1 :
花と名無しさん:
2 :
花と名無しさん:2006/05/01(月) 21:22:06 ID:???0
3 :
花と名無しさん:2006/05/01(月) 21:22:43 ID:???0
4 :
花と名無しさん:2006/05/01(月) 21:23:33 ID:???0
5 :
花と名無しさん:2006/05/01(月) 21:24:52 ID:???0
_ -ー--―- .._
ノ´ ヽ
〃 `ーく
, '´ \
/ /, ヽ、 ヽ
i 、 ( `、ヽ }リ il
(jり ノ , ヽ ヽノ Y' , リ
ノ / , イ 、、 }li il ! リ }((,イ
〃 , / { {{ r(_ノノ ノ人_ノノ〃_,イリ` }!
t {、 い.ヽ.__トこ._'⌒ー-,r_ニ.´^tフ,.イt 彳
/〃 {{下、.‐'フfrrヘ` i '{kタk {{ ヽ',.イ
いヽ_ハ. いヾ:ェタ. l ^'宀'´ !ラく小{
`爪_ ゝくヘ ´^ | ,ハ.ノノノ
``ヽ._ゝベ、 _´_ /、(し´
`いr、\ ´ー ` ,.イゝー'´
ゞ-ク{ `丶 .__ _,/l!ト、
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_,.-'´:::::|::::::::::::!_,.-‐''_}::{_ ̄`ヽ:::!::::::::::::`ヽ、
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6 :
花と名無しさん:2006/05/01(月) 21:26:13 ID:???0
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Yl:!l:l::l { {{イ ヽ´{「ft;リ` ,r≠7
、!l:l::.い、ヽ ^ ー-' i{ヒタ7
ヽ-.ヽ_) |` /
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7 :
花と名無しさん:2006/05/01(月) 21:27:22 ID:???0
,. ‐'"´ ̄ ー- .
, ‐ ' _ ヽ ._
/ rく'´ ヽ `ー 、
/ / ノ } ノ ヽ
、_ノ ! / , ' } i }
〃 ノ / '´ ノ ノ ノ j } リ ト
{ ,/ {/ . '´ / / ,〃 / イ! ,ハ
、イ{ 人. / , '´ ,∠__, -' //ノ〃 }
} ヾ_ト、 { /{ /,.=、7 / ,r_⌒/ _,ノ
ヽ. {、_) ゝ{ ハ_ 小tツ{,.イし i{t;リ7 (
)ヽーr{ `7 ` ^` ` |`^ !ノ^
`ーr ヽ.),イし' ,! /
!{ l ^ー'´ __´ /
`` l \ ー‐ /
/! ` - .__,.イ
/ ,l ノ ヽ _,,. 、
_,. / ! ! / }ー ‐''7-‐' `ヽ
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´ ,!:.:.:.:.:/ 、 // ./ /:ヽ l:.:.:./ i
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8 :
花と名無しさん:2006/05/01(月) 21:27:59 ID:???0
9 :
花と名無しさん:2006/05/01(月) 21:34:19 ID:???0
,.-‐=ー-−、
, -{〃´r `ヽ. 丶
/, イ い ー-、 `、
ノ ゝ `下ヽい j ぃ.ヽ
〃 い ぃ_ノ八ー' 、_,小 ヽ.い
八ゝィ(、_冫ィrくヘ(__,〃 ミヽYリ
{ ゝいン‐-廴いゝン-いゝ川 {
}Yハ 涎nヾ代愆シ`〉Yィ'リ
ヾゝい j / ノリ´
`込 __,,__ /イ^′, -<¨¨ ‐、
r_、  ̄ イ^´ / \
}ニヽ.`¨´〆´{ / ハ
ノ廷込Y'{rI巧∨ r _ ',
, -‐、 -‐'´  ̄`ゝ孑乍ミ7 ノ⌒ ヽ {. i
〃シ/兮、 _/匁/}ドI父f (、ノ_,∠._ __い、_ノ |
/乏yiWrfヘ ヽゞタ/'ノ}!t},ネ{ 小 r符ミ ' r符ミtり} |
/'爻〃 リ' }j'りハ. Vイタ{{カt,ハ{ {ぃ ^¨´ h `¨^ rラ′!
/〃朮/x〃ォリ〕}ルiヘ. hホ;!}价} いヾ、 ' ,{(.ノ/
/ッ厶 ル'衣/ゞ/仞{刔ハ !仔}.{弁{ / 弋タ\` ̄´ イ心./
'^^^/ ty'r片/r_/r〃えl爿ヘ.l込{ }戈j./ /´`フ'| ` ー ´ {ヘ‐'^ヽ
. / ん幺イ7方ソ,!余;朷j tj|爻} {父j′ / ヘ / \ ヽ
' ⌒´h伐ルくj弐ネくリ,{f|戈{i }_込_イ戈ぇ癸,ゝにユtュ.--―‐、
/ 亅ゝ'´l }iゞlゞ{小!tゞ'卞冖示テ=会テ示冖'j|「 ̄`
/ ! l {爻j〃}jtぐく必込X述シx伐ゞム圦.v!
' |i | ヽハ爿刈ネYヘ弐ソハ.Xイ夾ac^込7
/ l ! l Et{r{/`込ぃ.來ネa | `7
/ h| i t予/ ヾ沙宀' l /
亅l l `ァ′ / !. ! /
、 j ! ! / / | i c⌒ヽ!
ハ / | ! /
{ ヽ / U
>>1&
>>9乙!!!!!
はぁ・・・うっとりするAAだね。
前スレ
1000 名前:花と名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/01(月) 21:38:42 ID:???0
1000なら次スレは平和
GJ!
半神の文庫っていい短編揃ってるよね
編集も狙ったのかしら
>>14 あれは、私が初めて萩尾漫画を読む人に最初に勧める文庫w
その後反応よかったらポーやトーマ、AA´あたりを進め、一気に残神、銀△等
まで引きずりこむ。
そうそうwww
ジャンルも色々揃ってるから、興味持ったやつから読んでみて〜って貸しやすい
大抵みんな読み始めたら「絵が綺麗すぎる」ってビックリするみたい
『猫本』、私はおおむね面白かったです。萩尾さんのも楽しく読みました。
(萩尾さんのは日記ではなくて、創作です。>前スレ982さん)
「南南東電力」っていう会社名がいかしてる&星型のピンどめ、ナイス w
>>1 乙です
>>9 前に貼ろうとしたら二つに別けないとできなかったのに、
ちゃんと貼れたんだね。「何やってんの?」まで言われたです。ウラヤマシス
>>17 話の内容はバカバカしくていいけど、扉絵のかつしまが怖すぎます。
1さんへ。( ^^) _旦~~
乙ー!
とにかく1の人 乙〜〜。
>>17 前スレ982です。ありがとう。創作なんですね。
届くのを楽しみに待ってます<猫本。
>>1>>9 トントン乙乙でした。
すご〜い、AA感動しました。
このスレって何かいつもいいもんみれる〜
AERAのこともラララもここで知りました
ありがd
>>5はトーマだかエーリクだか自信ない
たぶんトーマ?
>>26 それはあまりに釣りすぎる。
トーマの心臓読み直してからまたドゾー
ラグトーリンって最初出てきたときと後で
顔が違うよね。
それをいうならエロキュスなんか
どれが本当の顔か混乱w
ルルゴー・モアやっていたときに整形したのかなあれ?
>>30 そう。顔も身体も皮膚も骨格も整形手術で変えたらしい。
タカオやミロン、グランパ系の人っていうのかな。彼ら、すごく好きだ
萩尾さん独特のキャラって気がする。
タカオのラグトーリンへの呼びかけを読むと、いつも泣けてくる
>>32 ノシ
自分もすごい好き。
あったかくて大きい。
ツワブキ君も親戚かな。
11人のアマゾンも親戚だな。
はるかに超越した存在(ラグトーリン)に対する素朴な愛だわな〜。
で、ラグトーリンはそんなモノは歯牙にもかけないだろう事は明らかなので
それがまた男としてカナシスw
>>36 でもタカオの「ラグトーリン、答えておくれ」に振り返ったラグトーリンの顔には
なんともいえない哀しみがあったよ(と私は思った、だな)
女性だけど黒羽も同系だよね。GFにもそんなことが描いてあった気がする。
そして、髪の長さと顔だけだと・・・・・・ナザレのも同類、かも(いやん)。
「海賊と姫君」の主人公って、そういうグランパ・キャラの変型なのかと思ったり。
単純素朴な力強さを持つ「彼ら」が愛を成就させるパターンを
描いてみたのかなと思うことがある。空港で彼女を抱き上げて連れ去るシーンが忘れられない。
(ボンデージ風コルセットを着た枕もw)
>>37 そうなんですよ。哀しそうな表情、でも行っちゃうよ、みたいな。
時間を行き来できるんだから、タカオの一生にくらい付き合ってくれても
良いのに、と思ったものです。そこで行っちゃうところがひょっとしたら
彼女なりの愛だったのかも、とも思わないでもないですが。
ちょっと疑問が。Wikipediaの年表で
アーサーがバンパネラになった日がしっかり書いてあるのですが、
そんなエピソードありましたっけ?
え。アーサーってバンパネラなの?
>>42 エピソードはなかったとオモ。
Wikipediaの年表は、『萩尾望都の世界』を元にして作られてるみたいだ。
書いてある年がぴったり合うから。その年の出来事は、書いた人が自分なりに
工夫していろいろ付け加えてるみたい。
『萩尾望都の世界』の年表だと、
「1889年 アーサー=クエントン卿(32歳) 8月21日死亡」となってるね。
>>43 「エディス」の最後
エドガーに会いにきて霧の中に消えていったのがアーサー
>>45 頬の傷を見てオービンが気づくんだったよね。
そういえば今月12日はエドガーのお誕生日だ。266歳だっけw
アランが消失してもう30年になるんだね…
エドの誕生日って萩尾センセと一緒かい?
確か牡牛座だったよね。
なんとなく『ポーの一族』の二巻を読んでみたわけだが…………
うあぁああんポリスター卿セツナス!!!
「おいでわたしのリリア」
が頭からはなれん…
>>47 マンガや小説の主人公の誕生日を、自分の誕生日と同じ設定にしてる
著者はよく見かける。
やっぱり主人公に感情移入するものだからエドガーはご自身と重なる
部分もあったようだし。
でも11人のタダは優等生すぎて鼻について好きじゃなかったらしいね。
猫本、やっと買えました。
A4サイズぐらいの大判の本だと思い込んでたので
探すのに手間取ったわ。普通のコミクス判だったのね。
で、萩尾せんせの長靴ねこ。いいわ〜。さすがでした。
自分的にはポリスター卿はどうかと・・
肝心のリリアの方はBFもいるわけだし。
やっぱり人間として行きたがってる娘を無理矢理
あの世界に誘うのは勝手だと思うのですよ。
でもリリアが嫌がったらポリスター卿は無理強いしたりはしないか・・
それ考えるとポーツネル男爵はうまいこと
若い娘(シーラ)を自分に惚れさせたよなあ
ポーツネル男爵も、シーラがどこまでもついていきますって感じではあったものの、彼女は子供を産んで共に老いていくことを望んでたのに…
自分がバンパネラであることを隠しとおして彼女の了承を得ずにバンパネラにしちゃったよね
ポリスター卿もリリアには何も言ってなかったし、アランも人間として幸せなエディスを仲間にしようとした。やっぱりバンパネラたちには多少自分勝手な部分がある
55 :
52:2006/05/04(木) 17:18:20 ID:???0
×行きたがってる
○生きたがってる
自分勝手と言われてもなぁ。
いろいろ大変だろうなぁ、バンパネラも。と思ったり。
永遠に同じ連中と、
あるいは一人で生きていくわけにはいかんし。
多少、強引さがないと。w
メリーベルにしたって、後日エドガーはえらく後悔してるわけだし。
単純に、
合意のうえの(あるいは相手に判断させたうえでの)
バンパネラ化ならOKってもんじゃなさそうだ。
信頼関係のある人なら、人間的価値観がバンパネラ的価値観へと
変化してしまうんだと思ってたw
バンパネラになってみないとわかんないし。
シーラもそうだけど、普通はバンパネラになった途端、思考回路が
バンパネラ的価値観へと変化してしまうのではないかな。
エドガーの場合はなぜか人間的価値観が残ったままの変化だったから
あれだけ苦しんだわけで。
一族になった時もなかなか目覚めず、
バラを枯らすその手を持って、バンパネラになったことを後悔してるんだよね。
まぁ、エドガーはメリーベルを幸せにできないと苦しんでたけど、それはエドガーの考えで…実際メリーベルを置いていったほうが良かったかどうかなんてメリーベルにしかわからないしなぁ。
>>59 あの連れられる時のメリーベルの顔見たら・・・
置いていくほうが幸せだったなんて私には思えません。・゚・(ノд`)・゚・。
自分自身も妹だから、あのシーンは何度見ても泣ける。
たとえ死んでも、化け物になっても、兄弟がいない(むしろ親も)世界に置いていかれる
なんて耐えられない。
・・・と、私個人の意見ですが。
結婚する とか、
移民する とか、
そんな時と似たような覚悟なのかもね。>バンパネラ化
>>60 置いていくほうが幸せだった、と私は思った。
まあ、個人的意見だし、
作品の中でメリーベルが後悔するシーンはなかったみたいだから、
何とも言えないけどね。
公募すれば良いのに。
「バンパネラ採用試験実施」とかで選抜してさ。
置いていかれた悲しみはリデルが体験してるね。
メリーベルは人間だった頃はおてんばで元気だったのに
バンパネラ化したとたんに虚弱になって儚くなってしまったし。
アランも最初はメリーベルに恋してたのに、バンパネラになってからは
エドガーの心の半分を占める今はいないメリーベルに嫉妬していたり。
長く生きるのもトラウマ抱えてるといろいろ大変そうだ。
置いていったらメリーベルは普通の人間として幸せになれたと思うし、バンパネラになった彼女は病弱になってしまったわけだけど…
ずっと一緒だった、たったひとりの愛する兄に二度と会えなくなるなんてメリーベルにとってすごく不幸なことだと思う。
メリーベルにとってエドガーという存在の大きさを考えたら、いつか会えると信じてずっと待っていたのに、エドガーは二度と現れず生涯を終える…というのはあんまりな気が…
>>64 うん。
でも、リデルはラッキーにも(?)、
普通の人間として幸福な一生を送ったみたいじゃない?
それはそれでOKかと。
なんつーか、
人間もバンパネラも、幸せになるのは大変だ。
>>67 >人間もバンパネラも、幸せになるのは大変だ。
なにげに名言!
69 :
花と名無しさん:2006/05/05(金) 03:52:44 ID:PFltg0l70
メッシュっておもしろいですか??
ポー・トーマ・11人を読んだとこです。
>>69 私はお勧め! 父親を憎む少年の成長物語。
メッシュは、エドガーやユーリたちよりも少し年上の17歳。
傷ついたメッシュを温かい目で見守り続けるミロンが(・∀・)イイ!!
連作形式だから読みやすいしね。
メッシュって私にとっては萩尾作品の中でも
特にわかりやすいトラウマ漫画。(残神は置いといて)
残神のジェルミも明確に救われたわけじゃないけど、
メッシュもまたお父さんと仲直りできたわけじゃないんだよなあ・・
心の傷が癒えるのには時間がかかる・・
メッシュの最終回は少し不満。。
もう少しわかりやすいというか、何かを隠喩してるならもう少し
象徴的な終わり方にしてほしかった。
作品自体は好きだけどさ。
69さんには、できたら初期の短編集をお薦めする。
メッシュもいいけど「秋の旅」あたりで萩尾さんの
別の魅力を知って欲しい。
74 :
花と名無しさん:2006/05/05(金) 14:40:43 ID:GOS1JxyD0
>>72 そういえばはじめて読んだ時最終回だと気づかなかった。
余韻のあるいいラストだとは思うけどね。
>>72-73を読んでふと思ったんだが、
そう言えば、『秋の旅』のラストは、『メッシュ』のラストと共通する部分があるな。
主人公は、今まで憎しみの対象だった父親の気持ちが理解できるようになる。
でも、父親と一緒にいる道は選ばないで、自立する道を選ぶ。
その先に何が待っているのかはまだ解らないけど。
メッシュって最終回はどういう意味なの?
親父を駅で見かけるまでは、ミロンと一緒に行く気満々だったし。
あそこは、萩尾ワールド的にはいろいろ意味のあるシーンだんだろうけど
前後を考えるとどうしても、単に電車に乗りそこなったとしか思えない。
電車を乗りそこなった、って確かにそうだ。
つまりさ、ミロン達と出かけようとした矢先、同じ電車にパパを発見。
普段のメッシュなら「あんな奴と同じ方面に行きたかねえ」→乗車拒否。
しかしあの時のメッシュは明らかに父を見て戸惑いながらも、
父を追おうとしている。でも心はまだ割り切れているわけじゃないから
足ははっきり父へと向かうわけじゃなく、まだそこで
立ち止まるしかなかった・・
と自分は解釈した。
78 :
77:2006/05/05(金) 15:50:53 ID:???0
意味不明の連レスごめん。
ようするにメッシュって、「自分は世界に受け入れられるのか
この世界に自分の居場所はあるのか」って話なんだと思う。
ミロンと心を通じさせて擬似的に(?)居場所を得たりしたけど、
やっぱり最終回でお母さんの元へいったりお父さんと喧嘩してやりきれなかったり、
親によって心を喪失した子供はやはり親と関係を修復して救われる、って
言いたかったのじゃないかな?
あの電車に乗りそこなった、ってことは、電車=世界だと考えたら
まだメッシュは世界に完全に居場所があるわけじゃない、
宙ぶらりんの状態の子供なんだ、ってことだと思う。
完全に父を捨ててミロンと共に生きるわけでもなく、
また父を許せるわけじゃない、
どっちつかずの状態だからこそ、電車に乗りそこなった=居場所が定かではない
というラストだったんだと思う。
長文すみません・・・
うむ。
父と共に行くわけでもなく、今までのようにミロンに頼る生き方を続けるわけでもなく、
おぼつかない足取りながらも、自立しようとしているシーンだと私は思った。
ただその先は茫漠としていて、どうなるのかは誰にも判らない。
「ターン ン ン」って音が余韻を残していて好き。
最後の方の大ゴマ、メッシュの目の焦点が合ってなかった・・・というか、
まぶしそうな目をしてたでしょう?(確か)
それと一緒に、読者の私も眩惑したまま読み終わっちゃったんだ。
しばらくボーッとしてたのを覚えてる。
過去スレにあったラストシーンの解釈(解説)が興味深かったな〜。
「でも電車は何本も出ているんですよ」というような・・・。
「電車は何本も出ているんですよ」と
「でも《その》電車は一本だけ」みたいなことだっけ?
だめだ忘れてるわ。過去ログ読んできますね。
豚きりスマソ
少女セブンでフラワーフェスティバル連載してるね。
少女セブンなんつう雑誌の存在があったのか
サイン会行ってきました…はじめてお話できてウレスイ
夢枕さんがなくなる前にポーの続きをかくなら、アランも一緒にだしてくださいって言ったら、
「そうですね」って言ってくれたよ〜。
ポースレの工藤さんの話とか覚えてるかなと半信半疑で「アラン、散ってないっておっしゃってましたよね」って
聞いてみたら覚えてるみたいだった。
レポ乙
ポーいつか、いつかまた読める日が?!wktk
少女セブン?
女性セブン
どれよw
ウルトラセブン
フラワーフェスティバルの連載ってどういうこと?
再録?
うん。
私も銀行においてあった女性週刊誌で見た。
フラワーフェスティバルの2回目だった。
そういやベルばらも再録されていたよ
なんか馴染まないな>女性週刊誌
いや、FF(フラワーフェスティバル)は
人間関係のドロドロ具合が女性週刊誌ぽい。
二股かけてて、どっちの男の子供を妊娠したのか
わからないなんて
ふしだらな女性も出てくるしね
昔は女性週刊誌っつーと業の子と書いて業子(ナリコ)と読む、みたいな
マンガしか無かったように思う。
『悪女聖書』だっけ?
別にいいじゃないか
フラワーフェスティバルの話題に移ったとたんに
一行レスしかつかなくなった件について
その路線は今も健在だけど、全体の巾が広がってきましたよねー。>97さん
違うタイプのをあれこれ読めていいなと思うけど、「女性週刊誌」を(複数)買うことってないので、
私は喫茶店にあれば読むくらい。あとは好きな作家の単行本待ち。
・・・で安心しちゃってるけど、再録特典みたいなのは全くないですよね?<FF
名前が今思い出せないけど、しかも男の子だけど、
エッグ・スタンドの彼を思い出してしまった
>業の子と書いて業子(ナリコ)
FFて書くからめずらしくゲームの話題かとw
あー主人公が空気だった
いや、みどりは十分主役だった。
自分的には兄や両親やら本来の端キャラがめいめい
自分勝手に好き放題やって結局何が何だかのまま終結していった。ってキガス。
でも振り回されながらもフェスティバルに向けて頑張るみどりは好感持てた。
たまこちゃんのガイアが好き
>>104は今回FF12ゲームの方の主役ねw
やっていないけど別に主役らしい脇がいた模様。
再録はいいけど
なんでフラワーフェスティバルが選ばれたのかがわからない。
バレエブームに便乗して、萩尾さんのバレエ作品の中で
短編ではなく重過ぎないものを選んだだけっぽい気がする。
ローマへの道のテーマでは、読者層のバレエやりたい願望を
漫画読んですり替え満足、ってわけにはいかなそうだし。
なるほど、ポン! でも個人的には、楽しくブームにのるなら、
「海賊と姫君」、「青い鳥」、「オオカミと三匹の子ブタ」、ジュリエットの話、白鳥のミステリっぽい話、
あたりがずろ〜んと載っても良かったかな〜。
「ローマへの道」はバレエブーム的には何だけど、母子愛ものとして、女性週刊誌向けともいえる・・・かな?
