加藤唐九郎と岡部嶺男

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1わたしはダリ?名無しさん?
唐九郎の贋作事件に関わった人物は
かなりの数にのぼると思われるが
その中心的人物はこの二人の親子でしょう
小山富士雄等も巻き込んだこの事件を
もう一度確認しておくのも悪くないのでは?
2初心者:01/12/06 17:20
永仁の壷事件について詳しく知りません。
大まかには以下の通りだと思うのですが、
もっと詳しく教えて下さい。

昭和三十四年「国の重要文化財」に指定された「瀬戸飴釉永仁銘瓶子」
いわゆる「永仁の壺」が加藤唐九郎による倣作であることが告発され、
小山富士夫技官が官職を辞した事件。
3わたしはダリ?名無しさん?:01/12/07 01:24
俺にも教えて。
4わたしはダリ?名無しさん?:01/12/07 15:14
昔も今も
唐九郎という人物は
美術商にとって非常に都合のいい人だったのではないか
贋作事件が公になり
海外脱出のための費用分が必要になれば
その分の作品を直ぐに用意する
基本的にはプロデューサーだと思うが
晩年の作品は自分で作ってるかもしれない
今でも見たこと無いような新作があらわれたりもするらしい
5わたしはダリ?名無しさん?:01/12/07 15:23
小山富士夫は唐九郎に騙された
当時の時代推定の仕方が
窯場発掘調査に偏重していた所為かどうか?
とにかく唐九郎がしたことは
つい最近旧石器調査のゴッドハンドとして
もてはやされていた彼と同じことで
窯場あとに破片を撒いた
6わたしはダリ?名無しさん?:01/12/07 16:44
数年前
瀬戸の窯場の老人と話したことあったけど
唐九郎はいつも出歩いていて自宅にいなかったとのこと
「全部嶺男さん等の仕事だ」
と言ってた
7わたしはダリ?名無しさん?:01/12/07 16:46
独白スレですか?
8わたしはダリ?名無しさん?:01/12/07 17:37
そうではありませんが,少なくとも
この二人に関してのことは,陶芸に興味を持つ者
の,一般的な知識としておいていいんじゃないでしょうか.
9わたしはダリ?名無しさん?:01/12/08 16:04
一応現代陶芸の巨匠とも考えられる唐九郎
意外な反応の無さはなんだろう
唐九郎と魯山人は人気作家の二大巨頭かとも思ってたんだけど
まあ,この二人の作品を普段使いしてる人は少ないとしても
道具としてコレクションしてる人はかなりの数にのぼるでしょう
現在でもその箱書きが信用できる人として挙げられる小山富士夫が
騙されたほどだから
唐九郎のワザはたいしたものだと思う
かなりの数の唐九郎窯の作品が
美術館で出土品として展示されていたくらいだからね
10わたしはダリ?名無しさん?:01/12/08 16:12
嶺男はそうした父親の態度を嫌い
加藤姓から妻の岡部姓に変えたんじゃなかったっけ
11わたしはダリ?名無しさん?:01/12/08 16:14
岡部嶺男の湯飲みってのが,以前オークションに
でてたけど,そういうモノもあるんだろうか?
12わたしはダリ?名無しさん?:01/12/08 23:05
永仁の壺も含めて、西野嘉章編『東京大学コレクションXII:真贋のはざま--デュシャンから遺伝子まで』(東京大学出版会、2001)にいろいろ載ってる。一般書店でも売ってるので、是非。この展覧会はここ10年のなかでベスト1です。
13わたしはダリ?名無しさん?:01/12/08 23:39
>9
唐九郎も魯山人も本当のところ大したこと無いんじゃないかと、
皆思い始めてるんじゃないですかね。
二人とも時代が生んだトリックスターみたいな所があるような気がします。
ちなみに、私は永仁の壷は嶺男が作ったと思います。
14わたしはダリ?名無しさん?:01/12/09 01:54
>>13
永仁の壺は嶺男をはじめとした
唐九郎窯プロデュースじゃないかな
>唐九郎のワザ
とは騙すということに関してのもの
15わたしはダリ?名無しさん?:01/12/09 12:04
>>12
展示は無料。本日までです。
わたしは12ではありませんが、この展覧会はおすすめです。
会場で買えば、この本は5000円で手に入ります。定価(本体価格6000円+税)。
受付の人は、残りが少ないと言ってました。要注意です。
16わたしはダリ?名無しさん?:01/12/09 21:16
小山氏がダマされたのは、永仁の壷自体の出来映えというより
でっち上げられた窯跡から出土した陶片が効いたのでは。
         ☆★緊急告知★☆
現在学問・文系にあらたに板を分割しようと言う動きがあります。
何か意見の在る方は是非是非↓のスレッドまで。
http://piza2.2ch.net/test/read.cgi/gallery/1007562254/l50
18わたしはダリ?名無しさん?:01/12/10 21:27
晩年の明らかに唐九郎が焼いたと考えられる作品にも
それなりに立派なモノはあると思う.ただ,桃山陶に
まぎれるようなモノを陶九郎一人が作ったとは考えら
れない.
魯山人の作品と言われるモノ,矢張りいいモノが多い.
二人とも,イメージする能力は希なモノがあったので
はないか.そのイメージ通りに作りあげる力はなかっ
たけれど,他人の能力を借りて作品を生みだしたと考
えていい.
19わたしはダリ?名無しさん?:01/12/11 13:07
永仁の壺は自分がつくったことを証明するために
岡部嶺男が後につくった飴釉の壺は立派な作品だった
20わたしはダリ?名無しさん?
けっきょく,道具屋さんや茶の宗匠にとって重要な人?