1 :
花と名無しさん:
古代幻想ロマンシリーズ、ナイルのほとりの物語、華麗なる愛の歴史絵巻シリーズ等…
古代ものを得意とされている長岡良子さんの作品について語りましょう
2 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 14:05:22 ID:yT5li77kO
2
3 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 14:08:39 ID:???0
いいかも…
大正物も好きだった
4 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 16:02:27 ID:???0
藤原不比等好きだよね、この人
実は天武天皇の顔が一度も出てきていない
5 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 16:26:42 ID:???0
修一郎さんはどうなったんだろうか。
なんか薫がえー、沙羅可哀想すぎる発言していたけど。
あれはやめて欲しかった、ぐっすん。
瑠璃子が好きだった、可愛い。
6 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 19:34:17 ID:???0
断章、だっけ?薫が告白したあたりで終わってしまった話。
この人のキャラで一番好きなのは大友皇子なんだけど、少数派?
7 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 19:39:26 ID:???0
大友は好きだけどあんまり描かれていなかったね…
一体誰が一番好きだったのか…やっぱり史なのか
8 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 20:19:57 ID:???0
心を許してるのは父と史と弟妹だけなんだろうな。
史の事は、最初は綺麗だから興味を持ってただけ、みたいな感じだったけど
後々は身も心も(なんかやらしいな)好きだったのだと思う。
9 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 21:32:52 ID:???0
十市や耳面はスルーだったのかな
「色も香りもない子供」として
乱の後で十市が目を離せない状態になってたって
事はそれなりには仲が良かったのかな?
何となく喧嘩してコミュニケーションとる
夫婦って考えてた。
「夢の奥津城」だっけ?
額田が倭媛に言う場面に覚えがある
この時の額田はリアルにおばさんになっていたが
後年の「暁の回廊」の童女君あぐりとは思えないw
にしても「夢の奥津城」の倭媛の消えて行き方は名シーンだと思った
12 :
花と名無しさん:2007/09/18(火) 22:52:34 ID:0ig8qSlcO
五百恵が好きだったなぁ…
不比等との恋愛は創作なんだろうけど、
実際はどうだったのか知りたいところだよ。無理だけど。
あの当時異母兄妹という結婚しても、あまり勢力関係に影響の与えない同士で
しかも一度は天皇に嫁いでいる女性との結婚は障害が多いだろうし
当時は結構な醜聞だったんじゃないかな。
そう考えると実際もかなり本気だったんだろうと思うけど。
あの冷徹政治家の不比等だし。
この人の作品てみんな、影響を受けた既製作家とか作品とかの影が
モロに出すぎてて萎えた記憶が…絵は好きだったんだけどな。
オリジナルでストーリーが作れないタイプなんだろうか?
そうは全然思えなかったけど?既成の作家って誰?
>>11 確かに同一人物っぽくは見えないんだけど、でも大海人を撒いちゃうところや
その後の倭姫王と話す場面は好きだったなぁ。<夢の奥城の額田
>>12-13 天武の死後に五百重が不比等の子(=麻呂)を産んだのは間違いないから、
少なくとも一時的には恋愛関係にあったのでは。
それが子ども時代から続く想いなのか、大人になってからのものなのかは
想像するしかないけど。
ただ、不比等は五百重に麻呂を産ませた後に、美千代にも光明子を産ませてるし
美千代が正妻になったから、実際には五百重との仲は長続きしなかったのかも。
>>15 横レスだけど、初期の絵を初めてみた時萩尾望都を連想した。
長岡さんは清楚な女性キャラに透明感を持たせて描けるけれど、
色気のある女性キャラを描くのは苦手?と思う。
女性もあるとは思うけど一番色気有る人物というと
やっぱり葛城皇子…つまり中大兄が思い浮かぶ。
古代幻想シリーズの全体を見ると天智天皇系統を中心に描かれているような。
史にしても不比等にしても。
天武系はあまり好きではないのかな〜、と思う。
天上の虹で天智・天武は同母兄弟になってるけど、古代幻想
ロマンシリーズでは「あの人の血筋では」って別けてたね。
天智系好きなので、長岡さんのシリーズの方が読んでて安心
する。
>>6 やっぱりあれで終わったのか、残念です。
この時代のお話は少ないので、続き書いて欲しい。
平安時代のとんでもお姫様も面白くて好き。
大正時代の物だったと思うけど単発の「花明り」だっけ?
あれの姉と弟との話良かったな
平安時代のとんでもお姫様というと薫子か
あれも何気に東北へ落ち延びた皇子の系統の話とか出ているよね
この作者の作品は、総じてオリジナルの架空の人物が主人公の方が面白い。
実在の人物の場合、理想化されすぎてひいきの引き倒し的な感じで私には魅力も面白みも感じられない場合が多い。
(「エクソダス」と「初月の歌」は例外的に割と面白かったけど。)
エクソダスはラムセスがきかん気の駄々っ子のようで魅力的だったな
この手のキャラクターだったら同シリーズの将軍
後のファラオ、ホムレンヘブが良かった
どっちも一人の女に惚れているんだけど別の男の影に焼きもち妬いたりしているんだよね
ナイルの〜シリーズはあんまりはまらなかった。
どんな美形もどうせハゲと思うと…
25 :
花と名無しさん:2007/09/22(土) 16:50:46 ID:DfejeMl00
ハゲヒドスww
メインでハゲキャラは居なかったと思うけど…
それよりあのシリーズの最後をヘロドトスでしめたのは正直うなった
古代エジプトって暑さ対策の為に基本的に大人は
男女共にハゲにするんだよ。
鬘でおしゃれする。
この人の作品って不思議な力を持つ人がよく出てくるんだけど
それでピンチをあっさり解決されると萎えることも多い
特別な力などない普通の人の話の方が好きだな
古代モノはもう描かないんだろうか…。
一作一作は単独でも、どこかで繋がっているようなあの世界観が好き。
私が一番好きなのは、坂上郎女が穂積に向かって言う
「どうしても愛せないなら、鼻だけでも、手だけでもいいから愛そうって
思ったの。逃れられない運命だからって、泣いて耐えるなんて私は嫌よ!」
といううろ覚えだけど、あのシーンかな。
穂積の「花を愛し人を愛し、人生を愛し…あなたはそれが出来る人だ」も。
一応華麗なる〜のシリーズも古代ものになるんだと思うが
万葉時代のは「暁の回廊」で天智のこと描ききったと考えて
一段落ついたと思っているのかと想像
>>30 平安以降は一応、古代じゃなくて中古に入ると思うけど。
あのシリーズ、一巻あたりは室町物も入ってるし、ちょっと古代ものとするには無理がありそう。
大海人の顔を描いて欲しかった…
「暁の回廊」の鎌足の顔はなんかつかみ所が無くて(役柄としてはあってるが)
ちょっと残念だったけど
>>29 あのシーンは良かったよね。私も好き。
台詞も絵も凄く魅力的に描かれていた。
穂積が若々し過ぎるのはご愛嬌だったけどw
ま、少女漫画だから、オジサンとしてリアルに描く訳にもいかないか。
今はどうか知らないけど自分が日本史習っていたときは
平安時代までが「古代」だったな
古代なのに葛城皇子の「飲む、うつ、買う」はワロタ
古代でもその手の商売は当然あるだろうから、そこはそれほど
気にならんかった。
あの古代の話に現代の言い回しがおもしろかったって意味じゃないの
そんなこと言ったら、カタカナの外来語だってよく使われてるよw
まあ、外来語使った方が若い読者にもわかり易いから、っていう
配慮かもね。
長岡先生の古代物の中での外来語って、あまり気にならない。
日常の場面の親しいもの同志の打解けた雰囲気の会話の中で
使われることが多いような気がする。
考えなしに使うんじゃなくて、流れのなかで、自然に
雰囲気を上手く伝えるために使ってる気がする。
「この漫画は、現代の作家が現代の自分たちにむけて書いたから、
現代語を使って語っているだけで、実際は、外来語にあたる部分は
『古代語』で会話してるんだ」
・・・って、自然に脳内補完しながら読んでる。
そんな細かいこと考えず、所詮マンガだから、なんでもありって割り切って読んでる。
古代史ファンは特にこだわりのある人が多いんだよ
長岡さんの中では誰が一番の美女設定なんだろう
倭媛なのか額田なのか氷高なのか
首かもw
額田は美人ではないなあ…。
美人といえば氷高かな。強さとはかなさを持っている感じがある。
子供の頃の五百重もかわいいけど。
間人皇女は?
別にそんなランク付け設定、作者も考えてないんじゃないの?
設定はともかく、絵は誰も美人に見えないけどね。
強いて挙げれば、脇キャラになってるけど、「ひぐらし」の氷高か?
>絵は誰も美人に見えないけどね。
そう?美女が多すぎの感もあるんだけど
絵が好みに合わないのかな?44の
倭媛 儚い美人
日高 孤高美人
間人 寂しい美人
倭媛が妙に好きだった
中大兄は恋多い人だったけど
なんとなく倭が本命であってほしいw
倭媛は綺麗だったな…あの時の絵が一番好きだからかも知れないけど
あの話の中大兄も好きだった
額田はあの時年増だったから小太りなんだよねw
長岡産の絵で一番綺麗な時代の額田見たい
「暁の回廊」では最後ほんの少ししか成長したアグリとしてしか出てないし
額田の話は読みたいな。
大海人と中大兄との間でどうだったのか?
天虹のは理想化されすぎてて、それほど好きにはなれない。
長岡作品の登場人物は顔のパーツのバランスが悪い。
特に鼻が変。
他は一つ一つの部分としては綺麗なのに、全体として描かれるとお正月の福笑いみたいになってしまう。
そこさえ除けば、優雅で綺麗な絵なのにもったいない。
…なんか誉めるとすぐにけなす人が粘着しているようだな、ここ
いやなら見なきゃいいのに
一番の美形は聖武天皇!(『異聞竹取物語』の一コマ)
・・・奈良時代、もっと書いてほしいよ。
首とまゆりの行き着く先を書いてほしい
まゆりって名前の響き良いよね
普段は真名だったっけ
長岡さんの古代史もののひとつの流れだったよね
追いやれた国津神の子孫(?)達の行方というか
久しぶりに「眉月の誓い」を読んで、スレ探してたらあった!なんか嬉しいです。
自分も長岡作品一の美人は聖武天皇だとおもうw
「花明かり」が好きだった〜終わり方にジンときた記憶が。あと「初月
の歌」の坂上郎女がカッコイイなぁ〜って思いながら読んでました。
聖武出てたっけと思って探したら一コマだけかよw
たしかに美人さんだ
それより髭不比等の渋さの方が良いお
たしかに不比等の渋さは鉄板だよなぁ〜
長岡さんの作品て、日本の古代とエジプトと大正時代のもの以外読んでなかった
んだけど、室町時代の女の絵師の話とか描いてたんだね。今日調べてみて知らな
い作品多いなと思った。なんか久しぶりに長岡祭り週間がやってきそうデス。
中国ものとか興味ありげなんだけど書かないだろうかとワクテカしている
玄宗と楊貴妃とか書いたらすごく似合うと思うのだが
それは似合うな
最初に読んだのは、「ヴィラなんとか」っていう現代物のミステリーだった。
昔はけっこう、現代物も描いてたんだよね。
男子予備校生が主人公のシリーズ物もわりと好きだったな。
一時期青年誌でも描かれてなかったかな?ヤングチャンピオンとかで見た
気がする。
同じ秋田書店だからありうるかも
長岡さんの作品で川島芳子の話書いたのなかったっけ?
清朝第?王女とかの題名で
単行本とかにならないのかな
>>59 「ヴィラ21」、山岸凉子の「ダフネー」にインスパイヤされた作品だね。
竹取物語の話をからめた藤原4兄弟と不比等が酒飲みながら雑談してる話が
好き。藤原4兄弟立派にスクスク大きゅうなられて〜て気持ちで読んでた。
>>63 房前が男前になってたね
4兄弟(とく房前)が首皇子を
帝にする過程を読みたかったな
でも百枝が爺さんに…これが悲しかった
あの百枝は悲しすぎ…
史はまだ素直に育ったのに、不比等はそうじゃない。
そういう部分を頼もしくも思った時期もあっただろうけど
最後のあれは、見てるほうが辛くなった。
そうか…百枝って不比等も史も知ってるんだよね
当たり前か…不比等引き取った田辺大隅は史の伯父さんだから
大隅死んだときは不比等「父上…」とか呟いていたのに
かぐや姫=氷高の上にもうひひとつ、
かぐや姫(的立場)=不比等を掛け合わせた
「異聞竹取物語」は傑作だと思う。
集大成的なところがあるから、他の作品を読んでないとアレだけど。
集大成的といえば「昏い月」もそうだね。
あれでまゆりの話は一まず決着が着いたって言うかんじ。
阿雅皇女の末路を思うと悲しいけどね。
>>62 「ダフネー」ってどんな話だっけ?
スレチだけど、山岸作品てギリシア神話をネタにした話やタイトルが多いから、
どれがどれだか記憶がこんがらがっている。
「昏い月」よかったね。おとなしい作品だけど重厚でよかった。
阿雅皇女のエピソードが暗く切なく、望郷の思いとか感じたことの
ないのに読んだ時にジーーンときた覚えがある。
阿雅皇女のエピソードと武智麻呂の不安とまゆり達の人ならぬ
存在が相乗効果しあっていい物語になってるなぁと思ったもんだよ。
>>70 「ダフネー」は心的ストレスを抱えた天才少女ピアニストが
休養のために母の知り合いがやっているホテルにやってくる。
蔦に絡まれた外観のそのホテルには女主人とその息子、
他何人かの常連の客がいて…って話。設定はよく似てるね。
>>51 「初月の歌」で家持らはもちろん、橘諸兄や阿倍内親王、
吉備真備・奈良麻呂・藤原八束・広嗣・仲麻呂といった著名人が
顔見せしているんだから奈良時代はまた描いて欲しいなあ。
あの辺り以降はドロドロがすぎてお嫌だろうか〜やってほしいのだ
けど。奈良時代全部やってほすぃ!平安時代に入る前あたりまで
長岡さん作で読んでみたいw
>>73 おお、同意。
策士百川がどのような心持ちで道鏡や孝謙女帝の前で大和舞するか、
この辺りまでは見てみたいなあ、個人的には。
長岡先生は政治の書き方が抜群に上手いから、
ドロドロにならず、うまく政争を描ききってくれると思うんだけどね。
首皇子が聖武天皇になって宮子が見初められ入内、狂っていくー回復する辺りを
もうちょっと詳しく読みたかった。
スマソ。すごく間違えた
×首皇子が聖武天皇になって宮子が見初められ×
○軽皇子が文武天皇になって宮子が見初められ○
だった
宮子は文武自体は好きだったみたいだけど
あれは何かに取り付かれたと解釈して良いのか?
正直、古代物はもういいや。
個人的には鎌倉〜江戸初期あたりが舞台の作品を読んでみたい。
「華麗なる愛の歴史絵巻」の中の「菊慈童」みたいなやつ。
>>78 それ読んでないんだよ〜ヨシ!買って読んでみるか
私は逆にもっとさかのぼって仁徳天皇あたりの時代の話も読みたい
啼沢女の杜(あれも良かった)がそれくらいの頃の話だけど
架空の人物ではない人たちを扱った作品を読んでみたい
最後の「河鹿?」と足元の流れ見るの悲しいけれど良かったね
「啼沢女の杜」はよかったな。
上の方のレスにもあったけど、長岡作品は架空の人物が主人公の場合の方がいい作品が多いと思う。
他にも「飛火野幻想」とか。
>>77 私は宮子出産時に何かあったのかな?って思ってた。
実家からの男産め産めストレス+陣痛の恐怖から気がふれた、みたいな。
そのへん詳しく描いて欲しい〜
一般的にはドロドロな事柄でも、
長岡さんが書くとすごく納得できるきれいな話になる。
それを物足りなく思う人もいるだろうけど、それが作風なんだな。
そこがイイ!
だからこそあえて奈良時代を書いてほしいと今思う。
あの辺りのどうしようもないドロドロをどのように調理してくれるか
それを考えると楽しみなんだよな。
長岡さんというフィルターを通すとどように見えるんだろう&見るんだろう
ということが気になる。あ〜〜〜描いてくださらんかなぁ。
奈良時代描いたものっていうと、「昏い月」と「飛火野幻想」と「初月の歌」だけかな?
(他のはそれ以前の飛鳥時代の話じゃなかったかな)
あれらの作品がドロドロしてないのは、事件の当事者を主人公にしてなくて、
外側の人間の眼で距離を離して描かれてるからかも。
あ〜それはあるかもね
ドロドロとはちょっと違うけど「夢の奥津城」は
中大兄と倭媛の感情がむき出していて結構ドキドキしていた
両親の敵の男への感情が淘汰されていく過程もなんか身に染みたし
後の「暁の回廊」の倭の父親古人のアホさ加減にはがっくり来たがw
もし中大兄より古人が優れている描写にすれば、
中大兄が悪者になるから、長岡さん的には避けたいところでは。
キャラ萌えという程ではないだろうけれども、
長岡さん贔屓のキャラとそうではないキャラとの温度差は
誰が見ても分かりやすいから、その辺が勿体無いと思う。
そういう意味じゃなくてあの倭媛の父親がこんな…て感じ
それをいうなら舒明天皇(軽王子)
あれが有馬皇子の父親って;;
>>88-
>>91 なんかその辺、原ちえこの「風うたう王城」の内容と記憶がごっちゃになってる。
少年時代の古人が中大兄(葛城)のこと鼻でフフンと馬鹿にして、
そのあと側近に相手の力を見くびらないよう脅かされて
「で、では、どうすれば良いのだ?」
とうろたえていたのはどっちだっけ?
「暁の回廊」の古人のキャラは確かにショックだった
倭媛が「夢の奥津城」で幸せだった幼い頃を回想しているシーンでは
「強く正しかった(??うろ覚え)お父様」みたいに
立派な父親として思い出されていただけに・・・
まぁ子供の目から見た父親と実際の社会での父親は別物だし。
家庭的に良い父親が、会社では無能なんてよくあること。
夢の奥津城の古人さんと暁の回廊の古人さんは別人だよなw
単純にルックスからして長岡さんは古人の性格のキャラ設定変更さ
れたんじゃ。
軽皇子にいたってはロリのうえショタも入っているし…
>>91 軽王子=孝徳天皇だよー
舒明天皇は軽王子の姉宝王女のだんなで葛城皇子(中大兄)たちの父
別人といやあ、長岡版では絶世の美女な倭姫は
里中版ではあれだったな…まあ歴史ものは作者の書き方を
楽しむところがあるから、比較する楽しみがあっていいけど。
歴史物を読む楽しみは、まさにそうなんだよな。作者の目からみた歴史を楽
しむもんだから、作者によっては人物の評価もかわってくる訳でそういう違い
なんかも楽しみなんだよな。
>>95 そうかな?
「夢の奥津城」では古人の性格は倭姫とその乳母のセリフ以外
実際にはほとんど描写されなかったけど死に際は往生際が悪くて
「かっこわるいなー」と彼女たちの言ってるイメージとわたしは違和感感じた。
だから「暁の回廊」読んだ時、
「ああ、やっぱりこういう人物だったのかも」と納得してしまったけどね。
>>99 往生際の悪さが古代人らしさだと思うよ。
戦意が無い証明として出家したのだし。
史実での古人の人柄が全く伝わっていないから、作家は好きなように描けて
読者からは文句が出ないキャラの一人だと思う。
自分の場合は往生際がよいものがカッコイイというわけでもないと
思ってたんだ。どんなに醜い生き様の人間も死に際を綺麗に見せて逝こうと
する人もいるだろうし。
無実の罪をかぶせられて粛清されるなら土壇場であがくのも当然かなと
思って読んだけど「夢の奥津城」の古人。まぁ「夢の奥津城」の古人も性格
は弱そうな人だったけどw真面目だけど無能だっただけで、「暁の〜」みたい
にチャライ人とまでは思ってなかったんだ自分は。
ああ、私もそんな風に思ってた
奥津城の古人は無能で気弱だとしても軽薄という雰囲気はなかった
往生際といえば里中さんの長屋王が常に冷静で温厚だったけれど
無実の罪を着せられて最後の最後は激昂して
呪いの言葉を吐きながら壮絶な自害を遂げるのが印象に残ってる
あれは潔い最期でないからこそ良いと思った
古人皇子の最期ってそんなにかっこ悪いかなあ。
実際に謀反を計画しておきながら
命惜しさにシラを切ろうとしたなら情けないけど
無実ならとりあえず潔白を主張してもおかしくはない。
どちみち蘇我の…とくに入鹿の後ろ盾を無くしたんだから
そうなる運命だったんだろう
中大兄という人は血のつながりというものを何となく嫌悪していたような
行動をとっていたような感じがする…あくまでも自説だけどね
「暁の回廊」でも同じようなこと葛城に言わせていたのは驚いたけど
あれはお母さんの宝姫のことがあるんだよね
血のつながりで中大兄皇子がこだわったのは、母と妹だね。
妹については本当に愛憎入り混じってる感じが凄かったな。
美形と評判の「異聞竹取物語」の聖武天皇の顔がどうしても思い出せない・・・
同じ本の「晩蝉」冒頭で大伴旅人があれこれ言ってたシーンの
ちょっと変な首皇子の顔は出てくるのに
「夢の奥津城」の古人の最期って、
「し、知らない、私は何にも」
とかおびえて腰抜かしてるところを殺されたんじゃなかったっけ?
