1 :
ラーチェル:
2 :
ラーチェル:2012/08/27(月) 23:51:14.90 ID:J1+quaFX
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。
【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。
【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。
【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。
【クロム】
周りに振り回されがちな常識人で、他者との絆を大事にする姉想いな男。実は結構なムッツリスケべ。
【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。
【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。
【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。
【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。
【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。
【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。
【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。
【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。
【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。
【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。
【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
3 :
ラーチェル:2012/08/27(月) 23:51:45.26 ID:J1+quaFX
ゝ~"~< -;
,ζノ=lノ=l〉 //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、 歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆 他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T ! ゝ …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~
・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。
ゝ~"~< -; ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉 // つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆 ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T ! ゝ 「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~ 「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
試しに書いてみてはいかが?
・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい
ゝ~"~< -;
,ζノ=lノ=l〉 //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T ! ゝ
i_/、」 ~~
・新作発売時は未クリアの住人へのネタバレに配慮してネタバレ禁止期間を置くものとします。
ネタバレ禁止期間は新作発売日から一ヶ月間とします。
発売前の事前公開分の情報を使ってネタを書くのはOKですが、新キャラを直接出すのは禁止です。
後は各自の判断に任せますが、グレーだと思ったら投稿を控えるようお願いします
○
>>1乙 もうお前に用はない
く|)へ
〉 ヽ○ノ
 ̄ ̄7 ヘ/
/ ノ
|
/
|
/
6 :
ドズラ:2012/08/28(火) 01:50:48.50 ID:8Nk5gyKC
ラーチェル様を狙うならず者は成敗してくれようぞ!
|||||i,i|||
||||- -|'
<_人> サクッ
井==⊂彡 (゚д/ /゚)
>>5 / \
 ̄ ̄
一乙!
スレ立て乙です。
立って早々ですが『ママチャリの系譜』前スレ
>>638-646の続きを投下します。
今回は結果発表と次回予告だけですので、冒頭のアレはお休みです。
247
ノイン 「それでは、運命の順位発表ですっ!!
2位を勝ち取り、本選に出場するのはどちらのチームかっ!?」
ジャムカ 「さてどうなる…?」
ファバル 「流石に緊張するな…」
ジャンヌ 「もう心臓バクバクいってますよ……」
ベオウルフ「ん? 結果が出たかっ!」
ノイン 「影の伝説っ!! 2位はファバル&ジャンヌペアの影の伝説でありますっ!!
その差は僅か1cmっ!! まさに紙一重とも言える小さな差が明暗を分けましたぁッ!!」
ファバル 「うおっしゃあああああああああっ!!!」
ジャンヌ 「か、勝ったんですか? 私達」
ドロシー 「やったぁーーーーーーーっ!!」
ベオウルフ「やられちまったか…」
ジャムカ 「ああ、だが全力を尽くして負けたんだ。後悔はない」
セーラ 「うがあぁぁぁーーーーーっ!!」
ノイン 「9チーム中6チームがレース途中で姿を消した悪夢のサバイバルレースっ!
生き残った3チームの中で頂点に立ったのはアレク&ブリギッドペアの緑三号っ!!
そして、激しい2位争いを制したファバル&ジャンヌペアの影の伝説っ!!」
ドロシー 「流石です、私の為に勝ってくれてありがとうっ!!」
セーラ 「チキショーーーーーっ!! ジャムカだったら当たってたのにーーーっ!!」
ノイン 「またしても本命チームが崩れ去り、この2チームが更なる修羅の道である本選に進出致しましたっ!」
エルフ 「おめでとうございますわ」
ジャムカ 「ブリギッド、ファバル! 絶対勝てよ!」
ベオウルフ「俺達に勝ったんだ。優勝ぐらいしてもらわねえとな」
エーディン「」←死の淵を彷徨っています
ミデェール「」←上に同じ
レスター 「負けたらこうなる事をお忘れなく」
デルムッド「冗談きついぞ、レスター。何はともあれ、おめでとう! 次のレースも頑張れよ!」
ラナオウ 「うぬらの覇道、本選で見せてもらうぞ!」
ユリア 「この私が予選落ちするとは思わなかったけど……
まあ、それなりに楽しかったから良しとしましょうか」
デュー 「姐御〜、負けんなよ〜! アレク〜、負けさすなよ〜!」
パティ 「お兄ちゃ〜ん、優勝したら賞金ちょ〜だ〜い!」
アサエロ 「ファバル、気を付けろ。賞品もぶん取られるぞ。デイジーも一枚噛んでるからな」
ロドルバン「ここまでジャンヌの話題が一切無し。…せめて俺だけでも祝ってやるよ。ジャンヌ、おめでとうな!」
リデール 「七三の実力を見せられなかったのは残念だったが、これも仕方ない。
本選では我が七三軍団の応援を期待してくれ!」
ヴォルツ 「ふっ、てめえらに勝てる奴はいねぇよ。この世界ひろしと言えどもな…」
全員「「「「「「「「「「ひろしキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!」」」」」」」」」」
ひろし 「最後までこれかよっ!!」
ノイン 「勝者の周りに戦いを終えたライバル達が集います。試合が終われば全員仲間! なっかまっ!!
これぞユグドラル魂! 我らの誇りです!!」
248
エルフ 「皆さんお疲れ様でした。それでは第3レースの結果を発表します」
1位:2 緑三号 アレク&ブリギッド
2位:1 影の伝説 ファバル&ジャンヌ
-------【緑のヒモ】生き残った者達【ニンジャマスター】-------
3位:3 お ジャムカ&ベオウルフ
4位:9 謎のユングヴィ城 エーディン&ミデェール(リタイア)
5位:4 フェニックスアロー レスター&デルムッド(リタイア)
6位:8 黒王号 ラナ&ユリア(リタイア)
7位:7 プリンツェッーサ デュー&パティ(リタイア)
8位:5 SDL551バゼラート アサエロ&ロドルバン(リタイア)
9位:6 世界ひろし号 ヴォルツ&リデール(リタイア)
エルフ 「単勝は2番、複勝は1-2です。その他の車券については別途掲示板やモニター等を御覧下さい」
セーラ 「何で? 何でアンタばっか当たるのよっ!? それも万車券がっ!!」
ドロシー 「やっぱり日頃の行いでしょうか」
セーラ 「だったら、このあたしにこそ当たるべきでしょっ!! チキショーーーーーっ!!
ユグドラルのバカヤローーーーーっ!!!」
ドロシー 「セーラさんが壊れた…」
エルフ 「それでは、次のレースの出走表を発表しますわ」
グランベル4R 14:00
ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選
聖戦系サラ10歳以上 オープンGU 150000m?
枠 番 マシン名 搭乗者
銀1 1 オメガスピードマスター ホーク&リンダ
紫2 2 紫電 ティニー&イシュタル
白3 3 スノーホワイト アミッド&フェミナ
赤4 4 赤二号 ノイッシュ&フュリー
白5 5 シルフィード アーサー&フィー
黒6 6 いたずら黒ウサギ号 レヴィン&シルヴィア
青7 7 フリージサンダーバーズ イシュトー&ライザ
黄8 8 ひまわり号 セティ&アーダン
桃9 9 アンジェリカ セリス&ユリウス
ノイン 「さて、FE聖戦の系譜15周年記念杯予選第3レースはこれにて幕引き。
この戦いに勝者も敗者もありません。あるのは爽やかな汗と得難い友情と、そして……永遠の愛!
観客の皆様、素晴らしい感動のレースを見せてくれた彼らに改めて盛大な拍手を!」
観客 「(゚∀゚)ワーーーーーーーッ!! パチパチパチパチ!!(゚∀゚)」
ノイン 「興奮冷めやらぬ所ではありますが、そろそろお時間となりました。
それでは、第4レースの時間となるまで、感動のるつぼと化したここ、
グランベル総合運動公園特設サーキットから、しばしのお別れであります」
エルフ 「解説は竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エルフ。ゲストはセーラさん、ドロシーさん」
ノイン 「実況はわたくし、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノインでお送りしました」
セーラ 「諦めないわよ…まだ次があるんだから!」
ドロシー 「私は前回と今回で運を使い果たした気がします……。
えっと、次は予選最終組ですね。恒例の予告も流しておきましょうか」
ノイッシュ「さ〜て、次回のレースは?」
ホーク 「好きだよ、リンダ」
リンダ 「ホーク様…」
ホーク 「リンダがいないと、こう……胸が苦しくなってくるんだ」
リンダ 「ホーク様、嬉しいです…」
ホーク 「そして、身体に斑点状の発疹が出来る」
リンダ 「それは本当にどこかが悪いんですっ!! 今すぐ病院に行って下さいっ!!」
セティ 「ふっ、アーサーか。私はティニーに愛と共に勝利を捧げる事を約しているのでな」
アーサー 「ううーっ、俺のティニーをぉ……取り戻すっ、絶対お兄ちゃんラブだったティニーを取り戻すっ!!」
セティ 「勝利の栄光を愛するティニーにっ!!」
アーサー 「お兄ちゃんは認めてませんよっ!! ティニーは末永くお兄ちゃんを好きなんだからっ!!」
フィー 「お! ティニーを巡っての不毛な争いが始まったわね!
ダブルノックダウンの場合は、私がティニーを頂いちゃうからね♪」
セティ・アーサー「「待てぃ」」
ライザ 「イシュトー様、これ……お弁当の本を見ながら作りました」
イシュトー「おお、愛妻弁当って感じだなぁ」
ライザ 「はい、旦那様を倒すノックアウト料理本シリーズの本ですから」
イシュトー「大丈夫なのか、その本はっ!?」
ライザ 「だっ、大丈夫ですよっ! 著者の悪田川さんはとても信頼出来る方なんです。
今は残念ながら、保険金殺人未遂で獄中にいらっしゃいますが……」
イシュトー「……」
ライザ 「あああっ!! 無言でお弁当の蓋を閉めないで下さい!! だっ、大丈夫ですっ!!
未遂ですし、被害者は親戚の方で旦那様はピンピンしてらっしゃいますから!!」
イシュトー「そーゆー問題じゃなぁーーーいっ!!」
イシュタル「セリス君、あなたに勝って、ユリウス様を独り占めにしますっ!!」
セリス 「ボクだって、イシュタルさんには絶対に負けませんっ!!」
ティニー 「セリス様、この際ですから徹底的にやっちゃいましょう!」
イシュタル「ティニー!? 何であなたが敵に回ってるのっ!?」
ティニー 「次回のコミケの為にも、ユリウス様にはセリス様ルートに入って頂きます!
イシュタル姉様、他ルートではいい事ありますから、ここは退いて下さいっ!!」
イシュタル「他ルート言うな、身も蓋も無いわっ!! ユリウス様、全身全霊をもって断固阻止しますよっ!!」
セリス 「どういう事かよく分かんないけど、ユリウスはボクを裏切ったりしないよね?」
ユリウス (正直イシュタルに加勢したい。しかしセリスはチームメイト……僕はどうすればいいんだ?)
シルヴィア「……レヴィンは私にとってかけがえのない大切な存在なの。
だから、些末事はあたしに任せて、上げ膳据え膳でいいでしょう?」
フュリー 「ダメっ! ウチの家訓は働かざる者食うべからずなのよっ!!」
レヴィン 「初耳だな、そんな家訓」
シルヴィア「大丈夫よ。あたしがレヴィンの分まで働くわ」
フュリー 「何ですって、この鬼嫁っ!!」
レヴィン 「何でだよっ!?」
フェミナ 「ねえアミッド、アンタ生徒手帳に私の写真入れてるでしょう?」
アミッド 「そりゃ入れてるさ。俺のお守りなんだからな」
フェミナ 「アミッド……」
アミッド 「痔の時も、血糖値高めの時も、抜け毛に悩んだ時も、いつだって守ってくれたんだ」
フェミナ 「嬉しくなーーーーーいっ!! ていうか、何でそんなおっさんみたいな悩みばっかなのっ!?」
アーダン 「ちきしょーーーーーっ!! 見せつけやがってぇーーーーーっ!!(´;ω;`)ブワッ」
ノイッシュ「泣くなアーダン。お前にだって……お前にだって希望はあるはずだ!!」
ノイン 「と言うわけで、次回『ママチャリの系譜』
第4章『ソラリ舞う』燃え上がるソウル。凍える君の心に火をつけるぜ!!」
エルフ 「ボクのソウル包みこむファイアー感じて突き抜ける衝動と共にゴーイェア!!」
セーラ 「ノインはともかくエルフまで壊れた…」
ドロシー 「もう4回目ですけど、テンション高いですね」
乙!
レヴィンのダメ男ぶりがもう手遅れのような気がする…
過去スレからずっと酷い有様です
????「ユリウスはこのスレトップ5に入る苦労人だから待遇の改善を要求する」
(ロプト教・教主 10代男性)
>>8-
>>11 お疲れ様です!次レースも頑張って書いてください!
>>12 レヴィンは子世代でまともになってたじゃないか!
結局別人だったけどw
>>13 もうフォルセティ憑依版のきれいなレヴィンになればみんな幸せ
ユリウスはイシュタルに惚れられている時点で不遇はないな
アー様を見習え
このスレのユリウスはイシュタルと相思相愛な筈なのに、
無事に結婚までこぎつけれる気がしない、不思議!
>>15 その台詞は兄弟家にも当てはまりそうだなw
兄弟家はなんのかんので二十から三十くらいになれば順次結婚していきそうなイメージある
だが何事にも例外はあるもんでそのイメージが無く、なかなか結婚できなさそうなやつもいる…シグルドとかシグルドとかシグルドとか
原作では電撃結婚なのになぜだw
シグルド「帰りが遅くなってしまった。もうほとんど深夜じゃないか。夕食のおかずが残っているといいんだが…」
アンッ…
シグルド「ん?」
キ・・・
シグルド「何だろう?こんな時間に女性の声が聞こえるが」
アン・・・アン…
シグルド「ここはディアドラの家じゃないか!」
ン・・・ダイスキ・・・トッテモ…
シグルド「大好き…こんな時間に…?ディアドラの家から…大好き…?誰に…?」
〜兄弟家〜
アイク「参ったな。仕事終わりに工務店で寝ていたらついこんな時間まで寝てしまった。ただいまー」
ギャーギャーワーワーコノヒトデナシー
アイク「何だ何だ。もう真夜中だというのに随分と賑やかだな」
ミカヤ「ああアイク!いいところに帰ってきてくれたわ!シグルドを止めて!」
シグルド「止めないでくれミカヤ姉さん!もういい!私はもういいんだ!」
ヘクトル「こんな時間に物置からロープ引っ張りだして首吊ろうとしていいんだもクソも無いだろーがっ!」
クロム「考え直せ兄さん!それはきっと思い違いだ!」
シグルド「ああディアドラは今頃アルヴィスとよろしくやって…!うおおおおおお死んでやる!死んでやるぞ私は!今日ここで!うおおおおおおおおおおおおお!!!!」
アイク「何が何だかよくわからんがとにかく落ち着け兄さん!」
〜ヴェルトマー家〜
アゼル「こんな時間に馬鹿騒ぎして一体どうしたってのさ!」
アイーダ「ああアゼル様いいところに!アルヴィス様を止めてください!」
アルヴィス「放っておいてくれ!ディアドラは私ではなくシグルドを選んだのだ!おのれシグルド!化けて出てやるぞ!」
アゼル「何!まーたシグルドさんと何かやったの!?」
アルヴィス「たまたまディアドラの家の前を通りかかったらこんな時間にとっても大好きなどと・・・!ぐわあああああああ!!!!!」
アゼル「誰か!兄にスリープを!」
〜一方〜
ディアドラ「ディアドラえもんの主題歌を練習していましたがこの部屋が防音でないことを忘れていました…こんな時間に外に聞こえていなければいいのですが…」
おわれ
ドwwwラwwwえwwwもwwwんwwwwww
マーク♀「ではよりカオスなものにしちゃいましょう!」
ビラク「近所迷惑だ。もっと(音)抑えられないのか?」
ディアドラ「すみません、でもこれくらいじゃないと(できに)満足できなくて」
イズカ「まったくほどほどにしてくれ。でなきゃ先に私たちが参ってしまうだろう」
ライアン「まだ(耳の)キンキンがとれないんだけど」
セネリオ「これはディアドラが満足するまで夜通しになりそうですね。…くぁ…はふぅ。眠い…」
ライアン「(眠気覚ましに)なんか買ってくるよ。ここからだと”何からナニまで勢揃い ピン
からキリまで何でもござれ 深夜も営業 みんなのコンビニ ローソン”が近いかな」
ディアドラ「わたしはいつもの”ユングヴィ家も大絶賛 どんなやつでも一発KO そうそのまま飲み込んでこの軍用
レーション お粥ver.”をお願いするわ」
セネリオ「じゃあ僕は”マークちゃんもびっくり おじいちゃんが10代に若返った!? U(ウルトラ)ドリンク”を
お願いします」
ビラク「お前…よほどディアドラので疲れてんだなあ。ライアン、おれはそこまで強力じゃなくてもいい。
”兄弟家バレンシアルム協会の生牛乳”を頼む」
イズカ「私は持参しているから買ってこなくてもよい」
セネリオ「”イズカブランド このサプリがあれば大丈夫! 三日三晩地の果てまでも”ですか。準備良いですね。
こうなることを見越してたんですか?…ふああ…かふっ」
イズカ「いやこれは常備薬だ。少し休んだらどうだ?欠伸がひどいぞ」
ライアン「買ってきたよ。はいセネさんはドリンク、ビラクさんは牛乳、ディアドラさんはいつもので」
ディアドラ「パクパクパクズゾゾゾゾー さあ今夜も熱く、激しく!練習するわよ!」
ビラク「(もう食ったのか?!テンションが尋常じゃないな)どうぞご勝手に…ゴキュゴキュ」
ライアン「さすがはユングヴィ家も大絶賛の代物だね。精がつくまくってる。モグモグ」
イズカ「今度も朝帰りになるな」
セネリオ「グピッグピップハァ …疲れが取れた気がしないです。すみませんお風呂借ります」
ディアドラ「いいわよー好きに使っちゃいなー!ヒャッハー」
セネリオ「はぁ…この仕事を始めてからあれが増えた気がする。一応確認しておこう。なおディアドラの家は
鏡があるのはお風呂だけなんですよね。なのでSさんAさんやましいことは何もないのです」
セネリオ「……ぁぁ、やっぱり減ってない。デギンじじ様があれだとわかっているだけに。この1G大のこれは
これからいったいどれだけ大きくなっていくのか…。まだ側頭部でよかった、頭頂部だったらもう」
クロム「輸送隊の肥やしになれい!」
俺はファルシオンを輸送隊に預けた。なぜそんなことをしたのか?
神器があれば強くて当たり前だ。なんの自慢にもならん。神器一つで阿呆でも活躍できる。
俺は神器に頼らず活躍したかったのだ。
さらばファルシオン。今回のロードでは輸送隊のベンチでも暖めているがいい。意地でも使わん。
これは仲間たちも同じだ。今回のロードでは武器レベルC以上の武器や杖を使うことは許さん。
アイク「なるほど。あえて逆境に身を置くことで己を鍛えようというのか。よし俺も今回はラグネルは使わん」
アスタルテ「いや、クリアできなくなるぞ。主に私のせいで」
セリス「すごいなぁ男らしいなぁよし!僕も聖武具使用禁止ロードをしてみよう!」
シグルド「親世代偏はそれでも充分クリアできるが…」
アルヴィス「聖武具無しで私にダメージ通らないだろ…詰むぞ」
ユリウス「ナーガ無しでもツェーンにバーサク使えば僕はなんとかできるけどな」
マルス「普通のロードに飽きたらいろいろ縛りプレイやってみたくなるねぇ」
リーフ「縛ってくださいハァハァ…荒縄が食い込むようにもっときつく!トラ7で捕らえる禁止縛りプレイをするくらいに!」
ロラン「何でしょうかそれは…とても快感そうなんですけど…」
リーフ「わかるかい…燃え盛るような僕のこの気持ち…リセットもね。百回越すと次第に気持ちよくなってくるんだ…ふひひひ」
ロラン「体の痛みを超える快感…それは精神攻めですねそうですねよくわかります…ノワールに叱られている時なんて僕はもう…僕はもうっっっ!!!」
マルス「……もうつっこむ気もおきないよ……」
>>21 前スレのクロム助Aの人かな?もし違ってたらすまん!
GJ!
ユリウスがもう可哀想すぎて泣きたくなってくるんだが…
そろそろ夏休みが終わる地域もあるな、ここの連中は宿題の締め切り大丈夫なのか…
>>23 エフラム「助けて!エイリーク!」
ヘクトル「助けて!エリウッド!」
>>20 懐かしいなそのメンツ、覚えてる奴がいるのかどうか・・・
そして仮にもジャイアン役がパシリ同然になっとるw
ロイ「エリウッド兄さんなら居ないよ」
リーフ「さっき
ニニアン『シンメトリカル』ヤアン『ドッキング』
っていう冗談の声だけ聞いて竜王家に走って行ったから」
クロム「なに、宿題が終わらない? そういうときは……ルフレ、来てくれ!」
クロム「なに、不良に囲まれて困った? そういうときは……ルフレ、来てくれ!」
クロム「なに、マルスが裏稼業で大損害を出しそう? そういうときは……ルフレ、来てくれ!」
クロム「なに、リーフが遭難して餓死しそうだって? そういうときは……放っておいても大丈夫じゃないか?」
クロム「なに、シグルド兄さんが罠にはめられてクビ寸前? そういうときは……ルフレ、来てくれ!」
ロイ 「……いくらなんでもルフレさんに頼り過ぎじゃないかなあ、クロム兄さん」
ルフレ♂「いや、俺たちが立てた戦略に従って実際に動き回るのはクロムたちだからな。
単に適材適所で分業しているだけで、クロムが何もしていないってわけじゃないぞ」
ロイ 「でも印象が良くない気がするんですけど」
ルフレ♂「良くも悪くもそういうこと気にしない奴だからな、クロムは……それに」
ロイ 「それに?」
ルフレ♀「全くもう、クロムさんは本当に仕方ないですね! まあ半身たるわたしに任せておいて下さいよ!」
ルフレ♂「……とまあこのように、頼られるたび全力で尻尾振って喜ぶ妹がいるもんで」
ロイ 「ごちそうさまって感じですね」
いや五人のアンナでも「俺たちにはルフレがいる」って台詞がごく自然に出てきててですね……
マルス「シーダ以外興味ございません」
(僕は振り向く気はないしね…早くカチュアも僕のことを諦めて他に彼氏作って幸せになってくれればいいんだけど)
関心の無いようなことを言いつつ内心こんな感じじゃね?
このカチュアは偽物だよ
おっぱいがでかすぎる
>>27 助けて!ルフレ!
クロムはスナイパーでしか脳内再生されなくなってしまった
これは…ヒーニアスがネタキャラから解放されるフラグ…!
?????「これで書き込み終了、ははは、これでエイリークは私の物だ!!」
セーラ「というわけで開催、『兄弟家最強の弓使いは誰だ!?』コンテストー! イェー!」
リーフ「そりゃアルムだよ」
リン 「アルムね」
クロム「アルムだな」
アルム「てへっ♪ (弓系アイテム装備時射程1-5)」
セーラ「……あんたのそれを弓って呼ぶの凄い抵抗あるんだけど」
アイク「シノンでも呼んでくるか?」
セーラ「お呼びじゃないわ」
実際囲まれても「助けて!」にならない外伝弓使いと暁神射手は別格だと思う。
>>23 何か急いで宿題を終わらせるとか考えたら急に受信したので
エフラム「……やはりもっと早く片付けておくべきだったか」
サラ「情けないんだから……夏休みの宿題なんて私はとっくに終わらせたよ」
エフラム「俺がこうなったのはお前にも責任があるんだぞ! 夏休みの間に俺を保護者代わりにして散々連れまわして……」
サラ「まあそれはちょっとは悪いと思ってる。だから冷房の効いてるウチで宿題させてあげてるんじゃない」
エフラム「それに関しては助かると言わざるを得ん、今月は家計が火の車だから電気代の節約でクーラーをろくに動かせないからな」
エフラム「結構片付いたな……じゃあ俺はそろそろ帰るぞ」
サラ「何言ってるの? 今全部終わらせなきゃ、勢いのある時にやっちゃわないと駄目よ。家の人からも終わるまで返すなって言われてるし」
エフラム「は!? ち、ちょっと家に電話を……」
エフラム「姉上!? どういうことですか!?」
ミカヤ『そのままの意味よ。缶詰にしてやらないと何かの誘惑に負けてサボったりするんだから、今終わらせなさい。
宿題できないとか単位とれないとかはお姉ちゃん許しませんからね! 高校はちゃんと出てもらいます! じゃあ頑張ってね』
エフラム「…………」
サラ「まあ頑張って終わらせなさい」
エフラム「し、しかしだな、家の人にも迷惑だろうし……」
サラ「お爺様なら今日は帰らないから、このこと話したら『孫のことをよろしく頼む』だって。兄様信頼されてるね」
エフラム「逃げ場無しか……こうなったら腹をくくるしかないな……よし、やるか!」
サラ「頑張ってね、私が見ててあげるから」
エフラム「いや、俺が宿題をするところを見ててもしょうがないだろ」
サラ「勉強をする兄様という超レアシーンを見逃す話は無いかと」
エフラム「少し疲れてきたな……」
サラ「はい、Sドリンク」
エフラム「ああ、悪いな」
サラ「色々元気になって襲いたくなったら言ってね?」
エフラム「ならん」
エフラム「ふう……もう少しで……ん?」
サラ「……すう……」
エフラム「寝たか……こいつも大人しくしていれば可愛い……ん?」
サラ「ん……っ……」
エフラム(こいつ……こんな薄着で横に……スカートもやけに短いし、なんでこんな……ああ暑いからか、俺は何を言っているんだ)
サラ「……う……ん」
エフラム(そんな状態で脚を動かすなよ……見え……いや何をやっているんだ、俺が見なければいいだけで……ん?)
サラ「…………」
エフラム「お前……起きてるだろ?」
サラ「……バレた?」
エフラム「当然だ、よく考えると不自然だろ。なんでこんな真似を?」
サラ「兄様が喜ぶと思って……気に入らなかった? ……色が駄目だったとか……やっぱり紫より黒の方が」
エフラム「そ、そういうことじゃない。そういう真似自体がいかんと言ってるんだ」
サラ「そう……ごめんなさい」
エフラム「いや、分かればいいんだ」
サラ「簡単に見えるぱんつとか何も分かってない、堅い防御の中で一瞬だけ見えるのがいいということを分かってなかった。そういうことよね」
エフラム「もういいからさっさと寝ろ!」
エフラム「終わった……結局徹夜になってしまったな」
サラ「あふ……おはよ、兄様。終わったの?」
エフラム「ああ、何とかな」
サラ「そう、良かったわね。もし駄目だったときのために色々考えてたりもしたんだけど……宿題が捗るようになる呪いをかけたりとか」
エフラム「……何か副作用でろくでもないことが起きそうなんだが」
サラ「それより、宿題終わったんでしょ? まだ夏休みは残ってるんだし、どっか行かない?」
エフラム「そうだな。じゃあプールにでも行くか? 宿題も終わって今は身体を動かしたい気分だしな」
サラ「宿題から解放されたとたんに幼女の水着が見たいとかさすが兄様……」
エフラム「……俺一人で行ってもいいんだぞ」
>>33 シグルド「そういえば…エフラムの姿が見えないが」
ミカヤ「エフラムならサラちゃんの家で宿題させてるの。あそこは冷房効いてるし、終わるまで帰ってくるなって言っておいたわ」
↓
アイク「エフラムはどこに行ったんだ?」
シグルド「あのサラという子の家で宿題をしているそうだ、終わるまで帰れないらしい。今日は泊まり込みかもしれないな」
↓
セリカ「エフラム兄さんどこに行ったのかしら…?」
アイク「サラの家にいるそうだ。今日は帰らないかもな」
エフラム「何か最近家族の視線が妙に生温かいんだが…どうしてだ?」
サラ「さあ?」
それと
>サラ「簡単に見えるぱんつとか何も分かってない、堅い防御の中で一瞬だけ見えるのがいいということを分かってなかった。そういうことよね」
ここは全力で同意する
残暑照りつける激しい気候の中、
己のイメージアップ作戦を図るある若者の姿があった…
※ 8月某日 緑の居酒屋にて ※
サザ「ついに閃いたんよ!!ミカヤを惚れさせる必殺技を!」
____そう呟いた彼こそがこの居酒屋メンバーの代表格、緑風ことサザである。密偵という職業だが、意外に目立ちたがり屋である
ウォルト「いきなりどうしたんですか?ただでさえ強者揃いのミカヤさんの周りで、どう目立つんですか?」
____この青年の名はウォルト、実は『ウォルトの薬弓』をダシに密かに組織脱退を狙っている
アーダン「はぁ、俺にも彼女ができたら馬鹿にされないのに…拾った追撃リングもレヴィンに強奪されて…男はつらいぜ」
____彼はアーダン、年齢=彼女いない歴のこの居酒屋のマスコット的存在だ
サザ「アーダンにウォルト、弓の使い方を教えて欲しいんよ。あとセティに風魔法で援護して貰いたいけど、彼はどこに行ったんよ?」
____余談であるがセティとは、想い人が腐女子という点以外は、嫌味なほど完璧なスペックを持つ青年である
ウォルト「ああ、セティさんならベルン署の依頼で『マンスターの強奪魔』を清掃しに行ってるみたいだよ」
サザ「えっ?俺の必殺技は彼の協力が無いと成り立たないんよ!折角明日ミカヤに会う約束をしたのに…」
????「ふふっ。あなた達、風魔法が得意な人物をもう一人忘れていないかしら?」
サザ「だ、誰なんよ??」
セシリア「どうやら私の出番のようね」
そう、彼女の名はセシリア。超優秀魔法『エイルカリバー』の使い手である…が?
セシリア「皆、久しぶりね。まあ私はもうすぐ彼氏を作ってメンバー脱退予定だけど」
ウォルト「(何だろう…セシリアさんが一番最後までこのメンバーに残りそうな気がする…)」
サザ「セシリアさん、久しぶりなんよ!でも本当に大丈夫か心配なんよ?今回の魔道書は…」
セシリア「ふふっ、汎用魔法ならこのセシリアの上に出る者はいないわ!!」
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
※ 翌日 ※
〜兄弟家・縁側〜
ミカヤ「はぁ〜、やっぱり夏のお茶会は最高ね」
キルロイ「そうですね。酷暑の中でお茶に涼菓子は格別でした」
セリス「ごめんね、ユリア。僕の趣味に付き合って貰って。でも今日はティルフィング持ってるし、安全のために送っていくから安心してね」
ユリア「(ふふふっ!)いえ、今日はとても楽しかったです。また誘って下さいね。もちろん兄上は茶道が好きじゃありませんし、ラナはアウトドア派だから皆で一緒とまではいかないと思いますが…」
セリス「そうなんだ。僕の趣味に興味がない人を巻き込んじゃダメだよね…ちょっと残念だけど…」
ユリア「セリス様、そう気を落とさないで下さい。私でよければいつでもご一緒します」
セリス「ありがとうユリア。ユリアは優しいね」
ユリア「いえ、私なんか…(ラナ、今日こそは勝ったわあああ!!!)」
ミカヤ「あ、今日はサザと会う予定だったわ。もうそろそろ時間ね…」
サザ「ミカヤーーー!会いに来たんよ!!」
ミカヤ「で、サザ。今日はどうしたの?」
サザ「今日はかっこいい必殺技をミカヤに見せにきたんよ!」
ミカヤ「かっこいい必殺技?いつもの『瞬殺』かしら?」
サザ「もう俺は『しゅんころ』は卒業したから、ちょっと違うんよ。もっとミカヤの役に立つ必殺技なんよ」
ミカヤ「えっ?」
サザ「まあ、見てるんよ。セシリアさんスタンバーイ!!」
セリス「えっ?なにか起きるの?」
サザ「さあ、超究極緑風式奥義!エターナルフォースブリザードなんよーーー!」
セリス「えっ?こ、これは!!!」
サザ「カルドを弓で空に放ちながら、ブリザードを纏わせる。当たった敵は永眠なんよ!」
ミカヤ「サザ、カルドは空に行ったけど、魔法がこっちに来るわ!」
サザ「えっ?」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
キルロイ(魔防MAX)「ああ、まるでそよ風ですね。とてもいい風です」
セリス(魔防MAX)「僕も涼しく感じるけど、ユリアは大丈夫かい?」
ユリア(魔防MAX)「はい、初秋を感じさせる心地よい微風です」
ミカヤ(魔防MAX)「とても涼しいわ。とても役に立つ必殺技ね。サザありがとう!」
サザ「…どういたしましてなんよ(うわああああああん!!!)」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
〜余談〜
セシリア「こ、この魔道書…お、重すぎる…」
アーダン「(トラキアブリザードは重さ20だからな。まあ、結果オーライだろう・・・)」
ウォルト「今回はセシリアさんの技7が良い意味で効いた・・・」
セシリア「…あらウォルト君。わ、私はわざと外したのよ。私だけが優秀すぎたら居酒屋の皆が嫉妬するでしょ」
ウォルト「(優秀・・・すぎる・・・?)」
アーダン「俺は別に嫉妬してないが・・・」
セシリア「じゃあ今日ここにいないセティは絶対にハンカチ噛みながら嫉妬するわね。私も罪な女だわ。ふふ、私へのプロポーズ目当てで男達が列を作る光景が目に浮かぶわ!」
ウォルト「(色々と絶対に無いと思うんだけど、突っ込んだら負けだと思っている)」
アーダン「(この居酒屋メンバーに解散の日は来るのか?心配になってきたぜ…)」
しっこく「カキーン!(NO DAMAGE!)…ん?空から良いナイフが降ってきたな。カレー用に使わせてもらおう」
おわり
代理投下終わり
>>35-
>>38 代理投下お疲れ様です。そして作者さんGJ!
サザ君は力が足りないようだから
このタイトルにもなった神将器「デュランダル」を授けよう。
なんと力にプラス5の補正があるぞ!これでカキーンは無くなるな!
サザはデブ剣持たせても難なく持てるからそれだとますますエリウッド涙目じゃないか。緑風に負けるなんて…くやしい
サザはなんで主人公だったのに奥義凡庸だったんだろうな。たとえ瞬殺でも状態異常の付加効果とかあればよかったのに
サザ「麻痺をつけといたんよ。2軍の底上げをするんよ」
サザは主人公だけど凡庸だったというより凡庸な人物を主人公に据えたんじゃないかな?
英雄でも天才でも王族でもなんでもない平凡な凡人…
それも生まれ育ちを考えるとむしろ一般人より厳しく不利な環境で育たざるを得なかった今風に言えば底辺出のああいう世の中でどう奮闘してるかってのを表現したんだと思う
そういう彼だから専用武器だの専用クラスだのがあったりしてはいけなかった
>>35-38 サザよ、口だけの人に頼むから……
セネリオにでも土下座しとけば……
まあとりあえずGJでした。
で、本題
シグルド ガ○ダムみたいなリアル系、ただし小説やOVAみたいな外伝
アイク 天元突破又はGガ○
クロム ド○グナーみたいな明るいリアル系
エフラム 長谷川祐一作品
ヘクトル 昔懐かし熱血スーパーロボット
マルス コード○アス以外に何が有るのか
リーフ ザ○ングル以外に何(ry
セリス 勇者系少年枠、ええ、勇者警察という前例が有ってですね。
ロイ ラノベ原作の半ギャルゲロボット物
エリウッドとアルムが難しい。
>>33 乙なんよ、そのフラグ欲しいんよ
>>38 乙だったわね。私も兄様とお茶飲みたかった…
リーフとサザはなんか似てるけど
力の上限の差が全然違うからあんなネタキャラになったんだよなぁ
>>42 アルムは農耕士コンバインしかないだろう
エリウッドはオペレーターとかの方がしっくり来るなあ……
>>42 リーフはボトムズじゃね
異能生存体的な意味で
兄弟だとシグルドとエフラムとロイはなんかこういうの好きそうだな
んじゃあ女性陣も考えてみる。
ミカヤ 世代的に鉄腕アトム
リン トータルイクリプス。あのパイロットスーツ姿が見たいです…
エイリーク トップをねらえ…なんか部活動みたいでしっくりきそう
セリカとエリンシアは思いつかなかったw
>>45 確かに異能生存体ではあるけど、実生活面でのバイタリティはシビリアンっぽいなと
ガンダムネタは知らない人もいるから程々にお願いします
>>35-38 GJ!いろいろと応援してるわ。ぜひまた書いて欲しい
>>33 GJ!薄い本が楽しみだわ。つーかエフラム爆発しろ
エフラムはデ○ンベインというイメージが真っ先に
いや、うん。ロリk(ry
>>48 長々引っ張る気は毛頭ないけど知らないからやめろも大概じゃね
FEtvはアニメいくつかやってるけどドラマはやらんのかね
社内で人回せば相当制作費浮くと思うんだけど
主演にエリウッドとエイリークを抜擢して高視聴率間違いなし!
51 :
48:2012/08/31(金) 19:54:04.03 ID:z3JUZcOq
気を悪くしたらすみません
「長々引っ張る気は毛頭ない」ということに気付かなかっただけです
気にせずアニメネタ続けてくれると嬉しいです
侍の便乗ネタでFETVが侍を大河ドラマとして放送してるってネタがあったな
たしか侍内でエリウッドが死んだ時だったか
ミルラ「ユリウスお兄さま。ちょっと私達の遊びの相手をしていただけませんか?」
ユリウス「ええー…この糞暑いのにお前らの遊びの相手なんて僕は嫌だよ…どうせまた霧のブレスを30分間受け続けるとかそんなんになるだろうし」
ミルラ「いえ、今日はちょっと趣向が違うんです。ね?ファ」
ファ「そうだよー。たいがどらまをやるんだよ」
チキ「そうそう。大河でドラマなんだよ」
ユリウス「大河ドラマぁ?…はっはーん。お前ら爺さん達が大河ドラマ見てるから影響されたな」
ミルラ「大河ドラマのような硬派なものに耐えうるのは我が家ではユリウスお兄さましかいないと思って…」
ユリウス「…そうまで言うなら仕方ないな。このユリウス。子供達のために一肌脱ごうじゃないか」
で
ユリウス「何で僕はこんな広大な空き地のど真ん中に立っているんだ」
ミルラ「これから大河ドラマをするんです」
ユリウス「それは知っているけどセットどころかそこら辺に現代の家があるから雰囲気も何も無いじゃないか」
ミルラ「大丈夫です。これから出演者の方が来ます」
ユリウス「出演者って僕以外に誰が…」
ミルラ「それでは獣牙族のエキストラの皆さんお願いします!」
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ユリウス「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
ミルラ「獣牙族、虎のラグズ(なりそこない)の皆さんにエキストラで出演をお願いしました。どれくらいいるかは私もわかりません…でも凄く多いです」
ファ「わーユリウスお兄ちゃん頑張ってー♪」
チキ「いいなあチキも混ざりたい」
ユリウス「これじゃ大河ドラマじゃなくて…!!!!」
TIGERドラマじゃないか!!!!!!!!!!!!!
なりそこない「グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!」
ユリウス「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
数日後
セリス「ユリウス、今日も学校休みなのか・・・どうしたんだろう?」
ラクチェ「何だか大河ドラマの撮影で事故があったらしいですよ」
セリス「へえー!知らない間に俳優業もしてたんだなあユリウス!でも大丈夫だろうか」
てっきりユリウスを大河に流すのかと思ったわw
そういや草原の狼やら灰色の狼やらウルフやら狼はいっぱいいるのになにげに虎ってモウディくらいしかいないのか
つムワリム・キサ
キサは猫だろう
記憶曖昧だが
虎であってるぞ
ついでに敵キャラだけどデスとヘルも虎
>>53 リアルで茶吹いたwあんた天才すぎるwGJ!
上の見て突然思いついたネタ。ちょっとだけ時間取るかもしれません。ご了承ください。
〜会社〜
ハーディン「そうだ!これだ!」
ザガロ 「どうしたんですかハーディン様、大声出して」
ハーディン「見えたのだよ・・・私がするべきことが・・・」
ウルフ 「どういうことですか?」
ハーディン「私は草原の狼とまで呼ばれた男・・・つまり男は狼なのだよ!」
ビラク 「理屈が分からないけど、そのとおりだZE!」
ハーディン「というわけで、今日、ニーナの寝込みを襲う!」
ロシェ 「えぇっ!?ハーディン様がですか!?」
ハーディン「もう私は決めたのだ・・・このままではいかん・・・二人の愛が無くなってしまう!」
ザガロ (もともと無いような・・・)
ウルフ 「ですがハーディン様、今日は仕事が溜まってて、全員が徹夜で残業のはずですが」
ハーディン「うん。だから私の分やっといて」
全員 「ええぇーーー!!!?」
ハーディン「うむ、いい返事だ、では任せたぞ!」ダダダッ!バタン!
ロシェ 「なんて身勝手な・・・」
ビラク 「だがここは一人の男として頑張ってほしいZE!とりあえず・・・」
全員 「明日までに終わるかな、仕事・・・」
〜帰り道〜
ハーディン「急げ、馬!今の時間ならニーナは寝ているはず!チャンスだ!」パカラッパカラッ
〜ハーディン宅〜
ハーディン「よし、着いたぞ!電気は付いてない!いけるぞ!・・・ま、いつもどおりだけども。」スタッ
〜家の中〜
ハーディン(起こさないように静かに歩かないとな・・・ま、いつもどおりだけども。)そろ〜りそろ〜り
〜寝室前〜
ハーディン(ふふふふふ、とうとうというか今更だが、このときがやってきたのだ!
よーしまずは落ち着け落ち着くんだ私!今日の私は狼だ!狼になるのだ!
今こそ長年の童貞生活に別れを告げるときだ!さようなら!私のピー年間!
ハロー!私の新生活!ふふふはははっははっははは!)
ハーディン「いざ!参る!!ぬおおおおおおおぉぉぉぉっ!!!」ガラッ
・・・ガラーン・・・
ハーディン「・・・どうしたというのだ!?なぜニーナがいないのだ!?
・・・?これは・・・置手紙か?」ピラッ
〜今日から一週間、エリスさんたちと旅行へ行ってきます。店屋物でも頼んでください ニーナ 〜
ハーディン「・・・・・・・」ピッポッパッ
ウルフ 『もしもし、ハーディン様ですか?』
ハーディン「ああ、私だ。やはり私も仕事に出よう。そうだ、あしたの晩は私のおごりで飲もうじゃないか」
ウルフ 「よろしいんですか?ニーナ様は・・・」
ハーディン「ああ、いいんだ」
ウルフ 「ハーディン様・・・もしや・・・」
ハーディン「もういいんだ、もう・・・(泣)」
こうしてハーディンのひと夏の賭けは終わり、いつも通り、部下たちと共に仕事に励んだ。
だが、ハーディンの目には後悔や無念の感情など無く、どこか晴れ晴れとしていた・・・多分。
終わり。
ウワッタイトル付け忘れた!
「草原の狼のひと夏」ということで。
そういやジストさんは「砂漠の虎」と呼ばれていたね。
ハーディンが未来のシグルドに見えてしょうがないんだぜ。
ディアドラがシグルドと仮に結婚してもアルヴィスのことも忘れられなくてこんな状況になりそうな気がしてならないw
狼と聞くと某獣姦映画が…
シグルド「KINSHIN子供のアルムとセリカ…ムカムカ」
エキドナ「全くこんな時間にどんな馬鹿が来たかと思ったら」
ギース「悪い悪い。久々に陸に上がったから顔見ながら飲みたいと思ったらつい。な」
エキドナ「全くしょうがない奴だねホント、簡単な奴で良いんだろ?」
ギース「ああ。で、まあ悪いついでに一つ良いか?」
エキドナ「ん?何だい」
ギース「ん、まああれだ。お前さ、俺の女にならねえか?」
エキドナ「やれやれ、あれっぱかしの酒で酔ってるのかい?あんたがあたしの男になるのさ」
ギース「お前主体かよ」
エキドナ「当たり前だろ?」
オチ?便乗飲みしに来たガイツがビールと一緒に飲み干したよ?
>>65 アルム 「あれ、ギースさんじゃないですか」
ヘクトル「なにやってんだこんなところで」
アイク 「奇遇だな」
ギース 「……お前らこそ何やってんだよ」
エキドナ「この子らは手伝いで来てくれてるんだよ」
アルム 「西方三島の農業にはまだまだ開拓の余地がありますからね」
アイク 「開拓民流入による建設ラッシュらしい。工務店の皆も後から来るぞ」
ヘクトル「俺は単なるバイトだぜ」
ギース 「……」
エキドナ「そんなブスッとすんじゃないよ、まったく」
リン 「……」
アルム 「? リン姉さんどうしたの?」
リン 「あのね、ずっと聞きたかったんだけど」
ヘクトル「なんだよ」
リン 「なんでわたしあんたらと一くくりにされて送り出されたの?」
アルム 「肉体派だから」
アイク 「力強いからだな」
ヘクトル「ガテン系だからだろ」
リン 「……」
エキドナ「やれやれ、ブスッとした顔が二つに増えたね。よしあんたら、今日はあたしの奢りだよ!」
ヘクトル「マジで!? やりぃ!」
リン 「あんたは未成年でしょうが!」
>>66 エリンシア「というわけで、お手伝い中のアルムちゃんたちの様子を見に西方三島までやって参りましたわ」
ミカヤ 「夏の西方三島は暑いわねえ……」
セリス 「シグルド兄さん、お休み取れて良かったね」
シグルド 「うむ。たまには家族サービスしないとな」
ユンヌ 「リゾートかと思ってきたのに! 白い砂浜は!? 海の家は!?」
マルス 「こんな岩だらけの島に何を望んでるんですか」
リーフ 「みんなー! 魚釣ってきたよー!」
エフラム 「食事は宿で出るはずだろ」
リーフ 「ええっ!? そんな、てっきりサバイバルかと思ってもうテント設営しちゃったのに!」
ロイ 「何のつもりで来たのさリーフ兄さん……」
エイリーク「とりあえず移動しませんか? この日差しでは熱中症になってしまいます」
クロム 「そうだな。姉さんたちが日焼けしてはいかん。リーフ、日傘を差すんだ」
リーフ 「シスコン乙」
エフラム 「よし、エイリークたちには俺が日傘を差してやろう」
エイリーク「あ、ありがとうございます」
セリカ 「でもちょっと鬱陶しいわ……」
エリウッド「……ところでマルス」
マルス 「なんですかエリウッド兄さん」
エリウッド「君がこんな普通の家族旅行についてくるなんて、他にも何か目的があるんじゃないのか?」
マルス 「ははは、酷い認識ですね」
エリウッド「でもそうなんだろう?」
マルス 「……まあ、ついでだからここの島の鉱山資源を調べようと思ってるのは認めますけど」
エリウッド「やっぱり……」
マルス 「ははは。でも不純な目的なのは僕だけじゃないですよ?」
エリウッド「え?」
セリカ 「西方三島……住民の気質が素朴であるが故にまだまだ入りこむ余地はあるわね」
ユンヌ 「どっちがより多く信者を増やせるか勝負よ!」
エリウッド「……」
マルス 「ね?」
エリウッド「うう、早くも胃が痛くなってきた……!」
>>66 アルム 「そう言えばアイク兄さんは建築、僕は農業の手伝いだけど、ヘクトル兄さんは何なの?」
ヘクトル「いろいろだぜ。船に乗って網引っ張ったり、水揚げの手伝いやら鉱山で坑道掘ったりとかもするし」
アルム 「へえ。ガテン系って感じで兄さんにはピッタリだね」
リン 「問題はわたしまで同じ現場に放り込まれてるってことよ…!」
ヘクトル「いいじゃねえか、お前のツルハシの振るいっぷりに現場のバアトル親方も感心してたぜ」
リン 「ちっとも嬉しくない!」
アルム 「まあまあ。でもそんな男ばっかりのところにリン姉さんがいたらいろいろ問題ありそうだけど」
ヘクトル「初日にケツ触ってきた野郎に分身必殺かましてからは遠巻きにされてるぜ」
アルム 「うわぁ」
リン 「そういうあんたこそ一部のガチムチな人たちに舐めまわすような目で見られてるくせに!」
ヘクトル「言うなよ! 気付かない振りしてたのによお!」
アルム 「兄さんってやっぱりそういう扱いなんだ…」
エリンシア「鉱山漁業農業狩猟…西方三島はKINNIKUの聖地ですわハァハァ」
ミカヤ 「相変わらず飛ばしてるわねエリンシア…」
マルス 「兄さん的にアレは不純じゃないんですか」
エリウッド「見なかったことにしたいよ」
クロム 「そんなことを言わずに俺と一緒にKINNIKUをつけないか? エリンシア姉さんのために」
エリウッド「クロム兄さんは体格のパラメーター自体ないじゃないか」
クロムのKINNNIKUは引き締まったタイプのKINNIKUっぽいね
エリンシア姉さん的にはそういうタイプのKINNIKUは有りなんだろうか
過去の傾向ではガチムチタイプのKINNIKUが好きそうだけども
エリンシアはゴリマッチョ好きでラフィエルは細マッチョ好きってネタはあったな
シグルドが出勤し、ミカヤが占いへ出かけ、学生は学校にいる。そんな日の午後。
ヘクトル「っがあああああーっ!!!!!!暇だ!暇で暇で仕方ねえ!!!!!」
何故学生のはずのこの男がいるのか
セリス「そんなこと言ったってヘクトル兄さんが停学になっちゃうのが悪いんじゃないかぁ」
ヘクトル「うるせえっ!売られた喧嘩は買うしかねえだろうが!大体ちょっとやりあってすぐ職員室に駆け込むくらいなら最初から喧嘩なんて売るんじゃねえ!」
最もである
ヘクトル「大体お前は何で今日休みなんだよ。お前も停学か?」
セリス「違うよ!今日は僕の学校が開校記念日で一日休日なんだ」
ヘクトル「ほー」
セリス「ヘクトル兄さんが学校へ行ったかと思ったらすぐに帰ってきてどうしたかと思ったら停学なんだもんなぁ…」
ヘクトル「いいか!誰にも言うなよ!エリウッドとリンには口止めしてあるし、まだお前にしかバレてねえんだからな!」
セリス「それはよろしいのですが」
ヘクトル「それはよろしいのですが何だよ」
セリス「やっぱり暇だよね…」
ヘクトル「それなんだよな」
ヘクトル「よしっ!決めた散歩だ!散歩に行こうぜ!」
セリス「停学中なので外に出て大丈夫なの?」
ヘクトル「学校に近づかれなけりゃ大丈夫だろ。ほらさっさとしろ。行くぜ」
外
ヘクトル「はーっ!シャバの空気はうめえや」
セリス「ヘクトル兄さんが言うと何だか様になるなぁ」
ヘクトル「どういう意味だよ」
セリス「あれ?あそこにいるのアイク兄さんじゃない?おーい!」
アイク「お、セリスにヘクトルじゃないか。お前達今日は学校じゃないのか?」
セリス「実は僕は今日休校日なんだ。そしてヘクトル兄さんは」
ヘクトル「停学になっちまってよ…ってセリス!いい感じにこっちに話振るんじゃねえ!勢いで喋っちまったじゃねえか!」
セリス「あ、ごめん…ところでアイク兄さんもこんなところで何を?」
アイク「ああ。工務店の仕事が今日は特に何もないから早めに終わってしまってな。暇だからコーヒーでも飲んでこようかと思っていた」
ヘクトル「へえー。アイク兄さんでもコーヒーなんて飲むんだな」
セリス「肉汁で水分を摂っていると思っていたよ」
アイク「俺だって茶やコーヒーくらいは飲むぞ…」
セリス「それで、どこのコーヒーを?」
アイク「最近この辺に出来たらしい店に行こうと思っていたんだが、えーと…あの店か」
ヘクトル「えーと何々、スターレックス…どこかで聞いたことがあるような無いような…」
アイク「とりあえず入るか」
カランコローン
レックス「いらっしゃいませこんにちはー」
セリス「あれ?」
ヘクトル「あんたはえーとドズルの…」
レックス「実家の事業が広まっちまってね。俺にカフェの店長をやれなんて言うもんだからこっちも大変だよ」
セリス「最近の紋章町は手広く商売する人が多いんだなあ」
アイク「まあいいや。とりあえず何にするかな…」
セリス「じゃあ僕はキャラメルフラペチーノをトールで」
ヘクトル「俺はどうすっかな。コーヒーフラペチーノをグランデで頼むわ」
アイク「カフェミスト、ミルクマシ砂糖マシマシで」
セリス「兄さんその頼み方ラーメン屋のだよ!」
席にて
セリス「ところで…」
アイク「ん?」
セリス「このコーヒーに入ってるミルクって普通のミルクだよね?」
ヘクトル「いきなり何言い出すんだよお前は。ミルクはミルクに決まってんだろ。牛の乳だ牛の乳」
セリス「そ、そうだよね。それならよかった」
アイク「ははっ、セリスもたまには変な事を言うもんだな」
セリス「いやぁ店が店だけに何のミルクか気になっちゃって。さっき一瞬ビラクさんの姿も見えたような気がしたものだから…」
ガタガタガタンッ
ヘクトル「ビビビビビビビビビラクなんて今ここにいるわけねえだろいきなり何言い出しやがるんだこのガキは」
アイク「お、あっちの席にいるのはヘクトルの友だちじゃないのか?」
ヘクトル「なにィ!?」
ライナス「はぁー」
ロイド「やはりスタレにはiFinとBeckBookに限るな」
ライナス「これがあれか?スタレでドヤ顔ってやつか?」
ロイド「ははは。それはお前のほうが似合いそうだ」
ヘクトル「おいてめえら!」
ロイド「ん?」
ライナス「おおーっ!?誰かと思えば停学食らったヘクトル君じゃねえか!」
ヘクトル「てめえら昨日は恥も醜聞もなく職員室に駆け込んでくれやがったな」
ロイド「ソードキラーなんて持ってくるほうが悪いだろ。自業自得だ」
ヘクトル「まあいい・・・何ならここで昨日の続きと行こうじゃねえか」
ライナス「さっきから黙って聞いてりゃあいい気になりやがって。いいぜ、テメエの血でカフェの新メニューでも考案してやるよ」
ロイド「俺は帰るぞ」
ライナス「何だよ兄貴つれねえな」
ヘクトル「はっ、この俺にビビッたか?」
ロイド「ちょっと急用を思い出した。お前らもせいぜい早めに帰ることだ」
アイク「止めたほうがいいだろうか」
セリス「いや、多分大丈夫だと思う…」
アイク「何故?」
セリス「強力な助っ人がいたから…多分あのソードマスターの人も気づいちゃったんじゃ…」
ドドドドドドドドドドッ
ビラク「やっぱりいた!」
ヘクトル「ゲエッ!!!!!!!!!!」
ライナス「うおお!?」
ビラク「さっきから何か声がすると思ったんだ!やっぱりヘッ君じゃないか!」
ヘクトル「畜生!セリスの言ってたことが現実になっちまった!!」
ライナス「一体何なんだこいつは!」
ヘクトル「知るか!俺が聞きてえよ!」
ビラク「そこの勇者のお兄さんも僕とヘッ君と熱いアバンチュールと行こうじゃないか。何せ今は夏なんだからね!皆開放的に行かなくちゃ!」
ヘクトル「お断りだ!」
レックス「ほら、もう顔が赤くなってる。はは、可愛い奴だ 」
ヘクトル「止めろよ店長!お前んとこの従業員だろ!」
フォルデ「君も、俺の風を感じてみないか?」
ヘクトル「感じねえよ!!!!!!どっから出てきたんだよ!」
ビラク「それじゃあ俺を感じてみないか」
ヘクトル「断る!」
ビラク「ああヘクトル。我が愛しの人よ。きみの言葉は小鳥のさえずり、きみのひとみは…何だったかな」
ヨハン「星のまたたきだよ」
ビラク「そうだったそうだった。ではもう一度」
ヘクトル「やらんでいい!!」
ヨハン「ああラクチェ。我が愛しの人よ」
ヘクトル「誰だよ!!!」
トレック「まあ、こんなものか」
ライナス「勝手に始めて勝手に終わらしてんじゃねえ!」
ギャーギャーワーワー
セネリオ「酷い有様です」
アイク「来てたのかセネリオ」
セネリオ「はい。走って来ました」
セリス「わざわざこれを言うためだけに!?」
おわれ
弟たちに飲み物奢ってあげるアイク兄貴とか素敵やん・・・
GJだったが、リーダス兄弟は学校通ってるのかよw
…どういう…事だ…?
あいつらが何歳かは知らぬっ!!!
だが世の中には留年というものもあってな…
ぐわあ痛恨のミス
リーダス兄弟はヘクトルと何かやってる不良ということしか知らなかったよロシェ…
世の中には20歳の高校生や28歳の高校生がおってな・・・
定時制とかにいくと余裕で60歳オーバーの高校生なんかもいるしな
リーフ「原作だと世界人類石化しちゃったりするアスタルテさんもここだと大人しいよね」
ユンヌ「うんまあ、あの人他にやることあるから」
リーフ「へえ。さすが神様ともなると仕事が多いんだね」
ユンヌ「そうなのよ。この1万年ぐらいずっと没頭してる仕事があってね」
リーフ「1万年も? 一体何やってるの?」
ユンヌ「うん。FE覚醒ルナティック+クラシックモードを配信異界一切使わずクリアしようとしてて」
リーフ「待って。いろいろ待って」
過疎ってるか?
セリス「ユリウス・カエサルはローマ時代の政治家である。『ブルータス、お前もか』等の名言で有名…それにしても暑いなぁ…」
ミカヤ「あらセリス、お勉強?」
セリス「そうなんだ。夏休みが終わったらすぐに試験だから今のうちにやっておこうと思って。次の世界史のテストはローマ史がメインらしいんだ」」
ミカヤ「偉いわねえ」
セリス「でも何だかしっくりこなくて…はぁ…」
ミカヤ「歴史は覚えることが多いものねえ。気分転換に外の空気でも吸ってくるのはどう?」
セリス「そうするよ。ありがとうミカヤ姉さん」
外
セリス「ローマの歴史かぁ…ローマの人に教えてもらえれば早いんだけどなぁ」
ピコーン!
セリス「そうだ!作ればいいんだ!」
結果
サナキ「どうして」
ユリウス「僕達が」
サナキ「こんな狭いところに」
ユリウス「縄で縛って」
サナキ「入れられておるんじゃ」
セリス「ただいまより悪魔合体の儀式を開始する!」
ユリウス「待てセリス!血迷ったか!」
サナキ「私は社長なんじゃぞ!お前の兄の会社とだって取引しておるのじゃぞ!」
セリス「ユリウスとカエサル(サナキ)を同じ鍋の中で火にかければ合体してユリウス・カエサルが生まれるはずなんだ…!」
ユリウス「生まれるわけないだろ目え覚ませ!!」
セリス「点火ぁ!」
サナキ「ただでさえ暑いのに熱湯風呂なんぞ私は嫌じゃ!!!」
セリス「ヘっへっへ。ねればねるほど、色が変わって……」
ロイ「うわぁ…悲鳴が聞こえるから来てみれば…」
マルス「セリスが何だか大変なことになってる…」
セリス「あ、マルス兄さんにロイ!ちょうどよかった!鍋をかき回すのを手伝っておくれよ!」
マルス「一体君は何を作ろうとしているんだいセリス」
セリス「ローマだよ!僕はローマを作ろうとしているんだ!」
ロイ「え?」
セリス「ユリウス・カエサルを作ってみようと思ってね!二人に協力してもらっていたんだ!」
ユリウス「助けてくれ!このままじゃ釜茹でだ!」
サナキ「まだ死にたくないんじゃ!」
ロイ「(協力…?)」
マルス「う〜ん…でもセリス。そのやりかたは間違っていると思うよ」
ユリウス「だろ!?そう思うよな!?」
サナキ「そうじゃそうじゃ!もっと言ってやれ!」
セリス「そうなの…?材料はこれで合っていると思ったんだけど…」
ユリウス「材料呼ばわりかよ!」
マルス「確かにその二人は合ってるんだけど、材料が足りないんだよ」
数分後
マルス「ありがとうジェイガン。二人を連れてきてくれて」
ジェイガン「何のこれしき。それでは私はこれで」
ジュリアン「一体何の用なんだ?」
シーザ「せっかく夏期休暇だったのに…」
マルス「よしセリス。この二人も鍋に入れるんだ」
セリス「わかった!」
ドボン
二人『AッChiッ!』
セリス「でも何でこの二人を?」
マルス「ユリウス・カエサルの別の読み方はジュリアス・シーザーだろ?ジュリアンとシーザで少しだけ近くなるじゃない」
ロイ「いやそのりくつはおかしい」
セリス「なるほど!やっぱりマルス兄さんは何でも知ってるなぁ」
マルス「あとはこのあと四時間くらい煮こむだけじゃないかな」
セリス「早く出来ないかなぁ」
サナキ「シグルーン!シグルーンはおらぬかぁ!」
ユリウス「ユリアー!!!何とかしてくれえ!」
ジュリアン「レナさん…」
シーザ「ラディくらいしか呼べる奴がおらん…」
〜翌日〜
マンフロイ「今日の朝刊は…何々『紋章町で新手の子供狩りか?子供から大人まで四時間の釜茹での怪奇!』じゃと。はー。物騒な時代じゃのう」
おわれ
セリス……熱中症にかかって……
そして乙です。
小ネタ
アストリア「向こうで騒動が起こってるようだが一体何だジョルジェよ?」
ジョルジュ「…兄弟家のエフラムが警察に追われてるようだな」
アストリア「エフラムと言うとあの童女趣味のか?シェルジュよ」
ジョルジュ「…実際は単なる子供好きらしいがな、まあ人間事実より醜聞含みの噂の方が声も大きく耳に入る物だ」
アストリア「何?それはまた、アホトリアだのカストリアだの訳の解らん誹謗中傷を受けた身としては他人事と思えんな。そう思わんかジョリージュよ」
ジョルジュ「…………そうだな…」
セリスが暑さでやられてるだろこれwwww
サナキ 「ううう……まったく、酷い目に遭ったぞ」
エリンシア「うちの弟が本当にご迷惑を……!」
ミカヤ 「レストかけておいたので……」
サナキ 「うむ……まあ私は寛容である故許してやるが、今後はこのようなことのないようにな」
エリンシア「ありがとうございます」
サナキ 「ああしかし肌が真っ赤っかじゃ。まるで茹で蛸のような有り様ではないか。こんなところを万一アイクに」
アイク 「ただいま……ん、サナキか」
サナキ 「! あ、アイク……!」
アイク 「……」
サナキ (み、見られてしもうた……! こんな蛸のような姿を……!)
