アグリアス様に萌えるスレ Part23

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1名前が無い@ただの名無しのようだ
恥じらいの似合う彼女は最高です。

前スレ アグリアス様に萌えるスレ Part22
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1133363126/

うpろだ等
FFタクティクスは好きですか?
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FFT萌燃絵うp板
http://fft-up.hp.infoseek.co.jp/index.html
過去ログ、SSなどはこちらにも 
FFDQ千夜一夜  http://www3.to/ffdqss
スレのSSまとめサイト http://d.hatena.ne.jp/agu_kanri/
【アルマに】FFTキャラ総合萌えスレ4【すべてを】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1112072084/
2ちゃんねる FFドラクエ板 FFT関連過去ログリンク集
http://morioka.cool.ne.jp/ramza_beoulve/tactics.html#osusume
FFT&FFTアドバンス専用 お絵描き掲示板(新板)
http://fftonly.s2.x-beat.com/paint/bbsnote.cgi
2名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 13:04:26 ID:2sIW5EBW0
過去スレ
アグリアス様に萌えるスレ Part21
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1127722107/
アグリアス様に萌えるスレ Part20
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1121960197/
アグリアス様に萌えるスレ Part19
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1116861028/
アグリアス様に萌えるスレ Part18
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1111685243/
アグリアス様に萌えるスレ Part17
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1105872305/
アグリアス様に萌えるスレ Part16
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1101385184/
アグリアス様に萌えるスレ Part15
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1097380483/
アグリアス様に萌えるスレ Part14
http://game8.2ch.net/test/read.cgi/ff/1093852935/
アグリアス様に萌えるスレ Part13
http://game8.2ch.net/test/read.cgi/ff/1090509584/
アグリアス様に萌えるスレ Part12
http://game8.2ch.net/test/read.cgi/ff/1082717273/
アグリアス様に萌えるスレ Part11
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/ff/1073982770/
3名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 13:05:49 ID:2sIW5EBW0
アグリアス様に萌えるスレ Part10
http://game5.2ch.net/test/read.cgi/ff/1065089952/
アグリアス様に萌えるスレ Part9
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1058975494/
アグリアス様に萌えるスレ Part8
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1053301249
アグリアス様に萌えるスレ Part7
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1046752715
アグリアス様に萌えるスレ Part6
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1036129933
アグリアス様に萌えるスレ Part5
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1027437848
アグリアス様に萌えるスレ Part4
http://game.2ch.net/ff/kako/1020/10205/1020517774.html
アグリアス様に萌えるスレ Part3
http://game.2ch.net/ff/kako/1019/10192/1019266739.html
アグリアス様に萌えるスレ Part2
http://game.2ch.net/ff/kako/1013/10136/1013606373.html
アグリアス様に萌えるスレ
http://game.2ch.net/ff/kako/1002/10028/1002801992.html

29ch(過去ログはここで全て読めます)
http://makimo.to/cgi-bin/search/search.cgi?shw=100&q=%83A%83O%83%8A%83A%83X&andor=AND&sf=0&H=&all=on&view=table&G=%83Q%81%5B%83%80
4名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 13:23:16 ID:VJaqyK3p0
>>1
しかし恥じらいが似合うかどうかは……
5名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 13:44:26 ID:D4juGXCZ0
人の夢と書いて
6名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 15:02:18 ID:iLmvAXfMO
このスレもSSでいっぱいになるのかな?それはそれで希望
7名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 15:03:40 ID:pC4H5OuZ0
それはそれで……って
8名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 15:41:10 ID:1mqu+/6C0
>1乙ではあるけども、
総合萌えスレはとっくの昔に無くなってるんでチェックぐらいはしとこうぜ。
現在の他キャラ系スレは神殿騎士団スレと汎用女性スレがあるが。
9名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 16:49:22 ID:2sIW5EBW0
>>8
すまん、前スレをそのまま踏襲しちゃった。

FFT&FFTAの女性ジョブキャラ萌えスレ4
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1127570400/l50
FFTno七英雄の神殿騎士を語るスレ2【メリア】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1126590027/l50
10名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 18:16:08 ID:aAS5oRm00
何でこんな早いの?
11名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/31(火) 19:01:53 ID:amRg3TIu0
前スレのSSラッシュのおかげだろうね
12名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/01(水) 00:41:01 ID:e0A8rd6Z0
前スレ、501KBなのに書き込めなくなってるなあ・・
ともあれ新スレおめ。>>1乙。
13名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/01(水) 01:22:13 ID:1c5fK4ja0
絵掲にパイズリアグたん第2段来てるんだよ奥さん!

襟元は留めたまま胸をはだけるのってなかなか通だと思うんですよ。
さすがは異端者。
14名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/01(水) 11:16:46 ID:MbEo8WhI0
アグたん最近便秘らしいからコーラックあげたい
15名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/01(水) 21:20:09 ID:ybAmU0kN0
イルファAAの改変アグAA
俺にはこれが限界

        _, ´ ̄ ̄ ̄ ̄` ー-、
      /             \
     ./       、   ヽ     ヽ
    /   / ヾ ヽ ヽ   \ ヽ  ゙、
    l   l  l人 l .ヽ  い   l  lヽ .l
    ll  l  | .ヽ....l_l_l l  . .l l .|
    ll l├-'‐ . \i.__l_l`l  l /    |
    レ, {い.l .ir,、 ´ ´lぃヾt   | ノ   l
      │.l liり    l゚し'ノi  .| ]    (
       l l,,,`      ̄,,,,l  l_   │
       |  \` -    _,イ.  l^  ノ │
       | .i  l`,ー-イ´ l  l  ノ  |
       | .i  | \. ,i.T´l  i .ト、   |
       | i.  | _,-t ‖l .l } \ |
      _l l ├1  l / | リ i . ノ  / ̄`ヽ、
     /  l l ヽ // |/ ,ノ ,/  ._|  .  ヾ
     |  l,ノ  ´i,ノ   {/レ'^ー'´ |     i
     |  / ̄`ー-─、_   /  ヽ .    l
     /  _,イツ      ` ̄       ヽ  |
 
16名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/01(水) 22:04:31 ID:G2seSg9J0
前スレの処理どうするよ?
17是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:04:02 ID:f44YUA1q0
SS初投下なので勝手が分かりません。不備あったらすまぬ。

「決戦前日」

「このような所でしなければならない話とはなんだ?」
 アグリアスは男にきつい視線を叩きつける。
「これを読んでください!俺の気持ちです!」
 赤い絹のリボンでしばった羊皮紙が差し出される。戸惑いながら受け取り封を解き、目を通すアグリアス。
 ここはドーターの宿屋の裏路地である。暖かな日差しが差し込む路地には二人の他は誰もいない。二人とも鎧を着ておらず腰に剣を吊るしただけの軽装。明日のオーボンヌでの決戦に備える為の準備期間と休養を兼ねた日の午後であった。
 羊皮紙を持つ手が震える。
「ロビンス貴様!このような時に人をからかうなど!ふざけるにも度が過ぎるぞっ!」
「ふざけるだなんて!俺は本気です!」
 その真摯な眼差しに射抜かれて一瞬ひるむアグリアス。だが羞恥に顔を赤らめながらも反撃を行う。
「なお悪いわ!色恋にうつつを抜かしていて良い時期ではない!」
「こんな時期だからこそ!俺は・・・貴女(あなた)に知って欲しかった。俺の思いを知って欲しかったんです・・・。
たぶん、いやきっと、オーボンヌではかつてない厳しい戦いになると思います。間違いなく誰かが命を落とすでしょう・・・。もしそれが俺だったら・・・!そう思うと・・・。」
「貴公、後悔しているのか?・・・この隊にいることを、そして明日の闘いに望むことを。」
18是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:05:36 ID:f44YUA1q0
 掲げる信念に揺ぎが無ければ笑って死地に赴ける、という騎士道にのっとって考えれば、心残りとは即ちあおぐ旗への後悔に他ならない。いかにもアグリアスらしい発想だった。
「まさか!後悔なんて・・・していたらとっくに逃げ出していますよ。妹のため、弱者のため、そしてイヴァリースのために戦うラムザの、いや、みんなの力になりたいからこそ俺はここにいるんです。
そのために命を懸けるのは惜しくない。むしろ誇りに思っています。・・・でも、だからといって死んで構わないわけじゃない。今のままじゃ死ぬに死に切れない心残りがあるんです!」
 最後の言葉にアグリアスはびくりと震える。羊皮紙を持つ手に力がこもる。
「それがこれ、・・・という訳か。」
 路地裏に差す陽光はあくまでも穏やかだった。

 アグリアスは目を逸らしながら続けた。
「だが私はお前の想いに答えてやることは出来ない。今は戦いのことだけで頭がいっぱいだからだ・・・。」
 そして羊皮紙をロビンスに差し出して言った。
「この事は聞かなかったことにしてやろう。明日までにはお互い全て忘れよう。下手に意識しては明日の戦闘に差し支える。」
「違います!想いを抱えたままこの世から去ることがどんなに無念か!アグリアスさん、貴女なら分かるはずだ!」
19是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:14:05 ID:f44YUA1q0
やべ・・・汎用君の名前をロビンスにしたままだった・・・。「デルタ」君に脳内変換よろしく。

 見るからに動揺の色を増したアグリアスは逸らしたままの目線がさまよわせる。
「か、仮に・・・仮にだぞ!貴公の言う通り私に意中の者がいて、想いを口に出来ておらぬとすれば、なおさら貴公の想いが報われることは無くなるのだぞ!それで良いのか!?」
 デルタは”アグリアスにデルタ以外の意中の者がいる”などとは言っていなかったが、勝手に自白してくれる分には何の問題も無かったのでそこは突っ込まなかった。それにアグリアスが誰を好きかなど、当の二人以外全員周知のことだった。
「なぜ何もかも無かったことにしたがるんですか?どんなに否定しても想いは消えたりはしません!騎士が信念ある限り戦うように、想いがあるのなら想い人にぶつけるべきだとは思いませんか!?
例え玉砕することが分かっていても騎士には戦わなければならない時があるのと同様に、例え叶わすとも貫いてきた想いをいつかは伝えられなければならないとは思いませんか!?」
 デルタは敢えて騎士を例えに持ち出した。それはアグリアスを説得し、ある効果を生み出すためにあらかじめ考えておいたものだった。
 予想通りそれえはアグリアスに明確な変化をもたらした。顔は紅潮したままだが引き締まり、視線が定まり、デルタを正面から見るようになった。そしてささやいた。
「そうか。私は騎士らしくなかったのだな・・・。」
20是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:16:47 ID:f44YUA1q0
「聞かなかったことにされたら、俺は失恋したのかすら分からないじゃないですか。もしかして俺にはまだ想いが叶う目があるんですか?それとも全く無いんですか?それを思うと夜も寝られません。」
 アグリアスはゆっくりとうなずいた。
「お願いしますアグリアスさん。俺を完膚なきまでにフって失恋させて下さい。貴女への想いに決着をつけさせて下さい。そして他の恋に目を向けられるようにして下さい。
そうでなければ俺は後方を守れません!前線の貴女が死んでしまうのか、思いが叶うかも知れないのに死んでしまうのかと心配で落ち着いて戦えません!」
 アグリアスは決然とデルタの言葉を受取った。
「分かった。騎士が手加減をすることは敵を侮辱することであるのと同様に、中途半端な扱いは真剣な貴公に失礼に当たるな。」
「お願いします。」
 1つ咳払いをしてアグリアスは言った。
「申し出は有り難いが、今は貴公の想いを受られぬのだ。諦めてくれ!」
21是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:19:17 ID:f44YUA1q0
(一行改行)

「それでは諦められませんよ、アグリアスさん。」
「ええっ!?でっ、ではどうすればよいのだ!?」
 慣れない恋愛事に戸惑うアグリアス。
「それではまだ望みが有りそうじゃないですか。今ダメなら後でなら、この闘いが終わってからなら俺の気持ちを受け止めてくれるんですか!?」
「い・・・いや、それは・・・」
「もっと完全に俺を諦めさせて下さい!絶対に無理だっていう証拠を見せて下さい!」
「う、うむ。・・・で、どうすればよい?」
「アグリアスさんの好きな人を教えて下さい。」

 さっきの小鳥はもうどこかに行ってしまったようだった。
「な、なな、何を言っているのだっ!わた私にそんな者などいないっ!」
 一瞬前までの凛々しい態度は消え去り、動揺を露にしてしまう。一方デルタは全て想定内だと言わんばかりに落ち着いている。そこからは何やら企みがありそうな気配が覗くが、慌てるアグリアスはそれに気づかない。
「嘘ですね、アグリアスさん。伊達にずっとアグリアスさんを見てきたわけではないんですよ!好きな人が誰を好きなのかは見ていれば分かります。」
「きき貴公こそ偽りを申すな!私だってずっと見ているがあやつが誰を好きなのか皆目分からぬのだぞ!」
「ほら!好きな人いるじゃないですか。」
「あっ!ぐぅ・・・。」
22是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:20:40 ID:f44YUA1q0
「貴女が誰を好きなのかは知っています。いや、知っている”つもり”です。つもりだから・・・はっきり貴女の口から聞かない限りどうしてもわずかな希望にすがってしまうんです。だから・・・」
「そうか・・・。」
「おねがいします!」
「わ、わかった。貴公に引導を渡してやろう!・・・だが、絶っ対に他言無用だぞ!」
 強張った顔でアグリアスは左手を剣の上に置きながらそう言った。
「はい。それはもちろん。」
「では、いっいくぞ!」
 こくりとうなずくデルタ。
「わわ、私のすっ好きな者の名は何と言うかというとだな・・・。」
「はい。」
「どんな名かと言うとだな・・・。」
「はい。」

 砂時計が何回も落ち切るくらい時間が経っても、告白タイムは続いていた。
「その・・・何と言うか我が恋人の名は何というかという話だが・・・それが何かというとだな・・・。」
23是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:23:18 ID:f44YUA1q0
 アグリアスは目をそらし、真っ赤になってうつむき、あろうことか胸の前で両手を組んだり揉んだりよじったり、さすがに両手の人差し指を突き合わせるなどという可愛いまねはしなかったが、ひどくモジモジする様はいつもの毅然とした姿からは想像さえ出来ない姿だった。
出来ればいつまでも見ていたい、絵師に描き止めさせて一生の宝物にしたい、そんな光景だった。
 しかし話が一向に核心に届かないので、デルタは質問を変えてみた。
「俺の何倍くらい好きなんですか?」
「え?そ、そうだな・・・。」
 話の矛先が変わって、心底ホッとした顔でアグリアスは答えた。
「貴公には済まぬが十倍・・・いや百倍はす、好きだ。」
 分かってはいたが、目の前で本人の口から恥ずかしがりながらも微妙に幸せそうにそう言われるとショックだ。しかしデルタは涙を呑んで質問を続けた。
「ラムザをどんな風に好きですか?」
「む・・・どうと言われても・・・。」
 少し考え込むアグリアス。デルタがラムザの名を出したのにも気づかない。すると考えがまとまったのか、確信に満ちた表情で語り始めた。
「そう・・・以前私はオヴェリア様に剣を捧げた。だがオヴェリア様が無事に女王の座に就かれた時に、騎士ならば何を措いても馳せ参じるべきであったのにそうしなかった・・・。
あの時は枢機卿のルガヴィのすさまじさに驚き、私がいなければどうにもなるまいと思い留まっていた。だが、それからオルランドゥ伯やベイオウーフ夫妻の参入が有ったりと、何度も抜ける機会があったのに私はまだここにいる。
いつの間に心が決まっていたのであろうな・・・。大義小義と区別するのではなくただひとえに「義」の為に戦う男の下で剣を振るう事を。名も実も取らず、ただ他人の為に戦う男の剣である事を選んだのは。」
24是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:24:42 ID:f44YUA1q0
「そして・・・いつ芽生えるのであろうな?異性を愛しいと思う心というものは・・・。その心も気がつけば胸の内にあった。これは日増しに大きくなるのだな。」
 デルタはうなずいた。
「私は騎士失格だ。剣の主に懸想するなど。」
 アグリアスは自嘲気味に笑った。
「だが後悔はしていないし、不幸だとも思っていないぞ。剣の主と想い人が同じだというのは素晴らしい事だと思っている。一生そばにいることが出来るのだからな!」
 ラムザと結婚することは考慮に入っていないようだが、それを指摘するのはデルタ自身が余りにもツライのでやめた。
 言い終わって、アグリアスはハッと我に返り、自分がいかに恥ずかしいことを言っていたかに気づいてユデダコのようになってしまった。
「も、もういいだろう!ででは、いいか!この事は他言無用だぞ!では、失礼するぞ!」
 狼狽しながら去ってゆくアグリアス。
「どうもありがとうございました!」
 言ってからデルタは自分が泣いていることに気がついた。
 その声を聞いたアグリアスは立ち止まり振り返ろうとして、やはり振り返るのはやめてこう言った。
25是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:26:28 ID:f44YUA1q0
「貴公は勇敢だな。」
「は?」
「私が貴公であったら想いを告げるなど到底できぬ。」
「・・・ぐすっ。」
「私も・・・戦う前に告げて玉砕すべきだろうか?」
「玉砕はしませんよ。ラムザも貴女を好きですから。」
「気休めはよせ。」

 アグリアスが去った路地で、デルタはまだ泣いていた。
 予想以上にキツかった。失恋は何度やってもツライ。だが、やって良かった。死地に向かう前に想いを吐き出してしまえて良かった。
これでもし死んでもアグリアスの心の中に「その他大勢の一人」ではなく「自分を好いてくれた男」として刻み込まれることになる。
叶わない恋なのは分かっていた。だからこれで充分なのだ。
 そして、これがあの二人の恋に進展を与えるかもしれない。明日はオーボンヌに向けて出陣する。間違いなくボス級のルガヴィが待ち構えている。
かつてない厳しい戦いになるだろう。今夜は生きて過ごす最後の夜になるかも知れないのだ。
結ばれた男女は強くなる。生き延びる確率も高くなる。もしうまくいったのなら死んだ恋も本望だろう。それがこの告白のもう1つの狙いだったのだ。
26是路零士(ゼロレイジ):2006/02/01(水) 23:31:42 ID:f44YUA1q0
(それにしても恥ずかしがってモジモジするアグリアスさんは可愛かったなぁ・・・。まぶたに焼き付けたぜ。あの世まで持って行くいい土産ができたぜぇ・・・。)
 悲しくって涙が止まらないのに、ついニヤケてしまう。
「アハハハ・・・アグリアスさん・・・アハアハアハ、ぐすっ、アグリアスさんアハアハアハアハアハアハア・・・。」
 日当たりの良い路地裏はポカポカして気持ちが良かった。

 実はこの顛末の一部始終を見届けた者が一人いた。
 二階の路地側の部屋にいたムスタディオだった。アグリアスの怒鳴り声を耳にしてよろい戸の隙間から覗いていたのだ。
「なにも、宿のそばでやらなくてもいいのになぁ。」
 笑いながら銃の手入れを再開する。
「バァン!デルタ討ち死に!なぜか泣きながら笑って死んでいます!」
 自分も想いを打ち明けるべきだろうか?間違いなく討ち死にするだろうけれど。
「それよりもラムザ達をどうにかしてやらないとイカンよな。」
 今夜はなんとかしてあいつらを二人っきりにさせないといけない。せっかくアグリアスがその気になっているのだ。ラムザの友人としてこのチャンスは逃せない。
 しかし邪魔者がいる。強敵はラファ、伏兵はメリアドール、といったところか?
「くっそう!なんでアイツばっかモテるんだ〜!?なんで俺様がモテないんだよぉ〜!?」
 銃の手入れは進まない。

                 END
27名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/01(水) 23:35:41 ID:+PLlu3NU0
                          _
               ___ rぅrぅ==ぅ二__:::\
             / ̄ >ヾ、       ゝ,::\
            〃  」´ rvー}^^^^^^^^^ヽ、 L.:.ヽ
                 ノ /      | i    \ {.:.:ヽ
               〈 / /  |、 |  i |、ヽ、!   | {.:.:ヽ
                  V / | | | ヽj  | L-‐、|  |  }.:.:.:i
                〈i | |_」リ  \Nィ斤Y i  !  }.:.:.:.|
                  |i | !ィテv   ´ 廴う |  | リ.:.:rrrヘ アグリアスはセイバーのパクリっ!!
               \!ハ d」  ,      |  レヘf    〉
                 |  }   r―┐   /  /   d  ソ
                / iヽ _ ー'_ イ i rf 三ユ__ ゙'゙´
                  // ノ__ r==v====V i/.:.r=vJ、\
                 ///.:.:.:.:.:ーー∞一r=Y.:.:.:i  ハ ヽ \
                ///.:.:.:.:.rう〜○Y○人 \」! l 〉 i   丶、
           /イ  イ!:::::::ノ    ソ/  〉=┤irvj j〉 l      ヽ
            // f  | |:::::ノ   ノ^^'/  /ト、 irメ; └j l   、  ヽ
       ∠ /   |  | {::ノ  ノ.    /:::::::ハ 爻; ;ソ!         i
         レ′  !  ! ij   ノ:::::\_/.......::/ ハ i ^  |       ili   |
                ん^V {  ノ:::::::: : : : ::::::::〈rノ ヽ   /      》   i
             /  `゙7:::::::::::::::::: : : : : :ヽ.   `ー′           |
               i  ll  /::::::::::::::::::::::: : : : : : V     i l i        !
             |   /::::::::::::::::::::::::: : : : : : :...',     l i l        |
28名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/01(水) 23:52:26 ID:T+a7MoT60
>>27
こんなこと言うまでもないことだが、いい加減腹が立つので。

ファイナルファンタジー タクティクス1997年6月20日発売
Fate/stay night          2004年1月30日発売
29是路零士:2006/02/02(木) 00:04:52 ID:RgyBE+fS0
ああ〜ん。試験中なのに半日潰して仕上げちゃったよ〜。アホな俺。
そんな俺にSSの感想下さい。キツ目でお願いします。だって俺マゾだから(笑)。
あ、でもただの言葉の暴力じゃ感じないの!SSのつぼを的確に突いてくれなきゃ!
俺のSSをちゃんと見て〜、俺をちゃんと見て〜もっとぉ〜。


ってなわけで、長SS失礼しました。10スレも使っちゃった。

P.S.最後、デルタ君に「アグリアスさんハアハア」させたのは遊び過ぎだった気がする。氏ノウ・・・。
30名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 00:07:14 ID:gfHx88lr0
>>17‐26
乙、新たなSS書きに祝福あれ!


といったそばから
「最近ラムアグに走りすぎ!」という反動が来るのではと怯える臆病者の俺がいます…
31名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 00:17:31 ID:RkOAWk9I0
>>29
乙。

あえて苦言を呈させてもらえば、
開業にもうちょっと気を使ってくれ
32名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 00:18:13 ID:RkOAWk9I0
×開業
○改行

なんちゅう間違いや……
33是路零士:2006/02/02(木) 00:26:53 ID:RgyBE+fS0
>>31
苦言ありがと。(ピシィ!ああっもっと!)

改行。そう、それが問題なのだ。
2chって一行が長過ぎると受け付けてくれないのね。で、つき返された時点で分割する。
するとヘンな所で改行になる上に行頭のスペースを忘れる(泣)。

一行を長く出来ないのはツライ。
34名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 00:31:09 ID:HdmbhGas0
>>29
新人乙。

改行以外に注意すべきところは「」の最後に句点は必要ないっす。
感嘆符や疑問符の後に分を続ける際には一文字分スペースを空ける
などの基本を抑えれば読みやすさが上昇しますよ。
物語自体は短編として十分だったと思います。

あと、あとがきでは落ち着きましょうw
物語の余韻に浸りたい(今回はそういうタイプの話ではないかもしれないですが)
読者を高いテンションでドン引きさせてしまう可能性があります。
あと感想は“必ず貰えるもの”ではなく、“もしかしたら貰えるもの”
程度の心構えでいたほうがいいかもしれません。
いい作品には何も書かなくともGJが来るものです。
SSは後書きではなく作品で語りましょう。

……まぁエラソーな事いってますが自分も未熟な上
後書きも書くへっぽこSS書きなので
斜め読みぐらいにしといてください。
35名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 00:45:56 ID:PbNE2U3M0
>>33
17インチモニタで2chブラウザを横幅いっぱいに設定しても、
まだ改行されてないようでは読みにくい上に、
(このヤロ、自分の書いた文章を他人に読ませる気ねーのか!?)という気になっちゃうんだよね。
面白い・つまらないを感じる前に読者をそんな気分にさせてはもったいなかろう。

あと、名前欄に作品タイトルでなくコテを延々入力しっぱなしというのは、ちょっとコッパズカシイw
それと>34氏も指摘してくれてるけど、あまりウザくはしゃぎまわらんほうがいい。
それこそ放置プレイの刑にしてどんどんレスを画面外に追いやってやろう!という気になる。

褒めるとこももちろんあるけど、それは次もSS書いてくれたらそんときに褒めるよ♪
36名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 01:08:27 ID:i/RSmfZv0
最後の一行がどうも締りが悪い気がする。
「銃の手入れは遅々として進まぬのであった」位が個人的にはいいと思う。
全体的には良作の部類。とりあえず乙。
改行については基本的に一文、句読点で切るのがいい。
本では頁稼ぎにしか見えないがここの場合だとそのほうが見やすい。
あるいは自分の中でここまできたら改行という区切りを付けるのも良い。
会話はある程度は覚悟したほうがいいが。
まあそれも「魅せ方」であるから人に教わるもんではない。
ただ読み手を考慮にしないと大成はしないだろう、と偉そうに言ってみる。
次回作に期待。
37名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 01:52:11 ID:tMIX6vS+0
主人公の名前はロビンスのままでも別によかった気がするが、なんで変えたん?

