絵画修復について

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1フクチャン
僕は絵画修復の勉強をしているのですが、最近素朴な疑問を感じます。
皆さんは絵画修復に対して、どう思っているのでしょうか?
修復を終えた絵(例システィーナのミケランジェロやレオナルドの最後の晩餐など)
を見てどう感んじるのでしょうか?
又、現代美術の作品の保存に対してどう考えているのでしょうか?

煽りは無しで、お願いします。
2わたしはダリ?名無しさん?:02/01/26 22:04
>>1
絵画修復って依頼がなければやらないの?
それともいろんな絵を見て歩いて
「これは痛んでますねぇ・・
放っておくとあと3年持つかどうか・・」とか
医者のように脅かして回るの?
3フクチャン:02/01/26 22:29
依頼されてからやります。
美術館所蔵作品なんかはまた違いますけど、安心してください脅したりはませんよ。
4わたしはダリ?名無しさん?:02/01/26 23:06
フクチャンは日本で勉強しているの?外国で勉強しているの?
私は美術史を大学で勉強したのですが、古い時代に勉強を修めて、ギャラリートーン・マンセー
の先生とかは、修復を目の敵にしている人もいたようですねぇ。
フクチャンは仕上げのニスは綺麗さっぱり洗浄する主義ですか、それとも少しは
残しておく主義ですか?
5フクチャン:02/01/27 00:15
4さんへ
僕の場合、絵を描く事は日本の大学で勉強しましたが、絵画修復の勉強は主に海外です。

僕はできればニスは少しは残しておくべきだと考えています。
黄変したニスは作品の持つイメージを確実に変えてしまいますが、
古色の問題もあるので、ニスの黄変を軽くする程度(正直ここらへんが一番悩みます。)
洗うのが一番よいのではないかと考えています。
しかし、国によってどこまでニスを除去するかは、まったく違うので悩んでいます。
完全除去ではありませんが、黄変を軽くする必要はあると思います。
6わたしはダリ?名無しさん?:02/01/27 00:15
修復した物は、もうそれ以前とは別物だと思うのですが
7フクチャン:02/01/27 00:25
6さんへ
そうなんですよね。何世紀も渡って、たくさんの人の手が入った作品は
はたしてオリジナルと言えるのだろうか、、。
紫外線の蛍光反応で加筆とオリジナルの見分けは、大まかにできるのですが、
昔の加筆を取った方がいいのかはまた別の問題なんですよね。
8わたしはダリ?名無しさん?:02/01/27 00:52
オリジナルってどこら辺までをオリジナルというのでしょう?
時間を経て汚れたものの持つ重さなのか、描かれた頃の鮮やかさなのか?
9よん:02/01/27 01:19
>8さんはちなみに
例えばミケランジェロの「最後の審判」や「天地創造」がキレーになっちゃったの
納得できない派ですか?

わたしは出来るだけかかれた時代と作者の意図を優先させたい派だなん。
北方ルネサンスの絵画は色の鮮やかさに対する志向が強かったわけだから、黄変した
ニスはグリザーユを損なわない程度にとってほしいし。18〜19世紀はギャラリートーンを
自ら作ろうと計算してニス作りしているんだから、茶褐色を残して欲すぃい。

フクチャンはどこの国で勉強しているの?ベルギーと、確か独逸は比較的綺麗に変色したニスを
取ると思ったが。
あと、博物館実習で不思議に思ったんだけど、紫外線検査でわかる補筆って、オリジナルからどれだけ
タイムラグがあると出るの?それとも現在からさかのぼって、近ければ近いほど反応するの?
108@catt ◆X.ore.zA :02/01/27 02:13
>>9よんさん
>例えばミケランジェロの「最後の審判」や「天地創造」がキレーになっちゃったの
納得できない派ですか?

いや、全然。
あれは修復作業中に今まで知られていた絵に新しい発見とか
あったわけで、描かれた当時のままの鮮やかさで残すことに対しての
意味が自分なりに進捗したケースでした。
オリジナルってたとえば建立当時の寺院と1000年経ったそこを
どっちを指すのかなと思っただけですよ。時間を含めての概念か否か
って感じで・・
11わたしはダリ?名無しさん?:02/01/27 02:18
オリジナルも何も絵具のいろ、完成時の色は十年と立たずに化学変化を起こして変わってしまいます。
最近のものはかなり技術が進んでかなりの期間遅らせられるようですが、時代をさかのぼれば上るほど化学反応がおきやすいわけですね。
油彩画法の発明のころの絵具なんて数年でぼろぼろになってます。
ダビンチが絵具を改良したとか言いますが彼の絵具はあっという間に変色してしまいました。
絵画の修復はかなり難しいと思いますね。
12よん:02/01/27 02:45
>10-11
ふむふむ。面白いですね。且つするどい。
ここらへんリアル修復士のフクチャンの見解が待たれるところですな。

あ、余談ですけど、ミケランジェロの「聖家族」(油)を見て、修復前の
システィーナの色は絶対なんかおかしい、と烈しく主張していたわたしは
修復完了後の色を見て、きゃほ〜い、と思ってしまっただ。修復が半分の時点では
それでもしちこくミケランジェロ=ギャラリートーンにしたがる先生、いたもんね。
13よん:02/01/27 02:54
フクチャンに答えてもらおうと思ったけど・・・
11さ〜ん、北方絵画は19世紀〜現代の絵画よりむしろ堅牢で有名ですよ。
北方絵画を学んだので、これだけは指摘させて下さい。
14わたしはダリ?名無しさん?:02/01/27 07:38
全くレスずれですが、興味あるので1のフクちゃんさんに質問です。
修復の勉強は海外と書かれてますが主にどこでどのくらい勉強されたんですか?
また今日、修復家として仕事にしているみなさん(ふくちゃんさんの周りの人など)
はどのくらいで勉強を終えて修復の仕事をしているのですか?
年数など聞かせてもらえたら参考になります。
15フクチャン:02/01/27 12:54
よんさんへ
僕はイタリアのフィレンツエやローマで勉強しています。
紫外線の蛍光反応は、どのくらいのタイムラグでみられるかというと
油絵具の場合なんかは、絵具は酸化して酸化被膜を形成して固まりまりますので
いったん酸化被膜を形成した絵具の上に加筆されると、紫外線をあてた時に加筆部分が
黒く見えます。

ベルギーもそうですが、イギリスもニスを綺麗さっぱり取るなと思いました。

11さんへ
確かに昔の絵具は劣化していますが、技法の基礎がしっかりしているので結構
堅牢な絵画がおおいです。絵具自体も純粋な天然素材が多いので割と堅牢だと思います。

現在の絵具も優秀ですが、アクリル絵具などはまだ出来てから年月経っていないので
今後どうなるか分からないというリスクはあると思います。
ただ僕が一番心配なのは、現在油絵具とアクリル絵具をまぜて使ったりしている人達や
素材を知らないで無意識に使っている人たちです。たくさんの素材が開発されてきて、
様々な技法や表現が生まれてきましたが、制約が無くなった分、どうやって保存して
いくかは難しくなってきたと思います。

14さんへ
修復の勉強は、まだ3年目です。美大時代を含めると9年間、絵画ずけ状態です。
僕の知り合いなんかは、6年間海外で勉強してそのまま海外の工房にいる人がいますよ。

16フクチャン:02/01/27 12:59
11さんへ 
失礼しました。昔の絵具とはルネッサンス、北方ルネッサンス頃の物です。
(19世紀〜のものは含めないで下さい。)
17よん:02/01/27 13:48
>15
おお、ありがとー。ずっと不思議だったんだけど、私が読む程度の文化財保存の
本には、なかなかそこまでのメカニズムが書いてなくて。
勉強がんばってね(^^)。
18フクチャン:02/01/27 17:45
よんさんありがとうございます。
北方絵画ってぼくも好きです。
ベルギーのゲントに行ってきたとき聖バープ教会で神秘なる小羊を見てきました。
本当に緻密で鮮やかな色彩でよかったです。
しかし、絵の一部が盗みだされて、まだみつかっていないのが残念です。
盗まれた箇所の模写がすごくうまかったです。
19わたしはダリ?名無しさん?:02/01/27 17:57
システィーナのミケランジェロはともかく、レオナルドの最後の晩餐の
グラッフィックは最悪。なんだか味気ないし、、。
直さない方がよかったのではないかしら?

修復の仕事って美術史も関係するの?あと雁作とかどうやって見分けるの?
20わたしはダリ?名無しさん?:02/01/28 01:13
オリジナルっていたったいどれをいうのだろう?
ルーベンスなんかは、大作を描く時は多くの弟子たちに描かせているし、、。
雁作なんかもあるし、、。
21アンティーク:02/01/28 01:26
ミケランジェロもレオナルドも直さなかった時の方が好きだー!
古色がないとインチキくさい!いつ描かれたか分からないじゃん!なんかキライじゃあー!
変わって行くのも作品の行為であると思うのでよけいなことをしないでほしい!
22わたしはダリ?名無しさん?:02/01/28 13:38
>21
修復しなければならない状態だから修復するのでは?
そのままで壊れないならば修復の必要もないし。
フクちゃんさんのように修復の程度、あり方をリサーチする人は
本当に貴重ですよね。21さんのような意見は多いでしょうね。
私もそのままの姿であってほしいと思う一人です。
23わたしはダリ?名無しさん?:02/01/28 21:05
フクチャンさんへ。 修復家は収入面で安定してますか。 日本の場合厳格な(世界に通用する)
資格試験はあるのですか。 プロの修復家を登録する機関はありますか。  保存研究家とは何処
で区別してますか。 国立文化財研究所の修復家リストはどのような基準でチョイスしていますか。
24フクチャン:02/01/28 23:42
19さん20さん
どこまでをオリジナルと呼ぶかはとても難しい問題の1つだと思います。
それを明らかにするためにも、美術史的見解や科学的根拠は必要不可欠だと
僕は考えています。

21さん
古色はとても大事であると思います。なぜならば、古色は時間が経過して
できた色であり、年代が経っているという事を示す歴史的証拠でもあるからです。
洗浄という作業は一歩間違えてしまうと、取りかえしのつかない作業でもあります。

22さん
ありがとうございます。
僕は常に作品を尊重して、処置をしていきたいと考えています。

23さん
情けない話ですが僕はアシスタント兼学生なので、収入の方はスズメの涙程度です。
資格の件ですが、残念ながら日本には資格がありません。
多くの修復家が海外で勉強する理由の1つに、例えばイタリア等は修復が
国家資格で、日本より学びやすいです。
日本には、修復を学べる学校が少なく、閉鎖的というのも事実です。

保存研究家とは、主に作品の保存環境について研究している人たちです。
例えば、野外彫刻の酸性雨に対する環境や、建物の壁からでるアンモニア
が及ぼす影響、絵画に対して理想的な温度湿度の研究などがあります。
修復家との違いは、直接作品に介入をする事は殆どないということです。

2523:02/01/29 00:37
>>フクチャンさん
ありがとうございました。 私は自宅に湿度、通風を自動管理できる収蔵庫を設けて
にして収集作品を保管しています。 タトウなどの箱に入れず、作品間に空間が生じる
ように管理していますが、個人で可能な燻蒸の方法はありますでしょうか。 いまは月
に1回ひたすら掃除機をかけています。 
26ふにふに:02/01/29 01:04
古色かあー。修復も結構いろいろな事考えないといけないのね。
私は描いている人だけど、今の絵具ってそんなによくないの?
絵具メーカーだってルネッサンスより発達しているのに。
水彩の紙に油で描いたりしてるんだけど、それはよくないのかなあ?
27わたしはダリ?名無しさん?:02/01/29 04:10
>26
なまじっか絵具が手軽で化学変化しにくくなったがそれはきちんと適切な使用をすればのこと。
現代美術のように絵具に異物を混ぜ込んだり荒々しいタッチで描いたり画面が普通の状態でなければ、化学薬品のカタマリである絵現代の絵具は
昔のものより劣化が早いといえるようです。
28わたしはダリ?名無しさん?:02/01/29 09:04
>26
フクチャンの方が詳しいだろうけど。
ちゃんとした紙(和紙とか)に水引き(膠の下地)をしてあれば、あまり厚く盛り上げて
描いてなければ大丈夫だろう。水引きをしていなければ、紙が酸化して数十年後にはぼろぼろ。
紙を板か何かしっかりしたものに貼ってないのに絵の具が厚ければ、数年後にぼろぼろになると
予想されるぞ。
29ふにふに:02/01/29 20:44
おおっみなさんありがとう。私は今まで保存とか考えたことなかったんだけど、
最近個展を開いた時、作品が売れたんです。どこの先どうなるのだろうか?
だってモデぺと油絵具バリバリ混ぜてるし。これってヤバイのかしら?
30わたしはダリ?名無しさん?:02/01/29 22:29
混ぜた材料が何か、と、その材料(+顔料)と結合材(乾性油など)の比率によるかな。
聞いてる分には、ちょとやばそだな(^^;。
まー、「変化していくのも作品のうち」と開き直るか、いい現代美術の修復家を探すか(W。
後世に残したい、と買った人が思うほどの作品なら、金出して修復にだしてくれるよ。
それくらいのいい作品を描くor今後は材料についてもう少し研究する、でどーだ?
>>29
メーカー製のモデリングペーストと油絵の具だったら
案外堅牢かも。それより下手に自分で絵の具作ったりする奴の
方がヤバそうな気がします。
3230:02/01/29 22:40
>31
ワロタ
‘下手に‘がポイントだね?
33フクチャン:02/01/30 00:31
23さん
温湿度管理ができる収蔵庫なんてすごいです!
23さんの家にある作品たちは大事にされているのですね。
うらやましいかぎりです。

燻蒸の事ですが、温度と湿度のコントロールがしっかりできていれば、
カビや虫、微生物の成長を制限できますので、そんなに心配しなくてもいいと思いますよ。
どんなに燻蒸をしても、人間も作品も空気に包まれているので、微生物は繁殖します。
ですから、作品にとって空気の中に含まれる有害な要素を軽減する事が一番大事だと思います。
まめに空気の入れ替えをしたり、掃除をする事がもっとも有効な手段だと思います。
掃除のポイントとして、収蔵庫の四隅や作品の四隅に溜まる埃を取る事が大事です。
なぜなら、埃は四隅に集まって湿気を溜やすく、湿度が溜まるとカビが繁殖する危険性があるからです。

26、ふにふにさん
27さん28さんの言う通りだと僕も思いますよ。
ただ紙の上には油絵具では描かない方がいいと思います。
油は酸化して固まりますが、紙は酸化すると劣化しますのでボロボロになってしまいます。
また、膠引きしてしまうと水と油(膠が入っていますが)なので相性が悪く、
いったん固着しても時間が経ってから分離してしまう可能性があると思います。


34フクチャン:02/01/30 01:01
23さん
温湿度管理ができる収蔵庫なんてすごいです!
23さんの家にある作品たちは大事にされているのですね。
うらやましいかぎりです。

燻蒸の事ですが、温度と湿度のコントロールがしっかりできていれば、
カビや虫、微生物の成長を制限できますので、そんなに心配しなくてもいいと思いますよ。
どんなに燻蒸をしても、人間も作品も空気に包まれているので、微生物は繁殖します。
ですから、作品にとって空気の中に含まれる有害な要素を軽減する事が一番大事だと思います。
まめに空気の入れ替えをしたり、掃除をする事がもっとも有効な手段だと思います。
掃除のポイントとして、収蔵庫の四隅や作品の四隅に溜まる埃を取る事が大事です。
なぜなら、埃は四隅に集まって湿気を溜やすく、湿度が溜まるとカビが繁殖する危険性があるからです。

26、ふにふにさん
27さん28さんの言う通りだと僕も思いますよ。
ただ紙の上には油絵具では描かない方がいいと思います。
油は酸化して固まりますが、紙は酸化すると劣化しますのでボロボロになってしまいます。
また、膠引きしてしまうと水と油(膠が入っていますが)なので相性が悪く、
いったん固着しても時間が経ってから分離してしまう可能性があると思います。


35丸山英二:02/01/30 04:04
いつのまにフクチャンのスレが・・・ベンキョーになりますね。
作品の経年変化が(程度の差はあるけど)避けられないとすれば、芸術家と
修復家は、時間を隔てて共同製作している、と言えるのかもしれませんね。
修復に「正解」がない以上、それはとてもクリエイティブな仕事なのだと思い
ます。
今日的には、ぼくみたいに現代美術の新作を自分で創るより、修復というかた
ちの方が、より濃密に「芸術」に関われるのかも知れませんね。

36わたしはダリ?名無しさん?:02/01/30 18:31
 日焼けしたり、よごれた水彩画はどうやって洗うのか教えてください。
37フクチャン:02/01/31 00:31
丸山さん
お久しぶりです。こちらこそ勉強になります。

修復は、作品があって初めて成り立つのもですから、作家が作品を創らなければ、
必要ないものになると思います。
やっぱり作家が作品を創っている時こそ、一番「芸術」に関わっている時だと僕は思います。
修復には工業製品の修復と芸術作品の修復があるといわれています。工業製品の
修復は、その物が持っていた機能を修復する事が目的であり(例えば時計など)
一方、芸術作品の修復とは、機能性を戻すことが目的ではなく、作者の意図を
変えないようにして、いかに保存していくのかと言う事が目的とされています。
丸山さんの言う通り一種の共同制作ともいえますが、作者の意図を変えてしまっては
芸術作品の修復の意味とは大きく外れてしまいますので、キャンヴァスの上の絵具に
描かれている作者のメッセージを変えずに、介入していかなければならないと考えています。
それとは異なりますが、応用美術のような機能性を伴う作品(例えば建築物etc)
は、より難しいと思います。なぜなら、それらが人々に「芸術」として認識された時から
機能性としての修復よりも、芸術作品としての修復を必要としているからです。
僕としては、どんな形にしても作家が創り出す作品を基準に考えていきたいと思っています。

36さん
日焼けとは、どの程度でしょうか?
例えば、太陽があたるような場所にポスターが張ってあると、だんだん白く
なります。これは紫外線が顔料を破壊した場合による日焼けですが、ここまで
の状態になると完全に元に戻すことは不可能に近くとても難しいです。
もちろん、何で描かれているのか、どんな状態なのか によって異なりますが。

汚れた水彩画といっても、作品によってどう汚れているのかはそれぞれ違うので、
何の汚れなのか、顔料の固着状態はどうなのか等を調査しないと洗浄することが
できません。
例えになりますが、水ジミなどの場合プリザベーションペンシルという蒸気の機械
等を使用する場合があります。







38わたしはダリ?名無しさん?:02/01/31 00:50
安っぽい使い捨ての現代美術が、人に「芸術」として認識されてしまう事がないよう祈る、、。アーメン
39ふにふに:02/01/31 01:17
>38
なんかムカツクんですけど。こっちはいつだって考えて創っているんだよ!
その意図を読めないお前みたいなヤツにどうこういわれたくない。
その腐った脳みそに、アーメン
40丸山英二:02/01/31 02:38
>>39
いえいえ、現代の作家はみんな崖っぷちなんです。
>>38の言ってることぐらい受け入れないと(w
みんなそれぞれつらい現実に立ち向かって行くしかないんですね。
スレ違い御免

4127:02/01/31 10:24
クサヴィエ・ド・ラングレか、岡鹿之助の書いた技法書に、紙を支持体にする
やり方が書いてあったんだけど(どの本だったか、後で調べるよ。手元に無いんだ)。
板やキャンバスよりは脆弱だし、取り扱いが難しいのを承知で画家(作家)が
どーしても紙の触感がよくて使いたい、といった場合、フクチャン的にはどう言うやり方なら
許容範囲だと思う?それとも油彩に紙は修復家的に許せない?アオリジャナイヨ。まじ、質問。
42わたしはダリ?名無しさん?:02/01/31 10:43
 岡鹿之助の本は嘘ばっかり書いてあります。
技法書というに値しません。

 あと、高橋由一の「鮭」は紙に書かれています。
(藝大美術館所蔵)
4327:02/01/31 12:02
>42
岡は、勘違いしているところはあるけど、まるきり嘘ともいえないでしょう。
彼の作品とその技法を推定するのには十分役立ちます。

「鮭」は確か紙の‘ぺら‘状態じゃなかったかな?
記憶にあるのは板や麻のキャンバスに貼るやり方で、チョークのような質感を得られるって。
あと、ヨーロッパの古い板絵は白亜の地塗りの上に、一回膠水を塗って、更にリンシードを
極うすくしみ込ませてあるそうな。そうやって、膠と油の親展性をあげているのだとしたら、
修復家側の見解を聞いてみたかったんだよ。
44テンペラ描き:02/01/31 12:19
>43
昔のヨーロッパ絵画はテンペラといわれ水も油も両方使うやつもありますが、
水と油だけじゃ馴染みませんので、卵を界面活性剤として使っております。
卵がエマルジョンとなり、本来混ざるはずのない水と油を混ぜる役割をします。
例えば、マヨネーズや、油汚れの落ちる合成洗剤など

紙に描く際は卵を使った絵具などがあうのではないかしら?
あと動物性の紙(紙とは言えないかもしれませんが)
羊皮紙だったらそのままの油絵具を使えるのではないでしょうか?
4527:02/01/31 12:33
>44
私は板に紙を貼って、油を調製して、結局はテンペラ並の粘度の絵の具で描く事が
あります。描き方のせいかな〜、特にトラブルはないけど、だったらテンペラ使えば?ということには
なりかねませんね(ニガワラ。

