ラムザとヴィンセントを同じエレベーターに閉じ込めてみた

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952名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/23(火) 23:08:16 ID:4ImUJTYkO
まだ1000まではレス数あるけど、深夜に埋められると困るので
これからエンディングを投下します。
結構長いです。
953エンディング 1/15:2007/01/23(火) 23:09:53 ID:4ImUJTYkO
ラムザ「もうそろそろだね」
ヴィン「ああ…。残りレス数からして、直にここから開放されるだろう…」
ラムザ「僕達どんなカンジに終わるのかな?」
ヴィン「うーむ…」
ラムザ「…爆発炎上するデパートから世紀の大脱出とか?」
ヴィン「一般人が多くいるデパートでその展開は危なくないか?」
ラムザ「何言ってるのさ。いつもリミットブレイクして暴れてるクセに」
ヴィン「た、確かに…」
ラムザ「後はボスキャラと戦う展開も来そうだよね」
ヴィン「今までもバトルは何度かしているからな。それも有り得るな」
ラムザ「戦うとしたらやっぱりあのハイレグ天使か…」
ヴィン「私の世界からセフィロスや宝条がくる可能性もあるぞ」
ラムザ「セフィロスは見たことあるから、どうせ戦うなら宝条って人がいいな」
ヴィン「いや、どうせならそのハイレグ天使とやらを拝んでみたいものだが…」
ラムザ「うーん、でもあれってラスボスとは思えない位呆気なく倒せたからなー…」
ヴィン「そんなに弱いのか」
ラムザ「正直あのラスボスじゃ脱出ネタも盛り上がらないね」
ヴィン「それは困るな…」
ラムザ「ま、もっと強い敵がくるかもしれないし、油断はしちゃ駄目だけど」
ヴィン「次にドアが開いたときは何が起きてもいいよう、準備を万全にしてから出掛けるとするか」
ラムザ「そうだね」


チ――ン!! プシュゥゥゥゥ…


ヴィン「…む?」
ラムザ「…あッ」
ヴィン「遂にドアが開いたか…」
ラムザ「うん…」
ヴィン「今回で脱出できるかもしれない。くれぐれも忘れ物をしないようにな…」
ラムザ「そうだね」
954エンディング 2/15:2007/01/23(火) 23:12:11 ID:4ImUJTYkO
ヴィン「……では行くぞ、ラムザ!」
ラムザ「うん!」



ズルズル…

ラムザ「…?」


ズルズル…

ラムザ「…??」


ズルズル…

ラムザ「…ねぇ、ヴィンセント。何か変な音しない?」
ヴィン「……」
ラムザ「……って、ちょっと君、何やってんの!?」
ヴィン「……何って、棺桶を引きずってるのだが何か?」
ラムザ「何か?じゃないよ。そんな重いの置いていきなって」
ヴィン「いやしかし、棺桶が変わると眠れないし…」
ラムザ「そんなのスリプル自分に掛ければいいじゃないか」
ヴィン「……それにコイツは長かった閉じ込め生活を共に過ごした
   言わば戦友……置き去りにはしたくない……」
ラムザ「まあ、僕もその棺桶には随分お世話になったけど…」
ヴィン「という訳でこの棺桶は持っていくぞ…」
ラムザ「でもそれかなり大きくない?こんなの持ち運べるの?」
ヴィン「棺桶なんてDQキャラは普通に引きずっている。
   彼らにできるのなら私にだってできるだろう…」
955エンディング 3/15:2007/01/23(火) 23:14:05 ID:4ImUJTYkO
ラムザ「うーん…そういうものかなぁ…?」
ヴィン「しかし…ふぅ……一人で運ぶには流石に重いな…」
ラムザ「そりゃそうだろうね」
ヴィン「……なあ、ラムザ。もしよかったら君も運ぶのを手伝ってくれないか?」
ラムザ「嫌だよ」
ヴィン「Σ(゚д゚ ノ)ノ 即答!?」
ラムザ「だって僕の細腰じゃギックリ腰になりそうだし」
ヴィン「そうか…」
ラムザ「これからバトルがあるかもしれないからね。戦う前から怪我してたら
    話にならないよ。運びたいなら一人でやれば?」
ヴィン「あ、ああ…」


