1 :
それも名無しだ:
2 :
それも名無しだ:2009/10/12(月) 10:07:17 ID:e5QtlzHp
3 :
それも名無しだ:2009/10/12(月) 10:24:39 ID:32cISIVh
乙。再登場まではまったりだが地道に行こうぜ
4 :
それも名無しだ:2009/10/12(月) 13:22:46 ID:DcMKejaj
乙ゴンライフルFモード
5 :
>>1乙代わりに:2009/10/12(月) 22:30:14 ID:DB3loJec
「男の人って、どうしておっぱいが好きなんでしょうね」
考え事なのに言葉に出してしまうのは、彼女たちの置かれた環境に起因する。
サイトロンという解明困難な技術に伴い、ある程度の意思疎通が半自動的に
行われてしまう状況。
それでもフェステニアやメルア、カルヴィナらと一緒にいる時は大した問題では
なかった。言葉にせずとも分かり合えることで脱出できた危機も少なくない。
が。
そこに年頃の少年がひとり紛れ込んだことで、事態は激変する。
今までは言語化されることなくダイレクトなイメージなどで飛び交っていた乙女の
本音が有形無形の精神破壊兵器となり、多感な思春期の青年の心を無遠慮に
容赦なく徹底的にえぐっていったのである。
傍から見れば喜劇でも、当事者からすれば悲劇以外のなにものでもない。
ましてや相手は人を殺した事もなければ女を抱いたこともない、正真正銘の
チェリーボーイである。両親を亡くして苦労していたとはいえ人間の善性とモラルが
確固たるものだと信じて生きてきたような人畜無害の庶民Aである。
つまり。
サイトロンの特性をある程度理解し、その上で多感な時期の人間が被るであろう
影響の大きさについて懸念を抱ける程度の人格者が件の少年を襲うであろう悲劇の
可能性に気付いた時、少年すなわち紫雲統夜の置かれている状況は有識者が
推測する最もおぞましい事態の斜め上を突っ走る程度の場所に落ち着いていた。
「別に、胸に興味はないかな」
淡々と、戦術教本に目を通しながら統夜は答える。心なしか、その表情は翳っている。
目からハイライトが消えている。瞳孔も多分開いているだろう。
「じゃ、じゃあ。統夜は女の人のお尻とか、フトモモが好きなんですか」
「普通の人は、女の人のおっぱいもお尻もフトモモも好きだと思うよ」
乾いた笑顔で統夜は答える。
普通の人は。
危険な兆候である。もし仮にここに速水○ばりに渋くも色気のある声のナイスダンディが
現れて誘ってきたら、現状の統夜は躊躇もせずについていきそうなほどに危険である。
そういう展開に興味がないといえば嘘にもなるが、それは己が女として敗北した事を
認める事になるわけで、受け入れられるはずもない。
統夜は頑張っている。
戦争に巻き込まれ、国家機密級の兵器を押し付けられ最前線に放り込まれつつも、
カティアたちのパートナーとして頑張っている。周りの評価も少しずつ高くなっている。彼女達の
好感度だってうなぎのぼりのチャージしまくりだ。
後は、ちょっとしたイベントでも発生さえすれば彼女たちは統夜との信頼関係を恋愛の二文字に
変換出来るはず――つい数日前まで、彼女たちはそう信じて疑わなかった。
風呂場にて全裸で迫ったフェステニアは、抱きついてなお微動だにしないオルゴンソードに
慄然とし、気遣うような表情と共に発せられた
「ごめん身体洗うの邪魔だから退いて」
の一言で沈んだ。
寝室にて裸ワイシャツでベッドに潜り込もうとしたメルアは12時間かけて布団を温めつつも
戻らぬ部屋の主に絶望した。統夜はオルゴンエクストラクターを利用しない通常兵装の操縦訓練を
受け続け、疲労のため気絶して医務室で眠っていた。
かくしてカティア・グリニャールは窮地に立たされていた。
あえなく撃沈した二人の妹分は今や廃人に等しく、ゲームのコントローラー片手に回線の向こうの
何者かと共に狩猟の旅に出てしまった。なんでも月面でも大流行のゲームらしく、どういうわけか
ここ数ヶ月は戦争状態もぴたりとおさまり擬似的な平和を皆で享受している。
だが、このままでいいはずがない。世界の平和も、恋の行方も。
「統夜は、おっぱいとかお尻とかフトモモとか興味ないんですか?」
「……」
統夜はしばし沈黙し瞑目する。やがて意を決したのか立ち上がった彼は、カティアの前に立ち、
その手を掴むと己の股間に押し当て――「彼」が「彼女」に変わったことを理解させた。
「サイトロンの共振作用が身体にも影響を及ぼし始めた、って話だよ」
「zzz――おいなりさんが、統夜のおいなりさんがぁ」
「すいませんカルヴィナさん。何故かカティアの寝顔に落書をしたくなったんですが」
「額に【肉】で勘弁してあげなさい」
「油性で?」
「油性で」
6 :
それも名無しだ:2009/10/13(火) 00:22:26 ID:R/UT9VuX
7 :
それも名無しだ:2009/10/13(火) 01:49:21 ID:pLljG6gA
8 :
それも名無しだ:2009/10/13(火) 02:32:29 ID:zZ7G14q/
>>1乙である!
>>5 久しぶりに来たら新スレで、ド初っ端からなんという
>>1乙SS。
きっとこのスレも無事に使い切るだろう。
9 :
それも名無しだ:2009/10/13(火) 22:17:18 ID:MQ29+eDR
カティア「サイトロンの弊害・・・まさか、そんな」
イネス「このままサイトロンを浴び続けていくと・・・
最終的に、フューリーと同じ、戦うための体になってしまう可能性が高いわね。」
統夜「・・・」
カティア「統夜・・・あなたの体は・・・大丈夫なの?
何かまずいことが起こっているなら言って、テニアも、メルアも、カルヴィナも居るから」
統夜「・・・大丈夫だよ、カティア」
カティア「え?」
統夜「今の所そんなことは感じられないし、そんな危険な事、俺絶対ならないからさ」
カティア「でも!統夜のサイトロンの反応係数は・・・」
統夜「だから、大丈夫だって。
早く戦争終わらせて、みんなの笑顔みたいしさ・・・
だから、俺はただ、俺ができるだけの無理をしている・・・
それだけだよ」
何となくさっき見た物の影響で書き上げてみた。
10 :
それも名無しだ:2009/10/13(火) 23:23:02 ID:R/UT9VuX
男性ホルモンの分泌を活発にすれば解決すると分かり奮起する三人娘
困ったときの御都合主義キャラ冥王様の入れ知恵
な、なんだこの情景は…
これがサイトロンの力か…
11 :
それも名無しだ:2009/10/14(水) 00:17:00 ID:JEDJd3X0
さあこのスレも頑張って伸ばしていきましょう
12 :
それも名無しだ:2009/10/14(水) 00:29:33 ID:lU2Z/wAs
>>9 カティア「・・・こんな寄り道はさせたくなかった」
統夜「え?」
カティア「・・・貴方には、いつもどおりの暮らしをしていて欲しかった。
私たちの勝手な都合で、ここまで統夜を付き合わせてしまって・・・」
統夜「ありがとう。
でも、俺、これで良かったと思ってる。
だって、カティアと出会えたから。」
カティア「・・・統夜・・・」
13 :
それも名無しだ:2009/10/15(木) 17:09:10 ID:mrAKfOhL
安全圏までは埋めるでござる
14 :
それも名無しだ:2009/10/15(木) 18:18:34 ID:PPEHL+X+
>>1乙でスレを押し上げるんだ!
>>1乙には希望がある
この力ならやってのけるさ!
15 :
それも名無しだ:2009/10/15(木) 20:17:19 ID:yGjnoOI8
16 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 00:03:59 ID:V/DLPjEF
とりあえず
>>30くらいまで伸ばせば大丈夫なんだっけ?
17 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 00:56:49 ID:uo4/nTme
つまりカティアさんの婚期が30まで伸びてしまうと。
18 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 03:19:06 ID:rMjrjzE0
既に夫婦みたいなもんで今更みたいで
たった一言を切り出せずに悶々とする統夜と
たった一言を待ち焦がれるカティアと申すか
大好物でござる
19 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 03:21:32 ID:hj73vjLC
あのスペックで30までほっとかれるなんてありえんな
20 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 08:09:25 ID:uo4/nTme
逆に考えるンだ。
Jの時点で既に28か29だったんだよ!
21 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 08:47:02 ID:V/6tWEs8
な、なんだってー(棒読み)
22 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 14:05:02 ID:olUK63wx
>>18 いや違うな。
既に夫婦みたいなものだから、すっかり忘れていたに50ガバス
23 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 15:21:24 ID:V/6tWEs8
何も言わなくても分かってくれるカティアにすっかり甘えているからに50ガバス
24 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 18:25:26 ID:rMjrjzE0
カティア「分かっていても女の子は言って欲しいものなんです」
冬服に衣替えしてはや二週間、オレはいわし雲が忙しなく流れていくのと、科学講師の意味不明の板書を眺めている。
昼前に音もなく窓を濡らしていった時雨も止み、涼しいというには少し過ぎるくらいの気温だ。
それでも一応科学の講師が書いていく何らかの記号群を書き写していると、ようやく今日一日の授業が終わってくれて、オレは盛大にあくびをした。
今日もコンビニでバイトがある、オレはもはや何語なのかも分からない小汚い文字の描かれているノートを片付けてから立ち上がり……
「ちょっと良いかしら? 紫雲君」
今まで話したこともない、よく知らない女子生徒に捕まった。
「今日これからバイト?」
「あ、ああ」
自慢じゃないが、クラスの人の顔と名前を未だにちゃんと憶えていない。正直この人誰だろう?
「何時に終わるのかしら?」
「えーっと、午後20時に……や、つか、どちら様でしたっけ?」
「七組の綴喜香織、カティアちゃんのクラスメイトよ。カティアちゃんから紫雲君のことは良く聞いてるわ」
女子生徒は短く切りそろえた髪を得意げに揺らしてから
「どんなに君が極悪人なのかもね」
と笑う。
「や、つか、初対面でエラい言われようだ」
「彼女に『好き』の一言も口に出来ないヘタレの評価なんて、そんなモンでしょ」
「うあ」
破壊力満点の発言に、放課後の気だるい雰囲気一転。
クラスの連中はわっと群がり口々に
「紫雲鬼畜だ」だの
「オレのカティアちゃんを返せ」だの
「さすが紫雲。オレ達に出来ないことをやってのける、そこにシビれるアコがれるぅ」だの
「ひゃっほぅ、紫雲最高」だの言いたい放題。や、つか、何か明らかにヘンなセリフがあったぞ今。
しかしこの娘、そうでなくても見慣れない女の子が来ていて、ちょっと注意を引いていたってのになんつうこと言い出しやがりますか。
オレは返事のしようがなくて、がりがりと無造作に伸ばしっぱなしの髪を掻いてみる。
「あー……その、なんだ。千鳥に弓、どうしてそう興味津々なんだ?」
「あったりまえじゃない!」
「っていうか、紫雲君、まだそれすら言ってあげてないのッ!?」
ちらりと非難の意味を込めて相良と兜を見やってみる。
今のアイコンタクトの何了承したのか、相良は得意げに頷き返してきやがった。
兜はさすがに申し訳なさそうに「すまん」と声に出さずに手を合わせて苦笑している。
「や、つか……綴喜さん? は、それを言いにわざわざ?」
「ええ、そうよ。良い? ウチのカティアちゃんを泣かせたら七組の女子が黙ってないんだから」
いつの間にそんなに人望を集めたのか、ウチのお姫様は。
「何呑気に構えてるのよ」
「そんな話聞いた以上、四組女子だって黙ってないわよ!」
いつの間にそんなに人望なくしたのか、このオレは。
「今日中に最低でもキスまでは行きなさい! もしくは次の休みにデートすることッ!!」
「なんでそんなコト強要されにゃならんのだ」
勝手に盛り上がる外野を眺めて、オレは人生で多分一番盛大にため息をついた。
26 :
それも名無しだ:2009/10/16(金) 23:29:59 ID:9H4ULFmd
そんな訳でバイトも身に入らず、普段はぼんやりしている自主休学中の大学三回生の先輩に
「大丈夫か? ちゃんと食ってるか? ラーメン奢ってやろうか?」
と心配され、キャッシャー嫌いの店長に
「分かった。キャッシャー《ここ》は私に任せて、紫雲君は先に行きなさい」
と言われる始末。や、つか、先輩はヒトにラーメン奢る前に先週貸した三千円返していい加減大学に復学して下さい。
そして店長はキャッシャー使うだけで悲壮な決意をしないで下さい。
結局いつも通りにバイトを終えて、ラテをちゅーちゅー飲みながら帰宅。
築十数年の我が家にたどり着くものの、放課後の件が気になって素直に帰りにくい。
「さて、どうしたモンだかなぁ」
声に出して言ってみる。
白状すれば、そういうのを言ったりしてこなかったのは、全部オレが小心者だったりする訳で。
多分カティアは言えば喜ぶのだろう。けれど、何となく言ってこなかったのは、オレがカティアに甘えていたからだったりする訳で。
照れくさいから言い辛いのを分かってくれてる。オレの本音なんて口にしなくても分かってくれてる。そんなあやふやさにのっかって安穏としてきたのだ。
他の連中に尻を叩かれて、って言うのが少々気に食わなくもないが……そんなコト、オレとカティアの間に関係のないことだ。
オレはポケットの中で今まであまり使い道のなかった携帯電話を取り出し、自宅を呼び出す。
コール三回で耳になじんだ、少しだけ澄ました余所行きの声が
「はい、紫雲です」
と答えてくれる。グリニャールではなく、紫雲と答える彼女に少しだけ嬉しくなった。
「今表に居るんだけど」
「え? 統夜?」
「ちょっと出てこられる? 何でもない話をしよう」
慌てて飛び出すカティアは、淡雪色の頬を上気させていて、自分の格好に気が付いて慌ててエプロンを外した。
そんな慌てようがひどく可愛らしくて、オレは声をあげて笑った。
「そんな笑わなくたって良いじゃないですか」
不服そうにカティアは唇を尖らせて、オレはもう一度喉の奥で笑いを堪える。
「ゴメン、でもさ、ちょっとさ」
制服のままで、ひっつめ髪で、化粧っ気もなくて。
放課後オレを責め立てた女子と比べて、あまりにも地味な格好をしていて、けれど胸にくるものがあった。
二人で築十数年のこの家を守っているのだ。
オレ達自身が望めば、たぶんこれからもずっと、そうなるハズだ。
「なぁ、何でもないんだケドさ」
何でもないと前置くのは照れ隠しで、だからカティアは逆にはっとした顔になる。
「オレ、カティアのコト、好きだ」
「………………」
「ほら、何でもないコトだ」
「ッ!! そんなコトッ!!」
「何でもないコトだよ。ずっと……そうだったんだから」
残りのラテを音を立てて啜る。
「急にそんなコト言うなんて……あ!! ウチのクラスの子に何か言われましたね!? だから―――」
「半分正解。で、半分外れ」
涙目でいやいやと首を振るカティアに笑いかけた。
「そりゃひどい剣幕で言われたケドさ。最終的に他の連中なんて関係ない話。オレが……カティアを好きだなんてコトは」
「……もっと」
「好きなだけ」
待たせた分を取り戻すように、次を求める声がきこえる。
27 :
蛇足:2009/10/16(金) 23:31:16 ID:9H4ULFmd
「それでね、カナメ、それでね」
「あ〜、分かった分かった。分かったから少し落ち着きなさい」
あの頃一緒に頑張ったお粗末さんや切腹さん、紅さん達がまた気が向いた時にでも気安くネタ投下出来る様に、
折角だから安価やってみる。
次のシナリオのネタ、もしくはタイトル案。
区切りも良いからとりあえず
>>50よろしく。
29 :
それも名無しだ:2009/10/17(土) 02:41:39 ID:zS/F0ny6
乙です。
他にもぜよらいまぁ〜な人とか、(当時)受験生の従士見習いさんとか野猿さんとか本当に色々いたねー
30 :
それも名無しだ:2009/10/17(土) 05:08:52 ID:o1cNQfkd
安価か…
引き出しの中のラブレター
31 :
それも名無しだ:2009/10/17(土) 23:11:43 ID:s2PqiykT
クラスメートのこの名前なんて読むの?
つづき?
32 :
それも名無しだ:2009/10/18(日) 00:28:29 ID:EmxEzRHV
突然伸びたなw
まあこのスレにはよくあることだったが
33 :
それも名無しだ:2009/10/18(日) 07:14:07 ID:U+gR8Csk
つづきでおk
34 :
それも名無しだ:2009/10/20(火) 23:34:56 ID:zPehzR/I
35 :
それも名無しだ:2009/10/21(水) 12:36:27 ID:aXrFfnzU
よし、「加速」を使うぜ!
36 :
それも名無しだ:2009/10/21(水) 21:38:54 ID:n7Cgp0hG
付き合ってやる、十秒間だけな!
ピピッ スタートアップ
37 :
それも名無しだ:2009/10/21(水) 23:02:18 ID:rHDpnnxd
十秒間だけ付き合うというので。
少々むっとした表情のカティアは、同じく不貞腐れた顔を隠そうともしない紫雲統夜の
両手を握り、正面から向かい合った。
えい。
という小さな掛け声と共に爪先立ちとなったカティアは統夜と唇を重ね――ず、彼の下唇を
はむりと甘噛みしてみせた。
はむり。
二秒経った、統夜が目を丸くしている。
はむむり。
五秒。テニアとメルアが悲鳴をあげようとして、逆に唾をごくりと飲み込んだ。
はむはむ。
七秒。統夜が我に返ったのか手を動かそうとするがカティアが手首をしっかり握っており微動だにしない。
……ちゅるん。
十秒。
満足そうにカティアは手を離し、先刻までの不機嫌など忘れたかのように立ち去った。
立ち去られた統夜は。自分たちがひどく馬鹿馬鹿しい理由で喧嘩していた事を忘れ、不覚にも体育座りを
強いられる事になったという。
38 :
それも名無しだ:2009/10/21(水) 23:04:26 ID:aqMMKDaW
なんというロケット加速
素晴らしいとしか言いようが無いなこれは
39 :
それも名無しだ:2009/10/22(木) 12:46:15 ID:+T6VIbbg
ちょっとすまない
今、リメイクポケモン金銀やってて思ったんだが、
ラジオ塔でのライバルの行動で
「そんなかっこう やめちまえ!」
ってのを見てたら
一瞬カティアEDの「それ、脱いでください!」が
フラッシュバックした俺はもうダメかもしれない。
ゴメン、何か自分でも書いてて取り留めのない文章で。
40 :
それも名無しだ:2009/10/22(木) 17:52:39 ID:NALhUq6f
リメイク前よりツンデレ成分が増えて
その上ドジっ子成分が追加されたカティアですか
41 :
それも名無しだ:2009/10/22(木) 18:32:49 ID:fGsgZZxK
盗んだポケモンを律儀に返しにきたり、戦闘終った後でご丁寧に回復しておけと注意してくれるカティアですね?
42 :
それも名無しだ:2009/10/22(木) 18:50:09 ID:+T6VIbbg
カティア「ワニノコ・・・こいつはたいしたお宝ね」
43 :
それも名無しだ:2009/10/23(金) 11:33:59 ID:vbzt4YS0
四天王はドラゴン使いのアル=ヴァンと
ウーーッハーーッ!なグ=ランドン
ですか?
44 :
それも名無しだ:2009/10/23(金) 14:30:44 ID:GQSdQGQ1
一番手のエロ担当がジュの字で
ババア担当がフーさんと申したか
45 :
それも名無しだ:2009/10/23(金) 15:36:22 ID:3no1Kmx7
富士山では「原点にして頂点」の存在、エ=セルダパパが無言で待ってるんですね?
46 :
それも名無しだ:2009/10/23(金) 20:10:26 ID:WOp6FdYt
おや? ヴォルレントの ようすが……
おめでとう! ヴォルレントは ラフトクランズに しんか した!
47 :
それも名無しだ:2009/10/24(土) 21:56:29 ID:0HL+XXsV
よくわかるカティアさんの変遷。
J発売直後:地味&微妙な扱い(精神コマンドとか射程距離+1とか)
混乱期:腐女子属性によるキャラ改変(OGスレ)。荒れる。
混沌期:一部紳士たちが「カティアはそんなキャラじゃない!」とカティアスレで活躍を始める。
発展期:お粗末氏をはじめとする職人が頑張る。カティアさんのイメージが改善される。
混迷期:なぜか冷凍マグロ属性が付与される例が散見される。
安定期:カティアさんは乙女なんだよ。
48 :
それも名無しだ:2009/10/25(日) 23:06:40 ID:Y6B2NVtm
腐属性の根源ってOGスレだったのか
49 :
それも名無しだ:2009/10/26(月) 03:57:24 ID:9VOxmiHB
OGスレは笑いを取りに行くネタ色が濃いからね
原作中のゲキガンガーに感銘を受ける描写→オタの才→腐女子化ネタ
って感じだろうな
50 :
それも名無しだ:2009/10/26(月) 08:26:06 ID:KaGp7Bbs
ミスターハラキリによって確立されたマグロ属性
51 :
それも名無しだ:2009/10/26(月) 13:16:48 ID:9VOxmiHB
一見マグロそうに見えてその実
夜は騎士殿がマグロと申すか
52 :
28:2009/10/26(月) 15:54:57 ID:zs9TOZeE
たぶん忘れられていたのかもしれないけれど。
安価
>>50で書くと宣言してたんだ、オレ。
じゃあ『ミスターハラキリによって確立されたマグロ属性』で一本書いてみる。
いやもう、何を書けっていうのか
53 :
それも名無しだ:2009/10/26(月) 18:21:18 ID:9VOxmiHB
このネタをどう料理するか期待
54 :
それも名無しだ:2009/10/26(月) 23:32:18 ID:rzq7bKTD
わ切腹の人とミスターハラキリは別人格なのかな、かな。
カティアさんはツッコミ属性があると思うけど、その突っ込みはえげつない
ものが多いと思う。
55 :
それも名無しだ:2009/10/27(火) 00:24:10 ID:YeZh5MGb
>>52 が、がんばれ〜…
正直どんな話になるのか全く想像がつかない、というかそんな題材で本当に何か書けるのか心配だが
俺は楽しみにしてるぞ
56 :
それも名無しだ:2009/10/27(火) 18:28:26 ID:fXncanEj
57 :
それも名無しだ:2009/10/27(火) 22:31:31 ID:bxX/XS9U
こんな形でカティアスレが終焉を迎えるというのか。
58 :
それも名無しだ:2009/10/27(火) 22:45:25 ID:55W+49u1
落ち着け…明らかに巻き添えだ…素数を数えて落ち着くんだ…。
2,3,5,7,11,13…
59 :
それも名無しだ:2009/10/27(火) 23:15:25 ID:cRs0qSSy
>>57 スレ行ってみれば分かるが
>>56書いてるやつ私怨でやってるだけっぽいぞ
それ以前のヤツも理由がないって却下されてるし
60 :
それも名無しだ:2009/10/27(火) 23:18:12 ID:cRs0qSSy
ってごめ、俺の勘違いだった
61 :
それも名無しだ:2009/10/28(水) 00:52:33 ID:1wvp8uYe
仮に落とされたとしてもまた立てればいいさ。
幸いこのスレはまだ50ちょっとしか伸びてない
62 :
それも名無しだ:2009/10/28(水) 17:34:12 ID:be+Eie48
一体何がいけなかったというんだ
まさか冷凍マグロか
63 :
それも名無しだ:2009/10/28(水) 22:47:03 ID:AAUYLkXr
カティアスレは滅びぬ、何度でも萌えあがるさ
64 :
それも名無しだ:2009/10/29(木) 00:48:10 ID:3gSmvhbj
そこに萌えがある限り!我々は何度でも立ち上がる!
65 :
それも名無しだ:2009/10/29(木) 03:10:18 ID:0nq13kUX
携帯ゲーキャラ板に引越しをすれば文句も言われまい
66 :
それも名無しだ:2009/10/30(金) 23:59:37 ID:4MCam9Lf
携帯ゲーキャラ板はかなり過酷な環境だぞ
スパロボ関連だとアイビスとクスハしか生き残れていない
67 :
それも名無しだ:2009/10/31(土) 00:42:52 ID:q0jT2j/9
そのアイビススレも一度圧縮に巻き込まれたくらいだからな
68 :
それも名無しだ:2009/10/31(土) 09:58:10 ID:W1kGzsLF
そうなの?最近のJ萌えスレの流れで大丈夫だからたいしたことないと思ってた
69 :
それも名無しだ:2009/11/01(日) 00:26:54 ID:hCyAg+Md
絢辻さんがM専だとかちゃんとプレイしてない証拠ですよ。
彼女はSの仮面を被ったM。
70 :
それも名無しだ:2009/11/01(日) 00:30:40 ID:hCyAg+Md
しまった誤爆…
カティアさんこそ裏表のない素敵な人です。
71 :
それも名無しだ:2009/11/01(日) 15:06:48 ID:EnCtl8ns
>>47 カティア厨の我侭ぶりがよく分かるな
他のキャラファンは多少変なキャラに改変されてもスレが盛り上がりを優先して素直に受け入れてるというのに
「カティアはそんなキャラじゃない!」だと?
そんなキャラじゃないってキャラが何人いると思ってんだ?変な改変がカティアだけだとでも思ってんのか?
改変の根拠があるだけまだマシな方だろ、中には何の根拠もない、ないのも同然なのに変なキャラに改変されてる奴もいるのにさ
どうせお前らカテ厨はOGスレでの流れなんぞ無視してそんな風に駄々こねてたんだろ?
愛しのカティアさま(笑)さえ良けりゃ他のキャラのファンもOGスレ住人もどうでもいいんだろうよ
こういう傲慢さがお前らカテ厨って生物なんだよ
カティアそのものは好きでもこういうウザくてムカつく信者共のせいで差し引いて嫌いになるってのも理解してないんだろうな
でもって今後も他のキャラのファンの事の迷惑など無視してTPOも弁えず騒ぎ続けるんだろうな、お前らカテ厨は
どうせお前らの事だから俺をTPO弁えてないとか言ってくるんだろうがそれは無駄な話
だってすぐ削除されるスレなんだもんなぁwwwざまあwwwww
依頼した奴たGJwwww削除後にまた性懲りもなくスレ立てかましやがったらまた削除依頼してくれよなwwwwww
カテ厨をのさばらしてはいけない、それがロボゲ板の正義だ!!
72 :
それも名無しだ:2009/11/01(日) 15:53:28 ID:8RugH9tm
カティアさんのシャンプーの香りにドギマギするトウヤ
73 :
それも名無しだ:2009/11/03(火) 17:57:57 ID:aH+RbD2M
お前ら的にカティアの声ってどんなイメージ?
個人的には桑島法子なイメージなんだけど
74 :
それも名無しだ:2009/11/03(火) 18:34:12 ID:OQfcL1Ry
柚木涼香さん。ただし斗貴子さんじゃなくてエルルゥやリアラ的な声で。
台所で渋い顔でカティアが電卓を叩いている。イロイロとガタのきていたモノを直したせいか、今月は厳しいらしい。
来月はもう少しバイト増やすかなぁ。と考えていると、またぞろおかしなモノでもみたのだろう、ウチの賑やか担当が
「千住の生まれよォ」
とか言い出した。
上機嫌のテニアは歌舞伎よろしく見栄きる。
「寿司食いねェ」
「なるほど、それが言いたかったのか」
眺めていた観光ガイドから顔を上げると、世界中の緑色のお手本の様にきらきらした翡翠の眼差しがそこにいた。
「ビンゴッ。カティア〜、お寿司食べたい〜、トロにぎり〜」
けれど今はご機嫌芳しくないカティアは素っ気無い。
「無理に決まってんでしょ」
「早ッ、もうちょっと考慮してよ〜」
「あのねぇ、テニアの想像してるみたいな回らないお寿司屋さんでトロにぎりなんていつものノリで食べたらどうなると思ってんの?」
テニアはおどけて目をくるりとまわしてから
「ん〜、回ってるお寿司屋さんで一皿百円でしょ? 電気代が抜かせられるから……九十円?」
とボケてみせるが、突っ込むカティアはやっぱり素っ気無い。
「桁が違いすぎるわよ、数万円の世界なんだから」
「なんで〜、だってあんなのお酢のお握りに刺身が乗ってるだけじゃん。カティアが作ればいいじゃん」
テニアはまた乱暴なことを言い出す。
「無茶言うなよ、テニア。メシ炊き三年にぎりに八年って言ってな、素人じゃどうにもならない世界なんだよ」
オレは読みかけのガイドを放り出して振り向く、テニアは文字通り頬を膨らませている。
カティアは困り顔で「統夜、お願いします」と目で訴えている。
「寿司に天ぷら、うなぎ。江戸前のこの三つは特にそうだ、職人の技術にゃどうひっくり返っても勝てない料理なんだから」
「カティアの料理スキルは、もう十分職人芸と言っていいと思う」
ねー、とテニアは家計簿を睨んでいるカティアに猫なで声をだしてみせるが
「ありがと、でもそもそもトロなんて買うお金ないわよ」
ほら、と眼前に突きつけられる。
「まぁ綺麗な赤色。赤鉛筆はメイドインジャパン?」
「ええ、やっぱり安心活力の日本品質」
「さすが日本が誇る三○鉛筆、百人乗っても大丈夫」
「アレ、百一人目になりたいわねぇ、ダイエット的な意味で」
「現実逃避するなよ、二人とも」
アレコレ修理したり買い換えたりしたから、今月キツいんだから。あと百人乗るのは物置だ。
さすがにない袖は振れない。そこらは理解してもらえたようで、テニアは盛大にため息をついて出て行った。
それがあんまりに哀愁漂っていて、なんとも申し訳ない気持ちになる。
とはいえ、ないものはどうしようもない。オレは肩を落として出て行くテニアを眺めて、ぼんやりとする。
「あの、夕飯に足りないのがあるので、少し買い物してきます」
好き放題喋っているテレビの声を適当に聞き流していると、いつの間にか出て行く準備を整えたカティアが悪戯っぽく微笑んでいる。
「お、オレも……」
「大丈夫、少し買い足すだけですから……二十分で戻ります」
と慌てて腰を浮かせるオレを、微笑み一つで制してカティアはパタパタと出て行ってしまって……
「あ〜」
オレは、所在無く立ち上がって、どうしようか迷ってから
「……お茶でも飲むか」
頭をがりがりと掻き、誰ともなく言い訳なんかしてみた。
76 :
それも名無しだ:2009/11/04(水) 23:09:39 ID:pfJIrnJs
それから言った通り二十分で帰ってきたカティアは、やっぱり悪戯っぽく笑ったままで
「もうちょっと待っててくださいね」
きっと、何かやるつもりなのだ。黒い瞳をきらきらとさせて、カティアは狭い台所を動き回っている。
どうやら煮切っているらしい酒の香りが漂う、何かのタレでも作る気なのか。
炊き立てのメシに、酢が混じる匂い。ここでようやく何を作るつもりなのか気が付いた。
振り向くとウィンクしたカティアが、人差し指を唇に当てていた。
夕飯の時間、テニアは息を飲んで
「カティア〜、コレ、コレ、ナニ?」
カティアは楽しそうに笑ってから答える。
「トロはムリだけれど、赤身は何とか手に入ったから……これがある意味正しい江戸前よ」
さすがににぎりはムリだけれど。と断るが、これで十分凄い。
きらきらと光る酢メシの上に、イカやエビや……そしてヅケになった沢山のマグロ。
「綺麗ですね〜」
メルアも初めてみる料理に見とれている。
「カティア、寿司作れるんじゃん」
テニアはなんだか偉そうに鼻を鳴らすと
「どう統夜、カティアはやってくれたよ」
なんて言い出す。
「テニア、にぎりがムリって言ったのよ。酢メシやヅケなんかはホウメイさんに習ったことあるの」
「じゃ、なんで今まで作らなかったの?」
「お酒を煮切る匂いが苦手で……」
良く見ると、頬が桜色になっている。
やっぱり悪戯っぽく舌を出してみせるその笑みは、多分ほろ酔いだ。
少しだけいつもより上機嫌なカティアは、得意げに
「トロなんざヤボの極み、ホンキの江戸前は赤身のヅケよォ」
と、どうやら近所の魚屋に仕込まれたらしいマグロ談議を何度も繰り返した。
あのやたら切腹したがる魚屋、どうしてくれようか。
77 :
蛇足:2009/11/04(水) 23:14:39 ID:pfJIrnJs
「カティアちゃんは分かってない、こうもっとフランツな流れにするには大胆さが…………ってwt切腹の人が言ってた」
「なら切腹の人に逢ったら伝えてくれ。解釈なんて人それぞれ、半年前に言ってた王道なんて気にせず楽しくやろう……ってwtや、つかの人が言ってた」
さすがに冷凍マグロを振り回すのは無理だった。
ゴメン。
そして切腹の人にもゴメンなさい。
貴方の純愛路線を心待ちにしています。
ん〜また安価してみる。
次は
>>100に。そのくらいの方が容量とか使い切らなくていいかもしれないし。
あと
>>30の引き出しに忘れられた恋文の件もちょっと気になるんですが……
誰かGOサインくれると割りと嬉しい。
78 :
それも名無しだ:2009/11/05(木) 00:40:17 ID:+k1ouMie
純愛路線と言われて。
実は脳内に存在していたのが
「Rプロローグ+J序盤→(火星で時間跳躍の壁)→W第一部→R本編+J本編→D+W第二部」
という混沌としたクロスオーバーに基くJ本編最終戦闘「総代と和解編」のプロットであったため
カティアさんが統夜のパートナーとして戦いつつ「フューリーが38億年前に地球に【出現した】謎を
解明する」とか「龍神を崇拝する古代太陽系文明の共通項」とか「なぜフューリーと地球人は
かくも似ているのか」とか「先帝が自らの国と民を犠牲にしてまで銀河の中心で封印したはずの
モノを南極にうっかり見つけてしまい絶望したふりして地球を滅ぼそうとしていた総代」とか
「父親失格の考古学者を唆して封印を解かせたクリティック」とかアリアが暴走させたガウ=ラの
主砲が直撃する寸前に地球消失が起こるとか
そういう超展開というかカティアスレで投下できるネタじゃなかったんですなこれが。でもまあ
返歌というほどではないですが即興的にお目汚しをば。
今年はマグロが安いらしい。
そもそも一人暮らしの身ではマグロを買うことなど滅多にないし、炊事に興味のない高校生が
魚介の市場価格を把握しているはずもない。
だから。
「ほぇー、やっぱり安くなってますよ統夜。グラムあたりの値段が40円くらい下がってます」
と。
日曜午前中の大安売りと近所のスーパーが行っているタイムサービスという名の戦場で、
もう少し詳細に述べるのであれば、1パック50円のタマゴ(Sサイズ10個入り、お一人様一個限定)
のために片道160円の電車賃を惜しまない主婦層の集団が怒号と絶叫を轟かせている空間の
最も激しい領域において、
「今日はテニアたちも来るそうですから、多めに、買っておいて、も、いいで・すかぁ?」
あんた今日からカンフー映画の主役になりなさい。
その場にカルヴィナがいれば即座に言ったであろう台詞を飲み込みつつ、紫雲統夜はただただ
頷いた。
飛び交うのは音声だけではない。ブランド物のショルダーバッグ、中身の潰れた卵パックに豆腐、
カチカチに凍った円柱状の肉はジンギスカン用だろうか。カオス理論も真っ青の無軌道無秩序な
飛翔物に視線を向けることもなく紙一重で回避しながら、黒髪の少女は嬉しそうに両手に持った
冷凍マグロのパックを振り回して統夜に笑顔を向けている。
ああ、なんていい笑顔なのだろう。
ぶんぶん振り回す度に、死角よりその冷凍マグロのパックを奪わんと迫る主婦の眉間や鳩尾に
肘鉄が炸裂している。襲撃者は悲鳴を上げることもできずに悶絶し、逆に買い物籠よりめぼしい
お値打ち品が勝者への供物の如くひとりでに飛んでいく。目の錯覚ではない。
「はは、は」
「――お客さん、あの『漆黒のハラキリガール』の御知り合いで?」
「……は?」
乾いた声で笑うしかなかった統夜の背後に生じる気配。振り返れば、全身を包帯に包んだスー
パーの店員と思しき男たちが身構えている。
「あの、ハラキリガールってナンデスカ」
「当店のみならず近隣商店街でその名を轟かせている三人の少女、その一人に名付けられた称号
です。ご覧のように旋風のごとき動きで並み居る敵を蹴散らし的確にお値打ち商品の中でも最上の
ものだけをゲットして去っていく――かつてこの店を訪れた本部マネージャーが彼女に一目ぼれし
自腹を切って最高級の松阪牛スキヤキセットを用意して交際の機会を得ようとしたものの、まるで
次元を連結したかのような彼女の動きに翻弄され声をかける間もなく商品を根こそぎ奪われたという
伝説を残したことからハラキリガールと呼ばれるようになったんです」
「失礼ですがそのマネージャーを殴ってやりたいんですが現在どちらに」
「相手が未成年なのに職権乱用でそういう真似をしたのが本部にばれて文字通り詰め腹を」
まさにハラキリ。
スーパーの店員たちは恐れおののき、遠巻きにカティアの「戦い」を見守っている。
「それにしても今日は幸運だったかもしれない」「ああ。もしも『八重歯の赤いサイクロン』と『黄金郷
ジャージー姫』が来店していたら無事ではすまなかった」
「……」
そんな店員たちの会話を耳にしながら、統夜は頭を抱えるしかなかったという。
79 :
それも名無しだ:2009/11/05(木) 19:19:29 ID:+dEsRmDG
>>74 紫雲統夜・福山潤
カルヴィナ・久川綾
カティア・柚木涼香
テニア・中島沙樹
メルア・水橋かおり
シャナ・小野涼子
アルヴァン・一条和矢
フールー・今井由香
ジュアム・保志総一郎
80 :
それも名無しだ:2009/11/05(木) 22:05:54 ID:33zvXB8I
81 :
それも名無しだ:2009/11/05(木) 22:28:37 ID:uKW0Nf6L
>>77 毎度ながらGJ!