海賊と姫君のローズマリーは
男がよく変わりますね
笑う処じゃないのに笑っちゃったスレに
よくあのオリバーの場面取り上げられていたけど
はっきりいって、笑わすために書いた場面だと思うけど。
・・・・というのが極端ならプレイボーイがおかしなこと
とわかっていても真剣になった場面というか・・・
>>112 笑わすっていってもプゲラとかじゃなくてホロっと笑っちゃう幹事だよね。
そうそう。あそこは恋するものの愚かさとか、陳腐さとか、
そういうおかしみを含めて自分をさらけ出して相手にぶつかる
ことって(・∀・)イイ! よねってとこかと。
一年忘れててもこの時期になるとなぜか思い出して
萩尾さんの漫画読んじゃうな
>>115 それは「創立祭の五月」、「魔の五月」だから?
街のあちこちにバラが咲きこぼれていますしね
アーモンドの花も今がシーズンだっけ
情報を貼り
ブッキング 6月下旬 金銀砂岸(画集) 萩尾望都 2100円
どうしよ。買いたい。
情報ありがとう。
えへへ持っている
当時そんなにしたかな?
阿修羅の絵が好きだったな、、、。
ところであれに載ってた「万華鏡」と同時期くらいの作品かなーと思うけど、
男の子が「宇宙へ行くのが夢」で、女の子が「待っているのはイヤ。エプロン持ってついてくわ」
というようなお話は、どこかに載らないのでしょうか・・・。(タイトルが分かりませんが)
124 :
花と名無しさん:2006/05/10(水) 19:25:19 ID:/gwQiIwv0
文学的や詩的な漫画を描く人として木原敏江もそうだと思うんだけど、彼女も萩尾先生の影響を受けてたりするんだろうか。
あの時代はいろいろな作家ったいがお互いに影響しあってたと
思うけど。萩尾さんの影響が特にあったという話は聞いたことないが。
「銀河荘なの!」にエドガーが顔出したりしてるし仲は良かったのではないか。
ラララ書店のコミックにも木原さんの作品が入ってるしね。
今でも交流はあるんだろうな。
ちきしょー! 十分知ってる話なのに、AAなのに!
…またグッときてもうた。orz
すごい…
そして改めて半神スゲェ!とおもった。
私の短編ベスト1なのだ。
>>128 うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ
初めて見た。感動した。原作読み直したくなった。(実家orz)
マットデイモンのふたりにクギづけはあっけらかんとしてたっけなあ
泣いた・・・本探して読も
原作では泣かなかったのにAAで泣けた
AAがあまりにも無垢すぎて泣ける…
やっぱりセリフが良すぎ。
「わたしの神」
原作よりも心にしみた・゚・(ノД`)・゚・。
半神の凄まじい点はなんといっても
これだけの内容をたった16Pで表現していることだ
>>128 絵だけではなく、言葉も凄いんだ・・
あらためて実感して鳥肌たった。
漫画を読んでいる時には綺麗な絵に引き込まれてほとんど意識しないけど
言葉の持つ力って、漫画の中でも大切な要素なんだなぁ。
|
|
/\
. / ヽ
,,''´``ヽ、,:''´``''、
i'____i'____i
))\ /((
. (( ◇| ̄ ̄| ☆))
☆)) |. 祝 .| (( 05/12バンザーイ!
(( ★|. 誕 .| 。 )) ◇ 萩尾先生、エドガー
)) |...生..| (( (^(・∀・)^)
(( |...日..| ◇ )) ヽ ノ
. )) |__| ◎ (( ( ( (
★ ☆ (__(_)
おめでとー、おめでとー!
萩尾先生がこの世に生まれてきてくれて本当に良かったよ。
萩尾先生に出会えてよかったよ。
萩尾先生の漫画を読めて良かったよ。
これからも私の道を照らし続けて下さい!
せんせオメ!
エドガーも。てかエドガー今年で幾つよ?w
エドガーは1740年生まれだから…
今日で266歳!(・∀・)スゴイッ
いま何処にいるんかなぁ?
アランのショックから立ち直れず、
ポーの村で隠居生活してたり。
萩尾先生、エドガー、お誕生日おめでとうございます!
>ポーの村で隠居生活
…見つけられたのかな、村。
ポーの村って一族でもなかなか入れないのかな?
ポリスター卿の時も苦労してたね。
アランは行ったことがあるのだろうか?
エドガー、1740年生まれというと、あのサド侯爵と同い年なんだなぁ。
そう考えてみるとつくづくスゴイ。
フランス革命のニュースも、海を隔てて聞いているだろうし。
マリー・アントワネットは15歳年下になるのか。
モーツァルトが今年で生誕250年だもんね〜
エドガーがヴァンパネラになっちゃったのは何年?1754年?
>>150 そう、1754年だよ。
『萩尾望都の世界』の、ポーの一族年表に、
「●エドガー (14歳) ポーとなる」とある。
>150
アンドレの生まれた年だなw
そっかエドガーってオスカルよか年上なのか…
それだけ長く生きてるわりに
人間できたとこがないなーエドガー
中2病で時間が止まってるんだもん、しゃあないやんw
体の成熟が心にもたらすものってのも結構大きいしね
中2…いや、不完全な永遠の少年だからいいんじゃないか>江戸がー
中2病の266歳w
エドガーは完全なDQNなのに、皆様彼にとてもお優しいんですね
釣りでしょ。時たま変なのが沸くね。
エドガーって確かに自己中っぽいところはあるかも。
というより、人間の温かみが感じられない・・というと言いすぎだけど、
つまりバンパネラ特有の冷酷さ?みたいなのがある。
バンパネラ狩りで集まった人間を焼死させようとしたり、
オービンを矢で射ろうとしたり。
エドガーは人間の価値観を捨てきれない変なバンパネラだといわれていたが、
自分は全編通してアランの方がよほどそれっぽかった。
まあ性格といってしまえばそれまでだけど・・
>>161 >つまりバンパネラ特有の冷酷さ?みたいなのがある。
同意。
>バンパネラ狩りで集まった人間を焼死させようとしたり、
『エディス』でも、「あの屋敷に集まった奴ら全員殺してもよかったんだぜ。」って
意味の事言ってたよね。14歳って、大人になる途中で心が不安定というか、
残酷な一面もあると思う。そういう意味でもエドガーは、永遠の14歳なのかもしれない。
エドガーは人間に戻りたいと思っていながらも
メリーベルを殺した人間を憎んでもいる。
オービンや館のメンバーを殺そうとしたのは、
ポーの村を襲撃されたり、メリーベルを殺されたり、そういう
過去があるから狩られる前に先手を打ったわけだよね。
まあ過剰防衛かもしれんが。
しかも最後はアランを守り切れなかったし。
エドガーはメリーベルと一緒だった頃の人間に戻りたいのであって、
物語の時間の中で今すぐ人間に戻りたいんじゃないという解釈をしていた。
それでメリーベルが消えたときにエドガーの心の一部も壊れて、
受け入れたひと(アランとかリデルなど)にはやさしいけれども
敵対する人(バンパネラの秘密を探る人)には容赦しないんだろうなーと…
駄文スマソ
ヴァンパネラ達の麦は異質なものを排除しようとするから、
用心が必要なんだよ。
麦が反撃してくるんだから確かに怖い。シュールだな。
アーサーがエドガーの肖像画を描いたのはなんで?
焼き払わないといけないくらいヤバイモノならさ
ただ描きたかったのでは?
本当に何か描きたい人って、描きたいって慾だけで行動するし、
モデルもあとから探索する人が出るとは思わなかっただけでは?
妄想だけどさ
なんかどこかの事故の裁判みたいに予測できたににしなかったのは無責任だ、
常に予測しろとか、自己責任だとかをマンガや小説で言ってたら、
ドラマにならない訳で…
エドガーがちょっと歪んでるというか
性格悪く見えるのは、最初はお父様とお母様(ではないわけだが)と
一緒に行動してたりしてメリーベルもいたから
多少人間的な価値観を挟む余裕があったからで、
その後は一人になった上に頼りにならないアランの面倒も見なきゃいけない
からすごく気を張っているからでは?
アランは元は坊ちゃんだから甘えた体質なうえ、エドガーに頼り切っているから
ずっとぽやんのままなんだと思う。
だがそこがいい>アランのぽやん エドガーにとってもw
つうか彼にとっては、自分がいないと生きていけない存在っていうのが、
自分自身が存在してくために必要だったわけで。
まさに逆の願望の現れ。
つまり共依存か
ラストの「エディス」ではそのぽやんwのアランのイメージが大分変わってきてた。
エドガーの庇護の下から出始めているようにみえたし、常に待ち状態のアランが
自分で行動してて、100年してやっとアランにも変化がって思ってたのに・・・
仮にあの後アランが生き残ってたら、二人の関係に何か変化でもあったかな?
近い二人が距離をとるラストの作品
けっこうあるよね。
でもエディスをあの世界に引き込むのは絶対に
あの場合彼女にとって不幸と思えるし、
アランはエディスと別れても
元に戻らず変化が訪れるだろうか?
逆に喪失感でますます依存とかならないかな?
>>174 アランがエディスと別れて、またエドガーと一緒に暮らしていたら。
アランは精神的に大人になったと思うよ。
エドガーのメリーベルに対する哀しみを、
理屈じゃなく感情で理解することがやっとできたので。
>>175 なんてこったい。
アランが消失しなければ、その孤独を理解出来る友人が
やっとエドガーに現れたというのに。
アランがあそこで消失していなければ、何年かあとにキリアンの
「それはもっと後の話」が描かれていたのだろうか…?
[それはもっと後の話」ってやっぱり描かれてないエピソードなの?
何度読み返してもよくわからなかったので自分が読みきれてないんだと
あきらめてたよ
ポーの一族って絶対バルバラと繋がってるだろ…。
繋がってるとは思わないけど
「永遠の命・不思議な一族の村」を今の萩尾さんが
設定しなおしたのが、エズラの一族のような気がする。
エズラはかつてのポー・ファンへのボーナスキャラで、
止まってしまったエドガーの時間を進めた姿に見えた。
メリーベルと青羽もなんとなく似てる希ガス。
>>168 そうだね。
あんまり矛盾がないかとか追求しすぎると話つまんなくなるね
なんかすっきりした dクス
<常に予測しろとか、自己責任だとかをマンガや小説で言ってたら、
ドラマにならない訳で…
>>177 キリアンの子孫の話は、
血縁的には一世代限りと考えられていたヴァンパネラが、
実は遺伝するっつーことになるんだよな。
そーっすっと、お話はいろいろ膨らむかもしれんけど、
収拾がつかなくなりそう。
読んでみたかったけど、描かなかった萩尾さんの選択が正しい気もする。
>>180 なるほど、言われてみればエドガーをもうちょっと可愛くした感じかも。
はじめにバルバラを読んだときは、銀の三角をボリュームアップしたよう
なイメージだったけど…考えてみるとそこはかとなくポーみたいな雰囲気
もあるような。
昔の代表作を萩尾さんが今のクオリティでリミックスした感じ?
うんうん!
エズラみた時、今の絵でエドガーを描くとこんな感じなのかな、って思った。
キリアン自身はきっとずっと発症・・・というかバンパネラに変化しなかったんでしょう。
もし変化していたら、そこで何もかも止まっちゃって、因子が子孫に受け継がれるってこともなくなるだろうし。
ってことは、ダーナんとこみたいに「前哨線」になるかもですね。隔世遺伝(?)の事始めみたいな。
子孫に受け継がれると因子を持った仲間がどんどん増えていってるわけだね。
スタンドアローンじゃなくなるわけだ。
遺伝的な(というか生まれつきの?)ヴァンパネラが登場してしまうと、
「(自分が)ヴァンパネラになる」
あるいは
「(人を)ヴァンパネラにする」といった“意志”がなくなってしまうわけで。
『ポーの一族』の中における人とヴァンパネラという対が、
えらく薄っぺらくなってしまいそうだ。
あれはそうはっきりと「遺伝」していくたぐいのものじゃないと思う
あのモチーフは他の作品で使われてるね
潜在化した特性が三万年後に現れた
赤砂地のパントー(銀の三角)
バルバラのライカの両親が食べた心臓の影響は
あの赤ちゃんに出るのか、その後の世代に出るのか…
恐るべき子供達を読みました
最初は正直、主人公達のテンションに着いて行けず、たらたらと読んでいました
そんな中、一気に訪れる悲劇のラスト
あのスピード感にやられました
そして終わってみると、最初のたらたら感が活きて来るから不思議
いつの間にか惰性と快楽だけの彼らの日常を味わっていた気分だった
テーブルの下でぼかぼか脚の蹴り合いしてたのが好き
ザリガニが正直まずそうだった
ザリガニは日本ではあまり一般的な食材じゃないからなあ
>>192 そこかよw
と、突っ込みたかったが同感。
ドロ抜きをちゃんと汁!
そしたらフライなら食えるヨw
(生食は寄生虫がいるので禁止にゃ
恐るべき子供たちは
ジャン・コクトーの原作や自身が監督した映画もお勧め
映画はバッハの曲との組み合わせがイイ!
自分は萩尾作品が初読で
あとで原作とあ映画を観ましたが
萩尾さん独自のイメージの展開がとても秀逸なのに感動しました。
上の方のレスであった
ブラッドベリの版権とって来る編集さんすごいなーと思いますた
この頃って編集者の力量が落ちてるような気が…
まあ時代が違うっていうのもあるのでしょうが
豚切りでスマソんが、
ヴァンパネラって大人でもやっぱり子供は作れないってことか?
セリフうろ覚えだが、男爵が2巻で
「シーラが望んでいるような子どもを生んで家族で云々という生活は出来ないが」
というような事言ってるから、人間みたいな繁殖能力はないって事だろう
こういうこと訊くのってすごーい夢を壊すし
アレかもしれませんが、
そういう繁殖目的は果たせないとしてバンパネラは
人間もしくは同族とニャンニャンしたいって欲求は無いのでしょうか?
それとも捕食=性的欲求として同じものとして考えれば、
エナジーを吸うって行為だけで充たされるのでしょうか?
もう人間的欲求って言うのはバンパネラになった時点で消滅するのでしょうか?
>>199 バンパネラになった時点で、人間というか生き物としては死んでる、と思う。
だから本来は生き物の本能である(子孫を残したいから)セックスしたい、という
性欲はないと思ってた。
食欲も同じく生き残るための、性欲と近いところにある本能なので、食欲=エナジーを
とりこむ快感だけで満たされる、というのに同意する。
恋愛の延長としての性欲も、好きな人(気に入った人)のエナジーを…というので
十分な行為なのでは?
でも好きな人のエナジー吸ったら死んじゃうよ?
好きな人が出来ても殺すか
仲間にするかしかない
どっちにしても恨まれる。 なんて不遇なバンパネラ
だからこそポーになったときに人間的価値観が消滅して
積極的に?バンパネラとして生きようとするのか。
(そりゃずっと恨まれたままじゃやりきれないもんね。)
実際のヴァンパイアの特性がどうかは知らないんだけど、
これはポーに引き込んだ本人が辛くないように、という萩尾先生の処置?
でもエドガーはポーになってからも人間の価値観が消えなかったので、
自分達バンパネラ自身をどこか恨んでいる節があったような。
(一般的な)吸血鬼の行動は、性行為の代替行動みたいなもんだ、
って説は結構昔からあるからなあ。
自分のキバを相手に食い込ませ(行為の暗喩)、血を吸うことで
仲間を増やす(擬似的な繁殖)、って感じで。
バンパネラの習性を微妙に普通の吸血鬼とは違うようにしたのも、
そのへんの生々しさを避ける目的があったのかもね。
>>201 エナジー吸うだけじゃ、死なない。
殺す気で吸うこともできるようだけど。
『ポー』の設定ではね。 ↑
>>199 あると思うよ。
だから、たいてい成人ポーは異性をパートナーに選ぶんじゃない?
実際に何をするかはワカランけど。
でも、
少女漫画雑誌だから、あからさまに出さなかっただけでは?
>実際に何をするかは
お互いにエナジーを吸いあう(交換しあう)のかとオモテた。
そしてその後は二人横たわってゆっくり眠る、とか。
我ながらモロな投影でw
>>205 それ、映画『コクーン』のエイリアン流儀のSEXっぽい。w
っつか、エドガーとメリーベル?(´∀`)
エドガーとメリーベルが行ってた「交流」ってやつだよね
私もこれがセックスの代わりなんだと思ってた
心を何に例えよう
209 :
208:2006/05/18(木) 22:14:21 ID:???0
すいません誤爆です申し訳ない
>>207 あー、そーゆー見方もあるのか。
あれは単純に、“栄養”の受け渡しかと思ってた。
そんで、
成人ポーの男女は挿入・射精といったことはできないかもしれないけど、
愛撫くらいは普通にするんだと思ってた。
人(ポー)のSEXは本能や機械的なもんではなく、心を伴うものなので。
それである程度満足できるかと。
……と書くと格好がつくが、下世話なだけかもしれん。>自分 w
>>207 じゃあ、エドガーとメリーベルは兄妹でセックスがしたかったのかなw
「僕達はよく 交流 を行った」ww
>>205です。
私はその「交流」で具体的(肉体的)な快楽があるんだと思ってた。
つまりあれです、エドガーとメリーベルは下世話な言い方だと近親s…
処女の妄想ってオソロシス←かつての自分のことだが
兄妹のセックスが禁忌なのは子供の問題があるからで
それが無ければ、人間界でも忌むべきことにはならなかったと思う。
でも実際そうじゃないかな
文化的タブーがあるからその中で育った我々は気持悪いと思うわけで、
富と権力を分散させないために近親婚が推奨されていた昔の王族貴族は
当たり前のように受け入れていたみたいだし
人間時代の感覚が残っていればアリエナスwだけど
ワシも基本そうだと思う。
確かに古代のエジプトなんかでは兄弟親子の婚姻は当たり前だったけど、
エドガーとメリーベルがセックスしたかったというのは、違うと思うな流石にw
同じ快楽を伴うとしても、生欲ではなく、食欲に近いんじゃないの?
ウマーなモン食ってお腹も満杯、栄養足ってお肌つるつるで満足満足w という感じの。
子供の問題がなけりゃ大丈夫でしょう
幼馴染とどこが違うんだって話
でも交流ってエロくない?
エロいって言い方は下世話だけど、私はとてもセクシーに感じた
尤も、セックスほど直接的な快楽ではなくて、もっと深淵の部分まで満たされる感じだと受け取ったけど
きっと吸血行為は吸うほうも吸われる方も、すごく気持ちいいんだよ
交流も、快感をともなうものなんだよ
>217
私は別に萌えてないよ
二人でどうこうと妄想したこともないし…
ふつーに食欲だろ…<交流
点滴に近いんでないの、餌を巧くとれない飢えたメリーベルのために栄養導入、
満腹になって眠る。しかも濾過浄化作用つきだから自分にも鮮度の高い栄養が補給できる。
セックスの代償とするならやっぱ仲間にいれる時くらいと思う。
エドガーならメリーベルとアランで二回?
犯す(バンパネラ化)殺す(吸血殺人)食す(吸血・交流)みたいな感じで。
強姦は相手がかわいそーだ。
そしてキングポーにやられたエドガーの立場は。
エナジーを補給する際、
こちらのエナジーも注入すれば、
それによって相手を仲間に引き入れることができる(=仲間は増える
確かにセックスくさい
となると、エナジーを交換する「交流」もまた、限りなくセックスに近いんじゃないんだろうか
エドガーとメリーベル間でしか行われていない描写だったけど、
好きあったバンパネラ同士、精一杯の体のあけ渡しだと思うのです
エナジーを注入しあうわけだからね
なんにしても気持ちよさそうだ
バンパネラはともかく
人間の世界の話で子供さえなけりゃおkって考え方は
本当にそうなんだろうか?
やっぱり近親相姦はよくないと思ふ。
実際にながーい間の経験則で
「血族婚は、たまにすごく頭がよい・身体能力に優れた・美貌の子が生まれるけど
虚弱で繁殖力に乏しく、頻繁に奇形の児が生まれる」
ことがわかってるから、一般にタブーになっていったんだと思うよ。<近親相姦
その「頻繁にハズレ・たまに大当たり」の選択で「たまに」の方に賭けたゴシックホラーとか多いよねw
それと単純に、生まれてからずーっと一緒の異性を異性と認識しなくなるってこともある。
兄弟のみならず親子間も。自然に備わった防衛反応なのかな?
とうのたった夫婦でも、きょうだいか親友みたいに思えて性欲を感じなくなる人もいるけど
これも「いろんな組み合わせで、より環境の変化を生き残る多パターンの子供を残したい」
って生物の本能的な感覚なのかもしれないな。
きっと、いろんな面から見ても
そういう障害を持った子供も多いし
昔はおkでも今は駄目、って観念がどの国でも長い時間をかけて
作られてきたんだろうね。
てことは現代の価値観というより、やっぱり不具合が多いから禁じられた、という
面で考えたら人間の世界ではよくないんだよ。やっぱ。
その不具合って、全て子供に起因する問題でしょ?
