夏目漱石「こころ」みたいな恋愛しませんか?

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1禁断の名無しさん
そろそろ夏だし。
インテリのセックスレス倦怠期中年に萌え。
2カミュ(`-ω-´)y─┛~~ ◆upmIvMVKO6 :04/06/13 04:43 ID:gwJida/j

   ......∧_∧
    (*´∀`*)ムフーッ
  oノ∧つ⊂)
  ( (*´∀`*)ムフフフ
  oノ∧つ⊂)
  ( (*´∀`*)ムフ ムフフーッ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
3禁断の名無しさん:04/06/13 04:44 ID:akIPitpW
Kの方じゃないのか…
4禁断の名無しさん:04/06/13 04:44 ID:t6xDMSCM
糞スレたててんじゃねーよ!
5禁断の名無しさん:04/06/13 04:44 ID:oyGLEp7p
俺もKがイイ。
6禁断の名無しさん:04/06/13 04:45 ID://XVLoZb
7禁断の名無しさん:04/06/13 04:48 ID:Hxk0rLXM
なぜ「K」は自殺したのか。私にとって最大の謎はそこだ。
一体なぜ「K」は死なねばならなかったのか?国語の授業では
多くそれを「自己処罰」と位置付ける。「道」という己にとっ
て何よりも優先させるべき崇高な目的を達することが不可能に
なりつつある自分の弱さを罰して自殺するのだ、と。「K」の
遺書の「意志薄弱」という文言を捕らえてそう結論付けるのだ。
確かにその側面は拭えない。しかし、そうならば、なぜ「K」
は自分が恋に落ちたという自覚によって死を選ぶことをしなか
ったのか。あの自負、あの意志をもって達すべき目標を見据え
て、それだけを支えに生きてきた「K」ならば、その道を選ぶ
ことも有り得ぬ話ではないだろう。彼は「先生」との夏の旅行
の中で、「人間らしい」という言葉を頑固に否定している。
「道のためにはすべてを犠牲にする」――そんな気持ちで生き
てきた彼ならば、恋に惑わされた己を恥じて自殺するべきだっ
た。だが、彼はその道を選ばなかったのだ。
8禁断の名無しさん:04/06/13 04:51 ID:Hxk0rLXM
ではなぜ「K」は死なねばならなかったのか。それはやはり恋ゆえ
だったのだと私は思う。そう思いたい。だが、それは「先生」がそ
う捉えているようにお嬢さんへの恋心ゆえではない。「K」が愛し
たのは「先生」だ。頼るもののない自分が唯一心を許した存在。一
番近くにいながら、決して手に入れることのできない、それ。「先
生」とお嬢さんとの結婚話は「K」に決定的にその事実を知らしめ
た。そこで彼は自殺する。死によって「先生」を永遠に手に入れる
ために。そうして誰にも洩らすことのできない秘密(「K」もお嬢
さんを愛していた…と「先生」は考えているので、その彼に抜け駆
けして結婚話を進めてしまったということ)を抱えたまま、「先生
」はひとり静かに孤独の中に生きる。そんな自分の中に歴然と存在
する、しかし認めたくはない醜い自己との葛藤の末に手に入れた、
最愛の妻とさえ、底の底まで心を通い合わせることもなく、淋しく
彼は生きる。そうして生きた数十年、「先生」は生きながら死んで
いたようなものではなかったか?「K」はこうして「先生」を手に
入れた。自分の死という黒い影で、輝いていたはずの「先生」の人
生を塗りつぶすことによって。
9禁断の名無しさん:04/06/13 04:52 ID:akIPitpW
つまり恋は盲目だったのだ

最近は「めっかち」という語を省く教科書も多いようで
これはKについてじゃなくて先生自身のことですけど
10禁断の名無しさん:04/06/13 04:54 ID:akIPitpW
>9は>7についてでした
11禁断の名無しさん:04/06/13 04:54 ID:Hxk0rLXM

『こころ』が同性愛の側面で語られるとき、その多くは「先生」が
「K」に寄せる愛が語られるもの(…らしいですが、私はそのテの
文章を読んだことがないので違っていたらすみません;;)だが、
私にとってこの話の謎と興味は「K」の生き様と「お嬢さん」の心
情であって、「先生」に対する興味はあまりない。なぜなら彼は自
分の生き様をすべて「私」、ひいては読者に晒しておいて、高らか
に告げるのだ、「記憶して下さい。私はこんな風にして生きて来た
のです。私の後には何時でも黒い影がくっついていました」と。
この物語のクライマックスはこんな風にして迎える。「先生」の一
人称によって語られた物語には彼の分析と彼の心情と彼の結論が見
えるだけで、ほかはすべて彼の想像に他ならない。だからこそ、私
が解釈したいのは「K」や「お嬢さん」であって、「先生」ではな
いのである。
12禁断の名無しさん:04/06/14 10:13 ID:Q+xLOB/o
あげ
13禁断の名無しさん:04/06/14 10:31 ID:DYs93Mw5
14禁断の名無しさん:04/06/14 10:41 ID:tBfWC9Fx
Kが先生に片恋していた、という解釈は
たしかに珍しいかも
15竹子クライマックス:04/06/14 11:50 ID:k6/xRyDQ
「こころ」って激しく鬱になる内容なのよねぇ。
男の嫉妬ってホント救いがないって感じ。
16禁断の名無しさん:04/06/14 15:00 ID:oFCF/T6e
読みたくなってきた
17禁断の名無しさん:04/06/14 20:07 ID:DFHJXQf4
>>14
そのネタ、卒論にいただきます!
18禁断の名無しさん:04/06/16 16:59 ID:bF2ZH4i3
 略 私 お
 奪 に 嬢
 愛 く さ
   だ ん
   さ を
 圖 い
19ビスキュイ・ジェノワーズ ◆cTESP/7prg :04/06/17 00:54 ID:a5p9U83t
精神的に向上心のないものは、馬鹿だ
そうだ、僕は馬鹿だ
20禁断の名無しさん:04/06/17 01:00 ID:+fGSV+78
高校生の時読んだけど、忘れた。あらすじ誰か書いて!
21禁断の名無しさん:04/06/17 15:52 ID:L4WV4hLY
俺はむしろ『先生』と『私』の関係に憧れたけどな
ファザコン気味なのかな・・・
22竹子クライマックス:04/06/17 16:06 ID:0EJMiIRa
そう言えば、あたしも内容が思い出せないわ。
好きな女がいて、でも告白できなくて、もたもたしてる時に
なんか逞しい男が出てきて、横からかっさらわれて、
その快活で男らしい性格に嫉妬してあ〜だこ〜だ。
で最後に誰かが自殺。こんな感じだったかしら?
「筋肉質で快活な男」がやけに印象深くて。
23禁断の名無しさん:04/06/17 16:15 ID:r6huuPQH
無縁坂で鳥かごの鳥を襲っているへびを手にとってひきちぎった…

ってなんだっけ。
24竹子クライマックス:04/06/17 16:25 ID:0EJMiIRa
モヤモヤしたから具具ったわ。

「こころ」では、先生と親友が一人のお嬢さんを好きになります。
そして、ある日、親友がお嬢さんのことを好きだと先生に告白するのです。
しかし、先生は、どうしてもお嬢さんを諦めきれずに、
彼女の母親に結婚を承諾してもらいに行き、友を出し抜く、
その数日後に親友は死ぬのです。そのトラウマに悩まされるという話しです。

「則天去私」とか言う言葉がキーワードだったのよね。
25禁断の名無しさん:04/06/17 16:26 ID:wdMiQuTY
えーと。
私がお嬢さんが好きなのに、Kってやつもそれっぽくて
ちょっとムカついてテキトーな扱いをしてたらKが死んでしまった。
ってカンジ。
先生に「みんなで続きを書こう」と言われてKがホモだって書いたら
「すばらしい!」と言われた。
26竹子クライマックス:04/06/17 16:28 ID:0EJMiIRa
>>23

三四郎かしら?
27禁断の名無しさん:04/06/18 01:46 ID:1UaEc9fn
じゃ、kは親友に出し抜かれたから自殺したの?
たかがそれだけの理由で死ぬなんて、頭おかしいんじゃないの?
28(・∀・)ニコプン ◇vg65UVz8JE:04/06/18 04:22 ID:FrBijwcb
ここにモエタン来ないね(・∀・)
29禁断の名無しさん:04/06/18 04:32 ID:lzGsYyTc
27>お前の話はつまらん
30禁断の名無しさん:04/06/18 15:14 ID:bDBiLGOO
精神的に向上心の無いものは、ばかだ。
31禁断の名無しさん:04/06/18 21:56 ID:kR8fSqvQ
にせニコ。。。最近は変な事書かないし、ほっといていいのかしら。。
32禁断の名無しさん:04/06/19 00:43 ID:b0MDpcUU
ミシマの「禁色」みたいのがいいわー。
33手震:04/06/21 23:57 ID:YNjrlTVb

今度はここにお邪魔しようかと思うんだけどイイかしら?
それにしても「.」スレは短い命だった…やり残した感があるわ。

今夜はなんだかアタマが回らない。なんにも考える気がしない。
明日できることはみんな明日にしてしまえばいいか。こんな日は。
34手震:04/06/22 00:07 ID:h1tNMNgZ

漱石の「こころ」か……大昔に読んだハズけど
内容は忘れちゃった(w

先週からとりとめなく考えていることなんだけど
一度寝ただけでもアタシは情が移るタイプで
事情があって付き合うには至らない相手でも
何度か肌を合わせることがあれば
そこには特別な感情も確かにあって
別に愛とか恋とか好きとかの次元でなくてもね
つまりはそんなふうになった相手に
少なくともヒドイことはしないと思うわけ

フツー、そうじゃないわけ? そ れ な の に なぜ??
35禁断の名無しさん:04/06/22 04:07 ID:c8IlMZ/O

後書きにあった、「Kの手紙という形になってるが、実際はそんな分厚い手紙
封筒に入らないしあり得ない」みたいな文章を読んでメチャメチャ萎えた・・・
36禁断の名無しさん:04/06/22 04:13 ID:coEkqyV/
>>14>>25
むしろ最近ではありふれた読みなんですけど、それ。
片恋とか同性愛とか。
37禁断の名無しさん:04/06/22 04:45 ID:J6U75UEy
大昔、読書感想文のコンクールで
賞をいただいたのが『こころ』だった