ズルズル…

ヴィン「……ぜぇ…はぁ……ぜぇ…はぁ……('A`)」
ラムザ「ねぇ、ヴィンセント…」
ヴィン「……な…何だ……?」
ラムザ「やっぱりそれ置いていかない?これじゃいつまで経っても出口に辿り着けないよ」
ヴィン「いや、しかし…」
ラムザ「まあ、ヴィンセントがどうしても持って行きたいって言うなら止めはしないけどさ…」
ヴィン「すまない…」
ラムザ「……じゃ、ま、そういうことで僕は先に行ってるね」
ヴィン「……は?」
ラムザ「だってヴィンセントはどうしても棺桶を持って行きたいんでしょ?」
ヴィン「ああ…」
ラムザ「でも君を待っていたらいつまでも脱出できない。だから別行動」
ヴィン「なるほど…」
ラムザ「それじゃ、ヴィンセント。君も早く脱出できるといいね」
ヴィン「……本当に行ってしまうのか?」
ラムザ「うん」
ヴィン「そうか…」
956エンディング 4/15:2007/01/23(火) 23:16:08 ID:4ImUJTYkO
ラムザ「それじゃ、バイバイ、ヴィンセント (´ー`)ノ」
ヴィン「……あ、ああ……('A`)ノ」


スタスタスタ…

ヴィン「……('A`)」



ズルズル…

ヴィン「まさか本当に一人で行ってしまうとは…」

ヴィン「……それにしても重いな…」

ヴィン「果たして私はここから脱出できるのか…?」

ヴィン「……もしかして私だけがここに取り残されるというオチで終わるのでは…?」

ヴィン「……うっ、い、いかん。嫌な想像をしたら何だか泣きそうになってきた…」

ヴィン「何やっているのだ、私は……はぁ……('A`)」
ラムザ「まったくだよ。いい年したオッサンが涙ぐんだりして恥ずかしくないの?」
ヴィン「そうだよな………って、うおおっ!?Σ (゚Д゚;)」
ラムザ「やあ、ヴィンセント」
ヴィン「ラ、ラムザ!!(;∀;)」
ラムザ「ちょ、何も泣くことないじゃないか」
ヴィン「……だって……てっきり見捨てられたとばかり思っていたから……(;∀;)」
ラムザ「本当はそうしようかと思ったんだけど、流石に後味が悪いからね。……はい、これ」
ヴィン「…これは?」
957エンディング 5/15:2007/01/23(火) 23:18:02 ID:4ImUJTYkO
ラムザ「キャスター買ってきたよ」
ヴィン「なるほど。これを棺桶に取り付ければラクに持ち運べる…」
ラムザ「うん。早速取り付けようよ」
ヴィン「ああ、そうだな」



ヴィン「……ふぅ」
ラムザ「あー、疲れた…」
ヴィン「二人とも日曜大工なんてしないからな。結構手間取ってしまった…」
ラムザ「でも何とか上手くできたみたいだね」

コロコロ…

ヴィン「……ふむ。滑り具合も良好だ」
ラムザ「それじゃ、出口に向かって行くとしよう!」
ヴィン「うむ!」
ラムザ「…あッ、でも待って」
ヴィン「どうした?」
ラムザ「その前に僕、行きたいトコがあるんだ」
ヴィン「土産でも買いたいのか?」
ラムザ「うーん、似たようなものかな?ちょっと違うけど」
ヴィン「…?」
ラムザ「とりあえず付いてきてくれる?」
ヴィン「ああ…」




ラムザ「……はい。とーちゃく!」
ヴィン「ここは…」
ラムザ「プリクラコーナー。前にも来たよね」
958エンディング 6/15:2007/01/23(火) 23:19:51 ID:4ImUJTYkO
ヴィン「記念写真を撮るのか…」
ラムザ「うん。ここでの思い出に撮っておこうよ」
ヴィン「そうするか…」
ラムザ「前撮ったときは君の目が半開きだったからね。今度はちゃんと開けといてよ」
ヴィン「一応努力はしてみる…」
ラムザ「えーと……フレームはこれにしてと……」
ヴィン「何だか緊張するな…」
ラムザ「ほらほら、リラックス!……それじゃ撮るよ」
ヴィン「ああ…」
ラムザ「1+1は?」
ヴィン・ラムザ「にっ!!」

カシャッ!!

