。
>>749 いきなり拉致した張本人の王様がお前が気に入ったから今日から側室にしてやるゲヘヘ
なら庶民の娘であっても反発するし相手に頑なな態度も貫き通せるだろうけど、
あの王様はのっけから私は寂しい孤独だ、私を癒してくれ助けてくれと縋ってきたから
なまじ性格のいい子なだけに、見捨てられなくなっちゃうのは時間の問題だったろうな。
特に女性は恋愛感情より母性本能刺激されたらそっち優先しちゃうことある。
元恋人の男にしてみたらたまったもんじゃないだろうけど。
ベルセルクでもあったなそういう板挟みな選択。直後に蝕がきてあんなことになってしまったが。
五百重の誓いを破って大海人を愛した発言は方便だと思った
自分と不比等が通じることで不比等の立場が悪くなるのを考えて
不比等に自分を諦めさせるために言った言葉だと
大海人とは歳が離れすぎてから恋愛と言うより敬愛の念が強そうだし
新田部を産んだときに顔を背けたのも、もう不比等の元へは戻れない現実と
自分の立場を自覚したからだと解釈していた
麻呂を産んだ時のモノローグがそう感じさせたのかも
シシィの場合は心の弱いファラオのそばにいて子供(トトメス3世)まで産んだけど
五百重と違ってジェセル一人が本当に好きだったんじゃなかったっけ
あれのハトシェプストは持統のようで良いキャラだった
しかしシシイは罪深いね。ジャセルに最後まで気を持たせて…。お陰でジャセルは生涯独身…。
漫画が実家にあるから確認できないんだけどシシィってなんで王の跡を追ったんだっけ
何も死ななくても……と思った
自分が生きていると、王子の実母ということで、王妃に対抗する勢力に担ぎだされて利用されてしまうから。
ナイルのほとりの物語、文庫化まだかなー。と待ち続けて幾年月…アンクとシェンの話が好きでした。
自分は「夜の天子」の文庫化をひっそり待ってる……。
出ないかなー無理かなー。
山背大兄王の弟ズの中に、オネエキャラがいた記憶がうっすらとある。
また見たいなー。
>>760 「夜の天子」面白かったよね
この部分だけ保存してあるけど、今読んでも面白い
これから物語の核心に迫ってくるという展開のところで中断されてしまって残念だった
>>山背大兄王の弟ズの中に、オネエキャラがいた記憶がうっすらとある。
伊止志古王・麻呂古王・馬屋古女王だったと思う
読み(いとしこ・まろこ・うまやこ)は覚えていたけれど漢字を忘れちゃったのでWikipediaからコピーした
男2人女1人の三つ子で、全員女の格好してたよね
夜の天子ってコミックスになってないやつ?
自分も文庫化して欲しい〜古代史シリーズが一番好きなんだ
平安絵巻も悪くないけど出来にばらつきがありすぎるんだよね…絵じゃなくて内容ね
保守
暁の大姫と小媛って、
小媛が持統天皇の母と思ってたら違ってた。
阿閉のお母さんなんだね。
そういえばミナベと似てるかも。
眉月の大人の氷高がささ○のぞ○に似てる。可愛い。
>>764 えっ?ちがうの?
私も小媛が持統の母 遠智娘かと思ってた。
葛城と密会してるとき、おなかに子どもができてるような会話がなかった?
大化の改新の直前ぐらいだから、おなかにいる子が大田皇女だと思ってたんだけど。
>>766 大化の改新直前にお腹にいた子供なら持統天皇ではないかと思う
でも大姫小姫なら、普通に小姫=姪娘では…
造媛は?
造媛と姪娘は母違いではなかったっけ
>>769 そう、異母姉妹
同母姉妹二人を妻にした天武って珍しいのかな
同母姉妹と結婚する意味ってあんまりないからじゃない
最初に結婚した姉が子供を産まないので妹を…ってパターンならともかく
天武の場合は、同母姉妹それぞれに皇子を産ませたからなあ
そして姉が早逝、妹が立后
姉の息子より妹の息子が1歳だけ年長
…そりゃ後継者争いも揉めるわな
この流れで、未読の暁が読みたい気持ちが再燃してググってみたら
いつのまにか電子書籍化されてたのね!
買ってみることにする。
他にも、ナイルとか古代幻想ロマンシリーズで読んだことはあるけど
持ってないものもコレクションしたくなってきた…葛藤中
国立国会図書館調べたらネットには断章もなかった・・・
実際行けば夜の〜もあるのかな
>>774 ありがとう!ありがとう!