出来た人間でもいざとなったらそれほど肝座らないからね
「夢の奥城」は古代幻想ロマンシリーズ。
「暁の回廊」はその後の「ナイルー」を経て、改めて書かれた、
まったくの別シリーズ・・・と、理解してる。
古人や軽王子(=孝徳)の人格の変化も「暁ー」仕様に改変されたと
思って、しょうがないとあきらめてる。
「暁ー」自体は、長岡さんが前シリーズで描ききれなかった
葛城皇子と乙巳の変を、新たな形で昇華した作品だったのかな。
でも、前シリーズにすこしでも繋がっていてほしいと
思ってしまう。大好きだから。
悲しいけど。
ほんとは
109です。
上の書き込み、途中できれてますね。すんません。
前シリーズとのつながりがないのは悲しい、ほんとは、
古代幻想ロマンシリーズの続編をもっとかいてほしかった、
と書きたかった。
ところで「長岡良子」でぐぐると同姓同名の新興宗教の教祖みたいな
人が検索にひっかかってくる
それのせいかどうか某ブログに「古代ものも書いておられるが
宗教にも雑司が深く…」と書かれていて特に宗教関係のこと
それほど突っ込んでいたかな?と疑問だった
最後まで諦めないっていうのは重要なことかもよ。古人が殺されたら子供達
も道連れだし一族郎党のことを思えばそれぐらい必死になって当たり前
って気がする。
「夜の虹」にでてた不比等のそばの超常能力者はきっと行人だったんだろうし
同じく「夜の虹」の小角の回想の銀髪の人は
「暁の回廊」のナントカノ多という教団指導者になっちゃった人だと思う
いろいろ設定変更があるけど、変更前にかくはずの話、
人物関係ってどうだったんだろうって想像してしまう
そして、まゆりと首はどうなっちゃったんだろう
「飛火野幻想」ではまゆりしかでてないし
>>113 >同じく「夜の虹」の小角の回想の銀髪の人
「夜の虹」を描いた時点では、「夜の天子」(単行本未掲載)に出てくる
人物だったらしいよ。ファンサイトで粗筋を読んだことがある。
詳しく知りたければ「長岡良子 夜の天子 分室」でぐぐってみて。
そのサイト見てきたけど…いや凄いわ…
夜の天子自体存在知らなかったから
絵変わっちゃっているけど続き書いて単行本出して欲しいな
小角はいわば三輪神人のまとめのようなひとだから
なんか必死に古人の死に際を自分のイメージに合わせて
解釈しようとする人がいるのはよくわからない心理だな。
別に死に方として肯定的だったか、否定的だったかとかは
私なんかはどうでもいいとと思うんだけど。
どうせマンガのなかの脇キャラの話だし。
そんなに彼のファンやアンチがいるのかな?
たまには脇もつっついてみたい時もあるのサ
古人は興味深い立場の皇子だからだろ
中大兄の異母兄であり最高権力者だった蘇我入鹿の従兄弟でもある
その娘は乙巳の変立役者の中大兄の皇后になったし
何も無ければ、蘇我の権力で次期天皇になれただろう>古人
短歌や漢詩や逸話があれば、今頃古代漫画や小説でネタにされるくらい
ドラマティックに美化されていたかもね。
小角の少年時代の姿が夜の虹と暁の回廊でかなり違っていて笑えた
後者はなんかエジプトかどっかの人みたいで
>>119 確かに大津達みたいに和歌でも残ってたら違うだろうね
葛城(中大兄)に正統性を持たせるために歴史的に排除されたかもしれないし
大兄を名乗れるってことは、事実上の皇太子だったんだよね?
>>121 皇太子というよりは、当時の皇位継承最有力者達につけられた敬称みたいなものかと。
その中で大兄皇子の名を持ち、かつ即位出来たのは用明天皇だけど、
その名に皇太子の意味を持たせていたかどうかは微妙。(用明は中継ぎ天皇と思われている)
・箭田珠勝大兄皇子
・押坂彦人大兄皇子(舒明父、本人は即位せず)
・山背大兄皇子
・古人大兄皇子 などは、押坂を除いて、本人は元より子孫も皇位に就いていない。
もしかすると、高市皇子の尊称「後皇子尊」と同じように、死後に与えられた尊称かもね。
>>122 なるほど
「大兄」は皇太子的扱いかと思ってたんですが
>>122の言うとおり尊称的なものと考えたほうが歴史てきに納得できました。
大兄(皇太子)と名乗っているわりには、報わない人が多いように感じてましてw
>>119 有馬皇子がよく描かれるのも、あの二首の和歌の力が大きいからね。
ふと思ったけど、古人は娘が皇后になったことで名誉回復されたんだよね?
孫が皇位につけた訳ではないし、殺されてからそんなことをされても、
本人は全然嬉しくないだろうけど。
長岡作品は、愛の歴史絵巻シリーズも結構好き。
所々に知ってる和歌やキャラが出てくるのも楽しいし。
確か「ヴィラ21」に同時収録されてた話だったと思うけど、
江戸時代が舞台の短編が印象に残ってる。
大店のおかみさんが旦那が妾との間に出来た娘を殺しちゃうのを娘の友達の視点から描いた話。
「華麗なる愛の歴史絵巻」の原点みたいな感じの話だった。
「断章」のシリーズ続きが読みたいけど
あのまま進んでも、時勢の流れからして暗くなるばかりのような気がする。
外国へ行くのかな?
修一郎はその後北海道の開拓にかかわるんじゃないの?
死んだ薫に代わって北海道に行くのかと。
名前忘れたけど、北海道出身の太った人が出てきたのも伏線だと思ってた。
それにしても、沙耶が薫の子供を流産したのは可愛そうだった。
せめて形見を残してあげてほしかったな。
「断章」の続き読みたいね。ずいぶん前なので途中で止まってるの
忘れていたよ。最近コミックスとりだして思い出した。
環境が厳しくなるので暗い内容になるだろうけど、それでも読みたいね。
あれ読んだ時「ボッチャマすげぇ〜昔は金持ちはほんとに金持ちだった
んだなぁ」って思ったたよ。現在もそうなりつつあるけどね。
断章の続きは、薫の件で傷を抱えた修一郎が傷心のまま太った人に誘われ北海道に。
(そういや、穂積教授が北大に転勤というエピもあった)
北海道の厳しい大地に向かい、以後修一郎は開拓に生涯を尽くして終わるのかな、と脳内妄想してた。
耀子は看護婦になってアメリカから戻り、修一郎と共に北海道の開発団に尽力するのだと。
断章を連載していたキャンドルは、かなり読み応えの高い雑誌だったから、
休刊は本当に残念だったな。
耀子、帰ってくるのかな。
玲子が好きだった。
玲子の兄と瑠璃子ってくっつくのかな。
瑠璃子が好きだったからちょっと嫌。
大正モノは、古本屋に行ってもなかなか見つからないんだよねー。
白虹とか、セルリアン何とかとか、その辺は持ってるんだけど、
断章も修一郎シリーズなのか。
なので薫が死んだのも今このスレで知って、個人的にはショックだ。
ガイシュツだけど「花明り」単発ものだけど良かったな
なんか大正ロマネスクの小説読んでいるようで
これもCandleだったと思うけど
個人的には「愛の御一家」シリーズとかお気に入りが
あったんで廃刊凄い悲しかった
>>133 直接に死んだシーンはないよ。
結核にかかって咳きをしながら大量に喀血して、修一郎の胸に倒れこむというラスト。
>>134 「愛の御一家」シリーズ好きだった。てか単行本持ってるw
おんなじ顔した一族にワロタよ。
及川かおるは、その前に連載していた音楽ものもすごく好きだったな。
あーナツカシス。
「断章」のコミックスの後ろをチェックしたら昭和63年初版ってあった。
訳20年だなぁ〜もうそんなにたつのかぁ。」「百虹」も修一郎が出てたっけ?
このコミックス引越しでなくなったちゃったorz
断章はなんか捨てられなくて、いまだに大事に置いてる
続きが出たときに困らないように。
今のところ終わっていないのは「断章」と「夜の天子」だけかな?
続き期待したいけど同じ秋田の「アルカサル」でさえ
最近やっとなんとか完結したからなあ…
139 :
sage:2007/10/06(土) 08:24:48 ID:weYH9o6m0
>同じ秋田の「アルカサル」
>最近完結
まだだ、まだあきらめちゃだめだ!
期待したいけどやっぱ知名度が…
青池さんはもはや御大というにふさわしい人だし
エロイカで秋田に貢献したからねえ…
ああでも「夜の天子」で小角の話見たいよ〜
長岡さんの作品で一番始めに見たのが「葦の原幻想」だったから
それにはおっさん小角が出てるんだよなあ…顔見えないけど
おっさん小角が顔さらしてる話もあったな。
なんだっけ?
まゆりが不比等(史の方じゃなくて)のところで
宮子づきの侍女かなんかしている話でさらしてなかったっけ?
題名思い浮かばん…
144 :
143:2007/10/07(日) 00:35:15 ID:???0
ごめん賀茂比売のところだな
不比等とは別に住んでいたと思う
え?あれはやってないでしょ?
やってると思うけどなーw
「天地のあわい」って、最後小角が同族の裏切りで捕まって流罪になっちゃう話だっけ?
うっすらとしか記憶無いんだけど何とかって言う娘にまといつかれていたな
しかし行基ってその話では未熟でくそ真面目な少年て感じだったから
そこで女とやっちゃっていたら坊さん続けようと思わないような
道照に置いていかれて悩んでいたけど
あの一件の後、行基が頭をかかえて(顔をおおってだったかも)
「結局私もあの下劣な兄弟子たちと同じだったのか」
とひどく悩んでいる一方で「抱いていいのよ」と迫った娘は上機嫌。
これ見るとやってしまったとしか思えなかったなあ。
教祖のお釈迦様だって出家前とはいえ、やっちゃった上に子供まで作ってるんだから、
未熟だった行基がやっちゃったって、「若気の過ち」ってことで、今さら還俗するとは思えないけどなw
>>149 そう、その2つのシーンがあるから、ヤッたんだろうなぁと。
行基が顔を覆い兄弟子を思い出しているシーンは、兄弟子の一人が後家さんと
セクースしたという会話→「結局私もあの下劣な兄弟子たちと同じだったのか」「師に
あわせる顔がない」の行基のモノローグ、という流れ。
娘も上機嫌で花を摘んだ後、「ここに住むなら家を建てなきゃ」「母さんたちに
話すのはそれからに したほうがいいかしら」等と行基に話しかけてるし、怒って
娘を追い払った行基は「もう僧としての資格はないのだもの」とモノローグ。
ここまで描かれていて未遂とは思えない。
>>147 流罪話は単行本の表題作「夜の虹」の方。「天地のあわい」は行基の超能力を
利用して、まゆりが小角の結界から出て不比等に会いに行こうとしている話。
ちなみに「夜の虹」は「天地のあわい」の11年後なので、行基は道昭と一緒にいる。
やったのか行基菩薩めw
あれはやってる
未遂かどうかといえば「天ゆく月船」で
氷高が野外で長屋に抱きしめられた後なにかされ、
さめざめと泣いて宥められていたところが気になっている
台詞のみのシーンで「痛い…!」とか言ってるんだけど、
ひょっとして、やられちゃった?
あれこそ未遂っていうか入るまでやってないでしょ。
服も着たままで乱れてないし、肩とか腕とか捕まれたのが
痛かったんだと思ってたけど…
既遂未遂議論ワロタw
行基のときだけど
まゆりが行基の力を借りてなんかしようとしてて
行基にこっそり「ゴメン」とか思ってたのって
やっぱ「覗いてました☆ミ」なのかな
>>155-156 同意。
>>157 思ってただけじゃなくて、本人に「ごめんね行基」って言ってたよ。
どちらかというと「力を利用しようとしてゴメン」だと思う。
まゆりは途中で小角と感応して二人とも倒れちゃったから、
覗いていたと言っても最初の頃だけだろうし。
行基はやってないと思った。
やってないから、あの女の子は最後であっさり「もういいよ」
って引き下がったんだと思う。
>>159 やってないのに「もう僧としての資格はないのだもの」とは考えないでしょ。
肉欲に溺れそうになり、ギリギリのところで踏みとどまった場合でも、僧としての
資格は無くなるの?
女の子が引き下がったのは、崖から落ちて死ぬところだった時、行基が助けて
くれたから(本当は竜が助けた)。
「行ってもいいよ あんたはあたしを助けてくれたんだもの それだけでいい
その思い出を大切にするよ」と行基に言っている。
この頃はもう女人禁制がそこまで徹底していたのかな?
穢れの思想は空海から始まったとか言うし
このスレに乙女が一人居ることだけは分かったw
とりあえず小角はどうなった
秋田は宣伝しなさすぎ。
長岡さんほどの作品があれば、いくらでもアピールできるだろうに。
それとも、作家本人がオモテだって目立つことを好んでいないのか?
小角は伊豆から富士山や飛んでったらしい。『天離る月星』より。以後、シリーズ作品中において消息不明。
首は、水神(龍)と解釈していいんかな?
まゆりや小角たちとは、また別なんだよね?
まゆりも一応、年は遅いけど重ねる
そのうち、亡くなるわけで
残された首を思うと、ちょっと不憫になる
輪廻だから死んでも会える
史とオチも宇宙に感じると言ってたような
史、しょっぱなに死んでいるんだもんなあ…
なんで父方の息長氏の方を名乗らなかったんだろう
皇親一族だから色々と身軽な帰化人系の田辺氏の方を
名乗ったんだろうけどかなり姓に高低があるような
まあ八色の姓はもっと後だけど
田辺姓を名乗ったのは、大隈への憧れとその後継者になることが
目的でもあったからじゃない?
初期に大友皇子に「無位はまずいから」って言われたときも
「そうなれば皇子のお側にはいられなくなるから」って断って
たな。
>>161 女人禁制っていうか性行為禁止は仏教の、根本的な思想の一つだから
仏教伝来と共に当然入っていた思想では?
もうずいぶん前にネット上で見た書き込みなんだが
「日出処の天子」が出る以前から、長岡さんや何人かの漫画家が
聖徳太子をテーマとしてひそかに狙っていたとか?
それが、まあ、山岸さんがいちはやくとりあげてしまったわけで。
『夜の虹』や未完の『夜の天子』、『暁の回廊』でも、
何度も斑鳩宮や聖徳太子一族に触れて、太子の存在をほのめかしている。
きっと、聖徳太子を描きたい気持ちはあったんだろうな。
いまから、長岡さんなりの聖徳太子像を描いてくれないものかな。
ぜひ見たい。待ってるから。
しかし良くも悪くもギシ先生の厩戸王子以上の強烈なキャラクターは望めまい
長岡さんが書くと子供の頃は案外葛城のようなキャラクター
になるかもと予想
ギシ先生の厩戸王子の印象が強すぎるから、どの作家さんにしても
厩戸王子ものは描きにくいと思う。
りよたんが描いたのも、かなり批判が出てるし… でも読んでみたい。
他、小角の最後や、阿閉・阿雅兄妹の詳しい話も読みたいな。
やってる、やってない疑問その3なんですが、大友皇子は
史と出会ってすぐに菊の花園を見せてたけど、あの後が初めての
ナニなの?
それとも、月の琴で十市皇女との結婚の支度が整って酔っ払った
あの時が初めてなんでしょうか?
解釈は人それぞれだろうけど菊の花を見せられた後に一票。
史のどこか観念したように目を閉じた表情とか、
事が終わった後、大隈の役に立ちたいと思っていたけれど
こんな形でではなかったと心の中で叫ぶところとか、
ああ、愛人まがいのことさせられたんだなと思った。
でもそれ以降は容易に大友に応じなくなったんだろうな、と。
菊の花園に一票
月の琴ではマキシが死んじゃったあと
大友が琴を直して史に渡してたとこが
大友皇子もちょっといいひととか思ったな
大友が史に迫ってるとこと草壁が不比等に
大名児より不比等へのほうが情熱的な歌が書ける
とかいってるとこが似ててなんか笑えたw
月の琴の方が初めてだと思ってた。
大して付き合いなかったのにいきなりするかなぁ…
キス位しただろうとは想像してたけど
でも、月の琴の時まきしの家まで普通に
歩いてたから、やっぱり菊園の方か?
それとも、その間にチャンス?があったのか?
>171
長岡さんの厩戸皇子って、髪が銀色で目が赤いんじゃないっけ?
どっかでそんな表現があったと思う。直接の描写はなかったけど。
それとも、別人のこと言ってたのかな?うろ覚えで申し訳ないけど。
池田理代子さんの聖徳太子は、秦河勝がどう見てもアンドレ。
外見もそうだけど、考えてることもアンドレっぽい。
君(聖徳太子)は光 僕(秦河勝)は影
私は菊の花園での方かなあ。
あの大友皇子は欲しいと思ったら我慢しそうなタイプではないし、
史は皇子と初対面に近かったからこそ
迫られたら断るわけにはいかなかったと思った。
むしろ皇子との間に信頼関係ができるにつれて
拒絶することが可能になったという気がする。
月の琴に1票
後で修理した琵琶を渡されて許せたんだと
考えてたわ。
それにしても、無理矢理で始まった恋愛なのに、史も後には
「私には皇子様お一人で…」
とまで嘘でも言える様になってんだから
何年かかけて信頼というか、それに近い
関係は築けたんだろうね。
情が沸くっていうか…
考えたら不思議な関係だな。
「春宵華宴」の方が初めてで、「月の琴」の時は殴られたけど
「飛火野幻想」の依羅みたいに逃げてきたんだと思ってた
>>177 髪が銀色で目が赤い人物って、「夜の虹」で小角の回想に出てくる人?
もしそうなら、厩戸皇子ではないみたい。詳しくは
>>114を。
>>177 人並みはずれた能力の他に、時折目が青く光る事があったという描写じゃなかったっけ?
確か、史が三輪のなんとかという人と会話してた時に聞かされてたような。
だから、聖の皇子は、首と同様に古い神の血をひく超人だったのかなと思ってた。
>>184 そうそう。小角が幼少時代上宮王家で過ごしていたという回想シーンで出てくるよね。
だから、聖の皇子と同様に、古い神の血をひく人達が上宮王家に集められていて、その中の一人なのかなと。
しかし、聖徳太子って人は色々すごいね。
息子の代の思い切りの良すぎる一族自決といい、伝説化するのは当然という感じ。
その場にいた人達はどう思ったのだろう。
こういう謎が多い歴史人物はタイムスリップして会ってみたい。
>>182 殴られて終わりかなぁ… でも、それもいいよね。
酔った勢いでレイプってのも嫌だし。
それにしても、大友皇子と史が出会って史の死まで、ほぼ変わらない
ノリ(油断したらエッチOK)で恋愛が続くのも凄いよな…
倦怠期はないのか?
玉響の頃には多少落ち着いてはいるけど、基本的な法則は最後まで
変わってないし。
史って大友皇子(美人妻持ち)はメロメロだし、妻とその妹にも
愛されてるなんて、魔性の男?
でも愛されてることを自覚したのは、
やっと最後になってからなんだな。
難儀な奴。
坂本龍馬とかヒトラーも「魔性の男」とされている
そういう解釈でいくなら?だけど
>>188 玉響でしばらくのお暇の代償にナニさせてるあたり
愛されてる事は気付いてたんじゃない?
えっちをエサにして要求を通す男に育って、ご両親は
草葉の陰で泣いてるんじゃないかと…
このころの男色ってどういう扱いだったんだろうか
戦国時代になると秀吉以外は全員バイかゲイと言っていいぐらい
おおっぴらだったけど
>>190 188です。
ああ、そうか(ポン!)。愛されてるのはしってるけど、て感じ?
そして、その愛を、多少なりとも、ウザがってる・・・
そんな自分が、実は相手を必要とし愛してもいたということに
気づいたのが最後のときってことで、やっぱり難儀な…
>>192 最後に気付いたのは良いとして、妻は死んでるし、皇子には
ちゃんと伝えないままだったし、ちゃんと話できたのはまゆり
だけだね。妻にも皇子にも史本人も不憫な話だが、だからこそ
魔性の男だな。愛って何?みたいな子供だったんだね。
史の対人関係を分析すると
父→優しさの象徴・人間の弱さ
母→苦手・罪悪感・女性への嫌悪感(?)の原型
大隅→抑圧・目標・強さ
大友皇子→愛情注ぎ役だが過剰すぎてしんどい。しかし無意識に甘えている
弟→愛情の流し先・癒し1。保護欲。
妻→男としての自覚の為の存在・癒し2。おおっぴらに甘えても良い。
こんな感じでしょうか?
史のまゆりの姉(名前忘れた)への想いがいまいちよくわからん。
出会い〜結婚までは史の方が惚れて積極的にモーションかけてるように見えるんだけど、
結婚後はそっけなさすぎるし。
「釣れた魚にえさはやらない」というやつ?
越智だね
あれは始めは首の世話役として首の母親と同郷の手頃な
娘をひっかけたというのが正解だけど
溺れて死んだときに初めて彼女への愛情を自覚したという
感じだと解釈したけど
にしても越智は史の母親のような感じだったな
概してこういう役割は女性が報われない
>母→苦手・罪悪感・女性への嫌悪感(?)の原型
少ないけど登場する史の母って↑みたいになるのも無理もないなあって感じ
(「春宵華宴」「月の琴」)
遠智は史の母とはぜんぜん違うタイプ。
素直そうで可愛いからひっかけたんだろうな。
遠智が何も知らないうちはほんと自分に都合のいい存在。
何かに気づいた後でも遠智がなにもいわないのをいいことに
日々すごしてたんだろうな。
遠智すきだった
時が経ると、史の大事な人になってたんじゃないかな?
気付くの遅かったけど
大隅がまゆりに会って史を懐古するところがいい
大隅も何だかんだいって史を愛してたよね
しかし、あの当時は夫が妻のところに通う通い婚の時代だったのに、
なんで史夫婦は嫁入り同居こんなんだっけ?
(理由があったような気もするけど忘れた。)
越智の事は「とりあえず美人」だし、都合が
悪くなるとごまかしがきくし、首の面倒も
文句言わずにみてくれる。
かなり都合の良い女扱いしてるよね。
しかし、そこに気付きながら支えた越智って
大きいよなぁ…
だから薄紅色に輝くオーラを発してるんだよ…
大隈が不比等に史と名乗らせたのも甥の史のことがあったからだろうか
それと似た話で、鎌足が定恵を偲んで同じ真人という名を
不比等に付けたというエピソードが好きだった(道照の推測だけど)
>>199 最初通い婚でしばらくして正妻として屋敷に迎えられたのでは?
平安時代だと寝殿造りの正殿に一番近い「北の対」という建物が
正妻の住む建物だったとか。
単純に三輪は遠いから通うのが面倒だったんじゃない?
正妻にするからとか、なんとか上手い事言って丸め込んだ
のかも?
そういえば十市皇女も大友皇子と同居?って思ってた。
「いつも夜遅くまで〜」って史に嫌味をかましてるし
別居してて、夜中に大友皇子の寝室の前を耳面刀自と
一緒にウロウロしてるのもおかしいし…
つまり、作者が当時の婚姻形態をよく知らなかったということかな?