結構経つけど結局削除はされないのかな?
82 :
それも名無しだ:2009/11/06(金) 00:43:03 ID:SCNOAG8c
83 :
それも名無しだ:2009/11/06(金) 23:40:01 ID:ceVwsl/V
いい加減規制解除になったかな?と思いつつ
このスレにはまだ職人がいてくれる…こんなに嬉しい事は無い…!
84 :
それも名無しだ:2009/11/07(土) 15:30:33 ID:yZT0p9gC
85 :
それも名無しだ:2009/11/07(土) 16:26:15 ID:ItmQ+Y7U
>>84 アニメキャラ総合板…だと?
Jは俺の知らぬ間にアニメ化されていたと言うのか?
86 :
それも名無しだ:2009/11/07(土) 16:33:33 ID:8Pkrd0P2
87 :
それも名無しだ:2009/11/07(土) 17:51:00 ID:/ZvT6up5
>>86 こんどは誘導っていう理由があるから削除してもらえる(キリッ
とでも思ってるんだろうね。
あと
>>75は
>>30にも全力で突撃してください
88 :
それも名無しだ:2009/11/07(土) 18:30:59 ID:P8gYSvUl
万が一の時の事も考えておいた方が良いのかしら
今回のは何てことは無いにしてもさ
89 :
それも名無しだ:2009/11/07(土) 22:02:40 ID:4treivNR
ヒョーゴとかラッセルのスレは無視しておいて
カティアスレのような萌え心を刺激するスレにばっか貼ってんのが
なんかむかつくw
90 :
それも名無しだ:2009/11/07(土) 23:11:55 ID:FbO7SSVk
ヒューボさんとかラッセルさんが萌え心を刺激しないだなんて、
そんな失礼なこと言うのはいけません! って、カティアさんが
言ってた!
…あれ?
91 :
それも名無しだ:2009/11/07(土) 23:43:43 ID:te8Z6wD2
アトリームにも削除依頼荒らしはいましたよ
それも
>>84より粘着な奴がね
92 :
それも名無しだ:2009/11/08(日) 00:58:31 ID:REW8N9bf
>>91 やだ…なにそれ怖い…
>>88 シャナ姫様はゲームキャラだからゲームキャラ板
もしくは本スレの進み具合みるに携帯ゲーキャラでもよさそうだね〜
でも一番良いと言える結果は削除人が件の彼をスルーしてくれる事だ。
93 :
それも名無しだ:2009/11/08(日) 02:26:19 ID:174fNP+Y
最近、オリキャラスレに対して荒らしによる理不尽な削除依頼、誘導が頻発しています。しかし、
・そもそも乱立するスパロポ関連のスレをまとめるために作られたのがロボゲ板であること
・アニメキャラ板、ゲーキャラ板は容量的に余裕がないこと
・対してロボゲ板は荒らしのスレが乱立できることから分かるよう、かなり余裕があること
以上の点から、オリキャラスレは板違いではなく、他板への移動は不要、むしろ迷惑です。ですのでこのスレをそのままお使いください。
また、削除人さんが間違えて削除してしまわないよう、ローカルルールを今一度よく読んで利用してください。特にエロゲの話題には注意してください。
以上、マルチ、長文失礼しました。
94 :
それも名無しだ:2009/11/08(日) 05:17:59 ID:KhrpLfQd
今回のこのスレに対する削除依頼は嵐の壮絶な悪あがきだったと言うわけか…
自治スレの人々お疲れ様
それはそうとそろそろ安価に近いな
統夜「トリックオアトリート…とでも言うと思ったか!トリックオアトリックだハッハー!」
はい、無茶振りです
95 :
それも名無しだ:2009/11/11(水) 00:13:55 ID:0zkIl1FG
板がゴタゴタしちょるなー
紫雲家にもゴタゴタはあったりするのだろうか
意外とカティアと統夜の喧嘩は長引きそうだ
96 :
それも名無しだ:2009/11/11(水) 23:40:12 ID:hcAqs1QW
喧嘩した場合、性格上、カティアさんから謝ることは少ないだろうな
自分からはなかなか言えないが謝られたらすかさず謝り返すタイプだ
97 :
それも名無しだ:2009/11/12(木) 23:42:05 ID:NDAYlaSR
喧嘩中は統夜のご飯だけ露骨に減らしたりしそうだ
98 :
それも名無しだ:2009/11/14(土) 21:07:05 ID:1/FVfvLV
>>97 皆ゆで卵なのに統夜だけ生卵な光景が見えた
ところで本スレ落ちた?
99 :
それも名無しだ:2009/11/14(土) 23:00:30 ID:Hmaw4gpn
統夜「俺だけ生卵…あ、卵かけごはんにしろってこと?
いいね。好きなんだ卵かけごはん」ボドボド
カティア「(ああっ!喜んでしまっている!?)」
ひゃっはー安価だーお題は
>>94のネタでやってもらおうか!
立冬を越えた晩秋の今夜は、もうそろそろ半纏一つ羽織っただけの身には随分辛い。
なかなか温まらない暖房に憎しみの視線を投げかけていると
「あの……統夜さん、こんなものが出てきたんですが」
と今日は珍しくメルアが現れた。
早咲きスミレの蒼い瞳を少し曇らせたメルアは、色あせた一通の手紙を手にしていた。
何だかそっけない白い封筒で、宛名には几帳面で整った筆致で親父の名前が書かれている。
「メルア、コレどこで見つけた?」
「私の部屋の机の引き出しに。確か……」
「元親父の机だ。さて……誰からだ?」
差出の名前はない。切手や消印もないから、手渡しかなにかだ。とはいえ、実のところもう見当はついている。
「メルア、中見た?」
「え? あ……あの……すみません、気になっちゃって……」
「うんにゃ、いいよ。中身は母さんの?」
「え? た、多分そうだと。少しですぐに読むの止めましたから、分かりませんけど」
メルアは申し訳なさそうに手紙を差し出して
「ごめんなさい」
と頭を下げる。
「だから良いって。さて……」
「統夜、大変ッ」
「やっぱり来たか、賑やか担当」
面白いコトの匂いを嗅ぎ取りテニアが駆け込んできた。
「や、大変って、今日は特に何もないんだろ?」
「えへへへ」
そこで不敵に笑うんじゃありません。
「ま、どっちにしろちょっと下がっててくれ」
「うえ、どうして〜」
「頼むから」
多分、母さんから親父に宛てた手紙。
気になって仕方ないと渋る二人を部屋から追い出してから、オレはその中の手紙を取り出す。
職場じゃどうだったのかなんて知らないけれど、家じゃいい加減でずぼらで、いつもいつも母さんに怒られてばっかりの親父。
脱いだ服は放ったらかし、整理整頓が壊滅的にダメで、掃除洗濯なんて初めからする気のないだらしのないヒトだった。
その癖、変に丁寧な所もあったらしい。多分二十年は昔の古い手紙を後生大事にとっておくとは。
中にはなんだか素っ気無い白い手紙に、几帳面に整った文字で予想通りのことが書いてあった。
オレの理屈っぽい所は、どうやら母さん譲りだったらしい。
気持ちを持て余したような、くすぐったいような文章が静かに並んでいた。
なんだかおかしい気分になる。もう初めからオレの両親みたいな顔をしていた二人にも、こんな風な時代があった。
考えてみれば当たり前のことなんだけれど、それが素晴らしい発見のような気持ちになった。
赤の他人だった、親父に至っては地球人ですらない。そんな二人がオレの両親になった原因が、今この手に収まっている紙だった。
だったらいつか……自分もそうなるのかもしれない。あまり実感のない話だったけれど。
ため息をついて苦笑いをかみ締めていると、最後の一人がやはり手紙を手に現れた。
「あの……統夜、こんなものを見つけたんですが」
宛名に拙い字で母さんの名前が書かれた封筒。
今日はよほど……手紙に縁のある日だ。中身はカティアにも察せられているらしい。優しく微笑むカティアはそっとオレにその手紙を渡してくれた。
「お母様の書かれた手紙も出てきたそうですね」
「ああ、まったく、二人とも律儀な」
「それは……そうですよ。だって私もいつか頂いたお手紙、大切にとってありますよ」
……人のことは、言えないかぁ……。
102 :
蛇足:2009/11/15(日) 22:24:03 ID:CqEUJdWS
「ちょっと、いつか頂いたってどういうことよ」
「いつの間にそんな楽しそうなことやったんですかねぇ」
「むう……手紙かぁ」
「テニアちゃん、貰ったことは?」
「あるわけないじゃん、うう……」
統夜「トリックオアトリート…とでも言うと思ったか!トリックオアトリックだハッハー!」
悪戯好きな統夜と涙目で困るカティアですね、分かります。
こいつはオマケだ!GJももってけぇ!
トリックオアトリック…
用意された悪戯の数々であるか
統夜「トリックアンドトリック!今日は寝かさないよ」
カティア「ちょっと、統夜! あっ…まだ明るいのに…」
カティア「はっ」夢だったのね…
テニア「トリート!」
メルア「トリート!」
統夜「お前らなぁ…」
カティア「これが我が家の現実、ですよねー」
>>105 一瞬テニアとメルアが「クリーク!」って叫んでるように
見えてしまった俺はもう駄目かもわからんね
保守っと。職人が活躍できる場を落とすのは惜しい
誰もいない……?
紫雲家の夜の営みを覗き見するなら今のうち……
>>108 ネルガルのシークレットサービスに
月の騎士団まで護衛についてる家に忍び込むとは…無茶しやがって…
保守
無限のフロンティアに出る気配がないのは嬉しいようで出番的には淋しい
112 :
それも名無しだ:2009/12/06(日) 18:34:16 ID:gvvGzyNa
久々にプレイ。
やっぱグランティードかっこいいね。
でもパワーアップのときにもう少し話に盛り上がりが欲しかった。
その後もバシレウスのほうにテニアとメルアが乗り込んで、メインコックピットでいちゃつくふたりに突っ込みを…
妄想垂れ流してすいません。
いや、もっと妄想を垂れ流すべきだ
ふと、コックピットがヴァンドレットみたいな形になってたらやだなー、と。
こう、シートがひとつで統夜の上にカティアが座るという形。
おいおい、MAZE爆裂時空の方が良いならそう言えば良いじゃないか
ただでさえチート機体なのに
バシレウス側に二人も乗れたらダンクーガ以上に
使い勝手が良くなってしまう(笑)
そして姫様が鳥型メカに乗って
ファイナルグランティードですねわかります
117 :
それも名無しだ:2009/12/13(日) 02:39:41 ID:vMJ6sfZd
さらに虎、亀追加で、
「「「「「四神合体、真グランティート王!!」」」」」
ですか?
>>114 逆パターンも…
いかん、また妄想が…
久しぶりにJやってるのできました
やってないけどDSには差しっぱなしです
>>117 統夜→火
カティア→木
メルア→土
テニア→天
カルビ→水
アル→光
合体と聞いて即座に浮かんだ。
統夜「俺、余ってるだろ!」
木属性のカティアが火属性の統夜によって
メラメラに萌えあがるんですね、わかります
十二月。日本では師走と呼ばれるこの時期、街は赤と緑でデコレーションされる。
そう、クリスマスの色だ。
「――忘れてました。そういえば、もうじきクリスマスでしたね」
黒髪の少女、カティア・グリニャールは隣に並び歩く紫雲統夜にそう言った。
「忘れるようなことか? まぁ、最近まで戦い続けてたから忘れてたのも仕方ないか」
二人は先に終戦した戦乱で、共に機体を駆り、戦い続けていた。
「いえ。最後にちゃんとお祝いしたの、5歳くらいのときですから――」
表情を曇らせ俯いた恋人に、統夜は強い後悔の念を覚えた。
彼女を始め、今紫雲家に居候しているテニア、メルアの三人はフューリーによって拉致され、普通とはかけ離れた生活を送らされていた。
フューリーがクリスマスのような地球の文化に精通しているとは思えず、例え知っていたとしても、彼らとは無関係の話だ。
つまり、彼女らはクリスマスというイベントをかすかにしか覚えていないのだ。
その事を失念していたと、統夜は「――ごめん」と謝った。
「いいんですよ、統夜。その代わり、今年のクリスマスは楽しみましょう? 皆を呼んで、パーティーを開いたりして、騒ぎたいです」
クリスマスプレゼントをねだる少女のような瞳で、カティアは統夜に願った。
「…………そうだな。よし、クリスマスにみんなを呼んでパーティーを開こう。で、呆れるまで楽しもう」
するとカティアは「やったぁ!」と、無邪気に喜んだ。
クリスマス当日、紫雲家の近く、千鳥かなめのマンションには先の大戦で活躍した、彼らの仲間たち――主に学生の――が集まっていた。
カティア達の事情を聞いた仲間たちは、喜んで統夜に協力を申し出た。
料理が得意な者はその腕を振るい、それ以外の者は自分達も楽しみながら場を盛り上げた。
統夜はキッチンから三人の――特にカティアの喜ぶ顔を見て、パーティーを開いてよかったと、心から思った。
「さて、と。じゃあそろそろお開きにしましょうか」
部屋の主、かなめがそう言ってパーティーが終了するまで、彼女達の笑顔はなくならなかった。
「どうだ、カティア。楽しかったか?」
月灯りがふわりと落ちてくる夜の道を、統夜とカティアは歩いていた。
何故二人かと言えば、ボスが持ってきたお酒を煽った結果、千鳥宅で眠り込んでしまったからで、二人をかなめに預けているからである。
「はいっ! 凄く楽しくて……あ、あれ? おかしいです。涙が……すいません」
鼻をすすり、涙を拭うカティアを、統夜は抱き寄せた。
「――ところでカティア。『恋人はサンタクロース』って歌、知ってる?」
「はい? えっと、知らないです」
「いや、まあ、タイトル通りの歌でさ。――うん、つまり恋人がサンタクロースって事なんだけど……」
そう言って、統夜はポケットの中から小箱を取り出した。
リボンでシンプルに、だけれども可愛らしくラッピングされた、手のひらサイズの箱だ。
「本当は夜、カティアが眠った後でこっそり枕元においておこうかなー、とか思ってたりしたんだけど、カティアの故郷でどんな風にプレゼントを贈ってたのか分からなくて……」
「私に……?」
「うん。メリークリスマス、カティア」
大人びて、だけれどもどこか子供らしさを残した顔で、統夜は微笑んだ。
「開けても……いいですか?」
カティアが尋ねると、統夜は首を縦に振った。
「うわぁ。ネックレスですよね、これ。綺麗……」
ハートマークをあしらったモチーフのネックレスを、うっとりと眺める。
「俺、どんなのがいいか分からなくって……気に入ってくれると嬉しい」
「いっ、いえ! 気に入りました! 綺麗です! 嬉しいです!」
深夜という事も忘れて、カティアは怒鳴るように叫んだ。
「……でも、私、統夜に何もプレゼントを用意してません……」
その事に気付いたカティアは、急速にしょんぼりしだした。
が、統夜は笑って「いいんだ」と言った。
「カティアが楽しんでくれた。喜んでくれた。笑ってくれた……一番のプレゼントだよ」
おっかしいなぁ。
起きたら枕元にプレゼントが
↓
統夜「サンタがもってきてくれたんだろう」
↓
カティア「そうかもしれませんね、サンタさん」
みたいなネタの筈がどうしてこんなことにーwww
つーか、安西先生……サンタに、なりたいです……
ユーミン、良いよね
朝っぱらからとんでもないGJねーか紅雪さんよ!
どうしてくれるんだ、うるっとしたじゃねーか!
これでも持ってけ!
っGJ
まだまだ職人が衰えを見せぬとかマジ震えてきやがった・
GJ!
一時期でもや、つかさんが戻ってきてくれたし紅雪さんも来てくれた。
嬉しいじゃないか!
紅雪さんGJ!
クリスマスだし、他にも誰か帰ってきてくれそうだな。
空がある。
星の見えない空だ。
厚い雲の蟠る夜の空だった。
本来輝けるものなどないだろう曇天の中、白く輝くものがある。
雪だ。
自然の力で作られた、儚くも美しい氷の芸術だった。
風に揺れるように舞い降りる雪は量こそ多くはないものの、ネオンに照らされ輝くその様は、都会という現実の最たる中にありながら幻想の中にいるような錯覚を覚える。
故に。
「痛い!」
それに見とれて電信柱にぶつかっても誰も非難はしないだろう。
あるのは声に反応して向けられた視線の数々と、微笑ましいものを見た穏やかな笑顔だけだった。
「大丈夫か?」
後ろを歩いていた統夜が声をかけると、今し方電信柱にぶつかったカティアが半ば涙目になって統夜を見る。
「大丈夫じゃありません…精神的に」
周囲から向けられる視線に頬を赤くしながら、カティアは統夜の横に並ぶ。俯き歩くカティアに目線を向けて、統夜は子供を諭すように言葉を紡ぐ。
「雪ばかり見て、前を見てないからだぞ?」
「分かってます!皆まで言わないで下さい!」
言って、カティアは再び視線を空へと向けた。暫し憮然としていたが、やがて先程までのように雪しか目に入らなくなっていくのが端から見ても分かり始める。
しょうがないな、と統夜は笑い、隣を歩く思い人の手を取った。
手袋に包まれた手は一瞬驚いたように震えたが、すぐに統夜の指に自らの指を絡めてくる。
「…唐突にされたら驚きます」
先程とはまた別の理由で赤くなった彼女の頬に愛しさを感じつつ、
「雪ばかり見ているからだぞ?」
先程と同じような言葉を彼女に送った。
暫し無言の時が流れたが、やがて小さく言葉が返る。
「あなたのことも、ちゃんと見てますよ」
二人の頬が同時に朱に染まったことは、言うまでもない。
>>130 GJ!
そうだ、これこそカティア萌スレの力!想いの力なんだ!
まだクリスマスに作品が投下されるんだ。凄いな!
久々に来たけど、季節ネタには事欠かないな
んじゃ、言い出しっぺの法則ってことで
閃いたら元旦ネタでも投下してみようかな。……但し閃いたらの話です(´・ω・`)
余談だけど……覚えてる人居るのかな
明けましておめでとう。さあ、新しい年の幕が上がった。
ささやかながら、カティアさんとスレの皆に祝福を。
今年も良作品に恵まれますように。
おみくじが「恋愛 進展あり」で有頂天なカティア
とりあえずカティアさんの所に巫女衣装でも送っておくか。
お年玉代わりに電波を受信
かなめ「そういえばカティアちゃんって綺麗な黒髪よねぇ」
カティア「ええ、自分でも結構気に入ってたり♪」
かなめ「そうだ!年明けは神社で巫女のアルバイト、ってどう? 頼んでみたら引く手数多だったりして」
カティア「あ・・・ 私じゃ、ちょっと駄目、かも」
かなめ「どうしたの? 結構はまってると思うけどなぁ」
カティア「その、 巫女って清らかな人じゃないと出来ないでしょう?(フューリーの肉体改造的な意味で)」
かなめ「!!?」
その後起きた惨劇と、ある青年の悲鳴の全てを書き記すにはチラシの裏が足りない
なんとなくカティアはそのあたりの風習とか律儀に守ろうとするイメージがある
>>140 イズミ「……呼んだ?」
統夜 「呼んでません」
長沢さんといえばお嬢様特急の星奈か
悪くないな
カティア「私の名前はカティア、『さん』も『ちゃん』も付けちゃダ〜メ」
いつも通りの年末年始なら、大掃除はそこそこ、年賀状はメールで済ませ、
カップの年越しそばを食って初詣に行く。今まではそんなところで終わっていたもんだ。
しかし、「そんなのだめですよ統夜!」の一言もあり、大掃除は念入りにやったし、
年賀状なんてのもホント久しぶりに書いた。おせち作りで暮れていく年末なんて、初めてだ。
当然というか何というか、正月イベントとしてあまり行かなかったところにまで
出かけたりするわけで、まあ充実していると言えないことも、ない。
そんなわけで、いま俺の目の前、正確に言えば某百貨店内のベンチの上には、
結構な数の買い物袋が鎮座している。俺はその山を慎重にどかし、座る場所を
確保すると、ついさっき買ってきた3個入りたい焼きから1個を失敬し、
そいつを二つに割って横にいる結構疲れた様子の相棒に渡した。
「ほれ、半分こだ。2人には一個ずつ残しとこう。」
「む、すまないな、紫雲。」
俺たちは、初売りセール作戦に参加した、物資警護、兼運搬要員というわけだ。
「ありがたいが、この時間の間食は夕食に響きそうなのだが・・・」
「作戦はまだ終わっていないぞ、軍曹。むしろこいつらを家に持って帰るのが
本番だから、補給をしておいても損はないはずだ。」
なるほどな、と言うと相良宗介はたい焼きのしっぽの部分を食い始めた。そこまで
あんこがしっかり入っていることは、以前ウチの居候たちと買ったときに確認済みだ。
と、携帯の着信音が響く。デフォルトの無機質な着信音は、相良の携帯だ。
「相良だ。・・・了解した。では、ポイントタンゴ・キロ・ブラボーで落ち合おう。
こちらももうすぐ終わると思う。・・・ああ、では。」
「・・・どうしたんだ?」
「マジンガーチームから連絡だ。首尾良く物資確保に成功したらしい。」
タンゴ・キロ・ブラボーってどこだよ、とか言いながら、そういえば時間限定セールとかが
バッティングしていることから、戦力を二手に分ける相談をしていたことを思い出した。ウチのダイニングルームで。
おかげさんで昼飯が食いにくかったのなんの。
さやかさんや千鳥さん、それにウチの三人娘は、去年一年間のバイト代やら小遣いやらを結集し、
この一瞬に、この刹那に、この雲耀のきらめきにすべてを託して「戦い」とやらに挑むのだそうな。
「一年の決算は元旦に在りだよ、統夜!」
とか何とかテニアが言っていたが、それはいろいろと大変間違っていると思います、はい。
話し合いの結果、マジンガーチームには我が家の赤毛大食い娘と金髪超甘党娘が
ついて行くことにあいなった。・・・向こうはお菓子やら食い物ばかりなんである。
服や小物類の福袋が多いこっちには、カティアに千鳥さん。それに俺たち。合計四名だ。
また携帯の着信音。この音は俺の携帯。かけてきた人も特定可能。
「どうした?・・・わかった。すぐ行く。」
彼女からの着信音だけは別にしている。たい焼きの頭の部分を急いで片付けると、俺は立ち上がった。
「紫雲、どこへ行く?」
「カティアんところ。俺に手伝ってほしいってさ。すまんが相良、荷物見張っててくれるか?」
「了解した。民兵の一人たりとも近付けさせはしない。まかせてくれ。」
「・・・いや、普通でいいからさ、普通で。」
買い物袋の山の見張りを再び相良に任せて、俺は彼女の待つ階へと足を向けた。
まったく、相良にしろカティアも、2人してとてもまじめなんだが、
「なるほど、理解した」とか、「わかりました、統夜!」とか何とか言って
たまに起こすとんでもないことで振り回されるんだよな。
・・・いや、相良の場合は「たまに」なんてもんじゃないし、「とんでもない」の規模が違うんだが。
とかなんとかどうでもいいことを考えているうちに我が家のお姉さんの姿が見えてきた。
とうやー、と、こっちに向かって小走りに駆け寄ってくる。あれ、千鳥さんの姿が見えないが。
「待たせた。カティア、千鳥さんは?」
「先に行ってます。何でも、少しでも早い順番に並ぶには、ポジショニングが大事だとかで・・・」
「・・・気合い入ってるなぁ。」
ここの福袋は値段の割にはお得だとかで、千鳥さんがエキサイトしていたのを思い出す。
物品調達で興奮するというのは、よくわからん。とは相良の談で、それには俺も少し賛成できる。
何だってそんなに買い物が好きなのかね、女子って。
そうこうしてるうちに、店内放送が聞こえる。時間限定、福袋の販売開始。周りの客も動き出した。
横を見ると、カティアはきょろきょろと周りを見回している。どうしたんだ?
「いいのか?行かなくて。」
「ええ、あの福袋はかなめさんが狙ってたものでしたから。」
んじゃ何を手伝うんだ?と思っていたら、急に死角の、陳列棚の間まで引っ張って行かれる。
「な、なんだなんだ急に、どうしッ!?」
「♪」
時間にしてたったの3秒ぐらい、だったのだか。
「・・・統夜、あんこの味がします。」
「たい焼き買ってあるから、一個ずつ。・・・じゃなくて、なんつーか、ホンと勘弁してください、カティアさん」
だって、二人っきりなんてずっとなかったんですもん。と言いながら頬をぷう、とふくらませるのは反則だ。
さらにその状態での上目遣いはよく訓練された反則だ。
「それに大丈夫、誰も見てないことは確認済みです。」
周囲を確認してたのはそういうことだったか。いやいやいや、
「そおいふ事ぢゃなくてですね・・・」
そういえば、クリスマスからこちら、二人っきりの時間なんて取れなかったんだよなぁ。
いや、というか、そういう事じゃないような気もしなくもなくもないんだが。
とりあえず千鳥さんと合流するまでに時間がほしいと思ったが、向こうから戦利品を掲げて颯爽とやってくる
彼女の姿が見えた。さて、この真っ赤になっているであろう顔色の理由をどう説明しよう?
「・・・相良、周りを取り囲んでいるのは、まさか全弾持って行け!のアレか・・・?」
「肯定だ。このM18クレイモアならば、複数の敵性脅威に対しての面的制圧が可能だ。」
「買い物袋を守るために指向性地雷を仕掛ける人がどこにいるんですか・・・。」
「こんな危険なもん回収しろ。今すぐ。」
「いや、問題ないぞ。リモコン起爆オンリーで、しかも中身は減装爆薬とゴム製ベアリングに
変更済みだ。当たってもせいぜい気絶する程度」
「あんたが気を失えッ!!」
どっかから取り出したハリセンで相良が宙を舞った。さすが千鳥さん、お見事。
以上、遅すぎた正月ネタ。
一日に書いたんだが大規模規制に巻き込まれてこのざまだよ。
だがわたしはあやまらない。
謝る必要は無い。寧ろ誇るべきだ
ということで
っGJ福袋クレイモア(っぽい物)入り
もはやGJとしか言いようがない
くそ、規制だと
こっちのプロバイダーならどうだ
GJだ、全弾持って行け
保守
保守のみというのも味気ないし、あまり質の良い物は無理だがちょっと書いてみるかな
しかし全く関係ないが初戦闘アル=ヴァンマジ外道
ゼオライマーがFモードクリティカルで一刀両断とか本気で殺しに来すぎてるだろう・・・
そういや前にJやりながら船漕いでたら、ガウルンに殺されかけてたグランティードがいつのまにか復活してたんだが
アレはそういうイベントがあったのだろうか。
>>154 「その時不思議なことが起こった!」
でいいとおもうの。
20年近くも生きていれば誰だって寝坊の一つや二つ経験があるだろう。
自分にだって当然ある。それも恥ずかしながらそこそこの回数で。
その上、寝坊した事による焦りで些細な忘れ物をしてしまう事ってのもそんなに珍しい事ではないと思う。
大抵は気付いて溜め息一つ、焦ると何事も上手く行かない事を改めて実感するのだ。
なんて事を日曜日に同居人が起きてこないが故に考えていると、
『えぇっ、9時っ!?』なんて彼女の部屋からどたどた物音が聞こえてくる。
いつも落ち着いている彼女にしては珍しい、とキッチンで目玉焼きを作りながら思う。
こんな朝だ、たまには自分が朝食を用意したって良いだろう。
慌てて出来た彼女を何事もなかったかのように出迎えて、食後にコーヒーを啜りながら『珍しいね、寝坊?』なんてからかってやるのだ。
下地になっているベーコンの香ばしい匂いを楽しみながら、彼女と過ごすようになってから自分も意地が悪くなったと笑みが漏れる。
半熟でとろりとした黄身が予想される焼き上がりの目玉焼きを更に取り分けてから、
ソレよりもこちらから顔を出してやるのも面白いかもしれないと考える。寧ろ、そうしよう。
トースターに食パンを2枚放り込んでから、まだ動転しているのかどたばたやってる彼女の部屋へたどり着く。
サプライズなのだからノックなんて以ての外、ドアを開ける前に「カティア、入るぞー?」とわざとらしい大声で告げた。
「ちょ、待って、ちょっと待って下さい統夜!」
わたわたと慌てている彼女の声に意地の悪いであろう自覚のある笑みを浮かべると、
待った無しと言わんばかりにドアを勢いよく開け放つ、そして眼前に広がる光景は
薄緑
平日と勘違いでもしたのだろうか。ボタンを留めず、はだけたYシャツの間から、胸の辺りに見える薄緑。
スカートを履く前に何故かニーソックスを身に付けようとしていた上に、同じ理由で若干屈んでいた故にこちらに突き出された
瑞々しいフトモモの付け根、そこに圧倒的な存在感を伴って在る、汚れのまるでない薄緑。
余りの事態に固まって、顔だけ真っ赤に染めてパクパクと口を動かす彼女を見遣る。
そうすれば自然とドアを開けた時とは真逆の、意地の悪さなどこれっぽっちも存在しない爽やかな笑みを浮かんできた。
「あのな、今日は日曜日」
『え”』と何事かを言おうとしていた物の、再び固まる彼女。
あーもうこいつ可愛いなぁと、浮かんだ笑顔はそのままに続けざまにこう言った。
「それと、朝から良い物が見れた。有り難う……それと、おはよう」
律儀に『お、おはようございます』なんて返す辺りがカティアらしいや、と油断したところに
『と、統夜の馬鹿ーッ!!』とかなりの勢いで投げつけられた枕の直撃を頂いたのは、代価としては安い物かもしれない。
その後耳元まで真っ赤になって、けど下着を隠す事を忘れて怒るカティアを
ああもう、こいつ可愛いなぁと思いながら宥める統夜であった。
すぱろぐさんのお絵かき掲示板を見たら衝動で書いてしまった。
今更ながら自分は死ぬ程忙しいけど皆さんには余裕のある一年である事を願って、お粗末。
お粗末氏、謹んで新年のお喜び申し上げます。
そしてありったけのGJを
乙マジで乙
自分も忙殺真っ只中だけど
頑張るよ
hosyu
160 :
それも名無しだ:2010/02/08(月) 12:56:49 ID:8GPVets6
にょ
目からオルゴンバスターッ!!
エ「ぬわーーーっっ!!」
カティア「唐突且つ非常に残念な事に暖房器具が壊れました」
統夜「俺が生まれる前から使ってた年代物だしなぁ、どうしようこれ」
カティア「一応、美久さんに連絡を入れたら明日にでも連結的な意味で応用出来ないか見に来てくれるそうですけど」
統夜「今晩はどうしたもんかね。結構冷えるし……ああ、そうだ」
カティア「えぇと、それは一体」
統夜「布団を重ねれば寒くはないけどそれだけでは捻りがないので先着一名様を俺の寝床にご招待」
カティア「そのような見え透いた手に引っかかる私だとお思いですか?」
統夜「引っかからないの?」
カティア「引っかかって欲しいんですか?」
統夜「うん、後やっぱり二人のが暖かいよ?」
カティア「……むぅ」
マサト「で、寝坊したと」
統夜「うん、人肌って落ち着くよね?」
カティア「ですから別にいかがわしい行為があった訳では無くて」
美久「うなじに残ってるキスマークさえ無ければ納得してあげたんだけど」
カティア「え」
統夜「あ」
マサト「暖房、直す?」
統夜「うーん、もう一晩だけ」
カティア「直して下さいッ!」
美久「直っても対して変わらない気がする……」
という感じの妄想を俺の部屋の暖房がぶっ壊れた腹いせでした訳である。
>>162 エ=セルダの声が神谷明になって統夜が堀川りょうだとぉ!?許せるっ!
>>163 全室一斉に壊れたのか、あるいは同じ部屋で寝てるのかと
ツッコミどころもなくはないがGJを送ろう
>>164 総代騎士が今は亡き快男児・・・
しかし鷹の目&邪気眼の方が似合いそうではある
ほ
誰も居ない…
これはネタを暖めてるって解釈で、いいのかなぁ?
