1 :
花と名無しさん:
2 :
花と名無しさん:03/11/10 22:06 ID:pvkB5+/D
part8付け忘れたすまん
乙!
あと二ヶ月ちょっとで20巻だ!
1さん乙です。
20巻早くよみた〜い。
予想として、1月に20巻が出ると書き込みの量が激増するだろうから、
ぱーと8は3ヶ月でいっぱいになるかもな。
7 :
花と名無しさん:03/11/11 19:12 ID:0j1QtJUm
1さんスレ立てありがとう
新刊発売を楽しみにしながら、またまた里中先生や歴史について語っていきましょう!
色々な女とつき逢うのが楽しい天武と
好きな女ただひとり十市だけです。と言い切る高市。
親子なのにこの差は・・・・
それに天武の血を引いているのに気弱な草壁 かる オビト。
しかしこの三人はあっちふらふらこっちふらふらと、理想の?女性を求めて歩いている
性の部分だけは天武似なのでした!
>8
でも草壁はいろいろな面で努力しているし、それなりに誠実であろうとしているから、
別枠にしてやってほしいなぁ。草壁贔屓なもんで。
それに中大兄の言ってたように、彼は遠智の血が強く出たんでしょう、きっと。
ついでに首の場合、気弱っていうか、もはや病気の域っぽい気が…
珂瑠が首について「こんな私と宮子の子。とても丈夫に育つまい。
あれが大人になるのを待つだけ空しい気がする」とか言っていたのは
ものすごく冷静で客観的な見方だと感心したけれど
父親としてそこまで言うのはひでーやwと思った。
でも首はなんだかんだ言って長生きしたね。
そうだよぉー首だってひ弱なりにがんばって長生きしたw
>>9 草壁は男友達だけじゃなく女性に対しても誠実ですね。
優しすぎてカワイソウな気がしますw。
カルは宮子の扱い方がイケナイし、紀ぃみたいな
女に夢中になるのがなんとも・・・わからん。
手記や残照記で書かれなかったけれど首にも万葉集をみると
自主的に好きになった女性が2人いたらしいですね。
海上女王とあともう一人、歌のやり取りをした人がいたらしい。
でも自分の実家で嫁の実家でもある藤原氏が怖くて、強くアプローチ(婚姻するとか)
できなかったみたいだ。
もう少し、首にも娘や妻にある強引さがあってよかったんじゃないかな?
そうすれば歴史は変わったかもw安積親王も暗殺?されること無かったかもね。
>もう少し、首にも娘や妻にある強引さがあってよかったんじゃないかな
まあ、彼が図太い神経の持ち主なら、奈良の大仏も存在してなかったかも知れないな。
その方がなんぼか庶民にとっては助かっただろうが。
でも草壁・かる・首の3人のうち自分の意志で
女性を求めたのは草壁だけなんだよね。
あとの2人は(里中漫画で描かれた限りでは)与えられた妻ばかり。
草壁が恋して結ばれた阿閇がいながら大名児に心を動かすあたりは
ちょっとなあ、と思った。
もちろん誠実で優しい人であることに変わりはないけれど。
しかし草壁・かる・首のうち自分の意志で女性を求めたのは
実は草壁だけだったりする。
恋して結ばれたあへがいながら大名児に
心を動かすあたりはちょっとなあ、と思った。
あとの二人は(里中漫画で描かれた限りでは)与えられた妻ばかり。
>>9 びょーきってw
母親からの遺伝???
みたいな書き方を里中さんにされた首だけれど
聖武天皇はもっと強固な精神の持ち主で
大仏も現実逃避の所産ではなかったみたいなこと
言っている歴史家もいますね。
年代ごとに色んな説が出てきて
どれが本当なのか結局誰にも
分らないのが歴史って面白いw
あ、すみません。
13が書きこめてないと思ったので。
現実逃避でなくて確信的にあちこち都移ったり、大仏作って税金や労働力すい上げておまけに金属中毒おこしたりさせてたんじゃ、なおさら今の感覚から見るとたちが悪い男だな。
心が病んでたんなら、まだ肯定できなくても心情を理解する余地はあるけど。
>>17 確かにそうもとれるかなぁ・・・
でも紫楽宮って発掘調査でその場しのぎではなく本気で遷都も考えた上での建築
だったようだみたいな記事を読んだことある。
そうだとしても平城京を捨て??ようとした心理が
不明のままなんですよね。この時代は本当に資料といえるものが無くて想像力に
頼るしかないのが、結構つらいです。
もっと同時代の書物があっても良かったのに・・・
私の中では 草壁>>>首>>>>>>>>>かるなんだな。
似たようなキャラを書き分けなきゃいけない里中先生も大変だ。
かるは、「虹」ではガキ、「長屋王」では死にかけで、見せ場がないから
感情移入できない。宮子に子供ができたときの反応でが見もの。
…オロオロして、困るんじゃないかな。
讃良の母としての資質に問題はあったかもしれない(天上では)
だが、珂瑠と首の代理母である三千代の育て方にも疑問を
感じます。
たぶん、少数派だろうけど、私は
かる>草壁=首かな
かるがいいというよりか、他の二人が挫折したりショックを受けるととんでもない方へ
逃避してるのにかるにはまだそれがない、という比較の問題だけど。紀皇女の件でもショックを受けながらも冷静に彼という人間を理解して対処してるし。
この後、どうなるかは判らないけど、「残照記」での最後を見ると、父や息子ほどの逃避はせずに現実と向かい合いながらこの世を去ったんじゃないかな
それが的確な判断を伴ってたかどうかはともかくとしてだけど。
でも、考えてみれば草壁には同性・同年代のライバルたちがいた。
だからこそ成長する過程で色々悩んだり、向上心を持ったりして、挙句そんな彼らを
刑死or日陰の境遇に追いやったりもしたからこそああいう最期を迎えたんだよね。
それだけでも息子や孫とはちがうかな?とも思うんだが。
どうでも良いが、草壁・かる・首・・・の直系で中年まで生きたのは首だけ。
なんか寂しいな。
>>21 私もそう思う。かるに比べると草壁も首も周りの人を振り回しすぎ。
特に草壁の最期は妻に自分を殺させるなんて最低だと思った。
>>23 そうそう。
死んじゃう方はそれでもいいけど、
残された方は一生その罪の意識とかに悩まされるよね。
そんな死に方をさせる里中先生は罪作りだ。
紀ィの死に方もだけど。
>>23 母である地頭よりも妻のあへの方が草壁をよく理解し評価を
見出すことが出来たなんて皮肉だ。
かるを評価してくれた人は宮子?
首にはあへのような存在がいなかったらしいのが気の毒だ。
>>26 県犬養広刀自が首の理解者だったことを祈ろう。
癒し系の顔だちだし。
草壁は最期の「早くらくに…!」さえなければそれなりには
好きなキャラだった。
たとえば扉の向こうで阿閇が「あなた開けて!何をしているんです?」
ドンドンドン!の騒ぎの中、頑として扉をあけないまま
「許してくれ阿閇…さようなら…」とかなら。
うーん、でもどんな形であれ
自殺は愛する人への裏切りだと思うから、なんともなんとも。。
じゃあ私はどの男性キャラが好きかなぁ
としばらく考えてみたけど、天上の虹の男性って
マッチョかひ弱か、、どれもあまり好みじゃないなw
あ、でも新田部の皮肉っぽいところは好きだ。
話は突然変わりますが、
「女帝の手記」でいくつか心に残る言葉がありますね。
なかなかいいセリフのある作品だと思います。
まずは道鏡の「心はいつも喜びたいと思っているものなのです」
失恋したときに、私の心にじーんときた言葉だった。
あと聖武の「(天皇に)なりたいと思ってもなれるものではない。
やめたいと思ってもやめられるものではない」
人生とは思い通りにならないもの、という嘆きが感じられますが、
そんな人生でも、いかに一生懸命生きていくべきか、
ということを私に考えさせてくれます。
>>29 マッチョかひ弱…ワロタが同意。
女性はそれぞれ魅力的なんですけどねぇ。但馬とか紀ィでさえ
愚かではあるけどどこかとてつもなく可愛い。
大友が一番好き。
幼少時のニールっぷりが、生き方の下手な誠実な人柄に変化していく感じが母性本能くすぐる。
草壁贔屓のかたには評判よろしくないけど
大名ごと大津が好きなのよ。
>>30 失恋でもなんでも心が空虚になっている状態に
自分の存在を認め励ましてくれる人が欲しいなぁと思う。
ので、そのような相手を見つけた阿倍タンは幸せですね。
なかなか見つからないもの。
羨ましい。
聖武天皇が幸せになれたのは死んであの世に行ってからだと思う(爆
あの皇后と離れてひとり自由になった時、やっと安らげたんじゃないかなぁ。。。
>>34 >聖武天皇が幸せになれたのは死んであの世に行ってからだと思う(爆
あの皇后と離れてひとり自由になった時、やっと安らげたんじゃないかなぁ。。。
あはは、そうかも。彼女といるといつも緊張してた感じだもんね。光明子だけは女性のキャラで好きになれない。
強引な牽強付会、我田引水な主張が多すぎて。
私も大友好き。
最期の、愛してるのにわざと十市に冷たくする辺りが泣けてくる〜。
天智に偏愛されずに平穏に生きていたら(そもそも壬申の乱は起こらんが)、
壮年男性不在の今、真面目で頭のいい大友は本当の意味での太政大臣に
なれたと思うんだがなぁ。
>35
光明子って皇后と云う身分の範囲内で好き勝手に生きた人生だったとおもう。
男子には恵まれなかったけれど、その反動でよりわがままを通しすぎた
感じがあるな。わたしもこういう人好きじゃないないです。
光明子を褒めて書いてある歴史本が多いのが不思議で不思議で・・・
いったい歴史の何をみてるんでしょうか?真実をしかっりみろ!と言いたいよ。
優秀な人ではあったでしょうけれど人間として立派かといえば違う気がする。
正倉院宝物のおかげで(^!^)~ 、気弱な夫との対比で?過剰評価されすぎてる
と思う。
>光明子を褒めて書いてある歴史本が多い
まあ、その資料となってるのは、彼女の実家の息がかかったものばかりだろうからなおさらでしょうね。
結局、勝てば官軍、負ければ賊軍、歴史は勝者の側から記録されるって事でしょう
子ども向けの伝記本なんかでも光明子は施薬院、悲田院を建てて
人々を救った慈悲深い皇后様ってことになってるよね。
自ら病人の身体を洗ってあげて、ある時重病人の膿を吸ってあげると
その人は実は仏様の化身だったという話もあった。
あとは法華寺の国宝の十一面観音のモデルになった話とか。
・・・小さい頃は信じていたよw
40 :
花と名無しさん:03/11/14 01:07 ID:hZl+FFMn
首の生き様は、現代人、こと団塊の世代と似ている。
→望んでなった人生ではない中で、すがる宗教(仏教)を見つけて追い求めることを生きる喜びとする。
→流されてリーマンになった中で、すがる趣味を見つけて追い求めることを生きがいとする。
>>40 生きがいを見つけられないままで一生を終えてしまう人もいる
と考えれば、生きがいをもてるだけましだったのかも>首。
>>38 ご丁寧に美人伝説まで作ったしね 藁。
悪事隠蔽工作だなw
わたしは光明子に美人のイメージがもてなくてw
だからといって不細工だったとも思わない。
並顔だったんじゃないかと、広刀自は可愛らしいイメージがあるんだな。
30を投稿したものですが。
もしかしたら、引用間違っていませんでした?
(本は実家に置いてあるもので)
正しくは、「命はいつも喜びたがっている。
だが、心に引きずられて悲しんだりしてしまう」だったような・・・。
「命」と「心」を取り違えてしまいましたが、
どちらにしても、心に残るセリフであるのは間違いありません。
あと、「手記」でいいな、と思ったセリフは、
「人はいつか必ず死にます。そんな当たり前のことを祈るなんて、
人生を無駄にしています。」
生きる気力を失った阿倍に、道鏡が言った言葉です。
>>43 天虹、手記、残照記を読むと皇族も庶民と違う「苦労」が存在していて
大変だなぁと思った。
とくに身分ある人らはそのプレッシャーが凄く重圧で疲れるんだろうな。
生きるって大変。
人の褌で相撲をとる藤原氏みたいな生き方をすると楽かもねw
自分より先に他人を気遣うよりも自己中心的でいるほうが、生き易いんだと思うから・・・・
>44
天上の虹で、あへが出産するとき死ぬほどの痛みを我慢して、
ケロッと子供を生んだようにみせたこと。
あれは皇族だからというより、彼女だからというべきか。
>>44 でも、ああいう、跡継ぎ問題とかは遺産相続も絡んで庶民の家でもよくありそう。
もちろん、スケールは違うだろうけど。
万葉集読んでると、新聞の三面記事読んでるのと似た感覚覚えることがあるよ。
弘文天皇の死では泣いた。
虹では持統天皇だけでなく
大半の登場人物が主人公たり得ると言えるのではないだろうか。
>>47 わたしは持統天皇ではなく脇役人物の生き方に興味があって読んでいます。
漫画の中でも「上皇」になったというか…。
大海人も死んじゃって、息子のライバル蹴落として、ようやく孫を即位
させた今、さららってすでに話を動かすという意味では「主役」じゃないし。
キャラが立ってるから、その時によって誰をメインに持ってきても面白い。
そうだねえ、、
その時々の歴史上で旬?の人のエピソード、の取り上げ方が
うまいよねえ、サトちゃんって。
ところで、額田ってキャラがメーテルとかぶってる、と言ってみるw
だれか、前に「天上の虹」の光明子と阿倍の関係って「アトンの娘」のネフェルティテイとセダの関係に似てるって言ってたけど、光明子とネフェルティティでは、光明子の方が好きになれない。
ネフェルティティはセダに対して母としての娘への愛が感じられたのと、それなりに熱い理想に燃えてたのに対し、光明子には阿倍への母親としての愛情も、実家の繁栄以外に理想もあまり感じられないからだろうか。
「残照記」の首はあそこまでヘタレだとギャグっぽくてお笑いキャラにしか見えなかった。
草壁は、悩みながら傷つきながらも現実と対峙していたと思う。
やはり讃良の息子だよ。
だから大津が死んでから狂ったとも云える。
カルはねぇ・・・気弱なくせに性格軽いのか?、女に現を抜かしているんじゃなぁい!
宮子タンはカルに遊ばれたんだね。。。性欲処理係みたいなもんか?
53 :
花と名無しさん:03/11/16 00:41 ID:8AKqClzx
>51
「アトンの娘」はセダに対して父親の愛情も感じました。
わたしも、「悪」!?の自覚を持って行動しているネフェルティテイの方が好きです。
最後、そんな自分を反省する場面があるし・・・。
そうですね、指摘されてみれば・・・・
漫画を比べるのは、おかしいのかもしれないが「女帝の手記」には{家族愛とか家族の絆}みたいなものは殆ど感じられませんでした。
阿倍ちゃんの家は典型的な核家族の肖像でどこか寂しい。
たった一人の娘だから大事に育てられはしても、両親や周囲から
内親王なのを残念がられていたと思うな。
微妙な愛情を受けていたのかも・・。
しかし、
聖武も光明子も阿倍も、三人共がわがままな性格なんだと思う。
(特に聖武は宮子タン復活後。光明は四兄弟死去。阿倍は晩年。)
だから、気持ちがバラバラなんじゃないかな。
54 :
花と名無しさん:03/11/17 17:22 ID:op3oydWN
草壁皇子、やっぱり君はなさけないよ。
28歳にもなりながら。いい年した大人でしょうが。
母親を止められなくてどうするの。やっぱりあなたは、天皇には向いていない
即位しなくて良かったと思いますよ。
天皇向きじゃないからって、即ダメ人間って訳でもないだろ
大友も「天皇じゃなく、文人だったらいい人生を送れただろう」と言われていたね
>>56 「教養人としてこの国の文化に貢献できる人材なのに」みたいなニュアンスじゃなかったっけ?
まあ、子孫の淡海三船がその方面では十分、貢献してるから、あながち、大友の存在は無駄でも無意味でもなかったと思う。
>>54 うぅぅん〜でも草壁は優しさが取り得だから・・・ってあへちゃんが
草壁を庇う気持ちわたしにはわかるのよw
それよりカルが心配です。
夫を構うあまり子育て失敗したかしら。
草壁
カル
首
三代続けてダメダメ人間って凄いね。
よっぽど育て方が下手糞だったとしか思えない 藁。
里中さんは女性を強く書きすぎて男性をへタレに書きすぎて極端
なのかもしれないが。
男性が情けないのも悲しいさがある。
60 :
花と名無しさん:03/11/18 05:22 ID:dRu9JMqG
小学校の時に覚えさせられるのが「大化の改新」と聖武天皇なんだけど
納豆(710年)とか鳴くよ(794年)とかで暗記しませんでしたか?
仏教をあがめた偉い人だと思っていたのに漫画を読んでちょっと(かなり)がっかりだよ。
珂瑠をスポイルしてるのは阿閇じゃなく疑似ママ、三千代だと思う。
>>60 塾の先生は聖武天皇を「仏教オタク」と表現していた。
言い得て妙。
そういえば光明子の直筆が残ってるんですよね。
1300年も昔の人の書いたものなんだなぁと思うと感慨深い。
首の書いたものも。
両方の字比べると、里中さんの漫画のあの二人の性格が連想される。
うんうん、首は繊細な文字で1行にぴったり同じ文字数。
光明子のは力強い文字で1行の文字数もバラバラ。
そして最後に大きく「藤三娘」の自署。
美千代、途中から不比等とグルになって己らの野望のためにかるを
遠隔操作したフシはあるけれど、最初はそんな野心や打算もなく、
ひたすら純粋にかるに仕えてたはず…なのになぁ。
まあ、かるのヘタレっぷりはもともとの気質なんだろうね。
>>36 私も大友、好きでした…
好きなのに冷たくするって…せつない!
だからそんな彼に「愛してる」と言えない十市が嫌いで。
でも大人になったら十市の気持ちもよく判ると言うか、
彼女の気持ちも考えると辛かったです。
年代によって感じ方も変わってくるなーと。
話それて申し訳ない。
>>66 三千代、頼れる采女だったのにね。
不比等の毒に汚染されたか…
でも「長屋王残照記」になると、あれだけ三千代を信頼していた
阿閉も操られ、利用されていたのを疑っていたしね。
不比等は鎌足に言われた「おまえの頂点は讃良さまだ」というのを
守ってるとすれば…まあ、直系で気弱な珂瑠を操る気にもなるかな。
「天上の虹」では三千代さんの身分、「采女」ってなってるけど、ほんとは違うんでしょ。
最初から子持ちの人妻だったし、最初の夫は一応王族だし。「女官」の何かなんだろうけど、正式な職名は何ていうんだろ?
>>69 辞典を見ると三千代は内命婦だったとありました。
内命婦とは何かを調べたら後宮に出仕する女性で
五位以上の位階を持つ人のことで、
乳母・采女・女孺から命婦になるとも書かれているから
若き日の三千代が采女でもおかしくないのでしょうね。
>>64 光明子の字を褒める人が多いけれど、とかく上手な字とは云えないと思う。
下手ではないけど雑な字だよね。
教養のある家庭で育ち書道を習っていればあの程度の字は普通に書けるのでは
ないでしょうか?
逆に聖武天皇の字は、綺麗に書かれていてすきです。上手だと思う。
72 :
花と名無しさん:03/11/19 00:26 ID:QkXCCgq5
1300年前に書かれた字をみると、その時代がそれほど遠くないように感じてしまいます。
そして、字をみていると史書の中にいる架空人物ではなく
「あぁ実在いた人間なんだなぁ」と感動する。
>>71 「上手」という意味で誉めるというより、
雄々しくハキハキした字だ、という「好意」の意味で誉めてるんじゃないかな。
>>73 元気があって大変よろしいってことなんだね。
自分は世界文化社発行の漫画が美千代とのファーストコンタクトだったので、
里中版美千代見たとき(多分長屋王)腰抜けたよ。
ひえーっ!このオバチャンが美千代なの?って。世界文化社の方の美千代は
健気で頑張り屋の美少女で、不比等もオトコマエだったんだもーん。
ちなみに美努王の僻み癖やら権力づくの強引さが、大友そっくりだった。
光明子とおなじく美千代も皇室を支えた尽くした乳母として
皇国史観の授業を受けた昔の人に美化されすぎている。
悪女が賢女と崇めてもらえるのは母になるのが一番らしい・・・
>77
暗い話だ。
79 :
花と名無しさん:03/11/20 02:17 ID:GpGV5Gcr
>>76 不比等と三千代はかつてお互い好意を持っていたが
美努王が無理やり三千代を嫁にしたんだよね。
不比等は三千代への思いをどうにもできず不意にあへに手を出しちゃう。
三千代が主役の漫画だから障害(美努王、あへ)を乗り越えてやっと結ばれた・・
ロマンチックなラブシーン(キラキラ)・・みたいな少女マンガの王道。
「額田王」も絵がかわいくてよかったよ。でも鎌足が一番好きだったというのは
何か違うと思ったし天智はいじわるそうで天武はひ弱そうに描かれてたね。
「光明子」は絵が大人っぽくて内容も漫画というより説明的でいまいちだった。
>>79 ちょっと待って、「あへ」というのは阿閇皇女さまですか、それとも
同名の采女?
不比等と阿閇っていうのは創作であっても嫌〜〜!
ところで、みぬ王との子は橘諸兄なんだよね。
諸兄は「女帝」ではいい人っぽいかんじじゃなかった?
あと、平安時代になると、その子孫から皇后も出てるっしょ。
嵯峨天皇の皇后、嘉智子たんですね。
嘉智子たんと言えば風葬にされた説はあれは本当のことなんでしょうか。
檀林皇后九相図とか…… こえー
たぶん、その後勢力挽回した藤原氏当たりが橘氏をおとしめるために故意に流したんではないかな。
推測だけど。
>>79 私はあのシリーズでは「光明子」が一番好きだったけどな。
奈知未佐子の絵もあっさりしてて良かったし、内容もあんまり、史実から離れてない感じだったし。
>>83 貶めるって「風葬」のこと?
あれはぜんぜん貶めることにはならない伝説だと思うけど。
むしろ逆。
あと、当時風葬はよくあったんだよ。
何歳以下の子供は「人間未満」だから例え大貴族の子供でも、
遺体は動物と同じように野に捨てられる風習だったとか。
85 :
花と名無しさん:03/11/20 14:55 ID:33cGUCNX
あすなろ坂の話ししていいところ?
86 :
花と名無しさん:03/11/20 15:26 ID:LS3TsnF1
結局、美千代たんの子孫はみんないったんは繁栄してるのね。
withみぬ王
橘諸兄
むろ女王(藤原ホッケに嫁ぐ。長手たんの母)
withフヒト
あすかべ(光明子)
末永く続いたのはムロ女王たんね。
87 :
花と名無しさん:03/11/20 15:28 ID:LS3TsnF1
>>85 もちろん!
ところで女性週刊誌であらすじをちらっとしか読んでないんだけど
昼ドラの「真実一路」ってけっこうあすなろと重なるような。。。
全然違うようだったらめんご。
88 :
花と名無しさん:03/11/20 17:06 ID:33cGUCNX
あすなろの新吾って何故芙美との再開を待たずして結婚していたんだろう?
あと武史って他の男の子供を産んだ女を夫婦関係もないのに妻として愛していたんだが,
なんだかとっても設定に無理があるような気がします。
>>88 まさか、あの一夜で子供が出来たとも思わなかっただろうし、既に芙美は武史と結婚してると思ったからでは。
まして、自分は賊軍方、奪いに行くわけもしなかったし。そのうち、助けてくれた家の娘と既成事実が出来てズルズルと、とか。
武史のプラトニックラブについては私は別に疑問も思わなかった。
彼のストイックさからならそれくらい、自分を律することは自然に思えた。
>>87 教えてチャンでスマソが、昼ドラの「真実一路」ってどんな感じ?
>>88,89
確かに武史は扶美に対しては、聖人君子過ぎるかも。
そのアオリを食らったたまえ(だったか?お手伝いさん)が哀れ
91 :
花と名無しさん:03/11/20 17:50 ID:31ja/z6M
確かにねえ・・一回で子供が出来るなんて・・
とくに二人ともバージンだったから知識もなかったのか?
しかしあの時代って避妊はどうしていたんだろうね。コンドームがあったわけでもないだろうし。。
誰か知ってる?
92 :
花と名無しさん:03/11/20 19:23 ID:y2+yJ3Pu
>>80 「あへ」はおっしゃるとおり、阿閉皇女でした。でもそんな変じゃなかった。
あれはあれで面白かった。次の光明子は三千代のイメージがあまりに違って違和感。
ここで上がっている三千代や額田、光明子の物語は
ロマンコミックス「人物日本の女性史」シリーズですね。懐かしいな。
石川郎女(大名児)なんてマイナーな人もあったりして面白かった。
ヒロインには夫以外に秘めたる恋人がいるという設定が多くて
光明子も文武天皇の落胤の僧侶と清い愛で結ばれていた。
私もあの光明子はけっこう好きでした。
里中作品からは外れた話ですけれども・・・
>93
石川郎女に出てくるさららさま、モロ「極 悪 人 」
石川郎女は瞳がキラキラしてるのに、さらら様だけ催眠術にかかってる
かのようなグルグル目だった。不憫…。
95 :
花と名無しさん:03/11/20 21:32 ID:31ja/z6M
>90
たまえは新之助の奥さん。女中はたえだ。一字違いだったね
>>93 「石川郎女」はラストの地の文に明らかな史実に関しての間違いがあったな。
あれで、あのシリーズに関する自分の評価は一気にさめてしまった。
98 :
花と名無しさん:03/11/21 21:33 ID:1ZgaMh4q
芙美は武史の死後新吾とよりを戻したかった節があるけれど,これってどうよ?
女って一度興味を失ったらそのままである場合が多くないかい?
新吾から武史にいったとしたら武史が死んだとしても新吾に戻らないと思うけれどな普通。
みなさんどう思いますか?
私だったら第三の男を開拓するが・・・。
>>98 それは人それぞれかも知れませんね。
それはともかく、このマンガの中の女性、特に芙美とみどりって、
本命の男に未練タラタラなんだけど、ちょっとでも女性の影が見えると
キープくん(武史さんや樹一郎さんて最初そんなカンジ)に急に
愛情を感じるようになりますよね。
なんか、そういうところが虫が良すぎるなぁ…と思ってしまいます。
>>98 晩年の二人を見てると、結局過去にはいろいろあったけど、最後はいい茶飲み友だちって感じもする。
なんか、額田と藤原大嶋にも似た雰囲気があるかな
男と女の仲なんて人生突き詰めれば最終的にはそうなるのかもしれないけど
101 :
花と名無しさん:03/11/22 19:12 ID:RjUHtoeF
>99
芙美とみどりって似ているよね。さーしゃが新吾で喜一郎が武史だ。
みどりのほうがハイパーになっているのはどっちの男もゲットできたところかな?
これって時代の差?やっぱり女だったらどっちもゲットするのが夢ざんす
102 :
花と名無しさん:03/11/22 19:16 ID:RjUHtoeF
>100
そうだね。でもほのぼのしているように見えても最後には芙美,新吾と敬称なしで呼び合っていたっけ。
色恋は永遠なんじゃないかな?私は新吾が「生涯芙美だけを思い続ける」といったことを守った気がするよ
みどりの樹一郎への思いは恋とは少し違う気がするんですけど、私だけかな?
尊敬や夫婦愛は確かにあったと思うけど、恋愛感情はサーシャに向けられていたような感じがする。
みどりが自覚しようとしなかっただけで。
芙美のほうは、新吾との再会で現実に立ち返ったという気がします。
過去ログにもあったけど。
漫画読む限りでは、みどりが樹一郎を愛していると読者に納得させる
シーンがほとんどなかった鴨。男女の愛ではなく敬愛って感じかな。
やっぱりサーシャとのエピが初めにドドーンとあって、みどりは一途な
女の子という設定なのに、樹一郎を男として愛する設定というのは、
ちょっと無理があったのかも。
もしわたしがみどりなら、樹一郎を選んだ段階でサーシャと二人っきりで
会わないようにするがなー。
105 :
花と名無しさん:03/11/23 18:26 ID:Z9L3CRZ9
真実一路のホームページいってみたよ。確かに話しがすごくよく似ているね。
里中さんはもしかしたらこの小説をベースにあすなろを書いたのかも?
むつこというお嬢様が使用人の男と恋に落ちて一夜の交わりで子供を宿すが,その男は出征戦死。
その代わりの男と結婚して家庭を築くが,初恋の男が実は生きていた。ってはなしだよ
106 :
花と名無しさん:03/11/23 18:28 ID:Z9L3CRZ9
>104
そうだね。信子があんな風になってしまったのもみどりのわきが甘かったからだと思う。
107 :
花と名無しさん:03/11/23 18:33 ID:Z9L3CRZ9
昔からすごく疑問だったのだが,武史が女中を孕ませたのを知った新吾が
「武史もつらいときがあったに違いない。俺がこの女にすがったように」
と自分の経験を重ねて納得しているのだが,男ってつらいときがあると
誰でもいいから寝たくなるものなの?
って男性はいないかな?このスレッド。女性の耳学問でもいいからプリーズ!
20前後の時期はなかなか性衝動を抑えられないもの、と読んだ事がある。
「つらい」じゃなくて、『眠すぎる』とかでもやりたくなるらしいですが。
ま、ぶっちゃけ「相手の下半身(男女問わず)さえあればかまわない」、からこそ、
夜鷹や、辻君、船饅頭が存在したわけで。
109 :
花と名無しさん:03/11/23 19:19 ID:Z9L3CRZ9
でもさ。若い男ってすごーくロマンチックな部分もあるじゃん。
誰でもいい性衝動とそのきわめてメンタルな部分が共存しているっていうのも妙だよね。
あるときは獣のようにあるときは天使のように??
