【ゲイも】海外ミステリー★ファンクラブ【読書中】

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231禁断の名無しさん:04/03/11 22:28 ID:ik7H5lZe
218をミステリー板にコピペしたやつは、次からはコピペであることを
明示するように。227みたいにな。
いきなり自分の文章があったんでびっくりした。
それに『蔵の中』といふ小説自体は薔薇でも百合でもないので、
あのスレタイからもズレてゐる。わかってるか?
232白衣の鬼 ◆DrFddQovik :04/03/12 01:38 ID:8hs5U1fR
>>230
夜鷹おせん様
うちの地方では放送無かったです・・・。
てのり文庫!懐かしい響きです。

先日、乱歩先生の短編集『鏡地獄』(角川文庫)を買いました。
かなりおもしろそうです。

NHKのアガサ・クリスティー原作アニメの詳細です。
ttp://www.nhk.or.jp/koukai/kouhyou/kaityo/pdf/403_animation2.pdf
233禁断の名無しさん:04/03/13 22:43 ID:0mw7ZBLN
213に教えてもらったジョン・モーガン・ウィルスン『夜の片隅で』を入手。
しかしこの本、本屋で見かけたことなかった気がするがなあ。
原題『SIMPLE JUSTICE』。そして主人公の名前がベンジャミン・ジャスティス。
ジャスティスには「ジャック」という恋人がゐて、作者の献辞にも、
「私の人生のパートナーであるピエトロに」とある。カムアウトしてるのね。

しかし読む本の予定が詰まっているし、最近『石川淳選集』に
浮気したりしてるので、読むのは先になりそうな。
234禁断の名無しさん:04/03/13 22:51 ID:0mw7ZBLN
NHKというと、大昔に、乱歩の二十面相ものだとか、
ディック・フランシスの『興奮』『度胸』とかをラジオドラマにして
ゐた。あれは面白かった。
235禁断の名無しさん:04/03/13 23:25 ID:UQXrXP3n
『鏡は横にひび割れて』映画化されたよね。
236白衣の鬼 ◆DrFddQovik :04/03/14 00:15 ID:io2Y5YGc
>>235
タイトルが最悪ですよね・・・・・『クリスタル殺人事件』。
237禁断の名無しさん:04/03/14 01:39 ID:iNlnoDVy
≫236
そう思う!!
そのままのタイトルの方が良かったですよね。
クリスティー作品の映画化で良かったのは「検察側の証人」ぐらいですかね。
238白衣の鬼 ◆DrFddQovik :04/03/14 01:53 ID:R/qGW1s9
>>237
『ドーバー海峡殺人事件』よりかは
マシかも知れませんね。
239禁断の名無しさん:04/03/15 22:57 ID:lEbpHl1k
ハヤカワの例のクリスティー文庫、「ねずみとり」や「検察側の証人」は
小説版、戯曲版ともに入っているのに、「そして誰もいなくなった」は
小説のみで戯曲は未収録。トホホ…と思っていたら、新水社といふ
ところから、福田逸訳の戯曲版「そして誰もいなくなった」がでている
らしい。最近あれもこれも買い込んでいるので金がないが、読みたい。
ただし福田逸といふのは恆存の息子で、自分の名前を、機種依存文字を
使ってまでweb上に旧字で表記する人だから、本文、旧字旧カナかも。
ま、オレは旧字旧カナでも別にかまわんけど。
240禁断の名無しさん:04/03/16 06:59 ID:QZNmNBb+
age
241夜鷹 おせん:04/03/16 12:55 ID:J8sBEcr9
>>220 白衣の鬼さま
海外の倒叙推理・・・
オースチン・フリーマンの「ソーンダイク博士の事件簿」を忘れてはいけませんわ。
それにロイ・ヴィカーズの「迷宮課事件簿」も。
コロンボ・シリーズも倒叙ですわよ。


