[第三弾]妹に言われたいセリフ

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1No.2
全国のお兄ちゃま
脳内妹がいつも言ってくれる萌えセリフを
暴露しちゃいましょう

【過去ログ】
妹に言われたいセリフ
http://game.2ch.net/gal/kako/1022/10225/1022257886.html
[第二弾]妹に言われたいセリフ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1028470988/
2げとずさー
 も              新
 う     (;´Д`)     ス
 い    X__@X )    レ
 い     U|___(ノ|     の
 ・     .し  ∪      聞
 ・      /         こ
 ・     ノ(         え
 ! !  ,─--.、て       と
  -=ノ从ハ从        か
      c∞
関連スレ、リアル妹さんの話はこちらで。

妹キャラに萌えてる人………
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1033178507/l50
>>4はグロ動画な。せっかくの新スレに水指しやがって・・・早く消せ!
黙って透明あぼ〜んしようよ、お兄ちゃん。
8名無しくん、、、好きです。。。:03/07/01 23:26 ID:RNVJHzrQ
ってか即死回避しないと…

回避挙げ
9匿名厨房:03/07/02 00:01 ID:???
…くそ…メモ板だけじゃなくシス板にも首が…
10名無しくん、、、好きです。。。:03/07/02 22:21 ID:clEW+MlM
即死ってどれだけレスが付けば回避できるの?

とりあえずage
hosyu
12 ◆isG/JvRidQ :03/07/07 22:15 ID:hnxirTrs
「お兄ちゃ〜ん♪七夕の飾りつけしようよ〜♪」
「そうか…今日は七夕か…」
「うん♪今日は織姫と彦星が一年に一度だけ会える日…ロマンチックだよねぇ♥」
「ま、毎日会えなくなったのは、奴等の自業自得。俺は、七夕は見せしめの日だと思うがな…」
「むぅ〜!違うの!ロマンチックなの〜!」
「はいはい…。そういうことにしてやるよ…」
「分かればよろしい♪…それよりも、飾りつけだよ〜♪いっぱい、短冊書いたんだから〜♪」
「一体、何をそんなに書いたんだよ?」
「エヘヘ…ナイショだよ〜♪」
「ま、それは構わねぇけど…どうせ飾る時には見えちまうぞ?」
「う〜ん…それもそうだね…。じゃあ、見てもいいよ〜。はい、お兄ちゃん」
「なになに…『美味しいモノが食べたい』…『カワイイ服が欲しい』…何だ、これは…」
「へへへ…」
「えーと、コレは…」
「あ、お兄ちゃん!!それはちょっと、恥ずかしいよ〜!」
「ふむ…『お兄ちゃんといつまでも仲良くできますように!』?…全く、お前という奴は…」
「だってぇ〜!」
「もういいよ…。さ、とっとと飾り付けしようか…」
「うん♪あのね…『この』短冊…一番上につけて欲しいな♪」
「はいはい。分かったよ…」
「ありがとう、お兄ちゃん!…やっぱり私…お兄ちゃんとずっと、一緒にいたいよ&hearts」
「叶うと…いいな…」
「うん♪お兄ちゃん、大好きだよ&hearts」
*******************************
元712、図々しくも、新スレに出没!…ホントにゴメンなさい、反省してます…。

ところで、一体、あの終了宣言は何だったのか、よく分からないですけど、
良ければ、今後またこのトリップを使わせてもらいたいと思ってますが…
どうでしょう?皆さん?
>>12
気にせず、好きなように、思う存分、書くべし。
14名無しくん、、、好きです。。。:03/07/08 03:49 ID:+0DmkoPt
>>12
エロゲやってる気分になった
>>12
本当に好きなんだな、SSが。愛は伝わったよ…

くれぐれも場の空気を見てやるべし。
実社会でもそうだが、「空気を読みとる」「TPOをわきまえる」は人生において
大切な事だからな。



ところでネットしてていつも疑問なのだが「&hearts」て何なのさ。
&heartsは♥のミス。
&heartsのsの次に;を忘れている。

& h e a r t s ;
ね。(実際にはスペース抜きで)
>>16
親切な奴だなぁ(・∀・)
1815:03/07/09 09:42 ID:???
おお、ご親切に…と言いたいところだけど……。
全然わからんよ…。





しかしふと気づいた。「これってもしかしてタグ?」
ぐぐってみること数分…やはりこれは絵文字だったんだ。がーん。
これもある意味「機種依存文字」だよなあ…とほほ。
HTMLの特殊文字を機種依存文字と一緒にするなよ。
どんなブラウザ使ってるん?
2015:03/07/10 08:47 ID:???
ネスケ4.8…。
ええ、はい、仰りたいことはわかってますよ…。

乱暴な括りは謝るよ。しかしこのネットの中でハードやソフトひとつも
好きな物を満足に選べない状態がどうも歯がゆくてね…。愚痴すまそ。
自由に選べるじゃん。
無いなら自分で作れば良い。
他人頼りで選択できないというのは随分乱暴な気がする。
↑グロ
>>21
あなたの「なんでもDIY」な意見も随分乱暴な気がする。
25山崎 渉:03/07/15 10:35 ID:???

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
26山崎 渉:03/07/15 13:32 ID:???

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
何を待っているの…?
29名無しくん、、、好きです。。。:03/07/23 22:29 ID:KdqGh4hl
ふぁぁぁ……(のびー)
あ、お兄ちゃん おはよ。
30_:03/07/23 22:31 ID:???
31名無しくん、、、好きです。。。:03/07/23 22:34 ID:E6jZehFc
一つか二つ下の妹に、
○○(自分の名前)早く起きろ〜!
といわれながら寝込みを襲われる(いきなり上に乗られる)。
32名無しくん、、、好きです。。。:03/07/23 23:16 ID:XffJplZw
上で妹腰振ってない?
33Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/07/28 20:23 ID:???
くそう、なんか知らんがずっとプロキシとかいうのがかかって書き込みできんかった_| ̄|○
当方、PC及びネット関連には全く持って初心者ゆえ・・・
短編投下。時間がないのでスマソ。
--------------------------------
「お兄ちゃん、ここが分からないんだけど・・・教えてくれない?」
「すまん、前期試験近いから見てやれん」
「え〜、ここだけでいいんだよぅ」
「300秒待て、集中力が残ってるうちにこの問題を解かないと、後からじゃめんどくせぇんだよ」
「ふ〜ん・・・い〜ち、に〜い、さぁ〜ん・・・」
「・・・うるさいから出てけ」
「え〜、だって300秒って・・・」
「やかましい、俺は試験勉強してるんだ! 出ていかんと爆殺シューターを叩っこむ」
「・・・もう! いいもん、お兄ちゃんになんか頼らない!!」

〜5分後〜
「お兄ちゃん・・・5分たったよ?」
「ほれ、この紙に全部書いておいた。これ持ってさっさと終わらせろ」
「え・・・? わぁ、もしかして5分待てって・・・」
「いいからさっさと出ろ! 俺は忙しいんだ!」
「わ、分かったよ・・・ありがとう、お兄ちゃん」

(なんだかんだいっても、お兄ちゃんは優しいな・・・)
(許せMyシスター・・・この問題が解けなければ、単位がやばいんだ・・・)

〜続くか?〜
妹よりむしろ乱暴なふりして実は優しい兄萌えなスレはここですk(ry

いや、まぁ激しく同意だけどねw
35山崎 渉:03/08/02 02:07 ID:???
(^^)
朝。
「おはよう、お兄ちゃん」
「(^^)」


「おにーちゃん! 一緒にご飯食べよ」
「(^^)」


「お、お兄ちゃん・・・あ、あのね・・・その・・・一緒に寝てくれないかな・・・」
「(^^)」

こんな兄貴は(゚听)イル or (゚听)イラネ 、どっち?
37(゚听)イテホシイ:03/08/04 01:09 ID:???
(゚听)イル
38:03/08/07 01:28 ID:???
あかちゃん・・・でき・・・ました・・・。
39名無しくん、、、好きです。。。:03/08/07 01:53 ID:BAhxiixK
>>38奇形確率UP!近親相婚(・A・)イクナイ!!
>>38
詳細きぼん!
おにいちゃん、何の本読んでいるの?
エロ本に決まっておる
4338:03/08/07 21:37 ID:???
>>40

サウンドノベル【街 運命の交差点】の一台詞ですが、何か??
44山崎 渉:03/08/15 15:13 ID:???
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
45元712:03/08/15 17:45 ID:???
せっかく新作書いたのに、ホスト規制で書き込めない…
46Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/08/16 01:55 ID:???
「いつまでも私を子ども扱いにしないでよっ!」
「バータレイ、お前はがきなんだよっ!」
「なによぉっ! それじゃ、証拠見せなさいよぉ!」
「そ、それは・・・」
「何よ、今更ないなんて言うんじゃないでしょうね!?」

〜回想中〜
「おにーたん、こわいゆめみちゃったから、おにーたんといっしょにねさせて・・・」
(うわっ、こいつまた寝ぼけて幼児退行起こしやがった!)
「おに〜〜〜た〜〜〜ん」
「ばっ・・・甘えんじゃねぇ、一人で寝てろッ!」
「・・・ぐすん、ぐすん」
「分かった、分かった、一緒に寝てやるから、な?」
「わぁ〜〜い、おに〜たんといっしょのおふとん〜〜〜」
(また夜中にベッドに戻してやらんといかんのか・・・まんどくせ・・・)
〜回想終了〜

(言えないっ・・・! こんなこと言えるわけがないっ・・・!)
「ほら、言ってごらんなさいよ!」
「・・・・・・」
「ふふん、やっぱり言い返せないんじゃないの」
「うぬっ・・・」
「もう今度から子ども扱いしないでよね、"おに〜たん"!」
「・・・何ッ!?」

オシャマイ
(*´д`)ハァハァ
test
やった〜!規制解除〜
新作も近いうちに貼りますよ〜
50関連スレ222:03/08/23 22:19 ID:???
遅ばせながら新スレおめでとうございます。
たまには私もSSを書きたいところですが、今は忙しいのでちょっと無理っぽいです。
暇が出来ましたらそのうち書かせていただくかも知れません。
楽しみにしてます
ちょいと季節外れで出しにくいですが…夏のお話でも…

「ねぇ〜、コッチとコッチ、どっちが似合うかな〜?」
妹が両手に水着を持って、俺に選択を迫る。
と言うのも、俺は、今朝、無理矢理妹の水着選びに駆り出され、
色とりどりのビキニやワンピースに囲まれて、夏の一日を無駄に過ごしているのだった。
「別にどっちでも…」
「もう〜!真面目に考えてよ〜!!」
妹が頬を膨らませ、腰に手を当てて怒鳴る。
「さりとて、退屈なのだから仕方あるまい…」
「ぷぅ〜!!私はいいけど、カノジョと来た時は絶対にそんな事言っちゃダメだからねっ!!」
「ああ、分かった分かった…」
「ホントに分かってる〜?…まぁ、いいや。それよりもどっちがいいと思う?」
「右…」
「もう!適当に言えばいいってモノじゃないよっ!!」
「じゃあ左…」
「だから〜!!」
「そう言われてもな…。水着なんて見せられても…」
「あっ、もしかして、着て見せて欲しいの〜?もう〜、えっちなんだから〜♥」
「いや、そういう意味じゃなくて…」
「遠慮しないで〜。じゃあ、まず一番気に入ったコレから着てみるから、ちょっと待っててね♪」
そう言い残し、妹は颯爽と試着室に消えてしまった。
強引に試着に持ち込まれたが、この場合、妹は気に入った水着を着て見せたいのだ。
言わば、俺に選ばせた物はどうでもよくて、目をつけていた物があったのである。
と言うことで、待たされている間、逃げ出したい衝動に駆られた…
が、面倒なことになるのはイヤなので出来なかった…
「あの…お兄ちゃん…」
しばらくして妹がカーテンを開けた。
出てきた妹は花柄のビキニを着ていた。
「さっきの威勢はどうした?」
「実際に着てみると…ちょっと…恥ずかしいよ…。色んな人に見られちゃうし…」
妹は顔を真っ赤にして、俯いていた。
「ビキニは初めてなんだけど…似合う…かな…?」
やがて覚悟を決めたのか、顔を赤らめながらその場でクルリと回って見せて、俺に感想を求める。
「…ああ、似合ってるよ」
「えっ…!?」
「何だよ!?そのリアクションは!?俺が普通に誉めるのがそんなに意外か!?」
「ふふふ、ゴメンね…。でも、ホントに驚いたよ〜」
「ま、俺の感想なんか何の参考にもならないけどな」
「ううん。例え似合って無くても、お兄ちゃんが誉めてくれたのがイチバンだよ♪」
「でも、恥ずかしいんだろ?違う物の方が…」
「大丈夫だよ♪お兄ちゃんに誉めてもらったら、自信が出た♪」
「…じゃあ、それを買うのか?」
「うん!そうするよ!」
そう言うと、妹はまたカーテンを閉め、着替えを始めた。
またしばらくして出てきた妹をレジに連れて行こうとしたが、
妹は動かず、ただ呆然とある一点を眺めている。
俺も気になって、そちらの方を見ると、色鮮やかな浴衣の売り場だった。
「お兄ちゃん!今度はあっちに行こうよ!!」
「浴衣!?買うのか!?」
「見るだけだよ〜!さぁ、行こう♪」
妹は興奮していた。
妹は急いでサンダルを履くと、
脱いだばかりの水着を片手に、もう片方の手に俺の手を掴んで走り出す。
「お兄ちゃん、速く速く!」
「ああ、今行くよ…!」
「お兄ちゃん今日はありがとう!楽しかったよ♪」
夕日に染まる帰り道、妹が俺の手を握りながら本当に嬉しそうに言った。
「そうか…。俺は…」
「楽しくなかった…?」
妹が不安そうに俺の顔を覗きこむ。
そして、心なしか、妹の手の握りが弱くなったような気がした。
「まぁ、いい暇潰しにはなったな」
「はぁ〜良かった〜。お兄ちゃんが怒ってないかちょっと不安だったんだ〜」
妹は俺に微笑んだ後、思い出したように言った。
「そうだ!まだ一つ、お兄ちゃんに言うことがあったね。
 え〜と、水着と浴衣を買ってくれてありがとう!私、大事にするからね!」
「そんなに高くなくて良かったよ。大事に使えよ」
「うん♪」
妹は元気良く頷いた。
「そういえばね、今まで忘れてたんだけど…今日ね、お祭があるんだ…それでね…」
「早速浴衣を使う時が来たな」
「うん♪だからね…お兄ちゃん、一緒にお祭行こ?」
「行ってもいいが…そんなに金は無いぞ…」
「全然オッケーだよ〜!!…お兄ちゃんがいてくれれば…だからお願い!」
「分かったよ。…じゃあ、混むから急いで準備しなきゃな…」
「うん♪早く帰ろ♪」
妹がまた俺の手を優しく握り、歩き出す。
「お兄ちゃん、リンゴ飴は絶対に買おうね!」
「ああ、買ってやるよ…」
「いいの?お金ないんでしょ?」
「お前はそんな心配しなくてもいいんだ…。妹は兄に思いっきり甘えればいい…」
「じゃあ、今日一日はお兄ちゃんに甘えちゃおっかな〜♥」
思いっきりの甘えのつもりなのか、妹が俺の腕に抱きつく。
そして甘えた声でこう言った。
「お兄ちゃん、大好きだよ♥」
と、いう夢を見たわけだな?そうだな?そうしろ。頼む……。
実際存在したら嫌だろ、こんな妹…



たぶんヤッちまうから。
大丈夫。
仮想で理想の萌え妹だから。

現実は色々問題や嫌な面もあるから、
仮想のように純粋に良いだけの存在は無理だしね。
だから、このスレは存在してるんだろう。
ただ、理想的な萌えだけを追求するために。

そもそも、リアル妹の話は関連スレでするものみたいだからな。
『妹キャラに萌えてる人………』スレとスレ内容がかぶっているからね…
って言うか、このスレが何をするスレなのかいまだに分からん
お兄ちゃん!起きてッ!
オセロなんかの分かりやすいゲームで、
「あぁ〜っ! そこダメ! ちょっと待って!」
とか言いながらコマの取り合いでじゃれ合うのを希望。
63名無しくん、、、好きです。。。:03/09/02 15:11 ID:FQjvVFG1
>>52
>>53
>>54
めちゃくちゃいいぞ!
>>62 頑張ったけど…一レスじゃちょっと無謀だったかも…

「やったね!いち、にい、さん…おおっ!七個も取れたよ〜!」
「馬鹿、良く考えろよ。悪いが、この一列貰うぜ」
「あぁ〜っ! そこダメ! ちょっと待って〜!」
「断る」
「うう…お兄ちゃんイジワルだよぉ…」
「意地悪で結構。さあ、お前の番だぞ」
「う〜ん…。よ〜し、ここにしようっと!」
「ふむ…考えたな…」
「わ〜い♪誉められちゃった〜♪」
「じゃあ、俺はここに…」
「…おっ!やった〜!カドげっと〜!!」
「角を取れば良いというモンじゃない…」
「あれ〜?ひょっとして負け惜しみ〜?」
「うるさいっ!」
「怒ってる怒ってる〜♪」
「俺はここに置いて…コレが最後だな」
「う〜ん…ありゃ…ちょっと負けてるかな…?」
「微妙だな…ちょっと数えてみるか…」
「あっ、手伝うよ」
ガタッ
「あ〜あ…バラバラになっちゃったよ…」
「勝負はお流れか…残念だな…」
「そうだね…、でも楽しかったよ!お兄ちゃん、もう一回やろっ!」
「おう。ケリをつけてやるぜ」
「うん♪…でも、お兄ちゃん、今度は手加減はいらないからね?」
「チッ…バレてたか…」
「でも、嬉しいな〜♪お兄ちゃんって優しいから大好きだよ〜♥」
「お前…甘えたって何も出ないぞ?」
「うん♪分かってるよ♪さぁ、お兄ちゃんからどうぞ〜♥」
6562(ベタネタ好き):03/09/05 01:50 ID:???
>>64
じゃれ合ってハプニング発生してほしいんだよ。

「あと10秒…5.4.3…」
「ちょ、え〜と、くっ、うぅ…あぁもう!(パシッ パタ)」
「あ〜らら、やっちまったな(ピシィッ! パタパタ…)」
「うわ、それはあんまりだって!やっぱり今のなし!
 ていうか、いきなりカウントするのって卑怯だよ〜」
「それしきでビビる奴が悪い…って待てコラ勝手に戻すな!」
(ドタバタパタペチふにっ)
「あ〜、なんだ、お前もいつの間にか成長して…」
「(パシィッ!)スケベ!変態!もう知らない!(バタン!)」
「…案外柔らけぇ…って何言ってんだ俺。…後で謝っとくか」

「(どきどき…)お兄ちゃんの…バカ…(どきどき…)」


こんな感じの80年代クラスのベタネタが好き。
つか、セリフと音だけで書くのってけっこうきつー。
激しく萌え
あなたを……斬る……
「さっさと死ね!!このバカ兄貴!!」
使用済み下着盗んだのバレてからは毎日言われてます(´・ω・`)
前はマターリした関係だったのに・・はやまらなきゃよかった_ト ̄|○
>>68
それでもボキしてるんでつね…。
そんなあなたに栄光あれ。
7068:03/09/08 21:42 ID:???
>>69
見つかった時に欲望にまかせた勢いでレイープしようかとも思ったけど
手が後ろに回った後の事や今までの人生が走馬灯のように
頭の中を駆け巡ったので、土下座して平謝りで、何とか親には黙ってもらいましたが
もう兄妹関係グッチャグチャです(´・ω・`)
>>68
マジネタだったら凄いなぁ・・・。

俺の所はいつも下着も寝間着も脱ぎ捨てていくため、
そう言うことは起こらないナァ。
だから逆にそう言うことを行おうとする気が起きないのかも。

しかし、寝間着の下とパンツを同時に下ろして、
そのままそれを放置していくっていい加減な大人としてどうよ?と言った感じだ。
兄として妹の将来がちょっと心配だ・・・

事がばれたときに
「いや、お前の部屋に洗濯物があったらから、ついでに俺のと合わせて
 洗濯しようと思っていたんだよ」
とか何とか言い訳できなかった?
7268:03/09/09 10:27 ID:???
>>71
部屋に持ち込んでハァハァしてる所を抑えられました_ト ̄|○
いい兄貴で通ってたのに・・・(´・∀・`)
>>68
おまいさんの未来に幸あれ。
7468:03/09/09 22:18 ID:???
俺みたいな犯罪者スレスレの奴に暖かい言葉をありがとう・・・
自業自得すぎて家では何も言えないのさ(´・ω・`)


つーか、家出ろや。
一人暮らしでもして5年位、音信不通でやってればそのうち妹から誤りにくるぞ
私のせいでごめんなさいってな。俺はそれで乗り切った
>>75
経験者かい。
あ〜、カナーリ仲良かったから、今はその反動で厳しいのかな〜
と都合の良い事を考えてしまう・・
そのぐらいしなきゃ清算されないのかなぁ
ていうか俺がいない間に暴露されたらどうしようとか
意気地のない事考える俺。
77名無しくん、、、好きです。。。:03/09/10 08:33 ID:VLMeVd9k
妹に欲情するなんてありえない。
妹のいない奴のただの妄想。
78●のテストカキコ中:03/09/10 08:36 ID:???
http://ula2ch.muvc.net/ (このカキコは削除しても良いです)
>>77
人と場合によるぞ
>>77

そういうことを言うと、おじさんが君を精神分析してしまいますよ?

とりあえず、妹と仲悪いね君。
これは確定。
以降は推論。
仲が悪くなったのは君か妹が思春期の頃だね?
多分、原因は君にあるね?
妹を女として見るのを意識して嫌ったことが無いかな?
妹はひょっとして君より出来が良かったか?
妹に対して重度のコンプレックスを抱えていないか?

健全な兄妹なら、あえて嫌わずともそんな感情は始めから持たないよ?
実は裏で何か考えたろ?

さあ、ゲロを吐いちまえ。
お前は妹をどうしようと思ったんだ?
それで自分が嫌になったんだろ?

なに、ここは所詮ネットだ。
ぶちまけたって困らんよ?
>>76
そこまで仲良かったんならあまりにも軽率な行動じゃ・・・

最悪、妹が男性不信になる可能性もなきにしもあらず。
妹が俺を呼ぶときは「お兄ちゃん」と呼んでくれるのだが(妹18歳)
人前だとちょっとアレだと思い「兄さん」にでもしたらどう?と聞いてみたが
どうやら変える気は無い模様。
他の人は妹に何と呼ばれている?
>>82
基本は「兄ちゃん」。気分によって変わる
妹が雑誌のような物を真剣な表情で見ていた。
不審に思いながらも、邪魔をしないように俺はすぐそばのソファにそっと座る。
「お兄ちゃ〜ん、夏の大三角形でベガ、デネブと後一つって何〜?」
俺が近くに来たことに気が付いたのか、妹は俺に質問をした。
「アルタイルだが…。何だ?理科の宿題か?」
「うん、ちょっとね〜」
そう言うと、妹はまた雑誌に集中する。
しかし、またすぐに、
「お兄ちゃん。深紅色を英語で言うと何って言うの〜?」
「深紅色…?…いや、分からん…」
「え〜っとねぇ…、一、二、三…五文字なんだけど…」
「…うーん…分からん。…つーか、さっきから何やってんだ?」
「パズルだよ。クロスワードパズル〜」
「へぇ、お前みたいなバカでもクロスワードパズルなんてやるのかよ」
「ひど〜い!!私だってパズルぐらい出来るよ〜!!」
「…あっ、応募すると何か良い物が当るとかか?いや、それ以外に考えられん!」
「うん、一応、懸賞はついてるみたいだけど…」
「『一応』…って、懸賞目当てじゃないのか?」
「べっつに〜、ただの暇つぶしだよ〜。それより…分からない?さっきの問題…」
「うむ…つーか、分かんなきゃ違うトコから解いていけばいいじゃねぇか」
「だって…他はもう分からない…」
「はぁ…。じゃあ貸せ…。俺がやる」
「ダメ〜!私がやるの〜!!」
妹は、意地になって渡そうとはしない。そして、守るように強く抱き締める。
「貸せ!」
「ヤダ〜!!」
「どうせお前にゃ出来んだろうが!」
「出来るもん!!頑張るもん!!」
「いいから貸せって!」
俺は無理矢理奪い取ろうと右手を伸ばした。
妹は取られないように、しっかりと抱き締めていた。
その瞬間…
 ぱふ
「「あっ…」」
掴み取ろうとした俺の手が、妹の胸部に触れてしまった。
いや、触れるだけならまだしも…妹のソレをしっかり握っていた。
暫し時が止まる…
「ちょっと!いつまで触ってるの〜!!」
妹はその状態に今気が付いたようで、顔を赤くして怒鳴る。
「…えっ、ああ…」
「お兄ちゃんの…えっち…」
「すまない…」
「…」
「…」
「でも…予想通りキョニュウだったな…」
「えっ…そっ…そうかなぁ…?」
「ああ…立派なモンだ…」
「そうかなぁ〜。えへへ、お世辞でも嬉しいな〜」
「ああ…虚数の虚と乳で『虚乳』…。言わば、立派な抉れ胸…」
「虚乳…?…うぅ…もう!!お兄ちゃん!!!」
「いやぁ、悪い悪い。つい本音が…」
「本当の事を言えばいいってモノでもないでしょ!!」
「それは俺が悪かった。だから許せ」
「謝っても許さないんだからね!!」
妹が顔を真っ赤にして、俺の胸をポカポカと殴る。
しかし、少し頬を膨らませた妹は、妙に可愛い。
…せっかくだ、少しからかってやるか
「まぁ…俺は…」
俺は、暴れる妹を軽く抱き締めた。
不意をつかれたようで、妹は急に大人しくなる。
「小さくても好きだぞ?」(無論嘘)
と、耳元で囁いてみる。
こんなこと普段の俺なら絶対に言わない。いや、言いたくも無い。
小恥ずかしいが、だがしかし妹をからかうのは面白い。
「なななっ…何言ってるのよっ!!」
これが冗談だとは微塵にも思わず、妹は全力で否定する。
「照れちゃって。可愛いな、お前は」(勿論口から出任せ)
「ちょちょ…ちょっと!!お兄ちゃん!?熱でもあるんじゃないの!?」
「俺はいつだって本気だ…。なぁ…お前こそ、正直になった方がいいんじゃないか?」
「…お兄ちゃん…」
「…俺はお前のことが好きだ」(当然、心にも無い)
「うん…。私も…お兄ちゃんのことが…」
「…いいのか?」
「モチロンだよ、お兄ちゃん…」
妹は頬を赤らめて、俺の抱擁に体を任せている。
今更になって、騙すことに罪悪感を感じたが、本当だとはもっと言えない。
俺は少し覚悟を決めて、そろそろオチをつけることにした。
「あ〜!!疲れた!!」
妹がキョトンとした目で俺を見ている。驚いて何も言えない様子だ。
「…?」
「俺の演技力もなかなか大した物だ!!」
「演…技…?」
「ああ。お前が俺の計画に見事ハマってくれるからな!」
「計画…じゃあ、全部ウソ?」
「ま、まぁ…そういうことになるかな…」
「う…う…うわぁぁぁぁぁん!!お兄ちゃん、ヒドいよ〜!!」
「いや…それはホントに悪かった!!ウソをついたことは謝る!!」
「私は…本気でお兄ちゃんのことが好きなのにっ!!…うっ…うっ…」
「いや…お前があまりにも可愛かったから…ちょっと…」
「どうせ…それも…それもウソなんでしょ?」
「いや…それは…」
「ちゃんと私の目を見てよ!!本当の事を言って!!」
「それだけは…嘘じゃない。それだけは…本当だ…」
「へぇ〜、そうなんだ〜。ありがと〜」
「はっ!?」
「お兄ちゃんは私が可愛いって思ってたんだ〜。嬉しいな〜」
…どうやら、妹のほうが一枚上手だったようだ。妙に悔しい思いに駆られる
「アハハハ!!ちょっと悔しいけど、すごく楽しかったね〜!?」
「まぁ、暇つぶしにはなったな」
「うん♪そろそろ、ご飯の時間だね〜」
「さぁ、飯の準備でもしようか」
「おぉ〜!!」
あの騙し合いも、二人の信頼があってこそのものだっただろう。
信頼の上に成り立つ物なら、たとえ冗談でも悪くは無いと思えた。
そして…
クロスワードパズルのことなど、二人ともすっかり忘れていた…。
まぁ…今となってはどうでもいいことなのだが…。
おいおい。何一人で勝手においしい思いを独占している上に回顧してやがるんだ?
すごく羨ましいです。もう少しお聞かせ下さい。
>>88
(;´-`).。oO(どうしよう…純度100%の妄想なのに…)

(;´-`).。oO(いや…もしかして遠まわしの苦情か…)
>>89
大丈夫でしょ。スレ違いでもないんだし。>1にもあるとおり、「脳内妹」ってことで。


てゆーか、あんたエロいな。
>>87
いいっすね〜。ここのスレの小説はすごく好きだ
保守っておく
ほしゅ
94Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/10/18 22:37 ID:???
久々に短編投下。

-----------------------------

妹が熱を出した。風邪を引いたらしい。
当然のように看病役は俺に回された。感染ったらどうするんだ?
だが、妹の姿を見てそんな思考は吹き飛んだ。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
苦しげに息をしている。その姿を見てから、俺はつきっきりで看病してやった。
「兄さん、感染っちゃうよ・・・」
「気にするな、今は早く治す事だけ考えろ」
「う、うん・・・ごめんね」
上目遣いで謝る妹。思わずどきりとしてしまう。
(くっ、何を考えているんだ俺は! 看病しろ、看病!)

数日後、妹はすっかり完治した。入れ替わりに俺が風邪を引いた。
「う〜ん、やっぱ人に感染すと治るんだね〜」
「て、てめぇ・・・ゴホッ・・・狙ってやがったな・・・」
「うふふ、こんなに辛いの、早く治したいもの」
40℃の熱の中、俺はうわ言のように呟く。
「は、謀ったな・・・ぐうう・・・」
「騙される方が悪いのよ」
悔しさと怒りで頭がボーっとして、それ以上起き上がれずにベッドに横たわる。
すると、妹がぼそりと何かを呟いた。
「でも、つきっきりの看病は嬉しかったな・・・ありがと」
「な、何か言ったか・・・?」
「何も言ってないわよ! ま、今度は私が看病してあげるから」

その晩、料理のできない妹が作ったおかゆによって、病状悪化したのは言うまでもない。
〜FIN〜
(*´д`)ハァハァ・・・?
96お久しぶりです ◆isG/JvRidQ :03/10/19 19:26 ID:sRKFPO58
「お兄ちゃ〜ん。ねぇ〜、勉強教えて〜?」
妹が俺に抱きついてねだる。
マジでどうでもいいが、俺の背中に限りなくゼロに近い胸を押し当てている。
妹だって意識はしてないと思うが、こういう手段が使えるあたり、女は卑怯だと思う。
…断じてそうなりたいというワケでは無いが。
「『勉強教えて』だと?『私の代わりに宿題やって』の間違いじゃねぇの…」
「うっ…ち、違うよぉ〜」
「じゃあ何だよ?」
「だから勉強を教えて欲しいの!!」
「何を?」
「数学。…お兄ちゃん得意だよね?」
「まぁ、中学の数学くらいは余裕だが…」
「じゃあ教えて?」
「「嫌だ」」
妹と俺の声がハモる。
こういうときは、物凄くきまりが悪い。
…相手が故意の場合は特にだ。
俺が顔を顰め、妹が笑い出す。
「ふふっ…あはははっ!!」
「…」
「お兄ちゃんのことぐらいお見通しだよ〜♪」
「…」
「あはははっ!!ムキになってる〜♪可愛いな〜♪」
「うるせぇ…」
「あははははははっ…!!」
「黙れ!!出て行けぇ!!」
「勉強教えてくれるまでは、出て行かないよ〜ん♪」
「あ〜!!分かった!!速攻で教えてやるから、何が聞きたいのか言え」
「106ページ」
「で、何処が分からないんだよ…」
「最初から全部♥」
何だこの女は…。
大体、俺はそんなに頭が悪いわけではないのに、妹は何故こんなにバカなのだろう…。
考えてもどうにかなる物でもなかったが、俺はそんな事を考えずにはいられないのだ。
呆れた俺は大きくため息をつくと、シャーペンを握り、早口で話し始める。
「え〜と、ここをこうすると、こんな式になる。で、この公式から答えがコレ。はい、分かったな!?」
俺は自分でもよく分からないような式と図を、適当に書いて説明する。
うむ、我ながらワイルドな絵だ。
つーか、兄にこんな説明されたら、俺なら多分殴ってる。
「こんなんじゃ分からないよぉ…」
俺もそう思うぞ、妹よ。
「そうかい、そりゃ良かったな。よし消えろ」
「よくない〜!!もっとゆっくり教えてよぉ〜!!」
「大体、俺の『好意』で教えてやったんだ。お前が分かるまで教える義務はねぇ」
「こんなにカワイイ妹が勉強できなくて恥を掻いてもいいの〜!?」
「いい。俺はそんな小さなことには構わん」
「全然いくな〜い!!」
「大体、そんな難易度の高い問題、お前じゃ一生かかったって理解できねぇよ」
「あ〜!!言ったなぁ〜!!」
「おう、言った。だって本当の事だろ」
「お兄ちゃんがそこまで言うなら、私一人で理解してやるもん!!」
「無理無理。今度はちゃんと教えてやるからテキスト貸せよ」
「いいっ!!」
「そんな意地張るなよ。教えてやるって言ってるだろ?」
「意地張ってるのはどっちだよぉ!!もういいっ!!お兄ちゃんのバ〜カ!!」
妹は威勢良く捨て台詞を残すと、乱暴にドアを開け俺の部屋から退散した。
       ,.-‐v――.、
     /  !     \
      /   ,イ      ヽ
    /  _,,,ノ !)ノリハ    i
   i  jr三ミ__r;三ミ_   ヽ  
   l  ,iヾ二ノ ヽ二 ハ   ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ヽ、.l  ,.r、_,っ、  !_,   ∠ 気味悪いオタクね
      !  rrrrrrrァi! L.    \___________
      ゝ、^'ー=~''"' ;,∧入  
  ,r‐‐'"/ >、__,r‐ツ./   ヽ_
 /  /  i" i, ..:  /  /  ヽ-、
./  ヽ> l    /   i     \
99また無茶苦茶な ◆isG/JvRidQ :03/10/19 19:28 ID:???
その後、妹は一度も部屋から出てこなかった。
さすがに俺も心配になってきたので、妹の様子を見に行くことにした。
「入るぞ…」
「うん」
部屋に入ると、妹は勉強机に向かい、頭を抱えていた。
「ほい、ココア。疲れただろ、」
俺は、カップを妹に手渡し、机を覗き込む。
「できそうか?」
「…全然ダメ」
「ほれ、ペン貸せ」
「はい…」
「まず、この図で…ここがこうなっているから…この式が出てくるわけだ」
「うん」
「で、今度はこっちから、こんな式が出てくる。ここまで分かるか?」
「うん。大丈夫だよ」
「で、この二つの式を、公式が使えるように変形。で、比較して計算して答えがコレだ」
「ふむふむ…」
「やり方さえ覚えれば意外と簡単なモンだろ?」
「うん。お兄ちゃん…ありがとう」
「しかし…今じゃ、こんな難しい問題を授業でやってるのか…」
100この兄妹飽きたな ◆isG/JvRidQ :03/10/19 19:31 ID:???
「ううん、違うよ♪」
「ううんって…どういうことだよ?」
「あの…お兄ちゃん…笑わないでくれる?」
「努力はしてみる」
「努力だけじゃダメ!!絶対の約束ぅ!!」
「はいはい、絶対笑わねぇよ」
「あのね…。頭が良くなりたいんだ…お兄ちゃんと同じ学校に入るために…」
爆笑しそうになったが、何とか耐えた。
「しかし、何でまた急に…」
「好きな人と同じ学校に入ると、何かイロイロ良いんだって!!」
こいつのバカさ加減には、笑いを通り越して呆れた。
「何よぅ〜?その顔は〜?」
「いや、幸せそうだな…と思ってな」
「うん。幸せだよ〜♥」
嫌味のつもりだったが、妹はニコニコと笑う。
本当に嬉しそうだったので、俺もなんだか良い気分になる。
俺は妹の頭にポンと手を置き、
「入って来い。俺の学校に…」
「うん。頑張る♪だからね…」
妹が振り向き、俺に抱きつく。
「えへへ…お兄ちゃん、ちょっといい〜?」
そして、互いの額と額をくっつける。
「ばっ、バカッ!何してんだよ!!」
「お兄ちゃんの頭の良さ…ちょっと分けて♥」
バカな妹だ。
だけど、そんなバカなところがコイツのいいところなのだろう。
「ふふふっ♪優しいお兄ちゃん、だぁ〜い好き♥」
>>100
イイ!すばらしい!いつもこのスレにはお世話になってます。ありがとう
>>101
「お世話になってます」ってのが、なんだかw
ウチはリアルで兄妹で同じ高校に入ったよ
俺の卒業と同時に妹が入学

ちょっと俺は学校内では有名人物だったので(悪い意味じゃないけど)
妹は最初の1〜2ヶ月くらいは「あの○○の妹・・・」ととにかく言われまくったそうな

「お兄ちゃん、何やってたの!」って電話が来るたびに
「ああ、それはあの時の事件だな・・・」と事細かに話してやったな

そんな妹も今年高校卒業
俺とは違い、平々凡々で全然目立たない生徒らしい(俺の元担任談)

「ま、お兄ちゃんのおかげで先生から早く名前を覚えられたし。
 お兄ちゃんには敵も多いけど味方も多いことが分かったよ」
と言ってくれたから良しとしまつ

とは言え、妹よ、もう少し勉強頑張れや・・・。
小さい頃はお前の方がかなり頭良かったはずなのになぁ・・・。
お兄ちゃんもお母さんも悲しんでいるぞ
妹に勉強を教えるイベント
夜食CGやうたたねでよだれを垂らすCG、
寝ぼけて「お兄ちゃん、ありがと・・・」
105751 ◆FFV1SjUAV2 :03/11/03 13:24 ID:???
なんと! このスレまだあったんですねー!
たぶん誰も知らないと思うけど、僕は前スレッドで4本のSSを書きました。
怖い夢を見た妹が兄と一緒に寝る話、風邪をひいた妹を兄が看病する話、
バレンタイン話、そしてホワイトデー話です。
あのあと、エイプリルフールSSを書くと言ってたんですけど、けっきょく
考えつかなくて、そのまま放りっぱなしにしてしまいました。すみません。

・・・ところで、SSってまだ書き込めますか?
もし何かできたら、また載せたいって考えてるんですけど・・・いいですか?
神が帰ってキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
是非書いてください。
>>105
ここはそういうスレですので。好きに書くといい。
108コテとトリップ:03/11/14 18:38 ID:???
    |                        \
    |  ('A`)                ギシギシ
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄             アンアン/

                 ヽ〜/
               シュッ[二二]
    |       ( '  ─=≡ヽ( ゚A゚)ノ匚        \
    |     (ヾ ─=≡ ( ┐ノ     ソコハ ダメダヨ
   / ̄  彡」 」 ̄ ̄ ;,i;/        オニイチャン…/

      シコシコシコシコ | . . .||      
      シコシコシコシコ |    .||        \
______ ( ゚A゚)匚 .||  オニイチャ〜ン ! !
          (ヾ♂ノ \ .||   アァァァ〜…/
 V       」 」 ヽ〜/ ||
[ □]         [二二] ||
学校が終わった。
俺は、様々な部活で騒がしいグランドを横目に、校門へ向かう。
すると、この学校では見慣れない。しかし俺には見慣れた制服姿が見えた。
その制服の少女は俺に気が付くと、大きく手を振り、俺を呼び始めた。
「あっ!お〜い!!お兄ちゃ〜ん!!」
「何でここに!?」
「お兄ちゃんを待ってたんだよ。ねぇねぇ一緒に帰ろっ♪」
妹が俺の手を掴み、大きく振る。
「どうせ嫌だって言っても、ついて来るんだろ?」
「うん。だって帰る家は同じでしょ?」
「ま、そりゃそうだな」
「さぁ、暗くなる前に帰ろ〜♪」
妹は俺の手を半ば引っ張るようにして、歩き始める。
「お兄ちゃんの手、暖か〜い♪」
「触るな、お前の手は冷たい…」
「心が暖かいんだも〜ん♪知ってる?心が暖かい人は手が冷たいんだよ〜♪」
「んなバカな…」
「バカじゃないも〜ん♪うぅ〜ん…それにしても寒〜い!!」
「そうだな、どっか寄り道していくか?奢ってやるぞ」
「わ〜い、じゃあ肉まん買って〜♪」
「はいはい…」
「やった〜!!お兄ちゃん、ありがとう〜♪」
そう言って、妹は俺にピッタリと寄り添い、俺の腕を強く抱き締める。
「何してんだよ…?」
「だってお兄ちゃん大好きだも〜ん♪それに、こうすれば暖かいしね〜♪」
「やめてくれ…」
「何で〜?お兄ちゃんだって寒いでしょ〜?」
「寒いことは寒いけど…」
「じゃあ、問題ナッシ〜ング♪さ、黙って歩きなさ〜い♪」
「いや、俺はお前のために言ってるんだぞ」
「私のため?それってどういうこ……あっ!!わわわっ!!キャ〜!!」
タイミングよく、俺の脚に躓いて、妹が見事にコケる。
「だから言っただろうが…」
俺はなかなか起き上がらない妹に手を差し出した。
「くすん…お兄ちゃん、痛いよ…」
「泣くなよ、そんなことで…」
「だってぇ…」
「…ったく、いつまで寝てる気だ。とりあえず立て」
「うん…」
俺は妹を起こしてやると、制服を軽く払ってやる。
「おいおい…膝から血が出てるじゃねぇか…」
「血ぃ!?痛いよぉ〜!!もう、歩けないよ〜!死んじゃうよ〜!!」
「死ねるモンなら死んで見ろ…」
「お兄ちゃんは…私が死んでもいいんだぁ…うぅ…うわぁぁぁぁん!!」
「うるさいうるさい!!いい年して泣くな!!」
「ひっく…ひっく…。でも…お兄ちゃんが…心配してくれないから…うわぁぁん!!」
「ちゃんと心配してるって…」
「ホント…?」
「ああ」
「ホントにホント?」
「ああ、心配してる。だから、急いで帰るぞ…早く傷口を洗わなきゃな」
俺は妹の手を引っ張り、少し早足で歩き出す。
しかし、肝心の妹は立ち止ったまま動こうとしない。
「どうした?」
「おんぶして…」
「はぁっ!?」
「おんぶ…」
「おんぶって…その短いスカートで?」
「うん…お願い…」
「そこまで言うなら仕方ねぇか…。だが、おんぶは流石に出来ねぇからな…」
俺は妹の腰を掴み、抱き上げる。
まぁ、俗に言う『お姫様だっこ』と言う奴だ。
「まぁ、コレで勘弁してくれよ」
「ふぇっ!?」
「どうした!?」
「おおおおおお、お姫様だっこ!?」
「いけなかったか?」
「えっと…嬉しいんだけど…。嬉しすぎて何て言っていいか…」
「そりゃ結構だが…。黙ってないと、舌噛むぞ…」
「うん。でも、一言だけ言わせてね…」
妹が口元を俺の耳に近づけ、囁く。
このときの妹は何故か落ち着いていて、妙に可愛らしかった。
「お兄ちゃん…大好き♥」
そうして、妹は俺の頬を軽く唇で触れる。
「ありがとう、お兄ちゃん。もういいよ♥」
微笑む妹とは対称的に、かなり動揺している俺。
って言うか、妹なのに可愛い!!
「気が済んだかよ?…それにしても結構重いな、お前…」
あまりの動揺のため、こんな事しか言えなかった自分を深く恥じる。
これで怒って、笑って、いつもの元気な妹に戻ると思った。しかし…
「うん。お兄ちゃん、力持ちだね」
「なんか調子狂うなぁ…」
「うん、そうだね。ゴメンね」
「やっぱり変だぞ…」
「うん。でも…もうちょっとだけ、お姫様気分でいさせて♥」
「はいはい。分かりましたよ、お姫様」
今の妹は確かに可愛い。しかし、普段の妹は楽しい。
可愛い妹も悪くないが、俺はいつもの妹のほうがいい。と、この時思った。
ちなみに、二分後、肉まんのことを思い出した姫が騒ぎ出すことを、今の俺は知らないのだ…
>>751
遅くなりましたが、お帰りなさいませ!!(w
作品、是非載せてください。楽しみにしてます。

ところで、質問なんですが…
僕がよく使う、ハートや音符。アレって使わないほうがいいんですかね?
もしも『ちゃんと見えないからやめろ』って言う人がいればやめようと思ってるんですけど…どうでしょうか?
>>112
音符は大丈夫じゃない? ハートは「当方OS+メインブラウザ」だと化けるね。
なんとMac OS 9.1とネスケ4.8だ! どうだ凄いだろ〜w
この環境だと「お兄ちゃん…大好き♥」と普通に出ます。
まあ自分はもう慣れて脳内自動変換しているし、サブブラウザ(Netscape 7)で見れば
ちゃんと表示されるからあまり気にしていないけどね。
「ちゃんと見れない」という人は自分みたいに「Macで古いネスケユーザー」ぐらいの
少数かと思われるので、大丈夫じゃないかな?(←該当環境者意見求む)

余談だけど「機種依存文字」や「MSフォントの全角・半角区別」のほうが
マカーには気になるので、みなさんできれば気をつかってやってくださいませ;
114113:03/11/16 23:22 ID:???
しかし…>>110-111妹は、甘えたさんぶりがときメモの優美みたいだなw


そしてウチの妻も、こんな感じの困ったキャラ…(涙
>>114
おいおい羨ましすぎるじゃないか!責任者出せ!出てきて下さい。
           (⌒ヽ
           'l _ ,.|
           /  ノ
          ノ  ノ、,,=---ー‐‐'-、
         /    ノ (〕_   :::|
        /     ノ::::〔〕  ` ̄ ̄`)
       ノ     ノ  r`=ー----‐〈
       /   - _ _ , -.H' _____ノ
      /         '、フ____ 〈
      |         r' :::::::::ヾ ノ
      |   /`ー--'`-'--ー''゛´ ̄

    _,,,,._                、-r    r--,      、-r
   ,.','" ̄',〈... _,,,_   _,,,_   _,,,,,| |     ~`l |  _,,,_   | |,,,,,_
  { {   ,___ ,'r⌒!゛! ,'r⌒!゛! ,.'r⌒| l      .| | ,'r⌒!゛! ..| |⌒','i
  ゝヽ、 ~]| ,i i  i l i l  i i .i i  .i .i      .| | i i  i l  .| i  .i |
   `ー-‐'"  ゞ_,.'ノ ゞ_,.'ノ ゞ__,.',、'ュ    ..l l  ゞ_,.'ノ.. .L、-_,'ノ
                        (~'-'ノ
                         `~~
保守
タトゥーがデンマークのラジオ局のインタビューで日本での騒動について訊ねられて
 「日本は物ばかりが進化していて人間は成長が止まってるのよ。」
 「うん。ステレオタイプの人間が多いのは確かね。」
 「番組の途中で帰ったくらいで騒いでるのよ。笑っちゃうでしょ?」
 「プライベートで日本へ行きたいか?答えはNO!よ。」

あと有名なインタビューで
「日本人は不細工ばかり(ぷぷぷ・・・)」とコメントしてましたね。この話はかなり話題になりました。

ロシアのラジオ局
「日本はどうでしたか?」
「街にはゴミが沢山落ちてて汚かったわ」
「日本人はなんか動物っぽくて嫌ね」
「全員同じメガネを掛けて、同じファッションでダサい。それに臭いから好きじゃないわ」

イギリスの雑誌
日本の印象について
「先進国と思って期待していったらがっかりね、街に歩く人は全員無表情で
気持ち悪い」
「日本人って歯並び悪いし背も小さいし、かっこいい人が全然いないわ 
環境(空気)が悪いせいかしら 笑」

アメリカのラジオ
日本にこないだ行きましたね
「行きたくて行ったんじゃないわよ 」
「騒動って言うけど、あんな下手糞な子供じみた歌番組出れないわ」
「私たちは一流よ!日本人の2流3流の素人歌手と一緒にされるのが間違いよ」

日本での騒動について
「あの人達って、工業製品で小型化得意でしょ、だから心も体も小型化してるのよ」
「だって、みんな唾を飛ばしながら、同じ非難しか言えないでしょ 知能の無いロボットみたい」
↑コレ全板にコピペ推奨 タトゥーは日本を馬鹿にしすぎ
http://demilia.web.infoseek.co.jp/index.html
http://www.torawaka.ne.jp/user/ewvote1/comvote.cgi?id=aparte 投票所
お願いします!ここのピュアレという須磨ブラ的キャラに投票を。
>>119
所詮その程度の脳みそしかないんだよ。あとひと月もしたら多くの日本人に忘れられてるからいちいち気にすんな。
つーか外国の人もある程度ドタキャンがどれほど問題かは分かってるはずだしな。
ケンシロウ日記
【7:12】伝承者から外された夢で起床。まだ眠い。服を着る。腹が減って力が出ない。歯はみがかない。俺には水がない。
【7:22】朝食のかわりに腹の経絡秘孔を突く。体が重い。イヤになる。
「水をくみに行っておいで」トキの言葉だ。うるさいんだよ。俺は水道工じゃないただの浮浪者なんだよ。
「気を付けて!」うるせぇんだよこのリン公が。
【7:35】ダルい水くみ出発。庭ではうるせぇ犬がわめいている殺すぞ。
【7:43】「助けて〜!」バットが叫んでいる。俺にどうしろっていうんだよ。
【7:50】バット救出。ハートにバギーを壊されたらしい。うだつの上がらない奴だ。
【8:03】今日は曇りだ。気分が盛り上がらない。早く寝床へ帰りたい。
【8:46】リンがニヤニヤしている
【9:30】水くみ終了。
【9:40】帰宅。
【9:45】お腹がすいた。腹の経絡秘孔を突く。また体が細くなる。
【10:11】みんなで談笑。レイの笑い声にみんながいらつく。
【11:20】シン 登場。
【11:22】「なあに〜きこえんな〜」 相変わらず耳の遠い奴だ。
「ユリアを返してもらおうか」本当はどうでもいい。トキ早くこい。
【11:40】ジョーカーに襲われる。キモい。腹が減って力が出ない。
【11:42】「ケーン大丈夫〜!」リンだ。タイミングが良すぎる。どこから見ていたんだ?
【11:43】「新しい服よ〜!」さようなら、特効服127号、こんにちは特効服128号。リンがニヤニヤしている。
【11:45】「はああああ!ほあったあー!!」ただの右ストレートだ。
「ひ、ひ、ひでぶ〜…!」このセリフには飽き飽きしている。
【11:49】戦闘終了。「お前はもう死んでいる」遅いけど言ってみる。
【11:53】バットが来た。「ケーン!オイラも戦うよ!」遅すぎる。帰れ。うだつの上がらない奴だ。
【12:30】帰宅。小屋の前で犬がジョーカーの肉片を食べていた。バタコがニヤニヤしてこっちを見ている。
いやがらせか?殺すか?
「うにゃ〜。キモチいいにゃ〜」
妹が炬燵の中で丸まっている。
右の頬を机の上に乗せ、幸せそうな顔をしている。
「うにゅ〜。コタツはいいにゃ〜」
「気持ちそよさそうだな…」
「キモチいいよ〜。おにいちゃんもはいれば〜?」
「そうだな…。俺も入ろうか」
「えへへ〜。いらっしゃ〜い♪」
俺は、妹の向かい側に座る。
「ふぅ、もう冬なんだなぁ…」
「うん。人恋しい季節だね〜」
「まぁ…そうだな…」
「じゃあ、今夜からお兄ちゃんの部屋で寝よ〜」
「じゃあ、俺は居間で寝よ…」
「えぇ〜!?二人で寝れば暖かいよ〜?」
「お前は寝相が悪そうだからな…」
「そんなことないよ〜!!大人しいよ〜!!」
「とにかく、一緒には寝ない」
「ぶぅ…いいもん。夜中ナイショでお兄ちゃんのお布団に入ってくからね…」
「今何か言ったか!?今恐ろしい事が聞こえたような!!」
「ねぇねぇ、コタツって、エアコンとかとは違う暖かさがあるよね〜?」
「無視か…。まぁ、分からんでもないが…」
「やっぱりそうだよね〜?お兄ちゃんと同じ考えで嬉しいな〜♪」
妹がコタツの中で足をバタバタさせる。
「しかし…コタツに一度入るとなかなか抜け出せんな…」
「そうだね〜」
「晩飯の準備なんてする気起きねぇな…」
「あはは…気持ちは分かるけど、それじゃ困るよぉ〜」
「…冗談だ。ちょっと買い物行ってくるわ…」
俺は覚悟を決めて、炬燵を抜け出す。
すると、同時に妹も這い出してきて、
「ねぇ、お兄ちゃん、私もついていってもいい?」
「別に構わないけど…」
「うん。じゃあ、行こう?」
「お…おう」
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。今日の晩ゴハン何にするの?」
「さぁ…どうしようか。何が安いかな…」
「それなら、寒いから、お鍋にしようよ!!今年はまだ食べてないよ〜」
「おっ、いいねぇ。そうするか」
「でしょ〜?」
「そうと決まれば、早いうちに買いに行くぞ」
「うん♪」
そんな事を話しながら二人一緒に玄関を出る。
「ねぇ、お菓子買ってもいい?」
「…一つだけだぞ」
「わ〜い。後で二人で食べようね〜♪」
「ったく…いつまでもガキのままだな…」
「ガキでいいよ〜♪お兄ちゃんに甘えられるからね〜♪」
「…それが困るんだ」
「じゃあ、もっとも〜っとお兄ちゃんを困らせちゃお〜♪」
妹が俺の腕に抱きつく。そして、頬を俺の腕に擦りつけて
「へへへ、お兄ちゃん、大好き♥」
今までも妹に困らせられてきた。今も困らせられている。
恐らくこれからもだろう。
…だが、これまでも退屈はしなかったし、これからも無さそうだ。
と俺はささやかに思っている…。
馬鹿な・・・ このオレがッ 萌えているッ・・・・・!!!
>>125
素直になれよ♥
warota
保守1234567890
129何食べてんだろ… ◆isG/JvRidQ :03/12/10 22:11 ID:???
「えへへっ♪お鍋っお鍋っ♪」
土鍋の向こうに、妹の嬉しそうな顔が見える。
前述の通り、妹の強い希望で、今夜の晩御飯は鍋である。
「しかし…二人で鍋ってのは少し虚しいぞ…」
「そう?私はお兄ちゃんとお話しながらご飯食べれて楽しいよ〜♪」
「それじゃ、いつもと変わらないような…」
「えっ…。とにかく!お鍋は楽しいんだよ!久しぶりだしね!!」
「そういえば、鍋なんて久しぶりだな…」
「うん♪早く煮えないかな〜♪」
「そうだな」
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。もう食べれるかな?」
「まだまだだな…」
「う〜ん、早く食べたいなぁ〜」
「ああ、腹減ったな…」
「私も、お腹ペコペコだよ〜♪そうだ!お兄ちゃん、何かつけて食べる?」
「俺は…胡麻ダレにしようかな」
「胡麻ダレか〜、いいねぇ〜♪」
「お前はどうする?」
「う〜ん、じゃあ私はポン酢にしよっ♪」
妹は、二人の器にそれぞれの薬味を注ぐ。
そして、また鍋を嬉しそうに眺め始めた。
よほど嬉しいのか、体がゆっくり揺れている。
「ねぇ!もう食べれるんじゃない?」
「ああ、そろそろ食うか」
「待ってました〜♪いただきま〜す♪」
妹は素早く箸を伸ばし、適当につまみ上げ、口に入れる
130急いだから雑… ◆isG/JvRidQ :03/12/10 22:12 ID:???
「はふぅ…熱ひ(い)けど、おいひ(し)〜♪」
「たまには鍋もいいな…」
「お兄ちゃん、胡麻ダレ、ちょっとちょうだい♪」
「ちょっと待て、俺はまだ一口も食ってない…」
「そうか〜。じゃあ、先に私のポン酢、あげるね〜♪はい、あ〜んして〜♪」
妹が、手を伸ばし、箸と鶏肉を突き出す。
「いや、いい…」
「そう?おいしいよ〜?食べてみてよぉ〜」
「いや、俺は…ぐおっ!!」
そう言いかけた時、妹が箸を無理矢理俺の口の中に入れた。
熱湯の中で温められた鶏肉が俺の舌に触れる。
「熱ぃ!!」
この際だから言うが、俺は熱いものが苦手。つまり猫舌なのだ。
「おおおっお兄ちゃん!?どうしたの!?大丈夫!?」
「水水!!」
「お兄ちゃん、水だよ!!」
妹の差し出したグラスを奪い取り、一気に飲み干す。
「死ぬかと思ったぞ…」
「大袈裟だなぁ〜」
「お前が言うな…」
「えへへへ…えっと…大丈夫?」
「舌火傷した…」
「ホントにゴメン!!お兄ちゃんが猫舌さんだったの忘れてたの!!」
「まぁいいけどよ…。頼むから気をつけてくれよ…」
「うん。お詫びに、私がふ〜ふ〜してあげるね♪」
「止めてくれ…」
「へへへ、冗談だよ〜♪今日は遠慮してあげる♪」
「腹立つな、その言い方…」
「まぁまぁ、気にしない気にしない♪さぁ、ご飯食べよっ♪」
「そういや、結局ほとんど食ってなかったな…」
「うん♪あっ、お兄ちゃん、そっちも一口食べさせてよ〜♪」
「別にいいけど…」
俺は、器に数種の具を入れて、妹に差し出す。
「分かってない…」
妹が寂しそうに呟く。
「何が?」
とは聞いては見たものの、
このときの俺には妹が意図することの大体の予想はついていた。
「あ〜」
妹は大きく口を開ける。つまり食わせろというわけだ。
「そう来ると思ったよ…」
そうボヤいて、俺の箸から、妹の口に具を入れてやる。
妹は素早く箸に食いついて、
「おいし〜い♪嬉しいな〜♪」
「満足したか…?」
「うん、大満足!!ちゃんとやってくれてありがとう、お兄ちゃん。大好きだよ〜♥」
「はいはい、一生言ってろ…」
「ヒド〜い!サイテ〜!…な〜んてね♪お兄ちゃんのそういうトコも好きっ♥」
「悪趣味な…」
「あ〜言ったな〜!!そんなイジワルお兄ちゃんにはアツアツ豆腐の刑だ〜!!」
「うぉ!?何しやがる!?」
「ははは〜!!参ったか〜!!」
「くそっ!覚えてろよ!!」
…二人の明るい笑い声とともに、俺達の夜は更けていくのだった。
ハアハア ハアハア ハアハア も、萌えーーーーーーーー!!!! 拙者、鍋食いたいで候。
GJ!!
ですよ
カマクラプレイキボンヌ
やっぱ温泉だろ この季節は(モチロン混浴!!)
>>134
カマクラなんて作ったことが無いので、どんな物か分からないです…。
っていうか、カマクラプレイって何だろう…。

>>135
『どうした?こっち来いよ』
『お兄ちゃん…やっぱり恥ずかしいよぅ…』
『気にするなよ。小さいときは一緒に入ってただろ?』
『でも…マキ(仮)おっぱい小さいから…』
いいッスねぇ!!是非、そのうち書いてみたいです!!
>>136
妹が妙に積極的なのも萌える

『お兄ちゃん、背中ながしっこしようよ』
『もう、そんな年でもないだろ』
『そんなことないよ〜、昔だってよく流しっこしてたじゃない?』
『昔と今を一緒にされてもなぁ』
『もう、いいの!お兄ちゃんは黙って後ろをむきなさい!』

背中に触れる手は暖かくて、湯気の臭いが甘いような気がして、
クソッ、何を考えてるんだ俺は。


とかね。
>>136
漏れの経験したカマクラ。

雪国北陸の山奥へ遊びに行った時、
2m近く積もる雪に、シャベルで横から穴を掘り、
カマクラ完成。
カマクラは結構暖かいけど、プレイするような場所じゃないだろw
>>138
それはもう、微妙にカマクラではないようなw
保守ーーっと
「お兄ちゃん!!起きてる〜!?」
パジャマ姿の妹が俺の部屋に飛び込んできて、大声で言う。
「そんな声出されたら寝てても起きるぞ…」
「へへへ…♪そんなことよりも!!外見て!!」
妹が窓に近寄り、カーテンを開ける。
外は暗かったが、白い物が舞っているのが見えた。
「寒いと思ったら、雪が降ってるよ…」
「うん♪嬉しいなぁ〜♪」
「何故?」
「う〜ん…そう言われるとよく分かんないけど…雪が降るとワクワクするんだよ♪」
「ああ、台風のときに無性に外に出たくなるようなモンか…?」
「うん♪それと似てるね〜♪」
妹が窓の外を見ながら、嬉しそうに言う。
そして、何かを思いついたのか、いきなり振り返って言う。
「ねぇねぇ、今から外に行こうよ!!雪、もっと近くで見たいよ〜♪」
「断る。見たけりゃ一人で行け…」
「え〜!?お兄ちゃんも一緒に行こうよ〜!!」
妹が俺の腕を引っ張る。俺はすぐさまその腕を振り払い、
「いいじゃねぇかよ。雪見るぐらい、俺がいなくても…」
「ダ〜メ!!二人で見ることに意味があるの〜!!」
「それがどんな意味かは知らんが、寒いのは嫌だ…」
「お兄ちゃん、ホントにお願い!!」
「しょうがねぇなぁ…行ってやるよ…」
「えっ!?ホント!?じゃあ、早速行こ〜♪」
「はいはい…」
俺は妹に引っ張られて、玄関に向かう。
玄関の扉を開けるのには少しためらったが、妹があっさり開けやがった…。
妹が開けたドアから、冷気が流れ込んで、かなり寒い。
「わ〜い!!雪だ!!雪だぁ〜!!」
しかし、妹は寒さなどお構い無しに、雪の中へ駆け出した。
「お兄ちゃ〜ん♪雪雪!!」
妹が両手を広げ、庭の真ん中で立っている。
「もう夜も遅いから、あんまり騒ぐな…」
「ゴメン。でも雪が降るなんて珍しいから…」
「そうだな。だが、そのうち止む。今のうちに十分見とけよ…」
「え〜!?積もって欲しいよ〜!!」
「大体、この辺りで雪が積もることなんてここ三年ぐらいないぞ…」
「うん。だから、今年積もるかもよ〜?」
「いや。積もらんね…」
「積もるよ〜!!」
「積もらない」
「じゃあ、勝負しようよ!!明日の朝積もってたら、お兄ちゃん、私と遊ぼ〜♪」
「上等だ…。じゃあ、積もってなかったら、缶コーヒーでも奢れよ」
「決定だね〜♪明日が楽しみだな〜♪」
「あ〜寒ぃ…とっとと寝よ…」
「じゃあ、私も寝ようかな〜」
俺は家の中に入り、自分の部屋に向かう。
「おい。何で俺の部屋までついてくるんだ…?」
俺は自分の部屋のドアの前で、振り返る。
「一緒に寝ようと思って♪…ダメ?」
「絶対嫌だ…」
「今日は寒いんだよ〜?二人で寝れば暖かいよ〜?」
「ダメだ」
「じゃあ、どうすれば一緒に寝てくれる?」
「そうだな…どうしてそんなに俺と寝たいんだ?その理由によっては考えてやる」
「う〜ん、安心するから…かな?」
「安心…?」
「雪の日って、すごく静かでちょっと寂しくなるから…っていうのが理由なんだけど…いい?」
「まぁいい…好きにしろ」
「わ〜い!!お兄ちゃん、大好き〜♥」
本当に静かな雪の夜。
妹の言ったとおり、この日は二人だけの世界のように感じられる静かな夜だった…。
翌日、雪はムカつくぐらい見事に積もりやがった。
「へっへっへ〜、私の勝ちだね〜♪」
庭の前で妹が勝ち誇った顔を見せている。
「しょうがない、負けは負けだ…何をして遊ぶ?」
「雪合戦!!」
そう言って、妹はすぐさま俺に雪球を投げる。
「うぉっ!?危ねぇ!!」
俺は間一髪でそれをかわした。
「おぉ〜!!凄い凄い!!」
「うるせぇよ!!」
俺も妹に雪だまを投げつける。
しかし、妹は俺の様に避ける事が出来ずに、そのまま顔面に食らう。
「うぁ〜、冷たいよぉ〜」
「大丈夫か?」
「口の中に入っちゃったよぅ…」
既に泣きそうになっている妹。
俺は妹の顔を袖で拭いてやる。
「むぅ〜!!次は負けないぞ、お兄ちゃん!!」
「おう、やれるもんならやってみろ…」
「えっとね、雪合戦が終ったら、雪だるま作ろうね♪」
「ああ」
「二人でおっき〜い雪だるま作ろ♪」
「ああ」
「嬉しいな〜♪今日はずっとお兄ちゃんと遊べるんだ〜♪」
「…それじゃ、いつもと大して変わってないじゃねぇか」
「あはは、そうかもね〜♪」
妹は本当に嬉しそうだ。
俺は賭けには負けたが、妹が笑顔で何よりだと思う。
「お兄ちゃん、大好き♥これからもずっと一緒に遊んでね♥」
( *´∀`)ムハー
GJ!! 妹欲しいよーーーーーーーーーーーー!!!!
オレ妹いるけど、現実は厳しいぞ・・・・・・
オレ妹いるけど、意外となついてるよ。
清しこの夜、隣には誰もいない_| ̄|○ ・・・・・・
ヤバイ。妹ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
妹ヤバイ。
まず可愛い。もう可愛いなんてもんじゃない。超可愛い。
可愛いとかっても 「芸能人で言うと誰似?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ中1。スゲェ!なんかブラとかして無いの。何カップ?とか彼氏いるの?とかを超越してる。優しいし超可愛い。
しかも成長してるらしい。ヤバイよ、成長だよ。
だって彼女とか成長しないじゃん。だって自分の身長追い越してどんどん伸びてったら困るじゃん。キスするのに超背伸びとか困るっしょ。
身長が伸びて、一年目のときは俺よりうんと下だったのに、三年目のときは頭二つ分彼女が高いとか泣くっしょ。
だから彼女とか成長しない。話のわかるヤツだ。
けど妹はヤバイ。そんなの気にしない。成長しまくり。お風呂一緒に入ろう?とか妄想してる俺。ヤバすぎ。
妹っていたけど、もしかしたら妹じゃないかもしんない。でも妹じゃないって事にすると
「じゃあ、昼まっから妄想してる俺ってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あと超血が濃い。約二親等。続柄で言うと妹。ヤバイ俺、萌えすぎ。妹が成人する暇もなく萌え死ぬ。怖い。
それに超つるぺた。超寂しがりや。それにちょっとえっち。キスしたことある?とか平気で訊いてくる。キスて。彼女すらいたことねえよ、今まで。
なんつっても妹は料理が上手い。肉じゃがとか平気だし。
うちらなんて料理とかたかだか日曜日の昼飯を作るぐらいで上手く作れないからレトルトにしたり、コンビニに行ってみたり、昼飯抜かしたりするのに、
妹は全然平気。卵を片手で割ってる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、妹の可愛さをもっと知るべきだと思います。
そんな妹の事ばっかり妄想してる俺とか超一人っ子。もっと親父がんばれ。超母ちゃんがんばれ。
せきららに綴られたチミの文章を読む限り私はこう思う。