まあ実際には、赤の他人と交配するより、障害が多少出やすくなるって程度だけど
子供の問題無しに
>>228さんが「よくない」と思う根拠を聞かせてほしい
>>231 228じゃないけど
なんか「人を殺すのはどうしていけないの?」に通ずるものがあるな。屁理屈っぽいw
倫理(タブー)と生理的嫌悪と実害とは表裏一体だと思うよ。
「よくない」と思うのが、子供の問題を帳消しにできない存在である、人間の感覚なんでしょう。
血族に恋愛感情=性的魅力を感じにくいのもそういう生き物の本能だとすれば、
あえてタブーを犯す背徳の快感が、「近親相姦ヨクナクナイ」ポイントになるのではないかな。
個人的にはかなり気持ちワルイ話題…私には無理だw
シーラもヴァンパイアとして目覚めたとたんになんか根っこから変わった感じがして、
ちょっとぞっとした。
エドガー達には人間としての苦悩も描かれたけど、彼女はどうだったんだろうか。
ずいぶん前にどっかで読んだ覚えがあるんだけど、
鳥(だったっけ?忘れた)でのお見合いみたいな実験がされたとか。
選ぶのは、全然血の繋がらない相手ではなく、三親等以上だったかぐらいの
遠さの相手を似ている顔を判別して選ぶ、との結果が出たらしい。
でも検索しても出てこないので夢だったかもw
↑思い切りすれ違いでしたね。ごめんでした。
>>232 「よくない」と思う背景には、確実に植えつけられたモラルや常識があるわけで、
それが本能の声だとは言いがたいと思います
近親相姦がダメだという教え無しに育てられた子供達が、
近親相姦に嫌悪感を持ち、顔を顰めるというのは想像が付かない
事実、私がそうでした
今ではすっかり近親相姦ものがリアルでも二次元でもダメになってしまいましたが、
小学生の私が聞いたら「そんな偏見」と怒り出すでしょうね
>>235 そこまで突き詰めて近親相姦がなんでいけないのかわからない!ていうんなら
スレどころか板違いだと思うんだ
そんなに近親相姦したくてたまらない、タブーなき自然児ものは萩尾作品になかったと思うんだ
元々のきっかけは
>>228の発言だし、
横レスしてまで絡んできといて「板違い」で切り捨てる態度はどうかと思う
エリックとバレンタイン
ようするに
>>236は近親相姦ものが嫌で嫌でたまらない、
肯定する理由なんてこれっぽっちもない、
否定意見に納得できない子は近親相姦モノが好きなだけのただのお馬鹿さん、っていいたいわけね
ん? 俺にはわかったが。
239に同感だ。
なんか話がどんどんズレてきてるみたいだけど
取りあえずエナジーの受け渡しという本来の文脈に戻せば、
まだ自分で餌のとれない雛に、親鳥が自分の吐き戻しを口移しで与えるのと、
発情期のオスが吐き戻しをメスに口移しで与えるのとでは、
同じ行為でも全然違うようなもんで、
送り込む側、受け取る側にそういう意図があれば
セクシャルな行為にも成り得るということではないのか。
例えば、アランの「ぼくは君からもらう」なんてのは
明らかにそういう意図を込めた言葉だろう。
キスにもシチュエーションと相手によってバリエーションがあるのと同じ。
エドガー、シーラを拒んだばっかりに男爵の吐き戻し…。
>>243 スキンシップと食事を兼ねたコミュニケーションっつーことでOK?
エドガーとメリーベルの場合も、
“栄養”の受け渡しにくわえて、
触れるほどそばにいることで(っつか触れてるけど。w)
精神的な満足を得ていたように見えるし。
確かにアランだとラブアフェア的な意味合いもあってもおかしくないが、
メリーベルはどちらかというと自己同一、一心同体的でまあそれはないかな〜と思う。
なんでかってゆーと萩尾さんの意図としてエドガーとアランには多少性的なニュアンスを感じるように
描きたいんだなと思うが、対メリーベルは「神秘的な兄弟」が描きたいのだなって感じだから。
基本的に萩尾さんはあまり少女に性的なニュアンスを匂わせないしね。
交流とかは虚弱な彼女が基本バラだけで長生きしてるのは無理があるし、危険を伴う人間狩り以外で、
つまりバンパネラ間でできる栄養接種をそれなりに説得力をもたせる方法で考えただけだと思うよ。
この設定がないと(手に入らない可能性のある)吸血かエッセンスがないと致命傷だし。
でも後は243や246が言うように親愛を深めるスキンシッフの一環もうまく表してるね。
まあ人の意見は色々あるさ。
自分と考え方が違うからって押し付けたり切り捨てたりしちゃ駄目ぽ
249 :
花と名無しさん:2006/05/19(金) 20:01:01 ID:yptteqt00
うろ覚えですが、
エドガーとメリーベルをモデルにした
と、先生が何処かに記載していた。
週コミ誌に掲載し。別コミの宣伝を狙った
と思いました。
思い込みだったらすみません。
>>233 鳥はうっかり間違えて同性に求婚したりするよね
人間も鳥並みだなってほのぼのした
同じく全くスレ違いですみまへん
252 :
249:2006/05/19(金) 21:50:03 ID:???0
こんな胡散臭い物うっかり上げしまいましたが、レス多謝です。
貼ってもいいのか「1」を見て確認してカキコボタン押すと、
「sage」が消えていたのです。
250さん、何か納得。
ポーの連載始まる前、「作者は吸血鬼の兄妹の話をすごく描きたいのです」
な、ポエムイラストを見た覚えがあります。
事あるごとに、アピールしていたのかも?
251さん。
竹内久美子でしょうか?
うっかりと言うより、純愛なケースもありましたね。
ポーの一族の話がずっと続いてるから
気になってとうとう買っちゃったよw
感想は数回読んでから・・・
>>251 鳥の場合、
ほとんどたいてい求婚は本能的(機械的)に進むので、
ホ乳類と同一視しないほうがいいかと。
スレ違いだけど。
>>252 竹内久美子さんの書いたものは、眉唾というかト系が多いです。
本当に。
元に引用する学説はたいてい問題ありませんが、
それを人間社会にもってくるときの彼女の論法が滅茶苦茶。
スレ違いだけど。
復刊ドットコムで、『金銀砂岸』復刊決定だって。
持ってるんだけど、最近のイラスト増補愛蔵版ってのが
悩ましいw
>258
>最近のイラスト増補愛蔵版
な、なんだってーーー!!
買っちゃうだろうな・・・。表紙は変わったりするかしら。
随分前ですが、毎日新聞のブックレビューコーナーで、
萩尾さんが3冊の本(漫画に限らず)を紹介してらしたんですが、
それが何だったかご存じの方、いらっしゃいましたら教えてくださいませ(_ _)
あと69冊だって あいやー
ごめんなさい、よく分からない・・・。「在庫64冊」とあるけど、ココでしか買えないということ??
普通に書店には並ぶことはないのですか?(262さんのコメント見て不安・・・)
昔の奴持ってたけどポチッとしてきた…。残り62冊だってさ。
>>263 復刊ドットコム(ブッキング)で復刊だから、普通に書店に並ぶほどの数は刷ってないとオモ。
私は萩尾先生の画集は持っていないのですが、
すでに持ってらっしゃる方も買って損はないということは、
迷わず入手すべきでしょうか?
復刊ってことは、この画集そのものは(復刊前のもの)は
書店などではもうすでに在庫がなければ手に入りにくいってことかな?
質問厨ですみません・・購入してきます。
>>265さん 263です。ありがとうございました。注文してきました。はぁ、ひと安心。
教えてくださった方も、どうもありがとうございました。ほかの復刊待ちにも投票しよっかな・・・。
>>266 「金銀砂岸」初版は80年発行なので…
ただ古書店では時々見かけます。
ネットの古書店でのお値段は1000円〜3000円位。2000円台が多いかな。
269 :
266 :2006/05/21(日) 20:35:06 ID:r10tuGeq0
>>268様、どうもありがとうございます。
2000円台ということは、新しく復刊されてしかも
増強してある今回の画集は迷わず購入してOKというもの、
だということですね。
萩尾先生の美麗なイラストが見られるのがとても楽しみです。
でも6月下旬なんですね・・待ちきれない〜
sage忘れてしまいました。
sage進行のスレなのに、ごめんなさい!
しかし、印刷物をスキャンして作った本文に書き下ろしの表紙…なんか
すげー勿体ない。
最近萩尾さんを知り、ハマりかけています。
バルバラ→11人いる→
・・・次は何を読むのが、お勧めですか?
>>272 どれでも、見つけ次第買っておく。どれをとっても失敗はまずない。
後はゆっくり楽しみながら読む‥、 良いなあ、まだ読むのがあってさ。
バイト先の書店で注文しよっと
本屋にあったアロイス買ってきた。
いつか読もう。
276 :
272:2006/05/22(月) 01:13:30 ID:???0
早レス、トンです!
どれを読んでも失敗がないなんて、
すごい漫画家なのですね。
大人買いする決心がつきましたw
あ、いや、あなたの好みに全て合う、という保証は無い。
誰でも一人ぐらいは合わない人がいるように
作品全てお気に入りにはならんだろう。でも
バルバラではまったのなら、全部OKか?
初期作品も是非読んでね。
>>276 一応補足しとく。
私も萩尾さんの漫画はどれも好きだけど、ジャンルも様々、活動期間も長いので絵柄も様々。
全てに萩尾色はあるけど、当然好みが分かれる作品もあるよ。
とことん浸かったら大人買いも何でもありだけど。
見たところSFの流れで読んでるみたいだから、次は「A-A´」あたりはどうだろう?
その後、「半神」。
いいなって思えたら、もはや古典と言われる「ポーの一族」「トーマの心臓」はここらで是非押さえてほしい。
それもいいなって思えたらあとはお好きにどうぞw
「訪問者」「マージナル」などなどまだまだお勧めは沢山あるし、長編だけど「残酷な神が支配する」も
代表作として読んでみてほしいもの。
原作つきのものやバレエものもあるし、いよいよ嵌ったなって思ったらどうぞww
同じくバルバラではまった自分は、
残神、銀の三角、マージナルで完全にとりこになった。
残神は少なからず好き嫌いが分かれると思うけれど、
あの濃密な心理描写は忘れがたい。
>>272 残神は濃いから他の長編、短編を押さえてからのが
いいかもね。「ポーの一族」「トーマの心臓」はぜひぜひ。
281 :
272:2006/05/22(月) 02:36:09 ID:???0
そんなに名作が存在するとは・・・。
何だか興奮してきましたw
>>277〜
>>280で挙がった作品を、探してみようと思います。
親切なレスを、ありがとうございました!!!
>>272 ポーとトーマを読んで気に入ったら、「アロイス」も是非。
上で出ているものが、だいたい好みに合ったら作品集を読んでみてください。
小学館から二期で各17冊、全部で34巻だったかな。
手塚さんほどじゃないけど、けっこう巻数が多いので漫画喫茶あたりで
内容を確かめたほうがいいかもしれない。
「キャベツ畑の遺産相続人」「精霊狩りシリーズ」「小夜の縫うゆかた」
などは萩尾短編おすすめの定番です。
作品集って今でも入手可なの?
というかこういうものこそ長く売って欲しいよね。
新しくファンになった人のために。
何年か前までは新刊であったけど、今は絶版みたい
ネットや古本屋(新古書店じゃないほうね)では揃いを時々見かける。
第一期の方が少なそうだけど、絶対手に入らないというわけではないみたい。
同じ小学館から出た、竹宮さんのや上原さんのより手に入りやすいと思う
できれば、絶版にしないでほしかったな。
萩尾さんが特集されたっていうアエラの番号教えてくれませんか?
もう書店では売ってないようで図書館でリクエストしたい
のですが番号がわからなくて。
表紙が佐ナントカっていう俳優さんだってのはわかってるんですが…
よろしくお願いします。
>>286 '06.5.1-8 No.21 と書いてある。
AERAのバックナンバーは朝日の取次ぎ?に行ったら買える事があるよ。
>>287 早レスどうもありがとうございます。
私が以前リクエストしたのはどうやら一つ前の号だったようで、
次に図書館に行った時にもう一度リクエストしてきます。
5/1だったらまだ何とか購入の方でも間に合いそうですね。
このスレ、あったけーなぁ。
苦難の時期もあったのを、みんなで乗り越えてきたからねぇ(しみじみ
>>221はジャングルの王者ターちゃんの読みすぎです
星野之宣の「妖女伝説」にそういう話があったような
吸血行為が性行為の代替というのは、よくあるネタだけど
ファタ・モルガーナ・・・・とかの話のこと?
妖女伝説のカーミラの話あたりかな
世の中に吸血鬼のおはなし多すぎ。
吸血鬼にあらずんば人にあらずてか。
いや 吸血鬼は人じゃないから
吸血鬼ってなにか人を惹き付ける魅力があるね。
>>298 ヴァンパイア愛好会に入った私が通り過ぎますよ。
なにそれ入りてーw
>>299 ヴァンパイアを床に敷き詰めて、その上をゴロゴロ転げ回って歓喜する者たちの
会を想像しているところだ。
ヴァンパイアを嗅ぐ同好の皆様を想像した。
ちっちゃいヴァンパイアをビニール袋に入れて、その袋を
スーハースーハーしてウットリするんだよ。
305 :
299:2006/05/26(金) 02:48:31 ID:???0
何やらとんでもない会だと誤解されているようなので舞い戻ってきましたよ。
私たちは真面目にヴァンパイアを研究し、日々活気ある議論を繰り広げております。
参考資料を用いての考察します。
私達は真面目にヴァンパイアに惚れ込み、ヴァンパイアと関連するもの全てに反応します。
私達は真面目にヴァンパイアに(*´д`)ハァハァしてます。
私達は真面目にヴァンパイアに身も心も捧げる覚悟であります。
私達は真面目にヴァンパイアになれると信じています。
私達は・・・真面目なのです。
それではまたヴァンパイアの如く物凄い速さで通り過ぎますよ。
次の人どうぞ
端的に言うと、ヴァンパイアの上をごろごろやる奴らの集まりです
ごろごろ、スーハーって吾妻ひでおだったっけ?
>>301 小銭敷き詰めてその上恍惚の表情でごろごろする
ある常春の国の3ヶ月前のひしゃげた肉まんのような国王を思い出しました。
>小銭敷き詰めてその上恍惚の表情でごろごろする
ジェイムズ君かと思いました。
私も「小銭」「恍惚」「ごろごろ」というキーワードを聞くと、ジェイムズ君が頭に浮かぶ(^^;
ジェイムズ君の歌ってあったね。
ジェイムズ君は金持ちだ〜♪
伯爵にご馳走食べさせた〜♪
マニマニマニマニマニ♪お金〜
318 :
花と名無しさん:2006/05/28(日) 00:54:28 ID:cazgpYz/0
少年愛とか、ホモの話ばっかりですね。
今、『flowers』で連載中の作品って面白いのかな。
flowersって月刊になって薄味になった気がして買わなくなっちゃったな。
>319
連載じゃなくって、1話読みきりです。
私は好きだけど、他の人はどうなのかな?
日常だけど、日常じゃない感じが気に入ってます。
今回のが一番日常じゃないかんじかな?
きれいだと思った。
腱鞘炎の完治ってありえないのかな?
>>321 今のシリーズはあんまり興味なかったけど今回のは良かった。
どういうオチが付くのかドキドキしながら読んでた。
羽は確かに奇麗だったけど女の子の幼少時代はもちっと可愛く描いて欲しかったなあ。
成長した時とのギャップとか狙ったのかも知れないけど・・・。
323 :
319:2006/05/29(月) 00:07:07 ID:???0
>>321 レスありがd。そっか、1話読み切りなのか。
私はコミックス派なんで、単行本が出るまで楽しみにとっておく事にします^^。
腱鞘炎は…… 一度やっちゃうと癖になってしまいそうですね。
漫画家の職業病だね。腱鞘炎は。
しかも肉体労働だし。
残神を読みたがっていた友人に、誕生日にプレゼントしようと思ったが
めでたい日に贈るものじゃあない?
迷い始めた。
本人が読みたがってるんだったら、構わないような気もするけど。
アンハッピーエンドでもないし。
愛以外はなんでもやる
ちょっとワロタ
残神を読むナースタースってシュールだろうな
横にはメイヤードが「えぐいな・・・」と一緒に見ているw
メイヤードはすぐに「うぷっ」とか言って吐きそうになったりしてな。
図書の家に置いてあったりして。
残神をミカルに読み聞かせるエメラダw
「ぼく、よくわかりません・・」
伝説は図書で蘇る (((( ;゚Д゚)))
ホモがデフォのマージナルでは
お尻に卵を入れて生んでみせる遊びが
流行ったそうな
328-335にワロタ。
>332 それはネズではw
残神は心理小説っぽいけどマージナルは神話・民話みたいだね。
同性愛の扱い方一つとってもそう。マージナルの地球はマザ以外男だけの世界だけど。
メイヤードとスタッフの会話
「君はホモじゃないのか」
「ホモですけど母親から生まれましたから (女性がいてほしい)」
というのも面白かった。
モリとかタクトとか出てきた話で「クリアーなホモ」って
なんやねんと思ったことがある。意味はわかるが。
若い圭児が美形で萌え
地味に始まったけど名作の予感がして来た。この短編シリーズ。
本当に腱鞘炎なんだろうか?線が美しい
>>339 はげどう
地味ながら気分いいシリーズ。
「どこか遠く」というファンタジーのスパイスを忘れないで、あくまでこっち岸を描いてるのね。
しゃれたワンアイデア物のショートフィルムに、実は結構萌えキャラいるよね…w
残神のあたりから、意識的に手から力を抜いてる線が目立つようになったと思う。
そのともすれば弱々しく震えがちだった感じが、柔らかくなめらかに進化した。
私も直筆の文書が必要な仕事だった時は↑このコツつかむまで死にそうだった…
萩尾さんはそんなの目じゃないほど手が勝負な仕事だ。感服する。
でも今月の話って、予告だと直人乱視ネタだったはず。タイトルそのま
んまで話の内容が違うってことは…ネーム没になったんだろうか?その
手の団体からクレームが来るぞって感じで。
乱視がダメなら〜・・・うーんどうしようかな〜・・・よーし羽根だ!
ってなったんなら笑う。そして感嘆する。
>>338 あの頃は「カミングアウト」も「ゲイ」も
まだ使われてなかったんだろうな。
>343
それほど一般的じゃないけど、普通に使われてたよ……。
>>336 マジレスすると、
男しかいない世界なので、特にホモだのゲイといった区別はなかっただろう。
色子と成人男性、どちらを相手にするかって差があるかもしれんが、
基本的にどっちも男だし。
萩尾先生の漫画にはXXYの人間が良く出てくるよね。
なんかこだわりがあるのかな?
フリーク的な「中性の人間」を描きたいんじゃなくて、男とも女ともつかない(娘でも息子でもない)
人を描いて、親子関係・家族関係を描こうとしてるのかなーと思ってた。
女装男装(メッシュやヴァレンタインとか)で意識的に中性を演じてる人もよく出てくるよね。
紛れもなく女の子or男の子だけど性的に未分化な感じで、物語をかき回すトリックスターも結構いる。
中性を描きたいのかな?無性か、それとも未分化か
はたまた両性か。どのへんだろう。
どっちかつうと描きたいテーマがまずありきでそれを表現するために
性を感じさせない少年を描いてたって感じだ。初期は。
SFなら設定として中性とか未分化とかなんでありで描けるから
それも好都合だったのかと。
ジェンダーの表現で分かりやすいという
使い方でもあるんだなーきっと。描きたいのはやっぱり性だから
歪んだ形で見せやすく出てくる、と。
フロルの染色体の話は描いていないけどXXYぽいよね。
そういやタクトって周期的に性が変わるってことだよね?
モリ大変そうw
モリうらやまー!ぐらいに思う自分なわけで
健全な男子っぽくて好きだったなモリ。トサカ種シリーズ好きだ。
>>350 マジレスすると、
フロルは Homo sapience(ヒト)ではないんで、
性染色体の話は無意味。
……だけど、ふつーにタダと子供ができそうな書き方だから、同じか。w
>>350 タクトに至っては、
生殖器が変わるだけなら理解できるが、
周期的に性染色体が変わるって話だったようなんで、お手上げ。
でも、まあ、漫画だし。専門的に突っ込むとツマラナイですよね
(じゃあ、やるな。と、自分でも思うんだが。つい。)。
あの軽い染色体の変わる薬発見しちゃってー!とかいうノリが好きだったなあ
あのエピソードでウヘァにならずに語り進められる力は凄いなー
性別が変わるといえばマージナルのキラも。
スターレッドでセイを助けるためだけに女性化して、しかもごく自然に馴染んじゃった
男の子もけっこうすごいと思う。
「ぼくはすこしだけからだをかえればいい」って。
>356
ヨダカだっけ?
ヨダカというとどうしても宮沢賢治の「よだかの星」を
思い出してしまって、可哀相な名前とか思っちゃってたんだけど、
今思うとみんな鳥の名前だったかな…クロサギとかいたよね?
トリ(第三世代)だからなのか?w
教えてください。萩尾さんの作品の中に、
数字を何乗(何十乗)にもかけてそれを呪文だかプログラムだかにする、
っていうひとコマが出てくるやつありませんか・・・?
タイトルが思い出せなくて苦しんでます。もしわかれば教えてください。
>>358 「百億の昼 千億の夜」のラスト近くのシーンかな。
次元を移動するのに特殊なゲートみたいなのを作る必要があって、
とりあえずその場にある機械でゲートを作って、
「必要なエネルギーは…」
「×××くらいか?××を○倍するから」
みたいな会話があった。
銀色の 四角 三角 無限角…
夢のまひるに 金銀の 四角三角
四角三角 四角六角 六角無限角 恒久沙角…
というのならすぐ思い当たったんだけど、(銀の三角)
訊いてるのとは微妙に違うか…なんだろ?
