1 :
花と名無しさん:
2 :
花と名無しさん:2006/09/05(火) 21:50:55 ID:???0
3 :
花と名無しさん:2006/09/05(火) 21:52:39 ID:???0
前スレが落ちたようなので立てました。
980過ぎたらあっという間に落ちるんですね・・・。
4 :
花と名無しさん:2006/09/05(火) 21:58:50 ID:SxxUpZen0
明日秋篠宮家にお子が生まれたら
ここも少しは盛り上がるかな?
天智天皇、志貴皇子、藤原鎌足、不比等の子孫だもんね。
5 :
花と名無しさん:2006/09/05(火) 22:20:43 ID:???0
>>1乙でした
980すぎていたの気づかなかった…
6 :
花と名無しさん:2006/09/05(火) 22:43:15 ID:???O
1乙。
何はともあれ、無事に健康なお子様が生まれますように。
紀子様ガンガレ
7 :
花と名無しさん:2006/09/06(水) 00:04:15 ID:???0
スレ立て乙です。
レスが981以上になると、24時間レスがないとdat落ちするから、
次スレは950〜970の頃に建てるのがベスト。
8 :
ひみつの検疫さん:2024/11/23(土) 20:19:33 ID:MarkedRes
汚染を除去しました。
9 :
花と名無しさん:2006/09/06(水) 10:15:47 ID:T0k0GtEz0
親王ご誕生おめでとうございます。
前置胎盤で帝王切開、天上の虹の昔なら無事生まれるかどうか分からなかった
お子ですよね。よかったよかった
10 :
花と名無しさん:2006/09/06(水) 10:44:41 ID:Ix86/5TlO
紀子様&秋篠宮様おめでとうございます!
えっ
天上の虹って終わってなかったのか・・・
何 読んでるのよッ
 ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. l.::::::::彡'''''ー-く彡"彡ノノツ、
. )' .::::i゙ \::::::::::::彡;';
ヽ__!---、 、-- ヽ::::::::,.、彡
. { "゚ゝ) 、'"゚` ゙ヾ'ゝ{:i゙l
l ,.! 'ヾ j、//
'、 l ニニ~-゙ュ .彡/
\ ゙ ニ ''" ` ,ノ!:::|
. /ヽ.___,...-''゙ ノ~
_.ノ (⌒)
//::::::::|-、 ,-/::::::ノ ~.レ-r┐
/ /:::::::::::| /:::::ノ__ | .| ト、
| /:::::::::::::::| 〈 ̄ `-Lλ_レ′
Mコの旦那
ブサイク 短足 跡継ぎなしの情けない♂
>>14 ブサイクというよりか、キモいと思う。
娘の方も、キモい。
嫁に行った妹もキモかった。
男の子が生まれたわけですが、なんとなく軽を思い出した
草壁の子は氷高、吉備、軽の順だった?それとも吉備と軽、逆だったかな…
>>9 そう考えると、男子は
自然にはなかなか生まれにくい
未熟児でないから安心したよ
お姉さんふたりにヘンなしわ寄せやストレスがいかなきゃいいけど。
自分達に対してと弟に対しての周囲やマスコミの扱いの差は激しいだろうからね。
ウチで娘2人の後に息子が生まれた時なんかダンナサイドが跡取りだって超盛り上がって、
娘ら2人可哀想だったもん。
庶民でさえこれだから・・・そう考えると、氷高なんてほんとエライよ。
マスコミとかやかましい周囲がいて煩わしいことはあるだろうけど、
ご両親がしっかりしてるから大丈夫でしょう、あのお二人は。
そだね、家庭としては理想的だし、大丈夫だよね。
あとはあいこたんか・・・孝謙帝のようなことにはならないだろうが。
不器量なアイコタンにその心配は不要な気が。。。
可哀想だが。
天上に虹の新刊マダァー?
>>19 庶民と一緒にすんな庶民とww
年の離れた姉弟なら姉の方もよってたかって弟宮をかわいがるだろうし
立場の違いはもう分かる年頃でしょうに。そのように教育されてるんだからさ
話が変わりますが、サララ(漢字がわかりません。)は、
高市にはやさしかったのに大友には、
冷たかったような気がします。
一応、大友は腹違いの弟なのに。
最初の方の巻で「お父様は大友には甘いのね」ってセリフが
あったけど、多分讃良は「私はあんなに可愛がってもらって
ないわよ」という子供っぽい嫉妬心を抱いたまま成長し、その
まま、なんとなく弟である大友皇子の事が好きになれなかった
んじゃないかな。
あと、額田びいき→十市皇女は可愛い→十市と高市は仲がいい
→高市もかわいい、という気持ちも入ってると思う。
そういう点は単純だよね讃良
天上っていうか高市にハマり、真剣に文転を考えたことがある。
邸宅発掘したら長屋以上の大発見になるだろう…
今は理系目指して頑張ってます
大友皇子好きには、高市はすっごくうざいのだが…
>>29 同意 高市には長屋のファンもついてるだろうから、大友好きの私としては寂しい
邸宅なんか絶対出てこないだろうし
>>26 讃良は母が死んだのは父のせいだと強く思ってたわけだし、
子供っぽい嫉妬みたいな単純なものじゃないと思うな。
その父が特に愛した息子は好きになれないだろう…。
まぁ子供の頃の大友はキモヲタ風味で誰も好きになれないと思うけどさw
里中さんは愛情関係だけでキャラを際だたせるクセみたいなのあるから
高市も大友もキモヲタ風になっちゃうんだよな〜
もっと違う面も強調して書いて欲しかった。
あの頃は子供達にもわかりやすいように書いてたみたいだから仕方ないけど。
>>26>>31 ある意味、ファザコンの裏返しっぽいね。
年取ってからの夢に大海人は全然出てこないのに、大兄は頻繁に出てくるのも、実は夫より父の存在の方が潜在意識の中では大きいせいか?
そだね。父への愛憎が強過ぎて、父とは反対の大海人にひかれたって感じかな?
本人は気付いてないんだろうけど・・・
>>32 子供達にも分かりやすいように・・・ってオトナの配慮があだになったかも。
天虹を読もうと思うような子はそこそこ精神年齢高いだろうから、編集部も里中先生
もそんな配慮せずにキャラを複雑に描きこんでも良かったのにね。
だってあたしも小5くらいだったけど、大友の子供時代のエピよんで小学館の学習誌の
漫画じゃないんだから!って突っ込んでたもん。
子供に向けて書いた割には初期の高市と人麻呂のアレは…
うん・・・・・
当時高校生の私にも正直刺激が強すぎた
あと全裸の中大兄とか・・・
初期は裸が多かったよねw
後になるとベッドシーンもあんまりはだけてなくて、
露出の少ない感じ。
>>24 マコ&カコの脳内
自分たちは天皇になりたくない
↓
天皇は男系でいってほしい
↓
やっぱ弟がいたほうがいい
ということだから、弟の方が注目されたほうが、
自分たちは助かると思っているよ
>>35 子供の頃マジで意味わからなかったから「人麻呂は胸ぺたんこの女だったのか!」
ととんでもない脳内変換していたよ…
長岡版大友皇子大好きなので、天上の大友皇子はあんまりだと
思った。里中さん、大友皇子嫌いなのかな?
高市が惨めな死を向かえるかと期待してたのに、やっぱり里中
さんは高市をあまり酷い目に遭わせたくないのが良くわかる。
穂積は天上では、どういう死に方するやら…
>>39 私も同じ事思った!
「あれ?この人女だよね。胸無いよ?」って。
初めて読んだのが小学生だったから理解できるわけがない。
(理解してしまう小学生がいたら嫌すぎるが)
理解したのは高校にあがるかあがらないか頃。
それが人生で初めて見た男同士のヤツでした…。
18巻で、高市と人麻呂が「あの頃いろんな事があったなあ」と思い返す所で
あのホモシーンが出てきた時、こいつらの思い出ってそれかい!?と
突っ込みを入れたくなったよ。
あのページは絶対読まないことにしている
人麻呂をああいう風に設定した意味が何もなかったというのが一番の問題かと
ストーリーの本質に何の関係もないエピじゃん
私は里中さんが腐女子ウケをねらってサービス的に入れたと思ってたけど・・・
それともいっぺんホモネタ描いてみたかっただけ?
どっちにしろ、あの辺は忘れて読もうよ
「ギリシア神話」には結構ホモネタがあったから、
そんなのを描いてるうちに味をしめたのかもしれない・・・
忘れたいが話題にはしたいなww
安積って、生前は台詞が一言もなしで(生まれたときの産声などは除く)、
死後から怨霊?としてまともに喋れるようになったうえに、
父親の聖武天皇は「‥‥」と無気力な反応しかなくて可哀想。
姉の井上内親王の為に写経をした良い子なのに‥。
人麻呂とのあの場面みて
「やぶ蚊にさされるだろうな〜」
くらいしか思わんかった。
歴史に詳しい方に質問。
父方の血筋を辿って、天皇家に繋がることが出来るのは皇族だけ。
そのため、男系で子孫をつないできた天皇家の存在がとても尊いのだ。
という解釈
は
正しいですか。
母方の血筋=女系で辿ると、誰もが天皇家の血筋に行き着きます。
だって、美智子様も雅子様も紀子様も
過去にいた天皇の生母も、庶民だから。
だからこそ、女系天皇家を認めれば、皇室の存在価値が
早々に五十年もたてば霧散してしまう。
女系女性天皇 女系男性天皇反対!!!
それよりその店で買ったことあるよ
父方の血筋っていったって、女性が浮気していればそれまでだよ
アホらし
ゲボキチ八早く死ね
>>讃良は大友に冷たい
単純に、異母兄弟は他人同然だからだと思っていた…。
他人同然だから結婚も殺し合いもできる。
いくらなんでも、これ↑は浅い考えか;
しかし何だな、皇太子一家は影薄くなっちゃったな。
彼らの存在意義って中継ぎかいw
今の皇室一家みてると、なんだか「女帝の手記」の聖武天皇の言葉を連想してしまう。
「なりたいからといってなれるものでもない。なりたくないからといってならないですむものでもない」
だっけ?
21世紀になってもああじゃなんだかなー。かわいそうになってしまうよ。
讃良は利害が絡まなくても、多分大友皇子とは余り仲が良くないような
気がする。
絶対に無理な話と判ってはいるけど、長岡さんバージョンの大友皇子と
天虹バージョンの十市皇女と会ったらどうなるんだろうか…
>>55 長岡版大友と里中版十市はお互いそれぞれの作品の相手以上に好みじゃなさそうな気がする。
長岡版大友の好みはたぶんツンデレだし、十市のタイプは誠実で謙虚で優しい男。
どちらも好みのタイプからは遠すぎる。
長岡版の大友の好みは田辺史(♂)なら
ツンデレというより知的な美女でないか?
なら里中版の人麻呂がぴったりではないか…
おいこらwww
ていうか…長岡大友もう史押し倒しちゃってるんだよね?あれって。
秋の夜長にすごい久しぶりに1巻から読み直してます。
今まで記憶だけでこのスレに書き込みしてたけど、
讃良と大友は年が1つか2つくらいしか違わなかったのね
讃良の方がずっと年上だと思ってたので…
それにしても讃良と大海人もかなりな年の差カップルで
妻とはいえ13,4のティーンエイジャーに政治向きのこと言われたくらいで
「おまえとはくつろげない・戦友だ」だなんて、大人気ないっていうか
余裕がないよなぁ…と。
まぁ対等に見てたっていうことなんだろうけど、、大していい男じゃないな。
天上の虹では大海人ファンで今まできたのにw、見方が変わった自分に驚きました。
大海人は秀吉みたいに天下とるまでがよくて
政権安定しちゃったらつまんない男だと思ったな。
それよりかは、政敵殺してでも我が道を行く中大兄の方が魅力的に映った。
あのどしゃぶりの雨の中に飛び出していくシーン…
いいシーンなんだけどせめて服着て欲しかった…
中大兄はなぜあんなに裸シーンが多かったのだろうかww
里中が馬鹿で低俗だからだよ
最近大人しいね
>>57 大友皇子が結婚決まった時に「十市は色気もない小娘」
みたいな言い方してたから、セクシーな大人の女が好き
なのかと思ってた。
ま、史に勝るものはないでしょう。
考えれば考えるほど田辺史が人麻呂と同タイプに思えてきたw
でも人麻呂は田辺史ほど、嫌味は言わないよね。
人麻呂の方が素直で可愛いかな。
>68
言えてる。
私の印象では
史が嫌みというかひねくれてたのはどこか大人に成りきれていなかった(少年時代だけでなく成人後も)せいのような気がする。
一方、人麻呂は少年の頃からどこか老成していた。
実際には個人的な歌の方に秀作が多いから、里中さんに番外編で人麻呂のプライベートの人生描いて欲しい。
>>68 史が稀に素直なこともある。そこが大友皇子には可愛いのかも?
長岡版大友皇子があの人麻呂と出会っていても、多分すぐに破局というか
続かないと思う。
>>70 つまり、里中版高市と長岡版大友は女だけじゃなく、男の好みも違ってたわけだw
人麻呂が最初に出てきた時讃良と何かあると思ってた…
有間皇子とそっくりだったし。
高市の男体験は人麻呂だけだよね。男にはまらなかったのかな。
それとも、気持ちの上で人麻呂に義理立てしてるのか?
>>73 高市はもともと男女限らず性欲に対して淡泊というか、潔癖な感じだから。
「愛のないセックスはしたくない」ってのがポリシーというか。
人麻呂とのことは十市の妊娠のショックと酒に酔っての一夜の気の迷いと思いたかったのでは。
(でも、その後も人麻呂と肉体関係続いてたらちょっとやだなw)
>>71 長岡版大友と里中版大友の、女性の趣味も随分違うね。
高市は大差無さそうな気もするけど。
里中版と長岡版の御名部女皇と阿閉女皇、性格が逆っぽく描かれてるね。
>>76 長岡版の高市は容姿の点で十市が好きだったみたい(だから彼女に似た但馬も好きになった)だけど、
里中版の高市は顔以上にそれ以外の点で十市が好きだったんじゃないかな?
十市によく似てる母親の額田には憧れや好意さえ示した場面がないから。
しかし…以前にもちょことっと話題に出たかもしれないけど
高市に対する不比等の姪っ子但馬を通しての毒盛り作戦…
長岡さんと里中さん、まんま同じで確か長岡さんの方が
早かったと思うんだけど。
里中不比等は毒だって知らなかったんじゃ…?
まぁ、但馬の心を知ってて渡したのかもしれないけど…
長岡不比等は確信犯というか用意周到すぎ
その毒殺成功のあと、高笑いしてるのが、いかにもお約束の悪人的描写だと思った。
天上の虹の不比等はまだ甘さが残っているというか何というか。
死の知らせを聞いて動揺していたし、高市を手にかける度胸はまだなかったと思う。
ただそれから十数年たった長屋王残照記ぐらいに貫禄がつくと
展開次第では高市や長屋を手にかけたかもしれないね。
「但馬皇女悲歌」と「眉月の誓」とじゃかなーり違うな
悲歌の方は高笑い〜で、誓の方はじっと事の成り行きを見つめている
て感じか…確かあれは持統が「あれ(高市)をなんとかしなさい」とか
言ってのことだったね。その後の不比等の「開き直られましたな」の
あの会話…すごい陰謀なのになんか好きだw
里中さんの不比等はまだそういう意味では善人だな。
但馬・高市事件は話の流れとしては長岡版と大差なかったよね。
不比等に高市への殺意があったかどうかの違いは有るけども。
長岡版讃良は高市を始末したがっていたけど、里中版みたいな
信頼関係は全く無かったのかな?
信頼関係が全くなかったわけではないだろうけど、
長岡版だと高市を次の天皇に担ぎ出そうとしている勢力もあった、
持統はどうしても草壁の血を引く軽を即位させたかった、
そして、その為には高市の存在そのものが邪魔だった
と信頼関係だけではどうにもならない部分もあったからね。
長岡版持統の揺るぎない信念と草壁への情愛は好きだな〜
私も、長岡版持統の揺るぎなさが好き。
冷酷さや天武への愛憎も含め、漢前だと思う。
里中版持統のウジウジっぷりに苛々した時は、長岡版持統を読み直して
リハビリしてるw
長岡版、里中版讃良ともに「姉が亡くなった時私の手元に引き取っていれば!」
とは言ってたね。
讃良・草壁親子は長岡版の方が好きだな。里中版草壁はイライラするし、大津の
死後の態度は情けない以外の何物でもない。
どうなんだろう?
手元に引き取っていても讃良…とくに里中版では公平には出来ない気がする。
大津が草壁より一歩ひいて育ち控えめな性格になりそうではあるが。
里中讃良が預かったら大津より草壁がかわいそう
長岡持統が預かったら普通に大津がかわいそう
という気がする
里中版は大津のよさばかり見て草壁に辛く当たり
長岡版は大津のよさを消そうと努力するだろうw
まぁどっちの母親像もリアルではあるし、どっちが好きとは言えないなぁ
長岡版は里中版のパクリ?
人間性は異なるが、史実は除いても話があまりに似すぎ
長岡版の大津は倭姫に引き取られて幸せそうだからね。
持統に引き取られていたらどうなったかはちょっと興味あるかも。
里中版、登場人物の紹介で子ども達にいちいち
「ぼく○○」とか「あたち☆☆」って言わせてるのがちょっと…。
この辺ってやっぱり子どもウケ狙ってるのかな?
草壁本人は長岡版の方が幸せだろうな。大津が草壁を憎む理由はそこに
あったし。
里中版草壁は哀れすぎて、真剣で舎人に向かわされた時なんか讃良に
「子供は褒めて育てよう」と言ってやりたくなる。
長岡版の大津の容姿は大友皇子と似てたね。あの髪型は天智の趣味か?
それとも、倭姫?
河村惠利の大津はともかく、讃良はちょっと引いた。強い讃良になじん
でる(長岡・里中版)せいかもしれないけど…
いつも思うけど、結局長岡さんの話になるんだよね〜。
天上の新刊が出なくて話題が無いから仕方ないけどさ。
もう次スレは「里中天上の虹 VS 長岡古代幻想ロマンシリーズ」にしたら?
だからこそ長岡さんスレ立てる話も出たんだが…
立ったらごっそり移動してここ今度こそ過疎るんじゃないかw
いや、それはなかろう。
大抵長岡作品は里中作品との比較対象でしか語られないから。
今まで立った長岡スレもいつの間にか落ちちゃってるし。
全然接点のない王朝物なんてたまに時代物マンガスレでちらりと話題になるだけだし。
長岡さんはもう飛鳥奈良時代描いてないしね。
今もボニータに連載はしてるけど、月刊のボニータに毎月出てる訳じゃないから、
スレ立てても過疎ってしまうのは仕方がない。
残照記や女帝の手記のように、
天虹以外の古代史の漫画を里中さんに沢山描いてもらいたいけど、
本人が飽きちゃったなら、もう無理かな…
長岡さんにも、また飛鳥・奈良時代を描いて欲しいな。
里中さんのと比較して楽しめるし。
それにしても、長岡さんって一体おいくつなんだろう?
20年近く前に月の琴が連載されてたような気がするのだが…
ふたりの「ふひと」にあきたんじゃないかな
飛鳥物の一番最後に出た「暁の回廊」はどちらもでていなかったし
まあ中大兄の少年時代のものだからでるわきゃないけどw
そういえば、天虹には大友皇子の同母弟妹は出てなかったね。
>>103 阿雅皇女と阿閉皇子だっけ?他の作品には出てるの?
>>104 「眉月の誓い」とか長岡さんの作品には出てる。
あと、この二人書紀には名前が書かれてない。
里中版の不比等、氷上のことを、氷上が亡くなった時は「姉上!!」とか言ってたけど
但馬皇女を高市皇子に嫁がせた後のセリフで「妹の氷上の娘」って言ってた…ミスか?
>>105 長岡さんの作品には、時々出るよね。
昏い月で阿雅皇女が淡海に帰って来てたのは哀しい話だな。
大友皇子は、この二人には頼りになるお兄さんなんだろうな、
って微笑ましい。
里中版にもし、二人が出てたら大友皇子はもう少ししっかりしてた
と思うし、まして「高市にとられちゃう」ってべそべそ甘えるような
事はないかもね。
>>里中版と長岡版の御名部女皇と阿閉女皇、性格が逆っぽく描かれてるね。
長岡さんの御名部って、皇太子に嫁いだ妹への嫉妬もあるだろうけど、
旦那が親子ほど年が違う但馬を形式ならまだしも、青春時代に戻ったかのように溺愛してるのを見せつけられたら、
荒れるのも無理はないわと同情した。
ちょっと前に長岡さんの大友皇子と里中さんの十市皇女が会ったらの話題があったけど、
もしも長岡高市と里中御名部が会ったら、里中御名部はどうするんだろ。
全体に里中版の女性っていい人すぎるよね
そうか?
いい人というか、男女を問わず、自分のやったことに対して良心の痛みを感じてズルズル引きずってる場合が多い。
(例外は大海人?)
私はそこが生身の人間くさくて好きなんだけど、人によってはだから嫌って場合も当然あるだろうとは思う。
>>108 まあ、里中御名部はそれ程嫉妬深いキャラではないし
それなりに、普通の夫婦でいられるのでは?
ただ、長岡高市の元に嫁いで来たのが長岡十市か里中
十市かによって多少変わるとは思うけど。
112です
すみません。まちがえました。
十市を但馬に変えてお読み下さい。
嫁ぐ云々前に、里中但馬だったら、長岡高市は彼女を娶ろうなんて思わなかっただろう。
柳生但馬春(やぎゅうたーじまはーる)
そりゃ、マライヒの師匠じゃないか
なんでここに内臓移植で100ぐらいまでは生きると言われたじいちゃんがw
118 :
花と名無しさん:2006/09/24(日) 11:32:29 ID:IfRRR5oU0
ニッポン人が好きな100人の美女という番組で、
(私の記憶が間違ってなかったら)76位に持統天皇が入っていたよ。
勘違いだったらごめん。
119 :
花と名無しさん:2006/09/24(日) 12:37:20 ID:gP03KzSm0
>>118 入ってたね。
あれってやっぱ天上の虹の読者かな?
