ペルソナ3の岳羽ゆかりは勝ち気かっわいい イオLv6
2?
あーストレガ一家テンプレに入れ忘れたか
更新分探すとメンドクサイ
948 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2006/10/09(月) 01:07:37 ID:VLbSjW8P
>>944 友近とケツ子は岳羽さん、宮本は岳羽、修学旅行で会話できる女子生徒はゆかりって言っていた。
_____
,i´ `ヽ.  ̄ `ヽ.
/ ト、 、 ヽ、 `ヽ.
イ /i__ヽ、 ヽ, __ヽ、ヽ. ',
>>1 ノ,ハi.rr-、\!,ァ-ォ、ヽ、!,ゝ 乙じゃないの
(.ハ _ヒ,l. ヒ_,リi) ̄ .| てか、乙じゃないの
_ノノ !" "ハ!. iヽ!
ヽ.__,ノ> 、.`_,,.イノノV
`ー',.イハニ,ヘ__>、
/´i「>rr<{i `ヽ.
,ィ'⌒`!く/」`ヽ」/ /
>>9 ナニモイッテナイデゴザイマスヨ?
>>1乙デアリマスヨ
はかーなくーたゆーたうーキャラ板でー次スレが立ったかーらー
今はただー前スレをー埋めーたらーゆっくーり眠りなさーい
つまりは乙。
マハ乙ンガ。
そもそもあのスカートの短さなら下にスパッツなり半パンなり
普通は履くんだけどな
短くするのは可愛いからで、でも、パンツは見られたくないらしいからな
ピンク色かな〜
今、火の玉アンソロ読んでたんだけど
ゆかりッチと風花と美鶴先輩の胸のサイズって
美鶴先輩 > 風花 > ゆかりッチ
なんだね・・・。
体のパーツは勿論、人気投票なんかも美鶴先輩がトップで、
風花に至っては風花スレがもう10スレ目だし。
強いて言うならゆかりッチの取り柄ってふとももだけじゃん・・・。
ペルソナ3きっての苦労人っぽいし。
駄目駄目じゃんゆかりッチ駄目駄目じゃん
バカ野郎!
スレの多さや人気投票の結果、ましてや胸の大きさでゆかりへの愛が変わると思うのか?
アンソロに公式スリーサイズでも載ってたの?
載ってない
そういうネタの話があっただけ
アイギスが修学旅行時の観察をモトに、詳細なデータを下着から判断した結果
桐条=カップ大
ゆかり=カップ小、肉厚、詰め物アリ
山岸=両者の中間
というハナシ
なんだあ只のネタか
サンキュ
>アイギスが修学旅行時の観察をモトに
依頼したのか
ゆかりのおっぱい!
ゆかりの胸はこれから大きくなるよ
俺が揉みまくるからな!
それグルメキングだよ
脚がある……脚がある……
うわ。出たよ恒例の胸の話…。マジですか?
ぼくはただ、ゆかりっちのふとももにちんぽ擦りつけたいだけなのに・・・
〢
ネタだから気にしたらだめなんだぜ?
アンソロならどうとでも描ける。
スタイルいいという設定のギンコを貧乳扱いする人もいたし
設定資料集が出さえすれば
ゆかりの貧乳疑惑も解消されることでしょう…
キャラの名前間違えるのも山ほどあるしな
スリーサイズってペルソナ倶楽部に載るの?
たしか体重は女性陣全員ノーコメントだったような…
仮に貧乳でもゆかりへの愛は変わらないけどな
むしろ本人だって気にしてるんだから、そっとしておいてやるのが漢ってもんだろ
俺が揉むから問題はないな。
しかしあの水着の立ち絵では
貧乳なんて言えないような…
てかみんな胸でかすぎ!
今見るとまた随分とんがってるなww
46 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/12(木) 00:22:33 ID:RSpiTqdx
>>24 俺はあのブラ着けてるアイギスを見た瞬間射精した。
, -‐ ‐ 、
/ \
/ヽ ヽ
{|\\,ヘヘ| | ゝ
| (゜) (゜)´i |
,ミ(_▼_)彡ミ ト
,ノヘ\|∪| /゙ N バカじゃないの?てか、バカじゃないの?
`7 '..ヽノ イァト ノ
/く ン大ヒ ̄フ:::::::ヽ
/::</三.\/:::::::::::::|
>>43 あれ?なんか
「掲示板等にリンクを貼られる場合はこのページにお願いします。」
ってメッセージが出るけどなんで?
>>48 真ん中くらいのダウンロードってところをクリック
む〜ねを押し上げて〜る、厚〜い高級む〜ねパ〜ット♪
テレッテーは〜逝く、三途の川の向こうへ♪
せめて〜、真実を明かして〜散ろう♪
恐〜れるな、突っ込み恐れるな♪
The chest is an impostor! !
さあ、迷わず逝く〜んだ〜ぁ!!!
「 p a d 外 せ !! 」
胸の話はもう飽きた。
そんなことよりとあるサイトのトップ絵のハロウィンゆかり超可愛いな
このスレにはゆかりたんへの愛が不足しています。
胸の大きさ?小さくたっていいよ。それはそれでOK。俺はゆかりたんが大好きさ。
Communication Breakdownキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
56 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/12(木) 11:17:23 ID:zh9cQoV7
夏祭りのイベント見れないことに気付いたんだけど
見れるだろ?あの時点でゆかりはランク2まであげられるから
他の女性コミュをランク1までで止めておけば
ケツ子2 千尋1 ゆかり2で見られたような覚えがある
さんざん既出だけど他の女性コミュがレベル2でも
ゆかりがレベル2さえあれば
ゆかり>風花>ケツ子>千尋
の優先順があるから見れるはずだけど
俺はゆかり以外の女性コミュまったくあげなかったな・・・
メガネかけたゆかりって萌えね?
何も着てないゆかりって萌えね?
どんなゆかりだろうが萌えね?
幼児退行したかのように泣くまでゆかりを苛め抜きたい
ゆかり「今度さ、二人で山とか行ってみない?」
キタロー「興味ない」
ゆかり「ね、ピアス買うんだけど、君に選んで欲しいな」
キタロー「興味ない」
>風花の部屋
風花「あ、ゆかりちゃん…ど、どうしたの?」
ゆかり「風花…悪いんだけどさ、ちょっと愚痴聞いてくれない?」
ゆかり「…そりゃさ、そーゆー奴だとは知ってるけどさ、でもあんまりじゃない!?」
風花「うーん…確かに…」
ゆかり「ひょっとしてさ…付き合ってると思ってるのって私だけ…?
実はキタロー君の方は何とも思ってなくて、付きまとわれてウザイとか…」
風花「いや、流石にそれはないんじゃない…?」
ゆかり「ううっ…でも何か自信無くしちゃうよ〜…私…私…うわ〜〜ん!」
>キタローの部屋
風花「キタロー君」
キタロー「はい?」
風花「はっきり答えて下さい。ゆかりちゃんのこと好きなんですか?」
キタロー「…?う、うん」
風花「じゃあもっと優しくしてあげて下さい!このままじゃ可哀相ですよ!」
キタロー「え?え?」
風花「付き合ってるならそれらしく、彼女がして欲しい事をしてあげるとか、プレゼントあげるとか…」
キタロー「えー…面倒」
風花「そんなのダメです!男の子なんだから、それくらいしてあげなきゃ絶対ダメです!わかりましたか!?」
キタロー「…は、はい」
>登校途中
キタロー「…というわけなんだが」
順平「おまえさ…ホントにゆかりッチのこと、好きなのか?」
キタロー「大好き」
順平「顔と台詞が合ってねーよ…要するにプレゼントだろ?ゆかりッチがさー、
『ああ、キタロー君は私のこと大切に思ってくれてるんだ』
って思えるようなモンを贈ればいいんじゃねーの?こーゆー場合」
キタロー「…なるほど。……ピカーン!」
>家庭科室
べべ「キタロー殿、今日ハナントイウ服ヲツクッテイルディスカ?」
キタロー「これは昔から日本の女子学生が愛用していたもので、激しい運動時や寒い時期など、
あらゆる局面で活躍する優れもの!」
べべ「オーウ!コンナしんぷるナでざいんデアリナガラ、ナントイウ多彩ナ機能!日本文化ハスンバラシー!」
キタロー「しかもサッカーのレプリカユニフォームの高級新素材のナイロンを使用し、
通気性や伸縮性も従来のモノとは段違い!」
べべ「流石キタロー殿ハ只者デハアリマセーヌ!拙者モオ手伝イスルディス!」
>屋上
ゆかり「な、なーに?こんなところに呼び出して…」
キタロー「ゆかりに渡したいものがあるんだ…これから寒くなるから…風邪引かないようにね」
ゆかり「え…え、う、うそ!プレゼント?私に?…うれしい。…ね、開けていい?」
キタロー「うん」
2−F た け ば ゆ か り
ゆかり「ブルマーじゃねーかァァァァァァァ!!!!!!」
キタロー「そのとおり。そのカッコじゃこれからの季節は冷えるでしょ。いい生地使ってるからムレないし、
良く伸びるから、サイズも融通が利く。それに僕が縫ったからには、ほつれも心配無用…」
ゆかり「やかましい――――ッッ!!君が縫ったって、手作り!?ていうか自分の彼女にブルマーって、
どういうセンス!?てか変態!?ああもうどこから突っ込んでいいのかわかんねーよ!!」
>巌戸台分寮
キタロー「…はあ〜」
風花「…なんか失敗って感じの空気ですね」
順平「一体、なにやらかしたんだか…あ、ゆかりッチ」
ゆかり「ただいま…キタロー君、…ちょっと来て」
キタロー「は、はい…」
ゆかり「…ここなら誰も来ないか」
キタロー「あ、あの〜(やばい、シメられる!)」
ゆかり「…ほれ(ぴらっ)」
キタロー「…あ、履いてくれたんだ…」
ゆかり「確かにあったかいし、ムレないし。…名札は外したけど。ありがとね…どう?満足?」
キタロー「うん、こっちこそ。………しかしこうしてみると」
ゆかり「何?」
キタロー「……………エロいね」
ゆかり「!!!!」
「前が見えねえ」
おわり
やべぇ、乳ネタと前が見えねぇ除いたら
このスレ何も残らないことに気付いちまった
失礼な、そんな事はない!!
といいな
まあ、もう発売から三ヶ月だしなぁ
ピークの時はこの時間でもにぎわってたもんだ…
という訳であと30分カキコなかったらゆかりと新婚旅行ね
, -‐ ‐ 、_
,'´ `ヽ、
/ ヽ
{/ヽ ', ゝ
. {|―\,ヘヘ._ i_ ヽ
| ● ●`ヽ.N| ) トゝ
,ノヘ⊃、_,、_, ⊂⊃ハN
`7__>,、 __, _イァト ノ
/く ン大ヒ ̄フ:::::::ヽ
/::</三.\/:::::::::::::|
○|_| ̄ =§ズコー , -‐ ‐ 、
/ \
/ヽ ヽ
{|\\,ヘヘ| | ゝ
| (゜) (゜)´i |
,ミ(_▼_)彡ミ ト
,ノヘ\|∪| /゙ N
`7 '..ヽノ イァト ノ
/く ン大ヒ ̄フ:::::::ヽ
/::</三.\/:::::::::::::|
彼女にブルマープレゼントして
焦りすぎて途中送信したよ。
プレゼントして、それを履いてピロッとスカートを捲って見せてもらう。
それが俺の夢になった。
今は童貞だけどいつかかならず‥‥‥ Fin
うわ。僅か一分で阻止されてるよ…
結構まだ見てる人はいるんだな。なんか安心した。
夜勤中とかここ覗くの日課になってるし…
風花スレでも生み出された邪悪な笑み
, -‐ ‐ 、_
,'´ `ヽ、
/ ヽ
{/ヽ ', ゝ
. {|―\,ヘヘ._ i_ ヽ キタローくん、
|=・= =・=`ヽ.N| ) トゝ 今日、一緒に帰らない?
,ノヘ⊃、_,、_, ⊂⊃ハN
`7__>,、 __, _イァト ノ
/く ン大ヒ ̄フ:::::::ヽ
/::</三.\/:::::::::::::|
タルタロス中はゆかりにはスパッツ穿いてほしいな…
だって戦闘とかあるって判ってるのにあんなミニスカだけだと
パンツ見せたがりのアホの子みたいじゃん
あの尻ふとももにスパッツはデンジャーすぎるぜ
強いからと言う理由で、ハイレグだのレオタードだの、最終的にはブラにハイヒールだけと言う格好をさせるキタローは変態か。
もっと強い防具があるのに、ハイレグだのレオタードだの、最終的にはブラにハイヒールだけと言う格好をさせる俺のキタローは変態です。
胸より尻・太もものほうが大切だって、XYZの人も言ってるお( ^ω^)=3
北条司か。
シテイーハンターの作者コメント欄で、そんなこと言ってたね。
つうか、よく覚えてんなw
最終的には全裸でヅラや半裸と拳と心で殴り、いや語り合うのか…
夢想してくる。
今日、ゆかりのお弁当食べたよ
梅干しにしようか迷ったけどな
じゃあ俺は隣で寝てるゆかりを食べるとするかな
やめなさいレクター!
むかしむかし、あるところの森の中に旅人が倒れていました。
森の動物達は旅人を助けてあげようと、食べ物を持ってくることにしました。
美鶴は権力を使ってご馳走を持ってきました。
風花はルキアで食べられる木の実を調べてそれを取ってきました。
でも、ゆかりには何もありません。
そこでゆかりは決心しました。
「私を食べて元気を出して」
そう言って、何と目の前の焚き火に飛び込んだのです。
驚き、感動した旅人はユニバースの力でゆかりを生き返らせ、一緒に空へと昇って行きました。
何と旅人はキタローだったのです。
こうですか。
ゆかりを生き返らせたのに一緒に空に昇るのか!?
ちょw
セルゲイ班長、セルゲイ・コリバノフ班長じゃないですか
いつ月光館学園へ?
一瞬サティかと思ってしまったじゃないか
S-1かよww
ゆかりっチ縛りやってるけど、
・ゆかり二人旅
・ペルソナは恋愛のみ
・武器も弓のみ
・コミュも恋愛のみ
・ハイ・アナライズなし
弓初めてだがゆかりっチの言う通り攻撃が中々当たらん。
まだ序盤だけど風花救出がてこずりそうだな
エリザベス縛りやってるけど、
・エリザベス二人旅
・ペルソナは宇宙のみ
・武器もペルソナ全書のみ
・コミュも宇宙のみ
・ハイ・アナライズなし
ゆかりッチ縛り上げてるけど
・ゆかり二人プレイ
・ペルソナは必要ない
・武器はムチのみ
・コミュもマックス後の話
・ハイ、アナルいらず
縄初めてだがゆかりッチの言うとおり縛るのが中々できん
まだ序盤だけど風花にバレるとてこずりそうだな
, -‐ ‐ 、
/ \
/ヽ ヽ
{|\\,ヘヘ| | ゝ
| (゜) (゜)´i |
,ミ(_▼_)彡ミ ト
,ノヘ\|∪| /゙ N 100じゃないの?てか、100じゃないの?
`7 '..ヽノ イァト ノ
/く ン大ヒ ̄フ:::::::ヽ
/::</三.\/:::::::::::::|
100じゃないよ
101 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/14(土) 19:07:19 ID:9dPX7rKu
100テレッテッテー
>>96 ゆかり捨てた一人旅でだいたいそんな感じだったw
回復継承のペルソナは魔法全部継承できるから縛りにはならんよ
パイの実?を貪り食う
エロパロスレに久々にゆかりッチ物が来てるな。
このスレで前に発言してた人?
読みたいソレ
俺ちょっと今からゆかり連れて羞恥プレイしてくるわ。
さすが俺だねテレッテッテー
プレイ内容をkwsk。
それによってはお前を男と認めてやらんでもない。
俺が全裸になってゆかりっちとデート
もちろん腕を組んで
>>109 ただ単に変態に誘拐されているようにしか見られんな。
>>109 >ゆかりと腕を組んで歩いている気がする・・・
>今日は気分が良いので服を脱いでみることにした
テレッテッテー♪
>物陰からこちらを伺う人影が見えた
お、おい! ほら何だっけ! け、”警官”! いる!
>ゆかりからの返事はない・・・
>警官が何かを言ってきた
うるせえっつーんだよ!
>隣に居るゆかりが冷たい目で見つめている気がする・・・
何? その可哀想な動物を見るような目は・・・
見るなよ。俺を見るなよ・・・。
お前のせいじゃんか・・・・
そんなエロいもん抱えながら、気づきもしねえでさ・・・
お前が俺をこうしちまったんだろ!
お前のせいみたいなモンじゃねえか!!
何とかしろよ!!お前人気者なんだろっ!?
・・・くそ!!
>ゆかりの姿は見えなくなった
>そういえば朝、信号待ちの時に、きれいな女に変な言葉をかけられたことを思い出した・・・
>あれはなんだったのだろう。テンタラ・・・テンタクルー・・・?
顔なんて関係ないよ、死んだら焼かれて骨になるだけだよ。
テレッテッテー
お次はゆかり縛りプレイだぜ〜
>>113 そろそろコンセントレイト→万物流転→1more→ハルマゲドン
>>114 コンセイトレイトからの万物流転の流れは
ハルマゲがあるから無駄だが、
それはつまりテレッテへの愛だよな?
>>114 おまえ酷いな。
せめて
※ガル (テレッテダウン)
↓
コンセントレイト (テレッテ立ち上がる)
↓
(※に戻る)
にしろよ。
>>116 オイオイ、仙人バッジをゆかりのブラに付け忘れるなよ。
,ィ´ ̄ ̄ ̄``ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
厶 -…ー─‐--、:::::::::::|
∠___,ィ´ ̄ ̄ ̄`ヽ、\_}
>>117 | <●) /、(●>、 |||| 乳首につければいいんじゃね?
| ,, <、_,> ヽ、, | なんならオレッチがつけてやってもイイテレッテッテー
. | mj |=‐ァ' .::::|
\,〈__ノニニ´ .:::/
/ノ ノ |||/一´\
ラブロマ(とよ田みのる作)の登場人物を
根岸さん→ゆかりッチ
星野君→キタロー
に脳内変換スルトいい感じ
>>119 確かにいいかも
みかん談義を欠かさないわけだなwww
個人的には究極超人あ〜るのあ〜るとさんごのイメージだった
キタローとゆかり
俺生まれ変わったらテレッテになりたい。
ゆかりにいっぱい突っ込まれて突っ込まれて突っ込まれまくりたい。
俺生まれ変わったらゆかりになりたい。
テレッテにいっぱい突っ込まれて突っ込まれて突っ込まれまくりたい。
順平 私はゆかりが好きだ
順平 私はゆかりが好きだ
順平 私はゆかりが大好きだ
冬制服が好きだ 夏制服が好きだ 冬私服が好きだ 夏私服が好きだ
怒った顔が好きだ 笑った顔が好きだ 困った顔が好きだ 泣いた顔が好きだ 赤い顔が好きだ
自室で ロビーで 学校で 校門で 教室で 屋上で 神社で 駅で モールで タルタロスで
この港区で行われる ありとあらゆるゆかり行動が大好きだ
棺がならんだ 町を通り寮についた時が 銃を持ったゆかりが 迎えてくれるのが好きだ
その銃の事に突っ込まれたゆかりが 趣味と答えてあたふたしてる時など 心がおどる
ゆかりの操る 冷たい突っ込みが 順平を撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて 抱きつくゆかりに 「かわいいね」といった時 そっぽ向かれた時など 胸がすくような気持ちだった
路地裏で後ろに隠れた時 当たるゆかりの胸が 僕の脳みそを 蹂躙するのが好きだ
その恐慌状態のゆかりが 既に殺気立つ不良を 何度も何度も煽っている様など 感動すら覚える
色っぽく見せようとゆかりが胸を 寄せ上げていく様などはもうたまらない
泣き喚くゆかりが 僕が広げた手の中に 切ない声を上げ抱きしめられ
そのまま身を委ねられるのも最高だ
財布スられたゆかりが 勝ち気な性格で 健気にも立ち向かっていくのを見て 割り込んで不良を蹴散らした後
抱きしめて木端微塵にされた時など 絶頂すら覚える
ゆかりのクイズに 滅茶苦茶に答えるのが好きだ
必死に守るはずだったゆかりが集中攻撃され 弱点つかれ倒れていく様は とてもとても悲しいものだ
シャドウの物量に押し潰されて ゆかりと一緒に殲滅されるのが好きだ
台風雷雨に追いまわされ 風邪引いた挙句文化祭中止は 屈辱の極みだ
125 :
ムズイ・・:2006/10/16(月) 18:53:45 ID:L7H3p45w
順平 私はゆかりを 猫科の様なゆかりを望んでいる
順平 私に突っかかる順平君 僕は一体 何を望んでいるべきか?
更なるゆかりを望むか? 情け容赦のない 突っ込みを出すゆかりを望むか?
プレゼントの限りを尽くし 幸せそうな顔で僕を萌え殺す様なゆかりを望むか?
ゆかり!! ゆかり!! ゆかり!!
よろしい ならばゆかりだ
僕は満身の力をこめて 今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だが この長い学園生活で 半年もの間 恋愛コミュをだらだら続けて来た僕に
ただのツンデレではもはや足りない!!
ゆかりっチを!! 一心不乱のゆかりっチを!!
僕は極度な強気M 満足させる調教師はいない
だがゆかりは 一騎当千の強S者だと 僕は崇拝している
ならば僕はゆかりと一緒で100%のマゾヒストとなる
最近僕を忘却の彼方へと追いやり 美鶴と馴れ合うゆかりを叩き起こそう
髪の毛を撫でて 布団を下ろし 眼を開けさせ 思い出させよう
ゆかりにS気の快感の味を 思い出させてやる
ゆかりに僕の WEEKPOINTを思い出させてやる
僕とゆかりとの絆には 美鶴の哲学では思いもよらぬ事がある事を思い出させてやる
満月のシャドウの戦闘もタルタロスも無視し続けてやる
チドリシステム発動開始 探知ユニットユノ停止
美鶴泥酔(無理やり)! 全プロテイン! 全骨付き肉! 罠設置
「ロボアイギス 僕の指令より 全機能停止へ」
目標 寮三階 ゆかりッチ部屋!!
第二次夜這い作戦 状況を開始せよ
逝ってくるぞ 順平
逝ってくるなんて言ってくれるな・・・
戦果を期待する
寮生は静かに4階作戦室まで来るように
キチガイが降臨したのかと思った
パーティーから外すと不安げな顔をするのは何故?
コロマルと同じ気持ちなんだよ
ゆかり「くぅ〜ん」
>ゆかりは寂しそうな目でこちらを見ている
いやがるゆかりに無理やり犬のコスプレ…
いや犬より猫っぽいか…
バトルレオタードにビーストタイツこれだけで豹のコスプレ完了だ。
アクセサリーは静寂の指輪にしておくか
>>119に触発されてラブロマ読んでみた。
「最近ゆかりを見ると胸がドキドキする…これは多分…」
「え、それって…」
「つまり僕はゆかりに欲情しているという事」
「ミもフタもないよ!!」
「キタロー君、君は屋久島でナンパするわ、修学旅行で覗き行為はするわ、何でエロイこと限定で順平に付き合うの?」
「僕らって結構、禁欲的な交際してると思うんですよ。寮ではおおっぴらにイチャつく訳にもいかないし」
「何の関係があるんだよ」
「そういった抑圧が一連の事件を引き起こす原因になったと思う訳です…。
つまり、ゆかりが乳の一つもこっそり揉ませてくれればよかったんだ!」
「関係あるか――――ッ!!」
「…そんなにおっぱい揉みたいの?」
「揉みたい!」
「…じゃあ、いいよ」
「…え?…ホントにいいの?」
「ん…」
(ドキドキ)
(ドキドキ)
ムギュ
「な、なんというか…」
「…何?何?」
「た い し た こ と な い ね」
(ただいまボコられております。しばらくお待ち下さい)
「…いや、ゆかりの胸がとかじゃなくてね…自分から遠い距離にあった行為が身近になった…
こーゆーのが大人になるってことなのかなって意味で…」
「うっうっうっ…ひっく…えっぐ…」
「…ていうかすいません。本当にすいません」
うむ、全く違和感がない。
違和感なさすぎw
そういや2巻まで買ってそれっきりだな…
/ ̄ ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒ ヽ ,,,
/ ( ●)(●) | /⌒_)
| (__人__) } ノ ノ ゆかりの部屋に突撃ー!♪
__. }、. ` ⌒´ 、` /
(⌒ |_,,,ノ
""''''''ヽ_ |
| |
| |
i  ̄\ ./
\_ |/
_ノ \___)
( _/
|_ノ''
, -‐ ‐ 、
/ \
/ヽ ヽ
{|\\,ヘヘ| | ゝ
(ヽ | (゜) (゜)´i | /)
(((i ),ミ(_▼_)彡ミ ト|( i))) バカじゃないの?ていうか、バカじゃないの?
/∠,ノヘ\|∪| /゙ N_ゝ \
( __ 7 '..ヽノ イァト ノ __ )
\ く ン大ヒ ̄フ |
.ヽ</三.\/ |
138 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/17(火) 03:29:48 ID:cNboMRt1
, -‐ ‐ 、
/ \
/ヽ ヽ
{|\\,ヘヘ| | ゝ
(ヽ | (・) (・)´i | /)
(((i ),ミ(_▼_)彡ミ ト|( i)))
/∠,ノヘ\|∪| /゙ N_ゝ \
( __ 7 '..ヽノ イァト ノ __ )
\ く ン大ヒ ̄フ |
.ヽ</三.\/ |
無理やりこっちみんな
,. -‐''_"二ニヽ、_
/ ,.-'7'‐'´ ̄ ̄ `ヽ.
,ィ' /.ン'´ i `i i 〉
/ ./>/ /メ、_ハ /_,ィ/ /!
∠_ !くj !ァ!-!、!/レォ!、/レ'
>>136-138 7 ァ'r、!〈 ! ト,_.! トj'!.ト!) i⌒ヽ. 人外は排除であります
!へ,ゝ!ン ,ゝ" "!/ r、!_ r‐'-、 それがわたしの生きるあかしぱらでぃおん
レヘ/ハ!>.、.,_´_,.イ´! !、_ .|::::::::|
,ァr'"レヽイゝァr、 i二|::::_:_!
/!7 /Tハ |.!//、>、! 「
,ィ´ ̄ ̄ ̄``ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
厶 -…ー─‐--、:::::::::::|
∠___,ィ´ ̄ ̄ ̄`ヽ、\_}
| <●) /、(●>、 |||| テレッテッテー
| ,, <、_,> ヽ、, | ちょっとゆかりの部屋進入してくるぜ〜
. | mj |=‐ァ' .::::|
\,〈__ノニニ´ .:::/
/ノ ノ |||/一´\
>>142 コンセントレイト→万物流転→1more→コンセントレイト(順平起きる)→万物流転→1more→
コンセントレイト→万物流転→1more→コンセントレイト(順平起きる)→万物流転→1more→…
このスレはキタ×ゆかしか認めてもらえんのか…
順平×ゆかりが好きな俺はどこに行けばいいんだろう
このスレ、ゆかりとキタロー絡ませたがるやつばっかだし…
両者の間を取って周防達也×ゆかりということで
いやまあ、公式には恋愛色は欠片も無い組み合わせだしな。
エロパロ……あそこも荒れてるか今。
>>144 ごちゃごちゃ気にするくらいなら順平スレ行ったらいいんじゃないか?
それと、このスレに限らず、他のキャラスレでも順平との絡みは評判よくないぞ。
あと、最後の一行は余計だぞ。
そんなに嫌なら”キタロー” ”万物流転” ”ガルダイン”あたりをNGワードに入れなされ。
順平のweakpointをつくのはペルソナ3スレの美学
ゆかり×美鶴もOKです
や、順平ギャグ要員としての絡みは大人気だろ。
おおおおおおっ!!順平とゆかりのミックスレイドォォォオオ!!
_____
,ィi´ `ヽ.  ̄ `ヽ
/: ト、 、 ヽ、 `ヽ.
厶 -…ー‐ヽ, __ヽ、ヽ. ',
∠___,ィ ̄ ̄\!,ァ-ォ、ヽ、!,ゝ
| <●) /、 ヒ_,リi) ̄ .| 岳羽伊織「バカじゃないの?…ってかバカじゃないの?
| ,, <、_,> "ハ!. iヽ!. じゃねーの? ッテカ じゃねーの?」
| ト‐=ァ,イノノV
\ `ニニ´ .:::/
/`ー||||||||/ニ,ヘ__>、
キタロー「キモいので、お前ら二軍落ち決定な。」
,ィ´ ̄ ̄ ̄``ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
厶 -…ー─‐--、:::::::::::|
∠___,ィ´ ̄ ̄ ̄`ヽ、\_}
| <●) /、(●>、 |||| さすが俺、大人気だぜ〜
| ,, <、_,> ヽ、, | ゆかりっちにも突っ込まれるし最高だねテレッテッテー
. | mj |=‐ァ' .::::|
\,〈__ノニニ´ .:::/
/ノ ノ |||/一´\
>>148 逆がいいのは少数派?
天然で経済力がない夫としっかりものの妻で理想なんだが
>>148 なかなか通な組み合わせだ。
キタロ×ゆかりで
ゆかり×アイギスで
キタロ―ゆかり
|
| ̄ ̄ ̄|
アイギス 稜時
な自分には新鮮だ
キモッ
「ウチら」ってどこの人の言葉?
ギャル語
ゆかり「ちょっと何よ。このキモイ流れ・・・」
>>144 順平ゆかりネタは多いだろ
というかここの半数くらいはそれだw
タルカジャないの?てか、タルカジャないの?
ゆかりの尻にしかれたいんだけど、どうすりゃいいと思う?
座布団に生まれ変わればいいと思う
キタローがモノレールのブレーキをかけた瞬間に、ゆかりッチの尻の下に滑り込めばバッチリだぜ。
急ブレーキのせいって言い訳も聞くし、流石は俺だぜテレッテッテッテー
しかし順平は考えていなかった……。
例え50キロに満たない重量とはいえ、その全重量がまっすぐに腹部に直撃すれば、容易に内臓を破壊し得るということを……。
その後
「私そんなに重くないってば!重くないってば!」
と泣くゆかりっち
エアバッグの代わりにゆかりの尻を設置したい
ゆかり尻の衝撃
正にガルダイン
仮に間違って圧死するなら
エアバッグがいいか、ゆかりの尻がいいか
そう言うことさ
まぁ聞くまでも無い事だな
じゃあ、ゆかりの胸で圧死してやる!!
テレテレやろうとゆかりのけつ どっちがすきだ?
おれは いやだぜ
どうせ圧死するならふとももに挟まれる圧力が望ましいがどうか
すごい微妙な質問するんだけど美鶴がゆかりのことを、
「岳羽」から「ゆかり」って呼び始めるのっていつだっけ?
いや今、季節が1月物のSS書いてるんだけどさ、
どうなんだっけこれ?
というか下の名前で呼ぶのは俺の妄想ってオチですか?
修学旅行で裸の付き合いが始まってからだったはず
なので1月ならおk
>>177 サンクス、まだまだ完成じゃないけど頑張ってみる
じゃあ俺も
みんなで挟まれにいこうぜ
うむ、挟んでもらおう
はいは〜いノシ
参加しま〜すwww
お〜い、俺も俺も
すまない、それは俺のふとももだ
恋する乙女のフルスロットル
第一話
1/3
2010年1月某日――――
「あれ・・・・・・ここは?」
奇妙な感覚だった。誰かの部屋にゆかりが一人突っ立っていた。
これといった特徴も無く、殺風景な部屋だった。窓は夜なのかカーテンがしまっている。
勉強机の上にある電灯だけが不気味に灯っている。
机の上には一冊のノートがあった。タイトルにはこう記してある。
「ん、"僕だけのゆかり"・・・?」
ノートは独りでにぱらぱらとめくられた。
ただ、そのノートに書いてあった内容はゆかりをぎょっとさせるものだった。
ゆかり 嗚呼ゆかり 僕に微笑むピンクの天使よ
君の名を口にするだけで僕の胸はときめく
君の事を想うだけで僕の心は踊り狂う
君が欲しい 本気で欲しい 他のどれを犠牲にしてでも欲しい
君の唇に口づけして殴られてもいい
君の胸に触って罵られてもいい
君のお尻に触って蹴られてもいい
君のふとももに触って怒られてもいい
君の脚に触って強く頭を踏みつけられてもいい
だから君は僕の物だ
だけど君はどうして僕の元にいないんだい?
どうして他の人間と戯れているんだい?
君を縛り付けて離したくない
君とひとつになりたい
君を拘束して僕だけの玩具にしたい
君の足の指や手の指をペロペロ舐めまわして快感に浸りたい
君の頬に僕のモノを頬擦りさせて狂喜したい
君の顔に僕の想いをありったけの量でぶちまけたい
ゆかり 嗚呼ゆかり 僕に微笑むピンクの天使よ
いつか君とひとつになれる日が来る事を・・・
2/3
「なによ、これ・・・」
ゆかりは嫌悪のようなものを感じた。
自分にとってゴキブリ等、気持ち悪い物を見た時、全身の毛が逆立つように
生理的に、瞬間的に反吐が出るような感じだった。
だがゆかりにはなぜだかこの本を書いた人物が誰かわかっていた。
それは墓場キタローだった。そしてこの部屋もキタローの所だと確信した。
なぜそう思うのかゆかりにはよくわからなかった。
一刻も早く、ここから離れよう。
そう思ったとき、
「!!!」
ふと、不意に背後にぞわっくるような気配を感じた。
ゆかりは恐る恐る振り返る。
そこにはキタローが悪魔のような笑いをしながらそこにいた。
「ゆかりぃぃぃいぃい〜〜〜〜」
「いやああああああっ!!」
ガバァッ!!
「ハァ・・・・・ハァ・・・夢?」
そこは自分の部屋だった。
部屋の窓からの明かりが眩しく、小鳥がチュンチュンさえずっている。
相当寝返りをうったのだろうか、
さわってみてもわかる位、栗色の髪の毛が見事にボサボサになっている。
3/3
「はぁ、夢かぁ。よかったぁ」
ドンッドンッ
そう思ったのも束の間、誰かがドアを叩く音にびくりとする。
「ゆかりちゃん!ゆかりちゃんどうしたの!?」
「ゆかり、何があった!」
「ドアには鍵がかかってます。このドアを破壊する許可をください。」
どうやら風花達のようだ。
自分が大声をあげたから心配してかけつけてきたようだ。
「なんでもない!なんでもないの!」
・
・
・
「・・・ったく、なんであんな夢見ちゃったんだろ。」
今日は学校が休日。ゆかりは私服に着替えながらブツクサ言っていた。
「ってか、そもそもなんだってあんな夢見なきゃいけないのよ」
身だしなみを整えた後、階段で順平と出会う。
「おーっす、ゆかりッチ。どうしたんだそんなお手上げ侍な顔して」
「・・・順平、あんたはいいよね。なんか何も考えて無さそうで。」
そういうと何も知らない順平を置いてさっさと階段を下りて行った。
ラウンジに下りると美鶴達が既に朝食を用意していた。
風花が心配そうに尋ねてきた。
「あ、ゆかりちゃんおはよう。・・・大丈夫?」
「うん、もう大丈夫。さっきはごめんね。 あれ、キタロー君は?」
「彼ならさっき食べて出ていったよ。今日も神社へ行ってお参りしてくるって。」
「ははっ、なんかマメだね。」
そうは言ったものの、ゆかりには今朝の夢の出来事が頭から離れないでいた。
以上、まだまだここから物語の始まりです。
色々と至らない点もありますがよろしくお願いします。
続きに期待
190 :
959:2006/10/19(木) 22:40:08 ID:Rvv1qCmM
早く続き!!
なんのパロディだっけ、これ。
昔読んだような覚えがあるな…ジャンプ系だったっけか。
思い出せん…
つづきー!
気になルー
ゆかりのパンツはピンク?
パンツどころかアソコもピンクだよ!
>>188GJ。
何かゆかりをどう呼ぶかで悩んでたみたいだけど、
寧ろキタローの1人称で悩まない?
ゲーム中は一応「自分」って言ってたけど、
スレ内じゃ「僕」が多いし。
俺は一度選択肢で「僕」ってでてきてから好きになったから、
「僕」ということで
僕っ子キタローはほのかに天然バカの香りがするから
ツッコミゆかりの相手によいと思われるのであります
おひさ、つーか覚えてる人いないだろうな
追加ディスク発表されたね。
で、やる気がまた出てきたから近いうちにSS書こうかな
追加ディスクか、つまり文化祭だな
追加ディスクって決まったの?
公式では「何かアイテム」って言ってるだけだったけど。
携帯用の追加updateとは違うのか?