ラムザ「上手く撮れたかな?」
ヴィン「ドキドキするな…」
ラムザ「……あ、出てきた」
ヴィン「…ど、どうだ?」
ラムザ「大丈夫。ちゃんと笑顔だよ」
ヴィン「そうか…(・∀・; )」
ラムザ「君って笑えば結構イケてるんじゃない?」
ヴィン「そ、そうか?」
ラムザ「いつも笑顔でいればモテるかもよ?」
ヴィン「うむ……こんなふうにか?( ̄ー ̄)ニヤリ」
ラムザ「やっぱ無理かも…」
ヴィン「やはり無理か…」
ラムザ「……ま、それよりプリクラ半分コにして出口に行こっか」
ヴィン「そうだな。エレベーターを出てから結構時間が過ぎている。
   トラブルに巻き込まれない内に脱出しよう」
ラムザ「うん」
959エンディング 7/15:2007/01/23(火) 23:21:57 ID:4ImUJTYkO

  〜♪♪

ヴィン「……ん?」
ラムザ「あれ?」
ヴィン「何処からか音楽が聞こえてくるようだが…」

  〜〜♪♪

ラムザ「何の曲だろ?」
ヴィン「……ニュルンベルクのマイスターシンガー口笛バージョン?」
ラムザ「ブギーホップ!?い、いくらなんでもそれはないでしょ」
ヴィン「しかし、死神ならラストを飾るボスに相応しいかと…」
ラムザ「だからって板違いにも程がある気が…」
ヴィン「では、この曲は何なのだろうか…?」
ラムザ「うーん…」


アナウンス「本日はご来店頂きまことに有難うございました。当店はこの時間をもちまして
     閉店とさせて頂きます。またのご来店をお待ちしております…」


ヴィン「閉店か…」
ラムザ「ということはさっきの曲は蛍の光だね」
ヴィン「……周りの客が一斉に帰り出している。
   彼らに付いていけば迷子になることもないだろう…」
ラムザ「そうだね」
ヴィン「では我々も帰るとするか…」
ラムザ「うん」
960エンディング 8/15:2007/01/23(火) 23:24:04 ID:4ImUJTYkO
店員「本日はご来店頂き有難うございました。またお越し下さいませ…(_ _)」ペコリ
ヴィン「何事もなく出口まで来てしまったな…」
ラムザ「まあ、デパートらしいと言えはデパートらしいけど」
ヴィン「これからどうする?タクシーで帰るのか?」
ラムザ「そうするしかないよね。お財布が心許ないけど…」