>>202 「眉月の誓い」だかで不等人自身、大隅に
「あなたは私の名を呼ぶ時、その向こうに他の誰かを見ている」
とか言ってたし、そのことを薄々察してたんだろうな。
確かに呼ばれる方にしては気持ちのいいものじゃないだろうし、
それが改名の理由の一つとしても理解できるけど。
206 :
196:2007/10/12(金) 23:38:51 ID:???0
>>197 ああ…言葉足りなかった
田辺氏出身の史のあの母親という意味じゃなくて
慈愛に満ちた世間一般の母親っていう意味
>>192 越智は余程史が好きなのか、人間としての器が大きいのか
だめんず好きなのか良く解らない。
史は自分から大友皇子を求めた訳ではないけど、結果的には
応じてるし、十市皇女・越智に大して罪悪感を持つこともなし
に関係を続けてる。
その上、弟萌え〜でしょ?(性的欲望は無いと思うけど)
越智が逃げないのが不思議な位だが、本質的には史はホモでは
ないかと思う。
>当時の婚姻形態
長岡さんが知らないで描いてるってことはないと思うけど。
しかし実際のところ古代の婚姻形態ってどの程度まで
はっきりわかってるんだろう。万葉集とかにあるのかな。
天皇の后たちは後宮に集まってすんでいたかもしれない。
天皇や皇太子(大友は皇太子に準じる立場として書かれてる)だと、
ホイホイ出歩けるわけでもないだろう。
ただ、ということは史はその後宮に出入り自由だったということで
それって…
史については大友皇子との関係よりも首に対する盲愛に引いた。
どっちにしろ普通ではない感じ。
本人もこれではいけないという自覚はあって、
それで越智を迎えたのかなあと思った。
大友皇子に平安時代みたいな寝殿造りの後宮の存在は
ないんじゃない?
でも、もしかしたら近江大津宮建設の際に同じ敷地内に
別棟って形で妻や弟妹の家はあったのかもしれない。
天上の虹でもそういう事をやってたし。
でも、史は大友皇子の後宮には出入りはできないでしょ〜。
まあ、十市皇女も耳面刀自も二人の関係知ってた以上、史は
夫婦間に入り込んだ邪魔者だよな。
大友皇子側から見たら、十市こそが史と自分の間に入り込んで
きた邪魔者なのかも知れないが…
>>207 人間としての器がおおきいんだとおもう。
史のことが好きだから腹くくったんだろう。
史はホモというより真の意味で異性に目覚めていないお子さま。
妻がありながらホモに走るとかの罪悪感は
現代人ならあるかもしれないけど、
昔の人の感覚だとそんなの関係ねぇ、かもしれないよ。
高貴な身分の人なら普通だったかもしれないし。
その辺は都のあった地域については考古学・文献的研究の成果で大体わかってるらしい。
貴族・皇族は一般的に夫の通い婚だったみたい。
東国の方は庶民レベルでは同居もしてたみたいだけど。
でも、史の両親は夫の通い婚だったんだよね。
父親が野心の強い母親の兄である叔父に利用されるのをいやがって足が遠のいちゃったんだっけ?
史夫婦が同居してたのはストーリーの展開上の方便かな?
>>211 ということは大友皇子と史はセフレ?
少なくとも史にとってはそうなのか?大友皇子にとっては
恋愛だろうけど。
どう考えても、史がした回数は大友皇子>越智だよな
史にとって皇子の相手をするのは仕事みたいなものでは?
自分では望んでいないし、できればしたくないと思っているわけだし
>妻→男としての自覚の為の存在
これはあるだろうね。越智と結婚するまでの数年間というかその後も
性的に受生活送ってる訳だから、自分の男としての存在を確立させる
ための舞台装置の一つだったのかも。
>>214 あれは仕事なの〜?
そういえば首とさらわれた時「よく手入れされた手足」って
言われてたけど、あれは仕事道具だからなのか?
まあ、受け入れて抱かれてる時点でホモ行為に嫌悪感はない
んだと思うし、皇子と長年続いてるのも(下品ですまん)体
が合ってるからお互い離れない、離れられないと解釈してた。
史は私も真性ではないと思うけど
大友のことも尊敬しているし体求められても
嫌い(大友が)ではないから許している…な感じか
首に対する愛情は父と母との冷えた家庭環境の中で
唯一無邪気に自分を慕ってきてくれる存在と言うことで
史の愛情のはけ口のようなものじゃないかと
すいません
「受生活」って何ですか?
つまりやられちゃう側て解釈で良いの?
>>216 なんたって相手は皇子様、史は臣下なんだから
不本意でも応じないわけには行かないんじゃないかなあ
それでも拒絶することがあったくらいだから
相手する時は仕事とか奉仕のつもりで割り切っていたのかと
もちろん史は皇子に対して敬意や忠誠心は持っていたけれど、
本当は大隈が天智天皇を支えたように
身体の関係なしで仕えたかったんだろうと思った
>>210 後宮といっても、徳川時代の大奥みたいに男性出入り禁止ということはないと思う。
古代は女性が馬に乗ったり、結構自由に出かけていたらしいし。
男子禁制が徹底してたのって徳川の大奥ぐらいでしょ
大阪城も風紀は緩めだったからそれ見て徳川は厳しくしたとか何かで見たけど
>>218 そうです。きっちりやられてるわけだし、一回だけなら
ともかく、思春期に何年にも渡って抱かれてきたのだから
普通に考えて精神的にどういう影響があったのか、と思う。
抱かれるだけではなく、ちゃんと自分も男として女性を抱く
事が出来るのだと証明したかったんじゃないかと思う。
越智は自分の夫が大友皇子に抱かれてるのは気付いてたん
だろうか?
>>219 いくら臣下でも事が性的な事だし、うまいこと言って逃げれば
良かったんじゃない?
まあ、実際その時になればそんな冷静に考えられないのかも
しれない。
今思い出したが、唐かなんかの外人のおっさんにせまられた時は
逃げてたな。場数を踏んだか?
豚ですまんが
「暁」の奥麿乙麿兄弟と「天離る」の大隈小隅っておなじひとかな
兄の天智への愛情とか弟が知性より武って設定が似てて気になった
真性ホモに持って行きたいひとがいるようだね。
暁は今までの古代シリーズとは別シリーズと思うようにしてる
>>225 いや、いわゆる腐女子が混じっているようだ
>>225 真性ホモというより、その行為に嫌悪感が無いって言いたいのでは?
でも、大友皇子×史って確かに腐女子には萌ポイントだよね。
>>216 単に、野良仕事も力仕事もしないから、手荒れもない、
足の裏も、素足で土の上を歩き回らないから柔らかい
という意味ではないかと。
スカーレットが、レットをたらしこみに行ったとき、
農夫のような手だ、と嘘がばれるのと同じではないかな。
うわっ
別スレで今風と共に去りぬの話題になっていたから
ちょっとビビったw
>>219 大隅が天智天皇を支えたように 身体の関係なし
もしあの二人がそういう関係だったら怖すぎ〜。そういえば天智天皇と
大隅が話しているシーンってあったっけ?記憶に無いんだけど。
>>230 もしかして河惣スレ?
>>229 史は上流階級に属しているわけだから、嗜みとしてそういう
手入れもしてたんだと思ってた。
233 :
230:2007/10/13(土) 20:36:48 ID:???0
大隅はなんであんなに天智帝が好きなんだろう?
>>222 越智が気がついてたのは、首の事だけだと思う。
なんでこんなに腐女子話が盛り上がってんのだw
自分は史はそんなに好きでないので食いつきすごくて驚いた。
あの辺りの作品思いいれ強い人多いんだな。
そういえば、個人的には長岡作品ではストーリーはともかく、
登場人物で好きなキャラってあまりいないなあ。
史の弟とか「飛火野幻想」の最後死んじゃう少年は割と好きだけど。
粟田真人が好きだった
あの不比等と友達になれるところがすごい
>>238 史実でもガチで藤家派閥の一人>粟田真人
長岡さんは史と不比等と天智がお気に入りのように感じるけれども、
それ以外の人物にはあまり興味が無さそうなのが残念。
>>237 道昭和上が好き。
お寺に篭る画よりも、土木事業をするお坊様としての画を見てみたかった。
子供房前かわいかったなw
「父上の女好きが似るかな」とか言ってるとことか
あと子供大人いつでも麻呂をいじめて遊んでる馬飼も好きだった
道昭和上よかったね。「行き行きていずくの地で斃れ伏すとも〜」のくだり
こういう場面で申し訳ないけど爺さんカッケェーーーー!と思って読んでたw
唱子もなんか地味に好きだった〜物語が進むうちに顔がどんどん美人方向にシフト
していって笑った。あとは坂上郎女かなぁ〜好きだったの。
242 :
230:2007/10/14(日) 16:42:48 ID:???0
>物語が進むうちに顔がどんどん美人方向にシフト
これは私も思っていたw
不器量な顔は書きづらいんだろうね
でも中年額田やら宝媛とかの太り気味美人は結構よく出てくる
クッキー食い残してたわ ↑
「飛火野幻想」のじーさん行基も結構好き。
人物的に好きなのはやっぱ中大兄かな
見事に作者の萌えに引きずられているけどw
それにしてももう大海人の顔は出てこないのかー
中大兄と大隅の話を読んでみたい。
断章はやっぱり薫の吐血&告白で時は止まったままなのね。
続きが読みたい、可愛すぎる瑠璃子にも会いたい。
↑の方で青く目が光るとか、聖徳太子関連で書いてあったけど。
私は占いしてもらった人が、目が青く光っていたのでそういう人はいると思う。
何が見えるんだろう、どうやったら人の過去がわかるのか私には理解不可能。
告白された後、悩む修一郎に友達がなにやら言って
薫の元に走っていくんじゃなかったっけ?
娼子、臨終の床でも髪結ってたのが痛そうだったな。
貴方に会わなければ、生まれてきた喜びも悲しみも知らず…の所は感動した。
悲しみ が入ってるのが少女期脱しかけの自分には新鮮な思想wだった。
「娼子寝たのか?」
が泣けて仕方なかった
息子二人の悲しみ方が、それぞれ違ってるのが良かった。
子供といえど、ちゃんと性格が出ている。
宮子と大隅のやり取りが好きだったなー。
史にも不比等にもあんな厳しかった大隅が、宮子にはあんな甘くて
優しいおじいちゃんだったなんて。あれでずいぶん人間味が出たと思う。
チビ宮子もカワイイ。
宮子を思い出しつつおはじきをいじる大隈はかわいかった。
普段冷たくて厳しい人のああいう面を見ると
ホッとするというか微笑ましい気持ちになる。
それとは逆に、大津の子を身ごもった大名児を
娼子が不比等の手から守ろうとするところは
控えめでおとなしい彼女の意外な強さが出ていて好きだった。
史と妻たちの関係が、どれも面白い。
カモ媛に「お前の望む愛は与えてやれなかったが、宮子は私達の娘だ。
私達は同じ夢を見ることができる」って説得するのとか。
成就した時には色褪せてしまっていた五百重との恋なんて、少女漫画に
あるまじき展開だよね。冒頭から何度も誓ってたのに。
最後の三千代の賢さも見習いたいもんだw
安宿媛身ごもったときは嬉しそうで可愛かったが
カモ媛は意外に可愛い女なんだよなw不比等ん家にきて
かいがいしく世話やいてたら女の影感じとて怒ってすぐ帰ったり
五百重の件はひとつくらい思い通りにいかないこともあっていい
だろっ〜ていうか宮子の件にしても女の心だけは思うようにはいかんのナw
って思いながら読んでた。
長娥子と宇合の母(大島の娘)がどんな人か見てみたかった
不比等に「物足りない」と言われる長娥子を見てると
その母も平凡な女性だったのかな
大島の娘という設定は長岡さん独自のものかな?
それならはっきりとした人物像は書きにくかったんだろうね
長娥子は長屋王の妻の1人になるし、安宿媛主人公で眉月の続編読みたいな。
宇合は系図では娼子の子になっているけど、
武智麻呂の伝記に幼くして母を亡くしたとあることと矛盾するから
母は違うとする説もあると何かの本で読んだ。
だから母が大島の娘という設定も
長娥子と同母という設定も長岡さんのオリジナルだよね。
ただ、宇合(馬養)の名は大島が早死にした息子の名を
孫に与えたということになっていたけど、
大島にそういう名の息子がいたのは史実らしいね。
>>260 コミクッスで長岡さん自身が書いてなかった?
>>261 そういえば書いてありましたかね。
漫画は実家に置いてきたまま何年も読んでないもので。
美千代は光明皇后の下に女の子もうけてるんだね、橘諸兄の嫁になった人。
橘家と藤原家は平と源をあわせて名門4姓とされるってあるけど、名門
4姓の半分が藤原不比等と県犬養美千代の血脈かと思うとスゲーカップル
だなぁと思うw
美千代といい額田といい熟女を堂々と主役にからませたり、いい女として
登場させたり長岡さんは結構冒険しとるね
>>260 長岡さんオリジナルだと十分承知していながらも、
そのへんの設定があまりにも自然で違和感なくて、
戦慄してしまった記憶がある。
「長我子がかわゆうてvvv」って不比等に言ってる
お祖父ちゃん大嶋さんもかわゆかったv
(対宮子の大隅さんと同様)
そして舅の期待にしっかり応える不比等…ヤルな!
ところで長岡さんの作品にでてくるおじいちゃんキャラは、
みんなかわいらしい。
秦河勝は昔の顔のが好きだったな。
暁〜では因業じじいのような顔になってしまったw
そういえば、くらい月で、河勝が猿楽を伝えたうんぬん〜の所、意味の分かる方いますか?
ついに時空を超えられたのか〜、のくだりとかいまだによく分からないので。
>>256 五百重とのことは、不比等の包容力の無さを表していると思った。その意味で、
長岡さんは必ずしも不比等マンセーでは無いと。
天武との過去を持つ五百重を丸ごと愛する包容力が不比等にあれば、あんな
ことにはならなかった。過去をネチネチ責められて、五百重も気の毒に。
>>265 「夜の天子」に関係しているらしい。
>>114のサイトで読んだ。
>>266 五百重の件は、ありゃしょーがないよ、幼い日の少年の頃の純粋な思い出なんだからw
それに五百重の過去含めて丸ごと受け入れられていたら、三千代の出番がないw
たしかに、あの二人の恋の顛末は初めて読んだ時切なくて苦しかったな。
好きあった同士が苦難をのりこえて最終的にくっついてハッピーエンド、しか
知らなかったお子様な自分にとって衝撃的だった。
お子ちゃまだったけど「どんなに抱き合ってても私と五百重の間には大海人がいる」(不正確)
にはなんて色っぺーセリフなんだとドキドキしてました
あの結末は読者としても納得だが、不比等・五百重の二人が悲しかったな。
でも、最初は不比等がリードしてたのに、最後は五百重が決定する
関係に変わっていくのがおもしろいもんだと思った。
でも男ってそんなものだよなあ。
三千代はすごいよ。間に何人女が挟まっているんだか。
>>264 大隅は元々ああいう優しさがあったんだろうね。
ああいう立場じゃなくて普通の男でいたら、史も不比等の事も
あんなに厳しく躾けなかったと思う。特に史には厳しかった様な
気もするけど、あの頃は大隅も若かったんだなぁ。
五百重は不比等に「私は帝を愛しました。(中略)
だから新田部が生まれたのです」と告白していたけど
そのわりには新田部誕生の時にそっぽ向いてたのは何故?
少しは不比等に悪いと思ってたんじゃないの?
>>270 噴いた!
あの二人では間に何人挟まってても気にならないんだろうね。
大人の恋愛だから。
五百重、新田部のことあっさり手放したというか、
別れて辛いと思う描写が少なかった気がする。
どっちかってーと、「兄さまに会える!」という喜びのほうが強い…?
この辺、里中満智子の「天上の虹」の十市と高市にダブる。
新田部が産まれた時は帝を愛してる
史にゴメン
姉にゴメン
皇子で安心したのと、皇子産むために犠牲にしたものとか
複雑な心中だったんだろうね
史実として不比等は大隅に育てられたのは事実?
それとも長岡さんの設定なんかな?
大隅が実在したのは知ってるけど謎が多い人で不思議な人だ
清原なつのさんの話でも不比等は大隅に預けられてたね。
不比等が大隈に養育されたことは系図に書かれているらしい
昔読んだ橘三千代の漫画では大隈が不比等の伯父になってた
>橘三千代の漫画
世界文化社の漫画かな?
あれはヒロインの線が細すぎて、なんかイメージと違っていた。
三千代とか持統とかは仕事をがっつりすることで
生き生きとしてくるキャリアウーマン(これも死語っぽいか?)
のようだ
三千代は不比等が二番目の夫で自分から行った位だし他の女と違って男脳に近いと思った
自分のキャリアもあるけど血はしっかり後宮に送ってと何事も貪欲だけど成功してるし
三千代はしたたかな政治家のイメージ
頭のキレル女丈夫って感じ?家ではおおらかなおっかさんみたいな。
あの扱いの難しそうな頭のいい房前まで初対面で手のひらに乗っけて
おったなw
三千代と讃良では背負ってる物の重みが違うけど、三千代の方が
太っ腹な感じはする。
讃良も肝が座ってるけど、細かいというか神経質そう。
天皇家の内にいる人と、外にいる人の違いもあるんじゃ。
自分が天皇の位をもう持って(?)いて、子・孫に継がせたい守りの持統と、
天皇家にこれから自分の血を注ぎ込みたい攻めの不比等と三千代。
>>284 里中さんの描く讃良は神経質そうだけど、長岡さんの讃良は太っ腹では?
>>267 純粋な思い出と言えば聞こえはいいけど、要するに「昔のオマエは好きだが、
天武を愛したオマエは・・・グチグチ」ってことでしょ。
不比等を思い続けて長年泣き暮らしていたら満足なのか?と突っ込みたくなる。
不比等の度量や自信の無さには呆れたよ。自分の深い愛情で、天武のことなぞ
忘れさせてやる!ぐらい出来んのかね。
長岡版の讃良も体型も顔立ちもスリムなせいか、
あんまり太っ腹ってイメージじゃないな。
大津の事件の時なんか、里中版以上に動揺してたし。
大津皇子の最期よかったな〜
自分が天皇になるために外国勢力を引き入れるような愚かな真似はしない、
命は助けるから庶民になって暮らせと言われて断る、
で、「雲隠りなむ」だよ。カッコイイ!!
雲隠りなむ は史実で、その誇り高さに向かって作者が積み上げていく
フィクションが素晴らしかったです。
>>287 仕方ないさ
隠された異母弟と顔がよく似ている設定で
大津が見間違えたぐらいだから
彼がスマートである以上
>>288 うんうん!
「断片的な史実(や諸説)を、想像力(フィクション)で補い繋いでいく」のが
歴史マンガのパターンだけど、
長岡さんの膨らませ方にはいつも感心する。
不比等と五百重の物語も、系図や五百重の経歴を見て
「このような立場の人がなぜ? この裏にはどんな物語が?」って所から
恐らく長岡さんの構想が広がっていったんだろうなー、などと思いました。
>「このような立場の人がなぜ? この裏にはどんな物語が?」
このパターンで倭媛は本当によかった
有馬・大津・大伯を絡ませてみたり
天智の人柄も見えたりして
自分のなかでは長岡さんの最高傑作かも
倭媛をあれだけ大きく題材として取り上げた作家ってあんまし見ないよね。
最初、地味な人取り上げたなぁ〜って期待しないで読んだけど・・
読んだらとってもいい作品で嬉しい誤算だった記憶がある。
地味な扱いの人ほど上手いと思う
氷上とかもそうだけど
>>286 天虹の讃良も長岡版の讃良も神経質そうだけど、タイプが違う感じが
する。
天虹版の讃良は掃除が終わった後で、窓の棧を指でなぞって
「ここ拭きが甘いわね」と言う様な神経質。
長岡版の讃良は雑談してる時に、細部の間違い(例:300円と言われたら
298円だと訂正するような)が気になる神経質。
>>294 それ
天虹の讃良=女脳
長岡版讃良=男脳
みたいな感じだと思った。
どっちも男脳だと思う。両方の女性的な面でいえば、天上のほうは真面目な優等生風。
長岡さんのほうは気風のいい姐さん風って感じがした。
長岡版讃良は、大海人を愛しながらも憎んでるのを自覚している。
竹を割ったような感じというか、自分の感情の処理が上手いタイプ
だと思う。自分を客観的に見ることが出来るタイプ。
天虹版は大海人への愛情をコントロールできてない。よく愛情乞食
と言われてるけど、本当に的を得ている。女としての欲が満たされ
てないのがよくわかる。
>>289 >隠された異母弟と顔がよく似ている設定で
その異母弟が「天上の虹」みたいにごつい顔だったら、
讃良の顔もごつかったんだw
そこまでいかなくても、「眉月の誓い」の不比等の外見は里中版だった方が
私的には好みだったな。
長岡版の不比等はスマートすぎてオカマっぽいイメージだった。
天上のほうは、大海死後、大海への愛を守って愛人とか作りそうにないけど
眉月のほうは、若いつばめとかいそうなかんじwぽぽんとつまみそうな
イメージ。
ようするに天上は真面目な持統天皇で、眉月はチョイ悪いかんじだ
里中キャラの女性はみんな「愛が全て」なハウンドドッグだから
重くなってくるんだよ男も読者も
里中キャラは基本的に男も女も「女々しい」のが売りだと思う。
女々しくしたくても出来ない、むしろ「カモヒメ」のヒステリーみたくなる
長岡キャラ女性とはベクトルが全然違うよね。
男性キャラも大隅みたいに「愛は不要」ってタイプは天虹には
いなかったように思う。
華麗なる愛の歴史絵巻シリーズ購入してみることにきめた〜
「ナイルの〜」あたりから長岡さんは読んでなかあったので、作風が
どう変化したのか少しドキドキしてます。絵もかわってるのかな。
絵自体はこなれて上手くなっていると思うけど
昔に比べてやっぱり少し繊細さが無くなったかもしれん
今のは線が太く柔らかくなった分平安時代に合っている
>>302 大隅の、宮子への愛情の発露がホノボノしていて良かった。
大隅は史や不比等が女の子だったら、あんなに可愛がってたのかな?
しかし、史の頃は大隅も若かったから、どのみち大友皇子に仕えさせた
のかもしれないけど…
>>304 レスありがとうございます!絵は色々と進化しておられるようですね。
やっぱり描きたい題材にあった絵柄へと変ってゆくもんなんですかね。
本を読むの楽しみです。
>>304 昔はかなり細かい書き込みも今より多かったような気がする。
今は「歴史絵巻シリーズ」はひとりでかいてるのだろうか。
雑誌掲載時には貼られてないトーン、書かれていない背景など、
コミック収録時に足されてる。
久しぶりにナイルの〜シリーズを読んでみると、やっぱり
面白いですね。
女性キャラがイキイキしてて、画面が明るい。
古代幻想ロマンシリーズとはまた、感じが変わるけど女性の
強さみたいなのは共通したところがあると思う。
ナイル〜はツタンカーメンの話が好きだったなぁ。それ以外のも全部好きだけど。
彼は暗殺されたんじゃないのでは〜とかTVでやってるのを最近
見て〜ああそうなんだなぁと思ったけど・・それでも史実とは別として作品と
して読むとやっぱしよく出来てるなぁと思う。
カーターが発見したとき確か子供のミイラも出てきたはずなんだよね
あの辺書いて欲しかったな
ただ赤ん坊のミイラだったようだから悲劇だろうけど
古代エジプトの話なら、ネフェルティティがクローズアップされやすい
のに、割とあっさりしてたのは珍しいと思う。
有名人よりあまり知られてない人を、の法則はここにも現れてるんだね。
ナイル…は予備知識がなくても面白いですか?