今にして思えばリアルに読み取れたのは
あの作品の男の臭いだけだったんだけど

十代の洞察力とは思えないという寸評に
自分の資質を見抜かれたみたいで照れた

『こころ』みたいな恋愛もいいけど
『こころ』を読んでいたあの頃にかえりたい
38禁断の名無しさん:04/06/22 15:05 ID:IyhncQC7
>>37
俺も同感

      『こころ』を読んでいたあの頃にかえりたい
39竹子クライマックス:04/06/22 16:28 ID:lxx98Mj3
人〜ごみぃに流されて〜♪
変わって〜ゆく私を〜♪
40手震:04/06/22 22:27 ID:h1tNMNgZ

あら、このスレって、フツーに生きてたのね。
失礼しました(w
41御手洗SATOMY:04/06/22 22:46 ID:G4V5+DyR
42禁断の名無しさん:04/06/23 10:03 ID:t6DNeQL3
先生と私が一緒に歩いていて、突然先生が道ばたで裾をまくって
立小便するくだりがあるんだけど、中学生の時、そこを読んでて
すごく興奮した覚えがある。
43禁断の名無しさん:04/06/25 10:01 ID:ojimtIaa
あげ
44禁断の名無しさん:04/06/25 10:33 ID:ojimtIaa
>>42
そんなシーンはない。
「仰げば尊しわが師のチン」だろ?
45禁断の名無しさん:04/06/25 18:17 ID:Bzjbd/hW
36>子供にしてはすごいって意味だろ ひねくれモノめ
46禁断の名無しさん:04/06/25 19:31 ID:XoMzBuVy
同性愛の解釈としては主人公が先生のこと好きなんじゃないかってとこじゃないの?
47禁断の名無しさん:04/06/25 19:53 ID:46RKxNjQ
主人公が先生にhomo geniusを感じてるって習ったよ。
48禁断の名無しさん:04/06/25 19:54 ID:nZexNZVR
>>44
お前、読んだことないだろ。

夏目漱石「こころ」 上巻第30章

・・・先生はすぐ返事をしなかった。私はそれを手応えのあったようにも
思った。また的が外れたようにも感じた。仕方がないから後はいわない事に
した。すると先生がいきなり道の端へ寄って行った。そうして綺麗に
刈り込んだ生垣の下で、裾をまくって小便をした。私は先生が用を足す間
ぼんやりそこに立っていた。
「やあ失敬」
先生はこういってまた歩き出した。私はとうとう先生をやり込める事を
断念した。
49禁断の名無しさん:04/06/25 22:26 ID:ZSpAk0De
初めて福永の「草の花」を読んだ時に「こころ」のパクリかと思ったわ。
50yumina(^v^):04/06/25 22:28 ID:4aZm3WLN
50
51禁断の名無しさん:04/06/25 23:24 ID:D3Loa982
この作品が凄いところは
今読んでも古臭く感じないところ

結構すんなり作品に入り込める
漱石って偉大だと思う
52禁断の名無しさん:04/06/26 00:35 ID:QH8qUZbp
>>51
森鴎外は文語体でとてもじゃないけど読めない。
漱石は口語体で書いて今でも共感し易い。
あの時代に口語体を選ぶってところから偉大だったんじゃないかと思う。
53禁断の名無しさん:04/06/26 10:15 ID:apxQHoNB
主人公が年上の先生に慕う気持ちとか
先生が真摯な態度で主人公に接する態度とか
そういう関係っていいなぁって思った高校時代・・・
54禁断の名無しさん:04/06/26 10:19 ID:Z6EtKotB
>>52
そのおかげで当時の漱石は今の漫画家並みのあつかいだったらしいね。

当時の読者は親から「漱石なんて幼稚なモン読んどらんで勉強せい!」とか言われたらしい。
55禁断の名無しさん:04/06/26 10:38 ID:sGUMhvQj
これ読みました。高校でね。
色々な解釈ができますね。
56禁断の名無しさん:04/06/26 12:11 ID:EkP4ylhr
はじめに鎌倉の海水浴場で出会うでしょ
やっぱり六尺褌とかそんな感じかしら?
エロいわねw
57禁断の名無しさん:04/06/26 15:46 ID:LeH9V2o7
ハンカチ拾うんだっけ?
58禁断の名無しさん:04/06/26 17:04 ID:FSyuBpgE
青空文庫より 夏目漱石「こころ」
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html
59禁断の名無しさん:04/06/26 20:34 ID:+m2yb2/H
>>57
メガネだね。
60禁断の名無しさん:04/06/27 04:41 ID:Kyd+QvJF
>>56
十年前、テレ東で「こころ」をドラマ化したとき、
たしか先生と連れの外国人は褌だったけど、
主人公の若者は褌姿ではなかったような覚えがある。
61禁断の名無しさん:04/06/27 09:49 ID:FY6QowgW
原作を読むと、冒頭に出てくる外国人は「猿股」だけど、
先生と私の水着にはふれていないね。
「吾輩は猫である」には、褌がどうしたこうしたという描写が
結構あったと思うけど。
62禁断の名無しさん:04/06/29 22:35 ID:qnk2eoAt
>>52
いったい鴎外のどのへんを読んだんですか?
「雁」や「青年」や「半日」や「最後の一句」なんかも読めないですか?
へんなの。
63禁断の名無しさん:04/06/30 00:25 ID:gCFhfIwC
市川崑の映画は観た。
森雅之と三橋逹也がイカッタ。
64禁断の名無しさん:04/07/01 15:16 ID:sqByrPX6
こころ、小学生のとき夏休みの読書感想文で読んだけど
さっぱり意味がわかんなかったわ。(w
親に読んでもらってささーっと書いてもらったわ。
65禁断の名無しさん:04/07/01 15:30 ID:KqbOR+8E
小学生には「坊ちゃん」がお似合い。
「我輩は猫である」もけっこう難しいと思うんだが。
66禁断の名無しさん:04/07/01 17:05 ID:4BvD2Wbf
>>63
あんたリアルで見てるなんて
相当歳行ってるでしょ?
60〜80歳くらいなんじゃない?
そういうあたしも68歳だけどwww
67禁断の名無しさん:04/07/01 17:08 ID:mR99qfAR
略奪愛マンセーのスレはここですか?
68禁断の名無しさん:04/07/01 22:47 ID:7Nh+35x1
僕も高校生の頃、「こころ」をよんで、胸キュンになった。
自殺した「Kだったけ」、のことを愛してしまったみたい。
それから、大学生になった後も、
海外とか行くときは飛行機の中で「こころ」をこっそり読んでたのを思い出した。
日本を離れるとき、大好きな人の下着をこっそり持ってゆくような後ろめたさかな。

まだ、自分がホモだって絶対に認めたくなかった頃だったから、
あれを読むとき、周りの人にわからないようにこっそり読んだ。



69禁断の名無しさん:04/07/01 23:02 ID:s5CdRK7P
>>68
まだ、自分がホモだって絶対に認めたくなかった頃だったから、
あれを読むとき、周りの人にわからないようにこっそり読んだ。

「こころ」読むやつってホモなの?
70禁断の名無しさん:04/07/01 23:27 ID:RtIzQE5d
>>69
悟られるんじゃないかとビクビクしてたんでしょ。
漏れも工房の頃そうだった。
71禁断の名無しさん:04/07/02 01:12 ID:VODcYHdq
Kに惚れるのわかる
先生は思考回路がオカマ的だし惚れる要素少ない

こころ、もそうだけどゲイテイストな作品は
人前で読むのは結構抵抗あるよね
72ミルコ@hama love:04/07/02 01:42 ID:rGpj7UvZ
昔…佐川にバイトいってたとき
深夜〜休憩室のイスの上に「 禁色 」が置いてあるのを
見つけて…思わず体中が火照ったわ。
73禁断の名無しさん:04/07/02 03:11 ID:4aAiNEn5
主人公は先生の手紙を読みながら東京に向かう電車に乗っているわけですが、
あれは奥さんと結ばれるために急いでるんだそうです。
私にはいまいち納得できないのですが、研究界ではそうなってます。
74禁断の名無しさん:04/07/02 03:12 ID:WRtBN0vd
きゃあ!
古典文学のかほりっていいわよね!!
75禁断の名無しさん:04/07/02 03:17 ID:Z8heA/Kn
一般的には100%ゲイテイストがないと思われる。
>>71
76禁断の名無しさん:04/07/02 03:30 ID:DdTbTwbt
>>75
一般的にはそうでも、思春期の敏感な頃って疑心暗鬼になってたりするでしょ。
77禁断の名無しさん:04/07/02 03:45 ID:Z8heA/Kn
まあ、そうね。ささいなことに反応してしまうかも。

てか、自分は学生時代、目覚めてなかったからなぁ。
今思えば、おいしいよな。学生時代って。
修学旅行とか。
なんで、普通にノンケだったんだろうか?
今思えば、謎だ。
駄スレでした。
78禁断の名無しさん:04/07/02 04:06 ID:OaiWx0Wp
>>77
勝手に駄スレにすんなよ。
お詫びにどうやってノンケから脱却したか教えれ。
79禁断の名無しさん:04/07/02 07:59 ID:XtWR2YxN
吾輩はオカマである、名前はもう無い。
80禁断の名無しさん:04/07/02 08:21 ID:i29bGb6x
確かに「こころ」には同性愛の雰囲気を感じていたなぁ。
Kって短髪ガッチリなんだよね。萌え。
81禁断の名無しさん:04/07/02 23:42 ID:HZkGV+51
>>80 キモイよ・・・。短髪ガッチリって・・・。
82禁断の名無しさん:04/07/03 02:22 ID:maNBkLqN
別にキモくありませんが何か?
83禁断の名無しさん:04/07/05 00:18 ID:Yv/JWTAk
禁色、の内容知っていたら
置いてあるのを見ただけで誰が読んだのか気になる
それがイケル人だったら身悶えるかも・・・
84ミルコ@hama love:04/07/06 07:14 ID:qzBvYVvm
それが、誰だか分からないのよ。
てか、余計に…想像を掻き立てるんだわ。
あたいは事務職の方だったんだけども、褐色のガチムチ兄貴
が、イパーイいたから、なおのこと。翌日には無かったわ。
85禁断の名無しさん:04/07/06 22:23 ID:xNNHADgE
「私」が「先生」を慕っていたのはわかるから、前半は同性愛小説だろうけど、
「K」と「先生」の関係はどのへんが同性愛なのかしら。
読んでみたけど、女を取り合う話でしょ?
あたしの読みが浅いの?
86禁断の名無しさん:04/07/06 22:56 ID:CF0/7gRm
>>85
あくまでも精神的な繋がりよ
87禁断の名無しさん:04/07/06 23:45 ID:riRJXGaL
>>85
先生は下宿先の娘が好きで、kは先生が好き。
先生が好きだと知っているから、屈折した心で自分も娘が好きだと言う。
結局先生は娘にプロポーズ、kは絶望して自殺。