アイク (何故こいつはこんな真っ赤なんだ……まるで蛸みたいだ。蛸か。そういえば腹が減った……)
サナキ (ううう、何故黙っておるのじゃアイク、せめて笑ってくれればまだ)
アイク 「……美味そうだな」
サナキ 「!!」
リーフ 「ねえマルス兄さん、なんか最近紋章町の一部女性の間で熱湯風呂が流行ってるらしいね」
マルス 「本当かい? 昨今の流行はどうも読めないねえ」
ビラクとレックス、聖魔の光石プレイ中
リオン「僕はエフラムのこと、今でも好きだよ。」
エフラム「リオン・・・」
エフラム「なあ リオン。俺もお前が好きだった。」
ビラク「リオンきゅんもエフラムきゅんも俺たちの仲間だったんだNE☆」
リオン「ナグルファル」
レックス「ほら、もう顔が赤k、ギャーーー!!」
>>87 サナキ様、健気です。
>一部女性の間で熱湯風呂が流行ってるらしいね
とりあえず、熱湯コマーシャルやっているグレイル工務店が見えた。
グレイル工務店が、という字面だけで熱湯コマーシャルするアイクたちが見えてしまった
クロム「唐突だが自警団メンツで蛮族になれるやつは全員蛮族になれ」
ヴェイク「急にまたなんだよ…」
ルフレ♂「なんで蛮族?」
クロム「今さっきロランをチェンジプルフで蛮族にしたら△帽子の蛮族になった。なんか気に入った」
ヴェイク「それだけかよっ!?」
クロム「い、いや、それはどうでもいい。問題はヒールの不足だ」
フレデリク「くわしく伺いましょう」
クロム「ああ…このスレでは原作でヒールだった連中も大体いい人になってる」
ヴェイク「ユリウスとかファウダーとかな。マンフロイもなんか好々爺みたいだし」
ルフレ♂「ギャグならともかくシリアス系のネタは悪役が必要なこともあるからな。その人選に各作者が頭を抱えてしまってるわけか」
クロム「まぁ
>>3もあることだし悪役そのまんまのその連中でもいいわけだけどな。とにかくヒール不足解決のためこれから俺たちは自警団改め蛮族団になって略奪をしようと思う」
ヴェイク「それもうリーフたちがやってるだろ。二番煎じじゃねぇか?」
クロム「……お、おのれ…あの葉っぱ野郎っ!!!俺たちのキャラ立てをよくも邪魔したな!」
フレデリク「はぁ…それが本音ですか…」
ルフレ♂「ラッキースケベ以外にも何かしたかったんだな?」
クロム「ららら、ラッキースケベなんて俺は知らんっ!と、とにかく……ばれちゃしょうがない…お前らも何か提案ないか?今後俺らが活躍するのにこんなネタはどうよ?みたいな」
マリアベル「はいはいはいっ!」
クロム「よしそこっ!」
マリアベル「わたくしとリズの女子高ラブストーリーを提案いたしますわ!」
クロム「ラーチェルとキャラが被るっ却下!」
マリアベル「てめーわたくしの出番が増えるチャンスをよくも潰しやがりましたわね!」
リズ「今から女子高に転入するのも大変なんだよー」
ルフレ♂「落ち着け落ち着け。誰か書いてくれるかも知れないんだし」
ミリエル「では私の研究成果をもとに学術的探求の物語を…」
クロム「ルーテと被る上になんか小難しくなりそうだ。却下」
ミリエル「…心外ですね…」
ヴェイク「俺様主役で男の魂を熱く燃やすバトルものはどうよ?」
マリアベル「そんなムサ苦しいもん却下ですわ。だいたいKINNIKUマンが活躍するネタならアイクさんの独壇場じゃありませんの」
サーリャ「うふふふふふ。ちょっと時期外したけれど心霊ものは一ジャンルよ…私の呪いでネタを書くといいわ…」
クロム「採用っよしそれでなにか…」
ルフレ♀「却下。ホラーネタは過去にあったわ。いろいろと」
ルフレ♂「クロム…お前今サーリャの胸ガン見してたろ?」
クロム「ぬおっ!? な、なな、なんのことだ!俺はそんなことはしていない!」
ルフレ♂(相変わらず顔に出るやつ…)
ルフレ♀「クロムゥ?」(にこっ)
クロム「は、反対意見がでてはしかたない…却下!」
サーリャ「………ちっ………」
ティアモ「えっと…じゃあ…」
ルフレ♂ルフレ♀サーリャヴェイクその他「却下!」
ティアモ「ま、まだ何も言って…」
全員「却下!…諦めろ…いろいろと…」
ティア喪「シクシクシクシクシク………」
リズ「まとまらないんだよー」
ヴェイク「結構いろいろ提案したんだがなぁ…」
クロム「運命を変える!」
カラム「うん…僕も提案したんだけど誰も返事してくれなかったよ…」
マリアベル「このスレも46スレにもなるとたいていのネタは既出ですわねぇ…」
クロム「ネタ被り…キャラ被り…俺たちに未来は無いのか!?」
フレデリク「それなのですが…」
ヴェイク「ん?」
フレデリク「別に被っていてもよいのではありませんか?スレの長さもそうですが原作も長い。
人間のパターンにも限りがありますしみんな大なり小なり以前のかたがたと被りはあるのです。
それそのものをネタにしてもよろしいしなによりここは便乗OKなスレなのですよ?」
マリアベル「まぁ♪ それならわたくしラーチェルさんと被っていても気にせずリズと甘いアバンチュールをすごしてもよいのですわね?」
フレデリク「無論ですとも」
ミリエル「私が学会に論文を発表するだけの散文的なネタでもかまいませんか?」
フレデリク「どうぞ遠慮なく」
ヴェイク「魂震わすトーナメントバトルネタもありだよな!」
フレデリク「バトルは少年の夢ですからね。どんどんおやりなさい」
サーリャ「呪いと祟りのおりなすオカルトストーリー…うふふふふふ」
フレデリク「実に夏らしいですねぇ」
クロム「俺たちが蛮族団になるネタだってかまわないわけだな?」
フレデリク「よいですとも。ベルン署との大バトルなんて面白そうではありませんか?」
ティアモ「それなら…」
フレデリク「人間諦めも肝心ですよ?」
ティア喪「………」
会議は…終わった…
リーフ 「クロム兄さんってルフレさんに比べると友達少ないよね」
クロム 「お前もまた酷いことをハッキリと言う奴だな」
リーフ 「いや、別に気にしてる風もないしさ」
クロム 「まあ実際気にしてはいないな。自分から親しくならんよう意識している面もあるし」
リーフ 「え、そうなの? なんで?」
クロム 「つまりだな」
〜クロム、小学校時代〜
クロム 「いってきまー」
フレデリク「おはようございますクロム様!」
クロム 「!! ふ、フレデリク!?」
フレデリク「さわやかな朝です! こんな朝に万一転んで怪我などなさってはいけないと、
このフレデリク、クロム様の通学路から小石を全て取り除いておきました!」
クロム 「そ、そうか」
フレデリク「ささ、ランドセルはこの私めに! 鞄持ちを務めさせていただきます!」
クロム 「いやいいよそういうのは!」
フレデリク「そうですか、残念です。それではこちらに」
クロム 「うわ、道一面に赤絨毯が!?」
フレデリク「音楽隊、演奏よーいっ! はじめっ!」
パーッ、パーパーパーッ、パー♪(FEのテーマ)
フレデリク「さあ、道を開けよっ! クロム様ご登校、ご登校でございますっ!!」
クロム 「……」
〜回想終了〜
クロム 「まあなんというか、あのノリに他人を巻き込んではいけないと」
リーフ (達観した目だ……)
GJですた。
全くその通りですな。多少前のネタと被ってもダイジョブさ〜
95 :
94:2012/09/04(火) 10:04:42.90 ID:Pwik6b84
やべうつの遅かったわ。前の人すいません。
ロイ「ただいまー…ってあれ?セリス兄さんとクロム兄さんしかいないの?」
クロム「そうだ。皆何だかんだでどこかへ出かけてしまってな」
セリス「今は二人でまったりしてたところなんだよ」
ロイ「そっかー。お昼どうしよう。二人はもうお昼は済ませちゃったの?」
クロム「いや、まだだ。考えていたんだがお前が帰ってきてからにしようと思ってな」
ロイ「そうなんだ。どうしようお昼」
セリス「冷蔵庫の中はほとんど何もないし」
クロム「かといってこの暑い中外に出るのもな…」
ロイ「どうしようか…」
セリス「パンならあったよ」
クロム「もうパンでいいかあ」
ロイ「パンだけじゃ味気ないし何か野菜でも挟もうよ…」
クロム「冷蔵庫の中には…肉はないが野菜なら多少残ってるな」
セリス「じゃあそれを使わせてもらおう。僕が野菜を切るからロイはパンのほうを処理してくれる?クロム兄さんは食器をお願い」
ロイ「わかった」
クロム「了解した」
セリス「えーと野菜とパンと後何が必要だろう」
ロイ「マヨネーズとかマスタードとかじゃない?」
クロム「マヨネーズはあったがマスタードがないな」
ロイ「サンドイッチといったら辛子は必須じゃない!なのにマスタードが無いなんて!」
セリス「マスタード…今いるのはロイとクロム兄さんか…調達できないことはないな…」
クロム「調達ってどこから調達してくるんだ?」
セリス「ちょっと待っててね!」
〜数分後〜
セリス「ただいまー!」
ロイ「おかえりー…って何その大量の下着は!」
クロム「どっから持ってきたんだ!」
セリス「色々考えたんだけど一番手軽に終わりそうだから下着泥棒をちょっとね」
ロイ「下着泥棒をちょっとねって…セリス兄さん大丈夫!?それ犯罪だよ犯罪!」
セリス「そうそれ!」
ロイ「え?」
セリス「それだよそれ。僕は犯罪をしてきたんだ。つまり法を犯したんだよ」
クロム「一体何のつもりで…」
セリス「ロイ、クロム兄さん。二人のCC先を言ってみて」
ロイ「マスターロード…」
クロム「だな…」
セリス「そして僕は法、つまりローを犯した。即ちローが無い状態。ということは!」
ロイ「ということは?」
セリス「マスターロードからローを引いてマスタードに出来るってことさ!!!!!!!!」
ロイ「出来るかああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クロム「それにセリス。その理論だとお前はローを引いてドナイトになってしまうぞ」
セリス「!」
クロム「おまけに蒼炎のアイク兄さんのCC先はロードなんだからそこからローを引いたら…」
ロイ「ド…もう何だかわからないよこれ…」
ガクッ
セリス「と…取り返しの付かないことをしてしまった…っ!!」
ロイ「今更!?」
セリス「何てことだ…僕はアイク兄さんをドにしてしまった…!」
クロム「下着ドロじゃなくてそっちかよ!」
セリス「何てことだ…すまないアイク兄さん…かくなる上は!」
ロイ「何をするつもりなんだセリス兄さん!」
セリス「アイク兄さんのクラスをドにしてしまった責任はこの弩で取る!」
クロム「やめろセリス!早まるな!」
セリス「止めないでくれクロム兄さん!」
ロイ「本当にもうドうしましょう…お後がよろしいようで」
〜余談〜
ユリウス「ユリア、僕のパンツ知らない?」
ユリア「知りませんよそんなもの」
ユリウス「参ったなぁ。お風呂から出たらパンツが全部なくて今僕ズボンの下ノーパンだy(ry」
ユリア「ナーガ」
ユリウス「」
おわれ
Q、夏休みの思い出は?
ヘクトル「補習……アミーテ……ビラクとの全力鬼ごっこ……
夏休みが楽しいってデマだよな……」
イキロ
>>98 エリンシア「ビラクさん以外は全部自業自得でしょ」
ヘクトル 「そうだけどよー」
マルス 「でも補習やアミーテを回避したとしても、それで出来た時間に
ビラクさんがぶっこんできて結局全部潰れてたんじゃありませんか?」
ヘクトル 「どの道不幸かチクショーッ!」
ヘクトル「何だとてめぇ!!」
エフラム「やるのか!?受けて立つぞ!!」
クロム 「ただいま…って、また喧嘩かお前達…」
ルフレ 「お邪魔します…って、何があったんですか!?」
エフラム「クロム兄上にルフレ殿か。悪いが今回ばかりは引けないからな」
ヘクトル「ああ、兄貴達は引っ込んでろ。これは決着を付けないといけねぇ」
クロム 「いや、待て待て。まずは何で喧嘩しているのか理由を教えてくれ」
エフラム「…ヘクトル、お前とは昔から相容れないとは思ってはいたが、まさかここまで溝が深かったとはな…」
ヘクトル「それはこっちの台詞だぜエフラム。昔からてめぇが気に食わんかったが、ここまで決定的とは思わんかったぜ」
クロム 「(ふ、二人の間に何があったんだ!?状況によっては姉さん達を呼ばざるを得んぞ)」
ルフレ 「(か、家庭崩壊の危機ですか!?ここまで絆に亀裂が入るなんて一体何が…)」
ヘクトル「どう考えてもき○この山の方が美味いに決まってんだろ!!」
エフラム「貴様の舌は狂ってるようだな!たけ○この里の方が美味しいに決まっている!!」
クロム 「………」
ルフレ 「………」
ヘクトル「チョコだけを食う、クラッカー部分だけを食う、んで両方の食う、と3つの食い方が出来る○のこの山が至高だろ!!」
エフラム「そんなもの邪道だ!こちらは丁寧にチョコをコーティングされてるのに、そっちは棒を刺しただけだろうが!!」
ヘクトル「なんだとてめぇ!?」
エフラム「やるのか!?」
クロム 「…ふぅ、お前等馬鹿か?」
ルフレ 「どんな事で争っているのかと思えば…」
ヘクトル「いや、だってよ」
エフラム「こればかりは譲るわけには…」
クロム 「喧嘩するなとまでは言わん。だがそんな些細な事で喧嘩だけはしないでくれ。姉さん達の悲しむ顔は見たくない」
ヘクトル「………」
エフラム「………」
クロム 「それに、その二つだったら…な、ルフレ」
ルフレ 「そうですねクロムさん。その二つでしたら…」
クロム「きのこの○の方が美味しいに決まっているだろ!」
ルフレ「たけのこの○の方が美味しいに決まっているじゃないですか!」
クロ・ルフ『!!?』
クロム「………」
ルフレ「………」
クロム「き○こだろ?」
ルフレ「いえ、たけ○こです」
クロム「……………」
ルフレ「……………」
クロム 「 本 気 で 行 く ぞ ! ! 」つ【天空】
ルフレ 「 覚 悟 は い い で す か ! ? 」つ【華炎】
ヘクトル「加勢するぜクロムの兄貴!!」
エフラム「助太刀するぞルフレ殿!!」
ワーワーギャースカギャースカゼツメツスルー!!
リーフ「きりかぶ派な自分に取ってはどうでもいいことだね」
アルム「すぎのこ好きだったなぁ。今はあったかな?」
ロイ 「と言うかクロム兄さんとルフレさんですらああなるとは…。恐るべし、きの○の山とたけの○の里…」
アイク「…どっちも美味いじゃダメなのか?」
その後、四人が家の中で大暴れしていた所にエリンシア姉さんが降臨。
一人ずつ慈悲叫喚アミーテのお仕置きを食らい、どっちも美味しいと言う事で和解となりました。
むしゃくしゃして書いた。某ジャンプ読んでたら何となく思い浮かんだ。反省はしている。
ミカヤ「私は小枝がいいわね」
シグルド「アルフォートかな。私は」
エイリーク「パイの実が好きです」
クロム「パイの実が好きな割に胸は小さいままだな…」
その時兄弟家に激震走る
>>102 クロムは犠牲になったのだ…
禁句ワードの代償、その犠牲にな
GJ!クロムとルフレ喧嘩ネタで思いついたので以下投下
105 :
アスベルの書店:2012/09/05(水) 02:14:21.87 ID:0QXpYH6Y
「すまんな、ティアモ。俺が不甲斐ないばかりに」
そう言うとクロムは上半身の着衣を取り、古代の神々を思わせる猛々しい身体を露わにした。ティアモは無垢な天馬騎士であるため、当然異性の裸体を見たことが無い。そのため戸惑いを隠すことは出来なかった。
「あ、あの、クロム様…あたし・・・・・・!」
恥じらって今すぐ逃げ出したい気持ちと、好奇心でクロムに触れてみたいという思いがティアモの中で交錯したが、愛するクロムに触れたいという思いが彼女を行動に移させた。
「どうした、ティアモ?俺に触れてはくれないのか?」
いつもとは違う、驚くほど優しい声にティアモは頬を赤らめながら、手に軟膏を塗りそれを彼の背中の傷に優しく塗りつけた。
「ああ、お前の手はひんやりしていて気持ちいい。そのまま触っていてくれ・・・」
「でも、そんな事をしたらルフレに…」
106 :
アスベルの書店:2012/09/05(水) 02:15:02.84 ID:0QXpYH6Y
ルフレ、という名を聞いた途端クロムの顔が少し曇ったが、やがて意を決したように彼はティアモに告げた。
「・・・彼女とは終わったんだ。俺はあいつに恋をしていると思い込んでいただけかも知れん。家柄の相性なんて愛さえあれば何とかなると信じていたが・・・結局あいつは父親の言うことには逆らえなかった。俺達の仲なんて所詮その程度のものだった・・・そういう事だ」
クロムとルフレの仲が終わった事を知らなかったティアモは、突然の事実に何と言って良いかわからなかったが、彼を励ますためにも長年の想いを彼に打ち明ける事にした。
「…クロム様。身分不相応ですが、私はどんな事があってもクロム様の傍に在ります。あたしは不器用だし、ルフレのように何でもこなす事は出来ないけど、クロム様だけをずっと想い続けてきましたし、これからもそれは変わりません!」
「ティアモ・・・そうか。俺はてっきりお前に嫌われてると思っていた。近しすぎて気付いてやれなかった。すまん・・・」
そう言いながらクロムは彼の肩に触れているティアモの手を優しく払い、正面に向きあう形となった。そして少し照れくさそうにゆっくりと言葉を発した。
「なぁ、ティアモ。突然だが、お前に口づけしていいか?」
「あっ!そんなっ・・・でも・・・」
ティアモの言葉なぞお構いなしにクロムの手が彼女の顎を捕らえ…彼の顔が次第に近付いて来た。
室内にある大量の薔薇の花の香りが、これからの彼らの未来を祝福するかのように広がりを見せ、そしてクロムの唇が優しく・・・・・・
107 :
アスベルの書店:2012/09/05(水) 02:15:59.69 ID:0QXpYH6Y
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
アスベル「ティアモさん!!現実に戻って来て下さい!!」
ティアモ「・・・・・!!はっ!あまりにもあたしの要望通りの展開だったから、つい・・・」
アスベル「当然ですよ、完全1点物の受注生産の超ロマンス小説なんですから」
__『アスベルの書店―』それは、報われない恋に涙する者に夢を与える、半ば幻と呼ばれる本屋である
アスベル「それでは、今回は50000Gですね。いやあ、副業で始めたつもりが、大ヒットして僕もビックリしてます」
ティアモ「わかったわ。お金はここに置いておくわね。でも、いいの?本業の方は?」
アスベル「ああ、お師匠様と大賢者様は『むしろ私達の為に書いてくれ!!』と鬼のような形相でリワープと神器持って追いかけて来るので毎回大変ですが・・・」
ティアモ「(うわぁ、なんて残念な賢者達・・・)」
アスベル「ちなみに捕まった時は、一週間で700ページ書かされます」
ティアモ「・・・」
__その他の常連は兄弟家S、AKJのメンバー、ロストンの百合姫Lなど実に多彩である
アスベル「それはともかく、通常の同人とは違って、こっちは完全に個人向けなので効率が良くないのは確かなんですけどね」
ティアモ「それで納期が半年以上かかったのね・・・でもまさか一人で書いてるわけじゃないでしょ?」
アスベル「えっ?もちろん一人ですよ。以前たんぽぽ団の皆さんに手伝って貰った事があるのですが、完全に別作品になったから僕が書きなおしました」
ティアモ「どういうこと?」
アスベル「うーん。兄弟家のSさん依頼の『可憐な花、ディアドラよ!アルヴィスは私が倒す!』という題なんだけど」
ティアモ「そんな普通のタイトルがどうしてそんな事に?」
アスベル「いや、キーワードは満たしているんだけど・・・何というか・・・、まあ見てくれた方が早いかも知れませんね」
108 :
アスベルの書店:2012/09/05(水) 02:16:51.25 ID:0QXpYH6Y
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
※カオス作※
原作:パーン 著:ティナ リアル画:セイラム、トルード他
〜たんぽぽ畑にて〜
ディアドラ「良い天気ですねぇ」
牛「モォ〜〜っ」
トレック「こんな日は昼寝に限るなぁ〜〜ふぁぁ」
__とてものどかな光景の中、2人の青年が今、一世一代の勝負を繰り広げようとしていた
シグルド「アルヴィス!!今日こそはどちらがディアドラに相応しいか勝負だッ!」
アルヴィス「ふっ。良かろう。ディアドラの前でお前を完膚無きまでに叩きのめしてやる」
シグルド「やーいやーい幸運0!!出来るものならやってみろ」
アルヴィス「う、うるさい!!速さ上限22のキスすら未経験の喪男め」
エイミ「何あの人たち」
カリル「しっ!目を合わせてはいけません」
サンディマ「なぁばぁさん、わしのフェンリル知らんかのお?」
ニイメ「昨日『リーフリサイクル』でトイレットペーパーになったじゃろうて」
ルイーズ「あらパント様ったらっ。私に花の髪飾りなんて・・・」
パント「はは、ルイーズは何を身につけても似合うな」
マーシャ「あっそこの青い人、ごめんなさーい!クリミア天馬特急便が通過しまーす!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッツ!!!!!!!!!!!!!!
シグルド「ウゴぅあ!!」
アルヴィス「ちょっ!シグルドこっちに来るんじゃない___アッー!!!」
___シグルド曰く、初めてのキスは地獄のようなそれでいて可憐なたんぽぽみたいな味だったという。
109 :
アスベルの書店:2012/09/05(水) 02:17:33.39 ID:0QXpYH6Y
ディアドラ「まさかアルヴィス様とシグルド様がそんな関係だったなんて・・・」
のビラクん「なぁに、驚くことはないよ、ディアドラえもん。世の中には健全な男同士の恋愛だってあるんだ」
ディアドラ「そうなのですか・・・彼らは愛し合っているのですね」
のビラクん「そうさ!男同士でも彼らの愛さえあれば子世代に突入できるのさ」
アル・シグ「できんわーー!!!!!」
デギンハンザー「呼んだ?」
アル・シグ「呼んでないから!!!!!」
おわり
サナキ「一冊頼む」
乙!
最初違うスレに来たのかと思ったわwwwww
このアスベルは間違いなく誘拐されるフラグwwwww
112 :
助けて!名無しさん!:2012/09/05(水) 15:04:06.67 ID:fAkGvyaq
アスベル「え、ちょっ、まっ」
次の日アスベルは姿を消したという。
113 :
助けて!名無しさん!:2012/09/05(水) 15:41:12.78 ID:fAkGvyaq
兄ルフレ「これよりバレンタイン対策会議を行う!」
ショタルフレ「えっ」
弟ルフレ「兄さんまだ9月だよ・・」
兄ル「馬鹿野郎!!あの悲劇を忘れたのかっ!!!」
兄ル「拉致られたり監禁されたりしただろっ!!!」
ルフレ(男)「そりゃあそうだけど・・・」
兄ル「じゃあ早速作戦か・・・」
ショタル「ごめん兄さん僕ヘンリーが新しいゲーム手に入れたって言うから今からヘンリーの家に行くんだ・・」
兄ル「なっ」
弟ル「僕も何故かナーガ様に呼び出しくらって・・・・・」
ル(男)「同じく」
「トイウワケデイッテキマース」(×3)
兄ル「(∵)・・・・・」
姉ルフレ「m9(^∀^)プギャーハハハハハ」
114 :
助けて!名無しさん!:2012/09/05(水) 16:16:44.86 ID:fAkGvyaq
すみませんもう1人わすれてました
115 :
助けて!名無しさん!:2012/09/05(水) 16:17:49.50 ID:fAkGvyaq
無口ルフレ「・・・・・・・・・」
>>113 兄ルフレ「くそう、薄情な弟たちめ!」
姉ルフレ「まあまあ、そうカッカしないで。っていうか本当に拉致監禁されてたわけ?」
兄ルフレ「ああ。去年は酷い目に遭った」
姉ルフレ「なるほど、その手がね」
兄ルフレ「なんだ?」
姉ルフレ「いや、クロムを拉致監禁しちゃえ、とか言って妹ちゃんをそそのかそうかなって」
兄ルフレ「やめておけ、どうせ過程でラッキースケベが発生して台無しになるに決まっている」
姉ルフレ(拉致監禁すること自体は止めないのね…)
兄ルフレ「ああ、しかし一体どうすればあの悲劇を避けることが…!」
姉ルフレ「っていうか一体誰があんたみたいなごついのを拉致したのよ。
弟君たちを拉致するなら分からないでもないけど」
兄ルフレ「俺を拉致したのは青髪と緑髪の二人組だよ。目出し帽を被っていてな、
俺を簀巻きにした挙句一晩中周囲をぐるぐる回って『KINNIKU! KINNIKU!』とか叫んでいた」
姉ルフレ「…」
兄ルフレ「何故急に黙る…呆れているのかもしれんが実際やられるとトラウマ物だぞ。
ああ、連中の魔の手から逃れるにはどうしたら…!」
姉ルフレ(なんかもう犯人分かった気がするけど面白いから黙っとこ…)
兄ルフレ「大体弟たちだって覚醒女メンバーに拉致監禁されたはずなのに何故あんなのん気なんだ」
姉ルフレ(普通に楽しい体験だったからでしょ。おねショタ的に考えて)
117 :
助けて!名無しさん!:2012/09/05(水) 18:49:42.55 ID:fAkGvyaq
リーフ「うらやましい!すっげえうらやましいルフレさんたち!」
とりあえずメール欄にsageといれようか?
重複すみませんでした。
大切なことだからしようがないな。
ロイ(・◇・)?
リーフ「どうしたのあれ?」
マルス「この表を見られよ」
ロイ支援
リリーナ C
シャニー C
ビラク B
リーフ「OK。理解が追いついて無いのは理解した。
でもなんでこんな事になってんの?」
マルス「あれだよ、あの二人ヘクトル兄さん追い込む為の作戦会議で一緒にいる機会が割と有るし、
肝心のヘクトル兄さんは返り討ちにしたり天馬に救助されたり、ビラクさんがリリーナに妨害されたりで支援が付かなくて、結果空いてたロイとの支援が付いた
って感じだと思うよ」
リーフ「……人を呪わば穴二つって実際に有るんだね」
ビラクの優遇っぷりは異常
ティアモの不遇っぷりに泣きたくなる
>>117 現状に満足しないリーフ君は4人娘にそのうち捨てられそうw
ユリア「はぁ…一体どうすればラナオウに勝てるのかしら」
ユリウス「何だまた喧嘩でもしてきたのか。ナーガの一発でも撃ってやればユリアの勝ちじゃないか」
ユリア「そうじゃないのです!拳で勝たなければ意味が無いのです!」
ユリウス「また何とも男らしい勝負だねそれは」
ユリア「それに兄様以外にナーガなんて放ったら迷惑でしょう!」
ユリウス「僕は迷惑じゃないってのか!」
ユリア「一体どうすれば…」
ユリウス「力の成長率で負けてるからなぁラナに。世の中には『競うな!持ち味をイカせ!』って言った人もいるから良い所を伸ばせばいいんじゃないかな」
」
ユリア「持ち味ですか…」
ユリウス「魔力の高さを生かして拳に魔力を纏わせながら戦ってみるとか…」
ユリア「考えてみます…」
翌朝
ユリア「で…出来た!出来ました!これぞ新しい神器の誕生!世界中の生物の強さがワンランク下がった瞬間!」
ユリウス「ふぁ〜…おはようユリア。朝から忙しそうだな」
ユリア「おはようございます兄様。昨日兄様の言った通り持ち味をイカすことにしました」
ユリウス「ほー。どうすることにしたんだ?」
ユリア「ナーガの魔導書を改造しました」
ユリウス「え」
ユリア「知っていましたか兄様。『ナーガ』という文字列、棒を一本足すと『オーガ』に見えないこともないんです」
ユリウス「オーガってまさかお前」
〜どっかの河川敷〜
ラナ「今日は来ないわねユリア。せっかく罵射気裏通多亞(バイゲリッター)まで招集しているのに」
レスター「ラ、ラナ!大変だ!」
ラナ「一体どうしたのですか?そんなに慌てて」
レスター「こっちに来てくれ!」
こっち
レスター「アンドレイとスコピオが何者かにやられているんだ!」
ラナ「待ってください兄様。そんなこといつものことじゃないですか。前座以外をした前例がありますか?」
レスター「そうじゃない!やられ方を見ろ!コンクリート製の橋脚にめり込むようにして殺害されている!こんな芸当、あのユリアでは出来ない!」
アンドレイ・スコピオ『(まだ死んでねえよ…)』
ラナ「これではまるで横方向の犬神家ですね…一体誰が?紋章町でここまでの力を持っている者なんて数えるほどしか…」
レスター「一体誰に…?」
ラナ「…! 兄様避けて!!」
レスター「え?」
ユリア「かァッ!!!!!!!!!!!!」
ズゥゥゥン!
レスター「ラナオウ様、あとは頼みます…」
ラナ「兄様!」
ユリア「おはようラナ。今日もいい天気ね」
ラナ「その声はユリ…誰!?」
ラナが声の方へ振り向くと銀髪の見たこともない大男(女?)が立っていた
ユリア「フフフ…わからなくとも無理はないわ…。今の私は地上最強の生物なのだから」
ラナ「ユリア!?貴方本当にユリアよね!?」
ユリア「ラナオウ…調子こかせてもらいます!!!!!!!!!」
〜兄弟家〜
エリウッド「いやー今日は平和だなぁ。嘘のようだ」
ミカヤ「ここのところ色々慌ただしかったものね。今日は珍しく何も起きてないわ」
セリス「この平和がずっと続くといいんだけどなあ」
エリウッド「おいおいやめてくれよ。まるで今にも終わるフラグみたいじゃないか」
ダダダダダダッ
ユリウス「セリスッ!いるかッ!セリスッ!セリイイイイイイイイイイイイイイイイスッ!」
ミカヤ「言ってる側から嫌な予感がするわ」
セリス「ユリウス!?そんなに急いでどうしたの!?」
ユリウス「どうしたもこうしたもユリアが大変なんだ!来てくれ!出来ればアイクさんを連れて!」
アイク「一体どうしたんだ…?」
〜再び河川敷〜
ユリウス「ああ!いたいた!」
セリス「あ、あれってユリアだよね!?」
アイク「前に見た時はもう少し華奢な女の子だと思っていたが随分と鍛えたんだな。俺くらいあるんじゃないか」
ユリウス「いや鍛えたとかそういう問題じゃなくて!とにかくあの二人をどうにかしてくれ!これじゃ作品が変わっちまう!」
ラナオウ「ホァチャァッ!」
ユリア「ヂャッ!」
アイク「おお…!」
ユリウス「二人の打ち合いが空気を震わせていやがる!」
セリス「何て打ち合いだ…ここでも振動というか肉感というか…とにかくそういうものが感じられる…!」
ヨハン「やあ諸君。お揃いで何をしておられるのかな?」
セリス「あ、ヨハン。いやね、ユリアとラナが大変なことになっちゃって…」
ヨハン「何。それは大変だ。私が仲裁に入ろうではないか。この愛の騎士ヨハンにお任せあれ」
ラナオウ「ただ笑いと媚びに生きてなにが人間だ」
ユリア「闘争とは力の解放だ 力(りき)みなくして開放のカタルシスはありえねェ」
ヨハン「やあやあお二方。どうにも私の知っている君達と今日の君達は違うようだが、ここは愛の騎士たる私に免じて無益な争いは終わりn(ry」
ユリア「かァッ!!!!!」
ズバァッ
ヨハン「ヨハン死すとも愛は死なず…ぐふっ」
ユリア「たかだか人間の肉体を破壊するという単純な行為に友情だの結び付きだの愛だのと、上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!」
ユリウス「ひえー」
セリス「仮にもグレートナイトにCCして追撃こそ出来ないけれど守備面では子世代屈指の走る壁になり得るヨハンがああも簡単に!」
アイク「こりゃあセリス。お前が行かんとどうにもならんと思うぞ…」
セリス「かなぁ…」
ユリア「たかだか1時間余りで蚊トンボを獅子に変化(かえ)る。勝利とはそういうものだ」
セリス「おーいラナ!ユリア!」
ラナ「セ、セリス様!?」
ユリア「ラナオウ!色を知る年齢(とし)…か…!?」
セリス「ちょっとちょっと二人共!こんなところで真昼間から殴りあいなんてしてどうしちゃったのさ!」
ラナ「い、いえ!ちょっとこう…何といいますか、最近運動不足だったのであの…えーと…格闘技を模したエクササイズを…!」
ユリア「そ、そうなんですよセリス様!決して背中に鬼を出したりしていませんから安心してください!」
セリス「そう?本当に?…ならいいんだけど…」
ユリウス「いやいやエクササイズなわけn(ry」
ユリア「あ、兄様。頬に蚊がとまっていますわ」
バシィッ
ユリウス「グワォォォォォォォォォォー」
セリス「ああユリウス!どっかに飛んでっちゃって…」
アイク「それにしても随分鍛えたんだな。前とは見違えるようだ?」
ユリア「え?」
セリス「そうだよ。今のユリア、もしかしたらアイク兄さんより凄い肉体なんじゃない?」
ユリア「い、嫌ですセリス様。そんなはしたな…あ(今の自分の状態を思い出す)」
セリス「いいなあ。僕もそういう男らしい体になりたいよ。ユリアに負けてられないなぁ」
アイク「それじゃあこれから俺と毎日手合わせでもしてみるか?多少はいい方向に働くと思うぞ」
セリス「そうしよう。僕もユリアの正拳を生身で止められるくらいにならなくちゃ」
ユリア「」
ユリアはその後ショックで三日寝込んだ
ちなみにふっ飛ばされたユリウスは一週間寝込んだ
完
GJ!
二人とも、そんなことばっかしてるから
ヒロインに見えないんだぞ!セリスは喜んでるようだが。
まあ、これなら万一にもマンフロイに拉致される事は無いな。
注意фこれは作者の想像ですので本気にしないで下さい
兄ルフレ 181〜3cmくらい
姉ルフレ 168cmくらい
ルフレ(男)、弟ル、無口(男)ル
173〜6cmくらい
ル(女)、妹ル、無口(女)ル162〜5cmくらい
ショタルフレ 164くらい
ロリルフレ 153〜7くらい
なんかすいませんでした
〜 注意 〜
・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
あくまでも基本一国の中の話です。
長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください
前スレ
>>633-635の続きです
八年…たった一人の人を求める旅に既に八年の歳月を費やした。
人の心が変わるには充分すぎる時間だ。
だがユリウスの心の中には今も色褪せる事無く胸の内に抱く愛しい人の姿がある。
人は誰しも心の中に聖域を持つという。ユリウスにとってははにかんだ微笑を浮かべる可憐な娘…
歳月を過ぎてなお胸の内で輝きを増す華のようなセリスこそが人生の全てを投げ打つに値する唯一の者だった。
彼は今は東海道を下り東国へと向かう旅の空である。
「八年…八年かかってやっと一つか……」
旅の不精で伸び始めた顎髭を煩わしげに擦るとユリウスは一人ごちる。
そう…あの日、セリスの義父シャナンは確かに約束したのだ。
光…闇…大地…命…星…五つの宝珠を持ち帰ればセリスとの祝言を認めると……
そのための困難は並大抵のものではなかった。
五年前…北辺の社を訪れた時の事が思い出される。
あの日…シグルドらの立て篭もる砦を出たユリウスは吹雪の山の中で死線を彷徨いながらかろうじて北の海岸へと辿り着いた。
百年前にラーマンの社から盗み出されたという五つの宝珠。
まさに雲をつかむようなささやかな噂を頼りに辿り着いたそこにはユリウスの読みが確かならば…命の宝珠が納められているはずだ。
寒さに感覚を失いかけた足を引きずるようにして歩む。
雪の上に幾重も足跡を残して歩む。
その先にセリスの微笑があると信じてただひたすら歩んでいく……
はたしてその社は海を見下ろす岩肌の上に建てられていた。
人住まぬこの地に誰がこのような物を建てたのか…ユリウスには知りようもない。
人でなければ神か天狗か妖怪か…いずれでも構わぬ事だ。
ただ求めるものを得られればよい…
「たのもう……」
ユリウスは小さな社の扉をそっと押し開く。
薄暗い社の中の様子にようやく目が冴えてくる……
大して広くもないその空間には小さな祭壇が据えられ…御神体だろうか?
古く汚れた鏡が置かれている。
その鏡の手前には……
「これか…これなのか……? セリス…ようやく僕は……」
生命感そのものを凝縮したかのような小さな球が明けのような光を放っていた。
妖術使いであるユリウスにはわかる。これは並大抵の力ではない。
本来なら人界よりも神の世界にあるべき存在だろう。
「…いかな経緯でこの宝珠がここにあるのかは存ぜぬ…心苦しいが…
これを取ることが罪ならば僕を地獄に落としてくれて構わない」
この社に祀られているであろう人ならざる存在…神に一言を投げかけるとユリウスは宝珠を手にした。
その時である…霊鏡に何者かの影が映ったのは……
「咎人よ咎人よ…………かつて宝珠を盗み去りしアドラが如何なる天罰を受けたか知らぬならば知らせましょう。
今すぐに命の宝珠を台座に戻すのです」
一瞬前まで何も感じられなかった場に神の気が満たされていくのが感じられる…
だがそれはユリウスの予想に反して決して強いものではなかった。
鏡から聞こえる少女のような声はか細くか弱い。
「なるほど…信仰が廃れ人心が荒んだ今や八百万の神は大した力を振るえないと聞いていたが…
貴女はもはや人の世に干渉する力をほとんどもっていないようだ」
ともすれば途切れがちになる声に耳を澄ます。
「私……は……北辺を守り…ユリア………アスタルテとの約定に従い…宝珠を守って…」
「そうか…宝珠が無ければ人界に顕現することもかなわないか。
貴女の霊気が弱まっていくのを感じる。かつてここで死に掛けた漁師を救いえたのも命の宝珠の力なら貴女が人界に姿を見せたのもこれの力を借りてのこと。
一つお尋ね申したい…他の四つのありかを存じませぬか?」
「……それは人が持ってはならぬ……これ以上…罪業を重ねる…前に」
その言葉を最後に声は途絶えた。
北辺を守護していたという女神はもはや二度と人界に干渉することはかなうまい。
天界でユリウスの罪を主神アスタルテに伝えるのだろうか。
「……罪なることは承知した…だが…僕はそれでもセリスと添い遂げたい…
許しは乞わない退きも省みもしない…僕にとってはセリスだけが…」
これが北辺の地で一人の罪人が罪を犯した顛末である。
――――それからというもの…ユリウスの身に一つの変化が起きた。
異常なまでの治癒力がその身に宿ったのだ。
それに気がついたのはとある山道で山賊に襲われた時である。
妖術の達人であるユリウスといえども如何ともし難い人数であった。
無数の矢に射抜かれ刀や槍でその身を切り刻まれ…これでもう死ぬのだとばかり思ったのだが…
刺されても切られてもまたたきほどの間に傷が癒えていくのだ。
削られても削られても後から後から命そのものが湧き出してくるように。
おそらく万人が欲する力そのものであろう…だがそれもユリウスにとっては些事でしかなかった。
「これなら…セリスと再会するまでに死ぬようなことはあるまい」
ユリウスの心の全てはセリスが占めていたのだ…
そしていまや彼は東国に向かっている。散逸した五つの宝珠の一つ……大地……らしきものを見たととある山伏が語っているのを耳にしたのだ。
その山伏…モルダという男だったが彼はベルン国の山奥で滝に打たれて修行をしていたところ俄かに日が翳ってきた。
山の天気は変わりやすい…これは一雨来るかと思った矢先……
稲光の煌きとともに一つの巨大な影が現れた……影は片手に石を持ち…石を大地に叩き付けるとたちまち地揺れが巻き起こったという……
それからどうしたのかは聞けなかった。モルダは恐れを為して逃げてしまったためである。
最後に彼はこう言葉を結んだ。
「あな恐ろしや恐ろしや…あれは魔物か妖怪か…ともあれ触らぬ神になんとやらですて」
「…僕はすでに恐ろしいものに触れた…今更恐れるべき何者もない…」
山道を歩みながらユリウスはつぶやく。
ふと見上げた空の色はどこまでも蒼い…
あの人も…セリスもこの空を見上げているのだろうか?
今この瞬間だけでも彼女と心を共有しているとユリウスは信じたかった。
「ユリウス様……貴方が…貴方がこれ以上あの方の戯言で人生の時を無駄にすることはありませぬ…ありませぬのに…」
セリスは編み笠をはずして空を見上げる。
あの日…義父が偽者であることを悟らざるを得なかったあの日…
最初に思ったのはユリウスのことであった。
以前から疑問には思っていたのだが…とある剣客に暴漢から救われ…
あれが幼い日に見た義父の剣術と気がつくとセリスはすぐにグランベルを出た。
以前から疑念は抱いていたが…父が偽者であった事に気がついた以上、偽者の言葉にユリウスの人生を振り回させるわけにはいかない。
その一念から彼を追って旅に出た……
だがどこにいるかも知れぬ彼を追う旅はまさに雲をつかむようなもの。
まして非力な女の一人旅である。
危険な事は幾度もあったが…偽りに塗れて育てられた彼女…いや、彼を哀れんだ神仏の加護か、あるいは単に運がよかっただけか。
どうにか事なきを得てセリスは旅を続けていた。
とある漁村でダロスという漁師からそれらしき男が北に向かったと聞いたのである。
次第に道は細くなり人里を遠く離れていく心細さの中で…セリスは見出した。
幾人もの武者たちが雪を踏みしめ山を下ってくる光景を…
その先頭にたつ青い髪の鎧武者を……
彼らが背にさす旗を…あれは…反逆の咎で取り潰しになったシアルフィの旗ではないか?
「ど、どうしてこんなところにシアルフィの…」
「そこの者、待てぃ!」
その時である。垂加の声がかかりシアルフィの軍勢の中から数騎の騎馬武者がこちらへ走ってきたのは………
侍エムブレム戦国伝 風雲編
〜 シグルドの章 目覚め 〜
>>132-
>>134 新作GJ!とうとう出てったかセリス。ユリウス含め不安だ・・・
次回も楽しみにしてます。
>>134 続き待ってた
8年も経つとセリスの成長が不安だなと考えてふと思ったけど
このセリスって性別どっちだっけ……
確かに分かんないよね
バーツ「どっちでもいいさ。セリスはセリスだ!」
レナ「うん!」
男だよ
シャナムに女として育てられたので自分を女と思ってるけど
作者さん乙です!GJでした
シャナムは聖戦版だとカッコイイのにトラキアだと残念な顔になる
成長率もロナン並みに意味不明だったし
それ考えるとサラとかは本当にチートだよな
・・・かわいいし
143 :
弟ルフレの仕事:2012/09/07(金) 09:38:41.39 ID:67VNLoVg
やあ、僕はルフレ、みんなは弟ルフレとか弟3号とか言ってるけど名前はルフレだよ。
今日は僕の仕事を紹介するね。
僕はナーガ様を補佐していていろんなことをするんだ♪例えば
ユンヌを封印(メダリオンに)したり
ユンヌを封印したり
ユンヌを封印したり(以下×128)
書類をかたづけたりあとは....
しばらくお待ち下さい
と、いつもこんな仕事をしているんだ
あ、ナーガ様が呼んでるからまたねー
>>143 チキ(大)「お母様、またルフレを呼んで手伝わせたのね」
ナーガ 「ええ。それが何か?」
チキ(大)「……誰かの手を借りるのはまあいいとしても、あんな小さな子に頼りすぎではないかしら」
ナーガ 「いい経験になるからと言って彼も望んでいることです。それに彼だけに頼んでいるわけではありませんよ」
チキ(大)「そうね、ルフレ(弟)だけじゃなくてルフレ(ショタ)もたまに呼ぶものね」
ナーガ 「そうですね。二人とも良い子です」
チキ(大)「……たまには(姉)とか(兄)とかも呼んだらどうかしら? 実務能力なら彼らの方が高いでしょう」
ナーガ 「チキ……なんですかさっきから、人をまるでエフラムか何かのように。失礼でしょう」
チキ(大)「ごめんなさい。ところでお母様、もうすぐ兄弟家のロイが遊びに来ることになっているのだけれど」
ナーガ 「何故それを早く言わないのですかすぐにおもてなしの準備をしなさいそれはもう盛大に
あと彼が来たらまずは竜王家当主であるこのわたしに挨拶にくるように言ってもちろん二人きりで」
チキ(大)「嘘だけどね」
ナーガ 「……」
チキ(大)「……」
ナーガ 「……ふう。わたしは少し疲れました。休みますから下がっていいですよ」
チキ(大)(困ったらすぐ疲れて寝るふり……これだからうちの大人連中は)
ナギとナーガってどういう関係になるんだっけ?
DS世代の頃ナギ=ナーガ説もあったような気がするけど
覚醒で直接触れられてはいないし
>>142 シャナン「……まさか偽物と混同されてるのか?」
アイラ「このスレでは対して変わらんぞ」
シャナン「馬鹿を言うな!パント殿がセシリアと一緒くたにされてしまってる位の事態だぞ!」
アイラ「……ロリコンとブラック企業の長は確かに違うがな……」
エフラム「同志シャナンも世間から誤解されて苦労の多い男だ。労わってやらんとな」
セリス「ちなみに実は聖戦でも隠しイベントでシャナンの偽者は出るんだよ。142さんはそのことを言ってるんじゃないかな?」
ジャンヌ「9章北西の村に私かフェミナを訪問させるとシャナンさんの偽者が出て私の守備力があがります。シャナンさんの偽者だけにシャナムと同一人物説が出てますね」
………知らなんだ…
おー懐かしいな
終章ディムナとルテキアホークは衝撃的だったなぁ
このスレのシャナンはロリコン臭しかしないがw
>>144 ナギ「私は……寝てるふりではありません……」
チキ(大人)「おはよう、ナギ姉さん。起きているナギ姉さんに会うのはお久しぶりね。何ヶ月ぶりかしら」
ナギ「わからない……けれど前に起きたときには初夏でした……。
それにしても良い秋晴れですね……こんな陽気だとまた、眠く……ZZZZ」
チキ(大人)(いくら眠いからって玄関先で寝るなんて……これだからうちの大人連中は)
>>145 ゲーム中で語られてないので、どういう関係かはわからないとしか
話してる内容からしてナギ≠ナーガ(覚醒)っぽいけれど
弟ル「ナーガ様ー仕事終わり・・・ギィヤァァァァアアア!!!!!!」
弟ルフレは気絶した!
俺はクロム。今日は試してみたいことがある。
皆は臭いの箱を知っているだろうか?
そう、ワールドマップで使うと屍兵を呼ぶあれだ。
当然屍兵の好む香りがするのだろう。
一時になるとどんな香りがするのか気になって仕方がない。
俺はアンナから買ってきた臭いの箱を開けると速攻で箱に頭を突っ込んでみた。
箱の中には青野菜が詰まっていた…
今夜の飯は野菜スープだな…
寄ってきた屍兵に囲まれてタスケテルフレしながら俺はそんなことを考えていた。
前スレから
ま だ C C し て な か っ た の か
正直、覚醒のスナイパーは敵が全て突撃型のせいか
使いにくく感じる。勿論聖戦よりは遥かに優遇だが…
アルム「僕の影がいっそう薄くなったような気がする・・・・・・」
アルム頑張って(畑を指差しながら)
ショタル「うわぁ!兄さんが目から血の涙流しながら死んでる!!(死んでません)」
弟ル「お・・・とう・・と・・よ」
ショタル「生きかえった!(死んでねぇってば)何?なんなの!!?」
弟ル「ユリアを・・・・・とめろ・・・大変な・・・ことに・・・・なる・・・・・・ガクッ(気絶)」
ショタル「兄さん?・・・にいさーーーん!!!!!!」
>>158 1レスずつじゃ無くてメモ帳に書き溜めてから
投下した方が良くない?
書きためたほうが最後に文章全体のチェック入れられるから
便利だよな
保管する側もそっちのが楽だし
>>142 ロナンなんてキャラいたっけ?
ロランの親戚か?
トラキア776の2章で仲間になる弓兵
弓兵にもかかわらずやたら魔力が成長する職業を間違えたとしか思えない男
ロランとは赤の他人
そーいやロナンは漁師という設定の話あったよな
何か妄想と欲望の赴くままに書いてしまった。
反省はしているが後悔はしていない。長くなったので前後編に分けました。
デイジー「シャナン様〜、あたしが心を込めて作ったお弁当、食べて下さい」
パティ「シャナンさまぁ、あたしのお弁当も食べてよ〜。パティちゃん特製のスタミナドリンクも飲んでね♪」
シャナン「うむ……」
(ムハ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! デイジータンのお弁当! パティタンのドリンクウマー!
ボクもう幸せすぎてお腹いっぱいだお!!)
顔にも行動にも表れていないが、実際のシャナンの心は萌え狂っている。
そんな彼を物陰から眺める一人の少女の姿があった。
ラクチェ「……」
彼女の名はラクチェ。シャナンの従兄妹であり、シャナンに想いを寄せる娘の一人でもある。
料理が苦手な彼女は、この光景をただただ黙って見ているしかなかった。
ラクチェ「くっ、お弁当でシャナン様の気を引くなんて……姑息なマネを……!」
とは言っているが、実際は羨ましくて仕方がない。男勝りな性格をしているラクチェだが、根はやっぱり乙女。
好きな人の為に料理を作ってあげたい、美味しいと言って貰いたいという気持ちはある。
ラクチェ「芳しくないわ、こうしている間にもどんどん差を付けられている……。
でも、苦手とか言ってられないわね……。こうなったら特訓よ! 私の料理でシャナン様を振り向かせてみせるっ!!」
そう言ってラクチェはその場を去り、彼女は自分が最も信頼出来る料理人の元へと走った。
〜流星軒〜
ラクチェ「スカサハ料理長! 私に料理を教えて下さいっ!!」
スカサハ「誰が料理長だ……。料理なら母さんに教えてもらえばいいじゃないか」
ラクチェ「ダメよ! 母さんラーメンしか作れないじゃない!」
スカサハ「ラーメン以外はまるで無能だからな。仕方ないか……」
アイラ「貴様ら……陰口なら陰で言ってくれ」
そう、アイラはラーメンこそ超一流だが他の料理は下手なのである。
と言っても、普通に不味いというレベルで、踊り子R氏のように宇宙からの贈り物を生産することは無い。
反対にスカサハはラーメンだけが下手で、それ以外は何でも美味く作れる隠れた腕の持ち主である。
それ故、流星軒でもラーメン以外のサイドオーダー系で既に戦力となっている。
スカサハ「とりあえず、何でまた突然料理を教えて欲しいと思ったんだ?」
ラクチェ「えっ!? そ、それは……言わなきゃダメ?///」
顔を赤らめ、もじもじと身体を揺らしながらこちらを見ている時点でラクチェの目的などバレバレなのだが、
スカサハは敢えてそれを言葉に出す事はしない。なぜって報復が怖いから。例えば勇者の剣でダブル流星剣とかね♪
スカサハ(ん? ラドネイとかマナとかセリス様も料理作れたよな? ……まいっか)
別に俺じゃなくても料理のできる友達はいっぱいいるはずなんだが……
と思いつつも頼まれたのは自分。特に深く考えるべき事でもない。そう結論付けたスカサハは、早速本題に入る事にした。
スカサハ「まずシャナン様の好みなんだが、あの人は基本的に嫌いな物はない。出されればほぼ何でも食べるし、
余程のマズメシ……そうだな、マズニチュード4(※)ぐらいまでなら文句は言わない」
※マズニチュード(maznitude) 見た目、香り、味を指標とするマズメシの尺度。単位は[Mz]
Mz4 : まずい。エリウッドに与えると入院・加療が必要。
過去ネタ(18-207)より拝借しております。
ラクチェ「ふむふむ、なるほど……って、何でシャナン様って分かったの!?」
スカサハ「見てりゃ分かるよ……話を戻そう。で、そのシャナン様だが、嫌いな物が全くないとは言ったが、だからと言って好きな物がない訳ではない。
……要するに何でも食べはするが、好んで食べる物とそうでない物があるって事だ」
ラクチェ「そ、それは……?」
固唾を飲み込む音が聞こえるほどの緊張を身に纏ったラクチェが聞いてくる。
別に戦場にいる訳じゃないんだから、とスカサハは苦笑いしながら一つのお椀をラクチェに差し出す。
そこにはミルク色の汁の上に、人参やジャガイモが浮いている――要するにシチューがあった。
ラクチェ「シチュー?」
スカサハ「今日の晩飯だ。とりあえず一口食べてみろ」
ラクチェ「ん、じゃあ……。うーん、やっぱ美味しい! いつものアンタのシチューだけど、これがどうしたの?」
スカサハ「実はこのシチューはシャナン様の大好物なんだ。若干、お前や母さんの好みに合わせて作っている部分はあるが……。
まあ、この味付けを学べば間違いはない」
ラクチェ「なるほど……」
ポケットからメモ用紙を取り出し、ひたすらにメモを取るラクチェ。
込められた熱意がありありと伺え、スカサハは本格的にやる気が湧いてきた。
スカサハ「よし、ならば早速実践だ。基本の『さしすせそ』からビシッ!っと、鍛えてやる!」
ラクチェ「いえ、シャナン様の好みは分かったわ。要はこの味が出せればいいんでしょ? 後はコツだけ聞ければ充分よ!」
スカサハ「え? ……本当に大丈夫か?」
ラクチェ「もちろんよ!」
スカサハ「まあ、まるっきり出来ないって訳じゃないからな……。そこまで言うのなら……」
ラクチェのシャナンに対する想いを知っている為、スカサハ個人としては応援してやりたい。
だが正直な所、ラクチェがどんなに頑張ってもあまりいい想像が出来ず、一抹どころか多大な不安を感じている。
しかし、余計な茶々を入れてラクチェにやる気を無くされても困るので、ここは敢えて彼女の自主性を尊重した。
スカサハは己の知識と経験と実体験に基づいた料理のイロハを、全身全霊を持ってラクチェに教える事にした───
そして翌朝。流星軒の裏手にあるシャナン道場にて、シャナンとスカサハの朝稽古が終わった直後の事だった。
シャナン「そう言えばラクチェはどうしたんだ? あいつが稽古を休むなんて珍しい」
スカサハ「ラクチェ曰く、今日は乙女の日だそうです」
シャナン「何だそれは?」
本当は正直に『朝ごはんを作ってます』と言いたかったのだが、
シャナンには内緒にして欲しいとラクチェに頼まれているので適当な言い訳をするスカサハ。言い訳になっているかどうかは不明だが……
そうこうしている内に、ラクチェがこちらに駆けて来る。手に大きな寸胴鍋を持って……
ラクチェ「……シャナン様……。あ、料理長もいたんですね……」
スカサハ「……来たか」
シャナン「ラクチェ? な、何だ、そのでっかい鍋は?」
ラクチェ「私、究極の料理を作ってしまったんです! 一晩中駆けずり回って、材料を集めて!」
スカサハ「そうか、さぞ素晴らしい料理なのだろうな。俺の予想などを遥かに超越した……」
シャナン「???」
スカサハは涙を流さず天を仰ぎ、これから自分に降りかかるであろう災難に思いを馳せる。
自分は今日を生きる事ができるのだろうか……?
そんな彼の怪しげな様子に、シャナンも何やら嫌な予感というか、不穏な空気を感じ取っていた。
──そしてこの後、シャナンは『自分の命が危うい』という事を確信する。
ラクチェ「料理の基本『さしすせそ』に則り、朝ごはんを作ってみたんです!
是非ともシャナン様に食べていただきたくて。さあ、どうぞ、食べてみて下さい! はい、料理長の分もありますよ!」
シャナン「いや、あの……食べてみてくれと言われてもな……」
スカサハ「これは食べ物なのか……? 何と言うか、終末の風景を表現した芸術作品では……?」
シャナンとスカサハの目の前に置かれた皿には毒の沼地のような紫の溶岩が拡がっている。
いや、どこからどう見ても二人の目にはそうとしか見えないのだ。
シャナン(おいスカサハ、これはどういう事だ!?)
スカサハ(いや、ラクチェがね、シャナン様の為に料理を作ってあげたいって言うから、
せめて食べられる物を用意してあげようと、それとなく手助けしようとしたんですが……)
大方、ラクチェが一人で作ると意固地になったのだという事は容易に想像がつく。
その結果が目の前の毒の沼地なのだが……。
話は変わるが、実はラクチェは料理の腕自体はそれほど悪くはない。レシピ通りに作れば、普通に食べれる物を作れるだろう。
しかし、既存のレシピは自分なりのアレンジを加えればもっと美味しくなると考えており、
レシピを無視して予想外の冒険に出る事が多々ある。それが普段のマズメシに繋がっているのだが……
これまでにも豆腐とヨーグルト、おでんとプリン、メロンと雑炊、パインとご飯等、様々な食材、食物を出会わせてきた。
それでも何とか食べられる物に落ち着いているのは、スカサハの不断の努力の結果でもある。
ラクチェが一人で好き勝手に作ってしまい、かつ、スカサハの助力がなかった場合、カレーにキュウリ、ハンバーグにイチゴ程度では済まない。
それ故、目の前の紫の溶岩がマズメシを通り越して致死性の猛毒である可能性は高い。
スカサハ「ラクチェ、この泥と水銀にバブルスライムを混ぜたような物体は何だ? 俺はシチューを教えたはずなんだが……」
ラクチェ「私もそのつもりだったわ。でも『さしすせそ』を使ったらスープになっちゃったの。
ショッキングな見た目になっちゃったけど、味は良いはずよ!」
シャナン「スープ……なのか? これは……」
やはり本人もこの毒々しい色に少なからず危険を感じているらしい。
そもそも味見をしていない物を食べさせないでくれ、と言わなかったのはシャナンとスカサハの最後の良心であった。
シャナン「しかし、どうやったらこんな物が……?」
ラクチェ「ですから、『さしすせそ』です!」
シャナン「……さっきから言っている『さしすせそ』と言うのは、一体何なんだ?」
ラクチェ「料理の心構えを説いた頭文字です!」
スカサハ「えっ!?」
ラクチェ「さようなら、昨日までの弱い私、
邪悪に立ち向かい、旅立つ朝、
素晴らしい明日の為、
世界の為に悪を滅する、
そんな私じゃダメですか? ───と言う、切ない乙女の想いを綴った頭文字なんです!」
スカサハ「…………」
切ない乙女以上に切ないのはスカサハである。昨日あれだけ教えたのに何一つ活かされてないどころか、その教えすら捻じ曲げられて、
普段以上のマズニチュードを醸し出している料理を作ってきたのだ。誰でも最初は下手だとか、そういう問題ではない。
無言でこめかみに手を当てるスカサハにシャナンは涙を禁じ得なかった。
恐らくこうならないように最大限の努力をしたのだろう、それだけにラクチェの空回りっぷりを見てると切なくなる。
シャナン「……スカサハ、本来の『さしすせそ』とは何なんだ?」
スカサハ「……料理の基本の頭文字です」
ラクチェ「そうとも言いますね。この料理にもちゃんと使ってますよ!」
シャナン「ほう……では『さ』は?」
ラクチェ「サイクロプスの生き血です!」
スカサハ「ぶっ!!」
シャナン「いきなりスゴいのが出てきたな……。『し』は?」
ラクチェ「塩です!」
スカサハ「ほっ…」
シャナン「あ、普通だ。『す』は?」
ラクチェ「スケルトンの肉です!」
スカサハ「何だと!?」
シャナン「スケルトンの肉!? どこに付いているんだ、そんな物……まあいい、『せ』は?」
ラクチェ「聖水あふれる剣の絞り汁です!」
スカサハ「どゆこと!?」
シャナン「聖水あふれる剣と言えば、アカネイア地区でたまに見かけるアレか。しかし、どうやって絞るんだ……?
もしや、サイクロプスやスケルトンを倒した時に使っていた……。いや、考えるのはよそう……」
スカサハ「ですね。せめて、ただの聖水であれば……」
ラクチェ「そして、最後の『そ』がソルベティオルガリュバルギルですっ!!」
スカサハ「(´;ω;`)ブワッ やめて……もうやめてっ!!」
シャナン「……すまない。寡聞にして、生物なのか植物なのか、私にはさっぱり分からない」
ラクチェ「さ、謎が解けたところで、どうぞ召し上がれ!」
シャナン(いや、解けてはいないが……これを食うのか?)
スカサハ(俺の鑑定だと、マズニチュード8はあるものかと……)
※参考資料。過去ネタ(18-207)から拝借しております。
Mz7強: 食べ物ではない。無理に食べるなら事前にバルキリーの杖の手配を忘れないこと。
Mz8弱: 人竜戦役を引き起こしかねない。ララムが料理をする事はクッキングテロに等しい。
Mz8強: 一口でリーフを殺す料理。彼よりもまずわが身を心配しろ。
シャナン「……」
スカサハ「シャナン様、こんな事を言うのも何ですが、ラクチェはあなたの為に頑張っているんです。
ラクチェの頑張りも認めてあげて下さい」
シャナン「そうは言われてもな……」
眼下にあるのは、入れたスプーンがそのまま溶けて無くなってしまいそうな毒々しい腐海、それをシャナンは─────
1.食べる ここで逃げたら、きっとラクチェは悲しむだろう。覚悟を決めるか……。
2.食べない ラクチェ……すまない。いくら何でもこれは食べられない……。
3.食べさせる 何にせよ味見はしてもらわんとな……。はい、あーん♪
>>167の人にシャナンの運命を委ねます。
なんという大惨事の予感……!
ぜひ3で
貴族系の方々は大体Mz3以上有りそうだ。
と言うかふと思ったらロイの嫁候補上手そうな人居なく無い?
ラクチェwwwwww
だめだもう、さしすせそのところで腹筋捩れたwwwwww
乙♪
スケルトンの肉ってサガシリーズを思い出すな、食べたらモンスターに変身しそう…
>>168 エリ姉さんは本来貴族どころか(隠されていたものの)王女、女王である事を忘れそうになるくらい家庭的だな
ロイの嫁候補なら、スーとかソフィーヤは普通に作れそうなイメージがあるなー
スーはサカの、ソフィーヤはナバタの郷土料理みたいなの作れそう
>>163-166 GJ!面白かった
泥と水銀にバブルスライム鍋の実物を想像したらとんでもないことになった
これはララムも自信を取り戻すレベルかも知れんw
紫のスープはなくはないんだが、色からして食べる気失せるよな。紫芋のポタージュなんてもろその色なんだが
ちょうど最近番組で紫色のスープ見たわ
紫や青は食品に使っちゃいけない色だよな…外国のお菓子みたいで気持ち悪い
ブルーハワイはそうでもないけどね。
アイスとかお菓子を除けば青系って食事には向かないわなw
まぁあれも青っていうよりは水色よりか
他の職人さんの支援ついでに短編1個投下
少し時間頂きます
全くギャグ要素が無いので苦手な人はスルー推奨
※※
「クレイン様。郵便です!」
美しい青髪をなびかせながら、彼女がこちらに歩いてくる
彼女――ティトは、働いてタコだらけになった手に僕宛ての手紙を握っている
服装はいつも飾り気がなくシンプルだ
多くの貴族の女性が美しい手と華美な衣装に心血を注ぐなか、ティトは違った
僕は彼女のこういった、派手さがなく堅実な所が好きなのだと思う
ティトの笑顔を見ていると、家に帰って来たように安心した気持ちになれるんだ
「ああ、ティト。久しぶりだね。いつも御苦労さま」
「いえ、これも仕事ですから…」
こういった当たり障りのない話題しか出来ない自分が正直、腹立たしくなる
僕はユーモアがある方ではないし、どちらかといえば内向的だと思う
でも、このまま進展もないまま終わってしまうのはやはり嫌だった
弓矢で的を射るように、彼女の心を射止められたならどんなに幸せだろうか――
彼女への想いは尽きることがない
「来週末、一緒に郊外へ外出しないかい?」
さりげなさを装って聞いてみる。これでも内心は必死だった
「ごめんなさいクレイン様。その日はアレンと一日リキアに行く予定なんです。あの人危なっかしくて、とても見ていられないので私が一緒に行かなきゃダメなような気がして…」
―――そうか
「…予定が入っているなら仕方ないね。じゃあ、またの機会にしようか」
「はい、お誘いありがとうございます!」
アレンとあんな関係にある彼女はやっぱり付き合っているのだろうか?
どう考えても『またの機会』なんて来ないんじゃないのか?
考えれば考えるほど、悪い渦に呑まれていくようで不安になる
僕は憮然として肩を落としながら、ただただぼんやり空を眺めていた
気付くと、空の高い所を翳りを帯びたいわし雲が走っていた――
秋、か…
※※
数日後、内輪でこんな話をした
もし好きな人がいて、その人が自分で無く他の存在を想っているとしたら
_彼女の幸せを願って潔く身を引く事ができるだろうか?
