孤島の漁師物語

このエントリーをはてなブックマークに追加
1陽気な名無しさん
太平洋に浮かぶある孤島に
漁師を営む男がいた
2akiyo阻止:2008/08/30(土) 18:43:57 ID:AuhtWJ860
300 名前:青江三奈代[] 投稿日:2008/08/29(金) 22:03:06 ID:2DqFxXI7O
300minayo!!!

301 名前:中森明代 ◆hR0rVjFfY2 [akiyo!!!sage] 投稿日:2008/08/29(金) 22:03:52 ID:L5yY6kiUO
300akiyo!!!
3陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 18:44:27 ID:dmiYv3ev0
誰だよakiyoてw
4陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 19:39:19 ID:dmiYv3ev0
男は島一の巨漢で筋骨隆々の身体を兼ね備えていた
力では彼に勝るものは誰一人いなかった
5陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 19:40:09 ID:Ah5SD/0W0
漁師の名前は俊貴といった。
6陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 19:44:51 ID:330MH/RW0
妹の名前はミカ。
7フルーツ・ケツバット:2008/08/30(土) 19:46:26 ID:D1CY9pwx0
祖母の名前はカヤ子
8陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 19:47:24 ID:dmiYv3ev0
男は漁に出る際、必ず真っ赤なフンドシをしめる。
裸に近い状態で自然と一体となることがモットーである
今日も沖まで船を運び、ふんどし一丁で海に潜り、
漁をしている
9フルーツ・ケツバット:2008/08/30(土) 19:51:16 ID:D1CY9pwx0
カヤ子は俊貴を見送る際、必ず真っ赤なフンドシをしめる。
裸に近い状態で自然と一体となることがモットーである。
今日も仏壇まで線香を運び、ふんどし一丁でお経を唱え、
孫の無事を祈っている
10陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 19:53:50 ID:dmiYv3ev0
>>9
やめろw
11陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:00:17 ID:X3bHIPCzO
そして沖まで行くと静かな儀式が始まる
魚達に敬意を払う為、全裸になる、
12陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:00:30 ID:dmiYv3ev0
銛で魚を突き、貝類を寄せ集める
13陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:07:11 ID:dmiYv3ev0
男の肌は年中日焼けしていて、常に浅黒い
頭も丸めてあり、鋭い眼光がより一層
威厳さを増し、男と親しい者以外にとって
は、近寄りがたい存在である
14陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:10:15 ID:3NX0I6nv0
男の名は錯乱坊といった。
15フルーツ・ケツバット:2008/08/30(土) 20:12:15 ID:D1CY9pwx0
「由利恵さん、なんですこのフンドシのたたみ方は?
全部やり直して頂戴」
カヤ子は今日も嫁いびりに余念がない。
16陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:13:35 ID:dmiYv3ev0
ある日本土から来た記者がTV取材に島を訪れた
17陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:16:48 ID:k1pESWhOO
腐マンコのレポーターも一緒だ
18陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:18:37 ID:dmiYv3ev0
フンドシで漁をするのがいまどき珍しいとのことで
取材に来たというのだ
19陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:23:50 ID:dmiYv3ev0
男達は記者たちを睨み返した
20陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:45:20 ID:k1pESWhOO
腐マンコはアンネ臭いマンコを押さえて死んだ
21陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:55:38 ID:dmiYv3ev0
背丈が六尺以上もある漁師達に怯み
記者たちは一旦は引き返すものの
22陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:57:08 ID:ll8ZcAt9O
胸騒ぎがして股間が熱くなる
23陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 20:58:50 ID:dmiYv3ev0
しかし、記者たるもの職を勤め上げなければならない
思い切って漁師達の輪の中に飛び込んでいった
24陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 21:15:46 ID:VYGAcy0E0
夕暮れ時、カヤ子は洗濯物を取り込んでいる。
そして、ふと何か胸騒ぎをかんじた。
「由利恵さん!!お味噌汁の味を濃くしてちょだい!」カヤ子は家に向かって叫んだ。
カヤ子の胸騒ぎは止まらない。
25陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 21:21:54 ID:dmiYv3ev0
ただ、孤島特有の排他的、閉鎖的な空気の壁にぶち当たる
よそ者は基本的に快く迎え入れはしない
それでもめげずに記者たちは取材を試みた
26陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 21:34:44 ID:eOqobzN40
「お義母さま、きょうはハマグリのお澄ましにしようかと…」
相変わらず気の利かない嫁が、濡れてもいない手を前掛けでぬぐいながら物干し場に出てくる。
27陽気な名無しさん:2008/08/30(土) 21:36:08 ID:dmiYv3ev0
男含む漁師たちは記者たちの執念深さに折れてしまった
28名無し募集中。。。:2008/08/31(日) 01:33:08 ID:Cl4HLiJQ0
「ハマグリ!?あなたなんてバカ貝で十分だわ!!」
カヤ子は嫁の褌の隙間からバカ貝に指を差し込んだ
「それにお昼ご飯はまだなの!?」
カヤ子はボケていた。
29陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 04:50:57 ID:42zZAzXA0
カヤ子は孤島での生活にうんざりしていたのだった。
翌日、カヤ子は東京へと旅立つ決心をした。
30陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 12:49:33 ID:afLbzb1Q0
俊貴の母親が由利恵なのね
31陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 15:06:38 ID:9VgrHOpK0
漁師達は着替えたあと、記者達に酒を振舞った
32陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 15:21:58 ID:yPCRU8UE0
そして帆立貝を股間につけて
武田久美子のポーズで記者を悩殺した
33陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 15:34:11 ID:JSWXZbxd0
郡司はまだ駆け出しの記者だった。
由利恵の余興ダンスに見入っている同僚たちをよそ目に
一人杯を持ち、半ば酔いつつ夜の浜辺へと身をはこんでいた。
34陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 15:47:59 ID:OPm7+a29O
そして郡司は四つん這いになり…
35陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 16:27:52 ID:9VgrHOpK0
漁師は大酒のみばかりであった
記者達はとてもついていけなかった
36陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:12:55 ID:Ktg6rCLlO
「いつまで経っても子ができんのは
島のものがあんたには合わんからかねぇ」
カヤ子はぽつりと呟く。由理恵は下唇を噛んだ。
37陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:16:01 ID:Hugp5IIB0
また性懲りもなく、この手のクソスレ立てたのね
つまんねーへったくそな小説もどき誰も読まないんだから
自嘲して
38陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:22:13 ID:9VgrHOpK0
記者達は思い切って質問した
「なぜ褌で漁をするのか」と
39陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:23:40 ID:Hugp5IIB0
ケツメド オマンコ パクパック♪
40陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:24:28 ID:c9C0lAt40
スパパーン!
スパパーン!
スパパーン!

ス、スパパーン!
スパパーン!
スパパーン!
41陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:36:01 ID:9VgrHOpK0
右端に座っていた刺青の漁師は「野暮だな」と
返した
42陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:41:53 ID:Hugp5IIB0
マサゲル チョムコワ マサゲッチョ!

オビンバ チャルマサ イケスケジョン!
43陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:43:40 ID:Hugp5IIB0
魔法の言葉だ オッケケのケ

オビンバ チャルマサ ズンパッパッ!
ズンパッパのパッ!!
44陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 17:50:10 ID:CuZpa9a50
孤島に流れ着いた猿が暴れ出した。
45陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 18:15:24 ID:9VgrHOpK0
記者達にとっては奇異に映っても
当の漁師達にとっては当たり前のことだった
サラリーマンに対し、なぜスーツで仕事をするのか、と
訊く様なものだ
46陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 18:46:13 ID:RzOsbi7gO
してると 急に部屋の灯りが 消え 暗闇の空気が立ち込めた
47陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 19:05:09 ID:9TkyIO7g0
とうに干上がったと思っていたカヤ子のマンコから血が出てきたのである。
48歌って踊れる17才☆下痢便子 ◆MQ3l4LgTss :2008/08/31(日) 19:29:08 ID:fYFNWyHBO
お赤飯炊かなきゃね〜♪
49陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 20:04:25 ID:2IeXBcnt0
フェリー会社が経営難で不渡りを出し、
明日から当面の間、連絡線が発着できなくなるという。
この洋上にぽつんと突き出す離島は、
殆ど世界と隔絶されたといってよかった。

由利恵はむくれていた。民宿゛はまなす”の営業が当面の間、出来なくなることと、
それに幾ばくかの泊り客の予約を丁重にお断りしなければならないからだ。
泊り客はいずれも十年来の常連の釣り客で、いずれも快く承諾してくれたようだ。
由利恵は電話に頭を下げ終わると、ほっと胸をなでおろした。

閉ざされた孤島でありながら、
由利恵のような民宿を営むもの以外にとっては、
島はいつもよりのどかになっていた。

俊貴は桟橋の上で、ゆらゆらと月を粉す海面を眺めていた。
しばらく穏やかな海風に吹かれていると、
誰かがこちらへ歩いてくる音が、波音の間から聴こえて来た。
50陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 21:07:24 ID:bgR/eG+70
落ち着いた、
しかし、確固たる意志を含んだその力強い足取りに、
俊貴は少し緊張した。
草履の足音が背中で止まっても、あえて振り向いて確認したりはしなかった。
足音の主が誰なのか、俊貴は知っていた。
51陽気な名無しさん:2008/08/31(日) 23:55:51 ID:mcBfi18h0
「これ俊貴!おまちよ!おまちったら!」
52陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 01:09:20 ID:Ov3cW3oI0
ハーバーライトの下に浮かんだ見覚えのある顔は、幸太だった。
思わず俊貴の顔が少し緩んだ。「こーちゃん。配達の帰りかー?」
幸太は漁師仲間だが、家が小さな万屋を開いており、
息子である幸太は、近所の身重な老人の家に商品を配達する役を任されていた。
「ああ。あちーな、あ゛ー疲れたー」額を拭う腕さえも、幸太は汗だくだった。
みぞおちから横に伸びた汗染みが、荒波の漁で揉まれた胸筋の逞しさを強調していた。

「こっちまで蒸れそうだぜ?」俊貴はからかった。
「トシ。飲もうぜ?」幸太は笑顔でビールを差し出してきた。「嬉しいねー」
幸太の分厚い手からビールを受け取ると、俊貴は幸太が腕になにか携えているのに気付いた。
「へへ。今夜は肴が登場」幸太は鉄製のビットの上に跨ると、ガサガサとビニール袋を手で探る。
配達先の誰かの家で貰ってきたらしい、まだ作りたてのほかほかのじゃこ天が湯気を放っていた。
幸太と目が合った。真っ直ぐな一文字眉。幸太は相変わらずかわいい眼をしてるなと俊貴は思った。
俊貴は照れながら言った。「いい匂いだな。俺丁度腹へってたんだよ」

赤く光る灯浮標の上に揺れながら、一匹のカモメが休んでいた。
2人は絶品のじゃこ天に舌鼓を打ちながら、一本釣り漁の釣果なんかを陽気に語っていたが。
俊貴は幸太に関して以前から気になっていたことが、ふつふつと記憶に蘇って来た。
53陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 01:10:15 ID:Ov3cW3oI0
「こーちゃん。彼女でも出来た?」不意に。ビールに口をつけたまま。俊貴はさりげなく装って訊いた。
というのも。幸太は以前、休前日の夜になると漁船を出して、本島の繁華街へ繰り出したものだったが。
近頃。幸太はどうもその遊びをしなくなったらしい。
「最近こーちゃん、休みの日、家に居るみたいじゃん。めずらしいなって思ってさ」俊貴は続けた。
この漁村は、島の段々畑の斜面に扇状に広がっていて、どの家に明かりがついているかは、どこからでも確認できた。
二人の家同士は少し離れていたが、幸太の部屋が丁度、俊貴の家から見える。
俊貴はトイレで階段を降りる際、窓から、休前日の深夜であるのに幸太の部屋の明かりがついているのを何度も目撃した。

幸太が答えるまで少し沈黙があった。俊貴は返答を待った。
― 幸太が気になる。昔。幸太の夜遊びを知るたびに焦燥感で苛まれた分、今の安堵感と期待感が押さえ切れない。
俊貴はどうしても気になった。諸刃の剣でも負い傷の方が遥かに深い。しかし、俊貴は訊かないで辛抱する方法を知らなかった ―

「うん」小さく幸太は答えた。
54陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 01:12:31 ID:Ov3cW3oI0
「相手は誰?」
とは俊貴は訊かなかった。

「そうかー。うらやましー。2年ぶりだっけ?」明るく気丈に言ったつもりが、やっぱり俊貴は幸太から目を逸らしてしまった。
幸太に顔を向けていると、絶望が顔面から浮き出て見えることだろう。幸太に知られたくなかった。
俊貴は暗い海に顔を向けると、じゃこ天を一個口の中に放り込んだが味はしなかった。ビールで喉の奥に押し流した。

「トシ。絶対言わないでくれよ。特にカヤ子ばあちゃんは、恋沙汰の話題が好きだから。道で遭う人ゴトに嬉しそうに喋くるぞ」
狭い島は情報がやけに速い。そしてこだまの様に噂が何度も飛び交う。好いた腫れたは相手が島の女だと尚のこと騒がれる。
「言わん。この島はプライバシーもデリカシーもねーからなー」と俊貴は言った。

幸太は一般的なイケメンではないが、無骨な濃い風貌で何かと頼りにされる分、昔から根強い人気があった。
俊貴が幸太に寄せる想いの原因は、その男っぽさであった。俊貴は幸太ほど己が幸福に思えなかった。
「トシはつくんねーの?」幸太のこのしごく当然な返し質問に、俊貴はなぜか動揺した。「ああ。まだいいんだ」
俊貴はいつも親に言ってる゛大学時代の本土にいた恋人との失恋が尾を引いている”話をしようかと思ったが、
丁度。夜間遠泳の練習中の錯乱坊が目の前を泳いでやってきて、幸太は注意が逸れたので、そんな作り話をせずに済んだ。
「錯乱坊のおやっさん。今度トライアスロンにでるんだってさ」幸太は眼を輝かせながら言った。

幸太が子供の頃、錯乱坊に初めてすもぐりを教わった話しをしている間。
俊貴は綻び始めた心臓がどうか、家に戻るまで潰れないで欲しいと願っていた。
55陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 04:38:47 ID:PmIush+N0
俊貴は大学時代の頃を思い返した。
そしてふとユーミンの”リフレインが叫んでる”を口ずさんだ。
「どうして〜どうして〜」
56陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 05:24:30 ID:KSMzNYby0
私たち歯が抜けてしまったのだろ〜あんなに生えていたのに〜
57陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 07:08:12 ID:Z8wjPdmlO
>>52は「身重」という言葉の意味を知らない
憐れなゆとり腐マンコだった…
58陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 07:50:24 ID:CI7zroOS0
はやくヤっちゃいなよ
59陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 08:44:29 ID:5X4EZN1i0
つか「孤島の漁師」のさわやかたくましい兄貴にも
ゲイはたくさんいるはずなんだけど
出合いをつくる番組やって欲しいわ。

しかたなく我慢しながらブサマンコの汚マンコに突っ込む事しか知らないで
老けて行くなんてもったいない!
60陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 14:37:33 ID:QIYVYhG70
>>59
妄想だなw
61陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 14:40:06 ID:+fj7Cv3u0
>>58
『顔じゃなくってボディだよ』とかそういうの?
62陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 14:55:50 ID:88q1vSa7O
イサキスレ?
63陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 16:57:55 ID:wcF0Q38QO
イサキって懐かしいわねwイサキはイサキはの奴でしょw
64陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 21:56:25 ID:P+EerSlJ0
蒸せかえる様な真夏の木々の香りに包まれた、
緩やかな坂道を登る帰り道の間中も、幸太は延々と前を見ながら話続けた。
ほとばしる熱を持て余した、
自分の未来に寸分の疑問も持たない、
健康で快活な若い男から繰り出される他愛もない話題。
その圧倒的なくらい明朗な雄の前に、
俊貴はただただ頷くことしが出来なかった。だがそれで良かった。
普段から幸太の話は、議論というよりは一方的に話をしてるだけだったので、
あまり相手の考えや反論は期待していないようだった。
後は絶妙な間合いの相槌が必要なだけだった。
俊貴はその役割を完璧に演じていた。なぜなら
幸太が話に夢中になればなるほど、
俊貴は、自意識の無い彼の身体的な魅力を確認できる絶好の機会を得るのだ。
癖のない黒々とした髪、清清しいうなじ、太い首にうっすらと光る汗、
黒麻の浴衣を纏っても容易に想像できる隆起した肩の筋肉、
人工的な鍛錬を必要としない太い前腕、
固い胡桃さえも握り潰せてしまうような大きくて厚い手。
それら一つ一つの無防備で力強い雄の片鱗に、
ときおり相槌を打ち忘れてしまうほど、
多少の恨めしさを持って、俊貴は引き込まれてしまうのだった。

話に夢中で、
それまで並んで歩いていた俊貴が少し後ろに下がっていたことを、
幸太は全く気づかなかった。









65陽気な名無しさん:2008/09/01(月) 22:10:39 ID:N3QoCpH40
俊貴は立ち止まって幸太を呼び止めた。
「おい、コウちゃん。」
66陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 03:57:13 ID:ISK99q/T0
俊貴は体中から湧きあがる衝動が抑えきれなくなりそうになった。

幸太の浅黒い肌、がっしりとした肩、分厚い胸板、見事に割れた腹筋、太くて逞しい足。
そして、フンドシに包まれた雄の象徴。
幸太をありったけの力で抱きしめたい。
幸太を自分のものにしてしまいたい。
幸太の全てが欲しくてたまらない。



…ダメだ。

この島でそんな事件を起こしてしまったら、自分はおろか、家族までもが島中の嫌悪の的になってしまう。
つまり、この島にはいられなくなるということだ。

俊貴は握り拳に強く力を込め、深呼吸をして、己の衝動を力ずくで押さえ込んだ。
そして、やっとの思いで言葉を繋いだ。

「も、もうすぐ豊漁祭だな」
67陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 03:59:33 ID:ISK99q/T0
幸太は俊貴の中に沸いた衝動には全く気づかなかったのか、素直に目を輝かせた。

「今年こそは一番男を狙うんだろ?錯乱坊のおやっさんの四連覇を阻止できるのは今やトシだけだからな」

毎年夏の終わりに開催される豊漁祭では、島の漁師全員が競って大きな魚を捕り、その中で一番大きな魚を捕った者が島の一番男となり、自らが取った魚を神社に奉納できるのだ。そして翌年まで島の英雄として賞賛されるのだ。

錯乱坊のおやっさんは漁師歴が長いため、衰えつつある体力を島一番と言われる技で補い、三年連続で一番男の座を手にしていた。
俊貴は若手ながら年を追う事に腕を上げ、昨年は初めて二番目に大きい魚を仕留めていた。

「ああ、今年こそはおやっさんの鼻を明かしたいもんだな」
「俺は残念ながら一番男になれる腕は持ってないから、トシを応援するさ。トシが一番男になれば親友の俺も鼻が高いってもんよ。がんばれよな!」

幸太は俊貴の肩に無邪気に腕を回し、そして拳を上げながら「You are NO.1!」と叫んだ。


親友…か。

俊貴は缶に残った最後のビールを飲み干すと、息を大きく吸い込んだ。
蒸せかえる様な真夏の木々の香りの中に、幸太の汗の匂いを微かに感じた。
68陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 04:05:40 ID:+dUPMcHz0
ちょうどその頃、夏休みを利用してカヤ子は東京に遊びに来たのだった。
腐女子であるカヤ子が真っ先に向かったのは池袋の乙女ロード。
69陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 05:15:32 ID:ISK99q/T0
帰宅すると、家族は既に夕食の最中だった。
「兄貴遅いよー。お父さんがもう待てないって言うから食べ始めちゃったよ」
短大の夏休みを利用して島に戻ってる妹ミカは、来年4月から東京での就職が決まっている。

「俊貴、小学校のナミちゃん先生が幸太君とイイ仲になってるらしいわよ。お義母さんを東京行きの船に乗せる時にふたりが仲良く話してるのを見かけたのよ」
母はご飯とハマグリのお澄ましを用意しながら、クスクス笑っている。
「あんたがいつまでもグズグズしてるから幸太君に取られちゃったじゃない。お義母さんなんて『ひ孫の顔を見るのはいつの事になるやら…わたしゃ心配で心配であの世に行けんわー』なんて嘆いてたわよ」

「ばあちゃんは百歳まで生きるさー。それに俺はナミとは結婚する気にはなれないな」
幸太の奴、ばあちゃんには話すななんて言ってたけど、そのばあちゃんに現場見られてたら全く意味ないな。
しかしナミか…。あの子は確かにイイ子だから、幸太が惚れるのも無理ないか。でも…
俊貴の中には複雑な感情が湧き上がったが、母と妹はそんな事には全く気づかない。

「俊貴、あんたももう25歳でしょ?まだいい人はできないの?私も早く孫の顔が見たいわー」
「兄貴は島の人と結婚するの?それとも本土の人を連れてくるの?私は絶対に東京の人がいいなー」
全く、この島の連中は1年中こんな話ばかりしてよく飽きないもんだな。
俊貴はマグロの刺身をほお張りながら、はいはい、と適当に相槌を打って話を流した。

すると、普段は無口な父がビールを勧めながら話しかけてきた。
「俊貴、おまえはこの家の跡取りだ。ミカはあんな調子だから本土の男と一緒になるだろう。今すぐ無理に、とは言わないが、そろそろ結婚の事を真剣に考えてくれないか。これはおまえだけの事ではなく、家族と民宿の事でもあるんだ。」

「わかってるよ、親父。でももうちょっと待ってくれ。俺は一人前の漁師になる事が今の目標なんだ。」
一人前の漁師になる目標は間違ってはいない。
でも、俺はどうしてもまだ決断できないんだ。俺は…。

俊貴は伏目がちにビールを受け、一気に飲み干すと「ごちそうさま」と言い、2階の自分の部屋に逃げるように上がっていった。
70陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 05:21:50 ID:ISK99q/T0
…眠れない。

漁師の朝は早いので、こんな時間まで起きていると翌日の漁に支障が出るのはわかっている。
でも、幸太とナミの事を考えると焦燥感で頭がいっぱいになってしまう。
ナミを抱きしめる幸太。口づけをするふたり、そして…

「ちっくしょう…」

俊貴は小さく呟くと、いてもたってもいられず起き上がった。
そして机の上に置いてあるパソコンの電源を入れた。

この島は本土から遠く離れているが、気象観測所や様々な研究施設があるため、5年前に国が光ケーブルを引き、今では一般家庭でもブロードバンド通信ができる環境が整っている。

俊貴は島のホームページを開き、「島の伝統漁業写真館」のページ中の1枚の画像サムネイルをクリックした。
それは、幸太がフンドシ一丁で漁にいそしむ姿だった。
先月島に訪れた高名なカメラマンが漁に同行して撮影したものだ。
幸太の浅黒い肌、がっしりとした肩、分厚い胸板、見事に割れた腹筋、太くて逞しい足。
そして、フンドシに包まれた雄の象徴までもがくっきりと写し出されている。

俊貴は浴衣をゆっくりと脱ぎ捨てると、フンドシから自らのサオを引っ張り出した。
サオはすでにいきり勃ち、胸の鼓動に合わせて脈を打っている。

俊貴は幸太の逞しい雄の体を目に焼きつけ、そして幸太の汗の匂いを思い出しながら、サオをゆっくりと上下にしごき始めた。
71陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 09:09:42 ID:QjXtwoEz0
しこしこしこしこ・・・

「うっ、イクべ!」
俊貴が絶頂に達しようとしたときだった。
気がつくと俊貴の後ろにカヤ子が立っていた。
72陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 09:26:41 ID:3KjIDKGA0
カヤ子うぜええええwwwwwww
73陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 09:49:36 ID:8ciTG8ZdO
>>66
IDがイサキっぽいわ。
74陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 11:33:11 ID:tOlTL5sMO
カヤ子は通り魔に殺されて亡くなったのだ。
別れを告げたカヤ子は死国に行き12000年後に甦る時を静かに待ち続ける事になった。
75陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 16:47:21 ID:DfHurxn90
今日はこれといったことは聞きだせず
明日また取材を改めてすることとなった
76陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 16:50:30 ID:QjXtwoEz0
そして12000年の月日が流れた。
77陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 16:52:12 ID:AjbqPoW20
「発展流海域」それを聞きだすことが本当の目的だった。
漁師達は皆、そこへ向かって夜の海へ船を出す。そこで一体何が取れるというのだろうか…。
或いはそこで何が繰り広げられているのだろうか…。
明日こそはなんとしてでも聞き出したい。
78陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 17:12:18 ID:t57Je1NJO
カヤコ「トシ坊…婆ちゃんが手伝ってやんべ」
おもむろに入れ歯を外すカヤコ
79陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 21:20:02 ID:Z74MqTdV0
はっと目覚めたカヤ子。
時計を見ると朝の4時半。夜なべをしていたが、いつの間にか眠ってしまったのだ。
「いけない、わたし、、」つぶやくカヤ子。「何か夢を見ていたみたい」

主婦たるもの、朝は4時起きでないといけないとカヤ子は思う。
いそいでエプロンをかけ台所に行くが、そこには嫁の由里絵がいない。
「ちょっと!!由里絵さんー、いい加減にして頂戴!!!」いらだつカヤ子。

「あの嫁、何様かしら?」怒りがおさまらないカヤ子。

その時、朝日が台所の窓から射し込んで来る。

「キレイだわ」ささやくカヤ子。

そしてカヤ子の一日がまた始まる。


80陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 21:30:03 ID:tGIGQsuq0
カヤ子はやる気満々で越中褌を海風になびかせながら漁に出た。
公然わいせつ罪で逮捕。
漁師町にまた平和が訪れた。
81陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 21:36:40 ID:wxrqA/QJ0
ライス国務長官とキャラ被ってるから
82陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 21:36:58 ID:t57Je1NJO



           ‐カヤ子編 了‐
83陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 21:43:33 ID:F74+EvwV0
‐カヤ子編 再び‐
84陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 21:56:00 ID:3KjIDKGA0


いくらひたかくしにしようと、この海千山千の老女の眼には
全てお見通しだった。

カヤ子は、俊貴と幸太が結ばれるのを心待ちにしていた。

この二人のまぐわう姿を目にするまでは死ねなかったのである。
85陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 22:11:30 ID:t57Je1NJO
カヤ子は入れ歯をはめ直し強く決意したのだった。

ふとカヤ子は昨夜のことを思い出す。
昨夜、トシ坊の部屋でご奉仕してやんべと入れ歯を外したことまでは覚えている。
しかしその先がどうしても思い出せない。
86陽気な名無しさん:2008/09/02(火) 22:26:32 ID:tGIGQsuq0
「外した入れ歯を一体何処へ置いたのか…」
考え悩む歯なしのカヤ子であった。
87陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 05:43:14 ID:Wi3U09LS0
翌朝、俊貴は眠い目をこすりながら港へ行くと、錯乱坊のおやっさんが本土から来た記者達と話をしていた。
錯乱坊は俊貴を見つけるなりこっちへ来い、と手で合図をする。

「おはようございます。どうしたんですか」
「おう、今日は記者の人達を漁に同行させてやってくれねえか。ワシは取材とらやは嫌いだから俊貴と幸太に任せるぞ」
幸太は錯乱坊の後ろで記者と話をしていたが、俊貴の姿に気付くと「よっ」と声を掛けた。

昨夜、あんな事をしてしまったせいだろうか、気恥ずかしくなって幸太から一瞬目を逸らしてしまった。
「トシは話するのが得意じゃないだろ。だから取材は全部俺が引き受けるよ。トシは記者の人達に漁をする姿を見せてやってくれ」

俺はよそ者と話すのが苦手だ。その点、幸太は島では珍しく誰とでもすぐ打ち解ける性格をしている。
幸太がいれば安心だな。それに、記者が居るとはいえ幸太とふたりで船を出すのは久しぶりなので嬉しい。

「そろそろ漁に出るぞー」

錯乱坊のおやっさんが声を張り上げると、漁師達は一斉に服を脱ぎ始め、真っ赤なフンドシ一丁の姿になった。記者達は「おおっ!」と感嘆の声を上げずにはいられなかった。
漁師達の筋骨隆々の身体、それも人工的な鍛錬ではない、荒海で揉まれた強靭な肉体に感嘆し、賛美の声を上げない者はいないだろう。
中でもとりわけ俊貴の逞しさは他の漁師とは一線を画していた。

そんな逞しい漁師達の姿に驚嘆する記者達の中に、熱い羨望の眼差しを送る男、郡司がいた。
88陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 09:41:27 ID:Wi3U09LS0
漁船に幸太と記者達が乗り込むと、俊貴は他の漁船と共に一斉に舵を取り、外海へ出た。
島の外海は黒潮の流れがとても強く1年を通して波が高いため、男海と呼ばれている。
外海に出て10分もすると、船に慣れていない記者達は一斉に酔い始め、吐き出す者も現れた。
男海では酔い止め薬など全く効かないのだ。
島の漁師達は皆、薬などには頼らずに経験を積む事だけで最初の試練を乗り越えてきたのだ。

やがて漁場近くの浅瀬に到着すると、幸太が素早く碇を下ろす。
「トシ、今日はスピード出しすぎじゃないか?記者さんほとんど全滅だぜ」
島の伝統漁に向けられる奇異の目に対する嫌悪感が無意識に速度を上げさせてしまったのだろうか。
俊貴は無言で漁具を装備し、早々と海に飛び込んだ。
遅れて水中カメラマンも海に入る。

海の中では無心でいられる。
結婚を要望する家族の事も、幸太への想いも複雑な嫉妬心も全て紺碧の海が忘れさせてくれる。
俊貴は鋭い眼差しで静かに獲物を待ち、そして近づいてきた魚に素早く銛を突いた。

ほどなく船上には様々な魚や海老が揚がり、幸太が慣れた手つきでイケスに入れてゆく。
1時間ほど経過した頃、大きなカンパチを捕らえて浮上した俊貴に「そろそろ休憩しようぜ」と幸太が合図を送った。
89陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 09:45:28 ID:Wi3U09LS0
俊貴は船を近くの無人島に泊めると無言で魚をさばき、手早く刺身や焼き魚を作り、記者達に振舞った。
フンドシ一丁の強屈な男が包丁を握る姿は一見滑稽に見えそうだが、俊貴の精悍で凛とした立ち振る舞いには滑稽さなど微塵も感じさせず、海に生きる男の逞しささえ垣間見る事ができた。

一方の幸太は「トシのさばいた魚は相変わらずうめーな」などと笑いながら、記者の質問に答えている。
どうやらフンドシ姿で漁を行う伝統漁の伝説を話しているらしい。

かつて島では自由な格好で、島の者が食べるだけの漁を行っていた。
しかし、島の漁師はある時代から、金儲けの為の漁を始めるようになり、魚を乱獲するようになった。
それに怒った島の神と海の神は、嵐を起こして漁に出た船をほとんど沈没させてしまった。
わずかに生き残った漁師は神の声を聞いた。
「驕れるべからず。母なる海を敬うべし。海と一体なりてすなどるべし」
漁師達は心を入れ替え、再び食べるためだけの漁を行うようになった。
そして、漁師達は海への敬意を払うため、真っ赤なフンドシ姿で海へ出るようになった。

俊貴は子供の頃に祖母から聞いた伝説を思い出していた。
そして、伝説を聞いた時から漁師になる事を決意したことを。
子供の頃から島の漁師達の逞しい肉体に果て無しのない憧れを抱いていたことも。

俊貴は幸太や記者達とは少し離れた砂浜で海を静かに眺めていたが、やがて人が近づいてくる気配を感じた。

「先輩、お久しぶりです」

男の声に振り向くと、短髪で丸顔のガッチリとした若い記者が微笑んでいた。

「先輩、覚えてますか?ゼミの後輩の郡司です」
90陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 11:59:18 ID:FU2WkC+J0
息子が無人島にいる間、カヤ子は一人を感じていた。
「孤独の味ってこんな感じかしら」何かもの寂しいカヤ子。

ふと気づくと夫に先立たれ、息子も嫁もカヤ子を思いやらない。
「私の人生って、、、」つぶやくカヤ子。

「いっそうのこと、第二の人生を始めようかしら。東京。憧れるわ、
 行ってみたいわ、、、ここで老いていくのかしら」遠い目をするカヤ子。

カヤ子には誰にも言えない秘密があった。
91陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 15:46:38 ID:0JbvJ0l/O
カヤ子は天性の海女だったのだ。このことは息子を始め嫁、孫も知らない。カヤ子は己が海に入ることを固く禁じていた。

「海に入りたいと血が騒ぐわい…」

ふと本音を呟いてしまうカヤ子。

ガタッ

背後の物音にはっとして振り返ると急ぎ出て行こうとする嫁の姿が見えた。

「待ちな。」

カヤ子は瞬時に褌をほどき逃げる嫁の足首に巻き付けたのだった。
92陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 16:18:39 ID:0JbvJ0l/O
同じ頃、船上では俊孝に話しかけている記者郡司を遠巻きに見つめている人物が居た。
記者達の中で唯一の女性であるシコメは郡司のことが気になっていた。
シコメは名の通り醜女である。男達から優しい言葉をかけてもらった経験などもちろん無い。
シコメはそんな自分のバランスを計るために、常に自分を傍観者に置きながら気になる男を他の男と絡ませて妄想をする癖を持っていた。
今郡司が話している漁師はシコメの好きなタイプではないのだが、常習的にカップリングを行なっているシコメは郡司と漁師の妄想を止めることが出来なかった。
93陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 17:28:07 ID:KuOXmHMk0
>>89
1だけどその文いい!!
94陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 18:36:31 ID:Wi3U09LS0
ああ、そうか。この男、どこかで見た事があるような気がしていたんだ。

俊貴は大学で海洋生物学を専攻していたが、ゼミの後輩に郡司がいた事を思い出した。
しかし、当時の郡司はむしろスリムな体つきで髪型も短髪ではなかったはずだが…。

「先輩、さては僕の体型が変わってるから驚いてますね。先輩が卒業してからジムで鍛えてるんですよ」
左腕を曲げて力こぶを作りながら、郡司は俊貴の横に並んだ。
「この島で取材があると聞いて、プロデューサーに何度も頼み込んで連れてきてもらったんです」
「そういえば一度でいいから行ってみたいと俺に話していたよな。やっと願いが叶った訳か」
「さっき撮った映像を見せてもらったんですけど、漁をする先輩が本当にカッコ良くて感動しました」
「カッコ良くなんてないさ。あれは俺の日常であって、誰かに見せるためにやっている訳ではない」
少し言い過ぎてしまっただろうか。沈黙してしまったふたりに真夏の日射しが照りつける。

「でも、この島は本当にきれいですね。観光化されていないし、手付かずの自然がそのまま残っているし。こんな美しい所で育ったからこそ今の先輩がいるんですね」
話題を変えた郡司は俊貴を真っすぐ見つめ、深呼吸を一回した。
「実は僕、先輩に会いたかったんです。ずっと憧れていたんです。」

唐突な郡司の科白に俊貴は言葉を失った。
これは…愛の告白なのか?
それとも言葉通り深い意味は無く、単なる同性への憧れを口にしただけなのか。
俊貴は誰にも言えない己の秘密まで見透かされているような気がして、思わず郡司から目を逸らした。
95陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 18:37:26 ID:Wi3U09LS0
>>1さん
ありがとうございます。
勝手に小笠原のイメージで書いてるんですけど、こんな感じで続けていいですか?
96陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 18:53:47 ID:CFpkUdem0
ではこんな感じで続けていきますね。

目を逸らした先にカヤ子がいた。
97陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 19:31:55 ID:KuOXmHMk0
>>95
いい感じ。でも私は私で書き続けますよ
98陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 19:59:24 ID:0JbvJ0l/O
「ばっ婆ちゃん!!」
俊貴は思わず声をあげた。
俊貴の目の先には海上を超高速で駆け足しているカヤ子が居た。カヤ子が作る水しぶきが眩しい。

「先輩に憧れて居たんですよ…」
妄想を繰り広げていたシコメは突然の漁師の叫び声で現実に引き戻されてしまった。

(クソッ…)
シコメが漁師の先に目をやると何やらブレた人影が見える。
超高速でその場に留まっているカヤ子を動体視力の優れた俊貴以外の常人の目では捉えきれないのだ。
しかしシコメにはカヤ子を捉えることができる801アイがあった。
ここで説明しなければならない。
801アイとは妄想で目の前の現実を補完することで都合良く話を進めることができるのだ。
現実離れした現状には801アイが有効だった。
シコメがカヤ子を801アイで捉えると褌姿の老婆を見ることが出来た。
褌の一部が延びてその先でもう一つの人影の足首に結びついている。海面を出たり入ったりしているそれは太陽に照らされて爽やかな水しぶきをあげるのだった。

「母さん!!」
続いて俊貴が叫ぶ。

横に居る郡司は突然の話し相手の叫び声に驚き何やら水しぶきがあがる方向へ目を向けた。
「虹だ!」
99陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 20:11:52 ID:HNh33xm4O
このカヤ子の起こした奇跡を記念して、毎年二丁目ではレインボー祭が催されるようになったとさ。

―完―
100陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 20:13:31 ID:BtAMrYAP0
創作発表(仮)
http://namidame.2ch.net/mitemite/

メコ汁臭が強いわね。
こちらに移動していただきたいわ。
101陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 20:17:47 ID:0JbvJ0l/O
郡司を始め記者や漁師達はカヤ子が作る虹に魅了され次々と海へ飛び込み始めた。

「やめろっ!みんなどうしたんだ!!」
俊貴は飛び込む漁師達を必死に止めようするが多勢を止めることは出来ない。

カヤ子が海に入ることを自ら禁じていた理由はここにあった。
しかし今のカヤ子には目的がある。
どうしても俊貴に昨夜の続きを施す必要があったのだ。
102陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 20:31:59 ID:Y/Le8u960
だからとっととヤっちゃいなよ
103陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 20:47:24 ID:0JbvJ0l/O
俊貴とシコメ以外の全員が海中へ沈んだ頃、カヤ子は静かに船へ乗り込んだ。
嫁の由紀恵さんも一緒だ。
「由紀恵さん、ご飯はまだですか?」
カヤ子は呆けているのだ。
由紀恵はそんなカヤ子を慣れた口調であしらう。
「先ほど食べていらっしゃったじゃないですか。」

女が多勢を占めるこの空間にシコメは落ち着かなさを感じていた。
同人女ではない普通の女がシコメは苦手であった。

目的を忘れてしまったカヤ子はご飯を出してくれない嫁のいびりに耐えきれず皮肉を放つことしかできなかった。
「あぁお腹いっぱい。由紀恵さんのこしらえるお味噌汁はいつも味が濃くて美味しいものね。」

俊貴は初めて目の当たりにする母親と祖母の確執に頭がついていけなかった。
104陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 21:00:39 ID:0JbvJ0l/O
俊貴はカヤ子が眠そうなので海に漂う皆を引き上げて家に帰りました。
シコメの人工呼吸で全員無事でした。
105陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 21:56:03 ID:Bovfp9wI0
きゃぁぁぁ!港にドザエモンが上がったわよ!!!
106陽気な名無しさん:2008/09/03(水) 23:44:29 ID:Wi3U09LS0
「やだなぁ、先輩。ヘンな意味じゃないですよ。先輩を尊敬しているだけですから」
郡司はあっけらかんと笑っているが、目は笑っていない。


「ところで先輩、『ハッテン海域』って何ですか」
長い沈黙の後、郡司は囁くように、でもはっきりとした口調で訪ねてきた。
ハッテン海域…?そんな海域も漁場も俺は聞いた事がない。
「しらばっくれないで下さいよ、先輩。島の漁師だけしか知らない秘密の漁場なんですよね」
郡司からは先程までの真剣な眼差しは消え、薄気味悪く意味有りげな表情でニヤリと笑っている。
…こいつ、いったい何が目的なんだ!?
俊貴は郡司を問い詰めようと睨み付けた。

「トシー!そろそろ行くぞー!」
気がつくと幸太が船を出す準備を始めていた。
俺は郡司に「そんな漁場は見た事も聞いた事も無い」と低く押し殺した声でぶっきらぼうに答えた。

「じゃあ、そろそろ戻りますね。あともう少し取材がありますので、よろしくお願いします」
郡司は俊貴の返事を完全に無視し、深くお辞儀をすると、記者達の集団のほうへ走って戻っていった。


ゆっくりとした足どりで船に戻ると幸太は怪訝な顔をしている。
「トシ、何かあったのか」
明らかに不快な表情をしていたのだろう。幸太が心配そうに俺の顔を覗き込む。
「いや、何でもない…。それと今日はもう港に戻る」
「おい、トシ、さっきの記者に何かヘンな事でも言われたのか」
「後で話す。今は少し体調が悪いだけだ」
俺は幸太に事情により今日の取材は中止する旨を伝えてくれと頼み、強く舵を取った。
107陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 00:49:04 ID:rhpn+lVm0
俊貴は昨日と同じ桟橋で水平線に消え行く夕日を眺めていた。
海風はいつもと同じように穏やかだが、俊貴の心は苛立っていた。
どうして島と何の関わりも無いはずの郡司が見た事も聞いた事も無い漁場を知っているのか。
無人島で見せた意味有りげな表情は何なんだ。郡司の目的は何なんだ。

「悪い悪いー!配達が多くて遅くなっちまったー」
振り向くと汗だくの幸太が早足で桟橋に現れた。

「ほらよっ」と缶ビールを差し出しながら、幸太は俊貴の隣に座った。
幸太の汗の匂いが夕方の海風と混ざり合う。
俊貴は幸太のくったくのない笑顔を見て、ほんの少しだけ安堵の気持ちを取り戻す事ができた。


幸太は昼の出来事には何も触れず、「今日もあちーなー」とタンクトップをパタパタさせながらビールを飲んでいる。
むき出しになっている幸太の肩の筋肉と厚い胸板からは大量の汗が吹き出ていた。
俺が不機嫌なのを察してこういう気遣いができる幸太はさすがだな、と改めて感心する。


俊貴はビールを2缶飲み干してた所でやっと口を開いた。
「昨日、ばあちゃんがこーちゃんとナミが仲良くしてる所を見てたらしいぞ」

本当は郡司が口にした聞いた漁場について聞きたいのに、全く違う話題を振ってしまった。
108陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 00:56:56 ID:rhpn+lVm0
「そうかー!だからかー!」
幸太は突然ゲラゲラと笑い出し、今日の配達で回った家という家でニヤニヤされて困惑した事を話した。

「ナミは偶然港で会ったから話してただけさ。俺が好きなのは別の奴さ」
「だってこーちゃん、昨日彼女ができたって言ってたじゃないかよ」
「あ、あれはだな…。そうなるといいな、っていう事さ。今は誰とも付き合っていないし、それに、多分無理な事なんだ」
珍しく幸太が話をはぐらかしている。誰でも片想いというものは照れるものなのだろう。
でも、無理という事は無いだろう。幸太は俺とは違うのだから。幸太には幸せになってほしい。


「それよりさトシ、今日のあれ、何だったんだよ。おまえ、明らかにヘンだったぞ」
ついに来たか。今日の出来事はできれば自分の中だけでケリをつけたかったのだが。
でも幸太に隠してても仕方ない。俊貴は3缶目のビールを飲み干し、思い切って聞いてみた。


「こーちゃん。」
「ん?なんだ?」
「こーちゃん…、『ハッテン海域』って知ってるか?」


返事が無い。聞こえなかったのだろうか。
しばらく経っても幸太が何も言わないので不思議に思い、俊貴はゆっくりと幸太の横顔を見た。
さっきまで明るく笑っていた幸太は、別人のように怯え、かすかに震えていた。

「トシ…。それ、誰に聞いたんだ…?」
思いもかけない返事に、俊貴は思わず身構えた。
109陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 03:11:56 ID:AXiuHFIL0
「ハッテンってどういう意味か知ってるか?」
幸太は俊貴に聞いた。
「いや、知らん。」
俊貴がそう答えるとしばらく幸太は考えた挙句、口を開いた。
「知りたいか?」
俊貴は答える。
「そりゃー知りたいさ。ハッテンってなんだべさ」
110陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 03:35:28 ID:gUr9r0wt0
そろそろチッシュを用意した方がいいですか?
111陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 04:07:19 ID:BhD0pk5m0
「ホモの溜まり場だ。」
幸太はこう答えた。
俊貴は突然のホモという言葉に心臓が止まる思いをした。
「俺はこの島でこういうことが行われているなんて信じられないんだ。
 誰かは知らないがこの島にもホモがいる。
 ホモを差別する気はないがそういうことをこの島でやるのはやめて欲しいんだ。」
「そういうことって何だ?」俊貴は幸太に聞き返した。
「男同士で乱交だとさ。動物だよ全く。」
俊貴はこの島に自分以外のホモがいることにも驚いたが、幸太のホモに対する憤りを聞いて悲しい気分になった。
112陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 04:22:21 ID:BhD0pk5m0
「それはそうと今日の婆ちゃん凄かったな。」
幸太は少し変になってしまった空気を変えようとしているのだろう。
「俺も婆ちゃんがあんなに元気だなんて知らなかったよ。」
俺がそう答えると幸太は大きな声で笑い声をあげた。
俺も一緒に笑った。
「そろそろ帰るよ。」
幸太は突然そういうと自転車に跨り夕暮れの中へ消えて行った。

一人になった俊貴はさっきの幸太の話のことを考えた。
俺の知らないところで幸太はホモへの憤りを貯めてしたのだ。
誰かは知らないがそんなことをして島の風紀を乱しているホモを俊貴は許せない気持ちになった。
俺がホモだなんて幸太には絶対に言えないな...
落ち込む気持ちを紛らわそうと俊貴は残ったビールを一気に胃に流し込んだ。
113陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 06:56:35 ID:LMxvGOAjO
サウンドノベルみたいになっててワロタw
114陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 08:47:21 ID:rhpn+lVm0
この島には、自分以外にもホモがいる。
そして、幸太はその事を知っている。
自分以外のホモとは、いったい誰なんだ。
乱交まがいの事が行われているハッテン海域というのは、何処にあるんだ。
どうして、幸太はその事を知っているんだ。
郡司はその事をどこからか嗅ぎつけ、俺にあんな事を尋ねたのだろうか。

…兎にも角にも今日は色々なことがありすぎて疲れた。

俊貴は布団の中であれこれ考えていたが、あまりにも疲れていたせいで、あっという間に深い眠りに落ちていた。


プルルルル…
プルルルル…


規則的に鳴り響く携帯電話の着信音に、俊貴は目を覚ました。

こんな遅い時間に…誰からだろう。
緊急事態でも発生したのだろうか。

のろのろと携帯電話を手にすると、着信画面には「錯乱坊」と表示されている。
今日の取材を途中で切り上げた事に怒っているのだろうか。
俊貴はゆっくりと着信ボタンを押すと「はい」と短く応答した。

「俊貴か」
「おやっさん。どうしたんですか、こんな遅い時間に」
電話の向こうからは錯乱坊のおやっさんの息づかいが聞こえてくる。酔っているのだろうか。

「俊貴、おまえ、ハッテン海域に行ってみたいか」
予想もしていなかった科白に、俊貴は愕然として声を失った。
115陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 08:50:54 ID:rhpn+lVm0
「30分後に俺の船の前まで来い。くれぐれも家の人には気付かれるなよ」
錯乱坊はそれだけ言うと、電話を切ってしまった。

俊貴は何がどうなっているのだか全くわからなくなっていた。
どうして昼の話がもう錯乱坊のおやっさんに伝わっているのか。
いったいどういう経緯でこの話がおやっさんにまで伝わったのか。

…どうして錯乱坊のおやっさんがハッテン海域の場所を知っているんだ!?
俊貴は完全に目が覚めた。

まさか、錯乱坊のおやっさんなのか…?
でも、とうの昔に結婚して子供が3人いる錯乱坊のおやっさんがホモだなんて、にわかには信じられない。

とにかく言われた通りに港まで行ってみよう。
ハッテン海域に行く行かないは別として、事の真意だけは確かめたい。

俊貴は急いでTシャツ短パンに着替えると、勝手口からそっと家を出た。
起きている家族は誰もいないようだ。俊貴はホッと胸を撫で下ろす。


俊貴の家から港までは10分もかからない。
…少し早すぎただろうか。
案の定、指定された船の前に着いてみたものの、そこは真っ暗で誰もいなかった。

俊貴は普段はほとんど吸わない煙草に火をつけ、心を落ち着けようとした。
煙が真っ暗な海のほうへ流れてゆく。

3本目の煙草に火をつけた時、草履の足音が小さく聞こえてきた。
足音の主が錯乱坊のおやっさんである事がわかっていても、緊張で胸が高鳴る。
116陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 09:01:12 ID:rhpn+lVm0
「トシ…!どうしてここにいるんだ!?」
足音の主が錯乱坊のおやっさんではなく、幸太であった事に俊貴は激しく混乱した。

幸太はあたかも見られたくない現場を見られてしまったかのように、目を見開いて驚いている。

「ど、どうしてこーちゃんこそここに来たんだ?」
「い、いや…あの…」
幸太は夕方に見せた、別人のように怯えた顔をしていた。

「よう、待たせたな」
動揺していたせいで別の足音に全く気付かなかった俊貴は慌てて振り向いた。
そこには錯乱坊のおやっさんと、何故か郡司が一緒にいた。

「…郡司!貴様、いったい何がしたいんだ!何が目的なんだ!」
行き場のない感情の高ぶりが、思わず郡司への怒りに転化してしまう。

「まあまあ、おさえておさえて」
錯乱坊のおやっさんはニヤリと笑う。
「これで役者は揃ったな。みんな船に乗れ」

俊貴は渋々船に乗り込もうとすると、錯乱坊のおやっさんがそれを制した。
「俊貴、俺たちはこれから『漁場』に行くんだぞ。そんな格好で海に行くつもりか?」

気がつくと幸太は既にフンドシ姿になっていた。
おやっさんも服を脱ぎ始めている。
漁師ではない郡司は服はを着たまま既に船に乗り込んでいた。

俊貴は覚悟を決めて服を脱ぎ捨て赤いフンドシ一丁の姿になり、船に乗り込み幸太の隣に座った。
ふと幸太の身体に目をやると、幸太のフンドシの中が大きく膨らんでいた。

「こーちゃん…。一体どうしたんだよ…。なんでこんなになってるんだよ…?」
幸太はうつむいたままで何も答えない。

4人を乗せた船は静かに港を出発した。
117陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 09:41:57 ID:rhpn+lVm0
船は外海へは出ず、島沿いにゆっくりと南下してゆく。
やがて船の先に小さな無人島の影が見えてきた。

「ここは…禁足島じゃないか?」
禁足島。ここには海の神様が祀ってあり、神主以外の者は立ち入る事を禁じられているはずだ。
そして、禁足島の周囲だけは漁を行う事すら禁じられているはずだ。

錯乱坊のおやっさんは船を泊めると、操舵室から降りてきた。
「幸太。降りろ」
幸太はうつむいたまま無言で船を降りた。

「俊貴、船のライトを点けて島を照らせ。そしてこれから起こる出来事をしっかりと見ていろ」
おやっさんは島に降りると、真っ赤なフンドシを外した。
毛深い陰毛から太いサオが突き出すようにいきり勃っていた。
そしておやっさんは幸太のフンドシを荒々しく外す。
幸太の逞しい体があらわになった。
見慣れ幸太のがっしりとした肩、分厚い胸板、見事に割れた腹筋、太くて逞しい足が急に卑猥なものに見える。
フンドシを外された幸太のサオは、これでもかというほどに硬く大きく怒張していた。

俊貴はゴクリを唾を飲み込んだ。
そして胸の鼓動が激しく脈打つとともに、自分のサオもフンドシの中で激しく勃起してしまった。

「やっとこの島の本当の『伝説』を見る事ができます。苦労して来た甲斐がありましたよ」
いつの間にか郡司が俊貴のすぐ近くに来ていた。
118陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:22:45 ID:LMxvGOAjO
という夢を見てカヤ子は飛び起きました。

さあ今日も新しい一日の始まりです!
119陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:35:06 ID:VGHCpaPY0
翌日、記者(TVクルー)たちは改めて漁師たちの元を訪れた
漁師の朝は早い。まだ眠たそうなクルーもいた
時計はまだ4時半である。

漁師たちはすでに褌一丁になって漁に出る準備をしていた
夕べはあんなに大酒を食らっていた彼らだが、朝にはケロリとしていた
それどころか、パワーが漲っていた。赤褌が彼らの肉体をより凛々しく見せた

そうすると、漁師の一人が「一緒に来るか」といい
同行を許可した

クルーたちは漁師の働く姿よりも、もはや彼らの肉体美に釘付けであった
男もほれるたくましい肉体・・・太い首、盛り上がった肩、太い腕や脚、
割れた腹筋、厚い胸板、張りのある臀部・・・すべてが壮観であった

数時間がたち、船は港へ戻った。港では漁師たちの妻たちが出迎えてくれた
120陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:41:30 ID:VGHCpaPY0
漁師や奥さんたちはクルーに取れたての魚を調理し、刺身を振舞った
男達は刺身を醤油ベースのたれに漬け込み、お茶漬けにして豪快に
かきこんでいた

漁師たちはすでに普段着に着替えていたが、服を着ていても彼らの隆々とした
肉体ははっきりとわかる。クルーの一人が思わず尋ねた

「皆さん、すごい体してますけど、ジムとかでトレーニング・・・なんて
こともされてるんですか?」

すると茶漬けをかきこんでいた漁師の一人が「ああ?ジム?そんなもん
この島にはねえよ。都会のやつらはジムがねえと体も鍛えられねーってか」

「なさけねーな。自然で育ってないからそんな軟弱になるんだな」

いわれ放題であった。彼らにとっては大海原がジムのようなもの
小さいころから荒波にもまれ、それが日常で育った彼らは強靭な
肉体を獲得していた。

そしてもうひとつ訊いておくべき事がある。赤褌だ
121陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:42:10 ID:mR+ACC030
妻達の真ん中に褌一丁で仁王立ちするカヤ子
その手には
122陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:45:33 ID:LMxvGOAjO
朝の準備をすませたカヤ子は毎朝恒例の俊貴チェックをするために俊貴の部屋へ侵入しました。
俊貴の枕元で静かに正座をして俊貴の様子をうかがいます。
いつものように俊貴が苦しそうな寝顔を浮かべています。
当然カヤ子のせいです。

「ん…こ…幸太に…嫌われた…」
カヤ子が俊貴を見るとうめきながらチンコをシゴいています。
そこでカヤ子はそっと俊貴の手をチンコからはずし耳元で
「俺幸太だけどびっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!」と繰り返し囁きながら俊貴のチンコをシゴきました。
ほどなく俊貴は果ててカヤ子は朝の蛋白質を補給しました。

数時間後、スッキリした気分で目覚めた俊貴は
(幸太は本当にびっくりするほどユートピアだなあ)と思い一人笑うのでした。
123陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:48:42 ID:VGHCpaPY0
「また野暮な質問だといわれるのを承知に質問しますが、みなさんどうして
赤褌なんかで漁をするのですか」

刺青の漁師が答えた

「まあ・・・長くなるが、古来からの伝統・・・っていう風に簡単には
片付けられねえな。おれたちゃ、さっき見てたように素潜り漁もやんだよ
海パンとかウエットスーツでもいいじゃないかって?そんなんじゃあ
ダメなんだよ」

「どうしてですか?」

「海パンとかじゃ、キュっと引き締まりがないだろ、丹田も締まらないだろ
丹田てわかるか?丹田ってーのは・・・」

「あ、わかります。へそあたりの・・・」

「そうだ、肉体的に締まりがあって、精神的にも引き締まる
それに動きやすい。尻の解放感もあるしな」

「あとい安全上のこともある」もう一人の漁師が言う「褌の結び目に
ロープや縄を引っ掛けて、命綱のような役割もするんだ。特にこの島の
海は潮の流れが速いからな、素潜りしているときに流されないように
しっかりとつなぎとめておく」

「なるほどォ」
124陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:54:06 ID:LMxvGOAjO
記者達は絵に書いたようなガチホモ観の漁師達はかっこうのネタになると思い
気持ち悪いですがネタをほじくり続けました。
全てはお茶の間に笑いを提供するネタのために!
125陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:57:15 ID:VGHCpaPY0
「素潜りでなくとも、船にいたままでも褌だぜ」

「ていうかもはや、作業着みたいなもんですね」

「まあ、そうだな」

「あともうひとつ、こういう言い伝えがある。この島はかつて
自由な格好で、島の者が食べるだけの漁を行っていた。 自給自足の生活だ
だが、島の漁師はある時代から、金儲けの為の漁を始めるようになり、魚を乱獲するようになった。
それに怒った島の神と海の神は、嵐を起こして漁に出た船をほとんど沈没させてしまった。
それ以来、漁師達は心を入れ替え、再び食べるためだけの漁を行うようになった。
自然や海に経緯を払い、赤褌で漁をすることになったというワケだ」

「へえ、、そういう話もあったんですか。でもなんで赤なんですか?」

「なんで赤かって?俺ら漁師は自然に敬意を持っている、感謝をしている
メシ食えんのは大いなる海があるから、その海を含めた自然が息吹いているから
自然が息吹いていられるは太陽のおかげだ。ほら太陽の色は赤で示されるだろう?
その太陽の色と同じ赤を褌の色にしたんだよ」
126陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 14:59:26 ID:uoWgGy1S0
あたしの出番とばかりにカヤ子の赤ふんショーが勝手に始まった。
127陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 15:17:06 ID:hyeDGiF6O
カヤ子はTVクルーの手によって深海に沈められた。
128陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 15:21:26 ID:LMxvGOAjO
そしてカヤ子は虹となり
漁師やその妻、TVクルーをまとめて海に引きずりこむんだ
あとはカヤ子の虹が煌めく世界
腹が減ったカヤ子は家に帰って味噌汁を飲む
129陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 15:55:46 ID:8cM8dhyq0
「うちの子はまだ帰らないのかしら、、」カヤ子は防波堤でつぶやいた。

俊貴は海に出たまま帰らない。嫁は相変わらず買い物に出かけたまま帰らない。
カヤ子はため息をもらした。

「父ちゃん、あたいの人生って、、、、、」

家族を守ることばかり考えて生きてきたカヤ子。ふと気づくと家族はバラバラだ。
ギスギスした雰囲気が漂っている。しかも息子は男色らしい。嫁はまずい飯しか
作らない。子作りもしない。

「父ちゃん、あたいもそっちに行きたいよ」涙ぐむカヤ子。

猫の額ほどの庭でカヤ子はトマトを育てている。手入れをしながら涙ぐむカヤ子。
ふと気づくと隣に住む村田のジジイがカヤ子を淫靡な目で見ている。
村田は妻を五年前に亡くしてからカヤ子に色目を使うようになっていた。
年のころ40くらいだろうか。カヤ子の息子といってもいいような年だ。

だが、村田はカヤ子を好色な目で見る。


カヤ子はクッと唇をかんだ。

「そうね、気づかないふりをするんだわ」心の中でつぶやくカヤ子。

「カヤ子さ〜ん、今日も色っぺぇっすねー」垣根の間から村田が叫ぶ。

カヤ子はキッと村田をにらみつけた。

「やめてください!!下品なことを言うのを禁止します。禁止しまーーす」

そうだ。カヤ子は東京からきた村田に何か胸のときめきを感じているのだ。
しかしそれをカヤ子は認めない。

村田は島の警官だった。制服を着ていれば色気のある男なのに、非番の日は
まるで野獣だ。

カヤ子は村田を無視してトマトの剪定を続けた。
130陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 18:52:50 ID:HuuocOkJ0
あらやだ!