図書館行ってきます!
電子書籍でグリーングラス序曲からのコミックス全部買えるのに
わざわざ国会図書館行くんか…
電子書籍って図書館のパソコンの中だど思ってました
ごめんなさい
大名児に送った歌は草壁さんのは平凡であんま面白くない、大津さんのは情熱的でイケてる
ってのが一般的な評価なのかな?(自分の読んだ歌の本ではどれもこんな感じ)
それをふまえて読むとマンガの大名児に対する兄弟の温度差がなんか笑えるw
そりゃ草壁は母上が五月蠅いから義理でテキトーに作っておくか〜で熱意ないもんね
ついでに大名児みたいな闊達なタイプはあんまり趣味じゃなさげ
草壁が大津と大名児を取り合ってふられてしまったという
一般的な解釈を取らないのは面白かったけど
大名児は草壁をふったつもりでいたのかな
二人を両天秤にかけようとしていた自信満々の彼女が
草壁は自分に興味がないと知ってどう思ったかを見たかった
長岡さんのあの解釈は、残っている歌の内容+評価とも矛盾せず
草壁sageにならず、いいなと思った
里中版でもそうだけど、大津があんなことにならなければ草壁はもっと長生きできただろうな
母親が強烈すぎる一人息子って辛いのぅ
大名児への歌の解釈とは対照的に草壁の末路は長岡版も里中版も
大津の死でおかしくなって最期は自殺同然と似たような展開だった
やっぱり他に描きようがないんだろうか
大津処刑の直後に死んでいるからそういう想像へ行くのかと
自分は直接間接合わせて大津側の生き残った人間に
草壁が責められたとかそんなことも考えるんだが
まあ実はタイミング良く肺炎あたりでコロっといったかもね
息子も早死にしてるし長生きしない家系なんだろうか
「やったーラッキーずっとウザかった異母弟あぼんしてくれて母上ありがとー」
いざ即位を前にして肺炎あたりでコロリ
じゃ、物語にはならないねえ。
万葉集で、舎人達から挽歌を最も多く捧げられたのは
草壁だけなんだよね。
もしも身分が低い立場の人々から慕われていたと捉えてしまえば
必然的に大津の死を肯定できるほどの腹黒さはないという印象を与えてしまうかも。
逆に、既定路線通りに草壁が登極できたなら、舎人達は側近として
相応に出世できたであろう、それが潰えてしまったという失望の深さを
挽歌の多さで後世の人々に想像させようとする考え方も有りなんだろうけれども、
物語的には舎人から慕われた心優しい皇子の方が良いのかなと思う。
大津処刑の直後といっても、丸2年近く経過はしてるんだよね
その間ずっと悩んでたのかなあ…
>>784 どちらも「強すぎる母」「弱すぎる(優しすぎる)息子」だよね
持統女帝と草壁は、他の解釈はできないのかもしれない
>>787 草壁がそこまで極端ではないにしても優秀な大津に対して
多少なりともコンプレックスを持っていたとしてもおかしくないはずだけど
長岡作品でも里中作品でも草壁は大津は大津、自分は自分という感じで
張り合おうなんてハナから思っていないんだよね
むしろ長岡作品では大津の方が草壁にコンプレックスを感じている始末w
大津の方がコンプレックスもってるって何か好きだったな
自分よりも上の位を約束されているある意味運命に選ばれた幼なじみって
コンプ感じるよなあと思っちゃうから
大津が長生きしてたら後世の評価って全然違っただろうな
私も、なんか、もっと中国風の玉飾りがついたようなイメージだった>大織冠
考えてみたら臣下がかぶるものだからこういうシンプルなものだよね。
逆に、臣下にとって最高級の冠帽という感じがするよ。
高貴な紫色といい、金糸を織り込んでいるなら明らかに鎌足のための特注品だろうし。
大織冠という名前を聞いてイメージしてしまうような
綺羅綺羅しい飾り付きの冠を当時の臣下でもかぶっていないと分かったのは
良い発見だったと思う。
>787
めっちゃ性格悪いクズとして描いたならそれでもいけるかもw
保守カキコ。里中版より長岡版の大名児のほうが、万葉集読んでの初印象とかぶります。個人的意見でスミマセン‥
長岡さんのは定番の「大津と草壁二人の間を奔放に泳いだ女性」だったけど
里中さんのは「大津をひたすら思っていたが讃良への義理で草壁のものになった女」だからね
長岡版の大名児も初めこそ奔放でしたたかな娘だったけど
最後は一途に大津を思うようになっていなかったっけ
忘れ形見を自分の手で育てられないとか哀れだった
奔放に泳いでいると思っていたのは大名児本人だけじゃない?
