浮世絵ってどう?

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1名無しさん@お腹いっぱい。
卒論で浮世絵をテーマにすることになりました。
みなさん、浮世絵好きですか?
私はかなり好きです。特に春画が・・・。
浮世絵に影響を受けた西欧の画家って
誰でしたっけ?
2空耳 :2000/09/05(火) 17:09
ボナール。

春画はたしかアンダーグラウンドなもので
お金が使いたい放題だった為
非常に多彩な色彩が美しいので
芸術的に素晴らしいものだ、
とギャラリーフェイク(マンガ)で読みました。
私も興味無きにしもあらずなのですが、
内容が・・・きもい・・・

私は怪奇画に興味があって
ボッシュとかきょうさい(字を忘れた)とかを
卒論でやりたいんだけど、やらせてくれるかな・・・

でも春画が卒論のテーマっておもしろそうですね。
3:2000/09/05(火) 23:05
春画はきもいですか?
その辺のエロ本よりめちゃめちゃ艶っぽいじゃないですか。

怪奇画もおもしろいですねー。
ボッシュって何だろう・・。
4名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 10:52
芳年と芳幾の英名二十八衆句はいいよ。
血みどろの無惨絵なので好き嫌い別れるでしょうが。
死とエロチシズムの絶頂だと思う。
芳年は他の作品も素晴らしいです。

春画は写楽や北斎やら現代ではかなり高名な
浮世絵師さんたちも作ってたんですよね。
かなり好き。
5KKK :2000/09/06(水) 17:54
春画はおよそ画家と名の付く人なら誰でも描いているそうです。
上村松園の春画も存在すると聞いています。(見たい!)
例の帝銀事件の容疑者の平沢氏も出所不明の大金が容疑の重要な
ポイントとなったそうですが、実は春画を描いて得ていたとの事です。
逆に写楽には春画が存在しないので、専門の画家ではなく素人だった
との説もあります。
6空耳 :2000/09/06(水) 18:41
写楽の春画が無いと言う話は訊いたことがあります。

ボッシュとは、ヒエロムニス・ボッシュのこと。
私が最も好きな画家の一つ。
オランダです。
確か作品が30くらいしかなかったような。
とにかくとても少ないです。
聖書を題材にした幻想的な怪物がたくさんでてきます。
とても見ていておもしろいです。

好きな浮世絵師というと、
名前は忘れちゃったけど、
芳の字がつく人で人間でできた顔の版画をつくった人
いますよね。
ああいうユニークなものが好き。

後、確か江戸時代あたりに書かれた
医学書の挿絵で死んだ後の人体の腐敗の進み方を
書いた絵があって、
ものすごい迫力があります。
そういう画家というより職人的なあり方をした
無名の作家達に興味あります。
東大の標本画を書いた人とか。

7>空耳さん :2000/09/06(水) 19:06
国芳だったような。>人間で出来た顔の版画

>医学書の挿絵で死んだ後の人体の腐敗の進み方を
罪人のやつですかね?
確か文庫で出ている『アラマタ図像館』の「解剖」にも
同じ物が載っていたように思います。
他にもいろいろ面白い物がありました。
8aya :2000/09/06(水) 21:32
ゴッホが広重の絵をそのまんま油絵で模写してたりしましたよね。
他にも、北斎漫画そのまんまの構図で書いてる画家さんとか
結構いたような。(名前ど忘れ)
9空耳 :2000/09/06(水) 21:54
>7さん
あ、国芳です。
ありがとうございますー。

アマラタ図像館とは?
107っす。 :2000/09/06(水) 22:52
>「アラマタ図像館」
荒俣宏が解剖に関するいろいろ珍しい
図像を集めて、一冊にまとめた物です。
私が見たのは小学館文庫(?)から出ている
カラー版のもので、確か千円以内でした。
文庫なので小さいけど、なかなか上出来。
11はじめましてぇ! :2000/09/07(木) 03:00
国芳、、、好きだ。
12英名二十八衆句 :2000/09/07(木) 03:26
今は亡き(でしょ?)リブロリポートで
新・英名二十八衆句
とかあったよね。持っている。
丸尾末広と花輪和一が競作して、監修は高橋克彦。

最近この手の洒落っけのある作品出版している?
13ボッシュについては :2000/09/07(木) 04:40
この他のスレにもよく出てますが、
http://artchive.com/ftp_site.htm
で「BOSH」からいってごらん。結構見れます。
ちなみに自慢ですが、私はプラドで実物をはじめて見て、
ハマってしまいました。500年も前の時代に描かれたですよ。
(D・A)
14:2000/09/07(木) 04:49
ごめん。スペルミスです。「BOSCH」です。
15北斎だったら :2000/09/07(木) 05:06
長野県は小布施の「北斎館」は見ごたえあり。画狂人の側面がよくわかります。
栗のシーズンにどーぞ。地元出身の現代日本画家「中島千波」の美術館もあり。
(とくに宣伝ではありませんが・・・) http://www.town.obuse.nagano.jp/
(提供:D・Aでした)
16空耳 :2000/09/07(木) 16:04
>D・Aさん
その自慢うらやまし過ぎます・・・
あの厳格なフェリペが自室にボッシュを飾って
日夜眺めていたという話は
ボッシュの絵の持つ魔力というものを
感じさせますね。