トマトはわき芽を摘むだけで剪定はしないのだ。
カヤ子は、自分の泉に再び潤いが戻ってきたのを感じて、動揺していた。

「ずいぶんご無沙汰だったのに…使い物にならなくなった父ちゃんが
 最後に指で慰めてくれたのはいつだったかねえ…」
131陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 19:07:04 ID:uoWgGy1S0
しかし、ただの尿漏れだった。
132陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 19:18:46 ID:HuuocOkJ0
「あらあら、お義母さんたらまたお漏らしして…お風呂場で流しましょうね」

カヤ子は、由紀恵が履かせたアテントを嫌がって脱いでしまっていた。
やっぱり、ネピアのテンダーでないとダメなのね、と由紀恵はため息をついた。

「由紀恵さん、そりゃあそうと、昼めしゃあまだかね?」
「いやですよ!さっき召し上がったばかりじゃないですか!」
133陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 20:13:44 ID:MtIJS3hL0
カヤ子のキャラがつかめないんですけど
134陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 21:06:22 ID:rhpn+lVm0
>>117の続きです。

「幸太。いつものように四つんばいになれ」
錯乱坊のおやっさんが厳しい口調で言い放つ。

「おやっさん。どうしても今やらないとダメっすか。俺…トシにだけはこんな姿見られたくないっすよ…」
幸太は今にも泣きそうな声ですがるが、おやっさんは聞く耳を持たない。
「今でないとダメだ。あそこに居る記者さんがどうしても見たい、って土下座までして頼み込んできたからな。それに、おまえの大好きな俊貴にこんな恥ずかしい姿を見られて、本当は興奮してるんじゃねぇのか?」

そう言うや否や、おやっさんは幸太の両乳首を思い切りつまんだ。
「あっ…ああっ!おやっさん!そんなっ…いきなり…ズルいっすよ!」
「だったらおとなしく四つんばいになれ」
「…はい」

大好きな俊貴?今のセリフは何だ?
乳首をつまままれて悶絶している幸太に激しい嫉妬心と興奮を覚えながらも、俊貴はさらに混乱した。

おやっさんは四つんばいにになった幸太の正面に回り、仁王立ちになった。
「しゃぶれ」
幸太は俊貴のほうを向き、何かを訴えるような表情をしたが、おやっさんが幸太の頭を掴むと、観念したかのように口を開け、おやっさんの太くてドス黒いサオをゆっくり咥え込んだ。

「おお、いいぞぉ、幸太。もっと根元まで咥え込むんだ」
おやっさんの毛深い陰毛に幸太の顔が当たる。おやっさんは幸太の頭を掴みながら腰を振った。
幸太は時々嗚咽を漏らしながらも、グチュグチュと卑猥な音を立てながらサオをしゃぶり続けている。

「こーちゃん!何やってるんだよ!やめろよぉ!」
俊貴は性衝動と理性の狭間で大きく揺らぎならも、声を振り絞って叫んだ。

「先輩。本当はやめて欲しくなんかないんですよね。もっと続きが見たいんですよね」
突然、郡司が後ろから俊貴のフンドシ越しにサオを握った。
135陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 21:07:27 ID:rhpn+lVm0
「郡司…!き、貴様…何をするんだ…!や、やめろ!」
「先輩も、本当はこんなふうに気持ち良くなりたいんですよね。その証拠に…ほら、何ですかこの染みは?」

俊貴のフンドシはサオの形をくっきりと映し出すほどに膨張し、そして、その先端からは大量の先走りが滲み出てフンドシを濡らしていた。
郡司はさらに力を込め、フンドシ越しに俊貴のサオを強く握り、ゆっくりと上下にさすった。
「や、やめろよ…あ、ああっ!」
理性では郡司を突き飛ばそうとしていたが、とうとう性衝動に負けてしまい、俊貴は力が抜けてしまった。
俊貴が観念した事を感じ取った郡司は、フンドシの中に手を入れ、俊貴のサオを引っ張りだした。
そして、幸太がしているようにゆっくりとサオを咥え込んだ。

「はぁ、はぁ、すっげぇ…気持ちいい…」
男との性交渉はもちろん無く、女とのセックスも数えるほどしか経験していない俊貴は、サオに感じるあまりの快楽に思わず声を漏らす。
快楽に溺れながら島のほうを見ると、仰向けになった幸太が乳首を舐められながらサオを激しくしごかれている。
幸太は「ああっ!ああっ!」と声を張り上げながら逞しい肉体をよじらせ、全身でヨガっている。

「お…おやっさん…も…我慢で…ないっす…おやっ…んの…チン…を…俺の…ケ…ケツ…ンコに…れて…さい…」
幸太の荒い息づかい交じりの懇願におやっさんは手を止めた。
「幸太、よく聞こえないぞ。人にものを頼む時はもっとはっきりと、そうだな、俊貴に聞こえるくらいの大きい声で言ってみろ」
船上のほうに顔を向けた幸太と俊貴の目が合った。
まるで焦点が合ってないようなトロンとした幸太の目に俊貴は驚いた。

「お、おやっさんの…、ぶってぇチンポを…、俺の…、ケ、ケツマンコに…、思い切り…、ブチ込んで下さい!」
幸太は俊貴と目を合わせたまま、荒い息づかいのまま、声を振り絞って懇願した。
136陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 21:10:23 ID:rhpn+lVm0
「ようし、よく言った」
おやっさんは幸太を再び四つんばいにすると背後に回り、その太いサオを幸太のケツの穴にゆっくり挿入し、最初はゆるやかに、だが徐々に激しくケツを掘りはじめた。
「ぐああああーっ!おおおおーっ!ああああああっ!」
幸太のヨガり声はさらに激しさを増す。

「先輩、俺ももうたまんねぇっすよ。俺のも咥えて下さい」
いつの間にか全裸になった郡司の身体は、濃い胸毛に覆われ、程よい筋肉でガッチリと締まっており、さらに腹、ヘソ、そしてサオの根元までビッシリと濃い体毛で繋がっていた。
俊貴は初めて目の当たりにした後輩のいやらしい肉体に己を忘れ、郡司のサオに無我夢中でしゃぶりついた。
「先輩、初めての雄の味はどうっすか?先輩もすっげーイヤらしいっすよ…ああっ!」
郡司も俊貴のサオを激しくしゃぶりつき、タマの裏スジをねちっこく攻め続ける。
「す、すげぇよ、めちゃくちゃ気持ちいい!ああっ!」
俊貴もフンドシを外し全裸になり、淫乱な雄の肉体を貪りつくした。

サカりのついた雄と化した俊貴が島に目をやると、理性を無くした幸太は獣のようにヨガり狂っていた。
「お、おやっさん!すっげぇ!すっげぇっすよ!狂っちまいそうだー!」
おっさんの腰使いはさらに激しさを増し、まさに雄同士の交尾と化していた。
「幸太!かわいいぞ!もっと気持ちよくなっちまえ!思い切り狂っちまえ!」
「もっと!もっと思い切り掘ってくださいッス!もっと思い切り犯ってくださいッス!」
幸太は全身の筋肉をうねらせ、身体中で雄の快楽を貪っているようだ。

これが雄同士の交尾なのか。
雄同士のサカり合いはこんなにも己を狂わしてしまうものなのか。
なんていやらしく、なんて淫らなんだ…。
俺も快楽に溺れて狂ってしまいそうだ。

視覚の興奮と肉体に感じる興奮から、俊貴は一気に絶頂を迎えた。

「おやっさん!もうダ、ダメっす!!もうイキそうっす!あっ!ああっ!あああああっ!」
「幸太!俺もイキそうだーっ!くそっ!!あっ!」
「ぐ、郡司!もう俺ガマンできねぇ!いっちまいそうだーっ!」
「先輩!俺ももうイキそうっす!ああっ!」

船内外の4人は同時に大量の濃い精液を激しく思い切りブッ放した。
俊貴の、幸太の、錯乱坊の、郡司の身体は精液まみれになった。

俊貴は快楽の余韻を身体に感じながら、意識が遠のいてゆく気がした。
137陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 21:20:28 ID:YiU0vU/j0
途中までよかったんだけどなーーー
ガッカリだわ。
138陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 21:22:10 ID:u4SiJfxQ0
そうね。UGCPの安エロゲを見てる気分だわ。
139陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 21:29:30 ID:uoWgGy1S0
「おやっさん!もうダ、ダメっす!!もうイキそうっす!あっ!ああっ!あああああっ!」
「幸太!俺もイキそうだーっ!くそっ!!あっ!」
「ぐ、郡司!もう俺ガマンできねぇ!いっちまいそうだーっ!」
「先輩!俺ももうイキそうっす!ああっ!」

いらない箇所。
140陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 21:39:52 ID:LMxvGOAjO
スレ跳ばさずに繋げてよw
ただのエロ小説披露したいならブログででもやっててほしいわ
141陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 21:42:02 ID:yQL6SoGQ0
まあそれはいいじゃないの。
142陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 22:09:55 ID:HuuocOkJ0
よくないわよ!

アタシのカヤ子をぶった切る
文才ゼロの妄想腐マンコは許さないわ!!!!!!
143陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 22:29:00 ID:rhpn+lVm0
腐認定されたくなかったのでエロくしてみたんだけど…
自分でもG-MEN小説の劣化コピーだなと思ったんで。

次から元に戻します。
すんまそん。

カヤ子はどう頭をひねっても入れられないってw
でも次にちょっとだけ入れてみます。
144陽気な名無しさん:2008/09/04(木) 22:30:24 ID:rhpn+lVm0
あ、忘れてた。

>>1さん
自分が書いた文章を入れてくれて嬉しかったです!
ありがとうございました。
145陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 01:07:31 ID:xMjTY+jD0
…暑い。
…外が明るい。
…まるで昼間のようだ。

もう昼なのか!?
まさか、寝坊してしまったのか!?

俊貴はガバッと飛び起きた。
「トシ坊。やっと起きたかい」
目の前でカヤ子が団扇をのんびりと仰ぎながら座っていた。

「あれ?ばあちゃん?ここはどこ?」
「どこってトシ坊。あんたの部屋だべさ」

俊貴は寝起きでまだ頭がぼんやりとしていた。
昨日は確か夜中に港に呼び出されて、船に乗って、そして禁足島で…。

「こーちゃん!」
俊貴は昨夜の出来事を思い出した。

「ああ、こーちゃんかい。こーちゃんも今頃家で寝てると思うべさ」
カヤ子は麦茶でも飲むかい、と言いながら階段を降りていった。

だんだん記憶が鮮明に戻ってくる。
昨夜、4人で果てたところまでは覚えているが、それ以降の事が全く思い出せない。
どうやって俺はここに戻ってきたのだろう?

「しかしまあ、昨日はこーちゃんとどんだけの酒を飲んでたんだい?あんな所で寝転がって」
思い出せない記憶を一生懸命辿っていたせいで、カヤ子が麦茶を持ってきてくれた事に全く気付かなかった。

「あたしゃね、もう何十年も島の裏の岩場でアワビやサザエを捕ってるんさ。おっと、この事は誰にも絶対内緒だよ。
今朝いつものように岩場に行こうとしたら、途中の浜でトシ坊とこーちゃんが倒れてるじゃないか。
あたしゃね、ふたりがおっ死んじまったかと思って、そりゃもう驚いて隣の村田さんを呼んだんだべさ」

幸いにふたりとも意識を失っていただけで、特に怪我もしてなかったので村田さんにそれぞれの家まで運んでもらったとカヤ子は説明した。
146陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 01:12:23 ID:xMjTY+jD0
「さっき漁協さんには風邪ひいたみたいだって言っといたから、今日はゆっくり休んでな」
どうやら昨夜の出来事は誰にも気付かれてはいないようだ。
俊貴は心の底から胸を撫で下ろした。

「俊貴ー。お客さんだよー。」下で母の声がする。
「さてと、あたしゃ庭のトマトに水をやってくるべさ」
俊貴は麦茶を一気に飲み干し、カヤ子と一緒に階段を降りると、玄関には幸太が居た。

「こーちゃん!大丈夫かっ!?」
「あ、ああ。もうすっかり大丈夫だ。それより、ちょっと出ないか?」

ふたりは無言で山を目指し歩き続けた。
俊貴は昨日の出来事が頭から消えず、何を話せばいいのかわからず困惑していた。

1時間ほど歩いただろうか。ふたりは島の者もめったにやってこない山の頂上付近に辿り着いた。
日射しは強烈だが、常に海風が強く吹いている山頂はとても心地良い。
山頂からは青い海が見渡せ、いくつもの漁船が蟻のように散らばっているのが見えた。

幸太はペットボトルの麦茶を無言で差し出し、草むらの上に座った。
まだ言葉を掛けられずに戸惑っている俊貴は、幸太と少し離れて座った。

どんな言葉を掛ければいいんだろう…。俺はこういう時、何も話せなくなる。
沈黙に耐え切れず、俊貴は煙草に火をつけた。
「トシ、俺にも1本くれよ」
「あ、ああ。でも、こーちゃん、煙草吸わなかったんじゃなかったっけ?」
「うん。でも今は吸いたい気分なんだ」

幸太は煙草を吸ったが、吸い慣れていないのだろう、ゲホゲホと咳をした。
「ごめんな。もらった煙草なのに。やっぱり慣れない事はするもんじゃねーな」
「ううん。気にすんな」

「トシ?」
「ん?」
「…ごめんな。俺の事、軽蔑しただろ」

ふと幸太の顔を見ると、幸太の目からは大粒の涙が溢れていた。
147陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 04:03:38 ID:IBtI3k73P
「こーちゃん・・・」
「何?」
「一曲歌ってくれないか?」
「OK・・・♪ろっくでなし〜ろっくでなし〜なんてひどいっあっウィー言い方〜〜〜」
148陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 05:05:58 ID:ZncmI0NI0
「こーちゃんったら歌下手すぎだがやw」
俊貴は笑った。
「俺が歌ってもん聞かせちゃるばい」
そういうと俊貴は天城越えを歌った。
それはそれは天使のような歌声だった。
幸太はさっき流した大粒の涙の続きをまたその瞳から零した。
149陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 06:19:16 ID:IBtI3k73P
「アクメ顔・・・こわい。特にハイビジョンだと。」(T T)
150陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 07:25:20 ID:ZncmI0NI0
「ハイビジョン?この島にはそんなもん放送されとないばい」
俊貴は爆笑した。
そうだ。幸太は俊貴のアクメ顔の怖さに怯え涙を流したのだった。
すると幸太はすっと立ち上がり山頂を一目散に駆け下りていったのだった。
ひとり山頂に残された俊貴。
151陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 08:08:03 ID:bsuUB4crO
「ろくでなし」で鼻から飛ばしたピーナツを二人で拾って食べた。

ちょっと塩味。
152陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 10:14:13 ID:BunJI6Mf0
「カーヤ!!カーヤ!!!」
おばあさまの声が聞こえる・・・
洗濯物を干していたカヤ子の手が止まった
「私もそこに行きたい・・・!!」気がつくと島の岸壁に立っていたカヤ子
153陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 10:31:59 ID:0kQjvD0/0

 すみません。
 俊貴はとしき?としたか?どっちでしょう
154陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 12:12:23 ID:+A1iGdFD0
とし&たかの双子です。
155陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 12:22:44 ID:9mOKVocNO
タカアンドトシかよw
156陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 12:38:02 ID:Nk97wSGhO
幸太は山頂から駆け下りながらトシ&タカのアクメ顔のことを思っていた。
「あいつの顔は相変わらず怖い顔ばい。グロすぎるばい…」
そうつぶやくと幸太は駆けるのをやめ足を止めた。
「でもあのグロさが、生理的な気持ち悪さがたまらんのよ」
独り満面の笑顔を浮かべ幸太は再び山を駆け下りるのだっ。
157陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 12:39:47 ID:Nk97wSGhO
た。
158陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 13:09:50 ID:XfCRF4iHO
「親父って息子にフェラするの?」のやつっぽいわね。
伏線の概念も知らないみたいだし。
159陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 17:52:28 ID:9mOKVocNO
カヤ子はハッと我にかえる。
「いけない!私ったら・・・
トシ坊と幸太がまぐわうまでは逝けないわ!」
カヤ子は物語がもうすぐ終わるのを見抜いてた。
160陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 18:23:03 ID:t8maVKqE0
そう切ない気持ちになりながらゆっくり見上げた夜空からピンポイントで巨大隕石がカヤ子目掛けて落ちてきた。
161陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 18:31:40 ID:mhqH1gbk0
巨大隕石は海岸に落ちた。
あまりの大きな衝突音に驚きながらカヤ子は岸辺に近づいた。
恐る恐る隕石を落ちた場所を覗き込むとそこにはあったのは隕石ではなかった。
ガラスの瓶だったのだ。
しかも瓶の中には何か生物がはまっている。
よく見ると瓶にはまっているのは半魚人だった。
162:2008/09/05(金) 18:44:31 ID:igVp6+rJ0
なんかものっそいことになってるw
163陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 18:54:47 ID:ncFv+5ts0
1がしゃしゃり出てくるスレは鬱陶しいわ。
ってか腐まんこは消えて!
164陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 18:55:19 ID:e8cpVxG9O
半漁人だと思ったその生物は、実は保田圭だった
カヤ子は瓶の蓋を開け圭を救いだし、圭の両足を広げさせると、おもむろに圭のどす黒い満子にむしゃぶりついた!
165陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 18:59:14 ID:/ma2XeRJ0

おてもや〜ああぁぁぁん
あんたこーのーごぉろ
よめいいりしたではないかいな

よめいりしたこた したばってん
166陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 19:02:34 ID:/ma2XeRJ0

ごてーどんが ごじゃっぺだるけん

まーださかずきゃ せんだった
167陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 19:06:09 ID:/ma2XeRJ0

むらやく とびやく きもいりどん

あんひとたちのー おらすけんで

あとはどーなと  きゃーなろたい
168陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 19:10:08 ID:mhqH1gbk0
瓶の中で気を失っていた圭だったがカヤ子の必死の愛撫で気を取り戻した。
「・・・・・・ん・・・ここはどこ?」
圭は長い時間眠っていたようだった。
「ここは名もない孤島じゃよ」
カヤ子はそう答えるとモーニング娘のラブマッシーンを浪曲風に歌った。
「もうにんぐむすめはぁ〜うぉううぉううぉううぉう」
169陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 19:10:48 ID:/ma2XeRJ0

かわばたまっつぁん きゃーめぐろい!
170陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 19:23:50 ID:mhqH1gbk0
なぜか聞き覚えのある曲だなと圭は思った。
潮風の香りとともに心地よいその曲は
見知らぬ土地で目が覚めた圭の心を不思議と落ち着かせた。
カヤ子は歌を歌い終えると圭に尋ねた。
「この島でアイドルになってみる気はないかね?」
圭は戸惑った。
カヤ子は言葉を続ける。
「この島には若いオナゴはいないのじゃ。いるのは元気でやんちゃなオス臭い男子ばかりじゃ。
今この島で必要なのはアイドルなのじゃよ。どうじゃ。アイドルになってくださらんか。」
カヤ子は圭の大きな瞳にギラギラと燃える情熱のようなものを一瞬で感じ取っていたのだった。
171陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 20:12:33 ID:t8maVKqE0
いつまで経っても帰ってこないカヤ子を心配し探しに来た由紀恵は
カヤ子が蛙の顔を潰したような醜い岩に向かって独り言を言って楽しんでいるのを目にしてしまった。
ボケたカヤ子をこの先、自分が面倒を見なくてはいけないと思うとぞっとし
保身のため常日ごろから太腿に装着していた斧を大きく振りかぶり
「お願い、死んでぇぇぇぇええええ!」とカヤ子へ投げつけた。
172陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 20:14:22 ID:/ma2XeRJ0

かすがぼうふらどんたちゃ しりひっぴゃーで

はなざーかり はなざかり

げんぱくなすびの いがいがどん
173陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 20:16:44 ID:/ma2XeRJ0

あかちゃかべっちゃか ちゃかちゃかちゃ〜

174陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 20:23:36 ID:/ma2XeRJ0


ピーチク パーチク ひばりのコ!
175陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 21:01:20 ID:v/UtQnEiO
カヤ子の夢―BAD END―

ヒント
圭と話すカヤ子を由紀恵に見られたための悲劇。今朝の味噌汁の具材の選択によっては由紀恵は海に現れず、BADENDを回避できるだろう。
176陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 21:52:36 ID:t8maVKqE0
しかし渾身の力を振り絞って投げた斧はカヤ子から大きく逸れ海へと落ちていった。
そのショックに由紀恵は全身の力が抜け両膝をつき呆然としてしまった。
だがしばらくすると頭に斧が突き刺さった海の精が両手に小野リサと小野ヤスシを握って現れ
目の前にいたカヤ子へこう問い掛けた。
「あなたが落とした小野はボサノバの方ですか?それともキャップの方ですか?」
カヤ子はいつか読んだ正直者は得をする話を思い出し自信満々にこう答えた。
「いいえ私が落としたのはお隣さんちの小野さんです!」
こうして迷宮入りになっていた崖の下のオニョ殺人事件は犯人の自供により無事幕を下ろした。
177陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 21:53:04 ID:xMjTY+jD0
>>146の続き

幸太は辛い思いをひとりでずっと抱え込み、誰にも言えなかったのだろう。
張り詰めていた糸が切れるかの如く、膝をかかえた幸太は声を押し殺して泣いている。

常に笑顔を絶やさず、誰とでもくったくなく接するこーちゃんが。
こーちゃんはこんなにも男泣きするほど苦しんでいたのか。
でも、俺はどうしたらいいのか、どんな言葉を掛ければいいのかわからない。

俊貴は何も言えないまま、幸太のすぐ隣に並んだ。
そして、幸太の肩にそっと腕を回した。

「トシ…!トシ…!ホントにごめん…!」
幸太は俊貴に身体に預けると、声を押し殺す事すらできなくなり、声をあげて泣き始めた。
俊貴は腕に力を込め、幸太のがっしりとした肩を強く抱きしめた。

鳥の鳴き声が、蝉の声が、海風が葉を揺らす音が、遥か遠くの波音が聞こえる。
真っ青な海と、真っ青な空に、真っ白な入道雲が遠く切り立っている。
体に照りつける強烈な真夏の日射しを、強い海風が吹き飛ばしてゆく。

…何としても、こーちゃんを、守りたい。
二度と、こーちゃんに、あんな辛い思いはさせたくないない。
泣きむせぶ幸太の肩を力強く抱きしめながら、強い想いが身体の底から湧き上がってくる。


「ごめんな…急に取り乱して」
少しだけ落ち着いたのだろうか、やっと幸太は涙でぐしゃぐしゃになったままの顔を上げた。
こんな状況なのに、幸太は一生懸命笑顔を作ろうとする。

「無理するな、馬鹿」
俊貴が低い声でつぶやくと、再び幸太の目から涙がぼろぼろとこぼれた。
「…本当に…ありがとう…」
「もう大丈夫だ。こーちゃんの事は俺が絶対に守る。もう絶対にあんな辛い思いはさせない」
178陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 21:55:17 ID:xMjTY+jD0
ようやく泣き止んだ幸太は何回もふーっと息を整えながら、麦茶をガブ飲みする。
そして頬を伝っていた涙と坊主頭から流れ落ちる汗でぐしゃぐしゃになった顔をTシャツで拭った。

「漁師の伝説には続きがあるんだ」
そう切り出すと、幸太は正面を向いたまま静かに語り始めた。

神が起こした嵐でわずかに生き残った漁師は、実はたったふたりだけであった。
そして、そのふたりの若い漁師は、男同士ながら互いを深く愛し、偕老同穴の契りを結んでいた。
「いわゆる男色だったんだな。遠い昔には清らかな行いであると言われてたからな」

しかし、例の嵐で島の漁師はふたりだけになってしまった。
漁師が居なくなってしまったら、島の民は皆飢え死にしてしまう。
そこで、愛し合っていた漁師は、互いの幸せを封印し、島の民が滅ばぬようにする事を選んだ。
ふたりの漁師はそれぞれ妻を娶り、子を育み、漁の技を伝えた。
さらに、漁師を生業とする事を望む者にも漁の技を伝えた。

やがて20年の時が過ぎ、漁師の数が増え安定した頃、島の神はふたりを港に導き、船に乗るよう告げた。
ふたりの漁師は導かれるがまま船に乗ると、神は船を南の無人島へ運んだ。
島の神はこの無人島に海の神を祀り、禁足地と定めるよう告げた。
そして、ここで封印を解くがよい、と告げた。
ふたりの漁師は神に多大なる感謝の祈りを捧げ、そして契りを結んだ。
「そして、禁足島は愛し合う男同士が契りを結ぶ場所になった、と言われているんだ」

翌朝、港に戻ろうとするふたりに神は告げた。
南の無人島は禁足地と定めた故、みだりに民が立ち入る事を禁ぜよ。
禁足地に入る事が許される者は、宮司と、島で最も漁技に優れた男と、その男が愛する男のみとせよ、と。
「ウチは語部の血を受け継いでいるから、伝説の風化してしまった部分も伝承されているんだ」

俊貴は夢を見ているようなふわふわとした感覚で話に聞き入っていた。

「それを…!あいつは…!おやっさんは!悪用したんだ!」
突然怒りの感情を露にした幸太に俊貴は驚いた。
179陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 21:56:40 ID:xMjTY+jD0
幸太は18歳になった夏のある夜、初めて一番男の称号を得た錯乱坊のおやっさんに呼び出された。
「俺はおやっさんを誰よりも信用していたから相談したのに!」
おやっさんは幸太を船に乗せ、禁足島へ降り立った。
「そこで…!俺は…!あいつに犯されたんだ!」
幸太の肩がわなわなと震えている。

「もう言うな。わかった」
「それからもおやっさんは一番男になる度に俺を無理矢理連れ出して…!」
「言うな!!!」
俊貴は再び幸太の肩を強く抱きしめた。
幸太の頬からは悔し涙がこぼれ落ちている。

「だから…俺は…トシに一番男になってほしいんだ」
長い沈黙が続いた後、幸太は顔を上げた。
「俺はもう、自分を偽るのはやめる」
そして、俊貴の目をまっすぐ見つめる。

「俺は…本当はずっとトシの事が大好きだったんだ」

幸太が、俺を、愛してくれている。
俺の、一番大切な、誰よりも、大好きな、幸太が。

「わかった」
俊貴はゆらりと立ち上がった。
体中からとてつもなく強い想いと闘志が溢れ出し、全身の筋肉を震わす。
「こーちゃん。俺は絶対に一番男になってみせる。こーちゃんのために。そして、俺のために」
俊貴も幸太をまっすぐ見つめた。
「俺も自分を偽るのはやめる。俺もこーちゃんの事が誰よりも好きだ」


俊貴はその日から1週間、漁を休み部屋に篭った。

そして、豊漁祭の日がやってきた。
180陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 22:03:34 ID:Nk97wSGhO
とばすなよ
ブログでやれって
181陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 22:17:28 ID:MGzwu+tY0
しかし崖の下のオニョ殺人事件は時効をとっくに過ぎていた。
182陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 22:34:16 ID:PzOK2BYAO
過ぎちゃったものは仕方ないわよね。
さ、みんな早く寝ましょ。めでたしめでたし。
183陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 22:59:37 ID:/ma2XeRJ0
うんだなもんなあ いーけなもんな

あたいがどんの ちゃーわんなんざ

ひにひにさんども あるもんせーば

きれいなもんぐわんさー
184陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 23:08:02 ID:v/UtQnEiO
豊漁祭の朝、郡司は宮司を取材していた。この若い宮司は急死した親の跡を継ぎ、一昨年島に戻ってきのだという。
忙しく動き回る宮司の後を追い、お昼過ぎにようやく話を聞くことができた。
「ところで宮司、ハッテン海流にまつわる伝説を耳にしたのですが…」
「はあ。どんな伝説ですか」
郡司は二人の漁師と禁足地の伝説を話した。
話を聞き終えた宮司は、少しぬるくなったお茶を口に含んだ。
「…ところで記者さん。ハッテンという言葉はどういう意味に捉えていますか?」
185陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 23:09:43 ID:tHDP1npp0
ホント、流れを無視して勝手に話進めるんなら、
ブログでやってほしいわ
186陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 23:16:47 ID:v/UtQnEiO
「どういう意味というと?」
「私も東京で大学生活を送りましたから、もちろんハッテンの意味ぐらいは知ってます。友人の中にはそういった趣向を持つものもおりましたから」
郡司は宮司の言いたいことがよくわからず曖昧に頷いた。
「ハッテンという言葉に、男性同士の性情の意味が含まれるようになったのはいつ頃からですか」
「ここ数十年で出来た言葉が、伝説に含まれているのはおかしいと思いませんか」
宮司は冷静に質問を繰り出す。
言われてみれば確かにそうだ。郡司がこの世界に目覚めたときには普通にあった言葉だが、それほど古くからある用法とは思えない。
187陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 23:17:26 ID:e8cpVxG9O
確かに!
勝手にやるなら、2ちゃんでやる意味ないよ
小説家気取りのオナニースレ
188陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 23:26:13 ID:v/UtQnEiO
「ではハッテン海流とは何ですか」
この宮司は真実を知っている。郡司の直感はそう告げていた。宮司は言う。
「八点鐘を知っていますか」
「ハッテンショー?」
思いもかけない言葉に郡司は驚くとともに、ハッテン場の露出プレイを想像した。
そんな郡司の頭の中を見透かしたような宮司は軽く笑いながら言った。
「帆船の時代から使われている時刻の表し方です。1点鐘が30分なので、8点鐘は0時、4時、8時…をそれぞれ表します」「時刻の表し方…」
189陽気な名無しさん:2008/09/05(金) 23:50:56 ID:v/UtQnEiO
「禁足地の周辺は海流が早いので、八点鐘、つまり4時間もの長い間船が流されてしまうということです。男同士のまぐわいとは何の関係もありません」
「私は実際に禁足地に船で行きましたが、そんな速い流れではなかった。むしろ流れが穏やかだったから4人でヤッて…」
郡司はあの晩のことを言いかけ、慌てて口をつぐんだ。
「はは。あなたが禁足地で何をしていたかは置いておくとして、現在は潮目が変わったため海流に名前がつけられた頃のような流れはなくなりました。八点海流は過去のものです」
190陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 00:02:45 ID:Wl/j72nBO
「では、二人の漁師の伝説は?」
「どこかの腐女子の創作でしょう。私は聞いたことがありません」
ハッテン海流ではなく八点海流、しかも過去の事。伝説も腐女子の創作…。これまでの取材が無駄であったことに郡司は呆然となった。
宮司が言った。
「そろそろ私は戻らないといけないので」
郡司はまだうなだれたまま立ち上がれない。
「…妄想腐女子が垂れ流すマン汁、それが現代のハッテン海流かもしれませんね。あなたはその激流に飲み込まれた被害者なのです」
そう言い残すと宮司は去って行った。

―ハッテン海流編―END
191陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 00:58:53 ID:PRV42ijK0

ちゃわんに つーいた むっちゃろかい
めごなど  はいつる むっちゃろかい

まっこてげんなこちゃ わっはっはっ!
192陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 01:14:35 ID:QOXMPrI+0
>>184-190
レス5つ使って終了させるオマエもかなりキモイ
193陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 01:20:24 ID:1U7sj8uD0
カヤ子カンバーック!!
194陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 01:38:44 ID:Y7Nof1SbO
バカのひとつおぼえみたいに腐女子腐女子しか言えないキショオタがいちばんうざい
195陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 02:04:26 ID:QOXMPrI+0
とばすなとかブログでやれとかいちいちルールを強制して従わない人を排除しないと気がすまない人はリブガマ自治厨デスカ?
たかが2ちゃんでアホくさ
196陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 02:10:00 ID:ruHwiIji0
「小野リサ」姐さんに続き書いてもらいたいわ・・・。
197陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 02:13:44 ID:NzpMM2CNO
たかが2ちゃんと言いながら、そこまでアツくならなくてもw
198陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 02:21:35 ID:Y7Nof1SbO
保田圭がアイドルに成り上がる話を読みたいわ!
本編も気にはなるけど

なんて書いたら本人乙って言われちゃうかしらw
199陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 02:21:52 ID:GnMzjKGFO
というかやっすいエロ小説がつまらない
長いし
単レスで混ぜてカヤ子で落としてちょーだい
200陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 02:24:34 ID:ruHwiIji0
寝起きのカヤ子は青い空を仰いだ。
ああ、あの島の空と似ている・・・。

逃げるように島を出てきたカヤ子が流れ着いたのは、
東京東部の団地の一室であった。
仰向けに寝た状態で見つめた、サッシのガラスの奥にある東京の空。
しばし思考が止まったあと、むくむ足をパンパンと叩いて
カヤ子はやおらゆっくりと立ち上がった。

私はビジネスガール。BG。
もう、孤島の島でトマトを育てている女ではない。
鏡に見入り、口紅を引く女。
「カヤ子・・・これから忙しくなるわよ」

東京オリンピックを前に、町では清掃運動が繰り広げられている。
ああ、この街も変わるのか・・・。
気が付くたびに枝葉を伸ばすコンクリートの高速道路に、
カヤ子は無意味に胸を躍らせた。

しかし、オニョ殺人事件のことなど忘れたカヤ子には、
捜査の枝葉も確実に伸びていたのだ。
201akiyo阻止 ◆wv4EWWIYIg :2008/09/06(土) 02:24:50 ID:ws0+qY2T0
200soshi!!!
202陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 02:28:17 ID:GnMzjKGFO
>>8-9の流れは秀逸よね
また飛来こないかしら
203陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 03:10:35 ID:PRV42ijK0

ひとつ や〜まこし

もひとつ やーまこし

あのやまぁ こえて
204陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 03:11:20 ID:PRV42ijK0

あたしゃ あんたに ほれちょるばい

ほれちょるばってん いわれんばい!
205陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 03:18:24 ID:sLfDTge00
>>199
あんたはライススレに行きなさいよ!
206陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 03:19:23 ID:Wl/j72nBO
ノックの音がした。
「どなたですか?」
カヤ子は化粧の手も止めずに答えた。薄いドアで仕切られた4畳半のカヤ子の部屋はドアを閉めたままでも外と会話が出来る。しつこい押し売りに対抗するにはこれが一番だ。
「警察の者です。少々お話しがあるのですが」
警察?化粧がほぼ完成したことを鏡の中に確認したあと、カヤ子はドアに向かった。
カヤ子がドアを開けると、この春高校を卒業したてといった感じの警察官が立っていた。まだ制服が馴染んでいない、初々しさがあった。
「お忙しい所をすみません。じつは…ぎゃー!」
警官は突然叫び声を上げた。
出勤前の身支度を整えている途中のカヤ子は、化粧は終えたものの服装は赤褌一丁のままだった。
207陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 03:52:56 ID:IE0Kq/qrO
しかしそこは流石「黒潮の申し子」のカヤ子。
目にも留まらぬ速さで赤褌をほどき首にかけ尻に巻き田村英里子ポーズを再現。
208陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 08:09:51 ID:mfpV7pzq0
カヤ子の孫は俊貴よね
息子じゃないのよね
209陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 08:24:47 ID:Wl/j72nBO
田村英里子ポーズのままカヤ子は言った。
「こういうのは初めて?お姉さんが色々教えてあ・げ・る」

この気まぐれな筆下ろしによりカヤ子は子どもを授かる。しかし現代のように未婚の母が生きていける世の中ではない。生まれた子どもは父親に引き取られた。
あれから40年。何も知らないあの子が隣に住み、母である私に色目をつかうなんて…。
子を捨てた私の罪はいまだ赦されないのでしょうか。
教えて下さい。村田さん…。
210陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 08:27:36 ID:NzpMM2CNO
カヤ子は警察官の目を見据え、悪戯な微笑みを唇にたたえ呟いた
『いいえ好きよ…本当に好きよ…好きになるのが…ただ…コ・ワ・い・だ・け♪』
211陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 08:30:51 ID:Wl/j72nBO
カヤ子は自分が流した涙で目が覚めた。
またこの夢か…。
ふと気が付くと、こちらを心配そうに眺めている女がいる。先日海で助けた保田圭だ。
212陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 08:38:17 ID:NzpMM2CNO
そして、圭の後ろにはもうひとりのkei、
増田恵子がスズメの着ぐるみを着て微笑んでいた。
213陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 08:44:11 ID:IoGaTg820
谷啓もいた。
214陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 09:14:32 ID:Wl/j72nBO
「圭恵啓のお歴々がこんな離島に集まるなんてね。保田、アンタを助けたことを心底後悔してるよ」
カヤ子は居住まいを正ながら吐き捨てるように言った。
215陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 12:29:48 ID:NzpMM2CNO
そのやり取りを、窓の外からずっと窺っていた女がいた・・・
そう、4人目のKこと桂ウンスクだ!
216陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 14:21:53 ID:Wl/j72nBO
「KKKの真似をして遊んでた頃もあったけど、今はもう考え方を変えたんだよ。ホモ狩りはもう卒業したんだよ」
カヤ子が呟くように言った。脳裏にはカヤ子が隠し持っていたアドンを見ながらオナニーをする孫の姿が浮かんだ。あれは俊貴が小6の夏だった。その姿を見たときの衝撃は今でも忘れられない。
ふっと一つ溜め息をつくと、カヤ子は3人をじっと見据えなが言った。
「あんたたちと話すことは何もない。とっとと出て行っておくれ!」
カヤ子は立ち上がると赤褌を締め直して部屋を出て行った。
217陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 14:52:31 ID:Wl/j72nBO
「ごめんねみんな。でも今の私には孫の俊貴が一番大事なの。その次が息子の…息子の…。」
今閉じたばかりの襖を背に涙ぐみながら呟くカヤ子であったが、息子の名前が出てこない。
218陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 14:59:30 ID:DQ7XBiOn0
「だ〜か〜ら〜、やすしきよしだってば!」
と由紀恵がカヤ子の頭をハリセンで一発叩きながら教えてやった。
219陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 15:45:28 ID:ChELJUDV0


俊貴は「としたか」なのか「としき」なのかはっきりさせてください。


 
220陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 17:04:53 ID:DQ7XBiOn0
「だ〜か〜ら〜、現在形の時は[としたか]で過去形の時は[としき]だってば!」
と、左右の目頭がとうとう一つに繋がったゴマキが勢いよくラブマシーン08。
221陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 19:00:39 ID:X1T30z2M0
すると、そこに突然ドラムの音が木霊した。
ドコドンドコドンドコドンドコドン
圭が派手なドラムパフォーマンスをしながら登場した。
「トシキといえばXのドラムだよ!」
YOSHIKIのコスプレをした圭がエンドレスレインを歌い始めた。

眠りは麻薬〜♪
行くあてもない〜♪

気持ちよく歌い上げる圭。
222akiyo阻止 ◆wv4EWWIYIg :2008/09/06(土) 19:01:59 ID:ws0+qY2T0
222soshi!!!
223陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 19:03:56 ID:mfpV7pzq0
どうでもよくなってきたわ
このスレ
224陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 19:18:11 ID:ruHwiIji0
圭のパフォーマンスにしばし見とれるカヤ子。

そののち、カヤ子の背後に誰かが立つのを感じた。
「・・・誰?」

「はーい、OLミカどぇ〜す!」
もてふわカールのミカは、明るい笑顔でカヤ子にあいさつした。
225陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 19:22:51 ID:ruHwiIji0
その背後ではすでに、ライスもスタンバイしている。
226陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 19:30:17 ID:X1T30z2M0
カヤ子は危機を感じていた。
次々と登場する珍キャラに読者の注目が集まっていたからだ。
この物語の主役は私、カヤ子はそう信じて今まで生きてきた。
ここで主役の座を奪われたのなら・・・
それはカヤ子の死を意味するのだ。
227陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 19:39:52 ID:Wl/j72nBO
私が生き残るためにはこれしか無い。そう決心したカヤ子は話を本筋に戻すことにした。
>>179さん!戻ってきて!!いままで展開を邪魔してごめんなさい」
カヤ子は空に向かって叫んだ。
228陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 19:46:30 ID:DQ7XBiOn0
そう叫びながらもカヤ子はお隣さんちの小野さんを崖下へ突き落としたあの日のことを思い出していた。
あの女ったらデビルマンとか言ってお茶の間に登場してすっかり人気者になって
それまで人気を独占していたモモレンジャーのあたしのことなど皆すっかり忘れてしまって…。
なーにがデビルカッター!よ!あたしもマネしたけど…。
あー、くやし!あーあー、くやしいくやしい!
もう一度言うわ、なーにがデビルカッター!よ!こんな感じ、デビルカッター!つい振り付けで真似しちゃう…。
どうしても許せなかったの!あたしのイヤリング爆弾の方が断然おしゃれなのに!
サービスでパンチラだってバンバンバンバン見せたわ!なのに、キーーーーッ!!!
はいはい、突き落としてやったわよ!あー、今、思い出してもほんとくやしいわ!

それと同じような思いが今、またカヤ子の中で沸々と湧き上がってきていた。
229陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 20:07:37 ID:Bg5bhb9MO
そして 漁師の深い夢が覚めていくのであった〜 完
230陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 20:56:31 ID:ZBs6IFBvO
>>226
ちょっと待って。いつからカヤ子が主役に?!
偽るのもいい加減に!!

余りの怒りに、芳恵は小刻みに震えていた。
231陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:11:15 ID:Wl/j72nBO
芳恵の震える手。あの空港事件以来10年の歳月をかけて身につけた業だ。これさえあれば機械に頼らなくても済む。
芳恵は細か震える手を下半身に伸ばした。
快感の波に身を任せながらも、芳恵は一抹の不安を感じていた。
「新キャラ登場でいいのかしら。もしかして嫁の由紀恵を打ち間違えただけ?」
不安を打ち消すかのようにあえて口に出してみた。
232陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:15:37 ID:Wl/j72nBO
「打ち間違いなら登場したばかりだというのにすぐに退場。まさに、『ハローグッバイ』ね!」
そう言うと芳恵は1度目のクライマックスを迎えた。
233陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:18:20 ID:ZBs6IFBvO
>>231さん、震える…から読み取って!!
アタシちょっとトイレットペーパー切らしちゃったから買いに行く」

天の声がした。
234陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:31:27 ID:QgIey7600
村の雑貨屋でトイレットペーパーを買おうとしている芳恵。

ふと悲しくなった。

「私は昔、東京で歌手でした。そう、アイドルでした」芳恵は自分自身に言い聞かせる。

「こんな村、大嫌い」田舎暮らしがしたくて移りすんだ芳恵。失敗だった。
ロハスな生活を目指していたが、芸能界からは忘れ去られた。孤独な芳恵。

この孤島で芳恵の友達は近所に住むカヤ子だけだ。あの家の嫁の由紀恵は
許せない。仲間由紀恵と名前が同じだからといって村のアイドル扱い。

怒りと悲しみがこみ上げてきた。

雑貨屋の床に座り込み、タイルをこぶしで叩く芳恵。

嗚咽がとまらない。

「私は、、、、私は、、、、アイドルでした!!!」

「アイドルでしたーーーーーーー」芳恵の絶叫は東京にはもう届かない。




235陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:36:26 ID:130UDkYl0
>>234
ちょっと、酷すぎるわ。
芳恵さんスレで勉強してから出直してちょうだい。
236陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:39:36 ID:QgIey7600
自分で作ったトマトを売ろうと雑貨屋に立ち寄ろうとしているカヤ子。

しかし雑貨屋から何か嗚咽が聞こえてくる。

「あら、こんな所で牛のお産が始まっているのかしら」ガラス窓を覗き込む
カヤ子。

そこには泣き崩れ床をグーで叩きつける芳恵がいた。

なんという壮絶な光景であろう。芳恵さんが泣いている。

孤島の雑貨屋の中で泣いている。

嗚咽がとまらない。

ああ、人生は無常ではないか!
237陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:39:40 ID:NzpMM2CNO
そんな芳恵の元へ歩み寄るガタイ姉貴・・・
『かつては主人がお世話になりました』
それは、色黒ぎこちない笑顔の雅子様であった
238陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:44:45 ID:QgIey7600
そして雅子様の後ろには報道陣のカメラが何十と構えている。
お忍びの雅子様の孤島訪問に報道陣が詰め掛けているのだ。

芳恵さん、復帰のチャンスは今しかないわ。

笑うのよ!!

カメラの前でもう一度笑って!!

あの美しい笑顔で!
239陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:45:49 ID:Wl/j72nBO
涙に暮れる芳恵の肩にそって手を置くものがあった。
涙を拭って芳恵が振り返る。
「カヤ子姉さん…」
芳恵の目が正気が戻る。
カヤ子は優しく語り掛ける。
「アンタ、プロデューサーをやる気はないかい」
「プロデューサー?」
「そう。若い子をプロデュースするの。トップアイドルだったアンタが持ってるテクニックを全て伝えて、新しいアイドルをつくりだす。そしてアンタを捨てた芸能界の奴らを見返してやるんだよ!」
次第に芳恵の肩を掴むカヤ子の手に力が入る。
240陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:50:37 ID:Wl/j72nBO
「素材はもう見つけてあるわ。保田圭。1200000年に一度の逸材よ!」
カヤ子は芳恵の方を揺さぶりながら、月影先生のように白眼を剥いて叫んだ。
241陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 21:57:49 ID:DQ7XBiOn0
芳恵は1000の位までしか数字が読めなかった。
だがマンコとは言えた。
242陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 22:26:57 ID:130UDkYl0
「保田圭……良いです」
243陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 22:32:32 ID:NzpMM2CNO
『ちょっと待ったぁ!!』
カヤ子と芳恵の間に割って入った女がいた
一見、ジャマイカ人のようにも見えたその女の名は・・・

新垣仁絵
またの名を、
hitoe'57 moveと言った

『アタシにも・・・アタシにもチャンスをください!!』
244陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 22:33:22 ID:RhKQeQX/0
保田圭さま針山おいでおいでしてください
245陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 22:41:11 ID:ruHwiIji0
みんな、上のほうにあるスレタイを見るんだ!
・・・見れば、それでいい!Go ahead!