203 :
185:2006/10/20(金) 21:01:31 ID:AyRrpmeU
第二話
1/5
昼 ポロニアンモール―――
「んー、さっきからなーんか気になるような・・・」
ゆかりが寮から出て少しの時から、
何か違和感がしてならなかった。
振り返ってみても特に気になる所は無かった。
「キタロー君かな?」
勿論、キタローがここにいるわけが無い。
今頃は神社へ行ってお参りしてるのだろう。
実のところ、ゆかりにとって、いや、寮の人間にとって
キタローは不思議少年以外の何者でも無かったのだ。
ある日、学校や寮のトイレをしつこく行き来していたかと思えば、
疲れてるからタルタロス探索は行かないと言ったにも関わらず、
カラオケやコーヒー飲みに行くと言い出すのはしょっちゅうだ。
(実はキタローが出て行くとき、順平がこっそり後を尾けていた)
こんな日もあった。順平がゆかりと風花を連れて
カラオケ行く途中のこと、順平がふざけてクラブ「エスカペイド」に入った時なんか、
なんと二階でお坊さんと親しげに話していたのだ。
他にも同じクラスの友近、宮本にグルメキング、変な留学生、
古本屋の老夫婦と彼の人脈は幅広い。
・・・そういえば、小学生の女の子とも遊んでいたとの話もある。
そんなわけでもう一度言うが、ゆかり達にとって
キタローは不思議少年以外の何者でも無かったのだ。
204 :
185:2006/10/20(金) 21:03:00 ID:AyRrpmeU
2/5
「そういえばキタロー君、ここ最近一緒に帰ろうとしないな。」
少し前まではゆかりとはちょくちょく一緒に帰ったり、
アクセサリーショップに寄ったりもして、
自分でいうのもなんだが結構ラブラブな状態だった。
それがゆかりの部屋で自身の想いを打ち明けて以降、キタローとは全くのそれっきりになったのだ。
告白した日から大体、一ヶ月はたっている。
「いくら私が噂になるのがイヤだからってそれは無いよ。」
そんな独り言ともとれる事を言いながらゆかりはとぼとぼ歩いていた。
「・・・寂しいよ。」
もう一度一緒に帰りたい、そしていっぱい話をしたい。
いや、話なんかできなくてもただ一緒に居たい。
ゆかりの望みはそれだけだった。
205 :
185:2006/10/20(金) 21:03:42 ID:AyRrpmeU
3/5
買い物を済ませた後、寮に帰ってきた。
ラウンジには誰もいない。みんな出かけているのだろう。
「あ、そうだ。」
今朝の最悪な夢の出来事を思い出したゆかりは、
実際に彼の部屋に自分のことを綴ったノートがあるかどうか確かめる事にした。
無ければ無いでいい。
ゆかりは今まで通り、彼と普通に接すればいいだけだ。
「だけど、もしあったら・・・」
恐らく幻滅だろう。もう彼とは近づくだけでも嫌な存在になる。
そうすると一つ疑問が浮き上がる。
別にノートに書かなくても直接、
自分と会えばいいだけなのにどうしてあんな事を書くことがあろうか。
「うーん、キタロー君って・・・・私の事今まであんな目で見てたのかな」
たかが夢物語になんでここまで追求するのか
ゆかり自身、よくわからなかったがとにかく彼の部屋へ行ってみる事にした。
206 :
185:2006/10/20(金) 21:04:44 ID:AyRrpmeU
4/5
買い物袋を自分の部屋に置いてきた後、
寮のマスターキーを無断に拝借したゆかりがドアの前に立った。
「う〜、ほんとにあったらどうしよう」
おもむろに鍵を開け、ドアを開いた。
部屋の中は夢と同じく、殺風景な部屋だった。
窓は開けているようで、外から吹いてくる風によってカーテンがゆらゆら揺れ動いている。
ただ違うのはこれは現実ってことと、今は昼間だってことくらいだ。
勉強机の上にノートが何冊か重ねて置いてある。
これといって特徴の無い、大学ノートだ。
風で一番上のノートがぱらぱらめくれていく。
「ひゃっ!」
ゆかりは思わず目をつぶった。
夢と同じことが書いてあったらどうしよう。
しかし確かめずにはいられない。恐る恐る目を開ける。
ノートは既に半分ほどめくれていた。
見てみると影時間の夜、タルタロスへ行く時のゆかりの装備が書かれていた。
207 :
185:2006/10/20(金) 21:05:34 ID:AyRrpmeU
5/5
ゆかり:与一の弓、バトルレオタード、セクシーヒール
弓はいいが、バトルレオタードとセクシーヒールの記述されてるところだけ
何故か消しゴムでこすったような跡がある・・・。
「ちょ、こんなのつけるの!?」
少し前までは嫌というほどハイレグアーマーにビーストタイツを着ていたのだ。
自分の体の曲線が極端に表れるこの装備は、
好色の目でジロジロ見てくる順平なんかを
グーで殴り飛ばしたなんてのも一回や二回ではない。
美鶴の場合も同じ物を着せられたが
これも戦いだだのわけのわからないことを言ってしぶしぶ着ている。
それが今度はこれだ。確かに防御力や回避はいいのだが・・・
「ハァ・・・キタロー君ってやっぱりただの変態なのかな・・・」
ゆかりはため息をついた。
ゆかりが見ていたのは『みんなの装備一覧表』と書かれたノートだった。
「他のノートはどうなんだろ」
半ば呆れた表情で確かめるが、
意外や意外、他のノートは全部勉強ノートだったのだ。
数学の公式や英語の文法など、事細かに正しく書かれてある。
「へえ、やっぱ凄いんだ。彼って。」
ゆかりは改めて感心した。伊達に彼は学年トップをとってないという感じだ。
「あるわけないかー、そうだよね」
安堵感からか、クスッと笑った。
タルタロスで着るゆかりの装備には納得いかなかったが、
それでも夢にあったノートが無かっただけ、
ゆかりの中の彼のイメージが崩れずにすんだようだ。
208 :
185:2006/10/20(金) 21:06:36 ID:AyRrpmeU
第三話
1/3
「さーて、そろそろ自分の部屋に戻ろうかな。あ、でも」
夢での疑惑は払拭できたようだが、
ゆかりにはもうひとつ気になるものがあった。
それは男という性別に生まれたからには必ず持っているはずの本だった。
「キタロー君も・・・・持ってるんだよね。・・・当然」
ゆかりはそう言うと早速探し始めた。
そう、エロ本だ
「どこらへんかなー、ここかなー?」
ゆかりは内心、宝探しのような気分でワクワクしてる。
あの完璧超人で人間離れした不思議少年の、
意外な一面を覗けるかもしれないからだ。
思ったより早く見つかった。ベッドの下の奥の方に数冊あったのだ。
「よし、良さそうな物ゲット!他にもあるかなーっと。」
さすが女の勘ともいうべきか、本棚の中に一冊だけラベルの無いのを目ざとく見つける。
手にとって見るとやっぱりそうだった。
どうやら本のカバーを裏返しにしてカモフラージュしていたようだ。
本の内容はハイレグアーマーと似たような黒い水着を着た女性が
裸の男性を鞭で打ったり、ブーツで踏みつけたりした写真が載せられている。
俗に言うSMというやつだ。
「あちゃー、ちょっと見ちゃいけないの見ちゃったかも・・・」
ゆかりもこのテのものは知らないわけでは無いが、
これをキタローが読んで興奮しているのを想像すると
少しヒくものがある。
209 :
185:2006/10/20(金) 21:07:25 ID:AyRrpmeU
2/3
とりあえず戦利品なるものをベッドの上に並べてみた。
こうしてみると随分ある。
「やっぱりキタロー君も男の子なんだね・・・。」
ゆかりは本の量の多さに呆れながらもしみじみ思った。
予想通り、あの不思議少年の、男の子らしい一面が覗けてるのだ。
傍から見ると変な光景だが、ゆかりは淡い感慨にふけっていた。
ただ、この本の持ち主が、もし順平だったら即座に燃やしているが。
ゴクリ
思わず生唾を飲み込んだ。
「・・・中身も見ちゃおうかな。・・・ちょっとだけ」
いくらゆかりが女といえど、
あのキタローが夢中になる本には少し興味があった。
それに胸のドキドキがさっきから止まらないのだ。
ゆかりはその一つの本を手にとってベッドの空いてるスペースに腰掛けた。
手にした本はマンガ本だった。
はやる動揺を抑え、ページを開く。
内容はゆかりと同じくらいの年の女の子が
男性のペニスを貪るシーンがたくさんある。
他にも色々な体位でやってるシーンもある。
「うわぁ、すご・・・こういうのって、セックス、っていうんだよね。」
ショックだった。自分と同年代の女の子がマンガの中とはいえ、
狂喜乱舞しながら乱れ咲いているのだ。
ゆかりはしばらく本の中の女の子と睨めっこした。
210 :
185:2006/10/20(金) 21:08:05 ID:AyRrpmeU
3/3
「ここを、こう、なのかな」
履いているブーツを脱ぎ、生足の状態になる。
部活で鍛えたカモシカのような足をゆっくり開き、
ゆかりのショーツがあらわになってくる。
きれいな足だった。
ふとももから伸びるラインが非常にセクシーで
岳羽ゆかりに恋してる者にとっては、
いや、それでなくても普通の男性が見たら、
思わずむしゃぶりつきたくなるようなきれいな足だった。
続いて、着ていたキャミソールの紐をずらし、胸の部分を少し下に下ろす。
美鶴ほどではないが、ふくよかな、それなりに成熟した胸が表れる。
心臓がトクン、トクンと音を立てているのが感じられる。
当然、羞恥心はあった。だがそれ以上に、
キタローと交わる妄想に夢中になった。
ゆかりは胸のあたりにうずくものを感じた。
「・・・したい・・・・キタロー君と・・エッチ・・・・したい。」
ゆかりは切なさのこもった声でそう呟いた。
その声に応じてゆかりの妄想はどんどん膨らんでいく。
次第にマンガの中の女の子と自分の妄想を重ね合わせていく。
「いっぱいいっぱいしたいよ・・・・でもキタロー君はどうなんだろう。
キタロー君は私の事どう想ってくれてるのかな。友達として?
ペルソナ使いの仲間だから?本当のところどう想ってるのかな」
ゆかりはいつかの日にキタローに質問したことを思いだしてみた。
だけど答えは出なかった。
「もっと見てほしい、私のことを見てほしい、私だけを見てほしい・・・・・・」
沈黙が流れた。
ゆかりはうつむいたままだった。
「はは、これじゃ夢に出てきたキタロー君と同じだ」
「何が?」
「そうそう、同じ・・・・え!?」
ゆかりはハッと顔を上げた。
なんとキタローが目の前に立っていたのだ。
自分の夢見に誘われ部屋に行くことになったゆかり。
だが、それはキタローの巧妙な罠だった。
クリムゾンか!クリムゾンなのか!?
この後エロい展開になるなら一言警告入れといてね。
くやしいっ…!でも、歓喜天
つかここまでしてエロい展開じゃなく落としたら
駄作だろ
だから期待してます
続きに期待
そしてエロスにも少しだけ期待
あんまりエロすぎる展開になるなら、エロパロスレのがいいかもな。
文章の表現がエロ小説みたいだし。
今、エロパロ荒れてるからな…。荒らしの巣窟になってる
公式でアイギスが全面に押し出されてる件について…ゆかりの明日はどっちだ!
副島「ゆかりとか順平は機会があったらかきたい」
つまり出ないのかと思った
221 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/21(土) 10:05:55 ID:w3LQ9hVZ
びっちカワイソス(・ω・`)
今から5分以内にレスがなかったらゆかりっちは俺の嫁でいいよな?いいよな?
考えとくよ
sageで5分とかふざけすぎ。
じゃあ、この書き込みから1分以内にレスが無ければ、
ゆかりは俺だけのものって事ですね。
いい加減○分以内にレス無ければ〜とかウザイ
気を付けて!
○分以内に〜が増えてきたら萌えスレ的には末期症状です!
せっかく追加ディスク?ぽいの出るのに盛り上がってないな…
ファンから寄せられた意見に答えたいって言ってるから
ひょっとしたらあるかもよ?ゆかりとの後日談とか
…みんなアンケートハガキ出してるよな?
アンケ出してねー
出すとしたらマニアクス商法やめろバカ だな
KOEIで鍛えられた俺にはマニアクスなどお手の物よ
まあ、ラブホで欲望に屈するルート追加キボンヌ
マニアクス商法云々と言う人の声ってのは、「最初から入れろ」が占めてんの?
だとしたら、それもどうかと思うが。
>>228 >せっかく追加ディスク?ぽいの出るのに盛り上がってないな…
kwsk
公式見れ
今回はソフト使うからマニアクスじゃないでしょ
今ソフト持ってるファン向けのお楽しみ袋、なんら問題ないな
234 :
185:2006/10/21(土) 20:43:34 ID:+Us82fat
第四話
1/2
「・・・・・いつからいたの?」
「えっと、『いっぱいいっぱいしたい』のあたりからかな」
見るとドアが開けっ放しにしてある。
そういえば入る時、ドアはちゃんと閉めただろうか。
となると、廊下のあたりからゆかりの姿が見えていたことになる。
ゆかりの方も相当、夢中になってたというのもあるが。
キタローは顔を赤くしてバツが悪そうに目をそむける。
「その、パンツとか、・・・色々見えてるよ」
「え?・・・あ」
キタローに言われてやっと気づいたゆかりは両手で胸を抑え、さっと足を閉じた。
「や、違うの、これは・・・」
ゆかりは上目遣いになり、急にしどろもどろになった。
さっきから想っていた大好きな人が今、目の前にいるのだ。
ゆかりは何て言ったらいいのかわからなくなった。
おまけにキタローが読んでいるとされるエロ本も
まだベッドの上に出しっ放しにしてあるのだ。
弁解の余地はなかった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
物凄く気まずい空気が流れる。
235 :
185:2006/10/21(土) 20:44:18 ID:+Us82fat
2/2
もし逆の立場なら「変態」と一言言い捨てて、
さっさと部屋を出て行くだろう。
だがその変態行為を自分がやっているのだからどうにもならなかった。
その沈黙を破るように先にゆかりが切り出す。
「あ、あはは。ごめん、部屋間違えちゃった」
かなり無理がある言い訳だ。
だがゆかりはそう言うと、身支度を整え、さっと腰を上げて
キタローの部屋から出て行こうとする。
「待って、ゆかり」
言うが早いが、出て行くゆかりを呼び止め、手を掴む。
ゆかりが思わず振り向いた時、キタローとの顔が真ん前になった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
さっきよりも気まずい空気が流れる。
なんだかゆかりは自分のことが情けなくなってきた。
そう思うと目に涙が潤んでくる。
ゆかりはさっと腕を振りほどくと、駆け出していった。
廊下の方で順平の姿が見える。
「あれ、ゆかりッチどうしたん・・・?あっ、おい!」
順平がポカーンとする。
すぐにキタローの存在に気づくとキタローの元へ駆け寄る。
「おい、お前一体ゆかりッチに何したんだよ!
「いや、別に何も・・・」
「何も・・・・・・っておまっ!」
部屋の有り様を見てびっくり仰天する順平と、
始めから事情が全くわからないキタローだけが残された。
236 :
185:2006/10/21(土) 20:45:13 ID:+Us82fat
第五話
1/2
「バカ!私のバカッ!」
ゆかりはあても無く、学生寮を出て泣きながら駆け出していた。
なんでこんなことになったんだろう。
彼の部屋を散らかしたまま出てきた。
彼と交わる事を妄想していたら目の前にいた。
様々な思いが頭の中をぐるぐる回っていた。
そんな中、小石につまづいたのか派手に転んだ。
ドサッ
「痛ったー」
ひざに血が滲む。痛い。
顔を上げるとよほど走っていたのか、
いつの間にか巌戸台駅近くの商店街にいた。
夕方なのか通勤客と買い物している主婦とで、商店街はごった返している。
ゆかりは空いているベンチに腰掛けた。
「何やってんだろ。私」
思えば今朝の夢の出来事から始まった。
夢というのは様々な形をしている。
これから起きる未来の事、その人の願望に希望・・・。
ゆかりにはその後者だと思い始めた。
同時に夢で起こった自分に変な気持ちを抱いた。
キタローにあちこち触られ、拘束され、玩具にされ、そしてキタローとひとつになる。
だがそれは嫌悪なんかではなく、快感そのもの。
そんな自分を想像した。
「私ってこんな変態だったのかな」
そう思った時、耳たぶまで顔が赤くなった。
夢での出来事だけで彼を怪しく思い、彼の愛読書を見つけ、
好奇心からそれを読んだ。
それを彼にあられもない姿で見つかり、
変態を見るような眼差しで見られた。
途中、順平にまで泣きじゃくってる姿を見られてしまった。
もう寮には戻れない。
237 :
185:2006/10/21(土) 20:45:52 ID:+Us82fat
2/2
ニュクス・・・・世界の終わり・・・・・死の訪れ・・・・
ゆかりはそんな事を思い出した。
ある意味ではもうゆかりという世界も終わりを告げたかもしれない。
とうとう母親と同じになってしまった。
特別課外活動部のメンバーである前に、
2年F組の岳羽ゆかりは実はとんでもない淫乱。
そんな噂も学校中に広まるかもしれない。
そんな淫乱を学校の友達や寮のみんなは側に置いてくれるだろうか。
何よりキタローの前から逃げたことで
彼を裏切ってしまったような気がした。
屋久島での夏の夜、自分の父親を信じられなくなって
どうしようもなかった時、
そんな中、キタローが声をかけてくれた。
信じろと励ましてくれた。
この世のどんな言葉よりも暖かかった。
だがそんなキタローを裏切ってしまった。
変態という烙印を残して。
「私・・・これからどうしたらいいのかな。」
目に涙がたまってくる。
ゆかりの涙を誤魔化すかのように、雨がポツポツ降ってきた。
もう元の生活には戻れない。
戻れるわけがないのだ。
238 :
185:2006/10/21(土) 20:46:34 ID:+Us82fat
第六話
夜 巌戸台駅前商店街―――
1/3
どれくらい時が経ったのだろうか、
既に雨は止み、夜中になっていた。
買い物客の足は減り、辺り一面暗くなっている。
ゆかりの服は既にびしょびしょに濡れていたが、
彼女自身、そんなことはどうでもよかった。
これからどうするべきか考えた。
友達のところへ押しかけようか。
しかし何故押しかけてきたのかきっと理由を問い質すだろう。
その時、なんて答えればいい?
少なくともどんな答えを言ったところで、きっといい顔はしないだろう。
「私、このまま寂しく死んじゃうのかな・・・」
ゆかりはそう呟いた。
そう思ったら、キタローと出会った夜の日、
キタローと順平が楽しそうに話してる日、
影時間でみんなで大型シャドウに、タルタロスに上った日々が
走馬灯のようによみがえってきた。
だが不思議なことに、思い出すのはキタローと一緒にいる時間だけ。
そして自分の部屋で告白する瞬間。
「あは、キタロー君と過ごした事しか思い出せないや」
ゆかりは小さく、儚げに笑った。
239 :
185:2006/10/21(土) 20:47:44 ID:+Us82fat
2/3
「ワンワンッ!」
「あっ!いた、ゆかりさーん」
誰か自分を呼ぶ声がして、ハッとした。
見るとコロマルと天田が駆け寄ってきた。
「コロちゃんに天田君・・・」
「やっと見つけた。探しましたよゆかりさん」
「ワンッ!」
よほど探し回ったのか息を切らしているようだ。
天田が手を差し伸べた。
「さっ、帰りましょう」
「え、でも私・・・」
ゆかりはうつむいた。まだ気持ちの整理がついてないのだ。
それに戻ることなんてできやしない。
「クーン」
「そうですよね・・・」
天田はうつむいた。
「まさかキタローさんがゆかりさんを襲って、
乱暴しただなんて、未だに信じられません。」
ゆかりは目を丸くした。
「へ?何のこと?」
240 :
185:2006/10/21(土) 20:48:27 ID:+Us82fat
3/3
「何のことって、そうじゃないんですか?」
天田が何を言っているのかよくわからなかった。
「キタローさん、嫌がるゆかりさんを無理矢理言う事聞かせようとしたとか・・・
順平さんからそう聞いてます。」
どうやらあの場から逃げ出す時に何かあったようだ。
「ちょ、天田君!それ誤解だよ。私が・・・」
と、一旦口ごもり、
「私が悪いの・・・・」
「え?」
「と、とにかくキタロー君は全然悪くないの!さ、早く帰ろ」
ゆかりはそう言って立ち上がった。
その時、天田が何を見たのか、反射的に顔をそむけた。
コロマルはというと、ゆかりの体のにおいをクンクン嗅いでいる。
「天田君、どうしたの?」
「・・・帰ったら真っ先にタオルで体を拭いたほうがいいですよ。」
顔を赤らめながら、天田は恥ずかしそうに言った。
「その・・・・見えちゃってますよ・・・・体のラインが」
「ん?・・・・・・・・・!!!」
どうやらゆかりは自分の服が雨でびしょ濡れだってことに改めて気づいた。
キャミソールやスカートが体にぴったり密着し、
ゆかりの体をくっきり表していた。
タルタロスの際、ハイレグアーマーを着ている時にも
露骨にイヤラしく表れていたが、
これもこれで、イヤラしく、そしてエロスがあった。
栗色の整った髪型も見事に乱れていて、これまた余計にエロスを助長させる。
つまり天田にとっては、たまらなくそそるような光景だったのだ
「・・・・コロマルと天田君のエッチ。」
「・・・・・」
「クゥ〜ン」
迎えにきたはずなのに、逆に非難された少年と犬がそこにいた。
続きが気になる
wktkして待ってる
気になる
wktkしすぎて尻からアナルとれた
なんか独特の文体だな…
明日夜までお預けですか
続きが待ちきれないからテレッテとちょっと一発やってくるわ
じゃあ、俺は真田先輩とスパーしてくる
>>164 >例え50キロに満たない重量とはいえ、その全重量がまっすぐに腹部に直撃すれば、容易に内臓を破壊し得るということを……。
「亀だけど、コレについて疑問点がある」
「…なによ」
「僕が身長170ちょいとして、公式イラストなどで比較してみると、ゆかりは160前後…
その体格で、わかつの定食を軽々おかわりするほど食欲旺盛で、タルタロスや部活で運動して筋肉つけて、体重50以下?
そんなのはファンタジーです。フィクションです。グラビアアイドルの自己申告です」
「明らかに言いすぎだよ!ありえないもの扱いまですることないでしょ!?泣くわよ!?マジで泣くわよ!?」
「じゃあ実際はいくつ?」
「…女の子にそーゆー事聞くの禁止!」
「気にしすぎ。この僕が体重が5sや10s増えたくらいで、ゆかりを見る目が変わるとでも?」
「そんなに変動してたまるか!…じゃあ聞きたいんだけど」
「何?」
「キタロー君て、私のどんなとこが好きなの?」
「えーとね、明るいところとか元気なところとか、あと意地っ張りだけど、すぐ本当の気持ちが態度にでるからバレバレなとこ」
「…いいとこなの、それ?」
「もちろん。あとすらりとした脚線美とか、健康的なふとももとか、きゅっとしてそれでいてむっちりなお尻のラインとか…」
「余計だ――――ッ!それいらないから!てか引くから!…聞くんじゃなかった」
「…じゃあさ、ゆかりは僕のどんなとこが好きなの?」
「ちょ、そんなの言わせようとする?…恥ずかしいじゃん」
「そっちから聞いておいて何を言う。男女平等!聞きたい聞きたい!」
「むー……あれ?…私、こいつのどこが好きなんだろ」
「オイィィィィ!!」
「あ、四月の満月で助けてもらったし、屋久島でもそうだよね。いざって時に頼りになるとこかな」
「それ以外では無価値みたいじゃないか…カリスマですよ?天才ですよ?漢ですよ?」
「あー、そういえば転入したての頃は、顔だけはいいけどイマイチさえない雰囲気だったよね、君って」
「そういう風に見てたのか…」
「あとね…前にも言ったけど、何か私と境遇が似てるなー…って思った。へへ、勝手にくくっちゃってるけど」
「…」
「でもさ、結局全然違うよね私達。君はどんな事があってもそのままで前に進んでいける…
私は過去に縋らないと歩いていけなかった…あの頃、私のまわりは嫌なことばっかりで…
一人で幸せになるって決めたけど、もし幸せになれなかったらどうしようって…怖くてしょうがなかった」
「僕も同じだ」
「…え?」
「僕も一人だった。両親が亡くなってから親戚をたらい回しにされて、転校の繰り返しで友達もろくにできなかった。
僕が笑っても誰も笑ってはくれない。
僕が泣いても誰も慰めてはくれない。
僕が大声で呼びかけても誰も僕の名前を呼んでくれない。
だから僕は『そういうこと』をしなくなった。…ただそれだけの事なんだ」
「ごめんなさい…私…私」
「謝る事じゃない。それに少なくとも今はそうじゃない…ゆかりもだろ?」
「うん…うん…一人じゃないよ…私、一人じゃない…!」
「…泣いてるの?」
「……うん。だから……そばにいてね…?」
「分かった…」
「キタロー君…」
「ゆかり…」
「……」
「……」
「テレッテッテー。順平はピーピングトム〜」
「「うわあああああああああああああああ!?」」
「じゅ、順平!あんたいつから!?」
「いや、てかお前らこそ寮のロビーで堂々とナニやってんだよ。いや俺ッチも、もっと見ていたかったんだけどね?」
「…ゆかりちゃん、そろそろ桐条先輩が帰ってくるから、流石にこれ以上は…」
「ふ、風花もいたの!?」
「はいはいはーい。というわけで順平様の名において撤収、撤収ー」
「…キタロー君、今度二人きりで旅行の計画立てない?」
「……是非」
おわり
わたしコレ好きだ
GJ
私これ嫌いだ
ゆかりの口調変
そう?そんなにゆかり口調は変とは思わんけど
むしろキタローの口調が…w
変だとは思わんけど、たとえそうだとしても
もうちょっと言い方を考えてほしいもんだ。荒らすつもりがないのなら。
荒れて欲しくて言ったのならどうでもいいけど
そういうわけでGJ
>>251 やべぇ、こういうの大好き。
GJ
つか、SS書ける人って心からすごいと思うわ・・・
んだね。本当にすごいと思う。
というわけで
>>251GJ!
258 :
185:2006/10/22(日) 19:50:23 ID:gfLVGaA6
第七話
1/6
「だから違う。」
「じゃあお前の部屋に置いてあったエロ本はなんなんだよ!」
ここは学生寮のラウンジ。
いつもならここが皆のくつろぎの場だが、
今は深刻な緊急会議が行われていた。
テレビ側にある一人用のソファーに座ってるのがキタロー、
続いてキタローの右斜めに順平に真田。
反対側にアイギス、風花、
そして美鶴がキタローと向かいあって座っている。
そこにいる者達は様々な表情でキタローを見ている。
アイギスは今にも「あなたはダメです。」と言わんばかりの顔に、
風花、真田はとても残念そうな、
美鶴なんかはただキタローを真剣な表情で見ている。
順平はものすごい形相をして睨み据え、噛み付いてきそうだ。
259 :
185:2006/10/22(日) 19:51:00 ID:gfLVGaA6
2/6
「・・・・・・。」
「お前絶対、ゆかりッチに何かしただろ!あいつが泣くなんてタダ事じゃねーよ!!
桐条裁判長!こいつは処刑なんかじゃ生ぬるいですぜ!」
「誰が裁判長だ伊織。・・・墓場、君は自分のした事がわかってるのか?
これは・・・・やってはいけない事なんだぞ?」
美鶴は続ける。
「伊織の推察によれば、君は自分の部屋にゆかりを呼び出し、
キミの・・・その愛読書と同じことをやらせようとした。
ゆかりは嫌がってるにも関わらず、更にそれを強要した。
ついにゆかりは泣き出し、
部屋から出て行くところを伊織が目撃してるんだが、
それについて何か言いたい事はあるか?
あと、寮のマスターキーが無くなってるのだが、それについて何か君は知っているか?」
順平が興奮気味に言う。
「桐条先輩、こいつは用心深いやつだぜ。
きっとゆかりッチが万一、自分の部屋に逃げ込んでもいいように予め持っていたはずです。
だから鍵もどっかに隠してあるはず!さぁ吐け!カツ丼とってやるから吐け!!」
キタローの胸倉を両手で掴んでがくがく揺さぶった。
キタローが消え入りそうな声で、
「落ち着けよ順平・・・」
「お前が言うなッ!!」
260 :
185:2006/10/22(日) 19:51:44 ID:gfLVGaA6
3/6
「ひどい・・・キタロー君。」
風花がさみしく言う。
「ゆかりちゃんをあんな風にするなんて・・・・私の事もきっと遊びだったのね。」
「そうそう!こいつはひどい奴・・・・って、え?」
順平が手を止めた。
風花は今にも泣きそうだ。
「私、キタロー君がすごく好きだったのに、
貴方の為にお料理も一生懸命勉強してたのに・・・遊びだったのね・・・・フフ」
風花の頬に一筋の涙がつたう。
「・・・・・」
全員が沈黙している。
「フフフ・・・・フフ・・・・・・・わあああああああんっ!!」
風花がとうとう泣き出してしまった。
「お、お前ら・・・・デきてた・・・のか?」
「・・・」
順平が驚愕した表情で言うがキタローは答えなかった。
「そういえば、あれは去年のことだったな」
今度は真田が続ける。
「部活の帰りに、こいつ運動部の女子マネと仲良さげに帰ってたぞ。」
アイギスが可愛そうな動物を見るような目で言う。
「実は生徒会会計の伏見千尋さんとデきているという噂があります。
噂を確認したところ、やはりデきていました。」
ダメ押しをするかのように、美鶴が切り出す。
「伊織、それについて補足なんだが、実は私も・・・ちょっと彼と・・・な」
そういうと、とても残念そうにうつむいた。
261 :
185:2006/10/22(日) 19:52:16 ID:gfLVGaA6
4/6
実は山岸風花の他に、一部の噂では西脇結子、伏見千尋、桐条美鶴に
いずれもキタローが関わっているというのがあった。
岳羽ゆかりとも付き合っている話があるが
そればかりはゆかりに聞いてみないとなんともいえない。
ただ、これらの噂が学校中に広まらなかったのは、
彼のクリーンなイメージこそだった。
誰とでも平等に接することができる奴、
キタローはそんなフレーズが定着するような人間だったので、
悪い方向には発展しなかった。
だから順平もそんな噂をさほど気にも留めていなかったのだ。
「・・・・・」
順平は開いた口が塞がらない。
「お、お前やっぱすげーよ・・・・ってか普通にやべーよ!
え、何、じゃあひい、ふう、みい・・・・4股かけてたってことかよ!」
キタローは何も言わなかった。
いつもの無表情でクールな態度とは少し違う。
順平は続ける。
「で、何か!?今度はゆかりッチを手篭めにしようと企んでたってことなのか!?
お前、一体どういう神経してるんだよ!」
キタローはやはり何も言わなかった。
真田がため息をついた。
「お前をリーダーにしようと決めた時、こいつなら立派に果たせるだろうと思ってたよ。
・・・それがこんな形で終わりそうになるとはな。」
アイギスが厳しい表情で言う。
「最低ですね、キタローさん。」
もう完全に「あなたはダメです」と言った表情だ。
風花はというと、相変わらず泣いている。
262 :
185:2006/10/22(日) 19:53:32 ID:gfLVGaA6
5/6
「桐条先輩、こんな危険な奴、寮に置いておけないっすよ!
寮から閉め出してやらないとダメっす!」
「そうだな、あと肝心のマスターキーも返してもらわないとな。
・・・・墓場、正直に白状するんだ。
でないと寮から出てってもらう事どころか、君の処分も検討しなければならない。」
「・・・・僕は・・・」
キタローは一拍置いて、
「僕はやってない。」
美鶴は鋭く質問する。
「そういえば、君は朝早くから神社に行くと言って出ていったな。
・・・・実はあの後、皆がいない間に帰ってきて寮のマスターキーを勝手に取り、
なんらかの形でゆかりを呼び出すつもりでいたんじゃないのか?」
「違います。」
「普段の君は休日でも夜に帰ってくる。
それが今日は偶然、昼間にいたというのはおかしくないか?」
美鶴はそう言ってキタローの行動パターンを指摘した。
「違います。」
キタローも否定する。
「鍵は君の部屋に隠してあるんだな?」
「それは・・・」
「じゃあゆかりが勝手に君の部屋に入ったとでも言いたいのか!!」
美鶴がついにキレた。
「いくら君が冗談でやったと思っていても、
やって良い事と悪い事の区別が君にはわからないのか!!」
あまりの剣幕にその場が緊張するものを感じる。
「タルタロスでも学園生活でも、君は立派に務めを果たしていると
思ったが・・・・・失望したよ。」
そう吐き捨てた。
263 :
185:2006/10/22(日) 19:55:12 ID:gfLVGaA6
6/6
ラウンジが混沌とした空気に変わる。
蔑む者、ただただ嘆く者、憎悪の念を燃やす者、失望する者。
誰もがキタローという存在を決してプラスな方向には持っていかなかった。
まさにキタローは孤立無援な状態だった。
だが、不思議なことにキタローの目はまだ生きていた。
並大抵の人間なら場も雰囲気も相まって
ビビって小便を漏らすか、おどおどするだろう。
もしくはお喋りな人間ならびくつきながら事の顛末を話すかもしれない。
だがキタローはなぜかそうしなかった。
ただ黙っていた。
それがどういうことなのか美鶴達にはよくわからなかった。
その時、入り口の扉が開く。
天田とコロマル、そしてゆかりが帰ってきた。
「待って、違うのみんな!違うの!」
ゆかりは更に続けた。
「キタロー君は何も悪くないの!」
ktkrwktk
ゆかりの件では悪くないかもしれんが
5股疑惑に関しては完全に黒だけどなw
一瞬普通に感心する順平ワロスw
267 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/22(日) 21:43:43 ID:pGUbqhGh
あほらし
俺は最初のエロ展開とかでスルーしようかなと思ってたんだけど
ここに来て、正直どういう風になるのか気になってるw
続き頼むww
続きが気になるぜ
wkwktktk
続きが気になって何も手につかない
ゲームと共通点のあるSSは楽しいな。
右往左往と奇妙な行動を取るキタローやコミュキャラとの繋がりなど。
そういう点では昼に神社に行ったのに、昼に帰って来れたのは確かにおかしいw
BGMが脳内で再生されるよなw
もうコミュのためとは言え5股する気が失せたぜ
キタローが悪いというよりはプレイヤーが悪いんだが
とにかく続きwktk
>>263 続きが気になりすぎ。
待ちきれないからゆかりのスカートめくってくる
SSとは話がズレるが
五股ってアンソロとかでもよくネタになってるけど、本スレとかの住民はともかく
ここの住民でしてた人っているのかな?
俺は
千尋 →コミュすら発生させず
ケツ子→塔コミュのために仕方なくLv4まで(これが一番苦痛だった)
風花 →一周目手付かず、二周目Lv5まであげるも、ゆかりのLv9の屋上イベントを
先に見てしまい。そのまま放置
会長 →二周目、ダレてしまってそこまで行ってない。おそらく進めても大晦日で終わらせてしまいそう。
な、感じなんだが・・・。
全書コンプにこだわってる訳じゃないし、仮にゲームと言えども浮気はどうもね・・・。
まあ、好き嫌いがはっきりしてるから好きなキャラ以外興味ないってのが本音なんだが
風花と会長は一応見ときたいと思って2周目でやった。
千尋とケツ子は普通に友達だと思って始めたら恋愛っぽくて、
ゆかりっちを狙うと心に決めていた俺は二人と距離を置いた。そしたらリバった。
>>275 俺も全員コンプにこだわってなかったから1周目ゆかりコミュmaxの後に会長
2周目は風花コミュmaxの後にケツ子だったな
3周目ではゆかり→千尋ってする予定。
リバースが何となく嫌で同時攻略してないなぁ
一周目は実を言うと会長狙いだった
二周目でコンプしたいと思って残り四股した、ゆかりッチごめん
四股でも結構調整に神経使うのに五股ってやる人すげえなあ
>>275 俺もそうだな。好きなキャラ以外はどうでもいい。
だからゆかり以外の女性コミュは2〜4止まりだったな
一周目はいろいろ考えた末、PT女性メンバー3人以外マックス目指すことに。
…追加が出る前にやっとくかなー、一対一のお・つ・き・あ・い。
へいブラザー共!
>>300から重大な発表があるらしいぜ!
どうにもゆかりっちに関する事らしいぞ!
スレ伸ばしに必死だなwww
>>275 >>279 俺もだな。ただ俺の場合全書コンプはしたかったから
2週目はゆかりを抜いた女を四股した。(五股が成功する自信が無かった)
そして3週目はゆかり以外コミュすら発生させてないよ。
>>275 一周目三股、二周目二股、三周目四股、四周目コミュコンプ。
うん、最低。
285 :
185:2006/10/23(月) 20:47:59 ID:OunKvLA/
第八話
1/6
「ゆかり、墓場は悪くないというのは一体どういう事なんだ?」
美鶴が尋ねてくる。
「・・・・全部、私が悪いの・・・・私が」
ちょうど天田がバスタオルを持って駆け足で戻ってきた。
ゆかりはそれを受け取り、自分の体を包んだ。
そしてゆかりは全てを話した。
事の始まりが夢での出来事、
単なる疑心暗鬼からキタローの部屋へ無断で入ったこと、
彼の部屋を散らかしたこと。
・・・・そこで行った痴態を彼に見られ、動揺して部屋から出て行ったこと。
・
・
・
「・・・そういうことだったのか」
一同は全てを理解した。
「はい、鍵も私が持ってます。・・・すいませんでした」
そう言ってゆかりはマスターキーを美鶴に渡した。
「順平もごめんね。なんか私のせいで色々巻き込んじゃったみたい」
「そうだけどよー、ゆかりッチ。」
順平は言う。
「じゃあこいつの超絶八方美人っぷりを許せると思うか?