書き込みついでに話題提供ではないですけど古い作品からお薦めを。
みなさん、フレデリック・ブラウンはお読みになったことありますかしら?
その多くは創元推理文庫から出てますの。
まずは「復讐の女神」「真っ白な嘘」の両短編集をご一読あれ。
気に入っていただけたら、エド・ハンターのシリーズあたりを。
242禁断の名無しさん:04/03/16 18:45 ID:jlUm1Hot
すまぬ。ミステリにあらず。

岩崎書店というところからかつてSFこども図書館というシリーズが出ていて、
うちの小学校の図書館では、ポプラ社の少年探偵(乱歩)およびルパンものと
肩を並べて人気のあるシリーズであった(と思うが、違ったかな)。

そのなかで印象が強烈であったのが『次元パトロール』と『超人の島』で、
とくに『超人の島』の方は、長じて後、どうしても再び読みたくなって、
取り寄せたほどである。原作はステープルドン、のちに調べると、
これの原作は『オッド・ジョン』という大人向けのSFで、創元推理文庫でも
出ていたらしい。

『超人の島』は、超能力をもつエスパーたちが、人間に追いつめられ
殲滅される話で、筒井康隆の『七瀬ふたたび』を連想させる。
自分たちと毛色の違ふ他者に対する不寛容。病いの根は深い。
243禁断の名無しさん:04/03/16 18:47 ID:jlUm1Hot
>>241
読んでみようかしら、『真っ白な嘘』。ただし『夜の片隅で』のあとで。
244禁断の名無しさん:04/03/16 18:54 ID:jlUm1Hot
あらごめん遊ばせ。書き忘れたわ。
創元は「フレドリック・ブラウン」と表記しているようですわ。
245禁断の名無しさん:04/03/16 23:33 ID:0T+a7Lzj
あらまたすいません。『オッド・ジョン』は創元ではなくて
ハヤカワSF文庫だったそうな。この文庫版も、読みたいなあ。
246夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg :04/03/17 17:46 ID:zpZ/+ocS
>>244さま
ありがとう。お薦めしておいて表記ミスしてはいけないわよね。
ついでに書かせていただくなら、「真っ白な嘘」も「まっ白な嘘」が正しいの。
>>243さま
この本はゲイとは関係ありませんので念の為・・・

「オッド・ジョン」
ブックオフあたりをこまめに探されたり、
デパートなどでの古本市ではまだ見かけますわ。
「シリウス」の方は復刊されたようね。
あたしも岩崎書店の子供向け新書を探してますわ。
特にシリーズは違うのですけど、トム・ゴドウィンの「宇宙の漂流者」を。
ブックオフに行った時には真っ先に子供向けの棚へ向かってますもの。
247禁断の名無しさん:04/03/17 22:36 ID:U+91USJE
>>246さま
むろんごぞんじでしょうが、243さま=244さま、ですわね。
248白衣の鬼 ◆DrFddQovik :04/03/18 01:13 ID:b7H54dQH
>>241
おせん様、いつもありがとうございます。
そう言えば、
パット・マガーの「四人の女」「探偵を捜せ!」も倒叙ですよね。


それと、誰かがおせん様のHNを勝手に使ってるような・・・。

523 :夜鷹 おせん ◆dcOJtEfTtQ :04/03/17 00:25 ID:xTed72AQ
首を吊ったの?電車に跳ねられて肉が飛んだの?どっちよ?
249夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg :04/03/18 09:42 ID:ofyNPj1g
>>247さま
うふふ、気付かなかったわよ。だめぽね。

>>248 白衣の鬼さま
なにやら某スレには増殖してるらしいのよ。
でもあたしのトリップには名前が入ってますのよ。

昨日からズブロの「黄昏のハイスクール」を読み始めたわ。
中々いい出だしよ。読みやすくて、文章も面白いわ。
250禁断の名無しさん:04/03/19 17:25 ID:Xe3LJiVb
>>248
いや、『四人の女』は…。と続けたいけど、あの小説の場合、倒叙か
倒叙でないかっていう話をすること自体がネタばらしなので以下略。