361 :
358:2006/06/03(土) 13:44:27 ID:???0
「A-A'」の『X+Y』という話だったかもという気がしてきました。
考えてくださってありがとうございました〜
ああ、あの
タコ計画でゲルが膨らんで水浸しになるシーンね。
コンピュータ技師が夢見てる話のやつじゃなかった?
踊り子と恋に落ちて・・・
萩尾さんって何であんなに難しいこと知ってるの?
漫画家になる前に勉強したの?
タコ計画ってセンスいいよね
>>363 有機コンピュータのたんぱく質の回路の中に落ちる=恋に落ちる という隠喩に当時シビレタ。
少年愛をとりあげられがちだけど、私は萩尾さんのある意味動物的なw男女の恋愛も大好き。
ボーイミーツガール、様々なドラマを経て、そして二人はかわいい子供に囲まれていつまでも
幸せに暮らしました…てやつ。
「あぶない丘の家」の3巻目のエピソードなんてよく考えるととても閉塞的な、滅亡の時計の針を
ほんのちょっとだけ遅らせただけのような終わり方なのに、
でもひょっとして何もかもうまくいくんじゃないかしら…と思われてすごい感動して泣いた。
SF描いても基本的に少女漫画の人だからいろんな愛を描くね。
それこそ性も年代も星間もぶっとんでるとこがいい。
有機コンピュータって不思議な感じがしたが科学的にはありえるのかな?
同性愛をメインにしてる人特有の、男女愛を描いたときの
嘘寒さが無くて心地いいのが好き。牧歌的な男女の恋にはっとさせられる。
美男美女の恋愛は皮肉って描かれることも多いが。
>>365 ちがう。
「漫画家になるために」勉強した
のだと思う。
で、漫画を描くために勉強し続けている。
>>368 端的に言うと「脳」だと思うの…<有機コンピュータ
自己模倣を禁じてるってのもすごい。
才能あったりヒット作出しても描かなくなって消えてしまう漫画家って
すごく多いけど、描きたい作品を発表できる場所がだんだん無くなって
きてるケースが多いんだな。作家の年齢と読者の年齢の差が大きくなって
編集が切る場合とか別の雑誌に隔離して姥捨て状態にしたりとか。
なにはともあれ第一線で活躍してるのはなみなみならぬ努力だと思う。
才能だけの人ではないよな、と。
何かで、残神のジェルミが男なのは、母親との関係を描くためだって
いう解説を読んで、すごいなぁと思った。
「同性愛」を描くのではなくて、何かを表現するために、「同性愛」
という表現を選んでいるのかな、と。
・・・今さらですか?
はい、今さら です。
好きだからってのが半分ですきっと。
実はあんまりそう見えない>好きだから同性愛を描く
同性愛のそれはあまり「恋愛」としての描かれ方をしてない、描きたいストーリーのための
持ち駒に見える。個人的に。
好きで「恋愛」として描いてるのは、ハピエン、アンハピエン、遊び、運命の出会いを問わず
男女のそれのような…
上で言ってる人いたけど、この作者の根っこは少女漫画、それと洋画や古典SFだと思う。
2chでも評価されてるの見たことないんだけど、皮肉ーな「ばらの花びん」とか地味に好きw
男同士は、好きの嫌いの言ってるころは、愛より恋って感じだな。
もちろん恋から愛に移行もするんだけど
疑似親子ぽいほうにシフトしてセックスを放棄するか、
相手の少年(青年)が男の性を放棄して男女のそれにシフトするか。
好きでっていうか、うーん
男性同士の同性愛というテーマ自体をお好きであろう事を
否定するのには違和感があるなあ。言葉足らずですが。
残神のジェルミは、最初女の子にしようかとも思っていたんだけれど、
そうすると妊娠とかの問題が出てくるから少年になった。
つまり最初から同性愛が描きたくてあの設定になったわけではない。
って、萩尾さんがどっかで語ってなかったっけ?文庫版の解説かな?
残神のみの話していないからそのレスは見当違いじゃ?
もし女子が主人公だったら
最高一巻で終わっていた。と言い直すべきか
いや、萩尾さんな「疎外された存在」の「救済」が描きたいんだと思うよ。
一貫して。
それを誰も全く否定してないってその通りだから。
同時に存在するんだよ。救われない疎外された存在だからこそ
少年愛に女性は惹かれる。と言っていい。
言葉を俗っぽく変えると、ホモ好き。と凡俗にも出来る。分かるかな〜?
敢えて凡俗に変える事も無いと思うけどね、そこは夢とロマンの少女漫画の世界だから。
それにアウトサイダーに惹かれるのは、別に女性に限ったことじゃない
正確に言えば、救われない疎外された存在だからこそ
少年愛に惹かれる人は多い。と、いうべきだと思うよ。
昨日初めて「ベニスに死す」観ました。
すごい・・・ランジュが実際にいたらあんな感じかな。
でもあの手のカオはオトナになるとダメなのよね・・・
青年になった顔はすでに…
昔、ジュネで見て愕然としたよ。
もしかしたらご気分を害されるかも知れませんが・・
正直同性愛の部分ってそんなに好きじゃないです。
竹宮先生にしても大島先生にしても。
普通に男×女でいいだろうに とか思ってしまい。たまに。
日本では結婚とか許されてないから、現実に馴染みが薄いからかも・・
今も男女の恋愛物語のほうが好きだな・・
ただそれじゃあまりに普通っぽくなってしまうし、
同性愛によって描かれる独特の世界やテーマがあるって判るんですけど。
トーマの心臓のトーマが女の子だったら・・と考えたら、やはり男でいいなあって。
女の子だったらなんだか逆に女の執念を感じて怖いとかそんな風に思ってしまいそう。
男男だからこその純粋な空気・・性を超越してる?というのは感じます。
気分害されたらごめんなさい。
>>389 えーっと、結局どうしたいのかよくわかんなかったんだけど・・・。
でもそういう人多いし、別に気にすることないんじゃない?
無理にそういう作品好きにならなくてもいいわけだし、男女の恋愛描いたものも沢山作品あるし。
私はトーマとかを同性愛ものとして読んだことないからなぁ。
でも苦手な人は苦手だと思うよ。
391 :
390:2006/06/04(日) 20:13:49 ID:???0
うーん、なんか言葉が上手くなかったかな。
苦手な人がいるのも分かるよってことが言いたかった。
>>389さんが萩尾作品が好きなのに男男ものを好きになれないのか、
単に男男な70年代ものの漫画全体が苦手なのか分からないな。
最近は男女ものであけすけに描きたいこと描ける風潮になってるけど
昔は夢とロマンが不文律でラブコメ全盛時代。
そんな時代にトーマのような深い部分での愛を語るためには
普通の男女ではナマっぽくなってしまうため、男男の装置にしたって感じだがな。
竹宮さんの場合はそもそも同性愛大好きからスタートしてるみたいなので
ベクトルが違う気がする。
>389
萩尾漫画は好きだけど私も20代過ぎてからは実際同性愛は苦手だな。
なんとなく神秘的で萌えをかきたてられるっていう程度じゃないかな。
作家がそれが好きならそれでいいんだよ。作品は立派だし。
>>393 >なんとなく神秘的で萌えをかきたてられるっていう程度じゃないかな。
トーマ好きとしては単なる萌えなんて言葉で片付けてほしくなかったり・・・
また別の角度からコメントすると、
トーマの感性は少女性であって男の子ではないしね。
あれはむしろ早熟な文学少女同士の会話というべきもので、
同性愛とか以前のはなしだよね。トーマのいうとおり「性以前」の年齢だし。
いってみれば池田理代子の「おにいさまへ」と同じジャンルといえばいえる。
女の子同士でもいいんだよね。
ただ主人公が女の子だと、身近なぶん、392さんのいうとおり、
男の子との初恋物語についつい編集者も読者ももってきたがったんじゃない?
だからそうでない人間関係とか思春期の悩みとかをつっこんでかきたいと、
記号としての男の子みたいなのに仮託したんじゃないのかな。
ま、男の子同士っていうのにそそられた描き手さんも当時からいたし、
萩尾さんに一部その要素がなかったとも言えないと思うけど。
読者の共感を得られるような女の子を描くのが
苦手ともいってたような気がする。
クールすぎちゃうとか。
わたしも同性愛ものは苦手だからトーマとかあと違うけどポーとか
読んでいない口なんだよ。年寄りだけどw
萩尾さんのは知らないけど他の作家の同性愛もの見たら
精神と精神の戦いというか傷つけあい具合に辟易した覚えがある。
ここのみんなのレス読んでいたらトーマはそれとは違うみたい
で何となくほっとしている。読んでいないのに。
わたしも「残酷な神が...」は
親による虐待というすごく今日的なテーマを
描こうとしてると思って最初はゾクゾクしたけど
結局、同性愛ものに落ちついたので
かなーりガッカリしますた。
逆だ。
ハードな同性愛モノなのかと思って、ちょっと抵抗持ちながら読んでいたけど、
後半の濃密な心理描写にやられた。
前半のグレッグの性的虐待を「同性愛もの」として捉えるのは抵抗ある…
まてまて、人によって同性愛っていってる定義がちがうような気がするぞ。
ジェルミがグレッグに犯されるの(行為のあるなし)で同性愛というのか、
「愛」があるのを同性愛というのか、
少年同士(中身は少女同士)の思春期の心の交流を同性愛といってるのか。
ぜんぶをひっくるめて単に外見が男同士ならそうよぶ人も、
使い分けてる人もいるようだが。
>>400 >>398ですが、グレッグとの同性愛じゃなくて、
イアンとジェルミのです。
あ、なーんだ、そうくる…ゲップ
みたいな感じで読んでました。
女性作家による安易な同性愛っていうかヤオイに対するアンチ作品だと
思って読んでた。>残神
まあ好き好きだよ。苦手でパスしてた人は固定観念にとらわれず読んで欲しい。
体調の良い時にでもね。
残神を評価しない/嫌悪するって人は、
>402みたいに、サスペンス絡みの虐待ものと期待していたのが
後半の展開がそのへんのBLにしか読めないから、
ってのが大半の理由なんではないの?過去スレとか呼んでると。
もっともそれは、被虐待者が虐待者の息子と恋愛関係になるっていう
展開に嫌悪するのか?
(ならばジェルミの葛藤と救済は、どう描かれるべきだと考えるのか?)
それとも恋愛関係を結ぶのが同性同士だから嫌悪するのか?
(ならばジェルミは女の子だったなら、イアンとの関係は許容できるのか?)
っていうのはすごく聞きたい部分。
心理の葛藤が凄くて読めないと言っていた、友達。
わたしは友達からそう聞いていたんで買えなくて
前にこのスレで貼られていた例のただよみサイト(閉鎖)
に行ってみてみたけど(萩尾さんごめんなさい)それほど拒否反応はなかったな。
今は金欠で買えないけどいずれ購入するかも。
>>403同意。
萩尾さん的には、責任を取ったのかもしれない。
BL流行らせた戦犯の一人とは言えるものね。
自分思うに萩尾さんが描く恋人たちは、こう言ってはなんだけど、異性同性
あんまり色気とか業の要素は少ないよね。
なんか戦友とか同志とかいう言葉が浮かぶ。
そういうものに、自分の中の人の少女性は憧れたりしたものよ。
多分、萩尾さん自身にもそういう憧れの部分があるんじゃないだろか。
ジェルミとイアンのスレ違いや切なさは、自分と異性の恋愛と
重なってみえて感情移入したけどなあ。色気とは違うかもしれないけど
共感でけたす。
ナディアがヨルクと結婚してこどもまで…っていうのがすごい衝撃だった。
ジェルミとイアンの関係が浮き彫りになった気がして。
イアンとドラマドラマな恋をしてたナディアの平凡な結末。一応の物語の終わりと別の物語の始まり。
それに比べてイアンとジェルミの物語は、過去から未来まで終わりに出来ない何かがある。
クレアも苦しみは終わったんだと思ってたのにまだ存在して…ってマージョリーに継承されてるんだけどね。
マージョリーはナディアのこども見たら
「もうセックスしなくていいや」って安定しそう。
「したくないの」が「しなくちゃいけない」の裏返しだとすれば。
>>406 >BL流行らせた戦犯の一人とは言えるものね。
BLの御大がまたBL始めちゃったよ〜…みたいな萎え感が読んでて確かにあった。ちょっとイージーすぎるというか。
なにもこの期に及んでホモ描写しなくても、という感じでやや呆れた記憶あり。
残神が好きな人、ゴメンね。
私は安易なBLには拒否反応出るんだけど、残神は単なる惚れたはれたではなくて
その裏の心理葛藤がメインになっているとハッキリわかる作品だったから、素直に読めたなあ。
最初は虐待描写がすごくて途中で止めちゃったんだけど。
感じ方も人それぞれだね。面白いなあ。
萩尾・竹宮はプレBLであっていわゆるBLではないと思うんだが…
ラファエロ前派じゃないけどさ、
BLってどっちかと言えば美少年プゲラな手合いを言うのではないの?
で、BL
うわ、途中で送ってしまった。ごめんなさい。
で、バリバリのBL出身なのに
BLというジャンルが出現する前の70-80年代(24年組)少女マンガの
かおりを持ってる、よしながふみみたいなプレBLがいる。
と書こうとした。>ラファエロ前
つうか生っ粋の萩尾チルドレンは、マンガ以外の分野に行ってそう。
佐藤しまことか恩田陸とか。
>>409 うわっつらだけで判断しなさんな。
この作品ってもっと深いよ。
安易なBLとは一線を画してる。
つかBLはあれはあれでファンタジーの世界だから
強姦から始まる愛なんてのが正当化されてる。
残神は一見するとBLっぽいけど全然違うテーマを描いてる。
414 :
409:2006/06/05(月) 16:21:52 ID:???0
うわっつらって……
いや、でもフツーの兄は、様子のおかしい義弟とSEXしたりはしないでしょ。
義妹ならまだしも。
その辺が少女マンガの王道ファンタジーな展開だったというか。
残神、好きなんだね。ゴメンね。
残神は複雑な心理描写が分かりやすく表現されている作品だとおもふ
フツーにしたらドラマではなくなるのでは?と思ってみたり。
フツーな作品で面白いのか?とも思ってみたり。
いろんなことの先にある愛を描くための展開だと思ったけど、
そこを拾って来れないのは、残念。
残神を面白い人、面白くない人、どちらがいてもいいと思うけど、
409はなんだか嫌いだ。
BLだとグレッグとジェルミが相思相愛になるんだよな。
>>414 たしかに王道ファンタジーかもしれんが
この作品の場合その手法は間違ってなかったと思う。
だってこれはあくまでマンガだし、社会派ドラマでも
虐待ドキュメンタリーじゃないもの。
私は、例え萩尾さんが男同士のベッドシーンの為だけに作品1本描きあげても、
「これはBLじゃないわ」とか言ってると思いますが(笑)、でもやっぱり書かないでしょ、
「BL」は。(ちなみに多くのBLは、単に“レンアイモノ”の一種と思ってます)
個人的には、仲の良い女性同士が出てくる話を読みたいな〜。
のえるとまりちゃんみたいなのも好きだし・・・いや、もっと大人の女同士の、
それこそ(雰囲気)戦友ちっくなのとか。で、あんまり日常的じゃないお話。
なんだか嫌いだ、か。
416の精神年齢を考えると、どうも残神も底が知れていそうだな。
これこれ。些か個人の好みに偏った意見も見られるとはいえ、
相手の意見が気に食わないからといって煽りあうのは
せっかく興味深い話が出来ているところなのにもったいない。
まあ、なんというか。
作品中に同性愛や同性愛者が登場するからといって、
それだけで「BLだ(だから読まない)」とか「キライ」というスタンスは、
なんだかいろいろもったいない。
だからといって、無理に読めとは言わないけど。
生理的に受け付けないと言うか、
それが壁になっちゃう人もいるんだろうね。
同様に必要以上にそこに食いつく人も。
何故そうなのか考えてみるのも面白そうだ。
BLはキャラ萌え・シチュ萌えだから、そこが萩尾作品は違うと個人的には思うけど
受け止め方は人それぞれだし、BLっぽく読んでいる人がいてもおかしくない。
萩尾作品に各人が何を求めてるかじゃないかな。
それにいいも悪いも無いと思う。
>>423 私は萩尾さんの同性カップルものを普通の異性カップルものと同じように見てたから
なんの疑問も抵抗も萌えも感じなかったな〜。
普通の(っていう言い方が正しいとは思わないけど)恋愛ものと同じように感じるんだよね。
萩尾さんのは。
日本ってやたら同性愛に偏見というか、まだまだ特別視してるよな。
同性愛と聞くと、ちょっと引くか萌えるかネタにするか。
これって日本に限った見方だと思う。
自分海外在住だから余計感じる。
萌えは作家自身ないと娯楽として魅力のある漫画も描けないよたぶん。
萩尾さんが同性愛に萌えてても作品自体が同性愛モノに対する嫌悪感を
忘れさせてくれるくらい、充実してるのが肝心なんで
同性愛興味ない自分でも実際、美形のイアンやジェルミは目の保養になる。
>>425 自分は萩尾作品でも同性愛物はやっぱダメだなあ・・・。
何で男同士にしなきゃならない必然性があるのか疑問に思う時もある。
>自分海外在住だから余計感じる。
キリスト教徒の国とかでないの?
その辺りの国だと返って差別が強い気がしてたけどそうでもないのかな。
日本はオープンにするのは控えてるけど宗教的なタブーが無いから楽なのかと思ってた。
428 :
425:2006/06/05(月) 20:57:28 ID:???0
>>427 パリだよ〜
同性カップルは当たり前のように沢山いるから、一応法律でも内縁(?)が認められてるよ。
まぁ差別があったからこその結果かもしれないけど。
それでも日本のようないかにも同性愛=マイノリティー!って考えは無いな。
私も残神で、男同士にする必然性があるのか?とひっかかりながら読んでいた。
でも、ジェルミが女の子だったら、サンドラとはライバル関係になってしまって、
ジェルミとサンドラの複雑な関係が描写できないって何かで読んだ。
それで納得できたなー。
>>429 ああ、それflowersの公式サイトのインタビューで言ってたやつだよね。
「少年だから、義父に対しては愛人となり、母に対しては恋人として存在できる」って。
確かに凄く納得できる答えだった。
レズビアンを描かないところをみると、
読者ウケというか、周到なマーケティングを感じなくもない。
>>430 なるほど。イマーゴの対談では「娘では生々しすぎる。描くときに」
というのと「(ジェルミは)少年ではあるが男でもなく女でもない中間的な
モヤモヤとしたもの」みたいなことを言っていたな。
実際、萩尾作品をBL狙いで読んでる人っているのかな?
自分は「萩尾」さんだから読んでる。
ってかほとんどの人がそうだろうけど。
なんかイマイチピンとこないんだよなぁ。
萌えとかBLとか。
またループ
>>433 いないとは言えないが、確かに俺もピンとはこない。
でもBLサイドからの面白い読み解きを聞いてみたいなあ。
純粋な暴力とSM行為が違うようなもんかね。
萩尾作品といわゆるBLモノ。
萩尾望都=BLではないけど、
おおもとを形成した「元祖」ではあるよね。
今もってこの人の同性カップルが
ほとんどリアリティを帯びてないところが
残神がかろうじて少女漫画的ファンタジーの
範疇内におさまっている理由かと。
>>436 おお、そういわれると自分が前者に興味を持ち
後者に興味が持てないのも何だかわかったような気にw
残神はジェルミが女でなくて良かった。
女だったらいたたまれない。ビジュアル的にもきつい。
>>439 うん、私もジェルミは男でしか有り得ないと思う。
というか、萩尾作品はどれも「これ以外ない」と私には思えるから、
同性が苦手だからといってじゃあ異性、というのは考えられないです。
やっぱり苦手な方は遠ざけるしかないかな。
>男同士にしなきゃならない必然性があるのか
それが無いのが、いわゆるBLもので、有るのが残神なんだと思います。私はね。
だから残神=BLもの、という括りには抵抗を感じます。
こう言うと、「BLごときと一緒にしないで!」みたいなニュアンスで高飛車に聞こえるかもしれませんが、
何を隠そう、私こそ残神をBL狙いで読みはじめた不埒物なんです。
すいません、それまで萩尾さん自体知りませんでした。
話なんか興味無かったから、ヤッてる描写が多い巻だけ2、3冊買いました。(すいませんすいません
しかしいざ読んでみると、主人公の苦しみが本物だった。
レイプや虐待によって引きずる闇に、真正面からペン突っ込んで描いておられる。
1巻から読み直しました。
そこで「とんでもない作品に出会っちゃった」と衝撃を受け、萌えなんて宇宙の彼方に吹っ飛びました。
主人公が女だったら、って妄想をしてみたんですが、
それじゃやっぱり話が成り立たない…。上に書かれてあるように、母子の関係性でね。
萩尾さんのは自分の都合で男の子と男の子くっつけちゃったっていうより、
そういう状況に陥った人間の、そういう場面があって、それをそのまま切り取って見せてくれる感じですね。
だからこのキャラを男にしろ女にしろ、ってのはナンセンスだと思います。
ああうまく言えない…。
残神をBLっぽいと言っている人は、グレッグに虐待されるジェルミが
男であることには納得していると思う。むしろジェルミを救うのが
何故イアンでなくてはならないのか?という疑問にすっきりした答えが
見つからないから、「BLっぽい展開」と思ってしまうのでは?