「俺はそんな事できないんよ!」
「どれだけ格好悪くても、人から何と言われようが私も諦めない」
良く一緒になる飲み友達2人の弁だ
正直意外だと思った。サザに関しては本業が戦いではなく、影に徹することだ
一方セティは、本来自分より他人の都合を優先するタイプの人間である
『ティトが幸せになれるのなら、それが僕にとっても最善な道――』
元々、望みが薄い恋なのだ
日常の忙しさと、様々なしがらみで身動きが取れない状態の中
彼女の幸せこそが僕にとっての最善、と思い込むことで
諦める道を行くことに納得しようとしていた_
ちなみに二人に、この考え方で納得しないのか聞いてみたら
「昔ミカヤに守るって約束したから、どんな奴を敵に回してでもダガー1本で最期まで戦い抜く。約束を守れない男だけにはなりたくないんよ!」
「・・・それなら血を吐いてでも、彼女にとって私が『最善な道』になれるよう努力する。それに、諦めたら絶対にあとから後悔してしまうから…」
―――言葉につまってしまう・・・
僕は何を考えていたのだろう
率直に言うと、サザは僕より戦闘に向いていないどころか、前線に出たら死んでしまう
ましてや僕なら、漆黒さんみたいな強い人と張り合おうだなんて思わない
僕のライバルは彼みたいな戦闘のプロではなく、あくまで一人の騎士だというのに…
『戦いに向かない』ということを言い訳にしないサザの姿勢から
僕は大いに学ばなければいけない
サザを見ていると、昔見たマンガの1コマを思い出す
『つまずくことが恥ずかしいことではない 立ち上がらないことが恥ずかしいのだ』
諦めずに何度でも何度でも挑戦しようとする者を、僕は笑えない
それからセティ、君の本当の強さはこの発言そのものから来ているのだろう
努力とは言うが、君は深刻な面を身内にも見せないようにしている
僕が知る中で、君ほど本気を出したら豹変する人はいない
半年ほど前、僕の妹が山賊に攫われた際、丁度僕らは一緒にいた事がある
ほとんど機械のように、眉一つ動かさずに山賊を薙ぎ払う姿は
普段の君を欠片も感じ取れないほど、容赦なく苛烈なものだった
僕の父と同様、表と裏の顔を綺麗に使い分けているのだろう
君に愛されている人は、あの父に溺愛されている僕の母同様に果報者だ・・・
いつか君自身にも安らぎが訪れることを祈っている
ああ、そういう僕は彼女の為に何を差し出せるだろうか?
>>163 >顔にも行動にも表れていないが、
もう達人だなw
※※
「クレイン、一体何を考え込んでいるんよ?」
「過労で熱でも出たのか?」
心配そうに二人がこっちを見ている。僕はとっさに誤魔化そうとしたが
そんな事をしては、先程正直に語った彼らに失礼だと思い、打ち明けることにした
「・・・彼女のために出来ること、か」
年若の賢者が呟くように僕の言葉を繰り返した
「僕は自分の出来る範囲でティトに何かを与えてやりたい。でも高価な品物や食事は以前、断わられてしまったから何をしていいか正直見当もつかないんだ」
――ティトが高級品を嫌がるであろうことは、あらかた予想は出来ていた
でもシャニーの学費や、生活のために一生懸命頑張っている彼女の助けになりたい
彼女の負担にならないようなもので、かつ喜んでくれそうな物…
「手づくりの物を贈るにしても料理なら彼女のほうが上手だし、荒れた手に優しい手袋をあげたいと思っても編み物なんて出来ないし…」
そう言った矢先、
「編み物できるから教えてあげるんよ。手先は器用だから得意なんよ」
「私も編み物なら一通りこなせるとは思う。ずいぶんと久方ぶりだが…」
――こうして男三人での編み物という、何とも珍妙な場面が幕開けとなった
最初のうちは編み目を作ることすらまともに出来なかったが、段々要領を得てきた
自分でも気付かなかったが、僕はかなり器用な性質らしい
弓を使う時に必要な集中力が、こんな場面で役に立つとは思わなかった
そして数時間後、二人の協力もあって手袋が完成した
少々不ぞろいになったが、初心者としては会心の出来栄えだろう
今夜は彼女に手紙を書いてみよう。喜んでくれるだろうか?
もし彼女がアレンと付き合っていたならば、その時はその時だと思う
今日の一件で、僕は自分のことが少し好きになれた
※※
そして日が傾き、友人二人はそれぞれ迎えにきた人と帰っていった
一人は、大きなスケッチブックを持った華奢で可愛い感じの子
もう一人は、切られるのを待っている野菜をカゴ一杯に入れた神秘的な感じの少女
――彼らも頑張っているみたいだ
僕の道も果てしなく遠いものになるだろうが、
やはり好きな子を幸せにするには自分であればいいな、と思う
僕自身は多くの才能に恵まれているわけではないけれど、助けてくれる人がいる
努力の甲斐もあって今度ダヤン様から『ミュルグレ』に触れても良いとの知らせが来た
あれから妹にクローゼットの中を全てステージ衣装にされようが、全く問題無くなった
サザがあの後、僕に簡素な洋服の作り方を教えてくれたからだ
それをいたく気に入った母は彼に裁縫を習うようになった
出来る事が少しずつでも増えていくのが僕にとっても嬉しかった
そうやって時間は流れていく
そうやって人は学んでいく
多くの苦い思いを飲み込みながら…
※※
僕がティトから『アレンは図体の大きな弟みたいなもので付き合ってはいない』
そう聞かされたのは一カ月後の話である
今年のエトルリアの冬が、いつもより少し暖かいものであれば良い
完
ほっこりしたんよ!
GJなんよ!
…彼らも愛されてるなあ
>>163 GJ!と続きに期待して待っとるよ!
>>179 うう、泣かせてくれるぜ、ちくしょう!
いい話でした。GJ!
投下した2人ともGJ!
>>163-166 シャナン次回オワタ\(^o^)/
これ本当に食うのか?
>>178-183 こいつら原作準拠だと絶対に喪男なんかでは無いと思う
??「次はしっこくを倒す回なんよ」
GJだったぜ!相変わらずクラリーネの妨害は続いているのなwww
サザその腕を活かして仕立て屋でもやれば?諜報活動よりずっと向いてると思う
あぁ????突然だがエフラムとセリスが仲良くなる話でも書いてみようか????
>>188 聞いちゃう位のものなら書かなくていい
自分で決めなさい
アイク「新必殺!神速フラグジェサイド!!」
嫁候補「グワアアアア(ry
※上の会話はイメージです
ライ 「何度目になるかは分からないけど、ま〜たアイクにフラグ折られてたな」
セネリオ「ひどい有様です」
マルス 「やれやれ、一向に進展する気配がありませんね」
ライ 「そうだな。でも前と比べたら随分と楽観視出来る様にはなったけどな」
セネリオ「そうですね。パリスの存在のおかげで、アイクが最終的に誰かと結ばれる事は確定してますからね」
マルス 「前までは出口の無いトンネルを歩いてる気分でしたからね。まだ遠いですけど光が見えるだけ安心できるよ」
ライ 「問題は誰と結婚するかだけどな。俺的にはレテが良いんだけどな」
セネリオ「ワユやミストも捨て難いです。後者はアイクの長兄が五月蝿そうですけどね」
マルス 「KINSHINは許さんぞー!ですねわかります。…ふと思ったんですけど」
ライ 「ん?」
マルス 「アイク兄さんが誰と結婚したと言う事を、その末裔であるパリスさんに聞けば早いんじゃないでしょうか?」
ライ 「…あっ!そうだな!パリスに直接聞けば良い話だったじゃないか!」
マルス 「善は急げです!パリスさんは近くの山に篭っていると聞いてますので行ってましょう」
セネリオ「知らん、の一言で終わらなければいいですけどね」
ライ 「…有り得そうだな。なんせアイクの子孫だし」
マルス 「まぁ、とにかく行ってみましょう」
─近くの山
パリス 「ご先祖様の結婚相手?ああ、知っているぞ」
マルス 「ちょwwwマジでwwwww」
ライ 「良かったぜ。知らんの一言で終わるかと思ってたよ」
セネリオ「ではパリス、アイクの結婚相手は誰なのか教えていただけますか?」
パリス 「分かった。と、言っても俺が知っているのは名前じゃなくてどんな人物だったかぐらいだけどな」
マルス 「それで構いませんよ。兄さんの嫁候補がどんな人物かは大体把握してますんで」
パリス 「そうか。確かご先祖様が結婚した相手は、家事が上手い天馬騎士で…」
ライ 「ちょw」
マルス 「エリンシア姉さん!?まさかのシグルド兄さん大激怒コース!!?」
パリス 「猫に変身出来るタグエルだったと聞いているな」
セネリオ「タグエル…ああ、ラグズの事ですか」
マルス 「猫のラグズって、レテさん?レテさんって天馬乗れましたっけ?チェンジプルフ?」
パリス 「後は商人をやっていたそうだ」
セネリオ「……ララベルさん?」
パリス 「俺やご先祖様が持っているラグネルの元の持ち主だとか」
ライ 「サナキ社長…だよな?」
パリス 「剣の腕前も奥義である流星を使いこなしたそうだ」
マルス 「今度はワユさん?何これ?」
ライ 「な〜んか雲行き怪しくね?」
セネリオ「この時点で十分おかしいです。まぁ最後まで聞きましょう」
パリス 「華奢だったそうだがご先祖様以上の大食いとも」
マルス 「イレースさん、ですね」
パリス 「幼い頃は妹の様な存在だったと言われている」
ライ 「ミストか。そろそろ名前言うのも面倒くさくなってきたぞ」
パリス 「と言うかだ、俺達人の元になった生物を作り出した女神の半身と言う凄い存在だそうだ」
セネリオ「女神ユンヌですか。そろそろ来るとは思いましたけど…」
パリス 「と、俺が知っているのはこんなものだな」
マルス 「なるほど。よくわからん」
ライ 「てか誰だよ!アイクの結婚相手は!?」
セネリオ「謎が謎を呼ぶだけの結果に終わりましたね。ひどい有様です」
マルス 「アイク兄さんの結婚相手…一体何者なんだ……?」
<糸冬>
結婚しなくても子孫は残せるので終生独身だった可能性もある
死闘の結果殺しちゃった強敵の子供を自分の子供として育てた的なエピソードがあり得そうで……
トラバント「やめておけ。後が大変だぞ」
アイク「急に何の話だ」
シグルド「アイクに対しては3人マークすればいい。ミカヤ姉さん、エリンシア、そしてミストだ。
勿論KINSHIN対策の話さ。それ以外は好きにするといい」
マルス「(エイリーク姉さん含む我が家の姉妹たちも軽く落とされかけてるのに)」
…という俺の願望
>>195 シグルドさんは、この世界(?)でもミストちゃんを補足できるレーダーをお持ちなのか?
リリーナとヘクトルはどうなるのだろう……ゴクリ
そーいや最近エイリークとエリンシアの旦那候補見ないな
エフラム「旦那候補?」
クロム「そんなやつはいないぞ」
アイクとエイリークの組み合わせ好きな仲間が居て歓喜
ガチで引っ付いてほしいわけじゃなく、時々危ない雰囲気を出してくれればそれで・・・グエッヘッヘ
パリスは蒼炎の勇者の末裔ってなってるけど直系とは限らないよね。ミストの子孫の可能性もある
マルスだってアンリの末裔と伝わってるが直接の子孫ではないから
>>200 成程、じゃあこのスレなら兄弟家の誰かの子孫に……って余計絞れなくなっちまったじゃねーか!
>>194 俺、こういう2行や1行程度の原作ネタ絡めた突っ込みが大好きなんだ
リオン「出来た」
ノール「なんですこれ?」
リオン「これはマイナス支援発生装置だよ、まあ見て貰った方が早いね。
スイッチオン!」
マギー、ロ−ズ 支援−C
マギー「あれ?何だか力が抜けるよ?」
ロ−ズ「僕もだよ、君みたいな人と一緒に居るせいかな?」
ノール「ああ、支援付きの敵を弱体化する訳ですか」
リオン「それだけじゃないよ。
支援の合計値にも影響が出るんだ、例えば兄弟家のロイ君は今リリーナさんシャニーさんスーさんと支援Cが付いてるんだけど
このままだと誰かと支援Bが付いたら支援Aが付かないけど、この装置でセシリア−Aウォルト−Cにするとさっきの三人全員に支援Aが付くんだ」
ノール「そっちはハーレムキャラでも無いと意味が低いですね」
前回は多くのコメントありがとうございました。
遅ればせながら、後編を投下します。
>>163-166の続きです。
3.食べさせる 何にせよ味見はしてもらわんとな……。はい、あーん♪
シャナン(やるのか……? この私があーんなどと……。何か大切な物を失うような気がしてならないが……。
しかし、背に腹は代えられん……今はこの場を凌ぐ事だけを考えよう……)
前方にはラクチェが期待に満ちた瞳でシャナンを見つめている。
シャナン(まずはコレが食べられる物なのかどうかを判断する。我ながら外道な事をしてしまうが、許せ……)
神に懺悔でもするような心境でシャナンはスプーンを手に取り、紫色のマグマのような液体をスプーンですくう。
そして、そのスプーンを隣にいる人間の口元へと持って行く。
シャナン「はい、あーん♪」
スカサハ「あー……んっ!?」
ノリの良いスカサハがみっともなくあーんと口を開けたので、すかさず彼の口に放り込む。
……が、次の瞬間、ラクチェが剣を抜く。無駄を削ぎ落した剣閃は文字通り閃光の如く、シャナンのスプーンを弾いた後、彼の首筋に到達していた。
ラクチェ「ウフ、ウフフフフ……シャナン様、何、男同士でアッー!!んとかやってるんですか?」
シャナン「いや、味見が必要かと思ってな……」
ラクチェ「そんなの必要ありません、美味しい料理ですってば! それともアレですか、私のご飯は食べられないって言うんですか?」
シャナン「いや、そんな事はない。……すまなかった」
ラクチェ「でしたら、早く食べて下さい! 折角の料理が冷めてしまいます!! 何なら、私がアッー!!んして食べさせてあげましょうか?」
スカサハ(危なかった……。しかし、ラクチェも徹夜でこんなモン作ってたからハイになってるのかな?)
味見もしていないのに、何を根拠にコレを美味しいと言い張れるのかは謎だが、今の彼女をこれ以上刺激するのは危険だ。
そう直感したシャナンは、あぐらをかいたまま硬直した状態でラクチェの言葉に耳を傾ける。流石に怒らせてしまった自覚はあるらしい。
シャナン(……逃げ場はないか)
スカサハ(……シャナン様、ここは俺に任せて逃げて下さい)
シャナン(バッ!? 何を言い出すんだスカサハ! せめてお前だけは生き残らないと!)
スカサハ(いや、あなた俺に味見させて殺そうとしたでしょうが……。まあそれはいいでしょう。
シャナン様、あなたには神剣バルムンクを後世に伝えるという崇高な使命があります。こんな所で死なせる訳には参りません。
それに、あなたはラクチェにとって大切な存在。犠牲になるのは……俺みたいな何の重荷もない独りモンだけで充分です)
シャナン(なっ!? しかし……!)
スカサハ(これはラクチェを止められなかった俺の責任でもあります、あなたが命をかける必要はありません。
この物体は俺が責任を持って処理しましょう。ですから、あなたは……)
ラクチェには聞こえない程度の小声で言って、スカサハは頼み込むように頭を下げる。まるで立場が逆だ。
本来であれば死地に赴くはずのシャナンが頭を下げなければならないのに、この場では死地に送らせて下さいとスカサハが頭を下げている。
既に覚悟を決めたのだろう、彼の表情はまさに死地へと赴く戦士のそれであった。
しかし、それを黙って見過ごす程、シャナンの心は腐っていない。
シャナン(……待て、スカサハ! ……大地に倒れるその瞬間まで、十二聖戦士は勇敢に戦ったと言われている。
私とて剣聖オードの血を継ぐ者、お前一人を死地に赴かせ、己だけがのうのうと生き延びる訳にはいかん!!)
スカサハ(ぐっ……もろともですか、いいでしょう。このスカサハの勇姿、とくとご覧あれ!!)
シャナン(フッ、頼もしいな。……行くぞ! 剣聖シャナン一世一代の大勝負だぁっ!!)
スカサハ(地獄で会いましょう!)
戦場で交わされるような熱いやり取りが小声で行われているが、二人とも大真面目である事は確かだと言っておこう。
彼らはこれから、誰に知られる事のない壮絶な戦いに赴くのだから……
二人は眼下の毒々しい腐海をスプーンですくい、先祖たる剣聖オードに祈りを捧げてから一口胃に流し込む……
シャ・スカ「「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッッ!!!!!!!!!?????????」」
ラクチェ「ど、どう……?」
その味は想像を遥かに超えたものであり、それは彼らにとって天地がひっくり返るような衝撃だった。
シャ・スカ「「う、美味いッッ!!!!」」
二人は驚きのあまり、すっくと立ち上がる。
恐らく数種類の野菜とスケルトンの肉とサイクロプスの生き血等を丁寧に煮込んだ物に、香辛料も加えたのだろう。
口に含んだ瞬間、様々な食材を濃縮したような味わいが脊髄に叩き込まれる。
シャナン「これは一体……? 私は夢でも見ているのか……?」
スカサハ「この味の深みといい、コクといい、人間技じゃない!
この壮大なるスープ・ハーモニー。まさに、味のオーケストラ!!」
ラクチェ「ホ、ホントにっ!?」
この味わいを更に奥深くしているのは、香辛料による辛味である。
ただ舌を痺れさせるだけではない、ほのかな甘味が加わった断層的な辛さ。
一口飲んだだけで、まるで豚か牛の丸焼きを頬張っているのではないかと錯覚しそうな程のジューシーさと、後を引く辛さ。
シャナン「美味い! 私はこのスープをこれ以外の言葉で表現する事が出来ない!
自分のボキャブラリーの無さをこれほど呪ったのは初めてだ!」
スカサハ「くっ、手が止まらん! このスープの中で一体どんな化学反応が起こったんだ!?
悔しいが、これに匹敵する味は俺には出せない!」
ラクチェ「えっ? えっ? えっ!?」
最早、このスープは飲み干すと言うよりも咀嚼すると表現しなければならない。
それ程までの味わい深さを、この毒スープは秘めていたのだった。
シャナン「私は今まで一体何を食べてきたのだろうか……?」
スカサハ「俺は今、猛烈に感動している……この味に出会えた事に、心から感謝しよう!」
ラクチェ「感謝して、感謝して!!」
一心不乱にスープを飲み干すシャナンとスカサハ。
日夜料理(主にラーメン)の腕を磨き、味の研究には余念が無いスカサハはともかく、
食事に関してはわりと無頓着なシャナンがここまで真剣に料理を食すのは初めてと言っても過言ではなかった。
シャナン「ああ……私は、こんな美味い物が食えて、幸せだ……」
スカサハ「私は誰? ここはどこ? そう、ここは……」
シャ・スカ「「天国だぁ〜〜〜〜〜〜〜!! 我々は今、天国にいるのだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」」
ラクチェ「天国へいらっしゃ〜い、ゆっくりしていってねっ!!」
シャナンとスカサハは、ラクチェのスープのあまりの美味さに天国を感じていた。
そう、例えるなら、二人の背中に天使の羽が生え、頭に輪っかがついて、そのまま天に昇って行きそうな快楽と幸福感に包まれているのだ。
大食漢ではない二人だが、この時ばかりはイレースにも匹敵する食欲を見せつけ、ラクチェの用意した寸胴鍋をあっという間に平らげてしまった。
シャ・スカ「「ご馳走様でした!」」
ラクチェ「うん……」
シャナン「私に言える事はただ一つ……素晴らしいスープだった!!」
スカサハ「ああ、お前は今すぐ独立して自分の店を開いた方がいい」
ラクチェ「う……ん……」
シャ・スカ「「……?」」
二人はナプキンで口を拭きながらハッキリと感想を述べたが、ラクチェの様子がおかしい。
シャナンはどうした、と言おうとしたが、ラクチェの顔を見て驚いた。
さっきまで嬉しそうに笑っていたその目から、はらり、と何かが落ちたのだ。
ラクチェ「……はれ? わたひ」
ラクチェの両目から溢れてくる涙。それを止めようとして手のひらを当てるが、一向に止まらない。
彼女自身、何で涙が出てるのか分からない、といった表情だ。
──今みたいに、我を忘れて美味しそうに料理を食べてるシャナンなど見た事がなかった。
シャナンにしろ、ヨハヨハにしろ、今までどんな料理を持って行っても、
顔を歪ませ、脂汗を垂らしながらウマイウマイと言っていた。自分に気を遣ってお世辞を言っている事ぐらい分かっている。
アイラやスカサハに至っては、不味ければハッキリと不味いと言い放つ。どこが悪いかも細かく説明してくれるが、そこに情けや容赦など微塵も存在しない。
二人共、料理人としてのプライドがあるのか、料理の評価に対しては厳しいものがある。最も、スカサハは料理人ではないが。
自分の作った料理で、ラーメン以外の物を本気で美味しいと言われ、これ程絶賛されたのは初めての事だ。
それは同時に、自分の努力が初めて実った瞬間でもある。
ラクチェの中で、筆舌に尽くし難い程の嬉しさがこみ上げてくる。それが涙となって表れたのだろう。
ラクチェ「……ひっく……えぐっ……。シャナン様、ほ…ほんとに美味しい時は、美味しい時は……
こんなに……こんなに喜んで、くれ…くれるなんて……」
シャナン「ラク……チェ?」
ラクチェ「嬉しくて……でも、初めて見て……だけど、嬉しくて……どおしていいか、わか、わか……」
シャナン「えっと……」
泣き始めるラクチェに、戸惑ったシャナンは身体を動かさず視線だけを動かしてスカサハと目線を合わせる。
シャナン(ここで泣かれるのは予想外なんだが……)
スカサハ(恐らく嬉し泣きでしょう。何せ、初めて自分の料理を褒められたんですから。
あと、ここでどうしたら良いか分からないとか言わないで下さいよ)
シャナン(……当然だ。私とて、そこまで朴念仁ではない)
短い視線のやり取りが交わされ、シャナンはラクチェの髪に手を伸ばした。
ラクチェ「えっ……えっ……えっ……」
シャナン「ラクチェ…」
ラクチェ「うぁ…あ……ぁ、な、泣いぢゃだべでずよね……だべでずよね、
わだ……わだひ、わだひのふープ、おいじい、おいじいって……」
シャナン「ああ、正直、私の人生の中でぶっちぎりでトップに君臨する至高の味だったぞ」
ラクチェ「ぅあ……ぅあっ……わぁああああああああああああああああああああああああああああああああああん……
ああ、ああ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああ…………」
スカサハ「あ、マジ泣き」
泣いた。ラクチェはシャナンの胸にすがりついて、彼の胸にその水だらけの瞳を押し付けて泣きまくった。
普段、男勝りで勝ち気なラクチェだが、一度堤防が決壊するとボロボロになってしまう一面がある。
その辺りのフォローをキッチリしてやるのはシャナンやスカサハの役目だ。
───シャナンは何も言わずに、ただその短い髪を優しく撫でてあげていた。
ラクチェ「……でも良かったです、こんなに喜んでくれて。苦労して作った甲斐がありました」
シャナン「その苦労に見合っただけの物が作れて良かったな。しかし、材料を集めるのに一晩中駆けずり回っていたと言っていたが……?」
ラクチェ「……はい、そ、その……シャナン様に美味しい物を作ってあげようと思って……///」
シャナン「ラクチェ……」
ひとしきり泣いて落ち着いて、照れた表情で恥ずかしそうに身体を揺らしながらシャナンに胸中を打ち明けるラクチェと、そんな彼女を見つめるシャナン。
シャナン「……ラクチェの気持ちは嬉しい。だけど、無理をしない事だけは約束してくれ。
お前の身体に何かあったらアイラやスカサハに申し訳が立たないし……何より悲しいのだ」
ラクチェ「……はい、約束します。絶対に無理はしません」
シャナン「それに、そこまで肩に力を入れて料理をする必要はない。レシピだってちゃんと根拠があるんだ。
だから自分なりのアレンジは止めて、まずはしっかりと基本を学んで下さいお願いします」
土下座でもしそうなぐらい必死に頭を下げて嘆願するシャナン。その表情は恐ろしく真に迫るものがあった。
ラクチェの作った物は基本的に彼に振る舞われる上に、ほぼ100%の確率でマズメシである。
今回は美味かったのであまり文句は言えないが、食べたら死にそうな物体を毎回持って来られるのは勘弁願いたいのだ。
ラクチェ「は、はい。スカサハにもよく言われるんですけど、シャナン様がそう仰るなら……」
スカサハ「!!」
スカサハは嬉しさのあまり熱くなっている目頭を押さえ、天を仰ぐ。神はここにいたと言わんばかりだ。
今回の様にラクチェの気持ちが決まってしまった場合、彼に意見を左右できるだけの力は無い。
しかし、シャナンの言葉ならば素直に耳を傾けてくれるようだ。しかも、マズメシの原因であるアレンジを禁止してくれた。
正直、これ以上悪化したらシャレにならないレベルなので、止める事が出来て実にラッキーだと思っている。
ラクチェ「そうですね、私、一からやり直してみます。ですから……その……味見はシャナン様にお願いしたいのですが……」
シャナン「ああ、もちろんだ。ラクチェの手作り料理を食べられるんだ。喜んで引き受けさせて貰おう(普通の料理ならね)」
ラクチェ「シャナン様……」
シャナン「ラクチェ……」
──完全に二人の空間に入ってしまった。
スカサハ「…………ギップリャ」
そして砂を吐きそうな顔で二人の作り出す空間を見ているスカサハ。
確かにラクチェの事を応援してはいるが、いざ実際に見せつけられると腹に据えかねる物がある。
というか、自分がいないものとして扱われている気がしてならない。
スカサハ「帰るか。……やっぱりこれ、俺が持って帰るんだよな?」
スカサハの言葉に反応する声は残念ながら、無い。
これ以上このピンクな空間にいると心が居た堪れなくなるので、空っぽの寸胴鍋を持って速やかにその場を立ち去って行く。
スカサハ(今回はたまたま上手くいったから良かったものの、やはり正しい知識を覚えてもらわないとダメだな……)
家へと戻る途中、彼はそんな事をしみじみ思うのだった。
この少し後、ラクチェはシャナンと仲睦まじい様子で戻って来たのである─────
──しかし、この出来事はここで終わりではなかった。
プルルルル……
クロード「はい、こちらエッダ教団です」
アイラ「クロード殿、リカバーを! いや、レストを! バルキリーをーーーっ!!」
クロード「アイラさん、落ち着いて説明して下さい。一体何があったのですか?」
アイラ「シャナンとスカサハが……目を、目を、覚まさないのだあああぁぁーーーっ!」
数十分後、流星軒にて二つの魂が天へと昇って行った。
第一発見者のアイラ氏によると、
彼らは突然悶え始めたかと思うと、半眼・唇半開きの恍惚の表情を浮かべ、身体をくねらせ絶頂へと昇り詰めていった。
私はツッコむ事さえ憚られて、ただ視線を逸らせた。声をかけると自分まで違う世界へ連れて行かれそうでな……。
そして、彼らは達した後、これ以上ない程幸せそうな顔をしてその場に倒れ込んだ。
私は、静かに横たわる彼らの首筋に手を当て、脈を取ってみたのだが……彼らは既にあっちの世界へ逝ってしまっていた……。
尚、ラクチェは徹夜で料理を作っていた為、現在は自室で爆睡中であり、この事を知らない。
……バルキリーによって復活したシャナンとスカサハは、後にこう述懐する。
シャナン「家に戻った後、身体が軽くなったと思ったら何かこう……暖かな光に包まれて、安らぎと温もりに全てを支配されたような感覚に襲われたな……」
スカサハ「あの幸福感は生きている事すら忘れてしまう程の心地良さだったんだが……本当に昇天してしまった……」
シャナン「美味いか不味いか、快楽か苦痛かの違いはあれど、やっぱりあれは宇宙からの贈り物(=マズニチュード9)でした」
スカサハ「あれは料理という無限の可能性を秘めた物から、数多の偶然と奇跡によって生み出された神秘だと言えるでしょう」
食した者は不味さや苦痛に喘ぐ事無く、ただその美味しさと快楽に身を委ねながら死に至るカオスな料理。
従来のマズメシの概念を根底から覆した伝説の一品。いや、不味くはないので厳密にはマズメシではないのだろう。
シャナンとスカサハはこれらの属性を持つ料理を、かの偉大なる先人の拳の名を取って、こう呼ぶ事にした。
─────『有情メシ』
また一つ、紋章町に新たなる境地が誕生した瞬間である─────
< 完 >
GJ!
ギャグとラクチェの乙女心の両方を尊重していて
キャラ好きなのが良く伝わった。上の方の涙目3人もそうだが
このラクチェも応援したい
で も シ ャ ナ ン は 爆 発 し ろ
マズニチュード10弱・強
ナーガが死ぬ、このマズさの料理が出来上がった時に人類滅亡のカウントダウンが始まる。
マズニチュード10
FETVが緊急特番を始める
セーラ「終わった…」
ドロシー「短い人生でした…」
イリオス「やるせねぇな…」
コッダ「なんというコッダ…」
シャナム「おいお前らどういう意味だ。」
ラクチェ…
聖戦子世代の料理は男のが確実に上手そうw
ナンナとかリーンはきちんと出来るとは思うけど
>>200 >蒼炎の勇者の末裔ってなってるけど直系とは限らないよね。
直系とは限らないが、主語が「蒼炎の勇者」なんだからアイクの血を引いてなきゃ、そもそも日本語的におかしいだろ。
末裔=末の血統・子孫
>>213 でもさ、烈火あたりの話だと、(アトスの比喩表現だったかも知れないが)
リキア全体の人がローランの末裔とか言ってたし。
それと、「蒼炎」の「勇者」ってだけ言えばグレイルも当てはまってるよ。
それならアイク直系のってワケじゃないが血は繋がってるよね。
ま、どうとでも解釈できるし、ネタが面白けりゃどっちでもいいんだけどね。
>>214 異界やら何やらでアイクを蒼炎の勇者っつってるのにそこでグレイル指してるってのは曲解だろ
ミスト「私とおにいちゃんの子孫、ってことにすれば問題ないよね?」
ワユ「大アリだよ!」
シグルド「っとぁあああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!」
ロイ「うわああああああああああああああああ!!!!!!!!」
ミカヤ「朝からどうしたのよシグルド!?上のレスにティルフィングなんか投げつけて!」
シグルド「いや、私とお兄ちゃんの子孫なんていうド直球のフレーズが聞こえた気がしたものだから…」
ロイ「相変わらず大変な病気だなあこれ…」
リーフそしてやっぱり僕がくらうのかアッーコノヒトデナシー!!!
マズニチュード11弱、紋章町が消える
マズニチュード11強、地球一瞬でオワタ
マズニチュード12弱、中二病が消える
マズニチュード12強、アルムの存在そのものが消える
マズニチュード20、・・・・・・・言ってもいいの?
ある朝の兄弟家
シグルド「いやー今日は平和だな。実に平和な朝だ」
ロイ「今日こそ本当に何も起きなきゃいいね」
エリウッド「いや全くその通りだよ」
プルルルルルル…
エリンシア「あら電話だわ」
ロイ「こんな時間に電話なんて珍しいなあ」
シグルド「私が出ておくよ」
エリンシア「お願いしますわ」
ガチャッ
シグルド「もしもし…」
エリウッド「夏も終わったし、これからは涼しくて過ごしやすい季節になるんだろうなあ。そんな平和な一日の第一歩を今日g(ry」
シグルド「なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
エリウッド「今日もダメそうだ」
シグルド「ああ!…わかった!すぐに向かう!」
チンッ
シグルド「大変なことになった!」
エリンシア「一体何があったのですか?」
シグルド「エーディンがヴェルダンの連中に攫われたらしい!」
ロイ「またあ!?これで今月7回目だよ!?」
シグルド「もはや様式美な気もするが仕方ない!皆!私はエーディンを助けに行ってくる!」
エリウッド「あの、例のばいげりったー?とやらはどうしたんです?」
シグルド「どうも全滅したらしい」
ロイ「ええ!?あの泣く子も黙るって言われてる!?」
エリンシア「朝食はどうしましょう?」
シグルド「昼食に回しておいてくれ!」
エリンシア「わかりましたわ」
シグルド「すまん皆!行ってくる!」
その頃マルスの部屋
テーテテテッテッ テテテテーテテテーテテー♪(紋章一部の自軍ターンBGM)
マルス「う〜ん…何なのさ朝から…メール?誰から…?」
寝ぼけ気味のマルス。しかしそのメールには驚愕の事実が!
マルス「なんだってぇ!?こいつは大変だ!」
〜ヴェルダン〜
シグルド「すまない遅くなった!エーディンは今どこに?」
アレク「敵の大将が連れ回してるみたいっすね。多分マーファ城に…ってあれ?」
ノイッシュ「何だアレク?」
アレク「いや、マーファ城から二人くらいこっちに走ってくるんだが…」
アーダン「エーディン様とデューじゃないのか。本編でも城から脱走してきていたし…あ、大分近くなってき…た…?」
ジャムカ「シグルド公子ー!!!!!!!」
キンボイス「助けてくれー!!!!!!!!」
シグルド「あれぇ!?ジャムカ王子にキンボイス!?」
ジャムカ「あ、兄貴が大変なことになってしまったんだ!」
フッフッフッフッ…
シグルド「! 何者だ!」
ジャムカ「来た!奴だ!」
〜一方兄弟家〜
マルス「ロイ!ロイ!ローイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!あとアイク兄さん!!!!!!」
ロイ「一体どうしたのさマルス兄さん」
アイク「ちょうど朝食前のロードワークを終わらせてきたところだがどうした?」
マルス「妙に説明口調だねアイク兄さん…って違う違う!大変なんだ!とんでもない人が紋章町に来ちゃったんだよ!!!」
ロイ「このメンバーってことはなんとなく予想がつくけどまさか…」
〜再びヴェルダン〜
ノイッシュ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
アレク「何なんだあいつはあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
アーダン「おいお前らちょっとはゆっくり走れ!俺が置いて行かれるだろうが!」
シグルド「い、一体奴は何なんだ!?ガンドルフは最近日焼けサロンにでも通っていたのか!?」
ジャムカ「違うんだ!朝起きたら突然エーディンが攫われてきている上に兄貴が何か大変なことになってんだよ!!!」
キンボイス「おまけに時の勇者がどうだの黄金のタライとホースがどうだのわけわかんねえこと言ってんだ!勘弁してくれ!」
ガンドルフ?「…はて?色々なタイプの時の勇者と戦ってきたが、見たところ今回は随分と容姿が違うらしい」
シグルド「本当にガンドルフなのか!?」
ガンドルフ?「まあいい。ゼルダはもうこちら側にある。あとは貴様らを始末するだけでいい」
アーダン「ゼルダ?」
アレク「誰だ?」
ジャムカ「誰かと勘違いしているんじゃないか?」
ガンドルフ?「はあっ!」
ドゴーン
アーダン「シグルド様。貴方にお仕えできて悔いのない一生でしたよ」
シグルド「ア、アーダアアアアアアアアアンッ!!!!!!」
アレク「遅くとも固さに関してはレックスが育つまで十分あるはずのアーダンが!」
ノイッシュ「武器の相性もいいはずのガンドルフにああも簡単に!」
ジャムカ「いやいや今の斧じゃないだろ!?魔法だろどう見ても!黄色に光る弾丸が飛んできたぞ!?」
ガンドルフ?「随分と今回の勇者は手応えがないではないか。このハイラルを手中に収めるのも時間の問題だな」
シグルド「くっ!いつの間にかガンドルフは魔法まで使うようになっていたのか…」
ガンドルフ?「私が魔法しか使えぬとでも思ったか!」
ズガーン
アレク「ちっ・・・ついてねぇな・・・シグルド様、どうかご武運を・・・」
ノイッシュ「 シグルド様・・・・・・申し訳ありません・・・どうか、お元気で・・・」
シグルド「アレク!ノイッシュ!」
ジャムカ「なんてこった!」
シグルド「アーマーナイト程ではないとは言え、仮にも鎧を身に付けた人間に素手でダメージを与えるなんて…!」
キンボイス「一体兄貴はどうしちまったんだ…」
シグルド「これじゃあまるで…」
ラスボスじゃないか…
ガンドルフ?「どうした?もう終わりか?」
ジャムカ「シグルド公子!ティルフィングは!?」
シグルド「どうせガンドルフだからいいかなと思って銀の剣しか持って来なかったよ…」
ジャムカ「何でこういう時に銀の剣だけなんですかああああああああもおおおおおおお!!!!!」
シグルド「しかも☆無しなんだ」
ジャムカ「あああああああああああああああああああああああ」
シグルド「君だってヴェルダンの神器はどうしたんだ!」
ジャムカ「キラーボウなら修理中です!」
ガンドルフ?「来ないのか?それならこちらから行かせてもらおう!」
ゴガシャアアアアアアッ
キンボイス「ううっ、いてぇよぉ・・・」
シグルド「ああ!キンボイスまで!」
ジャムカ「一体どうすりゃいいんだ!このままじゃ全滅だ!」
シグルド「ええい!こうなれば銀の剣だけでどうにかするしかない!元祖最初から強いロードの意地を見せてくれるわ!突撃ー!!!!」
ジャムカ「よっしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
ガンドルフ?「ヌムンッ!」
カキンッ
カキンッ
シグルド「やっぱり駄目かあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
ジャムカ「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
ガンドルフ?「さて、そろそろ遊びは終わりとさせてもらおう」
シグルド「くっ…!ここまでだと言うのか!」
だがそこへ!
マルス「シグルド兄さーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シグルド「マルス!?ロイにアイクまで!」
ロイ「これを受け取って!あとついでにジャムカさんも!」
アイク「そいつに勝つためには絶対に必要な武器だ!」
パシイッ
シグルド「これは!?」
マルス「マスターソード!紋章の謎にも一応出てきてるけどそれとは違う本物のマスターソードさ!あいつにダメージを与えられるのはこの剣だけなんだよ!」
ジャムカ「こっちは!?」
ロイ「光の矢と言ってね、これを当てるとあいつの動きを止められるんだ!とにかく撃って!撃って撃って撃ちまくって!」
ジャムカ「何だかわからんが任せてくれ!俺はプレイヤーから相手が死ぬまで打ち続ける男と呼ばれてきたんだ!」
シグルド「一体あいつは何者なんだ!?到底ガンドルフとは思えん!」
アイク「奴はガンドルフじゃない!ガノンドロフだ!」
シグルド「ガノン…?」
マルス「ガノンドロフ。ゼルダの伝説シリーズの大体の作品でラスボスを務める盗賊王兼大魔王さ」
ロイ「FE的に言うと力、魔力、技、速さ、守備あたりは確実にカンストしてるから要注意だよ!」
シグルド「何だってそんなのがこの紋章町に!」
マルス「説明は後々!ほら来ちゃったよ!」
ガノンドロフ「さっきから何をガタガタと!死ね!!」
ジャムカ「喰らえ光の矢!」
パシュッ ヒョイッ
パシュッ ヒョイッ
ガノンドロフ「どこを狙っておるかあああああああああああああああ!!!!!!」
ジャムカ「あれ?おかしいな…」
シグルド「おかしいのはお前の技の成長率だ!!!!!!早いところ当ててくれ!攻撃する前にこっちが一撃を食らってしまう!」
ガノンドロフ「喰らえ!」
シグルド「おっと危ないまた光弾が!」
マルス「シグルド兄さん!マスターソードでそれを打ち返して!」
シグルド「了解したっ!」
パシュゥーンッ ザシュッ パシュゥーンッ ガシャアッ
ガノンドロフ「ぐわあっ!」
ジャムカ「よっしゃ今だ!今度こそ喰らえ光の矢!」
パシュッ ザクッ
ガノンドロフ「ぬおおおっ!」
マルス「今だシグルド兄さん!マスターソードで可能な限り斬りつけて!!」
シグルド「よくも散々やってくれたな!FEの意地というものを見せてやる!」
ザシュッ ザシュッ ザシュッ ザシュッ ザシュッ ザシュッ ザシュッ ザシュッ
ガノンドロフ「ぐわあああああ!!!!」
シグルド「元の世界に戻れ!」
ガノンドロフは消え去った
紋章町に平和が戻った瞬間であった…
シグルド「はぁ〜…一時はどうなるかと思ったぞ」
マルス「何だか手違いでこの世界に送られちゃったみたいだね」
アイク「手違いというか、ネタの都合上だけどな」
ロイ「メタ発言自重」
シグルド「まあいいさ。さあ帰ろう!」
終
〜余談〜
ヨハン「ヨハルヴァよ」
ヨハルヴァ「何だよ」
ヨハン「本当はこのネタ。私が主人公になる予定だったんだ」
ヨハルヴァ「何でだよ」
ヨハン「この青い宝石のような物体を見ろ」
ヨハルヴァ「これが何だってんだよ。玩具みてえだぞ」
ヨハン「これは『ネールの愛』というアイテムでな。一切のダメージを無効化する」
ヨハルヴァ「ほお」
ヨハン「我々の血族を言ってみろヨハルヴァ」
ヨハルヴァ「斧騎士ネールだな」
ヨハン「私は何だ」
ヨハルヴァ「自称『愛の騎士』だな」
ヨハン「ネールの愛と愛の騎士。そしてその愛の騎士の血族はネールだ。ここまで揃っていて何故私が主人公から外されたのか」
ヨハルヴァ「それ言っただけで終わっちまうからだろ」
ヨハン「」
今度こそ終了
乙!
愛の騎士と言ったらシグルド一択だな
普段が朴念仁だからこそあのぶっ飛んだ台詞が光る
肝心のヨハンよりラクチェのが強いのも何とも言えんww
つーかラナ様は大丈夫なんか?
炎治五年四月十日……史書はこの日をアグスティ落城の日と伝える。
数年来にわたる合戦の末、とうとうグランベル方はアグストリアを追い詰めその本拠地を攻め落とした。
それはとりもなおさずグランベルの大名アルヴィスが北国のことごとくを平定しつくした事を意味している。
これをもって天下を目指すアルヴィスは自らの勢力圏の地盤を磐石の物とし、いよいよ都への道を目指し始める事になるが、
それは勝者の視点であり歴史であった。
だがその影には無数の敗者が織り成す物語が潜んでいる。
勝者が誇らかにアグスティ制圧の勝利の歴史を紡ぐ傍ら四月十日は敗者たちにとっても特別な日となった――――――
「三の丸が破られ申した。守将エリオット殿!敵将アンドレイの弓に射られてお討ち死にされました!」
「東門よりドズル勢が雪崩れ込んできております!マクベス殿お討ち死に!敵将ダナンのスワンチカにて首を討たれ…」
「敵将ブルームが前線に出てきております!トールハンマーの前にクレメント殿が討ち取られ二の丸は敵に奪われましたぞ!」
次々と天守閣に飛び込んでくる伝令の声はいずれも焦慮と敗北感に満たされている。
そしてそれを受け止める大名シャガールは平常心を失い苛立たしげに左右を見回すと恐怖心を殊更覆い隠すように怒鳴り散らした。
「ええいなにをやっとるかなにを!そのような話、儂は聞きとうない! 誰かなんとかせい誰か!」
何とかしろと言われて何とかできるならば誰も苦労はしないのだ。
もはや残り少なくなった家臣たちが俯き瞳を逸らす中、たった一人決然と顔を上げた者がいた。
アグストリア譜代の将エルトシャンである。
「殿…我らの力及ばずかかる事態を招きましたこと。申し訳ござりませぬ…
事、ここに至らば降伏もやむを得ますまい…」
そう、先刻より幾度か敵方より降伏を勧める呼びかけが為されていた。
降伏した者には寛大な処遇を約束し、とりわけ城中の女子供については必ず助命すると約している。
だが無条件で寛大であったわけではない。降伏の条件には城主…すなわちシャガールの切腹が条件とされていたのだ。
「そ、そなた…儂に死ねと申すか!」
「古来より城が落ちる折には城主は勝者にその首を供し城中に残った者たちの命を乞うのが慣わし。
ここまで戦いぬいたのです。武士の面目は充分に立ち申した。降伏しても恥にはなりませぬ」
「し、しかしな…ま、まだだ。井戸に地下道を掘ってある。逃げ延びて再起を図り……」
「殿…もはや再起の見込みなどあり申さぬ。大名ともあろう方が乞食のように落ちぶれ果てて生き汚く生きてなんになりましょう。
武士は命を惜しまず名をこそ惜しむものですぞ。ここで腹を召されれば殿の名は誠の武士として残りましょう。
殿のみを死なせはしませぬ。せめて拙者もあの世のお供仕りますゆえ…」
何年もアグストリアの命脈を永らえるべく戦いぬいてきたエルトシャンにとって最後の忠節はシャガールの名を守ることであった。
命は一時だが名は万時、永久に残るものなのだ。
ならばシャガールの名が恥に落ちぬように立派な最後を遂げるよう忠言するのは彼にとって当然のことであった。
そしてそれが受け入れられないと知っていてもなおそれを言うしかなかったのだ。
案の定怯えの色を見せたシャガールは冷や汗にまみれた顔で落ち着きなく左右を見回した。
「だ、だがな……エルトシャンよ…そのな…りょ、領地や家門を差し出してもいいから命だけはまっとうできぬものかな…
わ、わ…儂は、し、死ぬのはいやだ!」
エルトシャンがそっと差し出した脇差をシャガールは払いのける。
鞘から抜けて飛んだ脇差が畳の上に転がった。
やはりな…やはりこういう答えが返ってくると思っていた。
深々と嘆息するとアグストリアの名将は左右の旗本たちに目配せをする。
彼らはエルトシャンの意をくむと両脇からシャガールの両腕を抱え込み押さえつけた。
「な、何をするか!無礼な!離せ!」
「…アグストリア最後のご頭首としてどうか潔いご最後を…」
躊躇いはなかった。これだけがシャガールの名を貶めずにすむせめてもの方法だと信じた。
畳に落ちて転がる脇差を拾い上げるとエルトシャンはそれをシャガールの腹に突き立て十字に切り裂く。
苦悶の呻き声を上げる主君の首は神速の居合いによって刎ねられた。
転げ落ちた主君の首をエルトシャンは恭しく抱え上げ、苦痛に固まった表情を指先でほんのやわらかく整えた。
そっと瞳を閉じさせる。堂々たる武将が苦痛すら感じさせぬ豪胆さで立派に腹を切った事を敵方に知らしめるために。
主の名のために。
「みな。心得ておるな。我らが殿は敗北を悟ると城兵と女子供の命を救うため腹を召された。
ご立派な最後だった―――――そういうことだ」
旗本たちが唱和の声をあげる。彼らはいまだ戦い続けている城兵と敵方に降伏を伝えるためにエルトシャンの号令のもと四方へと散っていった。
これからすることは最後の心残りだ……
エルトシャンがとある一室の襖を開けるとそこには彼の予想通りの光景が広がっていた。
すでに戦支度を終えた妹ラケシスの姿が…武者甲冑に身を包み鉢金を身につけ薙刀を携えている。
「兄上!いよいよですね。腕が鳴ります。グランベルの兵どもにノディオン武士の意地を見せ付けてやりましょう!」
…わかっている。
すでにこの妹には落城が避けられないことがわかっている。
それでもなお自分と共に死のうとしているのだ。
「ラケシスよ……殿は腹を召された。アルヴィスは名分を気にする男だ。
降伏した者に惨い仕打ちはすまい」
「では……」
「そなたは殿の首を持ってグランベルに降るのだ。これが兄からの最後の言いつけと心得よ」
いつかこういう日が来るとは思っていた。
どこまでも愚直で不器用な兄は最後になって生き方を変えることはできないだろう。
ここで生き延びることはアグストリアの将として生きてきたエルトシャンそのものを否定する事なのだから。
だがそれでもなおラケシスは言わずにはいられなかった…
「そうして…そうしてラケシスを一人置いて逝ってしまわれるおつもりなのですか!
嫌です!兄上が腹を召されるならばラケシスも後を追いまする!」
「ラケシスよ…すまぬ。拙者にはこんな生き方しかできないのだ。
だが…そなたにだけは死んでほしくはない。兄の最後の願いだ。どうか聞き届けてくれ」
そう、自分はラケシスに我侭を強いている。
自分が主の後を追おうというのにラケシスにはそれを許さぬというのだから。
時として生きる事は死すことよりよほど辛い事を知りながら。
「ですが…私に…兄上の仇共と同じ天を抱いて生きろというのですか?
私は…私は…」
「すまぬ……」
エルトシャンはもはや他に言うべき言葉を持たなかった……
アグストリア方の降伏がグランベルの大名アルヴィスの本陣に伝えられたのは夜半の事である。
大名シャガールと筆頭家老のエルトシャンの切腹の報とともにアグストリアの城兵たちは降伏し、ここに北国の戦乱は一応の終結をみた。
すでにシャガールから人心が離れていたことを思えばこの地の統治はアルヴィスにとって決して難しいことではなかった。
順次民衆は新しい支配者を受け入れていくだろう……
たった一人を除いて―――――――
それからおよそ半年……グランベルは兵を整え兵糧を蓄え着々と戦の用意を進めていた。
西国ではデインとクリミア、南国ではリゲルとソフィア、そして東国ではベルンとネルガルが戦いを繰り広げる中、一手先んじて周辺の平定を終えたのだ。
今この時アルヴィスはもっとも天下に近い存在だったといえるだろう。
「南だ…我々はトラキア街道を南下しオスティアに向かう。
ベルンと戦って我らに背を向けているネルガルを討ち、返す刀でベルンを討つ。
これを為せばもはや都への道を阻む者は誰もおらん」
アルヴィスは地図に指を滑らせていく……
傍らにはダナンやブルーム、アンドレイといった譜代の将たちの姿がある。
先年、アルヴィスに家督を譲って隠居していたクルトが病没し、家老のレプトールもブルームに跡目を譲って六十八年の生涯を終えた。
ランゴバルトはいまだ健在だがすでに高齢であり長男のダナンに跡目を譲って隠居している。ユングウィのリングも年老いて病気味になった。
クリミアのジョフレと同じく入り婿で大名になったアルヴィスだが、世代の変わり目とともにアルヴィスが遠慮しなくてはならない人間は次々と退場しつつあった。
あらゆることが意のままに動いている今…
およそ堅実にして隙がないと称されたこの男がたった一つの小さな要素を忘れていたのだとしてもやむを得なかったかもしれない。
この時アルヴィスの目はすでに都に向けられていたのだ……
「ベルンと対陣している以上、ネルガルは北の国境に兵を置く余裕はないでしょうからな。
一度境を越えればオスティアまで入るのは難しくはありますまい」
「うむ、オスティアでは怪異ともいうべき傀儡兵が蠢いておると聞くが、これを討てば我々への民草からの評判はますます高まろう。
朝廷にもよい形で聞こえようて……留守役には誰がよろかろうかな?」
「それならばそれがしの臣レイドリックがよろしいかと、あの者は魔附というなかなか面白い物を使っておりましてな。
少数の兵でもよく領国を守りましょう」
軍議を進めながらアルヴィスは将たちの顔を見渡した…
ブルーム、ダナン、アンドレイ…自分自身も含めいまだ世代が入れ替わったばかりの二十〜三十代の若い武将たちだ。
本来ならばこの中にかつて追ったあの男、シグルドも混じっていたのだろうか。
あの時はレプトールらとの繋がりを深めるためにもシグルドを追うほか道は無かったが。
天下を追うものとしてアルヴィスは人材を欲する気持ちが強まっていたのだ。
今更言っても詮無いことではあるが。
それにシグルドらがいずこへか消息を絶って五年あまり、すでに生きているとも思いがたかった。
東国への出陣の日取りを決めたアルヴィスは自室に引き取る。
冷静なこの男も天下に近づいていることを感じると胸が高鳴るのを抑えることができなかった。
「殿……今日の殿はとてもご機嫌がよろしいように察せられます」
「わかるか? ふふ、もうすぐだ。そなたも天下人の奥方となるのだぞ。
この子は次の天下人だ」
奥方ディアドラにアルヴィスは他人には見せぬ柔和な微笑を向けるとまだ二つにもならぬ幼子を抱き上げる。
ディアドラとの間に設けた嫡男サイアスである。
生れ落ちて以来、アゼル以外に心を許せる者がいなかったこの男だがディアドラとの夫婦仲はよかった。
「わらわには殿方の世界の事はわかりかねます…ただ、この子のためにもご無事でのお帰りをお待ち申しております…アルヴィス様」
「ああ、心得ておる。待っておるがよい。留守はよろしく頼むぞ――――」
数日後…グランベルは大軍を動員して東国へと向かっていった……
先陣はブルーム率いるフリージ勢、第二陣としてアンドレイのユングウィ勢が続き、中軍はアルヴィスが直卒する。
後陣をダナンのドズル勢が固めており四万七千もの大軍であった。
さらに勢力圏である北国にはブルームの臣レイドリックに五千の兵を預けて守らせている。
グランベル、ヴェルダン、アグストリアの領国三国を守るにはいかにも少ない兵力であったが、
もはやこの地域には敵はおらず、民衆は善政をしくアルヴィスによく従っており後顧の憂いはないと思われた………
「動きましたな……」
「ああ…動いた……」
「これが…世に出る最後にして唯一の機会でしょう……」
北方の隠し砦……人住まぬ過酷な地で五年も息を潜めてきた。
いつかくるであろう機会を求めて……
残された兵はあまりに少ない。
無謀かもしれない。いや、無謀であろう。
だが自分たちは五年前の戦で本来なら死んでいたであろう身だ。
ならば今更何を恐れることがあろうか。
ここで五年…寒さと飢えに耐えて待ったのだ……
密かに放った斥候よりアルヴィスが大軍を率いて国を出たとの知らせを受けたシグルドはいよいよ時節が来たことを悟った。
あるいはそう信じた……
「ご決断を…」
ノイッシュが促す。
ここに残ったシアルフィ勢わずかに百五十二名……
シグルドを見限った者はすでにみな出て行った。
だがそれだけに残った者たちの団結はより強固になったと言ってよいだろう……
「行こうか。私たちの城を奪いに……
一国一城の主として立つために……な」
長らく時はかかったがシグルドはすでに旧主クルトへの忠誠に見切りをつけていた。
これよりは乱世の一雄として立つときが来たのだ。
「立つべき時に立たねば男とはいえん…そうだろうアーダン…」
今は無き臣にシグルドは呟く。
彼はシグルドに一城の主たれと望んでいた………
シアルフィ勢はいよいよ雪山を離れグランベルの本城を目指す。
レイドリックの守備兵は三国に分散しており、やりようによっては城を取る機会もあるはずだ。
いかにも行き当たりばったりの感は否めないが、ではこのままこの地に残っていてもやがて飢えと寒さで死に絶えるだけのこと。
シグルド一世一代の大博打が始まろうとしていた……
その行く道に血を分けた一人の弟と出会うことになることをシグルドはまだ知らない―――――
続く
侍エムブレム戦国伝 梟雄編
〜 セリスの章 夢幻 〜
兄さん発狂
>>230 乙!
ついにシグルドが動いたか…
次回も楽しみにしてます
>>220-
>>224 GJ!だが、最初の目的であるエーディンはどうした、シグルド!
>>226-
>>230 GJ!徐々に兄弟が集まってるような、そうでもないような。
次回も頑張ってください
>>220 ヨハンの性格は主人公向けだと思う
女人気がそれほど無いのが購入当初から謎だった
今日はうぬ様もとい葉王の誕生日か
葉王はカッコイイよな
一方葉っぱ王リーフくん、フラグ4本中2本持ってかれるぞ…
どう転んでも楽しそうだしこれからの展開に期待
ヴァルハルト様のご生誕の記念日とあれば、やはりあの言葉を贈るしかあるまい
ハッピーバースデーうーぬー
ルフレ「イラッ」
またしても朝の兄弟家
シグルド「いやー今日は平和だな。実に平和な朝だ」
ロイ「今日こそ本当に何も起きなきゃいいね」
エリウッド「いや全くその通りだよ」
プルルルルルル…
エリンシア「あら電話だわ」
ロイ「こんな時間に電話なんて珍しいなあ」
シグルド「私が出ておくよ」
エリンシア「お願いしますわ」
エリウッド「ははは。ここまで昨日と全く同じ流れだなあ」
ガチャッ
シグルド「もしもし…」
エリウッド「ここでまた何かが起きるのが僕達の家なんだよね」
ロイ「まさか。昨日の今日でそんな簡単n(ry
シグルド「なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
エリウッド「ほらね」
ロイ「」
シグルド「ああ!…わかった!すぐに向かう!」
チンッ
シグルド「大変なことになった!」
エリウッド「ヴェルダンの連中にエーディンさんが攫われたんですね?」
ロイ「今月8回目だね」
シグルド「よく知っているなお前達」
エリウッド「いやー何というか」
ロイ「デジャヴってやつで」
シグルド「そういうわけだ!私はエーディンを救出しに行ってくる!家のことは任せたぞ!」
エリンシア「朝食はどうしましょう?」
シグルド「昼食に回しておいてくれ!」
エリンシア「わかりましたわ」
シグルド「すまん皆!行ってくる!」
エリウッド「ああ!シグルド兄さんちょっと待って!」
シグルド「どうしたエリウッド?」
エリウッド「ティルフィング一応持っていったほうが…」
ロイ「昨日はどうせガンドルフかと思ったらアンドルフだったし…」
シグルド「流石に昨日の今日でガンドルフが別人になっているとは考えにくいが…一応持って行こう。ありがとう。よく気がついてくれた」
ロイ「それじゃあ頑張ってね!僕はマルス兄さんを起こしておくから!」
シグルド「すまん皆!行ってくる!」
その頃マルスの部屋
ダダダダダダダダッ ガラッ
ロイ「マルス兄さん!」
マルス「うう〜ん…何だよこんな朝から…ってロイ?どうしたの?」
ロイ「展開の先を読んで来たんだ!」
マルス「展開って一体何の…」
テーテテテッテッ テテテテーテテテーテテー♪(紋章一部の自軍ターンBGM)
マルス「またメール…ってことはもしかして昨日と同じパターンか…」
〜ヴェルダン〜
シグルド「すまない遅くなった!エーディンは今どこに?」
アレク「いやそれが…」
アーダン「どこにいるのか皆目見当もつかないんですよ」
ジャムカ「俺達が知らない間に兄貴が攫っていったようでどの城にもいないんだ」
シグルド「何だって?それは参ったな…」
ノイッシュ「ところでシグルド様。少し気になることが…」
シグルド「どうしたノイッシュ?気になるとは?」
ノイッシュ「さっきから我々の頭上をペガサスナイトだかドラゴンナイトだかわからない連中が複数飛んでいるんですが…」
シグルド「ん?…言われてみれば確かに。何だあれは?トンボか?」
ジャムカ「トンボとりでもするか?」
シグルド「トンボにしては馬鹿にデカいな…」
〜一方兄弟家〜
マルス「これでよし、と」
ロイ「要請は済んだの?」
マルス「まあ多分来てくれるでしょう。来てくれなかったら僕らにはどうしようもないけど」
アイク「さすがの俺でもステージの一部には攻撃できんからな」
ロイ「メタ発言自重」
〜再びヴェルダン〜
キィィィィィィンッ パシュンパシュンパシュンパシュン ヒュゴオオオオオオオオオオオッ
ジャムカ「おわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
シグルド「何だあれはあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
アーダン「ちょ、置いて行かないでくぁwせdrftgyふじこlp」
ノイッシュ「アーダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!」
アレク「今日は早いなおいいいいいいいいい!!!!!!」
シグルド「何だ!あの空を飛ぶ鉄の塊は!ジャムカ王子!本当に今日はヴェルダンにエーディンが攫われてきているんだな!?」
ジャムカ「そのはず…だが!いくら何でもあんな空飛ぶ正体不明の騎士団はうちにはいないぞ!!!!」
シグルド「ティルフィングを持ってきたが空には届かん!ジャムカ王子!ヴェルダンの神器を!」
ジャムカ「よっしゃあ!」
グググッ パシュンッ
ジャムカ「当たった!」
キンッ
ジャムカ「駄目か!」
シグルド「それもそうだ…」
アレク「! シグルド様!マーファ城のほうから何か来ます!恐らく増援です!」
シグルド「何!?ガンドルフか!?」
ガンドルフか!?しかし違った!
○ンドルフ「この宇宙を支配するのは偉大な頭脳を持つ私。私に逆らうことがいかに無駄なことであるか、その身をもって味わうがよい」
何と巨大な顔面と両手だけのバケモノが城から出てきたではないか!
ジャムカ「(呆然)」
シグルド「ガ…ガンドルフ…か?」
ノイッシュ「いや違うでしょうあれはどう見ても!」
アレク「ヴェルダンにはあんな神器もあったんだなあ」
ジャムカ「無い無い。それは無い」
シグルド「とにかく逃げるぞ!これはいかん!」
そこへ
マルス「おーい!!!!!!」
ロイ「シグルド兄さーん!!!!!!!!!!!」
シグルド「マルス!ロイにアイクまで!!!」
マルス「やはりこうなってしまったね」
ロイ「あの巨大な化け物はアンドルフというんだ」
シグルド「何だそのガンドルフの親戚のような名前は」
ジャムカ「うちにそんな親戚はいません!」
アイク「ス○ブラに今のところ皆勤出演中のスターフォックスのラスボスらしいんだが」
マルス「いやあ最近手違いが多いらしくて…」
シグルド「昨日の今日でこれだもの。疲れてしまうよ」
ロイ「まあまあ。そのスターフォックスのラスボスなんだけど」
アイク「まず俺達では倒せない」
シグルド「アイクでも駄目か」
マルス「アンドルフはスマ○ラには出て来なかったけど、あの飛んでいる機械、ウルフェンはステージの一部として使われているんだよ」
アイク「さすがにステージの一部を壊すのは無理だ。そこで、プロに任せることにした」
シグルド「プロ?」
マルス「あの世界のプロの遊撃隊を呼んだよ。まあ簡単に言えば傭兵団だね」
シグルド「それは心強い」
キィィィィィィンッ
ロイ「あ、来た来た!」
フォックス「待ってろよアンドルフ 行くぞ! 全機報告せよ!」
ペッピー「腕を上げたなフォックス」
ファルコ「リーダーとしてはまだまだだが腕を上げたな」
スリッピー「オイラを忘れちゃやだよ!」
シグルド「あれは!?」
マルス「雇われ遊撃隊スターフォックスの皆さんと乗機のアーウィンです」
シグルド「何でそんなのが知り合いに…」
マルス「まあ…」
ロイ「色々…」
アイク「あってな」
シグルド「あまり深く聞かないほうが良さそうだな…」
〜その後〜
シグルド「スターフォックスの皆さんの活躍で昨日よりも早く終わってしまった」
マルス「正直戦闘機とバイオ兵器が相手だとFEのキャラクターじゃ時代も力も違いすぎるからねえ」
ロイ「スマブ○なら大丈夫なんだけどさすがにこの世界だと死人が出ちゃうから…」
シグルド「リーフでも駄目なのか?」
ロイ「あー…」
マルス「どうだろう…」
シグルド「それにしてもエーディンはどこへ行ったのだろう…敵は片付けてもらったが一向に見つからんぞ…」
マルス「それにしても…遊撃隊雇った費用どうしようかなあ」
シグルド「経費で…落ちんだろうなあ…」
終
〜余談〜
ミデェール「あれ!?エーディン様!?ヴェルダンに攫われたとお聞きしましたがご無事だったんですか!?」
エーディン「ええ!?また攫われたことになっていたんですか!?」
ミデェール「シグルド公子がヴェルダンで戦闘中だという情報が入ったものですから…」
エーディン「最近私が攫われたという悪質なデマを流す人がいるようですね…」
〜余談2〜
ユンヌ「あ、もしもし?ジュリアン?レナがまた暗黒司祭に攫われたらしいわよ」
チンッ
ガッチャガッチャ
ユンヌ「もしもしマリク?エリス様が大変なの。助けてあげて」
チンッ
ユンヌ「はー。今日も混沌混沌」
アスタルテ「やはりお前か」
ユンヌ「ゲエッ!関羽!」
アスタルテ「誰が関羽かあ!」
おわれ
投下乙。知り合った経緯ってどう考えてもスマブラだろw
そういや覚醒のバックグラウンドが更新されたが、分かっちゃいたがうぬ様って本当にアルムの子孫だったんだな。
なるほど通りであの葉王様っぷりだわ。色々似ているぜw
アルム「じゃあなんで影が薄くないんだあ!!うがああああ!!」
セリカ「アルム落ち着いて。ごめんね折角来てくれたのに」
ヴァルハルト「いやいやお気になさらず。それでは大(バキュンバキュンバキュンバキュン)大々婆様も達者で」
分かった、じゃあ明日から一日必ず一本はアルムネタ投稿するわ。
これでもう誰にも影薄いとは言わせないぞ!