つまり春の近づいてきた昨今ですが雨が降るとまだまだ寒く、
買い物の途中で雨に降られて震えるカティアさんを統夜が暖める訳ですね。
「結婚しよう」
「……えっ?」
雨の降る帰り道に突然、統夜はそんなことを言った。
「うん、こんな形で言うべきではなかったのかもしれない。けど、物憂げなカティアを見てたら……」
「見てたら、なんですか?」
カティアが問う。
統夜は言いずらそうに顔を背け、意を決して
「……凄く綺麗で、放したくなくなった」などと言い切った。
驚いたまま時が止まったかのようなカティアははにかんで統夜の肩に寄り添った。
「統夜」
「うん?」
「私は、貴方から離れるつもりはありませんよ?」
では続いて。
「へっぷちん!」
いい年こいた女の子のするくしゃみじゃない、と思ったのか、カティアは周囲をきょろきょろ見回した。良かった、誰もいない。
午後から雨の降る確率、30%。別に油断していたわけではないが、夕ご飯の材料の買い出しの間ぐらいは持つだろう、
と思って傘を持たず、制服も着替えずに急いで家を出たが、ものの見事に降られてしまった。
こういうときは大体、統夜が傘を持って迎えにきてくれるものだが、残念ながら彼は担任の用事とやらで
放課後の校内に居残っているはず。結局カティアは雨の中を全力ダッシュする方を選んだ。
が、暦の上では啓蟄を過ぎて春めいてくる時期であるものの、まだまだ雨は冷たい。おかげで家に帰り着くころには
体がすっかり冷え切ってしまっていた。
こういうときは熱いシャワーなりを浴びるに限るが、先日、先月分の電気代の額が書かれた家計簿と
ひとしきりにらめっこしていた事を思い出したカティアは、持ち前のもったいない根性を発揮して、
とりあえずタオルで拭くにとどめようと思い、玄関の鍵を取り出した。
が、意外なことに玄関の鍵が開いており、入るといつも統夜の履いている靴がそこにある。
「……帰ってきてるんじゃない。」
帰ってきているなら、迎えにきてくれてもいいではないか。買い物に行くって言っておいたんだし、と思いながら、
とりあえず濡れた制服を着替えるために部屋に直行した。
「統夜ったら、帰ってきてたんですか?」
濡れた髪をタオルでぐしぐしとやりながら、彼の部屋に向かって声をかけてみたが、返事はない。
「?」
家の空気が動いていた気配もあったし、統夜が帰ってきているのは間違いなさそうなんだけど。そう思いながら、
彼の部屋の前に行ってみた。それにしても、タオルで拭いたぐらいじゃ寒いのは変わらない。
「統夜、入りますよー?」
数回ノックしたあと、扉を開けてみた。そこには、
「zzz……」
すっかりお疲れさんモードで布団に潜り込んでいる統夜がいた。すでに夢の世界に旅立っているらしい。扉の方に背を向けており、
その寝顔は見えない。
「……もぅ。」
寒い思いをして帰ってきたのに、当人はあったかい布団でおやすみですかそうですか。どうしてくれようなんて思ったが、
急にひらめいた。
「♪」
目標を確認、ターゲットの9時方向から低空で進入する。ヘリボーンで行くぞー。
…というわけで、布団の中へミリタリーパワーで突入することに成功したのでした。
「おぉー……。」
予想通り、統夜のぬくもりでじんわりと暖かい。だが、わたしのたーんはまだおわりじゃないぜ。
「えぃっ」
と、統夜の背中にぴったりとくっついてみた。すると、
「……冷た。」
カティアかー?と、言葉が返ってきた。声からして、寝ぼけているようだ。
「……雨の中、走って帰ってきたから。」
そう言うと、そかー、とまたぼけっとした声が返ってきた。すると、彼の背中がぐるりんと動く。こちらを向いた寝ぼけ眼の統夜は、
「ん」
「あっ……」
カティアをぐっと抱き寄せた。幾度か体勢をかえて、ベストポジションに収まる。
「……統夜、あったかいです」
そう言うと、んー、とまた寝ぼけ声で返し、統夜はそのまま再び夢の国に旅立ってしまった。
ぎゅ、彼をと抱きしめると頭をなでてくれた。無意識の行動だけれども、だからこそ、自分の居場所はここなんだ、
ここに居ていいんだと思わせてくれる。それがたまらなくうれしい。
小さな幸せをくれた雨に少し感謝しつつ、カティアも瞼をゆっくりと閉じたのだった。
…小一時間後
「で、何であなたたちまで潜り込んでるのよ…。」
「いーじゃん。カティアばっかずるいよー。」
「しゅくじょきょーてー違反ですよ、カティアちゃん。」
「いや、カティアが潜り込んできたことも覚えがないんだけどなぁ、俺…。」
と、いうことで
>>170 からこんなのできたので、ひとつ。
規制に巻き込まれて投下するのを忘れてた。
GJ
このスレにいまだに職人が居てくれている
すごいなーこのスレ
おお、GJGJ
カティアスレの息の長さは異常だと思う今日この頃
濡れた制服を着替えるために部屋に直行したあと「◯◯に着替えた」という記述がなかったのでナチュラルに
「濡れた服をぬいだだけの姿」でベッドに潜り込むカティアを幻視した俺は破廉恥な男かもしれん……
とある晴れた昼下がり。
テニアとメルアは女友達連中に連れられて、ケーキ食べ放題にお出かけ中。
カティアも誘われてたのだが、家事を優先したのでお掃除中。つくづくお世話になってます。こんど埋め合わせをします。
俺は俺とて縁側でぼけーっと日向ぼっこ。
うん、のどかだ。晴れているし、暖かいし。あ、洗濯機の音が止まった。
カティアが洗濯物を干していき、俺も庭に出てちょっとお手伝い。
「今日は良く晴れたな」
「いい天気だからすぐに乾きますね」
む、視界の隅に怪しげな生命体が。なんだアレ。
「なぁ、カティア」
「なんですか?」
「あれ、ナニ?」
俺の視線の先には謎の生命体。
丸くてオレンジで虎柄で、短い足で力強く歩いている。
「猫ですよ」
「・・・猫?あれが?」
「佐藤さんちのポヨちゃんです。漢気のある猫さんですよ」
・・・そうか、猫か。猫だったのか、アレ。フグかと思った。
「ありがとう御座います。おかげで早く干せました」
「いや、いいって。お礼を言うのは俺の方」
礼を言いつつ縁側に戻り、日向ぼっこ続行。
カティアも隣で日方ぼっこ開始。
うん、なんか落ち着く。
「なぁ、カティア」
「なんですか?」
「つくづく今日はいい天気だよなぁ」
「そうですね。お布団も干していますので、今晩はとてもよく眠れそうです」
そう言って、ふふ、と微笑む。
沈黙。でも、それは言葉を探しているからじゃなくて、落ち着かないからじゃなくて、むしろ逆。
落ち着くが故の沈黙。すぐ側にカティアがいるが故の居心地の良さ。
その居心地の良さに、何とはなしに、言葉が漏れた。
「なぁ、カティア」
「なんですか?」
「好きだよ」
「私もですよ」
しばしの沈黙の後、お互いの言葉の意味に気付いて、照れることひとしきり。
「そっか」
「はい、そうです」
こんな、ある晴れた日の昼下がり。
今日は思い切って、膝枕でもお願いしてみようか。
統夜の家がどんな家かは知らんがこんな風景が浮かんだから仕方ないよね。
このスレでポヨの名前を聞くとは思わなかったぜw
GJ
>>181 manzoの歌う二ヶ領用水がBGMとしてしっくりきすぎる
GJ
重い荷物を 枕にしたら
186 :
それも名無しだ:2010/04/09(金) 00:59:57 ID:kouHtGqR
やらせはせんぞ
ふと、カティアってウォシュレット大丈夫なのかなー、と思った。
某あかいあくまよろしく大騒ぎしそう。
最初に思い浮かんだのが魔界村のレッドアリーマーさんだったんだが…
>>187 慌て下穿かずに出てきて統夜を押し倒すところをテッサに見られる光景が浮かんだ
カルヴィナクリアして統夜+クストウェル開始
カティアオンリーで行きますニヤニヤ
カティア「性欲をもてあましました」
統夜「……は?」
カティア「性的欲求が理性の限界を越えたため、精神的充足よりも肉体的な快楽を
求めて即時行動すべしと結論付けた。そう説明しているんですが
統夜「は、はあ」
カティア「という訳ですので、統夜」
統夜「ちょ、ちょっと待て。俺は連日の戦闘とカルヴィナさんの猛特訓で過労死寸前だし
お前たちのパートナーとして戦うつもりはあっても慰安夫になるなんて約束は
していないからな!」
カティア「承知しています」
統夜「じゃあ」
カティア「ですので、基地内もしくは艦内の有志を募って解消してきます」
統夜「は」
カティア「幸いにも独身でなおかつ恋人募集中と公言しているスタッフに幾名か心当たりが
ありますので事情を説明して協力してもらうつもりです」
統夜「え、ちょ」
カティア「統夜の負担にならないように行動しますから御安心を。彼らへの謝金は私のポケット
マネーから用意しますし、発散する場所として活用できる場所に心当たりがありますから」
統夜「ま」
カティア「それでは統夜、私はこれd」
統夜「だ、駄目だ」
カティア「これは異なことを。統夜には一切の迷惑をかけずにストレスを解消してくるだけですよ?」
統夜「よ、よくは分からないんだけど! 女の子が、そういう理由でそういう真似をしてほしくないというか!」
カティア「妊娠しないように注意しつつ子作りの真似事に勤しむだけですが」
統夜「女の子がそんなはしたない事をくちにしてはいけませんっ!」
カティア「――では、私の抱えている肉体的精神的なストレスはどうしろと。依存性の強い向精神薬の
類でも服用すればよろしいのですか?」
統夜「それも、もっと駄目だ! つまり、その、人としてというか女の子がそんな軽々しく」
カティア「統夜」
統夜「は、はい」
カティア「言いたい事があれば簡潔にお願いします」
統夜「……俺とえっちなことをしてください」
カティア「これが見も知らぬ相手ならばセクハラと強姦罪で訴えて社会的に抹殺するところですが、フューリーとの
決戦を控えている現在、統夜が営巣入りした揚句にネットワークでさらしものになって女性不信をこじらせ
同性愛に走ると今後の地球防衛上の大きな問題に発展しますので、このカティア・グリニャールは自身の
献身と地球規模の博愛精神をもって一つの大きな決断を下そうかと思います」
フランツ「簡潔にいいたまえ」
カティア「統夜がそう言ってくれると信じていたので既にシャワーを浴びてきました」
テニア「うっわあ、カティアすごいイイ笑顔」
メルア「あのー。統夜さんが今にも地球を破滅させそうな表情で上を見つめてるんですけど」
カルヴィナ「たぶん天井の染みでも数えてるんじゃないのかしら」
シャナ「あ、避妊具に針で穴をあけた」
冷静に覗いてんじゃねえよwww
そんなことしてたら統夜に嫌われちゃいますよ、カティアさん
逃げ道を完全に断った上で、正攻法で押し迫らないと
つまりは統夜の寝床に陣取り『キスから半年、何も進展が無いじゃないですカー!』と
級友達の影響で耳年増的アレやコレやを吹き込まれ、尚かつ実際進展が何も無いから突撃するも、
色んな不安から涙目でタオルケット辺りを胸にかき抱く風に裸体を隠した上でわたわたしてるカティアさんですね。
196 :
192:2010/04/19(月) 23:44:47 ID:u6AANYmR
そうそう、忘れてた。
(, ,゚Д゚).∴
-( +OO彡 ザシュッ
と__)__)
やっぱりあんたかぁっ!
やはり貴殿か
いいぞハラキリもっとやれ
カティア「私、ずっと不思議だったんです。どうして統夜は『それなんてエロゲ?』と同級生や
ラストガーディアンの皆さんに袋叩きされまくっている生活を送ってるのに今も
私たちに手を出そうとしないのかと」
カルヴィナ「あえて他人事のように意見を出して良いなら、皿の上に脱ぎたてのぱんつ乗せて
真顔で『朝食です』って迫るような馬鹿がいるからかしらね。女性不信が病的に進行中」
カティア「だ、誰ですかそんな事をする変態淑女は!」
カルヴィナ「強いて言えば都立陣代高校二年四組、出席番号42番で、得意料理はフレンチトーストとか
自己紹介してたのに実際作ったのは破廉恥トーストでしたってオチがつくようなどっかの
髪の毛が黒い色ボケ娘かしら」
カティア「なんだかピンポイントで非難されたような気もしますが、これは一生懸命に恋の道を勝ち進め
という叱咤激励の民意であると判断してポジティブに受け止めることにします」
カルヴィナ「そんなポジティブシンキングできるような民意があるわけないでしょ!」
カティア「遺伝子改造されたプラントの皆さんとか、脳内がとっても御花畑牧場じゃないですか。
ザラ議長に投票したひとたちってタンパク質の代わりに焦げた生キャラメルが詰まってますよきっと」
カルヴィナ「まてまて」
カティア「たぶんクライン派にお灸を据えるとか考えてたんでしょうけど、半年もたたないうちに人類滅亡
ほぼ確定な強硬策をあそこまで打ち出すとはまさか予想できなかったでしょう。それに比べたら
我が家の明るい家族計画は決壊しかけたダムみたいなものです(えへんぷい)」
カルヴィナ「いや、それ穴だらけだから」
カティア「穴があいてなかったら避妊出来ちゃうじゃないですか!」
カルヴィナ「しなさいよ、避妊! というか、あんたハーレムエンドだから統夜ってば誰とも結ばれてないでしょ!
なんでそんなに偉そうなのよ!」
カティア「ほら、昔から言うじゃないですか。『急がば制圧前進しちゃお☆』って」
カルヴィナ「少しは退くことや媚びることも覚えなさい! あと反省も!」
カティア「ミス・クーランジュ、私が間違ってました!」
カルヴィナ「……具体的に、何を間違えていたのか教えてくれる?」
カティア「統夜が真に欲していたのは脱ぎたての下着などという汚物ではなく、ぴっちぴち女子高生の私!
そう、ぱんつを穿いてないミニスカ女子高生の私だったんです!」
カルヴィナ「黙れビッチ」
風間「そういや紫雲君、学校来てないね」
小野寺「なんか先祖代々の因縁を片づけるためにエジプトまで旅行に行ったらしいぞ」
かなめ「へー」
>>199 統夜が「こんなに苦しいのなら愛などいらぬ!」とか言い出す前に
このカティアさんを何とかしろwww
ダメだこのカティアさん
早くなんとかいいぞもっとやれ
こんな駄目駄目な言動を繰り返すのに身体は乙女なのがカティアさん。
そうではござらんか諸兄?
喫茶店にて。
カティア「統夜、パンティーセットを注文してください」
統夜「すいません、アッサムのミルクティーとフレンチローストのマンデリンをエスプレッソで」
ウェイトレス「かしこまりました。ご注文は以上でよろしいでしょうか」
カティア「時代はパンティーですよ。パンティーセット」
統夜「えーと、石窯で焼いたクロワッサンのカスタードサンドを二つ。中身は洋ナシとリンゴ」
ウェイトレス「かしこまりました」
カティア「分かりました。私も女です、こうなったら自前のパンティーを統夜に御馳走しようではありませんか」
統夜「すいません、なんか殴って相方を正気に戻せるものも一緒にお願いします」
ウェイトレス(かなめ)「こちらのハリセンはサービスです、お客様」
すぱーん!
カティア「アッ――!?」
かなめ「やかましい、この発情娘」
カティア「失礼な。発情などしていませんよ私は」
統夜「すいません、もう一発おねがいします」
かなめ「おっけー」
カティア「フランケンシュタイナアッ――!!!?」
冥王「見事に決まったな」
美久(白のレース……フリル付で両サイドで縛ってるタイプ)
宗介「紫雲よ、日替わりパンと紅茶のセットでコッペパンは選べるのか知っているか?」
統夜「確か今日は」
カティア「私が紐で、千鳥さんは水色の上にアンダースコートの重ね履き『でした』よ」
統夜「あのーカティアさん、両手でそれぞれ握りしめたブツは気のせいでなければ片方が白で片方が水色なんですが」
カティア「これもサイトロンのちょっとした応用という奴です」
カルヴィナ「できないできない」
統夜「とりあえず刺されないうちに返却しておくように」
___
/ ||
>>199|| ∧_∧
|.....||
>>203|| ( ) どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
ずいぶん変な方向にベクトルが向いた感もあるが
停滞してたスレが動き出したのも事実
もっとやれ
統夜「大丈夫だーよとかー、簡単に言わーないでーくれー
僕はーそーんなにー強くーは無いー…」
メルア「統夜さんが!統夜さんが初めて会った時のテンションに!」
カティア「メルア、それは相良さん達が新作ゲームを宣伝しているだけだから大丈夫よ」
カルヴィナ「…壁の隅で体育座りしている人に対して
そこまでポジティブシンキングをフルスイングできるとは、やはり天才…」
テニア「とりあえずこの統夜回収しとくねー?」
カティア「ヒロインとして選ばれた以上、全力を尽くすのが女の本懐。命尽きるまであなたに
すべてを捧げましょう」
カルヴィナ「さすがは我が社の第一秘書。頼りにしてるわよ」
アル「うむ」
カティア「……ぱーどぅん?」
カルヴィナ「だ・か・ら、ヒロインとして選ばれたんでしょ?」
カティア「ええ」
アル「彼女との間に確かな絆が構築されたのを私は見届けたぞ」
シャナ「コミュニティMAX確認ですわ」
テニア「おや、ヴォルレントの様子が……?」
カティア「B、B、B、B、B! Bボタンはどこれしゅかああああっ!?」
メルア「おめでとうございます、ヴォルレントは青騎士ラフトクランズに進化しました!」
カティア「し、真なる絆! 統夜との間に真なる絆はっ!?」
テニア「……トーヤって、だれ?」
メルア「そんな女たらし、シリマセンヨ」
カティア「いやあああっ、統夜のラフトクランズが氏族の筏でナイスなボートがサラマンダーよりはやーい!」
冥王(なんだその厭過ぎる連想ゲームな寝言は)
美久(普通あそこまで具体名の出る寝言ってないんですけどね)
統夜(あー、クマゾー君と一緒にプール行きたい)
クマゾーwwwwwww
流れを読めては居ないのはPCの廃熱で27度を超える部屋の暑さにやられたせい。
差し込む日差し、五月も始まったばかりだというのに汗ばむ気温、結果導き出される薄着。
Tシャツとハーフパンツというラフな服装を見て魔が差した、と理由が頭に浮かぶ物の
明らかに本能に忠実に従った結果に対する言い訳である。多分彼女は収まらない。
「どーしてくれるんですか、コレ」
若干以上の剣呑さを帯びた視線を向ける彼女に苦笑を向けようとしても、
こちらも若干以上に強張った表情が今現在の自分の立場を如実に表している。
「私にも原因が無いとは言いませんケド、それでもこんな」
水分にまみれた全身を改めて見遣った彼女は溜め息一つ。
散らかった衣服には明らかにタダの水分では無い汚れが見て取れる。
飛び散ったなんてレベルじゃないソレは明らかに衣服へと染み込んでいた。
「テニアとメルアが帰ってくる前に片付けないと……見つかったらなんて言われるか」
むぅ、と頬を膨らませた彼女に一瞬可愛いな、なんて考えが浮かぶ。
汚れにまみれて尚、と言うかだからこそ際だつ白い肌に邪な考えが浮かんだ。
「ちょっと、ヘンな目で見ないで下さい。片付けなきゃいけないんだから」
視線の剣呑さが一層強さを増した事で妙な考えを引っ込める。
何よりさっさとこの惨状を何とかしなくてはいけない事は確かであるし。
「それじゃ、片付けちゃいましょう。……あ、所で統夜」
よっこいしょ、と立ち上がった所で声が掛かった。
何?と返事をすれば大げさに溜め息を付いて彼女は
「何?じゃないですよ。洗濯物干してる所にホースで水をかけてくるなんて何考えてたんですか?」
悪戯のワケを問いただしてきたのであった。
初夏と言える位に暑かったし、薄着であれば濡れても着替えるのは容易いし、
丁度庭に水を撒いていた所でちょっとした悪戯心が沸き上がった結果ではあったのだが。
「……物には限度ってあるじゃないですか。あーあ、もう洗濯物が泥だらけ」
放水の勢いが強すぎて、物干し竿を倒してしまった上にまっさらな洗濯物に飛び散り染み込んだ泥だらけ。
びしょ濡れになった挙げ句に洗濯物がおシャカになれば彼女がおかんむりになるもの仕方のない事だろう。
最も、原因というか元凶その物である自分にはゴメンと謝る事しか出来ないのも確かなのだが。
「ゴメンじゃないですよ、もー。洗濯やり直しじゃない」
当然の事ながら機嫌の直る気配が見えないのご機嫌をどうやって取ろうかと、
頭を悩ますのは正に自業自得なんだろうなぁと思う5月の始まりだった。
「なぁ、カティア」
「なんですかー、私はまだ怒ってますよー?」
「明日デート行こう。朝から夕方まで街行って遊んでこよう」
「……はー。もう、仕方ないんだから。テニアとメルアは自分で言いくるめて下さいね」
「あー、うん、善処するよ」
オソマツ
フゥーハハァーーーーー!!!
お粗末氏の新作だぁーーー!!
本当にこのスレは不死身だぜぇーーー!!!
大規模規制がこれほど憎いとおもったことはない
遅くなったけどほんとgjよオソマツさん
カルヴィナ「バロン・マクシミリアン。厄介な敵ね」
統夜「はい、今のヴォルレントでは彼らのバロン・ズゥを相手にすることは難しい」
メルア「開発中の後継機をオーブで受け取ることができれば勝ち目もあるとは思うんです」
テニア「でも、あの国は政情不安って奴でしょ?」
カルヴィナ「ええ。国のトップが世界に大々的に宣言した映画産業が数年経っても脚本すら完成せずに
製作スタッフは既に解散状態。監督と脚本家だけがプラン継続を必死に訴えかけているけど
オーブの国際的な信用もろとも評価は底値を這いつくばっているわ」
メルア「そんな台所事情では機体開発してる余裕なんてないですよね、普通に考えて」
シャナ「そういえば」
テニア「なになに?」
シャナ「バロン・マクシミリアンってどういう意味なんですか?」
統夜「バロンってのは、えーと男爵って意味だったかな」
カルヴィナ「そうね」
シャナ「ではマクシミリアンという言葉は?」
カティア「オーブの古い言葉では『ぱんつはいてない』という意味だそうです」
統夜「……」
メルア「……」
テニア「……」
カルヴィナ「……もろちん男爵?」
シャナ「まるだし男爵、なんて恐ろしい敵なんでしょう!」
統夜「いやせめてノーパン男爵とか」
テニア「フォローになってない、なってない」
カティア「個人的には、ふるちん男爵を強く推します」
オペレーター「敵影1、このパターンはふるちん男爵です!」
カルヴィナ「また、あの丸出し野郎ね」
テニア「今度こそノーパン変態に勝つよ!」
メルア「オーブの皆さんと一緒に考えた、もろちん対策を今こそ実行するときです!」
ジョナサン「死ねよやあっ(血涙)」
>>212 >カルヴィナ「ええ。国のトップが世界に大々的に宣言した映画産業が数年経っても脚本すら完成せずに
> 製作スタッフは既に解散状態。監督と脚本家だけがプラン継続を必死に訴えかけているけど
> オーブの国際的な信用もろとも評価は底値を這いつくばっているわ」
ちょっとマテw
確かに正しいけどなんか別世界の事が混ざってるw
左右確認。
敵影なし。
準備万端、委細承知。
氾濫する大河を背に陣を構え、慢心という名の兵糧はすでに川底に沈めた。
いまやカティア・グリニャールの頭にあるのは不退転の三文字であり、本懐遂げて
かの無知蒙昧にして難攻不落の朴念仁を攻め落とすことのみである。
中学時代を知る女子生徒が怨嗟の念を込めて呟くは、不沈空母。
高校入学直後の一年間を知る生徒が呆れて語るには、絶対障壁。
友も恋人もなく退屈な学生生活だったと自称する思い人の、なんと罪深き事よ。
戦争がひとまず終わり転校生という形で紹介された時、カティア達の全身に突き刺さったのは
男子生徒の好奇心と数多の女子生徒達からの同情とも怨嗟とも憐憫ともつかぬ視線だった。
あー、可哀想に。
あれだけ懐いてるのに未だ友情とか勘違いしてるのかあのトーヘンボクは。
ウソだろあのおっぱいに囲まれて何事もなく一年過ごしたのかよ。
やっぱ紫雲が女に興味ないってのは本当じゃね?
テレパスでなくとも、同級生達の表情がすべてを物語っていた。
幾度となくアプローチを行い、精根尽きて別の愛に走ったであろう儚げな少女、ツンデレという言葉を
体現しながらも気付いてもらえず元気な同級生どまりで終了した少女、地味だの無個性だの閣下だの
言われつつ努力した結果どういうわけかアイドルになってしまった少女。おそらくはカティア達がここに
至るまでに鈍感の地平線を目指して血反吐をまきちらし不毛の荒野を突き進む中で力尽きた先達が
この学園には数えきれないほど存在しているのだ。
自分にできるだろうか?
信頼関係は、ある。仮にも共に死線を掻い潜ってきた仲だ。同情半分でいいから抱いてくれと懇願すれば
同衾程度は確実だという計算もある。だが、しかし。だからこそ……
カティアは煩悶する。
女としてのプライドが、情欲が、統夜の私室を目の前にして衝突しているのだ。あと数センチ手を伸ばせば
全て解決するというのにだ。
ちなみに。
その頃の統夜はコンビニで深夜のアルバイトに従事していた。
カティア・グリニャールがその事実に気づくのは7時間後、夜勤明けの統夜が残り物のコンビニ弁当を
土産に帰宅した時だったという。
>>214 GJ!
だが、ちょっと待てそこの765プロのアイドルwww
今日は紫雲丸事故の日だったか
>>216 調べてみたが、今日は五回目の事故の日だそうだ。
つーか9年の間に5回も事故るとはな・・・。
実は洞爺(とうや)丸という船も未曾有の事故を起こしている
カティア「統夜って、ずいぶん縁起の悪い名字と名前だったんですね」
統夜「しみじみ言うなよ」
テニア「でも、アタシたちにとってはエ・セルダのおじさんも統夜も
救いの神みたいなもんだよ。むしろ福の神?」
メルア「そうですね。私たちにとってはどんな名字や名前よりも頼もしいです」
カティア「……で、その頼もしい統夜は誰を『紫雲』姓にしてくれるの?(ニコリ」
統夜「ちょ、なんでそんな話に」
まさかOG出演の時に統夜に不幸体質がついたりしてな・・・。
統夜「不幸だぁぁーっ!!」
CV阿部敦か・・・
CV阿部敦、が
CV阿部寛に見えた。
統夜「お前は既に、死んでいる…」
準騎士「ヤ、ヤロ〜、ふざけやが!? やが、が、がてらば!?」
カティア「実は耳寄りなアルバイト情報があるんですよミスター紫雲」
統夜「はあ」
カティア「あ、信じてない顔アルね。カティアさん嘘つかないアルよ?」
統夜「だったら胡散臭いエセ中国人っぽいしゃべり方はやめた方がいいですよグリニャールさん」
カティア「やはり御近所のケロンパ夫人が仰ったように韓流スタア口調の方が好みでしたか?」
統夜「芸能関係はさっぱりなので遠慮します。それでバイトとは?」
カティア「簡単な仕事です。毎日数回『愛してるよ』って囁いて、時々ハグしたりキスしたり頭なでてくれたり
するだけの内容です。たったそれだけの労働で、三食おやつ付おまけに掃除洗濯家計簿管理も
してくれる上に契約金としてバージンが付いてくるんですよ! お買い得ですよ!」
統夜「アルバイトなのにお買い得なんですか」
カティア「細かい事はいいんですよ」
統夜「……細かい?」
カティア「とりあえずアルバイト開始時期を決めたいので、今すぐか放課後か今晩か今夜かのどれかを
選んでください」
統夜「拒否権とかは」
カティア「細かい事にこだわると女の子に嫌われますよ」
統夜「今ならすっげー細かい事にこだわりを持てそうな自信に満ち溢れてますが、このふざけた話を持ちかけたのは
誰なんですか? 飯の時点でテニアやメルアじゃないってのは分かりますが」
カティア「そ、それはもちろん」
統夜「まさかカルヴィナさん? アル=ヴァンが王女様に寝取られたと勘違いしたの、まだ引きずってたのかなあの人は」
カティア「え、えーと。紫雲、さん?」
統夜「まてよ。真面目そうに見えてフー=ルーさんもこういう悪質なネタを仕込むってジュア=ム兄ぃが言ってたな。
フューリア聖騎士団主催の謎合コンが地獄とかどうのとか泣いてたし」
カティア「もしもーし、目の前目の前にちゅうもーく」
統夜「大丈夫。グリニャールさんがそんな下品な提案なんてしないって俺知ってますから。誰に唆されたのかは
分からないけど、こんなことで軽蔑しませんよ」
カティア「って爽やかな笑顔でフラグを圧し折る統夜が私の気持ちに気づくのはいつなんでしょうか」
冥王「とりあえず主人公にカルヴィナを選んだ時点で無理だろうな」
カティア「ひーん」
主人公カルビさんでフューリー側みんな生きてる世界の
カティアさん必死すぎて泣ける
ともあれGJを送ることにしよう
このグリニャールさんは…いいな
なかなかいい仕事するじゃないか
この空回り振りが実にかわいらしいw
カティア・グリニャールという少女の何が罪作りであるかと言われれば、
西欧的な大胆さと極東地区の女性により多く見られる清廉さの芸術的なまでの同居であると紫雲統夜は惚気るであろう。
そも、紫雲統夜の恋人に対する接し方というのは実は両親の模倣を基にする。
学習とは即ち先達の模倣であるとも言え、他言語を学ぶ際には発音の仕方、武術であれば師の技術、身近な所であれば料理の手法等、
良き前例を取り入れ尚発展させて行く事である、と説明する事も出来るのではなかろうか。
よって、紫雲統夜が自宅内において最愛の少女への接し方とは在りし日の両親の関係を一部模倣した物であり、
更にそこへ自分自身と彼女の感情、性格を考慮した上で独自発展させた形である。
同時にそれは、家族への付き合い方がそのまま適応出来る程に二人の仲が深い事実を表す事柄の一つでもあるだろう。
一見大人しそうで、それでいて芯の強く尚かつ包容力に溢れる。白磁の肌に琥珀色の瞳をした大和撫子を人生の相方に選んだ統夜は
自然と自覚しないまま最も覚えの深い男女関係のあり方、即ち前述の両親の模倣を基に彼女へ接した。
非常に端的に表すならばいちゃいちゃでれでれ。息子の目を盗んだつもりでその実全く盗めていなかった両親のラブラブっぷりを
存命中仲違いをする姿を一度たりとも見た事の無い彼らの息子は、そのあり方を男女関係の最適解、即ちベストオブベストであると本能に刷り込まれていた。
と言うわけで、彼はちょっと素っ気ない用に家の外で振る舞いつつも二人きりになるとべたべたいちゃつく一種のツンデレもどきと化していた。
一方、紫雲統夜の伴侶即ちカティア・グリニャールの方はと言えばそもそも男性経験所か初恋がそのまま実って大樹に育ったウブな少女である。
それは言い換えるならば習うべき前例を持たぬ真っ白な一枚の布地であり、その一途さも相まって一滴の恋愛という名の色を持った滴が、
ぽたりとその布地に落ちた瞬間まさにその色に染まりきる程の純粋さであった。
同時にそれは、戦後感情の赴くままに同棲を決めた彼女にとって、家の中で接してくる最愛の少年の態度こそが
イコール恋人同士のあり方であるとインプットされてしまったのである。恐るべきは純粋培養の罪なまでの無垢さであろうか。
よって、冒頭でお伝えした通り西欧的な大胆さを併せ持つ彼女は紫雲統夜にとっては恥ずかしくて二人きりでしか出来ない事を
恋する乙女の剛毅さとでも言うべきか、にも衆人環視の中で実行する行動力を持っていた。
無論一般常識と分別は弁えているが故に、仲睦まじい男女を見るに嫉妬へ身を焦がさずには居られない、
特定の人種が身を焦がした挙げ句に白旗を揚げて救急車で運ばれそうな程にいちゃつく物の、
警察や指導員のお世話というボーダーラインを決して超えな程度に自重するタチの悪さであった。
例を挙げるに、二人で歩けば腕を絡め手を繋ぎ、挙げ句にそれは指と指をも組み合わせるカップル繋ぎであったとか、
外食に行けば席に余裕が有れば向き合って座る事より隣り合ってひっついて座る事を選ぶとか、
一人で歩いている統夜を見つければ、後ろから駆け寄って抱きつく事を躊躇しないであるとか、そんな内容。
人目を盗んで唇泥棒と化す事すらあったらしいのだが詳細はミスリルの監視員のみが知る。
以上を持ってして念願叶って平穏無事な生活を最愛の人と漸く二人きりで送る少女は、
相棒の好意の発露を斜め上回る方向性で吸収消化理解して存分に発揮していたのであるが、
おおよそ3週間ほど諸事情により遅れてオーブのカルヴィナの元から合流したテニアとメルアは親友の変貌ぶりに
驚天動地の勢いで大いに驚いた挙げ句そのままの勢いで銀髪の姉貴分の元へと連絡し、
「カルヴィナッ!大変、大変だよッ!」
「カティアちゃんが、カティアちゃんがっ!」
親友の元へ帰して早々何事か、まさかの戦乱の気配かと鋭い視線を見せたカルヴィナへ
有る意味深刻ながら全く持って人死や怪我の気配の無い方向性のそれを物凄い勢いでぶっちゃけて曰く
「カティアがデレたッッ!!」
「カティアちゃんがデレましたっ!」
と、のたまったそうである。尚クーランジュ女史においては30秒ほど唖然とした後、
詳細な説明を受けて数年ぶりかの大爆笑をする羽目となったのではあるが、
数年後の披露宴の場でこの詳細を暴露、来賓の皆々様へ暖かい笑顔を届ける事で貸し借り無しとしたそうである。
>>226 ちっくしょうっ! こんなもん落として行きやがって!
GJでも喰らえ!
>>226 GJだ、あまりにもGJであるが……
貴殿よもや陰腹を切ってはおるまいなw
>>228 残念だが
>>226は拙者ではござらんな。
ここしばらくカティアさんをヨゴレというか「主人公カルヴィナだったので必死に統夜を口説こうとして
空回りしている悪戦苦闘、夜のおかずは奴隷統夜さんを市場で買ってやさしく飼育する夢と言う
カティアさん」モードの拙者に、このような作品を描けるわけがないっ(割腹&介錯)
『驚異のデレカティアさん -それは正にちんちんかもかもの如く-編』
望まぬ過去と、避け得ぬ戦火をくぐり抜けた先。平穏が再び日常になる世界で彼女はデレた。
純真無垢な少女の照れくさそうな笑みはそのままに、その腕も指もしっかりと恋人の腕と指へ絡めていた。
くすくす、と無邪気な笑みを浮かべながら、引っ付きすぎじゃないかという程に距離を詰めて最愛の人の隣へと座りに行った。
『とー、やっ!』と、名前を区切って後者の発声と共に道を歩く紫雲統夜に背中から抱きついていった。
とんとん、と肩を叩いて将来の伴侶が振り向いた瞬間にその唇をかっさらい、頬を染めながらえへへ、と満足そうに微笑んでいた。
正に彼女と彼氏の私生活は絶好調であり、統夜の方もカティアのデレっぷりに感化されて少しずつタガが緩んでいる風にも見える。
時折自分から手を繋ぎに行ったり、後ろから抱きつかれた際には彼女を降ろす事無く笑いながらそのまま歩いていったり。
流石に唇を奪われた暁には反撃とばかりに舌を、というのはいくらか先の話であったが。
だがしかし、嗚呼駄菓子菓子ではなくだがしかし。そんな彼らの順風満帆なデレデレライフを快く思わない人間もやはり居た。
奇しくも学校生活の始まってしまったこの折、学友の中でもその地位を独占して止まない且つ止めたくても止めれなさそうな独り身軍団。
戦後という人口減少期にあった極東地区故に多くの転校生が転入してくる中で、ふとした際に伺える二人の関係が広まると
彼らを筆頭とする仲睦まじい恋人達に嫉妬の炎に身を焦がして止まない残念な人々はその標的の一つとしてカティアと統夜を選んだ。
刺客を放て。嫉妬の炎に駆られた彼らは、担任の神楽坂恵理を介して学生としての身分と同棲の事実というミスマッチさを武器に選び、
級友の人間関係を心配する真摯な学生を装った工作員によりそれと知らず刺客に仕立て上げられた神楽坂は本拠地である紫雲家を訪問する。
そう、家庭訪問をしたのだが。記憶の欠損、家族の喪失、戦乱の時を共に生き延びた人と共に居たいと本気で涙を浮かべながら語るカティアと
そんな彼女を守りたいと断言し、更に両親を失い一人暮らして来た統夜に『家族と居たい』と訴えられ感動の涙を流しながらあえなく撃沈。
統夜とカティアの家族に対する認識と神楽坂先生の間にある認識の差、即ち夫婦と姉弟、は気付かれる事も埋まる事も無く面会は終わり、
工作員を担当した生徒は『あの二人なら大丈夫。応援してあげてね?』と神楽坂先生の我が子の成長を見守る母の様な微笑を見て刺客の失敗を悟る。
第二の刺客を放て。一度の失敗で諦めるよう彼らでは無かった。こと、嫉妬に関しては諦めの良さとは無縁である。
第二の刺客へと抜擢されたのは生徒会副会長千鳥かなめ。苦笑を持ってカティアと統夜の関係への返答としていた千鳥かなめは
級友の仲睦まじさに対する反発を心配する親身な生徒を装った工作員によって相談を持ちかけられた事により刺客へと変貌してしまう。
しかしながらここで工作員は人選の時点で既に愚を犯していた。即ち千鳥かなめは抜群の行動力を持つ少女であったが、同時に恋する乙女でもあった事。
かなめの行動力によってデレデレ値の抑制を見込んだ彼らであったが結果は真逆。学校帰りのマックにカティアと一対一で入ったまでは良かったが、
思い人と心を通じて過ごす時間の素晴らしさを逆に延々と惚気られたかなめはどういう訳か感化されてしまい、
以前なら気軽にできたその行為にその日は散々悩んだ挙げ句の午後11時過ぎ、
ミスリル所属の朴念仁軍曹にカレーを作ったから食べに来いと連絡を入れる醜態を晒す。軍曹曰くカレーは美味しかったそうです。
重なる失敗に加えてその日以降なんだか若干雰囲気が良い感じになったクラスの問題児と生徒会副会長に構成員一同『orz』となった。
以降も彼ら残念な人々は度々刺客を派遣するもその度に失敗する。
特に標的の少女の親友と思わしき赤毛と金髪の転校生二名を焚き付けるも何故か標的の家に居候が増える始末。
初々しく統夜との距離を測りかねるように接する新たなデレ娘二名到来から発生するまさかの愛人公認説に、
コレも己達の失敗が生んだ悲劇かと狂おしく悶える彼らは遂に暴走を開始する。
嫉妬のマスクで顔を隠し、集団でもってその驚異を駆逐せんとした彼らは生憎の紫雲統夜不在に初動でコケつつ、
勢いのまま標的の少女、カティア・グリニャールの元へと殺到した。
『羨ましい!』『妬ましい!』『その仲の良さに俺たち嫉妬!』『踏んで下さい!』『女だけど好きです!』
数々のみっともない暴言の真っ直中にその身を置く羽目になったカティアであるが、表情に浮かんだのは微笑であった。
戦乱の中、混戦する無線の合間から漏れ出てきた断末魔の悲鳴、悪態、罵声。それに比べてその暴言達の何と軽い事か。
後半の発言は意図して無視してス、と立ち上がったカティアは微笑をそのままに、まるで周囲の人間など眼中になど無いのかのように
「そうですか。けど今日は先に帰ってる統夜と家でゆっくりするって決めてるんです。そこ、通して貰えますか?」
と小首を傾げて一見小動物のような愛嬌さえ漂わせながら、同時に一切の有無を言わさぬ迫力を伴い周囲を圧倒してみせた。
聖書の一節の如くざぁ、と音を立てて割れる人の波の中心を淀みなくカティアは通り抜けると、振り返る事無く教室を去った。
嫉妬の力を恋の力で真正面から打ち砕かれた嫉妬の信徒達はカティアの聖女の如き振る舞いに感化され、
今までの行いを悔い改めると共に今後一切カップルの邪魔をするまい、と涙ながらに誓ったところで
テニアとメルアを筆頭に他多数のクラスメイトの通報を受けた相良軍曹の閃光手榴弾並びに相方の生徒会副会長のハリセン乱舞にて鎮圧された。
そんな鎮圧されいく仲間を見ながら、自嘲の笑みを浮かべた一人のリーダー格の男は
「……古来、嫉妬する程に仲睦まじい男女をさして"ちんちんかもかも"と表現したそうだ。ならばあの二人こそ、まさしく真のちん――」
と言い切ろうとした瞬間に下品なこと言うなッ!と勘違いしたフェステニアの回し蹴りを顔面に食らって沈没した。
後日、以上の子細をミスリル経由で聞いたカルヴィナ・クーランジュ女史は再び大笑いし、
来日時にはからかってやるかと意気揚々として紫雲家へと乗り込んでいったのであるが、
他の刺客同様返り討ちに遭い寧ろアル=ヴァン・ランクスとのエピソードを聞き出されてニヤニヤされて大いに居心地の悪い思いをしたそうである。
>>229 そうか、切腹氏はショーグンだったのか・・・ッ
>>230 キサマ!
統夜が男の名前で何が悪いんだ!
俺はGJだよ!
>>230 なんというか、クーガーの兄貴を思い出す文章だよな。
まぁ、それは置いといてGJ!
なんという伝説級のバカップル…!
こんなのとクラスメイトだった日にゃ、
彼女いない暦=年齢の俺は自決するレベルorz
すごいものを読ませていただきましたw
>>230 もうGJ出しすぎて枯渇しちまったよ・・・
それはそれとして、嫉妬マスクの中にはやはり独り身の女の子も混ざっていたかw
>>231 >『女だけど好きです!』
以前、部室でカティアを押し倒そうとしてクーランジュ女史に阻止された
百合子さん(仮)っぽいんだな、これが。
>>236 何故モチーフの彼女がバレたし。
統夜「明日は月曜日な訳です」
カティア「ハイ」
統夜「つまり、今日は早寝して明日早起きしないと学校に遅刻、最悪欠席する事になります」
カティア「ハイ」
統夜「ですからね、カティアさん。こっちが悪い事は承知してるから取り合えず話は明日……」
カティア「駄目です」
統夜「 」
カティア「いいですか、先週末から今日にかけて統夜は生徒会の手伝いに始まり
アルバイト、日用雑貨の買い物その他で非常に多忙でした」
統夜「ハイ」
カティア「仕方のない事とはいえ、一週間も恋人である私を
ずーっと放っておくのは褒められた事では無いと思います」
統夜「ハイ」
カティア「よって、放っておかれた事を水に流すかわりに、
せめて今日の夜くらい一緒に寝たいと思う要望は叶えられるべきなのです」
統夜「ハイ」
カティア「と言うわけで一緒に寝ましょう……何ですか、えっちな事は禁止ですよ。明日早いんだから」
統夜「いや、もっと派手に怒られると思ってたから、ゴメン」
カティア「判って貰えたら良いんです。ただ、来週はもうちょっと都合を付けて欲しいなって」
統夜「判った。ついでじゃないけど抱きしめながら寝て良い?」
カティア「……許可します」
眠いけどレポートで寝れない日は妄想して気分転換をすると良いな!