どうかな?持統天皇は女帝として日本史上最も天皇として一流だったから(母親としてはアレだが)この漫画関係なく好きってひとがいてもおかしくない
ただし山内一豊の妻は完璧に大河視聴者のみの組織票だけど(まつもそうだな。大河にならなきゃ名前すら知らない人のほうが多いって連中だ)
あれで母親としても完璧なら最強だが、世の中そううまい事
いかないもんだね。
さららは母親としてではなく国の為に草壁を世継ぎに選んだってくどいくらい主張している。
でも本当は自分の子供に後継がせたいから邪魔者の義理の息子を殺しただけだってのは丸わかりだもんね。
本当に国のためを思うなら、どう考えても優秀で、しかも夫が世継ぎと認めた大津を皇位につけたはず。
でも夫の遺志さえも、息子の為に無理やり木っ端微塵。
その息子の為って言うのもまた微妙だしなぁ〜特に天上の虹だと。
讃良の期待は分かるけど、どう見ても草壁は乗り気じゃないし。
自分の夢を押しつけているだけ。
息子の為と言いつつ、実は自分の為だろ、讃良は。
国の為と言っても、里中版草壁じゃなぁ…
確かに大海がもっと長生きしてれば多少状況が変わっていたとは
思うけど、讃良は息子の幸せが何処にあるのかは全く考慮せずに
不甲斐無いとか情けないとか怒ってばっかり。可哀想だよ。
草壁と大来を結婚させたらよかったのかもね。
天武がまだ存命中に、跡継ぎを草壁と大津とのどちらにすべきか?と讃良に訊いた時、讃良は
「あなたの目指しているもの(律令だったっけ?)が出来た時には穏やかな草壁、あなたが
やり遂げられなかった場合には、引っ張っていく力のある大津」ってな感じに答えて、天武が
「それじゃ草壁だな」って答えたシーン。
あそこって何度読み返してみても天武に気合を入れさせて、草壁に皇位が行くように仕向けた
返事に受け取れて仕方が無い(実際心理作戦でああ答えたんだろうけど)。策士だよな〜。<讃良
それにしても草壁は何であんな性格なんだ?普通親子なら少なからず似た所があるだろうに、
讃良にも大海人にも少しも似てない。顔は讃良に似てるけど、性格は誰に似たんだ?
大津は大海人に似ているし、大伯は太田そっくりなのに。
それなのに草壁の遺伝子は超強くて、軽→首と遺伝しまくりw
>>126 天智によれば草壁は越智に似ているとのことだ
優しさの隔世遺伝だっつーか讃良だけが特別変異なような気もw
>>125 策士だなーと私も思った。
悪く言えばそうやって天武をうまくコントロールすればいいのに
そのへん生真面目なんだよね
>124
草壁&大来、思った。あと身分の順でいくと
大津&御名部、
高市&阿へ
讃良はいわゆる現代の過激な教育ママの典型なんだよね。
息子の将来の為だといっては、息子にどう考えても異常なほどの期待をかけ
息子の自由や意思を全く考えずに、自分が考えた息子の将来設計図だけを押し付けてる。
はたから見たら返って息子をダメにしているだけなのに
でも本人は自分が正しいという概念しかないから息子が死んでも間違いに気付かない。
母親としては本当に愚かとしていいようがなかった。里中讃良は。
>>126 理由はいたって簡単。息子をエゴで溺愛しまくる強烈な母のもとで育ったから。
母親が気が強くて、ああしなさい、こうしなさい、どうしてこんなこともできないのと、息子に押し付けるだけ。
すると子供はいつも母親の顔色ばかり伺う人間に育ってしまうのだ。
>>129の続き。
うちの隣の息子が同じだった。
母親に勉強勉強言われて、いつも塾ばかりで、友達と遊んだ事一度も見たことが無かったのよ。
同じクラスだったけど、クラスメイトがテレビの話してもついていけずにいつも孤独。
で、寂しい人間関係の中で育って、一応大学はいったけど中退。
その後どうなったかといえば、社会に出れずに何年も引きこもりしてたよ。
天上の虹みたとき、すごく似てるなこの親子と思っちまった。
SE×妄想だけが生き甲斐の人生だった淫乱満智子
讃良&草壁親子は現代によみがえっても、自分が正しいと思い込んでる
教育ママと良い高校入ったものの引きこもってしまった息子になるんだ
ろうなあ。
父親が子供の教育をほったらかしにしてるしさぁ。
父親としても、大海人ってあんまり良くないような気もするし。
物凄く期待をかけられてても、大友皇子は割と(里中版・長岡版共に)
まともに育ってるよね。暴れも引きこもりもしないし。
大友は読者からは嫌われていたかもしれないけど
(里中版はどう見てもそういうポジションとしかみえない。
高市・十市かわいそう。大友酷い!と思わせるためだけのキャラみたいな)
私は嫌いじゃなかったな。むしろ彼の最後は泣けたよ。
讃良って、山辺といい、大友といい、腹違いとはいえ弟妹なのに
どうして、あんなに冷たいんだろうと思った。
大海人にしたって、いくら自分の立場を脅かすとはいえ、娘婿&実の甥なのにさ。
讃良姉弟にはあんなに優しかったのに、冷たい叔父さんだなと思った。
はっきり言って大友を殺して十市を取り戻そうとやっきになっていた高市よりも
自分を愛してくれる父の想いに応えたいと一生懸命な大友のほうが性格いいと思ったくらい。
高市はその後自分の恋愛感情だけで父親に我がまま言いまくってるし。
第一、大友が二人の仲引き裂いたわけでもないのに、逆恨み&被害妄想凄いよ、あの二人は。
「天上の虹」の大友の作中の設定は、「ガラスの仮面」の姫川亜弓に似てるかもしれない。
亜弓さんは最初は典型的なヒロインにたいする意地悪で高慢ちきなライバルキャラだったのに、次第にもう一人のヒロインといえるくらい、内面描写もされ、魅力的な人物に変わってきた。
大友も子供のころは十市と高市の仲をさくわがままないじめっ子だったけど、次第に彼自身の内面も描かれるようになり、人間的に成長していったのが上手く描かれたと思う。
むしろ、成長してから134さんのように高市より大友の方が好きな読者が多いんじゃないかな?
長岡版大友ファンの目からみたら、里中版高市・大海人はボコ
ボコにしたいくらい腹が立つ。
里中版大友は子供の頃を見ているとイライラするけど、大人に
なると苦悩の人って感じで可哀想になってくる。
134さんも言ってるとおり、高市・十市カップルは常に被害者
意識が強すぎる。
ただ、父親を恨んで化けて出るような事をしなかったのは何故
なんだろう?
大海人も自分なりには子供の事を考えてたんだろうけど、父親
大好きっ子はせいぜい大津くらいで、後はさほど父子としての
情を感じない。高市は可愛い息子というより便利な息子だった
気がするのだが…
自作自演乙としかいいようがない・・・w
>>136 そりゃあ大津は最愛の正妃だった太田の息子だからかわいかっただろうよ。<大海女
そういえば、長岡さんは大海女の顔を描いた事が無いよな…。
『暁の回廊』でも出てこなかったし。
大海女=漢皇子説を支持してるのかな。
十市は最愛の額田との間の子供じゃないのか?
ついでに大津への愛情と大伯への愛情も雲泥の差。
大海人、娘(たち)のこと何だと思っていたんだろ……
こんなところにも漫画のキャラに私怨ぶつけてるメンヘラがorz
>>135 一応突っ込んでおくと、亜弓さんが意地悪キャラだったことは一度もないぞ。
昔からプライドは高かったけど、意地悪をしてライバルを貶めるタイプとは違う。
大友の描写と読者の受け取り方に関しては同意。
大友はもともと性格が悪かったわけじゃない。
ああいうのを「不器用な性格」っていうんだよ。
性格悪い人は大友を自分に重ねて見たりしたらいけないな。
大友はちゃんと一生懸命勉強して努力して、父の期待に沿うように
がんばってたし天皇になってからも自分なりの信念を貫いてたよ。
女に変われ変われと要求するだけで自分は変わろうとしない
誰かさんとは違う。
>>142 うん、その「不器用な性格」で最初から最後まで一貫してると思うんだけど
どうして
>>134みたいな受け取り方ができるのか不思議だ
けど…まぁ十市が死んでからの高市は人生投げちゃってて
ちょっとつきあいきれないかなと思うとこもあるねぇ
里中さんは女としては死んでもあそこまで愛されたら幸せと思うのかな?
こち亀30周年記念に寄稿してたね。
さらら様&両津w
不比等ポジションの両津に笑ったよ〜
ここでは大友って人気あるんだね。
オイラにはどうしてもジャイアン(中大兄)とスネオ(大友)にしか
見えないよ。
晩年の高市は酷かった。
みなべが人間ができたひとだったから幸せな家庭築いたけどさ
でも若い但馬は耐え切れずに不倫に走って人生おじゃんだもん
但馬がああなったのも高市のせいなのに
「私は自業自得だけど高市さまを死なせた」と罪悪感に苦しむ但馬は本当に根は優しいひとだと思った。
人妻になった十市と白昼堂々不倫しておいて、自分のほうが女を取られたと嘆き悲しんでいた若き日の高市に爪の垢せんじて飲ませてやりたい。
長屋たちに対しても「私はこの子たちから父親を奪った」と但馬が苦しむのとは対象に
高市は大友死後数日で「もう邪魔者はいない。幸せになろう」と大友の息子の前で満面の笑みだもんだな。
みなべといい、但馬といい、あんな男には本当に勿体無い奥さんだよ
但馬が不倫前に庭で高市と会って「私の棟でお酒でも」みたいな
こと言ってた時に、ちゃんとやることやってたら済んだ話だよね。
但馬は状況の被害者だが、高市はそうではない。
それに大友に負けないように、壬申の乱の前に政治家デビューする
とか出来ただろうに、そういう形跡も無い。
文句ばっかり言って、人麻呂とナニするわ、人目のある所で十市に
迫るわ、讃良に慰めて貰ってるわ、甘ちゃんじゃないか!
壬申の乱直後の態度なんか呆れ果てる。十市の為にもなってない。
耳面刀自が十市を責めてたけど、責められても文句言えまい。
大友なんか誰にも慰めてなんか貰ってないぞ。
>>141 スレ違いだけど、1、2巻あたりじゃ、意地悪というより、「高慢でイヤミなお嬢様」キャラだったと思う。
マヤの劇団のほかの団員からかなりムカつかれていた。
>>147 だけど、高市がああなったのはそもそも大海人も悪いと思う。
十市失って落ち込んでる彼に無理矢理別の后をあてがって強制的に結婚させたんだから。
結婚したとき高市が
「死んだ気になって…」「魂が死んでいるから」
とかいう思いで受け入れたのはせめてもの抵抗かも知れない。
「高市が幸せになると俺は確信してる」とか言ってたよな。
確かに結果的には幸せにはなっただろうが、いくらなんでも
もう少し時期をみるとか、十市が結婚した時に誰かと結婚させ
てたら、また違ってたと思う。
十市が自殺したのが今だにわからない。
本人は高市のためといっているけど分かれれば済む話じゃん。
元々、大友正妃の十市と高市の結婚自体不可能なんだから。
可哀想なのは複雑な立場の息子だよね。
父親は殺される。母親はそんな息子にはお構い無しに夫の喪も明けないうちから高市と密通だもん。
死ぬときも最初に思うのは高市のことで。普通は逆じゃないの?
私が十市の立場だったら敵だらけの中で育つ息子の身が心配で昔の男のこと考えている暇なんてないと思う。
母親が女である事だけを意識しすぎて母親である事を忘れたら辛い思いをするのはいつも子供なんだよな
つーか一番の理由は生きていく気力がなくなったからでしょ。
高市がいても子供がいても絶望すればそうなるものだし。
それのきっかけを作ったのはアホたれ親父大海人。
でも実際は心不全だと思うんだけどw
っていうか十市と高市のロマンス自体史実じゃない
後世の学者が何の証拠もないのに深読みしすぎてできた俗説だから
やっぱり単なる心臓麻痺でしょうね。
天虹では、日本書紀の記述がしつこいからこそ、何かあったのでは?
と思わせるって書いてたね。
高市は嫌いだが「汲みに行かめど道の知らなく」の歌はいいな。
天智天皇と妹のロマンスも史実じゃないんですよね。
天智天皇の和歌を後の世の人々がかなり歪曲してできた俗説だとか。
いくらなんでも天皇の近親相姦が史実として残っているなんておかしいなとは思ったんです。
天皇家が名誉毀損で訴えたら、その手の学説は全部処分されるんじゃないかな?
(証拠があるならともかく全くの出鱈目だし。よく考えたら里中本人もやばいかも
人の家の先祖の醜聞をでっちあげた漫画書いているんだから。私にはちょっとできないな
子孫がいけなればともかくちゃんと存在しているのに、先祖を悪く書くのは気が引けて……)
孝徳天皇の和歌が発端の説だけど、体の関係が無くても夫より
兄を取ったと考えられる行動をしたわけだから、後世の人間が
あれこれ考えてしまうのは無理はないよ。
ただ、下世話な考えからなのか、創作の都合上そうした方が良い
とか、色々あるでしょ?
また書記は天武マンセー本だから、天智・大友親子は悪くかかれ
がちだしね。逆に懷風藻の大友皇子の書き方はかなり褒め契って
いるから、天武ファンには不快かもしれんし。
まあ、史料は読んだ方の立場や考え方で変わってくるものだって
ことですね。
現代だって不仲な夫よりも実家を取る嫁は五万といるのに
たったそれだけで兄と近親相姦なんてデマ飛ばされたらたまったもんじゃない・・・。
159 :
花と名無しさん:2006/09/28(木) 21:06:00 ID:gqxa9txD0
あれ、又だよ……orz
>>156 天皇家に関する下半身ネタは鎌倉時代あたりには既に流布してることぐらい知ってるよな。
藤原氏も平氏も、時代は下るが徳川氏も、その手の古典ネタは一杯だ。
釣りじゃないなら、もっと歴史研究してからおいで。
近親相姦といえば、大津と大来はどうなんだろう。
天虹では大来→大津みたいになってたけど。
>持統天皇
母親としてはアレなど、なんだかんだ言われても、
呂后や則天武后よりはマシということで。
そういや、則天武后は同時代人だったんだよね。
以前、新羅の王子がちらりと話題にしたことはあったけど、讃良はどう思ってたかも読みたいな。
>>162 比べる対象間違ってるよ。
でも則天武后は自分に逆らえば我が子でも殺したから最悪だけど
呂后は正当な跡継ぎである息子を差し置いて、夫の愛妾が自分の子供を跡継ぎにしようとしたので
息子を守る為に愛妾とその子供殺したので、殺された側にもかなり問題あるから
一概に悪女とは言えないかもしれない(その遺体を息子に見せたのはアレだけど、憎い愛人のせいで嫌な思いした息子にも自分と同じように晴れ晴れした気持ちを味あわせてやりたかったらしいから。まあ価値観の違いだな)
最初から天皇となる資格を持っていた天武天皇と違って、漢王は元は百姓でお嬢様出身の呂后はかなり苦労して夫に尽くしたという過去もあるから。
それを無視して夫が皇帝になってから側室になった女が、自分の子供差し置いて悪さしようとしたら誰でもぶっ殺したくなる
劉邦も部下扱いに長けていても
女扱いは…だったからなあ。この点も項羽と反対だ。
讃良は性格きついけど、妾殺したりはしないよね。
本人も「恥ずかしい女にはなれません」って宣言してたし。
そういうところが、大海人には信頼できる点でもあり、女
として可愛くない点でもあったんだろうね。
そういや、讃良は呂后の伝記を愛読してたみたいだけど、どこが気に入ったんだっけ?
気に入っているという描写あったっけ?
「自分の境遇に似てはいるけど私はこうはならない」
と言ってたような。
熱心に読んでいるという噂を立てられていて、自分も読んでみたって感じだよね
大名児も「最近皇后様は…」と言ってたけど、釆女レベルで
そういう教養があったのかな?
皇族のお手つきになって皇子を産むかもしれない女だから
美人で教養のあるものが選ばれたと1巻あたりに書かれてあったよーな気がする
最近、女帝の手記をよんでこのあたりの他のも読みたいと思ったのですが
長屋王と天上の虹はどっちから読むのがおすすめですか?
天上の虹はまだ未完?
先に女帝読んだなら長屋を先に読んだ方が楽しいと思う
天上の虹は讃良ちゃんが退位したところでto be continuedとなっています
>>161 あの二人は絆の強い姉弟ってだけでしょ?
あの時代でも同母兄弟姉妹の結婚はタブーだし。
>>175 大津が伊勢に大来に会いにいった時に、
大来が寝ている大津にキスをして、
やっぱり私は大津の事が好きなんだわ
とか言っていた。
>>175 「大津、私はあなたから離れたほうがいいのよ。そうでないと
今に私はあなたを男として見てしまいそうで・・・」という大来の独白シーンもあるよ。
>>176 >>177 161が実際の二人がどうだったんだろうと聞いていて、
175は絆の強い姉弟ってだけって言っているんだと思うんだけど。
天虹での二人が大来→大津なのは今更だし。
>>178 史実では仲のいい姉と弟の範囲だったんだろうね。
漫画の中の大伯→大津は万葉集の大伯の歌が弟というより、恋人のことを謳ったような印象をもたれることから派生したイメージなんだろう。
まあ、大津も山辺に惚れて強引にプロポーズした理由が「大伯に似てた」からなんだから極度のシスコンであることは違いないが。
その大伯も死んだ母ちゃんに似てるからってことなので
要はマザコン
男はみんなマザコン
183 :
172:2006/10/01(日) 00:36:33 ID:???0
ありがとうございました。
長屋王を読んでみたいと思います!
長屋王では光明子と首の赤ちゃんプレイも必見!
長屋王の首、正直ちょっと気持ち悪かった
186 :
172:2006/10/01(日) 22:08:15 ID:???0
楽天で注文しました〜
赤ちゃんプレイって!?いろんな意味で読むの楽しみ。
>>184 ああ、あのシーンか。
あれは光明子がなんかキモくて生理的にやだったな。
「おおよしよし、いい子ね…」
とか首に言ってなかったっけ?
光明子は腹黒ってか、身体はって男の子を生む!って執念で仕掛けたけど、
単純に引っ掛かってどっぷりハマる首ワロスw
究極のマザコンな首w
という訳で天上で宮子が精神崩壊するのをどう描くのか早く見たいなぁ。
首と光明子
セックスの回数少ない
きっと
首が聖武天皇の名前だと気づかずに単純に「くび」と読んでいたので、え?何のこと?ホラーと思ってました。
長屋王の首……自害した後首切られたっけ?いや、武士じゃなくて皇族だから、そんな扱い受けないはずなのに?
と頭ひねってました。
>>189 私もそう思う。結婚してすぐはともかく、光明子が
「私はあなたの母にもなりきってみせます」とか
言ってたじゃん?
いっぺん男の母になってしまったら、男側の心理として
セックスできないと思う。
>>191見てふと、里中さんの「愛人たち」って漫画を思い出した。
セックスレスな夫が母親の写真見ながら自慰行為やってるとこ見た妻が愛想を尽かして浮気に走って愛人を囲うという展開だった。
マザコンも究極にいくと、ああなっちゃうのかな。
よく嫁姑漫画で、マザコン男の初めての相手は母親だった
っていうストーリーあるなぁ… 実際に見たら相当キモイ
だろうね。
それにしても、讃良といい、阿閉といい男の扱い下手だよなぁ
光明子なんか夫の扱いは最悪だと思う。
194 :
花と名無しさん:2006/10/03(火) 22:53:03 ID:mV+W1bJp0
調べてみたら新羅でも女王が3名存在するようですね。
27代善徳女王
28代真徳女王
51代真聖女王
善徳女王は日本の皇極女帝よりも僅かに早く即位し、東アジアでは
推古女帝に続いて二番目の女性君主。結構早い時代に即位されているのに、
天上の虹では登場していませんよね?
>>193 >、マザコン男の初めての相手は母親だった
っていうストーリーあるなぁ… 実際に見たら相当キモイ
だろうね。
「アトンの娘」の父王がそうだったな。
実際、それ知った妻のネフェルティティは吐き気を催してたけど。
>>193 >男の扱いが下手
よくわかる!紀ィが出てきたときはニュータイプかと思ったけど
結局いつもの愛情だけが全てな女になって死んでしまったし
里中さんの恋愛観なのかな…男は疲れるわな
女の私もあんまり共感できない
天虹って讃良も含めて読んでいるうちに女にだんだん魅力が
すり減っていく感じがするのはなんでだろう?
唯一穂積に対してだんだん冷静な目を開いていって
現実を見始めた但馬だけは反対にだんだん魅力が出てきた気がする。
…これからどうなるかは、わからないんだけどね…
穂積が「寒からまくに」の和歌をどう詠むのかな。
今は但馬の事を、それ程愛してるようにも見えない
けど、但馬が死ねば、気持ちがどう変化していくの
か楽しみ。
だから早く続き出して欲しい。
>赤ちゃんプレイの聖武天皇
残照記では「僕を挟んで皇族方と藤原方勢力争いをしている」とか
女帝の手記1巻で「かくご」を娘に教えるシーンでは、自分にもしものことがあったらと藤原氏の本音を聞いてしまうわで、
自分が藤原氏に利用されていることを自覚しているみたいなのに、結局は光明子に懐いちゃうのね。
>>196 それはあるねー!紀ぃにはちょっとひいた…何だかんだで世間知らずだったのか?