4股かけてたんだぜ、4股!俺はぜってー許せねーと思うな。」
「知ってるよそんな事。・・・・私もキタロー君のことが好きなんだ。」
「へ?・・・ってことはまさか・・・」
順平が目を丸くし、言葉を失う。
ゆかり顔を赤くしては小さく、こくんと頷いた。
「5股かよ!!」
順平は叫んだ。
「5股って、普通ありえねーだろ!?
大体、桐条先輩は!?風花はどうなのよ!」
286 :
185:2006/10/23(月) 20:48:59 ID:OunKvLA/
2/6
「・・・・・・」
「・・・・・・」
二人とも黙った。
キタローがゆかりを乱暴したことが、
ただの早とちりだったことに多少の気まずさがあるようだ。
「キタロー君が桐条先輩や、風花や他の女の子と付き合っていたの、
薄々だけどわかってた。わかってたけど・・・」
ゆかりは震える声で言った。
「わかってたけど、確認するのが怖かった。
もしかしたら、私の前からいなくなってしまうんじゃないかって。
何より、私を見て欲しかった。
変にしつこく聞いたりなんかしたら、私に嫌気がさして去るんじゃないかって。
だけど他にどうしようもなかった・・・・。」
「ゆかりッチ・・・」
キタローへの切実な想いに、順平は何を言ったらいいかわからなくなった。
自分を生き返らせ、想いを託して死んでいったチドリを思い出し、
順平は胸を詰まらせた。
「ハハ、バカだよね、私。」
「・・・・・・」
天田も同じだった。2年前、荒垣の暴走したペルソナによって
母親を失い、その荒垣も天田に『これでいい』、
そういい残して死んでいった。
ゆかりの気持ちが痛いほどよくわかった。
それはコロマルにもある。
動物とはいえ、死んだ飼い主に強い思い入れがあった。
それを表すかのように目元はキッとしまっていた。
287 :
185:2006/10/23(月) 20:49:52 ID:OunKvLA/
3/6
「私と同じだ。」
風花が口を開いた。
「私もゆかりちゃんと同じ。
他の女の人と一緒かどうか聞くと、私の前から消えちゃうんじゃないか、
そしたら私はまた一人になるんじゃないかって・・・
せっかく大切な人を手に入れたのに、失っちゃうんじゃないかって、
・・・そんな気がしてた。」
「風花・・・」
ゆかりが切なげに答えた。
「私もそんな感じさ。」
今度は美鶴が言う。
「今まで桐条グループの令嬢として、
頑張っていかなければと心に誓ったはずだったが、
いつの間にか”桐条美鶴”という名に縛られるものを感じていた。
だが彼は自分の足で立って、自分の力で運命と戦っている。
・・・そんな彼の生き方に救われたんだ。
だからそんな彼に、私の他に女がいると気づいた時、
どうにもならない気持ちになった。
彼という支えが無くなったら、
私は二度と立てなくなってしまうんじゃないかと思えた。」
ゆかり、風花、美鶴、三人が三人とも同じ気持ちで、同じ答えだった。
表面は平静を装っていても、心は穏やかじゃなかったようだ。
だが今はこうして互いの気持ちを分かち合えた。
288 :
185:2006/10/23(月) 20:50:51 ID:OunKvLA/
4/6
「私もゆかりさん達と同じ意見です。」
アイギスが言った。
「皆さんと行動を共にする時、それは機械としての命令でした。
キタローさんの身辺を守るにあたっても、特別な感情は感じませんでした。
ですが、こうやって皆さんと一緒にいて、
そして彼と言う存在に触れていって、
私は改めて”生きたい”と思いました。
私は皆さんと共に生きたい、彼と共に生きたい。」
機械少女の、本来ならば”機械”として廃棄されるはずだった、
”機械”から逸脱した疑いようの無い笑顔だ。
もう誰もがキタローに疑惑の目なんて向けていない。
それどころか彼に何が起ころうとも、信じていようと思っていた。
289 :
185:2006/10/23(月) 20:51:57 ID:OunKvLA/
5/6
「ヘヘッ、なーんか皆さん良い感じじゃないのー。」
順平が頭をポリポリ掻きながら笑う。
「キタロー、疑って悪かったな。ちっと、俺ッチもどうかしてたぜ。」
「俺もだ。お前があまりにらしくない事をしたって聞いて、
頭がどうかしてた。この通りだ、許してくれ。」
真田が頭を下げた。
「順平、真田先輩・・・・・みんな・・・」
キタローが呟いた。
彼も普段のポーカーフェイスな表情に戻ったようだ。
美鶴が見計らったかのように尋ねる。
「そうだ、墓場。君の部屋を今一度見せてくれないか?
いや、安心したらなんだか急に君の部屋が見たくなってな。構わないか?」
「あ、いいですね。キタローさんの部屋がどんなのか、僕も見たいです。行きましょう!」
「それならば私も同行させてもらいます。」
「あ、ずるい3人とも。ね、キタロー君、
私も、もう一度だけキミの部屋見せて。ね?あ、その前に着替えてくるね。」
「私も行きます。キタロー君の部屋、ちょっとアナライズしたいです。」
「じゃあここはひとつ、俺ッチも行かないとダメっしょ。」
「俺も行くぞ、お前の部屋を見てみたいからな。」
「ワンワンッ」
こうして特別課外活動部のメンバー達は全員で
キタローの部屋を見ることになった。
・・・皆が皆、良い表情をしてた。
290 :
185:2006/10/23(月) 20:52:37 ID:OunKvLA/
6/6
・
・
・
「真田先パイ、俺的に一つ気になることいいッスか?」
彼の部屋に行く途中、順平が爽やかに聞く。
「なんだ、言ってみろ。今の俺ならなんでも答えられる気がするぞ」
真田も自信満々の笑みだ。
「結局、5股改め、アイちゃん含めて6股みたいなものってのは、アリなんですかね?」
「さぁな、俺に聞くな。」
爽やかに聞き、爽やかに返す男達の姿がそこにあった。
あまりの爽やかさに脱毛した
先輩答えてないよ
答えてないよ先輩
つか続きあるんだっけ
ちとあっさりしすぎとおもた
これで終わり?一応「完」みたいなの書いて無いけど。
結論は「5股するキタローが悪い」って事だね?w
結局キタローは何もせず空気のままなのに皆キタローを信じ直してるし、
アイギスもアイギスで「最低」とか言っときながら手の平返してるな。
ゲーム同様「なんだこりゃ?」な展開で笑ったw
まぁ実際には5(6)股じゃないけどな。
ちゃんと学校の先生に教育されたり小学生を教育したり
モナドの最奥で押し倒されそうになったのを食いしばって押し倒し返したりしてるからなぁ。
まあなんだ、乙。
ところで、このまま散乱したエロメディア群の中に突っ込んでギャフンエピローグは何時かね?
キタローはじつにずるいな
漢ならゆかりの痴態を話させるの止めてくれよ
かっこよくないよキタロー
東方女なのだが男と女の感覚の違いか?
女の子に恥かかせちゃ絶対だめだろモテるわけねーぞ
そこらへんはどうなんだろうね。
止めてもゆかりは話すと思うけどな。
そもそも、ゆかりは男女差別を嫌う傾向あるしな。
まぁ、結果は同じでも、一応止める仕草があったほうが良いか。
でも、自分が犯した行為で、想い人が犯罪者扱いされたら
逆に止められても困るけどなぁ。
止められたら嬉しいな、なんて気持ちより、申し訳なさでいっぱいになるぞ。
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれはエロSSにwktkしてたと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにかサワヤカ気分になった』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 六股イイの?だとかエロ本放置だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
何と言うか…
ゆかりはこれでいいのか?てか、これでいいのか?
>>297 そもそもこれはキタローがかっこいいSSではない罠
まさにザ・ワールドだな。ユニバースだが。
Freunde Gに身体検査されるゆかりが(ry
>>298 本気で止めなくていいから「言わなくていいよ」の一言くらい欲しかったよ
だってつまりは「私キタロー君の部屋漁ってオナってました」
でしょ?普通言えるか?!言わせるか?キタローの甲斐性無し!
ごめんあんまりおもしろかったから最後に違和感があっただがGJだからね
>>305 まぁ俺もキタローが止めるのは想像してたな。
誤解されてるとは言え、庇う事無く何も行動しないまま、
また皆から信用されだすのも変に感じたし。
でも
>>298の言う通り、ゆかりなら庇っても真実を言うだろうなとも思う。
まず大前提として、大作乙。そしてGJ。
という気持ちがある上での話しなんだけど、
俺はキタローがみんなに責められてる時点でゆかりっちを庇って
わざと自分がやったってウソ言ったもんだと思ってた
「いや、これはゆかりが」と説明するでもなく・・・・・・
かといって、話し始めるゆかりを庇うでもなく・・・・・・
そんなキタローの心中に去来していたであろう思いたるや一つしかない。
「どうでもいい」
しかし、それでもモテるのがカリスマキタロークオリティ。
ゆかりってツンデレ?
ツンデレとは違うんじゃないかい。
ツッコミデレ
「ば、馬鹿じゃないの!ってか馬鹿じゃないの!べ、別に君のボケが凄いんじゃないんだから!
ツッコミたくなっただけなんだから!か、勘違いしないでよね!」
か、勘違いしないでよね!
ってフレーズが乱用されすぎてただデレのセリフにしか思えない
異常かな
「勘違いするなよ、カカロットを倒すのはこの俺様の役目だからだ」
ツンデレ?
ライデレか
318 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/24(火) 22:06:12 ID:9eXwzmXw
/ ̄\ 馬鹿じゃないの? / ̄\
|/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄\|
| /V\\\ | /V\\\
| / /|| || | | //| || |
| | |(゚) (゚)| | | | (゚) (゚) /|
ノ\|\| ( _●_) |/ \| ( _●_) |/|/\ てか、馬鹿じゃないの?
彡、 |∪| 、` ̄ ̄ヽ /彡、 |∪| ミ \
/ __ ヽノ Y ̄) | ( (/ ヽノ_ |\_>
(___) Y_ノ ヽ/ (___ノ
\ | | /
| /\ \ / /\ |
| / ) ) ( ( ヽ |
∪ ( \ / ) ∪
\_) (_/
/ ̄\
|/ ̄ ̄ ̄ ̄\
(ヽノ// //V\\ |/)
(((i )// (゜) (゜)| |( i))) 馬鹿じゃないの〜?
/∠彡\| ( _●_)||_ゝ \
( ___、 |∪| ,__ )
| ヽノ /´
| /
もう面影すらないwww
ていうかこれみおんwしおんwだろ
>>321 ひぐらしのなく頃に という
蝉の一生を追体験することで、命の大切さを学ぼう。
ってコンセプトのゲームに出てくる双子の蝉のことだよ。
前にひぐらしネタ使ったら、外部ネタ使うんなら見ても分からないマイナーネタやめろと怒られたなあ…
その直後にその数十倍はマイナーなふもっふネタが使われてたのに全くお咎めナシだった事から、
ひぐらしは毛嫌いされるネタなのかと思ってた
同人あがりなんざキモい
厳密に言うと「ひぐらしネタ」ではなくて「ひぐらしをネタにしたネタ」なわけで
その辺の微妙な違いもあるだろうさ。
しかしこのAA腹立つなw
ジュウシマツ美鶴AA見たときも腹立ったがw
千尋「ここが会長やキタローさんが暮らしてる巌戸台分寮ね…真田先輩とかスゴイ人もいるし、気後れしちゃうなあ…
いやいや今日は生徒会の広報記事の取材だから堂々と入っていいのよね。
…でも今から取材するわけだけど、特別課外活動部ってホント何するところなんだろ…す、すいませーん!」
「はどーけん!はどーけん!」
「こげつざん!」
「オッケェイ!」
千尋「…格ゲー?」
順平「お、キミ生徒会の人?話は聞いてるぜー、特別課外活動部の取材だっけ?」
千尋「あ…は、はい!伏見です、今日はよろしくお願いします…っていうか…これは?」
順平「ああ、全員がゲーマーってわけじゃねんだけどよ。初めは遊びでやってたんだけど負けず嫌いが多いんだよウチら。
ムキになってるうちに、いつのまにやらゲーセン状態よ。…あ、キミできる?」
千尋「す、少しだけ…」
順平「んじゃあ全員揃うまで、時間つぶしにストUでもやろうぜ」
千尋「ストUって…私が生まれる前?」
順平「それっソニック、ソニック、中足払い連打…または追っかけて投げー!」
千尋「先輩、それハメです」
風花「ハメのどこがいけないんですか!格ゲーは勝てばいいんです!」
順平「お、風花。例の物は見つかった?」
風花「本の虫で見つけましたよ、十ン年前のゲーメ○ト!それよりハメを卑怯と感じるなんて、まだまだ青い証拠ですよ。
私が格ゲーの何たるかを伝授したあの人達なんて、ハメを当然と思ってますよ」
真田「やはりゴリ押しキャラが俺には向いてるな」
ゆかり「私は待ちかなー。押しもいいですけど」
天田「断然待ちですね、僕も」
風花「将来は是非、私のように対戦台の向こうからイス蹴り上げてガン飛ばされる様なハメゲーマーになって欲しいですね」
千尋(…やなゲーマー)
友近「帰してください!!」
宮本「お願いします!!」
千尋「…あれ?あのお二人、寮生じゃないですよね…?」
真田「ああ、あれはキタローが連れてきた美鶴の家庭教師だ…格ゲーの」
友近「お願いですから帰してくださいよー!」
宮本「ヒザのリハビリしなきゃいけないんスよぉ〜!」
美鶴「許さんぞ君達ッ!私のお父…柳生十兵衛が強くなるまで泊り込めッッ!!」
宮本「だから中斬りっスよぉ〜〜〜!!」
友近「キャンセル水月刀ですってばぁ〜〜〜!!うわああああああん!!」
千尋(こんな熱い会長見たことないッ!)
千尋「わっ…これって、ワンダースワン?ネオジオポケットにPCエンジン、メガCD…バーチャルボーイ!?」
荒垣「おい…勝手に触るんじゃねえ」
千尋「きゃあっ!?」
荒垣「ハードが30もあると整理すんのが大変なんだよ…」
千尋(さ、さんじゅう…ソフトじゃなくてハードね…)
キタロー「ただいまー」
アイギス「荷物もちの任務、完了であります!」
千尋「あ…キタローさん、お買い物ですか?」
キタロー「うん…PS4」
千尋「発売日、今日でしたっけ…って、ええええええ!?人数分買ってきたんですか!?一台10万近くするのに…
あ、会長のポケットマネーで…?」
キタロー「いや、全員自腹」
千尋「…皆さんお金持ちなんですね。うう、私なんか…」
キタロー「僕の一台譲ろうか?」
千尋「え?いいんですか!?」
キタロー「その代わり、生徒会の広報記事は…」
千尋「わ、分かりました。じゃあ…ここでちょっと触ってみていいですか?」
キタロー「OK…んじゃつなげて…電源オン!」
千尋「あれ…つきませんよ…変な音が…」
キタロー「…もしもし、サービスセンターさん?つかないんだけど」
サービス「申し訳ございません。修理いたしますので、こちらに送って下さいませ。ガチャ プープープー」
キタロ「…またかS○NY――――――ッッ!!!!」(ガシャーン!!)
千尋「伏字になってない――――ッッ!?」(ガビーン!)
キタロー「毎回毎回、何万貢がせりゃ気が済むんだこの(バキューン)はよォォォォ!!」
千尋「ひいいいいい!落ち着いてくださいキタローさん!」
真田「…岳羽」
ゆかり「ラジャ」
キタロー「前が見えねえ」
千尋「キ、キタローさん落ち着いて…そうだ対戦しましょう。私、ギルティギアとか割りと得意なんですよ」
ゆかり「…」
真田「…」
天田「…」
美鶴「…」
「「「「ナニそれ?」」」」
>ゲーセンでやらせてみた。
美鶴「すごいぞ伏見!まるでアニメの様だ!」
千尋(…こんな偏った人達が存在してていいのでしょうか…)
>>323 イチイチ突っ込んでたらスレ汚しになるだろ。
そんぐらい理解できんのか。
>>329 なぜここに投下するのかわからんがおもしろかった
ゆかりはデジー
会長はイノ
風花と千尋はブリたん使い
>>330 まあだったら最初からひぐらしネタにも突っ込むなよっていう話じゃないのか
外部ネタやりすぎはよくないとは思うがな
子供の頃のゆかりってどんな姿してたんだろ・・・
まだ不幸になる前はきっと天真爛漫で、ツッコミがそう上手くなかったはずだと予想
そういえば特別課外活動部って表向きの名らしいけど、
一切表に出てこなかったよな。
学校関係者はそんな部がある事すら知らないと思うな。
初めから裏家業じゃん。
キタローとゆかりではゆかりの方がまじめな気がする。ガキさんに助けられた時は手を組んでお辞儀した
キタローも毎日勉強はしてるが日頃の態度とか。敬語を使ったのってガキさんだけだし会長も美鶴と呼び捨てっぽいし
毎日勉強とかはプレイヤーによるだろ
そもそもほぼ喋らないんだから敬語も何も
>>328 ここがあの女のハウスね…、を思い出した。
>>338 影時間になるまえに学校まで行くから一応、必要なんじゃね?
夜中にぞろぞろと制服で移動するわけだし
知らんけど
皆でぞろぞろ?現地集合じゃないか?
現地集合現地解散、俺帰りにコンビニよって帰るわ〜とか
トレーニングに走って帰るぞ、とか個々であるんだろーな
ゆかりはどうにかキタローと2人で帰るように仕向けたいところだな
346 :
185:2006/10/25(水) 20:00:41 ID:SGUDnfKV
第九話
1/8
相変わらず、しかしこれといった特徴の無い部屋だった。
「ほう、ちゃんと勉強やってるようだな。感心感心。」
美鶴はキタローのノートをめくっている。
一人でいるには不自由しないが、
こうやって大勢で入ると、少し窮屈な感じのする間取りだ。
ちなみに彼のエロ本はあの後、順平に没収されたようだ。
「トレーニングするにはちとやり辛い気がするな。」
真田は不満そうだ。
「すごい・・・やっぱりだ・・・・・キタロー君が結んだ・・・
沢山の思いがこの部屋に満ちてる・・・
なんていうか・・・とても暖かい・・・」
風花が自分のペルソナを通して驚きの声を上げる。
彼女にはキタローが接してきた人々の思いが手に取るように、
強く感じているようだ。
他のメンバーも彼女の思いに呼応するかのように、
部屋の雰囲気を他とはどこか違うなと思っていた。
怒り、憎しみ、哀しみ、喜び、そして絆。
特に風花にとっては、この部屋全体が一枚の絵のような、
例えるならそんな風に感じていたのだろう。
ゆかりはうつむいている。
347 :
185:2006/10/25(水) 20:01:13 ID:SGUDnfKV
2/8
「キタロー君、ごめんね。
私の事で・・・・みんなから怒られてたんだよね。
そりゃ浮気は許せないけど、ほんとごめん。」
ゆかりは申し訳無く言う。
「でも、なんでそんな平気でいられるの?
なんでそんな、黙っていられるの?私、キミの事がわからない・・・。
周りに流されてるだけかもしれないけど、どこか違う。
ただ黙ってみんなの話を聞いてる・・・。
みんなは知らないだろうけど、
屋久島で言ったよね・・・。『信じ続けろ』って・・・。
それで私、お父さんのことを信じられた。」
ゆかりは更に続ける。
「だけどキミは・・・・。みんなの苦しみを背負ってるって感じがする。
みんなは笑っているのに、キミは一人取り残されて泣いてるって、
そんな気がする。
ねぇ、なんで話してくれないの?
私達、仲間なんじゃないの?ねぇ、答えてよ!」
先ほどまでの明るい雰囲気とはうってかわって、皆がキタローを見ている。
やはり、皆もそのことについて気になっていた。
ゆかりの言う通り、”傍から見れば周りに流される性分”なだけかもしれない。
だが普段の影時間における彼の落ち着きぶり、
そしてゆかりの件では、そんな説明だけで簡単につかなかった。
何か言いようのない雰囲気が彼にあった。
348 :
185:2006/10/25(水) 20:01:58 ID:SGUDnfKV
3/8
静寂とした空気がたちこめる。
キタローは目を閉じる。
「そうだね、ゆかりの言う通り、僕は今まで泣いていたのかもね。」
そして窓の方を見やった。
その無表情さはどこか寂しげだ。
「父さんと母さんが死んだ時のこと、実はあんまり覚えていない。
葬式に出た時もそう、棺桶が二つ、そこにある。
実の両親なのに、それが他人のような気がした。
涙なんてでなかった。
それからは一人で生きていかなくっちゃって。
親戚とかの頼まれごとは断れなかったし、黙って話を聞いて、請け負った。
とりあえずできる物は一通り、なんでもやるようにした。
あんまり嫌ではなかったのが不思議だった。
自分のことより、他人の言う事を先に扱うようになったかもしれない。
そう・・・・ただ黙って人の話を聞いて、そうやって生きていくしかなかった。
僕は色々なところを転々とする内に、
次第に人と接するのが面倒だって感じてきた。
”何を考えてるかわからない奴”、いっそそう思われたほうが気楽だった
・・・・もう全てがどうでもいいって思えてきたんだ。」
キタローは視線を皆の方に戻す。
「そんな中、叔父さんに出会ったんだ。父さんと母さん、よく言っていたよ、
僕は若い頃の、叔父さんの面影にそっくりだって言ってた。
叔父さんも若い頃、仲間を信じて戦っていたんだって。
そんな叔父さんから教わったんだ。
どんな時でも人を信じるってこと、仲間を信じるってこと。」
ゆかり達はキタローが一度だけ、
自分の叔父のことを話していたことを思い出した。
思えばあの時の彼は、自分の顔が笑っているなんて気づかなかっただろう。
349 :
185:2006/10/25(水) 20:02:46 ID:SGUDnfKV
4/8
皆は固唾を呑んでキタローの言葉を見守る。
「影時間のこと、子供の時から知ってたよ。
自分だけが知ってる。『ああ、他の人には絶対にわからない時間だな。』って思った。
でもただそれだけ。人に話したところで変な奴だと思われるだろうし、
なんでだか父さんと母さんが死んだ時のこと思い出して、懐かしい感じがしたんだ。」
彼はうつむく。
「綾時のこと、父さんと母さんの仇だとは思えない。
・・・・10年も一緒にいたんだ。むしろ、友達だと思ってる。」
キタローは風花と美鶴を見る。
「それと・・・他の子と付き合っていたのはごめん・・・。
風花が泣き出した時、僕も哀しかった。
美鶴先輩が怒った時もそうだった。
ああ、二人に嫌われたんだなって思った。
自分の中の何かが消えていくような感じだった。
もう一緒にいるのは無理なんだなって思った。
だけど、例えどんなに嫌われてもいいから、ゆかりはきっと帰ってくる。
帰って理由を話してくれるって信じてた。
そして時間かけてでもいいから、
風花と美鶴先輩ともきちんと話していきたいと思う。・・・・・これからの事とか。」
350 :
185:2006/10/25(水) 20:03:20 ID:SGUDnfKV
5/8
美鶴達には彼が何故、ゆかりの件で
みんなに厳しい目で追求されても黙っていたのか、わかったような気がした。
もしかしたらゆかりの事を信じる思いからだったのかもしれない。
もしあの場で下手な弁解をしていたり、
はたまた目を伏せていたりしたら、
自分だけでなく、かえってゆかりの名誉をも傷つけていた。
仮に彼がゆかりを襲ったと嘘の自白をしても、
後の事情を知った彼女に、余計な重荷を背負わせることだろう。
形式はどうあれ、そんな風に納得した。
悔しい気持ちは無かった。
いや、正確に言うとキタローが他の女と接触していたことを
咎めたかったが、彼の身の上を聞いてそんな気は起きなかった。
それにゆかりを大切にしている思いが平等に自分達にもあると感じていた。
351 :
185:2006/10/25(水) 20:04:00 ID:SGUDnfKV
妹のこと、親友の荒垣のこと。
どちらも救えなかった命、
真田は死んだ二人の分まで生きて行こうと決心していた。
またキタローの他の人間とは違う人生と、自身の人生に
奇妙な連帯感を感じていた。
先ほどまでのキタローを、猜疑の目で見るような彼には虫の好い話だったが、
それでも死んだ荒垣と彼の姿を重ね合わせていた。
ニュクスを倒す、そして世界を守るという志を、改めて自身の心に思い描いていた。
6/8
「キタロー君・・・・・ごめん、私そんなつもりじゃ・・。」
「いや、いいんだ。いつかは話さなきゃって思ってたからね。」
彼の表情から力無い笑みがこぼれる。
「それにゆかりがこうして戻ってきてくれて良かった。・・・・ほんとに良かった。」
彼からの親愛を感じる。
「でも・・・・・・。」
だがゆかりは複雑な気持ちを抱いていた。
目の前にいるキタローと、境遇は同じようなものでも、生き方は全然違う。
根本的に言うと、一人でも生きていけるか、そうでないか。
彼は前を向いて歩いていた。
だが自分は、自分の過去にただ泣いていただけだった。
最初のシャドウ討伐で彼が病院で目を覚ました時、”同じ”だと語りかけたことを少し後悔した。
「キタロー君・・・・でも私・・・・」
キタローが言葉を遮る。
「ゆかりが帰ってきた時、信じて良かったって思った。
ゆかりが無事で嬉しかった。改めて思うと、あの時話す時に、
・・・止めた方が・・良かったね」
「何を?」
「だから、ほら僕の部屋で行ったこととか・・・さ」
「あ・・・・ううん、いいの。・・・私のほうこそ・・・その、ごめんなさい。
あなたの部屋、散らかしちゃって・・・・順平にひどく誤解されたんでしょ。・・・・ごめん」
二人は歩み寄る。
「みんなの、いや、ゆかりの為ならどんな苦しみでも背負える。」
「そんなこと、駄目よ。あなただけだなんて私、堪えられない・・・。
私にも背負わせて、あなたは一人なんかじゃない。」
「ゆかり・・・・・」
「キタロー君・・・・・・・あは、なんか涙が出ちゃった。」
キタローの人生、ゆかりの人生。
境遇は同じようなものでも、生き方は全然違う。
しかし彼はそんなゆかりの心をすくいとっていた。
もうこの人しかいない。
ゆかりの方も、もう彼しか見えなくなっていた。
キタローがゆかりの涙の軌跡をなぞる。
「ゆかり・・・・・・・・・」
「キタロー君・・・・」
キタローはゆかりの肩を引き寄せ、そして・・・・
352 :
185:2006/10/25(水) 20:05:05 ID:SGUDnfKV
7/8
「ゴホンッ!!ゴホン!!!」
美鶴のわざとらしい咳払いとともに二人は我に返る。
そういえば他の皆もいるということを忘れていた。
ゆかりは頬を紅葉させており、サッとキタローの側から離れる。
「あーぁ、桐条先輩・・・。そりゃ無いぜー」
「何か言ったか?」
「イ、イエ。ナニモイッテマセンヨ・・・」
もう少し見ていたかった順平が文句を言うも、美鶴の睨みに沈黙する。
「ゆかりさん、彼はあなただけのものではありません。」
アイギスが至極、真っ当な意見を言う。・・・・・が、
「私の物です。」
と、自己流のジャイアニズムを出す。
「私も負けないんだから!」
風花もこの時ばかりは強気のようだ。
キタローの5、いや6股の件では、
その場の流れということもあり、この際、保留にしておこうと思っていた。
しかし好きな人が別の女性と、
それも目の前でイチャイチャするばかりか、キッスまでする。
そんな道理が許されるはずがない。
寮で彼がゆかりを乱暴した誤解は解けたが、
”それはそれ、これはこれ”という暗黙の掟が彼女達の間にできていたようだ。
殺意の目がゆかりに向けられている・・・。
美鶴達との仲が深まった気がした・・・
353 :
185:2006/10/25(水) 20:05:41 ID:SGUDnfKV
8/8
「さて・・・・」
美鶴は口当たりが悪そうに言う。
「こんな状態だ、今日はタルタロスは無理だろうな。」
「そうだな、どうも気が乗らん。」
真田が賛成する。
「おし!じゃあみんなで打ち上げでもやりますかー。」
順平がここぞとばかりに発言する。。
「あ、ジュース代とかはこの際、ゆかりッチのおごりね。」
「ちょっと順平何言ってんのよ、それにもう夜中だよ?」
「まーたまたゆかりッチ、空気詠み人知らずなこと言ってー。そんなところが子供なんだから!」
「ゆかりさんは今回の騒動の張本人であると判断します。
ですので責任をとってこの際、皆さんにジュースとお寿司をおごるのが望ましいです。」
「ちょ、アイギス!何勝手に付け足してるの!」
「俺も賛成だ。岳羽にはそういうケチな所が目立つぞ。」
「せっかくなので僕もおごってもらいます」
「ワンッワンッ」
「ゆかりちゃん、ごめんね。私も・・・・おごってもらおうかな」
「フフ、たまには私も誰かにおごってもらうというのも悪くない。」
「あーもう、みんなしてそういう事言うかな・・・」
皆が口々に言ってくる為、
ゆかりは断れない流れだと思ったようだ。
しぶしぶ、自腹切る覚悟で引き受けた。
はじめはキタローの行った行為を責めたりはしていたが、
それの反動のように和気あいあいとしていた。
そこにいた全員が大きな一歩を踏み出せたような気がした。
ただ、ゆかりにはもう一つ、彼に聞いておきたいことがあった。
まだか!まだ続くのか!GJ
こんな続きがあったとは…
いらんこと言ってすまんかった
とにかくGJ
六股か・・・
なにはともあれGJ
まず最初にGJ
なんか荒らしかなんかと
勘違いされそうでこんな事言いたくないが、
叔父の設定は公式設定じゃないからな。
別に嫌じゃないし、その設定がメインの話じゃないから
いいっちゃいいんだが、嫌がる人もいるだろうからとりあえず言っとく。
けど、こんなこと書いておきながら変だが続きが楽しみだ。
頑張ってくれ。
あんだけ意味深に出しといて公式じゃない言われてもアレな気もするがな。
まあそれはそうと乙。
ゆかりの夢に出て来た変態のキタローの面影がどこにも無ぇな。
まさか、こんな展開になるとはね。
読んでてこそばゆくなって来たよ。
ヤングチャンピオン烈3号の「アブノーマル」の大宮のしゃべり方や性格、雰囲気がゆかりに似てる件
なにこの男にとって都合のいい女たち
では女にとって都合のよい男達なら満足なのかい?
ゆかりはいっぺん惚れた相手でも、幻滅したりしたら割とあっさり切りそう
というかリバった時とかそんな感じ、未練感じねえ
>>363 どっちのリバースのことを言ってるのかわからんけど
未練なかったら「私たち、もう・・・ダメなのかな?」 とか聞かない
ブロークンにしても大人しすぎて痛々しかったけどな
それにあっさり許してくれるあたり未練ありあり
まあ、見て激しく後悔したわけだが
でもまあ確かにそんなイメージあるな
自分殺してまで男に合わせたりはしなさそうっていうか
というかまあそれが普通なんだが
母親を嫌っているゆかりの性格からして、六股を許容するとは思えない
ていうか高校生で浮気が発覚して修羅場にならないとかありえない
ああいや、別にSS批判がしたかったわけじゃあないんだが
そういうのはよそうぜ
SS自体はともかく、六股かけたり、それを認めるような連中は普通非難されるだろう。
まさにダメ男、ダメ女。
まあ、SSと六股は置いておいてゆかりみたいな娘の場合は中途半端に手を出したらいけないだろ
恋愛プラスαの想いもあるわけだし、絆アイテムのストラップしかり
そういやリバースって特別な関係になる前でもランクによって台詞違うんだな…
こまかいよ…
6股認めるよーな女がDV男にはまるんじゃないか
甲斐性の域を越えている
いやーこういう女はガードが固いぶん、一度掘れさせちまえばまっしぐらで扱いやすいぜ
アッー!
>366
母親を嫌ってるのって“自分もああなりそうだから怖い”ってのもあるような気がするんだよな。
>>369 ということはゆかり一筋の俺は問題ないわけだ
デートの約束して日曜になる前にランクMAXになると、
向こうからデートキャンセルされるのな。
こっちからリバースにしてやりてぇと思ったよw
キャンセルのメールの最後に「スキだよ」とか入れちゃって、
誤魔化されてる気分になった。
どうやら絆が深まった後は放置するのが常識の世界のようだ。
>>375 カルシウム不足なんじゃないか?
相手の気持ちを理解しようとしないと、現実でも見向きもされないぞ。
>>185GJ。
1日間が空いたから終わったのかと思ってたよ。
自分も長編やろうかなと思っていた所だったから、
危うくかぶるとこだった。
終わったら「完」とか入れてくれ。
そしたら自分も投下させて貰うつもりだから。
ま、今はwktkさせて貰うよ。
攻略サイトも何も見ずにプレイした一周目。
12月にリバース仲直り>クリスマスイベント>神木昇天>大晦日の決断
1月、無達のXYZ>決戦前日にゆかりと初夜>ラスボス
という神がかった流れから、ラストにキタローが飛んでいくシーンでゆかりの絶叫に涙腺がゆるみかけ
あのエンディングにコントローラーを投げた。
>>378 ∩(´ω`@ミ∩ <フヒヒ!スイマセンであります!
追加ディスクに期待すればいいんじゃまいか
>>378 あの娘も好きだが…
そんな悲劇を見ると…
個別エンドが欲しいぃ!
ミ@^ω^)ヒロインは私でありますフヒヒ
>>378 そんなキミにカラオケED。まあ、コミュのランクが微妙ではあるが・・・
まあ、10月にコミュMAXにしてまって、毎日教室のゆかりに話しかけたり、
修学旅行で会長にゆかりを一人占めされて、ジェラシーのあまり
ワザとゆかりに見つかって処刑されたり、クリスマスイベントでも名前で呼んでくれてたはずが
なぜか苗字呼びになったりするよりはマシじゃないか?
ちなみに俺もあのエンディングはコントローラーを投げた
アイギスなんか一度もパーティー入れてないし、寮でも天田並みにスルーだったからw
>>378 俺がいる!俺がいる!
おまえは俺と生き別れた兄弟や!
全然似てないのに、WOKING!!の伊波まひるを見るたび
ゆかりっちを連想してしょうがない。
個別エンド欲しいね
アイギスは12月丸々いないのと仲間になるのが遅めだったから
出番が少ない(?)ってことであのエンディングなってしまったのかもしれないな
ゆかりがアイギスより記憶を早く取り戻してれば膝枕はゆかりになってただろうに
そういや、ゆかりの場合はカラオケEDの方ではタルタロスと影時間の記憶は消えてても
主人公との関係は続いてるけど(まあ、コミュの内容からして影時間外の付き合いだから)
ニュクス倒すEDの方だとどうなんだろうね
タルタロスと影時間が消えるっていう同じ条件ならならふたりの関係は続いてる事になるけど・・・
俺はわざわざ、もうひとつのEDでふたりの関係が続いてる事を匂わすような台詞を入れてるから
続いてると解釈してるけど・・・
まあ、普通の日常を演出するために入れたって言われればそうなんだろうけど
でも、順平にバレた時のゆかりの反応が予想通りで笑った
普通に「噂になるから付き合ってるの、内緒だからね!特に順平!」とか言ってそうだったから
>>363-370 こんな感じの修羅場になってしまうということですね
アイギス「つまり彼はこういう人なのです。ご理解いただけたでしょうか」
ゆかり「…アイギスそこどいて。そいつ起こして一言言って殴る」
アイギス「それはダメです。こんな人でも一応主人公ですので」
ゆかり「アイギス、あんたここまでおちょくられて悔しくないの!? わたしは殺したい!」
アイギス「わたしだって出来ることならばそうしたい
しかしわたしがデスを封印した当時は本当に可愛い男の子だったのです
どうしてあんな子がこんな風に育ってしまったのか? それを思うとわたしは本当に残念でならないっ」
ゆかり「泣くほど悔しいならヒロインなんてやめちまえーっ!」
美鶴「いいのか? ペルソナ強化の為とは言え、おまえは本当に納得できるのか? 美鶴」
風花「…この、わたしのことを書いているところの、ピーーーってなんなんでしょうか? 是非知りたいです」
順平「多分相当きついスラングだな、俺もよく意味解んねえ」
キタロー「うう…」
風花「! 敵、体勢を立て直しました! キタロー君、ピーーーってどういう意味ですか!?」
キタロー「あ…」
アイギス「キタローさん、失敗です
皆さんに全てバレてしまいました」
順平「よう、なんか言うことあるだろ?
六股かけてすいませんでしたとか、調子に乗りすぎましたとかよ」(←半分ひがみ)
キタロー「……
ひどいじゃないか、人の日記を勝手に見るなんてっ!」
順平「第一声がそれかい!」
>!?
>ゆかりが無表情で召喚器をこめかみに当てている……
【ガルダイン】【ガルダイン】【マハガルダイン】
順平「うおおおーっ!?」
>間一髪で避けることが出来た……
>今はこのまま遠くへ逃げよう……
風花「ゆっ、ゆかりちゃん! 気を確かに!」
ゆかり「うふふふふ、わたしはもう限界よ風花
もういいじゃない、あいつを殺そう
みんなわたしに続けーっ! わははははー!」
風花「あ―――っ、ゆかりちゃーん!」
順平「信じらんね、あいつ信じらんね! 俺ごとふっとばす気だったぞオイ!」
順平(考えろ、考えるんだ順平!千載一遇のチャンスなんだ!