オレは冒頭の死体の記述で、「ははあ、これはこういうことかな」と
勘づいたけど。っていうか、ふつう、分かる。分かってても、読んだ。
で、面白かった。
251禁断の名無しさん:04/03/19 20:02 ID:mnGyIXi6
イギリスのミステリ作家ジャネット・ニールは音楽好きであるらしく、
作中にしばしば音楽ネタが織り込まれる。
最初に邦訳されたのが『天使の一撃』で、これには『メサイア』が出てくる。

『天使の一撃』ではヒロインの弟がクラシックからポップスまでこなす
プロのシンガーで(日本でいうと、米良くん…いや錦織みたいなものか。
テナーだし)、その彼が小説のわりとはじめのほうで『メサイア』の
ソロを歌う。そしてその演奏のあまりの素晴らしさに、
姉は袖をぬらすのである。

あれは多分、ホグウッド盤だな。ニールはホグウッド盤を
当時愛聴していて、ポール・エリオットのテナーソロを
念頭におきつつ、あそこの件りを書いたに違いない。
『メサイア』歌いのテナーはあまたいるが、エリオットほどの
メロウボイスはまたとない。ただし、声の美しさ、英語の
ディクションの端正さとひきかえのようにして、
テクニックにおいてやや聞き劣りするのがエリオットの弱点なのだが…。
252禁断の名無しさん:04/03/21 00:09 ID:XJn5IiiP
丸谷才一が、小説家にはエピソードを作り出す能力と、そのエピソードをつなげて
話を展開する能力と、両方要るんだ、とかいう話をどっかでしてたような気がするが、
ディック・フランシスを読んでると、この作家にはまさにそのどっちの能力も
みごとに備わってた、という気がする。イギリスならではのハードボイルドを、
フランシスはその初期作品からみごとに打立てたわけだけれど、この人の作品が
いつも安定した面白さを保っているのは、つまり、小説づくりの基本的なツボを
しっかりおさえているからなのだ。
253禁断の名無しさん:04/03/21 11:24 ID:+2Tgvd3G
気がする、気がする、っていやですわねえ252。どうもわたくしの場合、いきなり書くと
同じことばを繰り返しがちで、ダメですわ。

実は、『名探偵ポワロ』のDVDを、Boxで二箱、買っていたりなんかいたします。
(ということはつまり全巻ではございません。)「ポアロ」ではなくて「ポワロ」である
ところなんかが、微妙に嬉しかったりいたすんでございます。
さて、おうおうにして、原作では魅力的な男性として描かれております人物が、
あまりぱっとしない風采の俳優によって演じられる例が多うございますのね。
なんだかちょっと、トホホ、でございます。さすがに、トラッドの王道、みたいな
ファッションには、「ほほう」と感心いたしますけれど。
いえ、もちろんポワロのファッションのことではございません、為念。
254禁断の名無しさん:04/03/23 20:39 ID:HZ6MgWyP
うーむ、最近、ヲネエで書くと肩がこって遺憾。いや、いかん。