kはどうせ死ぬなら、先生に何かアクション起こしてから死ねば良いのに、
手篭めにするとかさ。
88禁断の名無しさん:04/07/07 00:32 ID:3CHk5iyC
「こころ」も意味わかんなかったんだけど
「ベンハー」もホモ映画って意味が良く分からないんですが。
89禁断の名無しさん:04/07/07 00:51 ID:bFmYb9OO
ベンハーは見た事ないな、凄い古い映画ですよね、
今度見てみます。
90禁断の名無しさん:04/07/07 01:33 ID:g0M0BiC6
>>87
そんな話だった?
91禁断の名無しさん:04/07/07 07:48 ID:gwrYg0GF
そういう解釈も出来ないことはないってことでしょ。
作者はそこまで考えてないし、文学なんてそんなもん。
92禁断の名無しさん:04/07/07 14:40 ID:2b3h6bst
でも俺もあるんだよな〜
好きなノンケに意地悪したり邪魔をするようなところが。
93禁断の名無しさん:04/07/07 18:25 ID:KypSMqP8
>>89
ブルース・ウィリス扮するマックィーン刑事が
一人奮闘するシリーズもの?
古いって言っても80年代だよなw
94野村岳司:04/07/07 18:29 ID:IjhY9UWh
ここのサイト最高!!
みなさんに気に入ってもらえるかわからないけど
某有名進学中学校の現役中学生が管理人のHPです。
http://akasaka.cool.ne.jp/aruqueid/
9585:04/07/07 18:44 ID:xw9x7HaY
>87
どうもありがとね。少し飲み込めてきたわ。
「先生」は「K」の気持ちを知ってたのかしら。
図書室で、Kが先生の顔をじーっとみつめるシーンがあったけど、何か言おうとしてた
のかしら?ちょっと気になるシーンだわ。

前半で先生が「私とあなたの関係を誤解して妻が泣いている。」と言ったことがあった
わね。この台詞はどんなふうに一般的に解釈されてるのかしら。
96禁断の名無しさん:04/07/08 20:14 ID:GlYSxdBb
>>95
学校の先生と教え子の関係じゃなかった?
宿題でも教えてもらってたんじゃない?
97禁断の名無しさん:04/07/08 20:28 ID:vk0QYgoF
>>96
95ではないんだけど、それは先生と私。
教え子じゃなくて、私が一目ぼれして尻追い掛け回してるだけだけどね。
2部構成になってて、K(同じ年の友人)と先生、先生と私(若造)がある。
98禁断の名無しさん:04/07/08 20:30 ID:vk0QYgoF
>95
>図書室で、Kが先生の顔をじーっとみつめるシーンがあったけど
切ないシーンだ、なぜそこで手篭めにしないかな。
99禁断の名無しさん:04/07/08 20:43 ID:GlYSxdBb
>>98
ホモじゃないから。
100禁断の名無しさん:04/07/08 21:07 ID:8tLCSAok
100
101禁断の名無しさん:04/07/08 21:31 ID:JJ1qjQVb
誰かゲイ版「こころ」を書いてバディに投稿しなさいよw
102禁断の名無しさん:04/07/08 22:15 ID:vk0QYgoF
>>99
いいやゲイだね、バリバリのゲイだ。
奥手なゲイだったんだな、Kは。
103禁断の名無しさん:04/07/08 23:15 ID:i6G3nezM
>>102
深読みしすぎ。
ま、身内びいきしたくなるのも分かるが。
なんでもかんでもホモに結び付けちゃダメだぞ。
104禁断の名無しさん:04/07/08 23:18 ID:lNKzUiQn
次郎物語もホモ小説だと論議されるよね。
105禁断の名無しさん:04/07/08 23:20 ID:i6G3nezM
太郎物語も南山大学で男の先輩とムフフなことするのよね。
106禁断の名無しさん:04/07/09 19:50 ID:8u2cf1jp
明治から大正にかけての小説は、どこかホモつーか衆道の精神があったから、
それらしい雰囲気がある。
初恋が男だったという男の有名作家は多い。川端やすなりとか。

漱石は知らんけど。

>103 「こころ」、海外のゲイには三島作品以上に評価されてるぞ。
107禁断の名無しさん:04/07/09 21:05 ID:xe4Dw6s3

鴎外のヰタセクスアリスの中になんてモロ…
108禁断の名無しさん:04/07/09 21:25 ID:A8oUw5ak
三島由紀夫といい、川端康成といい、自殺多いね
109禁断の名無しさん:04/07/09 22:10 ID:YKY5XBdn
昔作家の死因でよく神経衰弱ってあったよね
あれって今でいう何?
下手な現代の医学用語よりズバリ言い表してる気がするけど
110禁断の名無しさん:04/07/09 23:14 ID:+1GnjqEN
>>109
トランプゲームの一種よ。
あたしは結構大好きよ。頭結構使うもの。
111禁断の名無しさん:04/07/09 23:17 ID:gC3vXEYm
>>109
神経症の一亜型。
神経症=ノイローゼ
112禁断の名無しさん:04/07/09 23:17 ID:gC3vXEYm
つまりノイローゼの一種。
113禁断の名無しさん:04/07/10 06:54 ID:NQDPDkNY
110 こら
111,112さんくす。ノイローゼは死因にならないよね。文人という言葉とともに死語かなあ。
今では一般人の方が「神経衰弱」だからね。
114禁断の名無しさん:04/07/10 09:48 ID:koeafJ61
>>113
でも今だったら何タラ症候群とか名前ついてたりするんじゃない?
無気力になったりするのも労災として認めようという動きがあったりするくらいだし。
115禁断の名無しさん:04/07/11 20:22 ID:5T2sCfA0
どこかの評論家が、「こころ」が同性愛小説である根拠に、最初のほうで先生が
外国人と一緒だったから、というのを挙げていたけど、これはなんでかしら?
「西洋文明が日本に入ってきて云々〜」と書いてあったんだけど、現代人のあたしには
さっぱりピンとこなくて。
つーか何で?
116禁断の名無しさん:04/07/11 20:32 ID:zScKLBGc
>>115
文明論みたいな解釈ってこと?
117禁断の名無しさん:04/07/11 22:43 ID:g3hI4Mdy
>>91
もちろん漱石は「そこまで考えて」書いてるのよ。
漱石や鴎外はそういうのを掘り出し始めたらきりがないほど出てくるわよ。
当時の政治・経済状況、イデオロギー的なものや事件との関連、国内外の他作家の作品への意識……
後代の作家と比べたらそのへんの豊穣さがぜんぜん違うのよ。
ただ、それを現代に読んでも面白いかどうかは別だけどね。
118禁断の名無しさん:04/07/11 23:12 ID:KvihVqOH
>>115
アメリカではゲイがオープンっていうのは(単なる噂にしろ)昔からなんじゃない?
あの白人は後から出てこなかった(よね?)し、確かに不自然ではあるんだよね。
119禁断の名無しさん:04/07/12 02:56 ID:RkRweSk0
当時はむしろキリスト教の欧米は同性愛なんて厳しく禁じているという認識でしょう。
戦後のSEX革命?じゃないんだから。
120禁断の名無しさん:04/07/12 03:55 ID:FAWWsm8V
>>119
その通りだと思うわ。
同性愛に寛容、というか、別に罪っていう意識がないのは日本のほうよね。
「先生」の世代なんか、まだそのへんの感覚が色濃く残ってたんじゃない?
でも、同時に「恋愛」っていう観念も入ってきてるのよね。
121竹子クライマックス:04/07/12 16:14 ID:/5paKmhO
やだぁ〜☆
読んだ当時は同性愛要素なんて全然感じなかったわぁ。
アテクシの感性って萎びてるのね…。
「快活で筋肉質な男」の描写に萌え萌えしただけだったわ。
122禁断の名無しさん:04/07/12 18:48 ID:Rs5PVHJp
明治時代は男が一人で夜歩いていると、襲われて犯されたりしたらしいよ。
123禁断の名無しさん:04/07/12 19:55 ID:IsFDNqVG
夏目漱石の「二百十日」も、風呂で萌えな描写があるね。
124115:04/07/12 22:38 ID:E7acmMUO
>116
そんな感じね。当時の日本人には西洋コンプレックスがあって
西洋的なこと=強いこと だったらしいとか。
あたしには、ちょっとよくわかんないんだけどさ。

明治あたりでは、江戸時代の「強い男同士」の衆道ではなく、西洋的なロマンチックな
同性愛が流行ってたんだとか。

最初に出てきた外国人、どんな経緯で知り合ったのか気になるわね。
125禁断の名無しさん:04/07/13 20:58 ID:Zx/FbidK
新牙で尻あったとか
126禁断の名無しさん:04/07/15 19:24 ID:vI/qbaop
>>124
鎌倉の海で知り合った行きずりの・・・。
127禁断の名無しさん:04/07/21 10:58 ID:1M2aNKiC
私も鎌倉逝ったら先生みたいな人と知り合えるかしら?
128禁断の名無しさん:04/07/21 21:00 ID:VO3cHQlO
先生と「私」の関係っていいわね。
父親と息子のような、教師と生徒のような。

先生の年齢はいくつなのかしら?「私」の父親と同じくらい?
129禁断の名無しさん:04/07/21 21:05 ID:B4M8OZKn
歳はいくつくらい離れてるのかしら?
兄弟と言うには少し離れてる歳の人ってすごく憧れる。
自分くらいのことも理解できるけど、またそこから先のことも知ってたりするんだよね。
130禁断の名無しさん:04/07/21 22:19 ID:G5TBZuEm
漱石ってゲイなんじゃなかったっっけ?
てゆーか前半の「私」と「先生」の関係はゲイっぽいよね。
「先生」も「恋にのぼる階段なんです。異性と抱き合う順序として、まず私のところへ動きてきたのです」
って言ってるし。
ところで「K」ってガチムチで短髪だったの?
俺の中でガリ坊主メガネのイメージだったから、全然萌えなかった。
ガチムチのイメージでもう一回詠もうかな。
131禁断の名無しさん:04/07/22 00:18 ID:fbHGAN8t
漱石はゲイというわけじゃないでしょう。

