1 :
マドモアゼル名無しさん:
お釈迦様の言葉に「天上天下唯我独尊」という言葉があります。
ふつう、唯我独尊というと‘世の中で自分ほどえらいものはいない’
という意味で使われますが、本来はそうではありません。
それでは、本当はどういう意味なのでしょうか。
明治36年生まれ、26歳の若さで亡くなった天才童謡詩人、
金子みすずさんの有名な詩に次のようなものがあります。
『私と小鳥とすずと』
‘わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが
とべる小鳥はわたしのように、地面をはやくは走れない
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのようにたくさんな歌はしらないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい’
お釈迦様のいう唯我独尊とは、この世の中で、みんなそれぞれにお互い自分というのは、
かけがえのない尊い存在であり、かけがいのない尊い命であるということです。
‘みんなちがって、みんないい’
お互いにみんなそれぞれ尊い存在です。お互いの違いを認め理解し合うことが大切ですね。
↑この板を利用する上で心に刻んでおきましょう。
でっていう
獅子のすれかとおもた
4 :
!omikuji:2007/06/01(金) 01:20:31 ID:lq8owA7O
でっていう
5 :
マドモアゼル名無しさん:2007/06/02(土) 22:28:48 ID:zbkyFqhP
ネタスレかと思ったら、割とイイ事書いてあってビクーリw
暴走族が作った言葉じゃいの?
ジャムの一撃必殺でしょ?
8 :
マドモアゼル名無しさん:2007/06/16(土) 02:38:07 ID:zpfSyTrq
10 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 07:58:40 ID:SXjoJvqZ
いよいよブログ、再開します。
11 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 10:35:02 ID:SXjoJvqZ
ボクの細道〜第三章〜
12 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 11:19:57 ID:SXjoJvqZ
act.1
「人それぞれのマイウェイ」
うん、俺も1と同じ解釈してたー。
世の中に自分って存在はたった一人。
自分じゃ中々意識できないけど、ほんとに素敵なことで
それを大切にします、って誓願してるように思える。
14 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 13:17:45 ID:SXjoJvqZ
悪人の懺悔録じゃないんだよ、ここは
相手にしなきゃいいのに
16 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 13:29:40 ID:SXjoJvqZ
どうでもいいことが
大事なことなんだ
17 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 13:36:45 ID:ng7NDrxQ
この板には、通じない人の方が多いと思う
18 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 13:43:32 ID:SXjoJvqZ
1は羽賀研二だよ、たぶん
19 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 13:46:28 ID:ng7NDrxQ
ないないww
20 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 14:00:36 ID:SXjoJvqZ
そっか。
じゃ、そろそろ本題に入ります。
前回どこまで話したか忘れたが、
ここのところかなり荒んだ生活を続けて来た。
21 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 15:00:07 ID:SXjoJvqZ
ロッテと静かな夜の空を散歩し、
次の夜にその空を眺めて食事をしてから後、
ボクを取り巻く星たちはそのならびを目まぐるしく変えていった。
そして、
23 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 18:42:01 ID:SXjoJvqZ
そう、そしてついにボクとドンナは恋に落ちた。
24 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 19:17:58 ID:ng7NDrxQ
ふたりは
プリキュア
26 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/06(金) 22:43:46 ID:SXjoJvqZ
ふたりは、また明日あうことで絆を深める予感をしているのか。
しかしながら人のことをなんども鈍感と言うわりに、一年以上何の疑いもなくそばにいた彼女と
ボクらの一年以上離れていた心とからだがそらの河を無事に渡り、たどりつけるかどうかは神のみぞ知るといったところか。
明日の夜、雲のうえの星たちだけがその証人となるであろう。
27 :
BO女蟹蟹 ◆.lfIYLeACA :2007/07/06(金) 23:20:38 ID:1ibDH3Rb
いえーーーーい
29 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 00:26:06 ID:SAFnapJB
Act.2
「Brand new lover」
30 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 08:57:31 ID:SAFnapJB
ドンナとこんな関係になってしまってから、
まだ二週間もたっていない。
31 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 11:54:10 ID:SAFnapJB
しかしながら、二人の間の距離こそ急速にあと数aといったところまで接近したものの、
まだまだいくつもの高い山や深い谷、流れの速い川や広大な海、熱砂や縁の見えない湖のような
いくつもの大きな障害がゆくてにたちはだかっているから、
背中合わせにヨーイドンで地球を一周しないとドンナという山の大きくてふわふわとしているであろう頂きに
たどり着けないのではないかという気さえしてくる
32 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 12:38:23 ID:SAFnapJB
そんななか運命の神は、二人がお互いの気持ちを伝えあった翌日、
二人を再び毎日顔をあわせざるをえない環境へと、戯れに導いた。
33 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 14:13:40 ID:SAFnapJB
つづく
ここで新章からの新コーナーその1
昨日のドンナ語録
「男らしく、もっと強引に引っ張ってくれたら、
私はただはい、ってついていくだけです」
34 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 15:01:59 ID:SAFnapJB
お楽しみ新企画その2
この物語の二人のマドンナ、ロッテとドンナの性格、
つまり血液型を予想してみよう!