久しぶりに覗いたら何というGJ
ふと、カルビルートを辿った三人娘は陣高で統夜に出会った時にどんなリアクションしたのか気になった
サイトロンで統夜ルートのイベントやその後をかいま見てorzになるやら逆ギレするやらw
特にカティアさんは痛い目にもあってるし
>>239 「――おっと残念、これは息子に真実を伝えられないパターンか。じゃあ、『この流れはナシだ』」
エ=セルダは、時計をきりりと巻き戻した。
住人の知識の幅広さは異常www
『驚異のデレカティアさん −滲み溢れるデレデレ成分−編』
かの残念極まりない嫉妬集団が行動に移った日より暫く前の話である。
未だ紫雲統夜は先輩後輩同級生から戦争を潜り抜けて逞しく少年から成年へと成長した彼を
『ちょっと紫雲君(先輩)って良いよね?』なんて話が交わされる程度に人気があり、
その人気を淘汰駆逐する程のデレっぷりをカティアがまだ堂々と発揮していなかった頃の事。
フェステニアとメルアがまだオーブに滞在しており、それを良い事にと言うべきかは兎も角、
他者の目を気にしないでいられる環境であるが故のべたつきっぷりが発揮されはじめた頃である。
その頃と言えば紫雲統夜の評判は上記の通りであり、カティア・グリニャールの方を言えば、
若干生真面目なきらいはあるものの、社交的で面倒見も良く、何処か落ち着いた雰囲気を纏う
白磁のような肌と不純物のない無垢な琥珀のような瞳に流れるような黒い髪を併せ持ち、
その上端正な顔立ちをしている異国の地で生まれた大和撫子のような彼女は当然ながら
これまた先輩後輩同級生からお近づきになりたい女子生徒ランキングにおいて
しばしばNo.1の座に君臨する事も最早珍しく無い位に人気であった。
よって、アプローチも控えめに言ってそこそこに受けていたのだが
『大事な人が、居るんです』と謝罪を込めた微笑でその都度撃退しており
難攻不落のグリニャールなんて冗談めいた呼び名と共に、果たして大事な人は一体誰ぞ、という
ゴシップ以外の何者でもない話題は割と頻繁に男子生徒の間で交わされていたのである。
だが、それはある日を境に一変していった。
教室で雑誌を読んでいた紫雲統夜に背後からもたれかかり、何読んでるんですかー?と
その振る舞いが至極当然であるかのように仲睦まじく会話をはじめた。
放課後になれば帰宅する生徒達の衆人環視の中で、一緒に帰りましょう?と手を繋いで歩き出した。
教室で統夜が持っていたポッ○ー的なスティック状のお菓子を、統夜の食べかけであるにも関わらず
ぱく、と食いつきそのまま指の近くまで食べ進めた後にえへ、なんて悪戯じみた笑みを浮かべた。
以降、その行為はエスカレートしていき止まるところを知らなかった。
昼休みには屋上で手作りの弁当をあーんしてやっていた所を、
統夜が飲んでいたペットボトルの飲料を飲み口を拭う事すらせずそのまま貰って飲んだ事を、
体育の授業後に着替えで緩んだネクタイをしょうがないですね、なんて良いながら直した事を、
クラスメイト達は、しっかり目撃していたのである。
余りの急変ぶりに驚愕した級友達は会議を開く。
風紀がどうこう、奴らは付き合っているのか、バカップル死すべし、同姓でも愛さえあれば。
混沌とする会議を一人の無謀とも言える生徒が声を上げて征する。ならば、自分が確かめようと。
紫雲統夜を男友達が声をかけて引き留め生まれた僅かな時間。その生徒は直接カティアに問いを投げた。
最近仲が良いみたいだけど、一体全体何が君達の間にあったのか?
要約すればそんな内容の質問に、カティアは何が問題なのか判らないと言う風に首をかしげて
「え?仲が良いなんて……別に、普段家に居る時と同じですよ?」
と、ひっそり聞き耳を立てていた級友達並びにかの生徒に同棲の事実という核爆弾級の威力を伴う
強烈な暴露発言をしてのけたのである。
後日、直接その事実を問いかけた生徒はその時を思い返してこう言ったそうである。
「あの時カティアさんがデレた、と言うヤツもいる。だけど俺は少し違うと思う。
カティアさんはあの時からデレたんじゃない。きっと、とっくの昔から、統夜の野郎にデレてたんだ……」
諦めを伴う微笑を浮かべ、力なく肩を竦めた彼は、後日かくも見苦しく残念な嫉妬の軍勢の一人として
相良軍曹の投げた閃光手榴弾の直撃を食らう事となる。あーめん。
貴様、カティア検定一級所持者だな!?
gj
お粗末氏だ!お粗末氏が来たぞーッ!
>同姓でも愛さえあれば。
ま た 百 合 子 か www
247 :
それも名無しだ:2010/06/18(金) 21:31:50 ID:KcTJgjZn
ちょ、待て、待ってくれ! 今GJの量産始めたところだから!
『サイトロンは裏切らない』
何時からか見るようになった、ぼんやりとした輪郭のはっきりしないあやふやな夢。
けれどそれは決して自分に嘘をつかなかった。絶望と苦痛と、その先にある希望を示してくれた。
ある時は全く変わらぬ実験体としての日々を、ある時は親友との絆を確かめ合う日を、
そしてある時は、自分達が青空の下で笑いあう暖かな日々を見せてくれた。
その夢を常に覚えていられる訳では無いけれど、覚えている夢は決して自分を裏切らなかった。
だからこそ、カティア・グリニャールは大いに戸惑っていた。
あの雪山で芽生えた淡い恋心に気付かない振りをして、自分を騙し続けているある日の夜。
カティア・グリニャールは夢を見た。紫雲統夜という少年と手を繋いで外を歩いている夢を。
目を覚ましたカティアは視界に微かに残る粉雪の様な粒子の光でその夢が
決して己の願望が生んだ産物ではなく常に自分を裏切らないソレであった事を知って呆然とした。
数日後、久々の寄港で街へ少々ぎこちなくも統夜と買い物に出ると、
人混みの強烈さからはぐれぬようにと手を繋ぐ事になりここに再びサイトロンの誠実さが証明される。
短い間ではあれど繋いでいたその手の想像以上に大きく、固く、逞しい感触を覚えていようと、
その日、カティアは就寝前にきゅ、と手を繋いでいた右手を抱きしめ幸せそうに微笑んだ。
そして翌朝カティアは飛び起きる。唖然としながら周囲を見回すとやはりそこには粒子の光。
幻のように消えていく粒子がチカりとまるでがんばれよー、とばかりに光る。
カティアが昨晩見た夢の中で彼女は統夜に抱きしめられていた。
寧ろ、自ら彼の腕の中に飛び込んでいったかのようであった。
余りの内容にかなりの間自室で惚けていた彼女は、機体の調整の為朝早くから統夜と
ハンガーで待ち合わせていた事を思い出して慌てて身だしなみを整え部屋を飛び出す。
結果、飛び出した直後に珍しく遅刻をした彼女の様子を見に来た統夜にキャッチされる事となる。
あまりにも突然に夢が現実になったが故か、暫く呆けたまま抱きしめられていた彼女は、
微動だにしなかったのが原因か何か勘違いした統夜に酷く体調を心配された後、
そのまま医務室へと担ぎ込まれてイネス先生の生暖かい笑みを大いに堪能する羽目となった。
抱きしめられた事こそ夢じゃないかしら、と目をぱちくりしながら医務室を後にして、
同時に好きな人に偶然とはいえ抱きしめられた事による心から暖まるような感覚を
絶対に覚えておこうと固く誓ったカティア。当初の予定を大幅に遅れて整備を終えて、
休憩室でテニアとメルアに騒動の子細を問いつめられジト目で見られるハプニングをやり過ごし、
少々慌ただしい一日を終えるとシャワーを浴び、暖かい気持ちのまま寝床へと入り込んだ。
そして翌朝、カティア・グリニャール、起床。そして周囲の状況を把握する。
何も異常も異変も無い、ナデシコの自室。自分の周りでは粒子が例によって微かに光り消えていった。
まさかクローゼットからテニアやメルアが『ドッキリ』とかなんとかと出てこないかチェックするも、
当然ながら昨晩から今朝までこの部屋に居たのはカティア一人きりである。
それから何かに怯えるかのようにビクビクしながら身だしなみを整えて、着替えを済ませた所で
カティアは床へとへなへな、とヘタりこむと「……どうしよう」と力なく呟く事となる。
――今度は、彼とキスを交わす夢を見た――
これ良いです!
俺は今、ものすごく感動していますっ!
>>248にGJいうのにすら手間かかる規制だらけのこんな世の中じゃ
押し入れから引っ張り出して来た子供用ビニールプールでくんずほぐれつキャッキャウフフちんちんかもかもしてる
カティアさんと統夜の図が唐突に思い浮かんだのでここに記すのである。ていうか暑いよ。
>>253 そんな貴方に水風呂オススメ。
・・ハッ、アンタの電波の「子供用プール」のくだりを
「水張った浴槽」に変換したら途端にODEなふいんき(なぜか変換できない)に!
いや、いっそ普通にプールに行ってもらってポロリもあr(ハラワタヲブチマケロー
胸を隠すつもりが揉んでしまうんですね
『懐かしのビニールプール』
今年の夏は猛暑である。各地でも年配の方や遊びすぎた子供達が時折日射病に倒れ、
身近な例で言えば朝起きて直ぐさま冷房のリモコンに手を伸ばしたくなる程の暑さであった。
日本生まれの日本育ちである自分でさえ堪えるこの湿気と気温。
流石に耐性が何一つ無い同居人の少女が音を上げるのも仕方のない事だったのだろう。
「……すいません」
冷房を付けてやり、団扇で仰いでやると額に汗を浮かべながらカティアは申し訳なさそうに言った。
今月の冷房使用率はかなり高く、電気代が普段と比べて数割増し所か倍増の勢いが予想出来る。
とはいえ体調を崩しては元も子も無いのだから、と笑ってもまだ恐縮していた。真面目なやつめ。
視線を先程から付けっぱなしにしていたTVに向けると猛暑で盛況というか混雑しているプールが映る。
そういえば、と思い出す。カティアが家に引っ越してくる時の大掃除で、物置に仕舞った物があったっけ。
同時に彼女が先日買ってきて見せてくれた水着も思い出し、気分転換に良いかもしれないと決める。
「カティア、俺ちょっと物置行ってくるから。その間にこの前の水着に着替えておいて」
「はい……は、え?水着?」
ちょっと、統夜ー、なんて言いながら慌てるカティアを見てから、物置へと向かう事にした。
「……急に水着なんて言い出すから何かと思ったら、こういう事ですか」
「うん、こういう事。水は冷たくない?」
寧ろ気持ち良いくらいですー、と緩んだ表情を見せる彼女にこちらの頬も綻んだ。
庭に広げられ、水まき用のホースから目下給水中なのは子供用のビニールプール。
随分と昔に両親と一緒に使ったコレが、何の因果かまだ物置に残っていたのである。親父、物持ち良過ぎ。
そんな事を考えつつ視線を下げると、若草色のビキニを着たカティアが随分と幸せそうにぐったりしている。
これだけ陽射しが強いと逆に水の冷たさが丁度良い具合になるらしく、普段よりも随分とだらけて見えた。
プールの縁に腕をかけ、足を組んでゆったりと伸ばしてリラックスしている姿は、ポーズだけ見れば
何処かの偉い人が高級チェアにふんぞりかえっているような感じなのかもしれない。
とはいえ、子供用ビニールプールがそんな印象を悉く打ち砕いてくれるのでクスリと自分の口元が緩んだ。
「で、少しは楽になった?」
「はい、凄く。とっても気持ちいーですよ」
カティアさん、ご満悦。そんな表現がぴったり当てはまるくらい珍しく目に見えてご機嫌な彼女。
先程までぐったりしていた姿を知っているだけに落差に若干の苦笑と、大半の安堵が混ざった笑みが漏れる。
この様子だとビニールプール、たまに出番が回ってくるかもしれない。
朧気ながら思い出せる、ビニールプールの中ではしゃぐ自分と縁側から微笑んでこちらを見ている両親。
夏の陽射しのせいだろうか。陽炎のように不透明な、懐かしい光景を思い出した。
暫くのんびり過ごしていると、不意にカティアが口を開いた。
「この暑さ、統夜は平気なんですか?」
「平気言うよりは慣れてる、のかなぁ」
なんだかんだで生まれてこの方あの戦争が起きるまで記憶にある限りずっと過ごしてきた訳だから。
答えると彼女はそーですか、と素っ気ない返事と共にざば、と音を立ててプールから立ち上がる。
直後にぐい、と掴まれる腕。何だ何だと振り向くとそこには
「じゃ、折角だから一緒に涼みましょう?」
満面の笑顔、しかも、とびきりの悪戯を思いついたような茶目っ気たっぷりヤツを浮かべたカティアが居た。
「わっ!?」
どぷーん、と有無を言わさず放り込まれて服ごとびしょ濡れになる。
その上からよいしょっと、とか言いながらカティアが飛び込んで来た。じゃっぽん、と水が跳ねる。
急に何事?と言わんばかりにジト目で胸元の彼女を見遣ると少しバツが悪そうにしながら彼女は答えた。
「その、折角なんだし私だけじゃなくて一緒に、って」
駄目ですか?と視線で問われる。そして自分は断るという選択肢を持ち得なかった。
返事の代わりに彼女を抱きしめて、遠い昔にもそうしたように手足をゆったりと伸ばす。
昔と違って縁側から幸せそうに微笑みながらこちらを眺める両親は居らず、
あの頃よりビニールプールからはみ出す程度には成長した身体は既に幼少期のそれとは全く別物だ。
そこに一抹の寂しさを覚えない訳ではない。だが今この瞬間。この茹だるような暑さの陽射しの元には
――コイツが居るから、良いか。
カティアに気付かれないようにこっそりと微笑を浮かべた統夜は、うりゃ、と言うが否や
ちょっとー!?と抗議の声を上げるカティアを無視して彼女にじゃれつきはじめた。
くすぐり、やり返され、笑い声を上げて。まるで、在りし日の賑やかさが紫雲家に戻ったかの様であった。
もっとも。
「ひゃん!……ちょ、ちょっとちょっとちょっと統夜!何処触ってるんですか!?こ、ここ庭ですよッ!?」
「知ってるー。……寧ろカティアこそ知ってた?ウチの庭ってね。
ちょっとやそっとじゃ外から覗き込むなんて出来ないんだよ」
「そりゃあ、防風林?でしたっけ?で囲まれてるから周りを見ればわかりますけどっ!」
「親父、こんな街のど真ん中にこれだけ土地用意したのがちょっと自慢だったんだよね。
……てことでまぁ周りの目は気にしなくて良いと思うよ?」
「か、仮に目は気にしなくて良くても耳は気にしますッ!」
「我慢すれば良いんだよ、何なら塞いで上げようか?」
「ばっ、馬鹿ー!」
いい加減、水着姿に辛抱堪らなくなっていた統夜にカティアが一方的に弄られる事になったのではあるが。
この後の展開は全くの余談であるので割合させて頂く事にする。バカップルに幸アレ。
この蒸し暑い夜にラブラブあつあつバカップルだと……?
耐えられん、GJ全弾持って行けヽ(´▽`)ノ
ブラックで飲んでいたはずのアイスコーヒーがやけに甘く感じるぞ
なんだこれは
>>260 ぐりにゃ〜る分です
統夜とカティアさんがラブラブちゅっちゅ状態で
発生する成分です
その甘さは砂糖の二千倍に達します
発ガン性はありませんが、
常習者には「SSが待ちきれなくなる」中毒性があります
『彼女の不機嫌』
それじゃ、いってくるよと紫雲統夜は微笑んで自宅を離れた。
オーブのフューリー達の元への出張。帰宅は一ヶ月後の予定である。
「紫雲君、一ヶ月留守にするって?寂しくなるんじゃない?」
学校で、級友が言ったからかい混じりの冗談にカティア・グリニャールは苦笑で返した。
その時は誰もがこの経緯を予想しなかった。恐らくカティア本人だってそうだろう。
親友であるフェステニアとメルアだった勿論していなかった。
最初の一週間は平穏だった。統夜から連絡は折を見て来ていたし、
統夜絡みの冗談を級友から向けられても特に異変もなく苦笑してはいはい、と反応していた。
二週間目に入ると統夜からは忙しさが増して連絡が取りづらい旨を伝えて以降、音沙汰が無くなる。
カティア、時折窓の外を見ながら溜め息をつくようになり、級友達から心配される。
この頃から若干自宅での家事に支障が散見される。テニア、焦げた肉にアンニュイな溜め息。でも食う。
メルア、便りがないのは良い知らせ、と諺から甘味を駆使してカティアを宥めにかかる。
三週間目、一向に統夜からの連絡無し。カティア、力ない笑みが表情に仮面のように張り付く。
親しい友人達が皆心配し出す。差程親しくない級友も気にはなる為気を配り、カティアちょっと持ち直す。
テニアとメルア、カルヴィナ経由で統夜との連絡を取り持とうと試みるもガチ修羅場にて達成出来ず。
家事業務滞りだす。しかしながら家事担当の意地を見せ、なんとか体裁を保っている状況。
メルア、おやつの定期補充が滞る事にショック。テニア、量も質も下降線の食事にがっくりする。
そして四週間目、統夜より久々の連絡。週末に帰るのが待ち遠しいと疲れつつも健全な笑顔。
カティア、急激に復調する。物は変わらねど手間暇により質が向上した料理にテニアヘヴン状態。
メルア、補充が進むおやつに舌鼓を打つ。が、体重計に乗って若干後悔する。ランニング開始。
五週間目。想定外の事態が発生し最低一週間最長二週間滞在延長の知らせ統夜より入る。
上げて落とされたカティアさん内心で壮絶不機嫌になる。必要最低限以外の家事、停滞する。
表面上は全く以前のカティアと変わらなく見えるも挙動一つ一つに若干の無愛想さ等が混じり出す。
また学校にて統夜絡みの冗談を言った級友に視線以外は完璧な微笑を向ける。
瞼や眉、それらが微笑を形作っているにも関わらず、感情が何も篭もらない排除だけを告げる視線に級友チビる。
家ではテニア、白米と梅干しとみそ汁のみで構成された食事に絶望、大いに嘆く。
メルア、それとなく宥めようと試みるも鉄壁の笑顔に撃退され、日課のランニングがランナウェイになる。
統夜のアホー!統夜さんの馬鹿ー。統夜、理不尽な暴言をサイトロン越しになんとなく察知して悪寒に震える。
そして六週間目。オーブのカルヴィナの元へ緊急用の直通回線でテニアとメルア、直談判する。
回線が繋がりカルヴィナがモニターに映るや否や口を揃えてテニアとメルアの両名は
「「カティア(ちゃん)がグレたから統夜(さん)を帰してッ!」」
と鬼気迫る勢いで要請し、余りの勢いに取り合えず統夜を端末の元へと連れてきたカルヴィナは
早く帰ってきてーだの統夜のアホーだの言われて困惑する統夜を背後から眺めていると、
モニター越し、紫雲家の和室、襖の隙間越しに前述の空虚な目をして
こちらを淡々と、じーっと見つめるカティアと視線が合ってしまい、まるでローティーンの少女のように
「イヤァッ!?」
と悲鳴をあげてる醜態をさらしてしまったそうである。
後日紫雲統夜が帰宅し、カティアが持ち直した後、カルヴィナへと事後報告の連絡すると、
アル=ヴァンの影に隠れるように通信を行う彼女の姿に統夜は大いに首を傾げ、
カティアは自分の行為に恥じ入りひたすらごめんなさいごめんなさいと内心思っていたそうである。
ほうほう、これがグリニャール分か…
レス1つでサッカリン500倍の甘さだ
クーランジュ女史が生娘のような悲鳴をあげるのもうなずけるGJクオリティ
>>262 ほう、経験が生きたな…GJを奢ってやろう!
久々に来たけど、ここは相変わらず甘いなwww
もっとやれww
Jポータブル出たらもう少し固有イベント増やして欲しい
……いや、でもそしたら本格的にギャルゲーになるか
「プールに行きたい」
暑さにやられかけた三人娘が統夜に迫るように言う。
確かにこの連日の猛暑。海水浴とまではいかなくとも、プールで涼みたいというのは統夜も一緒だった。
「よし、それなら明日行こうか」
『やったー』
三人から歓声があがりそれぞれ、明日の準備を始めるのだった。
次の日。
着替えを終え、プールサイドで三人を待つ統夜。
「たまには息抜きもしないとね」
そう呟きながら日焼け止めを塗っていると…
「統夜」
「統夜」
「統夜さん」
眩しいばかりの水着姿の三人が現れる。
ここから先は作者の個人的な感想である。統夜は関係無いので注意する事。
ちなみに、水着は陣代高校のを思い浮かべて欲しい。
まずはテニアだが、いつも食べているものはどうやって消化されているのか知りたくなるような引き締まった身体。
とはいえ、決して小さい訳ではなく程よい大きさの胸とお尻の形の良さが一際目立つ。
次にメルア。
やはりマシュマロのような柔らかそうな胸が少し水着から窮屈そうに収まっている。
今にもこぼれ落ちそうなその胸や肌の柔らかそうな質感。包まれて眠りたいと思う人間は多数居ると思う。
最後にカティア。
均一の取れたプロポーションが水着に良く合っている。
しかも、テニアやメルアと違う所は、柔らかそうなんだけど上を向いて居そうな胸。そしてお尻。
何処からどうみても非の打ち所が無い。
以上。作者の妄想コーナーでした。
「それじゃあ、泳ぐか」
統夜が立ち上がると、三人娘も続く。
よし、まずは流れるプールだ。
「ふう」
一通り泳ぎ終え、プールサイドの椅子に座り込む統夜。
「統夜もコーラでいい?」
両手に飲み物を持ち、差し出すカティア。
「ありがとう。あれ、テニアとメルアは?」
「まだ、ウォータースライダーで遊んでいます」
手に取ったコーラを一口飲む。少し疲れた身体にコーラが染み渡る。
「皆で統夜に無理言ったみたいでごめんなさい」
「気にしなくていいよ。プールに来たかったのは俺もだし。それに…」
「それに?」
不思議そうな顔を浮かべるカティア。
「カティアの水着姿も見たかったから」
「えっ」
一瞬驚いた表情を見せたかと思うと、一気に顔が真っ赤になる。
「そんな事言わないでください。恥ずかしいじゃないですか」
「ゴメン。でも本心だし…」
その一言聞いた途端。赤くなった顔がさらに真っ赤になり、そして…
「あの…カティアさん?」
パタン。
音と共にのぼせ上がったカティアが倒れ込む。それはまるで茹でたタコのようであった。
カティアは夢を見ていた。何処か懐かしいようで、経験のした事の無い夢を。
それは、多分父親におんぶされている夢。
顔を覚えている訳でも無い。でも、この温もりは覚えている。
そして、その顔を覗き込もうとした瞬間。まばゆいばかりの光がカティアを包み込む。
次の瞬間。目を開けると、そこは見慣れた自分の部屋と心配そうに自分の顔を覗き込む統夜の姿があった。
「統夜…?」
「良かった。急に倒れるからびっくりしたよ」
そうだ。私プールで倒れたんだっけ。と思った瞬間。カティアはあることに気づく。一枚上にパーカーが着せてあるが、まだ水着のままだ。
「流石に起こす訳にはいかなくて、そのままおんぶして帰ってきたんだ。テニアとメルアが着替を持ってくるよ」
夢で見た父親に似た温もり…あれは統夜の温もりだったんだ。と夢の出来事を思い浮かべるカティア。
「そうそう。アイスを買ってきたんだ。冷たくて美味しいよ」
側の机に一個、カップアイスが置いてある。味はバニラだ。
「統夜。食べさせて下さい」
「わかったよ」
机からアイスを手に取り、フタを開けて木のスプーンでアイスを掬う。
「そうじゃないです」
「えっ」
「口移し」
意地悪な笑みを浮かべるカティア。
「…」
統夜は無言のまま、スプーンを口に持って行き、アイスを口に含んだまま、カティアの唇を塞ぐ。
「甘くて冷たくて美味しい」
何秒間たっただろうか。唇を離す統夜を見ながら呟くカティア。それを見た統夜は限界を突破するのであった。
次の日。なぜかカティアの水着からは甘いバニラの匂いが漂っていた。
終
4年ぶりに燃料投下してみる。久々に書いたせいでキャラ設定が曖昧なような…
ふっはは!甘い!甘いぞぉー!GJだ!!!
フルメタの原作長編最終巻を読んだのだが
J世界でも同様なことが起こり、ほぼ同様のラストシーンが起こったとする
その場に居合わせた上に、繰り広げられた光景に感化され
統夜とイチャラブしたくなったカティアさん
というのをバイト中に幻視してしまった
そろそろ発売5周年か
正直ここまでスレが続くとはまったく考えてなかったぜ
某大英帝国製の折りたたみ自転車を買ったのですが、無意識に選択したフレームカラーが
濃厚なグリーンでした。
なんというカティアさん仕様の自転車っ
緑のバイク・・・
カティアさんにはギルスレイダーかバトルホッパーを贈らせていただきますがかまいませんね!
グリーンと聞くと、緑色の自転車に「ハーヴェスター」と名付けていた友人を思い出す。
バイクか…
ジョーカー、トリガー、メタル(統夜)
サイクロン(カティア)
ヒート(テニア)
ルナ(メルア)
ファング(カルビさん)
案外いけそうだな
ナスカ(アル=ヴァン)
クレイドール(フールー)
ダミー(ジュア=ム)
テラー(総代)
スカル(エ=セルダ)
こんなところか
>>277 むしろ
ジョーカー→統夜
メタル→カルヴィナ
トリガー→シャナ
だろう。髪の色的に。
それに、サイクロンはジョーカーとの相性がいい…。
この意味が分かるかな?
>>279 そして二人が強くなればエクストリームと。完璧だな。
281 :
それも名無しだ:2010/10/10(日) 07:16:45 ID:gVJATTVH
誰もいない夕暮れの教室に、二人はいた。
一人は日誌を書き、一人はそれを黙って見ている。
「なぁ」
案外に雑な字で、適当な言葉を書いていた統夜が言う。
「はい」
「…………まぁなんだ。やっぱ忘れてくれ」
バツが悪そうに統夜は頭を掻いた。
カティアは軽く頷き、小さな笑みを浮かべる。
彼が日誌を書き初めてから何度も繰り返されたこのやり取り。
しばらく抜けていたはずの優柔不断さがモロに出ているが、何かを言いたげな彼に気づいていたカティアは律儀に返している。
そして八度目のやり取りが始まった。
「なぁカティア」
「はい」
「………もしだぞ?」
「はい」
「オレが高校を中退してオーブ、フューリーのコミュニティに行くって言ったら………」
彼はそう言ってから、恐る恐るカティアを見た。
悪戯を見つかった子供のようなしぐさに思わず微笑みながら、カティアはわざとシラをきって返した。
「言ったら………なんです?」
「あーいや、さ。ほらなんて言うのかな………」
また、黙る。
282 :
それも名無しだ:2010/10/10(日) 08:00:59 ID:gVJATTVH
何分続いたか分からない沈黙。
既に日誌は三ページに渡った超大作になっていて、流石にこれ以上書く訳にはいかず、沈黙を誤魔化す小道具としての用を為さない。
「書き終わりましたか?」
カティアが何事もなかったかの様に言うので、統夜は軽く頷いて席を立った。
「日誌返しに行くぞ」
勝手に言って、勝手に歩き出す。
返事は必要無いと理解しているから、カティアもその後ろに着いて歩き出した。
放課後の廊下は誰も居ない。
ラグビー部の雄叫びが無ければ悲しさすら漂っていただろう。
統夜は口を開く。
「なぁカティア」
「はい」
立ち止まって深呼吸。
「着いてきてくれるか?」
「何処へ?」
「何処へでも。一生俺の後ろに」
言い切った統夜に、カティアは笑いかけた。
「そんな事は言われるまでもありませんよ。それが言いたかったんですか?」
「あぁ」
「じゃあコミュニティの話は?」
「あれは本当。早く手伝って欲しいってシャナが………だけど断ろうと思う」
「良いの?」
「ステイシスから起きたフューリーの大半はシャナに賛同しているから、今のところは騎士の力なんて必要ないだろ。卒業まで待ってもらうさ」
283 :
それも名無しだ:2010/10/10(日) 08:25:44 ID:gVJATTVH
「まぁ言いたいのはそれだけだったんだよ」
統夜が腕を振る。
「最初から断るつもりだったんでしょう?」
「そうだ」
「ならなんでこんな回りくどい言い方を………」
「不安だった」
「え?」
「お前がオレに着いてくれるのか、ってな。信じていなかった訳じゃないが、不安だったよ」
「私が貴方に着かない訳がないでしょう?」
呆れた様に首を振ったカティアに、統夜は申し訳なさそうな顔をする。
――こんな顔の統夜は久しぶりね。眼福眼福――
そんな事を考えつつ腰に手を当ててカティアは言った。
「今日の夕ご飯はお刺身にしましょうね」
刺身は統夜の好物。
「……シジミの味噌汁つけてくれ」
「はい」
統夜のリクエストに、カティアは嬉しそうに笑った。
GJだ!いいぞもっとやれ!
まだこのスレには職人の投下がある
こんなに嬉しいことはない・・・
「絶対、絶対離さないでくださいね!」
「あー、はいはい…。」
女の子に絶対離さないで、なんて言われれば、普通喜ぶところなんだが、何回も
同じことを言われてると、ちょっと返事がおざなりになってしまう。
人間見た目によらない所ってのが結構あるもんで、我が家の長女にして世間では
才色兼備で通るぐりにゃーさんは、意外や意外、自転車に乗れなかった。
というのもこの前、
『…そこって、ちょっと遠いですね。電車を使うのももったいないし。』
『なんなら、こいつ使う?』
『…自転車、ですか…。』
『ああ。遠慮しないで良いよ…って、もしかしてカティア、自転車乗れない?』
『そ、そんな事ありません!機動兵器を操るのに比べたら、自転車ぐらい、ちょ、
ちょろいもんだぜです!』
その後、見事に立ちごけしてしまった。一応、そのきれいな顔を吹っ飛ばされる
ようなことはなかったが、昔の記憶が曖昧なために乗り方を忘れてしまっている
とはいえ、さすがに日常生活にちょっと不便だわな。
という事で、近場の公園で二人で秘密特訓をしているわけである。テニアとメルア
にはばれたくないらしい。
こういう場合、大体補助輪をつけて慣れていくのが良いと思うんだが、このお年で
それはちょっと恥ずかしい。で、ひとまずペダルを漕いだりせずに地面をキックで
スタートして、そのままバランス感覚とハンドル、ブレーキ操作に慣れさせる。
そして今、俺が後ろのリアキャリアを持ってバランスの補助をし、ペダルを使って
練習している。まあ、ここまで来るまでにきゃー!だ、大丈夫か怪我はないか、
ええ、統夜が守ってくれたから、って、どこさわってるんですかー、いやこれは
不可抗力でうわいたいいたい、なんてことが結構あったわけだが。
そんなこんなでカティアの様子を見るに、上半身も良い具合に力が抜けてきている。
そろそろこっそり手を離してみようか。
「じゃ、もう一回行ってみようか。」
「ええ。離さないでちゃんと持っていて下さいね。」
ペダルをキックしてスタート。バランスのとれ具合も、ハンドル操作も安定。リア
キャリアをもつ俺の手も、ほとんど添えるだけの状態になっている。そろそろか、
と思い、離した。
思った通り、すいすいと順調に進んでいく。OK、駄目押しだ。
「なかなか上手いじゃないか。」
「そうですか?…って、えええ!?」
俺が手を離した事に気づいた。しかし、
「カティア、前向いて遠くを見る!ペダルをしっかり漕いで!」
「えっ、あっ、……わ…」
その瞬間、状態のバランス、ハンドル操作、ペダルのキック…複数の操作がまるで
歯車のように噛み合った。これで大丈夫なはず。
「と、統夜!これ、すごいです!」
満面に驚きと笑みを浮かべて自転車を駆る彼女。そう。風を切る、いや、風に乗る
ようなその感覚。…あれは俺にも覚えがある。
あれはいつの頃だったか。父さんがいて、まだ小さかった俺を支えていてくれた。
母さんはそれを笑みを浮かべて見守ってくれていて。今でも懐かしく思い出される。
目を輝かせ自転車を見事に操るカティアを見ながら、俺は古き日の思い出に浸って
いた。
暫くその辺を回っていたカティアが戻ってきた。停止も問題ないようだ。
「おつかれさん。後は回数をこなして慣れるだけだな。」
「ええ、そうね。…わあ、綺麗…。」
その声に振り向いてみる。夕日だった。小高い丘にあるこの公園からは、町が一望
できる。その町並みが夕日に照らされて輝いている。
すぐそばにあるベンチに二人して腰掛ける。俺たちのほかに誰もいない公園。季節
の変わり目の涼やかな風が吹き抜ける。
「時々、怖いなって、思う時があるんです。」
「ん?」
横を見ると、遠い目をしたカティアの姿が目に映った。
「あの頃は、戦いに明け暮れてその日その日を生きていくのに必死でした。その前
なんて、明日という日が来ることすら信じることが出来なかった…。」
そう言うとカティアはこちらを向き、照れくさそうにはにかんだ笑みを浮かべた。
「それが今は、学校とか部活とか、私たちの家の事とか。先の事を考える事が多く
て。きっとそういう事を考えるのは普通で、当たり前の事なんでしょうけど…。
こうして出来る事が増えたり、いろんな可能性の中でどれかを選んだりする時、
ちょっとだけ 怖くなるときがあるの。」
こういうの、慣れてないからかしら。そう言うと、再び遠くを見た。そっと自分の
手を俺の手に重ね、呟く。
「このまま、時間が止まっちゃえばいいのに…。」
きっと、失う事を恐れているんだろうと思う。この日常を、俺たちのこの時間を。
…これまでの彼女たちの「日常」とは、戦いだった。それも、何かを奪われる可能
性との戦い。それは俺も同じだったが、実際彼女たちは自分の記憶や、家族の思い
出など、色んな物を失ってきた。だから、せめてあの戦いで得たものだけは決して
離すまいとしているのかもしれない。重ねられた手から、そんな思いが伝わってく
るように思えた。
ならば、俺は「答え」なければならない。
「…これから先、さ。色んな事がある。楽しい事や、面白い事。それだけじゃなく、
辛い事や悲しい思いもしなければならないかもしれない。そう、生きている以上、
善かれ悪しかれ色んな事が変わり続ける。だけど…」
重ねられた手を、俺はしっかりと握った。カティアの方を向いて、目を見据える。
「絶対変わらない事がある。俺はカティアの側にいる。カティアがそう望む限り、
ずっと。どんな事があろうとも。」
そう。
「答え」じゃない。こいつは「誓い」だ。
これから先、辛い事や悲しい事があろうとも、年をとって、おっさんおばさんにな
っても、じいさんばあさんになっても、そしてまさに命終わるその時まで、決して
この手を離さない。絶対置いて先に逝きはしない。失われる者の痛みを、取り残
される者の悲しみを、もう二度と、決して味あわせはしない。我が名にかけて。
…なんて事はまだ恥ずかしくて言えたもんじゃないんだが、まあ、口に出さなくて
も何となく分かり合えてしまう絆が、俺たちの間にはあったりするわけで。
大きく目を見開いたカティアは、やがてその目をうれしそうに細め、笑顔になった。
目尻にはかすかに涙が見える。
恥ずかしくなって前を向いてしまった俺に、彼女は少し勢いよくすり寄り、こん、と
俺の肩に頭をのせてくる。
「…もう、いきなり何なんですか。」
「いいじゃん。いつも思っている事なんだから。」
「その割には、何か他に言い足りない事がありそうなんですけど?」
「…言えるか。今でもこんな恥ずかしいのに。」
けち、とカティアは呟いて、つないだ手にもう片方の手を乗せてきた。
「…でも、待ってますから。その続き。」
「ん。わかった。いつか近いうちに、な。」
俺は空を見上げた。夕焼けに染まる空がやけに高いように思える。もう秋だ。
「カティア、絶対離しちゃダメだかんね!」
「み、右に同じです!統夜さん!」
「はいはい、分かったわよ。」
「…ていうか、おまえらも同じだったんだな〜。」
「同じって、どういう事ですか?」
「ははーん、まさかカティアも最初…。」
「…ここらで離しちゃいましょうか、紫雲さん?」
「…いやいや、まだ早いでしょ、ぐりにゃーさん。」
「だだだだ、ダメダメダメですよ〜!」
「さ、サイトロンは言っている!まだ手を離すべきではないとー!」
サイトロンは言っている・・・GJすべきと・・・
しかしこの時期に1日に2つも投下されるとかこのスレの住人は大丈夫か?(いい意味で
ああ・・・自転車の次はバイクだ・・・。
そのうちクウガばりのトライアルアクションをぶちかますカティアさんが見えたんだが、これは一体…。
293 :
それも名無しだ:2010/10/14(木) 20:01:06 ID:v8JUWISi
ハッキリ言ってブームがかなり過ぎてるJだけど、まだチマチマ更新してるサイトがあったからupしていいかな?