それからこのサイトものすごくいい!
17チャッカヤーン :2000/09/08(金) 02:25
うーん、歌川国芳好きな人っていっぱいいるんですね。
私も先日、太田記念美術館の「国芳展」に行って、大笑いして見ました。
あと、外国人が結構多くて、絵について連れの日本人が解説してる姿が
なんとなく滑稽でした。
18:2000/09/09(土) 00:30
ボッシュの絵、紹介してくれたサイトで
初めて見たけど、素敵だ〜。
19空耳 :2000/09/09(土) 00:55
でしょ〜?
20おしゃ :2000/09/09(土) 03:56
う、いいねえ>BOSCH
21今、私のDesk-Topには・・・ :2000/09/09(土) 04:52
魚に乗って空の旅をする夫婦がいます。(D・A)
22rumi :2000/09/09(土) 09:01
ボッシュ!いいですね。細部みてく楽しみがまた。当時の宗教観など調べて
見るとまた楽しみが拡がります。

空耳さんが6でかかれてたやつって死んだ女性がだんだん腐敗していく
6枚連作のではなくて?あれは医学書ではなくて仏教の精神(生前は美しくても
死んでしまえばみな同じ=諸行無常)のもとに描かれたやつだから違うかぁ。そもそも
浮世絵(版画)ではなかったな。

国芳といえば昨年買った画集に出ていた「野晒悟助」は「いい男of the year」だったな…
「正札附現金男」(要するに悪いヤクザまがいの男ばかり描いたシリーズ)は
すごい色気があって好きですね。色悪というのか。

芳年も好きです。英名二十八衆句もいいですが、ロングショットの構図の
凄い大作のほうが好きですね。血みどろ絵で有名ですが、後期のとんでもない技術と
初期-中期の大胆な構図の作品は見ていて引き込まれます。技術と情念ね…
わたしは彼の無惨絵とドイツの版画家・ホルスト・ヤンセンのスケッチに
なんとなく共通するものを感じるのですが…
(でもヤンセンのスケッチ画集どこにもなし。欲しい…)
23いるす :2000/09/09(土) 15:52
ぼくもボッシュ好きです。
皮肉っぽくて鋭くていいですよね。
楽園っぽいきれいな色の絵も好きです。バベルの塔の絵みたいな色づかいの。
24空耳 :2000/09/09(土) 16:01
>rumiさん(これはもしや洋楽版の・・・?)
そうです。
あれは浮世絵ではありませんでした。
しかも6枚連作でした。
女の人だったような。
私が医学書と聞き取ったのは空耳だったかもしれません。

画集・・・
さすが社会人は違う・・・
25空耳 :2000/09/09(土) 16:16
それと、今ぱらぱらめくっていたら
月岡芳年の英明二十八衆句、皮剥ぎを発見!
グロ・・・
26:2000/09/09(土) 22:50
芳年の掛軸の幽霊のなんかもスゴイと思います。
この人、晩年は気が狂ってしまったそうですね。
そんな話を聞くと一層凄みを感じてしまう…。

>12さん
花輪&丸尾の「新・英名二十八衆句」、好きです。
絶版になっちゃったし、かなりの価値なのでは?
うちの大学の図書館にもありますが、館外持出厳禁なのです。
27>26さん :2000/09/11(月) 07:29
>うちの大学の図書館にもありますが、館外持出厳禁なのです。
ハンディスキャナもあるし、デジカメもあるし、どんどん持ち出しちゃいましょう。

この板もだんだんカルトになってきましたね。(浮世ばなれのD・A)
28そろそろ・・・、 :2000/09/11(月) 07:33
河鍋暁斎が出てくるころかな?   (D・A)
29空耳 :2000/09/11(月) 14:07
暁斎も良いですね。
この前父娘の展覧会がやっていた模様ですが、
池袋と言うことで食指が動きませんでした。

私の持っている芸術新潮にデロリを特集しているものが
あるのですが、
それに表は冷涼な夏羽織、
しかしてその裏は・・・
というものが載っています。
こういうことができるんも暁斎ならでは。
30わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/12(火) 01:37
春画なら春信の「まねえもん」ってシリーズが好き。
ちっさいおっさん萌え。
31わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/12(火) 01:58
江戸時代後期は血みどろとか死体とかオカルトちっくなものが庶民の間で
流行ってたのかな?
暁斎も6才だか7才の頃に河原で生首を写生したという記録があるらしいし。
江戸時代にもオカ板の死体画像に萌えてる人と変わらない人が居たんだろな。
32>空耳さん・31さん :2000/09/12(火) 08:07
河鍋暁斎なんかが脚光を浴びてきた・・・のは、やはりそういう時代なのかなぁと思います。
小生も暁斎はちょっと気になっておったのですが、東武は行き損ないました。

ところで、室町期だったかの「病草紙」ってのをご存知?
33空耳 :2000/09/12(火) 15:34
暁斎なんかは日本より海外の方が評価高いらしいですね。
何でも北斎と並び賞されるそうな。

病草紙知りません。
なんだかおもしろげですね。
34わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/12(火) 17:00
浮世絵自体が全体的に国内より海外のほうが評価高いですよね。
国内よりボストンとかNYの美術館の方が質も量も上ってのが
さみしいです・・
35わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/12(火) 17:20
>>26
それで病から復帰した後の画号が「大蘇 芳年」なんですよね。
芳年カッコイイ
36わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/13(水) 00:41
37>36さん :2000/09/13(水) 01:19
ありがとう。ちょうど探そうとしてたんですよ。(D・A)
38goatsong :2000/09/14(木) 10:56
>1
あの時代は、みんな影響をうけてるからねぇ。
ただし、浮世絵だけでなく、琳派、江戸期の工芸の意匠等からも
多大な影響を受けてるし、忘れてはならないのは、
日本のみならず、エジプト、地中海、ビザンティン等々、
世界中に霊感の源泉があって、日本はその中の一つにすぎないってこと。

>rumi
>死んだ女性がだんだん腐敗していく 6枚連作のではなくて?

