昔懐かし慟哭スレ P2

このエントリーをはてなブックマークに追加
950さん。それでは慣例通りスレ立てをおながいします。

スレ名は<昔懐かし慟哭スレ そして…P3>なんてどうでしょう?
上の二つを単純に組み合わせたものでつ。
953アニメ礼香がいいよ。:02/07/19 01:11 ID:???
もう4年も前の作品なのに.........。
慟哭ってよくできたゲームだったんだな。
野々村病院に似てたから買ったんだけどホント雰囲気そっくりの作品だ。
パート3までこのネタでいけるなんて..........。
>953
原画が同じ人だからね。
でも、実際の元ネタはこれまた同じ人がやってる「遺作」というゲーム
955アニメ礼香がいいよ。:02/07/19 05:26 ID:???
>>954 横田氏は
「野々村」、「遺作」、「慟哭」、「Elysion」とか館モノ多い多い。
館モノ(建物から出ようと頑張る作品)人気あるね。
美少女ゲーに適したシステムなんだろうね。
いきなりハピベルやカナンなんかは
ギャルゲーっぽい明るい系???の作品なんだが(違うかも)
横田氏は明るめより暗めの作品のほうが人気高いのかな??
いきなりハッピーベル買おうかどうか迷っているが.........。
少しだけスレッド違いになった。すまそ...じゃない、すまん。
慟哭はキャラが可愛いかったが、とことん暗くて難しかった。
そこに人気がでる要素があるワケね。
>>947
それでも直接は何もされないと思う。
性癖か、もしくはあっちの方は「終わった」人だろうから。
でも、そんなポーズやこんなポーズはてはあーんなポーズを
じっくりたっぷりしゃぶるように観察・・・
それでも、手錠させられてたってのはそこはかとなくいやらしさを感じさせるね。

ちっ。神田川視点のシナリオで先生にあんなことやこんなことさせたかったぜ。
958名無しくん、、、好きです。。。:02/07/19 19:02 ID:qrpTNbqM
梨代、華苗、先生、ノーマまで自力でクリアしたが
残りの攻略はネットに頼ろうと断念したところ、
なんと2ちゃんに現役の慟哭スレが健在してるじゃないですか!
こんな昔のゲームなのに!
本当に良いゲームだったんだなぁ、と。
959名無しくん、、、好きです。。。:02/07/19 19:15 ID:BD806fqM
データイーストは探偵神宮寺三郎も作っている…
同じAVGなのに凄いギャップだったな(w
おいおいまだ新スレ立たないの?
代わりに立てようか?
961名無そして、、、:02/07/19 20:54 ID:???
>>960
頼む・・・。私もすぐに行く・・・。でもあと少しだけ・・・
962代理:02/07/19 21:10 ID:???
新スレ立てましたよー。

昔懐かし慟哭スレ P3
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1027080437/l50
963アニメ礼香がいいよ。:02/07/20 05:33 ID:???
もうそろそろ、このスレ埋め終えて次の掲示板に行かないと.........。
964775:02/07/20 07:32 ID:???
>955
そこまで出したなら「猟奇の檻」第1章・第2章も入れてくれたまえよ。
確かに「館モノ」ではないかもしれないが「閉鎖空間モノ」なのは
間違いない。
こっち埋め立てたほうがいいんかな?

ただ埋め立てるだけでいいならわけの分からんこと片っ端から書くが。

前回はSSで埋め立てって粋な計らいがあったからねえ。

今回も何か趣向を凝らした埋め立てでもしますか?

人気投票とか。人数によるけどこれだとすぐ埋め立てられるかも?
966埋めたて職人:02/07/20 12:02 ID:???
そろそろ行くぞコノヤロー
終われるかどうかわからんがうpしてみるぞコノヤロー
967埋めたて職人:02/07/20 12:02 ID:???
ミンミンミンミン………ジ―――――………

家の壁に止まったセミがうるさい。
いよいよ夏も本格的になってきたと実感させる泣き声だ。
「暑いなぁ……。」
そんな事を1人ぼやいてみる。
僕は団扇を片手にぱたぱたと扇ぎ、カラカラに晴れた青空を窓から見上げた。
夏休みが始まったのは嬉しいが、こう暑いと何もやる気が起こらない。
ここ3日はこんな状態で寝そべる毎日が続いている。
「宿題……しないとな………。」
毎年、休みの終わりに大急ぎで必死で終わらせている課題を思いやりながら、
重い身体を机に向かわせる。
しかしそんなにすぐ集中できるはずもなく、僕は立て肘をついて壁に掛かってる時計を見た。
時計の針は午前10時を指そうとしていた。
「梨代……何してるかな?」
僕はシャーペンを指で遊びながら、そんな事を考えた。
彼女と僕の関係は”クラスメイト”のままだったが、あの事件から確かに2人の距離は近づいていた。
お喋りも楽しいし一緒に帰る事も多くなって、以前よりもより彼女を身近に感じる。
だけど、僕はまだ自分の想いを伝えてはいない。
もうお互いの気持ちは通じ合っていると想うが、僕は一歩前へ踏み出すことが出来ずにいた。
夏休みに入る前に言ってしまおうかと思ったものの、
いざ2人っきりになると照れくささが勝ってしまって口篭もってしまう。
おかげで寂しい夏休みを送る毎日だよ……。