エリウッド(真面目な話、僕の方がメインのネタは少なかったりするんだよね……)
ジャンヌ「戦後アルム君は第二夫人を娶ってその人との子孫が影薄×影薄のカラムさんというのはどうでしょうか?」
カラム「うん…無理がある設定だと思うんだ…」
アルムの第二夫人と聞いてシルクがアップを始めました
>>241 >シグルド「何だそのガンドルフの親戚のような名前は」
ゲルドの魔王さまも登場しそうな勢いだなw
あとリンクの兵種はマスターナイトだろうか……。
ファイアーエムブレムには近親婚は数多くあるのに一夫多妻とか側室はないよね
アルヴィスとアイーダの関係は妾さんっぽいしね
デズモンドとギネヴィア母も正式な結婚はしてなかったっぽい
ディアドラとシグルドアルヴィスの場合も一妻多夫とはいえないか
近親婚と変換しようと思ったら一発目に『KINSHIN困』と出てきた…
>>249>>250 愛人といえばヴァネッサさんを忘れてはいけない
あとブラコンシスコンは多いけど、原作だと近親婚ってアルヴィスとディアドラだけじゃなかったか?
>>250 ★10の直系産んだアイーダは超勝ち組だと思う
リーフに★7個奪われたが・・・
ディアドラは原作ではシグルドの事を死ぬまで忘れていたから
余計に悲しいな
アルム「リーフ兄さんを庭に埋めてみた」
リーフ「なんでだよ」
アルム「と言いつつも素直に首まで埋まってくれる兄さんは律義だと思うんだ」
リーフ「まあ道端でメティオぶっつけられるよりはマシだし……で、どうすんのここから」
アルム「いや……葉っぱだからさ。埋めれば何か生えたり伸びたりしないかなって。
ほらこうしてミラ神の加護を受けた僕が不思議オーラを送れば……ムムムムム」
リーフ「そんなわけないじゃないかまったく……あれ?」
アルム「ムムムムム……どうしたの?」
リーフ「いや、なんか頭がムズムズして……」
POM☆
アルム「うわぁぁぁぁぁぁっ!? リーフ兄さんの頭から花が咲いたーっ!?」
リーフ「なんでーっ!?」
アルム「くそっ、これじゃリーフじゃなくてフラワーじゃないか!」
リーフ「そういう問題じゃないだろ!? どうしてくれるのさこれ!」
アルム「ど、どうしたらいいんだろう!?」
リーフ「アルムが生やしたくせに分かんないの!?」
アルム「まさか人の頭から花が生えるなんて思わないじゃないか……」
リーフ「十数行前の自分の台詞読み返してみろよ!」
アルム「ま、まあいいんじゃないかな、なんかお洒落だし……」
リーフ「そういう問題か……! いっそ引っこ抜いて」
アルム「いやなんか抜いたら死ぬパターンっぽくないこれ?」
リーフ「くそーっ! 一体どうしたら……!」
アルム「まあその内慣れるだろうし放っておいてもいいんじゃないかな」
リーフ「慣れるわけないだろーっ!」
〜数日後〜
リーフ「もうすっかり慣れたわ……」
アルム「自分で言っておいてなんだけどリーフ兄さんの適応力って半端ないよね」
リーフ「うん。しかも光合成できるようになったせいか食べなくても平気なんだよね今。超快適」
アルム「どんな生き物なのリーフ兄さんは……」
ああ、覚醒での回復スキルってそういう……。
ルーテ「ふむ……リーフさんの生命力から察するに、この花を採取すればいい薬になる可能性も」
リーフ「えー、ちょっと遠慮したいんだけど」
アルム「まあまあ。引っこ抜くのは無理でも花びら1枚ぐらいならいいんじゃない?」
リーフ「それならまあ」
ルーテ「では失礼します(ブチッ)」
アルム「どうです?」
ルーテ「んー……分析してみましたが、ちょっと人間には効果が強すぎるかもしれません。
もう少し弱ければ、煮詰めたエキスを1万倍ぐらいに薄めてSドリンクが量産できたかもしれませんが」
リーフ「劇薬ってことかあ。残念だね」
アルム「リーフ兄さんの体の成分ってどうなってんの本当に。ミラ神もびっくりだよこれ」
ルーテ「では始末に困りましたね、この劇物」
リーフ「人の一部ブチッてしといて勝手なこと言わないでもらえますか」
アイク「ただいま」
アルム「あ、アイク兄さんおかえり」
アイク「今日は仕事が多くて腹へった。なんでもいい、今すぐ喰わせてくれ」
リーフ「なんでもっていってもねえ」
アイク「あんたの持ってる花びらでいい、もらうぞ」
ルーテ「あ、待ってくださいこの花びらは…」
アイク「ん。少し腹の足しになった。これでエリンシアに飯作ってもらうまで我慢できる」
ルーテ「……」
アルム「なんか平気で喰ってますけど」
リーフ「そういえば以前、僕にアイク兄さんの細胞取り入れたら僕が爆発したネタあったね」
作者さん達GJ!
なんかチューリップみたいな可愛い奴じゃなくて
パックンフラワーみたいなゲテモノで脳内再生された
エリウッドに食わせたら生き返りそうw
パリス「おい誰か!アイクにリライブを!いやリカバーを!」
アイク「 この・・・・ひとで・・・・なし」
エリンシア「そういうわけでリーフちゃんに咲いた花で試しにスープを作ってみましたわ」
エリウッド「それを僕に食べろと」
ロイ「まあ、展開的にそうなるよね」
リーフ「エリウッド兄さん出番がないって嘆いてたからね。ここが見せ場だよ」
エリウッド「嫌な見せ場だなあ」
ロイ「まあまあそう言わずに」
エリウッド「じゃあとりあえず一口…」
ズズッ
エリウッド「!」
ロイ「どう?」
エリウッド「う…美味い!?何だこれは!」
リーフ「ええ!?そっち!?」
エリウッド「ただの花なのに凄まじいコクと旨味!少量の出汁と塩コショウ程度の味付けだったはずなのに!」
エリンシア「まあ、意外なヒット作ですわ!」
シグルド「いや、それだけじゃないぞ」
ロイ「シグルド兄さん!」
リーフ「いつの間に…」
シグルド「エリウッドのステータスを確認してみるんだ」
エリンシア「…! これは!」
エリウッド「強化スレンドスピアを装備した時と同じステータスに!」
リーフ「なんてこった。僕はドーピングアイテムだったのか」
エリウッド「これで僕も疲れ知らずのリーダーになれる!デュランダルで攻速落ちもしなくなるぞー!」
ロイ「やったねエリウッド兄さん!」
エリウッド「ああ!」
……
シグルド「エリウッド!大丈夫か!」
ロイ「気を確かに持って!」
エリウッド「え…あれ?ステータスは?攻速は…?」
リーフ「やっぱり劇物だったか…」
エリウッド「もしかして…」
夢オチですかぁ!?
終
マルス「最早ト○コの食材みたいだね」
ロイ「捕獲は難しいけど調理の難しいタイプだよね」
乙!
烈火売ってかなり時間がたつが
そんなに攻速落ちたか?ロイよりは速いイメージあるんだけど・・・
終盤はルナ持ったアトス様ゲーになった記憶しかない
FE wikiより転載
>(ラスボスの火竜(攻速15)に追撃しようとするためには、
>エリウッドの速さカンスト(24)とともにボディリングを使用しなければならない。(これで攻速19)
>尚ボディリング未使用時の場合速さ18以下だと逆に追撃を食らい昇天するので注意。)
エリの体格が9なので純粋状態だと攻速-7喰らうからなぁ
>>262 でもそれってノーマルの話でハードだとどうあがいても絶望じゃなかったっけ・・・?
>>263 やめてください!H5メディウスに被追撃確定で死ぬ未来しか無い子だっているんですよ
でも次の戦いではルナメディウス相手に一矢報いてるじゃないですか
・・・封印の盾のおかげだけど
空気を読まずになんとなく思いついたので投下、ネタに使っていただけると有難いです
兄ルフレ 鍛練
姉ルフレ ショッピング+弟いじり
ルフレ(男) 読書(主に戦術書)
ルフレ(女) 観察(主にクロム)
弟ルフレ 盆栽
妹ルフレ ?
ショタルフレ ヘンリーとゲーム
ロリルフレ 観察(ロリコン)
エフラム「観察とかこれ以上人の心労の種を増やすのは止めてくれないか」
サラ「自分がロリコンだっていう自覚はあるんだ?」
エフラム「誰かのおかげで俺がそう思われてるっていう自覚はある」
サラ「そう、でも褒めても何も出ないよ」
エフラム「褒めてないからな。あとお前も自覚があるなら少しは控えてくれ」
サラ「無理、今一番面白いのが兄様の観察だから」
エフラム「何だそれは……」
サラ「結局、人生ってのはいかに面白く暇を潰すかってことなのよ兄様」
エフラム「いや、お前の人生観は別に聞いてない。というか止める気はないのか……もっと有意義なことで暇を潰したらどうだ?」
サラ「……好きな人と遊んだりとか?」
エフラム「ああ、そういうのだよ」
サラ「じゃあやっぱり兄様が必要じゃない」
エフラム「……そうなのか?」
サラ「……さすがにこれは本気で怒っていい?」
エフラム「どうせ冗談なんだろ?」
サラ「失礼ね……まあ冗談だけど」
エフラム「やっぱり冗談じゃないか!」
サラ「本気の方がよかった?」
エフラム「う……お、お前はまだそういうことを言うのは早くないか?」
サラ「……そうね、こういうのは将来に取っておくわ」
エフラム「ああ、そうしろ」
サラ「じゃあ、明日また改めて言うから」
エフラム「早いにも程があるだろ!?」
サラ「じゃあいつならいいの? 二年後? 三年後?」
エフラム「そ……それは……だな」
サラ「……まあ今回はこの辺でで許してあげる」
エフラム「……おい」
サラ「なんか話してたらお腹すいちゃった。そうだ、昨日おいしいケーキ屋見つけたから一緒に行かない?」
エフラム「あ、ああ、いいぞ……何か俺も疲れたから甘いものでも食べたい気分だ」
サラ「多分店内は女性だらけで、男性は兄様だけだろうけど別にいいよね?」
エフラム「…………ああ」
乙おつ!
サラ様待ってました
個人的にはカオスムードの「スターレックス」で飲食希望だが
店内ほとんど女性なのか・・・
弟ル「うわぁぁぁぁ!!!僕の盆栽がアアアアアア!!!!」
ピザ、エフ「すまん・・・・・」
弟ル「すまんじゃありませんよ!これ20万近くしたんですよ!」
ピザ、エフ「!!!!!」
エリウッド「アハ アハハ 蝶サイコー!!!!!!!」
(20万"ゴールド"とはいってないけどね)
弟ル「あ、G(ゴールド)ですよ」
>>268 自分以外女性のみの店内で「あーん」して食べさせられる刑ですねわかります
適当ダベリ場
ウォルト「はい、今回の議題は、『ニーナさんは悪女か否か』です」
チャド「やっぱり旦那ほったらかしってのは駄目だろう。それで悪堕ちした部分も有るし」
ルゥ「ん〜、でもハーディンさんが追い詰められた原因ってアカネイアの貴族に冷遇されたからじゃない?」
ウォルト「でもその人達はニーナさん派だった以上、便宜を計る事は出来たと思うよ」
オージェ「自室で酒浸りになってた以上、知らなかったっていう事は言えないだろうし、情が薄かったのは否定しようがないんじゃないか?」
レイ「馬鹿馬鹿しい。何もしなかった奴らの事を一々気にしてどうする。だいたいあのオッサン政略結婚の消去法で旦那に選ばれただけだろうが、それを割り切れないのも悪いだろ」
チャド「……まあそういう言い方すれば、確かに好きになる義務は無いがな」
オージェ「それでもやっぱり好きな人に振り向いて欲しいっていうのは共感出来るけど」
ウォルト「同じ男としてはハーディンさんに同情するよね」
レイ「と言うかそもそも、あのすまぬ仮面が態度をキッパリ決めてればこんな面倒な事にはならなかったんだけどな」
チャド「応えられないなら応えない。か。でも難しく無いか?あの野郎も多少惚れてた訳だし」
ルゥ「それを言い出したら、ニーナさんがシリウスさんを好きって事だけ否定するのもおかしく無い?」
チャド「それはそうかも知れないけどよお……政治的な事とはいえ結婚してんだから」
オージェ「と言うか政治的な事を言えば国を放り出した方が問題じゃないか?」
レイ「でも国に残ったらオッサン冷遇してた連中が、マルスさんに何かしら言い出すんじゃないか?」
ウォルト「難しいなあ……あ、そろそろ時間だ、とりあえず今の所は、『ニーナさんに確かに非は有るけど、あの人だけに非は無い』で良い?」
ルゥ「まあ」
チャド「とりあえずな」
レイ「もしかしてまたやる気か?」
オージェ「予定は未定だってさ」
ディアドラ「ニーナさんに責任はないですよ」
インバース「せやせや」
姉ル「そういえば貴方ってなんでそんなに盆栽が好きなの?何処でかってるの?」
弟ル「いやなんでって言われても・・・・・それに僕の盆栽は買ってるわけじゃないんだ」
姉ル「あら、そうなの、どこで手にいれてるの?」
弟ル「時々ナーガ様に貰ったり森に探しに行ってるんだ、この前なんて行き過ぎて黄金三角区まで行っちゃったんだ」
姉ル「ふぅん、凝ってるのねぇ」
弟ル「それにいっぱいになったときは売ったりしてるんだ、なかなかに稼げるよ」
姉ル「どれくらいで売れるの?」
弟ル「安いので1000Gから10000Gくらい高いので200000Gから1000000Gくらいかな」
姉ル「すごいわねぇ(丁度いい稼ぎ話ゲット、メールしよっと)」
弟ル「姉さん?何してるの?」
姉ル「メールしてるだけよ、今日はもう早く寝なさい」
弟ル「はーい」
>>273 サラ「ほらこれ、この店はこのタルトが美味しいんだよ」
エフラム「あ、ああ……」
サラ「もう、さっきからキョロキョロして……挙動不審極まりないんだけど」
エフラム「……いや、本当に女性ばっかりだなと」
サラ「まあこういう店は男の人はあんまり来ないよね」
エフラム「だからといって店員含めて今この店にいる男が俺のみってのはどうなんだ」
サラ「良かったじゃない、自分以外全員女って天国みたいなものじゃないの?」
エフラム「実際にそういう状況になってみると天国と言うより針のむしろだ。全然落ち着かないんだが……注目されてる気もする」
サラ「自意識過剰だよ、精神修行が足りないんじゃない?」
エフラム「しかしなあ……って何やってるんだお前」
サラ「あーんして、食べさせたげるから」
エフラム「……断る」
サラ「たまには自分の心に正直になってみるのもいいと思うの」
エフラム「この上なく正直だ! この衆人環視の中でそんなことできるか!」
サラ「この店に入った時点で同じだよ、まあこれも精神修行の一環だと思って」
エフラム「……精神修行になるってことは、俺にとって精神的に辛いことだって分かって言ってるんだな?」
サラ「うん、これを乗り越えればきっと成長できるかと」
エフラム「これを乗り越えても俺の人生になんのプラスにもならないと思うんだが」
サラ「ほら、いつまでもこうしてる方が恥ずかしいよ。ちなみにやらないと帰らないから」
サラ「あー楽しかった。来週も行かない?」
エフラム「お前なあ……」
サラ「あら、何か不満気だけど」
エフラム「俺が食べさせてもらうだけならまだしも、俺がお前に食べさせることまで強要しなくてもいいだろ!?」
サラ「強要なんてしなかったと思うけど、私が食べさせてって言ったら兄様すぐ食べさせてくれたじゃない」
エフラム「そうしなかったら俺が食べさせるまで帰らないつもりだったろ」
サラ「まあいい経験になったよね」
エフラム「ごく自然にスルーするな。大体あんなこと人前でさせないでくれ、あれじゃただのバカップルじゃないか」
サラ「いいじゃない、週に一度はバカップルになる日があっても」
エフラム「毎週かよ!? なんだそのペースは」
サラ「じゃあ三日に一度で」
エフラム「何で短くなってるんだ、未来永劫存在しなくていい」
サラ「私は面白かったけど、色々な意味で」
エフラム「……俺は居心地が悪かっただけなんだが」
サラ「じゃあ今度は兄様が行きたいところに行っていいよ、兄様の選ぶところなら私は文句言わないし」
エフラム「分かった、じゃあ今度行くところは俺が決めるからな」
サラ「うん、約束ね」
エフラム「ああ……ん?」
サラ「今度遊びに行くって約束したからね、今。自分で言ったんだから忘れないでよ?」
エフラム「……やられたか」
サラ「まだまだ脇が甘いわね……やっぱり今度も今日の店に」
エフラム「それだけは絶対に拒否する」
投下してみる。一応エリウッドメインなのかな
エリウッド「久しぶりに6時間も眠れたよ・・・よーし!」ピョン,グキッ!
エリウッド「あれ?」ポックリ
ヘクトル「よお、エリウ・・・死んでる」
リン「ヘ、ヘクトル。あんたまさか・・・!」
ヘクトル「ちげーよ!部屋見たら死んでたんだよ!」
リン「と、とにかくバルキリー!!」
エリウッド「ありがとう。生き返ったよ」
リン「あなたは何故死んでたの?」
ヘクトル「なんか持ちこんでたわけでもないのに死ぬのは難しいぞ」
エリウッド「分からないけどベッドから飛び降りたら死んだんだ」
ヘクトル「わ、悪い。ここまで虚弱体質になってたなんて・・・。売られたケンカ以外はなるべく控える」
リン「ごめんなさい。もう貴方に迷惑は決してかけないわ」
エリウッド「いや、君たちが原因じゃないんだ」
ミカヤ「ところでなんでこんなことになったのかしら」
エリンシア「ベッドから飛び降りたくらいで死ぬなんて・・・階段はどうしましたの?」
ヘクトル「おぶっていった」
リン「また死なれたら困るもの」
マルス「とにかくエリウッド兄さんがスぺランカー体質になったってことですね」
シグルド「お前達、今日はなるべく団体で行動しなさい」
エフラム「最初からそのつもりさ。今日のエリウッドを1人で行動させたら・・・」
エイリーク「想像しただけでも恐ろしいです」
エリウッド「この世界には残機というものがないからね・・・」
マルス「かといいサボるわけにもいきませんし行きましょうか」
リン「そうね」
一同「「そういうわけで行ってきます!!」」
エリンシア・ミカヤ「本当に大丈夫かしら・・・」
リン「とにかく今日一日私たちがエリウッドから離れるわけにはいかないわ」
ヘクトル「そうだな。オレやエフラムが言うのもなんだが勝手な行動は避けろよ」
エフラム「何かあったらすぐに言え。絶対に駆けつけてやる」
エイリーク「無理はしないでくださいね」
エリウッド「分かったよ」
マルス「学校が違うので僕はここまでですね。エリウッド兄さん、くれぐれも気を付けて」
エリウッド「ありがとう。気を付けるよ」
ヘクトル「階段か。乗りな、エリウッド」
エリウッド「悪いね。いつもなら行けるのに」
ヘクトル「気にすんな。いーってことよ」
エフラム「エイリーク、学校まで後何がある?近道はそこそこに高い段差が異常にあるから使えん」
エイリーク「3つの階段は昇りましたしこの歩道橋で最後ですね」
リン「何とかなりそうね」
ヘクトル「ゴールまで後僅かだな」
ビラク「うほっ!へっきゅん発見だZE!」
ヘザー「リンちゃんだわー!!」
ヘクトル「げえ!こんな時にっ!!」
リン「ここは私に任せて!」
エフラム「ヘクトル!エリウッドはオレが背負う!だからリンの助太刀に入れ!!」
ヘクトル「助かる!」
エイリーク「くれぐれも移動は慎重にお願いします!一歩間違えたら死んでしまいますので!」
エリウッド「なんか傷つくなぁ・・・」
ヘクトル「じゃあ頼む!」
エフラム「任せろ」
リン「ヘクトル!厳しいところだったから助かるわ!」
ヘクトル「何もされてないようで何よりだ。さて、こいつらには・・・」
リン「教育的半殺しが必要ね」
ビラク・ヘザー「「アッー!!」」
学校
エフラム「ここを昇ればゴールか」
エイリーク「ええ、何とか」
ヴァルター「ククク・・・来たな?エフラム」
エフラム「チッ、ヴァルターか」
エイリーク「誰ですか?」
エフラム「こないだケンカを売られて買ったが勝利した。
だがこの状況では不利だ。エイリーク、エリウッドを頼む」
エリウッド「色々ごめんね。災難続きなのにみんな僕を守ってくれて」
エフラム「家族だろ?気にするな」
エイリーク「そうです。私に乗ってください。恥ずかしいは言い訳にさせませんよ?」
エリウッド「じゃあ・・・情けないけど頼むよ」
エイリーク「軽いので大丈夫ですよ(まさか私より軽いんじゃ・・・)」
エリウッド「酷い・・・」
リン「エリウッド、エイリーク姉さん!」
エリウッド「リンディス。ヘクトルは?」
リン「エフラム兄さんの助けに入ったわ。あのヴァルターってヤツ何人か手下がいたから」
エイリーク「でもヘクトル兄上が入った以上は大丈夫でしょうね」
リン「でしょうね。そろそろHRの時間だし席に着きましょう」
エリウッド「ありがとう、エイリーク。もう大丈夫だから」
エイリーク「はい。階段を昇り降りする時とかは必ず私達に言ってくださいね」
ヘクトル「何とか間に合ったか」
リン「この様子じゃ問題はないみたいね」
エフラム「当たり前だ。それに先生もそろそろ来るし席についておこう」
イサドラ「はい、皆さん席について!今日の1限は歴史だったのですがマーカス先生がお休みになられたので男女混合のドッジボールになりました」
ヘクトル「先生!エリウッドなんだけど体調不良なんで今日は見学させてくれ!」
エイリーク「体は弱いですけど今日は健康でしたよ」
イサドラ「どういうことですか?ヘクトル君」
エフ・リン・ヘク((バカーッ!!))
ヘクトル「あー、えーと・・・その」
イサドラ「とにかく出席で良いわね?」
リン「先生、それよりもハーケン先生とはどうなったんですか?私すっごく気になって!」
イサドラ「話をそらそうとしても駄目よ。出席でいいわね」
エフラム「なんということだ・・・」
エイリーク「ごめんなさい!」
エフラム「終わったことだし仕方がない。エリウッド、今日は外野でいいな?」
エリウッド「分かった。それにいいんだよ、エイリーク。僕が死なないように気を付けるから」
ヘクトル「今日は何も起きないでくれよ・・・」
リン「こういう時に限ってやたら災難に遭うのよね、私達って・・・」
エフラム「挟み撃ちはなるべく控えろ。エリウッドは投げるだけでいい」
ヘクトル「キャッチとかは俺達の内の誰かでやるからよ」
エリウッド「ああ、分かったよ。なるべく気を付ける」
ワレス「試合開始するぞ!早くせんかー!」
ヒーニアス「フッフッフ、いきなりお前と当たるとはなエフラム。今日こそお前に勝つ!」
エフラム「お前か・・・まあいい。始めるぞ!」
ヘクトル「おい、なんでジャンプボールがお前なんだ?」
エフラム「今のエリウッドがジャンプしてみろ。落下の衝撃で死にかねんぞ」
ヘクトル「ありうるな・・・」
マシュー「何話してんすか?」
ヘクトル「何でもねえよ」
リン(ボールは一番柔らかいものだし大丈夫だと思うけど)
エフ・ヒー「「ハッ」」ピッ
エフラム「よし、取った!」
エイリーク「ヒーニアス様・・・悪く思わないでください」
ヒーニアス「やられたか。まあいい、他にぶつければいいだけの話だ」
ネイミー「行けーっ!」
リン「危なっ!エリウッド!!」パシッ
エリウッド「ありがとう、リンディス。やあっ!」
ネイミー「当たっちゃった!」
ヘクトル「投げた反動程度じゃ死なないようだな・・・良かった」
エイリーク「やりましたね!」
リン「ラッキー、ボールもこっちに返ってきたわ!」
ヘクトル「コイツッ!」
ウィル「うわっ」ボコッ
レベッカ「やったあ、取れた!」
ウィル「レベッカ!助かったよ」
ヘクトル「クソッ!運がねえな!!」
レイラ「向こうもやりますね!」
エフラム「そうこなくては!」
レベッカ「良いの良いの!パス!」
ヒーニアス「よし来た!フンッ!」
エフラム「ヤバいっ!」パシッ
エイリーク「兄上!左側をお願いします!」
ヒーニアス「思った通りだな!たまに左側が空いていたら必ず誰かがそっちに行く!
そして左側に来たのがお前なら私としてもありがたい。決着をつけれるのだからな!!」
エフラム「くっ、あの角度からの高いパスとはやっかいだな」
ヘクトル「真っ向勝負じゃ勝てないからってやることセコすぎんだろ!!(普段ならどーってことねーけど今日は別だ!)」
ヒーニアス「やかましいっ!!ルールには反してないぞ!」
リン「でも場合が場合だしっ!」
エイリーク「ヒーニアス様、本当に左側だけは狙わないでください!(ここでコントロールが少しでも反れたら・・・!)」
ヒーニアス「エイリーク、辛いかもしれんがこれは勝負だ・・・。後でその埋め合わせはちゃんとする」
リン「埋め合わせって何のよ・・・」
ヘクトル「いつものことだしほっとけ。どうせ相手にされてねーし」
ヒーニアス「終わりだエフラ・・・なにっ!?」ツルッ
エフラム「と、届かん!!」
エリウッド「え?」ボコッ!ポックリ
リン「死んだあぁぁぁぁぁ!!!」
ヘクトル「ウソだろッ!?一番柔らかいボールだぞ!!」
エイリーク「だ、誰かオームかバルキリーを!」
エフラム「ヒーニアスッ!貴様ああああ!!」
ヒーニアス「そんなバカなことがあるアッー!タスケテエイリーク!!」
少し経過
エリウッド「結局授業は中止なんだね。6万ゴールドが・・・」
エイリーク「良いのです。犯人が見つかり次第使ったバルキリー代の数倍の慰謝料を取りますから」
ヘクトル「だから気にすんなって」
エフラム「さっきはすまん。ラインを割ってでも取るべきだった」
エリウッド「本当に良いんだよ。こうして色々やってもらってるだけでも助かるし」
リン「次からは歴史とかだし大丈夫ね」
続く
ワロタwwww投下乙
弟ルフル「あれ、エリウッド1号(盆栽)が枯れてる、なんでだろう?」
>>284 エリウッド「うん、多分その名前が悪かったんじゃないかなハハハ……」
アルム 「エリウッド兄さん自虐は程々に……」
弟ルフレ 「うーん、まだ枯れるはずじゃなかったんだけど……アルム君、どうにかならない?」
アルム 「そうだね……触れてみた感じ、この盆栽のエーギルはまだ残ってるみたいだから」
弟ルフレ 「本来ならまだ枯れるじきじゃなかったってことかい?」
エリウッド「やっぱり僕の名前によるマイナス補正が」
リーフ 「それ以前に君はいつの間にそんな能力を身につけたんだ、アルム」
アルム 「まあともかく、やってみるよ」
弟ルフレ 「どうするの?」
アルム 「こうして僕の手を通じて、大地母神ミラの力をこの盆栽に注ぎ込めば……!」
〜一時間後〜
チキ(大人)「……と、こうして出来あがったのがミラの大樹だったわけよ」
チキ(子供)「すごーい!」
エリウッド「あれって元は盆栽だったのか……」
リーフ 「っていうかどうすんの、このスカイツリーより高くなっちゃった盆栽」
アルム 「いやー……ちょっとやりすぎちゃったかな」
弟ルフレ 「どっちにしてももう盆栽としては弄れないよこれorz」
エフラム「……仲間が…増えたか…」
マルス「どうしたんです兄さん?」
エフラム「俺は覚醒をプレイしていた。そして仲間が増えた」
マルス「ストーリーすすめていけばそら増えますがな。それがどうかしたんですか?」
エフラム「いや、異伝だ。お前やシーダにも関わりある話だぞ?」
マルス「へ?」
インバース「ふふふ、どんな色に染めてあげようかしらねぇ?」
シーダ「け、けだもの!」
マルス「……ファルシオンでちょっとぼこってきます…」
エフラム「ああ……」
ユミナ「FEのひそかな伝統のけだものも女の人が加入する時代になったのね…」
サラ「一人加入させた貴女が言うのもなんだけどね」
けだものの系譜
けだもの けだもの扱いした人
マルス ユミナ
ガンドルフ&ゲラルド エーディン
エフラム ラーチェル&アメリア
ヒブッティ マーシャ
NEW!
インバース シーダ(異界)
…なんとなく異伝プレイしててインバースとシーダを戦わせたらびっくらこいた…
結構以外な人が会話するよね
エリウッドはスペ●ンカーなのかw
>>286 一人どころか二人に言われるエフラムは流石に格が違ったw
シャナン「幼女以外にけだもの扱いされるなんて俺とは格が違うな」
エフラム「お前も似たような扱いだぞ」
男ならケダモノ呼びに違和感無いが、女相手だとなあ……
マルス「ビッチで良いんじゃないかな」
>>289 マルス様が相当お怒りなのはわかった。
あとエリウッドはスペランカー体質克服のため、赤い配管工にでも弟子入りしたらいいと思うの。
赤は寝返り組などの優遇色なのにフェレは残念な子
ま、緑よかマシか
サザさんの悪口は許さないんよ。
強い剣士の多い黒髪は勝ち組と言おうと思ったらまだ黒髪主人公っていないんだな
いまんとこいないのはこの髪か
黒髪、金髪、紫、ピンク、ハゲ
主人公がハゲはちょっと…
サナキ「唐突じゃが私は実は主人公だったのではないかと思う」
マルス「なんですかいきなり押し掛けて。そしてその大量の高価な家具を乗せた
天馬隊はなんですか。え、ひょっとして今日からうちに住むつもりですか」
サナキ「根拠はある!」
マルス「暁の女神が発売されて5年はたってますけどー!?その間に一人兄弟増えましたけどー!?」
サナキ「おぬしらとしても新しい風が欲しかろう。紫髪主人公ぞ。地上最高位の幼女ぞ」
マルス「確かに斬新…いやいやいや根拠はなんですか」
サナキ「ふむ、よくぞ聞いてくれた。暁の女神は4部に別れておるのは知っておろう」
マルス「どうでもいいけどメタ全開な会話だなあ。まあいいや、そうですね」
サナキ「第1部の主人公はミカヤ姉上…あ、そもそも原作的に私はミカヤ姉上とは実は姉妹での」
マルス「そういう人いっぱいいますから!はい続きどうぞ」
サナキ「第2部はエリンシア、第3部はア、アイク…が主人公となっておる//」
マルス「はい、そこで無駄な照れ要りませんよー」
サナキ「となれば第4部は誰じゃ?真の神使の存在に自らの存在意義を疑い、傷付き、悩み、
しかしそれを乗り越えベグニオン皇帝として再び立ち上がる私が主人公ではなかろうか!」
マルス「む、無駄にそれっぽい…」
サナキ「というわけで今日からアイクと一つ屋根の下じゃ。早速住まわせてもらうぞ」
マルス「待て待て待て待て。確かに主人公っぽいですけど、あなたリーダーユニットになったことあります?」
サナキ「は?私の指揮レベルは★4ぞ?」
マルス「いや、逆ギレドヤ顔で言われても。リーダーユニットになったことはないでしょ」
サナキ「そなたは何か!ネフェニーも主人公だとでも言うのか!」
マルス「やめてやめてその物騒な炎魔法撃たないで」
サナキ「お、これはな、シムベリンといって私の専用魔法じゃ。そうそう専用武器といえば主人公のステータスで…」
マルス「うん、皇帝(カエサル)も専用職だね!だから火の玉収めてくれないかな!」
サナキ「ふう、ようやく分かってくれたか。フ○ミ通の攻略本も4部のページに私の絵を載せておるしの」
マルス「関係無いと思うの」
サナキ「大丈夫?ファ○痛の攻略本だよ?とかいう風評はこの際知らぬ。これで今日からアイクと…」
マルス「兄弟になれると?」
サナキ「そうじゃ。というよりどどど同棲…と言った方がよいかの//」
マルス「まあ、百歩譲って主人公だとしますが、兄弟だと結婚できないですよ。シグルド兄さんもいるし」
サナキ「主人公やめるのじゃ」
マルス「切り替えはやっ」
乙!サナキが一番嫁候補で好きだったりする
サザ「ミカヤと姉弟当然に育った俺も主役に混ぜるんよ
最強グリーンの俺は支援あるしミカヤを守護できるんよ」
シグルド「ミカヤ姉さん。砥石を知らないかい?」
ミカヤ「砥石?なんでまた」
シグルド「新しいKINSHINの気配がしたものだから…」
サザよ、専用武器のない主人公ってのはちょっと????うん。お前には無理なんよ
セイン「専用武器なんてなくてもモテればいいと思うけどね」
レヴィン「専用武器持ってモテればいいだけじゃないのか?」
マリク「そうですね。両想いだという既成事実も大事です」
チキ「カルド?はサザのおにいちゃん専用じゃないの?」
ヨファ「インパクトの強い武器は確かに強い事が多いけど…」
オスカー「料理上手など、特技があれば…」
アスベル「トラキア以外では追い剥ぎは盗賊の特権です。特技として十分だと思いますが…」
サザ「上のみんなと俺って大してかわらないんよ!もうネタキャラは嫌なんよ!」
セリカ「私も専用武器無いんだけど…」
アルム「専用武器はなくても、僕はセリカ専用だよ」
セリカ「ありがとう。アルムも、私だけのアルムでいてね……」
アルム「もちろんさ。セリカ……」
セリカ「アルム……」
シグルド「専用武器とは、こういう物を言うのだ!」つ ティルファング
アルム「なにいってるんだセリカ。セリカにだってすごい専用魔法があるじゃないか!
隣にいる僕の必殺率を100%にしてくれるとっておきの魔法がね!」
セリカ「アルム……」
アルム「セリカ……」
マルス「ギップリャ……」
リーフ「あ、マルス兄さんたらまた砂吐いて倒れてら」
エリウッド「それよりもシグルド兄さんが悪鬼の形相になってるんだけど…僕らも巻き添えくわないように逃げた方がいいんじゃないかな」
しまった。まさか数分差でかぶるとは…
ネタ被りごめん
別に謝らなくてもいいよー
これは割と昔からある便乗ネタだけど、マルスにギップル属性が付いたから派生できるようになったのか。
うーん、兄弟家も日々変化していくなぁ……
リーフ「ルフレさん!僕を弟子にして下さい!」
ルフレ「いきなりなんだ」
リーフ「お願いですから弟子にして下さい!」
ルフレ「ちょっとまてまずは動機を聞かせろ」
リーフ「はい、この前マークが『父さんは見た人の能力値どころか、身長、体重、体調、3サイズまで分かっちゃうのです!』と、言っていたのでその能力を習得し、いろんなおねいさんの3サイズを知りたいなと!」
ルフレ「・・・・・・スチャッ」
リーフ「えっ、ちょ、ししょ・・・・」
ルフレ「だぁれが師匠だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!てめぇなんぞに教えるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ドグゥオオオオオオオン!!!
リーフ「アーッこの人でナシーッ!!!!!!!!!!!!!」
セネリオ「ひどい有り様です」
ナンナ「・・・」
ミランダ「貴女はまだ他の人がいる分優遇じゃないの?私なんて…」
>>295 相変わらず、このスレのサナキ様は ( ;∀;) ケナゲダナー
>>306 エンディングじゃ駆け落ちしてるじゃないですかー。
弟ルフレ「あれ?今度はリーフ1号が枯れてる?」
葉っぱ…°・(ノД`)・°・
そういえば、かなり前にカレルが「なぜ枯れるんだ」って嘆いてたネタがあった気がw
ミカヤ「アルムちょっと良いかしら?」
アルム「何姉さん?」
ミカヤ「サザから貰った花の首が一輪残らず落ちちゃって、何かの病気じゃないか見てくれない?」
リーフ(サザさん死んだね)
マルス(漆黒に喧嘩でも売ったかな)
サザェ…
SS書いたことないが
涙無しでは語れないキャラも多いから救済ネタ考えたいんだけど
ここってそういうのもアリなの?
今の所は現実に存在する特定の個人・団体を貶すようなネタ、
年齢制限が必要なネタぐらいじゃないの、書いちゃいけないのは。
あとマナー的には「他人のネタを否定するような便乗ネタ」もNGか?
ハッピーエンドのネタの「続きです」とか言ってバッドエンドにしちゃうとかそういうの。
回答ありがとうございます
ちょっと考えてみます
==========================================
↓以下、通常運転でお願いします
ヒーニアス「ふははははははは!エイリークの婿候補出番ダントツナンバーワンを誇る私に救済など必要ない!ふふふ、ペアエンドも時間の問題だな…もう直ぐ候補の二文字も外れて婿になるであろう」
ヴァネッサ「根拠のない自信に満ち溢れたヒーニアス様が素敵です…」
ゼト 「身の程をわきまえよ」
サレフ 「身の程をわきまえよ」
リオン 「身の程をわきまえよ」
エフラム「身の程をわきまえよ」
焼き鳥屋台:コウメイ亭
ティアモ 「はぁ〜、なんであたしの努力はいつも空回りするんだろう。頑張って優秀な天馬騎士になったのに…クロム様…」
?????「いくら努力して報われないなんて本当に散々だよな」
ティアモ 「あら?あなたは?」
レイヴァン「ああ、俺はレイヴァン。実は妹が俺の食事に惚れ薬入れてきたり、侍従の邪魔はかりして困ってる」
ティアモ 「へぇー、あなたも赤にしては珍しいわね」
レイヴァン「優遇だなんてとんだ勘違いだよな…、店主さん!生2つ!」
サイアス 「はいはい。生2つですね。私もその気持ち、良くわかりますよ」
ティアモ 「あなたは、伝説の天才軍師様?!なんでこんな所に?」
サイアス 「いやあ、指揮レベルと神器の兼ね合いでね…まともに彼女も出来ないまま46スレ目まで来ました」
レイヴァン「あんたも大変だな」
サイアス 「所詮消える星なんてただの飾りかも知れませんねぇ。はは…」
ティアモ 「あなたも苦労されているのですね」
サイアス 「直系・指揮あり・杖Aでこの影の薄さ。得意のはずの炎も焼き鳥用です」
レイヴァン「お前達となら、友人になれそうだ」
ティアモ 「あたしもここにいると居心地いいわね」
サイアス 「本当は出番があるだけ、良いんですけどね。何かあればいつでも歓迎しますよ」
レイヴァン「お前の知恵は、今後役立ちそうだ。ぜひよろしく頼む」
ティアモ 「偵察程度ならあたしも力を貸すわ」
サイアス 「今日は看板下ろして、プライベート扱いで飲みますか」
――この日、店主含む赤い三人衆は思う存分ストレスを発散したという
作品を越えた友情が、また一つ生まれた瞬間だった
全然救済になってない件は、気にしないでくれ
完
和んだぜブラザー。GJ!
サザとかはむしろ愛されキャラだと思う
赤は見事で原作1軍レベルが揃ったなぁ
ヴぁっくんは幸せになってほしい
>>317 不遇な赤の集まる屋台か・・・
ペガサス三姉妹の二人からモテモテの緑に反して彼女ができないカインとか、エリウッドも常連になれそうだな・・・w
あとコウm・・・サイアスさんはアカネイア大陸に渡ってギャラクs・・・スターライトを継承すると戦力的な意味で幸せになれるかもしれない
今日はノノの誕生日か
ノノ「やったー!ヘンリーからプレゼントもらったのー!」
※このネタは過去ログ18-354、18-355からアイデアを拝借しております
<ある瀟洒な屋敷の一角にて>
ルカン3世「なぁに?わたしの偽者が出ただと!!」
正の使徒「はっ、なにやら『ルパント3世』と名乗る男が以前ナバタに出現したとの情報があります」
ルカン3世「うぐっ、あそこは次の獲物として考えておったのに!」
カヒタリーノ(不二子)「宝を…凄い…宝を…▼」
ルカン3世「おお、カヒたんもそう思うのか!おのれパントめ!次こそは本物と偽者の差、見せ付けてやるぞ!HAHAHAHAHA!」
ヘッツェル(次元)「ラフィエルはどこかのう?」
ソーンバルケ(五ェ門)「砂漠・・・それはロマン・・・」
※※※※※※※※※
<兄弟家・居間>
マルス「こ れ は 酷 い。会話がまるで成り立っていないじゃないか!」
ミカヤ「あら、以前の『アンパントマン』の続編かしら。誰よこんなイケてない人選したのは…何で主役がイケメンじゃないのよ!」
エリウッド「おそらく、シャナムさんが予算の関係でこんな配役にしたんだろうね」
ミカヤ「ちょっとFETVに行ってぼこってくるわ」
ロイ「ま、待って。ほ、ほら次回予告が流れてるよ!」
※※※※※※※※※
ナレーター「さあ、ルカン3世は次回のお宝を偽者に奪われずに済むだろうか!次回の予告を一部お見せしよう!」
チャーララッター〜チャーララ〜〜♪チャーララッター〜チャーララ〜〜♪チャチャララ~チャラララー
銭形リーフ「待てぇい!ルパント3世!ルト川乱歩作の『必殺+30の書』と隣のルイーズおねいさんを大人しく渡して貰おうか」
ルパント3世「ははっ、ここも砂漠だ。君には追いつけないよ」
銭形リーフ「宝はどうでもいい!せめてルイーズおねいさんだけでも!!」
ルト川乱歩「おい、リーフ!俺のアイデンティティをどうでもいい呼ばわりとはいい度胸じゃないか。」
銭形リーフ「アッー!キルソードはマジ勘弁して!痛い!痛ぁい!!!!!」
※※※※※※※※※
ミカヤ「・・・リーフの今晩の夕食は抜きでいいかしら」
マルス「いいと思うよ。見ないと思ったらあんな所で油売ってるんだし」
シグルド「今帰った。なんだお前達、こんな年になってまだアニメに熱中しているのか?」
ミカヤ「(いや、ディアドラえもんを毎週きっちり録画する人に言われても・・・)」
(続くかもしれない)
>>317 緑に続いて赤の集いが!
これは今後も使えそうな良ネタっすなぁ、GJ
>>322 中身が気になる。個人的には「のの」と書かれた旧式スク水だとよし!
>>323 リーフ、お前はむしろ捕まる側だろwww
そしてシグルドさん、自重してください……
過去ログにも結構良ネタが転がっていそうだな、見返してみよう
GJでした!
ちょっとセシリア先生の先生に焦点あてたネタを投下します。
結構オリジナルの設定が多いのでそういうのが苦手な方はスルー推奨です。
では投下させて頂きますー
325 :
女教師モノ:2012/09/21(金) 18:59:18.04 ID:gnzrGceg
兄弟家の末弟ロイが通っているエレブ中等学校。
通う生徒数も多く、教師の質も良いと地元でも中々の評判を誇る名門でもある。
(はぁ……まだ昨日の二日酔いが抜けない……)
そんなエレブ中学校の前で、若干ふらふらとした足取りで校門を通るセシリアの姿があった。
どうやら昨夜、緑の涙目酒場で少々飲み過ぎてしまったらしい。
愛馬にも乗っていない所を見ると今回の酒量は普段より多めのご様子だ。
しかし、二日酔いの割りには彼女の登校時間は何時もより2時間も早い。
もちろんそれにはきちんとした理由があった。
(こんなだらしない姿、生徒達には見せられないものね……
それにまだ採点してないテストやアンケートのまとめもあるし、今の内にやってしまわないと)
空が薄く白んで来始めていた。
セシリアは朝に追い抜かれまいと、階段を上る脚に力を込める。
ちなみに、エレブ校の職員室は最上階にあったりする。
……がんばれ、セシリア先生!
「と、遠いぃーー……
私も歳を……って、まだまだ若いっての!」
猛然と階段を昇り始めるセシリアだが、その足取りは依然頼りない。
が、頑張れセシリアせんせー!!
……………
…………
………
326 :
女教師モノ2:2012/09/21(金) 19:00:42.85 ID:gnzrGceg
その後セシリアは何とか職員室まで辿り着き、自分で淹れた紅茶を飲んで一息付く事が出来た。
体内が暖かい液体と香りで満たされ、多少胸のむかつきや胃もたれが収まる。
「……さて!こうしちゃいられないわ。
お仕事お仕事」
自らをそう鼓舞しながら、セシリアは背負ってきた鞄から大量の書類を取り出した。
その量は尋常ではなく、ざっと見て百枚を軽く超えている。
「……流石に多いわね」
早くもめげそうになりながら、セシリアは書類の山へ挑みかかった。
ここで、少し教師と言う仕事の一端について説明させて頂く。
教師という仕事はとにかく処理すべき書類の数が多い。多過ぎる。
受け取ったり伝搬役となる生徒達もそう思っているのだろうが、
彼らが一日に受け取る数は多くても精々5枚程度。
一方教師はそれを担当クラスの人数分、引いては百枚以上も処理する必要があるのだ。
当然残業できない時なんかは自宅へそれらを持って帰ることになる。
生徒や保護者、同僚に見せる物である以上、
無理やり詰め込んで皺を付ける事も出来ないのできちんとファイルする必要もある。
……全国の教師の皆さん、お疲れさまです。
「ふぅ、数学と古代語はこれで終わり。
残りは鞄の中ね……」
327 :
女教師モノ3:2012/09/21(金) 19:02:22.03 ID:gnzrGceg
セシリアはちらりと今の自分の鞄を横目で見た。
重さの割にしっかりとした構造で、収納できる量も多い。
よく生意気な男子生徒に「男っぽーい!」とからかわれるが仕方があるまい。
ランドセルよりマシよ、と言い返したのは果たして何回目になるのだろうか。
(でも確かに、妙齢の女性が持つデザインじゃないわよね……)
自分でもしみじみとそう思ってしまい、セシリアは思わず深いため息をついてしまう。
一人身の自分が、情けない。仕事が恋人等と言ってる場合ではない。
この時期、妙に人恋しくなってしまうのも原因の一端かもしれない。
もうひとつため息をついて、意識を鞄へと戻す。
この鞄は教師になってから3代目だが、セシリア本人も初代に比べてどんどん見た目より機能性重視になってきている気がしている。
これは仕事への適応とみるべきか、それとも単に自分が歳をとっただけなのか……
そんな事を考えていると、採点している手が止まっている事に気が付いてセシリアは慌てて作業を再開しようとした。
いや、普段の彼女ならばちゃんと再開したことだろう。
酒が入っているせいだろうか、セシリアはふと、昔を想った。
それは、自分が教師になったばかりの頃の出来事だった……
……………
…………
………
328 :
女教師モノ4:2012/09/21(金) 19:04:01.13 ID:gnzrGceg
まだ肉体的にも人間的にも青く、未熟だった自分。
無限の可能性を信じ、選択肢に溢れていたあの時の自分。
愚かしく、現実を知らなかった恥ずべき自分。
けれども、何故だろうか。それ故になお、過去は誰にとっても美しい。
無論、セシリアにとってもそうである。が、赴任したての彼女には辛い現実が待っていた。
『セシリア君、また君かね。いい加減マニュアル通りの授業形態にしてもらえないかねぇ。
お宅の所だけなんですよね、授業進行遅れてるの』
『まぁ仕方ないでしょう。なにせセシリアさんは"女性"ですからなぁ』
今時珍しい位の男女差別。
教師は他職に比べ女性の参戦が早い職業だったが、名門であるエレブ中では未だに古びた偏見が根強く残っていた。
同期のパーシバルや上司のダグラスなどの理解者はいたが、それでも当時のセシリアにとって厳しい環境であった。
考えてみると当時の酒量は、今より更に多かったかもしれない。
辞めてやる、と思ったのも一度や二度ではない。
そして半年ほど経った頃であろうか。
ようやく仕事にも慣れ始め、生徒の特徴も把握して来た頃に事件が起こった。
その日は特に書類の量も多く、生徒同士の喧嘩などトラブルも多かった。
セシリアはふらふらになりながらも帰宅し、残った仕事をこなそうと鞄に手を掛け、はっと気が付いた。
329 :
女教師モノ5:2012/09/21(金) 19:08:31.38 ID:gnzrGceg
「嘘、でしょ……」
鞄の底が、裂けている。
中心部に大き目の穴が出来ており、しかも中身の重さのせいで徐々に広がっているではないか。
幸い中身はそのままであったが、そんなことはどうでもよかった。
色々なトラブルがあったが、セシリアはその日始めて、声を上げて、泣いた。
壊れてしまったその鞄は、就職祝いに父が送ってくれた物だった。
セシリアの記憶の中の父は、むすっとした表情をしている事が多かった。
特に男友達といる時は、とりわけ険しい表情をしていた気がする。
母は照れ隠しよ、と言っていたが真意の程は分からない。
そんな訳で私はあまり甘やかされることもなく、会話もそれ程せずに育ってきた。
家族らしい会話をしたのは最近では数回程しか記憶にない。
そんな父が、私に初めて贈ってくれたのがこの鞄だった。
父の知り合いに頼んで作ってもらった物らしく、店では売っていない物らしい。
しかしそんな事よりも、あの父から贈られたという事実がありがたくて、嬉しくて……
いつも大切に扱い、置き忘れた時は半狂乱になりながら来た道を戻って探し回ったものだ。
その鞄が
世界に一つだけの、私の鞄が
壊れてしまった。
その日セシリアはベッドに突っ伏して、一晩中泣いた。
消えてしまいたい、辞めてしまいたいとこれ程までに思いつめたのは人生で初めてだった。
そしておそらく、これから先の教師人生においても……
セシリアが一睡も出来ぬまま、一夜が過ぎていった。
330 :
女教師モノ6:2012/09/21(金) 19:14:41.99 ID:gnzrGceg
次の日、セシリアは重い身体を引きずるようにして出勤した。
隈は何とか化粧でごまかしているが、目の充血だけは隠しようもない。
何とか遅刻すれすれで職員室にたどり着く。
お早い御着きで、と何時もの様に古株教師筆答が皮肉じみた挨拶を投げかけてきた。
同僚の嫌みに付き合う気力もなく、セシリアは無言で自分の教室へと向かった。
教室の前に着いた所で、セシリアは後ろから声を掛けられた。
それは昨日喧嘩事件を起こした生徒の片割れで、セシリアの担当クラスの生徒でもあった。
「おっ、先生、おはよー!」
「……おはよう。怪我はもう大丈夫?」
喧嘩の際、この子は腕を怪我していた。
自分がライブをしたので怪我が軽い事をセシリアは知っていたが、念のため聞いておく事にしたようだ。
「うん、先生すっげーな!
魔道使えるのは知ってたけど、杖も使えるなんて知らなかった」
「まぁ、ね。
そんな事より、もうあんな無茶なことしちゃ駄目よ?
武器を持ってる相手に素手で向かっていくなんて……」
「……だってあいつ、ウチの孤児院の悪口ばっかり言うんだぜ。
いくら金持ちだか知らないけど、許せなかったんだ」
331 :
女教師モノ7:2012/09/21(金) 19:17:06.38 ID:gnzrGceg
この子はクラス内のムードメーカーだが、同時に問題児でもあった。
悪戯や授業を抜け出す事も多く、教師にとっては手間のかかる生徒と言える。
しかし、セシリアはこの子の事が嫌いではなかった。
「……家族を大切に思うのは素晴らしい事よ。
でもね、だからって暴力はよくないわ。
もしあなたが喧嘩で大怪我をしたりしたら、孤児院の皆はどう思う?」
「う……わ、悪かったよ。
次からは、先生に相談するようにする。これでいいんだろ?」
拗ねたような口ぶりだが、これは照れ隠しであり彼が約束を違えないことをセシリアは理解していた。
彼以外にも孤児院出身の子は在学しているが、皆性格の違いはあれど想いやりのあるいい子達である。
余程孤児院での教育が行き届いているのだろうか、とセシリアはふと思った。
「はい、よろしい。
じゃあ、教室に入りなさい。
すぐにHR始めるから」
「へいへい……あ、先生」
「なーに?」
「もしかしてさ……鞄変えた?」
「………!
え、ええ。よく分かったわね」
率直に言って、セシリアは驚いていた。
この子が、普段からそんな細かい所まで見ているとは思っていなかったからだ。
今日持ってきた鞄は普段の鞄と良く似た外観のもので、以前露天で見かけた時に買っておいた物だ。
つまり余程普段から観察していない限り、鞄の変化に気が付くのは不可能なのである。
332 :
女教師モノ8:2012/09/21(金) 19:18:42.80 ID:gnzrGceg
「やっぱり!
へへ、俺普段から家でガキ達の服とか鞄とか治してるからさ、先生の鞄気になってたんだ。
すっげえ頑丈そうだし、縫い目のとことかしっかり作り込まれてるしな」
「へぇ……」
「それだけじゃなくてさ、持ち手の所とかも持ちやすいようになってて……」
彼は夢中になって語り続けている。
その瞳には、普段授業中には決してみせない輝きがあった。
セシリアは道具を褒められた事がまるで自分が褒められたようでむず痒い嬉しさを覚えていた。
それと同時に、この男子生徒を見誤っていた自分の浅はかさがたまらなく恥ずかしい。
例え見せかけであろうとも、ある一定の年頃までは尊敬できる大人が近くに居た方が良い、というのがセシリアの持論だ。
若い内から大人に悪感情を持つ事は、ひいては自分の将来への不安、嫌悪感を誘発しかねない。
無論これは、彼らと接する教師は生徒の前では尊敬できる大人たれ、という戒めの意味も込められている。
この主張は今でも変わっていない。
が、それ故に自分は、生徒達に壁を作っていたのではないか?
生徒達に目線を合わせようと、合わせて"あげ"ようとしていたのではないか?
彼らを感受性の鋭い存在として一番扱っていなかったのは、もしかしたら自分だったのかもしれない。
それからセシリアにとって、仕事が今まで以上に楽しくてたまらなくなった。
理想と現実の違いに打ちひしがれるのではなく、新たな事実を知る楽しみへと昇華させた。
嫌みをいう同僚もいた。それ以上に理解者と友人、同士を作ることで疎外感、孤独からは開放された。
そして今、私は未だ教師という職にしがみ付いている。
果たして今の私は、生徒達にとって尊敬できる大人でいられているだろうか。
333 :
女教師モノ9:2012/09/21(金) 19:20:15.25 ID:gnzrGceg
今という言葉を意識した途端に、聞き覚えのある音が脳を揺らす。
それと同時に、目の前の景色が揺らぎ、現実との境界線が曖昧になっていく。
意識が、混濁とした景色と同じように闇へと混ざり溶けてゆく……
……………
…キー……ーン…
……カー………コーン……
キーン……コーン……カーン……コーン……
(寝ちゃってたみたいね……)
朝の7時の5分前を告げる鐘の音だとすぐに理解する。
その音の意味に気が付き、はっと現実に引き戻される。
いつのまにやら、もう外が大分明るい。もうすぐ他の先生方も来るだろう。
中途半端になってしまった採点中のテストに慌てて取りかかるも、すぐに放りだす。
この調子ではきっと始業までに終わるまい。また今夜も残業になりそうだ。
(初心に帰って、その後重い現実を知る……
未来への希望溢れる生徒達には教えられない内容ね)
仕事の山、疲れている肉体。
しかし、それらを前にしてなおセシリアの顔には、どこか晴れやかな笑顔が浮かんでいるのだった。
……今日もまた、彼女の教師としての一日が始まる。
オチもなく、終わり
GJ!
こういうネタは書くのが難しいんだよなあ
いいもん見せてくれてありがとう
GJ。
セシリアさんが主役かー、と触発されて何か掘り起こせそうなネタがないかと考えてみたけど、
ロイ絡みでベルン署(というか天敵の回転王)の世話になるセシリアさんしか
思い浮かばなかったよ……。
Qどうしてセシリアさんは[天敵]と称する程署長にやられてるんですか?
A署長は幼少より、自分の年齢+−7〜8歳程度の異性を反射的に攻撃するよう(息子を渡したくない)母親から刷り込まれているからです。
ブルーニャさんも5・6回やられてます。
そういや原作でもゼフィールが独身なのは違和感感じたなー
烈火時点で15だったから封印の時には30半ばくらいだろうに
しかも王様なのに結婚してないのは不思議だった
いや、独身と断言もしてないから実は奥さんいるのかも知れんけど
>A署長は幼少より、自分の年齢+−7〜8歳程度の異性を反射的に攻撃するよう(息子を渡したくない)母親から刷り込まれているからです。
>ブルーニャさんも5・6回やられてます。
・・・つまりゼフィール署長は、女性には攻撃をしても幼女には手を出さない・・・そう、【ロリコン】という事だ!
そして「自分の年齢+−7〜8歳程度の異性」であっても、反射的な攻撃をしないであろう『例外』がいる・・・そう、妹のギネヴィア様だ。
・・・つまりゼフィール署長は、【シスコン】でもあるという事だッ!!
【ロリコン】にして【シスコン】・・・そう!ゼフィール署長はエフラムの同属だったんだよッ!!
つまり紋章町は絶滅する!!
,/ ̄ <、
/ /iソ、|` カタカタ
/, _ /。ソ。i` __
'i/`、 Д ノ / | F | <な、なんだってー!
旦´ ⊇ ⊇ / | = |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エフラム「おい!同士!仲間が一人増えるぞ!しかも敵だ!」
ロンクー「誰が同士だ!おれはロリコンじゃない!てゆうか何で勝手に人の家に入ってるんだ!」
エフラム「いやそこは同士だか・・・・・・・」
ロンクー「すまんがベルン署か?ロリコンの不法侵入者がいるから今すぐ来てくれ、今すぐにだ」
ロリコンって自覚がないうえに人の話聞かない習性があるよね
>>343 ンン「お父さんは幼い少女しか好きになれないのですか?」
セシリアさんいいよね
緑のメンバーは誠実で健気な印象がある
嫁にするならセシリアで婿にするならセティだな
緑枠はエリンシアや緑で不幸なパオラさんとかいろいろ強敵がいるからなあ
このスレのエリウッドやセティ、クレインは現実では絶対にモテると思う
エリンシアはイケメンエリートのしょーぐんがいるから不遇とは程遠い
パオラは・・・次女同様で強いけど不遇なキャラ
マルス「色々意見は有るけど、僕は生徒に手を出す先生って良く思わないな」チラッチラッ
オグマ「……何か言いたい事でも?」
チラチラッ(笑)
ツァイス「ご協力ありがとうございます」
ロンクー「いやこちらこそ」
エフラム「はなせっ!はなせーっ!」
この流れなら言える
セシリアは原作でロイに積極的に手を出していないし
一部の心無いアンチがここ最近の数スレで暴れてただけ
>>348 しょーぐんは全FEの男キャラの中で顔はトップクラスだと思うよ・・・
顔は・・・
>>345 サラ「ロリコンの人って本当に幼女を結婚の対象として考えてるのかな?」
エフラム「なぜ俺を見ながら言う、だから俺は違うと何度……」
サラ「……じゃあちょっと確認のために質問させてもらっていい?」
エフラム「ああ、いいぞ。……何かよく分からんが」
サラ「兄様……大好き。愛してるの……結婚して」
エフラム「な、な、何を言い出すんだいきなり!?」
サラ「……残念ながら今ので兄様がロリコンだということが証明されてしまいました」
エフラム「いや、全く意味がわからんぞ」
サラ「幼女に興味が無いのならさっきの発言は『ああ、大人になったらな』とか言って適当に流せばいいはず。
動揺するってことは本気でそういう事を考えてるってことじゃないの?」
エフラム「い、いや、俺はただお前の質問に真面目に答えようとしただけでな」
サラ「これはやはり兄様が他の子を襲ったりしないようにしっかり監視しないとダメね……」
エフラム「お前な……ところで、いきなりああいうことを言うのは止めろよ、誰かに聞かれてたら大変だ」
サラ「……いっそ聞かれてた方が私たちの関係を知ってもらうことになっていいんじゃない」
エフラム「俺たちの関係ってどんなのだ……って何するんだよ!? 魔道書の角で突くのは止めろ!」
サラ「鈍感は罪……」
エフラム「何だいきなり……そんなこと言ったら俺の兄弟は犯罪者だらけじゃ痛!? ……だから止めろって」
サラ「さらに自分のことを棚上げ……これはもう死刑ね」
エフラム「何だその司法制度!? 弁明させろ!」
サラ「発言は許可しません」
エフラム「横暴だ! なんだこの裁判は、裏で金が動いてるのか!?」
サラ「……まあ酌量の余地が無いわけでもないから、どっか連れてってくれるなら死刑は止めてあげる」
エフラム「……遊びに行きたいなら普通にそう言え」
サラ「これくらいのスパイスがないと面白くないかと思って」
エフラム「……俺は疲れるよ」
サラ「大丈夫、そのうち癖になってくるから」
エフラム「いや、真顔で言われても困る」
エフラム「しかしだな、もう少し言動を自重できないものか?」
サラ「普通にしてたら楽しくないじゃない」
エフラム「そうか?俺は結構楽しいぞ、普通にお前といるだけでも」
サラ「……!……そんなこと言うと逆に何かしたくなるかも」
エフラム「まあいいさ、本当に嫌なことはしなくなったし…って杖で突くのは止めろ」
サラ「…自覚なしも罪」
>>353 兄弟家女子会
ユンヌ「うん、確かに顔は重要。でもあくまで前提であって、それしかないのはお話にならないのよねー」
リン「なんで鳥の姿で女子会仕切ってるの…」
ユンヌ「だってミカヤが身体貸してくれなくて」
ミカヤ「お姉ちゃんだってまだ女子でいたいのよ」
リン「なるほど…でも確かに本当にモテる人って顔だけじゃないわよね」
エリンシア「やはりKINNIKUかと」
ミカヤ「むしろエリンシアそれしか見てないでしょ」
エリンシア「いえ、やはりいくら素晴らしいKINNIKUでも山賊とかそういう悪い人は駄目だと思いますわ」
セリカ「やはりKINNIKUが前提なのね…」
ユンヌ「まあでもガタイは大事よね。あるにこしたことはないわ。エロイし。エロイし」
エリンシア「大事なことなので二回言いました」
リン「そうかしら。私はスレンダーな人の方が好きだけど」
ユンヌ「そんなこと言ってアイクが着替えてるとこに鉢合わせてドキドキしたことあるでしょ」
リン「う…」
ユンヌ「あるんかいこのビッチがああああ!!!!」
ミカヤ「こら、誘導尋問しといてキレるのはやめなさい」
エイリーク「や、やはり男女問わずスタイルというのは重要なのでしょうか…」
ユンヌ「なんというか、色気の問題?色気が無いところがむしろイイって人もたくさんいるしね」
ミカヤ「そう、ショタはいいものよ」
リン「そこ、自重して」
セリカ「もう、見た目の話ばっかり!男性は中身も大事よ。アルムはいつも優しくてウンヌン」
ユンヌ「ノロケ乙。でも中身って何が絶対ってないからねー。どういう男がいいかって難しいわよね」
ミカヤ「逆にすっごいモテてる人にどんな要素があるのか検討してみるのとかどうかしら。アイクとか?」
ユンヌ「ほう、面白いわね。これからのトークを紋章町中の涙目な喪男たちはしっかりと耳に刻むといいわ」
リン「えっこれ放送されてるの!?」
ユンヌ「何言ってんのこれトークバラエティだから。お菓子突っつきながら喋ってればギャラが貰えるからってミカヤが珍しく引き受けたの」
リン「そうだったんだ…」
ユンヌ「というわけで、これより画面の向こう側の反応も映りまーす」
ミカヤ「あれよね、アイクは嫌味がないところがいいわよね」
セリカ「チャラチャラしてないからね。見た目も中身も。髪型とか服装は個性っちゃ個性だけど保護者ウケよくないしね」
ユンヌ「女子的にはワカメヘアーとかチャラチャラしてる上に清潔感なくて論外よね(笑)」
ペレアス・サレフ・「グハァッ」
セリカ「私はヘソ出しとかピアスとかしてる人無理。あまり家族になりたくない(笑)」
サザ・ラス「ホゲェッ」
エリンシア「中身が嫌味な方もちょっと…上から目線というか、『○○ごとき』とか『○○程度』とかそういう言葉を使う方は感心できませんわね」
漆黒「ガガガガガ」
ユンヌ「頼りになるかどうかもポイント高いわよね。助けられるとさらにかっこよく見えるし」
エリンシア「逆にそういうとこちゃんと押さえてくれないと見た目とかどうでもよくなりますわよね」
ユンヌ「あー、そうそう。いつも役に立たないタイミングでしか登場しない奴とかイライラするわよね」
ジョフレ「グフッ」
リン「私はアイク兄さんの有言実行なとこがいいと思う。あまり喋らないけど一言一言に重みがあって。口だけの人とかはちょっと」
ヒーニアス「ゴホォッ」
ユンヌ「それから…」
ミカヤ「もうやめて!画面の向こう側の人達のHPは0よ!」
修正。文脈分かりづらかったー
セリカ「チャラチャラしてないからね。見た目も中身も。髪型とか服装は個性っちゃ個性だけど保護者ウケよくないしね」
から↓
セリカ「チャラチャラしてないからね。見た目も中身も。髪型とか服装はチャラチャラしてても個性だけど保護者ウケってもんがあるのよね」に。
GJ!こういうネタは面白い
ペ様はアレだが、サレフは逆に清潔感あるイメージじゃねーか?