九相図(くそうず)という。六枚連作のは知らないけど、
もともと生きてるときから、骨が風化するまで、九場面が
一幅に描かれていた。
39>1 :2000/09/14(木) 12:02
浮世絵とかジャポネズリーに一番はまってたのはたぶんゴッホだろうな。
弟、テオやベルナールなんかに送った手紙なんかを読むと日本への憧れみたいなものがひしひし
と伝わってくる。
「ファン・ゴッホ書簡全集」の一部を読んだだけですけど、
おもしろかったです。
40goatsong :2000/09/14(木) 15:49
>死んだ女性がだんだん腐敗していく 6枚連作のではなくて?

これってもしかして「六道絵」のこと?(六道絵は必ずしも六枚
じゃないけど)六道の中だと、これは人道だね。「九相不浄図」
とも言うらしい。

諸行無常って言うより、もっと日本化、世俗化した思想だと思う。
厭離穢土ってとこでしょう。この世の不浄を教えるための絵。
41わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/14(木) 16:50
>40
それは浮世絵ですか?
42空耳 :2000/09/14(木) 18:19
病草子発見

http://www.kyohaku.go.jp/meihin/kaiga/emaki/mh500j.htm
これはリアル・・・
浮世絵と関係ないですね
だからサゲ

43goatsong :2000/09/14(木) 20:45
>41
違うよ。九相図が流行るのは鎌倉時代。
江戸期にも描かれたってのは初耳。まあ、あっても全然おかしくない。

44>42 空耳さん :2000/09/15(金) 08:35
サゲる割には、リンク貼りますねぇ。
でもあれ浮世絵と関係ないにしろ、結構おもしろいでしょ?(D・A)
45空耳 :2000/09/15(金) 12:19
リンクの貼り方をfomさんに教わってから
おもしろくてついつい色んなとこに貼っちゃうです
46わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/15(金) 19:28
>空耳
2chではあんまりリンク、貼んないでほしい。
特に、いいサイトは静かにしといてほしい。
47空耳 :2000/09/16(土) 01:13
あーそこまで気が回らなかった
気をつけるよ
48わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/16(土) 01:57
ここの板の住人なら問題ないんじゃない?
人も少ないし。
リンクがなくなるのはちょっと寂しい気がするけど。
49わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/16(土) 07:14
直リンにしなきゃいいんじゃないかな。
ttp://www.kyohaku.go.jp/meihin/kaiga/emaki/mh500j.htm
みたいに。他の板でこうやってるのをよく見かける。
50わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/16(土) 15:42
言及されてる絵が見たかったら、簡単に検索できるんだから、
2chとYahooにだけは、貼らないでほしいなぁ。
51わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/16(土) 15:44
50>49
それ、どうやんの?
52わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/16(土) 15:45
ああ、h抜かしてるんだ。
53>空耳さん :2000/09/17(日) 05:07
私は「病草紙」の感想を伺いたかったのでして・・・。
リンクを貼ることをいったのではないのです。過剰に反応しないように。
参照の意味でリンクを貼ることは、おおいに結構なことだと思います。
46・50>2chとYahooにだけは、貼らないでほしいなぁ。・・・の発言
については、Yahooはどーでも、2chの人間には来てほしくないとゆーことなら
それは一部の2チャネラァのしわざであり、よしんば直リンでも一向に構わない
と私は思う。(F・I)
54goatsong :2000/09/17(日) 17:49
浮世絵からは外れるけど。

西洋にも、特に中世期に、九相図の類の絵画が
盛んに描かれているが、そのイメージの貧弱さは
到底東洋のものとの比較できるものではない。

少なくとも、視覚的に表現された地獄やその類の
イメージは、その凄烈さにおいて、日本のそれは
私の知る限り、他に比類がない。日本人は昔から変わらず、
自虐的な体質なのだなぁ、とも思う。

私もリンク貼るのは気が引けるので、そういった絵を
見たい人は、東京国立博物館のHPで、地獄草子やら餓鬼草子
が見られるので、どうぞ。
55空耳 :2000/09/17(日) 22:19
国立西洋美術館、
今度は中世の死の舞踏をやるみたいです

病草子はダークですよね。
尻の穴がたくさんある男を見たときは
ちょっと気分が暗くなりました。
しかもこういう風俗画の場合は概して
登場人物の表情とかあどけなかったりするじゃないですか。
そこがなんとも・・・
強烈だと思います。
goast songさんがおっしゃっているように。