>>30
もう結構長いことこの流れだしなあ
悲しいことだが、反動をかけるような人はもうこのスレを去ってしまったのではあるまいか?
38名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 03:34:18 ID:Jl5Pal3U0
二ヶ月くらい前にニュー速で立ってた
アグリアスのかわいさは異常
のスレのURL、誰かご存じないでしょうか?
39名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 03:41:26 ID:r46Ma+wb0
とうの昔に落ちた
40東方文化〜天国と地獄:2006/02/02(木) 03:47:14 ID:HdmbhGas0
「フトマキ?」

 聞き覚えの無い単語にアグリアスの頭上に疑問符が浮かぶ。
 そんなアグリアスにラムザは苦笑し、説明を続ける。
「ええ、アスカが教えてくれたんですけど、東国にはそういう文化があるんだそうです」

 数ヶ月前仲間に加わった忍者であるアスカは遥か遠い東国の出身らしく、
 ラムザ達が聞いたことのない文化を色々もたらした。
 温泉、柚子湯、菖蒲湯といった入浴文化、
 緑茶、米酒、スシなどといった独特の味わいの食文化、
 凧や盆栽、竹とんぼなどの大衆文化など、
 どれもラムザ達一行の中でブームを巻き起こしたものばかりだ。
 アスカ自身の話術とあいまって、好奇心旺盛なイングラムなど、
 『いつか東国へ行こう』と意気込んでいるぐらいだ。

「……で、その“フトマキ”とは何なのだ?」
「ええと、見てもらえれば判るんですけど具を炊いた白米と
 “ノリ”っていう海草を干したもので包んだ料理のことです」
「以前作った“オニギリ”とは違うのか?」
「うーんと、似てるんですけどね。ちょっと違うんです。
 今、アリシアたちが準備しているんでそれを見ていただければ判ると思います」

 歩く二人の前方にはアスカの指示の元、太巻き製作に夢中になる仲間たちの姿があった。
41東方文化〜天国と地獄:2006/02/02(木) 03:48:24 ID:HdmbhGas0
「で、こっちで言う磨羯の15日に、
 その年によって決められた方向……恵方っていうらしいんですけど、
 その方角に向いて無言で太巻きを丸かぶりすると、
 一年間健康で幸せに暮らせるらしいんです」

『そんなことをやっている暇があるのか』と言いかけた口をつぐむ。
 ラムザ達は異端者。常に追われる身である。
 追われるということは常に精神をすり減らすことである。
 もしかしたらその草の茂みに敵の斥候がいるかもしれない。
 もしかしたら闇に紛れて暗殺者がやってくるかもしれない。 
 明日の無事すら約束されてはいないこの生活に、
 皆表には出さぬが心のどこかに不安を持っている。
 それがフトマキとやらを食べるだけで緩和されるなら、安いものだろう。
 そうアグリアスは考え、ラムザに自分もこの企画に乗り気であるという意思を示した。
 真面目なアグリアスがもしかしたら反対するかも、と思っていたのだろう。
 ラムザの顔に安堵の表情が浮かぶ。

「みんなーフトマキが出来たわよー!」

 メリアドールを筆頭に、盆に太巻きを載せた連中が近づいてくる。
 各々が盆を持ったメンバーに近寄り太巻きを受け取る。
42東方文化〜天国と地獄:2006/02/02(木) 03:49:10 ID:HdmbhGas0
「んじゃ、アグリアス姐さんはコレね」
 悪戯っぽい笑みを浮かべているムスタディオから
 アグリアスに渡された太巻きは少し大きめであった。
「なんだこれは? 他のに比べて太くないか?」
「ああ、それラヴィアンが最初に作ったんだけど
 男用のやつを間違て作っちまったんだよ」
 ラヴィアンは真面目だが時々ボケをかます事がある。
 今回も数え間違えたのだろう。だがしかし何故私に――

「いや姐さんなら大丈夫じゃないかって俺が言ったら、
 アリシアと合わせて『そうですね』ってガッ!」
 鉄拳がムスタディオの顔面を貫く。
 手加減されていても痛いものは痛い。思わずその場にうずくまる。
「まったく、お前達は私を何だと思っているんだ」
『凛々しくて頼りになる男勝りの騎士様です』
 そう抗議してムスタディオの生傷が増えるのを救ったのはアスカであった。
 パーティーの真ん中で注目を集めるように声を上げている。
43東方文化〜天国と地獄:2006/02/02(木) 03:49:47 ID:HdmbhGas0
「はいはーい注目! 
 この行事は東国一の商業都市オーサカで、
 前年の災いを払い新しい年の幸運を祈る一種の厄払いとして、
 商売繁盛・無病息災・家内安全を願ったのが始まりと言われているわ。
 今年の恵方は南南東! ここからだと……丁度あの杉の木にあたるわね。
 と、いうわけであの杉の木に向かって一本食べ終わるまで無言でいるように!
 さて準備はいい? それじゃ行くわよー!
 異端者一行の一年の幸福を祈願して、いただきまーす!」

 アスカの号令と共に皆が黙々と太巻きを咀嚼していく。
 それは奇妙な光景であったが、口の中で咀嚼されている太巻きは実に美味で、
 ラムザ達は何とも幸せな気持ちに慣れた。
 
 と、ラムザの視界に苦しげな表情のものが一人。
 大き目の太巻きを渡されたアグリアスである。

「大丈夫ですかアグリアスさん?」

 何とかして飲み込もうとしているが大きすぎたらしく上手く噛み切れないようだ。
 助けに来ようとするラムザを手で制し、試行錯誤して噛み切り方を模索する。
44東方文化〜天国と地獄:2006/02/02(木) 03:50:33 ID:HdmbhGas0
「んっ……はぁっ……んぅっ……んはぁ、むぅ……あん」

(ちゅぷ……ちゅぱ……ちゅく……ぴちゃ)

 ――それは青少年にはあまりにも刺激的な光景だった。
 乱れた吐息が口から漏れ、アグリアスの美しい眉が困ったように寄せられる。
 息が苦しいのか頬は薄く紅色に染まり、均整の取れた体をかすかによじっている。
 唾液が紅色の唇を濡らし、その端からは窮屈そうに桃色の舌がはみでている。

 比較的、年若き彼らにとって上記のような光景から、“それ”を想像するなというのは度台無理な話で、
 ムスタディオはこれ以上ないというほどの集中力でアグリアスの顔を凝視し、
 ラッドは覗き込もうとしてラヴィアンに後ろから目隠しされ、
 堅物のイングラムやクラウドはクールに振舞っているものの若干前かがみである。
 ラムザにいたっては顔を向けたり背けたりの連続で、
 “見てしまいたい”という心と“見てはいけない”という心の葛藤が浮き彫りにされている。
 
 だが当のアグリアスにとってはそれどころではなかった。
 たかが太巻きとはいえ、これは吉凶を占うものである。
 皆が見ている前で不吉な結果を残そうものならこれからの隊の士気にもかかわるだろう。
 多少苦しいが意を決して、食べてしまおうと決心する。
45東方文化〜天国と地獄:2006/02/02(木) 03:52:57 ID:HdmbhGas0

 気合を入れて、大きく口を開け、

 ――ガリッ!

 渾身の力を持って太巻きを両断した。
 アグリアスはそのまま丸々かじり続け、最後には脇に置いてあった茶と共に一気に咀嚼した。

 やった……!
 使命を果たした達成感、口内に広がる山の幸の芳醇な味。
 そして満面の笑顔でラムザ達のほうを向き―――

 男連中が力尽きたように跪いている光景を見て絶句した。

 あるものは燃え尽きた戦士のように、あるものは苦悶の表情を顔に浮かべて、皆一様に膝を着いている。
 シドやベーオウルフは膝こそ着いてないものの、その顔から表情が消えている。
 周り同様に膝を着いているラムザ(どうやら邪な葛藤が勝った瞬間にアグリアスが齧ったらしい)
 に駆け寄ると、ラムザの若干青白い顔を覗きこむ。
46東方文化〜天国と地獄:2006/02/02(木) 03:54:45 ID:HdmbhGas0

「どうしたんだラムザ!」
「い、いえなんでもありません。ホント、大丈夫ですから」
「何でもない訳無いだろう! 私が何か間違っていたのか!?」
「いえ、ホントにそういうんじゃないんです。
 というかむしろ悪いのは僕達のほうで、この痛みは自業自得というか因果応報というか天罰覿面というか」
「何だと!? どこか痛むのか!?」
「痛むといえば痛むんですが、気のせいとと言うか幻痛というか、暫くじっとしていれば大丈夫です。
 いや、ホントに」

 的を得ないラムザの受け答えに業を煮やしたアグリアスはこの文化を吹聴したアスカに詰め寄った。

「アスカ、これは呪いの一種ではないのだろうな!!」
「い、いや、それはない! 絶対! 神様仏様に誓ってもいい!」
「ならば何故、男連中が軒並み膝を着いているんだ!」
「あ、あたしの口からはちょっと……説明お願い、ラヴィアン!」
「え!? ラ、ラッドのいる所で言えません! アリシア!」
「ちょっと!? 私だって言えるわけ無いでしょ! メリアドール様、パス!」
「私を何だと思ってるの!? こんな場所で言えるわけ無いでしょう!! 頼むわラファ!」
「そ、その、私だって言えないわよ! レーゼ、お願い!」
「私? 説明してもいいけど面白そうだからパス。シェパード、よろしくね」
「ふええええええ!? い、言えませんよそんなことー!」
「誰でもいいから答えんかーッ!」
47東方文化〜天国と地獄:2006/02/02(木) 03:55:45 ID:HdmbhGas0
 ――こうして混乱の内に第一回太巻き大会は終了した。
 この騒ぎの後、男性陣と女性陣の間に微妙な空気が流れていたこととか、
 女性陣がものを食べるとき男性陣が目をそらすことが多くなったのは言うまでもない。
 暫くの間、ラヴィアンやメリアドールは『いい気味よ!』と少し怒っていたし、
 アリシアやレーゼにいたっては同情的に『ご愁傷様』と呟いていた。
 だがとうのアグリアスだけが何故男連中がダメージを受けたのか、
 終ぞ理解できなかったのであった。






 
 余談ではあるが、後日レーゼから事の真相を知らされたアグリアスが顔を茹蛸のようにして
 騎士剣片手に男連中を抹殺せんと追い掛け回した、ということを記しておく。
48ふぅ ◆WhwUouK.DY :2006/02/02(木) 03:58:15 ID:HdmbhGas0
 流れを読まずにSS投下。
 よーし、我ながら馬鹿なもん書いた。

 前スレで『或る女戦士』、『FeelingHearts』を書いたものですが
 三本目ということで今回からコテを名乗ろうと思います。

 今回は前二つが長すぎたので短くしようと思ったらこんな馬鹿なネタが……
 上で偉そうなこと言っといて出来たのがコレです。下ネタかよ。
 本当の太巻きの文化は明治時代に広まったものだそうですがそこは無視してください。
49ふぅ ◆WhwUouK.DY :2006/02/02(木) 04:05:20 ID:HdmbhGas0
あ、ベーオウルフじゃなくてベイオウーフでした。
細かいことですが失礼しました。
50名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 04:10:49 ID:mAVOdn2v0
乙です。

つかまとめサイトのひと、仕事早すぎw
51名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 04:38:40 ID:ef2CitcU0
えろーすw
52名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 05:48:46 ID:EdQ4R4F10
>>29
マゾな貴方には悪いですが、正直言って面白かったです。
恋論戦の駆け引きと言うか、誘導尋問と言うかw
上手くまとめられてたと思いますよ。

53名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 07:11:21 ID:Y9IDIRXjO
(゚∀゚)フトマキ!
54名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 11:01:33 ID:9afn2tPvO
水曜のラジカルだっけ?(夕方日テレ)そこで4メートルの太巻きを食べていたギャル系の女の子がいたけど、
それを見てた俺はよりリアルに感じた…きっと作者もみたのでは…?
55名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 11:20:11 ID:9afn2tPvO
詳細は早食い対決で準レギュの大食いの男と張り合うのだが
ギャル系といっても可愛くて無口な感じな子が小さい口で(30分の制限時間では食べきれなかったが)3mは食べていました。
放送日の深夜に書き込まれたSSなので作者さんは見てこれを書いた…と想像する
56名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 12:34:24 ID:1uUS755eO
この前フェイト初めて見たんだけど
たまにアグリアスとセイバー比べる人いるけど、ぶっちゃけセイバーの方がロリカッコカワイイ
57名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 14:12:36 ID:Qc2O0Oed0
アグリアスに乙女のキッスを使ってもらいたい
58名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 14:21:32 ID:7auAf5eK0
アグたんのキッスのほうがいい
59名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 15:03:31 ID:fM59QRas0
アグたんのチンポしごきたい
60名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 15:06:37 ID:PbNE2U3M0
>>49
ふとまき乙。
太くて長くて黒光りしたモノをふごふご咥えるお姉さんの図というのはよいものだ。

以前、甘々士さんも恵方巻き咥えるアグたん絵を描いてくれてた覚えがあるけど、
保存し忘れてたよテヘ。
61是路零士:2006/02/02(木) 16:53:12 ID:nRZkjFb90
>>40->>47
ごちそう様でした。
あんなに痛がるってことは男性陣はよっぽど集中して見つめてたんだろうなぁ(笑)。

>>34->>37
苦言提言ありがとうございました。為になります。
いろいろ分かっているつもりでも読むと書くとでは大違いですね。

「改行」の件ですが、2chブラウザーは自動的に画面端で改行しないようですね。
知らなかったとはいえ配慮が足りませんでした。以後気をつけます。

あとがきは・・・今自分で読み返してみるとコッパズカシイです(汗)。
ああ、穴が有ったら入りたい。
マゾなのは本当ですが。

ロビンスをやめたのは、
以前他の職人さんがその名で汎用キャラを何度か登場させていたので
借用していたのですが、性格が違ってきたので途中で別名に変えました。
で、冒頭の部分を修正するのを忘れていたのでした・・・。

>>52
マゾですが、褒められるとやっぱり嬉しいです。
62名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 17:06:49 ID:dQMXIwP60
アグリアスのフィギュアってないのかな
63名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 18:38:15 ID:ywBaziz30
>>61
提案があります。
”是路零士”として作品を書いたら、
次は”名無し”として作品を出してください。
”名無し”になり切るには”名無し”の癖を良く見て、
”是路零士”の特徴を隠し”名無し”のマネをするということです。
それを繰り返すのです。

その提案を実行すれば、
あなたはもっと素晴らしい良作が書けるようになります。
あなたが伸びる人間と思えばこその提案です。
どうか受け入れてください。
64名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 18:44:11 ID:mAVOdn2v0
(´・ω・`) ……?
65名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 19:44:34 ID:qOOsqgOf0
名無しの癖ってなんだ? たまに不思議な御指南役が登場するね、ここ。
ともかく、今日もSSが来ていて嬉しい。どっちも面白かった。

>>16 
書き込める容量一杯になってるから、あのまま落ちるしかないと思うけど。
試してみたけど、もう書けなかったよ。512kbが最大だと思ってたのになあ。
66名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 20:30:08 ID:0nx1nLAQ0
>是路零士
いやあ、某所であなたのSS読ましていただいてます。
あと、2chではコメントは短くしたほうが読んでもらいやすいので

>65
最大容量は512bkbだが書き込み500kb超えたら書き込めなくなるか、
専ブラでは500kbって言う表示だがIEとかでみると512kbって表示されてる性だったと思う。
512kbが最大なのは確か
67名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 20:42:21 ID:RkOAWk9I0
しかしSSが多いせいで書き込めなくなるとは……

まさにうれしい悲鳴。
68名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 20:44:26 ID:PbNE2U3M0
>>61
勘違いさせてしまったようで申し訳ないが、
専用ブラウザでももちろん横幅を調整すれば、それに合わせて改行してくれます。
俺が>>35で言いたかったのは、一行を改行無しでダラダラ続けて、
改行作業はPCやブラウザまかせにするのは読者からは有り難くないなということです。

見本例としてはちょうど今回の作品がSSまとめサイトにすでに掲載されてますが、
おそらく管理人氏が改行を調整してくれたんでしょうな。こんな感じになっとります。
ttp://d.hatena.ne.jp/agu_kanri/20060201/p1
69名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/02(木) 21:03:43 ID:ef2CitcU0
個人的には改行はブラウザに、というかユーザに任せてくれたほうが読みやすいんだが少数派なんだろうな……。
70名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 02:10:36 ID:SP5GpHIK0
これだけSSがあったら人気投票できそうだな
まとめサイトでやってくんないかなーと一人期待してみる



だが下手な事してこの流れを変えることにならないか心配する俺もいる
71名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 02:22:20 ID:ytu8hgf00
ここ、回転が速ぇな・・・

上の方で一瞬だけ話が出たような出ないようなものをハケーン!!

我らが同志のために

ttp://sami.mond.jp/pbbs-o.htm

両方好きな漏れとしては・・・テラモエス!!!
72名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 02:31:15 ID:wJfxqmNi0
今までAAは完全無視できていたが、
ここまで月厨に怒りを覚えたのは久しぶりだ。
AA爆撃はただの愉快犯でしかないが、普通にいいことしてる気になってるあたりが始末におえん。
73名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 02:35:44 ID:Pl0rEvSh0
>70
昼寝士さんの圧勝が目に見えてるしなあ。
74名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 02:54:30 ID:E6ZWRt0q0
>>70
このひとに、こんなのを書いてもらいたい投票、みたいなのだったらまだしも、
人気投票は、投票される側が複雑な気持ちになりそうで、ちょっとな。
75まとめサイト@”管理”人:2006/02/03(金) 03:37:35 ID:fwUre1Ki0
職人さん、乙ですー。

>>70
こちら側でなにか請け負うのは問題ないけど、
人気投票とかは荒れる元だからやめといた方がいいんじゃ?

もしあんまり尾を引くような話題だったら、
まとめの方にしたらば設置したのでそっち消費してもらっても構わんですよ。
76名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 04:39:29 ID:O/9Xx70S0
いつもながら管理人さん、乙。
77名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 07:29:50 ID:FiXN4+oe0
>>72
そりゃ誤解&偏見だ。理屈にうるさい俺ら月厨がこんなバカするか。
毎度のことだがありゃ単なる池沼の仕業。
78名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 07:36:43 ID:G+bKZ+TjO
(゚∀゚)セツブン!
79名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 08:06:06 ID:wJfxqmNi0
>>77
だから朝からお前らツラ出すな。
それと>72をまともに読んでないようだが、俺はAAはまったく気にして無い。
怒りを覚えたのは空気を読まずにはしゃいだ>71に対して。
そして、むろん無意味な自己アピールしてきたお前に対しても嫌悪しか湧かない。
80名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 09:07:05 ID:S0yTTLK70
荒らしはスルーで
81名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 09:10:23 ID:O/9Xx70S0
OK落ち着こうぜ紳士諸君。
ギスギスしてもいいことはない。
そういう時は心の中でアグリアスを愛でるんだ。
そうすれば心も落ち着く。
82名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 13:06:46 ID:S/DsMJCz0
おちついたらアグリアスさんのぱんつみたくなった
83名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 13:51:07 ID:QYu8NKJo0
俺だってアグたんのぱんつ欲しい
84名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 17:33:08 ID:GtCz14ES0
こないだヤフオクに出てた
85名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 19:36:09 ID:QXAKryHw0
30万2千300円で落札されてたな
今チェックしたら、今日豆まきで鬼やった時のアグさん鬼ぱんつが出てた
86名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 19:52:03 ID:S7avUQ7A0
ムス「よし、ラムザ以外はみんな揃ったか?」
ラド「伯とベイオウーフさん以外はな」
ムス「年寄りと女付きは放っとけ……よし、全員いるな。今日のブツは凄いぞ。
   ズバリ、『さっきまでアグ姐が穿いてたパンツ』だ!!!」
一同「おおお〜〜〜!!」
マラ「マジかよ! よくくすねてきたなぁ」
ムス「このムスタディオ様にかかりゃ洗濯担当の目を盗むなんざ朝飯前よ。
   しかし、今日はブツがブツだからな……5000ギルから行くぞ!!」
「5500!」「6000!」「8000!」「10000!」「15000!」「20000!」
「25000!」「30000!!」「40000!!!」「50000!!!!」
ムス「さぁ50000の声がかかったぞ! もうないか!?……ん? どしたみんな?
   ……え? 後ろ? ……げっ!! アグ姐!!!」
アグ「なかなか楽しそうなことをやってるじゃないか。
   ラヴィアンが私の下穿きが消えてると言うから妙だと思ったが……
   ……覚悟はいいんだろうな、貴様ら!!!」
87名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 23:42:31 ID:40MyS7I50
>>86
「焼き払えッ!」で無双稲妻突き。
「薙ぎ払えッ!」で聖光爆裂破。

…ゴメン、ナウシカ見てたらクシャナ様がアグたんに見えた。
ユパ様はオルランドゥ伯、ナウシカは…ラムたん???
88もみもみ士 ◆ewQwlmXZSk :2006/02/03(金) 23:51:29 ID:GgCnOf2H0
アグーのパンツは いいパンツ
つよいぞ つよいぞ
うりぼうの毛皮で できている
つよいぞ つよいぞ
5年はいても やぶれない
つよいぞ つよいぞ
10年はいても かぶれない
つよいぞ つよいぞ
はこう はこう 鬼のパンツ
はこう はこう 鬼のパンツ
あなたも 私も おじいちゃんも おばあちゃんも
みんなではこう アグのパンツ


アグ「はくなーっ!!」


89名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/03(金) 23:55:16 ID:E6ZWRt0q0
も、もみもみ士さん、久しぶりの登場がソレデスカー!
90名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 00:29:56 ID:VoV1r7Xe0
アグ「ラ、ラムザ…以前アルマ殿から伺った話だが、ガリオンヌでは嫁入りする女子は嫁ぎ先の家に入った際に、
   相手の殿方に自分の履いていた下着をその場でぬぬぬ脱いで渡すという風習があると聞いたが、本当か?」
ラム(あのバカ妹…ッ!)

アグリアスさんに♀風水士の服を着ていただいたら、というあたりから
色々と妄想が沸き立つのです、ええ。
91名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 00:45:28 ID:AW444LDG0
アグ「ラ、ラムザ…以前アルマ殿から伺った話だが、ガリオンヌでは嫁入りする女子は嫁ぎ先の家に入った際に、
   め、メイドの格好をして、殿方に絶対服従を誓うと……言うのは、ほほ、本当なのか!?」
ラム(何考えてんだアルマッ!)
92名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 01:28:56 ID:bvf6kWXL0
アグ「ラ、ラムザ…以前アルマ殿から伺った話だが、ガリオンヌでは、嫁入りする女子は嫁ぎ先の家での初めの一年間を、
   エ……プロン、のみッを身につけて過ごすッ、と言うのは、ほほ、本当なのか!?」
ラム(アルマの気持ちがわからないッ!)
93名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 03:12:45 ID:dn3pvLTq0
>>87
俺もだw
水曜にやってたサヴァイヴではメノリが木剣持ってたから、
正にアグリアスに見えたしw

いやぁ、最近は関接的にアグ分を数多く補えて幸せですw
94名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 04:59:06 ID:dlZftbOY0
>>87、93

アグ「どうしたッ!それでも世界最強の異端者か!」(しかたなくアルテマをぶっ放すラムザ)

ラムザ「(貴女まで異端者認定されて)いいんですか?」
アグ「…所詮、血塗られた道だ」

ムスタ「(メリアドールのMoveが)速すぎたんだ…(アグが)クサってやがる!」

アグ「今更疑うものかッ!私はお前を信じるッ!」
ラッド「何があったか知らねぇが、可愛くなっちゃって…」

アグ「我が夫となるものは、更におぞましいものを見る事になる(とラムザに腕の傷を
見せる)」

…クシャナ殿下@アグもわるくにゃい。
95名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 06:07:13 ID:4+dpkbNR0
>>88
最後のツッコミがうすた風味で再生されたw
96名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 07:17:02 ID:PICQdsd5O
ttp://n.pic.to/4g3b0
もうこんなの見たらアグリアスだとしか
97名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 09:38:12 ID:VhFx4sgw0
あああ、全台詞が掲載されてたサイトがあああああああああ!!!
98名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 09:47:46 ID:A0AK+FRc0
98ならアグたんを睡眠薬で眠らせる
99名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 09:48:50 ID:A0AK+FRc0
99ならアグたんのぱんつ脱がす
100名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 09:49:24 ID:A0AK+FRc0
100ならそのままアグたんのぱんつお持ち帰り
101名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 09:51:36 ID:L1S8M84s0
じゃあおれはアグたんを
102名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 09:59:18 ID:L1S8M84s0
アグたんお帰しします・・・・
103名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 10:10:11 ID:ASRdIAYhO
は…はちふんかんの間にいったい何が……


┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
104名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 10:29:18 ID:lKthaLSu0
おまいらは、アグさんが欲しいのか、アグさんのぱんつが欲しいのかどっちだ?
105名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 13:22:42 ID:zgo1cbo70
アグさんに決まっている
ぱんつが量産できんだぞ!
106名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 13:37:35 ID:A0AK+FRc0
新品のぱんつでは殆ど無価値だが、
アグたんが身に付けることによってそのぱんつの価値は儲け話の財宝レベルにまで跳ね上がる
107名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 14:16:57 ID:3cNebpqv0
じゃあパンツをはいてないあぐたんは俺の独占かな…
108名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 14:49:16 ID:puoJvs+B0
>>106
世界遺産といっても過言ではないな。国立博物館あたりに展示して欲しいものだ。
109名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 18:07:18 ID:AW444LDG0
価値のわからん不特定多数の人間の目に晒されるというのは
いかがなものか。
110名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 20:57:13 ID:puoJvs+B0
確かにそうだ・・・。>>109はまさにアグ萌えの鑑だ
111名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 21:04:44 ID:Tav+Kp2a0
アグ姐さんってwikiだとまるでヒロインのように書かれている。
なんだよ『一番の人気者』ってwww
人気はどうあれ、そのポジションに置くべきなのは
ディリータかアルマだろ!と思った。
112名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 22:05:40 ID:r0VrxambO
ディリータがアグさんより人気があるわけがない
113名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 22:12:26 ID:r0VrxambO
言い方を間違えたorz

正しくはディリータがアグさんよりヒロインっぽくはない
114名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 22:23:49 ID:gf7+PLuK0
ヒロインらしいヒロインはやはりアルマさんか。
妹ヒロイン・・・・
115名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 22:45:12 ID:AW444LDG0
このスレ的にはアルマは

1)ラムたんとアグたんをその気にさせるべくいろいろ画策する妹
2)自らもラムたんを狙う、アグたんの最大のライバル

どっちがメジャーなのだろう?
116名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/04(土) 23:45:53 ID:LZ+kHgrY0
>>115
SSでは前者
ネタでは後者
じゃない?
117名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 11:16:31 ID:Jjvn4u520
FFT発売から10年経とうが20年経とうがこのスレは健在だろう。
118名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 11:58:20 ID:2Rzc0Tek0
FFTはBGMききたいのヘルプで見る限り
ラムザ、アルマ、ディリータ、オヴェリアの四人が主役のようだ
119名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 12:56:23 ID:048KNWrG0
ムス「この戦いが終わったらどうするんだ?」
ラム「え?解散だよ解散。」
ムス「隠居生活ってことか?アルマちゃんと一緒に・・」
ラム「そう、あ・・でもお金と装備品は全部あげるから適当にみんなで分けてよ」
ムス「で・・でもよ、それじゃあお前」
ラム「良いんだよ・・これで・・・」
120名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 14:10:42 ID:rw1anJ+x0
>>119
そう言うと、ラムザはアグリアスをお姫様だっこで持っていくのだった…。
121名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 14:23:30 ID:qd8fubHGO
>>120
するとムスタディオはメリアドールにその事を報告し2人で後をつけた
122名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 14:27:04 ID:FMOjv8KMO
誰かなりきりしてた人とかいないの?
123名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 16:32:47 ID:1dWmYtsQ0
なりきり?
124名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 16:44:21 ID:iGKOPmyUO
忍者とか夜空を駆ける流れ星とか格闘家とかになりきりしてた人なら知ってる
125名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 17:01:39 ID:0M+jIpcB0
>>120
ムス「お前がそういうつもりなら、アルマちゃんは俺がもらっておくぞ。
   なんだ、文句あるのか?
126名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 17:26:40 ID:v8RL9J+H0
たぶんアルマたん本人から苦情が出る。
127名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 17:33:53 ID:T5J2HpMR0
アルマの「女の幸せ」とは一体何なのだろう?
128名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 19:28:31 ID:OmQJqiZk0
>>127
戸惑うラムザを無理矢理(ry
129名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 19:41:48 ID:048KNWrG0
>>128
アグ「だっ・・だだだ駄目だ!!兄妹でそんな倒錯!!」
130名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 19:49:52 ID:6pvAr0/i0
FFTはやったことはなく、サイトとか巡ってたらアグリアス様に惚れ込んだ新参者なんだけど、
ラムザとのカプが多い(?)のは何か根拠があるの?(ゲーム内とかで)
しかもアグリアスって物語の中心的なキャラではない脇キャラみたいなんだけど・・・。
131名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 19:56:39 ID:v8RL9J+H0
>>130
あくまでこのスレの脳みそ変色の歴史ならば、
>>1からの千夜一夜サイトやSSまとめサイト、
>>3からのにくちゃんねる過去ログ検索から過去ログ読みふけると分かる。
132名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 19:56:56 ID:8nZCPFWF0
ぶっちゃけラムザとアグリアスにはどうみても1_の接点もありません
妄想の産物です
本当にありがとうございました
133名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:01:51 ID:048KNWrG0
1_の接点もありません

と言う考えがすでに妄想の産物です
本当にありがとうございました
134名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:23:58 ID:DABJfya+0
そもそもストーリー上、敵やこれから仲間になる人との会話ばかりで
ラムザ君は既に仲間に入った人とはほとんど話しません。SRPGの宿命です。本当にありがとうございました。
135名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:36:05 ID:6ra1WJli0
>>130
アグリアスと接点のある(会話している)男性キャラが、元々の台詞の少なさもあって
ラムザ、ムスタディオ、ガフガリオンの三人のみ、これが相手方の候補。
んでこの三人のうち誰が一番しっくりくるかってところで今に至っているわけ。
ガフ×アグ、ムス×アグ、その他もいるんだけどSS師のほとんどがアグ×ラム派ってのもあって、
圧されているのがこのスレの現状。他のところでは違うかも。
中心的なキャラではないのに取り上げられる理由は、魅力的なキャラなのに掘り下げが全然されてない。
だからそれぞれが開拓する余地があるってところだろう。まああれだ。君もFFTやれ。
136名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:38:44 ID:hir6rzZl0
本編でラムザとアグリアスの関係について明らかな点は
・ラムザが傭兵としてオヴェリア救出に協力した。
 その際傭兵隊長が敵方・北天騎士団の手の者であると判明したが、その隊長、引いては北天騎士団を敵に回してオヴェリア救出に当たった。
・アグリアスの窮地をラムザが救出した。
・ラムザが北天騎士団の棟梁の家系の者と知っても、アグリアスは彼を疑うことなく信じた
くらいかな。
137名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:39:46 ID:ETh/C0yQ0
アグリアスを除名しようとした時の台詞が根拠だと思っていたが違うのか
138名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:45:39 ID:OmQJqiZk0
なんか改めて歴史を感じた(*´Д`)'`ァ'`ァ
139名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:45:47 ID:0M+jIpcB0
今考えたらアグリアスってザルバッグの女版だな。
そんでアグリアスって確かローファルと愛称最高なんだよな。
140名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:53:04 ID:6ra1WJli0
ついでにそれぞれの主張
ラムザ:>136参照。お姉さんキャラにはショタキャラで。
ムスタディオ:第一印象が悪いのは恋愛物の王道スタート。あと器用そうだから不器用そうなアグと合うかも。
ガフガリオン:会話は一番多く、一応お互い認め合ってもいるらしい。途中で死ぬけど。
その他:理由無き妄想。好きなように考えるが良いさ。
141名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 20:55:07 ID:OmQJqiZk0
かなり想像の自由度が与えられてるのも、このスレが長く続く理由かもな。
ガチガチにされてるとこうは伸びないと思う(*´Д`)'`ァ'`ァ
142名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 21:00:01 ID:6pvAr0/i0
130なんだけど質問に答えてくれた人d。
アグリアスは魅力的なキャラなのにゲームでは掘り下げられてないのか。残念だな。
まあ、そのお陰で色んなアグリアス像があるってことだな。
SRPGはほとんどやったことないけど、暇があったらやってみるか、FFT。
143名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 21:06:39 ID:T5J2HpMR0
>ローファルと愛称最高