光明子も安宿の時は首の心を虜にする魔性の美少女だったのに、
いつの間にか聖武の首根っこ掴んで言う事きかす感じになってるし。
>>199 幼い頃から共にそだってイニシアチブがんがん握られてるから自然と逆らえなくなってたんでは。
藤原氏に囲まれて育っているし藤原の血が半分流れた天皇という事で、
がんじがらめになり都から逃げたくなって大仏造りに没頭した感じ。
そういえば、阿閉の持つ強烈な皇族意識はすごいね。
親の教育かな?
>>201 自分に“藤原の血”が流れてないからじゃない?<皇族意識
讃良を目標としているみたいだったし。
阿閉ママも母方は蘇我氏だけどね。
蘇我氏の血筋は新参の藤原など問題にならないくらい
高貴なんだという思いがあるのかもしれないね。
日出処の天子だったかで
「大后(皇后?)になれるのは皇女か蘇我氏の娘」
みたいな記述読んだような気がする。
皇家と同等だったのかな。
処天の時代は蘇我が積極的に皇室に嫁がせていたから
そうなっていたみたい。他に物部とかいたけど妃嫁がすのは
積極的でもなかったから。物部は崇峻のときに布都姫入れたとかいう
旧事本紀(ほぼ物部氏の私記)の記述があるのみであいまいだし。
これは欽明天皇に始めて妃を入れた馬子パパの蘇我稲目の先見の明
ていうか…ただし皇后はなかなかたたなかったし
推古天皇が蘇我の初めての皇后にして日本初の女帝だから
考えれば凄い重要な人だね。
>>201-205 永井路子の奈良時代小説を読むと、持統や阿閉など皇族の女性達は、
自分達が蘇我の血を引いているということを強く意識していることが伺える。
少なくとも里中さんは影響されていると思う(どこかでそんな話を聞いたし)
永井路子小説を読むとハッキリと示されているから読んでみそ。
蘇我氏って古代日本のメディチ家って気がする。文化・政治の両面で影響力あったもん。
歴史に興味のない人は、蘇我氏って大化の改新で滅亡したんじゃないの?とか言うけど〜
中大兄だって母方を辿れば蘇我の血が入ってる訳で。馬子の邸宅も何故かさららと草壁の
もんになってたね〜
推古天皇もやっぱり、皇族意識が蘇我の人間意識より強そう。
讃良は草壁に「後継ぎ、後継ぎ」言う前に、皇族という意識を
持たそうと思わなかったのかな?
青池保子さんのアルカサル、再開するけど、天上はまだ?
なんとなくマダー?のドラムバージョンのAA貼りたいけど見あたらない
>>209 えっ?マジ?それはうれしい!10年くらいインターバルありましたよね
天上はそうはならないように祈る(-人-)
里中さん、古代史に飽きたと言われてるけど、
昔いっぱい描いていた戦争ものも飽きたってことなのかな。
本当のところはご本人しか分からないけど…。
というよりも、最近の活動見てると、オリジナルのマンガ描くこと自体に飽きたのでは…
でもね、飽きたって言われても待ってる読者に対する
責任だけは果たして欲しい
しかし、「ガラカメ」に比べれば、すべて許してしまえるな。
他の新作読めるだけでも、ファンとしてはまだうれしい。
天虹以外読んでいないものとしてはガラかめに匹敵するほど
許せないんだが
>>217 激しく同意
てか、この作品しっかり完結させないと讃良様に怒られるぞ。
讃良さま、すでに怒ってると思うよ。
ただ、「公式にそれを認めたくないだけ、信じてやらなくては」
と思ってるのかも。
讃良さますでに怒ってるよね
「いい加減続きを書いてよ、私の人生まだこれで終わりじゃないのよ!」ってw
青池さんは「ドンペドロ(アルカサルの主人公の王様)を成仏させてくれ」といわれて
一念発起したと書いてあった。
里中さんもはやく讃良さまを成仏させてほすぃ…
>飽きた
細川智栄子並にひとつの時代にドップリ嵌ってくれたら、嬉しいのに。
永劫ループになりそうだが…
王家の紋章みたいに、天上の虹でタイムスリップまで
始めたら、絶対終わんないよね。
また、何か高市や長屋がらみの出土品でも出たら興味
出て、書く気になるのかなぁ…
もしかしたら、今年になって騒がれた高松塚古墳の壁画劣化問題で、さらに描く気が失せたとか…
万葉仮名が記された最古の木簡が見つかったニュースを新聞で読んだけど…
それで創作意欲わいてこないかなー
去年の正倉院展の子供向けの冊子に、
里中さんのエッセイが載っていた。
だから完全に興味が失せたわけでは、
ないと思うんですが。
それともただたんに仕事が来たから書いただけかも。
それと三重県の斎宮に行った時に、
買った冊子の挿絵も里中さんだった。
あれこれやってる時間があるなら、早く描いて欲しい
あれこれやってるのはギャラの為、天虹の取材費の為なんだよ
もうずいぶん貯まっただろうから、これからは讃良さまを描きまくってくれるはず
だったらいいのに
229 :
花と名無しさん:2006/10/16(月) 13:39:50 ID:WHSPNsrNO
ここまで待たせてるんだから里中せんせヤル気ないんでねーの。天上書かなくても今までの印税で遊んで暮らせるでしょ
それをやったら、最悪!読者をバカにしてる!
そう思われたくなかったら、里中さん早く描いてね
19巻の表紙って「もしかして、これ最終巻?」と勘違いするほど壮大な作りだよね。
これが本当に実質上の最終巻だったら嫌だなあ。
やっぱ〆切とか、何かに追い込まれなきゃ人間は何も出来ないもんだよね。
読者からの抗議はないのかな?
私が天虹最終巻まで気になることは…
・宮子はどのような理由で発狂するのか
・氷高皇女はどのような理由で一生独身を決意するのか
・大江皇女は弟のように失意と悲しみを抱えたまま死んでいくのか(息子は立上がれそうもないけど…)
・穂積皇子は妹の死を乗り越えて男らしくなるのか
・則天武后はどんなふうに描かれるのか
・粟田真人はどんなふうに描かれるのか
・オリジナルの人物であるカムイはいつ登場するのか
・大伴坂上郎女は登場するのか(無理?)
・名前すら出てこない水主皇女は登場するのか
・道昭の弟子である行基は登場するのか(手記や残照記は説明的だったから)
・額田はいつまで若々しい美貌のままで生きるのか
…かな?
里中さん、早く新刊出してー。
私はどんな形で終わるのかが気になる。
やっぱり讃良が死ぬ所で終わるのだろうか
>>234 額田はいつの間にか死んでて讃良の海草シーンで出てくると思う。
「憧れ続けた額田も既に亡く、私ひとり残された…」みたいな感じで。
私はその逆で額田はいつまでも美しく生き残っていて見守ってる希ガスw
>>234のリストで気になるのは上2行だけかな
穂積とか弓削とその家族は激しくどうでもいい
逆に額田は讃良の後までも長生きして
「長屋王残照記」の氷高みたいに
全てを見届けた女になるんじゃないかという気もする
穂積のその後は結構気になる
坂上郎女がどういう存在になるのかとか
でもそこまでは描かれないだろうなあ
それに前に穂積の名を記した木簡が発見された時だったか
里中さんは例の「寒からまくに」の歌について
「女が生きている時に言ってやれ」みたいなこと言ってたし
あまりいい話にはならなさそう
>>234 宮子の事は気になるね。自分がどんなに可瑠の事を愛し尽くしていても、
亡き紀皇女には永遠に勝てないという葛藤・苦しみが引き金になるのかな?
坂上郎女と結婚の頃は元明(阿閉)だし無理だろうね…
>「女が生きている時に言ってやれ」
これも梅原猛氏がいっていたよなあ…結構パクリまくっているのに
絶対誰からとは言わない里中さん。
243 :
花と名無しさん:2006/10/18(水) 04:10:40 ID:FLdC1Ejn0
それはパクリとはいわないよチョン男
えっと…先生ですか?
やっぱラストは額田の回想でしょ
それはわかってるけど、そこに至るまでが読みたいのよ〜〜〜〜
さららサマ、お願いです!里中先生の夢枕に立ってください!!
でも、さららはそんな化けて出る系の女ではないとみた
額田と人麻呂の絡みはあるかな?あと、額田は弓削の心を最後に少しでも救ってやることができるのか?
「長く生きてきて恋をして…しかし私はまだ1人の若者の心を救う術すら持ち合わせていない」と悩んでいた姿が
切実だった。額田は自分の娘の十市の心を救ってやることすらできずに先立たれてしまったという不幸も経験して
いるから、せめて弓削を心を救うことで、報われてほしいなあ。
247 :
花と名無しさん:2006/10/19(木) 13:59:50 ID:wdSZRfxv0
>坂上郎女
結婚までは無理でも、まだ赤ん坊の頃の坂上郎女が穂積に会ったりして。
これも無理かな…。
>>247 「あたち坂上郎女。(バブー)」みたいな人物紹介のやり方はもう飽きたからやめて欲しい。
讃良亡き後の登場人物たちについては番外編みたいな形で描いてくれないかな
まあ本編が終わらないのに番外編もくそもないけどさ…
250 :
花と名無しさん:2006/10/19(木) 20:10:11 ID:t+coe91A0
さららさまは「やることやったし、もう安心。ふはははは」
と笑って死ぬのかな?
「天上の虹」のメインキャラで讃良没後も生きていて「長屋王」と「女帝の手記」に全く登場してないのって
・穂積
・志貴
・長
あと誰がいたっけ?
>>251 葛野…はメインじゃないかな?
忍壁って出てくるっけ?<「長屋」&「手記」
>>525 出てこなかったと思う。
「手記」には葛野の孫だかひ孫の淡海三船は出てくるね。
この時代でこれほど長寿な額田って凄い(何を今更)
天虹の鏡王はゲッソリとやつれたように亡くなったけど、
妹の額田はツルツルな美肌のまま安らかに眠るように息を引き取りそう。
>>254 額田は少なくとも60代まで生きていたことは確かだしね。
もしかしたらもっと長生きで80歳近くまで生きていたとも言われているし。
当時の人としては本当に驚異的。この人は歌人を通り越して哲学者の域に達していただろうね。
知識の底が浅い
低能漫画家
ただの淫乱色狂い
妄想漫画家がなにを勘違いしてか歴史家気取りwww
恥を知れ
額田は讃良の憧れの人だけど、里中さんの理想の女性像そのものだよね
しかし正直アンチ・エージングが過ぎると思うw
この人の作品で「愛とは!」と悩む女はパターン化しているのは有名だけど、
子供嫌いな女というのは、ほとんど出てこないな。
とにかく女は結婚すると、「早くあかちゃんほしい(はあと)」となる。
「あたし子供嫌いだから、うちはDINKS(古い言葉か?)
で行きましょう」というタイプはいないな。
あれは婦人科の病気で子供を持てなかった里中さん自身の思いが反映されてるんじゃないかな。
特に「女帝の手記」の孝謙天皇の
「普通に子供を産んでその子の手を引いて歩きたい」
ってモノローグなんか。
「夕焼けが見えない」って作品で子宮ガンの手術をした女性が
「産婦人科病棟ってやだな。子供を産む人と産めなくなる人が一緒に入院してるなんて」
と思う場面があったけど、それと根底で共通したものなのかも。
>>259 婦人科の病気っていっても子宮摘出された訳ではないし、相手さえいれば
子どもを産むことは出来たんじゃないの?
まあ欲しいのは分かるが、代理出産は行き過ぎ。
生存競争のリングに上がれないんだから
子が産めない体なのを受け入れて、
養子や里子を引き取るなりしてもっと社会的に貢献すればいい。
代理母がお産で亡くなったら責任とれないし。
それにしてもやりまくってもなかなか妊娠しないなあ>天上
262 :
花と名無しさん:2006/10/22(日) 10:14:58 ID:eBaSj9eg0
新刊まだ〜?
…と、今まで何度言ったことやら。
里中さん、体調を壊さないぐらいに頑張って〜。
>妹の額田はツルツルな美肌のまま安らかに眠るように息を引き取りそう。
紫の上のように、「亡くなっても美しい」みたいな感じかな。
>>261 私も子供産めない体になったら自然にさからうより
里子や養子もらったほうがいいと思う人間。
ちょっと宗教的な話になっちゃうけど
子供生めなくなったのも、親がいない子供がいるのも
悲しい運命だけど、それは血の繋がり以外の親子という縁もあるからと
子供が欲しかったら親を欲しがっている子供を引き取るのも選択肢だと思う。
でも赤の他人より血の繋がった子が欲しいというのも本能だから気持ちわかるんだよね。
ただ代理母がお産でなくなるのはビジネスである以上、それを了解した代理母にも責任あるので
代理出産依頼したほうが一方的に責められるのはおかしいと思う。
警官が犯人逮捕のさい死亡するようなものだから
危険なことしたくなければ、最初から金貰って大師出産せずに
ちゃんとした仕事できちんとお給料貰えばいいだけの話。
>>265 おもわず見ちゃいました。朝鮮半島サイテーと思った……。
どういう職業だよ。一夫多妻時代なんだから側室でいいじゃん。
庶子には科挙受験資格がなく
両班の家に嫡子が生まれないと
その家は没落するからシバジの需要があった
中国では男子なら誰でも科挙の受験資格があったが
李氏朝鮮では貴族階級の嫡出男子だけしか受験資格がない
朝鮮儒教が腐れ儒教と言われるわけだ
大元の中国儒教も結構腐っているし
>>260 あれ?30代のころ子宮ガンになって摘出したって聞いたよ。
全摘でなくても、放射線治療なんかもしただろうし、子供作るのは難しいんじゃない?
>>266 側室とか妾の子が跡取りになった場合、建前上は正妻が母親で母が二人になってややこしくなっちゃうというのもあったかもね。
まあ、日本でも生まれた子は正妻が育てて、親子の名乗りは一生できないという場合もあったし、正妻に男子ができた場合はお家騒動か、脇腹は冷や飯食いかだから日本がまともとも思わないけどね。
少なくとも私ならどっちの国の制度もやだね。
養子取るのが一番まとも。
えーと、そろそろスレ違いなんで天上の虹に戻りましょうw
作者の話なんだがどこがスレチ?
近親結婚を長く続けていれば
生存に不利な遺伝子が淘汰されて
障害児や虚弱児が生まれにくくなるんだってね
その前に家系が断絶しないのが前提になるけど
額田って実際あんなに長生きしてたの?
気のせいか十代の頃より美人になってるし
実際生没年に関する手がかりって、653年以前に皇女を産んだこと。
690年前後に弓削皇子と手紙のやり取りをしたことくらいじゃない?
そうすると630年代に生まれたとして、やっぱ60歳は超えてるよね。
でも私は、さらら様はもちろん孫の葛野の死も見取っちゃう気がする。
中臣大嶋が建立しようとして果たせなかった粟原寺を
715年に完成させたという比売朝臣額田なる人物が
額田ではないかという説があるんだよね
天虹には大嶋が額田に求婚する話もあったし
この説に従うなら葛野の死をも見届けてうんと長生きしたことになる
よく知らないんだけど、「朝臣」て称号、女性も名乗ったの?
>>269 テレビ番組に出た時、「子どもを産みたかったので、先生に頼み込んで
子宮を取らない方法にしてもらいました」と言ってたよ。
大ぬ娘も長生き。724年まで生きたんだよね。
作品中では、大海人にタメ口を聞く甘ったれの気分屋娘として描かれているけど、
死後に正二位を追贈されてるくらいだし、実際は天皇の妻としての品格をきちんと
備えていた格式の高い女性だったんだろうな。罪人である赤兄の娘でありながらも普通に遇されて
いたようだし、頭の足りない女性では決してなかっただろう。
>>278 でも、そのあとまた再発して、結局摘出したってインタビュー記事で読んだよ。
天虹の額田は、大海人(重体)の見舞い中でキスしたときに、
大海人の生気を吸い取ったからいつまでも若々しいのだ。
なんちゃって。
中大兄が死ぬときも何をしたかわからんな、それじゃw
ああ…額田はX-MENのローグだったのか…
大海人も未練たらたらだった最愛のひとにキスしてもらえたんだから
残りの生気吸い取られても悔いはなかろう
なんか、孫の葛野の方が老けてきてる。
「女帝の手記」の彼の直系の淡海三船も年の割には老けてるし。
額田の血統って女はいつまでも若く、男は老け込むのが早いとか?w
額田に吸い取られてるのかねww
すいません、分かってはいても坂上郎女って出てくると
やっぱり坂上二郎に見えてしまう。
288 :
花と名無しさん:2006/10/25(水) 11:32:44 ID:Ahtedc/k0
>額田
本当に藤原大嶋と再婚していたのなら、姉妹共々藤原氏と縁がある人物なんだね。
289 :
花と名無しさん:2006/10/25(水) 16:15:24 ID:BNzaAvKX0
トークショーか何かで、すでに2/3出来上がっているとのこと。
来年新刊に本気で期待して良い模様です!!
ほんと?
先生ガンガレ超ガンガレ
期待していいんですね?待ってますよ!
>>289 出来上がってるのは「天上の虹」で間違いない?
もひとつ着手するという話の「ブッダ」の方じゃないよねw
葛野は可哀想な子だったな……。
お父さんは物心つく前におじいちゃんに殺される。
母親は女としての生き方しかせずに親としての自覚なしで最後まで息子を置き去り。
だから実質、大友が死んでから孤児も同然だなと思っていたら
額田が大海人よりも孫に死に水とってもらうって言ってくれてよかった。
母性愛注いでくれるひとがちゃんといたんだってホッとしたよ。あの時は。
十市がろくでもない母親だったので余計にあのシーンはぐっときた
>>292 セブンアンドワイで見たんだけど
ブッダの本は今月既に刊行されてた。
>>294 おお、本当だ!
でもまだ出てないみたいね。
表紙はできてるから明日あたりかな?
情報、サンクス。
久しぶりに見たさららがこち亀本…orz
>>293 身分の高い女性は子育てなんてしないよ。
乳母が代わりに育ててくれます。
今上陛下はそれが嫌だったから、温かい家庭を築きたかった。
しかも母より乳母の方に愛着あるし…
ということで三千代の様な方が権力を持つのです。
授乳とかおしめは乳母がするけど実母が何もしないってことは無いよ。
教育面とかしつけで面倒みてくれるし。
精神的な面で母親として接することはいくらでもできる。
子育てに全く参加しないってのはそれは誤解ですよ
現に今上陛下だって戦時中に疎開したときは皇太后が心配してよく手紙くれたりと母親としての気遣いはしてもらっている。
十市は母親としての自覚が全く無くてほとんどネグレクト状態なのがいただけない。
子供のことはほとんど気にかけずにひたすら高市との恋のことばかりに全精力つぎ込む有様だもん。
幼い子供無視して、よくもまあ高市との恋の悩みにばかり身も心も費やせるなと呆れた。
(σ・∀・)σ300ゲッツ!!
2chてドラマやCMに出てくる「母親」にケチ付けて叩く奴多いな
>>299 十市が他のキャラと比べて底が浅い理由がそれ
他のキャラは、ヒロインからしても女として、母として、政治家として
色々な面から見た性格が表わされている。
十市の場合は女としての描写しかないから魅力乏しいのは仕方ない
原作者がマンセーしまくっている額田の引き立てにする為と思われる。
十市も偉大過ぎる?母親のせいでゆがんじゃったのかも
恋愛依存症だよね
大友や草壁と同じく、親のキャラが強過ぎたので正しい形で自己を確立できなかったと
ああ、そういえば三人とも、事情は異なるけど、自死の道を選んでるね。
305 :
花と名無しさん:2006/10/27(金) 00:40:20 ID:YXkTsI8rO
なるほど。意外にもかなり似た者同士だったんだ。
そう考えると親の過剰な期待に応えようと必死に努力してた大友は立派だな。
親がそんな息子を後継ぎにしてやりたいと欲だしちゃう気持ちもわかる
けなげだもん(高市みたいに親ではなく女の為にって動機だったら、中大兄もあんなに後継問題にこだわらなかったもしれない)
でも後半の大友はきちんと自己を確立していたと思う。
自分の美学を貫いて死んだ感じ。
相手が百戦錬磨で、良くも悪くも大物政治家気質になっていた大海人で
運が悪かったね、みたいな。
草壁は気の毒だったな。自己を正しく確立できなかったというより、
草壁自身は己の器を知っているのに、母親がゴリ押しして追いつめた。
持統天皇って政治に拘っていて、いかにも自分は良い政治を行おうとしていると
思い込んでいる割には、後継者選びはもの凄く公私混同。
草壁は政治機構が整った時の天皇に向いていると言っておきながら、実際天武天皇が
亡くなった時は草壁には全く向かない状況で明らかに大津向きに予定が狂っても
草壁の天皇に固執。自業自得なのに理解しないで、今度は孫の即位に執着で同じ事の
繰りかえし。
呂后と違って自分は国の為にやっているといいつつ、結局は自分の血にこだわっているだけなんだよね。
本人がそれに全く気付いてないあたりがいたいというか哀れというか。
息子が死んでも全然自分の過ちに気付かなかった。
草壁は現代に生まれていたら受験戦争の時に過労死しそう
>>新刊
気になるなあ、額田が次に狙う生気のターゲットが(爆)
次のターゲットこそ讃良様だろうw
いややっぱりより若い方がいいだろう
ということで弓削→あぼーん→高松塚逝き?