そ の 程 度 の 文 章 し か 書 け な い 脳 味 噌 で は 

な か な か 彼 女 は 出 来 な い ゾ ♥




と。
_| ̄|○ スマン…
オレは好きだな 読みやすいし 

長谷部の1000倍はマシだな
154折角書いたし… ◆isG/JvRidQ :03/12/24 22:41 ID:???
「じんぐるべ〜る♪じんぐるべ〜る♪鈴が〜鳴る〜♪」
妹の歌が家中に響く。
妹が小さなクリスマスツリーの周りをぴょこぴょこ跳ねていた。
俺は半ば呆れてその光景を眺めている。
「今日は〜楽しいクリスマス〜♪」
「元気だねぇ…」
「うん♪だって、今日はクリスマスイブだよ?」
「そこまではしゃぐほどの物かねぇ…」
「だって一年に一度のクリスマスなんだよ〜?楽しいよ〜♪」
「理由になってない…」
「とにかく!楽しいから楽しいの〜♪」
「もう何か言う気も起きねぇよ…」
俺は頭を掻きながら、妹に背を向ける。
俺が歩き出すと、妹が背後から声をかける。
「ねぇ…」
「ん…?」
「今晩は…一緒にいられるよね?」
「へ?あ、ああ。どこかに行く予定は無いけど…」
「じゃあ、今晩、クリスマスパーティしよう?二人で…」
「…ふむ」
「ねぇ、お料理とか、飾りつけとか…全部自分でするから!!お願い!!」
「おい…俺はまだ何も言ってねえって…」
「でも『イヤだ』って言うつもりだったでしょ?」
「いや、別に…」
「じゃあ、やってもいいの!?クリスマスパーティ」
「ああ…。ただし、俺はちょっと用があるから、何も手伝えないぞ?それでもいいなら…」
「うん。じゃあ…七時には帰って来てね?」
「了解…」
「早くても遅くてもダメだよ!!」
「はいはい…」
俺は妹に半ば背中を押されるように、一人、賑わう町に歩き出した。
数時間後、俺は、用事を済ませ、家に帰ってきた。
現在の時間は七時ちょっと前。
我ながらいいタイミングで帰ってきたと思う。
俺は、ゆっくり玄関の扉を開け中に入る。
「おっかえり〜♪」
妹がクラッカーを鳴らして俺を出迎えた。
俺はその音に驚き、咄嗟に顔を右腕で守る。
「えへへ♪メリークリスマスだよ、お兄ちゃん♪」
その声に、俺がその腕を下ろすと…
「どこで買ったんだよ…それ…」
目の前にはサンタ服を着た妹が立っている。しかも、超ミニスカ
「コレ?この前、お店で見つけて買っちゃったんだ♪カワイイでしょ?」
さっきまで気に留めなかったが、そう言われてじっくり見ると…
「ああ…凄く…可愛い。よく似合ってるよ…」
「へへへ…そんなぁ…照れちゃうよぉ…」
妹が顔を赤くして、モジモジしている。
「えっと…お料理も出来てるから…パーティ、始めよう?」
「ああ…その前に…」
「ん?お兄ちゃん、どうしたの?」
「ケーキを買ってきたんだが…」
俺は左手に持ったケーキの箱を上げて、妹に見せる。
「わ〜い!!ケーキだ〜!!お兄ちゃん、買ってきてくれたの!?」
「ああ、確か、お前コレ好きだって言ってたよな?」
「えっ…まさかお兄ちゃんの用事って…」
さすがわが妹、半分正解です。しかし…
「…いや…その…欲しい本を探してたら、近くまで行っちゃって…」
咄嗟にこんなことを言ってしまった。かなり苦しい言い訳だと思う。
しかし、妹はクスッと笑って、
「お兄ちゃん、ずいぶん遠くまで本を買いに行ったんだね?」
「まぁ…そうだな…」
「へへへ、私の好きなケーキ、覚えててくれたんだね♥。ありがとう、お兄ちゃん♥」
「飯の礼だ。俺にもコレぐらいはさせろ…」
「じゃあ、コレでアイコだね♪」
「そういうことだ。さ、早く飯食おうぜ」
「うん♪今日の料理、上手く出来てるかな!?」
妹は俺の腕を引っ張り、キッチンのテーブルに向かう。
「ほら!!お兄ちゃん、見て見て!!どうかな〜?」
「おお!!すげぇ!!美味そうじゃねぇか」
「えへへ…嬉しいな…」
妹は照れくさそうに微笑んだ。
「さぁ、美味しいうちに、食べようか」
俺は椅子に座り、食事に手をつけようとする。
「あっ。待ってお兄ちゃん!!」
「まだ何かあるのか?」
「うん♪乾杯しようかな〜。と思って、コレ買ってきたんだ!!」
妹は冷蔵庫から、パーティ用シャンパンを取り出す。
妹では危ないので、俺がビンの栓を開け、妹が持ってきた親父のワイングラスに注ぐ。
「じゃあ、いくよ〜♪かんぱ〜い♪」
妹がグラスを高く上げ、俺のグラスに軽くぶつける。
「お兄ちゃん。ご飯食べるだけなんだけど…今日は楽しんでね♪」
「ああ。では、早速、いただきますか」
「うん♪いただきま〜す♪」
「お、コレ美味いじゃん…」
「そう?嬉しいな〜♪」
俺達は、存分に飲み、食い、話をした。
…本当にそれだけだが、俺は楽しかったし、妹も楽しそうだ。
「ケーキっ♪ケーキっ♪」
「ああ、今切るから、ちょっと待ってろ…」
「うん♪」
俺は箱から苺がのったケーキを取り出す。
俺がケーキに包丁を入れるたびに、妹は目を輝かす。
「ねぇねぇ、お兄ちゃん、大きなケーキ買って来たね♪」
「確かに…二人で五号は大きすぎかもな…」
「これなら、明日の朝もケーキ食べられるね♪」
「まぁな…」
「やった〜♪私、ケーキ大好きなんだよ〜♪」
「ああ、昔からだな…」
「うん♪」
そう話しているうちに、ケーキが切り終わる。
「お兄ちゃん!!私、コレコレ!!おっきいの!!」
「そう言うと思ったよ…」
「えへへ♪美味しそう〜♪」
妹は皿に分けられたケーキを嬉しそうに眺めている。
俺は、残ったケーキを箱に戻し、立ち上がり、
手早く妹のココアと自分の分のコーヒーを用意しテーブルに戻る。
「えへへ、いただきま〜す♪」
妹がそう言って、苺を頬張る。
「お兄ちゃんのケーキ、おいしいなぁ〜♪」
「ケーキ好きだもんな…。俺の分もやろうか?」
「いらない。お兄ちゃんが食べてよ」
「そんなキッパリと…いいのか?」
「お兄ちゃんもケーキも大好きだもん♪お兄ちゃんと食べるケーキがおいしいんだよ〜♪」
「お前…」
「さぁっ、お兄ちゃんも食べなよ♪」
そう言って、妹は苺を一つ、俺にくれた。
それは一際赤くて甘い苺だった…
「ふぅ、よく食ったなぁ…。そろそろ、風呂に入って寝るか…」
「うん♪…でもね、最後にぃ…」
俺の方に寄り添っていた妹が俺に小さな箱を差し出す。
「私からのクリスマスプレゼントだよ、お兄ちゃん♪」
「俺に…?」
「うん♪開けてみて」
妹に言われ、俺は包みを丁寧にはがし、箱を開ける。
中には、腕時計が入っていた。
「コレ高かっただろ…?本当にいいのか?」
「うん。お兄ちゃん、前から欲しいって言ってたでしょ?私だと思って大事にしてねhearts;」
「ありがとな。すげぇ嬉しいよ」
「えへへ、気に入ってくれてよかったhearts;」
「そうだ、お返しといっては難だけどな…コレやるよ」
俺も、小さな袋を差し出す。
「コレって…」
妹はその袋を見て、中が何なのか予想がついたようだ。
嬉しさを隠しきれない様子で、包みを開ける。
「一応…ペンダントって言うのかな…気に入るといいんだけど…」
「うん!!ありがとう、お兄ちゃん。私、とっても嬉しいよ!!」
妹が俺を抱き締める。俺は妹の頭を優しく撫でてやる。
「私、お兄ちゃんの妹で本当によかったよ…。…お兄ちゃん、大好きhearts;」
「そうか…」
妹がゆっくり目を閉じる。
そのまましばらく無言の状態が続いた。
「散歩にでも行かないか?駅のイルミネーションが凄いらしい…」
「うん!!行こう♪」
妹が手を差し出す。
折角のクリスマス。俺は、その手を取らず、妹の肩に手を回す。
「…お兄ちゃん、メリークリスマス…。ずっと一緒だよ…hearts;」
俺には聞こえなかった、妹のささやかな祈りが、今宵サンタに届くといいと…思う…。
GJです! 漏れはこのSSシリーズ大好きですよ
160Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/12/25 17:20 ID:???
HDDクラッシュから2ヶ月・・・長かったよ。・゚・(ノД`)・゚・。
遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ 氏は良作を大量生産中のようで。
んでは、クリスマス短編投下。

----------------------
クリスマス。俺には、カップルどもがバカ騒ぎする日という認識しかない。
彼女いない歴=年齢 の俺だからこそ言えることである。
ま、実家には自他共に認める可愛い妹がいるだけ、いいかもしれないが。
だが、俺は現在実家を離れて一人暮らしゆえ、今年はより寂しいクリスマスである。
そう、今年は実家を出てから初めてのクリスマスを一人で過ごすはずだったが。

日も暮れた頃、誰かがドアをノックした。友達は全員予定があったはずだ。
不思議に思いつつ、ドアの覗き窓から確認すると、女の子のようである。
ま、まさか・・・これは、嫌な予感がする。あいつだったら、やりかねん。
「兄さん、居留守使ってもダメよ! 在宅なのは確認してるのよ!」
うわああああああ(AA略)、やっぱり妹だぁぁぁ!!!
161Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/12/25 17:36 ID:???
まさか、実家から100km以上離れてるここまで来るとは・・・ッ!
流石に予想し得なかったぜ・・・ったく、行動力だけは並外れてるからなぁ。
とにかく、今年も騒がしげなクリスマスを送ることになりそうだ。
「兄さんは私がいないと何もできないんだから!」
といいつつ、シャンパンとケーキを用意してくれた。
何だかんだ言って、俺の世話を焼くのが好きでたまらないらしい。
「ほらっ、用意できたわよ? ローソクに火をつけて、電気消して」
言われたとおりにする。部屋がローソクの火で情緒的になる。
「・・・せーの、メリークリスマース!」
妹はかねて用意のクラッカーを盛大に鳴らした。
「まったく、お前のおかげで今年も年末は寂しくなくなるよ」
「・・・私だって、兄さんと一緒にいたいもん」
「あ?」
「なんでもないよっ! ほらっ、早くケーキをカットする!」
「へいへい」
ふう、寂しい年末を過ごさなくていいとは、ありがたいプレゼントだ、サンタさんよ。
世話焼きな妹と、サンタに乾杯・・・Merry Christmas!!
162Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/12/25 17:39 ID:???
あれから散々飲み食いして・・・夜中のことである。
ふと目を覚ました俺は、トイレへ行こうと立ち上がろうとすると・・・
妹がしっかりと俺の腕を掴んで、ぐっすり眠り込んでいた。
「やれやれ、こいつはまだまだ兄離れしそうにないな」
そんな妹を呆れもしたり、愛らしくも思ったりするクリスマスの夜だった。

「寝言を言う癖・・・治せよな」
俺はぽつりと呟くと、そのまま眠りについた。
「兄さん・・・ずっと一緒に・・・いてよね・・・」

〜FIN〜
163151:03/12/25 21:53 ID:???
>>152
( ノ゚Д゚)スマン>>150の事を書いたつもりだったんだが・・・

あなたのは読みやすくてスゴク(・∀・)イイヨ!
いつもdくす。
>>152>>160氏 GJ!! 乙です!!

>>150はどこかのコピペだったと思いますよ
なかなか良いですな
家族に見られたら死ねます
http://nanami.cutegirl.jp/img/souko/zentai.jpg
<<<< ;゚Д゚>>>ガクプル

人形を写真に撮るくらいなら、いくらディズニーでも訴えてこないよね(´д⊂
http://nanami.cutegirl.jp/img/souko/kyouen.jpg
<<<< ;゚Д゚>>>ガクフガクプルプル


おにいちゃん…写真は恥ずかしいよぉ…
http://nanami.cutegirl.jp/img/souko/party.jpg
おにいちゃん、上から見たら小さなおっぱい見えちゃうよぉ…
http://nanami.cutegirl.jp/img/souko/uekara.jpg
  /\___/ヽ   ヽ
/    ::::::::::::::::\ つ
|  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
|  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
|    ::<      .::|あぁ
\  /( [三] )ヽ ::/ああ
 /`ー‐--‐‐―´ヽぁあ
>>166
  /\___/ヽ   ヽ
/    ::::::::::::::::\ つ
|  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
|  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
|    ::<      .::|あぁ
\  /( [三] )ヽ ::/ああ
 /`ー‐--‐‐―´ヽぁあ
>>166
こうはなりたくないモノだw
むしろ目指すべき目標ではないのか・・・・
まあ喪前ら菜乃たんでもプレイしてオチツケ
菜乃「いだ、いだだだ!出るっ、内臓出る!」

ワラタ
「お兄ちゃん、今年ももう終わりなんだねぇ…」
大晦日の夜。妹がコタツで蜜柑を食べながらしみじみ呟く。
妹の言うとおり、今年も残すところ、わずか数時間となった。
大掃除も済ませ、ささやかながら餅や御節を買い、年越し蕎麦も食べたわけだが…
「確かにそうだが…俺はこの期に及んでも、全然実感が無ぇ…」
「そう?」
「冬休み中忙しかったからな…。まぁ、そのお陰で課題は年内に終らせたけどな」
「ふぇ?お兄ちゃん、宿題もう終っちゃったの?」
「その反応だと…お前さんはほとんど手をつけてないとか?」
「当りで〜す…」
妹の声が途端に暗くなる。まぁ、これぐらいで凹む妹では無い事ぐらい俺も知っている。
「そんな話は置いといて〜、テレビでも見ようよ〜♪大晦日といえば紅○だよ〜♪」
「見ない。俺はそろそろ寝る…」
「え〜!?もう寝ちゃうの〜!?」
「何か問題でも…?」
「ほら、除夜の鐘を聞こう。とか、年が明けたらすぐ神社に行こう。とか、思わないの〜?」
「全然思わねぇ…」
「じゃあ、お兄ちゃんが寝ちゃったら、私はどうすればいいのよ〜!!」
「そんなの俺に聞くなよ…テレビでも見てりゃあいいんじゃねぇの…」
「一人じゃイヤだよ〜!!お兄ちゃん、寝ないでよ〜!!」
「うるせぇな…分かったよ…。ただし。いつ寝ても文句言うなよ…」
「うん♪ありがとう♪」
俺は、仕方なく妹の隣に腰を下ろす。
聞いたことも無い音楽、年末の疲労、コタツの温もりが合わさって、俺の眠気を最高潮にする。
そこで俺は、来年こそは妹に流されない。と、この眠気に誓った。
しかし、俺が別世界へ誘われかけたそのとき…
「お兄ちゃん…」
「ん…?」
「来年も…優しいお兄ちゃんでいてね♥…私は、そんなお兄ちゃんが大好きだから…」
「出来るだけな…」
…やはりと言うべきか…俺の誓いも大したことは無いようだ。
(・∀・)モエッ!
173制作期間一週間 ◆isG/JvRidQ :04/01/01 13:56 ID:???
とある大きな神社。
いつもは寂しいココも今日だけは賑やかだ。
「お兄ちゃ〜ん♪どうかな〜?」
その神社の境内で、振袖姿の妹が俺の目の前でクルリと回る。
「ほぅ、ちゃんと着られるんだな…」
「うん…勉強したから…ってそうじゃな〜い!!」
「なかなかいいノリツッコミ…」
「もう!!バカぁ〜!!」
「怒るな怒るな…。結構似合ってるぞ…」
「えへへ♪ありがとう、お兄ちゃん♪」
例によって例の如く、妹が俺の腕に抱きつく。
「こうしてると、もしかして恋人同士に見えるかもよ〜♪」
「…振袖でそんなことすると、コケるぞ…」
「そのときはお兄ちゃんに助けてもらうよ〜♪さ、早くお参りしよ〜♪」
俺はその状態のまま賽銭箱の前まで辿り着き、願いをかける。
「さぁ、帰るか…」
「うん♪…ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは何をお願いしたの〜?」
「俺は別に…」
「私はね、『今年こそ、お兄ちゃんとラブラブになれますように』ってお願いしたんだよ〜♪」
「まぁ、そんなトコだろうと思ったよ…」
「そうなんだ〜♪もしかして、私のキモチ、もうお兄ちゃんに届いてるのかなぁ〜♪」
「まさか…」
コレに真面目に答えれば、妹の思う壺。俺は妹の攻撃を、適当に答えてかわし、歩き続けた。
174自分も凶でした… ◆isG/JvRidQ :04/01/01 13:57 ID:???
そのまましばらく無言のまま歩いていると、妹が嬉しそうに俺の腕を引っ張る。
「あ、見て見て!!お兄ちゃん!!おみくじやろうよ〜♪」
「ああ、いいけど…」
俺は妹と一緒に店に行き、それぞれおみくじを買う。
「わぁ〜!!お兄ちゃん、見て!!大吉だよぉ〜♪」
妹が大吉と大きく書かれた紙を俺に見せ付ける。
「『願い事:早く叶う』だって〜♪叶うかな〜?叶うといいなぁ〜♪あっ!!恋愛も最高だ〜♪」
「そりゃ…よかったな」
「お兄ちゃんはどうだったの〜?」
「凶」
「きょ、凶!?」
「ああ、凶」
俺は妹に『凶』を見せてやる。
「え、あっ、ごっ、ゴメン!!一人だけ騒いじゃって…」
「いや、別にいいけど…」
「で、でもっ!!大凶じゃなかっただけ…よかったかも!!」
「いや、凶が最低かもしれんぞ…」
「ふぇっ!?えっと…えっとぉ…」
「別にフォローしてくれなくてもいいぞ。意地悪は言ったけど、俺は気にしてないしな」
「私は気にするよぉ〜!!」
「でも、所詮、ただのおみくじ…」
「わぁ〜!!お兄ちゃんに不幸があったらどうしよう!!」
175適当なオチ… ◆isG/JvRidQ :04/01/01 13:58 ID:???
もはや、俺の話など聞いていない。嬉しいような、悲しいような…。
「俺は、大丈夫だから…」
「そうだっ!!木に結ばないとっ!!」
そう言って、妹は俺のおみくじを引ったくり、備え付け(?)の木に結ぶ。
「ねぇ、お兄ちゃん!!もう一回、お参りしてこようよ!!」
この状態の妹に何を言ってもムダだろう。
となれば…。俺は無言で、妹の頭にチョップを食らわす。
「ふにゃっ!?」
「あのな、俺のためにそこまでやってくれるのは嬉しいけど、ひとまず落ち着け…」
「うん…」
弱い返事とともに、しゅんとなる妹。
「でも…」
「どうした?」
「せめて…さっきお守り買ったから、お兄ちゃん持ってて!!」
「悪いな…」
「ううん♪」
「じゃあ、お守りのお礼に何か買ってやるよ…何食べたい?」
「う〜ん…決めた!!おしるこがいい!!」
「おし!!じゃあ食いにいくか!!」
「うん♪お兄ちゃん…大好き♥」
正月の朝っぱらから、おみくじに一喜一憂…。今年も騒がしい年になりそうだ…。
GJです!! これはなかなかどうして萌えますなー
今年の初萌えー
( *´∀`)ムハー
179コピペ:04/01/03 18:26 ID:???
 お兄ちゃん! またこんなところに来て!
 やめてって言ったじゃない! ほんとにもう、いつまでたっても子供なんだから。
 え? ほ、ほっとけるわけないでしょ。お兄ちゃんが変なことしてると、わたし
まで学校でバカにされるんだよ?
 ……あ、そ。ふーん。そーゆーこというわけ。へー。
 いいのかなー。お兄ちゃんの机の二番目の引き出しの底板の裏にはりつけてるやつ、
わたし見ちゃったんだけどなー。
 あっ、しらばっくれる気? あれね、わかりにくいけどね、しましまのところに名前
書いてあるんだよ?
 お母さんにいいつけるから。
 そうそう。はじめっからそう素直にしてればいいの。え? いいよもう。どうせ変な
こととかに使ったりしちゃったんでしょ? それお気に入りだったのになー、まったく
……ちょっ、な、泣くことないじゃない。
 あ、その、えっと。……うん、しょうがないんじゃないかな。マがさしたんだよね。
男の人っていうのは、その、そーゆーイキモノだって先生も言ってた。あんまりタメル
のは体によくないんだって。
 お兄ちゃん最近いそがしそうだったし。それにほら、わたしみたいにかーいい子がそば
にいたらさ、こう、ムラムラーってきちゃうのも無理ないかなーとか……なんちって、へへ。
 あっ、ちょっ、なにする、んんっ!……ぷあっ、おにいちゃ、やめ(以下本編


 裁きを。
ゆきうた

「ちっと動いてみるか? 我慢できる?」
「う…うん! カモンブラザー!」
「オーケー、リトルシスター…よいしょっと…」
「痛だ! 痛だだだっ! や! ちょ! 痛い痛い!
内蔵出ちゃう!」


妹ほすいよ・・・・
そんなの妹じゃないw
それはそれで良い物だ
183751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 21:55 ID:???
お久しぶりです。前スレでいくつかSSを投下した者です。
今回、10日遅れの新年SSを作りました。久しぶりなので、ちゃんと出来て
いるかどうか疑わしいですが・・・とりあえず貼ります。


「お兄ちゃん。もうすぐ新年だね」
 テレビの中継を見ながら、少女はそう呟いた。
「だな。紅白も終わったし、年越しそばも食ったし、あとは新年を迎えるだけか」
「そうだね。来年もいい年になるといいなあ」
 少女はソファの上に寝転がって、大きく伸びをした。
 父親が海外赴任していて、母親も働いているこの家庭では、兄妹が二人きりで
過ごす時間が多かった。おそらくこの一年、少女は他の誰よりも多くの時間を兄
と一緒に過ごしただろう。兄を慕う少女にとって、それは何にも替えられない喜
びだった。
「お兄ちゃん、来年も良い年になるといいね。年が明けたら、二人で神社に行っ
て、お詣りしようね」
「………」
 少年は何も言わなかった。少女の声が、まるで聞こえていないかのように。
184751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 21:57 ID:???
「? どうしたの、お兄ちゃん?」
「……ん? ああ、ごめん。ちょっとうたた寝してたみたいだ」
「そう。そういえばお兄ちゃん、最近よく外出しているよね。何やってるか知ら
ないけど、あんまり無理したらダメだよ」
 少女はソファから立ち上がって、テレビのスイッチに指をかけた。
「おい、なんで消すんだよ。年が変わる瞬間くらい見せてくれよ」
「ダメだよ、そろそろ寝なくちゃ。明日の朝は早いんだよ?」
「そうだっけ? 何か用事あったか?」
「……えっ?」
 少女は一言そう発し、兄の方へ振り返った。その顔には、呆気にとられたよう
な表情が浮かんでいる。
「お兄ちゃん……明日のこと、覚えてないの?」
「明日は正月だろ? 他に何かあるのか?」
「お兄ちゃん……!」
 少女の声が、震えを帯びた。雪のように真っ白な頬が、みるみるうちに赤く染
まっていく。その様子を見た少年は、すぐに察した。妹は怒っているんだ、と。
「お、おい、何だよ。オレ、何か悪いこと言ったか?」
「お兄ちゃんのバカ! もういいよっ!」
 少女は兄に背を向け、走り去るようにリビングから出ていった。バタン、と扉
を閉める音が、いやに重々しく響いた。
 あとに残った少年は、呆気にとられたような顔をしていた。何が起こったのか、
理解できないといった表情を、その顔に浮かべながら。やがて大きな溜め息を吐
くと、少年は額を手で覆い、呟いた。
「あーあ……まさかこうなっちまうとはな……」
185751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 21:59 ID:???
「お兄ちゃんのバカ……どうして覚えてないのよ……」
 自分の部屋に戻った少女は、愛用の枕を握り締めながら、涙声を発した。
 兄は本当に、自分との約束を忘れてしまったのだろうか? いつもあんなに優
しくて、妹思いの兄なのに。無理のない頼み事なら、ほとんど何でも聞き入れて
くれていたのに。その兄が大事な約束を忘れたなんて、信じたくなかった。でも、
さっきの兄の様子は、どう見ても約束を忘れているようにしか見えなかった。
 少女は、部屋の壁に掛かっているカレンダーを見つめた。すでに新年のものに
なっているカレンダーの最初の日の部分に、赤いマークが書かれている。それは
少女が、一週間前に付けたものだった。
 少女はベッドの上で身体を回転させ、仰向けになった。ぼんやりと蛍光灯の明
かりを眺めながら、少女は一週間前のことを思い出していた。


『なあ。何かプレゼントして欲しいものはあるか?』
 ちょうど一週間前の、12月24日。世間ではクリスマスイブと呼ばれている
日の夜、少年は妹にそう尋ねた。
 その言葉を耳にした少女は、「?」という表情になった。今まで兄からそんな
ことを聞かれたことはなかったし、自分と一つしか違わない兄からプレゼントを
もらえるなんて、夢にも考えていなかったからだ。少女は驚いたが、すぐに笑顔
になった。そして口元に手を当て、しばらく考え込んでから、少女は言った。
186751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:02 ID:???
『それじゃ、あたしと一緒に初日の出を見てよ』
『初日の出? 新年最初の日の出のことか?』
『そうだよ。それ以外に何があるのよ?』
『あんなの、いつもの太陽と同じだろ。そんなもん見てどうするんだよ?』
『いいじゃないの、新年最初の太陽を見るってことに意味があるんだから。あた
しだって一度くらい、初日の出を見てみたいのよ! お願いお兄ちゃん、あたし
の夢を叶えてよ。ね、いいでしょ?』
『……仕方ねえな。じゃ、一緒に行ってやるよ』
『ホント? やった!』
 少女は飛び上がって、少年の身体に抱きついた。
 これでやっと、昔から見続けてきた夢が叶う。大好きな兄と一緒に初日の出を
見るという、ささやかだけどずっと心待ちにしてきた夢が叶う。その喜びに、少
女は心を躍らせた。


 ……それから一週間。少女はこの間、ずっと初日の出のことを考えていた。当
日はどんな服を着ていこうとか、どんな挨拶をしようとか、いろいろと楽しい想
像を膨らませていた。
 しかしそんな浮かれ気分も、一瞬でしぼんでしまった。兄は自分との約束を覚
えていなかった。一緒に初日の出を見に行くという夢も、叶わないものになって
しまった。胸の奥に溜まったもやもやを吐き出すかのように、少女はハアッと大
きな溜め息をついた。
「あーあ。人生最悪の年越しだよ……」
 どこからか聞こえる除夜の鐘を遠耳で聞きながら、少女はいつしか眠りに入っ
ていた。
187751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:05 ID:???
「……い。起きてるか? おい、起きているのか?」
 混濁した意識の中、少女の耳に兄の声が聞こえてきた。
 少女は一瞬だけ目を覚ましたが、まだ眠りが足りないと感じ、すぐに目を閉ざ
した。しかし、執拗に繰り返されるノック音と、自分を呼ぶ兄の声に、少女は気
怠そうな顔で起き上がった。
 窓の外を見ると、まだ真っ暗だった。眠い目を擦りながら部屋のドアを開ける
と、そこには兄が立っていた。彼は既に着替え、手には自転車の鍵を持っていた。
「んー……何よう、こんな朝早くに」
「もう時間だぞ。さっさと着替えろ……って、もう着替えているんだな」
「当然だよ、昨日は普段着のまま寝たんだから。パジャマに着替える前に寝ちゃっ
たんだよ」
「そうか。じゃ、さっそく出発するぞ」
 少年は少女の背中に手を回し、身体を押した。その突然の行為に、少女は危う
く転びそうになった。
「ちょっ……何するのよ、お兄ちゃん! 離してよ!」
「いいから来いよ。約束しただろ、初日の出を見るって」
「何よ、やっと思い出したの? 今さら思い出されても遅いわよ! ねえ、離し
てよ! まだ眠いんだから!」
「いいから、さっさと歩け!」
 少年は怒鳴るような声をあげ、険しい顔を少女に向けた。
 その剣幕に、少女は思わずすごんだ。いつも温和で優しい兄が、こんなに怒る
のは初めてだった。その剣幕と威圧感に、少女は黙って頷くしかなかった。
 外に出ると、ひんやりとした空気が少女の身体を襲った。夜明け前が一番暗い
と言われるが、今がちょうどその時間帯なのだろう。空は真っ暗で、いくつもの
星が瞬いていた。
188751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:17 ID:???
「ほら、さっさと乗れ」
 少年は少女を車庫まで連れていき、自転車の後部の座席に乗せた。それから自
分が前の座席に乗り、ペダルを漕ぎ始めた。動き出した瞬間、強烈に冷たい風が
全身に吹き付け、少女はコートで全身を覆った。
 どこをどう走っているのか、少女にはさっぱり分からなかった。暗くて景色が
よく見えないうえに、道が悪くてやたら車輪が跳ねるため、周りを見る余裕がな
い。少女は必死になって兄の身体に抱きつきながら、自転車が止まるのを待つし
かなかった。
 ……それからどのくらい走っただろうか。二人を乗せた自転車は、緩やかな坂
道を登ったあと、住宅地から離れた草原に止まった。周囲に家屋は見えず、人の
気配もまるでない。どうやらここは、あまり人に知られていない場所のようだ。
そしてここは、どこかの台地の上らしい。
 少女は、すっかり冷たくなった両手に息を吐きかけながら、少年に尋ねた。
「お兄ちゃん、こんな場所に何の用なの? あたし、早く帰りたいんだけど」
「そう言うなよ。ほら、もうすぐだぞ」
「もうすぐって、何がよ?」
「ほら、あれだ」
 少年はそう言って、東の方角を指さした。
 少女が目を移すと、遠い地平線の向こうがほんのりと赤く染まっていた。次の
瞬間、太陽の一部が地平線上に姿を現した。
「ああっ……!」
 少女は感嘆の声を漏らした。円形の赤い太陽が地平線の向こうから昇ってきた
かと思うと、その光が地平線に沿って左右いっぱいに広がったのだ。それまで真っ
暗だった大地は、陽の光をいっぱいに浴びて、紅く煌めき始めた。
 どう表現していいか分からない美しさに、少女は言葉を失った。何千個もの宝
石をちりばめたかのような輝き、そして煌めき。どんな絵の具や絵筆を使っても、
人間の手には絶対に表現できない光景が、目の前に広がっていた。
189751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:18 ID:???
「どうだ、満足したか?」
 自我を失ったかのように太陽を見つめる少女に向かって、少年は言った。
「ここはたぶん、この街で一番美しい日の出が見られる場所だ。お前にどうして
も見てもらいたくて、ここまで来てもらったんだ。な、綺麗だろ?」
「うん、すごく綺麗……でもお兄ちゃん、よくこんな場所を知ってたね?」
「実は、一週間前から探していたんだ。綺麗な初日の出を拝める場所がどこにあ
るかをな。友達から聞いたり、自分で探したりしているうちに、ここが一番よく
見える場所だと知った。それでお前に来てもらったんだよ。ビックリさせたくて、
今まで内緒にしていたけどな」
 少年のその言葉に、少女はハッとなった。
 そういえば兄は、ここ一週間、家を開けることが多かった。帰ってもあまり会
話をせず、すぐ眠ってしまっていた。少女はずっと、その理由が分からなかった
が、今になってやっと分かった。兄はこの日の出を自分に見せるために、いろん
な場所を走り回っていたんだ、と。そして自分を驚かせるために、ずっと黙って
いたんだ、と……。
 そんなことにも気付かなかったなんて……自分の不甲斐なさに、少女は唇を噛
んだ。
「ゴメン、お兄ちゃん。あたし、お兄ちゃんの気持ちも知らないで……」
「なあに、気にするなよ。ほら、見てみろよ。太陽が昇りきったぞ」
 少年の言葉通り、太陽は地平線の向こうから完全に姿を現した。丸い巨体全体
から光を発しているそれは、もう直視できないほど眩しくなっていた。
 少女は兄の方へ向き直り、ぺこりとお辞儀した。
「あけましておめでとう、お兄ちゃん。今年もよろしくね」
「ああ。こちらこそ、よろしく」
 二人は互いの手を差し出し、握りあった。
 今年はじめての陽光を浴びながら、少女は満面の笑みを浮かべていた。
 ありがとう、お兄ちゃん。こんなに素敵な新年は、初めてだよ。
 今年はもっと仲良くなれたらいいね、お兄ちゃん!
190751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:20 ID:???
とりあえず終わりです。うーん、ちゃんと書けたかどうか不安だ・・・。

いま、別のやつを平行して執筆中です。それが完成したら、また書き込みます。
スゴク(・∀・)イイ!
GJ!!流石ですねぇ
193751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/12 17:34 ID:???
>>191さん、>>192さん、感想ありがとうございます。誉めてもらえて嬉しいです。
前回からだいぶ時間を開けてしまったので、次はなるべく早めに投下できるよう、
努力します。それではまた次回、よろしくお願いします。
次回も良いモノ期待してます!
良スレハケーン
オハヨ――――お兄ちゃん
起きなよ――遅刻するよ――――
もうっ、なんでお母さんの居ない時に限ってなかなか降りてこないのよ
もしかしてわたしに起こしてほしいわけ? ほらっ早くおきておきてっ
・・・って、キャッ・・いきなり着替え始めないでよ
わざとやってるでしょわざと、いつもはパジャマのまま降りてくるくせに!
ほらパジャマ脱ぎ捨てないの、 かして、たたんであげるから・・・・・
・・えっ? そんな事ないわよ、いつもやさしいでしょ、わたしは、
・・・・・・ん・・・・そっか やっぱり判っちゃうか・・・
あの、 あのね  お兄ちゃん
わたし、 同じ学年の男の人に告白されたの・・・
それで、わたしその人と付き合おうと思うの
・・・・でも・・・
わたし、お兄ちゃんの事が大好きだから だから・・
その、 お兄ちゃん、わたしの初めての人になってくれてもいいよ
どうせお兄ちゃんも始めてなんでしょ?  ・・・ほら、やっぱり
・・・・・だから、選んで
このままいつもみたいに学校へ行ってもいいし
優等生で通ってるわたしが丸一日学校をサボっちゃうのもいいよね
お兄ちゃんに・・・決めてほしいの
・・・・・・・・・そう・・・うん、お兄ちゃんならそう言うと思ったよ
・・・ありがとう、お兄ちゃん
わたし、今日の事一生忘れないよ
197出版関係者:04/01/17 20:59 ID:???
>>196(含めSS書き全員へ)
「・・・・」でなく「……」を使ってほしいのココロ。
“リーダー”と打つと「…」と変換できるが、俺は“てん”と打って出てくるように
単語登録している。2文字分(点が6つ)で使うのが基本らしい。
「いっぱい買ったねぇ〜♪」
夕飯の買い物の帰り、妹が俺の隣で、スーパーのビニール袋を振り回している。
「買いすぎなぐらいだぞ……」
「う〜ん…安いとついつい色んな物買っちゃうんだよねぇ」
「で、結局食べずにダメにするんだよな…」
「そうそう。……あっ!!」
妹が何かを発見する。
俺もそちらの方向を見ると、小さな猫が妹を眺めているのが見えた。
「ネコちゃんだ〜!!おいでおいで〜!!」
妹がしゃがんで手を伸ばすと、ネコも嬉しそうに妹に寄って来る。
「おぉ、凄い、猫が寄ってきた……」
「そう?人に慣れてるんだよ、きっと」
「確かに、首輪は着けてるみたいだな……」
「でも、こんなコ見たこと無いなぁ〜。引っ越してきたのかな〜?」
って、この辺の猫を知り尽くしてるのか、お前は…。
「さあな…どうでもいいけど。帰るぞ……」
「え〜!?このコと、もっと遊びたいよ〜!!」
妹が猫を撫でながら主張する。
驚いたことに、その猫が本当に幸せそうなのだ。
「ね〜?ネコちゃん♪キミも遊びたいよねぇ〜?」
妹の言葉が分かるのか、それとも偶然か、そのネコが小さく鳴く。
俺は内心では驚きながらも、
「じゃあ、俺は先に帰ってるぞ……」
「え〜!?お兄ちゃん、帰っちゃうの〜!?」
「悪いか……?」
「お兄ちゃんも一緒に遊ぼうよ〜!!ねぇ、ネコちゃん?」
199適当なオチ… ◆isG/JvRidQ :04/01/19 20:05 ID:???
妹の問いかけにも、頭を掻くだけで、猫は何も答えない。
やはりさっきの返事は偶然だったようで、内心ホッとする。
「ははっ。俺は嫌われてるらしいな?」
「ネコちゃ〜ん。この人、顔は怖いけど優しいんだよ〜?きっと仲良くなれるよ〜?」
「勝手なことを言うな……」
俺の話を無視して、妹はなおも猫に話しかける。
「そうそう。私は、お兄ちゃんが大好きだから、一緒にいたいんだぁ〜♪」
何故、猫と普通に会話してるんだ!!……って、妹が一方的に語ってるだけだろうな。
猫と会話する少女という、なんとなくファンタジックな光景ではあるのだが……。
悲しきかな。ここには俺の居場所といモノが存在していない……。
「生物があるから、やっぱり俺は帰るぞ」
「う〜ん……じゃあ、私も帰る……」
「いいのか?俺は別に遊んでても構わないぞ?」
「うん……じゃあね、ネコちゃん、バイバイ♪また遊ぼうね♪」
妹が小さく手を振る。
ネコは時々妹を振り返りながら、名残惜しそうに去っていった。


「すごいな、お前。猫と会話できるなんて……」
「ははは♪あんなの適当だよ♪」
「なんだ……やっぱり……」
「でも、大体考えてることは分かるよ♪遊びたい。とか、この人嫌い。とかね」
「よくわからんが、そんなもんか……?」
「うん♪」
「まぁ、似たもの同士って言うことか……」
「う〜ん……そんなに似てるかなぁ……」
「まぁな」
いつも俺にベタベタ引っ付いて来たり、ゴロゴロしてたり……雰囲気は似てなくもないと思う。
と、ここまで考えて、ふと猫耳姿の妹が思い浮かび、慌ててそれを打ち消す。
「あぶねぇ……」
「ん?どうしたの?」
猫耳姿の妹を想像してました。とは何が起こっても言えない。言える訳がない。
「いや……別に……」
「って言う割には、ニヤニヤしてるよね…。何かえっちなこと考えてたんでしょ〜?」
「そんなことはない……」
「じゃあ、きれいなお姉さんに見とれてた。とか?」
「それもない……」
「じゃあ、言ってもいいんじゃない?」
「勘弁してくれ……」
「う〜ん……そこまで言うなら……無理には聞かないけど……」
「恩に着る」
「でもさ、結構嬉しそうだったよ。鼻の下なんか伸ばしちゃってさ……」
「そうだったのか……?」
「うん。ちょっとジェラシーかも……」
妹が俯いてふてくされる。でも、申し訳なさそうに、チョコンと俺の裾を掴んでたりして……。
可愛いじゃないか……。
「やっぱりお前、猫に似てるよ」
「何?そんないきなり……」
「別に……。でも、可愛いと思うよ」
「えっ……?」
「猫がな」
「えっ……そっ、そうだよね!!可愛いよねっ!!」
「おぅ」
俺は妹の頭をクシャクシャと撫でて、軽い足取りで歩き出した。
妹も最初は不思議に思っていたようだが、やがて走りよって、俺と並んで歩き始める。
陽気のせいか、妹せいか、猫耳のせいか。よくは分からないけど、なぜか気持ちも軽やかだった。
_| ̄|○ スマン…イタイモウソウダトオモッテ ヨミナガシテクダサレ…
(・∀・)イイ!
GJですな!!
萌えますなー 
205751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/21 19:23 ID:???
お疲れさまです。楽しませてもらいました。
萌え保守
207名無しくん、、、好きです。。。:04/02/02 16:49 ID:HyqAYws9
なぁ、マジで困ってるんだけどさ
なんかTVとか見てるとギリギリ視界に入って見えるんだけど
妹が「ぽけぇ〜」ってした顔でずっと俺のこと見てるんだよね。
んで俺がさ、なんか動いたりするとビックリして視線をTVに戻してんだ。
あいつ俺のこと好きなんかな、ちょっと素で困る。
俺彼女いるし妹とSEXしたいなんておもえねぇ。、、、
208名無しくん、、、好きです。。。:04/02/02 17:20 ID:HyqAYws9
レスがこない。
結構真剣なんだけどなぁ。
まぁ出かけます、また夜に詳しく書きます
たぶん俺の状況って、妹萌えな人たちには願ってない状況だと思うので
いろいろ書き込みますよ。そしてレスを見て今後どうしようか決めようかと。
マジレスキボン。
妹さんの年がわからんから何ともいえないけど、可能性は否定できないな。
ただ、年齢によっては憧れてる想いが強くなっただけの場合が一般的だし、
そういうのは時間と共に薄れて、普通の状態に戻るみたいだよ。
漏れは妹萌えなだけに激しく羨ましいけど、そういう道に入る気がないなら
いいお兄さんでいてあげておくれ。家族として愛し、愛される関係であって欲しいよ。
妹といつもピリピリした関係の友人がいるんだが、傍から見てて痛いよ。
友人「手前」とか呼ばれてるし…。
妹さん大切にしてやってくれ。出来れば漏れにくれ。いや、マジで…。
210207 ◆XqrQAy2Hxg :04/02/02 22:06 ID:HyqAYws9
俺高校3年で妹中学3年なんだ。
なんかさ、SEXしたくならないけど彼女にしたいタイプってあんじゃん。
ソレなんだよね妹
こうさ、なんつーかエロイことしたいとおもわないんだけど
兄妹なんだけど抱きしめたいって思うくらいカワイイです。
俺の名前が啓太だからケイくんって呼ばれてる。
なんか俺のこと好きっぽいそぶりとか(自意識過剰かもしれないけど
そーゆー感じの見せられちゃうとさ、なんか余計大事に扱わないとダメな気がしてきちゃってさ
ほんとダメだ、逆に本気で俺が好きになっちゃったらどうしよう、、、、、
好きにしろ。
>>207
妹キャラに萌えてる人………
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1033178507/l50

誘導って言うわけでもないけど、こっちの方でも相談してみたらどうだろう
>>210
ぶっちゃけ入ると抜け出せない迷路だからそうならないのが一番なんだろうな。
でも好きならいいと思ってしまうな。漏れは。
恋愛は自由だし。
もし何があってもいつまでも大切にしてあげられるんなら思うままにすればいいと思われ。
一番最悪なのは、恋人になった後、別れて関係が気まずくなることだからな。
だから、そうなってもいつまでも大切にしてあげられるんならって思う。
こういう話って賛否両論だし、倫理的な問題もあるから自分を第一に考えるしかないよ。
214名無しくん、、、好きです。。。:04/02/02 22:58 ID:Qy6DTg6G
あにぃって呼ばれたいにょ!!
>>214
( *´∀`)あにぃ
216207 ◆XqrQAy2Hxg :04/02/03 00:09 ID:HJ7nO1gW
なんか突発的打ち明けました。
チューもしたし抱き合った、これから大事にします。
ああ、、、彼女と別れるのなんていやいんだろ
みなさんありがとございました
>>212
ちっとも知らんかったが、そのスレ良いなぁ…( *´∀`)
うわ、展開はやっ。
勢いがあってなんだか心配だが、レポートは>>212スレでよろ。
割と毎日覗いているし。

>>217
あら、結構知らなかった人いるのね。ここと似た感じだけど、あっちは
何というか…現実社会系という感じ。SSや妄想自体は少ない。わりと真面目な住人多し。
あ、いや、こちらもマターリ良スレだけどね。
219名無しくん、、、好きです。。。:04/02/04 04:17 ID:Fm8pW4GY
すみません
どなたか
[第二弾]妹に言われたいセリフ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1028470988/
のLogをUPてくれませんか?
おねがいします
>>220
    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ 
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|・・・・・・うわぁぁああぁあぁ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|
.   |    ::<      .::|
   \  /( [三] )ヽ ::/
   /`ー‐--‐‐―´\
>>221
な、何があったんだ?
223名無しくん、、、好きです。。。:04/02/05 02:18 ID:cP8nhxmM
>>220さん本当にありがとうございます
萌え死んできます
224名無しくん、、、好きです。。。:04/02/05 03:21 ID:HQFMuBqN
お兄ちゃんそいつ殺せな
>>220怖くて開けらねーよ
>220はただの過去ログ。
>219で要望があったから。



うpしたの俺じゃないけど
>>221は萌え驚いただけかと
>>223-224
出来ればsageて欲しいなーなんて思うのだが。
「お兄ちゃ〜ん!!!!」
妹が俺の部屋に飛び込んでくる。
「おいおい……ノックぐらいしてくれよ……」
「あっ、ゴメンね。……ってそうじゃなくて!!」
「じゃあ何だよ……。お前に怒られるようなことをした覚えは無いぞ……」
「あるっ!!お兄ちゃんでしょ!?テーブルの上にこんなの置いといたの!?」
妹はポケットから何かを取り出して、俺に見せる。
「ああ……俺のだ」
「俺のだ……じゃなくて〜何なのよコレは!!」
「何って……フィギュア」
そう。妹の手の上に乗っているものは、俺が今日買ったお菓子のオマケの動物のフィギュア。
……ちなみに、今日買ったらザリガニが出た。
オマケながら大変出来がよく、最近、こういうものを買うのが俺のささやかな楽しみになってきている。
そして、学校帰りに買ったザリガニをテーブルの上に置き忘れたというわけだ。
「も〜!!私、ホントに驚いたんだよ〜!?」
「俺もだ。初めて見たときはビビッたぞ」
「じゃあ、何でこんな気持ちの悪いもの買ってくるのよ〜!?」
「仕方ない。何が出るかは分からないからな……」
だから、欲しい物が出るまでついつい何個も買ってしまうわけで……。
……そして、情けないことに俺はしっかり向こうの戦略にはまってしまっているというワケだ。
「ともかく、俺が悪かったよ……スマン」
「別に良いけど、今度から気をつけてね?」
「ああ。分かってる」
俺は適当に謝りながら、ザリガニを机の引き出しの中にしまう。
すると、妹は、野生の王国と化している引き出しに幾分かの興味を持ったようで、
「ねぇ、お兄ちゃん、コレって他の動物もあるの〜?」
「ん?あぁ……」
妹の反応に半ば驚きながら、俺は机の上に置かれていた商品ラインナップを妹に差し出す。
「わぁ〜!!コレ、かわいい〜♪お兄ちゃん、お兄ちゃん♪コレ、出た?」
「どれ?……ああ。ネコか、持ってるよ」
「見せて見せて〜♪」
俺が机の引き出しを開け、妹のご要望の品を探しはじめると、
妹は待ちきれない様子で、俺の肩越しに引き出しの中を覗き込む。
「おぅ……あったあった。はいよ」
「わぁ〜♪すご〜い!!本物のネコちゃんみた〜い♪」
「だろ?すごいよなー?」
「うん♪私も欲しくなっちゃったなぁ〜♪買ってこようかな〜♪」
「それ、二つ持ってるからやるよ」
「えっ!?いいの!?」
「ああ……二個持っててもしょうがないしな」
俺が妹にネコを差し出すと、妹は何がおかしいのか、突然笑い出す。
「ふふっ、嬉しいな〜♪」
「喜んでもらえてよかったよ……」
「あははっ♪そうじゃないのっ♪」
「はっ?」
「さっきからお兄ちゃんの顔がなんだか子供みたいで……♥」
「そうかぁ?」
「うん♪すごく無邪気な顔でねっ♪可愛かったよ♪」
「へぇ……」
「いつもムスッとしてるかと思ったら、お兄ちゃんもそんな顔するんだね♪」
「俺を何だと思ってやがるんだ……」
「ははっ♪ゴメンね♪……でも……その顔も結構よかったよ♥」
妹が優しく俺の顔に触れる。
「お兄ちゃんの新しい表情が見えて、私、お兄ちゃんがもっと好きになっちゃった♥」
「ああ、そう……」
「そうだよ〜♪お兄ちゃん、大好きだよ♥」
ここまで喜んでもらえるなら、小遣いを削って買った甲斐があるというものだ。
この笑顔を見るために、俺は明日も明後日もコンビニに通うのだった……。
空気も読まずに貼ってみる。

今回は、珍しく妄想純度85%ぐらい。
俺の買ってきたオマケ(カメ)に妹が『可愛い可愛い』と絶賛してたのでなんとなく書いてみました。
うむ、確かにカメは可愛いなぁ……(*´Д`)


次回はバレンタインの話を計画中です。
GJ!! 乙カレ様でーす 相変わらず萌え萌えですなw 次回も萌えでお願いします!
233751 ◆FFV1SjUAV2 :04/02/08 19:21 ID:???
>>229さん
お疲れさまです! こういう妹が本当にいたらいいなあ・・・(←マジか?)

僕もさきほど、新しいSSを書き上げました。
↓から始めますので、暇つぶしに読んで下さい。
234751 ◆FFV1SjUAV2 :04/02/08 19:23 ID:???
「ただいまー……」
 玄関のドアを開けながら、少女は気怠そうな声を発した。
 いつもなら、元気溢れる声を出すところだが、今日の少女にはいつもの活発さ
が感じられなかった。頬は紅く染まり、目はうつろで、ゴホゴホと咳き込んでい
る。ようするに少女は、風邪をひいているのだった。
「あーあ。やっぱりマフラーしなかったせいかなあ」
 独り言を呟きながら少女は、ヒリヒリと痛む喉をさすった。
 少女は秋風が吹き始めた頃から、外出するときは必ずマフラーをするように心
掛けていた。それは、二年前に小遣いをはたいて買ったものだ。綺麗な青色でと
ても気に入っていたのだが、一週間前に木の枝に引っかけ、破いてしまった。そ
れ以降はマフラーを付けなかったのだが、それが喉を痛め、風邪をひく結果を招
いてしまったようだ。
 痛む頭を抑えながら、少女は自分の部屋へ歩いていった。二階にある自分の部
屋までの道のりが、今日はやけに長く感じられた。
 無造作にカバンを放り投げてから、クローゼットの扉を開ける。その中にある
緑色の薬箱を取り出し、フタを開いた。プーンという消毒液の臭いが鼻をついた。
「……あれっ? 風邪薬がない……」
 少女は箱の中をかき回したが、お目当ての風邪薬はどこにもなかった。
 何でだろう、と思った少女は、ハッと顔を上げた。少女は去年の暮れ、熱を出
して三日ほど寝込んだことがある。そのときは兄が薬を飲ませてくれたのだが、
あの薬はこの薬箱から出したものだったのだ。あのときちゃんと確認しておけば、
すぐに補充できたのに、面倒臭くてつい怠けてしまった。
235751 ◆FFV1SjUAV2 :04/02/08 19:24 ID:???
 困ったな、どうしよう……考え込んだ少女は数秒後、パチンと指を鳴らした。
「そうだ! お兄ちゃんの部屋ならあるかもしれない!」
 いや、あるに違いない……少女は思った。少女の兄はサッカー部の主将で、い
つも体調を気にしているから、医薬品は切れないようにしている。だからきっと、
風邪薬も常備しているはずだ……少女はそう考えたのだ。
 少女はすぐに立ち上がって、隣にある兄の部屋へと移動した。
 部屋に入った瞬間、窓から眩しい西日が差し込んできて、少女は目を細めた。
 陽光に照らされた兄の部屋は、意外なほど小綺麗で、さっぱりしていた。男の
子の一人部屋は、いろんなものが乱雑に転がっていることが多いと聞いたが、兄
に限って言えばそんなことはない。きちんと整理整頓されていて、まるで女の子
の部屋のようだった。
(ま、汚いより綺麗な方がいいけどね。さて、薬を探そうっと)
 少女は薬箱を探して、部屋の中を歩いた。
 それから間もなく、薬箱は見付かった。箱は脇机の上という、最も目立つ場所
に置かれていた。怪我をしたときにすぐ対処できるよう、普段から目に付きやす
い所に置いているのだろう。兄の几帳面さがうかがえた。
 箱を開けると、風邪薬は一番上に入っていた。薄茶色の小瓶に入った、カプセ
ル状の薬だ。少女はフタを開け、二粒の薬を取り出した。
「さーて、これ飲んで早く寝ようっと……ん?」
 少女の目が、兄の机の上でピタリと止まった。そこに、紙製の箱が置かれてい
るのを見付けたからだ。
 ただそれだけなら、あまり気にすることもなかっただろう。しかし、その箱の
フタには紙が貼ってあり、さらに大きな文字で「開封厳禁」と書かれていた。そ
れが少女の好奇心をかきたてたのだ。
236751 ◆FFV1SjUAV2 :04/02/08 19:25 ID:???
(ふふふっ。そんなこと言われると、かえって開けたくなっちゃうのよね〜)
 少女は薄笑いを浮かべながら、箱のフタに手をかけた。どうせ分かりっこない
だろうし、もしバレても、適当に言い訳すれば許してくれるだろう。そんなこと
を考えながら、少女は箱を開けた。
「……えっ? 何これ?」
 箱の中身を見た瞬間、少女の目が点になった。
 そこには、無造作にたたまれた布きれが一枚、入っているだけだった。取り出
してみると、それは80センチほどの長さで、ところどころに糸を通した跡があ
る。お世辞にも上手とは言えない編み方で、いかにも素人が必死になって編んだ
という感じだ。
 少女は最初、それが何なのか分からなかった。しかし、布の長さと大きさを確
かめているうちに、その用途に思い当たった。
「これ……もしかして、マフラー? それにこの編み方……まさか、お兄ちゃん
が編んだの?」
 そんな、信じられない……少女は思った。サッカー部で主将を務めるという、
筋金入りの体育会系の兄が、編み物をするなんて想像もできない。しかし、少女
はこんなものを編んだ覚えがないし、母親ならもっと上手に編めるはずだ。とい
うことはやはり、このマフラーは兄が編んだのだろうか……?
「でも、何のために……あれっ?」
 少女は箱の中に目を止めた。箱の底に一枚の紙切れが置かれているのを見付け
たからだ。少女はその紙を取り出し、バサッと広げた。
 そこに書かれている文字を目にした瞬間……少女は時間が止まったかのような
錯覚に襲われた。そしてその直後、じーんと胸が熱くなるのを感じた。
237751 ◆FFV1SjUAV2 :04/02/08 19:30 ID:???
『妹へ いつもありがとう 兄より』

 たったそれだけの、簡素な手紙。だがその言葉は、千語にも勝さる優しさと温
かさに満ちあふれていた。
「お兄ちゃん……あたしのために編んでくれたんだ……」
 少女はマフラーを胸に抱き、両腕で力いっぱいに握り締めた。
 兄は知っていたのだ。少女がお気に入りのマフラーを破って、喉を寒風に晒し
ていることを。そして、妹が風邪をひいたりしないよう、慣れない手付きで一生
懸命にマフラーを編んでくれたんだ。
 込み上げる嬉しさを噛み締めながら、少女はマフラーを首に巻いた。
 兄手製のマフラーは、市販のものと比べると、実に格好悪かった。ちゃんとし
た長方形ではないし、編み損ねでところどころに穴も開いている。でもそんなこ
とは、少しも気にならなかった。どんなに不格好でも、少女にとってそれは、世
界一のマフラーだ。身に付けているだけで、心も身体も暖まった。
(ありがとう、お兄ちゃん……このマフラー、一生大切にするよ……)
「おーい、ただいまー!」
 階下で、聞き慣れた少年の声が響いた。少女の兄の声だ。
「あっ、お兄ちゃん! おかえりなさい!」
「さっき学校の後輩に聞いたんだけど、風邪をひいたんだって? 大丈夫か?」
「あっ……うん、平気だよ。待ってて、今すぐそっちへ行くから!」
 少女は首にマフラーを巻き直し、兄のいる玄関口へと走っていった。
 大丈夫だよ、お兄ちゃん。このマフラーを付けていれば、風邪なんか一発で治っ
ちゃうよ。
 本当にありがとう。次はあたしから何か贈り物をするから、楽しみに待ってい
てね、お兄ちゃん!
勝手に開けちゃいかんだろう。勝手に開けちゃ( *´∀`)ムハー
妹に萌え(*´Д`)。兄にも燃え。
スゴク(・∀・)イイ!
241751 ◆FFV1SjUAV2 :04/02/09 19:06 ID:???
>>238さん、>>239さん、>>240さん、感想ありがとうございました。
僕は一週間前に本当の風邪をひいたのですが、そのときに思い付いたのがこのSSです。
病気ネタはありがちなので、どんな反応を受けるか心配でしたが、気に入っていただけたようで良かったです。

次回も頑張りますんで、よろしくお願いします。
>>241
またたのむよ〜
243名無しくん、、、好きです。。。:04/02/14 01:17 ID:x6YGMQ+w
ytuj
良スレだよ汚兄ちゃん
二月十四日。俗に言うバレンタインだ。
今日は土曜で休日のはずだったのだが、不運なことに模試があり、学校へ行っていた。
なので、妹が何をしていたのかは俺はまったく知らなかった。
尤も、この時俺はバレンタインのことなどすっかり忘れていたのだが……。
「ただいま」
俺の言葉が、ただ家の中に虚しく響いた…。
家の中は静まり返っていたが、居間の明かりはついているようだ。
「誰かいるのか……?」
俺は居間のドアを開けて、中を見回す。
よほど疲れていたのだろうか、妹がソファーで幸せそうに眠っているのを見つけた。
「おい、起きろ。風邪ひくぞ」
「ぅん……?お兄ちゃん……?」
「おはよう」
「……おはよう……。今何時?」
「七時過ぎ……」
「ふぅん……」
妹はしばらくぼんやり俺の顔を見ていたが、
しだいに意識がハッキリしてきたようで、その顔が笑顔に変わり始める。
「……あっ!!お兄ちゃん、お帰りなさい♪」
「ただいま……」
「どうしたの私の顔、ジッと見て……?もしかして……寝癖、ついちゃってる!?」
妹が慌てて髪の毛を整えたり、目を擦ったりしている。
「いや。そうじゃないけど、何でこんなところで寝てるんだ……と思って」
「えっと……お兄ちゃんを待ったんだけど……いつの間にか寝ちゃってたみたい……へへへ♪」
「最近いつも遅くまで起きてるからじゃねぇか、睡眠不足だ」
叱ったつもりだったが、妹は相変わらず笑ったままだ。
「それはさておき!!お兄ちゃん、帰って来るの遅いよ〜!!」
今度は俺が怒られる番のようだ。妹が軽く頬を膨らませて、偉そうに叱る。
「悪い。まさか模試がこんなに長いとは思わなかった」
「せっかくゴチソウ作って待ってたのにぃ〜!!」
「ご馳走……?何故に?」
「あ〜!!お兄ちゃんのばか〜!!!!今日はバレンタインデーだよぅ!!」
「あぁ、そういえば……」
「も〜!!忘れないでよ〜!!」
「いや……バレンタインだろうが何だろうが、俺には全然関係ないし……」
「う〜ん……でも……私は……」
妹が言葉を詰まらせ、恥ずかしそうに俯いてしまう。
「お前は……?」
「私は、お兄ちゃんがいないと困るの!!だから、お兄ちゃんにもちゃんと関係あるんだよ!!」
「なぁ、それってどういう意味だ……?」
「まったく……お兄ちゃんのドンカンさには呆れるなぁ……」
「今、何か言ったか……?」
「ううん。何も♥さぁ、ご飯食べようよ〜♪待ってたんだよ〜♪」
妹は俺を強引にダイニングまで連れて行く。俺も腹が減っていたので、特に抵抗はしなかった。
俺はバレンタインのようなイベントにはあまり興味が無い。むしろ嫌いなぐらいだ。
だが、飯が豪華という点では、バレンタインも悪くは無いのである。
「ふぅ……。ご馳走様でした……っと」
「お粗末様でした」
妹がテーブルの向こう側で、ニコニコしながら俺の顔を見ている。
「結構食ったなぁ……」
「うん♪でも、嬉しいなぁ〜♪お料理あんなにいっぱい作ったのに、全部食べてくれて♪」
「仕方ないだろ。腹が減ってたんだから」
「ねぇ、何が一番美味しかった!?」
「そうだなぁ……あのパスタが美味かった。是非、また作ってくれ」
「良かった〜!!実は、アレ、ちょっと自信なかったんだぁ〜♪また作るね〜♪」
「うむ。あの味付けは結構俺好みだったぞ」
…コレが普通の兄妹の会話とは全く思えない。
まぁ、俺には普通の兄妹というものがどんな物かは知らないが、こんな会話はしないと思う。
「はい、お兄ちゃん。ハッピーバレンタイン……って言うのかな」
そんな事を考えていると、テーブルの向こうから、妹が恥ずかしそうに小さな箱を差し出す。
「コレは?」
「チョコ……手作りなんだけど……」
「食べてもいいか?」
「うん。いいよ」
俺は妹から貰った箱を開け、少々不恰好なチョコを一つ頬張る。
「うん。結構美味い。ちょっと柔らかいけどな」
「えっ?……ゴメン……ずっと握ってたから……溶けちゃったのかも……」
「大丈夫だって、これでも十分美味い」
「ありがと、お兄ちゃん……それでね……えっと……もう一つ、プレゼントがあるんだ♥」
「へぇ……。何だ?」
「はい……」
今度は小さな紙袋をくれる。チョコのものと比べると、とても軽い。
「コレは……マフラー……」
「うん。初めて……編んでみたんだけど……」
「もしかして……最近夜更かししてたのは……」
「もちろん……コレを作るためだよ♥」
「そうなのか……悪かったな、何も知らずに叱ったりして……」
「ううん、全然気にしてないから」
「……ありがとう。大事に使うよ」
「へへへ♪実はね、マフラー、私のも作ったんだ♪これでお兄ちゃんとお揃いだよね♪」
「まぁ……それはともかく……マフラー、ありがとな」
「喜んでもらえたかな……?」
「ああ。ホントにありがとう……ってさっきから、俺、礼言ってばっかりだな……」
「ううん。お兄ちゃんはいつも私のそばにいてくれる……。私こそありがとう。だよ♥」
「ん?何か言ったか?」
「ううん、全然♥」
「う〜む……どうも最近空耳が多いな……」
「ふふっ♪」
「何だよ……」
「何でもないよ〜♪」
「まぁいいか……」
満腹なったので、俺がその場から立ち去るために、立ち上がろうとすると
「あっ!!お兄ちゃん、ちょっと待って!!」
「まだ何かあるのか?」
「うん」
その返事とともに、妹が俺に抱きつく。
「一言だけ……言いたいんだ……。えっとね……お兄ちゃん、大好きだよ♥」
そんな妹を俺は黙って、優しく抱いてやる。
「お兄ちゃん……これからもずっと一緒に、ご飯食べたり、お話したり、ケンカしたりしようね?」
「ああ」
「ほんとっ!?絶対だよっ!?約束だよっ!?」
「分かってるよ」
「えへへへっ♪お兄ちゃん、やっぱりだ〜い好き♥」
結局、妹はチョコのように甘く、ベタベタなのだ……

