1 :
花と名無しさん:
2 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 05:25:46 ID:???0
3 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 05:27:53 ID:???0
4 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 05:28:25 ID:???0
_ -ー--―- .._
ノ´ ヽ
〃 `ーく
, '´ \
/ /, ヽ、 ヽ
i 、 ( `、ヽ }リ il
(jり ノ , ヽ ヽノ Y' , リ
ノ / , イ 、、 }li il ! リ }((,イ
〃 , / { {{ r(_ノノ ノ人_ノノ〃_,イリ` }!
t {、 い.ヽ.__トこ._'⌒ー-,r_ニ.´^tフ,.イt 彳
/〃 {{下、.‐'フfrrヘ` i '{kタk {{ ヽ',.イ
いヽ_ハ. いヾ:ェタ. l ^'宀'´ !ラく小{
`爪_ ゝくヘ ´^ | ,ハ.ノノノ
``ヽ._ゝベ、 _´_ /、(し´
`いr、\ ´ー ` ,.イゝー'´
ゞ-ク{ `丶 .__ _,/l!ト、
/:::l \ / l:::ヽ
,.イ::::::::::! /r:く_ l::::::l`ー- ._
_,.-'´:::::|::::::::::::!_,.-‐''_}::{_ ̄`ヽ:::!::::::::::::`ヽ、
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l::::::::::::::!::::::::::/:::::::::::::l.l::::| !:| |::::::::::ヽ::::::!:/:/:::::|
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5 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 05:28:44 ID:???0
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{':://'/:/,r‐、:'::::/_;.ノ__ -‐':_;:/ /!:リ::!
∨l:li'::l::i r 冫r‐''´ ニー- .._ ´ノ'ノ
Yl:!l:l::l { {{イ ヽ´{「ft;リ` ,r≠7
、!l:l::.い、ヽ ^ ー-' i{ヒタ7
ヽ-.ヽ_) |` /
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6 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 05:29:11 ID:???0
,. ‐'"´ ̄ ー- .
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/ rく'´ ヽ `ー 、
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、_ノ ! / , ' } i }
〃 ノ / '´ ノ ノ ノ j } リ ト
{ ,/ {/ . '´ / / ,〃 / イ! ,ハ
、イ{ 人. / , '´ ,∠__, -' //ノ〃 }
} ヾ_ト、 { /{ /,.=、7 / ,r_⌒/ _,ノ
ヽ. {、_) ゝ{ ハ_ 小tツ{,.イし i{t;リ7 (
)ヽーr{ `7 ` ^` ` |`^ !ノ^
`ーr ヽ.),イし' ,! /
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7 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 05:32:02 ID:???0
1さん乙&グッジョブです。
新スレありがd。
8 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 06:31:52 ID:???0
おお、見事なスレ立て! 華麗にAAもついている。1さん乙。
_,,..,,,,_
./ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
荒巻より愛をこめて
9 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 14:14:29 ID:???0
新スレおめ〜〜〜
最後の3つAAで埋められたのが、よかったね
>>985 「空腹からくる嗚咽」って・・・・
空腹でむせび泣いてんのか? 遅ツッコミですまん
>>11 「嘔吐」か「悪心」の書き間違い(もしくはおぼえ間違い)だと思う。
>1乙
前スレ995〜1000乙w
14 :
花と名無しさん:2005/08/24(水) 18:42:27 ID:KJatIiVu0
タッチが変わったのは何故?ポー好きとしては残酷のタッチが許せん
1よ乙。
前スレ1000鳥面白かった。
前スレの1000ワロタ。
>>14 長い間描き続けてると、絵のタッチも変わるさ。
私も『小鳥の巣』のあたりの絵が一番好きだけど、
今の絵はすっきりと洗練されてるし、やっぱり上手いなあと思う。
「ゴールデンライラック」の丸々とした顔の頃よりも今の絵柄の方が良いな・・・
残神から入ったからポーにはどうしても手が出ない・・・
いっそポーが作品の中で異彩を放ってる気がする。
20年間も萩尾さんの作品と付き合ってるあたしゃ、絵の変化も楽しみのひとつ。
まあ、
短期間に約20年分の作品を読む者は面食らうかもしれん。
20年・・・ 私は30年だ
これだけ長く読ませてくれる作家さんはそう多くない
(萩尾さん、ハタチでデビューというからもう漫画家生活三十ウン年)
19さんは、ポーだけじゃなくキャベツ畑とかはどうなんだろう。
もし、ポーも読めたら感想聞かせてほしい。
21だが。
無意識に10年もサバ読んでしまった……w
私は22さんは同年代と思われます。
19さんには、絵の変化に馴れていろいろ読んでみてほすぃな。
アテクシも同年代だろうと思われる30年以上の付き合いですが、
ここには60代の先輩もいらっしゃいますよね。10代もいるし。
どの世代に向けても読み応えある作品があるってのが、さすがです。
年を取って読み返すと、新たな感動があるのが、長年ファンをやらされる理由でもある
「訪問者」、当時はオスカーがいたいけでせつなかったが
今は、グスタフの気持ちが胸に来る
最近になって恐るべき子供たち読み直したら
以前読んだ時より面白く感じた
そして自分も年をとったなーと思ったw
一回読んだきり避けてた作品を読み直してみようかな
自分は17歳ですが、母が萩尾さんの大ファンで、コミックを何冊か持っていたの借りて読んでみました。
トーマの心臓、11人いる、ポーの一族、遊び玉など…
それまでごく最近流行った漫画(主に中高生をターゲットにした漫画)ばかり読んでいた私はかなり衝撃を受けました。
うまくは言えないんですが、萩尾さんの描く作品の世界観に引き込まれて、すっかり萩尾さん作品の虜となってしまいました。
萩尾さんの作品はまだ、母が持っていたほんの数作しか読んでいませんが、これから少しずつ萩尾さんのコミックを手元に増やしていこうと思っています
>27
うれしいこと言ってくれますねえ!
お母様に感謝ですな。
世代にまたがって読まれているのは萩尾さんならではですな。
>>29 んなことないよ。
有名どころの作家さんなら同じ様な事はよくある。
31 :
花と名無しさん:2005/08/25(木) 20:19:52 ID:9HrGoIVv0
>17
そりゃそーか。はやく慣れたいもんだ…。でもやっぱり萩尾望都はすごすぎる。自分も小学生の頃に知り合いのおばちゃんから貸してもらって読んではまった。読む度に発見があって面白い。
あと、ひと月待つわけだな
果報は寝て待て。
_,,..,,,,_
、, ,,, 、,, ./ ,' 3/⌒ヽ-、_ 、 ,, @
、, /l. /____/ n ヽ|ノ,,
@ ,,, 、,,  ̄,, ̄ ̄ ̄ ̄,, ̄ ,,, 、,,
ヽ|ノ 、、, ,, 、,, , " ,, 、、, ,,
人事を尽くしたか?w
どう尽くしたらいいのさw
お金貯めとくとか、カレンダーに印つけるとか・・・w
出版社に日にち繰上げろとクレームの電話入れるとかw
流れと違う話していい?
昨日銀の△再読しまして楽しめました
一度目は難解で読み進むことができず寝かしといたんです
近ごろ夜寝つけなくて、寝るのあきらめて
銀の△読んでたら眠くなるかも?と読み進めたら以外な事に
すっと入り込んで△ワールドを満喫!
筋が頭に入ったとこで次に読むときは情緒面でどっぷり浸かってみたいと。
41 :
花と名無しさん:2005/08/26(金) 23:31:49 ID:yYAK5svZ0
私は男だけど 高1の時に読んだ ポーで ファンになり 早30年
今では しがないリーマンだけど たまに ポーの初版本見たり
しています。 やっば 今でも いいねー
なんで男なのにマーリン?
もしかしてフゥーーッ?
と思った私は、明日メガネ買うか
コンタクトにしなさい!
おいらベロ!
すいません・・・誤爆です。早く人間になりた〜い!
>42
眼鏡の自分も読み間違えたよ。マーリン・・・
コンタクトにすっか。
>44
字ベロ〜
ゆび〜ら まくま〜して
ペンち〜ら
アロン?アーロン
すんげえピカソ
うちの夫は41さんと違って、いちばん好きな少女漫画を貸してと言うから大事なポーを貸したのに、
雪の晩の、明日は決闘へ向かうというオズワルドの古風な言い回しに、あろうことか大ウケしてました。
「なんとロマンチックであることよ・・・なんとロマンチックであることよ〜〜〜っ!(≧▼≦)ノシ 」
あんた、そこの場面はねーー! オズワルドは明日、死ぬかもしれなくてねーー!!
まあ、少女漫画はほとんど読んだことないらしいので・・・。でもちゃんと最後まで読んでました。
つ□ チラシドゾー
ある意味男性の方が乙女思考だよなーと日ごろから思ってる。
萩尾作品による洗礼の衝撃が身になじんだら話が合うようになるかもしれないよw
少女漫画慣れしてない男性にはアメリカン・パイなんてどうでしょ。
ユメマクラ氏のフェイバリットもこれじゃなかったっけ。
書き忘れたけど>54は>52さんへ。
あとトーマとか読んでなくても、「訪問者」もよろしいのではないかと。
56 :
花と名無しさん:2005/08/27(土) 20:48:46 ID:Vl/TXTuF0
はじめまして。ファン歴20年です。
殆ど全部持っている作品は「お宝」と呼んでおり、、。
モトさんの仕事場(自宅?)をご存知の方はいないでしょー。
私は中学生のときから通学途中にドキドキしながら必ず前を
通っていました。あのドアをノックして、「弟子入りさせてください!」
と言おうかどうしようか迷いつつ、、。あの時ノックしていたら
人生変わってたかも。
まあ普通に中学生では断られると思うので
変わってないと思うよ
60 :
52:2005/08/28(日) 18:30:52 ID:???0
54さん、ありがとう。「アメリカン・パイ」と「訪問者」、いいかもしれない。すすめてみます。
53さん、チラシありがとう w せめてもっと簡潔に書けば良かったよね、ゴメンね。
「ポーの一族」「トーマの心臓」「訪問者」の文庫版しか読んだことのないニワカです。いきなりゴメソ。
他の作品も買ってみたいんだけど、上の三冊意外でオススメの本って何がありますか?
できれば「これは萩尾作品の王道」っていえる本が良いです。
ちなみに、トーマみたいにボーイズラブ要素が高いのは苦手です。
ポー、訪問者、エッグスタンドはかなりヒットでした。メリーベル、グスタフ、マルシャン萌え!
学生なので大人買いはできません…悔しいorz
>>61 バイトで3万ほど稼げば残りの作品も全て新品で買えるのに
>>61 萩尾作品の王道で楽しめる物なら
『11人いる!』は、どうでつ?
>>61 その3タイトルなら俺も「11人がいる」を勧める
ブックオフの100円コーナで大人買いしろ!
創価企業なぞに金落とすなよう
ブクオフなら立ち読みだろ
私も11人いる!をおすすめする。
そして11人いる!が面白かったら、次は「マージナル」「スターレッド」あたりを。
わりととっつきやすいから。
でも、
>>61さんみたいな人は、なんだかんだと全作品制覇してしまいそうな希ガス
スターレッドは松本零士ぽいすよね
…は?
私見ですが、松本さんの宇宙からは荒涼とした感じを受けるんですが、
スターレッドはもう少しししっとり感があるような。星の黒髪が艶々してるせい?(途中までだけど)
70 :
61:2005/08/29(月) 06:52:27 ID:???0
皆さんどうもありがとうございます。
「11人いる」はタイトルで気になっていた作品なので、買う決心が付きました。早速今日にでも買いに行きます。
学校の課題製作で忙しくてバイトは出来ないんですか、いづれは全作品制覇したいです(遠い目)
マージナルはBL要素強いからどうかな…残酷な神が支配するは敬遠した方がよさそう
11人いる、スターレッドの他、
原作ありだけど萩尾節が楽しめるので「百億の昼と千億の夜」もオススメ
あと「精霊狩り」もよいと思う
バルバラ4巻は大幅加筆されるそうな!
楽しみだなあ。
BLって何?
BL=ボーイズラブ=男同士の恋愛要素のある女性向けの作品
ああ、そういうことでっか
さんくす
>>72 ホントっすか!?
正直なところあのラストでは4巻買う気がしなかったので加筆されないかなと思ってましたがその通りになるとは!
早速予約しなくちゃ〜。
よっしゃ!これで全巻まとめ買いできる。
ずっとここのスレ見ながら我慢していましたのよ・・・・
ふらわーずで読んだけど大幅加筆ときいてドキドキ。
キリヤ、あんな風に別れたまんまじゃ悲しすぎるよ〜〜
>69
ううっ。そうか。なんか読み終わったあとの余韻の感じが似てるかなあなんて…ゴメンネ(´・ω・`)
個人的にはポーを真っ先に読んでもらいたいけどちょっと長いかなあ。
ああポーは読んでるのね…ほんとごめんなさいo.....rz
11人いる!を読んだら、つぎは「銀の三角」がおすすめだなぁ(うっとり)
個人的に萩尾作品をジャンルわけすると
・SFもの
・ダンス(芸術)もの
・ギムナジウムもの(昔の西洋もの)
って感じがあるんだけどどう?
このほかに BLを加えるべきだろうか?
・・・いやべつに、分けたところでなんの意味もないことはわかってるんだけども
>81
男性同性愛がモチーフ、というより世界構築の道具立てに使われてるのは多いけど
男性同性愛がテーマ、
いかに二人は互いを選び結ばれるか、いかに愛を育んでいくか、いかに萌えセクースを描くか
…なんてのは私は読んだ覚えがないのだが、果たして萩尾作品にBLはあるのか…
個人的には
・SF・伝奇(ポーとか)
・ダンス
・社会派(ゴールデンライラック、エッグスタンド、メッシュ、現代日本ものetc.
・文学系(アメリカンパイ、かわいそうなママ、ブラッドベリetc.
・ブラックユーモア(初期短編)
83 :
69:2005/08/30(火) 00:48:23 ID:???0
>79さん あ、え、いや? なぜ私に・・・?^^;<ゴメン
読後感が似ているというのは、分かるような気がします。
>81さん 昔のアップテンポなラブコメとか、あとファンタジーもファンタジーでジャンルとして成り立つかもしれないですね。
・ミュージカル調
っていうのは?
バレエなどの「ダンス物」とはまた違ったカテゴリとして。
主に初期の「キャベツ畑…」とか「ハワードさん…」とか「マーマレードちゃん」とか。
>>82 私は萩尾作品にBLはないと思う。
同性愛はたくさん出てくるけど、それについての見解は82さんといっしょ。
「マージナル」は、ある意味(あくまである意味ね)、
「男同士の恋愛」を普通に描写するために、世界
そのものをそういうふうに作ってしまった作品だと
思う。
BLじゃないとは思うけど、ここまでやっちゃったら
すごいと思うな。
私の読み方とはまったく反対だなぁw。
環境によっての人類の意識、形態の変化とか社会の普遍性とは何か、とかを、
切り口を偏らせることによって描写した。そのための道具立てと見てる。
まぁそういう読み方もあるって事でw
>>84 細かくジャンル分けてったらきり無いから「コメディ」でいいんじゃない?
>85
全然違う読み方だwwここまで違うのも面白いなー
マージナルは熱烈に女性的なるもの、母なるもの、死からの再生がテーマだと思ってた。
ウー・マン=マザとは、性染色体によって決定するものでもなく、もちろん
「男に犯される側の生きもの」でもない。(=つまり恋愛・性愛が主題になる限り、男同士も否定される)
未来の夢を見、それをはぐくみ、形なすもの。
破滅を志向する男性(グリンジャ)だけがキラの中の女性性を呼び覚ますという皮肉。てか運命。
え?バルバラ終わったの?!
長編になると思ってたのに・・・・・
アオバがすごい綺麗で期待してたのに・・・・・
>88の3〜5行目は作中のイワンの「母」「子宮」についての言及から。
青羽はきれいだったよー
ラスト、ある意味ショックだったけどw、でもやっぱり「きれいな女の子」だったんだよー
>>91 うーん。期待してます。
4巻楽しみだ。
ライカも好きだなぁ。
萩尾作品めちゃ好きだったんだけど・・・
残神読んで、思い切り引いて、それ以来漫画自体読んでない。
(残神ショック!!で)
みんなは、残神みたいのもオッケー?
それとも一線引いてる?
最後まで、ジェルミとイアンの関係が続いてることにも
納得がいかん!!
合わなきゃ無理しなくてもいいんじゃ?
私は「深け〜なぁ〜」つって
かなり好きな作品だけど。
>残酷な神が支配する
うん、ショッキングな題材を扱ってるけど作品としてはすごいと思う。リアルかつ叙情的。
ジェルミとイアンの関係がラスト(数年後)に到るまで続いてることについては、
逆にジェルミ16〜17歳当時の鬼気迫る遁走ではなく、
「いわゆるセックス」に質がゆっくりと変わってきてるらしいのも、
それでも彼ら二人とも本質的には異性愛者であることも伝わってきて、興味深い。
このまま二人がゆっくりとした治癒を辿るのかなあと思いつつ『菩提樹』を聴いたり。
合わないと思ったら無理してイヤイヤ読むこともないとオモ。
これっきり萩尾作品から遠ざかるもよし、過去作品をじっくり愛読するもよし、
自分の境遇が変わった時とかに再読してみるもよし。
96 :
花と名無しさん:2005/08/30(火) 08:10:44 ID:5te0UReC0
スレ違いですが
少年は荒野をめざす(吉野朔実)
って面白いですか?
97 :
93:2005/08/30(火) 08:51:27 ID:???0
みなさん、れすさんくす。
無理して読んでない読んでない!
あまりのショックにブクオフかなんかに全巻売っちゃった。
それ以降の萩尾作品が怖くて読めない。
みんながみんな残神っぽいものではないですよね?
>それでも彼ら二人とも本質的には異性愛者であることも伝わってきて、興味深い。
ジェルミはグレッグさえいなければ、そうはならなかったよね。
イアンはジェルミがいなかったら、本質に気づかずにいたかも?
なんかそんなあたりも、自分にとってはやりきれない。
>>96 のスレ違いさん。
まぁ、面白いと思う。
読んだらいいんじゃないすか?
萩尾スレでそこまで萩尾作品を嫌がってるって書かなくてもいいじゃない>97
あんまり感じよくないよ
あなたが売っぱらった作品を読み込んで愛してる人もたくさんいる
残酷な神〜以降って、この間まで連載してた(完結済み)『バルバラ異界』だけですよ
あとは単発で短編が1〜2本あるかないかぐらいだったかと
↑
短編ってのは残酷な神〜連載中に、です
>97
>98も言ってるけど、だれも読めと強要してないんだから
合わないと思ったら読まないでいいよ。わざわざどれほど嫌か書かなくても。
貴方のレスが感じ悪く見えるのは
>無理して読んでない読んでない!
っていうファンからのアドバイスへの空気の読めなさと
>まぁ、面白いと思う。
>読んだらいいんじゃないすか?
「面白い」と思うものに対してすらのこの投げやりぶりだね。
個人的には残酷がそれ以前の作品とかけ離れてるとは思えない。
ずっと作者がこだわってきたことに関してのいわば集大成だし。
何か
>>97に対しての風当たりが強いけど自分はそれほど酷いとは思わないけどなあ・・・。
読んでみて合わなかったって言ってるだけだし・・・。
自分が「残酷」に興味ないせいかな。
そうかも
つ「想像力」
104 :
97:2005/08/30(火) 10:23:14 ID:???0
萩尾ファンのみなさん、大変失礼しました。
空気読めなくてゴメン。
要は、自分が好きなのは、昔の作品が多いと言うことかも知れません。
現在の萩尾作品をこよなく愛する皆さんに感じ悪い印象を与えて
悪かったです。
>「面白い」と思うものに対してすらのこの投げやりぶりだね。
うー・・・イタイとこをつかれた。
本音は連載当時は面白い!!っと思っていたが、
今は、そうオススメでもないというくらいの面白さだと思ってる。
>>97 そこまでひどいとは思わないが、
頭割るそうだなとオモタヨ
残酷な神が〜が合わなかった、良さがわからなかった、と書くだけなら
今まで何人もいたし叩かれないどころか賛同者も多いのにね
107 :
97:2005/08/30(火) 10:36:41 ID:???0
確かにそーです。
場違いでした。
逝ってきまつ〜。
>97は>95の
>それでも彼ら二人とも本質的には異性愛者であることも伝わってきて、興味深い。
『異性愛者』を『同性愛者』と読み違えてないかい?
もういいよ
マージナルのキラの子供の父親ってやっぱりグリンジャの方?
同日にアシジンとも・・・・だからもひとつよくわからんかった。
>110
グリンジャが寝た時、グリンジャははっきりと「男の部分がなくなった」と驚いてる。
アシジンが寝た時は、「あの顔」(超美人のウー・マン)じゃない、あの顔を俺にも見せろ、と逆上してた。
キラ自身アシジンに「あんたにはキラは反応しない」と言ってた。
よって、キラが女体化したのはグリンジャに対して。受胎したのはこの時。
アシジンと寝た時のキラは少年。
物語のラストで蘇生したキラ’(ダッシュ)がどっちに反応するかは、わからない。
>111に補足すると、アシジンは
「他の男のことを考えながら抱かれる色子は二つ頭と言うんだ」と怒ってたけど
キラの体の構造が見たこともないものにw 変われば少しは驚くだろうに
全くその件には触れてないので、やっぱりアシジンもよく知ってるフツーの少年の身体だったと思われ。
マージナルでは、萩尾さんは
「男しかいない世界で男が築く社会」の話
を描きたかったんじゃないのかなぁ。
>>111 マジな話グリンジャは一体どこに射精したんだろうと疑問に思ってるのですが・・・。
どうやって精子が卵子に辿り着いたんでしょう?
>114
グリンジャは肛門のつもりだったと思う。男性どうしで挿入するならそこしかない。
しかし、彼に反応して「ほとんど瞬時に」キラは女体化したのだから、実際は膣にだと。
場所が微妙に違っていても、グリンジャは女を見たことがないから女の身体の構造は知らない。
個人差だと思うでしょ。
行為を始める前は当たり前に男の身体だった、
行為を終えた直後に「既に変化してることに気づいた」、という時系列だと思うよ。
くり返すけど行為の間だけ女性化してる。
それはおかしいと言われても、あの作品のキラはそういう存在だったから、としか言いようがない。
つーかね、そんなこと別にどうだっていい種類の問題だと思う。
残酷な神が〜は、みなさんどのあたりでそんなショックを受けられるのですか?
まだ文庫一巻しか読んでいないが、それほどまだキツくはないので…
別にショックじゃないよ。
客観的に見て描写がキツイのは前半
後半はイメージに現われるグレッグに心底ムカツクw
>>116 連載で読んでた時はそうでもなかったけど、
あとからまとめて読んだら、グレッグの責めようにクタクタにくたびれた。
これでもかって容赦ないから。あそこまで描くのってすごいよね。
グレッグの行為を描くだけではくたびれないと思うのだが、
それを受けてる側の心理描写が巧みなので、つい同調してしまい疲れるのだ。
>117
すごく同意w
最初はジェルミのイメージでしかなかったグレッグが
真相を知るにつれイアンの目前にも現れてくるのが怖いっつうかムカつくっつうか…
グレッグに関しては印象がムカつくで終わらずに理解までできたけど
サンドラがムカついて・・・
あの車があの時に事故らなかったら何を言うつもりだったかによって評価が変わるなー<サンドラ
腕力で支配のグレッグで男の嫌な部分
弱さで支配のサンドラで女の嫌な部分
を堪能できた作品でしたな。
でもちゃんと結末を落とすとこに落とせるんだからスゴス
普通ならただの不条理漫画で終わりそうだ。
サンドラが何処まで知っていたのか、
知ったとしてジェルミに何を言ったか、
死んでしまって一切わからないっていう
とりかえしのつかなさが肝だよね
>>124 禿同。
物語はジェルミ視点で語られていくから、サンドラが結局虐待と認識してたかどうかも
謎のままだしね。日記の記述も、恋人同士と勘違いしてたようにも取れるし、
逆に虐待を必死に見てみぬ振りしようとしてたようにも取れる。
萩尾さんもそこんとこわざとぼかしてるし。
残酷は漫画としての表現を超えた意図があるから拒否反応示す人がいて当然。
ジェルミの心理状態が一番の要だからサンドラのことは2の次だ。
他人との関係で、予防注射くらいの効用はあるよ。
>予防注射
いいこと言うね。
疑似体験で経験値を得ようと考えるタイプにはオススメの一品だぁね>残神
感受性が先にたつ人にはキツイかもしれんけど。
普段他人とのストレスで自分がどういう心理状態にいるかとか意識してる人は
少ない、むしろ無視する傾向があると思うが、ジェルミをはじめ実に詳細かつ的確に
登場人物の心の動きを捉えてるので、あらためて自分のことと照らし合わせて
考え直させられる部分がある。
漫画として娯楽の要素を保ちつつ、重く深刻になりすぎないで表現できるのは
やっぱり凄いことだと思うよ。
漫画として絶賛というより、不快だとか、怒りの感情をもつほうがある意味
萩尾さんの意図したところじゃないかとも思うな。
残酷な〜は恋愛ものとして気に入ってる。
801にアレルギーのある人にはダメだろうけど、
「イアンがずっと頭に住んでてうるさい」とか
愛の表現が通り一遍でなく、理屈っぽくもなく、
とっても好き。
リアルタイムで読了直後は嫌いな作品だったけどね。
801ってなんか一回も読んだ時無いぞ。
801好きな人はそういう視点で読むのかな?
私は801ともBLとも思わずに読んでるな。
同性愛が話の主軸ではない、という前提だからなのか。
萩尾作品には、同性愛の描写があっても、なんとなく
「ああ、こういう人もいるんだよなー」
と思わせるストーリーが多いんだと思う。
残神は、連載当時も完結して読み直した時も、
正直言ってへヴィー過ぎてなかなか受け入れられませんが、
ポーやトーマに匹敵するくらい、いやそれ以上に人間の本性・感情・性に踏み込んだ作品だと思う。
また読んでみよう。
萩尾さんを801・BLだと感じたことは一度も無いな。
マージナルで吐き気がしたのはBLのせいだと思っていたけれど
残神はそれよりもっと酷いのに精神分析の文芸作品みたいで
拒否反応はなかった。
マージナルで吐き気!?
どこにもBLっぽさを感じなかった私には
信じられないが。
>残神はそれよりもっと酷いのに精神分析の文芸作品みたいで
マージナルは、良質のSF作品だからなぁ
マージナルはジェンダーSFの、作られた女性性を否定した世界から
女性性や母性を受け入れて戻ってくる話だと思うんだが。
ジェンダーSFがBLっぽいと感じるのは解る様な気がする。
最後まで読み込めば違うんだけどね。
残神は脳内ファンタジーでは無いからかな。
>残神は脳内ファンタジーでは無いからかな。
ノンフィクションてこと??
>136
>135じゃないけど、残神は綿密に実際の虐待事例を調べて描いてると思う。
脳内の「SM被虐美少年萌え〜」じゃ全然ない。そういうことじゃないの?