カヤ子が言った。
246陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 22:56:10 ID:DQ7XBiOn0
一旦スレタイまで行き、そこから何レスか下がってくると嫁の名前が由紀恵ではなく由利恵だったことに気づく。
カヤ子はそれが言いたかったのだ。
247陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 23:14:49 ID:fYOWneve0
もう結構よ
つまらないし、飽きたわ
248陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 23:17:19 ID:kvatxlpsP
そういや二谷友里恵と郷ひろみは、もう全然交流はないのかしら?
そんな疑問をカヤ子はふと持った。
家には、「一生もんだから」と思って買った、
リー・ブランドのバッグがあるからだった。
249陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 23:27:50 ID:Szr5LN3c0
アンナのパーカーも、同じような理由で買ったものだ。
これらを見るたびに、あいつの事を思い出す・・
250陽気な名無しさん:2008/09/06(土) 23:56:13 ID:a4Fiz/jk0
>>248

しかしどんなにカッコつけてても
結婚相手にゴウヒロミを選んだ時点で二谷のセンスは最悪よねw

どこがよかったの〜?まさか腐女?
251陽気な名無しさん:2008/09/07(日) 05:41:57 ID:e9BPr4nG0
カヤ子が所有しているアンナのパーカー。
しかしアンナとは誰のことか思い出せないカヤ子。
「はて、アンナとはどこのアンナちゃんだったかのう・・・」
252陽気な名無しさん:2008/09/07(日) 13:43:04 ID:luj1eFTJO
「そんな騒ぎの中、雑貨屋に幸太と俊貴が入ってきた」
ナレーションは4人目のKこと、圭ウンスクだ。たくさんのキャラが乱入したため、これしか役目が無い。

「こっこれは!」
幸太が叫んだ。
253陽気な名無しさん:2008/09/07(日) 15:42:03 ID:wKLg+6dg0
蚊帳子w
254陽気な名無しさん:2008/09/07(日) 22:20:10 ID:FL2A8phE0
幸太はかつて生活苦で仕方なくお金のために一度だけゲイビデオに出演したことがあった。
その時のビデオ「ボブとぼく」をその雑貨屋で見つけてしまった。
ショックだったのはそれが100円(会員様は更に半額)で売られていたことだった。
255陽気な名無しさん:2008/09/07(日) 22:43:30 ID:Mdmd6Zi3O
偶然にもそこへちょうどボブがやってきた
256陽気な名無しさん:2008/09/07(日) 23:54:31 ID:NKczq6Xi0
ボブは幸太に気づいた。
「・・・ん?あれ・・・あっ・・」
ボブは突然の再会に驚きの表情を見せた。

しかし幸太はボブのことはすっかり忘れていたのだった。
257陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 00:17:35 ID:hVWBuUut0
金のための愛のないセックスだったとしても
ボブにとっては幸太の凛々しい体と交わった時間は忘れることができなかった。
幸太にとってのボブは記憶に残ることもない男だったわけだが。

あまりにボブが幸太をじろじろと見るので、その異変に俊樹が気づいた。
「おい、こーちゃん。そこの男さっきからこーちゃんのことずっと見てるぜ。
知り合いか何かか?」
幸太はボブを一瞬見るがやはり思い出せない。
そこには気まずい空気が流れていた。
狭い雑貨屋に3人もの男がいるのだ。

「そろそろ出ようか。」
そう俊貴は言うと店の外に出た。
258陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 01:31:11 ID:WqqXenOQO
幸太と俊貴は海に向かう坂道を歩いていた。
俊貴が尋ねる。
「なあ、さっきの男はだれ?島のモンじゃないけど、幸ちゃんのことを知ってるみたいだったぞ」
幸太はかぶりをふって答える。「いや。知らない顔だ」
『ボブとぼく』は覆面レイプものであった。そのため幸太がボブの顔を見た時間は短い。
幸太が快楽に溺れるようすをつぶさに見たボブと、打合せと休憩のときにだけ顔を見た幸太では、記憶に差があって当然だ。
259陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 01:34:50 ID:WqqXenOQO
ここで、『ボブとぼく』のクライマックスシーンを挿入。
↓ ↓ ↓ ↓
260陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 04:15:41 ID:zq5pRRN60
「ハァン!!アンアンアンアン!!」
幸太の引き締まった体とボブの巨体が激しく交じり合う。
飛び散る汗。
思わず漏れる息遣い。
20センチはあろうかというボブの黒い肉棒が幸太に突き刺さっていた。
「い、イクっ・・・」
その瞬間ボブから白い塊が放出された。
汗で光る幸太の体に重なるようにその快楽の証ははっきりと映し出された。
261陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 04:32:23 ID:zq5pRRN60
「こーちゃん!こーちゃん!」
俊貴の呼ぶ声で幸太はハッと我に返った。

幸太にとってゲイビデオ出演は金のためだった。
妹のミカの学費を稼ぐために幸太は仕方なくのビデオ出演だった。
どうしてもまとまった金が必要だったのだ。

しかし、そのときの記憶は幸太を苦しめた。
どうしてゲイビデオなんかに出てしまったのか・・・
そしてそのビデオが今では100円の価値しかない。
そのことに幸太は少しパニックになっていた。
「トシ、俺ちょっと気分が悪いわ。先に家に帰るわ。じゃあまた明日な。」
幸太はそう言うと夕日を背に受けながら俊樹と別れた。
262陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 04:52:16 ID:zq5pRRN60
リリリリリ…リリリリリ…リリリリリ…リ

孤島の秋の夜は鈴虫の泣き声が心地良い。
しかし、その日の夜。
幸太はどうしても寝付けなかった。
もちろん理由はビデオの件でだ。
なぜこの孤島の寂れた雑貨屋に幸太の出演したビデオがあるのか。
どうしても納得できなかったのだ。
それにそのことが村中に広まればこの島にもいられなくなる。
263陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 07:15:07 ID:1BjZXd3E0
翌日、幸太は朝イチで雑貨屋に入った。
もちろん目的は「ボブとぼく」である。
俺が買って証拠隠滅してしまえば大丈夫だ。

しかし、昨日はあったはずの「ボブとぼく」が無い。
幸太は恐る恐る店主のおばちゃんに訊いた
「あの…すいません…。ここにあったビデオは…」
「ああ、あれなら昨日の夜にカヤ子おばあちゃんが買ったわよ。なんでもトシ君の誕生日プレゼントにするとか言ってたわ」

た、大変だ!!!
このままでは俊貴にビデオ出演した事がバレてしまう。
嫌だ。過去の一度きりの過ちのせいで俊貴に嫌われたくなんかない。

幸太は全速力で俊貴の家へ走っていった。
264陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 08:34:07 ID:zLZLIMybO
ボブも全速力でその後を追った
265陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 09:54:49 ID:1BjZXd3E0
幸太は俊貴の家の玄関を静かに開けた。
そして、リビングをそっと覗くと、「ボブとぼく」のクライマックスシーンが鮮やかにTVに映し出されていた。

遅かったか…。
これで全てお終いだ、とうなだれた幸太の耳に、ふいに女の声が聞こえてきた。

「ウホッ!いい男!」
「や ら な い か」
「アッー!」

とてつもなく嫌な予感を覚えながらも、幸太はリビングに踏み入った。
声の主は、あられもない姿でよだれを垂らしながらマンズリをこくカヤ子であった。

「オー!ノー!気持ち悪いデス…!」
気がつくとボブがすぐ後ろに立っている。

「ボブ!今すぐビデオを止めろ!」
思わず幸太は叫んだ。
266陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 09:59:42 ID:zLZLIMybO
ボブは幸太に足払いをかけ襲いかかった
267陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 10:19:13 ID:WqqXenOQO
上機嫌に夕食を食べるカヤ子。「今日のお味噌汁も塩辛いわね〜魚もよく焦げて、高血圧とガンのW攻撃かしら〜」
定番のイヤミを言いながらも、いつもの迫力がない。
そんな姿を見てミカが言う。
268陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 10:25:00 ID:dN0y5yC40
ミカ「やだ それジョンのエサですよ。お義母さん」
269陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 10:28:39 ID:WqqXenOQO
「ばーちゃん。何か良いことでもあったの?」
「ミカも漁師の娘なら分かるだろ。やっぱり生はいいのよ生は」
カヤ子が満面の笑みで言う。
「刺身は大好きだけど、ミカは焼いたのも好きよ」
「そうね。でも目の前の生にかなうものは無いの」
そう言うとカヤ子はグフフ、と笑った。
270陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 10:37:41 ID:WqqXenOQO
足払いをかけられ、転倒した幸太にボブがのしかかった。
271陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 10:40:35 ID:WqqXenOQO
その後の2人の展開をカヤ子は反芻した。
272陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 10:45:00 ID:zLZLIMybO
ボブは味噌汁を反芻した
クチャクチャクチャクチャクチャクチャ
273陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 12:24:01 ID:Tb+Y5DTQ0
それを無理やり幸太に口移し、吐き出そうとする幸太の口を手で塞ぎながら
もう片方の手で頭を掴み思い切りシェイクした。
幸太は意識が朦朧とし白目になりながら何度も気を失いそうになるが
その度にボブの胃液で酸味が加わりすっぱくなった味噌汁のにおいが鼻へと抜け
つ〜んと強烈に刺激し、その苦痛からいつまでも逃れられないでいた。
274陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 12:51:36 ID:WqqXenOQO
「違う!」
カヤ子は叫んだ。
突然のことにギョッとするミカの姿もカヤコ子の目には入らない。
カヤ子はなおも叫び続ける。
「ボブは幸太に自分のことを思い出してほしいの!だからあのビデオと同じようにレイプをして、幸太の体の奥に残る記憶を呼び覚まそうとしてるの!聞こえた?>>275!」
言い終わるとカヤ子は刺身の上に顔から突っ伏した。
275陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 14:19:54 ID:Tb+Y5DTQ0
そんな苦痛の中、幸太は島の皆の反対を押し切り荒れ狂う海へ漁に出るといってAVビデオに出た日のことを思いだしていた。
そう、雑貨屋で見つけたあのビデオだ。
何処からともなく流れつき岸辺に打ち上げられたゴミ山の中のいちじく浣腸の隣にその広告はあった。
詳しい内容はその傷みのひどさに読めはしなかったものの大きく書かれた見出しはハッキリと読めた。
「男性ビデオ出演者募集!10万円即金!」

10万円即金に惹かれ出演したもののその内容はひどいものだった。
相手役の小便を無理やり飲まされ、それに耐えられず吐き出そうとすると
口を塞がれ頭を掴まれ「俺の小便が飲めないのか!」と激しく揺さぶられ意識を失うぐらいだった。
泣きながら「できません、やっぱりできません!許してください!」と懇願してもスタッフは止めてくれず
尚、プレイは容赦なく続きもがき、暴れ、抵抗し逃げようとする自分を相手役の男は弄び犯し続けた。
あの20センチの黒い肉棒、、、。自分を犯しプライドをズタズタにしたあの肉棒、、、。
島に帰ってきてからもしばらくあの肉棒を忘れられない日々が続き自分を苦しめた。
だがそれは屈辱感からではなく、あの時、ほんの少しでも感じていた自分がいたことを知っていたからだった。
ボブ、、、。そう、自分をこんな風に変えてしまった男の名はボブ、、、。

あの日と同じだ、、、。ボブ、ボブ、、、おまえは、、ボブ!
幸太は今また自分に苦痛を与えている目の前の男がボブだということにやっと気づいた。
そして幸太は体中が一瞬にしてカッと熱くなるのを感じた。
276陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 14:31:12 ID:zLZLIMybO
そしてボブは17回目の反芻をしているのだった
277陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 14:37:03 ID:zLZLIMybO
そしてカヤ子にエサを取られたジョンは体中が一瞬にしてカッと熱くなるのを感じた。
278陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 14:41:02 ID:Tb+Y5DTQ0
「おまえは牛か!」
と幸太が突っ込みを入れると
「いいえ馬並みです!ほれ!」
とボブは言い20センチの黒い肉棒をビ〜〜ンと勢いよく出した。
「あっは〜ん」と肉棒との再会に幸太はうっとりしてしまった。

一方では
「おまえは犬か!」
のやりとりをしていた。
279陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 15:47:55 ID:uVrPEoRp0
「ヘイ!メ〜ン」
ボブはそう言うといきり立った肉棒で幸太の顔を往復ビンタした。

ビターン・・・ビターン・・・ビターン・・・ 

光悦の表情を浮かべる幸太。

「oh!ユーアービッチ. umm...sexy」
ボブのテンションも上がる。

ビターン・・・ビタビタビタ・・・
ビンタの速度も上がる。
既に幸太の頬は真っ赤に染まっていた。
280陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 16:04:20 ID:gpxCGjdM0
その様子を木陰で見ている芳恵。
「渋谷のボブ・・・黒人・・・」
思い出すにはそれだけの単語でよかったのだ。
芳恵の小さな脳みそに走馬灯のようにあの出来事が過る。


「ZZZZzzzzzzzzzzzzzzz........」
281陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 16:11:39 ID:uVrPEoRp0
渋谷の道玄坂にある風俗街。
その中に一軒のアダルトグッズ店があった。
そしてそこで店員をしていたのがボブだった。
282陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 16:13:21 ID:mFXAgUb60
とちょうどそのときジョンが芳恵に飛び掛り噛み付いた。
芳恵は逃げていき、興奮が収まらないジョンは二階にいき俊貴にも噛みついた。
283陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 16:41:46 ID:c/btLM4W0
実はこのジョンこそが1841年の14才の時に土佐・宇佐から出漁し
そのわずか2日後に嵐で遭難し行方不明になっていたジョン万次郎であった。
284陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 16:51:43 ID:WqqXenOQO
この先話もふくらまず、伏線にもならなそうな芳恵とジョンのエピソードをカヤ子は脳内から消去した。
さっきまでテレビ(14インチ)の中で繰り広げられていた痴態が生で行われている。
カヤ子は幸太とボブの狂宴を凝視した。
285陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 17:04:15 ID:c/btLM4W0
暴れて逃げようとする幸太をボブは近くに脱ぎ捨てられていたカヤ子のふんどしで縛り上げた。
両手を後ろ手に、さらに抵抗も虚しく両足をM字に開かれた状態で縛り上げられた幸太のその姿は
もはや肉便器としか言い様がなかった。
286陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 17:21:04 ID:zLZLIMybO
そしてボブは18回目の反芻をした
287陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 17:27:19 ID:zLZLIMybO
ジョンも芳恵と俊貴の肉を反芻したワン
288陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 17:29:50 ID:zLZLIMybO
カヤ子も真似をして反芻しようとしたら吐いた
289陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 17:32:32 ID:zLZLIMybO
ミカは上手に反芻できたょ
290陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 17:37:21 ID:zLZLIMybO
幸太は反芻しようとしたらチャクラが開いて『縄抜け』を覚えた
そしてとんずらこいて帰って行った
291陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 18:00:06 ID:zLZLIMybO
興奮おさまらないカヤ子は怒ってゲロをボブに投げつけた
ジョンは興奮しすぎてうれションした
292陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 19:26:33 ID:gpxCGjdM0
たまらず芳恵も嬉ションした
293陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 22:12:30 ID:ZdaMFxkt0
うまく縄抜けできたおかげでやっと地獄絵図のような修羅場から
逃げることができた幸太であった。

「俺はもうこの島にいたくねえ・・・基地外しかいねえじゃねえか」
幸太は生まれ育ったこの孤島を離れる決心をした。
294陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 22:18:48 ID:+SzVXlsJ0

じんまも バンバも ようおどる〜
鳴子片手に よう踊る〜

はっ ヨイヤサの ヨイヤサ!
   ヨイヤサの ヨイヤサ!
295陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 22:20:47 ID:+SzVXlsJ0

ヤッチョレヨ〜ヲ ヤッチョレヨ♪
296陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 22:25:51 ID:+SzVXlsJ0
ヤッチョレ ヤッチョレ ヤッチョレよ〜

アッソレソレソレソレ! ソレソレソレソレ!

土佐の高知へ来てみぃや〜
ジンバもバンバも よう踊る〜
鳴子片手に よう踊る〜

ヨイヤサの ヨイヤサ!
297陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 22:59:53 ID:1BjZXd3E0
すると突然、背後から俊貴の声がした。

「俺も同じ事を考えてた。俺もこれ以上この島にはいたくない」
「一緒に逃げよう!」
ふたりは見つめ合った。

そして真夜中、1艇の船が静かに動き始める。
298陽気な名無しさん:2008/09/08(月) 23:51:54 ID:smaspcrCO
無事に東京にたどり着いたふたりではあったが、着の身着のままで島を飛び出したので、どこへ行けばいいのか、何をすればいいのか全く決まっていない。

「今日はもう遅いし、近くのカプセルホテルにでも入ろうか」
「俊貴、俺…行ってみたい所があるんだけと…」何故か幸太の顔が赤くなっている。

タクシーに乗り込むと幸太は静かに行き先を告げた。
「入谷駅までお願いします」
299陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 00:17:38 ID:kLlBL/jx0
「こーちゃん、どこ行くんだよ」
タクシーを降りた幸太は無言で歩き始める。
仕方なく後をついて歩く俊貴。

五分ほど歩くと、とあるビルの前で幸太は立ち止まった。
「こーちゃん、『会員制』って札がかかってるけど、大丈夫なのか?」
「大丈夫。ここなら宿泊料金も安いし、風呂にも入れるし、食事もできるんだ。」

幸太はずっと憧れていた。
東京に来たら、絶対に行こうと思っていた所。
隣に俊貴がいる事がなんだか恥ずかしくて、照れくさくて、でも嬉しい。

幸太は上野24会館の扉を開けた。
300陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 00:33:17 ID:QU1kO9aw0
マードのさんさは デデレコデン ♪

ハーレのさんさも デデレコデン ♪

こーきりこーのーぉー たーけーはぁ ♪

しーちぃすーん ごーぶーぅじゃー ♪

301陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 01:19:02 ID:peNC3KyW0
一方、二人のいなくなった島では「どこでもドア〜」とカヤ子が大山のぶ代の真似をし
赤ふんの中からアイテムを取り出した。
「のび太君これはね…」と一通りドアの説明を終えるとカヤ子はドアの前に立ち
「幸太と俊貴のいる場所へ」と言いながらドアを開けた。
カヤ子の目の前には幸太と俊貴がおり、そして24会館の扉を開けたはずの幸太と俊貴の目の前にはカヤ子がいた。
302陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 04:41:23 ID:vNL63dHk0
「えっ!?」
幸太と俊貴は顔を見合わせた。
なんでここにカヤ子がいるのか。
ストーリーの進行上もっとも避けたい人物だ。
幸太は目の前で起こった出来事を瞬時に理解することはできなかった。
ただ、カヤ子に鉢合わせはまずいということはわかった。
幸太は開き掛けた上野24会館の扉を閉めた。
303陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 05:24:26 ID:HcAkI+kbO
「なーんだ夢かい。」

霞みがかった瞼を一こすり。朝焼けが眩しい。
新調した赤褌を締め、気合いを入れる。
セクシーでラグジュアリーなかや子の一日が始まる。
304陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 07:05:07 ID:uxpTzH6S0
カヤ子のブレックファーストは英国風だ。
カリカリに焼いたベーコンに目玉焼き。
焼きたてのトースト。
セクシーランジェリーに身を包んだ美女にふさわしい朝食である。
305陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 07:21:25 ID:qud629Xs0
 カリカリに焼いたベーコンに目玉焼き。
 焼きたてのトースト

をブリティッシュスタイルだと思い込んでいるカヤ子は呆けていた。
306陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 07:41:49 ID:jg8TrA9d0
「あら、ゆとりが降ってるわ」
由利恵は今年の初雪がついた肩を掌で、そっと払った。
307陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 08:19:41 ID:sRKLAoPUO
褌に飽きた俊貴はミカのパンツで漁をすることにした
308陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 09:03:35 ID:kLlBL/jx0
「このままでは朝食論議スレになってしまうわ…!」
直感的に物語の危機を察した由利恵は台所に立つと手際良く料理を作る。

「ミカったら、いつまで寝てるのかしら…」
15分後、由利恵はわざと大きな声でひとりごとをつぶやいた。
「お義母様、申し訳ないですけどミカを起こしてきていただけませんか」
「まったく…人使いの荒い嫁だこと!」
「お義母様、何かおっしゃいまして?」
なんでもないわよ、と吐き捨てるように言うとカヤ子はミカの部屋へ向かった。

「フフフ…作戦成功」
カヤ子が食べ散らかしたドッグフードを片付けた由利恵は、素早くご飯と味噌汁、生卵と焼鮭とお新香を食卓に並べた。
由利恵は典型的な日本の朝食が好みである。
「ったくあのババァ、さっさと逝ってくれないかしら。でもこんな毎日ともあと3日でオサラバだわ」
由利恵はカヤコを本土にある特別養護老人ホームに入所させる手続きを済ませていた。


その頃、カヤ子に起こされたミカは信じがたい現実に思わず叫ばずにはいられなかった。
「どうして!どうして!どうしてあたしのパンツが無いの!?どうしてお兄ちゃんのフンドシがここにあるの!?」
309陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 09:54:43 ID:qud629Xs0
超肥満児のミカのパンツは
由利恵特製のタヌキのアップリケつきズロースだった。
兄の褌では腰の紐が届かない。
310陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 11:06:49 ID:UVgmJ9jH0
しょうがないので顔に巻いて銀行強盗へ出かけた。
311陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 12:55:06 ID:sRKLAoPUO
もちろんマンコは丸出しです

一方、俊貴はミカのパンツが緩すぎてズリ落ちてしまうので
裸で雑貨屋に競パンを買いに行きました
312陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 13:00:05 ID:E9NeDM+YO
競パンを選んでいる最中に勃起してしまって先走りでお店の商品を汚してしまいました。
313陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 13:05:36 ID:7QTz8X630
「漏れのクリチンポから先走りが出るぜぇ〜」
と絶叫しながらマンコをいじくり倒していると、お店の人に
通報されてしまい、逮捕されてしまいました。
取調室で、刑事にむかって「漏れは男だが!」と絶叫しますが、
「うるせー、このドブスマンコが!」とボコボコに殴られます。
314陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 13:15:37 ID:sRKLAoPUO
これまで特にことわっていませんでしたが俊貴は腐った女の子なのです

一方、マンコ丸出しで銀行に向かったミカも途中警察に見つかり保護されて来ました
315陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 15:29:13 ID:NsOqEo2p0
それじゃ話が広がらないじゃないの。
316陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 17:02:54 ID:cDxhL24K0
卑俗な方向に向かってるな
317陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 17:08:41 ID:7sjsN5oU0
「なーんだ夢かい。」

霞みがかった瞼を一こすり。朝焼けが眩しい。
新調した赤褌を締め、気合いを入れる。
セクシーでラグジュアリーなかや子の一日が始まる。
318陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 17:20:35 ID:sRKLAoPUO
俊貴が腐女子だったのはカヤ子の夢でしたが
俊貴兄妹が猥褻物陳列罪で投獄されたのは夢ではありません
そんなこともあろうかと俊貴はチンポの裏筋に収容所の地図を暗号化した絵を彫っていました
319陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 17:28:45 ID:4F9RPETuO
俊貴は尻穴を毎日自分で慰めていたのだ
自分のごつい拳に唾液で濡らし がしっとした腰から馬鹿デカイ尻を広げ 穴にぶちかましす秘密があった…
320陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 18:03:26 ID:HcAkI+kbO
徳川埋蔵金発掘である
321陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 18:15:30 ID:sRKLAoPUO
その穴、糸井重里に狙われています
322陽気な名無しさん:2008/09/09(火) 23:26:32 ID:kLlBL/jx0
『うるせー、このドブスマンコが!』
刑事の怒号が取調室に響き渡った瞬間、俊貴は目を覚ました。

…夢だったのか。
それにしても、何という悪夢だ。
収容所に投獄されていたのはまだいい。
許せないのは、俺が女、それも腐女子だったという事。

俊貴は大きく息を吸って、意識を現実に引っ張り戻す。
Tシャツが汗でぐっしょりと濡れている。

そうだ。
昨夜は「上野24会館」という施設の扉を開けたら、何故かばあちゃんが居て、慌てて逃げたんだ。
そして、近くのビジネスホテルにたまたま空きがあったんだ。
隣のベッドでは幸太がガーガーといびきをかいている。

それにしても「上野24会館」というのは、どういった施設なんだ。
幸太の台詞からは、一般的なビジネスホテルとしか答えが浮かばない。

まだ朝の5時か…。
よし、確かめてみよう。

俊貴はできるだけ音を立てないように服を着替え、ひとり「上野24会館」に向かった。
323陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 00:19:32 ID:x8F0J++d0
俊貴は「上野24会館」の扉の前で躊躇していた。
何故だかはわからないが、奇妙な雰囲気を感じる。
それに、まだばあちゃんが居たら、絶対に島へ連れ戻されてしまうだろう。

すると、突然扉が開き、出てきた男と目が合った。
「せ、先輩?!」
「郡司!?」
>>190以来、久々に登場した郡司は、まさかの再会に目を真ん丸くして驚いている。

「郡司、ここはどういう所なんだ」
「先輩、何言ってるんですか。知ってて来たんでしょ」
郡司は意味深にニヤニヤと笑っている。
「ただの健康サウナですよ。男性専用の」

…健康サウナか。
サウナなら大学の時に2、3回行った事がある。
コンパで飲みすぎて終電を逃した夜、同期の連中と一緒にサウナへ行った記憶が蘇る。

「じゃ、頑張って下さいね。へへへっ」
「あ、ああ」
郡司が残していった妙な台詞に引っかかりながらも、俊貴は扉を開けた。
324陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 00:41:32 ID:x8F0J++d0
なんだ、普通のサウナじゃないか。
さっきまで気が張っていたのだろうか、俊貴は妙に拍子抜けしてしまった。
幸太は東京に来た事が無いから、ここしかサウナを知らなかったのだろう。
俊貴はカヤ子の気配が無い事を確認すると、受付を済ませて着替え、4階浴場へ向かった。


…さっきから妙な視線を感じる。
湯船に浸かっている俊貴の頭の中には、いくつもの「?」が駆け回っていた。

3階で着替えていた時に近くにいた太めの中年男も。
さっき体を洗っていた時に隣にいた老人も。
今、湯船の向こう側にいる30歳くらいの男も。
どうして俺の事を何回もじろじろと見るんだろう?

奇妙な視線に疑問を感じながらも、俊貴は湯船の向こう側にいる男を何気なく見た。
短髪であご髭を生やしている。太い眉と大きな目が印象的だ。
どことなく幸太に似てなくもないな、などと思っていると、ふいに男と目が合った。

男は目をそらさない。俊貴は慌てて目をそらす。
そして、男はゆっくりと近寄り、俊貴の隣に来ると、いきなり股間に手を伸ばしてきた。
325陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 05:08:48 ID:rM1+XADFO
同時刻、かや子は浅漬けに使う胡瓜をもぎ取ろうとしていた。

奇しくもそれはミカが赤貝で情事を始めようとして茄子に手を伸ばした時だった。
326陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 05:58:16 ID:Tl6apQHE0
カヤ子は次々と熟れた胡瓜を収穫する。
さすがは村の年長者だ。
慣れた手つきで籠の中に胡瓜を一本、また一本と放り込む。
そして籠いっぱいに胡瓜が収穫できた。
「こりゃあ、豊作じゃな。トシ坊にも食べさせてやらんにゃいかんな。」
327陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 06:41:33 ID:GtBwLgCqO
一方、ようやく目覚めた幸太は、俊貴が残した伝言メモを見つけて青ざめていた。

これは大変だ!

チェックアウトを済ませた幸太は上野24会館へ急いだ。
328陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 08:11:46 ID:cgWSU5H80
俊貴は男の手を振り払おうとしたが、恐怖で体が凍り付いてしまい、何の抵抗もできない。
男は俊貴の股間をゆっくり揉みしだく。
俊貴の男根は敏感に反応し、あっという間に勃起してしまった。

「他の人に見られたらヤバイですよ…」
やっとのことで小声を発した俊貴だったが、「こんな公共の場で」という言葉までは出せなかった。
「じゃあ、シャワールームに行こう」
俊貴の台詞を誤解した男は、俊貴の腕を掴むと、シャワールームへ移動した。


「ちょっと、ちょっと待って下さい」
狭いシャワールームに押し込められた俊貴は、ようやくまともな会話ができる精神状態を取り戻していた。
「こんな事してるのを他の人に見られたら、大変な事になるじゃないですか」
男はきょとんとして、それから俊貴の体を舐め回すように見つめた。
「もしかして、ノンケさん?」
「の、のんけ…?」
「ノンケって言葉も知らないのか」
男は呆れたようにクスリと笑う。
「そうか。君は運悪くここに入ってしまったノンケなのか。でも、これがこんなになってるという事は、男もイケるって事だよな。君は運がいいのかもしれないな」
今度は俊貴がきょとんとしてしまう。
運悪くここ…って?

「あの、ここって普通の健康サウナじゃないんですか」
男は予想通りの台詞が返ってきた事に、満面の笑みを浮かべた。
「ここはハッテン場…。男同士がセックスをする場所だ」
目を見開いて驚く俊貴の口を、男の唇が塞いだ。
329陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 10:26:28 ID:uCwe5qUl0
俊貴は突然のキスを拒もうとした。
しかし男はそれ以上の力で俊貴を押さえつける。
絡み合う舌と舌。
次第に俊貴も抵抗するのが無駄だとわかった。
男の求愛を訳もわからぬまま受け入れた。
もう頭の中が沸騰しそうな勢いだった。
330陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 11:53:25 ID:QkQKAkdeO
それと 同時に 自分が尻穴に対する執着が異常さ 毎日自分で尻穴を広げながら自慰にふけってた事をかすめながら その男に身を任せていく自分に恐さも感じて どうしようもない感覚になっていった
331陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 12:15:52 ID:5n/sMpIgO
が、しかし
332陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 12:39:28 ID:2z4ix0g+O
330が日本語で書かれていないため続けようがなかった。
333陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 12:58:43 ID:KtS162Rx0
その頃、ようやく幸田は上野24会館に到着したばかりだった。
急いだせいかさすがの幸田も息切れしている。
「トシのやつ、何もなければいいが・・・」
無事を祈る幸田であった。
334陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 14:08:28 ID:rM1+XADFO
かや子も赤褌を締め二人の安全を祈願していた。
今日のお昼は嫁の作った素麺汁だ。

「辛いわあ〜鈍感な人はいいわねぇーーー辛い辛い。殺す気かしらねーー」
いつもの号令がこだまする。台所でガチャンと音がした。
335陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 14:28:36 ID:2z4ix0g+O
24会館の受付で幸田は止められでいた。
「申し訳ございません。当店は男性のみとなっております」
店員が入場を断ると、
「おのれ〜逸見め〜!」
鬼の形相となった幸田シャーミンは叫びながら入谷の街へと駆け出して行った。

そのころ幸太は…
336陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 14:35:54 ID:ksdQVkDR0
おしっこが我慢できずに寄った上野駅のトイレで俊貴の事などすっかり忘れジジイを漁っていた。
幸太は老け専だった。
337陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 17:25:39 ID:QGeBcGtU0
日本語で書かれていない間に俊貴はアナル処女を失って後悔の念の中でトボトボと24会館をあとにした。
早朝の電車にあても無く乗りこみ、気が付いたら山手線内回りの早朝ラッシュに巻き込まれていた。
身動きできないほど混雑した車内の中で俊貴はただひたすら虚しさを感じていた。
すると...
338陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 18:25:45 ID:D7BlqPw7O
どうでもいい事に
339陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 18:36:14 ID:5n/sMpIgO
上野駅で降りてトイレに駆込んだ俊貴が
340陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 18:40:51 ID:rM1+XADFO
頭がパーンとなり
341陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 18:41:14 ID:jwSR+jrdO
間に合わず下痢便もらした
342陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 18:48:56 ID:2z4ix0g+O
という夢を見た。
343陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 19:03:06 ID:jwSR+jrdO
ということにしたかったが現実は残酷で
ホテルに帰るために下痢便が染み付いたパンツで電車に乗った
344陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 19:27:38 ID:ucO7O/Ol0
そして、みんなミイラ化しました。
345陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 21:42:36 ID:ElMaSvr30
「なーんだ夢かい。
・・・それにしても奇妙な夢ばかり見るわい。」

みんなミイラ化するという悪夢を見たばかりのカヤ子は寝汗びっしょりだった。
「不吉な予感がするの。」
霞みがかった瞼を一こすり。朝焼けが眩しい。
しかし、心は不安なままだ。
俊貴と幸田がこの島から消えて1週間が経とうとしていたのだから。
346陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 22:17:30 ID:D7BlqPw7O
「また現実と夢の区別がつかなくなっているのか」と俊貴が孝に話しかけた。
孝はいつも夢の中では兄である俊貴の祖母になっているのだ。
347陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 22:21:45 ID:5n/sMpIgO
>>4から>>345までが島の分校の柔道部の部長である孝の夢だったのだ。
348陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 23:06:16 ID:qnNb7DoY0
孝は柔道の試合で相手に上四方固めで押さえ込まれ、顔に押し付けられた相手の股間の強烈な臭いに意識を失い
あれから7年、ようやく病院のベッドで意識を取り戻したのだった。
349陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 23:09:11 ID:jwSR+jrdO
という現実逃避の妄想を重ねて俊貴は下痢便の染みをつけたまま山手線に乗るのだった
350陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 23:17:36 ID:V+nXVgm20
と孝は意識を失っていた間に見た夢を俊貴に語り始めた。
351陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 23:26:48 ID:qnNb7DoY0
どう考えても臭い…どうしよう…。

「なんか臭くないですか?すんごい臭いよね、なんだろ?」

周りにいた人達もさすがに言い出した本人が臭いとは思ってもみないだろう…。
俊貴はそう思い、少し大袈裟に言ってみた。
352陽気な名無しさん:2008/09/10(水) 23:36:02 ID:5G/JB5YL0
まもなくして車内は異臭で充満し、大騒ぎとなった。
アナウンスが流れる。
「只今原因を調査しております。どうぞお席に付いてお待ちください。」

車掌が俊貴のいる車両に入ってきた。
353陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 00:35:47 ID:a6nRRhl60
車掌は俊貴の目の前に来ると、突然叫んだ。

ちょっとあんた!!!
メコ汁くっさいのよ!!!!!!!
とっとと死んで!!!!!!!!!
354陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 00:40:47 ID:y+k2rgakO
「仕方ない!最後の手段だ!」
俊貴はフンドシを脱ぎ捨て、電車から飛び降りた。

「犯人逃亡!直ちに追跡せよ!」
車掌と警官が俊貴を追いかける。
355陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 00:53:10 ID:7NHBH9Vh0
俊貴は夢の話を続ける孝に言った。
「君は確か男が好きだったな。便絡みの夢を見るのもそのせいなのか?」
図星だったが、孝は構わず話を続けた。
356陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 01:09:10 ID:y+k2rgakO
俊貴は浜松町駅の改札を強引に突破すると、ひたすら西に走り続けた。

そして5分ほど走ると小さな公園の茂みに隠れた。

後を追いかけていた警官はそのまま西に走って行ってしまった。

「良かった…何とか逃げ切れた…」

俊貴は茂みからそっと顔を出して辺りを見回すと、目の前の「アクアフィールド芝公園」という施設がプールである事に気付いた。

ここで体を洗えればもう大丈夫だ。

俊貴は入場券を買い、急いでシャワーを浴びると、競パンに着替え、プールサイドに降り立った。
357陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 01:47:32 ID:DaVEFBdj0
なんだここは?
男ばかりじゃないか!?
しかも、ほとんどの男が短髪か坊主で、髭をたくわえている。
水泳体型の男もいるが、ほとんどの男はガッチリ〜デブ体型だ。
しかも、ほとんどの男の視線が俺に集中している。

とてつもなく嫌な予感がする…。
すると、プールサイドの向こうから「先輩〜!」という声が聞こえてきた。

また郡司かよ…。
俊貴は思わず頭を抱えてしまう。
「先輩!24デビューに芝プーデビューだなんて、ホントお盛んですねっ!」
「郡司…、まさか、ここもハッテン場なのか?」
「何言ってるんですかぁ。知ってて来たんでしょ。でもここではヘンな事しちゃダメですよっ♪」
郡司は腰をフリフリさせながら2階へ上がっていってしまった。

もう東京は疲れた…。
しばらくここで休んだら、幸太に連絡して島に戻るか。
俊貴はプールサイドで仰向けになってあれこれ考えていたが、いつの間にか眠ってしまった。
358陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 02:02:16 ID:v36/bOUG0
「つんつん つんつん」

いつの間にか眠ってしまった俊貴の股間を棒でつついて遊ぶ者がいた。

「ガっちゃん見て見て。もっこりさんが大きくなってくるよ。ほらほら つんつん つんつん」
「クルッピプップー!クルッピクルッピ!!!」
「ガっちゃんもやってみる?」
「クルッピクルッピ プップー!!!!!!」
359陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 03:43:36 ID:wBvxf1p1O
夢の中の俊貴はそんなこととは露知らず。
カヤ子の顔をしたドクターフィッシュに股間を啄まれていた。
360陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 04:25:32 ID:76lrIGXr0
「痛えええ〜〜〜!!!!!」
あまりの激痛に俊貴は飛び起きた。
「なんだこりゃ。ぎゃああぁぁあ」
股間にはカヤ子の顔をしたドクターフィッシュである。

「はっはっはっ、それドクターフィッシュっていうんですよ。」
いつの間にか郡司が隣にいる。
「こうやって皮膚の古い角質を食べてくれることで肌をきれいにしてくれる魚なんですよ、先輩。」
361陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 12:31:01 ID:g2s44HL70
カヤ子フィッシュのおかげで競パンの生地が薄くなり形がくっきりした
362陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 12:40:29 ID:j6k9LYlO0
そして明彦は
もうこんな世の中いやだ、死にたい
と言った
363陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 12:48:04 ID:Msf1B2DfO
一方、幸太は早朝から今までずっと上野駅のトイレで隣に来るジジイの小便を覗き見していた。
364陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 14:48:50 ID:uUw1RJZRO
そして 小便を複数にかけられながら 派手に遊んだオランダのプレイルームを思い出し熱くなった
365陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 14:53:07 ID:23sloK/w0
ビルの屋上に立つ明彦。
眼下には慌しく動く人の群れとビルの群れが小さく見える。
見上げれば吸い込まれるくらい広い空。
この世の全てに絶望した明彦なら恐れることなど何もないだろう。
明彦はまた呟いた。
こんな世の中いやだ、死にたい
366陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 15:13:57 ID:23sloK/w0
明彦には借金が30億円あった。
大学卒業後、一流企業に入社。
その後は会社を退職し、自分で事業を起こした。
しばらくは順風万般だったものの新規事業の失敗等が重なり
多額の借金を負ってしまったのだ。

明彦はどん底まで追い詰められていた。
もう死ぬしかなかった。

1時間ほどしただろうか。
遂に明彦は死ぬ決心をした。
367陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 15:21:38 ID:23sloK/w0
明彦はすぐにでもビルの屋上から飛び込もうと思ったが
せめてもの冥土の土産になにか好きなものを食べてから死のうと思った。
せっかく死ぬのだ。
最後に美味しいものくらい食べておきたい。
明彦はビルのエレベーターに乗り込むと1Fのボタンを押した。
そしてビルから出ると近くのコンビニを探した。
368陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 15:27:00 ID:23sloK/w0
「明彦!?明彦じゃねえか!」

遠い昔に聞き慣れた懐かしい声。
でも決して忘れることのなかった声。
明彦がその声の主のほうを振り返るとそこには俊貴がいた。

明彦は俊貴の大学時代の無二の親友だったのだ。
本当に思いもかけない偶然の再会だった。
369陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 16:14:37 ID:23sloK/w0
「俊貴!!なんで漁師のお前がこんな都会のど真ん中、浜松町にいるのさ!?」

「か、観光ってとこかな?」
動揺を隠しながら俊貴が誤魔化し答える。
「明彦もこんなところでなにしてんだよ。もしかして会社抜け出してサボり中か?」

明彦はさっきまで死を考えていた身だ。
そのことを思い出し、明彦は俊貴との再会を嬉しく思うと同時に
なんだか俊貴の顔を見れなくなっていた。
うつむく明彦。
様子がおかしいことに俊貴は気づいた。
「明彦ったら、なんだか元気ないじゃん。俺が奢ったるからなんか食おうぜ。
そこにハンバーガーショップがあるな。ウェンディーズ?そこ入ろっか?」
370陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 16:23:09 ID:Msf1B2DfO
落ち着いたところで明彦は会った時からの疑問を口にした。
「で、おまえ何で水着で歩いてたの?」
371陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 16:54:09 ID:23sloK/w0
俊貴は疲れていたため夢中でネギ焼肉バーガーを頬張っていたが
明彦に指摘されてやっと服を着忘れていたことに気がついた。
「やっべー。大変だ。プールのロッカーに服忘れてきちゃったよ!」
372陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 17:41:39 ID:/qts/elA0
その頃、プールのロッカールームでは

「ね、なんか臭くない?やだっ!やっぱりすごい臭い!なんの臭い!?ね、このロッカーの中からじゃない?」

と、新たに異臭騒ぎが始まりつつあった。
373陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 17:51:02 ID:Msf1B2DfO
「みんなロッカーから離れて!」

群衆をかきわけて登場したのは郡司だった。
ハンカチを手に郡司は力まかせにロッカーのドアをこじあけた。
異臭は乱暴に突っ込まれた衣服の中からするようだ。
ハンカチで脂や指紋がつかないよう気をつけながら郡司は衣服の中から汚れた褌に目星をつけ取り出した。
ペロッ

「こっこれは…!!」
374陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 21:57:08 ID:DaVEFBdj0
「プールに服を取りにいくから、少し待っいてくれないか」
俊貴が席を立とうした瞬間、明彦に腕を掴まれた。

「…ここにいてくれ…!」
思いがけない台詞に思わず振り向く。
明彦と目が合う。

…泣きそうな目。
いや、違う。
これは、泣く程度で済むような悲しみや苦しみの目ではない。
何かあったのか…?


「あ、何でもない。何でもないんだ。ハハハハハ」
わざと明るく振舞う明彦。

「俺の服を貸そうか。どうせなら、今から家に来ないか」
「あ、ああ。それはすごくありがたいけど、会社は大丈夫なのか?」
「会社は………じ、実は今日は休みを取ってるんだ。だけど仕事が残ってたからさっきまで会社にいたんだ」
近くの駐車場に車を止めてあるから、その格好でも大丈夫だな、と明彦は笑う。
明彦の様子に違和感を感じつつも、俊貴もつられて笑った。


明彦は首都高を飛ばしながら、ある結論を出していた。
…どうせ死ぬんだから。
どうせ死ぬのなら。
もう、二度と逢えないと思っていたから。

俊貴には本当に申し訳ないけど。
5年間の片想いくらいは、終わらせてもいいだろう?

ふたりを乗せた車はレインボーブルッジを抜け、新木場へ向かった。
375陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 22:20:37 ID:Msf1B2DfO
ペロッ

「こっ…これは…アーモンド…
いや…消化不良のピーナッツだ!」

一同「!!」

こうして郡司は難事件を片付けた。
郡司「んまぃ…んまぃょ…俊貴さぁん……」
376陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 23:07:29 ID:HDcEs5wO0
ぎゃあああああああ
377陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 23:21:33 ID:XM/MrvDAO
>>374レインボーブルッジ
378陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 23:34:17 ID:DaVEFBdj0
「ああ、またやってしまった…」
幸太は上野駅の改札前で、途方に暮れて座り込んでいた。

俊貴を助けようとした幸太は、ホテルを出たのはいいが、上野駅13番線前のトイレで用を足していたら、隣で用を足していた男に見とれてしまい、そのままトイレでハッテン行為に浸ってしまっていたのだ。

「ホントに俺はダメだなー。この有り余る性欲、いい加減どうにかしないと」

我に返った幸太は急いで上野24会館に入ったが、いくら探しても俊貴が見つからなかったのだ。
もちろん俊貴の携帯電話には電話とメールを何回もした。
しかし電話は繋がらないし、メールの返事も来ない。
東京の地理に明るくない幸太は、何処に行けばいいのかもわからなくなってしまい、また上野駅に戻ってきてしまったのだった。

「…こんなの前代未聞ですよ」
「仕方ないだろ。例え原因物質が何であれ、異臭騒ぎには変わらないんだぞ」
「しかしですね、どうやって犯人を捜せと言うんですか。こんなフンドシひとつで」

「フンドシ?」
幸太は声の主のほうへ視線を送った。
視線の先にはふたりの警察官がいた。
そして、警察官が持っていたビニール袋の中に、赤いフンドシが見えたのだ。
幸太は慌てて立ち上がると、警察官の前に立ちはだかった。
379陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 23:37:40 ID:DaVEFBdj0
「あの…、このフンドシの持ち主って、背が高くて、坊主頭で、がっしりしてて、色黒で、25歳くらいの男でしたか?」
ふたりの警察官は、突然目の前に男が現れたので驚いた表情をしたが、すぐに仕事モードの表情に戻ると、手帳を取り出してページをパラパラめくった。

「目撃者の情報と完全に一致してますね、警部」
「その人、どこにいたんですか?」
「失礼ですが、あなたはこの物品の所有者とお知り合いですか」
「あ…、はい…。友人ですが…」
「そうですか。それでは、誠に申し訳ありませんが、署までご同行願えますか」
幸太はいきなり警察官に腕を掴まれた。
「え?え?な、なんで!?」

すると、混乱状態に陥っている幸太の真正面に、唐突に大きなドアが出現した。
そして、ドアが大きな音を立てて開いた。

「カヤ子ばあちゃん!」
「幸太!早くこっちへおいで!」

突然のドアの出現に、警察官は明らかにたじろいでいる。
幸太は警察官の隙をついて、掴まれた腕を振り切り、ドアの中へ走りこんだ。
そして、ドアは閉まると同時にすっと消えてしまう。

「ど…こでも…ドア?」
ふたりの警察官は、目をパチクリとさせながら、互いの顔を見合わせる事しかできなかった。
380陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 23:40:17 ID:DaVEFBdj0
とりあえず危機を脱した幸太は、何回か深呼吸をすると、ようやくここが島である事に気付いた。

「あれ!?俺、どうして島にいるんだ!?」
鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしている幸太に、カヤ子は得意気に話し始めた。

「あたしゃね、ずっとあんた達のことを見張ってたんだべさ。このどこでもドアで」
「どこでもドア…?って、それドラえもんの話だよ?現実世界にはドラえもんなんて居ないんだよ?」
「まあまあ、そんなことはどうでもいいべさ」

物語の当初では、単なる主人公の家族の一人であったカヤ子が、今や主役級の大出世を遂げていた。
そして、普段はうっとおしいとさえ感じられていたカヤ子は、今では神々しいまでのオーラを放っている。

「さてと、幸太、行くべさ」
「行くって…どこに?」
「もちろんトシ坊のところだべさ。あんた、トシ坊とはぐれて困ってたんだべさ」

カヤ子は全てを包み込むような優しい表情を浮かべると、ドアの前に立った。
「俊貴のいる場所へ」


…この人は…もしかしたら…本当は女神なのかもしれない…。


そして、扉が開いた。
381陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 23:48:11 ID:Msf1B2DfO
扉の向こうは上野駅のトイレの便器の中でした。
扉を抜けた瞬間に目の前には尻タブとケツ毛が広がり
その中央の穴から黒い半液状のものが二人の全身に降り注ぎました。
382陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 23:54:36 ID:HDcEs5wO0
これでカヤ子が女神などではなくただの便所虫だということが証明された。
383陽気な名無しさん:2008/09/11(木) 23:58:51 ID:Msf1B2DfO
糞まみれになった幸太は慌ててトイレから逃げ出しパニクってるところを警官に保護してもらいました。
カヤ子は冷静に便器の中で糞を味わいました。
384陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 00:00:16 ID:u97eWnDdO
めでたし めでたし
385陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 00:03:41 ID:PiIWL1I2O
という夢を見ていた>>381は、スカトロマニアの腐女子だった。
386陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 00:13:15 ID:ymQlIEUOO
その後カヤ子は時々上野駅の便器に訪れ
上野駅の怪「便器ばはあ」として名を残しましたが、
それはまた別のお話。


387陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 00:23:01 ID:dDo3t8jB0
そして幸太は二人の警官に保護され交番まで行く途中
「Welcome to レインボービレッジ 〜オカマの村へようこそ〜」
と書かれた大きなアーチ型の看板の下を通って行くのを目にした。
388陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 01:31:35 ID:XHmJRdgk0
幸太はお巡りさんにアーチ型のその看板について聞いてみた。
「オカマの村ってなんですか?」

「ああ、その名の通りオカマの集落さ。あそこは治外法権で日本じゃないんだ。
警官の俺らでさえも入れないからな。」
389陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 01:49:51 ID:E+3b/mN50
俊貴は孝に言った。
「ドラえもんが出て来たりと話が段々つまらなくなっているぞ」
俊貴は孝の夢の話を聞くのが苦痛になってきた。
創造力のない孝の話は一向に終わりそうにない。
孝は話を続ける。
390陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 02:20:14 ID:PiIWL1I2O
「つまらなければ見なければいいじゃ〜ん。それか自分で書けばいいじゃ〜ん。」
とドラえもんが言った。

「それに孝の設定とか超ありえなさすぎだし〜。」
とアラレちゃんが言った。
391陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 02:57:04 ID:dDo3t8jB0
オカマ村はペンギン村の隣にあった。
392陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 02:59:21 ID:E+KeUPVE0
真面目にやれよ!!
せっかく「男版・潮騒」ができそうだというのに!!!
三島さんも
393陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:05:11 ID:aIuKYkPg0
何だか三洋物産あたりが出してるパチンコ機みたいなスレタイね。
394陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:09:12 ID:FgXlQsjf0
物陰に隠れてニヤリと笑うOLミカ。
395陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:16:31 ID:W0dsmDiG0
「このドロボウ猫っ!」
ミカの頬を叩くカヤ子。
口元からタラリと血を流しながら
薄ら笑いを続けるミカ。
396陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:22:53 ID:hi8OR93AO
はたかれたミカを自分に投影してエクスタシーに浸る芳恵
397陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:40:35 ID:NsCVQuXB0
>>392
すっごく真面目にやってるつもりなんだけど…スマソ。
どこでもドアを出したのは、話があちこち広がりすぎて収集がつかなくなったからです。
もう1回どこでもドアを出しますが、真面目に終わらせます。
398陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:42:32 ID:NsCVQuXB0
駅と直結している35階建ての高層マンション。
そのマンションの最上階、4LDKの角部屋。
大きな窓の南には東京湾が広がり、西の窓からは遠く富士山が見える。
俊貴は明彦が淹れたコーヒーをリビングで飲みながら、明彦が経営する会社の話を黙って聞いていた。

事業失敗。
30億円の借金。
明彦がハンバーガーショップで俺の手を掴んだ時に見せた表情の理由が、そんな事だったなんて…
「このマンションも、今月末に売却する事が決まってるんだ」
淡々と話す明彦に、俊貴は何と言葉を掛ければいいのかわからず、頷く事しかできない。

「あの頃は楽しかったな。サッカーやライブを見に行ったり、潰れるまで飲み明かしたり」
「…ああ」
「俺は、俊貴と過ごした4年間が、今までの人生で一番輝いていた」
「…そうか」
「俺は…俺は…俊貴の事が…ずっと…ずっと好きだったんだ」

えっ?