羊皮紙が日本で手に入るところ知ってますか?試してみるのも面白そう。
46わたしはダリ?名無しさん?:02/01/31 12:40
>>45
横レスごめん
>油を調製して、結局はテンペラ並の粘度の絵の具
これってどういう意味でしょう?
しゃばしゃばって事ですか?
テンペラの粘度は非常に高いと思いますが
47>>36:02/01/31 12:54
専門過ぎて私にはとてもーー 水彩画の汚れ、なかったことにしてください。
4827:02/01/31 13:35
46さんが言っているのは、卵黄だけのテンペラのことかな?
テンペラ(エマルジョン)は樹脂や油を混ぜたりバリエーションもあるから・・・例えが悪かった。
タカナシの生クリームが近いかな。とろとろーで少し水あめみたいな粘性があって、流動性がある感じ。
油絵の具は蝋を入れているから、室温のバターくらいの固さと粘度にできるし、そこに特徴があるのに
わざわざそこまでやわらかくするなら、そもそもテンペラ使えば?と言われたことはある。
ポスターカラー位にしゃばしゃばなのを実験的にやった事もある。
細密に描くつもりが無ければ、どうにかなってる。


49わたしはダリ?名無しさん?:02/01/31 13:35
>45
紙の下地に油で描くといったこだわりの理由はなんなんでしょうか?
やっぱり好みの問題になるでしょうか?
5027:02/01/31 15:03
>49さん
ふにふにさんが油に紙の組み合わせの話の始まりなので、
ふにふにさんにも聞きたいところだけど。(^^;

私の場合は下地のマチエールを生かした作品づくりが好きだから。
普段はキャンバスを自分で作っているのだけど、和紙に触れる機会があって、あの質感を
生かした作品作りが出来ないかな、と思ったのです。習作以外では写実的な作品は描かないので、
その分、保存を考慮しつつも材料の自由が効くのだと思います。好みと言えば好みだけれど、
何も考えていないわけではないつもり(^^)。
51ふにふに:02/01/31 17:34
>27
紙の下地の感じがすごく好きなんです!
私は画用紙を張ってスタンプで油絵具を付けていくのですが、紙ならではの
油の光り具合などが好きです。
はっきりいって保存を考慮した事はないです。
バリバリ好みでつかっています!
52わたしはダリ?名無しさん?:02/01/31 17:40
>51
お前なー阿呆だろう?
こんなやつがいるから現代美術が受け入れられないんだよ!
少ない脳みそでちっとは考えろ!ヴァッカ!
53わたしはダリ?名無しさん?:02/01/31 19:56
>52
まぁいいんじゃない馬鹿なことをやれば宝くじ並みの確立でウケて飯が食えるか、まったく売れない自己満足か。結局自分に拠りけりですから。
でも自分の馬鹿さ加減をたなにあげて現代人は芸術を理解しないなどと購入資金(援助金)儲けはひとまかせで、上に立った風にご高説を述べるのはよしてほしいですな。
54ド素人:02/01/31 23:41
久々に面白いスレで、楽しませていただいております。

私は絵を描いた事などありませんが、作品を一枚だけ持っていて
それは紙に描かれた油絵なので、このスレの行方が楽しいみです。
5527:02/01/31 23:46
>51
外国の美術教育(小中学校)って、とても合理的な技法も教える一方、言い方が悪いかもしれないけど
楽しければいいじゃん、みたいなエネルギッシュで無茶苦茶な製作させるでしょう。
私はどっちも嫌いじゃないな。日本の襖絵みたいなのは、半ば消耗品だし。
でも、せっかくきれいなものを創って、人様がお金払って買ってくれるようになったのだから、
作風が変わらない範囲で、2〜3年でダメになるような事が無いように工夫してもいいんじゃないかな、と。
56ふにふに:02/02/01 00:10
>27
確かに27さんの言うとうりよね。だけど作品は生きているから(素材も画風も)
その先の事まで考えるのは難しそう。こうういうことで、表現の幅を制限されるのは
嫌だしなー。あとの事はすべてを修復家まかせっていうのも心配だし、そもそも
修復家の人って絵をかいた事あるのかな?

>52
53みたいに少しは勉強しろよ!ド阿呆!

57わたしはダリ?名無しさん?:02/02/01 00:25
1さんじゃないけど
>そもそも修復家の人って絵をかいた事あるのかな?

自分の出た学校ではそこそこ優秀な画才あるやつしか
修復に入れなかった記憶があります。人様の作品いじくるんだから
それなりに絵を極めてないと出来ないんでしょうね・・
58フクチャン:02/02/02 00:09
27さん
紙に油で描く事を画家が望むのであれば、修復家はそれについてどうこう
言うべきではないと考えています。それによって画家の表現の幅を狭くする
可能性がありますし、素材の持つ可能性も奪ってしまうと思います。
(この間は軽率にやめた方がよいといってしまってすみません。)

ふにふにさん57さん
修復にたずさわる人は、絵を描く勉強もします。美大出身の人もいましたし、
まったく絵を描いた事がなかった人もいました。
絵を描くといっても、作品を創るというよりは、画家の技法や制作の手順を知るために
絵を描いて身につけると言うのが目的です。つまり絵を読み解く力を、たくさんの
角度(実際に絵を描いたり美術史的にも科学的にも)から考えることが重要だと思います。

42さん
ご指摘ありがとうございました。そういえば、ファンタネージの牧牛等も紙の支持体でしたね。
岡鹿之助の本ですが、彼の技法を知るうえでは結構重要な資料となると僕も思いますよ。



59わたしはダリ?名無しさん?:02/02/02 09:10
ここは油絵の修理が主なんですね?
絹本や紙本の東洋絵画は聞いても
だめでしょうね?
60絵描き:02/02/02 14:01
フランスにある藤田の絵を修復したというTVを観たんだけど、地塗のことは
まあまあわかった。でも、あの黒い線は結局何を使って描いているの?
油性の下地に水性の墨なの?
61絵描き:02/02/02 14:09
27さんに聞きたい!制作を行う上で、素材と表現の間(保存も含め)で矛盾を感じた事はありますか?
6227:02/02/02 20:34
あ、なんか恐縮(^^;。フクチャンてば腰が低い。
実を言うと昔の画材技法の先生(修復も勉強している)の中には、古典技法マンセーで、
今時の作品は怖気が走るぐらいなことを言っている人を何人か知っているから、
そう言う反応が来ちゃっても仕様がないなくらいの気持ちがあったのに。嬉しい誤算です(^^)。
作家(画家)と修復家は、お互い友好的に情報交換できた方が、理想ですよね。

>61
私は矛盾を感じた事はありません。私自身は、古今東西、アートである以上、
素材が表現と矛盾していては、表現し切れていないと判断していますだ・・・。
例えインスタレーションのような作品でも、そう感じています。
保存に関しては、作品の意義と使われ方(?)によるかな。
消費する作品、ハプニングを楽しむ作品であれば、ある一定の期間ベストな状態を保てればいいし、
絵画に近い表現の場合は、実験しつつも、強度を考えて作っている。それでも
前述の技法の先生には、面倒臭いから見せる気にならないけどね〜(藁。

随分、割り切りのいいヤツかも(^^;。
63絵描き:02/02/03 01:17
27さんありがとうございました。
私も素材と表現が矛盾していては、表現しきれないと考えているます。
しかし、素材を使用する際、保存を考えて用法などを守ろうとすると
どうしても素材と保存、表現について矛盾を感じてしまうのです。
私の作品にメディウムをそのまま使用するものがあるのですが、1ヶ月も
経たないうちに黄変してしまいます。あの透明感と粘りをそのまま使用
したいのですが、作品(素材が)1ヶ月もしないうちに黄変してしまうのでは
使用できず、表現と素材に矛盾を感じてなりません。
他の素材を使用する事も考えたのですが、エポキシなどでは硬過ぎて
満足な表現ができないのです。
自分の表現が物質(素材)に頼り過ぎているのも事実ですが矛盾を感じる今日この頃です。
64わたしはダリ?名無しさん?:02/02/03 01:28
>フランスにある藤田の絵を修復したというTVを観たんだけど、地塗のことは
>まあまあわかった。でも、あの黒い線は結局何を使って描いているの?

日本の漆に使う極細筆と聞いたことがあります。
もしくはセーブルでしょう。

しかしまにあっくなすれですね。



65ふにふに:02/02/03 01:30
>63
気持ちが分かります。自分にあう物質(素材)を手に入れた時、まるで無敵の武器
を手に入れた気持ちになりますよね!
そういう時って物質を自分流にどう扱うか悩んで悩んでしまいますものね。
物質主義になっている時は古典絵画のように「絵を描く」というのとは違う悩みが生まれますよね。
物質をどう扱って表現するかとか、簡単に見せないようにはどうするかとか、
どうやってやるのか分からないようにするために悩んでしまいます。(特に平面において)
それプラス保存のことまでは考えられないよう!
66絵描き:02/02/03 01:35
>64
うーん。私が知りたいのは筆じゃなくて素材。筆は何使っているかだいたい想像できるし。でもありがとう。
67絵描き:02/02/03 01:49
>ふにふにさん
そうですね。物質表現に依存している時って、どうしても表現と物質の間に
温度差を感じてしまうのです。私の友人は寒天を使用しているのですが、
時間が経つにつれ水分が蒸発し、縮んでいくのに悩まされています。
68音楽好き:02/02/03 10:42
>27
>消費する作品
消費する作品と割り切れない場合はないのでしょうか?

音楽や舞台美術は演奏をしている時以外、作品として成立しないと思うのです。
もちろんCDや録画がありますが、やっぱり生でその演奏(空間)を共有しなければ
本当の芸術表現は伝わりにくいと思うのです。絵も観ている人との共有空間を
生じる意味では同じと言えるのですが、絵画は作家が亡くなっても存在するという
独自のフィールドがある(あった)と思うのです。
しかし、現代美術において消費する作品が増えてきた今、音楽や舞台美術のフィールドに
絵画(作品)が侵食してきた気がするのです。芸術の分野に国境がなくなったとでもいう
のでしょうか?これが悪いとは思わないのですが、本来絵画だけが持っていた特徴を
残したいといことはないのでしょうか?
6927:02/02/03 10:47
>63 エポキシ
>67 寒天
そりゃー、悩みが深そうだ(^^;;;。それを克服したかったら、
服飾デザインみたいにほとんど新素材開発になりそうな・・・。
多分、エポキシや寒天の素材性から発展した製作していて、
表現に合わせて他のもの(表現を中心に素材を選定)で代用することができないのかな?
一度そっち系の素材を研究開発している人に相談すると言うのもいい手かも。
化学などなどの人とのコラボ(協力者の名前が出てても出てなくても)は、たまに聞く話だし。
70わたしはダリ?名無しさん?:02/02/03 11:44
絵画ではないのですが...。

今、所有している版画で、ボロボロになったもの(酸性紙?)や、
明らかに後から別の紙の上に貼って補修してあるもの、何故かキャンバスに
貼ってあるものなどがあるのですが、こういった痛んだ版画をどのように
扱ったらよいか、どなたか教えて頂けませんか。

大した作品では無いのでしょうけど、長い間大事にされてきて、縁あって
私の所に来た作品を、何とか長持ちさせたいと思っています。
よろしくお願いします。
>>70
アクリル樹脂で版画ごと固めるとか
7227:02/02/03 20:54
>71
ぎょっ、だめだよー、そんなことしちゃあ(^^;;;;;;;;。
70さん、御自分で修復するのはお勧めしません。
紙の専門家、しかも日本画等ではなく、版画や洋紙の専門家に御相談した方がいいっすよ。
もし、作品の値段的価値が修復費用を上回るようなら、修復の学校に出すのも手です。多分、安くなると思います。
先生の監修の下、学生さんが修復しますが、いわゆる1級品でないなら問題ありません。
保存に適したきれいな状態にしてくれる事は間違いないと思います。
状態のよくわかる接写した写真を用意して、何件かあたってみてください。
値段や修復士との相性など、納得できるところを探すのは面倒だろうけど
重要です。
修復の現場を何回か見学したので、僭越ながら・・・。

フクチャン降臨祈願あげ!
修復の学校ってどこにあるのですか?教えてください。私の作品も修復
お願いしたいもので・・・
74わたしはダリ?名無しさん?:02/02/03 22:19
>73
八王子にランビエンテ修復芸術学校っていうのがあるらしいですよ。
ネットで調べてみてはいかが?
75フクチャン:02/02/04 00:25
59さん
僕の専門は油彩画なので、東洋絵画の絹本等の修復はよく分かりませんが
去年、芸大美術館の展覧会(展覧会名を忘れてしまいました)で、日本画
の修復について詳しく説明していたものがありました。
カタログのバックナンバーがあると思うので、芸大美術館に行く際にはよかったら観て下さい。

絵描きさん
フランスにある藤田の絵の修復に、僕の先生の友達が行ってきたそうです。以下はその時の話です。
実際に修復している時に黒の線の成分を調べたところ、膠などの反応はなかった
ので、墨ではないらしいのですが、油ともいいきれないそうです。
また藤田は、あの細い線を均一に引くために、面相筆の中に注射針くらいの
極細の針(力を加えるとビヨンビヨンするくらいの)を入れて線を描いたそうです。
だから藤田の黒い線を顕微鏡等でよくみると、針が支持体を削ってしまっていて
黒の線の真ん中に白い線が見える部分があるとの事です。

27さん
ただいま戻りました。27さんのような作家さんと意見が交換できるのはとてもうれしいです。

作品に使用する素材が増えてきた現在において、作家の素材の使い方も独特の
手法になったきたと思います。しかも、ふにふにさんや絵描きさんが言うように
物質を中心にして作品を創る場合、人に簡単に物質だと分からなくするために
物質を独自に加工する作家もいます。その結果、劣化が促進される場合もありますが
素材の中に秘める可能性を、作家が引き出したとも考えられると思うのです。

「使い方が悪い、危ない」と言ってしまえば、一言で簡単に終わってしまいますが、
作家が作品を創り出す行為こそ重要であるのではないかと思うのです。

もちろん素材の劣化について考えていただけるのならば、それにこした事はないですけどね。

70さん
27さんの言うように僕も専門家に見てもらうのがよいと思います。
なぜならば、何が原因で劣化しているか?現在どういう状況なのか?を
詳しく調査しないで自分で直してしまうと、その時はよくても、後に大きな
劣化の原因になる場合もあるからです。

とりあえず今できる事は、直射日光があたるような場所に作品を飾らない事と
極端に温度変化するような場所に作品を置かない事です。極端な温度変化(ストーブの近くなど)
をする場所に紙作品を置いてしまうと紙が持っている水分を蒸発させてしまい
劣化を促進させる原因となります。







7670:02/02/05 00:35
>>71
>アクリル樹脂で版画ごと固めるとか

それは、ちょっと...。”創作”の域に足を踏み込んでいるような気が...。

>>72
ありがとうございます。専門家に修復を頼むと、間違いなく入手価格を上回ると思います。
修復学校に出す手がある事を始めて知りました(修復学校の存在自体、始めて知ったのですが)。
調べてみます。

>>75フクチャン

ありがとうございます。
今のところ、紙ばさみに挟んだ状態で湿気に気を付けながら保管しています。
そして、たまにチェックも兼ねて鑑賞しています。
ただ、フォクシングが発生している物版画も混じっていて、他の版画に影響が無いか、
ちょっと不安です。
それから、湿気には最近の紙の方が敏感なのでしょうか。うっかり湿気の多い日に
取り出すと、新しい版画は波打ってしまって、ちょっと慌てます。
上にも書きましたが、痛んだ版画については、修復学校を調べて見ようと思います。
7727:02/02/05 11:33
>75
く〜、そうだったのかぁ。藤田にはだまされ続けてるなぁ、私(^^;。
>76
76さんは謙遜してご自分のコレクションを過小評価している心配があるので。
学生が修復すると言う事は、例えて言うならレジデントの医者に診てもらうようなものなので
何十年もやっている人に比べれば、一生懸命やっているだろうけど手際は悪い。
その点は(フクチャンからは言い辛いと思いますので(^^;)含んでてあげておいて下さい。
東京近県で修復関連の学校が3つ(G大、S形美術学校・修復研究所、>>74さんご指摘のところ)
があります。ただ、前者二つは美術館の所蔵品級もやることがあるので、施設は整っているけど、
資料的に重要でない作品に対する対応はどうなっているか、わかりません。
その他、いろいろ探せば、個人の工房が修復教室を開いる場合があるので、
町田国際版画美術館に問い合わせると、紹介してもらえる‘かも‘しれないです。
とても愛着をもって大事にされているご様子なので、入念に調べ、直接修復士と
お話するなどしてお決めください。私的には、フクチャンのようなオープンマインドで
謙虚で率直な印象受ける修復士の方が、後悔が少ないと思います。
(有名な作品ばかりを手がけている先生はプライドも高いので、いやーな気分になることも
あるかもしれません、はぁ〜)
78フクチャン:02/02/05 11:48
70さん
紙の損傷によくみられるフォクシングですが、赤茶色のシミを構成して
いろいろな形があります。その原因は、まだ完全には解明されていないそうです。
しかし、フォクシングは普通の菌類による劣化と違って、特殊であると言われ
劣化が進んでも紙は成分を失わず壊れやすくもならないそうです。
ほうっておいてもよいわけではありませんが、念の為、他の作品とは
別に保管しておいたほうがよいかもしれませんね。
また、紙のシミはフォクシングの他に、菌類やバクテリアによるシミがあります。
菌類とバクテリアに攻撃された紙はフェルト状になって壊れやすい事も多いそうです。
もし、裏打ちした作品の方にシミがあるのならば、もしかすると他の菌類による
攻撃の可能性もあるので、早めに見てもらった方がいいかもしれません。
なぜなら、裏打ちした時の接着剤を栄養に、菌類が成長している可能性もあるからです。
79作品を持っている人:02/02/05 11:58
>27
27さん、その通りですよね。私もそう思いますよ70さん。
大事にされている作品は幸せですね。
私も自分の持っている作品(たいした物ではないのですが)は世界に
一枚しかないので、大切にしていきたいです。
>フクチャン
フクチャンは、この作品を治したいというものはありますか?
80わたしはダリ?名無しさん?:02/02/05 18:20
俺は美術界の世の中を治してほしい。
ぜってーおかしいよ、美術界。
81わたしはダリ?名無しさん?:02/02/05 19:38
>80
ハゲシクスレ違い。
1さんは水戸黄門じゃないぞ。
82わたしはダリ?名無しさん?:02/02/05 21:04
>80
美術界の体質改善とか変えてほしいとかいったことは、自分たちの力でやることでは?
他人に頼るような心構えでは人に買ってもらえるような作品はできないのでは?それでいて芸術が理解されないとかほざく(失礼)
その辺から問題が発生しているように思いますね、美術界の場合。
8380:02/02/05 21:46
ぜってーおかしい。このスレもおかしい。
美術ってもっと苦しいし、修復家がそんなに簡単に語れるものではないはず。
8427:02/02/05 22:42
>83
そうですか?創作って楽しいし、すばらしいし、ある意味こんなこと続ける余裕がある我々は、
とても恵まれていると思いますよ。才能があったのに、家庭の事情で諦めていった人を知っています。
80さんも表現する人である以上、自分の悩みをもう少しうまく表現できませんか?
自分の作品を誰にも理解されなくていいと思えるほど強い人なら、何も悩む必要はないでしょう。
悩むと言う事は、人に理解されたいのでしょう?
8580:02/02/06 00:02
>27
俺がいいたいのは創作の話ではなく、美術界を取巻くヤツらがおかしいと言いたいだけ。
絵画作品→知ったかぶり→湧いて出てくる美術史家→どうしようもない馬鹿
美術にうとい修復家→よけい酷くなる作品→もう2度と戻らない

知ったかぶりの馬鹿な美術史家や、美術の本当の苦しさを知らない修復家がなぜこんなにも
いるのかが分からない。おかしい。
どいつもこいつも作家の苦しみなんて分からないくせに美術を知っているフリをしている。
作品を治す前に美術界を考えてほしい。
8670:02/02/06 00:09
>>77
>76さんは謙遜してご自分のコレクションを過小評価している心配があるので。

えーと、HINDの本や展覧会の図録などで、作者や製作年代などの事実関係は自分で
調べられるのですが、残念ながら”評価”は購入価格程度でしか出来ません。(^^;)
ただ、どれも気に入っていて(中には、あれれ、と思う物も出てきましたが)
金銭的な価値は低いにしても、これからは失われていく一方ですから、自分のところで
大きなダメージを与えたくない、と思っています。

>学生が修復すると言う事は、例えて言うならレジデントの医者に診てもらうようなものなので
>何十年もやっている人に比べれば、一生懸命やっているだろうけど手際は悪い。

その辺は、承知の上です。
よく行っているお店の主人は、”漂白くらい簡単だよ、自分で出来るよ”などと
言っていて、おいおい、という感じですが、自分でやるより遙かに安全でしょう。
主に費用が問題ですが...。

>町田国際版画美術館に問い合わせると、紹介してもらえる‘かも‘しれないです。

むむ、なるほど。過大な期待はせずに相談してみます。
まさか、邪険にはされないでしょう。

>謙虚で率直な印象受ける修復士の方が、後悔が少ないと思います。

古典版画がやっと、という並のサラリーマンには、”美術の専門家”には縁が
無い上、近づき難いんですよね...。ゆっくり探してみます。
8770:02/02/06 00:10
>>78フクチャン

フォクシングの解説、ありがとうございます。
紙が真っ白に漂白されている(と思います)のに、茶色いシミが点々と残っていて、
かえって痛々しい作品もあります。
念のため、カールトンを買い足して別々に保管することにします。

>もし、裏打ちした作品の方にシミがあるのならば、もしかすると他の菌類による
>攻撃の可能性もあるので、早めに見てもらった方がいいかもしれません。
>なぜなら、裏打ちした時の接着剤を栄養に、菌類が成長している可能性もあるからです。

ぎくうっ...。接着剤そのものの影響と紙の劣化を心配していましたが、菌類の栄養源に
なっている可能性もあるのですね。
天気が良くなったら、早速確認してみます。
88ふにふに:02/02/06 00:15
おひさしぶりなのですが、激しくむかついております!
80みたいに、自分だけしか本当の美術を知らないと思い込んでいる
馬鹿なやつが、この世にいるのかと言う事に、、。
描く人、描かない人というカテゴリーだけで境界線作っているんだね君は。
若い時は私にも、そんな気持ちがあったから多少は分かるけど、世の中の人は
君が思っている程馬鹿なやつなんていないよ。自分が一番頭いい(美術において)
と思っているうちは、いい作品なんて創れないよ!
スレ違いごめん。
8927:02/02/06 00:50
>86
あの、私は版画は基本的な技法くらいしか知らないんですが、それって、結構
立派なコレクションの気が・・・(^^;。
油絵に比べると値段的には頭打ちかもだけど、資料的価値はかなり高いかと。
(一般論として)こう言った問い合わせを邪険に扱う美術館や専門家がいたら、
そっちがおかしいですよ。きっぱり。
もっと堂々としてください!