私も同様の疑問を持っていたけど、過去スレか関連スレかで
グレッグに似ている(息子である)イアンが救おうとしなかったら
ジェルミはあそこまで人間らしい状態に戻れなかった
といったニュアンスの文章を読んでやっと納得できた。
ここに限らないけど時々 他人の何々を読んで納得した って意見を見る事があるけどこれって無理矢理脳内補完をしてるだけの気がするのは気のせいか・・・
男が男に犯されるのは最初はすごくジェルミが辛いし可哀想だと思った。
しかしじゃあ主人公が女の子のほうが自然かというとそうは思わない。
主人公が女性だったら本当に生々しいし読んでて辛くなるし、
たとえ連載が続いても自分が最高1巻でギブアップする。
イアンにしてもそう、義理の妹と関係を持つのは何だか生々しいし
父との奪い合いという点においてもっとドロドロしろう。
ハードなテーマであるからこそ、「男男だからハードに見える」んでなくて
「男男にしたからこそリアルさがオブラートに包まれて本来のテーマが伝わりやすい」
もしくは
ただ単に非現実的すぎて(私にとって)漫画の中の出来事だよなあ、(実際に十分にありえるのでも)
と思わせぎりぎりで読者に余裕を持たせる点において男男で良かった。
という解釈は駄目でしょうか。
ナディアが登場した時、ジェルミも読者もこの娘が救ってくれるのか、と
期待したと思う。パイプオルガン弾きながら神々しく登場したからってのもあるが。
普通の作家なら彼女を救いの女神に設定したろうが、結局残神では
自分の事で手一杯の嫉妬に苦しむ普通の子でしかなかった。
イアンにしてもジェルミの魂に寄り添っただけで完全に彼を救ったわけじゃない。
男でも女でも誰かを救うことなんか出来なかった。
サンドラと向き合うことでようやく歩き出すことはできた。
その手助けをしたのがイアン。
たぶんイアンが女だとしたらサンドラと向き合う必要はなくなってしまったのでは?
普通の恋愛になっちゃいそうで根本的なトラウマの解決にはならなかったと思う。
わたしも残神がダメだったくちのひとり。
でもイアンもしくはジェルミが女だったらよかったのにと
思ったことは一度もないです。
ふたりがホモカップルにならずに物語が展開されれば
まだ読めるのになあ……と思ったことはあるけどね。
お、なるほど。後半、視点がイアン中心になってからの展開が
駄目だったてのはわかるかも。
俺は「何だこれwフツーの恋愛になってるw」と思って面白かった。
状況はフツーじゃないが、それにいわゆる『恋愛モノ』よりずっと
リアルな感情が描写されてて非常に面白かった。
448 :
花と名無しさん:2006/06/06(火) 21:22:04 ID:etNZeTHF0
前半で相当深くリアリティのある苦しみの話をしてしまったから、
それ相応の手続きを踏まないと「救済」自体が嘘になってしまう。
残神の後半は、ジェルミを助けてあげたいけど、この程度では助けられない
という苦労の連続だったんじゃないだろうか。
>>441の告白は、それなりに説得力があってよくわかりますよ。
美少年がでてくるBLモノかと思って手に取り、
あまりのヘビーさに、いったんは挫折しましたorz
スケベ根性と性根をたたきなおし、気合を入れなおして読破しました。
いろんな勉強になった・・・
>>441 >>449 BLサイドの感想をありがとうございます。
連載を読み、単行本も購入したのに
再読できないでいる小心者です。
残神は心理画の素晴らしさが好きなのに・・・。
何げに、キャスが好きでした。
キャスってジェルミの地元の不良で身売り仲間だよな、確か。
俺も好きだ。ねーちゃんに気を使うところとか別れのシーンが特に。
ゴミ捨て場に捨てられた少年が哀れだった。
ジェルミのルックスが嫌いだったな
キモかった。美少年には見えなかったな。
アメリカ人の少年時代って可愛いこが多いのに。
ごはんがおいしそうだったな
>>453 ボンボンには泣いたなぁ…
あの子の登場シーンを読んでた時は、『BANANA FISH』を思い出してたよ。
ボンボンが食べられるのが「パイナップル入りヨーグルト」なんていう甘くて噛めなくて
生命維持のための栄養十分!って感じのしないもの(幼児のおやつ)だったのがもうなんというかorz
各キャラの食べるものが各キャラ(やその精神状態)に合ってる感じがしてたので、
キドニー(牛の腎臓)パイを持ってくるのが精力的な彼だったり、
ハードな精神状態であるはずのバレンタインやマージョリーが実はけっこう健全な食傾向だったり、
(そして彼女らは心底病んでいる、といった感じはしない)
やたらしょっぱいジェルミの料理、
ナディアとのデートは豪華な享楽的な食事なのに、ジェルミとの生活ではワンディッシュの
簡素なもので満足してるイアンとか面白かった。
それでいくとなんとなく、一番バランスとれてて栄養あって自然志向で安価なものを食べてるのは
エリックとポピー夫妻じゃないかと思ってたり…
あんま関係無いけど、エリックがポピーと一緒に再登場したとき
かなりキャラが変わってて驚いた…。
「頭がバレンタインモードに切り替わる」とあんな風になるのだろうか。可愛かったけど。
>>456 すげぇ!
食い物と人物に、そんな微妙な関係性があったとは・・・。
ところでキャスといえば、ヤク中を克服できたのかな。
てか、こいつだけ苗字がわからんw
長文&萩尾はテーマとして仕方なく同性愛を描いた
の人の話はもういい
長文&萩尾はテーマとして仕方なく同性愛を描いた
の人の話はもういい
という人の話はもういい
ははは。俺もどちらかと言えば
>>460に同意だな。
>>459 >>456だけどなんか気に障ること書きましたか?うんざりしたなら謝るけど。
>>458 キャスって愛称っぽいけど(ボンボンみたいに)女名前みたいだよね。キャサリンとかキャスリーンとか。
…キャスター?カスバル?カストール?
キャ…キャスバル
兄さん!
アルテイシア!・・・・・だっけ?
アルテイシアをお空に放り投げます
私はロレンツォが好きでしたよ。
一番バランスのとれた人物だったように思います。
>>469 私も好き
親切でやさしい人だと思った。
バランスのとれた人物というと、
まずウイリアムが浮かぶな。
ホモじゃなく、ウツでもなく、超平凡w
年上の従姉に恋してるウィリアムが可愛かった。
というかあの従姉の体型がウラヤマシス
なるほどウィリアムかー。
ジェルミも「君はバランスがいいから」って言ってたもんね。
でも大人の対応ができるロレンツォが好きな私。
キャス→ボンボン→ロレンツォ→ウイリアム
何この脇役語り連鎖www
てか、脇役なのに印象濃いヤツばっかだな。
さすが萩尾作品!
たまには脇役語りで盛り上がってみるのも楽しいかと。
マージョリーがどんなおばはんになってるか興味あるな。
マットがどんなおとんになるかも。
>>468 ぶは、吹いた。
ところで最近、陰陽師読み始めたら面白くて伊勢物語なんか調べてたら
伊勢物語とポーの一族の共通性を語ってるサイトがあってちょっと驚いた。
>>478 夢枕莫さんの小説の方? 岡野玲子さんのマンガの方?
(21)←年齢かと思った
ところで、スターレッドはあれで終わりなんですか?
ロレンツォは性に奔放で好きじゃなかった しようとしたプレイとかも
483 :
478:2006/06/08(木) 12:29:58 ID:???0
>>479 奇遇。私も今、図書館から借りて読んでる^^。
『伊勢物語』といえば、『露と答へて』だね。
萩尾先生は、源雅博ファンなんだとか。実は私も好きw
484 :
478:2006/06/08(木) 12:45:42 ID:???0
485 :
479:2006/06/08(木) 12:48:28 ID:???0
ああもう… ('A`) レス番メチャクチャだ。
>>483-484を書いたのは、478さんじゃなくて479でした。
478さんスマソ。
もやもやする人もいるんだろうなあ。
とすると「マージナル」読んでももやもやするかも。
そういえば『バルバラ異界』でもモヤモヤした人と
そうでもなかった人がいたな。
あ、いや、あれでモヤモヤした人の多くは物語の性急さで
モヤモヤが残ったのか。
「メッシュ」なんかはもやもやさせたいがための
ラストシーンみたいだw
すっきり爽やかに大団円、なラストじゃ
萩尾作品読んだ気にならないなぁ
とも思ったり。
今メッシュ読み返してたら
ミロンが「なんが!」って九州弁喋ってるを見つけて笑ってしまった。
個人的には わかりやすい結末 はなんか安直で好きじゃない。
でも現代の子供たちって結末が明瞭でないと「わからない」って言うしな。
このスレ読んでる人は関係ないんだけど、最近接する子供って
ものごとがなんでも「白か黒か」的発想で、ちょっと婉曲な表現とか
複雑で読みとりが必要な筋立てだととたんに「わからない」だw。
そこを考えさせよう、読みとって欲しい、というのが作者の意図や表現なんだがなぁ。
子供なんてそんなもんじゃないかな
大人になると自分が子供の時どうだったかなんて忘れてるから
そう思うんだよ
そうだよな。日本昔ばなしなんて、すっごい明瞭。
子供ながらの完璧主義というのは確かにありますねぇ。でもそれを持ちつつ、
婉曲が生むもやもや(余韻?)を好きな子もいるので、そこはまあ、個人差かなぁと・・・。
ところで、ミロンの九州弁、面白いな〜。よく見つけましたね。
491を読んで、誰か宇宙人(笑)で関西弁(だったかな?)喋ってる人がいたのを思い出したんだけど、
誰でしたっけ・・・。
でも今の子供たちって
RPGとかのゲームに慣れちゃってるから
読み進むごとに1つずつ謎がクリアされていき、
また新たな謎に直面するスタイルじゃないと
耐えられないんだなあ、と思うことが最近ある。
バルバラみたいなのって、
きっと途中でほうりだしそうな感じ。
「いつまでたってもクリアにならない」って。
というか大人でもそういう人が多いのに子供にゃなおさら
無理だろう。そもそもバルバラは子供向けじゃないし
結局は個人差だと思う
>>495 11人いる!のチャコ
メッシュは図書館で借りた本だったから最後のページを
何回も捲ったり、読み落とした箇所があるのかも、と
一生懸命読み返した思い出がw
そのおかげで漫画といえどもきちんと読み込まなきゃいけないことや
「もやもやするラスト」から色々想像することを学べたから
萩尾さんには何十回感謝の言葉を述べても足りないぐらいだ。
日本昔話が明瞭?
チャコ・カカ ゆうねん
この台詞一目見た時 すごいSF漫画だなって思った。何でかはわからんが。
>>499 基本的に善悪がはっきりしていることを指してるんじゃないかなあ。
昔話や幼児向けの絵本は善悪がはっきりしているのが多い。
その後、童話や小説を読んでいくことで人間は善にも悪にもゆれる存在だと悟っていくのだろうけど・・・
確かに身近な子供には
>>492の書いているような傾向が強くて、大丈夫なのかと思うことがある。
502 :
ケン・ポーツネル:2006/06/09(金) 22:21:37 ID:hvEaAP3Y0
案内有難う
良かった良かった
過去レス読んでみる
>>498 チャコってテラ出身じゃなかったっけ?
ま、あの世界で地球人も宇宙人もないかw
豚切りスマソです
残神の文庫本を1年に3回ほどまとめ読みしているけど、凄いねこの作品。
一度目はジェルミに感情移入しっぱなしで最後まで読んで
2回目はイアンの感情を移入ながら読み、
3回目はサンドラに観桜移入だったかな(自分は同性としてサンドラは最初っから好きですが)
そして4回目には、最も嫌いだったナディアを嫌うことなく読めみました。
読むたびに登場人物の誰かに肩入れして読んでしまいます。
『残神』が色んな意味で面白かったおかげで、他の沢山の萩尾さんの文庫本を買って
読むことができました。
そして今また、残神を最初から読み始めています。
今度は誰に深く感情移入するのか、楽しみです。
と同時に辛いです。凄く凄く胸に突き刺さってきます…
自分、女だけど、サンドラは嫌いだ
依存的で抜けてるからジェルミがあんな目に
あっちゃったんじゃないかと思うから
サンドラ嫌いな女は多いと思う
>>505 >観桜移入だったかな
2ちゃんでタイプミスを言及するのは無粋ですが、「かんおう」と打っちゃったのかな。
しかしそれはそれでサンドラとグレッグを結び付けた「桜のツバ」を思い出します。
自分もナディアがとても嫌いでした。
今カレと上手くいかずに別れて、昔の男(イアン)に泣きついてくる所がとーーーっても
大ッ嫌いでした。お前に見栄はないのかと問い詰めたくなりました。
でも、何回か読んでるうちに、「まあこういう人もいるわな」と受け入れられました。
それでもグレッグだけは未だに感情移入することができない。
いつかグレッグの気持ちも分かる時が来るのかもしれないけれども
それはそれで怖い。
ナディアのヒステリックな所が醜くてみてるのが辛かった
>>505 くれぐれも、グレッグにだけは感情移入しないようにw
>>509 ナディア、初期の頃は救世主になるかと思ってた。
後半は確かに、女の嫌な部分が露呈しすぎてたと思う。
ナディアの登場時が女神のようだったのは
ジェルミの視点からの描写だったから、というのもあるんじゃまいか。
後から読み返すと、ああジェルミってば
つくづくサンドラぽい女が好みなんだな、と感じた。
残神は、美男美女の上にみんなお金持ちで、
どんだけ日常生活を細かく描きこまれても生活感が感じられないのがすごい。
メッシュでは全然そんなことなかったので、きっと狙っての演出なんだろうが。
メッシュの貧乏なミロンに萌えw
萩尾作品、名前おもしろいよね
ちなみにカカはヨーロッパ言語では大体、うんちのこと
<チャコ・カカ
汚くてスマソ
>>510 容姿端麗・パイプオルガン・教会
・・・初めの方はこんなシチュエーションだったから
救世主やら女神にやらになる人なんだ!と思ったよね。
>>444 非常に遅レスですが
いいでーす。
ざーっと読んできて一番自分の感想と近かった。
>>512 ええ?
ACミランにリカルド・カカって選手がいなかったっけ。
そんなこといったら彼の名前も大便になっちゃうじゃん。
ナディアは嫌いな人多いのかな・・・
ナディアは自分は普通にすごいと思った。美人だし気さくだし優しいし明るいし。
すげーこんな女性いるんだ!って感じの。
欠点もあるけど、それも全然許容範囲内だと思った。(私はですよ)
もっと自己中な人いっぱいいるしね。
母親とウマが合わないのが見てて感情移入したなあ。
私も母親と全然性格が違うので。
自分はナターシャとかに感情移入した。
あの知っていながら助けられないもどかしさとか、
つい逃げてしまう弱さとか、
一番人間らしいと思った。
エリックの奥さん好きだなー。ポビーだっけ?たくましいよね。
バレンタインとマージョリーも可愛くて好きだけど。
感情移入というか「理解できない」って人物はいないね
グレッグですら
こういうのって複線回収能力とでもいうのだろうか
きちんと説明回があって読者に優しいな
>>510 >くれぐれも、グレッグにだけは感情移入しないようにw
それはそれでまた異世界の楽しみがあるような・・
まあ「逝ってしまって」も責任取れませんがw
>510
ハムステッドとかハイゲートとか、高級住宅街だもんね。
普通の学生風情があんなとこ住めないっす。
しかもイアンなんか一軒家まるまる借りてるし。
そういえばナディアの実家(ハイゲートに引っ越す前)って
どのへんだろ。記述ありましたっけ?
522 :
516:2006/06/10(土) 13:55:20 ID:???0
アンカー間違えますた。
>516のは、>511宛です。
また間違えてるし…すみません…自分何やってんだろ…
>521のは、>511宛です。
ナディアはあまりイギリス人の女性らしくなかったな。
依存心強くてむしろ日本人ぽい感じが。
ナディアは性格がやさしすぎるから無神経な人にふりまわされすぎだと
思ったよ。イアンに対しても受身だしでも好きな人に対してはこれが
普通なような、日本人的というかわりと普通のどこにでもいる女性っぽい
気がした。
他の男性に移ったのもイアンを忘れたかった反動のように思えたが、
ナディアが不安定なのはイアンがジェルミに浮気したりきっぱりとした
態度とれなかったからだと思った。
>>525 だからそういうきっぱりした態度取れない、自分に自信が無いという
ところが日本人にありがちな性格に似てるなと。
ナディアってめそめそしてる印象しか無いけど最後は幸せそうだったので
良かった。
田嶋女子でも現れたのか
みずぽタンだろ
ナディアは社交性もあり明るくて活動的な性格なのに、
自分に自信が無くてきっぱりしてないのは
やはり母親のクレアに可愛がられなかったからだろうか?
そういう気がする。マージョリーに良かれと思ってした事が怒られたり
そういうことでわかるように、母親にいちいち自分を否定されたら
誰だってめそめそして優柔不断になる希ガス。
何だか嫌われてるなあと思ったら、
ナディアって日本人ののお母さんみたいなんだな。
ナディアを主人公にすれば従来の少女漫画っぽかったかもね。
母親にいびられ、自信喪失気味、恋人ができても義理弟に取られ
ネタに事欠かないキャラだ。
うほっ流れ蓋ぎりですが、
今TV東京のアド街池袋特集に一瞬、萩尾さんが写った!!
ジュンク堂のラララ書店の説明の時だったと思うが。
ハタキをかける萩尾さん、録画しておけばよかった。。
実況は(・A・)イクナイ!!のです
テレビ出てたね
>>533 実況というより、告知と思う
再放送あったっけ?
>>515 そそ、ミランのブラジリアンのカカはイタリア語では
便の幼児語になってしまうから、イタリアでは
イントネーションをわざわざ変えて「カカー」と呼んでる
残神の生活感・・・二人の作るやっつけ料理
残神は、マージョリーが怖かった。
さっきまで残神読み返してて思った。
リンドン好きだ。キャロルとの夫婦仲も理想だ。
グレッグに共感したくはないけど、何であんな人間になったのか、
もっと知りたい気はするなー。
グレッグジェルミを手に入れる前から
娼婦通いしてたしね・・・
充分描写されてたと思うけどなー
グレッグはもともとよく言えば一途、悪く言えば融通の効かない性格
みたいだから、あの家庭で育ってああなったのはとても納得いった。
うん。理由はなんとなく推測できるんだけどね。
ああいう人間になったのが納得できないわけじゃなくって・・・。
外側からのグレッグはすっごくたくさん描写されてたけど、内側はどんなの
だったのかなーって思って。
描いていないのが「不備」だったとは思ってないんです。
私が興味を持っているだけ。
ようはグレッグの視点から見た話があったら
良かったんだろうけど。
萩尾先生はあえて描かなかったのか、
イアンからの描写はいっぱいあったけど。
グレッグは最後にサラリと明かされたのが良い手法だと思ったんだけども
たぶん、実際虐待の被害にあったとしても、加害者の事を調べることは
出来ても、心の中は想像するしかない。そういうやりきれなさというか
腑に落ちなさがあっていい。
グレッグの心理描写を描かなかったのは、
最初から狙った手法だろうね。
サンドラの決心が何だったのかを
読者とジェルミが永遠に知らされないのと一緒で。
少なくとも残神という物語の中で知りたいとは思わない。
いや、凄く読んでみたい気もするんだけどさ。
まあ犯罪を犯す人間の視点から見たことが
犯さない/領域を超えない人間の理解できるものかどうかは
わからない。
そういって、もしグレッグを理解してしまったらすごい怖いんだけど・・
きっとグレッグの夢の中へ入ったら
夢の中のナターシャとかジェルミは
「虐めてくれてありがとう」って悦んでるんです。
グレッグは内面がわからないから興味深い存在になったんだと思う。
想像の余地を残すところが良かった。
いやホント、グレッグって全く自分の行動をおかしいと思わなかったのか、
とか考えます。少なくとも描かれてる範囲では思ってなさそう。
それとも自分で抑えられない衝動に苦しむこともあったのか・・・とか。
これも描かれてる範囲ではなさそうだけど。
でも、皆さんおっしゃる通り、残神の中では描かれなかったからこそいい
と思います。
グレッグとサンドラの、それぞれ1人っきりの視点って一度もかかれてないよね確か。
サンドラの肝心の
ジェルミに何が起こってたのか、本当にわかってたか?
秘書への嫉妬や「ジェルミは、いいえそんな筈はない私の考えすぎよ」は本心からか?
最後の決意は、なんだったのか?
それと、グレッグは自分がしてることに苦悩していたか?
終盤の若かりしグレッグの苦しみは、第三者からの話でイアンが思いを馳せた結果。
あくまで遺された側、傷つけられた側の問題を、あそこまで掘り下げたことに乾杯。
普通なら描きたくなるよね、
サイドストーリーとかで。
その誘惑に勝てるのは凄いなと思う。
読者は読みたくなるけど、作者はめんどくさいんじゃない
めんどくさいってwww
むしろきっちり頭の中でストーリーが出来てるのにあえて描かなかったって
感じ。
マージョリーが一番(・∀・)かわイイ!!