やっぱり締めるのは苦手だ……。
情けないことに、751さんと比べると、遠く及びませんが、
どうか下手の横好きということで許してやってください_| ̄|○


どうでもいいですが、
俺が妹から貰ったチョコです↓
http://www.choco-q.com/top_html
_| ̄|○ウレシインダケド……ナンダカナァ……
>>249
妹からもらえるってだけで幸せなんだぞ、こいつぅ〜(*´д`)σ)・∀・)
良いです良いですかなり好きです
252751 ◆FFV1SjUAV2 :04/02/15 19:51 ID:???
>>249さん、どうもお疲れさまです。

そういえば、昨日はバレンタインだったんですね・・・僕は予想通り、なんにも
貰えませんでした。
僕もバレンタインSSを考えていたんですが、去年書いたやつ以上のものを
書く自信がなかったので、やめておきました。

しかし、リアルで妹さんからチョコをもらえるって羨ましいですね。僕の
妹なんか、完全に無視してますから(笑)。

それじゃ、これからもよろしくお願いします。
♥?
  _|_ \  ┌──┐   _/__             /   
   _|_     │    │    /      ヽゝ_      /    
 / |  ヽ   └┬┬┘   // ̄ヽ   ̄\_)    /⌒!    
 \ノ   ノ    ノ  レ       _ノ     ヽ     /  \ノ 

  __l__   /      ‐‐┼‐‐        /      ‐┼‐  ‐‐┼‐‐  ┼─‐
   __|  、   |    |   └ 、  ┼┼、   |    |  ‐┼‐    ○    | ─
  (__|_ノ   し       _ノ  ヽ ノ   し      ○\   ノ    ノ _ 
テスト数日前のある日。
俺は学校で勉強するために、朝早く学校に行くつもりだった。
昨晩使った教科書をバッグに入れようと、机の上を見ると
「ん……?何だ……」
手紙のようだ。
宛先も差出人も書いていない。
俺は腕時計で時間を確認した後、不思議に思いながら中を見る。

「大好きなお兄ちゃんへ♥」

やはりというべきか、それは妹からの物だった。
そういえば……最近忙しすぎて、妹に冷たくしていた事を思い出す。

「やっほ〜、お兄ちゃん。元気ですか?私はとっても元気です♪
 え〜と、急いでるわけじゃないから、暇なときにこの手紙を読んでくれると嬉しいです。

 多分今『どうして手紙なんだっ!?』って、お兄ちゃんは思ってると思うけど、
 えへへ♪あんまり意味は無いんです。
 お兄ちゃん、テストで毎日忙しそうだったから、最近全然お話してないな〜。って、ただそれだけ。
 迷惑だったらごめんなさい。」

 でも、お兄ちゃん、頑張り屋さんだね。
 朝は私が起きるより早く学校行っちゃうし、夜はずっと起きてるし。
 お兄ちゃん、いつも成績いいもんね。お兄ちゃんならきっと今度のテストもバッチリだよ♪

 でもでも、あんまり無理しちゃダメだよ?
 勉強もいいけど、ずっと勉強ばっかりじゃ、ストレス溜まっちゃうよ。
 だからさ、たまには遊ばなきゃダメだよ〜?
 う〜ん。だからって言う訳じゃないけど、たまにでもいいから、私の話し相手にもなって欲しいな。
 ほら、お喋りはストレス解消になるって言うし。私だって、たまにはお兄ちゃんの声も聞きたいしね♥
 
 え〜と、お話したいことはいっぱいあるんだけど、
 お兄ちゃんのお邪魔になっちゃ悪いので、今日はコレぐらいにします。

 お兄ちゃん、テスト頑張ってね♪私は応援してるよ♪
 バイバイ、お兄ちゃん。大好きだよ〜♥
 良かったらでいいから、お返事書いてほしいな♪待ってるよ♪

 P.S
 美味しいアイスクリーム屋さん、教えてもらったんだ♪
 テスト終わったら一緒に食べに行こうね♪」

俺にとってのテストとは、妹の誇れる兄であるための手段……。
であるはずなのに、俺は妹に必要の無い不安感を持たせ、
それだけに止まらず、俺はその妹に励まされ、元気を貰ってしまったような気がする。
「またワケの分からんことを……」
そう言いながらも、今日は土産にケーキでも買って帰ることを、密かに心に決めるのだった。
本当に妹のために……
――――――――――――――――――――
妹からの手紙ってシチュは結構好きなんだけど、
全然、腕が追いついてないや……スレ汚しすみません_| ̄|○

俺の自己満足シリーズ。次回はホワイトデーを予定しております。
出来れば、次回もスレ汚しを許していただきたいなぁ……と図々しくも思っております。
いや、スゴク(・∀・)イイ!よ
次回もたのしみにしてまっす!
275751 ◆FFV1SjUAV2 :04/03/03 06:05 ID:???
お疲れさまです! また次も楽しみにしています。
moehosyu
これは保守ですね。
「えへへ♪」
バツがいっぱい書いてあるカレンダーを見ると、自然に笑顔になる。
そして、また一つ、13って書いてある欄に大きなバツ印を描いた。
「とうとう明日かぁ〜♪楽しみだな〜♪」
そう考えると、なんだか胸がドキドキしてくる。
不安のような期待のような、胸のドキドキ。
そのドキドキを胸に抱えたまま、電気を消してベッドに潜り込む。
「おやすみっ♪お兄ちゃん♪」
隣に聞こえるぐらいの大きな声で、隣の部屋にいるはずのお兄ちゃんにおやすみの挨拶をした。


三月十四日。今日は待ちに待ったホワイトデー。
楽しみで、いつもより一時間も早く起きてしまった。
朝ごはんも作って、お兄ちゃんが起きてくるのを待っていたんだけど……
もう、待ち切れないよ〜!!ゴメンね、お兄ちゃん、起こしちゃうよ!!
コンコン
「お兄ちゃ〜ん♪朝だよ〜♪」
ドアの前でノックをして、ドアノブに手をかける。
「ちょっと待て!!入るな!!」
お着替え中だったのか、お兄ちゃんがちょっと慌てて言う。
「あっ……ごめんなさい」
思わずドアの前で頭を下げてしまう。
「ゴメンな。でも、ちょっとお前には見られたくない物が……」
「あっ!?それって、もしかしてエッチな本〜?」
「そんなの持ってねぇ!!」
必死になってお兄ちゃんが反論する。
こういうウブって言うかキマジメって言うか、そんなところが可愛いんだよね〜♪
でも……何なんだろう、私に見られたくない物って……
「じゃあ、何〜?」
「ココで教えたら、見せない意味が微塵もないじゃねぇか」
「う〜ん。なんだか怪しいなぁ〜?」
「気にするな、そんな変なもんじゃないから」
お兄ちゃんがドアを開けて、出てくる。
「さぁ、飯だ飯!!早起きしたから腹減ったぞ」
「うん♪食べよう♪」
でも……何で早起きなんてしたんだろう……いつも大体同じ時間に起きてくるのに……。
なんだか今日のお兄ちゃん……変だなぁ……。
今日は楽しみにしていたホワイトデー……のはずだったのに、何だか……。


「はい、お兄ちゃん。コーヒー」
「ありがと……」
お兄ちゃんはトーストをかじりながら、コーヒーを口に運ぶ。
私はお兄ちゃんの向かい側に座って、お兄ちゃんの顔を眺めてる。
「そういえば……お前、今日どこか出掛けるか?」
もしかして、どこか連れていってくれるのかな。
そうだったら、嬉しいな。そうだったら、いいのにな……
「ううん!!今日は家にいるつもりだよ!!」
思わず声が大きくなってしまう。
「そうか……なら……今日は……」
今日は……?
「今日一日だけ家を空けてくれないか?」
えっ……。
「どう……して?」
「ちょっとワケは言えないが……どうしても一人でやりたいことがある」
「また……ヒミツ……か……」
「何か言ったか?」
「ううん……何も。……いいよ。私、出掛けてくるよ」
「頼む。金はやるから、昼飯は好きな物食ってきていいぞ」
「うん。分かったよ……」
私はため息ですっかり覚めてしまったココアを飲み干し、お兄ちゃんに背を向ける。
ホワイトデー……やっぱり忘れちゃったんだ……。
それとも……私のことなんて……ホントはどうでもいいのかなぁ……。
私は泣きそうになるのをグッとこらえて、お出かけの準備をする。
「じゃあ……行ってきます」
「気をつけろよ」
「うん。大丈夫だよ」
私はお兄ちゃんの顔を一度も見ずに、玄関のドアを開ける。
……なんでだろう、お兄ちゃんの顔が思い出せないや。


今日一日、自分が何をしていたのかのも分からないぐらい、私は悲しみでいっぱいだった。
不安で、寂しくて、何かにすがるような思いで、街頭の時計を見ると、もう五時を過ぎていた。
「そろそろ帰ってもいいかなぁ……」
私は遠くの空にそう呟いて、家に帰る道を歩き出す。
歩いて五分ぐらいの距離だったのに、そこからの道のりはとても長かった。
お兄ちゃんは……私のこと、どう思ってるのかな……。
好き……?ただの妹?それとも……邪魔者……?
今まで考えたことも無かった不安や疑いが次々に浮かんできて、何度も足を止めた。
仕方ないか、何でも出来るお兄ちゃんと比べたら、私はドジでバカで……
それでも……この家の玄関まで辿り着けたのは、どうしてもお兄ちゃんを信じたかったからだと思う。
そして、ありったけの勇気と希望を振り絞ってインターホンのボタンを押す。
『はい、どちら様でしょうか?』
お兄ちゃんのかしこまった声……。
「私だけど……もう入ってもいいかな……?」
『おお、お帰り。丁度いい!!すぐ入って来い!!』
う〜ん、何か困ってるのかなぁ……。
よく分からなかったけど、言われたとおり、急いで家の中に入った。
「お帰り!」
お兄ちゃんが出迎えてくれる。
いつもの顔とは違って、お兄ちゃんは恥ずかしそうにニヤニヤしてる。
「えっと……何かな?」
「まぁ、入れ……あっ、ちょっと目をつぶっててくれ。その方が……」
お兄ちゃんが何かを言いかけて止める。
気になったが、聞く気に離れなかった。
お兄ちゃんは私の背中を押して、キッチンに連れて行く。
何だろう……。
もし『紹介するよ、俺のカノジョだ』とかだったら……。
部屋に入りたくない……何も見たくないよ……。
「そんな嫌そうな顔すんなって……目、開けてもいいぞ」
私は閉じていた目を恐る恐る開く。
「あっ……」
目の前には、色とりどりのお花がいっぱい……。
一瞬、何が起こったのか分からなくなった。
「えっ……お兄ちゃん……コレって……」
「その……今日はホワイトデーだろ……?花なら……気に入ってもらえるかと思ったんだが……」
「お兄ちゃん……」
覚えててくれたんだ……。
なんだかホッとするのと同時に、胸の辺りが暖かくなってくる。
「それと……」
お兄ちゃんはお花を私に渡して、奥から何かを持ってくる。
「ほい。バレンタインのチョコのお返し」
そう言って、お兄ちゃんが差し出した物は……
「ケーキだぁ……」
大きくて、いい匂いで、細かい飾りがいっぱいついたケーキ。
私には一目見ただけで、お兄ちゃんの手作りだと分かった。
「どうだ!!素晴らしかろう!!手間と神経をふんだんに使ってるぞ!!」
お兄ちゃんが自信たっぷりの表情を見せる。
「まぁ、売り物にはちょっと及ばないけどな」
こう言ってるけど、お兄ちゃんは手先がとっても器用で、何か作るのが大好き。
そういえば、去年の七夕では、すごくちっちゃくて可愛い笹飾りを作ってくれたなぁ……。
そして、何か出来上がったときの、こんな嬉しそうな子供みたいな顔のお兄ちゃんも普段と違って、素敵だった。
「すご〜い!!お兄ちゃんって、こんなのも作れるんだね〜!!」
「これぐらい、本さえありゃ誰でも作れると思うぞ。まぁ、大分神経は使うが……」
お兄ちゃんは、大げさに目頭を押さえてみせる。
「と言うか、コレを作ることより、お前にバレないように準備する方が余程大変だった」
そういえば、そうだ。
いつごろから準備をしていたのか知らないけれど、最近、お兄ちゃんに違和感を感じたことは……
今朝以外ない。
「もしかして……私に見られたくない物って……」
「恐らく、ご想像通りかと……」
この言葉を聴いた途端、何だか目の前のお兄ちゃんの顔が滲んできた。
「あれ、おかしいな……すごく嬉しいのに、涙が……」
嬉し泣きってこういうことを言うんだろうな。
自分の意思とは関係なしに、涙がポロポロとこぼれてくる。
お兄ちゃんは、微笑みながら、涙を拭いてくれる。
「お兄ちゃん……ありがとう。今日は最高のホワイトデーだよ」
「礼には及ばん。いつも何だかんだ言っても、お前には世話になってるからな」
「ううん!!そんなことない、何の役にも立ってないのは私の方で……」
私がここまで言いかけると、お兄ちゃんが手を私の口に差し出して、私の話をさえぎる。
「俺は、お前の笑顔だけで十分だ……と思ってる」
お兄ちゃんがちょっと恥ずかしそうに言う。
そんなふうに思っててくれたんだ……。お兄ちゃんにとって、私は必要な存在なんだよね?
そう考えると、とっても嬉しくて、何だかお兄ちゃんに『好きだ』って言われたような気分になる。
だから……。
「お兄ちゃん……。私、お兄ちゃんのこと……大好きだよ♥」

たぶん私の気持ちを伝えるのに、これ以上の言葉は無いと思う。
だって、誰になんて言われたって、私は誰よりもお兄ちゃんのことが大好きだから……。
だから……今日だけでいいんだ。私の精一杯の言葉、無視しないで、笑わないで、聞いて欲しいな♥
兄の視点でのホワイトデーが、書きにくいので、思い切って妹の視点にしてみたら、
普段の三倍ぐらいワケが分からなくなってしまった……。ごめんなさい……。

しかし、質より量。他人の嗜好より自分の趣味。現実から目を背け、イタい妄想に走る。
最低じゃん、俺……。_| ̄|○
>>283
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゜Д゜)゜∀゜)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゜∋゜)´Д`)゜ー゜)━━━!!!!

そして

イイ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  ゚)━━(  )━━(゚  )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━ !!!!
これはイイ萌えもエ萌えもエですな!!
ほしゅ〜
287名無しくん、、、好きです。。。:04/03/29 14:49 ID:r5a0Dc51
hosyu
  「ただいま」
俺は玄関の重いドアを開けた。靴を乱雑に脱ぎ捨て、どかどかと上がる。
コンビニ袋をぶら下げてリビングに入るが、そこに俺以外の人の姿は無かった。
……いや、誰もいないことは分かっていた。俺は一人暮らしをしているのだから。
テーブルの上にジュースやら何やら入った袋を置き、テレビのスイッチを入れた。
明るいバラエティ番組が流れる。
  「アイツ、寂しくて泣いてなんかいないだろうな」
無表情でぽつりと呟いた。


 俺には三歳年下の妹がいる。今は離れ、家族と一緒に暮らしている。
まだ俺が家族の元にいたころ、深夜によく「眠れないよぅ……」とか「怖いよぅ……」とか
涙声で部屋を訪れてきたものだった。
他にも、料理が下手なくせに「任せなさ〜い♪」とか見栄を張って、キテレツな料理を
創り出したこともあった。ずいぶん世話好きな奴だった。
そして今、俺はアイツがいてくれたことの有難さを、身をもって痛感していると言うわけだ。
本音を言うと寂しい。やっぱり誰かと一緒にいたいという気持ちはある。
しかし、何故アイツが頭に中に出てくるのか、俺にはよく分からなかった。
 「そろそろ夕飯でも作るか……」
テレビから顔を上げ、壁時計に目を移す。時計の針はもう六時をさしていた。
やれやれと腰を上げると、ケータイの着メロが鳴り響いた。
誰だ?
 「もしもし」
 「あ、お兄ちゃん!?私〜!」
懐かしい声。
 「おう、久しぶりじゃないか。どうした?」
 「えへへ、今日はね、お兄ちゃんに夕食を作ってあげようと思って♪」
はあ?
 「何言ってんだお前。そこからウチまで何時間かかると―――」
 「思ってんだ?」
その声は電話越しでは無かった。
 「う、うわああぁぁぁぁぁっ!」
驚いて振り向くと、そこには懐かしい姿が立っていた。
妹だ。
 「あはははは♪かっこ悪ぅ、お兄ちゃん」
 「な、なんでお前がここにっ!」
 「あ〜、何よ?たまに遊びに来ちゃいけないって言うの?」
 「いや、そういう訳じゃ無いけど……」
 「だったらいいじゃない♪ほら、夕食作ってあげるから!」
すっかりペースを乱され、ソファに座らされる。その間に妹はキッチンへ向かう。
……ここは俺の家だぞ。
 「で、なんでここにいるんだ?」
 「兄妹愛に理由なんて要らないよ、お兄ちゃん♪」
 「適当に流すな」
 「……ちょっと家出」
 「家出?」
 「うん……だから、少しだけここにいさせて。お願い……」
背中越しでも充分に悲しみが伝わってきた。やれやれ。
 「少しだけだぞ。それより、何か手伝うよ」
立ち上がり、妹の隣に並ぶ。小声で何か聞こえたような気がしたが、あえて問わないでおこう。
しばらくして料理が出来上がった。出来栄えは……それなり。
テーブルを挟んで向かい合う。自然と会話が弾む。こういうのは何ヶ月ぶりだろう。
 「どう?お兄ちゃん」
 「ん〜……まあ、前に比べれば進歩したかな」
 「やった〜♪あのね、あれから一生懸命努力したんだよ!」
 「分かった!分かったから口に物を入れてしゃべるな!」
 「あ……ごめんなさい」
 「それで、お前が親とケンカなんて珍しいな」
 「悩み多き乙女なのよ」
 「どこが乙女だ。お前はどっちかと言うと魔女」
 「ひ、ひどい!繊細な女の子のハートというものを……!」
 「警棒持った奴に襲われるなよ〜」
 「なぁに、それ?」
 「こっちの話」
こうして夕食は楽しい時間が過ぎていった。
 俺は食器を拭きながら、隣で洗っている妹に言った。
 「一応、家には連絡しとくぞ?」
 「うん……」
神妙な面持ちで返事をする。どうやら本気で帰りたくないらしい。
俺は食器を拭く手を止め、そっと頭を撫でてやった。
ボッ、と赤くなる。
 「なっ……!」
 「我慢するなよ」
なるべく優しい口調で言う。
 「俺も寂しかったんだから、さ」
 「え……てっきり迷惑かと思ってた……」
 「そう見えたか?」
 「うん……」
 「赤の他人ならともかく、俺の前では無理するな」
言いながら優しく撫でてやる。すると、頬を何か伝うのが見えた。
ギュッと抱きしめてやる。妹は泡だった手のまま、抱き返してきた。
 「ありがとう……」
涙声はそのまま嗚咽に変わった。
 夜も更けて。
俺はベッドの上で寝転んでいた。風呂場の方から鼻歌が聞こえる。
のん気なものだ。まだ体調が優れてないくせに。
しばらくして脱衣所から出てきた。ふと視線を向けてみる。
相変わらず出てないところは出ていない。俺は少しだけ悲しくなって目をそらす。
 「なによ?」
 「別に」
 「あ〜!まさか、『小さいな』とか思ってたんでしょ!?」
図星。
 「そ、そんな訳無いだろ!誰がお前なんかの……!」
 「お前なんかの……なぁに?」
 「………」
 「私の何なのよ……?」
 「………胸」
拳骨が飛んだ。
 「痛ってぇ……」
俺は頭をおさえてうずくまる。すると、頭上から予想外のものが降ってきた。
妹は泣いていた。意外だった。
 「私だって……もう少し経てば立派になるもん!なのに……」
 「あああ、悪かった!悪かったよ……」
 「うう……ひっく」
 「ほら、昔お前が好きだった子守唄を歌ってやるからさ」
 「ほ、本当?」
現金な奴だ。
 「ああ。好きだったろ?この歌」
そう言って俺は歌い始める。それを制する。
 「ま、ままま待って!」
どうしたのかと眺めていると、急いで髪を乾かし、歯を磨き、布団にもぐった。
 「いいよ」
 「………」
……ダメだこいつは。
 カーテンの隙間から綺麗な夜空が見える。
俺は妹と二人、ベッドに並んで横になっていた。一人用なので密着している。
ふいに、妹が呟いた。
 「ありがとう……」
 「ん?」
 「ありがとう……。私、こんなに優しくしてくれるお兄ちゃんがいて、嬉しいよ」
急に言われて、俺は動揺した。強気な妹からは今まで一度も聞いたことが無かった。
 「どうした?なんか変だぞ?」
 「変……かな。やっぱり」
 「?」
 「でもね、私は後悔してないよ。自慢できるお兄ちゃんがいて……」
 「……?」
 「本当にありがとう……お兄ちゃん……」
俺は顔を向ける。月明かりに照らされ、垂れる涙が見えた。
 「大好きだよ……お兄ちゃん……!」
ようやく分かった。
俺が寂しいとき、コイツのことが頭に浮かんだ理由。
 「ああ、俺もだ。……大好きだ」
月と星星に祝福され、俺たちは口づけた。
甘い、甘い香りがした。柔らかな感触が伝わってくる。
いつしか俺は眠っていた。
 朝。
俺はケータイの音で目を覚ました。寝癖のついた頭のまま電話に出る。
 「ふわい」
 「……おはよう」
母さんからだった。
 「どうした?……ああ、コイツのことだろ?」
俺は言いながら隣に視線を落とす。しかし、そこに妹の姿は無かった。
あれ?と思っていると、向こうから耳を疑う言葉が聞こえてきた。
 「昨夜……亡くなったの」
 「え?」
え?
亡くなった?
 「昨日の朝から急に具合が悪くなってね……それで、その日の……夜に……」
待ってくれ。
 「ちょ、待てよ!亡くなったって……誰が!?」
本当は聞きたくなかった。
ずっと、昨夜のまどろみに浸っていたかった。
無情だった。


 妹は死んだ。
もともと病気がちで、よく風邪をひいては両親を困らせていた。
俺も何度か看病をしたことがある。ものすごく感謝されてたっけ。
話によると、妹は昨日の朝、急に体調不良を訴えたそうだ。
そのまま運ばれた病院で昏睡状態に陥った。
その間に母親は俺に連絡をしようとしたが、何故か電話が繋がらなかったそうだ。
そして……昨夜。
亡くなった。
原因は不明。知りたくもなかった。
ただ、ひとつだけ言える。昨日、ここに遊びに来た妹……。
あれは、間違いなく俺の妹だということは……。
どなたか存じませんが、神キタ━━━(゚∀゚)━━うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ
うわああああああんんんんん!!!   GJだよおおおおおおお!!!!
ヽ(`Д´)ノウワァァァァァン!!(`Д´)b GoodJob!
298288-294:04/03/31 16:06 ID:???
いえいえ、お役に立てて幸いですよ
299元リレーSS書き:04/04/01 12:27 ID:???
>>遊星より愛をこめて氏
>>751
>>maskedriderMoe氏
相変わらず萌えっぷりですね(w
それにまだここ残っていてくれたんですね…
以前携帯からカキコしてパケ死して以来遠ざかっていたのですが、FOMAに機種変したのを機に戻ってきました。とは言えROMしかしてないのですがf^_^;
>>228
素晴らしかったです!中華号泣してしまいました(w
どうも加奈以来これ系の話に対し耐性0になってるようでして
ダラダラ長文スマソ
            \     _n               /
              \   ( l    _、_ グッジョブ /
               .\   \ \ ( <_,` )    /
                 \   ヽ___ ̄ ̄  ) /
   _、_  グッジョブ       \    /    / /   _、_   グッジョブ
 ( ,_ノ` )      n        \∧∧∧∧/   ( <_,` )     n
 ̄     \    ( E)       < の .グ >   ̄     \    ( E)
フ     /ヽ ヽ_//        <     ッ >  フ     /ヽ ヽ_//
─────────────< 予 .ジ >────────────────
    ∩          .     <     ョ  >
    ( ⌒)     ∩ good job! < 感 .ブ >.      |┃三
   /,. ノ      i .,,E      /∨∨∨∨\.     |┃   ガラッ  話は聞かせて
  ./ /"      / /"    /         .\    |┃ ≡    _、_  もらった>>288
  ./ / _、_   / ノ'     /   グッジョブ!! \__.|ミ\___( <_,` )< グッジョブ!
 / / ,_ノ` )/ /     /|    _、_     _、_   \ =___    \
(        /    /\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/\≡   )   人 \
 ヽ      |     /   \(uu     /     uu)/ \
301288:04/04/02 23:23 ID:???
(*´Д`) thx!
302751 ◆FFV1SjUAV2 :04/04/04 21:49 ID:???
お疲れさまです! 読んでて切なくなりました・・・。
この次も期待してます!
またアク禁の巻き添えくらった……レスが遅れて申し訳ないです。

>>288-294
素晴らしすぎる……
そして、このスレにおける俺の立場が、また一段と無くなっていく……。

>>299
いえいえ……。
定期的に貼ることのみが俺の取り柄ですから……
桜舞う気持ちいい春の日。
「気持ちよさそうだな」
ソファーで、まったりしていた妹に声をかける。
「あ……お兄ちゃん……」
「天気がいいからって、あんまりダラダラしてんなよ」
「だって気持ちいいんだも〜ん。お兄ちゃんも一緒にダラダラしようよ〜」
妹は寝ぼけたように気の抜けた声で言う。
「遠慮しとく……」
「そう?とっても気持ちいいのに〜」
妹が寝返りをうって、うつ伏せになる。
「春はいいねぇ〜、ポカポカして気持ちいいなぁ〜」
「そうだな。そろそろ炬燵も片付けようか……」
「え〜!?コタツ片付けちゃうの〜!?」
「最近暖かいし、もういらねぇだろ……?」
「でも、無くなっちゃうと寂しいよ〜!!」
この冬中、俺たち(主に妹)の足を温めてきた炬燵。
多少の愛着を感じるかもしれないが……そこまで言うのはどうなんだろう……。
「そういえば……そんなこと毎年言ってるような……」
「えへへ……そうだっけ?」
妹が舌をペロッと出して、微笑む。
「まぁいい、まだ今日はまだ今日は片付けないから安心しな」
「そうなの〜?あ〜、良かった〜♪」
「で、話は変わるが、ちょっと出掛けてくるから、留守番よろしくな」
「どこに行くの〜?」
「いや……別に言うほどのトコでは……」
「あ〜!!分かった〜!!またコンビニでしょ〜?」
「……くっ」
「それで、また、おもちゃ買いに行くんでしょ〜?」
「おもちゃって言うな、食玩と言え」
「お兄ちゃん、ソレ、ホントにどっちでもいいよ……。で、図星なんでしょ?」
「ああ、確かにその通りだよ!!悪かったな!!」
「別に、そこまで言ってないでしょ……」
妹が呆れたように、小さなため息を一つ。
完全に立場が逆転している……。
「とにかく、ちょっと出掛けてくるから、留守番を頼んだぞ!!」
なんだか、居心地の悪いノリだったので、強引に話を終わらせようとする。
「あっ、ちょっと待って〜!!私も行くよ〜!!」
「何で?」
「お兄ちゃんとお散歩したいもん♪」
「じゃあ、行くか」
「うん♪」

「お兄ちゃん、何か買う〜?」
いつものコンビニ。いつもの棚の前。
唯一違うのは、今日は隣に妹がいること……。
「ああ、勿論」
俺は、目当てのブツを適当に二箱手に取り、今度は俺が妹に聞く。
「で、お前は何か買うのか?」
「あのね、ココでお菓子とかジュースとか買って、公園で食べようかなぁ〜と思ったんだけど……」
「ああ、いいねぇ」
「じゃあ、決まりね〜♪お兄ちゃん、何が欲しい〜?」
「団子か饅頭みたいな、和菓子が食いたい……」
「あっ!?気が合う〜♪私もそう思ったんだ〜♪」
「じゃあ、決まりだな」
俺は和菓子を売っている棚まで行き、相談した挙句、桜餅と団子のパックを手に取る。
そして、途中、お茶のペットボトルを二つ手に取って、レジまで持っていく。
「あっ!!お兄ちゃん……私、お金忘れちゃったよ……」
「いいよ、これぐらい俺が払う」
「えっ!?いいの〜?」
「そこまで俺はケチじゃないって」
「えへへ♪じゃあ、ご馳走になりま〜す♪」
レジで、大量の商品をドサリと置き、ポケットから財布を取りだす。
そして、金を払い、袋に入ったお菓子やお茶を持って店の外に出る。
「お兄ちゃん、私が荷物持つよぅ……」
道路に出た途端、妹にビニール袋の持ち手を引っ張られた。
「何で?」
「だって、お金、全部払ってもらったから……それぐらいは……」
「おいおい……お前、何時からそんなにケチ臭い事言うようになったんだ?」
「でも……私、お兄ちゃんにこれ以上迷惑かけたくないもん……」
「それなら尚更、俺に持たせて欲しい」
「えっ……?」
「女に荷物持たせて自分は楽してる。なんて、後味が悪すぎる。俺のことを考えるなら、俺に持たせろ」
「お兄ちゃん……」
「それに、妹を可愛がることは、迷惑なんかじゃねぇよ」
うわぁ、恥ずかしいセリフ……。
……まぁ、あながちウソじゃないんだけど……。
「お兄ちゃん……♥」
そして、予想通りというべきか、妹が『恋する少女の視線』を俺に向ける。
やっぱり、こういう雰囲気は好きじゃない。
俺は軽く妹の頭を叩いて、少し早足で歩き出した。
妹は最初は戸惑っていたようだが、いつの間にか俺と並んで歩いていた。

「お兄ちゃん……気持ちいいねぇ……」
「ああ」
大きな桜の木の根元に座っている。
「さぁてと、桜も十分眺めたし、おやつにしよう♪」
「もうかよ?早ぇなぁ……」
「いいのいいの、花より団子って言うじゃない♪」
「ソレの意味知ってて言ってるのか?」
「ううん〜♪ぜんぜ〜ん♪」
「なら、いいや……」
俺は呆れて、突っ込む気も起きない。
「じゃあ、決まり〜♪おやつだ〜♪」
妹は嬉しそうに、袋の中から団子を取り出して、手際よくパックを開ける。
そして、団子を二本持って、一本を俺に差し出す。
「はい♪お兄ちゃん、どうぞ〜♪」
「ああ、ありがとう」
妹の手から団子をもらい、一粒口に入れてみる。
「ん〜!!甘くて美味しいね〜?」
妹がニコニコしながら、俺を見る。
コイツ、甘い物食べてるときはホントにいい顔するなぁ……。
頬にちょこんとついてる餡子でさらに可愛さアップ……って、おい!!
……一人ノリツッコミをしてしまうほど、意識の中では異様にテンションの高い俺。
「……」
「ん?どうした、お兄ちゃん?」
俺の考えなど露知らず、妹は俺を不思議そうに見ている。
俺は無言で、自分の右の頬を軽くトントンと叩いて、暗示してやる。
「ふにゃ?どういう意味〜?」
「わからないのか?」
「えっ?うん……」
仕方ないので、俺は妹の頬の餡子を指で取って、妹に見せる。
「えっ!?コレが、私のほっぺに〜!?」
黙って頷く。
「ふわぁぁぁぁぁぁぁん!!恥ずかしいよぉ〜!!」
「別に、俺は気にしないけど……」
そんなことより気になる餡子をどうにかするため、俺は指を妹の口に押し込んでみた。
「むぐぅ…………ぷはぁっ!!もう!!イジワルしないでよ〜!!」
妹は真っ赤な顔をして怒る。
「ああ、悪い悪い……」
「……お兄ちゃんのバカ……」
「だから、悪かったって……」
「お兄ちゃんなんか、大っ嫌いだもんね〜!!」
大嫌い……か。実際言われてみると、結構キツい言葉だな……。
「おい、帰るぞ……」
『あること』を決めた俺は突然、そう告げ、妹の手を無理矢理引っ張る。
「ちょっと……お兄ちゃん!?どこ行くの!?」
俺は沈黙したまま、妹の手を引っ張り続けた。

そのまま、十五分ぐらい歩いていたと思う。
俺の住んでる辺りは結構田舎なので、ここまで歩いてくると、建物も少なくなってくる。
「お兄ちゃん!!こんなとこまで来て、何があるの〜!!」
俺はなおも無視して歩き続けた。
小さな保育園の横を通り、自販機のある角を直進。
「お兄ちゃん……もう帰ろうよぉ……」
お寺の脇の坂を上り、そこにある角を右に曲がって……。
「おにぃちゃん……どこなの?ここ……?」
妹が泣きそうな声を出して、俺の手をクイクイと引っ張る。
「そのうち分かる。そうだ、目つぶってろよ」
「え……?ヤダよぅ……怖いよぅ……」
「大丈夫だって。ほれ、閉じろ」
妹はオドオドしながら、目を閉じ、俺の腕にしがみつく。
この雑木林を抜ければ……。
「ほれ、目開けてもいいぞ」
妹は恐る恐る目を開けたが、眩しそうにすぐに閉じてしまった。
そうして、またゆっくり瞼を開き……
「わぁ〜!!すご〜い!!」
「どうだ、凄ぇだろ?」
俺が妹を連れてきたのは、鮮やかな黄色に染まる大きな菜の花畑。
周りには何も無い。誰もいない。本当に二人っきりだ。
「お兄ちゃん!!スゴイよぉ〜!!」
「そうだろ?……どうだ、コレでも俺が大嫌いか?」
「えっ……?もしかして……お兄ちゃん……私が言ったこと……気にして……」
「ああ、気にするに決まってる……。お前は、俺の大事な大事なたった一人の妹なんだからな……」
俺は妹の頭を撫でながら、自分の気持ちを正直に伝えた。
「お兄ちゃん……。お兄ちゃん、大嫌いなんて言ってゴメンなさい……ホントは……私……」
妹が俺に抱きついてくる。
「お兄ちゃんの事……大好きだよ……♥」
「ああ、分かってる」
花に心が洗われたのだろうか……。
今の俺には、一面の菜の花が霞むぐらい、妹が眩しく見える。
俺が素直なのは花のせいならば……今はせめて心の赴くままに……。
そんな思いを込めて、俺は妹を優しく抱き返した。
お返しとばかりに、妹は顔を俺の胸に強く埋める。
春の花のような、優しい匂いがした……。
────────────────────
調子に乗って書いてしまいました。
他の方と比べると、やっぱり、見劣りしますけど、
まぁ、『またやりやがったな』ぐらいの気持ちで、生暖かい目で読み飛ばしてやってください。
310288:04/04/07 23:03 ID:???
dでも無いです、最高ですよ(*´Д`)
萌え補充完了・・・  GJ!!
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  ゚)━━(  )━━(゚  )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━ !!!
(`Д´)b GoodJob!
313751 ◆FFV1SjUAV2 :04/04/11 20:53 ID:???
お疲れさまです! こんな台詞、本当に言われてみたいです!
moehoshu
315名無しくん、、、好きです。。。:04/04/18 09:57 ID:xeFVmAoj
本当に…兄貴………ううっ。 そのとおりだったんだね。
『いったん食らいついたら、腕の一本や二本、失おうとも、
決して「スタンド能力」は…………解除しないと』 オレに言った事は!!
316遊星より愛を込めて :04/04/18 10:02 ID:???
        \                   /
          \                /
           \             /
             \          /
              \ ∧∧∧∧/
               <    俺  >
               < ス し   >
               <    か  >
 ─────────< レ 来  >──────────
               <    な  >
               < !!!!  い  >
               /∨∨∨∨\
              /         \
            /            \
           /     (-_-)       \
         /      (∩∩)        \
(・∀・)ニヤニヤ
318288の人:04/04/18 23:14 ID:???
↓caution!!

心臓の弱い方は萌え死にしないように気をつけてください。
また、気分を悪くされた方はすぐに楽しいことを考えてください。
319288の人:04/04/18 23:16 ID:???
 それは、妹のある一言から始まった。
 「ねえねえ、お兄ちゃん♪」
 「ん、どうした?」
 「ぎょーちゅー検査って、なあに?」
 俺は凍りついた。
今、妹はなんと言ったのだろうか。
俺の聞き間違いであることを祈りながら、もう一度問いただしてみる。
 「……なんだって?」
 「ぎょーちゅー検査ってなあに?お兄ちゃん♪」
 「……なんだって?」
 「だ〜か〜らぁ!ぎょ―――」
大声で言おうとした妹の口を慌ててふさぐ。
 「わ、分かった分かった。ぎょうちゅう検査、だな?」
 「うん、そうだよ。私、初めて聞いたから全然分からないの」
 「ちょっと待て。お前何歳だ?」
 「私?お兄ちゃん知ってるでしょ?お兄ちゃんのひとつ下だよ」
言いながら、通学用のカバンから青いシートを取り出す。
 「これでやるらしいんだけど……教えて♪」
無知とは恐ろしい。いや、この場合は無恥か。
 「知るか。勝手にやってくれ」
 「え〜!だって分からないんだもん……」
 「俺の知ったことじゃ無いだろ。別にお前が忘れて怒られても、俺には関係無いしな」
ここまで言ってハッとした。妹は顔を俯かせ、今まさに泣こうとしていた。
 「ひどいよ、お兄ちゃん……ううっ…ひっく……」
 「あああ!分かった、教えるよ!ただしやり方だけな!」
 「ほ、本当?」
涙目で上目遣いに俺の顔を覗き込んでくる。俺はくしゃくしゃと頭を撫でてやった。
 「ああ、教えるよ」
 「ありがとう、お兄ちゃん?」
………待て、早まるな。やり方だけを教えればいいんだ。
期待に添えられず悪いが、俺はコイツを立派にしなくてはならない!
そう!ベタな展開だけは避けねばならんのだッ!
320288の人:04/04/18 23:17 ID:???
 「………」
 「……お兄ちゃん?」
 「……あ、ああ、何だ?」
 「もう!早く教えてよ!」
 「あ、ああ……じゃあ、言うぞ」
俺はたっぷりと深呼吸をした。
 「そのブルーシートを……ぺたっと貼り付けるんだ」
 「貼り付けてどうするの?」
 「いや、貼り付けるだけでいい。それだけで虫がいるかどうか分かるんだ」
 「ふむふむ……」
 「じゃ、じゃあな」
 「で、どこに貼ればいいの?お兄ちゃん」
部屋から逃げ出そうとした背中に声をかけられ、俺は硬直した。
ぎこちない動作で振り向く。
 「……トイレでする大と小があるよな?」
 「やだぁお兄ちゃん、いやらしい〜」
 「いいから聞け。あるよな?」
 「……セクハラだよぅ?う、うん……」
 「その大が出てくるところに貼り付けるんだ」
 「大………?」
間。
顔面が噴火した。
 「えっ………えええええええええええええ〜〜〜っ!!」
 「………だから言いたくなかったのに」
 「お、お兄ちゃんのばかぁっ!エッチ!スケベ!セクハラ!」
 「お前が教えろって言ったから教えてやったのに………」
 「だからって、他にも伝え方があるでしょ!?ばかぁ!」
 「何とでも言え。俺は寝る」
 「ふんだ!とっとと寝ちゃってよ!エッチ!」
俺は後手でドアを閉め、重い足取りで自室へと向かった。
321288の人:04/04/18 23:18 ID:???
 俺はベッドの上に転がった。
予想はしていたが、さすがにあんなに言われるとへこんでしまう。
深いため息をもらした。
 「やれやれ……どうして俺たち二人を残して先立つんだよ……父さん、母さん」
今までそれを理由に泣いたことは無かったが、自分のバカらしさに泣けてきた。
その時、室内にノックの音が響いた。
この家に住んでいる人間は二人しかいない。
 「………何だ?」
 「あのね、お兄ちゃん……さっきは言い過ぎちゃった…ごめんなさい」
案の定、妹だった。
 「ああ……別に気にしてないぞ。予想はしてたしな」
 「うん……本当にごめんね?」
 「大丈夫だって。それより、方法は分かったんだろ?もう俺に恥ずかしいことさせるなよ?」
 「あ、それなんだけど……」
嫌な予感。いや、悪寒。
 「その……手伝って…くれないかな?」
的中。
322288の人:04/04/18 23:20 ID:???
 「それで、俺はどうしたらいいんだ?」
 「え、ええと…その…こ、これ、お願い……」
ブルーシート。
 「こ、これって!俺に貼り付けろってか!?」
 「う、うん……わ、私は体固いから…」
 「…いいのか?」
 「お兄ちゃんなら……いいよ。信頼できるもん♪」
 「そう言う割には顔が真っ赤だぞ」
 「は、恥ずかしいもん……!それに、お兄ちゃんだって真っ赤だよ?」
 「わ、分かった分かった!やるぞ!」
 「う、うん………」
俺はベッドの上に横になった妹から目をそらす。
 「見ないでね……」
妹がゆっくりと動くのが分かる。
 「いいよ……そ〜っと、優しくお願い……」
 「お、おう」
323288の人:04/04/18 23:21 ID:???
俺はゆっくりと手を伸ばす。
だが、見ないで手を伸ばしても無意味な訳で。
ぴたっ。
 「ひゃあっ!」
 「あ、悪い…」
 「ばっ、ばかばかばかぁ!」
ぴたっ。
 「きゃっ!」
ぴたっ。
 「や、やぁ……」
ぴたっ。
ゴスッ!
足蹴りをアゴに受けた俺は、後ろに吹っ飛んだ。
 「エッチ……!」
 「ほ、本当に悪い……」
 「あ、ばかぁ!こっち見ちゃダメ!」
 「ううう……」

 「これでいくよ?いいよね、お兄ちゃん?」
 「あ、ああ」
妹は俺の手を掴み、ゆっくりと引っ張る。
俺の手は妹に引かれて、そのまま動く。
ぴたっ。
 「ひゃあっ……」
 「当たってる?」
 「え、エッチ………うん……」
俺はすぐに手を離した。妹もすごい勢いで動き始めた。
 「は、はき終わるまで振り向いちゃダメだからね?」
 「分かってるよ」
そう答え、俺は大きな吐息をした。
324288の人:04/04/18 23:22 ID:???
 「なあ」
 「なあに?お兄ちゃん」
 「何で俺の隣で寝てるんだ?」
 「えへへ?それは私がお兄ちゃん大好きだからだよ♪」
 「そのうち襲うぞ」
 「襲って♪」
 「……バカ」
 「ふふふ、可愛いなぁ♪私が試したときの反応も可愛かったよ♪」
 「うるせえブラコン……って、待て。今、なんて言った?」
 「あっ……何も言ってないよ?」
 「試したときの反応って……まさか、お前……最初から知ってたな!?」
 「え、えへへ?」
 「もう寝る」
 「ご、ごめんなさい〜!」
325288の人:04/04/18 23:23 ID:???
行き過ぎた変態→_| ̄|○



_| ̄|○「死して屍残すまじ…っ さらば…っ」
キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(.  ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━
うぉぅ!?なんかスゴイのがキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
萌え━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
                 危うく萌え死ぬ所だっただろッ!!!!!!!!!!

        ∧_∧                           ∧_∧
        ( ´Д`)                          (´Д` )
        )  l            ハワワワワ……            l  ( 
      / / )              ∧_∧            ( \\
      |/ /|             ( *゚Д゚*) っ            |\ \|
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      |  \ \ |||⌒)⌒)//   ( つ つ  \\ (⌒(⌒||| /  |
    ○( <二\ |||⌒)⌒)二二三三( (三三三三三二二(⌒(⌒||| 二> )○
      \ \\ |||⌒)⌒) \\(( (_l( l_) ) //(⌒(⌒|||// /
        \ \\  ̄ ̄      (( (_l l_)))    ̄ ̄// /
         \ ) )           >>288         ( ( /
          | | |          ユサユサユサユサユサ       | | |
          | | |                          | | |
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          | |__)                     (__| |
          |__)                         (__|
329751 ◆FFV1SjUAV2 :04/04/21 06:38 ID:???
萌え尽きさせてくれた>>288氏に敬礼!

保守
学校からの帰り道。
ふと、見知った後姿を見つけ、俺は駆け出した。
「おーい!!未来ちゃーん!!」
振り返った少女は、俺を見てため息を一つ。
「もう……兄さん……せめて人前では『未来ちゃん』は自粛してください……」
この娘は、目の中に入れても痛くない愛妹の未来。
両親が出張しがちで、俺がよく面倒を見ていた所為なのか、もう、可愛くて仕方が無い!!
未来がしっかり者で、真面目であるせいか、未来と話すときはどうしても、おどけた口調になってしまう。
「えっ?なんでよ?」
「恥ずかしいからです!!」
丁寧な言葉使いではあるのだが、堅苦しさや冷たさは全く無い。
尤も、俺に対してなら、敬語なんて使う必要は無いと思うんだけど……。
「そっか。気に入らないけど、可愛い可愛い未来がそう言うなら仕方ないか」
つまり、家の中では自由に呼んで言い訳だしな。
「もう……で、兄さん、何か用ですか?」
「いンや。歩いてたら、スゲェ可愛い女の子を見つけたんで、声かけたら未来だったと言うわけだ」
「嘘ばっかり。最初から、私の名前呼んでましたよ?」
「そうだっけか?」
「そうですよ」
「でもまぁ、可愛い娘見つけたってのはホントだから」
「もっ、もう!!兄さん!!実の妹口説いてどうするんですか!!」
「そりゃ、妹だろうと何だろうと、未来が可愛すぎるからに決まってるだろ……?」
そう言って、俺は妹の首に手を回し、妹の顔を俺の顔に引き寄せる。
「にっ、兄さん!!!」
顔を真っ赤にして、俺の手を振り解く。こういう純なところがとてつもなく可愛い……。
「あはは、悪い悪い」
「もう兄さんなんて知りません……」
そう言い残して、妹はスタスタと歩いていってしまう。
「おいおい、待ってくれよ」
「ふふっ、冗談ですよ。さ、一緒に帰りましょ?」
珍しいな、未来からお誘いなんて……。
全くの予想外の言葉にしばし唖然となる。
「いいのか?」
「帰る家は同じですしね。それとも……嫌ですか?」
妹は悪戯っぽく微笑みを浮かべる。
答えは決まってる。……それは妹にだって分かっているのだろう。
「いやいや、滅相もない!」
「じゃ、帰りましょうか」
「ああ……うん、はい」
歩き出した妹に従って、俺も不思議に思いながらもその後をついていった。
すると突然、未来が振り返って、
「……あの……兄さん、今から買い物に行きたいんですけど……付き合ってもらえませんか?」
「俺は別に良いけど」
買い物!?服とかか!?それならデートじゃん!!
……あっさりとした返答だが、その反面、内面ではかなり燃え上がっていた。
「ありがとうございます、兄さん」
「で、何を買うのよ?」
「行けば分かりますよ」
秘密主義かよ、可愛いじゃねぇか……。
妹はそう言って、またスタスタと歩き出した。
────────────────
今までずっと同じ兄妹を書いてきた(つもり)けど、今になって新シリーズ。
ダラダラと書いていったら、かなり長くなってしまったので、小出しにしていきます。
稚拙の塊なんですけど、人の迷惑を考えずこれからもしばらく続くんで……
まぁ、黙殺でもしてもらえると嬉しいです。
(*´Д`)
            \     _n               /
              \   ( l    _、_ グッジョブ /
               .\   \ \ ( <_,` )    /
                 \   ヽ___ ̄ ̄  ) /
   _、_  グッジョブ       \    /    / /   _、_   グッジョブ
 ( ,_ノ` )      n        \∧∧∧∧/   ( <_,` )     n
 ̄     \    ( E)       < の .グ >   ̄     \    ( E)
フ     /ヽ ヽ_//        <     ッ >  フ     /ヽ ヽ_//
─────────────< 予 .ジ >────────────────
    ∩          .     <     ョ  >
    ( ⌒)     ∩ good job! < 感 .ブ >.      |┃三
   /,. ノ      i .,,E      /∨∨∨∨\.     |┃   ガラッ  話は聞かせて
  ./ /"      / /"    /         .\    |┃ ≡    _、_  もらった>遊星より愛を込めて
  ./ / _、_   / ノ'     /   グッジョブ!! \__.|ミ\___( <_,` )< グッジョブ!
 / / ,_ノ` )/ /     /|    _、_     _、_   \ =___    \
(        /    /\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/\≡   )   人 \
 ヽ      |     /   \(uu     /     uu)/ \

スゴクイイ━━(・∀・)━━( ・∀)━━(  ・)━━(  )━━(・  )━━(∀・ )━━(・∀・)━━━ !!
毎度ながら、俺なんかには勿体無い感想ありがとうございます……。
では、続きを……

「着きましたよ、兄さん」
そう言って、妹が立ち止まった場所は……
「ココって……スーパー?」
「ええ、夕飯の材料を買わなくては」
「つまり……俺は荷物持ちってワケ?」
何か素晴らしい事を色々考えていたのに……。
物凄くガッカリだ……。
っていうか、何故この事態を考えもしなかったんだよ、俺……。
普通に考えれば、当然こうなるだろ……。
「そんなに落ち込まないで下さい……確かに、荷物を持ってもらえると嬉しいですけど、
 そんな理由で兄さんについてきて貰った訳じゃありませんから」
「じゃあ、どういう理由なんだよー?」
「あの……お砂糖がとっても安いんです。でも……」
「お一人様○袋限り。ってヤツか?」
「そうなんです!!あの……お願いしても良いですか?」
「おいおい、未来。この俺が可愛い可愛い未来の頼みを断ると思うか?」
「それは……嬉しいんですけどぉ……」
未来はまた頬を赤くする。
まぁ、こんな公衆の面前では、俺でも恥ずかしいからな……。
「じゃ、決まりだ。とっとと買って帰ろうぜ」
「そうですね。売り切れる前に、買っちゃいましょうか」
俺たちは騒がしい店内に入り、手早く、カゴとカートを持ってくる。
「で、晩飯は何にするつもりなんだ?」
「ふふっ、兄さんは何が食べたいですか?」
「難しいね……未来の作るものは何でも美味いからな……」
未来は家事が得意なのだ。
特に料理については、少々兄バカなところもあるだろうが、
何処へ嫁に出しても恥ずかしくないレベルだと思う。
ま、俺の目が黒いうちは、嫁に出す気なんて更々ないけど……
「まったく……何を言ってるんですか。私は真面目に聞いてるんですよ?」
「なんだよ、それじゃぁ俺がふざけてるみたいじゃねぇか」
「ふざけてるじゃないですかぁ……」
「いや、俺の未来に対する思いはいつだって本気だぞ?」
「にっ、兄さんっ!!!!止めてくださいよぉ……」
「何だ、嫌か?」
「嫌ですよぉ……こんな人前で、そんなぁ……」
「ふーん……。じゃあ、人前じゃないところで 俺 に 言われるのは、未来はまんざら嫌でもねぇんだ?」
「……」
未来の動きが一瞬フリーズする。
「未来……?」
「そそそそ、そんなっ!!わわ、私!!にににに、兄さんのことは嫌いじゃないですけど……!!」
俺の言ったことは、どうやら未来の処理範囲の限界を超えてしまったようだ。
これだから未来は面白い。
そして、クドいようだがそういうトコが可愛いのだ……。
「未来、落ち着けよ……」
「に、にぃさんのせいですよぅ……からかうなんて酷いです……」
「でもさ、未来が可愛いから、ついついいじめたくなっちゃうんだよなぁ」
「も、もう!!兄さんには愛想が尽きましたよ……」
未来は、そう言って一人で先に行ってしまう。
俺もさすがに反省したので、周りの冷たい視線を一斉に浴びながら、黙って未来の後を歩いた。
|/|-|\
| *0M0)……
| ⊂/   
| /
イイ萌えキターーーーーーーーーーーーーーーーー!!
   .人
 (;0w0)  「ダディャーナザン!!ナズェミテルンディス!!」

……お兄ちゃん。夢中だね
「まったく……兄さんなんかと来るんじゃなかった……」
帰り道、未来が呟いた。多分、ワザと俺に聞こえるようにだ。
「それはひでぇなぁ……」
「実際、バカばっかり言って、荷物持つぐらいしか役に立ってないじゃないですか……」
「勝手なこと言うなよ、これだって凄く重いぞ……?」
俺は両手で提げているビニール袋を上げて、妹に見せてやる。
「それだけ兄さんマイナスの部分が大きいって事です!!」
じゃあ、荷物も持たなかったら……怖っ!!考えるの止め止め!!
「それにしても重すぎるぞ……何買ったんだよ?」
「まず、お約束のお砂糖二袋、あとは、缶詰、お肉、野菜とか……あっ、お醤油も買いましたね」
なるほど……重いワケだ……。
「肉か……ふむ……人参、玉葱もあるし……今日はカレーか?」
「ふふっ、残念でした。シチューのつもりですよ」
「惜しいな……まぁ、未来の料理は何でも美味いから、カレーでもシチューでも問題ねぇな」
「ありがとうございます。兄さんにそう言ってもらえると嬉しいですよ」
未来が嬉しそうに笑う。
でも……
「でも……そんな未来の料理がしばらく食えなくなると思うと寂しいよ……」
「えっ……何でです?」
「言ってなかったか?俺、明日から神戸へ修学旅行だぞ?」
同じ高校でも近所の私立はオーストラリアに行けるらしい……。しかも、一週間も……
対して俺たちは、あまり遠くはない神戸、二泊三日……。
あーあ、コレだから公立は……。ま、どうでもいい話か。
「そういえば……そうでしたね。準備はもういいんですか?」
「準備は大体出来てる……楽しみなんだけど、三日も未来に会えないと寂しいよ」
「そうですね……でも、私もしばらくは楽ができそうです」
「おいおい……俺がいないからってダラダラするなよ?」
「違います!!兄さんのバカな事を聞かなくてもいいから、楽だなぁ……って意味です!!」
「未来にとって、俺はいない方が良いのか……マジでヘコむ……」
「それなら、少しは日頃の行いを反省してくださいよ……」
「まさか」
「はぁ……。だと思いましたよ……」
未来のため息は今日だけでも何度目だろうか。
そういえば……ため息をすると、幸せが逃げる。って言うよな……。
ひょっとして、俺、未来を不幸にしてるのか……。
「……しかし、そうは言ったが、未来……せめて、俺がいない間は、目一杯ダラダラしてくれよ」
「あの……兄さん?さっきと言ってることが、180度ぐらい違いません?」
「ま、まぁ、気にするな!!俺のせめてもの優しさってやつだ!!」
「兄さん……何だかいつもの兄さんじゃないみたいです……」
「そうか?」
「そうですよぉ……。……でも……兄さん、ありがとうございます。嬉しいです」
「あのさ……俺は、礼を言われるようなことは何もしてないんだけど……」
「いえいえ、私は兄さんの気持ちが嬉しいんですよ?」
「そう……」
ああ言ったのは、自分のしてきたことに対する帳尻合わせ、つまり俺自身のためなんだが……。
ここまで感謝されると、未来に悪い事をしてしまったような気がする……。
ま、未来が喜んでくれてるんだから結果オーライだな。
「そんなことよりも、早く帰りましょ?お腹空いてませんか?」
「空いた、空きまくりだ」
「ふふっ、兄さんの旅立ち前の最後の料理、頑張って作るぞ〜!!」
珍しく未来が張り切っていた。
俺は、そんな『幸せの重み』を両手で感じながら、未来と並んで歩いていた。
(*0M0)剣崎!は、早く続きを!
345751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/05 05:06 ID:???
どうも、お久しぶりです。遊星さん、良質のSSの執筆、ご苦労様です。
最近、「人大杉」状態になったり、アクセス禁止令が出たりして、顔出す
ことができませんでした。
で、ついさっきSSを書き終えたのですが・・・どうやらまだ、遊星さんの
SSが終了してないようなので、そちらの方が完結してから投下したいと
考えてます。
それでは、続きを楽しみにしてます!
>751 ◆FFV1SjUAV2

今から貼っていただいても、俺は構いませんよ。
大体、俺のが終わるのを待ってたら、いつまでたっても貼れませんって(w


そういえば、今回、妹に名前が付いちゃってますけど、
「妹を『ちゃん』付けで呼ぶ兄」を書きたかっただけなんで、たいした意味は無いです。
そんな訳で、「未来」の読み方は、「みらい」でも「みき」でも「みく」でも構いません(w
名前など飾りですから(w。
……でも、俺は『みく』のつもりで書いてたり……
347751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 06:43 ID:???
>遊星さん
分かりました。では、お言葉に甘え、貼らせていただきます。


「お兄ちゃん、何やってるの?」
 ある日の夜。リビングでノートにペンを走らせていた少年の背後から、少
女が声をかけた。
 声をかけられた少年は、ペンを握る手の動きを止めて、振り向いた。
「ああ、これか? 今度の試合の作戦考案だ。サッカーってのは、選手の配
置一つで勝敗が決まることもあるからな。作戦は綿密に立てないといけない
んだ」
「ふうん。そういえばお兄ちゃん、このところすごく気合入ってるよね」
「ああ。今度の試合は、全国大会出場がかかった大事な試合だからな。なん
としても、勝たなきゃいけないんだ」
「そう……頑張ってね、お兄ちゃん」
 そう言ってから少女は、部屋の真ん中に正座して、群青色のブラウスを折
りたたみ始めた。
 仕事の関係で、両親があまり帰ってこないこの家では、家事のほとんどを
少女がこなしている。食事も掃除も洗濯も、みんな少女が一人で引き受けて
いた。それは決して楽な作業ではないが、つらいと感じたことは一度もなかっ
た。少女は家事をするのが好きだったし、何より大好きな兄のために働ける
という実感を持てるのが嬉しかったからだ。
348751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 06:43 ID:???
 しばらくの間、少年と少女は無言で自分の仕事を続けた。コチコチという
時計の音と、少年の使うペンの音だけが、部屋に響いていた。
 そして数分後、
「よし、できた。こんなもんでいいか」
 少年は軽く息を吐いて、テーブルの上にペンを置いた。そして椅子から立
ち上がり、言った。
「おい、こっちは終わったぞ。何か手伝えることがあったら、言ってくれよ。
細かい作業でないのなら、オレが……」
 手伝ってやるよ、と言いかけたその言葉を、少年は飲み込んだ。
 いつの間にか少女は、眠りに落ちていた。膝の上にたたみかけのYシャツ
を置いた体勢で、コクリコクリと頭を前後させながら。
 少年は少女の肩に手を置き、軽く揺さぶった。
「おい、起きろよ。起きろってば」
「う、んん……あ、お兄ちゃん。どうしたの?」
「どうしたの、じゃねえだろ。こんなところで寝たら、風邪ひくぞ」
「え? あたし、寝てたの?」
「ああ、グッスリとな。お前、少し寝不足なんじゃないのか? 目の下にク
マができてるぞ」
「うそ、やだ! 本当に?」
 少女は慌てて、両手で目の下を擦り始めた。その子供じみた仕草に、少年
は思わず苦笑を漏らす。
349751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 06:45 ID:???
「ほら、もう寝ろよ。明日も学校があるんだろ? 早く寝ないと、また遅刻
するぞ」
「うん、そうするよ。おやすみ、お兄ちゃん……」
 少女はそう言うと、自分の部屋のある二階へ歩いていった。その足取りは
緩やかで、今にも倒れ込んでしまいそうな感じだった。
 そんな妹の姿を見ながら、少年は首を傾げた。彼女はここ数日、ずっと眠
たそうな顔をしている。と言っても、ちゃんと今まで通りの時間に寝ている
し、激しい運動をしている様子もない。だとすると、何が原因なのだろうか。
「う〜ん……あいつ、一人で何やってるんだ?」


 翌朝。眠りについていた少年は、冷たい空気を顔に感じ、目を覚ました。
(あれ……何だ、この風は?)
 寝ぼけ眼で上半身を起こすと、明け方特有の冷気が少年に吹き付けた。
 見ると、ベッド脇の窓が半開きになって、カーテンが揺れている。さらに
部屋のドアも開かれていて、風が吹き抜けていた。
(きのう閉め忘れていたのか。うっかりしてたな……)
 時計を見ると、まだ朝の5時前だった。今日もハードな練習があるし、ま
だ時間もあるから、ギリギリまで寝かせてもらおう。少年はそんなことを考
えながら、窓に手を伸ばした。……と、そのとき、少年は門のそばに人影が
あるのを見付けた。
350751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 06:46 ID:???
 一瞬、新聞配達員かと思った。しかし、その姿をよく確かめた少年は、寝
ぼけ眼を大開きにするほどに驚いた。
 それは、少年の妹だった。音を立てないよう気遣ってか、鉄製の門をゆっ
くりと静かに閉ざそうとしているところだった。
 少年ははじめ、妹が寝ぼけているのかと思った。しかし、それにしては足
取りがしっかりしているし、両目も開かれている。それに、少女はパジャマ
姿ではなく、ちゃんと学校の制服に着替えていた。どうやら少女は、これか
らどこかへ行こうとしているようだ。しかしこんな時間に、いったいどこへ?
(気になるな……よし、付けてみるか)
 少年はすぐに服を着替え、家を飛び出した。
 玄関を開けたとたん、震えるような冷気が少年を襲った。もう春とはいえ、
まだ朝方は寒いみたいだ。こんな寒い中を、少女はいったいどこへ行こうと
しているのだろう。
 冷たい風から身を守るかのように、コートの前を抑えながら歩く少女。そ
の後ろを、少女に気付かれないように、10メートルほど離れて少年は付き
歩いていく。事情を知らない人が見たら、ストーカーと勘違いされかねない
光景だ。
351751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 06:47 ID:???
 それから十数分後。ずっと真っ直ぐに歩き続けていた少女は、不意に方向
を変えて、階段に足をかけた。
 それは、50段くらいはありそうな長い階段だった。少女の細い脚では、
ただ登るだけでも大変そうである。中頃に来たあたりで一度立ち止まった少
女は、苦しそうに胸を押さえながら階段を登っていき、一番上まで着いたと
ころで膝を抱えてうずくまってしまった。そして呼吸を整えてから、また歩
き始めた。
 少女が登り切ったのを確かめてから、少年は後を追って階段を登り始めた。
さすがサッカー部の主将をしているだけあって、その足取りはとても軽い。
あっという間に残り十段ほどのところまで駆け登ったところで、少年は上方
に真っ赤な鳥居が建てられているのに気付いた。
(そうか、ここは神社だったのか。あいつ、こんな所に用があるのか?)
 少年は急ぎ足で最上段まで登り、鳥居をくぐった。この神社は街はずれに
あるせいか、正月や夏祭りのとき以外はほとんど人が来ない。おまけに今は
明け方なので、人の気配はどこにもなかった。
352751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 06:48 ID:???
 と。
「……神様。どうか、あたしの願いを聞き入れて下さい」
 どこからか、少女の声が聞こえてきた。
 少女は境内の真ん中で、両手を合わせていた。目を閉ざして祈りの言葉を
呟くその顔は、真剣そのものだ。
 少年は素早く移動し、大きな松の樹の下に身を隠した。息を殺し、全神経
を聴覚に集中させると、少女の呟くような小さい声が耳に入った。
「今度の試合、どうかお兄ちゃんを勝たせて下さい。そのためなら、私がど
んな目にあっても構いません」
(! あいつ……!)
「私は知っています。いままでお兄ちゃんがどれだけ頑張ってきたか、努力
してきたかを。それは全て、今度の試合で勝つためです。それを無駄にしな
いためにも……お願いです、どうか勝たせて下さい!」
 少女は両手を力いっぱいに握り締め、頭を垂れた。悲壮感すら漂うその姿
に、少年は心臓がドキンと跳ねるのを感じた。
 妹は自分のために、毎日祈っていたのか。睡眠時間を削って、貴重な朝の
時間を費やしてまで。ただでさえ、学校の行事や家事で忙しい身だというの
に……その献身的な態度に、少年は胸を震わせた。
353751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 07:01 ID:???
 数分後、祈りを終えた少女は後ろを振り向き、もと来た道を帰り始めた。
慌てて木陰に身を隠す少年。その姿に気付くこともなく、少女は神社を後に
した。
 妹の姿が見えなくなったのを確かめてから、少年は樹の下から外へ出た。
少年は照れ臭そうに頭を掻き、頬を赤らめた。
「ありがとう、オレなんかのために祈ってくれて。お前の気持ち、ありがた
く受け取らせてもらうよ。よーし、オレも頑張ろう。とりあえず、家までダッ
シュするか!」