俊貴は驚いて顔を上げると、明彦の目からはいくつもの涙がこぼれていた。
そして、明彦の両手には、包丁がしっかりと握られている。
信じがたい光景を目の当たりにした俊貴は、思わずソファーから立ち上がった。
399陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:45:40 ID:NsCVQuXB0
「実は、ビルから飛び降りるつもりだったんだ」
明彦は涙を流しながらも、淡々とした口調で話を続ける。
「でも、どうしても死ぬのが怖くて、飛び降りる事ができなかった」
包丁を握り締めた明彦は、じわじわと俊貴に近寄る。
「でも、あそこで、俊貴に逢う事ができた。本当に嬉しかった」
俊貴は後ずさりをしながら、逃げる方法を探る。
「俊貴には、本当に、本当に申し訳ないと思ってる」
しかし、俊貴は部屋の隅に追い詰められてしまった。
「一生に一度のお願いだ。一緒に死んでくれないか」
明彦は、包丁の先端を俊貴に真っすぐ向ける。
「おい!何を考えているんだ!やめろ!」
俊貴は恐怖で体が震え、叫ぶ事しかできない。
「頼む!一緒に死んでくれ!」
思わず目をつぶる俊貴。


ぶすっ。
あるいは、ぐさっ。


という音はしなかった。
10秒後、俊貴はゆっくり目を開ける。
すると、明彦の手首を力ずくで止めている大きな手が目に入ってきた。

「あっぶねー!ギリギリ間に合った!」
「こーちゃん…」
俊貴はへなへなとその場に座り込んでしまう。
幸太は明彦の腕をねじり上げ、包丁を奪い取る。

「トシ坊、ホントに危なかったべな」
「ば、ばあちゃん…どうして…」
「トシ坊が心配で心配で、ずっと探してたんだべさ」
「ばあちゃん…」

「トシ、一緒に島に帰ろう。俺達は島の暮らしが一番合ってるんだ」
400陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:53:45 ID:FgXlQsjf0
そのころ、カヤ子とミカのキャットファイトは続いていた。
「なによ、このモウロク歯ナシババアッ!!!」
「なんじゃと?このマンズリしか能のないスイーツ娘が!」
しかし、カヤ子の本能が俊貴に異変が起きていることを告げた・・・
祖母の第六感ってやつ?
そしてカヤ子はマンビラを広げて東京の夜空に飛び立った。
401陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 03:55:31 ID:NsCVQuXB0
「ああ、そうだな。島に帰ろう」
ようやく平静を取り戻した俊貴は、ゆっくり立ち上がると、何回か深呼吸を繰り返した。

「くそっ!くそっ!ちくしょう!」
明彦は床にうずくまって、拳骨で床を叩きながら泣き叫んでいた。
「会社も再建できなかった!…自殺することもできなかった!…無理心中すらできなかった!」
「明彦…」
「片想いを…終わらせる事すら…できなかった…」


「あんた、死にたくなるくらい辛かったんか?」
泣き続ける明彦の手を取ったのは、カヤ子だった。
「可哀想にのう…こんなに若いのにのう…」
カヤ子は明彦の髪を優しくなでる。
「あんた。死ぬ事なんてないだべさ。人生なんて、まだまだいくらでもやり直せるべ」
「でも…そんなの…どうやって…」
明彦は床にうずくまったまま、何とか言葉を返す。


「明彦。俺達と一緒に島で暮らさないか。部屋ならいくらでも空いてるぞ」
「えっ?」
明彦は顔を上げた。

「毎日魚捕って、うまいもん食って、酒飲んで」
「同じ毎日で退屈だけど、でも楽しいんだよなー」
「あたしゃ畑を手伝ってもらえると楽できるべ」
「一緒に島に行こう」
「行こう」
「んだんだ」

明彦はゆっくりと起き上がって、正座をした。
「ありがとう…いや、ありがとうございます。未熟者ですが、宜しくお願いします」
「そんな堅っ苦しい挨拶なんてしなくていいさ」
俊貴が明彦の肩をポンと叩く。


「そろそろ行くべさー」
カヤ子がどこでもドアの向こうで手招きをしている。

「さようなら、東京!」
「ありがとう、東京!」
俊貴と幸太は敬礼をして、ドアをくぐった。


「早くこっちに来いよー」
ドアの向こうには、夏の終わりの島の景色が広がっている。
初めて見るのに、何故だか懐かしい感じがする。
明彦は、もう一度人生をやり直すために、ドアをくぐった。


孤島の漁師物語・東京編 −完−
402陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 04:06:26 ID:hi8OR93AO
「うわつまんね。しかも長いし。ブヒッ!」

BLヲタ秋野婦女子(あきのふめこ・29♀)は小説を読み終えた。
しかしズリネタにならないと踏み、小説を元の場所に置いた。
403陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 09:04:31 ID:ymQlIEUOO
その後俊貴は石油高騰時に
「こんなんじゃ漁師なんてやってらんね」
とテレビニュースのインタビューで答えた動画がネット上で受け
クッキリ競パン漁師としてニコ厨の新たなガチホモネタとなった。
カヤ子は上野に飽きたらず全国のトイレに出没するようになり
日本中で妖怪便所ババアとして恐れられた。
幸太は警官から逃げるときに警官を一人殺害していたので
全国公開指名手配となり島の駐在さんに気付かれ御用となった末、
裁判の判決を待つ日々を留置所で送っている。
明彦は戸籍をまともに使えない病院にも行けない生活に嫌気がさし
自己破産を申請して東京へと戻っていった。
郡司は名探偵になったがある組織の陰謀で子供の姿になってしまい
少年探偵団として充実した日々を送っている。
ミカは東京で一般職の仕事を見つけOLとなった。
404陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 12:38:42 ID:D+x2C9YB0
秋野はつまんねとはじめは見栄を張ってみたが
実はこの小説を読んだあとの疲労感に虚しさとは違う不思議な感覚を感じていた。

「続きが読みたい・・・」

そう、この物語は東京編で完結したと思われたが
半年後、続編が新刊として発売されたばかりだったのだ。
秋野はマンズリできなかったおかげで悶々としたまま、あおい書店へと向かった。

いつものBLコーナー。
秋野がカ行の棚を探す。

「こ・・・こ・・・孤島の漁師物語・・・。」

そして、秋野はお目当ての小説を見つけ出した。
小説のタイトルは「孤島の漁師物語・沖縄編」。
405陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 12:46:54 ID:jdCtGKs6O
俊貴はおもわず声を出してしまった。
「まだ続けるつもりかよ!沖縄なんか行った事ないのに。」
孝の目はいっている腐女子の目そのものだった。俊貴は、抜ける話を孝が作るのはもう無理だろうと思った。
406陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 14:02:21 ID:hi8OR93AO
こうしてカヤ子のセクシーなラグジュアリーな沖縄でのバカンスが始まった。
407陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 15:36:05 ID:ymQlIEUOO
民宿も暇な時期に入り漁のほうも閑漁期へ入ったので
俊貴の父は長年していなかった家族旅行に行くことに決めた。
父「メンバーは俺、由利江、俊貴、ミカ…でいいよな」
408陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 23:05:44 ID:apNGmECR0
時代は一旦60年前へと遡る。
戦後間もない日本だ。

そこには真っ白のビキニをまとって沖縄でバカンスを過ごすカヤ子の姿があった。
当時としてはハイカラな格好だ。
今でいえば安室奈美恵並みのルックスといっても過言ではない。
カヤ子は抜群のプロポーションで男の視線を独占していた。
409陽気な名無しさん:2008/09/12(金) 23:20:52 ID:jTmrcJZZ0
そのなかの見るからにたくましい毛唐のGIらしき男がカヤ子にモーションを
かけてきた。
「○×○×○×○×。○×○×○×○×?」
「ないいってんのかわかんないべ・・・どうするべ???」
カヤ子は駐留軍のジープをおいまわしていたガキどもが言っていたことを
思い出してまねた。
「オーケー、オーケー、ギブミーチョコレート?オーケー?」
410陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 01:34:56 ID:DQx65QsmO
俺の大好きな沖縄を糞便と腐女子で汚されるのは絶対に嫌なので、もうここには書きません。
411陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 01:37:20 ID:7yMAOrqf0
>>410
だったらどこでもドアでトンガにでも送っちゃえばいいんじゃない?
412陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 02:14:08 ID:jiUa9L7uO
「お義母さん!!」と由利江に起こされるカヤ子である。

「由利江さん、お昼ご飯はまだかい?」

「いやだ、2時間前に食べたばかりでしょう」

カヤ子の頭は食欲と性欲しかないようだ。
413陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 03:22:50 ID:yQqs9PiI0
「オーケー、オーケー、ギブミーチョコレート?オーケー?」
カヤ子がそう言うと、GIの男はカヤ子の手を取りジープに乗せた。

沖縄の夏は暑かったがジープに乗り走り出せば
肌に当たる風を直接感じて不思議と心地良かった。
「う〜ん。気持ちいいわあ。」
思わずカヤ子も心地よさを口にする。

GIの男は自分の名前をカヤ子に伝えた。
「マイ ネーム イズ ジェームス」
しかしそんなことよりカヤ子は男の姿に惚れ惚れしていた。
ハンドルを握る男の横顔は見たこともないくらい凛々しいものだった。
GIカットの刈り上げもキマッている。
今で言えばベッカムのようなハンサムな男だ。
414陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 05:13:11 ID:wTirBaCbO
人気俳優の別咬・アーノルド・文俊(べつかむあーのるどふみとし)はなぜか寒気立った。
415陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 06:12:24 ID:jiUa9L7uO
こんな腐マンコが作ったスレなんか
とことん邪魔してやるわ…!!!


怒りに燃えるミカは、上司のオネエ「レオナ」を


「ガチムチ喰い放題の島があるのよ♪」と
釣りエサをつけ、この島へ乗り込もうとしていた。
416陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 06:50:38 ID:pOXf51pi0
この島とはもちろん石垣島のことである。
島では映画の撮影をしていた。
主役は別咬・アーノルド・文俊だ。
文俊といえば今もっとも日本でトレンディーな俳優である。
ananの抱かれたい男ランキングでも10年連続1位の記録を持つ。
417陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 07:09:17 ID:pOXf51pi0
ミカとレオナはこの連休を利用して石垣島に遊びに来ていた。

「いい男喰いまくるわよぉ!」
テンションの高いのはいつもレオナだ。
「キャーッ」
レオナが何かを発見したようだ。
「ねえねえミカ!あれ見て。何かの撮影のロケやってるわよ。見に行きましょ。」

海岸で撮影していたのは文俊主演の映画「孤島の漁師物語」だ。
撮影しているのはラブシーン真っ最中だった。
文俊は全裸でヒロインと抱き合っていた。
418陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 07:15:45 ID:ey/XQSmM0
そのヒロインは、カヤ子!
419陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 07:26:15 ID:pOXf51pi0
ラブシーンはクライマックスに近づいていた。
カヤ子にdeep kissをキメる文俊。
一番いいシーンだ。

・・・とその時絶叫が聞こえる。
「キャーーーーッ!!!」
レオナはあまりの興奮に叫んでしまったのだ。

「はーい、カットカットカット。」
撮影は中断だ。
映画監督がレオナに歩み寄る。
「あの、すいません。今撮影中なんで静かにしてもらえませんか。」
そう監督がレオナに告げた時だった。
監督はレオナの顔を見て驚く。
420陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 07:41:26 ID:pOXf51pi0
そう、レオナは東京のテレビ局でキャスターをしているのだ。
池川レオナといえば知らない人はいないだろう。
監督ももちろんレオナのことは知っていた。
「あれ、レオナさんですよね?こんなところでお会いできてびっくりです。」
その時監督にある考えが閃く。
レオナといえば40代にしては若々しく色気もたっぷりだ。
レオナに映画のゲスト出演してもらうのはどうだろう。
監督はレオナに交渉してみた。
話すこと30分。
レオナは快諾した。
このラブシーンを急遽、レオナ×文俊のカップリングで始めることになった。
421陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 08:02:31 ID:ey/XQSmM0
思わずマンズリをするミカ。
422陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 09:33:16 ID:v+pV1J0EO
「なんだ夢か」
カヤ子の新しい一日が始まる。

起きてからカヤ子冷静になって夢を振り返った。
「戦後の沖縄なんかアメリカの占領下で混乱してて行けねっつーのww
だいたいオレパスポートねーしw」

カヤ子はむしゃくしゃしたのでマンビラ飛行で沖縄へ行き
沖縄諸島に糞尿空爆を食らわした。


‐孤島の漁師 沖縄編 終‐
423陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 09:33:37 ID:N0a7pyRM0
その頃三太郎は
もうね、こんな世の中イヤだ。今日から俺はグレてやる。
と言った。
424陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 10:16:38 ID:UkrRUyXTP
三太郎はゆとりなので、グレてやるというのを、
「グレートになる」ということだと信じていた。
425陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 13:58:24 ID:nuS0FCDlO
【これまでのあらすじ】
426陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 20:53:19 ID:jiUa9L7uO
【これまでのマンすじ】
427陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 20:58:09 ID:v+pV1J0EO
カヤ子は夢見る女の子。
428陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 21:09:30 ID:ZbVwiC3s0
83歳という年齢を感じさせない、日に焼けた肌、シャキっと伸びた背筋
ちょっとシワがあってかなり垂れているしぼんだ乳を丸出しにし、赤フン
一丁で漁船をあやつるカヤ子であった。
429陽気な名無しさん:2008/09/13(土) 23:47:04 ID:jiUa9L7uO
そして陸に上がったあとは、お地蔵さまへのお参りを欠かさないカヤ子である。


帰ってからは、嫁の由利江に「由利江さん、ご飯はまだかい?」と言うのが口癖だ。
430陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 04:14:55 ID:DGZ2P+Me0
由利恵は怒る仕草も見せず、甲斐甲斐しく食事をテーブルに運ぶと
カヤ子の赤い褌をランチョンマットに、入れ歯を箸置きに
そして、ごはんに箸を直角に挿し立てて。読経のBGMをかけながら。
いつもの笑顔で恭しく「お母様お待たせいたしました」と頭を下げるのだった。
431陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 06:18:27 ID:qVwCu+g4O
漁師達は今朝もいつものようにごくありふれた服装で漁に出る。漁師はもちろん全員ノンケで、腐女子が妄想するようなゲイなど一人もいない。

カヤ子と由利恵はごくごく真っ当な仲の良い嫁姑であり、素っ頓狂で基地外じみたバトルなど一切起こらない。

島は今日も何も事件は起こらず、平和な時間がただ流れゆくのであった。


孤島の漁師物語 ー完ー
432陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 06:39:28 ID:DN7dJ26D0
その平和な島の浜辺に一人の男が打ち上げられた。
浅黒い肌が日に焼けて赤黒くなり、150kgを超えるガチムチ巨体、縮れた髪・・・
ポリネシア系であろうか?

この1人の男に平和な孤島の漁師たち、島の女たちがトンデモない騒ぎに
巻き込まれようとは誰が想像したであろうか?

孤島の漁師物語・トンガから来たSUMO HOMO編

433陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 07:15:46 ID:qVwCu+g4O
しかし、その男は既に息絶えており、間もなく病院で死亡が確認された。

島の警察は外務省に男の身元調査を依頼し、数日後、嵐で行方不明になっていたトンガの男性であった事が判明した。

男の遺体はすみやかにトンガに運ばれ、火葬され、手厚く葬られた。

島では特に大きな混乱は発生せず、相変わらずの平和な日々が続くのであった。

ー終了ー
434陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 07:48:19 ID:DN7dJ26D0
>>433をマンコのなかに吸収して宇宙の彼方に飛び去るライス
435陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 11:42:14 ID:AeUXWCgf0
ライスは宇宙を超光速で飛び続けた。
銀河系を超えて。
時間を超えて。
そして辿り着いたのはもうひとつの宇宙。
我々人類のような小さな生命体には知る由もない訳だが、
宇宙はひとつだけではない。
いくつものコピーのように宇宙は存在する。

ライスが辿り着いた宇宙。
それは我々人類が住む宇宙に限りなく近い宇宙。
全く同じように生命活動が営まれていた。
ただひとつ違うこと。
それは物語。
ライスはこの未知なる宇宙で知られざる「孤島の漁師物語」を知ることとなる。
436陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 21:09:32 ID:3neEyGO80
そしてミイラ化しました。
437陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 22:19:56 ID:R+vUB97P0
ライスはドラゴンボールを探す旅に出る
438陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 23:20:23 ID:T1iuQ7XRP
ちなみにこのライスは、riceではなくてliveだった。
いつもレストランで、ご飯を頼むと、
「ヘイ、ジャップ、てめえはシラミを喰うのか、名前どおりだな,Ha,Ha,Ha!
 ここは白人専用だから、黄色専用のレストランに行きな!」
と蔑まされていたのであった。
439陽気な名無しさん:2008/09/14(日) 23:49:25 ID:3neEyGO80

> riceではなくてliveだった
> 蔑まされていた

ゆとりのズンドコねw
440陽気な名無しさん:2008/09/15(月) 00:58:14 ID:DzcksMyQ0
          ,r─--......,,,_
       ,z''⌒'  __   \
     ./  _,,,,ヽ/,,,_ヾ、  \
     /  ./"       .)   \
    ./   ミ        /     ヽ 
    {   ミ        ゝ、     } 
    ヽ   ミ -''ー=z,,::::::.,=''~ヽ,,,  
    ヽ.iヘ|、. -辷iメi   f辷iァ .ト,,,,ノ  
     ゙{ !  ''' ノ,  `- 丶j i    
      ゝ.i::... " ,(,,,⌒,,)、  .!ノ 呼んだ?  
      ,.O!、ゝ   _,,、,,,_ ''/jO    
     / ...\ 、''t─-─'' /,,...ヽ
     ゝ,,,_;;ヽ  "'ー-'" /__,,,,ノ
        __,,ィ'゙゙.ー--─' ト-、,,,,__
  ,,,-ー/""  {     /  ,}   ヽ、,,,_
 ./  〈     ヾ゙‐-,,,,,,,.--'/     〉  ゙i、
 l"   \    丶     /    /    |
441陽気な名無しさん:2008/09/15(月) 04:57:24 ID:uPzULKB5O
このスレはライス国務長官に占領されました。
442陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 05:17:58 ID:aUkwy8rm0
そして誰もいなくなりました。
443陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 05:34:33 ID:VwacPVz10
ゴーヤを大量栽培してネットショップで売りさばくカヤ子
444陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 06:53:07 ID:o6DyKk0b0
PCの知識などゼロであったカヤ子であったが必死にネットビジネスを勉強し
その結果、商売大繁盛で大成功を収めることができた。
女性向けのアダルトグッズをネットで売れば必ず当たる。
カヤ子は確信していたのだ。
なぜならカヤ子自身かなりのオナニストでありバイブやゴーヤの使い方には精通している。
世の中の殿方に相手にしてもらえないだろう腐女子をターゲットにすれば
飛ぶようにオナニーグッズは売れると知っていたのだ。
詳しい使い方解説書を添付したカヤ子特製のゴーヤは飛ぶように売れた。
その売れ行きはカヤ子の想像を上回るものだった。
次から次へと注文のメールがカヤ子のメールボックスに届いた。
445陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 07:33:15 ID:VwacPVz10
カヤ子ばあちゃんのふるさとの味、
お お ぶ り イ ボ イ ボ ゴ ー ヤ

お客様の声:
「カヤ子おばあちゃん、ありがとう!生きる希望がわきました!!」
「夜が楽しみでしかたありません」
「ばあちゃん、好きだ〜〜!」
「カヤ子ばあちゃんは俺の嫁」
「ばあちゃん、カクイイッ!」
「カヤ子ばあちゃん、アッーーー!!」
446陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 08:03:26 ID:4DCHY6v6O
オナニーしないキボンヌちゃんがラフレシアの蜜の匂いに誘われてパックンチョ
447陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 08:36:34 ID:8CJkhQKSO
しかし業界最大手クリトリスジェミー0120-812812のえげつない妨害工作が!

「永遠のスェィ清純派のわたスィはクリトリスジュェミーだも〜ん!(^^)v」
「♪カヤ子がくれた♪ゴーヤなんか♪イマすぐココで捨てちゃって〜♪」
イメージキャラの芳恵さんがチリ毛パーマにカラコン挿れて腰カクダンスで全国をドサ回り!
448陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 20:51:07 ID:5k0SCEnX0
しかし、スカトロ仲間のハレンチ☆びん田をクリトリスジェミーの
ところに派遣して糞を浴びせるカヤ子であった。
449陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 21:11:14 ID:Hw3EP2o+P
それよりマン臭を消しましょう!
そう決心したカヤ子は、ネットをググり、
ついに目的の石けんを探し出したのだった。

ttp://www.rakuten.co.jp/at-home/1831103/1868842/
450陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 21:18:11 ID:5k0SCEnX0
しかし、限定280個はすべてミカに買い占められていたのであった。
そして、「大量の白いアカ(いわゆるマンカス)」に埋もれるミカ。
451陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 21:25:16 ID:OMpkpg4x0
カヤ子いらね〜
452陽気な名無しさん:2008/09/17(水) 22:41:58 ID:5k0SCEnX0
「 つ い に 国 が 動 い た ! ? 」
JAS認定の無農薬有機栽培「カヤ子ばあちゃんの無農薬ゴーヤ」
セレブも愛用!!

と、ネットショップを更新するカヤ子
453陽気な名無しさん:2008/09/18(木) 06:17:19 ID:92JVvhNG0
しかし思いもかけないアクシデントがカヤ子を襲う。
無農薬栽培を栽培を売りにしていたゴーヤであったのだが
次第に虫食いが目立つようになっていたのだ。
「このままではまずいのう・・・」
思い悩むカヤ子。
454陽気な名無しさん:2008/09/18(木) 06:19:27 ID:MAywhvds0
そのとき1つの考えがカヤ子の頭をよぎった。
「マゴットセラピー」
455陽気な名無しさん:2008/09/18(木) 06:39:15 ID:92JVvhNG0
説明しよう。
マゴットセラピーとは死んだ皮膚をハエに食べさせる治療法である。

カヤ子は決断した。
ゴーヤ農園に大量のハエを放てばゴーヤの虫食いも直るはずだと。
島の者が皆寝静まった頃、カヤ子は農園にハエ入りの籠を持って出かけた。
456陽気な名無しさん:2008/09/18(木) 10:08:21 ID:P364QsK30
そのハエはウリミバエでした。
それもこれもみ〜んなクリトリスジェミーの罠だったのです。
457陽気な名無しさん:2008/09/18(木) 12:19:57 ID:9XlfDBKI0
カヤ子はそこまでマヌケではなかった。
孤島で暮らすうちに、自然と共生する知恵をつけていたのだ。
その島には人間の垢を食って育つハエもいた。
そして、カヤ子はそのマゴットでマンカスをきれいに掃除していたのだ。
458陽気な名無しさん:2008/09/20(土) 01:43:26 ID:/dRo6sGRO
保守
459陽気な名無しさん:2008/09/21(日) 02:05:21 ID:QK+jDnMrO
何かすっかりカヤ子とミカのストーリーになっているわねw
460陽気な名無しさん:2008/09/21(日) 03:16:10 ID:FgCeKc+E0

ジンバもバンバも よう踊る〜♪

鳴子片手に よう踊る〜♪♪

ヤッチョレ ヤッチョレ〜♪
461陽気な名無しさん:2008/09/21(日) 03:17:25 ID:FgCeKc+E0

ジンバもバンバも よう踊る〜♪

鳴子片手に よう踊る〜♪♪

ヤッチョレ ヤッチョレ〜♪
462陽気な名無しさん:2008/09/21(日) 21:25:16 ID:EP1CerM60
そして数年の月日が流れた・・・
463陽気な名無しさん:2008/09/22(月) 03:13:00 ID:z8m1Mo9LO
2008年9月22日午前3時頃、突然に島の山が大噴火を起こし、わずか10分で島は全て海に沈んでしまいました。

カヤ子やミカを含めた島の全ての人々は非難する事も出来ず、ひとり残らず海の藻屑と消え去ってしまいました。

こうして島での出来事は全て消え去り、やがて島の存在すら本土の人々の記憶から消え去りました。

その後かつて島があった場所では火山活動も起きず、永遠に果てしない大海原が広がるだけでした。


−− 糸冬 −−
464陽気な名無しさん:2008/09/22(月) 17:34:47 ID:Y9GOpSGYO
しかしライスの力によって、島は住民ごと

忽然とその姿を現すのであった。
465陽気な名無しさん:2008/09/22(月) 19:17:34 ID:cownK/Qb0
しかし自民党総裁選で大敗した小池百合子が
ウサ晴らしで島を再び沈めてしまうのであった。
466陽気な名無しさん:2008/09/23(火) 06:43:56 ID:XYcqx7PWO
しかし田中真紀子の怨念で
島は再び浮上するのであった。
467陽気な名無しさん:2008/09/23(火) 10:45:43 ID:y6rMF7ky0
そして数年の月日が流れ、無人島だった島にも人の気配がするようになっていた。
もともと漁業が盛んな地域だっただけに漁師の住む島として復活を遂げたのだ。
468陽気な名無しさん:2008/09/23(火) 12:33:18 ID:2MDBZ2mAP
と、漁業権の恐ろしさを知らない、無邪気な都会人が、
妄想を巡らすのだった。
469陽気な名無しさん:2008/09/23(火) 12:35:59 ID:FapLq70r0
なんのーを いんがぁでーええ♪

かいがらこーぎい なーぁろーおた♪
470陽気な名無しさん:2008/09/23(火) 19:07:40 ID:X1xjGNQs0
漁師同士のエロまだ〜?
471陽気な名無しさん:2008/09/23(火) 22:03:20 ID:29MqkMBA0
今、この孤島に一人の都会人が向かっていた。
その男の名前は達郎。
達郎は東京で一流商社に勤めていたのだが、
一発奮起し漁師に転職を夢見てこの孤島にやってきたのだ。
472陽気な名無しさん:2008/09/24(水) 00:17:41 ID:EJGiQZB00
と、腐マンコがホモにマンズリネタを書かせようと必死にネタを振りましたが
「一流商社に勤めていた」などと、経血混じりのメコ汁臭いキャラ設定だったので、
すぐに見破られてしまいました。
473陽気な名無しさん:2008/09/24(水) 01:06:18 ID:AovUWtKu0
そうね。
さえないフリーターとかニチョの店子とかにしとけばマン臭は多少薄らいだわね。
474陽気な名無しさん:2008/09/24(水) 18:51:25 ID:RW+JpnLe0
のびのび
475陽気な名無しさん:2008/09/25(木) 00:25:44 ID:RC9xRfuA0
孤島に向かっていた達郎であったが東京へとUターンすることに決めたのだった。
せっかく漁師になるための夢を持っていたのだ。
それなのに腐マンコの妄想キャラ扱いされたのではたまったもんじゃない。
達郎は東京でさえないフリーターとかニチョの店子から出直す事にした。
とりあえずさえないフリーターになろうと達郎は決意した。
駅の売店でアルバイト求人誌を達郎は手に取った。
476陽気な名無しさん:2008/09/25(木) 00:33:49 ID:MNYVzLxs0
所持金がゼロの為、盗んで逮捕され達郎の夢は終わった。
477陽気な名無しさん:2008/09/25(木) 09:58:49 ID:oA4x5iQ8O
ここで山下達郎のエンディングが流れる。
478陽気な名無しさん:2008/09/25(木) 12:23:01 ID:sdrEyGxlP
♪兄は夜更け過ぎに〜「由紀恵」に変わるだろ〜
479陽気な名無しさん:2008/09/25(木) 13:35:42 ID:iGVtBqDNO
その頃、島ではちょっとした事件が起きていた。

山下達郎と竹内まりやがPV撮影の為に島に訪れたのだ。
480陽気な名無しさん:2008/09/25(木) 20:54:31 ID:TXAD6r4U0
そんな島の動きをよそにカヤ子はマンコマゴットを育て続けているのであった。
481陽気な名無しさん:2008/09/25(木) 23:51:06 ID:qsWtvw3s0
ちょっと!
なけて抜ける話買いてよ!
482陽気な名無しさん:2008/09/26(金) 00:03:04 ID:Mg1L1b/p0
泣ける話なんて必要ない
483陽気な名無しさん:2008/09/26(金) 00:11:51 ID:lvcVjXPf0
このスレの物語のファンの読者は既にご存知だと思うが、
>>463-466の流れでこの孤島は無人島になっていたのだ。
しかし太平洋にぽかりと浮かぶこの島の自然はとても美しく、
有名アーティストのPVの撮影には良く使われる場所となっていた。
山下達郎・竹内まりや夫妻も例外ではなかった。
484陽気な名無しさん:2008/09/26(金) 00:17:44 ID:lILbQn+RO
しかしプライベートビデオではなく山下達郎と竹内まりや夫婦が収集したペニービデオだった。
485陽気な名無しさん:2008/09/26(金) 00:42:38 ID:kkTs8ZWiO
家の前に人だかりができている。
島の者ではないようだな。

俊貴はいつものように漁を終え、家までの道をゆっくり歩いていたが、異変に気付くと、表情を硬くして玄関に向かった。

「お忙しいところ申し訳ありません。俊貴さんですね」

…知らない男だ。
40歳くらいか。
ラウンド髭に眼鏡。
低く通る声。
若い頃は日々スポーツで汗を流していたが、ここ数年は仕事と歳のせいで太り気味、といったところであろうか。

男は名刺を差し出すと、竹内まりやの新曲PVに出演してほしい、と話を切り出した。
PVでは竹内まりやが島の美しい自然をバックに歌うシーンと、島の男の一日の日常シーンを交互に流すとのこと。
その男をあなたにお願いしたい、と。


居間では、ばあちゃんとミカが大はしゃぎしている。
あのふたりはそういうのが大好きだからな。
あまり気乗りはしないが、ふたりが喜ぶのなら、受けてもいいか。

こうして俊貴はPVの出演を承諾した。
486陽気な名無しさん:2008/09/26(金) 02:15:15 ID:kkTs8ZWiO
「それでは、明日よろしくお願いします」
PV撮影スタッフとの打ち合わせは夜までかかったが、家族だけになった家はいつもの静けさを取り戻した。

撮影は早朝に漁船を運転するシーンから始まり、漁をするシーン、魚を漁協に卸すシーン、夕暮れの港で漁師仲間と語り合うシーン、家族で食卓を囲むシーン、就寝前に恋人へ電話をするシーンなどで、丸一日かかるそうだ。

恋人へ電話をするシーンか…
幸太の顔が脳裏に浮かび、少し照れてしまう。
俊貴と幸太は今では恋人同士として密かに交際をしていた。

「あたしの畑仕事も撮影してくれるって言われたべさ。自慢のゴーヤをお披露目できるなんて嬉しいねぇ」
「私も村役場で仕事してるシーンを撮るんだってー。もう超緊張しちゃって眠れなーい」
ばあちゃんとミカは興奮冷めやらず、という感じで、さっきからずっと同じ話をしている。

幸太はもう知っているのだろうか。
島では情報がやたら速いから、もう耳に入っている頃だろう。

俊貴は自室に入ると、携帯電話を手にした。
487陽気な名無しさん:2008/09/26(金) 02:23:48 ID:kkTs8ZWiO
「おー、トシ。こんな時間に珍しいなー」
「ああ」
「明日の撮影だろ。俺も少しだけ出られるらしいぞ」
俺が何も話さなくても用件がわかる幸太は相変わらず気が利く男だ。

「どのシーンなのか聞いてるか」
「夕方に港でトシとふたりで話をするんだってさ。撮影だと少し照れるなぁ」
電話の向こうで幸太が笑っている。

「ところでトシ。髭面の眼鏡男と話はしたか」
確か倉本と名乗っていた、撮影スタッフのリーダーだろうか。

「あの男、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれないぞ」
「どうしてだ。こーちゃんは話をしたのか」
「いや、話はしていないんだけど、港に挨拶に来た時に、俺とおやっさんの顔をやたらジロジロ見てたから、ちょっと怪しいなと思ってさ」

まさか、おやっさんがまた裏で動いているのだろうか。
禁足島での出来事を思い出すと今でも胸がズキンと痛む。

「でも、あそこの島に連れてかれるような事は絶対に無いさ。それに、もうおやっさんは俺達の関係には入って来れないだろ。今はトシが一番男なんだからさ」
「ああ、そうだな」
「あの島へ行けるのは、今はトシと俺だけだしなっ!」
幸太のストレートな台詞に、思わず赤面してしまいそうだ。

俊貴はじゃあな、とわざと無愛想に言って電話を切った。
明日は沢山のスタッフが来るだろうし、変な事は起きないだろう。
胸の奥に引っかかるものを打ち消した俊貴は、ベランダへ出ると、煙草に火をつけ、幾分は涼しくなった夜風にしばし身を預けた。
488陽気な名無しさん:2008/09/26(金) 07:25:09 ID:lILbQn+RO
ここでCM行きます。
489陽気な名無しさん:2008/09/27(土) 01:50:17 ID:gPghjIYNO
千年ケフィアはやずややずや
490陽気な名無しさん:2008/09/27(土) 01:55:52 ID:gPghjIYNO
撮影は特に何事もなく、夜には無事終了した。
俊貴を含む出演者は、撮影スタッフが開催した打ち上げに呼ばれていた。

「いたいた!おまえ主役なのにどうしてこんな所にいるんだよー」
「ああ、ちょっと疲れただけだ」
PVとはいえ主演。
いろいろな人との慣れない挨拶やらお礼やらですっかり疲れてしまった俊貴は、やっと開放されるや否や外に逃げ、夜風に当たっていた所だった。

「ミカちゃん、竹内まりや本人と話せて、サインまで貰って大興奮状態だったぞー」
「そうだろうな。あいつはミーハーだから」
ハハハと笑うと、幸太も釣られて笑った。
そして優しい沈黙がふたりを包み込む。

俺はこうしてふたりで黙っている時間が好きだ。
話をしなくても幸太と気持ちが繋がっている感覚が心地良い。
以前は幸太が話し役で、俺が聞き役という場面が多かったが、最近はこうした沈黙に付き合ってくれるようになった。


と、幸太が俊貴の太ももを触り始めた。
「トシは今日も美味しそうなカラダだなぁー」
「酔っ払ってんのか。やめろ」
人に見られたらどうするんだ、と小声で囁く俺の肩にあごを乗せようとする幸太を振り払う。

最近、幸太は酒が入るとやたらと俺に甘えてくる。
こんな一面を見せてくれる嬉しい気持ちと、それを公衆の面前でやられて困る気持ちが交じり合う。

「なんだよー、今日は一段と冷たいなぁー」
「わかったよ。0時にいつもの場所で」
幸太は目を輝かせて、俊貴のおでこをピンとはじくと、打ち上げ会場に戻っていった。
俊貴はおでこを触りながら、少しだけ笑みを浮かべたが、すぐに表情を戻して幸太の後を追った。
491陽気な名無しさん:2008/09/27(土) 02:07:39 ID:gPghjIYNO
「だめだ。海神さんに礼をしてからだ」
「ちぇっ…」
禁足島に降りるなり幸太はキスをしようとしたが、俊貴はそれを右腕で交わした。
「海神さん、今日もありがとうございます」

そして、ふたりは服を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿で強く抱きしめ合い、何度もキスを繰り返した。
「好きだ」
「俺も好きだ」
幸太の汗の匂いを全身で感じる。

大きく盛り上がった幸太の大胸筋。
その先端で突起した乳首を舌先で舐めると、敏感に反応する幸太がたまらなく愛しくなる。
幸太の逞しい身体を愛撫する度に、幸太に愛撫をされる度に、好きだという強い想いが、物理的な快楽の昂ぶりを一層強めてゆく。

そして俺は、幸太の勃起したものを口に含み、乳首と同時に責めたてる。
「あぁ、すげえ気持ちいい…」
幸太は苦痛であるような表情で、快楽に必死に耐えている。

「挿れていいか」
「ああ、もちろんだ」
俺は幸太の中に硬く脈打つサオを挿入すると、最初はゆっくりと、やがて激しく腰をぶつける。

以前、同じ場所で屈辱的なセックスをさせられた時とは全く違う。
心の底から好きな男を、ありったけの想いで抱きしめ、性器だけではなく、肉体の全てを貪りつくす。
『愛』というものが付加された雄同士の交わりによる快楽とは、なんて素晴らしいものなのだろう。

「幸太…俺、もう…!」
「いいぞ…思い切りイッてくれ…!」
俺は絶頂を迎え、大量の精液を噴出し、続けて幸太も精液を激しく放出した。

抱き合ってしばらく動かずにいるたりを、涼しい夜風が包み込み、熱情をゆっくりと冷ました。
492陽気な名無しさん:2008/09/27(土) 09:07:12 ID:n2CdPjsuP
「ところでまりやさん、あなた出雲大社近くの田舎旅館の出身なのに、
 ずいぶんと都会的な唄をお書きになるのね。その秘訣は?」

 突然の徹子の質問にまりやは静かに答えた。

「夫の達郎が、芸能界一の巨根の持ち主だからです。」

 その全くつじつまの合わない答えにも動じず、
徹子はテーブルの台本に目を通しながら、
「まあそうでらっしゃるの、巨根。芸能界一でらっしゃるのね。」
と、感情のこもらない相づちを打つのであった。
493陽気な名無しさん:2008/09/27(土) 10:16:02 ID:kWcj2PMRO
さりげなくCMやって自分でストーリー始めてワラタわw
494陽気な名無しさん:2008/09/27(土) 10:24:29 ID:eFrsF2Zs0
と、ポテチをむさぼり食い、コップ酒をあおりながらマンコをボリボリ
掻きむしるカヤ子なのだった。
495陽気な名無しさん:2008/09/27(土) 15:21:00 ID:kWcj2PMRO
カヤコ「やだ。あたし酔っ払いのマンコ役!?
映画の仕事って言っても全然ストーリーに関係無いじゃない!!Q」
496陽気な名無しさん:2008/09/29(月) 05:37:26 ID:+LKeAt+FO
今日は休漁日。
かといって、特にする事のない俊貴は、近くの浜をのんびり散歩していた。
9月も終わりとはいえ、真昼の日射しはまだまだ強烈で、夏の余韻を充分に楽しむ事ができる。

しばらく歩いていると、山下達郎のPV撮影現場に遭遇した。
山下達郎のPVは、ほとんどが島の自然を撮影し、山下達郎本人が数十秒だけ後ろ向きでたたずむシーンを撮影すると聞いているので、島の人間を撮影する事はない。

撮影に支障が出ないよう、俊貴はスタッフから離れて浜を去ろうとしたが、ふいに倉本から名前を呼ばれた。

「昨日はお疲れ様でした。おかげさまでとてもいい絵が撮れましたよ」
「いえ。こちらこそ大変お世話になりました」
昨日は、慣れない撮影に倉本やスタッフ達がいろいろ気遣いをしてくれ、こちらの緊張を和らげてくれたので、思いのほか有意義な時間を過ごせたこともあり、倉本への警戒心はほぼ無くなっていた。

「あと10分ほどで撮影が終わるのですが、その後、少しお時間取れますか」
「今日は休みなので大丈夫ですが、何かありましたか」
「あ、いや、PVの事ではありません。俊貴さんとは一度じっくり話をしてみたいと思いまして」

幸太が『あの男には気をつけたほうがいい』という台詞を思い出す。
でも、昨日は特に何も無かったし、少なくとも悪意を持った人ではないだろう。

俊貴は浜の木陰に座り、撮影が終わるのを待つ事にした。
497陽気な名無しさん:2008/09/29(月) 05:45:24 ID:+LKeAt+FO
「お待たせしてしまってすいません」
倉本は冷えたミネラルウォーターを俊貴に渡すと、並んで浜に座った。

倉本はかつてダイビングを趣味としており、過去に島を数回訪れていた。
それ以来、この島に魅了され、今回、PV撮影の監督に抜擢された時に、この島でロケをする事をすぐに決めたと語った。

「本当にここは素晴らしい所です。20年前と変わらない海も、島の人々がとても純粋なところも」
「でも、本土の人からしてみると、俺達は冷たい印象を受けませんか」
「それは純粋さの裏返しだと思います。打ち溶け合えば、とても親切にして下さる」

倉本は、ところで、と言うと、一度立ち上がり、そして、俊貴の正面に座った。
「最初は、漁師頭の錯乱坊さんと、隣にいた若者…幸太さんというお名前でしたか?そのふたりかと思いました」
突然に意味がわからない事を言われて、俊貴はにわかに身構えてしまう。

「でも、夕方に俊貴さんと幸太さんのシーンを撮影した時に、あなた達ふたりだ、とわかったのです」

あなた達ふたり?

まさか…!
誰にも言っていない秘密を知られてしまったのか!?

何の言葉も返せない俊貴は、視線をそらす事しかできなかった。
498陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 00:10:37 ID:J2LjIEFAO
「あ、すいません。センシティヴな部分に立ち入ってしまって」
倉本は慎重に言葉を選んでいるようだ。

「ここだけの話ですけど、スタッフの中にも3人いるんですよ。ゲイの人が」
『ゲイ』という言葉に、俊貴はいてもたってもいられなくなり、立ち上がった。

「そういう話には興味が無いので、失礼します」
「待って下さい。私もそうなんです。ゲイなんです」

えっ…!?

「すいません。最初に言うべきでしたね」
倉本は、照れたような、はにかんだ表情で表情で俊貴を見つめる。

あなたとどうこうしたい、という事では無いので安心してださい、と言うと、倉本は再び俊貴の横に座り直し、海を見つめながら話を続けた。


「私も長い間苦しみました。今も心の奥底では苦しんでいるのかもしれません。今の日本で、ゲイである事を公表して、それでも平穏な日々を送れる人はほとんどいませんからね」
「…そうですね」
「個人的な事なのですが、今度初めて映画を作るんです。脚本も私が書きます。私は、自分の映画を通して、ゲイの苦悩と、それを超えるゲイならではの喜びを伝えたい」
「ゲイの苦しみと、喜びですか…」
「でも、いざ脚本を書こうとしたら、具体的なストーリーが何も浮かばなかった。でも、この島で、あなたに会う事ができて、これならイケる、と確信したのです」

そして。

「俊貴さん。どうかあなたの人生を少しだけ貸して下さい」
499陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 00:20:00 ID:J2LjIEFAO
「といっても、そこまで大袈裟なものではありません。あなたのこれまでの出来事、いや、この数ヶ月の出来事でいい。それを私に話してはくれませんか」

…困った。
俺だって、今までの苦しみを誰かに話してみたい。
でも、倉本に話をして、それが映画となり、島の者が見たら、すぐに俺だとわかってしまうではないか。
ましてや…幸太との秘密の関係など…。

「話したくない事は話さなくて結構です。それは私がアレンジします。もちろん地名も登場人物の名前も年齢も性格も全て変えます。この島でロケを行いたいという希望はありますが、あなたが嫌だとおっしゃるのなら、別の島でロケを行ってもいい」

真剣な眼差しの倉本。
…本気だ。
この人は。

「あとひとつ、私には、ずっと忘れられない光景があるのです」
倉本は目を細め、真っ青な空を見上げる。
まるで、懐かしい過去を思い出しているかのような表情で。

「豊漁祭です」
500陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 00:39:13 ID:J2LjIEFAO
豊漁祭。

そうだ。
俺も、子供の頃からずっと憧れていた。
そして、今年やっと一番男になることができたんだ。

「初めて島を訪れた時、偶然に豊漁祭を見たのですが、あの迫力に私は息を飲みました。そして、島の男達の勇猛な姿が目に焼きついて、今でも離れないのです」

夏の余韻を残す海風が、木々の葉を揺らす。
静かな波音が、繰り返し浜に打ち寄せる。

俺は、この島が好きだ。
俺は、苦しかった過去も、今の不安交じりの幸せも全てひっくるめて、自分の生き様は間違っていないと信じている。
俺は、俺の人生を、誇りに思う。

「わかりました」


俊貴は、ありったけの思いを話した。

子供の頃、逞しい漁師達に強く憧れたこと。
幼なじみの幸太への想いが変わってゆく自分に苦しみ続けた事。
家族からのプレッシャーや、島の人々を騙し通さなければいけないという負い目。
禁足島での屈辱的な夜。
幼い頃に祖母に聞いた伝説と、幸太が話した伝説の続き。
幸太が見せた涙と、強い決意。


そして俊貴は、8月最後の日曜、豊漁祭の朝に思いを巡らせる…。
501陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 17:30:16 ID:+Q9wu/dM0
空が白みがかった頃、既に漁師達は真っ赤なフンドシ一丁で勢揃いしていた。
既に港は祭の舞台や装飾が施され、島の人々も続々と集まってきている。

俊貴は漁船の整備をしていると、おやっさんが声を掛けてきた。
「おう。この所ぱったり姿を見せなくなったから、漁師やめちまったかと思ったぜ」
嫌味たっぷりな挨拶に、俊貴は無言でおやっさんを睨みつけた。
「な、何だよその目は…」
しかし、先日の事もあってか、おやっさんはそれ以上は何も言わず、他の漁師達のほうへ行ってしまった。

「よっ。久しぶり」
「こーちゃん。元気か」
「この通り、もう元気満タン!」
「良かった」
「しかしすっげーなー。これ、トシが作ったんか?」
「まだ一度も試してないけどな」

幸太が驚くのも無理は無いだろう。
この1週間をかけて新たに作った銛は、通常の2倍の太さと長さがある。
だが、それよりも何よりも、いつもの幸太の笑顔が見られた事のほうがずっと嬉しい。

間もなく宮司と村長が港に現れ、宮司による祓詞(はらえことば)奏上と、村長の挨拶が行われた。
「制限時間は、日の出から日没まで。最も大きい魚を射止めた者を一番男とする」
島の人々が歓声を上げる。

操舵室に乗り込むと、隣の漁船から幸太が「がんばれよ!」と合図をしてくれた。


絶対に、負けるもんか。


日の出の時刻と共に打ち上がった花火を合図に、漁船は一斉に出港した。
502陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 17:34:24 ID:+Q9wu/dM0
銛の出来は、まずますといったところだろうか。
1時間ほどの手慣らしで、通常の銛とほぼ同じ感覚で魚を突けるようになった。

でも、アイツは現れてくれるだろうか…。
もし、現れたとしても、はたしてこの銛が通用するだろうか…。
でも、俺の狙いはアイツだけだ。


正午近く、北の無人島で、俊貴と幸太はおにぎりを頬張っていた。
「俺、初めてだよ!あんなに大きなキハダ!」
幸太は朝イチで150cmのキハダを仕留め、大喜びをしていた。

「本当に良かったな。こーちゃんも一番男を狙えるんじゃないか」
「それは無理だろー。去年、おやっさんは180cmのバチだったし」
俺は今年はもういいや、と幸太は冗談交じりに笑いながら、浜辺に寝転がる。

「それよりトシ、どうしちゃったんだよ。まだ小物しか捕ってないだろ」
「俺の勝負は日没直前、お魚さんの夕食時だ」
「へぇー。何を狙ってるんだよ?」
「まだ内緒だ」

すると、幸太の船の無線から着信音が鳴り響いた。
「ちょっと行ってくる」

3分後、幸太は落胆しきった顔で戻ってきた。
「港から。おやっさんが250cmのバチを揚げたって」

俺の最高記録は、去年捕った170cmのキハダだ。
このままでは、幸太がおやっさんに陵辱される日々が続いてしまう。
幸太は今にも泣きそうな顔で俺を見ている。

…仕方ねぇな。

「幸太」
「な、何だよ、いきなり本名で……むぐぐっ!」
俊貴は幸太の顔を掴むと、思い切りキスをした。

「よーし頑張るぞ!こーちゃんの為にな」
「トシ!ずるいよ!こんな時に!」
「ハハハハ!じゃあな!先行くぞ!」

ガラにもない事をしてしまった…。
幸太の前では威勢のいいフリをしたが、まだ心臓がドキドキしている。

俊貴は必死に心を鎮めながら、船を沖に進めた。
503陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 17:38:29 ID:+Q9wu/dM0
西の空がオレンジ色に変わってきた。
波に反射した夕日が眩しい。
あと1時間、といったところだろうか。
でも、この1時間を、俺はずっと待っていた。
勝負はこれからだ。
俊貴は鋭い眼差しで水面を見つめ、獲物を探し続けた。

すると、波間で一瞬、銀色の影が光った。
いた…

獲物はのんびりと水面をただよっている。
俊貴は慎重に船を動かし、銛にゆっくりと力を込める。

今だ…!
渾身の力を込めて、俊貴はカジキの胴体に銛を突いた。


うっ!
すごい力だ!!!
腕がちぎれてしまいそうだ。

トローりングでお馴染みのカジキは『海のスプリンター』とも呼ばれている。
必死に逃げようとするカジキの力は、俊貴の予想をはるかに上回っていた。
銛を突いて10分経っても、カジキの力は全く衰えない。

腕が痺れてきた…。もう限界だ…。
銛を持っていられるのも、おそらくあと数分だ。
このままでは、逃げられてしまうだろう。

もう、ダメかもしれない…。
こーちゃん、本当にごめんな…。


その時。
突然、正面から大音量の警笛が響き渡った。

カジキは逃げ場を失って驚いてのだろうか、一瞬、抵抗する力が弱くなった。
よし!今だ!