というか、江戸時代の雰囲気を残した明治時代って
男色に寛容だったんじゃないの?
132禁断の名無しさん:04/07/22 00:19 ID:fbHGAN8t
あ、漱石もその時代の雰囲気の中にいたってことね。

今のように意識なんてしてないと思う。
133禁断の名無しさん:04/07/22 05:28 ID:ur5lGg/C
おっきな辞書ひくと、「男色」とか「陰間」に、そのあたりの時代にはよくあって、
その時のコトバだって書いてあるよね?
昔のお坊さんも、オンナのコっぽいオトコのコをはけ口にしてたらしい。
アウトレット。
134禁断の名無しさん:04/07/22 07:58 ID:TrRpJo0O
三島由紀夫の禁色って読んだことある人いる?
135:04/07/22 08:24 ID:8ye/pZan
倉木麻衣も漱石の「こころ」が愛読書らしいね。
ってことはホモなのかな麻衣ちゃん。
136竹子クライマックス:04/07/22 10:50 ID:ECHow9pG
禁色でしたっけ?
白い手袋がまぶしくて云々とか、
鉄棒にぶら下がってる同級生の腋毛に萌え云々って。
137禁断の名無しさん:04/07/22 10:50 ID:8ye/pZan
>>136
わざ、わざ。
138禁断の名無しさん:04/07/22 22:32 ID:/27j/fzd
>135
それ初耳だわ。「こころ」が好きだなんて結構渋好みね。
少し倉木麻衣に興味わいてきたわよ。

>131
そう、明治ごろは男色に寛容だったのよ。
読み方次第じゃ「我輩は猫〜」も「坊ちゃん」も男色っぽくはある。

漱石がゲイだったんじゃなくて、漱石は落語とか江戸文化とか好きだったみたいだから
その影響でね。
139禁断の名無しさん:04/07/23 00:21 ID:+xJEoqyD
いいな〜ゲイじゃなくても
そういうテイストの文学を書けた時代って

現代なら絶対に無理
奥深さとリアリティが欠けてしまうはず

でも、近年で優れたゲイ小説ではない
おすすめゲイテイスト作品ってありますか?
140禁断の名無しさん:04/07/23 00:22 ID:oKbX/CFu
♪男の子と違う 女の子って
 スキとキライだけで フツウはないの
 でもスキになったら いくつかの
 魔法をみせるわ 本当よ

って歌が子供の頃見てたアニメ(クリーミィーマミ?)にあったんだけど
子供心に「普通だってあるよ」と思っていたのだが、
このスレ見てたらそうでもない気がしてきた。
恋愛に関してだけをいった時の「スキ」と「キライ」のスイッチ・フォルダは確かにあるなと。
「フツウ」フォルダとか、スイッチを切り替える途中のままにしておくことってないな、と。
「キライ」といっても、人間として嫌いとかじゃなくて、恋愛対象じゃないって意味ね。
141禁断の名無しさん:04/07/23 09:29 ID:/8G3EaE8
>>139
藤野千夜の「少年と少女のポルカ」は面白かったyp
142禁断の名無しさん:04/07/24 21:52 ID:bYIsj9Hx
>>141
あたしも好き。
自分がホモかもって悩んだ少年が、ホモ関連の本読み漁りまくった結果
1冊の本に「そしてホモの特徴として、この手の本を読み漁る時期がある」
と言う一文を読み、あほらしくなって熱が冷めたってくだり好き。
143禁断の名無しさん:04/07/25 02:59 ID:X/Q4Uyn2
また10年ぶりくらいに読み直そうかなぁ…。
ホモの今ならまた違った見方が出来そう。
144禁断の名無しさん:04/07/25 19:55 ID:1xAsLINH
漱石は正岡子規に同性愛的な感情を持っていたんでしょ?
145禁断の名無しさん:04/07/25 20:29 ID:FRCFP8Hf
>144
そう言われてるわね。
時代が時代だったから、そう珍しい事じゃなかったと思うけど。
明治頃の「友情」って、男同士でも女同士でも、同性愛的な感情があったと思うのよ。

それが時と共にどんどん変わっていったのね・・・。寂しい事だと思うわ・・・。

「同性愛」って、やっぱり文化的・環境的なものなのかしら?
脳の構造云々って最近言われてきてるけど。
146禁断の名無しさん:04/07/25 20:34 ID:SiJ8WPI5
清少納言も聖徳太子に同性愛的勘定を持っていたらしいね。
147禁断の名無しさん:04/07/25 23:52 ID:4PAh+t3B
えっ!清少納言って男だったの!?
148禁断の名無しさん:04/07/26 00:12 ID:5FWaezDN
紫式部はビアンだったんでしょ
149禁断の名無しさん:04/07/26 00:16 ID:VK3Oaa3k
>>147「えっ!」って言う前に時代を考えろよ…。ハァ
150禁断の名無しさん:04/07/27 04:02 ID:5gR1TPWj
どんなに求められても、好きじゃない人は好きになれない
どんなに求めても、背中を向けられたら振り向いては貰えない

ゲイの恋愛の場合
限られた枠の中で見つけようとするから
余計に純愛路線、というわけには行かないんだよなぁ

だから、小説とかで痛い位切ない描写を見つけるたびに
ため息つくくらい憧れてしまうんだよね〜
そういう恋愛に
151禁断の名無しさん:04/07/27 04:14 ID:QSb/xOdg
向上心を失うと素敵な恋愛もできないという話
152禁断の名無しさん:04/07/27 04:33 ID:BoHD6TmT
授業で読んだ時、夏目が自殺したんだと思ったよ
153禁断の名無しさん:04/07/27 15:19 ID:2unFX1DB
ゲイというよりも高校なんかの頃に同性の友達と妙に仲良くなるような
思春期特有の友情の方が純愛に近い気もする・・・
154禁断の名無しさん:04/07/27 15:40 ID:/tmyPsbY
>>153
おまえ、いい年してそんなガキみたいなことばっか
言ってるからモテねえんだろ?
仕事しろ!
155禁断の名無しさん:04/07/27 16:07 ID:ME8bmDsW
>>154
学生ですけど?w
156禁断の名無しさん:04/07/29 07:13 ID:bOZLLsaD
罪と罰のラズミーヒン(・∀・)モエッ
157禁断の名無しさん:04/07/30 09:53 ID:AjWtRk6o
「私」=20歳前後
「先生」=40前後
「奥さん」=35〜6歳

学生時代の先生とK=20歳前後

年齢はこんな感じかな?なんとなくだけど。

「私」と「奥さん」が最後に男女の仲になる、って説もあるみたいだけど、奥さんって
いくつなのよ!?「私」よりは年上よねえ?
158禁断の名無しさん:04/07/30 10:14 ID:Xzpny1dq
>>157
安直な説だね・・・
かなり年上なのは間違いないでしょ。
159たかちゃん♂:04/07/30 10:34 ID:gFTzVBc3
>>157
「私」はオカマだし先生を思ってるからソレはありえない。
160禁断の名無しさん:04/07/30 11:34 ID:+4/AuFQZ
曖昧だけど、Kが敷居?を踏んで先生に話しかける下りが印象に残ってる。
敷居を踏むって当時としては無礼な事じゃなかったのか?
なんか色んな意味で「境」=敷居って感じたんだけど
この時Kは自殺を考えたんじゃないかと思ったんだけど、どうよエロい人?
161禁断の名無しさん:04/07/30 12:22 ID:n1DHX3uR
>>160
その描写気になった。
敷居はライン、境界線だよね。
162禁断の名無しさん:04/07/30 21:23 ID:Ia1y3A39
そこのシーンでは、なぜそこで手篭めにせんのだ!とイライラさせられる。
今の時代ではわからないが、純愛なんだろうな。
kがお嬢さんと楽しそうに談笑していたシーンなんて、「私」に嫉妬させたくてというのが見え見えなのに、
私はどこまでもニブいんだよね。
163禁断の名無しさん:04/07/31 17:45 ID:70RvTip4
>162
「手篭め」って、いつの時代の人間なんだよお前さん。
漱石キャラがそんな血生臭い事をしたらまずいだろ・・・。

でも「先生」も途中から嫉妬しているような部分はある。
Kの告白を聞いて急に不快になった、と書いてあったような。

純愛小説?はわかりずらい。
164禁断の名無しさん:04/07/31 23:25 ID:QhIRJDa/
>>162
混乱しやすいので、ちゃんと「先生」と書きましょう。
165禁断の名無しさん:04/08/03 09:58 ID:HNxDwzJV
高校時代、これは学校で習って良い内容なのか?と驚愕した覚えがある。
166禁断の名無しさん:04/08/04 02:32 ID:tAlxcBra
「こころ」「同性愛」「夏目」とかで検索すると、ノンケが如何にこの手の事に
鈍いかがよく分かった。
ま、鈍い方がこっちは助かるんだけどねw
167陽気な名無しさん:04/08/05 00:59 ID:Ghis9tcS
あげ
168陽気な名無しさん:04/08/05 03:01 ID:eUojil8t
移転ですー
169陽気な名無しさん:04/08/07 08:50 ID:ex+/1iNc
>>136
それは仮面の告白でしょ。禁色はホモがマムコと結婚する話よ。
170竹子クライマックス:04/08/07 11:53 ID:rhuedLYt
>>169
あら?そうだったわね、ごめんあそばせ。
高校間もない頃に読んだのだけれでも、言葉が難しすぎて
チンプンカンプンだったわ。
ホモのホモ嫌いな部分は理解できたけど。
171陽気な名無しさん:04/08/09 20:29 ID:GDZgXye0
スレがなくなったと思ってたけど、移転してたのね。

ところでスレタイなんだけど、「こころ」みたいな恋愛って、具体的にどういう恋愛を
するって事かしら?
「私」と「先生」のような師弟愛(?)のような恋愛?
「先生」と「K」のような屈折した恋愛?
「先生」と「奥さん」のような、投げやり気味の恋愛?
172陽気な名無しさん:04/08/10 02:08 ID:3jy6D/Hl
どこが恋愛なのと言ってしまう私は再読奨励?
それとも文学知識が足りないのか、人生経験が足りないのか。

ってか、まずこの作品を書くことで、漱石は何が言いたかったの?
本人が死に向き合おうとして書いたのか?
とか思ってしまう私は 最低?