 数日後。市内の競技場で、サッカーの試合が行われた。
 かなり大きな大会ということもあり、場内はたくさんの観客や運営員で埋
め尽くされていた。互いの学校の応援団が、左右の観客席に別れあって大声
を張り上げていた。
 そしてスタンドの片隅の座席に、少女が一人で座っていた。少女は祈るよ
うに両手を合わせながら、お守りを握り締めていた。ここ数日、毎日のよう
に通っていた神社で買った紫色のお守りだ。まだ中学生の少女にとって、そ
れは決して安い買い物ではなかったが、兄のためと割り切って小遣いをはた
いて購入したのだ。
354751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 07:02 ID:???
 試合が始まってだいぶ経つが、まだ両校とも得点を入れていなかった。電
光掲示板を見ると、残り時間はあとわずか。おそらくこの試合、先に点を取っ
た方が勝者となるだろう。ピンと張り詰めた緊張感が、会場中を覆い尽くし
ていた。涼風が吹いているというのに、固く握り締められた少女の両手は、
もう汗でびっしょりだ。
 と。フィールドの真ん中にあったボールが高く蹴り上げられ、相手校のゴ
ール前まで飛んできた。それに合わせるかのように、少年が走り寄った。
「主将、今です!」
「よしっ!」
 後輩の呼びかけに応え、少年は高く飛び上がった。落ちてきたボールに合
わせ、大きく頭を振る。少年のヘディングを受けたボールは唸りを上げて飛
び、相手校のゴールに突き刺さった。
 ゴールネットが揺れると同時に、審判がピーッと笛を鳴らした。
「いよっしゃあ!」
「やったあー!」
 0対0の均衡を破るゴールに、応援団は大声を張り上げた。今まで胸につ
かえていた鬱憤を吐き出すかのような怒号が飛び交い、太鼓やラッパの音が
そこらじゅうに鳴り響いた。
355751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 07:02 ID:???
 その直後、審判が再び笛を吹いた。今度はゴールを知らせる笛ではない。
ピッ、ピーという、短い音が二つ。それは試合の終了を告げる合図であり、
少年の学校が勝ったことを知らせる笛でもあった。その瞬間、さっきゴール
が決まったとき以上の熱気が膨れ上がり、大声が響いた。
 周囲の人と握手を交わす者、歓喜の声をあげながら抱きしめ合う者、腕を
振り回しながら空気が震えるほどの大声を張り上げる者……しょんぼりとう
なだれる相手校のスタンドとは対照的な喧噪がその場を覆った。
「やった……やったね、お兄ちゃん……!」
 少女は胸元で両手を合わせ、身体を震わせた。心なしか、その目はわずか
に潤んでいるように見える。しかし、誰もが喜びの絶頂に浸っているせいか、
少女の涙に気付く者は誰もいなかった。
 と。フィールド上で仲間と勝利の喜びを分かち合っていた少年が、懐から
何かを取り出して、少女に向けた。
356751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 07:05 ID:???
「あっ……!」
 少女は思わず息を呑んだ。少年が取り出したのは、少女が持っているもの
と全く同じ、紫色のお守りだったのだ。
 それを見た少女は、すぐに理解した。兄は自分の行動に気付いていたのだ
ということを。毎日のように朝早く起きて、神社にお参りしてきた自分の行
動を、ちゃんと把握していたのだということを……でも、それを口に出すの
が照れ臭いから、お守りを掲げるという態度で示したんだ。妹に対する、感
謝の気持ちを……。
 また溢れそうになる涙を、少女は必死で抑えた。それから少女はお守りを
握り直し、その腕を兄に向かって伸ばした。勝利を称えるように親指を立て
ると、少年も伸ばした手の親指を立て、少女に向けてウィンクをして見せた。
 おめでとう、お兄ちゃん。きっと、あたし達の願いが神様に通じたんだね。
 これからの試合も頑張ってね、お兄ちゃん!
357751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/06 07:07 ID:???
終わりです。
なんかまとまりのない文章になってしまったような感じ・・・これからも精進します。
358名無しくん、、、好きです。。。:04/05/06 09:57 ID:aiG4DYuw
>>1「お…お兄ちゃん…今夜…寒いから…あ、あの…一緒に寝て…いい…?」
「お兄ちゃんのロリコン!」
>751 ◆FFV1SjUAV2
そんなことないッス、あなた様のはいつもいつも素晴らしいですよ
   .人
 (;0w0)  ヂャア゙、オリボヅヅギオ゙……

「ごちそうさまでした……」
兄さんがいなくなって二回目の夜。
食べ終えたハンバーガーの包みに向かって呟いてみる。
……もちろん、返事が無いことは分かっている。兄さんは遥か遠く神戸の空の下……。
兄さんには、旅行の前夜に『お休みなさい』を言ったきり、会っていない。
つまり、丸二日近く、兄さんの顔を見てないことになる。
……まさか、こんなに兄さんのことが気になっちゃうなんてね。
私はため息と共に、立ち上がって、食べ終えたゴミをゴミ箱に捨てる。
ゴミ箱は、昨日のお弁当のパックや、パンのビニール袋でいっぱいだった。
……最近、ほとんどキッチンには入っていなかったからなぁ。
兄さんはいないのだ。
だから、兄さんの朝ご飯や、お弁当は作らなくてもよい。
お洗濯も重い思いをすることもない。
兄さんのバカな会話に、いちいち怒る必要も無い。
……確かに、兄さんの言うとおり、私は楽をしているのかもしれない。
でも、
兄さんのお弁当の感想も聞けない。
兄さんの優しさはどこにも無い。
兄さんの顔や声や匂い……兄さんのすべてを自分の体で感じられることも無いのだ。
上手く言えないけど……なんだか物足りない……。
「どうしてなんだろ……私、兄さんのことばかり考えてる……」
答えは既に出ている。
ただ、それを認められないだけ。
でも、何故、認められないのか……。
多分、兄さんを信じられないんだろう……。
私以外の女の人にも、同じ事を言ってるんじゃないかって……。
私にとっては愛の言葉でも、兄さんにとっては単なる冗談にすぎないのではないかって……。
殊に、恋なんてしたこと無いから、余計に臆病になってしまう……。
「兄さん……会いたいです……。せめて……声だけでも……」
兄さんは……私がいなくても平気なの……?
私のこと、可愛いって言ってくれたのはウソ……?
私……兄さんが思ってるより……強くないんだから……。
だから……お願い、兄さん……。早く帰ってきてよぉ……。
私は、不安でいっぱいになっている頭を抱えながら、ソファーの上で丸くなり、
来るはずの無い何かをずっと待っていた。

「あーぁ……疲れたぁー」
俺は宿泊先のベッドに飛び込んで、天井に向かって……迷惑にならない程度に怒鳴る。
「二日間、ご苦労さん。班長」
「誰のせいだと思ってるんだよ、森下さんよぉ……」
同じ班の一人で、親友であり悪友の森下が話しかけてくる。
「まぁ、いいじゃん。こうして、俺たち四人、無事ホテルにいる訳だし」
「うるさい……」
「大体、お前だって『土産が足りねぇ!!』とかなんとか言って、どっか行っちゃっただろー?」
「……」
「お前、そんなに土産ばっかり買ってどうする気だよ?」
「勿論、妹に」
「相変わらずだな……」
「悪いか?」
「別に。何を今更って感じだしな」
「でも、そういえば二日も会ってないんだなぁ……」
あの日、未来を叩き起こしてでも、『行って来ます』を言うべきだった……。
実は、今になって、後悔していた。
「心配か?」
「心配?誰が?」
「誰がって……お前に決まってるだろ?違うのか?」
「しねぇよ。未来は、俺の三千倍はしっかりしてる……心配したら失礼だろ」
「そうか?ま、でも寂しがってるんじゃないのか?電話でもしてやったら?」
「まさか……」
「どうして?」
「未来は俺になんざ興味ないって」
「ふーん……まぁ、常識的に考えれば、妹なんて、そんな物かもなぁ」
「そうそう。バカな兄貴から開放されて、今頃は羽を伸ばしまくりだろうよ」
俺は、自分に言い聞かせるように、そう呟いた。
「うぉ!!忘れてた!!班長は今から集合だった!!」
まったく、班長ってのは忙しい。愛する妹のことも考えられないぐらいに……。
(*0M0)よし!いいぞ剣崎!
751 ◆FFV1SjUAV2氏もグジョバ!
萌えも絵も絵も絵も絵も絵も絵も絵!!!!!!
「お兄ちゃん、ココアでもいれよっか?」「お、悪いな。」「あと何か欲しいものある?お菓子とか…」「んー…いや、いいよ。」「じゃ、待っててね。」……欲しいものは、ある。…1つだけ。
>>365
(・ー・)
>>366 元ネタ分かりました?
368名無しくん、、、好きです。。。:04/05/08 15:30 ID:l6V7xuBS
日本の将来も安泰ですな!!
頼むからsageてぇぇぇぇぇ!!
1年前の今日、妹の友達と付き合い始めた。
そしてその日を境に妹の俺に対する態度が豹変した。
口数が減ったし、顔を合わせれば睨んでくる。たまに口を開いたかと思えば「死ね」だの「消えろ」だの辛辣な言葉ばかり。
そんな状態が続いて、現在。
依然として冷たい態度をとる妹は、かつての友達、いまや俺の恋人となった子にまでつらくあたり始めた。
さすがの俺も業を煮やして妹に詰め寄った。
「お互い好きで付き合ってるのに、いったい何が気に入らないんだ!?」
妹は答えた。絶叫した。
「あんたたち男同士でしょ!!」

その瞬間、俺の尻がきゅっと締まった。
>>370
ワロタ
「ねぇお兄ちゃん。」「んー?」「2人でMDコンポ買わない?」「…来月のお前の誕生日までガマンしてたら買ってやらないこともない。」「ホント!?やったぁお兄ちゃん大好き!」「苦しいから離せ。」
373751 ◆FFV1SjUAV2 :04/05/09 08:37 ID:???
皆さん、感想ありがとうございます。良い印象を持って下さってみたいで
安心しました。
遊星さんのSSもいいですねー。氏のSSはいつも楽しませて貰ってます。
これからも楽しみにしてます。
毎日せいえきを飲んであげると…
おにいちゃんの恋人になれるかなあ?
>>374
何言うとんねん!!
妹「明日、友達遊びにくるんだけど、絶対に部屋から出ないでよね。」
俺「なんで?」
妹「あんたみたいな気持ち悪い男を友達に会わせたくないんだよ!」
俺「気持ち悪いって・・・」
妹「気持ち悪いから喋べんなよ!臭せえんだよ!わかったら向こう行けよ!」
俺「うん・・・」
妹「お母さん、なんであんなの産んだの?堕ろせばよかったじゃん!」

妹のパンツでオナニーしたのがバレてからずっとこの調子です。
死にたい。
妹に脱衣所の戸開けられたーッ!
>>376えー!?なんでそんなことしたの?
>>376は島崎。
…OTP{プッ
つーわけで俺寝るからageるぞヲタども。
ダーm9('A`)!
>>376
妹「明日、友達遊びにくるんだけど、絶対に部屋から出ないでよね。」
(お兄ちゃん…私のことを考えていてくれたなんて…)
妹「あんたみたいな気持ち悪い男を友達に会わせたくないんだよ!」
(お兄ちゃんを友達に取られちゃうのはイヤ!)
妹「気持ち悪いから喋べんなよ!臭せえんだよ!わかったら向こう行けよ!」
(ダメ…これ以上お兄ちゃんの側にいるとおかしくなっちゃうよう…)
妹「お母さん、なんであんなの産んだの?堕ろせばよかったじゃん!」
(どうしてお兄ちゃんを家族として産んじゃったのよ!バカ!)



毎朝妹に起こされています。今朝は鼻と口を塞がれました。
ファーストキスは妹だったりする。
ハワイで>52と同じような体験をしたけど、リアル妹持だと萌えないぞ…。
架空妹(『カナリア』の絵里)とかだと萌えるんだけどさ。
384名無しくん、、、好きです。。。:04/05/11 17:58 ID:P1VwQaEU
( ゚v^ ) オイチイ
『ただいま電話に出ることが出来ません。しばらくしてから、おかけ直しください』
機械的な音声が、無情にも響いた。
「出ないなぁ……」
私は、思い切って、兄さんの携帯電話に電話をかけてみることにしたのだ。
迷惑なのは分かっていた。私の我侭であるのも承知している。
でも……声が聞きたかった。『久しぶり、未来』って、言って欲しかった。
……その結果がコレだった。
「悪い事って出来ないものだね……」
携帯電話を放り投げて、ベッドに飛び込む。
兄さん……兄さん……会いたいよ……
「もう一回、電話してみようかなぁ……」
もう一回だけ。
そう心に決めて、兄さんの携帯電話の番号をゆっくり押してみた。


(ん……メールか?)
ポケットの中のケータイが震えていた。
しかし、今、先生が話している前では何もすることは出来ず、ただ、腿の辺りで振動を感じていた。
(誰からだよ……まったく……。ま、どうせ迷惑メールってヤツだろうな……最近多いんだよなぁ……)
あ……止まった。
あの振動の正体は気になるのだが、先生の話はまだ続いている。
(さすがにケータイをココで使ったら没収だよなぁ……)
と思った瞬間、またケータイが震え始めた。
(まただ……迷惑メールってワケじゃなさそうだな……)
(じゃあ、誰だ……?もしかして……未来!?……って、そんなわけないか……)
(でも、未来だったら嬉しいんだけどな……)
(……いかんいかん……未来が俺のことを気に掛ける理由なんて毛ほども無いよな……集中集中)
「……じゃあ長くなったが、ここまでにする。修学旅行も明日で最後だが、遅れるなよー。じゃ、解散」
そんなことを考えていると、先生が連絡の終わりを告げ、ほかの班長達がゾロゾロと帰っていく。
さっきの着信がどうしても気になるが、変なところでケータイを取り出すと先生に見つかりかねん。
というワケで、人ごみを掻き分け、マッハで自分の部屋まで戻る。
幸いとも言うべきか、部屋には誰もいなかった。
俺は、ケータイをポケットから取り出し、その画面を見ると『着信あり』の表示。
そして、その下には……『from 未来』の文字が。
「未来!?」
(未来に何が!?)
俺は急いで携帯のボタンを押して、未来に電話を掛ける。
プルル……ガチャ。
呼び出し音はすぐに止まり、代わりに懐かしい声が聞こえた。
『えっ……もしもし!?兄さん!?』
「おい、未来!!どうしたんだ!?何かあったのか!?」
『あっ……えーと……」
「どうしたんだよ!?大丈夫なのか!?」
『あの……兄さん、ごめんなさい!!あの……私……』
「何だよ!?何したんだ!?」
『そうじゃないの!!私、兄さんの声が聞きたくて……それで……ゴメンなさい!!』
未来の声は震えていた。
こんな未来、久しぶりだな……
お兄ちゃん、お兄ちゃんと俺の後をついてきたりして、小さいころは結構寂しがりだったんだが……。
「バカ野郎……」
ちなみに未来は野郎ではないが……この際、はっきり言ってどうでもいい。
『本当に……本当にゴメンなさい!!』
「まったく……心配させんなよ」
『ゴメンなさい、兄さん。あの……兄さん、迷惑でしたか?」
「まぁ、なんとも言えないけど……でも、未来が電話してくれて、マジで嬉しかったよ。ありがとな」
『うん!!私も兄さんとお話し出来て嬉しいです!!』
「あのさ、悪かったな……今まで、電話掛けられなくて……」
『ホントですよぉ……私だって心配したんですから……』
「悪い悪い……でも、俺だって忙しいんだぞ?未来なら、分かってくれるよな?」
『分かってますよ。仕方ないですもんね?』
「それなら話は早い。今は、時間が無いから、この辺でな」
『はい……』
「そんな悲しそうな声出すなって。明日また電話するから」
『はい!!待ってます!!』
「おう。じゃあな、お休み、未来」
『兄さんも、お休みなさい』
そう言って、電話を切る。
『私、兄さんの声が聞きたくて……』
未来の言葉を思い出す。
何故、未来がこんな事を言ったのかは知らない……が、それが何であっても、俺は嬉しかった。
────────────────
何気に前回の書き込みが一週間前だったりする……。

言い訳しますと……
一応、書けてはいたんだけど、
俺が貼るには雰囲気が悪かったのと、スレが上のほうにありすぎたので、
ちょっと様子を見させてもらってました。

……と言うことで、恥多きヘタレコテとしては、sage進行でお願いしたいところなのです。
イヤ、ホントニ、オネガイシマス_| ̄|○
>>387
ガムバレ!漏れは応援してるぞ♥
( *0M0)よし!sageるぞ!
GJ!
両方の意味で、乙。
・・・って、さらに別の意味にも取れるな・・・
モツカレー+コリャマタオツダネホホホホホの乙。
なんか妹にスゲー頼られたいなァー…兄は勉強やら家事やらできて、妹も昔から色々教わってできてて…でも妹は常に尊敬の眼差しを向けてくれて…そんな設定のゲームでも出ないもんかね…
394あい:04/05/16 02:38 ID:???
最近天気悪いですね…。
雨降るか振らないか微妙な時ばっかりで気分まで嫌になってきちゃいます。
湿気も増えてきてジメジメしてるし…
こういう時こそ♪皆でいい汗かいて気分をすっきりさせませんか?
題して
「梅雨なんて吹き飛ばせ♪大スワッピング大会☆」です♪
実は去年の今頃に一度やった事があるんですけど
結構大盛況でした♪参加してくれた人も
「次はいつやるの?」とまで言ってくれたほどです☆
よかったら参加してみませんか?まだ募集始めたばかりなので
定員は空いています☆
参加希望、質問等は↓に私がいますのでそこから質問してください♪
http://waraineco.com/
395名無しくん、、、好きです。。。:04/05/16 14:53 ID:77+eFEth
「にいやー、ちんちん咥えてあげるー」
もういいや……嫌われてんのかな……。
まぁ、いいや、最終回行ってみようか。


次の日の夕方。懐かしき我が家の前に着いた。
結局今日一日、未来に連絡は取らなかったが……。というよりもむしろ出来なかったのだが。
まぁ、これも未来を驚かすための演出にはなったと思って、自己正当化。
という訳で、覚悟を決めて、玄関のチャイムを押してみる。
『どなたですか?』
「どなただと思う?」
『……もしかして、兄さん!?』
「だったらどうする?」
『どうするって……嬉しいですよ!!とにかく早く、中に入ってきてください!!』
「おぅ。そうする」
言われたとおり、玄関のドアを押し、我が家に入る。
未来は俺を待っていたようで、俺の顔が見えると同時に、顔がクシャクシャに崩れた。
「おかえりなさい!!兄さん!!」
「おぅ。ただいま、未来」
「会いたかったです、兄さん……」
「俺もだよ、未来」
「兄さん!!」
未来が俺に飛びついてくる。どうやら、泣いているようにも見える。
感動の再開シーンというヤツだ。
が……。
「ちょい待ち」
俺はそれを手で制し、そっと未来の涙を拭いてやる。
「湿っぽいのは勘弁して欲しいな。帰ってきていきなり、未来の涙は見たくねぇし」
未来は、しばらく鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたが、
何か思いついたのか優しく微笑む。
「……兄さん!!誰のせいで、涙を流しそうになったと思ってるんですかぁ?」
「やっぱ……俺のせい……だよねぇ?」
「決まってるじゃないですか!!」
「ホントに悪い!!代わりにお土産いっぱい買ってきたからさ!!」
「お土産なんかじゃ、許してあげませんからね!!」
「ほーぅ。いいのかなぁー?そんなこと言ってもー?」
「な、何なんです?その顔は?」
「神戸で、未来の大好きなプリンも買ってきたのになぁー?」
「神戸の……プリン……?」
「うむ。相当美味いらしいな。しかし、仕方ない、俺が全部食うしかないなぁー」
「何でそうなるんですかぁ!?」
「未来に許してもらえなきゃ、プリンなんてあげてもしょうがないしなぁー」
「むぅ……卑怯ですよ……兄さん……」
作戦成功。
大分迷ってるな、未来……。
「そうかい?あ……そういえば、神戸牛も買ってきたよ、ちょっとだけな。そのうち宅急便で届くはずだが……」
「神戸牛!?」
「あとは……何買ったっけな……。ま、未来には関係ないな」
まだあるんですか!?
今、未来の心の声が聞こえたような気がした。
そして、それは確実に、未来の決定を促したと思う。
「もういいです!!ゴメンなさい!!私が悪かったですっ……」
「別に未来が謝らなくても良いよ」
「でも……プリン……」
「食べたい?」
未来が恥ずかしそうに頷く。
さすがに……これ以上焦らすのは可哀想かな……
「あはは!!意地悪して悪かったよ」
「プリン……くれるんですか?」
「未来が許してくれるなら、あげちゃおうかなぁー?」
俺はプリンの入った袋を、プラプラと未来の目の前で揺らしてみる。
「じゃあ、許しちゃいます……というよりも、もともとそんなに怒ってないんですけどね〜」
未来が俺に微笑んでみせる。
「ところで、兄さん、お腹空いてませんか?」
「そういえば昼はあんまり食べなかったからなぁ……。何かあるのか?」
「お夕飯の準備、出来てますよ、兄さん」
「用意いいねぇ、流石未来だな。早速頂こうか」
「はい。今日のは自信あるんですよ!!」
未来が胸を張って答える。
「未来の料理は何でも美味いからな。楽しみだ」
「今日のは、三日分の兄さんへの愛情が入ってますからね。美味しいですよ〜?」
「未来……何か、変わったね?」
「ふふふ、兄さんのせいですよ、きっと?」
「そこは、『おかげ』と言ってくれないかい?」
「じゃあ、そういうことにしてあげましょうか」
「ありがとー!!未来ちゃん、愛してるー!!」
俺はふざけて未来に抱きつき、頬にキスをするフリをする。
普通の未来なら、必死に抵抗して振りほどくところだが……。
「あの……兄さん……唇にじゃないんですか……?」
拍子抜けた……。全っ然!!面白くない。
「やめた……飯食お……」
「何でですか〜!?」
「やってほしい?」
「……ちょっと……期待してました……」
「おいおい……それはさすがに嘘だろ?」
「いいえ……。私……兄さんのこと、好きみたいですから……」
「だろ………って……ええええええぇぇぇぇぇっ!?未来ちゃん、今何て……!!」
「さぁ!!ご飯ご飯っ!!早くしないと冷めちゃいます!!」
「おっ、おいっ!!未来っ!!逃げるなぁ!!せめて、もう一回だけ言えぇ!!」
俺の叫びも空しく、未来は俺を完全に無視して台所へ消えた……。

「言えませんよ……言える訳ないじゃないですか……
 何度も言ったら、意味が薄れちゃいますからね……」

「でも……大好きですよ、兄さん……♥」
( *0M0)・・・・・・
>>396->>399
(・∀・)イイ!
漏れは応援してるぞ!

>>396
んなコトねーから。皆応援してっから。もちろんオレも。GJだよ!
403名無しくん、、、好きです。。。:04/05/18 00:54 ID:qmlW5Mha
おにいちゃん、ごめんね。
ずっと心配してくれてありがとう。毎日お見舞いにきてくれてありがとう。

あたしも一生懸命頑張ってみたんだよ。
精一杯生きようって必死に努力したんだよ。

あたしがいなくなったら、ゲームの相手がいなくなっちゃうね。
ミィの餌、ちゃんとあげてね。お兄ちゃん、すぐ忘れちゃうんだから・・。
借りてたスピッツのCD、あたしの部屋のラックにあるから持っていってね。
あたしの携帯メール、たまには見て、いろんな事があったの思い出してね。
はやく彼女作りなよ?あたしが言うのもなんだけどお兄ちゃんカッコイイんだから(笑)

お兄ちゃんの妹で良かったよ。
この家に生まれて、ほんとに幸せだったよ。ありがとう。

もし、またお兄ちゃんの妹に生まれることができたら・・もっともっと仲のいい兄妹になろうね。
>>403
。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァァァァァァン!
>404
。・゚・(ノД`)人(ノД`)・゚・。 ウワァァァァァァン!!
スピッツのCD?
自殺願望者か…
ウワァァァァァァン!!!。・゚・(ノД`)=●)Д゚)>406
スピッツ→飛ぶ、空などが多くの歌の歌詞に入ってる
→そんなに飛びたいのか…
と思った、熱狂的スピッツファン2人に洗脳されかかった俺の感想
>>403なんかこんな小説読んだことある。思い出して泣けてきたぜチクショー…
オレ今日初めて来たけど、いいスレじゃねーかよー! ゴルァ!!(`Д´;)
正直、エロ系の何かがあるかなーと最初は思ってたんだけど、心がまっさらに
洗われますた。(TдT*)

プラトニック系SSを書いてるのは1人? 何人かいる?
ともかく、どういうジャンルにも(・∀・)イイ!!味の書き手がいることを再認識。
妹ものはあんた(タチ?)にまかせたから、こりからもガンガれっ! ヽ(`Д´;)ノ
兄上様、三日とろろ美味しゆうございました。干し柿、餅も美味しゆうございました。兄上様、おすし美味しゆうございました。兄上様、ブドウ酒とリンゴ美味しゆうございました。
兄上様、しめそし、南ばん漬け美味しゆうございました。兄上様、ブドウ液、養命酒美味しゆうございました。又いつも洗濯ありがとうございました。
兄上様、往復車に便乗させて戴き有難ううございました。モンゴいか美味しゆうございました。兄上様、お気を煩わして大変申しわけありませんでした。
兄上様、立派な人になって下さい。
兄上様。私はもうすつかり疲れ切つてしまつて走れません。何卒お許し下さい。気が休まることもなく御苦労、御心配をお掛け致し申しわけありません。私は兄上様の側で暮らしとうございました。
>>411
ワロタ
答えて兄さん。
どうしていつも、そっけない返事なの?
どうしていつも、目を合わせて話してくれないの?
もっと側にいたいの。え?同じ家だ?そうじゃなくて…
あぁ〜もぉ!
どうして分かってくれないの!?
こんなに近くにいるのに。
こんなにドキドキしてるのに。

こんなに……兄さんのこと…好き…なのにぃ……。


この場合、どう答えます?
  や ら な い か ?
(*´д`)ハァハァ
ほら、よく言うじゃない。
雨に濡れて帰ってきたら白シャツの下のブラが透けちゃった、みたいなやつ。
今日は夕方から大雨で、もちろん傘持って出なかったあたしは学校の帰り道でビショ濡れ。
いい具合にお気に入りのブラ(淡い青)も浮かび上がって、お兄ちゃんをからかうのに絶好の機会♪

「ただいま〜・・。もうビショ濡れ・・」
ファサッ
あたしの視界を、勢いよく飛んできたバスタオルが覆う。お兄ちゃんが用意して待っててくれたんだ。
嬉しいけど・・ここは
「もう!投げないでよ〜!」なんて怒ったフリしてみる。
・・・「あ、ごめん」なんて謝ってる。あいかわらずお兄ちゃん可愛いなぁ(笑)
心の中で「怒ってないよー」とつぶやいてみる。
で。あたしの透けた下着への反応は・・・

「風邪ひくぞ。風呂沸かしてあるから早くあったまって・・・こいよ・・。」 タタッ

逃げちゃった。あたしの予想通りの反応(笑)
少しはドキドキしたのかな?

お兄ちゃんの沸かしてくれたお風呂に浸かりながら考える。
次はどんな手を使おうかなぁ。
お兄ちゃんの着替え最中に本を借りに行くとか・・。イマイチかな。
朝トーストくわえたまま、玄関でぶつかる・・のも兄妹じゃ効果ないし(笑)
あ、そうだ。まだ使ってなかった最終兵器、「仮病で看病」使っちゃおうかな。
うん、決まり!覚悟しててねお兄ちゃん
あんまりお兄ちゃんをおちょくるとこっちも黙ってないぞ☆
>>411
斉木しげる?
>>418
円谷幸吉の遺書
>>416 iimoeda!


妹の会隊長

 われわれ妹の会はお兄ちゃんによって育てられ、いわばお兄ちゃんはわれわれの父であり、ご主人様である。
その恩義に報いるに、このような忘恩的行為に出たのは何故であるか。
かえりみれば、私は四年、他は三年、家内で準恋人として待遇を受け、一片の打算もない愛情を受け、又われわれも心からお兄ちゃんを愛し、もはや家の柵外の恋愛にはない「真の恋愛」をここで夢み、ここでこそ出生後ついに知らなかつた恋の涙を知った。
ここで流したわれわれの汗は純一であり、憂家の精神を相共にする同志として共に二階の廊下を馳駆した。
このことは一点の疑いもない。

 われわれにとってお兄ちゃんは故郷であり、生温い現代恋愛で凛烈の気を呼吸できる唯一の場所であった。
お兄ちゃんやお友達諸氏から受けた愛情は測り知れない。しかもなお、敢てこの挙に出たのは何故であるか。
たとえ強弁と云われようとも、お兄ちゃんを愛するが故であると私は断言する。

(以下略)
何が「檄」だ。(w
またしても面白いバカが登場したな。色んな意味で良スレ認定せねばなるまい。
>>422
おいおい、三島由紀夫を知らんのか?
>>419
。・゚・(ノД`)・゚・。
425422:04/05/20 19:11 ID:???
>>423
し‥知ってるよぉ! (`Д´;)
えっと‥。‥カミセンの最後のメンバーで、解散後はピンで漫談やってたヤツだろ‥。
何とか言う深夜番組でゴリとかと絡んでるのを‥、確か2〜3日前に見たぜよ! ヽ(`Д´;)ノ
426名無しくん、、、好きです。。。:04/05/20 23:19 ID:qIROOndO
初めてお兄ちゃんのことを意識したのは中学に上がる前の春休み。
まっさらの制服に袖を通して、あんまり嬉しかったからお兄ちゃんに見せに行ったら
「へぇ・・似合うじゃん・・」
って言われて・・ドキってした。「なんで?」って自分の気持ちに驚いたのを覚えてる。

初めてお兄ちゃんの存在が大きいって思ったのは、お兄ちゃんが大学に入った時。
飲み会とかで帰りが遅いお兄ちゃんがいない夕食。寂しいってすごく思った。

初めてお兄ちゃんを好きって思ったのは去年のあたしの誕生日。
朝、早く目が覚めたけど起きれなくてベッドでゴロゴロしてたら、そっと扉が開いてお兄ちゃんが
あたしが起きてるのに気がつかないまま、枕元にプレゼントを置いていった。
前から欲しいってあたしが言ってた、ピアノの形の置時計。
お兄ちゃん、買うの恥ずかしかっただろうなーって思ってたら・・すごく愛しくなった。

この気持ちを伝えようと思ったのは昨日の夜。切なくて眠れなかった。
「お兄ちゃん、あのね、聞いてほしいことがあるの・・ビックリしないでね・・」
>>426!!で!?つ、続きを!!
428426@偽物:04/05/21 13:01 ID:???
「あたしチンコがあるの。お兄ちゃんよりデッカいヤツ・・ 」
429本物の426:04/05/21 22:26 ID:???
>427
いえ、これはここで終わりなんですよ(゚Д゚;)
後は想像に、ってパターンのつもりで書いたんで・・。
もうちょっと萌えれる文章書けたらいいんですけど、難しい・・。
お目汚しすみませんでした〜。
430427:04/05/22 00:30 ID:???
>>429そうだったのか!でもスゲーよかったよ。現に想像しまくったから!なんつーか、純な想いがこもったいい妹だと思うよ!
保守

やっと落ち着いたようだね
保守 マッタリですな
マターリ

最近妹が布団を上げずに学校に行くのですが。
忙しいからって、もう少しはやく起きればいいものを
起こしてあげなよ。
「こら、そろそろ起きないと学校に遅れるぞ」
「ん・・ん〜後10分だけ・・」
「・・・布団剥ぐぞ」
「zzz」
バサァッ
そこには上半身パジャマ、そして下半身は下着のみの姿態が・・。

なんていうのキボン。ニヤ(・∀・)ニヤ
オレの目覚めは妹による1発のエルボードロップから。
なんて羨ましい
水月をピンポイントで狙ってくるのでかなり痛い…
妹「お兄ちゃん!あたしの部屋勝手に入ったでしょ!」
俺「いきなりなんだよ。入るわけないだろ・・」
妹「うそ!だって・・・」
俺「だって・・なんだよ」
妹「だ、だって・・あ、あたしの下着が無くなってるもんっ!」
俺「ちょ、ちょっと待てよ。それでなんで俺のとこ来るんだよ・・」
妹「お兄ちゃん、あたしのことえっちぃ目で見てるもん!知ってるもん!」
俺「おいおい・・」
妹「いつもあたしのこと考えながらハァハァしてるでしょ!それで想像じゃ我慢できなく
  なってきっと下着に手を出したんでしょ!」
俺「ちょっと落ち着・・・」
妹「勝手に持ってくなんて反則だよっ!ちょっと貸してって言えば済むことじゃない!」
俺「・・済まないだろ・・」

ガチャッ
母「あ、お兄ちゃんの部屋にいたの。あんたの下着ベランダに干しっ放しになってるわよ。
  早く取り込みなさい」
2人「・・・・・」

妄想爆発
>>438
腹筋鍛えてはね返すんだ
腹筋鍛えたって、無空波出されたら無駄ですよ
年が分かりますよ
腹筋にゃ自信あるけど水月は鍛えんの難しいんだよなー…で無空波ってなにさ?
無空波じゃ無理だな
無空波でググりなさい。
俺が居間で寝ているのが邪魔だったらしく、「こら、起きろ」って妹が俺の手を引っ張って起こそうとした。
面倒くさかったのとからかい半分で、引っ張られた手を逆に引いてやって、そのまま妹を抱いて床に押し倒した。
俺は目をつぶったまま妹の顔の横に俺の顔をつけて、そのまま寝たふり。
「へんたーい!クソ!どけ!」
俺の下で妹は暴れたが、俺は強く抱きしめて妹を離さないようにする。
そのうちおとなしくなったので、そろそろ開放してやろうと思った矢先、なぜか妹は俺を抱きしめ返してきた。
逆にからかわれているのかと思い、妹を抱きしめていた手を緩めて腰の方をやさしくなでてやった。
そうすると、妹が下半身を少しもじもじして、呼吸の間隔が長くなったのがわかった。
俺の下半身もちょっと刺激され、これ以上はやばいと感じ、「納豆臭い。お前歯磨いた?」
と言って突き放すように妹を解放した。
妹は一瞬、動きが止まったように俺を見た後、顔を真っ赤にして立ち上がり、部屋から走って出て行ってしまった。
借りてきたCDをMDに録音するため妹の部屋に侵入
終わるのを待っていたら眠くなったので妹のベッドで昼寝
しばらくしたら妹が入ってきて「なに人の部屋で寝てるのよ!」って言ってきた
寝たふりを続けようと思ったら唇に柔らかい感触が




我が家の愛犬ですた orz
iiotida!
「自分が本当にお兄ちゃんに恋していたのか、私なんにもわからないんです。
 幼かった頃から、ずっとお兄ちゃんのことは嫌いじゃなかった。
 子どもの頃から、来るのをいつも心待ちにして過ごしてました。
 でも、嫌いじゃないなんて恋とは違うし、待ってるだけも恋じゃない。
 でも、本当に嫌いじゃないんです!
 お兄ちゃんのことが好きなのかもしれないって、最近思ったこともありました。
 自分はお兄ちゃんに恋しているのかもしれない、この私の気持ちは恋愛なのかもって
 それを認めなきゃいけないって。でも、わからないんです!
 最初は自分が逃げてるだけなのかと思ってたけど、
 恋愛を見つめないようにしているだけなんだと思ってたけど、
 でも、それでも、これは恋じゃないかもしれないです!
 だって、私、お兄ちゃんが受け入れられなかった!
 夕べ、私はお兄ちゃんが受け入れられなかったんです!
 好きだって言ってくれたのに!私の為にここに来たって言ってくれたのに!
 私は怖くて、ただ本当に怖くて、お兄ちゃんが受け入れられなかった!
 好きなのかもしれない、恋かもしれない、きっとそうなんだって思っていたのに!
 でも、私はお兄ちゃんが受け入れられなかった!怖かったのは本当です!
 でも、お兄ちゃんを傷つけたかった訳でもないんです!私を好きだって言ってくれたのに!
 泣きそうな傷ついた顔をさせたくなんかなかったのに!
 私、お兄ちゃんに恋してるんでしょうか?これで本当に恋してるなんて言えるんでしょうか?
 教えてください!お願いします!!」

(以上、1分16秒以内に一気に喋ること!!)

顔面に飛んできた匕首を主人公が指二本で挟んで
弟子に投げ返す。

「にし・・・・しんくうは、ですね・・・・」

「ん?知っているのか?」

「はい・・・ゆうめい、です・・・」
今朝もムリだった。休日くらいゆっくり寝かして…
妹より早起きして吃驚させてやれ
やったぜ!5:45に目覚ましセット。そのまま待ってたら6:00頃に妹が入ってきた。ベッド脇にきたところでガバッと上半身を起こすと驚いて尻餅ついた。
冗談で、「お前の妹、一晩貸してくれたらお金貸すよ」って言ったら、
ホントに妹ちゃんが家に来た時ビビっちまったぞ、Mよ!w
妹ちゃん、まだ小学生だろーが!w

金借りるの何が悪いんだよ――と、ことある毎に言うけどな、
借りる事自体は悪くはないんだ。
そ れ を 返 さ な い 事 が 罪 悪 な ん だ よ 。
そのうえ自分以外の家族に迷惑掛けるのは最悪だ。
Mよ。地道に働いて返済せーよ。頼むから。
妹ちゃんにピザとケーキ奢ってあげたって言ったら、おまいは「じゃあ俺にも金くれよ!」って言ったけどよ、
ギラギラした目で毟るように金持ってくやつ(しかも返さない)と
おいしそうにご飯とかを食べる女の子、おまいだったらどっち選ぶよ?w

ここにいる香具師はみんなこれ買ったよな?
ttp://www.ne.jp/asahi/yu-show/sukisuki/imouto/index.html
死ぬほど恥ずかしい表紙になってございますなw
今日買いに行くぜ・・・ッ!
えーと……yの関数y=logX/Xがある。
この曲線の接線のうちで点(1,0)を通るものを求めよ……?
簡単簡単。だけど、この微分は面倒だな……。
コンコン
優しいノックの音。
「はい?」
「お疲れ様、兄さん。お茶でもいかがですか?」
「おぉ、未来。気が利くな」
「もちろんですよ。兄さんのためですもの」
……へっ?
何か、違うような……。
「あの……未来ちゃん?ひょっとして、熱とかあるんじゃないか?」
「やだなぁ〜。ありませんよ〜」
単純に俺を労ってくれただけか?わーい。
いや、待て、落ち着け……このパターンは……。
「未来、何かあるなら正直に言え」
「えっ……?あはは……やっぱりバレましたか?」
「手の込んだことをしてくれるねぇ。そんなに俺がケチに見えるか?」
「そういうわけじゃないんですけどぉ……」
「なんかショックだから、そういうのやめようぜ?
 言いたい事があるならハッキリ言ってよ。俺と未来ちゃんの仲だろ?」
「止めてください。そういうの。兄妹でもセクハラですよ」
「コイツ……ハッキリ……言いやがった……。もう死にたい……」
「に、兄さん!!早まらないで下さい!!じょ、冗談ですから!!」
「冗談がキツすぎる……。まぁ、いいや……で、何なのよ?」
「あの……メール……」
「メール?」
「メールって、どうやって読むんですか?」
未来がケータイ開いて、俺に見せる。
「誰かから……たぶん友達だと思うんですけど……メールが来たみたいで……」
そうだった。
完全無欠の未来だが、実は機械オンチ。ケータイだって、電話をかけるぐらいにしか使えないのだ。
「相変わらずだねぇ」
「苦手な物は苦手なんですよぅ……」
「お前さんがケータイ持ちはじめて、何ヶ月になるよ?」
「うっ……」
「一応、若者なんだから、メールぐらいは……」
「分かってますよぅ……」
「まぁ、メールばっかりやってるのもどうかと思うけどさ」
「分かってますってば……だから、早く教えてくださいよ……」
「ああ、ちょっと貸して」
こんなこともあろうかと、未来のケータイは俺のとお揃いにしてあるので、操作は分かる。
「ほら、ココのボタン押して、コレを選ぶんだ。分かる?」
「はい……何とか……」
「で、読みたいメールを選ぶ。簡単だろ?」
「はい」
短い返事をして、ジッと画面に見入る未来。
「誰から?」
「あ……全然知らない人からみたいです……誰からでしょう?」
「開くな。消せ。広告メールだ」
「はい……」
返事はしたが、たぶん消し方なんて分かんないんだろうな……
「あのさぁ、前から言おうと思ってたんだけど……そんなんで、洗濯機とか掃除機とかどうしてんの?」
「洗濯機も掃除機もボタンが少ないですから、なんとか……」
ケータイだって、そんなに無いだろう……。
「それで……兄さん、メールを送るのはどうしたら良いんですか?」
「ああ……コレを選んで、送信相手を選択、あとは文字を入れるんだ」
「こうですか?」
「ああ。そんで文字が打てたら送信、っと……」
「送信……」
パラピラピリリ……
間抜けな着メロが鳴り響く。
「メールか……」
と、ケータイを取り出そうとして、ふと未来の顔を見ると……
ニヤニヤと笑っているではないですか……。
「君かね……」
「へへへ……はい」
やっぱり……。
「でも良かった。ちゃんと届いたみたいですね」
「あぁ、お前にしては大きな進歩だな」
「はい、これで兄さんとメールが出来ます」
ここで、『友達と』では無く『兄さんと』と言ってくれたことが、内心ものすごく嬉しかったり……
「ま、期待してるよ」
「はい。良かった……これで学校帰りに兄さんにお買い物が頼めます」
「……」
悲しい……オチだった……。
「裏切られた気分だ……」
「あの……そんなに落ち込まないでください……」
「誰のせいだよ、誰の……」
「あの、ほら……あんまり無駄なメールしてると、兄さん怒るかなぁ……って。ははは……」
「言い訳はいい……余計悲しくなる」
「はぁ……ホントの事、言うしかないですか……」
「どういうこと?」
「……もうちょっと、練習したいんです!!私……文字も満足に打てないんですから……」
「未来ちゃん……」
「ですから……もうちょっとメールは待ってください……」
「ああ、待つ!!待つともさ!!」
「はい、ありがとうございます」
「なんなら、俺が練習相手に……」
「駄目!!絶対、駄目です!!恥ずかしいです!!」
「そうか……まぁ、頑張ってくれや」
「はい」
丁寧にお辞儀をして、俺の部屋から出て行く未来。
「まぁ、完璧な人間よりも、少し弱点があったほうが……可愛いよな」
「何か言いました?」
聞こえていたのだろうか……未来がひょっこり、ドアの向こうから顔を出す。
「別に。ただ、未来は可愛いなぁ……って」
「な、何言ってるんですか!!兄さん!!」
勢いよくドアが閉まり、未来が消える。
いやぁ、やっぱ可愛い!!マジ可愛い!!
『さっきの話、ホントにホントだから。
 マジで可愛いよ、未来は』
からかう気持ちで、そんなメールを未来に送る。
読めるのかどうかは不安だったが、
「えぇぇぇぇ!!に、兄さん!!」
隣の部屋から、そんな声が聞こえたので、一応読むことは出来たのだろう。
俺は満足してニヤニヤ笑いながら、勉強の続きをしていると……。
パラピラピリリ……
またも間の抜けた着メロが。
俺が何気なく見ると……
『にいさんのばか』
とだけ書かれたメールが……。
言われちまったよ……
『結局、メールの練習になってるじゃん』
『もうしませんよ』
『まぁまぁ、そう言わずに気軽にお話しよーよ』
『はずかしいです』
『そんなに気にすること無いのに』
『きにしますよぉ だって にいさんに』
『俺に……何?』
『なんでもないです だいたい なんでわたしとめーるがしたいんですか』
『未来が大好きだから、もっとお話したいんだよん♥』
『あの はーとってどうやってだすんですか』
『未来ちゃんが俺に♥を使ってメールしてくれるってんなら教えてあげるけどなぁ?』
『そのつもりですよ』
『マジ!?』
『さあ どうでしょう』

顔文字も絵文字も無い。記号はおろか、漢字やカタカナもない。
確かに、冷たい感じのメールだけど……
一生懸命な未来のことを考えると、俺の今までで、一番大事なメールなんだ……。
未来だって、何だかんだ言っても、俺とメールしてくれてるって事は……結構楽しんでもらってるみたいだね。
盛り上がってるところ申し訳ありません。お久しぶりです。
今回の作品は、一ヶ月ぶり、前回の兄妹の続きです。
前回とほとんどやってることは同じなような感じですが、飽きずに読んでもらえたら嬉しいです。

あと、読んでもらえれば分かると思うんですけど、妹のほうが機械オンチと言う設定にしたんで、
最後のメールの部分は大変読みづらいです。ゴメンなさい。
スゴクイイ━━(・∀・)━━( ・∀)━━(  ・)━━(  )━━(・  )━━(∀・ )━━(・∀・)━━━ !!
GJ!! お疲れ様ですー 相変わらずイイ萌えですな!
466名無しくん、、、好きです。。。:04/06/25 21:42 ID:44qcTO4Y
ひどいよ、お兄ちゃん・・。
なんであたしの嫌がるようなことばかりするの・・?

ご飯食べてる時にじっとあたしの顔を見たり
いつもノックもせずに、用もないのにあたしの部屋に入ってきたり
食べたいなんて言ってないのに、毎日お菓子を買ってきたり

もしかしてあたしの気持ちを知ってて、そんなことするの?
もしそうなら・・意地悪だよ、お兄ちゃん・・。

467:04/06/25 22:59 ID:8AcRFYtK
お兄ちゃん!今日の夕飯、なに食べたい?
……え?私?
も、もうっ!変な冗談は言わないでよ!
やだ、ちょっと……どこ触って……あ……
お兄ちゃん……本気なの?
……うん……私も、お兄ちゃんのことが……
え?え……冗談なの?
…………。
お兄ちゃんの……っ!バカッ!!
……でも、好きだよ、お兄ちゃん。
あと……や、夜食なら……いいよ?
468芋ウト:04/06/26 00:09 ID:bhPEYUUQ
氏ね!クズ!
469:04/06/26 00:16 ID:mvpPfmyr
↑てめぇ〜がクズ
470:04/06/26 00:20 ID:mvpPfmyr
俺と戦え!
>>466-470 同ホストID 晒したろかH!!
472466:04/06/26 02:00 ID:???
>471
残念ながら他のやつと俺は同ホストIDではない。プッ
473名無しくん、、、好きです。。。:04/06/26 02:51 ID:pIp7Hi5I
474467:04/06/26 14:17 ID:???
ニヤニヤ
保守
無意味
オマエの存在其の物がな
廃墟
そろそろ戻ってきて欲しいな…。期待してるんで
一度あげてみるか…
ダメだと思うけど。
ageても、来るのは変な人ばかりですよ、多分
何が起こっているか存じませんが、間が持ちそうに無いので、ちょっと試作品置いていきますね。


「おにぃちゃん……」
小さな体、幼い顔、そして特徴的なツインテールの少女が俺に呼びかけている。
俺のことをこう呼ぶって事は、この子は俺の妹なのだろうか……
「……」
「おにぃちゃん……好きだよ」
「は、はぁ?」
「おにぃちゃんが大好きなの!!」
『妹』に抱きつかれる。
ぐっ……結構力強いな……。
……マズい……苦しくなってきた……。
ヤバイ……もうダメ……かも……。


「はっ!?はぁ……はぁ……」
夢か……夢なのか……!?
あんな夢見るなんて……欲求不満か!?俺!?
「あっ、おにぃちゃん。おはよ〜!!」
戸惑う俺に、Yシャツ姿の妹、三上沙耶が無邪気に声をかける。
俺の腹の上から……。
沙耶は中学一年生。低身長、ガキ顔、ツインテールという完璧なロリ……いや、幼……少女。
オマケに物事を深く考えない、超短絡的思考だからタチが悪い。
……って、そんな解説をしている余裕は俺には無かったり……。
「おにぃちゃん、朝だよー。起きてよー」
そう言って、妹が体を上下に揺らす。
「うぐぉ!?」
「おにぃちゃん、どうしたの?すごく苦しそうだよ?」
「沙耶……言いたいことは山のようにあるが……まずは退いてくれ……重い……」
俺は声を振り絞って、全く何も気付いていない様子の沙耶に言う。
「うん。よいしょ」
「ふぅ……あのな……沙耶。まず……その服装から聞こうか……何で……何で俺のYシャツを着とるんじゃい!!」
「沙耶の新しいパジャマだよー?」
「確かさ、それって、捨てようと思って、あの辺に置いてあったやつじゃないか?」
「うーん、分かんないけど。これ、廊下で拾ったんだー」
「じゃあ、間違いなく俺のだな……で、何故そんな物を着てる?」
「あのね、これね、すごく楽なんだよー」
「楽って……」
「それにね、いい匂いなんだよ。おにぃちゃんの匂い」
「はぁあ……止めてくれよ、恥ずかしい」
「えー?なんでなんでー?」
「何ででも!!」
「わかったよー。じゃあ、違う服ちょうだい?おにぃちゃんの匂いがするやつがいい!!」
……分かってねぇな。
「まぁ、いい。次の質問だ、どうして、俺の腹に馬乗りになってたんだ?」
「あのね、おにぃちゃんを起こそうと思ったんだぁ〜」
「ああ、そうなんだ……あのね、苦しかったんだけど?」
「でも、目は覚めたよね?」
「いや、そういう問題じゃなくて……ハッキリ言って死を覚悟したんだけど?」
「そうかなぁー?サヤの体重、ミィちゃんよりも軽いんだよ〜?」
「いや……誰より軽いとか、そういう問題じゃなくて……」
「?」
妹が意味が分からない。とでも言うように、首を傾げる。
「もういいです。何でもないです」
「それよりも、おにぃちゃん。朝のあいさつがまだだよー?」
「ああ……おはよう」
「おはようございます、おにぃちゃん」
沙耶が深々とお辞儀。
「そして、お休みなさい!!」
俺は布団をすっぽりと被り、二度寝を試みる。
目覚めは最低だったが、それほど眠いわけではない。ちょっと沙耶をからかってやろうと思ったのだ。
「わわわ!!おにぃちゃん、寝ちゃダメだよー!!」
そう言って、沙耶が布団を引き剥がそうとする。
しかし、沙耶如きに負ける俺ではない。
俺は布団をしっかり掴んで、沙耶に対抗する。
当然のことながら、沙耶が俺に敵うワケが無く、すぐに諦めてしまったようだ。
「ねぇ……おにぃちゃん……起きてよぉ……」
「悪いけど……俺だってまだ眠いんだ……勘弁してくれ」
「……うん。分かった。ごめんなさい……」
布団のせいで、沙耶の顔は見えないが、どんな顔をしているのかはよく分かる。
俺に起きて欲しい何かしらの理由があるのだけど、
無理には言えなくて、泣きそうになってる。そんな顔だ。
「……お休み、おにぃちゃん。でも……出来るだけ、早く起きてきてね……」
こういうネガティブな急かし方も沙耶らしいといえば沙耶らしい。
……もうこれ以上は可哀想かな。
「了解……はい、起きた!!」
俺は布団を跳ね除け、立ち上がる。
「わわわ!!おっ!?おにぃちゃん!?」
「おはよう、沙耶」
「うん!!おはよぉございます!!」
沙耶が嬉しそうにピョコピョコと跳ねる。
沙耶の耳……もとい、ツインテールが揺れ、シャツの裾がふわっと上がる。
一瞬、パン……いや、下着が見えたが、沙耶は気にしない。
「おにぃちゃん、朝ご飯食べるよね?」
「あっ、あぁ。食べるか」
「うん」
「あーあ、腹一杯」
朝食後、ソファーに飛び込み、横になる。
今日は休みだ。ダラダラ出来る。最近忙しかった俺とっては、いい休日だ。
「わわっ!!おにぃちゃん!!食べてからすぐ寝るとウシさんになっちゃうよ!?」
「じゃあ、その辺の蛙と組んで漫才でもやるさ……」
「どういう意味ー?」
ダメだな……冗談だってコトも分かってない。
「別に……おやすみ……」
「だから、寝ちゃダメだってばー!!」
「嫌だ……」
「サヤ……おにぃちゃんと遊びたいのにぃ……」
「また今度な……」
「今度って……いつ?」
「さぁ、来週か……再来週か……」
「サヤ、そんなに待てないー!!遊ぼっ!ねぇ、遊ぼっ!!」
「うるさい……」
「……!!……ゴメン……なさい……」
またか……。遊んで欲しいなら、もっと粘ればいいのに……。
俺だって、そんなに冷たく無いんだから……。
それから、二人は黙って、しばらく経った。
俺は目を閉じているのだが、沙耶の気配は確かにまだあった。
しかし、あまりにも静かなので、気になって、うっすら目を開けて、沙耶を見た。
沙耶はひざを抱えて座りながら、時々窓の外を見てはため息をついたり、
俺に声をかけようとして、首を横に振って我慢したり……。
どうして、ここまで健気なのかねぇ、コイツは……。
しかし、ココで起きるのもなぁ……。
何かきっかけでもあれば、起きれるのに……。
そう、思った瞬間……
プルルルル……プルルルル……。
電話のベルに、俺も沙耶も大きく体を振るわせる。
「はい、三上です……おにぃちゃんですか?えっと……今、いません……
 はい。分かりました……」
「誰から?」
「わっ!!おにぃちゃん!?」
沙耶の体が、ビクッと跳ねる。
「電話なんだろ?誰からだったんだ?」
「えっと……知らない人……多分……かんゆーだと思う」
「そう」
「あの……おにぃちゃん……もう、寝るのはいいの?」
「ああ、十分」
「じゃあ……サヤと……あそぼ?」
沙耶必殺、斜め60度の上目遣い。
「うん。遊ぼうか?」
「うん!!」

【続く可能性は否定できない】

────────────────────
ということで、さっきも言ったとおり、試作品です。
というか、出すとは思ってもみませんでした。つまり、半ばボツとなるべき作品。
続きます。いや、続くかもしれません。気分次第です。
まぁ、もし、また、間が持たないようなら……と言うことで。
キタ━(゜∀゜)━!! 待ってて良かった〜。

すっごくいいですよ。次回、期待しちゃっていいですか?
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  ゚)━━(  )━━(゚  )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━ !!!
スゴク(・∀・)イイ!よ
489名無しくん、、、好きです。。。:04/07/22 22:17 ID:tPl2vcd2
GJ!!  良い感じですな!
490名無しくん、、、好きです。。。:04/07/23 08:25 ID:V5HIAssc
拍手喝采!!!
491288:04/07/24 11:20 ID:V7Qcq+yn
 夏。
どの学校も長期休暇に入り、海は涼しさ目当ての客で賑わう、そんな季節。
普段なら家でごろごろしている俺も、人々が浮かれるこの時期だけは外交的になる。
そう、外交的になるはずだったのに………。


 「なんで身内に振り回されてるかなぁ……」
冷房の効いた店内で、俺はひとり呟いた。
今日は月曜日。とはいっても夏休み中なので毎日が日曜日と同じだ。
いや、それは浮かれすぎか?
492288:04/07/24 11:21 ID:V7Qcq+yn
 「なにひとりでぶつぶつ言ってるのよ、お兄ちゃん?」
呆れ顔の少女が向こうから歩いてきた。透き通るような黒い長髪がさらさらと揺れる。
こいつは俺の妹、千夏。少々勝気で男勝りなところがある。
 「なんでもない。それよりも、水着は決まったのか?」
そうなのだ。俺は妹に引きずられ、水着を買いに来ているのだった。
 「うん。私はこれにしようかなぁ、と」
そう言って千夏が見せたのは、淡い青色のビキニの水着だった。
 「……どう?似合ってる?」
 「俺に訊かれてもなぁ。それにこういう時、似合ってるとしか言いようがないだろ」
 「それはそうだけど、兄妹なんだから遠慮なく言ってよ」
 「じゃ、本音を言う。似合ってる。つーか可愛い」
瞬間、千夏の顔がぼっ、と赤くなる。
 「か、かかかかか、可愛い?」
 「ああ、可愛いぞ」
そう言うと、なにやら「可愛い、可愛い……」とエンドレスで呟き始めた。
まったく、こいつは………。
493288:04/07/24 11:22 ID:V7Qcq+yn
俺がひとりでくっくっくっと笑っていると、服の袖が誰かに引っ張られた。
振り返る。
 「よう、千秋。決まったか?」
 「う、うん」
このショートカットの可愛らしい女の子は千秋。言うまでもなく、俺の妹だ。
そして千夏の双子の妹でもある。
 「わたしはこれにしたの」
言いながら、白いワンピースの水着を見せる。やはり似合っていた。
 「うん、似合ってて可愛いぞ」
 「か、可愛い……」
じわじわと顔が赤くなっていく。姉と違って、沸騰するのに時間がかかるらしい。
………妄想力の差か。
494288:04/07/24 11:24 ID:V7Qcq+yn
その間に千夏が戻ってきた。
 「あ、あれ?千秋も決まったの?」
 「うん。お姉ちゃんも?」
 「やっとふたりとも決まったな。待ちくたびれたぞ」
 「ご、ごめんなさい……」
 「なによ。可愛い妹の水着が見れるんだから、それくらい我慢しなさいよ」
 「あのなぁ、お前……」
 「千秋もよ!お兄ちゃんに謝る必要なんかないんだからね?」
 「そ、そうなの?」
 「そうなの!」
 「そうじゃないだろ」
 「ふ、ふええ………?」
おろおろとする千秋を尻目に、睨み合う俺と千夏。
 「ふん、まあいいわ。水着姿を想像して頭がとち狂ったってことにしておくわ」
 「誰がとち―――」
涙目の千秋が、必死で俺にしがみつく。
 「ケンカはだめ……!」
 「千秋?こんなお兄ちゃんの肩持つこと―――」「千秋、あんなお姉ちゃんの―――」
 「ケンカはだめっ!」
 「……はい」「……分かったよ」
俺たちがそう言うと、千秋は急に笑顔になって、
 「うん♪それじゃ、お願いね?」
俺に水着を渡す。
 「え?」
 「あ。それじゃあ、私のもよろしくね♪」
千夏からも渡される。そして会計を指差された。
495288:04/07/24 11:25 ID:V7Qcq+yn
 「―――え?いや、ちょっと待て」
 「お兄ちゃん、ありがと〜!」
千秋が走り去る。
 「ごめん!後でお昼でもおごってあげるから、ね?」
千夏が走り去る。
 「………どう考えても昼食より高いだろ……」
と、ぼやきながらも内心では微笑みながら、俺は会計へと向かうのだった。
夏は続く。―――はずだ。たぶん。


 「しかし……これを見る限り、千夏は成長しているようだが千秋は………」
496名無しくん、、、好きです。。。:04/07/24 21:54 ID:KBVZ7cG2
おお! あの時の神キタ━(゜∀゜)━!!
497遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/07/24 21:58 ID:5WzA4+ee
双子……いい!!すごくいい!!!!
最高です!!萌えです!!ありがとうございます!!