あと、やっぱり私が見たものは九相図とは違うようです。
56わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/20(水) 22:11
さすがに浮世絵のスレだけあって書き込みもポップだね。
57goatsong :2000/09/21(木) 01:32
ある人の地獄絵に関する随筆のなかに、六道絵に触れて、
「はたしてこれは、芸術作品と呼べるものなのだろうか、
強いて呼ぶなら、魂のドキュメントとしか呼びようのないものだ」
みたいなことを言っていた。卓見だと思った。
58goatsong :2000/09/21(木) 01:37
↑ちょっと文章おかしいね。
59わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/21(木) 14:54
あぁ、
杉浦日向子センセは、もう漫画かかないのかなぁ。
60goatsong :2000/09/21(木) 15:42
>55、空耳氏

なんか、中世末期から現代にかけてのみたいね。
当世風だなぁ。中世とルネサンスだけでいいのに。
それだけじゃ作品が集まらないんだろうけど。
どうせ、バスキアとかエンツォ・クッキとか来るんだろうな。
憂鬱。

予想:中世10%、ルネサンス10%、バロック25%、
象徴主義40%、現代15%
61空耳 :2000/09/21(木) 18:24
いつも思うんですけど、
なんでそんなにくわしいんですか!?
びっくり。

それはおいといて。
高校の時の世界史の先生が変人で
自分でつくった資料プリントをたくさんくれたんですよね。
そこでお気に入りなのかどうかは知らないけど、
中世のペストがいかに悲惨かを生徒に教える為にか
さりげなく死の舞踏が載ってたんですよね。
(別に説明しなかったけど)
それ以来気になってるのです。

中世10%ですか。そんなに少ないものなのですね。
ちらしを見るところによると、
ファルケンという人の自画像(1982)が載っていて、
おもしろいーと思いました。
半分骸骨がすけています。
バスキア・・・
ストリートの画家でしたよね?
骸骨の絵を書いているのかな。
多分講習会いきます。

おっとだいぶ春画とはかけはなれましたね。
62ギガまっしぐら :2000/09/21(木) 19:28
書き込み見るとやっぱり歌川派系は人気あるんだね。
「俺はだんぜん鳥居派!」とか「やっぱりなまづ絵だろ」とか言い出す人
居ないかな。

あと、広重とかのビックネームが話題に出てないのが意外。
63九相詩絵巻 :2000/09/22(金) 00:15
64goatsong :2000/09/22(金) 00:22
>63

これどうやって見つけたの?すごいっ!
これは東京国立博物館所蔵の九相図で、
私もこの前実物を見てきたばっかなんだよ!!!!
65soramimi :2000/09/22(金) 00:29
うわー
これだ!私がみたの多分!
(やっぱ医学書って言うのは空耳だったのか・・・)
感激です!
ありがとう!
66:2000/09/22(金) 02:49
わー九相図だ〜。
自分も一部の絵だけ本で見たことはありましたが、全部見たのは初めてです。
この死者は小野小町とか言われていますね。俗説なのかな?
やはりぱっと見は西洋の腐敗死骸像によく似ているなあ。
似ているようで違うんだろうか、違うようで似ているんだろうか。

中世西洋の「死の舞踏」はちょうど興味ある分野だったのですが…西洋美術館でやるのですか?
(いい事を聞いてしまった。なんてお役立ちなんだろう、ここ)
goatsongさんのお言葉も頭に置いて、期待しすぎないようにしつつ見に行こうと思います。
67空耳 :2000/09/22(金) 20:18
>羊さん
西洋の腐敗死骸像ってどんなものですか?
くわしくお話を聞かせて下さい。
68goatsong :2000/09/23(土) 01:41
私は「九相詩」なるものの存在を知らなかったのだけれど、
なかなか、読ませるものがあった。正直いって、少し憂鬱になった。
この詩の存在理由は、人を鬱にすることにあるわけで、
その意味において成功したわけだ。特に、それぞれの相の、
最後の一節が決め手となっていると思う。
69:2000/09/24(日) 01:53
>空耳さん
>腐敗死骸像

私の読んだ本では、「トランジ」という外国語にこの訳語を当てていました。
西洋の墓碑彫刻に見られる形式の一つです。
故人の亡骸が虫やトカゲにたかられて見るも無惨な腐乱死体になったさまを
描写したもので、中世からバロック期にかけて流行したそうな。
キリスト教的な死生観の中で、自分の死骸をおとしめることによって
「いかに自分が生前の罪を深く悔い改めたか」をこれ見よがしに誇示するための
趣向だったようですが…
「それにしても、自分の腐乱死体を彫像にして墓に飾るなんて!」と、初めて
この形式の存在を知った時には驚愕したものです。
(しかも一部の物好きだけが作らせていたとかならともかく、広い地域で長期間に
渡って流行していたとは…)

これについては、小池寿子著・白水社刊の「屍体狩り」という本がおすすめです。
近頃は文庫にもなってるらしい。
タイトルや文体は洒落っぽいですが、根はかなりちゃんとした本です。
あと、平凡社の「死と墓のイコノロジー」(大きめのハードカバーの白っぽい本。
翻訳は同じ小池寿子女史)も図版豊富で良いです。ただこっちはちょっと高価なので
図書館推奨かも。

(日本人は、ローマの骸骨寺だけ見てびっくりするより先に、こういう連綿とした
「死の文化」が西欧に存在していることを知るべきだと思うな…)
70Sorry! Japanese Only :2000/09/24(日) 03:25
Oh! カルト。
71空耳 :2000/09/24(日) 19:28
羊さんありがとうございます。
昨日大作を読み終えたばかりで
次何読もっかな、と思ってたところなので、
屍体狩り読みまっす。
でも取り寄せるのはちょっと嫌かも・・・
なので紀伊国屋に逝きます。
ローマの骸骨寺も興味津々。