古代エジプトに興味がないから放置していたんだけど。
しかし本屋に売っていない。文庫にはなっていないよね?
ボニータ系は新刊でもなかなか売っていないというのに。
予備知識は無いよりある方がいいけど、無くても十分楽しめると
思います。
文庫にはなってないはずですから、古本屋に行った方が早いですよ。
あれのホムレンヘブ(表記忘れた)…好きだったなあ
ラムセス2世もだけど本当に好きな女には
報われていないと思ってやきもきするのがいい
これって中大兄と倭媛の関係にも共通しているなあと思った
そういえば、中大兄は誰が一番好きだったんだろう?
倭媛との関係も好きだけど、少し気になるのは宅子娘。
昏い月で阿閉皇子と阿雅皇女が逃げる時に「私までいなくなって
は亡き帝と大友皇子様が淋しがられましょう」というセリフから
考えてみるとかなり寵愛を受けてたのでは、と思う。
一回その辺りのエピソードも読んでみたいです。
「ナイルのほとりの物語」なら、「エクソダス」のモーセが一番好きかな。
>>916 中大兄と間人皇女の愛憎も凄かったね。
中大兄はやっぱり倭媛の侍女の旦那が言ってた通り「大きな人」
だと思う。全作品通してもトップクラスだろう。
なんとなく中大兄は倭媛であってほしい
逝くときに挨拶?していったし
子もない倭の屋敷が放火されたりしたよね
大友や三人生んだ彼女には違う嫌がらせがありそうだけど
中大兄の女性のタイプは、倭姫や宅子娘みたいに
しっかり自分を持っているタイプなのかな?
間人みたいにはかなげな人は惹かれてても
対処しきれてないし。
倭媛は儚いけど芯は強いからそうかも
気が強い蘇我の后も好みだけど
芯は弱そうな感じだったね
額田も「まず自分ありき!」って感じだったよね。
あの額田、すごく好きだった。
間人の相手は物凄く疲れるだろうね…
それに実の妹なんだし、手を出すのは覚悟がいるよな。
暁の回廊のアグリには最後まで欺されたなあw
阿斗は道照だとわかっていたからてっきりオリジナルだと
大海人の子供生んだいきさつ書いて欲しい
間人皇女って「男の人は嫌い!」みたいな感じの子供だったけど
どうして、中大兄皇子だけは大丈夫だったんだろう。
大海人は長岡ワールドでは影薄いけど、やっぱりダメだったのかな…
大海人は天智より年上になるんかな?
じつは生まれが低いという設定になってたけど
父違う兄っぽいことを、どこかで会話してたような気がする
大海人=漢皇子、って設定なんだっけ?
>>325 大隈だったかなその発言。大海は弟ということで公には言って
あるので、もうひくにひけないんだみたいな会話。
本当は大友が天皇へのコースのほうが大海より正統なんだみた
いな会話だっけか。
讃良も
「あさましいこと。血統を気にかけずに済むほどの実力を持ちながら
天智への対抗意識を持ち続けて」
みたいな話をしてたような記憶がある。
ただ、父親を確定するようなセリフは全編通しても無かったんじゃない?
>327
そうそう、たしか月の琴だったかな。
しかし、大友皇子の方が大海人より正統な血筋とすれば
大海人の父親って一体…
逆説の日本史の中で、いくつか紹介されてた説のなかに
あった外人説なのかな?
暁の回廊で、宝皇女が、山背王子に「あなたのいとこにあたるひとと結婚した」っていってたよね
その人との間の子どもになるんじゃない?
山背王子のいとこって聖徳太子の兄弟の子どもか、
蘇我刀自古郎女の兄弟の子どもってことだよね?
皇女だから皇室の男とじゃないとつり合わないんじゃない?
やっぱ聖徳太子の弟関係なんかなぁ。
そういや日本史板の天智天武スレで
「天武の父(漢皇子)は聖徳太子の孫説」が出てたな。
事実だったら日出処ファンでもある自分としては面白いのだがw
宝皇女は舒明天皇と結婚する前に用明天皇の孫・高向王との間に漢皇子を産んでるから、
山背王子のいとこは高向王のことじゃないのかな。
漢皇子=天武天皇ではないか、という有名な説があるので、この設定で描いたのかと思ってた。
この説なら天武天皇の父は天皇ではないので、正統ではないと言える。
男系で天皇家の血統を継いでるから問題はないけど。
おーーーー!そうなんだ!
勉強になるな。
漢皇子って誰のことって思ってたんだけど、そゆことなんね
335 :
332:2007/10/26(金) 00:24:43 ID:???0
333さんのレスを見て気づいた。天武は太子の孫・天武の父は高向王だったw
「大海人を弟扱いにした理由」も読んでみたいな
このスレ、「華麗なる愛の王朝絵巻」の話題はあんまり出ないのね。
最新作なのに。
私は「古代幻想シリーズ」よりも好きなんだけど、もしかしてあんまり読んでる人いないのかな?
>>336 読んでるし好きだよ。ただ、古代シリーズみたいな謎の部分が殆どないから、
ここで語ろうにもこれといった話題がないんだよね。
>>336 自分はまだ読んでなくって、ここで新作があることを知った
くちです。色々話を聞かせていただけて有難いです!
良作みたいなので読むの楽しみですよ〜
>>336 読んでいるけど
まるっと
>>337に同意
古代幻想シリーズは別作品のなかに
ヒントが隠されてたりするから
話題がつきないのかも
暁は古代幻想シリーズと離れちゃってるから残念
共通世界のなかで暁を読みたかった
暁〜と古代幻想シリーズはちょっと離れた別作品っぽいよね。暁の時期に
絵も少し変化しはじめたと思うし。
自分的に両作品の中大兄がルックス的にどうしてもつながらなかったので
別作品として楽しみました。どっちも好きだけどね。
「華麗なる愛の王朝絵巻」と古代幻想の「春宵宴」は
タイムマシンで平安時代に持って行って、感想を聞きたいw
「歴史絵巻」ですよ〜
>>341 結構「おもすれ〜ね!」って夢中になって読まれたりしてねw
紫式部に読ませたら、時代考証を細かくチェックしそうだ
長岡作品に限ったことじゃないけど、平安物は、髪型も服装もみんな似てるから
誰が誰だか見分けがつきにくい。
もっと時代が下った「菊慈童」とか「花鎮めの祀り」の方が面白く思えるのは、
登場人物の格好がバラバラで見分けが付きやすいせいもあるかも。
>>344 たしかに紫式部のダメだしは厳しそうですなw
式部は文句は言いそうだけど、
ダメだしは少納言の方が…。
「ゆかし」とか「わろし」とか一言でいわれそう。
紫式部はネチネチきそうで
清少納言はビシッときそうですな。
アラ、どっちもヤダわ。
大伴家持の感想を聞きたいな
こんなに美青年じゃないしオレ
とか。
反応が一番怖いのは天智・讃良親子だな
行基「ワタシハヤッテイナイ」
大海人「俺を出せ」
藤原不比等
「わたしはもっと美しい」
…嫌だなこんな不比等
有馬皇子
「私は狂ってない」
十市皇女
「… 何で知ってるのよ!この通りよ!」
↑これは怖すぎ〜
穂積皇子
「やべ!俺ロリコン?」
高市皇子
「なんか色々バレてるな。言っておくが自分もロリじゃないぞ。穂積」
十市皇女も色々不思議だね。
急死したとか。
十市の出番が余りに少ないから良く判らんけど、あの史に
厭味を言ってるシーン、あれは史への嫉妬か、大友皇子に
対する怒りか、両方か、どうなんだろう?
なんとなく大友皇子と十市皇女カップルって、源氏と葵上
みたいな意地っ張りカップルって気がするんだけど。
賀茂媛
「私、怒ってばっかりじゃないの!」
十市が、噂の高市皇子と相思相愛だったら大友皇子と夫婦仲は良くなさそう。
でも曲がりなりにも夫婦ならば
夫が両刀なのはやっぱり嫌だし、嫌味のひとつでも言いたくもなるだろうね。
高市と相思相愛だとしたら、いつも一緒にいる事ができる
大友皇子と史カップル?に対する嫉妬もあるだろうね。
でも、大友皇子の死後の落ち込み具合や、高市の事を最後
まで拒んだ事を考えるとそれなりに夫婦としての情は通って
たと思う。
高市と十市の結婚前の関係を知りたいなぁ…
天虹版みたいに仲良かったのかな?
いくら寡婦とはいえ、政治的にはお互いやばい。拒むしかなかったのでは。
作品内ではしっかりした性格に見えたね。
あの額田王と天武天皇の娘でしょ?
大友皇子との応酬がもっと見たかった。
高市を拒みとおしたのは、凄くいいなと思う。
本当に大友皇子との関係をもっと見てみたい。
天虹の十市はイライラするし、耳面刀自にも
責められてたけど、夫の喪もあけない内に乱で
敵方だった男と噂になる皇女ってどうかと思うし。
長岡版十市の方が好感持てる。
大友皇子が亡くなった後、母の額田王が心配して駆けつけて行ったけど
あの詳しい描写が欲しかったな。一説には自殺と言われてるし。
相当古いけど大和和紀版十市は、高市と幼馴染仲良し設定だったね。
ま、一瞬の出番だったが。
長岡版十市はツンデレでほんとは大友に惚れてる設定だったからね。
彼の死後は母親の額田が「気がかりでそばにいてやらないと」というくらい落ち込んでたみたいだし。
高市の片思いで、つけこむスキはなかったんだろう。
ツンデレの十市、大友との間に皇子がいたよね。
葛野王だね
>>373 世の習いとして命は・・・
ツンデレ十市を想像すると可愛い
但馬と容姿は酷似するけど中身が違うってことかな?
>>374 葛野王は殺されてないよ。子も孫もいる。
>>375 >子も孫もいる
ということは、あのお方の血筋はただ一人とはいえ
後の世まで残されているのですね。
秦河勝翁が存命なら、泣いて喜んだだろうな。
(『暁の回廊』より)
額田サンは孫(葛野王)の面倒とかみたんだろうか?
>>375 そうだった!
軽を推したのが葛野王だった
一応、天武の血筋だったのが幸いしたんだろうか?
額田自体は長生きしたみたいだからどうだろうね。
系図を見たら葛野王の曾孫までしか載ってない。
でも没落したから名前が残ってないだけで、子孫はいるのかもしれないね。
系図には乗っていなくても、どこか民間におとし胤があって誰も知らないまま
血脈は続いてるのかもしれない。
でもどんな家系も
ずっと本流で繋げていくのは難しいんじゃないのかなあ。
そうだね。それに女子は略されているようだから、子孫はいるだろうね。
大友皇子の血を引いた人がいるかと思うと何か嬉しい
私は、額田の子孫がいるほうが嬉しいなあ
ツンデレ十市は可愛いが、十市自身、幸福だったん
だろうか?
正妻ではあるけど、夫の一番にはなれないし、
史が死んでも、一番に格上げされたとも思えないし
天智天皇が崩御した後はますます微妙な立場だし。
気の毒だなぁ…
淡海三船が葛野の子孫だったな。
奈良時代、当代一の文化人といわれてるらしいけど。
頭のいい家系だろうし、勉強も好きな人達だと思う。
大元の大友皇子自身、唐使に凄く褒められてたし。
その親の中大兄はそれほど勉強好きではない
ような気がする。
持ち前の頭の良さで器用にこなす感じ。
中大兄皇子はかなりヤンチャ系の子供だったよね。
大友は父も含めた周囲に認められたくて必死に頑張ったんでないのかい?
父には何人かの子供はいても、妻の身分からして皇太子になれそうな
男児はいないし、でも自分長男だし、なんとかして期待に応えたいし、
基本的に勉強好きだしね、みたいな。
中大兄はひらめきの天才で、大友は努力の秀才って感じ。
いま思ったんだけど天智天皇、
額田の娘だから、十市を
大友(=自分の息子)と結婚させたとか、どうかな。
単なる妄想だけど
>>389 どっちかっていうと、それは「天上の虹」の大友のイメージじじゃない?
長岡版は天賦の才、というか父親に認められたくて必死こいてるという感じはしないな。
母親の出自に対する周囲の目をはね返したいがためってのはあるかも知れないけど。
勉強をしてみたら面白くてハマったタイプだと思う。
出来が良ければ、親も良い教師をつけるだろうし、
ますます伸びていったんだろうね。
かと言って家で温和しく勉強だけしてる訳でもないから
余計に皇族の中でも目立つ存在だったんだろうね。
漫画の大友は結構おおらかな秀才ってイメージ。勉強も武道も
どっちも器用にこなせるタイプ。
天皇の第一皇子で頭も顔も体も良くて、おおらかで
身分が下の者にも偉ぶらない。
武道もこなすのに、ガーデニングもこなす。
外国の文化にも理解があって日本の漢詩の祖って、むっちゃイイ男やん!
母親の生まれ以外は文句のつけようのない人って感じか。
浮き上がっていたんでない?
なんか嫉まれてそうだね。
妻も皇族で美人、側に仕えてる史も美人で頭のよさも評判になってる人。
足りないのは母方の血筋と経験だけ。
似たような年齢の皇族は辛いかもね。
>>390 天上の虹の中大兄皇子が言ってた通り
「母の身分がもう一つだから、血筋の良い娘を嫁にしてやりたい」
というのもあっただろうし、大海人の娘って事で両方の血の入った
子供を欲しいというのもあると思う。
何かの本で読んだんだけど、中大兄皇子は大友皇子を天皇にするのは
無理かもしれないけど、葛野王なら皇位につける事が出来ると考えてた
説があるそうだ。天智・大海人の孫で、父親は太政大臣、母親は皇族
ならなんとかなるという事らしい。
葛野って額田王と中大兄と大友の血を引いてるわけだから、
遺伝的に考えるとかなりの素質持ってたんだろうな。
>>394 でも顔が…
正直、史の1/20でもいいから、美麗に描いて欲しかった。
大友の設定と存在は好きなんだけど、長岡版の大友は顔が苦手。
顔で一番好きなのは、手塚治虫の火の鳥太陽編での大友だ。
史実?クソ食らえって感じのぶっ飛びっぷりが面白かった。
まあ、顔は好みがあるからね〜
私は好きだな。少なくとも天虹の大友皇子よりはずっと
綺麗な顔だと思う。
大友の顔は少女漫画うけする優男風じゃないからね仕方ないかも
男らしすぎたんだね骨格が。今から見ればカッコイイ顔なんだけどね。
あの顔、体格で両刀ってあり得ないと思った。大友。
キモい。
あの顔と体で十市にデレデレされるよりは、史と関係してて
くれた方がずっといい。両刀は違和感なかった。
両刀っても手をつけたのは史だけだよね?
私も両刀て言っても史だけ限定だと思った
なんで史なんだろ。側近の中ではセクシーだったから?
あれはなんだか唐突な設定に思えた。
毎日史の顔見てれば、美人の基準が物凄く高くなるんじゃない?
月の琴の頃の大友皇子は18か19でしょ?あの頃は
「確かに美しいものが好きだ 男も女も」と言ってたけど
史とそれなりに上手く?いってからは一筋なんじゃないかと
思ってた。
玉響の頃(22か23歳頃?)には史の心が手に入らないのが辛そうだったし。
大友皇子は史が仕える前から顔は知ってたよね。
菊園で「一度ここに立たせてみたかった」ってセリフがあったし。
どこかで見かけて一目ぼれだったんじゃない?
>>402 長岡版の大友皇子が天上の虹の大友皇子みたいに、中大兄皇子に
泣いて「高市に取られちゃう」と訴えたら、と想像するだけでぞっとする。
史にせまっては窘められてる方が、見てても気が楽っていうか安心して
見ていられる。
天虹の大友の記憶は最早薄れたけど
泣いて訴えた時って子供の時じゃなかったっけ?
はっきり年は書いてなかったと思うけど、12か13歳位じゃない?
長岡版大友皇子に慣れてたから、あれを見たときはショックだったなぁ
マジで腰が抜けそうなくらいのショックを受けたわ…
そんなもん高市と人麻呂のあの展開に比べたら
とにかく里中さん無理するなと言いたくなった
あの展開は別に何も思わなかったけど、あんな場所でするなよ
病気になるぞ
人麻呂に高市の挽歌詠ます為かもしれないが、やったのは1回
だけだよね?
あの挽歌ひとつであそこまで飛ばさなくても・・・と
思った。普通に高市と人麻呂の間には親交があった、でいいじゃん、
まああの壮大な挽歌の裏にはそういう事情が…と
考えるとお笑いものだが
長岡版の人麻呂は「葦の原幻想」の後ろ姿だけの
登場でオワタ
人麻呂出てたんですか〜。良くご存知ですね。全く覚えてないです。
しかし、1回やっただけで付き合いが続くものなんですね。
天虹の例のシーンを読み返してみた。
人麻呂は全然抵抗してなかったけど、元々高市が好きだったのか?
それとも、ああいうことに慣れてるのか?
>>415 体型が里中版とぜんぜん違うんだよねw
私は先に「天上の虹」読んでたから、ちょっとあの後ろ姿にはがっくりきた。
>>417 まあ、人麻呂に限らず、少年愛(少年同士でなく、少年を愛するって意味のね)ってのは
古代はわりとありがちだったらしいし。
419 :
sage:2007/11/04(日) 16:08:22 ID:TcBSHU9R0
私は長岡さんの「葦の原幻想」を先に読んだ。
人麻呂らしきおっさんが、後姿だけなので、
長岡さん、人麻呂は描く気ないな、と思った。
里中さんが人麻呂を美形に設定したのは、
さららちゃんのお気に入りにするつもりもあったからじゃないか?
ま、なんにせよ、「有間さまにそっくり・・・」は、
あまりといえばあまりの設定で、噴いた。
>>412 >とにかく里中さん無理するなと言いたくなった
同意。
古代での少年愛っていうかホモ行為は、ありがちだったみたいだし
よく聞くけど、最終的には個人の性的嗜好だな。
長岡版、天虹版問わず、中大兄皇子は男に全く興味はなさそうだ。
長岡版大友皇子は男OK、っていうか積極的、天虹版大友皇子は興味
なさそう。
長岡版高市は男に興味なし、むしろロリだし、天虹版高市は積極的
に男が欲しい訳ではないけど、チャンスがあれば…
こんな感じでしょうか?
天虹は高市と十市が同い年設定なので大友と6歳差があるんだけど
12歳が6歳に執着して「高市に取られちゃう」と父親に泣きついたり
15歳で十市(9歳)に「結婚してくれないなら高市も額田も云々」と
脅したりしてるのが気持ち悪かった
しゃあない里中さんは高市マンセーだから
差を付けるために大友をあんな風にしちまったんだろう
年齢差を考えると「色も香もない子供」と言った長岡版大友皇子の
方がマトモな感覚の持ち主だなぁ
里中版大友皇子を見たくないので、天虹を読み返すときは草壁が
結婚する辺りからしか読まない。十市が出てるとつい例のセリフを
思い出すから嫌だしな。
ごつい顔→大友、高市、小角(成人)
優男→不比等、穂積(若)
女顔→史
二枚目→中大兄
いや、上3グループが二枚目じゃないというわけじゃないけどなんなく
もし史が壬申の乱の後も生きてて、おじさんになっても
女顔のままだったんだろうか?
顔だけでいえば大友皇子は両親のどちらにも余り似てないよね。
しかし、大津皇子と何となく似てる事を思えば、やっぱり
父親似なのかな。
やめてw
髭は大友皇子が許さないでしょ
髭どころか、史は無駄毛もきっちり処理してんだろうなぁ、多分。
越智がやっていそうな…
いくらなんでもそれは…
せめて身狭にさせて〜!
越智には「都の宮廷では男といえどもこれが当然な事なんだ」
とでも言いくるめてるのか?
ムダ毛処理は「悪い夢でも見たんだろう」では誤魔化せないし。
何日かぶりに来たら、史の無駄毛処理の話になっとるしw
>>425大津皇子も2枚目グループの一員かな。草壁皇子は女顔?
草壁は日高が主役のときの話しでは女顔かも
眉月のときに最初のころは、けっこう適当に書いてたようなw
草壁の超絶美形進化したのが首皇子だね
草壁は最初の方はなよっとしたダメ男風な顔だったからね。
なよっとした〜が大津が処刑されるあたりから人格が掘り下げ
られて女顔化したってかんじだね。
しかし首の超美形はどうしたことかwたった一コマなんだけどねぇ。
草壁より讃良の方が男らしい顔立ちだね。
ということは草壁はお父さん似なのか
大海人の顔を拝めなかったのは残念
草壁風味の天武みたいような見たくないような
天武の顔は大津・大友を足して割ったようなイメージ
首皇子も美形なのは両親美形で納得いく
でも有馬が美形のわりには、暁にでてくる父親と結びつかない
暁は別の話しだからしょうがないけど
有馬と倭媛の淡い恋話は好きだった
徹底的に邪魔する中大兄もカッコいい
有馬の母親って出てないよね?美人な気はするけど…
阿部の小足媛だっけ?
同族の比羅夫が武人だから何となく気の強そうなイメージがある
顔は奥津城の造媛のような
暁の間人皇女の母親の嫌いっぷりも、美人さ加減も凄かったが
有間父との結婚生活を見てみたいものだ。
軽皇子の嫌われ振りからすると実質的な夫婦生活は無さそう
あの話では間人は中大兄に頼り切りで兄が全てな感じだけと
中大兄はそんな間人を心配しているんだよね
いつ春宵華宴の悲惨につながるのか…
春宵華宴の間人は悲惨すぎてチト辛いわ。長岡さんの悲劇系の女性の中でも
この人の救われなさはbPって気がする。暁の〜間人が結構生き生きしてる
ぶんその後を考えると可哀想。
軽皇子とは1回同衾してそれ以降は断固拒否みたいなノリなんじゃぁ。
軽皇子とする前に「せめて初めてはお兄様に」
と強引に中大兄に迫って関係をもちそうだ。
中大兄と間人兄妹は親不在家庭に育ったから
べったりしてるのはよく有ることだが
何もあそこまでべったりしなくても
間人はある意味一番怖い女性キャラだ…
間人は存在感がありすぎてないみたいな、怖い妖精さん
みたいなイメージだわ。肉感的でないっていうのかぁ。
長岡さんが描く女性の中では浮いてる感じがする。
まゆりなんか本当に人ではない感じの設定だけど、
彼女のほいがまだ人的だもんね。
まゆりは奈良時代になると時間を超越する仙人的な思想を持ち出した感じ
首は種類が違う神まで昇華したようだね
まゆりは周囲の人間をちゃんと認識できてるけど
間人皇女は自分と中大兄以外はどうでもいいんだろうね
関係を持つ事すら拒否してるんだから、そりゃ中大兄
も心配するわな。
>>446 肉感的な女である自分の母親をあれ程嫌ってるんだから、同じタイプには
死んでもなりたくないだろう。
しかし、中大兄皇子に恐怖を与えたのは間人皇女ぐらいじゃない?