???「おい、アンタ達。まだこのデパートにいたのか?」

ヴィン「……む?」
ラムザ「その声は…」
クラウド「でもどうやら今回は帰れそうだな。良かったな」
ヴィン「…クラウドか」
ラムザ「そうだ!君はクラウドのフェンリルに乗せてもらえば?」
ヴィン「うむ。それはいいアイディアだ」
ラムザ「…と、いう訳でクラウド。君のフェンリルにヴィンセントを乗せてくれないかい?」
クラウド「それは無理だ」
ラムザ「えぇーッ!?」
ヴィン「クラウド……君という奴は…案外ケツの穴の小さい男なのだな…」
クラウド「ち、違う!今日はフェンリルで来ていないんだ」
ラムザ「え、違うの?」
ヴィン「では歩いて来たのか?」
ラムザ「なんだ、ここって君達の世界の近くに建ってたんだ。ちょっと意外だなー」
クラウド「いや、徒歩でもない」
ヴィン「ではどうやって来たのだ?」
クラウド「路線バスだ。ほら、あそこにバス停があるだろ」
ラムザ「…あ、本当だ」
ヴィン「しかし、フェンリルがあるのに何故わざわざバスなど…?」
クラウド「ティファがガソリン代も馬鹿にならないから、仕事以外では乗らないで。って言うんだ…」
ラムザ「そっか、原油価格も高騰してるからね」
ヴィン「ガソリン代もFF7発売当時と比べて高くなっているものな…」
クラウド「バスの回数券を買えば、10回分の料金で11回乗れるから経済的なんだ…」
961エンディング 9/15:2007/01/23(火) 23:26:17 ID:4ImUJTYkO
ヴィン「しかし……完全にティファの尻に敷かれているようだな…」
ラムザ「ちょっと情けなくない?」
クラウド「仕方ないだろ。家計がピンチなんだ。俺、ティファがピンチのときは
    必ず助けるって約束したから断れなくて…」
ラムザ「大変だね…」
ヴィン「あまり軽々しくそういう約束はするものではないな…」
クラウド「う、うるさい!……それよりもうすぐバスがくる時間だ。バス停に並ぶぞ」
ヴィン「ああ…」
ラムザ「じゃあ、僕は君達を見送ってからタクシーでも捕まえるか」
クラウド「いや、確かアンタの家の方面へのバスもあった筈だ」
ラムザ「え、そうなの?」
クラウド「時刻表を見れば分かるが……
    …あった!この第T系統・ゴーグ経由イグーロス行きで帰れるだろ」
ラムザ「僕ん家の近くにバス停があったなんて……知らなかった…」
ヴィン「クラウド、我々はこの第7系統・コスモキャニオン経由ウータイ行きでいいのか?」
クラウド「ああ、そうだ。途中でエッジに停まるから俺はそこで降りる」
ラムザ「どうやら君達のバスのほうが先に到着するみたいだね」
ヴィン「そのようだな。もうじき来るらしい…」
ラムザ「……えっと、ヴィンセント…」
ヴィン「…ん?」
ラムザ「今までお世話になりました。この数カ月、君といれて楽しかったよ。本当に有難う…(_ _)」ペコリ
ヴィン「う、うむ……わ、私もラムザといれて楽しかった……有難う…」


プシュゥゥゥ…

ヴィン「……む?」
クラウド「バスが来たようだな」
ラムザ「それじゃ、君ともこれでお別れだね…」
ヴィン「ああ…」
962エンディング 10/15:2007/01/23(火) 23:28:19 ID:4ImUJTYkO
ラムザ「さようなら、ヴィンセント。身体には気をつけて…」
ヴィン「ラムザ……(´・ω・`)」
ラムザ「ほら、そんな顔しないで。別に死に別れになるんじゃないから、いつかまた逢えるさ」
ヴィン「そうだな…」
クラウド「…おい、ヴィンセント。悪いが運転手を待たせる訳にはいかないんだ。そろそろ行くぞ」
ヴィン「ああ…分かった…」
ラムザ「それじゃあ、ヴィンセント。元気でね!(^ー^)ノシ」
ヴィン「……ラムザも元気でな……(´・ω・`)ノシ」

プシュウウウ…


ヴィン(出発してしまった……もうラムザと会うこともないのか…)


ヴィン「……はあ…(´・ω・)」

ヴィン「………(´・ω・)」

ヴィン「……Σ(´・ω・) あ、まだラムザがバス停で手を振ってる…」

ヴィン「エレベーターではいろいろあったが、結構いい奴だったな……(´・ω・)ノ」

ヴィン「ラムザ……」
クラウド「おい、いつまで窓の外を見てんだ?」
ヴィン「……(´・ω・)」
963エンディング 11/15:2007/01/23(火) 23:30:21 ID:4ImUJTYkO
クラウド「未練たらしいぞ、ヴィンセント」
ヴィン「すまない…」
クラウド「後ろを振り向くな。俺たちが乗ったバスは途中下車できないんだ!」


運転手「……次はチョコボファーム。
    ツンツン頭のニクイ奴、チョコボを育成するかたはこちらでお降り下さい」

ピンポ〜ン♪

運転手「次、停まります」


ヴィン「途中下車できるようだが…」
クラウド「路線バスだもんな…」
ヴィン「途中下車できなかったら逆に困るな」
クラウド「……ごめん、何か格好いいこと言いたくて適当に言っただけなんだ…」
ヴィン「そうか…」