でも接点がまるでないなぁ……しいて言えば

アグ「オヴェリア様を悲しませたものの一味か!!!」

ってなもんか。
144名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 21:20:49 ID:3gs096Xl0
オヴェ様にとってはアグの方が元老院の手先でしかないけどな。
ヴォルマルフとディリータはオヴェ様を王女にしたてあげてくれるし。
145名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 21:51:46 ID:v8RL9J+H0
オヴェ様にとっては、
忠義心厚くてもお堅い家臣より、気心知れた同性の親友
気心知れた同性の親友より、信じていいの?と聞いたら肯いて抱きしめてくれる男。

常に悲劇のヒロインしてるわけだから、自分個人を見てくれる人間のほうになびいてしまうのはしょうがないw
146名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 22:06:03 ID:yjzth8jQ0
実際のところ、ラムザも意識しない程度のディリータシンパだから、
アグリアスの存在って煙たいんだよね。

3章以降のアグの存在理由を考えすぎるとドツボにはまりそうだ。
147名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 22:48:32 ID:jxFMYWi40
>>145
しかし結局はトンベリの必殺技、「みんなのうらみ」プラス「ほうちょう」を炸裂させるわけだが。

・・・どこでラーニングしたんだろう?
148名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 23:30:56 ID:tIseS/7a0
ラム×オヴェ ←アグとか、どうよ。
誰か書いてみないか?
149名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/05(日) 23:38:58 ID:2Rzc0Tek0
昔それで荒れた
150名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 00:15:54 ID:EUZ/OE2p0
ラムザとオヴェリア様の濡れ場を想像して
一人悶々とするアグリアスさん……

なんか萌えるかも……
151名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 02:08:19 ID:DdqIqjQd0
ゼイレキレの滝しぶきを浴びながら、ガフと北天騎士団に敢然と立ち向かうラムザの勇姿と、
ゼイレキレの瀑布をものともせずにピョンピョン滝登りしていくオヴェリア王女の勇姿。

二人のズブ濡れで大活躍する姿を思い返すアグリアス。
少年が男へと成長する様に胸をときめかせ、
己が機動力(MOVE4)と万能補助魔法で身を守った王女に、自分がどれだけ力になれたのかと悔やむのであった…。
152名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 02:19:47 ID:q/9leCb90
濡れ場の意味が違うw
153名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 02:25:10 ID:Q0HQaXQn0
アグリアスさんは自分の巨乳をあの時ほど疎ましく思ったことはないだろうな
154孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:06:19 ID:M+Pldj9w0
「急げ! 急がぬか!」
主人の狼狽した叱責を浴びながら使用人は二頭のチョコボを必死に走らせる。
しかしながら鞭を打たれること既に小半時に達しようとする今、豪奢な鳥車を引くチョコボは
最早限界に近かった。
秋も深まって間も無く、夜の林道は冬の到来を思わせる肌寒さである。
そんな季節に見合わぬ大量の汗をチョコボに掻かせながら、それでも使用人は走らせざるを得な
かった。
それは土煙を上げながら鳥車の後方に迫る、林道一杯の山賊の一党が故である。
武器を掲げ奇声・雄叫びを上げながらチョコボで追走する悪党どもは、さながら獲物を追うのを
楽しむ野獣の如くいずれ劣らぬ下種な顔立ちに下卑た笑いを浮かべながら、
「どうしたどうしたー!」
「そんなんじゃ逃げられねーぞ!!」
などと囃し立てては笑い合うのである。
「何をしているのだ! 追いつかれてしまうではないか! 殺されてしまうぞ!」
車中の商人は狼狽を隠そうともせず喚き散らし、それが共に乗車している妻と娘に益々の恐怖を
植え付ける。母娘は泣き叫ぶ父親を尻目に互いに抱き合い打ち震えるのであった。
商人は交易と観光を兼ね、恋女房の妻と十五になる娘を連れて貿易都市ウォージリスに出掛けよ
うとしていた。しかし天候の都合で時間が掛かり、夜通し急ぐ途上、最近跋扈し始めた山賊団に
目を付けられてしまったのである。
「頭目!」
鳥車を追いかける山賊達の一人が先頭を走る巨漢の頭領らしき男に呼びかけ、嘴を並べた。
その手にはボウガンが握られている。
「・・・そろそろ兎狩りにも飽きてきたな」
頭領がそう言うと山賊達はおぉー! と歓声を上げる。
ボウガンを携えた男はニヤッと笑うと腹を蹴ってチョコボを奔らせた。
男が操るチョコボは見る間のうちに鳥車に追い付き、右後方三間の位置で速度を合わせる。
そして男が合図に左手を挙げると、山賊達は速度を緩め始めた。
155孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:06:54 ID:M+Pldj9w0
「なんだ・・・?」
外から響いていたチョコボが地を蹴る凄まじい音が遠のき始めたのを感じた商人は、鳥車の窓か
ら外を覗く。
その姿を見たボウガンの男は空きっ歯を見せながら、大仰にボウガンを構える。
商人の顔はさっと青くなり、鳥車の中で何事か喚いているが、男はそれに構わずにゆっくりと狙
いを定め、引き金を絞った。
ヒュッ、と風切音を上げて中空を翔けた矢は、鳥車を引く右のチョコボの脳天に見事突き刺さる。
チョコボはもう一頭にもたれ掛かる様に崩れ落ち、仲間の死に動転した残りの一頭ははクエー! 
と、鳴きながら激しく
羽をバタつかせてその亡骸を受け止めた。
そのため鳥車はその勢いのまま横転し、もう一頭のチョコボをも下敷きにしながら見る間のうち
にその原型を無くしていく。
ボウガンを放った男は手綱を引いてチョコボを飛び跳ねさせて鳥車の残骸をかわして足を止め
させた。
鳥車はようやくで原型を留め、逆さまになって完全に停止した頃、先ほど速度を落とした山賊の
一団が姿を現した。
「思ったよりイッちまったな。荷のほうは大丈夫か?」
鳥上で頭領がそう言うと、3人ほどがチョコボを降りて鳥車に駆け寄る。
そうして二人掛で開きづらくなったドアをこじ開けると、血塗れの商人が崩れ落ちてきた。
「た・・・・・・た・・・すけ・・・」
辛うじてそう言った商人の胸に一人が躊躇なく剣を突き立て、遺体を引きずり出した。
そしてドアをこじ開けた二人に中に入るよう首で命じる。
鳥車の中は酷いもので、硬い木箱の荷が荷台の壁を突き破って車内に雪崩れ込み、荷で埋まって
しまっている。
木箱の一つを開けて見ると、中に入っていたのはシルクなどの布生地であった。
商人に止めを刺した男は後ろからそれを確認し、頭領に向かって、
「荷は大丈夫みてぇです! どうもこいつは生地屋だったらしいです!」
と叫んだ。頭領は頷いて、
「面白味はねぇが見入りは多いな。よし、野郎ども!荷を運べぇ!」
そう命じた。
156孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:07:24 ID:M+Pldj9w0
山賊達は流れ作業で荷を運び、チョコボの背に積んでいく。
総勢二〇名からなるこの一党をして苦労させるほど荷は多く、それだけ見入りも期待できる。
山賊達は笑いあいながら作業を行った。
そんな中で鳥車の中から荷を出す係の一人が荷を抱えると、荷の下敷きになっていた夫人の遺体
が現れた。若くはないが上品な顔立ちであり、それ故男は
「もったいねえな・・・」
と、呟いて作業に戻ろうとした。
すると夫人の遺体が僅かに動き、遺体の周りにあった荷の一つが大きな音を立てて落下した。
ぎょっ、と振り返ると夫人の遺体の下から娘が現れたのである。
鳥車が横転した時、夫人が彼女を抱きかかえていたおかげで、彼女は軽症で済んでいたのだ。
だが果たしてそれは彼女にとって幸運であっただろうか。
彼女は横転が止まった後自分が助かったのを知った。また母親に抱きかかえられているのを感じ
て安堵もした。
だが彼女が母親に呼びかけても返事はなく、何度繰り返しても応答が無い。
そして悟ったのだ。母親が死んでいることを。
今や彼女は茫然自失とし、表情も変えられずにただ涙を零すのみであった。
一方の商人の娘を見つけた男は娘の心情など問題ではない。男は好色な表情を隠しもせず笑い、
持っていた荷物を放り出した。
一瞬、娘を隠しておいて自分の物にしたいという考えが頭をよぎったが、荷を全て持ち出してし
まえば隠し場所がない。
やむなく男は娘の手を掴んで引っ張り出し叫んだ。
「一人生きてた!娘が生きてたぞー!」
娘は男のなすがままに連れて行かれた。
157孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:08:05 ID:M+Pldj9w0
酒を飲みながら部下の様子を鳥上で見守っていた頭領は、娘を発見したという声を聞き水筒を放
り投げてて飛び降りた。
作業をしていた連中もその報を受けてわらわらと馬車のそばに集まっていく。
鳥車から出てきた娘は夢遊病者のようであったが、地面に転がる父親の遺体を見つけるとショッ
クで感情が戻ったらしく、
「いや・・・いやぁあああああ!!」
と泣き叫んだ。
山賊達は娘の絶叫を聞いて耳障りな笑い声を斉唱した。
「はなして!はなしてぇ!!」
彼女は自分を掴む手を撥ね退けようと必死に暴れたが、悲しいかな所詮は小娘の力、屈強な山賊
に敵うべくもない。
頭領は必死に逃れんとする娘の前に近づく。
自身の倍はあるのではとも思われるその巨躯に娘は気圧され、その顔が恐怖で一杯になる。
頭領はその大きな手で娘の顎を掴み、じっくりとその顔を観る。
恐怖に歪んでしまっているが中々に美貌の陰があり、あと数年で驚くほど美人になるだろう、
頭領はそう見て取った。
頭領は酒臭い口端を吊り上げ下卑た笑みを見せると、
「安心しな、殺しはしねえ」
そう言う。
娘は顎をつかまれたまま涙を零し、身体をガタガタと打ち震わせながら頭領の言葉を聞いている。
「その代わりたっぷりと可愛がってやるよ!全員とな!」
頭領の鬼畜な発言に山賊達は各々手に持ったものを挙げて歓声を上げた。
山賊達の歓声の中、娘はもはや絶望の淵に立っていた。

「残念だが、それは無理だな」
158孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:09:05 ID:M+Pldj9w0
突如林道に響き渡る凛とした声に、その場の全員がギョッとして声の方向を向いた。
観る者を射抜くかのような強い意志を宿した切れ長の瞳、美しく伸びた金髪に青く染められた
装束とその上に装着した白銀の甲冑。
整った美しい顔立ちは、しかし今や静かな怒りに満ち、総身に漂う誇りに満ちた気高い風格が、
目の前の者どもを許さぬと雄弁に語っている。
持ち主を模るかの如く美しく存在感を放つ騎士剣を腰に下げ、胸の前で腕を組んで仁王立ちに
山賊達に相対するこの女騎士は、さながら審判の施行者である。
少なくとも娘には彼女の姿はそう映ったのだった。
「何だ!貴様!」
頭領は女騎士に向き直って誰何する。
女騎士は表情を変えずに応える。
「貴様等を誅殺する者だ」
その声音に一同は戦慄した。
脅しではなく、歴然たる事実であると言わんばかりの、宣告にも似た言様であった。
「ふざけやがって・・・」
頭領はそう応えた。
しかし辛うじて動揺を見せずに済んだものの、この場にいる誰もが分かっていたのだ。
たった一人の女に二〇人からなる山賊団が圧倒されている事を。
「舐めるな!このアマぁ!」
真っ先に行動を起こしたのは一党の内で最も気が短いと言われる男だ。
男は剣の柄を腹に押し当てるようにして構え、切っ先を前に突き出し、咆哮しながら体当たりの
如く女騎士に突進して行った。
女騎士は腕を解くとやや膝を曲げて爪先で立ち、若干腰を落として重心を低くする。
そして男の女騎士の間があと二歩というところまで接近した当にその瞬間であった。
159孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:15:12 ID:M+Pldj9w0
白芒一線。
女騎士の払い抜けの一刀は男の頸根を過たず両断し、文字通り首皮一枚残して斬り倒した。
その技の冴えは、山賊達の目には抜刀すら視認出来ないほどであった。
払い抜けの残身の姿勢を解いた女騎士は、彼女の技を見て固まってしまった山賊達を一瞥し、
剣をヒュッと払って血振いする。
直後。
「ぎゃああああああああ!!」
突如として大地を引き裂かんばかりの勢いの衝撃波が走り、その射線上にいた山賊達が吹き飛ぶ。
「ぐわぁあああああああ!!」
ハッ、としてそちらを向けば轟音と共に地面を割って出た水が、固まっていた山賊達を包んで巨
大な氷柱となる。
「クエェエエエ!!」
恐怖に怯えチョコボに乗って逃げようとすれば、走り出したところで銃声が鳴ってチョコボの足
が撃ち抜かれ転倒する。
「うわぁあああああああ!!」
相次ぐ異変に混乱する山賊達を、今度は木立から飛び出した二つの影が一人ずつ斬り伏せていく。
二〇人の規模を誇った山賊団は一瞬にして阿鼻叫喚の地獄絵図を描きながら、一人、また一人と
倒れていった。
三人の部下に守られながら、頭領は周囲の惨状を呆然としながら見渡し、その目を一点に止めた。
「貴様の仕業か・・・!」
巨躯に怒りを満たし、肩を震わせながら頭領は地獄の怨嗟の如き声を上げる。
「言った筈だ。誅殺する、とな」
女騎士は相変わらず表情も変えない。そして無造作に頭領に近付いていった。
頭領を守っていた三人が、彼女が接近してくる恐怖耐え切れずに切り込んでいく。
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん・・・」
女騎士は詠唱しながら緩慢ともいえる動作で左足を引き、剣を引いて地面と平行に構え、
「無双!」
騎士剣が闘気を帯びて光り輝く!
「稲妻突き!!」
裂帛の咆哮と共に突き出された切っ先は電撃の刃を発し、突進してきた三人を一瞬にして貫いた
のであった。
160孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:16:11 ID:M+Pldj9w0
「きゃぁあああああ!!」
三人を屠ってから女騎士がふぅと息を吐いた瞬間、山賊に捕らえられていた娘が叫んだ。
ハッとして顔を上げると山賊が娘を脇に抱え、忠節にも逃げずにいた己のチョコボに跨っていた。
「貴様!!」
アグリアスは剣を構えて斬り込もうとしたが、娘の首に突き付けられたナイフを見て踏み止まった。
否、踏み止まったのはそれだけが理由ではない。
男の目に明らかな狂気を看て取ったからだ。
頭領は彼女が向かって来ないのを悟ってチョコボの腹を蹴り、仲間を見捨てて逃げ出した。
「くそッたれ!」
木立の中から狙撃をしていた青年が飛び出して来て、逃げていくチョコボに狙いを付ける。
「よせムスタディオ!」
女騎士は素早く銃身を掴んで狙いを逸らす、と同時に轟音を上げて銃弾が飛び出した。
「娘は奴に抱えられてる。当たれば落ちてしまう」
「くそっ!どうする!?」
ムスタディオと呼ばれた青年は地団太を踏む。
「隊長!」
その声に振り向くとチョコボに跨った女剣士がもう一匹チョコボを引き連れて現れた。
「乗ってください!私は先に!」
「助かるぞラヴィアン!」
ラヴィアンと呼ばれた女剣士は手綱を離してもう一匹を離すと、頭領を追っていった。
「ムスタディオ、後は任せる!」
女騎士はムスタディオにそう言うと剣を鞘に収め、突進してくるチョコボの正面に立ってギリギリの
所で跳躍し、首に左腕を回して
チョコボの勢いを利用して華麗に跨ると、腹を蹴って走り出した。
ムスタディオはヒュウ、と口笛を一つ吹き、
「様になってるねぇ」
と軽口を叩きながら、彼女の命令に従った。
「ギル!ロゼ!アリシア!残党を片付けるぞ!」
161孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:16:48 ID:M+Pldj9w0


悪夢だ。頭領はチョコボを攻め立てながらそう思った。
いつも通りの稼ぎ、いや見入りも多く、女まで手に入ったのであるから寧ろ吉日のはずだった。
それがどうだ、一瞬にして十九人の部下を失い同数のチョコボも失い、見入りも失って残ったのは
この身と女一人。
悪夢と言わずして何と言おうか。
だがしかし、彼の心は失望よりも寧ろ怒りで煮えくり返っていた。
あの女だ。
あの女が全ての原因だ。
彼には実際には何人の敵が居たのかを知る由もなかったが、そんなことは些細なことだ。
指揮を執り、自分達を殲滅させるのを成功に導いたのは間違いなくあの女なのだから。
あの顔を思い出すだけで手綱を握る手が白くなる。
(犯してやる!)
頭領は左手に抱えた商人の娘を見た。
娘は紙のように白くなり、目を閉じて手を合わせ、何事かを、おそらくお祈りだろう、唱えている。
「犯してやる!はッ!犯してやるぞ!泣こうが喚こうが犯してやる!何度も、何度でもだ!」
狂ったような叫びに、娘はそれを聞かないように一層強く唱え始める。
いや、彼は最早正気を失っている。
攫って来た娘を陵辱することがあの女騎士を陵辱する事と結び付けてしまっているのだ。
頭領は女騎士を陵辱する様を思い描き狂笑した。
チョコボは更に攻め立てられ、益々速度を上げていく。
162孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:17:23 ID:M+Pldj9w0
と。
月明かりの下、一つの影が林道に伸びている。
頭領はその影に気づいたが、気にすることも無いと考えた。
どうせ避けるだろうし、避けなければ跳ね飛ばせばいいだけだ。
しかし跳ね飛ばすのを想像してみると存外爽快であった。
今夜は不愉快なことが多すぎた。
一人ぐらい殺しておかないと気が済まない、そう考えるとそれが当然のように思えてきた。
今や男の顔は狂的な笑いが張り付いていたのだった。
影との差はぐんぐんと縮まりその本体が見え始めている。
頭領は手綱を咥えて右手で剣を抜く。
娘はひたすらに唱え続けている。
最早影はすぐそこに在る。
そこで異変が起こった
頭領と娘を乗せたチョコボが突如として嘶いて仰け反ったのだ。
右手に剣を握り、左腕で娘を抱え、手綱を咥えていただけの頭領は叫び声を上げて背中から落下した。
一方娘は、頭領が落下に驚いて手を離したことで目を瞑りながらも自分が宙を舞い、頭から落ちて
いくのを感じた。
それでも生きて陵辱されるよりは幾分かはマシかもしれないと、娘は目を閉じたまま死を待った。
しかし身体は地面に打ち付けられることなく、誰かに抱きかかえられたようであった。
「ご無事かな、お嬢さん?」
娘の耳に渋いが良く通る、優しげな声がした。
163孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:18:44 ID:M+Pldj9w0


月明かりが幸いし、山賊の頭領が乗ったチョコボの足の跡から女騎士とラヴィアンが道に迷うことは
無かった。
「急ぐぞ、ラヴィアン!あの男、何をするか分からんぞ!」
後ろで結んだ美しく長い髪をなびかせ、女騎士はチョコボを走らせる。
乗鳥技術の差からだろう、先に向かったにも拘らずラヴィアンは女騎士の後方を走らせている。
ラヴィアンは女騎士とは長い付き合いであるが、チョコボの早駆けなどは流石にやったことは無い。
だから女騎士と自分の腕前にこれほどまで差があることに内心舌を巻き、
(隊長には敵わないな)
と尊敬の念を新たにしていた。
「隊長!あれは!?」
二人の前方に人影が現れた。しかし影は複数で、チョコボに乗った頭領のそれとは思われなかった。
ラヴィアンが言うまでも無く女騎士もそれに気付てはいたのだが、しかし一体どういうことなのかが
理解できずにいたのだ。
「とにかく行って見るぞ!」
女騎士はそう声を掛けて影の方へと急行した。


落鳥したにも拘らず、恵まれた体格のお陰で頭領はそれほどの痛手を負わずには済んだ。
尤も背中から落ちたせいで若干手足が痺れてはいたが。
頭領は感覚の薄い腕を以ってなんとか上体を持ち上げ、その男を見た。
まず目立つのは藁か何かで出来た面積の広い帽子、編み笠と呼ばれる物で、顔が完全に隠れてはいる
が本人からは前方にいくつか空いた切れ目で見えるようである。
服装は戦闘着の上に黒皮のコートを纏っているだけで、胸当て一つも防具を身につけていない。
腰には二本、長刀と脇差を差しており、今、男は左手を長刀の柄に置いて頭領を見下ろしていた。
164孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:24:26 ID:M+Pldj9w0
「貴様、何しやがった!」
身体の痺れが未だ取れぬことを気取られぬよう腹に力を入れて立ち上がり、精一杯凄んで見せた。
彼のチョコボは両の目を一文字に切られて視界を失いのた打ち回っている。
男の背に隠れていた娘は頭領の怒気を受けてビクッと肩を竦ませたが、しかし相対している当の本人
はといえば、風の如く手応えが無く、まるでそこに在るのが当然と言わんばかりに佇立している。
「悪いが、黙って殺されるほどお人よしではないのでな。先手を仕掛けさせて頂いたまでよ」
男の声音はやや笑いを含んでおり、それが頭領をまた苛立たせる。
「何を言いやがる!俺が貴様を殺そうとしたと言うのか!」
「はっはっは、あれだけ殺気を漲らせておいて今更殺す気は無かったと言うのか。面白い男だ」
哄笑する男に業を煮やした頭領は剣を拾い、巨漢を見せ付けんばかりの大上段に構える。
「死にてぇなら殺してやる!」
頭領が吠える様に言うも男は微動だにせず、未だ柄に手も掛けていない。
編み笠の下では、恐らく不敵に笑っているだろう。
「さてさて、気の短い御仁だ。これまでにさぞ多くの敵を作って来たのであろうな。今もそれ」
男は顎をしゃくって頭領の後ろを示し、
「追っ手が二人迫って来ておるわ」
思わず振り返ると、男の言うとおり確かに追っ手らしき二人組みが遠くから迫って来ている。
歯を噛み締めて焦りを押し殺し、改めて男に対峙する。
すると男はまるで動いては居ないのだが、先ほどまでその後ろにいた娘がいつの間にか十歩向こうで
背を見せて走っていた。
「さて、貴公の時間もあと僅か、こちらの準備も整った。では、参るとするか」
男は一方的にそう宣言すると、柄に乗せていただけの左手で長刀の鞘を掴み、鋭い音を立てて鯉口を
切った。
その音に合わせる様に、頭領は唸り声を上げながら巨躯を躍らせて男に切り込んだ。
165孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:25:15 ID:M+Pldj9w0
いや、切り込まんとした。
しかしその剣は振り下ろされることすら無かった。
何故なら男が目にも止まらぬ速さで頭領の懐に踏み込み、真っ向唐竹割りに、振り上げられた両腕
ごと、脳天から肛門まで其の身を易々と二つに割ったのである。
と同時に男は回し蹴りに頭領の身を蹴飛ばし、横倒しにした。
巨躯に見合うだけの大量の血が噴出したが、男はそれ故に返り血一つ浴びては居ないのだ。
刀を払って血振るいし、刀を納めるた男は二〇歩の彼方に待たせた娘に、
「お嬢さん、始末は付いたようだ」
と呼びかけた。
そして娘がやって来るより先にチョコボに乗った追っ手二人組みが男の前に現れた。


ようやく追い付いた女騎士とラヴィアンは、目の前に横たわった凄まじい剣の冴えが為した所業に
一寸驚いたが、すぐに取り直し、
「ラヴィアン、彼女を」
と女騎士がチョコボから降りながら命じると、ラヴィアンはこちらに向かってくる娘の元までチョコ
ボを歩かせた。
「ご協力を感謝します」
男の傍まで歩み寄った女騎士はまずそう言った。
「この男は最近この辺りを蹂躙した山賊の頭領。私共はウォージリスの商人ギルドに依頼を受けて
その殲滅に当たった者です」
そこまで話した時にラヴィアンが娘を後ろに乗せてやって来た。
女騎士は娘に顔を向けると少し沈痛な色を浮かべて口を開く。
「貴方には申し訳ないことをした。我々がもう少し早く連中の居場所を突き止めていれば・・・」
娘は彼女の言葉をそこまで聞いた所で両手で顔を覆い、首を左右に振った。
女騎士は顔を少し俯けて目を閉じ、娘に一礼をした。
166孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:25:49 ID:M+Pldj9w0
そして再び男に向き直った。
男はほとんど微動だにせず、口も開かないが、一応は話は聞いている様子であった。
「あなたのお陰で彼女の命は救われ、山賊団も壊滅させることが出来ました。ですから貴方にも報酬
を受ける権利があります。お望みなら御同行頂ければ・・・」
「はっはっはっは」
突然男は如何にも愉快そうな笑い声を上げた。
「相も変わらず生真面目なものだな、アグリアス」
女騎士は突然自分の名前を呼ばれて声を失ってしまった。
「忘れてしまったのか?寂しいではないか、己が師を忘れてしまうとは」
男がそこまで言うとアグリアスはあっと気が付いた。
「エルヴェシウス先生!?まさかエルヴェシウス先生なのですか!?」
「察しが悪いのは変わらんな。しかし覚えて居てくれたことは素直に喜ばしいぞ」
そう言うとエルヴェシウスと呼ばれた男は顎下の紐を解いて編み笠を外し、アグリアスに笑って見せた。
アグリアスの記憶ではエルヴェシウスはもう四〇を二、三超えた歳だが、五年前と変わらぬ精悍さを
身に宿している。
その風格はアグリアスなどでは到底及ばぬほどで、当に剣豪と呼ばれるに相応しい。
「折角弟子が招いてくれたのだ、師としては是非が否でも応じざるを得んさ」
エルヴェシウスは久しぶりに愛弟子に出会えたのが嬉しいらしく微笑んでそう言った。
「ええ、是非とも。先生にはお聞きしたいことやお話したいことが沢山ありますから」
そう言ったアグリアスの笑顔は、まるで女学生の如く輝いていたのだった
167ギルロゼ珍道中 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:28:20 ID:M+Pldj9w0
とりあえず今日はここまで
なかなかアグリアスたちが出てこなかったり最後まで名前を呼ばせなかったりで見難かったことでしょう。申し訳ない
13レスも使って未だプロローグな罠。結構時間が掛かるでしょうが何とか完成はさせるつもりです
168まとめ:2006/02/06(月) 04:34:57 ID:q/9leCb90
乙であります。
颯爽としてかっこいいなあアグリアスさん。
ところで気になったんですが、>>160の「アグリアス」って「女騎士」の間違いでは?
169ギルロゼ珍道中 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/06(月) 04:41:14 ID:M+Pldj9w0
>>168
よくぞ気付いてくださいましたorz
まとめでは修正して下さい
というか貴方は何時寝てるのでしょうか?
170名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 04:48:28 ID:DdqIqjQd0
乙です。
「女騎士」連発は一見叙述トリックか?と思わせるものの、
結局仲間内が「アグリアス」と呼ばなかったから「アグリアス」表記されなかっただけというのは、
確かにそこらへんは読んでて見栄え悪いかなと首を捻った部分でした。

何はともあれ完結まで楽しみにしとりますです。
ところでラムザは何しとんの?
171名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 19:32:03 ID:EUZ/OE2p0
>>169
乙カレー
続き待ってます

>>170
ラムザ君は昨夜アグリアスさんとのお楽しみが過ぎて
腰も立ちません。
172名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 19:35:30 ID:bS/+bh4O0
ラムザ君は漫喫から2ちゃんに書き込みしてます
173名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 21:28:19 ID:H5Uw3X6q0
まっすぐでカワイイと見せかけて、実は腹黒邪悪なラムザ君という設定はアリ?(´・ω・`)
174名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 21:49:48 ID:0Smsfi8z0
大ありだと思うます
175名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 22:19:58 ID:Yxga2ZKn0
父親似 ラムザ
長男似 腹黒ラムザ
次男似 漢ラムザ
176名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 22:23:49 ID:d61dyV440
妹似 女装ラムザ
177名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 22:28:41 ID:EUZ/OE2p0
妹似こそ一番たちの悪いラムザのような……
178名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 22:47:06 ID:DdqIqjQd0
隊員全員が渋い顔しても、
アグたんが鼻血止めのティッシュ詰めながら何でもOK出しちゃいそうだからな。
179名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 23:41:13 ID:eM5i5Xax0
長男似 と 長州力 は似ていると思う。
ラッシャー木村は打たれ強い。
180名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/06(月) 23:51:52 ID:AdDwSlAC0
長州小力は?
181名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/07(火) 04:33:31 ID:X6jkPFTi0
お絵描き板ムッハー!
182名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/07(火) 04:36:43 ID:28+W42M60
>>154-166
 乙津駆れー
 凛々しいアグリアスさんだー♪
いつもこのスレでいぢられている恋に不器用なアグタンではなく、
弓鳥の道に抜きん出た騎士アグリアスを堪能させて頂きました!