「かんたんだよー」と言っちゃうおやじ、いい人かもだけど、ほんと、おいおい、ですね(藁。
90わたしはダリ?名無しさん?:02/02/06 01:09
>>85
>知ったかぶりの馬鹿な美術史家や、美術の本当の苦しさを知らない修復家がなぜこんなにも
>いるのかが分からない。おかしい。

簡単ですよ。
作家では無いからです。作家でも無いのに作家の苦しみを知っていたら、そっちの方が、
おかしい。

>どいつもこいつも作家の苦しみなんて分からないくせに美術を知っているフリをしている。

作家の苦しみなんて、鑑賞者にも作品にも関係ないでしょ。
苦しんで生み出そうが、寝転がって暇つぶしに作ろうが、知ったこっちゃないです。

ところで、とっても不思議なんですが、何で作家の苦しみを知れ、なんて言うんです?
家電製品を作っているエンジニアの苦しみを知れ、とも言って貰いたいですね。
いや、家電製品だけでなく、身の回りにある人の手の掛かったもの全てに対して。
それとも、物を創り出す苦しみは、美術関係の作家だけのものだと思っていますか?

社会では、他人から評価を受けるのは結果のみだと思いますよ。
苦しもうが、楽をしようが結果が同じなら評価は同じでしょ。
苦しまなければ出来ない事を続ける時、自分が無能であることを認めるか、
好きでやっている、と強がるしか無いんです。

画家などは、生前非常に苦しんだ話がよく残っていますが、彼らはその苦しみを
評価して欲しかったのでしょうか?

いずれにせよ、結果を出す過程を理解してくれ、という考え方は幼稚です。
さっさと大人になって下さい。

あれ?もしかして学生さん?なら、もう少しだけ、甘えているのを許してあげます。
91わたしはダリ?名無しさん?:02/02/06 02:41
>90
同意。
若さ故の激しさだね。

ところでダビンチの白テンを抱く女は修復的にはイケてるんでしょうか?
正直アレを見ても全然ときめかなかったです。イタリアやフランスにある
ダビンチの方が数倍よかったんですけど、白テンは修復的に失敗したのでしょうか?
92わたしはダリ?名無しさん?:02/02/06 22:33
>>85
芸術家志望ですか?
もしそうなら。

自分が生きると言うことは、創作活動をすることである、という強靱な意志か、
時代に先駆している自分の作品は、既存の作品で満足している世間の人間には理解
出来ないのだ、という傲慢さのどちらも持ち得ないのであれば、芸術家を目指すのは
やめておいた方が無難です。

もし、生活の糧を得る職業の一つの選択として、芸術家を考えているのなら、芸術家を
目指すのはやめておいた方が無難です。
作品そのものの価値を問うことの出来ないあなたは、芸術家になるにはあまりにも
才能が足りません。
そこそこ、世間に認められ程度の作品を創作する才能を持った人など、他に掃いて
捨てるほど居るのです。

悪いことはいいません、早めに進路変更する事をお勧めします。
93ふにふに:02/02/06 23:08
>91
ダヴィンチ見てきましたー!しかし私もあんまり感動しなかったのです。
そういえば去年にきたフェルメールもあんまし好きではなかったなあ。レンブラントは物凄く本当によかったのに。
オランダとイギリスで見たフェルメール展の牛乳を注ぐ女と真珠の耳飾りの少女は本当によかったのに。
日本に来たフェルメールって昔ざっくり切り刻まれて盗まれたやつだよね?
>92
同意。
それでも作品を創りたいなら85は海外とかで勉強してみるのもいいかもね。
人生芸大だけじゃないぞ。
94わたしはダリ?名無しさん?:02/02/07 17:28
修復を学ぶにしても、日本画は大変ですね。
ちゃんとした所、たとえば国宝装こう師連盟の加入工房などでは、
10年やって、やっと一人前に補助ができる、という感じですから。
院卒だと35くらいでも、まだ一人前とは言えませんね。
で、40位で一人前になっても、60歳あたりには目が悪くなったり、
手も動かなくなってくる。
だから個人で修復をやるなんて、なかなか出来ないことです。
95わたしはダリ?名無しさん?:02/02/07 20:40
>>94
>60歳あたりには目が悪くなったり、 手も動かなくなってくる。
     ;;;;;::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;
     ::::::::::::::::;;;:;;;;;;;;;;
     :::::∧_∧::::::::::
     ;;:(・∀・||)ハァ・・・:
     :::(∩∩ノ);;;::::::
                  つらっ。
9670:02/02/08 00:39
>>89
>油絵に比べると値段的には頭打ちかもだけど、資料的価値はかなり高いかと。

資料にならなるかも知れません...。(^_^;)

>「かんたんだよー」と言っちゃうおやじ、いい人かもだけど、ほんと、おいおい、ですね(藁。

留学の経験もあって、アンティークにも造形が深いので、話をしても楽しい人です。
ただ、シートの版画を買って額装して貰ったら、マージンをざっくり...。
”あれー、きっちゃたの!”と言うと、”でかすぎるじゃん”と簡単に...。
”マージンなんか気にするの日本人だけだよー”と言われました。
確かに、額に合わせるためか、丸く切り抜かれている版画すらありますからね。
でも、極力手を加えたく無いんですよねえ。
97フクチャン:02/02/08 02:23
85さん
90さんの言うように、僕は貴方ではないので、貴方がどう苦しんでいる
のかは分かりません。
しかし、作家の深層にある渇望や孤独や喜びetcが、時には唸り声をあげたり、
鎮まることのない喜びを表現したり、自分の思想を他人に伝えるのに
表現と精神のバランスがくずれてしまう苦しさは分かります。
絵画に限らず、何かを人に伝えるということは、人と一種の共有空間を創る
と思います。逆に人にきっぱり否定されたときは孤独であり、もはやそこから
のがれる術もない気持ちになると思うからです。

91さん、ふにふにさん
ダヴィンチの白テンですが、僕的には何か軽い印象を受けました。
ガラス越しのせいかもしれませんが、ルーブルのダヴィンチに比べると
黒の背景にあまり奥行きが感じれなかった気がしました。
修復前の作品を見ていないので、修復がうまくいっていのるか、いないか
は何とも言えませんが、もしかするとニスの除去具合が影響しているのかもしれません。

94さん
日本画の修復は作品数も洋画に比べて少ないため、なかなか作品にさわらして
もらえる機会もないと聞きいたことがあります。

70さん
面白い人ですね。しかし、凄い額装の仕方ですね、驚きました。
彼はイタリア人のようです。イタリア人のおじちゃんは平気でこういうこと
をやります。そして後に、修復家と喧嘩したりします、、。
でも70さんの言う通り、極力手を加えないようにするのが作品にとっては
よいと僕も思います。



98わたしはダリ?名無しさん?:02/02/08 09:21
日本画でも、ちゃんとしたところに頼まないと、
装丁に合わして本紙を切っちゃうところもあるからね。
額装より簡単なはずなのにね。
99わたしはダリ?名無しさん?:02/02/08 11:01
甦る日本画展を芸大で見たんですけど、あれって全部学生が模写したやつなんでしょうか?
ものごっつううまいんですけど、、。
日本画の修復は表具屋さんもできるってホントですか?
10027:02/02/08 12:43
>96−97
ん〜(^^;、よくわからんのですが、アンティークに片足つっこんでいる人
ってのは、現代に使える形にして「なんぼ」と思っているんでしょうかねぇ。
家具だとよくありますよね。足がなくなっちゃったけど、見事な寄木のテーブルを
作り直したり、本当にばらばらになっちゃったのを、かき集めて新たに「昔風」
なもの作ったり・・・。
それでも今時、オリジナルな完品であればあるほど価値が高い時代、
ばっさりー、ってのは・・・(^^;;;;。私ならエグエグ泣いて帰ります。

>イタリア人のおじちゃんは平気でこういうこと
 をやります。そして後に、修復家と喧嘩したりします、、。
タフだね(^^;;;;;。

そういや昔、アンティークの布とか刺繍とか、古い版画を加工して
作品作った人いたなぁ(外国、現代美術だけど、けっこー前)。
ああ言うのって、今ではどういう扱い受けているんだろう?
まあ、むこうのアンティークショップって、とにかく古くてガラクタなもの
も多いから、そんなこともできちゃうのかな。
101わたしはダリ?名無しさん?:02/02/08 18:09
美術品の修復ではないのですが・・・
ポスターの修復とかって、どこにお願いしたら良いのでしょうか。
1978〜80年ごろのシルクスクリーン製のポスターを知人から譲り受けたのですが、
実際に使用されていたものなので素人目にもかなりいたんでいます。
非常にレアなものですし、何より史料的な価値があると思うのできちんと修復したいと思っています。
どなたか御存知の方がいたら、是非共教えて頂きたく思います。
よろしくお願いします。
102わたしはダリ?名無しさん?:02/02/08 22:36
>>99
あれは学生の模写です。でもよく見ると担当教官が誰かは分かります(w。
同じものを模写すれば、どの派閥の人かは一目瞭然です。
その人の「手」が出ちゃいますよね。

>日本画の修復は表具屋さんもできるってホントですか?
出来るといえば出来ますが、保存修理とは言い難いものが多いですね。
復元修理で良いのだったら、それでも構わないでしょう。
でも、>98に書いたとおり、本紙を切っちゃうようなところもありますので、
あまりお勧めは出来ません。かといって、ちゃんとしたところは高いですし、
時間もかかります。修理するものがどの程度かで、判断したらいいと思います。
10370:02/02/08 23:21
>>97 フクチャン
そいえば、以前手に入れた版画の裏には、万年筆で書き込みがありました。
たしか、前の持ち主はイタリア人だったとか...。

実は、古い油絵(サインも入っていないものですが)も持っていて、出来心で
ちょっと触ってしまいました。そして、その後ある本で、触った部分から剥落が
始まった絵の例を見て、青くなりました。
しかし、その絵を買ったお店の社長は、”雑巾で拭くと綺麗になるよ”などと
言っていて、もしかすると、既に雑巾掛けをされていたかも知れません...。
廊下じゃないぞー!

少し古い油絵は、しっかりとニスを塗ってあるようですが、私のはひび割れが
あるんですよね...。
ちょっと前には、別のお客さんに、”洗剤付けて拭けば綺麗になるよ”と言って
いて、お客さんから”大丈夫ですか?”と聞かれて、”大丈夫、大丈夫”と言って
いました。
ガスレンジか!こらっ!

うーん、大丈夫かなー。
なんか、点々出てるし...。修復というより、似たような絵の具を塗っただけ、
みたいな部分もあるし...。
10499:02/02/09 00:36
>102
ありがとうございます。しかし学生さんが描いたのか。うーむすごいな。
私のような素人じゃだまされちゃうよ。

どういう所に違いがあるのか教えていただけたら幸いです。お願いします。

表具屋さんに直してもらおうと思ってたけど、どうしようかな、、。
105フクチャン:02/02/09 01:48
27さん
アンティークを使う作家さんの作品って面白そうですね。
ヨーロッパだと毎週アンティーク市がやっていて、ガラクタから値うち物まで
幅広い品を取り扱ってますからね。
日本だったらお値打ち物の金唐和紙や羊皮紙を使った本などもあるそうですよ。
うーん。でも作品として使うのは勿体無いかも?

101さん
ポスターの用途は宣伝の為なので、紙やインク自体、上質の物を使用
していない場合があります。(もちろん時代や種類によっては異なります)
とりあえず、日光(紫外線)に当たらないような場所に保管して、
もし余裕があるのならば、早めに見てもらった方がいいと思います。

70さん
わわわッ。これまた豪快な社長さんですね、、。雑巾はまだしも、洗剤はまずいですね、、。
こういうおじさんって簡単に凄い事(ヤバい事)してるんですけど、憎めないんですよね、、。
しかし、僕も27さんのようにエグエグ泣いてしまいますね、、。
油絵ですが、おもいっきり押してまった場合はまずいですが、指で軽く
触れたくらいなら大丈夫だと思いますよ。
このような場合に起こる亀裂や剥落は、何らかの衝撃(例ボール等)が
画面の一点に加わり、経年によって丸い放射状の亀裂をひき起こすのが
主な原因だそうです。

ひび割れですが、ニスだけにある場合ならばすぐに処置が必要という
分けではないと思います。しかし、支持体の後から光をあてた時に
光が透過するようなひび割れならば、なるべく早めに処置した方がいいかと思います。







106ふにふに:02/02/09 08:14
>102
よみがる日本画展みてみたかったなー。

>ふくちゃん
下が透けるようなひび割れってやばいの?
107わたしはダリ?名無しさん?:02/02/09 23:48
芸大美術館っていえば、「油画を読む」っていう修復系の展覧会もおもしろかったよ。
108わたしはダリ?名無しさん?:02/02/10 00:27
>94さん
国宝修理装こう師連盟を知っておられる
とは、文化財修復をかなりご存知ですね。
もしかして関係者?

>99さん
ほんとにかなり大事なものなら、町の表具屋に
頼むのはかなり怖いです。
やはりそれ専門の工房にお願いするのがよろしいかと。
文化財クラスなら国立博物館、近代美術館に相談され
れば、紹介してくれると思いますよ。
10999:02/02/10 10:09
>108
ありがとうございます。
じつは祖父がかなり大事にしている絵なので、どうしようか迷っていたのです。
知り合いの日本画家に聞いてみても反応がないし、今は描いている人
が修復する時代ではないんですね。
110101:02/02/10 17:58
ふくちゃんさん、レス有り難うございます。
今は日本を代表する方(美術関係ではないです)ですが、当時は学生時代。
紙もインクもそれほど上質のものではないと思います。
当方も貧乏大学院生(美術系ではありませんが)なので、とりあえず保管には気を付けたいと思います。
引き続き修復を依頼できる店など、なにか御存知の方がおりましたら、
お暇なときにでも御教授いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
111わたしはダリ?名無しさん?:02/02/10 21:39
>110
紙の修復を行っているところに聞いてみたら?
前にも誰かが言ってたけど、お金をかけたくないならランビエンテ修復学校の紙科とか、
それか、プロなら山領修復研究所とか芸大の歌田先生とかはどうかしら?
プロなら見積もりくらい出してくれるし、何処がヤバいのか説明もしてくれるハズよ。
112catt ◆X.ore.zA :02/02/10 21:40
>>111
歌田さんってフリーで見てくれるんですか??
113素朴な疑問:02/02/10 21:43
よく修復に和紙が使われているのはなぜなんでしょう?
修復のTVを見た時も和紙をシップ状に張ってたし?
114わたしはダリ?名無しさん?:02/02/10 21:47
>112
私自身修復に興味があって芸大の方にお手紙を書いたら、見学させていただきました。
すごく気さくな先生だったんで、とりあえず個人でやっているかは分かりませんが、
お話してみてはどうでしょう?
11594.102:02/02/10 21:59
>104
甦る日本画展の図録をよく見てみたら、先生方のもありました。
全部が学生のではありませんでしたので、お詫びして修正します。

>どういう所に違いがあるのか教えていただけたら幸いです。お願いします。
あまり露骨に書くことは…。なかなかいろいろと…。お察しください(w

>108
>もしかして関係者?
直接の関係者ではありませんが、やはりいろいろと…。
これもお察しくださいな。
11627:02/02/11 00:37
フクチャンお願い〜。
前話していた知り合いの先生が藤田の修復をした時のこと、
筆の跡を含めて何か刊行物として発表されていたら、タイトルを教えてください〜。
やっぱ、気になる。
藤田って、性悪の女みたいな魅力が・・・あうううう。
117108:02/02/11 00:38
>115
すいません。詮索するような事言いまして。
反省してます。2ちゃんで見かけてびっくりしました
ので。

>109
思い入れや来歴があるようでしたら、作品の価値
以前の事と思いますので、やはり確かな所が
よろしいかと・・・
118わたしはダリ?名無しさん?:02/02/11 15:56
 藝大の歌田先生は今春にて退官されます。
本当にお疲れさまでした。
退官されるんだ・・
恩師です。ありがとうございます。
上野に遊びに行こうかな・・
120わたしはダリ?名無しさん?:02/02/11 16:04
そういえば本を出されましたよね?
題名なんでしたっけ?
121わたしはダリ?名無しさん?:02/02/12 22:25
油絵を解剖するだよ。
12227:02/02/12 22:51
ずいぶん芸大・創形関係者が来ているね。
どうせだから、一般からの(いわゆる2〜3級品の)依頼も学校として受け付けているか、
学生が練習を兼ねてやるぶん安く出来るのか、情報のせてよ。
12370:02/02/12 23:20
>>105フクチャン
出張していてレスが遅れてしましました。
油絵ですが、ちょっと、触っただけですので、大丈夫そうですね。安心しました。
ひび割れを裏から光を当てて確認するんですか。やってみます。
しかし、重傷だった場合、補修費用が出せるかどうか...。(^^;)
124わたしはダリ?名無しさん?:02/02/17 21:53
なんで作品は劣化するのか?
当たり前のように絵は壊れていくが、ちゃんとした理由って以外と知らない。
なんとなくなら分かるけど、実際のところどうなんですか?
125わたしはダリ?名無しさん?:02/02/17 22:07
空気中の酸素による酸化作用、光線の中の紫外線による劣化、あと引力
これらが主要因と思います.
126わたしはダリ?名無しさん?:02/02/18 01:33
>125
125さんありがとう。
124さんではありませんが私も気になっていたのです。何気なく絵が劣化する
と言ってたけど、以外と知らない事がいっぱいあると思いました。
127フクチャン:02/02/18 02:07
27さん
すみません、御無沙汰しています。
藤田の件ですが、残念ながら今の所くわしい出版物は出ていないそうです。

ふにふにさん
亀裂によっては、絵具が浮き上がる力によって地塗や麻布が引っ張られ
変形してしまいます。この亀裂がなぜ危険かというと、絵具や持塗の
亀裂の間から空気や湿気が入り、これによって麻布が動き(年月などによって異なります)
絵具が剥落してしまう可能性があるからです。

70さん
お久しぶりです。
その後、作品の具合はどうでしょうか?

118さん
歌田先生退職されてしまうんですか、さびしくなりますね。

124さん
125さんの言う通りですね。
大きく分けると、124さんが言った物を「大気・環境による劣化」
とするならば、あと「人為的な劣化」「自然現象による老朽化」など
に分けられるのではないでしょうか?


128わたしはダリ?名無しさん?:02/02/18 02:21
>125
引力とは、接着力の弱まった絵具が引力によって落ちると考えてよいのかしら?