なんとかリョージの人格を残したまま、キタローのほうを封印する方法を…)
順平「フッ………無理だ!!」
天田「順平さん…あなたは悪人にはなれません」
ゆかりっちもアイギスも両方好きな奴もいるんだから
ここでアイギスをけなすのはやめてほしい。
やるんならアンチスレ行ってやってくれ
ゆかりっちの髪型って謎だよな。
重力無視しとるww
というか、最後の最後に肝心のところをアイギスに取られる、という所まで
含めてゆかりっちが好きだ
間違えて弓道部の練習に巴の弓を持っていき、ものすごい攻撃力を
発揮してしまうゆかりっち
以後あだ名が「隠れマッチョ」になって泣くゆかりっち
ロボなんてどうでもいいよ。
>>391 ワロスww
>>390 五月雨同意。
でも、住人の大半はそういうの分かってるだろうから大丈夫だよ。
妙に他キャラに対抗意識燃やしてるのが数名混じってるだけ。
ロボ子自体を叩いているのではなく、
プレイ内容(ていうかコミュ)が反映されないEDと、その展開の唐突さが不満なんだと思われ
しかし前スレのアレといい、
ゆかりとレベルEはつくづく食い合わせ良いなw
まあ、ラストの唐突さなんて本スレ、考察スレでも散々言われてる事だしな
よっぽどロボ子好きでほぼ毎日会話を聞いて
かつゲームのテーマがわかってなければ理解できないEDだから
しかし、レベルEてw
前々から思ってたけど、なにげにこのスレの平均年齢高くない?
397 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/27(金) 17:01:19 ID:dpW6tY+I
>>396 レベルE読んでるなら、20代前半から中盤ってところじゃね?
大学生、ニートなら、ゲームやる時間も2chやる時間もそれなりに
あるし。
あ、すまん。あげちまったwww
レベルEワロスw
なんだあの順平とゆかりッチのハマり具合はw
このスレの住民って年齢高いのか・・・
レベルEはさっぱりわかんねぇぜ
401 :
185:2006/10/27(金) 21:02:30 ID:iA7r+WL5
最終話
1/6
深夜 学生寮―――
「キタロー君、起きてる?」
パジャマ姿のゆかりがドアの前に立っている。
深夜、といってももうとっくに影時間に入っていた。
他のメンバーは打ち上げの後、
疲れて寝てしまっているのだろう。
寮の中はしんと静まり返っている。
キタローも寝ていたら悪いなと思ったのでとりあえずノックはしていない。
ガチャリッ
「どうしたの?」
「あ、ごめん。ちょっとね。入ってもいい?」
キタローに促されるまま、ゆかりは部屋に入る。
ノートが開かれ、勉強机の電灯が灯っている。
どうやら勉強していたようだ。
ゆかりはベッドに腰掛ける。
「眠れない?」
「うん・・・・・ねぇ、あのさ・・・」
ゆかりはちょっと躊躇った後、尋ねる。
「あの時、私がキミの部屋から逃げて行く時、手、握ったよね。」
ゆかりは更に言う。
「なんで手握ったのかなって思って・・・」
「・・・・・・」
「あっ、別に変な意味じゃないよ。・・・ただなんでかなって。」
ゆかりは悲しそうな顔をする。
「私さ、キミにあんな姿見られた時、
幻滅されて嫌われるんじゃないかと思ってた。
だって、そうでしょ。こんな変な女なんて好きになれるわけないってさ。
・・・・もう、みんなとも会えなくなるんじゃないかって思ってた。」
402 :
185:2006/10/27(金) 21:03:37 ID:iA7r+WL5
2/6
思えばここに至るまでの間に色々なことがあった。
本来ならば、彼が浮気していたという事実の方が勝っていた。
そういう事実を今ここで問い詰めるか、「最低」と一言言うか、
否、彼の部屋に来る事自体、ありえないだろう。
恐らく今までのキタローとの間柄では、そうだったかもしれない。
だがゆかりにはそんな気は起きなかった。
短絡的に言えば、キタローは自分にとって大切で、そして大好きな人だ。
彼がいなかったら母親とのこじれた関係はそのままだったし、
なにより自分自身の気持ちと、前向きに向き合えなかっただろう。
世間ではこんなゆかりを、「最低・駄目な男に甘い女」と罵られそうだが、
それでも自分の気持ちは変わらなかった。
そんなネガティブな発言をする気は、さらさらなかったというより、
むしろ他の5人には譲りたくない、の一辺倒だった。
そして彼の気持ちを今一度、確かめたかった。
キタローはゆかりの横に座り、そして彼女の方を見る。
「さぁ・・・、僕にもよくわからない。ただ・・・・あの時捕まえなかったら、
ゆかりはもう二度と戻ってこないんじゃないかと思えた。」
キタローは更に続ける。
「ゆかりが僕の部屋にいて、・・・本を読んでいたのはびっくりしたけど、
僕の前からはいなくならないで欲しい・・・。」
「それって・・・・一緒にいてくれ、ってこと・・・・?」
彼は静かに頷く。
その眼差しは真剣だ。
「・・・・君の事が好きだ、ゆかり・・・」
「キタロー君・・・」
ゆかりはキタローを見つめた。
キタローもまたゆかりを見つめている。
403 :
185:2006/10/27(金) 21:04:14 ID:iA7r+WL5
3/6
二人はお互いに無言になった。
あの時と違うのはゆかりにとって、今は嫌な気持ちなんか無かった。
「今までも・・・これからもずっと一緒にいてほしい。」
キタローはゆかりを静かに抱き寄せ唇に・・・・・
「ん・・・・」
一度は邪魔されたものの、ついに彼とのキス。
時間にして、数秒だろうか・・・。
ゆかりにとってはそれよりも、もっと長く感じられた・・・。
「ズルいよ、キミ・・・・」
ゆかりの顔が頬や耳まで紅潮している。
「そうやって、他の女の子にも言い寄ったりしてるんでしょ。」
彼を試すような質問をなげかける。
「そう思って欲しいの?」
彼は微笑んだ。
「・・・・・・」
『そんなことない』とか『違う』という返答を予想していたが、
逆に質問されたことに少々戸惑った。
また滅多に見られない彼の微笑にもゆかりには胸がきゅんときた。
また沈黙が漂う。
もう完全にゆかりはキタローしか見えなくなった。
昼間、ポロニアンモールに行った時、
妙な違和感を感じたのはこのことだと確信した。
ちゃんと自分の事見ていてくれているだろうか。
そんな不安がよぎったのだ。
404 :
185:2006/10/27(金) 21:04:50 ID:iA7r+WL5
4/6
彼女自身、キタローに恋はしても、彼と交わることに実は抵抗があった。
いや、性の興味が無いわけではないが、
実際にヤるとそうでないのとでは雲泥の差がある。
彼の部屋で、それもあられもない姿で見つかった時、
もしキタローがあのまま襲ってきたらゆかりは恐らく抵抗しただろう。
・・・・なぜなら母親を思い出すからだ。
だが受け入れるのを拒めば嫌われて、他の女のところへ行ってしまうかもしれない。
即ち、自分のことを見てくれなくなるかもしれない。
ゆかりの頭にはそんな葛藤が起こっていた。
今こうして自分だけを見ていてくれている。
ゆかりにはこれだけでも、それが嬉しくてたまらなかった。
思えば母親もこうやって、苦悩していたんだろうか。
岳羽詠一郎が死んだ後、残されたまだ何も知らない幼いゆかりと
二人だけで生活することになった時、どうすればいいかわからなかったあの頃。
ずるずると引きずっていく夫への忘れぬ思い、それとは対称に自身の体の反応・・・。
そう、不貞な母として思われ、嫌われた。
娘は大きくなり、やがて自分をひどく疎むようになる。
もう本当にどうしようもできなかった。
ある日、娘が男と付き合っていると感じ取る”親としての感性”なのか、
それとも只のなんとなくなのか、
娘に連絡を入れてみた。
・・・・娘が許してくれるまで再婚しないという内容を。
母親はもう一度、娘と仲が良かったあの頃に戻りたかった。
死んだ夫に顔向けできるよう、自分なりに努力し始めたのだ。
405 :
185:2006/10/27(金) 21:05:31 ID:iA7r+WL5
5/6
母親の血、自分の血・・・・・。
あの時、母が連絡くれた時同様、ゆかりは感じ取っていた。
母親も娘のこと、父のことについて悩んでいたのだ。
ゆかりはそう思った。
彼がこの部屋で自身の過去を話してくれた時、
自分のそれとは違った、壮絶な人生を歩んできたのだなと感じた。
仮に彼が今言った台詞が実は口から出任せで、自分を選んでくれなくてもいい。
彼によって自分は心から変わったのだから。
・・・・彼と過ごした時間は忘れない。
彼女はそう心に決めた。
そしてゆかりは恥ずかしながら思った。
(お母さん、私を生んでくれてありがとう)
406 :
185:2006/10/27(金) 21:06:07 ID:iA7r+WL5
6/6
「やだ、変な気分になってきちゃった。」
ゆかりが照れながら席を立つ。
「ありがと、話聞いてくれて。・・・・キタロー君・・・大好きだよ、おやすみ。」
「ああ・・・、おやすみ」
ゆかりは静かにドアを閉めた。
彼女はもう、前を見て歩いていける。
例え立ち止まり、倒れたとしても、
彼が手を差し伸べて、ちゃんと立ち上がらせてくれる。
恋する乙女の心にはもう迷いも不安も無く、
ただ信じる者の為に・・・前を向いて歩いて行くのであった。
407 :
185:2006/10/27(金) 21:07:00 ID:iA7r+WL5
------------------------------------------------------------
最後まで読んでくれてありがとうございました。
そして彼の心中は、彼のみぞ知る・・・・・。
本編はこれで終了です。
影時間に番外編、
『ゆかりの奇妙な冒険 〜隠されたキタローの暗黒の翼という名の闇〜』
を投下しておしまいにします。 ∧,∧
( ゚∀゚ )^)
∧∧ ( J ノ
,y=-(・ω・) / /
ヽ ( )┐
. / l
-------------------------------------------------------------
GJ乙
超超GJ!!
乙だぜ
GJ
グッジョブ…
だが…キタローめ…
6股かよ…ちっくしょー!!
412 :
185:2006/10/27(金) 23:59:01 ID:iA7r+WL5
番外編(:後日談)
※※※ 警告 ※※※
キタローの行動の真相
ただ、彼のキャラが壊れ気味なので、
キタローが好きな人は見ないほうが吉。
1/7
「ゆかり・・・・」
「キタロー君・・・・」
純白のウェディングドレスを身に纏ったゆかり、
同じく白のタキシードのキタロー。
今は結婚式の真っ最中だった。
神父が誓いの言葉を読み上げ、
いよいよ結ばれる証となる、二人のキスの段階になった。
ついに、憧れの彼と一緒になれる日がきたのだ。
美鶴や風花、アイギス、千尋、結子はいない。
いや、いたとしてもハンカチを噛みながら悔し涙を流すことだろう。
もう彼らの間に障害は無かった。
どんな障害が阻もうと彼らの前には無いも同然だった。
二人は更に見つめ合う。
「ゆかり、好きだよ」
「キタロー君・・・私も・・・」
二人は抱き合う。顔を近づけ、そして・・・
朝 学生寮――――
ジリリリリリリ
「むにゃむにゃ、・・・キタロー君・・・・あれ・・・」
ゆかりは目覚まし時計の目が覚めた。
しばらくボーっとした後、寝ぼけ眼であたりを見回す。
どうやら自分の部屋のようだ。
部屋の窓からの明かりが眩しく、小鳥がさえずっている。
相当寝返りをうったのだろうか、
さわってみてもわかる位、栗色の髪の毛が見事に爆発してボサボサになっている。
「・・・・夢か。」
413 :
185:2006/10/27(金) 23:59:59 ID:iA7r+WL5
2/7
身だしなみを整えた後、ラウンジに下りてみると
美鶴達が既に朝食を整えて待っていてくれてたようだ。
「みんな、おはよー。」
キタローと順平の姿が見えないようだ。
「あれ?ねぇ、風花。キタロー君どうしたの?」
順平の存在はこの際どうでもよかった。
「・・・・・あなたはダメ。あなたは敵です。」
「アイギス?どうかしたの?」
アイギスがなぜかこちらを厳しい目で見てくる。
「・・・彼なら今日も朝早くから出てったよ、
なんでもその人、病弱なんだけど本書いてるんだって。
順平くんはコロちゃんの散歩に行ってるよ。」
風花の態度もどこかおかしい。
「そんなことよりな、ゆかり・・・」
美鶴が神妙な面持ちで尋ねる。
「・・・昨晩、墓場の部屋にこっそり行ったな?」
「へ?そ、そんな・・・なんで私がそんなこと・・・」
ゆかりはビクッとした。
というか、なぜキタローの部屋に行ったことを知っているのだろう。
「ゆかりさんの脈拍が上昇、明らかに動揺しているようです。」
アイギスは相変わらず厳しい表情を崩さないようだ。
「彼の部屋に無断侵入に飽きたらず、
夜這いに接吻まで仕掛けるとは・・・・意外とやるな。
・・・それにしても夜這いか・・・・考えてみるか。」
美鶴は何か考え込んだようだ。
風花も驚きの表情で続く。
「ゆかりちゃん、ほんとにすごいよ・・・。私なら絶対真似できないよ。」
「いやいや、ゆかりさんならやってくれると思いましたよ。」
天田はやっぱりなと言った様な顔をしてる。
「ちょ、みんな何言ってるの!?」
414 :
185:2006/10/28(土) 00:00:48 ID:iA7r+WL5
3/7
なぜ皆が昨晩の出来事を知っているのだろう。
美鶴がまだ気づかないのかとばかりに言う。
「ゆかり、私が彼の部屋に監視カメラ仕掛けていたというのは知ってるな?」
「え、ええ・・・」
ゆかりは今ここでハッと気づいた。
「・・・ってことは・・・・、ってことは・・・!!」
「あれな・・・」
美鶴は一拍置いてから言った。
「まだ撤去してないんだ。」
ゆかりの顔がボッと一気に赤くなる。
つまり、こういうことだ。
キタローの部屋の映像と、彼の部屋に入ったゆかりの会話は
四階のモニターで丸々映されていたのだ。
というか昨日、ゆかりがわざわざマスターキーを使って彼の部屋に侵入したが、
別にそんな事をしなくても監視カメラのモニターで彼の怪しい行動を確認できたのだ。
「しかもご丁寧に美鶴が録画までしてくれたぞ」
と、真田が微笑みながら言う。
なんと録画までしたそうだ。
「良かったな、墓場と岳羽の永久保存版に乾杯。」
「良くないですよ!!」
ゆかりが顔を真っ赤にして言う。
415 :
185:2006/10/28(土) 00:01:47 ID:iA7r+WL5
4/7
実は昨日の夜、特別課外活動部打ち上げパーティーをして解散した後、
メンバーの中で一番機転が利く美鶴が、
ゆかりの行動を先読みして既に作戦室にいた。
長年、美鶴と行動を共にしてきた真田は美鶴の行動を読み、
順平と天田は作戦室へ向かう真田を見かけて野次馬根性でついていく。
渦中の二人が一緒にいた時間は僅か数分の間だけだったが、
美鶴達はその数分間を、まるでライフルで狙い撃ちするかのように
待ち伏せしていた。
あとからそれを知らされた風花は驚き、
アイギスに至ってはゆかりとキタローを攻撃目標と定めた。
つまり、結果的に昨晩の出来事を全員が知ったのだった。
美鶴がこれ見よがしにテープレコーダーを取り出し、再生する。
ゆかりの声だけ編集された音声が流れてくる・・・。
『ズルいよ、キミ・・・・』
『そうやって、他の女の子にも言い寄ったりしてるんでしょ。』
『・・・・・・』
『やだ、変な気分になってきちゃった。』
『ありがと、話聞いてくれて。・・・・キタロー君・・・大好きだよ、おやすみ。』
そしてフフンと笑う。
「ゆかり、君とは一緒に戦う仲間ではあるが、
それと同時に、同じ相手を奪い合う競争相手だってことも忘れないでくれ。」
「ゆかりちゃん、私も負けないからね。」
「この音声をあなたの宣戦布告として認識しました。」
昨日はあんな風にキタローとゆかり、
そしてみんなと大円団な形で終わりにはなったが、
それはこれ、これはこれなわけで、
やはり自分の好きな人は手に入れたいようだ。
特にアイギスは完全に敵意を剥き出しにしている。
416 :
185:2006/10/28(土) 00:02:17 ID:iC+wCh5I
5/7
「う〜・・・・・・」
ゆかりはあまりの恥ずかしさに穴があったら入りたい気持ちになった。
彼女に唯一の幸運があったとすれば、
早々と部屋から出ていって良かったことだ。
(大丈夫よ私、落ち着いて。そう、落ち着いて・・・
まだ私の方が有利なんだから。ここは開き直ればいいだけよ)
「いや、その、あれはー・・・」
ゆかりがようやく反論しようとした時、突然寮の電話が鳴った。
「電話か、俺が出る。」
真田が席を立って受付の方に向かう。
「あーもう、ここで電話鳴るかな・・・」
どうやら抵抗するタイミングも失ったようだ。
「さて、せっかく作った料理が冷めてしまう。食べるとしようか。」
真田の声が聞こえてくる。
「・・・・・え・・・それは本当ですか!?
・・・・・・・はい・・・はい・・・・わかりました。すぐに向かいます。」
真田が微妙な表情をして戻ってくる。
「明彦、どうかしたのか?」
「みんな、驚かずに聞いてくれ。・・・・・・墓場が補導された。」
驚くなというのに無理があった。
みんなびっくりして真田の話を聞く。
「あいつ大量の札束を持って、ポロニアンモールの人気の無い路地に行って、
金を勢いよくばらまいているのが目撃されたんだ。
黒沢さんがあわてて止めて、任意同行を求めたんだが、
不思議なことに、ばらまいた金はまるで手品のように消えたらしい。」
恐らく、タルタロスで稼いだ金のことだろう。
入手した金は彼が管理している。
「俺はちょっと墓場の奴を迎えに行ってくるから、先食っててくれ。」
「僕も行きます。キタローさんが心配です」
真田、天田は急いで寮から出て行った。
417 :
185:2006/10/28(土) 00:02:50 ID:iC+wCh5I
6/7
入れ違いに順平が戻ってくる。
「伊織、おかえり。・・・どうかしたか?」
美鶴が聞く。
「さっき近所のおばさんに聞いたんだけどよ・・・キタローの奴、やってくれたぜ。」
順平が青い顔をしている。
「ここら一帯にいる影人間いるよな・・・?
・・・あいつら全員にキタローが食べ物やってるんだよ。」
「順平!?それどういうことなの?」
ゆかりが追求する。
「俺にもわかんねえよ!ただそのおばさんが言うにはな、
『あんたの寮にいる長髪の寮生さんいるでしょ。
その子、カート一杯に食べ物を積んで配ってるんですって。
なんか寮の近くにも来させてたみたいだけど大丈夫?』
って言うんだよ!あいつのことしかねえだろ!」
「そういえば・・・」
風花は思いあたる節があるような表情をする。
「寮の中の冷凍食品とかジュースとか色々買い溜めしてたのに、
やけに減りが早いと思ったら・・・」
キタローから食費を受け取る時、やけに気前が良かったが、
もしかしたらそういうことだったかもしれない。
美鶴もまた思い出したように言う。
「私が帰ってくる時も、入り口に空き缶が沢山あったな。・・・・・・・もしかしたら。」
「・・・寮の裏手にいつもいるのも彼が与えているのかな。」
ゆかりは不安げだ。
皆が住んでる寮の前にある大量の空き缶に、
そして寮のすぐ脇にいる影人間・・・・。
「あれ、このテレビの番組欄・・・・なんか線がひいてある。」
ゆかりはだらしなく広げられたテレビ雑誌の、昨日のある番組に注目する。
”不死鳥戦隊フェザーマン(再)”と書かれている・・・。
昨日、たまたまキタローが昼間に早く帰ってきたのは、
神社に行ってお参りはしたが、見たいテレビ番組の再放送があったので、
寄り道をせずにまっすぐ家に帰ってきただけだった。
そこにいた全員はキタローが、大量の金をまきあげつつ影人間を飼育、
彼らに食べ物をご馳走している姿を想像し、
あまつさえ、こんなテレビ番組の為に皆がやっきになったのにため息を漏らした。
思えばキタローが昨日の夜、自分にああいう風に囁きかけたのも
本当に口から出任せだったかもしれない。
ただアイギスだけは、
「ご立派ですね、さすがです。」
と、能天気に答える。
418 :
185:2006/10/28(土) 00:04:03 ID:iA7r+WL5
7/8
「ワンワンッ」
コロマルがゆかりに向かって吼えている。
「コロちゃん、どうしたの?」
「どうやらゆかりさんの服装について、キタローさんの愚痴を言いたいようです。」
と、アイギスが訳す。
「ワンワンワワンッワン ワンッ」
「”ふとももにホルスターはやめてくれ。
たまに見えてる時があって、目のやり場に困る”と言っています。」
「なっ・・・・!!」
ゆかりの顔が赤らむ。
「ワンワンワォ〜ン、ワンワンッワン」
「”その事を順平にも相談したが、
『そっとしておいてやれ』とたしなめてきた”とも言っています。」
「順平!!」
「わっ、キタローが言ったんだよ!キタローが!」
「あんたも見てたんでしょーが!」
”もう誰もがキタローに疑惑の目なんて向けていない。
それどころか彼に何が起ころうとも、信じていようと思っていた。”
なんて事を思ったが、やっぱり信じることができるわけない。
「どうします?このままじゃお金無くなっちゃいますけど。」
風花は呆れている。
「・・・・・とりあえず墓場が帰ってきたらまずは事実確認だな。
・・・・場合によっては処刑だが。」
美鶴は頭を悩ませている。
「あー・・・やっぱあいつすげーわ・・・・」
たこ殴りにされた順平が、人生に疲れてたような顔をしている。
「そんな暇あったら私に、もっと構って欲しかったな・・・。」
ゆかりはぼそりと呟く。
一同は再び溜息をついた。
アイギスはなぜ皆がため息をつくのか最後までわからなかった。
キタローは結局、寮の全員が思っていた通りの不思議少年だった。
419 :
185:2006/10/28(土) 00:04:47 ID:iA7r+WL5
8/8
・
・
・
「そういやゆかりッチさ、昨日キタローと過ごしたんだっけ?」
食事を終えた後、食器を片付けていた順平が
うきうきしながら聞いてくる。
「な、何よ急に・・・・・」
「まーたまたそんなこと言ってー、
どうせ朝、キタローと結婚とかしちゃう夢でも見てたんだろー、
『ああ、キタロー君。好きよ』とか言っちゃってさ。」
「ぅ・・・・」
ゆかりはギクリとする。
「あーらら・・・。図星・・・。」
順平はまさか当たるとは思ってなかったようだ。
「ゆかりさんの脈拍が上昇、私にも再び負の感情が沸き起こってきました。」
「ゆかり・・・、やはり君は放ってはおけない人間のようだな。」
美鶴が敵意の意を表す。
「ゆかりちゃん、私だって負けないんだからね。」
風花も本気のようだ。
(はぁ・・・。もう嫌。こんな生活・・・)
ゆかりはため息をついた。
人は前進あれば、やっぱり後退もあるものだ。
発展しては元に戻ってしまう、
いつもの特別課外活動部の姿がそこにあった。
・・・・ニュクス打倒はまだまだ遠そうだ。
とにかくGJ&完結乙。
でもニュクス打倒・・・まだまだというか、果てしなく遠そうだ('∀`)
うん、良いんだけど5股は嘘であって欲しかった
女性キャラ全員がなんか仲悪いような感じだし報われそうにないし
結局キタローマンセーなのが…お前ら全員許せるんかい!て感じた
空気詠み人知らずなレスだけど、そんだけあなたの文章は引き込まれるし
感情移入できるんで、また書いてください
俺が六股キタローからゆかり奪うわ
うわ俺最悪だな・・・流れ完全に止めちまった・・・
正直すまんかった
馬鹿じゃないの?
てか馬鹿じゃないの?
バカはカタカナだろ…
カナじゃないの?
てかマナじゃないの?
何だよこの流れwwwwww
てか馬鹿じゃないのかな?かな?
レナじゃないの?
7月20日がピーク・・・
屋久島でゆかりが怒った顔で「その娘・・・誰?」と言うのが恐い。
俺はあそこで逆に萌えた
「この女、陥落た!」みたいな感じで
あれはため息なんか?
それにゆかりの性格から言って
引いてたら突き飛ばすだろ
ため息というよりも前後の展開的に抱き締められて
緊張が一気にほぐれて安心したっていう、いわゆる安堵なんじゃないのか?アレは
>>442 俺も最初そう思った。
けど、タルタロス行きとかで、4、5ヶ月くらい行動を共にしてて、
他の人には話していないお互いの内緒の会話とかあったり、
普通の友達よりちょい進んだ関係だと思うんだよね。
それで、屋久島で追いかけて、色々ぶちまけられて、相談に乗って
んで、キタロー(PCの思考)はゆかりに想いを寄せている…
先輩に言われてきたんでしょ?→そんなの関係ない
→…ちょっとカッコイイじゃん。(頬を紅らめながら)と来るわけだ。
このシチュエーションなら、抱きしめるって選択肢も
若者らしい、ほんのちょっと暴走しちゃったみたいな感じでいいかなと思ったりw
不良の時と屋久島はムードが全然違うだろ
不良は迷わず様子みたけど、屋久島は不自然じゃないかと
あの状態ならキタローがなんだかたまらなくなって
ついぎゅっとなっちゃっうぐらいが萌える
俺はあの状況じゃ抱きしめるは選べんかったな…
二周目は迷わず抱きしめたけどw
まあ、問題は屋久島のあのイベントがコミュのフラグ立てにしかなってない事だ
後半本編でプレイヤー側と何らかのイベントがあると思ってたけど何もなかったもんな
ある意味予想外の動きだったw
追加ディスクではその辺を期待してますよ?アトラスさん
>>442 こんなにちゅるやさんバージョンってあったのかwwww
これってちゅるやさん描いてる絵師本人が作成してたのかな?
まぁ、屋久島はアイギス参入がメインだし。
それはそうかもしれんが、だったらイベントの配置が上手くないというか何というか……
>>448 いや、あそこはゆかりっチ一番の山場でもあると思うんだ
屋久島のアイギスなんて看板の裏から顔見せてたのしか覚えてないぜ
>>448 ほらほらアイギススレに帰るよ
>>448→(・ω・)⊂(`・ω・)ズルズル
ゆかりパパの重要な話が出てくる大事なシーンもあるしね
葛藤してるゆかりも見れるし。屋久島。
水着も(*´Д`)ハァハァ
屋久島でP3が糞になる分岐点と言われてるが、
好きな奴もいるんだな。
>>451 風花がタルタロスでひょっこり顔見せた事しか覚えてないぜ。
流れ豚切って悪い。
今ゆかり&ゆかり母が出てくるSSを考えてるんだが、ゆかり母の口調がイマイチ想像できん。。。
藻前らはどんな感じだと思う?
ちょっと意見を聞かせてくれまいか。
ゆかりを老けさせた感じが鳥海先生なんで、キャハキャハ口調で。
456 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/29(日) 18:12:02 ID:Lrb96aB2
Y子まだビチビチだもんo(`ω´*)o
ピチピチじゃなくてビチビチですか
何だか下痢してるみたいですね
>>453 そんなのどこで聞いたんだ?
初めて聞いたんだけど。
459 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/29(日) 18:35:03 ID:OUnRz6Sr
>>454 どの段階でのゆかり母かによると思うが
ゆかり父の映像記録での言動を思うとゆかりの性格は母譲りぽい
だから、事件前はゆかりみたいに勝気でサバッな感じでいいと思う
事件後の場合はそのリバース、もしくはそれに準ずる性格かな
社交性はあるけど自分がぐらついてる依存型の女性みたいな
鳥海先生みたいにいい加減だけど、それはあくまで自分自身に関してみたいな
なんかゆかりッチってもうヒロインに戻れないのかな。・・・・・・ふともも。
岳羽ゆかりは二度とヒロイン的存在には戻れなかった・・・。
ゆかビッチや噛ませ犬として蔑まれ、
永遠にコミュキャラに成り下がってしまったのだ。
そして戻りたいと思ってもできないので
そのうち考えることをやめた・・・。
ゆかりは俺たちの心のヒロイン。
それでいいじゃないか。
立ちグラはいいのに、3Dグラがかわいくないと思うのは俺だけでしょうか。
>>460はジョジョネタの改変だからマジレスしなくとも皆わかってるさ
結局ゆかりって料理上手だったっけ?
下手なほうが個人的に可愛いと思うんだけど
うまくもないんじゃない?
コロマルが吐いてたし
失敗したらマズイに決まってる
問題はどの程度の確立で失敗するか、だ
料理下手はすでに風花の役だから
わざわざダブらないとみると
わりと上手いほうと思っている
自炊が出来るってレベルかな。
自分が食べるから上手かは必要じゃないという感じの。
というか、料理下手だったら俺はニュクスにブチ殺されてるんだが
まあ、自分で言うくらいだから下手ではないと思うぞ
コロ助のイベントが印象強すぎるだけ
コミュ上げないとわからないって所が逆にいいと思うけどな、ふたりだけの秘密みたいで
というか、胸ネタ、料理ネタはここのお家芸だな
>>455、459
dクス。なんとなくイメージが掴めたよ。
一人で生きていく決意だったんだから
具体的な意味での一人暮らしで困るような弱点はないんじゃないか。料理に関しても。
>>468 俺丁度そこのデートだけ逃しちゃったんだが、どんなこと言うの?
>>471 デートじゃなくて普通のコミュイベントだよ
わかつで鹿の出るような所に行こうってやつ
ヒステリックでイケメンとブランド物が大好きなゆかりッチ萌え〜
>>458 >>453じゃないが、
どこでというか、P3に関して辛口な意見を持つ奴のほとんどが、
屋久島までは面白い、それ以降は駄目だ、と、あのあたりを境目に挙げる
かく言う俺もそう思う人間の一人だが、
まあマトモな神経の奴なら「俺が糞だと思うものを面白いと思う奴は糞だ」なんて言い出しゃしないので、
そういう意味じゃ気にせんでいい
>>472、474
d
普通のコミュか……覚えてないのでもう一周してくる
>>475 ぶっちゃけ屋久島以降ストーリー壊れすぎだとは思った。
ペルソナ2が好きな人には面食らうかも知れんな。
キタロー、テレッテ、ゆかりっちの三人がメインかと思ったら
キタロー、アイギス、リョージにのっとられちゃうもんだから
謝れ、最初から最後まで地味な天田犬に謝れ
しましまくんは最初から最後まで重要キャラだし、テレッテも存在感ある
ゆかりはアイギスに食われてるけど、コミュあるからOK
>>475 これは2ちゃん以外では結構言われてるよね
本スレとかでこれを言うと即アンチ扱いになるけど
一学期までは学園ジュブナイルしてるけど、二学期からはストーリーが崩壊し始めて
三学期にいたってはジャンプの打ち切り漫画みたいな超展開
6月の風花救出作戦とか好きだったから、二学期からの展開はちょっとなって感じだった
ここでも結構言われてるアイギスがゆかりを食うってのも
製作者の発売前のインタビューとか読むと主人公の恋人=ヒロインみたいな感じだから
(ヒロインはプレイヤーに選ばせるみたいな事を言ってる)
ユーザーと製作者のヒロイン感がズレてるから仕方ないかと・・・
アイギスとの恋愛は否定してるし
まあ、ペルソナシリーズのヒロインて結構いい加減なところあるから気にしてないし
>>479が言ってるようにコミュがあるからオッケー
481 :
キタロー:2006/10/30(月) 14:55:09 ID:QwaR6AII
アイギスだろうがゆかりだろうが風花だろうが
オレの性欲を満たす道具であればなんでもいいんだよ。
>>480 2ちゃん内でも結構言われてね?気のせいかな。
まぁ、コミュの威力がすさまじかったから俺も別にどうでもいいけど
ようは万人に受けるストーリーなんて不可能というわけですよ
ふともも
構成に粗があるのは確かだが、まあ好みの問題もあるしね。
ニーソふともも
俺は女の子と戯れながら強いペルソナを作って育てて戦うだけで満足できる。
俺はペルソナを見てるだけで満足した。
487 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/30(月) 18:41:31 ID:YQKW/wOl
屋久島でゆかりイベントの翌日に即アイギス登場で即プッシュだからな
普通にゆかりがヒロインだと思ってたユーザーが結構多かったんだろうな
>>487 俺、ゆかりがヒロインかと思った。
だけど・・・違うんだな・・・・。
うっかりすかしっ屁でマハガルダインを出してしまうゆかりッチ。
それ以来、仲間からは遠ざけられて泣き出すゆかりッチ。
>>487 二人とも電撃に弱いとか、ユニバース発動の時に主人公の事呼ぶのもこの二人だけとか、
絶対狙ってると思うよ。ゆかりもヒロインて事でいいじゃないか。
ふぁみ通の小説、真田美鶴だけかと思って買わないつもりだったけど
登場人物紹介にゆかりがいたから買ったよ
491 :
458:2006/10/30(月) 19:39:45 ID:kSHofyWh
>>475 なるほど、そういうことか。それは確かに言われてたね。
でも、そういう人は屋久島もアウトなのかな?
>>453は屋久島も嫌いみたいなんだよなー…
俺は屋久島までは楽しめて、帰ってきてからは楽しさ半減みたいな感じなんだけど。
う〜ん、自分みたいのは少数派なんかな
ゆかりがギンコでアイギスがまや姉みたいなもんじゃね
マヤ姉の場合とはちょっと違うと思うけどな
罰とかみても達哉から見たら恋愛対象ってよりも憧れみたいなもん
強い感じだしさ
アイギスのような説明書にもキャラ紹介ないキャラをいきなりプッシュされても
困るわな
ふぁみ通と公式HPでアイギスプッシュされても「?」って思った
>>489>>488 俺の中でもゆかりがヒロインだw
ただ屋久島でのゆかりとアイギス登場イベントを被らせる演出は不味いって
おもた
俺の中でもゆかりがヒロインだなぁ
ロボはキタローとの絡みがほとんどないと思うし。
つーかロボ説明書にものってなかったような・・・
公式ヒロインはゆかりでいんじゃねの。
説明書でも大きく扱われてるしな。
それほどこだわることでもあるまい。
お前らはエロゲに正ヒロインを求めるのか?
後半は空気なのがヒロインつーのは…
まぁゆかりはふとももが眩しくて可愛いな
すりすりしたい
つーか、アイギスってそんなにプッシュされてたっけ?12月までは完全に空気なんだが…
説明書にすら載ってないし…
プレイヤーとの絡みだって断然ゆかりの方が多いし
恋人にもなれる訳だし、別にヒロインの座にこだわらなくても…
いいかげんヒロインネタはいいよ
オレはアイギスも風花も美鶴も気にいってるんだから
争う姿なんざ見たくない
君の好きなキャラがヒロインさ!
無達(ry
バカな……俺のヒロインがテレッテだと……!?
タクシーの運ちゃんがヒロイン…?
>>499 製作者はアイギスヒロイン
このスレに住む俺等はゆかりヒロインでOKだな
まさか…たなか社長と神木と舞子ちゃんのトリプルヒロインだったなんて…!
コロマルと天田がヒロインか・・・影の薄さなんて関係ないよね
ヒロインしかいないゲームなんて、初めてやったぞ…!?
せめて文化祭でメイド服をアピールできていれば・・・
いいか、みんな
(゚д゚ )
(| y |)
エッチとエロいねでは単なるスケベ野郎だが
H ( ゚д゚) EROINE
\/| y |\/
二つ合わさればヒロインとry
( ゚д゚) HEROINE
(\/\/
ゆかりッチ・・・?ゆかりッチ!?
>>508 不覚にも泪が出てきたよ。
ゆかりっチ…やっぱりあんたはヒロインだ!!!!!!!
そしてそのことを再確認させてくれた
>>508、ホントありがとう。
名雪とあゆみたいなもんか
ゆかりの一番の魅力はヘソ
これはガチ
わたしの一番の大切はゆかりさんのフトモモです
>>508 しかし、冬の大人のまんが祭りではゆかりより美鶴が多そうな予感。そして意外に真田×美鶴が多そうな悪寒!
分かってない、全く分かってない!ゆかり×美鶴が一番だと何度言ったら(ガルダイン)
で、結局ゆかりの下着は何色なのよ?
まさかはいてない?
のぞかないでよ
はいてると思ってる?
戦闘の時に判るが、スカートの中は毛がもじゃもじゃで見えないから履いてないでしょ。
それにメガテンと言えば、
Q.あなたは何色のパンツを履いてますか?
A.履いてない
だ。
履いてないのかよ。
っていうか
>スカートの中は毛がもじゃもじゃで見えないから履いてないでしょ
をkwsk
>>520 スカートの中は影仕様になってる。
あれは影じゃない、毛なんだ!と言い出したのが元だったかな。
誰かがあそこの毛がフサフサしてるゆかりを描いてたが、アレは見ててもにょった。
>>521 サンクス
>>522っていうことか。
にしてももじゃもじゃすぎだなこの絵w
まぁ、かなりうまいと思うけど
1時間書き込みなければ俺がゆかりに膝枕する
525 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/31(火) 22:34:18 ID:FYRdwjO7
ふつうにダメー
ふとももダメー☆
>>524 ロイヤルダンサーの女の方が膝枕してくれるってさ、良かったな
>>522を見ただけじゃあ、ゆかりは通常の学園生活もノーパンになるのか。
流れを読まずに投下
-2010年、8月- 学校の帰り道
「はぁ〜、今日からやっと夏休みだね。…って言っても、
勉強から解放される訳じゃないけどね」
「まぁ今年は受験だし仕方ない。でも…」
「でも?」
「息抜きにどこか行きたいな。…今年は二人っきりで」
「…うん」
「……」
「……」
並んで歩く二人の間に心地よい沈黙が流れる。
モノレールから降りる時には、どちらからともなく二人はお互いの手を握りあっていた…。
「あっ、あのさっ」
恥ずかしさからだろうか、ゆかりがほんのりと赤くなった顔で口を開いた。
「去年さ、二人で山とか行きたいねって話してたじゃん?