実は卒論のテーマを今固めていまして、
そういうちょっとアングラな(?)西洋と東洋の美術について
にしよっかなーと思ってるのですよ。
貴重な情報をありがとうございます。
72別スレで :2000/09/25(月) 04:56
他の事でちょっと話題になったP・グリナウェイが、彼の作品(「ZOO」とかゆーらしー)
の中で「九相図」を取り上げてたとゆーことを、この板のROM者の友人から聞いたよ。
この作品みたはずだけど、記憶になかった・・・。    (F・I)
73:2000/09/27(水) 01:27
ああ!ついおとといグリーナウェイに関する本を買ったばかりなのです。
確かに「ZOO」の映像は九相図っぽいですね。
交通事故で互いに妻を亡くしたため「死と腐敗」の概念に取り付かれた双子の
学者が、ものの腐敗していく様子をコマ撮りカメラで撮影していくシーンがあります。
最初はリンゴから始まり、エビ・魚・犬・白鳥・縞馬…それらの死体が
放置されて見る見るうちに腐乱するシーンは、(動物愛護団体が見たら
卒倒しそうですが)なかなかに官能的でくらくら。
最後にはその双子は自分たちを実験対象にすべく、毒を飲んでカメラの前に
横たわります。
そしてまさにトランジのごとく、死体を覆うおびただしいカタツムリ…。

ただ、作品の中で具体的に「九相図」に言及していたわけではなかったような
記憶が。むしろ直接的に引用されているのはフェルメールです。

グリーナウェイ監督はとても絵画的な映画を作る人ですので、絵(特に古典の)
が好きな人にはおすすめしたいです。
特に「プロスペローの本」とか「ベイビー・オブ・マコン」あたりが大好き。
74goatsong :2000/09/27(水) 17:20
トランジって全然恐ろしくないし、なんていうのか、
生理的不快感を伴わせないと思うんだけど。で、
ちょっと考えてみた。

トランジ→基本的に干からびながら、腐っていく。

九相図→水分がたっぷりあって、ジュクジュク(?)
    と腐っていく。

両者の相違は、西欧と日本の気候、特に湿度の差にある
ような気がする。さて、恐怖とか不快感というものは、
乾燥したものではなく、湿ったもの、グチュグチュしたものに
伴うのは周知のこと。(骸骨ってそれほど怖くないでしょ?)

これが、トランジが全然おぞましく思えない理由だと思う。
75浮世絵の話じゃないけど :2000/09/27(水) 19:48
この前、江戸(?)〜幕末頃に描かれた九相図を見た。
(生前の図を含めて10図が屏風になった物)
やっぱり死体の中でもドザえもんはインパクト強し。
ところで「九相図」って単に図が九つあるってだけでなく、
「臭う(くそう)」にかかってる気がするけど関係ないのかな・・
76空耳 :2000/09/27(水) 21:07
む!
goatsongさんの考えを使ってしまいそうだ
いけないいけない
77goatsong :2000/09/28(木) 00:12
>別に、使ってももらっても構わないけど・・・・・
みんなそうだと思うけど、本当に重要な情報って、
人には教えないでしょ?
78空耳 :2000/09/28(木) 01:49
そ、そうなんですか?
もしかして自分の一番のお気に入りのレストランは
込むと嫌だから教えないタイプですか?
ま、成る程ーって思ったから、
一種のギャグです。
(つまんなくてすいません)
79goatsong :2000/09/28(木) 03:00
映画音痴の私は、グリーナウェイが何者だか、
知らないんだけど、その写真は本で見たことあるなぁ。
そういう内容だったのか。確か、顔に蛙が4匹程乗った
トランジってあったよね?それを引いてるような。