>フクチャン
人為的な劣化とはどう言ったものを指すのでしょうか?
12927:02/02/19 12:11
>127
ごぶさたです〜。
(T_T)そっかあ、まだ文章化されてないんだ・・・。
いいな、いいな、修復家はいいな〜、などとたまにはいぢけてみる。
うそです。筆に針金仕込んでた、と言う情報だけでも参考になってます。

話はずれますが、最近わたしは金継ぎで陶器を修復するのに目覚めました。あ、これは修繕か。
ブツは自分ちの(若い)作家の(少し)お高め茶碗から、¥100ショップの安物まで。
はじっこが欠けても、思い出があるから捨てられず、でも「なんかびんぼーくさー」
と思っていたので、うれしいです。などと話題を広げてみる。
130わたしはダリ?名無しさん?:02/02/20 09:37
あっ、俺もやってるよ>金継ぎ
普通は茶碗が割れたら悲しいのに、最近では「材料が増えた」と喜んでしまう。
でも、この時期は漆が固まらないんで、風邪対策を含めて
加湿器を買ってしまった今日この頃。
13127:02/02/20 10:43
>130
>普通は茶碗が割れたら悲しいのに、最近では「材料が増えた」と喜んでしまう。
うははは(^^)
金継ぎなら、うまくいけば、かえって味がでるところがいいよね。

とりあえず今はパテ埋め、乾燥中。ダンボール箱に入れて、低くお湯をはった湯船に
椅子を置いて、ふたをしてやり過ごしているけど、どうだろうな〜。

あ、パテ用の錆漆にもご飯粒の糊入れます?入れるって説明書とそんなこと
書いていない説明書があって、ちょっと・・・(^^;。
そうそう、仕上げの1ヶ月放置も、やっぱり温度20度、湿度80%の必要があるのかな?
13227:02/02/20 10:49
>131
段ボール箱に入れて、件の椅子の上に置いているです。
スマソ。(^^;;
133130:02/02/20 11:35
専門家(漆の修復家)に教わったもんで、パテは使わないんです。
成形にはコクソを使います。その後の切粉地付けのときに「糊漆」を
さびと三辺地の粉と混ぜてつけます。
このやり方だと、糊を使うのはこの時だけですね。
糊も上新粉を煮て作っています。
今後、どうやって手を抜くかが課題ですw)。
13427:02/02/20 20:02
フクチャン、スレ違いスマソー。

>133
いいなあー。プロが開いている講習会あるみたいですね。一度逝ってみようかな。
ふむふむ、錆漆が砥の粉と水と生漆を混ぜたもで、こくそ(漆)は砥の粉じゃなくて、
のこくずや木の皮をおが屑状にしたものですか。
こくそだと、どう違うにょ?
135フクチャン:02/02/22 00:38
128さん
人為的損傷とは主に人が作品に害を与える事です。
例えば、輸送の際に作品を壊してしまったり、故意に作品を切り取ってしまうなど

27さん130さん
いえいえ おかまいなく。むしろ僕も興味があります。ぜひ教えていただきたいです。
136130:02/02/22 08:57
フクチャン。お言葉に甘えて続けさせていただきます。

こくそは、檜の粉(充填する大きさ等によって40ms>60ms>80msと
使い分ける)と麻ひもを切った麻粉と麦漆を混ぜたものです。
よく、木彫仏の欠損部分を充填するときに使うやつですね。
欠損した部分がなくて、穴があいているときは、麻布をつけて
コクソで埋めるような作業もします。
コクソは、成形のためだけではなく、下地として
充填する漆の食いつき面を作るという効果もあります。

ところで27さん。漆カブレはおきません?
私は今のところ、じかに触ってもかぶれてないんで助かってます。
137フクチャン:02/02/23 02:04
130さん
ありがとうございます。とても興味深い話で勉強になります。

ところで、コクソはイメージ的にはチップボードみたいなものなのでしょうか?
コクソ自体に接着力はあるのでしょうか?
もしあるとしたら麦漆ですか?それとも麻を炊いたりして糊状にしたりするのでしょうか?

質問ばかりですみません。もし、よかったら教えて下さい。

138130:02/02/23 09:24
コクソの接着力は、麦漆のものでしょう。
麻粉は、麻ひもを繊維を切る方向で鋏で切っていくんですけど、
これがなかなか大変な作業です。指先が疲れます。
イメージ的には、何でしょう。土壁の材料で、コテで塗るヤツ。
ワラ等が入った粘土って感じのものでしょうか。
麦漆の量が多いと、中まで固まらずに困ることになるようです。
139直し屋希望:02/02/23 22:20
私のも簡単に誰にでも出来る修復教えて下さい。
14027:02/02/24 00:06
すみません〜。ちょっと忙しくて・・・とりあえず。

フクチャン、ありがとー。

>136
私の場合、アレルギーがいくつかあるので、さいしょっから入念に重装備しとります(^^;;;。
手術用のプラスチック手袋なんかしちゃったりして。
どうだろ?何か身体的変化があったら報告します(汗。

おぉ、奥が深いな。130さん、ありがとうございます(^^)。
質問がいっぱいなので、要領よくまとめてから後でレスします〜。

私はハンズで材料を購入したので、これって、簡易バージョンなんでしょうね。
漆はチューブ入りだし(???)。
130さんがおっしゃるよな材料(麻とか漆とか)はどこで手に入れています?
(材料だけ入手しても、指導者がいないと手にあまりそうだけど(^^;;;)
141わたしはダリ?名無しさん?:02/02/24 00:14
最近、ヨーロッパで古画の画廊周ってると手を入れすぎの作品よく見かけるよ。
これ、木の葉の細密描写なんか明らかにリタッチだろ?ってのがわんさかある。
程々が一番いいよ。
142わたしはダリ?名無しさん?:02/02/24 03:04
>141
一理あるね。
ヨーロッパの蚤の市なんかで売っている古典絵画もそうだよ。
143素人です:02/02/24 12:31
>141
>142
でも壊れている絵じゃ売れないからしょうがないんじゃない?
やっぱり綺麗な絵のほうがいいもん。
144わたしはダリ?名無しさん?:02/02/24 13:16
>130さん、27さん、フクチャンさん
蒔絵のボールペンの修復なんかはどうすればいいのでしょうか?
ずっと大切にしていたのに、絵の部分が割れてしっまったのです!
あわわ、どうしよう!なにかアドバイスがあったら教えて下さい!
145漆かぶれ酷いです。:02/02/24 14:07
>144
もし漆を使って直すのであれば、やっぱり専門家にお願いした方がよいト思いますよ。
私は自分で直そうとしたお馬鹿な1人です。しかし、私のようなシロートが迂闊に
手を出すには危険な物でした、、。
あまりの漆のかぶれぶりに病院に行くはめになりました。

146130:02/02/25 00:30
27さん。ハンズって、ひょっとしたら「ウイークエンド漆職人」ですか?
もしそうだったら、うーん。あのセットだと漆も生正味漆ではなく、
中国産の漆ですしね。それぞれのものをバラで買ったのなら、
問題はないと思いますが。実際、生正味漆は上野の漆屋で買っていますが、
使う絶対量が少ないので、私もチューブです。
一応、以下の
http://www.japan-urushi.net/urushi/shop/main.html
に材料店が載っていますが、お近くの店を探されてはいかがでしょう。
私は品揃えの点や、通販がOKということで、足立区の藤井漆工藝さんを
利用していますが。連絡すれば、価格表を送ってくれます。

144さん。蒔絵に関しては、やはり専門家にまかせたほうがよろしいかと。
私がやっている範囲は、あくまで金継ぎレベルですので、本格的な漆芸は
もう職人の技で、とても素人が太刀打ちできるレベルではありませんからね。
一番いいのは買った店か、その品物の塗りの産地に相談すればいいと思います。
物産展とかでその産地が出てれば、物を持っていけばやってくれますよ。

私の場合、祖母が漆の実が大好きで、カブレながら食べていたということで、
そのうちかぶれなくなったという話を聞いています。
これって遺伝ですかね。今日もちょっとやっている間、手が漆まみれに
なってるんですが、まぁ、大丈夫でしょう。
147フクチャン:02/02/25 19:20
130さん
なるほどコクソは体質を持った充填材なんですね。ありがとうございました。

僕たちも絵画を充填するのですが、絵画の支持体は湿気や温度によって動き、
また、支持体の麻布に含まれるセルロースの酸化によって劣化するため、
絵画の充填材の寿命はだいたい30年〜50年になります。そのため、
充填材は簡単に取り除く事ができ、オリジナルに影響を及ぼさないような
可逆性のあるものを求めます。
しかし、絵画と違って、茶碗のような機能を伴う作品の場合
その修復は、茶碗としての機能と作品としての機能、どちらに充点を置いて
おこなうのでしょうか?
もし機能も含めて修復される場合、充填材にはどんなものを求めますか?

質問ぜめでごめんなさい。もしよかったら教えて下さい。

27さん
僕もアレルギーがあります。
溶剤アレルギーではないのですが、猫アレルギーと花粉症が目下の天敵です。
僕は別名猫探知機といわれます。

141さん142さん143さん
雑談ですが、昔授業でヨーロッパ絵画の加筆を落とした時、マリアの布の下に
恋文が描かれていました。画家が恥ずかしくて後から絵具をその上に置いたのか?
又は、画商が売るために隠したのか?
今でも分かりませんが、その後、恋がどうなったのかが気になります。  
加筆にも歴史ありですね。

144さん
僕も130さんの言うように専門家に見ていただく方がよいかと思いますよ。

145さん
漆かぶれも恐いですね。早く治るといいですねお大事に。

148わたしはダリ?名無しさん?:02/02/25 21:34
>フクチャン
恋文かあー。なんだかロマンチックだね。いいな。
ところでなんて書いてあったの?知りたいよー。
149わたしはダリ?名無しさん?:02/02/26 23:51
最近「あいのり」観てても泣けてくるので、この絵の話がちゃんと分かったら
きっと大泣きしてしまいそう、、。僕こういうの弱いんだー。
150わたしはダリ?名無しさん?:02/02/27 00:26
>148
>149
おーい。ちょっと待った、うっとりしている場合じゃねーぞ!
みんな大事な事忘れているぞー!
フクチャンに質問。
この文字って加筆ですか?もしそうなら洗ったりしたの?
151わたしはダリ?名無しさん?:02/02/27 00:57
>150
えー!?そんな洗っちゃったらロマンが、こっ恋が、失くなっちゃうよー!
やだー!フクチャン洗わないで!
152130:02/02/27 08:59
>>147
金継ぎを始めとする陶磁器の修理は、絵画等の修理と一緒には出来ないと
思うんですよね。欠損部分を「景色」として再構築するやり方ですから。
油彩の場合だと、捕彩を水彩絵具でやったりするんでしょう?
後世の修理を考えてのものですけれど、陶磁器は継いだらおしまい的な感じで、
今後のことは考えていないようですから。
漆工芸の修理も、日本では完全に復元修理が前提のようですし。

漆でつないだ陶磁器は、かなりの強度があります。一度継ぎ終わった器を
落としたら、また割れちゃったんだけど、割れたのは金継ぎをしていない
場所でした。なので、機能的にも美的な点でも、漆での修理が一番なのかなと
思います。樹脂を使った場合、強度が弱い上に再修理がまず不可能のようです。
漆なら接合面でも除去は出来るようですが、本体にしみ込む樹脂は接合面を
覆ってしまい、その樹脂同士を接着する接着剤でないとくっつきませんから。

襖の裏張りとかでも、出てくるよね。>恋文
この場合は取っておけるけど、油とかの場合はどうするの?
やっぱ消しちゃうのかな。
でも、この文脈だと、加筆は布のほうじゃないかな?
153わたしはダリ?名無しさん?:02/02/28 03:43
どの国でも人間って同じコトしているんだね〜。
なんだかかわいいな〜。
日本の恋文は女性が書いてそうな気がするな〜、そんでもってヨーロッパの方は
男性が書いた気がする〜。もちろん、あくまでもイメージですが(w
154ふにふに:02/03/03 18:31
お久しぶりです〜。ふくちゃん、27さんお元気ですか〜?
私はしばらくインドとカンボジアに行ってきました。
暑かったよ〜。でもモスクが本当にきれいだった!!
アンコールワットなんてもうヒタすら感動です!!

そういえばアンコールの修復も、どうやら始まった(?)みたいですよ〜。
今日はこのへんで、またね。
15527:02/03/03 21:50
ふにふにさん、おひさしぶり〜。
いいな、いいなぁ〜。インドにカンボジアで、アンコールワットかあ(W 最近、うらやましがってばかりだな。

この間、乾燥した錆漆を削ってみました。流石にプラステイック手袋をして
陶器を支えるのは不安があったので、片手は素で。
乾燥した粉は、すぐに払うのなら、かゆくはなりませんでした、手はね(^^;
代わりに、粘膜はやられました。唇と鼻腔が、花粉症以外の腫れとかゆみのようなものを
感じました。
やっぱ、漆、ダメな人はダメかもね〜。
130さんのおばあちゃんのエピソードは蒔絵の職人の家系の御先祖話しチックですてきですね。

フクチャン
私はもちろん花粉症です。ついでにシリコン、ゴム、金属もダメです。
花粉症アレルギーだけでも、制作時につらいのに(垂れた鼻水を拭けないんですよ、
手も服も汚れているから(T_T)
溶剤アレルギーなんてやだなあ。そう言う人が画家や修復家を目指しちゃったら
どうなるんだろう(もらい泣。

130さん
幸か不幸かそのセットは買わなかったんですよ〜。だって5千円ですよ!?
私が当初治そうとしたのは¥100ショップのカップですよ!?50個買えるじゃないですか(^^;
だいたい、筆も溶き皿も家にごろごろしている。そこで「たかいよ〜」と言ったら、
ハンズデブヤ店のおじちゃんは「それじゃね」と、ほいほいほいと
生漆のチューブと砥の粉の粉を出して、色々説明してくれました(ありがとうねー)。
金箔がなくなっていたから、箔も買ったけど、全部で¥1700位かな。ほとんど箔代ですね。
あれ、チューブの生漆って、生産地書いてないんですね(不満。
意外と東京に漆関係の店があるんですね。今度是非のぞいてみたいです。

恋文かあ〜。ん〜。後世の人が見て感動してくれるような完成度ならいいけど
自分のは「うぎゃあああ、若気の至り」と燃やしました。ええ、ええ、私はへっぽこです(W。
156わたしはダリ?名無しさん?:02/03/03 22:44
昔、鉛筆画のハッチングの中に好きな子の名前を描きまくりました。
講評の時、講師に発見され好きな子にばれました。(w

その後つきあう事になりました。
157わたしはダリ?名無しさん?:02/03/04 10:39
>156
いい話じゃないか
158わたしはダリ?名無しさん?:02/03/05 00:42
>156
甘酸っぱくていい話だな〜。
うらやましいなあ〜。
159わたしはダリ?名無しさん?:02/03/06 04:52
>27
その値段だと、本漆ではなくカシューではないでしょうか。
箔も本金はそれなりの値段がするので洋箔でしょうね。枚数にもよりますが。
金継ぎの場合、カシュ−なら箔の方が上手く仕上がりますが、漆を使うなら
箔ではなく金粉でないと上手く仕上がりません。
金粉も、絵画用の金泥(金粉)ではなく、蒔絵用でないと駄目だと思います。
絵画用のものと、蒔絵用のものでは製造方法が違うので粒子が違います。
粒子の大きさも蒔絵用のものにはいろいろあります。
漆のかぶれを気にしているようですが、もしカシューだとするとかぶれませ
んよ。むろにも入れなくていいと思います。
漆は成分であるウルシオールによってかぶれるので、カシューだとかぶれの
成分はありません。
ウルシオ−ルは産地によっても違い、日本産と外国産ではだいぶ差があるよ
うです。
そのため日本産は乾きやすいのですが、かぶれやすく、外国産はその逆にな
るようです。
特にベトナムの漆などは日本のものと成分的にはだいぶ違いがあるようです
ね。
おうちで金継ぎをするのにはカシュ−で十分だと思います。
しかし、世の中にきちっとした技術のある職人さんが少なくなっている現実
は残念です。
その前に漆の木から漆を取る職人さんが日本にいなくなってしまいそうな状
況のようですが、まあ紙漉きの職人さんにも言えることですよね。装こう師
連盟もここら辺のことを一番気にしてますよね。
日本産の漆が高いのもあたりまえなのでしょう。
漆の話なのでレス違いな所言わせてもらえば、仏具屋さんが変な仏像のなお
しをするのは本当にやめてほしいことですね。
確かに、カシュ−の方が箔押しの技術がなくても簡単にできますが。
樹脂で固めて、カシュ−塗って、変な箔押されると、仏様死んじゃいます。
息ができなくなっちゃって、もう絶対に生き返れません。修復ではなく破壊
です。
ひどい所だと、なかなか良い彩色が残っているにもかかわらず、剥落止めを
するのではなく、洗って、カシュー塗って、箔押して金ぴかにしちゃいます
よね。
お寺の意向もあるのでしょうが、もう少し考えてほしいですね。
最初は金ぴかだったんだから金ぴかになおすことは宗教的にはあっている気
もしますが、後世に残そうと思ったら、きちんと白土下地してから箔貼るか、
彩色してくださいね。
江戸の変ななおしですら下地があるのですよ。
こんなことここに書いても変な修理してる人は見てないんでしょうが。
修復は平面のものにしろ立体物にしろ後世にそのものを残す手助けをするこ
とであると思いますが、病院で医療事故が多いように、修復の場もものを傷
つける可能性が最も高い場所ではありますね。
また最後の晩さんなどと同じく、日本のものも、クリーニング的にどこまで
手をだすかは難しい問題がいろいろ絡まり、一筋縄ではいきませんよね。
色々書いてしまいましたが、私もプロでも何でもありませんので、金継ぎの
件間違っていることがあったらごめんなさい。130さんの方がよくご存知
だと思いますが口を挟んでしまいました。

160130:02/03/06 08:54
>159さん。
仏像の修理(この場合だと修「復」になるのかな)は、マジで禿同です。
昔、ある文化庁の先生が「修理は破壊を伴う」とおっしゃられたそうですが、
これは、だから良くないと言っているのではなくて、その意識を念頭において
修理にあたれということなんですね。破壊を最小限に抑えて、後世に残すことを
最大の目的とすべきだとおっしゃっていたそうです。

27さんの買われたのは、カシュー(新うるし)ですね。生正味漆だと50gの
チューブが5,000円はしますから(高い!)。まだ新うるしは使ったことは
ないのですが、そのうちやってみようと思ってました。
そうですか、箔を使えるのですか。手軽でいいな。

私の知り合いの、漆カブレのひどい人は、カシューナッツでカブレますw)。
かわいそうに。
161ふにふに:02/03/07 20:10
漆かあ〜。使ってみたいけど、大変そうだわ〜。
162?S?O?U:02/03/09 21:34
>161
漆の実を食べていくと、だんだん気触れなくなるそうですよ。
パパイヤ食べて、口の周りがすごいことになった人を知ってる。
あれもウルシ科だからなぁ。しかも食べるときは
必然的にカブリ付くことになるから。
スレ違いでsage。
16427:02/03/13 12:07
なにっ、カシュー?また新キャラ登場ですね(^^;
簡単に検索してみたんだけど、よくわかりませんでした。
カシューナッツの木から取ってるの?
159さんか130さんかどなたか教えて下さい。

え〜、私のチューブ漆は20gで¥400、生漆だけど結局中国産だそうです。
ハンズに聞いてもらいました。(思い込みで鼻が反応したんじゃ、はずっ、と思ったのが、本音)
どこかのHPに100g¥2000位と相場が出ていたので、
生漆として、ぎりぎり最低ラインがこの値段なのかもしれませんね。
50g¥5000はたかいなぁ(^^; 一度拝ませて欲しい。
金箔は金沢産と一応銘打ってあります。小さいプラスティックケースに
くしゃくしゃのがそこそこ入っていて¥1000。
たたいて箔にのばしたものを正方形に切って成形する時に、多少余りが出るでしょう?
あれをかき集めて安く売っているのではないかと・・・(有名店のパンの耳なら、うまくて安い、みたいな)。
砂子の要領で使うつもりだったので、そんなにいいのでなくてもどうにかなるやろ、思いまして。

で、ここで質問なんですが、油絵の具屋の発想だと、
錆漆なりコクソ漆は下地なわけだから、堅牢で適度な接着力がある漆ならいいんじゃん?
とランボーな事を思ってみたりしたのですが、日本産の生正味漆が中国産より都合がいいのは、どんなところなんでしょう?
是非是非教えて下さい。
え?自分のが中国産だったからって開き直ってる?
ぐっ。

(真面目な話、作家物とはいえ、実用品の陶器なら一万円以下なものも多いですから
それの修理に50g¥5000の漆はちょっとたかーですよね。
性質がわかっていて納得づくで使うなら、私は中国産に活路を見い出したいような〜)
165159:02/03/14 17:00
>27さん
400円で漆が手に入るなんてお手軽でいいですね。その値段ならカシュー
より安いかも。う〜んハンズやるな〜。
カシューですが人工の漆と銘打った人工塗料のことです。ホームセンターな
んかではよく見かけますので捜してみて下さい。成分はその裏をみて確かめ
てください。私もよく知りません。シンナーのにおいがプンプンすることだ
けは確かです。
日本産漆と中国産漆の違いは簡単に言えば日本産の方が乾きがはやいと言う
ことです。
金継ぎのように少量の漆しか使わない場合はその乾きが気になる事はあまり
ありませんが、乾漆など大量に漆を使う場合などはこれが大きな問題になり
ます。
また修復なんかの場合は使う素材にかなり気を使いますので日本産を使うこ
とが多いと思います。なるべく同素材でなおす事を基本としますので。
漆は温度や湿度によって同じ漆が乾いたり乾かなかったりしますが、九州
産の漆が九州ではよく乾くのに、東北にもっていって使うと乾かないとい
うこともあるそうです。
日本産と中国産にもこの事が言えます。特に中国産は南の暖かい地方で採
れたものが多いので、冬場などは乾きにくさが日本産に比べ倍増します。
中には全く乾かないものもあります。
その反対で日本産漆を海外で使うと全く乾かないこともあるようです。
このように漆はその採れた産地の気候に一番あった乾き方をする性質をもっ
ているので、やはり日本で使う時は日本産が一番よいという結論になります。
そうはいっても高いので日本産だけではどうしようもない場合中国産を使い
ますが、乾きの遅さが気になる時は中国産漆の中に日本産漆をまぜます。そ
うすると乾きは日本産並になったりします。
堅牢さに関してはウルシオールの含有率が多いほど堅牢で、美しいものにな
るようです。
中国産やベトナム産なんかだとウルシオールの含有率が下がり、不純物が多
くなります。確かゴム質の数値がかなり大きくなるため何となく見た目にも
堅牢さにかけるようですが、これは漆塗りでの話なので27さんの言うよう
に金継ぎに使うには中国産で十分でしょうね。上に金を蒔く訳ですし。
でも乾き時間の違いが結構あるのは確かです。
それよりもカシューでなく漆をお使いなら、やはり箔ではなく金粉を使った
方が綺麗に仕上がりますよ。『丸粉』と言うやつです。この丸粉を蒔いて、
きちんと乾いてから、犬の牙で擦って仕上げます。犬の牙はなかなか手に入
らないので、瑪瑙などでもいいですが金の光り方が多少違います。
丸粉が手に入ったら試してみて下さい。


166ふにふに:02/03/15 01:57
いろんな素材があってびっくり、、。
知っているようで、知らないものって世の中多いよね〜。
167130:02/03/16 09:49
ええっと、ちょっと復習です。
日本産の上質の漆は「生正味」ですよね。木の幹を掻いて採ったヤツ。
枝から採る、粘度の高い漆が「瀬〆」なんだけど、今は中国産の漆を
瀬〆と言っていると聞きました。
で、私が教わった金継ぎの工程では、下塗りに「呂瀬漆」を使うんですけど、
これは瀬〆漆と呂色漆を1対1で合わせたものなんですよ。
ここで疑問がわくのが、なぜ瀬〆漆をここで使うのかということ。
下塗りだから瀬〆でいいのか、逆に国産の瀬〆を使うべきところを
中国産の漆を使うから、159さんの言うように乾きの遅さを補正するために
呂色を混ぜているのか(呂色漆は「中塗り」に使います)。
そうなってくると、全工程を瀬〆でやるのはいかがなものか、と
思ってしまったり。コクソが乾かなかったらアウトですしね。
159さん。ご存知ありません?