やっぱり次は弓削だろうねw
しかしまあ弓削はいいとして、母親の大江がこのままではあまりにも憐れなので
彼女だけは死ぬ前に救いの道を開いてやってほしいな。川島の件以降ふさぎこみすぎだ。
てか大江って、中大兄の娘達や大海人の妻達の中でも一番ブサイクに描かれていて非常にかわいそうだ。
大江は性格はいいのにね……。
川島のせいでとばっちり受けたのに弟思いで優しい姉さんだった。
川島も過ち犯したとはいえ見舞いにきてくれた大江に自分のせいで迷惑かけてないか気遣ったりして。
比べると穂積と紀の身勝手な罵りあいはあまりにも醜かった。
穂積の言い分は実に正しいけど、自分だって同じ事したんだから、似たもの兄妹としか言いようが無い。
どうでもいいキャラは老けるのが早い
うーむ…身勝手だけどあれこそ兄弟姉妹のリアルな喧嘩って感じだったな
あとで穂積が泣きながら「お前…ばかだな」って死んだ紀の遺体にモノローグで語っているの
凄くぐっと来たけど。
似たもの兄妹だからこそ、相手の嫌なところ=自分の嫌なところで、
兄妹だからこその気安さでお互いにずげずげと罵りあってしまう。
けど、嫌いあっているわけでもないから、いなくなれば純粋に悲しい。
穂積・紀は、そう言う意味では普通の兄妹だな、って思う。
穂積と紀は子供の時から普通に一緒に育ってきた兄妹って感じ。
大江と川島はお互い、どことなく他人行儀な距離というか遠慮が見える。
中大兄と大海人の子供の養育方針の違いによるもんかな?
まあ、大江と川島の方が実際当時の身分の高い姉弟の関係としては違和感ないけど。
穂積と紀ってなんでも本音で語り合える兄妹として描かれてるね。
17巻でもズケズケとお互いの恋愛結婚事情に踏み込んで物言ってるしさw
あと忍壁んとこの兄弟姉妹は連帯感が強い感じ。
母親の家事姫も子供達に対してすごく心配ってたしなあ。
恋愛の歌を残している穂積と紀の兄妹は、実際にもわりと奔放な人達だったんだろうな。
反対に末の妹の田形皇女は、伊勢の斎王になっている経歴からすると、兄や姉とは違って
奔放さとは無縁の慎ましい性格の女性だったんだろうな。斎王退下後は普通に結婚して
子供を生んで、50代半ばまで生きたみたいだね。
まあ田形皇女の斎王就任は持統の死後だから、彼女が作品中に登場することはなさそうだけど。
>>老けるのが早い
そういえば、公式ページで張ってある「20巻の原稿より2ページほどご紹介」で、
忍壁皇子が気苦労と責任の重圧のせいか、以前より老けこむか、疲れているように見えたのが印象的だった。
穂積はただ小心者で流されやすかっただけで根は悪くないからね。
もしも但馬が高市と仲良くやっていたら不倫なんてしようとしなかったと思われる。
でも紀は完全に確信犯だよねえ。あいつは根っからのわがまま娘だから
紀の死に穂積は悲しんだけど反対に穂積が死んでいたら涙一つ見せずに、「馬鹿ねえ」とさらりと言ってたと思う
その穂積が中年になると出世するんだよね
>>320 確かに、穂積の遺体を見ながら涙ぐむ紀ってのは想像できないなw
彼女が涙流すのって、いつも自分のことについてだけだよね。
人麻呂が左遷されたときも、彼のことを思いやってじゃなくて、自分の歌を書き留めてくれる人がいなくなったことを嘆いての涙だったし。
穂積絡みのエピソードといえば、和女ちゃんが好きだったな。
故郷に残した恋人への思いや先輩からのイジメで最初は弱気だったのが
だんだんと強くなっていって自分の生きる道を切り開いていった姿が良かった。
穂積の愛情が自分に向いていないということが分かっていても「それでもいい」と卑屈にならず
穂積の安らぎでいようと決心した時、この子は本当に強い女になったんだなーと感じた。
対して弓削のとこの采女・立野はちょっと要領が悪すぎたな。
まあ弓削も似たようなものだが。あの時、立野を追い出したりなんかせずに
側室にするなりの懐柔策を取っていれば立野に裏切られずに済んだものを・・・。
立野も不運だったよね。穂積は臆病者だけど優しいからその点和女は運が良かった。
妊娠したらちゃんと側室に迎えてくれたんだもん。
反対に立野はあれだけ弓削に尽くしたのに妊娠したっていっても堕ろせだから……。
要領が悪いというより使えた主人が悪かったと思う。
あのエピソードみてたら穂積がすごくいい奴に見えてきた
まぁ立野はちょっとおしつけがましいし
和女は悪く言えば愛情より、寵がもたらす利益の方が大事な計算高い女。
どっちもどっちだなぁ…
和女で思い出したけど和女は皇族じゃないから正妃ではなく賓だっていっていたけど
それって側室の中でどの程度の身分なんですか?
ちょっと前の時代で、皇族出身の妻は妃、中央貴族出身の妻は宮人、地方豪族出身は夫人って説明あったから
そのどれとも呼び方違うし。それとも呼び方が変わったのかな?
中央貴族と地方豪族が逆
>>324 立野は主人である弓削の神経を逆なでするような行動をとりまくりでイマイチ賢さが足りなかったと思う。
弓削の性格をよく知り尽くしておきながらも、それを上手く操れなかったのは非常に痛かったな・・・。
弓削の出世&結婚が決まった時にも、しつこく紀皇女の事を持ち出して迫ったりするから悪い。
何度か「余計なことするな!」とか「余計なことを言うな!」と弓削に叱られていたはずなのに
学習能力が足りなすぎ。
>>325 采女は皇子の寵愛を受けて子供を産めば、賓としての立場を与えられるし、
実家の繁栄にも繋がる。どの采女も実家の期待を一身に背負って上京する訳だから
別に和女が計算高いということはない。どの采女も主人の寵愛を得るために必死になってるんだしね。
>>328 それと采女は一族の期待の星=それだけの器量を一族から認められた女性。
皇族には及ばないにしても、そこそこプライドが高いんじゃないかな。
国元なら、お嬢様&お姫様としてちやほやされていたんだろうし。
ついでに、一族の期待を考えると、
釣った魚を逃がすもんかって立野の執念も分からなくもない。
恋とか愛なんて純粋なものではないけどさ。
「ブッダをめぐる人びと」購入。
このテーマってどうしても神秘主義というか、超現実的なエピソードが出てきがちだけど、
そういうの極力排して、ブッダと周囲の人々のエピソードも合理的に描いてるところが個人的には好感を持てた。
里中さんが他の漫画家みたいに変に宗教がかっちゃったらやだな、と思ってたんで。
ブッダの教えもわかりやすく説かれてて、上質の漫画による仏教書になってると思う。
>>330 レビュー、サンクスです。
本屋で見かけたんだけど、サイズが大きいので
文庫化されるまで(されるのか?)待とうかと思ってしまった。
収納場所を確保できない〜。
オペラシリーズは文庫化スタートしたので今月の2冊は買った。
宗教くさくないのはいいけど、テーマがそのうち「愛」になりそうで…
>>332 一応「ブッダをめぐる人びと」は1冊で完結しているから、「そのうち」は心配しなくてもOK。
あとがきによれば、超能力者ではない人間ブッダの
「生命について真剣に考え抜いた情熱」による「ブッダをめぐる人びと」の心の再生が描きたかったとのことです。
…でもこれからブッダの人生を描いた連載が始まるそうだから、そっちの方はどうなるかはわからないけどw
>>332-333 なるだろうねぇ里中さんだから。<そっちの方
なんかこう登場人物が舞台中央で、「愛・・・それはロマン」とかなんとか
歌い出しそうな話が得意だしw
宝塚ぽいなw
宝塚で天虹やったらどうなるんだろう
歌い踊る十市皇女… 見たい気もする
唄い踊る草壁・・・
漫画が原作じゃないけど、昔、宝塚で「茜さす紫野行き」とかいう額田王がヒロインの舞台をやったらしい。
「茜さす紫の花」という演目でしたな。
自分が子供の頃に、その舞台を細川智栄子氏が漫画化したのを
読んだことがあります。
>>337 激しく見たいwww
かる、おびとと男子は草壁ちゃん系
氷高さまに子があったらどうだったろうと思う
流れブッタ斬りで終わった話持ち出して悪いんだけど、サララが大友嫌い(?)なのは幼くして他界した実弟の健の存在があったからじゃないかな・・・。
死んでから思い出してるとこみた事ないけどww総領息子はあんたじゃないのよ!!って。
健が健常で成人してたら歴史も変わったんだろうか。
>>341 健は幼い内に亡くなっちゃったし、健のことは関係ないと思う。
中大兄が大友にえらく愛情を注いでるから、それに対するヤッカミが少しはあったのと、
武市贔屓だから(武市&十市が幼い頃から仲が良かったのを見てきているので思い入れが深い)
武市&十市を引き裂いた大友に対しては自然と相容れない存在として見てしまったのかも。
それになんといっても夫・大海人の出世を妨げる最大の壁だったしね。
健を絡めるとしたら「健はお父様にあんなに構ってもらってなかったのに
なんで大友は!」って感じかと思う。
讃良はべつに大友のことは嫌っていなかったと思う
それ以前にどうでもいい存在だったという気がする
大友に興味が無いに同意。
自分と違って大友の母ちゃんの身分が低いから。
その身分低い奴を太政大臣につけたから俄然いきりたってきたんだろう>讃良
>>老けるのが早い
倭姫は老けるどころか、体重が増えた。
そういや、中大兄の皇后時代は父親の件から立ち直ってなかったのか、若い頃よりやせてたねw
讃良は大友のことなど、はなっから意識していなかったよね。
大友自体に害はないし、能力的にも大海人を脅かす存在ではないし。
讃良が大海人を脅かす存在として危惧していたのは、中大兄とその重臣(特に赤兄)
能力の点では微妙だな。
何せ父親が、当時の一流の教育団をつけて育てただろうし
大友皇子本人もやる気満々で勉強してた訳だし。
成長していくにつれて、大海人は不安はもってたと思うよ。
大友皇子は入閣(というのか?)してからも、特にこれと
云った失敗してないし。失敗してたら日本書紀で鬼の首でも
取ったように書き立てると思う。
>>350 「能力」というのは政治家・統率者としての能力ね。
大友は学識があったし、天皇の息子として申し分ない知性・品格を備えていたけれど、
トップに立つ者としてのリーダーシップや狡猾さには欠けていたと思う。
カリスマ性や洞察力では大海人の方が俄然上。
とにかく大友は相手が悪かったとしか言いようがないね。
少なくとも大友の能力は、ひ弱な草壁・珂瑠よりはずっと優れていたと思うし。
もし草壁が大友レベルの能力を備えていれば、国家安定時の天皇として最適だったと思う。
>>351 まぁ大海人に本当にカリスマがあったかどうかはわからないよね。
勝者が書き残した歴史書からは。
>もし草壁が大友レベルの能力を備えていれば、国家安定時の天皇として最適だったと思う。
同意。それなら、大津と比べられてもなんら問題はなっかただろう。
向上心もあり、努力家。老成すればあんがい天智・天武より賢帝になったかもしれない。
実際の大海人にどれだけカリスマ性があったかは分からないけど、
相当な忍耐力と洞察力、狡猾さがあったことは確かだろうね。
人心を掌握する術もそれなりに身につけていたとも思う。
ただし、跡継ぎ問題のことに関しては、詰めが甘かったかも。
結局は中大兄と同様、自分の死後に混乱を招く結果となってしまった・・・。
草壁を皇太子に決定したのなら、大津を必要以上に重用するべきではなかったし
もし大津を重用したいのであれば、はじめから草壁を皇太子にするべきではなかったね>大海人
まあ、若い大友皇子と経験積んだ中年大海人とでは
比べるのもちょっとなぁ。
22や23歳の頃の大海人と、太政大臣になった頃の大友
皇子では、大友皇子の方が上かと思う。
そういえば、大海人って忍者なんだよね、確か。
>大海人って忍者なんだよね
「遁甲を能くしたまひき」って書紀の記述だね。遁甲は忍術の事と書紀の中にある。
それを元にぶっとんだ解釈をする歴史家や作家さんもいるけど、三国志の孔明と
同じようなもんで、博識で多才ってくらいで実際にスゴイ技使ったりはしてないと
思うよ。
大友はやっぱり若くて経験値が足りなかったよ。天文遁甲までカバーしてる老獪な
大海人に負けたのは仕方ないね。中大兄が長生きしてたら歴史はまた違った方向に
進んでたんだろうな・・・
さららが大友嫌いなのは見ててありありとわかる。
自分が父親に愛されなかったからというのもあるかもしれないけど。
夫の障害といっても大友自身には何の罪もないし
障害になってきたのは大友が成長してきてからなのに
大友が皇位継承者として全然有力候補じゃなかった幼年時から
見てて見苦しいくらい冷たい態度とりまくりだったからね。
十市と大友の結婚が決まった時だって
別に大友が悪いわけじゃないのに、高市たきつけてその気にさせたし
山辺に対する態度といい、腹違いとはいえ弟妹なのに、一欠けらの愛情も持ってない冷たい人間
そういう人間だから晩年自分が誰よりも愛した息子に嫌われるという報いを受けたんだろうけど
>>359 まあ、讃良さまだって夫や弟の事がなくても大友皇子とは
仲良くならないだろう。
喧嘩した訳でもなく、何となく苦手な人っているじゃん?
そういう感じなのかもしれない。
讃良さまも夫や子供と結局しっくりいってないし、結構人
付き合い下手な気もする。
姉の太田は誰とでもそれなりに仲良くできるタイプなのにね
大友は子供の頃は嫌味なガキだったけど
成長するにつれてかなり性格よくなってきてた
まわりから「さすがは大友様」とちやほやされても
「もっと努力して」と向上心もって、天狗になってなかったし
足りないのは母親の身分と、あとせいぜい人生経験だけだけど
大海人が大友くらいのときなんか、兄の影にかくれて全然目立たなかったこと思えば
将来性はかなりあったと思うけどね。
息子のかどのも、あの脆弱で被害妄想激しい母親の息子とは思えないほどしっかり者だし。
長い目で見ると、大海人→草壁→かるより、どうみても中大兄→大友→かどの、のほうが
ずっと優秀なラインなだけに、主人公側が一方的に正しいとは思えないんだよな
もしも阿閉が赤兄の娘だったら、いくら賢くても美しくても草壁の妻にはさせなかっただろうね。
讃良の山辺に対する態度だけは、擁護できないものがある。
山辺が亡霊になって現れた時に「確かに私は赤兄にこだわって山辺をうとんだわ。
だからそのこだわりをなくそうと、赤兄の孫の紀皇女を珂瑠に娶わせたのよ!!」って言っていたけど
言い訳がましいよね。山辺に対しては「私がこだわりすぎた」ときちんと謝罪するべき。
>こだわりをなくそうと、赤兄の孫の紀皇女を珂瑠に娶わせた
これって完全に後付だよね。讃良が紀皇女に珂瑠との縁談を薦めた時には
そういう伏線はまったく描かれてなかったし。
>弓削と穂積
弱りきった太田を「暖めてあげるから」と抱いて無理をさせたあげく、
その太田が亡くなったら「俺はもう神を信じない」と責任転嫁して、
自分の責任を微塵も考えない大海人が一番極悪。
JRの高田馬場駅(早大の近く)がリニューアルするというポスター
あら80年代の少女漫画チックなポスターと思いきや
里中センセの絵ですた。
ガイシュツならスマソ
>>363 激しく同意。
大海人→草壁→軽→首のラインは、ほんと駄目駄目になっていってる。
草壁は勉強は頑張ってたし、大きくなってからはちゃんと大津達と狩りに
行けるくらいにはなってた(讃良が駄目出しして行かなかったけど)、
軽は甘やかされて気概なんか無し、首となると見るも情けないありさま。
本人の資質はともかく、子育ての失敗という感じが強いね。
讃良や阿倍も悪いが、父親も子育てを放棄してるのも良くない。
>>368 それでもカルは「長屋王残照」では死の床まで自分の後任にについて、それなりに配慮を巡らして、
最後まで最高権力者としての責任放り出したりしてないだけ、父親や息子よりはましではないかと…。
結局、女が強すぎると男がダメになるという仕組なわけだ
かるの場合は能力云々以前に生まれつき病弱ってのも大きかったしね。
あへは娘達の教育は大成功したし、かるに大してもさららみたいに押付けがましくなく
むしろ、息子の能力や器を見極め、過大な期待や強要は一切してなかったから
あへはいい母親だと思う。さららみたいに無理やり息子を皇位につけてわけじゃないもんね。
しかし、草壁→軽→首のクローンはどうにかならんかったのかな。
軽なんて史実では弓や乗馬を嗜んでいたんだから、病弱ではなかったはずだし。
馬なんて病弱だったら乗ることすら出来ないぞ。
確かに若くして亡くなったけど、無理に病弱にしなくても良かったのに。
>>372 逆に長岡版かるは本当に優秀な子として描かれているんだよね。
大津と草壁のいいとこ取り、みたいな。
残照記の文武天皇(珂瑠)は真っ先に亡くなってしまい、出番が少なかったので天虹に期待です。
珂瑠が夭折した原因って、建皇子みたいに近親婚のせいかなあ。
でも実姉の氷高が長寿だったことを考えると近親婚が原因という線は薄いな
まあ、持って生まれた体質なんかもあるし。
近親婚だけが悪いとも言い切れないよね。
優秀な子ほど若くしてポックリ亡くなる方が家族のショックがでかいと思う。
色々言われてるが草壁自身は決して愚かではなかったような気がする。何巻
だったか忘れたが、さららが「律令制(?)を整えてるから人格優れた者が
帝になれる」(うろおぼえ)と言ったのに対し、「無理がある。律令が整う
までまだ多大な時間がかかる」と思った草壁は結構思慮深いとオモタ。
自分の器を理解してるのは評価できるな。
長岡版で草壁の事を
「あの方なりに聡明だが、周り(大海人、讃良、大津)が
大きすぎるのです」
って言われてたな。この評価が一番しっくりくる。
長岡版の草壁は大津のためにわざとアホっぽく振る舞っていたんだっけ。
大名児に送ったそれぞれの歌で大津は叙情的だが草壁のは単純みたいな
事よく言われているけど、私から見るとあんまり違いがわからない。
草壁の悲劇は本人がしっかり理解できた自分の器を
肝心の母親が全く理解せずにむりやり重圧と言う名の水を注ぎまくったこと
>>382 そうかな?
私はやっぱり大津の歌の方がインパクトとより大名児への情熱が感じられるけど。
草壁の歌は長岡版の彼の言葉じゃないけど、「とおりいっぺん」という感じ。
それが両者の歌才によるものなのか、相手に対する想いの深さによるものなのかはよくわからないけど。
まあ、自分が貰ったら、大津の歌の方に惹かれるだろうな。
親は子を選べんけど、それ以上に子供は親を選べないからなぁ……
里中版の草壁は本当に可哀想。母親に殺されたようなものだよね、あれは。
讃良がもう少し子離れ出来ていれば良かったのに。
長岡版の方も草壁への思い入れは相当のものとして描かれてたよね。
彼が亡くなった時、氷高の目からは、「狂乱」と映ったようだから。
むしろ、里中版の方がそこまで外見的には取り乱してなかったみたい。
氷高はシッカリしすぎていて子供らしくないが、
うつ病の父親とその世話をする母親の光景を物心ついた頃から見ていたという家庭環境や、
姉として弟妹を守らなければという感情で、ああいった性格になったと思う。
氷高に限らず、しっかりしてる所を逆に可愛いと思ってくれるような
大きな器の男だったら長続きしそうなんだが・・・。いかんせん
さららもあへも旦那はそういうタイプじゃなかった。
>>388 草壁と阿閇は年が近い(姉さん女房だっけ)だからしょうがないけど
大海人はかなり年上なわけで・・・ダメな男だねぇw
唯一新田部はいい線いってる。
大海人は女に関しては、本当に『妻』という位置づけしかできなかった人だね。
さららを妻の中では別格に思ってても、悪い意味で別格だったような。大海人は
野心家だけどそういう大らかさはなかった。
さららの話に限らず、里中作品の中では自我の強い女性に疲れてしまう
男がよく出てくる気がする。
388さんが書いているような、器の大きいタイプってあまり印象に残ってないし。
里中さんの実体験なのかなぁ。
>>145 >>297 読みました!少しだけどさらら様に会えて嬉しかった。
あれ描き下ろしだよね?
里中さん天上の虹のこと忘れてなくてほっとした。
>>382 長岡版の草壁は、大名児のことをそれほど想っていない風だったね。
母親(讃良)が気に入った娘だから仕方なく…て感じだったような。
不比等に対しての「そなたならもっと情熱的な歌が書けるのだろうな(ニヤリ)」が結構好きだ。
>>392 自伝的なエッセイやインタビューでは、里中さんの両親の思い出が彼女の恋愛観に強く影響してるらしい。
子どもの頃、お母さんから
「お父さんとお前達子供どっちを取るかといったら、お父さんを取る。
私とお父さんは本当に愛し合っているんだから」
とか言われたとか。
もしかしたら、両親がそういうタイプのカップルだったのかな?
397 :
花と名無しさん:2006/11/09(木) 12:10:37 ID:LISdamSGO
草壁皇子の歯が陵から発見されたそうだけど、DNAを取り出して復元できないものだろうか…
>>394 それを子供に言っちゃうのか。凄いな。
てかご両親(むしろ母親?)は何故にそんなに余裕がなかったんだろう。
比べるのもどうかと思うが長岡版は明瞭で白黒をつけた作風だね。その分
物語めいてる。大して里中版はグレーゾーンが多いというか妙に理屈っぽい。
昼ドラみたいな感じ。
里中さんの漫画は昔からそうだよ。
アリエスの乙女たちなんか高校生の話なのにドロドロの昼ドラ。
アリエスの乙女達か……あれ読んでムナクソ悪くなった。
普通はヒロインとその恋人の恋を応援してやりたくなるものだけど。
ヒロインの彼氏が付き合っていた彼女に対する態度が酷すぎてさいてーとか思ったよ。
妊娠させておいて「遊びだっただろ」って……相手は本気だったのにさ。
しかも結局子供の為に責任とって結婚したら男の姉からは
「憎いわ、憎くないわけがないわ。あなたは妊娠をたてに弟に結婚迫ったのよ。
あなたは私の弟の人生をめちゃくちゃにしたのよ」だもんね。
高校生の彼女を孕ませた弟のことは棚上げしてさ。ま、姉さんも人の旦那寝取るような自己中だから。
あれほど見ててむかつく漫画はないな。
アレ見た後で天上の虹みると、さららの息子に対する狂愛が微笑ましい母の愛に見えるよ
いや、あの当時はああいう自己中なヒロインが結構多かったよ。
里中マンガに限らず。
別の作者の作品で、本当に好きな男を犠牲にしないため、他の男を犠牲に捧げて自分にかけられた呪いから助かろうとするヒロインとか、
もっとむかつくのがいたもの。
>>他の男を犠牲にした自己中ヒロイン
そりゃ凄い;
自己中といえば一条ゆかりの作品で、母親が他の男と再婚して、
息子が「よくも僕から母を奪ったな」と個人的な恨みで再婚相手の娘に復讐した(強姦までさせた)男がいたな。
その男はラストで自殺したけど。
昔の漫画って、今読んでみると結構ギリギリラインの話が多いよね。
>>402 そ、そんな凄い漫画を、あの有閑倶楽部の一条さんが描いたんですか?