兄弟家の男バージョンか片思い男子会も見てみたいような…
ケントとゼトがアップを始めました
自分の周囲を取り巻く騎馬武者たちを前に、セリスは蒼白な顔色を隠すことができなかった。
それはそうだろう。そもそもなぜこんなことになったのか…いまだに理解が追いついていない。
セリスは足軽が担ぐ籠に乗せられて落ちつかなげに周囲を見ている。
数は少ないが勇壮な騎馬武者たちの出で立ちはまさしくこれから合戦に向かうもののふのそれだ。
「申し訳ないね麗しの君。よもやかのような間道で旅人と行き会うとは思わなかった。
窮屈とは思うが我らの所在をグランベル方に知らせられては困るゆえしばしご同行願ったという次第さ」
緑なす髪の武者がセリスの籠に馬を寄せる。
その男はアレクと名乗った。
「バーハラ城下に差し掛かったらそなたは自由の身だ。
そしたらさ。俺とバーハラで一杯どうだ?よい店を知ってるんだけどさ」
「お戯れを…お侍様」
この種の誘いを受けることには慣れている。
さらりとかわしてみるがなかなかアレクは諦める様子がない。
そうこうしていると赤い鎧の武者が馬を寄せてきた。
「アレク!これから戦だというのに不謹慎だぞ!」
「堅いこと言うなよノイッシュ。勝ったらこんな美人と一杯やれると思ったら意気込みも違うだろう?
男しかいないむさ苦しい砦で五年も我慢してきたんだからちょっとくらい大目に見ろって」
「殿のお触れは覚えておろうな? 民を害し略奪を行う者。婦女子に乱暴狼藉を働く者は例外無く斬首だぞ…」
「いやいやいや!?無理やりとかそういうのは俺の主義じゃないからな?」
二人の武者のやりとりを横目で見ながらセリスは隊列の先頭を進む青い髪の武将に目線を向けた。
年の頃は二十代後半から三十というところだろうか。
背の高い男であった。
どこか自分と似た髪の色をしていた………
その視線に気がついたのか気がつかなかったのかは定かではないが、その男が片手を挙げる。
「そろそろ日が昇る。各々山林に入って身を隠し夜を待つぞ。休める時に休んでおけ」
その武将…シグルドは百五十二名からなる兵を率いてグランベル領内の山林を移動していた。
人目につく街道を避け領内に入っていけたのはひとえに人数の少なさゆえのことだ。
それでも念には念を込め日中は山林に隠れ潜み夜を待って行軍を繰り返した。
目標はバーハラ城。出兵したアルヴィスに代わってこの城を守っているのは武将レイドリックである。
たかだか百五十二名程度の兵力で城攻めなどとてもできるものではないが、どの道博打同然の出兵なのだ。
幸いというかシグルドはかつてバーハラ城に出仕しており城の作りはよく知っている。
ならば奇襲をもって城中に侵入するのも不可能ではない…それがシグルドの考えだった。
バーハラ城……グランベル国の中心地であり今は東国へ向けて南下している大名アルヴィスの本拠地である。
城下町との交通や政治経済の利便性を優先して平地に立てられているこの城は、
当然といえば当然だが山城に比べて守りやすい城とは言えない。
まして三つの領国を守るために各地に兵を派遣した今、この城には五百ほどの城兵しか残っていなかった。
「ふむ…ほう………これはなんとも……」
城の中庭に面した縁側で髭面の男が符を手に何やらつぶやいている。
その姿を見かけたアルヴィスの奥方、ディアドラは訝しく思いその男に声をかけてみた。
「レイドリック? 何をしているのですか?」
「これは奥方様…ご機嫌麗しゅう存じます…
これは魔符と申しましてな。さまざまな幻影や分身を生み出す妖術の品でござる」
そう…アルヴィスより留守を任された城将レイドリックが小人物ながら城を任されたのには理由がある。
二十年ほど前に友人の妖術師ベルドより譲られた魔符と呼ばれるこの符はすでに霊となって冥府に去った過去の英傑たちの幻影を呼び出す力をもっており、
これをもってレイドリックは各地の戦で戦果をあげてきたのだ。
しかもこの符術の力はそれだけに留まらないものである。
レイドリックは自分の分身をいくつか生み出して各地に派遣していた。
姿や人種すらある程度細工が可能であり、国内のみならず広く海外にまで己の分身を派遣してこうして符を通して情報を得ることができる。
元来小物にすぎないこの男が栄達しえたのも当然であろう。
「ただ今は西欧アルスター国に十五年前に送ったそれがしの分身と念話をしておりました。
この地にいながらにしてそれがしには世の中のことが手に取るようにわかり申す」
「まぁ…それではアルヴィス様が今、何をしてらっしゃるかもわかるのですか?」
「分身の数には限りがありますゆえ…なれど今頃はオスティアまでさして日のかからぬ所まで至っておりましょうな。
ご心配なされますな。殿はすぐに天下を平定してご帰還あそばしましょうぞ。それまではこのレイドリック、身命を賭して奥方様とこの城をお守り申す」
「ええ…頼りにしておりますよレイドリック」
明らかな媚態を見せるレイドリックの態度にディアドラは気がつかなかった。
彼は次代の天下人の奥方たるディアドラの歓心を買うことでさらに出世を図りたかったのであるが、
ディアドラの意識はそのほとんどがアルヴィスにむけられていたのだ。
強烈な覇気と天下を目指す野心は周囲の者の目と心を惹きつけずにおかない。
国境より領内に入ること十五日、シグルドの一団はバーハラ城下を見下ろすユン山に潜伏していた。
「ここまでだな……もう、そなたは自由だ。
戦が落ち着くまではこの辺に隠れてなよ?」
アレクが籠から顔を出したセリスに声をかける。
その姿を見て取ったシグルドは歩みよると声をかけた。
「不自由をかけてすまなんだな娘。
後ほど…我らがバーハラの城を取ったら訪ねて参れ。何か侘びをさせてもらおう。
我が名はシグルド。そなたの名は?」
「セリス…と申します」
「そうか……良い名だ……」
この時セリスが見たものは城を取ろうという不貞な野心家ではない。
どこまでも穏やかで危地にあっても裏切りを受けてもなお変わる事のない…
温厚で人のよい一人の侍であった……
シグルドはセリスに何か思うところを感じたのだろうか?
しばらくの間、無言のうちに見やっていたがすぐに目線をバーハラの城に転じた。
大樹の側に身を寄せながら見える城は五年ぶりのバーハラの城である。
この時シグルドの胸を過ぎったものは在りし日の思い出であったろうか旧主クルトであったろうか…亡きアーダンか…
あるいは亡き義父バイロンか…それとも片思いに身を焦がした相手であったディアドラか……
傍らのノイッシュには伺い知るよしもない。
ただ事実としてシグルドが紡いだ言葉はたった一つだけであった。
「行こう…先に逝った者たちも見守っている…」
「御意……」
シグルドは腰に差した名刀ティルフィングを抜き放つと僅かに残った家臣たちに激を発した。
「これが最後の機会だ!
勝利か!でなければ死か!道は二つに一つのみ!」
兵たちは雄たけびを上げると次々と山を駆け下りバーハラの市中へと向かっていく…
無謀といえどももはや玉砕すら覚悟し、死兵の精神と化した集団にとって他に取るべき戦法などない。
その頃―――――
グランベルの軍勢は国境を越えオスティア領内へと入りつつあった。
さしたる抵抗もない。
やはりベルンと対陣している今、こちらに軍を向ける余裕はネルガルにはあるまい……
馬の背に揺られながらアルヴィスは行軍していく大軍勢を見回す。
もはや天下を疑っていない覇者の自信と自負がその表情には漲っている。
傍らの弟アゼルが何を思ったか戦の高揚か何とは無しにつぶやいた…
「行く手に待つ物は…勝利か…死か…ですかな。兄上」
それに対して応じたアルヴィスの言葉は確信に満たされたものであった。
「違うな…勝利か…より完全な勝利か、だ」
天下に向けて進む男は自らの足元が脅かされていることを知らない……
「くそ……くそっ…どうしてこうなったどうしてこうなった……」
そろばんを弾きながら愚痴を零しているのは料亭イザーク屋の店主シャナン…を名乗る男である。
最高の客寄せであった義娘…いや、息子のセリスが出奔してしまってから客足は遠のく一方。
左団扇だったがゆえに身についてしまった浪費癖も手伝ってたちまちイザーク屋は潰れかかっていた。
「セリスさえ…セリスさえおれば私の一生は贅沢三昧して過ごすことができたというのに……
くっ…ええい、いったいどこの馬鹿者だ…セリスをかどわかしたのは……」
あれほど美しく求婚の絶えなかったセリスの事だ。
どこぞの男に浚われたのだとしても可笑しくはない。
不機嫌な顔でそろばんを放り出し……そこで外から騒がしい声がするのを聞きとがめる。
「なんだ…喧嘩か…?」
訝しく思ったその男は店の暖簾を潜って表へ出る…
そうして見出したのは怒声を上げて城へと向かっていく鎧武者の一団だった……
「ひ…ひわ……ひわわ……い…戦…?」
恐ろしさのあまり腰が抜けた……小便すら漏らしてしまっていたがその事に気がつく余裕は男にはない。
ただ店先に座り込んで彼らが駆け抜けていくのを呆然と見送るしかなかった…
だが男にとっての災厄は別の形で降りかかることになるのだ。
町人たちが逃げ惑い、あるいは呆然として彼らを見送るなかで、一人の剣客が腰を抜かした男の姿に気がついて歩み寄る。
「なるほど…似ているとは聞いたが…本当に似ている……
イザーク屋の店主シャナン…そう名乗っているそうだな?」
「あ…あんたはっ!?しゃ…しゃしゃ…しゃな……」
「ほう…シャナンはお前の名ではなかったのか…?それともこう呼んだようがよいか…シャナムよ」
隙のない佇まいに鋭い眼光……
北国にその名を轟かせた剣豪の姿がそこにあった…………
「て…敵襲っ敵襲でござる!!!」
バーハラの城内はまさに驚天動地。
蜂の巣をたたいたような騒ぎとなっていた。
それもそのはずである。近隣の敵はことごとく打ち倒しもはやこの周辺は安泰の筈であったというのに。
「なんじゃ。そこの敵か!?」
城将レイドリックが見張りの兵に問う。
「は、ははっ…て、敵はシアルフィの旗印を掲げてござります!
ただいま城門に押し寄せてこれを打ち破らんと…」
「数は!?」
「に、二百には達しませぬ……」
大した数ではない……
驚かされはしたが…しかし敗残兵どもめ……
肝を冷やしてくれおって……
「…たったそれっぱかしの数で城門を突破できる筈あるまいが。城壁から矢を射掛けてやれい」
そこまで命じてふとレイドリックは思い立つ。
「む…それならば…シアルフィの残党どもの将は…シグルド?
生きておったのか……」
かつてグランベルに仕えていたころからシグルドは勇将として名の高かった男だ。
それならば…残党共の鎮圧と共にこれを討ち取ればますます主君アルヴィスに功績を引き立ててもらえる。
部下に任せるのではなくより自分の力を引き立てるような勝ち方をするのだ…
そうすればアルヴィスは今よりもっと自分を取り立ててくれるだろう…
「いや、まて…まだ射るな!
逆賊どもの言い分も聞いてやろうではないか?」
不適な笑みを浮かべるとレイドリックは城壁上の楼閣に登り、遮二無二門を破ろうと破城槌で門に攻撃をかけているシアルフィの軍勢に呼びかけた。
「うぬら恐れ多くも先主クルト様に背き奉り、この上はさらにアルヴィス様に楯突くか逆賊共!
恥を知れい!」
それに怒鳴り返したのは赤い鎧をまとった武者ノイッシュである。
「何を言うか!
貴様らこそクルト様を誑かし奉り我らに罪を着せた恨み忘れぬぞ!
その首このノイッシュが叩き落してくれる!
そんなところに構えておらんで下りてきて堂々と戦え!」
「貴様など雑魚に用はない。将だ。将を出せ!
我はアルヴィス様よりこの城を預かりしレイドリック!
よもや恐れをなして出てこれぬというのではあるまいな?」
レイドリックの挑発にシアルフィ方が色めき立つ。
それらを制するように前に歩み出たのはシアルフィの将シグルドだ。
「今更何も言うまい。我らを逆賊と呼びたくば好きにせよ。
我らの城取りを阻むというのならこの手で討ち取るまでのこと。
さぁいざ尋常に勝負せよ!」
「ふん、ならば見るがよい!我が力を!」
レイドリックの懐から引き抜かれた六枚の符が舞い飛ぶ…
それらはシアルフィ軍の周辺に落下すると光を発したちまち人型を取りはじめた。
「な…なんじゃ…妖の類か!」
一人の武者がその人型に槍を付き込む…だがその槍は弾き返され…
鋭い一閃がその武者の首を跳ね飛ばした。
「ば…馬鹿な……あれは…あの太刀は…ティルフィング?」
そう…姿を見せたその武者はティルフィングを手にしていた。
今、シグルドの手にあるものと同じものを…
それだけではない…姿を見せた強面の大男はスワンチカの斧を手にしている。
妖術師はファラフレイムの符を…山伏はトールハンマー……狩人はイチイバルを……
そして髭面の武将はナーガを………
レイドリックの高笑いが轟き響く。
「そうだ。これが我が魔符の力!偉大なる我等がグランベルの祖の幻影!
だが幻影といえど当人も武器も同じ力を持っておる…貴様らシアルフィなど物の数ではないわ!」
山伏…フリージの祖トードが印を切る。
たちまち凄まじい稲光が轟き、雷光を浴びたシアルフィの武者数人が黒焦げになって倒れ付した。
「や、やべぇっ!?」
アレクが叫び声を上げるのも束の間。
彼の背後には天をつくような大男…ドズル家の祖ネールが迫っている。
巨大な斧が振り下ろされ…間一髪でそれを避けえたものの斧の一打を受けた大地がたちまち陥没する。
グランベルの祖…古代の英傑たちの力はまさしく一騎当千というべきであり
わずかな人数のシアルフィ勢はなすすべもなく討ち取られていく。
ウルが弓を番えた。
神速の連射で射ちはなたれる矢は、シアルフィ方の射手が一矢する間にたちまち三矢も四矢も放たれてシアルフィ兵の眉間を射抜いていく。
「おのれ…幻などに生きた人間がひけをとってたまるものか!」
馬の腹を蹴るとノイッシュは卓越した突破力でもって武将の幻影ヘイムへと迫った。
伝承の通りならばバーハラ家の祖となったヘイムがもっとも強大な力をもっていよう。
逆にいえばヘイムさえ討てば劣勢な戦況を覆すことがかなうかも知れない。
だが…ノイッシュの鋼の太刀はヘイムの頭上に落ちかかる前に弾かれて逸れた。
なにか不可思議な妖気のようなものがヘイムの周囲を覆っている。
かつて龍神ナーガより賜ったとされる強大な光が周辺に立ち上っていく…
「いかん、ノイッシュ!引け!?」
シグルドが声をかける。彼はシアルフィの祖たるバルドと切り結んでおり加勢の余裕は無かった。
その光がどれほど強大な威力を持つか妖術の素養のないノイッシュにもよくわかる…
このままでは彼は細胞の一遍すら残さず消えて無くなってしまうだろう。
「いやいや、所詮まやかしの術。恐れるほどのものではありませんぞ?」
一閃――――――
ノイッシュが見出したものは聖痕を手槍…そう、ただの手槍で貫かれたヘイムの幻影であった。
「な……せ…聖武具の防御を…ただ…ただの手槍で破った…と?」
「幻影に過ぎぬと申しましたでしょう。
幻影を作る符は聖痕の場所に隠されている。珍しい術ではありますが弱点を知っていればどうということもない」
そう言って城門の傍らから姿を見せた男は浪人者の風体をしている。
髭を生やした三十路過ぎの男だ。
その者は消えて無くなったヘイムの幻影がいた場所から自らの手槍を拾い上げた。
槍の穂先に魔符が刺さっている。それは次第に力を失って崩れて灰になり消えていった………
「助太刀感謝する…そなたの名は?」
「拙者はオイフェと申します。あまりに劣勢ゆえちと見かねましてな…」
「そうとわかりゃどうってこともねえ!」
アレクの太刀がネールの右上腕に突き刺さった。
本来なら致命傷になるような場所ではなく、この直後に彼はひねり潰されているだろうが…
そこには聖痕があった…
たちまち巨漢が消えていく……
ネールだけではない。ウルはシアルフィ兵の弓に右足を射抜かれて消えて無くなり、
ファラもまた騎馬武者たちの槍の前に消えていく……
いかに強大な力を持っていても幻影は幻影に過ぎず、弱点を暴露された以上もはや恐れるに足りなかった。
シグルドもまたシアルフィの祖バルドと立ち会っている。
確かにその太刀捌きは鋭く、一瞬の油断で首が飛ぶだろう…
だがここ一番のところで気迫が感じられない。
所詮紛いものにすぎないのだ。
「我がシアルフィの偉大な祖を模したこと許しがたし!塵と消えよ!」
苛烈なる気合の声とともに繰り出したシグルドのティルフィングはバルドの幻影のティルフィングを弾き飛ばし、
その胸板を貫いた…そこには聖痕があった……
「ば…ばかな…馬鹿な!?」
楼閣の上でうろたえたのはレイドリックである。
無敵と信じた戦法が破られたのだ。その心理的衝撃は大きい。
それは彼に従う五百の城兵たちも同じだった。
シアルフィの武者たちが梯子をかけ、城壁に取り付き始めると彼らは逃げ腰になりつつあった。
「ば、馬鹿者!我らのほうが数で勝っておるのだ!矢を…矢を!」
だが指揮官の狼狽は兵に伝わるものである。
うろたえきったレイドリックの不安げな顔と声で将兵を統率できるものではない。
彼らが右往左往し逃げ惑う間にもシアルフィ勢は城内になだれ込んでいく。
「敵将!貴様の首はこのノイッシュがとる!」
「いや!アレクこそ貴様を討ってシグルド様への土産にしてやるぞ!そこを動くな!」
レイドリックの楼閣に二人の武者がよじ登ってきた。
彼の首が取られたのはこの直後の事である。
余談だが同時に切りかかった二人の太刀は突きをもって繰り出され、
前と後ろからレイドリックの心臓を貫いていたという。
ゆえにどちらが敵将の首級を挙げたのかで多少もめることになったが、
武勲を二人で分かち合うことで決着となった…
将を失い逃げ崩れる敵兵たちを蹴散らしながらシグルドは兵の先頭にたって城内を駆け巡る。
城内には従士や馬番、小間使いに女中など女子供も少なからずおり、彼ら彼女らは逃げ惑うばかりだ。
「手向かう者のみ斬れ!しかし女子供に手出しすることは許さぬぞ!」
シグルドは兵たちに厳命する。
取れる…この城が取れる……敵は逃げ出しており、城外へと出て行く者も多い。
本来シグルドは野心的な男ではないが、それでも乱世の一雄として胸が高鳴るのを抑えることができなかった。
子供の頃から出仕し、仕えてきたこの城が己のものとなる……
そして…それは無きアーダンも望んだことであった。
まだ抵抗する者が残っていないか、城中をしらみつぶしに当たるうちに、シグルドはとある奥の間へと押入った。
襖を蹴り破ったそこにいたのは美しい着物をまとい幼子を腕に抱いた一人の婦人である。
「あ……貴女様は……ディアドラ様……」
そう…かつて思い焦がれた主君の娘。
そしてアルヴィスとその夫の座を争った合戦で自分は逆賊とされたのだ……
シグルドを見据えるディアドラの目はどこまでも冷たい。
腕に抱いているのはアルヴィスとの子、サイアスであろうか……
「どの顔を下げてここへ参られたか痴れ者め。
父上の恩を裏切った反逆の徒。今度はアルヴィス様に対し空き巣泥棒のような所業で城を盗もうというのですね。
恥知らずのけだもの! 武士の風上にもおけませぬ!」
ディアドラの言葉がシグルドの胸に突き刺さる。
だが彼もまたこの程度のことは覚悟していたのだ。
「今更何を申し開きもいたしますまい。この城は拙者がいただきもうす。
なれど拙者は女子供まで手にかけるような野獣のような男ではござらん。奥方様とご嫡子の身の安全は保障し申す」
その意思をしめすためにシグルドはティルフィングを鞘に収めた。
だが…たった一つだけシグルドは忘れていたのだ。
ディアドラもまた…ヘイムの血統に連なる優れた妖術師であることを…
「わらわたちをアルヴィス様への人質として用いるつもりですね。
卑劣漢めが!そうはさせませぬ!」
その細い指先が印を切る……
「しまっ…!?」
これは…スリープの術……
ティルフィングによる対妖術の加護を失っていたシグルドは…ディアドラの妖術に捕らわれて眠りへと落ちていった―――――
続く
侍エムブレム戦国伝 梟雄編
〜 シグルドの章 胡蝶泡影 〜
>>361-367 遂に来ましたね、シグルドの反乱。シグルドよりもノイッシュやアレクが活躍しているのが印象深いです。
オイフェも良い所で登場していますし、普段なかなか出てこないキャラが活躍するのはいいですね。
それにシャナムも因果応報――報いを受ける時が来ましたか。
しかし、ここでシグルドがディアドラに討たれるような事となれば、原作を越える悲劇に……
今回もGJでした!
さて、こちらもそろそろ休憩を終えて、連載再開します。
『ママチャリの系譜』
>>9-11の続きです。
249
ノイン 「さあ、本日最後のレース、第4レースの時間がやって参りました。
実況は私、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノイン。解説は…」
エルフ 「同じく竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エルフと、
ゲストのセーラさんとドロシーさんでお送りしますわ」
セーラ・ドロシー「「よろしくお願いしま〜す!」」
ノイン 「まずはオッズから見ていきたい所ですが、その前にご報告する事があります!
な、なんと何と! 今回で回を重ねる事50回目の投下、ついでに250レス越えとなります!
これも応援してくれている皆様のおかげ、本当にありがとうございます!」
エルフ 「作者に代わって御礼申し上げますわ。これからもよろしくお願いします」
セーラ 「私、3回ぐらいで終わるかと思ってたわよ、彼らの戦いはこれからだ! とかいう感じで」
ドロシー「私も思ってました。ここまで来たら、もうそれはないと思いますが…」
ノイン 「未だ見えぬ完結を目指して、今後も書き続けます。
それでは第4レース、まずはオッズから行ってみましょう」
エルフ 「予想のマークは『◎>○>●>△>▲>×>−』となっています。
実際の競馬等とは違いますので注意して下さい。なお、枠の色はマシンの色です」
グランベル4R 14:00
ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選
聖戦系サラ10歳以上 オープンGU 150000m?
枠 番 マシン名 搭乗者 予想 倍率
銀1 1 オメガスピードマスター ホーク&リンダ −−−−× 28.3倍
紫2 2 紫電 ティニー&イシュタル ●▲▲●− 7.2倍
白3 3 スノーホワイト アミッド&フェミナ −×△−● 9.5倍
赤4 4 赤二号 ノイッシュ&フュリー ▲△●−− 8.3倍
白5 5 シルフィード アーサー&フィー △○○△○ 5.6倍
黒6 6 いたずら黒ウサギ号 レヴィン&シルヴィア −−−▲▲ 24.9倍
青7 7 フリージサンダーバーズ イシュトー&ライザ ×−−×− 27.6倍
黄8 8 ひまわり号 セティ&アーダン ○●×○△ 6.4倍
桃9 9 アンジェリカ セリス&ユリウス ◎◎◎◎◎ 1.8倍
セーラ 「何と言うか、物凄く分かりやすいオッズね」
ノイン 「恐らく、リア充共に負けるなという全非リア充の投影かと思われます。
特にイチャイチャバカップルの下位3チームは酷い有様ですね。いい気味であります!」
ドロシー「でも、アーサーさんとアミッドさんはそんなに倍率高くないですよね?」
エルフ 「この2チームはまだその域に達していないと判断されたのでしょう」
セーラ 「もう実力とか関係ねえな……」
ノイン 「しかし、その中でもセリス&ユリウスペアは今大会初の全予想屋満場一致の1番人気!
この最強無敵のペアに、他チームはどう挑むのでありましょうか?」
エルフ 「下位チームの方々もやれば出来る人達ですから、『もしかしたら…』があるかも知れませんね」
ドロシー「で、エルフさんとしてはこのレース、どう見ますか?」
セーラ 「アンタも情報を聞き出す気満々じゃない!」←第3レースで情報を聞き出していた人
エルフ 「そうですね……わたくしもセリス&ユリウスペアは来ると思います。問題は2〜6番人気のチームですが、
わたくしとしては真面目に勝負しに来ているセティ&アーダンコンビ、ティニー&イシュタルペア、
ノイッシュ&フュリーチームが対抗馬だと思いますわ」
セーラ 「あー、恋人同士じゃないペアが有力だと言う訳ね」
ドロシー「チームワークよりも浮わついた気持ちの方がレースに与える影響が大きいと判断したんですね」
セーラ 「…となると、今回は堅実に行った方が良さそうね」(スタスタ)
ドロシー「流石に3レース連続で穴馬は来ないでしょう」(スタスタ)
ノイン 「行っちゃいました、ですが、わたくしとしましてはこのカップル軍団全員負けでいいでしょう。
あのイチャラブっぷりを見てると、こっちもやる気が萎えてくるんですよ」
エルフ 「代わりの実況員は幾らでもいますよ?」
ノイン 「さあ、元気をチャージして、今回も頑張っていきまっしょいっ!!」
250
ノイン 「それでは第4レース。パドックの紹介をして参りましょう」
エルフ 「服装について何も言われてない方はTシャツやジャージ等、
運動向けの格好をしていると思って下さい」
ノイン 「1枠、白銀の貴公子、オメガスピードマスターで挑むのは、光の賢者、ホーク選手!
貴公子の名に相応しく、白くておしゃれなスーツでピシッと決めてきております!」
リンダ 「ホーク様、とても凛々しくてかっこいいですよ」
ホーク 「ありがとう、リンダの方こそ可愛いよ」
エルフ 「既に2人の世界ですわね」
ノイン 「あー…ホーク選手の相棒は、気は優しくて怒り持ち! ホーク選手の宝物にして、
代替ユニットの中ではやけに優遇されてる感のある癒し系マージファイター、リンダ選手っ!」
リンダ 「やだ、ホーク様ってば、そんな……」
ホーク 「本当の事だよ、リンダ。ああ、やっぱり君は私の宝物だ…」
ノイン 「愛くるしくもゴシックロリータ・ウェディングドレスに身を包むサーキットのジューン・ブライド!
嫁に欲しい! 嫁に来ないか、からだ、からだひとつで! 何かエッチだ!!」
エルフ 「考えすぎですわ」
リンダ 「/////もっ、もう、ホーク様ったら、ホーク様ったらっ」
ホーク 「あはは、リンダ。お互いこの衣装だと、まるで結婚式みたいだね」
リンダ 「ああ、ホーク様…」
ホーク 「リンダ…」
ノイン 「夢見るゴシックファンタジー……ねえ、何なの?
あのキャッキャウフフ共、これ私への何かの罰ゲーム?」
エルフ 「見事なまでのバカップルですわね」
ノイン 「お次の2枠はサーキットに甦る局地戦闘機、紫の電光、その名も紫電!!
並み居る強豪を撃墜せんと虎視眈々と狙うのは、クールな雷神、魅惑のトールハンマー、
イシュタル選手! 頭にツノを生やして、どこぞのカミナリ鬼娘もかくやと言わんばかりの
タイガービキニ姿に男性達の声援も高まります!」
エルフ 「というか、モロにラ○ちゃんですわね」
イシュタル「実はすっごく恥ずかしいんだけど…」
ノイン 「そのイシュタル選手をサポートするのは、フリージの同人わーくす、
数多の男達を使ってBとLの世界を築き上げている魔性の女、ティニー選手っ!」
ティニー 「うふふ、狙った獲物は逃がしませんよ」
イシュタル「まあ他人の妄想から逃げられる人はいないわよね…」
ノイン 「ティニー選手、イシュタル選手と同様、お怒り状態の頭のツノと、
流石にビキニは恥ずかしかったのか、トラ柄のチャイナドレスでの出場であります。
後部座席最強の腐女子が、鬼の姿をしてBLの帝国を作るのだっ!!」
エルフ 「彼女なら何だかやってくれそうな気にさせてくれますよね」
ノイン 「実に期待が持てます。なお、この2人のツノが取れた時、そのツノはユリウス選手の骨に使われます」
エルフ 「彼女達の力の源は、彼の血となり肉となるのですね」
ティニー 「そうだったんですかっ!?」
ユリウス 「んな訳ないだろっ!」
イシュタル「それがユリウス様の為になるのであれば……!」
ユリウス 「お前も真に受けるなっ!」
251
ノイン 「3枠で出場するのは純白の雪姫スノーホワイト号。その鞍上にはフェミナ選手!
白雪姫の衣装で戴冠式を済ませたシレジアの一夜、プリンセス・ファルコンナイトに
クラスチェンジした雪の王女が白いマシンを操ります!」
フェミナ 「プ、プリンセスとか言われると照れちゃうわね……」
エルフ 「可愛い系なんですけど、トラキア776で用意されていた顔グラフィックは結構凛々しいんですよね」
ノイン 「白雪姫を守る1人の雪男、そのセカンドシートに陣取るのは、
代替ユニットの中では数少ない聖戦士の血筋、フリージ家の末席に名を刻む男、アミッド選手!」
アミッド 「…………(≧∀≦)ノ」
ノイン 「その姿はシンプル・イズ・ベストな雪だるま。文字通り、手も足も出ておりませんので、
移動はともかく、どうやって自転車を漕ぐかが非常に謎であります!!」
エルフ 「まあ、着ぐるみなんでしょうけど……それは言わないお約束ですわよ?」
ノイン 「あからさまにネタ臭いが、実は隠れた強ユニット(?)の雪だるま!
雪山最強のオブジェクトが白雪姫に近付く野郎共を次々と駆逐して参ります!
風雷のアミッド選手の冷たく輝くブリザードが、他チームの選手達を雪像に変えていくっ!!」
アミッド 「…………(*゜ー゜*)」
エルフ 「やる前から諦めないで下さい」
アミッド 「…………(´・ω・`)」
フェミナ 「この一連の流れでどういう会話が行われていたのよっ!?」
アミッド 「…………(`・ω・´)」
フェミナ 「頼むから何か喋ってよ…」
エルフ 「まあ本来、雪だるまは喋りませんからね」
ノイン 「4枠、科学の粋を集めた赤き人造アクセラレーター、
赤二号の操縦席にはFE伝統、赤と緑のナイトの片割れ、ノイッシュ選手がいるッ!!」
ノイッシュ「アレクが本選出場を決めたからな、私もそれに続く!」
ノイン 「目に痛い赤にふさわしく、N天道の代表格、赤い髭のおじさん、
Mリオのコスプレで登場っ! 一号はどこだ!?」
エルフ 「一号はカインさんなんじゃ…?」
ノイン 「イチゴウは見当たらないが、イチゴパンツのカメ帝国のボスにしてMリオの永遠のライバル、
Kッパのコスプレで赤二号の後部座席に鎮座するは、フュリー選手っ!」
フュリー 「/////なっ……! イチゴパンツなんかじゃありませんっ!!」
マーニャ 「へぇ〜、そうだったんだ」
レヴィン 「おいおい、嘘はいけないぜフュリー。この前だって……」
フュリー 「/////レ、レヴィン様っ!!」
シルヴィア「こらっ、レヴィンっ!! この前って何よっ!?」
ノイン 「レース開始前から早くもチーム内外で、イチゴパンツを巡る争いが激化しております!」
エルフ 「ですがノインさん、N天道やMリオやKッパとか言うのはちょっと……
もう少しまともな伏せ方はなかったんですか?」
ノイン 「……わたくし、失敗という言葉が嫌いなのです。失敗と言った瞬間、全てを諦めてしまった気がして」
エルフ 「唐突ですが、ノインさんにしてはいい事言いますね」
ノイン 「はい、だからダイレクトに言わず一部を隠して言っております。○っぱいと……」
エルフ 「そこを伏せないで下さい! 明らかに別の単語をイメージしますから!
あなたに伏せ字を使わせた事が○っぱいですわ」
フュリー 「私も、この衣装は○っぱいだったわ……」
ユリウス 「僕の人生は○っぱいだったのだろうか……?」
セティ 「兄上を社長にした事が、我が社の最大の○っぱいだった……」
イシュトー「君達、諦めてはいかん! ○っぱいは成功の母と言うではないかっ!!」
アーダン 「○っぱいを恐れてちゃ、先へ進めねえぜ!!」
ノイッシュ「何か流行りだした……」
252
ノイン 「続いて5枠、白妙の伝説、風のシルフィードの鞍上は、シスコンの星、怪人イモウトスキー、
アーサー選手! 妹ティニー選手への溺愛ぶりは紋章町全土に知れ渡っております。
男子用のセーラー服(下は短パン)から、これまた綺麗な脚線美が眩しいです」
アーサー 「妹を大事に想って何が悪い! あと脚線美を褒めてくれてありがとう」
シグルド 「KINSHINは許さんぞ!」
エルフ 「何か湧きましたね。それはそうと、アゼル選手もそうでしたが、あの脚は男性とは思えませんね」
フィー 「彼のシスコンは…私が治しますっ!!」
ノイン 「立派な一言だ! あの重度のシスコンに挑むのはアーサー選手の嫁候補として評判のフィー選手!
アーサー選手同様、セーラー服を身にまとい、ティニー選手を蹴散らしての相棒就任であります」
フィー 「別に蹴散らしてないっ!!」
エルフ 「この二人、よく喧嘩もしていますが、仲は良いんですよね」
ノイン 「喧嘩するほど仲が良い、喧嘩御免の向こう見ず!
親譲りの無鉄砲、坊ちゃん嬢ちゃんコンビは、堂々のオッズ2位!!」
ティルテュ「おやで〜っす! おやゆずりのあーちゃん、ふぃーちゃん、がんばってね〜!!」
ラーナ 「フィーちゃん、お母さんが見てますよー! 頑張れー、オーエスオーエス!!
アーサー君もファイトー、ファイト危機一髪〜!」
フィー 「お母さん、私、綱引き大会に出る訳じゃないのよ……。
それに、アーサーを励ましてるのか何なのかよく分かんないんだけど……」
アーサー 「あはは……身内にああもはしゃがれると恥ずかしいもんだな……」
ノイン 「応援主力はどうやらフリージ&シレジア家連合軍のようです。
呑気にお弁当を広げるその様は、さながら小学校の運動会の如しっ!!」
エルフ 「微笑ましい光景ですね」
ノイン 「お隣6枠、いたずら黒ウサギ号、先発騎乗はマシン名の通り、
何とも可愛い黒ウサギの着ぐるみに身を包んだシレジアのいたずら小僧、レヴィン選手っ!」
レヴィン 「何で俺がこんな着ぐるみを着なきゃいけないんだ…?」
シルヴィア「え〜、いいじゃん。可愛いよ?」
ノイン 「黒いウサギは勝利の証っ、いたずら心を忘れない少年の日の幻影を駆って、
仲良き恋人達が跳ねるような快走を見せてくれるのでしょうかっ!?」
エルフ 「ウサギは寂しいと死んでしまいますわ」
ノイン 「レヴィン選手が相棒に選んだのは、我がユグドラル地区が誇る3大踊り子の1人!
戦場に咲く一輪の華、嵐を呼ぶダンサー、シルヴィア選手の登場であります!」
シルヴィア「みんな〜、応援よろしくね〜」
エルフ 「ちなみに残りの3大踊り子は、リーン選手とレイリア選手ですわ」
ノイン 「シルヴィア選手の衣装は黒きゴスロリエプロンドレスにうさみみバンドっ!
可愛すぎるぞ、反則だっ! しまった、可愛すぎたっ!!」
フュリー 「何であなただけまともな衣装なのよ!?」←Kッパ
レヴィン 「この俺が遊園地のバイトみたいな格好をしているというのに…」←黒ウサギの着ぐるみ
ノイン 「こちらもまた、ライバルのフュリー選手を蹴散らしてレヴィン選手をゲットっ!
サーキットのワイドショーはどのような結末を見せてくれるのでありましょうか!?」
エルフ 「女の戦いは怖いですわね」
シルヴィア「別に蹴散らしてないって!」
フュリー 「レヴィン様が煮え切らないので、姉様と3人でくじで決めたんですよ」
マーニャ 「で、私は運悪く外れちゃったのよね…」
ノイン 「次の7枠に位置する青き雷鳥フリージサンダーバーズに乗っての登場は、
フリージ家直系の第一子でありながら、トールハンマーを受け継ぐ事が出来なかった悲劇の聖戦士、
イシュトー選手であります!」
イシュトー「私がトールハンマーを受け継いでいたら、どうなっていただろうな?」
ノイン 「イシュタル選手同様、あの同人一家フリージ家で育ちながら、
これ程の真人間に成長したのは奇跡と言う他ないでしょうっ!」
ヒルダ 「全く、どこで○っぱいしちまったんだかねぇ…」
イシュトー「母上、ここまで○っぱいを引っ張っぱらないで下さい……」
エルフ 「どこまで引っ張って来るんでしょうね? ○っぱい…」
253
ノイン 「イシュトー選手の相棒はもちろんこの人、同人一家フリージ家に嫁入りして来た勇気ある女、
イシュトー選手の新妻、ライザ選手っ! アイーダさんとは他人だそうですっ!!」
エルフ 「原作では結婚していませんが、くっつけてしまいましたね……。
ですが、今大会初の夫婦ペアですわね。キュアン選手とエスリン選手は別チームでしたから」
ライザ 「フリージ家は今まで住んでいた世界とは全く違いました……違う意味で恐ろしいです」
アイーダ 「ホント私にそっくりですね。世界には自分と似た人が3人いるとは言われていますが…」
ノイン 「そんな2人はラブラブ新婚カップルらしく、ペアルックでの出場であります。
Tシャツにドカンと描かれた、何だか怨念のような物を発するニワトリとセイウチと
アメーバとハルキゲニアの合成獣の絵がこれまたエキセントリックでありますっ!!」
イシュトー「いや、これ怨念を発する合成獣じゃなくて、雷を発する鳥なんだが…」
ノイン 「凄い、これは凄い……これを描いた人は、どこの国の何て狂人でありましょうか?
バロック様式の筆致が色濃いところを見ると、生み出されたのは中世期ないし近世でしょうか?」
ライザ 「いえ、つい最近なんですけど」
エルフ 「全く畏れ入ります。これは絵画という概念をドラスティックに打ち破った、
新世代のコンセプチュアル・アートですわね! お見せできないのが残念ですわ!」
イシュトー「私の描いた絵がとんでもない評価を受けている…」
イシュタル「いつもの兄上が描くド下手な絵の筈なのに……芸術ってわからないわ」
ティニー 「確かにイシュトー兄様の絵は壊滅的に下手ですけど、何かヤバいソウルが伝わってくるんですよね」
ノイン 「8枠、俺はひまわりでお前は太陽。ずっとずっと見つめているお日様大好きひまわり号を御するのは、
固い! 強い! 遅いっ!! 地獄から来たフラレ虫、101ターンの隣接も○っぱい、
いつまで経っても恋人欄に名前が載らない俺達のヒーロー、アーダン選手っ!」
エルフ 「もう○っぱいはいいですから、素直に失敗と言って下さい」
セティ 「我々涙目グリーンは、夕日しか見れない夕顔じゃない。
いつか、青空に輝く太陽を見上げるひまわりになるんだ」
アーダン 「夕日は……いつだって少し哀しいからな。俺はな、青空を見てずっと笑っている仲間達を見ていたい。
そして、太陽が消えてしまっても、俺は……いや、俺達は、上を向いて歩いて行ける人間でありたい」
ノイン 「そんなアーダン選手の衣装は宇宙服、着ぐるみも大概だが、これはもうハンデと言うか、
最早嫌がらせと言っても過言ではありませんっ!! 暑いっ! そして重いっ!!」
エルフ 「資料によると、アーダン選手が普段装備している鎧と同等の重さがあるそうですわ」
アーダン 「何で俺だけこんな重たい衣装なんだよ…」
セティ 「それでも普通に動けてる辺りは凄いですよ」
エルフ 「頭に宇宙飛行士のヘルメットを装備していますが、お見せできなくても残念ではありませんわよね」
ノイン 「まったくもってその通り、バーハラ通り。次の駅は区役所前です」
アーダン 「ちきしょう、俺が何をしたって言うんだ……」
ノイン 「そして、アーダン選手と運命を共にするのはシレジア愚兄賢弟の弟、紋章町でも屈指の涙目男、
シレジア社の副社長、風の勇者・セティ選手!
秩序と規律を重んじる彼が、マシンの軌道を律するかっ!?」
セティ 「私の頭脳をを甘く見てはいけませんよ」
エルフ 「せめて格好がまともならカッコ良かったのですが…」
ノイン 「そう、セティ選手。姿勢は真面目だが、格好は不真面目。ひまわりの衣装という、
何とも言えないその姿は、まさに食虫植物の如しっ!」
エルフ 「頭はひまわりの花、手は葉っぱ、胴体と足は茎に該当しますわね」
セティ 「母上を信じた私がバカだった……」
レヴィン 「セティ、似合ってるじゃないか。母上にひまわり号に相応しい衣装を頼んでおいて正解だったな」
セティ 「アンタの差し金かぁっ!!」
アーダン 「もしかして、俺の宇宙服もお前の仕業かよっ!?」
サザ 「セティ、アーダン、涙目グリーンの代表として頑張るんよ!」
ウォルト 「お二人なら絶対に勝てます!」
セシリア 「私達がついています、頑張って下さーい!」
アーダン・セティ「「ありがとう、涙目グリーンのみんな」」
254
ノイン 「ラスト9枠、我々の前に最後に姿を見せるマシンの名はアンジェリカっ!!
サーキットに舞い降りた天使を駆るは、子世代の主人公にして、兄弟家一可愛い男の娘☆
僕らの勇者王・セリスちゃん選手!! 何と、魔女っ子ミカリンスタイルでの登場です!!」
セリス 「みかみかマジみか、みかりろりーん。マジカル毒リンゴてーいっ」
ユリウス 「若干、邪悪な魔女っ子だな…」
ラナ・ユリア「「セリス様(*´Д`)ハァハァ」」
ヘクトル 「姉貴達、やりやがった…」
クロム 「話には聞いていたが、これ程とはな……」
マルス 「どう見ても女の子です。本当にありがとうございました」
エフラム 「ほら、やっぱりセリスは女じゃないか」
エイリーク「うぅ、あの姿を見ていると否定できません……」
リン 「ミカヤ姉さんっ、エリンシア姉さんっ!!」
ミカヤ 「いや〜、ミカリンの衣装、凄く似合ってたから、つい、ね♪」
エリンシア「うふふ、たまにはこういうセリスちゃんもいいですわ♪」
エルフ 「年長組の姉2人が原因のようですわね。セリス選手が小さい頃からやっていたそうですが……。
あと、このネタでのセリス選手が少々乙女チックなのは仕様ですわ」
ノイン 「桜色に彩られたチタンフレームの鳴動を聴け!! 12億馬力の聖戦士パゥアーが銀輪を回す!
セリスちゃんスマイルが今日も輝いている!」
エルフ 「可愛いですわね」
ノイン 「S・M・I・L・E、ローマ字読みするとスミレ! セプテンバーラブであります!
旧暦でだいたい9月!!」
エルフ 「いえ、新暦の9月です」
ノイン 「そして、第2の主人公・セリス選手のナビゲーターシートに座るのは、
9月生まれとも10月生まれとも言われている聖戦のラスボス、ユリウス選手っ!!」
ユリウス 「なんでバラついてんだよ!? つーか、人の誕生日を勝手に決めるなっ!!」
ノイン 「セリス選手とは恋人以上友達未満の大親友、パンダの姿をした幼馴染みのユリウス選手。
毎朝毎夕仲良く登下校、こんな幼馴染みが欲しかったっ!」
エルフ 「毎日、ラナ&ユリアペアにボロ雑巾のように痛めつけられていますわ」
ユリウス 「それはいいんだが、何でパンダの着ぐるみなんだ……僕は」
エルフ 「恐らく、あれが原因ですわね」
チキ(幼)「わーい、ぱんださん、ぱんださーーーんっ!」
ファ 「かわいーーーっ!」
ミルラ 「…ユリウスお兄ちゃん、可愛いです」
ノノ 「ノノもパンダさん欲しーっ!」
ンン 「あれが噂に聞くパンダさんですか……素敵です」
イドゥン 「……ユリウス、よく似合ってますよ。……後でモフモフさせて下さい」
ユリウス 「ティルフィングで斬られない程度にしてくれ……」
ノイン 「子供達は大喜びですが、パンダスーツは暑くはないんでしょうか、ユリウス選手?」
ユリウス 「暑いよ」
エルフ 「暑いそうです」
ノイン 「そりゃあそーだ、クリームソーダ。メロンソーダとカレーライスは
絶望的な味のハーモニーと言われておりますが、この主人公&ラスボスコンビは
どのようなハーモニーを奏でてくれるのでありましょうか?」
セリス 「ユリウスと一緒なら、どんな相手でも勝てそうな気がするよっ!」
ユリウス 「あ、ああ…(ヤバい…レースが終わった後、僕の命はあるのだろうか? ロプトウスないし……)」
ラナ・ユリア・イシュタル(((ゴゴゴゴゴ……)))
エルフ 「ユリウス選手のご冥福をお祈りしますわ…」
ユリウス 「まだ死んでないっ!!」
ノイン 「聖戦の2大スターと言っても過言の滝ではないこの2人。
オッズも満場一致の1番人気の登場にグラウンド観客席も大騒ぎでありますっ!!」
255
ノイン 「以上、この9チームで最後の本選出場枠を賭けて争われる訳ですが、
解説のエルフさんはどのチームに注目を?」
エルフ 「セリス&ユリウスチームのアンジェリカですわね。あのチームのピットクルーは
かなりピーキーなチューンをする事で知られているメンバーが揃ってます」
ノイン 「ふむふむ……」
エルフ 「扱い辛いあの機体を完璧とは言わないまでも、使いこなす事が出来たならば、
セリス&ユリウスペアはかなり恐ろしいチームの顔を見せてくるでしょう」
ノイン 「天使となるか、堕天使となるか、全ては彼らの腕次第、という所ですか」
エルフ 「そうですわね。あら?」
イシュタル「ユリウス様……負けませんよ!」
ユリウス 「僕もだ。手加減はしないからな、イシュタル!」
イシュタル「セリス君、あなたを倒して、ユリウス様を引きずり出す!」
セリス 「…ボクだって負けないよ!」
ノイン 「おおっとぉ、スタート直前、はっぴぃ直前、
イシュタル選手とユリウスチームが何か話をしていますね?」
エルフ 「トラッシュトークでしょうか? 確かに白熱してまいりましたわね」
ノイン 「恋のライバルが火花を散らすっ! 乙女の純情、車輪が回るっ!」
エルフ 「……恋のライバル?」
ノイン 「セリス選手は事ある事に、ユリウス選手にモーションをかけておりますからね。
ストップモーション、プロモーション、モーションキャプチャー、間抜けな姿!」
エルフ 「あれを……モーションかけているというのは、
言いがかりに近いものがあるような……それ以前にセリス選手は男の子なんですけど」
ノイン 「乙女心を分かっておりません、エルフ解説員。しかしイシュタル選手、相手は手強いぞ!」
セーラ・ドロシー「「ただいま〜」」
ノイン 「ゲストのお二人が戻って来たところで、各車スターティンググリッドに収まります!
もう4レース目ですが、やはり緊張しますね、エルフさん!」
エルフ 「はい、このシーンはいつ見ても緊張しますわ」
ノイン 「燃えるハートのランプが青から赤へと変わり、スターティングランプの色は赤から青へと変わる!
本選に出場するのはどのチームか、FE聖戦の系譜15周年記念杯予選第4レースは次回発走っ!!」
エルフ 「乞うご期待!」
セーラ 「今度こそ……今度こそ当たってよっ!!」
ドロシー 「私はもうガッポリ儲けさせて頂きましたので、今回は当たらなくてもいいです」
続く
ショタルフレ「ねぇヘンリー、涙目グリーンってなんだろうねー」
ヘンリー「涙目グリーンっていうのは髪が緑色の悲しい人達なんだよー(笑)」
ショタルフレ「へー」
ショタルフレをジョフレに空目した…
リーフ「ダレモイナイ。一時間以内にレスが無ければおねいさんとフラグが立たない運命を変える!」
379 :
助けて!名無しさん!:2012/09/25(火) 20:02:00.37 ID:hXDRomSU
ミランダ「リーフ・・・」
リーフ「ちょ、僕がわるかったよ。マジ泣きしないで」
弟ルフレ「ミランダ6号とリーフ235号の枝が何故か折れてるんだけど」
>>360-367 GJ!
本物シャナンがついに引導か・・・
あとディアドラが気になって仕方ない
いつもながら先が見えない展開で次回も楽しみです
そーいやミランダの駆け落ち相手は
カリオンだと10年位勘違いしていた
トラキアの顔グラはキラキラ顔で結構好きだったりする
アミッド可愛いを
なんか萌えた…
383 :
つばめの王子様:2012/09/26(水) 19:53:45.83 ID:scwBG66U
長編作者さん達、いつも乙です
下記ネタは16-49「シレジアの風が涙に沁みる」からネタを拝借しました。
・題名は「幸福の王子」という童話から
・ここでもレヴィンとセティは両方直系で兄弟
・数回に分けて投下します
・流れは未定ですが、報われる最後を目指します
・ぶっ飛んだ設定有り。死亡フラグ建築士が登場します。苦手な人はスルーでお願いします
※※
0.
その人が使った封蝋は、つばめが追い風を受けて飛翔しているようにも見える美しい印であった。家紋であろうか。
数年ぶりに、ある友人から手紙が来た。近くこちらへ寄る予定なので、旅の土産話をたくさんしてくれるらしい。
彼は久しぶりの再会に心踊らされながらも、夜更かしで他の家族に迷惑が掛からないよう、そっと瞼を閉じた。
今日はどんな夢を見るだろうか?
384 :
つばめの王子様:2012/09/26(水) 19:54:38.93 ID:scwBG66U
1.
むかしある国に若く正義感にあふれた、優しい公子が住んでいました。
彼はいつだって、自分の身を賭して人に与える事を厭いません
いろんな人が彼に助けを求めてきます。
ある時はさらわれた隣の国の公女、内乱に巻き込まれた親友の妹、
山賊に生活をおびやかされた市井の人々…
巻き込まれた騒動の規模も流石に小さくはありません
やがてはそれが戦争の種へとなっていきました
そんな彼のもとに、ある日、一羽のつばめがやって来ます
つばめは怒っていました
わざわざ他人の諍いに首を突っ込むのは勝手だけど、
全く無関係な民まで引きずり込んでしまうのは迷惑だと思ったからです
公子も自らの度を越した行為に悩んでいたので、
つばめの言う通りに素直に身を引く決心をしました
つばめも思うところがあったのでしょう。この公子が私利私欲で動かない事を半分承知で試したのでした
本心では、領主の略奪行為を快く思っていなかったのです
真っ直ぐで世間知らずな面がある公子の性格が気に入ったのか、このつばめは公子に付いていく事にしました
相変わらず公子は、最前線で戦う忙しい日々が続いています
公子には輝く銀糸の髪を持つ美しい妻がいましたが、多忙の隙に暗黒司祭に攫われてしまいます
彼は嘆きましたが、いつか彼女を見つけ出すためにも精一杯、己の理想を信じて戦いました
たとえ生涯の友と敵対しても……生家が国王暗殺の濡れ衣を着せられた時も………
公子は『疲れた』と言うこともなく前線に在り続けました
追われている身となったなか、公子を匿ったのはつばめの故郷の者でした
やがてそこでも内乱が本格的にはじまり、公子は恩返しの為にも戦う事を選びます
荒れてしまった大地が、やがて元のように美しくなることを祈りつつ―
地に足がつくことを嫌う、自由な生き方をしてきたつばめはこの内乱で大きな後悔をすることになります
憧れていた存在を目の前で喪った上、幼かった自分の判断の甘さがツケとなって国全体に及んだからです
平定の兆しが見えた頃、つばめは祖国の為にこれから一生留まることを決心しましたが、
母に公子を助けてあげてと頼まれ、国を後にします
この時つばめの母の目には涙がありました
もう自分の子と生きて会うことはないかも知れない、そう思いながら…
385 :
つばめの王子様:2012/09/26(水) 19:55:24.12 ID:scwBG66U
2.
濡れ衣を晴らすべく公子は南へ、再び自国の土を踏むことになります
もちろん、つばめも一緒です
公子はそこで父の死と共に、援軍に来てくれた妹と親友の夫妻が砂漠で討ち死にになった事実を知ります
多くの無念を抱えながらも、公子は今いる仲間のためにも歩を止めるわけにはいきませんでした
そして、疑いが晴れたと本国に認められた…
――そう安堵したのはつかの間、罠にかかったのです
公子は、近衛指揮官でもある他公爵に今回の戦争の責任をすべて冤罪でなすり付けられた挙句、仲間たちと一緒に処刑されてしまいます
公子の遺体は灰さえも残らないほど、跡形もなく消え去ったとも言われています。
おまけに彼が愛した人は、すべてを忘れて今では彼を処刑した男の妻になっていたのです…
つばめは生きていましたが、満身創痍で自由に動けるには程遠い存在でした
そんな中でも、つばめはこの世で最も尊いものの一つ、――公子の志を世界中に届けるために働き続けました
公子の身体は地の底に滅しても、その想いは天と風の加護により決して潰える事はなかったのです
※※
やがて公子の濡れ衣も、長い長い時を経て晴れることになります
かつての優しい公子の志は、多くの若者にとっての目指すべき目標ともなりました
その多くの若者たちの手によって、公子とつばめの共通の願いが叶うことになるのです
闇を払い、光と優しさに満ちた新しい時代が大陸全体にやってきたのです
そして、つばめは役割を終えた事を知ると、静かに人々の前から姿を消したのでした
彼の寿命は、とっくの昔に終わりを迎えていたのです
のちに彼は神の化身だったとも、公子が本音で語れる友人の一人だったとも言われていますが
どちらにせよ、公子の子孫の誰ひとりとして彼への感謝を忘れた事はありませんでした
それは、つばめの血族に関しても同じ事――
彼が命をかけて愛した白く輝く大地はやがて一族によって、長い時間を経てかつて以上に美しく甦ったといわれています――
<fin>
386 :
つばめの王子様:2012/09/26(水) 19:55:56.70 ID:scwBG66U
3.
「――お前もこの話が好きなのか?」
年の頃は20歳前後だろうか、透き通るような新緑の色の瞳と髪を持つ青年が膝の上にいる3〜4歳の男の子に優しく問いかけた。
コクリと頷くと男の子は、いつかこの公子様みたいな立派な人間になるんだ、と
手足をバタつかせて興奮気味に、座っている椅子をグラグラと揺らしてみせた。
――童話やおとぎ話には、何かしらの教訓が含まれていることが多い。
この公子の話から得られる教訓は、まだこの子には理解できないだろうが直観的にわかる部分はあるのだろう。
『どうしてこの話が好きなの?』との男の子の問いに青年は、少し間を空けて憂いを帯びたような声色で答えた。
「そうだな。悲しいけれど、とても愛おしい――そんな存在を思い出すからかも知れないな」
「悲しくて愛しい?」
「いずれおまえにも分かる時が必ず来るさ、さあ、もう遅いから早く寝なさい」
血のつながりを持つ、年が離れた幼子の柔らかい髪を愛情たっぷりに、
くしゃりと撫でた後ベッドに運び毛布をかぶせると、
彼はいつものように左手でランタンの灯りを落とし、流れるような優雅な物腰で部屋を後にした――
外は音もなくただ雪が深々と降るだけだった。
387 :
つばめの王子様:2012/09/26(水) 19:56:38.08 ID:scwBG66U
4.
――誇り高い竜族の一部は、自らが認めた者にしか実体を見せないという。
これは噂でしか無いが、少なくとも1人はそれを事実として知っている者が存在した。話は数年前の竜王家での事である。
その日、友人を訪ねに来ていた少年セリスはだだっ広い建物の中で迷子になってしまっていた。
何しろ町で一番の旧家である。初めて来た客なら大人でも迷ってしまうだろう。
幼馴染の家で遊んで、これから帰るつもりであったが、いつのまにか古い書物特有のにおいがする、
どこか懐かしいような不思議な雰囲気の空間に辿り着いてしまった。
教会のような神々しい一室だった。部屋の南端は天井が高くなっており、
ステンドグラスから様々な色の光が絶妙な加減で差し込んでいる。
そして部屋の主は、よほど落ち着きが無い人なのだろうか。
室内の壁という壁に見たことも無い地形の地図が、びっしりと貼られている。
セリスにはそれがどこの地図なのか、地名は何と言う言語で書かれているのかは全く理解できなかったが、思わず食い入るように見つめてしまう。
地図には多数の日付らしき書き込みと点から点へ、航路と思われる矢印がまばらに記されている。
どうやら旅が大好きな主がここで計画を立てていたのだろう。
セリスは目を壁に固定しながら部屋の周囲をゆっくりと回っていくと、ふと何かにつまづいた。
――これは、絵本?
そう、数冊の絵本だった。革の装丁で中は上質な紙が使われており、美麗な絵が描かれている。
年季が入っているものなのか四隅が茶色く焼けているが、ひとめでそれが誰かにとって大切な本だということが分かった。
そこにはセリスでも読める文字で、見たことも聞いたことも無い異国の物語が繰り広げられていた。
特殊な出白ゆえに、愛する人に斬られてしまった氷の乙女の話、仲間の為に自らの死を選ぼうとしたある軍師の話、
生贄になったシスターを体を張って救おうとした盗賊の話、そしてあの公子の話・・・
これを書いた人は実際にこれらの物語の場面に居合わせたのだろうか?
そのひとつひとつがあたかも現実のように書かれてあり、
彩り合うのではなく、個々の話がそれぞれ独特の輝きのものとして存在しているような感覚であった。
気付いた時には、ふかふかのえんじ色の絨毯を涙で濡らしてしまっていた。こんなに泣いたのは生まれて初めてかも知れない。
セリスは読み終えた本一冊ごとに『有難う』とつぶやくと、丁寧にそれらを元あった床の上に積み直した。
―――すると、突如、背後から一陣の風が吹き抜けた。
388 :
つばめの王子様:2012/09/26(水) 19:57:17.15 ID:scwBG66U
5.
セリスのいた部屋は窓が開いていない状態であったはずだ。
どうして入口のドアも閉まった状態だったのに風が吹いたのだろう。
一瞬、目の前の空間がひずんだかと思えば前を見ると影が、すらっとした美丈夫の姿を形どっている。
…その影は友人の誰かに似ている気がするが気のせいだろうか?
誰だっただろう?セリスは頭をひねって思いだそうとしたが、いきなり影の方向から声が発せられたので、思考はそこで中断した。
「おまえはその話を読んで泣いていたのか?」
「あ、うん…」
「ふっ、十代半ばの仮にも男とあろう者が、絵本で泣いてしまうなんて、よほど感受性が強いんだな」
少し皮肉が交じったような口調だ。だがセリスは、この現象の不可解さに対しても気を留めた様子もなく、素直に返答した。
「ごめんなさい。普段はみんなにこういう所を見せないようにしているんだけど、あまりにも心に響く話だったから、つい…」
「さっきのはほんの冗談だ、謝ることじゃないさ。
…この家の子供たちは、私の本を読んでも感動もしなかったし泣きもしなかったのだが、まだお前みたいな純粋な奴がいたなんてな」
影の主が感慨深げにつぶやく。どうやらセリスが本に感動したことに満更でもない様子らしい。
「『私の本』という事は、あなたがこの部屋の主人なの?」
「ああ。今は精神体だが、たまに帰ってくる」
「ふぅん。ユリアもユリウスも僕にあなたの存在を教えてくれたって良かったのに」
「そうか。あいつらは私と直接会ったことが無いから知らないだけだろう。仕方ない事さ。彼らを責めないでやってくれ」
「うん、わかった。お兄さん、僕はセリス。魔法は使えないけど剣は得意なんだ。今腰に巻いているのは、聖剣ティルフィングっていうんだよ」
「!!お前はあいつの………」
「どうしたの?」
「いや、何でもない。100年ほど前の事だ。ああ、私の名は―――。」
――2名は、ものの数分のうちに、なんやかんやですっかり意気投合してしまった。
余談ではあるが、この影の主は悪意や嘘、そしてごまかしを含む存在には容赦が無い。
セリスはそんな事もおかまいなしで、素の状態のままで彼と対等に喋る事ができる希少な存在となった。
389 :
つばめの王子様:2012/09/26(水) 19:57:57.36 ID:scwBG66U
6.