犬の牙は手に入りませんねぇ。メノウはハンズでゲットしましたが。
簡単なものなら、砥粉と食用油を混ぜて、自転車のタイヤチューブの
裏で磨いてますけど。

私の場合、教わった人が文化財の修理をしている人なんで、
伝統的な技法を教わった結果、材料費が高くついてます。
瀬〆や新うるしで安く出来るんなら、その方が助かりますしね。
前にも書いたとおり、今後の目標は「いかに手抜きをするか」です。
といっても、パテで固めた器に、食べ物をのせたくないですよね。
明日は集まって金継ぎをする日です。その後の飲み会の方が
目的化しているようなもんですが。
168159:02/03/16 12:33
>167 今は中国産の漆を瀬〆と言っていると聞きました。 

う〜んこれは初耳です。漆屋さんによるのかな?
中国産でも「生正味」と「瀬〆」がありますし、日本産にはあたりま
えですが「瀬〆」がちゃんとありますからね。
また、全工程を中国産の瀬〆でやったとしても物凄い差が出るとは思
いません。金継ぎぐらいの作業に対してのことですが。時間が少々よ
ぶんにかかる位だと思いますよ。
呂瀬漆に関してはやはり基本的には瀬〆の粘りが欲しいためにまぜる
のだと思いますが、130さんの言う瀬〆が中国産漆を指すのだとす
ると下地なので安くあげるために中国産を使い、中国産の乾きの遅さ
をカバーするために呂色をまぜると言う事も考えられますね。
教わっている先生に聞いてみて下さい。
あと、わたしはパテ埋めをしてからさびをぬるという手抜きをしたり
します。パテとさびのくっつきは少々悪いですが家使いだったら一番
簡単な手抜きではあるかもしれません。見た目は変わらなく仕上がり
ますが、あくまで手抜き作業です。カシューでやるよりはよっぽど綺
麗である事は確かです。
16927:02/03/16 13:46
>>165
159さん、詳細に有難うございます(^^)。
金箔の件、今度、漆屋さんに行った時、そちらの方も見てみます〜。
>>166
ふにふにさん、禿同です。漆関連のところで修行したくなってきましたよ、私は。

ちなみに私が使った中国産漆(名称は「金継ぎ用漆」)で1×2cm程度の欠けを埋めたのですが、
次の日にはあらかた固まっていました(錆漆@風呂場の簡易室)。
三週間程たった今では、爪で弾くと、素焼きのような反応を返します。
それと先日、簡単に金粉も葺いてみたのですが2日後には取れなくなっていました。
表向きの乾燥はこんな感じでしたが、使用した時どうなるかが問題ですよね。
説明書では1ヶ月の仕上げの乾燥をするよに言ってますが・・・(^^;ドキドキ。
中国産は南向きの漆との事ですが、え〜、実はいいにくいのですが、
私、錆漆で埋めている際にあまりに寒かったので、低温設定ながらファンヒーターの真ん前に背中を向けて
作業していたのですね。嫌に乾燥が早いな・・・と思いながら。もしかしてコロンブスの卵?(^^;

>>167
>私の場合、教わった人が文化財の修理をしている人なんで、
>伝統的な技法を教わった結果、材料費が高くついてます。
イイ勉強なさって、うらやましいですが、やはり、相応のコストかどうかは
考えちゃいますよね(^^;

犬の歯かぁ・・・。愛犬の死後にもらうという手を考えたけど、やっぱ、ちょっとね。う〜ん。
170125:02/03/17 03:20
犬牙と鯛牙     いま一つ漆工芸用工具の中で珍しいものは、
蒔絵で金や銀の粉をまいて、それを磨かなければ為らないときに、場所によっては
とても指など入らないほど小さくてへこんだ場所を磨く時の工具である.
手の入らない隅っこなどの場合がある.そういう時には犬の牙を使う.
それを犬牙と言う.それから鯛の牙を使う.それを鯛牙という。大鯛の牙に適当な
柄をつけたものである.こういう工具も、ほかにはあまり使わないものだと思う。

以上  松田権六著 うるしの話し  P・101から引用 岩波新書

写真で見ると犬の歯、鯛の歯がそりを生かして15cmほどの棒の先に差し込んで
固着されています.
大鯛の頭なら、魚屋でもらえますよ。
17127:02/03/18 13:59
>大鯛の頭なら、魚屋でもらえますよ。
むむ、と言う事は、やはり自前で用意しているんですか?
画材・材料スレとか誰か作ってくれないかな?
まだまだ他分野で隠れた珍品ありそう(^^)。
漆芸って、ある意味珍品ぞろいですよね。刷毛は人毛だし?
172159:02/03/18 23:21
>171
そうですね。犬の牙と鯛の牙は自分で手に入れて作るしかないと思います。
柄をつけるのは簡単ですよ。漆でとめればいいだけですから。
漆で使う面相筆には鼠のヒゲで作ったものがありますが、最近はなかなか手
に入らなくなってしまいました。
漆芸に関しては現代でも正倉院の時代と製作方法があまりかわっていないの
で現在では珍品と思われる道具が多いですね。
単に昔は身近に手に入る材料で作っていただけなんでしょうが。
173130:02/03/19 10:06
159さん、レスありがとう。
瀬〆の件ですが、理工学社の『漆芸の伝統技法』(佐々木 英著)を
読み直してみたら、「東京では」中国産を瀬〆漆と言っていると
書いてありました。
ふむふむ。接着用や箱の角を丈夫にする下地用だってことは
中塗り以前の工程では使えるってことですよね。
瀬〆は手元にあるんで、今度新たに割れたものがあったらやってみます。
生正味と炭が残り少なくなってきました。金かかるなぁ。
174わたしはダリ?名無しさん?:02/03/19 10:43
>27
>低温設定ながらファンフィーターの真ん中に背中を向けて作業
これってちょっと危険ではないですか?
膠だと、熱風に長時間あてると接着力が無くなってしまいます。
風をあててる時間にもよると思いますが、漆の接着力は大丈夫でしょうか?
膠じゃなく漆だから大丈夫かもしれませんが?
175わたしはダリ?名無しさん?:02/03/19 11:53
犬の歯ではなく、金箔張る時に使う瑪瑙棒なんかで代用できないでしょうか?
イタリアに行った時、いろいろな大きさの瑪瑙棒が売ってたよ。
17627:02/03/19 13:01
>174
うっ、それ言われると・・・なんですが、
ほんと、作業中に自分の背中が温かくなる程度に設定してあったから、
温風は漆にはあたってません。仕上がった後はすぐに室(@風呂場)に持っていったし。
漆に対する先入観だと20度程度の室温で湿度の高いところで作業だったけれど、
それよりは気温高めで湿度も低いところで作業したけど、大丈夫だったのは
中国産漆だったお陰か?という程度のネタです。
人にこの作業環境をすすめているわけじゃありませんです(^^;。
森の中の古い家なので、結構湿度が高いのかもしれませんし。
177わたしはダリ?名無しさん?:02/03/20 01:53
そうか。ボンドじゃ、やっぱりダメなんだ。
この間お茶飲んでる時に再びまっぷたつになった、、、。お茶は当然こぼれました。

本当に勉強になりました。
178130:02/03/20 09:51
>>175
瑪瑙棒は代用というより、十分に磨けますよ。
でも、日本ではあまり種類が無いんですよね。
金継ぎだけならまったく問題ないんですけどね。
179めちゃめちゃまとちがいかもだけどさんかさせて:02/03/20 16:48
僕は今まで、修復はあまり賛成できませんでした。
だけど最近は、むかーしの時代の教会とかにかけてあった宗教画に関してならば、
修復は当然の理屈なんだろうと思いました。
礼拝用の作品なんかは、それを本尊としているわけだから、
常に完璧で、欠損があったりなどという風に、曖昧ではいけない。そこに表す存在は、
神だったり神聖な存在なのであるから。だから、いつもベストな状態でなければならない。

余談;ある本で読んだのですが、例えば仏画なんかにおいては、表現の曖昧さは
信仰の欠落をまねく、のだそうです。しんじらんねぇ。


180わたしはダリ?名無しさん? :02/03/20 17:12
>179
あれ?

仏画なんかにおいては、表現の明確さは信仰の欠落をまねく

じゃなくて?
181わたしはダリ?名無しさん?:02/03/20 17:55
いやー?俺が読んだ本にはその逆だってかいてあった。
ひょうげんっつーか輪郭線かなぁ…。
うんそうだ。ごめん輪郭線の曖昧さが信仰の欠落をまねくんだ。
180さんがいうのってさ、現実的な表現のことを言ってるの?
だったらその通りだった。アハハごめんね。
182わたしはダリ?名無しさん?:02/03/21 10:45
日経新聞の18日から20日までの夕刊で
「文化財を科学する」3回連載ありましたね。
装こうのこと、漆のこと、油絵のこと等等。
現在の状況が紹介されてました。
183ふにふに:02/03/21 12:02
面白そう!
182さん情報ありがとう。早速読んでみたいです。
184わたしはダリ?名無しさん?:02/03/26 00:44
>181
>輪郭線の曖昧さが信仰の欠落をまねく
へえ〜、そう言うまとめ方はしらなんだ。
自国の文化のほうが異次元かしつつある今日この頃・・・やばいなん。
185130:02/04/03 08:58
182さん。友人にコピーしてもらって、全部読みました。サンクス。
19回の連載だったんだね。
油絵って剥落止めに合成樹脂を使うんだ。知らなかった。
油だからかな。水彩画だとどうなるんだろう。
インタビュー部分を見ていると、言ってることとやってることが
激しく違う人もいて、やになってくるね。新聞で発言したんだから、
自分の言葉に責任を持ってもらいたいものだ。
186わたしはダリ?名無しさん?:02/04/07 15:25
傷んだ作品を修復するってどんな気持ち?
俺は人の絵に手をいれるのって恐い気がする。
187わたしはダリ?名無しさん?:02/04/12 05:20
現在の文化財修理は現状維持が基本です。
作品に手を入れるのは、現存の作家が自分の
作品に加筆、修正、修理するぐらいじゃないでしょうか。
そうでなければ伝世品として残ってないと思います。
188186:02/04/12 10:08
>187
言いたい事は分かりますが、既にその行為(作品に手を入れられる)自体、
画家にとっては現状維持とは思えないのです。
189わたしはダリ?名無しさん?:02/04/12 13:11
若いときの作品の修理中にやってきて、気にくわないところを
加筆しちゃった画家がいたそうだ。
あまりにも大先生だったので誰も止められず、大騒ぎ。
今は昔のお話し。
190わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 00:38
>189
わはははは・・・・
わりとありがち? (汗
191>190:02/04/13 00:40
10日もたってつまらねぇ突っ込みかよ!
192わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 00:49
ほんとうに誰も書き込まないんだな。
驚き。ば〜か。誰か出て来い。ば〜か!!
193190:02/04/13 03:17
>191-192
わりい、まじで忙しいんだよ(多分他の人も)。
今も書類作成中の息抜きに来ただけだし(´Д`)アウー
19470:02/04/16 00:12
フクチャン

とっても返事が遅れてしまいました。(^_^;)
>その後、作品の具合はどうでしょうか?

絵を額からはずして裏から光を当てようとしたのですが、残念ながらトンボ(でしたっけ?)
ではなく、紙で目張りがしてあって、ちょっと剥がす勇気がありませんでした。
絵をよく見ると、大きく亀裂が入っていて、そこには似たような色(つまり違う色)で
絵の具が塗ってありました。こういうのは、修復とは言わないですよねえ。
まあ、すぐに剥離したりはしなそうです。
ただ、一カ所ぶつけたらしく、絵の具がこすれた痕があり、少しへこんでいました。

いずれにしても、修復を頼んだりすると軽く購入価格を超えそうですから、そおっと
飾ることにします。

版画の方は、まだ相談に行っていません。
できるだけ早いうちに相談しようと思っています。
195130:02/04/16 17:39
>>188
>言いたい事は分かりますが、既にその行為(作品に手を入れられる)自体、
画家にとっては現状維持とは思えないのです。

ここでいう修理とは、「保存修理」のことですよね。
ここで手を入れないと、このあと破損が進み、取り返しのつかないことにも
なりかねません。そうなったとき、文化的な損失は大きなものになります。
ある意味、必要悪ともいえるかもしれませんが(言い過ぎかな)、
絵画が鑑賞のためにあるのなら、最低限、現状を維持する努力は
しなければならないと思うんです。
もし、それがいやなら、公開等をせずに完璧な管理ができる倉庫の
奥深くに置いておくしかないのでは?
高松塚古墳の壁画がいい例ですよね。
画家も、自分の作品をより長く伝えてもらったほうがいいと
思うのではないかな。それとも、崩壊していくのを眺めていたいのかな。
196わたしはダリ?名無しさん?:02/04/16 22:20
壊れ行くものを無理に引き止めるのはどうなんでしょうかね?
でも600年前の絵画が現代に残ってるって不思議だなあ〜。
197わたしはダリ?名無しさん?:02/04/20 08:04
滅びの美学か〜
なんかかっこいいね。
廃墟とか鉄道の廃線跡とか・・
198わたしはダリ?名無しさん? :02/04/20 12:57
>197
そう言うのにも「美があるじゃん」と作った作品なら、
修復は難し〜でしょうね。(実際、嫌いじゃない)

しかし、現代の芸術家は、
日本もヨーロッパも古い時代の作品は、理念こそ違え、
「後世に残す」のが大前提で、修復とか表具の工程はある程度
予想に入れていることに気付いてホスイよーな。
199わたしはダリ?名無しさん?:02/04/20 13:57
絵画が崩れていく様を見ていたいとは思わんなー。
200フクチャン:02/04/21 18:27
ご無沙汰しておりました。皆様お元気ですか?
130さん遅くなりましたが、レスありがとうございました。
201わたしはダリ?名無しさん?:02/05/06 00:20
誰も書かないねえ
202ななしちゃん:02/05/21 11:11
アゲ( ゚д゚)マス。
203わたしはダリ?名無しさん?:02/05/26 10:57
ageとこう。
204わたしはダリ?名無しさん?:02/07/13 07:27
昨日の日本テレビの「おもいっきりテレビ」の
今日は何の日のコーナーで国宝修理の権威
岡行蔵氏が亡くなった日として氏の生涯が簡単に紹介
されました。見た人いますか?
205わたしはダリ?名無しさん?:02/07/15 10:29
先代の岩太郎氏のことかな。
だったらちょっと見たかったな。
206わたしはダリ?名無しさん?:02/07/17 06:41
先代さんです。
207ななしちゃん:02/07/23 23:10
ヴェネツィアのとある教会は内部の木(説教台とか)がworm(なんの虫だかは分かりませんでした)に食われてしまったらしく、
修復中でしたが、素晴らしく薬臭かった。
まだ未修復の個所を覗きましたが、虫食いのトンネルができていた。
木製品の修復も難しそうですね。
208わたしはダリ?名無しさん?:02/07/24 00:25
タルロという木喰い虫の仕業です。だいたい窒素室に入れて一気に虫を殺して
パラロイドで補強というのが一般的でそうです。
209ななしちゃん:02/07/24 14:15
>208
なるほど、そうですか。
聖職者がずらっと並んで座るコの字型の座席とかありますよね、(名称を知らなくて失礼)
それもやられていました。
移動させて窒素室、なんて無理なのかな。大きすぎて。

ところで木彫の大仏の修復って、なんで秘密めいてるんですか。
海外って修復方法や過程の報告とか、一般にも分かるような説明でしてくれてると思うのですが。
210わたしはダリ?名無しさん?:02/10/14 08:54
知らないことが多すぎて・・・ageてさらに勉強なり〜。。。もっと続けて!!
211名無しさん:02/12/11 20:24
絵の具がバリバリに剥げた油絵の修復方法を教えてください!
212わたしはダリ?名無しさん?:02/12/12 08:56
>>211  がんがれ〜
213わたしはダリ?名無しさん?:02/12/12 19:29
最近出たアレッサンドロ・コンティ「修復の鑑」おもしろいよ。
長大だし8000円するけど・・・
214わたしはダリ?名無しさん?:02/12/17 19:34
>>212
何をがんがればいいのでしょうか・・・?
215>211:02/12/18 03:13
@ワックスとか
A膠とか
B合成樹脂とか
かな。
ちゃんと絵面と絵具を見て、どんな具合にしたいのか考えて、相性の好いものでチミチミとどうぞ。
216わたしはダリ?名無しさん?:02/12/19 14:00
>>215
アドバイスありがとうございます!
217わたしはダリ?名無しさん?:02/12/21 16:05
>>211
念のため、シロウトさんじゃないですよね?
地塗との相性のこととかもあるし、
判断誤るとぐちゃぐちゃになったり、余計バリバリになりますので…
218わたしはダリ?名無しさん?:02/12/22 02:33
フェルメールの顔の表面のヒビ割れ 気になりません?
せっかくの美少女が近くで見るとおばあさんみたいで、、
昨晩「美の巨匠たち」を見てて気になりました。
ヒビ割れは修復できないのですか?
私は素人でわからないので教えてください。
219わたしはダリ?名無しさん?:02/12/25 02:23
>218
ひび割れもそれなりに良し!
220わたしはダリ?名無しさん?:02/12/30 23:54
ここで言う「修復」っていうのはConservationのことなのかな。それともRestorationのこと?
221あぼーん:あぼーん
あぼーん
222山崎渉:03/01/08 22:47
(^^)
223山崎渉:03/01/18 11:11
(^^)
224わたしはダリ?名無しさん?:03/01/20 20:48
ビデオで冷静と情熱のあいだ′ゥました、、
主人公(竹野内豊)は、イタリア、フレンツェの工房で
絵画の修復を学ぶ青年、

才能を認められ、一枚の絵を任されるが、
昔の恋人と再会してるあいだに事件が起こり、、

映画、あまり評判よくなかったみたいね。
でも私、描写もこまやかで、わりとよかったと思う。
ヒロイン(ケリー・チャン)が、野外コンサートで
思い出の曲がかかる寸前の、窺がうような硬い表情とか、、

ただ、日本人が映画撮るとラブシーンがなぜあんなに野暮ったいの?
なんとなくすれ違い、スマソ
225わたしはダリ?名無しさん?:03/01/21 15:46
>218 ひびも価値の内かもしれません。一昨年でしたか、10何年ぶりに
プラドで「ボッシュ 快楽の園」を見て仰天。余りにツルツルしてしま
い、貫禄も何もあった物じゃない。今出来の絵のようでした。前週に
リスボンの「聖ヒエロニムスの誘惑」を見た後だっただけに、尚更で
した。私は恐ろしくて....システィーナ礼拝堂を未だに再訪してません。
226わたしはダリ?名無しさん?:03/01/21 17:26
イタリアの国立?修復学校に外国人枠が
あるって読んだことあるけどどうなんでしょう。
日本人学生もいたらしい。
就職が大変そうな感じでしたが>なんとなく。
227こぶくろ:03/01/22 03:13
修復の勉強って学校に行かないといけないですか?勉強の仕方ってのはほかにどんな方法があるのですか?
228130:03/01/25 10:30
いやはや、ご無沙汰してます。130です。
本当にレスの付かないところですね。

こぶくろさん。ここのホームページの掲示板を見ると、
同じような質問に答えてくれている所があります。
ちょっとのぞいてみてはいかが?
http://www.jcpnpo.org/