ゲイはばあちゃん子が多いという説がある。
たとえばオレがそう。で、考えた。
おばあちゃん子→ミス・マープルが好き→クリスティが好き→ミステリが好き。
少なくともオレの場合はこんな感じだったような気がする。
255禁断の名無しさん:04/03/24 22:55 ID:XayKqBYs
ジョーン・ヒクソンのマープルは見たことがない。あのおばあちゃんは
(写真を見ただけだが、)オレのマープル像からはだいぶズレているのである。
しかし、ヒクソン版の『鏡は横にひび割れて』では、マリーナを
クレア・ブルームがやってるそうで、そのブルームは見てみたい。
(マリーナって、だからつまり、リズ・テーラーの役ね。)
256禁断の名無しさん:04/03/24 23:02 ID:XayKqBYs
あ、いや、自分でビデオを借りるとか買うとか、そういうふうに能動的に
見たことはないけど、深夜テレビで見たことはあるかも。というのは、
マープルの吹き替えの山岡久乃の声に聞き覚えがあるような気がしてきた。
しかし、どっちにしてもジョーン・ヒクソンのマープルは
可愛げがたりないと思う。ヘレン・ヘイズのマープルを見た記憶が
あるのだが、ふっくらしたかわいらしいばあちゃんであった。
257夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg :04/03/25 08:55 ID:eDJ1Ok5O
そうね、どちらが可愛いかと言われれば、ヘイズさんの方ね。
でもジョーン・ヒクスンさんのも好きよ。
この方のシリーズはテレビ東京でまとめて放送した記憶があるわ。
クレア・ブルームさんもそうですが、ゲストスターが結構昔懐かしい人が多くて
その点でも楽しめたわね。
テレビ東京は、おしどり探偵の方も放送してたんじゃなかったかすぃら?
アンジェラ・ランズベリーさんも可愛いのですが、
「ナイル」でのマダム・オッタボーンの役の印象が強くて、
ちょっと戸惑ったわね。
昔のマーガレット・ラザフォードさんのになると、
もう可愛いとかではなくて、近所のおばさんという感じね(w
258禁断の名無しさん:04/03/26 23:17 ID:LdEATZIg
『夏樹静子のゴールデン・ダズン』というのをふと買って帰って、
ひとつふたつ読む。この人は九州が舞台になるミステリを書いていたので
大昔に読んだことがあったのである。たしかに悪くないのだが、
オレのミステリごころのほうが、もう完全に海外ものにシフトしているのに
あらためて気づかされる。つまり、日本人が日本で殺したり殺されたりする
話には、もうあんまり萌えないのである。いまのオレにとって、
海外ミステリというのは、日常生活から完全に遊離させてくれる
おとぎ話として作用しているらしい。
259白衣の鬼 ◆DrFddQovik :04/03/26 23:55 ID:uS/4WxGC
>>258
国内モノに飽きがきてても、
横溝先生の怨念・復讐モノや乱歩先生のエロ・グロモノだったら、
我々の日常生活からは完全にブッ飛んでますので、
楽しめると思います。


260禁断の名無しさん:04/03/27 00:36 ID:Pe3XyTtP
>>259
いやだから、「おとぎ話」だってば。それに横溝って、文章へたくそぢゃない?
いや、ま、昔はそんなことわからなかったし、そういう「エロ・グロモノ」が
楽しい年ごろだったから、読んだけどさ。いまはゴダードとかフランシスとか
みたく、小説として楽しめるのが好きなの。
261禁断の名無しさん:04/03/27 00:44 ID:Pe3XyTtP
でも乱歩はどういう年ごろにどういう受け入れ方をしたかによって
かなりイメージが違ふよね。
ポプラ社文化圏で「少年探偵」を読んだだけの人もいるし、
テレビの「天知茂さん」で楽しんだ人もいるし、
一時のリバイバルブームのおかげで、時代を先取りした作家として
認識してる人もいるしね。
そういう何段がまえにもなってるあたりが、いかにも乱歩らしい。
262夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg :04/03/30 13:05 ID:eWVCkejA
あたしの場合、「おとぎ話」と言うのとはちょっと違うけど、
多分同じニュアンスの事だと思うわ。
その「世界」に連れて行ってくれる作品が好きね。
だからどうしても海外の作品が多くなるの。
現代日本を舞台にして独特の世界を作られても
うそだぁ〜 って言いたくなってしまいますもの。

きちんとその「世界」を作り込んでおいてくれないとダメね。
カーやクリスティが好きなのは多分それが出来てるからだと思うわ。
カーの世界が作り過ぎという批判や、
クリスティの世界が箱庭のようだとかの批判を聞くけど、
あたしにとっては、むしろそこがミステリをより楽しくさせてくれてる。
でも日本のも、白衣の鬼さまが仰られる横溝とか乱歩になると、
もうすでに独特の世界を構築してあると思うので好きよ。
そうね、歴史の謎とかの方が日本のミステリという感じなのかしらね。
263白衣の鬼 ◆DrFddQovik :04/03/31 01:55 ID:xp1H1GYv
>>262
俺は、乱歩先生や横溝先生の作品の中に広がる
独特の「世界観」が好きです。