時は現在へと移る。
セリスは大きな竜の背に乗せて貰い、町の景色を一望していた。
あまりにも優美で美しい姿は、通常の騎竜とは全く違うものであった。
彼らは、町が小さな存在に見えるほどに高い空を駆けていた。向かい風がとても心地良い。
空から見る世界は想像以上に綺麗で、宝石箱の中身を見ているような錯覚を覚えるほどだった。
眼下の風景を楽しんでいると、ふいに下から声が聞こえてきた。
「どうだ?空から見る景色は?」
「もし、王様がいるとしたら、世界をこういう風なイメージで見ているのかな?って思ったんだ」
「自分が世界の王や支配者になりたいとか、そういう風な事を思う年頃じゃないのか?」
「僕も男だよ。そういった世界に全く憧れないのか、と言われたら完全に肯定出来ないと思う」
「……」
「でもね、僕の場合は、自分より遥かに優れた長所を持っている家族や友人の存在が痛いほどに見えてしまう。
重すぎる負担を一人でこなしても、いつか崩れ落ちて結局は他の人が、
僕が取りこぼしてしまうであろう小さいけれど、とても大事な物をフォローする図が見える気がするんだ」
長い髪をなびかせながら、さらにセリスは言葉を続ける。
「もちろん大きな器がある人物なら、却って世界を一色に染め上げるのも良いと思う。
でも、単色の世界はひっくり返るのも一瞬なんだよ。
普通に暮らしている人を思うなら、僕には出来ない選択だと思う」
「…そうだな」
「それに、出来るだけ対等な目線で、知恵を出し合う存在がいなければ現状維持は出来たとしても進歩は出来ない。
僕だったらやっぱり、良い面も悪い面も分け合えるような世界が見てみたいと思う。
役どころは、必ずしも王様なんかじゃなくてもいいと思うんだ」
「…お前を見てると、知己の一人を思い出すよ……」
しばらく黙りこんだ後、ふと彼は思い出したかのようにこう呟いた。
「なあセリス」
「?」
「私が血を与えた一族は、お前みたいにまっとうに暮らしているのだろうか?」
(続く)
小説版でワイバーンの王族だったよな
ヴァルターの乗ってるやつしか想像できん
書いた人乙っす
最近過疎だけどまったりいこうや
ヴァルターのSS昔あったよな
やたらヴァルターがいい人の話あったな昔。
ヴァルターはそこそこ出るけどクーガーはほとんど出んな。
まあ聖魔キャラの大半だけど。
ちょこちょこヒーニアスがででくるくらいか?
クロムと仲がいいとかにしたら面白そうだとは思う
助けて!つながりだし
スナイパー好きな人が少ないから増えたら嬉しいかも
そういやシグルドとセリスは同一武器なのはわかるが
クロムとマルスも共用してたっけ?武器?
ウード曰く、時代とともに段々改造していったとかあったが・・・
デブ剣?なんの事?
過疎だな。今は覚醒が一段落したし人減っているんだろうね
>>395 アルム「」
まぁマルスとクロムとアルムは名前が同じ剣って認識みたいだね個々では
FFでいうアルテマウェポン見たいな
マルスとクロムのは同じ剣だと思うがアルムのは別の剣じゃね?
大陸越えてファルシオン運んだやつがいるとも思えんし新暗黒竜で何気に劣化ファルシオンが出てきたことを思うと量産されたようだし
アルムのファルシオンは、たしかミラ神を封印するためにドーマが作った剣だったはず
だからアカネイアのファルシオンとは名前が同じだけの別物だろうな
って今書いてて気づいたんだけどつまりアルムのファルシオン=ミラ教のご本尊なのか…?
マルス「で、うっかりアルムのファルシオンを尻に敷いちゃったヘクトル兄さんが焼かれてる、と」
ティニー「アルムのファルシオンがヘクトルの尻に……そしてロイが火を噴く」メモメモ
リーフ「自重しろと言って自重しないのはわかっている。けど言わなきゃいけない気がするんだ。自重しろティニー」
ティニー「ヘンリーさん、活きのいいいけにえ連れて来ましたよ」
ヘンリー「あっははぁほんとだぁ〜」
リーフ「えっ、ちょっ、まっ・・・・・ザシュツ! アーッ!!!この人でナシーッ!!!!!!!!」
突然だが綺麗なソーニャ様が書きたくなった
書いてもいいのよ
血のつながらない娘持ちで裏切り者役だからネタは十分ありそうだな。
普通に読んでみたいです……支援
あれ、ソーニャって誰かを裏切ったことなんてあったっけ?
一貫してネルガルの下にいたけど
ほら、黒い牙という組織事態を裏切ったじゃないすか。いちようブレンタンの妻なわけだし。
結構普通に母親してるソーニャとかミカヤと絡むソーニャとかちょっとやってみるか
409 :
短編:2012/09/30(日) 16:01:00.78 ID:bPQALpXx
「どうしたもんかしらねぇ」
エレブ地区の任侠団体「黒い牙」、その屋敷の縁側に一人、ブレンタンの妻ソーニャは考え事をしていた
「ごっこ遊び、そう言われても仕方ないのかもしれないわね、今の状況だと」
ソーニャは人間ではない。人形師であり魔術師であるネルガルに作られた人間、モルフだった。モルフは言い方を変えれば人造人間であり
人間ではない。今こうしてブレンタンの妻としてニノやロイド達の母親、をやってはいるが血をわけた家族というのはいなかった。
「ソーニャ様?」
「ウルスラ?どうしたの?こんな夜更けに」
「それは此方のセリフですソーニャ様。風邪をひいてしまわれますよ。」
「大丈夫よ、私はモルフだから。ねぇウルスラ」
「なんですか?ソーニャ様」
「私はちゃんとあの子母親役をやれているのかしら」
「ニノ様はソーニャ様を本当の母親のように慕っているではないですか」
「ニノは昔孤児だったのを私が拾った子だからね。ニノが私を本当の母親のようの慕うのは普通じゃないかしら」
「クスッ」
「何笑ってるのよ」
「いえ、心配しなくても大丈夫だと思いますよ、ニノ様がソーニャ様を慕っているのはソーニャ様の優しさや愛を受けての物だと思いますよ」
愛だの優しさだのはくだらない、必要無い無駄な感情だとソーニャは思っていた。ニノを拾うまでは、そしてこの黒い牙で家族を知るまでは。
「家族ごっこ、のつもりだったのよ最初は。けどあの子が育ってお母さんお母さん言うのを見てるとどうもね」
「なんだかんだ言ってらっしゃっても、なんだかんだでお優しいんですよ、ソーニャ様は」
「似合わないわね、私に」
「そうでしょうか?私はお優しいと思いますよ。それに、その優しさはみなさんわかってると思いますよ。ロイドも、ライナスも」
「!」
「やはりその事で悩んでたのですか・・・そうだと思いました、さて、そろそろ夜も遅いですし今日はお休みになりましょう」
「そうね、」
「お休みなさい、ソーニャ様」
「お休み、ウルスラ」
ウルスラが去ったあとソーニャは一人、空を見上げた
(血の繋がりなんか気にしなくてもいいのよね、気持ちが、優しさが通じれば)
「それにしてもやっぱり、似合わないわね、優しさだのなんだの、私には」
一人自分のギャップに苦笑しつつもソーニャは家へ入っていった。愛する家族のいる家へ。
仕事早いな!
良い話GJでした
>>278-282の続き
ヘクトル「昼休みだし俺らは購買に行ってくるよ。今日は朝から色々あったから姉貴も弁当が作れなかったみたいだ」
エリウッド「じゃあ僕も」
エフラム「その案ダメ。没。却下」
エリウッド「orz」
リン「何がいい?」
エリウッド「チョココロネとメロンパンにカフェオレ」
エフラム「カツサンドとカレーパンとミルクパンにファンタオレンジ」
エイリーク「あんドーナツとフランクフルトにオレンジジュースを」
リン「ハイハイっと・・・。それじゃあ行きましょうか」
ヘクトル「おう、混んでなきゃいいが」
リン「残念だけどそうはいかなかったようね・・・。エリウッドは連れてこなくて正解ね」
ヘクトル「そうだな。この人混みに潰されてあの世行きだ。さて・・・行くか」
リン「今日の戦争はいつもよりも凄いわね・・・腹を括りましょう」
エリウッド「ところでなんでこんな体になったんだろう」
エフラム「確かに病弱ではあったがそれなりに運動は出来たはずじゃなかったか?」
エイリーク「本当に妙ですね。犯人の正体はある程度予想で来ますが」
エリウッド「やっぱりはん・・・」
リン「お待たせーっ!」
ヘクトル「悪いな、思った以上に混んでたんだ!でもお目当ては取れたぜ!」
エイリーク「それは良かったですね!久々に皆で食べましょう」
エフラム「そうだな。たまには悪くない」
エリウッド「ところで君たちは何を買ったんだい?」
リン「わたしはクリームパンとたまごサンドにイチゴオレでヘクトルは明太子フランスとチョコチップパンとコロッケパンにサイダーよ」
ヘクトル「まあ今は食おうぜ」
エフラム「確かに。腹も減ってるしな」
一同「いただきます」
ニニアン「エリウッド様!ご一緒しませんか?」
フィオーラ「いえ、ここは私と」
ニニアン「早い者勝ちですよ?フィオーラさん」
フィオーラ「選ぶのはエリウッド様ですので」
ニニアン「こんな地味女よりも当然私ですよね?」
フィオーラ「地味で結構。トカゲ女よりはマシだと思っているので」
ゴゴゴゴゴゴゴ
エリウッド「ええと・・・僕は」
ヘクトル「ああ・・・ますます面倒なことに・・・」
エイリーク「止めないと・・・」
エフラム「確実に死ぬな」
リン「フィオーラもニニアンも落ち着いて、ね」
フィオーラ「そういえばリンさんも原作ではエリウッド様の嫁候補でしたね」
ニニアン「口車には乗りませんよ?」
リン「家族でそれはないってば!我が家にはAKJも黙るKINSHINキラーもいるんだから」
フィオーラ「とりあえずエリウッド様は渡しませんから!」ギュー
ニニアン「その手を離してください!」ギュー
リン「エリウッド、今日は兄弟姉妹で過ごしましょう?(このままじゃ!)」
エリウッド「2人には悪いけど今日はリンディス達と過ごしたいんだ(これ以上引っ張られたら千切れる!!)」
ニニアン「・・・分かりました」
フィオーラ「エリウッド様がそう言われるなら」
リン「助かった・・・昼休みにも(嫁候補という)悪魔がいたことを忘れてたわ」
ヘクトル「今日はマジで気が抜けそうにねえな・・・」
エイリーク「何としてでもエリウッド兄上を守らなければ」
ヘクトル「だーっ!やっと長い学校が終わったぜ!」
リン「アンタとエフラム兄さんにとってはいつも長いでしょうが」
エフラム「今日は特に長く感じたぞ・・・」ピンポンパンポーン
エリウッド「あっ、臨時ニュースだ」
ロウエン「放送部のロウエンです。只今大賢者注意報が発令されました。特に仲のいい男女やカップルは帰宅時にお気を付けください」
エリウッド「僕達は大丈夫だよね・・・?」
ヘクトル「あのジジイは女友達といるだけでも仕掛けてくるからな」
リン「フロリーナとファリナの二人と帰ってた時に襲撃されたんだっけ」
ヘクトル「今はまだダチだっつーに。自分にそんな連中がいねーからって僻むなっつーの」
エリウッド「それは言えてるね。僕もニニアンとフィオーラと帰ってた時に襲撃されたもん」
エフラム「他にもリーフやロイ、マルスも襲撃されてたな」
エイリーク「いくら異性と縁がなくてもああいう人間にはなりたくありませんね」
リン「姉さんの言うとおりね。八つ当たりされても困るし帰りましょ」
ヘクトル「いきなり階段だったな。そういや」
エフラム「今回は俺が背負う」
リン「いや、私にやらせてよ。ほとんど何もしてないし」
エフラム「いや、大丈夫だ」
リン「いいから!」
エフラム「む・・・分かった」
リン「はい、それじゃあ」
マルス「兄さん、姉さん」
ヘクトル「おう、マルスか」
マルス「学校が終わってからすぐに駆けつけましたよ・・・」
エリウッド「君にも迷惑をかけてすまない」
マルス「別に構いませんよ。ところで死んだりしてませんよね・・・?」
エフラム「家での1回と学校の1回の合計で2回死んでる」
マルス「・・・気を付けましょう。後からリーフも来ますから」
ヘクトル「だったら大丈夫だろうな」
エフラム「盾には困らんな・・・ん?」
エイリーク「低空飛行のペガサスが猛スピードでこっちに来てます!」
カチュア「姉さんと・・・エストのバカァァァァ!!!」
マルス「ヤバい!姉さん伏せ・・・フギャーッ!!」
カチュア「す、すみませんマルス様!大丈夫ですか!?高さとかすっかり忘れてて!」
マルス「大丈夫に見えるかい・・・?」ボロボロ
シーダ「マルス様にカチュア。それに兄弟家の皆さんも」
カチュア「シ、シーダ様!?」
シーダ「・・・話はパオラさん達から聞きました。仲介に入っても険悪になっていく家の空気に耐えられなくなったのでしょう?」
カチュア「はい。アベルさんの件ですがエストは無自覚で姉さんはそのノロケ話っていうかなんというか・・・」
シーダ「それを聞かされてた訳ですね?話は向こうで聞きましょう。1人で背負いこんでばかりじゃなく私や他の方にも頼ってくださいね?マルス様も大丈夫そうですし」
カチュア「本当にありがとうございます、シーダ様・・・。それから本当に申し訳ありませんでした。マルス様」
マルス「もういいよ・・・。今度からは絶対気を付けてね。下手すりゃ死人が出かねないから・・・(今のエリウッド兄さんだったら消滅してたね・・・)」
リーフ「おーい」
マルス「リーフ・・・ライブかリライブ・・・」
リーフ「ほいさ」つリライブ
マルス「痛みが大分引いたよ」
エリウッド「そろそろ下ろしても大丈夫だよ」
リン「分かったわ」ギャオーン
マルス「今度は何なのさ!?」
クーガー「よせ!後少しで家だから落ち着け!!」
リーフ「えっ、まさか標的って・・・」バリバリッ!ムシャムシャモグモグ、ズズズズズーッ!!コノヒトデナシー!!
エイリーク「久しぶりですね、クーガーさん」
エフラム「おい、ゲネルーガ。リーフの持ってるコロッケが目的だったんだろうがリーフまで食べるな」
エイリーク「そうです。早くそんなものは吐き出しなさい」
ゲネルーガ「プッ」カロン
マルス「その方向に吐かないでええええ!!」
エリウッド「」コッ
ヘクトル「逝ったああああああああ!?」
リン「やっぱり耐えられないのね・・・」
クーガー「何てことだ・・・遂に人を殺してしまったのか・・・俺は」
エフラム「落ち着け、クーガー。リーフなら問題はないしエリウッドのことは今から説明する」
クーガー「・・・・・・」
エイリーク「ショックで放心状態ですね・・・」
ヘクトル「ここは実際に証明すっか」
リン「そうね。オームかバルキリーもしないと」
マルス「とにかくリーフはこれで大丈夫っと」つきずぐすり
リーフ「ハーッ!死ぬかと思ったよ!!」
クーガー「生き返ったー!?」
エフラム「大丈夫と言っただろう?ちなみにエリウッドの件はかくかくしかじかなわけで」
クーガー「第一に空腹のゲネルーガを飛ばしてたのは謝る。エリウッド殿のことも分かった。だが骨に傷薬を付けただけで復活する人間は初めて見たぞ・・・」
エフラム「リーフは仮に死んでもリペアやハマーンの杖で復活出来るんだ。だから他の連中や追っかけの4人娘もどんなお仕置きをしてもベルン署に捕まらないんだ」
クーガー「本当に人間かコイツ!?そしてこの町の警察は絶対まともじゃないな!!(進路希望をベルン署にしてたけど変えようかな・・・)」
エフラム「俺もよく連行されるが連中のおかしさには頭を抱える。リーフが連行されるのは分かるが」
ヘクトル「そりゃ自業自得だろ」
エイリーク「同意します」
マルス「少しは自分のしてることを考えてください・・・」
リン「正直リーフのことを言えないと思うわ」
リーフ「全くだよ。エフラム兄さんの方がよっぽど性質悪いのに」
エリウッド「・・・どっちもどっちだよ」
クーガー「・・・お前全く信頼されてないな。ちなみに俺に出来ることはあるか?家に送るくらいなら」
エフラム「酷い言いようだな。ちなみにそんなことをしてみろ。飛行中が無事だったとしても離陸と着陸で間違いなくエリウッドが死ぬ」
エイリーク「私達だけで何とかしますからそれほど気にしないでください」
クーガー「2人とも、それから他のみんなもすまない」
エイリーク「良いですよ。また近いうちに会いましょう」
エフラム「またな、クーガー」
リン「・・・ねえ、そういえばエリウッド。体重は?」
エリウッド「○☆×πβfキロだけど」
リーフ「スケベとナンパ控えます」
マルス「裏事業はなるべく控えます。そして色々とすみません」
エイリーク「軽すぎると思いました・・・苦労ばかりかけてごめんなさい」
リン「・・・私やエイリーク姉さんとほとんど変わってないじゃない。そしてごめん」
ヘクトル「・・・悪い。胃に負担をかけないように次からは努力する」
エフラム「・・・ベルン署に連行されんようにしよう」
エリウッド「・・・そうしてくれると嬉しいな」
エイリーク「気のせいか雲行きが怪しくないですか・・・?」
ヘクトル「そういや大賢者注意報・・・」
リン「まさか私たちがターゲット!?」
エリウッド「兄弟姉妹なのに!」
ヘクトル「やべえ!サンダーストームだ!どけ、エリウッド!!」ドン
エリウッド「うわっ」
リン「よいしょ」ムギュ
ヘクトル「ぬがああああああ!!」
エフラム「次はパージ!?うぎゃあああああ!!」
ヘクトル「エリウッドは!?」
リン「大丈夫!死んでないわ!」
リーフ「クッションが柔らかくて良かったよ」
エイリーク「リーフ・・・ドウイウイミデスカ?」
リーフ「チョ、マダナニモイッテ・・・コノヒトデナシー!!」
エフラム「エイリーク!せっかくの盾を無駄遣いするんじゃない!」
リーフ「ちょ!?僕の扱い酷くない!?」
マルス「とにかく止めに行きましょう。助っ人も呼びましたし」
最近バイト掛け持ちしてるためか中々書けないorz
乙です!楽しませてもらってます
ブレンタン「義父様!!」
ネルガル 「儂年あまりお主と変わらんだろう(見かけ的な意味で)」
俺はクロム。俺は悩んでいた。もう育成する幅がないのだ。
レベルもステータスもカンストしてしまった。チェンジプルフであらゆるスキルも会得してしまった。
これから何を楽しみに生きていけばいいんだ?
FEをプレイしたことのある者ならわかってくれると思うがFEは育成が楽しめる一面がある。
レベルアップのたびにステータスアップに一喜一憂するあの楽しみ…
だが…ほとんどのステータスがカンストしてくるとその楽しみは消えていく…
だいたいこの若さで極めるとかどうなんだ?
人生は数十年もあるというのにもう伸びしろはないというのか?
そんな人生になんの価値がある!
それにバトル面も考えてみろ。勝って当たり前の強さじゃちっとも楽しくないだろうが。
少年漫画の基本として自分よりも強い敵にボコボコにされながらも勇気や根性で逆転勝ちするから燃えるんだろうが。
それにはやはり正義サイドは敵と比較してある程度弱いほうがいいんだ。
俺は苛立った。頭にきたからユンヌに頭を下げた。
奴のカオスパワーが発動した。
俺たち兄弟家は全員レベル1に戻った。
武器レベルは最低クラス。HP10、移動力以外のステータスはオール0だ。
葉っぱにいたっては移動力もレベル上げで上げられる事を考慮して特別に移動力も0にしてもらった。
やったなみんな!これでまたレベル上げのドキドキが楽しめるぞ!
みんな喜んでくれると思ったのだが非難轟々だ。ブーイングの大合唱だ。
なぜだ。わからんやつらめ…
今の俺たちはそこらの山賊にも負けるレベルだ。
だが兄弟一致協力して戦えば、16人かかりなら一人くらい山賊を倒せるかもしれん。
これからまた頑張ってレベル上げていこうじゃないか!
そう言ったら全員から物をぶつけられた。そこまで怒ることないだろうが。
だがこうなったもんはもう仕方ないだろう?
レベル上げのために俺たちは町へ繰り出していった…
俺は一つ忘れていた…
仲間に担ぐなりダブルなりしてもらわねば紋章シューターのごとく動くことすらできない葉っぱが部屋で泣いているのを。
ルフレ「何やってんだよお前は」
それでもアイクは無双出来そうで困る
ヒント:蒼炎初期のアイク
つまりまた蒼炎の勇者伝説が一から始まるということか…… (゚A゚;)ゴクリ
>>417 ふと、乱馬がツボをつかれて弱体化する話しを思い出したw
兄弟家の野郎たちは夜道を気をつけた方が良いと思うよ(女難の相が出ています)。
アイクはむしろ喜びそうな気もするがなw
現時点だとレベル99みたいな物だろうし
逆にアイクが本気出せる位の相手って少ないよなぁ……
前にアイクとカレル(老)が本気でやりあうってネタがあったけど自分も書いてみようかね
ウード「ロイか、よく来たな」
ロイ「武器屋を始めたと聞いて様子を見に来ました」
ウード「ちっちっちっ、それがただの武器屋じゃないんだ。よく見てみるといい」
ロイ「どれどれ。うわ!みんな練成武器じゃないですか!しかも威力高っ」
ウード「そしてオレが天から賜りし名を授けた最高の武器でもある」
ロイ「えーと何々……”断魂剣”……?すみませんこれなんて読むんですか?」
ウード「ロイよ漢字の勉強大丈夫か?これぐらい読めなくてどうする。だがまあ教えてやろう。
魂を断つ剣、その名も”断魂剣(だんこんけん)”だ!!オレの超高度な練成技術により
追加効果:滅殺をつけてある。滅殺を発動させるには「秘技”断魂”!!」と叫ばなければならない」
ロイ「……へ、へぇ。凄そうですね、他には何があるんですか?」
ウード「他のものは…両刃の部分が栗を連想させる”大斧栗(おおふぐり)”。重すぎて速さ−20の
追加効果がついちまったが守備+20とターン毎にHP30%回復するぞ」
ロイ(この間へクトル兄さんが斧を失くしたと騒いでたな。黙っておこう)
ウード「”槍万(やりよろず)”は一突きが1万突いたように見えることからそう名付けた。攻撃の手数
が多いのが特徴だ。追加効果は連続、突撃、撃破となぜかリザイアがついちまった」
ロイ(なぜだろう、それをエフラム兄さんに使わせようとするサラが浮かんだ気がした)
ウード「お次は弓の”金的(きんてき)”だ。この名の由来はソンシンのことわざ金的を射当てるまたは金的を
射落とすからとった。金的は弓術で使う金色の的の事で直径1センチほどのもの。それに矢を当てる
のはかなり難しいらしい。命中をこれでもかと引き上げた逸品だ。追加効果として狙撃をつけた」
ロイ「あれ、まだ文が続いてる…敵が男性の場合必殺率+100%に特効だって!?リン姉さんの手に渡ったら
マルス兄さん何回死ぬことになるかな」
ウード「次は”最期の輝き”だ。もとは燃え尽きる炎でその名に相応しい威力と耐久性のなさを誇る。追加効果
は命懸けだ。攻撃力7倍、防御力1/10になる」
ロイ「どっかで聞いたような」
ウード「細かいことは気にするな。最後は”緑風”でもとは気まぐれな風だ。命中と必殺率の高さは他の
練成武器に引けを取らない。が、いかんせん威力が低い」
ロイ「よくこれだけのものを考えましたね」
ウード「1個タダで進呈しよう。なにやらLv1に下げさせられて大変みたいじゃないか」
ロイ「ウードさん、お気持ちはありがたいんですが」
ウード「そうか無理強いはすまい。だがなにか力になれることがあったら言ってくれ。
この漆黒のウード、どこへでも馳せつける…って……もういねぇ」
断魂剣と聞いて某同人ゲーの二刀流剣士の少女を連想したけど、そんな必殺技が有りそうで無かったな・・・
それともアレか、「愛の心にて悪しき魂を断つ」ってやつか
・・・と思ったが弓でようやく意味が分かった、お前の家とその武器屋にビラクさんを派遣しよう
>>424 断魂剣に関してはそんなネタがあるとは知らなんだ…。他にボルガノンの弾痕もあるんだけどこっちのがましかも
ミカヤ「待ちなさいユンヌ!またくだらないイタズラして!今日こそメダリオンに入ってもらうわよ!」
ユンヌ「いつもいつも押し入れ送りにされてたまるもんですか!」
いつものようにイタズラをして、ユンヌはミカヤに追いかけられていた。
街中を走り回り、角を曲がったところでユンヌはアルムと鉢合わせる。
アルム「あれ?ユンヌ?」
ユンヌ「アルムったらいいところに!ちょっとそのファルシオン貸りるわね」
アルム「え?」
止める暇もなくユンヌはアルムのファルシオンの中に入っていく。
アルム「あーあ、入っちゃった」
ユンヌ「アルムのファルシオンはミラを封印するために作られた剣!なら私が逃げ込むスペースぐらいあるって読みは当たったわね……ふふふ」
アルム「人の剣を避難場所に使わないで欲しいんだけど」
ユンヌ「まあまあ、カタいこと言いっこなしよ!減るもんじゃないんだし。
れにしても、メダリオンの中みたいになってるかと思ったら、なかなか快適じゃない。
ちょっとした高級ホテルみたい」
アルム「剣の中にホテル!?剣なのに!?」
ユンヌ「神の力を使えばそれぐらいお茶の子よ。
……しっかしベッドはふっかふかだし、内装は豪華だし、こりゃ気合いはいってるわねー。アメニティも有名ブランドじゃない。
うわっ、露天風呂までついてるわー。しかもこのお湯はリゲルの名湯、葉道温泉の湯!」
アルム「剣の中に温泉!?ファルシオンって一体……」
ユンヌ「剣の中ごときにこんなに労力つぎ込むなんて…さてはドーマのヤツってばシスコン?
……ま、いいわ。せっかくだからひとっ風呂浴びてきますか。
覗いちゃやーよ?」
アルム「覗かないよ!てか覗けないよ!」
〜数時間後〜
ユンヌ「ふぅ、いいお湯だったわー。極楽極楽〜。
さてそろそろほとぼりも覚めただろうし、外に……って、あれ?出口は?」
アルム「さあ?僕は知らないよ」
ユンヌ「なんで持ち主が知らないのよ!」
アルム「外側は見れても中身までは知らないよ!
でも僕思うんだけどさ」
ユンヌ「なによ?」
アルム「ミラ様を『封印』するために作られた剣なんだから、出口はないんじゃないかな……?」
ユンヌ「えっ……じゃあ、このまま永遠に軟禁?いやぁぁぁぁ!お外に出れないのはいやぁぁぁぁ!」
〜〜〜〜〜〜〜
ミカヤ「で、ユンヌはいったいどうなったの?」
アルム「ドーマ神とミラ様に頭を下げて出してもらったって。でもかなり絞られたみたいだよ」
ユンヌ「ドーマコワイミラコワイドーマコワイミラコワイドーマコワイミラコワイ」
セリカ「ミラ様はお優しい神様なのに、怖いとか失礼だわ」
ユンヌ「普段優しいからこそ怖いのよ!あれなら面と向かって怒られた方がマシぃぃぃぃ!」
>>426 www
しかし剣内なのに露天とはこれ如何。
なんとなくセティにいい思いさせてやりたくなった。
そんなセティも頑張る『ママチャリの系譜』をこっそり投下しておきます。
>>369-375の続きです。
256
ノイン 「FE聖戦の系譜15周年記念杯予選第4レース、9台の色とりどりのマシン、18人の魂の高まり、
36の炎を宿した瞳がスターティングランプをジッと見つめる中、
サーキットのリトマス試験紙、レッドトゥブルー! 魂のアルカリイオンを得て…」
セリス 「ねえ、ユリウス。さっきのイシュタルさんの目、凄く怖かったんだけど、ボク何かした?」
ユリウス 「まあ、何かしたと言われればしたんだけど、今回はあいつが勝手にヤキモチを妬いているだけだ。
気にせずレースに集中しろ」
セリス 「? ユリウスがそう言うなら、気にしない事にするけど……。そう言えば、何か作戦とかはある?」
ユリウス 「そうだな……」
プッ プッ プッ パーーーーッ!!
グオッ!!
S┃───────→
T┃───────→
A┃───────→
R┃───────→
T┃───────→
───────────────────
ノイン 「今っ!! ランプが赤から青へと変わったぁぁぁぁぁあああっ!! 全車綺麗なスタートぉおっ!!
ビューティフリャァッ!! 行け行けゴーゴージャーーーンプッ!!」
エルフ 「ジャンプは駄目です」
ノイン 「あっ、いや!? 1台、ドライバーがまだナビゲーターとディスカッション中だッ!!
セリス選手とユリウス選手の明日はどっちだ!? はは呑気だね!!」
ディアドラ「原作での母です。すみません、うちの子達が」
ノイン 「どういたしましてっ!!」
シグルド 「ディアドラ、こんな所にいたのか。私と一緒にセリスを応援しよう!」
アルヴィス「いや、ディアドラは私と一緒にユリウスを応援するんだ!」
ディアドラ「2人共同じチームですから、ここで一緒に2人を応援しましょう」
シグルド・アルヴィス「「イエス・マム!!」」
ユリウス 「しまった、出遅れたっ! ほれ、早く行け!」
セリス 「あっ、うんっ」
ノイン 「他の8台から遅れて、桜色の天使が今、羽ばたく! 勇者天使アンジェリカ・セリス、発進だッ!!
発疹だっ! かゆい!! かゆ! うま!! うし!!」
エルフ 「かきましょうか?」
ノイン 「かいちゃダメ。まずトップを奪ったのはセーラー戦士、アーサー選手が鞭を入れるシルフィードっ!
そして、2番手は純白の白雪姫スノーホワイト、フェミナ選手っ!」
アーサー 「セーラー戦士とか誤解受けるだろっ!!」←上はセーラー服、下は短パン
フェミナ 「白雪姫かぁ〜、照れるなあ」
ノイン 「やや遅れて3位、紫苑の戦闘機、雷神イシュタルの紫電はここにいる!
その後ろ、テールトゥノーズでつくのは青雷のフリージサンダーバーズだ!」
イシュタル「上々の滑り出しね」
イシュトー「この位置は悪くないな」
ノイン 「その4番手にほぼ並んで、ホーク選手のオメガスピードマスターが後方からトップの隙を狙う!!
隙隙隙隙隙隙愛してる!!」
エルフ 「落ち着いて下さい?」
ホーク 「愛してるよ、リンダ」
リンダ 「/////もうっ、ホーク様ったら!」
ノイン 「……えー、ラブラブマシン・オメガを追うのは、ノイッシュ機の赤き合成着色特急列車・赤二号と
アーダン機ひまわり号の2台!! 僅かに遅れての8位はレヴィン機いたずら黒ウサギ号っ!!」
ノイッシュ「最初は無理をしない方がいいか」
アーダン 「やっぱ、スタートダッシュは苦手だ…」
レヴィン 「やれやれ、出遅れちまったな」
ノイン 「大本命、セリス&ユリウスペアのアンジェリカは大番狂わせの最後方スタートッ!!」
ユリウス 「いきなり水を開けられたな…」
セリス 「でも、すぐに追いついてみせるよ!」
セーラ 「ここからどう巻き返すかしらね?」
ドロシー 「ええ、楽しみですよ」
257
ノイン 「9台が縦に長ーい列を作ってのスターティングラップ、ホームストレートを行くマシン達!
第1コーナーの立ち上がり! 私も意味なく立ち上がり! そして、座ります!
ただの落ち着かない人でありますソードマスター・ノイン!」
エルフ 「だからノインさん。落ち着いて下さい」
レヴィン 「さてと…」
ノイン 「レースの順位もこのまま落ち着くのか!? と見せかけて、
8位のレヴィン選手がおもむろに水鉄砲を取り出して、コースに噴射だぁッ!!」
レヴィン 「ほれ、これでもくらえ!」
セリ
レヴ アー ノイ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄│ ̄ ̄\イシト ホー
| \ イシタ
| | フェ
└────→アサ
ドッパァァァンッ!!
セーラ 「水鉄砲……? 水大砲の間違いでは……?」
ドロシー 「もう突っ込んだら負けですよ。出どころは優秀さん辺りだと思いますけど」
ノイン 「これは危険が危ない! 水たまりが出来て非常にスリッピー、家出のスリッピーッ!!
白い天馬・シルフィードのアーサー選手がたまらずコントロールを失う!」
アーサー 「(ズルッ!!)おわっ!?」
フィー 「レヴィンお兄ちゃん、何すんのよっ!!」
ノイン 「リモートコントロールだと思ったら妹今度来るだった!
車間が開いていた分、後続車は水たまりを迂回! トラキア大河の鵜飼い!」
アミッド 「…………!!(ノ゚Д゚)ノ」
フェミナ 「お願いだから喋って! 雪だるまになりきらなくていいから!!」
アミッド 「……分かったよ。必要な時だけ喋るから」
ノイン 「鵜が飲んだ鮎ゲロを食う恐るべき漁法で、雪の女王・フェミナ選手がここでトップに立つ!
しかし、急激に軌道を変えた為、後続の隊列が乱れる!」
フュリー 「チャンスです、ノイッシュさん!」
ノイッシュ「レヴィンに感謝だな!」
ノイン 「おおおおおおおっ!? そこへ飛び込んで来たのは、6位のMリオの姿をした赤きナイト、
ノイッシュ選手ッ!! レヴィン選手の水の輪舞曲を利用して2位にジャンプアップ!」
アーサー 「【怒り発動】野郎…フィーの兄だからって、ナメたマネしやがって……ブッ殺すっ!!」
フィー 「(やばっ、キレた!)ちょっとアーサー、あんた入れ込みすぎよ! 後ろで頭を冷やしなさいっ!!」
アーサー 「なんだとっ!? えっ!? もう交代かっ!?」
フィー 「いいから、ほら、後ろに乗った乗った!!」
ノイン 「うおっと!? アーサー&フィーペア、マシンを止めずにドライバーとナビゲーターが
走りながらのドライバーチェンジ! これは器用だ!!」
セーラ 「つーか、もう交代なのっ!?」
ドロシー 「アーサーさんが怒りで我を忘れていましたから、正しい判断なのでは?」
ノイン 「流石は恋人達のコンビネーション! コングラチュレーション! 呼吸ピッタリ、コキュートス!
地獄の底にたゆたう河に一条の光だッ!!」
アーダン 「うう…どっちを向いても周りはカップルだらけ。俺に対してのあてつけか…」
セティ 「アーダンさん、泣くのはまだ早いです。我々は我々で勝利を目指しましょう」
ノイン 「しかし、何とビックリ玉手箱! 玉と手によって構成されている箱だと子供の頃思っておりました、
超怖い!! アーサー選手、まさかまさかの衝撃的短距離交代劇!」
イシュタル「あのフィーって娘、やるじゃない。キレたフリージ家の人間を抑えるなんて」
ティニー 「フィーさんはアーサー兄様の扱いには慣れてらっしゃいますから」
ノイン 「アーサー選手、納得のいかない表情でナビシートに座っております! 恋人には席を譲りましょう!
譲ると護るをよく間違えるっ!! 恋人に席を護る意味が分かりませんっ!!」
アーサー 「ぶー!」
エルフ 「あの拗ね方は母親そっくりですわね」
ティルテュ「ぶー!」
搭乗者交代 アーサー→フィー
258
ノイン 「ドライバーチェンジのシルフィード、セーラーペガサス・フィー選手は5位に踏みとどまった!
そのすぐ後ろには、オメガスピードマスター、ホーク&リンダペア!」
セリス 「レヴィン、追いついたよ!」
セーラ 「来たわね、大本命が」
ドロシー 「最強コンビの実力、見せてもらいましょう」
ノイン 「そして、水鉄砲噴射の隙を狙って、最後方、グランベルの天使アンジェリカが
シレジアのいたずら小僧・レヴィン選手に襲いかかる!!
このいたずら黒ウサギ号を抜かなければその先はないっ!!」
レヴィン 「来たかセリス。この俺を倒せるか…な……?」
セリス 「? レヴィン? どうしたの?」
レヴィン 「その姿、可愛いな……コレはコレでありかも知れん。しかし……何だろう?
セリスが女の子の格好をしているというだけなのに、心の奥に何か…温かいものが……」
ユリウス 「オ〜ゥ、ガッディ〜ム……。こんな所で新世界の扉が……」
シルヴィア「レヴィン、正気に戻ってっ!!」
レヴィン 「はっ!! すまんシルヴィア、ちょっと分からなくなってた。あれは魔性のコスプレだな……。
ところでセリス、今度の日曜空いてるか?」
シルヴィア「だからレヴィンっ!! 早く正気に戻りなさいっ!!」
セリス 「ごめんね、今度の日曜日はユリウスと…」
ユリウス 「お前も真面目に答えるなっ!!」
ノイン 「何やら両チーム共に揉めていますが大丈夫なのか?
魔女っ子勇者・セリス選手をブロック出来るか、風の吟遊詩人・レヴィン選手!?
跳ねる黒ウサギを上手くあしらうか、主人公&ラスボスマシン・アンジェリカ!?」
ユリウス 「さあ行くぞ、セリス! 1、2の3で右、左に振って、右から抜こう!」
セリス 「うんっ」
ノイン 「さあ、ロプトの魔王ユリウスがバルドの勇者セリスに何やら囁いて、
フォルセティのいたずら小僧レヴィン攻略法は万全か!?」
シルヴィア「あの2人、何か相談してるわよ」
レヴィン 「フッ、奴らの浅知恵なんぞ、軽くひねり潰してやろう」
ノイン 「敬称略でお送りしております。さんを付けろよデコ助野郎!!
○田の赤いバイクに純白の白を混ぜたピンクのマシン、アンジェリカ! 行くか!? 行くのか!?」
セリス 「行くよ、せーの…」
ユリウス 「いち、にの……さん!」
ググッ!!
セリ→
 ̄ ̄ ̄ ̄ググッ!!↓レヴ
\
ノイン 「桜色の天使、アンジェリカがその翼を右へ左へ羽ばたかせる!!
桜頑張ります!! 小山遊園〜〜〜!! 鼻から親指突っ込んで指わきわきさせたろか!」
エルフ 「そういう事をするから、男性の方が引くんですわ」
ノイン 「もうしません!! 意地悪もしません! みんなと仲良く進んでいます! なんちゃーストラトス!」
セーラ 「あんたら頼むから真面目に実況して…」
ドロシー 「今更それを言うんですか?」
259
ノイン 「断食しつつ団体交渉、ハンガー・ストラトス! V6エンジン、ラ○ークーペ!!
V36エンジンを載せた勇者メカ・アンジェリカが、いたずら黒ウサギ号を抜きにかかる!」
レヴィン 「甘い!」(スッ!!)
セリス 「ッ!?」
ノイン 「しかーーーーーし、しかし!! これは完全に読まれていたっ! 風の吟遊詩人・レヴィン選手の
先読みの調べが発動だ! シレジアの風の詩(うた)に勇者と魔王の連合軍も為す術なしかッ!!」
ユリウス 「……て言ったら、抜きにかかるんだからな? せーの、1、2の3」
レヴィン 「時間差遅っ!!」
セリス 「あっ!!」
\ セリ─┐ギュイーーーン!!
\ レヴ│
|. │
|. ↓
/
/ アー
ノイン 「ツッコミにかかったレヴィン選手の隙を真の勇者は見逃さない!!
魔女っ子勇者ミカリンならぬセリリン、強引に左に切り返してのオーバーテイイイイイイイクっ!!」
レヴィン 「しまった!」
シルヴィア「ズルぅ!!」
セリス 「ごめんね、レヴィン! ユリウス、ナイスカバーリングだったよ」(ニコッ)
ユリウス 「(ドキッ)…あ、ああ。敵を欺くにはまず味方からってな」
(ヤバい、魔女っ子のコスプレをしているせいか、マジで女にしか見えん……。
レヴィンさんの気持ちがちょっと分かる気がする……)
ラナ・ユリア((ゴゴゴゴゴゴゴ……))
ユリウス (そしてあの2人、確実にロプトウスを持ってない状態を狙って来る……。
こうなったら腹をくくるか、どうせならこのレースに勝ってから死ぬぞっ!!)
ノイン 「欺き易しは味方なり!! 欺くのに最も適した男(?)セリス選手! アザムークかアズムールか!
無限の中核に棲む原初の混沌、その名はユリウス!!」
アズムール「呼んだかね?」
セーラ 「呼んでないわよ!」
ユンヌ 「混沌の女神、ユンヌちゃん参じょ……アーーーッ!! 押し入れは止めてーーーッ!!」
マルス 「これ以上カオスな事態になるのは勘弁して頂きたいので、しばらく眠ってもらいますよ」
ドロシー 「ユンヌ神も気の毒ですね……」
ノイン 「混沌の魔王ユリウス選手を率い、風の吟遊詩人を倒して、その翼を大きく広げる
勇者天使アンジェリカ・セリス選手!! 観客の心を一瞬でこんにち鷲づかみ!!」
セリス 「ボク、まだ1人抜いただけなんだけど…」
ユリウス 「あいつは喋り始めたら止まらないからな。勝手に言わせとけ」
ノイン 「それが勇者だ、セリスちゃん!! 1番人気は伊達ではありません、桜色の天使アンジェリカ!!
更に上を狙って前方、ひまわり号に肉薄!!」
アーダン 「あの娘は…シグルド様の妹…だったかな? 弟だったような……?」
セティ 「セリス様か、厄介な兄上を撃退したみたいですね…油断はできませんよ!」
ノイン 「肉薄と肉骨粉は似ている!! 肉の辺りが!! アタリショックにも匹敵する技を見せつけ、
アンジェリカ・セリス選手が、涙目グリーンチームのセティ&アーダンペアを射程圏内に捉えた!!」
セーラ 「ああ、涙目グリーンね。接点はそこだったんだ」
ドロシー 「彼らはここでも涙目なんでしょうか?」
260
ノイン 「序盤から早くも熱いバトルが続きます、グランベル総合運動公園特設サーキット!
勇者VS勇者、勇者のライバルには勇者にこそ相応しい!
バルドの魔女っ子勇者セリス選手にシレジアの風の勇者セティ選手が早くて安くて巧い!」
セティ 「私は牛丼かっ!?」
ノイン 「固くて強くて遅い我らがヒーロー、宇宙服のアストロノーツ・アーダン選手を率いて、
果たしてどのような戦いを見せてくれるのか!? バトルアトラクションin宇宙戦艦ひまわり号!!」
セティ 「アーダンさん、インを締めてかかりましょう」
アーダン 「おう!」
ノイン 「コーナー出口のインをキッチリ固めてくるひまわり号! ひまわり姿の食虫植物・セティ選手!
オーソドックスだが手強い! ニーソドックス!! ニーソックスッ!!」
エルフ 「アーダン選手は固さには定評がありますからね。インを差すのは難しいでしょう」
セリス 「これは…アウトから行くしかないよね」
ユリウス 「ああ、それしかないな」
ノイン 「ガチガチにインを固められてはアウトから行くしかないッ! しかし、この速度でアウトからの
オーバーテイクは至難の業だ! しかし! しかし! じわじわと……」
シルヴィア「うふふ、後ろは注意しないとね」
レヴィン 「俺達はまだ生きているぜ!」
ユリウス 「何だと!?」
ノイン 「ああっ! じわじわ並びかけたアンジェリカの背後からいたずら黒ウサギ号!
シレジアの風の詩は、まだ終わっていなかったッ!!」
レヴィン 「それっ!」(グイッ!!)
セリス 「ああっ!?」
ノイン 「コーナリング中にアンジェリカのドライバーズシート、セリス選手の持つハンドルをつかんで
ゆらゆら揺する!! アースクエイク! たまらず下がるぞバルドの魔女っ子勇者!」
セリス 「う…わあああああああっ!!」
ユリウス 「ちょっ!? セリス、そっちは……!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|
| ↑
_______/ |
アー |
セリ レヴ | コノヒトデナシー!!
└──────┘
キュゥゥゥゥンッ!!
ノイン 「オーバーテイクに行くはずが、逆に大逆走の末、大きくスピン!
最下位に逆戻りする事となってしまったぁっ!
大地の詩も思いのまま!! 風の吟遊詩人・レヴィン選手の葬送行進曲が牙を剥いた!!」
レヴィン 「フッ、さっきのお返しと言ったところだ」
セティ 「やはり兄上は転んでもタダでは起きないか」
ノイン 「黒ウサギに宇宙人に食虫植物。セーラー戦士に雷神鬼娘に雪だるまとサーキットには魑魅魍魎が
はびこるばかり! 勇者と魔王の復活はないのか!? 桜色の天使アンジェリカは最後方!」
セーラ 「うわ、第1コーナー入り口近くまで戻ったわよ」
ドロシー 「ここからの挽回はきついですね」
アーダン 「無茶苦茶するな、レヴィンの奴……」
セティ 「我が兄ながら、恐ろしい人だ……」
続く
シグルドアルヴィスディアドラが一緒になって応援してる姿になごんだw
乙でした
このアミッドが好きで好きでしょうがない
なんかいいな
今更だからみんなにGJ!
それにしてもホントに過疎ってるな。俺もなんか書こうかな。
ネタはそこそこ投下されてるんだけど、それ以外でのスレの伸びが今ひとつな感じがあるね
したらばに雑談が移ってるからかもしれないけど
しかしママチャリの人の小ネタの幅広さはすごいな
家出のドリッピーとか懐かしすぎて吹いたわw
ネタに直接触れない雑談でネタ流されるとモチベーション下がる人もいるかもしれないししたらばに雑談移るのはそれはそれでいいんじゃないだろうか
ノインのキャラここまで作ったのはすごいと思う
もう十二魔将と戦うときにはこのノインしか見えてこないわw
>>439 ママチャリのネタ度は俺も見習いたいよ。大概ノインのせいだが。
ネタになりそうな雑談とかなら良いんじゃないかな。
ネタとネタの間が何か寂しいんだよなぁ。
>>426 ミラ様は久しぶりの出番だなー
結構前だけど見た目が幼女って設定があったっけか。懐かしい……
ユンヌもたまには良い思いしても良い気がするし書いてみようかなぁ
>>430-434 毎度毎度乙
シグルドの発言がメタい……今更かw
GBA世代の自分だけど楽しく読ませてもらってるよ。
>>439 まぁそれが理想ではあるけど雑談も立派な利用法だし強要はできんよね。
というか多少前のネタでも感想を書く人が減った気がする。
前に自分の書いたネタが雑談&1レスネタで流れちゃったけど、
30スレ位過ぎてから感想くれた人が二人いてすっごく嬉しかったのを覚えてる。
行け行けゴーゴージャンプとかノイン一体どの世代ww
保管庫のエフラム嫁投票にリンの名前が、よし。久しぶりにエフリンでなんか書いてみよう
キンシンハユルサンゾー
ママチャリGJ
毎回思うが、コースのアクションもちゃんと表現できて凄い
>>430 >>442 チキ様の声で再生されたどうしてくれるw
今はゾンビの十二魔将の生前のネタとか…ダメだ…ダメすぎる
>>441 ちょっとでもコメントしてくれると凄く嬉しいよね
>>430-434 シグルドは「なんとなくメタ発言要員」として皆に位置づけられている気がwwGJ!!
447 :
エフリンで短編:2012/10/05(金) 08:04:30.09 ID:1/vRIMwZ
ある休日、家族の殆どが出掛けたり休日出勤やらで家にいない。
「はっ!!せいっ!!」
「ふっ!!ぬぅん!!」
庭ではエフラムとアイクが訓練をしている。家に今いるのはこの二人と・・・
「ふわぁ・・・エフラム兄さんもアイク兄さんも朝から訓練か・・・」
珍しく遅く起きてきたリンの三人だった。
(本当・・・飽きないというか真面目というか・・・それより、今日はあの子いないみたいね。サラさんだっけ)
(前回ターナさんとなんとかしようとしたときもあの子やミルラちゃんの邪魔が入ってしまったわけだし・・・兄さんのロリコン、なんとかしないと)
「天↑空↓」
「くっ!?」
(ち、違うからね、これは兄さんのロリコンをなおすためだからね!私のためじゃn(ry
「リン」
「!?あ、アイク兄さん・・・ど、どうしたの?」
「いや・・・ちょっと本気をだしたらエフラムが気を失ってしまった・・・杖使えるリーフ達も傷薬もきらしてる、」
エフラムは完全にのびていた
「ちょっと買って来るからエフラムを見ていてくれないか?」
「わかっ・・・(ということはエフラム兄さんと家で二人きり・・・)
「リンどうした?」
「な、何でもない、大丈夫。行ってらっしゃいアイク兄さん」
アイクを送りだして居間には自分と気絶したエフラムだけ
(こ、これは兄さんが寝違えたりしないようにするためであって決してちょっとやってみたかったわけじゃない、うん)
必死で自分に言い聞かせながらの膝枕である
(それにしても・・・綺麗な顔立ちしてるのになぁ、本人がいたって鈍感だから・・・というか、やっぱり小さい子にしか興味ないのかな、兄さん)
ふとこの前のサラとエフラムのキスが思いだされる
(・・・この体制だとちょっとしにくいわね)
エフラムの頭を床に寝せてリンは顔を近づける
(小さい子とキスしたんだから別に妹でも大丈夫、よね)
全然大丈夫じゃない。
ヒュン ドスッ
「か、壁に何か刺さった・・・ティ、ティルフィング・・・シグルド兄さん・・・」
「う、うん?俺はたしか兄上の天空をくらって・・・リン?そしてどうしてティルフィングが?」
「エエエエエエフラム兄さん!?起きたの!?」
「兄さんは気絶してたの!ああアイク兄さんが傷薬買って来るからもう少し寝てて!」
「あ、あぁ、(というか何故ティルフィングが)」
(次こそ・・・次こそは・・・)
〜グランベル商事〜
「どうしたシグルド」
「あぁ、アルヴィスか、急に投げなきゃいけない気がしてな・・・」
「何を言っている?昼休みも終わるぞ」
「あ、あぁ、(まさか何処かで私の知らないキンシンが?くっ、)キンシンハユルサンゾー」
終われ
萌えた…これはいいものだ…
>>447 gj!膝枕はいいものだな…
予想はしてたけど、やっぱりティルフィング落ちは見ててしっくりくるというか、安心するなw
450 :
447:2012/10/05(金) 16:17:31.24 ID:1/vRIMwZ
ティルフィング落ちかサラ乱入落ちどちらにしようか10分悩んだ
ティルフィング落ちはたしかにしっくり来る
サラ「……まだまだ甘いわね」
リン「ど、どういう意味?」
エフラム「またいつの間に……」
サラ「あなたに本当に兄様を喜ばせることができる? 実際に行動に移せなければ意味は無いわ」
リン「だからどういう……」
サラ「兄様、ちょっと」
エフラム「何だ……っ!?」
リン「!?」
サラ「ん……ちゅ……ふう……」
リン「な……な……」
サラ「……兄様の味」
リン「な、何してるのいきなり!?」
サラ「あなたの代わりにしてあげただけ」
リン「な……」
サラ「……あなたにもできるのかしら、こういうことは」
リン「そ、そこまで言うならやってやろうじゃない! むしろこれを口実にできてありがとうとか全然思ってないんだからね!」
サラ「本音が漏れてるわよ……まあいいけど、私と同じことをしても私を上回ったことにはならないよね」
リン「う……」
エフラム(さっきから俺の意思抜きで話が進んでるんだが……というか何の話なんだ)
リン「……じゃあこれならどう!?」ムギュッ
エフラム「おわっ!?」
リン「どう? こういうのは小学生で平坦な体つきのあなたには無理なんじゃない?」
サラ「…………」
エフラム(頭を押さえられてるから見難いが、サラの顔が心なしか険しくなっているような……珍しいな。
しかし、柔らかいな……リンの身体。いつも運動してるから筋肉があるはずだろうに……って俺はこんなときに何を)
サラ「……そこまで言われたら私も大人しく引き下がる訳にはいかない」
エフラム「……!? いやちょっと待て、何で脱ぎだしてるんだお前」
リン「い、いいわ。私も……!」
エフラム「お前もか!? 何かわからんが落ち着け二人とも!?」
ガラッ
エリンシア「ちょっと、もう少し静かにしないと近所迷惑に……」
エフラム「……あ」
リン「……その」
サラ「…………」
エリンシア「これは……どういうこと?」
サラ「今から三人で楽しもうと」
エフラム「お前は黙っててくれ!」
エリンシア「エフラムちゃん、ちょっとそこに座って」
(長々とお説教されました)
エフラム「何で俺だけ怒られなくちゃならないんだ……」
サラ「失敗だった……兄様の家だと邪魔が入るのは当たり前。今度は私の家で」
リン「……いいわ、受けて立とうじゃない」
エフラム「……ちょっと二人ともそこに座れ」
>>447 久々のエフリンktkr!
マルスさんがアップを始めたようです、GJ
>>451 続きはよ!はよ!!
俺も便乗して何か書こう(便乗)
>>451 マルス「あーはっはっは、さあ兄さんその体に1000の穴をあけて腹ワタを引きずり出し、形がわからなくなるまで……
刺して斬ってちぎって潰して破壊シツシテアゲルヨ!!」
エフラム「どうしたマルス!サラに(頭を)やられたのか!?」
リーフ「それはエフラム兄さんの方でしょ」
マルス「ひひひひひさよならの時間だよ兄さん。ふふふあははは素晴らしい、なんて素晴らしい時間なんだ。くくく……
エフラム兄さん、コロスコロスコロごほごほ……ッ!あはははは」
ティニー「マルスさんがヤンデレに!エフラムさんとリンさんとマルスさんの三角関係これはいいネタです!!」
クロム「ちょっと見逃せないな」
セリス「同人ネタはまた今度ね」
ティニー「アッー!仕方ない妄想とインスピレーションでなんとか」
>>453 おそらく犯人はマルスだ、って随分と(て言う程でも無いが)懐かしいネタだなw
>>451 貧乳幼女と巨乳な妹に同時に迫られるとは羨ま…業の深い男だエフラム
ある日の昼すぎ
コンコン・・・
セリカ「アルムいるー?」
ガチャ
セリカ「いないの?今日は出かけないって言ってたのに」
アルムの部屋にアルムの姿は見えなかったが・・・
セリカ「あら?こんなノートあったかしら?」
セリカの見たことのないノートがあった。
そのノートをセリカはひらく。
○月■日
イレースさんに畑の野菜を半分食べられた。
明日収穫する予定だったのに・・・
セリカ「・・・」
○月☆日
アイク兄さんがラグネルの衝撃波で畑が全滅した。
また種まきからやらなければならない。
セリカ「・・・」
このあとのページも畑の被害について書かれていた。
セリカは窓からアルムの畑を見る。
そこにはアルムが種まきをしている姿があった。
セリカはアルムの部屋から出て、
アルムのノートに書かれていた人物のところへ駆け出した。
アルムの畑を荒した罰と
ミラ教を布教するために・・・
ついでに布教すんのやめろw
イレース「ミラ教の教え?それおいしいんですか?」
セリカ「アルムの畑をめちゃくちゃにした罪、許すまじ!回心なさい不浄なる者よ!」
イレース「しょうがないですね。この際うるさい人はみんな食べちゃいましょう。がぱぁ」
セリカ「なっ…顎がはずれた!?」
イレース「あ〜んいっただっきま〜す。ふう、毎度ながら丸飲みは疲れます」
その後セリカの姿を見たものはいない
セリカ「はっ!!夢…?それにしてもなんて恐ろしい。ってあれ?なんか体がねとねとする。これって」
セネリオ「ひどい有様です。畑だけではなくセリカにまで甚大な被害が及んでいます」
セリカ「運命を変えます!」
2000年後のバレンシアにミラ教信者がいなかったから焦っているんだよ
チキ三千歳もバレンシア側にいたし
ファウダー「運命は変わらぬ!!」
それはそうと、絶望の未来編に出演おめでとうマー坊。
出ないと思ってたから驚いたよ。立場は意外と言えば意外だが、ある意味妥当と言えば妥当な立場だったけど。
外伝7のマップ名がミラの神殿跡になってるぞ?
野盗が襲ってきたときに村人が聖地がどうたらこうたらいってたからあれがミラ教徒なんじゃない?
場所がドーマ教が優勢だろう旧リゲル領なのは謎だが
17章のボスがかつてはナーガと大地母神の信者だったけど、姿の見えない神
なんかより葉王様の方がいい的なこと言ってたから、ミラ教は残ってるけど
葉王のカリスマのせいで衰退してるんじゃね?
