679 :
オーバーテクナナシー:03/02/11 07:30 ID:sbyxuBS3
今になって軌道エレベーターの記事がでるのは、やっぱシャトルが落ちたからなのか
680 :
オーバーテクナナシー:03/02/12 02:46 ID:euiVqpW8
10万キロか。1日に10キロメートル分のカーボン
ナノチューブ製テープを作れたとして完成までに1万日=27年かかるよ。
しかし本当に100億ドルでできるのか?安すぎ。
日本の銀行への公的資金援助なんかの無駄金使えば
5〜6本建てられるぞ。経済効果は大きそうだし、とっとと日本で
作っちまえ。
この軌道エレベータの海上プラットホームって、随分シンプルなのな……
そこがかえって燃え。血が滾りそうだ(´д`;)
682 :
オーバーテクナナシー:03/02/13 11:05 ID:Wm5CZU3s
683 :
オーバーテクナナシー:03/02/13 11:56 ID:i+sUwXHi
無学年単位制は設置基準26条等に明示.反する学則は違憲無効.本庁は違反大を警告
の上廃校にする.設置基準は教育専門家のみしる.大学紛争.宮崎3・7裁判勝つ
684 :
83:03/02/13 12:51 ID:Wpg2rhM7
685 :
登録必要:03/02/13 13:36 ID:esTbJgLF
686 :
オーバーテクナナシー:03/02/13 15:22 ID:BuXBe6av
ttp://www.zdnet.co.jp/news/0302/12/nebt_37.html ニューロンとチップを直接接触、電気信号読み取りに成功
独Infenion Technologiesは2月11日、生きた神経細胞(ニューロン)と
バイオセンサーチップを直接接触させ、ニューロンの電気信号を読み
取る「ニューロチップ」(Neuro-Chip)技術を開発したと発表した。新薬を
生体ニューロン上で試験して効果を確かめるなど、医薬品開発の分野
での貢献が期待できるという。
688 :
オーバーテクナナシー:03/02/13 21:45 ID:QG0oCE3U
>>672 何年も前から横浜かどこかのCATV会社が使ってる奴とは違うのか。
通信屋の夢というかエゴというか…結局CATVが羨ましいんだよね。電話線よりリッチなメディアだから。
691 :
オーバーテクナナシー:03/02/14 17:51 ID:1VqIwcmS
692 :
◆hTp46ErwDo :03/02/15 23:52 ID:Zspa+hyq
世界初のクローン羊ドリー、6歳で死亡
2003.02.15
Web posted at: 13:11 JST
- CNN
ロンドン(CNN) 世界初の体細胞クローン動物として1996年に誕生した羊のドリーが、進行性の肺疾患を理由に安楽死させられた。6歳だった。英エディンバラのロスリン研究所が14日明らかにした。
同研究所のハリー・グリフィン所長は「羊は通常11歳―12歳くらいまで生きるが、肺疾患は高齢で屋内飼育の羊によくみられる病気」と説明した。
病気がクローンによる誕生に起因しているのかどうかなどは分かっておらず、今後解剖し、詳細に調べる方針。
ドリーは成長した羊から取り出した細胞を使って誕生。1999年の研究で早期老化が指摘され、昨年1月には高齢の羊にみられる関節炎を患っていたことが判明した。
ロスリン研究所によると、ドリーは解剖などの分析を終えた後、エディンバラのスコットランド国立博物館に展示される。
http://www.cnn.co.jp/science/K2003021500433.html 【国際】マチルダさんに続いてドリーさん(クローン羊/6歳)も死去
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1045246164/
693 :
オーバーテクナナシー:03/02/17 13:27 ID:NofULOp8
694 :
オーバーテクナナシー:03/02/17 13:28 ID:NofULOp8
夢のタンパク質作る細菌、米で成功
地球上にない新種のたんぱく質を作り出す能力を持つスーパー細菌を、米カリフォルニア大
などの研究チームが、遺伝子操作によって作製することに成功した。ダイオキシンなど有害物質
を効率的に分解する酵素やがん特効薬の開発などにつながる可能性がある。ノーベル賞級の
成果と言えそうだ。化学分野で最も権威がある米国化学会誌に発表した。
人間をはじめとする生物は、体の中で、生命の維持に必要なたんぱく質を合成している。その
原料となるアミノ酸にはさまざまな種類があるが、ほとんどの生物がたんぱく質合成に用いている
アミノ酸は、食物から取り込んだり自分で作り出したりしたグルタミン酸など20種類に限られている。
米カリフォルニア大バークレー校のライアン・メール博士らは、大腸菌の遺伝子を組み換え、
「pアミノフェニルアラニン」という、ふつうの生物には利用できない21種類目のアミノ酸も活用でき
るスーパー細菌を生み出した。
アミノ酸の種類が増えると多彩な組み合わせが可能になり、これまで存在しなかったたんぱく質を