はー大変そうだ
いつもいつも聖人君子してたらストレスたまる
つらいことがあって慰めを欲するか否かにもよる
そうなるかはその人しだい
若い男ではなく潜在的に人間ならロマンを求める傾向にある
真実一路は知らんがよくある設定なんでは?
>>91 江戸時代ぐらいにもコンドームあったはず・・・
(もちろん名前は違いますが、忘れた)
授業で出てきました。
まあ、だからといって一般的に避妊してたかはわかりませんし、
本を読む限りでは「穴があきそうだなー」と思った記憶が。
(素材が何か動物(魚?)の肝とかそういう系だった)
>>111 ああ、魚の浮き袋とか使ってたんじゃなかったでしたっけ?
新吾の言ってる「つらい」は108さんや109さんが言ってる意味とはニュアンスが違うように思うのだが…
コンドームって豚の腸で作ったものを使ったのがフランスの王だったはず
なんでも性病予防らしい。。。。
日本も江戸時代になると、精液射精が女性を妊娠させるらしいことが
多分勘と経験でわかりはじめてきたらしいですよ。
>>114 精液が妊娠を招くというのはもっと大昔から知られていましたよ。
オ○ニーの語源となった聖書のエピソードからも窺えます。
116 :
花と名無しさん:03/11/25 17:24 ID:bZUzxnR2
2ちゃんってすごい。やっぱり勉強になるわ。
魚の浮き袋とブタのチョウがコンドームの原形だったんだわね。
魚はともかくブタはやばくないかい?病気になりそう
117 :
花と名無しさん:03/11/25 17:28 ID:bZUzxnR2
芙美が新吾とよりを戻そうと思ったのは新吾に脈があると思ったからじゃない?
普通昔の恋人の旦那の墓参りなんてしないでしょう。新吾が武史の墓参りをしたり有馬の家を援助していることは自分に愛があると思ったからでは?
実際にそうだったんだけれどね
微妙なところだね。
新吾が武史の墓参りしたり有馬を援助したのは、新吾からすれば芙美の存在が大きかったからかも知れないけど、自分の実の息子を武史が養育してくれ、現有馬の当主になってるということもあったはず。
芙美にしてみれば、それが新吾が自分達に尽くしてくれる一番の理由と考えてた可能性もありそう。
119 :
花と名無しさん:03/11/25 21:31 ID:ukjq8wS7
豚の腸じゃなくて膀胱だったと思ったが。
まーどうでもいい。
ひさしぶりに「スポットライト」を読んだ。
ダメ母が痛かったが、貧乏さはさておいて、ああゆう母、今多そう。
古代のセックスって不衛生で汚かったのかなあ
もし、それなら性病とか子宮の病気に女性はかかりやすかったのかしら?
入りたいときに風呂に入れるのは貴族以上でしょう?
セックスの前に体を洗てたよねぇ・・・だって臭くて汚いじゃん
終わった後も体を洗わないと体液と汗のにおいが凄いから
どうしていたんだろうか?
なんか下品だけれど、女性体毛すなわちムダ毛の処理は
いつの時代でも行っていたのかしら??
気になるなあ・・・。
>>120 江戸時代の春画だと腋毛もボーボーなので
処理しだしたのは明治時代からでは?
体毛狩りはアメリカの風習なので、日本も毛狩りするようになったのは
アメリカナイズされてきた戦後からじゃないかな。ヨーロッパの女性達は
今も脇毛ボーボーですね。10年だか20年だか昔、アメリカ人が
ヨーロッパ人にも毛狩りを奨励しようとしたけど鼻で嗤われたとか。
ヨーロッパの女性と交際している日本人男性のスレなんか見ると、
どうにか脇毛ボーボー止めさせたいと努力してて笑えます。
…脇毛ボーボー以前に、「せめて毎日風呂に入ってくれ」の方が深刻
な悩みみたいだけど。
123 :
花と名無しさん:03/11/26 13:24 ID:NOvsPFU0
ズレとる。
124 :
花と名無しさん:03/11/26 18:42 ID:YcbPzWTD
>118
有馬の当主といっても武史は脱藩しているから親から受け継いだものはなにもないんだろうね。
脱藩するというのは犯罪者になるぐらいすごいことだったらしいからあの時代。
脱藩したからには有馬の家は当然次男が継いでいるんだろうし。。
だから武史がいきなり大学の先生になっているのは不思議ではないんだけれど,いきなり金持ちというのは不思議なんだよね。
普通に考えればもっと慎ましい暮しをしていると思う。
話が全然違いますが、昨日、アdの娘3巻が出ましたね。
やっと最終話まで読めました。
なんだか、やっぱりネフェルティティの遺書にジーンときてしまった。
この作品と『女帝の手記』って似てると思ったけど、
ネフェルティティの方が母としての愛情が感じられますね。
>>121-122 そうなのかぁ戦後からかぁありがとう
毛って剃ってもすぐ生えてくるから毛の処理ってめんどくさいんだよな
アメリカナイズしなくて良かったのに・・・
>>125 3巻が出たのですね。
買いに行かなくては・・・わたしもネフェルティティ
の遺書には感動しました。
娘を想う気持ちと対抗心が複雑にまざった母親像が伺えてよかった。
>>124 それを言うなら新吾の車屋だって、
いつの間にか運送会社となっている辺り・・・
少女漫画特有のファンタジーって事で。
ところで、あすなろ坂でさくらが好きだった椰子はいないの?
有り得ない位のいい子のみどりが間近に居れば、誰でもああなるだろうて。
結婚後の吹っ切れ(?)も好きだが、結婚前のちょっとイヤな奴の所も親近感が持てるんだが
129 :
花と名無しさん:03/11/26 22:42 ID:B2jKUWyy
そうだね。新吾の車やがあそこまで大きな会社になるなんて。。
新吾は商才があって事業を手がけるタイプではないよな。キャラが。
どちらかというと一生車引いているタイプだと思うが。。
さくらは確かに面白いね。有馬の人達もこれはうちの血筋じゃないって気がついただろうな。
そうそうに。。氏より育ちというがやっぱ遺伝するものってあるんだなと思うよ
130 :
花と名無しさん:03/11/26 23:35 ID:/Z+I0L8w
いや、あれは最初に実の孫を見抜けなかった新之助夫妻
のアホさかげんにつきる。
よく確かめれば、あんなこと無いよ。
>>121 腋毛ぼーぼーの春画を見るのが怖い
でも好奇心はある
春画って下半身裸のしか見たことないw上半身は服着てるのが多くない?
日本では平安時代にはもうすでに、一応避妊方法があったらしい。
女性の膣の中に綿を入れて、事が終わった後に取り出すという方法。
避妊率は50〜60%くらい。
この時代の他の国々の怪しげな避妊方法と比べると、かなり優れたものだったらしいです。
133 :
花と名無しさん:03/11/27 13:57 ID:JDNOKqI5
それはたしかに安全だけれど確率そんなに高いかな?
>128
さくらちゃん、みどりより好き。
見栄と打算と意地でお見合いしまくるところとか、かわいいなーと思う。
さくらちゃんの旦那さんもよかったな。
あの時代、あれだけ自然体に尻に敷かれてくれる人もいないでしょう。
135 :
花と名無しさん:03/11/27 14:37 ID:JDNOKqI5
新吾と芙美が結ばれた次の日に梓が芙美のお守りを新吾の布団の中で見つけて
ことの次第を知ってしまうわけだが,このお守り,もっとうまく使えばよかったのにね。
芙美が新吾に「これを私だと思って持っていて」とかいって別れる。そして50年後,
関東大震災のどさくさで二人が生き別れるときに新吾の胸からそのお守りが見えましたとさ。とか
136 :
花と名無しさん:03/11/27 14:40 ID:JDNOKqI5
一般的に女のほうが恋愛にのめりこむけれど終わったらけろっとしている。
男はのめりこまないけれど終わったあとも引きずる。この二人はその法則を踏まえているよね
137 :
花と名無しさん:03/11/27 19:47 ID:yEGI8+6b
私もさくらちゃん好きだよ。
人間はああやって成長していくもんだよね。
>>132 綿って男のアレを挿入する前に入れておくの??
終わったあとの綿はキレイに取り出せたのでしょうか?
でも、この方法なら外だしで済ませてしまったほうがいいような気がします。
もうスレ違いの話題はこれ以上引っ張らなくていいよ。いい加減お腹いっぱいだ。
140 :
128:03/11/27 22:20 ID:???
さくら支持の人がいて嬉しいです。
個人的な感想だけど、有馬家の人々って出来すぎなんだよね。
道を突き進むとスペシャリストになっているし、大河ドラマの主人公っぽい。
しょうも無い事で、悩んだり,みどりの足を引っ張ったり・・って凄く分る厨な私です。
>139
そうだね。
アdの娘の話なんですが……。
セダって2回も死産なんだね。
お気の毒な気もしますが、以前ムトネジメに言ったことを考えると、
同情する気が少しなくなるなぁ……。
子供が死産で、身体も本調子じゃないのに旧都に来た時に、
あくまでも下手に出てるムトネジメに、
「王の子はいずれ私が産みますから!」
みたいなこと言ってたよね。
なんか、思いやりのない娘だなぁ、と思いました。
143 :
花と名無しさん:03/11/28 01:30 ID:bnk5C0Hu
>142
まだ子供のセダにそこまで広い心を持てというほうが無理な相談の気がします。
「それじゃ人の気持ちは永遠に分からないのだわ」と思えるセダは偉いなあと思
いましたが。
死産して間もない妹に長旅させるネフェルティティの方がよっぽど思いやりがない
と思います。
ムトネジメに関する件では、彼女のことも娘夫婦の気持ちも全然考えずにまるで
道具扱い。
この頃のネフェルティティは完全に悪役に見えるんですが。
>140
うん、私もそう思う。
有馬家の人々は、みんな考え方・悩み方が高尚な事が多いというか。
それはそれで好きなんだけど、あの中に放り込まれたら……と思うとね。
つまらない事で悩んだり、僻みっぽくなったりする気持ちわかるんだよー。
でもって、そこから俗っぽくもたくましく成長していくあたり、さくらちゃんって
いいと思う。
それに信子さんもね…。
最初の頃は兄の恋愛話に騒いだりしていたかわいいお嬢さんだったんだからなぁ。
せめてみどりがサーシャとの事をきちんとしていたら、あそこまで頑なには
ならなかったんじゃないかな、と思うのですが。
145 :
花と名無しさん:03/11/28 20:05 ID:hnm4V2ZK
そらー会津はんの重臣の娘と息子ですからなー。芙美も武文も
新吾だってそこそこの人だし。。
それなりのレベルになるよね。
そういえば信子さんが結婚しない言い訳に「さくらさん夫婦見てると結婚生活に幻滅を感じてしまって」とか言ってるけど、
お兄さんも「あれはあれでいい夫婦だよ」とか言うだけで、特に強く否定してなかったけど、周囲ではみんな信子さんと同じ目で見てたのかな
147 :
花と名無しさん:03/11/29 00:20 ID:0XKQNcu3
>>146 当時としてはヨメが夫を尻にしくというのはDQNだったんでしょう。
90年代に入って漸く女性の地位が向上したとわたしは思っています。
婦警という言葉をやめたり、看護婦が看護士になったりしたのはその一例ですよね。
>>143 えー、いくら子供でも、自分の子が死んだばっかり、
という女性の気持ちって考えられませんか?
子供でも、それくらいの思いやりってあると思うけど……。
確かに、そういう妹を使者にたてるネフェルティティの
思いやりの無さは言わずもがな、ですが。
ネフェルティティ、悪役なところもあるけど、なんか
憎みきれないところがあるんだよなぁ……。
遺書のせいかな?
ネフェルティティは、悲しみを背おった悪役だからとか云ってみる。
151 :
花と名無しさん:03/11/29 12:27 ID:Ao2TjBPv
>>149 セダは、最愛の夫をムトちゃんに取られた(ことがある)という
ムトちゃんへの憎しみもあるし、
下手したら子が死んでなかったら危うく「王の子」になるところだったわけでしょ。
普通の庶民の女の子の感情と照らしたら、セダがかわいそうだよ。
これが、ムトちゃんが「フツーの伯母」だったら
セダも十分いたわると思いますが。もともと優しい子だったし。
さくらの旦那って医学者か生物学者だっけ?
この分野ってまだ日本人でノーベル賞取った人いないんだよね。あれ、生物学はいたっけ?
旦那が健在なら、まだ受賞目指してがんばってるんだろうか。それとも、太郎君に夢を受け継がせて親子二代の野望を抱いてたりして。
さくらの旦那は生物学者じゃなかった?
戦争で使う細菌兵器の開発を嫌がって研究所を辞めたような気がする。
ノーベル賞よりも、「○○のエジソン」とか呼ばれそうな雰囲気だった、
個人的には。しょーもないけどあると便利なものを発明しまくりとか。
>>153 >戦争で使う細菌兵器の開発を嫌がって研究所を辞めたような気がする。
だよね。みどりのダンナが「男とはっっ」と肩肘張っている雰囲気なのに対して、
いい意味でやりたい事をやる(やりたくない事は絶対やらない)
「夢見る夢男くん」って感じが好きだった。
スレからずれるが、あすなろ坂で現在も生きているとしたら、さくら/みどりの世代からなんだね。
連来時なら詩絵の世代も生きていただろうと思うと、昭和も遠くになったな(オバ厨でゴメソ)
今、「ミスターレディ」の文庫読んでるんですけど、りり子さんがメチャクチャ可愛くてメロメロです。( ;´Д`)ハァハァ
>>153 生物学の方面で「しょーもないけどあると便利なもの」の発明ってどんな物があるんだろ?
なんか、漫画にも出てきた生物兵器とか、遺伝子操作とか、やばげな物しか思い浮かばない。
関係ないけど、さくらは戦後は主婦連にでも入って社会活動の方でがんばってそう。
157 :
花と名無しさん:03/11/30 00:26 ID:PuP/dJvi
>151
浮気現場に乗り込んじゃってるしねぇ;
(あれも子供だからできた行動?)
ムトはルウを愛してたわけではないし、セダに嫌われても仕方ないと思ってそうだ
し、不義の子をみごもったという後ろめたさもあるからセダの言葉も「ひどい!」
とは思わなかったのではないでしょうか?
子供を失ったことは傷ついていたと思うけど。
なんか人間的に成長してる感じ。
158 :
花と名無しさん:03/11/30 00:34 ID:jITXNUba
>>155 懐かしいなあ。
りりこさん、一生懸命卵に注射してたね。
(目玉焼きの真ん中にホワイトクリームだっけ。子供の頃、美味しそうと思った)
でもさ、花束のシュークリームだけは絶対つくれないと思う。
このスレ読んでるうち、あすなろ坂また読みたくなって電子ブックで一気に揃えた。
よく考えると、武史の血は途絶えちゃうことになるんだなあ。
芙美が「子供を作ったこと」が自分の幸せだったと老後に語っているけど、
最初から読み返すとなかなか含蓄深い。
リアルのとき(小学生)は、史織が大好きだった。
きれいなのになかなか幸せになれなくてもどかしかった。
あすなろで、最初に住んでた豪邸って結局買い戻せたのかな?
武史が死んで狭い家に引越し→詩絵の「買い戻す」発言→一家離散して
詩絵と源の新居に芙美同居→震災で倒壊→戦争で母屋だけ残る
大雑把にこんな流れだと思ったが、どの家にもあすなろがあった気がする。
あと、さくらとみどりは秋月ではなく有馬だね。新之助夫妻の養女という
扱いなのかな?
>>160 源さんが買った家=買い戻した家と思ってたけれど、違ってたの?
てっきり同じあすなろの木と思っていたよ。
162 :
花と名無しさん:03/12/01 09:39 ID:esvse1tZ
わたしもそう思っていた。
そしてそれって結局新吾の金なんだよなと思っていた。
ウォンさんは新吾の会社に勤めていたから
気になったんで読み返してみたんだけど、確かに引っ越すたびにあすなろの
木を植えているみたい芙美。
江戸の会津屋敷にあすなろの木があって、明治維新後武史が建てた家にも
木があって、家を手放して小さな家に移り住んだときにも木を植えた。
さらに、詩絵夫婦との家にも植えてるんだわ。
多分源さんの建てた家がかつての家だと思うけど。
「ブッダ」に関する連載を始めるんだって。
(詳しくは公式サイト参照)
どう思う?
やりたかったんでしょうから、どうぞお好きに書いてくださいというところだが、
ブダは興味がないので多分読まないな
天虹忘れんなよ
ブッダ…手塚治虫ので読んだからいいや。
天虹書き終えた後のライフワークにすればいいのに。
週刊だか月間だかしらんが、連載なんてしてる余裕があるの?
だったらもっと前から天虹を描いて欲しかった。
どうせなら里中版聖徳太子のほうが読みたいんだけど。
公式で20巻の絵が2シーンほどうぷされています。忍壁と明日香です。
忍壁、必死こいて卑弥呼を探してるんでしょーねー。
明日香、髪型のせいかパッと見あへに見えました。
なんか絵が変わった気がする。妙に長くなったというか
ところで、年表見づらいのだが、天虹はいつから始まったのかな?
途中かなりあいてるんだね。絵柄がちょくちょく変わるのはそのせいか。
ごめん、確認した。83年からか。
天虹18巻の氷高は、利発な子供でしっかりしていて
それは良いのだけれど・・・面白みがないというか、隙が無さすぎて
魅力を感じない。
たとえば泣き叫ぶ氷高みたいな、もっと感情を見せてほしいなぁとか思った。
氷高ちゃんは氷のはった池のそばで草壁にくってかかる時、
泣きわめいてましたよ。
あの父娘関係はあまり良好とはいえないけど、でも草壁の前では
彼女はどこか子供らしい、、、というより子供らしく父親に接したかったで
あろう氷高をうっすらと感じさせる。
アトンの娘3巻やっと読んだ。
今うちの市の美術館でエジプト展やってて見に行ったんだけど
ツタンカーメンとアンケセナーメンの印彰が展示してあった。
何千年も昔の人間が身につけてた指輪をみて「本当に生きてたんだなぁ」と
感慨深くなったよ。
スレ違い&横レススマソ
173 :
花と名無しさん:03/12/03 20:09 ID:N0XvXQaY
漏れもアトンの娘の3巻ようやく読んだ。
ルウ、「ワイン……」じゃなくて「毒……」と言えばよかったのにぃ。。。
しかし、皆は誰が入れたと思いますか?
漏れは姉あたりが濃厚かと……。
174 :
花と名無しさん:03/12/03 20:35 ID:CccIxljh
>>173 以前不思議ハケーンでアンケセナーメンの話があったんだけど、
その時はツタンカーメンを殺した犯人はアイじゃないかって言ってた。
直後に王になってるとこ見ると権力が欲しかったのではないか?
・・・みたいなこと言ってました。本当はどうなんでしょうね。
あの漫画ではアイはとても優しいいいヤツでしたよね。
私は↑の話を見てた後だけに「アイ、いつ悪者に豹変すんだ?」
と、ずっと思ってました。結局最期まで悪いヤツにはならなかった。
あの暗殺事件の直前、アイは「いっそのこと…」と悩んでたけど、「…」のあとはやっぱり他の連中と同じで「王がいなくなればいいんだ」と思ってたのかな。
非常にそれ臭く描かれてはいたけども
故・ギボ愛子さんはエジプトに行ってツタンカーメンとコンタクトを取った時に
「ワインの毒が回って痺れているところに、頭を打たれた」と言ってましたね。
カイロ博物館でワイン壷の展示コーナーの一点に立ち止まって「この中に
毒入りワインが入ってました」って指さしていた…。
私も今の氷高は面白みがなくて好きじゃない。
優等生というか、中の人がしゃべってるんじゃん?みたいな。
新田部とのことが、良くも悪くも氷高を変えるんじゃないかと予想してみる。
多分、男に幻滅して(父と弟を見てすでにかなり幻滅してるだろうが、
レイプ未遂でもされんのかな?)、私は一生独身でいい!と思うとか。
>>177 氷高、あんまり心配する阿閉に
「何度月を眺めても将来結ばれるはずの男性の顔が見えなかったので、
もしかしたら私は一生独身なのかもと思っていました」って言いそう。
>>176 言ったのがぎぼ愛子ってだけでうさんクサく感じるのは私だけか?
>>179 禿同だが、死人に鞭打つな〜
まあ、漏れは病死説を支持したりする。
アイはツタソカーメソの墓の壁画にも書かれているので、
彼が殺したというのは疑問、という見解もあるわけで。
181 :
花と名無しさん:03/12/03 23:00 ID:jZNkOSyr
毒持ったのは神官長かと思った。
「なあ」とかってネメスに触れてるし。
姉もグルで。
でも、姉はルウが説得に応じてくれたら止めるつもりでいたと思う。
根は家族思いの人だから。
>>177
氷高と新井部がどう破局するのか楽しみ。
のわりに、あっけない理由だったいやだわ。
少し今、出ている話題からズレますが「女帝の手記」を読んでると
仲麻呂と阿倍内親王との間に男女関係はやはり無かったのだなと、納得できたしまうんです。
以外に思うかもしれないけれど・・・。
仲麻呂と阿倍の間に何も無かった説を指示する根拠は
○孝謙女帝時代の仲麻呂の権利力は紫微中台という機関の中でのみ行われていること。
この紫微中台とはどういったモノなのかについては、漫画の中でわかり易く詳しく
述べてあるけれど、母親である光明皇后が政治を行う機関であり、仲麻呂がその長官に任命
されたのなら、ぶっちゃけた話、仲麻呂は阿倍とセックスをして女帝のご機嫌を取る必要が無くないからだ。
太政官内で権力を揮えない仲麻呂が、紫微中では存分に権力を発揮している事実をみても
どうして太政官の長である孝謙女帝を頼る必要があるのか。
>>183 ○その2
淳仁の即位。もし、孝謙女帝と仲麻呂の間に
愛人関係があったのなら、淳仁へ譲位が不要に思えてしかたないのだけれど・・・。
だって、愛人説を認めるなら阿倍が女帝のまま仲麻呂を引き立てた方が
阿倍の気分が良いでしょう?
阿倍の立場からすると、赤の他人に近い淳仁への譲位なぞ素直の望んだとは思いがたい。
これはやはり仲麻呂の意向をそのまま受け入れたというよりも、彼の愛人だあった母親が希望したことを
受け入れてあげたと見たほうが妥当じゃないかなあ。
阿倍の立場を弁護すれば、彼女には皇位を渡したいと渡してもいいと確信できる皇族はいないのだ。
父の希望または、母の希望に従うほか道は無かった・・・・。
それから仲麻呂が太政大臣になって位人を極めたのは淳仁天皇の時だしね。
もし愛人関係があったのなら孝謙時代に何故、太政大臣にしなかったのかな?
だからわたしは、この漫画で阿倍と仲麻呂のセクース場面を光明皇后に置き換えて読んでますw。
一度やってみて下さい。
いや、エッチだけじゃなく阿倍が仲麻呂に言う台詞のすべてを
実は光明皇后が言った台詞と設定することもお勧めします。(特に三巻を!)
阿倍と仲麻呂のエッチシーンを光明子×仲麻呂にして読むとこの時代の真実が見えてくるんですよ。
もちろん、三角関係の話は無しで母親のフリンを苦渋の思いで見つめる処女女帝阿倍。
こういう設定にすると後の起こる、仲麻呂&淳仁との不和も納得がいくし
道鏡への結びつき、徴用もごく自然の展開だと思うのです。
>>182 私は「氷高と舎人親王ならあり得るかな?」と思っていたから、
あの組み合わせに驚いた。
あの時代なら父方と母方の血筋の両方を重視するだろうから、
新田部よりは、新田部皇女腹の舎人の方が釣り合いそうなのに…と。
氷高が生涯独身なのは事実だから、里中さんがどうするかを楽しみに
しています。
186 :
花と名無しさん:03/12/04 13:26 ID:vO1sJRM3
私は、「天上」中の氷高に対して違和感ないよ。
身分の高い家の長女ってあんなもんだよ。
「女」以前に「立派な人間である」ことが本人の一番のアイデンティティに
なってくるし、精神的に強い場合はよしんば「女」が目覚めることがあったとしても
最終的に「女」にゆだねることはないと思う。
結婚しないことは彼女にとって不幸なことではないのです。
じゃ、吉備はどうなんだ、という意見もあると思うが
自分を凌駕するいい男に出会えば、安心して自分の中の「女」に
運命をゆだねることができるというものです。
てことで氷高の運命というのは、結構現代にもいる
「美人で立派な人なんだけど結婚しない」キャリアウーマンと重なるかも。
イヴ、内容、ストーリーはやはり面白いのだけど、
もう本人に新規読者のためや新しい話を描くつもりはないのだなと…。
シン死にそうだ
>187
どこのスレか、分かり易い誤爆でワロタw
氷高と新田部、どんな決裂をするのやら。
皇位に関する野心が新田部に生まれてくるのかな。
自分の血にプライドを持つ氷高が、その新田部に危機感を覚えるのか。
「新田部どのには私以外に情を交わした女性がいるんですメソメソ」
とか、そんなしょぼい理由はいやよ。
なんか天虹後半部分を読んでおもったのは、地頭って
草壁にやったことと同じ事を、軽にもしてない?
草壁にとって、大事?な友達である大津を殺して、友人を草壁から取り上げて
大名ごとの破局も地頭が原因を作ったようなものだし・・・草壁がどれだけ傷ついたか。。。
それで、軽にも紀ぃ皇女を与えておきながら紀がダメだったら有無を言わせず
別れさせた。
軽は紀が好きだったのにさ・・・。
子供のやることに口出すのはまぁいいし、大津のこと、紀ぃのことも
地頭の判断と決断は間違ってない面もあるよ。
でもなぜ、「そうしなくてはいけなかったか」を相手に言ってきかせ納得させる。
というやり方をしていないのは、親として人間として間違ってると思う。
自分の判断力に絶対の自信を持っているからね >さらら様
親の価値観、人生観などが子供に与える影響って大きい気がするが…。
氷高はあへやさらら様の価値観を、素直に自分の価値観と同化出来たのだろうけど、
残念ながら、肝心の跡取の草壁や軽には同化出来なかったのだろう…。
育ち方だけでなく、持って生まれた性格ってあるものね。
さらら様の表には現れることがなかったやさしさが、
あの二人にもろに引き継がれたのだろうなぁ。
子供は親の思い通りには育たないものだよ…。
さらら様は父親(中大兄)の生き方を引き継ぎ、超えることが出来たのだろう。
もしかしたら中大兄は、自分の生き方を引き継いでくれた子供に恵まれて
幸せだったのかもしれない…と、今ふと思った。
>>191 確か父親(中大兄)もさららの夢の中で、
さららの自信の持ちようを羨ましがってたシーンがあったよね。
>もしかしたら中大兄は、自分の生き方を引き継いでくれた子供に恵まれて
>幸せだったのかもしれない…と、今ふと思った。
でもさららが男だったらもっとヨカタと思ってたね。<中大兄
>>192 あれは讃良の夢、あるいは幻覚の中の中大兄だから、結局彼女の潜在意識ではないかなあ。
父が自分のことそう思ってくれたらいいという。
>>193 私もそう思いました。
でも古代の人の考えでは夢の中に人が現れるのは
自分がその人を思っているからではなくて
相手が自分に会いたがっているからということだったので
讃良は自分の潜在意識のせい?なんて全く思わなかったのでしょうね。
195 :
花と名無しさん:03/12/08 01:49 ID:/Gnq3IYV
天虹を読んで疑問におもったことは、有間皇子は童貞のまま死んだのでしょうか?
童貞のままだったら哀れさが増します。
安積親王も童貞のまま16歳の若さで仲麻呂に暗殺されたのなら可哀想です。
>>195 いつぞやの温泉地で大海人にやられてたかも…。<有間皇子
>>196 リア工時、そう見えてしまって腰が抜けた。
暫く後での高市と人麻呂のシーンに
里中さんが新境地を開拓したかとびびったが、
人麻呂が高市の挽歌を詠む事のネタ振りの単発ネタでホッとしたな。
>>196 ということは・・・有間タンは童貞のままだったととってよろしいのですね?
そこらの女官に手をつけたり
卑女としたり
お遊びの恋もしなかったのかしらん
200!!!
>>195 でも、一生処女より一生童貞の方が悲惨にみえてしまうのは何故?
処女は潔いとか清いとか、なぜか清潔清楚なイメージがうまれるけど
童貞は、「・・・」哀れダサいwとしか言いようがない。
こう思うのは何故かしらね。。。
処女しかつけない仕事はあっても、童貞にしか出来ない仕事は無いから?
童貞は捨てやすいからじゃない?