俺も書きたくなって来たな……双子モノ……
498遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/07/26 23:18 ID:N/AvjIuO
自分の書き込みで時が止まってる……微妙に責任感じて、貼り。

公園に行く途中。
「わーい!!」
妹が前日降った雨で出来た水溜りに、大きくジャンプして飛び込む。
パシャ
水しぶきが跳ね、俺の足にかかった。
「あ……」
「まぁ、元気なのは良いことだがな」
「わわわ!!ゴメンなさい、おにぃちゃん」
「俺だけならいいよ。ただし、他の人に迷惑掛けちゃダメだぞ?」
「うん!!」
こういう教育も無邪気な妹を持つ兄の仕事……っと。
俺は妹を見守りながら、はしゃぎまわる妹の後をついていく。
「ねぇ、おにぃちゃん!!サヤ、いいこと考えたよ!!」
前を歩いていた妹が突然振り返る。
「ん?どんな?」
「あのね、このままお散歩にしちゃおうよー!!」
「散歩かあ……沙耶がいいなら俺は別に良いけど」
「わーい!!お散歩お散歩っ〜♪」
散歩如きでそんなに嬉しいのかねぇ……。
まぁ、かく言う俺も久しぶりの晴天で、いい気分なのだが。
「久しぶりの太陽、気分がいいね」
「うん!!沙耶もー」
「天気予報だと、また明日から雨みたいだから、今日のうちに一杯遊ぼうな?」
「うん!!」
沙耶が嬉しそうにピョコピョコ跳ねる。
無邪気だねぇ……。
そう思っていた瞬間……
「わっ!!わわわ!!」
499遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/07/26 23:20 ID:N/AvjIuO
ドテッ。
何も無いところで、沙耶が豪快にすっ転ぶ。
あ、ズボンだった……悔しいような、安心したような……。
んー……やっぱ見たかったかも……。
って、そんな恥ずかしいことを考えてる場合では無くて!!
「大丈夫か?」
「いたた……転んじゃった……テヘへ……」
沙耶が道端にしゃがみ込んで、膝を見ている。
「気をつけろよ、ホレ」
沙耶に手を差し出す。
「うん、ありがとぉ」
沙耶は嬉しそうに俺の手をとり、立ち上がる。
「まったく、地面になんか座るから……」
パンパンと妹の尻の辺りを軽く払ってやる。……勿論、この時は邪なことは何も思ってない。
「でさ……手、離してくれない?」
「えっ?」
「だから、手」
「おにぃちゃんは……イヤ?」
「別に嫌ってワケじゃないけど……なんて言うか……なぁ……」
沙耶は気にしないだろうが、俺もこの歳になると人目が気になってくる。
出来れば、勘弁して欲しいけど……。
「なぁに?」
だろうね、この展開はなんとなく分かってたよ……。
沙耶に俺の気持ちはわかんないよなぁ……。
「……やっぱり、手、繋いで欲しい?」
「うん!!」
「しょうがない子だな、沙耶は……」
500遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/07/26 23:21 ID:N/AvjIuO
「うん、だって、サヤは甘えん坊さんなんだよ?」
「確かに……しかし、んなことを自分で言うかね……」
「おにぃちゃん、どうかした?」
後半、かなり小声で言ったつもりだったのだが……沙耶には聞こえていたらしい。
「いいや、何も」
「んー?サヤ、耳はいいんだけどなー」
「空耳なら誰にでもあるって。例えば、その人の事を考えてる時、とかな」
「じゃあ、空耳だよ。サヤ、おにぃちゃんのこと考えてたもん」
「へぇ?俺の何を?」
「えへへ、ヒミツだよー」
「気になるだろうが……言え。言わんと……」
「言わないと?」
「こうしてやる!」
俺は沙耶のツインテールをあまり痛くない程度に引っ張ってやる。
「わわわ!!くすぐったいよぉ!!」
「じゃあ、言う?」
「わわわ!!ダメ!!おにぃちゃんの頼みでもそれだけはゼッタイにダメなんだからぁ!!」
「ふぅ。しょうがない……今回は勘弁してやるよ」
「でも、いつか教えてあげるからね?」
「まぁ、期待しないで待ってるよ……」

【続くノリ】
────────────────────
言い訳。
梅雨直前ぐらいに書いたものを、ちょいと手を加えて出しております。
季節的に会わないところもありますが、ご了承ください。
また、辻褄が合わないところがあるのは仕様です。加えてご了承ください。
501名無しくん、、、好きです。。。:04/07/26 23:33 ID:NLLOrEi2
遊星さん。GJです!
相変わらず良い萌えですね。 続き期待してます!
502名無しくん、、、好きです。。。:04/07/27 00:08 ID:fsG00ERY
イイ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  ゚)━━(  )━━(゚  )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━ !!!
503名無しくん、、、好きです。。。:04/07/27 20:51 ID:JxfI+VNN
萌えもぇGJ!!
504遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/07/27 22:05 ID:F6BT1Tk7
「ふぅ、疲れたぁー」
「暑いねー?」
「ああ。喉渇いたな……」
「うん」
ジュースでも飲もうか?……と言いたいところだが、沙耶に勧誘形で語りかけるのは禁句。
沙耶は、変なところで遠慮してしまう。だから……
「なぁ、沙耶……」
「なぁに?おにぃちゃん?」
「俺、ちょっと寄りたいところがあるんだが、いいか?」
「うん、いいよ」
よし、作戦第一段階成功。
俺は、沙耶の手を引っ張りながら歩き出す。
「ねぇ、おにぃちゃん……何処に行くの?」
「いや、別に」
「教えてよぉー!!」
「別に言うほどのところじゃないって」
沙耶の質問に適当に答えながら、俺はあるところに向かっていた。
「よし、到着」
「ねぇ……おにぃちゃん……ココって、喫茶店だよね?」
「そうだよ。さぁ、入ろう」
「えっ……ええぇっ!!」
クーラーの効いた店内に入り、ウエイトレスさんに案内されて、席に座る。
「ねぇ……おにぃちゃん……どうして、こんなトコに……?」
「いや、悪いな。すごく喉が渇いててさ。どうしても、何か飲みたかったんだ」
俺の回答に、少し困ったような表情を浮かべる沙耶。
その時、
「ご注文はお決まりでしょうか?」
さっきのウエイトレスさんが、注文を聞きに来る。
「え〜と……アイスコーヒーと……チョコレートパフェ、一つずつ」
「はい、以上でよろしいですか?」
505遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/07/27 22:06 ID:F6BT1Tk7
「はい……沙耶、いいよな?」
「う……うん……」
「ふふっ。かしこまりました」
微笑んで、席を離れるウエイトレス。それを確認すると、沙耶が俺に重い口調で言う……。
「おにぃちゃん……あの……パフェは……」
「もちろん、沙耶のだよ?」
「あの……でも、サヤ、お金……」
「ああ、もちろん俺の奢り。沙耶に無理言ってここまで付き合ってもらったんだ。そのお礼だよ」
「おにぃちゃん……」
「あっ……迷惑だったか?」
「ううん。サヤ……嬉しいよ……」
「うん、よかった」
沙耶に微笑む俺。
……まったく、余計な手間をかけさせるなぁ……沙耶は。
「お待たせしました。アイスコーヒーとチョコレートパフェをお持ちしました」
「あ、どうも」
「はい、カノジョさん」
「えっ……あっ……えっと……サヤは……」
沙耶は顔を真っ赤にして、モジモジと指を組んだり離したり……。
「ふふっ♪可愛い♪」
それにしても、妙に馴れ馴れしいと言うか……積極的な店員だなぁ……。
「ま、気にしないで、食べてよ」
「うん。ねぇ、おにぃちゃん……」
「ん?」
「サヤ……」
「?」
「サヤ……こんな大きなパフェ、一人で食べられないよー!!」
「はは、二人で食べよう」
「うん♪」
やっぱり、沙耶は色気よりも食い気か……。
それが沙耶らしいと言えば、沙耶らしいんだが。
506遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/07/27 22:07 ID:F6BT1Tk7
輝く太陽を背に、沙耶と手を繋いで歩いている。
お昼も近づいたので、今日のお散歩はコレでお終いだ。
「おにぃちゃん」
「何?」
「今日は楽しかったよ、ありがとう!!」
「別に礼を言うほどじゃないよ」
「ううん。おにぃちゃんのおけげで、サヤ、本当に楽しかった!!」
「そうか?」
「うん。また連れてってね?」
「ああ……考えとく」
会話が途切れる。
「なぁ、沙耶」
「なぁに?」
「疲れてないか?」
「うん。ちょっとだけ」
「それなら、兄ちゃんがおんぶしてあげようか?昔みたいにさ」
「えっ……でも……」
「いいからいいから」
俺は沙耶を無理矢理持ち上げ、俺の背中に。
「わわわっ!!いいよぉ!!」
「嫌か?」
「ううん!!そんなこと無い!!でも……」
507遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/07/27 22:09 ID:F6BT1Tk7
「でも?」
「重いんでしょ?サヤって……」
「もしかして、朝のこと、気にしてる?」
「だってぇー!!おにぃちゃん、怖い顔して怒るんだもん!!」
「ははは。腹はダメだけど、背中なら大丈夫だよ」
「そう……良かった……」
首筋にやわらかい感触。
沙耶が頬を擦り付けているようだ。
「おにぃちゃん……サヤね。ここにいると……なんだか安心する……」
「何で?」
「よく分かんないけど……おにぃちゃんがいて……おにぃちゃんのいい匂いがして……
 それで……おにぃちゃんが優しくて……おにぃちゃんが温かくて……」
「俺が?」
「うん……サヤね、今、おにぃちゃんの妹でよかったと思ってるんだ」
何を言っても沙耶は俺の妹。
ちっこくて、バカで、向こう見ずで……ホント、危なっかしいヤツだけど……。
俺は、この子の兄として──沙耶が俺に守られていてくれる限り、だけど──俺が出来るだけのことをしてやりたいんだ。
それに、思い込みかもしれないけど、沙耶も俺を必要としている。そんな気がするから……。

「おにぃちゃん……ダイスキだよ……。この背中も……おっきな手も……みんな……大好き……
 これからも……ずっと一緒……ずっと、ずっと……」

【もう続かない】
────────────────────
言い訳。
面倒臭いんで一気に出しちゃいました。
コレで、とりあえず、この沙耶編は一段落。
最初は、犬耳の似合う妹が書きたかったのに……
自分の勉強不足で、ただのロリータな妹になってしまった……。かなり悔しい……。
508名無しくん、、、好きです。。。:04/07/27 22:20 ID:fsG00ERY
>>507
GJ!
終わってしまうのが残念だけど、ほんとお疲れさんでした。
また作ってくれw
509名無しくん、、、好きです。。。:04/07/27 23:34 ID:iCOXhlvr
>>507
お疲れさまでした。( ´∀`)っ且お茶ドゾー
GJ!です。萌えさせていただきました。

確かにちょっとロリーだったよーな気もするけど、それはそれで!w
510名無しくん、、、好きです。。。:04/07/30 20:20 ID:nvf7TKbX
お前、ロリコンの妄想力を舐めてる。
笑顔の立ちCG一枚あれば、
 弱みを握り輪姦し、回しまわしまわし、地下室で奴隷として
 特別に調教し、日々奉仕させ、飽きたら公衆トイレに開脚状態で縛りつけて性欲のはけ口として一般公開、
 精神が壊れ切って目の焦点が完全にトンだ状態で性器からは常に精液が爛れ落ち体中精液にまみれ略
であれ、
 隣に済んでて、部屋も向かい合ってるから子供の頃からお互いの部屋の窓越しに
 色々話したりする密接な仲の自分とその少女。中学半ば、段々色恋に興味を持ち出すお年頃。
 二人はどちらが告白する訳でもなく、親友以上恋人未満の関係を続けるが、その関係を崩し
 動く事を決意、紆余曲折あり面倒だから略
だろうが、なんでも妄想して、自分に都合よくエロゲ1本分のシナリオ捻り出すぐらい、
ロリコンなら標準レベルとして要求される妄想力でしょや。(あくまで妄想するだけで、出力は別問題だが)


そんな中、 遊星より愛を込めて氏があんだけのネタを出してるわけで、そりゃ青感くらい妄想するつの。
ロリ妹は間違いなく定番なんだから妄想力に比較的欠けたエロゲマでも可能。

511名無しくん、、、好きです。。。:04/08/04 20:01 ID:shjmpQ8v
保守
512遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/05 21:32 ID:CpJA/f2J
aution!! 義理妹です!!しかも双子です!!下手糞です!!

七月下旬。ある日曜日。
どこにも行かずに、部屋でゴロゴロしていた。
しかし、ある時を境に、下が騒がしくなる。
「あぁ……今日だったか……」
今日は家に家族が増える日。
つまり、父親の再婚相手が俺の家に来る日だった。
『なぁ、父さん、再婚しようと思うんだ……』
俺が小さいころ、母を亡くした父が俺に言った。
『親父の人生だろ?好きにしろよ』
そう言ってみる。
この歳で虐待を受けることは無いだろうし、俺にとって別に損は無いだろう。
そろそろ親父も幸せになる番だ、とは常々思っていたし、
なんとなくだが、多分俺の母さんだってこう言うだろうと思った。
コンコン。
そんなことを考えていると、ノックの音が聞こえる。
「どうぞ」
新しい母さんが挨拶に来たのかな……。
「はい。失礼します」
若い声だな……。あんな親父のために……物好きな人だ。
「こんにちは」
「あの……始めまして」
入ってきたのは……二人!?しかも相当若い!!下手すりゃ俺より小さいぞ!?
まぁ、一人は母さんとして……じゃあ、一人は?
でも、二人ともホントによく似てるしなぁ……
一方のセミロング、片方の長い髪を除けば、他は特に違いが見つからないぐらいだ。
「あの……誰?」
「こんにちは。北村唯奈です」
短めの髪の子が自己紹介。
「……唯奈ちゃん、もう北村じゃないよ?」
513遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/05 21:34 ID:CpJA/f2J
長い髪の子が囁く。
「あっ、そうだった。えっと……石川唯奈です」
「千奈です」
「あ、石川真司です。って自己紹介じゃなくて……キミ達は……誰?」
当たり前の質問のつもりだったが……キョトンとして顔を見合わせる。
「えっと……ゆ……じゃなかった……えと……私が唯奈でぇ」
「私が千奈ですけど……」
「そうでなくて……まぁいいや、質問を変えよう。どっちが……俺の母親ってことになるんだ?」
俺の質問に二人の少女が笑い出す。
「な、何!?」
「ははは、お母さんはまだですよ」
「ふふっ……」
「じゃあ、キミ達は?」
「えっと……真司さんの妹ってことになりますね」
聞き間違えたか?……確かに今『いもうと』という魅力て……いや、アリエナイ言葉が聞こえたような……
「はぁ?……初耳なんだけど……」
「あははっ、道理で」
「ってコトは……キミ達は……双子か何か?」
「はい。私がお姉さんで、唯奈。コッチが妹の千奈です」
さっきから黙り込んでいた千奈と呼ばれた少女が、ペコリと頭を下げる。
どうやら千奈ちゃんは、大人しいと言うか、無口な子らしかった。
「そうなんだ。悪かったね、何も知らなくて」
「いいえ」
「まぁ、とりあえずよろしく……えっと、唯奈さんだっけ?」
「そんなぁ〜。呼び捨てでいいですよ」
「じゃあ、唯奈……」
結構、抵抗はある。
しかし、これから一緒に暮らしていくのだ。これぐらいすぐ慣れるだろう。
「はい?」
「よろしく」
514遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/05 21:35 ID:CpJA/f2J
「はい!!」
唯奈と軽く握手を交わす。
「よろしく、千奈さん」
「私も……呼び捨てで構いません……」
「そう?まぁ、よろしく」
唯奈と同じように、握手をしようと、手を差し出したが……
「えっ……?えっ……?」
「千奈ちゃん……握手だよ?」
「う、うん……」
千奈が恐る恐る差し出した手を軽く握る。
「ま、俺のことは何とでも呼んでくれよ」
「じゃあ、お兄ちゃん。だね?」
急に唯奈の態度が変わる。
まぁ、無理に気を使って余所余所しくなるよりは、自然なほうがコチラとしても嬉しいが。
「そう言えば、僕の妹ってことになるんだよね?歳はいくつ?」
「やだ……女の子に歳を聞くなんて」
顔を赤くして俯く唯奈。
「あっ……悪かったね」
「な〜んてね♪冗談冗談♪私たち高校一年生なんだよ〜」
「そっか……俺の一つ下だね……えっと、それで二人とも学校は?」
「転校するんだぁ。お兄ちゃんと同じ学校に!!」
「ふぅん……千奈は?」
突然、千奈に話を振ってみる。
よく考えたら、千奈はさっきから黙ったままで、話に入ってきてなかったからだ。
「え……あっ……えっと……同じ……です」
途切れ途切れの言葉。
ちょっと可哀想だったかな?
「そうなんだ。分からないことがあったら、何でも聞いてくれよ?」
ちょっとだけ兄貴ぶって、微笑みながら言ってみる。……兄貴ってこんな感じで、いいのかな?
「は……はい」
515遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/05 21:37 ID:CpJA/f2J
「あっ、じゃあ唯奈からしつも〜ん!!お兄ちゃんは、何年何組の何番なの〜?」
「二年六組七番……一年の教室からは結構遠いね」
「石川で七番なの〜?遅いね〜?」
「まぁ、理系クラスだからね。男子が多めなんだよ」
「ふぅん……」
興味ないご様子……と思ったら……
「ねぇねぇ……千奈ちゃん……リケイって何?」
聞こえてる聞こえてる。
「えっと……真司さん、きっと数学とか理科が得意ってコトなんじゃないかな……?」
「ふ〜ん。お兄ちゃん、算数得意なんだ〜。カッコいいなぁ〜」
だから聞こえてるってば!!
「うん。勉強、教えてもらえるね」
君もかい!!
どう反応したものかと困っていると、階下から天の声……
「おーい!!みんなー!!ちょっと来てくれー!!」
流石です、お父様。俺の状況をちゃんと察してらっしゃる。
「今行くよ!!」
ドアに向かって、そう叫んで、
「さぁ、行くよ?」
「うん」
「はぃ」

【続く】
────────────────────
ホントに書いちゃいました。双子モノ。
>288さんの二番煎じですが、まぁ、今までどおり、暇なときにでも読んでくれれば良いと思います。
いや、しかし……登場人物が三人いると書いてても楽しいなぁ。

ということで、しばらく続きますんで、見たくない人はしばらく放置をお願いします。
516名無しくん、、、好きです。。。:04/08/06 00:21 ID:EFVEB0JJ
キ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━タ━━!!
517751 ◆FFV1SjUAV2 :04/08/07 00:19 ID:mrj0dO5C
遊星さん、お疲れさまです。
これから続くそうなので、今後の展開に期待します。

昨日、3ヶ月に及ぶ合宿から戻ってきました。その間、ネットがほとんど出来なくて、
かなりキツかったです。
これから僕も執筆再開しようと思いますので、出来たら掲載したいです。そのときは
またよろしくお願いします。
518名無しくん、、、好きです。。。:04/08/07 10:31 ID:lBhIeniA
皆さんGJ! ガンバレー!
519遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/09 22:09 ID:M2tDyK+M
「おぅ、来たな。車に乗れ」
玄関で、親父が外を指差して言う。
「車?どこに行くんだよ?」
長年親父と二人だったので、親父と言うよりは友達に近い。
「何処って、昼飯食いに行くんだよ。準備してないしな」
「全く……アンタは何でもかんでもいきなりだな……」
「何のことだ?」
「あの子達のことだよ……妹が出来るなんて聞いてないぞ」
「ああ、スマンな。まぁ、大した事じゃないだろ?」
「大したことだろ!!」
「まぁ、それはともかく……あの子達と……仲良くしてやってくれよ」
「ああ、親父こそな」
何時に無くシリアスな二人。
「それにしても可愛いだろ?ドッチが好みだ?」
親父が俺に耳打ちする。
「はぁ……?」
「唯奈と千奈、どっちが好みかって聞いてんだよ」
「俺は……」
二人の妹をチラリと見て……
「興味ねーな……」
「おいおい、あんな可愛い子達を前にして……興味ない。は無いだろ。病気か、お前?」
「あのなぁ、あの子達は俺の妹だぞ?何考えてるんだよ?」
「真面目だねぇ……可愛いと思ったら、積極的に攻めろ。幸運にもあの子達は、義理だしな」
「はぁ……親父の台詞じゃねぇな」
ま、これ以上親父と話してても埒があかんだろう。
妹たちも心配そうな顔をしてるし……。
520遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/09 22:10 ID:M2tDyK+M
「さぁ、親父の車に乗って。ご飯食べに行くんだって」
俺は急に振り返って、妹たちに言う。
「「うん」」
二人同時に返事をする。……やっぱ双子だねぇ。
「さぁ、行こう?……親父、鍵空けて」
「お、おぅ」
親父に従って、妹たちを案内し、俺も車に乗る。
動き出す車。俺は一言も喋らず、黙って腕を組んでいた。


飯を食いながら、妹たちといろんなことを話した。
前の学校のこと。
俺の親父のこと。
彼女たちの母のこと。
そして、俺のことも……。
唯奈は何でも気兼ねなく話してくれたし、千奈も聞かれれば答えてくれた。
二人の特徴としては、俺に話してくれた限りではだが、
唯奈は明るく、素直な子。勉強はあんまりだが、テニスとかスポーツが得意らしい。
対照的に千奈は大人しく、恥ずかしがり。趣味は読書とお菓子作りらしい。
不思議なくらい正反対な二人だが……俺は、それが仲の良い理由ではないかと思っている。
帰りの車の中でも、俺は二人と話していた。
521遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/09 22:11 ID:M2tDyK+M
そして、家に帰ると、すぐに新しい母親が来た。彼女たちの荷物も来た。
一応の挨拶を交わして、一応の自己紹介をする。
新しい母親も仕事をしているらしく、
その顔からは女手一本で二人の娘を育ててきた苦労みたいな物が感じられた。
……なるほど、親父と話してても幸せそうだ。
勿論、金銭的な問題からだけのものではないことは分かっているが。
とりあえず、新しい家族揃って、皆で宴会みたいな物をする。
ソレが楽しくなかったといえば嘘になるが、それ以上に気になることも多々あった。
「で、新婚旅行は何時から?」
親父に冷やかして言ってみる。
「明日から、一週間だ」
本気で行くのか……。
「聞いてない……」
「言わなかったからな」
「おいおい……」
そういえば思い出したのだが、親父は何度も妹たちに会っていたらしい。
つまり、全く何も知らないのは俺だけだったのだ……。
だが、このことに関して、全く親父が何も言ってくれないの何故だろう……。
ま、しかし、そんなコトよりも、明日からの三人の生活を心配しなければならない……。
対女性経験のほとんどない俺にとって、妹との生活は何より過酷であるような気がするから
522遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/09 22:12 ID:M2tDyK+M
「唯奈、千奈、集合!」
「何かな?お父さん?」
「ちょっと、君たちには言っておきたいことがあってな」
「何?」
「まず聞くけど、真司はどうだった?」
「うん。すごく優しそうで、いい人みたいだよ」
「千奈はどう思う?」
「えっと……いい人だと思います……」
「そうか、それなら良かった。ところで、アイツに何かおかしな事なかったか?」
「おかしなこと?……う〜ん……」
「あっ……そういえば……私たちのことを知りませんでした……」
「そう、それだよ、千奈。実は真司にはワザと言わなかったんだ」
「「えっ……?」」
「別に。そのほうが面白いからだよ」
「えっ……」
「そんな……」
「はははは、冗談だって。それも少しはあるけど。
 ホントのところは、お互い、緊張せずに話して欲しかった。ってトコかな。
 アイツはいろいろ考えすぎる癖があるから、不安だったんだ」
「うん。確かに緊張はしてなかったみたいだけど……」
「私たち……お母さんに間違えられましたよ?」
「はははっ!!そりゃいいや!!」
「笑い事じゃないよ!!」
「悪い悪い。でも、唯奈はその調子なら大丈夫そうだな」
「うん」
「千奈は……直に慣れるよ、俺と同じようにな。俺が言うのもナンだけど、アイツはいいヤツだぞ?」
「はい……」
「明日から俺たちは家を出るけど……ま、上手くやれや。俺からとやかく言う気はねぇから」
「うん!!」
「はい」
「よし、いい返事だ。今日は、解散」   【続く】
523名無しくん、、、好きです。。。:04/08/09 23:04 ID:sGgjQ35o
GJ!
524RSDS ◆zx3mKfp8M. :04/08/10 01:44 ID:m3p2uz+6
皆さん上手過ぎですね(汗 
どうにも自分にはアニメやゲームに出てくるようなクールな兄や可愛らしい性格の妹は書けそうにないです(鬱
羞恥心をお空の彼方に投げ飛ばし投下してみます。(ワラ ダメなところには容赦なく突っ込んで下さると嬉しいです。萌えませんけど。



高3の夏、受験勉強終わって一休み。
椅子にもたれてぼーっとしていると不意に部屋のドアが開いた。
「にーさん、おにぎり差し入れー。感謝しろー」
「おーいえーサンキューまいしすたー」
お互いやる気のない挨拶を交わす。入ってきたのは妹の凛。
名前が持つ意味とは正反対でいつもだらーっとしている。変なところで妙に活発だったりするが。
まぁ、とにかく兄妹の仲はかなり良好だ。
机におにぎりの皿を置く妹を見ながらそんな事を考えてみる。
「つーかノックしないで入ってくるのマジにやめれ。そう迄して兄の痴態を覗き見たいのか、妹よ?」
「あはは、んな訳ないでしょ。馬鹿な事言ってないで早く食べなよぅ。私も手伝ったんだからさー」
ケラケラと笑いながら中々に意外なことをのたまう妹。
普段自分の当番以外は家事などしないというのに。
「ふーん、お前がねぇ…。どーいう風の吹き回しだ?」
皿から妹が握ったと思われるやや不恰好なおにぎりを頬張りながら訪ねてみる。
こいつの事だから見返りを期待している訳でもないだろう。
尤も、この程度のことで何かしてやろうとも思わないが。
「んぅー、大好きなにーさんが勉強で疲れていると思うと居ても立っても居られなくなってー♪」
あからさまに媚びた目で体を摺り寄せて来る妹。
「……ッ! ええい、離れんか鬱陶しい!」
「ああーん♪」
525RSDS ◆zx3mKfp8M. :04/08/10 01:47 ID:m3p2uz+6

抱きついてくる妹を押しのける。ヤバイ。一瞬自分の妹に欲情してしまった。
兄として、いや人としてダメだろ、こればっかりは。
自己嫌悪で悶えていると再び凛が抱きついてくる。
「こらっ、やめろと言うのがわからんのか!」
「えへへー、お兄ちゃーん♪」
「うっわ気色悪ッ!!」
何なんだ「お兄ちゃん」って!? 楚々とした可愛らしい性格の子ならともかく、こいつが言ったって恐いだけだっつーの!
引っ付いて来る妹から逃れようとして仕舞いには2人して床に落ちてしまう。
ドスン、とかなり大きな音がした。痛みは殆ど無かったのは幸いか。
「あーもう!少し落ち着けぇ!」
逃げるよりもこいつを無力化させた方が良さそうだ。
妹の猫撫で声やら体の感触やら何もかも無視して反撃に出る。
「やー!」
妹も反抗してくるが部活で鍛えた俺に適う筈も無く、丁度馬乗りのような体勢になる。
右手で妹を小突こうとした時、またしても部屋の扉が開いた。
「ちょっとアンタたち何やってん……ッ!!」
「「あ…」」
母だった。俺たちの格好を見て凍り付いている。
激しく揉み合ったせいか、お互いに服装がかなりヤな感じに乱れていた。
加えて、この体勢である。傍目から見たら俺がコイツを襲っているようにしか見えないだろう。
まじゅい。非っ常ーーに拙い。
「あ、ああ、あ、あなたーーー!!!」
そして気付いた時には母の姿は無く。父にこの惨劇を伝えに走り出していた。
「えへへー、誤解されちゃったねー♪」
何故かとっても嬉しそうな妹に抱きつかれながら、俺は明日からの人生にしこたま絶望するのであった。
                                                                    終
526名無しくん、、、好きです。。。:04/08/10 01:50 ID:m3p2uz+6
今までネタ文章やコピペ改変は色々やってきましたが、小説を書いてみたのはこれが初めてです。
ちゃんと書けたのかどうか分かりません…(汗
527RSDS ◆zx3mKfp8M. :04/08/10 01:51 ID:m3p2uz+6
あ、↑の発言は自分です。名前入れ忘れました。何度もスミマセン。
528名無しくん、、、好きです。。。:04/08/10 03:57 ID:5k4yEBG2
>>525
そんなところで終わるなYO
消化不良だ( ゚Д゚)ゴルァ!

続きキボンヌ!!!
529名無しくん、、、好きです。。。:04/08/10 05:48 ID:pBepvCAR
続き!続き!続き! キボンヌ!キボンヌ!キボンヌ!
530RSDS ◆zx3mKfp8M. :04/08/10 08:58 ID:m3p2uz+6
ま、まじっすか?
自分ではこれくらいでいいかなー、なんて思ってたんですけど…(汗
まあ、続き頑張ってみます。
531RSDS ◆zx3mKfp8M. :04/08/10 11:50 ID:m3p2uz+6
続きですが、ネタ2つ程考えました。↑の続きとキャラ同じで全くの別展開。どちらがいいでしょう?
高校受験が大変なのであまり時間が割けません(´・ω・`)
532遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/10 20:14 ID:bG0sSuWU
>>531
出来れば両方……。

>高校受験が大変なのであまり時間が割けません
頑張ってください。
ま、俺は大学受験なのに、こんなことしてるけどね、はっはっはっは!!!……はぁ……。
533名無しくん、、、好きです。。。:04/08/10 20:32 ID:m3p2uz+6
>>532
はぁ、何とか頑張ってみます&ドンマイ。
そういえば何ヶ月か前におっそろしく下品な妹物のネタ文章を何処かに投下した覚えがあります。
何故か住人にやたらウケて自演扱いされますた(ワラ
534RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/11 00:10 ID:UufFzcTa
トリップ生成文字列忘れた上にハンドル保存し忘れました。トリップ違ってても気にしないでください。
今回は萌え一切なしです。繋ぎの話も必要かな、と思ったので。あと、>>532は見なかったことにしていただけると嬉しいです(鬱


机を挟んだ目の前に親父のしかめっ面。頬が引き攣っている様に見えるのは幻覚か―――
親父の隣には母。人を見下したような嫌悪の視線の先に在るのは、俺の顔。普段の気さくな彼女は何処へ―――
俺の隣に凛。まさか本気にされるとは思っていなかったのだろう。柄にも無く緊張しているようだ。
言い換えれば、何時も飄々としているコイツがこうなるほど、家の親父は怒った時が恐いのだ。
普段は物分りのいい、話し易い人でもあるのだけれども。
ってゆーか何故自分がこの様な立場に立たされているのか。理不尽な扱いに怒りがこみ上げてくる。
「……おい」
「…何?」
無意味な思考に耽っていると唐突に親父に声をかけられた。何を聞かれるかは簡単に予想できるが。
「凛を押し倒してたんだってな?」
隣に居る諸悪の根源がビクッと反応する。何顔を赤らめてるんだ、アホ妹め。余計ややこしくなるだろうがっ!
「……絶対に信じて貰えないとは分かっているが敢えて言おう、誤解だ」
事実その通りなのだから他に言い様が無い。それに、両親の間違った認識をそのままにしておく気も無い。
「―――ッッ! 嘘仰い!私はこの目でしっかり見ましたからね!」
「お、お母さん…」
「アンタは黙ってなさい!」
案の定、全く信じてくれない母。そればかりか凛の言い分を耳に入れようともしない。つーか落ち着け、マイマザーよ。
535RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/11 00:13 ID:UufFzcTa
ぐあ、また間違えた…(汗 >>532じゃなくて>>533です。 遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ さん、すみません


「……どういうことだ?」
ややヒステリー気味にな母を一瞥して父が問いかけてくる。今程何時でも冷静なこの人に感謝の念を抱いた覚えは無い。
それを聞いた母がまた何か言おうとするが父に止められて、渋々押し黙る。
「凛のヤツがじゃれ付いてきたんだ。それで揉み合いになってああなった。落ち着かせようと思ったんだよ!」
凛もうんうん、と頷く。しかし我ながらものすごく嘘っぽい。もう少しそれっぽい言い訳考えろよ、俺。
「本当なんだな?嘘ついてないな?」
親父が確認するように問いかけてくる。
「本当だよ。俺が真剣な話をしている時は絶対に嘘つかないこと、知ってるだろ?」
「ああ、そうだったな。疑ったりして悪かった。」
よかった。何とか信じてもらえそうだ。隣で凛のヤツもほっと胸を撫で下ろしている。親父バンザイ!
「………………」
母はまだ不満そうな顔をしているが何も言えない。真面目な雰囲気の親父に逆らえる人間など、この家には居ないのだから。
「お前も早とちりするんじゃないぞ、全く。涼の奴が凛を襲ったなんて聞いた時は心臓が止まるかと思った」
強張った表情を元に戻し、笑いながら冗談めかして母を注意する親父。
「……悪かったわね、2人とも御免なさい」
まだ少し態度がぶっきらぼうな母。まぁ、俺でもそうなってしまうとは思うが。
「ん、お前らもう自分の部屋に帰っていいぞ」
親父の言葉に促されてそそくさと2階に帰っていく俺たち。今日だけで寿命が数ヶ月程縮んだ気がする。いやマジで。
536RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/11 00:27 ID:UufFzcTa
一応、1日1話って感じで連載していこうかな、と思っています。どこまで続くか分かりませんが。
生暖かく見守ってやって下さい。頑張ります(`・ω・´)
537名無しくん、、、好きです。。。:04/08/11 20:30 ID:rN6xjNbg
妹欲しいなぁ〜
ゼロインのあゆなタンみたい子がイイ
無駄にチョップされてぇ
538751 ◆FFV1SjUAV2 :04/08/12 20:31 ID:juDTmyNP
RSDSさん、お疲れさまです。今後も期待しています。
皆さん、いろいろと大変そうですね〜。かく言う僕も、次回作の構想に四苦八苦して
いる毎日ですが・・・できるだけ早めに仕上げたいと思っています。

539RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/12 23:44 ID:XXIeqtGm
どうも、昨日堂々と毎日連載発言したのにいきなり挫折しますた。
滅茶苦茶忙しかったです。今日。ソレはもうPCが1時間しかできないくらいに。
今、3話20lくらいできてます
540名無しくん、、、好きです。。。:04/08/13 03:13 ID:qsyekD6K
>>RSDS殿
いつもお疲れ様です
毎回楽しませてもらっとります
御自分のペースで、無理せず活動なさって下さい
このスレの住人なら、待つのはそれほど苦では無いハズなんで、気にしなくてよいかとw
541RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/13 23:43 ID:YUGGltcJ
今3話書いてます。何というか、元々連載するつもりの無かったやつなので構想が練れません。ダメダメです。
自分が呼んで面白いと思える物を書きたいな、と常々思っているのですが、やっぱり難しいです。ホントに。

誤魔化すようにネタ投下。


社会に出て一人暮らしを始めてから2年。唐突に妹が俺のマンションを訪ねてきた。酷く落ち込んでいる様子。
雨でびしょ濡れだったのでとりあえず風呂に放り込み、妹が体を温めている間に家に連絡を取る。
両親は妹から俺の所に来ることは聞いていたらしい。特に慌てた様子も無く、「今丁度夏休みだし、しばらく面倒を見てやれ」との御達しが。
家での理由は本人から聞けとのこと。言いたがらないようなら無理には聞くんじゃないぞ、と釘を刺される。
子供じゃあるまいし。そんな事くらい分かっている、と言い返して受話器を置いた。
妹が洗面所から出てくる。服装は俺のワイシャツ1枚と下着のみ。男の一人暮らしの部屋なのだから、女物の服がある訳無いので仕方ない。
やや大柄な体格の俺のYシャツは妹には大きすぎたらしい。袖のところが幾重にも折り返してある。
あまり妹の方に視線を向けないようにしながら何故家出したのか聞いてみる。
途端に妹の目に涙が浮かぶ。ぽろぽろ泣き出してしまった。本当に辛い事があったのだろう。
落ち着かせるように頭を撫でてやる。家にいた頃はこうしてよく妹をあやしていたものだ。
もう一度理由を聞くと、ようやく妹は理由――彼氏と大喧嘩してしまったこと――を話してくれた。
お互いの勘違いで、相当酷いことになってしまったらしい。

                                                                                     続く
542RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/14 00:31 ID:P3mfO8gp
まだ泣いている妹の涙を手で拭ってやる。
人並み以上に繊細なこいつは相当傷ついた事だろう。
惚、とした顔でこちらを見てくる妹に「辛かったな、しばらく此処に居ていいぞ」と言ってやる。
瞳に涙を浮かべたままぎこちなく笑顔を作り、それでも妹は嬉しそうに何度も頷いた。
空いている部屋に余った布団と毛布を敷き、妹を寝かしつける。
自室に戻って残った仕事を片付けて俺も布団に潜り込む。
さあ寝るぞ、という所で不意に部屋のドアがコンコン、とノックされた。どうしたのだろう?
ドアを開けてみるとそこには枕を抱えた妹が。
寝苦しかったのか、胸元のボタンが外されてはだけている。
どうした?と聞くと、案の定「そっちで一緒に寝てもいいかな?」とお願いされる。
此処で断ったらまたこいつが泣いてしまうだろう。
別に構わんぞ、と言ったら嬉しそうに身を寄せてきた。
暑くて寝苦しくなりそうだが、仕方が無いだろう。しかしこいつ一緒に寝るなんて5年振りだ。
恐い映画を一緒に見たときはよく泣きついてきたものだったが。
やや大きめの布団の中、少しの隙間を開けてお互いに向かい合う。妹はやや頬を赤らめている。
どうすればいいか分からず、しばらくぼーっとしていると、不意に妹に声をかけられた。
よく聞き取れなかったので「何だって?」と聞き返すと真っ赤になって俯いてしまう。
そして妹は俯いたまま、ぎゅっと抱きついてきた。俺の胸に顔を埋めたまま、また涙を零し始める。
辛い事や悲しい事があった時に抱きついてくる癖はまだ直っていなかったようだ。
小さい頃のように妹の背中に片腕を回し抱きしめ、片方の腕で腕枕をしながら髪を梳いてやる。
こうしてやると妹は直ぐに泣き止む。実際、今も俺の腕の中で大人しくしている。
ただ、昔と違い、今は胸の辺りに2つの柔らかい物体が当たって潰れている。
こみ上げてくるものを抑えながら、こいつも成長したもんだな、と感動を覚える。
抱いている妹の感触が心地よすぎて、寝苦しさを感じるまでもなく俺は眠りに落ちていた。
543RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/14 01:55 ID:P3mfO8gp
結局2週間程で妹は家に帰っていった。
それから半年経って母から聞いたが、例の彼氏とは別れてしまったらしい。
まぁ、あいつの事だから何もしなくても言い寄ってくる男なんて幾らでも居るだろう。
次の彼氏が碌な奴じゃなかったら今度は俺が殴ってやる。あいつが傷ついたのならまた慰めてやろう。
今は3月の下旬、あいつの卒業式くらい出てやればよかったな。そんな事を考えながら眠りについた。


気だるい土曜日の朝。閉じようとする瞼を無理矢理開いて起床する。
洗面所で顔を洗っていると、リビングの方からなんだかいい匂いがしてきた。
食欲がそそられる、とてもいい香り。
何だろう?と思ってリビングに行ってみるとそこにはキッチンに立ちお玉で味噌汁をかき回している妹の姿が。
俺の姿を見つけると、にっこりと微笑みながら挨拶してくる。
何でこいつが此処に居る?合鍵は渡したままだったけど、そもそも来る理由が無い。
思わず挨拶を返しながら「何で此処に来てるんだよ?」と聞く。
妹は、全然様になっていない悪戯っぽい笑みを浮かべながら、
「私、今日から此処に住む事になったの」なんてトンでも無い事を言ってくる。
544RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/14 01:56 ID:P3mfO8gp
急いで実家に電話して両親に説明を要求する。
笑いながら訳を説明してくる両親。どうやら俺一人だけ除け者にされてたらしい。
両親の話を纏めると、妹はこのマンションから車で15分程度の距離にある大学を受験し、見事合格したらしい。
流石に家からは遠すぎるし、
女の一人暮らしは危険、と言う事で無駄に部屋の余っているこのマンションに住まわせることで話が決まったらしい。
何で反対しなかったんだ、と問い詰める。
「あの子がどうしても、って言うからさぁ。本当に真剣でねぇ。お兄ちゃんの所に行きたいって聞かなかったのよ」と母親。
母親の言葉を聴いて驚いた。今俺の隣でもじもじしているこいつはそんなに積極的な奴だったろうか?
……まあいいか。こいつと一緒なら独りで淋しい思いをする事も無いし、3食まともな飯に在り付ける。
考えてみれば良い事ばかりじゃないか。
これからは楽しくなりそうだな。妹の頭を少し乱暴にくしゃくしゃと撫でながら俺は大きく背伸びした。
                                                                            終。

つーかアレですね。自分は小説の中に会話が入ると途端に執筆速度が遅くなります。
唯でさえ遅筆だと言うのに(これ書き上げるのに2時間半かかりますた)。
勢いと思いつきだけで書いているとこうなってしまうのは当たり前なんですが。
今度はしっかりプロット組んで、推敲を重ねたお話をかきたいなー。
545名無しくん、、、好きです。。。:04/08/14 23:34 ID:N217b5VE
GJ! なかなか斬新で良い感じですたよー
546名無しくん、、、好きです。。。:04/08/15 00:33 ID:8OnQ3mpp
547ルンルン ◆VtntmIs6Ac :04/08/15 08:44 ID:Mn5w1Rzd
義理の妹と海に行くまでのストーリーを書いた
自作の小説があるんですか投稿しようか迷ってます(汗


548ルンルン ◆VtntmIs6Ac :04/08/15 08:51 ID:Mn5w1Rzd
初SSで日本語変なところも沢山あるけど、とりあえず途中まで・・・


6月の終わり頃、いつも通り俺(高1)は
血の繋がってない義理の妹(中2)と夕食を食べていた。

「お兄ちゃ〜ん♪」
「ん?何だ?」
「もうすぐ夏休みだね♪」
「ああそうだな」
「お兄ちゃんは夏休み何か予定あるの?」
「いや特に何もないよ」
「だったら二人で海に行こうよ♪」
「別にいいけど・・・」
「じゃあ決まり♪」
妹は嬉しそうだった。
「じゃあ俺は飯食い終わったし風呂入って来るわ」
「いってらっしゃい♪」

549ルンルン ◆VtntmIs6Ac :04/08/15 08:53 ID:Mn5w1Rzd
数十分後、俺は風呂から出て、脱衣所で着替える。
(暑いからタオルだけ巻いてリビングで涼まるか・・・)
そしてタオルだけ巻いて俺はリビングのソファーに座っていた
妹の隣に腰がけた。
すると妹が俺を見てこう言った。
「お兄ちゃん、最近太ってきてない?」
「ああ最近運動してないからな・・・」
確かに俺は最近運動不足で自分でもお腹が出てきているのが
わかるくらい太ってきていた。
「体重計乗ってみてよ」
妹に言われた通り乗ってみると、体重75kg体脂肪率28%と
身長175cm程度の俺としては太り気味であった。
「・・・夏休みまでには何とかするよ・・・」
俺はそれだけ言い放つと部屋に戻った。

550ルンルン ◆VtntmIs6Ac :04/08/15 08:55 ID:Mn5w1Rzd
それから数日後、いつも通り学校から帰宅すると・・・
「おかえり♪」
妹が嬉しいそうに言った
「ただいま」
「着替えたらリビングまで来てくれる?」
「別にいいけど・・・」
俺はさっさと着替えてリビングに向かった。すると・・・
「じゃじゃ〜ん♪」
妹が嬉しいそうに段ボール箱の方を指差していた。
「何だよこれ?」
「トレーニングマシーンだよ♪」
「はぁ?どうしたんだよそれ?」
「お兄ちゃんの為にと思って通販で頼んだの♪」
「何で?」
「ほら今度海行くでしょ?それで」
「何で海行くなのにこんなの使うんだよ?」
「だって最近お兄ちゃん太ってきたから体を引き締めてほしいと思ったから…」
「面倒くさいし筋トレなんて嫌だよ」
「私もお兄ちゃんと一緒に筋トレするからいいでしょ?ね?」
「わかったよ…頑張ってやってみるよ」
「ありがとお兄ちゃん♪」
そして約1ヶ月の間、俺と妹は毎日1時間筋トレをして汗を流した。
551ルンルン ◆VtntmIs6Ac :04/08/15 08:57 ID:Mn5w1Rzd
そして、海に行く一週間前の夜
俺は風呂上がりに脱衣所の鏡で自分の身体を確認した。
この1ヶ月の成果で腕は筋肉がくっきり見え、
お腹の方は腹筋が6つに割れていた。
着替えてリビングに戻ると
「お兄ちゃん体重計に乗ってみてよ♪」
と妹が呟いた。
「ああ。なんかドキドキするな」
おそるおそる体重計に乗ってみると、
体重65kg体脂肪率10%とスポーツマン並になっていた。
「お兄ちゃん頑張ったね♪」
「ああこれもお前のおかげだよ。ありがと」
「えへへ♪海が楽しみだね」
「そうだな」
そして俺は一緒に毎日筋トレをした妹の体も気になった。
「お前も体重計に乗ってみろよ」
「女の子に失礼だよ!でも今日は特別だからね♪」
妹は笑った。そして妹が体重計に乗った。
すると体重45kg体脂肪率15%と身長160cm程の妹からすると
モデル並の数値であった。
「どう?お兄ちゃん?」
「モデルみたいだな。お前の水着姿が待ちどおしいよ。」
「もうお兄ちゃんったら♪」
552ルンルン ◆VtntmIs6Ac :04/08/15 08:59 ID:Mn5w1Rzd
まだつづきを書こうと思っていますが、とりあえず今はここまでです(汗
糞SSですいません・・・
553ルンルン ◆VtntmIs6Ac :04/08/15 09:31 ID:Mn5w1Rzd
そして一週間後、いよいよ待ちに待ったが海に行く日がやってきた。
「お兄ちゃん、起きてっ!起きてってば!」
「あと5分ムニャムニャ・・・」
「よーし♪」
「アハッ、ウワァアハハハアハハやめろって(汗)」
妹がくすぐってきて飛び起きた
「何だよ?こんな朝はや・・・」
「お兄ちゃん海に行くんでしょ!?」
「うわぁそうだった!急いで支度するよ」
「先に外で待ってるからね」
「わかったすぐ行く」
こうして俺と妹は海に向けて出発した。


554ルンルン ◆VtntmIs6Ac :04/08/15 16:43 ID:Mn5w1Rzd
ところでハートってどうやれば出るの?
教えてエロイ人
555名無しくん、、、好きです。。。:04/08/15 18:35 ID:8OnQ3mpp
「& h e a r t s ;」
改行消して入れて味噌
556名無しくん、、、好きです。。。:04/08/15 19:47 ID:iANcbsZ/
スマン ぶっちゃけイマイチ(他が良すぎなだけかもしれんが)
557名無しくん、、、好きです。。。:04/08/15 22:01 ID:8OnQ3mpp
Σ (゚Д゚;)
558遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/16 10:54 ID:US11/Vh0
(;´-`).。oo(だったら、真っ先に消えてなくなるべき存在だよな、俺は……)
559RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/16 11:20 ID:/8MW7AzZ
そんな訳があるはずn(ry
560名無しくん、、、好きです。。。:04/08/16 12:03 ID:jHlVIGzK
オレは、(このスレのSSが)大好きだーーーーー!!!
561RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/16 12:16 ID:/8MW7AzZ
秋生さんキター
562名無しくん、、、好きです。。。:04/08/17 11:50 ID:zQ1ON6CA
兄「あー…これはだな…」
妹「近づかないで!…お母さんに、言う…!」
兄「あ、いや、ま、ま、ま、待ってくれ!勘違いだ!
  お兄ちゃんはな、現象としての妹に萌えているだけで
  決してお前に対して邪念を抱いているわけじゃないんだ。
  アニメにおける妹というのはだな、その…ほら、記号なんだよ!分かるだろ?記号!
  つまりだな、妹キャラというのは優しいとか素直とか従順とか…そういう妹的?そうそう!妹的!
  妹、じゃなくて妹的、なものがお兄ちゃんは好きなんだよ。分かるだろ?な?な?な?な?」
妹「…本当…?」
兄「本当本当」
妹「…そうだよね、単に可愛いものが好きってだけだよね?」
兄「そうそうそう!」
妹「アハ、びっくりしちゃった〜!」
兄「お兄ちゃんもびっくりしちゃった〜、アハハハハ…」
妹「そういう漫画の妹って、別に本物の妹じゃないってことだよね?」
兄「そうそうそう!妹的な要素を持った女の子ってだけ」
妹「だよね〜!血が繋がっている妹に萌えるはずなんてないもんね〜!」
兄「…」
妹「…え…」
兄「いや…血が繋がっているかいないかは、妹萌えの重要な要素だろ!
  血が繋がっているからこそ燃え上がる恋ってのも、妹萌えの重要なラインなんだよ!
  好きになった相手が偶然妹だった…お兄ちゃんだった…そういう悲劇性!
  そこでこそ証明される真の愛というものは、昔から純文学の中でも好んで描かれてきていたがな、
  例えば…!」
妹「お母さんっ!お母さ〜〜〜んっ!!」
兄「…え?あ…あ!ま、待て!これはあくまでも一般論であって、決してお前に萌えているわけでは…」
妹「嫌ぁぁぁっ!お母さん、助けて!!お兄ちゃんが、お兄ちゃんが〜〜!!」
563RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/17 12:00 ID:HGxj4cXT
>>562
激しくワロタ&GJ!
564名無しくん、、、好きです。。。:04/08/17 15:00 ID:XfbVjDPC
コピペじゃねーか
565RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/17 21:39 ID:HGxj4cXT
Σ (゚Д゚;)
566遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/17 22:38 ID:T1iCk9sO
「ふぁ〜あ」
いつもの時間に目が覚めた。
何かとんでもないようなことが起こっていたような気がした。
その正体を、ぼんやりとした頭で考える。
(そうだ……唯奈と千奈……それに母さん)
三人の顔を思い浮かべているうちに、次第に頭がハッキリしてくる。
(夢だったのか……あのことは……)
ま、常識的に考えて、あんなことはまず無い。
妹二人とも俺になついてたし、俺自身も気持ち悪いぐらいの優男だった。
(我ながらとんでもない夢を見たもんだ……)
そう思いながら立ち上がり、
(妹が二人も出来て、しかも可愛くて……リアリティーが無さ過ぎるんだよ……)
そう思いながらドアを開け、
(結構、いい娘だと思ったんだけど……)
そう思いながら、階段を下りる。
でも……
夢で残念だった。
これからはこの家も少しは明るくなるような、そんな気がしていたのに……。
(まぁ、いい。あれが夢なら、いつの間にか忘れてるだろう)
そんな妙に不安定な心をどうにかしたくて、水でも飲もうと、俺は階段を降りて、キッチンに向かう。
「あれ?」
リビングが明るい……。電気を消し忘れたか……。
「全く……完全にボケてるな……俺は……」
一人呟いて、ノブに手をかける。
頭では否定しつつも、心のどこかでは、そのドアの先に妹が居て欲しかった。
「だから、妹なんて居るワケ無いんだってば……」
妹を求めている自分に気が付いた俺は、声に出して必死に自分を否定する。
現実を見る覚悟を決めた俺は、頭を掻きながら、リビングに入った。
567遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/17 22:39 ID:T1iCk9sO
すると……
「あっ、お兄ちゃん。おはよ〜」
「おはようございます……」
……あら?……コレはまだ夢?
何が何だか分からなくて、鼻血が出そうなくらい、後頭部を強く叩く。
「やっぱ痛いな……」
二人の少女が不思議そうに俺の顔を見つめている。
「あの……お兄ちゃん?自分の頭を叩いて、『やっぱ痛いな……』は無いと思うんだけど?」
セミロングの娘が、恐る恐るといった感じで、俺の顔を覗く。
「……そうか。そうだよな……」
「うん、そうだよ?どしたの?」
「キミは……唯奈?」
「うん。唯奈だよ?唯奈の名前、忘れちゃったの?」
「で、キミが千奈……?」
「はい……えっと……どうかしましたか?」
「いや、なんでもない。ちょっと全体的にボケてるみたいだ……」
「そうなの?休みなんだから、寝てればいいのに」
「そうだな……唯奈か千奈、コーヒー頼んでもいい?」
「うん。いーよ。千奈ちゃん、二人でやろ?」
「はい」
キッチンに向かう二人。
と言っても、ウチはLDKタイプなので、少し歩くだけなのだが。
そこから、千奈が俺に声をかける。
「あの……ホットにしますか?アイスにしますか?」
「濃くて、熱いヤツを……ブラックで」
「はい」
「あの……カップはどれを使えば?」
「紺色のヤツ。俺専用だから、覚えといて」
異様に適応している……恐るべし、俺。
568遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/17 22:40 ID:T1iCk9sO
それからしばらくして、二人がコーヒーを持って帰ってきた。
「はい。お待たせしました」
「ああ、ありがと」
温かいコーヒー。
口をつけると、さほど濃くはなく、普通のコーヒーだった。
しばらく真っ黒な水面を眺めていると、唯奈が俺に声をかける。
「そういえばさぁ、朝ごはんどうするの、お兄ちゃん?唯奈、おなか空いたよ〜」
「あ……忘れてたよ……どうしよう?」
「お兄ちゃん、料理は?」
「出来ないことも無いが……材料は多分無い……」
「う〜……それじゃ、買ってくるしかないね〜」
「そうだな……俺が買ってくるよ。何がいい?」
「う〜んとね〜……クリームパン!唯奈、クリームパン食べたいよ〜♪」
「了解、千奈は?」
「私は……何でもいいです」
「よし、分かった。ちょっと行ってくるけど、誰か来てもドア開けちゃダメだぞ?」
「うん!!」
「はい」
「いい返事だ。じゃあ、行って来ます」
俺が玄関に向かって早足で歩き出すと、唯奈が俺を呼び止めた。
「お兄ちゃん!!」
「どうした?」
俺にこっそり耳打ちする。
「あのさ……シュークリーム買ってきてくれないかな?」
「分かったけど……わざわざ、何でこんな風に言うんだ?」
「買ってくれば分かるよ。お願いね♪お・に・い・ちゃん♪」
「はいはい……」
この返事は、別に唯奈に甘えられたからではない。ここで拒否しても何にもならないと思ったからだ。
しかし……唯奈は何かを知っていて、俺は何も知らない。確かに、良い気分とは言えないが……
まだ、この子達とも付き合いも浅い、知らないことも多ければ、信頼も薄いのだ。
そう割り切って、俺はコンビニに向かった。
569遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/17 22:42 ID:T1iCk9sO
今日はここまで。まだ続きます。

ところで、全然知らなかったけど、
『沙耶の唄』というエロゲーに、沙耶っていう犬耳キャラが出てるらしい……。
偶然の一致とは言え、とんでもない名前を選んじまったなぁ……。

>RSDS様
相変わらずお上手で、肩身がマジで狭いです(w
これからも頑張ってください。

>ルンルン様
お疲れさまでした。
俺がこんなこと言えた身分じゃないですが、
出来は気にせず、他人をちょっとだけ気にしながら、気楽に、書くことを楽しんでやって下され。
570RSDS ◆iU13RtydUA :04/08/17 23:12 ID:HGxj4cXT
>遊星より愛をこめて様
GJ&(;´Д`)ハァハァ いや、いいですねぇ、双子!義理!悶々としながら読ませていただきましたー。
『沙耶の唄』っていうと確かニトロプラスってメーカーの作品ですよね?
コンシューマー化されたゲームは全部持ってます、自分。

つーか育英模試の勉強があるので小説書けません(´・ω・`) 
今までの書き込みも勉強休みの時間を使ってたりします。頑張れー、俺。orz
571遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/18 20:50 ID:meK1FndJ
「ただいま」
「あっ、お兄ちゃん。お帰り〜!!」
「ほらよ」
俺はコンビニの袋を唯奈に放り投げる。
唯奈はそれを受け止め、パンをテーブルの上に広げる。
そこには唯奈に頼まれたシュークリームもあった。
「わぁ〜!!シュークリームだ〜!!」
唯奈がわざとらしく声を上げる。
……どういうことだ?自分が買って来いって言ったのに……。
「よかったね。千奈ちゃん?」
「うん」
「お兄ちゃんにお礼言ったほうがいいよ?」
「そうだね……あの……ありがとう……あの……その……お、おにぃ……おにいちゃん」
千奈がシュークリームを胸に抱いて、初めて見せる笑顔で笑う。
「私……シュークリーム……好きなんです……」
「そうなんだ」
「はい!」
「良かった。さぁ、食べようか。腹減ったよ」
「あの……私、お茶淹れてきますね!」
そう言って、千奈がキッチンに向かうのを見届けると、俺は唯奈に向き直って話しかける。
「まったく……クサい芝居してくれるな……」
「へへへ♪でも、大成功だったでしょ?」
「何でこんなことしたんだよ?」
「二人に仲良くなって欲しかったんだ♪特に千奈ちゃんは、恥ずかしがってるみたいだったからね」
「余計なお世話だ」
「そう?でも千奈ちゃんは……」
「何?」
「何でもない♪」
「全く……ま、唯奈にゃ、一応礼を言っとくよ」
「素直じゃないなぁ〜。でも、お礼は良いよ。クリームパンのお返しだよ♪」
そう言って、嬉しそうに唯奈がクリームパンの袋を開ける。
572遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/18 20:51 ID:meK1FndJ
「千奈ちゃん、早く来ないかなぁ〜♪」
「おっ。来たみたいだな」
偶然、千奈がお盆を持って、リビングに入ってくる。
「おまたせしました。あの……アイスティーでよかったですか?」
入ってきた千奈は、さっきまでとは、いろいろな部分が微妙に違っていた。
心を開いてくれたってコトだろうか……。
そんなことを考えていると、唯奈に、こっそり、脇腹を小突かれる。
唯奈の言いたいことは分かっている。
「ああ、ありがと。悪いな」
「いえ、私にもコレぐらいはさせてください」
「そうか?じゃあ、お言葉に甘えて」
千奈からグラスを受け取り、適当にパンを取る。
「あ〜!!そのパン、唯奈が食べようと思ってたのにぃ〜!!」
「知るか。早い者勝ちだ」
「う〜……じゃあ、一口ちょうだい!」
「しょうがねぇなぁ……」
手を出して、パンを差し出す。
「あ〜ん♪ムグムグ……」
体を乗り出して、パンを頬張る唯奈。
「うぉぅ!?」
「ん?どうしたの?」
「え……だって……普通、手で取って……それで、自分で……」
「まぁまぁ、いいじゃない。これなら手も汚れないし」
最初は驚いたが、まぁ言われてみれば。という感じ。
「しかし、朝飯食うのにも賑やかだねぇ……」
「そう?」
「前までは、朝飯だけじゃなくてほとんどの食事は一人で食ってたしな。
 それに比べて、人数も多いし、華もあるし……格段に賑やかだよ」
「そうなんだ……」
「今まではそれが普通だと思ってたんだけどな……」
573遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/18 20:53 ID:meK1FndJ
「じゃあさ……これからは、みんなで食べるのを普通にしようよ!!」
「えっ?」
「ね、いいよね?千奈ちゃん?」
「もちろんですよ!ご飯はみんなで食べたほうが美味しいです」
「唯奈……。千奈……」
「へへへ♪だって、私たち、もう兄妹だもんね?」
「そうですね。兄妹は仲が良い方がいいですから」
「ありがとな……」
「気にしないで。唯奈、お兄ちゃんのこと気に入ったみたいだから♪」
「えっと……私……も……」

……突然始まった兄妹の生活。まだまだ、彼女たちのことを何も知らないし、不安も多い。
でも、これからの妹たちとの生活、決して悪い物ではないと思う。

────────────────────
夏の終わりを憂い、四組目の兄妹はとりあえず一段落。
まだこの兄妹には、夏祭りの話と、夏休みの宿題のお話の予定が……。短いなぁ、夏って……。
574名無しくん、、、好きです。。。:04/08/18 21:23 ID:dcGO7X95
GJ!!! 続きが楽しみであります!!
575751 ◆FFV1SjUAV2 :04/08/19 19:43 ID:GYfXBs/G
皆さん、お疲れさまです。
二人の妹か・・・こういう展開は初めてなので、楽しみにしてます。

それにしても、皆さん次々と新作を発表しているのに、僕だけ何も書いていない
というのは、ちょっと心苦しいですね。
とりあえず、何とか時間を作って、できるだけやってみます。
576名無しくん、、、好きです。。。:04/08/21 16:45 ID:VTKiiiUf
一休さんが寝室を覗いてみると、和尚さんが一人でこっそりナニかをしていました。
一休「和尚さん何しているのですか?そのベトベトしたのは何ですか?」
和尚「うっ、一休!? こ、これはじゃな…その…そう!毒じゃ!
   子どもがなめると死んでしまう毒なんじゃ」
一休(あれは水飴に違いない。和尚さんは僕たちに内緒で独り占めするつもりだったんだ
   ・・・よーし)
 一休さんは一計を案じ、夜中にこっそりナニをなめてしまいました。
和尚「い、一休…!何をしておるのじゃ!?」
一休「…ぅ…おしょうさまぁ…。ボクにも……水飴を……」
和尚「いっきゅ―――ゥ!! いっきゅ―――ゥ!!」
577名無しくん、、、好きです。。。:04/08/23 13:11 ID:8t44r0+W
実は萌えっ娘なつるぺた一休タン?
578名無しくん、、、好きです。。。:04/08/23 13:16 ID:ylF5bQX9
萌えッ娘一休たんには漏れのミルクをあげよう。
579名無しくん、、、好きです。。。:04/08/23 14:42 ID:v/TGxznX
性格はそのままだが、
髪はおかっぱ
顔は西村理香





そんな一休。
580名無しくん、、、好きです。。。:04/08/24 10:09 ID:6nO1h3n2
               /|:::::::::::::::::::::ヽ.:.:.:.:、:.:.:.:、:.:.:.、.:.、.:.:.:.:.:.::`゛>
           /{::|:\:::::::\.:.:.:\.:.:.ヽ::.::.ヽ:.:.ヽ::::::::::.:.`゛ー- ..,__
: 何 :    /:|::',:ト、::::::ヽ、:.\:.:.:.\:.:.ヽ:.:.:\.:.:.:.:.:::.:.:.:.:::.::::_;:-'´   : : :
: が :   //:/:::|::',|::'、:::::::::\:.:\.:.:.ヽ:.:.:\:.:..\::::::::::::\、::::\    : : :
: 何 :  /!::|::l::::/|:::l:ヽ:\::ヽ:.:\:.:\.:::ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:\::::::::::::\ ̄   : : :
: だ :   |/l::|::|::|:ト、:::::::::、、:ヽ、:.:.:.:::::::::::::::ヽ::::.:ヽ:.:.:.:.\:.:.:.ヽ:::\.   : : :
: か :   |::|::/l::|::|r‐ヽ:::::ヽ(ヽー,―\::::::、::::::::::ヽ::.:.::::::.:::::::ヾ. ̄   : : :
:    :   }//l::|:::|{(:::)ヾ、:::ヽ \!(:::) ヽ,:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、   : : :
: わ :.  |/l::|::|:::|ヽ==''" \:ヽ、ヽ=='" |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::\
  か     / ',|::|:::|   /   `゛       |!::::::::::::::::::::::::::::ト、::ト、_` ゛`
  ら      l::!::::ト、  '、 _         ||::::::::::::::::::::::::ト:ヽヾ| | ̄ ̄ ̄`ヽ、
  な     r'"´||',::::',                 |:::::/l:::::|\:::ト、ヾ | |     / / \
  い   /   ll ',::', 、 ーこニ=-       /!::/ ヽ:::|  ヾ、  ノ ノ  /  ,イ   ヽ、
       ,'    |  '、:, \ --       ,. '´ |;'  l ヾ、.   //     / |    l: l
      |   |!  ヽ;  ヽ       /.:    i!  /   ゛// |l      / |      | |
581名無しくん、、、好きです。。。:04/08/27 05:15 ID:/r12HBqo
結婚式当日、花嫁衣装を着た妹が控え室にて
妹「お兄ちゃん、私ホントは…ホントはお兄ちゃんのお嫁さんになりたかった…」
582名無しくん、、、好きです。。。:04/08/27 11:00 ID:isigKkCq
俺教師やってるんだけど、この前授業中に雑談で
「変な人にいたずらされたりしないよう気をつけろよ」 って話をしたんだ。
女子の子が「いたずらってえっちなことでしょ?」と聞かれたので、「そうだ」と答えた。
「えっちっておっぱいもんだりするんでしょ」
「子供のおっぱいなんて揉むところないじゃん。つまんないじゃん」
と言ってきた男の子に対して、
女子たちが「つまらないなんて失礼!」と怒り出して、教室が騒然となった。
騒ぐと隣の教室の担任から怒られるんで、そこですかさず
「いや、先生はつまらなくないと思うよ」と答えたんだ。

そしたら、漏れ次の日校長室に呼ばれたYO。
583名無しくん、、、好きです。。。:04/08/27 22:28 ID:IpGMlyDT
もういいかな?貼ってもいいかな?