なかなか名前が出てこないのは、
改めて彼女を客観的に見ることが出来た気がしてGood!

・・・この師匠がアグリアスの最近の動向を知らぬはずが無いと思われるので
この後の展開がどうなるかワクワクしとります!

>>170
きっとこの話は儲け話だから、ラムザは残って部隊を率いていると思われ。
183名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/07(火) 16:01:06 ID:2rgcOLl/0
ラム「ねえムスタディオ、もし、もしもだよ…」
ムス「どした、えらい真剣なツラして」
ラム「もし、アグリアスさんのスカートをめくるなら、何のジョブ服を着てもらったときにめくりたい?」
ムス「……」
ラム「僕は真剣なんだ!!」
ムス「こういうときほどお前と俺の『身分の違い』ってヤツを痛感するわ」

「勇気」、それこそが「勇者の証」
どっかの地球を守る集団の長官もそんなことを言ってたような言ってないような。
184名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/07(火) 16:23:34 ID:RdOJrL6g0
【実践・スカートめくり】

○ラムザの場合

ラム「えい!!」

ピラ

アグ「きゃぁ!! って、も〜、まったくお子様だなぁ……ラムザは(ポッ)」

○他人の場合

ムス「てりゃ!!」

ピラ

アグ「北斗骨砕打!!!!!」
ムス「……(なんだよ、この差は……)」
185名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/07(火) 22:42:46 ID:Vs0jf8P00
ラムザ「お酒はぬるめの、燗がイイ〜♪」
アグ「……」
ラムザ「パンツは履いてない、ほうがイイィ〜〜〜♪♪」
アグ「……!」

======
アグ「ムスタディオ貴様か!! ラムザに妙な替え歌を吹き込んだのはッ!!!」
186名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/08(水) 04:11:25 ID:M0+w7vZ40
オルランドゥ「わしじゃ」
アグリアス「・・・」
187名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/08(水) 10:25:01 ID:6plN3M040
>>185
ム「俺じゃないって言ったのに……
 だって、脱がす意味――ガッ!!」
188名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/08(水) 11:27:22 ID:0EAUSgv20
敵騎士団のリーダー「こんな青いガキがリーダーだと!?笑わせるな!!」
ムス「なんだとテメェもう一片・・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アグ「貴様・・・今ラムザを侮辱したのか?ラムザを侮辱したのかァァアアアアアア!!!!!」
メリ「恐っ!」
189名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/08(水) 14:32:24 ID:18zWMVT50
>>185-186
冷え性で毛糸パンツを愛用してるアグリアスさんにノーパンになれと言うのですか!?

ラム「パンツをはかずにもも引きはいたらいーじゃないですか」
アグ「そういう問題か!?」
ラム「パンツをはかずにもも引きはいたらいーじゃないですか」
アグ「う、2回言われると、何だかそんな気になってきたような…」
190名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/08(水) 16:46:02 ID:zGb9yvoC0
4章あたりではオヴェリア様を侮辱されるよりラムザ君を侮辱されるほうが
アグリアスさんの神経を逆なでするのですね。
191ラムザ・ベオルブ ◆QhoOHD2EqY :2006/02/08(水) 23:44:47 ID:rKREpbM20
ちんちん シュ、シュ
192名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 01:46:15 ID:Dw+yTWvn0
>>191

アグ「ムスタディオ・・・覚悟はできてるんだろうな?」
ムス「ひぃぃぃぃっ!!」
193名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 01:56:59 ID:eX72FBa80
>>188>>190
>こんな青いガキ
ttp://park3.wakwak.com/~mizuho/gc/fftch/ch4ramza.jpg

たぶん4章ラムザのカラーリングの青をバカにされたのがアグたん的にNGだったのだな。
アグたん自身も青いわけだし。
194名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 02:36:31 ID:nvmX+SgM0
なるほど…こりゃ青い
195名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 02:44:16 ID:uCiWmL4m0
ラム「そういえば今、パーティで青い服身につけてるのは
   僕とアグリアスさんだけですね」
アグ「む、そういえばそうだな」
ラム「なんだかペアルックみたいですねぇ」
アグ「む、むむ……そうだな
  (って、ペアルック? ら、ラムザと私がペアルック?
   というか、ペアルックというのはあれだ、こ、ここ、恋人同士が同じ意匠の服を
   身につけるという……こ、ここ、恋人? ラムザと私が恋人?
   ら、ら、ら、ラムザと私が―――――)

以下妄想エンドレス
196名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 07:40:54 ID:j44WdyMa0
>>193
同じカッコをアグたんにもさせて、尻を・・・(;゜∀゜)=3
197孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:32:15 ID:ASOSADJu0
アグリアスとエルヴェシウスは東の空が白んできた未明のヴァージリスを歩いていた。
ムスタディオ達には先に帰らせ、山賊達に襲われた商人夫婦と使用人の亡骸に鳥車の積荷、
そして生き残った娘を、商人が取引しようとしていた相手に送り届けてきたのだ。
相手の商人はこの面倒事を、それも火急の事とはいえ深夜に訪ねたにも関わらず、いやな顔
一つせず応対し、適切な処置を行うことを約束してくれた。
アグリアスは迷惑料にいくらか包んだが、それも丁重に断られたのだった。
「中々の人物でしたね。あの方なら悪いようにはしないでしょう。一先ず安心しました」
「そうだな。商人ギルドも責任持って対処するといって居るしまず大丈夫だろう」」
アグリアスとエルヴェシウスはヴァージリスの商人の義侠心に感服していた。
「しかし、驚きました。まさか先生にこうして再び出会えるとは」
アグリアスは未だ興奮冷めやらぬ様子で横を歩くエルヴェンシウスを見ながら言う。
その言葉にエルヴェシウスは前を見たままニヤリと笑うと、
「未熟者」
と、言った。
「な、どうしてです!?」
意外な言葉にアグリアスは少し鼻白んでしまった。
エルヴェシウスは目だけで動かしてアグリアスを見、再び前を見て言う。
「未熟ゆえ未熟よ。お前も剣を志す者であるなら腹に’虫‘を飼っておけ」
虫?
そう言われてアグリアスはちょっと考え込み、己の腹に虫が居るのを想像してゾッとしてしまった。
エルヴェシウスはアグリアスの顔が青白くなったのを目の端で見て、
「はっはっはっは!」
と哄笑した。
「腹に虫を飼えと言うのは何も真に腹で虫を飼うわけではないぞ。腹に’虫‘を飼うとは即ち第六感
を養うことだ。剣を志す者は何時いかなる時も油断は出来ん。しかし四六時中気を張っていては、
如何な猛者とはいえ精神が擦り切れてしまう。然るに一流の剣人は腹に’虫‘を飼い、気を張ること
も無く事前に己の危機を知る。そうして敵を迎え撃つ心構えをするのだ」
198孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:33:32 ID:ASOSADJu0
エルヴェシウスは其処まで言ってアグリアスの顔を見る。
昔はこういった神秘的ともいえる事象はあまり興味を見せなかった彼女であったが、今は
真剣に聞き入っているようだった。
変わったな。
彼女の師としてエルヴェシウスは弟子の成長を喜ばしく思いながら言葉を紡ぐ。
「更に達人ともなれば己の危機だけではない。天地の異変すら予見し、千里先の人の死す
らも見通す。また危機だけではない。そう言った者にとって知己との再会を予見するなど朝
飯前も同然よ」
師の言葉をアグリアスはしばらくの間、心中で咀嚼し、ゆっくりと悟った。
ああ、なるほど、剣を志すとはただ剣を振るうだけのものではなく、剣を振るう身を支配する
精神をも鍛えるものなのだな、と。
「先生は分かっていたのですね?今夜私と出会うことを」
アグリアスは半ば答えを確信しながら目を輝かせて言う。
「儂か?」
弟子の期待の目を受けて師は哄笑して言った。
「まさか!お前に会って心底驚いたものよ!はっはっはっは!」
アグリアスはポカンと口をあけて呆然とし、からかわれた事を悟ると顔を紅潮させ、しかしす
ぐに平静に戻り苦笑する。
そうだ、昔からこういう人だったのだ、と。
「儂もお前もまだまだ未熟、そういうことよ。はっはっはっは」
あきれる弟子を見てエルヴェシウスは更に笑い続けた。
その快活な笑いはヴァージリスの住民の安眠を妨げたが、そんなことに気を使うような男で
はない。
夜明け前のヴァージリスはしばし豪放な笑い声に包まれたのであった。
199孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:34:15 ID:ASOSADJu0
「そういえば初めてお前に出会ったのも、今日のような日であったな」
エルヴェンシウスは白んできた空を見上げ、少し過去を懐かしむような目で言った。
「ああ、そうでした。懐かしいですね」
師の言葉にアグリアスもまた過去に思いを馳せた。
「もう十年にもなるか・・・。光陰矢の如しとはよく言ったものだ」
この豪傑にも似合わぬしみじみとした口調にアグリアスはちょっと笑った。
「あの時も先生は賊相手に剣を振るっていましたね」
「ああ、そうであったな。あれはどこであったかな・・・」
二人はしばし過ぎ去った日々を思い巡らせた。


その日はひどく寒い日だった。
人々の心を映したかのように空には暗雲が立ち込め、日の光の差し込む余地はほとんど
無い。
道を行く人は多くはあるが、皆一様に生気が薄く、全体に活気が無い。
五十年戦争の膠着による内政の悪化著しい当時、どこの街でも同じような景色が見られ、
それは王都ルザリアといえど例外ではなかった。
騎士達の多くが戦争に赴き、敵の屍を築く最中に、イヴァリースは内政の悪化に拍車が掛
かり治安は大いに乱れていた。
各地で農民一揆や反乱が相次ぎ、その合間を盗賊が蔓延る、そのような状況だったのだ。
アグリアス・オークス、当時十三歳の彼女は、二年前に父親を戦場に取られた騎士の子供
の一人だった。
家族や使用人は表向きは気丈に振舞っていたが、内心では決して当主の戦場行きに賛成
していたわけではない。
オークス卿は優秀な軍人であったが生来肺を病んでおり、それ故に本国にて策を練るのが
それまでの常であった。
しかし戦況の泥沼化に伴い指揮官が不足、病弱な者といえど優秀であればと乞われ、やむ
なくオークス卿は戦場に赴いた。
200孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:35:00 ID:ASOSADJu0
五ヶ月の後、オークス卿は死んだ。
戦場の汚れた空気が原因である。
家族、使用人は深く悲しみ、オークス家は沈んだ空気を纏った。
しかし、幼いアグリアスは家を覆う空気を撥ね退けるように一芸に勤しんだ。
それが剣である。
父の訃報を聞き、幼いながら彼女は父の死を悲しむと同時に決意をしたのだ。
自分が守ると、父の変わりに自分が皆を守ると。
幼い胸に固い決意を誓ったのだった。
アグリアスは父が体の調子が良い時に教わった僅かばかりの指南を頼りに研鑽を積んた。
それは幼い身には過酷に過ぎる物で、効率も悪く、また努力の割には内容に欠けるもので
あり、二年余りこれを続けた彼女はようやく、未熟ながら今のままではダメだと感じていたの
だった。
アグリアスは気分を変える為に相変わらず寂れた王都ルザリアの街を歩きながら、如何に
すれば良いかを考えていた。
強くなりたい。
アグリアスの心中を占めるのはそれであった。
と。
突然南の方でわっという歓声が聞こえてき、アグリアスはぎょっとした。
もうここ数年余り活気も何も無いこの王都では、盗賊がやってきた程度では騒ぐものもいな
いという実に病んだ状態であった。
誰もが自分のことに手一杯で、隣の家が襲われたら自分達はその隙に金目の物を持って逃
げる、それが当然の淀んだ世界である。
それが今突然、歓喜に満ちた大歓声が巻き起こっていたのだ。
この街の状態を知るものなら誰しも驚く。
実際アグリアスの周囲の人間も何事かと声のほうを睨んでいる。
彼らには向かってみるほどの気力も無い様であったが、アグリアスは違う。
未だ折れてはいない強い心と子供の好奇心が故に彼女は歓声の上がった南へと走った。
201孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:35:44 ID:ASOSADJu0
まず飛び込んできたのは日が無いにも拘らず白く輝く長刀。
そして地面に広がる血の赤。
情緒も何もあったものではない下品な格好をした、おそらく盗賊が六人、その上に真っ赤
に染まって倒れ伏している。
それを成したであろう長刀を手に下げ、黒皮のコートを身に纏い、妙な帽子、編み笠を被
るその男は、しかし返り血一つ浴びず、残る九人に囲まれながら悠然として対峙している
のである。
未だ人数で勝り、相手を囲んでいるにも拘らず、むしろ盗賊たちの方が追い詰められた顔
をしている。
格が違う。
それは多少なりとも剣を嗜むアグリアスならずとも、その場にいる誰もが理解していた。
エルヴェシウス、それがこの男の名前である。
「どうした?」
渋い、良く通る声でエルヴェンウスは言った。
その声には相手を挑発する明るさこそあれ、恐怖に怯える色は無い。
盗賊たちは互いに顔を見合わせながらエルヴェンウスを怯えた目で睨む。
彼らを遠巻きに眺める人々は、治安隊すら駆けつけぬ街に現れたこの剣士に日頃の鬱憤
を晴らしてくれといわんばかりに身を乗り出して見入っている。
「来ないのか?」
エルヴェシウスは体を捻って背後に向かって言う。
編み笠に隠れて見えないが、間違いなくその顔は不敵に笑っている。
盗賊は挑発され顔に怒りを滲ませながらも踏み込むことが出来ずにいた。
エルヴェシウスは正面に向き直り、一つ深呼吸をすると、
「来ぬか!!」
右足で地面をドン、と踏み鳴らして大喝した。
その一喝で均衡は破られた。
202孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:40:57 ID:ASOSADJu0
まず向かって行ったのは正面の男、奇声を上げながらの満身の力を込めた袈裟斬りがエル
ヴェシウスを襲う。
しかし彼は既に其処にはいない。
正面の男が踏み出した瞬間エルヴェンウスは左足を大きく引いてクルリと反転すると、
背後の男に踊りかかったのだ。
突然襲い掛かられた背後の男は成すすべなく彼に頸根を割られ、そしてその刃の勢いを殺
さずにさらに反転に利用し、先ほど斬り掛かって剣で地面を叩いた正面の男の無防備な頚
動脈を切断する。
更に一人目を殺した時点で斬りかかって来た、その両隣の二人のうち右側の男の腹を、剣
を掬い上げるようにして斬り上げてその屍を片手で掴み、背後から襲う形になった左側の男
に正面に投げつける。
男は仲間に止めを刺すことになり、その間にもうエルヴェシウスはその切っ先の届く場所に
は居なくなっている。
気が付けば彼の背後まで接近していた男が彼に斬り掛かったが、エルヴェシウスは体を回
転させて袈裟懸けに両断、バネ仕掛けの玩具の如く右前方に跳躍し、其方から袈裟懸けに
斬り掛かって来ていた男の刃を身を深く踏み込み頭上でやり過ごすと、逆薙ぎに男の腹を
斬り裂いた。
その背後を体当たりの如くに突進してきた男の突きを剣の鍔で受け止めると、刃を剣の上に
滑らせるようにして踏み込み、男がはっと剣を引いた瞬間にその鉾先で正確に心臓を貫く。
先ほど仲間に止めを刺してしまった男が彼の右側から襲い掛かるも、右足を開いて更に踏
み込み、屍から抜いた勢いそのままに剣を掴む両手首を斬り飛ばし、絶叫する男を尻目に
一人取り残された八人目に踊りかかって真っ向唐竹割りに両断したのである。
恐るべき早業。
全ての動作に無駄なく、八人全てを一連の流れで仕留めたそれは、当に剣舞というに相応
しかった。
そしてアグリアスにとっては驚愕のことでもあったのだ。
ああ、真の剣技とは斯くも美しいものか、と。
手首を斬り飛ばされた男が倒れるまでそう時間は掛からなかった。
203孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:41:36 ID:ASOSADJu0
エルヴェシウスが懐から懐紙を取り出し剣を拭って刀を鞘に納めると、観衆からわっ、と
歓声が沸き、エルヴェシウスを取り囲む。
その中でアグリアスは一人遠くからエルヴェシウスに見入っていた。
民衆に取り囲まれたエルヴェシウスは彼らには特に反応を見せず、そのまま彼らを引き
連れ歩き出す。
アグリアスの方へと。
意外な事にアグリアスはちょっと驚き、もしかして自分を? という考えが一瞬頭をよぎっ
たが、まさか、と打ち消して改めてエルヴェシウスを見る。
ところがどう見ても彼女の方へ向かってきているとしか思えない。
彼女のいる場所は垣根の中央であり、後ろに道があるわけではないのだ。
やがてエルヴェシウスは取り巻く人々を掻き分けてアグリアスの目の前に現れた。
突然のことに彼女は呆然として彼を見上げた。
存外背が高いせいで下から見上げる形のアグリアスには編み笠の下から彼の顔を見るこ
とが出来た。
深い色の黒い瞳、全てを見通すようなその目にアグリアスは目が離せなくなった。
「儂に何か用か?」
エルヴェシウスは周囲の取り巻きが奏でる雑音を貫くような、腹に響く低い声で言った。
表情は変わらなかったが、その声音は優しく、目は微笑んでいた。
だからアグリアスは言えたのだ。
「私に、剣を教えてください!!」
と。


「そうであった、そうであった。お前はあの後、強引に儂の手を引いて家まで連れて行った
のだったな。あの度胸には流石の儂も驚いたぞ」
エルヴェシウスは言いながらカンラカンラと笑った。
「あの時は必死だったのです! 周りに人が大勢いたし、私自身切羽詰っていましたし。
大体、先生が急に私の元に来たのが悪いんです! あの状況では誰でも動揺します!」
アグリアスの怒声をエルヴェシウスは相変わらずカンラカンラと笑った。
204孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:42:29 ID:ASOSADJu0

放浪者であったエルヴェシウスがアグリアスに連れられオークス家の屋敷へ行ってみると、
治安が悪かったその当時に男手が居ないのは無用心であったため、話はとんとん拍子に進
み、エルヴェシウスはオークス家に客分として逗留し、アグリアスに剣を教えることになった。
独学で学んだアグリアスの剣は最初のうちこそ酷いものであったが、筋自体は良かった為、
エルヴェシウスとしても教える楽しみがあった。
彼との修行はアグリアスが王立士官アカデミーを卒業するまでの五年に渡って行われた。
そして、アグリアスのアカデミー卒業の日、エルヴェシウスは放浪の旅に戻る旨を伝え、オー
クス家を後にしたのだった。
「世話になったな、アグリアス」
「本当に行かれるのですか、先生」
黄昏の王都ルザリアの西門、仕官服に身を包んだアグリアスは旅支度を整えたエルヴェシ
ウスを見送りに来ていた。
しかしそれでも引き止めずには居られなかった。
「先生、どうか御再考を。先生にはまだまだ教えていただきたいことが山ほどあるのです」
アグリアスは頭を垂れて懇願する。
「確かに、お前はまだまだ未熟だな」
エルヴェシウスはいつものように不敵な笑みを浮かべて憎まれ口を叩く。
「だがな、儂も少々長く居すぎた。あの屋敷は儂には居心地が良すぎる。戦場もそうだが、
平穏は儂には似合わぬ。放浪の身こそ儂に相応しい」
固い意志を見せる師の言葉に弟子は最早何も言うことが出来なかった。
ただ泣き顔を見せぬよう歯を食いしばって耐えるのが精一杯であった。
「案ずるな。いずれ再び合間見えることもあろう。それまで息災でな」
エルヴェシウスはすっかり背の大きくなったアグリアスの頭に手を伸ばし、くしゃくしゃと撫で
ると、手に持った編み笠を被り、顎紐を結ぶ。
アグリアスは黙ってその様子を見ていた。
その目には涙が薄っすら浮かんでいる。
エルヴェシウスは編み笠を手で持ち上げ、アグリアスに笑顔を見せると、
「また会おうぞ。我が愛弟子よ」
そう言って歩き始めた。
アグリアスは夕焼けに消えて行く師の背中が見えなくなるまでずっと黙礼をしていたのだった。
205孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:43:22 ID:ASOSADJu0

「あの時、本当は泣いていたんですよ。まったく酷い師匠です」
「はっはっはっは、それは悪かったな。だが言った通りであったろう?」
エルヴェシウスの言葉にアグリアスはフッと笑う。
「そうですね。こうしてまた会えました。今はそれだけで満足です」
アグリアスはエルヴェシウスの隣を歩きながら安らぎを感じていた。
隊の仲間とはまた違う、自分を守ってくれる絶対的な安心。
それは父親を亡くした後、自分が家を守るのだと背伸びをしていた時期に、突然現れた頼れ
る師であり、同時に父親代わりであったからだろう。
「しかし先生は今まで一体何処にいらしたのですか?」
「なに、いろいろよ。今日のお前達のように賊狩りや用心棒を生業にしてな」
「なるほど。先生なら仕事には困らなかったでしょうね。しかし先生はどちらかに味方はなされ
なかったのですか?前にどちらかの騎士団に所属していたのでしょう?」
「はっはっは。昔も言っただろう。儂には戦争は性に合わんのだ」
エルヴェシウスはそれだけ言うと一寸黙り込む。
「先生?」
アグリアスが心配して彼の顔を覗き見ると、
「そう言えば風の噂では異端者と行動を共にしているそうだな?頑固で生真面目な人間だと思
ったが儂の見込み違いであったかな?」
そんな今更のことを尋ねた。
「私が彼と行動を共にしているのは己の正義ゆえです」
「ほほう、悪に味方するのが正義か?」
「違います!彼は悪などではない!悪は別に居る!その存在と戦うが故に彼は異端者の烙印
押されているのです!だから私は己の信念に従い彼と行動を共にしているのです!」
アグリアスは知らず声を荒げていた。
自分でもこれほどの義憤を抱えているとはと彼女自身驚いていた。
「では異端者の仲間と呼ばれる覚悟はあるのだな?それが身内を犠牲にするとしても」
エルヴェシウスはアグリアスの目を真っ直ぐ見て聞く。
「覚悟はとうに出来ています。墓前で父上、母上に謝る覚悟も」
アグリアスは表情を固くし、しかし決して目を逸らさず答えた。
206孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:44:05 ID:ASOSADJu0
「それを聞いて安心した」
エルヴェシウスはフッと、満足げに微笑んだ。
「お前に覚悟だ出来ているのならそれでよい。私は最早何も聞かん。己の信じる道を行く
がいいさ」
アグリアスは彼の言葉に一寸呆然としたが、すぐに彼の意図が分かって嬉しくなった。
彼は自分を心配し、そして自分の決意がどれ程かを知りたかったのだ。
そして自分の決意が固いことを知り、認めてくれた。
それがアグリアスには嬉しかった。
彼は自分のことを自分以上に知っている、そんな気さえした。
しかし、実を言えばアグリアスのほうはエルヴェシウスのことをほとんど知らない。
エルヴェシウスはその口から出す言葉こそ多いが、自分を語ることはほとんど無い。
修行時代も幾度と無く彼の過去を尋ねたが、いつものらりくらりと避けられたもので、アグ
リアスが知っていることなどほとんど皆無である。
他者を受け入れながら決して入り込ませない高い壁を心中に持っているのだろう。
彼が何故放浪をするのか、その理由をアグリアスは知りたいと思う。
しかし、彼は決して答えることは無いだろう。
アグリアスはそれだけは確信できた。
それが一抹の寂しさでもあった。
「あそこか?」
「ええ、そうです。あの宿です。少し遅くなってしまいましたね。皆が心配していなければい
いのですが」
「それは心配しているだろう。お前のような頼りない奴が遅くまで帰ってこなければな」
エルヴェシウスは相変わらず憎まれ口を叩く。
全く変わってないな、とアグリアスは思う。
「何時までも子供扱いしないで下さい。私は隊内では服隊長を任される身です」
アグリアスは頬を膨らまして拗ねてみせる。
エルヴェシウスの前だからこそ見せる表情だ。
「それは失礼」
エルヴェシウスは可笑しそうに笑った。
207孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:49:35 ID:ASOSADJu0
「ご無事で何よりですアグリアスさん」
宿に入った二人を最初に出迎えたのはロビーのソファーに座っていた、少女のような顔立ち
の、触覚のようなに一房だけ飛び出した髪を持つ、金髪の少年であった。
「遅くなってすまないな、ラムザ。心配を掛けさせてしまったな」
アグリアスが頭を下げると、ラムザと呼ばれた少年は手を振って、
「いえいえ、アグリアスさんの事は皆信頼してますよ」
と、笑顔で返した。
「そのように言って貰えると助かる」
(儂とは随分態度が違うものだな)
エルヴェシウスは小声でアグリアスに言う。
言われたアグリアスはちょっと顔を紅潮させぐっと歯を食いしばった。
アグリアスの後ろで意地悪げにニヤニヤしているエルヴェシウスに気付いたラムザは其方に
向き直り頭を下げる。
「仲間からお話は聞かせて頂きました。この度はご協力、本当にありがとうございました」
エルヴェシウスはラムザの挨拶に微笑みで応じる。
「おお、これはこれは。どうもご丁寧に、可愛らしいお嬢さん」
「え?」
ラムザの顔が一瞬固まる。
アグリアスもまた慌てた色を顔に浮かべた。
エルヴェシウスは二人の様子に気付かぬまま言葉を続ける。
「儂はバダム・エルヴェシウスと申す者。いや驚いた。まさか貴方のような可憐な方まで・・・」
「せ、先生。違います、彼は我々の隊長です」
ようやくアグリアスはエルヴェシウスに間違いを指摘した。
「な、に・・・」
今度はエルヴェシウスが言葉を失う番であった。
まさか、といわんばかりの顔である。
このように驚いた師の顔をアグリアスは初めて見たものである。
「ラムザ・ベオルブです。アグリアスさん達を率いさせて頂いてます」
ラムザが苦笑しながら改めて自己紹介した。
エルヴェシウスは心底驚いたように音に聞く異端者の顔をまじまじと見つめる。
208孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:50:14 ID:ASOSADJu0
「すまんラムザ! 師の非礼、深く詫びる!」
「いえいえ。たまに間違われますから、気にしませんよ。エルヴェシウスさんもどうか気にな
さらず」
アグリアスの謝罪をラムザは困った顔で受けて言う。
が。
「たわけ!!」
収まらなかったのは以外にもエルヴェシウス。
突如大喝すると同時にラムザの胸倉をむんずと掴む。
あまりに予想外の出来事にラムザは為すすべなく捕まってしまった。
「一軍の長たる者がそのような軟弱な容姿でどうする! 将は隊の鑑! 貴様が舐められれ
ば其れ即ち、隊全体が舐められる事になるのだぞ! まして女子のような容姿と言われ慣れ
ておるだと! ええい小僧! 儂が鍛え直してくれるわ!」
そう言うとラムザを背中に担ぐようにして歩き始めたのである。
「えええええ!」
「せ、先生!?」
「問答無用!!」
訳が分からぬラムザ。
慌てるアグリアス。
そしてラムザを担いでのしのしと外へ出てゆくエルヴェシウス。
「ちょっと先生! センセー!!」
「アグリアスさーん!! 助けてー!!」
「馬鹿者! 女に助けを求めるなど男児として有るまじきこと! 恥を知れい!!」
「ラムザー!!」
ヴァージリスの宿は騒がしいうちに朝を迎えるのであった。