ミンミンミンミン………ジ―――――………

暑いなぁ。
外から、キャイキャイと騒ぐ女の子の声が聞こえる。プールでも行くんだろうか?
いいなぁ、プール。僕も梨代と一緒に………。
賑やかな声が近づいて来る。そしてそのまま家の前の道を通りすぎると思っていた
その瞬間、家のインターホンが鳴った。
ピンポーン。
968埋めたて職人:02/07/20 12:03 ID:???
「……ん?」
お客さんかな。
僕はトントンと階段を降りると、玄関に早足で向かった。
何やらドアの外から声が聞こえる……。

(ほ、本当にブザー押しちゃったの?)
(今更何言ってんの?もうここまで来ちゃったんだから覚悟決めなよ!)
(そ、そんな事言ったって……)
(さっさと言っちゃわないと、手遅れになるよ?)
(え?)
(千砂はアイツが他の女の子とイチャイチャしててもいいの?)
(…………………ぃゃ)
(んじゃもう言っちゃうしか!時田さぁ〜〜ん、愛してます〜〜〜っって!!)
(ちょ、ちょっと!!いつみ、声が大きいっ!!)

がちゃ。
「「あ!!」」
ドアを開けてみると、あれからさほど時間は経っていないのに
妙に懐かしく感じる顔が2つ。
969埋めたて職人:02/07/20 12:04 ID:???
一也「あれ?青木さんと……いつみ……どうして?」
千砂「こっこここ……、こんにちわ!!」
青木さんがじっと僕の足元を見て顔を真っ赤にしながら挨拶してきた。
千砂「ごご迷惑かと思ったんですけど夏休みに入って私も時間が余ってしまって退屈でしたから
    ちょっとこちらの方に遊びに行こうと思いつきましてでもやっぱり急に来られても時田さん
    困っちゃいますよねごめんなさい私どうかしてたんですだけどあの時きちんとお礼…」
いつみ「千砂ぁ」
千砂「言えなかったし元気にしてるかなぁとか考えてると居ても立ってもいられなくなって
    こっち来てから考えようとか思っちゃってそれで後先考えずに来ちゃったんですけど
    よく考えたらすごく迷惑な話ですよねホントにごめんなさい私は時田さんの…」
いつみ「千砂ぁっ」
千砂「元気な姿をちょっと見れればそれでいいって思ってたんですけどいつみが急にブザー
    押しちゃってここまで来て顔見るだけじゃ意味ないじゃんとか訳わかんない事言って
    でも元気そうで安心しました病気とかしてたらどうしようかと思っちゃいましたじゃあ
    帰りますねどうもすみま…」
いつみ「千砂ってばぁ」
千砂「何よいつみっ!!ちょっと黙ってて!!」
いつみ「何言ってんのかわかんないよ?」

ジ―――――……ジッジジッ………

短い命を終えたのか、どこかへ飛び立ったのかは解からないが、
セミの鳴き声が止んだ。
辺りを静寂が包む。なんだか空気が重い……。
970埋めたて職人:02/07/20 12:05 ID:???
一也「あ、あの……ここで立ってても暑いし、良かったら上がっていかない?」
僕は居心地の悪いこの雰囲気をなんとか打開しようと、2人を家に招き入れた。
千砂「は、はい………お邪魔します…………」
いつみ「おっ邪魔しま―――す!!」