性犯罪って本当に狡猾で何の恥も罪悪感も感じない卑怯な人間が犯すことが
多いよね。しかも社会的価値の高い人間ほど用意周到で狡猾な傾向が。
その出来事をテープなどで残す人間も多い。
それって単純に相手を脅す目的と、性癖のような感情から来るもんだと思う。
でももしかして、誰か自分が犯罪者だと気づいて欲しいって感情の
表れでもあるのかなーと思った。
別の小説によれば、犯罪者の中には一枚の鏡があって、悪事を働いている自分の姿は
常にその鏡に映るので、善良な心は葛藤し、その鏡を壊したい、
自分が犯罪者だと誰か気づいて欲しい、という苦しみが常にあるんだってよ。
まあ一言で言えば良心のようなものかな?もっとややこしい感情だと思うけど。
(勿論絶対100%罪悪感の無い犯罪者も沢山沢山いると思うけど)
だからもしやグレッグも、ジェルミの写真が誰かの目に触れて欲しい、
自分の本性に気づいて欲しい、て感情もあったのかも。
普通に考えれば、自分が危うくなる証拠を残す理由はないんだしね。
あくまで”超”希望的観測だけど。
萩尾さんは昔人間関係で悩んだ時に
星占いなどの本を読まれたりしたそうですが
登場人物の生年月日の星座に(実際の人間がどうかは別として)
象徴的な意味を託したりするんだろーか
グレッグは蠍座、ジェルミは山羊座、イアンはおひつじ?だったっけかな
イアンは3月3日で魚座。
そういえば文庫版のしおりにはキャラクターの髪と瞳の色と
誕生日が書かれていた。
色々意味づけされているような気がする。
名前にもそれぞれ深い意味づけがされていたよね。
20年ぶりにトーマ読み直して
再び揺るがされてしまいました
こちらの過去ログ(膨大ですね!)をこれから日々少しずつ
楽しみに読ませてもらおうと思います
他の萩尾作品もまたきちんと読んで行こうと思いますが
しばらくはあの4人の心理・行動の検証に脳内が占拠される見通しです
トーマというとオスカー好きなんですが、
萩尾作品には、バッカスとか、「11人いる!」のガンガとか、「イグアナの娘」の一彦とか、
ちょっと太めで包容力あるキャラがよく出てきますね。
ああいう人物が現実にいたら、本気で惚れそうだ。
ガンガいいよね〜
恋をするならユーリとか綺麗な人、でも結婚するならガンガ。
>>560 >ちょっと太めで包容力あるキャラがよく出てきますね。
女なら、『メッシュ』のカティとか、『感謝知らずの男』の看護婦ドーラとか。
萩尾作品で、太っていて意地悪なキャラっているのかな?
太った意地悪な人って確かにほとんどいないね
センザイマスター…は別に意地悪なわけじゃないか…
バルバラ1巻、キリヤに飛び掛ったライカのおとりまきの歯茎な子とか
一彦さんはいいな〜
食っても食われない
>>558 > イアンは3月3日で魚座。
> そういえば文庫版のしおりにはキャラクターの髪と瞳の色と
> 誕生日が書かれていた。
おお!そうなんですか
ありがとう。
私もオスカーが好き。
訪問者読んでもっと好きになった
イアンが好きじゃない
誰からも好かれて当然って顔して自信たっぷりで
いつも上から物を言ってて
ジェルミが「ここまで堕ちてこれないだろ」って
言ったとき、イアンに対する嫌な気持ちがはっきりした
私もイアンは最初好きじゃなかったな。
でもイアンは今後いい男になりそうな気がするよ
イアンはグレッグのオモテの顔の集大成みたいな子。
容姿端麗、スポーツ万能、頭脳明晰、生活能力に問題なく
趣味に関しても多種多様(ボクシング・サイクリング・史跡観光・美術鑑賞・音楽鑑賞)
TPOに応じたおしゃれ得意
恋愛は本命には恥ずかしいほどアピール・その友人や子供にも如才なくサービス満点
甘酸っぱい駆け引きもセックスも大好き人妻も使用人も男の子も問題なく享楽派
でも『城』って短編もあったように、白い石だけでは城は作れなくて
グレッグの持ってる傲慢さや凶暴さとか、面白くない真実を受け入れられない弱さとか
ちゃんと描かれてた。後半のあがいてあがいてあがきまくる弱いイアンはけっこう好きだった。
あの城って短編好きだ。
×グレッグの持ってる傲慢さや凶暴さとか、面白くない真実を受け入れられない弱さとか
↓
○グレッグの持ってたのと同じ傲慢さや凶暴さとか、面白くない真実を受け入れられない弱さとか
「恋したこと、ないのね」だっけ<城
あれインパクトあったなあ。
573 :
花と名無しさん:2006/06/13(火) 14:39:41 ID:MjKMfjj/0
城、よかったけど実際どういう風に生きろってんだよって思うこともあった。
子どもながらに、不倫ぐらいやったらいい城が出来るのかよ〜、とか。
母親との再会はよかったけどね。
まぁ不倫はなあ。バランスの取れた性格でも不倫してしまっただけで
不倫したらいい城できるとかではないと思うけど、まぁいいたいことわかる。
不倫自体を肯定はしないけど、やろうと思えばできるぐらいの
行動力を伴った情熱を持てるのはいいことなんではないか
と、初めて読んでから数年たった今ではそんな風に思う。
>>573 別にどういう風に生きろって話でもない
たとえば不倫でなくても、人間であれば欠点はあるし間違った事をする事だって
ある。子供の頃はいい大人になろう、完璧ないい人間になろうと理想を
持ってても、所詮自分も(また他人も)悪意もあれば善意もある、ただの人間に
過ぎないことをいつかは知る。
理性でコントロールしきれない感情があることも知る。
その当たり前の事を知って受け入れる事が苦しいっていう、理想家の人が
成長期に味わう気持を描いた話だと思う
「城」と同じテーマっぽい「君は美しい瞳」
あれはまだ収録されてないんでしたっけ?
イアンて魚座なのか!みえない…
ナディアとかバレンタインなら納得できるんだけど。
>>577 モザイク・ラセンの文庫版に収録されてた。
あと忘れたけど、もう一箇所どこかの文庫にも収録されてた気がする。
ナディアとバレンタインって何座なんだろ。
>>577 >>579さんに補足。もう一箇所は『A-A’』だったとオモ。小学館文庫。
『君は美しい瞳』、ハプトが忘れられない。
傲慢で残酷で自信家で…でも
「耐えられないのはあなたのほうなの?自分の中にある優しさにすら傷つくのね」
583 :
582:2006/06/13(火) 20:43:41 ID:???0
タラタラ書いてたらかぶってしまった。ゴメン
584 :
577:2006/06/13(火) 20:58:12 ID:???0
皆さんありがとう。
モザイクラセンもA-A'も単行本(A-A'は全集のだけど)で持ってるから
文庫本チェックしてなかった。
今度買ってきます。
>>582 あの二人は偽善者と偽悪者(と言ってはどちらも言い過ぎかもしれないけど)と、
対照的だったね
>578
ロマンチストな所と相手に引き摺られやすい(感化しやすい)所は、魚っぽいかも?
すぐに自分を見失うしw
城といえば、ナディアも最初の登場時は「真っ白な城」っぽかった。
まーこれは、ボロボロ状態のジェルミ視点だから余計にそうなんだろうけど。
でもイアンに振られてからは黒い部分が現れてきてて、
クマ相手にヒステリー起こしてる所はかなり好きなシーン。
萩尾さんは葛藤のあるキャラが好きらしいからね。
でもおざなりだろうが緻密だろうが
心理描写がメインの漫画で葛藤しない主人公ないしキャラっているの?
マージナルのキラ…とか言ってみる
でも心理描写メインじゃないか…
萩尾さんは11人のタダは優等生すぎて好きじゃないと言ってた。
タダも葛藤はあったと思うがそんなに深くないし。
状況判断が的確でどんどん打破するタイプで葛藤タイプじゃなかったからだろう。
これは物語の性質上そういうキャラ設定になったわけでタダのせいじゃないと
思うけどね。
優等生といえばそうだけど、「東の…」でフロルに押し切られてるタダは好きだ。
結婚してもあんな感じなんだろうな
>>588 メッシュのカティとか、ラグトーリンとか。
>>589 キラは自分探しで結構葛藤してたかと。
ヘビ男は悩みなさそうw
カティはともかくwラグトーリンは「修正」で結構葛藤していたような・・・
あれを葛藤といえるかどうかは?かもしれないけど。
あれは「葛藤」ではなく「四苦八苦」では?
四苦八苦、的確な表現w
「ジェニファの恋のお相手は」の、おばあちゃんはどうだ!
優等生ユーリはどうなんだろ
自己の存在に対する葛藤は深い
「湖畔にて」読んで
萩尾センセイはユーリがあんまり好きじゃないのなあと
心配になった
ユーリは葛藤しまくってたじゃん
>>576 <当たり前の事を知って受け入れる事が苦しいっていう、理想家の人が
成長期に味わう気持を描いた話だと思う
云々、なんかすごいジンときたよ。
いや、自分の過去の葛藤を、そういうことだったのかって思えて。
気持ちがちょっとスッキリした。ありがとう。
萩尾さんの初恋の人は優等生で、とか「ストロベリー・フィールズ」に書いてなかったかな。
(ユーリの(遠い)モデル? と私は思っていた)
優等生、嫌いなわけじゃないけど、キャラとしては動かしづらいってことなんだろね〜。
ストロベリーフィールズが再版されないのは
オチが強引なドドおばさんと辛口エッセイのせいなのかな
湖畔にて自体もそれほどお気に入りじゃないのかもしれないけど・・・
でもあれ読んで泣いた。
私は「ドドおばさんがやってくる」は好きだし(いい絵本だと思う)、
「湖畔にて」ももちろん大好きなんだけど、再版拒否の理由はその「湖畔にて」かもと思う。
オスカーがユーリに卒業を待たずして会いに行っちゃうの、作者の本意ではなかったのかな、とか。
・・・でもそんなわけないか。エッセイ部分がNGなら、作品部分だけでも再版になるといいよねぇ。
いや、たぶんなにぶん古い本だからご本人が照れもあって見たくないってこと
なんじゃないのかな。想像だけど。
作品だけじゃなく対談とかいろいろあるし。
考え方も当時とは変化してるかもしれないし。
「湖畔にて]はチェリッシュ・ブック「少年よ」にも
再録されてなかったっけ?
対談って相手の了承や権利もあるから
めんどくさいのかな?
湖畔にてのユーリってなんだか彫像みたい
あえて現実感に乏しく表現したのかなあ
エーリクの中では象徴として息づいてるみたいな
オスカーは正反対にすごくいきいきとした姿で描かれてる
作者の中にいきいき?布教活動をするその後のユーリとか
いないのかな〜。成長したちょっと太めの中年ジェルミとか。
いやいなくてもいーですが・・
>607
w吹き出してしもたw
神父姿のユーリが見たい・・
>>607 なぜだか一緒にお茶を飲むエーリクとイアンが浮かんでしまった。
二人とも髪が薄くなってるの……
>>611 それはイヤン! 髭生やしてるにしてくれ。
さっき「十年目の毬絵」を読んでて、島田さん(太めの男性の方)の勤め先のボスが、
萩尾さんのお父さんそっくりなことを発見。
ところで「ラーギニー」なんですが、最後の方に出てくるクルクルパーマの女性、
サッシャと顔が似て・・・ますよね? サッシャの歌った歌を彼女も口にしていたので、
まったくの別人とは分かっていても、萩尾ワールドにひたり込んでると、
私の心もクルクル回〜る〜♪ 的な眩惑を覚えてしまいます。
女性なくして世界は成り立たなくて
クルクルパーマさんもそんな女性の一人なんだよって
話なのかと思ってる
テンポいいセリフが好きw
「半神」が好き。
すごい問題作なのに、泣けてしかたない
城と半神は神だと思ってる。
あと話題にならないけど、男の子が海辺であるおじさんに出会って、
そのおじさんが実は地下で子供を殺してると思い込むも、
その後おじさんは普通に家族と暮らしてた あの短編(タイトル忘れたけど)
あれって何だか不思議な余韻というか、読後感が残る。
神短編は「左ききのイザン」かなー…
すっごい虚無感と、圧迫感さえあるような闇の砂漠
光瀬龍にハマった萩尾さんにハマって、私も光瀬的虚無感SFが大好きになった
あの頃の荒くて太いタッチで描かれたヘルマロッドが怖ろし美しいよ
>>616 その最後の私も好き。タイトルも思い出せないけど
何に収録されてたっけ。
海といえば、タリーって女の子が行方不明になったけど
主人公が成長してから発見される話。たしか、「みずうみ」って
タイトルだったような・・でも舞台は海だから違うかも。
「ぼくは永遠にタリーを愛する」みたいな台詞が何だか印象深かった。
でも、今までの自分は過去の自分に負けて覆されてしまう(?)んだなーと
思って、何だかひやりとする話でもあった。(婚約者を「見たことない女性」と称するところが・・悲しい)
わかりづらくてゴメン
>>620 dクスです。
萩尾先生は、それにしてもブラッドベリをよく漫画化するよね。
またその雰囲気がマッチして、いい作品に仕上がるんだ。
>ブラッドベリをよく漫画化するよね。
そんなによくやってたっけ?
殆どの作品は週刊マーガレットでブラッドベリ漫画化をシリーズとしてやってた時だと思うけど。
>622
>621は単にシリーズでやってたこということを知らなかっただけでは。
蒟蒻畑のCMでバレエのレッスンやってる映像が出るんだけど、その中の
一人がデブ。実写版玉子ちゃん?って思ったけど、その子動きが超ニブ
かった。
あれで動きが長州小力並みだったら玉子ちゃんだったんだけど…オシイ
ああ・・そう。
漫画キャラ板に「トーマの心臓」スレ立てました。
復刊の「金銀砂岸」、発送延期みたいだね・・・
ガイシュツだったらスマソ。
バルバラ以来何か連載されてる?
630 :
花と名無しさん:2006/06/22(木) 20:37:39 ID:0acobLtP0
読みきり連載を少々・・・
ニューズウィーク誌に萩尾先生が出てるって某スレにあったけど
読まれました?
読んだよ^^。漫画家は、萩尾先生と青池先生二人だけだったね。
どんな記事?詳細きぼん
>>633 ニューズウィーク誌が、「世界が認めた日本人女性100人」って特集組んだのよ。
その中で、萩尾先生と青池先生が選ばれてたわけ。
萩尾先生は、「文学作品や詩を思わせる独特の世界観で不動の人気を得る。」
などなどと書かれてた。
お二人とも「作品が世界的に認められている」っていうのがポイントだったみたい。
635 :
633:2006/06/23(金) 15:14:22 ID:???0
>>634さんレスありがとうございました!
それ、すごいね。他の雑誌も取り上げてくれないかな〜。
636 :
花と名無しさん:2006/06/23(金) 19:38:24 ID:Wy+IDM/h0
青池さんは、それなりに好きだけど、
世界が認めた100人といわれると、どうなんだろうかね。
まあ、選んだ方の勝手なんだが。
青池さん、ドイツ以外の国でも読まれてるの?
凄いね〜やっぱ認められてるんだ。青池さんは確かにセリフとか構成力
凄いと思うけど、世界が認めるほどとは知らんかつた。
やっぱドイツで取り上げられてるのが大きいんだよ>青池さん
エーベルバッハ市のパンフに少佐の絵が載るくらいだからさ。
それにヲタクパワーってのも侮れないからね。
海外のヲタの聖地は日本だもの。
エロイカは外国人から見てどうなのかね。
そんなに万人受けはしない内容だと思うんだが。
初期の頃は単純に面白かったけどだんだん専門的な内容になって
一読しても理解できなくなってきた。>エロイカ
萩尾さんの作品も海外ではそんなに数は翻訳されてないはず。
ちょっと不思議。
萩尾さんは、ヨーロッパぽい雰囲気が
米国の(腐)女子達にウケているんではないだろうか。
USの欧州憧憬というか、ヨーロッパコンプレックスって
日本のそれとほぼ変わらんから。
ヨーロッパの血が入ってるとか、英語以外の言語が喋れるとか、
英語でもブリティッシュアクセントで話すとか、
そういうのがもてはやされる。
(だからハリウッドで活躍する役者にはそういう出自の人が多い)
まあ勝手な想像ですが。
売れているだけなら、セラムンとかの方が売れているのでは?
外国でそんなに「不動の人気を誇る」とは思わなかった。
ガイジンあなどれん…
メリケンでは古いマンガはあんまり読まれてないよ。
イタリアとかフランスあたりのが好まれてる。
少女漫画も古い作品だと若い子は読んでないと思う。というか
作品が翻訳されてないはず。
一番売れてる少女漫画はたしか「フルーツバスケット」だし。
644 :
花と名無しさん:2006/06/24(土) 21:39:25 ID:DuJw1IR30
ヨーロッパに居たけど「聖闘士星矢」がバクハツ的に売れてますたよw
車田正美が人気かどうかは知らんが。
世界的に読まれてるってんじゃなくて(それならセラムンとかになっちゃう)
萩尾さんは、日本の漫画界に与えた影響力めちゃ大→
現在海外進出中・大人気の日本漫画が世界中で読まれるようになった
青池さんは、主にアジアでの翻訳版の人気+
ドイツのエーベルバッハ市の観光客増加などの海外での社会現象
+最近翻訳され始めた英語版(ドイツ語版は今のところない)の人気上昇
ということジャマイカ
萩尾さんのもヨーロッパ言語には翻訳されてないし、英語にも2,3
SF作品がひっそり出てるだけだし。トーマとかポーとかされてない。
まぁ、ポーはトムクルーズのハリウッド映画にパク、いやインスピを
与えたり、っていう意味でも「世界的に認められてる」、となって、
「不動の人気を誇る」ってのは日本国内で、って意味ではないかな?
売り上げ的には萩尾・青池ともそんなにすごくはないと思うけど、
そういう影響力を指してるのかもね。
海外で一般人に知られてるのはアニメ化された作品だよね。
マンガそのものは一部ヲタしか知らないのでは。
日本ですら萩尾・青池作品を読んだ事のない若者が多いのに海外でそんなに売れてるとはちょっと思えない。
アマゾンでA-A'他の英訳が買えたと思うよ〜
11人も出てたかも。でも海外ではアニメの方しか見てないだろう。
英文のレビュー見たけど評価低かった。まあ古いし、あのアニメはね…
萩尾作品は絵も話もアニメには向いてないと思う。
まあ昔の少女漫画はたいていそうだけど。
ベルばらとかエースをねらえの新作は結構綺麗なアニメだったとオモ。
セーラームーンなんてアニメのほうがキレイだし。
制作会社に依るとこ大きいかと。
今、「世界の車窓から」で、「列車はカールスルーエの駅に到着します」と言ってて
思わず見てしまった。
>651
ノシ
関東では2〜3日前に放送だったとオモ
そのニューズウィーク誌の特集って、日本版限定かなぁ?
654 :
花と名無しさん:2006/06/26(月) 14:59:16 ID:CRSmEBQZ0
メッシュを読み返してた
ミロンってホントいいヤツ…耳を傾けてでシャーベットな二人が
走るシーン、以外と身長差がないのに驚く
>>645 「インタビュー・ウィズ・バンパイア」と「ポー」の類似については、
確証がないっていうか「おそらく偶然の一致」説が多かったと
思うけど…。
656 :
645:2006/06/27(火) 02:34:24 ID:???0
クルーズが影響を受けたことを確か認めていたと思う。
ただ、誰が彼にポーを紹介、翻訳してあげたのかは気になるところだけど、
ラスト・サムライといい、日本人とは結構、関係を密にしているのでは?
>>651 ワールドカップで日本の合宿地がボンだったときは
ニュースで毎日ボンボン言うので
エーリクの「ボンボンボン!見捨てないでボ〜サン」
が毎日頭に響いてました
今、お腹の子が女の子なら
マリエか美羅にしようと思ってます。他にも良い女児の名前ないでしょうか?
サンドラ
もし12月なら「のえる」はいかがでしょ。
日奈(漢字、こうだっけ?)も可愛いな〜。
望都でいいじゃん。男でも女でもいける。
今年はモーツァルトの生誕250周年でもあるし。
そんで将来は音楽家かマンガ家にでもすれば〜〜
青羽はきれいな名前だと思うけど、はかない感じがする。
マリエならミーちゃん(魔夜峰央)の長女と同じ
布路瑠
青羽(バルバラ)
黒羽(スター・レッド)
遊羽(あぶない丘の家)
萩尾作品のハネ名前好きだな。儚すぎて、子供にはつけにくいけど。
きれいなだけじゃなくて、健康な名前をつけてやりたい…
毬絵・日奈はいいね。
早死したマリエの名前は縁起悪いような気もするが…
じゃあ奈々実
ライカもいいじゃん
芽利鈴
>>670 お祖父ちゃんに「カメラみてえな名前だな」とか
クレームつけられそう
茶奈
茶っていう文字が入ってる名前はおばあさんくさいイメージ
望都最強。お父さんがモーツァルトからとったんだっけ?センスある。
子供の名前、フランソワーズは?
フランでもいいけど漢字がないな
日本語じゃ腐乱になるからダメでしょう、それは。
望都子さんてのはどうですか。
最近「子」はレトロでまた微妙に見直されてるみたいだし。
わが友 腐乱検死体
680 :
658:2006/06/28(水) 14:52:46 ID:???0
みなさん ありがとう。
どうしても思い入れのあるキャラって美少女で薄幸なんですよ。
メリーベル、エルゼリ、リュシェンヌ…薄幸の前に使いがたい…
フロル、ノエルのおてんばぶりも大好きですが。
バルバラ系は恐いかな〜 最強望都でイクかな???
長男は「海のアリア」から付けました←ニキ、アリアドではない
まさかダリダン?
美羅はどうかな。モザイク・ラセン。
個人的に青羽好きだけど、やっぱちょっと怖い?
諸星団とか(字忘れましたよ)
あたるに変えたら一変に軽くなる
娘の読みがマリエだw 結婚式場の名前だと嫌がってるが。
687 :
花と名無しさん:2006/06/28(水) 23:44:25 ID:xzwhFcSA0
>>678 萩尾さんも、本人は「もとこ」のつもりだったのに、
本当は「もと」だったので驚いた、とかいうことじゃなかったっけ。
うん、そういう話だったよね。
モトは当時モダン、モトコはいまレトロモダン。
素子だと少尉だがw
「そこ」と読んだヲレってば…w
お●こ〜の阿素湖さんですか
駄目だよおねえちゃん、といさめる進也くんは可愛かった
「そし」と読むんだよ。
作家の新井素子は若い頃、どんな経緯があったとしても、絶対に
「味野」という苗字の日本人や、「ジョセフソン」という苗字の外人とは
結婚しない!!と宣言してたらしいね。
与謝蕪村は?