教えてください。 最近本読まないからな。
173陽気な名無しさん:04/08/10 03:59 ID:GPEs3Qx0
話ずれるけど「吾輩は猫である」のラストは
小5の俺には衝撃だった…。
この頃に「こころ」も読んでいたはずだか
内容は覚えていなかったなあ。
「禁色」は割と覚えているのに。
このスレを読んで小6の夏の感想文に「金閣寺」のを書いたの
思い出したよ…
174陽気な名無しさん:04/08/10 13:16 ID:9ZBve+kS
小学生が「仮面の告白」で読書感想文書いてきたら
先生はどう対応するのかしら?w
175竹子クライマックス:04/08/10 13:25 ID:kZAPreQS
>>173
小6で「金閣寺」ってすごいわね。
アテクシ、10代特有?の精神的に不安定な頃、夏目漱石の作品を立て続けに
読んでたら、人と話すのがイヤになって鬱状態になったわ。
漱石の作品って、無視してもいいのに…と思う部分も掘り下げて、容赦なく突きつけてくる感じ。
あんな性格じゃ、そりゃ胃も悪くなるわよ。
176陽気な名無しさん:04/08/10 15:20 ID:t19/rD9x
>>175
こゝろ以外でお勧めのある?
177陽気な名無しさん:04/08/10 15:32 ID:AVa5SpvL
ほとんど内容忘れたけど、私が最初に海で先生を見初めた所は同性愛っぽいと思った。
なんか目が釘付けになっていたよね?
178陽気な名無しさん:04/08/10 15:35 ID:AVa5SpvL
>>52
文語体ってだけではなく、現代において一般的ではない語彙が多く感じるんだよね。
俺は巻末の注釈ばっかり見ちゃって内容にいまいち入り込めなかった。と言うか俺が無知なだけなんだけど。
179竹子クライマックス:04/08/10 15:58 ID:kZAPreQS
>>176
「虞美人草」とか「門」「道草」辺りかしら?
正直、読んでる方が胃が痛くなるって事以外、あまり覚えてないのよ、ホホホッ☆
笑われるだろうけど、一番記憶に残ってるのは
「猫」「坊ちゃん」「こころ」。
「明暗」は尻切れで終わってたはず。

180陽気な名無しさん:04/08/10 16:02 ID:4fjbTonD
「我輩は猫である」って子供向けみたいに言われてるけど
実際は子供には難しいと思うんだけど。。。
181陽気な名無しさん:04/08/10 16:05 ID:AVa5SpvL
>>180
小学校の頃読もうと思って挫折した覚えがある。
182夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg :04/08/10 16:56 ID:MUCAp3TB
死ぬまでには漱石も鴎外もきちんと読もうとは思っているのですが・・・
授業で? あたし、国語の授業が嫌いでしたので、
興味あった作品しか覚えていないんです。
知ってますよ、内容は。「こころ」「我輩」「坊ちゃん」「それから」「三四郎」。
映画で見たので・・・鴎外も三島もそうなんです。
三島はその後に本は数冊読みましたが、
すでに大人でしたがどうもとっつきにくくて。
三島本人の人物像の先入観が強すぎたのかもしれません。
芥川、太宰にはすんなり入れたんですけどね。

夏休みの課題図書で読んでるころでしょうね。
あたし、課題図書は推理小説ばかり選んでました。
183陽気な名無しさん:04/08/10 17:37 ID:dMN5oj+v
あてくしは仮面の告白結構好きだわ。
成長の早い同級生に嫉妬が混じる憧れのくだりは
子供ながらに(確か中学の時に読んだ)自分の事と重なってて複雑な気持ちで読んだのを覚えてるわ。
流石に授業中や海でオナニーはしなかったけどw
184陽気な名無しさん:04/08/10 18:21 ID:PAQ55AsM
>>180
最初の二行だけよね・・・
「わがはい」の意味すらわからない頃に読まされた記憶があるわ
185陽気な名無しさん:04/08/11 20:20 ID:JtAKypMk
>172
漱石が言いたかったことは・・・人間のエゴ?と聞いた事があるけど、よくわからないわ。

「恋」を感じる部分は、「私」が「先生」に惹かれていく部分ね。
Kと先生の関係は、よくわかんないわ。

ところで明治ごろは、親子ほど年の離れた男二人が、急に仲良くなってもまわりから
は不審に思われなかったのね。良い時代だわ。
今だったら、近所でヒソヒソ言われてると思うのよ。

186陽気な名無しさん:04/08/11 20:44 ID:H8GErpCk
>竹子クライマックス179
ありがとう。
胃が痛くなるくらい読んでみるわん
187陽気な名無しさん:04/08/13 16:51 ID:MKXpYiIq
「我輩〜」は結構ブラックなシーンが多いわね。猫なべ食う書生とか。

188陽気な名無しさん:04/08/13 20:41 ID:w189OTkR
>>187
それ面白いなw
189陽気な名無しさん:04/08/15 09:18 ID:Jvv+VXo5
>187
猫を食うシーンそのものが出てくるんじゃなくて、クシャミ先生から猫を譲って
欲しい、という生徒がいて「この猫をどうするんだ?」っていう質問に対して
「煮て食う」って答えたのよね。

何を勘違いしたのか「最後に猫が飼い主に食われるらしいよ」って思い込んでた
奴がいたわ。
190陽気な名無しさん:04/08/16 17:10 ID:dPUK22Nc
千円札の人
191陽気な名無しさん:04/08/16 21:27 ID:ZVo3cdIT
「あじのもと」を作った人って、漱石の友達だったんだと。
人脈が豊かだな。
192陽気な名無しさん:04/08/16 21:59 ID:6jXUZ2nc
>>191
人脈が豊かというより当時まともな教育は頭のいいごく僅かの人に
集中的に行なわれていたから数が少ないんじゃない?
で、そういう人たちは自然に友達になる、と。
193陽気な名無しさん:04/08/17 21:27 ID:5kJ4WIM+
>192
でもインテリ同士で仲が悪いという場合だって、たくさんあるだろ。
漱石はけっこう好き嫌いがはっきりしてそうだし。
イメージとしては「インテリ同士でつるむ」というのを嫌うタイプのような気がする
のだけど。
194陽気な名無しさん:04/08/24 00:33 ID:lV3kCypx
Kと先生の関係って何なの?ちょっと詳しく教えてください。
195陽気な名無しさん:04/08/26 19:05 ID:Mv2TCVzn
>193
イメージとしては「庶民の味方」なんだけど、バリバリのエリートで、
エリートとつるむのも好きだったみたいだな。
漱石サロン、と呼ばれてたくらいで。
196陽気な名無しさん:04/08/29 20:15 ID:t/QBJA43
漱石山房だったかしら
197陽気な名無しさん:04/09/01 08:54 ID:7ECzVsNy
AV男優の黒田もこころが好きなんだって。で男友達を男に掘らせるのも趣味らしい。
アワワワワワワワワ……
198SAYAKA ◆zzzmrk4ZMg :04/09/01 11:15 ID:TPzLBJjW
>>14
>Kが先生に片恋していた、という解釈

言われてみればそういう解釈もできなくもないわね。
Kは『先生』に『お嬢さん』が好きだと告白するけど、なんか白々しい雰囲気が漂っているのよね。
私も様子がおかしいと思っていたわ。
199ゆか:04/09/03 09:56 ID:tutqfN++
私には片思いの人がいます。
彼が私のことをどのように思っているかは
わかりませんが、嫌われてはいないと思っています。
彼は仕事がとても忙しい人で、夢もあるので、
それに向かって、勉強もしています。
平日はもちろん会えませんし、土曜や日曜に
会えたとしても夜になってしまいます。
彼とも長く会ってはないのですが、会えないことに
ついては、「本当に仕事が忙しいから、会えない。
ゆかのことを避けているのではないよ。」と
説明してくれています。
でも、私の周りの人々の反応は否定的で、
「いくら忙しくても、好きな人には無理してでも
会いにいくよ」や、
「ゆかのこと好きじゃないと思う」
などと言われています。
最初はそんな友達の言っていることなど、
耳も貸さず、彼のことを信じていました。
好きな人の言葉を信じるのは当たり前だと
思っていました。でも、最近、
友達の意見の方が正しい気がしてきたのです。
みなさんはどう思いますか?
どんな忙しくても、会いたい人には会いますか?
200陽気な名無しさん:04/09/03 10:54 ID:5jX0x6+/
大昔に橋本治が例によってぐっちゃらくっちゃらと
先生と私の怪しい関係を考察していたはず・・・・・・
橋本治そのもの
201竹子クライマックス:04/09/03 11:10 ID:6zw3GtdH
>>199
恋のお悩み相談室みたいなんだけどコピペなのかしら?ヒマだからまぁイイわ。

真面目にお答えすると、片思いって自分で言ってるくらいだから
ホントは判ってんでしょ。自分で認めたくないのかしら?。その彼、アンタに興味無いわよ。
お互いの住まいがどれ位離れてるか知らないけど
忙しい忙しいってアンタ、工夫すれば幾らでも会えるわよ。
そういう努力もしないって事よ。
受身になって常識以上の物分りのいい女演じたってロクな事ないわよ。