そんなに憎いなら母親の再婚相手を犯すのが筋ってもんだ。
なぜ罪の無い娘に……かわいそ
>>404 さすがにノン気じゃ義理の父親は犯す気にはなれないだろうw
>>402 何というか・・・復讐したいなら本人にしろって感じだね。
何の罪もない娘に、しかも陵辱。陰湿過ぎ。
いっそ義理父と拳で語りあえばよほどすっきりするものを。
・・・そういうタイプじゃないからこんな事をするのか。
里中さんのギリシア神話読んでたら神への誓いを破った王が
罰として妃を狂わせられたり、夫に裏切られた女が
夫を罰するためにわが子を殺したりという話があったな
憎い相手に直接何かするより相手が一番大事にしているものを
めちゃくちゃにして苦しみを味わわせるというやり方は
昔からあったんだなあと思った
有間皇子もはじめは、憎き中大兄に対して直接何かするのではなく、
その娘の讃良を弄んで間接的に中大兄を苦しめてやろうという考えを
持っていたけど、それは間違ったことだという事に早々と気付いたよね。
有間皇子は立派な男だった。赤兄にまんまと騙されてしまった事はちょっと
未熟だったけど。
本人ではなく周りの者に、という考え方自体負け犬根性が染みついてるねぇ。
やっぱ昼メロだな。当時はそういうのが流行ってたんだろうか。
有間は自分が卑怯な男になりたくない、という考えは立派だが
他人もそうだという事が解ってないから、簡単に騙されたんだ
と思う
長屋も同じタイプだったな。
「他の人はあなたほど高潔じゃありませんよ」
とか大伴旅人に忠告されてた。
412 :
花と名無しさん:2006/11/12(日) 10:59:48 ID:oMk+LmQz0
>>404〜406
402の者ですが、その作品の自己中男は
「奴等(母親と再婚相手の男)が一番大切にしているものを傷つけてやろう」
と、その再婚相手の実娘に復讐したみたいです。
その後、娘と自己中男は愛し合うようになりましたが、
娘が自分に酷いことをした黒幕が目の前にいる自己中男と知ってしまい、
そして自己中男は自殺するというオチです。
一方的に恨んで、復讐して、愛し合い、全てがばれてオジャンになるというのは、同作者の「デザイナー」に似ていますね。
とにかく、一条ゆかりさんの漫画で一番嫌いな作品です。
立ち読みだからタイトルは忘れましたが、作者のどこかの文庫本に収録されてた作品でしたよ。
413 :
花と名無しさん:2006/11/12(日) 11:11:54 ID:oMk+LmQz0
>>406 再び402の者ですが、その自己中男は拳で語るような男じゃなかったですね。
女の子のように細い美少年で、髪型もデザイナーの結城朱鷺に似ています。
美少年が陰湿な復讐をするなど、本当にデザイナー似てた作品でした。
414 :
花と名無しさん:2006/11/12(日) 11:22:20 ID:oMk+LmQz0
>>407〜409
また再び402の者ですが、
補足が多くて、連続投稿という形になってしまいました。
失礼します。もうしません。
>>憎い相手に直接何かするより相手が一番大事にしているものを
めちゃくちゃにして苦しみを味わわせるというやり方
まさに、それですねw
そういや前に昼ドラでドロドロの内容のやつで、
原作が一条ゆかり先生のマンガのやつがあったよ。
何かは忘れたけど外国が舞台なのを日本に変えてやってた。
なんだかレディコミで似たような漫画みたことある
一条ゆかりさんじゃないけど。
主人公の父には愛人と娘がいて(その娘は戸籍上は愛人の前夫の娘だけど、実は主人公の父の娘でつまり主人公の異母妹)
主人公の母と離婚して愛人と再婚しようとするけど、母は断固拒否。
でも母は病死してしまい、その時に父は見舞いもしないという冷酷な態度をとる。
主人公は母の恨みを引き継ぎ、父が愛人と再婚した後、父と愛人の娘を痛めつける。
幼いヒロインに性的虐待して、そのヒロインが成長すると、友達と二人で輪姦。
主人公曰く、まだ子供で力のない自分が父と後妻に復讐する手段は裏で二人の一番大事なものを傷つけるしか方法がなかったと。
ところがヒロインがこれまた馬鹿で、そんな目に会っても兄を慕う(ヒロインは義理の兄だと思っており、腹違いとはいえ血が繋がっていることは知らなかった)
主人公は酷い目にあわせる自分を愛し続けるヒロインに途惑うばかりで
(母が死んでから、唯一の肉親の父は憎悪の対象で、家族はいないも同然で孤独だったから)
自分を愛してくれる妹をいつの間にか愛するようになってしまう。
やがて主人公は、いずれ父の会社を継いだら、この家から父とその後妻を追い出すことで復讐するとヒロインに通告。
それまでは自分の気持ちを悟られないように父にはいい息子のふりをして
その為に、父が気に入った見合い相手とも婚約。
ヒロインはショックを受け、さらに主人公から「おまえは義理の妹じゃなく血が繋がっている」と言われダブルショック。
戸籍上の父に確認すると事実だったので、兄に愛を告白しながら自殺。
それを見た主人公も「おまえと過ごした日々だけが幸せだった」と後追い自殺。
で、二人の子供の心中された父は抜け殻みたいになり、後妻はこれが自分達の罪に対する罰なのかと悩み。
結果的には復讐成就&愛する二人は死ぬことで結ばれるという、ハッピーエンドだけど後味悪かった……。
>>415の原作は「砂の城」ですね。
舞台がフランスから強引に日本に変えられたから、
原作知ってる者の目にはギャグ作品としか映らなかった・・・。
>>416は多分津雲むつみさんの「椿散華」だと思います。
救いのない話だった・・・。
>>417 多分、そうだと思います。作者が○○むつみだったことは記憶にありますから(苗字は失念しました)
>>397 できても、たぶんがっかりする結果になると思う。
津雲さんは不倫に関する話を色々と描いているが(「風のロンド」とか)、
「椿散華」みたいな悲惨な結末の話は珍しいと思った。
子供に死なれるのは不倫の代償としては大きすぎるよ・・・。
>>402ちょっと待て!!ほんとにそんなひどい話一条先生が書いたのか??その本もニュアンスとかあるし話だけだとひどいけど、ただひどいだけじゃなく先生のいいたいことは別にあるんじゃないのか!?
タイトルもわからんものに先生を批判ともとれない書き方をここでする必要性が一切感じられない。
そのうろおぼえさなら他の作者ってことはないのか?
>>420 でも、あの馬鹿夫婦は、そのくらいの思いしないと反省しないから。
特に親父のほうは、死んだ先妻や息子に対する態度からみても
罪悪感の欠片もなかったし、あのくらいやらないと、あの夫婦に対する罰として見合わないってことでは?
漫画ギリシャ神話全巻持ってますけど
愛=何をおいても男に思い込むこととしか思えない思想の里中さんが描いたとは思えないほど、しっかりした女キャラが多くて実に見ていて清々しかったです。
アリエスの乙女たちをはじめ、本当に見苦しいくらい男への愛だけにのめりこむ連中が多かっただけに。
原作が違うと里中さんでも、ちゃんとした女性キャラ描けるじゃないですか。
「だから男って!」「だったら言わせてもらうわ。女は仕事より子供が大事なのよ。子供を作りっぱなしの男と違って」「男の愛は『欲しい』という意味でしかないわ。愛よりも約束よ」と
当たり前のことなんだけど、天上の虹でも紀や十市をはじめ、男への愛だけに縋る女が多かっただけに、すごく良識的に見えた。
あっちは全知全能の神だから。
夫や恋人が浮気したり裏切っても全てお見通しで
「神である私の目をごまかせると思ってるの?」
と即報復。
里中さんの神ならぬ人間の女性キャラがやたら愛にこだわるのは、男の本心が見えない不安の裏返しなのかも。
いや人間の女や、ニンフ(妖精に当たるらしい半神半人の存在)も、男に縋らない女は大勢いたよ。
エレクトラみたいに父や弟のために強く生き抜いた女とか。婚約者に執着せずに自分の信念つらぬいたアンティゴネとか。
里中さんが描くので心配だったけど、おおむね原作のギリシャ神話に近いイメージでキャラ作りされてて良かったです
夫の留守を二十年間守り続けたペネロペもいいキャラだった。
でも、ペネロペは強いけど、愛が全てとかこだわってるところはやっぱり里中漫画のキャラだと思ったな、私は。
エレクトラとアンティゴネはさすがに家庭状況が恋愛観に影響してるんだろう。
なにせ、エレクトラはエレクトラコンプレックスの語源になってるし、アンティゴネも父親がエディプスコンプレックスの語源になってるんだから。
あれで、恋愛至上主義だったら、むしろ、精神と人格疑ってしまうw
愛は愛でも理性的な愛だからペネロペの場合は里中的愛とは全然違うよ。
里中的男女愛はお互いのことしか考えない、お互いの悲劇しか見えない、お互いの自己陶酔だけでなりたって、ただ相手に対する盲目的愛のみ。
ペネロペの愛は盲目的な女の愛ではなく、妻としての愛、母としての愛だよ。
原作ギリシャ神話で、そういうキャラだから里中もさすがにアホな女にはできなかったんでしょ。
もしも原作が里中だったらおそらく十市みたいに、ただ泣いて引きこもり状態になり、舅と幼い息子が留守を守るという展開になったと思う
>里中的男女愛はお互いのことしか考えない、お互いの悲劇しか見えない、お互いの自己陶酔だけでなりたって、ただ相手に対する盲目的愛のみ
ちと、そう決めつけるのは乱暴かと…
まあ、そういう人物もいるけど、一概に「ギリシア神話」以外でもペネロペみたいなのはいるしね。
たとえば、「あした輝く」の母親の方(今日子だっけ?)なんか、ペネロペとよく似た設定と性格のキャラだと思うな。
個人的には「ギリシア神話」と並んで一番好きな作品なんだけど。
他にも、特に脇キャラはこういうタイプが少なくないと思うよ。
>>428 里中さんの男女愛?って
片方は入れ込むけど、もう片方は冷淡あるいは淡白、もしくは臆病で
うまく燃え上がらないのばっかりだと思うけど…
すくなくとも天上の虹の恋愛はそんなんばっかり
>>428 >盲目的な女の愛ではなく、妻としての愛、母としての愛
↑
全然タイプは違うけど、「あすなろ坂」のさくらを思い出してしまった。
彼女も「女の愛」としての恋愛にはクールというか、自分とはあまり関連づけなかったけど、
「妻」や「母」としての家族愛には豊かな女性だったと思う。
しかも、いったんそれに目覚めると、他の母親への想いにも心を向け、共感できる人間だった。
(独身の頃はめちゃ自己中だったけど)
どっかのネットでそれぞれ出征したさくらの夫と緑の夫のうち、さくらの夫だけが生還できたのは、
「何があっても、無事でいてね、戦闘が始まったら、弾が当たらないところに隠れてね、
生きて還らないともう愛してなんかやらないんだから」
というさくらからの強いメッセージが発せられていたせいだって意見を見たけど、
復員した時の彼の言葉をみると頷ける見解だと思った。
去年に引き続き、正倉院展の子供向けの冊子に、
里中さんのエッセイが載っていた。
文の内容からすると挿絵の人物は、
首と光明子みたいだけど、首は大海人みたいな感じに、
光明子も女帝の手記とは、かなり違う感じだった。
里中さんの中で心境の変化でもあったのかな?
だいぶ前だけど、NHKの日曜美術館で正倉院展やってたね
聖武天皇と光明子が仲むつまじいようなこと言っていたけど
これ読んでると仲むつまじいなんて全否定したくなる・・・
434 :
花と名無しさん:2006/11/14(火) 13:00:18 ID:BsVKLNNr0
>>相手ではなく他者を傷つけて復讐する
そういや、王家の紋章でもアイシスが弟のミイラを見世物にしようとするライアン兄さんを恨んでいて、
ライアン兄さんの一番大切なキャロルを奪って復讐しようってのがあったっけ。
キャロル本人は古代に居ついたのはご存知の通りで、ライアン兄さんとその他の家族には大ダメージを与えていたな。
有間皇子は未遂で、その後すぐ反省したからいいけど、当時は本当にそういう復讐ネタがよく使われていたんですね。
>>433 あーそれ私も見ていて思った思ったww
実際は紆余曲折があったんだろうけど
1巻からずっと出続けてきたのはさららと高市だけだったのに
高市もいなくなって…
生きているのでいえば額田だけかあ
額田だって19巻の時点で還暦越してるよね?
最近10巻辺りから読み直してみたけどやっぱり但馬が穂積に走ったのは
わからんでもないなあ。里中高市は望んで但馬を妻にしたわけじゃないから
執着がないのはわかるけど、とばっちりで嫁入りさせられそれでも
色々努力したのにほったらかし状態。そこに優しくされたふらっとくるだろう。
ただその後の思いこみの激しさは凄いけど。
但馬は母親失って居場所が高市しかなかったのに冷たくされたからね。
ちょっとノイローゼ気味なところで穂積に愛されたから
生来一途で情熱的だったのも手伝っていっちゃんだよ。
ただ、高市を死なせてしまったことで(但馬には責任ないことだけど)
すごく冷静になって物事みれるようになったから
やっぱり自分の居場所ないときに、やっと見つけた居場所をなんとか守りたいって
人間思っちゃうときがあるから。他に頼る人間いないと。
だから、あの思い込みはノイローゼ気味で、時間がたって治ったと思ってみれば
但馬は普通の人間だよ。ただ紀は完全におかしい
440 :
花と名無しさん:2006/11/18(土) 13:11:00 ID:e/7pHBOJ0
但馬も紀も普通だよ。
ただ、暇だから自分の恋愛以外考える事が無いんだと思う。
441 :
花と名無しさん:2006/11/18(土) 13:36:12 ID:f2V3YLno0
てめえはまだ懲りねえようだな
>暇だから自分の恋愛以外考える事が無いんだと思う。
昔の高貴な女性ってそんなものなのかね。男と違って家の中の事が
全てだし。
紀は最初無気力系に描かれてたし、ゆげにも執着なさそうだったのに
いきなり恋愛至上主義になったのがちょっとびびった。
後半の紀は怖すぎるよ。アメリカのサスペンスホラーみたい。
危険な情事のヒロインがあんな感じで凄かった。
昔の高貴な女性がというより、里中さんが描くとみんなああなってしまう
だけだと思う。<恋愛至上主義
でも、他の小説家さんとかも万葉集の時代は恋愛がすべて!みたいに表現してる。
ただ、ヒロインの恋愛ジャンキーぶりと相手男のダメダメ度が激しいよね、里中先生
の場合は。
ところで、一条ゆかりが天虹描いたら政治の話なんか全然出てこなくて、修羅場ばっ
かりでコワイだろうね・・・
万葉集の歌が後の時代の歌よりおおらかでストレートだからって
実際の人間がそうだったとは限らないよなぁ
今の時代だってメールの方が大胆になれるぞww
>>445 一条ゆかりが天虹描いたらこんな感じでしょうか?
讃良=剣菱百合子(有閑)
大友=菊正宗清四郎(有閑)
十市=ミルフィ(砂の城)
大海=剣菱のおじさん(有閑)
草壁=剣菱豊作(有閑)
阿閉=史緒(プライド)
人麻呂=フェラン(砂の城)
紀皇女=樹理(果樹園)
高市と御名部は但馬のことがきっかけで真の夫婦になれたわけだけど、
その後でじゃあ但馬の件はどうしよう?と話し合わなかったんだろうか。
決まってしまった以上もらうしか仕方ない、みたいな感じで迎えたのかな?
だとしたらやっぱり但馬が気の毒だなあ。
ええっ?!大海人皇子が万作さんだったら全てがギャグにwwwww
沢山の嫁たちとのロマンスも成金部屋で「愛してるだがや」じゃ、泣ける。
>>448 母を失って寄る辺ない身だから、とりあえず夫という後ろ盾ができて良かったんじゃない
自我に目覚めなければ、それはそれで幸せな人生だったのにね
紀ぃその他にもいえることだけど・・・
しかし実質的に御名部という正妻と嫡男も既にいるし、しかも高市に
望まれたわけでもないなら不憫なものはある。実際長くほったらかしだった。
大抵皇子一人に皇女一人という婚姻関係なのにな。まあ大海人は四人も
皇女を妻にしたけど。
>>446 だよね。
今の次代でも歌謡曲なんて大半は恋愛がテーマだけど
実際には恋愛ジャンキーな人間はあまりいなし。
それと同様で和歌の中では、テーマが恋愛だと作りやすかったってだけだと思う
>>447 ミルフィはどっちかっていうと、紀だろう。
草壁もフランシス(息子)ぽい。
>一条ゆかりが天虹描いたら政治の話なんか全然出てこなくて、修羅場ばっ
>かりでコワイだろうね・・・
一条さんの作風はエンタテイメント重視って感じだし
里中さんのほうがいろんな意味で熱いと思う
もし政治の話抜きで人間関係の修羅場だけでまとめちゃったら
讃良のエゴイズムに逃げ道がないぶん、案外さっぱりした話になったりして
さららも色々と可哀想な人ではあるんだけどねぇ・・・。
愛人と仲良くしようとか子供ら全ての母になろうと努力したのは
立派だけど、すぐに草壁を逃げ道にしてしまったのが何とも。
草壁以外にも子がいたらもうちょっと変わってたかもしれないけど。
いっそ草壁がいなかったら良かったと思う
それなら大津の事件もなかっただろうし皇子達の中から
よりふさわしい人物を次期天皇に選んだ公正な女帝になったんでは
…そもそも女帝につかないかもしれないけど
草壁が皇女だったらよかったのにね。
さらら本人は「私の手元で大津を育てていれば!」って言ってた
けど、そうしてても結果は多分一緒だったと思う。
せめて、大来と草壁が結婚していればよかったのかも。
大伯と草壁を結婚させたら、相対的に大津の立場が強くなるからなー。
草壁の子が女だけだったら、その配偶者候補に大津はなってたかもしれない。
>>458 草壁が皇女だったら大津と結婚して終わりだっただろうな。
>>460 そういえばかるが生まれてから更にさららの「我が子を帝位に」の
野望が強くなったね。
姉の太田が死ななければおだやかな一生を送れたかもね
太田が生きてたらどんな皇后になってたのかな?
もしかしたら、壬申の乱自体無いかも?
壬申の乱は普通に起こったと思う。
大津の謀反自体無いけど、なんとなく讃良と太田が姉妹仲悪くなって
気の強い讃良が草壁皇太子にするため大津を毒殺…てのはありえそう。
同母の異性兄弟は晩年まで仲良いと思うけど同母でも同性兄弟てのは
なんか色々あるし…
当時の兄弟姉妹って権力争いの象徴みたいなもんでしょ
共に大海人の妻になった上で、讃良と大田の仲が良かったとは到底思えない
…なんて言っちゃうと漫画そのものを否定しかねないけど、現実はそう思う
大田と讃良とは小さい頃に母を失って心細い中
姉妹で寄り添って生きてきたというイメージがある。
でも大田が長生きしていたらいずれ跡継ぎ問題をめぐって
姉妹の仲は険悪になるか疎遠になるかしかなかっただろうな。
そうなる前に片方が若くして死んでしまったのはある意味幸せだったかも。
>>464 どうだろうね。ただ異母兄弟に比べて同母兄弟はいざというときの結束力が
ありそうな感じ。実際他の女の元に行かれるよりも太田の方に行かれるほうが
気が楽だとさららも思ってたし。ライバルではあるけど同胞みたいな。
しかし壬申の乱まで太田が生きてたとしても、あの性格じゃ緊張下に
おいて大海人を支えられたとは思えないな。
中大兄皇子と大海人の仲が怪しくなってきたとき、讃良では
カバー出来なかったし、する気もあんまり無かった。
鎌足も太田が生きてれば、讃良には頼まなかったと思う。
しかし太田であれば、両方を上手くなだめる事が出来たんじゃ
ないかな?
一条ゆかりの天虹、有閑でやるのと砂の城のキャラでやるのとではかなり違うな
私的には草壁はフランシス。
うーん、万事控えめな大田が父と夫の間に立って
二人の仲をうまく調整なんてできるかな?
讃良と違って父も大事にしたい気持ちはあっただろうけど
結局は十市みたいにおろおろするしかなかった気がする
もしなれるなら、、登場人物誰になりたい??
って女で幸せげに描かれてるのは額田しかいない気もするけど、、
私もやっぱ額田がいいし
私も額田。美人で不老だからwあの老けなさ具合はスゴイ。
娘に先立たれるのは悲しいけどね。
私は多紀だな。
あの話の中では一番苦悩から無縁で幸せそう。
「安定が一番」
私は讃良になって「ふざけんなヴォケー!」と大海人の横っ面を張り倒したいw
大海人「ああ…讃良もっとぶって〜♪」
天武天皇が目覚めました
紅茶吹いた
ウーロン茶吹かすなw
今日テレで「14歳の母」ってのやっていて
(私はドラマは見ていないが、ネットの書き込みなんかは見ている)
物議をかもし出しているが、
確か讃良が草壁を生んだのは、それくらいの年頃なのでは?