>空耳氏

そういうタイプです(笑)。
80わたしはダリ?名無しさん? :2000/09/30(土) 02:10
75>76=空耳

え?何?
気になるんですけど・・・
81空耳 :2000/09/30(土) 23:25
あ、それはねえ、
私が卒論のテーマに考えていることと
goatsongさんが言ってることの範囲が被るということです。
で、納得の意見だったので思わず使っちゃいそうと。
やっぱ卒論に人の意見を使うのはまずいよね、
というどうでもいいことです。
82わたしはダリ?名無しさん? :2000/10/07(土) 22:11
写楽は梅毒だったと松本清張の予測
写楽の絵は手が小さくて幼児の手のようであるということだ
83わたしはダリ?名無しさん? :2000/10/07(土) 23:24
松本清張は何で梅毒だって思ったの?
84空耳 :2000/10/08(日) 00:39
頭に毒が回っちゃってたってこと?
85わたしはダリ?名無しさん? :2000/10/24(火) 00:26
芳年展が来年の3月15日から京都文化博物館で開催されます。
芳年コレクターとして著名な西井正氣コレクションを展示する
そうです。版画だけでなく画稿類も展示されるそうです。
86わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/07(火) 16:41
月岡芳年展は長野の駒ヶ根民藝村浮世絵版画美術館で
開催されてるよ。
87わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/08(水) 11:28
芳年はよくわからないなぁ。
国芳は大好きだけど。
88わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/08(水) 16:16
芳年は日本での知名度はいまいちだけど外人に人気があるよ。
浮世絵の範疇を乗り越えてるからね。
けど、そこがいまの浮世絵を研究している
学者には気に入らないみたいだね。
引いては、広重とか北斎とか国芳みたいに大きく取り上げられない、
知られない遠因でもあるんだろうね。
日本では画集といえる画集は一冊しかなく、しかもプレミアがついて
4〜5万円で売られてるし、それと比較して知ってるだけで
芳年の画集は外国では3〜4冊でてるし。
こういった閉塞間極まりない現状は意外と学会などの権威に左右
されていないと思われている浮世絵でも依然としてあるという
裏返しだろうね。
89わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/09(木) 04:57
浮世絵の範疇を乗り越えてるっていうなら暁斎もそうだけど、
彼は人気があるよね?
90わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/09(木) 10:53
そうですね。けど暁斎は浮世絵の絵師というよりかは
日本画家といったほうが無難だと思います。
というのは浮世絵としての作品は少なく
かといっていまではビッグネームとなった暁斎の割には
希少価値=価格高騰というケースに当てはまらないからです。
はっきりいえば、当時需要がなかったということも
考慮にいれてみると浮世絵版画として表現方法を上手く
コントロールできなかったのではと考えております。
芳年はその点浮世絵版画の良い点を最大限に考慮にいれて
当時でも浮世絵の第一人者でした。
最近での展覧会で浮世絵師というキャッチコピーは
皮肉にも浮世絵の作家としては成功しなかった
浮世絵の大衆性を利用した感じがうけて見えます。
91わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/12(日) 03:33
浮世絵は、絵師が作品として全部描いる肉筆と、版画があるけど、
版画は刷り師が色とか工夫してたりします。
版の元絵は白描だけ、ということもあったそうです。

版画の方は品物なので、店頭に並びますね。
作品発表の場でもあったでしょうが、第一収入源です。
売れなきゃスポンサーもつかないし、画材も買えない。
そして、売れなくて生活にも切羽詰った時に春画。
町人絵師が絵を描いても、だれも買ってくれなかったろうし、
御用絵師でもなかったら絹や絵の具、だれが用意するって感じだったでしょう。

影響受けてる西欧の画家って言ったら、モネとかいいんじゃないでしょうか?
浮世絵版画の構図とか転用してみたりとか、勉強しまくってます。
92わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/14(火) 11:32
>91さん
あと刷り物というのもあるよ
これは販売目的のための版画じゃないから豪華な色とか
使えてなかなかいいものですよ。
浮世絵でいったら芳年がすごいと思うけど
後の、新版画の作家もいいと思う。
伊東深水とか橋口五葉とか川瀬巴水とか
93わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/14(火) 13:38
北斎などはかなり細かく刷り師に注文つけてたそうだね。
やっぱり一流どころになると、作品を自分のものにしたいって
欲望が強いのかもしんないね。
94わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/14(火) 19:59
あ、オレも新版画すきです。
吉田博、バーサ・ラム、エリザベス・キース、ヘレン・ハイド、
あと、忘れちゃいけない言人。

木版画って温かみがあっていいですよね。
95よっちゃん:2000/11/16(木) 04:39
    ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜´ ( ・д・)< 雲母刷りの新版画は扱いに気を付けて鑑賞しろよ
  uu u u   \_______
96わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/17(金) 10:51
>95

ヤケやすいってゆうこと?
97よっちゃん:2000/11/17(金) 12:18
    ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜´ ( ・д・)< 新版画って手にとって鑑賞するからキラが飛んだりする
  uu u u   \_______

98とつるといえばかめ:2000/11/18(土) 16:48
∩_∩
(・ .・) 浮世絵の基本は役者絵だジョ
|  | 三代豊国は実力・人気・質・量、江戸随一だジョ
 ∪  ∪ 現代の評価は濫作気味と、どの本にも判で押した
| | ような解説が書いてあるジョ
|  |
∪ ∪
99よっちゃん:2000/11/18(土) 16:58
    ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜´ ( ・д・)< チ、チミは誰だ! そのハンドルただ者ではないな!
  uu u u   \_______

100わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/18(土) 17:03
国貞の良さはわからないなぁ
101よっちゃん:2000/11/18(土) 17:09
    ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜´ ( ・д・)< 国周がいいぞ
  uu u u   \_______

102つるといえばかめ:2000/11/18(土) 17:13
オコジョの絵失敗しちゃった。
わたしは浮世絵これくたーです。今とっとてもびんぼーです。
103つるといえばかめ:2000/11/18(土) 17:32
国貞は文化・文政ころのを手にとって観ると、現代には無い感覚を
感じタイムトリップ感が味わえます。
豊国襲名後は、大首絵で豪華多色刷りは、まさに錦絵、きれいです。
もちろん国周も、持ってます。
104>103さん:2000/11/18(土) 17:56
>大首絵で豪華多色刷りは、まさに錦絵、きれいです。
錦昇堂持ってるんですか?それは、すごい。
自分も国貞も好き。
けど三豊時代含めると長いですよね。
役者絵は外人がいまいち内容がわからないから人気がないという
噂ですけど、数も多いし、摺りとか状態のいいのも残ってるし、
だから選べるし、役者絵っていまが買い時かなぁとも思います。
105つるといえばかめ:2000/11/18(土) 19:15
>104
残念ながら錦昇堂の大首絵は持ってません。だって高くて手が出ない
もん。
役者絵は数がべらぼーに多いから、安くて気に入ったのが出たら、
とりあえず取り置きしてもらって、落ち着いて買いましょう。
たいてい返品きくから、問題ないけど。
浮世絵これくたーって全国に2000人くらいしかいないらしい。
106よっちゃん:2000/11/18(土) 19:49
よくしらないけど、錦昇堂判のはなんであんなに紙が厚いの?
色も上方絵みたいに綺麗なのが多いし…
_____________ __________________________________________