てかご本尊様がアルムの時代にすでに死んでるからなあ
死んでご利益も何もない神を信じる人も少ないだろう
アルム「まあ、このスレではどっちも生きてるみたいだけどね」
ロイ「てか、このスレで死んでる人なんていたっけ?」
マルス「ある意味死んでる人たちならいるけどね。ほら」
クレイン「また今日も残業か……」
セティ「父上…ティニー……」
ロイ「ああ、目が死んでる……」
シグルド「突然だが皆に悲しいお知らせがある」
ヘクトル「どうしたんだよ兄さん。急に改まっちまって」
セリス「まさかシグルド兄さんとうとうクビに…ただでさえ家計が火の車なのにどうすれば…」
アイク「俺の稼ぎだけでどうにかなるだろうか…」
シグルド「違う違う違う違うちっがあああああああああああああああああう!!!!!!私はそんなに簡単にクビになりません!もっと些細な問題だ!」
ヘクトル「一体何なんだ?」
シグルド「残念ながら我が家の風呂釜が壊れてしまいました」
ロイ「ええー!?この夏場にー!?」
クロム「確かに兄さんがクビになるよりは些細だが…些細だが結構深刻だな…」
リーフ「一体どうして…」
シグルド「事の発端はな…」
〜数時間前〜
エリンシア「えーと。今日のお風呂を沸かす当番の人は誰だったかしら…」
エフラム「一昨日がリーフで昨日がロイだったから…今日は一週して最初に戻るのか」
ミカヤ「あ。じゃあ今日は私ね。じゃあちょっと沸かしてくるわ」
風呂場
ミカヤ「風呂釜に点火して…と」
ユンヌ「それにしてもこの作業って時間かかるわよねえ。もっとバァーッ!と一気にいい温度にならないのかしら」
ミカヤ「そりゃあそうなってくれたら便利だけど…どうしても水からお湯にするのは時間がかかるから仕方ないのよねえ…」
ユンヌ「ぐぬぬ…あ!いい事を思いついたわ!」
ミカヤ「え?何々?」
ユンヌ「この虫眼鏡があるじゃない?」
ミカヤ「ええ」
ユンヌ「レクスオーラの光をこの虫眼鏡一点に集めてその熱でお湯を沸かすのよ!」
ミカヤ「理科の実験でよくあるあれね!古典的だけど試してみる価値はありそうだわ!」
ユンヌ「じゃあ早速やってみましょう!」
ミカヤ「レクスオーラ!」
〜回想終了〜
シグルド「と、かくかくしかじか色々あってレクスオーラの熱で風呂場が燃えてしまったんだ」
ロイ「(ミカヤ姉さん案外過激なんだな…)」
シグルド「以上報告終わり!というわけで今日の家族会議の議題は今日の男湯をどうするかについてです!」
アイク「男湯をどうするかって、女性陣は?」
シグルド「女性陣は皆自分の友人のところに風呂を借りに行ってしまったよ…」
ロイ「ということは今日はこのむさ苦しいメンバーでお風呂に行かなければならないということだね…」
セリス「何だか画面越しでも汗臭さが伝わってくるようだよ…」
リーフ「メタ発言自重。既にガラスが曇りそうな感じなんだから」
ヘクトル「おい、さっきからエフラムの野郎とエリウッドとアルム、マルスの姿がさっきから見えねえぞ」
ロイ「あれ、そういえばそうだ」
セリス「アルム兄さんなら僕らが集まる直前にセリカ姉さんと『ちょっとお風呂に行ってくるよ』って満面の笑みで家の外に出て行ってたよ」
シグルド「届けティルフィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイングッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ロイ「そこ!貴重な神器を窓から投げない!」
ヘクトル「で、エフラムの野郎はどこへ行ったんだよ」
マルス「この書き置き、エフラム兄さんの字じゃないかなぁ」
アイク「何々…『サラ』とだけ書いてあるな」
ロイ「(攫われたな…)」
リーフ「サラだけにサラわれました…と」
ロイ「おっと手が滑って封印の剣から炎が」
リーフ「アッー!」
ヘクトル「エリウッドは?」
クロム「どこから噂を聞きつけたのか竜王家の踊り子さんとイリアの天馬騎士の長女の人が両腕引っ張ってどっかに攫っていったぞ」
ヘクトル「…マルスは?」
ロイ「『じゃあ僕はシーダとよろしくしてくるから』だって」
ヘクトル「じゃあ残ってるのは…」
ロイ「シグルド兄さんアイク兄さんクロム兄さんヘクトル兄さんセリス兄さんリーフ兄さんそして僕だね」
リーフ「参ったな本当にムサ苦しいメンバーしか残っていないじゃないか…」
〜風呂を求めて外出〜
シグルド「どこかに良い感じの健康ランドか銭湯でもないものかなー」
クロム「紋章町にそういう健康ランドや銭湯の類で何かいいところはあっただろうか…」
ロイ「ヘクトル兄さんとかそういうの詳しいんじゃないの?」
ヘクトル「へ?俺?何で俺なんだよ」
ロイ「え、だってサウナでいつも長時間汗を流すことを心がけているんじゃないの?」
ヘクトル「なわけあるか!ったく人をそんなデブみたいに…」
アイク「ん?あれは風呂屋じゃないのか?」
リーフ「え、どこどこ?」
アイク「ほらあれ」
ロイ「何々…異種湯…?いしゅゆ?変な名前だなあ」
セリス「でもこういう変な名前の店って実は物凄くよかったりするよね」
クロム「こだわりの店…ってやつか」
リーフ「居酒屋じゃないんだからそんな」
アイク「とりあえずここに入ってみるか…」
シグルド「他に見当たらないし、そうするか」
ガラガラガラ
イシュトー「いらっしゃいませー」
セリス「あれえ!?イシュトーじゃないか!」
クロム「知り合いなのか?」
セリス「ええとね、フリージ…えーと、あの腐っている家の人だよ」
リーフ「腐っている家て」
イシュトー「間違ってはいないけれども物凄い説明の仕方だなあ…」
セリス「それで、何でまた君が銭湯なんて?」
イシュトー「同人活動は色々と経費がかかるらしくて小金稼ぎに…。あ、ちなみに異種湯でいしゅとうって読むんですよ」
ロイ「(あれ人名だったんだ…)」
イシュトー「お一人様入浴料370円になります。タオルと石鹸は別料金で」
ヘクトル「タオルと石鹸って、一番大事なもん別料金かよお」
イシュトー「銭湯は案外経営が苦しいもので…DLCだと思って!ね!」
クロム「DLC…ということはリゾートがあるのか?」
イシュトー「お湯の種類色々ありますけどリゾートはちょっと無いですね…(ということは…?)」
シグルド「まあいいや。私が料金払っておくからお前達は先に行ってなさい」
ヘクトル「へーい」
脱衣場
ロイ「やれやれやっと一風呂浴びられるよ」
ヘクトル「だー!ちきしょっ!汗で張り付いて脱ぎづれえなあ!」
ロイ「単に太って脱ぎづらいだけじゃあ…」
ヘクトル「うるせえ!浴槽に沈めんぞ!」
アイク「ほらほらお前達。脱いだら早いところ浴場に入れ」
ロイ「はーい」
シグルド「さて私もとっとと脱いでしまうか…」
ロイ「シグルド兄さんが脱ぐっていうと何だかイヤらしいなあ」
リーフ「急にR指定っぽくなったね」
シグルド「君達は人を公然猥褻物か何かのように…」
セリス「それにしてもアイク兄さんはいつ見ても凄いなあ」
アイク「ん?何がだ」
リーフ「これほど彫刻のようなって表現がぴったりな人も中々いないね」
セリス「一体何を食べればこうなるんだろう…」
アイク「そりゃあ何と言っても肉だろう」
セリス「お肉かあ」
アイク「まあ、適度な運動も必要だけどな…さて俺も風呂に入るとするか」
ロイ「僕達も行こう」
ガラガラガラ
ロイ「へえー。結構広いなあ」
セリス「外からだと狭そうだったのにわからないもんだね」
リーフ「まあいいや。体洗っとこ」
そして
シグルド「さあいよいよ浴槽へ!」
セリス「僕は電気風呂にでも行こうかな」
クロム「電気風呂?」
リーフ「浴槽の中の水に弱い電気を流して全身の疲れを取るんだよ。施設によって強弱があるみたいだけどここのはどうかなあ」
クロム「ほー。俺も行くか」
アイク「俺はサウナで汗でも流してこよう」
シグルド「いいね。私も行こう」
ヘクトル「俺はサウナ行った後に打たせ湯にでも行ってくるか。おいロイ。お前もだぞ」
ロイ「えー!ヘクトル兄さんとぉ!?」
ヘクトル「うるせえ!浴槽に沈められる危険が無えだけマシだと思え!」
ロイ「んもー」
〜サウナ組〜
シグルド「ほー。ここは二種類サウナがあるようだな」
ヘクトル「普通のサウナとミストサウナか。案外充実してるじゃねえか」
シグルド「ミストサウナか…」
アイク「まさかなあ」
ロイ「じゃあ僕はまず普通のサウナに」
ヘクトル「俺もそうするか」
アイク「それじゃあ俺とシグルド兄さんでミストサウナに」
シグルド「そうさせてもらおうか」
ミストサウナ
アイク「なあシグルド兄さん」
ミスト1「お兄ちゃん!」
シグルド「予想はしていた。予想はしていたがまさか本当にこれだとは思わなかった」
ミスト2「お兄ちゃん!」
アイク「ミストサウナとは」
ミスト3「お兄ちゃん!」
アイク「ミストで満ちたサウナのことなんだな」
ミスト4「お兄ちゃん!」
シグルド「ミストで満ちたサウナというのは本来間違ってはいないがこれに限っては明らかに間違っているぞ…」
ミスト5「お兄ちゃん!」
アイク「しかしこんなにミスト型のモルフをどっから調達してきたんだ…」
ミスト6「お兄ちゃん!」
シグルド「ええい!アイクにミストでKINSHINなのに、ミストだらけで身動きがとれん!」
ミスト7「お兄ちゃん!」
アイク「これでは暑いというか…」
ミスト8「お兄ちゃん!」
シ・ア『暑苦しい!』
普通のサウナ
ヘクトル「おー。中々の温度じゃねえか」
ロイ「何かミストサウナの方からお兄ちゃんお兄ちゃん聞こえるんだけどまさかそんなベタな展開ないよねえ?」
ヘクトル「ミストサウナが実はキャラクターのミストで満ちてましたーなんてそんな猿でも思いつくようなことやるわけねえだろ」
ロイ「こっちは普通のサウナだね…。何々?数分に一度熱風がサウナを温め直します…か。空気の循環に気を使ってるのかな」
ヘクトル「まあいいさ。ここでしばらくゆっくりと…」
ヒュゴオオオオオオオオッ
ロイ「あ、数分に一度の熱風。今来るのかな?」
ヘクトル「ちょうどいいや」
ロイ「でもこの音…もしかして!」
ヘクトル「だああ!ロイ!暑苦しいから引っ付くんじゃねえ!」
ズバシュッ
ヘクトル「アッー!」
ロイ「やっぱりフォルセティじゃないか(呆然)」
ヘクトル「あだだだだ…何でフォルセティなんて飛んでくるんだよ!」
ロイ「何々…『当サウナでは効率化のためフォルセティを使用しております』だって」
ヘクトル「くそっ!まともに食らっちまったぜ」
ロイ「あ、ヘクトル兄さん。いいものがあるよ」
ヘクトル「ん?」
ロイ「ほら。サウナに付き物の自由に使える塩」
ヘクトル「おいロイお前」
ロイ「傷口に塗るといいんじゃないかな(にっこり)」
ヘクトル「ンアッー!」
〜電気風呂〜
クロム「これが電気風呂か」
セリス「そうだよー。電気がお湯を流れているから苦手な人は苦手なんだけどね」
クロム「じゃあ慣れているお前にちょっと試してもらってから入ることにするかな」
セリス「りょーかーい」
ザブン
セリス「あ゛ーこれこれ。この感じ。少し他のところより強めだけど良い感じだよクロム兄さん」
クロム「ほう。どれどれ」
ザブン
クロム「結構 クル ものだな」
セリス「それがまたいいんだよ」
クロム「うーむ…俺には少し強すぎるな…」
セリス「そう?」
クロム「どんなものかわかったし、俺は先に別のに行く事にするよ」
ザバッ
セリス「じゃあ僕も後少ししたら行くねー」
クロム「ああ」
セリス「ところで何か電気が急に強くなった気があばばばばばばばくぁwせdrftgyふじこlp」
クロム「セリス!?突然どうしたセリス!セリース!!!!!!」
セリス「なななななななんんんんんんかああああああとつぜんでんきがあああああああああああああああ」
クロム「馬鹿早く出ろ!死ぬぞ!」
ザバッ
セリス「エラい目にあった…こんなに突然電気が変わるお風呂なんてあるんだ…」
クロム「何か書いてあるぞ…何々?『一定の周期でサンダー→エルサンダー→レクスボルト→トローン→トールハンマーを繰り返します』だと」
セリス「そっかー。だからいきなり強くなったんだねぇ」
クロム「いや…そもそも人間の入る風呂にエルサンダーやトローンなんぞ流すなよ…」
セリス「あれ?そういえばリーフは?」
セリスが視線を横にやると、そこには股間を押さえてうずくまるリーフの姿が
リーフ「うぐおおおおおおおお…」
セリス「どうしたのそんなに呻いて?その…強打したとか?」
リーフ「こ…ここは電気風呂だったじゃないか…」
セリス「うん」
リーフ「電気ってくらいだから…どんなもんかなと思ってその…My sonの…先端部を突入させてみたらああああああああああ」
セリス「えーと確かこういう時にピッタリのセリフがあった気がしたんだけどどんなだったかな…」
ディアドラえもん「きみはじつにばかだな」
セリス「そうそうそれだ!」
クロム「誰だ今の」
〜打たせ湯〜
ヘクトル「ったく。ひっでえ目にあったぜ。よし、次は打たせ湯だ!打たせ湯に行くぞ!」
ロイ「打たせ湯ならきっと安全だね。そうだと思いたい」
ヘクトル「どれどれここの打たせ湯はどんなもんかな」
ロイ「えーと何々…字が消えかかっててよく見えないなぁ…」
ヘクトル「うひょー!ここのは結構いい勢いで来るじゃねえか!悪くねえ!」
ロイ「えーと…『フォ…をイメージしてまるで火柱のような打たせ湯をイメージしました。一定のリズムで…が行われます』…?」
ヘクトル「おーいロイ。来ねえのかー?」
ロイ「フォ…?火柱?…ああ!もしかして!」
ヘクトル「おい何か急に温度上がって…ぬわーっ!!!!!!!!!!」
ロイ「フォルブレイズか!!!!」
〜男子年長組二人〜
アイク「とんでもないサウナだった…」
シグルド「…普通の風呂にも行きたいものだな」
アイク「そうだな…あれなんてどうだ?誰もいないようだが」
シグルド「あれは…泡立っているが、ジェットバスだろうか?」
アイク「ジェットバス?」
シグルド「泡や高圧の水流で体の疲れを取るタイプの浴槽というか、まあそんな感じの風呂だよ」
アイク「なるほどな。じゃあまあ行ってみるか」
ゴオオオオオオオオオオオオッ
シグルド「おお。いい感じに泡が出ているじゃないか」
アイク「これがジェットバスってやつか」
シグルド「結構温度が高めに設定されているようだな。湯気が他の浴槽よりも凄いようだ」
アイク「大人向向け、というやつか」
シグルド「早速入ろう」
アイク「ああ」
ザブン
シ・ア『AッChiッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
説明書:『ファラフレイムの湯:ただの沸騰したお湯です。落ちにくい汚れの衣服の洗浄やカップ麺を作る時などにどうぞ(※ジェットバスではありません)」
〜そして風呂から出る一同〜
シグルド「ひどい目にあった」
アイク「少しのぼせたようだ…」
クロム「あの熱湯に入ってのぼせる程度で済むのかあんたら」
リーフ「ああ…My sonにまだ違和感がある…」
セリス「ポジショニングの問題じゃない?」
ロイ「そこ。男性によくある話を今ここでしない。ヘクトル兄さんは好きそうだけど」
ヘクトル「僕は違います(半ギレ)」
シグルド「ははっ。まあいいさ。風呂あがりにコーヒー牛乳でも飲んで帰るとしよう」
イシュトー「漆黒ブラックコーヒー牛乳でよろしかったですか?」
アイク「それ本当に牛乳入ってるんだろうな…」
おわれ
2ヶ月前に書いてたのを忘れてて今投下したから季節外れだよ!全然夏じゃないよ!
カオス過ぎるうえに、笑いどころも多くてドコを評価したものやら困るなw
とりあえずアイクとシグルドさん、ちょっとオレと代わってください。オネガイシャス
なんというかやっぱり紋章町ってカオスだなww
あとやっぱり兄弟だけのネタっていい!
面白かったGJ!
リーフ電気風呂ネタ自重してくれwww
リーフのくだりで夜中なのに爆笑してしまった
>>472 つまりイシュトーとミストは不要だったと…
ただの沸騰したお湯wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
477 :
剣姫達の野望:2012/10/07(日) 01:15:41.81 ID:SkgLxNcO
アイラ・カアラ「「動物達と触れ合いたい」」
騒動はこの一言から始まった。
この日、流星軒は定休日であり、アイラは自宅で友人のカアラと他愛ない世間話を楽しんでいた。
スカサハ「……ごめん、よく聞こえなかった。もっぺん言って、何?」
アイラ「だから、愛らしき動物達と触れ合いたいと言っている」
カアラ「アイラからお前は頼れる息子だと聞いている。是非、我々に協力して欲しい」
スカサハ「……ゴメンカアサンボクチョットヨウジヲオモイダシタ」
ガシッ!!
アイラ「待て! 貴様、我々が秘かに動物好きである事は知っているだろう?」
スカサハ「ああ、知りたくなかったけどな。あんたら学生時代、ムツゴローさん王国を作るとか本気で考えてたんだろ?」
カアラ「我々の恥ずかしい秘密を知っているのだ。このまま逃す訳にはいかん、観念しろ」
スカサハ「あー、絶対変な事に巻き込まれそうな予感……。つーか、それなら動物園とかサファリパークとか行けばいいんじゃないのか?」
アイラ「それは既にやった」
スカサハ「やはりか……」
カアラ「しかし、動物達は我々を見ると何故か逃げてしまう。私としてはこう、慈愛に満ちた笑顔で接しているつもりなのだが……」
スカサハ「ほう、その慈愛に満ちた笑顔とやらを見せてもらおうか」
アイラ・カアラ「「良かろう……」」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
スカサハ「(うおっ!? 殺気だ……これは、相当の使い手の放つ殺気……!)」
───慣れない事に戸惑いを憶える眉。
アイラ・カアラ「「(ニヤリ)」」
スカサハ「(怖っ!! 何だこの怖い顔はっ!?)」
───可愛さアピィルを狙った上目。
アイラ「フフフフフ……」
スカサハ「(笑っている。確かに笑っている……。だが、これを笑顔と言っていいのかっ!?)」
───にっこりお口。
カアラ「ククククク……」
スカサハ「(こりゃ確かに動物達は怖がって逃げるはずだ)」
アイラ「どうだ?」
スカサハ「ハッキリ言う。あんたらの笑顔は獲物を見つけた時の邪悪な笑みだ。
おまけにその上目遣いが、もの凄く怨念のこもった眼差しに見える」
カアラ「バカな!? 我々はそんな凶悪な顔をしていたのか!?」
スカサハ「うん、もうね『悪魔のような笑いを浮かべながら強烈な三白眼で獲物を睨みつけている』ようにしか見えません」
アイラ・カアラ「「orz」」
スカサハ「……ところで一つ聞くが、あんたら例えば猫を捕まえたらどうするつもりだ?」
アイラ「抱く」
カアラ「揉む」
アイラ「頬ずりする」
カアラ「撫でくり回す」
アイラ「肉球をぷにぷにする」
カアラ「家に持って帰って一緒に寝る」
スカサハ「そんな声高に言えんような事を堂々と口にできるとは、あんたら想像以上のツワモノだな……。
とりあえず、その道の専門家に相談してみるから、ちょっと待っててくれ」
478 :
剣姫達の野望:2012/10/07(日) 01:16:48.41 ID:SkgLxNcO
〜10分後〜
スカサハ「先生、お願いします!」
リン「話は全て聞かせてもらったわ! 悲しいわね、伝わらない愛情は……」
カアラ「お前は……リン!?」
アイラ「カアラ、知り合いか?」
カアラ「ああ」
リン「私は兄弟家のリン、あなたにはシグルド兄さんの妹と言ったら分かるかしら?」
アイラ「シグルド殿の……。そうか、頼りにしているぞ!」
リン「この私が来たからには、もう何の心配もないわ! 犬だろうが、猫だろうが、ラグズだろうが思う存分モフモフさせてあげる!!」
アイラ「モ、モフモフだとっ!?」
カアラ「それは我々が常に頭に思い浮かべ、夢見ていた行為……」
スカサハ「(この端整で真面目で利発そうな顔の下に、そんな愉快な夢を隠し持っていたとは……。この2人、世界をとれるウツワか……!?)」
以下、回想。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アイラ「猫さんだ!」(ニヤリ)
猫「(ビクッ!!)ニャアアアァァァァーーーーーーッッッ!!!」
アイラ「逃げられた……orz」
カアラ「くまさんだ!」(ニヤリ)
熊「(ビクッ!!)ク、クマーーーーーッッッ!!!」
カアラ「逃げられた……orz」
アイラ・カアラ「「わんこだ!」(ニヤリ)×2
ケルベロス「(ビクッ!!)キャインキャイーーーンッッッ!!!」
アイラ・カアラ「「逃げられた……orz」」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アイラ・カアラ「「……(´;ω;`)ブワッ!!」」
アイラ「実は私は……これまで動物に一度も好かれた事がないというか、何というかその……」
リン「ええ……それは何となく分かったわ。子猫とか抱いた事ないでしょ?」
カアラ「ああ。……我々はただ、可愛いものを愛でたいだけなのだ。もう愛くるしい動物達の画像とかで和まなくてもいいんだな?」
アイラ「もう等身大のくまさんのぬいぐるみをハァハァしながら抱擁しなくてもいいんだな!?」
リン「イヤ、その……自分達のイメージを完膚なきまでにぶち壊すような衝撃的な事は言わなくていいから、とにかく私に任せて」
スカサハ「母上には後で真面目な話があります」
リン「ターゲットは既に決めてあるわ。今、私の中で赤丸急上昇のイチオシの種族、イーリス地区に住むタグエルよ!」
アイラ「タグエル……噂には聞いている。絶滅危惧種のウサたんだな」
スカサハ「ウサたんときたか、ウサたんと」
カアラ「しかし、彼らの戦闘能力は高いと聞いている。ここは軍議を開き、今後の戦略を練るべきではないかと」
リン「確かに彼らは強敵だけど、ここにいる4人で一斉に襲いかかれば1人ぐらい余裕で捕獲できるわ!」
スカサハ「え、俺もやんの!?」
アイラ「当然だ、最早我らは一蓮托生!」
カアラ「共にウサたんをモフろうではないか!」
スカサハ「……いいぜ、やったる! ここまで来たら最後まで見届けるのが責任というもの!
但し、マズいと判断したらどんな手段を使ってでも止めるからな!」
アイラ「ああ、そうしてくれ」
リン「よーし、それじゃイッパツ、行ってみましょっか!」
479 :
剣姫達の野望:2012/10/07(日) 01:17:54.48 ID:SkgLxNcO
〜イーリス地区〜
シャンブレー「〜♪♪」
リン「目標補足。敵を包囲し、殲滅する! 行くわよっ!!」
アイラ「了解した! そこのウサたん、悪いがモフらせてもらうぞ!!」
カアラ「ウサたんは寂しいと死んでしまうという……。我々の愛を受け取るがいい!!」
スカサハ「ちっ、男か。ならモフるのは止めだ。捕獲に全力を尽くす!!」
シャンブレー「え!? な!? ちょっと待って……一体、何が……ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!」
リン「捕まえたわ! ほら、大人しくしなさい!!」
シャンブレー「リ、リン!? 何をするんだ…って、この人達は……?」
アイラ「とうとう……とうとうこの時が来た。私はどれだけこの時を待ったか……。いや、もう多くは語るまい……」
カアラ「ああ、語らずとも分かる、全てはモフモフの為だ。私の初モフモフが、こんな素晴らしいタグエルの青年である事に深く感謝したい」
スカサハ「……程々にしてくれよ」
シャンブレー「え? え? ゑっ!?」
アイラ・カアラ「「参ります……!」」(ニヤリ)×2
シャンブレー「(ビクッ!!)ギャアアアァァァーーーッッッ!!! 殺されるぅーーーっ、誰か助けてぇーーーっ!!!」
モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ…………
リン「ああ〜この手触り、もふもふ感、堪んないわ〜」
アイラ「ああ……ウサたんをモフれるなんて、幸せだ」
カアラ「何とも不思議な感覚だ……。一言では言い表せない感触、魔力でも込められているかのようだな……」
スカサハ「(ヤバい、こいつら目イッとるぞ……)」
マーク♀「あーっ!!」
シャンブレー「マ、マーク! 助けてくれぇぇぇーーーっ!!」
マーク♀「何楽しそうな事やってるんですか! その人をモフっていいのは私だけですよー! て言うか、私も混ぜてくださーいっ!!」
リン「いいわよ! あなたには尻尾をモフる権利を与えてあげる!」
シャンブレー「Nooooooooooーーーっ!! ゼツメツスルーーーーーッッッ!!!」
アイラ「(モフモフ)絶滅は許さぬ、何としても繁栄するのだ!!(モフモフ)」
カアラ「(モフモフ)私の娘で良ければ喜んで差し出すぞ!!(モフモフ)」
フィル「……へっくしっ!」
480 :
剣姫達の野望:2012/10/07(日) 01:19:49.48 ID:SkgLxNcO
スカサハ「…………」
ベルベット「…………」
スカサハ「…………」
ベルベット「…………」
スカサハ「あの……スンマセン。ウチの母達が……」
ベルベット「謝らなくてもいいわ。これぐらいの困難、タグエルには付きものだから。
ただ……あの子も情けないわね、少しは抵抗して欲しい所だわ」
スカサハ「いや、たぶん本気で抵抗してるんだろうけど、今のあの人達、何かよく分からんモフモフパワーで能力が通常の3倍に跳ね上がっている。
単純に力負けしているものかと」
ベルベット「人間って恐ろしいわね……。ところで、貴方は行かないのかしら?」
スカサハ「拙者に男をモフる趣味はござらん」
ベルベット「確かに……あったら怖いわね。でも、やられっぱなしっていうのはタグエルとしての沽券に関わるわ。貴方、覚悟しなさい!」
スカサハ「えっ? な、何をするキサマ……アーッ!! コノヒトデナシーッ!!」
モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ…………
スカサハ「…と思ったら、お姉さんにモフられるとか、何このご褒美」
ベルベット「私とした事が、不覚だわ……。まさか、喜ばせてしまうなんて……」
スカサハ「いえ、至福の時を堪能させて頂いたので、助け舟を出しましょう。
と言うか、アレはちょっとシャレにならんので、そろそろ頭を冷やしてもらう」つ【携帯】
ピッ!
スカサハ「(電話)……あ、もしもし、K察ですか?
あ、はい。何かイーリス地区でタグエルの青年に性的なイタズラをしている痴女の集団が……
タイホ? ええ、射殺? ええ、大至急で……あ、個々の戦闘力高いんで注意して下さい」
ベルベット「何か不穏な単語が聞こえてくるんだけど……?」
シャンブレー「ううう……汚された……」
リン「みんな、これは通過点に過ぎないわ。私達のなすべき事は、ただ一つ!」
マーク♀「獅子という名のベッドに横たわりながら、猫をモフモフしつつ、虎枕で寝るんですね!」
カアラ「鳥翼族の羽毛100%の翼にも包まれてみたい。さぞ、暖かいのだろうな」
アイラ「うむ、だがまずは目の前の目標、獣牙族をモフる事に全力を尽くそう」
リン「そうね。さあ、行くわよ! ガリアへっ!!」
アイラ・カアラ・マーク♀「「「オオーーーーーッ!!!」」」
スカサハ「(電話)あ、連中、今からガリア地方に行くみたいなんで、そっちも網張っといて下さい。
タグエルの青年はこちらで保護しときますんで」
ベルベット「いいの? 貴方の母親も逮捕されるわよ?」
スカサハ「母さんは俺を頼れる息子だと思っているそうだが、同時に悪魔にも成り得る存在だという事を理解してもらおうかと……クックックッ」
ベルベット「貴方、容赦無いわね……」
ベルベットは非常に悪い笑みを浮かべるスカサハに心から戦慄した。
尚、スカサハの裏切りによって獣牙族の平和は守られたとか───
481 :
剣姫達の野望:2012/10/07(日) 01:21:12.04 ID:SkgLxNcO
その後───
〜流星軒〜
ラクチェ「ただいま〜って、何コレっ!?」
スカサハ「ちょっとお礼とお詫びを」
ベルベット「モグモグモグモグ……。美味しいわね、ここのニンジン料理」
シャンブレー「うー、ヤケ食いだぁっ! 死ぬほど食ってやるーーーっ!! ムシャムシャモグモグ……」
スカサハ「足りなかったら言ってくれ。今度はドラム缶で用意するから」
ラクチェ「どんだけ食う気だ!?」
シャナン「それより、アイラはどこへ行ったのだ?」
スカサハ「刑務所。そろそろ頭も冷えた頃だから迎えに行って来る。後、頼むわ」
ラクチェ「は、はぁ……?」
シャナン「何があったのだ、一体……?」
〜カアラ家〜
カレル「(電話)はい……警察!? ウチのカアラが? ……はぁ……セクハラ? モフモフ?」
バアトル「むっ? カアラはどうしたのだ?」
フィル「セ、セクハラで警察に捕まったそうです……」
〜マイユニ家〜
ルフレ♂「(電話)すんません、ホンマすんません。ウチの娘が……」
ルフレ♀「後でベルベットとシャンブレーにも謝っとかないと……」
マーク♂「逮捕される事数十回。マー娘さん、もう警察でもすっかり顔なじみですね」
ファウダー「フハハハハハ!! 元気があってよろしい!!」
〜兄弟家〜
エリウッド「はぁ……今度はリンか。あ、胃が……」
ロイ「エリウッド兄さん、今リーフ兄さんも捕まったって警察から……」
エリウッド「あ……ア…アハハ……蝶サイコーーーーーッッッ!!!」
ヘクトル「あいつら何やったんだよ……」
〜ベルン署〜
マーク♀「わーん、ここから出して下さいよー! 私、何も悪い事してませんよー!」
リン「私達はただ、絶滅危惧種のタグエルを愛でていただけなのよー!」
アイラ「……カアラ、後悔しているか?」
カアラ「いや、悔いはない。私の初モフモフは、感動のあまり言葉にできない程の感触であり、素晴らしいものだった。
この素晴らしい感動を与えてくれたあのタグエルの青年には本当に感謝している。私は生涯、今日の出来事を忘れる事はないだろう」
アイラ「私もだ。あのような素晴らしいモフモフの持ち主である彼には酷い事をしてしまった。
もし叶うならば彼に謝罪し、感謝の言葉を伝えたい。すまない、そして私の夢を叶えてくれてありがとうと……」
< 糸冬 >
GJ
なんだかよくわからないモフモフパワーwwwGJw
スカサハは役得だな
さりげなくリーフもつかまってるのか
あずまんがの榊さんみたいだなw
アイラやカアラやフィルやラクチェが出てくる話はどれも面白くて好きだ
>>464-469 お、(ロイは)Jか?
ところどころ下品過ぎるwwwだがそれがいいwww
ギャグはテンポと勢いが大事だと改めて分かったぜ、GJ!
>>477-481 女ソードマスターは動物好きになる呪いでもあるのかwww
シャンブレー頼むからそこ代われ、な!
ソードマスター繋がりでワユさんネタ投下します。
思えばミスト、イレースネタは書いてるのに彼女を主役にした事は無かった様な……
487 :
剣士のsaga:2012/10/07(日) 21:10:00.14 ID:4ej86Fxo
それはある日の、仕事終わりの夕方頃の話……
「……!………っ!」
グレイル工務店の裏庭で、修行に励む一人の女剣士がいた。
とそこへ、もう一人剣を持った女の子が近づいていく。
「あれ、ワユさん?」
「おー、ミスト。どうしたの?
あ、もしかしてミストも訓練にきたとか?」
ミストの手に握られた剣に気が付いたのか、ワユが言った。
「うん。やっぱりたまにやらないとなまっちゃうしね。
今日はずっとデスクワークとお茶汲みだけだったから身体を動かしたくなったってのもあるんだけど」
うーん!と伸びをしながらミストが答える。
へぇ、と相槌を打ちながらもワユは訓練の手を休めていない。
(…………?)
その姿を見て、ミストは何故か違和感を覚えた。
それが何なのかは分からないが、ワユの様子が普段と違うように思えたのだ。
表情に出てしまったのだろうか、こちらに目をやったワユの手が止まる。
まずい、何か言わなければ。
「あのさ、その、えーっと……」
「うん」
「うー……」
しかし元来根が正直なミストに、咄嗟に出来あいの嘘をつく等の器用な真似が出来る筈もなく……
結局思った事をそのまま喋る事になってしまうのであった。
「なんていうのかなぁ……焦ってるっていうか、余裕がないというか……
なんとなく、そんな感じ。私の勘違いだったらごめんね」
ワユの表情が一瞬固くなる。彼女らしくない表情だ。
しかしそれはすぐに崩れ、後に残ったのはバツの悪そうな苦笑いだけであった。
「はぁ……よく見てるね。
まったく、ミストには敵わないなぁ」
ため息をつくのも普段のワユらしからぬ行動である。
彼女に何かあったのだと判断したミストは疑問を直球でぶつける。
「何か、あったの?」
「いや、そういうわけじゃないんだ。
ただ、こないだ大将と手合わせしてる時にさ、ふと思ったんだ」
―――最初から負けるつもりで戦っていないか?
「剣の修行なんて建前で、大将の近くにいたいだけだったんじゃないかって」
「え、でも、それは……」
ミストが何か言おうとするも、ワユの言葉の波は止まらない。
―――ただ、彼の傍にいたいがために惰性で訓練をしていないか?
「一回そう思ったら、もう止まらなくて……
結局その日は今までで最悪の調子でさ、大将にも申し訳ないことしちゃったな」
「……………」
―――私は……剣を、恋愛の為の道具にしているのではないか……?
「……こんなの、剣にも大将にも失礼だよね。こんな不純な動機で」
今にも壊れてしまいそうな親友の様子に、ミストは思わず駆け寄り彼女の手を取った。
そこで初めて、両手の出血に気が付いた。
元々あった豆やタコが、ハードワークに耐えられずに擦り切れ痛々しい様相がそこにはあった。
「酷い……練習し過ぎだよ!
とにかく中に入って。杖で治療するから」
ワユは黙って後に続いた。
彼女程の剣士ならば、無茶をしている自覚はあったに違いない。
だがそれ以上に、今の自分が許せなかったのだろうか。
「何か、あったんですか」
中でお茶を飲んでいたイレースが声を掛けてくる。
「すいません、後で説明します。
それより、何か治療用の杖を取ってもらえますか」
ミストのただならぬ様子に、イレースは黙って近くにあった杖を差し出す。
杖を二本手に取った事から手伝う事も考えていたのだろう。
しかしワユの怪我が軽い事に気づき、ミストに任せる事にしたようだ。
「いったーい!ミスト、もうちょい優しく……」
「駄目!まったく、女の子の肌に跡が残ったらどうするの!」
ワユはミストの叱咤を甘んじて受けとめた。
涙目になっているのは消毒液が染みているだけが理由ではあるまい。
しばし、三人の間に沈黙が流れる……
治療が一段落した所で、ワユのイレースへの説明が始まる。
一度ミストに話した事で自分でも整理出来たようで、上手くまとめる事が出来たようだ。
「別に、動機なんてどうでもいいと思います」
話を聞き終えたイレースの第一声。
受け取り様によってはまるで突き離しているかのような発言だ。
しかしミストとワユは手の治療を続けながらも、黙って続きを待った。
「科学、魔道、医療……
様々な分野での偉大な先駆者の中にも、生活の為や栄誉の為に生きた人は大勢いました。
全員が全員、各々の仕事に誇りを持っていたり、好きで仕事をこなした訳ではないでしょう」
「……それでも、彼らは今でも人々の間語り継がれ、評価され続けている。
それは、手段が正当だったからです」
いつものぼーっとしているイレースからは考えられない発言だ。
凛とした表情に淀みなく紡がれる理路整然とした発言。
ひょっとしたら、こっちが彼女の素なのかもしれない。
「アイクさんも剣士としての自分も両方大切。……だから自分より強い剣士であり、
恋慕の大将であるアイクさんと共に修行に励む。
ちっとも、おかしいことじゃありません」
普段あまり喋らない友の長台詞。
それだけに、この言葉はワユの胸に深く響いた。
ミストも思う所があったのだろう、考え込む様な表情をし始めた。
「……それに、ワユさんの頭で悩んでも大した結論はでないでしょうし」
イレース自身も本心を語りすぎたと思ったのか、
彼女にしては珍しい照れたような表情をして、こう言った。
それが本心からの台詞でなく、照れ隠しであることは友人である二人にはすぐに分かった。
「…………あ、あはははは!ひっどいこというなぁ!」
「そうだよ、そういう事は思ってても直接言っちゃ駄目」
「ミスト、それフォローになってない!というか普段からミストもそう思ってるの!?」
「「御想像にお任せします」」
「うがーっ!何その反応!
まったくもう、失礼しちゃうなぁ!」
台詞はふざけ半分だが、互いの顔には柔和な笑みが浮かんでいる。
きっとこれが彼女達なりの、緊張のほぐし方なのだろう。
数分後、落ち着いてきた三人の間に再び沈黙が訪れる。
本当に親しい人間との沈黙は苦ではないと言うが、それはまさしく今の状態を指すのであろう。
やがて、今回の騒ぎの原因であるワユが切りだす。
「なんていうか……その、ありがとうね、二人とも。
じっくり悩むなんてあたしらしくなかったけど……もう大丈夫」
彼女は彼女なりの結論にたどり着いたようだ。
その表情に、先程までの迷いは微塵も見受けられない。
それを確かめるべく、イレースが口を開く。
「でも、アイクさんは渡しませんけどね」
「それはこっちの台詞だよ!」
「お兄ちゃんは私のお兄ちゃんなんだから!」
ワイワイガヤガヤKINSINハユルサンゾーゲンサクメタハジチョウ!
………………
……………
…………
翌日、日課である仕事前の訓練をしようとしているアイクの前に一人の人物が立ち塞がった。
「お、来たね大将!さぁ勝負勝負勝負!」
ワユであった。
熟練の勇士であるアイクは、一目見ただけでワユの状態の違いを把握した。
「ほう、今日は随分気合いが入ってるな。
この間とは違うというわけか……」
アイクの目利きの良さに感服つつも、ワユは自らの不甲斐なさを改めて感じていた。
――あたしの調子が一目で分かる大将の事だ。
この間は絶不調で訓練にならない事だって分かってた筈なのに……
それでもあたしが倒れるまで、手合わせしてくれたんだ。
……やっぱり、大将は優しいね――
内心の葛藤を物ともせずに、ワユが言う。
「えー?今日はといわず、いつも私は全力全開だよ!」
「ふっ、そうだったな。……心配したぞ」
その一言にドキンと胸が躍る。
まったく、闘う前からペースを乱されっぱなしだとワユは思った。
「た、戦う前から相手の心配とは余裕だね。
でも、その余裕も今のうちだけだよ!」
「その意気だ。じゃあ、そろそろ始めるとするか」
両者共に相手と微妙に距離を置き、剣を構える。
相手に集中しつつ、呼吸を整え身体を小刻みに揺らす。
アイクとの手合わせでは、いつの間にか先手を譲ってもらうのが恒例となっていた。
実際、それ程までに実力差があるのだから仕方がないのだが……
ともかく構えを取り終えたアイクへ向けて、ワユは突進した。
「……よし、いっくよー!!
今日のあたしは一味違う!たああああっ!!!」
「いい気合いだ。ならば……俺も始めから本気でいかせてもらう!
ぬぅんっ!!」
――剣も、恋も、どっちも私の一部。
どっちも捨てられない?なら、両方やればいい。
大将となら、それが出来る。ううん、むしろ大将でなきゃ私の相棒は務まらないっ!
……たったそれだけのことにうじうじ悩むなんて、私らしくなかったよね。
でも、これからはもっとガンガン行くから覚悟しててよ大将!
恋する乙女は、強いんだから!!――
それから1時間もの間、二人は口ではなく、剣で会話し続けた。
最も訓練に集中し過ぎた結果、二人そろって遅刻して説教を喰らう羽目になるのだが……
説教されながらも終始笑顔でいるワユに、工務店のメンバーは首をひねったそうな。
説教されるという普通なら最悪な一日の始まりでも、今のワユにとっては何でもない。
アイクから初めて一本奪った、その記念すべき一日なのだから。
彼女の剣士としての道のりは、まだ始まったばかりだ。
剣聖ワユの活躍が世界を救うと信じて!
終わり(次回作に御期待下さ……ねーよ!)
GJ
やはりアイクワユは良いものだ
GJ!!さわやかだ!アイクの嫁候補たちはこういう所がいいね!
ヘイデン「明日からバスの運転手になる」
ターナ「なんでいきなりバスの運転手に」
ヒーニアス「やめとくべきですよ父上。
父上はバスの…」
ヘイデン「ということで今日は早く寝る。
おやすみ」
ガチャ バタン
ターナ「ねぇ…」
ヒーニアス「分かっている。
明日は家で待っていよう、
父上の帰りを」
次の日
ヘイデン「それでは行ってくる。」
ターナ「行ってらっしゃい」
ヒーニアス「お気をつけて」
ガチャ パタン
1時間後
ヘイデン「今帰った」
ターナ「どうしたの?早くない?」
ヘイデン「私がゲームのマリ●カートでも
逆走するのを忘れていた」
ヒーニアス「だから止めたのに」
ターナ「乗客はいなかったの?」
ヘイデン「ただバスの正面がへこんだだけだ」
ターナ「良かったわ。ケガ人いなくて」
ヒーニアス「というかこの紋章町で
バスに乗る人がいるのか?」
498 :
季節はずれの蚊:2012/10/08(月) 21:33:57.65 ID:mP9yx7kc
深夜
シグルド「う〜ん…待て…ディアドラ…」
"そいつ"は突然現れた
シグルド「アルヴィス…きさま…ムニャムニャ」
プゥ〜ン…
シグルド「…はっ…やられた…っ!!!!」
〜蚊〜
シグルド「くそっ!…顎なんて目立つところを刺してくれおって…!」
ロイ「やあシグルド兄さん。奇遇だねこんな時間に」
シグルド「おおロイか。いや、どうも家の中に蚊が紛れ込んでいるらしい。早速やられてしまったよ」
ロイ「ええー…それは厄介。…と言いつつ僕も既に犠牲になってるんだけど」
シグルド「え?…ぬわあ!ロイ!どうしたんだその顔は!」
ロイ「…まぶたを蚊に刺されちゃって…懐中電灯を下から当てると何だかいい感じになるよ。ウラメシヤー」
カチッ
シグルド「わかったわかった!不気味過ぎるからやめなさい!」
ロイ「はーい」
ミカヤ「うう〜…ねえシグルド。虫刺されの薬知らな…ぎゃあああああああああ!!!化物おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!11」
シグルド「うわあ!今度はミカヤ姉さんか!落ち着いてくれそれはロイだ!」
ロイ「ひどいなあ実の弟に化物って!確かに今こんなだけど」
ミカヤ「あービックリした…ところで虫刺されの薬知らない二人共?」
ロイ「虫刺されの薬ってことはミカヤ姉さんも?」
ミカヤ「布団から足を出して寝てたら足の裏を蚊に刺されてしまったわ…掻かなければ痒い!でも掻くとくすぐったい!」
シグルド「これで犠牲者は三人か…」
ミカヤ「やだシグルド。顎が腫れててケツアゴみたいになってるわよ」
シグルド「なっ!本当だ…。会社で何か言われそうだなぁ…」
ロイ「ケツアゴと馬面って相性がいいから大丈夫じゃないかなぁ」
シグルド「(#^ω^)ウマヅラッテ…」
ロイ「とにかくこれ以上犠牲者が増える前に蚊を何とかしないと」
ミカヤ「これ以上刺されたらたまったもんじゃないわ!蚊退治よ蚊退治!」
シグルド「(そんなに馬面だろうか私)」
ドタドタ
ヘクトル「おお!ちょうどいい所に起きてるじゃねえか皆!虫刺されの薬くれ!」
シグルド「ヘクトル!お前もか!」
ロイ「これで四人目だね…」
ミカヤ「どこ刺されたの?」
ヘクトル「腹だよ腹!あいつめどっから入ってきやがったんだ!」
ミカヤ「あらら…お腹出して寝てたんじゃないの?」
ロイ「ヘクトル兄さんの場合はお腹出してたというよりも、『腹が出てた』んじゃないのかなぁ」
シグルド「おっ上手い!リーフ!ロイに座布団一枚やってくれ!」
リーフ「はいかしこまりましたー」
ヘクトル「上手くねえ!全然上手くねえよ!あとロイてめえ後で覚えとけよ!そしてリーフも座布団運ぶのに起きてこなくていいっつーの!」
リーフ「いやあ何だか騒がしいから起きてきちゃったよ」
ロイ「リーフ兄さんはどこか刺されたの?」
リーフ「いや、僕はどこも」
シグルド「ここに来て初めて犠牲者ではない人間が出たな」
ロイ「さすがに蚊もリーフ兄さんの血吸ったら酷いことになりそうだってわかるのかなあ」
リーフ「そんな人の血を劇物みたいに」
アイク「何だ何だ皆揃ってこんな夜中に」
ミカヤ「あ、ごめんなさい。起こしちゃった?」
アイク「いや起きていた。一体どうしたんだ?」
シグルド「どうも家の中に蚊がいるらしい。今のところリーフ以外全員が犠牲者だ」
ヘクトル「アイク兄さんは?」
アイク「俺はまだ何ともないな」
ロイ「さすがアイク兄さん…」
シグルド「とにかく、このままでは犠牲者が増える一方になってしまう。早いところ蚊を退治しなければ」
ヘクトル「だな。しゃあねえ蚊取り線香でも探すか…」
ミカヤ「…! 待って皆!」
プゥ〜ン
ミカヤ「…聞こえたわね?」
ヘクトル「ああ」
シグルド「間違いない」
アイク「奴は」
全員『この部屋にいる!!!!!!!』
ヘクトル「いいなお前ら!見つけ次第殺すんだ!草の根かき分けてでも探しだせ!火(蚊取り線香)を使っても構わねえ!」
ロイ「ヘクトル兄さんそれ完全に悪役のセリフ」
シグルド「奴めどこへ…」
ミカヤ「! シグルド!ほっぺたに蚊が!」
バシッ
シグルド「ぬわっ!」
ミカヤ「きゃあ!ごめんなさい!」
シグルド「はは…構わないさ。それで…"殺った"かね?」
ミカヤ「…逃げられてしまったわ」
ヘクトル「ちぃっ!手こずらせやがって…!!!」
ロイ「今日は何だか皆悪役っぽいなあ」
アイク「! リーフ!頬に蚊が!」
リーフ「え?」
ドゥバシィッ
リーフ「ひでぶ!!」
アイク「す、すまんリーフ!蚊がいたものだから…」
ロイ「あーあリーフ兄さん壁に顔面からめり込んじゃって…あ!ヘクトル兄さん!腹に蚊が!」
ヘクトル「なにい!」
プゥ〜ン
ロイ「ああ!飛んでいっちゃった!」
ヘクトル「おいロイお前何で握り拳なんだよ」
ロイ「くそ!もうちょっとで…」
ヘクトル「だからお前何で蚊を狙うのに握り拳だったんだよ」
シグルド「奴め。中々に素早い…」
ヘクトル「おま(ry」
アイク「どこへ行ってしまったんだ…」
ミカヤ「…そうだわ!あれよ!あれを使えばいいのよ!」
ロイ「あれ?」
ミカヤ「待ってて!」
ミカヤ「フレイボムを持ってきたわ!これを蚊取り線香の代わりにするのよ!」
ヘクトル「強化スレンド入手くらいしか使い道がないと思っていたフレイボムがこんなところで役に立つとはな」
シグルド「なるほど。蚊がフレイボムの上を通った瞬間に爆発するというわけか」
アイク「名案だな。一発で片がつく」
ミカヤ「早速セットしたわ!」
リーフ「やれやれこれで一安心だね」
ロイ「でもちょっと待って。家の中でフレイボムなんて使ったら…」
プゥ〜ン
カチッ
ロイ「あ」
〜次の日の竜王家〜
デギンハンザー「えーと今日の新聞は…何々?『今日未明紋章町で爆発事故。住宅一棟が全焼。関係者によると紛れ込んだ蚊の退治にフレイボムを使用』か…」
ユリウス「馬鹿な家もあるもんだなあ」
ガトー「知り合いだったりしてな」
デギンハンザー「ははは。そんな馬鹿な」
終
主人公家のことだから不思議と死傷はゼロで済みそうだなwww
被害はエリウッドの胃のみ。
エフラム「気付いたらサラのベッドに転送されてて助かった」
クロム 「気付いたらルフレのベッドに転送されてて助かった」
ロイ 「(似たような理由だけどオチは正反対な気がするのは気のせいだろうか?)」
アイク「服が燃えた以外無傷だった」
エリンシア「アイクの服が燃えたら鼻血大量に噴いてそれで鎮火しましたわ」
リンとか薄着で寝てそうだからまいっちんぐなことになってそうだが
服が燃えたなら髪も燃えちゃいそうな気がするけど…まさかみんな
エイリーク「うう、つるぺたになってしまいました」
クロム「なに?お前は元からj…あ、そっちな。おれはつるてかになった」
シグルド「くっ会社に行きたくないorz」
エフラム「学校に行きたくない。今はリオンからもらった鬘でごまかせてるがヒーニアスとゴタゴタになったら」
アルム「セリカはなんか尼の格好が似合いそうな感じになったけど、髪もなくて影もないぼくは…」
セリカ「アルム…(どうしよう、今のアルムに何を言っても無駄よね)」
アイク「いい修行になりそうだ。……精神的な意味で」
セリス「やっぱりアイク兄さんも結構来るんだねこういうの」
ロイ「そりゃあまだ20代前半だし。気にしないわけないだろうし」
リーフ「セリス、もう君寺小姓にしか見えないよ」
ミカヤ「うわーん自慢の銀髪がー!」
エリンシア「髪は女の命とはよくいったものですね…」
リン「なんだろう、わたしの女の部分がまたひとつ遠ざかっていったような…」
マルス「それは、まあ、…そうですよね…」
へクトル「エリウッド、大丈夫か?癌患者みたいな感じになってんぞ」
エリウッド「うん…へクトル…あとは…まか…せ…た…ゴハァッ」
>>451とか
>>455見てたら突発的に思いついたので
リン「エフラム兄さんまだ起きてこない……そろそろ起きないと遅刻するのに。……仕方ないから起こしに行ってあげようかな。
つ、ついでに寝顔見ちゃったりとか……」
リン「兄さん、起きてる? そろそろ起きないと遅刻するよ」
エフラム「……う……ん」
リン「ほら、早く起き……!?」
サラ「……あら、おはよ」
リン「な、な、何であなたが兄さんのベッドに!?」
サラ「……まあ細かいことは気にしないで」
リン「全然細かくない! 巨大な問題でしょうが!?」
エフラム「あー……うるさいな」
サラ「あ、おはよう兄様。早速だけど、いつもの」
エフラム「……ん……ああ……こっち来い」
チュッ
リン「……!? な、何してるの一体!?」
サラ「目覚めの儀式、これをしないと私の一日が始まらないから」
リン「そんな儀式が無いと始まらないなら一生始まらなくていいわよ! 兄さんも何してるの!?」
エフラム「……いや……これをしないと帰らないって前から言ってて……」
サラ「……用事も済んだし、じゃあ私帰るから」
リン「好き放題やって終わったら即帰るとか……これだからリワープ使いは……。あ、そうだ、兄さん起きて! 遅刻するから!」
エフラム「……もう少し……昨日……遅くまで訓練し……」
リン「だ、駄目だ……まだ半分以上寝てる……早く起きて! あんな変な儀式してる場合じゃないでしょうが!」
エフラム「えー……何だ……まだするのかよ……ほら」
リン「!?!?!?」
リン(シグルド兄さんが出張中で良かった……それにしてもさっきのは……だ、ダメ……あの感触を思い出すと……)
ロイ「なんでリン姉さんニヤニヤしながら朝食食べてるんだろう……?」
マルス「どうせまた体重が増えたからやけになって笑ってるんだろうごふ!? ……姉さん、箸は人を突くためのものではなくてですね」
エフラム「じゃあ、行ってきます……と」
リン「あ、兄さん、ちょっと待って」
エフラム「どうした?」
リン「一緒に学校行かない?」
エフラム「ん? お前とは学校違うだろ?」
リン「あー……その、途中まで」
エフラム「そうか、別に構わないぞ」
エフラム「………」
リン(……こうして見ると、黙ってれば文句なしにかっこいいんだけど)
エフラム「……ん?」
リン(うちの学校の後輩にも隠れファンがいるって本当なのかな……っ!?)
ゴツッ!
リン「いたた……」
エフラム「……大丈夫か? 何で電柱に激突なんか」
リン「ちょっと前見てなくて……兄さんも何で止めてくれないの!?」
エフラム「悪い、今サラに挨拶してて見てなかった」
リン「い、いつの間に……」
サラ「あーもう何やってるの。ライブしてあげるからケガしたとこ見せなさい」
リン「ふ、不覚だわ……」
エフラム「ふっ……せいっ!」
リン(学校から帰って早速訓練か……兄さんらしいけど)
エフラム「はっ……むんっ!」
リン(それにしても、やっぱり兄さんは槍を握ってるときが一番活き活きしてるなあ……)
エフラム「ふう……そろそろ切り上げるか」
サラ「お疲れ様、はいタオル」
エフラム「ああ、悪いな」
リン(ま、またいつの間にかいる……!)
エフラム「風呂空いたぞー」
リン「あ、じゃあ次私が入るから」
エフラム「ああ」
リン(兄さんの入ったお風呂……って何考えてるの私は……これじゃただの変態じゃないの)
エフラム「ふう……さっぱりした」
サラ「今日もいい湯だったわ」
リン(……!? な、何で一緒に出てき……え!?)
リン「……というわけで、対策を練る必要があるんじゃないかと」
セリカ「いや、全然分からないけど」
リン「だから、あのサラって子より優位に……じゃなくて、兄さんのロリコン治療のこと!」
セリカ「幼女相手にそんなにムキにならなくても……」
リン「エフラム兄さんにとっては幼女が一番の脅威なんじゃないの!」
セリカ「……全く反論できないのが悲しいわね……その前に、なんで私にそんなことを?」
リン「ほら、あの子もセリカから見たら異教徒なんじゃないの? 勝手に兄さんの部屋に入らないようにとか……」
セリカ「子供にそんなに本気になるのも……それに、ミカヤ姉さんから将来嫁になりそうな子は丁重に扱えと厳命されてて」
リン「ミカヤ姉さん容認済み!?」
サラ「……何を話してるの?」
セリカ「!?」
リン「あ、現れたわね! 妖怪暗黒毒電波幼女!」
セリカ(リン姉さんの中では妖怪とかそういう分類なんだ……)
サラ「兄様の部屋に遊びに来たら、こっちから私の名前が聞こえたから来てみたんだけど……一体何を話してたの?」
リン「べ、別に……エフラム兄さんのロリコン治療について話してただけ」
サラ「ふう……あなた、何も分かってないのね」
リン「な……そっちこそ兄さんの何を分かってるって言うの?」
サラ「……全部」
リン「ぜ、全部って」
サラ「兄様のことなら毎日の生活パターンや体調の変化とか、見られたくない物の隠し場所まで何でも知ってるわ……クスクス」
リン(こ、怖!? この子怖!?)
セリカ「まあ私もアルムのことなら何でも知ってるけどね」
リン「いや、別に聞いてないから。あ、そうだ」
サラ「何?」
リン「兄さんの見られたくないものって……何?」
サラ「あー……それ聞いちゃう? ……まあここだとあれだから、今度二人のときに教えてあげてもいいわ」
リン「え? 本当に?」
セリカ(実は仲良くなれるんじゃないのかな……この二人)
サラ「ともかく……兄様研究の第一人者である私から言えるのは、兄様の幼女好きは変えようがないということ」
リン「な、何なのそれは!?」
サラ「ついでに言うと、あなたみたいに胸に余分な脂肪を無闇に付けてる人は兄様の好みじゃない」
リン「そ、そんなこと無い! 兄さんは胸で人を判断する人じゃないもの!」
サラ「でしょうね、でも性癖ってのはどうしようもない部分もあるのよ」
リン「だから何であなたが兄さんの性癖をそう言い切れるの!?」
セリカ(……やっぱり前言撤回)
サラ「……だったら、本人に確かめてみる?」
リン「い、いいわ、上等じゃない!」
セリカ「行っちゃった……エフラム兄さんの部屋よね。私もちょっと見に……ん? 声が……」
エフラム「どうした二人して……何? 大きい方か小さい方かって……何を言ってるんだ。直接確かめるって……何をだよ。
ちょっと待て……何でそんなに寄ってくるんだ。何か分からんが落ち着……!?」
セリカ「………………やっぱり寝よ。明日早いし」
終
エフラムの部屋で一体何が行われているんですかね…
>>505 これも有りか?
リン「大分焼けちゃったわね」
エイリーク「私はまだボブ程度ですけど、リンはベリショになっちゃいましたね」
アルム「セリカはショートでもかわいいよ」
セリカ「アルム……」
シグルド「今宵はティルフィングが猛っておるぞ?君達」
マルス「………」ブス…
ロイ(兄さん長髪好きだったんだね)
リーフ(策謀型の割に時々凄い分かり易いよね)
511 :
助けて!名無しさん!:2012/10/09(火) 19:23:13.23 ID:4EaHl4bc
このスレって新暗黒竜の外伝キャラ出ないね
やっぱり条件が意味不明だから行った人が少ないのかな…
新紋章では殺さずとも会えるよ!!
新暗黒竜が出た時に何回かナギのメインネタがあったよ
あとは新紋章の時にクリスの嫁候補としてアテナもちょっと出てきたくらいか
今となってはクリスも出番少ないが
似てない兄弟だからいっそ全員禿の方が共通点としてわかりやすくていいかもな
しかしエフリン(リンエフ)にはまりそうな予感!いいぞもっとやれ!
ネタを書く人で最近のFEをプレイしてる人が少ないのかな?
自分はGBA〜GC位しかやってないから暁より先は全然分からない状態です。
あとsageようぜ
>>511
ロリキラーに近親キラーに怖いもの無しのエフラム。これで年上と熟女とBBAキラーになったら
セリス「誰彼なく好かれるのはいいことだと思うよ」
リーフ「セリスって兄さんに対しては黒いね」
セリス「だって鬱陶しいんだもん。〜すべきだとか守ってやるとかあ〜だこ〜だグダグダグダグダ…」
リーフ「こりゃ相当キテるな…」
かつて栄華を誇った者は何も持たず土の下で眠っている。
かつて壮麗であった宮殿はもはや柱の一本すら残っていない。
成功も勝利もそれは一時の事。胡蝶が見る泡沫の夢のようなもの。
目が覚めればそこには酒瓶と見慣れた酒場の光景が見えるのみ。
所詮この世は夢現なり。
〜 大陸古代の思想家 マンフロイの言葉 〜
「ああ、見てごらん。見事な秋晴れだ…」
「わらわたちが夫婦となりましたのもよく晴れた穏やかな日和のことでしたわね」
一組の夫婦が丁寧に整えられた中庭を散策している。
燦然と輝く日の光は優しくどこまでも穏やかなものだ。
涼しさをました風は秋の訪れを感じさせる。
傍らに愛しい人がいる。天下は泰平であり行き交う人々の表情も明るい。
グランベル国を統治する大名シグルドは自らの居城を手にした日の事を思い起こした。
あれから幾多もの苦労はあったが…今はこうしてグランベルは平穏であり傍らには愛しい妻がいてくれる…
「シグルド様…あなた様のようにお優しい方と夫婦にになれて…わらわは幸せです」
妻の言葉が胸に染み入る。
そしてそれはシグルドも同じだった。
「ああ…そなたのようなよい妻を迎えられた私は果報者だよ…ディアドラ」
二人のささやかな幸福を祝福するかのように風が吹き抜けていく。
その風をかき乱すように一人の巨漢の武将が慌しく廊下を走ってきた。
「若様!? いずこにあられます! 若様!!!」
「どうしたアーダン? 何かあったのか?」
「おおこれは殿に奥方様、若様を見かけませぬか?
刀の稽古の時間だというのにどこへいかれたやら…」
シグルドは苦笑せざるをえない。
「ふむ…まったくセリスのやつめ…見つけたら厳しく言っておこうぞ」
シグルドとディアドラの嫡子セリスは気性温厚にして気優しく武術や荒事を好まないところがある。
恐らくは抜け出してどこぞで友達と遊んでいるのであろう。
「次代の大名たるもの強くあらねばならんからな。アーダン、しっかり鍛えてやってくれ」
「心得ましてござる!」
しゃちほこばった様子の男二人にディアドラは微笑を絶やさない。
「ふふ、なれど今や天下は泰平。武よりも文の時代が来ているのではないでしょうか?
セリスは歌も茶も書もよく嗜んでおります。
平穏な世の中をよく治めていくことでしょう」
「ディアドラ。そうは言うがな…武士たるもの…」
「シグルド様。そういうおっしゃりよう…お義父様に似てまいりましたね?」
隠居してシアルフィの武家屋敷で平穏な老後を過ごしている父バイロンの顔が思い浮かぶ。
シグルドにとっては厳父そのものの父であったが自分が人の親となって初めてその心がわかった気がする。
まさしく親の心子知らずというわけだ。
だがその父は老いて人が丸くなったのか嫁にも孫にも甘いのだが。
「平時において乱を忘れず…とはいうが…そうだな…
セリスの気性は泰平の時代にはふさわしいのやも知れぬな……」
天を仰ぐシグルドの顔はかつて戦場を駆けぬけた時代からは想像もつかぬほど穏やかなものであったかもしれない。
妻がいて子がいて…臣下達がいて父がいて…天下は泰平で…これ以上何を望むものがあるだろうか………
「殿の様子はどうだ?」
「だめだ…お目覚めにならぬ……」
ノイッシュが溜息をつく。
ディアドラのスリープの妖術に捉われたシグルドは昏々と眠りについていた。
何をもってしても目覚める気配はなく、主を変えた城からはなんらの号令も発されることもなく空しく日を送っている。
「せめてもの救いは殿のお顔が安らかであることか。なにかよい夢を見ておいでなのかも知れぬな」
アレクが呟く。
布団の中を世界と化して眠り続けるシグルドの姿はあらゆる苦悩から解き放たれて感じられたものだ。
「ディアドラ様に術を解いていただくわけには参らぬか…」
「…一室に軟禁しておるが…幾度お頼み申しても頑として承知せぬ」
無理やり術を解かせようにもディアドラ相手に手荒な事をするのはシグルドが望むまい。
晴れて一城の主に成りおおせたシグルドではあるが政務を執る事もできず城主の居室で静かに眠る日々を送っている。
「我らは…我らは我が殿を大名に伸し上げた……その事実に変わりはない…」
ノイッシュが歯噛みをする。そうでも思わねばやっていられないのだろう。
シアルフィ軍はバーハラ城、及び城下を占拠したがグランベル一国を領有するのはわずかな兵では到底不可能であった。
掌握できたのは城下とその近辺の狭い領域のみである。
だがそれでも独立した領土を手にした以上大名であるには違いはなかった。
こうなった以上アルヴィスは東国への遠征を中止し大軍を率いてとって返してくるだろう。
そうしたらどうするか? そのような事は一切考慮されていない。
この反乱劇は城を奪い取るところまでしか考えられていない。
もとより死場を求めるかのような敗残兵たちの自暴自棄に近い行為なのだ。城が取れただけでも奇跡的というべきである。
シグルド自身城を取ったらその後どうするとは一言も口にしていなかった。
さしあたってアレクとノイッシュはシグルドが昏睡している事を外部に隠してシグルドの名でバーハラの領有を宣言すると、
各領土に従属を求める使者を送ったのだがことごとく拒まれた。
頭首が遠征中のドズル、フリージ、ヴェルトマー、ユングウィは当然の事だが旧シアルフィ領の領民たちもまた従属を拒否したのだ。
数年にわたる的確なアルヴィスの統治はよく人心を捉えている。
民衆にしてみれば平穏を約束してくれるのであれば誰が支配者であってもかまわないのであり、今更旧領主のシグルドらが戻ってきても迷惑としか感じなかったのだ。
この事はアレクたちを落胆させ、またバーハラ近辺の孤立感を深くした。
アルヴィスに対抗せんと兵を集めてみようにも募兵に応じる者もいない。
それはそうだろう。旗色は明らかである。
だが全ての局面がアルヴィスに味方していたわけではない。
バーハラ落城の報告はすでにアルヴィスの元に入っていたものの、
彼の元に寄せられた情報は断片的なものであり正確な分析と判断を導き出すのは至難の業であった。
「バーハラで謀反!首謀者は城将レイドリック殿にござります!」
「国一揆でござる!十万の民衆が城を乗っ取り……」
「どれもあやまりです。シグルドに率いられた天狗の群れが決起したよしにござる!」
「フォデスの残党が蘇り国中をかき乱し…」
幾多の誤報が入る様はまさしく当時の状況の混乱を物語る。
だが共通している情報としては奥方ディアドラと嫡子サイアスが叛徒たちの手に捕らわれているというものである。
…これが結果としてアルヴィスの判断を誤らせることになるのだ。
軍議の席でアルヴィスは開口一番言ってのけた…
「全軍…ただちに進路を転じバーハラへ戻る…天下取りは足元の火を消さねばおぼつかぬ!」
これにはさすがに全員が賛成はしなかった。
武将の一人ブルームが口を開く。
「お待ちを殿。今このまま進めば間違いなく我らはネルガルを滅ぼしオスティアを取れるのですぞ?
取れるものを確実に取り、これを拠点にバーハラ奪還を考えればよいではありませぬか?」
ダナンもこれに同調した。
「左様。まして今は情報が錯綜しグランベルの状況は定かではありませぬ。
充分な情報を得れるまでは間諜を放ち我が軍主力はこのまま前進するべきと存じます」
「今、軍を引いては東国の情勢がいかになるか…ゼフィールにしろネルガルにしろいつまでもこのままではありますまい。
いずれかが勝って東国を平定して固めてしまってはこれを破るのは難しくなりまする。
今こそが東国平定の好機…たしかに本国の件は重大事ですが…乱がどれほどの規模かも掴めぬ事を考えれば全軍で戻るのは過大な兵力かと」
アンドレイも異論を述べる。
錯綜する状況の中で誰もが絶対の自信を持って策を述べているわけではないが…
彼らに対してアルヴィスが口に出していった言葉は次のようなものであった。
「いや………兵糧の根源地はグランベル本国だ。
それを失っては長く遠征を続けられぬ。グランベルの掌握を完全なものとするのだ!
今は時を優先せよ! ただちに全軍をもってグランベルに取って返す!」
これまで名将の誉れ高いアルヴィスは確実な情報を武器に戦略を立て勝ってきた男であり、言い換えれば万事に慎重であった。
その男がろくな準備も調査もなく兵を…それも大軍を動かすという。
戸惑う家臣たちの中で唯一彼の心理を理解した者はアゼルであった。
兄は何よりもディアドラとサイアスを心配するあまりに平静を失っている。
だが…天下の大事を前に臣下たちに妻と子…言い換えれば私的な事を優先したいがゆえにグランベルに軍を戻すとは言えまい。
諌めるべきだろうか……だがグランベルの乱を治めねばならないこともまた確かであり、アゼルもまた判断を迷っていたがゆえに何を言うこともできなかった。
そしてこの事は東国の戦況に大きな影響を与えることとなる。
「…下ろしてくれー…許してくれー…私が悪かった……」
軒先から縄で吊るされて哀れな声を出す男を一瞥して剣豪は頭を振った。
一度は首を跳ねるつもりであったがもはやそのような気も消え失せた。
剣豪の名はシャナン。北国では高名な剣術家である。
彼の名を騙り養子を奪った曲者を何年にもわたり探しまわり…ついにその男を探し当て切り捨てんとしたのだが……
「まさかな……まさか……娘として育てられていようとはな……」
シャナンの太刀がシャナムの首を跳ねんとした刹那……
それを阻んだのはセリスの声であった。
城下の混乱の中でセリスは……ユリウスの兼…己を謀っていたことはあったが…
それでも育ての親には違いないこの男の身を案じてイザーク屋に戻り…そして間一髪でシャナンらの姿を見出したのだ。
「……私は……いえ…わかってはいるのです。お父様…いえ、この方が私を騙していたことは…
それでも…」
「わかっている。もはや首を取るとは言わぬ…それに…お前を育てる事がかなわなかった私だ。今更父を名乗れはしない」
以前にセリスが暴漢ガンドルフらに襲われんとした時にシャナンはこれを助けたことがあったが…
その時は気がつかなかった。気付けなかった。
それもそうであろう。娘のなりをしていては。
だがセリスは…漠然とした疑念をいよいよはっきりとさせ、シャナムの元を離れることとしたのだ。
「なんにせよ、これで一つは償いができましょうぞシャナン殿」
傍らの相棒オイフェが口を開く。
彼は何年もシャナンが苦悩してきたことを知っていた。
「ああ…義父として何一つ勤めを果たせなかった私だが…せめてお前のための剣となろう。
お前が旅に出るというならその身は私が守ろう」
「よろしいのですか…義父様?」
「すまぬ。お前に父と呼ばれる事は苦しい。私にその資格はない…」
「では…シャナン様…」
セリスの胸のうちは複雑怪奇なものが駆け巡っていたといえる。
父と思った男がそうではなく、そして自らは実は男だという。
幼いころから抱いてきた違和感からすれば納得もいくのだがそう簡単に割り切れるものでもなかった。
その彼女…いや、彼は今は慣れない男装に袖を通している。
どこか沈鬱となった場を和ませようとしたのだろうか?
オイフェは口髭を整えると手を打つようなしぐさをした。
「さて旅立つのはよろしいが、その前にバーハラの城によってからいきましょうぞ。
セリス殿は聞けばシグルド殿から詫びの品を賜れるというし、拙者も先の戦でいささかシアルフィに助勢しておりましてな。
なにやら褒美がいただけるでしょうからな。旅先では何かと入用ゆえ路銀はいくらあっても困りますまい」
そう…セリスはユリウスを追わねばならない。
シャナムの戯言にたぶらかされたうえに、求婚しようという相手が男であった以上、この上ユリウスの人生を振り回すわけにはいかない。
すでに八年を旅に費やしたユリウスに一刻も早く真実を伝えるのがセリスの思いであった。
それがいかに残酷な真実でも。
だが…そうしてシアルフィの城を訪ねた彼らには幾ばくかの路銀を賜ったのみであった。
城主シグルドとの目通りもかなわない。
応対した武士のノイッシュは申し訳なさそうに口を噤んだ…
「あ…む…相すまぬ……本来なら我が殿御自ら礼を述べるべきであろうが…
そのな…殿は病で臥せっておって目通りかなわぬ」
実際には眠りの妖術に捕らえられているのだがそれをそのまま伝えることも憚りノイッシュは言葉を選んでいた。
それを見て取ったのかオイフェは瞳を鋭く光らせる。
「ふむ…いささか残念ですなぁ…当代の英傑たらんと志す方がいかな方か一度お会いしてみたかったものですが」
「ん…殿にはよく伝えておくゆえ、今日のところはお引取り…」
そこまで言いかけた時である………
アレクが襖を開けて駆け込んできたのだ。
「殿が! 殿が名を…名を呼んでおられる!ノイッシュ!すぐにあの娘を探し……」
そうして視線をさまよわせ…セリスの顔を見て……
「あれ…なんで男装してるのお嬢さん?