管理人本人なら「宣伝か、だがいいものを出してやるならupさせてやらんこともないむしろ見せてください」
なんだが。糸井美帆先生の悪夢は繰り返したくないのでな、悪いが自力で探させて貰おう。
295 :
それも名無しだ:2010/10/14(木) 21:03:20 ID:v8JUWISi
確かにそうだな
あれは見ていて悲惨だったよ………
ほう、まだ更新しているところがあるのか。
何、まだ俺の知らんサイトがあるとな?
ググってみたが、ヒットしたのは大体すぱろぐかこのスレの職人さんのサイト(ブログ)だったぜ・・・
298 :
それも名無しだ:2010/10/14(木) 22:14:48 ID:v8JUWISi
元々はギアスのゲームサイトだったんだけどね、ちょっと前からJ部屋ができてた。
素人文だけど、内容はまぁ良い方だと思われたりする。
・・・もしかしてそれ、アル=ヴァンの服着た統夜の一枚絵が無かったか?
301 :
それも名無しだ:2010/10/17(日) 13:22:00 ID:Dch2eyOU
302 :
それも名無しだ:2010/10/17(日) 18:40:27 ID:Dch2eyOU
四時間目が始まる前、廊下でカティアとすれ違った統夜は、二枚の紙をヒラヒラさせて言った。
「明日デートに行こう」
「……突然どうしたの?」
怪訝そうな表情を露骨に出したカティアが首を傾ける。
――明日は金曜日だけど――
「実は甲児からチケットを貰ったんだよ、ふもふもランド入場無料券」
「………ふもふもランド?」
「あぁ、前に行きたいって言ってたろ?折角もらったんだけど、期限が明日までなんだ。だから……」
「学校はどうするのよ?」
「高校の創立記念日さ」
「あ、そうね」
「細かいことはまた帰ってたら話すからさ、また後でな」
統夜の言葉にカティアは頷いて小さく手を振った。
続く可能性はなきにしもあらず
>>302 だがしかし!それは仕組まれたデートだった!
何故かバイトをしているクラスメイト!
やらせにしか見えないウェディング体験イベント!
次回スーパーロボット大戦J
「俺とカティアとふもふもランド」にレディィィィゴォォォォ!
鮮赤の魔槍・バットムーンの吸血鬼レベル12が完成したら描くかもしれんが、まぁ、気にするな。
陣代高校生徒会長の林水の前に、一通の封筒が置かれていた。
その封筒には複合企業ネルガルの社章が描かれている。
「確かに、この提案は我が校にとって悪いものではない。しかし、生徒の一生を左右しかねないのもまた事実……さて、どうしたものか」
立ち上がり、林水が窓の外を見ると陣代高校の生徒が登校している途中だった。
「む……?」
そんな登校風景の中に、4人の男女の姿があった。
内二人は仲睦まじそうに肩を並べている。
その様子は、恋人を通り越して熟年夫婦である。
「あれは……ふむ、案外丁度いいのかもしれんな」
林水は手にしていた扇子を一気に広げた。
その扇子には『君たちに決めた!』という文字が書かれていた。
「明日デートに行こう」
「……突然どうしたの?」
怪訝そうな表情を露骨に出したカティアが首を傾ける。
「実はチケットを貰ったんだよ、ふもふもランドのプレミアチケット」
「………ふもふもランド?」
ふもふもランドは東京郊外にあるアミューズメントパークである。
星見野アミューズメントパークとは違い、先の戦争の煽りを受けて閉園していた。
元々立地の割には寂れていたふもふもランドは戦争が終わった後も閉園したままだったが、それを最近になって買い取った者がいた。
終戦によって兵器部門以外の分野に本格的な介入を始めたネルガルは、アミューズメント部門の手始めとして、ふもふもランドのリニューアルオープンを計画したのだ。
「最近、よくCMでやってるわよね」
「ああ。そのふもふもランドのプレオープンが明日あるらしいんだが、そのチケットを2枚、林水会長から貰ってさ」
「2枚? あの子たちはどうするのよ」
「それが二人とも用事があるとかで……俺とじゃ嫌か?」
「い、いえ! そんな事ないですよー?」
すると統夜は顔を綻ばせて「よかった」と呟いた。
「じゃあ、明日はいつもより早く起きてふもふもランドだ」
「はい、統夜」
「あ、そうだカティア」
自室に戻ろうとする統夜だったが、ふと思いだしたように振り返った。
「顔、にやけてるぞ」
「ふにゃっ!」
ついでに、統夜の目にはカティアの後ろで凄い勢いで左右に揺れる尻尾が映っていた。
翌日、ふもふもランドの入場ゲートに二人はいた。
「思ったより空いてますね」
「そりゃプレオープンだしな」
そんな事を話していると、あっという間に係員の前だった。
「いらっしゃいませ。ふもふもランドへようこそ! チケットはお持ちですか?」
「あ、はい。これで高校生二人」
統夜がチケットを手渡すと、一瞬、係員の目が鋭くなった。
「どうかしました?」
「いえ、大丈夫です。では、こちらの半券をお持ちください。それでは、いってらっしゃいませ」
深々とお辞儀をする係員に、若干の違和感を感じつつ、統夜はカティアを連れて園内に入って行った。
二人が遠ざかると、係員は胸のピンマイクを外して口元に持っていき、連絡を入れた。
「プランWの二人が現われた。赤毛と黒髪の高校生同士だ。担当係員は戦闘配置につけ」
その表情は獲物を狙うハンターのそれだった。
入場ゲートを出ると、ふもふもランドのキャラクターたちが出迎えをしていた。
「きゃー! ボン太くん、ボン太くんですよ!」
「ちょっと落ち着けってカティア」
子供のようにはしゃいでいるカティアに気付いたのか、ボン太くんがのそのそと近付いた。
「ふもっふ!」
そのボン太くんは片手を上げ、二人に挨拶をした。
「ふもふも、ふーもふも? ふもっふ、ふももふふもーふも」
何を言っているのかはさっぱりだが、どうやら写真を撮りたいようである。
「統夜、写真撮りましょう!」
「いいけど……誰か写真撮ってくれそうな人は……」
「はい、私が承ります」
いきなりスタッフが現われた。
突然の事に若干驚きつつ、統夜は手持ちのカメラを手渡した。
「統夜、はやく、はやく!」
既にカティアはボン太くんの右隣に立っていた。
「はいはい……ん?」
ボン太くんを挟んで反対側、つまり左側に立った統夜はボン太くんの頬の『それ』を見つけた。「はい撮りますよー、さんにーいち……はい、撮りました」
「わー、ありがとうございました。 行きましょう、統夜」
「わかったよ……の前にボン太くん」
「ふも?」
統夜は写真を撮ってくれたボン太くんの肩に手を置くと、
「今日はジャケットとヘルメットを着けてないんだな。なぁ、軍曹?」
と、ものすごくいい笑顔で尋ねた。
「ふも?! ふ……ふも? ふーもふもー?」
驚き、明後日の方向を向きながら鼻歌を歌うボン太くん。
「……まぁ、いい。写真、ありがとな」
そう言って統夜は片手を挙げてカティアのもとに歩いて行った。
まさかのデータミスと友人からのアドバイスで吸血鬼を作り直すため、とりあえず途中まで
このスレに集う戦友たちに、最大限の感謝を。
>>307 よかったのか、ホイホイうpしちまって。
俺は統夜とカティアのキャッキャウフフだけで飯三杯だって食っちまうんだぜ?
GJ。続きも待ってるぜ。
309 :
それも名無しだ:2010/10/28(木) 19:05:47 ID:ydBeIB46
俺のふもふもランドがいつの間にWWW
310 :
それも名無しだ:2010/10/29(金) 21:08:37 ID:IXe0WogZ
「ボン太可愛いよね」
今でTVを見ていたら、突然カティアがそう言った。
箱の中では壮大【総代ではない】なラブストーリーが繰り広げられていて、ボン太君の要素など全くない。
悩んだ俺はとりあえずTVから目を離し、カティアの事をじっと見た。
何か意図がある発言なら、コイツはサインを発するはずだ。
目を皿にしながらカティアを眺めて早五分。
コイツのサインを見逃さない自信はあったはずなのだが、現実には見落とした俺がいた。
箱の中では勇が「yesだね」と言って比瑪にキスをしている。
改めてみると恥ずかしい奴だなと思うが、いつの間にドラマ化したんだ?とも思う。
話はずれたが言いたいことは一つ。
俺はどうすれば良いのか?
ケース1.サインを見落とした事と言うか、先程の発言自体を黙殺する。
A.いや、そんな事はしない。
するべきじゃない。
ケース2.とりあえず「そうだな」と言う。
A.馬鹿か?五分前の発言に相槌打つやつなんて居ない!
ケース3.このドラマが終わったら直接聞く。
A.一見良さげに思えるが、カティアが何かをねだっていたのなら………逆に口を閉ざしてしまう可能性が高い。
311 :
それも名無しだ:2010/10/29(金) 21:36:22 ID:IXe0WogZ
どうする!?
悶々とする俺。
急に立ち上がるカティア。
「あの、トイレに行って来るので一時停止しますね」
などと可愛らしく言った。
チクショウ、可愛すぎるなコイツ。
「あぁ、じゃあ俺はお茶でも用意するよ」
「お願いね」
トコトコと歩いていく姿もまた可愛らしい。
とりあえず俺はキッチンに向かう。
きっと喉を潤せば、良い解決策も見つかる。
さて、飲み物はイギリス名産の紅茶が有るから、それで良いだろう。
茶うけにマカロンでも出せば完璧だな。
紅茶にはハチミツか?
黒蜜か?
ジャムやブランデーも良いが…………
イチゴジャムで良いや。
「あれ、まだ決まってないの?」
トイレから出てきたのか、カティアがひょっこりと顔を出す。
「もうできるよ。紅茶にジャム入れるけど、イチゴで良いよな?」
「うん」
「………」
「……」
しまったぁぁ!!!
今チャンスだったんじゃ!?
「あ、そういえばさっきの何?」とか言えば大丈夫だったんじゃないか!?
なんて事を悶々と考えているうちに、時は流れていった。
最後は結局直接カティアに聞いたのだが、出された答えに俺は拍子抜けをした。
「?………無意識に言っていたんじゃないかしら。ドラマの中の犬がボン太君みたいだったから………………」
途中までのを落としたら違う人がふもふもしてたでござるの巻。
これはアレか。
ふもふも祭りinカティアスレという事か!
まあ、それはともかく
>>310GJ!
>>310 このバカップルどもめw
ボン太くん好きのカティアと悶える統夜にモエルーワ!
GJ。ただただGJ。
どこのどいつだ。
カティアに大妖精チラメイドを着せたイメージを送ってきた馬鹿は。
>>316 ご飯いらないんで娘さんください。
つーか何GJやってんすか!
, .ィ: : ̄: :`ヾ
,. . イ: : : : : : : : : : : : \
ー―一 ー一 l | /: : : : : : `ヽ、、; : : :.\: : :\
ノニノ├‐ ┼┼| | (⌒⌒) ,.孑: :./: :.∧: : : :.ヘ \:.ヽ: \: : :\
ノ l_, ,ノ 亅 亅 \/ //: :/: :./ ヽ: : : ヘ__,ノ∨\: ∨: : :ヽ:
//イi: :|: : :i ハ\: : ! γ⌒ヽ V:∨: : : :ヽ
/´ | :|: :!: : :! ,ノ \!イ ∨ハ:、: : : ヽ
| :|:ハ: : ! ´ ___ リ V:ハ: : : :.ヽ
}: !; ; ;\! イ⌒` ヽ _ !リ:::!: : : : : !
| :!: : : :!:ヘ ´ | ハノハ: : : :l
___ ____∠⌒} |: ヘ : : :Vヘ く / /ノ /: : ∨: :.l
く( ` ー < / イー-- 、 .ヽ: : :ヾ:.ゝ、 丶 __ / /厶、: : : : ∨: !
 ̄ ` < __../ /―一 ヽ :\: ヽ : : :、, , ' ,′: : 丿
〈 〈r───ュ ヽ γ ´ ̄` ヽ冬、`> - ,'
ヽ l r──孑 ヽ、、 .' ∫:..:.. `ヽ___/
\l l 孑´ `ヾゝ ;' ∫,:.:..:..:.: |;!| ム、
l l イ }:ト i ∫:..:..:..:..:..|;!|.:. :\
`ヽ _______,ノ l:|ヘ l ∫:..:..:.:/くヽ \: ヘ::ー.、、
∧ //∧ j_ ∫:..:..:..ヽ`ヾ:ヽ: ヽ:;:..:.ヽ `ヽ
なんというか、こう、すまんでござる。
ちょっと腹かっさばいてくる。
俺も首吊ってくる
つまりは統夜といちゃついてる所をデバガメる白山猫女史とか膝蹴小姫とか金髪甘女とかを発見した時、
くるりと振り向くと同時に声だけは愛嬌たっぷりに死刑を宣言するカティアさんでございますね。
つまり。
カルヴィナ「保護者としては、大事な娘の相手を務める男がどういう輩なのか詳細に知っておく義務が
あるのよ。記録に収めて披露宴で公開するとか」
テニア「妹分としては、姉の幸せを見届けたいなあと」
メルア「あわよくば交ざるつもりで色々用意してきました」
カティア「ま、ざ、る?」
カルヴィナ「え。いやあ、私にはアルがいるけどほらアルと統夜は『師の師は、師も同然』な仲だし
つまるところ、カティアのものは私達のものという理屈が成立すると思ったりして」
テニア「フューリーの施設に監禁されてた頃、カティアって自分のおやつを残してあたし達に分けてくれたり
したよね。みんなの目に自分の大切なものを」
メルア「カティアちゃんだけ辛い目に遭わせたりしませんっ。恥ずかしい思いを分かち合うことでみんなの絆が
いっそう深まると思うんですっ」
カルヴィナ「そう、たとえて言うなら竿姉妹」
テニア「本当の意味で姉妹になるんだねっ」
メルア「ステキ!」
カティア「ふ、ふ、ふ」
統夜「あのー、カティアさん?」
カティア「死・刑☆」キラーン
統夜(うっわー、めがっさイイ笑顔で冷凍マグロのフルスイング)
こういうことですか
>>321!
初音ミクのイラストですね。
>>322 お美事にございまする!お美事にございまする!
相変わらず「いやそのりくつはおかしい」と言わざるを得ないネタ展開に脱帽でござる。
カティアスレのログがどっかいっちゃった…
誰か持ってる人いる?
このスレとしてはトーヤ×カティアが大部分なのであろうが
男前なカルヴィナさん×それにそっと付き従う大和撫子なカティア が好きな同士はいないものだろうか
スレの中期ごろには居た気もするなー
出来る女達って感じでなかなか様になるな
分からない人にはとことん分からない話題で申し訳ないが
クストウェルがMUGENキャラになったな…パイロットの組み合わせも全パターン完備ですごかったわぁ
統夜とカティアの組み合わせでしか動かしてないんですけどね!
その話題は限りなく黒に近いグレーではなかろうか。
もちろんカティアさんのショーツのことではなごべらっ!?
凶器は冷凍マグロか…
後ろから一撃
倒れたところに追い討ちで何度も叩きつけたようだな
そんなことより、クリスマス対策しようぜ。
家族パティーをイブにするか、二人きりのイブにするかそれが問題だ。
今年は週末だからおとまり確定だろう品
335 :
それも名無しだ:2010/12/10(金) 20:07:19 ID:pBvsduhI
家族でワイワイしてる統カティが好き。
二人より三人、三人より四人って感じの……
あぐらを掻いてる統夜の右膝にテニア、真ん中メルア、左がカティア…………なんかグッと来ないか?
>>335 そして後ろから酔っ払ったカルヴィナさんが絡んでくると
>>335 これが・・・クライマックスフォームか・・・!
いろんな意味でてんこ盛りだぜ!!
カティア「○んこ盛り・・・。伏字にするとなんだか不思議な感じがしますわ」
テニア「うわ!なんかすごいこといってるよ!」
メルア「カティアちゃんのですわ口調も久しぶりですね」
340 :
それも名無しだ:2010/12/17(金) 07:16:04 ID:zK363//Y
自分のサイトに載せた駄文を此処に張り付けるという行動はしていいのかな?
カモーン!萌えられるならバッチ来い!
カティア「来て…///」
343 :
それも名無しだ:2010/12/17(金) 08:37:01 ID:zK363//Y
冬にしては暖かな昼下がり、長女は洗濯、次女三女は買い物に行き、家長はのんびりと本を読んでる紫雲家。
「毎日がこんなだったら良いのに」
とは、冬休みに入る寸前の次女の言葉だが、それから1週間過ぎた辺りから次女は暇そうにしていた。
「確かに暇だな」
次女の姿を思い起こしながら、読んでいた本を閉じて統夜は独りごちる。
去年までならバイトで忙しかったが、今年はまったくしていない。
「年末はバイトの稼ぎ時だけど、今の俺たちには必要がないしな……」
もともと地球で父親の財産を受け継いで生活していた統夜だが、戦後の財産整理の時にエ=セルダの遺産は月都市とフューリー自体にも有ることが判明した。
フューリーにあるのはセルダ家代々の遺産の様だが……貰っても構うまいと統夜が貰った。
さらに三人も同居人が増えるからと、生活費の足しにラフトクランズをフューリー政府に売り付けた金や、ネルガルから貰った給料やら危険手当やらとも合わせると、膨大な額の貯金になった。
食っちゃ寝人生を四人まとめて二回は出来ると思われる。
単純計算だと、一人月30万を180年続けられる計算だ。
344 :
それも名無しだ:2010/12/17(金) 08:39:28 ID:zK363//Y
「こういう日はテニア達が何かしでかすぞ」
統夜が更に呟くと、洗濯を終えたカティアが腕捲りを下ろして現れた。
「こっちだ」
手招きする統夜に首をかしげつつ、カティアは近づき、そして当然の如く統夜の横にかるく座った。
かすかな沈黙の後に統夜は言う。
「暇だな」
「散歩でも行く?」
「………今何時だ?」
統夜は時計を確認。
―14:24―
「そうだな、時間は有るし行ってみるか」
「はい。ちょっと着替えてきますから待ってて下さい」
「ごゆっくり」
カティアは立ち上がると自分の部屋に向かって歩いていった。
再び手持ちぶさになった統夜の耳に、聞き慣れた話し声が聞こえてきた。
家の外の声で有ることは明白だから、かなり大音量で話しているのだろう。
感じからしてドアが乱暴に開かれるのは必然とみえた。
統夜は立ち上がると玄関に急いで立った。
「「ただいまー!」」
挨拶と共にテニアとメルアが現れ、統夜を見た瞬間エヘヘと笑う。
「ん?お帰り」
そう声を掛けるとテニアが抱きついてきた。
メルアも遅れて抱き着く。
よしよしと二人の背中を撫でて、統夜。
「どうした二人とも。なにか良いことでもあったのか?」
「ふっふーん、まずは私達を誉め奉らんや!」
「テニア様メルア様万歳。……それで?」
「………なんかフランクだなぁ。えっとね、これだよ」
テニアは買い物袋から二枚のチケットを取り出した。
「それは?」
「遊園地と温泉のペアチケットです」
「福引で当てたのよ。私達優しいから、片方統夜とカティアに譲ってあげる!」
345 :
それも名無しだ:2010/12/17(金) 08:43:28 ID:zK363//Y
「良いのか?お前たちが行きたい方に行けば良いんだぞ?」
「えへへ、二人には何時も迷惑かけてるしね。たまには良いでしょ?」
「テニア、俺は別に迷惑だとは思ってないよ」
そういう統夜にチケットを向ける。
「さぁどっちを選ぶ?」
他二人よりは少ないが、それでも豊かな胸を張ってテニアが言えば、同じようにメルアもふんぞり返った。
「俺は、そうだな……温泉にしよう」
統夜は片方のチケットを取ると、嬉しそうに笑う二人を抱き締めた………………
続、というか本編はクリスマスに投下したりしなかったり
ナイスな展開じゃないか!!
ナースな変態だぜ!?!?
348 :
それも名無しだ:2010/12/20(月) 21:58:56 ID:35kzdIrv
てか新婚スレのSS保管庫ってないの?
349 :
それも名無しだ:2010/12/21(火) 20:48:13 ID:Nwr9Vyah
更なる前置き追加
送迎バスから降りて旅館の前に立つと、統夜は満面に笑みを浮かべてカティアに言った。
「というわけでやって来た草津だぞ、草津。温泉って言ったら此処だよな」
「ふふ、そうね」
統夜が楽しければ私も楽しいの法則でカティアも笑顔に返す。
荷物を預かろうと近寄ってくる係員に渡しながら、更に言う。
「お前は初温泉だろ?」
「えぇ。けど温泉ってなんなの?」
何も知らないカティアに統夜は簡単に教える。
「地下から沸き上がってくるのが温泉だよ。風呂は水を焚くものだけど、温泉は大体最初から高温なんだ」
「そうなの?」
「地熱だったり溶岩だったりの熱で温まってるからね。……あと温泉には色々な効能があるんだよ。肩凝りに効くものや、筋肉の疲れを癒すもの、神経症に効いたりね」
「そうなんだ」
感心して頷くカティアに、勉強の成果を見せられた統夜は満足する。
「………さぁ中へ入ろうか。チェックインを済ませないとな」
統夜はそう言うと、カティアの手を掴んで歩き出した。
350 :
それも名無しだ:2010/12/21(火) 20:51:29 ID:Nwr9Vyah
「いらっしゃいませ」
受付のダンディな男性に迎えられた統夜は、手を握られて赤くなるカティアや、それを好奇の目で見やる周りの人間に気付くものの、それがどうしたとばかり平然と名乗った。
「予約していたシューンですが」
「シューン様ですね、少々お待ち下さい………はい。トウヤ=セルダ・シューン様とカティア・G・シューン様で宜しいでしょうか?」
「はい大丈夫でS………どうしたカティア、そんなに口をパクパクさせてさ?」
統夜は普通に部屋のキーを受け取りながら首をかしげた。
そんな彼に顔を朱に染めてカティアは言った。
「な、なんでそんな登録名にしたのよ」
「嫌なのか?どうせ俺たちが卒業したら籍を入れるんだ。慣れる為には少し経験しといた方が良いだろ…………あ、浴衣は借りられますか?」
シレッと答える統夜は、浴衣なぞとほざいている。
「はい、当旅館では無料で貸し出しております。サイズの方は?」
「俺はL、カティアもそれくらいで良いな?」
「………少し大きいんだけど」
小さく見せたい女心か、神妙に言うカティアだが、統夜は気にせず
「胸が入らないだろ」
と即答した。
351 :
それも名無しだ:2010/12/21(火) 20:54:34 ID:Nwr9Vyah
「な、ななななな!?」
公然で言われたカティアは、先程より真っ赤になってみる。
「普通の服なら多少小さかろうが関係ないけどな、小さい浴衣ははだけるとモロに見えるからな。それに……」
統夜は最後だけ声を低くした。
「………なに?」
「や、なんでもないよ」
カティアが聞くと、統夜は誤魔化して足を進める。
手を引っ張るのは忘れていないが、カティアは無論赤くなっていたりする。
そんな二人に受付のダンディが声を掛けた。
「浴衣は後ほどお部屋に持って行きますので」
「あぁ、よろしく」
そう言って統夜は返事をすませた。
エントランス横の階段を昇る二人。
カティアは先に昇る統夜に質問を投げ掛けた。
「ねぇ、さっきは何が言いたかったの?」
「……」
「統夜?」
「………まぁなんだ、簡単に言えばだ」
立ち止まる統夜。
続いて立ち止まり、怪訝そうに顔を覗き込んだカティアだが、次の瞬間、統夜に唇を奪われていた。
咄嗟の事で唖然としていたが、離れた瞬間に茹で蛸のようになる。
そんな様子に満足して統夜は堂々と言った。
「俺以外の人間にカティアの裸は見せたくないからな!」
352 :
それも名無しだ:2010/12/21(火) 20:58:27 ID:Nwr9Vyah
とまぁ書いてみたが、悔いはないし後悔はしない。
フロントのダンディーって…艦長スレから出張ですか?ショーン副長
354 :
それも名無しだ:2010/12/21(火) 23:13:25 ID:Nwr9Vyah
ごめん、知らない
ほう…まだSS書きの生き残りが居たか
存分にGJをくれてやる
356 :
それも名無しだ:2010/12/24(金) 18:56:26 ID:96QbQgqF
データぶっ飛んだorz
もう少しかかるな……
昔々のお話しでござい。
あるところにゲームボーイアドバンスという携帯げえむ機がありました。そn
カティア「ちぇりあっ」
統夜「あ、ナレーターが音速拳の直撃で御陀仏に」
カティア「クリスマスのイベントすらすっとばして平然と年末年始の準備に勤しむ
未来の夫を前に、私の怒りは爆発寸前なんですよ」
統夜「怒りの力で拳の先端が音の壁を突破するような婚約者をもった覚えはない」
カティア「サイトロンのちょっとした応用です」
統夜「サイトロンの力でクリスマスイベントはどうにかならなかったのかい」
カティア「恥ずかしいコスチュームを身に包んだミス・クーランジュが道行くカップルを
手当たり次第に【声が今井麻美】していたので、それを食い止めるので精一杯
でした」
統夜「うわぁ」
カティア「昔は女はクリスマスケーキと同じで25を過ぎたら投げ売り状態、大晦日を
迎えたらデコレーションを取り替えてもクリームとスポンジの劣化は誤魔化せない
とか言われてたんですけどね」
統夜「カルヴィナさん一応二十代前半だよな」
カティア「恋人がクリスマス休暇返上でクレーム処理に追われているとかで、うちに押し掛けて
芋焼酎とウイスキーソーダを飲みまくってるような人なんですけどね。見かけは
スタイル抜群のアッシュブロンド美女ですし、仕事できる方ですから。私達も
秘書としてサポートできるのは誇りに思ってますし」
統夜「でも芋焼酎なんだ」
カティア「前の日にミネラルウォーターで割っておいたのを土瓶に入れて冷蔵庫で冷やして
おかないと怒るんですよ。おかげで冷蔵庫の野菜室がひとつ焼酎で埋まってます」
統夜「うん。とりあえずテニアとメルアのおかげで業務用の大きな冷蔵庫を買っておいて
良かったね。じゃあの」
カティア「逃がしません」
統夜「と言われてもなあ。アルはさすがに正月休みはあるんだろ」
カティア「明日から休暇だそうですので、ミス・クーランジュは非常にご機嫌で昨夜からのろけ話を
肴にテニアとメルア相手に宴会を。私は酒の肴を買いに行くという口実で逃げてきました」
統夜「trrrrr……あ、もしもしカルヴィナさん? ええ、いま俺の部屋にカ」
カティア「断空弾劾剣っ!」
統夜「あ、電話が。というか今の技はJじゃなくてLの」
カティア「これもサイトロンのちょっとした応用なのでまったく問題ありませんっ!」
統夜「メタんな」
カティア「悲しいんですよう、わびしいんですよう。せっかく平和になってモテモテ女子高生として
統夜さんの学校でジャニーズ系に囲まれつつウハウハしながら統夜さんとのフラグを
構築していったのに、鴨のコンフィよりボンポチの串焼きを珍重するような焼芋焼酎マニアな
魔法少女(笑)の欲求不満解消に色々付き合わされる身にもなってくださいようっ!」
統夜「うーん」
ぴとっ
カティア「は、はうわらばっ!?」
統夜「あ、いきなり触って御免な。ええと、うん」
カティア「だ、だ、大丈夫っすよ統夜さんっ! 自分おでこが性感帯っすから、おでこペロペロされたさけで
一鷹くんみたいにエロチカでエウレカなセブンがヘヴンで持ってて良かったコンサドーレ札幌が
ススキノ交差点で愛を叫ぶケダモノのようにしっぽりまったり次元連結システムのちょっとした」
統夜「病院行こう、病院」
美久「摂氏40.2度です」
マサキ「簡易検査も陽性、インフルエンザだろうな」
統夜「あ、やっぱり?」
美久「初期症状だからお薬処方しておきますね」
統夜「忙しいところ悪いね」
マサキ「なあに、ゼオライマーの外部装甲を勇者ロボっぽく変更しただけだから大した手間ではない」
美久「老博士に変装すれば、こちらの仕事は終わりですから」
カティア「メタんな」
>>357 久々ですな切腹氏、相変わらずの切れ味で感服いたしまする
では(多分)今年最後の介錯仕ります!
359 :
大晦日の即興:2011/01/01(土) 00:33:41 ID:gSOcYntk
生きることは、義務でも権利でもない。
「頼まれなくたって、生きてやる」
孤児院に居候している友人の一人が、そんなことを言っていたのを覚えている。
人類が少なくとも3回は絶滅しても不思議ではない、ひどい戦いを乗り切ったのだ。彼でなくとも、
生き残った者の多くは同じ思いを抱いているだろう。
嘆息する。
どれだけの命が、僅か2年の間に失われたのだろう。紫雲統夜は窓の外を見た。彼が住む町は、
彼らの国は最も被害が少ない地域の一つだ。核分裂を阻害するNJの影響も、各所にある超エネルギー
の民間転用や常温核融合発電などの恩恵をいちはやく受けることが出来た。
直接の戦火も、他所に比べれば軽微といえる。
それでもなお、街に灯るべき輝きの何割かが消えたままになっている。
音が、聞こえない。
あの闇の中に、吸い込まれるようだ。統夜は思う。自分もいつか、あの闇よりも深いヴォーダの底に
沈むのだろう。
平和だった頃の街を、統夜は覚えている。
身体が震える。手が震える。
勉学に勤しむ時、仕事に振り回されている時はいい。だが気の緩む僅かなひと時に、統夜はどうしよ
うもない恐怖に襲われる。フューリーに連なる自身が生きていることが、どうしようもない罪悪だと。
押しつぶされそうになる。
「そんなこと、ありませんよ」
温かいものが、統夜の右手を包む。握られたのだと気付く前に、少女の顔が正面にあった。
「明かりもつけずに部屋にいるから、余計な事を考えちゃうんですよ」
「……カティア、さん?」
「はい、カティアさんですよ」
左手も握り、カティアと呼ばれた少女が微笑んだ。
少女の手もまた震えていた。肌に血の気はない。
「私達が生きてるのは、義務でも権利でもないんです」
「あ、うん」
少女は統夜の胸に顔を埋めた。
「後悔してますか」
「え」
「私達と一緒に戦ったこと、間違いでしたか?」
深呼吸二つ分の間が空いた。
少女は泣いていた。声が震えていた。
「どうせ間違いなら」
「?」
「行きつくところまで過ちを犯すのもまた一興とは思いませんか」
一瞬の隙であった。
両手をふさがれ、胸に押し付けられた姿勢のまま虚を衝かれ後ろに倒れてしまう。
「野良猫みたいに傷をなめ合って生きていくのも、きっと素敵ですよ」
「御免だね、そんな生き方」
自然と答えが出た。
「駄目ですか」
ほんの少し悔しそうな少女の声。
「駄目だよ」天井を見つめながら呟く統夜「好きな子には、まっすぐ生きて笑顔でいてほしいから」
「私もです」
ため息がひとつ。少し遅れてもうひとつ。
「心配掛けて、すまない」
「人生が厭になったらいつでも言ってください。一緒に死んで差し上げますから」
「考えておく」声にわずかではあるが生気が戻る「だから、そろそろ放してくれないか」
返事がない。
心なしか、拘束する力が強くなっている。
「あのー、カティアさん?」
「ご存知ですか、統夜さん」
「な、なにを?」
「動物は一般的に、生命の危機が迫ると性欲が増」
両想いの相手に巴投げからの変則垂直落下式ブレーンバスターはどうかと思うんです。
数日後、首にギプスを装着したまま愚痴を吐くカティアを前にあいた口がふさがらないカルヴィナだったという。
>>359 新年早々GJであります!
さあ今年の運勢とお年玉だー!
361 :
それも名無しだ:2011/01/01(土) 05:30:14 ID:xSTKLaGl
>>357 >自分おでこが性感帯っすから
ここら辺のくだりでカティアさんの声が沢城みゆき女史で再生されてしまった…。
「ふもっふ。」
「……はい。」
何だこれは。
夕日が差し込み、黄金色に照らし出された我が家の居間にて、俺たちは向き合って
いた。正座で。
ここ一週間はバイトやら何やらで色々あり、いい加減疲れ果てた体を引き摺って家
の戸を開けてみると、なぜかボン太くんが出迎えてくれた。
いや、より正確に言えば、機体色はミリタリーグレーを基調として各所に黒が配色
されており、外装は一見ムートンかボアのごとくもふもふしているが、その内部に
は、超アラミド繊維を幾重にも重ねた防刃仕様のレイヤーが仕込まれており、汎用
の抗弾プレートを装着すればレベルWクラスのボディアーマーに匹敵する防護性能
を発揮し、ヤーさんのハジキやら民兵のAK47やらも無力化するという……
……まあ、要するに、どこからどう見ても量産型ボン太くんである。見たところ何か
『試供品』というタグが付いているな。
ふと横のソファーに目を向けてみると、緑色を基調とした普段着が綺麗に畳まれてい
る。まあ、そんなわけで中の人にも見当が付かんこともない。
十数分ほど経っただろうか。いい加減沈黙に耐えられなくなってきた俺は、おもむ
ろに目の前に正座したブリリアント・セーフテック社製ボン太くんに問いかけてみる。
「……それで、何でそんな格好をしてるんだ、カティア?」
「ふもふも、ふもっふる。」
「いや、ボン太くんです、って……」
「ふもふも、ふもっふる。」
大事な事だから二回言いましたか。そうですか。
「…じゃあ、ボン太くん、…さんは何でこんな所にいらっしゃったんでしょうか。」
「ふも、ふももっふ。」
よくぞ聞いてくれました、と、器用に膝をポンと一つ叩き、量産型ボン太くんが語る。
「ふもっふる、ふもふも、もっふるふももっふ、ふも。」
「……はあ、確かにこの一週間はとても忙しかったです。」
「ふもっふ、ふももっふ、ふもるる。」
「うん、寂しい思いをさせた事は謝る。ごめん。」
「ふも!」
……?違うの?
「ふもっふ、ふもるる。ふももっふ、ふもふも。」
「うん、まあ、確かに多少は疲れが残ってる。」
「ふも、ふもっふ。」
そこで私は考えました、って、何を?
「ふもっふる、ふもふも、もっふる、ふもも。」
こういうときには思い切ってボン太くん人形をふもふもするに限ります、と。
「ふもっふ、ふもふも、ふもっふる、ふももっふ。」
しかし、いい年をした男子高校生である俺が、小さなぬいぐるみをもふもふというのは
絵的にあまりよろしくない、と。
「ふも、ふもっふる、ふもも。」
だが、まあ実物なら、もふもふしてもさして問題なしと考えたわけです……って、何故?
何が?何で問題なし?
「ふも、ふもっふ。」
「いや、実物だろうが何だろうが、絵的って点では……」
「ふも。」
さあ、と言われても。正直、もふもふするならなら中身の方で……。
「ふもっふ、ふもるる。」
えっちなのは禁止です。って、何でこっちの考えている事が分かる?
「ふも。」
「……………………はあ。」
もふもふさせてもらうことになった。
しかし、薄暗い部屋の中でこんな、着ぐるみとはいえ、in女の子のボン太くんをもふもふする
ってのは何か……ちょっと……
まあとにかく、その腕に飛び込んで、もふもふしてみる事にした。
もふ。
もふもふ。
もふもふもふ。
ほう、これは……。
「……ふも?」
「……とても気持ちいいです。」
「ふもも?」
「……はい。とても癒されます。」
「ふもっふ。」
ボン太くんは満足そうに俺の頭を抱きしめる。
うん……もふもふだ。確かにもふもふだ。しかし……これはどこまでいってももふもふ
だな。なんかこう、もっと別の……。
まあ、もう少しもふもふしてみるか。
もふもふ。
もふもふもふ。
……何やってんだろ、俺。
「ふもっふ、ふもっふ。」
「……うん、まあ、もう暫くこうさせてもらうよ。」
なんだかよく分からないが、まあ、もうちょっとこうしていることにした。
30分後
「ぬいぐるみプレイとは……また一つ柄を上げやがったわね、カティア。」
「休暇中のカルヴィナさん連れて帰ってきてみれば……明かりもつけずに何やってんで
しょう、あの二人。」
「さあね〜、って、何やってんのカルヴィナ?」
「写真。オーブに帰ったらアルに見せてあげようと思って。」
後日
「統夜よ。」
「………はい。」
「お前は騎士として、今は亡き我が師、つまりお前の父の名にかけて、力無き者の剣となり、
また盾となって生きる事を誓った身。そうだな?」
「……まあ、そうです。」
「善し。しかしながら、だ。騎士たる者、斯様な特殊なプレイを嗜好するとは如何なものか。」
「いやその写真は誤解……っていうか足が痺れてきたんだけど、正座崩しても……?」
「ならん。」
「……はあ。」
「そもそもお前がそのような様だから……、あれを見ろ。」
「?」
「……ですから、そもそもコスプレというものが、従来のキャラデザの露出を多くとるという
あり方によって存在意識を規定されていたことは明白でしょう。その結果現在の業界に何が
起こったかは、お二方ともよくご存じの筈です。」
『よく分からない露出競争か……。確かに、オープニングで無駄に脱がされたり、赤いT
シャツで砂漠の虎と戦わされたりした時はかなり堪えたぞ。』
『砂漠戦は長袖じゃないと体力の消耗が激しいですからね。かくいう私も艦のブリーフィング
システムをフルに使われて騙されたあげく、紺のスク水を着させられたりしましたけど。』
「だからこそ、今回のカティアさんの露出一切無用の心意気はまさに己の意識のあり方によっ
てコスプレを再規定してみせた壮挙であると思うのです。」
『あえて逆を行くその心意気、模範とするべきだな。』
『ええ、冬には間に合いませんでしたが、次の夏は着ぐるみで行きましょう。』
「……あのように、シャナ=ミア様たちが元気になってしまわれたではないか。」
「……ビデオチャットで何を真剣に語ってるんだ、あの三人は……」
「ちなみに、カティアさんはボン太くんのぬいぐるみを着るにあたって、一切飾り気のない
純白の下着のみ着用していた、という事です。」
『白……最後の着物は、己の心のように、輝く白であるべきというが……』
『まさに武士の鑑、ですね。』
乙
もうどこから突っ込んだらいいかわかんないよw
368 :
それも名無しだ:2011/01/24(月) 13:17:38 ID:Zvkr5TSB
おっつ
ようやく規制が解かれたよ
369 :
それも名無しだ:2011/01/24(月) 13:57:55 ID:Rl9SS0hw
あ
370 :
それも名無しだ:2011/01/24(月) 21:23:30 ID:Zvkr5TSB
カティアだいすき
>>1乙!