特に横溝先生の描く、
閉鎖的な村社会、そこを牛耳る旧家、二つの旧家の対立、本家と分家の確執、
華麗なる資産家一族、骨肉の遺産争い、旧弊な因習、封建的なしきたり、
過去の因縁、血生臭い伝説、呪い、祟り、怪奇と幻想・・・
同じ日本の話であっても、
怪しくも美しい古典的な日本の姿は、
俺たちを日常から遠くかけ離れた異世界へといざなってくれるのです。

また、小学生の頃夢中にさせてくれた乱歩ワールドは、
俺にとってはいつまでも「おとぎ話」なんですよね。
264禁断の名無しさん:04/04/05 21:37 ID:dLyJxvbZ
欧米モノで、主人公が問題を抱えた私立探偵(とか新聞記者)で、
適当に社会問題をからませてあって…
というようなありがちなミステリが好きです。
正直言ってミステリとしては今一歩の作品が多いけど、風俗を描いた小説
として楽しめる。現実離れはしていないんだけど、外国に住んだことの
ない自分にとっては半分はファンタジーの世界という微妙なバランス。
265禁断の名無しさん:04/04/08 23:15 ID:2MN6+b+k
あげあげ
266禁断の名無しさん:04/04/08 23:20 ID:UtQ/pSCv
密室不動産見てる人いないかしら?
私、あれを見てから久しぶりに本格推理小説読みたくなったわ。
267バヤゼット:04/04/09 00:16 ID:3CZIszSN
クリスティに出てくるバグダッドは、魅惑の東方都市、という
感じなのにねえ…。
268ぶぶ ◆ielOWatir6 :04/04/10 14:15 ID:WAVf8Evm
連城三紀彦はあまり読んでる人いないのかしら?
269夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg :04/04/16 11:50 ID:GMzfEIjH
>>268
連城さんのは「戻り川心中」しか読んだことがないわ。

ここでゲイ・ミステリの分野を教えてもらったようなもの。
感謝、感謝。少し感想を書かせてもらうわね。
●「このささやかな眠り」 マイケル・ナーヴァ
●「黄昏のハイスクール」 マーク・リチャード・ズブロ
●「おかしな奴が多すぎる」 トニー・フェンリー(♀)
一番ミステリとして評価できるのは「おかしな〜」ね。
ミステリとしては少し弱いけど作品として読み応えがあるのは「黄昏」ね。
ナーヴァのはミステリとしてはまだまだね。
でも主人公のゲイとしての内面が一番描かれていたのはこれだわ。
「おかしな〜」はちょっと下品なの。
女性が書いてるからか?同性愛をユーモラスに描いてたわ。
なんせ主人公は、年寄りでも少年でも女性でも抱いちゃうんだもの。
「黄昏」は主人公カップルの間柄とか、殺人事件との絡み、
登場人物たちの描き方がとてもバランスが良いと思うわ。
最後なんてちょっと泣きそうになったもの。心にくいわね。
ナーヴァのは、シリーズを通して主人公リオスの内面の成長を
見届けていく面白さのある本かもしれないわね。
270禁断の名無しさん:04/04/16 21:48 ID:PZbG68wt
ま、いろんな評価があって、オレは別にかまわんよ。
271禁断の名無しさん:04/04/19 23:40 ID:aCLCPToU
天藤真はあまり読んでる人いないのかしら?
272白衣の鬼 ◆DrFddQovik :04/04/21 10:24 ID:fiSvdoA1
最近ハヤカワ文庫から復刊した
「疑惑の影」「騎士の盃」「眠れるスフィンクス」の中で、
どれがおすすめですか?
273夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg :04/04/21 11:01 ID:BtClQ+5x
「疑惑の影」です
274禁断の名無しさん:04/04/21 12:35 ID:/2q/tHQv
マーガレット・ミラーやヴァーバラ・ヴァイン(レンデルも)は皆様的にどうなのでしょうか?
(突然すみません。素敵なスレなものでついウズウズしてしまいました。)
自分的には「狙った獣」がバイブル級なのですが。。。
275禁断の名無しさん:04/04/21 12:35 ID:EBW+kby7
>>271 「大誘拐」は最高だったし、「遠きに目ありて」は泣いたわ。国内短編でマイベストの一つよ。あと何冊かも非常に楽しんだわ
>>272 ぜんぶ買っときなさい
276夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg :04/04/21 12:53 ID:Zz4qquTA
>>274
マーガレット・ミラーさんは好きです。
「狙った獣」「鉄の門」「殺す風」「まるで天使のように」 etc.
最後のなんて女性が書いたものとは思えないほど、
男性的なハードボイルドですよね。
ご主人だったロス・マクドナルド氏の影響も大きかったと想像します。

