次世代の超音速旅客機、豪で飛行実験へ
【ウーメラ(オーストラリア南部)10日=平井道子】
マッハ2以上の速度とコンコルドを上回る輸送能力を持ち、低騒音・低公害の次世代超音速旅客機を開発中の日本の航空宇宙技術研究所は11日、オーストラリア・南オーストラリア州ウーメラの豪国防軍施設内で、実験機の初の飛行実験を行う。
報道陣に10日公開された実験機は、実用化モデルの10分の1の大きさで全長11・5メートル、幅4・72メートル、重さ2トン。
エンジンは搭載せず、スペース・シャトルのようにロケットで高度1万8000メートルまで打ち上げ、その後、マッハ2の超音速で滑空させる。アルミ合金製のスリムな機体には約900個のセンサーが取り付けられ、滑空中の圧力や温度などのデータを収集する。
欧米各国が次世代機の開発を進める中、「飛行実験を行うのは日本が初めて」(坂田公夫・航空宇宙技術研究所ウーメラ実験隊長)という。
開発には三菱重工業など日本の航空機メーカー4社も参加。
2015年の実用化を目指しており、コンコルドの約3倍の300人の乗客を乗せ、東京からロサンゼルスまで約5時間で飛行が可能になるという。
http://news.msn.co.jp/articles/snews.asp?w=183760 [ニュース速報+]【技術】次世代の超音速旅客機、豪で飛行実験へ
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