合成できるようになる。実際、チームは、この細菌に新種のたんぱく質を作製させることに成功した。 (略)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20030216it01.htm http://pubs.acs.org/cgi-bin/sample.cgi/jacsat/2003/125/i04/abs/ja0284153.html
695 :
オーバーテクナナシー:03/02/17 13:29 ID:NofULOp8
696 :
オーバーテクナナシー:03/02/20 22:23 ID:4/zSQbaU
NEC・理研、量子ビットの「絡み合い」を固定素子で実現
NEC基礎研究所の主席研究員で、理化学研究所の巨視的量子コヒーレンス研究チームリーダーも兼任する
蔡兆申氏らは、量子コンピューターの基本素子である量子ビットの「絡み合い」(エンタングルメント)を固体
素子で初めて実現した。英科学誌ネイチャーの20日号に掲載される。
量子ビットは「0」「1」の2値しか取らない電子ビットとは違って、0、1のほか中間的な値も同時に
「重ね合わせ」ることができる基本素子。組み合わせ問題を、1度にすべての状態を重ね合わせて解くことが
でき、1つひとつのケースごとに解かなければならない電子コンピューターをはるかに上回る高速な演算が実現
すると期待されている。
「量子重ね合わせ状態」はNECが99年に実現していたが、今回の「量子絡み合い状態」によって、初めて
量子ビットを掛け合わせることが可能となり、組み合わせ演算能力を指数関数的に増やすことができるようになる。
研究グループでは、2つの量子ビットを1マイクロ(1マイクロは100万分の1)メートル以下の距離でコンデン
サーによって接続した。量子ビットの電流振動は絡み合っていない状態では単振動するが、接続すると振動に
「うなり」が観察され、絡み合っていることが確認できた。 (略)
http://www.jij.co.jp/news/etc/art-20030219200145-NERDZFKJJQ.nwc
697 :
オーバーテクナナシー:03/02/20 23:00 ID:4/zSQbaU
698 :
オーバーテクナナシー:03/02/25 02:43 ID:DDqLXiRJ
UFO飛行機、空を舞う 奈良先端科技大が開発
カメラを搭載してUFOのように空を舞うユニークな円盤型飛行機を奈良先端科学技術大学院
大学(奈良県生駒市)のウィリアム・リーケン研究員らが開発し24日、京都市伏見区の関西模型
飛行場でテスト飛行に成功した。
「スカイブレード」と名付けた飛行機は炭素繊維などの複合素材で直径1メートル、重さ約500
グラム。円盤型で、プロペラが中央に付いている。テストでは急浮上や細かいターンを披露。アン
テナの不調で画像は乱れたが、前部のカメラが撮影した地上の映像も受信できた。
15台のカメラを取り付けて360度の撮影ができる2号機を製作中。将来は阪神大震災のような
災害時の捜索活動に活用したいとしている。
リーケン研究員は「2号機はコンピューターで遠隔操作ができる。夏ごろには試験飛行したい」と
話している。
http://www.sankei.co.jp/news/030224/0224sha114.htm
699 :
オーバーテクナナシー:03/02/25 12:53 ID:jJeGA8sU
700 :
オーバーテクナナシー:03/02/25 21:45 ID:BLC0U1yF
【三井物産、単層ナノチューブの量産技術開発】
三井物産は25日、次世代の超高速コンピューター素子として有望視される
ナノテクノロジー(超微細技術)材料「単層カーボンナノチューブ
(筒状炭素分子)」の新しい量産技術を開発したと発表した。
従来法に比べ不純物含有量が10分の1。4月にもサンプル出荷を開始する。
2―3年後をメドに現在の10分1以下の値段で、年間トン単位で
供給できる体制を整え、実用化研究に弾みをつける考え。
同社の100%出資子会社でナノカーボン材料の研究開発をする
CNRI(東京・中央)と丸山茂夫東京大学助教授が共同開発した。
単層カーボンナノチューブは、微細な筒を構成する炭素原子層が多層では
なく一層なのが特徴。多層型と比べて電気的特性等が格段に優れている。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20030225AT1D2506R25022003.html
701 :
オーバーテクナナシー:03/02/25 21:57 ID:FEWkt9Na
702 :
オーバーテクナナシー:03/02/25 22:14 ID:6rKn1S9j
日本経済新聞 2003/2/21
金属入りフラーレン 製造技術を確立 三井物産、筑波大と
がん治療薬などに応用
三井物産は筑波大学と共同で代表的なナノテクノロジー(超微細技術)材料である
フラーレン(球状炭素分子)の新タイプの生産技術を世界に先がけて確立した。
内部に金属原子が入った構造で、3月からサンプル供給する。
金属入りフラーレンは医薬品や磁性材料として有望視されており、
国内外の専門機関での研究に弾みがつきそうだ。
「医療分野も開発目標のひとつですが、コストの問題が解決されれぱ、
皮膚の老化を防ぐ化粧品としても考えられます」(中澤さん)。
>>782 抗菌加工の銀は金属内包ふらあれんとはちがうのかなあ?