いつみ「こっちも暑いね――!焼けないように気をつけなきゃ。」
ボスンと僕のベッドに腰を下ろして、いつみがパタパタと自分に手で風を送っている。
お客が来たので部屋に冷房を入れたが、僕達はまだ少し蒸し暑さが残る部屋でなんとか
涼しさを得ようと各自努力していたのだった。
そんな中、部屋の入り口で立ったままだった青木さんに僕は座布団を用意して彼女に勧めた。
一也「青木さんも座ってよ。ちょっと散らかってるけどね。」
ははは、と自嘲気味に笑う。
女のコが遊びに来るならきちんと片付けておけばよかった……と今更ながら思う。
エッチな本とか出てないよな……。
千砂「い、いえ……、男の人の部屋にしては綺麗な部屋だと思います。
    ここが時田さんのお部屋なんですね……。」
いつみ「へぇぇぇ……千砂って男の子の部屋入った事あるんだぁ。ふ〜〜〜ん。」
千砂「なっ…、無いわよ!変な事言わないでいつみ!!」
いつみ「だぁってぇ、綺麗な部屋だって解かるんだからぁ汚い部屋に入った事あるんでしょ?」
千砂「わ、私が言ったのはあくまで客観的に見て……」
いつみ「アタシィ〜〜、難しい言葉わかんな〜〜〜い」
両手を広げて白々しくいつみがとぼける。あれは青木さんをからかって楽しんでいるな……。
青木さんもいちいち相手しなくていいのに…でも根が真面目だから答えちゃうんだろう。
971埋めたて職人:02/07/20 12:06 ID:???
飽きない2人のやり取りを見ていたら、青木さんが急に僕に向き直った。
千砂「ほ、本当ですよ?私、本当に男の人の部屋になんて入った事ありませんから!」
何故か必死に僕に訴えてくる青木さんが可笑しくて、僕は笑いながら
一也「うん、信じるよ。」
と言うと、青木さんホッとした表情で僕を見た。
千砂「良かった………。」
いつみ「ヤだなぁ、ジョーダンだってぇ。もう千砂ってば可愛いんだからぁ!」
くねくねと身をよじって青木さんに纏わりつくいつみ。
口を尖らせて青木さんにキスを迫るいつみを青木さんは笑いながら遠ざけようとしている。
なんだか羨ましい。
いや、キスが羨ましいんじゃなくて、心を許せる友達を持つ2人が。
千砂「もういつみ、暑いから離れてよ……」
そう言うと青木さんは立ち上がって、いつみを無理矢理引き剥がした。
ぺたっと虚しく身体を床に横たわらせるいつみ。
いつみ「あん……もう、千砂のイ・ケ・ズぅ♪」
タンクトップの隙間から覗くいつみの胸の谷間に僕は思わず2人から顔を背けた。
青木さんは膝までのスカートに涼しげなシャツで清潔感溢れる服装だが、
いつみはタンクトップにミニスカートをいう夏に相応しく危なげな服装なのだ。
こちらが目のやり場に困っているのに、当の本人はさして気にもしていないようで
いつもと変わらない振るまいを見せている。
あぁ……そんなに足を広げると……見えちゃうぞ……。
いつみ「ん?どしたの?」
黙り込んでいた僕にいつみが問いかけてきた。
一也「あ、いや、別に……相変わらず仲良いなって思ってさ」
心の内を悟られないように答えた……が、何やらいつみは笑みを浮かべて僕を見た。
いつみ「だってアタシ達、恋人同士だもん!」
一也「えっ!?」
まさか、2人の関係はそんなに進んでいたのか!?
千砂「バっ、バカな事言わないで!いつみ!う、嘘ですよ時田さん、私達そんなんじゃありません!」
青木さんが必死の形相で弁明する。
972埋めたて職人:02/07/20 12:07 ID:???
いつみ「え〜〜〜千砂つめた〜〜〜い。アタシ振られちゃったの?」
指を咥えて拗ねた表情を見せるいつみだったが、青木さんは本気で怒っているみたいだ。
千砂「いい加減にしないと怒るわよ!?」
いつみ「ひ〜〜〜ん、千砂が怒ったぁ〜〜〜!!」
いつみが立ちあがって僕に抱きついてきた。
ぎゅっと両腕を胴に回して、必要以上に身体をくっ付けてくる。
一也「わぁ!」
千砂「ちょっといつみ!!時田さんから離れなさい!そんなにくっ付くと迷惑でしょう!?」
青木さんが僕からいつみを引き離そうと彼女の腕を引っ張る。
しかしいつみは僕の身体から離れようとしない。
いつみ「迷惑?」
いつみが僕を見上げてそんな事を訊ねてきた。
迷惑……どころか、むしろ嬉しいんだけど………青木さんが怖い。
いつみ「ほぉら、迷惑じゃないって!って言うか嬉しいってさ!」
僕が言いよどんでいると、いつみはさらに身体を密着させてきた。
胸の感触が………柔らかい太股が………。
千砂「時田さん!」
一也「は、はい!」
青木さんの怒りが僕に向けられる。
千砂「いつみ!!はなれな………さいっっ!!」