>>1乙!
パゥワアアアアアアア・・・アーッ!
ここにいるぞ!
373 :
それも名無しだ:2011/01/25(火) 22:20:47 ID:u/HCkYNK
ドアを開けた先は正しく旅館といった部屋だった。
荷物を置きながら室内を軽く見回した統夜は、ブーツを脱ごうとしているカティアに言う。
「良い部屋だ。帰ったら二人を抱き締めてやらないとな」
「炬燵は?炬燵はある?」
「はは。あぁ有るよ」
その言葉にカティアは笑みを浮かべる。
カティアは炬燵が大好きだ。
誰もいないと中に潜り込んで丸まっている時すらあり、テニアが間違えて蹴っ飛ばすなどのアクシデントも良く起きる。
「炬燵に入るのは後にしろよ。お前、入ると眠っちまうんだからな」
釘を刺すと、カティアはウッとした。
「ね、寝ないわよ」
「嘘つけ。今までお前が何回炬燵で朝を迎えたと思う?12回だぞ?12回」
「12回っていっても、何回かは貴方が…その、あんな事するから!!」
顔を真っ赤にしてカティアが小さく叫んだ。
その様子が余りにも可愛らしかったので、ついついイジワルしてしまう。
374 :
それも名無しだ:2011/01/25(火) 22:22:49 ID:u/HCkYNK
ニヤニヤと統夜は笑う。
「あんな事ってどんな事だ?俺が何をどうしたんだ?」
「それは、その……」
「うん?」
「……中で抱き着いて来たりとか」
ボソッとカティアは呟く。
「あれ?そんな事あったか?」
すっとぼけてみる統夜を軽く突っついてカティアは言う。
「そ、そんな事より早く温泉に行きましょうって!ね?」
「混浴か、混浴だろ?」
期待を込めた顔をする統夜。
「……別々だから」
「一緒に入らないのか?」
「入りません!」
髪を逆立ててカティアは言った。
375 :
それも名無しだ:2011/01/25(火) 22:25:41 ID:u/HCkYNK
片隅に設置された鹿威し(ししおどし)の音が浴場に響き渡る。
手拭いを頭の上に置くという古典的パターンで湯槽に浸かった統夜は、大きく大きく伸びをした。
そしてそのまま口まで沈んでみる。
「ぶくぶく」
統夜が口から空気を全力で出すという、子供めいた行動を取る程拗ねているのには訳が有った。
冗談めかしていたが彼がカティアに言った「一緒に入ろう」は、実際本気だったのだ。
なのに、にべもなく断られて、彼は絶望した。
騎士とはいえ統夜も一人の男。
好きな娘の、透き通るように白い肌が火照って朱に染まるのを見てみたかったし、湯の温かさで適度にヌルイ酒を飲み交わすのは、最高に乙だったかもしれないと思えば、やはり悲しい。
欲張って言えば、背中を流して欲しかった。
タオルを身体に巻いて恥ずかしそうにするカティアが、スポンジを片手に
「あの、人の背中を流すのは初めてだから、痛かったらゴメンね?」
なんて言ったり
「ふふ、統夜の背中は大きくて……なんだか安心する」
だのと囁いて背中にくっついたり……
376 :
それも名無しだ:2011/01/25(火) 22:27:41 ID:u/HCkYNK
「して欲しかったなぁぁ!」
統夜はタオルを放り投げて叫んだ。
それに気が付いたのか、女湯の方からカティアの声が届く。
「なにかあったの?」
響く感じからして、男湯と女湯の間の壁は薄く、低いらしい。
「いや。なんでもない」
言いつつ壁に背中を合わせる様に位置を移動する。
それは出来る限り彼女に近い場所にいくために。
「本当に?」
何かを揶揄する響きを受けて、統夜は湯槽に浮かぶタオルを再び手にする。
「……一緒に入りたかったな。とか、背中流して貰いたかった。なんて言わないからな?」
それを絞りつつ呟くと、鈴の様な笑い声が浴場に響いた。
「笑うなよ」
「うふふ。家でなら幾らでもしてあげるのに」
「……テニアとメルアが乱入してくるだろ」
「………確かに。ねぇ、今更だけど、多分家の家族関係は少し可笑しいと思う」
カティアはそう言う。
統夜もその事についてはしみじみと感じていたから、乱入されるとしているのだ。
377 :
それも名無しだ:2011/01/25(火) 22:32:08 ID:u/HCkYNK
母は物心ついてから直ぐに死んでしまったし、父は殆ど家に居らず、統夜は家族との触れ合いを知らなかった。
父はフューリーの人間だから地球に縁者などいないし、母の親類縁者は生存しているのだろうが会ったこともない。
孤独に慣れていたため寂しくは無かったが、戦いに巻き込まれて他人との触れ合いを知ってからは少し虚しくなった。
だから戦争が終わった時、身寄りのない三人を迎えることを決めたのだが…………
上記の通りで触れ合い方を知らない統夜は、ネットを使って妹との触れ合い方を調べてみて、それを実践した結果、テニアやメルアは所構わず抱き着いてくるし、頭を撫でられる事に慣れてしまっていた。
何かおかしいんじゃないか?
四人ともそう思っていたが、四人とも初めての経験で、その間違いを指摘を出来る人間はいなかった。
「まぁ、楽しいから良いけどね」
とはカティアを抜かした三人の言葉。
「二人に彼氏ができなかったらどうするのよ」
トリップしていた統夜にカティアの声が届く。
本当に母さんみたいだな、などと思いつつも、統夜は答えた。
「いや、二人は器量が良いから大丈夫さ」
「二人が可愛いのは知ってます。私が言いたいのは二人が恋をできなければどうするの?って事」
「心配性だなカティアは。恋多き年頃の二人だ、直ぐにでも格好いい男を連れくるさ」
ん、これじゃ俺がお父さんみたいじゃないか。などと考えてみる。
「けど、貴方より格好良い人なんてそう居ないもの………」
「……」
ノロケ混じりの言葉に統夜が感動しそうになるが、気を取り直す。
378 :
それも名無しだ:2011/01/25(火) 22:36:05 ID:u/HCkYNK
「それはお前が俺を好きだから思うんだろ?」
そのつもりはないのだろうが、真面目な顔でノロケる。
「そうだけど。二人も貴方の事を良く知ってるし、私と同じ事を言うわよきっと」
と、こちらも更にノロケる。
「ま、二人についてはまた今度ゆっくり話そう。スキンシップの事もな?………それより俺はそろそろ上がるけど、お前はどうする?」
統夜の言葉。
カティアは悩んだ末に返した。
「私はもう少し入る。せっかくだしね」
「そうかい。ならごゆっくり」
統夜は湯槽から上がるとタオル肩に乗っけた。
二人の話はまだまだ続くが、ここから先は二人のみ知ると言うことで…………
幕引き
GJ!GJ!!GJ!!!
炬燵の辺り想像したら猫すぎてヤバい。
統夜「俺達は」
カティア「私達は」
統夜&カティア「「2人で1人のロボット乗りだ(よ)!」」
発売当時のスレ住民だった当方ですが。帰巣本能に従って久々に覗きに来たら、
未だに職人様らが跳梁跋扈してて涙腺崩壊しそうになったでござる
ぜひとも支援させて頂きたく、SS書こうと試みたものの
もはや細かい設定やらを忘れ去ってしまっていてこれまた涙目に。
ラースエイレム使えればなぁ……
リアルが修羅場でも何度でも総代ぬっシバキに行くし
また銀英伝も通しで見られるものを。
誰か『五分で分かるたのしいスパロボJ』とか書いてくれませんかねぇ……(チラッ
>>381 とりあえずwiki見るよろし。
スーパーロボット大戦wikiとか。
わかりやすいスパロボJのあらすじ
・カティアさんは冷凍マグロを振り回しません。
・統夜は逆レイプされそうになったらマニアックなプロレス技で逆襲したりしません。
・カルヴィナさんは魔法のねこねこ少尉まじかる☆くーにゃん♪に変身したりしません。
・統夜はシャナとの幼いころの思い出を覚えていません。
カティア「お願いですから冷凍マグロからは離れてください。でも統夜、私からは離れないでください」
統夜「それって、最後のひとことが言いたかっただけじゃないか…それに、ずっと離さないに決まってるだろ?」
>>383 ・シャナはやたらバシレウスのドラゴンパワー(笑)を勧めたりしません
・そして誰かが腹を切ったりするかもしれないし、しないかもしれません
どう見てもこのスレのあらすじです。
本当にありがとうございました
「あらすじですか。戦争に巻き込まれ記憶を失った少女が、そんなこんなで
幸せなお嫁さんになる、って物語でしたっけ。」チクチク
「なるほど。それじゃ、カティアがお嫁に行くまでこの物語は終わらないってわけか。
こりゃ責任重大だ。」パタパタ
「こうやって統夜のシャツのボタンの止め直しをしているけなげな私に対して
嫁に行けですか、そうですか。」チクチク
「カティアは器量は十人前で気立ても良いから、お見合いしてもお婿さん候補には
困らないだろうねー。」パタパタ
「その時には、こうして隣で洗濯物の中の私のパンティを事もなさげに畳んでいる
統夜の存在が話題に上がること請け合いですねー。」チクチク
「まあ、嫁ぎ先に困ったらいつでもおいで。ちゃんと貰ってあげるから。」パタパタ
「言われなくても最初っからそうしますよーだ。」チクチク
389 :
それも名無しだ:2011/02/12(土) 22:13:37 ID:fRLCO6+R
「もうすぐバレンタインだな」
「ですね」
「アレ、ぶっちゃけ意味が分からないよ」
「…!?」
「チョコレート渡して好意を伝えるとか。こういっちゃなんだけど、チョコレート会社に踊らされてるようにしか思えないんだよ」
「(どうしよう、お蓮さんと作るつもりだったのに……」
「チョコなんて無くてもさ………」
「?」
「好意なんて伝えられるだろうにな」
「……」
「と言うわけだカティア!!」
「はい?」
「バレンタインの日は空けとけ。レストランの予約を取っておいたから」
「……?」
「給料三ヶ月分」
「………それは一体」
「まぁ俺からのプレゼントのヒントさ。ふふ、まぁあとは明後日のお楽しみって事で」
「……はぁ」
後に続く
甘ぁぁぁぁぁぁい!(チョコ的な意味で)
391 :
それも名無しだ:2011/02/16(水) 09:36:55 ID:pEZcT6jf
「おかしい」
「何がだ?」
「統夜の机にはチョコが山積みなのに、なぜ私の机には無いのさ」
「……」
「友チョコの一つや二つは欲しい」
「ねぇテニア」
「なにカティア?」
「口元にチョコが付いてるわよ」
「え?………あ」
「寝ぼけて全部食べてただろ」
「な、なんてこったい。私は食欲に飲み込まれてしまったのか」
「突っ込まないからな」
「……へーい」
メルア「…(モグモグモグモグモグモグ…)」
カティア「メルア、チョコの食べ過ぎは体に良くないわよ?」
総夜「…女の子には余り言いたくないけど…太る…」
テニア「シャイニングウィザード!!」ドガッ!
総夜「まそっぷ!?」
カティア「総夜!?大丈夫!?テニア…実際体重が増えたからって…」
テニア「ふんっ!いーよねカティアとメルアは!食べた分がお腹じゃなくておっぱいに行くから!」
メルア「…(モグモグモグモグモグモグモグモグ…)」
テニア「無視かいっ!?」
393 :
それも名無しだ:2011/02/21(月) 21:04:00.72 ID:Js6Pt90N
総夜って誰だー!?(ガビーン)
394 :
それも名無しだ:2011/02/22(火) 19:27:05.68 ID:WAlokwFO
総代になった統夜
略して総夜
395 :
それも名無しだ:2011/02/25(金) 02:40:40.36 ID:gTNZR3hY
ある日、玄関に統夜…の格好をした総代が!!
396 :
それも名無しだ:2011/02/25(金) 09:26:41.47 ID:K/kHzJV5
グ=ランドン=未来の統夜、じゃないだろうな…
総代「我もかつてフューリーを救える可能性を信じていた……
しかし決して思い描いていた通りにはならなかった。
そして今の結論に辿り着いたのだ。未来の平和の為にも今、
この地球に住む人間を滅ぼし、地球を我々フューリーの安住の地とするしか無いのだと」
統夜「違う! 俺は何があろうと諦めない!
地球人を滅ぼしてまでフューリーの未来を救おうとは絶対に思わない!
お前は俺なんかじゃない!!」
総代「まだ否定するか…ならば本当に我が貴様である理由を教えてやろう」
397 :
それも名無しだ:2011/02/25(金) 20:42:19.48 ID:GERYF4k+
いや、そこは素直に統夜が総代になるんじゃねーの?
経歴はともかく、出自自体や能力的には総代になれるだろ、統夜なら。
まぁ、統夜ならネルガルやらミスリルやら連邦やら主夫やら、引く手あまただろうが。
398 :
それも名無しだ:2011/02/27(日) 07:38:03.18 ID:Za6hkT19
カティアを妻に、テニアメルアを妹に。
高校卒業後はフューリーに入って、未だ変わらぬ体制を一斉改革。
タイトルは「改革者統夜」
399 :
それも名無しだ:2011/02/27(日) 12:07:14.99 ID:xfsszTv2
>>398 皇帝統夜
↓
統夜レクイエム
いや、なんでもない
400 :
それも名無しだ:2011/02/27(日) 14:15:15.65 ID:xRxY5OjK
統夜「その階段に足をかけるんじゃあねぇーーーーッ!
オレは上! きさまは下だ!」
レクイエムと聞いて
401 :
それも名無しだ:2011/03/20(日) 21:29:24.89 ID:dvOW12eW
某やる夫スレを読んでいて、ふと思いついたネタ。
かなめ「うーん……」
統夜「ん? どうしたんだ、千鳥さん」
カティア「図書館で考え事ですか?」
かなめ「あ、ふたりとも。
それが、林水会長から、演劇部がやる劇の台本を考えろって言われてさ」
統夜「へぇ」
かなめ「そーだ。ふたりとも、試しに台詞合わせしてみない?」
ソレカラドーシタ
かなめ「はい、じゃあ……テイクワン!」
統夜「カティア。聞こえるか、カティア。
返事はしなくてもいい。ただ、聞いていてくれればいい。
フランツのおじさんは、逝ってしまったよ。
『全て自分が悪かった。』って、言い残してね。
でもっ!そんな事はもういいんだ!いいんだよ…。
それとも、その事で俺がお前を責めるって、思ってるのか?
なあ、俺たちはこの一年間、一体何をしてきたんだ?
俺たちのこの1年間は、一体なんだったんだ?まだ何も答えなんか出てないじゃないか!
覚えてるか?あの時、母さんの墓前で、10年ぶりにあった俺たちは、上の連中に、無理矢理ガンダムファイトを押し付けられて、
何もわからないまま、地球というリングに放り出された!
俺は!無我夢中で闘った!でも、終わってみれば、周りはそしらぬ顔で、後の事しか考えちゃいない。
でもそれで、俺たちの1年が終わってしまっていいわけないだろう?
確かに、俺はガンダムファイトに勝った。でもそれは全て、お前が一緒に居てくれたおかげなんだ!
そうだよ…。お前と俺とで闘ってきた勝利なんだ。だから、これからも一緒でなくちゃ、意味が無くなるんだ!
なあカティア。決勝の朝、俺は言ったよな。優勝したら、お前に聞いて欲しい事があるって。
俺は、闘う事しかできない不器用な男だ。だから、こんな風にしかいえない。
俺は、お前が…。お前が………ってコラァァァァァァァァァァ!」
かなめ「なによ、いいとこだったのに」
統夜「これドモンさんのプロポーズだろ! 照れ隠しに石破天驚拳撃たれたらどうするつもりだよ!」
かなめ「んもう、仕方がないわね……じゃあ、次はこれ」
統夜「なに俺が悪いみたいになってんの? カティアもそんな変な顔しない!」
カティア「でも、台本は受け取るのね」
ソレカラドーシタ
かなめ「はい、じゃあテイクツー」
統夜「そうだ! どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!
カティア! 好……ダアアアアアアア! ゲイナー! これ、ゲイナー・サンガの!」
かなめ「かっこいいじゃん」
統夜「そんな天才少女みたいなこと言わない!」
カティア「ッチ」
統夜「舌打ち?! カティアさん、今舌打ちした!?」
かなめ「まったく……なら、次はカティアちゃんの台詞ね」
ソレカラドーシタ
かなめ「はい、テイクスリー」
BGM「アーノヒアーノトキアーノバショーデー
カティア「とーや、セッ」統夜「そおぉぉぉい!」カティア「キャッ!」
統夜「何言おうとしてんの? 何言わせようとしてんの!」
402 :
それも名無しだ:2011/03/22(火) 18:46:09.05 ID:Bos8N4z8
403 :
それも名無しだ:2011/03/24(木) 15:11:43.22 ID:mywM0YkN
404 :
AM0812:2011/03/26(土) 01:32:30.20 ID:R8Gr/SRL
「……お?」
休みの日なのにこんな時間に目が覚めるとは、珍しいな。そう思いながら上半身を起こす。
8時12分。いつもならまだ夢の中なんだが、二度寝する気もあまりおきず、普通に
起きる事にした。軽く腕を伸ばしてストレッチ。少し気だるい体を目覚めさせる。
ふと昨夜の事を思い出し、横に丸まっている物体を見やる。なにやら得体の知れない
ちょっとした優越感に浸りながら、軽く頭を一なでしてみる。
「……むふ〜……」
起きる様子はない。その声に思わず吹き出しそうになるが、どうにか堪えて注意深く
こっそりとベッドを抜け出した。
寝間着を適当に羽織り、リビングに入った。空気の動いた様子のないその空間に少しばかり
違和感を感じながら、キッチンでコップに水をくみ、飲む。
「……あぁ、そっか。」
違和感の正体。休日なら、大体あいつが先に起きて居るんだよな。今日はたまたま俺が
早かったが。
起き抜けで少し霞掛かった頭でそう考えながら、電気ケトルに軟水を入れ、湯沸かしセット。
ドリッパーとサーバー、それに挽いたコーヒー豆を取り出しておいて、そのままシャワー
に向かう。
405 :
それも名無しだ:2011/03/26(土) 01:34:19.33 ID:R8Gr/SRL
熱めの湯と冷水を交互に浴び、残った眠気を吹き飛ばす。普段着に着替え、湿り気の
残った髪をタオルでぐしぐしやりながらリビングに戻ってみると、湯もいい具合に
沸いていた。
冷蔵庫を開け、レタスやらプチトマトやら卵やらを取り出す。レタスは水洗いして、
一口大に千切っておく。卵はどうしようか…。少し考え、スクランブルエッグに
することにした。て事は、牛乳が要るな。
変わるもんだな、と思う。独りだった頃はどうせ自分のことだからと、何でもかんでも
適当にやっていたものだ。それが今は、ちゃんと二人分の朝食まで作っていたりする。
だが、めんどくさいと思ったことはない。むしろ、こんな日々を楽しんでいる自分が居る。
そんな事を思いながら、いい具合に仕上がった卵を皿に移す。と、寝室の方からコトコトと
人の動く気配が伝わってきた。頃は良し。んじゃ、トースターに食パンを放り込んでおくか。
数は三枚。それを二人で分ける。
少しすると、カティアが起きてきた。寝起きだが、パジャマのボタンをちゃんと上まで留め
ているところがらしいと言えばらしい。既に普段着に着替えてコーヒーを淹れている俺を
見て、何だか少し悔しそうな顔をした。
「おはよ……っ」
何食わぬ顔で挨拶するつもりだったが、ちょっと吹き出してしまった。チン、とトースター
が間抜けな音を立てて、焼きたての食パンを放り出す。いいタイミング。
「……おはようございます」
先に起きられてしまったのが悔しかったのかな。気恥ずかしさを少し含んだような声で、
カティアが応える。
時計は9時を回っていた。今日もいい天気になりそうだ。
406 :
AM0852:2011/03/26(土) 01:36:00.38 ID:R8Gr/SRL
「……う?」
少し肌寒さを感じて、意識が覚醒した。壁に掛けてある時計を見やると、まだ9時は回って
いない。土曜日だし、もうちょっと寝てようかなと思い、暖をとるため未だ隣で眠りこけて
いるはずの統夜に抱きつくべく、寝返りを打ってみる。
すかっ
「……あり?」
手応えがない。再び目を開けるのをめんどくさがって、手を伸ばしてそこらを探ってみても、
やっぱり手応えがない。仕方なく重いまぶたを開けてみると、隣に寝ているはずの統夜の
姿はなかった。
トイレかしら、何て思いながら仕方なく起きることにする。カーテン越しにこぼれる光は
それなりに明るく、昨日の天気予報の通り、今日は晴れるらしい。
お洗濯ものは早く仕上がりそう。午後は統夜とどこか買い物にでも出かけようかしら。そんな
事を考えながら、ふと自分の体に目を向ける。
「……あ。」
やられた。
統夜の机の上に置いてある、折りたたみ式の手鏡を取り出して見えない所を確認する。
やっぱりというか何というか、背中にもいくつか赤い痕が。
407 :
それも名無しだ:2011/03/26(土) 01:37:03.32 ID:R8Gr/SRL
「あ〜……」
これは少しの間は取れない。でも、見たところ外から目立ちそうな場所に被害はないみたいで、
着る服に悩むことはなさそうだ。と、そこまで考えて、ある事が思い浮かぶ。
つまり、わざと目立つところを避ける冷静さがあったという事だ。昨夜は。
自分は全くと言っていいほど余裕が無く、何も考えられなかったのに。統夜の方はあんな
状態でもわりかし冷静、と言うより余裕綽々だったのかもしれない。
「むー。」
ちょっと悔しい。何となく。でもまあ、昨夜の事は私が悪い気もするけど。ゆっくりお休み中
の所に綿密な計画を練って夜襲を仕掛けたはいいものの、相手の力量を見誤ってあっという
間に形勢逆転。ちょっと乱暴に組み敷かれ、そして見下ろす統夜の目には悪戯っぽい光が
宿っていて……
……まあその、結果としては大満足だったわけだけど。
「……あ〜もう。」
起きよう。浸っててもしょうがない。とりあえず手近な所に脱ぎ散らかした、というよりは
脱がされたモノに手を伸ばした。
408 :
それも名無しだ:2011/03/26(土) 01:38:57.04 ID:R8Gr/SRL
キッチンからだろうか、コーヒーの香りが漂ってきている。今日は統夜の方が早起きだった
らしい。休みの日は大体自分が早く起きて朝ご飯を作るのだが、たまに統夜が早く起きる
こともある。そんな日は統夜が朝食を作ってくれているのだが、実のところ自分はその朝食
が大好きだったりする。
「めちゃくちゃ適当に作ってるように見えるんだけど……」
それが何故か知らないけどおいしい。そんなことを考えながらリビングに入った。
テーブルの上には二人分の朝ご飯が出来ていて、横には割と真剣な顔つきでドリッパーに
お湯を落としている統夜の姿があった。こちらに気付き、微笑みかけてくれる。その顔が
何だかちょっと大人びていて、思わず見入ってしまった。
…未だに「姉と弟」なんて見られがちな私たちだけど、統夜のこんな顔を知っているのは
私だけでいい、と思う。私だけの、秘密。
でも何か、置いていかれちゃってるみたいでちょっと悔しいのも、事実。
「おはよ……っ」
何食わぬ顔で挨拶しようとして、失敗したらしい。どうもこの人は先に起きれたことに
優越感を持っちゃってるみたい。そんなところはまだ子どもっぽい。そんな気がする。
チン、と音を立ててポップアップトースターからパンが飛び出てきた。なんとなく、こんな
私たちの様子をトースターにも笑われてる気がした。
「……おはようございます」
ちょっと恥ずかしくなってそう答える。
「顔洗っといで。ご飯にしよう。」
そう言いながら、統夜は再びドリッパーに目を落とした。その余裕な態度がちょっと気に
食わないわねー。
そんなわけで、おはようのキスを奪うため、お湯を注ぎ終わってサーバーにコーヒーが落ちる
のを眺めている統夜に向かって、私は一歩を踏み出した。
409 :
それも名無しだ:2011/03/26(土) 01:43:12.66 ID:R8Gr/SRL
とまあ、こんな感じで一つ。
早いとこOG参戦なりリメイクなりしないかなーと思っているのも私だ。
410 :
それも名無しだ:2011/03/27(日) 15:16:57.26 ID:N8wpwPw2
かなり遅れてしまったが・・・
GJ!GJ!
411 :
それも名無しだ:2011/03/27(日) 21:46:33.64 ID:rSOD6/LH
>>409 超GJ どうみても新婚さんにしか見えません。
412 :
それも名無しだ:2011/04/27(水) 11:26:47.59 ID:234W6cSK
さすがにこのスレにも倦怠期が来たか・・・
413 :
それも名無しだ:2011/04/27(水) 15:01:15.19 ID:AZ72/il6
OG3だ・・・OG3に参戦すれば・・・
414 :
それも名無しだ:2011/04/29(金) 08:45:15.38 ID:MqnbXxR4
ここは誰か腹をかっさばかないといかんかなー(チラッ
415 :
それも名無しだ:2011/05/01(日) 19:45:24.55 ID:kK0mUeX3
カティア「ぶっちゃけ倦怠期なんです」
テニア「あー、美味しいけど食べ過ぎるとにきびが怖いんだよねアレ」
メルア「わたしはミスタードーナッツの方が」
チクチクチクチク、ポポポポーン。
カティア「フライドチキンちゃうわ」
カルヴィナ「そーよね、あんたは冷凍マグロだし」
テニア「最近某所で駄目押しされちゃったけどね」
メルア「やっぱりマグロだから統夜さんを満足させられないんでしょうね」
カティア「冷凍マグロはツッコミ用だし、私は突っ込まれアンアン鳴いてる時も別にマグロじゃありませんっ!」
メルア「審判長、このような異議申し立てがありましたが」
カルヴィナ「若いっていいわよねー。倦怠期を自覚しているのに自分に落ち度がないって信じて疑わないし」
テニア「トーヤに原因があるって前提で話を進めちゃうのは感心しないよねー」
メルア「悔しい、でもアンジュルグ(ビクンビクン)」
カルヴィナ「おっぱいヒロインは同人誌で思春期合体されてる内が華なのよ、うん」
テニア「ほら今の流行って美少女が内蔵と血飛沫まきちらしながら運命と戦うものみたいだし、カティアもその路線で」
カティア「私は統夜とらぶらぶちゅっちゅで陳腐でもいいから甘い恋話をしたいんですっ!」
カルヴィナ「ゑー」
カティア「そこ、あからさまに不満そうな顔をしない!」
テニア「思い切って殺っちゃおうZE☆」
カティア「不穏当な単語を台詞にまぜないっ!」
メルア「そんなことよりオ●ニーしようZE☆」
カティア「少しはマイルドな単語を選びなさああいッ!!!!」
チクチクチクチク、ポポポポーン。
カルヴィナ「で、倦怠期って具体的には何なのよ」
テニア「●イマス2ネタは禁止だよー、洒落にならないんだから」
メルア「――ちょっと待って下さい。カティアちゃん、部屋の隅に丸めてあるモノを見てもいいですか?」
カティア(ビクッ)
カルヴィナ「これは」
テニア「ピンクだね」
メルア「ふりっふりですね。レースとリボンとフリルとビーズを贅沢に使った、とても可愛らしい衣装です。たぶん
小学生くらいの女の子が着たらとても似合うんでしょうね」
カティア(ビクンビクンッ)
カルヴィナ「……あんた、まさか」
テニア「まさか『白ブラウスにタイトのミニという定番女教師スタイルでイケナイ個人授業をやってほしいスパロボヒロイン』に
毎週上位ランキングしている、カティアが?」
メルア「ぅ、わぁ」
カティア(ビクビクビクビクンビクンッ)
カルヴィナ「まさか、都立●代高校でAV女優にガチで勝てるプロポーション上位5位にランキングしているあんたが、こんな
第二次性徴が始まっていない可憐な少女限定のロリータな衣装を身につけて統夜に」
テニア「なん、だ……と?」
メルア「ひくわー、正直ひくわー」
カティア「だって、だって、統夜がああいう服を着た小さい女の子を見て『可愛いよね、アレ』ってデートの時に!」
カルヴィナ(それって婉曲的に「ああいう娘が欲しいよね☆」ってプロポーズしているのよね)
テニア(昔っからカティアってば変なところで自爆する残念なところがあるんだよねー)
メルア(ないわー、私達にフリルとかロリ系はないわー)
カティア「うわああああん、統夜かえってきてえええええっ!」
その頃、紫雲統夜は●通からのいわれなき圧力に対抗するためラフトクランズの頭部デザイン変更会議に参加していたという。
うてば響く、それがカティアスレの職人
GWなのにGJです
417 :
それも名無しだ:2011/05/10(火) 12:32:29.17 ID:NZNgwRe0
しかしながら、カティアはなぜゲキガンガーがツボったんだろうか?
418 :
それも名無しだ:2011/05/10(火) 16:06:31.94 ID:6fuw4z/+
やっぱジョー萌えだろ
419 :
それも名無しだ:2011/05/20(金) 00:59:52.33 ID:pfew0byp
>>417 そりゃアレだろ。
いままで三人で頑張ってきてたからこそ、3人で合体するゲキガンガーがつぼったんだろ。
420 :
それも名無しだ:2011/05/21(土) 11:38:51.00 ID:LbH6qeqw
これからは3人で統夜の囲い込みにいそしむんですね
421 :
それも名無しだ:2011/05/22(日) 02:40:51.93 ID:YQGQzZnb
サークル用の原稿の練習として、ちょっと書いてみた。
カティアに愛してると言ってみようと思う。
とりあえず、夕飯中に……
「カティア、ソース取って」
「もぐもぐ……そういえば統夜さん、この間相良さんが……」
「こら。口に物を入れてしゃべるんじゃありません」
「………………」
……無理だ。
流石にテニアとメルアがいる前でそんな事を言ったら、明日にでも学校中に広まってる。
そしてまた簀巻きにされる。
「どうしたの、統夜。ひょっとして不味かった?」
「いや、そんな事はないよ」
仕方がない。今はやめておこう。
要は二人きりのときに言えばいいわけだ。
いつもならば、夕飯を食べればみんな自分の部屋に戻る。
ノックをして、
「カティア、入るぞ」
一声かけてから彼女の部屋に入るとと……
「統夜? 何かあった?」
「あ、丁度いいや。統夜、この問題わかる? 三人ともわからなくって」
「東風吹けばー、っていう菅原道真の短歌なんですけど……」
三人そろって宿題をやっていた。
「いや、なんでカティアの部屋で?」
「一人でやってたら、この子たちが聞きに来たの」
「はぁ……ちなみにその歌だけど『梅の花よ、俺は屋敷を追い出されちまったけど、屋敷の主がいなくてもお前は春になったら花を咲かせろよ』って意味だ。まぁ、意訳だけど」
作戦失敗だ。
422 :
それも名無しだ:2011/05/22(日) 02:41:50.17 ID:YQGQzZnb
さて、なんだかんだと夜も更けてきた。
「思いつきで始めたけど……こうもうまくいかないと腹が立ってくるな」
見知った天井を眺めていると、突然誰かがノックした。
「統夜、起きてますか?」
「カティア?」
そこにはカティアが立っていた。
「ん、どうした?」
「その……さっきから統夜が何か言おうとしてる気がして」
「え? あー」
思わぬチャンス到来だが、いざ言おうと思うとためらってしまう。
「その、なんだ……いや、なんでもないさ」
「? そう? なら、おやすみ」
「ああ……」
いや、それでいいのか?
そう思った瞬間、俺は彼女の手を握っていた。
「カティア!」
「は、はい!」
「愛している」
「…………え?」
「それだけだ。引き止めて、悪かった」
「え? え?」
言いたいことが言えたので、すっきりした。
目を丸くしたまま立ちすくむカティアに「おやすみ、カティア」と言うと、そのままドアをしめて布団に入った。
翌日、朝食が無駄に豪華になっていた。
「カティア、なにかあった?」
「んーん、なんでもなーい」
緩みっぱなしの顔で、緩みっぱなしに返事をするカティアさん。
「悪い物でも食べたんですかね、カティアちゃん」
「……さあな」
ここまで効果があるとは思わなかった。
423 :
それも名無しだ:2011/05/22(日) 17:08:54.66 ID:Zd52PF2x
>>421 GJなんだがカティアの「不味かった?」という粗野な喋りに違和感
練習とのことなのでせっかくだから指摘させていただいた
424 :
それも名無しだ:2011/05/23(月) 04:04:24.10 ID:iYOLVqp/
425 :
それも名無しだ:2011/05/24(火) 10:17:09.68 ID:kIFlEGCH
OGに出ない事に絶望した
426 :
それも名無しだ:2011/05/24(火) 12:08:30.45 ID:2lt+Y90q
OGに出ても良いレベルなんだ…時流チームが参戦した時は次こそなんて思ったんだが
427 :
それも名無しだ:2011/05/24(火) 20:46:45.07 ID:ul8x2d7z
あきらめるな
第二報以降にサプライズで来るかもしれないじゃないか!
頼む・・・来てくれ・・・・
428 :
それも名無しだ:2011/05/25(水) 02:34:20.69 ID:uEEMed9w
R勢みたいな薄っすいストーリーへの絡み方なら出ずにその次でしっかり絡んで欲しいなぁ
429 :
それも名無しだ:2011/05/25(水) 21:42:11.54 ID:dYpaVZ+J
今回は封印戦争編みたいだから、少なくともサルファにあたる第3次があるのは確実だろ
で、順番通りなら次はJなんだから次こそ出るさ
430 :
それも名無しだ:2011/05/26(木) 11:22:23.40 ID:7hbC06OD
その次を何年待てば良いんだ
431 :
それも名無しだ:2011/05/26(木) 15:05:58.83 ID:HrRtYSBw
正直、今回出て次回以降レギュラーでいてほしいぜ
432 :
それも名無しだ:2011/05/26(木) 18:06:41.27 ID:HKPAN5YR
ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
V~~''-山┴''''""~ ヾニニ彡| J勢はOGに出す・・・・・・!
/ 二ー―''二 ヾニニ┤ 出すが・・・
<'-.,  ̄ ̄ _,,,..-‐、 〉ニニ| 今回 まだその時と舞台の
/"''-ニ,‐l l`__ニ-‐'''""` /ニ二| 指定まではしていない
| ===、! `=====、 l =lべ=|
. | `ー゚‐'/ `ー‐゚―' l.=lへ|~| そのことを
|`ー‐/ `ー―― H<,〉|=| どうか諸君らも
| / 、 l|__ノー| 思い出していただきたい
. | /`ー ~ ′ \ .|ヾ.ニ|ヽ
|l 下王l王l王l王lヲ| | ヾ_,| \ つまり・・・・
. | ≡ | `l \__ 我々がその気になれば
!、 _,,..-'′ /l | ~''' J勢の参戦は
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''" / | | 10年後 20年後ということも
-―| |\ / | | 可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・!
| | \ / | |
OGスタッフ
433 :
それも名無しだ:2011/06/06(月) 11:11:27.33 ID:p45lF21p
やめろw洒落にならんwww
434 :
それも名無しだ:2011/06/06(月) 11:32:16.96 ID:2MIn1B4P
ふ……
l.玉}、
〔l`ーイ ふざけるなよ…!
/丁WYヾヽ
ハノ-―ー|ハ 戦争だろうが…
/ゞイ カティア ト-'
_ r‐' / 丿 | 疑ってるうちはまだしも
/´V 屶|} /`ー‐┬‐イ
\\ ヾ_i/ ,/ | _」 それを口にしたら……
\___/| | ヽ ヽ
. ┌|__,| ゝニ< 戦 争 だ ろ う が っ・・・・!