宝も欲望のままに生きているって感じだけど
なぜかそれだけじゃない妙に肝が据わっている
描き方されていたような
葛城はこのへんを引き継いだのか
あの肝の据わった所を夫も愛してたみたいだし、天皇としても
向いてたし、葛城皇子にも遺伝してた。長所として表に出たよね。
間人皇女は子供まで産むほど葛城皇子を愛してたって設定だけど
肝の据わった、頼れる男だから葛城皇子を愛したのなら、屈折した
母親への愛情の顕れって事なんだろうか?
春宵華宴と暁の回廊とでは、間人の設定が違うんだと思うけど・・・?
春宵華宴:中大兄皇子にマジ惚れ、二人の間に子を儲ける
暁の回廊:中大兄皇子にブラコン、子は儲けない
しかしあのブラコンはやばさ全開でしたし
暁の間人はブラコンの範囲を越えてるよ〜。
ただのブラコンなら「お兄様以外誰もいらない」とまで言わんでしょう。
やっぱりマジ惚れしてると思う。
間人のヤバさは分かりやすいんだけど
春宵華苑のとおりなら中大兄がどうやって
押し切られてしまったのかが気になる
夢の奥津城では狂った造媛が男児を産んで
そのまま死んだことが描かれていたけど
あれが建なら子どももすぐ死んでしまって
同じころ間人が産んだ子と取替えでもしたのかとか
いろいろ考えてしまう
>>455産んだ子に関しては彼らはサ
時の権力者だし、どうとでもゴリ押せるんじゃないかな。
ほんとアノ聡明かつ強い中大兄を押し切って子まで作る
間人おそろしすだね。騙して同衾とかしたんかな。昔
は夜は真っ暗だろうしね。
騙したかどうかはともかく、積極的に出たのは間人皇女の方だろうね
>456
それなんて刀自古
ああ…刀自古もあんな悲惨なことになっちゃってさ…
最初の頃のメチャクチャな明るさが可愛かったのに
460 :
花と名無しさん:2007/11/11(日) 19:20:29 ID:EInr/oDt0
美人の妹に迫られた兄の気持ちって、どんなもんなんだろうね?
中大兄「妹萌え〜」
毛人「妹萌え〜」
やっぱり毛人の方が合うか
刀自古はやることやって罪悪感にかられてたけど
間人には罪悪感はなさそうだ
中大兄皇子・間人皇女の兄妹関係はみているとハラハラするけど
大友皇子・阿閉皇子・阿雅皇女の兄妹関係は、ほのぼのしてて
見ていて落ち着く。まともな関係っていいなぁ…
そうだよね、まともな家族って見てて安心なんだよな。
日高と文武天皇の姉と弟のからみとか不比等の息子達とか
普通の繋がりの中の生活描写ってホッとすんね。
長岡さんの中じゃ間人が美女のトップのような扱いだけど
ほぼ同年代か?と思える額田はまともな美女で大海人さえも
手玉に取ったって感じか
暁の回廊の最後では子供生んだ額田を道照となった阿刀が
中大兄に「皇子の子供ですか」な意味のこと言っていたけど
あのあたりから中大兄は額田(アグリ)にモーションかけていたんだろうか
「自分の欲するものを欲して決して他を省みようとしないあの強さに
私はどれだけ救われてきたか……。」
舒明帝のこの言葉は夫婦の愛情を表現したものとしては微笑ましいの
一言でした。ですが二人の子である間人の、あの破滅的な未来をも実は
暗示していたのかと思うと…。
長岡さんのドラマ作りはどれだけ深いのかと。
「昏い月」の文庫版買って読んだ「飛火野幻想」を久しぶりに読んだよ〜
お!一番好きな作品だと思って嬉しかった。
最後の「皆どこへいってしまったの」っていう終わり方が大好きだった
なぁ。物作りをする人の気概みたいなものがお話から伝わってくる作品だった。
それから「昏い月」で、武智麻呂が〜さぁ、つかまえてごらんなさいフフフ〜
オイ待て〜〜とかやっててワロタ。
>>決して他を省みようとしないあの強さ
これは間人も同様だね。やっぱり母娘だわ。
額田と中大兄皇子と大海人のいわゆる三角関係って、長岡さんは
あまり描いてないけど、額田が結構痛烈な言い方してたから、もしか
したら、額田の方が中大兄皇子にちょっと目を向けたら揉めて、大海
人に愛想が尽きた、とかそんな感じを想像してた。
>>468 額田と大海人はきっちりとした恋愛関係だった
大海人が額田を兄のご機嫌とりのため差し上げた
男二人に流されるのが気に入らない額田だけど
兄も何気にいい男だった。ラッキー
でも二人の行動は気に入らないから
弟にちょっかいだして暇つぶしをする
そんなときに、倭媛にあった
倭がキレイで男より魅力的かもw
これまたラッキー
みたいなノリだと思ってた
まて
まさかマジ百合展開だとw
額田が色々な意味で自由人だから、大海人がありとあらゆる嫉妬に駆られて
疲れて、別れたくなり、天智への胡麻すりにもなるかと額田を天智に譲った。
額田は大海人の最後のプライドを守る為「大海人が天智に譲らされた」説
を否定して回らないだけ。こんな感じだと思ってた。
天智が他人に「女を譲れ」と強要するタイプとは思えない。
暁の設定を考えてみると中大兄は大海人と額田がくっついても
ずーっと額田とは友達づきあいのようなのは続いていて
ある時「試してみるか?」みたいに軽くせまったら
額田が「それもいいですわね」みたいな余裕で男女関係になったのかと
大海人ちょっと当て馬ぽいがw
>>471 天虹では堂々と「額田を譲れ」って言ってたけどね。
長岡さんは天智系、里中さんは天武系に肩入れしているので
同じエピソードでもぜんぜん違っているのが面白い。
ここに来てる方達も、どちらかと言えば天智系好きな方が多そうだ
だから好き!
作家とか学者さんとかざっと知っているところではなぜか
天武が好きな人の方が多い気がするからねえ…
黒岩重吾氏なんてあきらかに天武びいきだったし
井上靖氏の「額田女王」の天智が好きな身としては
結構ツラス
子供の頃は天智の方が積極的で天武が引いてるというイメージがあったので
まだ未練もあるし好きだけど譲るよという解釈をしてたなあ・・・
長岡作品の天武は表情出なくて底が見えない描かれ方をしていて一番不気味だ
逆に他作品では怖い男という印象だった天智の方がものすごく一本気で分かりやすい
477 :
花と名無しさん:2007/11/14(水) 19:30:14 ID:Op3/R0NC0
天智帝は長岡ワールドでは「人間としての幅が大きい御方」と
いう設定だよね。
暁と幻想ロマンシリーズは別物と思ってても、天智帝の性格は
特にブレを感じないな。
暁で言ってた「弱い者イジメはしない が、弱虫は嫌い」って
性格は繋がってると思う。
>>474 別にどっちも思い入れもないし、特に好きでもないなあ。
単に歴史物の漫画が好きだから来てる。
>>476 大海人の顔を長岡さんが出さないのは
○嫌い、もしくは描き難い
○逆に好きすぎて描けない
○謎の人という設定の為、わざと描かない
どれかに当てはまるのかな?
なかなかイメージが定まらなかったんじゃないかな
鎌足もとことん出てこなかったけど暁でやっと顔見せだからね
鎌足はえらいおっさんくさい顔だったね
>>478 自分も特にどちらかのひいきというわけでもない。
額田に関しては、同時期に天智の娘二人(持統と大田)が天武に嫁いでる
のが一番大きいと思う。娘と天武の間に早く子供を生ませて、自分と天武との
繋がりを強化したい天智は、その邪魔になる額田を自分の側に置いた
っていうふうに思ったんだけど・・。
(もちろん額田本人に対する興味もあっただろうが・・・)
鎌足の顔何とも形容しがたいって言うか
男前でも醜くもない印象に残らないという
作中の表現にピッタリだと思ったよ
鎌足の顔は、いわゆる暗躍するのに向いた顔っちゅうの?印象に残らない顔って。
あんまり人に覚えられない目立たないみたいな。上品でも下品でもないし
闊達でも知的でもないみたいなルックス。
不比等がクリソツだとかいわれていたのは天智だっけ。
顔や威厳がそっくりじゃ疑いようがないよなw
最近の長岡さんの作品をミステリーボニータでやって読んだ〜。絵が変化してる
って聞いていたけど、やっぱり年月がたっているだけあって変化していたなぁ。
タッチの変化は漫画家さんは絵を描く量が多いから、指への負担を軽減するためのタ
ッチの変化なのかなぁって思った。今のタッチもちゃんとバランスがとれてい
るし上手なことには変わりないなと感心しました。今度ゆっくり最近作をまと
めて楽しませていただきます。それと、今のタッチでも全く問題ないので「断章」の続き
を書いてくださると嬉しいなと思った〜〜読みたい〜〜。
断章の続きよみたい〜
タッチの違いなんて、全然きにならない範囲だと思う。
なんとなく、これからは華やかさはなくなる時代だよな。「断章」
読みたいけど、微妙。
現代史が絡んでくるから、再開しない方が良いと思う>「断章」
どちら側に寄っても orz になりそうだから…
漫画化さんの(現代史の)歴史観が透けて見えるのは苦手だ。
これが古代〜明治維新ぐらいまでなら平気なんだけど。
断章もうおぼろげだけど関東大震災とか絡みそうな時代?
昔叔母に貸してもらった「はいからさんが通る」に大震災出ていたな
そういや大和和紀さんも額田のこと描いていたような…
>490
最後の話で、主人公の叔父さんがシベリア出兵(1918〜1924年)に行くよと宣言していた。
何年なのかは覚えていないけど。
戦争絡むマンガは生々しすぎて苦手。古代の戦とはわけが違う
ゲンを消防の時読んで以来トラウマ。
ゲンは辛いよな… 読みたくない。
私は漫画じゃないけど、ガラスのうさぎがそうだった。
古代でも、壬申の乱の大友皇子の最後をきっちり長岡さんに
描かれたりなんかしたらショックだな。
それこそ一生もののトラウマになりそうだ。
戦争って何が苦手かというと
政治犯、思想犯で検挙され拷問されたりすることだな。
有望な若い小説家達が何人犠牲になったか・・・・・
まあ…共産思想はあれだが小林多喜二は酷すぎた
近代は苦手な人も多いんだね
自分は昭和も明治もなんでもこいとばかりに気にせず読んでるけど
でもさ「断章」は、あと1・2巻ぐらいで完結しそうな勢いなら、大戦に入る前にお話
完結とかもアリかもしれんから酷い戦争ものは読まずにすむかもとも
思うのだ。まぁラストに2・3Pほど大戦後に誰が生き残って、誰がどこで死んで〜
みたいな軽いエピが載っていて「そして命は続くのであった〜ジャジャン」
みたいなw長岡さんだから上手く微妙な部分はさけてくれるんでない?
でも、親しくしていた学友が共産主義でつかまったりは
ありそうじゃない?逃げ込んでかくまってくれ〜とか。
そういう理不尽な事に葛藤しながら、自立していくんだろうね。
大正や昭和初期の話になると、こっちも予備的な知識もあるし
写真などの史料も多いしで、リアルさが古代とは段違いだし
時代としては身近すぎて、読んでてちょっと辛い話もある。
でも、断章は完結させて欲しい。あの軍人のおじ様に無事に
帰ってきて欲しい。
そうだね読むほうは楽しいけど描く人は資料との睨めっこを激しくしないと
いけないからものすごく大変だよね。きちんと描く人ならなお更だよね。
私も軍人の叔父様の無事を祈ってます。
歴史好きで古代史から入ったけどそれも色んな知識覚えて
何となく飽きて今近現代史の戦争物にはまっているw
確かにリアルで辛いな
関係ないけどインパール作戦なんか読んでて腹が立つ
断章も日露戦争だけど勝った戦争なんだよね
勝った戦争と負けた戦争は後々こんなにも違うのかと思う
あ ごめん 日露戦争のあとだシベリア出兵
>501
> 断章も日露戦争だけど勝った戦争なんだよね
日露戦争は、1904年(明治37年)2月6日 〜 1905年(明治38年)9月5日)。
「断章」は大正時代です。
主人公の叔父さんが行くのは、シベリア出兵で1918年〜1924年。
断章好きなんだけど、余り主人公は好きではない。
女性キャラや薫は好きなんだけど。
叔父様、いいですよね。
私はすきだな、修一郎
主人公の王道をいくような性格だからあまり好かれないのかな。
作者はこの主人公の成長を描いてみたいと思って
シリーズにしたようなことをコミックスで語っていた。
修一郎のいわゆる「少年らしさ」は愛すべきものだが
薫や沙羅、耀子達の持ってる苦悩が重すぎて、修一郎が
気楽な存在に映り、読者としては焦れてくる部分がある。
あの物語の重さに修一郎の天真爛漫は結構救いの部分が多いので
私はあの主役はアリだったな。
あと修一郎の母さんと女医の人と従姉妹(活発な)も
いてくれて助かる。
でもそういう活発さがドンドン生活苦にまみれて行く様は見たくないんだよなあ。
配給とかさ・・・・・
「緋の稜線」とか色々大河漫画には必須の場面だけど
長岡さんのあのキャラ達のそんな様は見たくない・・・・・・
花明りも断章と似たような時代だっけ?
あの洋悦と真柄(これもウロだなあ)の関係とか
時代のムードとか凄い好きだわ
長岡さんのキャラにどん底生活は似合わない。
かつぎ屋になった耀子とか、農家に頭下げて米をわけてもらう沙羅
・・・見たくないな。
>>510 やっぱりそう思う?
修一郎本人としては、どこで生きようと前向き。
だけど、現実が迫る周囲の暗さを払拭できるかというと、
多少の慰めにはなるだろうけど、そこまでの力はないんだよね。
まあ、そこまで描くことはないと思うが
沙羅はなんか心配な子。
断章の登場人物の人達はそんなに戦時中でも酷い生活にならんのではない?
疎開程度だという気がする。良家の人は戦時中でも、まだいいもの食べてた
って聞いた記憶がある。どっちかっていうと食い物系でなく思想とか他は
爆撃などの生死にかかわる暗い話が主流になるかと・・あ、それもイヤだよな。
食糧事情が本当に悪くなるのは戦後だよ。
社会のシステムが無茶苦茶になるからね。
食糧事情もそうだけど、世間知らずで騙されたり、家族を失って身を落とした人も沢山いたというからね…。
沙羅はその辺も心配だ。
いい友達がいるから大丈夫か?
友達も家族も護りきれるかというと、そうはいかないのが戦時中。
戦後のどさくさ
っていうか耀子、アメリカから帰ってこられるのか?
耀子は収容所にいかされるという展開かな。そこで看護士として
ベストをつくすみたいな感じ。シベリアの叔父様と思想関係でひっぱられ
そうな人々が心配。
とりあえず日本残留組は薫と沙羅以外は丈夫そうな人々だから戦時中の爆撃
から回避できたら大丈夫だと思う。立ち回りうまそうな人々ばっかだし。
修一郎シリーズ、文庫ででも出ないかなぁ…。
日本残留組で一番心配なのは、礼ちゃんのパパだw
>516-517
連載中断した時代がWW1直後だから、WW2終了までに20年以上あるんだから、
いくら何でも帰国しているでしょう。
そうじゃなければ、修一郎と耀子の恋愛描写は「文通のみ」になるぞw
>>520さんありがトンです。
ああそうだった。なんか1918〜1928年頃っていうのをコロッと
忘れて白熱してしまったわ。第2次世界大戦終了時には修一郎は40歳すぎあたり
かな。いくらなんでも40歳まではやらんよな。シベリアの叔父さま以外
は心配ないね。
WW1なら、まだいいかな〜戦勝国として湧いてる頃だから。
その景気で一気に北海道まで・・・・・
一番危惧されるのは、思想犯に染まった面子を匿ったりしかねない所か。
あの時代の漫画を読んで…っとなるところは、
「社会主義って素晴らしい」と力説する登場人物が登場することかなぁ。
今は社会主義は崩壊しているから。
あの人たちが命をかけて実現させようとした理想の現実は…だったし。
なんか、もの悲しい気分になるのよ。
で、日本はクソミソに叩かれる側になるし。
インテリにとってトレンドな思想だったから、共産思想って。
二次大戦後もマルクス主義が一時期もてはやされて
直ぐ米ソ冷戦突入で叩かれたし。
何主義だろうと、上部が金と不正で腐敗しまくるのは同じ。
元祖、下がどんなに努力してもそんなもん。
建前通りに世の中進むならどんなに理想郷ができるだろう。
>>517 沙羅はいざという時には、腹くくるだろうし、そうなれば返って
強くなる子ではないだろうか?
状況がどうだろうと、変われない故に辛いのは薫だと思う。
薫と、修一郎の妾腹の叔父様がかぶる…。
この間までは里中スレとかぶってたけど、この頃、市川スレとかぶってきたな、このスレ。
>>527 あの二人、どっちが長生きするんだろう?
薫、あの性格は病気のせいなのかなあ。
なんだかんだで身体って一番基本になるもんだからねぇ。病弱で気力が弱っ
たりすることはあるんでないかと思う。もちろんそんなの影響せず心は元
気にやっていける人もいるんだけど。
それと薫の場合は資質が母譲りってこともあるような。
あの母親は強烈だった。
修一郎のお母さんは好きだな。
薫の母親はしんどいタイプと思うが、史の母親よりは楽かも。
>>532 竹下夢二あたりの絵から抜け出した感じの儚げな美人
て感じだよね。
今思うと修一郎の母さんが明るくしっかり者で理想的だけど「断章」読んでた頃は娘
だったのであれはあれで優しそうで綺麗だなぁと思ってた。
母親って強烈なキャラが多いような…
中大兄母のゴージャスで我が侭(でも好き)なキャラも凄かったし。
母親としての讃良の息子ラブ加減も凄い。
薫の母は多分、夫が愛人を捨てて自分の元に帰ってきても色々と
自分から悩みを作るんだろうなぁ。
長岡さんの描く母親は強くて我が強いけど
でも一本通っているところがあるようなタイプが多いかな?
薫パパの愛人はもう亡くなっちゃってるんじゃなかったっけ。
子供だけが別宅で育てられてるんだよね。その子を家に入れたくない!って薫ママ泣いてたけど
そりゃそうだろうなと思ったw
子供には罪は無いのは理解できても、感情では「許せない!」に
なってくるよなぁ…
あのお母さん、薫が亡くなってしまったらお母さんも病んでしまいそう。
薫パパはあんまりアテにならないよね
薫のお父さん、薫をひっぱたいて「それでも私はお前の父親だ!」みたいなこと言っていたけど、
ちっとも懐がふかそうとか愛情がありそうとか思えなかったんだよなー
薫パパってなんか影薄いというか、もうひとつ印象薄いわ。
もっとも、長岡さんの世界で「父親として」の存在感が強い
人って少ないような…
古代幻想シリーズに限って言えばあの時代は父親は一緒に
住まなかったから現代とはやっぱり違うと思う
草壁あたりが結構子煩悩なとこ見せていたが阿閉ひとりを
守っていて一緒に住んでいたような設定だからじゃないかな
古代幻想シリーズでは、史のお父さんは子煩悩な感じだったね。
史にも首にも「優しい父」の記憶があるのは救いだと思う。
天智帝も大友皇子には子煩悩みたいだけど、皇子が幼い頃は
ベタベタしてたんだろうか?(あんまり想像したくないけど)
大人になってからは「うっかり父にも会えぬ」関係になってたけど。
長岡さんはなんで大海人皇子を描かないのかな?
ちょっと出てきても影絵というか、顔は黒塗りだし。
中大兄との異父兄弟説(若しくは中大兄より年上説)を
支持してる風だったから、だからかな。
描きたくないのか、描けないのか、わざと描かないのか
どれなんだろう?
天上の虹では余りに大海人マンセーだから、それが不快な
私には長岡さんワールドは居心地がいい。
天虹はどちらかというと高市マンセーぽいような
里中版じゃ、
大海人はごく若い頃はともかく、その後は女好きの好色漢て感じだもんなあ。
かといって高市も十市しか心になくて、無自覚的に周囲を不幸にしてるし。
むしろ作者の一番のお気に入りは長屋と道鏡じゃないの?
高市の息子だからこそ長屋に興味を持ったんじゃなかったっけ。
天虹描いていて高市が大好きになったと
長屋王残照記のあとがきにあったのを覚えてる。
でも一番マンセーされてるのは額田のような気がする。
長屋王お気に入りだよね里中さん〜死に方派手だったし。長岡さんの長屋
王も目立たなかったけど後に藤原八束が家持と話しているところで「人民
を呪うような方ではないはずだ」みたいなことを言ってたと思うし、シッ
カリした質のよい政治家みたいな感じだったね。
まあ、藤原四兄弟がいかにも悪役的な役回りだから、それと対称的に長屋はヒーロー的になるんだろうね。
個人的には清原なつのの「光の回廊」なんかの脇キャラ的な描き方も好きだけど。
「光の回廊」の長屋は好きだな。アロハ着て可愛い。
高市マンセーな里中版より、先に長岡さんの方を読んでいたせいか
里中版高市の作者萌っぷりはちょっと引いた。天虹で高市が死んだ時は
申し訳ないが「やれやれ、やっと死んだ」と思った位だ。
長岡版の古代史シリーズだと作者のお気に入りは天智と不比等かな。
個人的にはどっちもまず顔が生理的にダメで好きになれなかった。
天智と不比等、あれだけ似てれば出生を怪しいと思ったのは
讃良だけではないはずだが、誰もそのあたり突っ込まなかった
んだろうか?
そりゃ触れてはいけない暗黙の了解てものがあった
突っ込みたいけど田辺大隅あたりに何をされるか
わからないから…とか
大隅でよく判らないのは、不比等にはやたらと女性を紹介?するのに
史の時には何もしなかったな。
越智の事で文句は言ってはいなかったけど、何故結婚相手を見つけて
あげなかったんだろう。
>>557 まぁ史は架空の人物だから長岡さんがそこまで考えなかったのかもしれないなぁと思うのと、
ただ血の繋がりのある甥よりも“主君の御子(設定の)不比等”に対しての気の入れようが並じゃなかったんじゃないのかな?<大隅
不比等が言った“私を見る時のあなた(大隅)の目の中に、何も感じなかったとお思いですか?”