704 :
オーバーテクナナシー:03/02/27 23:30 ID:7aLasSS2
705 :
オーバーテクナナシー:03/02/28 01:58 ID:I1SThaWr
>>704 これって量子コンピューターとどっちが凄いの?
>>705 個人的には量子コンピュータ。
理論物理に片足突っ込んでるし。
707 :
オーバーテクナナシー:03/02/28 21:21 ID:qv4q4rLZ
708 :
ラッキーアイテム:03/03/01 19:28 ID:yUbaSWqM
710 :
オーバーテクナナシー:03/03/03 18:43 ID:mLKaUl8s
>>709 ブルーレイ追記
ソニーは、容量23GBのブルーレイディスクに対応したBSデジタルチューナ内蔵のディスクレコーダ「BDZ-S77」を4月10日に発売する。価格は45万円。
ブルーレイディスクレコーダの発売は世界初で、同時に片面1層23GBの録画用ブルーレイディスク「BF23G」も3,500円で発売する。
録画ブルーレイディスク「BDZ-S77」
BDZ-S77は、2002年2月に国内外メーカー9社で策定された大容量光ディスク「Blu-ray」を初めて採用したブルーレイディスクレコーダ。
BSデジタルチューナと地上波チューナを内蔵し、BSデジタルは映像がMPEG-2 TS、音声がAACでの記録となり、「DR(ダイレクト)モード」では、ハイビジョンの1080i、720pをはじめ、BSデジタル放送をそのままの画質で記録できる。
また、BSマルチビュー(3番組分)の録画も可能。
DRモードの記録時間は、1080i、720p、BSマルチビューが約2時間、480pが約4時間、480iが約4.4時間。最大転送レートは1080i、720pが24Mbps、480pが12Mbps、480iが11Mbps。
なお、地上波、外部アナログ入力、DV入力もMPEG-2 TSで記録する。記録モードはHR(高画質)、SR(標準)、LR(長時間)で、記録時間はそれぞれ約3時間、約6時間、約12時間。転送レートはHRが16Mbps、SRが平均8Mbps、LRが平均4Mbps。
711 :
bloom:03/03/03 18:51 ID:Xlgw6vY7
712 :
人工筋肉の実用化に道 導電性プラスチック新技術 :03/03/04 22:58 ID:rhreaVLw
ベンチャー企業「イーメックス」は4日、導電性プラスチック
「ポリピロール」の伸縮性を従来の5倍に高める技術を開発、
人工筋肉への実用化が可能になったと発表した。
同じ太さなら、人間の筋肉の約100倍の力を出すことが可能で、軽く、
伸縮する際に音がしないなどの特徴がある。同社は「筋力が衰えた
お年寄りのための外付け用補助筋肉や、ロボットの駆動部分などに
応用できる」と話している。
同社によると、導電性プラスチックに電流を流すと伸縮する特性は
知られていたが、従来のポリピロールの伸縮率は3%しかなく、
人工筋肉としての実用化は難しかった。
同社は、独自に改良した電解重合法を用いて伸縮率を15%に向上。
金属コイルの表面にポリピロール皮膜を張った直径0.25ミリの素子を
作り、何本も束ねて大きな力を発生させることに成功した。
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/science/CN2003030401000336.asp ピッチャーの腕に移植すれば、時速200キロの球を投げる
速球投手の誕生も夢じゃない?