あの話も色々あって流れちゃってたし、
夏休み終わったら受験勉強とかで遠出出来ないだろうし。
だから…その……一緒に、行こ?」
そんな上目遣いで頼まれて断る男がどこにいるだろうか、いやいない(反語法)
「うん。僕も同じ事考えてた…弁当、楽しみにしてる」
「まっかせといてよ!気合い入れて作るからさ」
「あははっ、それじゃ期待してるよ」
「え、ちょ…そんな期待されたら緊張しちゃうじゃん!」
「大丈夫だよ。いつも作ってくれる弁当は全部美味しいんだからさ」
「もうっ…褒めたって何も出ないよ?」
「本当の事言っただけだよ。…っと、もう寮か。それじゃ先に入っちゃうね」
「うん…また後で部屋、行くね」
付き合い始めた当初はよく二人で寮の中まで一緒に帰っていたのだが、
その度に順平がからかうので、ゆかりたっての希望で寮に入る時だけ、別々に入る事にしたのだ。
「そうそう、言い忘れたんだけど…」
「何?」
キタローは扉の前の階段を降りてゆかりの耳に顔を近づけて囁いた。
「山に行くって事は遠出するって事だからね」
「ど、どういう事?」
「日帰りじゃないって事」
「………!!」
ゆかりが顔を真っ赤にしてうつむいている間に、キタローは既に扉の前に戻っていた。
「それじゃ、また後で」
そう言うと、キタローは扉の中に消えた。
…続くかも知れない。
真田と一発やりながら続きを待ってるわ
GJ
わっふるわっふる
ここも活気がなくなってきたなぁ
追加ディスク以外に燃料になりそうなものこの先発売するっけ?
あと同時発売の設定資料集
だけど倶楽部も資料集も販売延期なって未定のまんまだよな
追加ディスク販売した後じゃないの両方?
これで追加ディスクがアイギス関連の補強のみだったら俺はフリスビーする
きっと文化祭追加があるさ
ということはつまりメイド服だな
で、メイド服を資料集に載せるために資料集延期
こういうことさ!
むしろ資料集は普通に出しておいて、あとでチョロっと追加した完全版を
出しそうな予感
>>536>>537 サンクス。
まだ燃料はあるってことか。
追加ディスクはアイギスだらけになるような気がしてしょうがないなぁ・・・
本編でゆかりにスポットかなり当たってたと思うし
まあ、ファンの声に応えるってのがアイギスのみってのもないだろうから期待しようぜ
個別EDとかはどこ見ても希望する声が多かったから入るとは思ってる
>>538 発売日は11月30日決定じゃなかった?
ほとんど12月で詐欺じゃんと思ったが
追加ディスクも来年の春って聞いたような…
ゆかりの通常グラの顔、なんかガンつけられてるみたいでちょっとガクブルする(´・ω・`)
λ… はい…ギガスに抱き締められてきます…
どちらも11月30日発売だったな。
追加ディスクってのは決まりなのか?
続編ってのは望み薄い?
アンケートに「続編がでたら買いますか?」との質問があったから
公式以上の発表は無いよ。
みんな勝手に妄想してるだけ。
続編作れるようなストーリーでもないし続編は無理でないの?
ペル3ってゲーム性よりもキャラ人気で売れてる感じだし
まず追加ディスク販売してその後各キャラごとのオマケディスク販売・・・
って曲げry
>>549 あ〜るとさんごかどうかは個人的に疑問だが、この漫画はGJ
ゆかりっちと絡むキタローは鬼ボケに限るな
>>549 よくわからんがGJ
あ〜るとさんごってなんだろうか
最近のわけーもんはゆうきまさみの究極超人あ〜るをしらんのか…
高校生で知ってたら若くないってことなのか。そりゃ残念だな
「生徒会長、桐条美鶴!!」(どかーん)
>無効票には『岳羽ゆかり』と書いてある
ここで最近テレッテネタと前が見えねぇネタ見なくなったな
前が見えねぇはいいとしてテレッテ(´・ω・`)カワイソス
まあ流石にテレッテも突っ込まれまくって疲れたのさ。
テレッテ「アッー!」
バカじゃないの?
確かにこのままじゃ彼の括約筋がバカになりそうだね
ゆかりの胸って推定何カップ?
教えてエロい人
>>562 プレイヤーの見方によって違うのさ
けっして偽チ…………
Cぐらい?
A+からB-ぐらいかな、とみた。
B間際のC
C以上D未満とみた。
カップってアンダーとトップの差だから
ゆかりみたいに形がいい胸は意外とカップ「は」デカイはず。
胸とか興味ない。
大切なのは幼児体型かどうかだ。
むしろフトモモ
うん、フトモモ
そうだね、フトミミ
ばっか、多少ひんぬーの方が夏服の時に胸チラ期待出来ていいんだよ!
572 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/03(金) 12:17:36 ID:peFzRh9a
いんや、フトモモ
ボタンがはじけ飛びそうな巨乳のイマジンだって捨てがたい
でもフトモモ
574 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/03(金) 13:09:27 ID:DLt00rIE
えっ?あの胸はパッド重ね有ですよ。
皆サンクス。
これでゆかりは全て俺の好みだぜ
ってかパッドはなくね?
パッド入れてる人がすんなり水着に着替えてるとは考えられないし
>>575 世にはパッド標準装備の水着がゴマンとある件
>>576 あれ?
屋久島の時の水着姿の立ち絵で偽乳とか言われてるんじゃなかったか?
>>577 抜いた
ようするに胸から太ももが生えてたらいいんじゃね?
>>579 それ名案じゃね?
ってかよく考えてみると気持ち悪くね?
流れぶった切ってSS投下。
追加ディスクが出たら使えなさそうなネタなので
さっさと投下することにした。
今回は予告編なので、
本編はまた後日に。
では、始めます。
----------------------------------------------
1/8
9月9日 AM9:02
巌戸台寮自室
何故そういう行動に至ったのか分からない。
今までこんな事は無かった。
ただ、この日だけはどうしてもその誘惑に勝てなかったのだ。
つまり―
「学校をサボろう」
そういう訳である。
さて、サボるからといって明確な目的がある訳ではない。
強いていえば、のんびりしたかっただけだ。
それを踏まえ、今日の行動予定を計画する。
よし、決定。お気に入りの公園に行って、ゆっくり本でも読もう。
そう考え僕は部屋を出た。
そしてラウンジにまで来た所で、信じられないものを目にした。
「Zzz…」
「ゆかり?」
ゆかりがソファで寝ていたのだ。
袂には鞄。恐らく寝ている理由は僕とは違うのだろう。
起こしてあげようかどうか迷ったが、結局そのまま寝かせておく事にした。
今更起こしても遅刻には変わりないし、何より僕のサボりがバレる。
そんな訳で、ゆかりを起こさないよう上着を掛け、そのまま寮を出た。
日差しはまだきついが気持ちのいい朝だ。
今日一日はゆっくり光合成でもしようかと、目的地への一歩を踏み出した。
2/8
9月9日 AM11:50
植物園
キリの良い所まで本を読み進め、一旦本を置いた所で腹が空腹を訴えた。
(そろそろ昼飯にするか)
ココからなら巌戸台駅に出てしまうのが一番良いだろうと考えた僕は、岩戸台駅に向けて歩き出した。
そして、いざ巌戸台駅前に辿り着いてみると、見知った顔を発見。
「…荒垣先輩?」
はがくれに入っていく荒垣先輩の後姿が見えた。
そういえば、荒垣先輩はよく昼飯を食べにはがくれへ行くらしい。
『機会あれば付き合ってみたいものだ』
と、いつだったか真田先輩が言っていた。
(折角だ。同席させて貰おう)
そう考えた僕は、荒垣先輩を追ってはがくれの暖簾をくぐった。
「ヘイ、らっしゃい!!」
店の主人の声を聞きながら店内を見渡すと…見つけた。
一番奥のカウンターに座っている荒垣先輩の姿を。
「隣、すみません」
「ん?」
顔を上げこちらを見た荒垣先輩は、僕を確認すると少し驚いたような声を上げた。
「お前…何でこんな所に居やがる」
「サボりです」
「サボり?お前がか?」
「はい。あ、特製一つ」
荒垣先輩の隣に腰を下ろしながら、いつものを注文する。
「どういう風の吹き回しだ。お前、今までこんな事無かっただろうが」
「何ででしょうね」
はぐらかすような返事になってしまったが、仕方ない。
自分でも分からないのだ。
もしかして無気力症の前兆か?
そう考え思わず口元に浮かぶ笑み。
それを荒垣先輩はあしらわれたと受け取ったようだ。
軽く舌打ちし、憮然とした表情でそっぽを向いてしまった。
ヤバ、機嫌を直してもらわないと。
「そういえば荒垣先輩に訊きたい事、というか御願いがあるんですけど」
そう荒垣先輩に話題を持ちかけ、
「ん?」
再び荒垣先輩がこちらを見た時、
pipipi…
ポケットの携帯が鳴った。ゆかりからのようだ。
3/8
電話に出ると、ゆかりの焦った声が聴こえて来た。
『ゴメン、キタロー君!昼休み入ったよね!
私寝過ごしちゃって、今巌戸台駅前なんだ!』
「そう」
『で、悪いんだけど、お昼ちょっとだけ待って貰えないかな?
すぐそっちに行くからそれまで。お願い!!』
「え?」
今、僕学校に居ないんですが…。
『あ、もしかしてもう食べちゃった?』
「え〜っと…」
(どうしよう、どう返事すれば良いんだ)
そう悩んでいた所に、はがくれのオヤジが追い討ちを掛けた。
「特製、お待ち!」
『…』
「…」
バレた。
『…質問内容を変える。キミ、今何処に居るの?』
ゆかりの声のトーンが明らかに下がった。…恐い。
『あくまで言わないつもり?』
「…ハガクレデス」
『今からそっちに行くから』
pi
ゆかりは電話を切った。
「どうした?顔色が悪いぞ」
と訊ねてくる荒垣先輩に返答する余裕も無い。
マズい。後10秒もすればゆかりが来る。どうすれ…
「ヘイ、らっしゃい!!」
…5秒で来た。進退窮まったか。
ゆかりは僕を見つけるなり一直線に向かってきた。
「ちょっと、こんな所で何してんのよ!
今、学校でしょ!?…って、アレ?」
いきなり詰め寄られたが、隣に座る荒垣先輩に気付いたようだ。
「何だ、お前もサボりか」
「いえ、違います…って、何?
キタロー君、もしかして今日、荒垣先輩と一緒にお昼食べる約束でもしてたの?」
「いや、たまたま会っただけ。あ、特製もう一つ」
どさくさに紛れてゆかりの分も頼んだ。
ラーメンでも食べさせて、糾弾から逃れようという作戦である。
「え?私食べないよ?」
「でも、どうせ遅刻だし」
「そういう問題じゃないの!…ったく。コレじゃ何のために…」
ブツブツ呟くゆかり。
「え?」
と訊ねると、
「何でもありません」
そう言ってそっぽを向いてしまった。
4/8
その時初めて気付いた、ゆかりが寝坊した理由に。
そういう事だったのか。
ならばゆかりに感謝しないと。そして…
「まぁ、頼んじゃったし、仕方ないか」
「うん、ゴメン」
ゆかりには悪い事をしてしまった。
だからその意味も踏まえて謝った。
「ふぅ…。で、キミは何でこんな所にいるの?
そういえば、私に掛けてくれた上着も私服だったよね」
ゆかりは僕の、荒垣先輩とは逆隣に座りながら先程の質問を繰り返して来た。
“ラーメンで矛先を逸らそう作戦”は、全く意味を成さなかったようだ。
「サボタージュ」
「何かあったの?サボリなんて今まで一度も無かったじゃない」
全く、この世話焼きさんは。
「笑い事じゃないっての!」
…どうも口元が緩んでいたようだ。
荒垣先輩に続いて、又やってしまった。
「いや、別に何かある訳じゃない。
なんとなくサボって、昼飯を食べに駅前に出たら荒垣先輩が居たんで、一緒に食べようとしただけ」
「…ホントなんですか?」
荒垣先輩へ確認を取るゆかり。
「何で俺に訊く?
だがまあ、俺がメシ食おうとした途端、コイツが目の前に現れたってのは事実だ」
「特製お待ち!」
その時ラーメンが来た。
ゆかりがラーメンを受け取っている間に、先程の話を再開してしまおう。
「で、荒垣先輩。さっきの続きですけど」
「ん?」
「荒垣先輩は料理が得意って真田先輩から聞いたんですけど、
いつか作って貰えませんか?」
「へぇ~、そうなんですか。私も食べてみたいな」
僕の要望にゆかりも賛同する。
一瞬、ラーメンを食べる荒垣先輩の手が止まった。そして、
「得意じゃねぇ。必要に迫られて何度か作った事があるだけだ」
と呟いた。
「十分ですって。シャドウ討伐が終わったら、打ち上げの時にでも
皆にその腕を披露して下さいよ」
「…チッ。仕方ねぇな。何作ろうが文句言うんじゃねぇぞ」
しぶしぶと言った反応ではあるが荒垣先輩は承諾してくれた。
5/8
「じゃあな」
先に食べ終え、席を立つ荒垣先輩。
僕も自分の分を食べたので、ゆかりに話し掛けた。
「これからどうする?」
「何言ってんの。学校に決まってるでしょ」
予想通りの答え。
そこへ僕は、悪魔の囁きを持ち掛ける。
「ゆかりもサボろう」
「ダメ。大体サボって何しようってのよ」
「デート」
「!!!」
釣れた。
「で、でもデートってもどうするの?行ける所少ないと思うけど」
「何処でも良い。ゆかりの行きたいトコに行こう」
「私は別に…。キタロー君こそホントはこれからどうするつもりだったのよ」
「いつもの場所で本の続きでも読もうかなと。
後はペットショップに行こうとも思ってた」
「ペットショップ?」
「ハムスターや小鳥を飼うのも良いかなって」
「ふぅん。じゃあさ、私がそれに付き合うよ」
「そう?ありがとう」
そういう訳で、ゆかりと一緒にサボる事になった。
「いい?今日だけだからね。じゃないとクセになっちゃうんだから」
「はいはい」
6/8
9月9日 PM2:58
ポロニアンモール
ペットショップを訪れ、その後ウィンドウショッピングを愉しんでいる内、ポロニアンモールの外れに来た。
丁度良い頃合いだし、さっきの事もう一度謝っておこう。
「ゆかり…ゴメン」
「え?」
ゆかりはきょとんとした表情で此方を振り返った。何の事か思い当たらないのだろう。
「お弁当、作ってくれたんだろ?
ロビーで寝てたって事は、随分早起きして。
なのにラーメンなんか食べちゃって…ホント、ゴメン」
頭を下げる僕に、慌てて両手を振るゆかり。
「あ、気付いてたんだ。いいよ、別に。私が勝手に作っただけだし。
っていうか、いつ気付いたの?」
「ゆかりがはがくれに来たちょっと後。
それより、そのお弁当頂いても良いかな?おやつに」
「え?」
「もしかして、傷み易いものでも入ってた?」
「う。ううん、大丈夫。でも、いいの?ホントに食べてくれるの?」
肯くと、途端にゆかりの表情が満面の笑みに変わった。
ホント、可愛いな…。だから
「じゃあ、あそこのベンチで食べよ!」
と言って歩き出したゆかりを後から抱き締めた。
「…え?」
ゆかり、3秒硬直。
「ど、どどど、どうしたの?キタロー君」
慌てるゆかりを振り向かせ囁いた。
「目を閉じて…」
「だ、ダメだよ。こんな人が来るかもしれない所で」
「大丈夫、誰も見てないよ」
「い、いや、そんな事ないって、ホラ。
…って、キャアアァァ〜〜!!!」
ゆかりは僕の後ろを指差しながら、何故か自分で驚いていた。
一体何が、と後ろを振り返ると…確かに居た。
「な、何?アレ。空間の裂け目みたい!」
ベルベットルームの扉を開け、覗き見している者が2名。
よりによってなんて所から覗き見してんだ。
7/8
「…ゴホン」
慌てて視線を逸らす2人に訊ねた。
「何か用?」
「ご依頼したい事があります。此方へお願い出来ますでしょうか」
一瞬にして冷静さを取り戻したエリザベスは、いつもの淡々とした口調で言ってきた。
「今、忙しい」
そう言って去ろうとする僕の背中にエリザベスが声を掛ける。
「申し訳ありませんが、此方も急を要しております」
「後で。行こう、ゆかり」
そう言って僕はゆかりを連れてその場を離れようとしたが、他ならぬゆかりに押さえられた。
そして1点、重大な事実を思い出すことになる。
「キタロー君」
「ん?」
「あの人、誰?」
…あ。
そうだった。ゆかりの嫉妬深さを忘れていた。
別に後ろめたい事は無い筈なのだが、ゆかりの禍々しいオーラに尻込みしてしまいそうになる。
恐怖心を無理やり押さえつけ、平常心を努めてゆかりに返事した。
「別に。ペルソナに関与している人達だよ。彼らも」
「ふぅ〜ん。でもまあ、あの人達もキミに用があるみたいだし、行ってあげたら?
私・も・一・緒・に・行ってあげるから」
「寧ろ用があるのはゆかりの方じゃ何でもありません」
ありったけの勇気を出して答えるものの、所詮は張子の虎。
ゆかりの眼光に屈服し、引き摺られるままベルベットルームへ入っていった。
「あの人がキタロー君の何なのか、ハッキリさせて貰おうじゃないの」
と呟くゆかり。
…恐いんですが。
8/8
?月?日 ??:??
ベルベットルーム
「以上でご説明を終えさせて頂きます。
何か御不明点等御座いましたでしょうか」
「あ、いえ、大丈夫です。…でも、そうだったんだ」
エリザベスのひとしきりの説明を終え、ゆかりの誤解は解けたようだった。
だから何も無いってのに。
まあ、折角のデートなのにベルベットルームで時間を食い潰しては勿体無い。
早速、僕は本題に入る事にした。
「で、用件は?」
「新規の依頼を御願い致します」
「依頼?」
今まで依頼の件で呼び出された事は無い。
いつもと違うエリザベスの態度を疑問に思っていると、エリザベスは
「はい、但し今回の依頼は少々特殊です」
と返事した。そして更に、イゴールがゆかりの方を見ながら付け加える。
「本来貴方様にとってこのベルベットルームは無縁の存在。
しかして、依頼No.00の発生と同時にこの部屋へ導かれた。
もしかしてこの依頼は貴方様の力を必要としているのかも知れませぬな」
「依頼No.00?」
疑問を口にした僕に、エリザベスはこう答えた。
「はい。内容を御覧頂ければ、今回の依頼が特別なものである事をご理解頂けるものと存じます」
そして、依頼内容を提示するエリザベス。
それを見て、僕達は
―――絶句した。
依頼No.00
内容;荒垣真次郎を10月4日の運命から守れ
報酬;ペルソナ抑制剤副作用の特効薬 ×3
期限;10月4日(報告は期限なし)
詳細;運命の標す所、10月4日に荒垣真次郎様の命の灯が消えます。この運命を回避して下さい。
発生条件;荒垣様と、はがくれで平日の昼食を共にする
プロローグ 了
予告
荒垣先輩が死ぬ。
衝撃の事実を知ったキタローとゆかりは荒垣を守るため奔走する。
果たして荒垣の運命は!?
ストレガに1人で立ち向かうゆかりにキタローの救援は間に合うのか!?
そして最後の手段である禁忌に手を出したキタローはどうなってしまうのか!?
ペルソナ3ゆかりスレ長編SS「依頼No.00」
近!日!連!載!
「誓うよ。ゆかりが望む限り、この命尽きるまでゆかりの側に居る事を」
こんな感じで始めてみた。
この続きは来週頭くらいから始めるわ。
という訳でヨロ。
ガキさんに花果岩装備させればおk
2週目のラブホで外に出た瞬間ハルマゲ使えばおk
チドリが危険だから、8月の満月の時にするべきだ。
そうすりゃ、テレッテも満足するだろう
早く続き!
10月4日を生存しても結局
エンディング辺りでクスリの副作用で逝っちゃうけどね…
それでも…構わないのかい…?
ご安心ください
そのためのユニヴァースです
よく読めよ。報酬に副作用特効薬ってあるだろ。
しかし何故三錠よ?一つがガキさん、一つはチドリとしてあと一錠は誰の分だろう?
ストレガ三人衆の分だろ?
ガキさんはあえて特効薬飲まない気がするよ
まあ待ちたまえ
15歳以上は1回3錠なんだよきっと
そしてその3錠を巡り4人のバトルロワイヤル
実はタカヤは薬いらない
弱いくせに「ペルソナ能力が高い」と言われるのはそのおかげ
だと思う
そんなら別にタカヤは終末思想にならなかったと思うんだ。
ひとまず超wktkして待ってます
相談者 テレッテッテー
ゆかりの透けブラを堪能したいんですが、キタローが席を替わってくれません、如何すれば良いでしょう?
斜め後ろからでも透けブラぐらい確認できるだろw
それはともかくガルダイン(ry
>>590 本編で救えなかった人物を救うSSって好きだな。
FFTスレでもティータやミルウーダが生きていたSSとかで感動した事がある。
もしも…を書くのもこれぞSSって感じで醍醐味だよな。期待してる。
しかし、俺は10/4以降も改造して何食わぬ顔で荒垣を使っている。
こんなザマで果たして感動できるのだろうか…?w
テレッテよ、いい加減にしないと万物流転よりひどいのがくるぞ?
まずは落ち着いて黒おじさんを探そうか
高校時代の夏は透けブラが全てだったな。
透けブラの記憶しかない。
女子は自分でも透けてるの分かってるよな?
わざとやってるのか?
妹の透けブラが見苦しいので注意してみたところ、
「しょうがないでしょうが」との言開きを得た。何にせよ自重するべきだな。
おまえら自分の家の家事くらい手伝わないのか
下着など洗って干してたたむだけのものだぞ
77 :('A`):2006/11/03(金) 23:01:45 O
ルシファー様がペルソナなら斬撃打撃貫通(銃)無効だから勝てる。
79 :('A`):2006/11/03(金) 23:05:53 O
>>77 キタロー乙
80 :('A`):2006/11/03(金) 23:06:26 O
ルシファーとサタンとアナンタとヴィシュヌがいれば。
アメリカ軍にも勝てる。
というか、地球消せる
81 :('A`):2006/11/03(金) 23:09:35 0
お前らの妄想は果てしないな
82 :('A`):2006/11/03(金) 23:13:17 O
インフィニティ→核攻撃無効
83 :('A`):2006/11/03(金) 23:14:24 0
たしか女神転生にヤクザって出てきたよな
84 :('A`):2006/11/03(金) 23:17:30 O
不良に絡まれたゆかりっちを助けた時は、当然ルシファー様。
そのルシファー様を宿す俺様に剣道で勝った早瀬は化け物。
ヤクザに喧嘩で勝つ方法
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1162551843/
>>589 GJ
透けブラよりパンチラのほうが良いに決まってるぜ
パンチラとフトモモは等価値なんだよってか
弓道着やメイド服などのアピールチャンスを生かせなかったのが
アイギスの後塵を拝する一因となっている。
妄想できるからいいじゃない。
まぁ確かに見たかったけどさ。
超ミニスカメイド服とか最高に見たいけどね。
会長>>風香>ゆかり
会長>>風香=ゆかり
会長>>風香>>>ゆかり
会長>ゆかり>風香
結局どれでFA?
結 局 乳 の 話 か
ゴメン、ssの続きが物凄く気になっているのは自分だけか?w
俺もだ!
ってか、そろそろ続ききてるかなー?と思って見にきてガッカリしたところだw
SSまだ〜?
ところで
>>1の目欄に今気づいたぜ
_____
,i´ `ヽ.  ̄ `ヽ.
/ ト、 、 ヽ、 `ヽ.
イ /i__ヽ、 ヽ, __ヽ、ヽ. ',
>>1 ノ,ハi.rr-、\!,ァ-ォ、ヽ、!,ゝ ガルダイン!!
(.ハ _ヒ,l. ヒ_,リi) ̄ .|
_ノノ !" "ハ!. iヽ!
ヽ.__,ノ> 、.`_,,.イノノV
`ー',.イハニ,ヘ__>、
/´i「>rr<{i `ヽ.
,ィ'⌒`!く/」`ヽ」/ /
今日は天気がいいから鴨川に出てゆかりっちごっこをして遊ぼう
>>624 じゃあ俺は美鶴役として鴨川を通りすがる事にするよ
裸のお付き合いが始まるわけですね。
鴨川って昔はunk投げ捨てる場所だったんだよな
夜の鴨川は意外と寒いぞ
屋久島終了
ゆかり(;´Д`)ハァハァ・・・
ガキさん生存ルートのSS書いてる者だけど、
wktkしてくれてる人がいるみたいだね。
有難いこった。
悪いけど、始めるのは明日からの予定。
理由は、実は1話毎に挿絵を考えてるから。
1話の絵を
「カサマツさん 1MBパス必須 5003」
にうpしたから見て欲しい。
パスは「irai00」
話は出来てるんだけど、
これがまだ全話分描けてない訳。
もし「絵なんていらん。とっととSS書け」ってんなら
絵は無しに今日からスタートする。
逆に、1人でも「明日まで待つ」って人がいるなら
予定通り明日から始めるので、
何で絵のようなシチュになるのか推測しながら明日夜まで待っててくれ。
どう考えても挿絵とssのコンボの方がwktk出来る件について
俺は待つ。体を壊さない程度にお前さんのクオリティを見せてくれ。
誘い受けウザ
…ま、待ってるんだから早くしてよねっ
べ、別に早く読みたいんじゃなくてあんたのそのうじうじした態度が気に入らないだけなんだからっ!!
か、勘違いしないでよ!
ゆかりの親父って死ぬ間際にゆかりの事ばかり言って、
女房の事には一言も触れずかよ・・・
既に冷え切っていたんじゃないか?
……まあホラアレだ、母親には母親用のがあったんでね? あったんだよきっと。そう思っとけ。
俺達はとんでもない勘違いをしていたようだ。
母親なんて10年前の爆発の時から既に離婚していなかった。
全てはゆかりの妄想だったんだよ!!
それかキタローに相手してもらいための自演
あの電話も全部フリです
じゃあ、明日から始める。
で、報酬が何故3つなのか論議をかもし出してたみたいだけど、
結果から言ってしまえば
チドリ 1つ
ガキさん 1つ
余り 1つ
って考えてる。
何も頂いたもの全部使えって訳じゃないのよ。
>>633 >誘い受けウザ
ガ―――Σ(゜□゜;)―――ン!!
一日耐えてくれ。
男は忍耐だw
>>634 あれって、編集したの風花だったよね?
編集っていうなやw
復元でしょ
いや、メル欄見るまでもねえだろw
>>633はツンの前後にデレをサンドしていたのかwww
>>631 絵もSSも描けるなんてスゴス
楽しみにして待ってますッ
>>631 オレは携帯からみてるからどーせ画像みれねーし
と言ってももー決まってしまったな
>>631 絵もかよw
世の中にはすごい人がいるもんだなぁ
wktkしてる
ゆかりの弓道着いいよ弓道着
俺は音楽とSSでしたが、
SSは引退しました
>>648 ありがと。
ゆかりっちが「部活と勉強とシャドウで大変」って言ってたけど、
正直俺は1つの事しかできんわ。
だから
>>631とゆかりは凄いと思う。
たまらぬ俺であった。
一瞬思っちまったんだけどゆかりってズラじゃないよな?
あいつはズラで確定だけどゆかりはない・・・よな?
, -‐ ‐ 、_
,'´::::::::::::::::::::::::`ヽ、
/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
{ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::',
i_\ \_ヽヘィ、::::::',::::::::',
[■■■■■_]::::::::i::::::::i あいつって誰のことやねん
i⊃、_,、_, ⊂⊃|/i /レ'V
ヽ ゝ._) ノV/
>r-‐ '´ _ト 、,
,イ `-|| -‐ '´ // `ヽ
ム||ニニ||ニニニニ| ト ┌|
頭のモザイクが無いとはぬるいな
お待たせ。
じゃあ、今日から本編始めます。
1話に2日掛かるので
絵は明後日になるね。
今日の分はもう先行投資してるから。
色塗るソフト欲しいいいぃぃぃ!!!
第1話「原因究明」
1/9
9月9日 PM15:09
ポロニアンモール
「ん。美味しい」
「…ありがと」
僕の感想に対するゆかりの返事は上の空だった。
弁当にも全く手をつけていない。
やはりベルベットルームでの一件が頭から離れないのだろう。
「気になる?依頼の事」
「当たり前でしょ!!」
ゆかりは声を荒げた。そしてそのまま立て続けにまくし立てる。
「このままだと死んじゃうんだよ!!荒垣先輩が!
それなのにこんな悠長な事してて何とも思わないの!?」
「そうだね」
「そうだね、じゃないよ!!なら何で何とかしようとしないの!?
依頼されたんでしょ!? 荒垣先輩を助けるって!」
「うん」
「だったらこんな事してる場合じゃない!!
私達は!私は…!」
「…」
ゆかりの声が段々しぼんで行く。
「…ゴメン。私、テンパってる」
「うん」
そして、興奮が収まって冷静さを取り戻したゆかりは
「でもね、やっぱり助けたいんだ。荒垣先輩を」
と呟いた。コレがゆかりの本心なのだろう。
ゆかりは本当にやさしい子だと思う。
荒垣先輩の事、本当に真剣に考えて。
僕なんかより遥かに、荒垣先輩を守ろうと一生懸命になって…。
だから今度は、此方から切り出す。
ゆかりに力を貸して貰う為に。
「あのね、ゆかり」
「?」
「気休めにしかならないかも知れないけど、1つだけ良い話。
実は今までの僕の依頼達成率、100%」
「え?という事は…」
「うん。そしてそれ以上に重要な事は、エリザベスは達成出来ない依頼は絶対しないという事」
「…」
「今回も助ける事は出来る。僕が必ず助ける。だから…」
ゆかりの瞳を覗き込み、言葉を続ける。
「力を貸して欲しい」
そして僕の頼みにゆかりは―――深く頷いた。
2/9
9月10日 AM8:53
巌戸台寮ラウンジ
「で、何でこんな事になってるワケ?」
ゆかり、ご機嫌ナナメ。まあ、2日連続で学校を休むハメになったのだから怒るのも無理ない。
…と考えるのは浅はか。怒る理由は別にある。
「作戦会議。人の居る所じゃ出来ないから」
「そっちじゃないっての!何で弓道着を着て来なくちゃなんないのよ!」
そう、ゆかりは部活のカッコをしていた。
「朝起きてビックリよ!
『弓道着着て朝9時ラウンジに集合』なんてメールが届いてるし」
とか何とか言いながら、キッチリ着て来るんだよなぁ。
「あれ?知らない?」
「何がよ」
「今年から正式に9月10日が“弓道の日”に制定されたって事」
「…ウソでしょ」
「ウソならもう少しまともなウソをつくって」
「その手を使って
『本気の相手と居る時、女は黒下着を身に付ける』
といって買わせたり、
『迎え酒の原理で、出された翌朝もう一度出して貰えば孕まずに済む』
とかいって朝っぱらからしたのはどこのどいつだぁ〜!!」
ガシャーン!
不意にうしろで何かが割れる音がした。
振り返ると、愕然とした表情の荒垣先輩が居た。
「…え?」
ゆかりは一瞬、状況を飲み込めなかった模様。
「お前ら…」
荒垣先輩の刺すような視線が痛い。まああんな事聴かれてりゃ…ね。
ココは一刻も早く、この場を去らなければ。
「じゃあ、そろそろ学校に行こうか」
「そ、そうだね。今からなら2限には間に合うし」
2人してそそくさとロビーを出ようとし、それを荒垣先輩は、
「待て」
…逃がしてくれるワケが無かった。
「お前ら、そこへ座れ」
と言って、荒垣先輩が指したのは、コロマルの定位置。
「床、ですか?」
「いいから正座!!」
「「は、はい!」」
ゆかりと2人して正座をさせられ、
2人の前に仁王立ちの荒垣先輩が、僕たちを見下ろした。
「お前らが如何にただれた生活を送っているかよ〜く分かった。
お前らの仲をどうこう言うつもりはねぇが、モラルってモンだけは弁えて貰う。
まずはキタロー!!」
こうして始まった荒垣先輩の説教は3時間に及んだ…。(うpシーン)
というか、荒垣先輩って“人が何しようが関係ねぇ”ってタイプかと思っていたけど、意外に面倒見良いのね。
3/9
9月10日 PM0:34
巌戸台寮ラウンジ
ようやくお説教から解放された。
因みに荒垣先輩は、コロマルの散歩も兼ねて昼飯を食べに出掛けていた。
「キタロー君。お昼、何がいい?」
ゆかりがキッチンから顔を出し、訊ねてくる。
「ヤキソバ」
「ヤキソバ?」
「うん。塩ヤキソバ」
リクエストを受けたゆかりは
「え〜っと、うん。あるね」
材料確認を終えた後、
「分かった。じゃあ、それにするね」
と言って、再びキッチンへ潜り込んだ。
「ご馳走様。美味しかった」
「お粗末様」
僕の感想の所為だろうか、鼻歌でも歌いそうな勢いで食器を下げるゆかり。
そしてそのままゆかりが食器を洗っている間、僕は昨日一晩考えた内容を頭の中で整理、再考した。
依頼内容、期限、そして今後の方針…
僕自身一応の結論は導いたのだが、それが万全かといえば心許ない。
ゆかりに相談し、穴や問題が無いか一緒に考えてもらった方が良いだろう。
「依頼の事?」
いつの間にか戻って来ていたゆかりが、お茶を出しながら訊いてくる。
「うん。真面目な話していいかな?」
肯いて、僕の真正面の椅子に腰を下ろすゆかり。
ゆかりから貰ったお茶に一口つけ、僕は口を開いた。
「まず、10月4日に荒垣先輩が死ぬ可能性を考えた。
事故、病気、他殺、自殺だ。これ以外に思い付く?」
「う〜ん。無い…かな?」
「で、この内病死は除外して構わないと思う」
「どうして?」
「依頼期限が10月4日だった。病死だとしたら10月4日に発病、悪化、死亡となる。
この考えはかなり不自然、いや、無理がある。」
「そっか。病気で死ぬなら、期限は荒垣先輩が死ぬ日じゃなくて手遅れになる日を選ぶって事だね」
ゆかりの言葉に、僕は肯いた。
「そっか。その考えには私も賛成。で、他に除去出来るのは?」
「今の所無いと思う。ただ…」
「荒垣先輩って自殺するタイプに見えないケド…。
って、ゴメン。話の腰折っちゃったね。続けて」
「10月4日って事を考えると、1つの可能性が出てくる」
「?」
「10月4日で思い当たる事、ない?」
「ん〜…」
暫く考え込むゆかり。
不意に何かに思い当たったように顔を上げた。
4/9
「次の作戦日!」
ゆかりの言葉に再び肯く。
「って事は、まさか、荒垣先輩は大型シャドウに殺される…?」
「それが僕の結論なんだけど」
ゆかりは再び考え込んだ。恐らく今までの話を反芻しているのだろう。
「…言われてみるとそんな気がしてきた。でも…」
「?」
「それ以外の可能性は無いのかな?
それにホントにシャドウに殺されるのなら、対処法も考えないと」
「対処法は考えてる」
「え?どんな?」
「シンプルだけど2つ。
“次の作戦日、荒垣先輩を前線に出さない”
“タルタロスへ向かう頻度を増やし、チームを強化する”」
「そうだね。それが効果的かも」
と、ゆかりは僕の案に賛同した。
「ただ、他の可能性については全く考えていない。
だからゆかりの意見を聴きたいんだけど」
「うん…。でも、その前にちょっといいかな?」
「?」
「私も昨日考えてた事があって、結局結論は出なかったんだけど…」
そう前置きして、ゆかりは疑問を口にした。
「何でこの依頼、私も一緒なんだろ?」
「!」
言われてみればそうだ。
さっきまで考えていた可能性なら、いつも通り僕だけに依頼すれば良い。
何故わざわざゆかりをベルベットルームへ招いた?
「イゴールさん…だっけ?
あの人が言ってたように、荒垣先輩を守るのに私の力が必要なら、それが何なのか知りたい」
「そうだね」
ただ…
「目星は?」
「ゴメン、それが全く。キタロー君は、何か思い当たる事がない?」
「ゆかりと同じ」
「そっか…」
初めから大した答えは期待していなかったらしく、さして落胆の表情も見せずにお茶を啜るゆかり。
そして一息ついたゆかりは、再び口を開いた。
「でもさ、私達何も知らなさ過ぎるんだよね」
「え?」
「荒垣先輩の事。私達何も知らないでしょ?