35 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 15:47:42 ID:SAFnapJB
二つとも正解した人の中から抽選で、
2名様に、@ボクの本物のメールアドレスをプレゼント!A自宅の豪華ディナーにボクをご招待!(北海道と九州をのぞく)
しますので、みなさんどしどし奮ってご参加ください。
36 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 22:52:21 ID:SAFnapJB
Act.3
「ふられた気持ち」
37 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 23:37:19 ID:SAFnapJB
そして今、それぞれのもうひとつの恋が終幕の時を迎えようとしている。
単なる血オタスレに成り下げないで
39 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/09(月) 23:59:15 ID:SAFnapJB
そういえば一昨日くらいの朝、
血液型の話にそんなに興味のドンナが血液型の本を買ってた
40 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/10(火) 07:35:43 ID:uYRaCtLS
訂正:
× そんなに興味の
↓
○ そんなに興味のない
41 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/10(火) 12:29:06 ID:uYRaCtLS
理由は、立ち読みしていたら、声を出して笑ってしまいそうなくらい当たっていたからだという。
これは、血液型にかぎらず、占いの理想的な楽しみ方だといえるだろう
42 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/10(火) 17:51:38 ID:uYRaCtLS
ポジティブな考え方はポジティブな運命と人生をもたらす。
彼女といるとそんな明るくて楽しい毎日が待っていそうな気がした。
ネガティブな動機で占いに手をだすと暗い人生と心中しちまいそうだ。
43 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/11(水) 09:43:51 ID:qF5aNTyi
Act.4
「告白」
44 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/11(水) 10:17:17 ID:qF5aNTyi
「この私を誘ってるの?」
いつものように夕食に誘っただけなのにそんなことを言われた。
45 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/11(水) 10:34:01 ID:qF5aNTyi
今までは、もっとシンプルでわかりやすいと錯覚していたけど、
意外と複雑で奥が深い。それは、時にボクを迷わせ、時にボクを強くする。
ボクと反対みたいなそんな要素は、もっと成長するためにも必要なことなのかもしれない。
46 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/11(水) 10:57:45 ID:qF5aNTyi
いつも、話をする時間が足りなかった。
いつも、向かいあって5時間、6時間話しても答えにたどりつけなかった。
47 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/11(水) 12:05:56 ID:qF5aNTyi
血液型によって性格に傾向があるように、
口づけの傾向にも血液型が影響している、
そんな気がした人通りもなく、
雨音も聞こえないような、
大きな橋の下の車の中の
静かな夜だった。
48 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/11(水) 12:52:22 ID:qF5aNTyi
そして、その日はかつてもっともボクを愛した人の生まれた日でもあった。
49 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/11(水) 23:30:29 ID:qF5aNTyi
Act.4
「死後の世界」
50 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/12(木) 06:25:15 ID:PuZuTDsn
今日は朝からO沢先生のお手伝い。
かつて、秘書と血液型談義に興じたことを思い出した。
51 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/12(木) 19:16:46 ID:PuZuTDsn
東京タワーよりも高い場所にそこはあった。
52 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 07:57:56 ID:shAUxnYL
広く緑色の丘や谷が広がる草原。
その周りにはただ空が広がっている。
53 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 09:07:24 ID:shAUxnYL
その中にところどころ見える無数の白い岩々。
他の生き物や鳥さえもいないその光景は、日常では目にすることはない、
不思議な景色だった。
54 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 10:31:13 ID:shAUxnYL
そして、その無数の白い岩は珊瑚の死骸だった。
55 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 11:24:06 ID:shAUxnYL
しかしながらその海の珊瑚の墓場である草原は
かつての憧れの地、ランズエンドにどこか似ていた。