    ∧ ∧
〜´ ( ・д・)
  uu u u  
107つるといえばかめ:2000/11/19(日) 19:37
  ∩_∩  錦昇堂の大首絵は、個人が制作依頼したらしい。
 (・。・) 自分も薄手の物は見たこと無い。       
  | |  豊国奇術競のはアツボウショ?紙の初摺りと薄手
  |w|  のが有るが、当時から売り方や目的が違ったくらい
 (|_|) しか知りましぇん。             
       幕末に流行った妖術ものは、         
       色が少しキツイのと、ここまでやるか?という 
       くらい凝ってます。空摺りは、薄手にもある。  
108よっちゃん:2000/11/20(月) 02:13
    ∧ ∧  国芳の水滸伝も初刷りのテは厚芳書だよ。
〜´ ( ・д・) < そうゆうケースはよくあるみたいな。
  uu u u    錦昇堂判は刷物みたいな存在だったって
         事かのう?

109わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/20(月) 12:41
初代豊国はどうですか?
110わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/20(月) 12:55
僕も芳年の浮世絵もってるけど額装にして楽しんでいます。
浮世絵って焼けやすいっていうけど現代版画といっしょで
最低限の注意を図れば別に大丈夫です。2年以上かけてるのもあれば
シールを貼らず入れ替えできてるようにしてあるのが10点ぐらい
持っています。
下手な現代版画を買うより、インテリアとして買うのもお手ごろだと
思います。
111わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/20(月) 12:56
>109
初代豊国もいいけど春章が好き。
112わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/20(月) 15:23
国周の具足屋もいいぞ
113わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/21(火) 15:05
英泉が好きです
114わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 13:53
芳年最高
特に彼の達観した時期の月百姿が好き。
115わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 21:04
歌磨よりも清長の方がいいや
116わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/23(木) 16:09
美人画だったら英山をお勧め。
歌麿と英泉にかくれてあまり有名でないけどかなりいい。
美人画の竪2枚は彼が最初でなかなかダイナミック。
ちなみに英泉の師匠ね。
117つるっとかめ:2000/11/23(木) 17:26
そういや英山の厚奉書、持ってたけど、もうないや・・・。
角刷物で役者絵(国貞)有るけど、これって売り物だったのかなー。
*:∩_∩:*役者絵って人気あったから高くても売れたのかな。
:(・。・): >108
*:| |*: >国芳の水滸伝も初刷りのテは厚芳書だよ。  
:*|w|:* はじめに出版された五図のこと?後図にも
*(|_|): 厚奉書紙のがあるんですかい。
118よっちゃん:2000/11/23(木) 18:39
>つるとかめ
 ∧∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゚Д゚) < そう、文政刷りの事。後刷りで厚奉書の
(|  |つ | 水滸伝(通俗)は無いと思う。
〜|  |   | 上方絵は後の刷りでも厚いのがあると思うよ。
 ∪∪    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
119つるっとかめ:2000/11/23(木) 19:28
*:∩_∩:* 上方絵って、目の位置がチョト高い(ひらめ顔?)
:*(・。・):  のをよく見かける。
*:| |*: 当時の美男子ってあんな感じなのか? 
:*|w|:* 新撰組の沖田もひらめ顔だったって何かで読んだけど
*(|_|): 
120わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/24(金) 10:17
刷り物は売り物じゃないからいろいろな色が使えたと思う。
あと、上方絵は江戸より規制が少なかったら
金色とか銀色とか使えて豪華。
あと、摺りも江戸絵と比較してあんまり売れなかったから
必然的にいいものも残ってるし。
中判だったらお手頃だから下手な江戸絵よりいいんじゃないかなぁ。
121わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/24(金) 18:44
>120
ご教授ありがとうごぜいます。
上方絵、今度探してみます。ただあまり見たことが、ありません。
矢島岳亭(うろ覚え)も上方絵?
122よっちゃん:2000/11/24(金) 19:30
花鳥画書く人じゃなかったっけ?(うろ覚え)<岳亭
(゚Д゚)
123よっちゃん:2000/11/24(金) 19:40
↑嵩岳堂と間違った。
岳亭は北斎に学んだりしてるから上方絵師じゃあないと思う。
(゚Д゚)
124生徒つるかめ:2000/11/24(金) 20:47
‘上方絵‘を検索してみましたが、役者絵しか見当たりません。
役者絵以外も当然ありますよね?
125用務員よっちゃん:2000/11/24(金) 21:02
美人画なら見たことある(゚Д゚)
126わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/25(土) 10:53
>嵩岳堂
花鳥画なら見たことあります
絵から判断して幕末か明治の作家だと思います。
>生徒つるかめさん
上方は圧倒的に役者絵が多いです。
特に中判の作品が。
けど、上方の作家が東海道を描いた作品もありますし、
他のジャンルもあると思われます。
127よっちゃん:2000/11/26(日) 02:49
(゚Д゚)嵩岳堂は安政〜文久の絵師でギリギリ明治入ってなく、
田崎草雲という足利藩のお抱え絵師の弟子らしい。
調べてると、この草雲という人の方が面白そうです。
作品も黄色いフレームのある花鳥のシリーズしか見たことないし。
たぶん126さんが見たのもそのシリーズでは?

128わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/27(月) 13:23
>よっちゃん
まさしくそれです。
色使いからいって明治も入ってるかなぁとも思ってしまいました。
129わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/27(月) 17:17
田崎草雲は南画以外にも手を出していたの?
この人の作品では、南画以外みたことないけど。
130つるっとかめ:2000/11/27(月) 18:16
>126さんと、よちゃん
いろいろ、あじがとう。
草雲の南画、きれいでした。
上方絵は時間かけて探してみます。
131よっちゃん:2000/11/27(月) 20:08
>つるっとかめ
↓やっぱり役者が多いですが役者以外も2点ほどあります。
http://spectacle.berkeley.edu/~fiorillo/3osaka.html
日本で探すよりUS.Yahooなどで探したほうが見つかりやすい
かもしれません。それかてっとりばやく浮世絵屋さんに直接
見に行くのも実物が見れていいかも。(゚Д゚)
132わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/28(火) 10:19
幕末明治の南宗画って評価低いよね。
何でだろ?
133わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/28(火) 11:31
「つくね芋山水」って、言い得て妙。ぴったし。
134わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/28(火) 14:32
田能村直入とか田崎草雲の絵がつくね芋に見える?
同時代のフェノロサが奨励したような絵や洋画の方が
よっぽどつまらない気がするんだけど。
135わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/28(火) 15:39
>田能村直入とか田崎草雲の絵がつくね芋に見える?
彼らはそうでないとしても、殆どはつくね芋でしょう。
まあ、直入の晩年のものは結構つくね芋っぽい。

>同時代のフェノロサが奨励したような絵や洋画の方が
>よっぽどつまらない気がするんだけど。
たしかにいえてる。フェノロサみたいな石頭じゃない外人が
指導していたら、少しはいい方向に向かったのかも。
136わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/29(水) 10:59
僕は芳年が好きなんですど、
どこが好きかと言うと、人間の深刻な面がわざとらしくなく
垣間見えてしまうところです。
1度精神病を患って2度目で発狂して死んだ芳年のあまりにもの
ナイーブさが絵を通して見えてしまう。
国芳をピカソに例えるとしたら芳年はムンクかな。
けど、芳年ほど画法が変化していった絵師もいないですね。
137わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/29(水) 14:27
てすと
138わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/29(水) 14:44
国芳がピカソ、芳年がムンクなら他の絵師は誰に例えられるの?
139わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/30(木) 10:40
>138さん
あくまでも自分の例えです。
浮世絵といったら一般的にイメージされる広重とか北斎は
絵画といったら一般的にイメージされる印象派の画家に例えます。
写楽はゴッホで歌麿はルノアールで広重はモネというところです。
140わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/30(木) 11:38
自分の例えでも何か興味あるなぁ。
その路線でいくと北斎がセザンヌ、春信がマネ、清長がドガでしょうか?
141わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/30(木) 12:05
全部印象派以降じゃん。偏りすぎ。
142わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/30(木) 17:51
>141さん
だから自分の例えを深く考えず、印象派前後と
浮世絵の世界を大きなかたまりとして比較したまでです。
>140さん
異論はございません。
143さか:2000/11/30(木) 19:15
浮世絵とは関係ないけど、これはなんというジャンルに分類されるのでしょうか。
http://www13.u-page.so-net.ne.jp/qa3/m_isogai/public_html/index.html
144わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/05(火) 17:27
朝日新聞の日曜版に大々的に取り上げられたけど
芳年、人気がでるかも。
145よっちゃん:2000/12/18(月) 00:06
>>143
    ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜´ ( ・д・)< 可哀想に、マルチポストするからそうなる
  uu u u   \_______
146あっくん:2000/12/19(火) 17:15
morepass123
147「さくら☆」:2000/12/19(火) 17:17
3
148#applestarさくら☆:2000/12/19(火) 17:19
5
149さくら縄☆:2000/12/19(火) 17:27
8
150「さくら」縄「☆」:2000/12/19(火) 17:28
ナキ
151☆☆さくら☆☆☆:2000/12/19(火) 17:33
知らんがな
152わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/25(月) 15:52
age
153わたしはダリ?名無しさん?:2001/03/15(木) 06:55
あげときます。
154わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/04(金) 22:30
北斎の娘は良い。
155わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/10(木) 07:42
156lllll:2001/05/10(木) 10:36
名古屋市博物館で国芳展やってるよ。
作品もいいものばかりなので
あと無料なんで気になった人はいってみたら
お勧めです。
157福岡在住:2001/05/10(木) 15:34
名古屋なんて遠すぎる!!
158lllll:2001/05/11(金) 10:36
>福岡在住さん

それは、残念ですね。
今週の東海版のぴあによると
いま、中部地方で浮世絵展が結構やってるみたいです。
159lllll:2001/05/19(土) 17:28
ついでにこっちもあげ
160お金が無い
>1
結局、卒論は何書いたんでしょ。
単に皮肉のきいたジョークだったのかな。