私達の知らない部分が死んじゃう原因だったら手が打てないし、
まずはそこら辺の情報を集めた方がいいのかも知れないね」
一理ある。
「そうだね。そうしよう。で、どうするかは考えてる?」
「桐条先輩たちに訊くのが良いかなって考えてるんだけど、
先輩達に依頼の事を話してもいいのかな」
「話しちゃいけないって決まりは無いけど、余り話さない方がいいかも知れない。
話した方がいいなら、初めから先輩達もベルベットルームに呼ばれてる筈だ」
「そっか。じゃあ、今夜…」
「先に真田先輩の方に訊きに行こう。桐条先輩相手では感づかれる可能性が高い」
「うん。他にする事は?」
「今の所無い…かな」
「じゃあ、こんな所だね」
そう言って、ゆかりはお茶を淹れ替えに行った。
5/9
「ふぅ」
ソファに体を深く沈め、一息つく。
10月4日まで後1ヶ月弱。
(やれるだけの事はやるだけだ)
そう決意を新たにしている時に、戻って来たゆかりが質問してきた。
「でさ、もう一度訊くけれど…」
「?」
「何でこんな格好しなくちゃいけないのよ」
まだ気にしてたのか。
はぐらかすのも面倒臭くなったので、ホントの事を伝える事にした。
「1人寝が寂しかったから。
この頃ずっと一緒に寝てたのに、昨日は別々だったから」
「…で?」
「そのカッコでしよ…」
ドガッ!
発言は最後まで許されず、ゆかりの拳が顔面にめり込んだ。
「予想通りの答えをアリガト。着替えてくる」
それだけ告げて、ゆかりは去って行った。
…痛いよう。
…一話に二日ってことは今日の投下はここまでってことでいいのかな?
とりあえずGJだ。このとこデキのいい大型SSの投下が多くてうれしいな。
ところで連投規制に引っかかるから二日に跨るってだけなら
PC再起動で一日で投下できんじゃね?
>>654 GJ!!ヤバい…ゆかりにも萌えたけど
それ以上にキタローのカッコよさに惚れた(*´∇`*)
これなら本が出ても買うぜ!
493 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/11/06(月) 23:20:45 ID:xH3sx1OVO
なに今のゆかりスレの惨状
作家気取りのキモオタがオナニー小説とオナニーイラスト晒してる…
あーゆうのキモいってことなんでわからんのかね
アイギススレと風化スレもキモオタがSS書いててきめぇ
そんなにマンセーされたきゃ自分のサイトとか作りゃいいのに
話は変わるけど、ゆかりってキタローと付き合い始めたら
イチャAするのとか案外好きそうじゃね?
なんか二人だけでいる時とかキタローに甘えてそう。
普段強がっている分、甘える時の反動が凄そうだなwww
とりあえず、GJ。
しかし、2/9と5/9は全く要らないな。
ヤッたのか?って言うか既にヤッてたのか?
挿し絵も寄り道的な場面の挿し絵だったのね。
畜生!クソッ・・・なんて、なんてことなんだ
みんなが寄ってたかってゆかりをヒロインから引き摺り下ろしたんだ・・・
噛ませ犬にしちまったんだ。畜生・・・
ゆかりスレも堕ちたもんだな
ゆかりのツッコミが一番冴えるやつって誰だろ
天田とかハゲとか変態とか荒垣はわからねぇな・・・
やっぱテレッテか?
実はキタロー
>>672 きっと好きな人へのツッコミは自然と鋭くなるんだよ。
俺の前カノもそんな感じだった。
>>672 出家じゃねーよが代表的だけど
実はコミュで変な選択肢を選んだ時のツッコミが激しくいいね。
なんだよ!このSSじゃ
ゆかりッチにユニコーンが懐かないじゃないか!
クソッタレめが!!
行くぜ今日の分!
…の前に、
>>660が言った事が気になった。
1話を2日掛けてるのは
単純に量が多いから、読むのに疲れるんじゃないかと思っての事。
でも、1日1話の方がキリが良いのかなぁ。
皆、意見を聞かせてくれ。
それによって明日から
1話を1日で書くか2日か方針を決めるから。
>>661 ありがとう!
参考にさせて貰うよ。
>>662 マテw
書いてる本人がこのキタローカッコいいと思ってないぞww
むしろエロい。
3話と4話がカッコいいと思うから、週末を楽しみにしてくれ。
>>666 核心だけを読みたいなら、
3話と4話以外はスルーして構わないよ。
この話では、キタローとゆかりはヤってると
本文にはっきりと書いてあるw
6/9
9月10日 PM8:57
巌戸台寮ラウンジ
昼間の打合せ通り真田先輩に話を聴く為、真田先輩をラウンジへ連れ出した。
「真田先輩、お疲れ様です」
先にラウンジで待っていたゆかりが立ち上がる。
「あぁ。にしてもどうした?
なにやら相談事があるそうだが」
「えぇ。実はお訊きしたい事が。取り敢えず外へ出ません?」
「外だと?」
「えぇ。散歩がてらお話します」
「まぁ、別に構わんが…」
「そうですか。なら行きましょう」
そう言ってゆかりは立ち上がり、玄関へ向かって行った。
頭に“?”マークをつけた真田先輩が後に続き、最後に僕が寮を出た。
長鳴神社への道を、談話しながら3人で歩く。
「9月に入っても、まだ暑いですね」
「そうだな。日の出ているうちは、まだ汗も出る」
「この前、コロマルを散歩に連れて行ったら、途中でばててましたよ」
「鍛錬が足りんな、アイツも」
「食事の好き嫌いが激しいのも問題じゃないですか」
「あ、いや、そうかも知れないが、岳羽の料理を拒否したのは仕方ないと思うぞ」
「何ですか!?それ。私だって料理上達しているんですから。ね、キタロー君」
「確かに…」
そんな会話をしている内に、長鳴神社へ辿り着いた。
「真田先輩」
「ん?」
「ちょっと寄って行っていいですか?」
そう訊ねると、真田先輩は
「ようやく本題か…」
と呟き、
「いいだろう」
と言って、階段を上り始めた。
7/9
「じゃあ、聴かせて貰おうか」
ジャングルジムに寄り掛かり、腕を組んで促す真田先輩。
対してベンチに座るゆかりが口を開いた。
「最近、荒垣先輩の様子がおかしいんです」
「シンジの?」
思わぬ内容に、真田先輩は驚いたようだ。
「えぇ。調子が悪いというか、雰囲気が違うというか…。
とにかく前にあった時や、寮に来たばかりの頃と比べて様子がおかしいと思うんです」
「…」
「それで、荒垣先輩と一番親しい真田先輩なら心当たりはないかと思いまして…」
そこまで聴いて、真田先輩は足元に視線を落とした。
思い当たる節を考えているのかと思ったが、どうやら違ったようだ。
真田先輩の返ってきた返答は…
「お前ら、よく気付くな」
イエスでのノーでもない、まるで的外れな回答に、僕達は目を見合わせた。
「俺はシンジの様子がおかしいことに全然気付かなかった。
なのに、会ってまともに一緒に居たのが1週間かそこいらのお前らが気付くとはな」
真田先輩の発言にゆかりは慌て始めた。
「え?その…、なんとなくですよ、なんとなく」
「にしては、俺に探りを入れるくらい真剣なようだが」
「う…」
返す言葉に詰まるゆかり。
真田先輩に変な疑問をもたれても厄介なので、本題に戻す事にした。
「真田先輩、論点がずれてます。僕達は、荒垣先輩の事を訊きたいんです。」
僕に言われ、真田先輩は改めてこちらを見る。
そして今度こそ、ゆかりの質問へ返答した。
「思い当たる節は―――ある」
「「!!」」
「そういえば、いつの間にかあの日が近付いていたな」
夜空を見上げ、独り言のように呟く真田先輩。
「あの日?」
「荒垣先輩って、女だったんですか?」
ドガッ!!
直後、ゆかりの拳が顔面にめり込んだ。
「続けて下さい」
「あ、あぁ…」
そうは言いながらも、やはり僕の事が気になる様子。
僕は真田先輩に“平気です”とジェスチャーした。
いや、痛いんだけどね。
ともあれ、真田先輩は話を再開した。
8/9
「シンジのヤツ、2年前にS.E.E.Sを辞めたのは知っているな。
その原因は2年前の事件なんだ。
お前らが言った『シンジの様子がおかしい』というのも、恐らくそれが関係している」
「事件、ですか。どんな?」
「…」
ゆかりの質問に、真田先輩は返答を躊躇った。
それほどまでに話したくない事なのか。
しかし、此方も引き下がるワケには行かない。
何せ、当の本人である荒垣先輩の命が掛かっているのだ。
「真田先輩、話して頂けませんか。
この事は決して他の人に話しません。プロテインに誓いますから」
言った瞬間、ゆかりから白い目で見られた。
「キタロー君。何でキミは、そんな緊張感が…」
「分かった。話そう」
僕を叱咤しようとするゆかりの発言を遮り、真田先輩は話し始める。
そしてゆかりは…
「うちの寮の男共って…」
呆れていた。
真田先輩の話の大筋はこうだ。
2年前、荒垣先輩のペルソナが暴走した事。
それに巻き込まれ、民間人が1人亡くなった事。
その死者は天田の母親である事。
そして、事件が起きたのが、2年前の―――
「「10月4日!?」」
ゆかりと2人で絶句した。
この話、依頼と関係あるどころの騒ぎじゃない。
ほぼ間違いなく、荒垣先輩の死に直結している。
「天田はその事を知ってるんですか」
と、真田先輩に訊ねる。
「知らない筈…なんだがな。
いきなりS.E.E.Sに参入したり、時折シンジに敵意の視線を向けたり、
その可能性を裏付ける行動が目につく」
「…とすると」
荒垣先輩は天田の仇討ちにより殺されるって事か。
実力では段違いで荒垣先輩が上だから、恐らく荒垣先輩はわざと殺されるのだろう。
「完全に読み違えていたな」
「ん?」
「いえ、何でもないです」
訝しげに此方を見る真田先輩の視線から逃れるように
「お話、有難う御座いました。じゃあ、帰りましょう」
と、帰宅を促した。
帰る途中、誰も言葉を発しなかった。特に、
「…」
真田先輩の無言が気になった。
9/9
9月12日 影時間
巌戸台寮自室
「やぁ、ひさしぶり」
眠っている所へ深夜の来客が現れた。
ファルロスだ。
そしてファルロスの顔を見た時、先月の彼の言った事を思い出した。
『毒のある花が咲くよ。隣の庭に3つ。そして君の庭に1つ』
ファルロスの言いたい事は分かる。
S.E.E.Sの中に裏切り者が出るという事だ。
恐らく天田の事を指しているのだろう。
そしてそれ以上に重要な事が1つ。
ファルロスは未来を予測出来るのだ。
今まで幾度となく近未来の予言を残し、それらは1度としてハズれた事が無い。
ならば…。
「ファルロス」
「ん?」
「僕の庭、“枯れる花”があるんじゃないのか?」
「…」
いつも穏やかな表情をしているファルロスが、初めて驚きの表情を見せた。
口をつぐみ、暫くしてようやく口を開く。
「うん。枯れるよ、花一輪」
「…」
「訊きたい事はそれだけ?」
「花が枯れるのを阻止する為にはどうすればいい?」
荒垣先輩の命を救う為、藁にも縋る思いで訊ねた。
ファルロスなら知っていると思ったのだ。
しかしそんな僕の期待に対し、ファルロスの返ってきた返事は残酷なものだった。
「無理だよ」
「え!?」
そんな筈は無い。荒垣先輩の死は阻止出来るからこそ、エリザベスは依頼したんじゃないのか?
そしてファルロスは言葉を続ける。
「花は必ず枯れる。ある花が枯れるのを阻止しても、別の花が枯れるだけ。
キミに出来る事はね、どの花を枯らすか選ぶ事だけなんだ」
頭をハンマーで殴られたような衝撃だった。
確かに依頼内容は荒垣先輩を守れというだけで、S.E.E.Sメンバー全員の生き残りではなかった。
しかし、自分に出来る事はS.E.E.Sのメンバーの誰を殺すかを選ぶ事だというのか。
選べる筈が無い。そんな事出来る訳が無い。
混乱する頭を抱え、何か手はないかと必死で考える。
その時、ふとイゴールの言葉がフラッシュバックした。
『もしかしてこの依頼は貴方様の力を必要としているのかも知れませぬな』
…!!まさか!
“僕には”S.E.E.Sメンバー全員を救えない。ならば…
「ファルロス!」
1点思い当たった僕は、その確認の為に、顔を上げファルロスに訊ねようとする。
しかしその時にはファルロスの姿は既に消えていた…。
>>677 気になるところで終わったなー。続きが楽しみだ。
ちなみに、自分は1日1話読みたいな。
本筋ではのめり込めるが、エロやら笑いやらでカクンとテンション崩される。
バランスが悪くて読みにくいが自分なりに繋げて読む事にしたよ。
題材に味があるので、続きを楽しみにしてるよ。
乙。書くのは手間かかるが、
読むのは一瞬なんだよねー。
おまいさんの無理のない速度でかまわんけど、
一日一話でも自分はぜんぜんオケ。
GJ!!かなり気になる所で終わったから明日が楽しみだ。
俺も一日一話読みたいな。
続ききになるじゃないか、乙
本筋じゃないラブコメな2人もいいと思うよ。
本筋がおもしろいから多少いらないきはするが
でもこのまま突っ走ってくださいな
乙あげ侍
俺はラブとコメディーは面白いので入れて欲しいけどエロネタ系は控えてほしい派
いや、もちろんただの一意見なんですけど少し考慮していただければな、と
マイペースで頑張ってッ
>>671 やっぱ皆が言ってる通りキタローじゃね?
ていうか天田とかに突っ込むゆかりは想像できないなー
天田か荒垣に突っ込まれるゆかりは面白そうだけどな
>>677 GJ
お前さんの好きなようにすればいいと思うよ
一日1話でもおk
GJ!普通に話の続きが気になる件について。
プロテインに誓われて話してしまう肉彦バロスwww
一日一話でも無問題。お前さんの望むがままでおk。
それは、9月2日であった
アイギスは、その足を前に踏み出していた。
歩みには一切の迷いがない。
まるで自分が本来居る場所は、そこなのだとでもいうかのように。
鳥海に指定された場所──キタローの隣の座席へと歩を進める。
「この場所なら、大歓迎であります」
そして、はっきりと。
「私の一番の大切は、この人の傍に居る事であります」
そう、言い切った。
驚。
驚。
驚。
クラス中が、ざわめく。
とりわけ屋久島での一件以来、キタローのことを憎からず思っていた
クラスメイトであり、S.E.E.S.のメンバーでもある岳羽ゆかりは
激しく驚愕し、たまらず立ち上がった。
馬鹿な。
ここが、どこだかわかっているのか。
ここで――教室で、よりにもよって――
このようなことを、言うのか。
このようなことが、言えるのか。
感情を持たないとは、こうまで恐ろしいのか。
羞恥心などといったものに邪魔されることなく、こういうことを言ってのける。
寒気に似たものが、背筋を通り抜けていく。
「あれ、ゆかり──なんで立ってるの?」
立ち尽くすゆかりに、友人の一人が言った。
確かに、不可解だ。
なぜ自分は立ち上がっている。
これでは、まるでアイギスに嫉妬したみたいではないか。
もしや、私は──
そこに思い至った途端。
ごうっ。
と。熱いものが込み上げる。
それは、顔を燃やし、心臓を通り、臓物を抜け
頭頂部からつま先までを、一直線に刺し貫く。
まるで灼熱のように、熱く燃え滾る全身からは、止めどなく汗が噴出す。
ゆかり、アイギス、そしてキタロー。
前横で隣り合う三人の様子を見た後、鳥海は静かに言った。
「お隣同士、仲が好いのいいけど、けじめはちゃんとつけなさいよ」
たまらぬ2-Fであった。
屋久島であんなことをしておいてキタローは私のことをどう思っているのか。いや、違う。そう思うのは違うぞ。
私は今、クラスメイトとしてここにいるのだ。
クラスメイトとしてとしてここにいる以上、気持ちががどうとかも、アイギスがどうとかもない。
少なくとも、殴打の最中に、そんなことを思いはしない。思っても意味がないからだ。
思っている考えているそんなことを思うのはやめろとも思っている無駄なことを思っているもうや
めろ今はキタローを殴ることを顎ジャブ考え左フックなければならリバーブロー見ろ避けられてしまったガゼルパンチ
デンプシー縦のアッパーからこのコンビネーションでほら入った……。
キタロー「前が見えねえ」
ゆかりとアイギス弱点同じだけど戦闘じゃどっちが使える?
>>690、691
ダブル夢枕GJ。
夢枕が続くと何かに汚染されそうになるなwww
ディアラハン!
>>696 プレイスタイルによるけど順平の方が使える
今回は物理スキルが使えないから属性魔法持ちの方がはるかに使えるから
覚醒したらマハ〜カジャ系全部覚えるけどそれも重ねがけ出来ないから微妙だし
まあ、好きなキャラなら弱点被っても
キタローでフォロー出来るから使ってもいいんじゃない?
終盤になるとアイギス>ゆかりじゃね?
ゆかりは馬鹿すぎて(ry
まぁ気に入ってるなら別だけど
>>698 そう?
メディアラハン使ってくれないのも、ディアラハンしか使えないのも同じようなものじゃない?
カジャ系と物理スキルはあまり役に立たないし
>>697 サンクス
アイギスも使うことにするよ。
ていうかテレッテ弱いと思ったんだけど結構いけるのか。
>>700 結論:キタローが万能なんで、キャラへの愛次第。頑張れ。
この手の話は荒れちゃうんじゃないかとハラハラしてたが
キレイにまとめた
>>701に惚れた。
○○はバカだのなんだの言う奴に限って、作戦は自由に戦えなんだよな。
正直「自由に戦え」でボス以外で困った事が無い
脱線してる事に気づけ
本スレ行けよ
ゆかりのふとももつっつきたい
ならゆかりっちのふともものつけ根は俺が頂いても構いませんかねっ!
キャバ嬢みたいな私服は・・・
ぎりぎり間に合った!
じゃあ、これからは1日1話で進める事にする。
絵はいつものトコ。
確か「5194」だったと思う。
パスも前回と変わらず。「irai00」ね。
>>687 済まん!!!!!!
もう手遅れ。
最終話とかかなりやばいので、
それだけは覚悟して欲しい。
もう書いちゃったのよ。
ホント、ごめん。
第2話「束の間の休息」
1/7
9月23日 AM11:41 植物園
「ゆ〜かりゆかり♪
何見て跳ねる♪
お彼岸お天道様みて跳〜ね〜〜〜る〜♪」
「何ワケの分からない歌歌ってんのよ。
ってかキミ、この頃順平の影響受け過ぎ」
巌戸台の植物園をゆかりと散歩する休日の昼。
この頃荒垣先輩の件で忙しなかったので、
1日くらいゆっくりしようと、ゆかりをデートに誘ったのだ。
デートといっても、いつもみたいに遊びに行くワケじゃない。
文字通りゆっくりと、体を休めようという考えである。
特にゆかりは、荒垣先輩の居た施設や天田の実家まで行ったりして、僕の倍以上動いている。
「どこへ行くの?」
「あっち」
ゆかりの質問にビニルハウスの奥を指し、ゆかりペースで歩き出した。
やがて辿り着くビニルハウスの一角。
そこにはベンチが1つ設置されている。僕が良く昼寝に使うヤツだ。
「座ろう」
とゆかりを促し、2人してベンチに腰掛ける。
「ココがキタロー君のお気に入りの場所?よく来るんだ」
「うん。ココは余り人が来ないから、
よく光合成したり昼寝したりする事がちょくちょくある」
「そっか。日当たり具合も丁度いいし、良い所だね」
「うん」
「こんなゆっくりするの、久し振り…」
今までずっと気が張り詰めていたのだろう。
ゆかりの顔にほんの僅か、疲労の色が見える。
「ゆかり」
「ん?」
「疲れてるでしょ」
「…うん。ちょっと」
珍しく、強がらずに素直な返事をするゆかり。
その返事を聞いた僕は、ゆかりの頭を僕の膝の上に乗せた。
「ちょ、いいよ、別に」
慌てて起き上がろうとするゆかりの頭を押し留め、その状態で声を掛けた。
「いいから、今はゆっくり休んで」
「でも、折角のデートなのに…」
「ゆかりはイヤ?」
「そんな事無い!でも、キタロー君が…」
「ゆかりが傍に居てくれるのに、何も不満は無いよ」
「…」
ゆかりは暫く「あー」とか「うー」とか唸っていたが、結局
「ゴメン。少しだけ寝かせて」
と言って目を閉じた。
そんなゆかりの頭をゆっくりと撫でる。
くすぐったそうな、気持ちよさそうな表情をするゆかりが穏やかな寝息を立てるまで、
それほど時間は掛からなかった。
2/7
「ん…」
ゆかりが目を覚ましたのは、それから暫く経ってからの事だった。
体を起こし、立ち上がって体を伸ばしてから
「おはよう」
と挨拶してきた。
「おはよう」
「私、どれ位寝てた?」
「今2時半」
「うわ、そんなに。ゴメン。寝過ぎちゃったね」
「いや」
それだけ疲れていたのだろう。
しかしゆかりはそれを言われるのを嫌がる筈。
だから代わりにこう答えた。
「ゆかりの寝顔をじっくりと見られたから」
因みにこう言うと、ゆかりは照れる。
「…っ!」
頬を赤らめてそっぽを向くゆかり。
明後日の方向に目を向けながら
「変な事してないでしょうね」
と訊いてきた。
「何もしてないよ」
「そう」
ゆかりはそれ以上追求せず、天を仰いだ。
「ん〜!木漏れ日が気持ちいい〜」
目を細め、本当に気持ち良さそうに言うゆかり。(うpシーン)
そして此方を振り返り、こんな事を訊いてきた。
「ココ、私もお気に入りの場所にさせて貰っていい?」
「勿論。何でそんな事訊くの?」
「だってココ、キタロー君のお気に入りの場所なんでしょ?
私が邪魔しちゃ悪いかなって…」
「ゆかり」
それ以上は言わせなかった。そんな寂しい事は言って欲しくなかったから。
「え?」
「覚えておいて。僕の幸せはゆかりと一緒に居る事。
そしてゆかりが幸せである事。それだけ」
「…」
「それだけなんだ」
「うん。ゴメン。…後、アリガト」
そう言ってゆかりは、再び僕の横に腰掛けてきた。
そんなゆかりに、1つお願い事をする事にした。
3/7
「ゆかり。実はお願いがあるんだけど…」
「?」
「今日ゆかりの部屋に行っていい?」
「…」
ゆかりの僕を見る目がいきなり変わった。
「あのねぇ。荒垣先輩に注意された事、もう忘れたの?」
「覚えてる。でも、荒垣先輩の言ってた事って“公衆の面前で恥を知れ”って事で、
僕たちの仲については何も言わなかったじゃないか」
「でも、一緒に寝ると、その…でしょ?だったら…」
「じゃあ、何もしなければいいの?」
「それは…い、いいけど。でも我慢出来るの?
私と別々に寝るより、そっちの方が辛くない?」
「いや。さっきも言ったけど、僕にとって一番辛いのはゆかりと一緒に居られない事」
あくまで粘っていると、ようやくゆかりの方が折れてくれた。ただ、
「もぅ、しょうがないなぁ。じゃあ、今晩キタロー君の部屋に行くね」
と言うゆかりの声も弾んでいたので、
本当の所はゆかりもそうしたかったのだろう。
「さて、遅くなったけどお昼食べに行こうか」
「そうだね」
2人して立ち上がり、植物園を出る事にした。
「でも、それが今まで別々だった原因?」
「うん。まぁ…ね。
ホラ、ちびギャラにもあるじゃない。
“お預けっていうのなら目の前に置かないで頂きたいと思う”って」
「そう。でもまぁ、それがゆかりの勘違いって分かったワケだし…」
―こうして日が暮れるまで、ゆかりとのデートを愉しんだ。
4/7
9月23日 PM11:16
キタロー自室
コンコン。
扉を控え目にノックする音に
「どうぞ」
と入室を促す。
「こんばんは」
ゆかりがいそいそと部屋の中に入って来た。そのまま後ろ手に鍵を閉める。
「あ、勉強中?」
と訊ねるゆかりの声は小さい。恐らく隣の部屋に漏れるのを気にしているのだろう。
僕も声を抑えて返事をした。
「今切り上げようと思ったトコ」
「今、じゃなくて私が来たら、でしょ?」
「ご名答」
2人でクスクス笑いあってから、どちらからともなく唇を重ねた。
軽い軽い、本当に触れたのかどうかも怪しい一瞬だけのキス。
そして離れ…
「寝よっか」
「うん」
部屋の電気を消した。
「失礼しま〜す」
ゆかりはそう言って密着した後、僕の横に密着して来る。
対して僕は、ゆかりの方を向き抱き寄せた。
「約束、忘れてないでしょうね」
と言うゆかり。
口では僕を諫めるような素振りだが、まるで説得力がない。
何しろ抱き返してきているのだから。
「分かってる」
そう言って頭を撫でると、ゆかりはくすぐったそうに首をすくめ、
そのまま僕の胸に頭を押し付けてきた。
そしてぽつりと一言呟く。
「ゴメンね。キミにばっか我慢させて…」
「別に構わない」
実の所、全然構うのだが、それを言うと又明日から1人寝になる。
「でも、やっぱりダメなワケあるんだよね」
「うん…。別に意地悪してるワケじゃないんだけど、
あ、でもやっぱ私のワガママだし…」
「ワガママ?」
「!!な、なんでもないの!」
そういって更に深く顔をうずめるゆかり。
全く、そんな行動とられたら…
…気になって仕方ないじゃないか。
5/7
ゆかりを引き上げ、耳元で囁く。
「ゆかり」
「…」
「教えて」
「!!ダ、ダメ!」
「教えてよ。僕に原因があるなら直すから」
「無いよ!無い無い!コレって私のワガママだから」
「じゃあ、教えてくれてもいいじゃない」
「…ダメ」
「何で?」
「エッチな子って思われたくない」
何を今更。
「大丈夫だよ」
「?」
「ゆかりより僕の方がずっとエッチだから」
「…」
「不安なんだ。理由もなしに断られたんじゃ、もしかして愛想をつかされたのかなって」
そう言うと、ゆかりはようやく覚悟を決めたようだ。
「あ、あの、ね…」
無音の部屋でなお、耳を近付けないと聞き取れない位のか細い声で、ゆかりは言葉を発した。
僕はゆかりを抱き締める腕に力を入れ、一言も漏らすまいと耳を近付けた。
「後、10日位したら…」
「…」
「い、一番欲しい所に…貰えるように…なる、から…」
「………え?」
「――――――っ!!!」
言い終わった直後、ゆかりは僕の胸に頭をぐりぐりと押し付けてきた。
隣に順平が居なかったら、
「なんてこと言わせんだ、バカ〜っ!!!」
とでも叫んでいた所だろう。
「それなら迎え酒の原ぐふぅっ!」
隣に気付かれないレベルで最大限に暴れるゆかりに話しかけた所、
全て言い切る前に胸に頭突きを喰らった。
っていうか、肺の中の空気全部搾り出されたって、今。
「もう一度言ったら出てくからね」
そういうゆかりにちょっと涙目になりながらコクコク肯く。
「よろしい」
そう言って元のポジションに戻るゆかり。
6/7
そのまま暫く2人して黙っていたが、不意にゆかりが口を開いた。
「でも、10日後ってどうなってんだろうね」
「…」
恐らく荒垣先輩の事を言っているのだろう。
今日位は依頼の束縛から逃れてゆっくりさせてあげたかったのだが、
やはり今はどうしてもソコに行き着いてしまうようだ。
それもゆかりの優しさの表れなのだが。
僕が黙ったままでいると、ポツリと呟いた。
「助けたいな…荒垣先輩」
こういう、ゆかりのポロっと洩らす本音が好きだ。
いつもソコには、ゆかりの優しさが滲み出る。
因みに僕が洩らすとエロさしか滲み出ない。何故だろう。
…それにしてもホント、僕には勿体無い位いい子だよ、ゆかりは。
少し嬉しくなって、ゆかりを抱く腕に力を込めた。
「助けるさ」
「え?」
「守ってみせる、荒垣先輩の命は」
僕の言葉を受け、ゆかりは
「…うん。信じてる」
と言い、それ以降2人とも黙ったまま抱き締めあい、やがて眠りについた。
7/7
10月3日 影時間
巌戸台寮作戦室
今日のタルタロス探索を終え、ゆかりと2人で作戦室に来た。
最後の打合せをする為だ。
今までゆかりと、荒垣先輩及びその周りの事を色々調べた。
その結果、荒垣先輩が天田の母親を、故意では無いにせよ殺した事、
天田はその現場に居た事、そして荒垣先輩自身罪の意識を感じている事が分かった。
それらから導かれる結論は1つ。
“荒垣先輩は天田に殺されようとしている”
コレしか考えられなかった。
となれば、自ずから対処法も決まってくる。
まず、作戦決行まで僕が荒垣先輩の、ゆかりは天田の監視をする。
当然明日の学校はサボタージュ。
2人に動きがあれば、すぐに相方に連絡を居れ、その場で阻止。
作戦時は万一シャドウに殺される可能性を考え、
天田を前線に入れ、荒垣先輩は控えになって貰う。
そしてこの時は僕が天田を、ゆかりが荒垣先輩を監視。
作戦終了後は影時間も終わりに近付いている筈なので、
影時間が明けるまで監視を続ける。
「…と、こんなトコかな」
「うん。この頃ゆかりを巻き込んで学校サボる事が多いけど、今回だけは頼む」
「分かってるって。それより他にはもう何も無い?
最後の最後で詰めが甘いような事はしたくないから」
「多分、無いと思う」
そう返事した。
ゆかりにはファルロスの事は話していない。
荒垣先輩の死を阻止出来ても他の人間が死んでしまうと予言した事も、
僕に出来る事は、誰を死に追いやるか選ぶ事でしかない事も、
ならばゆかりならS.E.E.S全員を守る事が出来るのではという僕の考えも…。
そんな事を話しても、詰めどころか、ゆかりには余計な枷をはめてしまうと思ったのだ。
それにファルロス自身、何か隠しているような気がする。
あの後ファルロスは1度だけ姿を見せた。
しかし、自分の言いたい事だけ言うとさっさと消えてしまったのだ。
まるで僕の質問から逃げるように…。
だからこの事は、僕の胸の内に秘める事にした。
そして影時間は明け、
「ついに来たね。この日が」
「うん」
―――運命の10月4日を迎えた。
私服のセンスに突っ込むなら他の面子も人のことは言えない。
順平が一番まともなんじゃないか?
>>708 エクセレント!待った甲斐があったようだ。
っつか話を切る部分上手いな…次を期待せずにはいられないぜ。
あと…なんか意見しちゃって申し訳ないが、微エロのパートはメル欄とかで予め一応警告した方がいいかも試練。
エロスが嫌いな方もいた事だし…。俺は大好きだがな!
乙
エロ歓迎だ
何か覚悟する程のエロ方面に行くのが確定してるようだし、
もうその先入観が雑音になって読めなくなってしまいました。
荒垣を救う点が真面目なのに要所要所で無駄にイチャ付いてるのがウザすぎる。
ま、ゆかりスレのSSだから当然と言えば当然だけど、合ってないんだよな。
どうやら俺は勝手に高望みの思い込みをしてたようだ。
俺はこの辺でこのSSから下りる事にするよ。
ここ、エロ用のスレじゃないしねぇ。
とりあえず、エロ描写のあるところは、予め知らせたほうが良いかも。
エロパートだけ分けるのも難しいかもしれんけど。
まぁ、俺もエロは好きなんだけどさw
あんまり濃いエロになるなら、エロパロスレのが無難かと思うけども。
一般ゲームその他のエロ文章創作用としてエロパロ板もあるわけだし。
でも、ここで投下をやめられるのは、ちとイヤだな。
個人的には別にエロはあっても無くてもどっちでもいいんだけど
ガキさん生存がどういう風に行われていくのか気になる。
>>719 内容について色々言うのはいたって普通だと思うが、
読むの辞めますとか一々報告するのはどうかと思うぞ。
そういう発言は心の中に留めておくのが最低限のマナー。
殺伐としてきたのでちょっと話題を変えましょう。
12月30日のアイギス復帰イベントってほかのキャラにはアイギスを励ます台詞があったけど、
ゆかりは何も言わなかったような・・・
やっぱり相性が悪い?
>>708 今日もGJなんだぜ
俺は少しくらいのエロはおk
>>722 そんなイベントあったっけ?
記憶にないなぁ・・・
アテナ覚醒する時のトコロかな?
最初出会ったころや、キタロー部屋侵入、アイギス転校あたりでは
苦手意識っつーか敵対心持ってたぽいけど、さすがにそのころは
アイギスを認めてるでしょ、寮でもゆかり自身アイギスに関して良い風なこと言ってたような…
たまたまだよ
アイギスとゆかりが仲よさそうにしてた場面はぜんぜん思い浮かばんな・・・
ていうかあったっけ?
>>725 アイギス「開錠に三分かかりました」
ゆかり「それ犯罪だから!」
見事なボケとツッコミを披露してるじゃないか
敵対心はないだろw
アイギス転校早々の「私の大切は、あなたのそばにいることであります」発言のとき、
むしろゆかりにはもっと頑張ってもらいたかったものだ
「ちょっとアイギス!何言ってんのよ!キタロー君は私の…あわわ」
>>728 「あわわ」ワロスw
まぁ、二人とも電撃弱点、通常攻撃貫通だしもう狙ってるとしか思えない
>>726 その考えはなかったわ
>>729 狙ってるも何も普通に2人ヒロインじゃないのか?
俺はそう思ってたけど
>>728 外野の女生徒の突込みが早すぎたな。
もう少し黙っていればもう少し面白い自爆が見れたのに。
今日の分の投下。
絵は「5229」、パスは「aragaki」
今日と明日はゆかり活躍ゼロなので宜しく。
…あ、非公式設定があった。
明日読んでればその辺気づくと思うので、
そのときは宜しく。
第3話「荒垣の苦悩、天田の悲哀」
1/11
10月4日 PM11:04
巌戸台住宅街
「…ん?」
「こんばんは」
荒垣先輩が動き始めたのは思ったより遅い時間帯だった。
寮を出、巌戸台駅の方へ向かう荒垣先輩に声を掛ける。
僕を確認した荒垣先輩は、少し驚いたような表情をした。
「お前、何でこんな所に居やがる」
「それはこっちのセリフです。こんな時間に一体何処へ行くんです?」
「お前の知った事じゃねぇよ」
「そういうワケに行きません。作戦まであと1時間を切っているんです」
「影時間までには戻る」
そう言って僕の横をすり抜けようとする荒垣先輩の、腕を掴んだ。
「何のつもりだ、テメェ」
「…」
しばし、荒垣先輩との睨み合いが続く。
はっきりいって、明らかに僕の方が気圧されている。
しかし、だからといって退くワケには行かない。
その瞬間、目の前の人の命が絶たれてしまうのだ。
震えを押さえ込み、怯えが声に出ないよう注意しながら、慎重に口を開いた。
「こんな言葉を知っていますか?
『疑って何が悪い。私は人の言う事全てを疑った』」
「…アインシュタインか」
「今の荒垣先輩の言葉を信用するワケには行きません。
万が一にも、貴方を失う事などあってはならないから」
荒垣先輩の、僕を見る目が鋭くなった。
「…お前、何処まで知っていやがる」
「殆ど知りません。
ただ、貴方は今から殺されに行こうとしている、贖罪の為に」
「それだけ知ってりゃ十分だ。
俺が引き返すつもりのねぇ事も分かってんだろ。どけ」
「どきません」
「…」
「…」
無言の対峙。まるで2人だけ時が止まったかのように、互いに相手を睨み続ける。
そして、1分とも1時間とも思える長い時を経て、ようやく均衡状態が崩れた。
先に動き出したのは………荒垣先輩だった。
「仕方ねぇ」
荒垣先輩は、おもむろに近くにあるバス停を手にし、振り返り様僕に向かってこう言い放った。
「どうやら力ずくで行くしかねぇようだな」
対する僕は、無言で剣を抜く。
「フン。ハナからお前もそのつもりだったワケか。なら…」
荒垣先輩はバス停を振りかぶり…
「行くぞ!!」
僕は後ろへ跳躍し…
ドガアッ!!
僕の居た場所を荒垣先輩が叩き付け…
―――僕と荒垣先輩は、戦闘を開始した。(うpシーン)
2/11
荒垣先輩の武器に対し、此方は真正面から立ち向かう事が出来ない。
剣でバス停にぶつかろうものなら、間違いなく折れる。
だから攻撃の隙を突いて荒垣先輩に攻撃しようとしたが、
「甘い!」
剣を横薙ぎに払おうとした所に、蹴りが飛んで来た。
無防備な胸に突き刺さり、一瞬呼吸が停止する。
後へ吹き飛ばされ、態勢を立て直そうとした所に、再びバス停が振り下ろされた。
平衡感覚が戻りきらないまま、必死に後へ飛び退き間合いを取ろうとする。
が、荒垣先輩は詰めの甘い人では無い。
拳、蹴り、鈍器入り乱れる波状攻撃を切らす事なく続け、容赦なく間合いを詰めてくる。
このままではドン尻だ。防戦一方では何も出来ないままやられてしまう。
一か八か…。
振り下ろされるバス停をサイドステップでかわし、懐に潜り込んだ。
ソコへ荒垣先輩の拳が迫る。
コレをかわしても、荒垣先輩の嵐のようなラッシュが続くだけだ。
ならば…
ドガッ!