身分ある男なら権力で脅して・・・とか、庶民でも商売女がいるからさ。
ただ「処女の価値」「処女の高潔」とか云う言葉は男の身勝手な妄想だよなぁ。
処女に価値を置くのは男側の勝手な要求だと思う。
223の続き。
讃良は処女のまま大海に嫁いだわけだけど、あまり夫に愛されなかったのだから
処女のまま嫁いだ、意味はなかったと女の私は思ってしまう。
好きな人と初エッチしたいもんだよねぇ。
現代的な考えだといわれても・・・いつの時代も、変わらない希望だと思う>好きな人とエッチ。
昔は、好きだからエッチをするよりエッチして相手を無理にでも好きにならなくちゃいけなかった
のだよね・・・特に女性は・・・。
その点、男はホント自由気ままだよ。
身分ある男はある程度相手を選んで交際しなくてはいけないわけだけど身分ある
女の窮屈さに比べたら・・・とか思ってしまう。
でも、史料に現れない恋愛もあったんだろうから、女性もそれほど窮屈ではなかったと思いたい・・・。
しかし「源氏物語」の女たちはミナ不幸そうだし、「とわず語り」の二条も薄倖な雰囲気が
漂ってる・・・。
童貞が可哀想に見られるのは
男はみんなHでセックスしたいのが当たり前、みたいな固定観念を
男も女も持っているからじゃないかな。
それなら童貞はやりたいのにできない人たちということになるから。
実際には男でも興味ない人はいるはずなんだけど。
これだけでは何なので有間について。
万葉学者の中西進さんの著書には
彼が処刑される少し前に残した「家にあれば・・・」の歌を取り上げて
当時19歳の皇子には15、6歳の初々しい妻がいたはずで、
その妻のことも頭において詠んだ歌では、といった記述があった。
天虹は有間を「生涯娶らず」としていたけれど
知られていないだけで妻がいた可能性はあると思う。
でも、しかるべき出自の出なら、記録に残るだろうし、和女のような側女扱いの侍女か何かだったのかもね。
そういや当時の適齢期や身分を考えると妻(側女)がいないほうが不自然かも。
気の触れたフリしていたのでそういう話がなかったとも考えられるけど…
>>205 もし中西さんの予想が当たっていたら残された妻について考えると涙がでますね。
結論は、童貞=悲惨 処女=聖女のイメージがあるのはどちらも
男側の(女も)固定観念なんだ・・。
でも、女にも性の欲求はあるんだから処女を崇められても勝手すぎて
キモイだけだよ。
ただ「女の性の欲求」は男がイメージするタイプとは違う。
これは女同士にしかわからないことだと思う。
210 :
花と名無しさん:03/12/09 00:27 ID:fCligYDy
突然ですみません。
今日「クスリになるテレビ」に
『漫画家の里中さん』という方が
出ていたらしいのですが別人ですか?
私見てないのですが。。
元正天皇は35歳で即位し10年間、女帝でいた。
その後、24年生きた。
すごいよ、ずーと処女だったの?
とくに、35年間男知らずだったなんていったいどんな事情があったのだろうか?
「国のため、天皇家のため」
そんな理由で納得できたのか・・・>氷高さん。
>211
釣りかもしれんが、一応マジレス。
公の結婚をしないから処女とは』らないんじゃ?
それに男知らず=不幸とも限らんだろ。
dでもない男とセクースするぐらいなら、一生処女の方が幸せかも。
>212
タイプミスしてた。
○公の結婚をしないから処女とは限らないんじゃ?
×公の結婚をしないから処女とは』らないんじゃ?
里中さん4年位前にリウマチになってたんだな。
クスリになるテレビでやってた。
>>213 氷高も恋くらいしたでしょうね。
誰を好きになってどうやってあきらめたのかな?
多分、即位するまでの独身時代は恋人いたと思う。
216 :
花と名無しさん:03/12/11 19:46 ID:jzs4DzMe
里中作品を読むと人を好きになるのってつらいことなんだなと思うよ
全作品を読んだけれど一番渋いと思った人物はあすなろ坂の新吾だ
幼なじみである身分違いの女性である芙美を心の中で思いつつ現実には自分の人生を生きる。
遠くから見守るだけの片思いというのが大人のできる唯一の純愛なんじゃないかと思うこのごろ。
惚れたはれたと騒いでいるうちはまだガキだと思った
あすなろ坂にまた戻ったところで。
あの中の女性で一番うらやましい人、またはなるならどの人がいいですか?
自分はうらやましいのは忍
(好きな人と一緒に死ねた。芙美を見ると長生きもつらいことあるしいいばかりじゃない)
でもなり代われるなら詩絵、でも珠絵もいいかな。ふたりの才能がうらやましい
やはり初代ヒーローの新吾と武史はそれぞれ見上げた男といえますよね。
個人的にはさくらちゃんの旦那さんと源さんがかなり好きですがw
逆に嫌いなのは秋月。
有馬姉妹に対するあの誠意のなさは何。
詩絵さんには恋人として付き合っている間にも冷たいし、無神経だし。
忍ちゃんに対しても、押し倒すなら伝えるべき事伝えてから押し倒せよ!と思った。
あの時代の未婚の娘さんに対して何てことするんだ。
2人とも最初秋月に兄の面影を見ていたけれど、武雄が生きていたら、もっと誠実な
青年になっていただろうな、と思う。
ついでに羨ましいと思うのもこうなりたいと思うのも詩絵さんですね。
彼女は理想の大きさやプライドの高さをいい方向に持っていく事のできる魅力的な人だと思う。
>>217 あすなろ坂は本当に泣けますよね、読むとその度に泣ける。
私の泣きポイントは新之助夫妻の長男が川で溺死するところ
ウォンさんが銃撃で亡くなるところ、慎吾の最後、サーシャの復帰
とかたくさんありますが、何と言っても一番は忍の最後です。
このシーンだけは近くにきただけで、涙腺がゆるんでしまいます。
こういうの本当に弱いんですよ。自分的には里中作品で一番の泣き
ポイントだと思っています。ですので忍というキャラも特別なものに
なっています。国を捨て、親も捨て、子も捨て、自分の身も捨てて
ひたすら愛を求めた人で、ある意味、究極の愛の一つの形かもしれませんね。
考えたら、この作品の女性達は自らの大儀のために何かしら犠牲にしているんです
よね。詩絵は仕事の成功のため恋人を失い、(その後、震災で夫を亡くし下半身付随に)
珠絵は新之助との恋のため、実家を勘当されてしまう。(その後、長男を亡くす)
何かを得るには何かを捨てないといけないんでしょうね。
ふと、あのときサーシャがいなければ忍はどうしていたんだろう、と考えてしまった…
222 :
花と名無しさん:03/12/12 14:27 ID:KlEQjEEp
私は芙美になりたいなー。
生まれながらにしてあれだけ魅力的な男が幼なじみ。
嫁いだ男は一流の知識人で人格者。
いい男なんて少ししかいないのに人生で二人も出会えてしかも愛されるというのは絶対幸せ。
どんな不幸があろうとそれだけで生きていけるわ
223 :
花と名無しさん:03/12/12 14:29 ID:KlEQjEEp
忍の場合は秋月にそんなに魅力がないから実感わかないんだよね。
私だったら赤にかぶれた男は捨ててシングルマザーになると思うw
224 :
花と名無しさん:03/12/12 14:32 ID:KlEQjEEp
ウタエさんて源さんを愛していたのかな?
秋月に振られてやけくそで結婚したようにも見えたけれど。。
愛されてもいい。と思っていたんじゃないかな?
恋愛って愛しているという人と愛されてもいい人でバランスを取っている場合が多いよね
詩絵さんは源さんのこと好きだったと思うよ。
そりゃ確かに最初は、自分の女としての幸せも源さんの気持ちも二の次で、元恋人とかわいい妹が
自分に気兼ねなく幸せになるためだけに、結婚しようとしたんだろうけど。
まあ源さんには失礼な話かもしれないが、彼もこの時点までは何考えてるのか得体の知れない人
だったしね……w
でも、あのプロポーズのあたりを見ると、源さんは本気で詩絵さんが好きなんだとわかるし、
詩絵さんもあれにはよろめいちゃうよなって思う。
反対にわからんのは秋月……。
詩絵さんに対しては、別れた後は仕事仲間以上の思いはないという事であれはあれでいいと思う。
けどさ、現在進行形で好きなはずの忍のことはもっと考えてやれんのかと思うんだが。
なんか自分の気持ちばかり押し付けているような気がするんだよね。
姉を気遣う忍の心をわかってやれないものだろうか。
演劇界に身をおいてるわりには、人の心の機微に疎すぎやしないか、彼は。
私も秋月は好きになれないなぁ。
彼はあの姉妹に甘えっぱなしだよね。
でも忍は、そういう彼の弱さや甘さも含めて愛したん
じゃないかな、って思う。
武雄は一見弱くて甘い子だったけど、芯は強かった。
最初は秋月に武雄の面影を見た忍だけど、武雄と違う
ことを知った上で、改めて愛情を持ったように思う。
それでやっと兄離れできた、っていう感じ。
まあ兄離れするにも、秋月じゃなくてもっといい男に
しとけよ、とは思うけどさw
あと詩絵については>225さんに同意。
プロポーズの時の源は格好良かったもの。
あそこから二人の恋は始まった、ってことじゃないかな。
227 :
朝倉氏:03/12/12 19:12 ID:LIbarXDb
195
少し遅いレスですが、伝説では有間皇子の子孫もいます。
19歳で、あの身分では遊び相手にはことかかないでしょうね。
正式な妃はまだいなくても、身近に仕える女には手を出していたかも。
薄幸の寂しげな皇子というイメージがありますが、早ければ難波宮にいた頃から,
お手つきがいてもおかしくないのでは。もっとも本人にその気があればの話ですが。
子供でもいなければ、まず記録には残りませんからね。(皇女であっても。
もっとも有間と、年の近い皇女は中大兄の娘だけです。)
父親の孝徳帝に、子供が一人だけ、(それも40歳過ぎてからの子)というのも、
少し引っかかるけれど。女にあまり、興味がなかったのでしょうか。それとも
皆、早く亡くなってしまったのかしら。
私は甲野と史織がイライラしたなー。
というか、甲野、思ってることは口に出していってやれよとオモタ。
「顔を見たら泣いてしまいそうで、それは余計彼女を傷つける」
「男の性を感じる行動を起こしたくない」
…心の中で思っててもダメだってー!と。まあ無事に結婚したからいいけど。
あすなろ坂、締めの一番感動的なシーンに
みどりの下駄ともんぺの姿はなんとかならんもんか。
しかもあの走り、ぜんぜん色気ないんだもん。あれじギャグだよ。
>>208 私も甲野イライラしたなぁ。
「男の性を感じる行動を起こしたくない」そういうのじゃなくて!
むしろ、優しくいたわって抱いた方が傷は早く癒えるのでは…と思ったぞ。
本当に大切に思っていたら、そういうふうに抱けるし、相手にも伝わるよ。
甲野は行動遅すぎる……。
どうせやるなら例の事件があったときにグッサリやっちゃえば良かったのに。
233 :
花と名無しさん:03/12/13 11:27 ID:AJgSt5JY
私は、武史と清一郎が好きだなあ。
今の男ではありえない、という意味で。
ああいう人と一緒になったら私も安心して女らしく生きれそう。
でも、今の私とだったら、ウォンが一番かなあ。見守ってくれそうで。
女性では、やっぱ詩絵さんがいいけど、
一番幸せなのは、たまえだと思う。
だってお嬢様として生まれて、一生食える才能にも恵まれて、
好きな男のところに押しかけてお嫁にしてもらえて、
優秀な子供(詩絵)にも恵まれて……。
ああ、うらやま。
>>230 いや〜、礼-プのキズは深い。
甲野の考えは正しいよ。
それでも「好きだ」とか「あなたはあなただ、何も変わっていない」
とか、そういう言葉でもかけてあげてもよかったよね。
確かにレイプの傷は深いけど。
>234
うん。黙っていられたら、どんどん悪いほうに考えちゃうだろうしね。
芙美が気づいて励ましてくれてホッとしたよ…
236 :
花と名無しさん:03/12/13 22:25 ID:SLnfyY7t
芙美は実の子供ではないしおりを本当によく愛して育てあげたよね。
235さんの言うように芙美の励ましなくては立ち直れなかったと思う。
でも芙美は「自分も無垢の体で有馬に嫁いだわけではない」と言っていたが,
心底愛した新吾と結ばれたのだから,それはしおりへのアドバイスにはならないと思った。
結婚した男と最初にセックスしたわけでない。というのは一緒だが,芙美は愛した男に抱かれたわけだから
237 :
花と名無しさん:03/12/13 22:28 ID:SLnfyY7t
しかし思うのは,芙美は武史を愛し始めてからは新吾に抱かれたことを後悔していたのかな?
ちょっとそんな感じがするよね。
あれだけ愛した新吾だけれど武史に対する罪悪感と申し訳のなさが大きくなっていったんだろうね
>236
>心底愛した新吾と結ばれたのだから,それはしおりへのアドバイスにはならないと思った。
厳密に言うとその通りなんだけど、処女で結婚するのが
当たり前だった時代だから、「妻が処女でなくとも受け入れ、
愛する男はいる」と知らせるだけでも、かなり力になったん
じゃないかな?
>237
抱かれたこと自体を後悔というより、武史の心を知りながら
踏みにじってきた歳月を後悔、というように私には見えた。
突き詰めれば、抱かれたことを後悔と同じになっちゃうのかも
しれないけど。
230ですが
>>233さん
確かに零ぷの傷は深いとは思うけど、そっとされていたのでは
自分はもう汚れてしまったから抱いてもらえないのでは…とか
色々と悪い方へ考えてしまうのじゃないかな、と思ったもので…。
いきなり抱かなくても、少しずつ少しずつ抱きしめていきながら
そのうち自然に…なら良かったのじゃないかな〜と思いました。
来月のコミック発売一覧表に、天上の虹載ってない気がする…。
ここ数年毎年1月に新刊出てるから、今回も出ると思ったのに。
ブッダの連載のせいなら許さんぞー!!
241 :
花と名無しさん:03/12/14 20:43 ID:MZpSFoiU
>>239 なにせ明治時代のことです。
男が女を抱く(セクースじゃなくて抱っこという意味)ことすら
ケコーンしてない場合は許されない世の中ですから。
それに甲野からみて詩織が自分を愛しているという確証はないんです。
現代に置き換えれば、
会社の上司が、部下の女性を思っていて、でも部下の気持ちはわからない。
そのうち部下の女性が、礼-プされてしまった。
なぐさめたいけど、
「漏れのことスキかどうかわからない。むしろ
男性に対して恐怖心があるかもしれない。だからそっとしておこう」
とか思うのは当然のこと。
現代ですら、こうなんだから明治時代なんてもっと……。
>>240 むしろ、オペラシリーズのせいかも。
「ニーベルングの指輪」の下巻は予定通り今月出るみたいだし。
239です
>>241さん
>それに甲野からみて詩織が自分を愛しているという確証はないんです。
そうでしたね。 なんだかすっかり詩織と甲野は精神的に繋がっている…と
ばかり勘違いしていました。
確かに、現代じゃなくて明治時代なのだから私の考えたことは無理がありますね。
そういう時代考証のこと、考えてなかったです。 どうもーでした。
244 :
花と名無しさん:03/12/15 15:27 ID:rgwi0HHF
それにしても、今、軽が14歳ってことは吉備15才、氷高は最低16歳にはなってるよね。
額田の初出時が15才ぐらいであることを考えるとちょっと絵も行動も幼稚だ。
それで言えば、ネフェルティティの18歳時と、セダの大人になってからも、
どうみてもネフェルティティのほうが大人っぽい。
しかし氷高っていつ、長屋王残暑浮の髪型に変えるのかな。
楽しみ〜。
残暑右記では、吉備は駆るの妹(「おにいさま」ていってるし)
虹では呼び捨てにしてたけど設定姉?同い年?
手元にコミクスなくて生まれ順が確認できない。
あと、吉備は自分がかのこの子だって知ってるorいずれ知るのかな?
今、Yahoo!コミックで里中さんの作品いくつか
無料で読めるようになってますね。
(各巻最初の50ページのみ)
『あすなろ坂』初めて読んでみたけど、面白そう。
全部揃えて、一気読みしたくなりました。
248 :
花と名無しさん:03/12/15 21:47 ID:saHdmGzT
芙美が死んだのって昭和20年だったけ?
私が生まれたのは40年代だが,生まれる20年前には幕末を生きていた人が生存していたんだよね。
江戸時代ってそんな昔のことじゃないと実感するよね。
芙美が死んだのは、終戦の翌年、みたいな感じだけど、ちがうのかな?
芙美は昭和20年10月25日死亡、享年92歳だって。
芙美って、武史が死んだ後は自分で何とかしようとは思わなかったよね…。
私はそこがちょっと不満だったりする。旦那に頼るだけじゃなく、
自分の力で子供たちを守る、みたいな気概が感じられなくて残念。
嫁いできたときはもっと力強い感じだったのに…。
即位した女帝は生理のとき、神事祭祀をどうしてたの?
神道は穢れを嫌うんでしょ。
>>247 さっそく行ってみました。
あすなろ坂と海のオーロラ…うーん、続きが読みたい。
しかしパソコン画面で漫画読むのってあんまりありがたくないw
253 :
花と名無しさん:03/12/16 17:47 ID:LBeJoYP7
>>251 それをいうなら斎宮なんてみんな女じゃん。
254 :
花と名無しさん:03/12/16 20:49 ID:gRt++L1X
>250
芙美は有馬家の要としてよくやっていたよー。私が最近再読して心を奪われたのは夫亡きあとの芙美のがんばりだ。
息子の嫁や血のつながらない娘ともうまくやっているし,詐欺に財産取られたあとにも清貧に甘んじてよくやったよ。
孫の進路や恋の相談,その子供のみどりにも生きる指針を与えているし。。
こんな風に家族に頼られてそこにいるだけでいい,というような安心を与える存在。
これこそが女のあるべき姿なんだとえらく感動したよ
自分はそんな生き方はしたくないけどね
>>251 血を穢れとする思想は仏教の影響らしいから、持統や孝謙の頃はOKだったのでは?
平安初期、斎宮(名前忘れた)の整理中に事故が相次いだ事から
「整理=穢れ」の思想が生まれたのではないか、という説を聞いたことがある。
>>256 仏教は飛鳥時代に入ってきてるので、
当然奈良時代の持統・孝謙の頃にはすでに影響バリバリなのでは。
ていうか、「穢れ」を厭う観念は、日本神道で特に色濃い特徴であり、
「斎宮」も神道用語ですし、この職は仏教伝来前の古代から、処女の皇女の役目でした。
だよね。
生理を穢れとして忌み嫌う思想は神道からすでにあった。
仏教が入ってきて強化されたのではないんでしょうか?
だから、持統元明元正孝謙は生理の時どうしていたのかなぁーと疑問に思ったんです。
この時代ってナプキンに変わる物は誕生していなかったと思われるから
生理の時、公務に差支えがあるのでは?
だって、血が垂れ流し???
たとえ、ナプキンらしき物があったにせよ、長時間公務って大変そう。
生理痛があったらなおさらだ。
昔の女性は色々な痛みに根性で耐えたんだろうね。エライ!
あの時代でも、女の天皇ならすだれの中にでもいたのかな。
そうすればあの日で少々「ヤバイかな」と思っても、男の目に
触れることはなかったかも。でも痛み止めも生理用品もない時代、
長時間の会議なんて、ホント大変だっただろうなと思います。
>258
セイリ用ナプキンができたのってほんと最近のことだもんね。
あて布をなさっていたんだと思います。戦時中くらいまでは
そうだったんじゃないかな。
生理が始まると「忌屋」という小屋にこもるというのを本で読んだ。
場所によっては昭和の頭までそういう習慣があったところもあるらしい。
普通の集落の話なので、貴人がどうしてたかは分からないけど。
生理用品は古代は海綿とかをタンポン式に詰めて使ってた
あて布だと固定するものが必要なのでもっと後になってからです
>>262 へぇ〜へぇ〜へぇ〜。
↑
はやりに便乗して使ったみたw
綿をアソコに詰めとくんだ・・・
でも、それだと何時間も耐久できまい・・・
それから、高貴な人には使用したあとの生理用品!?を捨てる役目の女官もいたんだろうね。。
他人に捨てさせるなんて私は嫌だわー
古代は、トイレがどのようなかんじだったのか
イマイチ不明なんでしょう?
だから、生理中の女性の大変さって現代と比べ物に
ならないくらい厄介だったんじゃないかと同情します。
平安時代みたく引き篭もりのお姫さまなら、ただ寝てるだけで終わるんでしょうけど
奈良時代の女帝など、活動する女性は大変だったんだろうな。
あと、庶民の女性もね。
>>261 農村の集落などでは、出産の時も
家族・家を穢れをはらうために周囲から隔離されて、「忌屋」(ちっぽけな藁葺き小屋なの)
に閉じ込められたらしい。
現代の病院出産から見ると信じられない話だった。。。
>>263 高貴の女性は幼少のみぎりから着替え・風呂・下の世話まで
一切女官まかせだから、羞恥心すら覚えなかったと聞いている。
ていうか激しくスレ違いな話題なのでそろそろ。
266 :
花と名無しさん:03/12/18 21:59 ID:aEXblfj2
たまに、あへちゃんの髷がどうにも不自然なのが気になるww
十市だけ、なぜ成人しても髪の毛を下ろしていたんだろう。
昔は結婚すると髪を結い上げる習慣があったと思う。
虹の時代でもそうだったかは分からないけど。
個人的には髪の毛を下ろしている=乙女=常処女ということで、十市の
神聖さを表現してるのかと思ってた。
それとも単にバリエーションの一つか?それにしちゃ他のみんなは
髪の毛アップにしてるけど(少女時代の氷高は別)
>>267 あー、それは私も思った。
でも単にバリエーションの1つじゃないかな。
十市は若くして死んだから変えるまでもなかったのかも。
年とってもあのままだとちょっと・・・だけど。
馬場あき子さんの「鬼の研究」に書いてあったけど、飛鳥時代は髪を結う年齢を若くしたり、逆に年寄りにしたり、おふれが結構ころころ変わってたらしい。
test
>>266 わたしは讃良が2巻だか1巻だかで、乗馬服の下ズボンがモンペだったこと
にすごーく違和感を覚えたつーか、アレは爆笑もんの衣装だよ。
古代なのに「もんぺ」・・・
毎夜古代の空からも、焼夷弾が降ってきそうですね。
来年の大河は新撰組だそうだけど、「浅葱色の風」を思い出しちゃった。
古本屋に売っちゃったんで今はもう、手元にないんだけどね。
江戸近郊の農村の出身の娘(名前失念、源氏名は松葉)がなぜ、
京都で遊女しているのか、不思議だったよ。
>>272 彼女の本名はお松だったと思う。
親が死んで親戚のおじさんに売り飛ばされて京都の遊郭にに来たっていってた。
まあ、遊女言葉ってのはもともと地方出身の遊女がなまり隠すために出来たって説もあるし、東北から女衒に連れられて江戸に売られることもよくあったみたいだから江戸から京に売られるのもそれほど不思議じゃなかったな。
そういえば、「あすなろ坂」にも東北から東京に売られてきた女の子の話があったね。
>>273 おきくだね?
新之助の最初の奥さん。影薄いね……。
でも、彼女が死ぬところは泣きました。
275 :
花と名無しさん:03/12/20 04:16 ID:R421HYdl
>271
ってゆーか、袴とか下衣の裾を搾った形だからああなるのは当然かと。
当時の男性の下衣はみんなアレでしょ?
276 :
花と名無しさん:03/12/20 18:51 ID:mAanhxoQ
おきくも会津の出身だったね。なまりから会津の人ということがわかった。
新之助の両親も会津の出身なんで会話がうまれたんだよね。
しかし芙美も武史も会津弁しゃべったのだろうか?
「やってくんなんしょ」とか言っていたのかな?うーん。イメージが崩れる。
でも会津の言葉,とくに武士言葉は普通の東北弁より品があるような気がする
>>275 柄がダサい
形が悪い。
モデルが最悪。
278 :
花と名無しさん:03/12/20 22:31 ID:mAanhxoQ
武史は江戸詰めだったから会津言葉は使わなかったのかな?
ところで新吾と芙美が最後に会った日に口ずさむ歌があったよね
「所詮二人はこの世では花の咲かない枯れすすき」というフレーズの。。
あの歌ってどんなのだろう?どこかで聴けるかな?聴いてみたいよ
>>276 標準語しゃべっててもイントネーションとかに訛があったんじゃないかな。
>>278 たぶん野口雨情作詞・中山晋平作曲の「船頭小唄」
「船頭小唄」で検索すれば、CDとかすぐ判ると思うし、直接店頭で探してもすぐ見つかると思う。
>>280 あっちは昭和50年代の歌じゃなかったっけ?
モチーフは「船頭小唄」だろうけど。
282 :
花と名無しさん:03/12/22 13:31 ID:k5/qLAqe
焼き芋食ってたら、ふと「焼き芋は恋の味」を思い出して
ピーナツバターをつけてみた。
旨かった。
283 :
花と名無しさん:03/12/22 16:27 ID:jfVEJwZJ
新選組が注目されているから会津のことも話題になりそうだね。
しかし徳川幕府が倒れるときに流血した犠牲者3000人のほとんどが会津藩士というのは驚いた。
薩長の江戸時代300年間の恨みを江戸開城がスムーズにいきすぎてしまったんで晴らせず。
その結果とばっちりを会津が受けたというのがなんとも可哀相だ。
新選組は人気あるのに会津はそんなに同情されないのはなんでだ?
やっぱ、新撰組は出身が今の東京都内で活躍したのが中央、会津は東北、という地域差が反映してるんじゃないかな?
その恨みをいまだに引きづって世の中の流れに背を向けてるのが会津人。
しつこすぎ。同情の余地無し。
286 :
花と名無しさん:03/12/23 16:11 ID:Fd4nz2pS
>284,285
なるほどね。でもまあ東京の人間は東北には結構親近感あるけれどさ。
会津は東北ではない。と井上ひさしが言っていたような。
文化水準と教育水準があそこだけ異様に高かったらしい。昔から
へえ、286さんがいってるのが本当だとすると、井上ひさしって、けっこう地方というか、東北蔑視の人間だったんだ。
なんか幻滅。
文化水準と教育水準があそこだけ異様に高かったらしい。昔から
ってのが会津のプライドで、代々洗脳されるんだけど
正直どこが?って思うよ。
>287井上ひさしはばりばりの東北人だよ。山形?出身で東北大卒。
>>289 上智卒だよん。東北出身のくせに東北蔑視してるみたいだからやだ。
以前、出久根達郎が直木賞取ったとき、選者が匿名で引き合いに出して「ああいう地方出身のくせにいかにも江戸人風を吹かすようになってほしくはない」と言われた作家は彼のことじゃないかと思ってる。
スレ違いでごめん。
291 :
花と名無しさん:03/12/23 21:23 ID:Fd4nz2pS
司馬りょうたろうのエッセーで読んだんだよ。井上ひさしが自分の過去の思い出に
照らし合わせて言ったらしい。その時司馬さんは膝を叩いたらしい。
別に蔑視しているわけではないのでは?実際に会津というと東北のなかでも一目置かれているんじゃ?
スレ違いだろうけど、みなもと太郎の「風雲児たち」によると、会津藩の人間が「ここは他の藩とは違う」っていうのは、徳川二代将軍秀忠の後落胤だった会津藩の始祖の遺訓を幕末まで守ってたからだそうだけど。
293 :
花と名無しさん:03/12/24 15:56 ID:AUCwgQZb
なるほどね。原理原則を曲げないというキャラはそういえば夏目漱石の坊ちゃんのヤマアラシにも通じるね。
たしか彼は会津の人だったはずだ
幕末どころか平成の今でもなんだよ、あそこは・・・
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
296 :
花と名無しさん:03/12/24 20:42 ID:GLNuUaWI
400年前と変わっていないの?それはすごい
いや、地方は結構県民性とか変わらないものだよ。
うちの方もそうだけど。
298 :
花と名無しさん:03/12/26 21:10 ID:ameeTq4r
天上の虹の新刊はいつごろ出る予定ですか?
299 :
花と名無しさん:03/12/27 20:44 ID:6ypELJdP
遅ればせながら「アトンの娘」全巻読破した。
セダの父ちゃん、だれかに似てるな〜と思ってたら、わかった。
さ く ら と も ぞ う
に似ている。
公式見たけど、まだ20巻の正式発売日は出てないね。
ここ数年は1月だったけど、今回は無理なのかな…。
ところで、19巻の表紙の氷高の髪型が違うって、公式行って初めて気づいた。
耳を境に下でわっかを作って耳元でパチンと止めるのが正しいのだけど、
表紙だと上でわっかを作って止めていた…。
301 :
花と名無しさん:03/12/28 17:44 ID:usVZos66
昨日久しぶりに本屋の漫画コーナーにいったら
女帝の手記@と残照記@が重版されていました。
表紙の氷高は確かに美人だけど、額田と顔立ちが似ている。
そして2人ともニューハーフみたいだなあと思っちゃったw
302 :
花と名無しさん:03/12/28 17:47 ID:usVZos66
そして私もアトンの娘Bを手に入れたので
年末年始の休みの日時間が取れれば全巻いっき読みしまーす。
そしたらここに感想を書かせてもらいますねw
天虹Sをはやく読みたいけど
お知らせが無いってことは一月販売は、無理なのかな?
氷高の髪型はわたしも気が付かなかったよ。
皆様!二十巻の予想をたてるとどんな感じですか・・・。
確か19巻が697年夏、かる即位で終わってるんだよね。
忍壁が日本書紀作りに奮闘する(公式のギャラリー参照)
それと大伯が出てくる(公式の質問参照。時代的に死?カムイ出て欲しい)
宮子が子供を生む(後書き参照)ことまでは書かれるっぽい
これから先は予想。弓削の死と氷高・新田部の破局も書かれるのかな?
ところで19巻じゃなくて18巻の表紙ですね、氷高。
さららさまも鉛中毒悪化しそうですね…
宮子は狂うのかな?
正直、もう終わらせて欲しい
一年一回の書き下ろしになったからなのか
コマ割がでかすぎるよー
だから、人物描写が余計雑になった。
作者の情熱もあまりかんじなくなったし、20巻21巻が
ちょうどよい終幕なんじゃないの?
>>307 ラスト一行はここで言ってもしょうがないんでない?
ご本人及び編集部に言いなされ
さらら様の死で終わるなら、21巻くらいで完結するんじゃない?