`‐┘ └‐┘
統夜「また新しい漫画を買ってきたのか・・・」
カルヴィナ「影響を受けやすいからね、あの子は」
435 :
それも名無しだ:2011/06/22(水) 06:57:28.68 ID:jkKRDqaU
統夜、カティア、メルア、テニア、機体も4つあるのだ…。もー全員メインパイロットで出して下さいよぉ…
OGシリーズによぉ…ここで出れないとまた何年もさぁ…(泣)
436 :
それも名無しだ:2011/06/22(水) 23:35:29.62 ID:zfkblC5e
タンデムだからいいんじゃないか…
そんなチェンゲ一話のような参戦なら魅力半減だよ
437 :
それも名無しだ:2011/06/25(土) 20:33:54.56 ID:IsqrjqUE
二人乗りじゃないと………
統夜の背中を見て頼もしく思うカティアとか、カティアの激しく揺れるむnゲフンゲフンに思わず赤面する統夜とかが見られないぞ
438 :
それも名無しだ:2011/06/26(日) 06:51:05.99 ID:7l9uv508
テ「ただいまぁ………ふぁ、生徒会は疲れるよぉ」
メ「おかえりなさいテニアちゃん」
テ「うんただい(ドンドン!)この音はなに?工事かなんかしてるの?」
メ「えっとなんて言いますか……アレです」
統「カティア好きだ。大好きだ!」
ドンドンドンドン
テ「………あいつ、なんでに必死でカティアの部屋叩いてんの?しかも恥ずかしい事叫んで」
メ「さぁ?私が帰って来た時からあぁでしたよ?」
統「本当だぞ!世界一だ!気の迷いだった!だから出てきてー!!」
妹S「……………はぁ」
五分後
統「疲れた………」
メ「統夜さん………なにが有ったんですか?」
テ「今日のご飯当番はカティアなんだから怒らせないでよね」
統「ん?カティアは怒ってないぞ」
メ「?じゃあなになにを?」
統「ただ拗ねてるだけだ(ドーン」
テ「威張るな(パシン!」
統「痛いな」
テ「うるさい。……カティアが拗ねた理由はなんなのよ」
統「…………あ!!サイトロンが俺を呼んで」
テ「ねぇよ」
統「………CMにさ、あっちゃんが映ってたんだよ」
テ「あっちゃん?」
メ「あぁA〇Bの子ですよ。統夜さん大好きですもんね」
統「それでさ、あまりにも演出が神なものだからつい「キャワイィィィ!」とか「一生守ってやりてぇよマジこの剣で!!」とか言っちゃったんだよな」
テ「?それだけ?」
統「そんとき後ろから私とあっちゃんどっちが可愛い?なんて声が聞こえたからさ、てっきりテニアが帰ってきてふざけたのかと思って「あっちゃんに決まってるだろ。ジュアムとアルヴァン位違う」ってさ」
テ「………ジュアムorz」
メ「それがカティアちゃんだったと……」
統「うん。で、今に至る。だから……カティアが機嫌を直すまで、俺はドモンさんを見習って叫び続けるから、うるさくても許せ」
テ「はいはい」
統「よし。うぉーカティア!大好きだぁ!!」
439 :
それも名無しだ:2011/06/26(日) 10:00:54.36 ID:5zjXSFx3
ドラゴテウスに乗り換えたら4人乗りとかならどうだ?
ちょっとやり過ぎか
440 :
それも名無しだ:2011/06/26(日) 12:33:06.19 ID:DQ1uh2qh
>>439 ライトニングが三人乗りになるんだ
大丈夫だ。問題ない
441 :
それも名無しだ:2011/06/26(日) 18:10:29.63 ID:UKUvzRCC
アイム「カティアは2重人格なのですよ」
442 :
それも名無しだ:2011/06/27(月) 12:21:35.81 ID:qIX9MQWl
>>441 ???「おやすみ、偽りの黒羊!」
カティア「統夜、あそこに何だかバリっぽいロボットが」
統夜「アーァキコエマセーン」
443 :
それも名無しだ:2011/06/29(水) 23:31:37.68 ID:YedeIVwT
>>442 アイム「言い間違えましたね…訂正します。あなたは2重人格ではなく、喋り方にムラがある言語障害者なのですよ」
444 :
それも名無しだ:2011/06/30(木) 17:24:08.20 ID:AyxlzrKg
>>443 ???「話が済んだなら、遠慮なく君の魂を狩らせて貰うよ・・・」
445 :
それも名無しだ:2011/07/03(日) 17:11:57.71 ID:7vFRrgul
ベルゼルート:カティア
グランティード:テニア
クストウェル:メルア
ラフトクランズ:姫
機体固定でいいだろ
クーランジュさんはアルヴァンにでも乗っててください
446 :
それも名無しだ:2011/07/04(月) 23:49:28.69 ID:eWLy7BXr
何と言われようがグランしか使ない
最初ファーレンハイトなんて名前にしてたけどね(爆)
447 :
それも名無しだ:2011/07/05(火) 11:05:52.18 ID:lZdmfii+
カティア「グランティードより、はやーい!」
448 :
それも名無しだ:2011/07/05(火) 16:40:12.86 ID:G2U/ONpo
>>447 元ネタはゲームとしては面白いと思うんだけどな……
劇的?に主人公とヒロインが結ばれないのがネタになってるな
とかいう俺もヴォルレントとラフトクランズを
グナイゼナウとシャルンホルストに名前変えてたことあったけどねw
449 :
それも名無しだ:2011/07/09(土) 14:59:25.34 ID:Gp3QBvuI
>>447 その役回りは姫ということでシャナの方が適任かと
450 :
それも名無しだ:2011/07/15(金) 15:13:57.88 ID:WdOQOSSq
カティア「もうすぐ海の日ですね」
統夜「ああ、そうだな」
カティア「行きましょう、海」
統夜「プールで我慢しなさい、海水浴場は遠いから金かかるぞ」
カティア「嫌です、海がいいんです、海じゃなきゃダメなんです」
統夜「・・・何でそこまで海に拘るんだ?」
カティア「だってプールじゃ浅すぎて溺れる(フリ)→統夜に救出される→統夜にマウストゥマウスしてもらう
のコンボが成立しにくいじゃないですか」
統夜「ダメだこいつ、早く頭冷やさないと」
451 :
それも名無しだ:2011/07/17(日) 05:50:28.46 ID:iDmryHtA
>>450 ??「ちっ、あの常識人もどきめ。男ならあそこはぱぱっと了解しなさいよ!」
??「やめないかこんな事。奴は俺の弟弟子、やるときはやる男だ」
??「コノクサレチンカスキシドモハマッタク………ダメよ。統夜は非常事態でないとヤルことも勃つ事もないから」
??「………あの頃の君が懐かしい。上品ではないが少なくとも下品ではなかった」
??「はいはい分かった分かった……………カティア、次は風呂に入ったのは良いけど替えの下着を忘れた!フリ&取りに行くのにバッタリ廊下で擦れ違っちゃった!フリ作戦を決行なさい…………あ、性Kもとい成功したらちゃんと近藤はつけさせんのよ?まだ学生なんだからね」
??「ナカミハツッコマナイ…ナカミハツッコマナイ………今の独り言は?」
??「テレパシー」
??「な!?そんな難しい事をどうやって!?」
??「サイトロンの流動的粒子を亜空間に流し込んで、番人の久保に山吹色のお菓子を渡せば簡単に許可貰えるわよ」
??「……さいですか」
452 :
それも名無しだ:2011/07/31(日) 23:22:53.86 ID:9uxhkoip
ふと、伸びた統夜の髪の毛を気にするカティアと言う図式が俺の脳内に
453 :
それも名無しだ:2011/08/02(火) 01:21:57.77 ID:ZIdrYk3m
カティア「伸びたわね」
統夜「何がだ?」
カティア「髪よ」
統夜「そうか?あまり変わってないぞ」
カティア「私じゃなくて貴方の髪よ」
統夜「あぁそうかもな。別段邪魔でもないから気にしてなかったけど………」
カティア「切らない?」
統夜「そうか?なら頼む」
カティア「わ、私が切るの?」
統夜「あぁ頼むよカティア」
カティア「失敗しても知らないわよ?」
統夜「変な髪型でも嫌いにはならないでくれよな」
カティア「ふふ」
ということか?
文才なくてすまそ
454 :
それも名無しだ:2011/08/02(火) 11:55:03.38 ID:bV0dgSXF
カティアさんは自爆系ヒロインって言う電波が来た
主にこのスレの切腹氏のせいだろう、そんなイメージが付いたのは
455 :
それも名無しだ:2011/08/11(木) 12:56:53.82 ID:XIwpHRWp
時折危ないことを言い出す、を曲解して色々秘密にしておいたほうが良い事バラして赤面という感じだった気がする
456 :
それも名無しだ:2011/08/17(水) 00:03:45.84 ID:0SmCdikL
統夜「最後の戦いだな」
カティア「ええ。どさくさに告白とかされたりとかされなかったりとかありましたけど、最後の戦いです」
統夜「気合を入れていかないとな」
カティア「もちろんです! なにしろ今日の私は勝負ぱんつを着用してますから!」
統夜「……は?」
カティア「ですから、勝負パンツ。ブラも勝負仕様なので正確には勝負下着でしょうか」
テニア「わーお」
カティア「色々と調査して勉強しました。古来より戦場に望む武将が縁起を担ぐ意味を込めた食事をしたり
護符となるような代物を身につけることで戦意高揚を図っていたと!」
カルヴィナ「まあ、間違ってはいないわね」
カティア「そこで現代女性の戦場ということで聞き取り調査を行なったところ女性週刊誌のばれんたいんなる
催しに行き着き、その特集記事について自動検索を行なったところ勝負下着という単語を見つけたのです!」
メルア「おー(ぱちぱちぱち)」
統夜「」うん。凄いすごい。できれば検索ついでに記事の中身にも目を通しておくべきだったかな」
カティア「とにかく! 最終決戦を前に私は信頼できる筋の紹介で下着専門店にて『人生最大のイベントに望むので
これに相応しい勝負下着を見繕ってください!』と力説したところ、感銘を受けた女性スタッフから熱心な
アドバイスと共に素晴らしい勝負下着を用意していただけたわけです! 例えるなら出撃時に既に気力+20!」
テニア(たぶん性欲にも+30くらいされてる)
カルヴィナ(統夜、頭を抱えてるわね)
メルア(あ。今の会話、オープン回戦で敵味方全部に流れてたみたいです)
457 :
それも名無しだ:2011/08/30(火) 22:39:47.27 ID:RsbypizK
カティア「煩悩をぶち撒けろ!」
458 :
それも名無しだ:2011/09/07(水) 20:23:46.98 ID:9cP7upSU
J始めたよカティア選んだ
いい乳だ
459 :
それも名無しだ:2011/09/10(土) 06:29:39.22 ID:7pDsnLob
カティアと統夜がOGの漫画に出てた夢を見た。
ゼンガーと斬りあってたのは錯覚なんだろうか………
460 :
それも名無しだ:2011/09/12(月) 00:41:02.50 ID:hwTGNdwO
八房画かね?
461 :
それも名無しだ:2011/09/12(月) 10:43:34.79 ID:fsuEml5J
いやエアギアの大暮?風だったな………勿論初期の天上天下ではないが
462 :
それも名無しだ:2011/09/13(火) 20:27:04.04 ID:j4mVbeOV
絶望「絶望せよおおおおぉぉぉ!!」
統夜「ちっ!!」
カティア「もう……一押し!!」
「……俺を呼んだか!?紫雲統夜!!」
統夜「ゼン……じゃない、アル=ヴァン!」
絶望「うおおおおっ!ゼン……ではない、アァァルヴァァンッ!貴様もまた我をぉぉぉっ!!」
アル「……私をゼンガーもどきと呼ぶなぁぁ!!」
カティア「あんたが振ったんでしょうが。」
463 :
それも名無しだ:2011/09/20(火) 22:26:33.65 ID:CtK386Dh
カティアはね、みんなにパンツを見せてまわる素晴らしい娘なんだよ
464 :
それも名無しだ:2011/09/20(火) 23:19:26.05 ID:Lf2pY9x6
でもそれって根本的な性欲の解消になってませんよね?
465 :
それも名無しだ:2011/09/21(水) 18:01:44.77 ID:v2Ryk5D/
カティアさんのふとももスリスリしたい と申したか
466 :
それも名無しだ:2011/09/21(水) 23:30:00.83 ID:vZ4Ywnzv
スカート捲りたいです
467 :
それも名無しだ:2011/09/26(月) 13:44:10.31 ID:Xupk8Zyf
w
468 :
それも名無しだ:2011/09/27(火) 06:56:22.73 ID:uba+02As
469 :
それも名無しだ:2011/09/28(水) 12:32:03.23 ID:wLFK5AaF
カティアはショーパン
470 :
それも名無しだ:2011/10/13(木) 23:26:02.38 ID:x0huZ7nq
あえてあんなに短いスカート履いてるんだもんな
471 :
それも名無しだ:2011/10/14(金) 00:32:19.23 ID:eEoDD4TY
カティアさんのふとももに顔面挟まれちゃう統夜君に嫉妬
472 :
それも名無しだ:2011/10/18(火) 22:42:37.48 ID:IWU+WUo/
473 :
それも名無しだ:2011/10/18(火) 23:17:44.74 ID:EmpL7c05
>>472 そっからフランケンシュタイナーに移行するわけか
474 :
それも名無しだ:2011/10/20(木) 20:16:12.16 ID:occQaNmA
>>473 高い場所にある物取ろうとしたのを手伝っただけなのに、
事故とは言えプロレス技を掛けられ宜しいならば夜のプロレスだ、ですね判ります
475 :
それも名無しだ:2011/10/21(金) 00:21:51.80 ID:24i5Mx7A
>>474 そして統夜の乾いた笑いとともにスパンキングタイム突入ですねわかります
476 :
それも名無しだ:2011/10/21(金) 23:38:13.96 ID:29W2vnaW
2スレ目から6スレ目位までSS書いてた者なんだが久々にゲーム本編やってて気になって
スレ検索したらまだスレが続いてて嬉しい限りだww
しかもSS職人もまだ居られるようだし、自分も何か書こうかしら
477 :
それも名無しだ:2011/11/17(木) 00:08:08.21 ID:GkYkMHmv
逆に長いスカート履かせて少しずつ捲りあげたい
478 :
それも名無しだ:2011/11/20(日) 23:11:59.95 ID:luWEfcTS
二年ぶりくらいに帰ってきました。
別のスレで幼馴染みとひたすらイチャイチャするだけの何かを書いたりしてました。すみません。
折角なのでお土産一つ置いときますねー。
479 :
それも名無しだ:2011/11/20(日) 23:14:20.43 ID:luWEfcTS
『君の知らない物語』
親父が妙に天体観測にはまっていた時期があったのを思い出した。
日本人離れした彫りの深い顔を子供みたいにニコニコさせて、星の話をしてくれた。
あれはまだ母さんが生きていた頃のこと。オレがまだ子供だった頃のこと。
ゼウスの化身である白鳥にまつわるエピソード。ゼウスへ様々なものを運ぶわしの逸話。オルフェウスが奏でた琴と悲劇。
ギリシアが誇る大英雄ヘラクレスの十二の冒険譚。トローヤのガニメーデが運ぶ水瓶のストーリー。
そして一際夏の空に美しく広がる天の川と、それを彩る七夕伝説。
珍しく饒舌になった親父は、本当に色々な話をしてくれた。
この頃はまださほど忙しくもなかったのか、それともまだ幼いオレの為に時間を割いてくれていたのか。本当に沢山の話をしてくれた。
思い出の中の母さんは、代わる代わるに望遠鏡を覗いてはアレコレと熱心に話す親父とオレを眺めては微笑んでいた。
押入れに片付けられていた親父の遺品から、あの頃熱心に眺めた望遠鏡を探し出したのはそのせいだ。
「統夜、大変ッ」
「や、つか……今度は何だ。いい加減にしないとさすがのオレも堪忍袋とか引きちぎるぞ」
「袋ごとッ!?」
赤銅の髪をゆらして、翡翠の瞳が一際大きく見開かれる。
テニアは木漏れ日をいっぱいに湛えた若葉のような瞳をキラキラさせておどけたように微笑む。
ここで強く出ないから「統夜は甘いです」と言われるのだが、白状すればテニアのこの視線にはオレは勝てないのだった。
読みかけの旅行パンフをその辺りに投げると、テニアに向き直る。
台所では菜切り包丁が楽しそうに軽快なリズムでたたん、たたんと音を立てている。機嫌の良い証拠だ。
「まったく。それで、何が大変なんだ」
ため息をついてから尋ねると、テニアはふん、とふんぞり返ってから言い放つ。
「うん、流星群が来るッ」
「流星群、ねえ」
仮にも宇宙でやりたい放題やってきたオレ達だ。全天の星空の中、何度死にそうになってきたことやら。
まあ、そんな星空に浪漫もクソもないのだから、流星群を眺めるのもまあ、悪くはないかもしれない。
「で、見たいのか? 流星群」
「うん! っていうかね、カナメとかさやかが学校の屋上で観測会だって」
「観測会か、まあ良いよ。行っておいで」
「何言ってんの統夜、みんな一緒に決まってんじゃんッ」
当たり前の様に胸を張るテニアは、得意そうにそう言い放つ。
「あの、統夜さん、一緒に来て欲しいです」
ふわりと黄金色の髪を揺らしてメルアが現れる。
早咲きスミレの淡い青の瞳を期待で満たして、どうということのないささやかな集まりを楽しみにしている。
こうまで言われて行かないほどヤボでもない。
「オッケ。で、いつなんだ?」
「今から」
「おい、イキナリすぎだろ。計画性とかないのかよ」
「あははは、今日お昼にみんなでご飯食べててさ」
「で、ニュースでやってたからか」
その情景が目に浮かぶようだ。どうせ言いだしっぺはテニアだろう。ノリの良い千鳥さん辺りが話をまとめたのかもしれない。
「うん、突発観測会」
「急だけどみんなで行こうって話になって……だから」
申し訳なさそうなメルアの頭を撫でてから
「分かったよ、ならみんなで行こうか。で……」
台所へと視線を投げる。
何かを作っているらしい音は、なるほどそのせいか。や、つか、明らかにかなりの人数での作業らしい音がする。
あの狭い台所に何人が来ているのやら。
「うん、お弁当作ってるんですよ。もう少ししたら完成しますから、統夜さんもお出かけの準備してくださいね」
「あいよ」
嬉しそうなメルアと少しだけ不服そうなテニアを追い払うと、ふと押入れを探してみる。
天体観測に丁度良い望遠鏡が親父の遺品にあったのを思い出したのだが、どこに仕舞ったのやら。
しばらく探してみたが、見つからないので諦めることにした。
481 :
それも名無しだ:2011/11/20(日) 23:20:26.76 ID:luWEfcTS
「や、つかさ……屋上に集合って」
「しーッ、統夜しーッ」
忍び込むのかよ。
となりでわざとらしいくらいにこっそり歩くテニアに窘められて、オレは小さくためいきをついた。
こういうイベントになるとことさら活気づく相良を先頭に屋上への潜入作戦。
まあ校務員の親父さんは人の良さそうな感じだったし、見つかった所で上手く逃げられるだろう。や、ことの良い悪いは別にしても。
で、妙に緊張しきりの相良だったが、ごく当たり前の帰結として屋上に到着した。
「相良、何をそんなに緊張してるんだ?」
「紫雲……紫雲は知らないのか? 我が校最強の男の存在を」
「お前以上の危険人物に心当たりはないな」
知りたくもないしな。
妙にほっとしているらしい相良は千鳥さんにまかせておく。
ボス相手になにやらアレコレと言っているらしい兜や弓さん。
天体観測にあやしげなナントカ連結を悪用しようとしている秋津と、それを適当にいなしている氷室さん。
誰が呼びつけたのやら、伊佐美と宇都宮さんも参加している。
や、つか、大絶賛逃亡中の筈のディアッカが普通に参加しているのだが。大丈夫なのか、あいつ。そんだけ。
妙に大所帯になった観測会だが、誰が晴れ男、ないし女だったのやら、実に綺麗な星空を眺めることが出来た。
いくつもの尾を引く流れ星は、なるほどモニター越しの無機質菜それとは違う輝きを持っていた。
呆然と見上げていると、すとんと小さな音が隣に。
「お疲れ様です、統夜」
小さな箱を手に、黒絹糸めいた艶やかな髪をゆらして。
「カティアか、見てるか? ちゃんと」
「はい」
カティアがそこに居た。
「みんなに弁当配ったのか?」
「はい。これ、統夜の分です」
「サンキュ、こういうの好きな」
「はい。でもこれ、メルアやカナメさんやさやかさん、ヒメさんとの合作ですよ」
「へえ」
そっと開いた弁当箱には、色鮮やかなおかずと小ぶりにまとめられたおむすびがいくつか。
「おむすびは?」
「私のですよ、中身は鮭とおかかです」
オレの好みのもので、思わず頬が緩む。カティアがそれを見て嬉しそうにするのが、少し恥ずかしくなって、無理やり怒った顔を作って空を見上げた。
また星が流れていく。
いくつも、いくつも。
「星に何か願うか?」
流星群の観測が始まってから、いつもの騒がしさは嘘のように静まり返っている。
小さな声で隣のカティアに囁いてみると、いたずらっぽい微笑で
「はい、いっぱいあります」
と返事が。
「何を?」
「はい」
ニコニコと何が楽しいのやら。蜂蜜色の瞳には、いくつもの流れ星が浮かぶ。
「もっとお料理上手くなりたいですし、もうちょっと生活が楽になって欲しいです。あと……」
そっと耳打ちされた内容を詳らかにするほど、オレもヤボではない。
そうして無事に観測会を終えて帰宅してから、オレはそれでも諦めきれずに押入れを探してみる。
そしてようやく、奥の箱から望遠鏡を見つけ出したのだった。
いい加減に埃を拭い、縁側であっちを引っ張りこっちを引っ張りしているとカティアがお茶を持って現れた。
「それ」
「ああ、望遠鏡があったのを思い出してな」
もう流星群は見えないかもしれないけれど、親父譲りのつまらない話なら幾つか残っている。
オレはカティアの持ってきたお茶で唇を湿らせてから、星を見上げてどの話からしようかと頬を緩めた。
483 :
蛇足:2011/11/20(日) 23:26:48.99 ID:luWEfcTS
「……今回のミッション、本当に上手くいってほっとしている」
「なあ相良、こう言っちゃ何だが……お前がそんなに緊張するほどの相手って誰だよ」
「……紫雲よ、お前だから教えるが……校務員の大貫氏には注意しろ。現代の武装を凌駕する人材だ」
「………………お前は何と戦っているんだ?」
484 :
それも名無しだ:2011/11/20(日) 23:30:59.52 ID:luWEfcTS
えー、上のほうで安価貰ってますが、キツいので出直させてくれませんか?
あと本当にお久しぶりです。みんなが元気そうで本当に嬉しいですよ。職人もまだ生き残ってるようですし。
485 :
それも名無しだ:2011/11/20(日) 23:49:26.70 ID:XIj+UDnT
久々にGJGJ
しかし今気付いたがこのスレ立ってもう2年経ってるのか・・・
486 :
それも名無しだ:2011/11/21(月) 00:46:57.55 ID:vQEZQSrc
GJ
久々に作品が上がって嬉しいぜ
487 :
それも名無しだ:2011/11/29(火) 21:07:50.81 ID:HEXmYuQ2
まだ職人がくるとかこんなに嬉しいことはない
488 :
それも名無しだ:2012/01/09(月) 02:32:13.32 ID:Sq/xDcQy
ほっしゅ
489 :
それも名無しだ:2012/01/16(月) 00:46:13.41 ID:PqtoPqUz
最近久々に再開してるけどやっぱカティア可愛い
490 :
それも名無しだ:2012/02/22(水) 00:53:05.20 ID:p4a9Kj/k
保守
491 :
それも名無しだ:2012/03/24(土) 16:49:39.71 ID:e9Sg0jZH
カティア「い、行かせないんだから!
統夜のバカっ!」
この破壊力は何年経っても衰える所を知らない
492 :
それも名無しだ:2012/03/27(火) 21:29:51.98 ID:zj31Cp8X
「カーテンの向こうで」もいいよね
493 :
それも名無しだ:2012/04/26(木) 21:58:37.73 ID:Z2DD0OZS
保守
494 :
それも名無しだ:2012/05/14(月) 00:49:06.43 ID:K3D4Dpvb
脆い所がツボ
495 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 00:32:22.04 ID:zABUsUBf
なにか投下してみるか
496 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 00:42:42.20 ID:zABUsUBf
思えば、停電なんて久しぶりだな・・・
窓から見える街は、本来の明るさを忘れたかのように
暗闇に閉ざされている。
我が家も例外ではなく、人工の光と比べれば、頼りない
――それでも、この状況ではこれ以上ないくらい有難い――
蝋燭の光を眺めながら、ぼんやりと、そんな事を考えた。
「長いですね・・・停電」
隣に座っている少女が、ふと声を漏らす。
497 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 00:44:58.93 ID:zABUsUBf
戦後、Nジャマーキャンセラーやパラジウムリアクターの
技術が民間にも展開され、深刻なエネルギー不足は
もう昔の話になりつつある。
だからというと言い訳じみているが、日常であまり使わない
――今の状況では必須である――懐中電灯は、この家に
存在していない。
498 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 02:02:16.02 ID:zABUsUBf
停電直後は、そりゃひどい目にあった。
二人で並んでテレビを眺めていたら、いきなり真っ暗になるし。
見ていた番組が、季節外れの怪談ものだったので
いきなりの暗闇に取り乱したカティアに悲鳴を上げられながら
全力で抱き締められて窒息しかけるし―――まあ、これは役得の面が強かったが。
499 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 02:10:40.62 ID:zABUsUBf
携帯端末が出す光を頼りに和室に入り、仏壇から予備の
マッチと蝋燭を持ってリビングに戻って、かれこれ十数分
「こりゃあ、時間がかかりそうだな。」
蝋燭の明かりに向かい合い、隣に座っているカティアに囁く。
もう春本番というのに、今夜は特に冷える。
今朝見た天気予報では、この季節では記録的な寒波がどうのこうの言っていたが
タイミングが悪い事この上ない。
500 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 02:24:30.47 ID:zABUsUBf
そんな訳で蝋燭を取りに行っている間にカティアが寝室から持ってきた毛布に
二人で包まって座っている。
――ほとんど密着に近い形なのは、体温で暖がとれるためであって、決して他意はない。
「まあ、もう少ししたら復旧するだろ。しかし、こう寒いと・・・」
「あら、私は平気ですよ。いつも寝るときは、こうして暖め合っているじゃないですか。」
501 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 02:35:53.11 ID:zABUsUBf
意味深な言葉に、ついつい顔の熱が上がってしまう。
クスクスと細い笑い声を洩らすのは、彼女が俺をからかっている時の癖だ。
どう反撃してくれようか・・・などと邪な考えにふけっていると
「でも・・・なんだか神秘的ですね。」
独り言のように呟くので、思わず、ん?と聞き返す。
「まるで、神話のアダムとイブみたい。」
502 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 08:07:10.96 ID:zABUsUBf
言われてみて、ふと窓の外を見やる。
いつもは喧騒としている街も、いまや静まりかえっている。
空を見れば、寒いためか、はたまた街が暗くなっているためか
いつもはハッキリ見えない星が、存在を思い出したかのように輝いている。
静寂の世界で、彼女と2人きり。なるほど、これは確かに―――
503 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 08:14:09.20 ID:zABUsUBf
「・・・もしも、さ」
「はい?」
ゆっくりとした口調で、声を絞り出す。
「もしも、世界で2人きりになったとしても、俺は、カティアと・・・」
ここまで言い終えた瞬間、なんだそんなことかと言わんばかりに
彼女が小さな笑い声を出す。
「ふふ・・・私もですよ。ずっと傍にいます。どんな時も、ずっと・・・」
504 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 08:27:48.63 ID:zABUsUBf
「・・・・・・・・・」
「・・・んっ・・・。」
唇を離し、蝋燭に照らされた瞳と目があう。何かを求めるような怪しい輝きだ。
答えるように、無意識に手が彼女の服のボタンを外そうとした瞬間―――
パッと電気が付いた。
「・・・・・・へ?」
遅れずテレビの電源、エアコンも次々と稼働し始める。
窓の外の街も次々と明かりを灯していく。
505 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 08:38:32.89 ID:zABUsUBf
ふと、隣に目をやると、彼女が必死に笑いを堪えている。
「・・・そんなに笑わなくても。」
「ご、ごめんなさ・・・ふふっ。でも、電気付いた時の統夜の顔・・っ」
しばらく笑った後、お風呂の支度してきますね。と浴室に向かう。
不意にこちらを振り向き
「2人だけの世界もいいですけど、やっぱり皆が生きている世界の貴方が好きですよ」
――それには、心底同意する。
506 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 08:54:51.23 ID:zABUsUBf
以上です。普段はROMってるだけで、これが処女作なので
ちぐはぐな所がありますが、多めに見てね。
というか、忍法帳ェ・・・。あんま長文書き込めないのね。
507 :
それも名無しだ:2012/05/23(水) 23:51:36.61 ID:ZKpZZqD1
職人が新たに出てくるとかカティアの魅力は五臓六腑に染み渡るデー
初SSGJ
508 :
それも名無しだ:2012/05/26(土) 01:36:55.39 ID:td5goVz6
乙
509 :
黒羊:2012/05/31(木) 04:55:53.91 ID:lrkcHULa
第一話『出会い』
追撃者の放ったビームが肩の装甲をかすめた。
後部座席の二人が小さな悲鳴を上げる。
「カティア、まずいよこのままじゃ・・・」
「わかってる、メルア、エクストラクターの出力は?」
「だめです、これが限界です。」
「くっ」
あの人が追撃のほとんどを引き付けてくれたおかげで、ここまで逃げられたけれどそれでも数機がしつこく追いすがってくる。
主機の出力が上がらず武装にエネルギーを供給できない。
そもそも操縦だけでも精一杯なのに戦闘なんて荷が重過ぎる。
「ここまで・・・なの・・・?」
「!?」
思わず弱音がこぼれた。背後でテニアの泣き出しそうな気配を感じる。
「そんなの、絶対にいやです!」
「メルア?」
振り返ると、メルアが泣きそうな顔になっていた。それでも必死に涙をこらえていた。
「やっとあそこから出られたのに、3人で今までがんばってきたのに・・・、これで終わりだなんて絶対にいやです!
あきらめるなんて、それにあの人もいってたじゃないですか。」
「サイトロンの導き・・・」
510 :
黒羊:2012/05/31(木) 05:00:46.48 ID:lrkcHULa
そう、確かに別れ際にあの人はそう言った”サイトロンの導きに従え”と。
あの人に助けられ、初めてこの子"ヴォルレント"に乗ったとき私たちは確かに見た、知らない誰かと供にこの子を操り戦場を駆ける自分達の姿を。
あの人はそれを私達の未来だと、それがだれかはわからない、ただその人と会えたなら供にこの子を守ってほしい。そう言っていた。
511 :
黒羊:2012/05/31(木) 05:04:27.18 ID:lrkcHULa
「そ、そうだよ。その人のとこまで行けば何とかなるって」
「でも私達はその人がどこにいるか知らない、名前どころか顔すらわからないのよ?」
「そうだけど・・・」
一瞬元気を取り戻したテニアが、またうつむく。
512 :
黒羊:2012/05/31(木) 05:06:55.81 ID:lrkcHULa
「でも・・・そうね、まだあきらめるわけには早いわよね。」
「カティアちゃん!」
確かに、考えてみればなぜ自分達はここに来たのだろう?
行く当てもない、ただ逃げるのに必死なだけのはずなのに引き寄せられるようにここまできた。
513 :
黒羊:2012/05/31(木) 05:09:03.46 ID:lrkcHULa
もしかしたら、本当にあるのかもしれない。
私達を守ってくれる、いや、私達と供にこの子を守り、供に戦ってくれるそんな人との出会いが。
・・・なんて、ずいぶん乙女チックな妄想をしてしまった。そんな自分がおかしくて少し気分が軽くなる。
514 :
黒羊:2012/05/31(木) 05:11:17.41 ID:lrkcHULa
「ゴメンナサイ、少し弱気になっていたみたい。まだやれる、がんばりましょう。
メルア、引き続きエクストラクターの出力の調整をお願い。テニア、泣いてないでちゃんとレーダー見てて、まだ攻撃くるわよ?」
「はいっ!」
「泣いてないっ!」
元気のいい返事が返ってくる。
515 :
黒羊:2012/05/31(木) 05:13:47.57 ID:lrkcHULa
そうだ、まだあきらめるわけにはいかない。
メルアも言っていた、3人でがんばってきたのだ、やっと外に出られたのだ。
こんなところで終わりだなんて思いたくない。
「それに・・・」
516 :
黒羊:2012/05/31(木) 05:16:05.50 ID:lrkcHULa
思い出す、あの人の最後の言葉を、一人で追っ手に立ち向かい私達を送り出したときのことを。
(すまなかった、そしてまたつらい役目を押し付けてすまない)
多く言葉を交わしたわけではなかったけれど、私達を助けてくれた、私達の行く末を案じてくれた。
(いきなさい)
517 :
黒羊:2012/05/31(木) 05:18:07.74 ID:lrkcHULa
きっともう会えない。あの人もそれがわかっていたと思う。
託されたのだ、この子を。だから守る。テニアもメルアも守ってみせる。
518 :
黒羊:2012/05/31(木) 06:14:36.00 ID:lrkcHULa
「カティア!新手がくる11時の方向!数は4、距離が近い、すぐに会敵するよっ!」
「増援!?メルアッ、オルゴンクラウドを展開!迂回はできない、このままつっきるわ」
「はい!でも出力が足りないからそう長くはもちませんよ。」
「カティア、見えた!・・・なにあれ?」
519 :
黒羊:2012/05/31(木) 06:21:10.52 ID:lrkcHULa
現れたのは、初めて見る機体だった。追撃してきていた機体とは明らかに別系統に見える。
まず人型ではないし、こちらに比べてサイズも一回り小さい。
「・・・虫?」
確かに虫っぽい、丸いボディとか細い足とか丸く小さい目とか・・・。色はちがうが、以前資料で見たフンコロガシを思い出す。
ただ、生物的な感じがないせいか、なんだか・・・
520 :
黒羊:2012/05/31(木) 06:24:56.76 ID:lrkcHULa
「・・・・カワイイ」
「「・・・え?」」
「っなんでもない!相手が何であれ、やることは変わらないわ、このままつっきるわよ!」
「待ってカティア、なんかあいつらの背中が」
521 :
黒羊:2012/05/31(木) 06:29:00.84 ID:lrkcHULa
モニターを注視すると、虫型の背中の装甲が展開、そこから・・・
「ミサイル!?」
「なにそれー!!」
残りの虫型からも同様にミサイルが発射される、合計16発、全部はとてもではないがかわせない。
522 :
黒羊:2012/05/31(木) 06:33:47.53 ID:lrkcHULa
「メルア!」
「オルゴンクラウド展開!お願いもって!!」
回避し切れなかった8発のミサイルが展開したオルゴンクラウドに着弾、爆発、振動。
「きゃぁ!メルア、損傷は!?」
「大丈夫、損傷はありません、でも出力が低下!」
「姿勢の制御ができない、墜落する!?残りのエネルギーを推進系にまわして!」
523 :
黒羊:2012/05/31(木) 06:40:16.13 ID:lrkcHULa
必死にバーニアを吹かすが、減速はしても地面への激突は防げそうにない。
「二人とも、衝撃に備えて!!」
何とか姿勢を制御し、両足での着地を試みる。地面が迫る。
大きな建物が近くにあるが幸い落下先は平地だった。近くに人がいないことを祈りつつ着地に備える。
524 :
黒羊:2012/05/31(木) 06:42:32.88 ID:lrkcHULa
衝撃。
モニターが一瞬乱れる。二人の悲鳴が聞こえた。たぶん私も悲鳴を上げていた。衝撃に体が揺さぶられ食い込んだハーネスがすごく痛い。
照明が落ち、非常灯の赤い光がコックピットを照らす。
525 :
黒羊:2012/05/31(木) 06:45:41.54 ID:lrkcHULa
「・・・二人とも大丈夫?」
「・・・はい、何とか生きてます。」
「・・・以下同文。」
よかった、怪我もなさそうだ。この子も大きな損傷はない。
だけど状況はあまりよくない、というより危機的だ。
526 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:34:29.47 ID:lrkcHULa
あと少し続きます。長々とスイマセン。
長文書き込めなかったんでこんなことに・・・
527 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:36:32.35 ID:lrkcHULa
「メルア、飛べそう?」
「駄目です、出力が安定しません。もう少し待ってください。」
「そう、急いで。テニア、敵は?」
「あ!ちょっと待って・・・・あれ、なんか変だよ?」
528 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:39:13.24 ID:lrkcHULa
言われて、メインカメラを後方に向けると、先ほどの虫型が追撃してきた機体に進路を向けていた。
「彼らは敵対しているの?」
つぶやくと、追撃者達はオルゴンクラウドに包まれ次の瞬間には消えていた。
「撤退した?」
「やった。あいつらいなくなったよ。」
テニアが喜ぶ。私もほっと胸をなでおろす。
529 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:42:09.69 ID:lrkcHULa
「でも虫さんたち、今度はこっちを見てますよ?」
モニターを見る、目が合った。前言撤回やっぱりかわいくない。
「メルアッ、エクストラクターは!?」
「まだだめです。」
「こっちみんなー!こっちくんなー!」
530 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:44:57.93 ID:lrkcHULa
爆音。
こちらに向かっていた先頭の虫型が爆発した。
「今度はなにっ!?」
周囲を見渡すと、また新たな機体が現れていた。今度は人型だ。
どうやらこちらも虫型とは敵対しているらしく、すぐに交戦を開始した。
531 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:48:10.65 ID:lrkcHULa
「すごいよメルア、あいつ目からビーム出してるよ!うわっ、腕が飛んだ!」
「虫さんの攻撃ぜんぜん効いてないみたいですね。」
黒い人型は圧倒的だった、虫型のほうが機動性は上のようだが、ミサイルも機関砲も人型には損傷を与えることができず、また一機撃墜された。
虫型の全滅も時間の問題だろう。とにかく多少の余裕ができたのは確かだ。
532 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:51:41.31 ID:lrkcHULa
「テニア、外に出るわよ、メルアはエクストラクターをお願い、なるべく急いで。」
「何で?虫メカももうすぐいなくなりそうだよ。」
「あの黒い人型がこちらの味方かはまだわからないし、この子の損傷もセルフチェックじゃ限界があるからこの目で確かめとかないと。」
「なるほど」
コックピットハッチを開放する、外の空気が流れ込んでくる。
533 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:55:32.07 ID:lrkcHULa
そういえば脱出してからずっとコックピットから出ていない。
空気がおいしい、風が気持ちいい、太陽の光がまぶしい。
研究所の外に出られたことを改めて実感する。
後ろを振り向くと二人も同じ気持ちだったようだ。くすぐったい気持ちになる。
「テニア行くわよ。メルア何かあったらすぐに知らせて。」
534 :
黒羊:2012/05/31(木) 07:59:41.77 ID:lrkcHULa
地面に降りる。周囲を見渡す、たぶん学校だろうヴォルレントはグラウンドに着地していた。
「これは・・・」
「あーもう最悪だよ!こんなトコに落ちちゃ、どうにもなんないよ!」
「・・・追撃隊が引き上げたのも、そう判断したからかもね。」
ヴォルレントは無事グラウンドに着地はしたものの、右腕が校舎に埋まっていた。
535 :
黒羊:2012/05/31(木) 08:04:52.34 ID:lrkcHULa
それでも目立った損傷はここからは見えない、この子の頑丈さに感心する。
周囲に人の気配は無い、避難していたのだろう。巻き込まれた人がいないであろうことに安堵する。
「ごめんなさい」
ここから抜け出すには、校舎をさらに壊すことになるだろう。
536 :
黒羊:2012/05/31(木) 08:10:55.56 ID:lrkcHULa
行く当てが無いのは、変わっていないが、立ち止まるわけには行かないのだ。
まずは、目の前の障害を取り除かなくては、そのあとのことはその後だ。
「あんた達、軍の人か!?何だってこんなところに落ちてくるんだよ!こっちはもう少しで死ぬところだったんだぞ!」
人が残っていた!?