138 :
花と名無しさん:2005/08/31(水) 13:09:26 ID:zwYcIGld0
ちょっとズレるけど残神の後半、イアンとジェルミの食事シーンが
すごく好き。それとなくキチンと作られてるセンスあるイイモン食べてる。
二人も部屋着もいい。あと近親相姦してしまう双子の不思議な雰囲気も良い。
しっかり研究、構成されたサイコロジックな作品で内容はヘビーだとは思うけど、
随所に萩尾流萌えディティールとファンタジックな要素がちりばめられている
と思う。
最後の方の、イアンの先生の別荘に泊まりにいくとこ。
バスに乗ったり、雪かきしなきゃと言ったり、暖炉に火をくべたり・・・。
はじめは「随分細かく書くなぁ・・・」と思ってたけど、それが読み手の心を彼らに沿わせていくというか、
ラストへ向かってどんどん入り込んで読めました。
だから食事シーンというのは、臨場感増幅装置でもあるかな。と同時に、息抜きと、彩り。
だいたい、「食べる」は「生きる」につながるから、ジェルミがちゃんと食事してるの見るとホッとしました。
・・・グレッグが生きてた頃〜ボストンで男娼してた頃の食事シーンって、あまり記憶にないんですよね。
イアンがジェルミに作ってあげた生姜湯にものすごくほっとしたな。
双子の再会のために島に行った時の食事シーンも好き。
マージナルは色子自体が男に見えなかった・・・・ちゅうか
中途過程のウーマンのように思えたから、あんまりホモくさく思えなかったな。
エメラダなんか、どうしても女にしか思えなかったし。
>>116 それほどショックでもキツくもないけど。
途中で飽きた。
>>140 あのシーンものすごく好きだ。「好きな人に僕が腐ってることを話すのが〜」
のくだりなんかたまらん。宝石の原石のような生姜湯のイメージもキレイで。
残神はコミックスでまとめ読みして、正直途中でダレたんだが、最終巻の
「子供は親の生贄」と、「グレッグは私の息子じゃない」で、ストンと落ちてしまった。
ジェルミはすべての子供の痛みと苦しみを一身にて表されているキャラだから、
あれだけ酷い目に遭い続け、あれだけ苦しんでじれったいくらい後戻りする必要が
あったのかな、と。私が一時ダレた部分もラストまで読むと不可欠と言うか。
萩尾さんは、「神(親)を許せるか」ってテーマをよく描く気がする。
許せなかったのがグレッグで、イアンを愛したお陰か許せる方向へ
向かいつつあるのがジェルミだろうか。
イアンが料理好きなのはやっぱり半分ロシア人で
ナターシャに育てられたからかな。
イアンは家出して同棲したり、地中海で美少年達はべらして
ぶらぶらしたりした時期があるから家事やれるのかな。
パスタとかイタリアンが多いのはどうしてだろう。
メッシュでもパスタ使った料理が多かった気がす。
先生の好み?
イギリスでおいしいものを食べたいならイタリアンかチャイニーズだ、と
なんかの本で読んだ気がする…
今のイギリスは移民が多いのでエスニック料理はおいしいのがけっこうあるらしい。
結局は外国料理なんだが
何かの本で「イギリスの家庭料理はおいしい」と読んだんだけど確認できない。
グレン・スミスが「戻ったら食うぞ」と考えてた料理はおいしそうだったけどなあ
家庭料理がおいしい、とは何かで私も読みました。(パブ以外の)外食文化があまり発達しなかったって。
イギリスっていったらフィッシュ&チップス? あとキドニーパイ・・・腎臓って苦そうだけど美味しいのかな。
グレンスミスの言ってたチーズとか芽キャベツとか。「たっぷり」って言葉が、すごく美味しそうでした。
その昔『トーマの心臓』が私のバイブルでした。
とある知人(♀)に貸したら感想が「ホモきしょい」でした。泣
それがフツーの人wの感性なんでしょうかね。
残神は確か最初ジェルミを女の子の設定にするつもりだったんですよね。
でもあまりに酷すぎるんで女の子だと可哀想ということで男の子に変えた、と。
もし当初の予定通り女の子を主人公にしていたら、上記の知人のような輩にも読んでもらえてもっと萩尾作品が普及するかも…とちらっと思いました。
でもまあそうなると全くニュアンスの違う作品になりそうですが、皆さんはどう思いますか?
今の読者とは違う読者層
つまり、
>>151は読まずそのが友達読者・・みたいな逆転現象がwなんて
女だったら、と考えて何故かゆかり御大の漫画のイメージが浮かんだ。
ジェルミが女の子だったら妊娠・中絶は避けられない問題になって
生々しくなりすぎるからやめたって言ってたね萩尾さん。
もし女の子ならグレッグ、サンドラ、イアンをはじめすべての登場人物
との関係がガラリと変わってくるから全く別の物語になっただろうね。
オニャノコは社会的にも性的にも受け身だから(と書くと色々やばそうだが)
ジェルミを女の子にすると、グレッグに逆らえなかったのは暴力と家庭内の権力による物、
という印象ばかりが強くなりそうな気がする。
サンドラ達との関係も変わるだろうね。
エーリクやエッグスタンドの男の子の様に、萩尾さんが書く男の子と母親は非常に深く結ばれている。
155 :
花と名無しさん:2005/09/01(木) 15:17:27 ID:myFrkqLO0
対して萩尾さんの母&娘モノはコンフリクトが多いですよねえ。
自分が女のせいか、母、娘モノは心理的に生生しく感じてしまい、
読後感がすっきりしない、、。し、萩尾さんの描き方もものすごく
現実に近くなるという印象。(イグアナとか)
ジェルミが女でなくて本当に良かった。ジェルミが男の子だったことで
残酷な内容に非現実っぽいオブラートがかかって、ワンクッションおける
感じ。
>>155 同意。
犠牲になった男ジェルミには可哀想だけれど、
あの虐待の描写が女の子だったら、とても読み続けられなかったと思う。
(イースターエッグを…とかガクブル)
サンドラもモロ女として嫉妬し、虐待しそうだ。
現実はもっと酷い状況下にある少女もいるだろうが…
ジェルミが女の子だったら・・・なんて考えもしなかった。
恐ろしいストーリーだっただろうねぇ
普通の男の子&女の子のラブストーリーでは平凡だし、
レズビアンだと生々しすぎる。
ファンタジーの恋愛が楽しめるから女の子はボーイズラブを好む傾向にある。
という評論を読んだことがあるな。
異論反論もあろうが、そんな側面もあるかと。
「残酷〜」の場合も、残酷なセックスや心理を描写しても、
男性同士なら薄皮に包まれ多少ソフトに読みやすくなったんでは?
>>151 そんなわけで、ジェルミが女の子だったとしても、
その友人は拒絶したと推測。
ジェルミ女の子だったら
内田春菊のファザーファッカーや物陰に足拍子みたいなシビアな話になるんでは?
男娼やりだした時点でもう落ちるとこまで落ちて終わりとかね
女の子だとリアルに引き付けてしまうから
周囲の手助けもイアンみたいな王子様も恋愛もない話じゃないと
うそ臭く感じてしまうから、残神はやっぱいい意味でも悪い意味でもBLだと思うなあ
青年漫画や普通の小説なら
トラウマ抱えた主人公でも、働きかけてくる他人がまったくいないまま
(搾取したり利用しようとしてくる他人ならいる)
汚濁の中で自力で何とかしようとできる人しか助からないという現実書いてるのが多い
リアルの虐待→AV女優のルポなんてすごい悲惨だし
性的に虐待された少年はレイプ魔になったりすることも多いが
その方が心理的には納得できる…少年の心理としてはまったく不条理な作品だから
BLや少女漫画の読み方になれてないとわけわからん作品ではある
残神のラストがイアンとジェルミが開かれた関係性を匂わす終わり方で良かった。
深く結び合い二人の世界に閉じこもってしまうラストになるんじゃないかと
読み進めていて一時ハラハラした。
ジェルミは男だからサンドラをかばったし、あんなクソ母でも
愛してたんだよ。
義父に犯されてるのを母親がかわいそうだからなんて黙ってる娘は
いねーよ。
ジェルミが女の子だったら
母親の生贄である上ライバルにもなってしまいそう。
それこそ内田春菊ワールドで
気持ち悪いことになりそう。
>>162 いるよ
そのへんは萩尾さんも実例に基づいて書いてると思う
もしジェルミがノーマル男子だとしたら、
思春期の少年なら必ず持つような 自らの性欲と理性との乖離がない
(エヴァのシンジの「俺って最低だ」みたいなの) のがまず解せない
自分の中への男性性への忌避がイアンとの同性愛行動に
結びつくのが現実的な動機だろうけど、そうでもないらしいし
自分の中にも義父的なものがあることに煩悶することもない
これがあれば不能になるのも納得いくんだけど……
それに男の性欲は相手の肉体への妄想に向かうのに対し
女性の性欲は関係妄想に向かう(これ重要)
ジェルミが性的能力を取り戻すきっかけは
イアンの肉体にハァハァする(ゲイでもノーマルでも
受けでも攻めでも、男ならこれは同じ。性欲と恋愛はわけて考えるべし)
ことが必要なんだけど、そのへんきっちり女性心理(関係の修復)で書かれてた
残神は思春期少女を美少年として描くことによって、
オブラートに包んであらゆることを美しく書いた話だと思う
>>164 いるよに同意。普通にいるよ、こういう人
>>165 男の性欲は云々のところって、
男脳に近ければ近いほどそういう傾向はあるだろうけど
全部が全部そうだとはいえないんじゃないか?
女性脳に近いタイプの男性なら、女性心理に近いこともあるだろう。
>>166 肉体への妄想に向かうか、関係への妄想に向かうかは
男脳・女脳より、むしろ後天的なジェンダーだと思うな
男向けのエロ本(グラビア系・肉体萌え)と女向けのエロ本(レディコミからBLまで
主にストーリー主体で設定や雰囲気萌え)の違いというか
でもジェルミはハーレクインマニアみたいな母親を持っていたから
世間一般の男向けメディアに洗脳されず、
女性向けの本で欲情する回路を植えつけらてきた…ならありうるのかも?
重い話を豚切、木綿。
チーズ読んだ人、いる?
>>162 既に何人か同様のレスをしているように、
最後の2行は162さんの考えであって、事実とは違うな。
>>165 1行目の「ノーマル男子」の定義がよくわからない。
男脳・女脳……っての、
あまりこだわらないほうがいいですよ。
統計をとっての全体的な差異と、個体の相違は別物ですし。
残神って何か演劇的だよね。
エクウスとか思い出すし、舞台劇を意識した演出なんだろうけど、
時々、漫画としてはあまりに大仰なので、笑ってしまう私は非道なのだろうかorz
萩尾さんわざとそういう演出しているときあるよね。>演劇的
メッシュの謝肉祭なんかそのまんまだし。
メドゥーラ!姫君!
これに勝てるのは甲斐バンドぐらいかな。
あれは第3者からみたら笑えるねえ・・・・
まあ、肝心のローズマリーは感激して泣いちゃったからええんでない。
うんうん、舞台をイメージする。ミュージカルとか。
ミュージカル!
萩尾さんの書いた「オペラ座の怪人」や「エリザベート」を見てみたい。
映画だけど実は、ハリー・ポッターって、萩尾キャラとかぶっていると
以前から思っているのですが…。
スレ違いですね。
スレ違いもそうだけど、かぶってないと思うよ・・・
あれとかぶるというなら、あれがある種の「典型」的キャラでつくられてるから、
なんでもかぶると言えると思う。
もしかぶってると思うなら、たぶんそれはそれぞれの作品のキャラに投影する、
176さんの何かが共通していたんだよ。
ミュージカルと言えば、古い作品だけど
「この子売ります」が、まさにそんな展開だったな
テンポが良くて、スピーディで
何気にプランタンが、ポーに出て来るフランスの女刑事にそっくりで笑えた
ルルーのオペラ座はJETさんが、
クンツェのエリザベートは森川久美さんが、もうそれぞれ描いてるな。
ごめ、スレ違いだけど。
演劇的、というのに納得。衣装大道具小道具が即座にイメージできる。
でもアニメ化された萩尾さんの作品は最悪だった、、、。
11人いる!は悪夢でしかなく。
はるか昔にマージナルのラジオドラマもやってたんだけど、
なんとメイヤードの最期にナースタースと語り合う場面が
加えられていた!!
182 :
ラモン:2005/09/05(月) 15:51:57 ID:V2qYxfo40
最近漫画はまってるんで誰かいいの教えて!!!
>>181 「11人いる!」は実写版の方が酷かった様な気が・・・
11人いる、実写したんだ!知らなかった。
そういや、あの手の人間じゃない形の生き物が出てくると
かなり技術とお金をつぎ込まないと、いいものにはならないよなあ・・
ハリウッドあたりでやってほしい
「11人いる!」でイメージで具具ってごらん。
そこには見たこともない世界があなたをまっていますから。
劇団夢の遊眠社の「半神」を見て原作を読んで
はまった私は邪道でしょうか?
大丈夫だと思います。無問題。
>>176 自分ハリポタマニアだけど、どこが被ってるの?
グスタフおじさん=シリウスおじさん、みたいな?
「11人いる!」は実写版はトラウマのなったな。
おかげで、萩尾さんの原作物のアニメやドラマ見る気がしなくなった。
あれが、一番ひどい出来だったようだけど。
しかし、今となっては良い思い出>実写版
私もずうーーーっと「あれは酷かったよなぁ」と思っていたけど
2ちゃんを知ってこのスレに来るようになって
みんなで「酷かったね」「参ったよ」と言い合っているうちに
なんか、見てて良かったな・・・って思うようになった
あの実写は黒歴史だけど、これだけ後々まで話題になるということは
ある意味名作(迷作)かもね。
4世を「フォース」じゃなくて「ヨンセイ」と読んでたのはアニメだっけ?
>191
全く同感。
あれ以来、漫画の実写化でどんなにひどいのがあっても動じなくなった。
あのフロルが現れたときのショックを超えるものはない。
>194 同感
フロルもだけど、確か王様がすごく貧相だったよね。
登場人物を原作のヴィジュアル通りにやろうとするから、かえっておかしかった。
ラストより、そっちを実写向きに変えればいいのに。
全体的にショボい・安い。
>>186 ぐぐってみたら うわー、こんなんだっんだー って感じですね。
子供の学芸会?って感じ?
でも
>>191の言う通り今や懐かしい思い出として笑い話に出来ると言うのはある意味良かったのかも(笑)
自分も気になってくぐってみたけど、王様ヒドイねー。
同じ髪型のカツラかぶれば良いってもんじゃないよ。
でも興味はそそられたよ。見てぇな。
前にここで話題になったときビデオ探したんだけどやっぱりなかった・・・
NHKアーカイブで時々昔の「謎の転校生」だの「タイムトラベラー」だの
やっているから放送してくれないかな・・・・・無理だろうな・・・
ポーとか映画化してくれないかな〜。期待を裏切らないハリウッドで。
バンパイアもの好きだから案外ハリウッドのるかもね。
少年が吸血で主人公なんて結構今までにない類型
浦澤直樹の「モンスター」映画化するなら「ポー」を映画化してほしいなぁ
資金はハリウッドで脚本と俳優は大英帝国で。
インタビュー・ウイズ・バンパイア+ハリポタみたいな感じになるのかな
>ハリウッドポー
結構売れ線な気もするので、実現すればいいのにね
>>186 私も具具って見ました。誰が誰だか、ぱっと見わからないが、
じっくりみてればわかってくるのが面白いw
ラストはどう違ったの?
エドガーのあの浮世離れした美貌と存在感を表現できるかなあ
できるんなら見てみたい。
アラン役は、探せばどっかにいそうだ。
浮世離れって?
絶世の、と言いたいのかな?
この世のものではないような・神秘的な、
くらいの意味じゃない?>浮き世離れ
>>205 もう本放送で一度見たきりだから記憶も曖昧だが、
肝心の11人目がアマゾンだったような…
その勝手に白号に入り込む動機が、今でいう自爆テロみたいな感じ。
宇宙大学はそれを察知していながら、宇宙には突発事態も起こりがちだ、
自分たちで切り抜けさせる訓練だとかいって一切手を出さず
助け出そうとしない。
もし受験生が死んじゃったらどうすんのさ。
原作の、受験生の安全を絶対確保しつつ異常事態を起こすという方針は
好きだったので、これには腹が立って仕方なかった。
(思い出を共有する姐さんたち、フォローよろしこ)
>>191 名言だなあ。今初めてあれを見たことの価値を見出したようだ。
あれには参ったよねと言い合える思い出を持ててウレチイよ。
>209
>宇宙大学はそれを察知していながら、宇宙には突発事態も起こりがちだ、
>自分たちで切り抜けさせる訓練だとかいって一切手を出さず
>助け出そうとしない。
ここは良く覚えてないけど、アマゾンは間違いない、動機もそんなんだったような。
あのラストでは石頭の名セリフ「宇宙では常に未知の11人目が…」の意味がない
つーか、そのセリフ自体なかった気がする。 どうだったっけ?
宇宙大学( ´・ω・`)ヒドス
物語の一番大事な謎をどうして変える必要があったんだろう。
石頭の「気をつけー!」と「さよう私が11人目だ」の所、
ダダのプロポーズの次に好きなシーンなんだけどなぁ…
話はズレますがタダってもしフロルが女性化しなかったらどうするんだろう・・・。
婚約取消→普通のお友達
フロルが性転換手術→ケコーン
タダがが性転換手術→ケコーン
そのままケコーン
うーん・・・
「美人になるかどうか わかんないぜ?」
「なるよ」
「女になれるかどうか わかんないぜ?」
「なってくれなきゃ困る!」 ……な感じ?w
11人いるの実写
話の根幹をかえてしまったのか!!!!
インパクトを強くしたいからってか?
原作になにもかも忠実にしなくてもいいから
そういう大事な部分だけは壊さないでほしいよな・・
実写版11人いる!を見て
萩尾漫画の世界に入った私がきましたよ
それまではちょっと苦手だった・・・ポーとか怪奇漫画だと思ってたよ
SFとかも怖かったな・・あそび玉とか。
あの実写版が放映された後の新聞の番組欄へのクレーム投書がすさまじかったな。
日本中の萩尾ファンを敵に回したかと思うような怨嗟と怒りバクハツだった。
んでも萩尾さん自身が許可出してるんだよね・・・。
ご本人はどう言ってたの?
ヲイヲイw
許可は製作時点で出してるが、フィルムを見て出してるワケじゃない。
(見たらオッケーしなかったと思うぞw
見てても、フィルムと漫画は別物っていう割り切りもあるのかもよ?
>>218 んでもどういうキャストでどういう風にアレンジされるかは知ってる、
またはどうアレンジされても構わない
と言う事で許可してるわけだよね?
だとしたら(気に入ってるかはどうかは別として)作者自身は桶ってことだよね?
つかどういう理由で許可したの?
取り敢えず実写化が嬉しかったのかな。
本人も編集もノリノリだった「トーマ」を
その編集さんから(編集長になっていたが)
打ち切り言い渡される・・・・という辛酸をなめちゃったりしたから
単に、『11人いる!を知って欲しい・・・・』とか
自分の漫画を他人が作ったらどうなるのか?って
好奇心とかじゃないかな〜?
宝塚で某革命少女漫画が舞台化されて大騒ぎの頃だったからそういう影響もあったのかなあ。
しかしヅカを観てたら実写化がどれほど恥ずかしいものかと気付きそうな気もするけど。
ウテナかとおもた
ウテナ、ヅカで舞台化しねいかな。スレチガイスマソ
版権の管理は作者や編集とはかなり違う部署でやる。
もちろん本人には許可を得るが、その段階で演出や出演者が決まっていることは
あまりない。というかあくまで予定。許可云々は企画書レベルの段階。
製作のずっと前。
アレンジなんかがはっきりしていることはあり得ない。
>>224 そなの?
最近アニメ化された某青年漫画の作者はストーリーも絵も変えないと言う条件で許可出したとか聞いたけど・・・。
(そのせいか恐ろしいほど原作に忠実にアニメ化されてる)
その作者の環境によって違うのかな。
>>221 よく考えたらあの頃って作者より編集側の方が権限が強かったんだよね(いや今もかも知れないけど)
とすると編集側が話題作りのために実写化しましょうと煽ったとかw
だから企画段階で許可を出すときに、作者がその条件でなければ許可しないと言ったわけ。
全ての事柄にはそれぞれ独自の条件があるので一例を引いて全部そうと考えるのは
無理がある。あくまでそれは一つの例。気にしないで「別作品だから」と条件付けがうるさくない
作者もいる。それに現代の版権管理と当時とを較べても無意味。
NHKの少年ドラマシリーズって、光瀬さんの作品も何度かドラマ化してて
そちらはすごく面白かった覚えがある、(他の人のも原作をアレンジした物が多かったような)
萩尾さんもそのイメージでOKして、まさか
コスプレ大会になるとは思わなかったんジャマイカ?
「時をかける少女」(筒井康隆)とか良かったよね・・・。
あれはキャラが皆日本人だから良かったけど「11人いる!」はフロルが「魔法使いサ○ー」ちゃんみたいみたいになってしまって・・・。
あれはそういう時代だったんだねえ。
今11人いる!をドラマ化するなら、へたにふわふわ金髪にしないで
若い頃の広末系のボーイッシュな子をフロルに当てれば少しは違和感が…
王様だって「ロンゲ」って程度にすれば…
ガンガも「ガタイのいいスキンヘッド」で…
でもコスプレ大会も、今もう一度やったら当事とは若い子の体格も違うし、
金髪も普通に似合う子がいそう。
当事→当時です。ゴメソ
当時は『漫画』イコール『悪』みたいな所があって
「漫画なんか、読むもんじゃない。バカになる」とか
「教育の敵」とか言われていて
漫画家って肩身が狭かったのではなかろうか
どんなにくだらない小説書いていても
小説家は漫画家より偉い・・・・という意識があったと思う
そんな中で24年組の漫画家たちは
その前の世代の漫画家がやりたかったであろうことや
自分が表現したいことを真剣に、ていねいに積み上げていった
それで今の漫画があるわけだけれど・・・・
当時何かのインタビューでK子さんと萩尾さんが
「自分の絵がアニメになって動くのを見てみたい」と
語り合っていたのを思い出した
アニメ化も実写化も表現者として
自分の作品がどんな風になるのか
純粋な「興味」「好奇心」の産物だと思う
舞台だったらヅラでもコスプレでも恥ずかしくても非日常のシチュエーションに
なじめるけど、テレビドラマはねえ…よっぽど絵面をうまくしてくれんと
キツイよ。
懐かしい〜。>>実写版「11人いる!」
あれってフロルが当時宝塚にいた遥くららで
タダが今の50代には懐かしいらしい保積ペペだったんだよ。
あの出来のひどさのショックを語り合える場がここにあったなんて。嬉しい。
30年たっても思い出すよ。あのインパクト。
>>210 私も210さんと同じで宇宙大学うんぬんは覚えてないが、
アマゾンは確か出身星が奴隷星で虐げられてて、復讐したかった。みたいなオチだった。
ラストの名セリフもなかったような。
なんであんなオチにしたんだか今でも理解不能だわ。
>>234 し、知らなかったあ〜っっ
ヅカが絡んでいたなんて・・・orz
何て勉強になるスレなんだ・・・。
>>234 フロルの後姿のお尻が洋ナシ型のもっちりした女尻で
イヤだった…
もう少し未成熟なガリガリした子がよかったのに…
穂積ぺぺだったのかああああああああ!
11人いる!って、一種推理劇だから、ドラマ製作側としては原作を読んでる人にも
犯人探しのサプライズを楽しんで貰おうという意図があったんでは。
誰もそんな事は期待してなかったんですがw
タ・・・・・タダがペペ!?いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・
>234
保積ペペって見ていたのにカケラも憶えてない。
どーゆーキャスティングなんだ。
>アマゾンは確か出身星が奴隷星で虐げられてて、復讐したかった。みたいなオチだった。
>ラストの名セリフもなかったような。
そうだった、思い出したわ。
確か、ラストは石頭の名セリフのかわりにアマゾンの語りというか心の叫びというかだったなあ。
こっちのほうが、わかりやすいと思ったのか、あるいは万が一にもそんな事はないと思いたいが
「出来がいい」と思ったのか謎だが。
穂積ぺぺの名前をここで聞くとはおもわなんだw
っていうかキャストが日本人だから駄目なんだよね、根本的に
外国で実写化されたらタダが中国系のアジア人になりそうな悪寒が。
そんでフロルが欧米系の子としても・・・それはそれで違和感ある気が。
オメー、ヘソねーじゃねーか!
>>212 フロルの種族は、放っておけば自然に男か女かに変化する。
でも、
それをホルモン投与によって人為的にコントロールして圧倒的に女性を多くしてます。
だから、自由にホルモンを選べれば、
男になるか女になるかを自由意志で決められるのだな。
フロルは宇宙大学に合格したことで、男性になるホルモンをGETしたわけだが、
それを女性になるホルモンに変更してもらえば無問題。
>>240 子供向けドラマだからね、解り易い。というのは
重要だったかもしれない。
……と、言うか穂積ぺぺはタダじゃなかったよ?
遥くららも出てなかったような。。というわけで、ググってみました。
◆出演:フロル(山城はるか) タダ(佐山泰三) 王様(吉田次昭) 四世(柴崎敏)
ぺぺも確かに出てたんだけどね、ガンガ役じゃなかった?
>>245 うん、でも何らかのトラブルで女になれなかったら?
ホルモン取り違えとかたまたまホルモン投与出来なくて男になったりしたらどうなるのかなと思ったんだけど。
実写版、本放映観たけど、
やたらカラフルだったイメージと(ヅラのせい?)、
受験生たちが最終試験に出発する際に、
学長が原作通りに、グッドラックとか言ってたような記憶しかない。
少年ドラマシリーズがらみでは、
後年タイムトラベラーがアニメ化された時、キャラ原案が萩尾さんだった。
当時の作画水準としては、結構キレイだったかな。
11人いる!も現在だったら、アニメでもハリウッドもいけるかも。
>>249 文庫版の11人いる!には宇宙大での様子を描いた
ショートコミックがあるんだけど、フロルが医者に
「両性体だから男・女・両性体の産み分けが可能」と言われている。
その程度に医学が発達してるわけだから、万が一の
取り違えはともかく、ホルモンの投与が遅れるというのは
続・11人いる並のアクシデントが起こらない限りなさそうだけど。
>>234です。
>>248さんありがとう。クグって来ました。
何たる記憶違い。30年も・・・。_| ̄|○
皆さんをウケさせといて申し訳ない〜。
山城はるかさんが宝塚にいたのだけはうそじゃなかった。良かった。
「はるか」つながりで間違えて覚えていたのか私・・。
てなわけで逝ってきます・・・。
>>251 天災・人災・テロ・新種の病気・・・生きてればどんなトラブルがあるか分からんからなー。
どうでもいいけど未分化時の恋愛感情って分化されてもそのまま維持されるのかなー。
って言うかタダが普通の男の子と考えるとあの年齢の頃って凄ーくエチーしたい頃ですよね?