運転手「……次は、エッジ。
    豊富なお酒と美人なママ。バー・セブンスヘヴンご利用のかたはお降り下さい」

クラウド「……ん、次か」

ピンポ〜ン♪

運転手「次、停まります」
964エンディング 12/15:2007/01/23(火) 23:32:35 ID:4ImUJTYkO
クラウド「ヴィンセント、アンタはどうする?セブンスヘヴンに顔を出せばティファも喜ぶと思うが…」
ヴィン「いや、会いたい人がいるんだ。そちらにはまたの機会に顔を出そう…」
クラウド「あの人のところか…」
ヴィン「ああ…」


運転手「エッジ〜。エッジ〜。お降りのかたは完全に停車してから
    席をお立ち下さい。ご利用有難うございました」


クラウド「じゃあな、ヴィンセント。必ず顔出せよ」
ヴィン「分かった…」





〜ルクレツィアの祠〜


ヴィン「久しぶりだな……ルクレツィア……」

ヴィン「いろいろとあってな……長いこと会いに行けなくて……すまなかった……」

ヴィン「……今まで一人の少年と共に過ごしていたんだ……」

ヴィン「とても前向きで…快活な少年だった……彼から生きる勇気を貰えた気がするよ……」

ヴィン「ルクレツィア……君にも逢わせてみたかったな……」
965エンディング 13/15:2007/01/23(火) 23:34:41 ID:4ImUJTYkO
シェルク「…やはりここにいましたね、ヴィンセント・ヴァレンタイン」
ヴィン「君は……シェルク…」
シェルク「セブンスヘヴンであなたの脱出記念パーティーを開くそうです。みなが待ちくたびれていますよ」
ヴィン「そうか…」
シェルク「……なぜ私が呼びに行かされてるのでしょう……」
ヴィン「わざわざすまなかったな…」
シェルク「まぁ……どうでもいいですけど」


キュィィィィン…

シェルク「!?」
ヴィン「な、何だ!?」
シェルク「何かが……共鳴……しているのでしょうか…?」
ヴィン「しかしこの音……何処かで聞いたことがあるような…?」


ピカッ!!

ヴィン「くっ!?」
シェルク「大丈夫ですか、ヴィンセント・ヴァレンタイン!?」


シ―――ン…

シェルク「……?」

シェルク「…どういうことでしょう?ヴィンセント・ヴァレンタインが……消えた??」
966エンディング 14/15:2007/01/23(火) 23:36:51 ID:4ImUJTYkO
ヴィン「……う…うぅ…」
ムスタディオ「どうやら起きたみたいだな」
ヴィン「……こ…ここは……?」
ラムザ「機工都市ゴーグだよ、ヴィンセント」
ヴィン「き、君はラムザ!」
ラムザ「やあ、ヴィンセント。久しぶり……って程、久しぶりでもないか。ははは…」
ヴィン「どうして君がここに…?というか、ここは何処だ?
   機工都市ゴーグなど聞いたことがないぞ??」
ラムザ「いやー。何でだろうね、あはは…」
ムスタ「ラムザがこっちに帰ってくるなり、天球儀にいろんな聖石を嵌めまくってたんだよ」
ヴィン「ほぅ…」
ラムザ「ちょ、ムスタディオ!それは内緒にしてって言っただろ!」
ムスタ「…で、そうしたらアンタが召喚されてきたって訳さ」
ヴィン「なるほど…」
ラムザ「い、いやー。まさか本当に召喚できるとは思わなくて…」
ヴィン「私もまさか召喚されるとは思わなかったぞ…」
ラムザ「せっかく帰れたのに……ヴィンセント、ごめん…」
ヴィン「……まあ、いいさ。ルクレツィアには逢えたのだし…」
ラムザ「……あッ、そうだ!もし急な用事とかないようなら、僕の部隊に入らない?」
ヴィン「君の部隊?」
ラムザ「僕達は今、人間同士を戦争させて、裏で世界を破滅に導こうとしてる
    ルカヴィ達と戦っているんだ。君が協力してくれたら心強いんだけど…」
ヴィン「そうなのか…」
ラムザ「もちろん無理にとは言わないけどさ」
ヴィン「他ならぬ君の頼みだ。断る訳がない…」
967エンディング 15/15:2007/01/23(火) 23:39:16 ID:4ImUJTYkO
ラムザ「やったー!……じゃ、ムスタディオ。ユニットの枠開けたいから
    マラークにお前はクビだって言っといて」
ムスタ「…ああ、分かった」
ラムザ「あ、ラファはクビにしちゃ駄目だよ。彼女はブレイブ低いからアイテム発見要員として使いたいんだ」
ムスタ「…ラファはブレイブの下げ過ぎて、とっくに部隊から逃げ出してるぞ」
ラムザ「あれ、そうだっけ?じゃあ、マラークの件だけよろしく」
ムスタ「ああ…」
ヴィン「……なぁ、ラムザ。もしかして私が仲間になるせいで誰かが不幸になってないか?」
ラムザ「あはは。気にしない、気にしない」
ヴィン「本当に気にしなくて良いのだろうか…?」
ラムザ「ま、それよりもヴィンセント…」
ヴィン「……ん、どうした?」
ラムザ「まだまだ長い付き合いになりそうだけど、これからもよろしくね!」
ヴィン「ああ……こちらこそよろしく頼む…」