また、たまには顔を出します。
229わたしはダリ?名無しさん?:03/03/12 21:00
101さんへ
ランビエンテでやってくれるんじゃないかなぁ。このあいだこの学校で、絵画修復科がT財団の油彩画を修復した記録をみたけどかなり専門的で素晴らしい報告書だったよ。
紙を修復する科は、どんなことをやってるか見なかったけど、講師陣に私も知っている有名な人もいるので、ボロボロになってかえってくることは、ないんじゃーないの。
230山崎渉:03/03/13 13:28
(^^)
231山崎渉:03/04/17 09:34
(^^)
232山崎渉:03/04/20 03:58
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
233わたしはダリ?名無しさん?:03/05/14 18:38
大学ならどこに行ったらいいでしょうか…。
>>233
東京藝大
235わたしはダリ?名無しさん?:03/05/15 14:21
メトロポリタン美術館の修復師のはなしを読んだけど
やっぱりすごい才能だと思ったよ。
・子供の頃からレンブラントのスケッチを模写していた
・大学では美術史専攻
・修復家になろうと思い、そのためには完璧な雁作を作らなければいけない
・デルフトの画家に似せた作品をプレゼンして世界最高位のドイツの修復工房に採用される
・メトロポリタンで採用され、鑑識眼も採用されてベラスケスの作品購入の
チームに加わり最高の金額で競り落として見事に修復させたらしい。

まあこの人は才能があったのだとおもう。
236動画直リン:03/05/15 14:26
237わたしはダリ?名無しさん?:03/05/15 17:20
>>235
そんな修復家は、稀少だわい。
修復にそれほどの才能はいらない。
>>235
脚色がかなり多いよ、その話は
その分を割り引いて考えなきゃねぇ
239おっ!!こんな人が長者番付に・・・:03/05/16 13:13
240山崎渉:03/05/21 21:44
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
241山崎渉:03/05/21 23:29
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
242山崎渉:03/05/28 14:19
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
243わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 01:55
修復家は、一流の人間がやる仕事じゃない。
絵を書くのもダメ、研究もダメな人間が最後に辿り着く仕事。
244わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 01:56
ごめん。書き直す。

修復は、一流の人間がやる仕事じゃない。
絵を描くのもダメ、研究するのもダメな人間が最後に辿り着く仕事。
>243業界関係者の方ですか?
246わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 10:53
絵がうまければうまいほど、修復にはむかない。
そういう人間が携わったものほど、ひどいものになる。
自分の線で描いちゃうからね。

絵や美術の研究だけで、その作品の成立した時代背景等を知らない人間ほど、
修復にむかない。
そういう人間が携わったものほど、時代性を無視したものに仕上がる。
247わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 11:01
>>246
やはり修復家はダメ人間がなる、というわけだね。
248わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 17:15
修復家に憧れてます。なりたかった。どうやってなったの?
249わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 20:00
>>248
憧れてなるもんじゃない。

いろいろやってダメだったら、なりなさい。
250わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 22:52
>>249
どうやってなったらよいのでしょうか?
教えてください。
251わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 23:10
>>250
だから、とりあえず絵を描いてみて才能のないことを発見し、
美術史を勉強してみて、頭の悪いことを自覚しなさい。
そうすればなれる。
252わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 23:14
>>251
充分に頭は悪く。才能はまったくなく。容姿も悪く。性格も悪いのです。
修復士の素質はあるのでは・・・・。
どこかに弟子入りするのですか?
>>250>>252
過去ログぐらい読めよ
254わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 23:35
>>252
そう。
あなたは修復屋になれる素質は十分にある。
あとは、253の言うとおり過去ログを読みなさい。

>充分に頭は悪く。才能はまったくなく。容姿も悪く。性格も悪いのです。

こういう修復屋って多いよね。
255わたしはダリ?名無しさん?:03/06/09 23:46
>>253>>254
*ありがとう*
256わたしはダリ?名無しさん?:03/06/10 00:10
>>255
その素直さでは、修復屋は無理か?
257わたしはダリ?名無しさん?:03/06/10 09:23
逆にいうと、絵を描くのがダメな人間が研究者になり、
研究するのがダメな人間が画家になるともいえる。

でもね、一流の修復家は、やはり一流なんだよ。
三流以下のくせに一流だと思っているキュレーターや画家より、遥かにまし。
ちょっと博物館や研究所を見てごらん。そんなのばっかりだから。
国民の財産である「文化財」を、預っているだけという意識が欠如しているし。
国公立の場合だと、何より自分が「公僕」だと言うことに、
気づいてもいない輩が多いし。

まぁ、三流の修復家が多いのも事実なんだがね。
258わたしはダリ?名無しさん?:03/06/10 12:43
>>257
まあ日本には「一流の修復家」などいない。
259777:03/06/10 13:10
260わたしはダリ?名無しさん?:03/06/10 13:20
>>257

>逆にいうと、絵を描くのがダメな人間が研究者になり、
>研究するのがダメな人間が画家になるともいえる。

逆には言っていないが(w
要するに、両方ともダメな奴が修復屋になるということだから。
261わたしはダリ?名無しさん?:03/06/10 17:38
いや、両方ともダメなら、よけいに修復家にはなれないよ。
どちらも中途半端なヤツは、全く使い物にならない。
いずれにせよ、10年やってやっと半人前の世界だから、
半端な覚悟では続かないしね。
262わたしはダリ?名無しさん?:03/06/10 18:03
>>261

お前、修復屋か?
263261:03/06/11 16:40
俺は修復屋ではないよ。普通よりは少し知っているだけさ。
修復家っていうのは、ある部分職人なんだよ。
だから絵が描けるとか、研究をするとかと一緒に論じるものでは
ないのではないかな。
その中で、技も磨くし研究もする。
修復という範囲では、そこらの研究者より、よっぽどモノを知っているよ。
何かあったときには、取り返しの付かないことになりかねないからね。
保存修復学会で、どのようなことが研究されているか、知ってる?
単なる煽りかもしれないけど、真摯に取り組んでいる修復家に
失礼だとは思わないか?

まぁ、しょうもない修復屋もいるのは事実だけれどさ。
そういう連中と、いっしょくたにして考えないでくれや。
264名無しさん@3周年:03/06/11 20:17
>>263
揚げ足取るようで申し訳ないが、
学会で研究はしないぞ、普通。
265  :03/06/11 20:18
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その2●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/988/988402795.html

11 名前: マスコミは 投稿日: 2001/04/29(日) 01:25
一般人の盗聴もやってるんだよ。ほんとだよ。現行法では、「盗聴していない
ことを証明できる証拠をだせ」とはつっこめない。結局、疑惑の内容と本人で
しか知り得ない内容の比較話をして、つっこむしか手段がない。比較の結果に
著しい一致点があると、マスコミ産業は認めざるを得ないようだね(経験則)。
一般人であっても「進歩的な変人」は、盗聴される。というわけで、今年から
NHKの受信料の支払いを生涯拒否することにしました。盗聴していた地元紙を
とるのも、販売店に盗聴の話をして、断りました。オレがこだわったのは、
盗聴で得たオレの個人情報を「小馬鹿にする」行為よ。電話盗聴したオレの人生観
を使うのは黙認するが、それを180度裏返したら、怒るに決まってるぜ。これは、
人の道に反する。フジ・テレビの社員の皆さん、お元気で。このスレからは撤退します。

12 名前: マスコミは 投稿日: 2001/04/29(日) 02:36
一般人の盗聴もやっているよ。マジで。まあ、対外マスコミの上の人間のご機嫌を損ねた一般人もやられるようだね
むやみやたらにいわゆる「ファンサイト」で芸能人にメール送っている人はやばいかも既に。おふざけでならなおさら。
ふざけてなくてもいろいろ理由を付けられてネタにされたらマジ最悪。できるだけ見る・閲覧するだけにしよう
266名無しさん@3周年:03/06/11 20:30
>>263

>だから絵が描けるとか、研究をするとかと一緒に論じるものでは
ないのではないかな。

そんなことはわかっているのだが、
今の修復家の中心的世代には、
もと画家志望、もと美術史研究者志望の奴が少なくないのも
事実。

だからどこか2流感、3流感があるのだ。

最近は、最初から修復家をめざす若い人が増えていると聞く。
そんな彼らに期待するとしよう。

しかし、そういう彼らが一人前になって活躍し始めたとき、
愕然とするだろうな・
自分たちの先輩たちって、一体何だったんだろう、と。

上記はあくまでも日本の話。

ヨーロッパには一流の修復家がいる。
267わたしはダリ?名無しさん?:03/06/11 23:37
なんにしても、”美術修復”って技術は必要不可欠だと思う。
むしろ、レオナルドの”最後の晩餐”の修復作業なんて、歴代の修復家の仕事を
否定しに懸かった暴挙だと思う。その結果はご周知のとおりでしょ。

美術品の維持管理って、ものすごくエネルギーの要ること。
それこそ、宗教がらみでないと、維持管理なんてできないんじゃないかなあ。
修復家の仕事は、どんな仕事であれ、美術品の維持管理そのものだと思う.
268名無しさん@3周年:03/06/11 23:52
>>267
もちろん保存修復は必要なのだが、特に日本において、
その職責を果たせる人間がこの職についているかは、
大きな疑問。

何しろ、修復に対する批評がない。
批評がなければ、成長がない。
それが今の日本の保存修復界。
269わたしはダリ?名無しさん?:03/06/11 23:57
先日の美術史学会の全国大会で、「絵画と修復」という
シンポジウムがあったね。
270名無しさん@3周年:03/06/12 00:00
>>269
それがどういう内容のシンポジウムかは知らないが、
美術史学者、学芸員が修復に対する批評ができるように
なることが大切。
そうすれば修復家が実力で選別される時代がやってきて、
修復というものがちゃんと評価の対象となるといえる。
271わたしはダリ?名無しさん?:03/06/12 08:58
日本画はともかく洋画に関しては、文化庁自体がほとんど
指針と言うべきものを出していないからね。全てはこれからと言うことかな。
日本画は装こう師連盟がある程度の基準を作っているし、
文化庁の方も自分の専門に関して「だけは」熱心だしね。

>>264
学会誌の最新号に載っている論文は以下の通り(本の一部)。
油画作品のメディウム判定に用いられる染色法の分光学的検討
製造条件による古糊の物性の差異について
赤色天然染料のHPLCによるキャラクタリゼーション 等々。
しっかりとした研究がなされています。
272わたしはダリ?名無しさん?:03/06/12 19:12
>>271
そうそう。
研究しているのは学会じゃなくて、
学会誌に寄稿したりしている人たち。
273わたしはダリ?名無しさん?:03/06/12 19:15
>>271
題名だけ挙げられても、しっかりした研究なのかどうか
わかるわけないじゃん(w
どんな分野でも論文にはみんないかにもな題名をつけるわけだし。
274v:03/06/12 19:23
★おすすめ★オススメ★
http://endou.kir.jp/betu/linkvp2/linkvp.html
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・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
http://yahooo.s2.x-beat.com/linkv/linkv.html
★おすすめ★オススメ★
275わたしはダリ?名無しさん?:03/06/13 01:08
前に芸大でやってた修復の報告展示みたいな展覧会みたら感心したよ。
レポートとか見たことなかったけど、しっかり方針から経過報告、
完了時状態みたいなのがまとめられていて、大変そうだった。

根気がないと駄目なのはとりあえづわかった
276わたしはダリ?名無しさん?:03/06/13 02:09
あなたが探してるのってこれだよね?この中にあったよ♪
http://endou.kir.jp/betu/linkvp/linkvp.html
277わたしはダリ?名無しさん?:03/06/13 09:02
>>270
>美術史学者、学芸員が修復に対する批評ができるようになることが大切。

本当にそうだよね。実際、修復学会に顔を出す学芸員は皆無に近い。
主任クラスで来られる方は、一人ぐらいだし。

>>273
いい加減、粘着をやめたらどうだ?
俺は内容も読んでいるんだよ。
まぁ、お前さんには分からん研究だと思うがな(w
278わたしはダリ?名無しさん?:03/06/13 11:39
>>277
270=273だ。

で、たとえば、俺が現在ヨーロッパで活動し、
日本の低レベルの修復家を嘲笑している
修復家だ、などと考えてみたりせぬか?
279261:03/06/13 18:17
う〜ん、ずっと読んでいてさ、俺の意見とかみ合ってないなと思ったら、
みなさん、洋画の修復家について語っているのね。
俺は絵画修復というと、装こうの方を考えてしまうから、
職人云々というくだりも、意味のずれたまま話しが進んだような気がする。
自分のうかつさに反省。

で、装こうの方はどうかといえば、>268の
>何しろ、修復に対する批評がない。
という点では全く同じ。かなりきな臭いです。
とは言っても三流ばかりということはない(と思う)。
彼らは元々「表具屋」だから、職人としてのスタンスを崩さない人が多い。
若手も研究熱心だし、これで内部のゴタゴタがなければなと思う。
280わたしはダリ?名無しさん?:03/06/15 09:19
「活躍」ではなくて「活動」している278さん。
もしそれが本当なら、嘲笑しているだけで何もしない貴方は、
修復屋としての力は分からぬが、人間としては3流以下と言わざるを得ない。
嘲笑するだけならアホでも出来る。
少しでも努力している人の、足元にも及ばない。
281名無しさん@3周年:03/06/15 13:11
>>280

>「活躍」ではなくて「活動」している278さん。

だってさ。自分で「活躍」と書くほどのバカではない。

>修復屋としての力は分からぬが、人間としては3流以下と言わざるを得ない。

結局、ヨーロッパでも修復は三流以下の人間の仕事よ。
日本だと五流以下くらいか。
282わたしはダリ?名無しさん?:03/06/16 13:00
保存修復は、まあ必要悪かな。

できればあんなものする必要がなければしないに越したことはない。

そんなこんなで保存修復は男子一生の仕事ではない、
と思う今日この頃である。

ま、ぼくちんは男子一生の仕事なんてどうでもいいと思ってるけどね。
うん、そう思ってる。
思ってるってば!
思ってるんだよ、うるせえな!!
283わたしはダリ?名無しさん?:03/06/23 08:51
>結局、ヨーロッパでも修復は三流以下の人間の仕事よ。
日本だと五流以下くらいか。

な〜んだ。「目糞鼻糞を笑う」って事だったのね。
まぁ、せいぜい息巻いてろや「鼻クソ」さん。

>>282
泣くなよ。がんばってくれよ。
284わたしはダリ?名無しさん?:03/07/04 23:41
山下新太郎なんか画家としても修復家としても両方有名だったね。
285わたしはダリ?名無しさん?:03/07/04 23:47

罪と罰のゲーム、皆さんもやりませんか?
http://gekiya77.jp/cgi/
以下から、新規登録出来ますので。
http://gekiya77.jp/cgi/ore_reg.cgi

<注>私は管理人ではなく、ただの利用者です。
286山崎 渉:03/07/12 12:18

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
287山崎 渉:03/07/15 12:57

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
290わたしはダリ?名無しさん?:03/07/31 04:27
>1
絵画修復をどの様に考えているか
傷の付いた画面を元の状態に近づけあわよくばそれ以上素晴らしい物に仕上げる
作業の事ではないでしょうか? 仕上がった状態は素晴らしく美しいと思われます。
手間をかけ仕上がった作品はまた保存するに相応しい対象になる事と思います。
291わたしはダリ?名無しさん?:03/07/31 04:40
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ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
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293わたしはダリ?名無しさん?:03/08/02 03:20
ずっと上のスレで画家になれないやつがなる、とか、
絵がうますぎるやつはなれない、とか
言いたい放題言いやがって。

画家になれないのは絵が下手とかではなく、
とっぴな作風が評価されるこの世の中になじめなかったり、
経済的に画家なんかでくって行けなかったりいろんな理由がある。
美校あがりの修復屋にはかなりすごいの居るぞ。

絵がうますぎるやつが向いてないんじゃなくて、
そう言う奴は 自分で絵がうまいと思ってるから危ない。
自分の気に入る絵になおしてしまうから。


日本にろくな修復屋が居ない、というのは
日本にはヨーロッパのような油彩画の歴史が無い(絵肌の状態のバリエーションに疎い?)から
当然とも言える。

関係無いが>276踏んでしまった…すげえむかつく
294_:03/08/02 03:31
修復師<<<画家(画家の落ちこぼれが修復師)
って図式がちらほらするんだが
「保存修復」は独立した分野であるべきで
結びつけてはいけないと思う
296 ◆xpXn1uk7qk :03/08/13 18:49
絵画修復師になるのって難しいですよね。。海外、ヨーロッパなら尚更。
自分は医歯薬系に進学予定で、油絵もまだ心得てません。修復師なんて夢は見てません。
こんな自分ですが、オルセィ美術館をこの目でこの体で見てから、世界の美術館、博物館に魅力を感じてやみません。
いつかヨーロッパに住みたい。いつかモンマルトルの丘で絵を売りたい。そうまでできなくても医歯薬系の仕事で向こうに行けるのでもいい。
そして将来すこしだけでも、絵画に触れていたいのです。
こんな私に何か、アドヴァイス下さいませんか?スレ違いですみません。マジレスお願いします。
297山崎 渉:03/08/15 18:05
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
298わたしはダリ?名無しさん?:03/08/19 20:40
>>296
ごめんなさい、あなたが一体何をしたいのかわかりかねます・・・。
>>296
美術館の掃除でもしてろ馬鹿
300わたしはダリ?名無しさん?:03/08/25 21:54
言葉悪いね
301わたしはダリ?名無しさん?:03/09/10 16:25
東博で修復展やってるぞ
302●のテストカキコ中:03/09/10 16:34
http://ula2ch.muvc.net/ (このカキコは削除しても良いです)
303わたしはダリ?名無しさん?:03/10/22 00:57
(・∀・)
304わたしはダリ?名無しさん?:03/10/31 08:46
こんなのがあった。

ヨーロッパ古典派絵画と第2回修復展
・会 期:平成15年11月25日(火)〜12月1日(月)
・時 間:10:00〜21:00(初日は14:00から、最終日は17:00まで)
・会 場:みなとみらい21 赤レンガ倉庫1号館2階Cスペース
305あぼーん:あぼーん
あぼーん
306あぼーん:あぼーん
あぼーん
307わたしはダリ?名無しさん?:03/11/11 16:04
今夜のプロジェクトXあげ。
308わたしはダリ?名無しさん?:03/11/11 21:35
こりゃまた・・・・NHK見ろよ、おまいら。
309名無し:03/11/13 17:27
だれも感想書かないのか?
相変わらず編集がうまいな〜
311名無しさん:03/11/15 09:48
これ 再放送あるの?
312わたしはダリ?名無しさん?:03/11/15 23:46
大げさすぎるよw
313わたしはダリ?名無しさん?:03/12/12 02:34
なんだかここ、滞ってるんですね。
せっかく面白そうなのに・・・・・。
プロジェクトXいまさらビデオで見た
METの日本美術収蔵品の修復の話をもっと詳しく知りたくなった
ただ暖かいうどんだのたたりだの
よけいな感情が少しおおげさに入ってイライラした
315わたしはダリ?名無しさん?:04/01/15 20:38
>>314
番組を盛り上げなきゃいけないからねェ・・・
ありのままやってもドラマにならないしねぇ・・・
「たたり」には笑ったけどw
316わたしはダリ?名無しさん?:04/01/15 23:56
警備員は学芸員に行動をチェックされている。
渋谷のユーロスペースで
パリ・ルーブル美術館の秘密という映画をやってます
裏方で働く人達→学芸員、修復師、搬入要員、電話受けetc
仕事をもくもくとこなす様をドキュメンタリーのように追っていました
なかなか面白かったです。すげー混んでました。
318わたしはダリ?名無しさん?:04/02/26 01:01
久々に来たけど、相変わらず閑古鳥だ。

絵画修復やってる人って
創造・美大・芸大系 VS 東大・早稲田・美術史系大学って感じだね
美術系は、作業はピカ一で頭はイマイチ
美術史系は、修復計画はバッチリで作業はガッカリ

もし作品を頼むとしたら、皆さんはどちらに頼む?
実技はよいがおつむのヨワイ修復家と
絵を描いた事がないが理論は完璧な修復家。
319?F?a`?\?o?d?a`?A´?A¨? ̄?iw:04/02/26 02:37
そーんなのーは、イーヤだ 
320わたしはダリ?名無しさん?:04/02/27 22:07
美術系は「作業はイマイチ、頭もイマイチ」だと思います

「作業がピカイチ、頭はイマイチ」は、たたき上げの人のことですね
321わたしはダリ?名無しさん?:04/03/24 20:24
  _、 _     
(  , _ノ ` )
  _、 _     
(  , _ノ ` )
  _、 _     
(  , _ノ ` )
  _、 _     
(  , _ノ` )
325わたしはダリ?名無しさん?:04/03/25 23:54
もったいないスレだよな。だれか修復家が言ってたな。
絵画は崩壊したがってるように見える、だったかな?
フクちゃん、まだいる?
油彩画の最善の地は何?
板に炭酸カルシュームは反る可能性があるし(両面パネルも)
キャンバスの裏つかって地を作っても割れる可能性あるし、
いまはキャンバスの上にジェッソがいいかと思ってるけど、
修復家の意見を聞いてみたい。ジェッソ塗る前に洗剤で油膜をとってるけど。
描写は古典的。これで飯、食ってる。
326わたしはダリ?名無しさん?:04/03/28 23:38
age
327書跡研究家:04/03/29 00:16
銅板はどう、かな?
328325:04/03/29 08:16
100号の銅版を考えただけで鬱。
329わたしはダリ?名無しさん?:04/04/01 22:20
age
330わたしはダリ?名無しさん?:04/04/01 23:33
>>325
●サカベの油絵の具用ジェッソなら
そんなメンドクサイことしなくてそのまま塗って大丈夫では?
ダメなの?
331yoshiro:04/04/04 14:04
朽ちてゆく美もある。
法隆寺をいま、建設当時の彩色豊かな色に塗り直すことも無かろう。
しかし、柱が折れ、ひん曲がり、倒壊の危険性が出てくれば何らかの手は打たれるだろう。
絵画も同じで、ある程度の経年変化は作品のオリジナリティーとして認識されて良い。
同様に、数世紀前の絵画で風化の始まっているモノや、既に剥離したもの、
このままでは破壊してしまうもの等は、修復しない限りその作品はもはや残れないという
現実がある。これらを修復しないと言う理論は成り立たないと思う。
修復によってオリジナルの良さが失われ、、云々と言われるが、処置をしなければ
もはや現存し得なかったモノも多いはず。