拳を額に受け、吹き飛ばされながら剣を前に突き出す。
ザシュッ!
どこかに刺さったような感触はあったのだが、確かめる余裕も無い。
衝撃が頭の中を2度3度木霊する中、必死になって後に転がり続ける。
何しろ止まった瞬間バス停の餌食になる。とにかく動かなければ。
そして何とか体勢を建て直し、荒垣先輩を見やると、先輩の肩口から血が流れていた。
荒垣先輩は回復手段を持たない。今が畳み掛けるチャンスだ。
そう考えた僕は、ペルソナを召喚し、
「ジオンガ!」
「ぐっ!」
魔法で荒垣先輩が怯んだ所で、最後の勝負に出ようと跳び込んだ。
―――それが勝敗の分かれ目だった。
「カストール!」
「なっ」
荒垣先輩のデッドエンドに虚を突かれた僕は、避ける事が出来ずにガードした。
そして動きを止められた僕に、続く荒垣先輩の攻撃をかわす事は出来なかった…。
ドガッ!!!
バス停が脇腹に食い込み、大きく吹き飛ばされる。
―――勝負はついた。
3/11
最早体を動かす事さえままならない。
荒い息を整えながら、荒垣先輩は横たわる僕の傍へ来て、呟くように言った。
「…さっきお前、アインシュタインを引き合いに出していたな。
ならばこんな言葉も知っているだろう。
『私は平穏と幸せを人生の目標とした事は無い。その様な理想を私は“ブタ小屋の理想”という』」
「…」
「別に俺は喜んで死にに行くワケじゃねぇ。
ただ、命を賭けるべき時は賭ける。ソコから平穏に逃げ出すような真似はしねぇ、それだけだ。」
返事は出来なかった。
言葉を返したいのに、荒垣先輩を止めたいのに、体が動く事を許さなかった。
だから、
「じゃあな」
荒垣先輩が去ろうとするのに、僕は何も出来なかった。
「…」
しかしそれでも、荒垣先輩は歩みを止める。
ソコにあるのは2つの影。
「お前ら、揃いも揃って…」
荒垣先輩は影に向かって言い放つ。その影は、
「シンジのインテリな一面を垣間見れるとはな。いや、貴重な体験だった」
「しかも墓場を1対1で倒すのだからな。正直、リーダー変更を考えたぞ」
真田先輩と桐条先輩だった。
4/11
「ディアラマ」
桐条先輩の魔法で回復した僕は、改めて荒垣先輩の前に立ちはだかった。
「1対3か。何人来ようが構わねぇ。叩き潰すまでだ」
3人を相手に、全く怯む様子の無い荒垣先輩。
しかし、そんな荒垣先輩に意外な人物が意外な返答を返した。
「いや、相手をするのは明彦だ。おい墓場、行くぞ」
「え?」
いきなり何を言い出すんだ、この人は。
それ以前に、今回の一件について知っているのか?
「話が全く見えないんですが…」
そう言う僕に、桐条先輩は簡潔に答えた。
「天田がマズイ事になった。詳細は道すがら話す。
とにかく事は一刻を争う。来い」
え?天田が?
「でも、荒垣先輩は…」
「俺に任せろ。食い止めてみせる」
僕の懸念にそう答えたのは真田先輩。
そして真田先輩は、荒垣先輩を見据えた後こう言った。
「お前とケンカするのも久し振りだな、シンジ」
「…」
「まあ、少しばかりハンデが付いてしまっているようだが、勘弁してくれ」
「御託はいい。とっととかかって来い」
「なら…」
真田先輩は1度だけ此方を見て、
「行け」
と一言だけ告げ、荒垣先輩へ向き直って構えた。
「よし、こっちだ!」
そう言って駆け出す桐条先輩。
未だ自体が把握しきれていないが、真田先輩が食い止めるというのなら、それを信じよう。
「御願いします」
と真田先輩に向かって頭を下げ、桐条先輩の後を追った。
直後、背後で聞こえる
「「行くぞ!!!」」
という2人の声と轟音。
それに振り返る事無く、僕は走った。
5/11
「教えて下さい。一体どういう事なのか」
桐条先輩に併走し、僕は訊ねた。
「まずは現在の状況だ。天田が岳羽を撒いたらしい。
2人の位置が離れている」
「え?」
「岳羽に確認してみろ」
言われて慌てて携帯を取り出した。
戦闘中の邪魔になるから電源を切っておいたのだが、
電源を入れると、成程、10回近くゆかりから着信が入っている。
ゆかりに連絡を入れると、
『もしもし!キタロー君!?』
と、ゆかりの焦った声が聴こえてきた。
『ゴメン!天田君見失っちゃった!』
「うん。天田の方は此方で何とかする。
ゆかりは寮と駅の間の道路へ向かってくれ」
『え?どういう事?』
「僕らの行動、どうも真田先輩と桐条先輩には筒抜けだったみたいだ。
桐条先輩が天田の居場所を確認しているらしくて、
今、桐条先輩と一緒に天田の元へ向かってる」
『え?じゃあ荒垣先輩は?』
「さっき言った所で真田先輩が止めている。
だからゆかりには、真田先輩の救援に向かって欲しいんだ」
『そういう事。分かった』
pi
電話を切り、桐条先輩のほうへ向き直る。
「で、天田の居場所は?」
「先程確認したが、まだ移動中だ。
しかしまあ、行き先は予想がついている」
「?何処です?」
「ポロニアンモール駅裏手。天田の母親が命を落とした場所だ」
「…」
成程、天田は荒垣先輩をソコに呼び出したワケか。
まず間違いない、と考えて良いだろう。
6/11
そして僕は、最大の疑問を桐条先輩に問い掛けた。
「今回の事を何で知ってるんです?」
桐条先輩は不敵な笑みを浮かべ、こう答えた。
「明彦に相談されたんだ。
『キタローと岳羽がシンジの事を探っている』とな。
それで私達も君らの行動を監視させて貰ったと言う訳だ」
「…」
「どうも君達は、“あの2人を会せる事で死者が出る”と考えているようだな。
何を根拠にそう考えているのか分からんが、
以前言ったように、ペルソナ使いの勘という物は侮れん。
ならば私達も協力させて貰おう、と、コレが事の顛末だ。
まあ、君達で何とかできるのなら私達が出しゃばるつもりは無かったのだが、
君達の手に負えない展開になっていたのでな」
「バレバレだったワケですか」
走りながら項垂れた。
我ながら情けなくなってくる。
「で、他には誰が知ってるんです?」
「私と明彦だけだ。どうやら君達は事を公にしたくないようだからな」
仰る通りで。
「私からも訊きたい事がある。何故2人で動いた?
他の人間が行動する事に問題があるのか?」
至極当然の質問だろう。
「今回の予見は僕がしたワケでも、ゆかりでもありません。
別の人物が僕達に伝え、未然に防ぐよう言ってきたのです」
「君達に?」
「はい。僕と…ゆかりに」
「その人物とは?」
「…済みません」
「…」
桐条先輩は暫く考える素振りを見せていたが、
「分かった。今は深くは問うまい。
何しろ問おうにも、その暇がないからな」
と言って足を止めた。
桐条先輩の視線の先。
ソコには月を見上げる天田が居た―――
7/11
10月4日 PM11:38
ポロニアンモール駅裏手
「天田」
桐条先輩が声を掛けると、天田は驚愕の表情を浮かべて此方を振り返った。
「え?何で貴方達が…」
「岳羽の尾行に気付いていたのなら、何故私達が来たのかについても推測がつくのではないか?」
「そうですか…アイツは?」
「どうしてもココへ来ると駄々をこねるんでな。
明彦に取り押えて貰っている」
「…」
天田は押し黙っていた。
僕には、今彼が何を考えているのか推し量る事は出来ない。
しかし、やるべき事は分かっている。
「天田、帰ろう」
そう声を掛けた。
「幾ら待っても荒垣先輩は来ないよ」
「…」
「天田、君の帰る場所はココじゃない。あの寮なんだ。だから帰ろう」
「…」
「さあ」
天田に向かって手を差し伸べる。
しかし、それに対する天田の返事は明確な拒絶だった。
8/11
「…貴方達に」
「?」
「貴方達に、何が分かるって言うんだ!!」
突然叫び出す天田に、僕と桐条先輩は圧倒された。
そして天田は叫び続ける。
「2年前、母さんは殺された!そして殺した張本人はのうのうと暮らしている!
そんなヤツを放って置けるワケがないだろ!」
怒りに任せて叫び続ける天田。
しかし、その中に悲痛な感情が読み取れた。
まるで天田は叫びながら泣いているかのように…。
そして続く天田の言葉に、僕は返す言葉を失った。
「貴方達は大切な人が殺された時、殺したヤツを許せるのか!?
『アレは事故だった』『殺した方も苦しんでいる』
そんな理由で許してやれるのか!?」
「!!」
そうだ。今回の件、僕は荒垣先輩の身の安全のみを考え、
当事者2人の気持ちを全く考慮していなかった。
大切な人を失う事がどれほど辛いか、想像するだけでも恐ろしい。
そして実際失った天田は、文字通り想像を絶する苦しみを味わったのだ。
恐らく天田は、自分でも頭では解っているのだろう。
荒垣先輩を殺しても、何にもならない事を。
しかし、だからといって感情では割り切れない。
天田のやり場の無い怒り、そして悲しみは、荒垣先輩にぶつける以外術が無いのだろう。
しかしそれでも、僕は荒垣先輩を死なせたくなかった。
だから…
「分かった。もう何も言わない」
「!?墓場?正気か!?」
桐条先輩の非難の声を浴びながら剣を抜き…
「力ずくで止めさせて貰う。
天田。どうしても仇討ちに行くと言うのなら、僕を倒して行け」
天田の怒りと悲しみを、この身に受ける決心をした。
そこへ、
「そういう事か。ならば私も、墓場に加勢させて貰おう」
と、桐条先輩が僕の横へ並んだ。
そして、僕へ向かって一言。
「驚いたぞ。てっきりそのまま見逃すのかと思った」
非難の目を向ける桐条先輩に目で謝り、2人して天田に向かって剣を構えた。
そして、天田が召喚器を取り出し、、
「ヤァッ!」
「ハッ!」
「ネメシス!」
3者行動を開始した。
9/11
2対1の勝負は明らかに此方に分がある。
力押しでねじ伏せる事が出来るだろう。
そう考え、桐条先輩と2人、飛び掛かる。
しかし、天田はとんでもない作戦に出た。
「マハンマ!」
「なっ」
「ぐっ!」
天田の魔法攻撃に桐条先輩が倒れる。
運良く自分には失敗していたので、すかさず桐条先輩を瀕死状態から蘇生させた。
しかし、此れは厄介な事になった。天田はハマでの博打攻撃に出るつもりだ。
確率は低いが、2人共ハマを喰らったら、その瞬間勝負は終わる。
しかも、此方の攻撃に対して、天田は回復魔法を持っているのだ。
そして戦闘は続き、天田の体力を削っている間、当の天田はハマを連発し、
もう一息という所まで追い込んでも、魔法で回復してしまっていた。
そして天田のハマ攻撃で僕たち2人は、
運良く2人同時に倒れる事こそ無いものの、何度も瀕死に追いやられていた。
コレではいたちごっこだ。さて、どうするか…。
「墓場」
悩んでいる所に、桐条先輩が声を掛けてきた。
「何でしょう」
「お前、今ムドは使えるか?」
!!
「まさか…」
「一撃必殺には一撃必殺だ」
桐条先輩の言う通りだ。ましてや天田は呪殺が弱点。
ならばムドを狙うのは当然ではないか。しかし…
「今は使えません」
桐条先輩に向かってそう答える。
「ならばペルソナをチェンジしろ。
短時間なら私が時間を稼ぐ」
「大丈夫ですか?」
「長引けば長引くほど不利になるのは確かだな。だから急げ」
「…分かりました」
「よし」
そして桐条先輩は再び剣を構え、
「ハァッ!」
天田に突進した。
「…っ!!」
天田にペルソナを召喚させない勢いでラッシュを仕掛ける桐条先輩。
天田があのラッシュの穴を見つける前に、僕もペルソナチェンジをしなくてはならない。
僕は意識を集中させた。
「…」
そしてペルソナチェンジした時、
「ヤァッ!」
「!!」
ガキンッ!
槍と剣が交え、2人の動きが一瞬止まった。
チャンス!!
「ムドオン!」
「!!」
すかさず僕は、天田に呪殺攻撃を仕掛け、
「クッ…」
―――天田は倒れた。
10/11
かなりの苦戦を強いられたが、何とか勝つ事は出来た。
倒れた天田を担ぎ上げ、ゆかり達の居る所へ向かって歩き出す。
「ボクを…どうするつもりです?」
「最初に言っただろう。連れて帰る」
「!?」
驚いたような反応が背中越しに伝わってくる。
「どういう事です?」
「どうもこうも。天田にはこれからも頑張って貰わないと」
この返事は天田にとって予想外だったようだ。
躊躇いがちに、天田は口を開いた。
「そしたらボクは、又アイツの命を狙いますよ」
「止めて見せるさ。何度でも」
そう答えたのは、僕ではなく桐条先輩。
「そうだろう?墓場」
と返事を求めてきたので
「えぇ、そうです」
と言って、少し笑った。
「何で…」
「「?」」
「何でソコまでするんです?僕には解らない」
そう問いかける天田に。僕は問い返した。
「天田はさ、大切な人を失う辛さ、僕よりもずっと解ってるだろう?」
「?…はい」
「ならさ、大切な人を失いたくないから必死で守る心理も、
僕よりずっと理解しているんじゃないかな」
「!!」
「大切なんだよ。荒垣先輩も、そして天田も」
暫く無言が続き、やがて
「完敗ですね…」
天田はそう一言呟いた。
それを聴いて、桐条先輩が
「この分なら、彼を連れて先程の場所へ戻っても問題あるまい」
と耳打ちし、僕もその言葉に肯いた。
11/11
10月4日 影時間
巌戸台住宅街
天田をおぶさり巌戸台住宅街まで戻ると、
荒垣先輩が倒れ、その傍でゆかりと真田先輩がしゃがみ込んでいた。
「ゆかり!」
「!キタロー君!」
此方に気付き、駆け寄って来るゆかり。
「大丈夫?」
「何とか。取り敢えず天田を抑えたけど。そっちは?」
「私が来た時には決着がついていて、真田先輩が荒垣先輩を取り押さえていたの」
「危ない所だった。キタローとの戦闘のダメージが無ければ、俺がやられていたな」
「それで、これからどうする?」
そう訊ねる桐条先輩に、僕は今考えている事を話した。
「ゆかり、それに真田先輩、桐条先輩はこのまま2人を見張り、
機を見計らって寮へ戻って下さい。
僕はシャドウ討伐へ向かいます」
「待て。お前、連戦で疲労の極地だろう」
「だから逆に、ココに居ても何の役にも立ちません
寧ろシャドウ討伐なら仲間のフォローもありますし、まだ役に立てるかと」
「「…」」
「特にゆかり。この中で戦闘の疲労が無いのはゆかりだけだ。
又何かあったとき、まともに動けるのはゆかりしか居ない。
だからこの場を頼む」
「う、うん。分かった」
ゆかりが肯いたのを確認し、
「じゃあ、後は御願いします」
と言って、出撃の為寮へ戻った。
いやぁ、長かったね。今日の分。
読んでくれた人、疲れたかも知れないけどご苦労様。
前にも言ったと思うけど、
純粋にガキさん救出ストーリーとして楽しみたいなら
3話と4話だけを読めば良いと進言しておく。
5話(最終話)は2話みたいな進展になるので、
エロ嫌いな人は最初から読まない方が吉。
自分がその部分削除すれば良いのかも知れないけど、
もう文も絵も固まっちゃってるし、悪いけどそれは出来ない。
無論今回の話を最後に、こう云う事は止めるつもりだけど、
今回だけはこのまま突っ走らせて貰って最後まで終えるつもり。
と云う訳でヨロシク。
>>744 お前さんこそお疲れ様だぜ
最後まで期待してる!
つまんねーオナニー小説でスレ埋めんなアホ
てめぇのキモい妄想はてめぇの中に留めとけ迷惑だから
キャラ崩壊し過ぎのオナニー小説晒して恥ずかしくないの?
ゆかり達はこんなんじゃねーよ氏ね
書くならトリつけろ。あぼんするから。
気分悪くなったわ、お前のせいで。
ゆかり可愛いよゆかり
ふとももふとももふともも
さすがにここまで何日もダラダラとSS書かれるとねえ・・・
自分のサイトでも作って書いたら?
>>747に同意。
読む側だから職人には感謝もするしGJと賞賛もするけれど、無自覚に馴れ合いとシンパの居心地のよさに特権意識でも芽生えたのか
ご苦労さまとか突っ走らせて貰って、とか、上からモノを与えてやってる感が見え隠れして鼻につくようになってきた。
なんにせよトリはつけたほうがいいと思う。
数日がかりでSS投下なんて、このスレだけじゃなく他所でもあることだけどなぁ。
まぁ、キャラスレでエロを強行しようとしてるのはこのスレだけかもしれん。
言うほど、キャラのイメージから外れてるかな?
俺は楽しんで読ませてもらってたんだけども…
とりあえず、最後まで読みたいな。
正直俺は読んでないし興味もあんま無いが、
SS上回るネタが無えってだけだな。別に排除まで行かんでも。スクロールすりゃ2秒だし。
このなかに ガキさん がいる
>>748に完全同意。
お前なに偉そうに投下してんだよ氏ね!調子こくな!
迷惑なんだよカス
こっちはゆかりについて語りに来てるのに…
存分に語りゃいいじゃねえか。誰も止めてない。
んだね。せっかく来たんなら思う存分語ったほうがいい。
そうだな。取り乱してすまない。
ゆかりの魅力といえばふとももだが、俺ゆかりのファッションセンス好きだ。
冬私服はまぁ、ちょっと肌寒そうだがあれはあれで肩出しでエロ可愛いと思うんだ。
ピンクが似合うゆかりッチテラカワイス(*´Д`)
なるほどなー
確かにゆかりのファッションセンスはいいな。
ただ、屋久島の水着がなー。下も短パンを履かずに水着を見たかったなw
空気悪いな。もうちょっと言い方考えりゃいいのに。
俺は最後まで読むけどな。
>>755 あんたの生き方・・・嫌いじゃないぜ・・・・
つかSSなんて他のスレでもよくあるし
読みたくなきゃスルーしようよ
俺も読む。続けてホスィ
他のスレでもキャラのイメージから外れてるとかでSSに難癖つけてる奴いたからな
読みたくなかったらスルーするなり、なんでもっと大人な対応をできないのかと思う
ここはまだいい方だよ
美鶴スレなんかロリキャラ作って萌えてたり子ども作って萌えてたりしてもう見てらんない
ID:QNhjtsJ7が荒れるネタフリをしてくれたおかげで変なのが沸いてくるのですね
ゆかりの冬の私服はギャルぽくて頭悪そうでやだ
夏はまあ、変な柄だけどスカートじゃなくていいと思うよ
ハートのチョーカーがダサいことはスルーしなきゃならないのかな
そもそもペルソナじたい現代的とはいわれているがゲームってジャンルにありがちな
微妙なおされ感ズレから抜け出せていない
日付変わるとIDも変わるからな〜
何故かハートチョーカーを捨てられない俺がいる
否定するにも言い方っつーもんがあるだろうに…
SS書いて盛り上げようとしてくれるんだからさぁ
ココは誰のものでもないし、みんなのものでもあるんだから
自分にあったネタは盛り上げ、不快なものはスルーってのが
あるべきスレの空気じゃない?
ん、落ち着く、ごめん
ゆかり冬服はみんなキャバ嬢ぽいとかギャルぽいとか言っているが
俺は一目見た瞬間「めっちゃセクシィーやん!かわいいなー(*´∀`)」と
ずっとゆかりと話してる画面で凝視してた。俺たぶん異端。
ていうか冬服は順平くらいしかマトモなのいないからな…
俺としてはかなり似合ってると思うな
GJ
ギャルっぽいし頭悪そうだけど、
似合ってる、って部分は否定しないよ
>>773 お前も自分で思ってるほど頭良くないから安心汁。
子供が多いな
よりによってあの言葉か・・・・orz
似合ってるんじゃないかな
ここの住人って胸よりふとももって人のほうが多そうだよな
パスわかりません><
めらんじゃないの?携帯だと無理とか?
ふともも!ふともも!
胸とフトモモは等価値なんだよ!!俺にとってはね!!1
ゆかりっちのつり目が好きな俺は異端なんだろうか…
カットインのつり目って良いよな
ふともももつり目もいいけどやっぱ胸と尻だと思うんだ
胸は夢と希望が詰まってるんだぜ?
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
では。
第4話「禁忌の召喚」
1/10
10月4日 影時間
巌戸台駅前
今回の大型シャドウとの闘いは熾烈を極めた。
こんな時に限って相手は2体で、此方は5人が作戦不参加となっている。
皆にはその理由を“幾月さんからの指令”と言っておいた。
そしてその時皆から『顔色が悪い。と言うか土気色してる』と言われている。
自分でも体にガタが来ているのが分かるし、
戦闘に参加してもまともに動けないのは火を見るより明らかだった。
しかし、今回の参加メンバーが僕の他に順平、アイギス、コロマル、風花しか居ない為、
自分も前線で戦う事になったのである。
…完全にお荷物だった。
攻撃は全く当たらず、逆に相手の攻撃はかわす事も防ぐ事もままならず、
転ぶと全く起き上がれなかった。
極めつけはシャドウのトリッキーな攻撃で、
やけに理不尽なルーレットを何度も回させられた。
風花が
「なんかズルイいですよ。コレ」
と言ってたが、全く以ってその通りだと思う。
さんざ惑わされ、ようやく片付けた時には
順平の刀は折れかけ、アイギスの銃弾は底をつき、全員満身創痍だった。
「皆さん、お疲れ様でした」
「キタローさん。大分お疲れのようですが、大丈夫でありますか?」
「ホンット、今日のお前、調子悪いとかそんなレベルじゃなかったぜ?」
「…ぁぁ」
皆が心配して声を掛けてくれるので辛うじて返事するが、はっきり言って声を出すのも辛い。
しかし終わった。後は影時間さえ明ければ、あの運命を回避できる。
念の為ゆかりに連絡を入れようと、力の入らない腕を持ち上げ、通信器の電源を入れた。
………。
コールしたが全く出る気配が無い。…まさか!
「ふ、風花!」
「あ、はい。何でしょう」
「急いでゆかり達の様子を探ってくれ!」
「え?」
「早く!」
「は、はい!」
僕の形相に驚きながらもルキアを召喚する風花。
しかしその直後、風花は更に驚きに目を見開いた。
「え?コレ…どういう事?」
「どうした!?」
「ゆかりちゃん達、ココから2、3分の所に居るんだけど、ゆかりちゃん、1人で戦ってる。
相手は…」
続けて風花の口から紡がれた相手の名は
「ストレガ」
「「!!」」
僕を含め、風花を除く全員の息を呑ませた。
2/10
「アイツら、こんな時に…!」
「それで風花、他の人達は!?」
「ゆかりちゃんの居る場所のすぐ近くに居るんだけど、全員すごい疲れてる…」
「生きてるのか!?」
「一応は…」
生きてる。せめてもの救いだ。ならば…
「くっ」
ドサッ。
ゆかりの下へ向かおうとしたが、体がいう事を聞いてくれずに転んだ。
「キタロー!」
「キタローさん!」
順平とアイギスが駆け寄り、僕の体を起こす。
「アイギス…。悪いが、僕を背負って現場へ向かってくれ」
「何言ってんだバカヤロウ!こんな屍同然のお前をそんなトコに連れてったら
間違いなく死んじまうだろうが!」
「順平さんの仰るとおりです。
キタローさんはココで休まれていた方が良いであります」
「ストレガは俺たちに任せろ」
そう言って走り去ろうとする2人に、渾身の力でしがみついた。
「!!お前は…!」
振り返る2人の懇願する。
「頼む!僕にしか出来ない事があるんだ」
「「…」」
「頼む…」
2人は少しの間逡巡し、やがてアイギスは
「了解しました。急ぎますので少々ゆれがきついと思われますが我慢して下さい」
と言って僕を掴み上げ、走り出した。順平とコロマル、風花が後に続く。
アイギスにおぶさりながら、僕は訊ねた。
「アイギス。装填弾数の残りは?」
「ゼロであります」
「ペルソナ召喚は出来る?」
「申し訳ありませんが、現在の私のコンディションから推察するに、それは不可能であります」
「分かった…。なら」
「?」
「現場に辿り着いたら僕をストレガに向かって投げつけろ」
「了解であります」
アイギスに背負われながら、ふと脳裏にファルロスの言葉が甦る。
『キミに出来る事はね、どの花を枯らすか選ぶ事だけなんだ』
今の状態で誰が一番死に近いかなど考えるまでもない。
この結末を僕自身が望んだというのなら、甘んじて受けようじゃないか。
(選んだよ)
僕は心の中で、そう呟いた。
3/10
10月4日 影時間
巌戸台住宅街
『キャア!』
それから暫くして、突然通信器からゆかりの悲鳴が聞こえてきた。
いつの間にか繋がっていたようだ。
「ゆかり!!」
しかし声を限りに叫ぶものの、ゆかりからの返答は無い。
もしかして、落としたか何かして、その衝撃で繋がったのかも知れない。
通信器からは、ゆかりとストレガのタカヤの声が聴こえてくる。
『…クッ』
『全く不思議です。何故貴方はそう諦めが悪いのですか』
『負けるワケにはいかないの。約束したから』
『しかし貴方は私の攻撃を防ぐだけで精一杯。
攻撃する事もままならないではないですか。
その様な調子で私に勝てるとでも?』
『覚えておいた方がいいよ。諦めない限り負けは無いって』
『諦めない理由は分かっていますよ。貴方は戦いながらどこかへ移動しようとしている。
仲間と合流しようとでもしているのでしょう?』
「!!」
タカヤのセリフを聞いた僕は、何故ゆかりが1人で戦っているのか理解した。
タカヤの言ってる事は間違っている。真実はその逆なんだ。
タカヤの存在に最初に気付いたゆかりは、タカヤを引き付け、
先輩達の居る所から離そうとしているのだ。
荒垣先輩をストレガやシャドウに遭わせると殺されるかも知れないから。
しかし、そんな行動をとってはゆかりが殺されてしまう。
それだけは何を犠牲にしても絶対防がなければ!
「アイギス!!頼む!急いでくれ!」
「了解であります!!」
全力で疾走するアイギスの背に負ぶさり、通信器からゆかりの様子を窺う。
そして…
『残念ながら貴方は仲間に会う事は出来ません。今此処で、私が貴方を…』
「殺すのですから」
「!!」
通信器を通す声と直接耳に入る声が重なる。
前方を見ると、丁度タカヤがゆかりに銃を向けようとしていた。
間に合った!
「アイギス!!」
「はい!!」
「む?」
僕らの声にタカヤが反応し此方を向いた時、
キタローという弾丸がタカヤに向け放たれていた。
4/10
ドガッ!!
タカヤに正面衝突し、タカヤは倒れ、僕はそのまま吹き飛ぶ。
「キタロー君!!」
「クッ。…!」
「うおおりゃああぁぁ〜〜っ!!」
「ワォ〜〜ン!!」
立ち上がろうとするタカヤに順平とコロマルが渾身の一撃を浴びせる。
ドガッ!!!
2人の攻撃を不安定な体勢で受けたタカヤは、なす術も無く吹き飛んだ。
「順平…!」
「へへっ。ヒーロー見参、ってな。かなりヤバかったみたいじゃねぇか」
「ありがとう…」
「いいってことよ。まぁアイツもあの攻撃を喰らっちゃ、ただじゃいられないだろうしな。
大人しくお縄に捕まって貰うとするか」
しかし、そうして逆転したかに見えた形勢は、一瞬で再び逆転する事になる。
「大人しくするのは貴方方です」
「「!!」」
タカヤの声に、皆が此方を見る。
そう。今僕はタカヤに髪を掴まれ、頭に銃口を押し付けられていた。
「キタロー君!」
「動かないで下さい。動くと彼がタダでは済みませんよ」
そう言ってタカヤは僕を見下ろし、
「勿論、貴方もね」
そう付け加えた。
「テメェ。また、ド汚ねぇ手を…」
「どんな手を使おうが、勝負に勝った者が影時間を制すのですよ」
「クソッ」
「動くなと言った筈です!
次はありませんよ。この引き金を引きます」
「やめて!!お願いだから!」
「貴方達が大人しくしていれば、何もしませんよ」
「「…」」
タカヤの言葉に、全員が従った。
何もしないだって?それは困る。
“僕を殺してもらわないと困る”んだよ。
「………み」
「ん?」
「みんな…」
「「!!」」
僕の声に、その場に居た全員が驚いた。
「黙りなさい」
タカヤの言葉を無視し、僕は続ける。
「コイツを…」
ドガッ!!
黙らない僕に、タカヤが蹴りを入れてきた。
「ぐっ!!」
「キタロー君!!」
そしてゆかりの悲鳴を聞きながら、僕は意識を失った。
5/10
??月??日 ??:??
???
………………。
「全く、キミったら酷いなぁ」
そんな言葉を耳にして、僕は目を覚ました。
いや、目を覚ましたのだろうか。
辺りは見渡す限り、一面の闇だった。
そんな中、僕の目の前に立っている子供が1人。
―――ファルロスが居た。
「他の誰かが死のうとすると必死で妨害するくせに、
いざ自分の場合となると、さっさと生きる事を諦めるんだから」
返す言葉も無い。
項垂れる僕に、ファルロスは今日何度目になるか分からない衝撃の事実を告げた。
「あのね。君が死んだ場合、残りの人達も全員殺されるよ」
「!!そんな!前にファルロスはどの花を枯らすか選べるって…」
「その中にキミは含まれて居ないよ。いや、実は二者択一でしかないんだ」
「え!?」
「君が守ろうとしている花。その代わりに枯れる花は1つしかないんだよ」
知らない事とはいえ、余りの展開に唖然としてしまう。そして…
「そして、その花は…」
この後に続く言葉こそ、今日最大の衝撃だった。
「ボクなんだ」
6/10
………。
しばし思考が停止した。
「え?それって…え?」
「この事態を収める為には、ボクが死ななくてはいけないんだ」
「何を言ってるんだ!」
頭が混乱する。ファルロスが死ななくてはならないだって?何故…
「いいかい?キミは仲間を誰一人失いたくないんでしょ?」
混乱した頭は纏まらないが、取り敢えずファルロスの言葉に肯く。
「現状からその方法は1つしかない。ボクを解放するんだ」
「ファルロスを…解放?」
「そう。キミはペルソナを召喚する道具を持っているね」
「あ、うん」
「それを、ココに向けて撃って欲しい」
そう言ってファルロスは、僕の胸を指した。
「それでボクが解放される」
「その後ファルロスはどうなる?」
僕のその問いにファルロスは答えるのを躊躇ったが、やがて
「消滅する。俗に言う“死”だ」
と口にした。
「!!そんな事…!」
『出来るワケが無い』そう言おうとして、「でもね」と言うファルロスの言葉に遮られる。
「その後又すぐにキミに会える。だからキミが心配する事は何も無いんだ」
「でも…」
逡巡する僕を、ファルロスが叱咤した。
「もう時間が無い。もうすぐキミは目覚める。
目覚めたらすぐに僕を解放するんだ。
出ないとキミは、大切な仲間を失ってしまう事になる」
ファルロスがソコまで言い切ると同時に、辺りの闇が濃くなり始めた。
「ファルロス!」
僕はファルロスに向かって呼び掛けるが、ファルロスの姿は徐々に闇に呑まれて行く。
「大丈夫。ボク達はずっと友達だから…」
「!!」
その言葉を最後に、辺りは全て闇に包まれる。
僕は決心した。
ファルロスの言葉を信じよう。今の僕にはそれしか出来ないから。
だから撃とう。この胸に向けて、召喚器を。
闇に向かって叫ぶ。
「信じるから!!又会えるって言葉を信じるから!!だから…!」
自分の意識が覚醒へ向かっていくのが分かる。
そして闇の中から目覚める瞬間。
「解放するよ。君を…」
闇に、いや、ファルロスに向け、最後の挨拶をした。
7/10
10月4日 影時間
巌戸台住宅街
「さて、では彼の変わりに死んでもらいましょう」
頭上からタカヤの声が聴こえる。
気が付くと、タカヤはゆかり達に向かって何かを投げようとしていた。
―――考えるよりも先に、体が動いていた。
自分に残る力を振り絞り…
「む?まだ動けるのですか?」
召喚器を取り出し…
「キタロー君!!」
胸に当て…
「…ちっ。それほどまでに死にたいのなら…」
引き金を引き…
「やめてええぇぇ!!!」
―――タナトスを召喚した。
8/10
ドシュゥゥ!!!
召喚時の突風のような圧力に、タカヤと共に吹き飛ばされる。
「この。………!!」
此方を見、タカヤはタナトスの存在に気付いたようだ。
「何ですか?このペルソナは…!」
タカヤも肌で感じたらしい。
タナトス、いや、ファルロスの圧倒的な存在感に。
タカヤは驚愕に目を見開き、ゆかり達は呆然とファルロスを見つめ、
そして僕は………何も出来ないでいた。
ファルロスに、もう僅かも無い体力を吸い取られるかのようだ。
はっきり言って、意識を繋ぎ止めるだけで精一杯である。
ファルロスを動かす余裕など無い。明らかに自分の力量を上回っている。
例え調子が万全でも、コイツを制御出来る自信は無かった。
そんな僕に、ファルロスが語り掛けて来た。
「ボクを何とかしようとしなくていいよ。
キミはただ意識を繋ぎ止めていてくれればいい。
後はボクに任せて…」
「死になさい!」
突如、僕に向けて発砲するタカヤ。
しかし、その銃弾はファルロスに叩き落された。
「…なっ」
ファルロスはそのままタカヤの方へ向き直り、
…桁違いの魔法を撃った。
「メギドラ」
ドグォォォォン!!!
ファルロスが撃った魔法攻撃の信じ難い破壊力に、成す術も無く吹き飛ばされるタカヤ。
立ち上がろうとするタカヤに向かって、ファルロスは告げた。
「キミはボクの友達を苛め過ぎた。贖って貰うよ、キミの命で」
そしてタカヤに向かい、更に攻撃を仕掛けようとするファルロス。
しかしタカヤのしぶとさは、ファルロスにとっても予想外だったようだ。
「フンッ!」
此方に向かって何かを投げつけ、
それから僕を守ろうとしたファルロスの目の前でそれは爆発し、
…辺り一面、煙に包まれた。
「ココは退かせて頂きましょう。どうやら今の私では、貴方に太刀打ち出来ないようですから」
しまった。そういえばヤツの仲間は爆発物に精通しているようだった。
いざという時のため、そいつから渡されていたのか。
そしてこの場から、タカヤの気配が消えた…。
9/10
「…逃がしちゃった」
ファルロスはそう呟き、僕の前に屈み込んだ。
そして、ついにその言葉を口にする。
「お別れだ」
「…」
イヤだと言いたかった。
別れたくない、一緒に居たいと。
しかし、それを言葉にするには、頭どころか本能のレベルで理解し過ぎていた。
ファルロスが居なくなるという事実を。
だから代わりに………泣いた。
ファルロスの姿が滲み、それでも尚、涙を流し続けた。
そんな僕の頬の涙を拭い、ファルロスは
「大丈夫。又すぐに会えるって言ったでしょ?だから泣かないで」
そう言った。
「そうだ。キミの洗面台の脇に手紙を残しておいたんだ。
気が向いたら読んでくれないかな?」
『分かった、絶対見るよ』
口を開く事も肯く事も出来ない僕は、
開ける事も辛くなった目を必死に見開き、目でファルロスに返事した。
そしてファルロスは最後に
「またね」
と一言言って…
――――――霧散した。
10/10
僕は目を閉じた。
目を開ける事すら満足に出来なかった。
煙幕が晴れたのだろうか。
皆が駆け寄ってくる気配がした。
「キタロー君!!大丈夫!?
…え?」
僕を抱き起こしたのはゆかりだろうか。
最早体を動かせる部分が見当たらないこの状態では、確かめる術がなかった。
そして、唯一動く頭の中も、そのような事に気を回す余裕はなかった。
エリザベスの依頼の事も、
荒垣先輩が無事かどうかも、
タカヤが何処へ逃げたかも、
恐らく自分に呼び掛けているのだろう、ゆかりの事にすら
頭が回らなかった。
ただ『またね』と言って去って行ったファルロスの事だけしか考えられず、
彼との一時の別れを惜しんで………泣き続けた。
乙!!
構わず続けてくれ
楽しみにしてる
オナニー小説…(ノ∀`)
もはやゆかり関係なし
続けるのは構わないがトリつけてもらえないか
叩かれても最後まで投下してくれるのは有り難い。
出来れば本文以外の、後書きや感想返事は減らしてくれると嬉しいが。
そうだね、叩かれるのは本文の他にでしゃばってるせいだからね?
とにかく乙。続き気になる。
そしてGJ
788:名無したんはエロカワイイ :2006/11/10(金) 22:42:01 ID:szlZV3zA [sage]
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
懲りずに投下。
一応言っておくと
最後まで突っ走る予定。
(´д`)………ウワァ
>>800 次こそがオナニーの始まりじゃね?
予告しておいたエロ話でもおっ始めるんだろ?w
突っ走るくらい元気良くよ。
突っ走りたい人と、それについていきたい人は好きにさせてあげればいいんじゃない?