できれば額田に看取ってほしいなぁ。さらら様の波乱の生涯を本当に
分かってくれたのって、もう額田しかいないと思う。
310 :
花と名無しさん:03/12/30 18:46 ID:4XMqUMDT
額田は永遠に生き続けてもおかしくないですな。
永久の命を手にした額田。
平成の今は「天上の虹」という漫画を執筆しています。
312 :
花と名無しさん:03/12/30 21:19 ID:4XMqUMDT
そうか…。里中さん本人だったのか!
但馬の最期はせつなそうだなぁ。
額田が年をとらなくて若く美しいままなのは
作者贔屓であっても怪奇な話。
>>313さん
里中さんは額田の生まれ変わりなんだから
(単行本の中でご本人も仰っていたと思う)永遠に若く美しいのは当然なのかと…
>>314 そういえば、「まちこの千夜一夜」で言ってたね(藁
でも等身大の着ぐるみの可能性もある罠
まぁ確かに里中先生は美人だけどさ。
見た目の美しさに関係なく額田みたいな才子あふれる美人は
年老いて、皺が出てもカッコイイ!と憧れるように書いて欲しかったな。
きっと、他の登場人物すべて、額田の美しさに目がくらんでしわが見えないんでしょう。
で、登場人物の目を通して写されている絵の方もしわがない、と。
史実では享年不明だけれど、天上の虹版額田はいつまで生きるんだろう?
さららが死ぬまでを看取って「全てを見ていた」ってな風に纏まるといいな。
けれどずっと綺麗なままだったら、叶姉妹の胸より恐い。
若者の生き血を啜って若さを保っているのかもしれんて。
弓削の血を吸い…
額田は自分の最後は葛野に看取ってもらうと言っていたけど、
実際孫の最後も看取っちゃいそうな悪寒(葛野は705年没)。
321 :
花と名無しさん:03/12/31 19:32 ID:PJrHJwRY
額田、697現在、62歳ぐらいか…。
吉永さゆりとかを見れば、別にあれぐらいの顔はありえる。
705には69歳。
病気にさえならなければ生き長らえそうね、ホント。
>>320 じゃあ、曾孫か。
淡海三船のおじいさんだか父親?
額田の顔がキモイ
ネカマ美人ってかんじだから。
↑04年初カキコがこれですか…_| ̄|○
天虹はさらら様の死で終わるんだろーけど
番外編として穂積と但馬の話も描いてほしいなぁ・・・
番外編で描いてほしい話、いろいろあるよね。
328 :
花と名無しさん:04/01/03 01:58 ID:tgY4zvcE
お兄さまのは自己愛です!と間人に言われてなー。
倭姫。ぜひ初期の高慢&ブサイク顔はなかったことにして、
父を殺した男の正妃になった彼女の愛憎をぜひ。
讃良の母・越智の娘時代の話とか。
姉が中大兄に嫁ぐはずだったのが輿入れ直前に叔父に盗まれ、
彼女が代わりに嫁いだというエピソードもあるし。
間人や倭姫も含めて若き日の中大兄を巡る女たちのドラマなんて面白そう。
331 :
330:04/01/03 16:39 ID:???
↑すみません。遠智でした。
成長してからほとんどプライベートな面が描かれてない葛野の人生も読みたい。
色々な人のドラマを読みたいが…!
まずは本編が完結出来てから、番外編という形で読みたいよ。
>>329 そんなあなたに「夢の奥城」(ただし長岡良子さん)
やはり最初のほうにはしょられたキャラが見たいな。
間人・倭姫・遠智辺り。
確か、連載初期はいつ打ち切りになるか分からんから、脇キャラは
できるだけ成長を書かずに最初から大人として登場させたようなことを
言ってましたしね。その点から言うと、有馬もずいぶん大人だったな…。
本屋でチェックしてきましたけど、
どうやら1月中に20巻は発売されないようですね。
1月発売じゃないんですか?
かなりショック!
宮子の発狂が読めるかとワクワクしてたのに、まだ待つのか〜!
339 :
花と名無しさん:04/01/05 01:50 ID:IfqP23jL
328ですが…。
あんな顔の女、ですか。確かに間人と中大兄てあまり似てないなあ。
間人って美人というわけではないし。
里中せんせの間人って普通の女なのに周囲の環境が特別すぎたって
気がします。分不相応なものを背負わされて、手に余りながら精一杯
生きたって印象。
341 :
花と名無しさん:04/01/05 12:02 ID:GIjuTW/K
間人死んだとき、せめて来世の幸福を…て中大兄苦悩してたものね。
罪作りな人、中大兄。しかしキャラクター的に大海人さまより中兄さんのが
好きだなあ。讃良は年くって天皇として孤独になって、中大兄のこと回顧してるね。
夢に見たり。きっと父上が心配してくださってるのよ、とかで中大兄の娘たち会みたいの
ひらいちゃうし。この父娘さ、現代の普通の一般家庭だったら、すごく仲良しかもなー。
同属嫌悪って訳ではないのですが、母親の一件がなくても
相手を一個の人間として評価する事は出来ても
お互い溺愛(盲愛)の対象にはなりにくそう。
両方とも大体においては理性的で、自分で立つ事が出来るからかしら?
公式サイトで、20巻発売を延期するとありましたね。
344 :
花と名無しさん:04/01/05 19:55 ID:+FMzBDVG
このまま無期限延期だったりして・・・
だとしたら
もう読むのやめちゃうぞ。
年一冊をやめて、完結巻まですべて書ききって
同時販売して終わらせてほしい。
そして、番外編なんかを書いてもらいたいな。
公式見てきたよ…しかも発売日未定だってね。ショック。
ついでに色々と見て回ったんだけど、イラストギャラリーの
大海人とさららが天女のように漂ってる絵は初めてみた。綺麗〜。
それと、里中さんもけっこう原稿紛失されてるのね。
天上の虹の表紙クラスのカラー原稿。
もう 天虹を書く情熱が薄れたのかもな。
描いてるときに新発見!があってどうしても触れずにはいられなくなったとか…
新発見があったため、原稿書き直し…なんてことやってちゃあ
永遠に完結出来ませんぜ、奥さん。
もう天上の虹はつまんないよ
今書き下ろしでオペラ・天上の虹、連載でブッダを抱えてるんでしょう?
それでナントカ協会の役員だの理事だのたくさん引き受けて、講演したり。
そういう活動をすることで漫画家の地位向上を、と考えているというのを
以前どこかで読んだが、まず漫画家としてきちんと予定は守ろうよ。
書き下ろしだからって、締め切りがないと考えられちゃ困る。
と思う私は続きがとっても気になる天虹ファン。
352 :
花と名無しさん:04/01/09 02:07 ID:d139/aE6
え!オペラ化されるの?
天上は事実を基にした漫画だし、その後日談といえる長屋王残照記が
既に形になっている以上、骨格はきちんと存在しているはず。
それは多少の歴史上の発見ではゆらがないと思う。
ラストはどうなるのか予想もつかず、読者をやきもき
させたまま何年もストップしている作品とは違うんだから、
気長に待とうよ…しばらくは。 シバラクハ、ネ
うん、天上の虹とは長い付き合いだけど
実在の人物の女一代記だから間違っても「王○」にはならないと
思って安心してますw
ただ早く続きが読みたいファン心理も・・・
355 :
花と名無しさん:04/01/09 17:09 ID:yLjA+zii
>>352 いや、351の「オペラ・天上の虹」は「オペラと天上の虹」という意味だと思う。
中公から書き下ろしで今、全8巻の内、「ニーベルングの指輪」上下2巻まで出てるから。
隔月で書き下ろし出して、連載抱えてるなら、かなり遅れるかなー。
以前ギリシア神話描いてたときは、その間ほぼ「天上」の執筆ストップしてたんじゃなかったっけ?
356 :
花と名無しさん:04/01/10 01:11 ID:A6GMgRUo
レス、どうも。そか、里中さん、オペラ本の漫画化してたんだっけ。つい、池田理代子さんの
ほうかと思っちゃうな(笑)。なんか『赤と黒』も描いてましたよね。ジュリアンの愛憎
レナール夫人の嫉妬、マルグリットの云々、いかにも里中さん!だったなー。
「赤と黒」はあんまり面白くなかった。ついでに「心中天網島」も。
この人、原作付のはいまいち、かも。ギリシア神話は結構里中さんなりの解釈でアレンジされててそこそこ面白かったけど。
「Boys」をブクオフでちょっと見てみましたが、
最近、文庫本化されたのはいまいちですね。
漫画が文庫本化されるようになって間もなくの頃のは、
選りすぐりの作品を文庫本化しているという感じで面白かったんですけどね
(例:「愛人たち」とか)
私としては、レディコミに発表した作品をまとめたものを
文庫本化してほしいです。
(あんまり知っている人いないだろうけど)「メイクアップ」とか、
「シンデレラハズバンド」とか。
359 :
花と名無しさん:04/01/12 18:49 ID:QkmEXtTr
>>359 おお、知ってますよ。単行本サイズで持ってます。
「好き・好き・好き」と「愛したい女たち」にそれぞれ収録されてますね。
メイクアップの話はすごく好きですね。シンデレラハズバンドも笑える。
どこを探してもなかった「さよならの理由」が文庫版になった時は
すごく嬉しかった。
あと「アフロディーテ90」は確か単行本はなくて文庫で初出でしたっけ?
長編もいいけど、こういったあまり長くないお話もすごく好きです。
オペラの方は、個人的に好きなサロメのお話を里中先生がどう描かれるのか
楽しみです。
360 :
花と名無しさん:04/01/12 18:53 ID:QkmEXtTr
レス番号間違えました。
たまに男性の視点から描かれたお話があって、面白いです。
今では貴重な里中満智子の「A・B・Cリポート」なんかは
完全に男の子向けに書かれた女心の解説ラブコメって感じで
こんなのも描かれていたのかとびっくりしました。
偶然にも今日ブックオフでBOYS買ってきた。
里中漫画で萌えなんてありえないと思っていたが、
高太郎に萌えてしまった。不覚…。
話自体はイマイチだったけど。里中さんが書く学園モノはあれが限界だろう。
>>361 高太郎、キザだけどかっこいいしいいヤツですよねえ。
七重をかっこよく抱き上げるシーンはすごくよかったし、あんなこと
されたら私も惚れちゃうなと思った。
私はこの手の黒髪オールバック系キャラがすごく好きです。
中大兄、夢の航跡に出てきた人、北回帰線の仲緒さんといい。
嫌いなのは愛人たちの三枝。情けなさと決断力のなさに腹が立つけど
すごくリアリティを感じました。
363 :
花と名無しさん:04/01/12 23:56 ID:AXbrmHXN
私は「赤と黒」面白かったけどなー。
マルグリットは紀ィに似てると思ってたけど、紀ィの末路までを見てしまうと
こっちのほうが筋が通った人だな、と。
「ニーベルングの指輪」はつまらなかった。
次巻に期待。
オペラの多くは音楽が印象的だから作品として現代まで
残っているけれど、芝居という面では物語の内容的には
それほど面白い作品はないような気がする。
「ニーベルングの指輪」の漫画化したのは読んだことないけど
↑のような理由であまり手に取る気持ちにもなれなくて・・
やっぱ史実に忠実ながらも自由な創作である「天上の虹」の
続きを早く読みたいなぁ。
「エアポートストーリー」は確か全部で8話あったのに、
単行本に収録されたのは6話くらいなんですよね。
残りの2話も読んでみたいし、だから単行本化してほしいんでしょね。
>>365 あ、そうでした。里中満智子漫画家生活30周年記念の本にも
未収録リストが載ってましたね。
残りのお話もちゃんと全部収録してほしいなあ。
里中先生ほどの大御所でも、出版社や編集者の意向で作品を完全に
収録されないなんて…。驚きました。
講談社漫画文庫…なかよし〜フレンドの連載モノ多し。王道少女漫画系。
中央公論社…戦争モノや歴史モノ多し。割と社会派の硬派な作品。
双葉文庫名作シリーズ…よく分からんセレクト。レディース系多し?
ということで、短編だったりあまり知られていない作品だと、
双葉文庫が一番期待できるかも。あと他に文庫化されてる出版社ある?
以前、笠倉漫画文庫から「クレオパトラ」が出てたけど、今も絶版になってないかどうかは知らない。
369 :
花と名無しさん:04/01/17 10:11 ID:UfzV++tA
里中まちこの代表作は天上になるんだろうし,とっても力作だと思うけれど,作品のパワー
という意味では海のオーロラとかあすなろ坂の時代がピークだったんじゃないかと思う。
あすなろとオーロラをほぼ同時期に書いていたということが奇跡としか思えないよ
370 :
花と名無しさん:04/01/18 04:46 ID:W6FvWEnv
>369
私もその頃が1番好きかな。
「あした輝く」とか「アリエスの乙女たち」とか凄く
好き。
>>369 同意。さすがに絵は後の作品の方が緻密で完成度が高いけれど
ぐいぐい引き込まれていくように読んでしまうのは断然昔の作品だね。
これは自分がその作品に接した時の年齢のせいかとも思ったけれど
この前初めてあすなろを読んでそうではないことが分かった。
やっぱり作品自体が持つ力だ。
うーん、でもあすなろ坂はさらっと入れるんだけど、アリエスは今こっぱずかしくて読めない。
373 :
花と名無しさん:04/01/18 15:14 ID:cT0b+FBb
アリエスより前に描かれた「あした輝く」は今読んでも泣けるんだけどね。
時代背景がしっかり描かれてるものは総じて完成度が高い感じ。
「レモンの季節」なんていうタイトルからして
こっぱずかしいものが、今でも好きだ。
最後はお弁当を「自分で作ったの」とカミングアウトする勇気(?)を出し、
手術中の友人の名を心の中で叫ぶ辺りが。
ストーリーの勢いに押されているのかな?
アリエスはどいつもこいつも二言目には「愛とは…」と口走り、
自分の言葉に酔っちゃうのがね…。私も恥ずかしくて読めないです。
無意味にギリシャ神話の格好するところとか。
個人的には高志が「二人を愛してしまったら、二人分強くなろう」みたいな
ことを抜かした段階で本を投げた。
376 :
花と名無しさん:04/01/19 23:27 ID:0Z44D2Yg
>>375 宝塚みたいな舞台劇だとその台詞も決まるのかもしれないけど
漫画だと読み手は登場人物になりきって読むから恥ずかしい
気持ちがわかるよ
377 :
花と名無しさん:04/01/20 18:55 ID:9v8IkaHF
アリエスが恥ずかしいという気持ちはわかる。w
私もあした輝くとかあすなろ坂なんかの日本の近現代史を書いたのがとっても好きだな。
当時の風物とかよく書かれているし,その中でも変わらない男女の情感というものがよく伝わってくる。
でも書かれた当時(あすなろだったら70年代?)の社会常識の規制があるのが今読むとわかる。
そのころの里中作品には不倫の愛ってないよね。
378 :
花と名無しさん:04/01/20 20:50 ID:wqMmKVXS
>>377 いや、「風ごよみ」とかは1973年の作品だけど、不倫の愛の話。
読者対象の年齢でその辺、描き分けてたんじゃないのかな。
379 :
花と名無しさん:04/01/20 23:38 ID:9v8IkaHF
なるほどね。そういうのもあったんだ。今度読んでみよう。
池田理代子にしても萩尾もとにしても今のほうが大作だけれど昔の作品のほうがパワーがあるんだよね。
オル窓のほうが完成しているけれどベルばらのほうがパワーがある。
それって若さの力なのかな?粗削りだけれど可能性があるよね。
380 :
花と名無しさん:04/01/20 23:49 ID:9v8IkaHF
昔の作品のほうが人を愛するパワーがあるのかな?あすなろの主人公にしてもオーロラのルツにしても,
一途に人を愛するけなげさがあってそれを作者が伸び伸びと描いているんだけれど,
年をとってくると人は愛だけでは生きられない。みたなものが出て来て,それは本当なんだけれど,
そういう人の心のうつろう部分の現実を描くようになってくると作品としての陰影はでてきても
人の心を打つパワーにはならないのかもね。
確かにあすなろやオーロラ、あした輝くあたり、荒削りな部分はあっても、ぐいぐい読ませるような引力は凄いよね。
知識は増え、技術や表現は円熟していっているんだろうけど、魅力でいえば、あの若いときのエネルギーのほうが上なんですよね。
積乱雲の笛子さんとかも好きだったなー。
(これもたしか80年代前半くらいですよね?)
382 :
花と名無しさん:04/01/22 19:10 ID:x1rkEXiV
積乱雲は評判いいけれどまだ未読だわ。どこ探してもないよー
383 :
花と名無しさん:04/01/22 19:15 ID:x1rkEXiV
漫画家とか作家ってそんなに実体験があるわけでもないのにどうしてあんな恋愛が描けるのか不思議だよね。
一人の人間ができる恋愛体験なんてたかがしれている。そういう少ない実体験を色々と反芻しながらああいう大恋愛を書いているのかな?
それとも作家とか漫画家というのは恐山のイタコみたいなもんで,神様からそういう才能をもらっているのかな?
384 :
花と名無しさん:04/01/22 19:54 ID:fu6/dQrn
積乱雲は私も好き。
戦争をおっぱじめた責任を男たちのせいにしようとする周囲に、笛子が
「戦争をする男も馬鹿なら、止めない女も馬鹿なんですわ」と言うのが
印象的。
里中満智子はそれなりに恋愛経験豊富だと思う。
男遊びするほどじゃないけど、10代で結婚もしてるし、もてるだろうから男の切れ間なかったんじゃないかな。
387 :
花と名無しさん:04/01/23 03:09 ID:dXkp9APh
チャック・ウィルソンにも惚れられてたね
>385
あのセリフはいいよね。
戦意高揚のための映画女優という一種の戦犯でもあり、死地に向かう夫を送り出した1人の女でもある
彼女だからこそ言える、実のある言葉だと思う。
ネットで「海のオーロラ」と「あすなろ坂」を一気読みしました。
すごい感動。特にあすなろ。
子供の頃は里中作品は重すぎて読む気がしなかったけど、
ああ、もっと沢山の人に読んで欲しいよ。
積乱雲と言えば、あの「手紙」ですね、あれは名シーンだと思う。
読んだ当時、あの兵隊さんは手紙を恋人に渡すべきか、否か真剣
に考えましたよ。
391 :
花と名無しさん:04/01/23 09:53 ID:UcK3UUcf
里中満智子節で一途に愛されたら男って怖がるんじゃないかな?
実体験ではどうだったんだろう?純粋な女の一途な愛情をうっとうしがる男が最近では多いような。
チェックウィルソンってアメリカ人で柔道やっていた人だっけ?
あの人だったらありそう。気が強い女が好きだっていっていたよ
漫画家特集のインタビュー本で
「恋愛は離婚した旦那と一度きり」
「私みたいなタイプの人間は一度でもできれば充分」と発言していたよ。
けっこう前に発行されていた本だから今はわからないけどね。
>390
あの手紙だけでも渡せばよかったのに。
優しさなのか自己満足なのか分からない…。
昔は「君を守るために特攻隊に志願する」というのの意味が分からなかった。
本当に守りたいなら側にいてよ、と。子供ですな。
>393
本当に愛するからこそ、自分を忘れて(愛さないで)欲しい・・・
でも手紙を渡してしまうとお互いに忘れられなくなってしまう。
しかし結局渡さなくて何も残らなくても、忘れられなくなっていましたね。
兵隊さんが思ってた以上に恋人の思いが強かったんでしょうね。
あの手紙のシーンを読んでかつての彼氏は大泣きしていた。
「こういう男の感情を描ける作者は凄いね」と言ってた。
>>386 でも里中さんって受身な感じがする
積極的に迫る女には見えないなぁ
>392
2chで見た話だから、どこまで本当か分からないけど、
大物漫画家とずっと不倫関係だったと言われてた。
相手は誰だろう?(その前に、本当の話かどうか・・・)
ちょっと前、80年代頃の作品を読むと、一時期「昇平」という
男性の名前がよく出ていた。気づいた人いませんか?
作品も男性キャラクターもまったく違うんだけど、名前だけは同じ。
それから同じ時期の短編を集めたコミックスにも昇平が出てきます。
驚いたのは、単行本サイズの「夢色果実」上巻に収録された短編と
男性キャラの名が同じ「昇平」でした。
上巻だけ読んでた夫は「これ、その後の話かと思ってた。子供作ろうって
セリフの後だったし」と言ってたけど、奥さんの名前が違うって(汗)
なんでだろう?ただの偶然かなあ?
昇平という名の情けない男性、お暇な方探してみてください。
>>398 そういえば「あすなろ坂」にも
字が違うけれど”晶平さん”っていたよね。
何か思い入れでもあったのかしらね?
芸能人では思い浮かばない。
身近にそんなような名前の情けない男性でもいたのかな?
なんて勘ぐってしまったり。
401 :
花と名無しさん:04/01/24 09:48 ID:kFcXBZQO
あすなろの昌平さんもちょっと情けないタイプ?というより慎重すぎて機を逃すタイプだったよね。
402 :
花と名無しさん:04/01/24 09:54 ID:kFcXBZQO
あすなろをノベライズしてみたいなー。あれをそのままじゃなくて色々とつけたしたりして。
こういうことをする時には趣味レベルでも里中さんに了解とるしかないのかな?
芙美,新吾,武文の三角関係だけでも丹念に書いていけばすごくいい小説になると思う。
とくに幕末の歴史をもっとからめて書いて芙美と新吾の身分違いの恋,そして結婚後の不倫,
武文の苦悩と許し,その後の芙美武文の夫婦としての歩み,武文亡きあとの芙美と新吾の
くっつきそうでくっつかないところなんて読ませどころ満載だわね。
>>402 サイトを作って発表する分には問題ない。
二次小説のサイトはごまんとあるし
>>397 一人心当たりあり。
すっごく意外な感じがした。
でもウワサだし、たとえ本当だとしてもプライベートなことだから…
ってか、野球狂の詩だろ?
そういえば『ドカベン/水島新司』の里中満って
里中満智子さんの名前を拝借したものでしたね。
>407
「里中さとる」ですよ。
ちなみに水島先生は里中先生のこと
を「さっちゃん・さとちゃん」と
呼んでたらしく同作品の「山田さちこ」
もそこから来てるとか
409 :
花と名無しさん:04/01/25 10:01 ID:nuH75JS0
ふーん。なんか意外な人だった。イメージわかない。
もっと男前な人かと思ってた。ごめん
410 :
花と名無しさん:04/01/25 11:03 ID:nuH75JS0
小説あすなろ坂でいろいろとストーリー考えているんだけれど,武史が芙美に最初から
ぞっこんな理由が原作だけだとわからなくない?他の男を好きな女をあそこまで思えるにはなにかしらの
理由が欲しいのだがどんなエピソードがあれば説明可能だろう?お知恵を拝借したい。
あと新吾が他の女と結婚していても納得させるためにはトナンで犬を食うほどの飢餓を体験したことなど描くしかないか?
>410
芙美が若いから?
>408に補足すると
「里中智」
そういえば釣りキチ三平クラシックで
水島新司と矢口高雄の対談が載ってて
そこでも里中先生の話題が出てた。
413 :
花と名無しさん:04/01/25 16:23 ID:nuH75JS0
>411
若いって,それだけで惚れる理由になるのか?
個人的には、武史は当初から相手が誰であろうと結婚相手を
「誠実に愛そう」と決めていたのでは?と思ってた。
だから、芙美に対しても「誠実に向き合っていれば、いつか応えてくれる」と
考えていたのではないかと。さらに芙美がたとえ自分ではない人であっても
一途に人を愛し続ける強さを持つ人だったことも、愛し続ける理由?
415 :
花と名無しさん:04/01/25 22:58 ID:peyjKh5o
まあ、謹厳実直な武士道精神を重んずる人物だからそれは大いにありそうな感じはしますね。
416 :
花と名無しさん:04/01/27 17:37 ID:Atx/GnG8
天上の虹初心者です。教えてください。
文庫6巻はコミックスの何巻までのお話になりますか??
一度図書館で借りて読んだのですが、購入して読みたいのです。
よろしくお願いします。
417 :
花と名無しさん:04/01/27 18:43 ID:sZPfBFWT
>416
文庫6巻は13巻(さららの即位)までです。
ところで話は変わりますが、高市の金糸入りの布の話はどうなったのでしょう?
418 :
花と名無しさん:04/01/27 19:49 ID:tbp8tp3R
417さんありがとうございました!!
419 :
花と名無しさん:04/01/28 03:50 ID:++uDFptW
水島新司と不倫だったの?
最初の旦那は何をしている人で、なぜ分かれたんだろうか?
子供は何人いるのかな?
どうしてその後ずっと独身なんだろ? お金持ちだから幾らでも
若いツバメを飼えただろうに。
>417
>金糸入りの布
うわー、すっかり忘れてました。
讃良さま、お約束どうなったんでしょうか?
話に出なかっただけで一応贈ってたんでしょうかね?
人麻呂が約束果たすところでは、こっちがビビるほどページ食ってたけど。
421 :
花と名無しさん:04/01/28 10:20 ID:sGF81PjR
>414,415
サンクス。私も芙美の生き方のまっすぐなところに魅力を感じていたと思う。
結婚相手が誰であっても誠実に愛するというのはすごい腹のくくりかただよね。
あの3人,芙美と武史と新吾って本当に会津藩の武士道を体現しているというか。。
とっても生き方がまっすぐ。武士道が一番色濃くのこっていた藩の出身なんだよね。
とくに新吾の生き方には京都の見回りを押し付けられて藩を滅亡に導いてしまった
松平かたもりの不器用さがだぶるんだよね。ああ,もっと要領よく言うべきときに言うべきことを
言わないとだめでしょう!といいたくなるような。。でもそういうところが好きなんだけれどさ
最初のだんなさんは編集者だよ。担当だったらしい。
ケコーソしてまんがはめちゃめちゃ、仕事は干される、私生活に悪影響しかなかったようだ。
相方が悪いとかじゃなくて、周り見えなくなっちゃったみたい。
へー、まるで漫画の女主人公さながらのケコーン生活だったんですね。
>422
里中さんが、その人に惚れ込みすぎたってこと?<周り見えない
>>424 お互いベタベタバカップル状態だったらしい。終局はどうだったか忘れちゃったんだけど。
むかーしのエッセイ集に書いてあったよ。
>425
ありがと。
里中さんにはクールな印象があったから、ちょっと意外。
西谷スレでも、里中さんの結婚してた頃の事が話題になってるね。
この人の作品は他の少女漫画と比較して、触感、リアル感みたいのが
あって、ああこの人、男知ってるなと思った。10代で結婚して離婚、当然
セク−スもしてるわけで、肉体的な関係も避けないで描けたのはがさすが
だと思う。特にお子様向けの無難な少女趣味全盛の当時はね。
キスひとつ取っても粘りつくようなものとか、いやらしいものとかよく出てる。
「あした輝く」とか「アリエス」では女性が男性の前で全裸になるシーンがあり
ますが当時よく描けたなぁと思うよ。こちらは逆に全裸なのに全然やらしくない
むしろ清純、無垢に描かれている。
うん。なんていうか恋愛でも綺麗ごとじゃなく
女の情念、みたいなものが感じられる。
ギリシア神話の文庫を買い始めました。
神話、というよりもゼウスの浮気にキーッ!となるヘラとか
「男なんて!」というアテナとかに里中漫画らしさを感じました。
ハデスのペルセフォネ略奪婚なんか「エロジジイが若い娘をさらった」と思っていたけれど
こっちで読むと「孤独な男」にだんだん惹かれていくように見えるんだよな。
里中さん、孤独な男に惹かれる描写がうまいよね…
中大兄も大友も好きだ〜
ハデスとペルセフォネといったらアリーズだったなあ。
私もギリシア神話の本を読んでいた頃は、勝手にさらって
勝手に妻にしてヤな奴と思ってました。
たいていのアニメや漫画ではあんましよくないイメージなハデスですが、
里中さんのハデスは面白そうですね。何巻に収録されてますか?
>>431 ペルセフォネとの顛末が描かれてるのは3巻ですが、各巻通してあちこち登場してたと思います。
顔も性格も「天上の虹」の忍壁そっくり
「天上の虹」新刊の発売日なんて、全然決まらないみたいね。
多分、描く時間がないということより、話が浮かばないんだろうね。
しかし、オペラの方は予定通りに進んでるみたい。
今月「椿姫」が出るらしい。
436 :
花と名無しさん:04/02/08 23:37 ID:VugjTzS/
↑久しぶりにあがってると思ったら、何も書き込みがないとは…
せっかくだから、何か書き込んでくか。
えーと、里中さんの「あかね雲」ってコミックス、2巻まで読んだんですが、その続きが見つかりません。
2巻の後話がどうなるか気になります。ご存じの方いらっしゃいます?
あかね雲は雑誌でリアルタイムで読んでいたけど、ただなにぶん、当時私は小学校低学年で。
メタクソうろ覚えです。
確か、田舎臭い主人公は、女中先の金持ちの家の長髪のぼっちゃんとくっついたような……
あかね雲は鳴り物入りで連載スタートしたわりに、里中さんがかなり休載を重ねて、最後は
打ち切りみたいな感じだった印象があるけど、ひょっとして思い違いかもしれない。
>>438 レスありがとうございます。私も昔「なかよし」か何かで読んだことがあるはずなのですが、内容全然覚えてないんですよね。
読んだのが後半の方だったのかコミックスの部分もまるで知らない話だったし。
さいご、あかねは坊ちゃんと島に帰ったような気もするんですが違いましたっけ?