いつも探しているこの世の果てをこんなところにも見つけた。
56 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 12:02:26 ID:shAUxnYL
ドンナはそこをサファリパークのようだと言った。
だがサファリパークへ行きたいとは言わなかった。
ボクたちは洞窟へと向かった。長い長い階段を降りていくと、水が岩を打つ音が聞こえて来た。
滝だ。
57 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 12:22:43 ID:shAUxnYL
そのそばには名前も知らない紫色をした美しい話が咲いていた。
ドンナは洞窟のことを気にしながらも、いつまでもその花を見つめていた。
まもなく、洞窟への門は閉ざされた。
58 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 14:30:30 ID:shAUxnYL
ボクらは、また夏の暑い日にでも再びここを訪れることを近いあって、洞窟を後にした。
まだ明るい空から、さっき降りてきた木漏れ日の美しい森の坂道へと戻っていった。
予想していたが急な登り坂は女性の足では険しいようで、ドンナは手を差し出し、
ひくようボクへと促した。さすがに背負うような元気はボクにもなかった。
59 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 16:49:35 ID:shAUxnYL
ここは、きっと星がたくさん落ちてくる
ボクたちはそう確信したが、夜を待たずに現実の世界へと帰っていった。
60 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/13(金) 19:13:34 ID:shAUxnYL
ドンナ語録その2
「くっついてもいい?」
61 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/14(土) 12:07:18 ID:juaJIppR
Act.5
「秘密」
62 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/14(土) 12:32:29 ID:juaJIppR
ドンナと付き合い初めた翌日、ドンナと比較的親しい大男が
ボクに近づいて来てこう言った。
63 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/14(土) 14:39:03 ID:juaJIppR
「ドンナはお前のことをただの仲の良い女友達と言っってたぜ」
ボクは前にもあんたから聞いたよと思いながらま「そうなんだ」とだけ答えておいた。
64 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/14(土) 19:33:30 ID:juaJIppR
去年、日本とドイツのサッカーの試合で、
にわかサッカーファンががっかりしている頃、
ボクとドンナ、そしてロッソは三人でプリクラを撮っていた。
65 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/14(土) 20:50:44 ID:juaJIppR
それから数ヶ月後、いつものように飲んでカラオケのお決まりのパターンの後。
いつもは大きな車で来ているロッソが電車できていたのでふたりとも送っていくことになった。
66 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/14(土) 22:24:27 ID:juaJIppR
うちを挟んで逆方向の家の二人。どっちを先に送っていこう、一瞬考えたような気もしたが、
当然ドンナと少しでも長く一緒にいたいボクは、ロッソを送っていきたかったが、
その場を取り仕切るロッソによって、ドンナから送っていくはめになった。
ドンナは何か言いかけたが、空気を読むスキルの高い性質だけに、
押し黙る仕草をボクは、見て見ぬふりをした。
67 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/14(土) 23:39:20 ID:juaJIppR
ちなみにロッソはボクと同じ性質だ。少しは気を使えと抗議したかったが、
まあ当時はそんな立場でもなかったし、あるいはロッソは確信犯だったのかもしれない。
おそらく、あの後の夜のことは未だにドンナも知らないはずの深い闇に葬り去られた過去の不発弾だ。
68 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/15(日) 07:49:14 ID:ltJ1EJdP
飲みたりなかったのかたださみしかったのか、うちでロッソと二人で飲みなおすことにしたんだ。
69 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/15(日) 13:16:26 ID:ltJ1EJdP
「つけるんだったら、いいよ」
そんな言葉に萎えて寝た。
70 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/15(日) 14:57:27 ID:ltJ1EJdP
何日か前の夜の港でやわらかな抱擁と接吻の帰り道、
ドンナははにかんで呟いた。「ロッソちゃんが知ったら、驚くだろうなあ…」
その時ボクはハンドルを握り前を見据えたまま、ただぼんやり「…ああ」と力無く返事をもらした。
71 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/16(月) 01:30:52 ID:cMISVjWT
そして三人で最後に騒いだ秘密の夜からおよそ一年後、
ボクらはロッソの呼びかけで再び夜の街に集まった。
72 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/16(月) 07:19:32 ID:cMISVjWT