まぁ俺はずっとここに座ってるから彼らがどこに行くのか知らないけどさ。
先頭を走る人にトリ付けて欲しいってのは同意。
トリ付けたら負けだと思ってるのかもしれないが、
付けてくれればきっと叩く人はいなくなるんだし。
>>○○が見えねぇ、とか言う人はいるだろうけどさ。
体育館の中でバスケとバレーを同時にやるようなもんなんだから
ちゃんと真ん中に仕切りのネットを張っておこうや。
んじゃ、俺はゆかりの妄想しながら寝るわ。
ふともも…
オナニー、もうどうでもいい
ふとももオナニーと聞いてみなぎってまいりました
ゆかりの性感帯はふとももってことで
じゃあ素股ならゆかりっちも幸せになれるし俺も幸せだな!
ゆかりって真田苦手そうだな
接点もあんまなかったような気がするし
テレッテと美鶴の関係よりは多分…。
ファイルの受信とか今更だけどどうやるの?
絵みたいのに・・・
カサマツでぐぐればいいと思うよ
1/9
―――夢を見ていた。
とても悲しい夢。
当たり前のものを失って、ひたすら泣き続ける夢。
さんざ泣き腫らし、それでも泣き足りず泣き続けた。
そしてようやく泣き終え、夢から覚醒しようとする時に僕は気付いた。
(あぁ…。僕は眠りながら泣いていたんだな…)
そしてもう一つ。
(もうファルロスは居ないんだ。その事実は受け止めよう。僕は現実から目を逸らさない。
だって、一番大切な人はまだ居るのだから…)
10月6日 AM2:10
巌戸台寮自室
「―――ん」
目を覚ますと見覚えのある天井が目に入った。
自分の部屋の天井。しかし何か違和感が拭えない。
違和感の正体を探そうと辺りを見回すと…
荒垣先輩が、窓から外を眺めていた。
成程。違和感の正体はあの人か。
「起きたか」
外に視線を向けたまま、そう言う荒垣先輩。
「はい」
という僕の声を聞いて、荒垣先輩はようやく此方を向き直った。
…ん?
「荒垣先輩、その頬…」
「ああ。天田に引っ叩かれた」
「え?」
天田が?もしかして…
「事件の事でですか?」
「まあ、関係はあるな」
「もしかして、殺す代わりにその一発で許してくれたとか…」
「いや、そんなんじゃねぇ。
天田が言うには、『ボクなんかに殺されようとした罰』らしい」
「?」
「『お前は人を殺し悲しませた。今度は自分が死んで悲しませるのか』ってな」
その言葉を聴いて、僕は苦笑した。
「あれ?という事は…」
「俺の罪について、後1年は許されそうにねぇな」
「そうですか………1年?」
何の脈絡なく出て来た期間に、疑問が口をついて出た。
「コレも天田に言われた。
『1年後の墓参りに付き合って下さい。
そこで母さんに謝るまで、そしてアナタがアナタ自身を許すまでボクは許しません』だと」
「…」
そうか、それが天田の結論か。
「良かった…」
安堵する僕に、荒垣先輩はまた脈絡の無い事を口にした。
2/9
「岳羽に感謝しろよ」
「…え?」
ゆかりが?
首を傾げる僕に、荒垣先輩は言葉を続けた。
「お前が目覚めない間、ずっと寝ずの看病をしていたんだ。
あいつ自身も戦闘の疲労が残っているってのに」
「…」
そうだったのか
「ゆかりは?」
「さっき流石に限界が来たらしく、看病を俺に代わらせ自室へ戻った」
「そうですか」
「山岸から聞いたんだが、ヤツが去った直後お前に駆け寄った時、
お前は呼吸も心臓も停止していたらしい。
それを岳羽が蘇生したってんだから、お前にとっちゃ命の恩人だぞ」
「…そうですか。僕、そんな状態だったんだ」
「そんな状態でもお前は、涙だけは流していたらしいがな」
あぁ、それだけは覚えている。
ファルロスを失って、僕は意識が途切れるまで泣いていたんだ。
でもまさか、意識を失ってまで泣いていたとは。
それと同時に、僕はイゴールの言葉を思い出した。
『もしかしてこの依頼は貴方様の力を必要としているのかも知れませぬな』
ああ、そうか。ゆかりがいなければ僕は死んでいたのか。
僕は今まで勘違いしていた。
“ゆかりが居ないと荒垣先輩の代わりに犠牲が出る。
ゆかりが居れば犠牲者を出さずに済む“
んじゃない。
“ゆかりが居るからこそ荒垣先輩の代わりにファルロスを犠牲に出来た。
ゆかりが居なければ、荒垣先輩の代わりにファルロスを犠牲にする事すら出来なかった“
んだ。
3/9
「…ん?」
そういえば…
「どうした」
「さっき、呼吸の止まっていた僕をゆかりが蘇生したって…」
「…」
荒垣先輩の僕を見る目が変わった。というか、呆れていた。
「お前が訊きたい事は察しがつく。一応、お前の想像通りだと聞いているが」
「なっ!!!!!」
ゆかりのキスを覚えていないなんて!!!
ファルロスの死を上回る衝撃!!
あぁ〜〜〜っ勿体無い!!損したソンしたソンソン!
「お前、今『損した』って考えただろう」
ギクッ。
「…いや、そんな事は…」
「…」
「…考えてました。ゴメンナサイ」
ウソはつけなかった。
「ったく、全然余裕じゃねぇか。その調子なら他の連中にその姿見せてやれ」
…。
「そうしたいんですが…」
「ん?」
「体が動きません」
「………」
当然といえば当然だろう。
荒垣先輩、天田、シャドウ2体、タカヤと4連戦を行なった上、
挙句の果てに、或る意味タブーの召喚を行ったのだから。
暫く僕を眺めていた荒垣先輩は
「岳羽を起こしてくる。他の連中は明日の朝でいいだろう」
と言って、部屋から出て行こうとした。
「…」
しかし扉を開けたと思ったら、荒垣先輩はそのまま止まってしまう。
「?」
疑問に思う僕に背を向けたまま、荒垣先輩は一言告げた。
「…この借りは、いつか返す」
「…」
そして今度こそ、荒垣先輩は出て行った。
ゆかりはすぐに来た。
廊下を走る音が聞こえ、扉が開き、
「キタロー君!!」
ベッドの脇に駆け寄ってきた。
僕を覗き込むゆかりの顔は目が腫れ、隈が酷く、肌も荒れていた。
そして、
「おはよう」
と言う僕の声を聞くなり、
「良かった…良かった!!」
布団に顔を埋め、泣き崩れた。
4/9
10月6日 AM10:06
巌戸台寮自室
あの後ゆかりはそのまま寝付いた。
そして朝になって目覚めた時には、幾分体調も良くなったようだった。
僕は相変わらず体を起こすのにも四苦八苦している状態なので、ゆかりの世話になる事にした。
そして今、ゆかりはベッドサイドに椅子を引いて座っているワケだが…。
「…」
僕の様子を窺うゆかりの表情は沈んでいる。
まるでまた僕が意識を失ってしまうのではと怯えているかのようだ。
2、3日すれば回復すると思うんだけど。
悲壮感漂うゆかりの気を紛らわす為、軽口を叩いてみる事にした。
「ゆかり」
「え?何?」
「体がベトついて仕方がない」
「あ、体拭いてあげるね」
そう言って洗面台に向かうゆかりに声を掛けた。
「いや、ゆかりと一緒に風呂に入りたい」
「…」
「1人じゃ満足に動けないし」
『…調子出てきたみたいじゃないの』
そう言って拳が飛んでくると思っていた。
が、
「分かった。準備してくる」
と言って、ゆかりは部屋を出て行った。
「………」
どうやら、かなり重症らしい。
冗談で済ませられるものではないようだった。
5/9
10月6日 AM10:31
巌戸台寮風呂場
―――チャプン。
僕を湯船に入れた後、ゆかりも入って来た。
表情には相変わらず翳りが見える。
その理由をゆかりから聞き出せないので、
ぼくはゆかりを元気付ける事しか出来なかった。
「またゆかりと一緒に居る時間が増えたね」
「…」
「朝食、登校、授業、夕食、就寝に加えて風呂まで一緒になったし」
「…」
「後は昼飯と部活と下校位じゃない?」
「…それに騙された」
「え?」
ようやく口を開いたゆかりの言っている事は意味不明だった。
ゆかりは言葉を続ける。
「やっとキタロー君の性格が分かってきたよ。
そうやって普段はキタロー君の方から私の傍に居ようとしてくれて、
それに安心していると、いざという時居なくなっちゃうの」
「…」
ようやく、なぜゆかりが塞ぎ込んでいるのか分かった。
そして
「そんなつもりは…」
『無い』と言おうとした僕の言葉は、ゆかりの怒号に掻き消された。
「それじゃあ一昨日のアレは何だったのよ!!
死ぬつもりだったんでしょ!?」
「…」
返す言葉が無かった。事実そうだったのだから。
「半年前だってそう。シャドウに1人で立ち向かっていくし…
断言するよ。今度又何かあった時、キミは1人で行っちゃう」
目を伏せ、ゆかりは続ける。
「息もしてなくて、心臓も止まってて…
ホントに死んじゃったのかと思ったんだから。
死なれたら追いかけようがないじゃない」
ようやく知った。ゆかりの身を引きちぎるような想いを。
僕は一番大切な人を泣かせてしまったという事実を。
「行かないで…傍に居てよ……」
嗚咽を漏らすゆかりを、軋む腕を動かして抱き締めた。
「ゴメン」
「謝る位なら…!」
「行かないよ、何処にも」
「…」
「誓うよ。
ゆかりが望む限り、この命尽きるまでゆかりの傍に居る事を」
ココまで聞いた瞬間、ゆかりを抑えつけていた緊張の糸が切れた。
「う…うぅ………うぁぁああっ!!」
僕にしがみつき泣き出すゆかり。
その間、僕はずっとゆかりを抱き締め続けていた。
6/9
暫くして落ち着いたゆかりは、
「…プロテインに誓っても無効だからね」
なんて事を言ってきた。
どうやら少しは調子が戻ってきたようだ。
僕は苦笑しながら、
「じゃあ、目を閉じて」
と言った。
「え?」
「僕とゆかりの唇に誓うから」
「…」
ゆかりにしては珍しく、素直に目を閉じてきた
「………」
その唇に軽く触れる。
のつもりだったのだが、
「!!!」
唇が触れた瞬間、ゆかりの方からより深く唇を押し付けてきた。
「………ん………んむ……」
貪るように唇を押し付けるゆかり。
ただ、そこに扇情的、官能的、情熱的と言ったニュアンスはなく、
ただ必死さだけが、ゆかりの唇から伝わってきた。
まるで深く口づけする事で、誓いを少しでも確固たるものにしようとしているかのように…。
「………………ふぅ」
長い永い口付けを終え、ようやくゆかりは唇を離した。
だが、考えてみて欲しい。
男と女が裸で、女は男に跨り、抱き合ったまま唇を重ねているのだ。
「キタロー君」
「不可抗力。そんな格好のゆかりにのしかかられちゃあ」
となるに決まっている。
「私は別に…って、キャアアアァァァッ!!!」
自分の姿を見下ろして、ゆかりは突如叫び出した。
「タ、タオル!タオルは!?」
前を隠しながら必死でバスタオルを探すゆかり。
今頃自分の姿に気付いたのか。
というか、今まで何度も見てるのに。
「はい」
傍目から見ていて可哀想な位動揺しているゆかりに、
さっきまでゆかりが羽織ってたバスタオルを差し出した。
「あ、アリガト。…って、何でキミが持ってんのよ」
「邪魔だったんで、ゆかりを抱き締める時に剥ぎ取った」
「………」
ドゴオッ!!!
直後、ゆかりの拳が顔面に突き刺さった。そして一言。
「変態」
ようやくゆかりは調子を取り戻したようだ。
良かった………………痛いけど。
7/9
「でも、良かった」
安堵の溜息をつく。
「え?」
「ゆかりに傷とか残ってなくて」
「もしかしてストレガとの闘いの事?」
「うん」
「あ、これはその事を確かめようとしたの?」
そういって、ゆかりは巻きつけたバスタオルを指す。
「…うん」
ウソですゴメンナサイ。99%はスケベ根性です。
「あのね、傷なんて幾らでも治せるっての。
ペルソナの事、頭に無いの?」
「あ」
すっかり抜け落ちていた。
「それよりキミみたいに衰弱した場合の方が心配だよ。
手の施しようが無いんだから」
「…」
「ホント、さっきの約束忘れないでよ」
そういうゆかりの言葉に肯き、僕は再びゆかりを抱き締めた。
ゆかりも僕の首に腕を回してくる。
そして、長い間ゆかりと抱き合っていた。だから
「もうそろそろ出なくちゃ」
「うん」
「…」
「…」
「いや、だから出なくちゃいけないんだって」
「ゆかりが僕の上に乗ってる限り出られないと思う」
「キミが抱き締めているから動けないんじゃないの」
「…」
「…」
風呂からあがる頃には、2人して完全にのぼせ上がっていた。
8/9
10月6日 PM0:34
巌戸台寮自室
長風呂からあがり、ゆかりに寝かし付けて貰ったところで
ずっと気になっていた事をゆかりに訊ねた。
「そういえば、ゆかり」
「何?」
「さっき、僕が死にかけてたって言ってたじゃないか」
「ああ、うん。言ったけど」
「じゃあ、何で僕を病院に連れて行かなかったの?」
「…」
質問した途端、ゆかりに呆気に取られた表情をされてしまった。
「…キミ、覚えてないの?」
「?何が?」
「病院に行くのを拒否してこの部屋に来ようとしたのはキタロー君なんだよ」
ゆかりの話ではこうだ。
ゆかりが僕を蘇生してすぐの事。
生死の境を彷徨っていた僕を病院に連れて行こうとしたところ、
僕は『部屋に戻る』といって聞かなかったらしい。
文字通り死に物狂いで抵抗し、果てにはペルソナを召喚しようとすらしたので
この部屋に連れ帰って来たのだそうだ。
「…覚えてない」
「そうなんだ」
完全に無意識の行動だったのだろう。全く記憶にない。
ただ、何故そんな行動をとったのかだけは解っている。
だから僕は、ゆかりに御願いした。
「ゆかり」
「ん?」
「洗面台に、何かないかな」
「何かって?」
「紙とか封筒とか落ちてないか見て欲しいんだけど」
立ち上がり、洗面台へ向かうゆかり。
「え〜っと。あ、あった」
と、持って来たのは封筒。
「コレでいい?」
と言って渡してくる。
「有難う」
ゆかりから封筒を受け取り、中にある便箋を取り出した。
3つ折にされている葉書サイズの1枚の紙。
どうやら内容はシンプルなもののようだった。
9/9
便箋を開き、ファルロスからの手紙を読んでみる。
『コレを読んでいるという事は、ボクはもうキミの傍に居ないという事だね。
キミに伝えたい事は沢山あるんだけど、それら全てを書いてしまったら、
一番大切な事が何なのかわからなくなってしまうかも知れない。
だからキミに伝える事は1つだけ。
ボク達はずっと友達だよ。
もう何度言ったか分からないけれど、
本当に大切な事だから、もう一度だけ言うね』
手紙を読み終え―――ちょっとだけ泣いた。
しかしあの時とは違い、ある程度心の整理はついていたので、
泣いている理由が分からずにオロオロしているゆかりに言葉を掛ける余裕はあった。
「分からないよね」
「…キタロー君?」
「知りたいよね。この手紙の事。そして何で僕が泣き出したか」
「え?あ、…いいよ。無理しなくて」
そう気を遣ってくれるゆかりに、僕は
「いや、聴いて欲しい、ゆかりに」
そう答えた。
「…分かった。聴かせて」
ゆかりはそう言って、僕をじっと見据える。
ゆかりのその態度から、真剣に聴こうという意思が伝わってくる。
そんなゆかりに僕はまず、全てを集約した一言を告げた。
「僕の友達が………死んだんだ」
完
10月15日
特効薬により荒垣先輩とチドリが回復。
チドリはS.E.E.Sの監視下に置く為、巌戸台寮に入寮
11月3日
大型シャドウ戦。ストレガ2人の妨害に遭うも撃退。全ての大型シャドウを撃破。
11月4日
幾月理事長造反。桐条氏が殺害される所を順平、チドリと共に救出。
この功績からチドリをS.E.E.Sメンバーに参入決定する。
そして11月5日…
「望月綾時です」
僕は友と再会する――――――
乙です。
色々と意見はあると思いますが、
自分は楽しく読ませていただきました。
だからトリップつけろって・・・
SS自体はGJだと思う。
だが住人の何人かはトリつけりゃ別にいいって言ってんのに
トリ付けないのは作者の傲慢じゃないか?
正直住人の意見を無視してやりたいようにやるのは荒らしと同義じゃないか?
まあトリップあればNG出来るしな
でもSSは結構よかったよ
もう終わったんだからいいじゃないか。
それに、エロシーンなかったぞ?
何はともあれ、乙。
俺は楽しく読ませてもらってたよ。
だが、まぁ、今後も他スレなりでうpするなら、
態度は改めたほうが良いな。
今の、ちょい傲慢入ったままだと、
良いもの作っても敵を作るばかりだぞ。
才能と努力は大事だが、最も大事なのは一期一会の心意気ってヤツですな。
モノ作っても、見るのは人なんだから。
別に傲慢でも良いんじゃね?
結局公開オナニーなんだし
SS書いてるヤツの好きにすりゃいいさ
いちいちスレ住人のことなんざ考えてられるか
イヤなら無視しとけばいい
作り手とかってのは、自分の作ったものの感想が聞きたいものじゃないか。
つまらんことで評価を落とすのは馬鹿馬鹿しいって話。
嫌われるのが趣味なら何もいえないが。
スレ住人の反応、感想なんざ、最初から最後まで考える気ないなら
SS投下することに意味はないぞ。
>>816 考えてみれば最初の語りの方、
喋り過ぎだったのが火種かもしれないな。興も削がれたし。
とりあえず言える事はGoodJobだぜ
乙!エクセレント!
秋の夜長が有意義だったぜ!
糞つまんなかったよ!
もう二度と書かないでくれると嬉しいな!
>>835の必死さと、屋久島でヒスってたゆかりがかぶって見えた俺は末期
ニア抱きしめる
SSなかったらなかったで過疎るだろうな。
起爆剤として投下してくれた
>>816乙
同人で見たゆかりっちの裸より制服姿の方がエロイと思う俺はもう変態。
何がエロいってそりゃもう元日でしょう
ゆかりが疲労状態になった時のみえそでみえないのがエロいと思いますDEATH
このスレではコミュMAXになってからも教室でゆかりに話しかけまくるのと
恋愛コミュ用のデータも残してあるのがこのスレのデフォだよな?
あと
>>816超乙
>>842 それだけじゃない。ラブホ直前のデータも取っとくのが通。
>>841 大型シャドウ戦前のデモの方がローアングルでもっとエロい気がする。
例えばハングドマン戦の時に3人目(主人公を含む上から3番目)に、
ゆかりを配置した時とか。
あとミノタウロスとか大きめのシャドウに弓撃つ時も、
ローアングルになる時があるな。
毛がもじゃもじゃで見えな〜いw
ブラックホールにも見えるな。
話かわるけどキタローゆかり順平風花はたぶんお昼一緒に食ってるよね?
風花が覚醒したとき昼で、3人が風花を探しに走ってきたから
そう思ったのだが
屋久島とシャワーシーン録画しますた><
全デート+コミュイベント、出家じゃねーよ、満月イベント別にデータ取ってる・・・。
あと大晦日もか。全部でメモカー丸々二枚分。
しかし、カワカミ降着かよ・・・。金返せよ。本田・・・。
>>846 たぶんそうじゃね?
会長とか真田と一緒に食べるって言うのは想像できないしな
ss普通に面白かったよ。
多分エロシーンは削ったんだろうな。何はともあれ、GJとだけ言わせてもらう
>>849 やっぱりそうか。
そう考えると会長ってゆかり達以外に友達いるのかな…なんかかわいそうになってきた
おっとゆかりスレですまん
>>849 まー席も何やら集中してるし、休み時間はお前ら他の友達は? ってくらいダベってるし、そうなんだろな。
2学期からはアイギスも一緒に食ってたんだろう。
アイギスの場合、逆にキタローたちと一緒にメシ喰ってないと色々マズイだろうしなw
会長のお昼は秘密の専用ルームでお付きのシェフが作るフルコースなので
誰かと一緒に食いたくても食えないと妄想w
>>853 そしたらタルンダ先輩が余計可哀想な子になる悪寒www
ゆかりっちはコミュが結構上がってきたら
何とかしてキタローと二人っきりで昼飯を食べようと画策しそうw
真昼の生徒会室に同じ寮の後輩を連れ込んで、秘密な事に勤しむ生徒会長の噂がたちます。
>>853 シェフ「お嬢さま、お料理ができました。」
美鶴「うむ。」
おもむろに料理を食べる美鶴。
美鶴「むっ、このスープ・・・・」
いつも飲んでるのと香りが違う事に気づく。
シェフ「フフ・・・・・」
シェフの口元が僅かに緩む。
「実は今回お出ししたスープのダシは墓場様が昨日入った風呂の湯のものです。」
美鶴は愕然とした。
そしてしばらくの沈黙の後、こう言い放つ。
美鶴「ブリリアント!よくやった。」
シェフ「ははっ、ありがとうございます。」
美鶴「おぬしもワルよのぅ。」
シェフ「お嬢さまにはかないませぬニヤニヤ」
ありふれた美鶴の食卓風景
>>857 いや、速攻で作ったんで貼ってくるとかマンドクセ
やんわりとスレ違いだって言われてることに気づけ
( ゚д゚ ) ・ ・ ・ ・
(゜д゜ )
ゆかり「先輩もお昼、誘う?」
風花「彼女は何でも特別なの。
学食には彼女のためだけの「猫のコース」っていうメニューがあって
それがまた冷たいものばっかなんだって」(氷属性だから)
美鶴「やぁゆかり。昼食に誘いにきたんだ」
ゆかり「!」(例の猫舌コースか?)「いいよ教室でみんなと食べるから」
美鶴「この前裸の付き合いしてもいいっていったじゃないか。。じゃあ待ってるよ」
真田「美鶴のお昼に誘われた!?それってことメンバーズに入るってことだぞ!」
風花「キレイな子しか入れない美鶴の親衛隊、
一緒にお昼を食べたり旅行に行ったりするんだよ」
ゆかり「きも!」
わかるひといるかなあ、スレ違いなうえにおもしろくなくてのんすまそ
>>853 ゆかりアイギスキタローの3人で一緒に飯だったら修羅場だな
けど嫉妬するゆかりってかなりいいとおもわね?
確かに嫉妬してるゆかりはいいんだけど(コミュの風花と話てるの見ると云々とか)
それ以前にロボって嫉妬の対象になるのかw
嫉妬深い子は何にでも嫉妬するぞ…
俺の昔の彼女とかも男友達はもちろん、動物や服にまで嫉妬してたからな
しかもアイギスなんて傍にいる宣言してる訳だから尚更じゃね?
ゆかりも対抗して傍にいればいいんじゃね?
無論風呂の中まで
それグルメキングだぜ
だって今俺がゆかりの太ももに首挟まれて昇天しそうだからな!
>>870 おいおい、お前さんの首挟んでるのは激震のギガスさんだぜ?
だってゆかりは今俺と一緒にアミューズメントホテルで(ry
そういやゆかりとキタローってコミュで2人でどこか行くっていってなかったっけ?
鹿のでるところだろ?
奈良に行きたいのかなってずっと思ってたのだが
よく考えたら奈良って限らないよね
いや鹿はそんな重要じゃないぞw
高原に行きたいって言ってたぞ
まあ、それももうひとつの選択肢選んだら
二人っきりになりたいだけの口実ってわかるんだけどね
>>842>コミュMAXになってからも教室でゆかりに話す
その時だけ名前で呼んでくれるんだよな。それ以外は苗字。
公私の使い分けがはっきりし過ぎて、ゆかりは不倫や二股が上手そうだな。
ブロークンの時も公私のケジメは付けて行こうってアッサリしてるし。
恋は秘める物とはよく言うけど、
教室で話す時の感情を普段の会話では隠そうとするゆかりを見てると、
妙な背徳感を感じるw
高原かぁ・・・いいなぁ
追加ディスクに入れて欲しいもんだけど無理だろうな・・・
ボスたちの○○よりインスパイ・・・・もといパクり
1/3
「うーん・・・・何がいけなかったのかなぁ・・・・・」
ある日のこと、ここは学生寮の寮のロビー。
「どうしてこうなったんだろ・・・」
ゆかりはパソコンは見ながら、何やらぶつぶつ呟いている。
「ゆかりちゃん、どうしたの?」
「あ、風花。これ見てよ」
月光館学園萌えキャラ総合スレ
1 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/18(水) 08:37:44 ID:HnnaPink
月光館学園に通う萌え萌えなあの人達について語るスレです。
岳羽ゆかり、桐条美鶴、伏見千尋、西脇結子などなど、
存分に熱く語っていきましょう。
ピンクのカーディガンマンセー。
2 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/18(水) 08:38:00 ID:bAKAboZu
テレッテッテ―、2ゲットー
3 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/18(水) 08:56:23 ID:kmEGaNe3
ハアハア千尋たんハァハァ
かわいいよ千尋タンかわいいよ
4 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/18(水) 09:00:41 ID:aaKicHou
自分は生徒会長だな。
あのふりふりしたスカートにブーツ、
そしてきりっとした眼差しがたまらねえ。
5 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/18(水) 09:15:39 ID:gUNJou11
>>1 おいおい、山岸風花も忘れるなよ。
あのちんまりしたとこがまさにグッとくるじゃねーか。
6 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/18(水) 09:22:46 ID:cHibISUk
>>5 ハゲ同。
自分はまだ子供だが、あのお姉さん的なところがツボにくる。
2/3
「これは・・・・2ちゃんねる?」
「そう!そうなのよ。だけど、私の名前がまだ出てこないの。」
「ゆかりちゃん、そんなこと気にしなくても・・・・」
「気にするわよ!私だってどう見られたいか気になるし・・・。
でね、思い切って私の名前出してみたの。」
24 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/11(水) 09:29:44 ID:vckiTaRo
全員、どうでもいい。
とりあえず記念カキコ。
25 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/11(水) 09:36:32 ID:HnnaPink
うわー、こんなスレできたんだー。
私は岳羽ゆかりさんがかわいいと思います。
26 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/11(水) 09:39:11 ID:1hAGe6gw
↑自作自演やなw
27 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/11(水) 09:41:48 ID:hAdAkAgj
>>25 おやおや、自演はいけないですね(プゲラ
28 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/11(水) 09:45:38 ID:GrumkInG
>>25 IDがHなピンクwwwwww
うはwwwゆかり食いたいwwww
29 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/11(水) 09:55:25 ID:Yko7nEta
>>25 自作自演きんもー(^O^)ノ
ってかスレ主きんもー*^ー^*
30 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/11(水) 09:58:26 ID:GAnguROz
>>25 ゆかビッチUzeeeeee!!
死ね!氏ねじゃなくて死ね!!
3/3
>>1、即ちゆかりを叩いている文面はこの後も続いている・・・。
「・・・こんな感じなのよ。」
「ゆかりちゃん可愛そう・・・」
「でしょ?なんでバレたんだろう・・・」
「ゆかりちゃんはゆかりちゃんだよ。」
「そんなこと言われても・・・・はぁ、なんかやってくれるなぁ・・・」
ゆかりは落ち込む。
風花はそんなゆかりを励ます
「ゆかりちゃん、元気出して。
第一、こんなの気にしてもしょうがないと思うよ?」
「風花・・・・」
「あ、そういえばさっきキタロー君が呼んでたよ。」
「キタロー君が?」
「うん、なんかゆかりちゃんに用があるみたいだけど・・・・」
「そう、わかった。ありがと、じゃね。」
「またねー」
(馬鹿め!この私がヘビー2ちゃんねらーだと言うことを知らないな?
この私を出し抜こうとしたくれた礼をたっぷりとしてくれる・・・・首を洗って待っていろよ、ゆかり!)
IDで二度笑った
…削除依頼であります
>>881 そういえばあなたの事は一切話題にのぼってなかうわなにをするやめ(ry
ワロスwwwwwwwwwwwww
で、これ続くんでしょ?
学園じゃゆかり結構人気あったんだっけか?
でもんなこと誰も話してなかったような
本当に人気があるなら、
放課後に教室の後ろで壁に向かってぶつぶつ独り言は言わないだろ。
そんなこといったら全員(ry
休日見かけてもいっつも一人だしな
889 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/14(火) 16:58:39 ID:OGBLwevz
かわいいのでage
ゆ
か
り
っ
乳
偽
無
ゆかりっ乳とはまた新しい…
じゃあみんなで放課後ゆかりっちは何をしてるのか考えてみないか?
弓道部が終ったあとは、
持ち前の弓道の腕で街の男たちのハートを次々と射抜くバイトをしている。
>>898 俺のハートは既にゆかりに射抜かれてる!
俺的には、ゆかりっちは同じ部活の子とかと結構な人数で買い食いしたりしてる気がする
…普通すぎ?
900 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/14(火) 22:33:31 ID:dQjQhNWH
900get
>>898 ゆかり「いらっしゃいませ〜、今日は何して遊ぶ?」
ゆかり「すっごーい、ゆかりもドライブに連れてって。お・ね・が・い♪」
ゆかり「も〜ぅ、お客さんたらエッチなんだから♪」
ゆかり「ねぇ、もう少しあなたと一緒にいたいな・・・」
やべえ、ゆかりの普段の私服からキャバクラしか思いつかねえ
>>898 浮気した男の胸を物理的に射抜く姿しか浮かばねえよ
必殺仕事人だよ
放課後は大好きな誰かさんに一緒に帰ろう誘ってもらうために
ワザとらしく学級文庫の前にいるじゃないかw
とうか、弓道部って本当に火曜と金曜しか活動してないのか?
いくらなんでもそりゃないだろうとか思ったりしたんだが・・・
俺が高校の時の部活なんて休みの日なんかまったくと言っていいほどなかったのに
>>903 それが桐条グループのイイところ。
様々な事に挑戦したり視野を広げろという
夢のような学校方針なんだよ、多分。部活も自由参加だし。
とは言え現実はそうもいかない
俺も同じだったぜ…
ゆかりッチっていつから弓道はじめたんだろ…
ゆかりと弓道って全然合ってないよな。
ヒロインの武器は弓っていうベタな設定のこじつけで、
弓道部にさせられてるだけ。
だが、それがいい。
弓道着姿を期待してたのは俺だけ?
弓道部に入れると発売前思ってたのは俺だけじゃないはずだ
噂のキャバ服見た
なんかあんまり似合わんね、まあかわいいんだが
これなら弓道着のが見たかったな
911 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/15(水) 17:15:03 ID:8ouaOaZa
かわいいのでage
キャバ服がどんなのかわからない俺は勝ち組
つか服といったら真田(ry
913 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/15(水) 20:40:44 ID:8ouaOaZa
かわいいのでage
ガ
ル
ー
ラ
愛
し
や
が
れ
れ
orz
ごめんなさい、万物流転を愛します
末期じゃないの…てか、末期じゃないの
ゆかり「ガルーラ愛しやがれ」
こりゃたまらん
「コンクリートにキスしてな!」グシャァッ
みたいな感じか?
つまり「ガルーラ程度しか使えない弱い状態でも私を愛してね」という
ゆかりさんからのメッセージでありますか。なるほどなー。
ここでゆかり×荒垣もいいなと思い始めた異端な俺が参上
斬新なCPだな。
…仲良くしている風景が思い浮かばないorz
「ガルーラしてほしいの?言ってごらん」
ってゆう姿しかうかばない、M荒垣踏みつけて
934 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/16(木) 16:53:52 ID:jMACE+XY
かわいいのでage
キタロー乙
バ
カ
じ
ゃ
な
い
っ
て
れ
何処から侵入してきやがった!
テレッテ許すまじ
お、俺が悪いのか!? とりあえずすまん。
これはこれで面白いが本当に末期だな…
何か話題があればいいんだが
やっぱSSないと盛り上がらないな
会長スレにゆかりがらみのSSがあるぞ
そろそろ新スレ?
あと、2週間。
公式設定集やペルソナ倶楽部がでたらまた少しは
盛り上がるでしょうな。
>>953 まあ、それすらも刹那的なものかと思われ・・・
追加ディスク?の詳細でも発表されないかぎりは今みたいな状態だろうね
みんなもう他のゲームに行ったりしてんだろうね
そういう俺もここを覗きつつ戦国無双2 Empiresしてるけど・・・
俺に文才があればいいんだがなぁ
でも何か思い浮かんだらSS書いてみる
俺ら夫婦っつーことで俺らのSSよろしく
_____
,ィ´ ̄ ̄ ̄``ヽ ,i´ `ヽ.  ̄ `ヽ.
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / ト、 、 ヽ、 `ヽ.
厶 -…ー─‐--、:::::::::::| イ /i__ヽ、 ヽ, __ヽ、ヽ. ',
∠___,ィ´ ̄ ̄ ̄`ヽ、\_} ノ,ハi.rr-、\!,ァ-ォ、ヽ、!,ゝ
| <●) /、(●>、 |||| (.ハ _ヒ,l. ヒ_,リi) ̄ .|
| ,, <、_,> ヽ、, | _ノノ !" "ハ!. iヽ!
. | mj |=‐ァ' .::::| ヽ.__,ノ> 、.`_,,.イノノV
\,〈__ノニニ´ .:::/ `ー',.イハニ,ヘ__>、
/ノ ノ |||/一´\ /´i「>rr<{i `ヽ.
,ィ'⌒`!く/」`ヽ」/ /
で次スレは?
>>957 マハガルダイン
スレタイってこのままで行くの?
勝ち気ってなんか微妙
ならキャバ嬢かわいいってのはどうよ?
「太ももムチムチかわいい」に決まってんだろ!
『ペルソナ3の岳羽ゆかりはフトモッモかっわいい イシスLv7』はどうだ?
>イシスLV7
どう見ても会長復帰以降ベンチウォーマーです。本当に(ry
……みたいで嫌だな。
「ペルソナ3の岳羽ゆかりはミニスカ可愛い膝上7cm」
良ければ使ってくれw
ペルソナ3の岳羽ゆかりはミニスカに視覚誘導かわいい7回目
ペルソナ3の岳羽ゆかりは突っ込みかわいい疾風ガードキル7回目
もしくは
ガルーラ7回目
ペルソナ3の岳羽ゆかりのミニスカは疾風ガードキル7ブロック目
説明書に勝ち気って書いてあるから、勝ち気でもいいと思うけどね。
スレタイに大した興味の無い俺がサラッと言ってみましたよ。
ペルソナ3の岳羽ゆかりには貫通も効きますカワイイ7撃目
ペルソナ3の岳羽ゆかりの、ってかガルーラじゃない7発目
もしもゆかりが勝気すぎる性格だったら
ゆかり「ハーハッハッ!キタローヘアー君おはよう!
今日は実にいい天気だね!」
キタロー「・・・・・おはよう」
ゆかり「おやぁ?どうしたんだい、腹でも壊したのかい?」
キタロー「・・・・どうでもいい」
順平「・・・・・・」
風花「ゆかりちゃん、ババ抜きでもやらない?」
ゆかり「トランプか!いいねえ、いいねえ!みんなでやろう!」
3分後
ゆかり「なぁにぃーーーッ!!このゆかりが負けただとォーー!
未来永劫勝ち続けるこの私が負けたのかぁ!
認めん!こんなやり方認めないぞ!」
順平「おめーの敗因はたった一つ、
たった一つのシンプルな答えだ・・・・・顔に表れすぎ。」
・
・
・
キタロー「・・・っていうゆかりを想像したんだ。」
風花「・・・・・・・」
順平「・・・・・・・」
ゆかり「・・・・キタロー君の中の私ってどんな奴なのよ・・・。」
ペルソナ3の岳羽ゆかりはピンク大好き☆かっわいい イオ LV7
これで頼む
ペルソナ3の岳羽ゆかりはツッコミカワイイ ガルダイン7発目
しまった乗り遅れた…orz
今月に入ってから2週間近くアク禁に巻き込まれっぱなしでネタSSも書けねええええええ!ぷらら市ね。
ペルソナ3の岳羽ゆかりはバカじゃないのカワイ お手上げ侍7人切り
ペルソナ3の岳羽ゆかりは勝ち気かっわいい ダッシュビンタ7発目
とかは?
なんかスレタイを考えるスレになってきたな・・・
後五分レスがなかったら勝手に建ててくる
ガル
ペルソナ3の岳羽ゆかりは勝ち気かっわいい イオLv7
>>979 正直今までどおりでもいいと思う。
過去スレとかさ・・・。
了解
何とか太もも入れたかったんだがな・・・
まあいいや、建ててくるよ
サンクス。
そしてグッジョブ!
乙
埋め
産め!
おや…?岳羽様が何かを受胎されておられるようですな…
うめ
>>987 弓装備していてもスリップできるアクセサリーがいいな
て、違うっつーの受胎なんてしないって
受胎ではなく妊s(ドスッ
ume
(゚д゚)ume
>>990 つまり、ゆかりさんはPSPではなくDSを所持してるでありますね。
なるほどなー
ume
運命
>1
遅くなったけど新スレ乙
ume
ume!!!
ゆかりっちかわええ
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。