537 :
黒羊:2012/05/31(木) 08:15:10.74 ID:lrkcHULa
振り返りすぐに頭を下げる、相手を刺激してはいけない、ずいぶんヒステリックな声を上げている。それに危険な目にあわせたのは確かなのだ。
「ごめんなさい。でも私達もわざとやったわけではないのよ」
顔を上げる。男の子が立っていた。
538 :
黒羊:2012/05/31(木) 08:20:35.92 ID:lrkcHULa
終了です。
初投稿です。長々とお付き合いいただきありがとうございました。
久々にDSで起動したら我慢できず書いてしましました。
また、なんか思いついたら投下するかもです。
中古で買いなおしたけど全機体フル改造してあって笑った。
539 :
それも名無しだ:2012/06/01(金) 00:14:52.80 ID:T+BU0beK
GJ
540 :
それも名無しだ:2012/06/02(土) 20:34:50.30 ID:5PO/wUfa
ここにきて新しく投下とか。すげえgj
541 :
黒羊:2012/06/03(日) 14:41:41.50 ID:90aZD5ie
統夜とカルヴィナ同時進行で進めてるから、ゲームの進行が遅い遅い。
やっと地球に降りれたので書いてみました。
ちなみにこの話では、統夜とカルヴィナは同時に存在してます。
統×カティアが一番好きだけど、カルビ姉とカティアの掛け合いも好きなんですよ
出来る女と優秀な新人みたいで。
542 :
黒羊:2012/06/03(日) 14:45:03.15 ID:90aZD5ie
「うわ、統夜もメルアも無茶するね」
「なにをやっているかと思えば、これか」
「・・・・・」
ブリッジのモニターを見ながらテニアが苦笑し、クーランジュがあきれたようにつぶやく。
私はあまり驚きになにもいえなかった。
デブリ帯で発生した追撃してきたザフトとの戦闘は、一時大きな危機を迎えた。
強力なステルスを装備したXナンバーの一機ブリッツがアークエンジェルを急襲、ブリッジに肉薄し降伏を勧告してきた。
誰もが動けない中、副長のバジルール少尉はこの危機を脱すべく非情な手段をとることになる。
戦闘前に保護したプラント議長の息女ラクス・クラインを人質に取ったのだ。
結果としてザフトは一時撤退したが、多くパイロットがこの選択に不満を持ち数人がアークエンジェルへ押しかける事態が発生した。
フラガ大尉やアカツキさんたちになだめられ、その場は解散となったが、納得しきれていないのは明白だった。
その後、キラがラクス嬢を連れ出し、ストライクで無断出撃した。ナデシコのメンバーも数人が協力しており、その中に統夜もいた。
ただ、そのサブシートには私ではなくメルアが座っていた。
543 :
黒羊:2012/06/03(日) 14:51:40.40 ID:90aZD5ie
ブリッジから格納庫へと駆け込む。戦闘後の格納庫はいつもひどく騒がしい。
ウリバタケさんの怒鳴り声が響き、整備班が駆け回る。
現在、ナデシコとアークエンジェルは大気圏へと降下中だ。
ラクス嬢を保護したザフト軍は撤退したが、そこにラダムが襲来、さらに木星トカゲの大群が押し寄せてきた。
この事態に艦長たちは月基地への移動を断念し、地球への降下を決定した。
「でも、よかったね。あのラクスって子無事に帰れてさ」
「よくないわよ、結果的に引いてくれたけど、あのままザフトが仕掛けてくる可能性のほうが高かった」
「でも、やっぱり納得は出来ませんでしたから。戦争だからって、仕方ないですますのは・・・」
「そうですよ、女の子を人質にとるなんてよくないと思います」
機体を降りた4人が整備班に簡単な報告を済ませながら、話をしていた。
「あ、カティア。おつかれー」
「状況は?少し降下ポイントがずれたみたいだけど」
テニアやクーランジュが話しかけてくるが、返事を返す余裕がない。
統夜の前に立つ。無言の私の様子を不信にに思ったのか戸惑った表情を浮かべている。
右手が勝手に動いた。
544 :
黒羊:2012/06/03(日) 14:55:25.99 ID:90aZD5ie
「カティアちゃん、まだ怒ってるんですか?」
「別に怒ってないわ」
「いや、怒ってるし」
ベットにうつぶせになって寝転んでいる私に二人が話しかけてくる。
「ゴメンナサイ、統夜さんに誰にも言うなっていわれてて」
「統夜も言ってたじゃん、カティアに反対されてみんなに知られるのはマズイって思ったんだって」
「それは聞いたわ、メルアが断りきれなかったのもわかってる。でも納得できないのよ、ヴォルレントの担当は私なのよ?」
私だってあのことは、不満にも思っていたし、話してくていれば・・・
「でも、ちょっと面白かったね。統夜だけじゃなくってさ、クーランジュまでポカーンって顔してたよ。あと整備のおっちゃんたち」
言われて顔が赤くなるのがわかった。
統夜を見たら体が勝手に動いたのだ。気づけば統夜の頬に赤い跡がついていて、私の手のひらが熱を持っていた。
その後は口論になり統夜が出て行って、私も部屋に戻って今に至っている。
「でもカティアちゃん、どうするんですか?」
「なにが?」
「統夜さんとの仲直りですよ」
言われて気分が重くなる、納得はしていないが、やりすぎたとは思っている。
でも仕方がないじゃない、ヴォルレントが勝手に出撃して、驚いてるうちにそのままなし崩しに戦闘になって。
ブリッジから2機のサポートに回って、戦闘中だから文句を言うわけにもいかなくて、でもイライラして。
戻ってきた統夜は統夜で何も悪いことしてないみたいな顔してて・・・。
落ち込んで思い出してまた怒ってを繰り返す。思考がまとまらない。
「おーい、カティアー。・・・だめだこりゃ」
「どうしましょう」
どうしよう。
545 :
黒羊:2012/06/03(日) 15:01:23.17 ID:90aZD5ie
以上です。二人がどういう風に仲直りしたかは想像にお任せで。
どうも自分イチャイチャシーンを書くのが苦手で・・・
誰か続き書いてくれたらうれしいんですが・・・
546 :
それも名無しだ:2012/06/04(月) 17:53:26.47 ID:Nn8ZJZWk
最近0ブラキウムラッシュのごとき投下だな
547 :
それも名無しだ:2012/06/05(火) 02:07:10.66 ID:8uHrXJuP
ああ。もう俺いなくていいな
や、つか―――それはそれで寂しい喃
548 :
それも名無しだ:2012/06/06(水) 10:44:46.83 ID:PRrLA7C7
久々に覗いてみたけど、まだSS投下されてるんだ
しかも新しい職人さんが増えてるし、不思議とSSに恵まれる子だな
何年後か知らないけどOGに出たらまた盛り上がるかもね
549 :
それも名無しだ:2012/06/17(日) 12:43:10.27 ID:72vk0UvE
「―――こうして、王子様とお姫様はお城で幸せに暮らしました。めでたしめでたし」
澄んだ声が、幼稚園の教室に響く。
今しがた物語の音読を終えた少女――カティアは、絵本から顔を上げ、周りを見る。
彼女を中心に囲っているのは、3歳から5歳の少年少女。俗に言う幼稚園児だ。
現在、カティアは高校の課外授業の一環であるインターンシップ―――つまり就職体験をしている。
特にまだ就きたい職を決めていないカティアは、千鳥かなめに誘われたのと、もともと子供が好きな自身の性格をふまえ
近所の幼稚園に授業のお世話になることになった。
ちなみに、統夜は無難にスーパーマーケット、テニアとメルアは近くのケーキ屋で仕事のあれこれを体験している。
―――もっとも、2人がケーキ屋を選んだのは邪な考えを持っているのが見え見えだが。
周りでは、今しがたカティアが読み終えた物語について、やいのやいのと子供たちが騒いでる。
曰く「おもしろかった―」「王子様かっこいいよなー」「魔女と戦うところとか、すごかったよねー」だの
カティアが子供たちに読み聞かせた話は、ごくありふれた絵本の物語だ。
悪の魔女に眠らされた姫を助けるため、勇敢な王子が魔女を倒し、最後は王子のキスで姫が目覚める
シンプルがゆえに、万人受けする―――いわゆる王道という奴だ。
大人になれば、嫌でも現実というものを知ることになる。
なまじ、フューリーに囚われ、助けられた後は戦場にいた彼女だからこそ、物語に夢中になる子供たちには思慕の念を感じる。
辛いことばかりだったけど、こうして無垢な命を守ることができたと思うと、あの戦争を終わらせることができて―――生きてて本当に良かったと感じるのだ。
物思いにふけっていると、周りの子と一緒に興奮していた女の子がふと声をかけてくる。
「ねえねえ、カティアお姉さん。お姫様はどうして王子様のキスで目が覚めたの?」
「えっ・・・。どうしてって・・・・」
無邪気がためか、お約束というものを理解していない無垢な質問につい口籠ってしまう。
まあ、相手は子供だし、ここはロマンチックな言葉で濁そう。
「ふふっ。好きな人とのキスはね、どんな奇跡も起こせるのよ」
「へえ〜〜〜」
さすがに子供だましすぎる言い分かと思ったが、どうやら納得してくたようだ
だが、子供というのは良い意味でも悪い意味でも遠慮がない
「じゃあ、カティアお姉さんもキスしたことあるの?」
「・・・・そ、それは・・・」
ここで、とっさに「無い」と即答して誤魔化せないのがカティアの誠実すぎる性格だった。
純粋な興味からくる質問には、なるべく答えたい。
だが、いささか子供に聞かせる話としては躊躇する話題だ。キスどころか、その先まで進んでしまっている身としては
聞かれてもいないのに、キスから連想される昨晩の情事―――今、スーパーで自分と同じように職場体験に励んでいる少年と肌を重ねたことが
頭をよぎり、顔を染めながら口籠ってしまう。
そんな姿を見て、質問した女の子はピーンと来たようだ。存外、子供のと言うのは鋭いものである。
「あーーーっ。あるんだぁ。ねぇねぇ、好きな人とのキスってどんな感じ。甘いの?しょっぱいの?」
「・・・・ど、どんなと言われても」
周りにいる子供たちも興味津々に聞こうとしている。
これ、なんて羞恥プレイ? 助けを求めようと周りを見渡すと、別の子供たちと遊んであげていた千鳥かなめがニヤニヤとしながら此方を見ている。
あの様子では到底助けてくれそうにない。
結局、保母さんたちが助けてくれるまで、散々と質問責めにあってしまった。
550 :
それも名無しだ:2012/06/17(日) 12:44:51.15 ID:72vk0UvE
「つ、疲れた・・・。」
リビングのソファにぐったりと横たわっている。普段のキッチリした性格からでは滅多に拝めない姿にテニアとメルアが声をかけてくる。
「お疲れですね。カティアちゃん」
「幼稚園ってそんなに大変だったの?」
口では心配しているようだが、心はケーキ屋から餞別として貰ったショートケーキに夢中である。
「でもカティアって子供好きだろ?そんなにキツかったのか。幼稚園って」
こちらも、まさか自分に関する事が原因とは露とも思っていない統夜が新聞のテレビ欄から目を離して聞いてくる。
理不尽だとは思うが、自分だけあんな精神的ダメージを負ったのは、いささか納得できない。
「・・・いいえ、仕事自体は楽しかったわ。子供たちも良い子ばかりでしたし。」
「そうか。なら良かったよ。」
「・・・・・ばか」
とことん能天気に話してくる統夜に対して、僅かなお返しとばかりに呟いた小さな文句は
当の本人には聞こえていなかった。
551 :
それも名無しだ:2012/06/17(日) 12:47:07.91 ID:72vk0UvE
第二次OGが待ち遠しすぎてカッとなって書いた。後悔はしていない
第二次OGに参戦は無理でも、第三次には出てくれると信じている。
てか、第二次で会社壊滅前のカルヴィナがサプライズで出てくること期待
552 :
それも名無しだ:2012/06/20(水) 20:29:56.62 ID:mQuAKhZq
553 :
それも名無しだ:2012/08/03(金) 09:14:19.47 ID:FFcAIZ4w
捕手
554 :
それも名無しだ:2012/08/13(月) 18:08:35.99 ID:jj7Umzkv
カティアがOGに出たら本気出す。
統夜が「や、つか」とか言い出したらバンプレストに一生ついていく
や、つか
そんなことはありえないんだろうけど
555 :
それも名無しだ:2012/08/13(月) 21:40:40.85 ID:1rTB6vRT
第二次OGで登場を匂わせてくれればなぁ
556 :
それも名無しだ:2012/09/15(土) 05:00:45.60 ID:4bq9H3dK
OGに出たらカティアはカルヴィナとの会話の方が多そう
557 :
それも名無しだ:2012/09/30(日) 00:48:10.73 ID:ryylwVkP
カティアの属性…やはり風か?
558 :
それも名無しだ:2012/10/01(月) 21:22:35.75 ID:wZz55NXI
3人でサイクロン、ヒート、ルナですね
559 :
それも名無しだ:2012/10/02(火) 14:44:58.87 ID:B4hs6GYh
シャバドゥビタッチヘーンシーン!
560 :
それも名無しだ:2012/10/02(火) 17:40:10.57 ID:g8zB+NR/
サイトロンを補給する為にこk…ベルトへ手をかざさせる夜統べさんか…
561 :
それも名無しだ:2012/10/02(火) 19:32:39.96 ID:KDTEtl6p
統夜「どうやら切り札は常に俺のところにくるらしいぜ・・・!」
メルア「強くてイケメンなのね!嫌いじゃないわ!」
562 :
それも名無しだ:2012/10/04(木) 13:10:51.86 ID:9nwR+GMW
カルヴィナ「今更数え切れるかぁ!!」
563 :
それも名無しだ:2012/10/04(木) 15:34:05.65 ID:hV6GlFJ2
フェステニア「この流れだとアタシが触ると冷たいファイヤガール?」
564 :
それも名無しだ:2012/10/04(木) 18:59:51.50 ID:9nwR+GMW
チャリーン コロコロコロ
苦労人っぽい男「あー…ちょっと!俺の金!」
統夜「…なんだこれ?コイン?」
苦労人っぽい男「あ、悪いな…それ俺の」
統夜「なんだって?ほれッ。ここは危険だから、早く逃げて!」
苦労人っぽい男「ありがとさん…だが、逃げんのはコイツら倒してから、かな?」
565 :
それも名無しだ:2012/10/18(木) 23:17:40.45 ID:nJJ00LeR
カティア「そう、それが『死』よ。カルヴィナ・クーランジュ」
566 :
それも名無しだ:2012/11/08(木) 00:51:50.26 ID:Q4WSSql/
ほ
567 :
それも名無しだ:2012/11/10(土) 23:08:34.62 ID:MeNMh3q5
カルヴィナ「私は全てを失った…親友も…組織も…愛する者も…なにもかも。
…だから最後に残ったものだけは…失いたくない!信じられる……仲間だけは!」
568 :
それも名無しだ:2012/11/11(日) 08:40:53.00 ID:GwvKCIgo
( 0M0)
569 :
それも名無しだ:2012/11/11(日) 09:29:27.61 ID:glNPSBmZ
ガドゥヴィヤザーンナズェミデルンディス!?
570 :
それも名無しだ:2012/11/18(日) 21:37:45.89 ID:FfHDbwxa
保守
571 :
それも名無しだ:2012/11/24(土) 19:47:19.48 ID:w2VzSkM5
フランツ『だが私は謝らない』
572 :
それも名無しだ:2012/11/28(水) 23:20:15.60 ID:96mwB3fa
OGの出番はまだですか?
573 :
それも名無しだ:2012/11/29(木) 00:59:38.68 ID:SBCZl42M
どうやら今回もJ組は顔見せすらなかったらしいな。
まだバレスレの人間でクリアした奴はいないみたいだから、終盤ではどうなるか解らんが・・・
574 :
それも名無しだ:2012/11/29(木) 11:31:35.34 ID:SBCZl42M
報告
第二次OGで「月の高エネルギー」という言葉を確認
月 の 高 エ ネ ル ギ − を確認
575 :
それも名無しだ:2012/11/29(木) 18:44:36.80 ID:xx33BE3K
月
カヲル「今起きた」
576 :
それも名無しだ:2012/12/01(土) 20:10:35.00 ID:9uIkLEQ/
きたか
577 :
それも名無しだ:2012/12/01(土) 20:14:41.70 ID:I4yKrNxC
月「最近俺、忙しすぎね?」
578 :
それも名無しだ:2012/12/02(日) 02:16:11.75 ID:BBDtUNv1
確認した。月内部に謎の高エネルギーという言葉が出たな。
さて、次回作でほぼ参戦確定だが、何年かかるか・・・。PS3用のエンジンが今回できたから、案外早いか?
579 :
それも名無しだ:2012/12/04(火) 12:00:45.25 ID:GvawdFUK
JのウリはGBAとは思えない戦闘アニメーションだったので気合い入れて欲しい
PS3なら制限ないようなもんだろうけど
あと…カティアさんのカットイン、散々言われまくったので一つ丁寧に
それでいて下品にならない様お願いします
580 :
それも名無しだ:2012/12/04(火) 18:23:25.03 ID:vPhiAxBg
カルヴィナ姉さんのデフォ機体はベルゼルートだろうか
統夜は隠しでもいいからぜひ父さんのラフトクランズを用意してもらいたい
581 :
それも名無しだ:2012/12/08(土) 11:56:38.03 ID:MM2om7WS
主人公機って親父のなんとかコアを使ってキャンセラー発動してたっぽいし
二人用に複数同時に存在できるのかなあ
片方は単なるオルゴン使える機体ってだけになるとか
582 :
それも名無しだ:2012/12/08(土) 14:06:26.97 ID:t9LQJref
親父のコアつかってたか?ネット上のデマというか単なる妄想だった気がするが
583 :
それも名無しだ:2012/12/17(月) 01:40:34.26 ID:X0zWJrub
保守age
584 :
それも名無しだ:2012/12/17(月) 19:02:00.96 ID:hnONlcZg
こんなスレがあったのか。
カティアは一目惚れしたなぁー
585 :
それも名無しだ:2012/12/25(火) 22:39:34.19 ID:rOX9QZ0b
今回のDのアニメーション見てると
次のOGに参戦するであろうJ組への期待が高まってくる
あー、早くOGでカティア見てえなぁ
586 :
それも名無しだ:2012/12/27(木) 10:54:13.82 ID:/a5fJwRG
ネリーの小屋と最終話前の駆け落ち同然の会話イベントは再現されて欲しい
587 :
それも名無しだ:2013/01/19(土) 17:29:16.28 ID:h1JFyYuj
OGに参戦するならいっそ統夜が騎士として敵サイドで登場してもいいかな、と。
3人娘の運命の人だってのは変わらない設定にしてオとしてしまうとかいうのを夢想した。
そうすれば何の問題もなく敵→味方になってもサブパイロット付きで強化され(ry
588 :
それも名無しだ:2013/01/19(土) 22:12:15.79 ID:o9Xhb49Q
>>587 悪セルの悪夢は繰り返してはならない…!
589 :
それも名無しだ:2013/01/19(土) 22:41:51.67 ID:bLzzWioP
>>588 悪セルと同じ扱いの統夜は嫌かもだな
あいつは普通の男の子であって欲しい
文句とか言いながら、それでも女の子の必死のお願いが断れなくて戦場に赴く男の子であって欲しい
や、つか、俺はそこら辺に居るただの学生さんなんだけどなあ
とか言いながらな
590 :
それも名無しだ:2013/01/19(土) 23:30:24.66 ID:Kxpsot7J
悪セルはムゲフロで一応アホセル補完してもらえたが
ラミアとアホセル同時加入って展開もできたんではないか
ラミアは天然だからアクセルの記憶喪失も潜入のための演技だと本気で信じ込んで
591 :
それも名無しだ:2013/01/23(水) 05:41:20.53 ID:kg2gK6Nr
>>589 俺も、最初は何も知らないただの高校生が成り行きで参戦する事になっちゃった、ってとこから始まってほしいな。
そういう巻き込まれ型主人公もスパロボでは珍しいしな。
なんかの拍子に嫌々戦ってる本音が出て、3人娘に当たっちゃって周りにたしなめられたり、
もちろん後で後悔して謝って、そういう山越え谷越えやってる内に仲間意識が固まっていったりしてほしい。
というか、や、つかさんお久し振り。
592 :
それも名無しだ:2013/01/23(水) 21:07:10.03 ID:C4wv7rYr
>>591 よそに浮気してもそもそ書いてるけどちゃんとこのスレもみてる
どうでもいい普通の子供達のお話を書きに帰ってくる
593 :
それも名無しだ:2013/01/24(木) 02:57:16.00 ID:btgVq7QY
そっか、悪セルが前例なんだなすっかりスルーしていた
いやなんというか敵の立場なんだけどサイトロンがサブパイロットをお迎えする光景をうつして動揺するとか
それはそれで幸せな気持ちになれそうだなみたいな妄想がこぼれてしまいまして
あと巻き込まれ主人公ってOGのリュウセイじゃないの?みたいな事はちょっとだけ思いましたさっき
いや実際統夜の導入はほんと美味しいボーイミーツガールで幸せですからそれもそれなんですが
こうやって書き込んで返信もらうとふとした思いつきでもちょっと考えられて楽しいです
594 :
それも名無しだ:2013/01/26(土) 17:53:48.63 ID:RgXlNg05
ようやく各機体クリアして次はヴォルレントで始められるが
1周目:カルヴィナ+ベルゼルート・テニアメルア武器解放・ノーマルED
2週目:統夜+クストウェル・カティアED
3週目:グランティード+統夜・カティアED
4周目も統夜で行くつもりだけどアル=ヴァン生存ハーレムED見てみようかやっぱりカティアと添い遂げようか悩む
某動画で見りゃいいじゃんと言われりゃそれまでだが
595 :
それも名無しだ:2013/03/28(木) 04:52:37.45 ID:4ovQp+Tq
保守
596 :
それも名無しだ:2013/03/31(日) 22:56:19.81 ID:XEh/p6Yr
最近スパロボwiki見て知ったんだけど
統夜ってマンション住まいなんだな
なんとなくで築十年以上の木造二階建てのイメージだったよ
597 :
それも名無しだ:2013/04/01(月) 11:03:54.77 ID:FA3/oh8R
きっとソースケの隣の部屋
598 :
それも名無しだ:2013/05/19(日) 20:45:49.41 ID:+2Xtq+u6
まあ、そんな公式の設定はさておこう
今更脳内設定変えられないよ
599 :
それも名無しだ:2013/05/19(日) 20:49:38.79 ID:fivmTrR7
スパロボwikiって編集者の主観や思い込み、記憶違いの情報が
記事に反映されてる事が多いから資料としてはかなり怪しいんだよな
600 :
それも名無しだ:2013/05/21(火) 07:29:15.80 ID:ICKJyp8l
書き込みすんのも久しぶりですが、過疎化が寂しかったので
エンディングの一部ふと落書きしてみた。
うろ覚えのまま描きなぐったので、嘘描いてたらゴメンナサイ。
passはメ欄参照。(アルファベット4文字)
tp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4210810.jpg.html
601 :
それも名無しだ:2013/05/21(火) 19:15:07.67 ID:FiUQ7so9
602 :
それも名無しだ:2013/05/21(火) 20:02:53.77 ID:KkG9nOHb
ありがたや
603 :
それも名無しだ:2013/05/21(火) 23:34:55.07 ID:dG53M27N
うおおお gj
604 :
それも名無しだ:2013/05/22(水) 05:33:45.85 ID:wAMLPUrn
605 :
それも名無しだ:2013/05/22(水) 21:11:24.66 ID:tGcxjXP1
606 :
それも名無しだ:2013/05/22(水) 22:21:32.05 ID:mlPgoo73
>>600 こんな素晴らしいのを見てしまったら
妄想が膨らんでしまうじゃないですか
607 :
それも名無しだ:2013/05/22(水) 22:46:19.21 ID:mlPgoo73
+
>>600の場面より3時間後+
カルヴィナ「……で、無理やりトーヤを脱がせようとして式典に遅刻しかけたと」
カティア「間に合いましたから結果オーライです」
カルヴィナ「ふーん」
カティア「な、なんですか。ミス・クーランジュ、その『はいはいバカップル乙』と
でも言いたそうな顔は」
カルヴィナ「あら。今サイトロン起動したかしら」
カティア「そんなもの使わなくてもバレバレです!」
カルヴィナ「だって、ねえ。馬鹿馬鹿しい悩みだもの」
カティア「わ、私も。大人げないとは自覚してます。記憶もなければ記録もない。
今ある名前と年齢なんて精密検査の結果から類推したもので――」
カルヴィナ「お・ば・か・さ・ん」
カティア「むー」
カルヴィナ「十代の男と女でどっちが年上に見えるかなんて、悩むだけ無意味なのよ。
それこそ服を変えるんじゃなくて、トーヤの頭にポマードぶっかけて
オールバックにでもすれば手軽に片付いたわよ?」
カティア「一応それは、考えはしました」
カルヴィナ「じゃあ、なんで実行しなかったの?」
カティア「……生え際が後退してたら、彼、すごく落ち込みそうで」
カルヴィナ「――ぶわははははは!」
テニア「あー、うん。あの二人も悪気があるわけじゃないと思うよ多分」
統夜「ハハハハハハ」
メルア「統夜さん、酢昆布食べましょう。酢昆布。ワカメじゃないけど多少は効果
あると思います」
そんな最終話後の妄想。
608 :
それも名無しだ:2013/05/23(木) 00:15:24.57 ID:RxD4toC0
そのシーンは数年前に書いたからなあ
609 :
それも名無しだ:2013/05/23(木) 00:27:27.78 ID:+rCEoORt
懐かしくも嬉しいイラストに懐かしくも嬉しいSS!!
一体誰らなんだ・・・!?
610 :
それも名無しだ:2013/05/23(木) 01:09:19.72 ID:+JptyqfF
カルヴィナがお母さんすぎる
611 :
それも名無しだ:2013/07/12(金) NY:AN:NY.AN ID:0nCFEzdK
カティアはかわいいなぁ!!
612 :
それも名無しだ:2013/07/27(土) NY:AN:NY.AN ID:8rFObdt6
600にレスくれた人有難う。
落書きですが。
パスはメ欄。
tp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4369451.jpg.html
613 :
それも名無しだ:2013/07/27(土) NY:AN:NY.AN ID:z2nTOzf6
かわいい
614 :
それも名無しだ:2013/07/27(土) NY:AN:NY.AN ID:IAT20mmT
まずは正常位からレッスンです
615 :
それも名無しだ:2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:AitBBDuG
>>612 GJ
未だにカティアが愛されていて嬉しい
616 :
それも名無しだ:2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:PlHEud+R
次のOGに出てくれたらなあ
うれしいのになあ
617 :
それも名無しだ:2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:YQohWyhx
次のOGに出るってことは声がつくってことだ―
618 :
それも名無しだ:2013/08/22(木) NY:AN:NY.AN ID:vI59+Mer
声誰かのう
数年前のスレで柚木涼香の名前が出ててああーとか思ったけど
619 :
それも名無しだ:2013/08/23(金) NY:AN:NY.AN ID:9qtU2Rgg
知的で芯が強そうだけど脆そうでもある声の人がいい
ゲキガンガーに夢中になるシーンの再現は無理か・・・
620 :
それも名無しだ:2013/08/23(金) NY:AN:NY.AN ID:aWMFq1FE
OGならバーンブレイドか、グレバトのゴッドフラッシュが劇中劇扱いで出てくるとか(どっちも三機合体)
621 :
それも名無しだ:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:pMDu+Srn
なんだかタイヘンなことになっていますが
ここは静かでいいのう
622 :
それも名無しだ:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:+g77hLHZ
>>617 OGだとおざなりな扱いになりそうだからむしろリメイクしてほしいけど、まあ、可能性ないよな(´・ω・`)
>>618 その人カルヴィナ役って声もあるんだよな
最近の声優さんってほとんど知らないけど(俺みたいな素人からすると似た声の人が多いっていうか)、
ミズホ・サイキのようなひどい棒でもなければどなたでもいいかなと。
623 :
それも名無しだ:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:XwDamcCs
ドライブ
ビール
はらへったー
624 :
それも名無しだ:2013/09/15(日) 21:48:02.55 ID:5hMHmIIn
ミズホは殆ど戦闘に参加しないから
適当な社員にでも頼んだんじゃないかな
でもサルファのミナキも似たようなものなのに
松来未祐なんだよな……
ミズホかわいいのに扱い酷くて残念だよ
625 :
それも名無しだ:2013/10/27(日) 18:44:39.80 ID:Kc+IROZk
ageとくか。四年立ってしまった
626 :
それも名無しだ:2013/10/27(日) 22:19:57.63 ID:1S9aCWhY
昔はこれでもスレの容量を超えるほど投下物があったんだぜ
や、つかまあ、概ね私が悪いのですが
627 :
それも名無しだ:2013/10/28(月) 11:09:53.59 ID:F0t1Cpef
次のOGに期待しつつ気長に待とうず
628 :
それも名無しだ:2013/11/07(木) 14:12:52.49 ID:SywJJ4Qb
こういう時は窓を開けてチャージ!と叫ぶんだ
ツンデレ冥王がナントカしてくれるさ、たぶん
\チャージ!/
629 :
それも名無しだ:2013/11/14(木) 19:21:17.45 ID:GR9K3Kby
一瞬やろうとして
そして明日からの近所付き合いに支障が出ることうけあいなので
そっと窓を閉じた
これでも私は責任ある町内会班長
630 :
それも名無しだ:2013/12/10(火) 06:30:04.02 ID:k5jxCCJE
631 :
それも名無しだ:2013/12/10(火) 14:34:20.24 ID:HTuw6CaF
>>630 gj
私も久しぶりに重い腰を上げるかのう
632 :
それも名無しだ:2014/02/02(日) 21:19:47.47 ID:bnZPzUgF
ほ
633 :
それも名無しだ:2014/02/03(月) 19:13:02.92 ID:HyARLcJl
チャイニーズヤキトリ
チャイニーズヤキトリ
チャイニーズヤキトリ
チャイニーズヤキトリ
634 :
それも名無しだ:2014/02/13(木) 14:05:12.45 ID:OylQagHD
カティアの声は柚ねぇでって意見もよく見た気がするが
柚ねぇ、第三次Zのヒロインの声になったね
635 :
それも名無しだ:2014/02/22(土) 05:15:29.49 ID:gEvLYApv
早見沙織でもいいなーと思ってたら、ヨンになっちゃうしな。
下手でなけりゃ、誰でもそれなりに演ってくれそうなキャラではあるけど。
636 :
それも名無しだ:2014/02/24(月) 20:33:58.39 ID:ts9J/BJK
統夜ルートでのネリーの小屋での会話、分かる人がいたら教えてもらえんだろうか?
637 :
それも名無しだ:2014/03/02(日) 20:02:16.95 ID:yrhrdyna
>>636 俺も大好きなシーンなんでセーブデータ残してた
統夜「ここでできる調整はこのくらいかな。ラダムや木星トカゲが出ても、これでなんとかやれるだろ」
カティア「・・・ええ」
統夜「どうしたんだ?」
カティア「・・・統夜、どうしてあんな無茶をしたの。バイタルネットで飛ばされたからよかったけど、クストウェルがユウの代わりに、ううん一緒に破壊されていたかもしれない」
統夜「他に思いつかなかったんだ。しかたないだろ」
カティア「しかたないで済むことではないわ。私たちはあんな無茶をしていい状況ではないのよ」
統夜「そうだけど・・・」
カティア「私たちは彼らと戦わなければならないのに、彼らと接触してから逆にあなたはどんどん変わっていく。私は・・・それが怖い」
統夜「勇を見捨てればよかったっていうのか」
カティア「違う。違う違う!援護ならできたわ。確かにそれじゃあの人(=クインシィ)は止められなかったかもしれない。
でもユウの盾になってグランチャーの前に飛び込むことはなかった!クストウェルが破壊されてしまったらどうする気なの!?」
統夜「カティア・・・?」
カティア「私は・・・私たちには、これしかないの。他になにもない。クストウェルで彼らを止めるため・・・そのために生きている。
それが私の運命なの!他にどうしようもないの!だから、だから・・・うぅっ・・・」
統夜「・・・お前でもそんな風にどなったり、泣いたりするんだな」
カティア「統夜!」
統夜「ごめん。いつも冷静なところしか見てなかったから」
カティア「・・・・」
統夜「無茶をしたのは謝る。悪かったよ。でも、それは間違ってると思う。他になにもない。だったら見つけなくちゃならないんだろ。生きるため、生きていけるためのなにかを」
カティア「え・・・?」
統夜「俺もお前も、あいつらと関係があって、俺たちが出会ったのはあいつらと戦うためだった。戦わざるを得ないという状況でもある。
今は俺もそれがわかる。けど俺たちは俺たちだけでいるわけじゃない。敵もたくさんいる。
今戦い続けることが俺たちの運命だというのなら、戦いの中で探すしかないんだ。
俺は、俺の真実を。お前たちはあいつらのせいで失ってしまった、手に入れられなかった“なにか”を」
統夜「火星にいたとき、お前は言ったよな。こいつは俺たちが一緒にいる、その契約の証だって。
こいつに乗ってる限り、俺たちは同じ道を行くしかない。ならさ、一緒に探せばいい。俺とお前で。テニアとメルアだっている。そうだろ」
カティア「統夜・・・」
統夜「そろそろ戻ろう。ほら」
638 :
それも名無しだ:2014/03/02(日) 20:04:59.33 ID:yrhrdyna
主人公機がクストウェルなのは俺が統夜とクストウェルの組み合わせが好きなせいなのであしからず・・・
639 :
それも名無しだ:2014/03/02(日) 21:02:35.98 ID:tzJ1njeR
久しぶりにJやりたくなってきた
640 :
636:2014/03/03(月) 02:51:58.58 ID:YxvUyw9v
>>637 ありがとう!!
データ残し損ねちゃってたから助かった。
やっぱここの会話いいよな〜
641 :
それも名無しだ:2014/03/03(月) 04:53:46.64 ID:2Z42SxIf
「俺とお前で」がサラッと出てくるとかさすがだよなぁ……
642 :
>>637:2014/03/03(月) 19:25:24.53 ID:D+YoSJwC
>>640 遅くなってすまん
統夜とカティアの間で「守る側」と「守られる側」がはっきり逆転した感じが良いですね
統夜の凄まじい成長ぶりやそれに対してカティアの弱さ脆さが見られるのもグッと来る
643 :
それも名無しだ:2014/05/19(月) 17:31:14.47 ID:ymmHXjm3
NHKニューヨークメガ盛り塩素プール問題 駐輪代問題ホワイト調味料フレンチうどん 72762885
NHKニューヨーク犬メガ盛り塩素プール問題 駐輪代問題ホワイト調味料フレンチうどん 72762885
NHKニューヨーク犬メガ盛り塩素プール問題 駐輪代問題ホワイト調味料フレンチうどん 72762885
644 :
それも名無しだ:2014/05/31(土) 23:00:08.31 ID:T85C/oKe
や、つか
たまには保守でも
645 :
それも名無しだ:2014/06/29(日) 21:56:38.50 ID:mqOZtbvf
646 :
それも名無しだ:2014/08/05(火) 19:20:42.12 ID:uCE0p6FB
これ男のほうが殴ってんじゃねえの?
ひどい話だ
シュールではあるけれど
647 :
それも名無しだ:2014/08/23(土) 22:36:34.41 ID:fBHg7pF2
カティアはかわいいなぁ!
648 :
それも名無しだ:2015/01/12(月) 13:34:32.50 ID:T/fbQD2x
カティアはかわいいなあ!!
649 :
それも名無しだ:2015/01/12(月) 14:23:38.94 ID:2YhpnxB2
第三次OGはいつ発売なのかなぁ
糸井女史がリファインしたキャラは総じてかわいいからな
カティアがどんな感じになるのか楽しみでしかたない
650 :
それも名無しだ:
Jのメンバー出たら買う
統夜が「や、つか」とか言って蘊蓄語りだしたら更に買う
カティアが可愛いのは確定的に明らかなので更に買う