家の外が騒がしい。
いつもは静か過ぎるくらいの町だが、今日に限っては賑やかだ。
そう、夏祭りだ。
その最後に行われる花火大会は、町を流れる大きな川を利用したモノで、かなりの人が来る。
「おい!唯奈、千奈。まだか?」
唯奈の部屋の扉の背にもたれかかって、ドア越しに、中で着替えをしてる二人の妹に言う。
「ちょっと待ってよ〜!!」
と、唯奈の返事。
「すいませ〜ん!!」
と、千奈の返事。
返事一つにしても、同じ遺伝子でここまで違う物なのかと感心してしまう。
「急げ」
「だから急いでるってば〜!!」
「ゴメンなさ〜い!!」
「なんでそんなに着替えに時間がかかるんだよ」
「もうちょっとだってば〜!!……よし、出来た〜!!」
「ありがと、唯奈ちゃん」
「あれ……千奈ちゃん。早くドア開けてよ」
「ねぇ、唯奈ちゃん……本当にコレでいくの?」
「うん」
「でも……恥ずかしいよ……」
「何言ってるのよ?さぁ、行くよ!!」
「あっ……唯奈ちゃん!!ちょっと待って!!」
「待てないよ〜♪」
そんな声が聞こえたので、俺はドアから背を離し、体の向きを変える。
「まったく……どれだけ待たせたと思っ……」
会話が途切れる。
584名無しくん、、、好きです。。。:04/08/27 22:30 ID:IpGMlyDT
「えへへ……着ちゃった」
「……」
視線の先には、浴衣を着た二人の妹が……。
オレンジの浴衣を着た唯奈と淡い青色の浴衣を着た千奈。
唯奈はちょっと照れて頬を赤く染めながら。千奈はかなり照れて顔を真っ赤にして俯きながら立っている。
「どうかな……?」
「……」
どうかな?って……。
俺は二人の妹をジッと見る。
「あの……お兄さん……あんまり……見ないで……」
千奈がやっとのことで、言葉を発する。
「あぁ……悪い……。でも……似合ってるよ。千奈……」
俺の一言で、千奈の羞恥心が沸点に達したようだ。
「お願いですから……見ないで……」
千奈は気の毒なぐらい顔を真っ赤にして、唯奈の陰に隠れている。
「隠すなよ……。すげぇ、似合ってるからさ……ホントに……」
口説いているだけに聞こえるかもしれないが、千奈は本当に浴衣が似合っている。
スラッと長い髪と、か細い身体、淡色の浴衣……なるほど……コレが浴衣美人ってヤツですか……。
俺は千奈の肩を掴んで、唯奈と分離させる。
「ダメですよぉ……ホントに……」
「恥ずかしがるなって……綺麗だよ、千奈……」
「お兄さん……」
「うん。恥ずかしがらなくても、十分可愛いから。ほら、笑って」
「ありがとう……へへへ」
千奈がほんのちょっぴりはにかみながら笑ってみせる。
うーん、我が妹ながら本気で惚れてしまいそうだ……。……って、何を考えてるんだ、俺は……。
585名無しくん、、、好きです。。。:04/08/27 22:31 ID:IpGMlyDT
「わわわわわわわわわわわわわ!!!!!!!!!!!ストップストップ!!!」
唯奈が慌てた様子で、俺たちの中に割って入る。
何だよ……今度は唯奈をからかってやろうと思ってたのに……。
「おぉっ、唯奈……いつの間に?」
「『いつの間に?』じゃな〜〜〜〜い!!さっきからずっとココにいたよぉ〜だ!!!」
「悪いな。気付かなかった……」
「しかも、唯奈を無視して、何かいい雰囲気になっちゃってるしぃ……」
「そりゃ……こんな美人さんを目の前にして……なぁ?唯奈だってそう思うだろ?」
「確かに、千奈ちゃんはすっごくすっごく似合ってると思うけど……」
「だろ……?」
「でも……グスン……お兄ちゃん……ずっと千奈ちゃんばっかり見て……ヒドいよ……
 唯奈だって……唯奈だって……お兄ちゃんのために……ひっく……浴衣着たのに……うぅっ……うわぁぁぁん!!」
「冗談だって!!唯奈は十分可愛いって!!」
「そんなついでで言われたって嬉しくないもん!!うわぁぁぁぁん!!!!」
「だから、嘘だって!!唯奈は可愛いから!!」
「ウソだぁぁ!!もういいよぉ!!わぁぁぁぁぁぁん!!!」
「なぁ……唯奈。確かにお前は、千奈と比べりゃ似合ってないけど……ソレが可愛くないことにはならないと思うぞ」
「ぐすっ……ひっく……ひっく……ホント……?」
「だって、俺のためにわざわざ浴衣まで着てくれたんだろ?可愛いと思うよ、そういうの」
「私が……?」
「うん。あと、唯奈の良さは、普段とのギャップだな。
 唯奈はあんまり浴衣ってイメージじゃないからさ、でもかえって、それがいいと思うんだ」
ちょっと優しい口調で、唯奈に諭す。
自分で言ってても少し白々しい気がするが、嘘は言ってない。ただ自分でも驚くほど素直になってるだけだ。
586名無しくん、、、好きです。。。:04/08/27 22:32 ID:IpGMlyDT
「お兄ちゃん……」
「ゴメン……。別に唯奈を除け者にするつもりはなかった……」
「ううん……いいよ……えへへ……」
と、泣き笑いの唯奈。その光景に、ちょっと安心する俺。
「さて。おっと……待たせて悪かったな、千奈」
「いいえ。丸く収まってよかったです」
「そうだな……。さぁ、唯奈、千奈、行こうか?」
「うん♪」
「はい」
二人の妹の背を押しながら、相変わらず賑やかな町に向かう。
まだ、お祭りは始まったばかりだ。

────────────────────────────
終わりですよ。続かないですよ。
準備だけで中身なし、微妙に季節外れ、駆け足展開、ベタな展開……など、今回は俺の特に悪いトコが全開。
でも、この三人、書いてて楽しいから筆が進む進む……。

ところで、このスレ……いつの間にコピペばっかりに……?
587遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/08/27 22:33 ID:IpGMlyDT
久々にやっちまった……。
>>583-586は俺です。ゴメンなさい
588コーヂ:04/08/31 23:32 ID:fXGbXl2z
続きが楽しみです!!
589名無しくん、、、好きです。。。:04/09/03 21:57 ID:QjZuYm6b
バーナード・ワイズマン伍長がくれた初めてのモビルスーツ。
それはザクで、私は10才でした。
その姿は強くてカッコよくて、こんな素晴らしいモビルスーツをもらえる私は、
また給食は合成タンパクのハンバーグかよと感じました。
今では、私がアルフレッド伍長。給食で残すのはもちろん合成タンパク。
なぜなら、



彼もまた、ミンチよりひでぇ存在だからです。
590名無しくん、、、好きです。。。:04/09/06 06:32 ID:7kFuQWb+
「お兄ちゃん、地震怖いよー」って泣きついて来る妹キボンヌ
591名無しくん、、、好きです。。。:04/09/11 12:05:30 ID:OXN/M8Dp
      __,,,,_
    /´      ̄`ヽ,
   / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
   i  /´       リ} いよいよですね
   |   〉.   -‐   '''ー {!                /\___/ヽ
   |   |   ‐ー  くー |              /''''''   '''''':::::::\
   ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 ゚'} +      ええ   + | ,,-‐‐   ‐‐-、  .:::| +
   ヽ_」     ト‐=‐ァ' !   +             |  ,,ノ(、_, )ヽ、,,  .::::|     +
    ゝ i、   ` `二´' 丿 +          +   |  `トェェェイ '  .::::::::|
      r|、` '' ー--‐f´                  \ `ニニ´   .:::::/
      / `- 、  /|ヽ  | ̄ ̄ ̄|,;            | ̄ ̄ ̄|, ‐´ヽ
    /  \  介 ノ \ ||'゚。 "o ||ー、          ,..‐||'゚。 "o || /  \
   / ヽ、  \| |/    || o゚。 ゚||ニ、l       lニ|| o゚。 ゚||    / ヽ、
   /   ヽ       ヽ ||。_0_o_||ー_ノ\    /ヽ‐||。_0_o_||   /   ヽ
  l     ヽ        |___|`-'_ノ     ヽ_'-´|___|  /     l

592名無しくん、、、好きです。。。:04/09/12 04:50:41 ID:KDW3KtdK
誰でもイイから何かお話書いてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇー!!!
593名無しくん、、、好きです。。。:04/09/12 22:58:52 ID:pAi6rfBK
ぼくのいもうとはえっちだからぼくにぼくのおちんちんがうわーいってしてくれるんだいいだろおおおおお
594名無しくん、、、好きです。。。:04/09/13 22:57:18 ID:MsJLxLfj
新人です。よろしくお願いします。
日曜夕方、サッカーから帰ってきた俺は居間でのんびりと休憩していた。
相変わらず、笑点のピンクはどこが面白いのか分からない。
玄関のチャイムが鳴り、朝方早く出て行った妹が両手に紙袋を抱えて帰ってきた。
「携帯に電話入れれば車で迎えに行ったのに」
「にぃーがサッカーで疲れていると思ったから電話しなかったんだもん」
と電話すればよかったと後悔のため息。
妹が買ってきたプリンを頂戴し、床に座ってテレビを見ていると妹がうたた寝をはじめた。
「眠たいんなら部屋行った方がいいぞ」
「ううん、ちょっと歩き回って疲れただけ」
答えになっていない。しばらくすると、妹の肩が僕の背中に少し寄りかかる感触がした。
五分も経たないうちに妹は完全に夢の世界へ出かけたようだった。
サッカーで疲れたのにさらに、この状況、妹を起こさせまいとおれはその姿勢をずっと続け、
せっかくのプリンの味もわからないほどだった。
「母さんたちまだ、帰ってこないから部屋で一眠りしたら。明日は朝連なんだろ」
「うん、そうする」
口ではそう答えるも妹は微動たりもせず、俺に寄りかかっている。
「しゃーねぇーな。ほら肩につかまれ」
妹は素直に俺の首に腕をまわし、俺はベッドへ妹を運んだ。
居間に一人残された俺は、妹と一緒に食べたプリン後片付けをしようとカラを持った。
なんとなく俺は妹の食べたプリンの後をペロンチョと舌でなめた。
595名無しくん、、、好きです。。。:04/09/15 20:33:31 ID:eAmDBcho
GJ。
次回を楽しみにしております
596コーヂ:04/09/16 06:47:03 ID:+4jZL5mn
つまんねぇよ!最後なんだよペロンチョってよぉ!!死ね!もぅ二度とかくな!!
597名無しくん、、、好きです。。。:04/09/16 06:57:29 ID:tkv+kkqX
張飛のようなゴツイ声で『兄じゃ〜』
598名無しくん、、、好きです。。。:04/09/16 19:55:12 ID:LSpqRMdD
言うなとは言わないけど、そんなこと言ったらSS書く人、誰もいなくなるよ
599コーヂ:04/09/16 23:11:49 ID:+4jZL5mn
確かに何も書いてない自分がこんなコト言うモンじゃないですな!スイマセンm(_ _)mというコトで誰か書いてくだされぇ!(笑)純粋なのを☆
600名無しくん、、、好きです。。。:04/09/17 00:17:50 ID:AxOvGZ1/
お兄ちゃんを世界で一番愛してるよ♪本気なんだから♪だから一緒に寝よ。
601名無しくん、、、好きです。。。:04/09/17 19:25:32 ID:IVQT2B/g
「○○……好き?」
「ああッ好き!!好きいっ!!好きなのおッ!!」
「後ろからされるのが?」
「ああッちがう、ちがうもんッッ!!」
「じゃあ……俺が?」
「ち、ちがうもんッ……うぬぼれないでッ……ああああッ!!」
「……じゃあ……ち○ちんが?」
「ば、ばかあっ!!はぁ、ち、ちがうわよっ!!」
「じゃ、じゃあ何が好きなんだ」
「知らないッ、知らないわッ……ああ、お、奥にあたるッ……!!」
「……好き?」
「ああ、好き、好きッ、すきぃっ!!だいすきっ!!」
602名無しくん、、、好きです。。。:04/09/23 21:43:16 ID:HJbqWdeI
人減ったな……保守
603名無しくん、、、好きです。。。:04/09/29 19:31:23 ID:r23SZJdt
真っ昼間からエロ本でこいてたら、親父が突然部屋に入って来て、「夜やれ」って言われて殴られた。
604遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/01 22:05:22 ID:9R41w5IQ
恐らく誰も見てはいないだろうが、一応言っておく。

もう二度とこのスレには書き込まないつもりだったが、
長い間世話になったこのスレを中途半端なまま終わらせたくないので、
出来るだけ完走に近づくように、しばらくの間、以前書いた作品を貼っていくことにする。
内容は、>332から始まるシリーズだったり、>482から始まるのだったり、>512からのだったり。

これについての文句を受け付けるつもりはないが、誰か新しくSSを書いてくれる人がいるならば、俺は潔く去ろう。
そして、是非ともその人の好意を大切にしてあげて欲しい。

色々我侭を言って申し訳ないが、これも妹と、このスレと、SSを愛しているためと承知してもらいたい。
605遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/02 22:16:58 ID:2WCjXZJ7
「わわっ!!わわわわわっ!!!!!!」
隣の部屋から、沙耶の大絶叫が聞こえる。
「何だ?」
俺は読んでいた雑誌を閉じ、沙耶の声に耳を傾ける。
「わわっ!!来ないでよぅ……サヤ、食べても美味しくないからぁ……!!」
食べる……?世界征服を狙う悪の怪人でも出たのか?
そんな能天気なことを考えながら、次の声を待ってみる。
「わわわわっ!!やだぁ……おにぃちゃん……助けてぇ……お願いだよぅ……」
沙耶の泣きそうな声が聞こえる。
やっぱ行った方がいいですかね?
俺は敢えてゆっくり沙耶の部屋に向かう。
「わーん!!!おにぃちゃんが……おにぃちゃんが来てくれないよぅ!!サヤ、死んじゃうよぉ!!」
沙耶が本格的に泣き出す。
中で……何が……?ま、別に気にもならんけど。
そろそろ、入ってやるか……。
「どうした?沙耶?」
「ふわぁ!!おにぃちゃん、助けてよぉ!!」
沙耶が壁に背をピタリとくっつけたまま、俺に懇願する。
その小さなツインテールがフルフルと震えていた。
「どうした?」
606遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/02 22:18:13 ID:2WCjXZJ7
「クモ!!クモぉ!!」
「蜘蛛?」
確かに、沙耶の数十センチ先には、比較的大きな蜘蛛が。
「怖いよぉ!!何とかしてよぉ!!」
何とか。って言ってもなぁ……。
いまいちやる気出ないなぁ……。
「はわわわ!!もう!!来ないでよぅ……!!止めてよぅ!!」
必死に蜘蛛に拝んでいる妹。
面白いから、ほっといてもいいかな……。
「なぁ、面白いから、このまま見ててもいい?」
「やぁ!!助けてよぅ!!」
沙耶は蜘蛛から目を離さず、俺に頼み込む。
「いや、でもさ。結構可愛いよ、今の沙耶の顔」
「はわわわわわ!!嬉しくないよぅ!!」
「そう?……写真撮ってもいいかな?」
「ダメだよぅ!!サヤ、その前に食べられちゃうよぅ!!」
「そっか、残念だな……」
「わわわ!!そんなこと言ってないで、助けてよぅ!!おにぃちゃん、今日はイジワルだよぅ!!」
「そうか?いつもこんなもんだろ?」
「違うよぅ!!いつものおにぃちゃんは、もっと優しくてカッコいいよぉ!!」
「じゃあ、いいや。今日は優しくないから沙耶なんか助けない。バイバイ」
「ふわっ!?そんなのやだよぉ!!助けてよぉ!!」
607遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/02 22:19:21 ID:2WCjXZJ7
もうそろそろいいか……。
「分かった分かった。で……俺は何をすればいいんだ?」
「クモを追い出してよぅ!!」
「蜘蛛?蜘蛛なんて何処にいる?」
「ふわっ?」
沙耶が辺りを見回すが、蜘蛛は見つからず。
まぁ、あんだけ叫べば蜘蛛だって普通逃げるわな……。
「ま、めでたしめでたし、か……。じゃあ、俺は戻るな」
「待ってよぅ……おにぃちゃん……」
自分の部屋に戻ろうとした俺の手を、沙耶がギュッと掴む。
「まだ何か?」
「まだクモがこの部屋にいるかもしれないから……サヤと一緒に寝ようよ……」
そんなこと、別に気にすることじゃないと思うんだけど……
まぁ、結構、意地悪したし、それぐらいならいいか。
「いいよ。もう寝る?」
「ううん。まだお風呂入ってないから」
「じゃあ、すぐに行って来な。部屋で待ってるから」
「うん」
風呂に蜘蛛が出るとは考えないんだな……ま、そのほうがコッチとしても楽だけど。

【続く】
608名無しくん、、、好きです。。。:04/10/04 10:27:27 ID:EazgAtgT
萌えるにゃぁ〜。
609遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/06 22:33:08 ID:rxyuvaMZ
「おにぃちゃん、入るよ?」
「ああ、どうぞ」
ドアを開けて入ってきたのは、髪の長い少女。
そっか、風呂に入ったから、髪を下ろしてるんだな……。
そして……
「まだ俺のシャツをパジャマにしてたのか……」
「うん」
「止めろって言わなかったか?」
「でもでも。サヤ、これじゃないと眠れないんだよー」
「何でだよ!?」
「だって、これ着てると、おにぃちゃんが隣にいるみたいなんだよ」
そういえば、俺の匂いがする。って言ってたっけ……。
しかし、俺が隣に居ても暑苦しいだけだと思うのだが……。
「はぁ……じゃあ、俺と一緒に寝ないと眠れないみたいじゃないか……」
「眠れないんだよー!!」
「はぁ……」
妹の言葉を聞いて、また、ため息が一つ。
どうしてこんな娘になっちゃったんだか……。
「さぁ、寝ようか……。兄ちゃん、急に疲れたよ……」
610遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/06 22:35:24 ID:rxyuvaMZ
「うん。……あっ!!どぎー、忘れた!!」
「どぎーって……あの犬のぬいぐるみ?」
「うん……。どぎー、クモに食べられてないかなぁ……」
「しょうがないな……俺が取ってきてやるよ」
「……いい」
「は?」
「サヤが取りに行く!!」
そう行って、本当に自分の部屋に向かってしまった沙耶。
途方にくれながら待っていると、ドタドタと大きな音を立てて沙耶が戻ってくる。
「はぁー!!怖かった!!」
「お帰り」
「ただいま!!あのね、あのね!!どぎー、大丈夫だったよ!!」
手をいっぱいに伸ばして、俺にぬいぐるみを見せる沙耶。
「良かったな」
「うん!!良かったね〜?どぎー?」
「そういえば……ずっと持ってるな?そのぬいぐるみ……」
「うん、サヤの友達なんだぁー」
「友達?」
「うん」
611遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/06 22:37:27 ID:rxyuvaMZ
一瞬、何を言ってるのかと思ったが……そうだ。これが沙耶なんだ。
忘れかけていた……これが俺の守りたい沙耶……。
「そっか。これからも、沙耶をよろしくな。どぎー」
「どぎーも、よろしく。だって♪」
「はは」
「えへへ♪」
「さ、寝ようか?」
「うん」
俺は沙耶をベッドに寝かせ、電気を消し、沙耶の隣に潜り込む。
「お休み、沙耶」
「おやすみ、おにぃちゃん……」
そう囁いた沙耶の声は段々小さくなり、いつしか小さな小さな寝息に変わっていた。
「寝つき早いなぁ……」
俺はそう呟きながら、そっと沙耶を抱き寄せ、腕枕をする形になる。
「お休み、沙耶」
俺は優しく沙耶の髪を撫でながら、静かに目を閉じた……。


……朝。
「うおぅ!?」
「んにゃ?おにぃちゃん、どうしたのー?」
「て、手が……しびれた……」
予想以上に沙耶の寝相がよくて、朝までずっと腕枕だったからなぁ……。
「手?」
沙耶が俺の手を上で、頭の向きを変える。
「うぐぉぉぉぉ!!」
「わわわ!!おにぃちゃん、大丈夫!?」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
……妹を可愛がるのも、体張ってます。

【終わり】
612名無しくん、、、好きです。。。:04/10/06 23:46:07 ID:Zl3FdHql
「お兄ちゃん」といっても色々シチュエーションがあるしな。

例えば元横綱みたいにババァ連中から「お兄ちゃ〜ん」と
黄色い声援もらったり、年頃の妹がいてもジャイ子みたいのじゃ
全然萌えねぇ、つーか逆に萎えちまうよ。

613名無しくん、、、好きです。。。:04/10/07 00:43:28 ID:rt530eQM
>>612
それ怖いよ・・・
614名無しくん、、、好きです。。。:04/10/07 20:18:19 ID:nvTMHKxT
前に手のひら大の蜘蛛が出てきたときはさすがにひっくり返りそうになった。
でも田舎で一番恐いのはムカデだったりする。首筋かまれたし…
615名無しくん、、、好きです。。。:04/10/07 22:48:00 ID:m/z2yesU
妹「きのこのこのこげんきのこぉ〜」
俺「……(テレビ見てる)」
妹「きのこのこのこげんきのこ……兄ちゃん」
俺「んー」
妹「きのこのこのこげんきのこ」
俺「エリンギマイタケブナシメジ」
妹「おー。えりんぎまいたけぶなしめじぃ〜」

18にもなって。元気なのはお前さんだ。
しかしおかんもそうだが、やっぱり女は料理してる最中に鼻歌を歌うもんなのか?
全裸で。
616遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/11 22:05:35 ID:VIrnWV9H
偉そうな事言って、結局二回しか貼ってない……頑張らねば……。
と言う事で、今回は>332の兄妹のお話。
……何から何まで使いまわしで申し訳ない。

朝だ。
俺は妹の未来が作ってれた朝食……と言っても今日はトーストオンリーだが、それを食べ、
食後のインスタントコーヒーでまったりしていた。
「兄さん……」
そんな中、黙って俺を眺めていた未来が声をかける。
「ん?どした?」
「ゴメンなさい。ちょっと今日お弁当作れなくて……だから、今日のお昼、好きな物を買って食べてください……」
俺の弁当は、毎朝未来が作ってくれる。
自分も学校に行かなければならないと言うのに……感謝の極みだな。
「マジで!?」
まぁ、残念ではあるが、毎朝弁当を作ってもらうのも心苦しい。たまにはいいだろうと思っていた。
「本当にすいません……」
「いや、そこまで責任感じなくてもいいけどさ」
よく見ると、未来ちゃんの顔色が悪いので、理由を聞こうとも思ったが……
ま、女の子には男には分からない苦しみがあると言うし、口には出さないことにした。
「でも、未来。顔色悪いぞ?調子悪いのか?」
「いえ……大丈夫ですよ」
力なく微笑む未来。……いかんな。一瞬、こういう未来も可愛いと思ってしまった。
617遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/11 22:07:03 ID:VIrnWV9H
「無理するなよ。学校休むか?」
「大丈夫ですって……」
「そうか……でも、何かあったら、俺に連絡するんだぞ?」
俺がそういうと、クスクス笑い出す未来。
「何だよ?」
「何だか、いつもの兄さんと違うなぁって。ふふっ……」
「何処が?」
「いつもより頼もしいですよ?」
「あのさ……未来ちゃん、喜んでもいいのかな……?」
「いいんじゃないですか?」
「ここまで言えれば大丈夫だろ。さぁ、行くか」
「あっ。待ってくださいよぉ!!」
今日が、いつもの朝過ぎて、これから起こることなんて、俺は考えもしなった。

【かなり続く】
618名無しくん、、、好きです。。。:04/10/12 22:45:48 ID:HAZp13Tl
萌えー!
続きの展開が楽しみっす。
619遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/20 21:28:31 ID:zNxxzYqs
オチが決まらず、しばらくストップしてた……

二時間目終了後の休み時間。
「未来が帰った!?」
「ああ、さっき呼び出されて保健室行ったら、お前の妹が先生とそんな話してたぜ?」
ウチの学校の保健室で休めるのは授業一時間分のみ。
それを過ぎたら、早退するか、授業に戻らねばならない。
「ったく……俺に連絡しろって言ったのに……」
「どうすんだ?」
「当然俺も帰る!!」
「でもよぉ……」
友人が無言で時間割を見る。
「次、英語!?」
「大丈夫なのか?前のテスト、赤点ギリギリだったんだろ?」
友人がニヒヒと笑う。コイツ、楽しんでやがるな……
「ゔ……」
「授業出るか?」
「まさか」
「やっぱり?」
「つーことで、先生に言っといてくれ」
620遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/20 21:29:23 ID:zNxxzYqs
「ああ」
俺は手っ取り早く荷物をまとめ、出入り口へ。
「おい、何処に行くんだ?」
「せ、先生!?」
運悪く、先生と鉢合わせる。
……天は俺をも見捨てたか。
「何だ?帰るのか?」
「ええ、ちょっと……」
気まずい雰囲気……。ヤバイな……帰れそうに無いぞ……。
さすがに妹が心配なんで帰るって理由じゃ、許してくれないよなぁ……。
しょうがねぇ……英語だけでも出てくか……。
俺が諦めかけた瞬間……。
「妹のことが気になるってか?」
「え?えぇ……まぁ」
予想だにしてなかった質問に、しどろもどろになりながら答える。
「じゃ、早く帰ってやれ。二人で暮らしてるんだろ?」
「ええ……」
「そんな状態で授業を受けても、頭には入らんだろ?だから、帰れ」
「は……はい!!失礼します」
俺は先生に感謝し、教室を出る。
また一歩、ダブりに近づいたが……ま、未来のためだ。後悔はしてないさ……はは……。

【まだ続く】
621名無しくん、、、好きです。。。:04/10/20 23:30:11 ID:Y99Gv348
なにかD.C.を思い出させるものだ

気のせいか…
622遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/21 20:48:42 ID:KHTCb3XC
D.C.見る→兄さんって言われてぇ!!→この妹を書き始める→今回ネタがネタ→D.C.っぽい
……最初、どっかで見た事あるような気がしてたんだよなぁ。
ま、いいや、次行ってみよう!

「はぁっ……はぁ……」
ったく……学校出るまでに、三回も呼び止められるとは……。
しかも、最後の教師は十分ぐらい説教してたしな……。
ったく……結局。未来には会えずに家に着いちまったじゃねぇか……。
「ただいま!!」
返事は無い。リビングにもいないようだ。
「部屋か?」
俺は二段飛ばしで階段を上り、未来の部屋へ急ぐ。
「未来!!」
ドアをブチ破り中へ。
「にぃ……さん……」
制服のまま、ベッドにで横になっていた未来が俺に気付き、不思議そうな視線を向ける。
「未来!?大丈夫か!?」
「は、はい……私は……大丈夫ですから……」
「どこが大丈夫なんだよ。朝もそんなこと言って、このザマじゃねぇか」
「でも、兄さん、授業は……」
「いいんだよ、授業なんか」
「何で……?」
「何で……って……未来ちゃんを愛してるからに決まってるだろ?」
「に、兄さん……やめて……ください……」
「さ、お話はこんなもんにしとこうか。さぁ、いつまでも制服なんか着てないで、着替えろ」
俺は寝ていた未来を優しく起こし、着替えを探し始める。
と言っても、クローゼットの前で手が止まった。……中には下着も入ってるんだろうなぁ。
623遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/21 20:51:34 ID:KHTCb3XC
「いいですよ……」
「いいから、病人は大人しく言うことを聞く!じゃ、部屋出るから着替えてろよ」
俺が部屋を出ようとすると、未来が辛そうに声をかける。
「待って……」
「何だ?」
「ここに……いてください……」
「は……?どうした?」
「分かりません……でも、一人になりたくない……」
「ま、未来がそう言うなら……」
俺は部屋の何も無い方向を向いて、さらに目を閉じる。
「すいません」
「気にするな」
しばしの沈黙。未来が着替えをする音だけが、部屋に流れていた。
「いいですよ、兄さん」
そう言われて、振り向く。
「で、調子はどうなんだ?具体的に言ってみろ」
「……ちょっと、頭が……」
「疲れてるんだな、ちょっと寝たほうがいい」
「はい……それで、兄さん……」
「分かってるよ。ここにいればいいんだろ?」
「はい。ありがとうございます……」
消え入りそうな声で、話している未来。
薄幸の美少女って感じで、可愛いなぁ!!
まぁ、不謹慎だけど。
624さぁかす☆circus:04/10/21 22:39:08 ID:xxI8DNeg
サーバー重い…まぁ、FOMAからのアクセスじゃしょうがないか…

妹が敬語を使うというのがまたD.C.を思い出させるね…
まぁ、未来タソ萌えるからガンバ
625遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/29 20:44:04 ID:2Lf9jT7q
未来の寝顔を見続けて、はや数時間。
今、時計の短針が、1と2の真ん中辺りにあったりする。
「腹減った……」
そう呟いてみるが、当然反応してくれる人などいなく、部屋に虚しい空気が流れる。
と思ったら……
「あの……兄さん……」
未来が寝たままで、俺に呼びかける。
「あ、悪ぃ。起こしちゃったか?」
「いいですよ……それより、おなか空いたんですよね?」
「ああ……まぁ……」
「じゃあ、私……何か作ってきますね」
「ダメだ。さっきより顔色はいいみたいだけど……まだダメ!!」
「じゃあ、兄さんは……」
「コンビニだな……あっ、何か買ってこようか?」
「あんまり食べたくないです……」
「おいおい、そんなんじゃダメだぞ?なにか未来の好きそうな物買ってくるよ」
「あっ、兄さん!!」
「おいおい……俺は飯も買いにいけないってか?」
「いいです……行ってください。でも……早く……してくださいね?」
布団から目だけ出して、俺の目を覗き込む未来……
ああ!!もう!!可愛いよ、チクショウ!!俺を殺す気ですか!?
「何だ、神様?つまり、未来を食べちゃえってコトか?」
「えっ?えっ?何を言ってるんですか……?」
「いや……なんでもない。行って来る」
「はい……」
未来の悲しそうな視線を背中に感じながら、ドアを出r……出……。
ええい!!何を躊躇っているんだ!!腹が減っているんだろう!?未来の兄貴!!
しかし……
626遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/10/29 20:45:52 ID:2Lf9jT7q
「兄さん……」
声は小さかったが、確かに未来はそう言っていた……。
空耳だ!!気のせいだ!!さあ、行け行け!!
「行かないで……」
……。
行かないよ!!行けるかよ!!
「なぁ、未来……未来がそんな事言ったら、俺行けなくなっちゃうだろ……」
「え……あ、聞こえてましたか?」
「しっかり聞こえてました」
「えっと……ゴメンなさい……」
「でも、どうしようかねぇ……。その様子じゃ、俺はしばらくはこの部屋から一歩も出れそうにないねぇ……」
「すいません……」
「でも、腹減ったし、未来も何か食べたほうがいいだろうし……」
「ゴメンなさい……」
「そうだ。途中で電話してやるよ。それで我慢できるか?」
「頑張ってみます……」
「おし、いい子だ。じゃ、行って来るな」
俺はケータイをポケットから出して、ドアを出る。
「あっ……家の電話から兄さんの携帯電話にかけますね。携帯からだと高いですから」
「……セコいな……」
「でも、家計のためにはそっちのほうがいいですから」
そこまで考えてんのか……過労になるはずだよ。
「ま、とにかく行って来るな」
「はい……気をつけて」
「おう」
ドアを閉めると、すぐにかかってきた電話。
俺もやれやれと思いながら、電話代を気にして全力で近所のコンビニまで向かうのだった。

───────────────────────
大分一週間放置が板についてきた……。
しかし、いつぞやの盛り上がりは一体何処へ……
627名無しくん、、、好きです。。。:04/11/01 18:26:00 ID:Ari5nR7M
乙ー 密かに見ていますよ
628名無しくん、、、好きです。。。:04/11/06 16:56:17 ID:O9bBn80F
乙でーす。
前から密かに見てますよ。
DAT落ちが怖いのでレスしますた。

3日に1レス、コレ基本。
629遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/11/06 21:58:10 ID:6QSpvQui
「ただいま」
俺がひぃひぃ言いながら未来の部屋に飛び込んでいく。
「お帰りなさい、兄さん」
座っていた未来は、俺の顔を見て子供のような安堵の笑顔を見せた。
「なぁ、未来、サンドイッチでいいよな?」
「はい。構いませんよ」
俺はビニール袋から、未来のサンドイッチとペットボトルの紅茶を出し、未来に渡す。
「さぁ、早く食え。食べたら、寝な」
「はい」
サンドイッチを食べ始めた未来を見ると、俺も自分の分を食べ始める。
「兄さん……」
「ん?」
「一口くれませんか?」
「ああ」
一見、ラヴラヴな雰囲気に見えるかもしれないが、これは未来曰く『味の研究』。
いろいろな物を食べて、新しい料理のひらめきを得ているらしい。
「兄さん。兄さんはこの味、どう思いますか?」
「ああ、なかなか美味いと思う」
「やっぱり。兄さんの好きそうな味ですもんね?」
『食べ物に関する事なら、兄さんの事は何でも分かる』
コレは未来の人には言えない特技の一つ。
俺好みの味付けは勿論、俺がどういう時にどういう物を食べたいのかも十中八九分かるそうだ。
「でも、未来の料理のほうが17.0倍は美味い!!」
「じゅ……十七倍……?微妙ですね……」
「いや……17.3倍ぐらいかな?」
「変わりませんよ……」
「ま、とにかく……俺が言いたいのは……」
「言いたいのは?」
「未来の料理には愛がある!!だから美味い!!」
630遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/11/06 22:02:17 ID:6QSpvQui
         ・
         ・
         沈黙
         ・
         ・
「……あのぉ……そう言ってくれるのは……とっても嬉しいんですけど……恥ずかしいですよぉ……」
恥ずかしそうに、頭からすっぽり布団を被る。
やっぱ、未来と言えばこの反応だよなぁ。
「未来……大分体調が良くなったみたいだな」
「ええ……でも、どうして?」
「いつもの未来に戻った」
「……そのことですけど……忘れてください……」
「何で何で?可愛かったけど?」
「だからイヤなんです!!」
「なるほど……ちょっと本音が出ちゃって、恥ずかしいんだ?」
「えっ!?え゙ぇっ!?」
……図星か。分かりやすい。
「別にいいのに。最高だったぜ、あの『行かないで、兄さん(はぁと)』とでも言いたげな目は」
「に、兄さん!!」
「別にいいんだぞ、俺にめいっぱい甘えたって?」
「いいです!!」
「実は、ちょっと動揺してるだろ?」
「してません!!」
「ホントにぃ〜?」
「本当です!!……もう、兄さんなんて知りません!!」
と、立ち上がろうとする未来。
───────────────────────
かなり中途半端だけど、今日はここまで。
>>627様 >>628
ありがとうございます。
毎回毎回ビクビクしながら書き込みボタンをクリックしてるんで、そういう感想を頂けるのは大変嬉しいです。
631ハンドガン:04/11/07 18:31:54 ID:jfgtnPtP
632名無しくん、、、好きです。。。:04/11/10 00:23:45 ID:YxKYLb0W
>>630
GJ──(゚∀゚)──!!!!
ヤバいヤバいよヤバい、すんごい萌えた
もうね、飛べるよ俺
いや否、既に飛んでる。未知のパワーで、妹パワーで飛んd(ry

…つまり何が言いたいのかとゆーと

グッジョブ!!
  _、_
 (,_ノ`)   n
 ̄   \ ( E)
フ   /ヽヽ//

633コージ:04/11/10 12:31:57 ID:iXhwplIC
確かに萌えまくりー!!次も楽しみにしております。THANKS
634名無しくん、、、好きです。。。:04/11/10 14:16:41 ID:4sZ8TQBz
妹が風邪をひいて家で寝ていて
様子を見に行ったら、
「座薬を入れてよ!熱が下がんないから!」と言ってきた。
親に言えや!と返したら母親は今いない。
親父には見られたくない。という事らしい。
妹は後ろ向きに四つん這いになって
その下は見るな!と半分ケツをペロリとだした。
ロケット型の白い座薬を妹の※にゆっくりと入れる。
が、直ぐケツの力で這い出してしまう。
奥まで入れろ!と言われ、汚ねぇから触れねぇーよ!と切り返したら、
引出しからコンドームを1つ渡し「これで!」と。
指に不自然にそれをハメると
妹は何度も絶対に変な事するなよ!絶対に変な事するなよ!と言いながら
もう一度四つん這いに。オレは無心でゆっくりと奥まで一気に入れる。
635名無しくん、、、好きです。。。:04/11/10 14:17:46 ID:4sZ8TQBz
妹はアッ!と少しだけ悶える。すまん!と意味も無く謝る兄のオレ。
ところがそのまま指が穴から抜けなくなる。
抜けない!とオレが焦って動かすとウッ!動かさないで!と妹はマジ悶える。
力入れるなよ!と叫ぶオレ。じゃあ関節曲げんなよ!エロ!と妹も負けじと叫ぶ。
分かった。落ち着こうよ。な!力抜いて。ほら。よし!抜けた。
そしてヌポッ!という音ともに
ドゴッ!と妹はオレにマジ蹴りを入れ部屋に閉じこもった。

あれからもう6年経つが、
いまだに妹の部屋から「ア○ルもいいの!」とか聞こえるんですけど…。
やっぱ↑の事が原因かな?
636名無しくん、、、好きです。。。:04/11/10 14:43:49 ID:UL2Hkyga
まったく、ここは変体でカスで童貞の吹き溜まりみてーなとこだな!






























俺も混ぜてくれYO
637名無しくん、、、好きです。。。:04/11/11 01:56:32 ID:FrbuRKoN
お兄ちゃんの....エッチ....
638遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/11/11 21:00:29 ID:7pC+ybd7
何か妙に活気付いてきたぞ!?皆の邪魔になる前に最後まで貼ってしまおう!!

俺は、それを手で制して、
「まぁまぁ。休めるときに休んどけって」
「もう……ズルいですよ……」
「何が?」
「いつもいつも……からかわれてばっかりなのに……最後は優しくて……結局、兄さんに……」
「俺に?」
「ひ……惹かれちゃうんですよねぇ……」
「おぅ。未来(通常態)も結構言うねぇ」
「兄さん……少しは私の気持ちを察してください……恥ずかしいんですから……」
「あっ、そうか……黙って抱きしめときゃよかったなぁ……。今からでもいい?」
「だ、抱きしめる!?そそそそ……そんなっ!!」
「いや、抱きしめるのは良しとして……そっから先は、描写できないな……」
「一体、何をする気なんですか!?」
「男と女とベッド……これ以上は言わんでも分かるだろ?」
「わわわわっ!!兄さん、いけませんよ!!」
未来があとずさって、布団を被る。
「冗談だよ、冗談……」
「冗談が過ぎますよ!!いつもいつも……全くぅ……」
「じゃあさ、いっその事、冗談じゃなくしちゃう?」
「それはもっとダメ!!」
ボコボコに言われてるな……。
「そこまで嫌がることは無いだろ……」
「兄さんが、馬鹿なこと言ってるからじゃないですか……」
「俺は親バカならぬ、兄バカだからな」
「もう、相手にしてられませんね……」
「でも、そう言う割には、いつも俺に付き合ってくれてるよな?」
「!?……それは……」
「それは……?」
639遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/11/11 21:02:34 ID:7pC+ybd7
「にぃさんが……好きだから……」
「あのさ……未来ちゃん、まだ、体調悪いの?」
「ちっ、違いますよ!!折角、恥ずかしいのを我慢して、言ったんですからねっ!!」
恥ずかしそうに告白する未来。
あぁ、もう!!可愛いなぁ!!
「家事万能だし、真面目だし、おまけに物凄く可愛いし、最高の妹だよ、未来ちゃんは!!」
「に、兄さん!!止めてくださいよぉ!!」
「謙遜するなって。対照的に俺は全くのダメで……ハッキリ言って情けない」
「兄さん!何でそんな事言うんですか!?」
いつもと違って、激しい口調の未来……。
「いや……料理でも洗濯でも何でも未来にやらせて……しかも、未来が具合悪くても俺は何も出来なくて……」
俺がそんなことを言うと、
「ふふっ。兄さん、そんな事気にしなくてもいいんですよ?」
未来が笑って答える。
「さっきも言いましたよね?私は家事や兄さんが好きだからやってるんですよ?」
「いや……でも……」
「それに、兄さんはこうやって私のために学校抜け出して、来てくれたじゃないですか。それで十分です」
「未来……」
「第一、そんなこと気にするなんて、兄さんらしくないですよ?兄さんこそ、いつもの兄さんに戻ってください」
「確かにそうだな……。弱気な事言って悪かった」
「ううん、それで兄さんの不安が晴れるなら構いませんよ」
「そうか……感謝するよ」
「いいえ」
見詰め合って、微笑む二人。
「そーだ、未来。今晩、飯食いに行こうぜ?」
「兄さん、もしかして……デートのお誘いですか?」
「ん〜、まぁ……そうだな」
「わーい!!じゃあ、オシャレしなくちゃ!!」
「おいおい……そこまでしなくても……」
「ダメですよ!!兄さんと……初めてのデートですから……ねっ?」

……やっぱり、未来は未来。いつでも可愛いじゃないか……。
640ロクスケ:04/11/12 09:58:17 ID:H4kEJFgE
実の芋疎いるけど脳内なら「私と…一緒に逝こうか♪」て言われたいyo(腹上死な)
641名無しくん、、、好きです。。。:04/11/12 18:36:49 ID:V6jlJfEK
               _∩   グッジョブ!!
 グッジョブ!!         /( ⌒) ̄\   ∩___
     / ̄ ̄ ̄\_,.i"/,. ノ|_|i_トil_| / .)E)  ̄\ グッジョブ!!
    i'___{_ノl|_|i_トil_|i.l/ /┃ ┃{.i| / / ノノii|_|i_トil|
  _n i|,彡 ┃ ┃{.i|i/ /''' ヮ''丿li/ /ミ彡┃ ┃{ノ
 ( l 》|il(_, ''' ヮ''丿|/ ,ク ム"/ /l i(_ ''' ヮ''丿|
  \\リ i `フ l´il l|(  ヽ     / ノリ i`フ i_"il l|    n
   ヽ二二,,⌒ヽノリゞヽ   ・) ・)二二⌒    \l  ( E)
    ノリノ( (   / ノ   \     ヽ   ヽ  ・) ・)ヽ_//
642水島:04/11/12 21:08:05 ID:CsyiqyG+
二次元の妹もいいけど
三次元の妹もなかなかOKだぜ。
643名無しくん、、、好きです。。。:04/11/12 23:53:38 ID:QSvXPvRo
まじレスすると、兄貴が頭良くて、社交的で、スポーツもできて、そこそこ男前で、妹に優しかったりなんかしたら「お兄ちゃん(はーと)」とか言ってくれぞ、三次元も。
644名無しくん、、、好きです。。。:04/11/13 00:20:38 ID:dt4/LnTw
>>642
頼むからこんなところまで、二次元三次元を持ち込まないでくれ


あのスレだけで十分です
645名無しくん、、、好きです。。。:04/11/13 00:50:23 ID:1EiprHGG
一言でいい

「お兄ちゃんのばかあ!」って
646名無しくん、、、好きです。。。:04/11/13 12:29:09 ID:rFJJxObf
「お兄ちゃん、ずっと一緒にいてね。」
こいつは・・ベタやのお。
「えへへ、あたし大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになってあげる。」

これまたベタやのお。

いわれたいねえ。
(切実)マジレススマソ
647名無しくん、、、好きです。。。:04/11/14 14:15:33 ID:N/y76mQw
>645
リアルでしょっちゅう言われてるぞ俺
648名無しくん、、、好きです。。。:04/11/14 15:43:37 ID:3eJc85x7
俺なんか「お兄ちゃん」なんて一回も呼ばれたことないぞ
649名無しくん、、、好きです。。。:04/11/15 21:19:24 ID:4KbiiYu2
>>648
俺は昔は「お兄ちゃん」と呼ばれていたが
いつからか省略されて「おにぃ」になってしまった。
650名無しくん、、、好きです。。。:04/11/15 21:55:43 ID:4KbiiYu2
すまない。上げてしまった。
651名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 00:14:04 ID:+1KWKsJ+
俺も「おにぃ」って言われたいけど「お兄ちゃん」のままだよ
652名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 00:34:06 ID:RxNOeZiF
俺もお前って呼ばれてるぞ
653649:04/11/16 01:06:03 ID:mMv+GJpY
俺だったら妹が「お前」なんて呼び方してきたら
ぶん殴るけどな
「おにぃ」なら許す範囲内だけどね〜
654名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 01:20:02 ID:+1KWKsJ+
俺ならぶん殴りはしないがキレるだろうな
655名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 01:21:51 ID:mMv+GJpY
>>654
キレてそのまま押し倒して××しちゃいます?
656名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 01:24:08 ID:+1KWKsJ+
冗談でキレながら押し倒すよw
まあ14歳の方だけど
657名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 01:27:42 ID:+1KWKsJ+
あれ?このスレには書いてなかったな。勘違いしてた

16と14の妹がいるんだけど。押し倒すなら14の方って事
658名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 01:40:43 ID:mMv+GJpY
>>657
もう一つの方の妹系スレ見てたからわかってましたよ
俺の妹は今18なんだが
私服着てると普通に厨学生に間違われる。
厨学生の時から容姿、おつむが変っていないご様子。
659名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 01:43:25 ID:+1KWKsJ+
>>658
いいなぁ、中学生っぽいって


けど18って事は俺と同じ年か
660名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 01:59:26 ID:mMv+GJpY
制服のスカートは短くしてるんスよ一応
たまにスカートめくってやるんだけどその時の反応が萌萌だよ
妹「わっ・・・やめてよね!もうっ!」
俺「ならスカートを短くすんな。衝動的に中身が気になるがや」
妹「気にしんといてよ」
こんな感じ。萌るぜ〜妹よ

っつーか起きてんの俺たちだけかよマジで
661名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 02:13:55 ID:mMv+GJpY
妹だからやってもとりあえず許されるスカートめくり。
そこいらにいる女子高生に同じことできんからね
やったらお縄頂戴で連れてかれちまうか・・・
662648:04/11/16 16:36:54 ID:gtnmku2V
なんか…変な流れになって来たような…(^_^;


ちなみに私はニックネーム(?)で呼ばれてます。…頼むから〇〇ちゃんて
呼ぶのはやめてほしぃ…
663名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 18:57:28 ID:+1KWKsJ+
○○ちゃんって・・・可愛いな
664名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 19:04:45 ID:+1KWKsJ+
ageてしまった。スマソ
665名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 19:11:50 ID:mMv+GJpY
>>662
変な流れにしたのは俺でした・・・すまん。
666名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 19:46:42 ID:6ADHOyyv
俺たつやって名前で妹に「たっちゃん」て呼ばれてんよ。
妹っていうよりツレってゆう感覚。
スカートなんかめくりまくってるよ。仕返しに俺のズボンおろしてくる。 ほかにも色々話はあるけど聞きたい?
667名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 20:43:30 ID:+1KWKsJ+
>>666
詳細キボン
668名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 21:37:07 ID:6ADHOyyv
ってかスレ違いかね?
今俺の部屋で妹とロンブー見てるからもうちっと待て。ちなみにオナニーはよく妹に見つかるとだけは言っておこう
669名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 21:58:07 ID:uB9CcqU+
>>668
羨ましい。ちくしょー
670名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 21:58:44 ID:mMv+GJpY
>>666
俺も聞きたいですよん
案外妹ってさぁ
エロい事してもエロ話持ちかけても
嫌がってはいるけど本気では嫌がっていなかったりするよね
妹もエロが好きっちゅーことかな?
671名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 22:08:14 ID:+1KWKsJ+
まぁ年ごろだからなぁ
672名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 23:22:39 ID:6ADHOyyv
あ、歳言ってなかったね。俺19。妹17。
エロ話はよくするよ。
オナニー見つかったトキ、妹は下にいる母に言う感じで階段の上から
「おかーさん、たっちゃんがねー…クスクス」
ってでけぇ声で叫ぶから
ソッコーでチンコしまって追いかけて
後ろから抱く感じで手で妹の口を押さえて部屋に連れ戻す。
前回オナニー見つかったトキは妹をベッドに押し倒して上に乗って両腕おさえて「てめぇ!犯すぞコラ!」って笑いながら俺は言った。
妹は爆笑してた。
ちょっとムカついたから胸をひと揉みしてやったよ。ちっちぇーけどな。
そんトキ妹は
「キャッ!…ちょっと、たっちゃん…クス」
って言ってたな。
俺はこれ以上はやばいなと思ってやめてやったよ。いろんな意味でね。

っていうか俺は実話を書いてるだけで萌話を書いてるつもりないから、そこんとこよろしく。
673名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 23:43:00 ID:mMv+GJpY
うはーオナニーシーンは見られたくないですナ〜
でも普通の話をしてる時に
いきなりおっぱい触ったる時のびっくりした顔はたまらんよ。
( ゚∀゚)彡 
674名無しくん、、、好きです。。。:04/11/16 23:53:01 ID:6ADHOyyv
オナニーしてる姿は最高に笑えるらしいよ。
そして見られて怒る姿も笑えるってよ。
まぁ俺ら兄妹は普通ではないかもな。
取りあえずもう寝る。明日も何か書いて欲しかったら言いな。
今妹は俺にむかって
誰にメール打ってんの?って言ってます。
携帯からなんですよ僕。
675名無しくん、、、好きです。。。:04/11/17 00:45:26 ID:sLqkl00+
>>674
ぜひ聞かせてください、先生。
676名無しくん、、、好きです。。。:04/11/17 23:16:32 ID:xxWK0sQs
先生!
677名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 00:46:33 ID:NTJ5cyuu
あげ
678名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 01:12:22 ID:/EvczbSQ
  ┏┳┳┓     ハイ.     ┏┳┳┓
┏┫┃┃┃     妄想は   ┃┃┃┣┓
┃┃┃┃┣┓   ここまで ┏┫┃┃┃┃
┃      ┃┃┏━━━┓┃┃      ┃
┃ 妄想   ┣┫ . ・∀・ ┣┫. STOP!┃
┗━━━━┛┗┳━┳┛┗━━━━┛
            ┏┻┓┃
        ┏━┛  ┣┻┓
        ┗━━━┫  ┗━┓
.             ┗━━━┛
679名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 01:59:45 ID:YS2XwbAC
俺にも妹居るよ
俺は大学1年で妹は中学一年とカナーリ離れてるが最近の子は発育良いから普通に買い物とか行くとカップルだと見られたり

前サティの地下のマックで昼過ごしたとき妹がふざけて「お兄ちゃま〜はい、あ〜ん」
とか言ってポテトを口に運ばれたら隣に居たキモヲタさん二人組にでかい声で「うはぁ〜〜最高じゃん。妹萌え」とか言われてたんで恥ずかしくなり帰宅。
血が繋がってるだけに変な行動は起こせないな...
680名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 02:17:09 ID:arW5Sepu
おまえら妄想乙w
すごいよおまえらこんなに痛い妄想を
堂々と語れるんだから本当に羨ましいな
俺もおまえらみたいに現実逃避して毎日引きこもって
そんな楽な生活してみたいけど妄想もそこまでいけば
キモチワルイヨ少しは外にでて他人と会話してみろよ
ゲームやアニメばかりだからそんな偏った妄想ばかりするんだよw
681名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 10:51:25 ID:iZimEWRw
4こ下の妹とならやっちゃった事ある
かなり罪悪感に蝕まれたな、あん時は。


もうやってないが

意外に結構いると思うよ、俺みたいな奴。
だって仮にも異性と一緒に住んでるんだから
682名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 12:31:42 ID:F8O9s8HM
誰かネタ書いて繰りいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!ソッコーで頼んます!(笑)妹わマジで萌えるだYO−!!可愛い子限定で!(笑)
683名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 16:46:18 ID:ONHr7SHl
俺この前妹にたっちゃんて呼ばれてるって書いたヤツだが
妹に性欲なんか絶対沸かない。妹とやるなんてアリエナイ。
684名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 16:55:48 ID:LIHdjAH3
>>683
おっ!いたのか。
…まぁ、普通のヤツはそうだろうが>>682みたいなヤツ
もどっかにはいるんだろ。


ところで>>682よ。ちゃんと安全対策したんだろうな?m9(・∀・)
685名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 22:43:31 ID:iZimEWRw
>>683
まぁ高校生くらいになったらそうだな

けど小さい子供くらいの時はそんな自制心は働かない
686名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 23:35:42 ID:ONHr7SHl
何才のトキやったの?自制心とかの問題じゃ無ぇと思うんだけど。
ちょっと話聞かせてや。
687名無しくん、、、好きです。。。:04/11/19 23:50:22 ID:1lAnbLF/
普通の妹萌え話だけにしよう。
688名無しくん、、、好きです。。。:04/11/20 00:00:11 ID:qcRgEi6l
ヤッたのヤらないのっつーのは毒男板にでも行こうや
俺は先に逝って待ってる
689名無しくん、、、好きです。。。:04/11/20 00:11:16 ID:2Cd4O8H8
妹に言われたいセリフ?
お兄さんかな?
ごく平凡なセリフだけど俺は妹にタコとか言われてるからOTL
690686:04/11/20 00:19:09 ID:tE2hPtLc
あーもう俺ねむてーから寝るわ
691名無しくん、、、好きです。。。:04/11/20 00:36:38 ID:tjSM69Op
>>686
夜はこれからだろw

>何歳の時にやったの?

本番やったのは高2の時、始めは小5くらいの時に触りっこしたくらい。
それから段々行為がエスカレートしてきた


>自制心の問題じゃねぇと思うんだけど

じゃあどうやったら止めれたのか教えてくれよ
自制心が働かなかったからヤッちまったんだよ
692名無しくん、、、好きです。。。:04/11/20 18:16:14 ID:vX9fd0OL
693686:04/11/21 18:56:35 ID:SUKXkGon
マジでやったのか。
なんかカルチャーショックを受けたよーな。
694名無しくん、、、好きです。。。:04/11/22 16:36:10 ID:sEPDITgq
>>693
おいおい、他人の妄想にいちいちショック受けてたらキリがないぜ。
695名無しくん、、、好きです。。。:04/11/22 16:43:46 ID:UwDXk2zB
>>694
まったくだな、そんなんじゃ、身がもたないぞ
696名無しくん、、、好きです。。。:04/11/22 19:10:27 ID:6CkNcPyj
なんだ妄想かよ。俺ってバカ
697名無しくん、、、好きです。。。:04/11/22 21:10:56 ID:HXs0p4lD
そんじゃそろそろ非18禁らしいスレにしましょうか?
そのほうがおそらく賑わうと思うんだよね
698名無しくん、、、好きです。。。:04/11/23 05:14:40 ID:uv1Aa1sx
んじゃ俺から
妹に言われたい台詞・・・

「お兄ちゃんっ…外に、外に出して…赤ちゃんできちゃ…あぁっ!!」

かな。
699名無しくん、、、好きです。。。:04/11/23 16:43:56 ID:G3wvNeaH
だから、貴様はアホなのだぁぁぁぁっぁ!
700名無しくん、、、好きです。。。:04/11/23 18:23:29 ID:uuCtcQ5b
電波狂乱
701名無しくん、、、好きです。。。:04/11/23 20:10:33 ID:V1CUvtzb
見よ!東方は!赤く萌えているぅーっ!!
「ヌワッハッハッハーッ!!」

って
ぜんぜん関係ないじゃんか・・・
702名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 00:22:12 ID:6nzVem5q
>>694-696
おい!!

妄想じゃねぇよ!何か俺が危ない奴みたいじゃんか
703名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 00:44:03 ID:w3butn95
>>702
妹はどうだった?
きもちよかった?
704名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 01:12:43 ID:6nzVem5q
>>703
正直言うと、かなり良かった

最低だ、俺って
705名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 02:23:11 ID:w3butn95
>>704
妹さんを一生大事にしてあげなさい。
706名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 16:59:55 ID:6nzVem5q
>>705
中でもフェ○は最高だたよ(´・∀・`)あの何とも言えない生暖かい感触が・・・
707名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 17:07:46 ID:3EZ0e+mT
いつも優しく愛してあげなきゃダメだぞ。
フェラだってお返しに舐めかえしてあげなさい。
708名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 18:32:02 ID:hkgpyy1M
萌えるお兄さん
709名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 19:57:15 ID:k4RnvqRI
こらこらキミ達スレ違いだぞ、っと
710名無しくん、、、好きです。。。:04/11/24 20:10:03 ID:4oshSA/R
確かに、ヤッたヤらないってのは、このスレらしくないな……。と思うね。
人少なくても、マターリ萌えられた昔が懐かしいよ
711名無しくん、、、好きです。。。:04/11/25 00:18:26 ID:r6OE/+BG
錯乱坊sage
712名無しくん、、、好きです。。。:04/11/25 20:57:17 ID:TqtDvE8I
でも、二代目の半分くらいまではこんな感じだったよね
713名無しくん、、、好きです。。。:04/11/26 00:12:08 ID:KgRPGI4D
あー、そんでエロバージョンスレッドとか出来たんだっけか
714名無しくん、、、好きです。。。:04/11/26 14:19:24 ID:PZZJ1pEn
715名無しくん、、、好きです。。。:04/11/27 15:44:03 ID:cpw5jJ86
>>702
どちらにしろ危ない奴には変わりないと思われ。
716名無しくん、、、好きです。。。:04/11/27 23:10:43 ID:lojJ0uwT
たしかにね
せいぜい触るだけにしておきなよ
717名無しくん、、、好きです。。。:04/11/28 15:28:35 ID:8kQkvmG2
知障乙
718高句麗 ◆OIZKOUKURI :04/12/02 18:39:27 ID:poqSJlwu
バイトで稼いだ金全部あげる
719名無しくん、、、好きです。。。:04/12/02 23:07:47 ID:oHFdlWXS
遊星氏はご存命だろうか…
720名無しくん、、、好きです。。。:04/12/03 02:52:08 ID:XbbhO2XG
誰かネタ書いてけれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーー!!!妹萌えなのをぉぉぉぉぉぉぉぉー!!頼んますだぁー!!!!!!
721名無しくん、、、好きです。。。:04/12/03 03:00:40 ID:XbbhO2XG
妹スキーさんわメルくだせぇ。語りませぬか?[email protected]
722某コテ:04/12/03 08:21:53 ID:uBYirFmU
>>719
一応、定期的にチェックはしてるんだけど、折角活気付いたし、俺みたいなのが出る幕は無いかなと……
723名無しくん、、、好きです。。。:04/12/03 22:41:20 ID:y0lm7x63
妹に言われたいセリフかぁ・・・(´∀`*



「お姉ちゃん、○年前に借りた○万円返すよ」



かな。
724高句麗 ◆OIZKOUKURI :04/12/03 23:04:17 ID:i102xC3B
もう一生疲れたからキョウは作っとけとか言いません
725名無しくん、、、好きです。。。:04/12/04 04:04:00 ID:2HbadS4m
妹欲しー!!そして一緒に寝てぇぇー!!!『おにいちゃん』って言われてぇー!!買い物行きてぇぇーー!!とまぁいろんな願望があるワケよ。というコトで誰かネタ書いてけれ☆
726名無しくん、、、好きです。。。:04/12/04 08:47:10 ID:kZ6pA9N3
お兄ちゃんどいてそいつ殺せない(藁
727名無しくん、、、好きです。。。:04/12/04 09:28:58 ID:ZOg0w5yo
|・ω・`)
ジーッ

ちょいと昔からここを覗いていたものです。
前々から書いてみたいな〜なんて思ってたんですが・・・。
つ〜かとあるサイトで書いてるんですが・・・。
ネタが被ってないかと思うと心配で心配で・・・。
今日はここまで。

|ミ
サッ
728名無しくん、、、好きです。。。:04/12/04 13:39:53 ID:7Bcw+xug
妹『ぁん、イク!イクぅぅぅ』





俺『そんなにディズニーランドに行きたいのか?困ったなぁ』
729高句麗 ◆OIZKOUKURI :04/12/04 16:58:09 ID:mjEMmzaf
キョウは捨てー気
730名無しくん、、、好きです。。。:04/12/04 20:34:36 ID:KWHpD9LI
>>727
まずそのサイトとやらを教えなさい。っていうか、教えてください。
731名無しくん、、、好きです。。。:04/12/06 23:38:13 ID:eOP+dJMm
誰かネタ書けっつってんだろぉーがぁぁー!さっさと書けやクズ共がよぉぉぉー!!(笑)書かなきゃぶっ殺す!つまんないの書いたらブチ殺す!!分かったさっさと書けよ!(笑)
732名無しくん、、、好きです。。。:04/12/06 23:49:01 ID:oFkU+9B6
ヤだ。お兄ちゃんが男湯入るならあたしも一緒に入るぅ。
733名無しくん、、、好きです。。。:04/12/07 00:18:39 ID:lgk2/KMw
>>730
亀レススマソ。
僕の書いたのは小説になってるんで、
一つ一つの話が違うタイプじゃないです。
それと、そのサイト、おそらく携帯専用なんです・・・。
今度本文をこっちに磔ることを試してみます。
734名無しくん、、、好きです。。。:04/12/07 02:56:07 ID:XI3p6YkP
妹『おにいちゃん!』
兄『なあぁぁにぃいいぃぃぃ!?』
妹『お風呂一緒に入ろうよ!』
兄『うそおぉぉ!!いいィのおおおぉぉぉお!?』
妹『カレピのまーくんも一緒だけどね』
兄『ギぃャアァァァああ!!!!』
兄『亜阿吾娃蛙!!うあっ!ああいあああああ!』
兄『ゲホッっゲホッっ』兄『アアアアアアアアアアアアア!!!』
735名無しくん、、、好きです。。。:04/12/07 17:15:30 ID:8P1fnvck
この馬鹿ペニスがっ!