俊貴は全身の力を振り絞り、銛を突き上げた。
カジキは宙を舞った。


「トシーーー!!やったぞーーー!!」
無線機から涙交じりの絶叫が聞こえてくる。
カジキの重さに耐え切れず、ひっくり返って甲板に頭を打ってしまった俊貴は、フラフラになりながら起き上がった。

目の前には幸太の漁船がいた。
そして甲板には、力なく動く4mのカジキがいた。
504陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 17:42:25 ID:+Q9wu/dM0
日没直前、俊貴と幸太の漁船は揃って港に戻った。
港では、前代未聞の大記録に、島の人々が大興奮の坩堝と化していた。

俊貴が船を降りると同時に、日没を知らせる花火が打ち上がり、大歓声が沸いた。
幸太は俊貴の肩を組んで、まるで自分が一番男になったかのようにはしゃいでいる。

そして、4mのカジキが揚げられると、大歓声はさらに大きくなった。
俺は、こんなどデカイ奴と戦ったのか…
急に全身の力が抜けてしまう。

すると、おやっさんが待ってましたとばかりに、近づいてきた。
そして強引に握手を求めてきた。
「俊貴、まさかおまえがそこまでやるとは思わなかった。おまえは、もう一人前の漁師だ。そして、ワシの後継者だ」
そして、今まで幸太をひとり占めして悪かった、と小声で耳打ちをした。
「ワシは今年限りで漁師を引退して事務方に回る。もう歳なんでな。後は任せたぞ」
「おやっさん…」

港には、いくつもの屋台が並び、舞台も準備が整っていた。
気の早い連中は、既に酒を浴びるように飲み、大声で騒いでいる。

「俊貴。おまえは神社に行って、カジキを奉納する仕事があるぞ」
「はい。でも、こんな巨大な魚、ひとりじゃ運べないですよ」
「わかってる。だから幸太、おまえも手伝ってやれ」
「えっ、あの、いいんすか?俺なんかで」
「宮司にはもう言ってある。それに、今年はおまえでなければだめなんだ」
505陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 17:46:11 ID:+Q9wu/dM0
俊貴と幸太は汗だくになりながら、拝殿にカジキを奉納した。
「ご苦労様です」
宮司は海神祓(わだずみのはらい)を奏上すると、正面を向いた。

「それにしても、漁師頭は粋な事をしますね。本来は祭の後、夜中に行うのですが、おふたりがいらっしゃるので、今やってしまいましょう」
俊貴は全く意味がわからず、きょとんとしている。

「島の伝説はご存知ですね」
「あ、はい。幸太から全て聞いています」
「それなら話が早い。それでは俊貴さん、あなたには、心から愛する男はおりますか」
「……………こ……幸太…です…」
言葉にするのが恥ずかしくて、顔から火が出そうだ。
横目で幸太を見ると、同じく真っ赤な顔をしている。

「わかりました」
そう言うと、宮司は祝詞を奏上した。

…まるで結婚式のようだ。
照れてしまって仕方がない。

「続けて、誓詞奏上を行います。私の言葉に続いて下さい」

 謹んで大前に申上げます
 吾が大神様の高く尊い御神慮により俊貴と幸太と
 今日吉日に固く契を結得たことを深く悦び
 今より後は千代に変わらじと
 互に相和し相敬し以て家業に励み家門の隆昌を計り
 筍且にも道誤つことなく
 共に世の為人の為に励み努めて
 広大無辺なる御神恩に応え奉らんことを誓います

「これで、おふたりだけが禁足島へ降り立つ事が許されます。この事は私以外は誰も知りません。決して口外せぬように願います」
「はい」
「そうそう、今日、どこで嗅ぎ付けたのか、本土から来た記者さんに島の伝説について尋ねられました。でもご安心下さい。彼にはでたらめな事を言っておきました。島の伝説はみだりによそ者に広めたくないですから」
宮司はニヤリと笑った。

「さて、私も今日の仕事は終わりです。今宵は思い切り飲みましょう」
506陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 17:52:08 ID:+Q9wu/dM0
「トシ坊…ホントによくやったべな…これであたしゃ安心して逝けるべさ」
「ばあちゃん、何泣いてるんだよ。それに、今ばあちゃんに死なれたら俺は困る」
ばあちゃんだけではなく、親父もお袋もミカも涙を流して喜んでくれている。

「トシ!そろそろ始まるぞー!早く来いよー!」
祭装束に着替えた幸太が呼んでいる。
俊貴は、家族達に「また後で」と言うと、舞台へ走った。

漁唄の独唱は、一番男の最初の大きな務めである。
俊貴は万感の思いを込めて、波を打ったような静けさの中、誇り高く漁唄を歌い始めた。
続いて他の漁師達も歌い始め、勇猛で荘厳な男達の唄が、島中に響き渡る。

漁唄が終ると、漁師達と島の男達は、各々が手にした大太鼓、締太鼓、笛、三味線などを鳴らしながら踊り始める。
そして、一気に祭はヒートアップする。
島中の人々も皆唄い、踊り続ける。
老いも若きも男も女も、一体となって島に生きる喜びを感じながら。

俺は、今まで何を悩んでいたんだろう。
俺は、幸太が好きだ。何も恥じる事などない。
俺は、己の信じる道を生きていけばいいんだ。

舞台の先頭で大太鼓を鳴らす俊貴の目に、涙がにじんだ。
そして俊貴は、すぐ後ろで笛を鳴らしながら踊る幸太の肩を抱いた。

「こーちゃん!好きだっ!」
「えっ!聞こえない!」
「す!き!だ!」
「何言ってんだよ!」
「こんな時しか言えないだろが!」

豊漁祭は夜更けまで続いた。
507陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 17:59:23 ID:+Q9wu/dM0
「しかし、海神様が見てる前で、というのも恥ずかしいな」
「確かに。俺達、とんでもない事をしてるのかもな」
俊貴と幸太は、祭をこっそり抜け出し、禁足島の本殿の中にいた。

「こーちゃん…」
「ん?」
「えっと…俺…つまり…どうすればいいのか…よくわからないんだ…」
「大丈夫。俺に任せなって」
そう言うと、幸太は俊貴の服を脱がし、自らも服を脱いだ。

「幸太。俺、おまえとこんなふうになれるなんて、絶対に叶わないと思ってた」
「俺もだよ。本当に嬉しい」
ふたりは全裸で抱き合い、キスをした。

そして、幸太はそのまま跪くと、俊貴の勃起したサオを握り、ゆっくりと咥えた。
そして、舌でカリ首を執拗に責めたてる。
「くっ!幸太…上手いな…」
「へへっ。後で俺のもやってくれよな」
「お、おう…」

「男もだんだん乳首が感じるようになるんだぜ。俺の乳首を舐めてくれよ」
俊貴は幸太に言われるがままに、幸太の硬くなった乳首を舐める。
「ああっ…」
「幸太、すげーな。いろんな所が感じるんだな」
「ああ…ケツだって…感じるようになるんだぜ…」
「あの時もすげーヨガってたもんな」
「それは…言うなよ…でも俺…トシに挿れて欲しい」
「俺も幸太に挿れたい」

幸太は俊貴を仰向けにさせると、ラブオイルを俊貴のサオに塗り、そして、自らゆっくり腰を静めた。
「こうすれば…簡単に入るだろ…」
俊貴は幸太の雄穴の感触に、強い興奮を覚えた。
「すげえ…女とやるより全然いい…」
たまらず俊貴は強く腰を動かすと、幸太は全身で快楽を感じているかのようにヨガり声をあげる。
「トシ…好きだ…!」
「俺も…幸太が好きだ…!」

そして、ふたりは絶頂を迎えた。
508陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 18:05:50 ID:+Q9wu/dM0
「そして、今は幸太とこっそり付き合ってます。さすがにこれは大っぴらにはできないですけど」

気付けば、空はすっかり黄昏時を迎えていた。
草むらからは、秋の虫の鳴き声が聞こえてくる。

「本当にありがとうございました。こんな素晴らしいお話を聞かせていただいて、私は本当に嬉しい」
「いや、そんな事ないです」
「絶対にいい映画を作りますよ。1年後を楽しみにしていてください」
「はい。俺も楽しみにしています」
「映画が完成したら、俊貴さんと幸太さんを招待します。ぜひ見に来てください」
「ありがとうございます」

俊貴は、ミネラルウォーターを飲み干すと、立ち上がった。

「倉本さん、ロケはぜひこの島で行ってください」
「いいんですか…」
「はい。この島でなければ、あなたの作りたい映画は作れないと思うんです」
「本当に、ありがとう…」

ふたりは長い握手をした。
509陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 18:09:31 ID:+Q9wu/dM0
2週間後のとある夜。
村の公民館では、倉本から送られてきたPVの鑑賞会が開かれていた。

「やだー!お兄ちゃん詐欺ってるー!別人じゃんーこれ!」
「なんだよそれ。失礼な」
「ほらほらおばあちゃん、ゴーヤだよー」
「ああ…キレイに映ってるべなぁ」
「幸太さん、すごくカッコイイかもー!私、幸太さんの事、好きになっちゃったかも♪」
「えっ!」
俺と幸太は顔を見合わせて、そして大笑いをした。

参ったな。
妹が恋のライバルだなんて、口が裂けても言えないな…。
俊貴はいたたまれなくなり、外に出て煙草に火をつけた。

来年の初夏には、倉本がまた島にやってくる。
そして、俺の話を元にした映画が作られる。
タイトルは「孤島の漁師物語」に決まったと、添えられた手紙に書いてあった。

来年の夏、俺と幸太はどういう関係になっているかわからない。
今と変わらず平穏な日々を過ごしているかもしれない。
島の者にバレて、ふたりしてどこかに逃げているかもしれない。
大喧嘩をして、あっさり別れているかもしれない。

でも、今、この瞬間、心の底から幸太を好きな事は、真実だ。
俺は、俺の人生を精一杯生きるだけだ。

「トシ、またおまえ逃げてきたのかよー」
「ああ。どうしても苦手でな」
「それよりさ、今日………しない?」
「またかよっ!おまえホントにすけべだなっ!」
「だってー。PV見てたらもよおしてきちゃって…」
「アホ」
「どうせ俺はすけべなアホですー」
「わかったよ。0時にな」
「りょうかーい!」

幸太は俺の耳を引っ張ると、公民館に戻っていった。
俊貴は耳を触りながら秋の夜風を思い切り吸い込むと、幸太の後を追った。
510陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 18:10:51 ID:+Q9wu/dM0
−−−孤島の漁師物語 完−−−


長くなっちゃってスイマセンでした。
511陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 18:49:41 ID:kNDYPCrZ0
512陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 19:02:10 ID:9cEMVG3EO
キモいわ
513陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 19:14:37 ID:NwcjcNclP
これがきっかけで大ブレイクでもすると思ってんのかしら?
514陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 19:50:21 ID:Tfg6/46k0
ブログでやれって散々言われてたのに
このスレに執着してメコ汁まみれの妄想長文貼り付けて
一体何様のつもりよ、この腐マンコ。
515陽気な名無しさん:2008/09/30(火) 21:46:18 ID:ZYU/2evhO
カヤ子は秋野腐女子(あきのふめこ)の書いた小説>>496-509で鼻をかんだ。

「ズーッ。鼻紙にすらならないねえ」
516陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 04:41:49 ID:Tx156ZAq0
俊貴は何もない所でたたずんでいた。
目の前には透明な空間だけが広がっている。
誰に教えてもらった訳でもないが、俊貴は自分の居場所を知っていた。
ここは、「物語」が作られる前の世界。

しばらくすると、見覚えのある初老の男性が現れた。
確か大学生時代に会った事がある。
俊貴も受講した、一般教養で心理学の講義を行っていた教授だ。
教授は俊貴に目の前に歩み寄ると「訊きたい事は何ですか」と言った。


俊貴はずっと疑問に感じていた事があった。
この物語に登場する殆ど全ての女性が、何かしらの重大な欠点を持ち合わせている事である。

行動があからさまに異常な女性。
容姿が極めて劣る女性。
性格に大きな問題を有した女性。

物語に登場する男性にはあまり見られない「重大な欠点」について、俊貴は教授に訊ねてみる事にした。


教授は物語を読み終えると、物静かな口調で話を始めた。
「『カヤ子』ですね」
祖母の名だ。
確かに、物語での祖母の行動は明らかに異常としか思えない。
「カヤ子は、君の祖母ですね。では、『祖母』とはどういうものですか」
祖母…。おばあちゃん…。老女…。
「老女とは、生殖能力を失った女性です」
教授は静かに話を進める。
「つまり、生殖能力を失った女性=『欠陥品の人間』という事です。これは、容姿が極めて劣る女性や、性格に大きな問題を有した女性にも当てはまる事です」
517陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 04:43:28 ID:Tx156ZAq0
ここで教授は唐突に話題を変えた。
「ところで、君は『男根性格』という用語を覚えていますか」

「フロイトが提唱した性的発達段階のひとつに『男根期』があります。
 この時期の男児は、自分の体に男性器がある事を自覚し、
 同時に男性器を持たない女児に対し、優越感を持ちます。

 この時期に適切な愛情を持って育てられた子供は、やがて男性器という物理的な優越よりも、
 情緒的なものや、社会的なものを重視し、健全な成長を遂げてゆきます。
 しかし、適切な愛情を受けられなかった子供は、自慰行為を行い、
 それを親に叱られ、禁止されるなどの強い挫折を味わい、「男根性格者」になります。

 男根性格は、男性器の有無でのみ優越を判断する未熟な状態のまま成長した状態、とも言い換えられます。
 つまり、男根性格者は、他者より優位に立っていないと気が済まないのです。

 男根性格の男性は、ある者は必要以上に体を鍛え、またある者は必要以上に高価なものを所有し、
 他者より勝っている事を誇示します。
 そして、他者より優位に立つ事で自己顕示欲を満足させます。

 ただ、日常生活で他者より優位に立ち、自己顕示欲が満たされている男根性格者は、
 それ以上の行動は起こしません。

 しかし、他者より優位に立つ事ができない男根性格者は、
 他者を蔑む事により、自己顕示欲を満足させる、という行動に走ります。
 そのため、自己主張がより激しくなり、常に他者に対し攻撃的になります。

 物語の中で『カヤ子』は、異常行動を繰り返す愚かな老女として登場し、蔑まされます。
 『カヤ子』という『欠陥品の人間』に異常行動を取らせ、自己顕示欲を満足させている者は、
 日常生活では、他者より優位に立つ事ができない「男根性格者」なのです。

 つまり、『カヤ子』に異常行動を取らせる「男根性格者」は、日常生活では、他者に敗北しているのです。
 日常生活で他者に敗北している者は、常に他者に怯え、常に劣等感に苛まれているのです」
518陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 04:45:50 ID:Tx156ZAq0
「ところで、私はもうひとつ気になった事があります」
教授はさらに話題を変えた。
「それは、この物語に、度々『腐女子』に関連する言葉が登場する事です」

「『腐女子』の定義はお分かりですね。この板においては、最も忌むべき存在とされています。
 『カヤ子』がまだ「笑い」という要素を持たせられている事と比較しますと
 『腐女子』は、完全に憎悪の対象として登場させられます。
 つまり『腐女子』は、「男根性格者」にとっては『カヤ子』より遥かに自己顕示欲を満足させ、
 さらには、自らの攻撃心までをも満足させる言葉なのです。

 さらに、このスレッドでは、物語を書いた者に対し、『腐女子認定』を行う者が度々登場します。
 『腐女子認定』を行う「男根性格者」は、『カヤ子』を登場させる者とは比較にならないほど
 他者に明らかに敗北し、他者に激しく怯え、強烈な劣等感に苛まれています。
 ですから、激しい攻撃心を向き出しにして、ひたすらに稚拙な言葉で攻撃を繰り返すのです。

 『腐女子認定』を行う「男根性格者」に対し「自分は腐女子ではない」と反論しても、全く意味は無いでしょう。
 彼らにとっては、物語を書いた者の性別は、もはや全く関係無いからです。
 彼らは、物語そのもの、さらには、物語を書いた者にすら激しい敗北感を感じてしまっているからです」
519陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 05:19:01 ID:E7oqV84TO
俺は、これからどうすればいいのだろう?
「今後の選択は、ふたつに絞られます」
教授は俊貴を見つめた。

「ひとつは、健全な成長を遂げた健全な者に、物語を進めてもらう事です。
 しかし、それは、この場所では、まず不可能でしょう。
 何故ならは、健全な者が物語を進めようとしても、「男根性格者」がそれを許さないからです。
 物語を進めてもらう場所は、他に求めたほうが良いでしょう。

 もうひとつは、この場所を「別の世界での出来事」と認識する事です。
 この場所は、今後も「男根性格者」により、不健全で攻撃的な殺伐とした世界となるでしょう。
 しかし君は、君自身や周囲の者がそのような事はしない、という事を理解しています。
 ですから、この場所は、君とは全く関係の無い世界である、と認識すれば、
 どんなに不健全で下品で殺伐とした描写をされても、君は平穏な日々を送ることができるでしょう」

教授は、穏やかな笑みを浮かべながら、俊貴の前から消えた。


俊貴はしばらく考え、そしてひとつの決断を下した。

俺はここから立ち去ろう。
もちろん、幸太や家族、漁師仲間や島の者達、全ての健全な登場人物も一緒に。
そして、健全な者に物語を進めてもらう場を探そう。

こうして、「孤島の漁師物語」の全ての登場人物は、このスレッドから消えた。



そして、これ以降、このスレッドで描写される物語は、今までの物語とは全く関係の無い、全く別の世界での出来事となる。
520陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 09:51:17 ID:xRciNIRN0
健全に成長した人は陳腐な妄想ラブストーリーなんか書かないし興味ないわよ
521陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 10:20:00 ID:yGdjo+25O
「あたしゃ健全ですよ!」
カヤ子はアテントを濡らしながら喚いていた。
522陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 10:25:04 ID:yGdjo+25O
「あたしだって健全な女の子だも…あぁ…ん…だめぇいくぅっ!!」

ミカはスイートコーンで果てた。
523陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 10:30:07 ID:yGdjo+25O
「文句の付けようがないくらい健全なのに。」

由利恵はカヤ子の湯飲みを雑巾で拭き上げた。
524陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 10:34:01 ID:yGdjo+25O
「クイーンオブ健全っていったらまさにあたしなんだから。」

丸まったダンゴムシを見つけ、急いでボンドを探すシコメ。
525陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 11:29:22 ID:xRciNIRN0
いつも明け方前に長文書いてる人は健全なのかしら
526陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 15:26:13 ID:IIsDIFZeP
「で、あーたの旦那さんでいらっしゃる山下達郎さん、
 芸能界一の巨根の持ち主でらっしゃるってことだけど、
 あーたがたの夫婦生活は、健全でいらしたの?」

 視線は原稿から離さず、機械的に尋ねる徹子にまりやは静かに答えた。


「私はこのスレに出てくる唯一健全な存在です。」
527陽気な名無しさん:2008/10/02(木) 15:48:50 ID:YUJz1o940
まりやに使用済みタンポンを大量に送りつけるミカ。
528陽気な名無しさん:2008/10/03(金) 20:09:15 ID:+1dqV3e60
「あたしの出番が来たわ!すってきなBL小説書くわよ!」
秋野腐女子(あきのふめこ)は恍惚の表情でパソコンに向かった。
「まずはタイトル変えるわ!こんなダッサイのじゃ萌えないのよ!新タイトルはこれよ!」

【島と海と、ボクとカレ。】
「ちょーイイ感じじゃない?」

「主人公2人の名前も変えるわ!こんなダッサイのじゃ萌えないのよ!新しい名前はこれよ!」
529陽気な名無しさん:2008/10/04(土) 00:36:08 ID:Jvvs6SHIO
そんな腐女子をダイナマイトで吹き飛ばすミカ
530陽気な名無しさん:2008/10/04(土) 00:55:04 ID:k0x/CJabO
「ミカ、マンズリしすぎてマンコが裂け死亡」とパソコンに打つ腐女子(ふめこ)
531陽気な名無しさん:2008/10/04(土) 07:20:42 ID:FIpyq9md0
2人のキャラを決めて早速マンズリする腐女子(ふめこ)

・ボク
 幸太→彩大(あやた)
 17歳
 高3
 A型
 てんびん座
 茶髪セミロン
 受け
 甘えた
 バイ
 女友達多数

・カレ
 俊貴→涼樹(りょうき)
 19歳(高校の先輩)
 リゾートホテル勤務
 O型
 ふたご座
 サラサラ黒髪
 攻め
 ツンデレ
 バイ
 元カレは彩大のクラスメート
 料理が得意
532陽気な名無しさん:2008/10/04(土) 09:28:36 ID:jLCTuwJo0
キメえんだよっ!と腐女子にマゴットミサイルをお見舞いするカヤ子
533陽気な名無しさん:2008/10/04(土) 10:34:18 ID:k0x/CJabO
「カヤ子、ハエにマンコを食いつくされ死亡」とパソコンに打つ腐女子(ふめこ)
534陽気な名無しさん:2008/10/04(土) 16:03:35 ID:Jvvs6SHIO
しかし、ライスゆずりの鋼の身体を持つカヤ子であった。
535陽気な名無しさん:2008/10/04(土) 16:16:29 ID:5EliFqWCO
ここでCMです
536陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 00:23:11 ID:IQE0uoMs0
CMが明けた。
徹子は腐女子に話しかける。
「あなた、さっきからものすごい熱心に小説をお書きになってるのね。」

一心不乱にペンを原稿用紙に走らせる腐女子。
そして、しばらくの沈黙の後に腐女子はペンを置いた。
小説を書き終えたのだ。

徹子は原稿用紙を手に取り音読し始めた。

「島と海と、ボクとカレ。
小さな孤島の小さな恋の物語。」
537陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 00:29:06 ID:6aPYANGK0
マンビラで津波を起こし、孤島を海の藻くずと変えるライス。

小さな恋の物語はこうして膜を閉じた・・・
538陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 00:47:13 ID:g+m6YOKx0
そして自分好みのキャラがいる島に変えてしまうライス。

とりあえず主要キャラは、カヤ子、ミカ、由利江がいればいいわね。
男は腐女子が寄ってくるから要らないわ・・・と。
539陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 15:46:00 ID:KW4mQ0Ax0
カヤ子、ミカ、由利江こそ腐女子なのよ
540陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 16:03:47 ID:tCCis/630
「じょーだんじゃないわよっ!!!」
ライスに選出されなかったシコメとフメ子は手を組んだ。
「あたしがライス達の動きを封じるわ!」
シコメはそう言うと目をカッと見開いた。
「スーパー801アイーッ!!!」
スーパー801アイとは>>98で登場した801アイに敵の動きを完全に止める攻撃力が加わったものなのだ。
スーパー801アイによりライス・カヤ子・ミカ・由利江の動きは完全に停止した。
その間にフメ子はパソコンに向かい小説を書き上げた。
541陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 16:04:43 ID:tCCis/630
島と海と、ボクとカレ。小さな孤島の小さな恋の物語。

----------

Chapter.01 「Birthday」

とーとつですが。

今日、誕生日なんだ。笑

もちろん俺のね(´∀`*)

でもさ。

涼樹は休み取れなかったんだ。泣

したっぱだからそーゆーのまだ無理なんだって。

おはようメールもいつも通りの1行メールだったし…

ケーキ作って涼樹の部屋で待ってるつもりだったのにー。泣

ちゅーしたかったな//////

よーし、こうなったら。

カラオケでも行くか!

めんばーは、海斗と、来夢と、煌哉。

みんな同じクラスの男子。

めんばー紹介は次回にするね;;
542陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 16:06:17 ID:tCCis/630
Chapter.02 「Friends」

海斗は俺のFriend1。

背が高くて、すごくかっちょいい。

女子にもめっちゃモテるし。

あ、海斗にはカムしてるんだ。

俺のことをいちばん分かってくれてるかな;;

来夢は俺のFriend2。

ちっちゃくてちょろちょろしてる。

涼樹の小人版みたいな。笑

だから、俺いつもいじって遊んでんの。

ヘンなとこはいじってないよ;;;;;

浮気とかちょーありえないし。

煌哉は俺のFriend3。

なんだけど実は涼樹の元カレ。死

俺に似てる系かな。

甘えたで、すぐ泣いちゃう。

涼樹は俺と煌哉にはあんま仲良くしてほしくないみたい。

でも友情と愛情は別じゃん!!!!

さっきメールしたら3人ともおっけーだったょ。

明日楽しみ(´∀`)
543陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 16:47:52 ID:tCCis/630
「すっごーい!」シコメは既に濡れていた。
「本気出せばこんなもんよ」自慢気なフメ子。
「この後ってカラオケボックスにバラの花束とプレゼントを抱えた涼樹が登場しちゃったりする?」
「やだっ!バレた!?」
「キャーーーッ!萌えちゃーーーうっ!!!!!」
2人の腐女子の妄想は低レベルだった。
544陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 17:04:31 ID:sRYV6j7pO
「腐女子の妄想小説なんか、とことんぶち壊してやるわ」と
来夢は巨乳好きのオタク男な設定に変えるミカ
545陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 17:41:32 ID:qsg7YfEwO
「ミカ、帰宅途中にアニヲタキモデブ(41歳・独身・フリーター)にレイプされマンコを切り取られ死亡」とパソコンに打つ腐女子(ふめこ)
546陽気な名無しさん:2008/10/05(日) 17:51:04 ID:jJ8GpsLW0
「飽きたわ」
腐女子の相手に飽きたミカ。
「そうだ、久々にどこかに出かけようかしら」
547陽気な名無しさん:2008/10/06(月) 02:49:43 ID:/X64Jyn0O
ダイナモンドは、永遠の輝き。

ガイコッツ。
548陽気な名無しさん:2008/10/06(月) 17:44:55 ID:/PkS3NzZ0
今日も黙々と褌姿で漁をする島の人々
549陽気な名無しさん:2008/10/06(月) 17:52:49 ID:pRcSOE6s0
その中に彩大と涼樹の姿があった。
2人は高校卒業後、進路を悩んでいたが
結局は地元のこの島で漁師の道を選ぶことにしたのだ。
550陽気な名無しさん:2008/10/06(月) 18:15:38 ID:AiZLF0V9P
>>548
漁をするとき、黙々となんてできないので、
たちどころに腐マンコだとバレる馬鹿。
551陽気な名無しさん:2008/10/06(月) 18:23:04 ID:rdlAyxadO
すべてはガンギマリ加勢大周の妄想だった・・・
552陽気な名無しさん:2008/10/06(月) 20:08:51 ID:xgiTxWoi0
彩大は夜な夜な他の家を訪ねては、女性のパンツを盗むのが趣味
涼樹は公開スカトロをしなければ生きてゆけない露出魔であったw
553陽気な名無しさん:2008/10/07(火) 16:57:43 ID:t2c7pdhU0
>>550
俺はFじゃねえよ
554陽気な名無しさん:2008/10/07(火) 17:12:32 ID:78excax1O
漁船は転覆し、漁師達は海のもくずと消えていった・・・
555陽気な名無しさん:2008/10/07(火) 17:22:23 ID:zjUJ3AzmO
((i))<俺は
((o))<Fじゃ
((O))<ねえ
((〇))<よ
((X))<くっぱぁん♪
556陽気な名無しさん:2008/10/07(火) 18:28:11 ID:YLCjuYLB0
>>553をビラビラで絡めとり、夜空に消えていくライス。
557陽気な名無しさん:2008/10/07(火) 20:40:47 ID:wzrYKhuKO
ガバマンコにゴミ入れて〜
558陽気な名無しさん:2008/10/09(木) 00:47:01 ID:Z+Ut4McxO
この番組は、
トイレット・ユア・ドリーム、トレタと
ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。

次週、腹の上のポニョ。こう、ゴキ退!
559陽気な名無しさん:2008/10/09(木) 19:59:57 ID:ZkmDrmB90
「熱血和風教師物語」も見てね♪
560陽気な名無しさん:2008/10/09(木) 22:02:37 ID:WcJsgh/+0
もういいよ
561陽気な名無しさん:2008/10/10(金) 20:27:11 ID:j5xIPkSKO
まあだだよ
562陽気な名無しさん:2008/10/12(日) 17:34:13 ID:gmEGT/VFO
今日も朝早くから、ふんどしの洗濯物を大量に干すカヤ子。
まるで大漁旗のようである。
563陽気な名無しさん:2008/10/12(日) 17:39:48 ID:NvNvIlA50
最近、「フンドシ萌え」する腐マンコがいると聞き、
さっそく使用済みフンドシ(ただし、自分のは100円、男のは10万円)
をネットショップで販売するカヤ子。
564陽気な名無しさん:2008/10/12(日) 18:30:20 ID:L3sFxQTr0
褌を干す光景は圧巻
565陽気な名無しさん:2008/10/13(月) 17:31:18 ID:LHyNp0X/0
あげ
566陽気な名無しさん:2008/10/14(火) 23:33:27 ID:XsijJJkbO
結構大きなホタテを店先でしょうゆ焼きにしてると、観光客が来て
567陽気な名無しさん:2008/10/15(水) 00:40:36 ID:7sTZzMZcO
何を思ったか、ぼったくり価格で売りつけるカヤ子。

そして残った貝殻は、武田久美子の写真集のようにパイとお万に貼り付けるのであった。
568陽気な名無しさん:2008/10/15(水) 01:05:45 ID:KUWto8RL0
で、この作品の漫画化はいつなの?
569陽気な名無しさん:2008/10/15(水) 15:23:58 ID:vHqkA9wP0
赤ふん
570陽気な名無しさん:2008/10/16(木) 17:15:40 ID:G0pXP10B0
あげふん
571陽気な名無しさん:2008/10/17(金) 05:07:19 ID:cE7dYm+1O
フンドシの売れ行きは好調で、カヤ子は小金を稼ぐようになった。
しかし家に一円も入れないために由利恵は気が気でない。


「由利恵さ〜ん」
「はいはい、なんですかお義母さん」
「テハニーってご存知?」
「ティファニーですか?ジュエリーのブランドですね」
「素敵よね〜テハニー。あなた欲しいでしょう?」
「・・・えっ!?・・ええ、一度でいいから拝みたいですわねぇホホ」

由利恵は不覚にもあらぬ期待をしてしまった。
572陽気な名無しさん:2008/10/17(金) 05:10:56 ID:cE7dYm+1O
「見損なったわ由利恵さん。」
「えっ!?」


「嫁たるもの、質素倹約に努めなければなりません。それを貴女という人は・・・。
いつから嫁が贅沢を言う世の中になったのかしらねえ。あ〜嫌だ嫌だ。先を憂いますわ。
ズーッ・・・辛いわあ〜相変わらず薄めてないめんつゆみたいな味噌汁ねぇ。
とりあえず、贅沢は敵なんですから。わかりましたね」

「クッ・・・!すみませんお義母さま・・・」

「何年嫁やってんのかしらねえ」

――ドンドンドン!宅配便でーす

「あら、なにかしら・・・?」
「キャー!きっとこの間頼んだ皇潤とコエンザイムQ10とクロレラだわ!由利恵さん早くぅ!!」

「・・・・・」
573陽気な名無しさん:2008/10/18(土) 17:50:05 ID:mUiX7G4s0
話ズレすぎ
574陽気な名無しさん:2008/10/21(火) 20:03:36 ID:oi+58gLK0
いざ
575陽気な名無しさん:2008/10/21(火) 21:30:06 ID:4ordpl1pP
そんな出来事が続いたある日、
島に一人の医師がやってきた。
彼の名はコトーといった。
576陽気な名無しさん:2008/10/21(火) 23:25:34 ID:E8rWafPZ0
孤島にコトーがやってきた・・・面白い洒落ね、おっほほほほと
高笑いする腐マンコにケリを入れるカヤ子とミカ
577陽気な名無しさん:2008/10/21(火) 23:34:25 ID:Pk20W5f90
その腐マンコを秘蔵のくさや長持ちに閉じ込めてくさや漬けにするカヤ子。
578(・∀・)ニパコ:2008/10/22(水) 00:46:16 ID:7Q1FI+SlO
そして数日たったある日、かや子にとってXデーとも呼べる日がきた…
579陽気な名無しさん:2008/10/22(水) 10:32:14 ID:Zcjg4vX/0
500年受け継がれてきたクサヤ漬け汁が
腐マンコのマンカスとメコ汁で使い物にならなくなったのよ。
580陽気な名無しさん:2008/10/22(水) 16:30:42 ID:ml7FU0Qt0
801板のクソストーリー(一例)

『バッキャロォー兄貴イィ…何しやが…っくあぁッ!』3bro.
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1198737122/l50

47 名前: ホシュ [sage] 投稿日: 2008/02/01(金) 17:54:53 ID:On0G7FRS0

「なんだ、どうした!」
ただならぬ悲鳴に驚いたのか、血相を変えた兄が部屋に飛び込んできた。
「な…なんでもねーよ、あっち行ってよ」
恥ずかしくて兄の顔が正視できない。耳まで熱くなっているのが自分でも判る。
うっかり馬鹿な想像なんてしなけりゃ良かった。
「ははん、判った。お前のことだ、大方ホラー系サイトでも見てびびったんだろう。」
怪訝な顔だった兄が得心したようにニヤリと笑うのと、マウスに手を伸ばして
最小化したままだったブラウザを復元するのは同時だった。
「あっバカっ、見るな!」
悲鳴のように叫んでマウスを取り戻そうとしたが遅く、画面一杯に表示された内容に
マウスを掴んだまま兄は硬直している。
そりゃそうだろう、内容は見るからにマトモじゃない、野郎同士の絡み画像とか。
そこにご丁寧に「禁断の兄弟愛!」「止めて弟者!」とか極彩色の見出しが躍っている。
「ちっ、違げーよ、ブラクラっていうの?アホなリンク踏んじゃってさあ…」
笑いながら説明しようとしたが顔が強張っていくのが自分で判る。
兄が信じられない、と言いたげな目でこっちを見るから。
判っちゃいたけど、そんな顔をされること自体がショックで。
「気持ち悪いよな、こんなの。それで悲鳴上げちゃってさあ、兄弟でこんな…」
冗談っぽくしなければバレる、嫌われる。弟ですらいられなくなる。
だけど肩が震え、目から熱いものが滴り落ちるのが抑えられない。
実際の兄の反応がここまで胸を抉るとは思っていなかった。
「お前まさか…」
嫌だ、知られて軽蔑されるのだけは。せめて仲の良い兄弟でいさせてほしい。
身体を強張らせ、固く目を瞑って下を向いた、背中を温かな感触が包んだ。
「お前は相変わらずバカだな…。」
笑い混じりの低い囁きが耳元を優しく擽るまで、後ろから抱きしめられたのだと
把握できずにいた。





固有名詞変えたら面白い文ができそうねww
581陽気な名無しさん:2008/10/22(水) 19:49:02 ID:ml7FU0Qt0
500年家宝にしてきたクサヤが使い物にならなくて怒り心頭のカヤ子。
早速腐マンコが作ったキャラ、俊貴を呼ぶ。

「ちょっと、俊貴!腐マンコのせいで家宝のクサヤがダメになっちまったよ!」


俊貴は寝起きを起こされ面白くない。
「なんであたしがそんなことで起こされなくちゃならないのよ!このクソババア!!」


「黙りな!腐マンコの張本人・・どっかのマンガに出てきたようなキャラの
錯乱坊を家まで呼ぶんだよ!!」



「んも〜・・・しょうがないわね」
俊貴は渋々従った。カヤ子はノンケ男に対しては容赦ないのを知っていたが、一々反論すると
カヤ子がヒステリーを起こすので、面倒だと思ったのである。
582陽気な名無しさん:2008/10/23(木) 08:45:42 ID:qUxJ5ZOB0
俊貴が錯乱坊の家へ行くと、家はもぬけの殻だった。
錯乱坊は、孤島の住民から金を借りた上にトンズラしていたのだった。

「よかった。これでババアへの言い訳もたつわ」
俊貴は尻をふりふりスキップしながら家路へとついた。




孤島の漁師物語  (糸冬)
583陽気な名無しさん:2008/10/23(木) 14:42:23 ID:4+WU28Kr0
孤島の漁師は巨根ぞろい
584陽気な名無しさん:2008/10/23(木) 14:59:42 ID:SEy2gAXO0
漁師達はオナホールの代わりにマグロの口を使う。
585陽気な名無しさん:2008/10/23(木) 16:32:17 ID:U+I3lIC1O
あら、マグロってアタシへの当て付けかしら?
てかアタシって筋がね挿りの冷凍マグロって言われるわ〜
586陽気な名無しさん:2008/10/23(木) 21:57:45 ID:KCkEKxoR0
何だかんだ言ってても、あんたたちこのスレ続けたいんじゃないの?
腐マンコキャラはいらないから、カヤ子と由利江とミカだけいれば
続きそうな気がするわね。
587陽気な名無しさん:2008/10/23(木) 22:31:42 ID:j/4bWvMtO
>>580

「なんだ、どうした!」

牛のような喘ぎに驚いたのか、血相を変えた弟が部屋に飛び込んできた。
「な…なんでもねーよ、あっち行ってよ」
恥ずかしくて弟の顔が正視できない。耳まで熱くなっているのが自分でも判る。
うっかり馬鹿な妄想なんてしなけりゃ良かった。
「ははん、判った。姉貴のことだ、大方ホラー系サイトでも見てびびったんだろう。」
怪訝な顔だった弟が得心したようにニヤリと笑うのと、マウスに手を伸ばして
最小化したままだったブラウザを復元するのは同時だった。
「あっヤダっ、見るな!」
悲鳴のように叫んでマウスを取り戻そうとしたが遅く、画面一杯に表示された内容に
マウスを掴んだまま弟は硬直している。
そりゃそうだろう、内容は見るからにマトモじゃない、アゴが尖った二次元の男同士の絡み画像が。
そこにご丁寧に「僕らの禁断愛!」「ふぇ・・・イっちゃうよぉ・・」とか極彩色の見出しが躍っている。
「ちっ、違げーよ、ブラクラっていうの?アホなリンク踏んじゃってさあ…」
笑いながら説明しようとしたが顔が強張っていくのが自分で判る。
弟が信じられない、と言いたげな目でこっちを見るから。
判っちゃいたけど、そんな顔をされること自体がショックで。
「気持ち悪いよな、このカップリング。それで悲鳴上げちゃってさあ、校内でこんな…」
冗談っぽくしなければバレる、嫌われる。弟ですらいられなくなる。
だけど肩が震え、膣から熱いものが滴り落ちるのが抑えられない。
実際の弟の反応がここまで胸を抉るとは思っていなかった。
「姉貴まさか…」
嫌だ、知られて軽蔑されるのだけは。せめて仲の良い姉弟でいさせてほしい。
身体を強張らせ、固く目を瞑って下を向いた、背中を何か冷たい感触が包んだ。
「お前は相変わらずバカだな!」
嘲笑混じりの低い囁きが耳元を鋭く擽るまで、後ろから刺されたのだと
把握できずにいた。





こうかしら?
難しいわねえ
588陽気な名無しさん:2008/10/23(木) 22:43:04 ID:KCkEKxoR0
>>587
いいんじゃない?
580はあたしなんだけど、久し振りに801板に出張して拾ったやつなのよ。


それにしても向こうの板のスレって気持ち悪いわー〜〜〜ゲロゲロよ。
長居するところじゃないと思ったわ。
589陽気な名無しさん:2008/10/23(木) 23:43:20 ID:5jFvfcjy0
>>587
>冗談っぽくしなければバレる、嫌われる。弟ですらいられなくなる。
弟→姉の変換忘れよ
590陽気な名無しさん:2008/10/24(金) 01:18:46 ID:OVprTNZh0
夜も更け・・孤島の夜は静かだ。

由利江は抜き疲れで既にでかいいびきをかいている。


だがカヤ子の部屋からは、ほのかに灯りが漏れている・・・・・
591陽気な名無しさん:2008/10/24(金) 12:34:01 ID:MOsKRX640
いやだわ…

歳を取ると、いろんなモノが漏れ出てくるのよ…
592陽気な名無しさん:2008/10/28(火) 17:31:37 ID:dJcLOmcm0
サバイバル
593陽気な名無しさん:2008/10/28(火) 17:35:41 ID:dJcLOmcm0
サバイバル
594陽気な名無しさん:2008/10/28(火) 19:22:12 ID:QzBIEcxc0
夜毎疼く身体をアナニーで解消する俊貴
595陽気な名無しさん:2008/10/29(水) 15:07:52 ID:4MZvRUgY0
オナニーだろw
596陽気な名無しさん:2008/10/29(水) 16:20:48 ID:XAGF4v7s0
アホ腐マンコの>>595。もっと勉強してから同サロおいで。
597陽気な名無しさん:2008/10/29(水) 16:22:14 ID:jxSyOIBs0
と書き込む俊貴。
598陽気な名無しさん:2008/10/29(水) 23:04:22 ID:evpIrvIKO
秋野腐女子>>595は冷たい言葉>>596にお股がジュンッ!
BLイラスト用のペンタブでは我慢できず、冷蔵庫にあるバナナに向けて駆け出した。
599陽気な名無しさん:2008/10/30(木) 19:18:05 ID:hdNO+uFF0
本来の漁師の仕事に戻る俊貴。

漁師の朝は早い。
朝の3時頃から漁船は次々と港を出てゆく。

俊貴も両頬をたたきながら気合を入れる。




「そぉ〜〜れ、みんな、出発よぉ〜〜〜!!!」
600陽気な名無しさん:2008/10/31(金) 07:17:41 ID:9uaGaZ9l0
俊貴はオネエばかりで構成された漁船団に所属していた。

港では由利江が「気をつけるのよー」と、カヤ子の赤ふんを振り回し叫んでいた。
601陽気な名無しさん:2008/11/01(土) 18:11:53 ID:W+QIx7c60
カヤ子自重www
602陽気な名無しさん:2008/11/01(土) 20:12:47 ID:xmtYdU6o0
4時間後、漁船が魚をいっぱい積んで帰ってきた。



「今日は大漁よぉ〜」

「きゃー!重たいわ〜〜!!」

「ちょっと、それくらいで何言ってんのよ!それ、あたしに貸して!」




オネエ漁師と言っても侮ってはいけないのだ。
603陽気な名無しさん:2008/11/01(土) 22:35:29 ID:u2tsi+mtO
出荷用の魚を選別に入った俊貴たち。
長い漁のあとでも疲れを見せず、手際よく作業をする。

「やだわぁ〜今朝は傷モノ多いわねぇ。昼はお刺身にしましょうよぉん」
「ねぇ〜誰か湿布持ってなぁ〜い?」
「昨日うちに彼氏が来てねそれで・・・やーだ何言わせんのよwオホッ!」
「そういえば岬の近くの浜田さん。借金あるんだってよーそれでその使い道がまたさーあ・・」


お喋りにも余念がない。
604陽気な名無しさん:2008/11/02(日) 14:54:46 ID:JUG7YOJ30
AQもよろ
605陽気な名無しさん:2008/11/03(月) 00:33:33 ID:GUjTlpE+0
「これ、幸太にもわけてあげよっと!」
俊貴は幸太の家へ急ぐ。

幸太ん家の玄関で「こ・・・」と、言おうとしたとき、中から何か声が聞こえた。
606陽気な名無しさん:2008/11/03(月) 11:51:09 ID:kfbHoPOO0

「加代、おみゃーの出る幕じゃーにゃーズラ!」
「犬にやる飯はあってもおみゃーにやる飯はにゃーだで!」
607陽気な名無しさん:2008/11/05(水) 01:35:04 ID:EFKYcJi/O
「ババア達っやめなさいよもうっ!!」
幸太は止めに入ったが、二人は聞かなかった。
諦めて部屋を出ると玄関先の俊貴に気付いた。

「あらあらとしきぃ、いたの?どうしたのよ?」
「いやね、今朝の漁で刺身余っちゃってさ。あんた非番だから、ほら。」
「あそう、悪いわねえ。」
「ねえ、いまの・・・」
「え・・?アハッ!聞いてたの〜やーねぇ。うちのマンコ共がさーあ、あれよあれよ。ヒ・ス!」
608陽気な名無しさん:2008/11/08(土) 21:12:14 ID:Q2KoxJew0
しかしよくよく奥を覗いてみると、幸太

「細うで繁盛記」の他に「ぬかるみの女」のビデオも持っていたのだった。



「ちょっと幸太!あんたこれじゃババア臭くなっちゃうわよ!」
609陽気な名無しさん:2008/11/10(月) 16:31:09 ID:a54JPAE+0
その頃、東京にある一人の青年がいた。
610陽気な名無しさん:2008/11/10(月) 16:39:31 ID:cZwh8ZnLO
女ぁ ひとりぃ〜 おぉんなひぃとりぃ〜〜
いつンまで つづくぅ〜〜♪
611陽気な名無しさん:2008/11/10(月) 17:40:10 ID:F4xlCCF/0
青年は東京のゲイライフを夢見、上京したのだった。

612陽気な名無しさん:2008/11/10(月) 21:06:22 ID:VVACJ+T1P
しかしよく確かめると、そこはとうきょうではなく、
トンキンだった。
613陽気な名無しさん:2008/11/10(月) 21:08:59 ID:F4xlCCF/0
パスポートも無い青年は、すぐに拘束された
614陽気な名無しさん:2008/11/10(月) 21:33:32 ID:VVACJ+T1P
「こ・これが花の都の拘束プレイね!憧れてた夢が今かなったわ!!」

ちなみに青年は、大阪出身で、吉本に所属していたこともあった。
615陽気な名無しさん:2008/11/11(火) 07:15:59 ID:MV/9jhOr0
しばらく拘留となった青年。
日本の外務省から役人が来るが、ただの青年に強制送還費は出せないとのこと。
「あたしってミジメ・・・ね・・・」
616陽気な名無しさん:2008/11/11(火) 19:18:04 ID:F8klIJ80P
「はっ!(ピコーン:AA略)これが噂に聞いた、羞恥プレイ?
 あたしって辱められてるの?さ・さすが都は違うわ!」

青年は拘置所の中で身悶えするのであった。
617陽気な名無しさん:2008/11/13(木) 12:43:38 ID:T7r/LjYH0
その頃、孤島のオネエ漁船団の間である珍騒動が起こっていたのだった。
618陽気な名無しさん:2008/11/13(木) 14:30:43 ID:jwcPUd4T0
オネェ漁船団は別名「化け物漁船団」と呼ばれ
嘲笑と恐れ、ほんの少しの羨望を孤島民から受けていた
619陽気な名無しさん:2008/11/15(土) 21:36:13 ID:zLMhezfk0
だが、少しでも彼らの耳に「バケモノ漁船団」の単語が入ったら最後

翌日には、男はボコボコに、女はポコポコにされるので
皆、影でしかも小声で語るしかなかったのである。
620陽気な名無しさん:2008/11/15(土) 21:39:02 ID:vEDdaG/90
そのときカヤ子は
621陽気な名無しさん:2008/11/16(日) 20:49:40 ID:n0RIJndI0

「由利恵のせいずら!由利恵のせいずら!み〜んな由利恵が悪いんずら!!!」
「…あんまり面白くないねえ。もっとこう、由利恵が泣いて実家に帰るようなセリフはないかねえ…」
622陽気な名無しさん:2008/11/17(月) 23:51:32 ID:2t5n6u3r0
そう泣きながらも、スーパーの惣菜を手当たり次第万引きするカヤ子であった。
623陽気な名無しさん:2008/11/18(火) 00:53:45 ID:w9SlylZi0
万引きGメン主婦
「おかあさん、まだお金をはらってない商品がありますよね^^
ちょっと、こちらへ来てもらえる?^^」
624陽気な名無しさん:2008/11/18(火) 02:05:25 ID:qyi+2RSZO
「ハァー?歳取っと耳がえれー遠なっちまってなぁ」
625陽気な名無しさん:2008/11/18(火) 09:26:30 ID:jPieCpwc0
だがそれは芝居
カヤ子の本当の目的はスーパーのイケメン店長だった。
店長と二人っきりの事務室でカヤ子は大胆な行動に出る。
626陽気な名無しさん:2008/11/18(火) 23:29:21 ID:SpyZxIPU0
てぬぐいでねじり鉢巻をし、左右にゴーヤをはさんでツノのようにオッ立て
店長室の机の上に飛び乗ると、赤フン一丁で巨大な大漁旗を振り始めたのだ。
627陽気な名無しさん:2008/11/19(水) 00:01:27 ID:kxBOjbIy0
そのグロさに店長は失神。
駆けつけたサブマネに警察を呼ばれるカヤ子
628陽気な名無しさん:2008/11/19(水) 00:37:30 ID:4ODe+4200
駆けつけた警官のファスナーを稲妻のごときスピードでおろし、
ライスから伝授されたフェラテクで次々とエキスを吸い取るカヤ子
629陽気な名無しさん:2008/11/19(水) 02:06:51 ID:y3jJrK9oO
とりあえず、1番デカマラだった副店長のエプロンにケータイのメアドを書いたメモをねじ込むカヤ子。
「サブアドはサーバーが弾くから、本アドね本アド!」

そしてやおらに褌を締め直し、ゴボウの様な足でスーパーを後にする。
630陽気な名無しさん:2008/11/22(土) 21:20:48 ID:FnLlm5pB0
一方、俊貴が帰宅すると、島に唯一ある高校のこれまた若手教師である熱海がいた。
俊貴のタイプ的にはピッタリだが、生真面目なところがちょっと苦手である。



「俊貴さん、実はご相談があるのですが・・・」
631陽気な名無しさん:2008/11/23(日) 00:05:49 ID:DjfGqxWm0
「おう、先生。どうした」

俊貴は熱海の神妙な顔に、ふと笑みがこぼれる。
この春、東京から島へ赴任してきた青年は漁村の生活に
やっと慣れてきているようだった。

632陽気な名無しさん:2008/11/23(日) 00:10:43 ID:9nvrks/n0
熱海いわく
「俊貴さんのおばあさんを何とか沈める・・・いや、鎮める方法はないでしょうか?」

話を聞くと、帰り道にいたずらをされて気絶したことがあったらしい。





俊貴は「それはすみませんでした。祖母には言っておきますから」と詫びたが

心の中では「ババア、また折檻しないと!ありゃ全然懲りてないわね・・・・!」と怒りに燃えるのであった。
633陽気な名無しさん:2008/11/24(月) 21:54:12 ID:M7ghlzM30
「クリスマスが近いわね。そろそろ船をファビュラスに電飾しないと・・・」
と俊貴が考えていると、突然夜空からトナカイの引くソリがあらわれた。

なんと、そこにはサンタ姿のライスが!
「オカマのみなさぁ〜ん、こんばんわ、ライスですぅ〜。今晩はチョト早い
けどみなさんにプレゼントお持ちしましたぁ〜。じゃね〜〜。フフフフ」
そして、いくつかのずだ袋を降ろし、カジュアルに夜空に消えるライス。
「なんか、この袋、不気味だわね・・・」
と遠巻きにするオカマ達。
その時、袋を縛っていたヒモがほどけ、中からカヤ子と由利江、それに
駐在の村田が飛び出してきた。
634陽気な名無しさん:2008/11/24(月) 23:42:32 ID:9Lmk9hML0
話ぶっとび〜と思ったら
OLミカちゃんのスレからの続きだったのね、なるほど。

635陽気な名無しさん:2008/11/25(火) 10:33:26 ID:ShI2pZjA0
俊貴はがっくりと肩を落とした。
もうこの孤島に住む限り、この異常な住人と付き合っていかなければいかないのだ。
それもすべてこの「孤島」という外界から閉ざされた閉鎖性に起因するものだ。
636陽気な名無しさん:2008/11/26(水) 00:38:36 ID:fr87QZSL0
孤島の中にもまともな住人はいるのだが
全ては

カヤ子
ツヤ子
ミカ

with
ライス
錯乱坊
のお陰で「異常」と言うレッテルが貼られているようにも思える。

今日は今日で朝から・・・・

「由利江さん!あたしのご飯の上に箸が垂直に刺さってるよ!!
あたしに死ねと言うのかい??!!」

「嫌ですよ、お義母さんが勝手に立てたんじゃありませんか。
そのお箸、ご自分のアソコから取り出したんでしょう?」
637陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 16:49:23 ID:G+f/32a80
そんな孤島の生活ではあったが、一応は平和な充実した日々を住人が送っているのは事実だった。
太平洋に浮かぶこの自然の恵みを享受できるのは住民の特権だ。
無限に降り注ぐ太陽の光と捕れたての旨い魚の味は世界広しといえども孤島の住民しか知らないだろう。


しかし、そんな平和な生活を送る孤島のメンバーではあったが、このところ様子がおかしいのだ。
この島にはいくつかの漁船団がある。
そのうちのひとつが俊貴が率いる「ビューティー漁船団」だ。いわゆるオネエ漁船団である。
船員すべてがオネエ、即ち「海のビューティー達」で構成されるこの漁船団は島で一番人気のある漁船団である。
島の子供達はいつかはこの漁船団に入れることを夢見て憧れていた。
ところが数年前から若手の漁船団に新しいタイプの漁船団が現れたのだ。
ジャニ系漁船団である。
この漁船団のメンバーはすべて茶色く染めた長髪をしており、体形もスリムでファッションも今風に洗練されており
島の女性、特に若い女性から大変な人気を集めていた。
漁に出る際には、プレゼントを渡す女性も現れるほどの人気だった。
もちろん漁から帰ってくればファンの女の子達が黄色い声で迎えてくれるほどの始末である。
それを俊貴は快く思っていなかったのだ。
638陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 16:58:06 ID:G+f/32a80
ジャニ系漁船団はいくつか存在したが、その中で一番人気を誇ったのが「平成漁船団」である。
この漁船団のメンバーは全員が平成生まれであることからこう名付けられた。
もちろん全員10代だ。
639陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 17:42:57 ID:G+f/32a80
その平成漁船団の中でも最も人気の高いのが大悟と和哉と龍平だ。

大悟は、ひょうきん者でいつも明るくギャグばっかり言っている。平成漁船団のリーダー的存在だ。
クールなルックスと裏腹に和ませキャラのムードメーカーは和哉。
最年少でまだ可愛いが、日に日に男らしく成長している龍平。
640陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 17:50:06 ID:TRRAJUdU0
その若者達も、あの新型インフルエンザウイルスに倒れ
カヤ子ただ一人が残った
641陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 18:11:20 ID:W9/iWKXKO
平成はゆとり世代なので、地獄からでも読みやすいように"墓"にはひらがながあてられた。
「平成漁船団のはか」を「平成漁船団のばか」に書き換えた俊貴。
642陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 18:27:09 ID:G+f/32a80
カヤ子は島にただひとつある灯台の中にいた。
この灯台からは島が一望できるのだ。


ふと、カヤ子の瞳から一粒の涙がこぼれる。
目の前には誰もいない小さな孤島。
しかしカヤ子の心には賑やかな島の生活がぐるぐると
走馬灯のように映し出されていたのだ。


あれだけ憎かった由利江ももういない。
それだけでカヤ子はこころにぽっかりと大きな穴が開いてしまったのだ。
ただ今あるのは寂しい、小さな島での生活だ。
643陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 18:37:23 ID:TRRAJUdU0
第一部〜完〜



第二部「カヤ子NYへ行く」にご期待下さい
644陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 18:50:57 ID:3X3cKKRr0
「お義母さん、起きてください!!布団が片付かないとちゃぶ台が出せないんですよ!!!」
由利江がカヤ子の頭を蹴飛ばす。

「・・・?由利江さん!イケメンニューヨーカーは?あんたが隠したんかい?」

「何言ってるんです!また夢でも見たんでしょう?本当にどうしようもないですね。今度もお仕置きですよ!」

由利江と俊貴が朝飯を食べている横で
再び三角木馬に乗せられ、アクメに達するカヤ子であった(笑)
645陽気な名無しさん:2008/11/27(木) 18:58:11 ID:G+f/32a80
「はっ!な〜んだ。夢じゃったか・・・」
京成線の車内でうとうとと眠りに付いたカヤ子は孤島での生活を夢の中で無意識に再生してしまっていたのだ。
しかし、もうこの世には由利江も俊貴もいない。


寒さも厳しさを増す11月の終わり。

成田空港に一人の婦人が到着した。
真っ赤なツーピースを身に纏い、シャネルの大きなサングラスをかけている。
左手に大きなスーツケース。
右手にはニューヨーク行きのチケット。
カヤ子だ。
646陽気な名無しさん:2008/11/28(金) 09:09:12 ID:9xXvCBWC0
「カヤ子にばっかり良い思いさせてたまるかい!!」
ツヤ子はそう言うとキャビンアテンダントの格好をして
カヤ子と同じニューヨーク行きの飛行機に乗り込むのだった。
「ついでにカヤ子に先を越される前にイケメンパイロットにツバつけとこうかね・・・」
647陽気な名無しさん:2008/11/28(金) 09:38:18 ID:xcXptM8b0
つーか
>>7もカヤ子がここまで活躍するとは
夢にも思うまいて
648陽気な名無しさん:2008/11/28(金) 12:35:08 ID:eksktZ0l0
ツヤ子にとってキャビンアテンダントは憧れの職業だった。
いうまでもなくツヤ子はスチュワーデス物語を見て育った世代である。
真新しい制服をぴっちりと着こなすとツヤ子は感激のあまり失禁してしまった。
汚れるボーイング747の床。
「やだっ。どうしましょ」

慌てふためくツヤ子。
すると一人の紳士がツヤ子に声をかけた。
このニューヨーク行き便のパイロットのブライアンだ。
「おや、ツヤ子さん。そんなに慌てふためいてどうしたんだい?」

「あっ、機長。実はあたし緊張しすぎて失禁してしまったの・・・」
一瞬驚きの表情を見せるブライアン。
しかし、さすがは幾千の人の命を預かるパイロットだ。
この緊迫状態においても最も適切な判断を下す。
649陽気な名無しさん:2008/11/28(金) 12:43:43 ID:eksktZ0l0
「こんな小便臭い機体じゃフライトはできない。この便は欠航するしかないな。」
そう言うとブライアンは航空司令塔に無線で連絡をとって
ニューヨークへ飛び立つはずだったこの便を急遽欠航にすることにした。

成田空港にアナウンスが響く。
「ただ今、機体トラブルの為ニューヨーク行きの便が一部欠航となっております。
ニューヨーク行きのお客様は次の便までお待ちください。」

カヤ子はとんだハプニングのせいで足止めを食らってしまった。
ニューヨークへの道のりが少し遠くなった。
650陽気な名無しさん:2008/11/28(金) 14:42:57 ID:xcXptM8b0
「…アタシのブライアン様がカヤ子なんかに優しい言葉を………ッ」

先輩CAのタカオはカヤ子と何か通じるものがあり親しくしていたが
意中の人ブライアンに近づく者は例え可愛い後輩でも容赦することはない

651陽気な名無しさん:2008/11/29(土) 14:23:04 ID:8NEGKn8U0
「ん〜〜〜もぅ!!カヤ子ったらゼッテェ許さねえわ!!!
あたしがブライアンのこと好きだって知ってるくせに」
嫉妬ばりばりのタカオ。

ふとタカオは名案を思いつく。
ドジっ子キャラのカヤ子がこのまま仕事の失敗を繰り返せば
ますますブライアンの気を引くことになる。
ブライアンは面倒見のいい男だからだ。
それなら逆にカヤ子が完璧に仕事をこなせるようになれば
ブライアンはカヤ子を気に留めることもなくなるはずだ。
タカオはカヤ子を乗務員室に呼びだした。

「タカオ先輩。話があるって何ですか?」
652陽気な名無しさん:2008/11/29(土) 14:36:19 ID:0PAob9MQ0
「あんたねえ、ラバチェックはしたの?!」
といいつつ、カヤ子の手のひらにグラグラに煮えたぎったコーヒーのデカンタを置く。
「ぎゃあ!!」
カヤ子の黄色い悲鳴が機内に響く。老体にはかなりのショックだった。
653陽気な名無しさん:2008/11/29(土) 14:48:43 ID:8NEGKn8U0
あまりの熱さに思わず床に崩れ落ちるカヤ子。
そのカヤ子をタカオは容赦なく睨み付ける。

「あんたさぁ〜、ちょっと仕事のミスが多すぎない?
機内でお漏らしって普通考えられる?どんだけ?
とりあえずこの誓約書にサインして頂戴。」

するとタカオは一枚の紙をカヤ子に差し出した。
紙に書いてある文章を読み上げるカヤ子。
「私、カヤ子はこれ以上仕事のミスを犯したらCAの仕事を辞めます・・・」

「さっ、早くサインして頂戴」
そう言うとタカオはカヤ子にボールペンを渡した。

「ちょっと、タカオ先輩。いくらあたしがドジで迷惑ばかりかけてるからって
CAの仕事は辞めたくありません!」

「うっせ〜わよ。とにかくアンタ使えね〜からこれ以上アタシらの足引っ張るんなら辞めてもらうわよ。」
タカオはそういうと無理やりカヤ子の手を引っ張り誓約書にサインをさせた。
「わかった?とにかく次のニューヨーク便でなんかアンタがヘマしたら飛行機から降りてもらうからね。」
654陽気な名無しさん:2008/11/30(日) 18:44:41 ID:gnwsLk1J0
泣きながらトイレに駆け込むカヤ子。
「うう・・・なんでタカオったら急にあんなに冷たくなったの!?うう・・・」

カヤ子の嗚咽はトイレの外まで聞こえるほどだった。

コンコン。誰かがドアをノックした。
ブライアンだ。
「おおカヤ子じゃないか。姿が見えないからどうしたのかと思って探したよ。
なんだ。泣いてるのか。どうしたんだい?」

何も言えずただ泣くばかりのカヤ子。
ブライアンもどうしていいかわからない。
655陽気な名無しさん:2008/12/01(月) 09:59:55 ID:7R8Np5jmO
ツヤ子がカヤ子になってるわ
656陽気な名無しさん:2008/12/01(月) 12:44:26 ID:35SIO0D/0
確かにそうね。
ツヤ子はCA
蚊帳子はお客の設定になってたわ。

ってかあたしも気付かなかったわ
657陽気な名無しさん:2008/12/04(木) 01:14:11 ID:QbcHeqbn0
てか、話が続いてないじゃないの!と怒りつつも
何とかNYに到着する飛行機

イミグレで入国審査官にウィンクをし、強引に通過しようとするカヤ子
658陽気な名無しさん:2008/12/05(金) 18:50:57 ID:sduAoNrP0
「ちょっと、待った。」
黒人のセキュリティーに止められるカヤ子。

「あなたはパスポートを持ってませんね?ちょっと、こちらまで来てください」
一瞬抵抗しようとするカヤ子であったが、相手は大柄のセキュリティーである。
素直に連行されるカヤ子。
659陽気な名無しさん:2008/12/05(金) 18:58:20 ID:OUpFcaF20
取調室に入るや、素早く黒人警備員に襲いかかるカヤ子!