骨が持たねえか。
百メートル10秒切るお年寄りがでてきそうだな
714 :
セイコーエプソン、遠隔操作可能なロボット開発 :03/03/11 00:07 ID:vn2xPSbM
715 :
産総研・アイシン精機、んこで発電 :03/03/11 00:13 ID:vn2xPSbM
産業技術総合研究所とアイシン精機(7259)は10日、畜産排せつ物や
食品廃棄物などから得られるバイオガスを使った小型熱電併給
システムを開発したと発表した。
月内にも荏原と共同で実証試験を始め、来年中にも実用化する。
乳牛約100頭が毎日排せつする約5トンのふん尿を荏原が開発した
発酵装置でメタンガスに変え、熱電併給の燃料に使う。
メタンなどバイオガスの利用は下水処理施設で普及が進んでいるが、
畜産排せつ物などでの利用はごく一部にとどまっている。
地球温暖化対策や環境汚染防止のため、今後利用が本格化すると
考えられている。 (20:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20030310AT1D1006510032003.html ブツを集めて装置に入れるのは誰がやるんだ?
716 :
オーバーテクナナシー:03/03/12 20:04 ID:i4Xs+nkt
口内粘膜で視力回復=角膜代わりに移植−京都府立医大
目の表面にある角膜上皮が病気などで傷み失明状態の患者に、
自分の口の中の粘膜を培養した膜を移植して視力を回復させることに、
京都府立医大の中村隆宏医師(眼科学)らが成功し、神戸市で開かれている
日本再生医療学会で12日、発表した。他人の角膜を移植すると拒絶反応の恐れがあるが、
自分の粘膜だとその心配がなく、患者の負担を減らせるという。
[記事全文]
717 :
オーバーテクナナシー:03/03/12 20:05 ID:i4Xs+nkt
94歳骨髄から心筋細胞に、“細胞若返り遺伝子”使い
94歳の女性の骨髄細胞に、細胞の寿命を延ばす遺伝子を組み込み、
心筋細胞に変化させることに国立成育医療センター(東京都)と慶応大医学部などのグループが成功した。
様々な細胞になり得る骨髄中の幹細胞は年を取ると衰えるが、
90歳代の細胞でも若返ることが確認できた。
こうした細胞を移植して臓器や組織を再生させる
医療の幅を広げる成果で神戸市で開かれている日本再生医療学会で12日発表された。
[記事全文]
718 :
オーバーテクナナシー:03/03/12 20:07 ID:i4Xs+nkt
719 :
山崎渉:03/03/13 12:52 ID:ANSWyiFf
(^^)
720 :
光波・豊田合成、紫色LEDを使った有機物分解装置 :03/03/13 15:17 ID:hKt00sVD
721 :
オーバーテクナナシー:03/03/13 20:32 ID:djQbeMNa
携帯電話でロボットを操作 侵入者を検知し通報も
富士通と子会社のコンピューター会社、PFU(石川県宇ノ気町)は、
携帯電話で外出先から操作できる小型ロボット「MARON−1(マロン・ワン)」を14日に発売する。
家庭用ロボットで、携帯電話から遠隔操作できるものは初めてという。
このロボットには赤外線リモコンでエアコンやビデオなどの家電製品を操作したり、侵入者を検知して、
あらかじめ登録した番号に緊急通報したりする留守番機能が付いている。
回転機能付きカメラとインターネット対応のPHSを内蔵し、外出していても携帯電話に表示された映像を見ながら操作が可能。
前進や後退、回転ができ、わずかな段差なら乗り越える。
大分県の新築マンションが導入することが決まっており、将来は2年間で1万台の販売を見込んでいる。
価格は29万8000円。
722 :
オーバーテクナナシー:03/03/13 21:09 ID:1Qqsa10e
骨再生術で身長10cm伸ばす 名大医学部が国内初
名古屋大医学部整形外科教室(石黒直樹教授)の骨再生医療グループが、
骨髄から採取した「骨芽細胞」を本人の足の骨に移植する骨再生術で、
低身長で悩んでいた14歳の少女の身長を、半年で10センチ伸ばすことに
国内で初めて成功したことが13日、分かった。
石黒教授は「骨再生術では従来の治療法に比べ、短期間で骨を伸ばすことができ、
患者本人の細胞を使うため拒絶反応も起きない。
将来は事故などで欠損した骨の再生にも応用が期待できる」と話している。
少女は、軟骨の増殖に障害があるため手足の成長が妨げられる「軟骨無形成症」のため、
身長が標準身長より約30センチ低い128センチだった。
同グループが骨を形成する能力がある骨芽細胞を少女本人の骨髄液の幹細胞から採取、
培養し、大腿(たい)骨に2度移植した結果、両足の骨が半年で10センチ伸び、
身長が138センチになった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030313-00000059-kyodo-soci
そのまま縮尺をあげてみる
>幅、奥行き、高さが各2センチメートルほどの大きさで、総重量は約12.5グラム。
幅、奥行き、高さが各2メートルほどの大きさで、総重量は約12.5トン。
毎秒7メートル(時速25.2km)で移動する12.5トンの物体....