>>439 ばあちゃんが倒れて島に帰る。
先生も療養のため帰る。
母ちゃんも義理の娘(あかねの義理の妹)を連れて島に行く。
しかしばあちゃんはぴんぴんしていて「なんで帰ってきた!」と言う。
…が、それは空元気でやっぱり病気だった。
坊ちゃんは覚えてないけどいたんだろうなぁ。
雑誌連載の最後はあかねが船に乗っていて
島へ向かっているみたいなシーンだったような…?
いや、島には帰った。
お嬢様(坊ちゃんの妹)が見送りにきて
「あなたを見送りに来たんじゃないわ。先生を送りに来たの」と言ってた。
島でごはん食べるとき
妹が「ハンバーグが食べたい」と言う。
先生が「島に帰ってきたのはここの飯が食いたかったんだ」と言い、妹は「ハンバーグ食べたいから東京に帰る」と言う。
先生「そうか、島には牛肉ないもんな」とあいづち。
でも話の流れで「これからは島での教育が楽しみだ」と言うと妹が
「うそつき!ごはん(魚だったかな)が食べたいって言ってたのに!
あたしは正直にハンバーグが食べたいって言って恥かいた」と泣く。
そんな話があった。
443 :
花と名無しさん:04/02/10 22:25 ID:KORj5ma3
本日発売の講談社Kissに20巻は9月発売予定と載っていた。
9月・・・
くがつううぅぅ〜?
9月・・・・_| ̄|○
いいじゃん、出版のめどが立ったと喜ぼうよ。
447 :
花と名無しさん:04/02/11 14:27 ID:4YoWak/r
ちゃんと描いているのかな。9月までだから急いでね、
と編集にせきたてられているだけじゃないだろーな。
早めに書き上げたのに出版予定がたたず、何ヶ月か放置されたことも
あったのにね、18巻の後書きによると。
「あすなろ坂」を読みたいんだけど、どこの本屋にも売っとらん。
漫画喫茶にも無いし・・。
探し方が悪いのかな、講談社ですよね?
>>449 「あすなろ坂」「海のオーロラ」「あした輝く」等の過去の名作は新書店、古書店とも
まず簡単に入手できないと思われます。コミクスは絶版で文庫も先ず中規模の書店に
は置いてません。古本屋めぐりをするのもいいですが、かなりの労力がいるかもしれません。
私はすぐ読みたかったので全部ネットで注文しました。ネットなら簡単に入手できます。
中古ならここがお勧め
楽天フリマまんが全巻セット h
ttp://furima.rakuten.co.jp/comic/
451 :
449:04/02/12 00:44 ID:???
>450
情報ありがとうございます。
そっか、文庫も出てる・・・けどなかなか置いていないのですね?
ネット購入考えてみます!ありがとうございました!
私もいまあすなろ坂を探しています。
中古の文庫で1巻と2巻は見つかったのですが、それ以降が・・・
芙美と新吾って最終的には消息も知らない同士になってしまうんでしょうか?
このスレで断片的なあらすじはわかったのですが、
どうしてもそこが気になって仕方がないんです。
>>452 あすなろ坂は里中作品でもベスト3(私的にはベスト1)に入るぐらいの名作
だと思われますが、いかんせん二十年以上も前の作品でコミクスは絶版になって
います。最近(と言っても数年前)、文庫で出ましたが品薄です。ほとんどの書店
(アマゾン含む)で「在庫切れ、取り扱いできない」になっています。
なので新書で揃えるのは相当困難でしょう。一方、中古は古書店で、まだ出まわって
ます。と言っても全巻で揃った状態となるとなかなか無いでしょう。
バラバラで揃えるとなると残り数冊のために何ヶ月、何年もザラです。
ブクオフにも無い本(あっても1、2冊)です。そういう作品です。
でも今はいい時代です。ネットを使えばイトモ簡単に入手できます。
452さんは3巻以降を揃えればいいわけですが、「全巻」で注文する
ことをお勧めします。3巻以降にこだわるとバラ注文、複数箇所
からの注文になりがちで配達料等で逆に割高になる可能性があるからです。
「ネット注文、全巻セット」が一番早く簡単で経済的だと思います。
450の楽天フリマまんが全巻セットがお勧めです。
>芙美と新吾って最終的には消息も知らない同士になってしまうんでしょうか?
消息自体は知れます。そして二人の関係は・・・
あとは読んでからのお楽しみということで。
この二人の関係が最後まで伏線として生きてきます。
この関係をナンと言ったらよいか・・・泣けます。
454 :
花と名無しさん:04/02/17 15:48 ID:NCasm10m
紀皇女と珂瑠皇子って結婚したんですか???
455 :
花と名無しさん:04/02/18 10:07 ID:QMvBEm9B
その事実はない。
石田王の妻だったと推測されている。
天武天皇の皇女を妻にできるような石田王って何者?何皇子の子孫にあたるの?
来年NHKの「大化の改新」主役の鎌足がV6の岡田くんだってね。
天上の虹の鎌足を思い出して思わず笑ってしまった。
またずいぶん若い鎌足だな。大化の改新時は30代のはずなのに。
しかし、葛城(中大兄)はもっと若い役者なのか?
期待4割不安6割ってところです。
459 :
花と名無しさん:04/02/18 21:53 ID:dsKENBHB
岡田は天上の鎌足とはまた、ずいぶん違うよねw
蘇我入鹿は渡部篤郎だそうだけど。
中大兄皇子は誰がやるんだろう。
NHKはモックンの聖徳太子もやったし、天上を大河でやらないかなあ。
その話題、何度も出てるけど、実現しない方が幸いと思う。
ドラマ化されたら「イメージと違いすぎ!」とか、不満ばかりが噴出しそうだから。
大河でやったら…?
さらら様ほか登場人物が「私の愛」について語れば、
おぢさま方のひんしゅくを買うし、
でも里中作品から「愛」を除けば、もう別作品のようになってしまう。
大河ドラマって女性が主人公だと視聴率がとれないらしい。
天上の虹は大河ドラマじゃ扱われないと思うなぁ…
もし同時代をドラマ化するとなったら
主人公はやはり鎌足か不等人か天武か天智か。
女性に魅力的なキャラクターの多い時代だけど
実写にすると衣装がコスプレくさいのが鬱でもある・・・。
こんな漫画は1度読んだらお腹イッパイ、てか読みたくない
・理屈っぽいキャラが薀蓄を言いまくる→セリフ多し→疲れる
・無責任、いいかげん、不誠実なキャラが大手を振る→イライラ
・誤解と思い込むで悪い方へばかり話しが進む→先が読めてしまう→つまらん
・ラストに脈絡が無い、救いが無い、余韻が無い→印象に残らない
>>462 大河で女性を主人公にすると、脚本:橋田すが子氏ですか?
ホームドラマになりそうだね。
(女性主役というと、原作:永井路子氏か脚本:橋田すが子氏しか思い浮かばない)
>>463 >理屈っぽいキャラが薀蓄を言いまくる
ある意味当たってる。
でも>461さんの言うように、
コレこそが里中作品だから好みの問題なんだろうね。
よく解釈すると
・理屈っぽいキャラが薀蓄を言いまくる→人生感、人生哲学がある。
・無責任、いいかげん、不誠実なキャラが大手を振る→現実的、本当の善人はいない。
・誤解と思い込むで悪い方へばかり話しが進む→思考優先、思想の中に実を取る
・ラストに脈絡が無い、救いが無い、余韻が無い→飾らない、余計に引っ張らない。
466 :
花と名無しさん:04/02/19 19:04 ID:OFK6Z2KL
そうそう、そうなんだよね。
「青春のころ」(遊行社刊)という本で、
先生が、ご自身の青春について語っているんですが、
これまた、いいんですわ。
愛読者だけど、463みたいなことを言われても腹はたたないというか、
みょーに納得できる部分はある。
>>463はどっかのコピペかと思ってた…
歴史モノは説明セリフはどうしても必要になってくるし
このくらいで読むのにつかれてたら青池保子の歴史モノなんか
読めませんw
あと天上の虹で不誠実な登場人物って誰かなぁ?
ちょっと思いつかないのだけど。
・・・大海人?
では私は穂積。
但馬との相聞歌でも、但馬の方が熱烈だったのは分かるけれど…
皇女を妃にしていないようなので、その点だけは「誠実」なのかしら。
天虹キャラでいえば弓削かな。
紀がおばかなのもあったけど、
ちょっとあれは可哀想な気もするけれど、
氷高との縁談話が持ち上がった時の
変わり身の早さが印象的だった(w。
大海人かな。
なんか女を「その場に応じて使い分けする道具」みたいに話していてイヤ。
子供たちの気持ちも考えていないしさ。十市や高市、かわいそうだった。
弓削の場合は勘違い突っ走り野郎という感じで、不誠実という前に迷惑男な印象が。
奴の変わり身の早さも凄いけど、紀の変貌振りも強烈だったしな…w
男は不誠実なのが多いと思う。里中さんの漫画は他のもそういう男が多いけど。
そこがリアリティーあっていいとこでもあるけど、読んでるときは男に対していらいらしてくることもある。
「天上の虹」での例外は誰だろう。志紀と忍壁かな。あと、「虹」じゃないけど、道鏡と長屋かなあ。
氷高と新田部との縁談が、どういうふうに動いていくかが楽しみ。
結局、氷高は生涯独身のまま…即位するわけだし。
474 :
花と名無しさん:04/02/26 12:28 ID:4r1Q/tJR
長屋王残照記を読んでみたいけど、
どの古本屋、漫画喫茶にもなくて。
買ってよもうと思うけど、その価値あると思う?
>>474 讃良様死後の物語の続きが知りたかったら読んで損はないと思うな。
主人公が硬っくるしい性格なので話も硬くて、恋愛はほとんど
からんでこないけど。
中大兄とは逆で大海人は最初すごく良い人に描かれていたから
年とってから嫌な部分が出てくるのがきつかった。
で、そんな男にメロメロの讃良まで冷めた目で見るようになってしまった・・・
>476
わかる。
彼は思いやりのある誠実な印象の好青年だったからね。
兄には表立って逆らえないけれど、そのやり方に心を痛めたり、
追い詰められた者をなんとか手助けしようと頑張る彼が好きでした。
478 :
花と名無しさん:04/02/28 00:32 ID:nj1vkn9/
>>474 珍しく恋愛を軸にして描いてない漫画。
纏めると、長屋王の性格が勤勉で融通の利かない真面目人間だったので
周囲から孤立していた。
そんな彼の政治家として一生を描いた漫画ってかんじ。
天虹を読んだら、長屋王と手記も読んでみるべきだと思う。
ただし、新書を買ってまで読んで!とは薦めません。
長屋王の漫画は手記や天虹よりも「愛愛愛」が少なくてww
わたしは好きなんだけど、枚数が少ないから
かなり淡白に纏められていて
物足りない部分もある。
長屋王は吉備がかわいくて好きだ。
話は重いけど。
氷高が別嬪さんだったよ〜。
氷高は生身の人間を感じなかった
わたしも吉備の方が可愛くてスキ
手記みたいに気持ちの悪い男と恋愛するキモイ話じゃないから
長屋王残照記のほうがスキ。
手記は恋愛というか肉体愛がすごいの。
何度も出てる話だけど、手記は毛むくじゃら男との生々しいシーンが…
おえっ。
>>443 1月の予定が延期で9月って・・・_| ̄|○
「椿姫」
オペラの漫画家ということは、ヒロインの名前は「ヴィオレッタ」か?
私はデュマ版の「マルグリット」の方で馴染んできたからな。
>>484 もう読む気しないな
楽しみにもしない
ただ完結が気になるけど、漫画喫茶で読もうか程度。
>>485 そう、ヴィオレッタ。
私は同時収録されてる「アイーダ」の方が面白かった。
488 :
花と名無しさん:04/03/01 22:26 ID:NLhSSVVj
文武に譲位したわけだから、話の展開上20巻が最終刊な気もするけど、
ちがうんでしょ?
489 :
花と名無しさん:04/03/01 23:10 ID:BeYJdgjc
高市は好きだったなあ。誠実かと言われると多少微妙だけどね。
(但馬から見れば人の気持ちの汲み取れないヒドイ夫)
でも誠実であろうと努力していた人だと思う。
どっちかっていうと、あまりに後ろ向きな十市がダメ。
大海人が好きとはいえないけど、ムリヤリ御名部を娶らせたの
だけは好判断だったと思ってます。
高市と御名部の夫婦は地味に好きでした。言い回し変えると「嫌いじゃない+」かな。
十市も嫌いじゃないです。
過去を清算して高市と幸せになってもらうよりかは、とっとと逝ってくれて良かったなと。
……なんて思うのは、ワタシが大友贔屓なせいですが。
それでも、大友本人的には十市には生きて幸せになってもらいたかったのかなぁ。
でもむしろ、だからこそ、大友が気の毒すぎて、十市も生きるに生きられなかったような
気もして。
大友が大海人みたいなヤシだったら、十市も割り切れたんだろうに。
不幸なご縁だ……
492 :
花と名無しさん:04/03/02 11:16 ID:H2dx2lqV
里中先生って、ご自身で描いてるキャラの好き嫌いが
絵柄などから見て取れるから、あまりの高市の贔屓ぶりが
鼻に付くってゆうか、嫌気が差してしまった。
といっても、額田に関しては不思議と全く気にならないんだけどね。
そういう意味では、歴史上、高市の顔に泥を塗ったといえる
但馬の描かれ方に関しては、ちと気の毒に思ってしまった。
年の差結婚だったし、十市の面影を重ねて高市から娶ったという
長岡さんの漫画の方が、客観的な視点で歴史を見ているなぁと
少なくとも私にはこちらに歴史的な説得力を感じました。
十市が高市の事を好きではと推測される史実は、全く無いんだし。
とか言いいつつも、やはりこの時代の恋愛スペクタルを
描かれる点において、里中先生をの右に出る方はいないと思います。
大友も高市も十市も好き。大友が二人の絆を邪推するのも、高市がひたすらに
十市を思うのも、十市が割り切って生きようと決めたのも、
見てて切なかった。誰が悪いってワケじゃないのにね。
ただ、ようやく結ばれた高市が「一度結ばれたら、ヤらずにはいられない」
みたいなことを言っていて、正直幻滅した。
次巻が9月ということは、
次次巻は来年の1月というわけにはいかないんでしょうね。
>>492 そうかー。
それぞれですね。私は長岡さんの方が納得できなかった。
長岡さんの十市も彼女に似ている設定の但馬もあまり魅力的な女性と思えなかったから。
高市や穂積がなんでそんなにぞっこんなのか、理解できなくて感情移入できなかった。
御名部&阿閉の姉妹が好きなんですが、
この二人の結婚は皮肉な結果になりましたね。
亡き恋人を想い続ける高市に、大海人によって物のように与えられた御名部。
初々しい初恋を実らせ、誰からも祝福されて未来の天皇候補と結ばれた阿閉。
でも、最初から結婚生活に期待してなかった御名部の方が、
結果的に(高市の急死まで)平和で温かい家庭を築くわけで・・・
伴侶を持つのはゴールじゃなくスタートなんだなー。
そういや御名部って高市が死んでから出てきてないよね。
高市が死んだ時も、但馬ばかりに焦点がいっててもう少し御名部を描いてほしかったなー
なんて思ったり。
もうちょっとしたら長屋と吉備がくっつくから、その時に出てくるんだろうね。<御名部
里中さんは高市の急死=毒殺を毒殺ととったんだね。(脳卒中でもいけると思う)
誰も責めようがないようにうまいこと描いてるけど、
このシチュエーションじゃ御名部が但馬を疑ってもおかしくないよなあ…。
残照記では老けたなりに凛々しさをとどめている阿閇に対して
御名部が老け込んでいて悲しかったです。
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡500get
>493
武市はがまんの時間が長かったからねw
まだ20そこそこなら、仕方ないかって思ったよ。
だね。
他の女にも手を出したりしてなかっただろうし。
(あー…、人麻呂いたけど。まあ、あれもあのときだけだろうしw)
でも実際には他にも妻がいたのかな?
長屋と鈴鹿の他に2人ほど娘がいたらしいし。
そういえば高市が死んだとき娘と思われる女性が詠んだ挽歌が残っているけど
天虹では取り上げられなかったね。
記録に無いからいかようにも想像できるけれど御名部の最期が気になる。
残照記で阿閇と語らうシーン以降出てこないわけだけれど
長屋に先立って世を去ったのか、長屋と運命を共にしたのか、
或いは子や孫が無残な最期を遂げた後も生きたのか、
里中さんなりに描いてほしかったと思う。
御名部は素直に子供や孫に見守られて阿閇より先に亡くなるような気がする。
個人的に気になるのが高市のお母さん、尼子さん。
彼女頑丈(と大海人が言っていた)だから高市が死んだ時も
ピンピンしてたんじゃないかなあ。
尼子どの好きだなあ。
若い頃は美人ではないけれど愛嬌があってはきはきしてて。
年を経るごとに落ち着きと深みが出てきて。
大海人の妻のうちでは一番好きかもしれない。
大海人の妻達であまり身分の高くないひかえめな女が誠実に
大海人を愛していて、あとは身分の高い人に嫁げてラッキーくらいにしか
思ってないっていうのがなんかベタすぎてちょっと萎え。
(単なる讃良の思い込みかもしれないけど)
里中さんが書いた大海人はキモイ
持統も愛にうじうじ野郎でキモイ
主人公なのにまったく好きになれないこの2人
>507
里中さんは登場人物たちを単純に浅く描きすぎてると思う。
脇役でも濃く書けば物語に深みが増すんだけどねぇ・・・
なぜそれをやらないのかな。
讃良以外天武の嫁はみんなぱー女に書いてあるのもおかしい。讃良もなんか
有能さを感じないけど。
>>509 天武の妻でも額田、大田、尼子、かじ媛などはパーではないけれど
彼女たちは全て讃良が好意的な女性という共通点があるんですよね。
讃良が立派な女性だから彼女の眼鏡にかなう女性も皆それなりの人物で、
その他は浅はかな女たちということなのかなあ・・・
確かにちょっと納得できないかも。
>510
作者の贔屓を感じるな
身分低めな女性は大海人の妻になれただけでありがたい、という解釈なのか?
で、身分がある程度高くて、親の都合で嫁いできた妻は浅はかなのか…
大田は例外で、大江は讃良からの評価がいまいちわからない。
19巻ラストに大江の顔載ってたよね。これからまだ出るのかな、大江。
>>509 あれだけの大人数なんだもの、脇役の物語を一人一人描いていたら
話が進まなくなるって(w
私も天虹のさららさまは有能とは思わない(思えない)けれど、
里中漫画のヒロインだから、ま、こんなもんか、と。
>>510さんのいう通り、さららとソリが合わなかったり対立する立場でも
かっこいい女性って、考えてみたらいない。
しかし権力の中枢に長年い続けるさららと対立する人ってのが
そもそもいないか。。。さらら自身常に自己正当化激しい人だし。
もっと人間の汚い部分を見せてもよかったと思う。
古本屋でセシール物語ゲット、250ページフルカラーってのはすごいな
大海人に頭も性格も良くて身分も高い妻など勿体無い。
幾ら誠実に愛したところで精神的にも身分的にも一番になれるわけじゃなし。
産んだ子供も皇后の子とは差を付けられるし。
権利が無い分義務や責任も負わず、
せめて贅沢して気ままに過ごしたいと思うのは無理無い。
子供の頃から親や夫となる人物の思惑でホイホイ嫁がされたりしているしね。
自由恋愛的なものもあるにはあっただろうが、最終的には決定権は男側にある。
女からみたら、いい男だったら儲け物とか、身分の高い男と結婚できて運がいいわ〜とか、
そういう考えになるのも無理ないんじゃないの?
そんな中でも何人かはちゃんと愛してくれたんだから、大海人はむしろ幸せ者でしょ。
つまり一夫多妻制の限界だな。
女にとっては夫がただ一人の男なのに、
男にとっては大勢の妻の一人に過ぎない。
真剣に愛したところで馬鹿馬鹿しい、と割り切るのは別に愚かじゃない。
対等じゃない夫婦関係に誠意や無償の愛を求めるのは傲慢だと
女である讃良に気付いて欲しかった。
>518
いいこというね。
そもそも、当の大海人は愛より身分な女たちにもそれなりに
満足してるんだもんな。
9月にちゃんと出るのだろうか?
>>519 他の妻たちと一緒になって満足していたら
物語にならないと思うが…。
讃良だけがやけに現代的なのは、讃良が主人公で
読者を投影する存在だからだと思うな。
ほんものの持統天皇は割り切り派だったかもしれないし…って
そうでしょう、たぶん。
天虹ではお気楽なイメージの氷上娘は万葉集に
どういう状況で詠まれたかは不明だけど悲痛な嘆きの歌を残している
(朝夕に音のみし泣けば焼太刀の利心も我は思ひかねつも)
これを知っているから天虹での描かれ方は気の毒だと思う
若くして世を去った人でもあるし
2巻くらいまではかなり駆け足で書いていると思う。
その辺に出てくる脇キャラはかなりはしょられてるよね。
どこかで読んだが、編集では歴史ものは受けないというジンクスがあって、
でも里中さんの熱意でようやくOKをもらえた、と。
「この話は最後までかけないかも」という前提の上で書き始めたから、
倭姫を成人女性として書いたりしたらしい(彼女の苦悩はすっ飛ばし)。
で、結果人気も出て編集から好きなように最後まで描いてくださいとOK
もらったんだって聞いた。本当は不比等と定恵の話も回想ではなく
時間軸に沿って書きたかったんだろうね。
「椿姫」、あの薄さで1400円だって。だれか買った人いる?
私は買う気になれん。いちいちハードカバーにするな。
あれだったら、古本屋に出回るか、あるいは文庫化するのを待つ。
>>524 あさきや処天が受けたんだから「持統天皇物語」もいける!
と考えなかったんだろうか、当時の編集さんは。
処天は読んだことないけど、
たぶん「持統天皇物語」は、「あさき」に比べて、
堅い。
政治的なだけでなく、作者は「愛とは」の里中センセだし。
「あさき」は少なくとも政治的じゃないし。
公式サイト、何で新刊情報に「クレオパトラ」のせてないの・・・?
公式サイトみたけど、
やっぱり宮子が発狂した理由を納得できるように描くのが
難しかったのかもしれないね。
ところてんは、
主人公=聖徳太子(の若き日)=お札の人←当時5千円札と万札はこの人だった
(加えてこの漫画のテーマ自体はすごく普遍的。史実より創作部分の方が重要。)
あさきゆめみしは、
日本人なら名前だけなら誰でも知っているレベルのあの源氏物語の漫画化
しかし持統天皇といったところでこの時代を好きな人以外は
ハァ?誰それ程度の知名度だろうしね。。
>>529 つまっていて描けない部分って宮子のことだったのかー。
宮子って最初はすごくどうでもいい顔で登場したから天虹ではどうでもいいキャラ
なのかと思っていたら、その後かなり顔変わったな。
トコロテンも書く前には「かならずヒットしますから」と言って
説得して連載させてもらった、自分でそう言うのはつらかった、
みたいなインタビューを見た気がする。
その前の歴史ヒットものっていうとベルばらまでさかのぼるのかな?
あれも編集の説得が大変だったと聞いたけど…
ベルばらから天上まで10年くらい?20年はないよね。
少女漫画界ってほんとに保守的なんだね。
(エチーに関しては非常に革新的なようだが)
>>325 ハハ、買っちゃったよ「椿姫」
里中さんの未読の漫画見ると、条件反射的に買ってしまう習性が出来てるもんで。
まあ、個人的には損したとは思わないけど、他人に是非にとおすすめはしない。
文庫本気長に待ってても損もしないと思う。
>>531 天上の虹開始当時で歴史モノ…×ていう認識があったのなら
今ならなおさら連載できなさそうだね。
単に女の子の願望を満足させるだけの漫画は淘汰されてしまうのに
もったいない話。
>>530 聖徳太子や源氏物語と比べて持統天皇はマイナーなうえに
一般には我が子に過重な期待をかけるあまり甥を陥れた
愚かな母にして冷酷な女という悪いイメージが根強いから
少女漫画の主人公に据えるのは当時かなりの冒険だったと思う。
今でも天虹以外のいろいろな古代史漫画での持統天皇は
見るからにキツそうな女傑として描かれることが多いしね。
公式見てきました。私も詰まったのは宮子の発狂理由だと思う。
個人的には紀ィと弓削の呪いでいいんじゃないかと思う。繊細な宮子は
多くの人を狂わせる皇位・後継者問題に足を突っ込んでしまった恐怖に
耐え切れなかったとか…。
でも、大津の子は出るんですね!幸薄い大伯を看取ってあげて欲しい。
>>535 おもしろい解釈だね。
私は宮子が妊娠してもかるが紀を忘れないことでストレスがマックスになったところに
出産の苦しみと恐怖が引き金になったと素直に思っていたよ。
大津の子供は男の子かな。女の子で描いてみてもおもしろいと思うんだけど、
素直に男の子だろうね。
538 :
花と名無しさん:04/03/09 01:45 ID:o36OKSQB
>>529 でもこればっかはなぁー、納得できる解釈を見つけるのは至難でしょう。
宮子の発狂原因を推理してみようとしても、資料はまったく無い。
それで、空想に多大なエネルギーが必要になる。
しかし限界がある。この限界が漫画家としての能力の限界も晒すようで
逃げてるのかもな。
以前も書いたけど、
私は宮子の発狂理由は、
今までは、かるを支えることに全力を尽くせたけど、
それでもかるは宮子を忘れない。
子供ができたことでエネルギーを
子供にも向けなければいけない(周囲もそれを勧める)、
かるに全力を注げない。
不比等と三千代は宮子の子供に異様な気合を入れ始め、
三千代の妊娠でそれが加速される。
…ってな感じでプレッシャーがいろいろかかった結果でないかと。
のちに彼女は「誰にも会いたくない」ってマンガ中で言ってるしなあ、と。
まあでも、作者も含めて、538さんも言うように、資料はまったくないし、
空想でしかないもんね。本人に聞けるわきゃないし。
>>539 それじゃあ男子をうめ!という周囲の期待とプレッシャー+
夜な夜な紀ィが空中浮かんで呪いにきて耐えられなくて発狂とかw
でも紀ィは宮子なんか完全にアウト・オブ・眼中で祟る相手は
讃良さましかいないと思うけど・・・
541 :
花と名無しさん:04/03/09 10:21 ID:N90kXW6T
宮子の異母妹光明子が異様に信心深くて何かに怯えるように寺立てまくったことから
父不比人の冷血っぷりで各方面から恨まれていたことで妊婦の精神がぶっ壊れたんじゃないかと
なんでもかんでも理由をつけるってのもどうかなぁ。
宮古が普通に妊娠ノイローゼで退場じゃ駄目なのかなぁ。
普通だとつまらん…。せっかくここまでやってきたんだし。
普段ならなんでもないことだけど、妊娠中ということで神経が過敏になって、
ありもしない亡霊やプレッシャーに潰されたとか。
「長屋王残照記」では、「誰にも会いたくない」とか言って引きこもりになってなかったかな、宮子
発狂、と言うよりも一種の鬱病になっちゃったのかも。
原因は、妊娠中にかるが側室を別に持ったからかと、推測で前から思ってたけど、違うのかな?
今の時点で、既に側室はいたはず。
>>544 宮子自身、上には紀ィがいてNo1じゃなかったし
他に側室ができて鬱って線はちょっとストーリーとしては
弱いというか・・
でも首が成人になって天皇になったあとで
突如治るんだよね>病気
その辺も考えて理由を考えるのは確かに苦労しそうだ。
おまけに木ぃがあれだけ残酷に死んでも精神的にはピンシャンしてるしね。<宮子
今更周囲のプレッシャーに潰されたってのもなぁ。
首誕生と安宿誕生は同年のはずだから腐人と三千代のただならぬ?関係に気がついて衝撃を受けたってのも駄目か?
>546
誰だったか(忘れたゴメソ)の小説で宮子は侍女(実は有馬の皇子関係者)から
「あなたの産んだ子が男子だったら大人になる前に狂死するから子供を産んではダメ」と洗脳されて育つ。
妊婦になってそれが不安で不安でおかしくなって、いざ出産したら男子だったのでぷっつーん
>>547 紀ぃの残酷な死といえば但馬・・・
「穂積はこの恐ろしい事件を聞いて何を思ったかしら?
弓削どのと違って自分はラッキーだった・・・そんな人なんでしょうね元々・・・」」
って、妹が死んでんだから
「穂積はどんなに心を痛めているでしょう・・・!あぁ!穂積!」
位に思って欲しかったナァ。
自分を中心に世界を回しているのだね・・・
>549
恋は、正常な判断力を狂わせるのさ
いや、むしろ、恋が冷めちゃったからああいう突き放したことを思ってるのでは。
以前の恋に目がくらんでたころならもっと穂積に同情してたような気がするのだが。
552 :
:04/03/11 21:08 ID:???