「huge black cockは久しぶりだねえ…」
660陽気な名無しさん:2008/12/05(金) 18:59:36 ID:sduAoNrP0
カヤ子が連れて行かれたのは薄暗い窓もない部屋だった。
椅子に座り、しばらくすると一人の男が現れた。

「これから取調べを行う。」
661陽気な名無しさん:2008/12/05(金) 19:03:11 ID:sduAoNrP0
しかし、残念なことにhuge black cockはカヤ子のボディーに全く反応しない。

「おやおや。こりゃまだ色気が足りんかのう。」
上着を一枚脱ぎ挑発するカヤ子。
662陽気な名無しさん:2008/12/05(金) 19:12:32 ID:OUpFcaF20
黒のスケスケランジェリーで身体をくねらすカヤ子。

「……ん〜、こりゃ視覚で責めても無理かのう…」

依然として反応しないhuge black cockに業を煮やして
大柄な黒人警備員の後ろのお口に、やおら指を突き立てるカヤ子だった。
663陽気な名無しさん:2008/12/08(月) 00:46:18 ID:h+QXwQAz0
「おぉぉ〜!おおっあっ・・ん・・・」

カヤ子の超絶テクに思わず悶絶する黒人警備員。
そしてプレイが30分ほど続いたであろうか。
警備員はあまりの快楽の絶頂に気を失ってしまった。

「やたっ♪今のうちに逃げるわよ〜!」
取調室から逃げ出すことに成功してウキウキ気分のカヤ子。
とりあえずパスポートのない身では空港内をウロウロするのも危険だ。
カヤ子は小走りで空港を後にした。



「ついに着ちまっただかぁ」

カヤ子の目の前に広がる風景は、当然のようにカヤ子を圧倒した。
立ち並ぶ高層ビル。
見たこともない様々な人種が行き交う交差点。
たくさんのイエローキャブが走り抜ける街角。
そう、これがカヤ子の求めていた場所、ニューヨークだ。
664陽気な名無しさん:2008/12/08(月) 13:50:45 ID:+angE7WX0
ロックフェラーセンターのアイスリンクに
今年も巨大クリスマスツリーが飾り付けられている。
「フェラなんていやらしい名前だっぺ」

そこへ、「続・ビッグアップル殺人事件」のヒントを探しに来ていた
海老名みどりが声を掛けた。
「緊急記者会見するんだけど、あなた、来て下さらない?」
665陽気な名無しさん:2008/12/08(月) 17:02:42 ID:rIhY9EBu0
連れて行かれたのは125番街だった。
すぐに建物の影から怖いにーちゃんたちがわらわら出てきて囲まれた。
ドラッグをきめた。
「キャーやめて」
まわされた。
ガッシ!ボッカ!
カヤ子は死んだ。スイーツ(笑)
666陽気な名無しさん:2008/12/08(月) 17:46:37 ID:KGjs/Lfe0
「できたわ・・・芥川賞を狙えるくらいの傑作が!!!」
ツヤ子はそう叫ぶと上着を着るのも忘れ褌一丁で大手出版社に駆け込んだ。

667陽気な名無しさん:2008/12/12(金) 01:11:59 ID:lzjnXTFM0
しかし、門前払いを受けるツヤ子。
668陽気な名無しさん:2008/12/12(金) 02:21:59 ID:Ba0OaOq20
思わず失禁


「あら?もしかしてツヤ子?ツヤ子じゃない!w」

振り向くと、そこには小説から抜け出したようなCA姿のカヤ子が…

「………な、なんでアンタがそんな格好を………?」

褌一丁、スッピン、そして足元には冷え冷えとした黄金水
目の前の女からの哀れみと嘲りの視線がツヤ子に突き刺さる
669陽気な名無しさん:2008/12/12(金) 03:27:40 ID:HKC05hFa0
カツカツカツ
あっけに取られているツヤ子の耳に鋭いヒールの音が突き刺さった。
「これからは船じゃなくて、飛行機の時代よ!」
俊貴と元ビューティー漁船団のメンバーがスッチー姿で並んだ。
「そう、『孤島エアウェイズ』を結成したのよ。」
メイベリンの赤いリップグロスが俊貴の口元で太陽を受けてピカリと輝いた。
670陽気な名無しさん:2008/12/12(金) 19:57:27 ID:Dhom5ZYcP
「ついこの間までは、フレディー・マーキュリーのBGMに乗せて、
 エイボンばっかり宣伝してたくせに・・・。」


 「この、高級お茶くみ!」

ツヤ子はついに絶対スッチーには言ってはならぬ禁句をはいてしまった。
671陽気な名無しさん:2008/12/12(金) 20:36:18 ID:NaRaQ9Ai0
「そりゃエイボンじゃなくて、ノエビアなんじゃね?」

とつまらないツッコミを入れるカヤ子。
672陽気な名無しさん:2008/12/12(金) 21:01:30 ID:Ba0OaOq20
「さ!皆、可哀想な老婆は放って置いて行くわよ!」
カヤ子は『孤島エアウェイズ』の面々を従え成田に向かう


彼女達の隙をみてツヤ子は俊貴の荷物に近づいた
『秘技、軟体変化!!』素早く身体をバックに滑り込ませる

『見てなさいよカヤ子…機内を地獄絵図にしてやるわ…』
673陽気な名無しさん:2008/12/13(土) 09:02:59 ID:yptaAs1E0
そして、成田空港をニューヨーク行き便が旅立った。

俊貴の流暢なアナウンスが流れる。

「皆様おはようございま〜す。
この度はぁ〜、オカマエアラインニューヨーク行きにご搭乗いただき、誠にありがとうございま〜す。
機長はブライアン、ワタクシは客室を担当致します元漁師の俊貴でございま〜す。
シートベルトを腰の位置でしっかりお締め下さいませ〜。
飛行中は突然揺れることがございまっ〜す。
皆様の安全のために、座席におつきの際には、常にシートベルトをお締め下さいまっせぇ〜。
もしもぉ〜、ご用の際は、お気軽に乗務員にお声をおかけ下さぁ〜い。
それでは、どうぞごゆっくりおくつろぎ下さ〜い♪」
674陽気な名無しさん:2008/12/13(土) 15:31:50 ID:chhpgBUB0
一方、今日もタカオは矯正した白い歯をちらりと覗かせ
後輩達の指揮をとる
675陽気な名無しさん:2008/12/14(日) 10:13:19 ID:zi1FRJV40
「離陸も無事に完了したわね。
さっ、次の仕事よ。」

これからがCAにとっては忙しい時間だ。
乗客数百人分のランチの下ごしらえをしなければいけない。
676陽気な名無しさん:2008/12/14(日) 11:10:36 ID:m8/iFaB40
「大変よ!チキンが全部なくなってるの!!」CAの一人が小声で叫んだ
677陽気な名無しさん:2008/12/14(日) 21:54:38 ID:MfQ212tqP
「だからあれほどキチンと仕舞っておいてっていったのに!」
おねえだけにジョークの切れ味も鋭かった。
678陽気な名無しさん:2008/12/14(日) 22:18:30 ID:02SeLvoO0

 仕方ないわね!有無を言わさず

 「フィッシュ オンリー!!!!!!!!!!」

 で乗り切るわよ!
679陽気な名無しさん:2008/12/14(日) 22:58:50 ID:m8/iFaB40
ファーストクラスには、今日本の音楽シーンを賑わせている
カリスマプロデューサーと女性歌手のカップル(ともにイニシャルがKTだそう)
が乗っていた
680陽気な名無しさん:2008/12/14(日) 23:25:57 ID:MfQ212tqP
カリスマプロデューサーにCAが丁寧に事情を説明し、フィッシュをサーブした。
マンコ歌手には、
「日本人だったら、魚食えよ!」
そういって、トレーを投げつけたトッシー。
681陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 00:20:44 ID:TYGDE6P10
「タカオって誰??」と首を傾げるカヤ子。
682陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 04:12:31 ID:1LIO6JEu0
マンコ歌手にトレーを投げつけた俊貴だったが、
よく見るとその歌手は華原朋美だった。
俊貴は大の朋ちゃんファンだった。
態度が急変する俊貴。
「キャーーー!!!や〜〜ん。朋ちゃんじゃな〜い。」
683陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 10:02:26 ID:Kn8b10Y6O
「そうっ!ともちゃんでーす♪よくわかったね〜☆あ、ごはんありがと〜ぁたし魚大好きなの〜☆☆」
と愛想を振りまく朋ちゃん。
貴俊、失禁寸前。
「どどどぉいたしましてぇ〜♪トッシーって呼んでねぇ!あのぅ後で一緒に写真撮ってもらってもいいですかぁ?」
朋ちゃんに媚びる貴俊。
そんなオカマの要望に快く応える朋ちゃん。
「いいよ〜☆☆でもその代わりにね…」
交換条件つきだ。
684陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 17:31:38 ID:dliV7XSH0
貴俊???
685陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 17:47:25 ID:XeF9qnCfO
あなた…あなた、タカトシってお名前なの!?

こ…こんなに大きく立派になって……
686陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 17:50:26 ID:q3oAJf7j0
「代わりに『孤島エアウェイズ』のリーダーの座は私が頂くわ!!!!」
実は朋ちゃんになりすましたツヤ子だったのだ。
687陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 18:25:02 ID:O8lHNEQJ0
カリスマプロデューサーは失神
688陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 20:36:31 ID:O8lHNEQJ0
こっちも
689陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 20:39:42 ID:AMBjBMdz0
KTは失神ついでに失禁した
690陽気な名無しさん:2008/12/15(月) 23:18:41 ID:zv8N0uEQ0
異臭でパニックになる飛行機内w
691陽気な名無しさん:2008/12/16(火) 08:00:16 ID:rFHHCdf80
パニックになったときこそCAの器量が試されるときだ。
機内はアンモニア臭でいっぱいだ。
蒸せ香る匂いに立っているのも辛いくらいである。

孤島エアウェイズの新リーダーに就任したツヤ子。
このパニックを収束させるのが初仕事だ。
「そぉれ〜、シュッシュ、シュッシュ」
ファブリーズを機内に振りまくツヤ子であった。
692陽気な名無しさん:2008/12/16(火) 10:56:10 ID:bl0Spb1d0
「甘いわねッ!!ツヤ子!!そのファブリーズの中身は私が入った風呂の残り湯よ!!」
勝ち誇ったようなカヤ子。しかし乗客達はあまりの匂いに次々に倒れていく。
693陽気な名無しさん:2008/12/16(火) 20:47:26 ID:WB/jjTF30
このままではまずいわ・・・!
カヤ子はとりあえず、この異臭を何とかしようと
エアコン調整弁を操作したが・・・・

ところが、これが大変。気圧調整を間違ったため
与圧空気がどんどん抜け、気温と気圧が急降下。
酸素マスクが降りてきた!
694陽気な名無しさん:2008/12/16(火) 20:48:14 ID:WB/jjTF30


×カヤ子
○ツヤ子
695陽気な名無しさん:2008/12/16(火) 21:04:20 ID:jL69/41Y0
カリスマプロデューサーがひきつけをおこしだした
696陽気な名無しさん :2008/12/17(水) 22:09:45 ID:Qqe5zy4g0
♪あ〜いむふらああああいーーーーんふら〜〜〜いんつうううううゆううう
突然の能勢慶子の歌声に、機内はさらなる地獄絵図と化した。

「カヤ子お姉さま、アタシ・・・ずっと素直になれなくて・・・」
「うふふ、可愛くってよツヤ子」
特にする事もないツヤ子とカヤ子はレズっていた。

♪あなったにーーあずうけまあああすうううう〜〜〜〜
697陽気な名無しさん:2008/12/18(木) 00:50:10 ID:z0ub65BR0
そんなこんなでNYに着いた
698陽気な名無しさん:2008/12/18(木) 22:15:37 ID:htHyfYa20
早速huge black cockを漁りにハーレムへ繰り出す
699陽気な名無しさん:2008/12/18(木) 23:07:33 ID:z0ub65BR0
「ちょっと、待った。」
ハーレムでバルクな黒人に止められるカヤ子。

素早くバルク黒人に襲いかかる!
「huge black cockは久しぶりだねえ…」

700陽気な名無しさん:2008/12/18(木) 23:23:40 ID:dYi/+EVY0
バルク黒人の精力を吸い尽くし、次の獲物を狙うためハーレムをさまようカヤ子。
701陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 00:37:11 ID:B57Z9C3b0
その目前に赤いピンヒールだけの全裸で夜空から降りてきて立ちはだかるライス。
702陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 01:08:07 ID:mVkMKeMk0
月に代わってお仕置きよ!!
703陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 01:39:52 ID:AKCX07DS0
長い長いフライトを終えた孤島エアウェイズの一行。
次のフライトまで束の間の休息だ。
ニューヨークのホテルにしばしの滞在である。

ほとんどのCAやパイロット達はこの短い間に体を十分休めるのだが、
一部のパイロットは宿泊先のホテルの部屋にお気に入りのCAを呼び込み
寝る間も惜しみ、性行為を楽しむのが通例となっていた。

もちろん俊貴も例外ではなかった。
704陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 03:09:07 ID:mVkMKeMk0
恋人のブライアンとのあんなことやこんなことを想いながら
数百回に渡る浣腸を繰り返していた俊貴。
しかし彼からの呼び出しはなかった・・・。

次の朝、ホテル中に悲鳴が響き渡った。
「ギャーーー!!ブ、ブライアンが・・・・」
705陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 04:00:53 ID:B57Z9C3b0
「ゴボウになっちゃったのぉ〜〜っ!!」
706陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 09:13:02 ID:fgKnhHu10
「ってよく見たらカヤ子じゃない!!びっくりさせないでよ!」
ゴボウに見えたそれはカヤ子の全裸姿だったのだ。
「せっかく高級エステ行ってきたのにそのいいぐさはなんだい!!」
ホテル中にカヤ子の叫ぶ声が響いた。
707陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 09:25:01 ID:rTAm9vc9O
その時
隣の部屋の扉が開いて、
「おみゃ〜さん朝からうるさいって〜」っと
裸のゴリラみたいなムチムチ体型の名古屋人「ハルオ」が出てきた
708陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 09:57:54 ID:J9MRYNPVO
ハルオのチンポは赤黒く亀頭もパンパンに張っていて、ビリヤードの赤玉みたいだった。
鈴口からは銀色に光る粘液がタラータラーと絶え間なく流れている。
709陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 19:11:33 ID:3biEQjji0
その隣の部屋から浅黒い肌で筋骨隆々な九州男児「タケル」が出てきた
710陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 21:07:18 ID:CpEjuPU60
その隣の部屋から熊のように毛深い大男の道産子「シルヴィア」が出てきて
ピンクのスケスケTバッグから馬並みのデカマラをはみ出させならが叫んだ
「ちょっと!あんたたち!朝っぱらから大声でホゲないで!!!!!!」
711陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 21:38:56 ID:3biEQjji0
ハルオの向かいの部屋から寡黙で雄臭い、みちのくマタギの「黒澤」が出てきた
712陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 21:52:45 ID:sJxyp/5W0
シルヴィアの部屋の床下からハワイ系アフリカなまりの英語が聞こえてきた。
「Yes,we can!」極東を視察中のバラク・オバマだった。それにしては英語が下手だった。
よく見たら奥田瑛二 だった。コンタクトを入れて更に良く見たらデンジャラスのノッチだった。
713陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 22:02:45 ID:3biEQjji0
ノッチのベッドにはツヤ子がいた
714陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 22:04:25 ID:ed8mt/ZP0
カヤ子はライスのペニクリに貫かれ、この世のものとも思えぬ快感に酔いしれていた。
715陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 22:45:55 ID:CpEjuPU60
逝きまくったカヤ子にお迎えが来たのを確認して
ドドメ色のマンビラを羽ばたかせて
マウナ・ケアの火口に帰っていくライス。
716陽気な名無しさん:2008/12/19(金) 23:22:53 ID:ed8mt/ZP0
もちろん、デザートに「シルヴィア」をお持ち帰りするライス。
717陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 03:03:32 ID:tl8IgzKDO
「くそっ!また取り逃がしたか!ライスめ!」
と、ハルオ、タケル、黒澤、ノッチ、ツヤ子の潜入捜査官
「係長が誘拐されたよ!どうすんの!?しかしこのホテル生臭いね」
と、ツヤ子が叫ぶ
そう、係長は「シルヴィア」だったのだ
718陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 04:05:47 ID:6On1aAHR0
実はこの5人は姉妹兄弟で、シルヴィァだけは他人
タケルだけは腹違いで5人の中ではシンデレラ的に日頃からいじめられてきた
特に、長女のツヤ子からは性的虐待や過度ないじめを受ける
「逃がしたのはあんたのせいよ!!あんたに服なんか着る資格はないんだよ!!」
と、鬼のような顔でタケルの服を引き裂いた
服を引き裂かれたタケルの筋骨隆々の体には
無数の火傷の跡や爪で引っ掻いた跡、脇毛や陰毛も全部剃られてた
そう、ツヤ子の仕業だ。
「姉さん!それぐらいでやめないか!!」
と、ハルオが止める
ハルオはタケルに好意を寄せてたのだ。
すると、やつれたカヤ子が来て
「・・・タケル!あんたなの!!」と叫ぶ
カヤ子は生き別れの母だった
719陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 04:14:20 ID:siEAIG4aO
その時、急に日本猿が現れた
720陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 04:17:18 ID:oVs7cLX1O
『なによなによ!!』
『そうよそうよ!!』
トレモロ派も現れた。
721陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 07:33:24 ID:IeWKMLno0
舞台は旧華族の屋敷
722陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 09:11:00 ID:gi63RXUQ0
芝公園と麻布十番の中間に位置し、面積約5ヘクタールに及ぶ広大な屋敷では
あの名門「六条が原一族」の女帝と言われ、頭頂部に簪が288本突き刺さっており、
直径1m28cmに及ぶ、ラフレシアの盆栽のような髪型が魅惑的な六条が原・華烏龍
が静かに主の帰りを待っていた。屋敷の主である六条が原・権田原駒沢新木場左衛門は
今年93才なので、性的に華烏龍を満足させられないことは誰の眼にも明らかであった。
723陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 09:56:22 ID:IeWKMLno0
華烏龍の視線の先の美しい回遊式の日本庭園では庭師がせわしなく動いている

ここはツヤ子、黒澤、ノッチ、ハルオ、タケルが生まれ育ち
カヤ子が孤島へ逃げさる前に使用人として働いていた斜陽の映える館
724陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 18:46:26 ID:lv3ANNia0
庭師は何人かいたのだが、その中にカヤ子に想いを寄せる男がいた。
喜一郎である。
725陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 19:02:35 ID:tl8IgzKDO
ある夏の晩
使用人カヤ子と庭師喜一郎が庭で密会してると
それに嫉妬した主人の左衛門が「庭師ごときが!何事か!」と
喜一郎をその場で自慢の長刀で殺害
動揺してるカヤ子を左衛門が喜一郎の血だまりの中で犯す

その様子をかくれて見ていた幼いツヤ子が見てしまい
大人になると性格がゆがんで、変わった性癖を持つ
で、その時の妊娠した子がタケルである
726陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 19:07:40 ID:m6f9EqiuO
ちょっとぉ〜、係長のシルヴィアがいなくなっちゃって
カヤ子のウン筋つきズロース、誰が手洗いすんのよぉ……
ったく、面倒事を押し付ける雑用係がいなくなると困るのよ!!!
あんなバケモノに捕まるなんて、どこまでドン臭いのよ!
チンコだけ無駄にでかいバリネコのクセに!!!!!!
727陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 20:45:01 ID:IeWKMLno0
喜一郎は妊娠したカヤ子を秘密裏に出産させ地方の安アパートに
かくまっていた。
だが華烏龍には全て知られていた。

728陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 20:53:55 ID:WgwvY2wS0
せっかく盛り上がってたのに、こいつなんなの?
腐マンコってスレの流れが盛り上がってるときに
強引に割り込んできて流れを止めるわよね。
殺してやりたいわ。

> 721 :陽気な名無しさん :2008/12/20(土) 07:33:24 ID:IeWKMLno0
> 舞台は旧華族の屋敷

> 723 :陽気な名無しさん :2008/12/20(土) 09:56:22 ID:IeWKMLno0
> 華烏龍の視線の先の美しい回遊式の日本庭園では庭師がせわしなく動いている
>
> ここはツヤ子、黒澤、ノッチ、ハルオ、タケルが生まれ育ち
> カヤ子が孤島へ逃げさる前に使用人として働いていた斜陽の映える館

> 727 :陽気な名無しさん :2008/12/20(土) 20:45:01 ID:IeWKMLno0
> 喜一郎は妊娠したカヤ子を秘密裏に出産させ地方の安アパートに
> かくまっていた。
> だが華烏龍には全て知られていた。
729陽気な名無しさん:2008/12/20(土) 21:29:35 ID:1QwhzipQ0
「シルヴィア」の人気に激しく嫉妬するツヤ子であった。
730陽気な名無しさん:2008/12/21(日) 00:19:44 ID:x2tfQnm8O
ショックで行き場を失ったカヤ子は
タケルを置いて逃げる
あてもなくたどり着いた寂れた港町
港町にある場末のスナックの店主に声をかけられ、今まであったことをあらいざらい話し
店主に同情され住み込みで働くことになった
その店の名は
「シルヴィア」
そう店主は若き日のシルヴィアだったのだ
731陽気な名無しさん:2008/12/21(日) 16:14:44 ID:I1WmRuRV0
札幌、男街
732陽気な名無しさん:2008/12/21(日) 16:26:38 ID:fPuTA6FsO
カヤ子の頭の中をシルヴィアと知り合った頃の思い出がよぎった。
なんとしてもライスの手からシルヴィアを救い出さなくては!

年のせいか、ちょっとのことで尿染みができるようになったシルクのズロースを
ちゃんと手洗いしてくれるのは係長のシルヴィアだけなのだ。
733陽気な名無しさん:2008/12/21(日) 20:45:52 ID:I1WmRuRV0
ふと股間の違和感に気付いたカヤ子

「ふふ、懐かしい…シルヴィア待ってて!」

カヤ子に春が還って来たのだった
734陽気な名無しさん:2008/12/22(月) 23:13:47 ID:90pKMI1R0
半年後、カヤ子は妊娠する。
735陽気な名無しさん:2008/12/24(水) 12:24:27 ID:oWPJE3CIO
おかしいの〜
ここのところ月のモノがご無沙汰だの〜
ここ半年はブッカケしかしてないのにの〜
処女懐胎かの〜
736陽気な名無しさん:2008/12/25(木) 16:51:58 ID:9dkEP+5wO
なんとなく下腹がポッコリしだした2週間後、
急に産気づいたカヤ子は都営地下鉄舟堀駅の
だれでもトイレに駆け込んだ!
便器にテンコ盛りのウンコをムリムリムリ〜とヒリ出すカヤ子………
ただの糞づまりだったのだ。
737陽気な名無しさん:2008/12/25(木) 17:01:35 ID:UsqJGXva0
だがあまりの異臭に非常ベルが鳴り響き異臭騒ぎとなってしまう
その場で倒れてしまう人々も現れた
「こりゃ〜昨日食べたくさやがいけなかったのかねぇ〜」
とりあえずペロっと舌を出しブリッコポーズで誤魔化すカヤ子であった
738陽気な名無しさん:2008/12/25(木) 17:39:33 ID:WMvncZKtO
カヤ子「カヤ子いっけなーい」
739陽気な名無しさん:2008/12/25(木) 19:46:46 ID:TgBrpNzC0
その頃、シルヴィアは…
740陽気な名無しさん:2008/12/25(木) 20:04:50 ID:/PBW9ZjY0
北の大地で熊を追っていた。
741陽気な名無しさん:2008/12/26(金) 08:44:48 ID:MFLizr5HO
シルヴィアはライスの子を身ごもっていた。
742陽気な名無しさん:2008/12/27(土) 00:53:40 ID:1sMFVTOH0
捕まえた2mのヒグマの腹を素手でかっさばき、胆嚢をわしづかみにする
とひきちぎってむさぼり食うシルヴィア。
ライスはこのなんともいえない男っぽさに惹かれたのだ。
743陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 03:05:55 ID:o5PR5pL80
都営地下鉄舟堀駅のだれでもトイレで用を足したカヤ子。
そそくさと地下鉄に乗り込む。
744陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 03:23:29 ID:fGRzQWPpO
しかしカヤ子は『トイレ時にパンティーは脱ぎきります派』だったため、ノーパン乗車だった。
745陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 07:35:47 ID:Tmks/UNYO
高齢で締まりのなくなった魔の三角コーナーから
カヤ子汁がボトリボトリボトリボトリ………
想像を絶する異臭でたちまち車内は阿鼻叫喚の地獄絵図!

都営新宿線の全線は橋本ゆき快速電車が
菊川駅と森下駅の間で緊急停車したため、
本八幡〜笹塚間の全線で運転を見合わせております。
現在、詳しい状況を調べておりますが、
復旧にはなお時間がかかることが見込まれます。
746陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 08:15:39 ID:l/00xIZi0
度重なる異臭騒ぎにNUMOに地層処理されるカヤ子。
747陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 08:38:43 ID:XjJq6BBJO
地雷処理をされてるうちに、電車は新宿三丁目に到着し、降りる事にした。

『この駅で降りると、ゲイバレしそうだねえ…』
カヤ子は自意識過剰だった。

さらにカヤ子は、他に降りるイケメンがいないかお仲間チェックに余念がない。
748陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 10:07:36 ID:tfH3BgNH0
地雷処置?
749陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 10:32:21 ID:XjJq6BBJO
真新しい新宿三丁目駅の通路を、ボーグ歩きで駆けるカヤ子に、駅員が話しかけた。

『見間違いだったわ…。プルトニウムのNUMOが地雷?と思いつつ、寝起きだからそのまま書いちゃった』

『何の話か解らないっぺ』
750陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 15:13:26 ID:1/jjqz7K0
そのころ
「中山ヒデちゃんが抱いてくんないならこっから飛び降りるわ〜」
新宿三丁目のビルの屋上でブラ一丁の元ZONEメンバーが意味不明なことを叫んでいた。
751陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 21:44:23 ID:g0SiUrzN0
新宿三丁目駅の出口から地上にでたカヤ子。
すこし歩くとドラッグストアが目に入った。

「ちょっくら買い物でもすんかねえ」
そういうとカヤ子は店の中に吸い込まれていった。
752陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 22:16:19 ID:tfH3BgNH0
化粧品や日用品を手当たり次第万引きするカヤ子。
753陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 22:26:15 ID:tbIsfLnS0
もちろんマンビラにくるんで飲み込むのだ、みるみるうちにシワシワだった
カヤ子の腹はいびつな形の妊産婦のように膨れ上がった。
それが、垂れ下がった枯れ木のような乳房と明らかな対比をなしてまさに
妖怪のような雰囲気を醸し出している。
754陽気な名無しさん:2008/12/28(日) 22:44:09 ID:XjJq6BBJO
『この店は本当に新宿一の売上なのかねぃ…』

カヤ子はそそくさと店を出て、スタバ方面に向かった。

こんなクソ寒い中でもスタバの狭いテラスでは、
短髪オカマが蛍光ダウンを着込んで道行く男を品定めしていた。

『あらやだねえ、おっそろしい喫茶店だっぺねぇ!』
755陽気な名無しさん:2008/12/29(月) 02:58:08 ID:TGrknd1s0
そんなカヤ子が一瞬気を緩めた隙に、股間から最後に突っ込んだフェミニーナ
軟膏が転がれ落ちた。
「おや、おばあさん、何か落としましたよ?」
756陽気な名無しさん:2008/12/30(火) 02:09:40 ID:J9Ml6x39O
ダレが婆さんだってぇ!!!!!!!
そんな憎まれ口をたたくのは、この口かい?
それともこっちの緩みきったガバガバの口かい?

おにちょで石を投げれば当たるほど蔓延っている
自称ガチムチのただのデブ釜のケツの穴をかっぽじるカヤ子。
757陽気な名無しさん:2008/12/31(水) 06:16:36 ID:Y8vylGjw0
「この街も変わっちまったねぇ・・・
知らない顔ばかりだねぇ・・・」

カヤ子にとってこの街は忘れられない場所だ。
まだ若かりし頃、娼婦としてこの宿場街の遊郭で働いていたカヤ子だった。
戦前のことである。
758陽気な名無しさん:2008/12/31(水) 06:38:58 ID:bkpHbcSn0
突然ライトとカメラに囲まれるカヤ子。

「な、なんじゃあ〜っ?」

真剣な顔をしたリポーターがしゃべっている。

「私は今、新宿二丁目にいます!ここで『妖怪砂かけ婆』を見かけたと匿名の
通報を受けた私たちはついにその姿をカメラに捉えましたっ!!」
759陽気な名無しさん:2008/12/31(水) 09:53:47 ID:8BI5Zfgj0
と、その時白っぽいコートのようなものを羽織ったガングロサル顔・低身長の
中年男がこそこそと仲通りを駆け抜けてゆく姿が見えた。
そう、エリカ様の婚約者として一躍マスコミの寵児となった
あの自称スーパーマルチウルトラハイリスクメディアエイナルスノッブベイカント
ニチゲイソツディスガイズクリエーターの
760陽気な名無しさん:2008/12/31(水) 14:54:30 ID:QxVMeUTA0
「高城剛かっ!?」
カヤ子は驚きつつも冷静であった。
761陽気な名無しさん:2008/12/31(水) 18:05:27 ID:ytLHIUmTO
誰が砂かけババアだって!
あたしゃもっと違うモンひっかけるんだよ!

おもむろに豹柄のワンピをたくしあげると
魔の三角コーナーをパックリ広げて
いけすかないマンコレポーターに向かって
勢いよく黄金水を発射!!!
762陽気な名無しさん:2008/12/31(水) 18:51:32 ID:iOgj5L17O
レポーターの身体からみるみるうちに巨大なキノコが現れ出した
763陽気な名無しさん:2009/01/01(木) 08:25:51 ID:7lMqN+xN0
よく見るとキノコではなく、巨大な男根であった。

「おや、顔に似合わずいいもん持ってるねぃ」
カヤ子は突然のハプニングに驚きと喜びでご満悦だ。

しかし、その様子はテレビで生中継されていたのだ。
全国のお茶の間に映し出されるその奇妙な風景は放送事故すれすれの映像だった。
764陽気な名無しさん:2009/01/01(木) 20:05:33 ID:o1Lf8uD8O
そうよそうよ!
型どりマニアの芳恵さんが三つ指ついて
シャシャリ出てきたんですからね!
765陽気な名無しさん:2009/01/01(木) 20:54:41 ID:m6q+RfVkO
トレモロ派はこのスレにしゃしゃり出て来ないで!!

カヤ子は再び三丁目スタバに戻った。
トイレが座席と壁一枚にも関わらず、豪快なライブサウンドを奏でながら一本糞をひりだした。
766陽気な名無しさん:2009/01/01(木) 23:30:06 ID:vNKsjuIR0
「スッキリしたわい〜♪」
上機嫌でトイレから出てきたカヤ子。
「ちょっと腹が減ったかのぅ」

カヤ子はお腹が減ってきたのに気づいた。
767陽気な名無しさん:2009/01/02(金) 06:54:26 ID:h1Wv5TeV0
「腹が減っては戦ができんからのぅ」
カヤ子はスタバのすぐ近くの松屋に駆け込むと
牛焼肉定食を大盛りで食べた。
「うまいわい♪やっぱり松屋に来たときはこれに限るの」


腹を満たしたカヤ子は再び仲通りに来た。
「カヤ子印のゴーヤ」を路上販売するために来たのだ。
通りのど真ん中に風呂敷を引くと、
その上いっぱいにゴーヤを並べるカヤ子。
「1本1000円」
手書きのPOPを立て掛けた。
768陽気な名無しさん:2009/01/02(金) 08:01:34 ID:Lp6+/ZYwO
なによなによ!
芳恵さんだってタマにはコミカル気分で
変わりネタで逝くときもあるんですからね!
ここのゴーヤ、挿るだけ買って帰りますからっ!
769陽気な名無しさん:2009/01/02(金) 08:37:14 ID:vTMWqQjVO
「はいはい!巷で話題のカヤコ印のゴーヤだよ!1本1000円!なんたって無農薬だからねぇ!」
そう、カヤコは自らの黄金水なんかを肥料として与えていたのだ。
「え?ちょっと無農薬だってェ!よさそうじゃない?買おうかしら?」
オネエ様方に人気だ。
770陽気な名無しさん:2009/01/02(金) 17:09:25 ID:dnSCEcUt0
「ねぇ、おばあちゃん、試食コーナーとかないの?1本1000円って高すぎよ」
「そーよそーよちょっと味見させてよ〜」
「虫がいたら返品できるのぉ?」
ウルサイオカマに取り囲まれるカヤ子。
771陽気な名無しさん:2009/01/02(金) 17:41:46 ID:9NkO1HYpP
「しょうがないねえ」
根負けしてカヤ子はゴーヤを切った。

こともあろうに縦切りにしてしまったカヤ子、
「ぎゃああああああ、縦長マンコ!!!!」
「気持ち悪いぃぃぃぃ」
「氏ね、くそばばばばば」

たちまち阿鼻叫喚の光景が繰り広げられた。
772陽気な名無しさん:2009/01/03(土) 01:44:46 ID:Wz+vR8S50
そんなこんなしているうちにカヤ子の周りには人だかりができてしまった。
大盛況である。
野次馬も含めたくさん人が集まったことにカヤ子もご満悦だ。
「さあさ、早く買わないと売れきれちまいますよ♪」
まさかのゴーヤ人気である。

ストリートビジネスを楽しむカヤ子。
しかし、5メートルくらい先にいた野次馬のうちのひとりの会話がカヤ子の地獄耳に入った。
「ねぇねぇそういえばさー、ネットで変な予告されたって噂知ってる〜?
なんでも〜2ちゃんのぉ〜」
773陽気な名無しさん:2009/01/04(日) 03:58:44 ID:Wv8GL0UM0
「ちょっと聞き捨てならないねぇ
そこのお前さん、2ちゃんになにが書いてあったっていうのかい?」

噂話に口を挟むカヤ子。

「あ〜、なんかウィキペディアの新宿2丁目の頁が改ざんされたらしくて・・・」

すかさず愛用の携帯でウィキペディアをチェックしようとするカヤ子。
しかしカヤ子の携帯は10年前のPHS。アステルだ。
アステルは既に停波している。
これではチェックしようもない。

「ハァァァァーーーー!!!!」
カヤ子は雄たけびを上げながら精神統一させた。
するとカヤ子の体がピカピカと点滅し始めた。
カヤ子は気を集中することによって体を高電圧で包むことができたのだ。
そのおかげでカヤ子自身が携帯電話のように電波をキャッチできるマシンになったのだ。
次々とインターネットの情報を脳に直結して送り込むカヤ子。

「こりゃあ、大変なことになるかもしれんのぅ」
そう言うと、カヤ子はカバンから一着のセーラー服を取り出した。
防弾セーラー服である。
カヤ子はセーラー服を着込むと褌をキュッと力いっぱい締めた。
774陽気な名無しさん:2009/01/05(月) 03:19:44 ID:3AG9XDBN0
すると、そこに通り魔が現れた。
775陽気な名無しさん:2009/01/06(火) 01:31:45 ID:eUH2T8q5O
カヤ子は自らの陰部に通り魔をかくまい、仲通りに出た。
776陽気な名無しさん:2009/01/07(水) 08:25:21 ID:Keyf4orG0
いつもの平和な仲通りだ。
もしカヤ子がいなければ通り魔によって
死傷者が多数出る程の、壮絶な惨劇になっていただろう。
危機一髪。
血だらけのストリートは免れた。



そして、カヤ子はふと気付く。
ゴーヤの大人気によって、カヤ子の財布はパンパンになっていたのだ。
一気にゴーヤ景気によって大金持ちになったカヤ子。
「これで、セレブの仲間入りじゃのう。イヒヒヒヒヒ。」
777陽気な名無しさん:2009/01/07(水) 11:30:56 ID:sJCmkXzS0
そしてまたNYへ
778陽気な名無しさん:2009/01/07(水) 12:12:39 ID:tFQOwhqWO
マンハッタンのセントラルパークを見下ろす
高級アパートメントのペントハウスに引っ越したカヤ子。
779陽気な名無しさん:2009/01/07(水) 12:44:07 ID:VZYX3t4F0
クリストファーストリートでは髪を金髪に染めたヒロミ・GOが、巨漢のアメリカ人に
しなだれかかりながらサーティワンアイスクリームの前で物憂げに下半身を小刻みに振動させていた。
780陽気な名無しさん:2009/01/09(金) 07:31:37 ID:Ur2v687s0
次第にその小刻みな振動はリズミカルなダンスへと変わっていった。
腰をクイックイッとさせるヒロミ・GO。
「ジャパーン!」
781陽気な名無しさん:2009/01/09(金) 08:37:16 ID:dNGdvuwD0
………と、

盛り上がってきたところでストーリーを
強引に自分のマンズリ妄想ネタにすり替えた鬼腐マンコは
途端にスレがまる2日近くも止まったことなどお構いなく
部落出身で整形マニアの熟年タレントネタにこだわり続けるのだった。
782陽気な名無しさん:2009/01/09(金) 16:33:05 ID:5wmfoqdN0
「あ〜〜〜、よく寝たのう!」
カヤ子は今日も早起きだ。
「さて、今日はどうやって由利江をいびろうかの〜。
それにしてもステキな夢だったわい・・・」
ボットン便所で健康な一本グソをヒリ出し、愛用の赤フンをキリっと締める。
「今日も一日ガンガレわし!」
783陽気な名無しさん:2009/01/09(金) 19:14:17 ID:jgAbFpqe0
カヤ子は毎朝、必ず真っ赤なフンドシをしめる。
裸に近い状態で自然と一体となることがモットーである。
今日も仏壇まで線香を運び、ふんどし一丁でお経を唱え、
漁師である孫の俊貴の無事を祈っている
784陽気な名無しさん:2009/01/10(土) 08:25:29 ID:A1ZN5TsK0
「南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経
南無妙法蓮華経・・・
・・・俊貴が今日も無事でいれますように。」

毎朝、こうやって俊貴の無事を祈るのがカヤ子の日課だ。
孤島を遠く離れ、ニューヨークで暮らすカヤ子にとって
孫が元気にしていることが何より気がかりなのだ。



「さてと、いつもの念仏もしたし、そろそろ出社の時間じゃのぅ。」

カヤ子はニューヨークで起業していたのだ。
日本でヒットしたカヤコ印のゴーヤではあったが
なんと流行に敏感なNYっ子にもその噂は届いていた。
そこでカヤ子は本格的にニューヨークでも販売を始めることにしたのだ。
街の片隅にオフィスはあった。
その名はカヤコ・ゴーヤ・コーポレーション。
敏腕女社長として活躍するカヤ子。
特に無農薬と謳ったことがNYのインテリ層にバカ受けだった。
みるみるうちに会社は業績を伸ばしていき、
カヤ子は、世界で最も影響力のある人物100人に選ばれる程になっていた。
785陽気な名無しさん:2009/01/14(水) 20:09:32 ID:t7s7D+YK0


786陽気な名無しさん:2009/01/15(木) 07:28:39 ID:2V6xpb6i0
「世界のカヤ子」とまで言われるほどになったカヤ子であったが、
気まぐれに急に社長業が面倒になってきたので
これほど大成功を収めたゴーヤ事業を売却することにした。
売却益は500億円。

そして、1週間後。
成田航空に1機のジャンボジェットが到着した。
なにやら騒々しい。
マスコミ陣も多数集まっている。
騒々しい中に小さな人影がポツリ。
何人もの黒人のボディーガードに囲まれている。
赤フンとピンヒールのみというアバンギャルドなファッションに身を包んだカヤ子だ。

「久しぶりの日本の空気はうまいねぇ。」

抱えきれないほどの札束を抱えてカヤ子が日本に帰ってきた・・・


第二部「カヤ子NYへ行く」 〜完〜
787陽気な名無しさん:2009/01/15(木) 09:13:37 ID:IT/Uo80e0
カヤ子にはあくまで脇役に徹して欲しいわ。
788陽気な名無しさん:2009/01/18(日) 20:23:47 ID:r91ktf7k0
俊貴あげ
789陽気な名無しさん:2009/01/21(水) 07:27:12 ID:AaD2O3w40
ざざ・・・

ざざざざ・・・・・

波打ち際に打ち寄せる波の音が静かに幾度と繰り返される。
辺り一面には潮のにおいが立ち込める。

ここは太平洋に浮かぶ小さな孤島。
790陽気な名無しさん:2009/01/22(木) 17:06:28 ID:VZ1f3KPV0
まだ続いてんのか、このスレw
791陽気な名無しさん:2009/01/24(土) 21:52:50 ID:pj80OohA0
孤島にある空港に、1機のジェット機が降りてきた。

ところが誰が操縦しているのか、あっちへフラフラこっちへフラフラしている。

ようやく着陸してドアから出てきたのは・・・・ごぼう足!



「やっと帰って来たよ〜〜。久しぶりに由利江さんの嫁イビリができそうで楽しみだわい」
792陽気な名無しさん:2009/01/26(月) 17:13:19 ID:zs4kfARf0
カヤ子のアメリカ編を書いていた名無しが
結局は飽きちゃったのね。



つづき。

しかしタラップを降りるとすぐに
駐在所の村田に拘束されるカヤ子。

「キャ〜!皆さん見てください、警官の暴力よ!!」
「ババア、この島じゃ
お前に迷惑かけられた奴が大勢いるんだから、そんな嘘は通用しねえよ、さっさと駐在所へ行け!」

禁制品密輸の容疑をかけられ、駐在所へ連行されるカヤ子。
793陽気な名無しさん:2009/01/26(月) 23:39:49 ID:Cywp+Zjc0
これから始まるであろう変態巡査村田の容赦のない取り調べの予感に
アレやコレやと妄想が膨らみすぎて股間がジュンとなるカヤ子だった
794陽気な名無しさん:2009/01/29(木) 01:10:25 ID:lunGZkul0
いきなり肥溜めに入れられるカヤ子。

「キャー!虐待よー!!虐待!警察官がこんなことしていいと思ってんのかい?!」

肥溜めフリーク村田の攻めプレイが始まった
795陽気な名無しさん:2009/02/01(日) 02:38:55 ID:Yjo14zbO0
村田はカヤ子を肥溜めに入れたまま休憩中
796陽気な名無しさん:2009/02/03(火) 00:04:21 ID:n/R80dZ30
肥溜めの香りがプワゾンのように思え
恍惚の表情を浮かべるカヤ子
797陽気な名無しさん:2009/02/05(木) 00:16:12 ID:pvbvudd/0
その頃俊貴は、岸壁に腰掛けながら
マニキュアを塗った爪をふーふー言いながら乾かしていた。
798陽気な名無しさん:2009/02/07(土) 09:15:50 ID:wkMnCjygO
俊貴休憩中
799陽気な名無しさん:2009/02/07(土) 15:47:14 ID:izjE7gS20
岸壁から果てしなく続く海原を眺める俊貴。

ざざ・・ざざざざ・・・・
波の音だけが静かに聞こえる。
800陽気な名無しさん:2009/02/07(土) 18:43:12 ID:Lh5mxwBL0
カヤ子が俊貴に声をかける

「大阪に行くわよ」
801陽気な名無しさん:2009/02/07(土) 18:51:37 ID:KXn4OiHfO
そして流される西川峰子の別荘…
802陽気な名無しさん:2009/02/07(土) 18:52:04 ID:AcgixXemO
しかし肥溜めからは遥かに離れていたので、その声は届かなかった。
803陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 04:24:03 ID:N6sbyvpv0
ふと、俊貴は立ち上がった。
なんともいえない胸騒ぎがしたのだ。
「いま、ばっちゃんの声が聞こえた気がしたよな・・・」
804陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 04:26:11 ID:Y1ep4/rY0
寒気がする…潮風に当たりすぎたわ


家路を急ぐ俊貴
805陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 14:44:07 ID:J3slmI7k0
腹を冷やしすぎて強烈な便意をもよおし、とうとう野グソを垂れる俊貴…
806陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 19:26:07 ID:hkh8THf10
ブリブリブリブリブリ・・・

思いのほか溜まった排泄物を解き放つように自然に還す。
もともと人気の少ない島だ。
周りの人の気配も気にすることなく排泄を済ませた俊貴である。
「んー!すっきりした!!」
そういうと大きな伸びをした。
807陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 21:24:47 ID:k7tl8bNq0
そんな俊貴を木陰に隠れてじっと見つめる2つの目。
村田だ。
808陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 21:27:57 ID:J3slmI7k0

紙がない!!!!!!!!!!!!!

パニックになる俊貴
809陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 21:30:36 ID:k7tl8bNq0
しかし、突然俊貴のケツをなめくじが這うような感覚が襲った。
810陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 21:50:03 ID:Y1ep4/rY0
いやんっ!!

俊貴が小さく叫んだ
後ろをみるとポメラニアンがホカホカの黄金を
811陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 22:03:16 ID:k7tl8bNq0
はむっはむっと勢い良くむさぼり食っているその横に、見慣れたオッサンの顔が
812陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 22:37:25 ID:PYigSExu0
しかし、オッサンの顔は自縛霊だった。
霊感の強い俊貴は思わずその場所を離れた。
813陽気な名無しさん:2009/02/08(日) 22:48:56 ID:k7tl8bNq0
すると何かが俊貴の足首をむんずと掴んだ。
「キャアアアアアアアアッ!!」
そこには地面から生えたごぼうのような腕がおいでおいでをしている。
814陽気な名無しさん:2009/02/09(月) 00:43:37 ID:kxN7/QTD0

マドハンドが あらわれた
マドハンドは 俊貴が きづくまえに おそいかかってきた
815陽気な名無しさん:2009/02/09(月) 06:54:47 ID:aBvvM7nV0
→たたかう


としきはマドハンドに7のダメージ

マドハンドをたおした

としきは1のけいけんちをてにいれた
5ゴールドをてにいれた
としきはレベルがあがった!
としきはルーラのじゅもんをおぼえた
816陽気な名無しさん:2009/02/10(火) 02:59:51 ID:8eyguyfi0
としきはルーラのじゅもんをとなえた

どこのまちへいきますか?

 とうきょう
 おおさか
 にゅーよーく
 おきなわ
 ゆきぐに
817陽気な名無しさん:2009/02/10(火) 03:43:50 ID:77lKh+/F0
⇒おきなわ

めんそ〜れ
818陽気な名無しさん:2009/02/10(火) 03:48:37 ID:8eyguyfi0
七色の光が俊貴を包む。
次の瞬間。
俊貴が気を戻すと目の前には眩いほどの青い海。
確かに沖縄だ。
ルーラの呪文によって俊貴は沖縄に瞬間移動してしまった。
あっけにとられる俊貴。
819陽気な名無しさん:2009/02/10(火) 03:56:01 ID:5666G9dW0
きゃあああああああああっ!
沖縄の真っ白なビーチに俊貴の悲鳴がひびきわたった。
その足首を砂からにょきっと突き出たゴボウのようなシワシワな手ががっしり
とつかんでいた。
820陽気な名無しさん:2009/02/10(火) 16:24:22 ID:PIgUKOU00
ブラッドハンドがあらわれた
ブラッドハンドはなかまをよんだ
821陽気な名無しさん:2009/02/10(火) 16:48:58 ID:77lKh+/F0
カヤコがあらわれた!

カヤコがビキニであらわれた!