フロルにキス以上の事をしたいと思った時どうしてたんだろう???
映画化するならエッグスタンド希望と言ってみる。
映画と言えば、トーマ好きなら「モーリス」か「アナザー・カントリー」観ろって言われた。
アマゾンのレビュー見たら面白そ〜う!だった。
>>249 心配性だな。
結婚式場に行くのに、交通事故を心配するようなもんだろ。そりゃ。
>>251 産み分けが可能というのも、気の重い話。
特に、両生体という選択肢があるから。
一番いいのは、
関与せずに自然にまかせることだろうなぁ。
>>253 フロルが未分化なんだから、決定的なことはできんだろう。
でも心が通じてりゃ、
普通にペッティングとかアレとかソレとかでやり過ごせると思うのだが。
アレとかソレって・・・
超進化したバーチャルリアリティAV?w
「11人いる!」で盛り上がってるとこ、すみませんが・・
30数年来の疑問を解消したくて、初書き込みします。
「ケーキ・ケーキ・ケーキ!」の雑誌連載時、
塩崎カナが「あたしって劣等遺伝みたい・・」
と呟くシーンがあったと思うのですが。
文庫版になるまで、はぎお作品であることさえ忘れてて、
「おぉ?このシーンは??」・・でもセリフが違う。
お心当たり、ないでしょうか。
当方60年代生まれ、既に認知症入ってます。
(既出だったら、ごめんなさい)
ラ・レッセー・イデン
劣等遺伝なんていう言葉はないと気づいて直したのだろうか。
>>250 アニメ映画のキャラ原画で思い出したけど
それは「タイムトラベラー」ではなく、「時空トキの旅人」のことじゃないか?
( 眉村卓原作「とらえられたスクールバス」の映画化。
この映画化で本タイトルに改題された。眉村卓は少年ドラマシリーズの常連)
ググると
アニメキャラクター・デザイン: 萩尾望都
とあるから確認してみて。
映画館に見にいったけど、未来人の髪の毛がまるでチョココルネだったのが
一番印象深い…話としては面白かった。作画も萩尾らしさを残してた。
チョココルネみたいな頭ってジョルノみたいなのか?
264 :
260:2005/09/07(水) 02:33:09 ID:???0
>>258 『なかよし』の別冊付録の時ね。
確かに「あたしって劣性遺伝みたい」って言ってます。
でも、白泉社の文庫版では、「あたしって出来が悪いみたい」に
変わってますね。「劣性遺伝」が差別用語になると危惧したからでしょう。
『11人いる!』も、文庫版ではセリフが変わってる所がありますね。
フロルがヘルメットをはずして、みんなが「女?」って驚くシーン。
作品集では、アマゾン 「女性が最終テストに?」
タダ 「いや しかし優秀なら女性でも」
文庫版では、アマゾン 「なんで うち男性(マン)チームだろ」
タダ 「いや 女性も人間(マン)だよ だから」
になってます。
>>265 ご親切にありがとう!!そうそう、「劣性」ですよね。
当時小2、友人の家で読んだのですが、
フランスでおじい様が「日本人?!帰れ!!!」
と怒鳴ったところで後ろが破れてた・・orz
中途半端だったにも拘らず、よほど印象深かったのか、
なんか覚えていたんですよね。
(ピカピカ脳みそ・・記憶力も今よりは・・)
その後の展開は文庫まで知らなかったし。
すっきりしました〜〜vv
267 :
265:2005/09/07(水) 08:53:20 ID:???0
>>266 いえいえ、困った時はお互い様です。
>フランスでおじい様が「日本人?!帰れ!!!」
>と怒鳴ったところで後ろが破れてた・・orz
それじゃ、どうしてアルベールのお父さんがあんなに激怒したのか
解らずじまいでしたね^^;。前編は、「死んだ? 死んでしまった?
アルベールが日本で?」と、カナが叫ぶシーンで終わってました。
私は前編しか持ってなかったので、作品集で初めて終わりまで
読む事ができました。
ちなみに1977年に発行された作品集では、やっぱり
「あたしって劣性遺伝みたい」となってました。
差別云々というより、言葉の使い方が間違っているからでは?
遺伝学でいう「劣性」「優性」は、
劣っている・優れているという意味ではないから。
>>268 本来の意味はそうなんだろうけど、「親から劣っている部分を受け継いだ」
という字づらのイメージがあって、その意味で間違って使われることもあったよね。
スレ違いだけど、ポーと同時期に別コミに連載されていた大島弓子さんの
「雨の音が聞こえる」(劣等感に悩む少女が主人公)という作品の副題は、
「ラ・レッセーイデン」だった。
270 :
250:2005/09/07(水) 12:36:44 ID:???0
>>260 訂正、アリガト。
眉村作品だったのは憶えていたんだけど、
いつの間にか記憶のすり替えが起ってた。
自分も60年代、認知症決定。_| ̄|○
え〜と・・・・・「タイムトラベラー」は「時をかける少女」が
原作だよね?筒井康隆の。・・・・・だんだん自信無くなってきた。
このスレすごく勉強になるわー。
265さんありがとー。
差別用語云々が改訂版に影響しているとは知らなかった。
11人ではオリジナル台詞に親しんでいたので改訂版はすごい違和感。
何度も読み返してて馴染みのある台詞が変えられちゃうっていうのは
抵抗あるな、、。今現在描いているものならともかく、過去本は変える
必要あんのかな。
文庫版ではじめてよんだから、マンの定義のほうがなじむなぁ
はじめに見たものに執着しちゃうよね。どうしても。
>>272 誰がこのスレageてるのかと思ったら・・・
みんなメール欄がブルーだから探しちゃったよ。
わざとじゃないと思うので、今後気をつけましょう〜
あれ?続編で宇宙大学に女の子いるよね。比率がかなり少ないって事か。
私も文庫で読んだからマン(人間)の方がしっくりくるなー。
>265
そこの改変て重要なところだったんですね。
改変されたほうだと、私は単に男性だけのチームだとみんな思ってたと読んでしまいました。
277 :
265:2005/09/07(水) 14:30:33 ID:???0
>>272 いえいえ。
変わってない所もあるよ、と言おうとして確かめたら…
変わってた。(^^;;;;
『トーマの心臓』で、ユーリに「そのうち君を殺す」と言われたエーリクが
青くなって逃げ出すシーン。
コミックスの「あいつ気ちがいだ!」が、文庫版では「あいつ変だ!」に
なっておりますた。やっぱり「気ちがい」はマズイよね。
70年代は許された表現でも、今はダメって言葉がいっぱいあるから、
過去作のセリフも見つかり次第変えられるんでしょうね。
278 :
265:2005/09/07(水) 14:45:37 ID:???0
>>276 改変前のセリフだと、「女が最終テストに残ってるなんて有り得るのか?」
「いや、中には優秀な女性もいるよ」ってニュアンスですよね。
当時はまだ、「男の方が女より上」って風潮が残ってたから。
改変後だと、単に、男性チームと女性チームに分かれていたので
(アマゾンはそう思っていたので)フロルを見て驚いた、って事なんでしょうね。
それなら男女差別のニュアンスはなくなるし。
>>278 なるほど〜
今の文庫は台詞にそんな配慮がされてるんだ。
昔の雑誌掲載直後の文庫でしか読んでなかったからびっくり。
(イヤ、当時の感覚だと不自然ではないし、不快感もなかったんだけど)
勉強になるスレだな〜
>>274 スレ違いだけど、自分はメル欄を一度クリックしてメーラーを起動させ
ただのsageと(色が紫色になる)とそれ以外のメル欄(青)を区別してる。
sageを入れない人は緑になるし。
こういうのは専ブラウザによって違うのかな。
>>279 うわー、なるほど。確かにこのスレ勉強になりますね
(違う意味で?)
70年代は許されたってのとは違うかもしれないけど、
竹宮恵子の「地球へ」の中に
「自閉症になっちまうよ(ごめんうろ覚え)!」っていうセリフがあった。
最近はこの手の言葉に、ものすごく過敏に反応してしまう自分がいる。
これも、編集者がきづいたら
「ひきこもりになっちまうよ!」に変わるんだろうね
ちょちスレ違いスマソ
一般にはヒューマニストとされるあの手塚治虫の「W3」でもこんな表現が。
けんかした星真一少年が兄の光一に向って
「ばかやろう、おたんちん、低能、くそったれ、気違い、こじき、あほんだら、脳足りん、おたんこなす」
と罵詈雑言を並べ立てるシーンがありました。
リアルタイムで読んだ幼い私は、これで悪口のバリエーションを覚えたものでしたが…。
現行の版では当然カットされてるのかな。
スレ違い、ゴメン。
こういう、漫画の中で、これってヤバイ?って思ったセリフを
報告していくスレがあったら、伸びる?
やばいのを晒していくのもどうかなあ・・・
>>281 こじきと気違いは完全アウトで、低脳と脳足りんもヤバスか
小説は変えないのに漫画だけどうして変えるかなーと素人は思う…
好きだった作品のセリフが違うと結構ショックだよ
小説は変えないもん?
たしかに、死んじゃった人の作品は変えないだろけど・・
発行部数と、版を作るときの手間の問題か?
>>281 手塚さんはそういう表現多いよ、
で、何が悪い。というニュアンスなんだが。
言葉だけ抜き出されるときついや。
BJやどろろの変更はひどい。
ただ、本人が変えてしまってるのもあるからなあ。
>>285 古い作品を復刊する時、巻末に
「××ページから○○ページにかけて、差別を助長するような言葉・表現が
使われておりますが、作品の書かれた時代的背景を考慮し、そのままに
してあります。御了承ください」
みたいなことを書いてある本が多いね。
最近は古い漫画の復刻版でも、モノによってはそれでとおしてるのとかある。
>277
そのシーン、キチガイだ!と言ってるエーリクを想像しようと思ったら
塩爺が思い浮かんでしまい欝でした。
スレ違いだけど、三原順の「はみだしっ子」で、
足の不自由な子が「びっこ」と言われて逆上するエピソードがある。
愛蔵版以降では「松葉杖」に差し替えられてるんだけど、
それは「人を傷つけないような言葉に置き換えた」てのが建前なんだよね。
「傷つけない言葉」なのに「松葉杖」と言われて逆上してることになる。
その言葉を読んだ今の読者は、「松葉杖」は差別用語だと思うことになる。
本当に作品と、実際の障害者のためを思うなら
「抽象的な言葉を言われて逆上する」という形をなくしては意味がないはず。
自主規制ってのはほんとにいたちごっこの自己満足でしかないんじゃないかなあと思う…
ごめん、下から2行目は
「中傷的な言葉を言われて逆上する」という形をなくしては意味がないはず。
です。
>>268 萩尾作品じゃないけど某女子の「月の子」でも
「きっと君には優性遺伝が一杯詰まってるんだね」とか言う
変な使われ方をしていたっけ
清水玲子はナンチャッテ萩尾だからしょうがない
>>291 「優性遺伝」→「優秀な遺伝子」と書き換えれば、まあOKでしょうね。
科学や学術用語の誤用はぜひとも訂正していただきたい。
それと、
社会の変遷によっても違和感が生じるセリフもある。
萩尾さんが10代の頃〜「11人いる!」が発表された時期は、
まだまだ日本女性の4年制大学への進学率が非常に低かったんよ。そのせいだと思う。>最初のセリフ
私は42歳だが、
「女子が4年制など、とんでもない!」という家庭はさほど珍しくなかった(ちなみに、神奈川の一応進学校)。
女性の能力が男性より下という意味じゃなかったと思うよ。
でも、差別用語の使い方は、もっといろいろ論議されるべきだろうなぁ。
289さんの例の「びっこ」は、
書き換えによって劣化しているもんね(と、私は思う)。
差別用語狩りはもうそれを生業にしてる方がいるからね
ほんと馬鹿らしいと思うよ
差別用語狩りがバカらしいというのは賛成。
「11人いる!」の改変セリフは雑誌で読んだ当時から違和感があったので
あれだけは変えてくれてよかったと思う。
差別意識をもってなくても、刷り込みによる無意識の偏見(といったら言い過ぎだろうけど)が
うっかり書かせちゃったセリフかなと思ってる。
美少女にしか見えないフロルが、男性のみのところにいるというのにインパクトを持たせるとか
後々オンナと言われるたび、怒るフロルを演出するとかの方に先に頭がいっちゃったんだろうな
>>295 私もリアルタイムで読んだけれど、
「女性が宇宙大学の最終審査に残った!」=「なんて優秀なんだ!」というニュアンスで受け止めた。
「オンナと言われるたび怒るフロル」には、
オンナが出る幕のない場所に普通に出てきた女性の立場を代弁しているようで面白かった。
まあ、当時の状況においては、
家庭やエリアや環境によって、受け手側(特に女性)の捉え方がバラバラだったかと。
それ以降は違和感が強くなったんで、セリフを書き換えたのだろうと推測します。
297 :
250:2005/09/07(水) 21:07:49 ID:???0
>>271 確かに、タイムトラベラーは筒井作品でした。
頭ン中の情報、ムチャ断片化。逝ってきます。
>>293 年近いけど東京の進学校だと女子でも東大狙う子いたし
女の子でも早慶レベル以上じゃないと納得できないと平気で浪人してたよ
(男子の過半数、女子でも3分の1は浪人してた)
神奈川ってそんな田舎??
しかも私は女子の浪人は不利になると思って妥協したのに
浪人女子はそんなに不利になるわけではないという現実の方に
むしろへこんだくらいの時代にもうなってたよorz
まったく完全に平等だと思っているとがっかりすることも多いだろうけど
不平等だからと諦めていると意外とそんなこともなかったりするものさ。
>>298 >>293の主旨は
>萩尾さんが10代の頃〜「11人いる!」が発表された時期は〜
ってとこだよ。
誰も現在40歳前後の女子の18歳当時の大学受験事情について論じたい
わけではないと思うが。
>>296 >まあ、当時の状況においては、
>家庭やエリアや環境によって、受け手側(特に女性)の捉え方がバラバラだったかと。
確かにそうだ。 これに限らず色々と受け手側によって取り方が違う。
どれが正しいというもんでもないし、年齢によっても変わるだろうし。
リアルで読んだ時は中学生で、295に書いた感想持ったけど
小学生だったらまた違ってたかもとか思う。
わざとそう読めるように書いたんじゃないの?
>298
私も293の書き込みにものすごく違和感ある。私なんてもう50だけど
都立高でクラスの女子全員四年生大学進学した。どこの神奈川?
スレ違いで申し訳ない。ただ時代感覚にあまりに違和感があったので。
そんなわけねぇ
50くらいだと都立全盛時代だろうから
当時の名門日比谷あたりなら普通に女子でも
国立一期しか行かないとかありそうだ。
>「女子が4年制など、とんでもない!」という家庭はさほど珍しくなかった
293と同い年の東京住みで中高大一貫私立だったけど
女の子はお嬢さん系短大出て世間体の良い会社に2,3年腰掛けて嫁に行くのが1番
っていう親が多かった…ということが言いたかったんだとオモー
その年代の漫画家でも
山岸涼子みたいにすごい古風な家庭で育って苦悩しつつ反発した人と
池田理代子や竹宮恵子みたいな全共闘ウーマンリブ崩れとか
大島弓子みたいな永遠の乙女とか色々いる。
11人いる!の世界では男・女・両性体別の進学率統計なんてあるのかな・・・
>>307 トータルでならそうかもしれないけど
>>293は首都圏の進学校でって言ってるからでしょ?
山岸涼子のメタモルフォシス伝に出てくる進学校は
当時読んで、すごいリアルだと思ったなあ。
なんかぱっと見て、ここどこのスレを開いたんだっけって思っちゃったよ。
萩尾さんの単行本買ったこと無くて、全部文庫で買ってるんだけど
単行本の余白に個人的なこと書いてあったりしますか?
>>298 あのね。
その頃は日本の女性問題は過度期だったから、
女子の進学については家庭やエリアや環境によっていろいろだったんだよ。
もっと大きな視野で考えてほしいなぁ。
それより、「浪人女子が不利」って何でっか?
入試じゃなくて、就職の話かな。
>>310 進学校といっても、一色じゃない。
国公立や早慶クラスのみがターゲットのタップレベルの進学校もあれば、
私立三流でも短大でもとにかく「大学に入れる」ってレベルの進学校もある。(別に悪いとは思わん)
あのね。あのね。
なんで達ちゃんやねん
(´-`).。oO(正直今の流れについてけない…)
ひさしぶりに作品集読んでみたんだが初期の作品はアイデアを
片っ端から詰め込みましたって感じで読んでて楽しいね。
「爆発会社」なんてどうやったらあんなの思いつくんだw
ってことで皆の好きな初期作品は何でしょう?と話のネタ投下してみる。
あのね。学歴厨もどき見たいの来ちゃったね
タダのセリフから考えると、「人間外チーム」というのもあるかもしれない?w
初期作品、大好きです。が、どの辺までを「初期」に入れていいのかな。
変な区切りかもしれないけど、とりあえず「ポーの村」以前だと、
「搭のある家」「ジェニファの恋のお相手は」「精霊狩り」「秋の旅」「3月ウサギが集団で」あたり。
印象的な、というとまた他にもたくさんあるんですけど…。
ウは宇宙船のウは初期作品?
レイブラッドベリのシリーズはすごく良かった。
>>315 一番最初にリアルタイムで読んだのが「白い鳥になった少女」
5歳位の時だけど、何か凄く印象に残った
その後「11月のギムナジウム」や「ポー」でマジ泣きしたのを憶えてる
「白い鳥になった少女」すごく良かった!それから
タイトル忘れたけど笛を落として古井戸に落ちちゃった男の子の話。
子供の時に読んで、怖さに震えたけど、最近読みなおしてやっぱ
怖さに震えた。
>>320 >タイトル忘れたけど笛を落として古井戸に落ちちゃった男の子の話。
『白き森 白き少年の笛』ですね。私もあの作品大好き!
幽霊話なんだから、怖いはずなんだけど少年の優しさと孤独感が
ひしひしと伝わってきて、甘く悲しく美しい作品に仕上がってる。
山岸凉子さんあたりが描いたら、怖くて(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルになると
思うんだけど、そこは作家のスタンスの違いが出るんだろうね。
その頃の作品でかわいそうなママの話ってなかったっけ。
これまたタイトル思い出せないんだけど
あの男の子は将来どんな風に成長したのだろう。
すきとおった銀の髪あたりまでが初期かな?
>>322 そのまんま、『かわいそうなママ』だよ。
モードリンって、何か他の作品と毛色が違う様な気がする
オカルト系の少女漫画雑誌って、あの頃無かったよね
やっぱり普通の少女コミックとか、フレンドとかに掲載された漫画なのだろうか
>>325 『モードリン』は、週刊少女コミックに掲載された作品。
殺人事件を扱ってはいるけど、オカルト系じゃなくて、
思春期の少女の奇妙な揺れる心理をテーマにしてるとオモ。
「モードリン」は、萩尾さん本人は「殺人事件が起きて探偵が推理し、
謎を解く」という正統的なミステリーを描きたかったんだけど、
肝心の「探偵が推理して謎解きする」というプロセスをうまく作れなくて、
辛うじて「殺人」と「犯人が判明」という点だけを描くことができた、
自分にはミステリーものは無理なようだ…と、なんかのエッセイで
書いてたなー。
後の「11人」とか「銀△」とかで、あれだけ複雑な謎解きもの描いてる
ところを見ると、謙遜だったのかなーとも思うけど。
モードリン?知らないなあ。くやしいなあ。
萩尾作品は結構網羅してると思ってたんだけど、、。
トーマの心臓は物語中の年代は70年代なんですか?
50年代だと思う
ア○デルセンで「白い鳥になった少女」のパンが売ってたよん。
ふみつけにされてるの?
NHKの「雪の女王」で「白い鳥になった少女」のネタ元の話やらんかな。
>>318 ブラッドベリ物はポーが終わった後じゃなかったっけ?
私はあの頃の絵がイマイチ苦手。
登場人物が妙に太ってて、硬い感じがするんだよね。
「かわいそうなママ」は読んだときの衝撃が大きかったな。
でも当時でも母親がヘタレって感じがした。
窓辺で毎日座って皆を不幸にするくらいなら自分で動けよって
子供ながらに思った覚えが。
なんか、すごいな。この流れ。
>330
レスありがとう
50年代とわかるポイントみたいなものありますか?
「かわいそうなママ」って母の日特集かなんかで載った記憶。
あのママは当然かなって思った。それより、こういう心理作品を
当時の編集が載せたことに驚いた。
初期作品は、みんな好き。
「毛糸玉にじゃれないで」「小夜の縫うゆかた」
「秋の旅」など。「秋の旅」は泣いた・・・。
>「かわいそうなママ」って母の日特集かなんかで載った記憶。
自分はリアルで読んでないけど、みなもと太郎氏が「お楽しみは・・・」で
書いてたの読んで知った。
他にも編集部で偶然見た漫画家へのアンケートで、な○よしのなのに
「読者に一言」の欄に「り○んを読みなさい」と書いてあったと載ってた。
さすがにそれは本誌に載らなかったそうだけど。
当時は、り○んのほうがいわゆるマニアックな雑誌だったとか。
私はトーマは当時の日本と同時代だったと考えてる。
決定的な理由はないんだけど。
訪問者でグスタフが「戦争に行った」と言ってるけど
それがWWUだとしたら、そのへんから割り出したら何年
くらいだろう。
五十年代のドイツはもう少し貧しそうな気がする。
たしか過去スレで同時代(1970年代)の根拠を挙げてた人がいた稀ガス。
授業中のエーリクの台詞だったと思うけど詳細は忘れちゃったスマソ
確かヘッセの没年がらみじゃなかったかな・・・。
あと、グスタフは戦争に行ったわけではないと思う。
「パパなんか、戦争は終わってて大学も行ったのに、今じゃ・・・」ってセリフはあったけど。
ちなみに「小鳥の巣」は50年代あたりかな〜と思います。
ヘッセが死亡してるから?
「小鳥の巣」は確か年代がはっきりしてるんだよね。
アメリカの大統領がアイゼンハワーだったか?
ヘッセが死んだのが62年なので少なくともそれ以降。
「トーマ…」中でエーリクが「しつこく90まで生きた」とか言ってたと思う。
ヘッセは1877年生まれなので、トーマの時代は少なくとも’60年以降かと。
グスタフが1945年に18歳だったとすると
1970年には43歳。若く見えるけど校長と同い年だと
するとそのあたりではないか。
>>327 「思い出を切り抜くとき」かな。エッセイ
>>318 中期じゃない?
っていうか、第一期作品集が初期
第二期作品集が中期だと思ってた。
でも第一期でもかなり絵柄が違うよね。
第一期の中でも2つくらい分けられるかな。
ならトーマは描かれた時代と同じと考えてもいいんですね。
半そでのセーター?チョッキ?はその時代のファッソン?
そうなのでは?
>>337 かわいそうなママが母の日特集うう?
やっぱ萩尾さん「母親」嫌いなのか知らん。
いまふと昔ユーリのお母さんに腹立ったの思い出した、、。
(何で自分の息子のこともっと庇ってやらないんだーって)
サンドラも綺麗、無力系母親だよね。
キリヤのお母さんのアケミさんまでいくと抜けちゃうんだけどな。
話ずれてスマソ。
彼女達は「自分が守られる」ことしか知らず、「誰かを守る」ということを知ろうともしなかった。
そんな感じがする。
ゴールデンライラックのヴィーは守られることも守ることも大事にしていたなー。
>>351 私もびっくり。母の日特集なら「小夜の縫うゆかた」とかが
ふさわしいがな。ただ、この作品の母親は萩尾作品の中では
異質かな、と思う。
「母親」嫌いかどうかははっきりしないけど
無力系の癖に(あるいはそれゆえに)子供を縛る、支配する
母親のパターンが多いような。あとは単純な支配系。
初期の頃はそれが前面にあまりでてなくて、母親が皆冷たくて
ミステリアスな印象がある。「モードリン」の母親なんかも
表情がなくて怖かった。
萩尾さん自身も母親との葛藤を言ってるよね。
後期になるにしたがって、正面きって書くようになったから
乗り越えたんだろうなあと思う。
ま、「母と娘」は永遠のテーマな訳だけど。
人権擁護法案(だっけ?)が可決されると、ますます差別用語狩りが厳しくなるの?
人権擁護法案(だっけ?)が可決されると、ますます差別用語狩りが厳しくなるの?
民主党にいれるとそうなりますな
>353 さん 「モードリン」て母親は出て来なかったような・・?
無表情というと「ポーチで少女が子犬と」を思い出します。
「犬も?」 「犬はいい」 バッ!
>>353 「小夜の縫うゆかた」も一見いいお母さんの話なんだけど
お母さんはもう死んでしまっていて思い出のお母さんの話なんだよね。
たぶんリアル母を登場させてしまうとどうしても軋轢が生じてしまうので
なるから「良いお母さん」の話にする時は思い出という形になってしまうのかなとか。
359 :
353:2005/09/09(金) 23:43:17 ID:???0
>>357 あれ?記憶違い?いや出ていたと思うよ。
じいやが死んだ時、ママが朝部屋に知らせに来て「なにか物音を
聞かなかった?」とか尋ねるんだけど、モードリンは「いいえママ、何も」って
答える場面があったはず。その時、人が死んだってのにママは無表情なの。
他の場面でも出てたと思うけど、今手元に本がないので確認できない。
「ポーチで・・・」は怖かったよねえ。
母親というか親子の確執はよくテーマにされますが。
でも、萩尾さんの興味の対象が、いつも少女漫画の王道から
それたところにある、のも彼女らしいですよね。かわいそうなママのように。
どこかのインタヴューかなんかで、言ってましたよね。
「トウシューズに画鋲を入れるいじめっ子といじめられるヒロインの
漫画なら、入れる側の心理に興味がある」てなことを。
だから、その当時(今もだけど)彼女の漫画は鮮烈でした。
入れる側の心理に興味がある方が多数派ではないのか。
ポーの一族に出てきた、やたら現実逃避でお姫様体質で
乙女チックなエルゼリって肯定的に描かれてたけど
残神の母に似てるよね。
萩尾さん自身もかなーり乙女チックな人だから
二律背反があるのかなあと思う。
でも、エルゼリは独身を通して子供を持たなかった。
求婚されてもかわしてた。
その筋の通し方は残神の母とはタイプが違うと思うな。
自分が乙女チックで家庭や育児に向いていなかった、
と自覚していたかどうかはよくわからないが、
サンドラとエルゼリは似てないぞ。
エルゼリは少なくても誰にも迷惑かけてない。
エドガーが勝手に泣いてただけ。
でもサンドラみたいな方が女としては幸福なんだろう。
>>364 >エドガーが勝手に泣いてただけ。
ワラタwたしかにあの話はエドガーが勝手に動き回ってただけだよな。
>>357、
>>359 『モードリン』に、母親は出てきてるよ。殺人を犯したウィルおじさんの姉だもの。
ただ無表情とか冷たいって印象は、ないけどね。
ごく普通の家庭を守る良いお母さんって感じ。
367 :
357:2005/09/10(土) 08:20:13 ID:???0
・・・でした。勘違い、ごめんなさい。
ところで、「妖精のようなお母さん」は実質的にアリャリャな部分が目立つけれど、
妖精・・・というか、精霊ダーナのお母さんっぷりは何となく現実的ですよね^^
>>361 その昔の少女漫画では、入れる側の心理上の葛藤は無かったことにしてた。
>>368 そうそう、いじめにも負けずがんばる主人公ってパターンが多かった。
トゥシューズに画鋲を入れるってのは、元ネタは何?