江戸時代はローティーンで結婚して子供生むのが普通だったから。
男でも、武田信玄なんか13で最初の妻をはらませてるし。
関係ないけど、「炎のスリッパー」では戦国時代にタイムスリップした高二のヒロインが
「17歳」
と年を答えて
「じゃあ、行き遅れだな」
と言われていたw
>>もしなれるなら
男だけど、葛野かな。
両親共々早死で出世には恵まれないけど、素敵で不死身なお婆様がいるから。
多分お婆様は孫より長生きしそうだから、死ぬときも看取ってほしいです。
>>478 讃良が草壁を生んだのは16歳くらいだった筈。
数え年だろうからマイナス1しても15歳だね。
昔は15,6歳になれば子供の一人や二人いて当たり前だったから、
現在と同じ価値観で考えるべきじゃないんだろうね。
前田利家の妻・まつなんて11歳で結婚、12歳で長女出産だし。
>>480 むしろ、彼は額田に精気吸い取られてるのでは?
最近では額田とタメか、彼が年上のように見えなくもないんだが…
平均寿命と妊娠しても無事出産に至る割合、産まれてからの生存率を考えたら
身長が伸びきった頃(女子は14歳前後?)から子作りを始めないと
割に合わなかったんだと思う。特に正妻は子供が何人いてもいいわけだし。
現代は戦前に比べたらお産のリスクも激減してるし
障害児や虚弱児含めて子供が死ななくなってる。
若い頃から無理に子供を産ませるよりも
母体となる人への教育や健康を重視するのは当たり前だから
単純に年齢だけで「14歳の母」とは比較できないと思う。
当時は今のように栄養状態良くないし、(それでも奈良時代はその後の時代よりはマシらしいが)
未発育の身体でのお産は相当危険だったろうね。
昔はお産で死ぬ人が多かったし、お産は恐ろしいものだと考えられていたみたいだよね。
貴族の方が食物に規制があって貧弱だったみたいね。徳川将軍ですらかっけで死んだりしてるし。
飛鳥奈良時代は知らないけど。
大田が「大人になったら大海人のおじさまのところへ行かないといけないの」と
言っていたから、体が大人になったら結婚OKということなんじゃない。
天虹では姪娘が叔母ではあるが讃良より年下という設定になっていたけど
ということは一つだけ年下としても御名部を産んだ時は14歳かあ。
それにあの「おじいちゃま」石川麻呂が孫よりも年下の子どもを
作っていたということになるのもなんだかなあと思った。
なんでわざわざこんな設定にしてあるんだろう。
大人になる=初潮が来た、だからね、昔は。
医学の発達していない昔の乳幼児死亡率の高さを考えると、
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるじゃないけど、
子供が産める状態になったら、とにかく子供を作ることが求められていたんだろうね。
貴族でも5人産んでも成人まで育つのは2人もいればいい方って言われていたし。
>>471 額田には憧れるけど、讃良も言っていた通りもし自分が額田だったら
世をすねて絶望しているな、きっとw
愛する夫から「自分と別れて他の男の元へ行ってくれ」なんて言われたり、
再婚相手からは「俺の子を生まないのは愛情がないからだろ」なんて言われたり、
自分の娘を救ってやることもできず先立たれたり・・・
色々な辛い経験を乗り越えて人格に磨きをかけ、いつまでも若く美しくいる事なんて
到底できない芸当だわ。
先週のフィギュアスケートの放送で実況アナウンサーが
やたらとキム・ユナに対して「妖艶な16歳!」だの
18歳の安藤美姫に「大人の色気!」だのと連呼していたので
2ちゃんではロリコン呼ばわりされてたけど
奈良時代や平安時代だったら普通の感覚なんだろうなと思ったら
なんだかとってもしょっぱい気持ちになりました。('A`)
>>489 K澤氏は女子サッカーの実況でも(ピッチに立ってる22人中たった一人の)
「現役女子高生が走る!」「さあ、現役女子高生です!」と連発してたので
手元の資料にある情報の中で目についたものしか言えないだけだと思います。
まぁ戦国時代とかは完全政略結婚だから、10代前半、
もしくは10歳以下でも結婚はしてたけど、セクースは身体が大人になってからだったろう。
更に10代のうちは排卵のリズムも整わないからなかなか孕まない人もいたと思う。
藤原彰子は12歳ぐらいで入内して子供生んだのは20歳ぐらいでなかったか?
>>490 >>489じゃないけど、その時の実況はK澤氏じゃないアナだったよ。
スケート板のアナ・解説者スレで集中砲火浴びていた。
ていうかあそこまで場を読まないへたくそな実況だと当然か。
>>487、
>>491 まだ身体が成長しきってない、初潮を迎えたばかりの頃から子供を
ばかすか産まされて、二十台前半で早死にした人も多いね。
特に身分の高い人は自分で授乳しないから身体が再び妊娠しやすくなる。
徳川二代将軍の娘で前田利家の息子に嫁いだ人とか。
中大兄も大海人も子供の数は多いが一人の母親が産んだ人数はそう多くはない。
だけど、たぶん母親の身分が低くて幼くして死んだ子はもっと沢山いそう。
その中でも橘三千代は前夫との間に3人の子供を成した後、
不比等との間にも子を成した。高齢出産にも耐えた驚異的な女だ。
二代将軍徳川秀忠の妻お江も、最初の夫の間に二人、
2番目の夫の間に一人、3番目に秀忠に嫁いでからは5人も生んでる…。
もともと多産を買われて将軍家の正室に迎えられたとかいうけど、
昔でも丈夫な人はいたもんだ。
高貴な人の出産って悪徳ブリーダーに通ずるものがあるな。
ねーよw
>>482 な、なるほど。そうか…。
そういや、藤原大嶋も額田と交流を持つようになってすぐ亡くなってしまった…。
次は…弓削?
ほかに多産でエネルギーに溢れた女といえば、なんといっても北条政子。
あとは政子とほぼ同時代に生きた、フランスのアリエノール・ダキテーヌ。
フランス王、イングランド王に嫁ぎ、合計10人の子を産む。
(イングランド王となった獅子心王リチャード1世、ジョン王の母親)
彼女の娘達は欧州各国の王族に嫁ぎ、アリエノールの血筋は欧州中に根を張り
「ヨーロッパの祖母」と呼ばれたそうな。
尚、アリエノールは80歳過ぎまで長生きした。これは当時としては驚異的。
生命力強そうな人だもんな…大成り上がり王朝プランタジネットの基だっけ?
ジョンには「アホの」と世界史の先生がよく連呼なさっておりました
可哀想な失地王…
多産の女傑といえばマリア・テレジアも忘れちゃ困るぞ
マリア・テレジアは16人だっけか。
でも、産まれた子供の半分以上は夭折しているんだよね。
やっぱ下手な鉄砲じゃないけど、産めるうちにバンバン産む必要があったんだろうね。
讃良も草壁の後にも妊娠したりしていたかもね。
夭折もしくは流産で名前が残らなかっただけで。
天智の子供も、子供の夭折って健くらいしかいなくてちょっと不自然だと思うし。
讃良の息子が長と弓削で、大江の息子が草壁だったら良かっのにね。
長はプレッシャーに負けることなく、敷かれた道すなおに受け入れるだろうけど、
弟の弓削はどっちにしろ、兄に反旗翻そうとして自滅しそうだけどな。
チンギス・ハーンの第一夫人ボルテも、男子4人に女子5人生んだ肝っ玉母さん。
第一夫人としての権威は相当のものだったらしく、チンギス・ハーンの後継者候補と
して認められていたのはボルテの産んだ4人の息子のみ。
チンギス・ハーンは他の妻達との間にも何十人もの息子を儲けたらしいけど、
ボルテの産んだ息子達は別格扱いだったという。しかも息子4人とも優秀。スゲー
>>494 細かいツッコミですまないが、おごうは最初の夫との間に子供はなし。
まだ若いうちに秀吉に離婚させられたので、これはしょうがない。
二度目の夫とは娘が一人いる(淀殿の養女になり九条家に嫁いだ完子姫)
そして三度目の夫の将軍秀忠との間には二男五女の合計7人の子供を生んだ。
(赤子の時にしんだ長男・長丸は、おごうの子とも、秀忠が愛人に生ませた子とも、両方の説がある。
もし前者だったら、実に8人の子供を三度目の結婚で産んだ)
どっちにしても八人は確実に生んでいる。
前田家に嫁いだ娘もかなり子沢山だったらしいし多産系の家系かも
>>494 さらにいえば多産をかわれて将軍家にとついだってのは、誰からきいたのかしらないけど違うよ。
おごうは秀吉の側室だった淀殿の実妹。
秀吉が自分の死後の秀頼(淀殿との息子ね)を案じて徳川家との繋がりを強固のものにするために
秀頼にとっては叔母にあたるおごうを秀吉の養女にして徳川家に嫁がせたいわば政略結婚。
当時のおごうはすでに二十代半ばくらいで、本来なら再婚はきつい年齢。
まして相手の秀忠は大大名徳川家の跡継ぎで初婚だから、普通なら絶対に結婚はできない。
秀吉の強い希望があったから徳川家はうんというしかなかった。
しかも当時は徳川家は将軍家ではなく、一大名という立場でしかない。
>>500 プランタジネット朝初代の王様の奥さんだよー。
アリエノールがもつアキテーヌ公爵の領地と旦那がもつアンジュー伯爵の領地が
合体して、フランス王国の半分が支配下になった。
領地(持参金?)もってて子供たくさん産めば、女といえども力をもつわな。
多産で有名なのはヴィクトリア女王もだけど、彼女の場合血友病因子を
ヨーロッパ各地にばらまいてしまった…。
日本の場合、あれだけ昔から近親婚をやっているわりには、さほど目だった
障碍はでてないよね。せいぜい草壁系の男子が病弱ぽいけど、それでも他は
まともだし。
>>506 ボルテの長男・ジュチはチンギス・ハーンの子供でなかったとも言われているけどね。
>>509 日本の近親婚は確かに凄まじいけど、あんまり弊害らしき弊害は確かにないよね。
平安時代の道長の代あたりで男児出生率が落ちたくらい?
草壁系病弱も天虹ではともかく史実としては確証ないし。
聖武はともかく文武は若死にだけど、弓と馬を嗜むあたり病弱では有り得ないから。
>>510 ジュチって名前は「客人」って意味らしいしね。
でも仮にチンギスの息子じゃなかったとしても、ジュチはチンギスの長子として
普通に遇されていたようだ(次弟のチャガタイとは不仲だったらしいけど)
その証拠にジュチの息子のバトゥは、3代目ハーンのグユク〜4代目ハーンのモンケの
時代にはかなり権勢を振るっている。ジュチの血筋が冷遇されているという事はなかったみたいだね。
>>509 そういわれてみれば日本の皇室はかなり近親婚繰り返しているわりには障害がないね。
歴代天皇の中で気性に難ありと言われた方もいるにはいたけど、でも今の障害者と比べると全然障害者の域に達してなかった。
一応、天皇として公務こなしていたし、和歌とかもちゃんと残っているからね。
後はせいぜい病弱くらいだけど、それは天皇家に限ったことではないし。
近親婚が遺伝子異常になりやすいってのも、まだ俗説の域でてないし。
513 :
494:2006/11/26(日) 21:30:55 ID:???O
>>507-508 かなり昔に何かで読んだので記憶違いかな?と思いぐぐりましたが、
お江と最初の夫佐治一成との離別時期には諸説があり、
二児をもうけたとも子はなかったとも両方言われているそう。
私の昔見た本に秀忠と結婚前に三人出産してて、
そういう健康的に子供沢山生むところを買われたという節を誰かが言っていたのですが、
よくよく考えたら仰る通り政略結婚ですから豊臣と徳川の結びつきの為ですよね。
あと、秀忠との間に儲けた子供の数も完全記憶違いでしたー。スマソ…。
しかし昔の女性はほんと子供を生む道具だなぁ。
讃良たちの時代はそれでもまだ女性も権力があったけど。
そうですね、すみませんでした。
子供を産んでない嫁さんは名前が残らないのとかと同じで障がいの重い人物はいなかったことになってるんじゃないかと思ってた。
臣下はともかく皇族は生まれた時点で記録に残るから存在消す事は無理だよ
家に天皇家の系図の本あるけど、早逝したっぽい人は「皇子某」「皇女某」ってくらいで
名前載って無いね。
戸籍管理とか確立してなかった時代なら、忘れられた皇族なんて結構いそう・・・。
推古女帝も長寿で子供も多い。
ついでに、聖徳太子も子供が多い。
讃良も草壁以外にもう1、2人くらい息子がいれば良かったね。
吉野脱出の頃に流産設定しているけど
持統て確かに丈夫そうなのに一人しか子供のいないのは
ちょっと不自然かも。
そこに天武の持統への愛情の薄さみたいな考え方が
多く出てきたんだろうけど。
確かに大海人と連れ添った期間も長いのに
子どもは17歳で産んだ一人だけというのはちょっと寂しいかも
もし草壁に弟妹がいたら…
弟→草壁をしっかりサポートする弟なら上手くいくかも知れないが
大海人そっくりの弟だったら大海人・讃良がひいきしかねない。
後継者争いもさらに悲惨に…。
妹→優しくおしとやかな妹なら平和。
讃良そっくりの気が強く賢い妹だったらひ弱な兄を軽蔑するか
ハッパをかける氷高みたいな感じになるんだろうな。
どっちが草壁にとっていいんだろうね?
草壁に姉妹がいたら、かると氷高みたいな関係になりそう。
あへにさららを重ねたように、更に息苦しい思いをしそうだな。
兄弟だったらどうだろう。弟の性格にもよるけど、草壁は皇位とか
自分の血筋に執着なさそうだし、自分が駄目でも弟がいるじゃんとかえって
気が楽になりそうな。
>>479 遅レスですまんが、「炎のトリッパー」だよね?
>>525 479です。
そうだった、失礼。
正しくは「トリッパー」
「スリッパー」って我ながら何書いてんだかww
宮子はどういう理由で狂うのだろう。
長岡宮子もその辺り曖昧だったし。前読んだ本ではいわゆる
鬱病っぽい感じだったけど。
宮子って漫画の話ではなくてリアルで発狂したんですか?
もしそうなら普通は隠しそうなのになぜ史実に記録が残っているのか?
後世の歴史研究家が勝手に深読みして出した説の一つですか?
(天智天皇と妹の恋愛も史実ではなく後世の歴史家が言い出した説だし)
単にマタニティーブルーと育児ノイローゼで鬱発症だと思う
乳母とかついていても、育児ノイローゼになるのかなあ?
ああいうのって、核家族の孤独な若い母親がなる感じがするけど
新刊の遅れは
皇女→内親王にいつ切り替えるか
宮子の狂うまで
をどうやって「長屋王〜」に繋げるかに
悩んでいるからと推測してみる。
てか話がどこまで進んだか、もう忘れちゃったwww
何かで読んだ本(小説に非ず)はプレッシャーによる鬱病だったかな。
でそれを直した玄ぼう(漢字忘れた)は祈祷ではなくカウンセリングに
よるものだったとか。宮子の母方の賀茂氏と玄ぼうが繋がってたから
とか何とか。
534 :
くぁくぁ:2006/12/04(月) 15:58:37 ID:???0
多紀皇女って伊勢の斎王にそろそろ選ばれて、任が解けてから志貴皇子と結婚するんじゃなかったけ・・・。それなのにもう結婚している設定になっているが、作者はそこの所どうするつもりなのかな。
大津が好きでした
でも草壁も好きだ
大津と草壁でゆれるおおなこは
匂宮と薫でゆれる浮舟(源氏物語)を思い出したよ。
>>528 続日本紀に記事があったはず。
発狂とは書いてないけど、気鬱で子供(聖武天皇)にずっと会っていなかったとか。
538 :
花と名無しさん:2006/12/05(火) 12:40:07 ID:3HBHDPOG0
大名児、もっと可愛く描いてほしかった。2人の皇子から愛された女なんだからさ。
宮子くらいのルックスが良かった。
大名児は最初出てきた時は美人だったのに顔が変わった気がする
万葉集によると多紀皇女は志貴皇子との間に春日王を産んでいて、
春日王の子が安貴王、その子が市原王なんだけど、
曾孫にあたる市原王は720年頃の生まれになるから
斎王退任後に結婚したとするとそれはそれで
年代が合わなくなるという問題が出てくるんだよね。
天虹では十市が既婚者ながら泊瀬の斎王にされていたけど
あんな感じで多紀も選ばれるんだろうか。
作品上、多紀皇女はもう登場させて志貴と結婚している手前、今更斎王にはできないだろうね。
その代わりに田形皇女を登場させて、斎王にさせるという流れならアリかもしれない。
田形皇女が実際に斎王に就任したのは持統の死後(706年)なんだけど、こうなったら早めてもらおう。
姉の紀皇女が下総の寺に入るよう命じられたけど、あんな形でお流れになってしまった為、
その罪滅ぼしのために、妹の田形皇女が斎王の役目を買って出る、という流れならすんなりいくかもよ。
で、兄の穂積が「結局自分は何もできずに、妹2人に犠牲を払わせてしまった」とようやく反省してもらえれば・・・
新刊を入手できない私は負け組みOTL
しかし、天智と天武の皇子、皇女については、作者は本当に純愛物語に仕立て上げているよね。
正妃、あるいは、恋人ひとすじ、他の女には目もくれないっていう感じのが多い。
でも、史実では、忍壁皇子も川島皇子も志貴皇子も正妃以外に妻がいて、子どもももうけているのに・・・。
田形皇女だって高市の庶子と結婚しているし。
逆に史実では他に妻はいなかったらしい草壁には別の妻を持たせている・・・。
一説に吉備は元明の娘ではなかったらしいという説をとるためだろうけど・・・。
>>544 忍壁皇子・川島皇子・志貴皇子のような脇役キャラは細かい結婚事情まで描く必要はないかと。
主要キャラの大津皇子は奔放に描かれてるけどねw
珂瑠についても、ちゃんと賓の存在まで紹介されてるし、単に主要キャラと脇役キャラの違いじゃないかな。
>>544 高市に浮気つーか十市&御名部以外の女性との関わりを持たせたくないのは、
高市×十市であんなにひっぱたんだから仕方がないと言えば仕方ないかも。
まぁ、十市に似た女性にふらふら〜となっても良いと思うけど。
細かい結婚事情は書かなくても、普通に他の妻がいるように匂わせても良いよね。
大津の奔放と言っても実質4人しかいなかったからちょっと寂しかったり。
高市の場合は、里中先生の思い入れが強かった故に
「十市ひとすじの堅物男」というキャラが出来上がっちゃったからねw
年若い但馬に惚れ込む中年男という風には絶対に描けなかっただろうなあww
それと御名部もかなり贔屓されてるなw美人&高市に信頼される妻って感じで。
中大兄の娘たちの中では、大田讃良姉妹&御名部阿閉姉妹は美人に描かれているのに
他の娘たちは見劣りしているw個人的には山辺をもうちょっと可愛く描いてほしかった。
いや、山辺は最初は可愛かったな。でも段々と変に崩れていって、それがちょっと嫌だったな。
山辺は大津の子を欲しがっていたけれどとうとうできなかったね。
大伯は今のところ大津の子であるカムイに会いたがっていたので、対面は是非実現させて欲しい。
ところで、作者の頭の中で、カムイは全くの架空の人物なのだろうか。まあ、たぶんそうなのだろうけど、まさか、カムイが粟津王という設定ということはないかな〜?
長岡作品では山辺の子ということになっているけれど・・・。史実では生母はよくわかっていないようだし・・・・・・。
>>547 高市はやっぱり里中さんに贔屓されていますよね。十市も
不倫でうじうじと世間から非難されている恋を引きずっている姿を
作中ではやたらと美化されてますし。
ただ私は大友や葛野が可哀想で、あの二人の自分達のことしか考えない自己陶酔っぷりがかえって嫌だった。
反対にみなべ・あへ姉妹は理性と良識と良心をもって行動していたせいか
贔屓されているというより、努力して頑張っているように見えて好感持てて好き。
高市なんかにみなべのような良妻は本当にもったいない。
但馬みたいに普通の女ならとっくに愛想つかしているのに。
里中作品の御名部は本当にいい人だね。
やさしく、控えめで、皇太子の妃となった妹を羨む事もなく・・・。
夫の地位にこだわりをもたない、あなた自身が好きなのよ・・・、という男にとっては理想のタイプに描かれている。
長岡作品では、妹を羨み、かなり野心家に描かれている。軽が世継ぎに決まった時も憤りを見せていたし・・・。
御名部が妹の阿閉に詠んだあの、「わが大君、ものなおもほし、すめかみの・・・」の詩も現代でも、阿閉を慰め様としたものという説と、いつでも私が替わりますよ、という野心からの言葉だと言う説があるようだし。
私は里中作品のあの姉妹の方が好きだ。長岡作品では御名部はいうに及ばず、阿閉もおとなしそうに見えて、おなかの中では何を考えているのかつかみどころのない感じに描かれているし、その点里中作品の阿閉は裏表のないしっかり者に描かれていて気持ちがいい。
>>551 純粋に妹である阿閉を慰め様としたものという説の方を信じたいな。
だから、里中作品の姉妹の描かれ方の方が好きだ。
高市と御名部が、本当の夫婦として初めて通じ合えた場面は純粋に感動した。
>>551 万葉集の歌のイメージだと、姉妹の関係は里中版、二人の性格は長岡版とという感じが私はした。
長岡版でも羨んではいるけど姉妹仲が微妙というわけではないしね。
気が強い姉とおっとりした妹という感じ。
確かに。
長岡版の御名部は妹を羨んではいるけど、仲が悪いわけではないっぽい。
但馬の時も、「帰ってこないのよ」って妹に泣きついているし。
妹の夫が自分の夫よりも上だったり、出来の良い自分の息子よりも妹の子が上だったりと
姉妹だからこその夫や子供の境遇の差に思うところはあっても、
それで決裂するほど仲が悪いわけでもなさげ。
むしろごくごく普通の姉妹だと思ったなぁ……
里中版の御名部は男にとっての理想タイプと言うよりも
あまりにも高市にとって都合の良い出来すぎた女性で
高市の為に造られたって感じがしてちょっと苦手。
>>555 里中版の御名部の感想、私も同じだ。苦悩もちゃんと描かれているのに、
生身の人間性を感じられない。
子供同士が結婚して共通の孫も生れているんだから
仲は良かったと思うよ
里中先生は御名部をえらくできた女に描こうとしているみたいだけど
但馬に対してだけはひどいと思ったなあ。
自分は但馬の件がきっかけで高市と本当の夫婦になれて良かっただろうけど
そこへ嫁いできた但馬をちゃんとフォローしてあげたようには見えなかった。
元々は御名部が言い出した結婚だったのに。
但馬の扱いは可哀想だね。あらゆる面で「幼い子」って感じに描かれすぎ。
あげくの果てには、但馬が高市を誤って死なせてしまうという
とんでもない役割まで担ってしまった。いくらなんでも業を背負わせすぎだ><
但馬は、高市のキャラクターに合わせて人物設定されてしまった最大の被害者かも。
長岡版の方もほとんど同じ毒殺エピソードでこちらの但馬は
その件…というか高市が十市の面影を見ていたのでなくて
但馬自身を愛していたことを告白されて、高市が死んでも
ずっと穂積を拒否し続けたみたいだけど、里中版はどうなるんかな。
長岡版の但馬はある意味積極的に毒殺に関わったわけだから
穂積を拒んだ理由には罪の意識も相当にあったと思う。
ていうか、精神がおかしくなったんじゃなかったっけ?