ていうか、「冷めた」というよりむしろ「傷つきすぎて絶望を通り越してしまった」
って感じがして逆に可哀想だった。
その次の
「月が傘をかぶっているから明日は雨。全てを洗い流してくれるわ(だったかな?)」
って台詞がなんとも切ない。
>552
なんか、そんな感じする。
もう憤ったり憎んだりする気力すら薄れつつあるというか……。
昔は身勝手ではあったが情熱的な娘だったのになあ。
舐めたい舐めまくりたい。
但馬については高市があんな最期を遂げたというのもあるしね。
それで全く変わらない方がどうかしている。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
何か知らんけど巡回お疲れ様です。
つ旦
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
今思うと但馬も気の毒だよね…。
高市も、妻ではなく養女として引き取って、頃合を見てどっかの皇子に
嫁がせちゃえば良かったのに。
そうそう、大海人が讃良と結婚した当初
いずれ有間と一緒にさせてやろうと考えていたみたいにね。
高市の但馬に対する接し方はすごく中途半端だった。
妻として迎えるなら、夫としての責任を果たせ、と思った。
但馬の輿入れはもともと御名部の希望だったんだよね。
でも実は彼女が本心から望んだことではなかったと高市に分かり、
それがきっかけで二人は本当の夫婦になれたんだけど、
その後でじゃあ但馬のことはどうするか?とか話し合わなかったのかなあ・・・
とは言っても、一夫多妻制の時代で地位のある男は複数の妻を持つのが当たり前だったしねえ。
それ以前に愛を確かめあって二人の世界に浸りきってて、但馬のことは意識から抜けちゃって、気がついたら讃良の采配で婚礼の準備万端整っちゃて迎え入れざるを得なくなってたとか。
>563
>高市も、妻ではなく養女として引き取って
まあ、結婚当初は但馬が他の男と恋仲になるなんて思ってもみなかっただろうし。
妻として扱うにも、幼すぎるのでもう少し大人になってから……という考えがあったようだし。
この時代の男にしては奇異な存在であることは否定できないけどさ。
「天上」では、高市がその気になるのがあと一晩早ければ、
万事うまくいったように書かれてたな。いずれ浮気はしたかもしれないが。
けど、あの晩高市が強引に但馬に迫ってたら、
隠れている穂積は嫌だろうな…それをしないのが高市か。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
それをしないのが高市だね。
十市関連以外では性的・恋愛的な暴走はしない人だし。
兄は妹を養女に出来るものなのでしょうか。
舐めたい舐めまくりたい。
但馬のことは大海人の一方的な命令で高市に押し付けられたならともかく
一応御名部が言い出したことで、彼女をそこまで追い込んだのは高市だった。
で、二人とも誠実な人なのに何時の間にかそのことを忘れているのが不思議だったなあ。
舐めたい舐めまくりたい。
>>573 近現代でも、弟が戸籍上、兄の子として入れられたって話は聞くから、古代では十分あり得たのでは。
兄妹で夫婦になれた時代なのだから。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
>>573 平安時代の話ですが藤原道長の息子の頼通は妻の年の離れた弟を養子にして、
その子が自分の妹と結婚する時に妹も養女にしたとか。
古代に今のような養子制度があったかどうかは不勉強で知らないけれど
>>577さんも言うように可能だったのではないでしょうか
まあ、高市の場合は必ずしも但馬を正式な養女にしなくても
手元に置いて面倒みてやるだけで良かったと思いますが。
>575
私もそう思った。
この件に関しては、歴史の事実だけ見ると
単純に若い女に目が眩んで?但馬を娶ったと推測もできるんだけどね。
舐めたい舐めまくりたい。
文庫『赤と黒』の作者紹介。
代表作に「天井の虹」とあった時には脱力。
校正者、気がつかなかったのかしら?
(既出だったらごめんなさい)
>>583 実際はどうだったのでしょうね。
他には大海人が死を前にして但馬を高市に託したというのもあり得るかな。
娘たちの中で但馬だけが母も同母の兄弟もいない心細い状態だったので。
舐めたい舐めまくりたい。
長屋王残照記、読み終わった。
藤原四兄弟、禿げしくムカつく。
長屋や吉備の無念さを思うと、やり切れないよ。・゚・(ノД`)・゚・
女帝の手記も、今度買って読もうっと。
何気に長娥子が好きでした。
ところで既出だけど「女帝」気をつけてね。
出張ってる相手役がああいう男だから……。
何に気をつければイイの?
>>590 中出しsex。
古代なら当たり前だけどね。
とにかくやりっぱなしだからさ。
>591
舐めたい舐めまくりたい。
ところで里中先生が21巻で詰まっている理由が
氷高の破談と推測している方いますか?
宮子話で盛り上がっていましたが、
宮子の件は長屋王残照記でも出ているのですから
設定はもうできているんじゃないかと思うのですが。
舐めたい舐めまくりたい。
>593
宮子がどうしてああなったかは詳しく書いてないよね。
長屋王でも女帝でも。
単に産後の肥立ちが悪くて…なのか、他に意味を持たせるのか
(プレッシャーだの呪いだのモロモロ)、けっこう重要だと思う。
596 :
花と名無しさん:04/03/21 03:12 ID:uxmV5r8u
593
文武の妃となって、皇子を産んだが、子供とともに庶人に
落とされた、石川氏と紀氏の2人の扱いに悩んでいるのでは?
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
>>593 石川と紀の二人が嬪の座をはく奪されたのは「長屋王」に登場する話で
宮子はその時点ではもう精神に異常をきたしているから、それはないで
しょう。
妊娠がわかって「これで第一の妻になれる!」と喜んだ宮子を突き落とす
エピソードが何かはいるのでしょうね。
珂瑠がやっぱり紀ィを忘れてないエピソード、「紀ィ、、」と寝言とか、
紀ィによく似た采女を妻にする、など←中大兄みたい?
舐めたい舐めまくりたい。
さらら様に祟ろうとして相手にされなかった亡霊どもが、
一番凹みそうな宮子に矛先を変えるとか(もともと妊娠中で情緒不安定だし)…。
あ、そしたらかるの方に祟るか。
>>599 紀ぃは亀頭責の経験がない珂瑠から、亀頭責め童貞をいただいた。
だからいつまでたっても紀ぃが忘れない。
そして珂瑠にその事実を知らされて宮子がショックで寝込んだ。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
>>601 紀ィは讃良さまにはかなわなかったけど、珂瑠や宮子になら
ダメージ与えられそう。
宮子の精神崩壊=なんらかのショックとしか思ってなかったけど、
珂瑠への祟りを宮子が庇ってあの状態になったのだったら泣けるかもね。
ちょっとオカルトっぽい展開になりそうなので、天虹には向かないかも
だけど。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
>>608 いや、紀ィが珂瑠を祟ろうとしても珂瑠だったら出てきたことに喜んで、
ダメージにはならないと思うw
弓削がからまないかな?
舐めたい舐めまくりたい。
>>611 喜んで、、なんていじらしい。
なんだか珂瑠って良い子なのかもしれない(w
ああいう根の素直さ、品の良さは律令制確立後の天皇にはわりと
向いてるのかも、、、、家臣が腹黒くなければ(w
比較的プレッシャーに強い珂瑠と何事にも真剣な草壁が逆の順番で
生まれていたら、珂瑠は讃良さまの庇護のもと、高市らの助力をえて
結構適任の後継者になっていたかも。
草壁も讃良母よりは阿閇の元でのびやかに育ってもう少しは骨太に
成人したかもしれないし。
と、我ながらグッドアイデアを思いついたつもりだったが、珂瑠には
阿閇を妻にする女性を見る目がないかもしれない;
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
616 :
花と名無しさん:04/03/26 10:06 ID:hI7jq+ma
里中漫画は「強い意志を持った女」と「優柔不断な男」の組み合わせだからなー( ´ー`) y-~~
草壁から首までずっとでしょ、さすがに飽きた。
仲麻呂は毛むくじゃらだし。少女漫画チックな美少年でなおかつ心身強い男なんて
いるわけないと思ってるのかもw
舐めたい舐めまくりたい。
618 :
花と名無しさん:04/03/26 21:10 ID:GkfKFuZl
天上の虹の世界では、割と高市が万人に愛される王道のヒーローっぽいけど。
まあ個人の好みだとは思うが、私は大友の秀才ゆえの頭でっかちっぷりが
放っておけない。
私も大友好きだ。
あの不器用さがたまらん。晩年の潔さも良かったし。
大人になってからの彼を見ると、子供時代のスネちゃまぶりも愛しくてならない。
天虹では女の方が愛しすぎて男は結果的に不誠実、みたいなカップルが
多い中で高市は愛されたのと同じくらい愛したように見える。
穂積に辛口だったのも自分がかつて天皇に逆らってでも
愛を貫こうとしたからなんだろうな。
高市は「誠実」「生真面目」とか、そんな言葉が思い浮かぶ…。
もし穂積が「但馬のことが好きです!」ときちんと言ったら、
さらら様を敵に回してでも、絶対二人を認めてあげたと思う。
>622
しかも、一度は但馬のことを偽った穂積をも自分の訊き方が悪かったんだ、
と反省してやっぱり一緒にさせてあげよう・・・と理解を示すんだもんね。
自分が誠実なだけでなく、
権力を恐れるあまり不実になってしまう人間にも優しかった。
舐めたい舐めまくりたい。
625 :
:04/03/28 17:03 ID:???
但馬、穂積、高市、この三角関係って始まりから終りまで、ちょっとしたタイミング
や誤解、思い込みが悲劇を生んでしまった。そんな感じがするよね。
見てて何度歯がゆくなった事か・・・。
>女の方が愛しすぎて男は結果的に不誠実
恋愛図式としてはそうなんだけど、むしろ社会的な地位とか守るものが多すぎて
恋愛一直線になりきれない。そんな窮屈さを感じた。「男って大変だなあ」と。
高市と穂積って父が同じ兄弟なんだから、その間の人間関係を
もう少しつっこんでほしかった。穂積の躊躇が保身一辺倒じゃなくて
高市への尊敬とか思いやりとかから来てたらもーちょっと彼に
共感出来たと思う。
そういえば皇族の間では母が違うと他人同然って感じに描かれてるね>天虹
例外は大津が生まれた時に高市が「弟が増えた」と言っていた場面くらいかな
確かに腹違いだと別々に育つからきょうだいという意識は薄くなるんだけど
全く他人のようというのも少し変かも
>626-627
私はああいう描き方でいいと思う。<兄弟
身分制度が強固なまでにあった時代だから、「母親の身分がどちら
も高い=兄弟といえども政敵」「母親の身分が違う=兄弟といえども
主従関係」みたいな感じじゃなかったかと。
本人たちはそれほどでなくても、母親・乳母・側近などなどが
いろいろ吹き込んだり、画策したりするだろうしね。
現代でも、異母兄弟や異父兄弟の場合、余程行き来があって
円満な家庭でないと、他人同然というのはよくある話。
下手すると近親憎悪で、他人同士よりもドロドロしかねない。
>628
リンク貼り間違えた。
○ >627 × >626-627
高市の名シーンは多々あれど一番はあれだな。
讃良に太政大臣になれって言われて遠回しにだけど
「貴女に疑われかねないから嫌だ」って辞退したとこ。
胸がすっとした。
以前も書いたけど、この当時の異父兄弟って
今で言うところの従兄弟か遠縁のお兄さんみたいな感じだと思う。
作中で讃良と御名部&阿閇の関係について説明する時いつも
「母同士が姉妹だから従姉妹。でも父が同じだから姉妹でもある」
と母方の血筋が強調されているのもその辺の意識の表れですかね。
でもこれはさすがに変だなあ。
いくら異母でもやっぱり同じ父の娘=姉妹という関係の方が濃いわけだし。
>632
母系の強い時代だから、父方の血筋より母方の血筋の方が、
意識的の上では優先されるんじゃないのかな?
DNA鑑定もなく、後世の大奥みたいな男子禁制の制度も
なかった時代でしょ。
母親が同じことは証明できても、父親が同じことなんて、
ぶっちゃけ証明のしようがなかったのだから。
生活面から見ても、母親が同じ者同士は同じ家屋に住むこと
が多いけど、父親が同じでも異母の場合は別住まいな訳だし。
皇族の場合はともかく、貴族階級ぐらいだと一度も会わないで
一生を終える異母兄弟だっていたと思う。
父親自体も別住まいだもんね。「たまに来る人」でしかない。
阿閉と御名部の母といえば姪娘だけど
生年不詳(だよね?)でこれといった登場シーンもない彼女が
わざわざ讃良より年下と設定されているのは何故なんだろ
1つだけ下としても14歳で御名部を産んだことになるぞ
それより良きおじいちゃんぶりを発揮していた石川麻呂が
その陰でまだ子どもを作っていたと思うとなんかショックでもある
舐めたい舐めまくりたい。
>634
>その陰でまだ子どもを作っていたと思うとなんかショック
不比等ではないけど、「子供は戦力」っていう一夫多妻の時代だしねえ…
今と感覚が違うんだろう。ショックな気持ちはわかるが。
あの作品では、中大兄に疑われた時も、ほんといい人に描かれてたしね。
というより普通に考えれば叔母だから讃良より年上であろう姪娘を
あえて年下にした意味が分からないな
たとえば幼くして肉親を失った姪娘を中大兄が贖罪の意味も兼ねて
引き取ってやったとか言うなら分かるんだけど
そういうエピソードが描かれているわけでもないし
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
>>637 不勉強で申し訳ないけど、子供が結婚して子供を生んだあとでも
若い妻を娶るパターンは普通にあったのでは?
15,6で出産して30代には孫もち・・・という時代だったのだから
叔母が必ずしも年上とは限らないと思う。
そうですね。
でも石川麻呂のおじいさまって本当に好々爺然としていたから……。
私もその事実に気づいてちょっとショックな1人。
舐めたい舐めまくりたい。
舐めたい舐めまくりたい。
生まれて初めて読んだのが、なかよしの別巻ふろくでついてきた
「プラスマイナス大爆発」でした。
いやいや、懐かしい。
舐めたい舐めまくりたい。
公式行ったら、ココリコミラクルタイプのオープニングの絵を
里中さんが書いていることを発見。4月7日の放送分からだそうだけど、
見た人います?出演者の似顔絵だって。
つか、なんで里中さんなのか激しく激しく疑問。
>647
見ましたよー。中世のヨーロッパ風衣装着てます。
まあまあ似てるという感じ。
ココリコ田中がちょっぴり「アトンの娘」の父王に似ていた。
是非とも見ましょう。面白いから。
今日はワンナイスペシャルで、ココリコないや
舐めたい舐めまくりたい。
>>648 久々に「アトンの娘」でも全巻読み返そうかしら。
讃良や天智が「権力者の孤独や苦悩」をどれほど抱えてたか・・・は分かるんだけど。
でもそんなに辛い地位だったらどうして自分の可愛い子や孫に
継がせたがるんだよ、と突っ込みたい。
そこが同情出来ない点なんだよなぁ・・・
孤独だろうが何だろうが結局、権力の座にそれ以上の魅力を感じていたからこそ、
自分の血筋で独占したかったんじゃないかな。
>>652 しかも2人が跡を継がせたがった子や孫は権力欲のない人物ばかりで
無理に権力の座を与えられたせいで身を滅ぼしたと言えるもんね。
これでは親のエゴと言われても仕方ないな。
>>648 アトンの娘の父王に似ている・・・見たことないけれど分かる気がするw
しかしあの顔はかなり気持ち悪かったなあ
残っている絵や彫刻のほとんどには誇張が入っていて
実際はもっと穏やかな顔だったらしいけど
うわー。ココリコ見逃した。
トリビアとネプリーグは見たのに…。
あーあの大量コピペ削除されたのね。
ちゃんとレス番詰まってるし。よかった。
>>652 「律令制が整えば天皇は存在してるだけで意味が(ry」
あ、でも実際大海人が氏んだ時も皿らが譲位した時も
天皇の仕事はバリバリに残ってたね・・・
律令制が整ったのと前後して藤原氏に乗っ取られてしまうし。
トップがひ弱だったら臣下の中で権力争い勝ち残った奴に
食われるに決まってるつーの。
天智さえ「鎌足の言いなり」と批判してた讃良なのに
自分の子や孫が不比等たちに操られていくのを読めなかったのが哀しい。
658 :
花と名無しさん:04/05/01 22:36 ID:vovLe0/Q
これ読み始めた頃、中学生だったんだけど、もう32歳だよ。
いつ終わるの?
読み返してみると…最近のはやっぱ絵が雑に見えるね。
衣裳とかの線が太いし全体的に顔がのっぺりしてるし
特に男性が馬面…(゚д゚)
顕著なのが人麻呂。有間が生きてたらこんなんなっちゃってたのか…
ところで残照記で阿閇がかるの妻のとねことかまど?あれ広刀自?を罷免してるけど
三千代の事はどう思ってたんだろか。
三千代、夫いるのに不比等と浮気したんだよね?
阿閇の貞操観念からしたら三千代ってちょっと許せなくないか?
あと虹の氷高が国一番の美女には見えないよ〜
それから、さらら様が「虹をかけましょうよ、あなたならできるわ」と仰ったが
虹は不吉ってのが常識だったんだよね…。
なんか重箱の隅をつつくような事ばっかでスマソ。
>>659 虹が不吉という当時の常識と讃良の虹への思いのギャップは、後で草壁との会話でつじつま合わせされてたはず。
確か、草壁が虹を見て、
「いやだなあ、虹って不吉だっていわれてるんですよね」とかいったのに対して、
「ちゃんとした理由もない迷信を信じてはいけません。お母様は虹を美しいと思うし、好きよ」みたいな感じでお説教してた。
手元にその巻がないから正しいせりふ確認できないけど。
讃良とあへと氷高と阿倍。
一番魅力がアル女帝は誰だろう?
あ、推古天皇と光明皇后も入れて一番魅力アル女性は
誰かな。
セレ部の女性だから皆教養をみにつけ
男に負けない賢さをもっているし、政をしっかり行えて
なおかつ、人間の魅力溢れる女帝は誰かしら。
里中漫画だけでなく、様々な書物から受ける私個人の印象としては
一番は光明皇后かなぁ。
民にほどこす施策など、夫の聖武をサポートどころか凌いでいたイメージがある。
自分の意思が強く出ていたというかね。
讃良・推古もは立派なんだけど、どこか夫の教えと守って、その範囲内で活躍した感じ。
氷高・阿部に至ってはただの中継ぎに過ぎないような・・・
663 :
花と名無しさん:04/05/05 03:46 ID:S5ClNq6k
659さんへ
そんな馬鹿な。
有間皇子は美しいままで死んで欲しい。
>>662 夫が弱すぎたw
光明は、皇族じゃないのに皇后になり←ここでも普通じゃない。
皇族じゃないのに女帝として君臨したから
凄いのかしら?
後の権力者藤原氏の出身だから光明皇后が後世美化されてるのはその辺差し引いて考えた方が良いかも。
確かに光明子は時代の勝者・藤原氏の出身だから、美化されてる部分はあるだろうね。
でもそれを差し引いても、
>>661の女性達の中じゃピカイチだと思うな。
てゆーか、推古も当時の実力者蘇我氏、阿部も藤原・橘両家の後ろ盾で即位したわけだし。
讃良・あへ・氷高は、蘇我氏出身だけど天武が勧めていた天皇親政を引き継ごうとして
結果玉砕した、って感じ。
>662
私は永井路子さんの小説読んじゃったから、氷高や阿部が
ただの中継ぎには見えない。
むしろ、策謀家の不比等が推し進めようとした藤原氏路線と
渡り合った女傑、というイメージ。
光明子だっけ、悲田院を作って衆生を救おうとしたの。
あれも後世の都合のいい作り話かも知れないけど、本当だとしたら
やっぱりすごい人だと思う。
そもそも後世語られた作り事の美談でなくて確実に光明皇后の業績として史実に残ってるものって何があるの?
>>669 光明皇后に限らず、古代の人間が何をした〜、何を残した〜という話に、
何が事実で何が作り事かという検証は、実質不可能ではないでしょうか?
当時はもちろん、それから50年・100年・1000年後に記された書物でさえ
何かの意思が働いている可能性は否定出来ないのですから。
光明皇后は、頭がいい教養のある女性なのは認めるけれど
それも当時最高の教養を持った。
でも、相当美化されてると思う。
彼女を例えば長屋王側や大伴氏側から眺めてご覧なさい。
とんでもない女でしかないからw
それに、傀儡と云えば光明子も仲麻呂の傀儡であり
藤原C兄弟・美千代の傀儡と言えなくもないでしょうね。
特に後年は仲麻呂の操り人形みたい。
むしろ聖武天皇の方が、わが道を行ったというか
自分の意思で動いたかもね あの巨大大仏建造なんかが例に
出てくるかな。
>>667 私も同じ本を読みましたので、「元明・元正=ただの中継ぎ」だけでは
ないようなイメージがあります。
特に氷高は、老いて尚破綻しそうな天皇家(聖武)を陰ながら支えた
苦労人という感じで。
里中さんが描いた晩年の氷高は、露骨に反藤原氏路線を打ち出しているけれど、
歴史上の氷高は無言で周囲に圧力をかけていそうな…私の勝手なイメージ
ですけどね。
追記
>無言で周囲に圧力をかけていそうな
阿部がそのまま未婚女帝として即位したら、避けては通れない
(阿倍の次の)後継者問題について、元正は生前検討していた形跡
(史料)がないので、もしかすると元正は「私が死んでから、
勝手に争って頂戴(死ぬまでは争わない事)」だったのかしら?、と
想像することがあります。
実際は、当時の制度では上皇が同時に二人いる例は無かったから、
元正が崩御するまでは(もし元正が阿部を認めていたとしても)
阿部が即位出来ないだけだったのかも知れないけれどもね。
>>669 後世の捏造美談話を取り除いたら
光明皇后には悪評しか残らないw
頭がいいとか教養があるとか、光明子レベルの出自なら
貴族娘なんだから当たり前でしょうしねw
676 :
花と名無しさん:04/05/07 00:45 ID:hUdlbE84
元正と元明天皇は目立たず賢いといったところ
光明皇后は派手すぎかな
最近になって17巻だけ飛ばして買っていたことに気がついて、今日買った。
いつの間に高市が死んだんだろう、と思っていたけど放置していた(w
なかなか里中さんの新刊が出ない中で、初読の本が読めて得した気分ですた。
最近になって17巻だけ飛ばして買っていたことに気がついて、今日買った。
いつの間に高市が死んだんだろう、と思っていたけど放置していた(w
なかなか里中さんの新刊が出ない中で、初読の本が読めて得した気分ですた。
最近になって17巻だけ飛ばして買っていたことに気がついて、今日買った。
いつの間に高市が死んだんだろう、と思っていたけど放置していた(w
なかなか里中さんの新刊が出ない中で、初読の本が読めて得した気分ですた。
↑連続書き子スマソ
>>679 私も16巻を飛ばして買ってたのにだいぶたって気がつきました(w
16巻はあまり大事件が起きてないから、なかなか気がつかなかった。
「あれ、史と五百重ってさりげにくっついた?」くらいで。
高市の死より高市の死があっけなかったことのほうがショックだった私。
1巻からずっと出てきたのに・・・昔十市が大友に嫁いだ時のさららとの会話とかも
絡めてほしかった。さららの反応薄すぎたよ。御名部も・・・但馬ばかりが光ってた。
>>682 そんなエピソードも書けないのは
里中満智子の力量の無さw
ついでに飛ばし読みに気が付かないほど、物語はつまらなく
なっていた事の証明ですね。
とはいえ、完結が気になるので早く終わらせてほしい。
里中さんの原稿のトーンは今は全部データなのかしら。
アナログ時代とあまり違和感がないね。
里中さんはトーンの模様を提供しただけだと思うけど。>パワートーン
十市が大友に嫁いだ時の会話といえば金糸入りの衣を贈る云々だっけ
あれは私もどうなったの〜?と思った
まあ2人の仲は悲恋に終わったから贈る機会は無かったわけだけど
そうでなくても忘れられていたっぽい
高市と人麻呂との「思い出」はしっかり後でも描かれていたのに・・・
>686
私もあのエピソード好きなんだ!
少年高市がみた玉座に座った天讃良さまの夢とか。
ちょっとでいいから触れてほしかった…。
だよね・・・それに讃良は政治的な部分だけでなく精神的な部分でもかなり高市の存在に
救われてきたはずだからさ、大海人さんが死んでから。
なんかそういう心理描写がさっぱりだったよーな。
自分が死んだ後も高市がいれば大丈夫だと思ったのにとかいうのも、
確かにそうなんだけど、突っ込むのはそこじゃないんだよ!何かが違うんだよ!
って感じだった。
連載やめて書き下ろしにしてから
過去の記憶が消えたのかしら・・
あまり心理描写を手抜きすると支離滅裂になるんだよ。
カキコ少ないね。みんな鯖移転したの気付かないのかな。
うちのかちゅだとなぜかこのスレだけ嫁ないんだよね。なんでだなんでだろ〜
描きおろしになってから特に画面が白くなった気がする。
大コマが多いっていうか。
>>679,681
私も18巻飛ばしてた。急に弓削が大変なことになっていて
「い、いつのまに??」だった。
年1回発行だから結構気づかなかったりするんだよね。
>690
私もかちゅだけど、ちゃんと読めるよ。
一旦ログ削除して、もう一度取り直してみたら?
693 :
690:04/05/08 18:29 ID:???
あれ?全然カキコ少なくないじゃん…
かちゅだけでなくiMonaまでもあぼーん気味…
>692
やったんだよう〜。そしたらレスが一件も表示されずに「新着なし」になっちまうの。
life鯖もそういうスレ結構あるんだよねー、困ったもんだ。
スレ違い杉なので何か虹の話題を…と思ったんだけど
かきこしたばっかで特に書くことないや…ごめん。
買い飛ばしているならともかく、同じのを二回買いそうになったこともある。
新刊を「これは前に出たやつだ」と思い込んでしばらく気づかなかった
こともある。
そういえば私も一冊とばしてた事ある。
そうか、虹読者ではよくある事なのかw
確かに高市の死に関しては、長い描写でなくてもいいから、
「これを渡す機会がなかったわね、、」くらいのモノローグと共に
高市の棺に金糸の衣を入れる讃良さまの一コマでも欲しかった。
せめて今から長屋に渡してほしい。
金糸入りの衣を贈るのは高市が太政大臣になった時ということになるよね。
ただ実際に太政大臣になるまでの流れが結構殺伐としたものだったので、
そのエピソードが入ると流れが狂ってしまったんじゃないかなあ。
でも確かに讃良があっさり描かれていたのが残念。完全に蚊帳の外だったよね。
どーでもいいけど「特別なお気に入り」疑惑、向けられるのは史よりどう考えたって
高市だよねえ…。大海人より高市の方が年齢近いんだよ〜。
私は金糸入りの衣の件は高市が立派な男になって
十市を取り戻した時に贈るということだと解釈していた。
だからその前に十市が死んだ以上は贈っても空しいだけだと思う。
でも里中さんはその辺を考慮してあえて描かなかったというより
どうも単純に忘れていたという感じなんだよね・・・。
>696さんが提案するようなエピソードがあればよかったな。
>698
天上の虹は登場人物が多すぎたかもしれないねw
でも肝心要のエピソードを忘れないで欲しかった。
天丼の煮汁
あと欲張りすぎかもしれないけど高市が死んだ時の額田の反応も見たかったな。
十市のこととかあるし・・・。大海人が死んだ後の額田の描写がなかったのがショックだったから余計に。
久しぶりにきたらコピペ厨がいなくなってなにより。
さっきまで庭掃除してたんだけど山吹がもう少しで咲きそう。
山吹といえば十市が高市に、自分をあきらめさせるために枝を折って渡した花。
「花は咲いても実のならない寂しい花ね…」と自分の恋と重ね合わせて。
ほろっとくるいいシーンだったよね。
でも。確かに実はならないけど、はっきりいってすげぇ繁殖力で。
切っても切ってもすぐ伸びるし、枝を挿せば簡単に根づくし、放っておくと山となる。
実は雑草なみのド根性花だったとは、庭木の手入れなんか
しない皇女には分からなかったんだろうなぁw
>>702 ワロタ。庭掃除乙カレ。
山吹のそんなタフな性質を知ってたらあそこであの台詞はなかったかもな。
実際のストーリー上では、その台詞の後十市は「タフ」どころか自殺してしまうんだが。
あれは切ない。
山吹のエピソードは、なんだっけ、和歌から思いついたんじゃ
ないかな。
七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき
万葉集じゃなくて、もっとずっと新しい歌だと思うけど。
>>702 山吹ってそんな根性ある花だったんですか(w
沢蘭は丈夫そうに描いてあったけど、どうなんでしょうね。
>>704 山吹の立ちよそひたる山清水 汲みに行かめど道の知らなく
(万葉集巻二 158)
十市への挽歌として有名な高市皇子の歌ですね。
この歌から逆に発想して、山吹のエピソードが作られたのだと思われ。
>>706 レスどうも。もちろんこちらがベースでしょうが(作中にも
使われてましたし)、里中先生の頭に
>>704の歌(というか、
大田道灌のエピソード)もよぎったのではないかなぁ、
と思って書きました。
言葉足らずでごめんなさい。
>707
山吹には一重と八重があって高市皇子の歌のがどちらかは分からないけれど
私はなんとなく一重の方をイメージしていました。
里中さんが華やかだけど実がならない八重を採用したのは
704のエピソードが頭にあったかもしれませんね。
たった今テレビに里中さん出てらしたねー
いい感じの人だったー
画面に関して、高市と十市のクライマックスを境に段々淡白になった
気がする。里中さんの中で一番盛り上がっていたのだろうか。
そう言えばコミックス11巻あたりからmimiを買い出したのだが、
懸賞に三度も当たったよ。あまり応募する人が居なかったのか。
廃刊記念のテレカ、確か9巻の絵柄のが当たったなあ。
武市は皇位継承権があるはずだから頼りにしてはいたと思うけど亡くなって内心ほっとしているんじゃないだろうか。
それを描くとドロドロになってしまうから避けたと思う。
女帝が実力1番なのは持統だと思う。
光明皇后は政治家としてはどうかな。
母親の力やバックの力がかなり大きかったと思う。
推古も良くわからないけどかなりの実力の持ち主だと思う
高市のまちがいです。
まだ若いよね。
奥さんとかどうなったんだろう。
絵は段々と間延びした感じだね。やっぱり十市と高市のクライマックスの
あたりが最高潮って言うのに同感。
宮子が出てきたとき「美しい…わが子ながら…」という台詞に
萎えました。段々と大人になってく宮子は綺麗になってると思うけど。
>713
私もその場面で「う、美しい?どこが?」と突っ込んでしまった
単に不比等の感覚が変なだけなのかもしれないけれど
最新刊を読みました。
文武が天皇になっていた。
やっとここまできたというところだね。
歴史の勉強になる。
えっ、最新刊出たのっ?買いに行かなきゃ!