ルース・レンデルはあまり読みません。
以前、この方がクリスティを批判なさっている文章を読んでから
この方の作品への見方が変わってしまいました。
こういう偏り方はいけないことなんでしょうが・・・
それでも3作くらいは読みましたよ。

女性ではメアリ・ヒギンズ・クラークの初期作品も好きです。
アームストロング、マクラウド、マクロイ、ブランド、フェラーズあたりも。
277禁断の名無しさん:04/04/21 12:57 ID:4QI0YSLY
278禁断の名無しさん:04/04/21 13:08 ID:/2q/tHQv
ご返答くだすってうれしいです(274です)
ミラーさんは「鉄の門」以外全部読みましたが、
どれもラストまで読めない展開で
読書体験を根本から覆された作家さんでした。
(確かに女流のくくりをもとっぱらってくださったようにも思いました)
「明日たずねてくるがいい」とか 初期のが特に好きです。
(このタイトルのつっけんどんさがまたいいです)
ちょっと前にダンナ様にも目覚めまして
「ウィチャリー家の女」を読了しましたが
探偵リュウ・アーチャーのさばさばした感じとか
とてつもないご夫婦だったんだなぁー
と 再び感服しました。
279禁断の名無しさん:04/04/21 13:26 ID:/2q/tHQv
>この方がクリスティを批判なさっている文章
それは存じ上げませんでした。
でもお気持ちはわかります。
やっぱり同国同業者の一人者に対する継承者?
的相克でもあるのでしょうか。。
なんともハイレベルな・・・
(レンデル、というかヴァインなのですが
文学的要素のあるものを面白がってました。
ウェクスフォード?警部シリーズものでなしに)

ご紹介の女流作家さん ぜひ参考にさせていただきます。
(お恥ずかしながらどなたも存じ上げないのです)
カトリーヌ・アルレーのタイトルを見ていると
とても魅かれるのですが こちらはいかに?

>「黄昏のハイスクール」
恋人がスター野球選手というのに驚きでした。
ミステリではないですが「二遊間の恋」より
自然な感じがして好感もてました。
280夜鷹 おせん ◆EXOSENAITg
>>279 名無しさま
亀で申し訳でございません。
アルレーはそれほど読み込んでいないのです。
5冊程度ですが、今のところハズレは無かったと記憶しております。
ページ数が少なめで、映画向き、ドラマ向きだと思いました。
実際、映画化もドラマ化もされてますしね。
女性だからか、女性に対して辛い運命を与えているようにも感じました。

>「黄昏のハイスクール」
ワールドシリーズにも出たほどの選手なのに、まったく気づかない人がいたりと、
意外にメジャーリーガーでもアメリカ人なら誰でもが知っているというわけ
ではないんですね(w

ジョゼ・ジョバンニさんがお亡くなりになりましたね。
男たちがとても男臭いフィルム・ノワールの数々で楽しませてもらいました。
ご冥福をお祈りします。