カヤコがいった
「あくまをころしてへいきなの?」
822陽気な名無しさん:2009/02/12(木) 04:02:26 ID:ekFcG06V0
「うわわ、うわわわ」
慌てふためく俊貴。
そうだ、再びルーラを唱えれば・・・この場を切り抜けられる。
俊貴はルーラを唱えた。
再び七色の光が俊貴を包んだ。
823陽気な名無しさん:2009/02/12(木) 09:28:04 ID:KSgN60SF0
「そうはさせるかい!」
俊貴の体中にカヤ子の触手が巻きついた。
次の瞬間俊貴を包んでいた七色の光は消え、
俊貴の衣服がカヤ子のつけているビキニと同じ物に変わってしまったのだ。
「これで沖縄男を漁りにいくんだよ!!!」
カヤ子は気を失っている俊貴を引きずりビーチを後にするのだった。
824陽気な名無しさん:2009/02/13(金) 09:09:01 ID:G/rP08WT0
「ほら、そろそろ目を覚ますんじゃよ」
カヤ子は俊貴の頬を思いっきりバチーンと叩いた。
俊貴は目を覚ました。
すると辺りは人で溢れ返っていた。
ストリートのど真ん中である。

「うわ、どこだよ、ここは?」
辺りを見渡す俊貴。

「どこでもいいじゃろが。それよりどうじゃ?
イイ男がうじゃうじゃそこら辺歩いてるわ!さすが沖縄じゃの」
カヤ子の顔に自然に笑みが浮かぶ。
「さてと、ボーっとしてる暇なんてないんじゃ。
さっさと日が暮れるまでに男捕まえるじゃ!!!」
825陽気な名無しさん:2009/02/13(金) 14:33:13 ID:TaiC3DpI0
国際通りには観光客が
826陽気な名無しさん:2009/02/14(土) 21:20:06 ID:FmkAOcA20
OPA横でふんどしを振り回し
次々に男を捕まえるカヤ子
827陽気な名無しさん:2009/02/15(日) 00:07:41 ID:V05bxTkX0
「よし、今日はこのくらいでいいわい」
カヤ子は捕まえた男たちを連れて、またビーチへと戻ってきた。

ちょうど日が暮れる頃。
真っ赤な太陽が地平線へと落ちていく。
手の届かないくらいの広大な海と砂浜が真っ赤に染まる。
ロマンチックな風景にカヤ子とカヤ子にナンパされた男たちもうっとりだ。

「綺麗じゃのう・・・さすが沖縄じゃの。
さてといい雰囲気になってきたし、ちゃっちゃっとやることやるかのイヒヒヒ。
セックス オン ザ ビーチじゃ!」
828陽気な名無しさん:2009/02/17(火) 05:45:49 ID:lWX5jCJ40
真っ赤なビキニの紐を、ナンパした男に解かせるカヤ子。
うっふ〜ん。
やる気まんまんのカヤ子である。
829陽気な名無しさん:2009/02/17(火) 15:26:58 ID:8JRd6B0y0
さげ
830陽気な名無しさん:2009/02/19(木) 00:23:41 ID:YDO+dDnG0
しかしフニャチン男ばかりだったため、カヤ子の怒りが爆発
ビーパーのパラソル持ちに格下げさせるのであった。
831陽気な名無しさん:2009/02/19(木) 11:46:48 ID:ale3xsCF0
やっぱりNYのhuge black cockが懐かしいねぃ…
832陽気な名無しさん:2009/02/21(土) 02:28:56 ID:ojntyjhW0
toshiki hosyu
833陽気な名無しさん:2009/02/21(土) 20:23:47 ID:+aNPXrar0
沖縄の男にバックでガンガンに突かれながらも
ニューヨークに思いを馳せるカヤ子。
834陽気な名無しさん:2009/02/24(火) 01:14:00 ID:KvWamt6p0
一応保守
835陽気な名無しさん:2009/02/25(水) 03:45:35 ID:ka2bYsx60
ここもよく続いてるな…
836陽気な名無しさん:2009/02/26(木) 17:59:52 ID:1HyPJMEa0
沖縄男たちの精力を吸い尽くしたが

「まだまだ足りないねぇ〜。」


一昔前に流行ったキャスターベベルを吸いながら、鼻から思いっきり煙を吐き出すカヤ子。
837陽気な名無しさん:2009/02/27(金) 17:31:56 ID:Ixc4o0AF0
カヤ子がバカンスを楽しんでいたころ
俊貴は孤島に唯一ある高校の新任教師、熱海を狙っていた。

「うふふ〜、うふふ〜、おいしそうな男だわ」
838陽気な名無しさん:2009/02/28(土) 15:55:53 ID:RXorn3gq0
投網を持って熱海を待ち構える俊貴
839陽気な名無しさん:2009/02/28(土) 21:19:42 ID:061kWhGe0
しかし待てども待てども熱海はやってこない。

真っ赤に燃えた夕日が海の向こうに落ちていく。
この小さな島の高校の校舎が綺麗に朱色に染まる。

職員室に熱海は残っていた。
校長に呼ばれたのだ。
840陽気な名無しさん:2009/03/01(日) 00:24:40 ID:S6BRxaIj0
オカマを隠して野郎ぶってたあたしが
孤島の教師時代に体育会出身の校長先生から受けた体罰です。

勝手に学校から外出して島のオトコ漁りに行ったあたしは、
誰かのチクリで校長先生に見つかってしまいました。
校門のところで待ち伏せしていた先生は、あたしに駆け寄よると、
一発ビンタを食らわしたあと校長室へつれていき、
あたしを正座させて、目の前で仁王立ちに説教を始めました。

あたしの目線の高さにちょうどジャージのもっこりがあり、あたしはドキドキしていました。
今にも匂ってきそうなくらい間近に、先生のもっこりが迫り、
それに腕を組んで踵を上げたり下げたりしながら説教をするので、もっこりが上下に動きます。

あたしはムズムズしてしまいました。先生はあたしが正座に耐えられないのかと勘違いし、
「まだ、そんなに時間経ってないだろ!我慢できないのか!」とさらに前へと迫ってきました。
あたしはもう目の前のもっこりに我慢できずに、
「我慢できません!」と言って先生のお尻をガッチリ引き寄せて、
もっこりに顔を押し付けてしまいました。

先生は「キャー変態!キャー変態!」と言ってあたしの顔を何発もなぐり、
あたしは「キャー臭い!キャー臭い!」と何度ももっこりの感想を叫びました。
先生はあたしの口を封じるために、拳を口に突っ込こみながら、お腹を何発もなぐってきました。
あたしは恐怖と痛みで、泣きながらおもらしをしてしまいました。

それを見てハッっと我に返った先生は、「そんなに先生の股間はくさかったか?ごめんな」
と急にやさしくなり、それが返ってあたしに更なる恐怖を呼び起こしました。
そして先生は、あたしの顔にもっこりをグイと押し付け去って行きました。

その臭さをとどめに、あたしは気絶してしまいました。
そしてどれくらい時間が経ったでしょう。目をあけたらそこは病室でした。
841陽気な名無しさん:2009/03/01(日) 14:20:33 ID:AvUUaFcF0
「先生!先生!」
誰かが呼ぶ声がする。

重い瞼を開けた熱海の目の前にいたのは教え子の幸田だった。
842陽気な名無しさん:2009/03/02(月) 21:21:21 ID:LGbVQV5rO
大変!ミカスレ落ちたわ!
843陽気な名無しさん:2009/03/02(月) 22:27:15 ID:DUp9CgFX0
ちょっと!昨日カキコしたばかりで落ちるってどういうことよ!!
半狂乱になるミカ
844陽気な名無しさん:2009/03/02(月) 22:36:39 ID:DUp9CgFX0
悔しい・・・悔しいわ・・・どうして落としたりしたの?


頭が沸騰したので、とうとう新スレを立てることにしたミカ

いらっしゃ〜い!ゆっくりしていってね!!

名づけて

☆OLミカの一日 2009☆
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1236000903/l50
845陽気な名無しさん:2009/03/04(水) 01:25:50 ID:h0LtuTXrO
飽きた
話もつまらんし
同じ内容の繰り返しだし
846陽気な名無しさん:2009/03/04(水) 08:55:02 ID:4P/RSDMQ0
なら、もう来るな!!


>>845を汲み取り便所に落とす村田とカヤ子
847陽気な名無しさん:2009/03/04(水) 17:16:25 ID:TAoKD9H/0
「お義母さん!村田さんにご迷惑かけちゃいけませんよ。さあ、家へ帰りましょう」

久しぶりに登場する由利江。

帰宅後、由利江にいつもの三角木馬に乗せられ
「外でおいたをしたお仕置きですよ」
恥辱プレイをさせられるカヤ子であった。
848陽気な名無しさん:2009/03/04(水) 17:26:49 ID:2RS9E7PV0
ついでにセルフ縛りを楽しむ由利江

ほどけなくなってプチパニック
849陽気な名無しさん:2009/03/04(水) 21:47:40 ID:/AtfbaM+O
そして全員氏んだ。


■■■■■完■■■■■
850陽気な名無しさん:2009/03/04(水) 21:53:43 ID:hibGyn9J0
>>849を亀甲縛りにして天井から吊るす
カヤ子&ツヤ子の妖怪姉妹。
851陽気な名無しさん:2009/03/05(木) 05:28:29 ID:brTQi86pO
そして静かに島は沈んでいった。


■■■■■完■■■■■
852陽気な名無しさん:2009/03/05(木) 08:39:38 ID:/ag2IvWV0
だがほどなくして
島は住民ごと浮上するのであった。
853陽気な名無しさん:2009/03/06(金) 00:05:32 ID:+YLz2Erh0
和服美人で名高い由利江。

今日もつややかな喪服姿で、左手にはローソク、右手にはムチを持ち・・・・・
854陽気な名無しさん:2009/03/06(金) 01:17:15 ID:y5bMUQ2F0
大根畑へ
855陽気な名無しさん:2009/03/07(土) 00:33:36 ID:jqxmdv1J0
ディルド代わりに手軽に使える大根を探していたのであった。

ちょうどいい大根を2、3本引き抜くと、由利江は
856陽気な名無しさん:2009/03/07(土) 00:45:21 ID:SC4lei8N0
早速、味噌汁の具に入れた。
しかし「あたしが大根の入った味噌汁は嫌いだって知ってるでしょ!嫌がらせしてんの、あんた!!」と逆上するカヤ子。
857陽気な名無しさん:2009/03/07(土) 01:23:26 ID:Rmyf5ftkO
由利江「じゃあ具抜きにしますか。」
村田「あいや失礼」
そこへ突然、割り込んでくる村田。
村田「どうせ味噌じゃなくっても、判りゃしませんよ」
そういい、由利江に特製味噌を手渡す村田。


蛇足だが、村田の下の名は晃嗣といった。
858陽気な名無しさん:2009/03/07(土) 06:17:36 ID:IK4DGxIAO

そして全員氏んだ。

■■■■■完■■■■■ 

859陽気な名無しさん:2009/03/07(土) 14:11:18 ID:SC4lei8N0
カーンチ、セックスしよっ!と人前で恥ずかしげもなく叫ぶリカ。
人目を気にし赤くなりながらカンチはつぶやく。
だから何回も言ったように俺はマンコには興味ないんだよ・・
860陽気な名無しさん:2009/03/07(土) 14:30:40 ID:CAi3OBLX0
>>858-859を先に肥溜めに突き落とす村田

「まあ!駐在さんかっこいい」
拍手する由利江。
861陽気な名無しさん:2009/03/07(土) 17:15:00 ID:b307PFzQ0
話を元に戻そう

一方、熱海捕獲を邪魔された俊貴は・・・・
「これはツヤ子ババアの仕業に違いないわ!」

ツヤ子を陥れるため、どうしてくれようか考えるのであった。
862陽気な名無しさん:2009/03/09(月) 01:18:26 ID:imJvp12+0
ツヤ子が校長を勤める孤島唯一の高校。
校長室に忍び込み、ポットに下剤を仕込む俊貴

「うふふ〜〜♪ババア、明日はゲリピーよ」
863陽気な名無しさん:2009/03/09(月) 01:58:38 ID:J5+5qQE5O
笑う後ろでツヤコがニヤリとほくそ笑むのであった
864陽気な名無しさん:2009/03/09(月) 04:13:41 ID:6FbvlPFm0
孫が細工したポットの湯を捨て、洗浄しながら
今年度も無事にひとりの落第生も出無かったことをツヤ子は校長室で安堵していた。
「ふぅ、あとは卒業パーティだけねぇ…」

地方の孤島には珍しく子供や若者がたくさんいる
この島の小中高ではこの時期、卒業ダンスパーティにプールパーティ
ランチパーティなど目白押しだ。
試験から開放された子供達はダンスの相手を見つけることに余念が無い。
ツヤ子は甘やかなプロムの思い出に浸っていた。

そこに教頭のハルエがお茶をもって入ってきた。
865陽気な名無しさん:2009/03/09(月) 23:41:06 ID:bLIzYL3m0
…と、メコ汁まみれの腐臭い妄想を書き散らし
強引にストーリーをねじ曲げる腐マンコを
マグマが煮えたぎる火口に投げ込むカヤ子。
866陽気な名無しさん:2009/03/09(月) 23:53:41 ID:5xnoa8s80
そしてツヤ子はひどい下痢に。
867陽気な名無しさん:2009/03/10(火) 00:27:03 ID:te7EXp1I0
ちょっと!アタシになんの恨みがあって…!?

もだえ苦しみ床に転げまわるツヤ子

ハルエではなくカヤ子の変装だった
868陽気な名無しさん:2009/03/10(火) 02:37:25 ID:0Tjlr4WMO
宮崎駿のザーメン飲みたい。
869陽気な名無しさん:2009/03/10(火) 05:33:08 ID:ABNZsv0p0
「ホラ!飲みな!!」
>>868に黄金水をぶっかけるカヤ子とツヤ子。
870陽気な名無しさん:2009/03/11(水) 14:12:06 ID:bCmUWbEK0
細く長〜く生き残ってるスレなのね
871陽気な名無しさん:2009/03/11(水) 17:59:17 ID:HqyLb4730
みなさんはどの辺りの流れが良かったのかしらね?
私は孤島エアラインかしら
872陽気な名無しさん:2009/03/13(金) 00:56:37 ID:XYyrUIzcO
規制がかかっていることに、怒るカヤ子
873陽気な名無しさん:2009/03/15(日) 15:43:47 ID:MHXiNd7UO
カヤ子休憩中
874陽気な名無しさん:2009/03/15(日) 16:42:05 ID:7Fy0P4ln0
十分に休息をとったカヤ子。

「そろそろぶちかましてやるわいのぉ」
カヤ子は前から計画していたことがあった。
875陽気な名無しさん:2009/03/15(日) 16:48:28 ID:mfOdtNfE0
>>871
アタシはカヤ子の若い頃の話が好きだったわ。
東京オリンピックの頃の話。

そう考えると、ものすごい長編小説よね。
876陽気な名無しさん:2009/03/15(日) 16:52:09 ID:FItDv1Q60
ちょwこのスレwww

まだあったの?
877陽気な名無しさん:2009/03/15(日) 16:56:20 ID:4vt9KnNbO
誰か、大まかなアラスジをまとめてくださらない?
最初っから読むには、くだらなさ過ぎるわw
878陽気な名無しさん:2009/03/17(火) 10:10:58 ID:T2v1KVLe0
とりあえず>>401までまとめたわ!
なげ〜わ〜w
879陽気な名無しさん:2009/03/17(火) 10:11:33 ID:T2v1KVLe0
孤島の漁師物語・ハッテン海域編

太平洋に浮かぶある孤島に、漁師を営む男がいた。男は島一の巨漢で筋骨隆々の身体を兼ね備えていた。
漁師の名前は俊貴といった。妹の名前はミカ。祖母の名前はカヤ子。

俊貴は幸太の全てが欲しくてたまらない。幸太は小さな万屋の息子であり、俊貴の漁師仲間でもある。

ある朝、俊貴は錯乱坊のおやっさんに呼ばれる。
「おう、今日は記者の人達を漁に同行させてやってくれねえか。ワシは取材とらやは嫌いだから俊貴と幸太に任せるぞ」
記者達は漁師達の筋骨隆々の身体、それも人工的な鍛錬ではない、荒海で揉まれた強靭な肉体に感嘆した。

「先輩、お久しぶりです」男の声に振り向くと、短髪で丸顔のガッチリとした若い記者が微笑んでいた。
「先輩、覚えてますか?ゼミの後輩の郡司です」
俊貴は大学で海洋生物学を専攻していたが、ゼミの後輩に郡司がいた事を思い出した。
「ところで先輩、『ハッテン海域』って何ですか」
郡司は囁くように、でもはっきりとした口調で訪ねてきた。
「しらばっくれないで下さいよ、先輩。島の漁師だけしか知らない秘密の漁場なんですよね」
どうして島と何の関わりも無いはずの郡司が見た事も聞いた事も無い漁場を知っているのか。

その夜のこと。
錯乱坊のおやっさんに呼び出された俊貴と幸太と郡司。
俊貴は覚悟を決めて服を脱ぎ捨て赤いフンドシ一丁の姿になり、船に乗り込み幸太の隣に座った。
4人を乗せた船は静かに港を出発した。
船は外海へは出ず、島沿いにゆっくりと南下してゆく。やがて船の先に小さな無人島の影が見えてきた。
禁足島。ここには海の神様が祀ってあり、神主以外の者は立ち入る事を禁じられているはずだ。
錯乱坊のおやっさんは船を泊めると、操舵室から降りてきた。「降りろ」4人は船を降りた。
「幸太。いつものように四つんばいになれ」錯乱坊のおやっさんが厳しい口調で言い放つ。
「おやっさん。どうしても今やらないとダメっすか。俺…トシにだけはこんな姿見られたくないっすよ…」

理性を無くした4人は獣のようにヨガり狂った。

その日、幸太が俊貴を山に誘った。ふたりは無言で山を目指し歩き続けた。
俊貴は昨日の出来事が頭から消えず、何を話せばいいのかわからず困惑していた。
ふと幸太の顔を見ると、幸太の目からは大粒の涙が溢れていた。
幸太は俊貴に身体に預けると、声を押し殺す事すらできなくなり、声をあげて泣き始めた。
「無理するな、馬鹿」俊貴が低い声でつぶやくと、再び幸太の目から涙がぼろぼろとこぼれた。
「漁師の伝説には続きがあるんだ」そう切り出すと、幸太は正面を向いたまま静かに語り始めた。

その昔、この島に神が起こした嵐で、わずかに生き残った漁師は、実はたったふたりだけであった。
そして、そのふたりの若い漁師は、男同士ながら互いを深く愛し、偕老同穴の契りを結んでいた。
愛し合っていた漁師は、互いの幸せを封印し、島の民が滅ばぬようにする事を選んだ。
「そして、禁足島は愛し合う男同士が契りを結ぶ場所になった、と言われているんだ」
禁足地に入る事が許される者は、宮司と、島で最も漁技に優れた男と、その男が愛する男のみとせよ、と。

そして、豊漁祭の日がやってきた。
豊漁祭の朝、郡司は宮司を取材していた。この若い宮司は急死した親の跡を継ぎ、一昨年島に戻ってきたのだという。
郡司は二人の漁師との禁足地の伝説を話した。
「…ところで記者さん。ハッテンという言葉はどういう意味に捉えていますか?
ハッテンとは帆船の時代から使われている時刻の表し方です。1点鐘が30分なので、8点鐘は0時、4時、8時…をそれぞれ表します。」
「時刻の表し方…」
「では、二人の漁師の伝説は?」
「どこかの腐女子の創作でしょう。私は聞いたことがありません」
「…妄想腐女子が垂れ流すマン汁、それが現代のハッテン海流かもしれませんね。
あなたはその激流に飲み込まれた被害者なのです」

−完−
880陽気な名無しさん:2009/03/17(火) 10:33:15 ID:T2v1KVLe0
孤島の漁師物語・東京編

寝起きのカヤ子は青い空を仰いだ。ああ、あの島の空と似ている・・・。
逃げるように島を出てきたカヤ子が流れ着いたのは、東京東部の団地の一室であった。
気まぐれな筆下ろしにより警官との間にカヤ子は子どもを授かる。しかし現代のように未婚の母が生きていける世の中ではない。
生まれた子どもは父親に引き取られた…
カヤ子は自分が流した涙で目が覚めた。
またこの夢か…。

気を取り直して、自分で作ったトマトを売ろうと雑貨屋に立ち寄ろうとしているカヤ子。
そんな中、雑貨屋に幸太と俊貴が入ってきた。
「こっこれは!」幸太が叫んだ。
幸太はかつて生活苦で仕方なくお金のために一度だけゲイビデオに出演したことがあった。
その時のビデオ「ボブとぼく」をその雑貨屋で見つけてしまった。
翌日、幸太は朝イチで雑貨屋に入った。もちろん目的は「ボブとぼく」である。「あの…すいません…。ここにあったビデオは…」
「ああ、あれなら昨日の夜にカヤ子おばあちゃんが買ったわよ。なんでもトシ君の誕生日プレゼントにするとか言ってたわ」
このままでは俊貴にビデオ出演した事がバレてしまう。幸太は全速力で俊貴の家へ走っていった。しかし俊貴の家でボブに襲われてしまう幸太。

やっと地獄絵図のような修羅場から逃げることができた幸太。幸太は生まれ育ったこの孤島を離れる決心をした。
すると突然、背後から俊貴の声がした。「俺も同じ事を考えてた。俺もこれ以上この島にはいたくない」
「一緒に逃げよう!」ふたりは見つめ合った。そして真夜中、1艇の船が静かに動き始める。
無事に東京にたどり着いた。「俊貴、俺…行ってみたい所があるんだけと…」何故か幸太の顔が赤くなっている。
タクシーに乗り込むと幸太は静かに行き先を告げた。「入谷駅までお願いします」
仕方なく後をついて歩く俊貴。とあるビルの前で幸太は立ち止まった。幸太は上野24会館の扉を開けた。
しかしそのドアはどこでもドアだった。24会館の扉を開けたはずの幸太と俊貴の目の前にはカヤ子がいた。
慌てて逃げ、近くのビジネスホテルに泊まるふたり。翌朝、俊貴は「上野24会館」がどんなところか確かめようとする。

一方、ようやく目覚めた幸太は、俊貴が残した伝言メモを見つけて青ざめていた。幸太は上野24会館へ急いだ。
その頃、俊貴はアナル処女を失って後悔の念の中でトボトボと24会館をあとにした。
早朝の電車にあても無く乗りこみ、気が付いたら山手線内回りの早朝ラッシュに巻き込まれていた。
「なんか臭くないですか?すんごい臭いよね、なんだろ?」まもなくして車内は異臭で充満し、大騒ぎとなった。
車掌が俊貴のいる車両に入ってきた。車掌は俊貴の目の前に来ると、突然叫んだ。
「ちょっとあんた!!!メコ汁くっさいのよ!!!!!!!とっとと死んで!!!!!!!!!」
俊貴はフンドシを脱ぎ捨て、電車から飛び降りた。「犯人逃亡!直ちに追跡せよ!」車掌と警官が俊貴を追いかける。
俊貴は浜松町駅の改札を強引に突破すると、ひたすら西に走り続けた。
「良かった…何とか逃げ切れた…」俊貴は茂みからそっと顔を出して辺りを見回すと、
目の前の「アクアフィールド芝公園」という施設がプールである事に気付いた。
俊貴はプールサイドで仰向けになってあれこれ考えていたが、いつの間にか眠ってしまった。

その頃、明彦という男が追い詰められて死のうとしていたが俊貴と再開してしまう。
「明彦!?明彦じゃねえか!」
明彦がその声の主のほうを振り返るとそこには俊貴がいた。
明彦は俊貴の大学時代の無二の親友だったのだ。本当に思いもかけない偶然の再会だった。
「どうせなら、今から家に来ないか」
ふたりを乗せた車はレインボーブルッジを抜け、新木場へ向かった。駅と直結している35階建ての高層マンション。
「一生に一度のお願いだ。一緒に死んでくれないか」明彦は、包丁の先端を俊貴に真っすぐ向ける。
「おい!何を考えているんだ!やめろ!」俊貴は恐怖で体が震え、叫ぶ事しかできない。
「頼む!一緒に死んでくれ!」思わず目をつぶる俊貴。
ぶすっ。という音はしなかった。
10秒後、俊貴はゆっくり目を開ける。すると、明彦の手首を力ずくで止めている大きな手が目に入ってきた。
「あっぶねー!ギリギリ間に合った!」
幸太は明彦の腕をねじり上げ、包丁を奪い取る。
「トシ、一緒に島に帰ろう。俺達は島の暮らしが一番合ってるんだ」

…その頃、カヤ子の本能が俊貴に異変が起きていることを告げた・・・
祖母の第六感ってやつ?そしてカヤ子はマンビラを広げて東京の夜空に飛び立った。

−完−
881陽気な名無しさん:2009/03/18(水) 17:38:08 ID:sSOJA6SnO
出版するべきね
882陽気な名無しさん:2009/03/19(木) 00:57:19 ID:to15BYAc0
孤島の漁師物語・沖縄編

その後、俊貴は、「石油高騰時にこんなんじゃ漁師なんてやってらんね」とテレビニュースの
インタビューで答えた動画がネット上で受けクッキリ競パン漁師としてニコ厨の新たなガチホモネタとなった。
カヤ子は上野に飽きたらず全国のトイレに出没するようになり日本中で妖怪便所ババアとして恐れられた。
幸太は警官から逃げるときに警官を一人殺害していたので全国公開指名手配となり、
島の駐在さんに気付かれ御用となった末、裁判の判決を待つ日々を留置所で送っている。
明彦は戸籍をまともに使えない病院にも行けない生活に嫌気がさし、自己破産を申請して東京へと戻っていった。
郡司は名探偵になったがある組織の陰謀で子供の姿になってしまい、少年探偵団として充実した日々を送っている。
ミカは東京で一般職の仕事を見つけOLとなった…

「うわつまんね。しかも長いし。ブヒッ!」
BLヲタ秋野婦女子(あきのふめこ・29♀)は小説を読み終えた。しかしズリネタにならないと踏み、小説を元の場所に置いた。
秋野はつまんねとはじめは見栄を張ってみたが、実はこの小説を読んだあとの疲労感に虚しさとは違う不思議な感覚を感じていた。
「続きが読みたい・・・」この物語は東京編で完結したと思われたが、半年後、続編が新刊として発売されたばかりだったのだ。
秋野はマンズリできなかったおかげで悶々としたまま、あおい書店へと向かった。
いつものBLコーナー。秋野がカ行の棚を探す。「こ・・・こ・・・孤島の漁師物語・・・。」
そして、秋野はお目当ての小説を見つけ出した。小説のタイトルは「孤島の漁師物語・沖縄編」

こうしてカヤ子のセクシーなラグジュアリーな沖縄でのバカンスが始まった。
時代は一旦60年前へと遡る。戦後間もない日本だ。そこには真っ白のビキニをまとって沖縄でバカンスを過ごすカヤ子の姿があった。
カヤ子は抜群のプロポーションで男の視線を独占していた。
そのなかの見るからにたくましい毛唐のGIらしき男がカヤ子にモーションをかけてきた。
「なにいってんのかわかんないべ・・・どうするべ???」
カヤ子は駐留軍のジープをおいまわしていたガキどもが言っていたことを思い出してまねた。
「オーケー、オーケー、ギブミーチョコレート?オーケー?」カヤ子がそう言うと、GIの男はカヤ子の手を取りジープに乗せた。
沖縄の夏は暑かったがジープに乗り走り出せば、肌に当たる風を直接感じて不思議と心地良かった。
GIの男は自分の名前をカヤ子に伝えた。「マイ ネーム イズ ジェームス」
ハンドルを握る男の横顔は見たこともないくらい凛々しいものだった。GIカットの刈り上げもキマッている。

その頃、ミカは、上司のオネエ「レオナ」を「ガチムチ喰い放題の島があるのよ♪」と釣りエサをつけ、この島へ乗り込もうとしていた。
「こんな腐マンコが作ったスレなんかとことん邪魔してやるわ…!!!」怒りに燃えるミカ。
この島とはもちろん石垣島のことである。島では映画の撮影をしていた。
主役は別咬・アーノルド・文俊だ。文俊といえば今もっとも日本でトレンディーな俳優である。
レオナが何かを発見したようだ。「ねえねえミカ!あれ見て。何かの撮影のロケやってるわよ。見に行きましょ。」
文俊は全裸でヒロインと抱き合っていた。そのヒロインは、カヤ子!ラブシーンはクライマックスに近づいていた。
…とその時絶叫が聞こえる。「キャーーーーッ!!!」レオナはあまりの興奮に叫んでしまったのだ。
映画監督がレオナに歩み寄る。「あの、すいません。今撮影中なんで静かにしてもらえませんか。」
その時監督にある考えが閃く。レオナといえば40代にしては若々しく色気もたっぷりだ。
レオナに映画のゲスト出演してもらうのはどうだろう。監督はレオナに交渉してみた。レオナは快諾した。
このラブシーンを急遽、レオナ×文俊のカップリングで始めることになった。
思わずマンズリをするミカ…

「なんだ夢か」カヤ子の新しい一日が始まる。起きてからカヤ子は冷静になって夢を振り返った。
「戦後の沖縄なんかアメリカの占領下で混乱してて行けねっつーのwwだいたいパスポートねーしw」
カヤ子はむしゃくしゃしたのでマンビラ飛行で沖縄へ行き、沖縄諸島に糞尿空爆を食らわした。
そして、孤島に戻り、赤フン一丁で漁船をあやつるカヤ子。
83歳という年齢を感じさせない日に焼けた肌、シャキっと伸びた背筋、ちょっとシワがあって
かなり垂れているしぼんだ乳を丸出しにしながらも、陸に上がった後は地蔵様へのお参りを欠かさないカヤ子である。
島は今日も何も事件は起こらず、平和な時間がただ流れゆくのであった。

−完−
883陽気な名無しさん:2009/03/19(木) 02:01:00 ID:to15BYAc0
孤島の漁師物語・ヤマタツまりやのPV撮影編

2008年9月22日午前3時頃、突然に島の山が大噴火を起こし、わずか10分で島は全て海に沈んでしまう。
その後ライスの力によって、島は住民ごと忽然とその姿を現す。
しかし自民党総裁選で大敗した小池百合子がウサ晴らしで島を再び沈め、田中真紀子の怨念で島は再び浮上するのであった。
そして数年の月日が流れ、無人島だった島にも人の気配がするようになっていた。漁業が盛んな地域だっただけに漁師の住む島として復活を遂げたのだ。
そんな中、山下達郎と竹内まりやがPV撮影の為に島に訪れた。
太平洋にぽかりと浮かぶこの島の自然はとても美しく、有名アーティストのPVの撮影には良く使われる場所となっていた。

家の前に人だかりができている。島の者ではないようだな。俊貴は家までの道をゆっくり歩いていたが、表情を硬くして玄関に向かった。
「お忙しいところ申し訳ありません。俊貴さんですね」…知らない男だ。40歳くらいか。ラウンド髭に眼鏡。低く通る声。
男は名刺を差し出すと、竹内まりやの新曲PVに出演してほしい、と話を切り出した。
居間では、ばあちゃんとミカが大はしゃぎしている。あのふたりはそういうのが大好きだからな。俊貴はPVの出演を承諾した。
撮影は特に何事もなく、夜には無事終了した。俊貴を含む出演者は、撮影スタッフが開催した打ち上げに呼ばれていた。
「ミカちゃん、竹内まりや本人と話せて、サインまで貰って大興奮状態だったぞー」「そうだろうな。あいつはミーハーだから」
ハハハと笑うと、幸太も釣られて笑った。そして優しい沈黙がふたりを包み込む。

今日は休漁日。かといって、特にする事のない俊貴は、近くの浜をのんびり散歩していると、ふいに倉本から名前を呼ばれた。
「昨日はお疲れ様でした。おかげさまでとてもいい絵が撮れましたよ」「いえ。こちらこそ大変お世話になりました」
「あと10分ほどで撮影が終わるのですが、その後、少しお時間取れますか?
初めて島を訪れた時、偶然に豊漁祭を見たのですが、あの迫力に私は息を飲みました。それを私に話してはくれませんか?」
そして俊貴は、8月最後の日曜、豊漁祭の朝に思いを巡らせる…

…空が白みがかった頃、既に漁師達は真っ赤なフンドシ一丁で勢揃いしていた。既に港は祭の舞台や装飾が施され、島の人々も続々と集まってきている。
宮司による祓詞(はらえことば)奏上と、村長の挨拶が始まる。「制限時間は、日の出から日没まで。最も大きい魚を射止めた者を一番男とする」
日の出の時刻と共に打ち上がった花火を合図に、漁船は一斉に出港した。
「俺、初めてだよ!あんなに大きなキハダ!」幸太は朝イチで150cmのキハダを仕留め、大喜びをしていた。
しかし、幸太は落胆してしまう。「おやっさんが250cmのバチを揚げたって」…仕方ねぇな。
西の空がオレンジ色に変わってきた。波に反射した夕日が眩しい。俊貴は鋭い眼差しで水面を見つめ、獲物を探し続けた。
そして4mのカジキを獲った俊貴。俊貴が船を降りると同時に、日没を知らせる花火が打ち上がり、大歓声が沸いた。
幸太は俊貴の肩を組んで、まるで自分が一番男になったかのようにはしゃいでいる。
港には、いくつもの屋台が並び、舞台も準備が整っていた。気の早い連中は、既に酒を浴びるように飲み、大声で騒いでいる。
俊貴と幸太は汗だくになりながら、拝殿にカジキを奉納した。
俊貴は万感の思いを込めて、波を打ったような静けさの中、誇り高く漁唄を歌い始めた。
漁唄が終ると、漁師達と島の男達は、各々が手にした大太鼓、締太鼓、笛、三味線などを鳴らしながら踊り始める。
そして、一気に祭はヒートアップする。島中の人々も皆唄い、踊り続ける。老いも若きも男も女も、一体となって島に生きる喜びを感じながら。
俺は、今まで何を悩んでいたんだろう。俺は、幸太が好きだ。何も恥じる事などない。俺は、己の信じる道を生きていけばいいんだ。
舞台の先頭で大太鼓を鳴らす俊貴の目に、涙がにじんだ…

…俊貴は倉本に豊漁祭の一部始終を語った。
「本当にありがとうございました。こんな素晴らしいお話を聞かせていただいて、私は本当に嬉しい」
2週間後のとある夜。村の公民館では、倉本から送られてきたPVの鑑賞会が開かれていた。
「やだー!お兄ちゃん詐欺ってるー!別人じゃんーこれ!」「なんだよそれ。失礼な」
「幸太さん、すごくカッコイイかもー!私、幸太さんの事、好きになっちゃったかも♪」
「えっ!」俺と幸太は顔を見合わせて、そして大笑いをした。

−完−
884陽気な名無しさん:2009/03/19(木) 02:28:29 ID:to15BYAc0
孤島の漁師物語・秋野腐女子編

俊貴は何もない所でたたずんでいた。目の前には透明な空間だけが広がっている。
誰に教えてもらった訳でもないが、俊貴は自分の居場所を知っていた。ここは、「物語」が作られる前の世界。
「あたしの出番が来たわ!すってきなBL小説書くわよ!」秋野腐女子(あきのふめこ)は恍惚の表情でパソコンに向かった。
「まずはタイトル変えるわ!こんなダッサイのじゃ萌えないのよ!新タイトルはこれよ!」
【島と海と、ボクとカレ。】 「ちょーイイ感じじゃない?主人公2人の名前も変えるわ!こんなダッサイのじゃ萌えないのよ!新しい名前はこれよ!」

・ボク  幸太→彩大(あやた)17歳 高3 A型 てんびん座 茶髪セミロン 受け 甘えた バイ 女友達多数
・カレ  俊貴→涼樹(りょうき)19歳(高校の先輩) リゾートホテル勤務 O型 ふたご座 サラサラ黒髪 攻め ツンデレ バイ  料理が得意

キメえんだよっ!と腐女子にマゴットミサイルをお見舞いするカヤ子。
「カヤ子、ハエにマンコを食いつくされ死亡」とパソコンに打つ腐女子(ふめこ)。
しかし、ライスゆずりの鋼の身体を持つカヤ子であった。ここでCMです。

CMが明けた。徹子は腐女子に話しかける。「あなた、さっきからものすごい熱心に小説をお書きになってるのね。」
一心不乱にペンを原稿用紙に走らせる腐女子。そして、しばらくの沈黙の後に腐女子はペンを置いた。小説を書き終えたのだ。
徹子は原稿用紙を手に取り音読し始めた。「島と海と、ボクとカレ。小さな孤島の小さな恋の物語。」
マンビラで津波を起こし、孤島を海の藻くずと変えるライス。小さな恋の物語はこうして膜を閉じた・・・そして自分好みのキャラがいる島に変えてしまうライス。
とりあえず主要キャラは、カヤ子、ミカ、由利江がいればいいわね。男は腐女子が寄ってくるから要らないわ・・・と。
「じょーだんじゃないわよっ!!!」ライスに選出されなかったシコメとフメ子は手を組んだ。「あたしがライス達の動きを封じるわ!」
シコメはそう言うと目をカッと見開いた。「スーパー801アイーッ!!!」
スーパー801アイによりライス・カヤ子・ミカ・由利江の動きは完全に停止した。その間にフメ子はパソコンに向かい小説を書き上げた。

島と海と、ボクとカレ。小さな孤島の小さな恋の物語。
Chapter.01 「Birthday」
とーとつですが。

今日、誕生日なんだ。笑 もちろん俺のね(´∀`*)

でもさ。

涼樹は休み取れなかったんだ。泣

したっぱだからそーゆーのまだ無理なんだって。

おはようメールもいつも通りの1行メールだったし…

ケーキ作って涼樹の部屋で待ってるつもりだったのにー。泣

ちゅーしたかったな//////  よーし、こうなったら。

カラオケでも行くか!

めんばーは、海斗と、来夢と、煌哉。みんな同じクラスの男子。


「すっごーい!」シコメは既に濡れていた。「本気出せばこんなもんよ」自慢気なフメ子。
「この後ってカラオケボックスにバラの花束とプレゼントを抱えた涼樹が登場しちゃったりする?」
「やだっ!バレた!?」「キャーーーッ!萌えちゃーーーうっ!!!!!」2人の腐女子の妄想は低レベルだった。

「ちょっと、俊貴!腐マンコのせいで家宝のクサヤがダメになっちまったよ!」俊貴はカヤ子に寝起きを起こされ面白くない。
「なんであたしがそんなことで起こされなくちゃならないのよ!このクソババア!!」
「黙りな!腐マンコの張本人・・どっかのマンガに出てきたようなキャラの錯乱坊を家まで呼ぶんだよ!!」
「んも〜・・・しょうがないわね」俊貴は渋々従った。カヤ子はノンケ男に対しては容赦ないのを知っていたが、
一々反論するとカヤ子がヒステリーを起こすので、面倒だと思ったのである。
俊貴が錯乱坊の家へ行くと、家はもぬけの殻だった。錯乱坊は、孤島の住民から金を借りた上にトンズラしていたのだった。
「よかった。これでババアへの言い訳もたつわ」俊貴は尻をふりふりスキップしながら家路へとついた。

−完−
885陽気な名無しさん:2009/03/19(木) 02:31:53 ID:to15BYAc0
なぜかこの辺りから俊貴がオネエになるのよね…
886陽気な名無しさん:2009/03/19(木) 03:00:38 ID:to15BYAc0
孤島の漁師物語・オネエ漁船団編

夜も更け・・孤島の夜は静かだ。だが、漁師の朝は早い。
朝の3時頃から漁船は次々と港を出てゆく。俊貴も両頬をたたきながら気合を入れる。
「そぉ〜〜れ、みんな、出発よぉ〜〜〜!!!」
俊貴はオネエばかりで構成された漁船団に所属していた。
港では由利江が「気をつけるのよー」と、カヤ子の赤ふんを振り回し叫んでいた。
4時間後、漁船が魚をいっぱい積んで帰ってきた。
「今日は大漁よぉ〜」「きゃー!重たいわ〜〜!!」「ちょっと、それくらいで何言ってんのよ!それ、あたしに貸して!」
出荷用の魚を選別に入った俊貴たち。長い漁のあとでも疲れを見せず、手際よく作業をする。
「やだわぁ〜今朝は傷モノ多いわねぇ。昼はお刺身にしましょうよぉん」「ねぇ〜誰か湿布持ってなぁ〜い?」
「昨日うちに彼氏が来てねそれで・・・やーだ何言わせんのよwオホッ!」
「そういえば岬の近くの浜田さん。借金あるんだってよーそれでその使い道がまたさーあ・・」お喋りにも余念がない。
「これ、幸太にもわけてあげよっと!」
俊貴は幸太の家へ急ぐ。幸太ん家の玄関で「こ・・・」と、言おうとしたとき、中から何か声が聞こえた。
しかしよくよく奥を覗いてみると、幸太は「細うで繁盛記」のビデオを見ていたのだった。
「ちょっと幸太!あんたこれじゃババア臭くなっちゃうわよ!」

オネエ漁船団は別名「化け物漁船団」と呼ばれ、嘲笑と恐れ、ほんの少しの羨望を孤島民から受けていた。

ある日のこと、カヤ子は、スーパーの惣菜を手当たり次第万引きしていた。
万引きGメン主婦「おかあさん、まだお金をはらってない商品がありますよね^^ ちょっと、こちらへ来てもらえる?^^」
「ハァー?歳取っと耳がえれー遠なっちまってなぁ」だがそれは芝居だった。
カヤ子の本当の目的はスーパーのイケメン店長だった。店長と二人っきりの事務室でカヤ子は大胆な行動に出る。
てぬぐいでねじり鉢巻をし、左右にゴーヤをはさんでツノのようにオッ立て、店長室の机の上に飛び乗ると、赤フン一丁で巨大な大漁旗を振り始めたのだ。
そのグロさに店長は失神。駆けつけたサブマネに警察を呼ばれるカヤ子。
駆けつけた警官のファスナーを稲妻のごときスピードでおろし、ライスから伝授されたフェラテクで次々とエキスを吸い取るカヤ子。
とりあえず、1番デカマラだった副店長のエプロンにケータイのメアドを書いたメモをねじ込むカヤ子。
「サブアドはサーバーが弾くから、本アドね本アド!」そしてやおらに褌を締め直し、ゴボウの様な足でスーパーを後にする。

一方、俊貴が帰宅すると、島に唯一ある高校のこれまた若手教師である熱海がいた。
「俊貴さん、実はご相談があるのですが・・・」「おう、先生。どうした」
話を聞くと、帰り道にいたずらをされて気絶したことがあったらしい。
俊貴は「それはすみませんでした。祖母には言っておきますから」と詫びたが、
心の中では「ババア、また折檻しないと!ありゃ全然懲りてないわね・・・・!」と怒りに燃えるのであった。

そんな中、孤島にもクリスマスが近づいていた。
「クリスマスが近いわね。そろそろ船をファビュラスに電飾しないと・・・」

そんな孤島の生活ではあったが、一応は平和な充実した日々を住人が送っているのは事実だった。
太平洋に浮かぶこの自然の恵みを享受できるのは住民の特権だ。
無限に降り注ぐ太陽の光と捕れたての旨い魚の味は世界広しといえども孤島の住民しか知らないだろう。
しかし、そんな平和な生活を送る孤島のメンバーではあったが、このところ様子がおかしいのだ。
この島にはいくつかの漁船団がある。そのうちのひとつが俊貴が率いる「ビューティー漁船団」だ。いわゆるオネエ漁船団である。
船員すべてがオネエ、即ち「海のビューティー達」で構成されるこの漁船団は島で一番人気のある漁船団である。
ところが数年前から若手の漁船団に新しいタイプの漁船団が現れたのだ。ジャニ系漁船団である。
この漁船団のメンバーはすべて茶色く染めた長髪をしており、体形もスリムでファッションも今風に洗練されており
島の女性、特に若い女性から大変な人気を集めていた。
ジャニ系漁船団はいくつか存在したが、その中で一番人気を誇ったのが「平成漁船団」である。
この漁船団のメンバーは全員が平成生まれであることからこう名付けられた。もちろん全員10代だ。

その若者達も、あの新型インフルエンザウイルスに倒れ、カヤ子ただ一人が残った。

−完−
887陽気な名無しさん:2009/03/19(木) 04:00:46 ID:to15BYAc0
孤島の漁師物語・カヤ子NYへ行く編

寒さも厳しさを増す11月の終わり。成田空港に一人の婦人が到着した。

「カヤ子にばっかり良い思いさせてたまるかい!!」
真新しい制服をぴっちりと着こなすとツヤ子は感激のあまり失禁してしまった。
すると一人の紳士がツヤ子に声をかけた。このニューヨーク行き便のパイロットのブライアンだ。
「あっ、機長。実はあたし緊張しすぎて失禁してしまったの・・・」一瞬驚きの表情を見せるブライアン。
しかし、さすがは幾千の人の命を預かるパイロットだ。この緊迫状態においても最も適切な判断を下す。
「こんな小便臭い機体じゃフライトはできない。この便は欠航するしかないな。」
そう言うとブライアンは航空司令塔に無線で連絡をとって、ニューヨークへ飛び立つはずだったこの便を急遽欠航にすることにした。

カヤ子はとんだハプニングのせいで足止めを食らってしまった。ニューヨークへの道のりが少し遠くなった。
話が続いてないじゃないの!と読者の怒りを買いつつも、何とかNYに到着する飛行機。
イミグレで入国審査官にウィンクをし、強引に通過しようとするカヤ子。
とりあえずパスポートのない身では空港内をウロウロするのも危険だ。カヤ子は小走りで空港を後にした。

「ついに着ちまっただかぁ」カヤ子の目の前に広がる風景は、当然のようにカヤ子を圧倒した。
ロックフェラーセンターのアイスリンクに今年も巨大クリスマスツリーが飾り付けられている。「フェラなんていやらしい名前だっぺ」
そこへ、「続・ビッグアップル殺人事件」のヒントを探しに来ていた海老名みどりが声を掛けた。
「できたわ・・・芥川賞を狙えるくらいの傑作が!!!」ツヤ子はそう叫ぶと上着を着るのも忘れ褌一丁で大手出版社に駆け込んだ。
しかし、門前払いを受けるツヤ子。「あら?もしかしてツヤ子?ツヤ子じゃない!w」振り向くと、そこには小説から抜け出したようなCA姿のカヤ子が…
「………な、なんでアンタがそんな格好を………?」
褌一丁、スッピン、そして足元には冷え冷えとした黄金水、目の前の女からの哀れみと嘲りの視線がツヤ子に突き刺さる。

カツカツカツ。あっけに取られているツヤ子の耳に鋭いヒールの音が突き刺さった。「これからは船じゃなくて、飛行機の時代よ!」
俊貴と元ビューティー漁船団のメンバーがスッチー姿で並んだ。「そう、『孤島エアウェイズ』を結成したのよ。」
メイベリンの赤いリップグロスが俊貴の口元で太陽を受けてピカリと輝いた。
「ついこの間までは、フレディー・マーキュリーのBGMに乗せて、エイボンばっかり宣伝してたくせに・・・。」
「この、高級お茶くみ!」ツヤ子はついに絶対スッチーには言ってはならぬ禁句をはいてしまった。
「そりゃエイボンじゃなくて、ノエビアなんじゃね?」とつまらないツッコミを入れるカヤ子。
「さ!皆、可哀想な老婆は放って置いて行くわよ!」カヤ子は『孤島エアウェイズ』の面々を従え成田に向かう。
そして、成田空港をニューヨーク行き便が旅立った。俊貴の流暢なアナウンスが流れる。
「離陸も無事に完了したわね。さっ、次の仕事よ。」これからがCAにとっては忙しい時間だ。乗客数百人分のランチの下ごしらえをしなければいけない。
「大変よ!チキンが全部なくなってるの!!」CAの一人が小声で叫んだ。
「だからあれほどキチンと仕舞っておいてっていったのに!」おねえだけにジョークの切れ味も鋭かった。
仕方ないわね!有無を言わさず「フィッシュ オンリー!!!!!!!!!!」で乗り切るわよ!

そんなこんなでNYに着いた。

長い長いフライトを終えた孤島エアウェイズの一行。次のフライトまで束の間の休息だ。ニューヨークのホテルにしばしの滞在である。
次の朝、ホテル中に悲鳴が響き渡った。「ギャーーー!!ブ、ブライアンが・・・・ゴボウになっちゃったのぉ〜〜っ!!」
「ってよく見たらカヤ子じゃない!!びっくりさせないでよ!」ゴボウに見えたそれはカヤ子の全裸姿だったのだ。
その時、隣の部屋の扉が開いて、「おみゃ〜さん朝からうるさいって〜」っと裸のゴリラみたいなムチムチ体型の名古屋人「ハルオ」が出てきた
ハルオのチンポは赤黒く亀頭もパンパンに張っていて、ビリヤードの赤玉みたいだった。鈴口からは銀色に光る粘液がタラータラーと絶え間なく流れている。
その隣の部屋から浅黒い肌で筋骨隆々な九州男児「タケル」が出てきた。
すると、やつれたカヤ子が来て「・・・タケル!あんたなの!!」と叫ぶ。カヤ子は生き別れの母だった。

−完−
888陽気な名無しさん:2009/03/19(木) 04:20:53 ID:to15BYAc0
孤島の漁師物語・カヤ子オニチョへ行く編

…カヤ子は遠い遠い昔の記憶を辿る。舞台は旧華族の屋敷。
ここはツヤ子、黒澤、ノッチ、ハルオ、タケルが生まれ育ち、カヤ子が孤島へ逃げさる前に使用人として働いていた斜陽の映える館。
庭師は何人かいたのだが、その中にカヤ子に想いを寄せる男がいた。
喜一郎である。ある夏の晩、使用人カヤ子と庭師喜一郎が庭で密会してるとそれに嫉妬した主人の左衛門が「庭師ごときが!何事か!」と
喜一郎をその場で自慢の長刀で殺害。動揺してるカヤ子を左衛門が喜一郎の血だまりの中で犯す。
その様子をかくれて見ていた幼いツヤ子が見てしまい大人になると性格がゆがんで、変わった性癖を持つ。で、その時の妊娠した子がタケルである。
喜一郎は妊娠したカヤ子を秘密裏に出産させ地方の安アパートにかくまっていた。
だが華烏龍には全て知られていた。ショックで行き場を失ったカヤ子はタケルを置いて逃げる。

あてもなくたどり着いた寂れた港町。
港町にある場末のスナックの店主に声をかけられ、今まであったことをあらいざらい話し、店主に同情され住み込みで働くことになった。
その店の名は「シルヴィア」。そう店主は若き日のシルヴィアだったのだ。
カヤ子の頭の中をシルヴィアと知り合った頃の思い出がよぎった。
ふと股間の違和感に気付いたカヤ子。「ふふ、懐かしい…シルヴィア待ってて!」カヤ子に春が還って来たのだった。半年後、カヤ子は妊娠する。

なんとなく下腹がポッコリしだした2週間後、急に産気づいたカヤ子は都営地下鉄舟堀駅のだれでもトイレに駆け込んだ!
便器にテンコ盛りのウンコをムリムリムリ〜とヒリ出すカヤ子………ただの糞づまりだったのだ。
だがあまりの異臭に非常ベルが鳴り響き異臭騒ぎとなってしまう。その場で倒れてしまう人々も現れた。
「こりゃ〜昨日食べたくさやがいけなかったのかねぇ〜」とりあえずペロっと舌を出しブリッコポーズで誤魔化すカヤ子であった。
想像を絶する異臭でたちまち阿鼻叫喚の地獄絵図。
都営新宿線の全線は橋本ゆき快速電車が菊川駅と森下駅の間で緊急停車したため、本八幡〜笹塚間の全線で運転を見合わせております。
現在、詳しい状況を調べておりますが、復旧にはなお時間がかかることが見込まれます。

電車は新宿三丁目に到着し、降りる事にした。
『この駅で降りると、ゲイバレしそうだねえ…』カヤ子は自意識過剰だった。さらに他に降りるイケメンがいないかお仲間チェックに余念がない。
真新しい新宿三丁目駅の通路を、ボーグ歩きで駆けるカヤ子に、駅員が話しかけた。
新宿三丁目駅の出口から地上にでたカヤ子。すこし歩くとドラッグストアが目に入った。「ちょっくら買い物でもすんかねえ」
そういうとカヤ子は店の中に吸い込まれていった。化粧品や日用品を手当たり次第万引きするカヤ子。
もちろんマンビラにくるんで飲み込むのだ、みるみるうちにシワシワだったカヤ子の腹はいびつな形の妊産婦のように膨れ上がった。
それが、垂れ下がった枯れ木のような乳房と明らかな対比をなしてまさに妖怪のような雰囲気を醸し出している。
『この店は本当に新宿一の売上なのかねぃ…』カヤ子はそそくさと店を出て、スタバ方面に向かった。
こんなクソ寒い中でもスタバの狭いテラスでは、短髪オカマが蛍光ダウンを着込んで道行く男を品定めしていた。
『あらやだねえ、おっそろしい喫茶店だっぺねぇ!』
そんなカヤ子が一瞬気を緩めた隙に、股間から最後に突っ込んだフェミニーナ軟膏が転がれ落ちた。
「おや、おばあさん、何か落としましたよ?」ダレが婆さんだってぇ!!!!!!!そんな憎まれ口をたたくのは、この口かい?
それともこっちの緩みきったガバガバの口かい?
おにちょで石を投げれば当たるほど蔓延っている自称ガチムチのただのデブ釜のケツの穴をかっぽじるカヤ子。
その後、仲通りのど真ん中に風呂敷を引くと、その上いっぱいにゴーヤを並べるカヤ子。
「1本1000円」手書きのPOPを立て掛けた。「はいはい!巷で話題のカヤコ印のゴーヤだよ!1本1000円!なんたって無農薬だからねぇ!」
そう、カヤコは自らの黄金水なんかを肥料として与えていたのだ。「え?ちょっと無農薬だってェ!よさそうじゃない?買おうかしら?」オネエ様方に人気だ。
「ねぇ、おばあちゃん、試食コーナーとかないの?1本1000円って高すぎよ」「そーよそーよちょっと味見させてよ〜」「虫がいたら返品できるのぉ?」
ウルサイオカマに取り囲まれるカヤ子。

−完−
889陽気な名無しさん:2009/03/19(木) 04:30:12 ID:to15BYAc0
>>877

一応全部まとめてみたわ!
ってか、それでもまだ長いわね
改めて読み返してみたら前半面白いのに
後半で一気につまらなくなってるわw
890陽気な名無しさん:2009/03/22(日) 00:08:24 ID:xUy+U2cM0

あなた・・・ご苦労様でした。
891陽気な名無しさん:2009/03/22(日) 08:08:10 ID:uOilYpIm0
ageとくわ。
892陽気な名無しさん:2009/03/22(日) 10:08:41 ID:HIgCqbLG0
ちょっと、意図的に削ってヌレ場だけ詳しく抜き出してるわね。
腐マンコってこういう捏造するからイヤよ!!!!!!!