いつみ「わ!」
青木さんが思いきりいつみを引っ張り、柔らかな感触は僕の身体から去っていった。
名残惜しいが青木さんを怒りっぱなしにさせておく訳にもいかない。
僕から引き剥がされたいつみは引っ張られた反動で再び青木さんに抱きついた。
いつみ「千砂ぁ〜〜、やっぱり私の事が好きなのね〜〜ん!!」
千砂「ちょっといつみっ!?」
いつみ「ぴらっと……」
千砂「きゃああ!!?」
いつみが青木さんのスカートの裾を持ち上げた。
中から真っ白の眩しい下着が見えたのを僕は見逃さなかった。
973埋めたて職人:02/07/20 12:09 ID:???
千砂「なっ……何するのよっ!!」
ドン、といつみを突き飛ばし、すぐさまスカートを直す青木さん。
しかし僕の網膜には真っ白なパンティが焼きついて消えようとはしなかった。
ニヒヒ、と嫌らしい笑みを浮かべたいつみが僕を見つめて、
いつみ「やっぱり千砂の方がいいの?アンタも好きねぇ……それぇ!!」
と青木さんを僕の方へ突き飛ばした。
僕は慌てて青木さんを抱きとめる。
千砂「きゃ……」
いつみ「千砂ぁ!やっちゃえ―――!!」
すっぽりと僕の胸の中に収まった青木さんは俯いたまま、ただじっとしている。
一也「いつみ、もう勘弁してよ……」
僕は少し悪ノリが過ぎるいつみにお願いすると、青木さんの腕の中から解放しようとした。
すっ。
一也「え?」
僕の背中に優しく手がまわされた。
遠慮がちに青木さんが僕の胸に顔を埋めてくる。
千砂「と、時田さん………」
一也「な、なに?」
千砂「…………、わ、私の事……どう思いますか………?」
一也「ど、ど、どうって……?」
千砂「好きとか……嫌い、とか………」
わずかだが、『嫌い』のところで声が小さくなった。
それは青木さんも考えたくない事だったのだろう。
顔を伏せて僕を見ようとしない青木さんに、
僕はどう答えたらいいかただ迷ってしまっていた。
嫌いな訳はない。どちらか選べと言われれば、『好き』なのだろうが、
青木さんが求める『好き』という意味とは何か違うと感じていた。
そう、『Like』であって『Love』じゃない……。
青木さんが僕の何処を気に入ったのかは判らないけれど、
僕はまだ青木さんをあまり知らない。
それなのに軽々と『好き』なんて言葉を口にしてしまっていいものなんだろうか?
974埋めたて職人:02/07/20 12:12 ID:???
いつみ「もう!黙ってないで何とか言ってあげなよ!」
黙っていた僕に、じっと状況を見据えていたいつみが声をかけてきた。
いつまでも答えが出せない僕をもどかしく思ったのか、
親友の青木さんの気持ちを汲み取ってあげたのか。
一也「き、嫌いじゃないよ、うん。青木さん、いいコだと思うし…………」
千砂「………」
ま、まずかったかな?
青木さんは黙ってしまった。
僕の言葉を頭の中で整理しているみたいだ。
千砂「………そうですか……。でも、よかったです。嫌われていないみたいで。」
そう言うと、青木さんは僕から離れた。
しかしその表情は、まるでずっと抱えていた問題が解決したような清々しさを僕に感じさせた。
そして僕らのやり取りを見つめていたいつみが、
青木さんの肩に手を置いて慰めるように語り掛けた。
いつみ「なぁに〜?何だかハッキリしない答え。」
一也「し、しょうがないじゃないか……そんな急に言われて……」
僕はいつみの問いにしどろもどろになりながら、どうなんだろうと自問した。
僕の知っている限りでは、青木さんはすごく可愛い女の子だと思う。
でも、僕は……僕の心の中には、十年前からずっと気になってた……いや、
好きだった女の子がいるんだ。
いつみ「アタシ達、そんなにホイホイこっちに来れる訳じゃないんだからね。
     次会えるのだって、いつになるかわかんないんだから。
     それまでずぅっと千砂の事、放っておくつもり?」
一也「そ、それは……」
いつみ「ふぅん……でも、脈アリなんだよね、迷ってるってことは。
     よぉぉっし!もう一押しだね!こうなったら千砂のカワイイところ、全部見せちゃおうっ!!」
そう言うや否や、いつみは青木さんのスカートの中に手を突っ込んだ。
千砂「いいつみッ!?」
975名無しくん、、、好きです。。。:02/07/20 12:17 ID:OvPs/xRI
>>967-973
おおっ!おもしれーぞ!
どんどん行っちゃってください!
(オリジナルっすか?)
神降臨キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!