寺や仏像は年月を経るごとに深みや信仰が加味され、崩壊しない限り現状が
オリジナルと言うことが出来ると思う。
絵画の場合も歴史的、宗教的に同様の要素を持ち得るが、仏像類が経年変化に
よる自然な朽ち方が多いのに対し、修復絵画の場合その時代背景によって修復
の度に”色づけ”されたモノも多いのではないか?
それをX線や科学的な成分分析により”後から加えられてモノ”をのぞき、
汚れを取り、作品が作られたころの作風、そしてそのままの風化度などを尊重すると
修復前とはあまりにも違ったイメージのモノも出てくるわけで、、しかしそれも
作品がこの先何世紀もまた人々に感動を与え続けるためのリセットだと思えば
正しいのだと思う。
332ほし:04/04/19 14:23
絵画修復師が殺人事件にまきこまれる映画があったよね。
たしかミシェル・ファイファーか誰かが主演していた。
さがしているのだけどタイトルが見つかりませーん。
崩れるモナリザ 画板にゆがみ

イタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチが描いた
世紀の傑作「モナリザ」が危機的状態に−。パリのルーブル美術館は二十六日、
「モナリザの保存状態が悪くなり、懸念される点が見られるため、二〇〇五年初めからの
保存部屋の修復作業開始に向けた徹底的な科学的調査を行う」と明らかにした。

 同美術館によると、絵画が描かれている画板が以前よりゆがんでいるという。
調査では、画材をより詳しく知るとともに、気温の変化にどの程度耐えられるのかを
探る考えだ。調査期間中も展示は続けられるという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20040427/eve_____kok_____001.shtml
修復師って給料は良いんですか?
335わたしはダリ?名無しさん?:04/05/05 22:20
よくないです
336わたしはダリ?名無しさん?:04/05/05 22:21
そのうえいそがしいです
337わたしはダリ?名無しさん?:04/05/05 22:23
それは技術を持っていない三流だからです。
338わたしはダリ?名無しさん?:04/05/06 00:15
金儲けの技術が一流の修復屋なら給料がよいうえに時間もあります。
>>339
誰?
341わたしはダリ?名無しさん?:04/06/05 21:04
修復の勉強ができる大学ってどこがありますか?
342わたしはダリ?名無しさん?:04/07/09 12:36
大学院
 東京芸術大学
大学
 東北芸術工科大学
 京都造形大学
 吉備国際大学
専門学校
 ランビエンテ修復芸術学院
 東洋美術学校
ってとこですかね。

今日のNHK教育の世界美術館紀行で、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの
修復師のことをやるね。
343わたしはダリ?名無しさん?:04/08/21 20:13
いまJ-waveで盛り美術館のひとがびじゅつかんの仕事を紹介してるよ。
彼の言ってる事スタンダードなの?コンサベイター=修復家っていってるよ
           , -−- 、r−、
          /:::::::::/:::,l、::::::ヽ
         ,'.:.::/::::::/:::::/:ll::::::::::::ヽ
        i:::::/.:.:.:/:::::/:::l ll:::l:::::::::l
         !::::!::::::::l_l」;ル'ノ キLl::::::::|   
         !:::i:!:::l::jlェュ   ェュ l!::::::l  
        ',::トl|!|l! ,ィ7k‐、  |:l:::::!
         ヾニl  ///{'i l { ノィ::;ノ  
          _,ソ'川 l^l、ヾ!'´ノ'´  
         /ヽ|   ト、` l、
     _, -''"   l    ! { .| `y‐、_
   r'´ヽ \\   !   ト、  l l| l ´Tヽ
.   八 、 \ ヽ ヽ j  / l  l l! ! /ノj
  (  ヽ\ ヽ '、.V  l  l.  lノ' ノ /__,イ|
   }   \\ヽ /  l   l.  l  /__j」!
   | ̄ ̄ ̄´´''v'   l |  |l   l/´   : l

0場 死之子

「芸大の院で、修復ずっと勉強してるけど、
要は就職しないだけで、ダラダラと
退職した親のすね、かじってるかんじかな。
(たまに、あそこもかじって、ごめんね☆)
らくちんだよ。いつも人に頼ってればいいから。」
345わたしはダリ?名無しさん? :04/09/22 10:53:11
というわけで、修復家には変なのが多い。
はっきり言って、頭どうかしてんのとちゃう? という奴が多くて、
まわりが迷惑。
>>345
糞スレ立てるなカス
347わたしはダリ?名無しさん?:04/09/23 12:02:01
>>346
いちいちそういうレスを付けるな、チビ。
348わたしはダリ?名無しさん?:04/12/10 00:55:52
ランビエンテ修復芸術学院って、
専門学校と各種学校のどっちになるんだろ?
349わたしはダリ?名無しさん?:05/03/04 10:56:49
安くて早くてよい修復やさんは?
350mini:2005/04/12(火) 02:31:27
はじめまして、miniです。よろしくお願いします。
早速質問なのですが、画布の修復についてです。
日本画では、オリジナルの和紙に修復を施す場合、
オリジナルの方が弱いので、新しい和紙をオリジナルに合わせて紫外線劣化をさせるという話を聞きました。
画布ってどうなんですかねえ。
生地を水に濡らして、引っ張って痛めるって方法も耳にしたのですが、痛み具合に科学的根拠はあるのでしょうか?
知っている方がいらっしゃりましたら、お返事お待ちしています。

351わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/13(水) 09:01:14
和紙の紫外線劣化については、ある所でやってはみたけどどうも効率が悪く、
実務には向かなかったという話は聞いたことがあります。
絹本だったら、放射線劣化させたものを使うことがあります。
ただ、非常に臭い。
出来れば紙も絹も、その時代のものを探して使うのがベストでしょう。
古いものだと無理がありますが。
補紙、補絹とも、適切な処置がされていれば、不具合が生じたときに
取り除けばいいわけですし。
それが出来ないような処置をされていると大変ですね。
352わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 08:41:15
油絵に付いたカビを落とすにはどうしたら良いでしょうか?
アイボリーブラックにカビの白い点々ができてしまいます。
353わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/16(月) 17:52:58
保守

こんなに昔のすれ・・・
354わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/16(月) 19:41:34
この板の昔のスレって、たまに超良スレだったりしておもしろい。
355わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/17(火) 11:00:08
死守
356わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/17(火) 11:00:38
死守 フクチャンもういないみたい。
357わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/17(火) 11:02:18
>>352
>油絵に付いたカビを落とすにはどうしたら良いでしょうか?
>アイボリーブラックにカビの白い点々ができてしまいます。
このすれに修復家はいない??
358わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/17(火) 23:56:06
私シロートだから何にも分かんないけど、とにかく風通しよくしてればカビって自然に消えない??
ごめんなさいほんとに。
専門家に頼んだ方が‥
359書跡研究者:2005/05/18(水) 00:20:44
品物の貴重度にもよるけど、安いものならアルコールで丁寧に
拭けば良い。間違ってもカビキラーは使わないでね。アイヴォ
リー黒は、骨の燐分ゆえに黴やすいのだそうだ。でも、グリザ
イユ描きの場合は、アイヴォリーブラックを使うように教わっ
たのだが、ランプブラックを使ったほうが、傷みにくくて良い
ように思うのだが・・・。
360わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/18(水) 02:49:10
>>359
出したい色の違いじゃないかねえ。
361わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/18(水) 03:04:28
他の顔料混ぜるじゃだめなんだろうか。
水墨画じゃないんだから。
362わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/22(日) 11:13:03
>>352
とりあえず言える事は、素人が勝手に手を出さないのが大事です。
カビが表からなのか裏からなのか、ワニスの状態はどうなのか、etc。
物の状況によって、対処法も変わります。
エタノールにしろせめて消毒用の濃度が望ましいし。
ヘタにやって、跡が残るのも困りものだし。
363わたしはダリ?名無しさん?:2005/06/11(土) 01:47:39
保守
364わたしはダリ?名無しさん?:2005/06/29(水) 23:33:37
修復の仕事につきたい場合は
芸術学のほうなんでしょうか
365わたしはダリ?名無しさん?:2005/06/30(木) 23:11:41
>364 
作品の周辺情報を知って修復の仕上がりの理想について考えるには良いと思われw
技術やりたいならまったく畑違い。
366わたしはダリ?名無しさん?:2005/07/06(水) 00:49:03
>>365
畑違いじゃねえよ。
芸大院の保存修復専攻の出身で一番多いのはゲイガクですから。
367わたしはダリ?名無しさん?:2005/07/06(水) 02:52:24
あー、実技畑の人はみんな芸術家になりたがるからねえ。
368わたしはダリ?名無しさん?:2005/07/06(水) 23:09:00
まあ修復の仕事もいろいろだから
よしなに
369わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/12(月) 19:34:45
あの知識なくてすいません。芸大大学院って希望者は誰でもはいれるのでしょうか?
370わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/12(月) 19:45:50
>>369
平成18年度 東京芸術大学大学院美術研究科(博士後期課程)学生募集要項(抜粋)
(PDF 399KB)
http://www.geidai.ac.jp/ao/2006/20050810_02.pdf
平成18年度 東京芸術大学大学院美術研究科(修士課程)学生募集要項(抜粋)
(PDF 576KB)
http://www.geidai.ac.jp/ao/2006/20050810_01.pdf
371369:2005/09/13(火) 23:11:03
>370
ありがとうございます。感謝です!
372369:2005/09/15(木) 19:27:16
30過ぎてからこの職業につくのって無理??
絵を描くのは好きだけど、美大でてない。。。
373わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/15(木) 19:31:22
>> 372

先生に師事。
374わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/15(木) 23:26:51
>372
正直かなり就職は厳しいらしいよ。
5年やそこらで一人前になれる職業でもないし。
375369:2005/09/16(金) 01:09:38
お返事ありがとうございます。
そうですね。先生について勉強するのがいいかもしれないですね。
美大をでていないのでコネもないのでどうしようかと思っていたのですが。。。
ライフワークとして長い眼でみて勉強していけたらって思っています。
376わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/16(金) 19:49:13
教育機関をでていても
実際すぐにお金がもらえるという意味での就職が見つかるものでもないようです
見習い実習として受け入れてくれることもおいそれとはいきません。
本人の頑張り具合と運でしょう。
先生につく場合
修復家、修復師と名乗っている自称の人、
または「画家で修復もやります」みたいな人はけっこういますが
皆が皆、実際後生に伝えるという意味でしかるべき保存修復処置をしている
ものでもないです。
それ相応のレベルで活躍している先生だと頼み込んでもなかなか見学も許してくれません。
質問するには答えてくれると思います。
でも30前後で一年発起して美大に入って頑張りぬいて保存修復家になった人もいます。
377376:2005/09/16(金) 19:50:47
×一年発起 ○一念発起
378わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/21(水) 00:48:25
>>369
同級生が修復の仕事してました。
でもそこの社長にいじめられ、身体壊して入院。胃潰瘍。
7年勤めて知識も技術もあったのに結局辞めちゃった。
この世界ちょっと変な人多いみたいですよ。
社長は代々受け継がれているドキュン息子の場合が多い。
安い賃金で働いている横でドキュン息子が高級車を乗り回す。
本当に好きならできると思うが、働く場所によってはかなりキツイ。

NHKの番組とかでよく取り上げているが、実際ヤバイ話しはオブラートに
くるんでいる。どの薬品使ったとか言わない。
外から見てると高尚な仕事に見えるが実際は修理・修復の時にトラブル多発。
スゴイ話しが絵が消えちゃったとか、仏像変形しちゃったとか。
変色なんてよくある話しらしい。
修理でおかしくなった物を修復している場合が多いそうな。
379わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/21(水) 09:35:40
聞きかじりでの発言はやめた方がいいぞ。
7年やって、知識も技術もあるなら、自分でやればいいだけ。
代々受け継がれてと書いてあるから表具関係だろうが、
そっち関係だとそもそも7年くらいでは半人前にもなってないし。
380わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/21(水) 19:56:01
>>378の工房が本当だったら特別なところだと思います。
そもそも工房自体がカツカツでやってると思うので
経営者自体が経済状態において必死なところが殆どだよ。
そのいじめられた人も本当にこの仕事が好きなら立ち直って独立すべき。
381わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/22(木) 00:52:12
ついでに言わせてもらおうかな
修理でおかしくなったものを直すなんて普通だと思う
時代によって「ベストな状態」って違うから…
382わたしはダリ?名無しさん?:2005/09/23(金) 14:40:32
表具:昔の人は、叩き上げられた職人でとにかく上手い
   7年勤めたなら、今の時代なら工房持っても不思議ではない
   ただ、修復となるとまだまだ勉強が必要
383わたしはダリ?名無しさん?:2005/10/23(日) 21:15:43
ヨーロッパ共通修復士の資格はどうやって取るんですか?
日本でまだ1人しか取った人がいないって聞いたんですが・・・
384わたしはダリ?名無しさん?:2005/10/27(木) 23:49:27
誰か答えてあげなよ!俺はそんな資格知らないけど・・・笑
385わたしはダリ?名無しさん?:2005/10/31(月) 01:49:38
>383ヨーロッパ共通修復士はよく知りませんが、国家資格がある国はあるから、
ググッてみたらどうでしょう?
386わたしはダリ?名無しさん?:2006/01/07(土) 00:08:36
age
387わたしはダリ?名無しさん?:2006/03/17(金) 23:56:27
ドイツで有名な修復科のある大学ってどこかありますか?
やっぱりドレスデンですかねぇ。
知ってる人いたら教えてください!
388Renee ◆K48SKv4wnA :2006/03/18(土) 22:58:46
>>387
ドイツの美大一覧と
ttp://homepage2.nifty.com/ippei/ryugaku.html#5
留学の裏技でっすって。
ttp://homepage2.nifty.com/ippei/ryugaku.html#3
389田舎物:2006/05/28(日) 17:00:08
私は修復になりたいのですが、
どのこにどんな大学があるのか
分からないので教えてください。
また偏差値なども教えて下さい。
390わたしはダリ?名無しさん?:2006/05/29(月) 09:10:46
まず、何の修復家になりたいのか明らかにしてください。
東洋絵画、西洋絵画、彫刻等、目的によって大学も違う。
391わたしはダリ?名無しさん?:2006/08/25(金) 14:34:36
ジャンルを決めていなくとも色んな文化財、工芸品などの
修復の勉強ができる大学や工房もあります

>>389
ここで聞かなくとも自力で調べることは可能です
他人に頼むより自分の目で確かめようとは思いませんか?
自分の将来を赤の他人によく任せられますね
392わたしはダリ?名無しさん?:2006/08/25(金) 16:06:35
>1
先人のすぐれた作品への尊敬の念と
傷んだ作品への愛惜と
美を愛する心が
創作ではなく修復への道へと
偶然か神のいたずらか
その人をその道に進ませるとおもいます。
普通のことを書きましたが
つまらぬ作家より
優れた修復家を尊敬するのは言うまでもありません。
でもいままで
ひとりしか会ったことがないので
393わたしはダリ?名無しさん?:2006/08/26(土) 18:36:36
つまらぬ作家てなに?
何を基準でつまらないの?
ちょっと無神経だろ
394わたしはダリ?名無しさん?:2007/04/11(水) 00:09:54
あけましておめでとうございます
専門学校で修復を学ぶのと
大学で学ぶのでは違うのでしょうか
395わたしはダリ?名無しさん?:2007/04/11(水) 04:31:16
一番は留学ちゃうか。(国内にこだわるのでなければ)
パリにいたとき周りにわんさか修復の勉強してるって日本人がいた
詳しい話は聞いてないけど、日本には本格的に修復を学べる機関がないとか言ってた。
芸大の院にも壁画とかいろいろあるけど実戦的な修復家になりたければ
まだ専門学校のほうがいいかもね。そういう学校があるかは知らんけど
396わたしはダリ?名無しさん?:2007/04/11(水) 05:58:58
修復家になっても日本で生活するのは
大変だよ
397わたしはダリ?名無しさん?:2007/04/11(水) 09:32:41
>>395
なるほど、修復学びたいなら生活できるかは別として海外行けとは言われました。
西洋美術史なども学びたいので大学も検討しています
ランビエンテ修復学校というイタリアの修復学校と提携している専門学校が
都内にあるようです

>>396
そうらしいですね
それだけでは食べていけないと聞きます

398わたしはダリ?名無しさん?:2007/04/11(水) 09:33:25
専門学校、大学、留学で修復を勉強しても、就職先がないことは同じ。
芸大の院を修了でも同じこと。
何らかのアピールポイントがないとダメ。
399わたしはダリ?名無しさん?:2007/04/11(水) 17:26:08
海外じゃ需要はあるけど人気職だから競争率が激しくて
なるには超大変

日本では需要も殆んどないし少ないポジションも
埋まってるから不可能に近い

日本画や古文書の修復ならまだ可能性あるかもしれないけど
西洋画はかなり厳しいと思うよ
画廊や美術館に営業しないとね
仕事くれるかはわからないけど
400わたしはダリ?名無しさん?:2007/04/13(金) 09:30:26
いや、逆に東洋書画の修復だと、ほとんど可能性はないよ。
古文書の修復ならまだマシだけど。
401わたしはダリ?名無しさん?:2007/05/18(金) 13:11:36
画家になるより難しいかもね。
402わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/25(火) 03:56:25
修復学校出ても食っていけるのは100人に1人ぐらいだよ。
403わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/25(火) 17:48:21
フィラデルフィア美術館展でマネの「キアサージ号とアラバマ号の海戦」見てきたけど、海の描写があまりに平板。あれって、修復の失敗なんじゃアルマイカ
404わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/25(火) 18:16:09
ミケランジェロは修復してよかった、修復は成功だと考える

ところが、レオナルドの最後の晩餐は修復しなかったほうが
よかったのではないか、というくらい、ぼろぼろの状態。
CGで修復した作品は、すごく見ごたえがあった。

ボッティチェリの春は、修復してよかった。
あれだけ華やかな色彩が、黄色みがかった作品から
よみがえってほんとうによかった。あざやかである
405わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/25(火) 20:22:10
芸大の修復科は就職率どのくらい?
406わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/26(水) 02:14:06
>404 やはり汚れが落ちて色がきれいになったとか、見やすくなったことが優先するのが普通なのかな。
レオナルドなんかボロのようになってるけど、欠けてるところには手を入れないほうがいいという考え方もあってね。
ほんとのところ多くの人はどう思ってるんだろう。汚れて絵がよく見えなくても、古い雰囲気を含めて好きとも思っている、だが、奇麗になった絵も色形がよく見えてとってもありがたい。
407わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/26(水) 09:44:36
美術の窓で、プラド美術館がひどい修復で取り返しの着かない事態が進行中って記事が載って手、昨年のプラド美術館展で注意して見てたら、素人目にもこれはあれだなって絵が結構あった。
特に、地面、床など寝てる面が、微妙なトーンを消してしまったことで突っ立ってしまってるのがけっこうあった。
408わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/26(水) 15:33:27
古いニスを除去するだけでいい。
でも、19世紀のコーパルニスはなかなかやっかいなんだよな〜
409わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/27(木) 00:53:23
洗浄では古ニスは全部取らないようにすることに賛同者が多いみたいだ。
欠けた所はどうなんだろう。
絵の一部が欠けててもいい?欠けていないように見える方がいい?
410わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/29(土) 20:15:54
オリジナルのニスの上にグラッシ掛けている作品があるからねえ。
主にティツイアーノ以降のヴェネツイア派に始まって流行する。
パリ流だと薄皮一枚で古いニスを残すみたいだ。画面はやや黄色味
を帯びてやや古ぼけた感じになる。

欠けたところはニス味を加味して補彩するだろう。
411わたしはダリ?名無しさん?:2007/09/30(日) 01:09:57
>>410
>オリジナルのニスの上にグラッシ掛けている作品があるからねえ

油絵具で描いた上に、油か樹脂の無色のニス引いて、その上にグラッシしてるあるんですか?
不勉強でよく知らないんですが、出典教えてくれると嬉しいです。
412高校生:2007/09/30(日) 20:25:14
稚拙な質問ですが...

修復士というのは絵描きの心得(デッサン等の基礎技術)が無ければ出来ないのでしょうか?

美術大学に進学せずに普通大学で語学を学びながら修復学校に通うつもりですが....