って言うか、スレ違いなのよアンタッ!
202陽気な名無しさん:04/09/03 13:01 ID:nM18E+8l
>>201
姐御すてきね。
203陽気な名無しさん:04/09/03 23:12 ID:JmPVLbgb
体によくて美味しいもの」って「体に悪くても美味しい」と思えるのでしょうか。
私は健康のためかなり野菜を食べていますが、味のみで考えるとあまり好きでは
ないのかもと思ったりします。体に悪いけど美味しくてついつい食べすぎて太っ
たりする食べ物ってあるじゃないですか。(私の場合はチョコレートやケーキ。)
わざわざ体に悪いものをお金を払ってまで食べるのはやっぱり「美味しいから」
ですよね。
でももし野菜が「体に悪くて太るもの」だったら絶対わざわざお金を払ってま
で食べないと思うんですよね。もちろん野菜といってもいろいろ種類がありま
すが、例えばレタスなどの葉モノなんてそのまま食べても美味しいとは思えな
いからこれだけたくさんの種類のドレッシングが売られているんだと思います。
食べてもメリットがないのに食べたいというのはそれだけ美味しく感じるから
だと思います。そこで皆さんに質問です。野菜がもし体に悪くて太るものだっ
たら、それでもお金を払っても食べたいと思いますか?また、あたなたにとっ
てジャンクフードと同じくらい体に悪くて、値段も安くなくても食べた〜いと
思えるような「美味しい野菜」って何ですか?
204陽気な名無しさん:04/09/03 23:46 ID:Wmo4Q1Ih
三四郎も女に手をだせないのよね
205陽気な名無しさん:04/09/07 04:40 ID:4P/5dGrw
>>203
トマトとかジャガイモ、人参、玉ねぎかなぁ・・・肉や魚だけじゃ美味しくなかったりする料理いっぱいあるし
206陽気な名無しさん:04/09/12 21:35:31 ID:Ar5dgHwx
あなたはよっぽど度胸のない方ですね
207陽気な名無しさん:04/09/26 20:33:22 ID:j4sou4IX
208陽気な名無しさん:04/09/28 13:20:29 ID:A7i3tvPk
別サイト新スレ【文学と禅】禅の影響を強く受けた文豪や作品について語り合おう!!☆☆☆
http://literature.ten.thebbs.jp/1096343609/
209陽気な名無しさん:04/10/01 15:27:20 ID:3+HgIwnw
高校生の頃読んだけど、何故か無性に胸がキュンとした小説だった
210陽気な名無しさん:04/10/13 12:01:28 ID:opaKGxVQ
211陽気な名無しさん :04/10/18 15:28:44 ID:OMLP1TVT
a
212陽気な名無しさん :04/10/18 19:19:14 ID:OMLP1TVT
a
213陽気な名無しさん :04/10/24 09:29:36 ID:pD/XOvmP
a
214陽気な名無しさん:04/10/27 12:51:05 ID:LYJYRBxn
誰も今連載してる漫画については触れないの?
>>1は多分、その漫画読んだからスレ立てたのでは。

ちなみに、漏れ個人としては結構好き>漫画「こころ」
あの人の絵は好きだ。
215陽気な名無しさん:04/10/28 11:32:42 ID:iQRuKC1A
先日漫画連載してるって知って今更だけど読み始めた。
単行本待ち。
216陽気な名無しさん:04/10/30 22:31:05 ID:5MPJ8d6C
「私は男としてどうしてもあなたに満足を与えられない人間なのです。」ってところが引っかかる。
217陽気な名無しさん:04/10/31 00:19:23 ID:xGCuBtJK
>>216
俺もそこはひっかかるな
奥さんを抱けない体っいう意味にもとれる
218陽気な名無しさん:04/10/31 09:47:03 ID:l9evc4C+
先生にハマった
話し方がセクシー。(*´∀`*)ムフーッ
219陽気な名無しさん:04/11/04 18:05:41 ID:V9JgG6F0
>>218
俺も先生の口調とか大人の魅力があると思った

確か先生ってメガネかけてるんだよね
あの話振りにメガネをかけた容姿、道端で裾をめくって立小便…、なんかいいわぁ
220陽気な名無しさん:04/11/04 18:26:00 ID:HPBTbd28
ビックコミックスペリオールって雑誌だったかな
この小説、漫画連載してるよ。
221陽気な名無しさん:04/11/05 11:01:05 ID:8EdxqkET
「先生」みたいな陰のあるクールな男ってもろに
あたしのタイプだわ。
「私」が海でストーカーしちゃうのも納得。
222陽気な名無しさん:04/11/05 22:42:33 ID:ejQinPLs
デヴィ氏ね
223陽気な名無しさん:04/11/10 19:24:42 ID:Nj4ChDED
224陽気な名無しさん:04/11/13 20:11:51 ID:VrloL2VW
スペリオールまだー?
225陽気な名無しさん:04/11/14 00:07:46 ID:xZlnacZx
スペリオールの連載って最終回近いんでしょ?
私・先生・Kの解釈はどう描かれているのか気になる。
単行本出たら教えて欲しい
226陽気な名無しさん:04/11/24 15:21:55 ID:iX4h9diA
age
227陽気な名無しさん:04/11/25 20:37:40 ID:0dNmWw8D
すぺりオールで何やってるの?
228陽気な名無しさん:04/12/02 14:12:15 ID:V8pyNzvm
「こころ」の漫画化
229陽気な名無しさん:04/12/03 17:48:21 ID:3vmw5jqX
スペリオールのさっき読んだら今週で最終回だった。
先生の過去を書き綴った手紙を読み終えた後に、先生が自殺しようとしてる
ということに気がつき、それを止めにいこうと走るシーンで完。
え、続くじゃなくて完??ってオモタ^^;なんだか中途半端な結末だったから。
230陽気な名無しさん:04/12/07 09:58:32 ID:kYtpi1jG
単行本出たら買おうかな。
ゲイ小説?として「こころ」が俄然面白くなったのは、
島田雅彦の解釈読んでから。
島田雅彦の小説のゲイ描写はあまり好きじゃないですが。
内田百聞(字が出ない)が時々漱石のことを書いてるでしょう。
辛辣な百聞が漱石を語る時にはすごく尊敬と憧れのこもった述懐になる。
あの時代の師弟関係って、ああいうものだったのかな。
231陽気な名無しさん:04/12/09 23:52:01 ID:PuXLYCyJ
奥さんは策略家
232陽気な名無しさん:04/12/13 08:26:05 ID:/vSTv09v
打算でゲイと結婚しながら
後で心が満たされないとかほざくヤツね
233陽気な名無しさん:04/12/14 12:11:30 ID:nXg1jtzh
こころの漫画なんてあるんだ、
イメージ崩れそうだから見るのやめとこ。
先生はかわいいおっさんでいて欲しいので。
234陽気な名無しさん:04/12/15 16:21:26 ID:U6Ek3EbR
俺的に先生のイメージって外務省の藪中太洋州局長を10歳くらい若返らせた感じみたいな人なのですが
235陽気な名無しさん:04/12/16 16:32:35 ID:Hti9eYB/
読み返したくなってきた。
236陽気な名無しさん:04/12/16 20:49:40 ID:zDCg3QFZ
まさかこのスレが残ってるとは思わなかったですよ・・・。
地味に人気あるのね。

「先生」って仕事してないのよね。生きる意欲をなくしてるから、仕事する気も
ないのかしら?
Kの事件がなかったら、どういう仕事についてたのかしらね。
教師とか学者とか?
237陽気な名無しさん:04/12/17 00:18:51 ID:V/zwLMC4
>>195
漱石と鴎外の違いの1つが「サロン(群れるの?)好き」と「そーでない」
って指摘しているものを読んだことがあったんだけど‥‥なんだったかなあ。
鴎外は西洋の伝統あるサロンと似て非なる馴れ合いを好まなかったって
話だったような。この2人、色々違うんだよな。
自分は鴎外より漱石の方がしっくりくるような気がした。鴎外は「セクスアリス」
なんか書いているけど、ゲイをばっさり切りそうな匂いを感じた。
238陽気な名無しさん:04/12/17 01:40:12 ID:0Lg5MW52
「ヰタセクスアリス」じゃなかった?

鴎外はドイツ、漱石はイギリス留学組だからその違いもあるのでは?
239陽気な名無しさん:04/12/18 20:50:37 ID:fNNIAQJf
>234
藪中局長ってこの方ね。
http://www.shikoku-np.co.jp/news/photo_win.asp?id=20040626000186&no=1

う〜ん、メガネをかけてはいるけど・・・。藪中局長の人柄については私は無知だわ。
そのへんがイメージと重なったか気になるわ。
240陽気な名無しさん:04/12/19 12:03:16 ID:LeB+Jo+f
>>236
無職ではなくて、一応嫁さんの親が残した不動産管理なんかをしてるんじゃないですか?

Kの件が無ければ、役人なんかも似合いそうですね、
帝都物語のゆかり兄のような。
241陽気な名無しさん:04/12/19 12:29:23 ID:K3GkT8FN
>240
ああ、不動産管理か。
住んでる家も、奥さんの親の物だったかな。

帝都物語、未読だけど気になってきた。
242陽気な名無しさん:05/01/11 21:56:40 ID:CrvITr4F
あげ
243陽気な名無しさん:05/01/11 23:43:30 ID:z2wAs4Kr
ドラマ化キボン
244陽気な名無しさん:05/01/11 23:55:20 ID:CrvITr4F
そうね。
できれば歌川あたりに脚色してもらって
ゲイ部分を全面的に押し出した作品にしてもらいたいわw
「私」は柏原貴
「先生」は天知茂
「奥さん」は荒井注
でおながいします。


245陽気な名無しさん:05/01/12 00:06:36 ID:F640zrfy
監督は井上梅次で決まりよねw
246陽気な名無しさん:05/01/27 22:09:42 ID:6wzYRxoN
247陽気な名無しさん:05/02/10 19:43:13 ID:5/4tQQU1
保守
248陽気な名無しさん:05/02/15 21:42:18 ID:k91ZdQso
今春休みなのよ〜。
「こころ」再読&漱石の他の著書読破しよう!

249陽気な名無しさん:05/02/23 11:01:07 ID:0zjtXPS0
age
250陽気な名無しさん:05/02/23 16:46:48 ID:aNL9btCp
吾輩はネコである
251陽気な名無しさん:05/03/02 16:19:19 ID:GeTXg3lK
吾輩も猫である
吾輩は犬である
いろいろ出たらしいわね
明治39年ごろ
252陽気な名無しさん:05/03/02 17:37:05 ID:v9kShwPJ
学校の国語の先生が「こころ」は同性愛の作品だから英語訳されたものがアメリカですごい売れてるって言ってた。

同性愛者はしっかり読むように、とも言ってた。

普通教師がこういうこと言うか!?
俺のとこの教師普通じゃない。
253陽気な名無しさん:05/03/02 17:55:00 ID:GeTXg3lK
アンタずし回生じゃない?
254陽気な名無しさん:05/03/02 20:18:27 ID:v9kShwPJ
ずし回生??