>351
自分は、ユーリ母よりオスカー母のがムカついたけどね。
あの時代、不妊治療が今ほど発達してなかったのはわかるけど、
なにも旦那の親友と寝ることないだろ、と。
子供が欲しいなら、養子という手もあるんだし。
>>370 谷ゆき子さんのどれか、別バージョンでレオタードの糸を抜いておく。
>372
すごく…エッチです…
>>371 いや、オスカー母は旦那の親友に心惹かれてたんだと思うよ。
彼の子供が欲しかったんだろうな。
校長の回想の中のヘラと現実のヘラのギャップが
大きすぎる…orz
>371
その通りだけど、あなたの意見を重んじるとオスカーが生まれないから。
萩尾漫画の問題点ってどこかな?
母ちゃんと対立しすぎ
海外旅行行きすぎ
何でもトラウマのせいにするメンヘラーぽいとこ。
エーリクやユーリにセイヨクなさそうなとこも
あれくらいの年齢なら異性が気になって仕方ないよね
>378
食べ物が美味そうにみえる
>>383 14歳くらいなら現代でもまだ精通ない子や生えてない子もいるからなあ…。
小さい頃から恋愛や友情など他人との交流を意識してる女の子と違って
ダンスィーは異性に興味がない時期は、同性とのプラトニックラブに
しみじみと浸ってたりはせず
バトル漫画だのロボットものだのヒーローものだのウンコネタだので
馬鹿騒ぎしてるよねw
よく知ってますね
トニオ・クレイゲルは異質だったんだな
自分は男だけど中学3年間は自慰の季節だった・・・orz
>>387 70年代の現実での女子校に比べれば
吉屋信子の小説ややマリみてに出てくる女子校が異質なようなものかと
トニオも陰毛に恋しているんだよ
女子高だったけど、同級生2人からラブレター貰った事があった
1人はクラス変わって逃れられたけど、もう1人はかなりマジモンの子で
9年間付きまとわれて、カウンセリング受けるほどトラウマになったよ
トーマのお茶会は池田理代子の「お兄様へ」に
出てくる女子校のソロリティを思い出した。
>>392 当時、編集者の間でも「ホモの小学館、レズの集英社」といわれてたらしい
今はレズもホモもわりと普通にくっついちゃうからね
わざわざそれを売りにして華美的な漫画描くと叩かれそう(801ものは別として)
昭和ならではのジャンルだと思うよ
でも「マリア様が見てる」なんてモロに「トーマの心臓」や
「お兄さまへ…」の焼き直しじゃない。
ああいう閉鎖空間でのプラトニックラブもどき友愛ものがうけてるってことは
現代でも知らない人には新鮮なのでは?
>「マリア様が見てる」
ああ、そんなんもあった
なるほどね…
>>391 私もある!てかリアル高房なんですが、現在進行中で悩んでます。
隣のクラスの女の子に妙に好かれちって、毎日会いにくるし手紙もらうし…。
夏休み前に友達に頼んで「迷惑」って言ってもらったんだけど、夏休み明けても変わってなかったよ…。
今度ハッキリ言うしかないなぁ。泣かせたくはないんだけど…。
ハッキリ言うって「君なんて知らない」って?
飛び降りられちゃうぞ
>>362萩尾さん乙女チックの話。
本人が乙女チックかどうかは知らんが、、、。お帽子やおっきいリボンの似合う
長毛美少女キャラは割と好きですよ。やり過ぎじゃん-ww、と思わず笑ってしまう
これでもかフリフリファッションも。なぜか性格も憎めない子が多い。
乙女キャラのほうが少年たちより素直に発情していない?
>397
いいなあ。ハッキリと
「あなたなんか知らない」と言うんだ。図書館探したら恋文が挟まってるかもね
そんでその子そっくりの転校生がやって来るわけですね
そう考えるとすごい恐怖だね
>400
発情かどうか微妙だけど、「あぶない丘の家」3巻のミイの、押し付けがましくはないけど
積極的なアプローチはよかったと思う。
心情はリアル、しかし近未来日本として非現実的なまでにフリフリで可愛いのなんの。
あのシリーズは3巻が一番好きだったなあ。バルバラと近いテーマだよね。
>>382 だって『トーマの心臓』は、人間の姿をした天使たちの話なんだもの。
>>397 良い方法があるよ。
どこでもいいからやばそうな新興宗教見つけて「わたしそこの信者なの」
という。たいがい逃げていくよ。それでも逃げなかったら・・・・お手上げだか。
なんでそんな極端な助言をw
普通でいいだろ、ってここ漫画板か
新興宗教云々で断るってのは良く聞くよ。
マジで惚れてたら宗教だって受け入れてしまうよ。
恋は盲目だ。それにリア工くらいだと新興宗教の恐ろしさもリアルでは
理解できないはず。逆に興味を持たれてまつわりつかれる可能性大。
やっぱりここはひとつ
「君なんか知らない」
いや「私実は男なの」は?
「やっぱり〜」
「貴方には見えているかも知れないけど実は私は死んでいるんです」は?
いろいろ見ていくと「君なんか知らない」 というのは
きっぱりした誠実な断り方なんだって思うな。
ユーリの場合は実はウソだったんだけど。
切ないウソだね。
>>411 ((((・∀・;))))ガクガクブルブル
>>412 でも逆にトーマにしちゃあそれが一番残酷な言葉だろうな。
好き嫌い以前に「知らない」なんだから…
「あなた誰?」
「あなたは残酷だ!! ヽ(;´Д`)ノ」
ユーリはあの事件の前だったら、「ありがとう。僕も
君のこと愛してるよ。」とか言ったわけ?
「わがはいわね……!女性なのよ
れっきとした……
こまるよまったく!」
でどうかな?
プランタンはカコイイねえ
彼氏がいるって言えばいいじゃない。
ダメ押しにのろけまくるとか。
好きな人に「きみなんか知らない」って言われたらショックだよなぁ。
トーマの気持ち分かるよ。
宮島君に「お前なんか知らない」って言われたら私死ぬ!
そういやうちの妹にトーマ読ませたら
「エーリクとトーマ、別に似てないじゃん」
とかぬかしやがったんですが、皆さんどう思われます?
トーマの解説してるサイト探してたら
・ 「トーマの心臓」 読んだけど何も感じなかった
という感想を見て、何も感じない人もいるんだなぁと思った。
そう、そういう人も確かにいる。
かく言う私もその一人。
銀の三角、訪問者は大好きだけど、トーマは私の
ツボからずれてるみたい。
人それぞれ。
>>423なんとなく分かるんだけど。髪型と性格の違いが一番大きいかな、たぶん。
私もそんなに瓜二つ?と思った。
どこかの解説に、周りの人間がトーマを思うあまり転入生にトーマを重ねて
いたのではとかいうのがあった気がするが、、(記憶不確か)
>>424神様、御手はあまりに遠い、、、という苦悩が分かんないとか、
寄宿舎ものに何も感じない、とかかなー。
漫画でしか出来ない表現、っていうのをこの人は本当によくやるとつくづく思った。
映画では駄目、小説でも不可能、漫画だからこそ表現出来る、っていうもの。
私にとってはそこが魅力。
>>427 うんうん。
恐るべき子供たちとかブラッドベリのとか読んでると特にそう思う。
とにかく画面構成が秀逸。
ところで、最近流れが速いけど何人位いるんだろう。
トーマの頃は大好きだったなあ。
メッシュ以降はそれに比べるとイマイチ。
虐待や親子関係の相克を取り扱ったのは特にダメ。
その時代のトレンドでしか描いてないし
一流の詩人が安いありきたりな社会派になったようなイメージだった。
まあでも作家というのは自分で作り上げたスタイルを壊しながら
成長するもんだし。
この週末は一人萩尾望都祭りでした
「トーマの心臓」「11月のギムナジウム」「この娘うります」「ポーの一族」
を読みなおし、辛抱たまらん!とついさっきまで漫喫で「残酷な神が支配する」を読破
連載当時とかとばしとばし読んでいたんだけど、あらためて通して読むと
結局ジェルミは救われてないのかなぁ、とか
サンドラ(母親)の呪縛からは簡単には逃れられないのか、とか
子供にとって親は神だ、とか
サクリファイス(犠牲)とか
なんかいろいろ考えてしまいました
一方、この方の描くイギリスの風景って素敵とも
ジェルミとイアン萌え!とかも思うんですが・・・・
ふう、とにかく疲れた
大作にはパワーを吸い取られる
イギリスの、名も知らぬ小さな古い村などに行くと
本当に奇麗だ。
旅行に行く前国際免許を取っておくことを強くお勧めする。
あっちは左側通行だし、運転も難しくない。
手元にある1枚の乳白色のソノシート
「 ハピーオニオンスープ 」
>>393 あ、それナットク。
小学館のホモは言わずもがなだし、
集英社は、おねえさま、素敵!のノリだよね。
京極さんとか、オスカル様とか、ひろみが女の子に憧れられていることとか。
お蝶夫人はすごすぎて、また少し違うかもw
>>420 プランタンは私も好きだ。
急に、「この娘売ります」を読みたくなってきた。
少し前に紹介されてたWebマガジン、ポプラビーチの
萩尾先生と科学者の対談、更新されてました。
後編が載ってます。興味ある内容でした。
これ、来年本になるみたいですね。期待しちゃう。
www.poplarbeech.com/kagaku/kagaku.html
>435
あたしもプランタン好き!
>429
同感。トーマやポーの頃に極限まであがった要求水準で
読むとあとの作品群は満足できないことが多いし出来に
バラツキがあった。
>431
イアンがジェルミを生んだと思ったあたりでジェルミの
大きな傷は癒されてると思うんだけど、サンドラを失ったことは
ジェルミにとっては救われようがないことのように思う。
>>429,437
そうだなあ、バレエものなんかも綺麗だったけど、あまり読み返してない、、。
メッシュいまいち、、。社会モノ、日本モノ絵は好きなんだけど、やはりあまり
読み返してないな。
海のアリアとか危ない丘の家あたりになると、最初のインパクト薄かった
わりに読み返すと面白くなってくる。
心理、社会、現代モノだけど、残神は良かったよね。
カントリーハウスの湖や木立の中で、美しい登場人物が絵になっていて
とても少女漫画しているとオモタヨ。
メッシュを初めて読んでみたのだが…3巻で出てきたポーラにもう
( Д )ポカーン…
おまえ頭のネジが1本飛んどるんちゃうかと。なんか凄い怖かった…
>>439 度を過ぎた天然ポーラは萩尾氏の姉さんがモデルという噂
少女漫画家は萩尾氏に限らず、嫌いなタイプの人の人格攻撃をし始めるとこが苦手だ
個人的確執から離れて、もうちょっとニュートラルな視点や自省も含めて
描写できないものかとも思う
フラワーフェスティバルは好きだ。
何か家庭内のドロドロを扱ってるわりには
パカーっと明るくて。
>>441 みんな高校生なのにいとも気軽にイギリスのサマースクールに行く所がハイソだ。
聖アンナ女学院いいですね。
友人に「銀の三角」を貸したのですが、『SF漫画としてのセンスが古い(全身
タイツみたいなコスチューム等)』『物語の世界観、背景の説明があまりに少
なすぎる。このあたりの説明を作者は逃げたね』と言われました。
ラストについては『この話を収束させるにはこういう終わり方しかなかっただ
ろうな』と言っていました。しかし絵がどうしても好きになれないと…
(´・ω・`)
だって昔の漫画だし古いって言われてもねえ。
絵は好き嫌いがあるからね・・・
火星年代記読んで「古臭い」と言うようなもんだな。
それと、あれは1から10まで説明する話じゃないんだよなあ。
説明されないと駄目なタイプには向かないだろうね。
クラークやホーガンが好きそう。でもブラッドベリやディックは駄目っぽいな。
>>446 なるほど・・・クラーク好きでブラッドベリフーンな自分が「銀の三角」フーンなのと似てるな。
「スター・レッド」はダイスキーだけど。
>>440 なんとなく同意。
>個人的確執から離れて、もうちょっとニュートラルな視点や自省も含めて
>描写できないものかとも思う
これが出来たら素晴らしいけど、随分と難しいとは思う。
私だったら(萩尾さんほどのキャリアがあっても)できないだろう。
こういうマイナスなことは、結構大きな原動力になっていそうだから。
でも同意なのです。
これからの作品に期待したいですわ。
萩尾版銀の▲はSFというよりどちらかというとファンタジーだからなぁ。
なんいでも裏設定つけるのが好きな人には向かないね。
なんかこう、時間の流れのやるせなさとか
世界が丸ごと一つ夢になっちゃってそれでも存在し続ける今とか、
何かそういうところに共感できないと無理。
ポーラというキャラに関しては、かなり誇張表現してると思うよ。
と、いうか萩尾さんは大体に人物描写が「舞台」的だよね。
顔の向き、手の動かし方、声の張り方……。
>>449 同意同意。銀▲に限った事じゃないけど、あれは特に。
あの話はラグトーリンの夢語なんだから、夢に理屈をつけちゃ野暮。
銀▲はあんな壮大な話なのに
親に苛められた美少年だか美少女の悲哀が鍵というのが
メンヘラーぽくてなんだかなあと思った。
百億の昼と千億の夜やスターレッドの頃の殺されそうになったり迫害されても
果敢に戦ってた少女の話の頃がなつかしい。
若い頃は血気盛んでも、年取ると肉親への恨みつらみが出やすいのかな。
うちの親も年取ると過去の愚痴ばかり言うようになったし…。
「親に苛められた」じゃすまないと思うんだけどなあ 銀▲
生れ落ちてすぐからずっと実の父親に閉じ込められて殺され続けるんだから
一番強い人間の心から発するエネルギーが何かと考えたら、
肉親の憎悪というところに、いきついたのだろうか
453につけたし
プラスのエネルギーでは、世界をゆがめるほどのねじれを作ることは無いと思う。
もっと生産的な方向に向かいそう。
マイナスのエネルギーだからこそ、ゆがみが出てしまったのではないかな
銀三で宇宙のゆがみの原因が重力場のなんチャラとかだと、
殺され続けた悲しみの果ての「音のない叫び」なんかより
はるかに陳腐になると思うぞ。
その声が宇宙の結晶をゆがめる、とかの辺りに響鳴する部分がないと
銀三てかなり面白くないだろうな。
ただの息子じゃなくてミューパントーなんではなかったっけ?
ある意味エヴァやひきこもり・ニート時代を先取りしてるのか。
日本社会の歪みの一因でもあるし。
>>440 言っていることに違和感があるのだが…。
>少女漫画家は萩尾氏に限らず、嫌いなタイプの人の人格攻撃をし始めるとこが苦手だ
これをしていない漫画家や作家がいるだろうか?
マジで思いつかないので教えて欲しい。
あと誰がモデルであれ、一人の人物に仕立てるのはもうその人を客観的に
見ているのだと思うのだけど。エッセイや私小説なら別だけど。
>>458 逆に人格攻撃や毀誉褒貶の激しいタイプなら
内田春菊(虐待経験あり)、柳美里(虐待経験あり)
安野モヨコ(苦労して育ったらしい&メンヘラー)とかがいる。
>>451 何か誤解があるんじゃないか? 百億の昼と千億の夜やスターレッドと銀▲の
描かれた時期にそんなに差はないよ?
百億の昼と千億の夜 → 1977
スターレッド → 1978
銀▲ → 1980
それとも、最近の作品傾向の事を言ってるの?
>>427 残神も漫画じゃなきゃ無理ぽな作品だよね
内田の漫画読んでみたら、
萩尾が自分の体験をちゃんと作品として昇華させてることははっきりわかるぞ。
個人攻撃ってのは内田みたいなのを言うんだよ。
ポーラモデルがお姉さんだとか、お母さんとトラブルがあったとか
萩尾さん本人の体験よく知らないで作品読んでたよ。
誰か良く知っている人、レクチャーキボン。
草なぎ剛の恋に落ちたらで、萩尾さんのエピソードが使われてたって本当?
集中すると何も聴こえなくなって食べるのも忘れちゃうから
ゆで卵ばっかり食べてて栄養偏ったとかいうの。
>>464 別にわざわざ萩尾さんから取ったってことはないんじゃないか?
普通にあるエピソードだと思うけど。
前スレより〜
249 名前:花と名無しさん 投稿日:2005/06/24(金) 00:38:35 ID:???0
今日初めてフジの「恋におちたら」を見たんだけど
主人公がプログラムに没頭する時は食事する時間が惜しいので
大量のゆで卵を用意しておくんだと。
脚本が佐藤嗣麻子。あーそれでか。
大量のゆで卵で食事すませていたというのはヴァザーリが書いた本
・・・・「芸術家列伝」だかなんだかの変わり者のルネッサンス画家の
エピソードとして出てきたような・・・・・
このスレみて初めてバルバラが4巻で完結したのを知りました(^-^;;
2巻以降の話の広げ方が凄いスピードだったから、ちゃんと畳めるのかドキドキ
しながら、長くなるんだろうな・・・と思ってたのでちょっとショック&楽しみですwww
もともと前後編の予定だったのがここまで延びたんだからある意味凄い・・・>バルバラ
ハルバラ4巻はやくーーー
たった今バルバラ4巻アマゾンで予約したところ。
すごく楽しみー。私も完結部分を知らないんで、、。
いつ発売なのかな?
4巻はやく読みたい。
単行本派なので最終回あたりはこのスレに近寄れなかった。
萩尾さんはやっぱりSFが一番いいや。
>>440 作者の家庭環境は全く知らないんだけど(姉さんがいたのも今初めて知った)
あの話の妹は作者自身じゃないか・・・と言う印象は初読で思った
あと、タイトル忘れたけど兄が堅物で、ロッカーの弟が兄の婚約者を奪って逃げるのも
兄が婚約者の堅物の姉とくっつく話しあったよね
>>473「真夏の夜の惑星」だね。
兄弟間の確執というより、もっとさわやかなテーマな気もするけど。
テーマは「ウェディング・ブルー」
ラグトーリンって最初、てっきり銀の三角星人かと思ってたよ
第一話の記述で「彼らは子供を作ったのよ、その子供が私なの」と言ってたから
あの祈りの歌を歌って、どっかに素っ飛んで行った歌うたいの妻の娘かと
排卵が6年に1度しかないとは言え、最初の子供を12歳で産ませる種族ってのも凄いな
18歳まで待てんのかとw
初潮があるなんらそれは肉体的には出産可能と言う事で桶なのでは?
ラグトーリンが飯食ったりウンコするの、想像出来ないんですが(;´Д`)ハァハァ
グレッグ=小倉智昭
>467
ゆで卵の話は実話で、萩尾さんが言ってました。
結構知られている彼女らしい逸話です。
>>480 もーさま、きっと「暴力脱獄」好きだろうな。
>>463 萩尾さんが描いたエッセイ漫画とかに出てくる。
単行本に収録されてるかどうかわからないけど。
美人という但し書きつきの(絵はごく簡単な線のみ)お姉さんが
「きちんとした食事を取らなきゃだめよ」とかの、なんて事ないセリフと共に
「あ〜、私ってなんて正しい事言ってるのかしら」という陶酔気味のセリフもあった。
お姉さん本人としては善意のみの、「一般的には間違ってない」意見ゆえに反論しにくい
また、しても相手に届かない・・・という感じを出してた。
その前にはお父上について、やはり同じようなエッセイを書いてたので
それと合わせて「なるほど」と思ったもんです。
姉妹の仲が悪いとか、お姉さんが嫌いだとかの印象は一切受けなかったけど。
読んだ当時は、ポーラは萩尾さんにしては作品に昇華しきれてなくて
生々しいという感想を持ったなあ。
萩尾さんのお姉さん(とお父さんもだったかも)は、
いわゆる社交辞令とかお世辞みたいなのを一切言わない
タイプだ、というようなことが書かれてたね。
例として、友達のところの遊びに行って、友達が
「ごめんね散らかってて」と言うと、周囲を見回して
「そうね、ほんとに散らかってるわね。でもうちも同じくらい
散らかってるから大したことないわよ」と言うような人だ、と。
それでその友達がムッとすると、
「どうして怒るの?本当のことを言っただけなのに」
「メッシュ」で例の姉妹が登場した話は、姉の方に、かなり
お姉さんの言動を反映させてたように思えた。
妹の方の描きかたでは、萩尾さん自身にはそこまでのコ
ンプレックスはないようには感じたけど。
確かに作者の経験や人生観はマンガに反映されるし、ソースもそこからというのは
当然あるだろう事だ。でも、作品の表現やストーリーなどに作者本人のことや
周辺の話をこまごま当てはめていくのはくだらないと思う。マンガとしてどうか、が
より大事だとわたしゃ思うね。
くだらない評論家が小説の評論時にあれこれ言い連ねるのを見るのはなんだかな〜って感じ。
作品についてなんか語れとw。
作品の背景を考える、とか言って、作品自体には触れないで語ろうとするように見えるよね。
ポーラは十分「典型」として客観視されてキャラクター化されてるよね。
思うに「個人攻撃的」とか「なまなましい」と感じる人は、
むしろ自分の側にその類型に触発される要素が強くあるんだと思うよ。
かくいう私もポーラには刺激される・・・とても苦手。
「ああ私今正しいこと言っている」とか思って陶酔することあるよw
やな人間だよねえ・・・・
ポーラはそんなこと思わないから余計に話が通じないんだろうなあ。
別にいつも作者の経験だのを、いちいち当てはめているわけではない。
ポーラに関しては482や483のエッセイ漫画の後、そう時間を置かずに描かれた上
すぐにさきのエッセイ話を連想される内容やキャラだったからだと思うよ。
読む順序が逆だったり、あるいはメッシュのほうだけ読んでたりすれば
作品やポーラへの印象は変わってる可能性はある。
背景を考えるというより、連想せざるを得ないという事。
萩尾さんは作品を描く原動力として自身の体験が元になってるとは思うが
作品として完成させるために客観的にも俯瞰的にもいろんな角度で見てるね。
読者が感情移入できるように過剰に演出を入れて描写してる部分も
あるだろうし作家と作品は基本的に切り離して楽しんだほうがいいと思う。
まあ作家の言動がDQNすぎて作品も嫌いになるケースも無いではないが。
ポーラの話は印象深かった。
まああの作品の言いたいことは人間には長所も短所もなく、人によって
合う、合わない人がいるってだけだ、って事だから自分にとっては
目からウロコのような作品でした。
ポーラの妹とか、ミロンとか、キリアンとか、ナターシャとか、マックとか
名前忘れたけど死んじゃった赤毛整形スターの子とか、ソバカス系(まだまだ
いると思う、思いだせん)はなんか人間的に描かれている気がする。
>>484分かる。でもファンとしてはあくまでも作品を読むときの参考として
作者のことを知りたいところだ。
ポーラの天然馬鹿っぷりが、結構好きな私は少数派なのか・・・
妹は性格良いんだろうけど、愚痴多そうで暗いからなあ
胃が痛くなる様な愚痴っぽい友人が多くて、私はいつも聞かされ役だから
あんまり愚痴らないポーラの方が付き合い易そうだなと思ったよ
今の漫画は妹タイプのヒロインが圧倒的に多いから
むしろ愚痴っぽさや屈折ぶりが鼻につくけど
昔の少女漫画はやたら前向きで正しいって感じの
天然なヒロインばかりだったから
(キャンディ×2とかナッキーはつむじ風みたいなの)
あれはあれで新しかったのかも?
>490
大変余計なお世話だけど、聞かなきゃいいじゃん。聞くから話すんだよ。
>>491 その認識はまるっと見当外してると思いますよ〜
>>492 そう簡単にはイカンザキ。
友だちに「あーあー聞きたくな〜い。もうやめて!」とは
なかなか言いにくいだろう。
「ところで私の愚痴も聞いてよ」と聞き役から話し役に転ずると
大概の相手は退散しますよ。
常に愚痴ネタを用意してなきゃならないのもそれはそれで辛いね・・・。
愚痴ですた。
人に愚痴きかされるのが多い人はそれなりに相手してあげる
優しい人なんだよ。私は愚痴きかされても慰めないし、相手が
期待してるであろう言葉も発しないし、あんまり愚痴ばっかり
言ってる奴とはお昼いっしょに行くの避けたりするから、もう
あんまり愚痴きかされないですんでる。
>490ポーラの方がよっぽどいいなんて重症かも。
愚痴る人はマイナスネガティブオーラを発しているから、胃のためには
距離を置いたほうがいいかも。
イアンみたいに喀血しちゃったら大変。
余談だけどバレンタインのハーブティってすごく癒されそうじゃない?
愚痴くらいならまだいいけど、メンヘル系の子とそれと知らないで仲良くなったら、
この人は私を理解してくれる人のように思われてしまいすごい依存された経験ある。
リスカ痕とか見せられて、ひいてしまったんだけど、距離置こうとすると、
本気じゃないんだろうけど、自殺をほのめかすので困った。
結局高校卒業して物理的に距離ができるまで離れられなくて、
自称欝で色々要求してくる彼女にこっちが欝だった。
今思うと、思い切って突き放してしまえば、
別の人のとこに行っただけだと思うんだけどね。
愚痴を聞くのもそれなりに技術がいるからね。
パワーが無いと付き合えないね。
鬱な人の相手してることで自分のパワーも時間も吸い取られてるんだよ。
自分に余裕がある時じゃないと自分は駄目だ。
ま、日本はそうやって友人がクッションになってくれる事が多いけど
メリケンなんかはそれを精神科医がやるんだよな。
残神のペン先生ってカウンセラーとしては有能だったんだろうか?