(手元に無いのでうろ覚えだけどこんな感じのセリフがあったよね?)は、大隅が不比等の中に
亡くなった史(甥)ではなくて中大兄を見ていたんでは、と思って読んでたよ。
>>553「光の回廊」は全体的に好きだった。宮子が正気に戻るシーンも
笑ったなw仲麻呂の「私がやりました」の背中の張り紙とか。
天智天皇は長岡さんのが一番カッコイイから好き。長岡さんので固まって
自分の中では固まってますわ。
大隅が史に結婚を薦めなかったのは、大友皇子に差し上げた子だから
だと思ってたよ。
天虹の宮子みたいにお手つきOKの側仕えなので、結婚を薦める事で
皇子の怒りをかいたくなかった(実際怒ってたし)のもあるだろう。
>>558 大隅が不比等の中に
亡くなった史(甥)ではなくて中大兄を見ていたんでは
今までそこまで考えてなかったけど、言われてみれば確かにそうだよね。
>>558 不比等への力の入れっぷりは、主君の子というのもあるけど
もう不比等しかいないからでもあるよね。
史を育てたのは、天智帝も大友皇子も健在だった頃だし、不比等ほど
力をいれてあれこれさせなくても、とりあえず史は大友皇子の支えに
なれば良いのだという方針を取ったのかも。
不比等誕生の秘話みたいなの書いて欲しいな
与志古娘が主人公の
木村佳乃のは却下
そういえばNHKのどらまではジャニの岡田が鎌足やったんだっけか
忘れとったわ。
長岡ワールドにジャニは似合わない
史に嫁を云々はそのあたりまで書ききれなかっただけだったりして。
話に盛り込めなかったけどいい家の嫁さんを考えていたりしてな大隈。
大隅が考えてたらいいけど…
むしろその辺は小隅の方が、史を心配してたのかも?
つーか納得ずくで越智を嫁にしたこと知っていたから
それでいいやと考えていたのでは
大隅は越智の事は別に何も言ってなかったけど、
首の事は文句タラタラだったね。あれは嫌だったな。
まあ、史の為もあったんだろうけど、もしかしたら
妹への不憫さなどもあるのかもしれない…
妹への不憫さってことになると大隈も人の子だったということですな。
今、橋本治の「平家物語」読んでるんですが、まさに今奈良麻呂の変とか
仲麻呂がでているあたりで、これ読んでいてつくずく長岡さんので読んで
みたかったなぁとため息ついてるとこです。「初月の歌」藤原4兄弟の
息子達&橘諸兄の息子の奈良麻呂が会話しているシーンがあったよね〜´ω`あぁ・・
大隅と史母、以外と仲良し兄妹なんだろうか?
意外にアットホームな人だったのかもね
アットホームな策謀家…
考えたら不比等だな
臨終の時もアットホームだし家族運はあったよね大隈。
晩年は本当の血縁はいなかったけど、不比等の家族に大事にしてもらえて
よかったよね。
可愛い孫娘とも暮らせたし。
大隅の晩年に生きていた田辺の親戚って百枝ぐらいかな?
小隅はどうなったんだろう…?
小隅は壬申の乱の時阿閇と 阿雅守って
どこぞに落ち延びていったんではなかったっけ?
そのまま向こうで亡くなったのかな。寂しい話だね。
阿雅皇女だけがなんとか淡海に帰ってきたのも、また
哀れな話だけど、淡海ですごした日々が大好きだったんだろうね。
阿閇があのまま東北あたりに留まってその子孫が「昧稲」という
春宵宴の薫のお母さん…とかの描写なかったっけ?
あ ごめん 薫子だった
阿閉皇子とははっきり書いてないけど、多分そうだよね。
しかし、阿雅皇女は兄と別れて淡海まで帰るなんて
大変だったろうに、余程帰りたかったんだね。
子孫残せたんだ。じゃぁ阿閉皇子は落ち延びた場所で居場所を見つけて
ソコソコ幸せだったのかもね〜小隅も嫁見つけてたりしてなー東北
の人の暮らしを詳しく知ってる感じだったしサ。
阿雅皇女が淡海に帰るのに、小隅が放っておくとも考えにくいから
その頃には亡くなってたのかな?
小隅亡き後、兄妹で何かいさかいでもあったのかも。
仲良し兄妹だったのにね…
阿閉皇子も小隅もあの世に旅立ったので懐かしいあの都へ
って気分になったのかなぁ。
おばあちゃんになってから戻ってきたのだろうか。
小隅や兄に死に別れて、悪いやつに騙されて苦労の挙句…とかじゃないことを願う。
素朴な人々が住んでいるって小隅が言ってたし大丈夫なのではないかと・・。
それでも望郷の思い止まずって感じだったのではないかな〜
切ないっすね。いくらいい場所でも故郷忘れ難しか。
もう皇女としては帰れないけど、それでも帰りたかったんだね。
阿閉皇子に子供ができたりして、とりあえず落ち着いた生活が
出来るようになったから、自分だけでも、と思ったのかな。
大津宮で兄妹3人でいつまでも暮らせたら良かったのに。
どんなになっても月琴だけは放さずにいたのは、すごくいじらしい
近江に帰ってから、まゆりと知り合ってお互いの
身分を知ったらさぞ驚いたと思うが
そんな話は無理かな…
まゆりは知ってたみたいだけどね
案外、まゆりの事は人外だと皇女は知っていたのかも。
そして彼女の占いの能力は首によって得られたものとか。
元から持っていた力では無さそうだから、何となくw
>>582 >阿閉皇子も小隅もあの世に旅立ったので懐かしいあの都へ
私もそう思う。東国ではそれなりに幸せに暮らしてたんだろうな、と思いたいな。
で、たとえばもし皇女に新たな家族・子孫ができてたとしても
最後はあの琴をあの場所に返すためにどうしても、
って家族を振り切って都に戻ってきそうな感じ…。
子供ができて、その子が大人になって結婚して、一人前になったり、
旦那さんが亡くなったりして、近江に帰ることにした、って感じで
それまでの人生は幸せであって欲しいなぁ。
あの小屋みたいな所で生活出来た事を考えると、かなり苦労したんだと思う。
まあ、まゆりと仲良しみたいで良かったけど、まゆりが
「実は私は大友皇子に仕えた田辺史の嫁の妹」
と言ってたら怖いな。
気になってたけど、あの琴は阿閉皇子と取り合った時の物なのか
まきしの月琴→史→大友皇子に渡った?→阿雅皇女
どっちなんだろう?
それともまた別に兄妹の思い出の物があったのかな?
当時はやっぱし大和政権下の西日本は文明が高くて、東北の方は非文明
って感じだったのかな?だったら皇女生活をしていた彼女には馴染まん
生活だったのかなぁ。
春宵宴よむと、薫子の母一族に
もともと人が持っていて亡くした能力があったようにだから
阿閉・阿雅には眠っていた能力があった
一人、もどって着た阿雅は自分の能力で
生活してたんだと思ってた
西日本中心の文化で、他のところは熊襲とか蝦夷とか言われてたんだっけ。
それでも落ち延びてきた貴人ということで、地方の有力者なんかに大切にされたと思いたいなー。
でも嫌な男の人と結婚させられそうになって逃げ出したりして…
地元有力者との結婚はあったかも。特に阿閉皇子は。
その方が生活しやすいだろうし。
阿雅皇女の方は難しいよね。いくら地元の有力者でも、皇女だしね。
もしかしたら、阿閉皇子が現役の頃は巫女として立場を保ってたのかも。
それで占いの能力も開発されて、阿閉皇子の死後か現役引退後
お役御免って事で淡海に帰って来たとか?
すごい、阿閉・阿雅の話でこんなに盛り上がってる!
「昏い月」を読んだ時はあの明るく可愛かった阿雅皇女が
こんな侘しく貧しい末路を?とやりきれない気持ちになったけれど
ここで想像されているような穏やかな東国時代があって
自分の意志で最後は近江に戻ってきたなら
それなりに幸せでいい人生だったと思えてきた
田舎ののんびりした素朴な土地柄って小隅が言っていたし、東北落ちした
後の生活はそんなに心配しなくてもいいと思った。
やっぱしそんなに素朴な所で暮らしても望郷の思いというのはとても強く
てそれを超えるものだったと阿雅の話は理解した。
のんびり暮らせたのならいいなぁ。
朝廷に気づかれずに、やっていく苦労もあっただろうけど
春宵宴で数百年後もまだそういう一族が存続しているのは凄い。
今確認したら、670年の時点で阿雅皇女は14才。
昏い月は716年。
当時としては長生きでは?
60歳かぁ〜50歳超えたあたりで戻ってきたのかな?。
最後の体力を振り絞って帰郷したって感じかね。
阿閉皇子の歳は、阿雅皇女といくつ違うんだろう?
楽器の取り合いなんかやってる所を見ると1〜2才上かな。
大友皇子と随分年の離れた兄弟だよね。
名前が一字共通だしもしかして双子だったかも
「お兄さま」と呼んでたけど、双子もアリかな。
年子とか。
しかし大友皇子の後、随分出来なかったんだなぁ…
春宵宴の東北の貴人の塚をみると
とても大切に奉られてたよね
あれみると、阿閉と阿雅は幸せに暮らしてたんだなぁと思った
阿雅が帰ってきたとき、小隅・阿閉を看取ってから
大津京にもどってきたのだと思った
西への帰郷は途中までまゆり以外に阿閉の息子とかが同行したとかもあるかもね。
それとも東北にいって阿閉は野生的な生活も可能なワイルドな人になったんだ
ろうか。昔の日本は狼とかもいるし個でいるのは危険だよね。そこを一人旅って逞しすぎ。
やっぱ巫女みたいな不思議な能力とか開発したんだろうかね。
昔は史を見て頬を赤らめていた可愛らしい皇女が、小屋で
生活出来るまでに逞しくなったのも、凄い話だな…
東国での生活はともかく、落ちていかなければならなく
なった事で、兄皇子を恨んだりしなかったのかな?
家長とは一身同体だったんじゃないかな…
家長が失脚して一緒に死ななければいけないようなことも当然だった時代だし、
そういうのも皇族や貴族の覚悟の一つだったのかなと思う。
兄皇子を恨む暇もないような生活だったのか、恨むべき人間は
大海人だと認識してたのかな。兄弟仲良かったみたいだから
兄皇子をそんな風に思いたくないのかも。
まあ、若いから東国生活に案外馴染むのは早かったかも。
東国に落ちて行ってからも小隅と大隅は、連絡を取ってたのかな?
しかし、小隅もいい人だよなぁ…
自分も危ないのに、阿閉皇子と阿雅皇女をちゃんと守る行動を
取ってる。
大友皇子とも良い関係を持ってたし、皇子の家庭にも受け入れ
られてるからこそ、素直に二人も小隅についていける訳で…
一番の忠義者かも。
春宵宴の薫子の母の一族は、大友の弟妹の血ではなく、
出羽三山を開山した蜂子皇子の血筋なんじゃないの?っていうのを、
ずいぶん昔に落ちた長岡単独スレで指摘されたことがある。
どういう理由からだったかなぁ…詳しいことは忘れたけど。
蜂子って…崇峻の皇子なのになぜそういう話に
確か「400年前、大和朝廷の争いで〜」ってセリフがあったよね。
阿閉皇子、阿雅皇女よりは年代的には蜂子の方か?
蜂子はいつ出羽に行ったのかな?
私も、春宵宴の話は、蜂子王子の子孫かと思ってた。
崇峻天皇が蘇我氏に殺害された後、聖徳太子が王子を東北に逃がしたって
伝承があるよね。
最近のあへ、あが兄妹の子孫説をそっちのほうが(ストーリー的に)いいなぁって
思いながら読んでたw
アノ、アノそしたらもしかして阿閉皇子、阿雅皇女は蜂子王子のひひ孫ぐらいとは
交流あったんかね。
東国には亡命皇族のコミュニティがあったんだろうか?
なんか楽しそうだな。
蜂子王子って日出処の天子のイメージしかないよ…
しかも笑える顔…
肖像画が全部気味悪かった
肖像画?
春宵宴のラストで気になったんだけど、あの二人あんな
軽装で無事に旅ができるんだろうか?
阿閉皇子・阿雅皇女みたいに人目を忍んで落ち延びていく
訳じゃないんだし、身の回りの物だって必要だろうに
せめて牛車で行けば?と思った。
いざとなったら薫子が翔抱っこして空を飛ぶよ
長岡さんの作品の中で「姫君をさらっていく」って多いような
気がする。実行するかどうかは別としても。
そういうシチュエーションが好きなのかな?
そりゃ、やっぱり少女漫画ですしネ。
姫がいりゃさらうし、永遠の愛だって誓いますともさ。
薫子って年いくつなんだろう。
確かまだ、裳着の式はしてなかったよね。
12・3歳ってとこかしらね。下手するともっと下?
裳着も結構適当にやっていたようだ
紫の上は源氏にやられちゃった後だったからなあ…15ぐらい?
たまかずらちゃんはもっとあとだったしね。
薫子はほんとに幼い感じがした。まだ12〜3かなぁ?
翔をドキドキさせる表情が出来るので、14〜15位にはなってると思ってた。
それ以上なら、童姿は無理があるだろうし。
翔がロリだったらw
平安時代はロリばっかですよ〜
へたしたらペドですし
春宵宴見ていたらそのうちに安倍晴明の話でも書きそうな感じだった
……書いてないよね?長岡さん
安倍晴明は有名人だから描かないと思う
中大兄とか額田を有名人ではないと申すか
しかし、中大兄や額田はメインになる事は少ない。
暁は中大兄が主役だが、あまり知られていない1皇子である未成年の
頃の話だし。
清明は色んな人が書いているし、「陰陽師」みたいに
有名になっちゃったのもあるし
清明にしても聖徳太子にしても皆、実際にはあんなスーパーマンじゃなかったんだろうけど
ホントのホントどんな人間だったんだろう?
ああ、タイムマシンがあったら見てみたい。
今の社会にも何千年後には、伝説っぽく語り継がれるような人物がいるのかな?
この情報保存の効く時代じゃ無理か・・・・・・
語り継がれるような人はどこか大きな戦争と関わっている人が多い気がする
後は宗教の教祖および改革者とか
なんか宗教がなければ戦争もそれ程起こらないだろうなーとよく思う
聖地が同じとくればそりゃあ揉めるよね・・・・酷いよ神様
宗教の教えは良くても、信仰する人間がねぇ…
清明に近いというか似た力を持った人で小角がいるよ
暁の回廊の小角の髪型は古代エジプトの子供があんなふうな
一房だけ長く伸ばしている感じだった気がする…後はハゲだが
小角とまゆりは再会することはあったのかな?
時空無視しちゃう二人だからどっかで会っているとは思う
案外ラモーセとも会ってたりしてw
それじゃどこかの「陰陽師」と妻に遭遇しそうだね。
想像したら噴いたw
>>640 解釈を変えればどんな殺戮犯してもオケにしちゃうんだもんね。
狂信者は怖い。
陰陽師といえば、最近はパタリロ殿下の方を思い出す…
ついでに源氏もだろw
春宵宴もまるっきり雰囲気は違うがやっぱり源氏物語思い出すのは
薫子が紫の上、翔が源氏に思えるからか
幼い娘にふりまわされる貴公子の図はよく似ている気がする
長岡さんの世界にパタリロ殿下…
大隅でさえ軽くあしらわれそうだ。
ぶっとんだ考え方する分中大兄と殿下は気が合うかもしれない
中大兄皇子と殿下が組んでたら、上手く大海人を追い落とせてただろうな
となると、大友皇子も史も死なずに済む訳で… いいじゃん。
もっとも、殿下に頭を下げざるをえなくなる大友皇子っていうのもなぁ…
クックロビン音頭が伝統芸能として継承されるのか
>>651 パタリロに頭踏まれてうりうりされる大友が頭に浮かんだ
大友皇子はともかく、史では殿下に太刀打ち出来ないだろうな。
初期のマライヒ以上におちょくられるのが目に見えるようだ。
殿下「なぜここにいる」
史「引き抜かれたんだ、皇子さまに右腕として」
殿下「畑からか」
史「そう、こう力を入れて、うんしょっと」
なるほど
史もバンコラン並みのアイメイクにされてしまうんだろうかw
史=マライヒということなら、アイメイクされるのは
大友皇子と中大兄皇子だろう
>>651 殿下なら追い落とすまでもなく、致命的な一言で
立ち直れなくして、大海人が自発的に吉野に
篭り、二度と出てこれなくする位は朝飯前だな。
致命的な一言といえば、パタリロ28巻の
卵型ケースを置いておく
そこには拾う人の気にしている事を書いた紙を入れておく
『君は痔だ』
そこで出ていってすかさず
「ものが卵だけに胸をエグられただろう」
というエピを思い出してしまう。
殿下素敵だw
しかし大海人は痔を指摘した位では、吉野にこもってくれないだろう…
いつ大海人が痔になったんだwww
痔の心配をしたほうがいい人は別にいる
まあ、大海人を追い込むなら血筋ネタだろうな
「君の血筋には初代柳家小きんの血が流れている」とか
小きんが怒るぞ
>>663 そうだね。
日常的に酷使して、というかされてる人が一名いる。
やはり流れが殿下スレのようだw
荒れないあたりも殿下スレ並だが、結構な事だ
日常的かどうかはともかく、史は首筋を隠す服着てるの多くないか?
情交の痕隠しと仮定しても、越智がつけたのなら何か凄い。
それはあの時代の服はみんな詰め襟ぽいからだろうw
史の服はどっちかというと、中国風の襟元のが多くないか?
女性は首すじやデコルテも見えてる服を着てる人多いよね。
お手入れ大変だなぁ。首は年が出るからねぇ。
史そんな激しいプレイをwww
でもそんな痕がのこっていたら越智は気がついたりしてたのだろうか
越智とはあんまりやっていない雰囲気
皇子様に無体された夜に、越智を押し倒してなかったっけ?
>>677 いや、あの夜は大友皇子に刺客が入って返り血を浴びたんだったような…。
越:あらあなた血が…どこかお怪我を?
史:なんでもない、捨ててしまえ
越:でもまだ新しい衣なのに…洗っても落ちないかしら…
史:そんなもの捨ててしまえっ!…(いくら洗っても血で汚れた手はきれいにはならない(…みたいな心の声))
越:…!
(越智を押し倒し)
だったような…。
いつか別の夜と勘違いしてたらごめんなさい。
越智とやる時には、真っ暗にしてからやればバレない。
でも、皇子様とナニしたら必ず越智とって事もないだろうしなぁ…
史と越智には子供いなかったけど、あれは
やっぱり余りやってないからなんだろうか?
史ってそもそも本当についてたんだろうかとか思ってしまったorz
そりゃ付いてるでしょ。
しかし、十市皇女より色も香もあるんだろう。
たしかに十市は美人だが、色気はなさそうだ。
本人の性質か、単に皇子は十市が趣味ではなかったら
寵が薄かったのか?
十市はツンデレ
確かに十市は大友が好きだったけど
どうも素直になれなかったという印象がある
史の存在も原因だったのかな
自分の夫に、美人の男が側近として一日中一緒にいる上に、性的な関係が
結婚前からずっと続いてる、っていうのは妻として面白くないだろう。
月の琴で結婚の夜、すでに大友皇子は酔ってたし、機嫌も悪かったから
十市皇女にとっては最悪の初夜だったんじゃない?
聞けば聞く程、十市皇女が気の毒なw
政略結婚とはいえ、それなりに希望もあったでしょうに。
史が不細工だったら、大友皇子と十市皇女は幸福な夫婦になれたんだろうか?
何となく、あさきゆめみしの柏木と女二宮を思い出す。
先に女三宮に恋をしなかったら… って柏木と大友皇子は似てるのかも。
あの結婚の夜、酔って史を殴って(もしかしたら犯って)その後
冷静に何事もなかった様に十市皇女の元に行って、優しくできる程
皇子も大人じゃないだろうし…
十市皇女の父親が父親だから、史がいてもいなくても最後まで
大友皇子とは仲の良い夫婦にはなれなかったんじゃないか?
十市がどう思ってたかはともかく、皇子にとっては義理の相手であまり
心を許せる妻ではなかっただろう。
大海人が皇子や史の元に刺客を送ってた訳だし。
十市皇女の立場に立てば、ただでさえ夫は男に夢中になっている上に
自分の父が自分の夫を殺そうとしている。その事が夫婦間のわだかまり
になっている。
十市皇女にとって幸せな結婚だとは思えないが、里中版の彼女のように
「葛野を産んだ事が幸せなのだから」と自分や子供を納得させようとして
いたんだろうか?
そろそろ長文になってきたか…
どうでもいい話だが、壬申の乱で後宮の女性が集まった時
やっぱり十市には色気がなかったな。
他の近江方の後宮の女性達は豊満だったりしたのに、十市は細身でツンとした感じだったね。
あの辺長岡さんがまだ十市のイメージ掴めていないので
仕方なしに適当に書いた感があったな
大津の回想の中に出てきた「白い面輪の寂しげな人」の倭媛も
後々に主役はるとは思わなかった
十市は、結局ちらりとしか出てきてないものね。
高市の回想シーンとか。
十市と高市って一回もやってないのかな?
でも、高市には永遠の女性だったんだよね・・・・十市
でも但馬にも狂っちゃった
あの手の顔に弱いのか、単に女運が悪いのか?
おとなしく御名部の相手してれば良かったねぇ
一回でもやってたら、あそこまで但馬に執着しなかったかも。
そこは人によるでしょう。
一回もやってないから、憧れ(妄想ともいう)て思い切れない
一回やったから、なお焦れる
何回もやって馴染んだ体だからよけいに思い出深い
どれなんだろう…
十市が何故、高市を拒み通したのかが解らない
そりゃ好きじゃなかったから
実は十市は大友が好きだったってことじゃないのかな
長岡さんの方は
十市が史に厭味をかましたのも、大友皇子を愛してるからなのか
正妃のプライドからなのか微妙。
あの時の史の応対は、愛人としての余裕があると思ってしまう。
>>703 なんとなく、大友皇子の生前にやる事やったから
その罪悪感で拒み通したと思ってた。
もしそうなら但馬も高市が死んだ後穂積拒んでいたから
因果を巡るって感じだね
707 :
706:2007/12/22(土) 17:25:49 ID:???0
○因果は巡る orz
十市は夫の側室の耳面とは仲良しだったのかなぁ。二人で連れ立ってたよね。
同病相憐れむのか…
大友皇子にすれば、父親が大海人の十市よりは耳面の方が
接してても気は楽だろうね
大友が死んでから十市が目を離せない状態だ、
みたいなことを額田が倭姫に言っていたから
長岡版の十市は表面上はともかく大友一筋で
高市は眼中にないんだと思ってた
もし、あの二人に関係があったとしたら、史の死後、精神的に不安定
になった大友に今まで以上に構って貰えない上に、天智の崩御後立場が
微妙になってストレスをためていた時に高市に優しくされて、つい一発。
みたいな感じでしょうか?