ありゃペンネーム。
天羽(あもう)さんと言う苗字が本当にある、と知った時は驚いた。
青羽ちゃんも黒羽さんも、天羽氏とは結婚できないね。
>>662 目から鱗とはこのこと…
望都アルトですか
意外と 望ツァル都 かもしれん。
素子は少佐だよ そいつをよこせぇぇぇの人だよね
双児を産んで、モトとアルトにすればいいv
700 :
花と名無しさん:2006/06/29(木) 15:44:21 ID:mAXm7YA20
女の子だったらマドンナとかいいんでないか?
歌手の方のイメージが強くなりそうだけど。
のえるもいいけど、お母さん早死にしちゃうから縁起悪い。
あ、そうだ「オカーハマ」って呼ばせればいいんだ!
って、そういう問題じゃないか。
子供の名前で遊ぶ親って最低
遊んでるんじゃなく一応真剣に考えてるんだよ。
でも奇をてらいすぎた名前は確かに親のエゴっぽいかもね。
>>701 親の思いの丈が大きすぎて、子供にとっては迷惑ってなことはごく普通にあるだろ。
たまたま気が合えばすごい幸運だが、合わなければとことん軋轢になる。
ふざけ半分とか悪意があるなら別だけど、
親だけを責めてやるなよ。
春子とかサツキとか特定の時節をさす名前は
よくないと主張してた姓名判断の人がおったな〜
そうすっとノエルもクリスマスなのでだめなのか
今月号花ズ、ちょっとわからん。今までのと雰囲気違うからか?
それとも自分の頭のせいか?
まあ望都さんの漫画は多少抽象的なところもあるから・・・
って、そういう問題じゃないか。
ああ、首をつったのかと気が付いて、残神のリリアを思い出しながら読み返したら
怖い話になってしまった…。
705サン、love!
どんな美少女名前でも結構だか、顔が名前負けしてなきゃいい。
ときどきすごく気の毒な子が…
親は自分と旦那の御面相を客観的に判断してから
マリエでもメリーベルでも好きにつければいい。
個人的には好きなマンガやアニメのキャラの名前を
こどもにつける感覚ってのは理解できないが(自分は十人並だからw)
でもまあ、ハンドルで○○姫だのもしくは美人・美少女キャラを
名乗る人って、リアルで美人が多いんだよね、さすがに。
凝った名前の子は犯罪に巻き込まれる率が高いような気がする。
最近懲りすぎの名前が多すぎるせいか。
交通事故とか誘拐被害者はまともな名前の子もいるけど
虐待死とか、親がパチンコ&車内放置で熱中症死とかは
ほぼ100%DQN名の子だね。
萩尾さんの画集って、「チェリッシュギャラリー自選複製原画集」、
「狩人は眠らない」、「残酷な神が支配する」だけですか?
チェリッシュには“軽装板”があると聞いたのですが、これは萩尾さんのはないですよね?
豚切り
サベージいいヤツ
>>717 君は今、『残酷な神が支配する』を読んでるんだな^^。
715さん、716さん、ありがとう(_ _) 注文した『金銀砂岸』、気長に待ちます。
717さんの書き込みを読んで、お好み焼きを連想してしまった714でした。
>>707 なにか壮大な物語のプロローグ、
のようにも読める。もしかしたら
続きのストーリー展開も
萩尾さんの頭のなかにはあるのかもね。
>>721 きっと巻頭のツートーンコミックだったら
ショートおとぎ話として
さらりと読みながしたと思う。
>>720 時代は変ったんだなあ・・
でも昔から隠れながらも存在した犯罪だろうから
(というか犯罪は隠れたところが大好きだから)
子供も考えて自衛の道を探らなきゃいけないのだろうね。
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コラコラ怖いじゃないかw
キリアン、しばらく見ないうちに顔が変わったねw
それは潜在的な因子として子孫にうけつがれてゆき・・・はるかに思いはせ・・・
思い・・・はせ・・・それはもっと後の話となる
継がれ継がれててこれかw>724
リアルタイプバイキンマン価と思った。
継がれ継がれてしまったのでこれなんでわ
継がれていく間に劣化していったのか。
継がれる前に芯でほしい
あ、びっくりしたじゃないですか〜
ぼくたちの物憂げでなおかつ繊細なときを過ごす
バンパネラはこんなんじゃないやいっ
↑エドガーは隠れたままで出ていかないwww
なんだかんだでこの手も好みかみんなwww
737 :
花と名無しさん:2006/07/07(金) 23:06:29 ID:suZMhYYgO
質問です
うちの母が萩尾氏のある作品を探していますが、タイトルを覚えていないそうです。
・数年間に一回しか子供が生まれない
・冒頭の星の話では旦那さんが髪の毛長い
・時間と空間を超えた壮大な話
・古代も出てきたかも
・歌手か女優が出てきたかも・王子が毎晩殺される
・哲学的で難しい
こんな感じらしいんですが心当たりがあったら教えて下さい
>737
まさに『銀の三角』。
ラグトーリン マーリー ミューパントー エロキュス
ルルゴー・モア リザリゾ王
そんな名前にピンとくるかどーか、おかーはまに聞いてみて。
>>737 銀の三角であってます。
絵が最高に緻密なので文庫よりは出来るだけ単行本を探すことをお勧めします。
741 :
737:2006/07/07(金) 23:56:40 ID:suZMhYYgO
>>738-
>>740 「銀の三角かぁ!」と母は納得していました。喜んでおりました。
ありがとうございます、今度探してみます
>>738 マーリーに強く反応していました。音楽家だといってました
私はユリスモールがすきです
>マーリーに強く反応していました。音楽家だといってました
私はユリスモールがすきです
「銀の三角」キャラじゃない名前が挙げられたことに
別に変なことじゃないのに一瞬ひざかっくんのような
違和感を感じてしまった
銀の三角ナツカシス
初めて読んだ萩尾作品、小一の時
凄い漫画だというのは感じとれたけど、軽く(゚д゚)ポカーンだったな・・・懐かしい思いで
つーか文庫鹿見た事ないんですがorz
>>743 小1は厳しいねえw
>>737 銀の三角は、文庫以外だと早川のハードカバーか作品集2のですね。
どちらももう古いものなので、今から手に入れるのはちょっと手間かも。
でもハードカバーはいいですよ。話の重量感にすごく似合ってると思う。
いい出物があって、置く場所さえ許すならwお薦めです。
『萩尾望都作品集』は、もう絶版か品切れ状態みたいなので、
手に入れるとしたら早川版か文庫版ですねぇ。
書店になくてもネットで買えるみたい。
あと、オークションでもよく出てるよ。
銀の三角か。
主人公の視点や時間軸が一定じゃないから分かりにくい作品の1つだな。
ものすごくSFしてた。あの恋人を探す男が好きだったな。
>>746 タカオですね。素朴な求愛がものがなしかった。
11人いる!の続編「東の地平 西の永遠」の寒冷な双子惑星アリトスカ・ラとアリトスカ・レの
公転図解を見た小学生の頃からずっと思ってましたが、萩尾作品はエキゾチックな異星の
風物を描くのがほんとにうまいですよね。しかも地球のどこか・いつかにもあると錯覚しそうなほど
肌触りがリアルだった。
749 :
花と名無しさん:2006/07/08(土) 11:34:28 ID:q4dUb98o0
中田雅喜の「桃色三角」なんてのもあったな。
>741
マーリーは音楽家じゃないよん。
後にそーなる個体もいるけど。
ぜひ母子で御一読を!
ハードカバーのは巻末に萩尾さんの後書きエッセイ&ラフスケッチが収録されてたけど、
文庫版はどーなんだろ?
>749
「丸くてちっちゃくて三角ね!」ってフレーズが音楽付きで浮かんだ。
……って、お菓子じゃん。
これまた関係ないが、
「桃色吐息」と「青い三角定規」という単語が浮かんだ。
>>751 サクマのいちごみるく、ナツカシス!( ^ω^)
「桃色三角」!
点々おメメのラグトーリンだっけ。
あれは世界がワヤになっちゃってたな。
サクマのいちごみるくってまだあるの?
この頃お菓子売り場はご無沙汰なんでわからん。
754 :
花と名無しさん:2006/07/08(土) 21:54:01 ID:ERGQrWsa0
いちごみるく、ありますよ!
最近、もらって食べました。
萩尾先生の作品は初期のものが比較的好きなんですが、初めて読んだ時は恐かったことを覚えています。
>>754 >初めて読んだ時は恐かったことを覚えています。
何を読んだのだ? 『ポーの一族』か? 『モードリン』か? 『温室』か?
756 :
花と名無しさん:2006/07/08(土) 22:48:53 ID:ERGQrWsa0
>755
タイトルは忘れましたが、感受性の強い子供を、大人たちが「消しましょう」と言って、
みんなで指差して、消してしまうという短編です。
彼らの正体が分からないままお話が終わってしまったのが子供心に理解できませんでした。
ポーの一族のころの絵が私は一番好きです。
あと、「6月の声」という短編も、心に残っています。
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/ ,.;;-'ニニヾ;;、:;ヽ;; ヽ, ゙ヽ,:.:`--'.,..//゙ ゙、
.! ゙ ;>'",..--、 ゙i;, l;;゙;::i:;) ヽ`'ヽ`゙"゙ヽ;::゙i, l わたしには双子の妹がいます
| / /.:.{ * } ,./,.;:,,,;;;;;;;:;:;:;:;;;/;;゙ ,.-、;;;; : ヾ;;;゙i,. そのおかげで わたしの一生はめちゃめちゃです
| i |::.:::.:`--'シノ-‐''"´ _,..,へ (⌒-〉;!:,;;;;;,.. ゙i;;;:! l
.!:,:,: ;;;;:;,l ;;:゙`-==' ,ィ".. i:(⌒`-‐'" _,.-'",,._ ヽ,ヽ;:゙:.. |
l;';';';:;;;;;;:;:.. |;;:l,. ,. ,. ,:;/ `_,,,..--‐''"´ _,..,へ ヾ-〉;!:,:.:.!\
゙!;;;;::;;;;;;;;;:;:;::;;:;:l;;;:!;;:;:;:;:;/ / ,,;____,,...-''i" l_,.-‐! ||;:;::;,' \
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もういいからw
なんだ、半神じゃないのか・・・orz
>>756 『ポーチで少女が子犬と』だね。
子供の瑞々しい感受性を、頭が固くなってしまった大人たちが
寄ってたかって消してしまう話。あれは哀しかった。
761 :
花と名無しさん:2006/07/08(土) 23:14:08 ID:ERGQrWsa0
>>760 ありがとうございます。
大人になって、もう一度読んでみたいです。
あと、双子の出てくる話(アロイスとか)よく萩尾さんは描いていますが、
それも恐かったですね。
昔から、精神的なものを好んでいたんですね。
私は難しい言葉の言い回しとか、ビートルズの歌とか、萩尾さんの漫画で学んだものが多いな。
萩尾マンガで覚えた言葉、いっぱいあるなあ。
アルコホルとかw
「したたか」「いささか」が格好いい!と思ってたw
萌じゃないか
>>753 桃色三角は記憶が正しければエロマンガだとオモフw
ええートーマって続編あったの!?
エーリクのその後なんて…気になるじゃないか!
そういうわけで、「湖畔にて」の存在、昨日知りました。
後編というか番外編の後日談?
エーリク視点の数ページのイラストポエムみたいなもんです。
>>768 たとえ数ページのイラストポエムでも、“エーリク視点”というだけで
ファンにはおいしいですね。調べてみると「ストロベリーフィールズ」の
表紙がとても素敵だったので、是非手に入れたい。
いちごみるくまだあるのか〜
>766
桃色三角は確かに間違いなくエロでした。
ただ、ラストのコマでラグトーリンが「宇宙が崩壊する」とかって
頭抱えて走りまわってた記憶がある。
王家やスピンクスのエロパロもあったな
>>454 そう?
ジェルミはイラン系統な顔立ちしていて自分は好きだった。
まぁ好みだろうね。
イラン系ってそりゃまた狭いな
ジェルミ眉毛つながって髪の毛多いから、将来むさいごつい男になりそう。
慰安はずっと美青年。
>755
私も恐かった
小学生の時、7つ上の姉の本棚に「ベルサイユ…」「エース…」「生徒…」と並ぶ中
「ポーの一族」はとても異質で絵が細かくて3巻のエドガーの不気味な笑顔の表紙が
恐かった
>762
アルット
マイネ ムテとか
『桃色三角』って『銀の三角』のパロディなのか!
面白そう。w
775 :
花と名無しさん:2006/07/09(日) 10:20:00 ID:JIkybPPO0
少女漫画っぽいきらきらお目々ではなかったのも、異質に感じた原因かもね
でも、絵のうまさは抜群だと思った
SFについても、萩尾漫画でいろいろ知りました
この人の漫画って読むのに覚悟がいるっていうか、
疲れてるときは読めない。
なんか吸い取られる。
とくにポーとか。
エネジィを吸い取られてるんだなそりゃ。
誰が上手い事(ry
持ち主のエナジィを吸収するたびにきれいになるコミックス…。
何年たっても黄ばみもせず、カビ臭くもならず、常に薔薇の香り漂う……
いいんだか悪いんだかw
持ち主が恋のライバルに送ったのがきっかけ←往年のマンガ設定 で、
美女のエナジィを食い荒らしては次々と不幸を呼ぶ、
のろいのコミックになりそうだw
ポーで萌えられる自分は、じゃ、本と「交流」してるのか…
銀の弾を撃ち込まれるとバサッと灰になるコミックス
獲物を見つけると、妙にギラギラテカテカしだすコミックス
コミックスをお空にほうり上げるよ
・・・・・・・・・・・・・・・・
トーマの舞台を観て来ました。
始終ユーリに(゚д゚)ポカーン でした。
色々言いたいことはあるけど、
一番「お前はああああああああ!!」と思ったのは、やはり神学校に進むシーンでした。
ユーリは人によって傷つけられたけれど、
救ってくれたのも、人だったはずです。
どうして彼らを捨てて、神様に逃げてしまったのか。
改めて悔いの残るラストシーンでした。
当時の萩尾先生に事情があったことも、
残神のように、人が人によって救われることの大変さは、勿論分かっているのですが…。
難しいですね。
私もあのラストに完全に納得してるわけではないのですが…
たぶんユーリは、これまでどちらかと言うと人を(自分自身も)憎んで許さない側だったので
自分も周りの優しい人達のように、人を許せる存在になりたかったのでは
そのために神学校という道に行ったのかなと思ってます。
違うかもしれないけど…どなたかフォローお願いします。
トーマと相思相愛になったので神サマに祝福してもらいたかったのかと。(超解釈)
萩尾さん自身がユーリのあれは「逃げ」だって言ってたよね、確か。
>たぶんユーリは、これまでどちらかと言うと人を(自分自身も)憎んで許さない側だったので
>自分も周りの優しい人達のように、人を許せる存在になりたかったのでは
>そのために神学校という道に行ったのかなと思ってます。
でもこれ↑も分かる気がする。ユーリは傷つけられ、汚されたのかも知れないけど、
同時に完璧であろうとした自分が持っている闇を許せなくて苦しんでもいた気がする。
(このへんの要素は「城」や「君は美しい瞳」でもっと純粋な形でくり返されてるけど)
単に西洋文化だと近しい人たちと人として理解しあうよりも
神学の道を選ぶことのほうがより深い愛に満ちた行為になるんだと思ってた
博愛の精神ってやつ?
私、今日初めてトーマの舞台観てきました。
あのラストは原作でもさんざん「?」だったので、とりあえずスルー。
それより、妙にカマっぽいアンテ、レドヴィ、エーリク、ユーリ、
ヨハネ館の5人等々が気になりました。
サイフリートが原作そのまんまで(ガラカメの野際陽子のように)イメージぴったりで
びっくりしました。
最後の舞台挨拶で、シェリー(ユーリ母)とサイフリートが日替わりだと知って
ちょーおま―――! な内心になった事は内緒です。
素のままでも愛されていることを知ったけど
愛されるに十分な資格を得て自分の存在に自信を持てれば
虚像でなく真に誰かに愛を与えるようになれると思ったんでは
自分と同じように自分自身の存在や他者を愛することができない人々を
気づかせることのできる立場になることが
トーマに報いる唯一の手立てだと
ユーリは考えたんだと思うよ
逃げだとは思わなかったなあ、自分は
なぜユーリが神学校に行ったか…。私は、
望都先生が「ユーリはシュロッターベッツを去る。」
というラストを先に考えていて、
「では、どこに去るか。→無難な所で神学校。」となったと思いました。
「もっと話を煮詰められたかも」と言う意味で『ユーリのあれは「逃げ」』
とおっしゃったのでは?ユーリの行動ではなく、先生ご自身の姿勢に付いて
「逃げ」と表現されたのはないでしょうか?
ユーリが神学校で何をしたかは「トーマの菩提を弔った。」でしょうか。
先生はトーマは恥ずかしくて読み返せないとおっしゃってましたね
私は毎年読んでますが^^
ユーリには神様がいたから信心によって神学校に行ったけど、
ユーリが神さまと出会わなかったとした場合の話が残神なんだっけ。
宗教は偉大だなと思った。
>>792 おお。そうかも知れませんが、私は、
望都先生が「ユーリはシュロターベッツを去る」
というラストを先に考えていて、
「では、何故か」→無難な所で「神学校に行く」となったと思いました。
自分はユーリが神学校に行ったことで
将来は実業家になって金儲けしてくれると思ってたユーリのおばあさまは
激怒してるんだろうなと思った。
うーんどうだろう。
あのおばあさまは、ユーリがたとえ実業家として成功しても、
他の何をしても、けっして満足しなかったと思う。
むしろ神学校に行って神父になるってのは、
表向きその崇高さに文句がつけられないぶん、
かえって怒りにくかったと思うけど?
そういえば「若草物語」のマーチおばさんは、四姉妹の父が実業家
(?他の職業だったかもしれん)にならず牧師の道を選んだことを
腹立たしく思っている、というくだりがあった。
牧師や神父も頭良くないとなれないと聞いたから、あたら良い頭を神に捧げちゃって…
と現実主義者は思うのかもしれない。
トーマによる自己犠牲の精神を消化する為にはユーリは神学校に
進むしかなかったんでは?
私も逃げとは思わないけど。
オスカーはもち養子になったと思いますが
どんな道を進んだのかな。
>>798=800?
メール欄に半角でsageと入れてくれると嬉しい。
ゲルマンでなければ人に非ずみたいな括られ方に
傷ついて来たんであろう幼いユーリが
完璧なドイツ人として在ることに全神経を使って
自己の葛藤も隠して生きてきた
おばあさまへの負債は返せないけど神父になれば
精神的、道徳的主導者として外からも認められる
外貌の違いのようなことで苦しまずに済むようになれるんだろうな
ユーリのおとうさんは人格者だったんだろうね
やっぱりユーリの生い立ちの話は読んでみたいな
すみません、「ぼくだって誰かを愛したい。
その愛で僕の狂った世界を元に戻したいんだ」
っていうようなセリフがあるのはなんていう作品か
知りたいんですけどどなたか知りませんか?
>>803 『残酷な神が支配する』のジェルミのセリフだったとオモ。
ナディアの事を想いながらだったか?
まだナディアが救いの女神に見えてた頃かな?
イアンとメイドが遊んでた頃だっけ
別にナディアは単なるイアンの恋人であって
ジェルミを救う必要もなかったんだから、そこまで責めなくても・・・
?
誰も責めてないと思うけど
807だけども、
いや、過去スレでも、ナディアは最初は救いの女神ぽかったけど
(でも実際はそうじゃないんだよなあ)とか、
ヒステリーだよなあ、とか、生々しいとか、苦手なんだよなあとか、
そういうレスが結構あったので、(というより私が勝手にそう思い込んでます)
自分的にはナディアは好きなキャラなので擁護したいと思いまして・・・
でもそうですね、別によく考えたら誰も責めてるわけじゃありませんでした。
ごめんなさい、頭を冷やしてきます・・
>807
ナディアキタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━ ?なんちて
ナディアはジェルミを救う必要なかったけど、自分が母親とうまくいってないせいなのか
母親っぽい保護欲でジェルミにかかわり続けてたみたいな気がする。
んでも、ジェルミの状態が自分のキャパを超えると保護を放棄、かつ攻撃的になってしまう。
ちょうど自分の母親のクレアみたいに。
だからちゃんと逃げればよかったんだよね。イアンだけと付き合って。
結婚まで行くとジェルミから逃げ切れなくなる上に、もともともっと豪快で暑苦しい
甘えさせてくれるタイプ(ヨルクみたいな)の方がお似合いだったと思われるので、
あくまで一時の情熱的な恋で終わっただろうけども。
イアンがジェルミになびいた途端に手のひら返すナディアたん
人間らしくていいんじゃね
自分を女神のように慕ってくれてたかわいい年下の男の子が
ある日突然自分のカレシを寝盗った恋敵となって再登場すんだから
女としてはタマラン気持ちはちょっと分る。
今まで弟のように可愛がってあげてたのに何なの!