413書跡:2007/10/01(月) 11:04:24
411 出典は日本文のわりと一般向けの本にもあったと思うが。黒江さんの
やつとか。ちなみに、それらの本を参照しているのではなくて、自分の持っ
てるパルマ・ジョーヴァネのカンヴァス画を修理してもらったときに出てき
たのを思い出して言っているわけだが。いったん完成作としてワニス掛けを
して離れて眺めてみたが、いまいち足りないから、描き足してみた、という
感じだろう、と修復の結果分かった。

412 日本には修復士なんていうつぶしの利く資格はないよ。油彩やテンペラ
画の修復の需要なんて殆ど無い。
かろうじて食っていけるのは、仏像、陶磁器、軸物、和本くらい。古典技法
に通じていて上手い、速い、値段もそこそこなら絶対食。

ちなみに、絵画修復には絵心は絶対必要。むしろ邪魔とさえ言う御仁がいる
が、絵が下手糞なやつに描いた作者のkunstwilleなぞ辿れるはずも無く、そ
れを汲んだ修復なぞできるわけが無い。これまで直してもらった経験から
「痒い所に手が届く」修復のマスターは、デッサンの能力だけでなく、アエ
ステティカも相当あるもんだな、と感服させられた経験からの言。

ちなみに、以下のブログは徒手空拳イタリアに渡ってがんばっている例。
http://blogs.yahoo.co.jp/scinii/48788590.html
414わたしはダリ?名無しさん?:2007/10/01(月) 11:28:39
>>412
何の修復をしたいのかによるね。
油絵なら基礎は必要になってくると思うけど、東洋書画だったら逆に必要はない。
加筆をしないのが大前提だからね。その代わり表装の技術は必須になってくる。
もし、欧米に留学して勉強をしたいのなら、
>普通大学で語学を学びながら修復学校に通う
のではなく、美大に通って語学の学校に通った方が、より有効だと思うけどね。
より
415高校生:2007/10/01(月) 16:42:48
>>413
>>414

...とすると、映画『冷静と情熱のあいだ』に登場する修復士《阿形順正》のようなパターンは稀な訳ですね(笑)?
416わたしはダリ?名無しさん?:2007/10/01(月) 17:41:16
業界人であの映画を見たヤツっているのかなぁ。
ファン以外にはいなかったんじゃないかと。
417書跡:2007/10/01(月) 18:18:57
絶対食→絶対食える

江戸時代のコワレ仏像を驚異的スピードで(一週間くらいとか)
、陶磁器をセバタみたくいんちきなナオシでなくて漆下地で金ナ
オシだけでなく、蒔絵できちんと直せる人、いないかねえ?
絶対はやると思うんだが。
仕事あぶれている能登の蒔絵師あたりには良い仕事だと思うのだ
が。

高校生さんよ、東西洋にかかわらず、文化財の修復に関わりたい
なら、芸大か、東北芸工大に行くのが正攻法。語学はこちらで基
本の基本を押さえて、向こうで覚えればよい。基本文法を押さえ
た程度でも、ある程度自信がついたと「勘違いした」程度でも、
どのみち向こうに行ったら半年くらいは使い物にならん。
418わたしはダリ?名無しさん?:2007/10/01(月) 20:47:11
ヨーロッパでも修復士で食べてくの大変だって聞いた事がある
向こうでも一部のエリートだって
人気職で競争率が高いらしい
419わたしはダリ?名無しさん?:2007/10/02(火) 10:36:34
芸大大学院は模写・模刻ばかりで、本当の修理を教えてくれるわけではない。
大学院で復元模写をやって修了した人が目指すのは、やはり院展だったりする。
彫刻の修復でも、教授は現代作家だし。
420高校生:2007/10/02(火) 18:45:49
芸大大学院(保存修復)の入試には実技等ありますか....
421書跡:2007/10/02(火) 22:27:03
あると思うよ。実技というより、実作品を事前提出するとか。

http://www.tokyogeidai-hozon.com/news/news.html

こちらを参照されたし。

しかし、藪さんとこの修復はイジリすぎ。
422わたしはダリ?名無しさん?:2007/10/03(水) 09:58:06
保存科学だったら実技なし。
化学専攻じゃなくても大丈夫、文系から入った学生もいる。
423わたしはダリ?名無しさん?:2007/10/06(土) 14:13:35
そもそも高校生なら院の前に大学だ。
美大の作る分野で手と目と頭を鍛えるか
美大の芸術学の分野で作品って何なのか考えつつ目と頭を鍛えるか
東北芸工大は一応いろいろカバーしているようだが
何にせよ大学や院を出ただけでは仕事には結びつかないが、かかわっていないと関わるきっかけも出来ない。
と思います
424わたしはダリ?名無しさん?:2007/11/11(日) 13:47:51
今週あたりの日経の最終面の右上コラム。修復してる人だよね。
仕事柄ならではの視点で書いておられ。いいね。
425わたしはダリ?名無しさん?:2007/11/15(木) 11:11:55
ランビエンテ修復芸術学院ってどう?
いい学校なのかな?
426わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/20(木) 19:37:30
将来、西洋絵画の修復作業に携わりたいと思っています。今通ってる大学は芸大ではないのですが・・・。
西洋絵画の修復作業を職業にするにはどのような課程を踏めば良いですか?
427わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/20(木) 21:17:55 BE:266873663-PLT(18051)
>>426
先ず西欧に留学して修復を学べる修士レベルの学校を卒業してください
卒業後は個人のアトリエか美術館で研鑽をつみながら気長に就職先を探す
ポストはとてーも少ないからねマスターでも駄目な時ャ駄目だから
428わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/22(土) 14:40:28
>426
北米美術館で活躍している方々からの伝聞話ばっかりだけど、

ドイツ人修復士が非常に多いので、修復の教育は優れている
のでしょう。MMAは既にドイツ人が多すぎだからもう
ドイツ人雇ってもらえないよ、という嘆きも耳に挟むくらい。
同時にドイツは専門が徹底しているので(卵の黄身専門とか
ニスを塗った木のスペシャリストとか)、アメリカに来ると
実務重視であらゆる素材を扱うことを求められるから最初は
戸惑う、とよく聞く。あと欧州からではコートールド出身者が多い。

北米だと修復が学べる大学院プログラムが4つしかなくて
狭い世界な分コネも作りやすいから、頑張って授業についていって
インターンもこなして経験値積めば道も開ける・・のかな?
比較的ポジションが多いアメリカでも常任になるのは大変だけど、
インターン、フェローシップ、短期契約を何とか繋いで
しのいでいる人多し。修復に限らず、美術業界ではこうやって頑張る
しか仕方ないんだけどね。

修復士は本当に気さくで性格が良い人が多いし、ある意味
美術史家・キュレイターよりも作品の本質に直に触れられる
ので熱意を持ち続けられたら素晴らしい人生を送らせてくれる
職業では、とちょっと羨ましいです。長文スマソ



429わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/28(金) 01:36:54
大学に通いながらランビエンテに通うことは可能かな
430わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/28(金) 01:53:23
金があれば
431わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/28(金) 10:56:26
いえ、時間的な問題です
432わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/28(金) 15:31:09
可能だとは思うが、修了しても仕事は無いよ。特別なルートを
古画を扱う商人に売り込んで作るとかしないと。
433わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/28(金) 15:49:33
日本には全くといっていいほど需要がないからね。
434黒澤要人:2007/12/28(金) 15:55:53
自分も金地の板やテンペラ・油の板絵のクリーニングや修復は
日本人には頼めないな。創形や山領(現存?)、いわんやラン
ビエンテをや。勿論、黒江さんもね。

とにかく、学校修了したくらいでは、お茶・お花の免状くらい
にしかならない。

もっとも、商人が自分で古い絵を手に入れて修復して売るため
に習うなら、意味はそれなりにあるだろう。

435わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/28(金) 16:13:13
黒江はぼったくりすぎだろ。
436わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/28(金) 16:20:50
>>429は修復家になりたいとは一言も言ってないがな。
437わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/29(土) 10:43:11
>>434
山領さん。まだまだお元気ですよ。同期の小谷野さん、歌田さんも健在。
この世代、妙に元気だ。

黒江はボッタクリ云々よりも、修復に対する姿勢が問題外。
438わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/29(土) 14:24:23
黒江さん、腕は悪くないですよ。
439わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/29(土) 14:58:06
うむ
440わたしはダリ?名無しさん?:2007/12/30(日) 19:34:15
ヨーロッパでもプロ修復士になれるのは凄い難関らしいよ
441わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/04(金) 20:54:40
>438 腕の良しあしをどこで判断するの?
442わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/05(土) 09:00:16
修復前と修復後の絵を見ればわかる。
443わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/05(土) 09:34:53 BE:444789656-PLT(18051)
>>441横レス、スマソ
知力と持久力と今までの仕事の内容と性格の良さで決定
天狗で盗人なヤシは嫌いです
444わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/05(土) 13:36:43
基本的に借金で自己破産するようなヤツに、絵を預ける気にはなれないな。
445わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/06(日) 03:50:51
じゃ、レンブラントも失格?
446わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/06(日) 16:22:18 BE:622705267-PLT(18051)
>>445
画家はイイン だよ
447わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/09(水) 02:59:11
修復家を目指している高校生です。東京藝大の芸術学科を志望していますが修復家を目指すにあたって弊害等ありますか?
448わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/09(水) 10:16:07
何の修復をしたいの?
449わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/09(水) 15:28:35
油画です
450わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/09(水) 17:26:45 BE:266874629-PLT(18051)
テンペラやフレスコはスルーですか?・・・(´・ω・`)ショボーン
451わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/09(水) 17:53:18
いえテンペラやフレスコも含めて西洋画の方面を学ぼうと考えています。油画と言ったのは広義での意味です。すみません。
452わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/09(水) 20:28:05 BE:148263252-PLT(18051)
たとえば某付属図書館がかかえている学位論文(www.lib.geidai.ac.jp/APHD/ARTPHD.html)
を斜め読みしながらニヤニヤしてみたりすると、手掛かりを得たやうな気の迷いを感じることも
あたーりなかーたりしますので、
絵画技術系の文献は出何処のしっかりした体系とか全集なんてものを読んでくださいまし
修復といえばpcのデータ修復もできたほうがいーかもしれません(´・ω・`)
453わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/10(木) 23:59:06
テンペラ
454わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/11(金) 00:00:38
ミス
テンペラってさ、顔料を卵に溶いて描いてるんだよね?
腐らないの??
455わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/12(土) 01:44:56
乾けば腐らないけど、湿気た所にあったら黴生えるだろうし虫も喰うよ
456わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/12(土) 08:39:45
成る程。
絵も生きているんですね。
457わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/20(日) 02:18:52
>429 大学に通いながらランビエンテに通うことは可能かな
 
時間的にというならなおさら不可能です。
夜学ならまだしも、授業は朝の9時〜18時までみっちり。
実習と座学を詰め込まれています。

何かをしながら…というのは難しいんでは無いかと思います。
学費も高いので学生のほとんどはバイトしながら通っていると言うけれど、
そこまでして その後の就職などはどうするんだろう。。。
シビアな問題です。
果たしてここの卒業生の何人が現在修復家として活躍しているのか…
458わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/20(日) 07:15:35
一人もなれないでしょう
459わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/20(日) 19:28:27
「絵に関する仕事につきたい。画家は無理でも修復家にならなれそう」という人は無理。
460わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/20(日) 19:41:04
>「絵に関する仕事につきたい。画家は無理でも修復家にならなれそう」

そんな奴いるのか?
461わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/21(月) 00:50:16
いないでしょ。
462わたしはダリ?名無しさん?:2008/01/29(火) 09:52:46
修復学校なんか出たら、ヘタすりゃ一生フリーターだな。
463わたしはダリ?名無しさん?:2008/03/13(木) 08:01:05
ランビエンテって資料とか見たけど学費見て愕然とした
イタリア語や修復の実技は充実してそうだけど所詮専門学校、狭き門でもなさそうだし。

芸大芸学で薄っぺらい(?)修復学んだほうがまだ可能性あると思うね、ランビエンテは形だけだよ
464わたしはダリ?名無しさん?:2008/03/13(木) 14:56:11
学費いくら?
465わたしはダリ?名無しさん?:2008/03/13(木) 21:04:26
絵画修復ではないが、
日本の阿修羅復元なんか、
色彩が復元されて、
はじめて本来の色彩がわかる。
ああいうのはよいとかんがえる
466わたしはダリ?名無しさん?:2008/03/16(日) 22:41:35
ミケランジェロのシスティーナの反対意見があったのはわかる。
憂鬱質の天才は、あの暗い画面にこそ、その本領があったのだろうと。
修復される前には、ミケランジェロの色彩はトンド・ドーニやなにか
くらいにしか、発揮されていなかった。
しかし、フレスコのほうも修復されてみて、カラリストの側面があったことが
わかった。色彩という点においても天才だったのである。
「ヴェネツィア派に影響を与えた色彩」というフレーズは修復抜きには
語れない。
467わたしはダリ?名無しさん?:2008/03/16(日) 22:45:49
イタリアの修復ブームは
再生、復活、新生という
西洋思考法の
枠組みの中で
意識的でなくても、
無意識に現代によみがえらせようと
いう意図があるのだろう
468わたしはダリ?名無しさん?:2008/03/16(日) 22:47:25
ゴッホの作品って、絵の具が厚塗りの割には
保存状態がいい、という話を読んだことがある。
修復とは関係がないかもしれないが、
ゴッホは、それを考慮して、厚塗りでも
長持ちするような作品をつくったのだろう。
469わたしはダリ?名無しさん?:2008/03/23(日) 06:41:09
【質問】

すいません、都内で油絵の洗浄をしてくれる所ありませんか?
470わたしはダリ?名無しさん?:2008/03/25(火) 00:42:28
たくさんあるよ
471わたしはダリ?名無しさん?:2008/05/15(木) 22:26:34
>>468

まぐれだね、それ。保存優先で作品を作る作家はまともな作家じゃない。
普通のプリマ描きだからじゃないの!
472わたしはダリ?名無しさん?:2008/05/20(火) 15:18:29
ゴッホの初期の絵は保存状態はそれほどよくない。
473わたしはダリ?名無しさん?:2008/06/28(土) 22:40:46
ゴッホはとき油使ってるの?
使ってるとしたら、なにをどのくらい?
474わたしはダリ?名無しさん?:2008/08/23(土) 03:01:20
ストラスブルグターペンタイン
475わたしはダリ?名無しさん?:2008/10/06(月) 23:06:25
骨董好きだけど絵画も好きという人はいますか?
476わたしはダリ?名無しさん?:2008/10/08(水) 17:16:58
骨董を商売にしていて、絵を趣味で買っている人を見たことがある。
477わたしはダリ?名無しさん?:2008/10/22(水) 14:31:33
修復じゃないけど先日の棟方志功の壁絵を掘り出すのに
左官か何かの人に依頼してたが、あれで良いのかな
478わたしはダリ?名無しさん?:2009/02/22(日) 14:17:16
>>477 監督次第なんじゃないかな

ところでいま日本で絵画(和・洋どっちかで平面系)修復を教えてる大学や専門学校てどれ位あるんでしょうか
知ってるのは、藝大院、吉備、東北芸術工科大、専門だとランビエンテ(和はないと思うが)・・・あとどこ?
479わたしはダリ?名無しさん?:2009/02/23(月) 02:19:46
京都芸大で日本画の修復があった気がする
480わたしはダリ?名無しさん?:2009/02/26(木) 23:58:38
>>479 おお、ありがとん 他にご存じの方もよろしくです

学科としては無いけれど選択(必須?)授業にはある、というのも聞いたことあるけれど、講義名とかネットじゃ探せないですよね・・・
481わたしはダリ?名無しさん?:2009/03/19(木) 11:40:02
京都造形芸術大学、東洋美術専門学校にもあるよ。
482わたしはダリ?名無しさん?:2009/04/21(火) 01:04:04
吉備国際大学
前テレビでてた。意外と有名?
483わたしはダリ?名無しさん?:2009/04/21(火) 01:06:14
すまん。書いてあった
484わたしはダリ?名無しさん?:2009/04/22(水) 22:06:11
>>473
遅レスだが、ゴッホは溶き油もニスも使ってないだろ?
485わたしはダリ?名無しさん?:2009/06/20(土) 23:58:25
作家 と 修復家 との大きな違いって 何?
486わたしはダリ?名無しさん?:2009/06/21(日) 10:38:00
作品の100年後を考えるか、何も考えないかの違い。
487わたしはダリ?名無しさん?:2010/02/07(日) 16:35:27
最近手に入れた日本画の掛軸にシミや胡粉の剥落があります。
東京都内で、修復と表装の上手いオススメの店があったら教えて下さい。
488わたしはダリ?名無しさん?:2010/02/19(金) 10:12:53
予算はどの程度なのかな。
それによってだいぶ違う。
489わたしはダリ?名無しさん?:2010/02/24(水) 20:13:35
487です
遅レスすみません、書込み規制されてレスできませんでした。

巨匠の作品ではないんですが気に入っている作品なので、状態良く復活させてあげたいんです。
シミ抜き+剥落補修+元裂を使って再表装してもらえたらと思っています。
トータルで10万以内(理想は7万くらい?)を希望してます。
私は素人で値段が全く想像できないので、腕がよくて信頼できる事が第一条件です。
490わたしはダリ?名無しさん?:2010/03/07(日) 12:51:27
まともな仕事をしたら、裏打ちの紙代や糊代(古糊含む)だけでも3万くらいかかります。
10万以内では全体修理ではなく、不具合部分を修理するほうがいいと思います。
もし、全体修理で10万以下で出来ると言うところがあったら、
糊は化学糊か防腐剤入りのデンプン糊だと思って間違いありません。
化学糊とは酢酸ビニル系、つまりボンドと同じものですから、次の修理が出来ません。
また、シミの原因にもなります。
私の知る限り東京で正麩糊を煮て使っているところは10件無いでしょう。
パルプ入りの安い紙だと、これもパルプが悪さをします。
ですから、全体修理ではなく、予算内で何が出来るかの相談に
のってくれる所を探せばいいと思います。
そして糊と紙は何を使っているか、はっきり提示できるところがベストです。
491わたしはダリ?名無しさん?:2010/03/14(日) 14:24:57
487です
490さん、アドバイスありがとうございます。
機械表装ではなく手表装の所が良いらしい程度の知識しかなくネットで調べたりもしたのですが、
ホームページのない表具屋の方が多そうな気もして、よくわからないんです…。

とりあえず、使っている糊と紙は要確認ですね。
思い切って掛軸を扱っている古美術店にも問い合わせてみようかと思っています。
492わたしはダリ?名無しさん?:2010/03/20(土) 22:58:12
490です。
古美術店は綺麗になってなんぼの世界です。
従って、過マンガン酸カリ(強酸)で漂白して、強アルカリで中和するという、
支持体を破壊する行為でOKのところが多いので、やめたほうがいいと思いますよ。
売った時点での見栄えがいいことが、古美術店の売り方で、その後の不具合は
関係ないというスタンスのところばかりです。
日本画修復でググルとどこかしら引っかかってくると思いますよ。
493わたしはダリ?名無しさん?:2010/03/29(月) 18:50:24
突然ですけど、理系の大学を出ていて、絵画修復の専門学校を出た後に
東京芸術大学の大学院に入ることは可能なんでしょうか?
やはり美術系の大学を卒業しないとだめなんでしょうか?
494わたしはダリ?名無しさん?:2010/04/13(火) 21:32:37
受かれば入れる。まずは行きたい科に手紙等で聞いてみれば?
495わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/14(金) 15:34:14
保存科学もあるよ。
それなら理系だ。
496わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/14(金) 21:25:49
オソレスだが、自分の知っている限りでは、ピカイチの腕と質なら
独歩堂だな。10万でやってくれるかは、状態にもよるが。
岡とか宇佐美の仕事とかにも一家言持ってるし。

http://www6.ocn.ne.jp/~do75/

497わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/15(土) 02:53:06
そこは
デンプン糊?
ヤマト糊?
498わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/18(火) 11:44:34
宣伝乙。
ていうか、そこよりずっといいところを知っているが、
迷惑になるといけないから書かないのが普通だろ。
「2ちゃんねるで紹介されてたんですけど」
なんて問い合わせがあったら、思いっきり引くな。
499わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/18(火) 23:42:57
いや、実は全く知らないんだ。乙。

ずっといいところが「古心堂」とかいったら、笑っちゃうよw
500わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/20(木) 11:46:05
古心堂?
いくら何でもそれはないよw
501わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/20(木) 18:18:18
新潟市美術館 展示作品ジメジメ、カビ発生?
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/gallery/1249038947/l50

431 :わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/16(日) 20:11:44
また、この日の委員会では、美術館の事務室や実習室が散らかり不衛生な状態にある様子が写真で示された。
委員からは「再生のために一度休館すべきだ」との意見が出た。









美術館の事務室や実習室が散らかり不衛生な状態にある様子が写真で示された。
502わたしはダリ?名無しさん?:2010/05/21(金) 20:57:13
篠田という市長がカビやクモの発生した美術館を「頑なに燻蒸しない」ことも含めて、
「署名活動」という手段で要望書を出しました。

保存・保管・コンサベに無関心な市長兼館長をどのように解釈しますか?

新潟市美術館を考える会
http://rencam.info/wp/
新潟市美術館を愛する会
http://rencam.info/campaign/
要望書趣旨
http://rencam.info/campaign/index_old.htm
503わたしはダリ?名無しさん?