ああいう仕事もいろいろ大変そうだな。
私も暗い話聞かされると、一緒に暗い気分になっちゃうからダメ。
ペン先生も、ジェルミにちょっと引きずられてたね。
オーソン先生が亡くならなかったら、ジェルミもちょっとはマシだったのかなぁ。
そしたらバレンタインともまた会えたわけだし。
ペン先生、危うい感じで頼りにならなさそうっておもた
ハルバラの物語の設定だと遠軽に空港があるのか
今の遠軽じゃ考えられんw
心理の勉強って欧米ではけっこうポピュラーなようだ。
私の周囲に自称カウンセラー(欧米人)が3人いるんだけど、
別の友人と「自分の感情も分析できない人がカウンセリングできるのかね?」
と疑問に思うこと多し。
ペン先生の「家に帰ってお茶が飲みたいわ、、、。」にはオイオイ、と思った。
カウンセラーってあんなものなんじゃない?カウンセリングが一般的でない
日本では、なんかすっごい効果を期待してしまいそうだけど、、、。
オーソン先生は死の間際までジェルミを気づかってくれるところなんかは
とても信頼できそうな先生って思った。
>>504 西暦2052年だからね。
頑張って誘致すれば40年後位にはあるいは・・w
>>505 萩尾さんも好きな岸田秀が自分の心理がわかるのと
他人の心理がわかるのは違うと書いてたなあ。
>>490 私も別に嫌いじゃないよ。ここで言われてるような恐さや拒否反応は全く感じない。
少しうちの母親に似てる。そんなに美人じゃないけどねwこんな奴もいます。
萩尾さんはお父さんとお姉さんのWプレーで変わってると言われ続け
自分は変お姉さんはまともと思ってたけど
>>483のエピでお姉さんも欠点もある人間なんだなあと
憑き物が落ちたように変人コンプレックスが無くなったんだよね。
うち別に母は変わり者認定されてたからw
客観的な指標が自分の中にあれば、わりとどんな目にあっても
精神的におかしくならずに済むんだよね。
家族ごと変わっていると太宰のように
世間とのギャップに苦しんで距離感取れずに
「生まれてきてすみません」となってしまったりする。
姉妹の片割れの方が無知で美しく
自分は不器量でコンプレックスを抱えて・・・と言うシチュで
作品として一番昇華されてるなと思ったのは「半神」かな
あのお姉さんはタイトルどおり「苦手な人種」として書かれてると思う。
嫌な奴と思うのは妹の主観だよ。
私はルーみたいなタイプが嫌いだし、そういうお話なんだと思ってたけどなぁ。
>>498 うん。うまそう。
自分ちでもハーブ植えてるけど、お茶になんかとてもできない出来。
バレンタインは草木と会話できてそうだね。
しかし、あの二人は知的障害なのかな?
>505
「お茶が飲みたいわ」はとても印象に残った。
あのくらい自分を大事にしてないと患者に引きずられるのかも。
>>510 イグアナもなかなかだよ。
イグアナの話はなかなか出てこないけど、萩尾さんの一連のコンプレックスものの中で
注目する作品だと思う。
ペン先生は優秀なカウンセラーだと思う。
ジェルミの痛みを十分分かって、なおかつ引き込まれないように
できている。
ペン先生とジェルミが笑顔で話し合っている絵が、最後の方に出てきてたし、
ジェルミも結局ペン先生とのカウンセリングを続けていたみたいだ。
オーソン先生は亡くなるしペン先生は肝心なときに旅行に行ってたりする。
ここのところすごい皮肉的だよなあ。
死んじゃった先生が録音していたジェルミに関するテープ…
なにかの伏線かと思ったけど…なにもなかったよね?
>>512 エリックは小さい頃しゃべれなかったし、知的障害入ってるかも。
ヴァレンタインはむしろ知的なのじゃないかと思う。だからエリックの分の
罪の重さを感じ取ってしまうんじゃないかな。
二人とも純粋培養的ないい子だと思うな。育ちもよさそう。
エリックも飛んでるけど全然憎めない、いい子だよね。
エリックの奥さんも。タフでいい子だ。
アメリカだとプロのカウンセラーにカウセラーがいるって言うか、
なんて言ってたかな…
アメリカの小説でしか知らないけど、
他人の心を観るってのは、本気だとエネルギーが必要で、
バランスをとり続けるのが大変なのかもと思っているよ。
ジェルミの最終カウンセリングをイアンがやったってことだよね。
体張って。、、、、エライぞ、イアン。
でもあそこまでイアンをジェルミにのめり込ませたのは、何だったのだろう?
始めは父親殺害の疑い、だったけど、、、、あとは愛情?セクス後に
愛情がカミングアウトしたように一見みえるけど、本当は「こいつ女みたいだな、、」
の出会いの当初から気になっていたのか??
どーいうふうにヤッタのかっていう話題はやっぱループになるんかな。
いかなるセクースだったかということにはあまり関心がないが皆はそうでもない?w
マジレスすると、イアンはとても快楽主義的・現世肯定的だと思う
(その根っこに「母親に捨てられた子供」であった孤独の記憶があると思うけど)
そして、父親みたいには歪まなかったけど、イアンもかなりの
「申し分のない愛、申し分のない家庭」を作りたい父性愛というか支配欲というか…があると思う
そんな彼にはナディアみたいに「私にはあなたしかいないの」「捨てないで」
「私を見て、私だけを愛して」と言う相手との燃えるような愛は、なんの障害もない
ある意味理想的な関係であるかもしれない
>523の続き
対してジェルミへの執着は「セクースがよかった」ことだけは理由にならないww
振り回されてばかりだし俺を愛してると言わないしセクースもよくないしと愚痴ってる
ジェルミが女の子みたいだなーとは言ってたけど、ウィリアムも含めて
まわりの男は皆「ほっとけない」属性をジェルミに見出してただけのように見える
そんなジェルミが、あからさまに傷ついて、でも決して助けてとすがってこないで
すがってきてもすぐにフッと冷めたように身を引いて
…ってのはまったく女の振る舞いなんだよね。自覚なき小悪魔というか
快楽主義的で、男との恋愛やセクースにもあまり抵抗がなくて、でも本質的に
「自分が父親のように振舞える(支配できる)女」が好みなイアンも
そういうやり方でジェルミと関係を深めていったけれど、ラストの流れを見ると
穏やかに、ありのままの本当のジェルミや自分を受け入れるようになったようで
読者としてもほっとした
イアングレッグに似てるって言われるけど、チラッとグレッグの子供じゃ
無かったりして…と思った事がある。
パッと見イアンとマットじゃイアンのがグレッグに似てるけど
グレッグ自分で「あの子は子供の頃の自分にそっくりでイライラする」って言ってて
なんだナターシャがDNA鑑定するまでもなく自分の子だってわかってんじゃん。
じゃあなんで「マットは俺の子じゃない」なんて言うんだろ…?て不思議だった。
他にもただのSM好き変態じゃなくかなり破滅的だけどそうなる理由がわからなかったり。
純ロシア的外見で性格真っ直ぐのイアンを自分の子として満足して愛してたけど
実は自分に似てなくて、ひねくれてるマットが愛せないけど似てるのはこっち。
じゃあイアンは…?ならグレッグがあそこまで変になるのもわかる。
イアンはDNA鑑定してないよね。
リリアの自殺もグレッグに追いつめられただけじゃなく
グレッグの子を生むのに耐えられなくなったからだったりして…と、考えると面白い。
↑言うまでもなく全部妄想です。
マットの件はやっぱイギリス王室をモデルにしてるのかな。
あそこも二番目の王子は疑われてDNA鑑定までしてるんでしょ?
>523
すまん、不純なものでどうにも気になって…w
なんか、もっと先の事を考えながら読みたいのに、いっつもヤリ方が気になって
そこでつまずいてしまうよorz
>>523 ナディアの「あなたは私の全て」って愛し方はとても母親的に思える
「愛しているから捨てないで」っていうのは愛で相手を支配しようとすることだし
ジェルミを愛するまでのイアンは無意識に、つきあってた女性達に自分を捨てた母親の
かわりを求めていたのでは?
でもジェルミに会って、自分の全てを与える恋愛をして母親の影を追う恋愛から卒業
できた…という風に私は読めた
だからあのふたりはお互いに癒されたんじゃないかな
イアンがジェルミにのめりこんんでいったのは、初めは父の隠された一面を知りたかったからで、
かかわっていくうちにそれこそ子悪魔みたいなジェルミに翻弄されて煽られたからなんだろうけど。
でもその過程で「自分は父とは違う」という意識がジェルミへの真の愛を芽生えさせてくれたし、
その愛のおかげでジェルミも生まれ変われたのでは?
ってあまりにも単純化しすぎか
もっと単純化すると、ライバルがいると恋愛というか
相手を自分に振り向かせたい欲求は燃え上がるからね。
イアンの場合それが父親だし尚更乗り越えたい欲もあったろうと思う。
旅行先で星がイアンに落ちてくるシーンよかったね。
それまではハラハラして見てたけど、、、。傷つく度に怒り続けて、
完璧主義的な「愛の形」を強引に求めていたイアンが肩の力を抜いたところ
だったね。
イアンはその後新しいガールフレンドも出来て、(どんな子なんだろう??)
安定してるように見えたけど、ジェルミには救いはあるんだろうか、、。
525
>グレッグ自分で「あの子は子供の頃の自分にそっくりでイライラする」って言ってて
「イグアナの娘」参照。
私も娘が運痴でとろくて一重瞼で、とってもイライラしました。
だって昔の自分そのものなんだもの。
私もあの星の落ちてくるシーンは好きだな
娘が生まれる前、このシーンのことを知らなかったのにとても似た夢をみたことがあるよ
ところでラストに出てきたイアンのガールフレンドってただの女友達じゃないの?
だってジェルミとのことを「この関係は続いている」って言ってたし
ジェルミとマージョリーみたいな友達関係かな?
でもわざわざ書くくらいだから、イアンも普通に男の子してますってことを描きたかったんじゃ。
マージョリーって最初のうちはウザイんだけど、だんだん可愛くなってくるのは何故なんだろ。
うむ。何故なんだろう。
ワガママでメーワクなんだけど、嘘がないからかな。
535 :
532:2005/09/18(日) 11:15:33 ID:???0
>>533 そうだよね。まあイアンは普通にもてそうだし、女の子の方が放っておかないかも。
でも本人は「愛が怖い」と言ったジェルミを前にして、「ジェルミは俺が怖いんだよ」とマージョリー達に
説明していたから、イアン自身はまだジェルミを愛してるんだなと思った。
マージョリーは裏が全然ないし、自分のやりたいことだけやってる感じ。
つきあうのにヘンに気を使ったり使われたりがなさそうなところがいいかな
マージョリーとルールーみたいな友達いいね。「コブタ」の二人。
萩尾作品の中では一見合わなそうな性格のペアってカタルシスを生んでる。
ナディアと熊の作曲家。マックとデカい従姉妹の子、古くはメッシュのミロンと
カティ、イグアナの娘夫婦、バレエモノの美少年(名前思い出せないぞ)と
おっきな看護婦etc,,,.
だからイアンのガールフレンドはナディアと正反対のテディベア系の
抱擁力ある女の子なんじゃないか、、、、と勝手に想像してるんだけど。
ジェルミとの愛情関係を容認できるような子ね。
周りが濃いからマージョリーの存在が薄いだけで
あんな子が身近にいたら問題ありありだろー。
人型の喋る犬飼ってる気分になりそうだ。
ゴスロリとか着ている自傷サイトの管理人には
マージョリーみたいな子が多い。
ジェルミは基本的にはひきこもりタイプに見える。
下手すると無気力ニートになりそうだったところに
イアン(他人)との交流でカツを入れられたのかな。
そんなジェルミが男娼やってたというのがどうもよくわからないんだが
女の子が自傷行為&反抗心で体を売るのと同じ心理なのかな。
>ジェルミが男娼やってたというのがどうもよくわからないんだが
わからんというのがわからん
作品中で語られてor表現されてなかったか?
そこって話の根幹の部分だと思うが・・・
引きこもり体質でもないだろう。事前・事後共に友達も多くて
人に好かれるタイプみたいだし。
ひきこもりってか精神的ショックを受けて自分を否定しているために
自分は人から愛されるべきではないと思い込んでいるのでは
マージョリーは愛されることだけ望んでいる小さな子供みたいだ
無邪気だし、相手のことなんか考えてないから「人から受け入れられたくない」
ジェルミにとっては付き合うのは楽なんだと思う
手がかる子供とかペットとかといてむしろ癒されることってあるでしょ
>>541 ひきこもりはそんなたいした理由も無くまさにひきこもってるだけが主流。
90年代風解釈だとひきもりでもなんでも親のせいにされてたよ。
残神ですらもブームの副産物の側面はある。
時代性から自由であることなど、有り得ないわな。
情報一切遮断するならとともかく。
トラブルを親のせい、と結論づけてしまうのは短絡的なようだが、
親子関係(今は祖父母関係まで見るらしい)にはやはり深いモノがあると思う。
正直、親=残酷な神、のネーミングにはぐさっときたな。
自分が今親なだけに。
親=残酷な神ってこともあるけど
訪問者なんか見てると作者がもっと言いたいのは
子こそが神だってことなのかな
誰かが誰かを愛する時、相手は自分にとっての唯一の神になる
愛された人間には拒否権はなく
それは悪意ではなく愛であっても、逃げ場はなく、愛されていることしか出来ない
(「愛し返さない」ことは出来ても、「愛さないで」という願いは不可能だ)
それが親子愛であっても、恋愛であっても。
残酷な神っていう美しいネーミングは、その強迫的な感覚をよくあらわしていて怖い。
それと、エリックの奥さんのポピーの、ハイティーンらしいアナーキズムと健全な愛情や
ウィリアムが年上のまたいとこに夢中になって大人になりたいと願う様なんかは
ドラマチックじゃないのに(実際こんな恋愛をしたら波乱万丈だけど)とてもとても好ましいと思った。
>>547 なるほど
ポピーとエリックの組み合わせはすごくリアルだよな。
実例に基づいてるんじゃなかろうか。
押し付けがましいね、そう考えると愛って。怖い
そう考えるとトーマの愛はすごいよね…。
自殺してしまってるから拒否しようのない究極の支配。
愛はネガティブにもポジティブにも考えられるってことかなあ。
なるほど、そんな見方したことなかった。みんな頭いいな。
トーマが自殺したのは、自殺者は天国には行けないって言う
キリスト教だからこそだと思ったよ
自分は天国に行く権利を放棄するから、その代わりにユーリに
自分の天国行きの羽をあげるよって言うトーマの無償の行為と考えた
エーリクがそれと同じ事を言ったので、初めてユーリはトーマの自殺の意味を知ったと
>>554 なるほど!すっごく納得してしまった。
私はその部分はなんとなく読み流してたなあ。
そう考えるとつじつまがあってスッキリだ。
あー、なんか皆の解釈を読むのがとっても楽しいよ。
そう考えるとエーリクの告白が切ないなー
554は普通によんだらわかるだろ!
>>557 わかんなかったよ、というより気づかなかった。しょんぼり。
おい!しっかりしろ!
自分が地獄に落ちても相手を助けたいというのは無償の愛なんだね。
ジェルミが自分のとこまで落ちて来いとイアンに要求したのも
そのせいか?
今手元にないけど思い出しただけでぐっとくるなぁ>数巻に及ぶイアンとジェミルのやりとり、というか攻防
>547,552
>誰かが誰かを愛する時、相手は自分にとっての唯一の神になる
トーマの目で見ると
トーマにとっての「残酷な神」はユーリだったのかも・・・と考るとすごいな。
トーマの心臓は、結局トーマの一人勝ちだからな〜
物語の最初から最後までエーリクはトーマの影でしかなかったし、この扱いは酷いと思ったよ。
エーリクのキャラが立ちすぎてるだけに。
>>562 >誰かが誰かを愛する時、相手は自分にとっての唯一の神になる
ユーリにとってもトーマは「残酷な神」だよ。
あらゆる意味で。
それにしても冒頭で死んだのに作中のトーマの存在感はすごい。
萩尾さんだからこそ成しえたんだろうなあ。
>>548 ポピーは好き。バレンタインに激しくやきもち焼くところなんか真っ直ぐで羨ましい。
関係ないけどウィリアムの年上の恋人って萩尾さんの描く女性にしてはすごく線が細くて
珍しいな、と思った。
「僕らの時代はエロスに弱いんだよ」のウィリアムがとっても好感。
ジェルミと友達でいてくれてアリガトウ!!(泣)と彼の手を取って
ぶんぶん握手したくなった箇所ですた。
ウィリアムの相手の選び方のまずさはやっぱエロスに負けたんでは?
>567
>ウィリアムの相手の選び方のまずさはやっぱエロスに負けたんでは?
だよねー
彼女の性格とか、人生観恋愛観とか、実際「単なる火遊び」以上に
ウィリアムを考えてるのかとか、そういうことはウィリアムだって本当は
頭ではわかってると思う。彼はいい子だ。
「それでも彼女がいい」、彼女を奪うためにも早く大人になりたい、それが
一過性のエロスに身をゆだねてしまう青春の季節なんだよね。
でもほっそりした肉食獣みたいな美人の25歳(ウィリアムの8つ上)の人妻
…なんて初手からやっかいそうな上玉に惚れちゃったなーとは思ったww
>>547 >誰かが誰かを愛する時、相手は自分にとっての唯一の神になる
ジェルミにとっての愛すべき神は自分の事しか考えない少女のような母って
ことだな。サンドラは死んでからもずっとジェルミを支配し続けたし。
槻出かもしれないけど、横浜にモトヤっていうパンケーキ屋さんがあるみたいね。
モトにパンケーキでマーちゃんを思い出してしまった。
話を豚切ってごめんよ
>>570 内容は微妙に萩尾スレに合ってると思うけど、
その「 槻 出」は気になるぞーw
どうやって変換したんだ・・・
ちなみに「萩尾望都」は辞書登録してる
>>571 キシュツで変換して間違えたまま投稿しちゃったorz
槻って、どんな熟語に使うものなの?
手元の漢和辞典には「キ・ツキ = 欅(ケヤキ)の古称」とある…<槻
高槻(市)とかの固有名詞がほとんどじゃないかな?
授業参観の時、娘が、戸籍謄本(トウホン)と言いたかったらしいのに
抄本(ショウホン)と沸騰のトウと「勝(ショウ」の字が全部うろ覚えにごっちゃに
なったらしい結果
戸籍かっぽん
と言い放ったことを思い出しました。
577 :
576:2005/09/21(水) 23:51:25 ID:???0
↑彼女の脳裏にあったのは「戸籍勝本」なのだと思います
関係ない話でスレ汚しちゃってごめんなさい。
いやワラタ
warata
クソワロス
こせきかっぽん!!!!ぎゃははははは
キシュツで変換は私もがんばってみたが、
そう簡単には槻の字までたどり着かなかったよ?
>>573は、PCによほど特殊な教育を施しているんだなww
海のアリア読んだ。
こんなに中途半端に終わっちゃって、そのあとがきになります
>>563 そうか?
エーリクがトーマの影とは、とても読みとれなかったが。
少なくともユーリにとっては、エーリクはトーマの影でしかなかっただろうね
第4巻まだぁー、チンチン(AA略
もう幾つ寝ると発売日〜♪
皆の衆、バルバラ4巻は月曜日まで待つのじゃ〜♪
私もポーラ嫌いじゃないな
いや、好き嫌いというより、苦手な人種じゃない
でもって「良い人も悪い人もいない」てのは、凄く共感できた。
でも、エーリクがいなければ、ユーリはトーマの愛に気付けなかったか
わかっても何年も後になったという気はする。
影ではないけど、2人で「トーマ」の目的を達したってことになるか。
そうなるとやっぱり、主体はトーマになっちゃうな。
影というか、エーリクは媒介だなと思った。
エーリクと向き合うことでユーリはトーマの愛情を知ったし、オスカーが
ずっと自分を見守ってくれてたことにも気付けたし。
我は強いけど、エーリク素直でいい子だよな。
感情を抑えるユーリみたいな人間には、ほっとする存在だったんじゃないか。
そういうレスを読むとストロベリーフィールズは絵本じゃなくて漫画で見たかったと
つくづく思う
かなわぬ事とはいえ
...バルバラ4巻予約注文したけど鬱、、、。
海外在住なので届くのは一週間後なんだよね。
来週はここに近づかないことにしよう、、、うっうっ(涙)
>>592 仲間!私も海外から待つ身です〜。
うっかりスレ開くといけないから、一時的にお気に入りから外したよ。
急激に成長してくマットが結構好きだ。
うん、マットは案外まっとうな人間だったね。
グレッグに冷たくされてたけど、グレッグの二の舞には
ならなさそう。
萩尾さんはネコ派みたいだけど作品中にはけっこう犬出して
くれるから犬派の私は嬉しい。
ナターシャがいたからかなと思う。<マットはまっとう
「萩尾さんは本当は犬を飼いたいと言っていた」
と木原敏江さんがどこかに書いていたと思う。
マットって最初、ナターシャの子かと思ってたよ。
イアンと似て無いし、髪もナターシャと同じスクリーントーンだったし。
皆が「マットはまっとう」言ってて、何かワロタ
直接の親より親戚に似てる人って結構いない?
私は両親より叔母に、兄は直接会ったこともない大叔父とクリソツ。
これでもし「実の両親に嫌われてる!」と思ってたら、ある種の想像の翼が必ず働いちゃうと思うw
ナターシャはイアンとマットにとってはすごく大事な人だね。
育ててもらったのもそうだけど、ローランド家みたいな大きな家には
使用人をしきる人がいないと困る。あの家ま使用人の雰囲気がいいのは
ナターシャの手柄かもしれない。リリアの死後すぐにアメリカ人ドキュンの
サンドラが入ったらうまく行かなかったと思う。
ナターシャは、許容量はどうしても少なめだったけど、母性の人だったよね
ジェルミに何が起きてるかを瞬時に察しても、愛する妹の子供を守るために見殺しにしてしまった
でもずっと気にかけて病み続けて、生きているうちに償おうとした
ナターシャがイアン達を必死で守ったのって、リリアの思い出を守るためもあったけど、
「リリアがちゃんと愛されていた」という自分のファンタジーを守るためでもあったのかも…
もっと現実的に、マットは実質ナターシャが育てたナターシャの子だし、
イアンも小さいとき母が死んでナターシャが世話してたわけだから
かわいいに決まってるよ。
だからジェルミの災難を見過ごすしかなかったことに説得力がある。
ジェルミの学校休みのたまの災難に比べると、
子育て、家事もしながら、しかも逃げ場のない立場で
長い年月耐えたナターシャの方が凄まじいものがあったとおも。
ナターシャとリリアも全然似てない姉妹だね。仲は良さそうだけど。
『バルバラ異界』の4巻ゲトしますた!
しまったぁぁぁ〜っっ
今日書店に寄ったのに忘れてたよ〜
加筆部分は期待出来ますか?
加筆部分について語り合いたい・・・
けどまだ書き込みがない
皆1巻から読み返してるのかと思ったり(冗談
発売日だけどもうちょっと待ちます・・・
若返りスーツほすぃ・・・幾らなんだろ。
きっと庶民には買えない値段だとオモ
買った人に質問。加筆は何ページある?
まだ秘密にしたい
バルバラ4巻読んだ。
あっさり終わらせるのかと思ったら、けっこうひねりましたなあ。
つじつまもそれなりに合わせてるし。
萩尾先生かなりお年だと思いますが、創作力は衰えてないようでなによりです。
若返りの薬でも飲んでるのかな。
コミクス派だからどこが加筆なのかワカンネ。
(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーい
615 :
605:2005/09/26(月) 22:04:18 ID:???0
>>610 私もコミックス派だから、どこが加筆されてるのか判らんのだ。
(´・ω・`)スマソ。
加筆部分うれしかった!
雑誌掲載時に「え、あれは伏線では???」ていうとこ
あったからな。
それが一挙に解決ですっきり。
617 :
616:2005/09/26(月) 22:16:24 ID:???0
すっきりつっても「えっ!」て感じだったのが。
コミックス派の人々よ、悩むなかれ。
一応、火星も生かし、ライカの両親も戻ってきてバルバラの
筋に絡まったので、このスレの意向を汲んでくれたようだ。
希望としてはライカの妹が弟なら良かった。
4巻出たのか・・・
入手できるまでまたこのスレは封印か。(´・ω・)
古本に挟まってた中央公論社の「マンガ 日本の古典 全32巻」のチラシを発見。
第6巻の和泉式部日記を萩尾先生が書く予定になってるのに、
ググってみると結局参加してないみたい。
イラストまで描いてある段階で降板って、何かあったんだろうか?
寝る前に・・・と読みはじめたら、頭が冴えてしまって眠れない。
さて、どうしようかなぁ。
コミックス派なので読み応えが凄かったです。
脳みそフル稼働してるのが分ったくらい。
ライカの妹の名前て…
中公の和泉式部って結局いがらしゆみこが書いてなかったっけ。
うろおぼえだけど。
木原さんに描いてほしかった。
おばばが集う糞スレだな
タンスの防虫剤の匂いがぷんぷん
しますよ
♂おじじもおるよ。
においはサロンパスかプールのにおいだよ。
郷愁漂う懐かしい匂いだねー
気になる人には つファブ○ーズ
プール(塩素)、蚊取り線香、天花粉(シッカロール)、樟脳(防虫剤)。
オシロイバナの匂い、お祭り夜店のソースや醤油やざらめの焦げる匂い、
木綿の布にアイロンをかける時の匂い、畳の匂い、
ここまで思い出して、「小夜の縫うゆかた」を本棚に取りに行きました。
>>620 当時、先生の執筆を楽しみにしていた一人です。
途中で先生が描かれないことに気づき(月一で出てたシリーズの新刊の、
カバー見返しから名前が消えて、別の作者になっていたから)
何故なのかその出版社に電話してみました。
急病のため、他の作者に代えてくださいと先生自身から申し出があり、
やむなく変更となりました…と言われました。
というのは表向き。
ファンの間の噂では、執筆方針だか内容に関してだかで担当と衝突して
先生が怒って降りてしまったとかどうとか…
ただ、ソースもないし、所詮2ch情報なので、信じる信じないはご自由に…
萩尾さんだったら、もし案があったとしたら
作品は別の形で陽の目を見るだろう。
売れ行きはどうなんだろうね。やっぱりキャンディの知名度で
いがらしさんの方が売り上げが見込めるんだろうか。
どうなんだろうね?
もともと学習マンガっぽい性格のシリーズだし。
でも密かに名作が混じってるんだよね。
坂田さんの「堤中納言」とか、絶品。
正直、あんまり書いて欲しくないような
>>631 そうだね。同意だよ。
でも、もしかして描いてくれるとしたら、あの32巻のラインナップの中で
どれがいい? 自分は太平記か古事記かなー。
このスレくるのは初めてなんですが、学生の萩尾ファンです。
中学生の頃、「トーマの心臓」を初めて読んですごく感動して
その後「ポーの一族」「11人いる」「スターレッド」「訪問者」等々色んな作品をよんだのですが、
自分の中では「トーマの心臓」が一番衝撃を受けました。
それで、トーマの心臓と訪問者を文系の先生に読んでもらったら、
「このトーマ、エーリクっていうのはキリストの復活を意味してるんじゃないかな?
訪問者の方は原罪をテーマにしているね、氷点と通じるものがある」と言われたのですが、
正直キリスト教じゃないし氷点も読んでないのでピンときませんでした。
キリストの復活辺りはトーマ(キリスト)愛のに気付かなかった、気付こうとしなかったユーリ(人間)の罪によって
トーマ(キリスト)は死に、そのユーリ(人間)の罪を許すためエーリク(復活したキリスト)が再び
ユーリの元を訪れた、ってことなんでしょうが、原罪あたりはサパーリです。
この解釈についてどう思われますか?
