もしも光速を超えたら

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385オーバーテクナナシー
>>372
理科年表によると真空中の光速の値は
2,99792458x10^8(m/s)
これは測定値ではなく定義値。また一般的なセシウム原子時計の精度は、10万年に
1秒程度の誤差とのことなので
1/(10^5x356x24x3600)≒3.17x10^-13

衛星の軌道速度を
2,99792458x10^3(m/s)
とする。第一宇宙速度より遅いというツッコミは無しで。あくまで思考実験だから。
この速度、つまり光速の10^-5倍におけるローレンツ短縮率は

(1-(10^-5)^2)^(1/2)=(1-10^-10)^(1/2)≒0.99999999995
=1-(5x10^-11)

軌道速度の精度は問題ではない。この速度域におけるローレンツ短縮の効果は
セシウム原子時計の精度に対して充分有意であるといえ、また、他に時間短縮
効果をもたらす妥当な要因(重力の効果はとりあえず割愛)が考えられない以上、
時間短縮効果の要因はローレンツ短縮だと考えるのが妥当である。

余談だが、最初に高速移動体のローレンツ短縮効果測定実験が行われたのは
航空機。上記思考実験よりもう一桁低い速度域だが、この場合短縮率は
1-(5x10^-13)
だから原子時計精度に比べて有意なのか疑問なところ。