い、いや、それはいい。とにかく来てくれてたなら調度いい。悪いが奥の間に来てくれ!」
「おい、アレク!」
ノイッシュが静止しようとするのも束の間。
アレクは聞く耳を持ちはしない。
「よくはわからんがよ。殿はうわ言で名を……ディアドラ様やバイロン様…亡きアーダン…そして…
セリスちゃんを呼んでんだよ。例え眠りの床についていても主の望みは適えて差し上げたいだろうが!
…一城の主になってもこれじゃあ…せめてよ」
導かれた奥の間では布団の住人となった大名シグルドが静かに眠りについている。
口元が動き…時折何人かの人々の名を呼んでいる……
その姿は夢の中に何かを追い求めるかのごとし姿であった。
「やれ…これはスリープの術ですなぁ…それも相当な術者の技と見える。
容易な事では解けますまいな」
枕元のオイフェが首を傾げる。
それにしても何故…との思いがセリスにはあった。
シグルドとは彼の軍勢に捕らえられ…わずかな間行動を共にしただけの間柄である。
たったそれだけの縁…のはずである。
にも拘らずどうして彼の姿に何かを感じるのだろうか。
そしてそれは恐らくシグルドもそうなのだろう。
だからこそ寝言でまで名を呼んでいるのではないだろうか。
シグルドの側に座ったセリスは誰が言うともなしにそっと彼の手を取った。
「どうしてでしょうね……このお殿様のことはずっと前から知っているような……
そんな不思議な気持ちがします……」
その時である…
何をしても目覚める事のなかったシグルドの瞳が僅かに開いたのは……
「殿!?」
家臣たちがいろめきたつ。
「ああ……夢か現か…夢界か現世か……さしたることもないのかも知れぬ……
セリス…と言ったな?
夢の中でそなたは我が子であった……」
「…お殿…様?」
「僅かに会っただけのそなたが何故夢に出てきたのか私にはわからぬ。
だが…どうしてだろうな…私は……そなたに何かを残してやりたい……
無粋なるものですまぬが…ノイッシュ…ティルフィングを持て!」
その言葉に家臣たちは驚きを隠せない。
「殿!?な、何を申される!ティルフィングはシアルフィの家宝ですぞ!」
「…だからこそだ。シアルフィ家は私の代で終わる。
だがあれをアルヴィスたちの戦利品にしたくはないのでな……
私はもう充分に夢を見た。一時といえど大名になりおおせた…お前たちのお陰だ。
私ごときの器で充分過ぎるほどに……夢を追い求め…夢をつかんだ……」
その言葉を最後に再びシグルドは眠りの園に捕らわれていった………
セリスたちがシアルフィの城を出たのはそれから数刻後の事である。
アレクやノイッシュはシグルドの意思を充分に理解できなかったかも知れないが…
結局彼の命に従いティルフィングをセリスに渡したのだ。
もっとも生まれてこの方太刀など持ったこともないセリスである。
戸惑うばかりではあったが断ることもできなかった。
そしてこれが兄弟の永別であった。
それから十五日の後…
北上してきたアルヴィスの大軍がバーハラの城を取り巻くことになる……
その軍勢は実に四万七千…
城に篭るシアルフィ勢は先のレイドリックとの戦いで数を減らしたこともあり僅かに九十七名。
始めから勝負になるはずもなかった。
戦いはほぼ一方的なものでありグランベル軍は容易く城門を打ち破りシアルフィ武士たちを討ち取り城を制圧していく。
その陣頭にはアルヴィスの姿があった。
「ディアドラは…サイアスはいずこにありや!」
彼にとっては幸いというべきだろうか。
女子供に手出しはならぬ。とのシグルドの命令をシアルフィ武士たちは厳守しており、この後におよんで二人を人質として扱おうというものはいなかった。
両名はこの後すぐに一室から救出されている。
だが再開の喜びも束の間…
シグルドが眠りの床にある事を妻から聞いたアルヴィスは意外な一言を放っている。
「ディアドラ…すぐに奴にかけた術を解くのだ…」
「アルヴィス様!?な、何故にござります!」
「奴は…奴だけは私のこの手で討ちとらねば気がすまぬ!」
これに驚いたアゼルも兄を諌める。
「兄上!一騎討ちには万が一がありますぞ。天下を取るべき兄上がここで倒れるようなことあらば…
天下をまとめるべき大任を一時の私情に流されてないがしろになさるか!」
だが…アルヴィスの声には怒りとともに別の感情も込められていた。
彼は…あるいは図っているのかも知れない。
己自身を…それを示すかのように。
「アゼルよ…昔から天に愛されている者はいかに危険に身を晒そうとも矢弾の方から避けていったそうだ。
奴が私の障壁たらんと志すならばそれを踏み潰すのは私を置いて他におらぬ」
この時アゼルは確信した。
兄は自分を試しているのだと。
わずかな計算や安全に汲々とすることなく己の身を天命に差し出しているのだと。
「……鼠の知恵は獅子の心を図ることはできぬ……私が兄上に遠く及ばぬ所以か…」
もはやアゼルは兄に口を差し挟もうとは思わなかった。
眠りの園から解き放たれたシグルドは、アレク達からすでにグランベル軍によって城のほとんどが制圧されたと聞いても動じることはなかった。
彼は布団を出て…鎧兜を身にまとい…ティルフィングに替わって銀の太刀を腰に下げた。
彼の表情には怒りも憎しみもなく、ただどこか晴れやかですらあったかも知れない。
「夢は覚めるものだ。だが心のうちに記憶を残す……すまなかったなお前たち。私の夢につき合わせてしまって」
だが二人ともすでに腹はくくっていたのだ。
「何を言われますシグルド様。見限るつもりならとっくに出ていってますって。
アーダンにゃ悪いが俺はあなた様の…大名のもとの侍大将ですぜ」
ノイッシュもまた小さく頷く。
「ではそれがしはグランベル国の家老ですな。
我々の器からすると途方もない大出世です」
二人は屈託のない笑みを浮かべた。
彼らもまたシグルドのもとで夢を…野心を胸にいだき…僅かな一時といえどそれを適えた。
そしてそれが覚める時がきたのかも知れない。
奥の間の襖が開き…赤い髪の大名が足を踏み入れたのだ。
「久しいなシグルド…あれから五年になるか……」
「詫びろ…などとは言わぬよ。我らが謀反人となったのもお前にとっての大儀ゆえ。
一度志したお前の正義ならば貫き通してみせるがよい」
「もはや語らぬ。
貴様は私が天下に行くための踏み台よ!どこまでも踏みしだき乗り越えて私は天を掴む!」
「そう…それでいい…それでこそ天を目指す男だ!」
シグルドが太刀を引き抜く。
銀色に輝く刃は鋭い踏み込みとともに宙を切り裂き疾駆する。
まるで持ち主の意思そのものを切っ先に込めたかのように。
それをすんでのところで飛び退って避けたアルヴィスは念を集中し言霊を強大な炎に変えてゆく。
すべてを焼き尽くすかのごとき苛烈な意思が炎に篭り周囲の柱や畳に火を灯していく。
「焼けよシグルド!天の篝火となれい!」
強大な妖力はファラフレイムの炎を作り出し四方八方からシグルドに襲い掛かる。
篭手が弾け飛び兜の角が高熱で溶解していく。
だが体にまといつく炎に焼かれながらもシグルドは再びの踏み込みとともに突きを繰り出す。
刃は高熱にどろりと溶けかかりつつも未だ先端は鋭く突きには力を残していた。
突き出された刃がアルヴィスの頬を捉え鮮血を撒き散らす。
「誇ろうぞ…天下人の身に傷を付けた武勇……アルヴィス………」
突きを繰り出した姿勢のままで……高熱に焼かれ鋼鉄の鎧すら溶解していく炎の中で……
「私を…幾人もの敵を……夢も野心も踏みしだいて踏み台にして進むのだ……
必ず天下を取れ………」
それが勝者の敗者に対する責任だと……シグルドはそう言いたかったのかも知れない。
「貴様に言われるまでもない…あの世から見ておれい。私が天を握る様をな。ゼフィールにもアシュナードにも…誰にも邪魔はさせぬ」
そのアルヴィスの言葉を聞き届けられたのか否か…それは誰にもわからない。
ただ一つわかる事はシグルドの身が業火の中で焼け崩れていったことと…
主君の最後を看取ったアレクとノイッシュが腹を切ってシグルドの後を追った事である。
炎治五年十月十七日十四時三十七分―――――――
武将シグルドはこの時三十三歳。
人生の前半を忠勇の武将として後半を造反の梟雄として生きたこの男がグランベルの大名だった時は僅かに四十五日。
だが確かにこの時彼は大名であった………………
「先生…パント先生…!」
生徒が名を呼んでいるのにもかまわずその男はいつまでも石碑に刻まれた名を読み返していた。
生徒が背後まで歩みよるとようやく顔を上げる。
「ああエルク。見てごらんよ。つわもの共が夢の跡……そんな儚さが感じられないかい?
梟雄といえども今はこうして墓の下に眠っている」
「先生は…本当に変わった方ですよ。戦国時代の武将ならアルヴィスやアシュナードやゼフィールや…他にも綺羅星のような凄い人がたくさんいるのに、
シグルドなんてマイナーな武将を研究しているのですから」
「うん、だからさ。私が彼に興味を持つのはね。
いいかいエルク? 彼の人物像は現代にはほとんど伝わっていないんだ。
わかってることといえばせいぜいがエバンス合戦で謀反を起こし…その五年後にわずかな期間だけバーハラ城を支配して鎮圧され討ち取られた…
その人物像はいかなるものであったか?
不貞な野心家だったと言う説もあれば実は最後までクルトに忠誠を持っていたという説もある」
とどまる事無く知識欲を並べ立てる先生に苦笑しつつエルクは数百年前の武将に思いを馳せた…
ここは……とある寺院の片隅の墓である。シグルドの墓と伝えられている……
「もっとも…バーハラの戦を生きて逃れたっていう生存説もあるんでしたよね?」
「歴史に異説は付き物だよエルク。遺体が発見されなかったり、あるいは見つかっても個人が判別できないほど損壊してる場合は必ず生存説は出るものさ。
歴史学と民俗学は分かち難く絡み付いていてね。彼が生き延びて落人の里を作った…大陸に渡り馬賊の頭領となった…なんて説もある。
…ああ、異説といえば面白いものでは実は女性だったなんて説もあるね。シアルフィに跡取りがいなかったため唯一の娘を息子にしたてたとか。
この説が出たのはどの記録を当たってみてもシグルドが結婚した形跡が見えないからなんだが、眉唾物ではあるね。
私はこの説は民間伝承に伝わる同時代のグランベル城下一の美人の伝承と絡みつき同一化して出てきた異説だと思っているんだが……」
二人の学術の徒が語り合っている。
それはシグルド個人の事からやがて彼が歴史の中で果たした役割についてに変わってきた。
「いろんな考えがあるでしょうが僕は彼がやったことには懐疑的です。
彼が謀反を起こしてアルヴィスがその鎮圧に時間を割いたために…結果として戦国時代が終わるまでの時間が十年は長引いたと思いますよ?
アルヴィスが軍を返さずにすめばそのまま天下を取れたでしょうから。
そうなれば犠牲も少なくなり早く平和が来たのではないでしょうか」
「うん、それは当然の視点だね。私もそれは否定しない。
だがね。歴史は連綿と続く中でいくつかの可能性の中から一つを取り続けているんだよ。
逆に言えばシグルドもまた他の武将たちと同じく可能性の一つではあったのさ。
メジャーどころの武将は大勢の優秀な学者が研究してくれるからね。
私一人くらい彼の事を研究してもバチは当たらないだろうさ」
言いながらパントは打ち水をしてシグルドの墓を清めていく。
歴史学者は研究のため古墳等時には故人の墓を調査することがある。
だからこそ故人には敬意を表して掃除と線香をしていくのはパントの主義である。
ふと…風が吹いた……
「……っ……」
エルクは目にゴミが入るのを感じて…慌てて服の袖でそれを拭い去る……
ようやくそれが取れて目を開くと……
いつの間にそこにいたのだろうか?
銀髪を風に靡かせた巫女の姿があるのを見出した。
「…え?」
「あら……珍しいわね。この子のところにお客様なんて」
「あの…どちら様でしょう?」
パントも少し驚いたような顔をしている。
だがその娘は彼らの戸惑いを気にするでもなく歩み寄ると墓に手を合わせた。
ややあって静かな黙祷の時は過ぎ………
瞳を開いた巫女はそっと口を開く。
「今日はこの子の命日だから……ふふ、たまには賑やかなのもいい。
忘れ去られるより語ってもらえる事の方が嬉しいものね。
けどシグルド? 結婚しないまま逝っちゃうからまさかの女性説なんてものまで立てられちゃってるわよ?
学者先生の研究に武将シグルドは生涯童貞でした…なんて書かれたらもうお姉ちゃん恥ずかしくて恥ずかしくて…」
その巫女は慈しみに満たされた瞳で墓石に語り掛けると一本の酒瓶を取り出した。
肩の上の小鳥がどこか嬉しそうな顔をしたような…そんな雰囲気を学生は感じ取る。
「さ、お二人さん。ここで出会えたのも何かの縁よ。
故人の話を肴に一杯やりましょう。それが…死者と生者を繋ぐ一番の方法だから……」
吹き抜ける風が…柔らかい風が……一瞬、誰かの息吹を伝えてきたような気がした―――――――
次回
侍エムブレム戦国伝 梟雄編
〜 セリカの章 悪神の影 〜
連投規制忘れてた…スマソ…
GJ!
シグルド兄さん・・・。
エリウッドにシグルドと、原作親世代組は子(ここでは弟だけど)に思いを遺して逝くんだね。
続きもまってます!
毎度更新乙!
シグルドはやはり原作準拠で逝くのか……
でもディアドラに誤解されたままっていう意味では、ある意味原作以上に壮絶な最期だったのかもしれないな
次のセリカ編も楽しみにしてる、GJ!
シグルド…合掌
せめて最後にセリスに会えたのが救いだな。
それにしてもミカヤはやっぱり数百年後も生きてるのねw
それから、真実を知ったユリウスの反応が、今から楽しみで仕方がないw
この話のユリウスは一途だからなあ…。
GJでした。続きを楽しみに待ってます。
このシリーズ、ここらで1回最初から読み直したいわ。
最初の方、うろ覚えw
まとめサイト行ってこないと。
531 :
突然のエフリン:2012/10/10(水) 11:43:10.58 ID:K2k2v6un
「そろそろ寝るか・・・」
(今日サラはミルラの家に止まって女子会をすると言っていたな・・・俺には関係ない事だが)
久しぶりに一人でゆっくり寝れると思い、エフラムはベットに寝そべった、のだが
コンコン
「兄さん、今大丈夫?」
「リンか?あぁ、大丈夫だが」
「ちょっとおじゃまするわね。」
「まぁ、構わないが・・・俺はそろそろ寝ようと」
「兄さんって本当にロリコンじゃないのよね?」
「何度言ったらわかるんだ・・・俺はロリコンじゃないぞ」
「ならなんでサラにキスされた時ちょっとあかくなってたの?」
リンの俺を見る目が冷たい・・・いや、仕方ないだろうアレは
「相手が誰であろうとキスされれば照れるだろう」
「相手が幼女でも?兄さんロリコンじゃないって言い張るのに?」
「いやそれは・・・」
「幼女が大丈夫なら妹も大丈夫よね」
「いやその理屈はおかしい」
「勘違いしないでよ?兄さんのロリコンをなおすためなんだから!」
「待て、落ち着けリン!」
「そもそも俺たちは兄妹だろう!シグルド兄上に殺されるじゃすまないぞ!」
「大丈夫よ、これは兄さんがロリコンかどうか確かめる為のだから!決して自分の為なんかじゃないから!」
「それなら・・・よくない、いや、よくないだろう」
(ティルフィングはしまってあるしシグルド兄さん酔って寝てるし、今なら大丈夫、前回みたいな事にはならないはず)
「エフラム兄さんはやっぱり幼女とはキスできても同年代の女の子とキスできないロリコンなの?」
「いや俺はロリコンでは・・・くっ、俺にどうしろと」
「・・・兄さんが、ロリコンじゃないんなら・・・それを証明してくれればいい。」
「・・・」
「ロリコンじゃないんなら、キス、してほしい」
「いやしかし・・・だな」
「兄さんがロリコンかどうか確かめる為なんだからね!他意はないんだからね!」
「くっ・・・それで納得するんだな?」
「うん」
(兄さんの顔が・・・近い・・・兄さんのロリコンを確かめる為、確かめる為・・・)
「ん・・・」
「これで満足だろう」
「う、うん」
(顔が・・・あつい、私兄さんとキ)
バキッ
バキッという音と共に、リンは背後にとんでもない殺意を感じた
「リン?兄上?とりあえず状況を説明してくれますか?」
満面の笑みでドアノブを壊したエイリークがそこにはいた
「エイリーク!?いや、これはだな」
「言い訳はいいので状況の説明を」
怖い、笑顔が逆に怖い。エフラムは死を覚悟した
「エイリーク姉さん、えっと、これは」
「まず兄上から話を聞くのでリンは黙ってなさい」
リンは死を覚悟した。
エフラムはエイリークからの質問に答えながら心の中で呟いた
(何かとんでもない間違いをした気がする・・・明日エリウッドから胃薬を貰おう)
こうしてエフラムは今日もゆっくり眠る事はなかった・・・
終われ
ルーテさん、早くエフラム主人公のエロゲを作って下さい
533 :
縮んだぁ!:2012/10/10(水) 16:11:15.34 ID:9+y/+f7d
とある日の朝、かなり大きい家の1室に気持ち良い朝の光が入ってくると同時に、1人の男が目覚めた
ルフレ♂「 ふぁ〜あぁ、うう、頭がガンガンする・・・・・・」
彼はルフレ、イーリス軍の軍師であり、
紋章町で1番頭が良いと言われているヴァルム大学の2年生でもある、
どうやら2日酔いのご様子
ルフレ♂「うう・・・・大学の宴会で飲み過ぎた・・・・・気持ち悪い、と、とりあえず起きるか・・・・・」
なんとか起き上がった後部屋を出ようとして彼は2日酔い以外の体の異変に気付いたようだ
ルフレ♂「て、ありゃ?この服ってこんなに大きかったか?」
そして彼は窓ガラスに映った自分を見て、そして絶句した
ルフレ♂「(°Д°)」
そこに映っていたのは・・・・・・・・
ルフレ♂ 「な、なな、ななな、なんっだこりゃぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!」
小さくなった・・・・・・・自分だった・・・・・
ちなみにその後犯人がユンヌとマークだと分かり、お仕置きとゆうかもはや制裁と言えるものををされていたそうな
ルフレ♂「お前もだ!ナレーター!」
アーッ!!!
シグルドもいよいよクランクアップか…
エリウッドの時の便乗ネタを思い出してちょっとしんみりした…
毎回お疲れ様です。ああああシグルド・・・
やっぱり兄弟家から死者が出るのは辛いもんがあるなあ・・・
エリウッド「シグルド兄さんお疲れ様。クライマックスの演技よかったよ」
シグルド 「ははは、まあああいう役しかできそうにはないがな」
セリカ 「大根そうだものね」
シグルド 「うるさい!人に言われると腹立つな!」
アルム 「いやいや、あの焼かれるところなんて迫真の演技だったよ」
シグルド 「あ、うん……まあ……」
セリカ 「そ、そうね…」
アルム 「(しまった地雷だった…!)」
ミカヤ「台本見たところ私、地味にちょいちょい最後まで出るみたいよね。なんだかヒロインみたい、えへ」
マルス「そうだね、現代で昔を回想するおばあちゃん朝ドラヒロインみたいだね」
アルム 「次はセリカの撮影だよね。セリカの女優としての強烈な魅力にみんながセリカを好きにならないか心配で心配で」
セリカ 「何言ってるのアルム、私はあなただけのものよ」
シグルド「KINSHINは(ry」
ロイ 「(確かにセリカ姉さんの演技は滅茶苦茶上手い。だけど鬼気迫るというか、シャレにならない怖さがあるんだよね…)」
ロイはつくづく突っ込みが的確だなw
>>411-
>>414 見てくれてる人には遅くなって申し訳ないです・・・
アトス「ぬがあああああ!!リア充共め!ワシが見とるところでイチャつきおって!!」つたくさんの魔導書
ヘクトル「またやってやがる・・・」
エフラム「さて、ここからどうするか・・・」
リン「正面から突っ込んだら即フォルブレイズね」
エイリーク「なら女性とのツーショット写真とかで気を引くのはどうでしょうか」
ヘクトル「待て。何で俺とフロリーナのツーショット写真なんだ。俺は魔法に弱いぞ」
リーフ「2人なだけマシじゃないか。僕なんてナンナ達4人と映ってるんだ。多分真っ先にターゲットにされるよ」
エフラム「これくらいしか思い浮かばんのだ。行って来い」
ヘクトル「冗談じゃねえぞ!」
リーフ「全くだよ!」
エリウッド「じゃあ僕が気を引けば」
マルス「死なれたら困りますのでその案は却下します」
リン「ヘクトル、リーフ。頼れるのはあなた達しかいないのよ」
エイリーク「そうですよ。エリウッド兄上に行かすわけにもいかないですし」
ヘクトル「じゃあなんでエフラムは除外されてるんだ」
エイリーク「相手が相手ですから・・・」
リン「チキにファにミルラ・・・幼女ばかりね」
リーフ「さすがの大賢者も幼女には手を出せない・・・か」
ヘクトル「道理で除外されるわけだ」
エフラム「オイコラ」
マルス「ストップ、これらの方法でいけば杖代はもちろん最悪バルキリー代もかかりますよ。こういう時のために助っ人を呼んだんです」
ネルガル「フハハ、無様だなアトスよ。モテないからといい他の者共に八つ当たりとは」
アトス「黙れ!貴様も似たようなものじゃろうが!!」
ネルガル「生憎だが公式では妻がいるのでな。喪男とは違うのだよ、喪男とは!」
アトス「ぐぬぬぬぬ!今日こそ決着を付けてやるわあああああ!!」
ネルガル「哀れだな。返り討ちにしてやる!」
ヘクトル「そーいやあのオッサン」
リーフ「アトスさんに恨み持ってたね・・・」
マルス「向こうが潰しあってくれてる内に行きましょう」
アトス「死ねぇぇぇぇぇぇ!!」つフォルブレイズ
ネルガル「当たらんわぁぁぁ!!」つエレキシュガル
リーフ「な、流れ弾ー!!」
エリウッド「危ないっ!」MISS!!
マルス「避けた!?」
ヘクトル「とにかくここから離れんぞ!!」
エフラム「ああ!」
エリンシア「おかえりなさい」
一同「ただいま・・・」
ミカヤ「今日は大変だったみたいね・・・」
ヘクトル「ああ、ここまで辛いとは思わなかったぜ・・・」
エフラム「今日一日で命とお金の尊さが非常に良く分かった」
マルス「ものすごく痛い目に遭いましたよ・・・」
アイク「ただいま」
リン「おかえり、アイク兄さん」
リーフ「アイク兄さん、今日一日はエリウッド兄さんに過度の衝撃を与えないでね」
エイリーク「胃痛も与えないでください」
アイク「どうしたんだ。体調でも悪いのか?」
エフラム「体調云々の問題ではないんだ」
ヘクトル「ああ、極度のスぺランカー体質になっちまって」
エリウッド「ベッドから飛び降りただけで死んだんだ・・・」
アイク「そうか。なら原因を探さねばな」
サザ「ミカヤ、俺と映画を見に・・・」
しっこく「今から私とお茶でも」
リン「ああ、ますますめんどうになりそうな事態が」
ミカヤ?「そうね。じゃあ戦って勝った方と行くわ」
リーフ「事態を悪化させないで!」
サザ「望むところなんよ!」
しっこく「緑風風情が身の程をわきまえよ」
サザ「ミカヤは俺が守るんよ!」ガラガラガシャーン
しっこく「乙女は私が守る」チュドーン
ミカヤ?「うんうん、中々カオスな展開になってきたわね」
ヘクトル「2人共今日は引き上げてくれ!明日に回すよう姉貴に言っとくから!」
エフラム「そうだ!じゃないと・・・」
エリウッド「家が・・・家計が・・・あばばばばばば」
エイリーク「この状態って・・・!」
エリウッド「ちょちょちょ蝶サイコーッ!!」
リン「エリウッドが壊れたー!?」
マルス「本日4回目の死亡か・・・って生きてる!?」
アイク「やむをえんな。ここは力ずくで止めるしか・・・」
リーフ「兄さん!丸腰で行っちゃダメ!死んじゃうよ!?」
エリウッド「パピ!ヨン!!」ドバギャッ
サザ・しっこく「コノヒトデナシー!」ヒュー
エリウッド「」ポックリ
リーフ「エタルドと鎧素手で砕いたー!?」
リン「どうなってんのよ!?どこからどう見てもおかしいでしょう!?」
アイク「む。出来るな・・・。エリウッド、俺と一戦しない・・・って何故死んでる!?」
シグルド「ただいま・・・ああ、また死んでるのか」
マルス「冷静ですね・・・。とりあえずバルキリーお願いします」
エフ・ヘク「いや、お前も冷静だろ?」
リーフ「バルキリー4回で復活って・・・」
ヘクトル「止めれたのはいいが4つの命を消耗したってことか」
マルス「そういえばスぺ●ンカー先生って滅茶苦茶強いけど打たれ弱いんだよね」
アイク「高火力且つ紙耐久というわけか」
リン「嬉しいんだか嬉しくないんだか分からないわね・・・」
エリウッド「嬉しくないよ・・・。健康な体が欲しいよ・・・」
エイリーク「ちょっとステータスを見てみましょうか」
マルス「なるほど。全能力は5倍でも防御と魔防がマイナス8倍されてますね」
シグルド「さらに特殊技能の暴走が発動することで全能力9倍、魔防と防御がマイナス19倍されるのか」
ヘクトル「そもそもステータスがマイナスのものとか初めて見るぞ」
エフラム「ゲーム上じゃあり得んな」
リーフ「それよりも逃げようとしてる諸悪の根源を逃がすわけにはいかないよね」
ミカヤ?「ギクッ」
マルス「とりあえず説明してもらいましょうか、ユンヌさん」
ユンヌ「最近カオスなことが全然起こらないからちょっと騒がしくしたかったのよ〜!!」
リーフ「それでエリウッド兄さんをスぺランカー体質にしたってわけなんだね」
ユンヌ「だって紋章町が平和なんておかしいじゃない。私だって退屈だったんだもん!」
ミカヤ「退屈どころかこっちは命の大事さを今までにないほど痛感したわよ・・・」
ユンヌ「ちゃんと元に戻すわよ・・・」
エリウッド「あっ、何か変わった」
エフラム「まあとにかく」
リン「覚悟は」
シグルド「出来ているな?」
ユンヌ「押し入れは嫌よ!」ピュー
マルス「アイク兄さん。ちょっとちょっと・・・」ボソボソ
アイク「分かった。やってみよう。ユンヌ、お前にこれを渡したいんだ」つお守り
ユンヌ「私に!?アイクからのプレゼントなら・・・って押し入れは嫌ァァァァァ!!」メダリオン
マルス「ポチっとな。ルーテさんに作ってもらったお守り状簡易型メダリオン」
リーフ「なかなか効き目あるね〜。外せないし壊したらもう戻れないんでしょ?」
マルス「うん。お仕置きように頼んだけどこうも早く使うなんて思わなかったよ」
ヘクトル「それより今日の損失分を稼いでくる」
エフラム「俺も付き合おう」
アイク「もう一働きするか・・・」
マルス「兄さんたちは行ってしまいましたね・・・ユンヌさんに今日のバルキリーにかかった3倍近くの代金を稼がすつもりでしたが」
ミカヤ「まああの子たちが闘技場に行った以上は損失の倍近くのお金を稼いでくるでしょ」
マルス「それでも働かせますがね。自分で撒いた種くらいは刈らせないと」
ユンヌ(今日はただじゃ済ませないんだからぁぁぁ!)
リーフ「あら?今何か変な感じがしたんだけど」ビッ
エリウッド「気のせいじゃないかな。7回ほど天国に行ったけどやっぱり死なないって良いね!」ピョン
リン「・・・皆さんに一言。命は割と簡単に失われてしまうもの。自分の命も他人の命も大事にしましょう」
リーフ「今思ったんだけどさ・・・姉さん達ってノートとってるよね」
リン「もちろん。私もエイリーク姉さんも授業はちゃんと聞いてるし」
リーフ「だったら今日一日エリウッド兄さんを欠席させる→後で復活させる→にノート見せる。って感じにすればよかったんじゃ」
一同「「あ」」
おまけ
翌日
リーフ「え?僕がロイになってる!?」
ロイ「僕がリーフ兄さんになってる!?」
ヘクトル「まさか昨日押し入れに入れられる直前に・・・」
マルス「あの変態女神・・・メダリオン以上のキツイお仕置きが必要みたいですねぇ・・・」
リーフ「ん?(僕がロイになってるってことはセシリアさんを堕とせるかもしれない!)」
ロイ「はあ・・・(ナンナさん達に今日もヒトデナシー!されるのか・・・)」
エフラム「なんかリーフの機嫌がやたら良いんだが気のせいか?」
エリウッド「良からぬことを考えてるということだけは分かる」
ロイ(リーフ)「それより早く朝ごはん食べない?」
エイリーク「そうですね」
リーフ(ロイ)「コノヒトデナシー!は嫌だよ・・・」
ロイになったリーフはセシリアさんを堕とせた、または食われたのか。リーフになったロイは4人娘にコノヒトデナシーされたのか。
それともどちらかまたは2人共ミカヤに強制欠席させられたのかは皆さんの想像次第・・・。
>>538-541 乙!これで完結かな?
書き慣れてなくて大変だったと思うけど完結を喜ぼうぜ。
ネタ自体は目の付けどころが良くて所々でクスッと笑えたよ。
後は
・投下間隔がしばらく空く時は題名と章数をつける
・場面切り替わりで地の文や改行を使う
(例 )
ともっと読みやすくて良くなると思う!
次何か書きたくなったらちょっと頭の片隅にでも入れておいてくれると嬉しい。
静かだ……30時間以上も書き込みが無いのは珍しい……。
よし、ちょっとこの辺で『ママチャリの系譜』を投下しておきます。
>>430-434の続きです。
書いてて思ったのですが、マルスアルムのツーショットも意外に珍しいかも。
この二人だけが会話しているネタはあるんでしょうけど、見た覚えがない……。
260.5
マルス「さてと、これから『ママチャリの系譜』が始まるけど、第4レースも始まった事だし、
たまにはFEイチオシの稼ぎ場でも紹介しましょうかね〜?」
アルム「外伝だと秘密の祠や迷いの森がいいよね」
マルス「止めてよ! 本当に紹介しなきゃならなくなるでしょう!?」
アルム「聖戦だと5000G持ったオーガヒルの海賊達とかがいいかな?」
マルス「話広げ始めたよ、オイッ!! アルム、今日の君はやけに攻撃的だね。何か思う所でもあったのかい?」
アルム「これを機に僕の地味なイメージを払拭しようと思ってね。第2レースのジャンヌのお兄さんのように、
変な事を言いまくれば、良くも悪くも何らかの印象を与えられるかと……」
マルス「随分とベクトル間違ってるね。君が何と戦っているのかがイマイチよく分からないけど。
だが、無意味だ。『豆腐』のように、一度定着したイメージが消される事はまず、無い」
アルム「それなら新しい属性を生み出せばいい! その為には、皆に僕の事を知ってもらう必要があると思うんだ!
兄さん姉さん達もここで好き勝手やってたみたいだから、僕もここで自分をアピールしておきたい!」
マルス「何か知らないけど気合入ってるね。僕としては影薄農家で充分だと思うけど……。
まあいいや、君の人生だし、好きにしてくれたらいいよ。
後で時間あげるから思う存分アピールしてよ。とりあえず、前回
>>430-434を見ていこうか」
アルム「OKボス!」
マルス(これもそのジャンヌのお兄さんとかいう人の影響だろうか?)
前回終了時点の状況、順位
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\セリ
/ \
| グラウンドコース |
| |
\ /
\________________/
←フェ ノイ イシタ フィー アー
イシト ホー レヴ
順位 マシン名 搭乗者 現ドライバー 単勝倍率
1位:3 スノーホワイト アミッド&フェミナ フェミナ 9.5倍
2位:4 赤二号 ノイッシュ&フュリー ノイッシュ 8.3倍
3位:2 紫電 ティニー&イシュタル イシュタル 7.2倍
4位:7 フリージサンダーバーズ イシュトー&ライザ イシュトー 27.6倍
5位:5 シルフィード アーサー&フィー フィー 5.6倍
6位:1 オメガスピードマスター ホーク&リンダ ホーク 28.3倍
7位:8 ひまわり号 セティ&アーダン アーダン 6.4倍
8位:6 いたずら黒ウサギ号 レヴィン&シルヴィア レヴィン 24.9倍
9位:9 アンジェリカ セリス&ユリウス セリス 1.8倍
・第4レース開始。全車綺麗にスタートしたかと思ったらセリスチームのみ出遅れる。
・第1コーナーの立ち上がり、レヴィンが水鉄砲でコース上に水を噴射、トップのアーサーが滑って脱落。
・2位のフェミナがトップに立ち、6位のノイッシュが騒ぎを利用して2位に浮上。
・アーサーがブチ切れてしまった為、危険を察知したフィーが強引にドライバーチェンジ。5位に踏み止まる。
・最下位のセリスがこの隙にレヴィンに追いつき、バトル開始。
レヴィンがセリスの魔女っ子ミカリン姿を見て新世界の扉を開けそうになったのはご愛嬌。
・セリスはユリウスの作戦でレヴィンを追い抜き、8位に。続いてセティ&アーダンチームを射程圏内に捉える。
・固さに定評のあるアーダンにインを固められたので、仕方なくアウトから追い抜こうとするセリス。
もう少しで追い抜けそうな所でレヴィンに邪魔され、大逆走スピンでまたしても最下位に転落。
マルス「まあこんな所かな。それじゃ、ここからはアルム君のアピールタイムといきましょうかね〜」(ニヤニヤ)
アルム「よし、じゃあまずは……」
マルス「あ、ゴメン、前置きと説明に時間食っちゃったから、もう終わりだ。それじゃ、本編戻るね」
アルム「えっ? ちょっと待ってよ! まだ始まったばかりじゃ……アーッ!! ボクヲオイテイカナイデー!!」
261
↑ |
| フェ \
└───┐ギュイーーーンッ!!
ノイ| \____
└─イシタ
ノイン 「さあ、最後尾で熱いバトルが繰り広げられている中、先頭集団の順位も入れ替わっております!
トップの白雪姫・スノーホワイトと2位の赤い超特急・赤二号が
雷神イシュタルの駆る紫電の鋭い切り返しに対応できず追い抜かれている!」
イシュタル「うふふ、トップは頂いたわ」
ティニー 「流石です、姉様」
ノイン 「雪の女王と赤い翼と紫の雷神の三つ巴の戦いは、紫の雷神が制しております!
ラ○ちゃんイシュタルが雷神の名に相応しいイナズマドライブでオーバーテイクだ!」
アミッド 「…………!(`・ω・´)」
フェミナ 「流石にすごいわ。でも、これで負けた訳じゃないから」
ノイッシュ「まだ序盤、焦る程の事ではない」
ノイン 「さあ、先頭集団はまもなくグラウンドコースに別れを告げ、スタンドの観客達に心の中で手を振り、
たんぽぽ小道へのウイニングロードを駆ける! 己を信じ!!」
セーラ 「前哨戦から激しい攻防だったわね」
ノイン 「己の魂を信じる者だけが、勝者となる! そして、己の相棒の心を信じる者だけが、
更なる高みへと昇る事が出来るのだ!! お、おのれー! なのよー!」
ドロシー 「ノインさん、この暑い(現在42度)のによく平気でいられますね」
エルフ 「体力はありますからね」
ノイン 「アズムール会長が朝日を見つめている(今は真っ昼間です)! 何故か涙が出てきた!!
ユグドラル地区の命運を賭けた、聖戦の系譜15周年記念杯争奪二人乗り自転車レース予選、
第4幕はまだ始まったばかりですっ!!」
セーラ 「いや、だから命運は賭けてないでしょ!」
セティ 「……いい風が吹いていますね。アーダンさん、私の言う通りに動いてくれませんか?」
アーダン 「何だ? 何かいい作戦でもあるのか?」
セティ 「やってみないと分かりませんが、試す価値はあります」
アーダン 「OK。このままじゃ後ろのレヴィンに何かされるだろうし、やってみようぜ」
ノイン 「さて、ロングストレートであるたんぽぽ小道、その入り口手前で何やらセティ&アーダンペアが
仕掛ける模様! 水玉模様! 今ビクッとした娘は水玉です!」
エルフ 「あなた悪趣味ですよ、ノインさん。…しかし、非常に狭いたんぽぽ小道に入ってしまえば
大規模に仕掛ける事は難しいですからね。良い判断です」
ホーク 「セティ様、ここで仕掛けて来ましたか!」
セティ 「ホーク、まずは君からだ!」
ノイン 「ん!? ひまわり号、これは……!? 何だ!?
不思議な軌道で前を行くオメガスピードマスターの横につける……」
フィー |
↑ |
└─┐グルッ!!
ホー | |
アー \
ノイン 「そして、滑るように前に出た!!」
アーダン 「貰ったぜ!」
ホーク 「何だ今のは…?」
リンダ 「ありえない動きでしたよ…」
262
───┘ イシト └───────
↑
グルッ!!┌─┘
| フィー
アー / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノイン 「更に奇っ怪な軌道を描き、5位の白き天馬シルフィードを……追い抜いたぁっ!!」
セティ 「さらばだ、アーサー、フィー!!」
フィー 「何なのよ、今の動きはっ!?」
アーサー 「訳がわかんねえ……」
イシュトー「これは……どうなっているんだ?」
ノイン 「んんっ!? そして更に謎の軌道を描き、4位につける青き雷鳥、
フリージサンダーバーズをもオーバーテイク! 解説のエルフさん、これは一体っ!?」
エルフ 「……待って下さい。……。……そうか、風です! スリップストリームです!」
ノイン 「スリップ……? しかし、ひまわり号はマシンの背後につけていませんよ?」
ドロシー 「ですよね。どういう事ですか?」
エルフ 「山岳コースから吹き下ろされる風が建物等に阻まれて、グラウンドに吹き込むあの位置では、
風が横や斜めなど、不規則な位置から吹いてくるんです」
ノイン 「セティ&アーダンペアはそれを察知して動いていると?」
セーラ 「いやいやいやいや、ありえないでしょ!」
エルフ 「セティ&アーダンペアが、ではありません。恐らく、セティ選手が、です。
彼は風の勇者として、この会場内に流れる風を読み切ったのではないでしょうか?」
ドロシー 「マジですかっ!?」
エルフ 「ほら、ご覧なさい。公園の至る所に立っている木々を、グラウンドの隅っこに生えている雑草達を。
風に揺れる木と雑草達が、セティ選手を、引いてはひまわり号を前へと押し進めているのです」
ノイン 「なぁんとぉっ!? 大自然を味方につけた風の勇者セティ!! 風を愛する心清き涙目男!!
大自然の導きが、ひまわりの姿をした涙目グリーン・セティ選手をトップへと押し上げる!」
セティ 「ひまわりの着ぐるみは関係ないっ!」
ノイッシュ「そんな事より何だ、この動きは!?」
アミッド 「…………!?(゚Д゚≡゚Д゚)」
フェミナ 「ブロックできないわよっ、こんなの!」
ノイン 「風の導き! 風の子セティ、遂に2位スノーホワイトをも抜いた!!
残るは紫電! 変則スリップストリームVS正統派イナズマスタイルレーシング!!」
セティ 「イシュタルさん、行きますよっ!」
イシュタル「そんな理不尽なモノにやられてたまりますかっ!!」
ブロック!!! .|
│←┐ └───┐
│↑イシタ |
│└─アー . |
└クルッ!!─┐フェ ..|
ノイン 「イナズマ鬼娘イシュタル選手、力押しでコーナー幅寄せっ!! しかし、タイミングはドンピシャ!
聖戦士の力か、天性の勘か、これは後ろに下がらざるを得ないひまわり号!!」
アーダン 「うぐっ!」
セティ 「アーダンさん、下がっては駄目ですっ!」
263
┌──────────
│ ┌─→
│ |
│ / ┌─────
│イシタ/ ギュイーーンッ!!
│ アー |
ノイン 「なにぃ!? 加速っ! な、な、ななななな、なんとぉっ!? 不可能に思われた位置から、
セティ選手のスーパーナビゲートで、まさかの逆転オーバーテイクッ!!」
イシュタル「嘘でしょっ!?」
ティニー 「きゃあああっ!!」
セティ 「すまない、ティニー…」
ノイン 「驚いたのはイシュタル選手! そして、バランスを崩してスピィィィィィンッ!!
満を持しての幅寄せ不発ッ! そして、自爆っ! 任務了解!!」
サザ 「やったんよ、セティとアーダンがトップに立ったんよ!」
セシリア 「流石です、セティさん。そのまま首位を守って下さい!」
ウォルト 「( ゚∀゚)o彡°セティさん! アーダンさんッ!!」
ノイン 「セティ、私を導いてくれ!! 白いアーダンが勝つわ。勝ったのは白いアーダンではなく、
緑のアーダン!! 涙目グリーン・風の勇者セティの変則スリップストリーム炸裂ぅ!!」
アーダン 「すげえな、セティ。まさかトップにまで登りつめるとは思わなかったぜ」
セティ 「ありがとうございます。ですが、ここからが大変ですよ」
ノイン 「一方のイシュタル選手は、あの無茶苦茶な体勢からクラッシュせず、
スピンのみで切り抜けたそのテクニックは流石!! しかし、順位は8位! 天国から地獄!!」
イシュタル「くぅ…完全にやられたわ」
ティニー 「やっぱり本気を出したセティ様は凄いです…」
ノイン 「それにしても驚かされます! ドライバーの差を補って余りあるセティ選手の超ウルトラデリシャス
ゴールデン必殺スペシャルリザーブエレガントロマンシングゴージャスアフターケアナビゲート!!」
セーラ 「長すぎて何言ってんのかわかんないわよっ!」
エルフ 「確かにノインさんの言う通りですが、
立場が違えばあそこまで頑張りはしないのではないでしょうか?」
ノイン 「え? それってどういう…あ! この大会で優勝して涙目グリーンの仲間達を、
ナーガ神の力で救ってあげるつもりですね、彼らは!」
セティ 「涙目グリーンだけではない。クレインやレイヴァンのように我々と同じ涙目な者達も助けるつもりだ。
これが実現すれば兄上は更生し…」
アーダン 「俺にも彼女が出来て、遅い重いとバカにされる事はなくなり…」
ウォルト 「僕も誰にもヲルト呼ばわりされる事はなくなって…」
セシリア 「名実共に魔導軍将に。そして、ロイ君が私に振り向いてくれて…」
クレイン 「父さんと母さんが真面目に仕事をしてくれて、クラリーネのブラコンが治り…」
レイヴァン「同じくプリシラのブラコンも治り、あいつにもいい恋人が出来て…」
サザ 「しっこくを倒してミカヤと結ばれるんよ!」
漆黒の騎士「身の程をわきまえよ」つ【エタルド月光】
サザ 「アーッ!! コノヒトデナシー!!」
エルフ 「観客席にて一方的な殺戮が行われていた事をお詫びしますわ」
セーラ 「最初の時点で既にナーガ神の力を超えているような気がするんだけど……?」
ドロシー 「死んでも治りませんよね、レヴィンさんとかプリシラさんとか……」
ルフレ♂ (ウチの娘も更生してもらおうかな……)
264
\
\_____________
←────セリ
ノイン 「そして、スタート直後の大逆走スピンから立ち直った守護天使アンジェリカは、
ただいま最後尾を爆進中。強豪が順調にレースを進める中、
予想外の苦戦を強いられているセリス&ユリウスペア!!」
セーラ 「これは確かに予想外ね…」
ドロシー 「さっき自爆したイシュタルさんの更に後ろですからね」
ノイン 「やはり、後部座席のユリウス選手、手を回したドライバーのお腹のぷにぷに感が気になるのか!?
ぷにぷに通! ぷにぷにSUN! ぷにぷに〜ん!!」
ラナ 「セリス様のお腹に手を回しているですってっ!?」
ユリア 「お兄様……レースが終わったらブッ殺して差し上げますっ!!」
イシュタル「あくまで振り落とされない為……ですよね?」
ティニー 「(゚∀゚)ワクワク」
セリス 「そ、そんなにぷにぷにしてないよね、ユリウス!」
ユリウス 「いや、僕が走っている訳じゃないから、僕が気になっても走りには特に影響がないのでは……?」
(と言いつつ、ちょっとお腹を…)
ぷにっ!
ユリウス 「……」
セリス 「ど、どうなの?」
ユリウス 「ぷにぷにフィーバー」
セリス 「フィーバーする程なのっ!?」
ノイン 「サーキットのばよえーん! 目を閉じるとぷにぷにが降ってくる
ぷにぷに症候群に悩まされた事もあるソードマスター・ノイン! 胸がぷにぷにして欲しい!!」
エルフ 「切実ですね」
セリス 「やっぱり、ボクなんて、ぷにぷに星から来たぷにぷに星人の
ぷにぷにジュニアロードなんだーーーーーっ!!。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァン!!」
ユリウス 「おわぁっ!?」
──┘ . |└─────── ┌──────────
| | イシト ノイ フェ アー
| ______ | フィー┌──────→
| / | ホー..│──┬────
│ | | レヴ.└─┐│
│ギュイーーーーーーンッ!! イシタ─┐ ││
| \______ | │ギュイーーーーーーンッ!!
└───セリ | ││
ノイン 「うおっと、乙女のプライドを傷つけられたぷにぷにジュニアロード・セリス選手。
その場から逃げたい一心で脱兎の如く猛ダッシュ!! あっという間に8台をごぼう抜きだ!!」
イシュトー「どわっ!?」
ノイッシュ「うおっ!?」
フェミナ 「ええっ!?」
アーダン 「なあっ!?」
セティ 「速っ!?」
ノイン 「ああっと、しかし、ユリウス選手を途中で振り落としている!
やむなくコースを逆走して戻ります、魔女っ子勇者・セリス選手!」
セリス 「ごっ、ごめんね、ユリウス」
ユリウス 「慣性の法則を肌で感じた……」
ノイン 「ユリウス選手はバターを塗った方を下にして落ちます、ノインの法則!!
バターパンダ・ユリウス選手、今、セリス選手に拾われます! 何気にステップアップの4位!!」
ユリウス 「誰がバターパンダだっ!」←衣装はパンダの着ぐるみ
265
セリス 「ホントにごめんね、ボクがぷにぷにしていたばかりに…」
ユリウス 「いや、男はそういうの気にしなくていいんだが……。
まあ……そうだな。あえて言うなら、適度なぷにぷに感はあった方がいいんじゃないかな。
その方が胸もでかいだろうし、お尻とかは安産型でいいし……」
セリス 「ユリウス?」
ユリウス 「僕としてはもうかなりボリュームアップしたモノがいいね。例えば、イシュタルのような……。
うん、あれだよ、あれ。あれはいいものだ……」
イシュタル「ユリウス様、そんな目で私を見ていらしたなんて……こっ、困ります/////」(ギュイーーーン!!)
ノイン 「おおっとぉっ! ユリウス選手の爆弾発言にイシュタル選手の乙女回路が爆発だぁッ!!
まさに電光石火、イナズマの如きスピードでアンジェリカのお尻にテイルトゥノゥズッ!!」
ユリウス 「どわぁっ!? いつの間にっ!!」
イシュタル「だ、ダメですよっ、ユリウス様っ!! 私達……まだ…そんな……/////」
ノイン 「そう言いながらも実はやる気満々なのではないでしょうか、恋するカミナリ娘、イシュタル!
雷神イシュタル最後の事件!! 犯人はヤス!! ティニー選手が連行されていきます!」
ティニー 「あの〜、私は関係ないと思うんですけど…」
エルフ 「やたらと犯人として引き合いに出されるヤスさんは一体何者なんでしょうね?」
セーラ 「いや、そんなんどーでもええっちゅーねん!」
ドロシー 「セーラさん、落ち着いて落ち着いて!」
リンダ 「あ、あの、ホーク様もやっぱり安産型とかがよろしいんですか?/////」
ホーク 「いや、その……え〜っと……///」
ライザ 「イシュトー様、私、イシュトー様の好みに合ってますでしょうか?/////」
イシュトー「…君は今のままで十分だよ///」
アミッド 「…………(*´∀`*)」
フェミナ 「アミッド、目がやらしいわよ!」
ノイン 「ピンクの魔王の衝撃の桃色発言が周りのマシンをも巻き込んでいるっ!
突如、カップルチームがストロベリートークを始め、スローダウンッ!!」
┌────────── ワーワーキャーキャー ───────────
│ フィー・ノイ・フェ
│ レヴ・ホー・イシト アー
│ イシタ・セリ
│ ┌────── キャッキャウフフ ────────────
ノイン 「恋のフォーメーションラップも乱れ気味! こいの ほうそくが みだれる!!」
セーラ 「あ〜、もうグダグダね…」
ドロシー 「レース中に何をやってるんですか、あの人達は?」
ノイン 「バカップル共のピロートークの間に順位が大きく入れ替わったぁっ!!
ノイッシュの赤い翼、赤二号が2位に。イシュタル機、紫のトールハンマー・紫電が3位浮上、
桃色天使アンジェリカは4位につけるっ!!」
ノイッシュ「今がレース中である事を忘れてもらっては困る」
イシュタル「一時はどうなるかと思ったけど。思わぬ収穫だったわ」
セリス 「良かった、何とか4位に踏み留まったよ」
ノイン 「更に後方、カップル軍団の先鋒、白銀の貴公子オメガスピードマスターが5位に上がり、
粉雪の白姫スノーホワイトは6位に転落! 黒いいたずらっ子・いたずら黒ウサギ号が7位に浮上!」
ホーク 「いつの間にか5位に上がったな」
フェミナ 「あ〜あ、ちょっと油断した隙にこうなるのね…」
アミッド 「…………ヾ(・ω・` )」
レヴィン 「どさくさに紛れて2つも順位を上げたぜ」
ノイン 「白い恋人達の天馬・シルフィードは8位、ニワトリだかキマイラだかグリフォンだかよく分からない
謎の合成獣フリージサンダーバーズは最下位でちょっと休憩中!」
フィー 「どうやって巻き返そうかしら?」
イシュトー「最下位…か、少し様子を見た方がいいな」
アーダン 「俺達は蚊帳の外かよ……」
セティ 「何でトップなのに放置されてるの?」
続く
GJ
ユリウスがだんだん戻れなくなっている……
そして涙目グリーン諸君、微妙に他力本願だから駄目なのだよ。
特に封印組、某バスケ漫画の緑を見習え
スラダンは名作でしたね!
そんなボケはさておき、兄弟家でバスケやったらどうなることか。
とりあえずアイクがダンクやって、ゴールを叩き壊すのは目に浮かんだ。
乙
とりあえずユリウスがもっと意思表示できるようになれば全部解決するんじゃないかな!
あと冒頭のマルスさん、セリカさんがそっち行きましたよ?
>>551 前にそんな連載SSがあった気がする。ペガサス三姉妹のコンビネーションが良かったな……
そろそろ次スレ立ての時期だな
個人のブログや作品をこういうとこで晒すのはどうなのかと
自重しろ
2ちゃんのまとめブログ、おまけにFEネタ
俺の知っているこのスレなら便乗ネタがバンバン出てくるはずなんだが
このスレに投下された作品でも便乗は1、2あればいいとこだし、
ましてこのスレのとはかかわりない他所のを勝手に引っ張ってきたものにどう便乗しろと
>>553 マルス「いや待って下さいよアイク兄さん、これはなんつーかあれです、別世界の話ですよ!?」
アイク「別世界だろうとマルスはマルスだ。お前にもこのぐらいの潜在能力が眠っているに違いない。
そして潜在能力は極限状態で目覚めるものだからお前と死闘を繰り広げれば自然と
>>553のようになるはずだ」
マルス「なんですかその理屈!?」
アイク「……と、リーフが言っていた」
マルス「リィィィィィィィィフゥゥゥゥッッ!」
リーフ「フハハハハハ、たまにはマルス兄さんも酷い目に遭えばいいんや!」
アイク「そういうわけだからやるぞマルス。素手がいいんだったな?」
マルス「クッ、まずい……! このままではサンドバッグになること必至……!
かくなる上は……ワープだ、マリク!」
マリク「了解です!」
と、突然現れたマリクがワープでアイクを何処かへと飛ばす。
マルス「ふう……危なかった」
リーフ「チッ。やるじゃないか兄さん」
ロイ 「っていうかどこに飛ばしたの?」
マルス「
>>553の世界さ。これでしばらくは帰ってこれないだろう……」
ロイ (……なんか、オチが見えたような気がする)
一カ月ほど後、死闘を経てさらに強化されたアイクに
対戦を申し込まれたマルスが白目を剥いて泡吹いたのは言うまでもない。
是非はともかく
>>556みたいに書かれると便乗したくなるのが人情だよな!
お前さんのチャレンジブルな精神は賞賛するわw
ただやっぱこのスレ内ならともかく他スレの住民が書いたもんを断りなく引っ張ってきたりってのは俺は賛成できないわー
>>553はちょっと考えてくれよ
エイリーク「潜在能力ですか」
リムステラ「つまり私たちも極限状態になれば」
ティアモ「少しは膨らむかもしれない……!?」
ロイ(姉さんたちにそんな潜在能力は眠ってないと思うけど……怖いから黙っておこう)
>>559 気持ちは分からんでもないけど別にパクッたわけでもなけりゃ長々コピペしたわけでもないんだし、
今回一回ぐらいはとりあえず流しとけばいいんじゃないか?
一般サイトからの転載ならともかく2chのまとめに対しては
>>555みたいに人それぞれ許容範囲が違うだろうし、
議論したって泥沼になるだけでいいことないと思う。
まあ、さすがにこういうのが毎日続いたりするのはどうかと思うけど。
>>560 アイク「あの後さらなる強敵を求めて様々な異世界を巡ってきたが、
お前達の胸が膨らんでいた世界は一つもなかったな」
三人 「orz」
アイク「だが、鍛えに鍛えて分厚い胸板になっていた世界ならいくつか」
ロイ 「兄さん、その辺でやめたげてよぉ!」
もう残り10kb程度なのか
ちょっと新スレ立ててくる
>>557 >>560 やっぱ元ネタが面白いとこういう面白いものが続くなー
アイクネタとひんぬーネタの安定感は異常
>>565 乙
>>567 ちょっと自治したがる癖が見受けられるから、今度からは一呼吸ついてから書き込んだほうがいいぞ
自分はこれ文句言われても仕方ないと思うなー
2ちゃんで書かれたものと言っても無断借用だしさ
このスレ内なら身内でいいと思うけど
その辺553はどう考えてるんだろう?
次からこういうのはちょっとやめてほしい
554は当然の事言ってると思うよ?
例えばここのリンクが他所に張られて他所から変なのが流れてきたりしたら嫌だし
>>570 蒸し返すなって…どうしてもルールに加えたいなら議論スレッドに書いた方がいい。
>>561の通りその辺の感覚はみんな違うし結論は出ない(出ても単なる押し付けになる)と思うがね。
あ、ごめんごめん
一応議論に一言加えておくね
こっちでは流してー
代理投下スレにネタきてたから代理投下します
, --――‐―‐==ソ__
.j《 ( ヘ _ _彡
. i`‐´──ヽ ヽ、、、 T 次スレが立ったか
|ゝ_ノ ̄ ̄ ̄フミ= ヾ \_,, だが俺はこの時代の人間とかかわる気はない…
i > くニ> レ=个≡ ヽ_彡 次スレには行きたくない
レ/`ー-─┐、|__人 ミ. 〒 このスレでずっとミネルヴァちゃんと深夜番組でも見ながら生きていきたい…
〈-, |ノ 「"i ヽ \_
λ ―- i r´ T》 `Σ
/ ヽ. ゛ ,- 个个/二ヘ>
 ̄`T \ ‖/ 丁
/Π ̄ ̄≫ ─ ヽ─┴──\丿 ̄ヽ_
i ||_‖ ¨\_______⊥> \
|\∧__
≪*・ vv〉 <がおー
へ /::/_( ̄´
彡ノ:つ三)つ
_ ___/::/三ノ
`ー--<_ミ_ミ
, --――‐―‐==ソ__
.j《 ( ヘ _ _彡
. i`‐´──ヽ ヽ、、、 T そういえば、FETVで新しい深夜番組が始まるとマークが言っていたな
|ゝ_ノ ̄ ̄ ̄フミ= ヾ \_,, なんでも新機軸の人形劇だとか…
i > くニ> レ=个≡ ヽ_彡
レ/`ー-─┐、|__人 ミ. 〒
〈-, |ノ 「"i ヽ \_
λ ―- i r´ T》 `Σ
/ ヽ. ゛ ,- 个个/二ヘ>
 ̄`T \ ‖/ 丁
/Π ̄ ̄≫ ─ ヽ─┴──\丿 ̄ヽ_
i ||_‖ヽ_______⊥> \
|\∧__
≪*・ vv〉 <がおー
へ /::/_( ̄´
彡ノ:つ三)つ
_ ___/::/三ノ
`ー--<_ミ_ミ
「この番組はフリージ家の提供でお送りします」
______
\ |「 ̄ ̄ ̄ `||`l /
─ || ォΠ゚`へ.:|| :| ─
/ |L二二二ニ!| ;| \
|\∧__ .| ̄ ̄| ̄ ̄|~::|
≪*・ vv〉 .|__|__|/
へ /::/_( ̄ ´ ∧_∧
彡ノ:つ三)つ ( ) ←ジェローム
_ ___/::/三ノ | ∪
`ー--<_ミ_ミ ⊂と__)
♪チャッチャッチャラッチャチャッチャ チャッチャチャッチャ♪
______
\ |「 ̄ ̄ ̄ `||`l /
─ || ォΠ゚`へ.:|| :| ─
/ |L二二二ニ!| ;| \
|\∧__ .| ̄ ̄| ̄ ̄|~::|
≪*・ vv〉 .|__|__|/
へ /::/_( ̄ ´ ∧_∧
彡ノ:つ三)つ ( ) 「フリージケ」トハ ナンダ?
_ ___/::/三ノ | ∪
`ー--<_ミ_ミ ⊂と__)
ひ ょ っ こ り ハ ッ テ ン 島
凸 _
廿 〆´ψ`ヽ
_ __ _ __ ,イ廿ヽ、_/ψ ψ ヽ、_ ___ _
_ _ _ _ ,イψ ψ ψ l _ _ _ _
_ ‐ _ ‐ _ ‐ =========== ‐ _ ‐ _ ‐ _
-_-_-_-_- -_-_- -_-_- -_-_-_-_- -_-_- -_-_- -_-_
ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ
二 三 二三 二 三 二 三 二三 二 三二 三 二 三
『ひょっこりハッテン島』
歌・ビラクとオレルアン少年合唱団
男をアッー!アッー!アッー!アッー! かきわけて
(アッー! アッー! アッー!)
ケツをウホッウホッウホッウホッ 掘り抜いて
(ウホッ! ウホッ! ウホッ!)
ハッテン島はどこへゆく 俺らを乗せてどこへゆく
(ううううーううううー)
丸い紋章町の水平線に アイツがきっと 待っている
苦しいこともあるだろさ 悲しいこともあるだろさ
だけど俺らはくじけない 泣くのは嫌だ ヤっちまおう
進め!
ひょっこりハッテン島
ひょっこりハッテン島
ひょっこりハッテン島
_, ._
( ゚ Д゚) ←ジェローム
( つ旦O
と_)_)
_, ._
( ゚ Д゚) この島じゃノンケだって食われちまうんだZE☆>
( つ旦O アッー!>
と_)_)
_, ._
( ゚ Д゚) ガシャ
( つ O. __
と_)_) (__()、;.o:。
゚*・:.。
_ _ ξ
(´ `ヽ、 __
⊂,_と( )⊃ (__()、;.o:。
゚*・:.。
ビラク「よい子のみんな、ひょっこりハッテン島はどうだったかな? 島のいいおとこ達はみんなの愛を心待ちにしてるんだYO!」
ロシェ「深夜番組だからよい子のみんなは見てないんじゃないかな……。
さて、そんなことより次スレのURLは
ttp://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1350067284/だよ。よろしくね」
ビラク「次スレこそ俺とへっきゅんのラブラブネタが投下されることを願ってるんだZE☆」
ロシェ(……ヘクトルさんも大変だなあ)
,.: : : : : : : ..
. /: : : : : i : : : : : \
/: :\:.: .: :.| : : : j : : : ヽ
|:_\__ :ヽ.: :.| : :,∠=く: : :|
! ヽ:|  ̄`ヽ|/ ∨:!
∨/L..,_ _,..⊥|: | . ‐'' ´ ̄ ̄``ヽ、
. ∨|ーFリフ.. 'F-ソ j'^} . ‐'´: : : : : : : : : : : : ヽ、
. { i! :| !_リ , ': : : : : : : : : : : : : : : : : : `'ー 、
`'| '= | . /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',
. ト、 ‐ ‐ ,: :l _ /: :/: / : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : :l
,.─r─::.|. ゝ `¨ ,: |:! \ ,': :/: :i : ,,-"`´゙ヽ: : i: : : : : : : : : : : : }
}=ミ::∧:.:.:_| ゝ.--- =' :||. r─ |: :l: : :i: :l l 人: : ヽ: : : ヽ: : : |
../' マ∧/∧. ヽ _ノ|. | ヽ{ヽ: : `l ̄、` -'_-_-ヽ: : ヽ、: ゝ: ノ
ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー! `丶.|i´ヒ}| ''ラpヾ丶|: |,クヽ: /
この埋めは l ノ 'ー' .レ'_/: : /
_____ ____ ______ _ _ |、ヽ / |: : :/
│ _) │ _) │_ _) │ │ ./ _) .,,、-‐-、,,-‐ヽ. `..ー .|¨‐、,-‐、__
│ │__ │ │__ │ │ │ │ ./ ./ :::::,‐",‐"¨:`、__,,. イ |ヽ/ /:::.::゛'‐-、
│ _) │ _) │ │ │ │ / ./ ..:::{ {:::::::::,、|ヽ__,,.、-''" / /::::::..
│ │ │ │__ │ │ │ レ / .::::ヽ、ヽ、/:::゛',=====.| .|:::::::::::...
│ │ │ ) │ │ │ ./ ..:::::::::::/ ./{::.. / ..:::::::| ヽ:::::::::::...
. ̄  ̄ ̄ .  ̄  ̄ ̄ の提供でお送りしました。
ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!
次スレ:歴代FE主人公が兄弟だったら 47章
ttp://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1350067284/ ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!アッー!ウホッ!
投下終了
微妙に容量残ってもーた
/ ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
' ヽ、
/ i ::i;; i :ヽ
/;;;; ii i;; ;;ii / |
|;; ii i ..ii: ::.;i ..:: ,,|
|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""| ,,.、-‐、 ,,.、-‐==z
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/" ヾ ,,,| ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/ ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"| ト | r'´ _>,_゛'‐、 ヽ,´ ̄` ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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ト、 --=-- .`| .ー'ノ '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し ' | l川|ヽ __, l '、| / '、 .─` .,, |,| /:::::::::::\
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