もうすぐ落ちるので、みんなできるだけカキコは控えよう!!
977アニメ礼香がいいよ。:02/07/20 16:28 ID:???
>>967->>974
なんか4年前に見たことあるよ.........ははは。
ゲーム画面からダウンロードしたの???
千砂の声は矢沢晶子さんだっけ???
>>964
「猟奇の檻」か.........そのゲームと「遺作」はやってないんだよね。
結構有名みたいだが。きっと、かなりダークネスな作品なんだろうね。
もうすぐこのスレ尾張(おわりあさひ)だが、
ageないまま終わらすべき.........なのね。
978埋めたて職人:02/07/20 17:38 ID:???
>975 一応オリジナルだぞコノヤロー
>976 そうしてくれると有り難いぞコノヤロー
>977 ? 言っている意味がよくわからんが千砂の声は正解だコノヤロー


そのまま指を動かして、青木さんの股間を愛撫し始める。
いつみ「ん〜〜っ、千砂のアソコってやわらか〜〜い!プニプニしてるよ?」
千砂「やっ、やめて!い、いきなり何するのよっ!?」
いつみ「だからぁ千砂のカワイイところを教えてあげようって」
ぺろっと舌を出して、いつみは青木さんの耳を舐める。
その瞬間、ビクリと青木さんの身体が跳ねた。
千砂「ひんっ!」
いつみ「ほら、カワイイ声でしょ?千砂の声って鈴の音みたいなんだよね……」
ちゅ、ちゅっと耳から首筋へといつみの舌が降りていく。
僕は目の前で行われている事がどこか現実ではないような気がしてならなかったが、
青木さんの可愛い喘ぎ声といつみの赤くぬめった舌の動きに次第に気分が高揚していった。
千砂「いや…やめてよ、いつみ……」
青木さんは頬を染めながら自分の股間をまさぐる手に抵抗している。
その時、いつみの指が敏感な部分に触れたのだろうか、青木さんは一際大きな声を上げた。
千砂「い、いやぁッ!!」
いつみ「千砂もココ、感じるんだね………?」
指の動きを激しくしながら、いつみは僕に声をかけてきた。
いつみ「濡れてきたよ、千砂…。千砂ったら、アンタの事考えていつもこんな事してるんだよ。
     実物が目の前にいるもんだからいつもより興奮して……ほら」
すっと僕の目の前に差し出されたいつみの指には、透明な液体がきらきらと光っていた。
千砂「ちが……違う……、違うんです……時田さん、私……私……」
青木さんは顔を手で覆い隠すと、すんすんと鼻を鳴らして泣き出してしまった。
僕はおろおろとこの現状を作り出したいつみを見たが、キッと青木さんを見て、
いつみ「千砂、恥ずかしがる事無いよ。女の子はみんな好きな男の事を想ったら
     こうなっちゃうんだよ。身体が熱くなって、切なくなるんだよ。
     見てもらおうよ、千砂の想いを。千砂がどれだけ好きかって事をさ!」
千砂「そ、そんな……」
979埋めたて職人:02/07/20 17:40 ID:???
自分の痴態を見られてしまってどうすればいいか解からずにいる青木さんに、
僕は必死にフォローの言葉を探す。
いつみは僕に見せつけるかのように、青木さんのスカートを捲り上げた。
彼女のイメージにぴったりな真っ白のパンティ。
その中に隠れているであろう、こんもりと盛り上がった恥丘は
いつみの攻めに潤いを見せている。
初めて見る同年代の異性の秘部に、今まで感じたことのない興奮が僕の身体に走る。
千砂「嫌、時田さん、見ないで……」
青木さんが一点を凝視したままの僕に恥ずかしそうに訴えかけてきた。
その瞳は不安に揺らいでいて、何かを必死に問いかけてきている。
かける言葉が見つからず、僕の目を捉えたままの青木さんの股間に近づく。
千砂「あぁっ!?」
僕の手が曝け出された青木さんの太股にかかった瞬間、
彼女が驚きの声を上げた。
引き締まった脚はしっとりと汗ばんでいて、僕の掌を濡らす。
僕はその感触に酔い、なでなでと手を動かしてみた。
千砂「はッ………!」
今だいつみの指から逃れられない青木さんの身体に僕からの刺激が加わって、
彼女の身体から力が抜けていく。
一也「あっ……ご、ごめん!!」
僕は反射的に彼女から手を離した。
一体、何をしているんだ僕は?!
青木さんから発せられる淫らな空気に吸い寄せられ、勝手な行動に出てしまった。
いつみ「何でやめるの!?千砂の気持ちは解かってるくせにぃ!」
千砂「いつみ……、止めてよ……」
青木さんは朧気な目でいつみに囁く。
いつみ「千砂も!いつまでもそんな態度とってると、アタシがコイツもらっちゃうからね!!」
980アニメ礼香は最高!!!:02/07/20 18:16 ID:???
>>978
コノヤローコノヤローって、アンタは猪木ボンバイエか。
あの人ブラジル帰りの日系3世プロレスラーみたいだよ。
小説、かなり大変じゃない!?ガンバレ!!ゴールの1000は
もうすぐだ。
981アニメ礼香は最高!!!:02/07/20 18:16 ID:???
sage、sage(あせり)
ははは。
983埋めたて職人:02/07/20 19:16 ID:???
980超えたのかよコノヤロー
全然最後まで書けてないがこうなったらいけるトコまでいくぞコラー