十市が目の離せない状態になった理由がちゃんと描かれてなかったから
想像が膨らむ。
愛する夫が死んだからなのか、それとも後悔する事や後ろ暗い事情でも
あったのか、父が夫を死に追いやった事が悲しいのか…
高市の歌が残っていたことと鮒の密書の言い伝えが
あるせいで江戸時代には十市非難されているもんね…
心臓発作なのかよくある自害説なのかはよくわからないけど
天武が行幸を中止したほどの急死で亡くなっちゃって可哀想
目の離せない状態というのはこれの伏線だろうと思ったよ
あの鮒の密書をもし実行していたとしたら、そしてそれが
決定打として乱の方向が決まってしまったのだとしたら
後悔するかも。
自信を持って夫より父を選んだのなら、また別だが。
立場上大友と大海人の間に立たざるを得なくて、でも和平を実現する力量はなく、
結果大友が犠牲になってしまった、という負のループに十市が捕われたのだと思った。
長岡さんは意外と史実を意識した作品を描くから、史実の十市の気持ちが
史料から伝わらない以上、それに触れられなかった?と感じた。
長岡版高市の十市への思慕は、憂いを知らなかった少年の頃の、
良き時代の象徴と重なって美化されたという感じを受けた。
「月の琴」の大友と十市の婚儀は665年頃で高市はまだ11歳くらいなので
十市はもう少し年上という設定なのかもしれない
だから高市の十市への恋心は憧れに近いもので、
大友の生前は十市に男として意識されることはなく死後も拒み通され、
永遠に手の届かない存在だったと勝手に思ってた
十市と但馬は似ている設定なのかな
儚げな感じは似ていると思う
高市が初めて但馬を見た時、よく似ているって
思って結婚したんじゃなかった?
最後に「私は十市皇女じゃありません」と但馬に言われてたよね。
執着した恋愛の成就って難しいな。
天智帝×倭媛女王や藤原不比等×五百重みたいに上手く
いく方が珍しいと思う。
万葉集から題材をとっているんだろうけど
大概が悲恋とか許されざる恋だからな
大昔から恋ってあるんだよなあ。不思議。
不思議だけど、だからこそいいんだと思う
日本には大昔から和歌とかの文学上、「恋」はあったけど「愛」は近代になるまでなかったと
何かの本で読んだ。
やたら自作の中で「愛」を説く山上憶良は例外的な存在だったとか。
>>720 長岡版においては、後者は上手くいったとは言わないのでは?
まあ大人の事情の帰結て感じで
あれなりにそれなんじゃ
>>724 「愛」という概念がなかったんじゃなかった?
不比等と五重枝はとりあえずお互い落ち着いたんだしね。
泣き別れとか、受け入れなかったとかじゃないし。
ところで、一番恋愛で報われなかったキャラは誰だろう?
高市……かなあ
初恋だろう十市には拒絶されて面影にと請うた但馬は
穂積に寝取られたし
有間もかわいそうだったな
うん、そこは何度読んでも泣ける。
有馬は倭に一途だったね
有間っておなじみ「天上の虹」では讃良と恋仲で
大和和紀の「天の果て地の限り」では額田に憧れたり
ヒロインとの恋愛がらみで都合よく使われてる印象がある
すぐ処刑されるのがわかっているからなあ…
悲劇の皇子の印象だからけっこう美形に書かれたり
純粋な少年に書かれたりしているけど
ある男の人に「ただのおっちょこちょいだ」と断言されたことがある
実際は、誰と一番交流があったんだろうね。有馬皇子。
反乱にしても冤罪っぽい。
冤罪でしょう。少なくとも実行には移してないだろうし。
後ろだてに有力な貴族がいなかったのも原因だと思う。
賀茂媛あたりもあんまり報われてないよな
賀茂媛のプライドの高さと嫉妬深さは仁徳の皇后、磐之媛命を
モチーフにしたのかなーと思った
賀茂氏と葛城氏は同族だとも言われているし
でも、女として見るなら、賀茂姫の愛情は素直だし、もっともなんだよな・・・・・
ただ、一夫多妻、野望持ちの男にそれを望むのは無理な話。
宮子が正常なまま皇太夫人でいられたら、「将来の天皇の祖母」として、
夫の愛を得られずとも、名家出身者としての誇りを保てたのかもしれないね。
史実だと聖武即位後に死去しているから、報われた部分はあると思うけれども。
不比等と賀茂媛の出会いって、やっつけ仕事っぽかったな(作者じゃなくて不比等の)
やっつけだろうな
いきなり押し倒しているし
あの時外でやってなかった?
初めてのナニが青姦…
古代でも現代でも特に珍しいことでもあるまい
統計取ってる訳じゃないから、初めてが青姦の人の割合なんか知らないけど
普通に考えて嫌じゃないか?やはり「いや、灯りを消して」って恥じらう
のが処女のいいところじゃないか。
歌垣
不比等と賀茂媛は、不比等が出世のために目をつけてただろうし
結構計画練って、「今だ!いてまえ〜〜!!」的に襲撃したんとちがう?
まぁ結果、チャンス!青姦ってのがアレだけどサ。でもそこが印象深くて
賀茂媛みたいな人にはよかったりして。
少し不良っぽくて、強引な男に弱いお嬢様って感じかな?
749 :
花と名無しさん:2007/12/31(月) 15:55:57 ID:gl2OXEwZ0
不比等は娼子には王子様キャラで対応しているんだろうね
性格にあわせて臨機応変にやってんのか、それとも自然に出来ちゃう
人なのかは知らんが、不比等の女性の扱い恐ろしく上手くてオソロシス。
五百重以外は。
確かに臨機応変に動いてる
空気読むの上手いのかも
天性のホスト気質w
あけましておめでとうございます
人に合わせるのは、大津も上手そうだ。
あけましておめでとうございます
潔癖症・氷高はなんで不比等の女関係は
気にならなかったんだろうか?
オヤジくさくないから?
淡白そうでスケベ臭が無いから?
不比等には性的な感じはしないもんね。
しかし、エリートほどSM愛好者が多いそうだ。
性的な感じがしないというか、長岡作品の不比等はなんか、
宝塚の男役みたいな女性的な感じがする。
見た目には性的なニオイはないが、やることはしっかりやっている
>>756 口ひげはやした中年の不比等は特に宝塚の男役っぽいなw
いっそ、歌って踊っていただきたいものだ
きもい
あまり恋愛体質とはいい難いティリアン・パーシモン様も
宝塚で歌って踊るそうだから、不比等だったら軽いもんだろう。
政治色をカットした源氏物語の飛鳥時代編みたいになりそうだけど。
宝塚男役が演じるなら、ティリアンよりは不比等の方が
確かに原作通りのイメージだなあ。
不比等が踊るのはともかく、大隅や百枝が踊るのは嫌だな…
不比等「♪天離る月星にぃ〜誓いしまことの愛ィ〜♪」
やべ 似合いすぎるw
大隅
♪あ〜あ〜 愛が〜なくても〜 子はできる〜
大隈 歌禁止
不比等
♪娼子〜 寝たのか〜
ちょww
宮子
♪おじい〜さま〜 宮子〜参り〜ま〜す〜
これなら違和感無し
帝
♪こっちへおいで〜 そんなところにいたら冷えてしまうよ〜♪
宮子
キャッ!
というシーンはヅカっぽw
眉月やナイルのほとりの物語ならヅカでも合いそうだが
月の琴とか玉響ではイヤだな
月の琴は眉月よりもなお個人的には合いそうな気がするけどなあ。
ていうか、長岡漫画は他の作者の漫画よりどれも違和感なく宝塚の舞台になりそう。
歌って踊るマキシはいいとしても、歌って踊る史や大友皇子は
見たくない。
月の琴なら大隅もいることだし…
月の琴の大隅は怒ってばっかりだったような記憶がある
暗転から「何をやってるんだ史ォーーー♪ 」「それは違うぞ史ォーー♪
」とかうぉーうぉー吼えてばっかになりそうでやだなw
ところでこのスレもうすぐ800ってとこまで育って嬉しいナ。
でもまあ、まきしの「♪きみとぉ〜一緒に行きたかったよ〜」はちょっと見て
みたい気もする。
まきしが出るなら、元嘉(だったか?)も
♪邪魔するなら〜君が〜先だぞ〜
ですかね
彼らも歌い踊るのかww
首
お兄さまが〜泣いている〜ような気がして〜
だんだんヤケクソになってきたな
まあ、ヅカ化はともかく映像化するなら月の琴だな
できればアニメで
アニメの方が実写よりはマシだな
正月休み明けで久々にきたらいつのまにかミュージカルのようにwww
ラモーセのシリーズは舞台向きだと思う
だけどアイーダになっちゃうか
というか、もろ、アイーダが元ネタの話が「ナイルのほとりの物語」の中にはあったな。
ヒロインの名はイルディア(?)とかになってたけど。
あのイルディアの話の「勇気ある王女」って
イルディアではなくメリエトのことなのかな?
一番印象的なのは冒頭で身代わりになって死んだ侍女だったなあ
しかし、エチオピアの王女で、実の兄も黒人なのに、
なぜ彼女の肌はベタもトーンもなしだったんだろうか?
…そこが気になっちゃって肝心の内容が印象薄かったw
最後にヘロドトスが出てきたことは印象に残ってるけど。
時間的には最終話に繋がるシーンなのかな?
イルディアがアイーダでメリエトがアムネリスかー
某小説のアムネリスは死んだみたいだけど
「ナイルのほとりの物語」は舞台化したら、華やかな感じがするだろうね。
ボニータ今月号掲載の愛の歴史絵巻シリーズで
平家の公達を書いてるみたいだよ。主人公じゃないけど。
長岡さんの本ってあんまり古本屋に置いてないね
みんな、手放さないと見た
最近のは結構並んでる。
でも昔のシリーズはほとんど出てないね。断章欲しいのだけど。
断章はたしかに見ないね。
ナイルの〜はまだ入手しやすい方かな。
確かに、セルリアン序曲とかヴィラ21も古本屋で見かけた覚えがないな…
ああいう初期の現代物もけっこう個人的には好きなんだが。
文庫で出たりしないのかなぁ。
結構懐かしがって買う人もいると思うんだけど。
文庫になってるのは古代幻想ロマンシリーズだけかな?
ナイルとかはなってないようね文庫本
単行本持ってたら文庫買わないし
文庫で書き下ろしとかあったらまた違うのに〜
800 :
花と名無しさん:2008/01/27(日) 17:43:31 ID:mFHF7qh30
800記念あげ
断章を文庫本で出してもらって書き下ろしでその後を書いて
くだされば絶対買うぞーーー無理かorz
この際、書き下ろし続編なくてもいいから、文庫化してくれないかなー
修一郎シリーズ。
>>802なくなったのもあるから出してくれたら買うなぁ自分は〜
書き下ろし歓迎って書いたけど、書き下ろしなくても修一郎シリーズ
なら買うわ。
夜の天子だっけ?
あれも未完で良いから出して欲しい
書き下ろして完結してくれたらめちゃくちゃ嬉しいんだけど
登場人物かぶるけど、設定の違う暁の回廊を描いちゃったからねー
夜の天子は一番読みたいけど、ぜったい無理な作品になっちゃったんだろうな
間人があんな女吐き気がする!って言ってたから不貞で働いてるのかと
思ったら単に子供に関心がないだけか。あの美しい間人が将来あの女好きの
叔父の嫁に(泣)あと葛城も好き勝手やってるんだから母を非難できないだろ。
とはいえネグレストは子供にとって地獄だし
間人の潔癖な性格からすれば憎んでも当然だろ
ましてや母親が父以外の人間を思い続けていると
知っていたのなら
808 :
807:2008/01/30(水) 22:33:29 ID:???0
○ネグレクト ×ネグレスト
夢の奥津城では無表情で生気のなかった斉明女帝が
暁の回廊ではやたら快活な熟女でびっくりした。
奥津城で中大兄が「入鹿を斬った私を母上は
最後までお許し下さらなかった」てなこと言ってたから、
彼女はたぶん入鹿と不義の関係にあるという設定で、
それが息子に惨殺されたショックで
あんな暗い老婆になってしまったんだと最初は思ってた。
斉明と入鹿が不倫の関係の話書いてたのは
黒岩重吾だっけ
「寵臣入鹿」の言葉から関係があったと思う人多いみたい
エロい意味と捉えられがちかも。
政治素人の女帝と、政治玄人の入鹿のコンビでも美味しいけれど、
不倫となったら小説のネタにしやすいものね。
女帝の寵臣=愛人 と解釈したがる人って多いからね。
そういうの安直すぎて萎える展開だわ。
女帝が能無しの比喩みたいだもん。
女性差別的な視点で歴史を読むから、そんな馬鹿みたいな解釈するんだよね
エロい意味と女性差別の解釈、何か違いがある?
週刊誌のネタ的に同一の意味だよ。
歴史を調べる事はゴシップ好きに通じる、と聞いたことがある
どちらかというと「真実を知りたいという探求心」が勝っている希ガス
ゴシップという名の他人の不幸ネタでは欲求が充足されない。
歴史好きと言っても、歴史をネタに自分の好みで大幅にアレンジを加え
二次・三次創作を作りたい人なら817の指摘に通ずるかもと思うw
三次…って宝塚?
宝塚はキモイ。
鏡女王と額田を姉妹とする説をとる作家が多いけど
長岡さんは違うのかな。
二人が姉妹だと、十市(額田の娘)と但馬(鏡女王の孫)の
面差しが似ているのも納得なんだけど、
「暁の回廊」での額田の出生話を見る限り、姉妹ではないよなーと。
>>821 初期のシリーズでは額田と鏡の顔立ちは似てたから、最初はその説を取っていたと思う
暁は比較して考えないほうがいいような
まったく別のものとしてなら楽しめるけど
古代シリーズとして読んだら世界が繋がらなくて
残念だった
そうだね。自分も暁は別物と思って読んでいる。
間人だけはちょっと古代シリーズとつながるようなイメージだったけど、
軽王子があれなのはショックだったw
というかあのおじいさん道照の少年時代の美麗ぶりに
ひっくり返りそうになりましたよ
>822
そうですよね、最初はたぶん姉妹説をとっていた。
なんで暁で変わっちゃったのかな。
もし今後古代シリーズを書いてくれることがあっても
作調は昔には戻らないのだろうか。
作者の手元に、未発表原稿とか・・ない・・かな・・
>>825 逆だもんなあw
先に美形時代のを出して、後でその年老いた姿を出すのはよくあるけど
>828
大隅もしかり。
あれは……どう考えたらいいのか…
やっぱり同一人物なのか?
行基は若い頃より年取ってからの方が個人的には好きだ。
>830
同一人物じゃない?
中大兄への傾倒ぶりや、大男の弟がいる点からみて。
あと、女性蔑視の原因らしきものも描かれてたし・・
どんな極悪人でも可愛い時はあるってなもんさ
大隈は変わりすぎてたw
古代シリーズのままいってほしかった
暁は古人がバカボンボンに書かれすぎてて悲しかった
倭姫のパパは誇り高く、でも政局についていけなかった人として
描いてほしかった
ああ、古人もひどかったw
倭の父上なのにい〜
お母様もちょっとwなキャラにされていたね
以前のシリーズのイメージが壊れすぎだよ
つーか入鹿かっこよすぎw
>>834 >倭姫のパパは誇り高く、でも政局についていけなかった人として
>描いてほしかった
もう120%禿堂!!
「暁〜」を読んで、最初にまず一番ひっかかった所はそこだった。
新規読者が取っ付き易いように、脇の人物描写はライトかつデフォルメした感じで書いてくれ、
とかって編集部から要望があったのかな?と思ってしまった。
長岡さんは昔から、あえてセリフにさらっと現代用語とかも混ぜて、
取っ付き易くしてる部分はあったけど、
人物(性格・キャラ等)に関しては基本的に丁寧で、一元的でない描き方をしてる所が
すごく好きだったから……ちょっとショックでした。
>>831 年取った行基って出ていたっけ?
眉月に出ていた道照に「金剛力士がついている」といわれていた頃のなら
まだまだ若かった気がするけど
>>838 阿修羅像を作る仏師の話(まゆりがちょっとだけ出てくる)で、行基が出てこなかったっけ?
>>839 「昏い月」に同時収録されてる「飛火野幻想」だね。
あれ、古代幻想シリーズの中では一番好きだ。
行基はもうすっかりしわとシミだらけの老人で
主人公達から「おじいちゃん」と呼ばれたりしている。
マユリと武智麻呂の出合う話しは本当に良かった
マユリが時間を漂い仙人というか悟りの境地に至った様子を描ききったのが素晴らしい
自分の中では倭姫と並ぶ傑作かも
ただ残念なのは未完に終わったものがあるってこと…
コミックスでしか読んでなかったから、このスレ読んで未完があると知ってショック
いったい誰が中心で描かれていたんだか…
>>841 自分は「昏い月」は萩尾望都の「銀の三角」のシーンが
ちらついてダメだった。
マユリにラグトーリンやらせたかったのねー
でも、マユリはそういう口調のキャラじゃなかったよなーとか。
ラグトーリンは萩尾漫画でも屈指の美女で不思議なキャラだったな
人間離れしていて女神のような
そう言う点ではまゆりもだんだん神の領域に近づいていくような
口調になっていったのがなんとなく寂しかった
まゆりは人間くささがなくなっていったもんね
宮子のそばにいたころは、まだ人間ではあったけど
神の領域にいたったマユリも嫌いじゃない
ただ時空を彷徨い続けるのは哀れにも思う
>>841 私も昏い月は好きだ。
> マユリが時間を漂い仙人というか悟りの境地に至った様子を描ききったのが素晴らしい
なんともいえない余韻の残る読後感がたまらない。
美しく成長した首とまゆりのシーンも凄く好き。絵と話の完成度も凄く高いと思う。
銀の三角は当時未読だったけれど、ラグトーリンとは気がつかなかったな。
自分の中では、そういわれてみればそうか?くらいの認識だなー。
> コミックスでしか読んでなかったから、このスレ読んで未完があると知ってショック
> いったい誰が中心で描かれていたんだか…
夜の天子ですね。
夜の虹にでてくる役の小角が主人公で、彼の過去を描こうとしていたみたいですね。
今では暁が発表されてしまったから、二度と続きは描かないんでしょうが、
文庫と言う形で発表して、あとがきにでも当時の構想を載せてくれないかな、と期待してしまう。
昏い月の首は完全に神だけど
まゆりは神の領域を知る人間のように感じたけど
巫女さん的なものかな?
神でも無く、人でもなく
眷属ではあるのだから…首の陪神的な存在?
長岡さん仏像も好きらしいから仏を守る
眷属達みたいな立場でまゆりを描いたのかも知れない
「飛火野幻想」は行基以外の主な登場人物誰も幸福にならない(というかどちらかといえば不幸になる?)のに、
なぜか読後感が鬱にならず、しみじみとした余韻が残る話だな。
最後、みんな悟りや達観の境地に達したりして誰も絶望してないからだろうか?
でも武智麻呂の漠然とした不安というか彼の子供である
仲麻呂の将来の悲劇みたいなのが感じられてどこか怖かったけど
851 :
850:2008/02/08(金) 21:53:29 ID:???0
あ でも好きだよああいう独特な終わり方
これと似た感じの終わり方に泣き沢女の話があるけど
あれも好きだ
マユリは三輪の神々の末裔で仏に追いやられていく一族だから
本来なら仏の境地とは異ならないといけないよね?
一つ質問なんだけど
マユリは長寿だけど広足は神々の末裔だけど同じく長寿なんだろうか?
マユリが小角の心を見たときに彼の心の中にいた
銀の髪の長い男性は聖徳太子?
そしてサクヤコはどんな立場の女性なんだろうか?
>>849 「飛火野幻想」と「昏い月」を読んだ当時、凄い作品に出会って
しまったなぁ〜みたいな感じっていうの?読み終わった後とっても充実した気分を味わえた
のを記憶しているよ〜なんちゅうか完成度の高い作品に出会えて嬉しいみたいな。
今でも長岡さんの作品の中で1・2位を争う好きな作品です。
長編もいいけど、短編もいいよね長岡作品。
>>852 848さんのならそういう立場ってだけじゃないのかな
まゆりって名前も孔雀明王からだって言うし
その辺は結構曖昧だよね
中学時代に同級生に摩由里って名前の子がいて
その頃はちょうど長岡さんにはまっていた時だから
「良い名前だよね」て言うと「男みたいで嫌い」と言ったから
漫画かしてあげたら凄い感謝されたな
ご両親が孔雀明王から取ったのかどうかは聞き忘れたけど
今度は女を入鹿にとられあまつさえ死なれてしまった
大隅(というか)の物語を見てみたい
でも地味かな…
大隅、なにげにシリーズ全体に絡んでるよね。
結構好き。
長岡さんも結構大隅はお気に入りなのかな
歴史の影に徹する人間て好きなんじゃないかな?
不比等は後半出世して有名になってしまったけど
前半生はよくわからない人だし
大隅って実在の人物?
藤原不比等が幼少時代に田辺史家で養育されたってのは
何かの文献に残っていたと思うけど。
田辺史大隅らしいよ。
何かの系図に不比等は大隈に養育されたと書かれてたはずだけど
大隈が史料に登場するのはそれだけなのかな?
小隅は日本書紀に出てくるらしいね
小隅が実在してたの初めてしった
地味に好きだっから嬉しいな
百枝は実在するんだろうか?
懐風藻に百枝の漢詩がのってるよ
眉月〜はほぼ全員実在人物じゃなかったっけ?不比等の方って事だけど
もうひとりの史のシリーズは彼を含めて創作されたのがほとんど
懐風藻の人物評、大友皇子や大津皇子、葛野王あたりは
ベタ褒めしてるよね。
大友皇子好きには読んでて楽しい本。一番に出てくるし。
懐風藻は正史で報われなかった人物を評価しているね
漢文を見事に朗じる人間は日本では向かなかったと言うことか
もし淡海三船編集説が正しければ、敗者のためのレクイエムだったのかも。
三船、歴代の天皇に漢風諡号送って自分の曾爺さんの大友には
つけていないんだよね…(文武も)
この辺の複雑な人物像とか長岡さんは好まないのかな
家持も実は色々謀反の疑いのある複雑な人間なんだよね
(煮え切らなかったらしい)「初月の歌」では初々しいけどw
漢風諡号を三船だけが考えたとも思えないけどね。
特に天智の諡号はおかしいし。
家持、初月でも女に対して煮え切らないw
そのへん八束に突っ込まれていたな
そういえば家持って流罪されたりしてるよね?