ロッソはあの夜のことをネタにするわけでもなく、
ボクらは昔のようなとても楽しい時間を過ごした。
ロッソは相変わらず歌がうまく、ドンナは選曲が愉快だった。
73 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/16(月) 11:21:13 ID:cMISVjWT
そんなカラオケに向かう途中、ドンナの異変に気付いた。
見え見えな遠回しの、執拗なアピール。
それはドンナの選曲にもあらわれていたようにさえ今なら思える。
あれはボクの心のドアへのノックだったのだろう。
ボクと同じ性質で生まれた日も近いロッソの目にはどう映っていたのだろうか。
74 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/17(火) 07:19:19 ID:jJJeYnlj
その日も二人を送っていくことになったが
ドンナは眠くないからもっと遊びたいと何度も強く主張。
ロッソを先に送っていくことに。
めっぽう酒に強いはずのロッソがめずらしく酔っていたようだった。
途中ロッソは、気持ちよさそうに後ろの席で、
すごい格好で眠っている様子だった。
ボクがそう指摘すると、ロッソの隣のドンナは
「よほど疲れていたのね…」と優しく微笑む。
エリーがいても必ず助手席に座ってくれるロッテと違い、
ドンナはいつもロッソに助手席をすすめ、
ロッソもまた遠慮し結局二人で後ろに座る。
ドンナはエリーと似たタイプだ。ロッテの真の要素の謎は深まるばかりだ。
75 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/17(火) 10:30:09 ID:jJJeYnlj
ロッソを送っていく間のドンナとの会話は
「すごい格好で寝ているなあ」
「よほど気持ちよく酔えたのね」
76 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/17(火) 11:49:18 ID:jJJeYnlj
春の終わりの深夜の道を遠回りしながら、
少し湿ったちょっとだけ冷たい風をかきわけながら、
ボクらは東から西へ西から東へと迷いを胸秘め静かに走った。
77 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/17(火) 14:51:31 ID:jJJeYnlj
「また間違えてる」
すっかり眠っていたはずのロッソが目を閉じたまま、
後ろから指摘してきた。確かにボクは迷いかけていた。
78 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/17(火) 16:08:31 ID:jJJeYnlj
ロッソのうちが近づいてきたころだったが露骨な狸寝入りだなとも思ったが、
とりあえず余計な会話をしなくてよかったかな。
ロッソを降ろしてから、自販機で二つ缶コーヒーを買っても星や月、ポラリスも
闇に隠れてみえなかったのでボクは南北さえもうしなっていた。
79 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/17(火) 21:29:09 ID:jJJeYnlj
その日のその後のことはあんまりおぼえてないや。
80 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/20(金) 11:34:29 ID:4N7hAwO5
ドンナ語録
「連れていって別れのない国へ」
81 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/20(金) 18:32:22 ID:4N7hAwO5
Act.6
「のぞみ」
8時ちょおっうどのぅ♪
83 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/20(金) 19:13:22 ID:4N7hAwO5
最終のあずさもよく利用してたもんだ
84 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/20(金) 19:36:42 ID:4N7hAwO5
この週末は久しぶりにロッテとデート。
土曜はアウトドアだから天気が気になるところだ。
85 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/20(金) 22:03:55 ID:4N7hAwO5
天気はよくなっても、連日の雨の影響による河の増水は避けられないだろう。
晩御飯は早めに食べることになっているが、どうなることやら。
それにしてもこの時間になっても明日の待ち合わせの場所さえ決まっていない。
今頃ロッテはピアノのレッスンでも受けているのだろうか。
メールでも送ってみようかな。ドンナがここへ来る前に。
86 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/20(金) 22:24:58 ID:4N7hAwO5
ロッテはドンナのことを知らないけど
ドンナはロッテのことを知っている。
二人とも見た目は全然違うけれど性格はどことなく似ているかもしれない。
87 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/21(土) 21:50:03 ID:o1hLm/Q3
ドンナは今回自分の存在をロッテに伝えることを強く希望した。
それをしないのはルール違反だという。
屋根裏に巣食う蟲
89 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/21(土) 22:15:51 ID:o1hLm/Q3
さておき、今日のロッテもまた、
ボクに想いを伝えた時の直前のドンナと
同じくらい不可解な行動に出た。
これはさすがにドンナに伝えるわけにはいかない。
90 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/21(土) 23:15:43 ID:o1hLm/Q3