???
255中森明代 ◆uLF.qa8RKg :05/03/05 17:56:46 ID:yFxqLOUq
300akiyo!!!
256陽気な名無しさん:05/03/05 19:42:48 ID:f/A/Y9Pr
ずれてるわよ
257陽気な名無しさん:05/03/06 00:42:24 ID:uDSJggBV
あたしはサルトルのドギつい方が好きだわ・・・
258太宰☆治:2005/04/10(日) 03:49:37 ID:JdDGZMK6
漱石は俗で好きになれねえが「こころ」はいいかもしれねえ
259陽気な名無しさん:2005/04/17(日) 23:59:24 ID:j1rX/31s
>>252
その先生はホモね。
260陽気な名無しさん:2005/04/19(火) 21:37:36 ID:n7TX89bx
>>252
素晴らしい先生じゃないか。
俺もこころはゲイ小説以外の何者でもないと思うぞ。
しかし、高校時代、自分だけ人と違う感想文を描いて視点が斬新で面白いと言われた、
やっぱ少数派なのかもしれない。
261陽気な名無しさん:2005/04/21(木) 00:49:06 ID:BQcJFIAH
俺の先生のイメージは東京大学教授の姜尚中。
知的でクールなメガネっぷりがたまらない。
262陽気な名無しさん:2005/05/14(土) 00:31:28 ID:tqNaZZSp
>>261
姜尚中の声を先生にあてはめて読むとハマる。
263陽気な名無しさん:2005/05/14(土) 00:35:25 ID:rafqYNHE
icu時代に同級生だったんだけど
そのときからあたしの心は彼に釘付けだったわよ。
264陽気な名無しさん:2005/05/17(火) 09:37:55 ID:t0h7r8Rf
海で若造に一目ぼれされ、
Kには命がけで惚れられ、
綺麗なお嬢さんに勢いでプロポーズしたらOKされ、
そのお袋さんにもウケが良く、
大昔、従姉妹を振ったら泣かれた(先生は財産目当てとしか思っていないが)。

魔性の人だね、この先生。
265陽気な名無しさん:2005/05/17(火) 14:43:46 ID:7/iwr5iY
>>264
海で白系外人にナンパされ。
も加えて下され。

魔性のゲイ、恐ろしい。
266陽気な名無しさん:2005/06/10(金) 01:18:53 ID:TOYSxvri
先生あげ
267陽気な名無しさん:2005/06/10(金) 01:24:04 ID:go9uia5J
>Kには命がけで惚れられ
Kはノンケでしょうが。
どの下りにそう書いてあるわけ?
268陽気な名無しさん:2005/06/10(金) 20:57:32 ID:jPtptOoS
269陽気な名無しさん:2005/07/01(金) 19:43:22 ID:rXSvYfOr
ああ、今年の夏こそ完全読破したいわね。
270陽気な名無しさん:2005/07/01(金) 19:44:46 ID:el+rPLdg
>>230 へー。 橋本治の読んだことあるけど・・
271陽気な名無しさん:2005/07/01(金) 19:53:32 ID:B43/j7Yu
>>269
あら、いつもの荒らしさんだわ!おはよう!
272陽気な名無しさん:2005/07/18(月) 00:25:11 ID:iFCcC80Y
>>244
ドラマ化するなら、「先生」は玉置浩二がいい。
陰のあるインテリ中年。
静は黒木瞳かなあ。
273陽気な名無しさん:2005/07/18(月) 01:53:02 ID:W2drpxFS
あたしの脳内妄想では、先生は滝田栄だわw
274陽気な名無しさん:2005/07/21(木) 00:10:03 ID:y75OshJC
昔ドラマあったよね。葉月里緒菜がお嬢さんで、やけに色気がありまくってた
ような。男二人を手玉に取ってた。
275陽気な名無しさん:2005/07/21(木) 00:16:27 ID:+gmyDENK
葉月里緒菜がお嬢さんやったら別な雰囲気の話になっちゃうなw
276陽気な名無しさん:2005/07/21(木) 21:50:03 ID:myR8/5Fv
>>230
その島田雅彦の解説、どこかに収録されてる?
「こころ」「島田雅彦」で検索しても出てこないし、いろんな文庫本読んでも載って
ないし。興味あるわ〜。

277陽気な名無しさん:2005/07/21(木) 22:25:37 ID:mispBQym
福永武彦の「草の花」を読んだ時、「こころ」のパクリかと思ったわ。
278陽気な名無しさん:2005/07/22(金) 12:58:18 ID:nCk+2FaM
学校の先生に「こころ」を夏休み中に読んでこいって
言われたんだけど忙しくて読めないので
誰かストーリー教えてくれませんか??
279陽気な名無しさん:2005/07/22(金) 13:32:33 ID:hmme5DSA
夏休みまだまだあるんだから読めるだろw
280陽気な名無しさん:2005/07/22(金) 13:45:37 ID:nCk+2FaM
バイト・部活・田舎帰りとか!!
これからいっぱい予定があるんですよw
あと自分で読むと本買わなきゃいけないし…
281陽気な名無しさん:2005/07/24(日) 19:50:38 ID:iRENNGbq
図書館で借りるという手があるよ。

何度も読むたびに味が出てくる、スルメタイプの小説だと思うから、他人に説明
してもらってもイマイチ感動できないわよ〜。
282陽気な名無しさん:2005/07/24(日) 20:22:00 ID:SISYCb+G
青空文庫なら無料。
283陽気な名無しさん:2005/07/25(月) 16:54:07 ID:egbIozGR
先日、彼氏の携帯電話に着信がありました。名前は出ていなくて番号だけです。
でもその番号には覚えがありました。(4年前と2年前の同じ浮気相手です)
彼氏の携帯は4ヶ月前に新しい番号で取得したので、もし、そいつと関係が切れてい
たなら番号を知るはずはないと思います。
着信があった際に彼氏に電話を渡すとちょうど切れてしまったので俺が
「あふぅ、掛けなおしなさいよ?」
と言うと知らない番号だから掛けないといいました。

俺「でも掛けて欲しいわ。・・・いやな予感がするのよ。ああ、なにやら激しい胸騒ぎ
だわよ。」
彼氏「アホ、掛ける必要はないで。なんやお前、ワシを疑っとんのんか?ええ加減に
せえよ。しつこい奴じゃ」…。繰り返し…
これが元で取っ組み合いの大喧嘩になり、そいつと肉体関係がないならあたしの目の
前でその番号に用件は何か掛けなおして頂戴よ、と頼むと「俺を信じられへんのん?
関係は切れたし、掛ける必要がないやんか」の一点張りで話し合いになりません。
しまいには、こんな電話があるせいや!とマンションのベランダから携帯を叩き落と
し、壊してしまいました。

もうどうのように手をつけていいのか分りません。
でも俺もその着信を見てしまった以上、見なかったことにはできませんでした。
どなたかなにかアドバイスしていただけたら俺の気持ちもおさまります。
よろしくお願いします。
284陽気な名無しさん:2005/07/25(月) 18:04:32 ID:b/6FQylg
ん〜別れたら?
十中八九ヤってるわよ。
285陽気な名無しさん:2005/07/29(金) 21:00:30 ID:r0povhvm
>>230
あんた百聞はまづいでしょ、百聞は。書くなら「百間」で。

島田雅彦の話は『漱石を書く』かしらん。知らんけど。
286陽気な名無しさん:2005/07/29(金) 22:00:36 ID:6ov4fBqv
>>240
先生は自分の父親の遺産で(叔父に大分騙取られたとはいえ)、
暮らしていた筈。あと奥さんのお父さんの軍人年給があるかも
しれません。
287陽気な名無しさん:2005/07/29(金) 23:32:35 ID:AuCDAhGQ
>285
ありがとうございます。読んでみます。
そーいや島田氏は、エッセイで「2日間だけゲイになりたい」とのたまったとか。

>286
先生の暮らしって、かなり憧れなんだがな。(結婚は置いといて)
世間から離れてひっそりと暮らすって、うらやましい。


288陽気な名無しさん:2005/07/30(土) 21:53:26 ID:ffzmhcA2
あたし金之助の小説で一番『こゝろ』が好き。
高校の時冬休みの宿題で読んでから何度も読み返してるわ。

289魚座A型:2005/08/05(金) 22:07:11 ID:jaax90Wc
290陽気な名無しさん:2005/08/06(土) 09:37:47 ID:pv6RWsTP
291陽気な名無しさん:2005/08/07(日) 22:02:58 ID:4daG9w56
>289
w 
いいね。つくってみようかな。
こういうの好きだよ。
292陽気な名無しさん:2005/08/12(金) 22:01:25 ID:7vxvf68a
こころで読書感想文書かないといけないんだけど
誰かこの本を読んだ感想を述べてくれ
293大家:2005/08/12(金) 23:08:43 ID:C1xZjtSn
内閣書記官長の娘と結婚しました。
英國留学した際、抑欝状態になり、自転車療法で寛解しました。
294陽気な名無しさん:2005/08/14(日) 03:19:56 ID:i7hn59Kz
すげーいい>1
こころ、高校の頃読んだっけ。これって同性愛じゃね?とか思ってた。
なんか切ないかんじしてよかったな。夏休み、1人でどっかいってこころとか読み直したら面白いかも


大家ってまだいたんだね。なつかしい
295陽気な名無しさん:2005/08/14(日) 17:23:35 ID:2MYN1HHX
このスレ見てたら「こころ」読みたくなって読み始めてみたけど・・・
明治時代の本にこんなにトキメクとは.....やっぱり漱石先生は偉大です

他にゲイにおすすめな本ってある?
このスレに出てきた「少年と少女のポルカ」も内容に興味あるから書店探し歩いてるけど
全然見つからない・・・読みたいよぅ(つД`)
296陽気な名無しさん:2005/08/22(月) 00:38:53 ID:sHtJ+z48
ほす
297陽気な名無しさん:2005/08/29(月) 21:26:46 ID:69tOBq/f
>295
三島とか中井英夫とか、かなあ。今更な気がするけれど。
太宰にも「駆け込み訴え」とか、同性愛(本人が意識したかは知らんが)小説
は結構ある。
ダス・ゲマイネに「君は美少年だ」とかいうセリフがあったような。
今更な本しか知らなくてスマン。
298陽気な名無しさん:2005/08/29(月) 22:35:19 ID:jugb0pEm
>>295
もう何度も書いたが、マイケル・ナーヴァの作品。
あと、ミネット・ウォルターズ『囁く谺』。
299陽気な名無しさん:2005/09/02(金) 23:10:38 ID:5DnyxMme
昔読んだけど、どんなストーリーだったか忘れた。
300中森明代 ◆Akiyo743PM :2005/09/03(土) 00:12:23 ID:sNxRwZIB
300akiyo!!!
301陽気な名無しさん:2005/09/12(月) 22:19:24 ID:7rzj7mUL
森雅之が「先生」を演じた『こころ』、観てみたい・・・!