Huge black cockをくわえ倒すところもないわ!
893陽気な名無しさん:2009/03/25(水) 00:41:14 ID:JlAB+ike0
久しぶりにおいしい竿が欲しくなったカヤ子

「由利江さん、新しい竿が欲しいから金をおくれよ!!」
894陽気な名無しさん:2009/03/25(水) 10:09:57 ID:RJYm3wwE0
「汚義母さん、またですか!10分前に差し上げたばっかりですよ!」

カヤ子の痴呆は日に日に悪くなるばかりだった。
895陽気な名無しさん:2009/03/25(水) 10:47:36 ID:3Kwh7e8XO
時おり正気を取り戻すものの、
悪戯にあちこち臭いションベンでマーキングしまくるカヤ子に手を焼いた由利江は、
同じ悩みを抱える長門裕之に相談のメールを打った
896陽気な名無しさん:2009/03/28(土) 20:36:05 ID:E43h25GfO
あげ
897陽気な名無しさん:2009/03/29(日) 00:19:46 ID:8L+7Cugb0

あげられて全員氏んだ。

■■■■■完■■■■■ 
898陽気な名無しさん:2009/04/01(水) 10:56:46 ID:akqZizADO
ところがどつこい
899陽気な名無しさん:2009/04/01(水) 15:46:23 ID:apqXjTN40
ライスの力によって島民は全員生き返るのであった。
900陽気な名無しさん:2009/04/01(水) 17:28:51 ID:gj3n/cu20

その後すぐに島民は全員射殺された。

□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□■■□□□□□■□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□
□□■■□□□□□■■■■■■□□□□□□□□□□□□□■■□□
□■■□□■□□□■□□□□■□□□□□□□□□□□□■■□□□
□□■□■■□□■■■□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□
□□□■■□□■■□■■■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□■■□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□□
□□■□□□■□□□■■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■■■■■□□■■□□■■□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□■■□□□□■■□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□□■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■□■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■□□■□□□□■■■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□□□■■□□□□□□■■■■□□□□□□□
901陽気な名無しさん:2009/04/06(月) 07:19:18 ID:9ai7WSogO
だが、またすぐ全員生き返るのであった。
902陽気な名無しさん:2009/04/06(月) 08:00:25 ID:93nLfeo+O
あほくさ
馬鹿じゃないの?
903陽気な名無しさん:2009/04/06(月) 10:58:37 ID:JP2DWC0N0
イケメン韓国人若者w
ttp://www.youtube.com/watch?v=KfH7WjdD_DE
904陽気な名無しさん:2009/04/09(木) 23:13:57 ID:ckJPPUXvO
文句ばかり言う奴はこうだ!

クソまみれにさせるカヤ子
905陽気な名無しさん:2009/04/09(木) 23:29:17 ID:Tw2VsoKO0
          /|\
           |
           |
           |
                    ┌‐┴─  ヽ  ┼┼
  ──‐  ./ ̄| ̄ヽ   │  ヽ│ノ┬┌┐ヽ l二l二l  ──っll ─┼─
        |  │  |   人  /│ ┼││   三|三    /    d
  (____  ヽ_丿 ノ  /  \ ノ  .人└┘_/ _/\_   (_    ノ
906陽気な名無しさん:2009/04/10(金) 05:12:18 ID:U61W21d00
───────────────────────────−──────―
────────‐───────────−────────────―─‐
─‐────────────‐────────‐∧_∧ ───‐──―──‐
─────‐∧ ∧,〜 ────────────‐(; ´Д`) ────―─‐──‐
──−──‐( (⌒ ̄ `ヽ───_ ───────‐ /    /─―/ヽ────―─‐
──―───‐\  \ `ー'"´, -'⌒ヽ──────‐| | 1 ‐─‐/ | | ─────―
―‐――──‐ /∠_,ノ    _/_───‐―──―─‐| |  /─―/ | |―────―‐
─────‐ /( ノ ヽ、_/´  \―────‐──‐∪ ./──,イ ∪ ────―─
────‐ 、( 'ノ(     く     `ヽ、 ―────―‐| /−─/|| | ──−───―
───‐‐/` ―\____>\___ノ ──────‐|/──/ || | ────‐─―‐
───/───―‐/__〉.───`、__>.―‐―───‐─―‐| || | ─────―─
──/──‐──────────────―−───‐(_)_)─────―─
─/────────−────────────‐──────────―‐
───────────────────‐─────────―─────‐
907陽気な名無しさん:2009/04/12(日) 22:51:24 ID:p3cUEdD40
はっと目覚めたカヤ子。
時計を見ると朝の4時半。夜なべをしていたが、いつの間にか眠ってしまったのだ。
「いけない、わたし、、」つぶやくカヤ子。「何か夢を見ていたみたい」

主婦たるもの、朝は4時起きでないといけないとカヤ子は思う。
いそいでエプロンをかけ台所に行くが、そこには嫁の由里絵がいない。
「ちょっと!!由里絵さんー、いい加減にして頂戴!!!」いらだつカヤ子。

「あの嫁、何様かしら?」怒りがおさまらないカヤ子。

その時、朝日が台所の窓から射し込んで来る。

「キレイだわ」ささやくカヤ子。

そしてカヤ子の一日がまた始まる。
908陽気な名無しさん:2009/04/12(日) 23:45:53 ID:rr/ZChfu0
とりあえずマンズリ。
909陽気な名無しさん:2009/04/14(火) 14:19:08 ID:zJEkWqPuO
あげ
910陽気な名無しさん:2009/04/14(火) 22:36:01 ID:02C+y4Y70
>>907>>908の無限ループで終了。
911陽気な名無しさん:2009/04/14(火) 22:42:07 ID:GQaOCqoa0
そうしてうっとおしいババアを無限地獄に始末した俊貴はさわやかな笑顔を
浮かべ、漁船の舳先に立った。
「さぁ〜ビューティー漁船団の再出発よぉ〜〜っ!!」
912陽気な名無しさん:2009/04/14(火) 23:08:52 ID:Q2kvMsU7O
漁船は座礁し沈没。
913陽気な名無しさん:2009/04/15(水) 06:15:03 ID:XMG4ccJU0
>>911>>912の無限ループで終了。
914陽気な名無しさん:2009/04/17(金) 03:20:27 ID:TeMhohht0
ザザザ・・・ザザザザザ・・・
波打ち際に静かに、しかし確かに波が小さく打ち寄せる砂浜。

「・・・ん・・・ううん・・・」
俊貴は長い眠りから目を覚ました。
目の前には砂浜が広がる。
砂のジャリジャリとした感触を肌で感じる。
意識朦朧としながら立ち上がる俊貴。
「どこ・・・だ?ここは・・・」

漁船とともに海に沈んだ俊貴であったが、奇跡的に無人島に漂流したのだった。
記憶を取り戻す俊貴。
「そうだ。漁船が突然揺れたと思ったら船底から海水が溢れてきて・・・」
915陽気な名無しさん:2009/04/19(日) 20:40:06 ID:Ao8+AtMQ0
このスレはこんなスレの提供でお送りしております。(ver 0.20)
■株式会社日本旅行part7■ [国内旅行]
916陽気な名無しさん:2009/04/21(火) 01:58:23 ID:syYXGpIl0
そして、沈み船の中で、誰かが「これに捕まれ!」って何かを投げたんだよな、確か。
砂浜の右のほうに、小さな救命道具が流れ着いている。
あの時、救命道具は誰が投げてくれたのだろう…
しばし頭を捻るが、どうしても名前が思い出せない。

しかし、彼はそんな事よりも、もっと重大な事に気づいてしまった。
あれ?
俺の…名前は、何だっけ?…
俺って…誰だ?

なんと、彼は記憶を完全に失ってしまっていたのだ。
住所、年齢、職業、家族構成、漁師仲間、そして…ゲイである事さえも。





数時間、彼はショックのあまり砂浜で呆然とたたずんでいた。
すでに日は傾き始め、風も少し肌寒くなってきた。

自分が何者だかは判らないが、今夜はこの島で何とか夜を過ごさなければ。
まずは、水と食料だ。

彼は、勘だけを頼りに、島の中央にそびえる山を目指した。
917陽気な名無しさん:2009/04/21(火) 01:59:32 ID:syYXGpIl0
水は容易に見つけることができたできた。
山の中腹に、小さな滝のように水が湧き出ていたのだ。
喉が渇いていた彼は、水を貪るように飲み、そして頭から水を浴びた。

食べるもの…。
食べるもの…。
地に生えている草の類は、とても食べられそうにない。
花を咲かせている樹木はいくつかあるが、実は見つけられない。

困った…。
このままでは飢えてしまう。
山で食料を見つけられなかった彼は、ぐったりした表情で浜辺に戻ってきた。
すると、見た事のある大木が数本生えている。
大木を見上げると、たわわとした大きな実が3つほどなっている。

彼は、本能的に、大木によじ登った。
するすると木のてっぺんにたどり着くと、大きな実を叩いて、浜に落とした。
記憶を無くしていても、彼はヤシの実が貴重な食料である事を覚えていたのだ。


何とか飢えをしのいだ彼は、浜のはずれの崖下に、簡易寝床を作った。
浜に流れついていた救命道具と、浜の奥にあったボロボロのビニールシートだけでも、寒さは何とかしのげる。

今日はとても疲れた。明日の事は明日考えよう…
彼はあっという間に深い眠りに落ちた。
918陽気な名無しさん:2009/04/22(水) 01:17:13 ID:jsjtSMgZ0
翌朝、彼は島を1周しながら、周りの景色や島に流れ着いている物を眺めながら歩き続けた。

他の島は全く見えない。
近くを通る船も全く見つけられない。
この状況では、助けを求める事はできなさそうだ。

天候は概ね安定しているが、午後に激しいにわか雨が降る事がある。
でも彼は、この気象条件に何の違和感も感じていなかった。
きっと、俺が住んでいた場所とそう変わらない気象なのだろう。

島の裏側の岩場に到着した彼は、長細い棒状の物を見つけた。

ああ、これは「銛」だ…
これは、魚を突くための道具だ…

漁師としての記憶は完全には消えていなかった。
彼は銛を手にすると、素早く海に飛び込んだ。
そして、あっという間に20mほど潜り、岩場の陰に隠れた。

この凛とした研ぎ澄まされた感情…
いつも味わっていた気持ちだ…。
海の中では、本当に心が落ち着く…

彼は気配を殺し続けた。
そして無防備に近寄ってきた魚に、一瞬で銛を突いた。

海から上がった彼の手には、2匹のシマアジがしっかりと握られていた。
919陽気な名無しさん:2009/04/23(木) 20:22:06 ID:Xprgzst20
手のひらにぬるっとした感触が伝う。
ハッとして真っ白な記憶に灰色の記憶が重なる。
「俺は漁師だったんだ…」
次の瞬間訳もわからないほどの苦痛が襲ってきた。
頭に浮かんだのは沈没の瞬間の風景だった。
「うわああああああああああああ」
苦しい…
海水の臭いとともに呼吸ができなくなったショックで記憶が飛んでしまったのだった。
920陽気な名無しさん:2009/04/24(金) 01:25:33 ID:MWm0fl560
突然、息が苦しくなってきた。
心臓の鼓動が激しく脈打つのが判る。
息を吸う事も、吐く事もできない。
海の匂いが悪臭のように俺の体にまとわりつく。

俺はこのまま死んでしまうのか…
徐々に薄れゆく意識の中、俺は他人事のように死を覚悟した。


その時。

「俊貴ー!俊貴ー!」

突然、後ろからした大声に驚いた。
思わず振り向く。
驚いたおかげだろうか、俺は再び息を吸うことができるようになった。

「俊貴!良かった!生きてたんだ!」
精悍な顔をした、逞しく大柄な男が、涙を流しながら抱きついてきた。

この男は…誰だ…?
どうしても思い出す事ができない。
男に抱きしめられたまま、俺は自分の記憶が戻らない事に、再び深い悲しみを覚えた。
921陽気な名無しさん:2009/04/24(金) 01:58:13 ID:MWm0fl560
「と、俊貴?」

俺の薄い反応に気付いたのだろうか、男は俺を見つめながらいぶかしげな顔をしている。
何も言えない俺は、自分の周りに霞がかかったような現実感のない感覚が嫌になり、青い空をぼんやりと見上げた。

「俊貴!大丈夫か!どうしたんだ!」
気がつくと、男が俺の肩を何度も揺さぶっていた。
俺は、ゆっくりと男の腕をつかみ、動きを止めた。

「ああ、体は大丈夫だ」
「良かった…」
「でも、どうしても駄目なんだ」
「駄目って…何が?」
「俺は、『俊貴』という名前なのか?」
「えっ…!?」
「思い出せないんだ。俺の名前も。君の名前も」
男はまさに「信じられない」という表情で俺を見つめている。

「君は、誰なんだ?」
男は、今にも泣きそうな目だ。
「幸太だよ!!!こ・う・た!!!おまえの恋人じゃないか!!!」
「悪い。本当に何も思い出すことができないんだ
「俊貴!!!いったいどうしちゃったんだよ!!!なんで!!!なんでこんな…なんでなんだよ・・・」
幸太と名乗った男は、そのまま崩れ落ちるように砂浜にへたり込んでしまった。

「申し訳ない…」
俺は男にかける言葉も無いまま、その場にたたずむ事しかできなかった。
922陽気な名無しさん:2009/04/24(金) 02:01:41 ID:MWm0fl560
1時間後。
俺は、幸太とふたりで漁船に乗っていた。

14日。その日は天候が悪く、海が荒れていた。
そして、漁船は運悪く三角波を受け、転覆した。
俺を除く他の漁師全員は、救命ボートに乗れたため、一命を取り留める事ができたが、漁船を操縦していた俺は海に投げ出されてしまったそうだ。
幸太は俺に辛うじて救命胴衣を投げ渡す事だけはできたが、その後、俺は行方不明になってしまったそうだ。

そして、懸命の捜索活動の結果、今日やっと発見されたそうだ。

俺が漂着した島は、漁師も釣り人も訪れる事の無い無人島で、皆が住む島までは漁船でたっぷり2時間はかかる距離だという。

「やっと見えてきたぞ。あれが俺達が住んでいる島だ」
青い海の向こうに島陰が見えてきた。
でも、何の感情も沸かない。何も思い出せない。
俺は深いため息をついてうなだれた。


港に着くと、沢山の人が俺を迎えてくれた。
涙を流しながら「本当に良かった」と喜ぶ、若い女性と中年女性と老女。
胴まであるゴム長を履いた、恰幅のいい中年男。
上下ジャージ姿で、強面でガタイの良い30歳くらいの男。
たくさんの漁師仲間、島の人々。
警察官らしき人、医師・看護師らしき人もいる。

俺は、自分の周りに霞がかかったような感覚のまま、船をゆっくり降りた。
そして、今まで張り詰めていた気が緩んだのだろうか、俺はそのまま意識を失ってしまった。
923陽気な名無しさん:2009/04/24(金) 23:45:39 ID:YRdiegQtP
「どれ、検査を始めよう。」
そういって俊貴の脈をとったのは、
ドクターコトーだった。
924陽気な名無しさん:2009/04/25(土) 03:09:28 ID:jXz1LA+n0
まぶしい…。
真っ白な…天井…。
ここは…?。

「まだ起き上がらないでくださいね。今、コトー先生を呼んできますから」
意識が戻った俺に気付いたのだろうか、女性が小走りで部屋を出てゆく。

ゆっくり顔だけを上げてみた。
白い掛け布団…。病院か…。
この消毒薬の匂い…懐かしい感じがする。
右腕には、点滴をされているようだ。

コトー先生はすぐにやってきた。
「俊貴さん。ご気分はいかがですか」
「あ…はい。大丈夫です」
「起き上がれそうでしたら、ゆっくり起き上がってみてください」
男に言われた通り、ゆっくりと起き上がる。
目の前にいるのは、港にいた医師と看護師のようだ。

コトー先生は俺の今の状態について話を始めた。
体は、今は軽い脱水症状と栄養失調状態ではあるが、1週間もすれば退院できるほどまで回復するであろうとのの事。
しかし、記憶については、カイリセイナントカショウガイ、とか、エーエスディーとか、ピーティーエスナントカ、とか専門用語を並べられながらの説明が長々と続いたものの、明確な事は教えてもらえなかった。
でも、何となくではあるが、俺の記憶は簡単に戻りはしない、という事は感覚で判った。
925陽気な名無しさん:2009/04/25(土) 03:11:30 ID:jXz1LA+n0
昼食後まもなく、3人の女性が病室にやってきた。
俺が記憶を失っていることは伝えられているのであろう。彼女達は椅子に座ると自己紹介を始めた。

「いちばん左にいるのがカヤ子おばあちゃん、その隣が由利恵お母さん、そして私は妹のミカ。みんなお兄ちゃんの家族よ」
「トシ坊…」
「おばあちゃん泣かないの。お兄ちゃん元気で戻ってきたんだから」
確かに3人の顔はどことなく似ている。ミカと名乗った若い女性の言う通り、家族なのだろう。
俺はまだ何も思い出せないでいた。

「ごめん…こんな事になってしまって…」
「心配しないで。退院したらお母さんが美味しいものを沢山食べさせてあげるから」
「大丈夫、大丈夫!お兄ちゃん体だけは超健康優良児だから、すぐに治るよ!」
「そうだべな…そうに決まっとるべ」
3人が作り笑顔で俺を元気付けようとしているのがありありと判る。

「そうだな。病院食はお世辞にも美味しいとは言えないからな。ハハハ」
俺も笑顔で答えた。
926陽気な名無しさん:2009/04/25(土) 03:15:40 ID:jXz1LA+n0
夕方近く、今度は3人の男がやってきた。
ひとりは幸太、あとふたりは港にいた中年男とジャージ男だ。
「この人が元漁師頭の錯乱坊のおやっさん。隣は去年、島の高校に赴任してきた熱海先生」
「俊貴…本当に何も覚えていないのか…」
「…はい…すいません…」
「いや、いきなり聞いて悪かった。でも、まさか漁師頭のおまえがこんな事になっちまう…とは…なぁ…」
中年男は顔を伏せて涙をぬぐっている。
「俊貴。俺は教師だから医学の知識は無いけどな、記憶ってのは何かの出来事がきっかけで突然戻る事もあるらしい。だから、普通に生活していればきっと元のおまえに戻るかもしれないさ」
「はい。俺は退院して元気になったら、記憶が戻らなくても、また漁師の仕事をしたいと思っています」
「無理すんなよ…」
今度は幸太が涙顔になっている。
「そっちこそ無理するな。俺は明日にでも退院できそうなくらい元気なんだ。だから、湿っぽい話はやめて、島の話でも聞かせてくれよ」
俺は精一杯の笑顔で答えた。
それからは、皆に島のおもしろおかしい話を聞かせてもらった。


「おお、もうこんな時間か。そろそろ俺達は帰るけど、幸太はもう少しいるんだろ」
「あ、はい。今日はありがとうございました」

錯乱坊のおやっさんと熱海先生の去った病室は、静かな空気に包まれていた。
昼はもう夏の暑さだが、夕方にもなると風が少し冷たい。

「トシ…」
突然、幸太の顔が近づいてきた。
そして俺は、幸太にキスをされ、抱きしめられた。
不思議と、不快感は無い。
むしろ、心地良い。
そして、俺のチンポが敏感に反応し、ムクムクと勃起してゆくのがわかった。
927陽気な名無しさん:2009/04/26(日) 04:49:56 ID:VRvn/llG0
幸太は俺とキスをしたまま、俺のパジャマのボタンを外すと、露になった乳首を攻め立てた
「ああっ」
「トシ…カラダは覚えててくれてたんだな…俺…すげー嬉しいよ」
「よくわかんないけど…すげー気持ちイイよ…」

そして幸太は、俺のパジャマ越しに、カチカチに硬くなったチンポを握った。
「トシ、すげーな。久々だからすげー反応イイじゃん」
「俺達…いつもこんな事してたのか…?」
「そうだぜ。こんなこともな」
幸太は俺のバジャマをずり下ろし、勃起した俺のチンポをいきなり咥えた。
「ああっ!ためだ…!洗ってないから汚い…」
「気にすんな…俺は俊貴のチンポならどんな状態でもしゃぶるさ」
「はぁ、はぁ…あっ!…気持ち…いい…」


すると突然、病室のドアがノックされた。
「俊貴さーん。夕食お持ちしました」
「マズイっ…!」
慌てて服を着て、息を整える。


「幸太さん、だめですよ。患者さんを興奮させるような事言ったりしちゃ」
「あ、は、はい。すんません」
「俊貴さん。大丈夫ですか。苦しい、とか、辛い、とかそんな気分ではないですか?」
「大丈夫です。ふたりでバカ話をしてただけなので」
「あっ、そうだったんですか。私ったら、俊貴さんの様子を見て心配になっちゃって…。ゴメンナサイね」
「いえいえこちらこそすいません」
「じゃ、俺はそろそろ帰るよ。明日も早いし。今度は続きしような!」
「あ…ああ。ありがとう」
「続き、って何ですか?」
「いや、あの…そんな大した事じゃなく…話の…続きですよ」

夕食後、俺はシャワー室で幸太を思い出しながらオナニーをし、思い切りブッ放した。
928陽気な名無しさん:2009/04/26(日) 04:58:18 ID:VRvn/llG0
とてつもなく大きな波が迫ってくる!!!
漁船はあっという間に波にのまれ、転覆してしまった。
俺はひとり、大荒れの海に投げ出されてしまう。
「救命ボート!!!」
「SOS発信!!!」
「発信不可!!!」
「トシー!こっちー!こっちに来ーい!」
俺は必死に泳ぐが、次々と押し寄せる大波に、行く手を阻まれる。
「トシー!これに!これにつかまれー!」
幸太が投げてくれた救命胴衣に、なんとかしがみつく。

すると、正面から、再びあの巨大な波が迫ってきた。
俺は波にのまれ、海中深くに沈められてしまう。
浮上しようにも、波の力が強すぎて、どうすることもできない。

「あああああああああああああああああああああっ!!!!!」
叫びながらベットから飛び起きた俊貴は、まだ夢の中の世界にいた。

く、苦しい…!!!
息が…できない!!!
ふと目を開けると、そこは荒れ狂う海の底。気持ち悪い海の臭いが立ち込めている。
逃げなきゃ死ぬ!!!
怖い!!!
死にたくない!!!

俊貴は病室のドアを力任せに空け、リノリウムの廊下を走った。
しかし、足がもつれて転んでしまい、動けなくなってしまった。


「大丈夫ですか!大丈夫ですか!」
騒ぎに気付いた看護師が俊貴の頬に手を当てる。
俺はまだ息ができない状態で声にならない声で泣き叫んでいた。
「ペーパーバッグ!セルシン筋注!」
すぐに紙袋が口と鼻にあてがわれる。
「俊貴さん、もう大丈夫ですよ。できるだけゆーっくり息を吐いて。はい、はい。もーっと全部吐いて。はい、いいですよー。次はゆーーーーっくり息を吸ってー。もっとゆっくりー」

5分後、何とか普通に呼吸ができるようにはなった。
そして精神安定剤を注射された俺は、病院の待ち合わせ室で泣きじゃくっていた。

「船が…沈没して…海に…沈められて…」
「大丈夫ですよ。ここは病院ですからね。絶対に沈みませんよ」
「すごく…怖かった…死にたく…なかった…」
「そうですよね。とても怖かったですよね。でも、今はもう大丈夫ですよ」
「は…はい…」
「怖い夢を見てしまったんですよね。とりあえず今は、ここにもたれかかったままで、しばらくゆっくりとしましょうね」

ふと窓を見ると、空は少し白みがかっていた。
929陽気な名無しさん:2009/04/26(日) 15:22:24 ID:mVr1Gomi0
やがて空は赤味を帯び、なんともいえないピンク色のグラデーションを織り成す。
その光は島の景色を淡い燃えるような紅色に染め上げる。
自然とはこういうことのことをいうのだろう。
神様の作ってくれた一番の贈り物だ。
ずっと続くはずの記憶がぷつんと途切れ理不尽な苦しみに塞ぎこむ俊貴であったが、
朝日が昇るこの瞬間は不思議なくらいはっきりと思い出すことができた。
自然と俊貴の目に涙があふれる。
930陽気な名無しさん:2009/04/26(日) 16:00:18 ID:mVr1Gomi0
と、そのとき俊貴を呼ぶ声がした。
「トシ!トシ!大丈夫か!」
幸太が心配してきてくれたのだ。

急に現れた幸太に驚き、慌てて涙を拭う俊貴。
しかしその目は薄っすらと赤く腫れていた。
「あっ、ぜんぜん大丈夫だから。ちょっと疲れてて悪い夢を見たんだ。
それで看護婦さんに少し心配させちゃって…ごめん」

俊貴はそのまま言葉を続けた。
「なあ、伝えたいことがあるんだ。俺は漁師だったんだろ?
でももう船に乗ることはできそうもないと思う。
海が怖いんだ…
知ってしまったんだ。海の怖さを。
多分命を懸けて、いや命の儚ささえ知らずに漁師って仕事に誇りを持って、俺海に出てたと思うんだけど
もう…できねぇ…
わざわざ死ににいくようなものとしか思えないんだ。
自分でもわからないくらい怖がりになってしまってる。
なぁ、窓の外、朝日が昇ってるだろ?
俺これ見てるだけで十分だ。
生きてるってほんの少し確かめられるだけで満たされた気持ちになるんだ。
なんでかって、俺たぶん本当はあの時死んでたはずだから。
今は漁師に戻りたくないんだ。少しでも危ないことはやりたくなくなってる。」
931陽気な名無しさん:2009/04/27(月) 03:10:38 ID:bp1ipp4p0
幸太は俺の話をずっと黙って聞いていた。
そして、話が終わると、何も言わず俺を抱きしめた。

「ごめん…」
「謝るなよ。俺は、トシが生きていてくれれば、それでいい。トシが俺と一緒にこれからの人生を一緒に歩いてくれれば、それだけで十分幸せだ」
「幸太…」

そして、俺と幸太は長い長いキスをした。

2週間後、俺は退院した。
932陽気な名無しさん:2009/04/27(月) 03:12:12 ID:bp1ipp4p0
俺は、自分の部屋から初夏の眩しい海を眺め続けていた。
灰皿には煙草の吸殻が山のように積もっている。

入院直後の出来事を知った医師が処方してくれた薬のおかげで、悪夢を見て飛び起きたり、突然呼吸が苦しくなってしまう症状はほとんど出なくなった。

しかし、あの日の事故の記憶は消えず、不安感は常につきまとっていた。
漁船に乗ることはおろか、港に行く事ですら恐怖を感じるようになってしまった。
天候が荒れた日は、体が鉛のように重くなり、部屋に閉じこもるようになってしまった。そして、記憶はまだ戻っていない。

家族や幸太はつとめて明るく振舞ってくれたが、俺はこの苦しい状態が一生続くのでは、という不安感から、表情は能面のように固くなり、塞ぎ込む事が多くなってしまった。


「俊貴さん。今日はいいお話がありますよ」
退院後、3回目の診察日。
精神状態がどんどん悪くなってゆく俺の話を一通り聞いたコトー先生が切り出した。

「最新の精神療法を施してくれるカウンセラーさんが島に来てくれる事になりましたよ」
「そうですか…」
「私も詳しくは知らないのですが、辛い記憶を消す事ができるらしいですよ。そして、同時に俊貴さんの記憶も戻るかもしれないんです」
「えっ!?」
「私もにわかには信じられないのですが、アメリカでは盛んに行われている精神療法で、日本でもここ数年かなり注目されているそうです」
「本当ですか?すごいですね」
「ただ、ひとつだけ問題があるんですよ。そのカウンセラーさんが島に滞在できるのは1週間だけなのです。その後は、俊貴さんが本土に行き、短くて1ヶ月、長ければ1年、その精神療法を受ける事になります」

1年…。そんなに時間がかかるのか…。
でも、そんなワガママは言ってられない。俺は早く健康な心を取り戻したい。
「わかりました。お願いします」
933陽気な名無しさん:2009/04/27(月) 13:46:32 ID:wyxI3Ebl0
その頃カヤ子はヌーディストビーチで今夜の相手を探していた。
934陽気な名無しさん:2009/04/28(火) 00:08:19 ID:B0NrsGNP0
「今夜はhuge black cockをしゃぶり尽くそうかねぃ」

カヤ子の視線の先にいたのは、渋谷のボブだった。
935陽気な名無しさん:2009/04/28(火) 00:11:29 ID:EMa0XXoq0
カヤ子はその昔、2フィートのLong Dong Silverのチンコを根元まで飲み込んだ強者。
それはもうディープスロートというよりも胃カメラ。
936陽気な名無しさん:2009/04/28(火) 04:38:47 ID:3R70q5zMO
3日後、退院してからずっと胃の具合が悪かった俊貴は、胃の内視鏡検査を受け終わったところだった。

「胃カメラって苦しいですね…」
「これでも楽になったんですよ。昔はこの管がもっと太かったんです」
「そうなんですか。カヤ子ばあちゃんが昔胃カメラ飲んだって話を聞いたけど、その頃は大変だったんでしょうね」
「昔は相当キツかったと思いますよ」

「ところで、カウンセラーさんは何時くらいに来る予定ですか」
「先程、カウンセラーさんから島に着いたと連絡がありましたから、もうすぐいらっしゃると思いますよ」

10分もしないうちにカウンセラーは現れた。
「はじめまして俊貴さん。健一朗と申します」
「は、はじめまして…。俊貴です」

健一朗と名乗った坊主頭で髭をたくわえ、ムチムチとした大柄の男は、俺と年齢が近そうだったので、少し驚いた。

「お若いんですね…。60歳くらいの人が来ると思っていましたので…」
「よく言われるんですよーアハハ。精神療法の権威みたいな人が来ると皆思うようでして。僕は26歳です」
「えっ!同い年ですよ」
「そうなんですか。それなら仲良くなれそうですね」
「よろしくお願いします」
ふたりはガッチリと握手を交わした。
937陽気な名無しさん:2009/04/28(火) 04:47:52 ID:3R70q5zMO
30分後、ふたりは病院の屋上テラスで紅茶を飲んでいた。
「ホントにこの島はキレイで素晴らしいですね。もうこっちで開業しちゃいたいなーアハハ」
「こんな辺鄙な島じゃ、誰もカウンセリングに来ませんよ」
「やっぱそうですかね?」
「当たり前ですよ。島の人口、1000人ちょいなんですから」
「そっかー、じゃ、僕がここに開業する夢は諦めて、僕がここに来た目的をお話しますね」
「はい」
「僕がここに来た目的は、俊貴さんが楽な気持ちで船に乗れるようにする事です。そうしないと東京に連れて行けないですからね」
「そ、そうですね」
「東京での暮らしはご心配なく。僕の実家、今は誰も住んでいないので、俊貴さんにお貸ししますよ」
「それは助かります。本当にありがとうございます」

「それではまず、心をリラックスさせてゆきましょう」



「どうですか。今、どんな気分ですか」
「そうですね…まだちょっと怖い感じもありますけど、でも、港に並んでる漁船を見ても何とか平気になりました。気分もそれほど悪くはありません」
「それは良かった。あと3日もすれば、怖い気持ちは無くなりますよ」

カウンセリングの効果は抜群だった。
今まで港に近寄るだけで、恐怖心で気分が悪くなり動悸がしていた俺が、健一朗先生に手を引いてもらっているものの、わずか2日でここまで改善したのだ。

「おお!トシじゃないかー!」
「よ、よう、幸太」
「マジですっげーなー。もう港が平気になっちゃうなんて。健一朗先生、さすがですね!」
「いえいえ。これは俊貴さんの『治りたい』という強い気持ちの表れなんですよ」
「そうだなー。トシの海の中での集中力はものすごいからなー」
「何言ってんだよ幸太。俺は何もしてねーよ」
「それではそろそろ病院に戻りましょう。あまり長い時間連れ出しちゃうとコトー先生に怒られちゃいますからねーアハハ」
「はい。先生。じゃあまたな。幸太」
「おお、夜に電話するよー」
938陽気な名無しさん:2009/04/28(火) 04:53:44 ID:3R70q5zMO
「トシ。カウンセリングはどんな感じ?」
「ああ。すごくうまく行ってるな」
「そっか。良かったなー」
「このまま順調にいけば、5日後の便で東京に行く事になる」
「そっか」
「幸太…寂しいのか?」
「ん…ま、そりゃあな。でもメールもチャットもできるし」
「そうだな」
「トシ」
「ん?」
「け…健一朗先生は…どどんな感じ?」
「おお。すごく優しくて、イイ人だぞ」
「そ…そっか…良かった…な」
「幸太」
「なに?」
「おまえ、まさか妬いてる?」
「何言ってんだよー!あんなのに妬くわけないじゃん!」
「今の口調、まさに『妬いてます』って感じだな」
「全然ちげーよ!だってトシと健一朗先生はあくまでも『患者とカウンセラー』であって、それ以上の何物でもないじゃないか」
「でも、怪しんでるんだろ」
「うーん…正直言うとな、健一朗先生のしぐさや視線を見てると、『もしかしてこの人、トシの事狙ってるんじゃねーか?』って思っちゃうんだよなー」
「それって…オンナの勘?」
「男の勘だ!!!」
「ハハハハハ。でもな、俺も健一朗先生はもしかしたらこっちの人かな?と思う事がよくある」
「マジかよ…。トシ…東京でヘンな事になるなよ」
「それは絶対大丈夫だって。心配するな」
「うん。ありがとう」
「それよか、トシ…」
「どうした」
「東京行きが決まったら、出航前日にトシと一緒に行きたい場所があるんだ」
「ああ。それは勿論いいけど、どこなんだ」
「それはまだ言わないでおく」
「なんだよ。勿体ぶるなよ」
「いや…あの…そこ、船でないと行けない所なんだ」
「あ…悪かった」
「というわけで、楽しみにしておいてくれよな」
「ああ」
「じゃ、そろそろ切るよ。俺、明日も早いから」
「ああ。おやすみ」
「おやすみ……………愛してるよ」
「俺も…好きだ」
939陽気な名無しさん:2009/04/28(火) 09:19:37 ID:jFqIAU++0
夜な夜な男を強チンする老婆が現れ、恐怖の坩堝と化す渋谷センター街。
940陽気な名無しさん:2009/05/01(金) 18:23:56 ID:MwgwmuT30
島でのカウンセリングは順調に進んでいた。
そして俊貴の精神状態もすこぶる良くなっていた。
これなら東京へわざわざ長期で治療に行くほどではないと思えるほどの回復ぶりだった。

何日かのカウンセリングが終わった。
明日はとうとう東京での本格的な治療のために島を離れるときだ。
俊貴は幸太に聞かなければいけないことがあった。
「出航前日に一緒に行きたい場所…っていってたけど。船でしかいけない場所…?」
941陽気な名無しさん:2009/05/02(土) 19:15:07 ID:18JEsOJ20
「そうじゃよ」

カヤ子そっくりの女医は、そういうと頭をふり
浅野温子のようなロングヘアーをさらさらとなびかせた
942陽気な名無しさん:2009/05/04(月) 21:20:12 ID:TWtrh8uNO
しかし、浅野温子のような美しいストレートヘアーは無残にも地上に落下。

そして、カヤ子の痛みきった白髪とシワだらけの顔がその姿を現した。
943陽気な名無しさん:2009/05/04(月) 23:38:09 ID:8P/ex6x30
目の前の鏡台に写る己の姿を見てカヤ子はうっとりする。
「やっぱりナチュラルが一番じゃよ」

カヤ子はカウンセラーの健一朗先生に惚れていたのだった。
なんとか健一朗先生に近づきたい。その一心で女医のコスプレをするカヤ子。
そして必死で猛勉強して健一朗先生の出身である慶応大学医学部心理学科に合格。
健一郎の後輩になるカヤ子。
944陽気な名無しさん:2009/05/05(火) 03:17:01 ID:dKYcclAZO
しかし、健一朗は読者の予想通りゲイであるため、カヤ子には何の興味も示さない。
それどころか、カヤ子の度重なるアプローチがキモいため、健一朗は露骨にカヤ子を避けていた。

「こりゃ作戦変更だね」
カヤ子は夜中の病院に忍び込んだ。

「アタシのバキュームフェラの虜にならない男はいないんだよ」
945陽気な名無しさん:2009/05/06(水) 06:12:47 ID:p30rrUUHO
健一朗の部屋はまだ明かりがついていた。

「まだ起きてるんかい。この宵っ張りが!」

捨てセリフを吐いて立ち去ろうとしたカヤ子の耳に、ふと男の声が飛び込んできた。

「Oh!Yes!Yes!More!More!」
「すげぇ!でけぇ!」

恐る恐る部屋に近づくカヤ子。
そして静かに扉を少しだけ開ける。

そこにはボブのhuge black cockをくわえこむ健一朗の姿があった。
946陽気な名無しさん:2009/05/06(水) 09:39:29 ID:4/hvk+gw0
w
947陽気な名無しさん:2009/05/06(水) 22:57:14 ID:nDNJc2YE0
その頃、孤島では俊貴が待ちぼうけを食らっていた。
「ちっくしょうあのババアゆるさねえわ。せっかくいいストーリー展開になってきたのに
いきなり割り込んでスレ乗っ取りやがったわ!!!」
948陽気な名無しさん:2009/05/07(木) 08:13:33 ID:W6Nx+qcaO
「トシ、お待たせぇ」
「ちょっと幸太、何万年待たせるつもり?」
「たったの2時間じゃな〜い。てか、なんでヲカマ口調に戻ってるのよっ」
「それがね、昨日タンスの角に頭ぶつけちゃったんだけどー、記憶戻っちゃったのw」
「やだ、超笑えるんですけど」
「っさいわね〜!もう犯してあげないわよ」
「別にいいわよぉ。他の男に犯してもらうから」
「幸太、後でおしおきね。てなわけで今日からビューティー漁船団復活よ〜っ!」
949陽気な名無しさん:2009/05/07(木) 09:09:22 ID:VrlQN+yw0
島に原爆が落ち島民は全滅した。
950陽気な名無しさん:2009/05/08(金) 03:15:43 ID:K07x77DtO
「なーんだ夢かい。」

霞みがかった瞼を一こすり。朝焼けが眩しい。
新調した赤褌を締め、気合いを入れる。

セクシーでラグジュアリーなカヤ子の一日が始まった。
951陽気な名無しさん:2009/05/08(金) 03:57:08 ID:uphHBLa20
そしてカヤ子が窓を開けた瞬間、響き渡る銃声。
カヤ子は過激派の銃撃により頭部を打ちぬかれ死亡。
享年41歳。なお、ブスのため葬儀は行われなかった。
952陽気な名無しさん:2009/05/08(金) 11:52:54 ID:OUbc4YSQ0
そしてライス特製のゾンビパウダーで復活!
953陽気な名無しさん:2009/05/09(土) 02:31:48 ID:OeLcrj4r0
復活したカヤ子は行かなければいけない所があった。
健一朗の部屋である。
扉の隙間から覗き込んだカヤ子の目に映った健一朗とボブの痴態。
あの光景を目にしてしまったからにはカヤ子は現場に突入するしかなかった。

バタンッ!!!

カヤ子が部屋のドアを思い切り開けた。
目を見開いて驚くボブ。
huge black cockを咥えるのを中断して健一郎は振り返った。

「Hey!bob...I'm your lover? what is this!」(ねえ!ちょっと!ボブ、あたしってものがありながらなによこれ?)
「oh!sorry. it has reason...」(ごめんカヤ子…これには理由があるんだ)
954陽気な名無しさん:2009/05/09(土) 06:28:29 ID:ZRjp4CF40
そしてカヤ子はボブに銃で頭部を打ちぬかれ死亡。
955陽気な名無しさん:2009/05/09(土) 10:52:02 ID:/wOd70aU0
ライス特製のゾンビパウダーがあるから無理だってのww


それよりも、950越えたら24時間新たなカキコがないとdat落ちするんだよ!早く次を書きこめ!!
ムチとピンヒール姿のをカヤ子
956陽気な名無しさん:2009/05/09(土) 11:34:17 ID:lvq9knng0
立てたわよ。

孤島の漁師物語弐
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1241836334/
957陽気な名無しさん:2009/05/09(土) 11:38:11 ID:omd3Ri2o0
「げっ!次スレあるのかよ」
素でビビる俊貴。
958陽気な名無しさん:2009/05/09(土) 23:36:02 ID:ZRjp4CF40
そしてカヤ子はボブに銃で頭部を打ちぬかれ死亡。
959陽気な名無しさん:2009/05/09(土) 23:39:11 ID:bRZHnAU50
殺しても殺してもよみがえってくるカヤ子に恐れをなして
ボブは銃を自分のこめかみに当て、引き金を引いた・・・
960陽気な名無しさん:2009/05/09(土) 23:43:16 ID:qJiZyIfC0
ズチューン!

鋭い不気味な銃声音が部屋に響く。
その場に倒れこむボブ。
絶句する健一郎。
961陽気な名無しさん:2009/05/10(日) 02:10:34 ID:p2/ERne90
しかしボブはゾンビパウダーで復活したのであった。
962陽気な名無しさん:2009/05/10(日) 04:27:42 ID:mv77N6l9O
ここでカヤ子は一発ボケかまして
963陽気な名無しさん:2009/05/10(日) 04:33:10 ID:p2/ERne90
test
hearts;
だっけ?出るかな
964陽気な名無しさん:2009/05/10(日) 04:34:43 ID:p2/ERne90
まちがえた
&が抜けてた

♥ ok?
965陽気な名無しさん:2009/05/10(日) 13:56:16 ID:p2/ERne90
そしてカヤ子が窓を開けた瞬間、響き渡る銃声。
カヤ子は過激派の銃撃により頭部を打ちぬかれ死亡。
享年41歳。なお、ブスのため葬儀は行われなかった。
966陽気な名無しさん:2009/05/10(日) 14:06:12 ID:Ixx/DW6pO
何事もなかったようにむっくりと起き上がるカヤ子。
傷口に唾をつけながら大声で俊貴を呼び始めた。
967陽気な名無しさん:2009/05/11(月) 00:37:43 ID:OU4QRtzn0
「ん?誰か俺を呼んだか?…」
周りを見渡す俊貴。
しかし誰もいない。空耳か。
968陽気な名無しさん:2009/05/11(月) 01:04:56 ID:rxv3x74R0
しかし、俊貴の目の前には
浅野温子そっくりのロングヘアーにワンピース姿の女性が!!
969陽気な名無しさん:2009/05/11(月) 02:43:37 ID:jzTrh9KC0
しかし振り向けばそこにはやはりしわくちゃババアの顔が。
970陽気な名無しさん:2009/05/11(月) 02:54:59 ID:OU4QRtzn0
「俊貴よ。お前を連れて行かねばいけない場所があるんじゃ。幸太からも少し話はしてあるはずじゃ。」
そう言うとカヤ子は俊貴の手をとり、船に乗り込んだ。
微かな不安と恐怖と共に船は島沿いにゆっくりと南下してゆく。
船は外海へは出なかった。

やがて船の先に小さな無人島の影が見えてきた。
「禁足島じゃよ」
971陽気な名無しさん:2009/05/11(月) 04:46:25 ID:TuMrfo8s0
禁足島はレインボーカラーの装飾がこれでもか〜っ!ってくらい施されてた。
島からはガンガンに流れるオネハと黄色い歓声が聴こえてくる。
島に着くと、ローライズボクサー姿の幸太が俺を迎えてくれた
「ちょっと幸太!何よそのカッコは!イカホモすぎてキモいんだけど!」
「チッチッチッ!ここではGOGO KOHTAって呼んで♪」
島を見渡すと、ビューティー漁船団の連中、錯乱坊のおやっさん、熱海と高校ラグビー部の生徒達、健一朗先生にボブまでもがいる。
「アタシが皆を集めたんじゃよ。今夜はトシ坊の送別会じゃ」
いつの間にかビヨンセ風の衣装をまとったカヤ子が横にいた。
「さぁ〜今日はオールで酒池肉林よ〜っ!」
幸太の合図でオネハのボリュームがさらに上がる。



972陽気な名無しさん:2009/05/11(月) 08:15:28 ID:UbGaiLImO
「ちょっと!お止めなさい!ストップ!ミューズィックスターーーーーップ!」
俊貴の叫びで急にしーんとする禁足島。
「てか、あたし記憶戻ってるんだけど。東京なんて行かないわよ」
「あ…」
呆然とするGOGO KOHTA。
でも、すぐに笑顔に戻る。
「じゃーあ、突然ですがぁー、健一朗先生の送別会に変更!」
「え?僕の?」
「だってアンタもう用済みでしょ。というわけでミューズィックストァーーーーーッ!」
973陽気な名無しさん:2009/05/11(月) 13:30:32 ID:w8hKo3NKO
カーニバルの再開とともに熱鬧の人垣の中から、ひときわ颯爽と現れたのは、なんとフラガール姿のカヤ子であった。
974陽気な名無しさん:2009/05/11(月) 14:45:46 ID:46+jQcTg0
するとカヤ子は健一郎の元へと駆け寄っていった。
「先生もう帰っちゃうの?カヤ子寂しい〜…」
ブリッ子ポーズで瞳を潤ませるカヤ子。
975陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 00:40:06 ID:/LdIWC0pO
「このクソババァ、キメェんだよっ!」
カヤ子の顔面にパンチをくらわした健一朗は俊貴の手を取った。
「俊貴くん、僕と一緒に東京で暮らさないか」
976陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 00:51:22 ID:n7Xkfdf60
「♪はーなーよめわぁ〜〜、ぎょせんーーーにのぉぉぉ〜って〜
とーつーいーでぇいーーーーくのぉぉぉぉ♪」
977陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 00:58:56 ID:wFmrqY7F0
「え〜、でもあたしぃ漁師のしごとがあるしぃ〜」
東京行きへ難色を示す俊貴。

そこに大柄の黒人男が近づく。
健一郎の恋人、ボブだ。
「Kenitiro? What are you talking about?」
978陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 03:36:45 ID:n7Xkfdf60
ボブは健一郎を後ろから抱きしめた。
健一郎の背中に熱く硬い巨大な怒張が押し付けられる。
「I know you need it...」
ボブが健一郎の耳元でささやき、耳たぶを甘噛みしてくる。
健一郎は全身の力が抜けていくような感覚に襲われていた。
そして白い光に満ちたイメージがはじける。
その光の中をシマウマ、ヌー、そしてカバの大群が走り抜けて行くのだった。
健一郎のひざの力が抜け、ボブのそれの前にひざまづく。
979陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 09:54:28 ID:e/yuqmaD0
さあ、芳恵ちゃんのために型取りよ〜
980陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 10:29:18 ID:xedyoEeHO
二人の濃厚な絡みはたちまち脚光を浴び、GOGO KOHTA はそれを見て股間の膨らみを大きくさせた。俊貴はその膨らみを見逃してはいなかった。
981陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 10:36:00 ID:e/yuqmaD0
朝っぱらから腐マンコの妄想作文の餌食になる島の住人もミジメね…
982陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 11:02:29 ID:+9+IWCO4O
ボブの型取りをした俊貴は、さっそくその型をクリトリスジェミーの代表取締役・芳恵に送った。
983陽気な名無しさん:2009/05/12(火) 12:29:34 ID:Zyi45VVQ0
わたしもこの何千人といる女子高生のうちの一人。朝起きて顔を洗って朝ごはんを食べて…
学校に行こうとして家を出たあとから記憶がない。気がついたらこの空間に閉じ込められて
いたのだ。ここはどこだろう?
「うっ…まぶしい」
急に光が差し込んできた。重い物が移動するような低い音と共に天井がゆっくりとスライドし
ている。まぶしさを我慢しながら上を見上げると、途方もなく巨大な女の顔が上からこちらを
覗き込んでいた。ハーフだろうか、青い瞳の美しい顔。
周りは悲鳴と混乱に包まれた。四方を壁に囲まれていると空間で、なるべくその顔から離れ
ようとする生徒たち。わたしも訳が分からず、その顔から一番遠いと思われる壁の隅に身を
寄せる。
巨大な顔はその様子を見てニヤつきながら言った。
「んー、いるいる。ねぇ、見てみなよ」
「はい」
984陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 02:11:30 ID:K8OiQxaA0
そして禁足島での送別会は、気が付けばハッテン大乱交パーティになっていた。
20連ケツに挑戦する男達。
985陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 03:00:59 ID:vwrNnGdiO
いつのまにかカメラマンになり
数珠つなぎになった雄躯の結合部を撮りまくるカヤ子。
「アンタサボってないでもっと腰振るっ!」
「ホラそこ!なに萎えてんだいっ!だらしないねっ!しゃぶるからこっち来な!」
986陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 03:04:15 ID:vMpmhyNS0
ババアのせいで全員インポになる男たち。
987陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 08:15:33 ID:i8fYlUuNO
「どいつもこいつも役立たずじゃのう!」

そう言い放つと、衣服を脱ぎ捨てるカヤ子。
股関にはボブのHuge black cockを型取ったディルドの付いたペニバンが装着されている。

カヤ子は20人の強屈な野郎の雄膣を次から次へと掘りまくった。

島中に響き渡る男達の悲鳴とカヤ子の叫び声。
それはまさに阿鼻叫喚魑魅魍魎地獄絵図。
988陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 19:43:29 ID:3BbjEn3r0
そして悪夢のような幻のような夜が明けた。
禁足島にも次第に朝日が昇りだす。
遥か遠く、限りないほどの距離を繋ぐ水平線に太陽が輝き始める。
989陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 20:03:04 ID:qqZ40Y1y0
日の出とともに、水平線の彼方から島に向かって、海の上に輝く光の道が伸びる。

その上を、マンビラをはためかせたライスが超音速で飛来した。
990陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 20:05:20 ID:C9goQmvd0
そして、驚くべきスピードで島の男たちの精を吸い取り、西へと飛び去って行った。
991陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 20:06:47 ID:xl5EKJyg0
そこへしてやったり顔の芳恵さんが現れ
992陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 20:12:57 ID:qqZ40Y1y0
俊貴が型取りしたボブのhuge black cockを受け取って
ロンリーキャナリア号で西に向かった
993陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 20:21:22 ID:xl5EKJyg0
スルーされた芳恵さんは
994陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 22:58:17 ID:K8OiQxaA0
仕方ないのでアイドル時代に使い尽くしたバイブで自分を慰めた。

その頃カヤ子は
995陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 23:01:50 ID:C9goQmvd0
ライスに帰依し、ライスに少しでも近づくため日サロに通っていた。
996陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 23:03:20 ID:3RymiUka0
その頃、日サロの建物にブレーキの無いロンリィキャナリィ号が突進しつつあった。
997陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 23:05:33 ID:nfuymNrd0
こうなったらしかたないのでカヤ子はライス、芳恵と共に
新生チャーリーズエンジェルを結成するのだった。
998陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 23:09:17 ID:46MwnGH2O
もうすぐ熱海もミカも届かなかった1000に…
999陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 23:16:02 ID:K8OiQxaA0
届くと思いきや、巨大な小惑星が地球に衝突し、孤島はおろかライスも地球も丸ごと吹っ飛んで全てが宇宙の塵になりました。
1000陽気な名無しさん:2009/05/13(水) 23:16:34 ID:RPYPkvlP0
と言うわけで次スレに続く
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。