こうしてラムザとヴィンセント
二人の閉じ込め生活は幕を降ろしたのだった。



      ――ラムザとヴィンセントを同じエレベーターに閉じ込めてみたスレ・完――
968オマケ 1/4:2007/01/23(火) 23:41:30 ID:4ImUJTYkO

〜数日後〜


ラムザ「……弱い」
ヴィン「……?」
ラムザ「弱過ぎる…」
ヴィン「……??」
ラムザ「ねぇ、ヴィンセント。どうして君のレベルは1なんだい?」
ヴィン「おそらくそういう仕様なのかと…」
ラムザ「4桁あったHPは?ナイツオブラウンドとか魔法乱れ撃ちとかのマテリアは何処行ったの?」
ヴィン「いや、私に聞かれてもさっぱり…」
ラムザ「……だああああッ!」
ヴィン「Σ (゚Д゚;)ビクツ」
ラムザ「……もういい。君、除名」
ヴィン「……は?」
ラムザ「クビだよ。ク・ビ!もう帰っていいから」
ヴィン「なっ!?」
ラムザ「というか、今すぐ出てって。僕の部隊に無能を置いておける余裕は無いんだ、システム的に」
ヴィン「それは酷くないか!?君が私をこちらの世界に呼びつけたクセに!」
ラムザ「酷いのは君のほうだよ!散々期待させといて
    仲間になったら弱いなんて、詐欺じゃないか!」
ヴィン「それは君のトコのシステムが悪いだけだろ!」
ラムザ「言い訳は聞きたくないね。悪いけど君のことは今日からFF界のテリーと呼ばせてもらうよ」
ヴィン「そ、それはあまりにも酷過ぎる!」
ラムザ「…ムスタディオいる?テリーさんがお帰りだ。出口まで案内して」
ムスタ「テリー?……このオッサンを連れて行けばいいのか?」
ラムザ「うん、よろしく」
969オマケ 2/4:2007/01/23(火) 23:43:45 ID:4ImUJTYkO
ヴィン「…ま、待てラムザ!」
ラムザ「何?」
ヴィン「本当に私を除名するのか?」
ラムザ「うん」
ヴィン「…本気か?」
ラムザ「もちろん」
ヴィン「君とはいい友達になれると思ったのだが…な」
ムスタ(Σ (・Д・;)このオッサン何気に人の台詞パクってる!)
ラムザ「僕もいい友達になれると思ってたけどさ、ここまで弱いとちょっとね…」
ヴィン「そうか……残念だ…」
ラムザ「僕も残念だよ。どうやらバルフレアって人も新しく加入するみたいだし、
    銃使い3人もいらないからムスタディオをクリスタルにして、
    君にアビリティ継承させる予定だったのに…」
ムスタ「Σ (・Д・;) ちょ、ラムザ!?」
ラムザ「ま、そういう訳なんで帰ってくれるかな?」
ヴィン「ああ…」

トボトボ…
  λ......