一応スレ内検索はしたのですが、前スレのほうは見れなかったので既出だったらゴメンなさい。
「既出じゃボケェ!」と罵ってスルーしてください。
>>633 キリストの復活的解釈はエッセンスとしてはあるかもしれないが
それがすべてではないと思うよ。
キリスト教の原典を描いた作品ではないし。
でも神学者だったか哲学者の先生だったか忘れたが同じような解釈を
されてコメントを書いてたような気がする。
>>633 その先生の解釈は的確でしょう。ただし、単純に聖書をなぞっただけの物語ではありません。
色んな人の意見を聞くのはいいことですが、無理に型にあてはめようとしないで
自分で調べてあれこれ考えた方が、あなたのプラスになると思います。
私の知人(アメリカ人)が「自分の信条の為に命を捨てるなんて、じつにbushidoだね。
晩年のフロイトの『死への意思』にも通じるものがある」と言ってました
ええ?そんな見方もあるのかぁ、とその時は不思議に思ったものです
まぁそれでも、「オスカーはクールでかっこいい、エーリクは生意気だがネコみたいで可愛い」は一致しましたが
このように100人いたら100通りの感じ方があって、
また、時間が経って読むと新たな発見があり、しかも多くの人が心を魅かれる物語って、ちょっと見当たらないですね
「魔の山」でもソコまでいかないでしょう。
一生つきあうつもりで色々考えて取り組んでみましょう。きっとあなたの成長の礎になりますよ
PS:えーと、参考になれば
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0621.html 評論としてそれなりの水準にあります。ラストの萩尾さんのウィットに富んだ会話が面白い
>>635 武士道は新渡戸博士が外国人に日本には道徳観念がないのかと馬鹿にされて
理解させるためにキリスト教をベースに武士道を語ったものだから
むしろ外国人には通じやすいのかも。
でも作者としてはマンガはエンターティメントと思って描いてると思うので
主義とか信条なんかではなく単純に愛の物語だと思う。
田舎なので一日遅れでゲットしました!4巻。
ちょっと泣いてしまったよ…
立ち読みした友達の話とか、ネタバレとかで
もっと悲惨な終わりかと思ってたけど
思ったよりいいように終わってて胸がいっぱい はふぅん
コミックス派なのでドコが加筆か気になる
ページ数 数えたら最終話だけ2ページ多かったのですが…
教えて くれっくれっくれっ!
(ネタバレがまずければページでお願いします)
>635
ラストのやりとらい笑った(w。
トーマは物語を掘り下げるため宗教を取り入れただけで中島ら○のコメント
じゃないがユーリエーリクをはじめとする美少年とその他のキャラが
寄宿舎で描かれてる様が見事だからいいんだよ。
2006年2月24日発売
G芙蓉の人 全1巻 ASBY-3173 4,800円(税抜)
全2回 80分 1982年放送
原作:新田次郎 脚本:新藤兼人 音楽:ベーラ・バルトーク
出演:滝田 栄、藤真利子、長塚京三、山谷初男、阿藤 海
H11人いる! 全1巻 ASBY-3174 3,800円(税抜)
全1回 40分 1977年放送
原作:萩尾望都 脚本:佐々木守 音楽:広瀬量平
出演:山城はるか、佐藤 慶、保積ぺぺ、三ツ矢雄二
I少年ドラマアンソロジーV 全1巻 ASBY-3175 4,800円(税抜)
2番組収録 計90分
J風の又三郎 全4回のうち3話のみ現存 60分 1976年放送
原作:宮沢賢治 脚本:別役 実 音楽:池辺晋一郎
オハヨウ先生こんにちは 第6回 30分 1980年放送
脚本:田波靖男 音楽:坂田晃一
主演:ドワイト・ワードロン、白川由美、星野利晴
発行:NHKエンタープライズ
販売:アミューズソフトエンタテインメント(株)
みんな!封印したい実写版「11人いる!」が見れるぞ!
ひーえー
やーめーてーーー
いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ
4800円か・・・・・48円なら買ってもいいが
>>642 いや3,800円(税抜)
でも怖いもの見たさで買う猛者がきっといるハズ…
>>637 覚えている範囲でP199〜206まるっとです。雑誌を保存されてる方訂正ヨロシコ
加筆部分が綺麗に分かれていることから
初めからコミックスで加筆することを計算されてたようです。
雑誌掲載時は、ジュノサイドが絵空事のようだったのが加筆で現実的になってますね。
明美さんも本誌ではよくわからない人でした。
おお、みなさん着々と新刊を手にされているのですね。
私はまだです。なぜか新刊台を見てもバルバラ4巻がない・・・
なんでやねん?
話は変わりますが、萩尾先生の今のアイドルってチーなんですね。
ヒロ君のことは忘れちゃったんだろうか・・・?
バルバラ4巻ゲト!
加筆部分でホラー度が増したので自分的には良かった。
647 :
花と名無しさん:2005/09/27(火) 20:21:44 ID:Tka7WPP9O
フラワーズ12月号で
読みきりが登場するそうですよ。
新刊の帯に書いてあった。
楽しみ〜
>>647 2色で登場とか書いてあったけどひょっとして8Pしかないアレ・・・?
色なんて付かなくていいから長編の方がいいな・・・。
>>648 連載終わったばかりなんだから、もう少し労わってあげて…
実写版11人いるって連ドラじゃなくて単発だったんですね。
そんな短時間でまとまるのかな。
>>649 連載と言っても事実上隔月連載みたいなもんでしたしねえ・・・。
自分は萩尾さんのカラー絵にはあまり興味がないのでカラーに取られるエネルギーをページ数の方に回して頂きたいなと思うんですが。
そうでないならもう少し休暇を取って頂いてから活動再開して欲しいなと。
まあ希望は人それぞれなんでしょうけど。
ページ数が多けりゃいいってもんじゃないサ。
4巻にまとめるために最終回にいろいろつめこみすぎたのかな。
5巻目の半分までバルバラで、残りは読みきりとかエッセーでも
良かったのに。
>650
連ドラにするのは無理があるでしょう。
時間的には単発や映画くらいがちょうど良い長さだと思う。
中味が○ズだったのは、決して時間のせいではないけど。
>>650 単発といっても40分しかなく、あらすじをなぞるだけ。
そのわりにフロルが女物のドレスを当ててみて鏡に映すとか、
アマゾン?がギターを弾いて歌うとか、ムダなシーンがある。
あんなのがちゃんと残ってたのか…だったらタイムトラベラーや
ひょっこりひょうたん島なども残っていてほしかった…orz
>>645 >萩尾先生の今のアイドルってチーなんですね。
>ヒロ君のことは忘れちゃったんだろうか・・・?
教えてちゃんスマソだけど、どなたか芸能人にうとい私に
誰のことか教えて下され〜。
>>656 「ヒロ君」はよくわからないけど、「チー」はたぶん、
こなみかなたさんの猫マンガ「チーズスイートホーム」の
主役、猫のチーだと思う。
単行本の2巻に萩尾さんが解説書いてて、チーがかなり
お気に入りのようだったので。
陰陽師@岡野玲子の博雅くんですよ。
BSマンガ夜話の岡野さんの特集の時出演して
ファンだといっていたらしい。
…物語が逝っちゃってからはどうなんだろと
聞いてみたい
>644
遅くなったけどありがとうございます!
沖田ヒロユキと松山千春しか思い浮かばなかった
バルバラ四巻読んだ。
最後の一文で泣きそうになった。
オレは「おばあちゃま・・・川がきれいだったね」
で泣きそうになった。
>662
私もあの一文にグッと来た
バルバラの4巻読んだ。
キリヤくんが可哀想だ・・
青葉は未来を産みなおすために存在していたんだね。
自分の人生を歩かせてやりたかったけど、未来で頑張ってるからいいのか。
キリヤは未来で生きてるんですよね。
かわいそうだ
キリヤ視点で読み進んでいたから
世界を取り戻せないまま絶望するキリヤの痛みが鋭く残る。
ル・パントーを思って泣くエロキュス/マーリーにシンクロしてしまうようだ。
キリヤは未来で生きてるって言ったって、
彼は2052年の記憶を持たないタカであって、キリヤじゃないよね。
外見が同じなだけで。同様に青羽も。
やっぱり現実世界のキリヤと青羽は死んだんだと思った。
あのパラレル世界だとトキオと明美さん再婚しそうだなぁ。
なによりも気になったのがバルバラ世界の人が空を飛べること。
あれは火星人だから重力も軽いってこと?
最初は死後の世界で、だから生きている青羽は飛べないと思ってたけど
それじゃあパインが意味不明になっちゃうし。
読者が最初からキリヤだと思って読んでた男の子が
未来で生きることになったタカで、最終的に時夫と現在を生きる子は
死ななかった(明美さんに良く似た)キリヤじゃないの??
>>670 バルバラ人には浮き袋なる臓器があるんだよね。
そのせいで飛べるのかな。どういう機構になっているのはわからんがw
パラレルの明美さんは性格が明るく健康的になってるよね。
再婚するかもと私も思った。
ところで、ライカの妹の名前って伏線の回収?
やけに強調してた気がするんだけど該当箇所は思いつかないし。
特に意味ないのかな。
バルバラ4巻読んだ。
バルバラは生き延びたけど、
青羽の希望通りに人類の意識が一体化することは、
決して肯定的に書かれていない。
加筆部分のパリスとカーラ、ライカの両親、火星の奇病エピソードが
不気味な感じに書かれていて、なんだか不安感が増したな。
コミックス派なので、4巻収録分を初めて読みました。
23話の「お父さんと一緒に帰ろう!お母さんもまっているから!」
というトキオの台詞で泣いた。
4巻まとめて読みました。で、疑問がひとつ。
火星調査団の間で「心臓食い」が行われているというウワサがあった。
おそらく、それが事実なんでしょう。
が、あれってどーゆーこと?
調査団スタッフにはたまたま例の一族の縁者が多かったってことか?
それとも、
「火星にいる」ということは、
ふつーのホモ・サピエンスや地球生物も「火星生命ネットワークに組み込まれてしまう」ということなのかな?
残酷な神が支配するを全巻パラパラ読んだけど、
リリアっつーアフォ女が全ての元凶だったんですね。氏ねよ。
あとサンドラも氏んどけ。
はいはい、もう死んでるから。
つか、全巻パラパラじゃなく読んでからまた来な。
元凶が氏ねばそれでOK、と思ってるなら甘い。
氏なずに憎まれ続けるか、できれば救いになる一言でも言ってくれたらどんなにか……
てのが現実じゃないのか。
そもそもリリヤは元凶とかじゃないしな…
誰が元凶とかいう概念がちょっと違う気もするし…
>>675 そこちょっと疑問だよね。
記憶の伝承は火星で発祥して地球に下りてきたと思ってたけど
ヨハネの一族が(これもライカの両親がお世話になった一族?)
心臓を食べて火星の記憶を伝承してた。
その一族は結局は予知夢を継承していた一族なのか
あるいは更に先に進んだ火星人達がタイムスリップして
過去に飛んだでヨハネの一族になったのか分からなかった。
心臓が妙に美味しそうに見えた
若いエズラはテライケメン
4巻の最初、奥様がマリエンになってたが、あれってボディスーツなしで若がえったてことすか?
>>682 効き目は不安定なので思いもよらない効果が出ることがある、ってことで。
奥様とエズラの再会シーン感動した
『バルバラ異界』、読み応えがあって面白かったけど、
いろんなテーマを詰め込みすぎて散漫になってしまった印象を受けたよ。
>>675 例の火星調査団ってのは
エズラが見ていた未来の夢ですよね。
>>675 三巻読んでみ。はじめの方。火星の生命体の断片が隕石に運ばれて地球に来
て、地球の生命体に食われて記憶が受け継がれてるって事がわかるよ。
で、火星にもまだその生命体の化石が残っている。知らず知らずの内にそれ
を埃として吸い込んだりしてたらふつーの人でも火星人化してもおかしくな
いとオモウ。
>686 同意
ナナミさんはどうして今の旦那と結構したんだろう。
エズラがイケメンだったから違うタイプでやり直そうと
思ったんだろうか。面食いなのに。
ナナミさんの旦那もチャナの旦那も影がうすいまま終わったな。
アオパは父親の心臓も食べたんだからそっちの記憶も獲得したろうに
それは作品には出てこない。心臓食べられ損。
ヲイヲイ、記憶が伝承するのは一族の心臓だけだぞ。
根幹なんだから外すなって。
アケミさんの葛藤は表に出ては来なかったみたいだね。
だから現在(?)の少し歪んだ感じ、現実を見てない人の雰囲気を
持ってたんだろうか。
トキオの主観では、キリヤは2度師んだってことになるというか、
これまたショックが大きい。
パラレルワールドの処理のしかたとしては、まあまあ納得した気分だけど、
本人の痛みはウソじゃないもんなあ。
どこに主観をおくかによって随分かわってくるもんだなあと思う。
↑
本人の痛みってのは、キリヤの。
一度はアレルギーによるもの、二度目は4巻に出てくるもの。
ひとりの自己を守るための勝手さが、どれだけ周囲に迷惑以上のものを
もたらしたか、なんてそんな流れでもう一度読んでみようっと。
>>686 同感なんだけどもうちょっと落ち着いてからカキコしようとおもってた。
「マージナル」の地球とか、「銀の三角」の舞台とかとくらべると
バルバラの描写が少なくてのめりこみきらないうちにお話が
終わってしまうせいかもと思った。
「残酷な・・・」(読んでないけど)の後には
もうちょっと軽いお話の方がよかったのではとか思った。
たとえば「モトちゃん」みたいなん。
バルバラ4巻、おもしろかったけどギュウギュウすぎるね。
>>691 そうだね。
でも、じゃあなぜ青羽は父親の心臓まで食べたんだろう。
母親一人の心臓だけで十分じゃなかったのか?
そういや何故茶菜が夫を殺したのかは結局描かれてないよな。
どうやって自殺したかしらんが、青羽は死んだ母親から心臓を抉り取って
食べたってんだからよく考えりゃかなりグロイ話だw
ママがパパの心臓くれたんだよね?
茶菜は旦那を殺したかっただけなのか?
>694
バルバラの第一話読んだときには軽い話かと思たよ。
心臓は2人分食べたんだよね?
一族の記憶を中途半端に覚醒した茶菜が、
「さあお食べなさい」ってやっちゃったんじゃないの?
>>689 最初の2行、675は理解してるよ。よくコメントを読んでみ?
次の3行、675の推測と同系列じゃないか?
どうやって心臓を取り出し、どうやって食べるか実演したんじゃ?
何も知らない青羽と茶奈の死体だけが残されても、心臓喰いには
ならなかったんじゃまいか。
>>702 ああなるほど。興味深い意見だ。
自分が死んだらさっき教えて見せた通りに食べろってか。怖いなw
ほんと
>>690の言うように、お父ちゃん食べられ損。(´・ω・`)
火星のウィルスを含む総ての生物が記憶連鎖にリンクしていて、
火星に降り立った地球人が感染して、火星では事件が起きているとなんとなく思ってたよ。
1〜3巻を人に貸してるから、読み直しができない…orz
隕石にのって来た火星人ってのも、ウィルスとかバクテリアクラスで、
人が感染したと勝手に妄想していたよ。
ウィルスで生物が進化(かどうかは別だけど)のための変異を起こすって説があるし、
種が違ってもなんだか似ている見た目を持つ生き物どうしは、
遺伝子に似た所があって、ウィルスが運び屋しているのでは?って説もあたような…
星自体がひとつの意識を持っているっていうのかな、なんかアシモフを思い出す。
遅れたけど、今からバルバラ4買ってくる!
このスレにもやっと戻れる・・・わくわく。
行ってきま〜す!
うぅ・・・読んだ。
キリヤ、みんなが愛してたこと忘れないでほしい。
もう切なすぎて、涙が止まりません。
結局明美さんにとって必要だったのは、太マユの方のキリヤだったのかと
すごく切なくなった。
ヒコバエに関する問答に、感動だか恐怖だかわからない鳥肌立っちゃった
それそのものの再生 じゃないけど それ
それ だけど それそのものじゃない再生
スター・レッドのセイ・ヘクサ(たったひとりの第六世代)だよね…
取り残されたサンシャインが、セイ・ヘクサを抱っこして夜空を見上げた
ラストシーンで泣いたこと思い出した…
>710
セイってペンタじゃなかったっけ?エルグがヘクサって言ったときにヘクサは
いないはずとかなんとか・・・
覚え違いだったらスマソ。
>>710 >それそのものの再生 じゃないけど それ
>それ だけど それそのものじゃない再生
マージナルもそんな感じだよね
本人は救えなかったけど未来に夢を託すみたいな感じ
ある意味定番?
>>710 セイがそのままヨダカから生まれたんだからペンタのままじゃないか?
>711、>713
セイをそのまま生んだので、あれは「セイ・ペンタ(第五世代)という存在」
なんだけど、セイ・ペンタが一生をかけて蓄積した記憶や人格は一切
残ってないまっさらの白紙なんだよね
セイ自身が一生をさかのぼって卵子になって入り込んだわけでもなく、
もちろんセイの子でもなく、セイの記憶や人格を伴って生まれてきたわけでもなく、
「セイという存在」を産み直されたのがセイ・へクサ
「火星人文化としての数え方」は「最後の火星人」であって、
それは「へクサ(第六世代」でもある
火星人の長老達じしんがそれをわかっててこう言ってる
正確にはへクサではなく、火星人でもないが、失われた我々の
火星の代わりとなるだろう…
で、キリヤと似てると思ったのは、その失われた火星の記憶であるへクサ、
確かにセイ・ペンタであってセイ・ペンタではない彼女を残して彼ら自身は
去っていくところでした。なんというか、
小さい子供をそういうのはちょっとあれだけど、一番大切な記憶の墓標、みたいに。
セイ・ペンタ・トゥパールが本名だよ<レッド星
ヨダカから生まれたけど、最後に生まれるたったひとりのヘクサと
火星人は言っていたね。
SFってあまり読まないので疑問なんですが、火星ってSFにとって
何か特別な存在なんですか?
太陽系の地球以外の惑星で一番
生命がいた可能性がありそうな星だからでは?
いろんな有名どころの作家が火星舞台の作品かいているからなあ・・・
「火星年代記」とか
あと、「火星年代記」の作者レイ・ブラッドベリには、
萩尾さん相当影響受けてるしね。
ここのスレの人の大半が、一番好きな漫画家として
萩尾さんを挙げてるように、萩尾さんにとって一番
好きな小説家がブラッドベリなんだと思う。
火星は地球のすぐ隣にある、「地表を持った」惑星だから、
ここにもし生命がいたら、いろいろ面白かったり厄介だったり、
いろんな話ができるだろうな、という、作家にとってはおいしい
存在なんだよね。
同じ隣の惑星でも、木星の方は惑星としての構造上
ネタにするにはめんどくさいってのもあるかも(いろいろと
科学的な解説が必要になってくるので)。
運河があるとか言う説がまことしやかに語られたりしてたし
「火星人」って身近な概念だったんだろうね。
オーソン・ウェルズの「火星人来襲」とかもそうだし
一昔前のSF人にとってはごく当たり前の概念だったんじゃない?
水の痕跡があって地球に近い重力 地球からも数百年でなんとか手が届きそうな距離にあり
太陽の照射もそれなり 環境から考えて地球と似たタイプの生命体がいてもイインジャネ?と
常に妄想されてきた天体だから…
SF好きには特別と言うより定番ですかねえ火星は
なんかあるかも!
と思わせるところが良かったんだよね。昔の火星。
今じゃ情緒も何も無くなりつつあるけどw
>>706 誰が最初かわからんけど、最近はよくあるネタって気もする。
あと、ユングの考えも入ってるかも。
>>722 えー、そうか?
今でも「何かあるかも!」って惑星は、太陽系内では火星が一番だよ。
バルバラの過去年表作ってみた。個人的には大黒先生が一番の謎だ…。
15世紀頃、一族(ケルトの末裔)西アフリカを南下、南アフリカへ。
1983 パイン(5)ヨハネスブルグで父の心臓を食う。
1984 パイン→エズラ(ドイツ人と日本人のハーフ?)(6)ハンブルグで養子に。
1991 エズラ(13)老いの兆候が現れる。老化の研究をはじめる。
1993 エズラ(15)老いはじめる。若返り酵素バルバラタンパク質を心筋から発見。
2004 エズラ(22)・奈々実(32)結婚。茶菜が誕生。
エズラの老化が再発。若返りの研究→細胞活性化タンパク質バルバラシリーズ。
2006 エズラ(24)静音(40)と駆け落ち。
エズラ、ドイツで遺伝子治療という名の人体実験。
2008 静音死亡。エズラ、研究の成果でアカネ・アサギ・アヤメを試作。
エズラ、火星の生命体に関する学説を発表し、姿を消す。
エズラ→青博士、スイスの古城の地下室で遺伝子の研究を続ける。火星探査始まる。
大黒・目白、弘前ユニバで心理学を学ぶ。
大黒、「人間心理はニューロン研究でで解明される」とスイスで四年間脳神経細胞の研究。
2028頃 アカネ・アサギ・アヤメ(20過ぎ)老化が始まる。
エズラ→ヨハネ神父、卵提供者を求めてグリーン・ホームを創立。
2034頃 明美(16、7)、教会のボランティアバザーでヨハネ神父と出会う。
2036 青羽、ベビーダックス生まれる。目白、茶菜(32)のカウンセリングを始める。
時夫・明美(19)フランクフルト留学中に出会う。大黒(パーキンソン病の権威)は時夫の夢分析の先生(?)。
2037 時夫・明美(20)出来婚、キリヤ生まれる。青羽(1)全身に発疹。
2039 時夫・明美(22)離婚。キリヤ(2)9/22エビアレルギーでニューヨークへ。タカ(2)9/30死亡。
青羽(3)、卵と小麦のアレルギー。
2040 アニー(4)、インフルエンザで死亡。カーラー博士、青博士のサポートスタッフになる。
2041 ミッキー(5)免疫不全で死亡。青羽(5)、青魚・肉のアレルギー。明美・キリヤ、伊勢へ。
2042 キリヤ(5)木から落ちて両足骨折。パイン(6)ナンタケット島の三姉妹の家へ。
2044 パイン(8)、ヨハネ神父(70か80くらい)に会う。
2045 12/20、茶菜「青羽はすべての命の希望」発言。12/30勝一(45)・茶菜(41)心中事件。青羽(9)眠る。
この頃、時夫、夢読みの力をコントロール可能に。奈々実、アレルギーテストのボランティア始める。
2047 キリヤ(10)名古屋で体操合宿中、大ケガ、一年リハビリ→神楽を仕込まれる。
2048 青羽、遠軽の研究所へ。火星基地で55名全滅、地球混乱。キリヤ、伊勢で神楽を舞う。
2049 明美、不治の病→時夫、正月ごろ帰国→大黒の前世療法→ヨハネ神父が明美の恋人に→キリヤ(中1)絶望
キリヤ、大黒を殺そうとする→時夫、桜の木の下で眠るキリヤに声かけられず
この頃、ライカの両親が南アフリカで遭難。
2050 1月、バルバラが瀬戸内海で目撃され始める。カササギのパン屋にドイツ人が婿入り。
2052 現在。
大黒先生、現在は宇宙人学会だの輪廻転生とか言ってるし。
しかし、作品内での時間ってもしかして二週間もない位のかな。時夫とキリヤ、切ない。
>>720 この娘売ります!で妄想の火星人が攻撃してくるけど、
H・G・ウェルズ型火星人と名づけられてるのにワロタ
読解力無さすぎですみません。
どうしてもバルバラ第一話とラストがつながらない・・・
なんで第一話では青羽はよそ者扱いで飛べないんだろ?
考えたのは、青羽がまだ現世で生きた状態だからかなと。
でもそしたらまだ現世で生きてたエズラであるパインも飛べないはずなのに
飛んでるし・・・。
あと、ダイヤ。
タカを生んだせいでバルバラに閉じ込められたって言ってるけど、分からない!!
お姉さま方、なにかアドバイスください。
730 :
729:2005/09/30(金) 05:03:14 ID:???O
↑の疑問が前にも出てて、
>>672さんが
バルバラ人には浮き袋があるからって言ってたけど、じゃあキリヤ(太眉)は?
という疑問が・・・。
キリヤはバルバラ人じゃない、トキオと明美さんのただの子供なのに、
飛んでますよね。
考えたけど、青羽も最初はタカ(細眉)がトキオの本当の息子で、
キリヤがバルバラ人だと思っていたから青羽の夢ではキリヤも飛んでいたのかな。
青羽も初めから何もかも知っていた訳ではないし。
火星人はESPで浮けるんだよ、きっと。
で、青羽は現代人なのでまだその時空に存在していない。よそ者だよね。
パインはどのパインか定かでない。記憶が重複してるから、ひょっとしたら
エズラではないパインかも。
ダイヤはたぶんスターレッドの世界のようなかんじで、ESP(火星人)を生んだことで隔離された。
とオモタ。
>>729 >タカを生んだせいでバルバラに閉じ込められたって言ってるけど、分からない!!
家族はセットで収容されるという決まりがあるみたいだね。
ダイヤよりもマーちゃんの方がとばっちりって気がしないでもない。
星の意識については筒井康隆の「幻想の未来」を思い出すなぁ。
あとハインラインの「メトセラの子」とかもそうかな。
光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」にも意識を共有して一つの夢を見る
一族が出てきたよね。
バルバラのきっかけの「ゴルディアスの結び目」も含めて結構古い作品だね。
それにしてもモチーフをこれだけ借りてるのに、それらに全く引きずられずに
独自の世界観を貫いているのは流石だなぁと思ったよ。
>>730 そこらへんは青羽の夢なんで整合性が破れているのかも。
それにバルバラにいるキリヤくんもタカも本当は100年後に生まれた別人なわけで
現在とつじつまが合わなくてもいいのかな、と。
それにしてもパイン。
頼まれたからとは言え息子の命と他人の子の命を引き換えにしてるし。
ラスト近くで今までの長い話がコマ送りで早送りされる展開が圧巻だった。
それも細部のエピソードが微妙に変わっていてそれを客観的に眺めてる
トキオという図がものすごい。
普通の人間なら精神に異常をきたすんじゃないかなあ。
しかしキリヤはかわいそうだった。
彼自身はずっと自分は自分のままでありたいと思っていたのに
最後の最後でアイデンテティが揺らいでしまったんだろうな。
結局アケミさんとトキオのキリヤを行かしてほしいという願いが
キリヤ自身をもてあそぶ結果になってしまったような。
最後のライカの妹が見ている夢がバルバラの続きになりそうだね。
>最後のライカの妹が見ている夢がバルバラの続きになりそうだね。
いいね。夢を見てくれればトキオは細眉キリヤに会える。
バルバラ4巻の茂木ちゃん推薦帯の効果がよくわからないなあ
じゃあ、やっぱり大黒が言うように生まれ変わりだとしても、
未来の青羽はそれにしても特異ですよね。
一人だけ成長してたし。
もしかして未来では青羽は完全な火星人か、地球人なのかな。
バルバラ人じゃなくて。
まーちゃんが言ってた月のお姫さまって誰だろう。
739 :
737:2005/10/01(土) 01:19:44 ID:???O
シュン・・・(´・ω・`)
でも、あれこそ青羽がバルバラ人じゃない証拠ですよね。
青羽はジェノサイドを救うためにバルバラに来た子供?