結構良かったという意見も聞いたことあるけど、学生時代の先生も森雅之が演じて
るんだそうな。それはちょっと・・・。
やっぱり学生時代の先生は、それにふさわしい若い肉体が必要だったと思う。
先生=森雅之 というのは結構良いんじゃないか?という気がするだけに、
ちょっと残念だ。
302陽気な名無しさん:2005/09/12(月) 22:24:38 ID:2umvK1Rx
>>295
三島の仮面の告白なんかどう?
少年時代に同級生に抱いた嫉妬が混じった恋愛感の描写は
お仲間ならばすごく共感できると思うわ。
303陽気な名無しさん:2005/09/12(月) 22:25:46 ID:Rz7wynW0
森雅之って京大のアメフト出身だから
体つきはがっしりしてたわよ。
304陽気な名無しさん:2005/09/13(火) 22:38:21 ID:R5VkEL1M
「羅生門」観た時、細かった印象があったのだけど、けっこうガッチリなのか。
つーかインテリ俳優だと思ってたので、アメフトは意外だ。
アメフトがインテリっぽくないわけじゃないけど、なんとなく。
305陽気な名無しさん:2005/09/29(木) 23:11:30 ID:5ZHl7rFW
 あんな生活してみたいね。あれだけグジグジナ悩んで暮らしても、親の資産があるからヌクヌクと暮らせる。果ては奥さんに何の説明も無く自殺してしまう。さすが明治の知識人。
306陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:20:54 ID:VCybSPs8
「こころ」には乃木将軍のことがよく出てくる。先生は乃木将軍の殉死の知らせを
聞いて、そして死のうと思ったんじゃないの?
漱石の作品はどれも強引でむちゃくちゃ。でも、それは近代合理主義で文学を捉えよう
としてるから。そこがわからないと漱石や鴎外は絶対にわからない。
漱石はこう言ってる。
「自分の心の不可思議さをそっくりそのまま捉えようとおもった。自分の心で
あっても、心というのは分からないものだ」
307陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:26:19 ID:VCybSPs8
Kというのは坊さんの子でなんでも精進、精進で精神的に向上がないものは馬鹿だと
言ってひたすらに前向きに己を鍛えようと生きてる男だね。孤独な男。
経済的に苦しんでるKを見て、先生は自分の下宿にKを連れてくる。Kにとって
先生は唯一信用できる男だった。
そしてKは打ち明ける。実は下宿のお嬢さんが好きになってしまったと。
ところが実は先生も前からお嬢さんが好きで「しまった。先を越された」と
思った先生はKに「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」と、かつてKに言われた
言葉を投げ返す。
308陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:28:55 ID:VCybSPs8
Kは「道のためにはすべてを犠牲にすべきものだ」ということを第一信条にしてた。
それなのに女を好きになってしまった。「人の心は分からない」というのは、ここでも
描かれてる。それに対していちばん辛い思いをしているのはK。だから先生にだけ
打ち明けた。そこに追い打ちをかけるような先生の言葉。ここでKは逃げ場を失った
んだと思う。
309陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:31:12 ID:VCybSPs8
先生は下宿の奥さんと2人きりになる機会をつくって「お嬢さんをください」といって
Kを出し抜いた。そしてKが自殺する。先生はゾーッとして、その瞬間が先生のその後
人生を支配していく。
310陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:36:01 ID:VCybSPs8
Kは自殺するけどその理由について漱石ははっきりとは書いてない。それがわからない
から先生も死ぬに死ねない。このKの自殺のシーンがすごい。あの場面は近代文学
の中でまれに見るすごい場面だと思うね。
先生はKの隣の部屋で寝ていて、枕元から吹き込んでくる寒い風でふと目をさます。
そして、仕切りのふすまが少し開いているのに気づいて、のぞいてみる。
そしたらKが死んでいた。このKの姿とそれをみた先生の心理描写は、まさに迫真
そのもの。人がたった一人ぼっちだということを、あれほど鮮やかに一枚の絵として
象徴的に描いた場面はすごい。
311陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:40:16 ID:VCybSPs8
Kが死んだ理由を後に先生は淋しくてしかたがなかったのではないかと考えている。
Kは先生にお嬢さんのことを打ち明けたけど、逆から見るとKは、お嬢さんを好きだった
先生の心もお嬢さんの心も分かっていなかった。一番信用してる友人も一番愛している人の
心も、いっしょに暮らしていながら分からない。その瞬間Kはたまらなく淋しかったんじゃない
かな。この世でたった一人ぼっちで、息をすることも辛いほど淋しくて淋しくてたまらなかった。
お嬢さんと先生のおかげで孤独でなくなっていただけに、なおさらだったのかもしれない。
とにかくKは謎のまま死んでいく。
312陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:45:22 ID:VCybSPs8
Kの自殺の夜、先生はただならぬ気配を感じてKを呼んでみる。ところが返事がない。
嫌な感じがして、慌てて立ち上がってふすまを開けたらKが死んでいる。そのとき
先生はどうしたかというと、まず遺書を探した。自分のことが書いてあったらまずいからね。
かつて先生は叔父に財産を横領されたことがある。ふだんは優しい人なのに、お金に
目がくらんだのだろう。そのときのことを先生はこう言ってる。
「人間に良い人と悪い人がいるのではない。みんな普通の人だ。その普通の人がある時、
良い人になったり、悪い人になったりするから人間は恐いんだ」
313陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:51:34 ID:VCybSPs8
そう言った先生が、いざという時、こういう遺書を探すようなことをする。
その瞬間、人のことより自分のことしか頭になかったのだろう。
そして、遺書に自分のことがないので安心してそれを元に戻してKとのことは
誰にも言わずにお嬢さんと結婚する。その時に良心のかしゃくがあったのかも
しれない。でも、死ねなかったのは、その時Kの死んだ理由がはっきり分からなかった。
それから先の先生の人生はまさに苦しみ。妻となったお嬢さんのほうも、愛し合って
暮らしてるはずなのに、先生の心の奥にあるものが分からない。結局は
お互いに理解しあうことは不可能だった。そして、先生は自分の心にKの淋しさを
重ねるように生きていく。まさに心の物語。
314陽気な名無しさん:2005/10/05(水) 22:58:10 ID:VCybSPs8
そして、最後は遺書にKと自分のこころを託して、今度は次の世代、つまり「私」
に託して死んでいく。だから、罪のかしゃくで死んだという次元の問題では
なかったと思うね。先生の死は乃木将軍の殉死がきっかけになる。
「死のう、死のうと思いながらも死ねなかった何十年の人生と、お腹に刀を突きつける
一刹那と、どちらが苦しいのか」
といった視点で先生は乃木将軍の死を捉えている。先生もそうやって、死にたいと
思いながらずっとKの心を引きずったまま死ねずに生きてた。そして乃木将軍の殉死に
よって、もう自分もいいだろう、と思って死んでいったわけでしょ。
315陽気な名無しさん:2005/10/06(木) 00:39:39 ID:BlmeGbrH
乃木将軍の殉死には鴎外もショックを受けた。
乃木将軍ほど戦争が下手な人はいなかったらしい。
若いときに西南の役で連隊旗を敵に取られたとき、切腹してお詫びを
しようと思ったときに、明治天皇に止められて「その命を自分のために
尽くしてくれ」と言われる。彼は律儀にそれを守り通す。
二〇三高地で、自分のミスで何万という兵隊が死に、うち二人の子供も
自分の作戦の失敗で死んでいく。彼はその時にも死にたいと思いながら
死ねなかった。
316陽気な名無しさん:2005/10/06(木) 00:43:41 ID:BlmeGbrH
結局は言葉どおり天皇が生きている間は、死のうと思いながらも天皇のために
尽くしていく。そして、天皇が死んだ後に切腹し殉死する。これはみんなびっくりした。
ヨーロッパの新聞では「乃木将軍、発狂する」という見出しがついた。
殉死ということをヨーロッパ人は理解できなかったのだろうね。
こういったことでも、近代文学ってのは近代合理主義=現在の感覚では説明できない。
317陽気な名無しさん:2005/10/06(木) 00:47:39 ID:BlmeGbrH
鴎外が乃木将軍の死にショックを受けたかというと、鴎外自身がある意味逃げて
ばかりいたから。乃木将軍はまったく反対の生き方をした。彼は愚直なまでに
誠実で逃げることをしなかった。そして自分の信じた生き方を最後までやり遂げた。
その中に、人間の功利主義を超えた尊いものを鴎外は見たんだと思う。
318陽気な名無しさん:2005/10/06(木) 00:51:21 ID:BlmeGbrH
芥川は、乃木将軍のことをものすごく批判してた。死ぬのは勝手だけど、死ぬ前に
みんなで記念の写真を撮ってるのはいやらしいとか、殉死は野蛮だ、封建的だとか。
確かにそうかもしれない。
一方、右寄りの思想は乃木将軍を利用する。軍神として逆に神格化するだね。
乃木将軍はそのような気はなかったと思う。勝手に右翼の連中が乃木将軍を
祭り上げていく。
319陽気な名無しさん:2005/10/06(木) 00:57:14 ID:BlmeGbrH
舞姫の後、初期三部作を書くけど、結局鴎外はやりすぎた。軍部から圧力が
かかって挫折する。そして鴎外は軍部の上司と対立して、その上司が
軍医総監になる。軍医総監は陸軍中将で、軍医の中では一番地位が高い。
その上官がその地位に就いたとき鴎外は九州の小倉に左遷される。
左遷はエリートコースから外れることを意味する。もう二度と出世はないと
言われたも同然。鴎外は絶望して陸軍を辞めようか悩む。
320陽気な名無しさん:2005/10/06(木) 01:00:04 ID:F5AlXsTB
夏目漱石の本って
読んでると胃が痛くなってくる。
なんか内容が
普段避けて通ってた事ばっかりなんだお。
321陽気な名無しさん
その時にかつて仲の良かったヤツがみんなそっぽを向く。自分にまで上官に
にらまれてしまったら困るからね。その時に一人ひっそりと駅に見送りに
きてくれた人が乃木将軍だよ。特に親しかったわけでもなかったのに。
もちろん陸軍の人間だから交流はあったけど、それでも自分が周りからどう
思われるかなど気にすることなく、鴎外をきちんと見送りにきたらしい。