ヴィン「……(´・ω・`)」
ラムザ「……あッ、ヴィンセント待って!」
ヴィン「!!(・∀・)」
970オマケ 3/4:2007/01/23(火) 23:46:16 ID:4ImUJTYkO
ラムザ「君、レアな銃持っれるよね。システムの都合上こっちじゃ劣化してるけど」
ヴィン「あ、ああ……持ってはいるが、それがどうした…?」
ラムザ「コレクションしたいから、それ置いてって」
ヴィン「はぁ!?」
ラムザ「弱くて使えなくても、1個しか手に入らない物って欲しくなるんだよー」
ヴィン「…ふざけるな。誰が君なんかにやるものか」
ラムザ「ふーん、別に嫌がっててもゲットできるからいいもんねー」

ピッ ピッ ピッ

ヴィン「!!?」
ラムザ「……はい、装備解除っと」
ヴィン「馬鹿な!身体が勝手に!?」
ムスタ「……諦めろオッサン。この部隊に入った奴はみなラムザに逆らえなくなるんだ…」
ラムザ「えへへ。主人公特権、主人公特権☆」
ヴィン「そ、そんな…」
ムスタ「まぁ、クリスタルにされなかっただけでもラッキーだったと思ってくれ…」
ラムザ「それじゃ、ヴィンセント。バイバ〜イ!(・∀・)ノシ」
ヴィン「ああ……('A`)ノシ」
971オマケ 4/4:2007/01/23(火) 23:48:40 ID:4ImUJTYkO

トボトボ…
  λ......



ヴィン「…寒い。」


ヴィン「どうやらついでに防具とアクセサリも没収されたみたいだ…」

ヴィン「……」

ヴィン「…ラムザ、君はこのスレで何を手に入れた?」

ヴィン「私は……」


ヴィン「……('A`)ウッ」





       The End
972名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/23(火) 23:51:45 ID:+ViVsqrY0
>>953-971
すごく、GJです。
それにしてもヴィンカワイソス…。
あと、アナウンスがアグリアスに見えた…。
973名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/23(火) 23:55:08 ID:fvI1kk5sO
リアルタイムで投下見られた、とてもわくわくした。
職人さん超GJ!!!でした。
974名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/23(火) 23:59:07 ID:03aeW/8g0
脱出オメ!

>>646でFFT買ったもののまだクリアできてないorz
975名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 00:00:37 ID:nyGFA6JvO
終わってしまわれたか…
職人さんGJでした。
ヴィンセントが前より少し好きになりますた。
976名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 00:02:09 ID:6TZZs+kC0
職人さん乙でした、一時は埋め荒らしでどうなるかと思ったけどホッとしました。
リアルで見たのも初だったし運が良かったなー、ラファ&マラークネタ最高です!
…ヴィンセントが不憫でしたがw
977名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 00:45:26 ID:TmH+K7/H0
GJ、お疲れ様です。
ヴィンがかわいそう過ぎるw
978名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 00:45:30 ID:dUH1f6UZO
職人さんGJ!
面白い作品の投下ありがとうございました

…なんかさみしくなってきた(´・ω・`)
979名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 01:10:22 ID:zvigOhn/O
ラストも面白かった!GJ!!

しかし最後のラムザの外道っぷりは凄かったなw
しかもなんだか妙に生き生きしてたしwww
980名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 01:51:53 ID:6+tUFg170
職人さんGJ!!!

ラストまでスゴク面白かったo(*^-^*)o
ヴィンセントとラムザはFFで自分的に一番スキなキャラなので
本当に楽しみだったよ!

このスレに出会えてよかった。ありがとう!!!
981名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 02:17:42 ID:DTx3gvTZ0
>>953-971
GJ!そして今まで乙!