そろそろ次スレたててよー。容量いっぱいだよー。
726 :
オーバーテクナナシー:03/03/17 22:58 ID:mnJFwqbG
アルツハイマー、ワクチンで進行抑制の可能性も
アルツハイマー病患者の脳から、この病気の原因とみられる
物質を除去する手法が初めてみつかった。
原因物質を患者の腕などに接種するワクチン療法で、
発症の初期に実施すれば、症状の進行を抑えられる可能性があるという。
ただ、この療法により脳炎が起きる副作用も指摘されており、
実際の治療に使うにはその克服が課題になる。
17日付のネイチャー・メディシン(インターネット版)に発表される研究成果で、
この療法は、アイルランドの製薬企業エラン社が開発し、2000年に臨床試験を始めた。
試験に参加した女性患者の脳を英サウサンプトン大などの研究者が死後に解剖、
ワクチンの実際の効果を調べた。
この病気の患者の脳には「ベータ・アミロイド」という物質が蓄積するため、
原因物質として有力視されている。試験では、この女性に8か月間で計5回、
この物質を接種し免疫力を高めた。記憶障害などは改善しなかったが、
解剖したところ、この物質が全体的に減り、場所によってはほぼ完全になくなっていた。
ただ神経細胞内にできるアルツハイマー病特有の線維状の構造物はなくなっていなかった。
症状が改善しなかったのはこれが原因とみられるが、線維化が広がり重症になる前なら、有効な可能性があるという。
◆アルツハイマー病=脳の神経細胞が死滅して、記憶障害などが出る原因不明の病気で、
悪化すると社会生活に障害が出る。推定患者は国内で50万人以上、世界で約1500万人。
根本的な治療法はなく、ワクチン療法のほかに、原因とされる物質を脳内で作り出さないようにしたり、
分解を促進させる新薬の開発が活発化している。(読売新聞)
[3月17日10時36分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030317-00000101-yom-soci
727 :
オーバーテクナナシー:
発毛の仕組みを解明 関与するタンパク質特定
【ワシントン19日共同】皮膚の基になる細胞が分化して、毛が生えるようになる過程で重要な働きをするタンパク質を、米ロックフェラー大などの研究グループが突き止め、20日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
毛が生えなくなった場所に発毛組織を再生したり、逆に特定の場所に毛が生えないようにする技術の開発に道を開くだけでなく、ある種の皮膚がん発生の仕組み解明などにも貢献するという。
皮膚になる幹細胞は、肺の組織や歯になるほか、毛根を包み込んで保護する役目を持ち、毛が生えるのに不可欠な「毛包」という組織にも分化することが知られている。
研究グループは、いろいろな遺伝子を人為的に働かなくしたマウスの胚(はい)から採取した皮膚の幹細胞を培養。どのような物質が関与して、幹細胞が毛包になるかを解析した。
その結果、毛包はベータ・カテニンというタンパク質や骨形成タンパク(BMP)などが関与して、皮膚にポケットができるようにして形成されることを突き止めた。
また、これらのタンパク質の働きを調節する2種類の物質も発見。これらの物質が相互に作用しあって、皮膚から毛包に育つことを確かめた。(共同通信)
[3月20日4時3分更新]