何がそんなに気に入らないのか。
いつみは今まで我慢していたものを一気に吐き出すかのようにまくし立てた。
千砂「えっ……?」
いつみはそう言うと、青木さんの身体から離れて僕にまた抱きついてきた。
しかしさっきとは違い、僕の身体を強く抱きしめる。
青木さんとの情事に自らも興奮していたのか、固くなった乳房の先端が
僕の胸に押し付けられてきた。
その淫らな雰囲気に呑まれそうになりながら、必死に声を振り絞った。
一也「い、いつみ、何するん……うっ!?」
僕の言葉を遮ったのは、股間に伸びたいつみの手だった。
すでに固くなったモノを摩りながら、頬を赤らめて僕に顔を近づけてくる。
いつみ「ね……アタシのカラダ、触っていいよ。気持ち良くしてよ。
     アンタも気持ち良くしてあげるからさ……」
いつみの指が僕のモノに細かい刺激を与え始めた。
女のコに触られている、という現実だけで僕の身体には快感が走り出す。
青木さんは目の前で何が起こっているのか今だ理解していないような顔で、
僕ら2人を交互に見やっている。
いや、理解できないのは僕も同じだ。いきなり、どうしていつみが……?
考えがまとまらない僕の手を取り、いつみは自分のお尻に当てがった。
いつみ「ほら、どうしたの?もっと触ってよ。遠慮することなんかないんだよ、
     アタシが触って欲しいんだから」
掌にある柔らかい肉の感触。下着の上からだったが、それは十分すぎる弾力を感じさせた。
その魅力的すぎる誘惑に敗けて、僕の掌がいつみのお尻を撫で回し始める。
いつみ「あんっ……」
それは僕に聞かせるための喘ぎ声のようで、僕の手で感じるいつみに只ならぬ興奮を覚えた。
息を荒げながら、僕はいつみの身体の虜にされていく。
いつみ「うん……っ、そう、もっと、もっと触って……」
984千砂:02/07/20 20:05 ID:???
私の立場が・・・・
985アニメ礼香がいいよ。:02/07/20 20:22 ID:???
千砂ちゃん、どうしたの???
986埋めたて職人:02/07/20 20:49 ID:???
>984 心配するなコノヤロー ッシャアアアァァ


僕の股間に宛がわれた手が激しく動き出す。ズボンの上からの刺激がもどかしい。
いつみは僕の太股に股間を擦りつけながら、ハァハァと悩ましげな息を僕に吹きかけてくる。
その年下とは思えない妖艶さに、僕の理性は限界に達しようとしていた。
いつみ「うふふふ、すっごい苦しそうだね、ココ。待って、今楽にしてあげるから。」
ジッパーを下ろす音が聞こえるが、今の僕には些細な事だった。
もっといつみの身体を弄りたい……その考えだけが僕の脳を支配していたからだ。
千砂「きゃっ!」
股間に冷たい空気が感じられる。それは、窮屈だったズボンの中から解放された証拠だった。
いつみ「わ、思ってたよりおっきいね。それに、すごい熱いよ」
露わになった僕のモノを握って、優しく擦り始める。
直に与えられるいつみの掌の感覚に、僕はこれ以上我慢できそうになかった。
一也「い、いつみ、もうダメだ、それ以上触られると……っ」
いつみ「んふふ、気持ちいいんだね。いいよ出しちゃえ、このまま出しちゃえ!」
快楽に身を任せ、このまま楽になろうと思った瞬間、
つんざくような悲鳴が僕の耳に飛び込んで来た。