>>715の言ってる「最新刊」って、去年の1月に出た19巻の事では?
>714
「わが子にしては」とか「俺に似ず…」とかだったら
ウンウンそうだよね〜と納得するんだけどね。里中さんの不等人、いかつすぎ…
でも三千代にはやられっぱなしですねw
「お、おまえ今日は凄く綺麗だ…」とか、爆笑ものです。
ふとひ?
>719
ほんとだ_| ̄|○
もうボケ始まったんかもしれん…ふひちゃんスマネェ
但馬の池の魚と一緒に逝ってくるよー
不比等のせりふはただの親ばか
722 :
花と名無しさん:04/06/01 23:14 ID:JdyFBeIG
里中さんの史と三千代を見てるとダイスケハナコ師匠が思い浮かんでしまう
723 :
花と名無しさん:04/06/02 01:44 ID:1+FTzFKu
本当に終わるんかな。。。がんばろうっと。。
公式サイトの20巻の途中原稿を見た。
‥‥忍壁、ゲッソリしてますた。
でも、宮子の話はどう決着つけるんだろうか。
725 :
花と名無しさん:04/06/04 18:42 ID:pXtE9y1g
宮子の話しはどうなるんだろうね。以外と里中先生の宮子、芯は強そうだから
心が壊れちゃうってのが想像つかないんだけど。
今日大津の最期のあたり読み返したら、山辺ちゃんが妙にブスになってて
かわいそうになった。
むかしNHK「歴史発見」で梅原猛さんが宮子仮病説を唱えていて
ゲストだった里中さんがそれならあっさり治ったのも分かると言っていたことがあった。
里中さんは既に残照記で宮子を描いていたけれど
当時は今一つイメージがつかめずよく分からない女性にしか描けなかったらしい。
あれからかなり経ってどう料理されるのか楽しみ。
単純に産後うつ病(マタニティ・ブルー)なのかなーって思ったりするけど。
それじゃあ面白くないしなあ。。
実は、単に人生に嫌気がさしてヒキコモリになったのを、
外聞が悪いからって事で「病気」とされたとか。
729 :
花と名無しさん:04/06/08 00:20 ID:yKDUuR7t
ごめんなさい。教えてください。35年位前に 絵里子ってタイトルの漫画があったって思うんですが‥誰かご存じの方 いらっしゃいますか? 欲しくて捜しています
NHK大阪放送局制作の古代史ドラマスペシャル「大化改新」
2005年1月(予定) 全2回 各74分(総合・ハイビジョン)
中臣鎌足役:V6 岡田准一(23)
蘇我入鹿役:渡部篤郎
蘇我毛人役:原田芳雄
車持与志古役:木村佳乃
中大兄皇子役:小栗旬
南淵請安役:仲代達矢
宝皇女/高島礼子
山背大兄王/山口祐一郎
中臣御食子/大杉漣
蘇我日向/山口馬木也
漢直/大八木淳史
中臣御食子/大杉漣
天上の虹、やらないかなー。
732 :
花と名無しさん:04/06/08 08:24 ID:yKDUuR7t
絵里子の情報
ありがとうございましたm(__)m
秋篠宮眞子さまが讃良の少女期に見えて仕方ない今日この頃。
>>735 有名な作家だと私的な手紙も資料的な価値が出てくるから
それほど失礼じゃないと思うけど・・・。
でもネットオークションだとまだまだ抵抗がありますね。って誰も入札ないしw
本物だとしたら里中さんって達筆だなぁ。
有名な作家ったって、生きてる人の手紙は
かなり失礼だと思われる
常識ないなぁこいつ
つーか出品者の宣伝ぽいw
>>731=735です
宣伝じゃないですよ。私も生きてるうちってのが、引っかかって晒しますた。
手紙の経緯とか見ると、あれが本物なら、新田氏に渡らずに、シュピーンされてる気がして。
ひどいね。
つか、本来新田氏の所有になるべきものなのでは…
漫画原稿の流出であれだけ騒いだのに
もっと酷いじゃん。個人的な手紙なんてさ。
あげ
うちの地元で講演会が27日にあった
行った人っていないですよね…
宮子の初登場シーン、「美しい」という表現に違和感持ってる人が多いみたいだけど、私は結構、美人、というか、魅力的な顔に見えたんだけども。
ついでに間人皇后も。私の美意識が狂ってるのかな?
ところで、高市が太政大臣になる、ならないで
「私は影から支えますから」
「影から、というのは卑怯ではありませんか」云々
という讃良とのやりとりを発刊直後に読んだとき、私は小沢一郎のことを連想してしまった。
当時、丁度まだ自民党にいた彼のことが「影のドン」とか取りざたされたときだったんでそれを意識してたのかなーと。
参院選間近なんでふと、思い出してしまった。
特に即位後のさららさまの言動って
どうもきれいごとすぎて胡散臭いと思ってしまう私(w
冷徹な政治家である持統天皇ならまだ受け入れられる
んだけどなー。
讃良は冷徹と呼ぶには人の好き嫌いがあり過ぎるかと
あと、既出だけど公私混同激しいし。
草壁で失敗したのに懲りもせず適性度外視で軽に
皇位継がせようとしてるし。
というか、草壁の持ってた優しさ、清らかさを讃良は過大に評価して
たんじゃない?
天智→自分の「人に与える冷徹なイメージ」に嫌悪感持ってたから、
ホントに草壁みたいなのに天皇になって欲しかったのでは。
珂瑠の方は草壁かぶせているというか、もっと私情っぽいけど。
壬申の乱みたなことを二度と起こさせないために
皇位継承は人物本位<血統で決め、だったんじゃない?
少なくとも建前は。
もし天皇と皇后(さらら)の一人息子が大津のようなタイプだったら、
かえって無問題にスムーズにいってたと思う。
律令整備といっても完全に機能するにはまだ先だったろうし。
ただ、皇后として政治の中心にいたさららにとっては、大津タイプより
草壁タイプが天皇になってくれた方が、好都合だったろう。
皇太子になれるのは、
人柄より「皇后」の生んだ皇子、と決めたほうが、
皇位継承の争いを避けることができると思う。
さららが目指したのは、そういうことだと思うよ。
大海人の死後、讃良の息子が大津タイプで讃良の政策と一致していたら最強の政治コンビになっていたんだろうね。
でも同じ大津タイプでも讃良との政策が食い違ったりしたらそれはそれで大波乱あったかもしれないなあ。
>748
自分が皇后だったからそういう発想に行くだろうね
もし大田が存命で立后していたら後継ぎ問題はどうなっていたんだろう。
大田も讃良も互いに相手を立てそうだけど争いになりそうな気もする。
いずれにせよ大田の早死には彼女にとって幸せだったかもしれない。
高市がひたすら固辞しないで天皇になってたらどうだったかな・・・
讃良も草壁の死後もう高市でいい、って気になってたようだし。
>>751 大田が立后していたら、大津が皇太子→天皇になってたと思う。
大田が譲る云々いう問題じゃなさそう。国の根幹にかかわる問題だから。
逆にいうと、草壁の立太子は、讃良が皇后であったこと、大田が亡くなり
大津に有力なバックがないことが重なって可能になったと思う。
そういえば天虹では吉野の誓いをすっとばしていたけど、なんか意図が
あったんだろうか。
>>752 高市自身、壬申の乱を直接体験した中心人物だし、性格的にも
大友の二の舞にはならない覚悟があったんじゃあ。
もし十市が生きていて、自分が天皇になれば十市を娶れるかもとか
なったらわからないけど(w。
私にとって持統天皇ってあくまで自分の血統に皇位を継承させることに
執念燃やしていたイメージがあるから、たとえ草壁が死のうがかるが
ひ弱だろうが、高市系に皇位をまわすつもりは全くなかったと考えている。
だからかな、天虹の讃良がへんにいいこちゃんに見えるのは…。
>753
私も持統のイメージは同じ。>自分の血統
でも天虹の讃良はそれと矛盾しないな。
単に自己欺瞞してるだけで究極の目的は理想の国がどうこうより
自分の直系に拘ってるように見える。
>>753 吉野の誓いは讃良の回想でちらっと出てきました。
「何きれいごとやってんのよ、あなた(大海人)」的ニュアンスで。
大田が立后するまで生きていたら讃良どうしたんでしょう。
国の根幹を思って大津を立てたか、国の根幹をゆるがして草壁を
おしたか。草壁と大伯を結婚させて、大津の後二人の子に皇位を、、
あたりで、平和に繋がった可能性もあったでしょうかね。
女帝の手記、4巻までは読んだんですけど5巻が見つからなくて。
大まかなあらすじ教えてくれませんんか?阿倍が死ぬところで終わったんですか?
>>756 阿倍が死んで(毒殺のように描かれてました)、道鏡が東国に左遷されたところで終わりです。
東国で自分の寺の付近を散策してると地元の百姓達が
「天皇様をたぶらかした大悪人だべ」
「いや、そんなに悪い人じゃないからここに流されるくらいですんだんだべ」
「あ、そうか」
てな話をしていて、道鏡は一人、ちょっと寂しげにほほえみながら阿倍への追想にふける、みたいな終わり方でした。
>>757 どうもです。
>毒殺のように描かれてました
え・・・・!
やばい、気になって仕方がない・・・やっぱり読みたいな
予想はしてたけど、切ないENDですね
「あすなろ坂」で読んだ当時から不思議に思ってることがあります。
河に落ちたサーシャが助けられて、養子になって教育を受けた、というエピソードがありましたが、養父は着物着てたから日本人だと思うんだけど、サーシャがソ連国籍なのはなぜ?
(ソ連国籍のために日ソ不可侵条約が破られたあと連行されてましたよね)
むしろ、あの河が黒竜江ならそのまま国境越えてアムール川になったシベリア側で助けられて現地の人の養子になったという方がわかりやすいんだけど。
それとも養父は日本趣味のロシア人だったとか?
大津と大伯の不幸は、太田が早世した時、叔母の讃良ではなく、
祖父の天智天皇に引き取られてしまった事もあったかなぁと思う。
(長岡さんの漫画でも、大津大伯は天智に引き取られたとあったので、史実なんですよね?)
幼児の頃から面倒を見ていれば、讃良の中にも「大事な姉の子供だから」というだけでなく、
もっと深い確かな愛情が育ったと思うし、同じ屋内で過ごしていれば、
大津としても「自分は叔母の庇護の下にいる」と自覚し、感謝して育つことが出来たろうし。
あと、やはり単なる叔母というだけじゃなくて、大津ならもっと深い洞察で自分の叔母を理解し、
心を通い合わせる事も出来たんじゃないかなとか。
草壁との繋がりももっと濃く、真に支え合えたんじゃないかなとか。
歴史にもしもはないとはいえ、つい色々考えてしまいますね。
>>759 当時は国籍なんかたいしたことなくて
ぁゃιぃ
とおもたら連行されたんじゃないかな。
ハーフとかだけでも容姿が目立つと目をつけられていたはずだし。
20巻まだー
ライフワークといえば逃げられると思っているのかな
>760
確かに大田が死んだあと讃良の手で大津を育てていれば、
2人の間に親子同然の絆ができていたかもしれませんね。
阿閇が夫の妾の子である吉備を我が子として育て、
その子に跡を継がせようと考えるまでになったように。
(もっとも「残照記」の設定では吉備は阿閇の実子かもしれないけれど)
大伯と大津が天智天皇に引き取られたというのは記録があるんですかね。
日本書紀の大津の伝記には「祖父の天智天皇に可愛がられた」
という記されているそうですが。
>764
同意。讃良だって大津たちを可愛がってはいたんだし。
同母の姉である大田は彼女にとってずっと特別な存在だったんだから。
さららが大伯にアクセサリーをプレゼントしようとして、
拒否されたことがあったじゃない?
甥・姪をかわいがろうという気持ちはあったと思うよ。
20巻っていつだっけ?
>>758 阿倍は強姦もされるしね・・・まぁショッキングだとおもうよ。
あの当時の歴史を調べるとさ。
そりゃ大勢に・・・・
「大勢に強姦」されたのは藤原仲麻呂の娘ですよね。
『水鏡』が伝える伝承に「藤原仲麻呂の娘は千人の男に犯された」というのがあるけど、
平安時代後期に作られた猟奇的な作り話の側面が強く、史実ではないそうだ。
『水鏡』にはかなり無茶苦茶な作り話が載っているみたいですね。
阿倍の姉・井上内親王にまつわる淫らな話は聞いたことがあるけれど
阿倍に関するそういった類の話もあるのかな。
あすなろ坂age
へ?
「藤原仲麻呂の娘は大勢に強姦されたという伝承がある」という事に対して「違います」なのか、
「その話とは別で、阿部は大勢に強姦された事実がある」と言いたいのか、どっちなんだろう。
大勢ではないが阿倍は強姦されたよねえ?
資料はもちろん存在しないが状況証拠で
物語れるよ。
里中作品だけど聞くスレが違うような気がするけど、
ギリシア神話で同じゼウスの子なのに12神の中に入ってるのとただの神なのと
ただの人間(英雄)と別れてるのはどう違うの?
ゼウスじゃないけど神と神の間の子でも人間だったりするし。
民俗学スレで聞いた方がいいかも。
ここに識者がいればそれに越した事はないが。
ギリシア神話に限らずほとんどの神話が
それまでの民間伝承の統一、寄せ集めだから
話に矛盾が出たり同一人物で違う特徴を持ったりすることがある。
神話に関しては解説本がたくさん出ているから
そんな本1冊2冊読んでみては?
778は、仲麻呂のことを言っているのではないだろうか?
仲麻呂が阿倍を愛していたのではなく、権力を
握るために近づいたので、フツーのエチーでなく、
ゴーカンと言っているのでは?
ただあれはコガーンというよりワカーンだと思うが。
だな。
>>782 阿倍が強姦されたのはもっと昔の話だよ。
若い頃のこと。
まさかまた梅原系のデンパ学説が典拠じゃないですよね……((((´ω`)))ガタガタ
なに梅原さんが強姦説を語っているの?
日本史板の孝謙スレ(まだあるのか?)から流れ込んで来たのでは
そろそろ夏休みだし。
という訳で以後スルー推奨
>>日本史板の孝謙スレ
こんなの存在するんだw
女帝の手記を語っているの?
>阿倍の姉・井上内親王にまつわる淫らな話
井上内親王って、白壁王と結婚し、皇后になり、のちに息子とともにエライ目にあった方でした?
もしそうなら、淫らな話は作り話かもしれないと思った。
ところで天上の次のコミクスって、9月発売予定と言うことになってましたか?それなら
もうそろそろHPなんかに話題が出てもおかしくないような気がするけど…
>>788 あれって女帝萌えヲタが立てた
エロスレじゃなかった?
日本史板で梅原猛といえばデンパ、これは定説です。
梅原は本業は仏教哲学であり、日本史関連はただの下手の横好きで、
専門家どころか学生にすら突っ込まれるという、「学説」の皮をかぶった
ミステリー小説以外のなにものでもない。
と、このスレでもごく初期のスレから再三言われているよね。
>>790 夫の光仁天皇と互いに若い男性と若い女性を賭けてゲームをする話ですね。
勝った井上内親王がしつこく若い男を要求したため
仕方なく継子の山部親王(桓武天皇)が彼女のもとに行ったという・・・
いくら何でもこれは作り話だと思いますが。
あと淫らな話ではないけれど皇后の位を追われて幽閉されたとき懐妊中で
やがて雷神を出産したという妙な話もあったり。
女帝の手記でのイメージでは優しそうな人だったけど・・・
妹のふわもいろいろ大変だったよね。阿倍よりこの二人のほうがかわいそう。
聖武の子供達はろくな人生歩んでないや・・・
「井上」って本によって「いのえ」とか「いかみ」とか読んだりするけど、
ちゃんと決まってないのかね
不破の人生もかなりハードですよね。
夫や子どもたちと共に何度も事件に巻き込まれて。
かなり長生きしたみたいだけど結局没年も不明のままだし。
安積は暗殺説などもあるし赤ちゃんのうちに死んでしまった基が
実はきょうだいの中で一番幸せだったりして。
幼少期にレイプされたらトラウマになって
頭もおかしくなるよ。
道鏡事件の一番原因がそれでしょう。
('A`)
話の流れをぶった切って申し訳ないが、ココリコの番組の里中さんの
イラストようやく見れました。
似てるといえば似てるんだけど、あんま上手に見えないのはなぜ?
801ゲット・・・・・801・・・801・・・801・・・
うえーん、やおいの何がわるいんだ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
( ´Д⊂ヽ
⊂ ノ
人 Y
し (_)
802 :
高市:04/07/20 20:06 ID:???
803 :
人麻呂:04/07/22 21:02 ID:gjJki/u0
もういい加減にしてください。
∧_∧∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)/<先生!やおいってなんですか ?
_ / / / \_____________
\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\
||\ \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
さげ
自作自演no
スレ発見。
なさけない
>>804 源氏物語の時代は誰も本名名乗ってないようだし(w、
高貴な方は名前も滅多にひとに知らせないという慣習は
当時からあったかもしれませんね。
>>804 私はこの辺の出身なので、こういう伝承があるということはうれしい
>>807 >高貴な方は名前も滅多にひとに知らせないという慣習
忌み名っていうくらいだし。
そういう感覚は、むしろ当時の方が強かったんじゃないかな。
やまと言葉の贈り名なんか、ものすごい仰々しいよね。。
スッドレストッパーになってしまった。。
みんな、ごめんよ…
>810
ドンマイ!!
今、伊沢元彦氏の「逆説の日本史」読んでます。
天智天武の話が面白いっす。
大海人や大津が忍者だって説だよね?
新刊S巻で完結してほしい。
そうすれば待つイライラから解放されるもん。
>811
逆説は、古代までが一番面白かった。
大海人は朝鮮貴族だというのが新説だそうですね。
史料見ると、どう考えても中大兄皇子より大海人の方が年上になっちまうとかなんとか。
中大兄も狩りの途中暗殺されて沓しか残ってなかったとか…。
中大兄が大海人を試すあのシーンが(僧になりますって髪をバッサリ)
全くの捏造になってしまうからにゃー。
でもって中大兄の血を残す為にさららが必死だった、とか。
古代史って色々想像出来るから面白いっす。
816 :
花と名無しさん:04/08/10 22:23 ID:yRnZVgTd
>814
その史料の信憑性は問題にならなかったか?
私が思ってるやつとは違う史料が最近出てきたのか?
もう、むか〜〜〜〜〜しの卒論、「天智天皇論」なんで、
最新史料には、疎い私。
私が読んだのと同じだとしたら、日本書紀の記述の方が、時代的にも信頼できるはず…。
(タイトルも忘れてる…だめだ、こりゃ…)
>815
>中大兄も狩りの途中暗殺されて沓しか残ってなかったとか…。
それは、完璧、ただの伝説。
……今は、違うのかっ!?
817 :
花と名無しさん:04/08/11 02:20 ID:PRfDVveT
慣習というか、、本名教えちゃったら、、いけないのでは?
その人の名を知るということは、その人の運命というか命まで
にぎってしまうことになるんじゃなかったっけ?
818 :
811:04/08/11 03:58 ID:???
>816さん
最新史料というより新説の一つ、かしら?
全く鵜呑みにしてるわけでは無いですが、
まあMMRよりは信頼出来るかなー??
そもそも「記紀」は、時の執政者に都合良く書かれているものだから
古い=真実では無い、と言う前提を元に
「記紀」の矛盾点をその時代の人々の視点に立って切り込む!!
みたいな感じ?
私としてはどっちが正しい!と言うより、そういう話もあるのかあ位に読んでます。
816さんみたいに詳しい方が読んでも楽しめると思いますよ。
機会があったら是非。
819 :
花と名無しさん:04/08/11 11:15 ID:cVb0DFdD
女性が、肉親以外の男性に本名を明かさないのは、
名を告げる=契ってもOKよ、という決まりというか
風習があったから。
身持ちの硬い女は、一度聞かれたぐらいでは本名を教えないのが
普通だったらしい。
だから、男は心を寄せる女に自分の考えたニックネーム
みたいなものを付けて、歌に詠んだりした。
源氏物語にも、本名が出ていたのはごく身分の低い
一部のキャラだけだったはずだけど。
まあ、身分の高い姫は、本名より、どんな親の娘か、とか
どんな男の妻か、とか、宮中の職名の方が重要視されてたから
少し意味合いが違うかもしれないけど。
820 :
816:04/08/11 21:22 ID:???
原史料なんだよなぁ……。
書紀の原史料が、どっかから出てくれば、わかるのだよぉ〜〜〜。
>古い=真実では無い
私は、逆。
書紀の記述の根拠は何か、で真偽を判断する、原典主義。
そうじゃないと、点にならなかったしネ。
初期万葉も不思議な歌がいくつかあるけど、
山上憶良の「類聚歌林」が残ってれば、もっと、よくわかるんだろに…とおもたよ。
中大兄皇子・と間人皇女の相姦説なんて、エライ先生方が次々支持して、
怒りまくってた私。
大伯と大津も同じ。佐保彦・佐保姫も同じだ。く〜〜〜〜〜〜っ!!
今はどうなっているのやら。
私は、神話学までさかのぼって、調べて否定しまくったが、所詮は卒論……。
担当教授に認めてもらっただけ。
倉塚曄子先生の、『巫女の文化』とか、『古代の女』とか、成る程と思うけど、
マイナーだったからなぁ……。
変な、トンデモ学説より、過去から未来への文化の流れの必然性から立証してるので、
説得力あったのだが、大先生方の派閥の力には、かなわなかった模様。
とぉ〜い昔の話じゃ…。
ところで、里中満智子も、中大兄・間人相姦説を採用していたが、
困るんだよ……あんな、浅墓なハナシ、漫画にされちゃ……トホホ……。
821 :
816:04/08/11 21:25 ID:???
あと、小説家の説は、大抵、「妄想」の類ね。
笑って読むべし。
里中満智子の漫画は絵もキャラもストーリーもすべてキショイ。
気持ちわるい。
歴史好きは殆どキモヲタ
814
>>816 > その史料の信憑性は問題にならなかったか?
そういう説も出てきたそうだよって意味合いで書いただけね。
朝鮮貴族かどうかはともかく、年齢の方はこんな風に書いてあった。
>ある記述によって計算すると、
>弟の天武が兄の天智より四歳年上となった。
>天智は西暦671年46歳で死亡だが、
>天武は西暦686年65歳で死亡している。
私個人の心情としては「大海人=朝鮮貴族」説は却下にしたい。
歴史好きは殆どキモヲタ
やっぱ9月になっても新巻でないのかな?
どっかで読んだんだが、天武が4歳年上説で考えると、
天智の初めての子は18歳くらいの時の大田皇女(644年以前生まれ)
天武の初めての子は29歳くらいの時の十市皇女(650年前後生まれ)
当時で29歳で初めての子というのは珍しいんじゃないか、だから
天武の方が年上というのは不自然だ、と(十市の出生年は謎だけど)。
そんな考えもあるんだなぁと思った。
微妙に板違いだ。スマソ。早く新刊が出れば…!
>>827 >>80 包茎で子作りが出来なかったかもしれないよー。
包茎手術前のルイ16世みたいに。
書紀の記述は、信憑性高し。考古学上の発見がそれを裏付けている。
逆に、都合の悪いことは、全く、無視、の姿勢、ありあり。
まんがや小説って、ある意味原作者の妄想の塊、それを読む読者の
妄想の塊なんだから、資料がどうの、信憑性がこーの、と
そこが気になってしょうがない人は、読まない方が精神衛生上
いいのではないかなと思う。里中さんが後書きで書いてるように
「漫画家さんは色々描けていいね〜(だっけ?)」って学者センセーが
言ってた、っていうように。そこが漫画なんだし。
>>831 誤解だ。
話題がないから古代史話になってるだけで、皆、本編に突っ込み入れている自覚はないと思う。
自覚ないというか、「そのつもりはない」の方が良かったかな。
閑古鳥鳴らしておいて、気が付いたらスレがdat落ちしていたという事態よりいいと思うんだけど。
歴史好きは殆どキモヲタ
こんなキモスレはdat落ちしていいよ。
作品について語れないなら日本史板に行け!!!
>>831 つーか日本史ネタなんて誰も読んでないのにねw
つか816がアレなだけ。
日本史板に行ったほうがいいってことじゃないの?
20巻が出るまでは、まー雑談もありかと思ったけど…。
もうかれこれ何レス、作品の話しが出てないんだろ〜。
作品も出てないんだからしょうがない?
でもさらら様は妥当に年をとってると思うんだけど、五百重とか
新田部とか、老け込みがハンパじゃないような気が…
大江は病気のせいか…。額田だけが美しい。
十市が生きていたら、母より先に老けたのだろうか。
837ですが、ためしに日本史板覗いてみました。
中大兄皇子のスレが何気に面白かった。ちょっと上にあるようなネタが
書かれてた。
里中さん、ある事件(宮子の発狂?)をどう書いていいか分からないって…。
書き始めるときに大体の流れを考えなかったのか?どう考えても飛ばすことの
できない重要エピソードだと思うんだけど…。
しかし、愛に悩む女性たちを書きすぎたから「これは大田で使ったわ。
それは十市で…。こっちは大名児」と、エピとキャラが被るのかな…。
氷高と新田部の破局も、大津の子の登場も気になるところだ。
天上の虹のCDドラマ、高市は松本さんがやってたんだね・・・。
凄い合ってると思うんだけど、聞いた方います?
今はもう売ってないよね
>839
やっぱ才能ないんだねw
>840
それ聞きたい!そんなのあったんだ。
>840
持ってる。どっかのデパートでやってたナントカ文明展(?)の
ミュージアムショップになぜか売ってた。
収録は壬申の乱まで。
たまにヤフオクでみかける
>843
声あってました?大友がかっペーっていうのに驚いたんですが
>843
入手先がすごいね。図書館とかにないかな…探してみたい。
>839
宮子の話はどうけりがついたのかな。
確かにサイドストーリー振りすぎた?って感じはしますね。
書けないエピが宮子の話っていうのは確定なの?
松本さんて誰??
かっぺーって、山口勝平???
大友様が・・・ジパングイチの伊達男!!!orz
(夏休みなので息子が天外魔境2やってる)
松本保典さんです
>846
本人ははっきり言ってないけど、このスレでは宮子発狂説が多かったような。
あとは氷高と新田部の破局とか。
律令がまとまんないわ!とか、遣唐使を誰にする?とか、そんな政治向きの
話で煮詰まってるとしたらがっくりだが。
>>848 うわあいいなぁすごく聴きたい。
十市は誰だったのでしょうか?
私はふつーに日本史ミーハー好きで黒岩さんや永井さんや
長岡さんとか好きだったから、天虹もそれらと比較したりしながら
楽しく読んでる。
天虹版で一番のヒットはやっぱし新田部皇子。
長岡版だといおえはふひとの妻になるどさくさで新田部と別れて
それきりだけど、天虹だとすっごくいい役ふられているので
新刊楽しみです。
848さんではありませんが。
さらら…長沢美樹・大海人…矢尾一樹・中大兄…子安武人・額田…水谷優子
大友…山口勝平・高市…松本保典・十市…川田妙子
他にも何人か出ているけど、メインじゃないので割愛。
しかしこのCDドラマの購買層はいったい…?
私は発売された97年当時ハタチそこそこで、里中さん好きな同年代なんて
一人もいなかったし(もう過去の人扱い)。リアルタイムの読者さんは
こんな二次物販物には興味ないだろうに…。
>851
半分は(もしくはそれ以上か?)声優ファンじゃないだろうか?
何気に豪華メンバーだと思う。(特に男性陣)
天虹読んでいると、大津ってやなヤツに思えてくる。
最初は皇位興味ないなんって言っておいて、急に皇位ほしがったり、
しかもその理由が、女がらみ。
せめて、サララの政策に賛同できないから、という理由で謀反を企ててほしかった。
そのへんは里中漫画だからなあ・・・愛こそ至上。
里中版大津は、天衣無縫なところが大きく描かれたキャラだったな。
まぁ讃良も最初は権力欲なんてありません、って顔しておいて
結局は自分の子を天皇に!となっちゃったわけだしな。
ていうか新刊まだかいな〜?
そのうち一年経っちゃうよ。
>>853 確かに女がらみってのはねえ。
個人的に大津は好きなんだけど、もっとちゃんとした理由つけてほしかった。
大名児はイマイチ魅力的に思えなかったからなおさら。
私も大名児のために皇位を欲しがるのはどうかと思った
なんか山辺が可哀想だった・・・
大津の能力と血筋からすれば、皇位を欲しがってもおかしくないわけだし、
それなりの理由をつけられるだろうに、残念。
山辺はもう少し可愛かったら感情移入できたかもしれない。
あの髪型がなあw<好きだけど
>>859 >山辺はもう少し可愛かったら
それなら、
そもそも大津が山辺に惚れたのは姉の大伯に似ていて、その大伯は大田に似ていて大津は姉の中に母の面影追っていたわけだから、まず、大田の顔から変えなければね
山辺はだんだん不細工になっていったなあ
コミック冒頭「中大兄の妻子紹介」の顔がかわいいので
巻が進むにつれ本編の顔とのギャップがつらい
山辺は性格に合った、目立たないけど愛らしいといった感じの容姿だったと思うけど。
確かにどんどん変わっていってしまったけどね。
でも健気で好きだったな。
あの件に関しては大名児のほうが問題だよね、やっぱ。
どんなことをしてでも手に入れたいような魅力なんて、これっぱかしもなかったもん。
そういえばあの後、大名児は結局宿下がりしておしまいだったっけ?