って言われたい。
736遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/07 20:42:51 ID:neDbjlNz
面倒も一段落しました。お久しぶりです。
クリスマスも近づいてきたが、一向にネタが出てこない……。
つーか、書ける妹が増えたから、どのキャラのお話にしようか……要望あったら、是非下さい。
どの道、この雰囲気じゃ、俺はちょっと怖くて貼れないですけど。

>>733
是非。楽しみにしてますから。
737名無しくん、、、好きです。。。:04/12/07 21:35:32 ID:sb1+duPq
736
未来タンに一票。
(・∀・)イイ
貴殿のSSを見てかなり萌えた。
ガンガレ!!
738名無しくん、、、好きです。。。:04/12/08 19:41:10 ID:SwrGBoHJ
妹急に嫌いになったっぽい
739名無しくん、、、好きです。。。:04/12/08 20:34:37 ID:haLUJz/i
お兄ちゃん朝だよ、はやくおきてよ〜
740名無しくん、、、好きです。。。:04/12/08 20:39:10 ID:+U7RAO5+
家ゲーで自分の妹(小5)を本当にうpしたやつがいて、ついさっきまで祭りになってた。
741ジーコ:04/12/09 22:57:32 ID:LgWsJPse
自分からもお願いしまーす(^O^)遊星さん最高ざんす☆クリスマスのコトですか?
742名無しくん、、、好きです。。。:04/12/14 00:06:00 ID:rg2UuVzP
誰か書いてくりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーっ!!!!
743名無しくん、、、好きです。。。:04/12/14 00:14:58 ID:rXJXdDJd
『おにぃちゃんロリコンってなぁに?お菓子かな』
744名無しくん、、、好きです。。。:04/12/14 00:17:36 ID:Ynq2QU7R
>>743「おえのことだよ〜」とか?
745名無しくん、、、好きです。。。:04/12/14 00:32:05 ID:rXJXdDJd
「うん。お菓子みたいに甘くて美味しい食べ物だよ」
『そぉなんだ。たべてみたいな〜おにぃちゃん、おねがい。ひとつちょ〜うだい』
「残念だけど、今からおにぃちゃんが食べちゃうんだよ」
『え〜おにぃちゃんのいじわる』
みたいな展開キボンヌ
746名無しくん、、、好きです。。。:04/12/14 22:43:13 ID:WyZe6x+V
「お兄ちゃん、朝だよ。起きて〜。」
というのを今日妹に言ってもらった。
携帯に保存してある。
747名無しくん、、、好きです。。。:04/12/14 23:11:05 ID:rXJXdDJd
<746
ずるい
748名無しくん、、、好きです。。。:04/12/14 23:18:43 ID:WyZe6x+V
>>747
ちなみに妹の名前は「栞」。
小5。
749高句麗 ◆OIZKOUKURI :04/12/15 00:44:49 ID:qGgsBub4
もう学者あきらめろ
750名無しくん、、、好きです。。。:04/12/15 02:16:22 ID:XGHx4b7H
「お兄ちゃんとお風呂〜♪お風呂〜♪」 綾は妙な鼻歌混じりで風呂場に入ってきた。体にバスタオルを一枚巻いただけという格好で。
「お兄ちゃん、今日は綾が背中を洗ったげるね?」 綾は入ってくるなり、頭を洗っている俺の顔をのぞき込んでそう言った。 「ああ・・・頼むよ」
綾の性格上拒否しても無駄だ。それが分かっていた俺はシャンプーが終わった後、無条件降伏で綾に背中を向けた。 「お兄ちゃん、背中おっきいねぇ〜・・・」 綾は俺の背中を見て感心しながら一生懸命に洗ってくれた。
「お兄ちゃん、今学校に好きな子とかいる?」 突然綾が話題を振ってきた。年頃の女の子の好きそうな話だ。 「・・・いないよ」 綾にまともに答えたところで何もない。俺は半ば話を流すようにそう言った。
「ほ、ホント?」 「おう」 「・・・へぇ〜♪」 「・・・なんだよ?」 俺が振り向くと、綾はやけにご機嫌そうな顔をしていた。
「何でもないよ〜♪」 「・・・変な奴」 「えへへ〜♪・・・前も洗っちゃえ〜♪」
綾はそう言うなり俺に抱きつくように前面を洗い出した。
「ばっ!よせっ!!」
背中には綾の肌の柔らかい感触が全面に伝わってきた。勿論胸の・・・コホン。
751名無しくん、、、好きです。。。:04/12/15 02:19:37 ID:XGHx4b7H
綾はそう言うなり俺に抱きつくように前面を洗い出した。
「ばっ!よせっ!!」
背中には綾の肌の柔らかい感触が全面に伝わってきた。勿論胸の・・・コホン。
「ごしごし、ごしごし♪」
(それ以上下に行くな!・・・そこには俺のバットが・・・!)
ゆいの手は俺の腹辺りまで下がってきた。あと数cm───。
「はい、おしまい!」
た、助かった・・・。俺はゆいがタオルを巻くのを確認してから、ゆいの方を向き直った。
「おい・・・なんで前も洗うんだ・・・?」
「え・・・言っても・・・お、怒らない?」
「理由によってはブチ切れるぞ」
「ええ〜・・・。えっと・・・お、お兄ちゃんに・・・抱きつくためだよ・・・?」
ゆいは顔を赤らめてそう言った・・・怒れない・・・怒れるわけがない・・・。
752名無しくん、、、好きです。。。:04/12/15 02:23:27 ID:XGHx4b7H
「ごしごし、ごしごし♪」
(それ以上下に手をやるな!・・・そこには俺のバットが・・・!)
綾の手は俺の腹辺りまで下がってきた。あと数cm───。
「はい、おしまい!」
た、助かった・・・。しかし今の行動はいくら兄妹と言えどマズいものがある。俺は綾の方を向き直って注意することにした。
「おい・・・なんで前も洗うんだ・・・?」
「え・・・い、言っても・・・お、怒らない?」
「理由によってはブチ切れるぞ」
「えぇ〜・・・え、えっと・・・」
綾はしばらく口をもごもごさせ、俯きながら小声でこう言った。
「・・・お、お兄ちゃんに・・・抱きつくため・・・だよ」
ゆいは顔を赤らめてそう言った


怒れるわけがない・・・。

壁|・ω・`)
文章が変じゃないですかね・・・?
今までの話と被ったりしてませんかね・・・?
見にくくないですかね・・・?
753名無しくん、、、好きです。。。:04/12/15 02:29:35 ID:Mtv07XhJ
>>750-752
GJ!!
ものすごく(・∀・)イイ! 萌だね〜(*´Д`*)
754名無しくん、、、好きです。。。:04/12/15 02:34:22 ID:XGHx4b7H
あ・・・>>751途中から原文のまんまだ・・・。つまり>>750>>752だけ読んでいただきたい・・・。
755名無しくん、、、好きです。。。:04/12/15 02:56:44 ID:Mtv07XhJ
>>754
あ、なるほど。了解しました。 頭の中で修正してましたw
文章読みやすいですよ! 続きがあったりするんなら是非読みたいです。
756名無しくん、、、好きです。。。:04/12/15 07:50:20 ID:XGHx4b7H
この文は僕が別の所で書いている小説の一部を切り取ってきたものですが、
文章がおかしかったりするとここに貼るのが恥ずかしいんですよ・・・。
757名無しくん、、、好きです。。。:04/12/16 03:49:07 ID:ae4D/725
文章おかしくてもイイからまた書いてクリ〜トリス〜。また今日にでも
758遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/16 22:40:58 ID:svIZB74s
>>750-752
うぉぅ!!かわ(・∀・)イイ!!
次回作を期待してます!!
759名無しくん、、、好きです。。。:04/12/17 00:02:19 ID:OoIUj1V7
感想どうもです♪
僕の話はここに貼るよりも見に来てもらった方が早いかもしれません・・・。
が、ここに直接そのサイトのURLを書き込むとなにかと危ないですよね・・・?
760名無しくん、、、好きです。。。:04/12/17 01:09:26 ID:lkYB5UOl
>>750-752
いいねぇ!俺もつづきか次回作をキボンヌ!
>>759
URL書き込むのはマジで危険だから止したほうがいいと思うよ
ウイルス攻撃の嵐にあうかも・・・
761760:04/12/17 01:12:07 ID:lkYB5UOl
メルアド書いてなければウイルス食らわないんだったっけ・・・?
あれ?どうだっけ・・・???
762名無しくん、、、好きです。。。:04/12/17 18:57:58 ID:pE0jrM4k
難しい事はよく分からんけど、ココ、定期的にageられるから、URLは止めた方がいいかも。
検索でヒットするなら、検索ワードぐらいならいいんじゃないかな?
763名無しくん、、、好きです。。。:04/12/17 22:41:14 ID:OoIUj1V7
そのサイトはゲーム関連のランキングに加入しているサイトなんですが、そこのランキングのURLを貼るのはマズいですかね?
764名無しくん、、、好きです。。。:04/12/18 02:20:39 ID:GaIDUuf2
いんや!マズくない!取り合えず貼ってミソ
765名無しくん、、、好きです。。。:04/12/18 06:39:34 ID:Ukpv8mT3
2chに普通のサイトを晒すのはマズいと思われ

しかし、URLが無くてもそのサイトを見付ける事は出来るはずだ!俺に妹萌えの資格があるなら!!
766名無しくん、、、好きです。。。:04/12/18 17:53:18 ID:87UkNZo9
う〜む・・・どうしたらいいですかね・・・?
767名無しくん、、、好きです。。。:04/12/18 20:44:42 ID:GaIDUuf2
[email protected]に送ってくだされm(_ _)m
768I‘m God:04/12/18 21:30:16 ID:Ecu3I/Nv
769名無しくん、、、好きです。。。:04/12/18 23:11:34 ID:87UkNZo9
>>767さん
はアドを公開して平気なんですか・・・?
770名無しくん、、、好きです。。。:04/12/19 03:33:27 ID:uW3W96bP
余裕ですよ☆……たぶん
771名無しくん、、、好きです。。。:04/12/19 06:57:02 ID:yu+HSIoX
>>767
ageでメルアド晒しとは……勇気あるねぇ……。


つーか、sageてよ。
772名無しくん、、、好きです。。。:04/12/19 12:02:16 ID:uW3W96bP
ageとかsageって何?
773名無しくん、、、好きです。。。:04/12/19 12:43:12 ID:vBIEjfa+
>>772
とりあえず書き込むときにメール欄に「sage」って書いておけば良い。
詳しく知りたいなら2chの解説読むべし。
774名無しくん、、、好きです。。。:04/12/19 21:18:38 ID:uW3W96bP
全く分からないアルよ〜
775名無しくん、、、好きです。。。:04/12/19 21:19:39 ID:uW3W96bP
全く分からないアルよ〜
776名無しくん、、、好きです。。。:04/12/19 22:28:37 ID:c+mPcJeO
じゃあ、送ってもいいですかね?
777名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 04:25:35 ID:sTCr4FNq
良いですよ〜☆出来れば題名の所に2chのとかっていれてもらえるとありがたいです!
778名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 04:26:56 ID:sTCr4FNq
てか777取り☆
779名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 04:30:25 ID:XVjCNqQZ
誰でもいいからお兄ちゃんてよんでくれ。
お姉ちゃんでもいい Σ(゜□゜)
780名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 06:36:28 ID:suJxgQpG
>>774-775
分かるまで書き込むな。迷惑だ。
781名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 08:19:13 ID:cqiz3SIu
>>774-775
「E-mail (省略可) :」と書いてある欄に「sage」と書けばいいのですよ。
ひらがな、カタカナ、漢字は駄目ね
782名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 10:26:41 ID:sTCr4FNq
その心わ?
783名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 12:15:30 ID:P/oUwM/D
「お兄ィちゃ〜ん!!」
「ん?」
「一緒に寝よ!」
みたいなのきぼん
784名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 12:17:02 ID:P/oUwM/D
誰か妹と過ごすクリスマスの話を!!
785名無しくん、、、好きです。。。:04/12/20 18:10:39 ID:suJxgQpG
>>784
あなたがそういう態度を取り続ける限り、少なくとも一人は確実にクリスマスには来ないと思われ。

つーか、そろそろ嵐認定だな。
786名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 00:33:17 ID:G5ibksSM
荒しとわ?
787名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 01:03:26 ID:csIC1vHE
何回注意されてもメール欄に半角小文字でsageと入れない人も荒らしとみなされちゃうんです。

お願いだから入れてくださいね。
‖ヮ^ノノ お・に・い・ちゃん♪
788名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 01:12:39 ID:NlZSL3Ao
便乗して聞いてみたり。
さげないとなんか不都合あんの? おにーちゃん。
789名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 02:00:30 ID:bkkKp29u
>>783
俺の家は子供部屋は一つだけで、俺(高1)と、妹(中1)は同じ部屋の2段ベッドの上下で寝ている。
ある日、俺が暑さに目を覚ますと妹がうなされている。本当に苦しそうだったので起こしてやると、
俺「だいじょぶか、めちゃめちゃうなされてたぞ。どんな夢見てたんだ。」
妹「うぇぇぇん。怖かったよー。もう寝れない。」
俺「だいじょぶか。」(ほんとどんな夢見てたんだよ)
妹「だめ、お兄ちゃんいっしょに寝て。」

こんなんでどうだ。(新人だけど許して)
790名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 17:08:39 ID:UujjZMBj
>>788
1.スレが目立つようになる。
2.荒らしが湧く。
3.厨が湧く。

らしいですよ。兄さん。

時期が時期ですから、特に3番には注意したいですね。
791名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 22:51:48 ID:NlZSL3Ao
目立たせたければあげればいいんですね(ぉ
dクス、なくおアニキ
792(1/4):04/12/21 22:55:31 ID:STQNYpRX
「お兄ちゃ〜ん!こっちこっちー!」
――ああ、今行くよ!
「もっと早く〜!」
――まったく……なんだよ?
「ほら!見て〜!あのイルカさん、可愛い〜!」
――そうだな。食べると美味そうだ。……イルカって食えたっけ?
「……お兄ちゃん、食べちゃダメだよぅ」
――分かってるって。冗談。
「むー。本気の目だったよ」
――冗談だっつの。ほら、次行こうぜ。
「…うん。イルカさ〜ん!またね〜!」

妹の声が、焼けた空に響く。
俺はまだイルカのほうを向いている妹の手を掴み、歩き出す。
なんてことない、よくある風景。
よくある日常。
だけど。

これが、もう長続きしないのは分かっていた。
793(2/4):04/12/21 22:56:30 ID:STQNYpRX
「…………」
俺は目を覚ました。
目覚まし時計の音が鳴っている。ぼうっとした頭のまま手を伸ばし、止めた。
再び静寂が戻る。
「またあいつの夢か……」
俺はうんざりしながら頭を抱えた。体がひどく冷たい。冬だから、だろうか。

俺にはふたつ年下の妹がいた。名前は紗枝。
今、俺は18だから……16歳か。
自分で言うのもなんだが、可愛い妹だった。変な意味じゃなくて。
純粋にいい妹だった。明るくて、世話好きで、家事もこなせて。
俺にはもったいないくらい。とにかく、それくらいよくできたやつだった。
両親が離婚し、離れ離れになる前までは。
794(3/4):04/12/21 22:58:06 ID:STQNYpRX
当時12歳だった俺は、成す術もなかった。もちろん紗枝も。
突然の離婚により、俺は親父に。紗枝は母さんに引き取られた。
それ以来だ。今日みたいな夢を見るようになったのは。
もう永遠に会えないのだろうか。俺の中の紗枝はずっと10歳のままなのだろうか。
俺は……いつもそう思う。

親父は郵便局で働いているので、朝は早い。だから俺が目を覚ます頃には誰もいない。
……ハズだ。

ガタン。

音がする。階下のキッチンから。
ドロボウ?まさか。
俺は忍び足で階段を下りていった。
795(4/4):04/12/21 22:59:14 ID:STQNYpRX
音を立てずにキッチンの戸を開けた。わずかな隙間から覗き込む。
(OK,落ち着け俺。昨日やったメタル○アの要領だ。ゆっくり近づけ)
慌てて訂正する。
(いや、近づいてどうするよ。警察だ。確認したら警察を呼ぶんだ)

ガタン。

あ。今のはどっちが出した音だ。
「――誰?」
俺か。
「誰かいるの?」
綺麗な声。女だ。足音がこっちに向かってくる。
(やばっ!隠れなきゃ!)
また訂正する。
(いや、隠れてどうするよ!ここは俺の家だぞ!)
「そ、そっちこそ誰だ!?」
戸を勢いよく開ける。相手は女だ。高見盛似でもない限り、勝てる。
しかし―――。
796名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 23:00:56 ID:STQNYpRX
続きはまた明日。寝ます
797名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 23:12:01 ID:NlZSL3Ao
就寝ハヤー。
がんがってくださ。
798名無しくん、、、好きです。。。:04/12/21 23:27:42 ID:kCiO3lCV
つづきが気になる・・・
799名無しくん、、、好きです。。。:04/12/22 06:13:52 ID:/P/8+j7M
789vs792
互角!!






と言っておく。
800名無しくん、、、好きです。。。:04/12/22 06:16:28 ID:/P/8+j7M
789>長文わ無いかね?
sage以外わ入れちゃダメかね?
801名無しくん、、、好きです。。。:04/12/22 12:54:15 ID:K/zwzhF1
>>800
なんでも良いんだったらわざわざsageって入れてくださいなんて言いませんよぅ…
802遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/22 15:20:33 ID:Bo/7yRWZ
もう放置でいいんじゃねぇの……

>>792-795
いいなぁ……。続きを楽しみにしています。
803名無しくん、、、好きです。。。:04/12/22 22:28:53 ID:np3U8G6l
そろそろ「明日」が終わっちゃうよぉ・・・
804789  その1:04/12/23 00:04:18 ID:vxtkSel8
なんかジャンルが変わってほのぼの系だが長文行くぞ。
軽い設定。ゆき(中2)兄(高2)

「今日はおにいちゃんといっしょに買い物だ。(ウキウキ)」
そう。今日はゆきと買い物に行くことになった。
服を買いに行くから見て欲しいのだという。
それというもの昨日…
「ねーねー。明日暇?」
「ああ暇だけど。何?」
「よかった。じゃあいっしょに買い物いこ。服買うの。」
「えぇっ」
「いやなんだ。ゆきと買い物いやなんだ。」
「そんなことないよ。」
「じゃあいこ。」
俺はこの手の言い方に弱いからまんまと言いくるめられてしまった。
で、今日はその買い物につきあってやることになったのだ。
805789  その2:04/12/23 00:11:03 ID:vxtkSel8
「買い物ってこんなに遠いのかよー。聞いてないぞ。」
「だって買い物付き合ってくれるって言ったじゃん。」
「まあな。」
(それにしても服買いに行くのに片道1時間半もかけるか普通。ま、男の俺には理解できないのかな?)
「ついたよー。」
「ついたって。ここ?」
「だってこの店男物のショップだぞ?」
「だから、いっつも服がぱっとしないお兄ちゃんのために服を選ぶの。」
「もしかして買い物って、俺の服?」
「そうだよ。」
「マジで?(おいおいほんとかよ)でも、俺金もって無いぞ?」
「いいの。ゆきからの誕生日プレゼントだよ。」
「誕生日明後日でしょ。」
「ありがと」
806789  その3:04/12/23 00:22:31 ID:vxtkSel8
俺は、「ありがと」と言いつつもかなりキョドっていた。
周りを見ると、服一着が見たことも無いような値段だ。
なんか店の雰囲気に飲まれている。
「お兄ちゃん」
「…」
「お兄ちゃん」
「あ?何?」
「なんかキョロキョロしちゃってるからさ。」
「こんな店来るの初めてなんだから仕方ないだろ。つーかこんな高いの買えんのか?」
「だいじょぶだよ。ちゃんとお金おろしてもらったもん。」
「あ、そう」
「で、どんな服が欲しいの?」
「どんなって言われても、あんまそんなの気にしたこと無いからな。」
「じゃあゆきが選んであげる。」
「ありがと。」
「じゃあ選んでくるからここで待ってて。」
「待っててって。おい。」
行ってしまった。こんな異空間で一人って。
まあ待つしかないか。
807789  その4:04/12/23 00:31:29 ID:vxtkSel8
パタパタパタ
「お?」
「選んできたよ。」
「ありがとう」
「早く着てみてよ。」
「え?」
「試着だよ。ほら、試着室で着替えるの。」
「わかった。」
(えっと、これがこうでこうでっと)
「着れたぞ。」
「見せて。うーん。またちょっと待ってて。」
また行ってしまった。待つか。
「うーん。どっちだろう。」
「パンツこれに変えてみて」
「パンツ?」
「ズボンのことパンツって言うの」
「あ、あぁ。」
「でも2個あるぞ」
「最初こっちはいてみて」
「はいよ。」
後はそんなことの繰り返しだった。
「これでいいよ。」
「そうか?いいのか?(あぁつかれた。やっと終わりか)」
「鏡見てみなよ。」
「うん。(あ、なかなかいいじゃん)結構いいな。ありがとう」
「じゃあ決まりね。それ脱いでもとの服に着替えて。」
「はーい」
808789  その5:04/12/23 00:39:52 ID:vxtkSel8
「お会計は、2万と4350円になります。」
「おい、いいのかそんなに高いもの」
「いいって言ったじゃん。誕生日プレゼントなんだから。」
「あぁ、そうか。ありがと。」
「ありがとうございました。」
「さて帰るか。ってもう暗いな。」
「これから帰ったらもう飯だな。」
「そうだね。そうだ、来週の日曜日さ今日買った服着てお出かけしようよ。」
「え?」
「いいでしょ。水族館。」
「いいけど、おごらないぞ。あんま金ないし」
「わかってるって。じゃあ来週の日曜日だよ。」
「あぁ。」

今思うと、ゆきは今日の買い物も来週の水族館とセットで考えてたんじゃないかと思う。
つーかこんな高い服もったいなくて着れないと思ってたしちょうどいいかな?
来週は水族館か。また疲れそうだな。まあいっか。俺っていい妹持ったなぁ。

〜fin〜
まあ、妹がいない俺にはこれが限界だな。
809名無しくん、、、好きです。。。:04/12/23 01:34:00 ID:zd+5EYUQ
おっ?
知らない間に・・・
810名無しくん、、、好きです。。。:04/12/23 01:38:46 ID:fEMHw+eJ
でも>>792-795の続きも気になる
811名無しくん、、、好きです。。。:04/12/23 02:27:59 ID:D/kN/WsM
>>792-795 はもちろんだが、
>>789 の続きも読みたい。水族館での話を
812789から ◆LS6RgCUyNA :04/12/23 15:07:06 ID:df1vgWvD
水族館のことか。流れ上で考えただけだから考えてないや。
よし、これから考えよう。
今日明日中には。書けなかったら旅行行くからしばらく無理。
813名無しくん、、、好きです。。。:04/12/23 16:00:05 ID:hNLck9R6
お兄ちゃん、何故そんなに優しくするの……?
そんなに優しくされたら私…、迷っちゃうじゃない……。
ねぇ、お兄ちゃん。兄妹で好きになったりしちゃ駄目なんだよ…?
だから諦めようと思って我慢してるのに……そんな事されたら私……私……っ!
814名無しくん、、、好きです。。。:04/12/23 19:02:25 ID:CSrWQkt9
そんな長い台詞を言われたいと常日頃から思っている
真性妹萌えお兄ちゃんに乾杯。
好きだ。
815名無しくん、、、好きです。。。:04/12/24 00:12:55 ID:tfI7eGoI
同一人物???
816名無しくん、、、好きです。。。:04/12/24 00:14:12 ID:IyWujSrd
え、誰と誰が?
817名無しくん、、、好きです。。。:04/12/24 00:38:05 ID:IAZMkTmy
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818遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:14:57 ID:clp1zFgO
12月24日。
赤や緑の装飾、デカいサンタ、眩しいくらいの電飾……。
「まだまだ先だと思ってたけど、もうクリスマスなんだねぇ……」
スーパーのカートを押しながら、俺はキャベツを選んでいる未来に話しかける。
「そうですか?私は待ち遠しかったですよ?」
「俺は、この歳になると別に楽しみでもないけどなぁ……」
「でも、みんな楽しそうで……なんだかウキウキしませんか?」
「まぁ、そうだな……クリスマスなんて日本人にしてみりゃ、楽しめればいい。みたいな感覚だしな」
「そうですよね?」
「ところで、未来よ……」
「何ですか?」
「今年は……プレゼント買ってないんだ……」
「あぁ……私はいいんですよ?別に……」
「いや、そういうわけにはいかないだろ……つーことで、明日二人で買い物に行かないか?」
「いいですよ。じゃあ、私も明日、兄さんのプレゼント買いますね?」
「うん、楽しみにしてる」
「……ところで、兄さん……今何時ですか?」
「ん?四時五分前だけど?」
「あと五分か……」
「えっ?何が?」
「何って……タイムサービスに決まってるじゃないですか!!」
「うぇ!?まだ買うのか!?」
目の前のかごの中には、もはやいつもと同じぐらいの食料品が……。
これだけでも、十分重そうだってのに……。
「はい!これから大掃除とかで忙しくなりますから、買い溜めしておかないと!!」
考えてるんだなぁ……感心するよ、全く。
「さぁ、未来ちゃん、もう時間だよ?」
「えっ!?よぉし!!兄さん、行きますよ!!」
「はいはい、お供しますよ」
小走りに駆け出した未来を追いかけながら、
ふとサンタ姿の女性店員が目に入り……つい、未来ちゃんのミニスカサンタ姿を想像してしまうのでした。
819遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:16:33 ID:clp1zFgO
「はぁ……やっと出来ました……」
「お疲れ様でした」
時刻は七時半。料理が完成したようだ。
『あんまり時間が無いんで、料理、手伝ってくださいね?』と言われていたが、
結局、俺は買い物の荷物持ちしかせず、途中『邪魔だから』という理由でキッチンから追い出されてしまった。
料理への情熱は、俺への愛をも凌ぐようだ。
……このことは多分、悲しみとともに一生忘れない記憶となろう。
「さぁ、食べましょうか」
未来がエプロンを外しながら、ダイニングに入ってくる。
「おい!!未来!!」
「は、はいっ!?」
「何だ、その格好は!」
「はぃ?」
「今日はクリスマスだぞ?ドレスとか着ないのか?」
「持ってないですって……」
「じゃあ、その動きやすさ第一のパンツは止めろ!!せめてスカートを穿け!!」
「何だか、今日は厳しいですね……」
「だってよ、カノジョには、常に可愛いくあって欲しいだろ?」
「か、彼女!?も、もう!!兄さん!!何言ってるんですか!!」
「まぁ、未来は何着ても可愛いんだけどな」
「も、もう!!恥ずかしいですよぉ……」
ま、お約束通りの可愛い反応を見せる未来。
「あの……でも、兄さんがそう言うなら、私……ちょっと着替えてきますね?」
「うん!!待ってる!!」
820遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:17:24 ID:clp1zFgO
「あ……あの……兄さん」
十数分後、未来がゆっくりとドアを開け、戻ってくる。
「待ってたよ」
「あの……兄さん……似合いますか?」
そう言われて、未来のほうを振り向く。
……ふむ、なかなか色っぽいじゃないか!!
「うん。可愛い。似合ってるよ」
「えへへ……ありがとうございます」
未来は、いつもより子供っぽい笑顔を見せる。
こういう顔もいいねぇ……。
「さ、ご飯食べよう?」
「はい!」
「未来ちゃん、シャンパン買ってきたんだ。二人で乾杯しよう?」
「えっ、何時の間に……」
「未来ちゃんが料理作ってる時……一応声かけたけど、気付かなかった?」
「はい……全然……」
料理>>>(越えられない壁)>>>>俺。
切ねぇ……。
「に、兄さん!?急に倒れて、大丈夫ですか!?」
「ああ、大丈夫。気にしないで……」
「そうですか?」
「うん。まぁ、気を取り直して乾杯だ!テンション上げろ!!」
「あ、はい……」
「じゃあ、かんぱ〜い!!」
「か、かんぱーい」
棒読み。別にいいけど。
俺はシャンパンを一気に飲み干し、未来の料理に手を付ける。
「いっただっきまーす!!」
「ふふっ……兄さん、慌てて食べると危ないですよ?」
821遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:18:27 ID:clp1zFgO
「何が?……げほっ!!」
「あぁ、だから言ったのに……!!大丈夫ですか、兄さん……」
「けほっ……ちょっと咽た……」
「はい、お水」
「ありがと……いやさ、未来ちゃんの料理が美味しすぎて、思わず急いで食べちゃったよ」
「口だけは減りませんねぇ……でも、ありがとうございます。お世辞でも嬉しいですよ」
「お世辞じゃねぇって。コレ、ホントに美味いよ?ほれ、未来ちゃんも。はい、あーんして?」
「あーん……って、しませんよ!!」
「み、未来!?何時の間にノリツッコミを会得したんだ……」
「べ、別にいいじゃないですか……」
「うむ、確かにそんなことは小さな事だな。……さぁ、気を取り直してあーん、って」
「だから、しませんってば……」
「何で……?」
「だって……兄さんと……」
「俺と?」
ちょっとイジワルだな……。つーか、なんかHなビデオとかのノリ……。
「間接キスに……なっちゃう……」
「いいじゃん?」
「嫌ですよ……恥ずかしいじゃないですか……」
何時も通り、未来ちゃんの顔が真っ赤。
822遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:19:58 ID:clp1zFgO
「つーか……隙有りぃ!!」
未来の口にフォークを押し込む。
危険なので良い子はマネしないように!!
「わ、わぁ!」
「どうよ?美味いだろ?」
「……」
口を手で覆ったまま、固まっている未来。
「どうした、未来?」
「も、もう!!!!!兄さん!!何するんですか!!!!」
「案ずるな。間接ならば、ファーストキスにはカウントされない!!」
「そ、そんなこと心配してません!!
 ……もう……兄さんは全然女心を分かってないんだから……そんなこと、冗談半分でするものじゃ無いですよ……」
「何か言った?」
「いえ、何も!!!!」
「そう?ま、いいけど……それよりさ!!未来ちゃんも俺に食べさせてよ!!」
「何馬鹿なこと言ってるんですか……」
「えー!?いいじゃん!!」
「ダメです!!普通に食べたって十分美味しいですよ、私の料理は!」
いつもと特に変わり映えも無く、恋人たちの聖夜は更にふけていく……。
823遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:20:57 ID:clp1zFgO
『好きだ……君を愛している!!』
『うん……嬉しいよ……』

まぁ、飯も終わり、ケーキも食べ、
未来と二人で、友人から借りたクリスマスモノの恋愛映画のDVDを見てるわけですが……
すごくつまらない……今年一番の話題作とか言ってたクセに……。
やっぱ、映画はアクションかSFに限るなぁ……。
「ふぁぁ……」
欠伸のついでに隣を見ると……真剣な未来の顔が……。
しかし……何でこんなに夢中になってるのかねぇ……この娘は……。
ま、価値観の違いってヤツか……。
しかし、退屈だ………って、まだ一時間あるのか!?
これで、ハッピーエンドでいいじゃねぇかよ、監督!!何か一波乱あるのか!?
まぁ、映画の監督に文句を言ってもしょうがないけど……。
          …
          ……
         ………
不思議に眠たくならないので、仕方なく、俺はこのタルい映画を見続けている。
しかし、内容は本当につまらないので、主人公の滑舌の悪さとか、そんなところばっかりに注目している……。
……トサッ。
俺の肩に力が加わる。
見ると、未来が俺に寄り添っているではないですか!!
おいおい!!!ここまで、いいシチュエーションは珍しいんじゃない!?
……と、一瞬思ったが……。
ま、どうせ寝てるんでしょ?……うん、確かに寝てるし。
疲れてるんだよな……寝かしといてやるか。
っていうか、それでもこの展開は美味しい!!美味しすぎ!!
「にぃ……さん……」
「ん?どうした、未来?」
824遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:21:56 ID:clp1zFgO
「くぅ……くぅ……」
何も無いのかよ!!他にあるだろ!!『好き』とか、『大好き』とか、『愛してる』とか言えよぉ!!
こんな欲望を寝てる未来に押し付けてもしょうがない。
ここは、未来を起こすか部屋まで連れて行くかしなければ。
ま、起こすのも可愛そうなので、部屋まで連れて行くことにする。
……いや、決して寝顔が可愛いからぜめてもう少し長く見ていたいとか、そんな理由じゃない!!……こともない。
俺は未来をお姫様抱っこで抱きかかえ、階段を上っていく。
つーか、軽い……。
俺の手の中の未来はとても軽くて、柔らかくて……儚い物のように思われた。
「ん……にぃさん……?」
「あ、起きちゃったか……?」
「寝ちゃったんだ、私……」
「疲れてるんだよ」
「でも……あの映画……最後まで見たかった……」
「うん、じゃあ、明日また見ような?」
「いやです……今日じゃなきゃ……ダメです……」
「何でよ?」
「よく……分からないけど……兄さんと……あの映画を見たかったんです……」
「でも……眠いんだろ?」
「眠くなんて……ないですから……」
「嘘つけ。そんな、目をトロ〜ンとさせて何を言うか」
「でも……」
「あっ、いいこと思いついた」
「何です?」
「王子様のキスで、お姫様は目を覚ますんだよな」
「ちょっ!?ちょっと!!にぃさ……んっ!!」

……まぁ、ここから先は皆様の想像にお任せすることにする……
825遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:26:06 ID:clp1zFgO
メリークリスマス。このスレにおける立場がもはや無い遊星よ(ryです。
長かった……でも全部貼れてよかった……。

ちょっと今回時間があんまり無かったので、かなりやっつけ仕事ですな。
ホントはこの後も、もうちょっと考えてたんだけど……暇が無いのが辛いです。

ま、こんなですけど、次回、正月ネタで何か書けたらいいなぁ……と。
826名無しくん、、、好きです。。。:04/12/24 20:21:19 ID:IyWujSrd
かなりはにゃーん。良いものだ。
827789から ◆dUGeRb1xb6 :04/12/24 20:42:11 ID:t6B5iCpK
水族館の話行きまーす。

「お兄ちゃん起きて」
「…」
「お兄ちゃん起きてよ」
「ん?」
「やっと起きた。今日は水族館行くんだから早く起きてよ。」
「今何時だよ。うわ、まだ7時じゃん。」
「だって8時には家出るんだよ。今起きないと間に合わないよ。」
「8時に家出るって水族館まで何時間かかるんだ?」
「2時間くらい」
「えっ。…マジで?そんな遠いの?」
「うん。いいじゃん。1週間も楽しみにしてたんだから。」
「まあいいけどさ。」
「なら早く起きて。ほら、早く」
「はいはい。飯は?」
「私が作っといたよ。じゃあリビングで待ってるからね。」
ゆきはリビングに走って行った。
今日は水族館に行くことになっていた日だ。それにしてもゆきが飯を作るなんてめずらしい。
さて、俺も着替えてリビングに行くとしよう。
828その2  ◆LS6RgCUyNA :04/12/24 21:07:28 ID:t6B5iCpK
「お兄ちゃん、遅いよ。また寝たかとおもって呼びに行くところだったよ。」
「そんなはず無いだろ。普段着ない服だったから着るのに時間かかったんだよ。」
実際は財布に二千円しか入ってなくてあわてて万札を探していたのだが…
「もう。何ぼーっとしてんの。早くご飯食べてよ。」
「あぁ。お、うまい。」
実際ゆきが作った飯はかなりうまかった。2年くらい前に食ったときはかなりまずかった気がするんだがいつの間にこんなにうまくなったのだろうか。
「本当?おいしい?ありがとう。」
「さて、今日は何もってきゃいいんだ?」
「お金だけあればいいよ。ほかに必要なものは全部持ったから」
「あ、ほんと?じゃあ軽く準備してくるよ。ごちそうさま。」
「はーい。」
さて、金は持った。ほかに要る物はない。ゆきも準備がいいな。
「準備終わったぞー。」
「じゃあ行こう。早く早く。」
「お、おい引っ張るなって。」
なんだかんだ言って俺楽しんでるな。妹のテンションが俺に合ってるのか?
「今日は、イルカ見るんだからね。そこはイルカショーが有名なんだから。」
「イルカね。ハイハイ。」
なんだかんだと話してるうちに駅に着いた。
「電車はこれね。」
「おい、電車来てるぞ。走るか」
「お兄ちゃん待ってよ。そんなに速く走れない」
「間に合ったな。」
「うん。」
「じゃあ俺寝るから着いたら起こせよ。」
「寝ちゃうの?」
「寝る。俺は寝不足なんだ。」
「わかった」
「じゃあヨロシク。」
829その3  ◆LS6RgCUyNA :04/12/24 21:17:02 ID:t6B5iCpK
トリップ変わっちまったのはミスだから気にすんな。その2のほうが本物。
じゃあ本編

「お兄ちゃん起きて。」
「ん、あぁ。」
「次だよ。」
「もうついたんか?」
「乗換えだよ。」
「おう。」
「次は私寝ていい?今日早くおきたから眠くて。降りるの終点だから。」
「いいけど、今日何時におきたんだ?」
「5時だよ。」
そうか、がんばってくれたんだな。
「着いたぞ。降りるんだろ。」
「うん。」
「乗り換えこれだろ。」
「うん。じゃあいくよ。」
「また電車来てるぞ。走るぞ。」
「だからそんなに速く走れないって。」
830その4  ◆LS6RgCUyNA :04/12/24 21:40:06 ID:t6B5iCpK
結局また電車には間に合って順調に乗ることが出来た。
「じゃあ私寝るね。」
「終点で起こせばいいんだろ。」
「うん。おやすみ。」
寝てしまった。さて、暇だな。つーかよく見るとゆき結構かわいいな。いつもあんまり気にしなかったけど…学校では結構もてるだろうな。
よく考えれば水族館なんて5,6年ぶりだよな。今日は俺も楽しむかな。
ん?次は終点か。起こしてやろう。
「おーい。次だぞ。起きろ。」
「ん?次。うん。」
「降りるぞー。」
つーか降りる人多いな。人気あるんだな。
「お兄ちゃん。入場券買いに行こう。」
「ああ。つーかいくらだ?」
「高校生は、3000円だね。」
「あぁ。3000円な。」
「イルカ楽しみだね。輪くぐるらしいよ。」
「ふーん。でもまだ開いてないのか?」
「10時からだからね。電車が順調だったからあと15分くらいかな。」
「ここはアシカはいるのか?アシカショーも見てみたいんだが。」
「なんだ、お兄ちゃんも結構楽しみなんだ。ふーん」
「悪かったな。イルカショーは見たことあるがアシカショーは見たことないんだ。」
「アシカショーもあるらしいよ。10:10からの会あるからそれ見よ。」
「おう。あ、もう開くぞ。」
「早く行こう。ね。」

今日はここまでだ。もう体力の限界。あとは旅行から帰ってきてからだから。29か30日だな。
831名無しくん、、、好きです。。。:04/12/24 23:04:24 ID:IyWujSrd
乙可憐。
早く帰ってきやがれ。
832名無しくん、、、好きです。。。:04/12/24 23:33:08 ID:t1G910YJ
みんなすごいぜ・・・
どうやったらそんな萌えるストーリー考えられるんだ?
俺はまったく思いつかんぞ・・・
833名無しくん、、、好きです。。。:04/12/25 00:24:40 ID:3jTZGPjQ
妹「お兄ちゃ〜ん!私にクリスマスプレゼントは?」
兄「え?(やべ、すっかり忘れてた……)も、もちろん用意してあるよ」
妹「本当!?嬉しいなぁ〜♪お兄ちゃんのことだから、きっと高いものを(妄想中)」
兄(どうしよう……今さら買ってなかったなんて言えないし……。……よし!!)
妹「……で、結局なにを買ってきてくれたの?お兄ちゃん♪」
兄「―――だよ」
妹「え?」
兄「プレゼントは、俺だよ」
妹「……」
兄(よっしゃ!!いい反応だ!……おい、なにとろけそうな顔してるんだ!冗談だよ!!)
妹「お兄ちゃん……実は私のプレゼントも……(赤面)」
兄「な、なん(ry」

俺たちの脳内はいつだってクリスマス。そうだろ、兄弟?
834名無しくん、、、好きです。。。:04/12/25 01:38:23 ID:xBg1AHEg
そうさ、ブラザー
835名無しくん、、、好きです。。。:04/12/25 04:00:59 ID:5VhvkYP1
甘いわっ!
兄『ウィ〜ス』
妹『遅いよっ!何やってたの!?』
兄『あぁ、ちょっとな……』
妹『まさか、お兄ちゃん彼女居るの?』
兄『いや、友達の家で遊んでたんだよ』
妹『な〜んだ、良かった』
兄『ん?何が良いんだよ?』
妹『何でもないよ〜ん☆』
どーよ!!(笑)
836名無しくん、、、好きです。。。:04/12/25 11:56:02 ID:idsGV/U5
『実は私たち、本当の兄妹じゃないの…。このあいだお母さんが言ってるの聞いたの』
『だ、だから…あのね…(赤面)』

夢が膨らむよ
837たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/25 18:28:29 ID:xBg1AHEg
本当にもう、ここの連中大好きだ。
だれかクリスマスプレゼントに妹が届いたお方はいらっしゃいますか?
838名無しくん、、、好きです。。。:04/12/25 19:22:30 ID:5VhvkYP1
極上の妹が届いたゼ!

ハァハァ
839名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/25 19:50:27 ID:VfWXX70m
>>838
ウチの弟と交換しないか?
840名無しくん、、、好きです。。。:04/12/27 01:46:23 ID:JZkgu6v5
839>ヤダ!オレのもんだぁー!!
841名無しくん、、、好きです。。。:04/12/27 02:53:01 ID:i+tC3kps
弟を取り合うスレはここですか?
842名無しくん、、、好きです。。。:04/12/28 11:45:49 ID:fAbnQCK9
お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!
843名無しくん、、、好きです。。。:04/12/28 21:26:21 ID:kt6kCdi/
いつの間にか厨がはびこるスレとなってしまったな、ココも。
早く終われ、冬休み!!
844名無しくん、、、好きです。。。:04/12/29 01:43:40 ID:aDRDaEyE
犯人わ誰だっ!?
845たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/29 01:48:50 ID:5r8Qp5XM
なんだ・・・彼が帰ってきたのかと思った。
846名無しくん、、、好きです。。。:04/12/29 02:24:15 ID:k0VEQ1PJ
姉さん、ちっ違・・・
847名無しくん、、、好きです。。。:04/12/29 11:03:54 ID:Mis7d8RF
妹「おらのオメコなめてくれろ兄ちゃん〜」
妹「昨日から風呂さはいっていんずもんだけん。かいくてかいくてしょうがないねん」
兄「えっ…でんで、俺さ好いちょるコばおんねん。よってからにそないなこさできんばい…」
妹「ひどか〜兄ちゃんはおらのことよりそのコば大事にすんばい?」
兄「そんなあこたないよ…どっぢもおらにとっては大切なコですたい」
妹「ならばいいやんけ〜ささはようおらのお目子に兄ちゃんのデラぷっちおいナメタケさいれてくれろ」
兄「しゃあないのお、節子。これっきりやで」
妹「わあ、きれいなホタルやぁ〜」
848名無しくん、、、好きです。。。:04/12/29 11:52:18 ID:f1ClVi+A
萎える
849名無しくん、、、好きです。。。:04/12/29 13:28:50 ID:Qjv6WrDo
「お兄ちゃんの求めた戦争だ」
850名無しくん、、、好きです。。。:04/12/29 20:16:51 ID:vmfm4qnx
そんなこという人嫌いです。
851たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/29 20:23:35 ID:5r8Qp5XM
◆LS6RgCUyNA さん、まだかな。
852名無しくん、、、好きです。。。:04/12/29 21:51:06 ID:KydwnRYx
うちは兄妹揃ってガノタで、俺が自分の部屋で勉強していると、妹がいきなりドアを開けて
妹「ララァが死んだ時のあの苦しみ、存分に思い出せ!!」と言い放って新聞を筒にした奴で殴りかかってくるので、
俺「情けない奴!!」と叫んで傍にあったカレンダーの筒で殴りあいになった。さらに、
妹「貴様こそ、その力を無駄に消費していると何故気づかん!!」
俺「貴様こそぉ!!」と逆シャア風味の討論を繰り広げながらの殴り合いが続き、最終的に、
俺が力ずくで妹の肩を押して部屋から押し出そうとしている時に、
妹がソファーのクッションを投げてギラ・ドーガとジェガンとガンダムMk-UのフィギュアにHIT
俺「ギラ・ドーガまで!!無理だよみんな下がれ!!」
妹「しかし、ララァは私の母親になってくれたかもしれなかった存在なのだぞ!!」
俺「お母さん…うわぁ!!」と本物の母上に見つかり何故か俺だけ部屋を散らかしたと言われ説教

あ、ちなみにノンフィクションね……もうこんな妹いらねぇよウワァァンヽ(`Д´)ノ
誰か交換キボンヌ、っていうかタダであげるよ、ちなみに顔はまぁ普通かなぁ。
853たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/29 23:00:56 ID:5r8Qp5XM
萌え。
854遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/30 19:48:23 ID:mZlxsNd/
寒いくらいの海風が強く吹き付けている。
海を見ていると、何かセンチメンタルな気分になる……ような気がする。
「あっ、兄さん。こんなところにいたんですか?」
「なぁ、未来。海って広いなぁ……」
「はぁ……」
「ときに未来よ。何故、俺たちは船なんかに乗ってるんだっけ?」
「え?私、言いましたよね?」
「ああ……忘れたかもしれない。教えてくれ」
「もう……」
───────────────────────
ルルルルルルル……
「はい、結城です」
未来が電話をとる。
「あっ、お父さん。お元気ですか?」
親父か……
「はい。えっ!?」
驚いてる……。
「ありがとうございます。嬉しいですよ!!」
喜んでる……なんだろ
「はい。ありがとうございました。兄さんに代わりますか?」
俺?
「ああ、そうですか。はい、さようなら」
親父に会話を断られた……話す事も無いが、なんかショックだ……。
そういえば、親父ははるか遠くで出張中。母さんも一緒ですよ。
「で、あの飲んだくれ親父、なんだって?」
「の、飲んだくれ……?」
「異論あるのか?」
「……無いですね」
「うむ。よろしい。で、あのビール腹中年男性がなんて?」
855遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/30 19:50:02 ID:mZlxsNd/
「……えーと、船のチケットを送ってくれるそうですよ」
「船?何故?」
「えっと……九州におばあちゃんが居ますよね?」
「ああ」
「もうすぐお正月なんですけど、今九州にいるみたいなんで……」
「バアさんの家で落ち合おうって訳か?」
「そうなんです!」
「うーん……でも、それなら、飛行機でもいいのにな?」
「そうですね。でも、すごく大きな船らしいですよ?」
「ふーん」
「楽しみですね?」
「うん、そうだな」
俺も乗り物は嫌いじゃないし、船酔いしやすいと言う訳ではない。
冬休みなどダラダラするためにあるようなもの。退屈している俺には、楽しみと言えば楽しみだった。
「あの……それで、兄さん……新しい服買ってもいいですか?」
「おぅ、未来ちゃんも結構女の子してるねぇ?」
「だって……やっぱり欲しいじゃないですか……」
「いいよ。買って来いよ。ただし、俺を萌えさせて見ろ!!」
「もえる?」
「いや……こっちの話だ」
───────────────────────
「……そうだったな」
「思い出しました?兄さんったら、もうボケですか?」
「いや……ホントに急な話だったからな。何か実感が……」
「確かにそうですね」
「そういえば、バアさんの家に行くんだよな?ヒロ姉ぇはどうしてる?」
「東京の大学に行ってるらしいですよ。だから、お祖母ちゃんの家にはいないんじゃないんですか?」
「ふぅん……じゃあ、サチ姉ぇは?」
「地元の企業に就職したって聞きましたけど……」
ヒロ姉ぇとサチ姉ぇは俺たちの従姉。俺の親父の兄の娘で、昔はバアさんの家に住んでいた。
はっきり言って憎らしい姉どもだ……まぁ、スタイルだけは良いんだが。
856遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/30 19:51:38 ID:mZlxsNd/
「じゃあ、会えるかもな」
俺が何気なく発した言葉に……
「そう……ですね」
どこか遠くを見ながら、何か呟くように応える未来。
「あっ!?もしかして、未来ちゃん妬いてる!?」
「そっ、そんなことないですよぅ!!」
「嘘だねー」
「嘘じゃありません!!」
「いいや!『大好きな兄さんが、サチ姉ぇにとられちゃう!!どうしよう!!』とか考えてたんだろー?」
「考えてません!!」
「ホントかなー?」
「ホントです……って、兄さん、泣かないで下さいよ……」
「泣いてないもん!!カモメが目に突き刺さっただけだもん!!」
「なんなんですか……その奇怪な言い訳は……」
「ホントだもん!!」
「はぁ……もう知りませんからね」
「なんだよ、もうちょっとノッてくれても……」
「そうじゃありません。もうお姉ちゃんとでも何でも、仲良くしてください」
冷たい口調でそう言って、どこかへ歩き去ってしまう未来……。
やっべぇぇぇ!!完全に怒ってるよ!!!
調子に乗りすぎたぁぁぁ!!!!!!
「あの……未来ちゃん……ゴメン、馬鹿なこと言って悪かったよ……」
「兄さんが謝る事はありませんよ」
……ぬぅ、次の一言が思いつかん。
そんな感じで、何も話しかけられないまま、俺たち二人の船室の前まで来てしまう。
「ちょっ!!待てよ!!」
「ごめんなさい。ちょっと眠くなってしまいました」
一言で俺を突き放し、部屋に入って鍵を閉めてしまう。
……どうしたもんかねぇ。
つーか、閉め出された!!
857遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/30 19:52:56 ID:mZlxsNd/
こんばんは。
粘着力だけは一人前。遊星より愛を込めてです。

実はコレ、正月の話に発展していくのですが……。
連投規制のせいで、長い文章を一回で貼るのがかなり面倒臭いので……。
正月を迎えた気持ちで読んでください。
858名無しくん、、、好きです。。。:04/12/30 20:35:26 ID:AMjpbEmx
GJ!
859たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/30 20:52:26 ID:E5lUq+NZ
がんがってね。
860名無しくん、、、好きです。。。:04/12/31 00:24:07 ID:8akdgAQ+
かなり昔のことだけど、夜中に妹が通知表の成績が悪いっていう理由で叱られてた。
たまたまトイレに行こうとしていて、偶然聞いちゃったんだよね。戸もかすかに開いてたし。
戸の隙間からこっそり覗くと、親父に激昂されて立ちながら泣いてる妹が見えた。
当時、俺と妹はあまり仲がよくなかった。親は俺ばかり甘やかして妹には厳しかったから。
だから、朝起きて俺が「おはよう」とか言っても「おはよ」とか素っ気無いもんだった。
そんな妹が泣いてるのを見て、なんかカッときた。今まで生きてきた中で一番ムカついた。
861名無しくん、、、好きです。。。:04/12/31 00:24:56 ID:8akdgAQ+
俺は戸を開けて中に入って、「なにやってんだよ!!」って怒鳴った。
親は突然の乱入者に驚いて固まり、妹はぽかんと俺を見た。
「どんなことだって本人が一番反省するに決まってるだろ!!」
……と吐き捨てて、妹の手を掴んで部屋から連れ出した。そのまま自分の部屋に戻った。
鍵をかけてもう一度妹を見たら、小さな肩をガタガタ震わせながら「ぅぅぅ…」とか言ってんの。
なんか自然に体が動いていて、気づいたら抱きしめて頭を撫でてた。
結局その日は妹と同じ部屋で寝て、翌日、親が謝ってきた。
862名無しくん、、、好きです。。。:04/12/31 00:26:36 ID:8akdgAQ+
最初に言った通り、かなり昔のことなんだけど、いまだに覚えてんだよね、あいつ。
その時からものすごく仲良くなった。何の用事もないのに部屋に来て、
「へへ〜」とか言って人のベッドの上でごろごろしてんの。
「なに?」とか訊くと「んー?なんでもないよー」とか言って笑って誤魔化される。
その時だよ。
別にシスコンとかロリコンとかじゃなくて、ずっと妹を守りたいって思った。
純粋にずっと笑っていてほしいって思った。
……今年の初詣はふたりで行こうと思ってる。どうせ毎年向こうから誘ってくるし。
長くなったけど、これで終わり。なんかあったらまた書き込む。
863たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/31 00:50:14 ID:G4NQY4WZ
あんた・・・・兄貴だよ・・・・。
864 ◆LS6RgCUyNA :04/12/31 01:29:02 ID:aKzfsC4z
昨日帰ってきて、今日ネット復帰して大掃除。(もう1日ずれてるけど気にしない)
帰ってきましたよ。
明日(今日)書けると思います。ただ大掃除が半分しか終わってないんで(実家ってつらいね)出来ない可能性もありです。
ただ、できるだけ書くようにします。(もう話はほとんど出来てますんで)今日は大掃除疲れと明日の初詣に備えて寝ます。
865名無しくん、、、好きです。。。:04/12/31 06:38:22 ID:ObHDHGv+
>>860-862
あんた、カッコいいよ……
866遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:52:10 ID:ObHDHGv+
「ねぇ、未来……もう浮気しないから許してー!!」
ドア越しに未来に話しかける。
「……」
「俺が悪かったからー!!」
「大きな声出すのは止めてください。恥ずかしいんで」
……一言一言がキツい。
「いや、もうホントに悪かったって!!」
「本当にそう思ってます?」
「思ってる!!」
「ウソですね」
「何でそう思うんだ?」
「服……」
「服?」
「三時間も迷って買ったのに……一回も褒めてくれてない……」
拗ねてるー!!可愛いー!!!!
「……え?」
そういえば、新しい服買ったんだっけ……。
でも……どんな服だっけか……。
「そりゃあ……ちょっとタイミングをだな……」
「じゃあ、さっきどんな服着てたか言えますか?」
「ゔ……」
「やっぱり……」
「ほ、ほら……未来は何を着ても可愛いから……」
「今日はその手には乗りませんよ」
「……」
あぁ、どうしよう!!
「未来……頼むからもう一回だけチャンスをくれ!!」
「……お断りします」
「いや……一生のお願いだ!!もし、未来が満足しなかったら……」
しなかったら……何も考えてない……。
「しなかったら……?」
867遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:53:09 ID:ObHDHGv+
「何も思いつかんし、海にでも飛び込むか」
「だ、ダメですよ!!」
「じゃあ、どうしてほしい?」
「分かりました……それは後で考えましょう」
「えっ、じゃあ、いいの?」
「仕方ありません。ただし……一回だけですからね」
「うん。感謝するよ」
ちょっと躊躇いながら、部屋に入る。
そこに立っていた未来を、とりあえず、嘗め回すように全身を見つめる。
……ん?
……ふむふむ。
「未来!?とりあえず、言いたい事があるんだが!!」
「な、何です?」
「スカート短くないか?」
はっきり言って、未来がこれほど短いスカートを穿いているのは見たことが無い。
例えて言うなら……見えそうで見えないぐらいの長さ。だが、それがいい……。
つーか……未来ちゃんの生足〜♥長ぇー!!細ぇー!!白ー!!
「えっと……どうですか……?」
「どうって……そそられるね」
「な、何ですか、その褒め方は……」
「ミニスカートも似合ってるよ。未来ちゃん、足キレイだし」
「そ、そうですか?」
うん。何度見ても美脚だ。
「うん。いくら校則が厳しいからって、制服のスカートもそれぐらいにしたらいいのに」
「嫌ですよ……」
「ま、未来は優等生だからねぇ」
「違います……」
「まぁまぁ、謙遜するなって」
868遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:54:05 ID:ObHDHGv+
「そうじゃありません……。えっと……だって、スカート短いと……見えちゃうじゃないですか……」
「ああ。パン……」
「そ、それですっ!!……だから……兄さん以外には見せたくないかな……」
「……ん……?つまり、俺には見せたいと?」
「いっ!?いやっ!!そういうわけじゃなくて!!えっと……兄さんは、兄さんだしっ!!だから……!!」
未来が手を後ろで組んで、頬を赤らめて、俯いて、モジモジして……可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
「しかし……俺も、こんな可愛い未来ちゃんに気付かなかったとはねぇ……」
「あ……やっぱり……」
「ん?何が?」
「この服……さっき着替えたばっかりですよ?気付きませんでした?」
「やはりそういうことか!!いやさ、何か違和感あるとは思ってたんだよ」
「本当ですかぁ?」
「うん。確か……さっきはスカートじゃなかったよな?あと、セーターも色がちょっと違うな……?」
「あれ……?忘れてたんじゃ……」
「うん。結構覚えてるもんだねぇ。いや、でも、あれも未来ちゃんらしくて似合ってたよ?」
「はぁ……兄さんには敵いませんね……」
「思い知ったか!!」
「はい……。やっぱり……姉さんたちには取られたくないです」
何処か虚空を見ているものの、しっかりとした口調。
つーか、やっぱり嫉妬してる……こいつは一気に攻めるチャーンス!!
「やっぱり、不安?」
「ちょっと……」
「じゃあ……」
左手で軽く肩を抱いてやる。
「俺は、未来だけしか見てないから。安心してよ」
「にぃさん……」
869遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:54:51 ID:ObHDHGv+
「今日は嫌がらないんだな?」
「……二人きり……だから……」
うむ。いい雰囲気。
……チャンスじゃん♪
「てぃ!!」
右手で未来のスカートを捲ってみる。
この体勢では肝心の中の物は見えませんけど。
「きゃっ!?」
顔の赤い未来はスカートを押さえながら、俺から飛び退く。
うむ、こういう行動もまた可愛いねぇ。
「うんうん。予想通り、可愛い反応だ」
「な、何するんですかぁっ!!!!!!!!!」
「いや、一度やってみたかったんだよ、スカートめくり」
……断っておくが、いくら俺でも、そこまで思っちゃいない。
「ええぇぇぇぇっ!?」
「成る程、スカート捲りをするのは、女の子が恥ずかしがるのを見て楽しんでるからと言うが……真実だな!!」
「もう……変態みたいな事言わないで下さいよ……たかがスカート捲りと言えども、立派な犯罪ですからね!?」
「妹だからいいんじゃないの?」
「妹でも犯罪です!!」
「あ、そうなの?……ま、でも、未来ちゃんは嫌がってないから犯罪は成立しないよね?」
「何を言ってるんですか!?嫌ですよ!!」
「そうかなぁ?」
「そうです!!」
でも、態度からすると、あながち嫌って訳でもなさそうだけど……
870遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:55:42 ID:ObHDHGv+
「まぁ、いいよ。さぁ、飯の時間までまだ時間あるし、未来ちゃんを自慢しに行こうか」
「えぇっ!?外に出るのは恥ずかしいですよ!!」
「それじゃ何のための服なんだよ!さぁ、行く行く!!」
未来の手を掴んで、強く引っ張る。
「あぁん!!に、兄さん、待って下さい!!」
「待たん!!」
「お願いですから、せめてスカートだけでも……」
「ダメ。可愛いんだから、自信持ちなさい!!」
あくまで抵抗を試みる未来を、全力で部屋から引っ張り出し、ドアを閉める。
「……もう、ムリヤリなんだから……」
「ま、気にすんな。さぁ、デッキにでも行こうか?」
「セクハラですか……?」
「何で……?」
「だって……風、強いじゃないですか……」
「大丈夫。どうせ誰もいないから」
「そういう問題じゃありません!!」
「まぁ、気にするな。別に未来ちゃんのパンツ見ようって訳じゃないから」
「じゃあ、何でですか!?……理由によっては、今晩外で寝てもらいますからね!!」
「最近忙しかったからなぁ、なんかのんびり海でも見てたい気分なんだよなぁ……」
「ふぅん……兄さんでもそんな時があるんですね」
「何だよ、その言い方?」
「いや、別に。いつも無駄に元気良いから、意外だなって思っただけです」
「惚れ直した?」
「何言ってるんですか……さ、行くなら行きましょう?」
「ああ、そうだな」

まだまだのんびりと船旅は続く……。
そういえば、未来と俺、部屋同じだけど……今夜大丈夫かな……。
871遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:56:40 ID:ObHDHGv+
>>860-862様の素晴しい話の後で、こんな物を貼るのも気が引けるが……
自分もあまり時間が無い身故、お許し願いたい。

大晦日の夜だが……この話の時間設定は、一月二日から三日にかけての話のつもり。
ただ……ホントに書きたいものを書いただけなので、こんな船が実在するのかどうか……。
872たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/31 20:58:48 ID:G4NQY4WZ
どっちも兄貴だよ・・・。
873No.2:04/12/31 23:33:12 ID:1tKFQDNj
お久しぶりです

前スレがdat落ちして、HTML化される予定がないようなので
過去ログ倉庫をつくりました

http://www.geocities.jp/mewmirror9/

では、よいお年をお迎えください
874名無しくん、、、好きです。。。:04/12/31 23:34:17 ID:E/v9ZGdK
>>873
貴様に今年最後の「よくやったよ!!最高だ!!」を授けよう。
875たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/01 00:33:18 ID:Ju7b0EMj
あけました。
今年もお兄ちゃん、お姉ちゃんがたにとっていい年でありますように。
876@引T ◆LS6RgCUyNA :05/01/01 00:48:13 ID:+k0Xuz6e
公開プロキシに通しても無いのに引っかかってた◆LS6RgCUyNAです。
トリップだけじゃ呼びにくいと思うのでHNつけました
@引Tでアップルティーとお読みください。(何でそうなるのかはわかると思いますが)
と言うことでかけなかったので今から書きたいところですが初詣帰りの疲労と明日から親戚が来てドンチャンに備えて寝ます。
そんなことで親戚来てリビングでドンチャン⇒PCリビング⇒小説かいてる暇なし。
よってしばらくかけませぬ。ご勘弁を。
4日以降には必ず。ハイ
877遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/01 19:35:30 ID:Q1JlFlbO
正月である。
我が家の場合は家でのんびり……というワケには行かず、毎年九州の祖母の家に行く事になっている。
俺たちは無事両親と九州で落ち合い、祖母の家で宴会などを楽しんでいる。
つなみに、ヒロ姉ぇは海外へ行ってしまったらしい。一安心と言うか、なんと言うか……。
……しかし、未来ちゃんの周り、心なしか人が多いような……。
と言っても、酔ったオッサンばかりなワケだが……。
未来ちゃんのうんざりした顔を見た俺はその人々の間をすり抜け、未来ちゃんの隣に座る。
「よっ!楽しんでる?」
「そう見えますか……?」
未来ちゃんが俺に耳打ちする。
「……見えないね」
「はぁ……勘弁してほしいですよ……」
「美しさは罪ってやつですかね?」
「全く……兄さんまで。冗談は止めてくださいよ」
相当参ってるな……未来ちゃん……。
「でも、チヤホヤされるのって悪い気分じゃないだろ?」
「まさか……。だって……私……」
未来ちゃんが口篭る。
「どうしたんだよ?」
「触られたんですよ……その……お尻を……」
俺の耳に近づけられた未来の顔から熱が伝わってきて、未来がまた真っ赤になっている事が分かった。
ついでに……俺の頭も怒りで真っ白に……。
「……おい、未来……どいつだ……!!」
「えっ……?」
「未来にそんなことしたのは、どの酔っ払いだ……!?」
「突然だったんで……ちょっと分からないですけど……」
「じゃあ片っ端から狩るか……!!」
「め、目が本気ですっ!?」
「大丈夫だ……命は取らん……」
「に、兄さんっ!!私は気にしてませんからっ!!だから、落ち着いて!!」
878遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/01 19:36:25 ID:Q1JlFlbO
「大事な妹の大事な部分を触られて、そう簡単に落ち着けるかぁっ!!」
「に、兄さん!!声が大きいですっ!!」
「俺も触りた……もがっ!!!」
「ああ、もう!!兄さん、ちょっと来てください!!」
───────────────────────
「頭冷えましたか?」
使っていない部屋。
俺は未来に無理矢理引っ張られて、ここに来た。
「うん……面目ない……」
「まったく……今日のは冗談になりませんよ……?」
「分かってるよ」
「昔から、兄さんは頭に血が上ると手がつけられませんからね……」
「だってよぉ……」
「だって。じゃありませんよ。向こうは酔ってるんですから」
「じゃあ、未来は我慢できるのって言うのかよ?」
「そりゃ……嫌ですけど……怒ってもしょうがないですよ……」
もう諦めたと言う様子の未来……。
「じゃあ、未来は我慢できるってのか!?」
「仕方ないじゃないですか……反抗なんて出来るわけないですし……」
「好きでもないヤツに体触られて……嫌なんだだろ!?」
「だから、言ってるじゃないですか……我慢するしかないんです……」
未来の悲しそうな顔……。
未来は、真面目で大人しいほうだから……
何もいえなくて、じっと我慢してるのが簡単に想像できて……。
やっぱり、俺は……未来のこんな悲しい顔は見たくないなぁ……。
879遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/01 19:37:44 ID:Q1JlFlbO
「分かった……。仕返ししてやろうなんて、もう思わないよ」
「……」
「だから、今からは俺が未来ちゃんを守る事にする」
「兄さん……」
「もう二度と、未来に嫌な思いはさせない……これならいいだろ?」
……ちょっとキザだったかも……。
つーか、言ってるこっちが恥ずかしいんだけど……。
「……はい!!嬉しいです!!」
未来に笑顔が戻る。
未来の笑顔を見るのは、凄く久しぶりのような気がした。
「さ、戻ろう?まだ、食い足りないんだ」
「はい!」
そういって、ドアを開け、廊下に出ると……
「うおっ!?未来、何してるんだ!?」
未来が俺の腕に抱きついてきた。
……まさか、未来ちゃんの偽者!?
「だって……兄さんは、私を守ってくれるんですよね?」
「そりゃそうだけど……。母さんも父さんもいるんだぞ!?」
「いいじゃないですか。それよりも、早く行かないと、料理なくなっちゃいますよ?」
「ま、まぁ……そうなんだけどさぁ……」
未来が……壊れた……。
もしかして……酔ってるのかな……。
「だって……兄さん、私を守ってくれるんじゃないんですか……?」
ギャー!!!見上げるないで!!!上目遣いは可愛すぎるってば!!!
「は、はは……参ったな……」
「♥」

皆さんも妹を大切に……。
880遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/01 19:39:11 ID:Q1JlFlbO
うん。>>860-862様とネタが被ってます。
いや、パクリじゃないんです。パクってもしょうがないですし……。
貼るのやめようかと思ったんですけど……第一回目を貼っちゃった後だったし……。
でも、それほど>>860-862様は自分の理想の兄貴像に近かった。ということだけは知っておいて貰いたいです。
881名無しくん、、、好きです。。。:05/01/01 22:13:53 ID:ucFqFCDv
神だ…。
882たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/01 23:05:42 ID:Ju7b0EMj
兄神様。
883@引T ◆LS6RgCUyNA :05/01/04 10:49:45 ID:6AN8BhqX
長らくお待たせいたしました。連日連夜のドンチャンで疲れ気味の@引Tです。
では本編

「アシカ見に行くぞー。で、どこでやるんだアシカショー。」
「えっとね。こっちの道をまっすぐ行って突き当たりを右だよ。」
「あと10分しかないんだ。急ぐぞ。」
「だから走らないでってば。お兄ちゃん。もう」
「これだな、アシカショーはここだろ。」
「う、うん。お兄ちゃんが走ったせいでもう疲れたよ。」
「ごめんごめん。こっちも楽しみだからつい、な。」
「やっぱ楽しんでるんだ。」
「いいだろ別に。水族館だって久しぶりなんだから。」
「へへへ。よかった。」
「ん?何が?」
「あの、ね。私が無理矢理誘ったりしてお兄ちゃん困ってたり怒ったりしてるんじゃないかって思ってたんだ。」
「そんなこと無いって。俺は、ゆきに服かってもらって嬉しかったし水族館だって、そりゃぁちょっと疲れるかなくらいは思ったけど、でも楽しみだったし。」
「よかった。私ちょっと心配だったんだ。」
「だいじょぶだって。俺そんなこと思ってないから。つーか時間。速く入るぞ」
「そうだそうだ。早く入ろう。」
「あれ?お前泣いてんのか?もうだいじょぶだから泣くなって。」
「うん。ありがと。あ、一番前の席開いてるよ。すわろ。」
「おう」
884@引T ◆LS6RgCUyNA :05/01/04 11:13:03 ID:6AN8BhqX
「もう始まるね。」
「あぁ。楽しみだよ。」
「はじまったよ。あ、アシカがボール乗っけたまんま出てきたよ。」
「おぉ。移動も出来んのか乗っけたまんま。」
「アシカってやっぱすごいよね。」
「あぁ。お、係の人とキャッチボールしてるぞ。」
「あれってキャッチボールなの?」
ボールを乗っけては返し乗っけては返ししているんだがまあキャッチボールかどうかは微妙である
「このアシカのトトちゃんとキャッチボールしてみませんか?では、そこのお子さんどうでしょう。」
「ほら、やっぱりキャッチボールじゃんか」
「それどころじゃないって。うまく投げられない子供でも出来るのかな?」
「できるんじゃん?」
「あ、ほんとだ。出来てる出来てる。」
「すっげーなやっぱアシカって。」
「本日は最後までのご観覧とご声援ありがとうございました。」
「あ、終わったね。」
「終わったな。すごかったなアシカ。あ、そういえばどこ行く?次」
「この近くにある建物で熱帯魚見れるみたいだから見よ。」
「いいぜ。じゃあ行くか。」

だめだ。ねみぃ。寝る。また今度を待ってくれや
885名無しくん、、、好きです。。。:05/01/04 16:01:31 ID:dV3foUi5
妹が風邪で学校を休んでいました。兄もショックです。
テレビには、終始投げやりに司会を進めるタモリが映し出されています。
妹と目が合いました。まず汗をかいたパジャマを脱いでください。無抵抗ですか。
お兄ちゃんがシスコンなのを忘れるほど発熱しているんですね。
床に投げ出された体温計が、なおも妹脱衣ショーで3分経過とピーピー鳴き蠢いています。
笑って安心させようたって駄目です。しかし葛根湯を選んだセンスは評価したい。
いま妹がご就寝されました。妹の寝顔に兄もそっとでこちゅうです。
886名無しくん、、、好きです。。。:05/01/05 00:23:26 ID:fEQI9faX
世界のSONY赤っ恥社員が勤務中に精を出す「セックス相手」募集
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/news/1104815617/

他社製品を貶し続け、自社製品を褒めるという情報操作を繰り広げてきた
ソニー直属の自作自演工作員、通称GKの悪行の一部が
ついにマスコミと2チャンネラーの手によって白日の下に晒された!