しかし、遂にこのスレも終わってしまうのか…
思えば俺の書いたネタはキャラの性格悪すぎという感想が多かった気がするなぁw
ともあれ、俺にとって唯一常駐した閉じ込めスレだったので凄く楽しませてもらいました
みんなありがとう!
982名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 02:25:33 ID:7CpNETkg0
職人さんGJ!!
でも、ちょっとヴィンセントが可哀相に思えてしまったから、
ちょっと付け加えても良いか?
983名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 02:27:19 ID:hqHgj6xv0
閉じ込め総合にでも投下しろ
984名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 02:27:59 ID:7CpNETkg0
いや、そこまでのもんじゃないから良いや
985名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 06:28:52 ID:8N0hDB2h0
せめて最後にヴィンの救える後付けを・・・
986名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 16:34:46 ID:4BYe/sJUO
職人さん超乙でした。
まぁヴィンはクリスタルにされなくて良かったじゃないかw
ムス(ry
987名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 17:17:41 ID:7C0y8LCe0
中々新鮮な組み合わせだったよね、特にラムザとかTネタは少ないので嬉しいスレだった。
でも最後ヴィン可哀想だな…。
988名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 22:22:12 ID:Wd1JaTU9O
ショクニン乙
989名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 22:25:41 ID:DTx3gvTZ0
ショタコン乙に見えた
990名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 22:36:55 ID:Wd1JaTU9O
ちょwwwww
991名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 23:15:12 ID:97yIuIRZO
今までいくつかの閉じ込めスレにネタ投下してきたけど
ここはそんな中で唯一DAT落ちしなかったスレになりそうだ

そしてやっぱりこのスレ最高!
992名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/24(水) 23:29:35 ID:Wd1JaTU9O
1000はショクニンにあげる。
ショクニンじゃなきゃ嫌だ…
感動をアリガトウ!
993職人様お疲れさまm(__)m ◆AC/g4PiHF2 :2007/01/25(木) 01:42:16 ID:d0ocZ6coO
今までこのスレを
ROMってた者だが
過去ログに入ったら
このスレは見れなく
なってしまうんだな…
悲しい…(´A`)
寂しい…(´A`)
994名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/25(木) 01:55:22 ID:PpvDbi9W0
  〜  後日  〜

ラムザ「あれ?ねぇ、ここに置いてあったヴィンセントの銃や防具は?」
ムスタ「誰も触ってはいないと思うが…」
ラムザ「おっかしいなぁ〜…
    (せっかく、あのエレベーターに閉じ込められたおかしな出来事の思い出の品になると思ったのに)」

  〜  一方  〜

ユフィ「ヴィンセンとー!いる〜?!」
シェルク「ユフィ・キサラギ? どうかしましたか」
ヴィン「……何かあったのか?」
ユフィ「ニッヒヒ〜♪ 見て驚け〜!じゃ〜ん!!」
ヴィン「それは……私の銃に防具……何故ユフィが…」
ユフィ「そうそう!!それがね、いきなり空から降ってきて、びっくりしたんだよ〜!」
シェルク「空から…?それは確か、共に閉じ込められた友人に取られた、と言っていたものですが…」
ヴィン「ああ……そうなんだが……空から…何故…」
シェルク「……もしかしたら…彼のいる世界には、ヴィンセント・ヴァレンタインの持つ銃などは存在
    しないから………強制的にこちらの世界に戻されたのかも知れませんね」
ヴィン「そうか…思い出の品として、譲って良かったと考えていたのだが」
ユフィ「そおっ!?じゃ、戻ってきたんだし、いらなかったらアタシに頂戴!」
ヴィン「それはない」
シェルク「即答ですね」



ラムザ「ま……いっか、僕が覚えていれば良いだけの事だし。(一部忘れたいものもあるけど)」

ヴィン「(ルクレツィアに報告しなくてはな…彼と過ごした思い出を共に語りながら)(一部は伏せよう)」


                    The End
995名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/25(木) 02:36:38 ID:zNJiSWp+O
995
996名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/25(木) 13:36:48 ID:jer8yGRtO
>>994
gj!

あたたかい終わりかたで感動しました
997名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/25(木) 15:14:46 ID:FjeNIm1BO
1000とり合戦じゃー
998名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/25(木) 15:27:13 ID:BUPiwr0QO
1000ならラムザにアッー
999名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/25(木) 15:29:44 ID:aRJe/7x+O
1000
1000名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/25(木) 15:30:42 ID:qXLCSAMC0
1000
10011001

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