流罪というより左遷だな
実質流罪に近いかも知れないけど
なんだかんだで当時の政局に影のように関わっていたりして
歌人のイメージというより反抗者のように思える
反藤原氏勢力にとっては、神輿に乗せ損ねた存在で、
藤原氏にとっては目の上のコブという微妙な立場の中、
それでも長生き出来た家持のバランス感覚は
あの時代の人としては素晴らしいと思う。
と、歌わなくなった家持を持ち上げてみた。
「夢の奥城」、注文した。今日届く。
随分昔に持ってたけど、売ってしまった。また読みたくなった。
奥城・・きれいな言葉だ・・
長岡さんの作品は、玉響とか月船とか、なんか心に響く漢字を
タイトルに使っているのが素敵だと思います。
>>878 「おくつき」って何の事かと思ってたけど、上代のお墓の事だって知った時、
タイトルとストーリーと大津の都の事や、天智と倭の事とか、色々な意味での「奥城」なんだなーって、
何だか感慨深かった。
奥城は違うけど、長岡さんの作品のタイトルって、
月とか星とかが多いよね。天もあったな。
空に関することがお好きなのかしら
>881
すみません、1行目空けるのクセなんです。
言われて初めて気が付きました。
メールでもいつも1行空けてました。
これから気をつけます。
あと、連投規制では引っかかったことないです。
「夢の奥城」いい話だった…。
いい話だったけど、作中の有間皇子の悲劇や、その後の大津皇子の悲劇を思うとやるせない。
世間の本には、天智天皇を悪者呼ばわりする本もあるけど、「夢の奥城」のような人物であったと思いたい。
改革者というか先駆者はとかく悪く言われるもんです
蘇我氏の専横がどの程度だったのかわからないけど
天皇が一番偉いんだと知らしめた人だし
唯の悪人では説明がつかないよね
青旗の 木幡の上をかよふとは
目に見れども 直には逢はぬかも
人はよし 思ひやむとも玉蘰
影に見えつつ 忘らえぬかも
鯨魚取り 淡海の海を 沖放けて
榜ぎ来る船 辺付きて 榜ぎ来る船 沖つ櫂
いたくそ撥ねそ 辺つ櫂 いたくそ撥ねそ 若草の 夫の命の思ふ鳥立つ
倭姫王にちょっとはまりました。
人はよし〜は「夢の奥城」に登場した倭姫王の和歌ですが、
私は、鯨魚取り〜の和歌が好きです。
琵琶湖の湖面に行き交う漁の船、櫂で水面を激しく叩かないで。夫の好きな鳥が驚いて飛び立ってしまいます。
夢の奥城の最後の最後で鳥が大空を舞っているんだよね
天智と倭が連れ立っているんだと思ったよ
眉月の誓いで大津が思い出す倭の後姿は
すでに寂しげで、眉月書いてるときから設定が
決まってたんだなぁと思った
大伯が斎宮になったのも倭の一言がきっかけのように感じるし・・
悲しく美しい物語だった
私が持ってる万葉集の資料にも、大伯皇女の和歌が倭姫王に通じるものがあると記述があったのを見た。
こういう部分から長岡良子さんは、倭姫王が大伯皇女と大津皇子を養育したと話を広げていったのだろうけど、夢の奥城はいい話に仕上がっているね。
大伯は大津の死後はどうしてたの?
飛鳥に戻ってきたみたいだけど、経済的に
誰が支えてたんだろう?
母方の蘇我氏が面倒みてたのかな?
忘れたけど不比等が援助してたという創作話を読んだことあるけど
これは学術的な裏づけはなさそうだった
裏付けはないけれども、皇女としての封戸、初代斎宮としての封戸を
いただける身分だと思う。
41才ぐらいまで生きてるよね?
まぁまぁ長生きだ
まあでも暮らしは寂しかっただろうね。
やっぱり死ぬまで弟の影をしょっていたんだろうなあ…
倭姫王が晩年どうしていたのか知りたいが、記録にない。
どうしていたんだろうか?
生まれた年も没年も不祥だなんて、天智の皇后なのにあんまりの扱いだ。
そこが想像を広げたくなる人物なんだなと思う
長岡さん自身も書いてるけど元正天皇とか着目するところが好き
吉備内親王の話が読んでみたいな。
彼女は長屋と結婚して藤原氏に殺されますよね。
姉と相愛だった長屋との結婚のいきさつとか面白そう。
行基坊が出てくるの、眉月の誓い以外なんかあったっけ?
思い出せなくて悶々する。
>>896 倭姫を奉る神社もあったりする
(古墳の上にある小さな神社なんだけど
大津京の近くにあるし、天智と倭の陵墓であってほしいと
時代が下ってから、倭の神社を建てたらしい)
天智の次の中継ぎの天皇として位についたという説もあるんだよね
神社もあるぐらいだし、尊い人として敬われた晩年だと思うよ
天武帝も天智を否定すると簒奪者になるし、、
天武帝の庇護のもと幸せであったと願いたいね
大学の教養で古代史があったので喜んで受講したら、
先生が長岡さんの漫画も既読だったので驚いた事を思い出した。
ほとんど資料が残されていない倭姫について、あれだけの話を描けるのは素晴らしいとおっしゃっていた。
確かに素晴らしい。
何かのインスピレーションが働かないと、あれだけ活き活きとした人物像は描けないね。
お陰で琵琶湖に行きたくなった。自分の足で大津を見てきたい。
その先生も素晴らしいな
ちゃんといい漫画は先生でも評価してくれる時代になったんだ
倭の歌みると切ないぐらい天智を思ってるよね
政敵な天智を愛するまでにいたった話しは
自分の中で傑作だな
父親の仇でもあるのに、愛してたんだろうなーって思わせる歌だよね。挽歌とか…。
私は倭姫王の和歌は下のが一番好きだな。
鯨魚取り 淡海の海を 沖放けて
榜ぎ来る船 辺付きて 榜ぎ来る船 沖つ櫂
いたくそ撥ねそ 辺つ櫂 いたくそ撥ねそ 若草の 夫の命の思ふ鳥立つ
風景を想像する。
どこまでも続く芦の原。芦を揺らす風。芦の原から淡海の湖が見える。
陽の光にキラキラと輝く湖の湖面に、漁をする船が行き交う。
波間に浮かぶ白い鳥が、船の櫂に驚いて飛び立つ。
それを倭姫王が王宮から見つめている…。
綺麗だったんだろうなー王宮…。
ところで、倭姫王の読み方は、
やまとのひめみこ?
やまとひめのおおきみ?
どっち?
やまとのひめみこ、じゃなかったかな?
古代史関係の本でさきに「やまとひめのおおきみ」と覚えてて
長岡さんの漫画で「やまとのひめみこ」って読み方をみて、
そういう読み方もありか、と新鮮に感じた。
で、どっちなんだろう?
額田王も「ぬかたのおおきみ」「ぬかたおう」の両方の
読み仮名をみたことある。
大海人は、ほとんどの書物では「おおあま」だけど
長岡さんは「おおしあま」なんだね。
実際はどっちなんだろう。知るべくもないが。。
912 :
花と名無しさん:2008/03/02(日) 00:20:52 ID:SIHarel10
今更で恐縮だが「眉月の誓い」を読み直して、自分は藤原四兄弟では武智麻呂が一番好みかも知れない事に気付いた
三白眼より黒目の大きいキャラの方が好きだからだろうか?
天皇家直系の家刀自という意味でなら、やまとひめのおおきみの方が
それっぽく感じてしまう(倭建命の叔母・倭姫命のイメージで)。
乳母の名字や出身地などが皇子・皇女の名の由来になることが多くなっていく中で
倭姫王の名に大きな意味を持たせていたのかしら。
東漢氏に養育されたので倭と名付けられたと見た記憶がある。
倭皇后、倭大后とも言われるので、やまとのひめみこと読むような気もする。
白村江も、はくそんこうとはくすきのえと二通りの呼び方があるけど、今ははくそんこうが一般的みたい。
何で二通りの読み方があるんだろう?
はくすきのえ…の方が読み方は好きだけど。
昔どんな風に読んでいたかは
正確に現代で知ることはほぼ不可能だから
学者先生とかその道の権威とかの提唱で読み方ができて
結局の所どれでも良いってことだろうね
ふじわらのふひと…のように、古代人の名前の間に「の」を入れるのも理由がよくわからない。
氏姓制度のせいだとチラリと見たんだけど…。
氏姓というのは名字とは違うよね?
バカレスでごめんなさい。
よくわからないけど
藤原さんちの不比等くん♪って事なんでは
中大兄皇子の大兄って皇太子って意味だから、実際には中皇子ってこと?
なんで長男なのに中なんだろー
舒明天皇の子として(古人)大兄皇子がいたから。
異母兄の古人大兄皇子がいたから、中大兄皇子。
大兄って呼び方は、皇太子だからそう呼ばれる訳でもなく、単なる敬称という説もありまする。
葛城皇子って名前でも色々想像がかきたてられるよね
葛城氏関係の乳母に育てられたのか、そこに壬生部が
あったのかとか
長岡さんが暁の回廊で、葛城氏と同祖の賀茂の小角を出したのも
そんな考え方からかも
>>917 田舎ではいまだに名字と名前の間に「の」をいれます。
やまだのたろう、てな感じで。
やまだの家の たろうさん、て感じかな。
古代は「家」「一族」が重要だったからかも。
途中で の がきえるよね
藤原摂家が分裂していくけど近衛家とかの人物で の がつく人っているんかな?
本姓(ほんせい)はあくまでも藤原で
江戸時代あたりの公式文書では
近衛家の人も「藤原(ふじわらの)○○」とか
いってるんじゃないかな?
武家のインチキ系図でも
通常の姓とは別に「源(みなもとの)××」って名乗るよね
>>926が一番御名答みたいだね。
氏姓とは本姓のこと。本姓とは本来の姓のこと。
氏とは古代氏族を現すもので、共通の先祖を持つ血縁集団を「氏」といった。
中世後期から明治以前までは、氏とは姓のことである、名字とは区切られていた。
「氏」のあとに「の」を入れて読むことが多い。この「の」は帰属を現す。藤原不比等なら、藤原氏に属する不比等の意味。
江戸時代までは朝廷の公式文書には氏と姓を記すのが習わし。
姓が朝廷との関係を表す。
例えば「徳川家康」の場合は、「源朝臣家康」みなもとのあそんいえやす。
「源」が氏で「朝臣」が姓。
なお「徳川」は名字。
姓=氏が天皇や朝廷から賜ったものであるのに対し、名字は自らが名乗ったものであるということ…だそうです。
うーん、勉強になるスレだわ。
みなさん詳しいですね。
>>926>>927 おぉ勉強になりました
ここの住人と歴史物語ると面白そうね
永遠に語り合ってそうだw
>>927 磯野さんちのご先祖の
磯野藻屑源素多皆(いそのもくずみなもとのすたみな) さんは
「磯野」が名字、「藻屑」が通称、「源」が氏、「素多皆」は諱でFA?
とどのつまり
>>916なんだろうな
近所に中臣のなんたら神社ってのがあってそそられる
飛鳥時代、奈良時代のまんがもっと読みたいな〜
長岡さんの他では、
里中満智子の「天上の虹」「長屋王残照記」
河村えりの「明日香の王女」(だったかな、うろおぼえ)
大和和紀の「天の果て地の限り」を読んだ。
他に何かありますか?
清原なつのの「飛鳥昔がたり」と「光の回廊」(だったと思う)
山岸さんの「日出処の天子」
などはどうでしょうか?
さいとうちほさんも
額田王 描いてませんでしたっけ?
河村恵利「天つ雷鳴」もよかったよ。
934です。
情報dです。
さいとうちほが額田王描いてたとは知りませんでした。
ちょっとググってみましたが、中大兄&大友びいきのようで嬉しいです。
早速探して読んでみます!
清原なつのさんのは絶版とか!?古本屋探してみます。
河村恵利さんの「天つ雷鳴」も面白そうですね。
但馬が主役の話も入ってるようで、こっちも読んでみたいです!
>>938 「飛鳥昔語り」はハヤカワコミック文庫で出てるはずですよ
>>934 池田理代子の「聖徳太子」なんてのもあります。
あと、古本でしか買えないけど奈知美佐子の「光明皇后」とか森村愛美の「花橘の香を髪に」とか。
天つ雷鳴は、いままでない解釈で責めたよね
ありえん!と思いながら、でもまぁまぁ面白かったな
今NHKでやってる篤姫見てたら、
これを長岡さんが描いたらどんな風になるんだろうと
想像してしまった。
長岡さんの興味の時代がだんだん下っていくなら
そのうちにありえるかもね
そういえば現代物の作品の覚えがないんだけど…
何かあったっけ?
>>943 初期の頃には「ヴィラ21」とか「セルリアン小曲集」とか「グリーグラス序曲」とかの現代物のコミックスが出てる。
「ヴィラ21」には江戸時代物の短編も入っていた。
セルリアン小曲集は修一郎シリーズじゃなかったっけ
レディースにも現代物書いてたよね?
単行本にはなってないけど。
ミステリーボニータの付録につけてくれないかなー。
修一郎のは大正時代だから昭和とか平成のは確かに覚えがないな
つーかレディース書いていたのか、長岡さん
「ヴィラ21」と「グリーングラス序曲」はまちがいなしに現代物だったはずだけど。
「グリーングラス序曲」に収録されてた浪人生の話割と好きだったな。
新刊読んだ
平均点のできなんだけど珠玉の作品じゃないな
ちょっと残念
個人的にはエジプトシリーズぐらいまでの作品が好きかも
絵は線が太いけど平安時代の柔らかさにはあってるね
私も新刊買って来た。
昨日、恵比寿・新宿に用事があったので
駅近の数軒を回ったけど、秋田の単行本を置いてる書店が少なくてビックリ!
コーナーが殆どなかったわ。
(普段密林で買うことがすっかり多くなっていたので…)。
ほぼ949さんに同意。安定感はあるので満足はしましたが、
小野小町の話はもう数話読みたかったなぁ〜。
平安絵巻の中では、シリーズ化されて何本かあったやつと、
単行本丸々一冊の絵師の話が特に印象に残っていて好きですす。
でも私が単行本派だから言えることで、本誌のことを思うとやはり
現実的には編集部サイドから一話完結の短編を要求されるものなんでしょうか…。
安定感はあるけど、古代ロマンシリーズを描いてたときのような
違う世界に連れて行かれたような感傷に浸れないというか・・
武智麻呂とマユリが出会った話や
泣いて泉になってしまう少女の話しとか
このレベルを知ってるから今回の新刊は
物足りないのが本音
夢の奥城も傑作だったな
うーん
長岡さんの話の進め方の変化かな
平安時代はお家で政局〜だからつい不思議系を省いてしまうとか
そういえばこのシリーズより前に描いていた春宵宴は
うまくその辺は融合していたね
翔と薫子の話また読みたいもんだ
長岡さんの新作なんだか全体に枯れた感じがする?
>>951さんの言うような
>違う世界に連れて行かれたような感傷
ていうのだったら、前作コミックの最後に入ってた
「冬の夜咄」はすこしそんな感じがしたけど
好みはあるだろうけど絵は劣化せず進化してるよね
でも作品に深い思想?というか、作品の底辺にテーマが感じないんだな
言葉悪いんだけど無難に描いてるだけ
長岡さんには高いレベル求めてしまうんだな
私は最近の話の方が好きだけどな。
今の方が人物がリアルで生き生きしていて感情移入しやすい。
個人的な趣味だけど、以前の人物はあんまり深みが感じられなくて感情移入できなかった。
今の作品も好きだけど比べると昔の方が好きだな
絵も今の方が丸みがあって好きかも
957 :
sage:2008/03/26(水) 01:31:06 ID:liCEPqW40
長岡さん、地味におっかけ続けてもう23年になるのだけど
「夜の天子」がなぜ中途で終ったのかずっと気になってしょうがない。
コミック出る予定もあって、書店にある発売リストにも載ってたのに
なぜか出なかったんだよね。
コミック待って立ち読みだけで済ましてたのが本当に悔やまれる。
958 :
957:2008/03/26(水) 01:32:06 ID:???0
やっちまった・・・(;´Д`)
私も20年ぐらい読んでる
倭姫の横顔が気になって買った単行本が最初の出会いだった
それから既刊のコミックス買い漁った
たまに話題になる大正時代の話しを読んだことないから残念
古参のファンで30年ぐらい読み続けてる人もいそう
長岡さんは一番好きな漫画家なんでいつまでも頑張ってほしいけど
まずは完結させてほしいな
30年はすごいな… 私は20年程だ。
なんとなくはまって、しばらくしたら月の琴の連載が始まって狂喜
した事を覚えている。
30年ていったら修一郎シリーズより前からの
ファンということになるよね。
ちなみに私はかぞえたら24年だった。
一番始めが雑誌に載った不比等と五百重の「天離る月星」で
そこからはまったなあ…
上田正昭氏の「藤原不比等」もそれで買いましたw
修一郎シリーズはリアルで読んでたら何年ぐらい前の作品になるんでしょうか?
長岡さんの少コミデビュー当時のエジプト物って
いつかまんが図書館に行った時に読んでみたい。
>>957 私もすごい期待してた「夜の天子」。本誌買ってて、
実は今でも本分解して夜の天子だけ持ってる。
発売予定が8月の末だったんだよ。
夏休みにもかかわらず、そのためだけにガッコ近くの
大きめの本屋まで行った。
シンザンで申し訳ないんだが、ほんと知ってるひと
教えてくり。
私は夜の虹の表紙を見て首の美しさに見惚れて初めて購入したなあ。
同時期にやじきたにもはまって皆でまわし読みした思い出も。
夜の天子の連載が中断した時、偶然にも一ヶ月ホームステイで海外に行っていた時だった。
日本へ帰ってきてボニータに連載が載っていなかったのを見て、何が起きたのか分からなかったよw
似た様な作品がすでに存在して
著作権?というかパクリ騒動がおきたのかな??と思ってた
でも、推測でしかないし迷宮入りですね
>>965 分解してもっているんですか
羨ましい
コミックス派で雑誌のことはぜんぜんリサーチしてなかったので
夜の天子の存在すら知らなかった
でも知っているだけに、生殺しですね
968 :
957:2008/03/27(木) 14:05:13 ID:???0
>>965 「夜の天子」持ってるなんて、うらやましすぎる。
私も発売日の3日前くらいから、しばらくの間本屋に通ったよ。
片道20分歩いてさー・・・。
なんで出ないのか本屋の人に聞いてもわからないし
今だったら出版元に問合せとか入れたんだけど、当時はその知恵もないし。
ほんとショックだったわ。
文庫で出ないかなぁ。
>>967 >似た様な作品がすでに存在して
著作権?というかパクリ騒動がおきたのかな??と思ってた
kwsk
推測って書いてあるよ
しかしなんでそんな推測
「夜の天子」はボニータだっけ?
あの雑誌が休刊というか廃刊になって打ち切りじゃなかったっけ
ああ……ごめん966に書いている内容みてなかった
>>972 そうなんだ
廃刊でそのまま中止になったパターンか・・・
読者のこと考えてくれてないね@秋田書店
当時のボニータはマイナーで読んでると
友達に笑われたことあった
一般受けする華はないけど、いい作品が多かった
湯口聖子の風の墓標あたりも楽しめたけど。。
>>974 違う違うw
廃刊はしてないw
連載だけが中止になったんだよ。
廃刊で連載中止になったのは、修一郎シリーズを連載していたキャンドルの方。
>>975 詳しい方がきた!
コミックス派なんで当時のこと知らないので助かります
最近、ヴィラ21 セルシアン?ソネッツ・六月の賦を詠んだんですが
それ以外にも修一郎シリーズはあるのでしょうか?
秋田書店のHPで探してもないんですが
「断章」という長岡さんのコミックスがあった記憶がるんですが
これは修一郎シリーズでしょうか?
>>976 蔵書引っ張り出してきましたw
そんなに詳しい方ではないですが、分かる範囲でよければ。
修一郎シリーズが載っているのは、順番に、
ボニータコミックス
ヴィラ21
六月の賦
セルリアン小曲集
白虹
キャンドルコミックス
花明り
断章@A
となります。
断章は、ストーリー的には続くような感じですが、
掲載紙のキャンドル自体が休刊してしまったので今のところ続きはありません。
是非、修一郎シリーズも文庫化してほしいですね。
>>977 ありがとうございます!!
修一郎シリーズは、思ったより多いw
時間かけてオークションなどで探すしかないですね
古本屋いってもないし。。。
w
test
t
そろそろ次のスレを立てる?
お願いします
というか1だけど次スレまでなったのか…嬉しいなあ
立てたときいれたらよかったと思ったウィキから取って
いじった作品リスト一応置いておきます↓
☆シリーズ別作品
■古代幻想ロマンシリーズ
・葦の原幻想
・夜の虹
・天離る月星
・玉響
・眉月の誓( 全四巻)
・夢の奥城
・月の琴
・天ゆく月船
・初月の歌
・昏い月
・春宵宴 全二巻
・暁の回廊 (全四巻) ※公式では同シリーズとは分離されている
■大正叙情ロマネスク
・ヴィラ21
・六月の賦
・セルリアン小曲集(ソネッツ)
・白虹
・花明り
・断章 (全2巻) ※ただし雑誌廃刊により未完
■ナイルのほとりの物語 (全11巻)
■華麗なる愛の歴史絵巻
・花散里の物語
・花踏む鬼
・夢としりせば
・うす紅色の夏の影
・空より花の散りくるは
・花鎮めの祀り
ちょっくら立ててきます〜
ダメだった…誰かたのんます
テンプレだけ時おいときます
古代幻想ロマンシリーズ、ナイルのほとりの物語、華麗なる愛の歴史絵巻シリーズ等…
古代ものを得意とされている長岡良子さんの作品について語りましょう
前スレ
長岡良子
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1190091243/ ☆シリーズ別作品
■古代幻想ロマンシリーズ
・葦の原幻想
・夜の虹
・天離る月星
・玉響
・眉月の誓( 全四巻)
・夢の奥城
・月の琴
・天ゆく月船
・初月の歌
・昏い月
・春宵宴 全二巻
・暁の回廊 (全四巻) ※公式では同シリーズとは分離されている
■大正叙情ロマネスク
・ヴィラ21
・六月の賦
・セルリアン小曲集(ソネッツ)
・白虹
・花明り
・断章 (全2巻) ※ただし雑誌廃刊により未完
■ナイルのほとりの物語 (全11巻)
■華麗なる愛の歴史絵巻
・花散里の物語
・花踏む鬼
・夢としりせば
・うす紅色の夏の影
・空より花の散りくるは
・花鎮めの祀り
挑戦してみます。