かつて、ロッテに晴れ男と呼ばれたこのボクも、
ここのところデートの時は降られてばかりだった。
91 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 08:58:11 ID:I8uTN3Jl
今日は快晴だけど昨日は朝から霧雨煙る一日だったけど
ロッテはそれを嘆いてはいなかった。ボクもそうさ。
共に生きれない日が来たってどうせ愛してしまうと思うんだ。
ずっと想いつづけてきた人にあんなことをされたらね。
92 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 09:44:46 ID:I8uTN3Jl
そして夕べ、ドンナはボクの願いをかなえ
長年続いたフィアンセに別れを告げた。
93 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 16:46:36 ID:I8uTN3Jl
第七帳
「千秋楽」
94 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 16:53:43 ID:fw0nMGfD
ロッテに2ちゃんねるやってることがばれてしまった僕が変態だって彼女にわかってしまっただろうか。 サマンサに乗り換えるか。でもサマンサは大作と付き合ってるからなぁ。くそ、ロッテの野郎…
95 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 20:59:11 ID:I8uTN3Jl
中国企業の人?サマンサって誰?
ロッテは、例えばボクが世間で気持ち悪い人間の集まると考えられている
匿名電子掲示板ユーザーのひとりだと知っても
ボクに対する気持ちはそんなに変わらないと思うよ。
96 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 21:33:01 ID:I8uTN3Jl
では北の工作員の邪魔がはいったけど
気を取り直してつづきを。
97 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 21:48:11 ID:I8uTN3Jl
今日は9時30分にエリーと待ち合わせ。
案の定30分ほど遅れるとの連絡が。
98 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 22:15:54 ID:I8uTN3Jl
エリーはなんとなく嬉しそうだった。
今までずっとロッテに遠慮してきたからなのかいつになくとても明るかった。
ボクもつい、一緒に霧の都を散歩してたあの頃を思い出したりなんかしていた。
99 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 22:48:56 ID:I8uTN3Jl
朝ご飯がまだだったので、一緒にタコスを食べようとすると、
重いから嫌だとはっきり言うエリー。カレーうどんや味噌カツなら大丈夫だと。
そりゃないぜアミーゴ。
100 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/22(日) 23:20:34 ID:I8uTN3Jl
結局ボクらは何も食べずに朝から星を見に行った。
西のヴィーナスにあえるのもあとわずか。
この先どうなるのか、決めなくてはならないのだけど、
答えはまだ見つからない。
見つからないままボクの終わりなき旅は
その扉を開こうとしているかのようだ。
101 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/23(月) 17:28:39 ID:1UDfoX1d
見えないものを見ようとして、ボクとエリーはハッブルの半分にも満たない、
だけど今までに見たこともないような大きな大きな望遠鏡を覗いて、
湯気のようで霧のような白い雲の浮かぶ冷たそうな青い空の湯舟に、
色白で細身の女神が静かにたたずむ姿を記憶のフィルムに焼き付けていた。
102 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/23(月) 17:54:07 ID:1UDfoX1d
時を前後してエリーの携帯にロッテからの連絡が入った。
103 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/23(月) 17:55:31 ID:t1Asx+rz
ピロロロピロロロロ
104 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/23(月) 19:18:25 ID:feKqB4jn
吉田はんでっか?わしや さっきの件やけど納期はいつになりまっしゃろ、電話ください
105 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/23(月) 22:05:56 ID:1UDfoX1d
お前はピロリ菌か
はい
107 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/24(火) 23:26:14 ID:j02qOJqe
うんこ
108 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/25(水) 01:37:06 ID:08hkbrOv
変なファンレターだな
109 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/26(木) 13:44:12 ID:/JQFvAuA
ボクとエリーのデートはそこで中止となった。
二人は国も場所も違えど、どこか懐かしいタイムスリップから
現在のロッテの待つ繁華街へと向かった。
そういえばあの頃もテクンペコルカムイにあったような気がすることを今のこの時点で思い出したよ。