草壁は全く興味なしだったしw
大名児のエピは途中を端折った感がちょっと違和感あった
お前いつの間に本気になってたんや!みたいな
でも大名児を守ろうとする娼子はかっこ良かった
>>800 大津が、「皇太子は上座に」と言われて、高市に「皇太子を我らと同列に扱った帝が悪い」と
窘められていた時に既に大津に陥ちてたと思う
「私の皇子様、誰よりも誇り高い私の皇子様」とやってたし
でも、「この国を統べる子を産め」と言う大津に、「いやあんたが帝になっても、跡取りは山辺皇女腹の
粟津王だろ」と突っ込んだ
大名児をいくら寵愛しても、采女の息子と正妻たる皇女の息子じゃ勝負にならん
大友皇子が支持を集めきれなかったのも「采女の息子だから」という設定だし
草壁から歌をもらった大名児の反応も見たかったな
しめしめと思ったのか、この人は私に興味が無いと敏感に悟ったのか
あと彼女自身は草壁を蹴って大津を選んだ気でいたのか
草壁に見込みがなさそうだから大津になびいたのか、などなど気になる
「よっしゃあああ!」
貰った当初は
>>803だったけど
歌みて「ちょ、手抜きすぎない!?」で
草壁脈無しで一気に大津に靡いたのではw
ただの婚活女やんw
まあ、地方豪族の娘が宮中に出るってそういうことかもw
807 :
花と名無しさん:2014/02/28(金) 10:31:08.61 ID:7J5UiaZ90
「夢の奥城」で持統天皇の母である造媛が亡くなったシーンで、
「造媛は狂乱の中で男児を出産した後、父の後を追うようにこの世を去った」と説明されていて、
え?男児?じゃあ間人皇女が建を生んだという話はどうなるの?
もしかして間人の想像妊娠!?と思った。
>>807 間人が出産したとは公表できないから、造媛が産んだことにしたのでは?
都合よくというか、狂乱しててマトモじゃないからそこらへんは何とでもできただろう
>>808 実家を滅ぼされて狂わされたあげく、見たこともない男児の母親ということにさせられるだなんて、
それはそれで、造媛にとってはあんまりな話だなぁ
造媛も男児を生んだけど死産だったのかもよ
で、間人の子を造媛の子と偽ったとか
そこらは長岡さんの中でも確定してない要素だと思う
建の母親を間人にするか造媛(=越智?)にするか
「初月の歌」で、可愛かった武智麻呂が貫禄たっぷりのオジサンになってもうたw
でも、温厚そうな雰囲気は変わっていないから、
そんな武智麻呂がどんなふうに長屋王の事件に関わっていくのか気になるなぁ。
倭姫が近江朝廷滅亡に殉じずそのまま生き残ったら、大津の大きな後ろ盾になれそう。
滅んだ近江朝廷の皇后にそんな影響力あるのかと思ったけど、天皇即位説もあるほどの女性でもあるし、
倭姫自身が望まなくても、周りが神輿にするかもしれないし、
そして大津と草壁との後継者争いが更にややこしいことになり、歴史が変わってしまう、
…と、妄想が止まらない。
倭媛が生きてて浄御原朝廷で「皇太后」として存在してたら、
大津は「母親」がいるから草壁に対抗心を持たないと思う。
大伯は、実母が皇后姉という皇女腹の皇女として斎宮になるかもしれないけど。
もしくは、倭媛・大伯・大津ごと、持統が後見したかもしれないね。
亡き姉の忘れ形見二人とその養母かつ実父の正妃だし、縁がないわけでもない。
そしたら平和だったかもね。
どうかなあ?結局無いものねだりで、実母が居ないからうんぬんで対抗心燃やしそう・・・
草壁が持ってない「姉」を持ってるんだから辛抱せえよw
草壁系の血筋は特に美形に描いてるねww
首めっちゃ美人だったw
氷高が史実で美人言われてるから血が濃い身内が美形設定でも違和感ない
大津も才気煥発で容姿良しと言われてるし自信あり気な凛々しいキャラに描かれて納得だった
一瞬だけ登場した藤原広嗣は体育の教師みたい。
(まあ、父親もそんな感じか)
見た目だけの印象では、後に反乱を起こして怨霊と化するような怖い人物には見えないな。