「ジェノサイドを救うため」だと本末転倒な気がする。
自分が生きられる場所が欲しかったので時間を行き来していて、バルバラを見つけた
それが偶然(必然?)エズラつながりのバルバラだった…のでは。
連載当時の初回は「バルバラ異界〜飢えないためのレシピ」っていうサブタイがついてた。
青葉は生きる場所を探してたんだよ
思惑は別々なのにエズラ一族とシンクロしてたのか、それが未来の火星だった
全ての人間がひとつに帰属し、孤独も飢えも、自我の消滅もない世界…
僕はにせものだ ほんものにはなれない どこへいけばいい!
この絶望感の中で「こっちの世界・当初から続いてた時間軸」のキリヤは死んだけど
「本当はタカだったキリヤがほんもの」だった世界=バルバラへ行ったんだよね
あのキリヤも可哀想でならないけど、
2歳で死んで誰からも悼まれず、居なかったことにされた「本当はキリヤだったタカ」も
哀れでしょうがない
ぼく そっちにはいけないんだ ごめんね…
タカのためにも、キリヤのためにも涙を流す渡会が好きだ。
バルバラを救うために必要だった捧げものは、
結局渡会の涙だったのでは?と思ってしまう。
エズラと青羽の死も忘れてはだめよ・・・結局 彼らは未来のバルバラに
生きることになったけれどね。
それにしても遺伝子って じつに神秘的。
早老化の遺伝子もあるかと思えば老化抑制の遺伝子もある・・・
遺伝子には地球古来のものもあれば、異星からやってきたものもある?
のかもね。しかも組合せしだいによっては効果が発現されたりも封印されたりもする。
古代の火星にさかのぼるエズラ、青羽の遺伝子とその夢(記憶)が
トキオ、キリヤを巻き込んでいくこのバルバラの物語は とても面白かったと思う。
>>740 >思惑は別々なのにエズラ一族とシンクロしてたのか
でも青羽もタカもエズラ一族だよね。
青羽はエズラの孫で、タカはエズラの子だから。
だからあちこちをさまよってバルバラを見つけたんじゃなくて、
バルバラでなければダメだったんじゃないかな。
エズラ一族ってケルトの末裔でヨーロッパを南下とあるから
もともと土地に根ざした民族ではなく放浪の民なのかもしれんが
アフリカ大陸まで縦断してたってのは驚く。
南アフリカは白人が支配してたがもともとボーア人が移住してきたのが
祖だからエズラの一族ってオランダ系かと思ってた。
バルバラ島の人たちは不老不死なのに
(少なくとも急激老化はないようなのに)
エズラ・青羽は結晶心臓を食べても急激老化してしまうのはなぜなんだろう?
バルバラ島は未来の事でエズラ・青羽が老化したのは現在の事だったような。
あと、エズラが「心臓を食べて火星の記憶が蘇るなら死はない」みたいな事を
言ってた。記憶が戻らない人は老化が止まらないんじゃないかな。
青羽の場合は夢のバルバラを救って死んじゃった(老化)んじゃなかったっけ。
未来のバルバラ世界では生きてるんだよね バルバラに居る人物が本人か子孫かは大黒が論議してたが
タカが特異体質であるみたいなことが書いてあったけど、どんな?
正確には「変異種」だったか。
ざっと読み返してみても、なんだかよくわからなかった。
>>748 要するに進化したエズラの一族なんだろ、タカは。
空飛んでるし。
4巻のエズラの立体映像によると、「男も女も早く老いた。20歳をすぎると
老人になった。背も低く、そう白雪姫と7人の小人の鉱脈堀りの小人たちの
ようにな」と言ってるけど(ドワーフ系?)、ということは、3巻で十条夫人が
「エズラとおじいさんが一緒に写ってる写真を見たことがある」
と言ってるけど、これはエズラとお父さんの写真だったんだろうね。
んで、4巻でお母さんから「お父さんが死んだから結晶心臓を食べるのよ」
と言われて食べた、につながるのね。
>>750 >エズラとおじいさん
これは養子に行った先のおじいさんじゃないかえ?
おじいさんかお父さんかどっちなんだろうね?
写真では民族衣装みたいな感じだが。
養子問題では私もひっかかってるところがあって、13歳から老化の始まった
エズラが「私の両親とも化学者だった。一族の両親の化学の知識を受け継ぎ、
その扉を開くことができた」ってストラディ家のほうの両親だと思うんだけど、
そうするとストラディ家もエズラ一族だったのかな?
アフリカで死んだのが化学者の両親なんじゃない?
>>752 あの民族衣装っぽい格好はスイスあたりの雰囲気なので
ドイツに行った先でのものでは。だから養子先だと思う。
アフリカで死んだ実の両親が化学者で化学の知識を受け継いだけど
孤児院にいたんだろうね。
どうしよう・・・トキオとキリヤ(細眉)が大好きだ・・・。
トキオのあの情けない位不器用な優しさが好き。
キリヤのあの繊細でギリギリな心が好き。
そして何より二人ともイケ面だ!菜々美さんはいい目してるなぁ。
細眉キリヤと太眉キリヤ、やっぱり似てるけど骨格とかが微妙に違ってて、
似てる設定の人物をあそこまできちんと描き分けられる萩尾先生は
やっぱりすごいなぁ。
普通は全く似てないか、全く同じかのどっちかになっちゃうのに。
髪の質感も変えてるしね。太眉キリヤはアケミさん似だな。
寛容なんて遠い言葉だ!'`,、'`,、('∀`)'`,、'`,、
『バルバラ〜』はすっきりしない。消化不良だ。
『銀の三角』や『スターレッド』、『マージナル』など萩尾SFファンタジーの大ファンだが、
これが素直な感想。
だからどうってコトじゃないけど。
>759
そうか。という感じだ。
銀の三角は過去をさかのぼった世界再編、
スターレッドとマージナルは未来に希望のあるハッピーエンド、
バルバラは不安要素を最後にこれでもかと見せ付けつつ、
不確定の未来に希望を託して終わる暫定的エンド。指向性が違うから
すっきりしないのはある意味仕様と思われ。
スターレッドの「未来に希望のある〜」は
ジュニア・セイの存在と、ネクラ・パスタの生命誕生のことね。
スターレッドよりはスッキリしてるかなという俺様
スターレッドよりは少なくともおもしろかった。
スターレッドは作者も結末を考えないで描き始めた為
最期に自爆したと言う感じがする
スターレッドもマージナルも銀の三角もバルバラも
救われない主人公が別の物に昇華することによって救われるって話だよね・・
セイもエルグもキラもパントーもキリヤや青羽も現実世界ではついに救われなくて
一段高い次元の別世界に行くことによってやっと救われる。
それでもついに救われることのない阿修羅王よりはずっと報われているのだろう。
萩尾一流のこの世界観はいつも切ない読後感をつれてくる。
エルグ・・・・・始めはトリックスター的なキャラかと思っていたら
どうしてどうしてw
星に「君を見つけた」とかいって愛の告白(だよね?)したときの
星の「でもわたし何年も火星に恋してきたのよ」とか泣くのが
どうにも切なかった・・・・
エルグが惑星に溶けた場面は今でも泣く。
スターレッド、マージナル、銀の三角、などなど傑作がいくつもあるので
バルバラが並に見えてしまう。
幸せなことじゃないか
別に優劣をはっきりさせなくとも
自分の好きな作品がいい作品だ
エルグのモノローグの
きみを愛してる
ぼくは美しい星に住む
美しい生命でありたかった
て、いうモノローグが一番好きだ。
エルグもセイも切ない。
そういや、ちょっとキリヤと青羽に似てるね。
主人公が男なのか女なのかでちょっと変わってるけど
一巻のラスト挿絵ですでに最終回ネタバレしてた。
キリヤ(細眉)の「あんたは他人だったのに親のフリして云々」ってのも意味深。
一方理解不能なのは
・メリージェーンが白い象だったこと(まだらじゃないの?)
・新芽の生えたお姉ちゃんたち
・茶奈が旦那を殺す必要はあったのか(エズラの血を引く自分だけでいいんじゃん?)
・右手の島が出現したのはどういう仕組み?
・そもそも何で青葉はアレルギー体質?んで心臓食べた後はなんで回復?
・青葉の目的はいつの間に虐殺回避になったの?(人類補完計画ではなかったの?)
感動が醒めて前の巻から読み直したなら
細かいところが気になる。
だれか強引にでもいいから答えてくれ。
キリヤとタカの眉を比べて
「夢が現実とすりかわるぞ」なんて言ってるあの時点で
すでに記憶は修正済みだったんだな。
>770
・メリージェーンの色変わり=老化に伴うものじゃないか?犬や猫も白髪が出たりするよ
・新芽のお姉さん=時夫達の「現代」で既に生体ロボットが女子高生のお小遣いで
買えるほど一般化している。光合成する、知能を持ったお人形かも。
・茶菜の夫の心臓=このスレの上で言われてるが、ママが死んだらこうするのよ、という
「お手本」を幼い娘に見せたのかも
・アレルギーの原因は今のところ解明されてない。物語の「現代」でも同様。
心筋に含まれるある種のたんぱく質が、老化抑制や記憶に関係する、とされたが、
「生き延びる」「生き続ける」と捉えれば、アレルギー(免疫機能暴走による細胞死)
の消滅も同列の現象かもしれない
・青葉の目的は「人類補完計画」ではなく「皆がひとつになることによって「死ななくなる」こと」
(火星の生物の遺体が地球に降ってきて…云々。火星の生物は互いを食べることに
よって記憶を継承させ、結果永遠の生命を得ていた)
したがってその「世界の中心」であるバルバラとバルバラの人間が、記憶継承なしに
虐殺されてしまえば彼女の望む「皆一緒に生きること」は不可能になる
島の出現は説明がない。
未来出現することになる島が、「ぼくはどこに帰ればいい!」という強迫観念のあるエズラ一族の
キリヤに呼応してその形をとって出現したのかもしれない。
その呼応を青羽が感じ取ってキリヤに接触したのかも。
773 :
花と名無しさん:2005/10/04(火) 01:34:53 ID:+NZzvlI10
バルバラの4巻を読んだ後、1巻からもう一度読み直し中なんですが、
本来のキリヤがアレルギーで死んで、グリーンホーム生まれのタカ(→細眉キリヤ)
と入れ替わった事を、明美さんは知っていながら周囲に隠して、キリヤとして
育ててきた、という事でいいんでしょうか?
それにしては明美さんには、自分の子を亡くした悲しみとか、皆を欺いて
別の子どもを育てている葛藤みたいなものは感じられないような・・・。
それとも、ヨハネが生き返らせてくれた、と信じこんでしまったのかとも
思ったのですが、顔が違うわけですよね?
そうもそのへんがわからないのですが、読解力不足?
774 :
773:2005/10/04(火) 01:37:43 ID:+NZzvlI10
最後の行、×そうも→○どうも、でした。
明美さんはエビ事件前後の記憶が抜けてるみたいだから、
太眉キリヤ死亡のショックから、細眉タカをキリヤと思い込むことで
正気を保ってたんだと思う。
・島の出現に関しては、青羽が「火星の記憶を形しようと思ったときキリヤのバルバラを見つけて
ここにつくることにした」と言っていた気がする。
・アレルギーに関しては十条の奥様とかもアレルギー持ちって言ってたのでもともとの体質?
アレルギーは現実を受け入れてないもしくは受け入れられてないことの象徴みたいなもんだから
夢のバルバラで生きてる青羽にはアレルギーが出なくなったんだと思う。
>773
並べるとハッキリわかる違いも、別々に見るとあいまいになったりする。
残神のサンドラもそうだったけど、
「まさかそんなちっぽけな手違いでこの子が死ぬはずない」
「時夫なんていらない、キリヤがいればいい、キリヤしかいない」
と必死に思い込んでしがみついていれば、違う…!とどこかでわかっていても
見ないふりはできてしまうと思う。
同じエズラの血を引いてるから「ある程度似ている」ことは確かでしょ。
パインは明確に「似てない」と言われてる。
エズラと明美の子・明美似=眉細キリヤ=グリーンホームのタカ
エズラと明美の子・エズラ似=パリス=パイン
時夫と明美の子・時夫似=眉太キリヤ=2歳で死亡、バルバラへ
…だから変化する前の世界では明美さんはヨハネが特別だったんだね。
変化した後の世界、本来の眉太キリヤが死ななかった世界では、
ヨハネはヨハネとして、別れても時夫に未練がある。
一昨日コミックス4巻読みました。まだ少々混乱中。
世界変化前はエビ事件で
「ヨハネがキリヤを生き返らせてくれた」(明美インナーワールド)し、
変化の引き金になった櫓事件でも
「ヨハネがキリヤを生き返らせてくれた」(時夫インナーワールド)んだね。
すごいな。
青羽の心臓は結晶化したのかな?
ん?>776訂正、こんがらがった…
眉太キリヤは明美似なんだった。
エズラと明美の子・時夫似=眉細キリヤ=グリーンホームのタカ
エズラと明美の子・エズラ似=パリス=パイン
時夫と明美の子・明美似=眉太キリヤ=2歳で死亡、バルバラへ
再度訂正。何やってんだろう。
>776は
エズラと明美の子・明美似=眉細キリヤ=グリーンホームのタカ
エズラと明美の子・エズラ似=パリス=パイン
時夫と明美の子・明美似=眉太キリヤ=2歳で死亡、バルバラへ
アオバは竜巻などポルターガイスト起こして邪魔者を排斥してたけど
櫓事件の爆発はアオバがやったわけじゃないよね?
キリヤ本人が絶望してるまさにその時に爆発が起きるってのが因果だな。
アオバの心臓も結晶化してるだろうがナナミさんが埋葬してるから
無理だろうね。
>>779 パリスは櫓事件後の修正された世界ではエズラと明美の子だが
それ以前の世界では明美の卵を使ってない。つまり明美の子ではない。
時夫が干渉したことで微妙に事実が入れ替わっていくのが考えようによっては
怖い。
読み返そうと思ったんだけど、1、3巻が埋もれて?見つからない。
ライカの両親のエピはどうつながるんですかー?
エズラ一族のエピの補足??
どうして時夫だけ、エズラ系の遺伝子を持つ一族でもない人間なのに
変化前の世界を覚えていられたんだろう?と最初不思議に思った。
エズラに願った本人だからなのかな、と考えたけど、その後
時夫は「他人の夢に入ることができる」からだと気が付いた。
一度目に読み進めていた時は、なぜあそこで瀕死のエズラに
時夫が入ったんだろう、エズラの歯以上の情報は無かったのに、
と必然性のない行為のように思えていたんだけど、つまり
「変化前の現実世界はエズラの見た夢になってしまった」
から、時夫は覚えてるんだとわかった時、なんと言えばいいのか、
伏線の張り方というかストーリーテラーの底力にぞくっときた。
>>775 へ?明美さんは確信犯でそ?
明美さん、もちろん細眉キリヤを愛してただろうけど、
やっぱり太眉キリヤを失った悲しみから最後まで逃れられなかったよね。
だから、太眉キリヤが生きてるあのパラレルワールドでは、
前みたいな迷路に迷い込んではいないし。
>>784 んーどっちでしょうね。
ホントは分かっていたけど分からないフリをしてたのかな。
だから情緒不安定になったし、預けてた保育園には行かせられなくなってたし、
キリヤは時夫の子じゃないと言い張ってたし。
今では明美さんより時夫の方が矛盾をかかえた存在になっちゃって
「キリヤじゃない」とか言い出す困ったチャン。
夢の中のタカを息子と(夢の中で)確信して、一緒に行けないことに涙してるのだから
タカであるキリヤもかけがえのないキリヤだとしっかり実感してると思う
夢の中のタカとともに居られないことにすごい寂寥と喪失感があったように
未来に存在するキリヤが今居ないことに、一生欠落感を抱えて生きるんだろうなあと
時夫がエズラの一族だったらすごい貴重な記憶タンパクのつまった心臓だろうなー
>>782 ライカの両親は、内乱でバラバラになりエズラでさえ見つけられなくなって
しまったアフリカのエズラ民族が、実はひっそりと生き続けている村がある
という説明のためだと思うんだけど、ただ両親だけが帰って来るという話で
充分なのに、赤ちゃんまでもが生まれてる必要あるのかなと思う。
あの赤ちゃんはなんか意味があるのかな。
赤ちゃんのお父さんが
ライカのお父さんとは限らない
一族の火星の記憶は儀式によってライカの両親の体内に
深く沈んで存在した
それは潜在的な因子として生まれた子供に
受け継がれてゆき…
それはもっと後の話となる
一族って血筋だけではなく、
結晶化した心臓のタンパク質を食べる事等によっても
増えるんじゃないかな?
ポーの一族みたいに。
DNAを取り込むことによって他人も一族になるのなら、
心臓を食べる儀式に加わったライカの両親もDNAを内包している、
その両親から産まれたサチコも記憶を秘めている、
というエピソードなんだと思ったよ。
>>782 アフリカ旅行してるから続編とか期待してしまう。
>>789>>790 そうそう、私も最初あの赤ちゃんのエピソードはそういう意味だと思ってたのよ。
でも読み返したら、時夫が儀式に参加して心臓を食べた時、
村人から部外者には効果はないって言われてる。
そうなるとライカ両親もサチコもただの人なわけで、
あの意味シンなエピソードはセンセのケアレスミス?
あの赤ちゃんがバルバラの夢の続きを見てるんだと思ったけど。
部外者には効果が無くてもその因子は残ってるわけでサチコに
その効果が現れたとか。
渡会も彼自身には効果が無くても今後可能性は受け継がれるのかもしれん。
バルバラでの体験は未来の先の事だからそもそも現在の渡会には
影響なくても将来にはどうなるかわからんわけだ。
アケミさんとヨリを戻したらキリヤの弟か妹が生まれる可能性もアリだし。
私はライカの妹が秋葉原コスモス(バルバラで子役やってた女の子)に
なるのかなーとなんとなく思ってたよ。
いや、冷静に考えたら全く辻褄合わないんだけどさ…。
>>758 太眉キリヤのほうが細眉よりごっついよね。
細眉キリヤが普通の子より華奢なのかな。
>>793 そういえばコスモスってライカの系統の顔と髪だね
時夫が心臓食べたのってバルバラでの事?
(今三巻まで取り出せない…間違ってたらごめん)
バルバラでの出来事や法則って、
夢であり未来の不確定事項で、
現実でもう起こった事柄とはまた別物かなと思ったので。
>>795 それどころか初登場のライカはまんまコスモス顔。
子役歴30年ってのがなにげにヨイ設定だのう…コスモス。
コスモスの苗字が秋葉原で、キリヤの同級生男子(太ってる)
秋紫野だなー、と思って読んでた。
別の作品に出てるキャラにも似てる、とも。
ライカとコスモスが似ている・・・そういえばそうだ。
渡会って知り合いの夢で自分に会ったことはないんだろうか、
とか意味ないことも考えてた。
萩尾望都様の心臓を喰いたい
記憶は伝わらないし、ましてや創造力などぉ!!!
欲しいよなw
801 :
782:2005/10/05(水) 12:34:43 ID:???0
皆さん、ありがとう&すばらしい!
なかなか深いエピソードだったのですね…。
>>798 秋紫野って「海のアリア」の仁木に似てる。
目白先生は、キャラ含めてダッカ博士に・・・スター・システム?
>>790 もしそうだとしたら、激しく説明不足。
全体的に見て、
『バルバラ異界』は萩尾作品としてはあまりに消化不良。面白いけどな。
ポーのキリアンは、
機会があったら番外編でも描くんかな、という程度のエピソードだったんで気にしなかったけど。
そんなわけで、『バルバラ〜』は、続編がありそうな予感(っつか、期待)。
マリーンの原作の今里孝子の本を探してるけど見つからないし、
アマゾンでも扱ってない・・・。
萩尾さんはどこでこの作品を目にしたんだろう。
>>804 「今里孝子」でぐぐればわかると思うよ。
『原作』と言っても、必ずしも本が存在してるとは
限らないし…。
>>802 そういえば似てる〜。
海のアリアも続編描いて欲しいな。
アリアドとアベルが演奏会のために宇宙を旅して、行く先々の星で事件が起こるの。
二人は演奏を通じて事件を解決していく・・・なんて話。一話完結型で。
>>806 いいね!あの二人の絡みが少なくて残念だったし。
グスタフのオスカーへの愛、
渡会のキリヤへの愛、
これらは似ているのかな。
渡会はずいぶんとストレートな性格にえがかれてた感じがするから、
印象はちょっと違うだろうけど。
萩尾さんは太めのキャラも個性的で魅力的に描くのが上手。
太目の魅力的キャラといったらたまこちゃんだなーと思いつつ。
確かに、ふっくらというかぱつんぱつんの女性でも
おしゃれを楽しんでてポジティブな描かれ方だよね。年配キャラでもカワイイ。
普通に主人公もみんな太めに書いてる時期あったよね
バレリーナなのに太くがっしりしてて違和感かんじた
トロヤも活動的でおしゃれなお母さんて感じで好きだな
日本のたいていの太め服は、ダサくだらしなくゆるゆるに作られてるか、
細い人と同じデザインを無理やりサイズアップしてて余計太って見えるか、だと思う。
どんなおしゃれで細い人でも基本的に皆太っていく文化圏の国では、なかなか
魅力的な服を売っている。以前海外で暮らしてた時に思い知った。
萩尾さんは太った人が肉感的・活動的グラマーに見える服、うまいよね。
それとマージョリーや「あぶない〜」のミイなんかの、普通の人が着られない
ぐらいふりふりの妖精さんな服。着られないけど見てて楽しい。
ライカやナディアはふりふり系じゃない「変わったコーディネート」。これも好き。
やっぱり着られないけど。
太めキャラで好きなのは、ローマへの道に出てきたシルビアの彼氏、
ミロンの恋人のカティ、それから玉子ちゃんだな。堂々としてていい。
変わったコーディネートで一番印象が強いのはナースタースだな。
リボンを並べただけみたいなドレス、下着はどうなっているのかが気になるw
花小金井のヒコバエ保育園の保母親子も、まんまるでカワイイね。
そういえば東京都下でほんとうに「ヒコバエ」って名前の保育園だか幼稚園だか見かけて、
どういう意味なんだ?と辞書ひいたっけなー。(つい最近の話)
同じ名前が出てきてちょっとびっくりしたんだけど、保育園的にはメジャーな名前なのかな。
近所の画廊の名前も「ひこばえ」
前向きで新鮮なイメージがいいんでないの?
ひこばえって言葉はラピュタで覚えたな。
>>814 「スター・レッド」で、最初のころに星が通っていた
学校の制服もなかなか凄かった。
>>814 カティはいいよな。うん。
>>816 なんか「必死に命を繋ぐもの」というイメージがあるらしい。
でも、木にとっちゃ、わりと普通のスタイル。
人間の思い込みって感じがして、あんまり好きじゃない。
>>818 ネオ・ロマン風でしたっけ?w
あぶない丘の家も続編出てほしいなー
>>818 聖フェミニン女学校だね。
あの制服って何色なんだろうw
ピンクはちょっとはまり過ぎだからアイボリーか水色かな。
>>820 あれは完結してるのかな?
アズ兄ちゃんの石の件は結局あと100年待つってことで終わり?
何か続きがあるのかと思ったよ。
3巻で、過去に行って帰ることは1回しかできないって言ってるけど、
マヒコは義経の時代に何度も行って帰ってきてるし・・・
マヒコに連れてってもらえば過去でも未来でも無問題じゃんって思っちゃった。
あぶ丘で義経のお話を読んだおかげで
今年の大河にもはまってしまった・・・
内容的には大河の脚本は今一歩だけど、
ビジュアル的には「11人いる!」みたいな
ガックリ感がないのが救い。
大河で11人いるレベルをやったらオマイサン、
「事件」ですヨw
つ「武蔵」
>>820 類友よ!
いまのデッサン力なら続編描いても
違和感ないかも・・・
る、類友よ??
類は友をよぶ・・・?
略してるのも初めて聞いたし、意味もちょっとw
おもしろいね。
でもあたしもあぶ丘続編みたいなー。
今の絵ならマヒコさらにかわいいだろうなー。アズ兄ちゃんかっこいいだろうなー。
類友って他人が言うならわかるが自分では普通言わないやね。
宇宙の法則だな。w>類友
「類友」は普通に聞く言葉だよ
「類友よ!」と呼びかける(友よ!と呼びかけるのと同じ感じで)のは無しなのかな?
私には普通に通じたけど はっ 私と827さんが類友なのか?
>>822さん
あれはマヒコが義経の事が気になりすぎてあの時代に飛んでしまったのを
アズ兄ちゃんが連れて帰ってたんじゃなかったっけ
マヒコだけだと帰って来れないかもしれないよ
後で義経ドアをつけてもらってからは帰って来れていたみたいだけど。
>>832 いくつ?
私はハタチだけど、類友なんて普通に聞かないよw
少なくとも正しい日本語ではないし、俗語でもないから使わないほうが・・。
>833
たぶん世代で異なる言葉だね。私は30代で、類友は普通に使う。
>私はハタチだけど、類友なんて普通に聞かないよw
>少なくとも正しい日本語ではないし、俗語でもないから使わないほうが・・。
あまり気分のいい決め付け方じゃないね。
スレに沿った話題でもないしそろそろここらでやめておきませんか。
類友=(*´∀`)人(´∀`*)
正しい日本語しか使えないなら2ch語も使えないよw
「類友だね〜」「だね〜w」
って感じで使ってたor漫画等でも使われてた。類は友を呼ぶの略語。
正しい日本語でなら「類同」はどう?@広辞苑
ま、2ちゃん語みたいに間違いをわかってて使ってるならいいだろうけど
最近はそうじゃないのも多いからねぇ。
まぁスレ違いはこのくらいで。。。
バルバラ4巻のカラーの青羽、初期の感じっぽくていい!
。。。
。。。
最後のコマの青羽に、チャシーを思い出した。天真爛漫そうで、良かったな〜と。
4巻の千里は綺麗だったなー。特に、「心臓を食べた人」って言ってる横顔。
以前、懐かし漫画板の萩尾スレで「エーリクの誕生日は1月1日」と書いた者です。
スレが消えてしまったので、こちらに書かせて下さい。
先日、押し入れの掃除をしていた時に、お尋ねの質問コーナーの切り抜きが見つかりました!
以下、その内容です。
***********************************
萩尾望都先生、毎週『トーマの心臓』わくわくしながら楽しく読んでいます。
エーリク、トーマ、オスカー、ユーリの生年月日はいつ? ぜひ教えて!
(静岡 佐××子) *名前は一応伏せ字にします。
お手紙ありがとう。エーリク・19××年1月1日、トーマ・19××年4月27日、
オスカー・19××年2月14日、ユーリ・19××年12月6日です。 (萩尾望都)
>841さんありがとう!