穂積は拒否されたみたいなことを言っていたけど
誰にも会わせられない状態だったのかも。
>>560 但馬のほうが、穂積が迷惑がっていそうということに気づいたので、自分の保身が一番大切な、そういうタイプの男だったということで、愛想をつかしたかも知れない。
なんか、穂積への思いはさめちゃったって感じだよね。
彼女が死んでから、穂積の方が彼女を愛していたことを再認識するっていう展開なのかな?
高市と十市にしても、穂積と但馬にしても、生きているうちに、相思相愛だったということがしっかりとわかる記録はないんだよね。
残っている唄によって推測されているだけで・・・。
一方、天虹では(歴史上でもだが)、脇役な、忍壁と明日香の場合は柿本人麻呂の挽歌によると本当に愛し合っていたことがわかる。
明日香ってこれと言った業績もないし、位だって、浄大しという余り高くない位にもかかわらず、持統から破格の待遇を受けている。
残っている挽歌だって草壁、高市並の壮大なものだし。
脇役ながら、気になる存在だ。
明日香は忍壁共々、人麻呂とはかなり親交があったようだね。
作品上ではまだ全く絡みがないけど。これからか?
忍壁と明日香が夫婦だったという記録は残ってるんだっけ?
明日香の挽歌によると夫はいたものの誰かということまでは分からなくて
年齢などが釣り合う忍壁が夫と推測されているだけという話を
聞いたことがあるんだけど。
人麻呂の挽歌といえば川島が死んだ時に作ったのを出してほしかったなあ。
でも泊瀬部があれでは無理か。
明日香も結構謎の人物だ。母親の身分もぱっとしないし
ただの一皇女というだけなのに、扱いがやたらいい。
天上では明日香の病気の原因が自分にあるとさららが思いこんでたからの
待遇だったけど、あれはちょっと唐突だと思ったな。
「天上の虹」では夫のために取り入ろうとする態度がかえって讃良には良く思われてなかったけど、
実際には彼女のお気に入りの人間性や性格の持ち主だったのかも。
天虹の明日香っていきなり顔変わったよな
眼が怖くなった
>>568 大江の話を無神経に持ち出した姉の新田部と違って、空気が読めて気を遣えるところは讃良も好感を持っているね。
機嫌を取れば忍壁を許してもらえる、と考えてる単純さや甘さには呆れているけど、
彼女なりに一生懸命できることをしようとしている健気な所は認めていたね。
571 :
花と名無しさん:2006/12/15(金) 17:01:55 ID:EukkprPI0
>>567 厚遇の理由として、こじつけるには、山辺の中の赤兄の血を嫌ったのと同じで、母方の血筋と言う事にしてた方が理解できる。
確か讃良の愛した有馬皇子の母と明日香の母は姉妹じゃなかったけ。(新田部はライバルだから別として)
長岡版では有馬は倭姫と恋仲になっていたけど。
確かに明日香の考えは甘いけど、
明日香から見た讃良は、自分や夫の母と同世代かつ最高権力者なんだし、
機嫌を取る以外の方法が思い浮かばないのは仕方ないのかも。
大津事件の時も私情で大津を断じたんだ、って思ってしまったら、
とにかく心証を良くしなきゃ!としか考えられないも無理ないと思う。
それまでの讃良は「自分は他の女とは違う」という自負が強すぎて、
普通の女の目線に立って考えてみるという事はあまりなかった。
明日香の行動は、女として妻としてできる精一杯のことだったんだけど、
普通の女を理解してこなかった讃良には「甘い」「幼い」としか受け止められなかったたんだろうね。
そしてプライドが高い故に、一度裏切った忍壁を許すことなど到底考えられなかった。
しかし明日香の病気をきっかけに、讃良は「人は誰でも精一杯生きている、考えが甘いから、
幼いからといって、それを責めることなど筋違いだった」と思い直すことができて、
明日香をいたわり忍壁とのわだかまりを解消する経緯に至ったんだろうね。
なんか、あの辺というか、最近の心境の変化は道照の教化による仏教への傾倒も影響してるようにも読める。
讃良と有間ってリアルで恋仲だったの?
そんな仮説は一度もきいたことないので
天虹での設定でしょう。長岡版では倭姫と、と言う具合に、なんか、記録が少ない悲劇の皇子様だけに、作者の創作で、誰かと恋仲だったという設定がしやすいのかも・・・。
人麻呂が有間皇子とそっくり設定は活用されなかったね
人麻呂の才能なら似てなくても讃良の目に止まっただろうし
まあ、最初の頃、讃良と直に対面して歌を披露するという設定にするには、
あらかじめ顔見知りにしといた方が自然な展開だったと思うけど、
別に有間そっくりとか、女の子に見間違えられる必要はなかったよね。
しかしあの人麻呂の設定は…
始めは有間そっくりだと言うことで讃良と何かあるのかなーと
思っていたら高市と…これにはリアルで吹いたなw
後年、それを回想してるのも吹いた
2人して、しれっとした顔で回想してんだもんねw
不比等が人麻呂を理解できないのも当然だね
不比等が「高市様は苦手だ」と思うのも当然だね
不比等が高市を苦手なのも当(ry
おおおおおやっとキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
588 :
花と名無しさん:2006/12/17(日) 21:42:34 ID:lvh3a5XtO
キタ━━(゚∀゚)━━!!!!つ、つ、ついにこの時が……!!
*・゚゚・*:.。゚*・゚゚・*:.。゚(n‘∀‘)ηキタワア*・゚゚・*:.。゚*・゚゚・*:.。゚
記念あげ
やったね、何年ぶり???
わーい、わーい
これ出てもまだまだ続くの?
もっと読みたいけど早く終わって欲しい
早く終わって欲しいけどたくさん読みたい
あーつらい、でも嬉しいw
いや〜長かったね〜。楽しみだ。里中センセのサイトにも早く表紙載せて欲しいな。
やっぱり、リアルで皇室に男児が産まれないとまずい状況だったのだろうか。
594 :
花と名無しさん:2006/12/18(月) 06:49:23 ID:mkZOF2T50
里中センセの頭の中では女が皇位につくのは不幸というか重荷だというようなものがあったようだし・・・。
称徳を主人公にした漫画のあとがきのようなものの中に、称徳について「後世の女性たちを皇位から解き放ちたかったのではないか」
みたいなことを載せてたし。
うーん、さすがに今回の出版に直接関係があったとは思えないけど
里中先生の皇室観、女帝観にゆとりが出て急に筆が進むとかw
何かいいほうに影響があったのなら嬉しい。
て言うか、もうストーリーも大詰めなんだし
ここまで来たらラストまで迷わず思いっきり突き進んで欲しいんだけど
それはやっぱり難しい要求なのかねー。
19巻出たのいつだったのか…マジ忘れた
>>596 アマゾンで調べたら2003年1月となってた
4年も新刊出なかったのね・・・
規制されてて3日書き込みできなかったorz
20巻発売うれしい( ´Д⊂ヽ
思ったより喜んでるレスが少ないな
毎日チェックしてるってわけでもないんだろうけど
もっといると思ってた
だってやっと続巻でるんだし
めちゃ楽しみ。この日をどんなに待ち焦がれていたか・・・
確か、かるが即位して氷高と新田部がちょっと接近したところで
終わってたよね。20巻はどこまで行くかな。
>>601 19巻のあとがきで珂瑠の子供(首)について
描くって言ってたから宮子が懐妊するんじゃない?
後は忍壁の歴史書編纂の苦悩とか氷高と新田部の関係、弓削と母・大江の今後か?
個人的にはカムイと大伯を会わせたい。
吉備と長屋の話もみたいなぁ。
宮子の懐妊が出てくるなら、たぶん、三千代の懐妊も出てくるんだろうね。
子どもと孫と同時に授かる不比等。
その時の顔も是非見てみたい。
ついに20巻でるのか。
自分の持ってるもの続きがなかなかでないものばかりだが
ここんとこ待ってるものの続きがでてうれしいよ。
氷高と新田部がどうなるか楽しみだ。
605 :
花と名無しさん:2006/12/20(水) 10:26:37 ID:iYspV1MXO
久しぶりに来た。
20巻マジで!嬉しいよへ(^-^)乂(^o^)ノ
でも毎年出すと言って、結局14年?で7冊なら誠実な方だよ。
みうっちーなんてさ…
ところで青池先生の「エル・アルコン」が宝塚で舞台化
天上完結の暁にはいつかどこかで、何かやるでしょうね(舞台・ドラマ)
そういや青池保子の「アルカサル」も2月に12年ぶりに復活&完結だったね
なんか生きてて良かったって思う( ´Д⊂ヽ
キタ━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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┃ ┗┛ ┗━┛ ┗━┛┗━┛┗━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ !!!
この調子で、7つの黄金郷 も続きがでればなあ・・・
>>新刊
珂瑠は天皇という権力者として、どう政治を動かすのかも楽しみです。
お婆様と不比等にまかせっきりでしたというのは嫌だなあ‥。
610 :
花と名無しさん:2006/12/22(金) 23:30:34 ID:/kivFOrjO
606
本当に待ってて良かったよね!
>>609 最初のうちはお婆様が睨みをきかせていたかも・・・。阿閉だって、まだ、あの子にはつとまらないっていってたし。
なんか、讃良ってそのころの歴代の天皇のうち、最も怖い存在だったかもって思える。
長屋王事件の後も、井上皇后事件の後も、残った同母きょうだいや子はそれなりに世に出られているのに、
大津皇子事件の後、大伯は世捨て人のような人生を送った。
それって、讃良の方が、大伯が世に出ることを許さなかったのか、大伯が自ら出ようとしなかったのか・・・?
>>611 むしろ睨みを利かせるために大上天皇になったわけだし。
天虹の性格の大伯だとどういう境遇になっても世に出ようとはしなかったと思う。
大津の事件がなかったとして普通に天皇の代替わりで斎宮を降りた場合、
誰かと結婚する運命が待っているわけだけど、
あの性格だとそのまま出家してもおかしくなかったかも。
藤原不比等は天智天皇の子という説を見たのですが、(身ごもった鏡大王が鎌足に降嫁)天虹ではどうなっていましたか?
読んだのがだいぶ昔で覚えていないのです。
>>613 「天上の虹」では不比等は鎌足似で間違いなく血のつながった父子という設定だけど、
不比等の子どもの頃の回想で、友達からそういう噂を聞かされるエピソードがあった。
で、同様の噂を立てられている留学先から帰った腹違いの兄に遠回しに相談する。
兄はあれこれ励ました後、
「まあ、お前の場合、顔を見れば父上の子どもであることは間違いないけどね」
と言って不比等も納得していた。
>>614 ありがとうございます。そういえば顔の描写が鎌足に似ていましたね。
母親は鏡大王だったでしょうか?読んだ記憶では、不比等は結構いきなり登場してきたように思うのですが。(私は連れ子だと思ってました)質問ばかりすみません。
>>615 母親は鏡じゃなかったはず。
鏡も彼のことを「史人殿」と他人行儀な呼び方してたし。
不比等と定恵は車持与志古娘とかいう人が母だという説がなかった?
不比等の母親は、車持氏という氏族の出身で、鏡大王と同じように、天智天皇の側室で鎌足に下げ渡された女性では・・・。
かぶったw
レスありがとうございます。m(_ _)m
不比等が天智天皇の子だとすると、讃良にやたらと重用されていたのも頷ける気がしまして…。
でも母親がはっきりしているのなら、その説はなさそうなんですね。
詳しいお答えをありがとうございました。
あ〜額田みたいになりたい
>>620 その母親と思われる車持与志古娘が、
元・天智の側室(?)だから、実は天智の落胤?と囁かれているんだよ。
確かこの落胤説の出典は水鏡じゃなかったっけか。
>>624 >>623ではないが、定恵は不比等の同母兄説(母や車持氏)や
孝徳天皇落胤説(母は阿部氏)があってはっきりしていない。
孝徳天皇 鎌足 定恵 でぐぐればわかりやすく書いてあるところが
ヒットするよ。
しかし定恵って本当に可哀想だな…
なんで長男なのに僧侶って考えると、やっぱり孝徳天皇ご落胤だったのかと思えるし
帰ってきたらすぐ死んじゃうし…
次男(でいいのか?)の不比等が苦労してもその後子孫大繁栄していったこと
と比べると大違いだよねえ。
>>627 でも、鎌足と定恵の親子関係は好きだったなぁ。
血の繋がりよりも、もっと硬い絆を結んでる感じで。
>>定恵
人生の半分以上を外国で過ごして、やっと帰国できたと思ったらすぐ死んでしまう。
この人の人生って一体何だったんでしょうなぁ…。
>>623 ありがとうございます。上のレスにもありましたね;
兄弟揃って天皇落胤説があるんですね。本当にそうなのか、後世、天皇家の正当性を証明したくて書かれたのですかね。
関係ないですが、不比等は子供の名付けセンスがすごいですね。
今更ながら長屋王残照記見ました。
房前…
イタリア系ですが何か?
藤原四兄弟は長岡版のが好きだ。
てか、里中版で四兄弟出てたっけ?残照記覚えとらん
四兄弟は残照記で出て来たけど、四兄弟については長岡版のほうが素敵ですね。
特に若い頃の武智麻呂はりりしくて素敵。
635 :
花と名無しさん:2006/12/27(水) 22:15:34 ID:3szaELAlO
高市も好きだが、長屋がmyベストキャラだ。
武智麻呂と房前は里中版の方がすきだな。
長岡版の方の下の二人は全然印象に残ってないんで比べようがない。
同じく。
房前も長岡版の方が好きだ。
「眉月の誓」の子供の頃も良かったし、「初月の歌」での彼も良かった。
638 :
花と名無しさん:2006/12/27(水) 23:00:51 ID:XTMzjntM0
「女帝の手記」「長屋王残照記」を読んでから、最近になって一気に
「天上の虹」を読み続けてます。
天上〜の吉備と、残照記の吉備のイメージが違うように思える。
残照記では、上品で明るくおっとりしている感じ。
幼い頃(天上の)の吉備は、ナメクジを平気でむんずとつかんだり、自分から
「婿が決まっていないのなら長屋がいい」と頼むような人とは思えないけど。
文庫本を1〜6まで買った後、単行本を買ったのだけど、全体に登場人物の
顔がのっぺりしてしまっているのがちょっと不満。
~生まれ無し
わらwwwwwwwwwwwww
まあ活発だった子供が大人になると淑やかになるというにはよく
あるのではないかな。女性は特に。
大人版吉備は確かに聡明な女性ではあるけど、育ちがいいせいか
結構子供っぽいところもあるよ。銅銭をネックレスにしたりとか。
しかし、幼い頃、ナメクジ怖がってた兄を呼び捨てにして叱咤していた彼女が成長後
「亡くなったお兄様がかわいそう」
と涙ぐむのだけは別人のように思えて仕方ないw
藤原四兄弟は長岡版の方が記録から浮かび上がるイメージに忠実な感じ。
病弱な教養人だった武智麻呂、政治家として一番優秀だった房前、
唐に行ったり東国に行ったり元気者だったらしい宇合、という具合に。
麻呂に関してはどっちも五百重のイメージだけど。
>>641 そうかなぁ・・・
人は精神的にも成長するってことお忘れでない?
>>642 政治家として優秀で、そして、冷酷な一面もあるよね。
まあ、そうでなきゃあの世界で生き残れないということだろうけど、房前は長屋王を陥れた黒幕なんだよね。
ただ、長岡版では、その反面、はやり病をわが身一つに食い止めようと懸命になっているという、面もある人柄として描かれている。
史実では冷酷一辺倒だったのか、暖かな人柄の部分もあったのか、わからないけれど、人間は誰でも大なり小なり二面性はあるよね。
ただ、長岡版の武智麻呂が、長屋王事件に関係した人物だとは、どうにも、結びつかない・・・。
>>643 いや、成長とかそういう次元とは違うと思うんだけど。
どっちがいいとか、大人とかじゃなくて、人格的・性格的にすごく変化してる感じ。
たとえて言えば、一方は「ますらを」一方は「たをやめ」というか…
うーん、自分は大人と子供の吉備はあまり違和感はなかったかな。
確かに子供時代は活発だし「長屋がいい」と言ってしまう無邪気さがある。
まあ活発さは身分が身分だから成りを潜めるものだし、大人になっても
少女のような所が吉備はあったよ。
「お兄様が可哀想」と言うシーンはむしろ氷高との対比が目を引いた。
冷静に甥の血筋について指摘する姉と、理屈はともかく感傷的な妹。
子供の頃は活発で利発な姉妹だったけど大人になると方向性が違うんだな。
「子供っぽい」ねえ。
あんたらの場合「自分達のやることに黙って耐えてないで反撃する人」を
「子供っぽい」っていうからね。
吉備のセリフは『皇位について皇位を守ってきたのは、兄なのだから、兄の子が後を継ぐべき、でなきゃ、兄が可哀想』という、発想かな。
長岡版の讃良だって、わが子の皇位継承について、明らかにその方向で動いていたしね。
里中版では、理屈抜きで、何が何でもわが子をって言う感じだったけど。
苦労して、守ってきた者が報われるべき、っていう、感覚かな。
ただ、あの時代、皇族の母を持つ者が、皇位を継ぐべきという、決まりみたいなものがあるのなら、有馬皇子の悲劇がなぜ起きたのか、よくわからない。
649 :
花と名無しさん:2007/01/02(火) 17:57:50 ID:3OMyQA4eO
あけおめ!
新刊まであと半月弱!
>>648 血筋からいえば中大兄皇子と対抗できる立場じゃない。年齢にしても然り。
ただ、中大兄や大海人の子供世代にとって有馬は大きな存在になっていたかも。
穂積が長じて皇族の長老的存在になったように。
その芽を摘む意味があったのか。または、単に中大兄と対立する人々の
旗頭にまつりあげられる可能性も十分あったと思う。もともと同情を
集めやすい立場だったこともあって。なんにせよ中大兄は果断だ。
豚切り質問失礼します。
十市の作ったという歌をどなたかご存知ありませんか?
もちろん公式なものではなく、
しかも大した内容じゃなかったとうろ覚えしているのですが…
心当たりのある方よろしくお願いします
>>651 「天上の虹」の中で、という意味なら、十市の歌はなかったはず。
彼女の死のところで、はっきり「残っていない」と書かれていたから。
十市の墓すらどこにあるのかわからないし
里中センセは高市のことが好きなのか、かっこよく描きすぎているよね。
高市の側室の情夫に対する描き方がひどすぎ
何といっても、但馬が穂積に積極的に歌を送っていた時に、それに応えた歌が全然残ってないですからね。
そこの空白?部分で、穂積が実は、迷惑がっていたのではとか、本気ではなかったのではないかとか、但馬の一方的な思い込みだったのかも、とかいう想像も入り込めますよね。
でも、但馬が亡くなってから、『降る雪は〜』なんていう歌を残しているので、あながち、但馬の一人相撲ではなかったのかも、という気もするし・・・。
ただ、こういった、歌が、なぜ、後世に残るのかということも、現代人の感覚で考えれば、不思議な気がするけど。
十市も穂積も筆不精だったんじゃないの?w
歴史系スレどこにでも現れる、いつもの句読点に特徴ありすぎ厨
穂積はその後、家持のおばさんの坂上郎女を娶ってるから、彼女経由で家持に伝わって万葉集に載ったんじゃない?
むしろ、大津と大名児の歌が残った経緯の方が不思議だな。
>>658 その経緯だとしたら、大名児は、坂上郎女のお母さんだという説もあるので、
その説通りなら、同じように、坂上郎女→家持経緯というのもありかも。
坂上郎女のお母さん=石川内命婦=石川氏出身である大名児?