>>862 万葉集によれば、穂積と歌のやりとりをしたりしたらしいけど・・・
山辺は大津が大名児のためにああなったんだって知ってたっけ?
知らずに後を追ったのだとしたらますます哀れ・・・
865 :
花と名無しさん:04/08/29 20:45 ID:h2tbDP4P
大伴宿奈麻呂にも贈ってるわね
大津皇子の侍石川郎女の歌 万葉巻二
古りにし おみなにしてかくばかり恋に沈まむたわら女のごとく
>>864 この二人、同居か通いかどっちだったんだろう?
同居してたら荒れて部屋に閉じこもって酒をカッ食らった
(10巻ラスト)は知っているだろうけど、
大名児がらみとはわからないだろうし。
ついでにアマメに子供ができたのも知らないと思う。
(これは知らないままでよかったのかもしれないけど)
あんな可愛い奥さんを苦しませた罪は大きいぞ、大津!
山辺は大津の真っ直ぐさに絆されたのに
そもそも姉に似てるから惚れたんだもんな・・・
山辺って、大津が刑死に追いやられたのは、
自分が赤兄の血統だからだと誤解して、自分を責めて自殺したんだったよね。
なんつぅ気の毒な……
>>864 当時の常識なら別居でしょ?
采女とおおっぴらにふざけあったりしていることや、
刑部、シキ(漢字失念)を泊まりにこさせているのは、
妻が同居しているとやりにくいのでは?
あと、失踪して伊勢神宮の大伯のところへ行った時に、
刑部が高市に「正妃の山辺の邸で病床に臥している」という
仮病の言い訳をしたことがあるよ。
これは、山辺の邸とは別に大津自身の邸があることを
前提とした言い方だと思う。
山辺だけじゃなく、登場人物の顔が間延び?して、
目に力が無い感じの絵になってしまったような気がする。
単なる手抜きではないのか
描き下ろしになったせいか以前と比べて絵が雑な気がする
4、5巻辺りの絵が好きだったな
>>869 横レスすまそ。
通い婚が普通の当時でも、山辺は正妻だから
同居なんじゃないかなあと思っていました。
大津の訳語田宮、草壁の嶋宮、どちらも正妻と
同居ってなイメージだったんですけど、
仮病の言い訳の言い方からすると別居なのかなあ。
訳語田宮の別の棟って捉えていました。
874 :
866:04/08/31 00:34 ID:???
>>869 当時の常識からいってもそのシーンの解釈からいっても
二人は別居だったんだろうね。
ただ大海人が大田と同居していたので、
その気質を受け継いでいる大津もあるいは…なんて思ってた。
>>872 描き下ろしで絵が雑になったというのには同意。
ただ19巻は紀と讃良の絵にすごく気合が入っているのが感じられた。
875 :
859:04/08/31 07:49 ID:???
>>860 顔っていうか、髪型が気になって。
大田も大伯の顔も好きなので、多分髪型かと。
明日から9月・・・そろそろ新刊の話題で盛り上がってるのかなあと
久々に来ましたが。まだ発売の気配もなさそうですね。
>>873 869でつが、平安時代は子供が何人かできると妻子と同居したりするケースがあるので、
草壁もあへと3人の子供たちと嶋宮で同居していたかもね。
ただ、まだ子供のいなかった大津は、別居ぽいような???
あと、869で「おさかべ」を刑部と書きましたが、
これは日本史の本でよく見られる表記だったかも?
里中版は忍壁にしていたんですよね
ブラジルの女子バレーに紀伊ソクーリな人がいた。
唇が厚い・・・の?
紀ィのエピソードって、あれ必要だったんだろうか。
ただの古代ラブロマンス系に走りすぎて、余計に話しを引っ張ってしまった
って感じがしなくも無い。
紀ィも弓削も気持ちの切り替わりがすばやすぎてワロタ。
紀ィの最期はホラーっぽくて怖かった。
里中さんってホラー作品あるの?
デビューがヴァンパイアものだったとどこかで読んだような気がするけど。
昔は結構ホラー風の作品が多かったと思うけど。
「黒衣のエヴァ」なんて、そっち系の作品でまとめた作品集もあったし。
でも、それらの作品より紀ィの描写の方が鬼気迫ってて怖いよ
弓削、紀、軽の関係は梅原猛氏の「黄泉の王」をおもわせる。
高松塚=弓削皇子の墓の私説本なんだが結構納得してしまった。
さすがに里中先生ほど壮絶ではなかったが・・・
電波梅原を引き合いに出されてもな……。
あの人の論文はミステリー小説とえらく変わらんし、
学会でも爆笑対象なのに。
読み物としては面白いのは認めるけどね。
紀ィのエピソードって梅原説を取り入れたんだと思ってた。
それで讃良は大ヌを嫌ってたのに、紀ィを軽の嫁にするという矛盾がでてきた
のかと。
里中先生は弓削は朝廷に対して無礼を働いたから
高松塚とかキトラのようなところには入ってないと思う
と過去講演会で言ってたような
紀が珂瑠の妃になるというのは明らかに梅原説が下敷きでしょ
10歳も年上というのは里中さん独自の設定だけど
何日発売とかは分かってるんですか?
また藤原京が大きくなったね。新刊に影響するのかなあ・・
>>889 今の新刊じゃなくて次の新刊に影響しそうな気がする。
いくらなんでもネームはできていると思いたい。
本屋に貼ってる、9月10月のコミックス新刊案内には載ってなかった・・・
昨日の朝日新聞(大阪本社版だけど)朝刊の「おやじのせなか」のコーナーで、
里中先生が自分のお父さんについて語ってました。
892 :
花と名無しさん :04/09/14 15:48:18 ID:UbEfwe85
この板の人たちは、日本書紀、続日本記とか好きそうでつね。
日本書紀では、一応「武烈天皇」までは実在したと言われています。
それ以前はマダマダ研究途中。日本書紀、古事記以外にも「旧事本記」
というものが在り、昔は三大古書の様に言われたましたが、信憑性が無い
という事であまり取り上げられていませんが、紀記に載っていない事柄も
結構あるので、暇があったら読んでみてもいいかも。内容的には物部氏の
事が多く書かれています。
893 :
花と名無しさん:04/09/14 16:28:23 ID:zwG/waEt
高市みたいな旦那が欲しい。男らしいけど影があるような
オオヌって男にもてるタイプなの?
私もやだね。
どうせなら、息子の長屋の方がいいや。
私は皇族より野心たっぷりの新興貴族がいいな。
不比等はそういう意味では理想ですな・・・・・
他の妻との間にできた娘の事を
「あなたに似なくて…(よかったわね)」と笑い飛ばすぐらいの
器量が必要だけどね。
899 :
花と名無しさん:04/09/15 11:46:05 ID:1L83chpn
スミマセン、ちょっと質問なのですが、
30年近く前に連載されていた、
里中満智子さんの漫画で
お菓子を作るコンペがテーマになっていた作品があったと思うのですが、
タイトルを教えていただきたいのですが。
よろしくお願いします。
>899
「ミスター・レディ」かな?なかよし掲載で
花子と太郎というお金持ちの双子(とそのクラスメイト)が
創作料理コンテストに出場するエピソードがあるけど。
変わりダネおむすぎを串刺しにして時間ギリギリで完成したのを
ライバルの女子に邪魔され、機転をきかせた花子が串揚げにした。
で、双子と女子とブルーとか言う外人が同点で自分でつくった料理を
大食いして優勝者を決めると言う展開だった。
901 :
899:04/09/15 18:35:54 ID:JbY6KfLW
>>900さま、
ありがとうございます!
たぶんそれだと思います。
急に読みたくなったので、さっそく探してみます!
902 :
899:04/09/15 18:39:41 ID:JbY6KfLW
ちょっと追加なのですが…。
いま記憶を辿ると、
シュークリームのような小さいお菓子をいくつか作って、
開場を驚かせた、みたいなシーンの記憶もあるのですが…。
>902
それもたぶん同じ創作料理コンテストで
ブルーとかいうライバルが作った作品だと思うよ。
ついでに便乗質問。
里中作品だったと思うのですが
古代ローマと戦をしてた国のお話で
医者の卵な男性が恋人を残して出兵。
相手国に囚われ奴隷として連れて行かれる。
そこで医者の下で働くことになりその医者と
身内の女性に気に入られ、奴隷の身分から解放され
彼女と結婚。
その後占領地となった生国へ妻子と共に赴き
昔の婚約者と再会。彼が生きていると信じてずっと
待っていた女性は、婚約者の現在の境遇を知って
知人を夫と偽り、彼に紹介。
静かに身を引いていずこかへ去る。
という作品のタイトルとどの本に収録されてるのかを
教えてもらえると助かります。
>>902 900さんじゃないけど、それはブルーがコンクールで作ってました。
長岡さんの漫画と照らし合わせながら読んでる。
重なる登場人物の描き方がそれぞれに違うから、
「おお〜、こっちではこんな感じなのに」とか思いながらw
他にあの時代の漫画を描いてる人いないかな。
906 :
902:04/09/16 00:28:00 ID:jk42ZXYI
>>900 899さんじゃないけど、むかーし読んだのを思い出しました。
懐かしい。
>>905 少女漫画なら河村恵理さん(漢字あってるかな)とか。
こっちはフィクション入ってるけどね。
小説なら井上靖から黒岩重吾、永井路子とかいろいろ。
読み比べて楽しめるのが歴史ものの面白いところだね。
>903
タイトルは「はるかなる愛の歌」で、単行本だと
「アリエスの乙女たち」の7巻に載ってるよ。
文庫本の方は分からないけど。
河村さんって、よく戦国時代物書く人ですか?
あの人、古代ロマンも描くんですね〜。
探してみます。
>>910 あまり期待しない方がいいよ。
ちなみに、大和和紀さんも額田の話書いてるよ。
井上靖の小説が原作?だけど。
>>911 「天の果て地の限り」だったっけ?
私も額田が中大兄よりなのは井上氏の小説からだと思う。
なんだか小説家とか漫画家はほとんどが大海人よりのような気がするんだよね。
長岡先生は違うが。
額田が大海人よりなのは、
あかねさす〜の歌と、嫌いで別れたわけじゃない(権力者の都合で
引き裂かれたっぽい)、ってところから膨らませたんでしょうね。
長岡版額田は、経験豊かな才女で自分をどっしりと持っていて
ポジティブな魅力に溢れているところが面白いと思った。
SFだけど、山田ミネコの「緑の少女」は少女時代の額田王が出てくる話。姉の鏡や大海人や中大兄とかも出てきて個人的には結構好き。
やっぱSFで清原なつのの「飛鳥昔語り」は有間皇子の話。
清原なつのは光明皇后を描いた「光の回廊」なんてのもある。
「女帝の手記」に比べると、光明皇后が好感持てる人物で孝謙天皇の方がかなりやなやつになってる。
天虹では讃良が大海人マンセーなのは仕方ないとして
額田は必ずしもそうではなく中大兄も愛していたというのは良かったと思う
長岡版で驚いたのは、越智。(確か名前が違ったミヤツコノイラツメ?)
里中版だと、とても繊細で優しそうなのに、
長岡版で出てきた時、「この人?誰???」とビビッタよ。
天虹に出てくる男ってあんまり好きじゃない。
イライラするというか・・・・、草壁にしろ軽にしろ、ちょっと貧弱だし、
対極にいる大津とかも小生意気すぎてイライライラ・・・・。
大アマなんか、ちょっと女をバカにしてない〜??と言いたいw
大海人は本気で額田が好きなのかもよくわからん
大津はまあ、最初から本気に見えなかったけど。
高市や鏡と鎌足夫婦の様子は好きだった。
大友はもうちょっと何とかなれば良い男の人だったと
思う。
>>916 長岡版の遠智(造媛だったけど)は実にいやな女だよね
その話は倭姫が主役だからこっちはまた里中版とは大違いの美少女だった
中大兄とか有間はあまりイメージ変わらないけれど
>>919 うんうん、中大兄(葛城)と倭姫が「いつ結婚したのか」等細かい史料がないから
ああいう描き方もあるんだーと思った。
(長岡版では中大兄の本命は倭姫ぽい描かれ方をしていた)
遠智(造媛)は、「蘇我石川麻呂は最初姉娘を中大兄のもとへやるつもりだった、
しかし姉娘は別の男と駆け落ちしてしまった、妹娘が自分から進んで中大兄の
ところへ行くわと言って妃になった」という話からああいう行動的というか
派手っぽいキャラになったのかなあと。倭姫との対比が一番にあったのかも
しれないけど。
そうそう、倭と越智が正反対なんだよね。
最初に里中版を読んでいたので、同様こんな描き方あるんだーと思った。
>>917 天虹は讃良以外の女は何か男に従順っぽい。
922 :
花と名無しさん:04/09/18 17:11:38 ID:Nx+vLKDn
私はこの漫画の存在は以前から知っていたけど、読み始めたのは最近だった。
「いかにも少女漫画」といったふうの恋愛話が、いたるところに出てくるのはいささかウンザリだけど、古代社会の様子がよく調べてあり、古代の王朝を知るうえでわかりやすい本だと思う。
また、大友や川島は、この漫画を読むまであまりよい印象を持ってなかったのだけど、「こういう見方もあるんだ」と目を開かされた感じだった。
ただ、惜しむらくは、十市と大名児にあんまり好感が持てないこと。特に、私は「天上」の前に、河村恵利の「天つ雷鳴」(主役は大名児)を読んでいて、大名児が割と好きだったから「天上」の大名児にはいささか失望した。
十市も、大友に対しても、高市に対しても中途半端な状態で自害してしまって、「もうちょっと気概を持てよ」と言いたくなる。
それにしても、讃良はあらゆる点で、男勝りで、父親や鎌足に「お前が男だったら・・・」と言わせているほどだけれども、いつまで経っても、赤兄に対する感情を変えられないところなんか女だなあ、と思う。
「お姉様の血に、あの赤兄の血が、入るなんて!」
とか
「あの赤兄の子孫が、皇位を継ぐなんて!」
などと思い続けて、ついに夫からも
「心が狭い」
とまで言われてしまう。概して女って、男より根に持つことが多くて、一旦「嫌い」と思うとずーーーっと後々まで引きずっている場合が多い、と言うしね。まあ、そうじゃない女の人もいるだろうけど。
大海人なんて、大ぬを娶ってるもんだから、壬申の乱に勝った後は、さほど赤兄にこだわってないもんね。
ちなみに、永井路子(この人の作品、大好きです)は、持統が、赤兄(とその子孫)を嫌っていたのは、もちろん初恋の人・有馬を密告したからではなく、自分の祖父(石川麻呂)の失脚を踏み台にして、赤兄が朝廷で勢力を伸ばすようになったのが、気にくわんかったかららしい。
天虹しか読んでないが川島は嫌いだ。
紀ィと大名児は遊び人のイメージなんだよなぁ、自分の中では。
草壁に散々わがまま言って贅沢生活、影でコッソリ大津と逢い引きとかやって欲しかった。
>>922 確かに「天つ雷鳴」の大名児の描き方はいいよね。
大津にも草壁にも皇子に対する女官として以上にはのめり込まず、冷静で、変に悲劇のヒロインとして自己陶酔してないところが好き。
「天上の虹」はそれでも大津の死後、比較的冷静だったけど、他の漫画だと半狂乱状態のが多い。
そりゃパトロンがいなくなれば半狂乱にもなるよ
>>914 光の回廊
の阿倍は性格ブスになってる。
それで光明子を気弱な善人に書きすぎで、馬鹿馬鹿しいと思う。
928 :
花と名無しさん:04/09/18 21:53:32 ID:Nx+vLKDn
私は川島嫌いじゃないけど、まあ確かに、後から死ぬほど後悔するくらいなら、密告しなさんな、という気もします。
ところで、なんで、額田は歳とらないんだろう・・・。エステも、プチ整形もドモホルンリンクルもない時代なのに・・・。
そういえば、「天上」で額田に求婚してるじいさんがいましたよね?
晩年の額田はあのじいさんと結婚し、仲むつまじく暮らした、という説もあるらしい・・・(うろ覚えなんだけど・・・)
「天上」では、あの二人、父娘ぐらいに見えるけど、「再再婚説」が本当だとすると、史実では、ちょうどお似合いの老夫婦だったのだろうか・・・。
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \ 額田は合計で
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ >
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ 20人以上居たんだよ!!
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' /
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
額田は合計で20人以上の男とやったんだよ!!
そういえば20人には及ばないけれど大名児の別称である石川郎女も何人もいたよね
中でも大伴田主とか宿奈麻呂に歌を贈った石川郎女は
大名児と同一人物の可能性が高いらしいから
あのイメージだと私も遊び人を想像してしまうな
>>928 どうして年を取らないんだろうって・・・・
現実と虚構の区別ついてるの??
作り話だからいつまでも若いんだよ>額田
933 :
花と名無しさん:04/09/19 01:21:58 ID:H8kkeQ7W
>>932 いやだなあ、あんなの作者が作ってるって、わかってますよ(笑)
単なるツッコミのつもりだったんだけど、ネットは相手の表情や声の調子などが
伝わらないからこういう誤解も起こるんですよね。
私も「ツッコミ」とわかるように、書くべきでした。
934 :
花と名無しさん:04/09/19 03:13:25 ID:GdSbOdjZ
ホラー漫画家、山本まゆりが痔党天皇の話書いたよ!詳しくは山本まゆり著「魔百合の恐怖報告(ショックレポート)」を見て下さい、後天上の虹最新刊早く出ることキボンヌ。既出だったらスマソ
>>933 ていうか、死ぬほど既出ネタなので、
今更のように、しかもまことしやかに書かれたのが、
真面目な932さんの突っ込み理由な気もします。
936 :
花と名無しさん:04/09/19 14:12:59 ID:H8kkeQ7W
>>935 「死ぬほど既出」とか言われても私はつい昨日、ここに来たばかりなのでそういう背景はわかりませんでした。
それに928をよく読めば、私が本気で額田が歳をとらないのをおかしいと思ってる訳じゃないのがわかると思いますけど?
>「天上」では、あの二人父娘ぐらいに見えるけど、「再々婚説」が本当だとすると
>史実ではちょうどお似合いの老夫婦だったんだろうか・・・。
て、書いてあるでしょ?いいですか、「史実では『ちょうどお似合いの老夫婦』だったんだろうか・・・・。」
って言ってるんですよ?史実では、あの頃は額田もあのじいさんと同じくらい歳とってたんだろうなって言ってるんですよ。
ご納得いただけましたでしょうか?
937 :
花と名無しさん:04/09/19 15:04:25 ID:H8kkeQ7W
そういえば、「天上」十巻で讃良が、
「私は呂后とは違う・・・」
って、思ってる場面がありましたけど、私はどう見ても
「同じ穴のムジナ」
だと思う。
はじめてきた人って過去ログを読んだりすると思ってたんだけど
今はそうでもないんですか・・・・。そうですか。
それはともかく9月に新刊発売予定じゃなかったのか。
その後続報もないようだし…一体どうなってるの。
>>936 基本的にスレの空気を読む為に過去ログは読んでから参加するのが2chの基本ですよ。
スレナンバーが沢山進んでいる場合は1から全部読めとはさすがに言われませんが、
最低でも現行スレッドぐらいは読むのはマナーとして当たり前。
ていうかスレ住人だってあなたが「つい昨日ここに来た」なんてわかるわけないでしょう。
追加すると、
>>935は
「932は真面目に反応してしまっただけだろうからまぁ気にするな」
という意味合いだろうに、
なんで
>>935に対して
「ご納得いきましたか?」
などと頓珍漢な事を書いているんだか。
あと、ここに来たのが昨日からというか、
多分2ch自体初心者ですよね?
半年ROMる事をお勧めします。
9月新刊って、ソースあった?
公式ではまだある出来事に対してどうアプローチしていいか悩み中という
コメントが3月に出たきりだけど…。
里中さんは昔、他の漫画で「私は額田の生まれ変わり!」とか言ってたから、
かなり自己投影して綺麗なままなんだと思った。
…その発言も、ギャグにしとかないと危ないな。
943 :
花と名無しさん:04/09/19 21:02:05 ID:H8kkeQ7W
ああ、そういう決まりがあったんですか。ごめんなさいね、新参者なものですから。
>半年ROMる事をお勧めします
何故、半年?
>>941
そうそう、的はずれな意見は頓珍漢だと思うでしょ?
私も932と935に対して、そう思ったんですよね。
しかし、私は誤解を受けてるみたいだったから、反論しただけなんですが。
空気読めない人ってまだいるんだね、久々に2ちゃんで見たよ
946 :
花と名無しさん:04/09/19 21:50:33 ID:OsrZE/oM
今月本当に発売できるのか?
>>943 > ああ、そういう決まりがあったんですか。ごめんなさいね、新参者なものですから。
ここでは新参者はなんの言い訳にもなりませんよ。
> >半年ROMる事をお勧めします
> 何故、半年?
2chのローカルルールです。
> しかし、私は誤解を受けてるみたいだったから、反論しただけなんですが。
誤解されるような文章を書いた自分を責めましょう。
どう考えても自分は悪くないと思うなら、誤解した人が読解力がないんだなとスルーしましょう。
それも2chのローカルルールです。
>>943 >>946 _____ _____ _____
|書き込む|名前:| |E-mail :|sage |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∫ /) ↑ ↑ ↑
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ // / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/\ \ / | / つ^^ヽ | 真人間がスレッドに書き込む時は
| | (・) (・) |/ テノノノ < メアド欄に半角で「sage」と書くのじゃ!
(6-------◯⌒つ| r'^^´ \____________
|∨ _||||||||| | ノ____
YOU!(⌒)/ \_/ /| | ̄ ̄\ \
,-r┤~.l ____/\/| | | ̄ ̄|
rf .| | ヽ l:l / | | |__|
.lヽλ_八_ ,, ̄) Y |__|__/ /
`ー┬‐-ー' ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕
いまどきアゲサゲにかかわる弊害ってあんまり無いけどね。
20巻、どう考えても今月は出ないよね。
はじめは1月発売のはずだったのに。
ますます柄亀化していく…
しかし、「初心者」がなんらかの免罪符になると思ってる人が常時ageなのは問題ありだろう。
>>947 >>948 ありがとうございます、色々と教えてくださいまして。今後は気をつけますので。
>>945
>空気読めない人ってまだいるんだね、久々に2ちゃんで見たよ
そうですか?私、勉強のために2ちゃんの他スレッドを見て回ってきましたけど、結構いましたよ、空気読めない人。
まあ、私は「新参者」だからよく知らないだけなのかもしれませんけど。
あ、新参者はなんの免罪符にもならないんでしたっけ?(笑)
まあ、とにかく、私も必要以上にムキになってしまいました。
ご不快になられた方、申し訳ありませんでした。
>>925
同意見の方がいて嬉しいです。また、私は、「天上」の山辺より、「天つ雷鳴」の山辺の方が好きです。
だって、「天上」の山辺って、なんかブリッコ入ってるようにみえる。
「私、今夜は大津様の子を身ごもったかも・・・・」
って言ったとき、両手をこぶしにして、あごにあててたんですけど・・・。
あれって、さとうT緒がやりそうな仕草だよなあ・・・。
それに比べて、「天つ・・」の方の山辺は、気の強い美人で、大津の愛人と噂される
大名児に、キョーレツなガンを飛ばしていったし・・・。
(入水自殺するところは一緒だったけど)
>951
空気読めないヤシは確かに今も出没してるが、そういうのは大概、注意叩きスルーで返されている。
他スレ見て勉強したと言う割には身についてないよ、アナタ。
とりあえずスルーの術くらいは覚えなさいな。
それにしても>942と>949、あわせて見るとすんごい怖いんだけど…。
でもさー、サゲるとレスが遅くないかい?
退屈しのぎに書いてるんだし、誰かがすぐにレスしてくれると嬉しいけどなあ。
>>953 900レスもついてるスレは容量が大変重くなっており、
1リロードだけでも鯖負担になります。
そういう2chの常識を知る上でも、
新参者はまずROMれと言われてるんだけどね。
ちなみに、ここで色々「何故」と聞かれて解答している住人達は、
2chの中ではかなり優しいのだという事も知って欲しい。
他なら「半年ROMれ、以降放置」で無視される。
>953
退屈しのぎと言うなら、ますますsageれ。
レスが欲しけりゃ、いい話題ふれ。
sage進行でも凄く盛り上がってるスレあるぞ。
>>952 >他スレ見て勉強したという割には身についてないよ、アナタ
>とりあえずスルーの術くらいは覚えなさいな
確かに・・・・(汗)聞き流すって難しいですね。努力していかないと。
>>954
>2chの中ではかなり優しいのだということも知って欲しい
それはわかります、一応他スレッドも見てきたから。
あのー、ここの方々の優しさに甘えて、恥を忍んで、もう一つ聞いてもよろしいでしょうか?
皆さん、呆れると思いますが、「ROMる」ってなんでしたっけ?
(があーーーー!!恥ずかしい・・・・)
多分、「書き込まないで、読むだけにしておくこと」だと思うんですけど、違いますか?
956ですが、皆さんに甘えてばかりでもいけないと思い、自分で「ROMる」を調べてまいりました。
やっぱり、予想通りだった・・・。
私には、2ちゃんの勉強がどうこうというより、まず、基本的なことから勉強した方がいいのかも・・・。
気がついたのはいいけど、そう言うのはいちいち書きこまなくていいんだよ
スレ違いなんだからさ、そもそも。そういうのも「読めない」ってこと。
9月発売はやっぱりガセだったんだ…今年中は無理なのかな。
別に病気とかではないみたいだし、執筆が遅れてるなら遅れているで
はっきり言って欲しいなぁ。
何だか、結構スレが伸びてるな、と思ったら、里中さんの漫画で盛り上がってるんじゃなかったのか…
>>958
だって、親切に教えてくれる人がいたら悪いと思って(笑)今度から気を付けますので。
>>942
ここの過去ログ読んできたんですけど、里中先生って本当に美人らしいですね。
でも、「私は額田の生まれ変わり」って・・・(汗)
そういえば、某タレント(女)が、「私はマリー・アントワネットの生まれ変わり」って
いってたなあ・・・。(関係ないか)
>960
>だって、親切に教えてくれる人がいたら悪いと思って(笑)
だからな、そういうのは「わかった」「スマソ」「ありがとう」etcと、ひとこと言えばいい。
無駄にスレを伸ばさない、しかも長文で。
ところで次スレどうする?
妙な伸び方してるから、早めに立てたほうがいいかと思うんだが。
う〜ん・・・・早すぎみたいだが、懲りないのがいるからな。
しかしひちこい・・・・・って漏れもつられているな。
新スレは980踏んだ人に立ててもらう事にしたらどうでしょうか。
賛成。もう懲りない人が来てもスルーでいきましょう。
新刊ではまた遅れた言い訳をして、さらら様に説教させるつもりなのかな。
そんで反省しました〜次こそは〜みたいな。
あれ、あんまり誠意を感じないからやめて欲しいんだけど。
新発見が相次いでるから刊行伸びてるのかなあ。
月1冊の漫画オペラは順調に出てるのに。
里中さんて絵を描くのは速いんだよね。
NHKの漫画の描き方に出演していたときに
「プロは速く描かなきゃならないと思い込んでて」といって
もの凄いスピードで描きまくってた。
最近知ったんですが、そのとき番組内でお手本に描いてたのものって
長屋王残照記だったんですよね。
友達がなぜかテキストを持っていて見せてもらって驚いた。
長屋萌工エエェェ(´∀`)ェェエエ工
>>961
わかりました
970 :
それと:04/09/20 22:59:35 ID:???
962,964は、スルー、スルーっと(笑)
ダミダコリャ(´∀`;)
ID出ないから誰が書いたのか分からんぞ
>>965 乙です。このスレも結構長いね
>971
しっ!見ちゃダメ!!
>965
自分からも乙です。dat落ちしたやつ読めなかったんで嬉しい。
紀も壮絶だったけど長屋もそれに劣らず壮絶だったな・・・・・
とても好感のもてる長屋王だったからショックが大きかった。
遅レスですが
>>927 >光明子を気弱な善人に書きすぎで、馬鹿馬鹿しいと思う。
激しく同意。
でも、阿倍のあのキャラは個人的に「何不自由なく育てられた、
わがままお嬢らしくて」好み。
何一つ悩むことなく「私が皇位を継ぎますが、何か?」という感じがする。
里中版阿倍は悩みすぎ。毛むくじゃらな男に惚れ込むとは_| ̄|○
でも偉大な母親にコンプレックスを抱いた娘という解釈は、すんなり納得できた。
976 :
花と名無しさん:04/09/21 17:41:40 ID:Uf9m55x1
天上には初体験シーンが何度も出てくるけど、当のさららの時も
他と同程度しかコマを割いてなかった。さららの初Hはもっとじっくり書いて欲しかった。
今で言えば中学生になるかならないかで、14も年上のしかもおじさまと
結ばれるというのはどういう気だったのだろう。どの程度の知識があったのだろうと。
大海人は病人フェチなのです。
そんな異常なセクースにコマを割かなかったのは先生の良心。
あの初体験はよく考えるとかなりひどいよねえ
讃良は有間を失った悲しみのどん底にいたうえ病気で意識も覚束なかった
大海人は後の大田の時みたいに力づけるためだったんだろうけど・・・
下手すりゃおっ母さんの遠智みたいに精神ぶっ壊れる可能性もあるのにな…。
阿への髪って、カツラか?あそこだけ、漫画というより版画みたい。
まあ、他キャラと識別し安いが。
>980さん
できれば新スレの1か2に、>965のミラーサイトのアドレスを入れて( ゚Д゚)ホスィ・・・
>980
公式も移転してるから注意ですよ〜。
>>978 胴衣。むしろあのシーンはイラネと思った。