110 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/26(木) 15:04:23 ID:/JQFvAuA
水晶の広場でボクらはロッテを待った。
昔は白い巨人や花の時計がその場所だったが、
時と共に、しかし心とは裏腹に少しずつ移っていった。
111 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/26(木) 15:43:49 ID:/JQFvAuA
ボクはひとり外に出て、四柱推命とであった搭を眺めにいった。
その塔でロッテは昔自分の未来を占った。
その運命のときまであと一年あまり、ボクはいま、ときを待たずして別の女性を選ぼうとしている。
そしてその彼方に君は、きっと枯れることのない刻の涙を見る。
112 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/26(木) 16:30:47 ID:/JQFvAuA
ロッテ語録
「あなたの望みなら、私がなんでもかなえてあげるわ」
113 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/26(木) 19:09:53 ID:/JQFvAuA
地上にはい出ると、茹だるような暑さの栄えた街の中心の雑踏の中、
後の選挙の怒号にも似た演説の声が響いていた。
ボクはポケットにはいっていたはずの煙草を探していると、
エリーからロッテ降臨の連絡を受け、居心地のよい冥界へとおりて戻った。
114 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/27(金) 23:07:57 ID:5dh+c188
ロッテ語録2
「あなたの後ろにね、お祖母さまが見えるの、ウフ」
115 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/28(土) 09:12:08 ID:2QlVIiOA
また漢民族か
116 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/28(土) 11:23:04 ID:2QlVIiOA
刹那の時を何十人、何百人の待ち人、通りゆく水晶の広場で
ひときわまばゆい輝きを放つ黒いオニキスをすぐに見つけ、
階段をおりてきたボクは、一瞬呼吸と循環する血液、
周りを支配する時がその流れを止めてしまったような強い衝撃を感じた。
117 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/28(土) 11:24:01 ID:Yhdn8Toj
ガビーン(((゜д゜;)))
0点
119 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/28(土) 13:20:36 ID:2QlVIiOA
白い円柱のそばに、ロッテをみつけた。
その美しさに心を奪われない者などいるのだろうか。
もはや罪だ。
120 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/28(土) 17:01:57 ID:2QlVIiOA
目深にかぶった帽子からのびた長い黒髪。
黒い袖のない服から伸びた細く白い手とそれにあわせたような
おとなしい色合いながら尊大な花柄のスカート、素足にサンダル。
昨日の少女のような出で立ちから打って変わって蛹から蝶々のように
大人の女へと華麗なる変化でボクの目と心は洗われたようだった。
121 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/28(土) 19:05:39 ID:2QlVIiOA
ちなみに昨日はグレイのワンピースで、縛った髪にメタリックな球簪、
ポイントは茶色の長いブーツではなく、長靴。
その流行に流されない卓越した個性的なファッションセンスも
まさにひとりの理想の女性と呼ぶに相応しいといえるだろう。
122 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/28(土) 20:57:29 ID:2QlVIiOA
ボクはことばと声を失って息をのんで立ち止まっていた。
夕べの決意が揺らぎそう、いや確実に内心は動揺していた。
ロッテは人待ちの顔で辺りを見渡していたが、
ボクを見つけると笑顔で手を振っていた。
ボクははやる気持ちを必死に抑えながら、ゆっくりとロッテのもとへと歩みよった。
123 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/30(月) 11:55:41 ID:9GAarr87
テクンペコルカムイにあったボクはエビフライが食べたくなったので二本も食べた。
124 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/30(月) 12:00:35 ID:MNxmjNUy
こんな低レベルの人がいたんだねー。すごーい。
125 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/30(月) 12:56:13 ID:9GAarr87
5分…
126 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/30(月) 14:37:30 ID:9GAarr87
第八帳
「花宴」
いつも楽しく読ませて頂いております。
全く入り込めない世界観ですが暇人には調度良いのです。
128 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/30(月) 16:05:51 ID:9GAarr87
表現は抽象的かもしれないけどノンフィクションだからね。
注釈や説明が必要な時は言ってみてください。
129 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/30(月) 19:03:13 ID:9GAarr87