っていう困惑や混乱もあるんだろうし。
ナディアって良くも悪くも普通の女の子なんだと思うよ。
そう、普通の子だね。
人は簡単に他人を救ったりできるもんではない、という印象を受けた。
リアルで読んでた時。
ナディアたんは母親との関係がもっと良いものだったら
もう少し穏やかというか情緒も安定してたような希ガス
クレアの神経質だけど享楽的なとこ好き。
その彼氏(名前なんだっけ…)も無責任な遊び人ぽいのに意外と細やかで情緒安定してて好き。
ご贈答用リボンまでかかった高級チョコの大箱あけてぱくぱく食べながら
たぶん砂糖入れた紅茶(ティスプーンでくるくるしてる)飲むとこなんか、
それであのスタイルと恋人維持してるとこも含めてすっごくキャラ立ちしてて大好きw
816 :
803:2006/07/13(木) 03:25:15 ID:???O
>>804サソ
ありがとうございます!!
買おうと思います!!
>>815 自分が書いたかと思った。
私もクレア好き。
818 :
804:2006/07/13(木) 06:20:52 ID:???0
>>809 自分、
>>505です。
あの後残神を読んで、今回一番共感したり缶状移入したのがナディアでした。
自分でも意外でびっくりしました。
505を書いたあたりにはナディアを大嫌いくらいに思ってました。
こんな人間もいるので、なんつーか、キャラの擁護おkwwww
てな感じで。
頭冷やさなくてもいいと思います。
好きなキャラの悪口かかれると嫌なのは、まあ2ちゃんでも、しょうがないと思うし。
自分は、ナディアがほんとに生々しくてそこら辺にいそうな感じが苦手だったのかも。
萩尾さんの描写力がそれだけ凄いってことなんだろうけど。
_一 7ヽ
_一 ̄_一 l |
. l_一 ̄、__, | |
\ ノ丶 -‐。 !|
\¨´|_,rヽ 、 i `l、
∧ lニ> | i |\
. / / \. | i |ヽ,ム
___/ / /`>、_| i |'´__,. \
/¨ィ n ヽ〈__'_/¨ィニl¨'ぐヽ〕L.ノ
└'└'└┘  ̄ └‐^ー'
缶状移入てなんだよ
感情移入だよ。
本当にスマン
こんなところでネガティブマンを見るとはw
初めて残神読んだときはジェルミに感情移入してたので、ナディアが憎かった。
でも読み返すと、普通のいい子なんだよね。
>>820のAAはネガティブ・マンっていうのか。ワラタよ。
残酷な神が支配するの神ってグレッグのこと?
それともサンドラ??
>>824 ジェルミはグレッグに死んでからさえ支配されてたし、
サンドラへの執着心や罪悪感にも支配され続けてたから、それであってるとは思うけど
多分それだけじゃなくていろいろ同時にたくさんのことを意味している
「子供にとっての親」という解釈や
どんなに遠ざけようと思ってもどうしても支配されてしまう「愛」という解釈もあったね
抗いがたい、そして抗う必要はない「愛」というか思春期のエロスについての
ウィリアムのセリフが印象的だった
萩尾作品って、何気に「年上の女性に恋する少年」のモチーフ多いよね
いいタイトルだよね、「残酷な神が支配する」
タイトルが印象深くて手に取った。イェイツの著作に出てくるんだっけ?
>>825 > ジェルミはグレッグに死んでからさえ支配されてたし、
> サンドラへの執着心や罪悪感にも支配され続けてたから、それであってるとは思うけど
> 多分それだけじゃなくていろいろ同時にたくさんのことを意味している
>
> 「子供にとっての親」という解釈
↑自分ここまでしか思いついてなかった。
前に散々議論されたのかな。
萩尾さんの漫画を読み始めたの去年からだし、このスレもとびとびでして見てないし
過去スレ見てないから、新鮮だった。
>>829 君がその画像を見るのは勇気が要ると思います。
>>827 人それぞれいろんな解釈があって面白いよ。
過去ログ14後半の残神祭り、オススメかも。
ナディアの視点で考えたら、
自分の最愛の恋人がその弟とデキてたらそりゃショックだろうな・・
彼を返して!ってなるだろう。
イアンが「違うんだ僕のほうが好きで」て言えばいうほど、
彼の心を返して!と思うだろうし。
ここだけ考えたら全然フツーの恋愛ストーリーだね。
前レスでイアンを返せっていうナディアが最初嫌いだったいっているのがあったけど、恋人なら誰もがそう思うのが普通じゃないかな。
むしろ、イアンに隠れてジェルミにこっそりと泣きつくナディアが自分は好感的だった。
好きな相手(イアン)には自分の情けない姿を見せたくないと思うのは当然だから、イアンではなくジェルミに言った彼女の行動に共感持てる人は結構多いんじゃないかな。
それに、他の人にジェルミの陰口叩いて貶したりとか女のネチっこい嫌がらせなんてしないで
カッコ悪いながらもストレートに自分の感情を露わにしたナディアはむしろ偉い子だと思う。
分かっていながらも見て知らぬふりをするサンドラとは大違い。
ナディアにはジェルミの変化とか様子とか察してよ
年上でしょって思ったけど
苦悩って他の人にはわかりづらいんだろうね。
ナディアにそんな余裕ないからw
恋愛がらみでならともかく、
ジェルミはナディアとは本来関係ない性的被害で苦しんでるわけだから・・
同じ被害に遭った人間だけが根本的に共感できる。
経験したこと無い人間は分からないし当然気づくのも難しい。
4人での自転車旅行中でもナディアの心ゆれっぱなしだったけど
すごく人間くさくて、(・∀・)イイ!!
初めて残神を読んだ時はジェルミを追うので精一杯で
ナディアuzeeeと思ったけど。
何回か読むとナディアいい子だなーと思う
ナディアのどこがうざいのかよく分からない。
どっちかっていうとイアンの方が(ry
主人公の恋人(?)の元彼女が「別れてくれ」と主人公のところに乗り込む
という設定は少女漫画では間違いなく悪役だからw
ナディアはいい子でも悪い子でもなく普通の女の子だなと思って読んでいた。
ナディア嫌いじゃないし、読んでる時に失恋したので、
イアンに対する感情もすごく共感できました。
けど、わからないのが、ジェルミの苦悩を聞いたのに、その後全くジェルミの
苦悩について考えてなかったこと。
それが悪いとかじゃなくて、ジェルミの話ってかなり衝撃的なのに、忘れてし
まったような態度に違和感。
>>840 ナディアは実現にグレッグっていう人物とは合ってないし
あまりにも現実離れしているから想像しようにもできなかったからでは?
戦争を知らない平和ボケの日本人みたいな
ナディアは性的虐待を受けた母の告白を聞いて母を理解できそうって
言ってたけど結局そうはならなかった。それがかえってリアルだと思う。
理解したい理解したいって思っても、本当の意味の理解なんて難しい。
自分がナディアなら母親に猛反発してると思う。あの母親なら早く独立したほうが
精神衛生上いい。でも憎みもせずひたすら愛情を求めるナディアは優しいと思った。
ジェルミは結局他人だし、カウンセラーや家族じゃない限り芯から
他人を思いやるのは無理だよ。
特に恋敵なら相手が不幸になればなるほど正直蜜の味だと思う。
ナディアはどこにでもいる普通の女性だと思う。
イアン「お前は何様のつもりだ!人の苦労も知らないで!戻るか戻らないかハッキリしろ!」
ジェルミ「uzeeeee!」
現実、そばにクレアやマージョリィがいたら
あまりの自分勝手さにノイローゼもんだ。サンドラもイアンもだ。
ジェルミやナディアはそばにいてもいいと思えるな。
イアンは読めば読むほどグレッグに似ている。
イアンもカウンセリング受けた方がいいよ、って読みながら思った。
リンドンがイアンのカウンセラーみたいになってたけど。
イアンみたいな自分では気づかない症状の人って結構いるよね。。
自分はまともな人間だと信じている人こそが一番恐ろしい。
実の弟が父親に冷たくされているのを何年間も側で見ているのに
それに対してあまり干渉していないのを見て、なんつー兄貴だって思ったよ。。
弟さんよくグレないでここまで成長できたね…
初めて読んだ時はイアンにむかついてしょうがなかったなあ。
「いい家族をやろう」とジェルミに提案した時とか
怒りで血圧があがるような思いがした。
(いや自分、低血圧で上が80なんで上がる分にはいいんだけど)
私は残神は文庫になってから、予備知識ありで読んだからまだなんとか
心に余裕を持って読めたけど、
ジェルミへの虐待の証拠が出てきてそれを見てショックを受けたイアンを見て
すごくザマーミロとか思った。
でも、イアンもかなりな被害者なんだよなあ…
>>843 きょうだいの中で一番親にプレゼントを贈ったり優しくするのは
きょうだいの中で一番親に虐げられた人だと何かで読んだ。
身近でもそういう例を見た。
ナディアもそういう例にあてはまるのかも
サンドラがわからん。妻だったら部屋にいなければ今何をしてるのか
疑問に思うのがあたりまえだよね。
家族が何をしてうるのかさえわからないくらい広い家なんか?
見てみぬふりとしか思えない。
>>851 >家族が何をしてうるのかさえわからないくらい広い家なんか?
サンドラはさておき、↑そんくらい広い家だったとは思う
>家族が何をしてうるのかさえわからないくらい広い家なんか?
何をしてるかわからないのはにぶいからか無干渉だからかだと思うが、
とりあえずグレッグんち広かったやん。
お城みたい、お屋敷だったじゃん。
>851
サンドラは毎晩10時に心臓の薬と眠剤を服用して寝るので
一度眠ってしまうと滅多なことでは起きない。
グッレグが部屋にいないのも気付いてないと思う。
病気なら他人に注意を払うのは仕方ないがセックスレスのダンナと
一緒にいたなら逐一行動を見張ると思う。てか気になって仕方が無い。
それで結局グレッグはどうしてあんなに少年好きになったんだ?
奥さんに裏切られたから?
それともジェルミだから偏愛だっただけで、男女は関係ないのだろうか?
しかしサンドラと結婚した割にはサンドラには興味なさそう。
でも、娼婦やナターシャとも関係を重ねたところが何とも。
イアンは一応ナディア一筋に見えたが、(ジェルミは除いて)
「旅行した時スポーツ感覚で同性と地中海的セックスをしてたんだ」
と言ってたところがなんかグレッグの血が入ってるなと思った。
>>856 >それで結局グレッグはどうしてあんなに少年好きになったんだ?
ジェルミが自分にとって格好の餌食(=支配しやすい相手)だったからだとオモ。
陶酔しきってたサンドラでいいじゃん
わざわざジェルミにしなくても
>>851 サンドラ薄々は気づいていたんじゃ…
ジェルミがしんだサンドラの日記を読んで見ぬふりしていた母親にショック受けていた場面なかったけ?
>>859 あった。ボード小屋でイアンとリンドンがいた時ね。
サンドラがどこまで気づいていたのか、も
読者には永遠に分からない謎なところであります
よくあるのは、義父が娘に手を出し、母親があろうことか
悋気するというの。
サンドラがジェルミに嫉妬したらそれこそ最悪だったろうなあ。
ジェルミの心は耐えられないと思う。
そういえば、ジェルミは一度ヤクパーティーでまわされたけど
それは心の傷にはなってないのだろうか・・
ラリってたからか?
サンドラは善の自分を見せる対象で、ジェルミは悪の自分のはけ口だった
んじゃない?善とか悪とかって言葉は合わないかもしれないけど。
サンドラが気づいてたかどうか、は
「99の事実が目の前にあっても、100個目の最後に考えるの、それらは全部
嘘だと」ってペン先生も言ってたね。
善のセックスをするという選択肢はグレッグになかったのでしょうか
上の共感云々の話
自分はイアンに共感してた
共感というか
情報をかき集めて吟味して自然というでかい空間に吐露して
答えを得て、みたいなのが
動物的で乙女的で宗教的で静かつパワフルで子供で、実に気持ちよかった
>>855 週に一度のお休みをセックスレスとは言いません。
むしろ、年齢を考えると絶倫の部類。
サンドラは綺麗な形のままで残したかったんじゃ…そしてサンドラもまたグレッグを
てかグレッグ、サンドラ&ジェルミとの出会い方を変に曲げているし、ジェルミは嫌がってないだとか。
あのおっさんちょっと頭おかしいよ。自分の世界入りすぎ
『ファザーファッカー』みたいのもあるしなあ。
あと、サンドラは睡眠薬も飲んでたけど、他の薬と同じで眠剤も耐性ができて
例えば最初はデパス少量で30分後にストンと眠れていたのが
2ヶ月後には効かなくなっちゃうことがある。
ジェルミが見たサンドラの日記にも「もっと強い痛み止めと眠剤が必要」って
書いてたし。
睡眠薬がきかなくて寝付かれなかった日に、グレッグがジェルミに虐待してる所を
見てしまった可能性もある。
でもサンドラとグレッグの結婚生活って4ヶ月くらいだけだっけ。
んーむ。
サンドラってhできないほど体弱いわけではないんだよね?
自分がサンドラだったら、新婚の相手がセックスレスなら自分に愛情がないのか
他に愛人がいるのか、同性愛かを疑うけどな。
サンドラもメンヘルなのかも。事実を知っても否定してそう。
>>868 サンドラはポットのお湯をかぶった時に足に火傷して痕が少し残ったんだよね。
それもあって自信がなくなってセックスを拒否するようになったと言ってた。<グレッグ
私はサンドラはジェルミとグレッグのことをうすうす気づきだして、
それがひっかかってグレッグとできなくなってたと解釈してた。
グレッグよりサンドラが嫌い。
一の母親でもあるのに…
いい歳していつまでも夢見る乙女なところが痛すぎ。
グレッグと一緒にしんで良かったよ。
めでたしめでたし
私はサンドラが大好きw
1巻の最初の方でグレッグと出会った時も
「ハンサムだわ!お店に入ってきて!」と念じたり
「ホテルリッツ?お金持ちー。そういえば高そうな時計してたわー」とか
「ゼニア?けたが違う」とか
大学名きいて「超エリート!!」とか
即物的で分かりやすすぎwついでに美人で息子に依存しまくりのメンヘラ
なんだか分からないけど好き。大好きw
幼い息子に自分のことをママからサンドラと名前で呼ばせている辺り痛すぎだろw
あの時自殺させて終わらしときゃ良かったんだよ
ジェルミは最初からマザコンってわけでもなかったんだよね。。
夫がしんでサンドラの執着心が強くなって以降、それが当たり前かのように慣れてしまって
いつも自分の分身のように側にあったその執着心(愛)が途端に消えてしまったから戸惑っていただけだと思う。
仲良すぎる親子関係がキモイ。親だったら多少突き放そうとしたりしないか?
ほんとに自分しか見えてないキャラだな。
>871、873
w。ジェルミに勝手に死ねって言わせるくらい自立させるべきだw。
いやむしろ、親戚だだったかわ忘れたけど
その人が今精神が危ういサンドラを感じとって、ジェルミから一時引き離そうと提案した時
嫌がるサンドラに頑としてでも引き離すべきだった…
てかアメリカって児童相談所みたいなところはないの?
この親子に対して、月に何回か偵察しようとは思わなかったのかな?
>児童相談所
たーくさんある上に児童虐待に対してとてつもなく敏感で厳しい
が、虐待ありor母親が不安定きわまると近隣や親族から通報があってその証拠がないと、
周りが手を出せないのは日本もアメリカも同じ
ましてこの場合、ジェルミ本人が、母親は悪くないんだと言いたいあまりに
過小に証言してそうな気がする
そして結局おばさん夫婦も、心配ではありながらも「私のよく知っている身内がそんなに
ひどい筈がない」って(リンドンの言うところの否認・ディナイヤル)サンドラとジェルミに最終的に同意してしまった…
安定した職を持つ、アルコールやドラッグの中毒もないシングルマザー+知能・情緒正常、
栄養状態や衛生状態よし、母親を好きな子供
となると、日本よりずっとシングルマザー率高いアメリカではよほどでないと母子を引き離さないのがデフォだし
>>875 いやその逆じゃ…
サンドラがグレッグと結婚する為にイギリスに引っ越そうとした時、ジェルミはアメリカに残るって自立心みせていたし。。
息子としてというより、まるで親のように娘(もしくは妹)の幸せを保証できる相手が見つけられて安心してる感じ。
まぁでもまた結局サンドラが自殺を計って…しっかりしろよーとは思ったけど(´・ω・`)、
>>877 だからアメリカは今でも虐待国一位なんだ。
ジェルミはサンドラに支配されてたけど元は健全な男の子だったし、
再婚が上手く行っていれば正常に母離れ出来てただろうね。
グレッグはグレッグで、自分がわざと仕組んだのを忘れたのか
「やはり私の体が忘れられないのだ!w」
とか経緯して自分に都合のいいようなポジティブな精神持っているし…もう何が何やら
ある意味でグレッグとサンドラはお似合いだな、メルヘン夫婦
お約束だけど一瞬 メンヘル夫婦 と読んだw
メンヘルでもメルヘンでも正しいなw
グレッグに会う前のジェルミとサンドラは共依存?
うーん、サンドラはともかくジェルミはそこまでひどくなかったんじゃないかな。
かろうじてバランスは保ててた関係だと思うけど。彼女もいたし。
ちょっと共依存気味だけど十分正常の範囲だよね。
ある程度の共依存は関係の深いもの同士なら必ずあるし。
ほんと、グレッグと出会わなければふつーに親離れできてたんだよねぇ。
不幸も悪も暴力も伝染するんだよね。
いくらノーマルだったといえど、同姓に抱かれたら異性の人を抱くことはできないんだろうか‥?
そういう単純な問題ではない
>>887 合意で同性とも異性ともセックスしてるバイの人はたくさんいると思うけど。
マージョリーはこの先ずっと処女?
その内恋人できると思うけど
いやーーーーーーーーっ
絶対、嫌ーーーーーーーーーッ!!!
不覚にもワロタw
同じくワロタwww
クレアの化粧が変。
イギリスといえば、世界一マスカラの使用量が多そうな国
(最近は知らね)だと思ってたので、
クレアやナディアが無防備にぼろぼろ泣くたびに
「化粧崩れは大丈夫なの(とくにクレア)ハラハラ」と無駄な心配をした。
「城」に出てきたお母さん、最後の方で息子の前でボロボロ泣いてる顔が
まさにマスカラはがれてぼろぼろ状態になってるね。絵がうますぎ。
900もらいます!
クレアのマスカラは紫とか緑っぽい。
クレアのメイクって舞台メイクの延長って感じ。
あんまり素の表情を見られたくなさそう。
ていうかクレアって何やってる人?
「グレッグおかしいよ」って意見上にあるけど、
読者にしてみればそりゃあのおっさんの異常さが一番心に残ることだろう。
でも、それが性的犯罪者の心理なんだよ。
萩尾先生が完璧なまでにそれを描ききったということだろうね。
強姦犯の自己弁護の特徴は、「相手に非がある」(相手が自分を誘うような格好をしていた、
などとありえない展開をする)また、「相手は自分に抱かれて喜んでいる」と
思うこと。
精神の健常者には全くもって理解できないが、彼らにとっては当然とも言える心理らしい。
また、これは全ての犯罪者に共通するが「自分が犯罪をしているとは夢にも思わない」こと。
私もジェルミほどではないが軽い経験者だからよくわかる。
どれだけ嫌がっても相手はヘラヘラしてたし、自分が嫌がることをしているとも理解してないようだった。
警察行くって言ったら本当に寝耳に水のようなキョトンとした驚いた顔をしてて、
生まれて初めて殺意を覚えた一瞬だった。
自分語りスマソ。あとサンドラが許せないというのは、一番ジェルミを救うべき人間であったのに、
その弱さから結果的に息子が被害に遭い続けることを助長した、という
身の回りに居る人間として最悪とも言える行動しか取れなかった憤りからですよね、やっぱ。
グレッグよりも腹が立つのは、たとえば性的被害者の人間を差別したりする輩への怒りと
同じような感情ではないでしょうか。犯人よりも質が悪いと。
>>899 城を読みたくなって探したらうっかりマリーンと金色ライラックと訪問者も読んじゃった
この3作も大好きなんだ
マリーンは77年
ゴールデンライラックは78年
訪問者は80年
城は83年
……何をいまさらってぐらいだけどすごいね。すごいよ。
>>903 バレエの先生してなかったっけ
サンドラは夫の死後女手ひとつでジェルミをあそこまで大きくしたのに
社会性ゼロなところが少し設定にムリがあるなと。
夫が高額な死亡保険に加入していたとか
アパート経営で家賃収入があるとか
実は愛人稼業をしていたとかなら
しっくりくるような気もするんだけど
骨董屋の店員なんて収入多くなさそうだし
祖母も財産残してなさそうだし
一家を支える収入を得るにはこれまでの人生
ルックスだって武器にしただろうし
もう少し世帯主的な自覚があってもよさそうなんだがな〜
ま どうでもいっか
ジェルミは何故普通に育ったのだろう?
>>907 ああ見えて結構世渡り上手だったりして。
>>908 母親があぶなっかしいからしっかりしなくちゃと思ってたのでは。
本当にねえ、サンドラがグレッグと会わなければ、
もしくはジェルミのお父さんが突然死しなくて
平和な家庭を続けていられれば、ジェルミも普通の範囲の
幸せや悲しみ程度で済む暮らしをおくれただろうにねえ。
なんて言ってもしょうがないんだけどね、漫画だし、それじゃ話が進まないし。
そうなったらなったでジェルミでない別の美少年が
グレッグにタマゴを産まされてるわけで。
実際には娼婦街の女とかナターシャが犠牲になってたんだけどね。
グレッグは両親に否定されて育ったみたいだけど、
もし愛情をかけて育てられてたら、
イアンの母さんも自殺しないですんでたのかね。