209孤剣の死 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:51:09 ID:ASOSADJu0
余談であるが階段の影からこっそり覗いていた連中が居た。
「ご、豪快なおっさんだな。ラムザ、連れてかれちゃったぜ・・・」
古参の一人、ラッドは驚きを目の前で起こった出来事に驚きを隠せないでいた。
「あのアグ姐が手も足も出んとは・・・恐ろしい人物を招き入れてしまったな・・・」
それを受けるラムザの悪友ムスタディオは、新たな豪傑の登場に打ち震えていた。
「ちょっと!あのおッさんラムザをどうする気よ!恋敵とは聞いてたけど、ラムザに害を与える
なんて聞いてないわよ!」
二人とは論点を異とし、金切り声を上げているのが最年少でラムザを慕うラファである。
「おろおろするアグ姐もいいな・・・」
そう言うのは最古参ではあるがどうも変態気質著しいローゼンクランツ。
「・・・なかなか渋い小父様ね」
「おいおいレーゼ。君はまさかあの人に気があるのかい?」
「まさか〜。あの小父様も渋いけど、私には貴方の方が百倍素敵よ♪」
「おお、愛してるよレーゼ(はあと)」
「ベイオウーフ・・・(はあと)」
「他所でやれバカップル」
バカップルぶりを見せ付けるベイオウーフとレーゼ。
それを一刀両断したのは最古参にして堅物の名を欲しいままにするギルデンスターンである。
「まあ、あの様子じゃ三角関係も何もあったもんじゃなさそうだな。退屈はしそうもないけど」
そう言うのは万年二軍でそろそろ負け犬気質が染み付いてきたラファの兄マラーク。
「いやいや〜、まだまだわかりませんよ〜。乙女心はフ・ク・ザ・ツ。きゃ〜!!」
最近天然に拍車の掛かって来たアリシアが一人盛り上がる。
「言い方はともかく、その通りよ。この先全く目が離せません」
冷静にそう返しながら誰よりも熱心に見ているのが密かにアグリアスに思いを寄せる隠れレズ、
ラヴィアンである。

「何やってんのかしら、あの連中」
隊内切っての良識派で、それ故に気苦労の耐えぬメリアドールは額を手で押さえ、ため息一つ
吐くと、珍客の暴走を止めるべく外に向かったのだった。
閑話休題。
210ギルロゼ珍道中 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:53:39 ID:ASOSADJu0
続きです。まだまだ終わりません
50レス超えるかも・・・

ちなみに前回の女騎士連発はエルヴェシウスとアグリアスが旧知の仲であることを
クローズアップする効果を期待したのですが、期待ハズレのようでorz
211名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 16:55:41 ID:5UMDt+CK0
いい感じに乙であります
アグリアスの家族が話題に出てくるのは珍しいですね

ついでに口やかましいようで申し訳ありませんが
ヴァージリスであってウォージリスではないのですね?(´・ω・`;)
212ギルロゼ珍道中 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 16:59:43 ID:ASOSADJu0
>>211
・・・毎回毎回すみません、修正をorz
なるべく無くすつもりではいるのですがまだまだ注意散漫ですね・・・
213名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 17:03:11 ID:ZItSKicS0
乙です。GJです。

あ、エルヴェンウス、との表記も。
214名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 17:03:52 ID:5UMDt+CK0
了解しました、修正しておきます
気にせず連載頑張って下さい
215名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 17:09:49 ID:CefSeHOh0
エルヴェシウス
エルヴェンウス
エルヴェンシウス
エノレヴェソミウス

ナレーターの人も発音しにくい名前なんだなきっと
216名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 17:14:24 ID:c4qBuspF0
乙です
さらに言えばエルヴェシウスなのかエルヴェンシウスなのかエルヴェンウスなのか
217名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 17:15:49 ID:c4qBuspF0
被った……
218ギルロゼ珍道中 ◆.cOjTjK0LY :2006/02/09(木) 17:20:13 ID:ASOSADJu0
「エルヴェシウス」です。ごめんなさい。
前回エルヴェシウスと書いたのに見直してみると、何故かエルヴェンシウスと
書いてしまっていたので慌てて修正したのがまずかった
慣れない名前使うもんじゃないと反省してます
219名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 21:38:59 ID:X+fDiPuA0
服隊長って役職になぜか性欲を持て余す
220名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 21:47:32 ID:wkeKuQap0
乙津駆れ!
50レスも楽しめるのかと思うと嬉しくてたまりません。

ところで、ぶった切った盗賊は確かに8人なのに
201では「残る九人」と書かれていてちょいと混乱。
221名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/09(木) 23:07:00 ID:dejRHT+Z0
過去に例の無いほどのツッコミの量だなw
222名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 02:38:12 ID:B1YEQ1pj0
本文書き終わったら一度推敲したほうが良いってことだね。
ゆっくり見直してもスレは逃げまい
223名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 08:05:08 ID:g+iIIoMp0
>>218
ただストーリーの実質上の内容のわりに文章量使いすぎの感はする。
次回から本格的に話が回りだすようだし、
長くなるなら長くなるで、無駄な長さにならないよう整理してくれることを期待します。
224名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 14:46:09 ID:Gns1zgGa0
お前らどこの編集者だーっ!?
225名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 15:11:40 ID:oiWNdZdw0
SSの質がいいからみんな舌が肥えちゃってる
226名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 15:59:38 ID:7mtxalLj0
>>224
プラネテス?
227名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 16:07:05 ID:TU8uoSr+O
SSの質も量も素晴らしいから困る
228名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 17:13:38 ID:xPFS2M2i0
前スレなんかSS多すぎてパンクしちゃったし。
229名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 18:41:46 ID:lXq7tcUu0
モンクって、拳で技を叩き込むだろ。
アグたんの白魚のような手が傷だらけになったりするのかと想像してみた。
ラヴィアリが手当てしながら「隊長の手がこんなになってしまって、うっうっ」と泣き、
「私は後悔していない」と優しくなだめるアグたん。
後悔していないといわれて、こっそり影でうれし涙を流すラムザ……という具合に想像が
発展していってもどってこないんだが、あり得るんだろうか?
どうも、モンクという職業がよくわからん。
230名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 18:51:22 ID:TU8uoSr+O
気で保護してると思う
231名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 18:53:44 ID:mDThfA2z0
そうでなくても剣を振ってれば白魚の手にはならないよ
むしろそれを気にしてラムザに手を見せたがらないアグリアス
232名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 18:59:19 ID:lXq7tcUu0
>>230-231
おっしゃる通りですね。
この路線はナシかー。また考えてみるノシ
233名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 19:44:43 ID:6Y5OKB+m0
>>231
それ系の話は結構多いよな。
最近のじゃ「わがままな彫刻」とか、他でも至る所で挟まれてるし。
無骨な手を気にするアグたん萌え。
234名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 21:43:01 ID:x63cs6VN0
古くは「Please Shake Hands.」とかね
235名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 21:50:40 ID:SgPDVqO50
「最近、剣を持つ手が重いのだ……」
といって見せようとして、無骨さを思い出してさっと隠すアグたん。
「じゃあ僕が支えますよ」
といってアグたんの手を取るラムザ。
236名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 21:50:44 ID:xPFS2M2i0
アグリアスさんはモデルにはなれても手タレにはなれないわけですね
237名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 22:12:03 ID:TU8uoSr+O
適性
×手コキ
〇足コキ
238名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 22:33:40 ID:IyiDYHbm0
いやいやいや、そんな無骨な手を誇るように見せてくれる武人なアグさんに
心ときめいてしまうわけですよ、俺は。
239名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 22:59:13 ID:fxESMXvc0
つまり・・・・
はじめは剣ダコだらけの手を隠そうとするが、ラムザにその手を好きだと言われ(凛々しい手とかイロイロ)
次からは堂々と見せるようになるわけか
240戯曲「黒」(前編1/5) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/10(金) 23:03:44 ID:j2FOj2tL0
 …気になる。

 どうも視線を感じる。

 いつから? どこから?

 どうして?


「…はぁあ…」
 夜の酒場の一角で、ラファが男どもに囲まれながら溜息をついている。
「ありゃ、ラファちゃんどうしたの?」
「あ、いえ、なんでもないです」
「そう? ならいいんだけど」
 釈然としない顔でラッドが去っていく。そんな彼を頬杖を付いて眺めながら、
「…ふう…」
 と、ラファはまた溜息をつく。ラファは新たな旅路の中で、ある悩みを抱えていた。

 それは、ある誰かに監視されている気がする、というものである。

 ラファと彼女の兄マラークは、彼らの主であったリオファネス城主バリンテン大公の死を境に、
世間で異端者と呼ばれるラムザと行動を共にしている。かつて大公のもとでは幼くして
暗殺集団の中に身を置き、生きるためにとはいえ他者を殺めていたが故に誰かに恨みを買う
ことも当然であろうし、異端者と呼ばれる賞金首の一味に身を置く今の身の上からも、四六時中
狙われている可能性があるのは当然であろう。彼女もそれらを弁えているつもりではあった。
241戯曲「黒」(前編2/5) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/10(金) 23:05:27 ID:j2FOj2tL0
 しかし、彼女を悩ます視線は隊内から発されるものだ。
 知らぬ間に誰かの恨みを買っていたのだろうか? 自分の所在を疎ましく思っているのだろうか?
それとも、自分達に対する単なる興味や物珍しさであろうか?

 …考えても答えが出てこない。

 ただ、マラークがラムザ達に協力するより前に、ラファはラムザ達に助けを求めて暫く
しばし道行きを同じくしているが、そのときから既に、視線を感じていた気がする。

 暫く過ごした中で、視線の主はある程度の見当がついている。おそらく…あの人だろう。
その人物は…見回してみたが見当たらない。どうやら今は酒場にいないようである。
今のうちに宿へ戻って休んだ方がいいかもしれない。ラファはそう考えた。
「ごめんね兄さん、私、先に宿屋へ戻るわ」
「えぇ〜!? 寂しいなあ〜」「もうちょっと一緒にいようよ〜」
 ラファが席を立つと、周囲の男どもが大げさに退席を残念がる。マラークはそんな男どもを
なだめながら、ラファに声をかけた。
「ラファ。大丈夫か?」
「うん。先に休んでるね」
 小さく微笑んだラファが、重い足取りで酒場を後にした。

「早かったな」
 宿屋に戻ったラファを出迎えたのは、アグリアスであった。
 彼女こそが、ラファが自分を監視しているのであろうと考えている人物である。

 理由は解らないが、ラムザ達に助けを求めたときからアグリアスにはじっと見つめられていた
記憶がある。それは兄マラークが一緒になったときも同様で、なぜかアグリアスとしょっちゅう
目が合ってしまうのだ。アグリアスはそれを気まずいとも思っていないらしく、目が合ってなお
ラファをじっと見つめ続けているので、ラファとしては非常に気まずく感じていた。
242戯曲「黒」(前編3/5) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/10(金) 23:07:45 ID:j2FOj2tL0
 そんな彼女に見つかるまいと早めに酒場を出たというのに、この人は律儀にも宿屋の留守番を
していたようだ。もしかしたら自分を待ち構えていたかもしれない、そんな疑心暗鬼がラファに
生まれていた。
「皆はまだ酒場か」
 アグリアスはそんなラファの心境も構わず話を続けている。
「え、ええ、早めにお休みさせてもらおうと…」
「そうか」
 萎縮しながら愛想笑いを浮かべるラファを、アグリアスがじっと見つめている。
 そのまま固まること十数秒。
「あの…なにか?」
 耐え切れなくなったラファが、小さな声でその静寂を破った。
「………」
 が、アグリアスはラファを見つめたまま何も答えない。
「じゃあ私はこれで…おやすみなさい」
「ああ」
 ラファは軽い会釈をしてそそくさとアグリアスの前を通り過ぎる。

 …何事もない。

 ラファは安堵の表情を浮かべ…
「そうだ。後で部屋に失礼させてもらう」
 その言葉にラファが振り返る。
 そのまま固まること十数秒。
「いいな? では」
 とんでもないことを言い放ったアグリアスは、くるりと背を向けて自分の部屋へと歩き出す。
ラファは返答を返すこともできずに暫く固まり続けていた。
243戯曲「黒」(前編4/5) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/10(金) 23:10:04 ID:j2FOj2tL0

    * * *

 わからない。自分が何かしたのだろうか?

 ラファは自室で何度も自問自答を繰り返していた。隊の中でも堅物で通っている彼女である、
おそらく何かしら問題があっての話だと思うのだが、全く心当たりがない。
身の振り方の話だろうか、ラファ個人への私怨だろうか。ありえない話ではないだけに、
気落ちした彼女の考えがネガティブに陥っていく。
「ここにいられなくなったら、どこへ行ったらいいんだろう…」

 ──お前が生きていられるのは誰のおかげだと思う?

 『あの男』の言葉が脳裏をよぎる。かつての生きるための代価は…

 ──安心しろ…、次第に恐怖が恐怖でなくなるよ。クックックック…

 リオファネス城の忌まわしい出来事を思い出し、ラファが吐き気を催した。
 ラムザがどんな人物かは解るが、それ以外の人物をラファは良く知らない。アグリアスについても
どんな人間なのかラファにはわからない。バリンテンという悪例を経験している彼女にしてみれば、
どんな辱めを受けるのかわからないのだ、それは恐怖を感じるのも無理はないことだった。
 気が付けば部屋の中に一人だけでいることに恐怖する。小さな身体を更に小さくすくめた彼女が、
ここから逃げる手段を考えるが、それより早く部屋に規則正しい足音が近づいてきた。
244戯曲「黒」(前編5/5) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/10(金) 23:11:06 ID:j2FOj2tL0
「失礼する」
 そしてまもなくノックと共に入ってきたのは、いつもと変わらぬアグリアスだった。しかし
ラファは思わず枕を抱えて身構える。
「今日はあまり飲んでこなかったのか?」
 何気ない会話。しかし悪い方向への妄想が働いて、とてもアグリアスを正視できない。
ラファは黙って頷いた。
「そうか、それは良かった。酔ってふらふら動かれては手元が狂ってしまうからな」
 …どういう意味だろう。手元が狂う?
 少なくともその言葉を聞いてラファが蒼ざめる。アグリアスは自分をどうするつもりだろう。
何か言おうと口を開くが、恐怖で声が出せずにいた。
「悪いが、少し後ろを向いててくれないか? すぐ終わる」
 そう言いながら、アグリアスが懐に手を入れ、何かを取り出そうとした…。




 → 逃げる
   従う


245れっどふぉーど ◆EyREdFoqVQ :2006/02/10(金) 23:12:45 ID:j2FOj2tL0
続きはそのうち。
どっちを選んでもほとんど変わりません。
246名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 23:25:28 ID:oXPlhp0y0
ふおっ!?
247名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/10(金) 23:51:41 ID:TU8uoSr+O
正座しよう正座
248名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/11(土) 01:15:51 ID:AbjyVPo60
乙。



でも百合は勘弁……
249名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/11(土) 02:00:38 ID:6wqHWYsS0
乙津!
題名からはこの先の展開が読めない!(゚ー゚)b
250名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/11(土) 02:06:46 ID:KPVYDP7a0
ラファたんはどっちかと言うと「褐色少女」なジャンルだしなー。
アグたんの勝負(でもイザ履こうとするとブルブル固まって結局履かない)パンツが「黒」なのではあるまいか。
251名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/11(土) 02:16:20 ID:6wqHWYsS0
>>250
それだー!!
252名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/11(土) 03:56:31 ID:kdD+ANBZ0
つまり

アグ「ラファ、私の下着を見てくれ。こいつをどう思う?」
褐色「すごく・・黒いです」

こういう展開か
253名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/11(土) 23:59:55 ID:AbjyVPo60
アグ「……ああ、もう朝か。あーあ、よく寝た……って、ん? なんか股間が湿っぽいな……って、
   !! !!? この臭いは!! ね、ね、ねね、寝小便!!? 
   と、とうの昔に成人した私が―――って、とうの昔ってほど前ではないぞ、ほんの数年前だ―――
   いやいやそんなことはどうでもいい、こ、この私が、騎士である私が寝小便など――――」
ラム「アグリアスさん、おはようございます、起きましたか?」
アグ「ぱぎゃぁあ!?」
ラム「!!? な、な、何です? 素っ頓狂な声出して……っていうか、
   どうしたんです、布団そんなにまぶかに被って……体の具合でも?」
アグ「い、いや何でもない、まったく何でもない、盛大に何でもない!」
ラム「……ホントですか? あ、そうそう、この宿屋では今日布団を干すそうですので、
   起きたら洗濯場に出してほしいとのことですが」
アグ「な、ななな、なんなん何だと!? いや、それはいかん、だんじていかん!!」
ラム「……ていうか、何か隠してません? 今朝のアグリアスさん変ですよ?……ははぁ、分かった。
   お菓子かなんか、布団の中で食べてたんでしょ? ほらほら、お小言は言いませんから起きて起きて!」
アグ「ち、ちちち、違う! ああ、布団を引っ張るな!! よさんか!!! ラムザ!!!!(涙目)

バサ!!

ラム「……。この臭い……。それにこのシミ……」
アグ「いうな、お願いだラムザ誰にも言うなッ!! この通りだ!! 何でもする!!!(泣)」

階下の食堂――――――

ムス「あ〜? 2階うっせーな? この上って、アグ姐とラヴィアンたちの部屋かぁ?」
ラヴィ(実はあれ、あたしのおねしょなんです、ごめんなさい、アグリアス様……)
254名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 01:02:58 ID:ueVTeo4uO
>>253
ぱぎゃぁあがいいね
255名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 01:12:18 ID:QyQhqpGB0
冬のアグアグーン
256名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 01:34:10 ID:Y49FIXTW0
ティンカーリップぺろぺろしたいよ〜
あ!ダメだ アシュレイが塗りやがったかも・・・おぇ・・・orz
257名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 01:36:28 ID:t8DGsZL30
>>253
>アグ「いうな、お願いだラムザ誰にも言うなッ!! この通りだ!! 何でもする!!!(泣)」

何でもする、なんて言ったらエロ魔人三男坊の血が覚醒しちゃいますよw
258名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 01:50:54 ID:YPFvfDus0
ラム「まずはお約束としてイヤラシイお仕置き…」
アグ「そんな!?(キター!!ハァハァ)」
ラム「…は、後日のお楽しみにとっておいて、まずは逆立ちしながら目蓋でピーナッツをはさんでください」
アグ「そんな」
259名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 02:46:33 ID:QyQhqpGB0
次は鼻からスパゲティを食べさせるんですね。
鬼畜ゥ〜!
260れっどふぉーど ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:40:49 ID:5k+r/SfG0
さてとりあえず続きでございます。

 逃げる >>261
 従う  >>263
261戯曲「黒」(中編A1/2) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:42:27 ID:5k+r/SfG0
 ラファは、アグリアスの言葉に従い、アグリアスに背を向ける。彼女に従うのではない、
不意をついて逃げるためだ。アグリアスが不用意に近づいてきた隙を狙うしかない。
2歩、3歩と歩み寄ってくるアグリアスが、無防備にもベッドに腰をかけ、ラファに手を伸ばした。

 …今しかない。

 ラファは身を翻して、自分の代わりにとアグリアスの手に枕を押し付けた。そのまま枕越しに
アグリアスを抑えて部屋の反対側へ逃げ出すと同時に、アグリアスが手にした得物を確認する。

「…え?」

 二人の動きが止まった。
 ラファの行動はアグリアスには予測できなかったらしく、思った以上にすんなりと逃げ出せた
筈だったが、ラファはアグリアスの手を見て動きを止めてしまった。
 アグリアスの左手は、ラファの枕で塞がっている。そして彼女の右手には、一本の櫛が。
「す、すまん、驚かせてしまったか」
 アグリアスと同様に驚いた顔のラファを見て、アグリアスが非礼をわびる。
262戯曲「黒」(中編A2/2) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:44:29 ID:5k+r/SfG0
「とりあえず落ち着いて、座ってくれ。ラファの髪が気になったんだ」
「…髪?」
 ラファはあからさまに訝しげにアグリアスを見つめた。当のアグリアスは普段どおりというか、
やはり笑みを浮かべたような面持ちで、ラファを見つめている。
 とりあえず敵意は感じられない、ラファは警戒しながらも、アグリアスに背を向けてベッドに
座り、彼女に問い掛けた。
「けど、どうして?」
 しゅらり、しゅらりと、アグリアスが静かに髪に櫛を通しだした。
「気になっただけだ。それでは不満か?」
「………」
 ラファが何も答えず横目でアグリアスを見ると、なんだかいつもと雰囲気が違う。いつもどおり
しゃんとして背筋を伸ばしたアグリアスなのだが、雰囲気の中にどこか穏やかなものを感じる。

>>264
263戯曲「黒」(中編B1/1) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:45:58 ID:5k+r/SfG0
 ラファは、アグリアスの言葉に従い、アグリアスに背を向けた。
 何もまだ自分に危害を加えると決まったわけではない。それに、仮に自分に落ち度があったと
しても、それはやはり罰せられるべきだと思う。
 すぐ終わるというのだ、すぐに終わらせて欲しい。
 ラファは後ろを向き、観念して目を閉じた──。

 しゅい、しゅいと、自分のすぐ後ろから布のすれるような音が聞こえる。時折アグリアスの手が
首筋に触れる。頭になにかが当たっている。そして、後ろから引っ張られるような感覚。

「…?」

 何をしているのだろう。不思議に思ったラファは、ゆっくりと目を開けた。

 …が、視界には誰もいない。

「あ、動かないで」
 気になって左右を見ようとすると、アグリアスがその動きを制した。
「…じっとしてて」
 息を呑むくらい、今までにないアグリアスの優しい口調にどきりとする。
 少し右を向いて動きの止まったラファの頭を、アグリアスの両手が前を向かせる。
ラファは彼女の右手に握られた櫛を見て、ようやくアグリアスが何をしているのか
理解した。

>>264
264戯曲「黒」(後編1/6) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:47:43 ID:5k+r/SfG0
「ねえ、こういうこと、よくやるの?」
 髪をいじられているので後ろは向けない。そのままの姿勢でラファはアグリアスに問う。
「そう…だな。昔はこうしてオヴェリア様の御髪を梳かしていたこともあった」
「…じゃあ、その櫛はお姫様の?」
「これは何かのお祝いに誰かから貰った品だ。使わないから引出しの中にしまってて…随分
 長い間眠らせていた」
 アグリアスが小さく苦笑いする。
「ふう…ん」
「それがあるときにオヴェリア様に櫛がないかと尋ねられて、この櫛を思い出し、それ以来だ。
 もともと私はこれを使う気がなかったから、恐縮ですがよろしければお使いくださいと
 オヴェリア様に申したんだが、これは私が使うべきだと仰っていた」
「で、使うようになったの?」
「全然。この櫛どうしよう、とか思ってたわ」
 アグリアスが、表情を緩めてくすくすと笑い出す。
「それより前に櫛を使ったのは、修道院に行く前の日に先輩に髪を梳いてもらったときくらいね。
 王女様の御前に出る特別な日だから、って言われていたせいもあって、特別な日じゃないと
 そういうことはするものじゃないとばかり思ってたわ。それに、私にとってはこれよりも
 剣の稽古の方が大事だった。だからそんなことがあっても、全然気にしてなかったのよ。
 だけど、オヴェリア様はそれを気にしてて…どうしたと思う?」
 ちょこっとだけ首を傾げて、ラファが答える。
「…お説教が始まったとか?」
「それもあったけど…私を椅子に座らせて、私の髪を梳き始めたの」
「えぇえ!?」
 思わず大仰に驚いて振り返るラファの肩にアグリアスが手を置いて前を向かせる。
265戯曲「黒」(後編2/6) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:50:58 ID:5k+r/SfG0
「オヴェリア様に身の回りのことをしてもらうなんて恐れ多いにもほどがある。
 だからそれ以来、毎日身だしなみには気をつけたわ。気をつけすぎてオヴェリア様よりも
 出来がいいときもあって、そのせいで気まずい思いをしてた日もあったけど」
 笑いながら再びアグリアスが髪に櫛を通す。
「そうして今度はオヴェリア様の身の回りもちょっと気になったりして…それからアリシアや
 ラヴィアン、他の人たちのことも意識し始めた気がするわね」
「王女様なんだから、いつもお化粧してるんじゃないの?」
「扱いが王女でも、暮らしそのものは質素だったわ。香水や頬紅のような高級な化粧品なんて
 無かったし、こうして髪を梳くくらいしかおしゃれらしいおしゃれは出来なかったものよ」
「ふぅん…」
「…はい、これでおわり」
 そう言ってアグリアスがラファの両肩に手を乗せた。
「せっかくの綺麗な黒髪なんだから、今度はちゃんと洗わないといけないわね」
 出来上がりを見てアグリアスが呟いた。ラファが二度三度頭を振ると、しゃらりしゃらりと
軽やかに髪が舞う。
「よし。では、邪魔をして悪かった」
 櫛を通して僅かに落ちた黒い髪の毛を拾い集め、アグリアスがすっくと立ち上がる。
先ほどまでの雰囲気とは打って変わって、いつものアグリアスに戻ったようだ。それに
どこかしら、すっきりした感じを漂わせている。
「…ねえ?」
 一方でいまいちしっくりこない様子のラファが、アグリアスに問い掛けた。
「今まで私をじっと見てたのって、私の髪が気になってただけ?」
「そうだ」
 素っ気無く即答するアグリアス。
266戯曲「黒」(後編3/6) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:52:35 ID:5k+r/SfG0
「そのように綺麗な黒髪は見たことがなくて、それで見とれてて、つい、な。では失礼する、
 ゆっくり休んでくれ」
 満足した笑みをラファに投げかけて、アグリアスがぱたりと、ドアを閉めた。

「はぁぁああ……」

 まもなくラファの溜息が部屋中に響き渡る。てっきりもっとあんなこととか、こんなこととか、
挙句の果てにあんなことまでされちゃったりとか悶々とか戦々恐々とかしていたのに、
とんだ杞憂もあったものだ。
 相手はこちらを誉めてくれているのだから、悪意がないことが解っただけでもいいにしろ。
「一体誰のせいでゆっくり休めなかったと思ってるのよ…」
 がっくり肩を落としてうなだれていると、物音が聞こえてきた。
「ムスタディオ! お前はもう少し身だしなみというものをだな…!」
「俺は頭を触られるのが嫌いなんだよッ! もう気にすんなって!」
「ならんッ! そんな恰好で二度とオヴェリア様の御前に出られると思うかッ!
 私の気が済むまで梳かさせてもらうぞッ!!」
「あああ、二人とも夜中にそんな大声を立てないでください! 恥ずかしいですから!」
 部屋の外でどたどたと走り回る音が聞こえる。その喧騒を聞いていると、悩んでいたのが
あまりに馬鹿馬鹿しく思えて仕方がない。
 どっと疲れの沸いて出たラファは、そのままベッドに埋もれて眠りについていった。
267戯曲「黒」(後編4/6) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:54:17 ID:5k+r/SfG0

    * * *

 今夜も酒場でマラークがぼやいている。
「なあ、ラムザ。ここ最近、ラファがちょっとつれなくてさ」
「へえ」
「夜になると大概アグリアスと一緒にいるんだ。どう思う?」
「うーん…どうなのかなあ。でもあのアグリアスさんだから心配ないと思うよ?」
「いやいやそうじゃない。俺はやはりこの辺で兄としての立場を再認識させるべきだと思うんだよ」
「そう?」
「そうだよ、だってたった一人の肉親だしな。ラファは俺が守らなきゃ」
「親バカならぬ兄バカだな…」
 酒の勢いに少し飲まれたマラークに、ムスタディオがポツリともらした。
「兄バカでもいいさ! ラムザ、同じ妹を持つ身なら解るだろう!」
「う…!」
「俺は一度死んだあの日から、妹が幸せになるための努力を惜しまないつもりで来たんだ!
 ラムザ、君だって妹は心配だろう!?」
「そ、それはそうだけど」
268戯曲「黒」(後編5/6) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:58:08 ID:5k+r/SfG0
「倦怠期じゃないの?」
「その妹が恋人が出来たというのならまだしも!」
「そこは重要だよ!」
 そのツッコミはラムザの本音だろうか。隣のラッドは自分の発言を流されて寂しそうな顔だ。
「確かにそうだが、そういうわけでもないのに俺の元を離れようとしてるんだぞ!」
「いや、それはありえないよ…あ、でも、うーん、アルマの場合は…うーん」
「おいおい…発想が飛躍しすぎっつーか、過敏に心配しすぎじゃないか?」
 熱弁するマラークに同調してしまっているラムザを見て、ムスタディオが呆れてみせた。
「ああッ、でもアルマがそうなったりしたら…ああああ、大変だあああ! ど、どうしよう!?」
「…なあラッド、ラムザって今日もミルクか?」
「うん。素面だよ」
 もう慣れたかのように返すラッド。
「…やってらんねえ」
「ムスタディオッ! 今日という今日はその頭を…」
「やべっ! ラッド、後は任せた!」
「え、えええええ!?」
「待てムスタディオ! 話の途中で逃げるとは何事だ!」
「うわああ、アグリアスさん!! アルマを取らないでくださーーい!!」
「やっぱりここは俺の出番をだな…って、ラムザ! 俺の話を聞いてくれ!」

 かくして以後彼らの道中が平穏だったかどうかは別にして、ラファとアグリアスの逢瀬もまた、
日常の一部となっていったのであった。
269戯曲「黒」(後編6/6) ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 09:59:24 ID:5k+r/SfG0

    * * *

 さて、それからしばらくして。

「メリアドールさん、よろしくお願いします」
「ええ、こちらこそ」
 ラムザ達一行に、新たにメリアドールが道行を共することになった。彼女は神殿騎士と
いうことで、戒律もあるのであろう、フードを目深にかぶっている。
「あの中はどうなっているんだろうな…」
 誰かの呟く声に、ふとラファが嫌な予感を感じて後ろを見やる。
「…!」
 そこには彼女の予想通り、メリアドールを熱心に見つめるアグリアスの姿があった。
何度か首を傾げて、どうにかフードの中が見えないかと角度を変えては見入っているようだ。
「…はぁあ…」
「ありゃ、ラファちゃんどうしたの?」
「あ、いえ、なんでもないです」
「そう? ならいいんだけど…ねえ、こんなやり取り以前もなかったっけ?」
「そ、そうでしたっけ? あはは…はぁ」

 おそらくこれから起こるであろうメリアドールの災難に、疲れた笑顔を浮かべながら
やれやれと首を振るラファであった。


おしまい
270名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 10:04:31 ID:I0EDyumu0
リアルタイムでGJ
271名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 13:23:17 ID:3mV4lHfH0
アグたんが髪梳き魔だったなんて……!