千砂「だ、だめぇぇぇぇぇッッッ!!」

青木さんが、僕の身体からいつみを引き剥がして涙目で僕を見上げてきた。
一也「え、あ…青木さん?」
瞬時のできごとに、僕はただ圧倒されて青木さんを見る。
今にも泣き出しそうな目で青木さんは僕にしがみ付いて来た。
一也「ちょっと青木さん?ど、どうしたの?」
千砂「と、時田さん、私はダメなんですか?いつみだと触るのに、私は触れないんですか?」
耳を疑うような言葉が、青木さんから発せられた。
およそ彼女に似つかわしくない言葉にいくらか冷静さを取り戻した僕は青木さんに向き直った。
一也「あ、青木さん、何言ってるの?少し落ち着いて…」
千砂「わ、私時田さんならいいんです!さっきだってそんなに嫌じゃなかったし、いえ、
    全然嫌じゃありませんでした。だから……その……」
987神田川:02/07/20 21:30 ID:???
千砂ちゃんはいやらしい子だね・・・
988埋めたて職人:02/07/20 22:28 ID:???
僕は青木さんの肩に手を置いて少し落ち着くよう促すが、彼女は僕から離れようとはしない。
千砂「触って……触ってください時田さん、私の気持ちはさっき言いましたよね?
    わ、私だってHな女のコなんですから……真面目な女のコじゃないんだから……」
青木さんは僕の背中に手をまわして、僕の胸に顔を埋めてきた。
それはいつみの行為と同じだったが、その時の淫らさは感じられなく、
彼女からは僕に対する一途さ、自分を理解して欲しいという必死さが伝わってきた。
そっと青木さんを抱きしめる。今は、僕の腕の中にいる彼女がとても愛おしく思える。
青木さんも強く僕を抱き返してくる。
千砂「時田さん………」
僕の下腹部に当たる青木さんのゴムマリのような胸の感触に、
遠ざかっていた欲望が再び涌きあがってくる。
僕は背中の手を青木さんの臀部に這わせ、引き締まった太股の感触を味わった後、
スカートの中の形の良いお尻に持っていく。
千砂「………んぅ……」
スベスベした肌触りが心地良く、いつまでも触れていたいという欲求にかられる。
青木さんの手が剥き出しのままだった僕のモノに触れる。
おそるおそる、感触を確かめるような手の動き。
千砂「これが、時田さんの………熱い………」
いつみと同じ感想を吐きながら、僕のモノは青木さんの手の中にすっぽりと覆われた。
控えめな掌の動きが、心地良い快感を与えてくる。
一也「うっ………」
積極的に迫り来るような感じのいつみとは違った、相手を思いやるような愛撫。
それは2人の性格を顕著に現していた。
千砂「時田さん……わ、私も………」
青木さんはそう言って、僕との身体の間隔を開け、恥ずかしそうに片手でスカートを持ち上げる。
僕は少し躊躇ったが、休まることのない青木さんの愛撫に答えようと、
意を決してその秘められた部分へと腕を伸ばす。
千砂「あ………っ」
僕の掌が青木さんの股間に触れた瞬間、溜息と共に悩ましげな声が吐き出された。
一也「すごい、青木さんのココも熱くて……ヌルヌルして……」
千砂「あッ、恥ずかしいから、言わないで下さい、う、んぅぅっ」
989アニメ礼香がいいよ。:02/07/20 23:03 ID:???
>>988
千砂ちゃん、かわいいっ!!!
やっぱりアナタ、文才あるよ。うまいうまい。おお神よ。
990アニメ礼香がいいよ。:02/07/20 23:03 ID:???
うん
991アニメ礼香がいいよ。:02/07/20 23:05 ID:???
これ次のスレでも続けたい。
992埋めたて職人:02/07/21 00:04 ID:???
ニチュニチュと愛液に濡れた下着の上から青木さんの秘部を擦り続ける。
こんな可愛い子が目の前で乱れている現実に、僕は眩暈がしそうなほど頭に血が登り始めていた。
一也「青木さん、こんなに濡れて、すごい、すごい!」
指を動かすほど愛液の量が増えていく。
すでにはっきりと聞こえるその卑猥な音は、2人の興奮を高める効果も発揮していた。
僕はぐっしょりと濡れて変色した青木さんのパンティの横から、
直にその奥の花園へ指を滑りこませた。
千砂「ああ!!」
ベトベトに濡れ熱を持つ秘肉が、ヒクヒクと僕の指に吸いついてくる。
その秘肉を指で弄りながら、僕は小刻みに振動を与える。
千砂「いっ……ああぁぁ!!と、時田、さんの、ゆびぃ……すごいぃ、気持ち、いいです……っっ!」
一也「青木さん、どこがいいの?ここ?ここっ?」
僕は秘口に指を潜り込ませながら、青木さんの反応を確かめる。
指が新たな場所に進む毎にビクビクと身体を動かす青木さんを愛おしく思いながら、
秘裂の上の勃起した肉芽に触れた。
千砂「っ……あああぁ!」
もう青木さんは自分の手を動かす余裕もないようで、僕のモノを握ったままの手は
掴んでいるだけの状態で止まっていた。
それでも、僕には目の前で悶えている青木さんを見ているだけで
絶頂に到達してしまえるほどに高まっていた。
今にも達してしまいそうな青木さんの後ろから、いつみがそっと忍び寄る。
いつみ「千砂、もうイキそうなんだね、こんなにビクビクしちゃって。
     アタシは途中で止められちゃったけど、千砂のイクところ見せてくれたら許してあげるっ」
千砂「えっ、いつ、み?な、何…」
後ろから羽交い締めするように彼女に取りついたいつみが、青木さんの胸を揉みしだき始めた。
千砂「はっ……あぁ!いつみ、やめ…」
いつみ「千砂ぁ、アタシにイクとこ見せて?可愛い千砂、見せて?」
胸を揉みながら、いつみは青木さんの耳に舌を入れる。
生ぬるい、くすぐったい感覚に青木さんは咄嗟に身をよじった。
千砂「きゃぁ!あ、あ、いつみ止めて!ダメ、私、もう……」
993アニメ礼香は最高!!!:02/07/21 00:07 ID:???
千砂ちゃん、ついにイってしまうのか.........!!!
いつみは横でオナニーでもしてるのかとオモテタヨ。
995埋めたて職人:02/07/21 02:17 ID:???
一也「イキそうなの?青木さん」
千砂「え?」
僕は肉芽をコリコリと擦りあげ、青木さんの絶頂を促した。
千砂「はあぁッ!!ダメ、時田さん、ダメ、いやぁッ!!」
一也「青木さん、可愛いっ……可愛いっ」
千砂「時田さんッ……っ、ひ、いやぁぁ!!来るぅぅッッ!!」
大量の愛液を僕の手に吐き出して、一瞬大きく瞳を開いたかと思うと、
青木さんは強張った身体からゆっくりと力を抜いていく。
千砂「ぁ………」
そのまま後ろに倒れてしまった青木さんをいつみが押さえた。
いつみ「あ〜らら、千砂ったら気ぃ失っちゃったぁ。ちょっとやりすぎちゃったかな?」
そう言うと、いつみは青木さんを僕のベッドに寝かせ、頬を優しく撫でる。
いつみ「んふふぅ、千砂ってば可愛かったよ。あーんなに乱れちゃって……。」
青木さんの顔はどこか穏やかで、すぅすぅと呼吸を続けている。
僕は荒くなった息を整えようと胸を押さえた。すると青木さんの愛液で濡れた指が目に入った。
ちろ、とそれを舐めると、しょっぱくて、青木さんの味がしたような感じがした。
いつみ「やーらしい。」
抜け目なくそれを見ていたいつみが茶々を入れてくる。
一也「う、うるさいな。いいだろ別に!」
いつみ「まぁいいけどね。アンタもHなんだね、なんか安心しちゃった!」
一也「なんだよそれ……」
いつみ「さて、と。」
いつみが青木さんの足元でごそごそと何かしている。
僕はいつみの意図がわからず、じっとその行動を見守っていたのだが、
彼女の手に白い布が現れた時、思わず叫んでしまっていた。
一也「な、何やってんだよ!そ、そ、それ……」
いつみ「んー?欲しいの?」
ヒョイと掲げられたいつみの手には、青木さんのパンティが握られていた。
996埋めたて職人:02/07/21 02:18 ID:???
一也「バ、バカ!何を…」
いつみ「気持ち悪いんじゃないかと思って。さ、洗濯機は?」
一也「え?」
いつみ「だからぁ、洗ってあげようって思ったの!一階?ほら、行くよ。」
僕の腕を掴んで、いつみは強引に部屋から連れ出した。
いつみ「………いつまでチャック下げてんの?」
一也「え?……うわぁ!」
開かれたズボンの窓から、僕のモノが顔を出したままだった。
僕は急いでその窓を閉めたが、これを開けたのはそもそもは目の前の彼女だ。
一也「こ、これは元はと言えば……」
いつみ「いいからいいから、行こう。」
バタン。