外で食事の際、四人掛けの長方形の食卓を囲むとき、
ボクはしばしばとまどう。
130 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/30(月) 20:08:13 ID:9GAarr87
三人で食事へいく機会も少なくはないからだ。
ロッテとエリーとボク、この奇妙な三人の組み合わせは、
はじまりがなければおわりもない、そんな果てしない物語のようだ。
131 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/31(火) 00:41:38 ID:J1Gr0od7
□□
┏━━┓
┃ ┃
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□□
さし絵
132 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/31(火) 01:58:09 ID:J1Gr0od7
●◎○
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エビフライはおとといの晩飯。
●○
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◎□
134 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/31(火) 10:57:55 ID:J1Gr0od7
まあ落ち着いて。
◎ … ロッテ
● … エリー
○ … ボク
▲ … ドンナ
135 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/31(火) 11:54:21 ID:J1Gr0od7
● ○
ミ
◎
壁 □□
壁┏━━┓
壁┃ ┃
壁┗━━┛
壁 □□
壁壁壁壁壁壁
136 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/31(火) 12:19:34 ID:6FRTqnJg
てんじょうてんげ ゆいがどくそん
137 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/31(火) 13:08:26 ID:J1Gr0od7
● ○
壁 □□
壁┏━━┓
壁┃ ┃◎
壁┗━━┛
壁 □□
壁壁壁壁壁壁
138 :
マドモアゼル名無しさん:2007/07/31(火) 17:48:01 ID:J1Gr0od7
ドンナ語録
「ああ、すごい、こんなのはじめて」
139 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/01(水) 01:05:00 ID:z0xngrhA
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○
壁 □□
壁┏━━┓
壁┃ ┃
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壁 ◎□
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140 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/01(水) 11:37:23 ID:z0xngrhA
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壁 ○□
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141 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/01(水) 20:03:44 ID:z0xngrhA
壁 ○□
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142 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/01(水) 23:44:07 ID:z0xngrhA
壁 ○□
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143 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/02(木) 15:47:50 ID:AkVZIM5L
壁 ○□
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144 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/02(木) 21:33:13 ID:AkVZIM5L
壁 ○□
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145 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/02(木) 23:40:26 ID:AkVZIM5L
壁 ○□
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146 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/08(水) 10:11:12 ID:w7301VgO
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147 :
マドモアゼル名無しさん:2007/08/10(金) 09:50:30 ID:m7uFuQpu
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>>1 天上天下唯我独尊は釈迦が
「自分は人々を救う為に生まれてきた唯一の存在」
って意味で言ったとされる言葉だよ