どんなに梳いても直らないラムザのアホ毛に剛を煮やし、「私が一生すいてやる!」宣言を!?
272名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 15:22:49 ID:t8DGsZL30
GJ
たまには女コトバの出るアグリアスさんもいいやね。


……髪梳き摩。ワロス
273名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 15:59:43 ID:i8l+Wf1W0
悶々してたラファ萌え
れっどふぉーどさんてラムアグ専かと思ってたけど、ラムザ絡まなくてもこれだけ書けるんだね
GJ
274名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/12(日) 23:53:37 ID:ueVTeo4uO

275ラムザ・ベオルブ ◆QhoOHD2EqY :2006/02/12(日) 23:56:04 ID:oTnBNAl60
かわいそうだけど、キミは除名だ
276れっどふぉーど ◆EyREdFoqVQ :2006/02/12(日) 23:57:17 ID:o7Jd6AI80
というわけで、タイトルは黒髪を戯る、としてみました。
今回はラファとの絡みを描きたかったので、髪の毛をキーにしております。
ゲーム中は茶色かもしれませんが、ほとんどの登場人物が金髪ですので、
それに対比する形で黒と表現させていただいとります。

>>273
ネタを書くときは「あのアグリアスをどうくすぐるか、どう崩すか」を考えて
書いていますので、そうなるとラムザの出番は多くなりますね。
そういう点では、エレーヌが非常に魅力的なキャラでありんす。

まあ、ほんとはもっと救いようのない真っ黒なのとか、狂気的耽美とか、
ねっとりねろねろの百合とか書いてみたいんだけどねー。
(書くときは然るべき場所で、だけども)
277田原さん ◆h/E/EMprpg :2006/02/13(月) 00:03:58 ID:uRlKVlFRO
セイバーとにてる
278名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 00:13:16 ID:ILIKrt+I0
>>276
乙!

>>253
>と、とうの昔に成人した私が―――って、とうの昔ってほど前ではないぞ、ほんの数年前だ―――
>いやいやそんなことはどうでもいい

>「ぱぎゃぁあ!?」

>「い、いや何でもない、まったく何でもない、盛大に何でもない!」

なんだかずいぶんノリのよさそうなアグリアスさんですね
279名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 00:51:47 ID:xv48wpoK0
>>276
劇中に出てこないオヴェリアに萌え。マラークも可愛いですねww
280名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 02:24:04 ID:18K1kTdQ0
       ┏┓┏┳┓
     ┏┛┗┻╋┛            \  i
     ┗┓┏┓┃             ── + ─ >>275
       ┃┃┃┃ ┏┳┳┓       // | \
       ┗┛┗┛ ┗╋┛┃     /  / |
                  ┗━┛   /   /
               ̄ 二─ _
                -、\ \
       /         \ヾ、\  ヽ
      //          |!  i    |
    ///           |      |
   \\ ___            |       |  
.   /\ ヽ\        |      |
   / _  / U         |! リ    |
  (、< ,  /.        / / /  /
 /    \          _//_ /
281名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 07:44:55 ID:sOwGrmEQO
性交爆裂派

すげぇぜ・・・ゴクリ
282名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 09:47:21 ID:XxGo6ZYV0
まとめサイトブログだと見にくいな……
なんで普通のHPスペースでも借りてやらないの?
283名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 11:03:00 ID:rq9hMio70
>>282
なんでそう思うなら君が率先してやらないの?
284名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 13:36:55 ID:XxGo6ZYV0
>>283
まとめの管理人さんができないのなら、そうしたい
285名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 18:29:40 ID:MfDiXbIq0
まあなんにせよ作ってみてからの話だな
286名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 18:48:46 ID:xa6rBVl80
ムス「ホワイトデーのお返しにアグ姐にコーラックをプレゼントしなラムザ」
ラム「コーラック?わかった。」

ムス「くっくっくっく・・だぁーーーっはっはっはっは!!便秘薬貰った時のアグ姐の顔見てぇ!!
   ぎゃはははははは!!」
287名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 19:05:50 ID:t0vJD+2P0

アグ「うぅぅ………」
アリ「大丈夫ですかー隊長?」
アグ「うぅ…………腹が痛い……くぅ…」
ラヴ「もう一週間目ですか? うわー悲惨」
アグ「貴様、他人事だと思って…! ……うぐ……」
アリ「怒鳴るとお腹にきますよ」
ラヴ「あーぁ、せっかくのホワイトデーだっていうのに、色気も何もないですね」
アリ「ラムザさんのことだから、きっとすごい凝ったお菓子作ってきてくれますよぉ?
   隊長、どうするんですか?」
アグ「うぅ……うぅ……とてもじゃないが、そんなもの食いたくない…」
ラヴ「あらら、罰当たりなこといって」
アグ「………ラ、ラムザが来たら、私は不調で休んでいると……」

288名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 19:52:32 ID:PS0mpX5d0
アグリアス製品を販売停止 厚労省要請で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060213-00000184-kyodo-soci
289名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 22:54:21 ID:xbz1+aYR0
290ラムザ・ベオルブ ◆QhoOHD2EqY :2006/02/13(月) 23:40:12 ID:ksOtXgbY0
糞スレageるよ!!
291名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/13(月) 23:56:54 ID:Nc+FPm+e0
>>286-287
ttp://www.moris-health.com/borra_a/index.html

むしろラムザ手ずからボラギノールを注入で。
これは治療なんですから!
部隊の大事な戦力を便秘でいつまでもダウンさせてるわけにはいかないんですよ!
アヌスをえぐってでもちゃんと治さなくちゃ!便秘を!
292名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/14(火) 00:26:57 ID:BX2EtsZR0
ラヴ「アグリアス様、大丈夫ですか?」
アリ「もう十日目でしたっけ? 便秘」
アグ「あうぅぅぅ、何とかならんもんかな……満足に動けん……」
アリ「困りましたね、こんな山の中じゃお医者もいませんし、
   便通をよくする薬なんて備品にないですし……」
ラヴ「ていうか、普通運動してたら便秘になんてならないんじゃ……」
アグ「うるさい! 体質なんだ! 母からの遺伝だろう……あうぅぅぅ、叫ぶと余計苦しい……
   なぁお前たち、恥を忍んで頼む。……指でもかまわないからかき出してくれんか」
アリ「そうして差し上げたいのは山々ですが、衛生状態悪いですから、素人が下手にやるのは……」
ラヴ「一人、いるんですけどねぇ……応急処置を心得てる方が」
アグ「何! それは誰だ!」
ラヴ「……ラムザ隊長なんですけど……」
アグ「な、なんなん、ら、ら、ラムザ!?」
アリ「ええ、傭兵時代にガフガリオンから教わったとかで……」
ラヴ「(意地悪そうに)そんなに苦しいんだったら、ラムザ隊長に『指で』
   かき出していただいたらいかがです?」
アグ「ば、馬鹿もん!! 嫁入り前の娘がそんなこと……!!
   (っていうか、ラムザが、私の尻に指を……どんな感じがするんだろう
    ……じゃなくて!! 何を想像しとるんだ私は!! あああ、苦しい、
    もうこうなったらいっそラムザに……いやいやしかし……
    母上! アグリアスはどうすれば良いのですかぁぁ!!!)」
293まとめ:2006/02/14(火) 00:46:27 ID:GyTcc7030
>>284
HTMLはHの字も分からんです

>>292
ラムザのコーラックはどうしたんだw
294名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/14(火) 19:25:37 ID:TLo69r1r0
そういやHTMLって何の略称?
295名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/14(火) 19:29:37 ID:Uep8EzA60
糞詰まり
296バレンタインする? 1/3 ◆yDU/dR5FV. :2006/02/14(火) 20:38:49 ID:rUXrusN30
「ん……ああ、おはようラムザ。今日も寒いな。朝食はパンと豆のスープだが、なかなか美味いぞ。
 どうだ? いい宿を見つけてくれたラヴィアンに感謝せねばな……。
 ラヴィアンか? まだ寝ているはずだ、後一時間もすれば起きるだろう。買い物に行きたがってたしな。
 ……私か? そうだな、特に予定は無いが……連日連戦だったからな、のんびり休もうと思うよ。
 何、買い物? それならラヴィアンが行く予定だし、ラヴィアンと一緒に行けばいいだろう。
 私は宿でのんびりするよ。ココアが美味しいんだ、ほら、いい香りだろう?
 ……それは、そうさ。私だって女だ、甘い物はな。無論糖分の取りすぎには注意しているよ。
 ん? ああ、口の中で甘味が広がって、とろけるようで……解説させるな、何か照れる。
 ……で、何だ? 何か言いたい事があるならハッキリ言え。
 今日か? 貴公は私を何だと思ってるんだ、今日が何の日なのかくらい重々承知している。


    聖バレンタイン司教の命日だ。


 本来なら教会へ行き祈りを捧げるところだが、異端者の身ではな……残念だがあきらめるしかなかろう。
 何だその目は。ラムザ? とりあえずココアでも飲め……馬鹿ッ! 熱いから火傷……ああ、もう。
 舌の火傷にケアルは効くのか? とりあえずチャクラで癒せ。
 何? チョコレート? そういう風習は知っているがな、シモン先生から聞いたが、どうも好かん。
 バレンタインとは元来、男女を問わず、好いた相手にバレンタインカードや花束、お菓子を贈る日だ。
 なのにお菓子会社がなぜか、女性から男性にチョコレートを贈る日などにしおって。けしからん。
 確かにチョコレートを贈るのも一般的だったがな、女性から男性に限定され、贈る品もチョコレートだけとは。
 ホワイトデーというのも、チョコレートのお返しというのは分かるが、
 チョコレートをもらっていない男性は何を贈ればいいというのだ?
 まったく、変な行事にしおって。伝統を重んじる精神というものをもっと……。
 クリスマスだって、何で聖アジョラが赤い服を着てプレゼントを配るんだ。なぜ赤い服に限定するんだ。
 これだってどこぞのジュースだか何だかの会社が勝手に作ったイメージが一般に普及したんだろ?」
297バレンタインする? 2/3 ◆yDU/dR5FV. :2006/02/14(火) 20:40:05 ID:rUXrusN30
「……とにかく、私はそんな馬鹿げたイベントに乗る気は無い。チョコレートが食べたいなら、自分で買え。
 ごちそうさま、私は行くからな? ラムザも早く朝食を食べて、日頃の疲れを癒せ。休むのも任務のうちだ。
 …………まったく、たかがチョコレートであれほどショックを受けんでもな。
 だいたい教会から派遣された我々のような騎士は、バレンタインなどと言っても浮かれたりは……。
 む、ラッドか? まさかお前もチョコレートをねだる気じゃなかろうな。
 いや、決してお前を馬鹿にした訳ではない。さっきラムザにねだられて、断ったら、落ち込んでしまったようでな。
 ……そうか? それほどショックな事だろうか……ラッド、それはもしやチョコレートか?
 意外だな、お前が……誰からだ? ……浮ついたイベントに乗りおって、それでも私の部下か、恥ずかしい。
 ……一言注意する程度にするから安心しろ、善意の行為を叱るほど狭量ではない。ではな。
 まったく。たかがチョコレート、されどチョコレートか。普段は甘い物より肉や酒を欲しがるくせにな。
 さて、とりあえず部屋でのんびり読書と洒落込もうか。
 ……ん? ラファか? ああ、寒いがいい天気だ。……買い物ならラヴィアンが行くから、一緒に行くといい。
 何を買いに……あ、そうか。堅物と言われたはいるがな、一般常識くらいは知っているぞ。
 相手は……いや、不躾な質問だったな、すまん。……ふむ、そうか? マラークもきっと喜ぶだろう、安心しろ。
 では私は部屋で本を読もうと思っているから……ああ、ついでにラヴィアンを起こすよ。
 ……やれやれ、バレンタインはチョコレート一色だな。おいラヴィアン、起きろ。ラヴィアン!
 ……………………天の願いを胸に……むっ、起きたか。軽い冗談だ、本気じゃない。
 実はラファが買い物に行きたがっていてな、すまんが後で一緒に行ってやってくれ。
 ……鈍いな。それとも寝惚けているせいか? 今日はバレンタインだろう、買う物といえば……。
 あのな、私はそんなくだらん事をする気は無いぞ。聖バレンタイン司教の命日に……。
 いいから行け、私はのんびり読書がしたいのだ。まったく……。さて、どこまで読んだのだったか」
298バレンタインする? 3/3 ◆yDU/dR5FV. :2006/02/14(火) 20:43:58 ID:rUXrusN30
「……クスッ……。……むぅ、ん……。……ふふっ、ふふふ……。……ん、もうこんな時間か?
 さて、昼食は……と。ら、ラムザ……まだ食堂で固まっているのか。
 う〜……会いにくいな、喫茶店にでも行って何か食べるか。
 ……あ? メリアドール……それは何だ。チョコレート?
 神殿騎士が聖バレンタイン司教の……お堅いって、お前が柔らかすぎるんじゃないのか?
 ええい、もう好きにしろ。私は喫茶店に昼食を食べに行く!
 まったく、メリアドールめ……。あれでも神殿騎士か、まったく。
 さて、喫茶店に……あ、先客がいたか。ベイオウーフにレーゼ、デート中か?
 まあ、この二人はな……他の店にするとしよう。確かあそこのレストランもなかなか。
 平和だな……。戦時中とは思えん、しかしこの町は活気にあふれている。バレンタインという理由もあろうが。
 ふう、腹は膨れたが……味はいまいちだな。おや? あれはオルランドゥ伯……何やら荷物を抱えておいでだが。
 オルランドゥ伯、大変な荷物のようですが、よろしければ半分お持ちします。
 いったい何ですか、これ? …………これ、全部ですか? だ、誰から……ですか、こんなに。
 ……は、はあ。いつの間にそんな……さすが雷神と申しますか、その、ご達者な事で。
 ……伯、殿方というのは、そんなにチョコレートを嬉しく思うものなのでしょうか?
 私とて、ただチョコレートを喜んでいるというのではないと分かっております。
 大切なのは贈り物に込められた心でしょうに。
 なのに男はチョコ、チョコ、チョコと。心と物の価値が逆転しているようにも思えます。
 男の見栄などと、そのようなもののために物を贈るというのはどうかと。
 私は……聖なる日に、何でこんな事をと。…………幸せ、ですか?
 ……そうですね、幸せを感じられるのなら、聖なる日としても……ええ。
 不幸せというのは、よくないですね。伯、申し訳ありませんが、そこの菓子店に立ち寄ってよろしいか?
 ……あれで一応、我らのリーダーですからね。落ち込んだままでは士気にも関わりましょう。
 では、買ってまいります。ええ、私とてあの者を信頼しておりますし、悪くは思っていません。
 心は、ちゃんと込めて贈りますよ」
299名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/14(火) 22:49:47 ID:Uep8EzA60
流石行く人氏だ。
時事ネタは見逃さないぜw
300名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/14(火) 23:30:13 ID:BX2EtsZR0
>あれで一応、我らのリーダーですからね。落ち込んだままでは士気にも関わりましょう。
>では、買ってまいります。ええ、私とてあの者を信頼しておりますし、悪くは思っていません。
>心は、ちゃんと込めて贈りますよ」

このあたりに微妙な女心が垣間見えますな。
それにしても伯……
301ラムザ・ベオルブ ◆QhoOHD2EqY :2006/02/14(火) 23:50:38 ID:AO7OX1U60
                      _   -―― 、
          , r, ==,¬メ´、         ` .、
        , ,' '´  , '´     `            \ 、
          〃    ,'/ ,     、   、  ', ',    ヽ \ヽ、
       ″    i// /      ヽ   ヽ ', ',  i  \.ヽ| ヽ
              i// / /,イl    ヽ   ヽ', ',.  ト、   ヽリ ) ',
             //. ,' ;l ,' !l  ヽ  ヽ   ! i   !ミミュ、_∨l |!
          /.,'. i ,'l.,' !ト、 ',ヽ  ヽ   l  !. l三ニシルУl
            l il  l! ド 、.ll ヽ. ', ヽ、 ヽ !  ! l三=フリ!,イ/l
           l !i  l',. l.,-.、 l!  ヽ', ,__、ヽl !.! !彡ジ'/,リ'ノ/,'
         ,' 〉!.', ! ' i ';:::',     ´ l:::::`:Y !l l 、/ ./ノT/  アグリアスはセイバーのパクリッ!!!!!!!
         ,' ,i lヽl.  l i:::;!      l:::::::::! l l ,'7 !.  /´ ノ
           i  ll l !  !`´ ,     ヾニィ i ,','ノノ /,ハ´
           ! ハ l !   ヽ、 ‐-     ,' ,',','t彡' 7´l::::l
        l. ,'  ',l l      ヽ __  - ,' ,''.,','   l:::::l:::::!
        l ;   ', !      ,r,=l  ,' ,'l,',','ゝ,  l:::::!::::l
        l l   ヽl   /ニ三'/T ー ,' ./ ,','ノヽ L:_l:::::!
           ',l     ,r:'::; ィ-Y::::!   ,' /  ,''.   ', l;;T:T
            <l;;::''/  ,'l::::l   ,'/     ',. ',.  ー'
           ///::/  ,'::;l::::!  ,''      ',. ',
          r' > 〈::/  ,':::;'l:::l      , -― - ',
          ヽ  //` .,':::;' ' ´     , '    ll | iiヽ
           l >l l   `‐'L _ , '/     ;; l!,, ',
302名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 00:54:13 ID:Ux+wdb4j0
バレンタインネタとしてはこれを出しとかんとな。
ttp://yotsuba.saiin.net/~1001ya/alflailawalaila/fft/img20030301011630.jpg
303名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 05:52:59 ID:zTkrFYua0
>>302
なつかしいw
304名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 09:46:15 ID:8yKCGlWw0
さすが行く人氏だ
去年のバレンタインSSとは180度違うアグたんを書いてきやがったぜ
305名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 12:38:37 ID:Zhjv/QXJO
>>302
寝る前になんてもん見せやがる!
306名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 13:17:17 ID:SSafhK180
アグ「敵将!討ち取ったーー!!!」
307いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:29:05 ID:WpZJPnoz0


 ここにいたのかラムザ。
 うん、ちょっと、今日はお前にちょっといい話をしてやろうと思ってな。お前は今日がなんの
日だか知っているか?
 ………そうだ、聖バレンタインデー。世間では、なんだ、女が男にチョコレートなどを作って
渡したりといろいろあるようだが……嬉しそうな顔をするな馬鹿。
 それでな、話というのはバレンタインの起源についてのことだ。
 知っているだろうが、バレンタインとはグレバドス教の聖人の一人に数えられる人物の事で、
今日という日ももちろん彼に来するのだが、彼がどんな人間だったかは知らないだろう?
 まあ、仕方あるまい。これについてはなかなかどうして知らない人間が多い。というのもな、
バレンタインというのは実はグレバドス教の中でも、異例の聖人だったからだ。それでは、彼が
称えられるようになったいきさつについて話してみようか。

 チョコレート? 卑しいことを言うな、いいから話を聞け。



308いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:30:13 ID:WpZJPnoz0

 *

 時は千年以上も前、聖アジョラの時代にまで遡る。知っての通り、当時の畏国は悪政のために
貧しさの極にあり、民もみな貧困に窮していた。
 当然治安も悪かった。盗みや暴虐が横行し、通りには錠に繋がれた囚人が見せしめに転がされ
ていた。そして千年前のガリランド、その街のその路傍、その男も錠に繋がれたまま廃人の様に
うなだれていた。これこそ、後の聖人であるバレンタインその人なのだ。
 異例というのはこのことだ。彼は歴史あるグレバドス教の中で、罪人の身でありながら救済を
許された人間だったんだ。
 しかしこのときのバレンタインは、少なくとも国に許されていなかった。彼は他人の家に押し
入った角で捕らえられ、三日前からこうして道ばたに放置されていたんだ。
 彼のような人間は国中に溢れ返っていて、牢獄も囚人で埋め尽くされていた。そのため、治安
部隊はわざとこうやって罪人を放置して、そのまま餓死させていたのだ。死んだ罪人は埋葬など
されない。街の外に放り出されて、魔物の餌になっていた。魔物どもも飢えていたのだ。死体を
やらなければ、街の人間が襲われるという恐れもあった。もし、このまま明日になったら、彼も
同じような運命を辿っていたことだろう。


 ところが、四日目の朝だった。彼の元に一人の少女があらわれたのだ。
 足の悪いらしいその少女は、びっこをひきながら人気のない通りを歩いていた。お使いの帰り
らしい。ふと、日陰になっている部分に黒い影を見つけて、彼女はあっと声を出し、抱えていた
荷物を取り落とした。バレンタインは顔を上げ、虚ろな目で少女を見た。少女と彼の目が合う。
309いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:30:47 ID:WpZJPnoz0

 バレンタインは嫌な気分になった。数えきれないほど殴られ、ぼろぼろになった黄ばんだ歯。
雑菌がたまり、視界を押しのけてこぶのように腫れ上がった瞼。年の頃から言えば若い方に入る
はずなのだが、荒んだ生活のために、フケにまみれた頭髪は昔の面影など欠片もなく、ひなびた
草のように情けなく茂っている。鼻には腫れ物がただれ、耳は両方とも潰れていた。この綺麗な
少女は、こんな自分の醜態を見て吐き気を催しているに違いない。きっとすぐに逃げ出していく
ことだろう、他の人間たちのように。彼はそう思った。
 その通り、少女はまもなく彼から目を背けると、道をやってきた方角へと引き返していった。
びっこを引いてゆっくり遠ざかっていく少女の背中を見送りながら、バレンタインはまた虚ろな
思考に戻っていった。
 だが、まもなく通りの向こうから、再び少女の姿があらわれた。それも、その手に大切そうに
なにかを抱えて。やがて少女の持っているそれの正体に気付き、バレンタインは目を丸くした。
 パンだった。少女が持ってきたのは、小さな小さなパンだった。しかもあろうことか、彼女は
優しく微笑むと、錠に繋がれた彼に向かってそれを差し出したのだ。
 この少女とて貧しい身分であることは間違いない。身なりも汚く、綺麗な顔には骨が浮き出て
いる。このパンがきっと彼女の一日の食事なのだろう。それを、見ず知らずの罪人に与えようと
しているのだ。
 バレンタインはわなわなと震えながら、放心と口を開けた。ひからびた口内に、少女はそっと
パンを押し込む。そのパンは固かった。彼の腐った歯ではとても噛めない代物だった。
 すると、なんと少女はパンを自分の口に含み、それを噛み下してから再びバレンタインの口へ
あてがおうとしたのだ。
 バレンタインはもはや呆然として、目の前の事態に言葉を失った。こんな暖かい扱いを受けた
ことなど、これまでの彼の人生で一度たりともなかった。
 少女の唾液と埃の混じったそのパンは、臭いカビの味がした。バレンタインは涙を流しながら
くちゃくちゃとそれを噛み締めた。味などわからなかった。彼の心には、ただ眼前の少女の笑顔
だけが鮮やかに映っていた。

310いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:31:46 ID:WpZJPnoz0

 その後、バレンタインはすぐに牢獄へと移された。ガリランドに大きな聖堂が建てられる所と
なったので、通りに汚い罪人が繋がれているのは具合が悪かったのだろう。
 だが、場所が変わったところで、囚人たちにはなんの関係もなかった。一度ここへ入れられた
人間が赦されるということはなく、希望は存在しないのだ。生気など灯るはずもない、飢えて、
虚無に暮れるだけの毎日。ほとんどゴミの様な代物を食し、冷たい石床に横たわり、時が来れば
眠った。或いは、そのまま二度と目覚めぬ眠りについた。そこに生者は存在していなかった。
 だが彼は違った。バレンタインは、大いなる喜びに包まれながら日々を過ごしていた。
 あの日のあの出会い。名も知らぬあの少女との関わりが、彼の心を幸福で満たしていたのだ。
 それは感謝であり、賛美であり、友愛であり、恋慕の想いだった。彼は、人に出来る、ありと
あらゆる形で少女のことを想った。やがて、その熱情は彼に創造の技術を与えた。
 ある日を境にバレンタインは熱心に石を彫り始めた。その熱意は、狂気と言ってもよかった。
身体が勝手にやっているような彫り方だった。尤も、彼は彫刻についてまったく無知というわけ
でもなかった。
 というのも、バレンタインの父親は彫刻家だったのだ。血の繋がりはなく、教会の前に捨てら
れていた赤ん坊の彼を拾って育てたらしい。ところが、育てたと言えば聞こえは良いが、実際は
道具のように彼を酷使していただけだった。

311いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:32:37 ID:WpZJPnoz0

 何も出来ない赤子時代は、父親の鬱憤の吐き溜めとして散々に殴られた。抵抗できない赤子を
父親は面白がっているようだった。生後一ヶ月で、彼は泣くことをやめた。生まれて初めて学習
したのは、泣けば殴られるということ。
 歩けるようになったその日から、今度は仕事の手伝いをさせられた。遊ぶ事など許されない。
休みなしで一日中ぶっ通しにこき使われた。もちろん、小遣いなどくれる由もない。
 苦しみの連続。やがてバレンタインは十歳になった。父親から新しく彫刻の仕事を許される。
 初めて持たされた彫刻刀。彼は父親を刺し殺し、家を逃げ出した。
 以来、彼にとって彫刻は憎しみの象徴であった。街で何かの彫像を見かけるたびに、唾を吐き
かけた。こうして捕らえられたきっかけであるあの家に押し入ったときも、窓から見えた彫像が
勘に障ったのだ。


 だが今、粗末な匙で石を削る彼の手つきは、穏やかな愛情に満ち満ちていた。バレンタインは
鼻歌を歌いながら、恍惚と石と戯れていた。
 彼の存在は周囲にも変化をもたらした。生きる意志を放棄していた囚人たちは、彼の楽しげな
様子に惹かれ、いつしか彼の房の周りに集まるようになった。囚人たちの目に、不思議な輝きが
宿りはじめていた。
 そうこうするうちに、バレンタインの手はさらに進んでいく。次第にあやふやだった石の形は
あるものへと近づいていった。
 今なおバレンタインの瞼に焼き付いている、あの少女の笑顔へと。


 さて、このことがあって、バレンタイン自身にもある好機が訪れた。
 彼の熱情に気付いたのは囚人たちだけでなく、看守の一人もあるときバレンタインの不思議な
行動を知った。この看守はまた気のいい男で、バレンタインに何か特別なものを感じ取り、彼の
仕事を神への敬意という形で所長に報告して、年に一度だけの外出許可を得てくれたのだった。
312いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:33:21 ID:WpZJPnoz0

 かくてバレンタインは久々に陽光の下に出た。もちろん看守の見張り付きだが、例の人の良い
看守だったので、ほとんど彼の好きな様に歩かせてくれる。
 街は相変わらず面白みのない風景だったが、やはり外の空気は清々しい。バレンタインは軽い
歩調で歩きはじめた。看守は少しばかり首を傾げる。別に行く宛てなどないだろうのに、確信に
満ちた足取り。
 バレンタインには予感があった。
 まるで奇跡のごとく訪れたあの出会い。神に導かれたとしか思えない、彼女との出会い。
 だから、今こうして自分が光の下にいるのも、きっと何かの役目があってのことに違いない。
 間もなく彼の予感は確信に変わった。前の道を行く小さな人影、それは見まごうことなきあの
心優しい少女だった。
 彼は飛び上がって喜びたいのを抑えながら、看守に気付かれないようにさりげなく少女の後に
ついていった。いくら人の良い看守とはいえ、彼が少女と接触することは見過ごしてくれまい。
囚人と関係を持つのは重い罪にあたるのだ。
 びっこを引く少女を見ながら、バレンタインの胸は終始幸福で満たされていた。懐かしい姿、
彼女は変わっていない。いや、いくらかその美しさを増したかもしれない。路地裏での一時が、
脳裏に鮮明に蘇る。しかしまだ彼女は貧しさから逃れられていないらしい。
 やがて少女は小さな家の戸を開けて、中へと入っていった。どうやらそこが、彼女の住まいの
ようだった。とても粗末な家だった。
 バレンタインは深く胸を痛めた。あれほど優しい心の持ち主のもとに、なぜ神はお恵みを与え
られないのか。幸福とは、然るべき人物のもとに訪れるべきではないのだろうか。せめて、自分
より少しでも、彼女に安らぎを捧げられないことか。哀しみの中で彼はあることを思いついた。
313いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:33:58 ID:WpZJPnoz0