まあ、一般には別人だと考えられてるみたいだけどね。
石川郎女というのは万葉集の中だけでも3人いるとか。
大津は懐風藻でベタ褒めされてるもんね。
持統天皇や不比等、彼らが編纂した日本書記に対して
思うところがある人もまた、それなりにいたんだろうね。
草壁はそういう意味ではわりをくってしまってると思う。
まぁフセインだって処刑されたと聞けば
なんとなく可哀想だな・・・と思わなくもないし
時代は下っても、家光と忠長のようなこともあるし、兄より弟がすぐれていると(というか目立っているというか)、世襲制社会では、悲劇の種になりやすいのかも。
一般の記録に忠実に作品描いている人って、まず、いないんだろうね。
それぞれ、異説・諸説取り入れて使っているよね。
まあ、そこに、その作者、作者の作品の面白さがあるのだけど。
香坂鹿の子の「石川郎女」では、但馬が、女の子を産んでいたり(高市の子です)、大名児が本当に、坂上郎女の母親だったり。
その他、これは、当然作者の創作だけど、有馬皇子が未来の世界にタイムスリップして、生きていたりというのもあったし。
>有馬皇子が未来の世界にタイムスリップして、生きていたり
清原なつのの「飛鳥昔語り」かな?
有間は悲劇の王子で一時狂気を装ってたりってことで少女漫画受けするんだろうなあ。
赤塚不二夫の「マンガ万葉集」ではハムレットに比較されてたりしてた。
有間に扮してたのはハタ坊だったけど。
666 :
花と名無しさん:2007/01/07(日) 20:31:52 ID:DSB/7GvPO
大河ドラマでこの時代、やらないかなあ。
特番で聖徳太子やってたから、できると思うんだけど。
天上は大河レベルキボン
でもまたまだ遺跡や資料が見つかって歴史が変わりそう。
高市の邸宅又は墓とか見つかったら、長屋以上のすごい発見になりそう
せめて今分かってる墳墓の副葬品だけでも見せてもらえれば良いのに…
(つまりは墓暴き)
そのあたりは文学部卒の皇太子殿下に期待していると
母が申しておりました
668 :
sage:2007/01/07(日) 22:55:09 ID:vpYtqGcI0
>特番で聖徳太子
あと、大化改新もやっていたぞ。
讃良の時代まで あと少し。
そういや、民放で昔、井上靖の「額田王」やってたことがあったな。
確か、中大兄が近藤正臣で、大海人が松平健で、額田が岩下志麻じゃなかったかな。
670 :
花と名無しさん:2007/01/08(月) 00:02:03 ID:ieHDnYQwO
私が見たのは、小栗旬が中大兄だったかな?衣装も凝ってました。
本木雅弘が聖徳太子役のもあったみたい。
マイナーな時代だけど、激しく見たい!
>>670 それどっちも見たよ!面白かった。
「聖徳太子」では中谷美紀が刀自古郎女をやっててすごく綺麗だった。
また古代ものやってくれないかなぁ?>NHK
ちょいと調べてみたら、飛鳥の映像化は上の3作くらいみたいですね。次は持統あたりに行って欲しい!
「大化の改新」では、鎌足がV6岡田くん入鹿が渡部篤郎ですね。
皆様、天虹キャストはどんなのがいいと思われますか?
「大化改新」観たわ〜。渡部篤郎の入鹿、好きだったなぁ。
個人的には高島礼子の宝皇女がツボだったけどw
天虹だと人物たくさん出てくるからなぁ
さららはどういう系統の女優さんがいいんだろう
674 :
花と名無しさん:2007/01/08(月) 17:22:22 ID:ieHDnYQwO
天海祐希さんに、大人になった讃良か額田。
石原さとみチャソに、十市か但馬…かな?難しい…
聖徳太子と大化改新、見てたよー。
聖徳太子はどうしてもところてんのイメージがあってw
大化改新は、鎌足と入鹿は実は学友だった、という設定に驚いたけど、
全くありえないともいえないんだよね…わかっている部分が少ないから。
だから、下手するとオリジナル脚本に史実の人物名だけがのっかっている
ようにさえ見えてしまうところが難しいと思った。
どうせこの時代のドラマ化は滅多にないんだからもっとオーソドックスに
作ればいいのにとも思った。
高島礼子の宝皇女(皇極天皇)と吹越満の軽皇子が記憶に残っている。
設定はともかく岡田准一と渡部篤郎が同窓生ってのは無理ありすぎたw
>>675 鎌足と入鹿で、木村佳乃演じる幼なじみを取り合いしてましたよね。
時代劇ってどうして戦国時代ばかりなんだろう。飛鳥時代はマイナーなのかな?
まあ私も、「天上の虹」を読んでなければ、大化の改新くらいしか印象になかったと思うけど。
上のレスにもあるけど、時代が古いとそれだけ史料も少ないから
実写化するのが難しいってのが大きいんじゃないかな。
大河の時宗(鎌倉時代中期)でさえ小道具の時代考証に大変だったそうだ。
時代劇に戦国時代が多いのは下克上の世がドラマ化しやすいとか、
過去多くの小説家が書いている分、一般人の認知度が高いとか。
あと、直接天皇家を扱うことが少し前まではタブーだったこともあるかも。
大河の太平記(鎌倉末期〜室町初期、南北朝時代)で後醍醐天皇が重要キャラ
としてでてきたのは当時画期的だったという話をどこかで読んだような。
江戸時代や戦国時代は今まで何度もドラマ化され、
衣裳やセットが豊富にあるからやりやすいというのもあるみたいね。
あと本当に飛鳥奈良時代だと中心になる人物たちが皇族ばかりで、
皇族同士で争ったりするからドラマではやりにくいみたいよ。
「聖徳太子」でリアル「有間ヘア」を見たときは思わず吹いてしまった経験があるので
あんまドラマ化してほしいとは思わないなぁ
それにこの「愛こそ全て」みたいな里中マンガをドラマ化しても見る気しないし
いや里中作品は好きなのよ
脚本や演出で他の人の手が入るドラマはまた別物だってことで
「あした輝く」ならまだドラマになってもいいと思う。やはり恋愛物ではあるけど主人公の生き様がしっかりしていて単なる純愛だけではないから。
「あすなろ坂」も最初のうちはいいんだけど、みどりの代になると、ただただ物分りのいいだけの純愛ものになってしまっているので、ドラマになるのはふさわしくないと思う。
やはり、美しいだけの純愛物は漫画の中で見てこそ美しく感じるような気がする。
里中作品で映画化・ドラマ化されたものって、私が知ってる範囲だと3作品だけかな。
「あした輝く」(浅田美代子主演)
「アリエスの乙女たち」(南野陽子主演)
「鶴亀ワルツ」(管野美穂主演)
あと他に何かあったっけ?
>>681 「愛人たち」が池上季実子主演でドラマ化してる。
ドラマのタイトルは「愛人マンション」
683 :
花と名無しさん:2007/01/14(日) 20:49:44 ID:xpeTeN2YO
あと1ヵ月切ったわよ。
本屋で新刊予定一覧を見て、ガセじゃないことを改めて確認
ここまで来て延期も有り得ないだろうし
早く続きが読みたい。
氷高は史実上結婚していないから新田部とはどういう形で縁談がこわれるのだろう。
でも新田部にしても舎人、長、穂積も下のほうの皇子たちって史実上身分の釣り合う正妃っていないよね。年齢の釣り合う皇女や女王がいなかったのかな。
首が生まれるあたりも描かれるのかな。なら、もう最終回も近いよね。讃良は首が生まれて間もなく亡くなっているから。
どのあたりまで話しがすすむのだろう。讃良の近親者も次々亡くなるしね。
私も早く続きが読みたい。
今度の巻で最終巻なんだよね?
え?最終巻なの?
完結するとは聞いてないけど…
>公式ブログ(公式サイトの「ひとりごと」)から
昨年ようやっと天上の虹20巻の原稿をあげました。
お待たせしました!もうすぐ発売になります、お楽しみに♪
発売日がはっきりしましたら新刊コーナーでお知らせします。
引き続き21巻も頑張って描きます!!
今年も宜しくお願いします♪
少なくともあと1冊以上ある見通し。。。
先生、いつまでも待ち続けます!
もう讃良あぼーんでいいよ
待ちくたびれたし
685です。
ごめんなさい。
誰かが前にそんなことを書いていたのを読んだので
真に受けていました。
691 :
花と名無しさん:2007/01/17(水) 20:24:13 ID:megGve49O
ぶっちゃけ19巻完結でも…
展開的に次で亡くなるかなって思ったんだけど、まだなのかw
アマゾンで予約しました(;´Д`)
694 :
花と名無しさん:2007/01/19(金) 04:59:41 ID:NuxdmmcbO
いつ発売ですか?
氷高かな?と思ったけど。
多分夢の中にまた今まで死んだ人たちが出てくるいつもの展開ぽい。
あるあるw
対面できる身分があるかとかかなり無理があるかもしれんが
カムイだったりしてとトンデモ予想をしてみるw
確か軽とそう変わらないくらいの年齢だったよね。
まあ違うだろうけど。
いかにもいつか登場しそうな感じだったけど
このままあの子はスルーなのかね。
イヤリングを堂々とつけて上皇さまの前に出るのは、たぶん
そんじょそこらの身分ではなかなかできないような。
推測だけれど、あの場面は 誰かさんとの縁談がまとまらなかった
後の可能性があるかも?
讃良も 若い時分には髪型をいろいろアレンジしてたし。
だからもしあの女性が氷高なら・・・天虹の少女期から 残照記の時期へ
移行するその前の、いわば過渡期にある髪型は 見ようによっては
あんな感じになるっぽい。
それにしても来月の刊行日が待ち遠しい・・・あと24日か。
もしカムイが男性であると仮定して、フリーになった氷高と
カムイとの間に「秘めやかなロマンス」が芽生える可能性は
ないだろうか・・・w
カムイは大伯としかからみようがないから
今のストーリーからは無用のキャラじゃないかな
草壁派?だし大津の子孫はどうでもいいやw
もう亡霊との会話は勘弁してほしい。
さらら死ぬとき、誰か迎えに来たりするのかな。
>>讃良を迎えに来る人
やっぱ大海人か息子の草壁?
それとも、父親の天智天皇?
天智は亡霊になっても讃良に話しかけてきていたから…
>>700 カムイが大伯に会いに来て、讃良が大津の子と認めてしかるべき地位に取り立ててくれるといいのにね。
大津派?にとってはほっとする設定になるし。
母の身分が低すぎるから皇位とからませるような話しにする必要はないので、ややこしい設定になることはないし。
>>704 反逆者として処刑された人間の息子にそれは絶対ない
フィクションでもありえないw
ていうか皇族に対して落とし胤を申し出るだけで死罪の可能性ありだし
最期に誰かが迎えてくれるとしたら
草壁(と、できれば大津)が讃良を赦してくれるといいな
少年時代の二人でもいいや
いくらなんでも最期ぐらいは大海人に迎えに来てやってほしい。
今まで夢に出てこないのは、額田が言うとおり口を出さないようにしている…
と、信じたいぞ私は。
ただ大海人は本気であの世で独身生活を楽しんでいる気がする。
「一人のほうがいいなんていわないでね」とモノローグで言うあたり、
讃良も勘付いているんだろうなあ。
最期に大海女が迎えに来て感動…となるように、
わざと今まで出てこないんだと思ってた。
この際だから先立った人全員がにぎやかに迎えに来ればいいのに
讃良「もういいでしょう…あなた」
↓
入水
↓
不比等「(泣きながら)おさらばでございます」
…なんて合わないんだ。
711 :
花と名無しさん:2007/01/21(日) 17:13:34 ID:1IGsH4tw0
長岡版の倭姫だから合うのよ。里中版倭姫でも似合わないし。
倭姫「もういいでしょう。あなた」
↓
入水
↓
大海人の舎人「(泣きながら)おさらばにございます」
最期は全員で迎えに来るかも
この流れとは何の関係もないんだけど、「女帝の手記」で、
聖武上皇に新しく若い側室が何人か入ったかなんかの話してる時光明子が、
「大丈夫よ、もう上皇さまは子供をおつくりにならないわ」とかなんとか言って、
あべちゃんが「どうしてそう言い切れるのですか?」とか聞いたら、
ちょっと焦ったみたいな顔して無言、みたいなシーンありましたよね?
本しまいこんでてよく覚えてないんだけど、これって何でなの?
自分とはセックスレスになってるとしても、若い女とだったらヤるかもしれんじゃんね?
>>713 歴史上で名を残した聖武の妃達は、藤原四兄弟の娘達、橘諸兄の姪くらいかな。
後は、東宮時代から入内していた光明皇后と県犬養広刀自。
自分の好きな女性を天皇の権力を使って入内させたのではなく、
藤原氏、後には橘氏の無言の圧力(=我が娘に親王を産ませよ)が
あっただろうから、その気になれるかどうかという問題のような気がする。
聖武のメンタル面は、繊細な宮子に似ちゃった感じがする。
宮子って何が原因で気が触れちゃったの?
子供の頃の宮子って、結構しっかりしていた気がするけど
宮子って「かみながひめ」の伝説があるよね。
母親もはっきりしてるし事実ではないんだろうけど、
実は海女の娘だから子供生んだら病気の事にされて幽閉された…とかだったりして。
>>713 >>714 まあ光明は、橘作為の娘に男子が生まれては藤原のためにならないと思ったんだろうね。
でも藤原4兄弟の娘に男子が生まれるならお家のためには良いと思うだろうね。
どちらの娘も光明にとっては姪だけど光明は藤原の家が一番大事で動いていたから。藤原の人間としては…
ただ、どちらに子が生まれても妻としての気持ちは複雑だろうけどね。「もう子どもはお作りにはならないわ」というのは妻としての願望でもある?
おまえは おれに にている
716
分からないから新刊が楽しみなんだよ
讃良は直接的ではないにしろ、赤兄の血を引く娘2人(山辺・紀)もこの手で葬ってしまってるね。
しかも讃良自身、特に罪悪感を感じてないところがちょっと痛い・・・。
山辺が亡霊になって出てきた時も「あなたには気の毒なことをした」と謝るわけでもなく
「確かに私は赤兄にこだわってたわ。だからこだわりをなくそうと紀を珂瑠に娶わせたのよ!」
なんて言い訳してるし。紀の自殺に関しては「吐き気がする、ああおぞましい」って思ってるしww
結果としてかわいい孫を裏切ってたわけだし。
「安麻呂」って大伴安麻呂かな?
かもね…というか他に思いあたらんなあ…旅人と坂上郎女のお父さんだよね。
それより「トゥーランドット」が西太后のようで吹いたw
彼女がモデルなんだっけ?あのイナバウアーオペラ
726 :
725:2007/01/25(木) 15:32:36 ID:???0
あ 今思い出したけど 太安万侶…かも
727 :
花と名無しさん:2007/01/26(金) 19:55:05 ID:nq2IqXzi0
あ、氷高が表紙だ。
吉備と長屋はど〜なるの?wktk
>>727 天虹の中では出てこないのでは…
長岡版で讃良が死の床で「長屋はそなたを事の他思いをかけていた」とか何とか言って結婚を暗に勧めているセリフがあってまだ長屋は誰とも結婚の話はなさそうだったし(少なくとも正妃は)、里中版の長屋は長岡版より8歳も若いから…
実際讃良の死後に話しが決まって結婚したのかも。
氷高また表紙?
お気に入りなんだな
でも18巻の表紙よりはちょっと成長した姿って感じがする。
19巻は珂瑠の即位で終わってるし、この頃氷高は19〜20歳か。
早いなぁ…
731 :
花と名無しさん:2007/01/30(火) 22:16:57 ID:hSCjb5f1O
あと2週間♪
>728
それは悲しい。せめて婚約とか恋愛話とか欲しいお。
昼ドラ並にどろどろしてる中の唯一の清涼剤なのにorz
氷高との三角関係とかあったら嫌だな。
733 :
花と名無しさん:2007/02/01(木) 11:07:04 ID:PsC8/N0y0
>>732 そうだね。
永井路子版では氷高が気持ちをおさえたけれど、三角関係に近い状況だったし。
他にも長屋王事件の黒幕は実は氷高で子を持って幸せに暮らす妹を心の奥では妬んでいたなんていうような話しもあったし。
うわ、懐かしい。まだ完結してないのか。
もう20年くらい続いてない?
>733
そんな…。第三世代まで昼ドラは嫌だよ。第二世代でもかなり凹んだのに。
藤原家絡みの陰謀とか政争はオッケーというかむしろ来いだけど。
(吉備の長蛾子に対するような可愛い焼きもちも大歓迎。むしろ見たい)
残照記の長屋&吉備が大好き&思い入れがありすぎるので
氷高様は残照記と女帝の手記のような誇り高き孤高の美女きぼん。
>>736 天虹の氷高だと新田部との話を片付けるのが先だから
長屋との恋愛には回らないと思う。
彼女にとっての長屋は妹と込みで面倒を見る弟的な存在じゃないかなあ。
残照記の氷高と長屋を見る限り、とてもなんかあったようには見えないしね。
長岡氷高は最初長屋と付き合ってたよね
義姉や義母が長屋一家を含めた天皇家の事を色々考えてるのに
「夫や子供に先立たれて寂しいのかも。だから一杯子供作ろうね(ハァト」
みたいなお花畑住人の長屋夫婦モエス。喪前ら呑気過ぎww>残照記
>>739 だからこそ可愛いじゃないかw
最初から最後までシリアスどっぷりなら、読む方が辛いがな。
関係ないけれど、本編の氷高の扱いは何気に永遠の美女・額田を
連想させてしまう。
>740
だね。後半の悲劇へのスパイスにもなるし。
長蛾子も健気でいい子だった…。
氷高に関しても同意。人類超越してるよね
長岡版のセリフでも出てきたけど所詮人間の男は近寄れないのよ。あまりにも高貴すぎてね。
でも
>>700のようにカムイと恋に落ちるなんてのもいいな〜。
743 :
花と名無しさん:2007/02/04(日) 17:06:05 ID:PkT/GvFDO
あと10日…wktk
調べてみたら価格450円は他の漫画より少し高いね。
だからこそ部厚いものと逆に期待大。
>>744 ところが、天虹は既刊分もみな450円なのだ。
オマエモナー
でも、早く決着つけて欲しいとは思う
長屋王〜で書いてあったけど、藤原家物語(次男物語だっけ?)も見てみたいし
ええ?
あのイタリア男の話って事?
そこまでいったら本流から離れすぎだし
讃良様の人生だけでも早く完結させてくれ
751 :
748:2007/02/05(月) 21:15:48 ID:???0
ごめん、略しすぎてた
(早く天上の虹を完結させて、その後作るかもしれない)
藤原家物語を見てみたいっていう意味ね。
天上の虹を完結する頃には里中さんも還暦過ぎてそうだYO
753 :
花と名無しさん:2007/02/05(月) 23:09:10 ID:b+5X7OciO
っていうか完結するのかYO
次の次くらいで終わるんじゃないの
755 :
花と名無しさん:2007/02/07(水) 22:42:32 ID:PBuCYBwwO
ですよね〜
あとは引退して死ぬだけだし
もう待ち切れない…
もうすぐなので過去数巻さかのぼって復習中…
忘れているところいっぱいあるもんねw
758 :
756:2007/02/09(金) 23:49:11 ID:???0
>>757 ほんとです。
一番好きなのは十市と高市のエピあたりです。
史実ではなかったという説もあるけど、なんか自分の中で天上における旬。
759 :
花と名無しさん:2007/02/10(土) 09:39:14 ID:QOubdhr3O
758
私も。
>>757 >>758 「十市皇女」の章?
実は私が初めて読んだ天虹って、そのあたり。
mimiという雑誌を初めて買ってみたら、確か巻頭に掲載されていた。
私は額田が有名な「あかねさす・・・」の歌を披露する宴会のエピソードが初めて。
大海人に「嫉妬だろう」と言われて讃良様が1人泣いちゃうやつ
ミミエクセレントだっただろうか。懐かしい・・・
あの頃は若かったから十市と高市の引き裂かれた恋に酔ったものだw
高市が十市に惚れていたのは事実と見なしても間違いないよね?
そうでなきゃあんな歌作らないよね。それと但馬が穂積に惚れてたのも間違いないだろうし。ただ、相思相愛かというとはっきりしないんだよね。
同世代の皇子、皇女で相思相愛らしいのが弓削と紀、そして明日香とその夫(忍壁説が有力)くらい?。
amazonに帯付きの画像あり。
「気丈な精神に反して、衰えゆく肉体。
国の行く末を憂う上皇・讃良の知らぬところで
新たな女性の決断が、歴史を動かそうとしていた−−−」
新たな女性は氷高を指すのかな。美千代じゃないよね。
>>763 いや、弓削と紀は確証ないんじゃなかったっけ?
万葉集の歌も、紀の”ものとされている”だけだし。
弓削→紀は間違いないだろうけど。
いよいよ明後日?
激しく楽しみだ
>>764 もしかして宮子が懐妊したので、三千代が自分も子を産んで首尾よく宮子の子が男子で自分の子が女子ならその娘をゆくゆくは前例を破って皇后にしようと決心するってこと?
そういえば上の娘の牟婁女王は房前の妻になったが、皇后にしようとか考えた事はなかったのだろうか。なかなか野心家だしね。
その辺は三千代の娘だから母親の気質受け継いで
才覚のある房前がいいと思って自ら選んだとかありうる。
770 :
花と名無しさん:2007/02/12(月) 15:49:08 ID:wRuXLKgw0
20巻フラゲしました。
ネタバレしたいけど、みんな自分の目で確かめてみてください。
特に56章、私は久しぶりに天上の虹で泣きました。
完結は22巻以降になりそうな感じ。
うはっw気になる
うっ、ウラヤマシス
56章というと「安麻呂」か
地方人だから入手は14日以降だよ
なんでCDは前日に入荷するのに本は翌日なんだヽ(`Д´)ノ
都会でも本屋は発売日前には店に出さないよ。
小さな雑貨屋や文房具店で店の前にちょこっとマンガや雑誌が置いてある店だと発売日前に店に出てたりするけど。
もうブログで最新刊の感想書いている人がいた。早っ!!
ああいう人はどこで早売りを買うんだろう・・・。
776 :
花と名無しさん:2007/02/12(月) 23:05:15 ID:jKbxJInKO
明日…いよいよだ。
都内の、神保町とかの本屋によっては前日に並んでいることもある。
金曜発売の雑誌を水曜午後に並べていたりとか。