先生どういう基準で誕生日決めたのかな。
>>834 41歳。で、同じように「類友だね〜」とかは普通に使う。
でも、「類友よ!」という呼びかけには使わないなぁ(この話題の発端)。
その場合、「友よ!」とか「同志よ!」だな。
まあ、どうでもいいかもしれんが。
>>841乙!オスカーはバレンタインデーか(*´∀`)
12月6日ってなんかあった様な、なんもなかった様な…?
萩尾さんの事だから、何かの日なんだろうなぁ。
ぺーさん出番ですよ
「湖畔にて」と「訪問者」から、エーリクやオスカーが冬辺りの生まれだろうとは思ってましたが、
4人の日付まで分かったのは収穫! &好きなキャラが自分と近くて嬉しいなー。
ヤだね、なんだか毎年お祝いしちゃいそうですよ(^^; 841さん、ありがとうございます。
バレンタイン生まれのオスカー。。。!
ごめん、萌えスレ逝ってきまつ!
>>845 そう思うならスルーするほうがベター。
反応すると、私のようにチョッカイ出したくなるヤツが出る。w
萩尾さんがどうしてるかどうかはともかく、
あらかじめ星座と血液型を決めてキャラをたてる人はいるらしい。
エーリク=山羊座、トーマ=おひつじ座、オスカー=みずがめ座、ユーリ=いて座
って、どうなんだろう?
852 :
841:2005/10/08(土) 10:06:55 ID:???0
>>842さん
先生、どういう基準でお選びになったのでしょうね?
オスカーは、やっぱりもてキャラだからでしょうね。彼自身女の子大好きみたいだし、女の子からも人気があるし。
エーリクは、1年の嫌な事をすべて忘れさせリフレッシュさせる癒しの意味か? それともお目出たい所があるからなのか?(^^;;;;;
あと、少々強引にこじつければ、ユーリの12月はクリスマスの月、トーマの4月は復活祭の月でもありますね。
>>848さん
懐かし漫画板の萩尾望都総合スレでもお会いしましたね。(^^)
853 :
841:2005/10/08(土) 10:09:17 ID:???0
ところでもう一つ、『小鳥の巣』連載中の切り抜きも出てきましたので書いておきますね。
***************************************
<エドガー> 「小鳥の巣」より
1.本名 エドガール・エヴァンズ (ただし籍にははいっていない)
2.出身地 イギリス・オックスフォード
3.生年月日 1740年5月12日生まれ
4.趣味 バラを折ること
5.身体的特徴 14歳の成長段階にてストップしたまま、永遠の生命をたもつ。
6.好きなタイプの女の子 血色のよい女の子
7.エドガーを、この世に送りだした責任者 萩尾望都
8.ひとこと 献血運動に協力しましょう!
***************************************
エドガールとなっているのは誤植か? それとも先生の最初の設定ではそういう名前だったのか?
後者にしても、先生は多分もう覚えていらっしゃらないのでは(^^:?と思います。
ええっ、好きなタイプが血色のよい「女の子」!?
シーラやエルゼリにクラっときてたから「大人の女性」が好みかと思ってたがw
つまりエディス系か?w
好きな食べ物 血色のよい女の子の血
の間違いじゃないのかw
ユーリがいて座ってなんか意外
オスカーのがいて座って気がしてたけどみずがめ座かあ
みずがめ座なら恋愛相手にはにはべたべたした愛情より友情と尊敬を求めるよね
だからユーリなのか
エーリクは、イメージから勝手に牡羊座って思ってた
>>837 マンセーを2ちゃん語だと思ってた若い子もいるからねえ。
たしか萩尾さんも5月生まれなので一番好きなキャラである
エドガーも同じ5月生まれにしたのだと思ってた。
自分のお気に入りのキャラを自分と同じ誕生日にする漫画家って
結構多いから。
エドガーが5月生まれなのはある意味うなずける。
その頃は 日本ではバラの花の開花期にあたるものね。
でも イングランドでは6月がさかりといわれている。(北海道よりも高緯度)
先生は 日本風にエドガーの生まれ月を「調整」したのかしら。
6月だと日本ではどんより梅雨のイメージがあるし。w
バラの花爛漫の庭に佇むエドガーは素敵なのだけれど、
ペニー・レインの中で愁いに沈むエドガーもまたそれで
風情がある・・・
メリーベルって、何月生まれなのかな。
献血!するぞ献血!
>>858 >>857が正解。5月12日は先生のお誕生日。
そしてエドガーは、先生の一番のお気に入りキャラ。
>>853 トンクス!!私もその記事覚えてました。すこしまえにどこかの萩尾スレに、
記憶をもとに「エドガーの本名はエドガールだ」と書いたら
カン違いだ、誤植だ、とスレの皆さんにさんざん叩かれましたw
>>854 バンパネラ一族だからという一種のシャレなのでは?献血ネタも出てるし。
<好きなタイプ=血色の良い女の子
862 :
853:2005/10/08(土) 14:02:00 ID:???0
>>854さん
>>861さんがおっしゃるように、6と8は先生のジョークだと思いますよ。
好きなタイプって言っても別の意味なんでしょう。w
>>861さん
ありゃりゃ、お気の毒に…
でも、なんでエドガールになってるんでしょうね?
今はそんな話、全然出てこないし。
エドガールで検索して出てくる人達=エドガール・モラン、
エドガール・ブーレーズはフランス人で、綴りはEdgar
(英語のエドガーと同じ)。英語圏でも、18世紀には
エドガールと読んでいた所もあった?フランス文化>イギリス文化な
貴族社会の時代なら、仏語読みが貴族的で古風な印象を与えたから?
(あと、プッチーニ(イタリア)の歌劇にもエドガールが・・・)
勉強になるなーこのスレ
エドガーはドイツだとエドガルって読むみたいだね。
866 :
863:2005/10/08(土) 16:21:00 ID:???0
エドガール・ブーレーズ→ヴァレーズの間違い。
この人の場合、英語圏(アメリカ)に帰化したから、
逆にほとんどエドガー表記のようだけど・・・
現代だったら、ドイツ語読みでもエドガーでしょう、きっと。
でないと、オスカーが隻眼の幼馴染に恋をしてしまう・・・。
>>841 ユーリは7月生まれだと思ってたよ
冒頭でエーリクが「ユーリ(7月)なんて名の奴に、ろくな奴がいない」と言ってたから
ユーリ・シドも同じ7月に生まれたから、産み月が名になったのかなって
日本なら3月生まれの子に弥生、5月生まれの子にサツキと名付ける様なもんかと
でもそう言えばユーリの本名って、ユリスモールだったなあ・・・関係なかったのか
エドガー、14歳で成長止まっちゃったなんてかわいそすぎる。
せめて16〜17まで成長させてあげて欲しかった。
さぞかしカッコイイ高校生だったろうなあ。
いや14歳ってのがいいんじゃよ。
大人でも子供でもない微妙な年齢でさ。
自分が14歳になった時はエドガーと同い年になったーとうれしかったが
15歳になった時はエドガーの歳を追い越してしまった…と
悲しかったものですた。
871 :
853:2005/10/08(土) 21:12:53 ID:???0
>>863さん、ありがとう^^。
「先生の勘違いじゃないのかなぁ?」と思っていましたが、
フランス語風の読みだとそうなるんですね。
当時は、大陸文化へのあこがれもあっただろうから、
そんな風に読んでいたのかもしれませんね。
>>870 ナカーマ!3行目から全く同じ。
そしてオスカーの年もあっという間に越し、
いまじゃ立派なオバサンさ。
当時の萩尾さんは、14歳が性的なものを感じないギリギリの
年齢だ、というようなことを言っていた。
ナルホドと思った覚えがあります。
男の子の場合は14〜15歳、
女の子なら11〜12歳が性的なものを感じない限界ラインかな。
個人差が激しいから、言い切るのもなんだが。
>>873 第二次性徴の問題だろうね
今の男の子なら14歳では声変わりして発毛や精通もあるだろうけど
あの子たちはまだという設定だったのかな?
当時、少女漫画家の間ではウィーン少年合唱団とかが
天使の歌声と言われてはやってたんだよね
ヌッた切りだが、パインも二十歳を越えたら老化しちゃうのかなあ?
パインはアレルギーも無いしなんか病気ひとつせず元気に育った感じなので
案外平気かもね。可能性としては無くはないだろうけど。
878 :
848:2005/10/09(日) 12:52:51 ID:???0
852さん、その節はどうも(^^) ってことは、私、よそでも同じこと書いてたのか・・・失念してました。<湖畔にて、云々
867さん、それは見事な金髪で軍服のあの方ですね? 「ゆくぞ、アン○レ!」
>>875 ビョルン・アンドレセンが大人気だった時代ですね
私はあの映画は知らないけど、ネットで彼の映像見た
かなり当時の少女漫画家に影響与えた気がする
14歳の写真は本当に中性的だけど、15歳の写真はもう”男”の顔になっていたし
>>880 『ベニスに死す』は、私もビデオで観た。
DVDも出てるはずだから、一度借りて観てみるといいよ。
動いてるビョルン・アンドレセンもほっそりして中性的で、男って感じがしない。
とってもきれいな人形みたいな印象だった。
ラスト、海辺の太陽に向かって指を指す彼は、神々しいまでに美しい…
クラシックなヨコジマ水着だけどなw
(海パンとかではない、ワンピースタイプ)
成長してからドラム叩いてる姿見た時はがっかりだったな。
美少年だからと言って美青年になるわけじゃないんだと。
>>884 なにこれー!
ビョルンなんて人、今まで知らなかったけど、お人形みたい!
まんまトーマの世界って感じがするよ。
一瞬絵かと思った。
髪形が許せない
とある映画の本で「ベニスに死す」の解説を読んでいたら、
「美少年役は、あんなヨーロッパ風の線の細いタイプじゃなくて
ギリシャ彫刻のような子の方が良い」とかいてあったので
思わずジェルミを思い浮かべてしまった…。
タッジオは金髪のポーランド人という設定だから
ベニスに限っては、あの容姿で良いと思う
>>884 小泉純一郎の若い時?と思ったのは漏れだけでいい
やっとこさバルバラ4巻読めた。
加筆部分は199P〜206Pだね。
連載時は198Pと207Pがつながってた。
うん。あんただけだw
ビョルンアンデルセンは確かに美形だけど、
20歳くらいの美人の女の人を少年の体にはめこみしたみたいにも見える。
中性的だけど童顔じゃない。
少年らしいかわいさのあるトーマとはまた別の世界な気が。
>>892 うん、「トーマ」は少年の一瞬の輝きってのが印象にあったなぁ
「温室」の方が近いものがあるかも
ビヨルンみたいな女顔の少年は老けると面影なくなりそうだ
成熟した美女の顔+少年の体の奇跡の一瞬ではあるのかなあ
童顔の少年は青年になっても童顔が持続するし
かわいいとかチャーミングとか言われるからね
その昔、クイントリックスというテレビのCMにエーリクにそっくりな
外人の子が出てた。森の中を小鹿と遊んでるような感じの内容で
バンパネラになる前のエドガーにも雰囲気似てたかな。
巻き毛くるくるでかわいくてパンフレットを大量にがめてきたっけ。
>>896 そっちのが印象に残ってる人が多いだろうがその前後。
>>897 ……覚えとらん! 坊屋の印象、すさまじき。w
あかん ビヨルンというと自分の中では
鷹塔摩利かプレシのフィリップという印象が
顎がごつすぎるよ
オッス。
オラ、オヤジ。
ナスターシャ・キンスキーがスキー。
でも
>>899 の写真には思わずクラクラってきちまっただ。
じゃーな。
池田理代子の描きそうな顔に見えた。
ああ、オスカルかユリウスって感じに近いな。
>>907 50でこんなに老けちゃうんだ。
小泉63歳より年とって見えない?
外人だからかなあ、70と言われても信じてしまいそう。
>>904 クラクラきすぎてアシェンバッハのようになっちゃダメよ。
>>899の写真みたいなのが、ふと立ち寄ったコンビニにいたらどうする?オマイラw
ニューハーフだと思う
>>907の写真みたいなのがコンビニにいたら
カラーボール発射準備するね・・・
鷹塔摩利が50であんなになるとは信じがたいな。
マツケンが52歳なこと考えると老けすぎ。
サンバなんて踊ったら骨折しそう。
坂本龍一と忌野清志郎は54歳
50代の現役バリバリロッカーなんて沢山いるのに
何だその老いざまは
美少年でも摂生しないとこんなになるのね…
痩せすぎてると老けて見えるし、華奢な骨格は貧相な感じを受けてしまう。
ロマンスグレーなオスカーやユーリは何となく想像できるが、エーリクが心配・・・
>ロマンスグレーなオスカー
… !!!
バルバラの4巻やっと読んだ
うーんなんかスッキリしない・・・
時夫が細眉キリヤの喪失感を嘆く気持ちはわかるけど
自分の本当の子である太眉キリヤへの愛情が、
あまり描写されていないからかなあ
なくはないけど、細眉キリヤへの哀惜描写のほうが強すぎて
2歳の時、保育所で「お父さん、いっしょに帰ろう」と言ってたキリヤ(太眉)
バルバラで「ぼくそっちへ行けないんだ」と言ってたタカ=キリヤ(太眉)のシーンが
すごく切なかったせいだろうか
どっちのキリヤもなんかかわいそうだ
でも大きくなった太眉キリヤは、細眉キリヤよりは幸せなんだよね。
離婚家庭とは言え両親は仲直りしたようだし、父親への葛藤は
時男に襲いかかってやっつけた(時男は熱出して寝込んだ)ことによって
昇華されたようだし、現世からの逃げ場としてのバルバラも求めなかった。
だから細眉キリヤよりずっと落ち着いている。
時男も慣れるにつれて太眉キリヤへの愛情を取り戻すだろうし。
でも、あの設定だと時男は新しくなった方の時間が進むにつれて細眉キリヤのことを忘れて
しまうような気がして、それだけに細眉キリヤが一層あわれなんだよね。
細眉キリヤはバルバラで幸せに暮らしているのでは
二人のキリヤを知ってる時夫だけが、心の整理がつかないんだよね
だから心の整理をつかない父親を持ってる現世の太眉キリヤが気の毒な気もする
まあそういう葛藤は乗り越えられる人間として育ってきたことに
なっているんだろうけど
細眉キリヤは父親との葛藤以外にも学校の問題とか
いろいろ悩みをかかえてた。太眉の方はその点どうなってる
んだろうね。
読者はずっと細眉に感情移入して読んでるから、その子が
トキオの実の子であろうとなかろうと読者にとっては一番気になる存在。
923 :
919:2005/10/10(月) 17:01:35 ID:???0
>読者はずっと細眉に感情移入して読んでるから
ああそうか、自分はそうでもなかったから気になるんだろうなあ
萩尾さんの視点も細眉キリヤへの感情移入度が高そうだしね
せつなさとか、漠たる感じとかをどうしても感じずにはいられないんだけど、
それでもあまり悲愴を感じないのは、想いを馳せる先が未来だから、かな?
本(メッセージ)は、一回しか送らなかったのかな、トキオ・・・。
(キリヤが本を開くと、ひらっと紙が落ちたりして。
「これがぼくの愛 これがぼくの心臓の音 きみにはわかっているはず」)
・・・真面目な話の最中にごめんなさい)
誰かにバルバラの夢を見てもらって、
現実世界では明美さんと太眉と暮らし、
バルバラではダイヤと結婚して細眉を肩車したり
しながら暮らせば、トキオは一粒で二度おいしい
人生を送れると思うのだが。
そこでサチコの出番ですよ!
誰がバルバラの夢の続きを見てるか現在の時夫にわからないと潜れないよな。
たぶんライカの妹なんだろうけど接点が無いと無理そう。
あの本は最初はアルファベットだったってことはあの本を贈ったのは
本来はエズラだったのかな?
最終のバルバラの世界って
エズラ(祖父)
細眉のタカ(息子)
青羽(孫)
すげー関係・・・
>>928 アルファベットのやつは千里からもらってたよ。
日本語に変わってたのは未来は少しづつ変わってきてるって意味かと。
また話し戻して悪いけど、ビョルンも美しいが、
ヴィスコンティ本人も美しいんだよね。
若いときの写真なんて悪魔的な美しさ。
現実にもこんな美青年がいるんだと
ショックを受けたのを思い出す。
>>931 へえそうなんだ!
美青年で貴族の家系で美術の才能もある。(映画は退廃的な美しさに満ちている。)
最強ですな。
悪魔的っていうか、悪魔の役をやらせたら似合いそうな顔かな。
50のときならビョルンに完勝。
マーちゃんらしき若い奥さんは現代のパン屋にいたけど
ダイヤは現代では出てこなかったね。
935 :
花と名無しさん:2005/10/11(火) 13:49:17 ID:yYc5NtIe0
>>934 マーちゃんのいるバルバラは100年後なんだから、
現代のパン屋では、まだ生まれていないのでは?
自分とダイヤの年齢が40代って言ってたところがあったし。
カササギパン屋の、ハジメちゃんとエリちゃんを覚えてるって言ってたオバちゃん
連載中は時間が合わないと思っていたんだけど、あれは親以前の世代の記憶だね。
2130年の戦争までに、一般人の中に心臓食いが広がってたのかな・・・。
世界に見捨てられていると絶望感を抱きながらも、
安易に人類の意識の一体化になびかない細眉キリヤが好きだな。
「オレはオレでいい」
「目覚めた君と話したい」
と青羽に言うキリヤがいい!
それなのに、細眉キリヤがバルバラに行って、
バルバラが生き残る。その後青羽の望んだ通り「みんな一つになる」
という世界が来るのだろうか?
細眉キリヤの望みはどこにいてもかなわないのだろうか?
そう思うとバルバラのラストに今ひとつ納得できない。
937
それはまだキリヤがトキオと親子だと思ってたからじゃない?
青羽にそう言ったのは。
いや、「俺は俺でいい」と言っていたキリヤがバルバラにいくことで、
もしかしたら一つになる未来を回避できるかもしれない、ということでは?
「アメリカン・パイ」と「小夜の縫うゆかた」
は何度読んでも泣いてしまう。
>>936 あーそっか!
私もそのおばちゃんの発言がよくわからなかったけど
心臓食べてたせいで知ってたのね。
>>939 私もそうであってほしいと思ってるけど、
人類の意識一体化が避けられるという
暗示はどこにもない。
自分自身であろうとする健気なキリヤは
救われない…。
バルバラの創設者はアオバだから人類の意識一体化計画を進められる場だったと
思うが、住人は結構個性的だったよね。
共有するのは記憶だけで個性まで奪うところではなかったような。
>>936 あのおばあさんは年を取ってから「不老不死」になったんだな、と解釈してた。
地球人が「若返り」して「不老不死」になるとバルバラ人として収容されるんだよね?
一般人に心臓食いが浸透していくうちに「不老不死」になっていくのかな。
それともカーラがパリスに心臓を食べさせることに成功したのかも。
エズラの記憶がよみがえったパリスがバルバラ蛋白の合成に成功するとか・・
エズラって裏エドガーって感じだね
子供の頃の顔も似てる
老化の早いエズラの一族は、不老不死のポーの一族の裏返しみたいなもんかも
うん
14で時が止まったエドガー
15から老いが始まったエズラ
エドガーが年をとったらこんな感じだろうなあと思った。
パインはエズラ似ってことは、かなりの美少年なんだよね?
あんまりそういう描写なかったけど
>>945 不老不死とは無関係だけど、「あぶない未来少年」の
シスコン遊羽もエドガー系。あの話はジーンと美衣の初恋物語が
微笑ましかったけど、「バルバラ」は時夫とマリエンバード以外、
現在進行のラブストーリー?は無かった。美形な若者が沢山いたのに。
(ライカ→キリヤも友情に)メインは時夫→キリヤ(タカ)の父性愛と、
菜々実さんとエズラの懐古愛。一巻ではキリヤ(実はタカ)と青葉が
主人公だと思ってたけど、結局時夫と奈々実さんだったのか・・・
青羽は本当は細眉キリヤが気に入ってて、火星だのなんだの言って
自分の方に引きこもうとしたけど失敗したんで、ワタライを使って
タカとキリヤを取り替えたのかもな。
パインがエドカーなら、青羽はマリーベルだね・・・
髪型もかぶるし。
>>947 パインがかわいくないなら、エドカーの子供時代もかわいくないじゃんw
太眉のキリヤはあぶない家のカズ
>950
×マリーベル
○メリーベル
>951
(*´Д`)アハーン
スマソOrz
アランは死んでしまったけど、エドガーは今でも生きてるんだよね?
もちろんだとも
日本にはいないだろうな
最初読んだときは途中「なんじゃこりゃ、エヴァ?」と思ったけど、
2度目から、何度読んでも泣ける。
たかがマンガだし、泣くような作品じゃないんだけど・・・。
予想より短かったけど、すごく良い作品だったな。切なかった。
そんな漏れは「A−A’」を何度読んでも泣ける。
そういえば、バルバラのキリヤとA−A’の主人公2人の
喪失感は、同じ種類のような気がする。
同じだけど違う、だけど脈々と繋がる時間の流れ。
この宇宙観。萩尾さんはやっぱり天才ですね!
A−A’は海外でも翻訳されててamazonの評でも評価されてるよね
>>930ちょっともどるけど、個体発生の本の話。
タカがニューヨーク生まれで母語が英語だったのと、
キリヤは日本育ちで日本語が母語だったのと関係してるんじゃ?
日本語の本をもらうことになる細眉キリヤのほうが本当は母語が
英語だったんだろうけど、この辺は時夫のタカとキリヤのイメージが
クロスしているところだと思った。バルバラでは終始タカとキリヤの
イメージがダブったり離れたりするけど、夢の世界がいくつもパラレルに
関連しあいながら存在する、というコンセプトを暗示してるんだと思った。
英語学専門の自分としては、アメリカで育ったアカネ姉妹とパリスの
バイリンガル度と留学生エズラの日本語レベルを非常に疑問に
思った。あんなに日本語ウマクならないよ、海外育ちはふつう、、、。
でもあれかな、遺伝のおかげでエズラもパリスも語学の記憶力がよかった
のかな、、、って深追いしすぎ?
攻殻世界風に言うなら情報の並列化を行ったんだろう。
>>956 エヴァか。最初読んだときは、小松左京の小説を連想した。
年の差かな。w
>>958 2段落め。
そうかもしれない。が、どうでもいいことかな。
980位で次スレか脳
>953ええっ?エドガーは最終回の火事のところで死んだんだと思ってた。
いや、懐かしいな。萩尾スレの4〜8あたりかな。
あの頃名無しで電波飛ばしてたんだけど。
>アランは死んでしまったけど、エドガーは今でも生きてるんだよね?
まだ、こういう話してるんだねw
久しぶりに読み返したら来たくなった。
萩尾さんずいぶん親子関係に拘ってるね。
兄弟の形をとって自分の分身みたいなのは当時の少女漫画のモチーフだったか、
なにかの読み物でよんだ気がするけど、忘れた。この辺は「少女」の内面かもしれないね。
俺は男だから分からんけど。
(ああ、検索に引っかかって欲しくないな。)
「訪問者」はきつかった。
彼女の描くものってなんか淡々としてるんであんまり好きじゃないんだけど、なかなかきつかった。
オスカーの目線で話が進んでるのにグスタフの方に比重があるよ。オスカーすごくしっかりしてるからね。
ナレーションみたいだよ。
義父、実父、犬、刑事、神、母親、家の子いりまじってずいぶんアクロバティックだけど
ありゃ健全な人間の読み物じゃないよw
好きじゃないのによく読んでるんだね
って結局何が言いたいのかが良く分かんないや
つーか、健全な人間ほど読んだ方がいいんジャマイカ?
普通に両親に愛されて育った子は、家の中に居場所がない子供の気持は
想像もできないだろうからね。でも、事実そういう寂しい子供は沢山いる。
小説やドキュメンタリーや『訪問者』なんかを読んで追体験するしかないだろう。
>>966 レスを見て、うえっ となった自分はかなり歪んでるのだろう。
正直二次媒体を見て、現実世界の相手の気持ちが解った気になってる香具師ほど
タチが悪いものは無いとオモ。
読んだほうがいいと思える人は、知らずにその状況を作り出している人ね。
ってか、エ ヴ ァ の検索に釣られてきた香具師にかまわん方が(ry
自分の体験だけがすべて?
>>966 母子って萩尾さんにとっての実存だったのかね。
でも、結論のない理窟みたいなすっきりしない感じがあるんよね。
萩尾さんより実力がある少女漫画家って誰だと思いますか?主観で結構だから教えください。
>コテハン
実際の人間関係に結論なんかあるもんか。作品を作品として楽しめずに何しに来てるんだ。
それと読み手をけなすのはやめた方がいい。
コテハン氏が不特定多数の読者より「上」の読み手であることは実証できない。
>970
何をもって実力というか不明で答えられない。
各世代にまんべんなく大量の読者を抱え、ヒットを数十年間飛ばし続けてきた実績なら
萩尾さんはトップクラスと思われるが、それでもいわゆる「当代の大人気作家」であった
ことはない。
あなたの愛する作家が、「主観によって萩尾さんより実力があると判断した少女漫画家」です。
優劣で考えたことないなあ
他に好きなのは山岸さんとか大島さんだけど。
う〜ん、萩尾さんがNO1だな〜
このスレの人達が萩尾さん以外に好きな漫画家は誰なんだろう、ってふと思った。
年代にも幅があるみたいだし。
読み手の技量も問われるので、一概に作者云々もムズカシイ希ガス
読む時期もあるなぁ
小学校、高校、失恋中、らびゅらびゅ中w、就職、浪人、に〜とくん、
読む人の環境でも、受け取るものは違う
それでも萩尾望都という作家は、良い作品を書いてると思うけどねぇ
ま、読み手次第棚w
昔、NHKのソリトンという番組で萩尾さんが大塚寧々と対談してたけど
その時に「夢」の話で盛り上がってたな。
その頃からネタの片鱗はあったのかな。
色んな理由で色んな漫画家さんが好きだからなー。
というか、作品が好きだからその作家さんが好き。
どうしても5人選べと言われれば選ぶけど、毎週違いそう。
んでも、萩尾望都は毎週入ってそうな気がするけど。
980 :
花と名無しさん:2005/10/13(木) 06:24:49 ID:xfQ6VevI0
わたし沖縄に住んでるんだけど、萩尾さんってバルバラの連載が
終わってからこっちに取材に来たんだよね。
すごいワクワクしたw 那覇空港でねばってたら会えるかもとかw
次回作に関係あるのかな。関係あるとしたら楽しみ。
てか、1度でいいから萩尾さん会ってみたいYO。
上品に年をとったって感じの人だよね。やばい妄想止まらん。
萩尾望都のまんが嫌い
もっと嫌いなのは、萩尾信者
「他の漫画家より断然優れてる萩尾の漫画」を薦める儲が痛い
首根っこ掴んで無理やり、読ませる漫画じゃないだろう
う〜ん、なんとなく気持ちはわかるんだけど
過剰に反応しすぎてない?