 バレンタインはそっと懐に手を入れると、ひとつの彫像を取り出した。この一年の間、牢獄で
彫り続けてきたあの彫像だ。そして、看守の目を盗み、素早くそれを彼女の家の窓辺に置くと、
その下に走り書きをした。
 それを済ますと、あとはもう振り返りもせずに、彼はさっさと牢獄へと踵を返していった。
 看守や彼女はもちろん、通りの誰もそのことに気付くこともなく、先程までと全く変わらない
時間が街に戻った。ただバレンタインの顔だけは、どこか誇らしげになっていた。



 翌日。一人の紳士がその通りで足を止めた。
 足を止めたということは、目を引くものがあったからだ。
 視線の先、民家の窓辺に、捨てられたように小さな彫像がぽつんと置いてあった。
 近づいて見ると、汚い文字で走り書きがされており、それを読んだ紳士は民家の窓を叩いた。
 家の奥から足の悪い少女が出てくる。
「はい、どちらさまでしょう?」
 紳士は尋ねた。
「この彫像は、君のものかね?」
 言われた少女は首を傾げる。
「いいえ、あなたさまの持物ではありませんか?」
「いや、ここにこうして置かれていたのだよ」
「ですが、私には覚えのないものですわ。どなたさまかが置き忘れたのではないでしょうか」
「しかしだね、ここにちゃんと書き添えがされている」
314いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:34:47 ID:WpZJPnoz0

 紳士は走り書きを指差し、少女は目を丸くした。
「この彫像を買って下さい、と。そしてこれは、君の名前だろう」
「確かにそこにあるのは私の名前ですわ。でも、本当に覚えがないのです。全く不思議ですわ」
「そんなことはね、どうでもいいんだ。これは君の家の窓に置いてあってだね、欲しい人間は、
君から買ってくれと書いてあるんだ。大体見なさい、この彫像は君にそっくりじゃないか」
「そのようですわ」
「そしてだね、私はこいつが是非欲しいんだよ。芸術の類いなら腐るほど見てきたが、こいつは
違うね。とても特別な代物だよ。うまく説明は出来んが、とても訴えかけてくるものがある」
「はあ……」
「とにかく一刻も早く我が家に持ち帰りたい。いくらだ、いくらで売ってくれる? 何としても
欲しいのだよ。いくらでも出そうじゃないか、君、是非売ってくれ」
 そう言って、困惑している少女に強引に大金を押し付けると、紳士は上機嫌で像を持ち帰って
しまった。後に残された少女は、窓辺の走り書きと、遠ざかる紳士の背中と、それから手の中の
大金を呆然と見比べた。
 なにかの悪戯なのだろうか。少女は試しに自分の頬をつねってみたが、夢から覚める気配も、
紳士が戻ってくる様子も全くなかった。


 翌年になって、また牢の外へと出てきたバレンタインは顔をいっぱいにほころばせた。
 少女の家が、少しばかり小綺麗になっていたのだ。
 どうやら自分の思いつきはうまくいったようだ。彼は一年前の結果に満足しながら、懐に手を
さし入れると、また新しい彫像をそっと窓辺に置いた。


315いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:37:52 ID:WpZJPnoz0
 このようにして、バレンタインと少女との見えない交流は続いた。
 バレンタインは毎日その日のために彫像を彫り続け、それによって彼女は次第に裕福になって
いった。バレンタインの仕事にも、いっそう熱がこもった。
 少女の方は、どうしてもこの不思議な好意の主を確かめたかった。そのため、彼女は例の日が
近づくと、窓辺に張り付いて彼がやってくるのを待ち構えたりした。しかし、ほんの少し注意を
そらしたと思うと、いつのまにかそこに彫像は置かれているのだ。
 バレンタインは決して彼女に姿を見せなかった。見せれば彼女がどういう目に遭うのか、彼は
それまでの人生でよく知っていた。全てが無駄になってしまうのだ。それだけは絶対にあっては
ならない。

 彫像の顔は少しずつ変化していった。彼女が成長してゆくにつれてか、それとも彼自身が老い
てゆくためだろうか。彫像は徐々に美しく、年をとっていった。 
 だが、どれだけ彫像が変化しても、込められた暖かみだけは決して薄れることはなかった。


 しかし、終わりは呆気なく訪れた。
 知っての通り、彼の彫像への熱意は、他の無気力な囚人たちにも活気を取り戻させた。それが
蝋燭の灯火程度のものなうちはまだよかった。だが、本来が荒くれのごろつきどもである。すぐ
に愚鈍な本性を取り戻すと、遂には計画して看守を襲い、脱獄を企てる所までいってしまった。
 脱獄は失敗に終わったが、それで済むような虫のいい話はない。所長は激怒し、怒りの矛先を
求めるうちに、ふと、あの看守が言っていたことを思い出した。つまり、囚人たちの生気の元と
なった彼の存在について。
 バレンタインはそんなことなど露ほども知らなかった。変わらず彼女のために石を彫り続けて
いた。やがてその年の日が訪れ、彼は出来上がった彫像を懐に抱えながら、いつものように看守
がやってくるのを待っていた。

 やってきた看守は、みたこともない暗い顔つきをしていた。

 バレンタインは一目で悟った。終わりが来たのだと。
 彼は看守が何か言う前に、これまでの厚意へ心からの感謝を述べた。
 看守はいっそう悲痛な面持ちになり、絞り出すように、すまない、と一言だけ言った。
 そして、彼の腕に錠をはめた。
316いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:39:05 ID:WpZJPnoz0


 表に出た途端、バレンタインの顔に腐った果実が飛んできた。
「邪教祖め!!」
 若い男が叫んでいる。そういうことにされているのか、とバレンタインは無感慨に思った。
 通りの脇には整然と並ぶ人の列が出来ていた。人で囲まれた街路の真ん中を、バレンタインは
錠に繋がれながら歩いていかなくてはならないのだ。広場に用意された、絞首台の上まで。
 監視についたのはいつもの看守ではなく、血を見るのが好きな衛兵だった。衛兵は、太鼓でも
叩くように気軽にバレンタインを鞭打ち、そのたびに彼の肉に赤い裂け目が走った。
 激痛が彼の歩みを妨げる。すると衛兵は、さっさと歩けと急かすようにまた鞭を撓らせた。
 急かしたければ叩かなければ良いのだ。そんなことはもちろん承知していながら、衛兵は理不
尽な権力に恍惚と浸っていた。衛兵だけでなく、観衆の多くもまたその催しに興奮しているよう
だった。
 バレンタインは痛みに耐えながら、残酷な野次馬の顔を見渡した。見渡す限りの人の顔。誰も
彼も、バレンタインに憎しみと勝利の目を向けている。彼は無意識に、一人の顔を探した。
317いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:40:11 ID:WpZJPnoz0

 最後の心残りはやはり少女のことだった。会うことは叶わなくとも、なんとかしてこの最後の
彫像だけは彼女のもとに贈り届けたかった。
 だが、今となってはそれも叶わない方がよかった。彼女は、決して、自分と関わりを持っては
ならないのだ。最後の最後まで、決して。
 もしも彼女がここにいるのなら、絶対に同情の眼差しなど送らないで欲しい。それどころか、
先程の男のように果実を投げつけてくれればいい、とすらバレンタインは思った。今こうやって
自分に鞭を打っているのが彼女なら、どれほど救われることだろうか。彼はあくまで少女の身を
案じ続けていた。
 そのせいで彼の歩みは止まってしまい、衛兵がひと際強く彼の背を打った。激痛に耐えかね、
彼はたまらず身をよじった。そのはずみに、バレンタインの懐からこぼれ出たものがあった。
「おや、なんだこれは?」
 地に落ちた彫像に、衛兵が眉を顰めた。バレンタインは血相を変えた。だが、彼の両手は頭の
上に繋がれており、彫像を拾い上げることは出来なかった。
 衛兵の汚い手が彫像に近づき、バレンタインは胸の内で叫んだ。彼に残された最後の温もりが
摘み取られようとしていた。
 ところが、やがて彫像を拾い上げたのは衛兵の手でもなければ、彼自身の手でもなかった。


「あなただったのですね……」
 その場を支配していたざわめきが、ふっと消え失せた。
 彫像がこぼれ落ちた途端、観衆のなかから走り出たその女性は、震える手で彫像をそっと拾い
上げると、跪きながら彼を見上げた。バレンタインは息をのんだ。 

 あの少女だった。

318いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:40:59 ID:WpZJPnoz0


 もうボロを身に纏ってはいない。足もすっかり良くなっているようだ。どこからみても、立派
な貴婦人の姿だった。
「恩人さま……私の恩人さま……!」
 彼女はぼろぼろと涙をこぼしながら、あの日のように、錠に繋がれている彼にすがりついた。
そして、それまでのことを口早に申し立てた。
 彫像を売ったお金で足を治したこと。その地の領主のもとに奉公に出たこと。末の息子に気に
入られて、今は彼の妻となり幸せに暮らしていること。所々に感謝の言葉を交えながら、夢中で
話す彼女をバレンタインは静かに見守っていた。
 彼は娘を、恋人を、母を想うような眼差しで彼女を見据えた。
 嫉妬や悔いなどない。幸せに暮らしていると、彼女自身の口からそんな言葉が聞けただけで、
彼はもう他に何も望むことなどなかった。
 あの日、彼が味わったパンの味を、ようやく彼女に返すことが出来たのだ。
 大きな仕事を終えたような、素晴らしい充足感がそこにあった。 

 そして彼は、最後の仕上げにかかった。


「お嬢さま、お人違いでしょう。あっしはあなたさまなんか知らねえ」
 バレンタインはつっけんどんに言った。
 少女はその言葉に驚き、懸命に首を振りだした。
「いいえ、いいえ、見間違えるものですか。この彫像は、あなたが私に贈って下さった……」
「そんなもん、あっしは知らねえ。どこぞで拾ったもんでしょう。よく覚えておりませんや」
「ああ、恩人さま、嘘をおつきにならないで。……なぜ、なぜそのような事を言われるのです。
私はこの何年もの間、ずっとあなた様にお会いするのを待ち望んでいたのですよ」
「あっしはここ何年も外に出たことなんぞねえ。お嬢さまも知らねえ。その像も知らねえです。
そいつは持ってって、どうかお嬢さまの家の窓辺にでも飾っておいてくだせえ」
319いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:42:29 ID:WpZJPnoz0


 少女はハッと目を瞬いた。
 その隙に、バレンタインは衛兵に言った。
「兵隊さま、この方は気が違ってるんでございましょう。早いとこなんとかしてくだせえ」
 そう言うと、気を呑まれていた衛兵は我に返り、彼女を引き離しにかかった。
 なおも泣きすがろうとする彼女から離れ、彼は再び自ら絞首台へと足を踏出していった。
 鞭の痛みも、大衆の蔑視も、もはや彼の心には何ももたらさなかった。

 絞首台の階段へ足をかけたとき、彼はわずかに、空を見上げた。


 神は確かに存在した。
 そして、自分の最後の願いをかなえてくれた。


 彼のささやかな善行は、完全なる結末を迎えたのだ。



 処刑は滞りなく執行され、汚れなき彼の魂は、天高く召されていった。



320いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:43:32 ID:WpZJPnoz0

 *

 そして、彼は聖人と称さられるようになり、今日に至る。それから、もう分かったと思うが、
彼が一年に一度だけ外出を許された日が、ちょうど今のバレンタインに当たる、ということだ。
どうだ。実に心安らかな話だろう。

 ……さてラムザ、この話の教訓がわかるか?

 どこぞの下らん貴族共のせいで現状のような風習となっているが、聖バレンタインという日は
本来チョコレートなどではなく、真心を贈る日なのだ。品の体裁など関係はない。それを贈る者
自身の気持ちが、思いの丈が大切なのだ。逆に言えば、どれだけ豪華な代物を用意したところで
感情の伴わない贈り物など意味がないということだ。
 つまりだな、私は現状のバレンタインのような、ただ菓子を買いさえすればいいというような
在り方など、愚の骨頂だと思うのだ。あまつさえ「義理」などといって渡すものもいる始末では
ないか。目的のない贈り物など、もってのほかだ。そう思わないか?

 ところでラムザ。お前は別に私の夫でもなければ連れ合いでもないし、そうなる予定もない。
 だが、現状としてお前が私にとって重要な人物であることには違いないだろう。
 というわけで、これだ。受け取っておいてくれ。


 ……本ですか?
 そんなこと見れば分かるだろう。本だ。何を怪訝そうな顔をしている。

 ただの本ではないぞ。私の祖父の代から愛用されてきた、年季のこもった指南書だ。
 お前に剣を教えるようになってから随分経つが、そろそろその必要もなくなってきたようだ。
今のお前の腕前は、私にもそう劣らない。教えられるようなことはもう済んだだろう。後は自ら
実戦で技を鍛え上げていって欲しい。
321いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:44:20 ID:WpZJPnoz0

 だが、何事にも成り立ちというものが重要だ。時には基本に立ち返り、古き書を読んで初心に
戻ることも大事な訓練だ。うん、その通り。バレンタインの話も同じことだな。
 正直な所、私もこれを譲るのは惜しいが、他でもない愛弟子のお前だ。それに何より、今日は
バレンタインであるからな。遠慮せず受け取ってくれ。嬉しいだろう? ふふ、そうかそうか。
 なんだなんだ、そこまで露骨に嬉しそうな顔をすることもないだろう。こっちも照れてくるで
はないか。そんなに嬉しいのか?
 ふふ……そんなに喜んでもらえるとはな。いや、私も正直迷ってな。もちろん起源というのは
敬って然るべきものだが、しかしながら現存する慣習というのも、そう軽んじて扱ってよいもの
かどうかと言えるし、もちろん私は……、



 え、なに?

 顔に何かついてる……?


322いいわけ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 14:45:13 ID:WpZJPnoz0



 ……ラムザ、貴公、なにか勘違いをしていないか。
 なにを? 何でもいい、とにかく……、おい、その締まりのない顔をやめんか!
 これはだな、つまり……先程貴公を探していた最中に厩舎の方も覗いたのだが、折悪くボコが
暴れていて、泥が跳ねたのだ。うん、恐らく、そのとき私の顔に跳ねたのだろう。それだけだ。

 …………なに!? 貴公、いったい私の話を聞いていたのか!! なぜ私がチョコレートなど
作らなければならないのだ! そんなものを作るのは、風習に囚われた愚か者のする……
 ラ、ラムザッ!! 貴様、私を愚弄するか! 作れないのではない、作らないんだっ!!
 いいか、もう一度言うが、バレンタインの志というものは……笑うな馬鹿者!!
 わっ、やめろ、こら、触るな! 舐めるな! 泥だと言っているだろうが!!


 ……もういい。おい、それ返せ。
 は? じゃない。いいから返さんか。
 考えてみれば、私の主君はオヴェリア様おひとりだけだ。お前なんぞどうでもいい。
 大体お前の剣術など、まだ子供騙しだった。それを手にするのは十年早い。
 人の厚意を踏みにじりおって、こら、ラムザさっさとよこせ!
 
 おい待て、ラムザ! どこへ行く!
 この薄情者め、待てというのに! ラムザ! ラムザッ!! ……もう!!





 終
323名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 15:06:46 ID:NshWI1yg0
>>307-322
GJ後半萌えた。
できれば前半をもっと短くしてほしかった
324名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 15:11:43 ID:YX35zRMZ0
GJ

俺は聖人の話も面白いと思うが?
325名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 16:00:26 ID:B7SWMmrR0
はて、この事実を世に伝えたのは少女か気のいい看守か?
はてさて誤魔化すためだけに蘊蓄を語るアグ。gj
326名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 18:37:29 ID:l6HEHQBH0
泣けた
そして萌えた
ありがとう
327名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 19:25:31 ID:zTkrFYua0
>作れないのではない、作らないんだっ!!

大人気ないなぁ、アグたんw
でも萌え



……それ以上に聖人の話に感動しちまったい!
328名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 19:33:16 ID:Ux+wdb4j0
ほっぺにチョコを付けっぱなしにしておけば、
ラムザが勝手に舐めてくれるだろうというアグリアス・オークスの未来予測に一点の曇りなどあろうはずもないッ!!
329名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 21:41:08 ID:yOixhqlk0
つまり、チョコもしっかりと渡していたということか……何という策士……ッ!!
330ふみんしょ ◆QjqnRqGxSY :2006/02/15(水) 22:12:46 ID:WpZJPnoz0
今の今まで2月15日だって気付いてなかったですよ。
まあ、何も問題なかったけど……(´・ω・`)

>>329
ヒント:焦がしたお鍋
331名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/15(水) 23:31:48 ID:01A/9+rK0
>294
ハイパー・テキスト・マークアップ・ラブジュース
332名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 00:14:58 ID:eQq8QZfU0
前半に泣きました
後半に萌えました
いいお話をありがとうございます
333名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 06:10:04 ID:5RQfps/k0
>ほっぺにチョコを付けっぱなしにしておけば、
>ラムザが勝手に舐めてくれるだろうという

しかしそりゃ博打だな。
エロ魔人アホ毛三男坊にそこまで隙を見せたりしたら
舐めるところが顔だけじゃなくなって昼間っからお盛ん、
てことになっちまうぜよ。
334ラムアグ夫婦漫才「ホワイトデー」:2006/02/16(木) 09:11:10 ID:RLjULYuRO
アグ「ラムザ・・・来月はホワイトデーだな。」
ラム「ホワイトデー?なんですか、それは?」
アグ「男性が恋人の女性にプレゼントを渡す日だ。」ラム「ホワイトデー・・・白い日・・・プレゼント・・・あ、そうか!」
ガチャガチャ・・・
アグ「・・・何故、ズボンを脱ぎ出す?」
「だって、男性が女性にプレゼントする「白い物」って言ったら、精・・・」
パァン!(アグ様ハリセン)
アグ「馬鹿!プレゼントはマシュマロなどのお菓子でいいんだ!」
ラム「じゃあ、僕達にホワイトデーはいりませんね。」
アグ「な、何故だ?」
ラム「だって、アグリアスさんには、もう、立派な「マシュマロ」が2つもついてるじゃないですか。」
パァン!(アグ様ハリセン)
ラム「しかも、僕に毎晩「食べて」ってお願い・・・」
パンパンパンパァンッ!
(赤面アグ様ハリセン4連発)
335名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 09:38:57 ID:NYR2XrMD0
鉄扇:骨が鉄でできた巨大な扇子。折りたたんだままで棒のように使う。

こんなモノでの突っ込みを耐えねばならんのだから、
ちょっとやそっとの根性ではアグリアスさんの相方は務まらぬ。
そんな俺、李烈火使い。
336名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 12:28:47 ID:TDfEhopYO
聖人の話って事実?それとも言い伝え?
337名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 13:59:34 ID:TDfEhopYO
あぐりあす「花蝶扇!」
338名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 14:35:17 ID:biFAz3bx0
聖人の話良かったですねー。アグさんの照れ隠しもいいし!
339名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 15:18:28 ID:hUbRPs/B0
アグリアスさん…
チョコが失敗したからって、話長すぎだよw
340名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 17:40:57 ID:XNLT4JEf0
>>336
聖ヴァレンティスヌは、現実の人。
昔、戦争の際の戦力低下を防ぐために、兵士は結婚を禁止されていた。
それを批判したのがヴァレンティスヌ。
死刑になっちゃったので、今は聖人扱いになってる。
当然ながら、「聖人」認定受けた人は他にもいるよ。

ちなみに、ヴァレンタイン大佐なんてのは嘘。
もちろん、戦車の名前なんかでもない。
341名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 19:53:12 ID:z3WNPTIVO
公式チートデータにバレンタインっていたねぇ
後ローランドとかサリバンとかルナとかステラとかルーシーとか
342名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 21:09:49 ID:zhLXfcBWO
>>340
おもいっきりテレビで同じ事言ってたなー
ところで聖人って死んだ後に奇跡を起こした人のことを言うんじゃないん?
343名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 21:40:21 ID:mtIXtjs40
>342
聖人は死んだ後にそれにふさわしいか調べられて、ローマ教皇に任命される。
奇跡の有無は関係ないんじゃないかな。教会組織に正式に認定される奇跡
なんてごくごくわずかだし、そもそもキリスト教における奇跡は神の意志の
現われであって、個人の意志や能力に起因するものとは考えないし。
344:2006/02/16(木) 21:43:36 ID:RLjULYuRO
そこで、ダヴィンチ・コードを読もう!
345名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/16(木) 22:31:36 ID:/o/OdhdO0
両方ともGJ!
奇しくもとも二つともアグたんの独り語りですな
しかも本文中ではラムザ、チョコもらえずじまいw
346名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 03:30:03 ID:/BDYqd/70
AGRIASとAGRIUSってどっちが正しいのよ?
前者が正解っぽいけど後者も良く見るし、同時併記されてた事もあった。
過去ログでAGRIUS表記に誰もつっこんでないし、一体どっちか判らん。
347名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 04:19:06 ID:/BDYqd/70
ぐぐりまくってたらこんなの見付かった。AGRIUSは和製英語みたいな感じか。
英語だとAGRIUSはアグリオス、AGRIASがアグリアスになるようだな。

944 名前: 名無し異端者@LV2002 ◆3ELRAMZA 投稿日: 02/02/12 20:52 ID:???

検索かける時は「agrias」でかけないと、なかなかひっかからないよん。
日本で売られてる本には「agrius」ってスペル書いてあるけど、
英語圏で売られてるFFTのスペルは「agrias」になってるから。

「agrias」でかけると、蛾よりは綺麗な蝶も相当数混じってくるけど、
アグたんもちゃんと見つかりますです。

59 名前: 名無し異端者@LV2002 ◆3ELRAMZA 投稿日: 02/04/11 00:06 ID:???

本スレ353さんへ。

アグリアスのスペルは「agri“u”s」と「agri“a”s」の2つが確認されています。
「u」の方はカードブックや攻略本等に表記されているスペル(つまり日本スクウェア公認)、
「a」の方は英語圏版FFTにセットされているスペル(つまり海外スクウェア現地法人公認)です。

だから実はどっちも正解なんです。

ただ、英語が専門の友達に相談した時、
「agrius」に発音記号を振った時、
日本語の「アグリアス」に近い発音にならない可能性大という見解をもらったので、
僕個人は「agrias」の方を採ってます。
348名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 04:48:50 ID:1QByMyoT0
メリ「ラムザって普段はボケボケしてるけど、いざとなるとキリっとして格好良くなるのよねぇ〜」
アグ「・・・・・・」
メリ「ねぇ?アグリアス?」
アグ「!?んな!なんで私にふる!」
ラファ「ええ!?アグリアスもラムザ狙いなの!?敵はメリだけかと思ったのに・・・」
アグ「な!?なななななな何を世迷言を!」
メリ「でもあんた、あのアサシン姉妹にラムザが言い寄られてた時、結構ピリピリしてたわよぉ・・
   いつもの聖剣技とキレが違ったもん。」
アグ「ちち違うと言ったら違う!」

メリ「ふ〜ん・・へ〜ぇ・・ほ〜ぉ・・」
349名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 09:43:03 ID:t+Lgwyeo0
あのデーモン2匹って姉妹じゃないだろ
350名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 10:39:16 ID:zVhcbHWI0
>>349
やつらには随分苦戦したものだ
351名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 11:01:02 ID:aS8bQQtr0
正体明かすと弱くなる謎キャラだったけどな
352名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 11:06:50 ID:Ca0jGf9D0
アグたん(とラムザ)を描いて欲しい漫画家リストに最近佐藤健悦が加わったのは俺だけか
353名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 12:01:22 ID:bqK4Jbcs0
詳しく
354名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 12:55:29 ID:cRAVL8R70
あの2人はあのままでよかったのに。
熱いベーゼ'`ァ(*´д`)'`ァ
355名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 14:47:34 ID:1QByMyoT0
ムス「ところで…ラムザはこれからどうするんだ?」
ラムザ「僕か? そうだな……僕は………
    この鎧を脱いで…山道を歩いて…雨露をすすって…
    好きな女を抱いて、もう一度じっくりと考えてみるさ…
    元々人間が何だったのかを…そのための時間はいくらでもあるから」
356名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 14:51:18 ID:t+Lgwyeo0
アイテム士「人間は汚れたタンパク質の塊ですよ。燃やすととても臭いです。
357名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 14:57:18 ID:Ttp9Ho+R0
アサシンズと戦ったときってメリアまだいなかったはずでは……?
358名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 18:31:47 ID:0ACOhK3J0
ベッド砂漠を越える際にアグたんが穿いてたぱんつは何としても手に入れたい
359名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 19:17:20 ID:15WRqEpB0
>>348
たとえアサシンズに前後から挟み撃ちにされ、
後ろからオッパイを押し付けられ、前からディープなベーゼで口中ねぶられてしまうような
受け少年キャラに見られてしまいがちなラムザではあっても、
もうその頃のストーリー上の強さでは、戦士としてはウィーグラフやエルムドアより強く、
武将としてはベスラ要塞攻略戦等様々な作戦を成功させるほどに成長してしまっている。

アグたんもいつまでも「ラムザは私が一人前に成長させてやるのだ!」という建前は使ってられないのではないでしょうか。
せめて「ラムザのアホ毛は私が梳いてやらねば可愛く立たんのだ!」とか、
回りが引いてしまうぐらいのスローガンを堂々と掲げるぐらいでなくては。
360名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 19:40:33 ID:biAl0sEW0
>>359
同時に別の部分も勃(ry
361名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 21:53:19 ID:dJpbXuuV0
>>360
【北斗骨砕打】
【北斗骨砕打】
【北斗骨砕打】

一つ選ばせてやる
362名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 21:54:06 ID:Ttp9Ho+R0
アグ「ラムザの股間は私が慰めてやらねば静まらんのだッ!!」
363名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 22:11:32 ID:dJpbXuuV0
>>362
【強甲破点突き】
【強甲破点突き】
【強甲破点突き】

一つえらb(ry
364名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/17(金) 22:36:30 ID:2RY/nKjh0
>>362

アグたんにあんなことやこんなことをしてもらいたいですか?
よく考えて選ぼう。

・今さら疑うものか、ぐへへへ → 1へ
・いいえ、滅相もありません。私は見ているだけで幸せなのです → 2へ
・アグたん? だれそれ? → 3へ


1 [ttp://fftonly.s2.x-beat.com/paint/file/FFT_000072.png]
2 [ttp://fftonly.s2.x-beat.com/paint/file/FFT_000093.jpg]
3 [ttp://fftonly.s2.x-beat.com/paint/file/FFT_000053.png]
365名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 01:16:23 ID:l45ZiWzi0
アグリアスらしい硬派なSSも読んでみたい
366名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 01:41:21 ID:4MkV4UcN0
マラーク「アグリアスとメリアドールって、俺に惚れてるんだぜ!」
ムス「はぁ?・・・・まぁ・・お前がそう思ってるならそれで良いけど・・」
ベイオ「どう見てもあの2人はラム・・・」
ムス「しっ!ベイオウーフさん!」
マラーク「ときどき目が合うんだよ・・・アレは俺に惚れてる目だ・・」
ラット「(危険な奴・・)」
367名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 02:16:43 ID:RiHBhgkE0
ドーターでフェザーブーツ装備させて、戦闘不能になったアグとガフが、
会話の為に瀕死状態で起き上ってふわふわしながらペチャクチャしゃべってるのかわいすぎ。
特に背中から見た方の頭の傾き加減とケツの丸みと手がね。
368名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 03:09:16 ID:2LENt/Od0
ここの職人さんはリクを受け付けてくれたりはするんだろうか?
369名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 05:12:00 ID:P9OyNscY0
[小嶋社長とケフカを同じ部屋に閉じ込めてみた]より
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1137582311/

221 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日:2006/01/28(土) 06:06:25 ID:Pli1XJ/30
姉歯「人の為と書いて偽り…何かもの悲しいわね」
370名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 10:29:23 ID:+3XT4C1h0
>>368
何度か住人の何気ないレスから妄想爆発させてSS投下された過去がある。
駄目もとでリクしてみたら?
371名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 11:30:34 ID:IeRQnPL50
前々スレで「秋ネタのSS読みたい」というリクに答えて二本投下された
ことがあったし。
372名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 11:52:12 ID:HZDbPDHk0
>>355
それなんて海賊Gダム?
373名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 13:34:10 ID:C2e1NiAX0
アグ「ラムザ、チョコレートだ、受け取ってくれ」
ラム「といわれても単なる全裸じゃないですか、せめてチョココーティングくらいしてくださいよ」
アグ「スナック部分を外した『きのこの山』が乳首の先に乗っているだろう」
ラム「色も形も普段と同じだったから気付きませんでしたよ」
アグ「言ったなこーいつぅー」
ラム「うるせぇよデカ乳首女」
374名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 17:11:47 ID:ygPBBkiQ0
>>322のアグたんはホワイトデーが近づいたら「なぜ男性は三倍返しが礼儀か」
を寓話を引いてラムザに説くとみた。