集えソニーに苦しめられてきた消費者よ!
聖戦はまだ始まったばかりなのだ!!

【ゲートキーパーズ悪行まとめ】
http://perape.sakura.ne.jp/memo/001/1218_gatekeeper.htm
【Sonny祭りのまとめサイト】
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1030/

関連スレ
PSP欠陥・初期不良とソニー社員による他社製品中傷に関する問題★63
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/news/1104755382/
887名無しくん、、、好きです。。。:05/01/05 02:09:19 ID:24pGpn9j
待つ。
888遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:20:22 ID:aGef6N1A
あ゙〜!!
古文ってのは、どうしてこんなに面倒臭いんだ!!
明日提出の課題を終わらせるため、俺は眼鏡をかけ、辞書とシャーペンを持って、テキストの前で唸っている。
数学や物理なら得意なのだが……国語は苦手。典型的な理系だった。
コンコン。
ノックの音が聞こえる。
「どうぞ?」
「失礼します、お兄さん」
軽くお辞儀をしながら、妹の千奈が入ってくる。
「勉強、お疲れ様です」
「あぁ、大変だよ」
俺は椅子を回転させて、体全体を千奈に向ける。
「あっ、お兄さん……ソレ……」
千奈が俺の顔を指差して、言う。
「ああ、眼鏡のことか?頭良さそうに見えるだろ?」
「はっ、はいっ!!似合ってます!!」
冗談のつもりだったのに……。まぁ、いいか。
「でも、いつの間に……?」
「前から軽い近視なんだ。まぁ、勉強には全然関係無いけどな」
「そうですか?でも、いつもと違って感じで……あの……か……か……」
千奈が言葉を詰まらせ、俯く。
「ゴメンなさい……なんでもないです」
「ああ、そう……そういえば、千奈は宿題はいいのか?」
「宿題ですか?今日の分は終わりましたよ」
ちゃんと計画立ててるんだなぁ……。流石千奈と言うか……。
「そうなのか。ところで、親父はどうしてる?気配がないけど……」
889遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:21:42 ID:aGef6N1A
「旅行に行きましたけど?」
「旅行ぉ!?何で!?」
「お母さん……旅行がすごく好きなんです」
「へぇ……」
「でも……お父さんが亡くなってから、ほとんど行けませんでしたから……」
「そっか……」
そうだった……千奈と唯奈のお父さんも……
「変な話をしてすいませんでした……」
「いや、こっちも変な話して悪かった。で、話が大分逸れたが、何か用があったんじゃないか?」
「あっ!忘れてました!!えっと……暇だったから……シフォンケーキ、焼いたんですけど……お茶にしませんか?」
「ケーキ?千奈が?」
「はぃ」
「おぉ!!食べたい食べたい!!」
「ふふっ。じゃあ、準備してきますね?」
「あぁ。ところで……唯奈は?」
「勉強してますよ。そうだ。ちょっと呼んで来てくれませんか?」
「ああ、いいよ。先に行ってて」
「はい」
千奈が階段を下りていく音を聞き、俺は眼鏡を外して唯奈の部屋へ行く。
俺は唯奈の部屋のドアを軽くノックをして、しばらく待つ。……が、返事は無い。
「おい?唯奈?」
名前を呼んでみても、やはり返事は無い。
「入るぞ?」
一応の確認。
まぁ、多分聞こえてないと思うけど、しておいたほうが気分的には安心だ。
ドアを開けると、机に突っ伏している唯奈の姿。
「唯奈……!?」
「……」
ココまで来ても、まだ返事が無い。……まさか!?
「おい!!唯奈!!しっかりしろ!!」
俺は唯奈の肩を揺すり、強く名前を呼ぶ。
890遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:23:05 ID:aGef6N1A
「んぅ?……お兄ちゃん……?いたの……?」
唯奈が意識朦朧といった感じで、ムクリと起き上がる。
「唯奈!?大丈夫なのか!?」
「うーん……大丈夫じゃないかも……」
「一体どうしたんだ!?どっか痛いか!?」
「うん……頭が痛いよぅ」
「頭か!?」
「うん……全然分からないんだよぅ……」
「分からない?何が!?」
「何が……って、数学だよ……?」
「スウガク……?」
「うん。宿題が全然分からないの……」
「は……宿題?」
「そうだよ?」
「もしかして、宿題が分かんなくて、倒れてただけ?」
「う、うん……エヘヘ……」
なんだ……勘違いかよ……。
って言うか、勉強ダメなんだ、見かけ通り……。
「あっ、そうだ。千奈がケーキ焼いたから、お茶にしよう。って」
「ホント!?食べる食べる〜!!」
「美味いのか、千奈のケーキって?」
「美味しいよ〜!!あのね、文化祭のときに焼いたケーキ一切れが千円で裏取引されたこともあるんだって!!」
「誰にだよ……」
「千奈ちゃんのファン」
「いるんだ……」
「うん、結構いたよ。でも、本人は全然気付いてないみたいだから、千奈ちゃんにはナイショにしてね?」
「ああ」
なんか、思わぬところで妹の過去を知ってしまった……。
まぁ、千奈なら妙に納得というかなんというか……。
「ま、それはそれとして。早く行こう。ケーキは温かいほうが美味いだろ?」
891遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:24:13 ID:aGef6N1A
「う、うん……ねぇ、あのさ……」
「何?」
「ケーキ食べたら、唯奈に勉強教えてくれないかな?」
「どうしようかな……。俺も課題があるし……」
「あっ、無理なら……いいんだよ?」
「いや、構わない」
「えっ!?いいの!?」
「ああ、数学は得意科目だからな」
「わーい!!お兄ちゃん、ありがとう!!」
「いいっていいって。さぁ、千奈が待ってるぞ?」
「うん。行こう〜」
───────────────────────
「遅かったですね、お兄さん」
「ああ……悪い。唯奈が紛らわしい格好で寝てるもんだから、ちょっと……」
「ぶぅ!!唯奈寝てないよぉ!!」
「結果としては、どちらも変わりはないんだがな」
「そうだけどぉ……」
「ふふっ、相変わらず仲がよろしいですね?」
「確かに。ボケなしではツッコミは成り立たないからな」
「え〜!?唯奈がボケ〜!?」
「だよな?」
千奈に話題を振る。
「……ですね」
千奈は冷静に答えた。
「ヒドいよ〜!!千奈ちゃんまで〜!!」
「まぁまぁ……。それは置いといて……食べましょう?」
「そうだね」
俺はテーブルの上に置いてある皿を千奈から受け取り、一口食べてみる。
おっ、美味い。
難しいことはよく分からんが、とにかく美味い。
892遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:25:08 ID:aGef6N1A
「あの……お兄さん……どうですか?」
千奈が不安そうに尋ねる。
「ああ、美味いよ。驚いた」
「そうですか!?嬉しいです!!」
「うん。千奈ちゃん、おいしいよ〜」
「ありがとう。唯奈ちゃん」
千奈は本当に嬉しそうだ。いや、幸せそうと言った形容が一番しっくりくる。そんな微笑だった。
そんな千奈を横目で見ながら、どんどん消えていくケーキ。
そして、気がついた時には、ケーキはもう既になくなっていた。
「いや……ホントに美味かった。千奈、また作ってくれるか?」
「はい。喜んで」
千奈に微笑を投げかけていると、同じく食い終わったらしい唯奈が騒ぎ出す。
「さあ、お兄ちゃん。勉強行くぞ〜!!」
「あ、ああ……じゃあな、千奈」
「何処に行くんですか?」
「あのね、唯奈ね。お兄ちゃんにね、数学教えてもらうんだ〜!!」
唯奈は自慢のつもりは無いのだろうけど、千奈は羨ましそうに……
「……いいなぁ……」
そう呟く。
「千奈ちゃんも一緒にやればいいよ〜。ね?お兄ちゃん?」
「ああ、別に構わないけど……」
「えっ!?いいんですか、お兄さん!?お邪魔じゃありませんか!?」
「あ、ああ……全然」
「ありがとうございます!!じゃあ、私、準備してきますから!!」
「うん、準備できたら俺の部屋に来てよ」
「はい!!」
「唯奈もな」
「うん。行こ、千奈ちゃん」
「うん」
さてさて、俺の腕の見せ所って訳だ。
───────────────────────
893遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:26:07 ID:aGef6N1A
「お兄ちゃん、お待たせ〜!!」
「お願いします、お兄さん」
千奈と唯奈が、一緒に俺の部屋へやってきた。
「おぉっ!!お兄ちゃんがメガネだー!!」
唯奈が俺の顔を見るなり、俺の眼鏡を指差して、大声を出す。
「ああ、眼鏡だな」
「すごーい、頭よさそ〜!!」
「はは……」
俺は苦笑いをしながら、眼鏡を上げる。
「ねぇねぇ、千奈ちゃんは知ってたの〜?」
「うん。私もさっき見たんだよ」
「いつもカッコいいけど、こういうのもカッコいいよね〜?」
「う、うん……」
一応、声のトーンは落ちているものの……何で俺の聞こえてる前でこういう事を言うかなぁ……。
しかし、俺はそんなに格好良いワケではないと思うんだけど……。
「ま、まぁ、勉強始めようよ」
「うん」
「はい」
兄妹三人、小さなテーブルを囲んで勉強を開始する。
「お兄ちゃん……教えてー」
俺がテキストを開くとすぐに、唯奈が俺に質問してくる。
問題を見ると……数列か。これなら楽勝だな。
「ん?ああ……まず、まず、数列Anは等差数列で初項が2。第六項が17だろ?」
「……」
「だから、公差をdとすると、17=2+(6−1)dよりd=3」
「……」
「つまり、数列Anの一般項は、An=3n−1」
「……」
「よって、公式より、数列Anの初項から第十一項までの和は187となる。……分かるか?」
「……全然ダメ〜!!お兄ちゃん、初項とか等差数列とか、難しすぎるよ〜!!」
894遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:27:06 ID:aGef6N1A
「おぇ!?もしかして……唯奈?等差数列がどんな物か、分かってない?」
「ふぇ?聞いたこと無いよ?」
「ダメだ……唯奈を見くびっていた……。数列の基礎を一から教えねば……」
「ふふっ、お兄さん。頑張ってくださいね」
俺と唯奈のやりとりを黙って見ていた千奈が俺に声をかける。
「あぁ……」
千奈の言葉に力なく答える。
「ところで、お兄さん……この英文の訳し方を教えて欲しいんですけど……」
「ああ。えっと……コレは仮定法のifの省略だな。つまり、この『Had』以下の文を仮定として訳すんだ」
「へぇ……全然知らなかったです……。お兄さん、スゴイですね……」
「偶然だって」
「そうですか?そんな謙遜しなくてもいいですよ?」
「そうだよ〜?お兄ちゃん、難しい言葉いっぱい知ってるしね〜?」
唯奈の場合は……。まぁ、黙っておこう。
「いや……そこまで大層なモンじゃないけど……」
「だから、お兄さん。そんなに謙遜しないで下さい」
「えっ……?」
「どんなに面白い先生の話よりも……私には……兄さんの言葉のほうが興味をもてますから……」
「唯奈もー!!」
「だから、自信を持ってもいいと思います。少なくとも私……いえ、私たちは、お兄さんを尊敬してますよ」
「そうそう。唯奈、バカだから、お兄ちゃん、スゴイと思うよ?」
「……」
「さぁ、続けましょ。みんな頑張ったら、私、また、お菓子作りますから」
「ああ。で、今度は何を作ってくれるんだ?」
「そうですねぇ……何にしましょう?」
「楽しみだな」
「ねぇ……お兄ちゃん、早く教えて〜!!」
「はいはい……えっと……何から説明しようかな……」
「は〜い。お兄ちゃんせんせぇ」
「ふふっ……唯奈ちゃんも頑張ってね」

どっかに行くわけでもないが、ま、こういう日もいいんじゃないか?
895遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:28:10 ID:aGef6N1A
そのうち俺のレスは永久欠番になります。遊s(ryです。

今回は、人気の無い俺のSSの中でも、更に人気の無い(ような気がする)双子の話。
ま、所詮、ドングリの背比べだけど。

話の進行には全く関係ないけど……数列の計算間違ってないよなぁ……。
896名無しくん、、、好きです。。。:05/01/06 22:00:54 ID:hVHs8tiq
いんや、オレわどの話よりもこの双子モンが好きさぁー!!!頑張ってくだされっ!てか双子の続きを……。
897名無しくん、、、好きです。。。:05/01/08 01:47:25 ID:G5Ki8hyV
最近は遊星さん=未来ちゃんて感じだったから、一瞬新シリーズかと思ってしまったよ
しかしこちらの双子もイイ。期待してるからガンガレ!
898名無しくん、、、好きです。。。:05/01/09 01:12:44 ID:1FpRHODH
「遺産相続のお金お兄ちゃんにあげるよ」
言われたらハァハァしちゃいそうだ
899たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/09 02:08:15 ID:qs7qcKvJ
717 名前:名無しさん@非公式ガイド 投稿日:05/01/08 23:38:04 ???
63 名前:名無しさん@非公式ガイド 本日のレス 投稿日:05/01/08 22:53:12 ???
「お兄ちゃん、朝だよー、起きてー」
「む・・・お前なんで休日に起こすんだよ・・・・」
「だってお兄ちゃんといっぱい遊びたいんだもん」
「・・・・・・・(萌え)」


64 名前:名無しさん@非公式ガイド 本日のレス 投稿日:05/01/08 23:01:36 ???
「じゃ、起きてね」
「はいはい」
「・・・・・・」
「・・・・・・何だよ?」
「お兄ちゃん、勃起してるよ?」
「ぶはっ、ナニを言い出すんだお前は!?」
「やーらしんだー♪」
「朝なんだから仕方ねーだろっ」


後は頼む・・・・・ぐはっ
900たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/09 02:08:51 ID:qs7qcKvJ
718 名前:名無しさん@非公式ガイド 投稿日:05/01/08 23:52:09 ???
「おにいちゃん朝だよ早く起きろー!」
「・・・まだ7時じゃないか」
「起きろってば起きろー!」
「・・・るせーぞまだ起きねーよ」
「もぞもぞ」
「・・・ん?」
「もぞもぞ」
「・・・っばっかそこは」
「別のところは起きてるくせにー!」
「・・・るせー」
「キャハハ!」


以上、コピペ。
901名無しくん、、、好きです。。。:05/01/09 18:42:42 ID:AYyuVGEy
俺には妹が居る。いや、居た。
昔から明るくて成績は俺と同程度のバカチンだけど
人望はあった。
いっつもニコニコしてて、友達の悩みを聞いてあげたり。
俺もよく相談に付き合わされた。
ある日、妹は病気にかかった。
なんてことは無く、一ヶ月もすれば完治すると聞かされた。
妹が倒れたって聞いてすっとんで病院まで行ったが、その話を聞いて
俺は胸をほっとした。

だからこそ信じられないんだ。妹が死んだのは。
妹は死んだ。死ぬはず無いのに死んだ。
医療ミスだって。投薬量を間違えたんだって。
頭にきた。なんで死なないといけないんだよ。
投薬量のミスだって。ふざけてるよ。
そんなので死んだ妹がとても浮かばれなく思った。

葬式で、妹の体をふいてあげた時
こんな話すると「うそっぱち」とか「作り話」とか言われるかもしれない。
けど、体をふいてあげた時、聞こえた気がするんだ
「いままでありがとう」って
その時、こらえてた涙がメチャクチャあふれて、周りに親戚が居るんだけど
大声あげて泣いてしまった。
妹の旦那さんに背中をさすってもらった。
彼の手は震えていた。

902名無しくん、、、好きです。。。:05/01/09 23:14:59 ID:xCsSuM2a
>>901
作り話だったら感動的だけど
実話だったら悲しすぎて俺からは何も言えない・・・

もし俺の妹が医療ミスで殺されたら俺は・・・俺は・・・・
903名無しくん、、、好きです。。。:05/01/10 18:01:24 ID:zePOYZ1w
「お兄ちゃんのだから大丈夫だよ…。」
言われたいけど………
これは遠回しに粗○ンと言っているんですよね?
904たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/10 18:18:53 ID:rwr7mj54
あげるほどのネタではないと思われ。
905名無しくん、、、好きです。。。:05/01/10 22:32:33 ID:url6FFQx
兄上と呼ばれたいのだが
906名無しくん、、、好きです。。。:05/01/10 23:54:31 ID:sfzWNlWa
押し倒して上に乗って「今度から兄上と呼べ!」って言ってみたらどうだろう?
907名無しくん、、、好きです。。。:05/01/11 01:48:34 ID:ZMXMRd8s
兄上…私…
兄上のことを考えてると…
908名無しくん、、、好きです。。。:05/01/11 06:13:24 ID:2zZOT1rJ
>>906
その意見に賛成です
909名無しくん、、、好きです。。。:05/01/12 19:33:21 ID:I1s2y0qN
日記など見てないのに
「お兄ちゃん…私の日記…見た?」
などと言われ、見てないよ。と言うと「そ、そう、ごめんね」と謝り風呂に入る妹。
こっそり妹の日記を読むと「最近兄をまともに見れない」「兄で自慰してしまった」などと書いてあった。
こちらも変に意識してしまって我慢できなくなり、夜中に妹の部屋に入って夜這いしようと布団に潜り込むと
「やっぱり見たんだ…………でもうれしい…」
以下略

妄想劇場でした
910名無しくん、、、好きです。。。:05/01/12 22:39:45 ID:hVv+6Vs5
>>909
イイヨイイヨ
911名無しくん、、、好きです。。。:05/01/12 22:41:35 ID:hVv+6Vs5
ああっ、ageちゃったよぉ…
ごめんなさいお兄ちゃん。許してぇ…
912名無しくん、、、好きです。。。:05/01/12 23:06:59 ID:ptloxLVa
大丈夫だよ。ゆるしてあげる。
>>910はわざとじゃないもんね?
正直に謝ったからいい子いい子してあげるね〜
913名無しくん、、、好きです。。。:05/01/13 03:26:29 ID:OLHOnFu9
遊星さん>俺は未来ちゃんの虜になりました。
また未来ちゃんシリーズ期待してます。
914名無しくん、、、好きです。。。:05/01/13 06:19:06 ID:DUZP8NIr
俺が膝枕をして頭を撫でてやると、妹は気持ちよさそうに眼を閉じ
そのまま眠ってしまった。しばらくその安らかな寝顔を見守っていると、
口元が微かに動いている。「・にい・・・」
何だろう?耳を近づけてみる。
      ・
      ・
「お兄ちゃん..だいすき....」

同じく妄想。ショボくてすまん
915名無しくん、、、好きです。。。:05/01/13 08:36:45 ID:FrXh08yT
お兄ちゃん…頭の中で
私のこと、そこまで大切に
想ってくれてたんだね…。


イイヨ♪イイヨ♪
916名無しくん、、、好きです。。。:05/01/14 12:17:52 ID:g7/9FSfA
なんだこのスレは……?

最高だ


感動をありがとう(´;д;`)
917名無しくん、、、好きです。。。:05/01/14 14:10:11 ID:LRXaqUAk
未来ちゃんキボンヌ
918名無しくん、、、好きです。。。:05/01/14 19:13:16 ID:aszmf6Eq
もう知ってるかもしれないけど、一応貼っとく
こっちもどーぞ

いっちゃうよ・・・お兄ちゃん・・・
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/otaku/1077037305/l50

スレタイが釣りっぽい・・・・
919名無しくん、、、好きです。。。:05/01/14 20:40:24 ID:8yU671A+
ロムってきた
スレタイでクソスレかと思ってたけど良スレですね!

触発されて自分でも書いてみようと思い挑戦したが   ヽ(゚∀゚ ).ノウンコー
920名無しくん、、、好きです。。。:05/01/15 01:31:15 ID:qd9KgALl
漏れもロムってきた(・∀・)

スレタイがあれじゃなければオタクじゃなくても十分読める希ガス

普通に良





双子はまだかぁ〜〜〜(*´д`)

遊星氏はまだこのスレにおられるのでしょうか?
921名無しくん、、、好きです。。。:05/01/15 18:35:01 ID:qd9KgALl
「……きて……ちゃん起きて!」
………
「起きてってば!お兄ちゃん!!」

ドスッ
「ぐはっ!!」
突然俺の腹に衝撃がきた。
「あ、起きた〜。お兄ちゃんおはよ♪」
「朝からいきなり何すんだよ…」
俺の腹の上には嬉しそうな顔をした妹が乗っていた。
「折角の休みなんだからゆっくり寝かせてくれよ…」「折角の休みだから起きるんだよぉー&e」
…またわけのわからんことを言って…
「とりあえず、どいてくれ」
「ごめん!!重かった…よね…?」
そういって恥ずかしそうにベッドの横に移動した。
922名無しくん、、、好きです。。。:05/01/15 18:37:14 ID:qd9KgALl
起こされた仕返しに少しからかってやるか。
「あぁ、ほんとにな」
「ヒドイ…そんな正直に言わなくても…」
「冗談だ。」
「…ホント?」
「嘘だ。」
「……バカ…」
本当に拗ね始めたからやめてやるか。

「まぁ冗談はともかく、なんだ?」
「へ?」
「折角の休みに起こしたからにはそれなりに何か用があったんだろ?」
「あ!そうだ!雪が降ってるの!!」
「で?」
「だから雪が降ってるんだよぉ!!」
「…そんなことで起こしたのか?」
「そんなことじゃないよー!!今年最初の雪だよ&e」
なんでこいつは雪位でこんなに騒ぐかねぇ…
923名無しくん、、、好きです。。。:05/01/15 18:39:12 ID:qd9KgALl
寝起きのおれを横に、積もるかなぁ〜&eなんて言いつつずっと雪を見ている。

「じゃ、おれは寝るから。」
「ちょっ!!寝ちゃダメだよぉ!!」
「なんでだよ?」
「雪が降ってるんだよ?お兄ちゃん何も思わないの?」
「ああ、雪のお陰でいつもより布団が温かい気がするよ」
「そんなんじゃなくて!!もっとこう……ほら…」
何故か妹は俯いて頬を赤らめている。
さすがにこれだけ話すと眠気も覚めてしまって身体を起こした。
「そうだな、目が覚めたら腹がへってきたかな?」
924名無しくん、、、好きです。。。:05/01/15 18:41:14 ID:qd9KgALl
「そうじゃなくってもっとこう……雪が綺麗だから散歩に行きたいな…とか…」
「この寒い中わざわざ外に出たい奴なんていないだろ。」
「そうかな?わたしは行きたいな…その……お兄ちゃんと…」
「え?」

……普段は明るい素直な妹だが、そんな事を言われると少しどきりとしてしまう。

「な、なんでもないよ!ごめんね!すぐご飯の用意するから!!」
「…そうだな、たまには外で飯もいいかもな。」

「え…っ?」
「お前は来ないのか?」

「行くっ!準備してくるからちょっと待っててね!お兄ちゃん&e」




糸冬?
925名無しくん、、、好きです。。。:05/01/15 18:49:30 ID:qd9KgALl
どーも。
スレ汚しスマソ。

地元で霙が降ってたから咄嗟に作ってみますた。

最近書いてる人が少ないっぽいしいいかなぁ〜なんて魔がさしたんですorz

バカが居る程度に読み流してやって下さい。
926遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/15 20:56:17 ID:ONsQbpBj
>>920
今日センター受けてきたんです。明日も受けるんです。しかも、ネタが無いんです。
だから、勘弁してください……。

>>921-924
イイっす!!
これからも是非書き続けてください

……ところで、&eとは……?
927名無しくん、、、好きです。。。:05/01/15 21:25:00 ID:vqBRmXDk
>>926
えっ?センターって…



キニシナイ!!

期待age
928920ー925:05/01/15 21:49:15 ID:qd9KgALl
>>遊星氏
詳しくは知らないんですが何かの絵文字のハートが&eと化けるらしいんですよ。
で、一部のサイトでタグを入れるのまんどくさ&ハートを入れると文字化けがあったりなかったりでまぎらわしいから「&e」としようとかなんとか…
で&eを使うのが癖になっててつい。
はっきりしなくてすんません。

お褒めの言葉ありがとうございます。

センター試験頑張って下さい(´∀`)

長文失礼しますた
929名無しくん、、、好きです。。。:05/01/15 21:59:17 ID:c7vaXVg2
やば…ここ見てたらSSのネタが浮かんできて止まらなくなってきた。レポートあるのに…
930名無しくん、、、好きです。。。:05/01/16 05:44:20 ID:nlCBeYEh
グヘヘへ。レポートなんかよりSSの方が先じゃないかぁ〜い?てか書いてくださいなm(_ _)m
931名無しくん、、、好きです。。。:05/01/16 16:30:07 ID:guwI2WPU
いかん、SSのつもりがどんどん長くなってる…いいのかな?
932名無しくん、、、好きです。。。:05/01/16 17:23:34 ID:pnTVosbv
おkでしょ(´∀`)
933931:05/01/16 19:20:21 ID:oSgsUbor
ホントにレポートそっちのけで書いちゃったよ…
あんま萌えなくても勘弁してね…
934931:05/01/16 19:51:20 ID:oSgsUbor
ピロリロリ〜ピロロ〜………
「ん…」
布団の中で惰眠をむさぼっていた俺を現実に引き戻したのは
おとといケータイに入れたばかりの着メロ、「月のワルツ」だった。
「…やっぱ良ーなぁ、この曲………と」
曲に聞きほれている場合ではない。まとわりつく眠気を振り切り、冷たい空気
をかき回しながら手探りでケータイを探して手に取る。
「ふぁい、もしも……」
『わあーーーーーーーーっ!!』
「!!?」
受話器から聞こえてきたのは聞き覚えの有る声の、耳を劈くような叫びだった。
『起きたぁ、蓮にい?』
「まあな…。ゆずか…?」
『そーだよ、おっはよーっ♪』
朝っぱらから大声で俺を叩き起こしたのは4つ年下の妹、柚葉だった。
天文学をやりたくて必死の思いでなんとか某有名国立大学に入学。と同時に一人暮らしを
始めて早10ヶ月が過ぎた。夏以来一度も帰省しておらず、実家に電話をかけた
回数も両手で数えられる程度だったので、妹の声が妙に懐かしいものに聞こえる。
935931:05/01/16 19:53:05 ID:oSgsUbor
「まだ七時だぞ…なんだよ、そのテンションは…」
『ボクにとってはもう七時、だよ。部活だったらとっくに朝錬始まってる
時間だからねっ♪。』
「俺は夢の中にいる時間だ。特に今日みたいな土曜の朝にはな……寝かせて、
頼むから…」
『ダメだよぉ寝ちゃあ。今日は大事なお客さんが来る日なんだからぁ!』
ばかにうれしそうに言う。
「?あのなぁ、そっちに誰が来ようが俺にはかんけーな…」
ぴんぽーん
「うん?誰だ?」
『ほぉら来た!』
「おい、まさかお前…」
あわてて布団から飛びぬけ玄関へ向かう。鍵を開けて氷のように冷え切った
ドアノブに手をかけ、扉を開けるとそこには良く知っているちっちゃな影が
ケータイ片手に立っていた。

「おはよ!おにーちゃん♪」

正にいたずらが成功した時の勝ち誇った表情で、柚葉は白い歯を見せて
にっと笑った。
936931:05/01/16 19:55:26 ID:oSgsUbor
「おま…なんでここに!?連絡もなしに!しかもこんな早くに?…って外さむっ!!」
「まーまー落ち着いてよぉ、蓮にい。とりあえずおっじゃましま〜す♪」
俺の矢継ぎ早な質問をさらりと受け流しさっさと我が家へ入ってゆく柚葉。
「うっわ!きったなーい!よく住めるね〜こんなトコでぇ。
あ、そーいえば朝ごはんまだだったっけ。台所借りるよー♪
ボクがちゃっちゃっと作っちゃうからさ♪」
「お前な…ってあ〜もう…」
完全に主導権を握られている。ここはひとまず様子を見よう。落ち着け俺。
ガタン!「あっごめん、おしょーゆこぼしちゃったぁ。」
ドン「ああっお砂糖もぉっ」
グシャっ「卵落としたぁ!」
落ち着け俺。
……
大騒ぎをした割にはフツーの朝食を二人で食べながら、先ほどの続きをする。
「で、急にどーしたんだよお前は…」
「うん。高校受験も終わったからさ、久々に蓮にいのとこに遊びに来たんだ♪
部活ももうあんまり無くって暇なんだよぉほんと」
「そーいや推薦だったもんな。でもお前いくらヒマだったからって、わざわざ
こんな時間に来んでも…」
937931:05/01/16 19:57:06 ID:oSgsUbor
実家から我が家までは2時間近くかかる。向こうを5時前に出なければ
7時過ぎにうちに来ることなんてできないはずだ。
「始発で来たのか?親父もそんな時間によく行かせてくれたなぁ。
年のわりに古い人間だからなぁ親父は…。お袋の方が許してくれたのか、やっぱ」
「え……?あ、うん。そーなんだ」
「相変わらずだな、まったく。で、元気か二人とも」
「あー…うん…。…うん元気だよ…」
「そっか、ならいいけどさ。…ん。この卵焼き美味いな」
「あ、でしょでしょー?ボク最近卵焼きにこっててさぁ♪
今日のはちょっと自信あるんだよぉ♪」
「美味いは美味いが、台所半壊させてこれだけってのはちょっと物足りなくないか?」
何せ一人用の狭い食卓の上に乗ってるのはごはんと韓国海苔(大好物で、常に
備蓄してあるのだ)、卵焼き、それにタマネギとジャガイモの味噌汁だけなのだ。
「は、半壊って…ちょっとおしょーゆとかお砂糖とか
こぼしちゃっただけじゃないかぁ」
「台所の天井コゲてんだけど」
「あははっ♪き、気のせい気のせい。細かいこと気にしてちゃ立派な
天文学者になれないよぉ?うん!」
「…」
ここは我が家が全焼しなかっただけで儲けもんとしとくべきかもしれない
938931:05/01/16 19:58:30 ID:oSgsUbor
「そーいや学校はどーだ?」
俺はごはんを口に運びながらたずねた。
「うん、楽しいよお♪でもこの時期はみんな受験勉強でさぁ、忙しくって
あんまかまってくれないんだよね〜」
「お前のハイテンションぶりについていけなくなったんじゃねーか?」
「あ、ひど〜い。いつも明るく楽しくお気楽に、がボクのモットーなんだよぉ♪」
「お気楽が8割占めてんだろ、おまえわ…」
休みの朝からこのテンションはこたえるな…
にしても…我が家での一人きりじゃない朝食は久しぶりだ。
「あの時以来…か」

ふいに思い出してしまった。あの人がいた頃を。

「ああもう、女々しいなぁ我ながら」
「何がメシなの?」
「いやメシじゃな…ってあーっ!」
ふと食卓に目を移すと、大事なものがなくなっている!
「俺の!俺の海苔が無いーっ!まさか柚葉っ」
「あれ?残してたんじゃないのぉ♪」
ぺろっと舌を出す。
「のぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!」
「あはは冗談、冗談だってば♪」
にぎやかな朝食も悪くない。久しぶりにそう思えた。
939931:05/01/16 20:00:14 ID:oSgsUbor
朝食を終えるとさっそく柚葉の催促が始まった。
「ねーねー、せっかく来たんだから買い物連れてってよぉー。
色々あるんでしょー、この近くって」
「そりゃまあ確かになんでもあるっちゃあるけどさぁ…」
俺の通ってる大学は都心のど真ん中にあり、当然下宿先である俺んちも都心に
程近い。都会とは言い難いところで暮らしている柚葉が目を輝かせるのも
うなずける話ではあった。が…
「お前、今日の最高気温知ってる?」
「ううん。何度?」
「2度だ2度。オマケに午後から雪も降るんだと。な?今日はやめとこう?」
「ええ〜〜!やだよぉ!今日がいいー!」
柚葉のダダこねも久しぶりだが、ここは懐かしんでいる場合ではない。
「お前俺が寒いの苦手だって知ってんだろーが。な、明日にしようや。時間あるんだろ?」
「やだっ!」
「!」
突然語気を強めた柚葉に俺は面食らった。柚葉も一瞬気まずそうな顔をするが、
すぐにさっきまでの調子に戻る。
「あ……あの…あ…ほ、ほらぁ、せっかく早めに来たんだからぁ。今日一日だけ
わがまま聞いてよぉ〜。ね♪」
「ん〜しょうがねえなぁもう…」
久しぶりに会ったんだ。妹にちょっとはサービスしてやらないと
バチが当たるってもんかもしれない。朝飯も作ってもらったことだし。
「んじゃあ行くか、買い物」
柚葉の表情がぱあっと晴れやかなものに変わった。

940931:05/01/16 20:01:22 ID:oSgsUbor
とりあえずここまで、ということで
941名無しくん、、、好きです。。。:05/01/16 20:09:37 ID:pnTVosbv
>>934ー939
キタ!

キタ!!

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

萌えるのに萌えきれない…なんて引っ張り上手な(*´д`)

とりあえずGJ!!
942941:05/01/16 20:23:50 ID:pnTVosbv
ミスったorz

>>934ー939→>>934-939
943遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/16 20:52:37 ID:wtdBNj72
センター終わったぜ!!

>>934-939
ボクっ娘、萌える……(;´Д`)。続きを楽しみにしてるッス。

つーか、ホントどーでもいいけど、俺も某有名(地元では)国立大学を推薦で受かっちゃってるんだよね
決して受験の追い込み時期にSS書いてるわけじゃないので悪しからず。
944名無しくん、、、好きです。。。:05/01/16 21:39:56 ID:oSgsUbor
あー…レスさんくすです。
一応シナリオは全部出来てるんで、よろしければ風呂上がりに
続き出させて頂きます。
945名無しくん、、、好きです。。。:05/01/16 22:09:45 ID:mxPw/K4N
期待age
946名無しくん、、、好きです。。。:05/01/16 22:34:29 ID:pnTVosbv
是非!!

早くっ早くっ(゚∀゚)
947かばちゃ:05/01/16 23:02:47 ID:lDQcvxZ8
それでは僭越ながら…

_____________________________________________________

「お前…そーとー溜まってたのな、物欲」
「あはは♪まーねっ。みぃ〜んな可愛く見えちゃうからつい、ね。でもでもっ、これでも
少なくすませたつもりなんだよぉ?」
「少なく済ませてこの有様かい」
「いーじゃないか。ボクのお小遣いで買ったんだからぁ。毎月ちょっとづつ
ためてたんだぞ♪」
「荷物持ってんの誰だと思ってんだよ、ったく…」
トップス、ボトムス合わせて4着に帽子2つ、ブレス、チョーカー、ペンダント
それぞれ1つずつ。見事な買いっぷりだった。
一方俺が買ったのはユーズドのデニパン一本だけ。見事な貧乏臭さだった。
「そーいや今何時だ?」
時刻を確かめるためケータイを取り出そうとするが柚葉のほうが先にケータイを
開いていた。
ほんとに何するにしても俺より数段手際が良い。
「えと…うわ〜もう四時半だよ!楽しかった〜っ♪」
「そりゃそんだけ好き勝手やりゃあな…」
「はいはい。付き合ってくれてありがとー♪。でももう満足だから……あ、見て見て!
このお店かわい〜♪」
言うや否や速攻で店の奥へ突撃してゆく柚葉。
「コラコラコラ!ったくもー」
しょうがない。今日はあいつの奴隷を決め込むことにしよう…いまさらだけど。
大荷物を抱えながら俺も柚葉の後を追った。
948931(コテハンマチガエタヨ…):05/01/16 23:06:27 ID:lDQcvxZ8
「へぇ…何かいい感じじゃんこの店」
そこはアクセサリーなどが所狭しと並ぶ雑貨屋だった。
シックで落ち着いた内装にコルトレーンのBGMが良く合っていた。
多少ベタではあったけれど。
並んでいるものも中々センスが良い。少なくとも俺好みだ。特にこのシルバーリング
なんか良い感じに見える。ちょっと手にとって見てみようとしたそのとき
「!」
隣から差し出された女性の手と俺の手が重なってしまう。
「あっ!と、すみませ……ん?って何だ、ゆずか」
呆れ顔と微笑が入り混じったような顔で柚葉が俺を見ていた。
「ボクで悪かったねぇまったく、な〜に焦ってんのさ、蓮にい。」
「あせってねー」
「まったく、女の子と手触れたくらいでそんな反応してたら先が思いやられるよぉ?」
「余計なお世話だっての。それより、気が済んだのか?」
さっさと話を切り上げようとするが柚葉は俺を逃がそうとはしなかった。
「大体、蓮にいは大人しすぎるんだよー。オクテって言うかさぁ。」
「………」
「悪い女の人にだまされたりしないか心配だよぉ、まったく。ボク知らないよぉ、
そんなことになっても……もっと積極的に攻めていかないとぉ…」

そう………
結局俺は…あの時も…

949931:05/01/16 23:09:12 ID:lDQcvxZ8
「まあそーなったら…ボクが…ボクがその…面倒……見てあげても……その……
…って蓮にい?」
怪訝そうな声で呼びかけられて現実に引き戻される。
「……あ?ああ、なんだっけか」
「も〜大事な話してたのにぃ〜」
「すまん、ぼーっとしてた。あ、お詫びに何か欲しいもん買ってやるよ」
「えぇ?い、いーよーそんなの。悪いよお?」
「良いから遠慮すんなって。ちょっとは気前良いとこ見せてやるよ」
なんだかんだ言って今日は楽しかったし、最後に奮発してやろう
「ほ、ホントにいいの?」
「ああ」
「じゃ、じゃあ………これ」
柚葉がおずおずと指差したのは、俺が手に取ろうとしていたリングだった。
三日月がレリーフされているだけのシンプルなやつで、値段も大したものではない。
「おいおい、もーちょい良いやつでもいいんだぞ?」
「ううん。これが…いいの。お願い…」
……

リングをはめて店から出た柚葉はいたく上機嫌だった。リングを愛おしそうに
眺めている姿を見るとこっちまでうれしくなってくる。
「気に入ったか、それ?」
「うん!すごくうれしいよぉ!」
柚葉は満面の笑みで答えた。
「そかそか。なら良かった。あ、そうだ、親父たちにも何か買ってってやろうかな」
「あ……」
柚葉の足が急に止まる。
950931:05/01/16 23:11:19 ID:lDQcvxZ8
「ん、どした?」
「え…お、お父さんとお母さんの分はいいんじゃない…かなぁ?」
「そんなわけいくかよ。長いこと帰ってないからなあ。」
柚葉は笑顔で続けるが、その顔は少しこわばったように見える。
「で、でもほらぁ、ボク服とかいっぱい買っちゃったし、お土産まで持って
帰れないかなぁ、なんて…」
「自業自得だろうが。ちょっとはガマンするんだな」
「!」

俺の言葉に柚葉は身をこわばらせた。

「…我慢なんて……」
「え?」
「………我慢しろなんて…簡単に……言わないでっ」
「柚葉っ?」

引き止める間もなかった。
柚葉はダッときびすを返し人の波間へと姿を消していってしまった。
「あいついったいどうしたって………あ。」
しまった。ひょっとして…
俺は急いでケータイを懐から取り出す。電源は入っていなかった。
俺は切った覚えは無い。
「あいつ…」
ケータイの電源をいれ、実家に電話をかける。
「あ、お袋。俺だ。柚葉のことなんだけどさ……」

951931:05/01/16 23:33:36 ID:lDQcvxZ8
……… 

「寒い…なぁ…」
雪のちらつきはじめた公園のベンチで誰とも無くつぶやく。
「せっかく冬服買ったのにな…」
かじかむ手にかける吐息は白いベールのよう。
寒さとさびしさにひざを抱く。
「蓮にいは…悪くなかったのに」
何であんなこと言っちゃったんだろう…。自己嫌悪でいっぱいになる。

『ガマンするんだな…』

『我慢してね……お願い。お母さんのためにちょっとだけ…』

「っ……」
ぎゅっと体をこわばらせる。
「がま…ん……なん…て」

「ゆず」

「!」
紙袋を両手にさげた蓮にいが静かに立っていた。

「…あ……蓮…にい……」

「隣いいか?」
蓮にいは荷物を降ろして隣に座る。
952931:05/01/16 23:34:27 ID:lDQcvxZ8
白い吐息の間隔はボクより少し短い。走ってボクを探してくれたのだろうか。
申し訳なさと恥ずかしさで蓮にいの顔をまともに見れない。

「蓮にい……あ、あの………ご、ごめ…!」
「親父たちに知らせてなかったんだな、来ること」
「…」

ばれちゃっ…た…

「心配してたぞ、二人とも」
「いまさら………いまさら…心配…なんて」
「そう…か」

蓮にいはそれ以上言わない。ボクも何も言えない。
お互いに虚空をみつめたまま時間だけが過ぎてゆく。
暗闇の中を舞い散る粉雪はまるで幻想のよう。
視界にかかる純白のカーテンは夢の世界への入り口みたいだ。
「夢…だったらいいのに」
かじかむ手の感覚だけがボクを現実に留める…
953931:05/01/16 23:37:33 ID:lDQcvxZ8
どれくらいそうしていたろうか。
「親父もお袋も…」
ふいに蓮にいが口を開いた
「やっぱり決めたんだな、離婚」
「………うん。そーみたい…」
「お袋が出て行くんだ」
「うん。ボクも…一緒に…」
「あの男のところへ…行くのか」
「…」
あの男…お母さんの恋人。とっても良い人だけど…でも…
「ボクのお父さんは…あの人じゃない…」
「ああ」
「あのひとじゃあ……ないよぉっ…!」
「ああ」
涙があふれ出た。堰を切ったように後から後から…。そんなボクを
蓮にいは優しく抱き寄せる。
「あ…」
「ごめんな、一人にしちまってた…」
あったかい…そのあたたかさが…
「うぅ…!…えっく……うあぁぁあぁぁ………!」
蓮にいの胸を借りてボクは子供のように泣きじゃくった。
954931:05/01/16 23:39:25 ID:lDQcvxZ8
ごめん、ちょっと調子に乗りすぎっすね…。流石に今日はこのあたりで
止めときます。スレ汚しすいません。
955921:05/01/17 00:02:29 ID:pnTVosbv
>>931
(・∀・)イイ!!

とても読みやすいです。
続き期待してまつ(´∀`)


>>遊星氏
センター乙っす。つ旦ドゾー

遊星さんのSSも楽しみにしてまつ(・∀・)
是非書いて下さい(´д`)
956名無しくん、、、好きです。。。:05/01/17 10:45:31 ID:8KdlVjrU
妹の結婚式前日

 |  ('ー`)ノ   「明日は、この成人式のスーツでいいかな・・」
 |  <( )
 |   / \
/ ̄     ̄


 | Σ('A`)ノ     >「無職で引きこもりのお兄ちゃんに出て欲しくない!」
 |  <( )       >「そんなこと言わないの!」
 |   / \
/ ̄     ̄


翌日・・・

          (ー`) イマゴロハケーキデモキッテルカナ・・・シアワセニナ
      /⌒⌒⌒⌒⌒ヽ
     // ̄ ̄ ̄フ /
   / (___/ /
   (______ノ

↑ほぼ実話
957名無しくん、、、好きです。。。:05/01/17 14:24:55 ID:3+R13NtG
>>956
   チラシの裏
     ↓
  /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |⌒             |
 |               |
 |               |
 |               |
 |               |
 |               |
 |________|
958名無しくん、、、好きです。。。:05/01/17 21:06:16 ID:k9i+FZgV
寂しい、お兄ちゃんの遺体と一緒にいたい⇒妹を逮捕
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1105834213/l50
泣きたいときにどーぞ
959931:05/01/17 23:15:23 ID:wtVInmZU
頼まれてないけど続き投下しま〜す

______________________________

そう…あれは3年くらい前、俺がまだ高校生活を謳歌していた頃だ…
親父が出張で出かけているとき、お袋が家に連れてきた一人の男
「母さんの同僚なの」
そういって紹介された男はわざとらしい笑みで握手を求めてきた
ああ、そういうことか
と気付いた。
その男の満面の笑みの奥にあるものがいっぺんに垣間見えたような気がして、
その時からそいつのことが大嫌いになった
「おに〜ちゃんみてみて〜おいしいチョコもらったよぉ〜♪」
その男にとって、まだ小学生だった柚葉を懐柔するのは簡単だったと見えて、
すぐになつかせてしまったようだった
俺は何もわかってないかのような無邪気な柚葉が苛立たしかった
「うっせーぞゆず!向こう行け!」
「う〜なんだよぉ。せっかくわけてあげようとおもったのにぃ!もぉ!」
そのときはただエディプスコンプレックス丸出しの自分が
恥ずかしかったのかもしれない

それからもその男は親父のいないときに、時にはいるときにまでちょくちょく現れるようになり、我が家になじんでいった
一度など親父と酒を飲み交わしたことまであった
俺は我が家があいつに汚されてゆくように感じられて嫌で嫌で仕方なく、よく
家を空けるようになっていた
家族と話すことも出来るだけ避けていたから、その頃の柚葉が俺に何か言いたげ
だったこともわかっていながら無視を決め込んでいた

そして今から1年半くらい前だったろうか。来るべきときが訪れた
「別れましょう」
お袋が親父に言った
960931:05/01/17 23:17:36 ID:wtVInmZU
親父はショックのせいか何も言わなかった
柚葉は唇をかんでうつむいていたが、やがて堪えきれなくなったように
泣き出した
俺はやっぱりなと思いながらも胸に大きなつかえがあるような感覚を
拭い去ることが出来なかった


その後、俺は大学入学と同時に下宿したいと両親に願い出た
親のことなんかでうじうじしているような自分がうっとおしかったからだ
一人になればそんなことを考える必要も無くなる
両親もそんな俺の心中を酌んだのだろう、二つ返事で了解してくれた
そんな俺に柚葉が声をかけてきた
「蓮にい、一人で暮らすんだぁ♪」
「ん?ああ。やっぱいいかげん自立しないとな、自立」
出来る限り軽く言う。柚葉には俺の弱い部分を悟られたくなかったのだ。
「そーなんだぁ……ちょっと…さみしいな…なんて…」
「ちっとはガマンしろ。もう今年は中3だろーが」
「あ…うん。そお…だね……」
961931:05/01/17 23:18:41 ID:wtVInmZU
「…」
柚葉の声に影が含まれているのを感じとった俺は聞いた。
「柚葉、お前平気か…一人で?」
「んぅ?うん。全然へーきだよ♪ボク自身よりも蓮にいの方がずっと心配だよぉ」
「うっせー」
「あ、そーだ♪引っ越したら鍵ちょーだいね♪いつでも遊びに行っちゃうからさぁ♪」
「や・だ・ね。お前に俺の暮らしを邪魔されてたまるかってんだ」
「えぇー!?ケチぃ〜…」
……



「ごめんな…ずっと…我慢してたんだな」

「うん…」

消え入るような声。
柚葉はずっと我慢してたんだ。きっと初めから全部わかってて……でも誰にも
言えずに溜め込んで…

「気付いてやれなかった…俺だけ悩んでたみたいな顔してて……ごめんな…
…俺…樹さんとの時に後悔したはずなのに…」

「……樹さんって…?」

涙のあともそのままに、穏やかな声で柚葉がたずねる。

「付き合ってたんだ。三つ上の先輩。すげー綺麗な人で優しくってさぁ…
…星が大好きな人だったんだ…」

962931:05/01/17 23:24:26 ID:wtVInmZU
初めて樹さんに声をかけてもらったときのことは良く覚えている。
大学に入ってすぐに俺は、天文学の分野で高名な教授のところに
行って色々な話を伺った。
そして一年生ながら研究室で研究生の真似事をさせてもらえるようになったのだ。
樹さんはその研究室の四年生だった。
「キミ、ホントに好きなんだね。星が」
夢中で天文の本を読み漁る俺に、樹さんはそう言った。
「え、ええ。俺、月が大好きで、それでこーゆー勉強やりたくって…」
あまり女と縁がなかったせいか、突然話しかけられてしどろもどろに
なってしまう俺。
しかし樹さんはそんな態度を意に介さず言葉を返した。
「そうなんだ。私もね、大好きなんだ、お月様が」
「あ…」
そう言った彼女の横顔を見たそのときにはもう
俺は月のことなんか考えられなくなっていた
……
馴れ初めから付き合い始めるまでに大して時間はかからなかった。
いや、付き合ってるというのは少し違うかも知れない
俺の樹さんへの感情は崇拝にも近いものだったからだ。
彼女と一緒にいられるだけで俺は満足だった。
一緒に話せるだけで他に何もいらなかった。
月よりも大事なものを知ることが出来た。それだけで俺は…


だから彼女が別れを切り出したときも俺は何も言えなかった。
963名無しくん、、、好きです。。。:05/01/17 23:25:02 ID:g4/rDhYe
やばい。俺リアル妹いるのに
このスレの萌えるSSのせいで(おかげで)
すっごく「妹」と言う言葉、ネタに萌えまくってる・・・



あぁ神よ・・・罪深き僕を許してください・・・
964931:05/01/17 23:36:09 ID:wtVInmZU
「君には感謝してる……でも…さよならしよう」
「樹さんがそう望むのなら」
「訳を…聞かないんだね」
「あなたと一緒にいられた。俺はそれだけで十分でした」
「私も…うれしかったよ、一緒にいられて。……………さよなら」
「さよなら」
それでよかったと思った。いや、思い込もうとしていただけだったのだろう…


「結局俺はあのときからずっと逃げてるだけだ……一緒にいられただけで
幸せだったなんて……俺は………俺には追いかける勇気が無かったんだ。
彼女を知るのが怖かった。」
「…うん」
柚葉は目を細めて静かにうなずく
「だから俺は…もう後悔したくないって…そう願っていたのに…逃げるのは
もう止めようって………なんのことはねぇ、たった一人の妹の気持ちからも
逃げてたんだよ俺は…!……なさけねぇ……」
俺は自分のみじめさに押しつぶされそうになる。しかし…
「ううん。そんなことないよ…そんなことない…」
優しくつぶやく柚葉。
「蓮にいは不器用だけど…優しくてあたたかかで…こうして……ボクを包み込んでくれてるじゃないか」
「ゆず…」
「それに……約束をまもってくれた」
「約束…?」
「…うん。ずっと前の…三日月をくれるって約束……まもってくれた」
「あ…」

ふいに脳裏に浮かぶいつかの風景
965931:05/01/17 23:37:49 ID:wtVInmZU
広い草むらでちっちゃな俺とゆずが月夜の空を見上げている
そうだ あれは10年以上も前 俺がまだ月に憧れだけを抱いていた頃
『おれはおおきくなったらあのつきのおうさまになってやるんだ。
そしたらゆず、おまえにもつきをちょっとだけわけてやるよ!』
『ちょっとぉ?』
『そーだ。ちょっとだ!みかづきのぶんくらいならわけてやってもいいぜ!』
『うん!みかづきちょーだい、おにいちゃん!まってるから!』
それは他愛も無い約束
時と共に薄れゆくはずの儚い誓い
それを……

「ゆず…」
「ほら…このリング。おにいちゃんがくれた三日月だよ…」
柚葉のいじらしさに胸がしめつけられる

「……………………離れたくない…よ」

愛しい。狂おしいまでに。

「………ずっと一緒にいたいよ……ずっと…おにいちゃん…」

「ああ…柚葉……俺もだ。俺も…いたい……ずっと…一緒に…」

お互いの顔を見つめあう。
瞳と瞳が合わさる
互いの息がかかる距離まで近づく
どちらともなくそっと瞳を閉じる
そして……
966931:05/01/17 23:40:52 ID:wtVInmZU


そして交わしたキスは

禁断のキスは

冷たく冷えた、でもあたたかいキスは

二人の心の奥底に

そっと優しく染み渡っていった



これは二人だけの秘密

誰にもいえない秘密

二人のなかのパンドラの箱に

そっとしまっておく希望
967931:05/01/17 23:52:26 ID:wtVInmZU

………………
泣き疲れてしまった柚葉を布団に寝かせ、俺はケータイ片手に表へ出た。
ケータイのリダイヤルボタンを押して耳に当てる。
「蓮だ。おやじ…いや父さん、それに母さん、話したいことがあるんだ…」
その時実際に何を話したかはあまり覚えていない。
ただ、いままで何があっても泣くことの無かった父さんの嗚咽混じりの声だけ
が妙に印象に残っていた。
両親を電話で泣かせた俺はたいそうな親不孝ものだろう…
でも…柚葉のために出来ることがあった…これで…いいんだ。




「もっとゆっくりしててもいいんだぞ?親父たちもいいって言ってくれたし…」
日曜の朝、帰り支度をする柚葉に声をかける
「うん。これ以上メーワクかけるわけにいかないしね♪それに…ボクもお母さんたち
とちゃんと話してみたいんだ」
「そう…か。頑張れよ」
「うん!!」
柚葉の返事は力強かった
968931:05/01/17 23:54:02 ID:wtVInmZU
「じゃあ行こうか。気をつけろよ、今日は晴れてるから道滑るぞ」
うっすら積もった雪景色の中、駅まで柚葉を見送る
「うん!蓮にい、ホントに色々ありがとねっ♪鍵も…ありがと」
「また来いよ。いつだっていい、遠慮すんな」
「うん!ボク遠慮なんか全然しないよぉ♪あ、あと…さ……」
「ん?」
「指輪…大切にするから…」
「ん…ああ」
昨日を思い出してお互いに少し気恥ずかしくなる。
柚葉の顔が心なしか赤いのは寒さのせいではないようだ。
俺も同じなのだろう。

そうこうしているうちに駅にたどりつく。
切符を買って柚葉に手渡す。
969931:05/01/17 23:57:41 ID:wtVInmZU
「じゃあ、元気でな」

「うん。あ、………蓮…にい…」

急に切なげな声で柚葉が呼ぶ

「な…何だよ…」
「もしボクに…彼氏とか…できなかったらさ……その…」

どもる柚葉。
俺は答えた。

「ああ。俺がもらってやるよ」

柚葉の表情が華やいでゆく

「あっ…お…おにい…」

「気が向いたらな」

「なぁっ?きっ、気が向いたらって何だよぉ〜!?そんなこといったら昨日のこと
ぜ〜んぶばらしちゃうよっ?ご近所のみなさぁ〜ん!?聞いてください!
ここにいる…!」
「あっ…てコラコラコラコラぁ〜〜〜!!」
捕まえようとする俺からひらりと身をかわす柚葉。
そして改札前で「ふうっ」と一息つくと、俺に向かって大きく手を振った。

「ばいばーい!またねっおにーちゃん♪」

「……ああ。またな!」

手を振る柚葉の左の薬指にはめられたリングが、太陽を受けてきらりと輝いた。
970931:05/01/18 00:00:13 ID:NKZ/7eFR

…つーわけで終わりです。しょーもないもんを長々と書いてしまってすみませんでしたホント。
ちょっとでも萌えて頂けたら幸いです。
971名無しくん、、、好きです。。。:05/01/18 00:08:00 ID:k9i+FZgV
綺麗な話ですねぇ。 乙可憐様です。
972名無しくん、、、好きです。。。:05/01/18 00:09:33 ID:gSvFamVQ
>>958のスレ、削除されたっぽいすね。
あそこになんか泣けるのあったんでコピペしましょうかね?
973長いですよ:05/01/18 00:10:49 ID:gSvFamVQ
いつもみたいに、お兄ちゃんを起こしに行った。
いつもみたいに、寝ぼけて軽いキスをしたりすると思った。
いつもみたいに、笑って「おはよう」って言ってくれると思った。





いつもみたいに、


「お兄ちゃん…?」

触れたほっぺたが冷たかった。
でも、いつも通り寝ている。優しい顔で寝ている。
いつものお兄ちゃんの顔。

「お兄ちゃん。朝…だよ?」

いつもなら、もう目をあける頃なのに、
目は閉ざされたままで。





一日中泣きじゃくった。
974ちょっとネタがアレですが・・・:05/01/18 00:12:58 ID:gSvFamVQ
学校へ行くことも忘れて、ずっと泣いてた。
変わらないような顔で、でもここにはいないお兄ちゃんのそばで、
ずっとずっと泣いていた。
お兄ちゃんのまぶたに、涙がこぼれた。
それは、お兄ちゃんが泣いているみたいだった。


まるで、泣かないでと言ってくれているようで。
「今日のご飯はシチューだよっ」

お盆に二人分の食事をのせてお兄ちゃんの部屋へ入った。

「ちゃんと、食べなきゃだめだよ。にんじんもだよっ?」

スプーンにシチューをすくってお兄ちゃんの口へ運ぶ。
でも、口をあけてくれない。

「ちょっとだけでも、食べて?」

近くで見てみると、髪はさらさらで、顔も整っていてとても綺麗。
お兄ちゃんは寝てるだけ。
明日になればおきてくれるかもしれない。1分後、もしくは1秒後にでも、
目をあけて、笑ってくれるかもしれない。
シチューを、口に流し込んだ。
976だから冷静になっちゃ駄目ですよ:05/01/18 00:17:41 ID:gSvFamVQ
「ちゃんと、食べれる?」

返事はしない。
口の端からシチューが流れ出した。

「……おいしくなかった?…ごめんね」

そういって、口の端から流れたシチューをなめた。
そのあとに口に流し込んだシチューもなめた。
いつもならくすぐったそうに、キスを返してくれた、のに。

「……明日は、オムライスにするね?」

そういって1階に下りていった。
シチューは口をつけないまま、台所に流した。

今日は寒いから、お兄ちゃんと寝よう。
朝になれば、抱きしめていてくれる。
信じ続けて、時間はたった。



「今日ね、お兄ちゃんと笑ってすごした最後の夜なんだ。覚えてる?」

一年前と同じ服を着て、お兄ちゃんに話しかけてみる。

「今日、何の日か分かる?」

返事は、ない。

今日はね、大切な日なんだよ。
私の、生まれた日だよ。
小さな私の手を握ってくれたね。
一年前一緒に出かけたね。綺麗なライトがいっぱいの街、まだ覚えてるよ。

頬に、しずくがこぼれた。
978でも泣けると思うんですが:05/01/18 00:20:01 ID:gSvFamVQ
絶対に泣かないって決めたのにな。お兄ちゃんも悲しくなっちゃうから。
そう決めたのにな。
でも、悲しいよ。
また一緒に夜空の星をみたり、揺れる桜の木の下で過ごしたり、
抱き合ったり、キスしたり、

愛してるよって言い合ったり



したいよ。
979ひぃー、規制リストってなんだー!?:05/01/18 00:26:41 ID:gSvFamVQ
気づけば私は赤いランプに囲まれていて。
お兄ちゃんと別々にされてしまっていた。
離れたくないって泣いて、わめいた。もっと一緒にいたいって泣き叫んだ。
でも、声は届くことがなくて。

冷たい鎖をまかれて。

冷たい部屋に入れられた。
980最後ですっ:05/01/18 00:29:40 ID:gSvFamVQ
今、何をしていますか。
元気ですか。
この暗く冷たい部屋から出れたら、一番に会いに行くね。
そのときは、シチューを作ってあげる。
がんばっておいしいシチューを作るからね。








待っててね。
いやー、ハラハラした・・・。 長い。 個人的にかなりグッときたんですが。
スレ埋め杉ですね・・・ごめんなさい、次スレよろしくです。
あと、>>931さん乙です。
982名無しくん、、、好きです。。。:05/01/18 01:30:52 ID:tkMvmQ0K
もう…ホント最高だよこのスレ…
最高すぎて逆にテンションが落ち着いてしまったよ
とりあえず>>931氏GJ。
コピペだとしても>>973さんもGJ
983921:05/01/18 07:38:56 ID:WiSqLA9b
>>931さん激しく乙です。
文章構成・表現・内容全てが素晴らしいです(つд`)・゚。
感動です。いい萌えでした。
是非また書いて下さいねー

>>972-981さん
一応スレタイからは外れてないでいいんじゃないすか?コピペ乙ですー
984遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/18 17:35:38 ID:bJf1LeW3
いやさ……最近、ホントに盛り上がって、毎日のようにいろんな人が凄いSSを貼ってくれて……。
俺一人だけの時もあったし、このコテを捨てようと思った事も何度もあったけど、
ここまで頑張ってきてホントによかったと思うよ。

ところで、次スレどうしましょう?立てるなら、自分が挑戦してみましょうか?

985921:05/01/18 19:29:13 ID:WiSqLA9b
なんか遊星氏のレス見て少し感動した…


>>遊星氏
次スレよろっす!
986遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/18 19:43:20 ID:bJf1LeW3
ダメだった……情けねぇ……。どなたかよろしくお願いします。

↓一応テンプレ貼っときます。よろしければお使いください。

「また会えたね、お兄ちゃん」
ここは、脳内の妹さんが囁いてくれるセリフとかSSとかを暴露しちゃうスレです。

【お兄ちゃんと私のお約束】
・荒らしさんや厨房さんは、ちょっと可哀想だけど、見ないフリをしようね♪
・SS職人さんにはちゃんとお礼を言うこと!!デリケートな職人さんもいるんだからね?
・えっと……いっぱい見られるのはちょっとだけ恥ずかしいから……sage推奨だよ……。
 メール欄に『sage』って入れてほしいな……。
・リアルの妹さんの話は程々にすること!!

【お兄ちゃんとの思い出】
妹に言われたいセリフ
http://game.2ch.net/gal/kako/1022/10225/1022257886.html
[第二弾]妹に言われたいセリフ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1028470988/
[第三弾]妹に言われたいセリフ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1056993709/

過去ログ倉庫
http://www.geocities.jp/mewmirror9/


このスレでもずぅっと一緒だよ、お兄ちゃん♪
987921:05/01/18 21:57:16 ID:WiSqLA9b
ダメだった……orz

誰か次スレお願いします。
988931:05/01/18 22:13:18 ID:rw5CCulC
俺もダメでした…面目ない…OTZ
誰か次スレよろしく… 
989No.2:05/01/19 01:23:40 ID:h4scIhQi
次スレ立てましたー

[第四弾]妹に言われたいセリフ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1106065356/
990たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/19 01:40:55 ID:ss9px1fF
超出貸した!!  大好きだ!
991921:05/01/19 05:58:35 ID:u1bmH47P
>>NO.2氏
乙ですー

>>たゆん氏
IDがネ申>SS
992紫音提督 ◆cXtmHcvU..
>>NO.2氏
やるじゃないか ありがとう!