古代は日本人がよく列島と半島を行き来してたし百済滅亡まではたくさんの日本人が半島に暮らしてたみたいだね
田辺史(架空)のご先祖様もかなりの確率で日本人の血は引いてそう
せっかくタブーだった古代の真実の歴史がネットの普及と最新の研究で明らかになりつつあるし長岡さんにもっと古代歴史ロマンシリーズ書いてほしいな
長岡さんの書く政治と外交がもっと見たい
三輪神や役小角ら辺のところ、描いてほしい
あの時代独特の空気、好きだったなぁ
長岡さんてある時を境に
三輪神人とか超常力とかへの興味をパタッと失ったような
不比等の後ろ盾(?)の能力者っぽいの結局誰だったんだ
フッくんは超常力否定派だと思ってたから以外だったんだけど
もう古代シリーズは描かないのかなあ
若干マニアックな分野だしレギュラーにオッサン多いから描かせてくれるとこも
無さげだけど…昔のボニータは懐広かったな
里中さんみたいに書下ろしで
断章の結末も読みたい
孤悲歌が好きだった
今の軽めな友情や恋愛をテーマにした話もいいけど、ああいう濃いい話が好きだな
しかも長岡さんらしい透明感で優しいタッチでまとめられてるのがまたいいんだよね
「夜の天子」も完結希望
長岡さんが描く山背大兄王の最期、見たいよ
首(聖武天皇)は温厚そうな外見だけど、
反対に光明皇后は両親共々クール系な容姿だし、娘もそんな感じだし、光明皇后本人もキツイ美形タイプなんだろうな〜と思う。
藤原は中臣だからよく政治の中枢にいけたよね
さすが鎌足不比等は偉大な政治家
そんでもって光明皇后美人伝説本当なのかな?
藤原はあえて美人な娘達を後宮に送り続けて来たのかな?
私も長岡版光明子はきつい系美人のイメージだ
うろ覚えだけど、里中さんの「女帝の手記」では、
「膿を吸ったという話は事実かどうか分からないけど、そんな話が生まれるほどの雰囲気が光明皇后にあったのだろう」とあったような。
容姿の面で美人かどうかは分からないけど、
政敵には容赦のない人物でも、当時の厳しい時代で皇后様が直々に貧民救済をしている光景を見たら、
そりゃあ貧しい庶民にとっては神様仏様女神様に見えるのも無理もないようなと思う。
つまり、雰囲気美人ってやつかな。
829 :
忍壁皇子:2014/05/23(金) 14:57:27.90 ID:g5Kal8kJ0
暑い暑い
保守あげ
姫金で初めて読んですっかり作風に惚れた
でも既刊が手に入りにくくて辛い…
訂正 姫金じゃなくてミスボだったw
絵にすっかり色気が無くなってしまったね
833 :
花と名無しさん:2014/08/24(日) 17:55:50.93 ID:v4IcoqyZ0
09/16 秋田書店 ボニータ・コミックス 華麗なる愛の歴史絵巻 うたかたの曜 長岡 良子
来月新刊が出るね。うれしいわ
新刊うれしい。買うぜ
>>833 おお、情報ありがとう!! 待ちに待った新刊だー。
密林を今チェックしたら、もう予約始まってた。あとでポチります
新刊届きました。(>833さん、ありがとう)
全話シリーズもので読みやすかったし、格別新奇な感じではなかったけれど
読後感も良く、堪能しました
>>823 断章、薫が倒れたところがラストシーン(今の所)なのかな?それより先の話ってある?
薫のお母さん、愛人のお子さん、今になって考えるとどっちも切ないな。
>>820 暁の回廊を電子書籍でやっと読んだけど
直系の阿刀以外は三輪系の教団が悪として描かれてるよね
小角も暁ではガラっと変わったし
リアルな宗教関係から苦情でもあって考え変わったんじゃないかな
きわどいとこ描いてたし
暁がなぜ古代シリーズなのかと思ったけど
葦の原が乙巳の変と額田の歌から始まって
暁が乙巳の変と額田で終わってる
古代シリーズはあれでちゃんと終了してるのかも
暁は古代シリーズじゃないのでは
古代シリーズは春抄宴で終わり
ラストで不思議な力を持つ薫子が秋田に落ち延びて古代が終わり
843 :
花と名無しさん:
ほしゅ