いつみ「ね。」
一也「ん?何?」
いつみ「それで、どうだった?」
先に階段を降りたいつみが、僕に向き直ってそう言ってきた。
一也「何がだよ?」
僕はいつみの隣に並ぶと、彼女を先導するために先に洗面所に歩き出す。
いつみ「決まってるじゃん、千砂だよぉ。ね?可愛かったでしょ?」
先ほどの行為が頭の中に甦ってきて、僕は赤面しながら答えた。
一也「え……そ、それは……」
いつみ「やっぱ!?ね、ね、あんな可愛いコいないよぉ?」
僕の答えを待たずにいつみは喋りかけてきた。言葉より先に顔に出てしまったのか。
一也「そ、そりゃあ青木さんは可愛いとは思うよ、言っただろ?
    でもいきなり付き合うとかっていうのもちょっとなぁ……」
いつみ「アンタはいきなりかも知んないけど、
     千砂はあれからずっとアンタの事気にしてたんだから!」
ぐっと僕に詰め寄ってくるいつみ。
その真剣な表情とは裏腹に、手に握られているパンティがやけに滑稽に見える。
997埋めたて職人:02/07/21 02:19 ID:???
一也「そ、そんな事言ったって、僕にも好きな人が…」
いつみ「え!!?好きな子、いるの!?」
クリクリとよく動く大きな目をさらに見開いて、いつみが驚く。
その驚き様にこっちまでびっくりしながら僕は小さく呟いた。
一也「そ、そりゃあ……気になる人ぐらい、いるよ」
いつみ「なぁーんだ…がっかり。」
一也「え?」
いつみ「う、うぅん、何でもない。んで、誰?」
落ちこんだかと思うと、今度は身を乗り出して問いかけてくる。
コロコロと変わる表情は見ていてとても面白いが、今回ばかりは勝手が違う。
一也「そ、そんなの言えないよ。……ほら、ここ洗面所だから。」
ちょうど話を切りたかった時に、洗面所に辿り着いた。
だがいつみは手に持った白い布地を握り締め、お構いなしに詰め寄ってくる。
興味は完全に”僕の好きな人”にいっているようだ。
いつみ「ごまかさないでよぉ。誰?アタシ、その人知ってる?」
僕はその問いかけに答えるつもりもなく洗濯機の蓋を開けて少量の洗剤を放りこんだ。
一也「ほら、洗濯し終わったらこの乾燥機使っていいからさ。」
いつみ「そじゃなくて、誰なの?」
全く諦める様子もなく、僕の口からその名前を聞き出そうと、いつみは僕を凝視する。
困ったな……僕がなんとか言い逃れようと考えていると、
ピンポーン。
来客を告げるチャイムが鳴った。僕は逃げ出さんばかりに玄関に向かう。
一也「洗濯するんだろ?ちょっと見てくる。」
いつみ「あ、ちょっとぉ!……」
洗面所から脱出に成功した僕は、ほっとしながらつっかけを履いた。
一也「はーい、今出ますよー。」
ひんやりとしたノブに手をかけ、ドアを開く。
ガチャ。
「やー、おひさー。」
998埋めたて職人:02/07/21 02:20 ID:???
ニッとお日さまのような笑顔を向けてくる女のコ。
その横に付き添う大人びた女性。
彼女らの後ろには強い陽射しを浴びて黒光りする立派なリムジンが止まっている。
一也「ノ、ノーマ……だよね?それに子鈴さん……!?」
おおよそ信じ難い光景に、しばし目を疑う。
何故僕の家に2人が?そんな疑問を尻目に、子鈴さんが微笑んで僕に挨拶してきた。
子鈴「御無沙汰しておりました、時田さん。」
ノーマ「おぉ一也!元気してたかぁ?」
一也「ど、どうして僕の家知ってるの?」
ノーマ「そんなモン、ウチの情報網つこたら簡単にわかるわ。
     ウェンディ財閥ナメたらあかんで!?」
彼女が財閥の令嬢だというのは以前聞いていたけど、
そこまでして僕の家を突き止める理由がよくわからない。
一也「あ…そうなんだ……そ、それで何か用があって来たのかな……?」
相変わらずなノーマのテンションに押されながら、僕は恐る恐る用件を聞こうとする。
そんな僕に、ノーマはあからさまに顔を曇らせて言い返してきた。
ノーマ「何や、つれないなぁ一也。
     まぁ今日来たんは……前世話なったからお中元持ってきたんや。子鈴!」
車の傍で運転手さんから渡された小包を受け取り、子鈴さんが僕の方へ歩み寄ってきた。
お中元?それなら郵送すれば済むのに何で手渡しなんだろう……。
子鈴「はい時田さん、どうぞお受け取りください。」
ポンと僕に手渡されたその包みは小さいながらも結構な重さを持っていた。
予想していなかったその重さに、気持ちよろめきながら僕は中身を聞いてみる。
一也「あ、有り難うございます。これ…何ですか?なんだかずっしりしてますけど……」
ノーマ「一也の大人の仲間入り記念や!あんたも強うなっとかなあかんで!」
子鈴「ブランデーです。」
一也「ブ、ブランデー……?」
一介の真面目(?)な高校生に贈るにはおそらく間違っているのではないかと思いながら、
僕は耳に入ってきた言葉を反芻した。
一也「僕、お酒はちょっと……」
999埋めたて職人:02/07/21 02:22 ID:???
ましてやブランデーなんて口にした事もない。
気持ちだけ受け取って、これは返した方が良さそうだ。
ノーマ「わかっとるて!ウチが付きおうたるから大丈夫や!」
子鈴「ノーマ様、お酒は止めておいた方が……」
ノーマ「何や、固い事言うなや子鈴ぅ。ちょっとだけやから、な?」
子鈴「はぁ……」
子鈴さんは半ば諦めたような表情で溜息をついた。
こういうやり取りには慣れているのか、あまり深く追求はしない。
一也「だ、駄目だって!呑んだ事すらないんだから!」
ノーマ「大丈夫やて。そんなん言うヤツに限ってハマるもんなんや。
     そんじゃちょぉお邪魔させてもらうでー。」
一也「えっ!?」
ノーマはすっと僕の横を当たり前の如く通り過ぎ、僕の家に入ろうとする。
一也「ちょちょっと!ちょっと!」
ノーマ「んー?何や?」
一也「あ……上がるの?家……」
それは遠慮してほしいという意味も込めたつもりだったが、ノーマはそんな事など
全く意に介さず、ズイズイと家に上がりこんでくる。
ノーマ「当たり前やろ。わざわざ家まで来たったんやから、茶ぁの1つでも出すんが
     礼儀ってモンやろ?じぃ、夕方頃迎え来て!」
子鈴さんの後ろの初老の男性がぺこりとお辞儀をして車に乗りこんだ。
静かにエンジンがかかり、リムジンは音もさせず滑るように去って行く。
ノーマ「ほんじゃお邪魔しますー。」
一也「あ、あ、ちょっと待って!」
颯爽と走り去ったリムジンに目を奪われていた僕は慌ててノーマに声をかけた。
すでに靴を脱ぎ終えた彼女の前に立って、行く手を遮る。
まずいぞ、今は……。
ノーマ「何やねんな、さっきから。なんか都合悪いんか?」
一也「いや、そのぉ………、い、今ちょっと来客中なんだよ!そう!だ、だから……」
ノーマ「あぁ、そんなん全然構へん。人多い方が楽しいわ。
     ほら子鈴ぅ、突っ立ったっとらんとアンタも早ぅ来ぃ。」
毛だらけ。
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。