それはそれとして>>365にも同意だ
375名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 17:49:48 ID:4PdRj5KW0
アグ「ば、馬鹿者!
   お返しが欲しいのではない、そういう決まりなんだっ!!!
376名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 21:27:19 ID:DQMeUkbKO
メリア「ずいぶん必死ね、アグリアス。」
クラウド「ラムザのことだ、何だかんだでお返しくれるさ!」
377名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 23:44:20 ID:slAk6Gmg0
                          _
               ___ rぅrぅ==ぅ二__:::\
             / ̄ >ヾ、       ゝ,::\
            〃  」´ rvー}^^^^^^^^^ヽ、 L.:.ヽ
                 ノ /      | i    \ {.:.:ヽ
               〈 / /  |、 |  i |、ヽ、!   | {.:.:ヽ
                  V / | | | ヽj  | L-‐、|  |  }.:.:.:i
                〈i | |_」リ  \Nィ斤Y i  !  }.:.:.:.|
                  |i | !ィテv   ´ 廴う |  | リ.:.:rrrヘ アグリアスはセイバーのパクリっ!!
               \!ハ d」  ,      |  レヘf    〉
                 |  }   r―┐   /  /   d  ソ
                / iヽ _ ー'_ イ i rf 三ユ__ ゙'゙´
                  // ノ__ r==v====V i/.:.r=vJ、\
                 ///.:.:.:.:.:ーー∞一r=Y.:.:.:i  ハ ヽ \
                ///.:.:.:.:.rう〜○Y○人 \」! l 〉 i   丶、
           /イ  イ!:::::::ノ    ソ/  〉=┤irvj j〉 l      ヽ
            // f  | |:::::ノ   ノ^^'/  /ト、 irメ; └j l   、  ヽ
       ∠ /   |  | {::ノ  ノ.    /:::::::ハ 爻; ;ソ!         i
         レ′  !  ! ij   ノ:::::\_/.......::/ ハ i ^  |       ili   |
                ん^V {  ノ:::::::: : : : ::::::::〈rノ ヽ   /      》   i
             /  `゙7:::::::::::::::::: : : : : :ヽ.   `ー′           |
               i  ll  /::::::::::::::::::::::: : : : : : V     i l i        !
             |   /::::::::::::::::::::::::: : : : : : :...',     l i l        |
378名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/18(土) 23:54:26 ID:i2tRT36sO
ラム「僕のきのこの山食べてくれるかな」
アグ「馬鹿者…」
379名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 00:57:14 ID:pEkjf/1N0
アグ「山と言えるほどのものじゃないだろう?」
ラム「!!!!!」
ムス「ショックで死んだ!?」
8号「ふぇにっくすノ尾、使イマスカ?」
380名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 03:24:12 ID:h5vDHuyfO
ムスタ「使っとけ。」
8号「ゴシュジンサマ、フェニックスノ尾デス!」
ラムザ「うう、アグリアスさんひどい。」
アグ「真実を述べたまでだ!」
ラムザ「!!!!」
ムスタ「否定はできないわな。」
ラムザ「………」


メリア「ラムザが落ち込んでるわ?なぜ?」
クラウド「興味ないね!」
ラムザ「!!!!!」
アグ「クラウドのせいでまた死んだ。」
クラウド「え、俺が悪いの?」
8号「マタ、フェニックスノ尾ツカイマスカ?」
381名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 07:38:16 ID:J4rRB7fv0
                          _
               ___ rぅrぅ==ぅ二__:::\
             / ̄ >ヾ、       ゝ,::\
            〃  」´ rvー}^^^^^^^^^ヽ、 L.:.ヽ
                 ノ /      | i    \ {.:.:ヽ
               〈 / /  |、 |  i |、ヽ、!   | {.:.:ヽ
                  V / | | | ヽj  | L-‐、|  |  }.:.:.:i
                〈i | |_」リ  \Nィ斤Y i  !  }.:.:.:.|
                  |i | !ィテv   ´ 廴う |  | リ.:.:rrrヘ セイバーはラムザとアグリアスの娘っ!!
               \!ハ d」  ,      |  レヘf    〉
                 |  }   r―┐   /  /   d  ソ
                / iヽ _ ー'_ イ i rf 三ユ__ ゙'゙´
                  // ノ__ r==v====V i/.:.r=vJ、\
                 ///.:.:.:.:.:ーー∞一r=Y.:.:.:i  ハ ヽ \
                ///.:.:.:.:.rう〜○Y○人 \」! l 〉 i   丶、
           /イ  イ!:::::::ノ    ソ/  〉=┤irvj j〉 l      ヽ
            // f  | |:::::ノ   ノ^^'/  /ト、 irメ; └j l   、  ヽ
       ∠ /   |  | {::ノ  ノ.    /:::::::ハ 爻; ;ソ!         i
         レ′  !  ! ij   ノ:::::\_/.......::/ ハ i ^  |       ili   |
                ん^V {  ノ:::::::: : : : ::::::::〈rノ ヽ   /      》   i
             /  `゙7:::::::::::::::::: : : : : :ヽ.   `ー′           |
               i  ll  /::::::::::::::::::::::: : : : : : V     i l i        !
             |   /::::::::::::::::::::::::: : : : : : :...',     l i l        |
382名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 08:29:25 ID:7F17Bt0x0
>>381
… そ う い う こ と で ッ !!
383名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 14:55:38 ID:4dmzeR3tO
獅子戦争のモデルはバラ戦争だし、イギリス繋がりという点であながちトンデモとは言えないかも?
384名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 17:01:08 ID:Tfje5/H40
それにしても被り過ぎてる
金髪で後ろ編、騎士、鎧の色、気高い性格

385名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 17:12:13 ID:qbmz2P7N0
身長 アグ>>セイバー
スタイル アグ>>>セイバー
美貌 アグ>>>>セイバー
386名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 17:23:53 ID:sepfFea7O
おやめなさい
387名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 17:53:20 ID:pH7EdyP10
セイバーがアグに被ってるのってヤダね。
オスカルに被るのはまぁいいけど。
>>384で言えば髪型だけ違うけど。

なんかセイバーが鬱陶しい。
388名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 18:20:37 ID:KMZttNBY0
アグ「もうその話はよせ。酒が不味くなる」
ラムザ「アグリアスさんは、アグリアスさんですから」
アグ「はぁ?」
ラムザ「なんて言うかですね、今この僕の目の前にいるアグリアスさんは、
     紛れも無くアグリアスさんであって、誰に似てようが、僕にとってたった一人のアグリアスさんなんです。
     僕にとって、この世界中で、代わりになる人なんていません」
アグ「…。」
ラムザ「だから…何言われてもあまり気にしないで下さいね」
アグ「飲め」
ラムザ「はい?」
アグ「飲めと言うのだ。私の酒は飲めぬと言うのか?」
ラムザ「は、はい…頂きます。どうも(うぁ、こんなたっぷり…しかもキツいやつ)」
アグ「…本当か?」
ラムザ「何がです?」
アグ「もう一度言え」
ラムザ「えっと…、『頂きます、どうも』」
アグ「…」
ラムザ「…」
アグ「…(怒」
ラムザ「…??」
アグ「…今日はとことん、貴公に説教してやる。大体だな、お前は…」
389名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 20:24:02 ID:TpolYDHH0
バーで色っぽい姉ちゃんに声かけられて照れるラムザカワイス
390名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 21:42:41 ID:qbmz2P7N0
>>389
しかしまんざらでもなさそうなラムザを見て
アグリアスさんの嫉妬の炎が燃え上がるのですよ
391名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/19(日) 22:06:01 ID:pdg3MfK10
酒場の客連中「アグ姐の!ちょっとイイとこ見てみたい!!」ヒューヒュー!ドンドン!
アグ「私のイイとこ〜!?」

そして一瞬の後、回りで囃し立てた酔っぱらいどもは閃光と共に吹っ飛び、
ラムザはアグリアスに小脇に抱えられたまま部屋へとお持ち帰りされたのでした。
以上、実況はレーゼ東海林からお送りしました。
392名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 00:03:13 ID:z33cW17Y0
>>388
ちょっとアンタ、スゴイ!
393名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 00:09:51 ID:OiaodiXK0
>>391
だが部屋の前でメリアドールがディフェンダーを構えて待っていた。
394名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 00:34:38 ID:iVQeXhKb0
そしてその修羅場をマラークの毒ガエルが静かに見つめていた。

ちなみにラムたんを小脇に抱えてお持ち帰りするアグリアスさんの図。
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up89373.jpg
395名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 00:38:46 ID:IZh8q0g30
>>394
「密漁成功」かw
396名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 01:33:23 ID:FmOlFKhO0
>>394
その同人誌の情報kwsk
397名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 13:30:59 ID:OiaodiXK0
ムス「なぁ、アグ姐の笑った顔見た事あるか?」
ラット「ないよ、てか笑った事ないんじゃねーの?いっつもぶすくれた顔してるし」
ムス「やっぱどうだよな!ラムザもそう思うだろ?」
ラムザ「え!?・・あ・・ああうん。(結構微笑んだりするんだけどなぁ)」

398名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 13:54:21 ID:LtisN7HH0
アグ「皆、度重なる戦いで疲れているようだ。貴公も大変だろうが、
   声を掛けてやれば慰めになるのではないかな」
ラムザ「確かに……今まで周りに流されるままで、仲間の事を思いやる余裕が
   なかったのかもしれません。アグリアスさん、ご助言ありがとうございます」
アグ「いや、気にするほどの事も無い。私も様子に気をつけるので貴公も無理をしないようにな」
ラムザ「アグリアスさん」
アグ「うん?」
ラムザ「……いえ、おやすみなさい」
アグ「…ふふ、余計な気を使わせたな。私も明日は少し休ませて貰うとする。
   貴公は他人に優しすぎるのが欠点だ、こちらの心が緩んでしまいそうになる」
  「では、失礼する……」
399名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 17:07:44 ID:hIuzJ1yx0
冬らしく、クールビューティーなアグリアスさんが見たい!
400名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 18:24:24 ID:Ca4Js6ND0
400ならアグたんのおっぱいに顔うずめる
401名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 19:00:29 ID:t/UiaCcH0
401ならアグたんのおしりに顔をうずめる
402ラムザ:2006/02/20(月) 19:25:42 ID:ZFmcD7l00
402なら>>400-401を阻止
403名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 19:34:24 ID:hThSMRp80
とりあえずアグ姐さんにチャージさせときますね
404名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 20:01:58 ID:hIuzJ1yx0
2getならアグたんと結婚する
405名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 20:11:37 ID:5eKu4i9Y0
>>404
そんなに気を落とさなくても大丈夫さ・・・
アグ姐さんなら慰めてくれるさ
406名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 21:38:09 ID:tohyya1i0
「いよいよライオネル城だな。ラムザ、お前にガフガリオンが斬れるか?」
「・・・ガフガリオンと出会った当時、僕は出奔中のやさぐれ少年でした。
 そんな僕を彼は傭兵団に拾ってくれたんです。
 暖かいスープに柔らかいパン。天にも昇る気持ちでした」
「そんな実は優しいガフおじさんをどうするつもりだ?」
「 死 刑 ! 」
「・・・・・・・・」
「アグリアスさん」
「なんだ?」
「僕は、童貞です」
「!」

ディリータ・・・人を利用し続ける君にはまだ分からない。
僕が目指したのは、僕と君とあのウィーグラフが、
ひとつのテーブルでお茶を飲み語り合える世界だ。
身分差も偏見も無い世界。
僕らの戦いも、もうすぐ終わる。
でも、一度動き始めた人々の動きは止まらない。
支配と自由の戦いが続く限り、僕らは何度でも立ち上がる。
いつかきっと、僕と君がどんなに渇望しても得られなかった自由と平等を、
皆が当然のように生まれながらに持つ世界が来る。
その時彼らは、僕らの苦しみを理解するだろうか。
僕らを、社会の礎ではなく、敵も味方も分からず殺し合った狂人と思うかもしれない。
貴族が、貧困を理解しないように。
それでも僕は後悔しない。

“最強の童貞”ラムザ・ベオルブ、死都ミュロンドにて散る・・・
407名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 23:41:04 ID:RvvtG7Ut0
これはまた、随分と素敵な獅子の時代だなw
408名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/20(月) 23:56:23 ID:OiaodiXK0
アグ「私は処女だ。文句あるか!!」
409名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 00:37:16 ID:mlDk2bLi0
???「無いよ。むしろ、ホーリーナイトたる者、高潔な処女で無ければな!w」
410名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 01:01:11 ID:eRyYjAoQ0
>>409
誰だよお前
411名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 03:50:43 ID:cpHfoPdC0

ラムザ「えーっ!? 僕が命令するのーっ!? やだっ、怖いよーっ!!」

ムス「(このラムザを知ってるのは俺だけ・・・ハァハァ・・ラムザカワイス・・」
412名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 04:47:40 ID:GZx/0FA00
ベス「(このラムザを知っているのはわしだけ…
息子も死んでしまった事だし、わしの息子になってくれんかのぅ…」
413名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 05:39:08 ID:r7Sb2Ep+0
労働八号映像アビリティ「再生する」実行中。

八号「―イジョウガ、ワタシト、ゴシュジンサマトノ、ケイヤクノ、バメンデス」
アグ(おのれ、ムスの字め〜!私でさえラムザのあんなラヴリーな姿をまだ見たことがないというのに〜!!)
八号「アグリアスサマ、ダイジョウブデスカ、、コキュウト、ドウキガ、フダンヨリ40%ホド、ジョウショウシテイマス」
アグ「八号、今のシーンをもう一度最初からだ。特にラムザの顔をアップでハアハア」
八号「ナンナラ、ゴシュジンサマイガイノ、ニンゲンヲ、ガゾウカラ、ジョキョスルコトモ、デキマスガ?」
アグ「聞く前にやれ!そんなことは!!」
八号「ハ、ハイ…(キョウフ、コレガ、ニンゲンノイウ、キョウフトイウ、カンジョウナノダロウカ…)」ピピーガガー
414名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 09:47:37 ID:4V0U/TdE0
「アグリアス宅配」というものがあったらしい。
ttp://www.sanriku-kahoku.com/news/2005_04/k/050426k-takuhai.html
アグたんが宅配でお届け……
415名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 10:01:36 ID:6AWPP0x/0
アグたんが配達してくれるのか、
それともアグたんが配達されてくるのか、そこが重要だ

俺はいかがわしい品をわざと包装せずに届けてもらいたい
416名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 10:13:50 ID:r7Sb2Ep+0
アグリアスのワカメ酒宅配サービスかと思ってドキドキしちまったじゃねーか、コンチクショウ!
417名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 12:32:14 ID:H4bBgC7y0
>>406
吹いたww
なんという発想か!…あんたアホだろww
418名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 14:59:36 ID:cpHfoPdC0
アトカーシャ王家直属の近衛騎士団ってアグ以外でどれだけ居るんだろう・・・
アグ姐外様説が流れるな。

王立ガリランド士官アカデミーの同期の仲間は、ラムザが異端者になっても付いてきてくれるのか・・・
419名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 15:55:49 ID:fhRdK4Kg0
このスレ的には

ラムザ→完璧超人
アグ→正義超人
アルマ&オヴェ→悪魔超人

でいいのかな。
420名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 18:31:00 ID:KV55NWMD0
この間アタッカーで募集したらホーリーナイトが来た。
困るんだよねこういうの・・・
メンバーに聞いたら「リーダーにまかせるw」って言われるし。
丁寧に「すみません、HKはちょっと^^;」と言ったら
「王家の敵が!-_-ね!」とか言って出ていった。
ホーリーナイトごときがアタッカー気取るなっての^^;
421名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/21(火) 21:44:49 ID:8eiPAMT90
>>419
どっちがアシュラマンでどっちがサンシャインなんだ?
422名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 00:53:05 ID:e3m81klG0
夜中にこっそりアグたんのパンツでオナニーする快感と極限のスリル
423名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 02:32:50 ID:kkCtdscs0
424名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 02:52:48 ID:wqVmyOwe0
アグリアスって脱がすと誰だか分からなくなるね。
やはりあの服と色が重要なイメージなんだなぁ、と思った。
425そこでひとこと:2006/02/22(水) 07:53:15 ID:gGQW1ICY0
                          _
               ___ rぅrぅ==ぅ二__:::\
             / ̄ >ヾ、       ゝ,::\
            〃  」´ rvー}^^^^^^^^^ヽ、 L.:.ヽ
                 ノ /      | i    \ {.:.:ヽ
               〈 / /  |、 |  i |、ヽ、!   | {.:.:ヽ
                  V / | | | ヽj  | L-‐、|  |  }.:.:.:i
                〈i | |_」リ  \Nィ斤Y i  !  }.:.:.:.|
                  |i | !ィテv   ´ 廴う |  | リ.:.:rrrヘ アグリアスはセイバーのパクリっ!!
               \!ハ d」  ,      |  レヘf    〉
                 |  }   r―┐   /  /   d  ソ
                / iヽ _ ー'_ イ i rf 三ユ__ ゙'゙´
                  // ノ__ r==v====V i/.:.r=vJ、\
                 ///.:.:.:.:.:ーー∞一r=Y.:.:.:i  ハ ヽ \
                ///.:.:.:.:.rう〜○Y○人 \」! l 〉 i   丶、
           /イ  イ!:::::::ノ    ソ/  〉=┤irvj j〉 l      ヽ
            // f  | |:::::ノ   ノ^^'/  /ト、 irメ; └j l   、  ヽ
       ∠ /   |  | {::ノ  ノ.    /:::::::ハ 爻; ;ソ!         i
         レ′  !  ! ij   ノ:::::\_/.......::/ ハ i ^  |       ili   |
                ん^V {  ノ:::::::: : : : ::::::::〈rノ ヽ   /      》   i
             /  `゙7:::::::::::::::::: : : : : :ヽ.   `ー′           |
               i  ll  /::::::::::::::::::::::: : : : : : V     i l i        !
             |   /::::::::::::::::::::::::: : : : : : :...',     l i l        |


426名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 08:29:48 ID:0FsoLfev0
「アグリアス」でググると勝手にイメージ検索の結果まで出るのは何故だ
427ふたことめには:2006/02/22(水) 09:30:25 ID:fSW94q930
                          _
               ___ rぅrぅ==ぅ二__:::\
             / ̄ >ヾ、       ゝ,::\
            〃  」´ rvー}^^^^^^^^^ヽ、 L.:.ヽ
                 ノ /      | i    \ {.:.:ヽ
               〈 / /  |、 |  i |、ヽ、!   | {.:.:ヽ
                  V / | | | ヽj  | L-‐、|  |  }.:.:.:i
                〈i | |_」リ  \Nィ斤Y i  !  }.:.:.:.|
                  |i | !ィテv   ´ 廴う |  | リ.:.:rrrヘ セイバーはラムザとアグリアスの娘っ!!
               \!ハ d」  ,      |  レヘf    〉
                 |  }   r―┐   /  /   d  ソ
                / iヽ _ ー'_ イ i rf 三ユ__ ゙'゙´
                  // ノ__ r==v====V i/.:.r=vJ、\
                 ///.:.:.:.:.:ーー∞一r=Y.:.:.:i  ハ ヽ \
                ///.:.:.:.:.rう〜○Y○人 \」! l 〉 i   丶、
           /イ  イ!:::::::ノ    ソ/  〉=┤irvj j〉 l      ヽ
            // f  | |:::::ノ   ノ^^'/  /ト、 irメ; └j l   、  ヽ
       ∠ /   |  | {::ノ  ノ.    /:::::::ハ 爻; ;ソ!         i
         レ′  !  ! ij   ノ:::::\_/.......::/ ハ i ^  |       ili   |
                ん^V {  ノ:::::::: : : : ::::::::〈rノ ヽ   /      》   i
             /  `゙7:::::::::::::::::: : : : : :ヽ.   `ー′           |
               i  ll  /::::::::::::::::::::::: : : : : : V     i l i        !
             |   /::::::::::::::::::::::::: : : : : : :...',     l i l        |
428名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 09:52:55 ID:k0gcXACB0
違う服着てても髪形が変わっても
同じキャラだとわかるようにかける絵師はすごいと思う
429名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 12:46:48 ID:o2tEqglR0
特に美形とか整った顔立ちの場合、見分けがつきにくいな。
似たり寄ったりというか、美形って目鼻口とかの位置や形が一番平均的な所にある人らしいし。
430名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 21:38:16 ID:Lib/0NEm0
あれっ?
なんか職人さん消えちゃった?
431名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 21:58:49 ID:o2tEqglR0
消えてはいないがネタが浮かばんだけじゃ。
432名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 23:19:32 ID:3l3IPL8L0
>>428-429
アグリアスを全裸にした場合、
どうしてもキャラを立たせるための外見上の記号はあの伊勢エビがごときオサゲぐらいだからな。
納豆を育てたくなる。
433名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/22(水) 23:47:49 ID:oTpu0oy00
ネタはあるけどテキスト起しする時間が無いんヨ。
ああ、FFXIIまでひと月も無いのだな・・・。
434名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/23(木) 00:43:01 ID:BpwYbhJo0
435名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/23(木) 00:49:46 ID:wnwMHJO20
>>434
もはやFFじゃねぇ。一瞬ファンタジックなパラサイトイヴかと思った。
PEはPEで大好きだったが、12はいけねぇな・・・
436名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/23(木) 02:40:45 ID:dBbKa2/i0
PEは面白かったな、あの戦闘は新鮮だった
最終的にハンドガンがありえない性能になってくけどw

しかし12はなんだか戦闘すぐ飽きそうな感じがする
これはファン的にはどうなんだろう?
437名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/23(木) 05:19:13 ID:7YvpkkPL0
つーか3D戦闘そのものが限界に貴店でないかい?
438名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/23(木) 05:45:08 ID:jtfAX4T50
>>434
FF11そっくりだ。
MMOとしてはいいかもしれんが、オフゲとしては・・・まあおいとこう。
439名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/23(木) 06:44:54 ID:ckhD9KIy0
もう今どきの最新大作RPGなどはやる気力も時間もなかなか作れんな。
せめてベイグラ程度の3Dモデルと吉田絵でなら、
ラムザとアグリアスはじめFFTキャラ達のリアル系リニューアルを見てみたい、という気はある。
440名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/24(金) 18:30:05 ID:HxEqZWVM0
ラム「ア、アグリアスさんの、ここ、好みのタイプってどういう人ですか?」
アグ「なな、なんだ、やぶからぼうに……。私の、好み? そうだなぁ……
   芯は強いが、優しくて、頑張り屋で逆境にめげず、ちょっと小柄で、
   そこはかとなく色気のあるような……そ、そんな人だな
   (って本人前にしてバレバレかな? ふふふ)」
ラム「……芯は強いが、優しくて、頑張り屋で逆境に強く、ちょっと小柄で、
   そこはかとなく色気のある……(!! ら、ラファか!!)
   ……そうですか、アグリアスさんそういう趣味だったんですか……
   いやいや何も言いません。どうか二人で幸せになってください……」
アグ「って、ええ!? な、何で落ち込むのだ!? おいこらラムザ、どこへ行くんだ、おーい!!!?」

ラヴィ「……バカップルだわ……」
441名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/24(金) 20:00:56 ID:z+SEEP8H0
いたストポータブルにアグたん出られるよう、今のうち祈っておくか。
442名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/24(金) 22:19:57 ID:pj03kTaX0
アグ「こ・・これはラムザの寝袋!?・・」
 ラムザの寝袋に入るアグ
アグ「あああ、ラムザの匂い・・・ラムザに包まれてるむたいだ。」
アリシア「あわわわわ!隊長が変態さんに!あわわわわ!」
443名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/24(金) 23:45:39 ID:8TRzTUTH0
>>441
俺も祈っておくか、PCじゃ無くてもいいから出て欲しいな。
ショップとかそんなんでいいんで。
444名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/24(金) 23:48:07 ID:CoCsu+SgO
あげとく
445名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/24(金) 23:55:50 ID:qmGD5gX20
>>441
いたストポに備えて、隊内レクリエーションの一環として人生ゲームをやろうと提案したアグリアス。
だがアグとメリアが、子供が生まれた時の出産祝いを回りに請求するたびに、
お互いが険悪になっていこうとは回りの者たちは知る由もなかった…
446名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 01:34:36 ID:ZxDqdSyM0
今回のいたストはFF12の発売後でFF12がプッシュされてるから、松野繋がりでアグリアスさんに限らず、FFTで誰か出られるといいな。
チャンスカードでもいいから。
447名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 02:16:20 ID:QidRAVnw0
人生ゲームプレイ中―――――

メリ「あ、子供が生まれる、だって。名前は……そうねぇ、ラムアドール! なぁんて」
ラム「え、ちょ……」
アグ「こらこらこら!!! 何だその名前は!!」
メリ「いいじゃな〜い。どんな名前付けたって」
アグ「馬鹿か貴様は! ラムザが迷惑がっているだろうが!!」
メリ「あらラムザ、迷惑?」
ラム「え、いや、その……//////」
アグ「貴公も何を赤くなっている、ラムザ!!」
ラヴ「あの〜、隊長の番ですよぉ」
アグ「む、そうか……3つ進む……と、おや、私も子供が出来る、か……
   おい皆、出産祝いだ。5000ギルずつ貰おう」
アリ「隊長はお子さんに名前つけないんですか?」
アグ「馬鹿も休み休み言え。そんなことより早く出産祝いをよこせ。子供の教育のためにも
   資金は貯めておかないとな……ラムリアスには立派な貴族にしないと――――」
ラヴ「ラムリアス?????」
アグ「あ―――――!」
448:2006/02/25(土) 07:12:27 ID:dQX23CGOO
アグ「ラムザ・・・もうすぐ3月だな。」
ラム「そうですね・・・アグリアスさんは、3月といえば、何が思い浮かびます?」
アグ「そうだな・・・私は三月といえば、卒業だな。」
ラム「そうですね・・・」
アグ「す、すまん・・・ラムザは学校を中退したのだったな。」
ラム「いえいえ、僕も卒業しましたよ。」
アグ「なに?」
ラム「僕は3月に「学校」の代わりに「童貞」を卒業しました!」
アグ「な、なにぃ!?貴様、一体、どこのあばずれと・・・!」
ラム「く、苦しい・・・アグリアスさん、段取りが違う・・・クビ締めじゃなくてハリセンですよ・・・」
アグ「やかましい!どこの誰だ!さあ言え!すぐ言え!」
ラム「ア、アグリアスさんとですよ!」
アグ「わ、私と・・・だと?」
ラム「ゲホッ、ゲホッ、は、初めて出会った年のホワイトデーに・・・」
アグ「あ、あれが初めてだったのか・・・なら、二人で一緒に「卒業」したことになるな・・・」
顔を真っ赤にし、俯いて指を絡ませながら、恥ずかしそうに呟くアグリアス。
「そうですね・・・」
アグ「ラムザ・・・」
ラム「アグリアスさん・・・」
見つめあい、お互いに抱き締めあう二人。

漫才を見にきた観客から、大ブーイングと、空き缶と弁当箱、座布団をなげつけられながら、
ステージの幕は閉じていく。
449名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 07:18:01 ID:Ot0bVK930
ラムザは永遠の童貞なんだよ!
ケツは開発済みだが
450名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 07:45:11 ID:C84429oj0
>>447
ラファ「じゃあ私の子供はラムファにしようかな♪」
マラ(マラファとかじゃないのか…ショボンヌ)
ムスタ「んじゃ俺の息子はラムザディオだな!時間も止められるぐらい強え奴にするぜい」
ラッド「なら俺のはラムド」
アリ「アグリアス様には失礼をしてラムシアなど響きがいいですね…」
ラヴィ「ずるーいアリシア!したら私だってラムアンにしよーッと!」
レーゼ「皆してお子様ね、私達の子ならベーゼ♪なんてどうかしら?」
ベイオ「いやいやレーオウルフというのも捨てがたいね!」

もはや収拾付かず。

>>448
アグたん的にはラムザのようないたいけなアホ毛美少年が荒くれ揃いの傭兵団にいたのだ。
むしろアナル処女のほうを心配してやるべきだろう。
451:2006/02/25(土) 08:06:42 ID:dQX23CGOO
447
ワイワイと人生げーむを楽しむラムザ一行を柱の影から見つめながら・・・
「ラムリア・・・」
と、ポツリと呟く某王女。
452名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 09:01:39 ID:C84429oj0
>>451
さらにその頃、自室で禁断の秘奥義「一人人生ゲームプレイ」をしていたディリータ。
男の子にラムータ、女の子にはディリリアと名付け、
「よーし、パパ国王になっちゃうぞー」とか言ってやんの、もう見てらんない。
453名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 10:04:48 ID:JoPftuTmO
>>452
そのさらに別の部屋で三人で人生ゲームをする男女の姿が
オルランドゥ「あっちの仲間には入れてもらえなかったからなー…」
アルマ「悲しいですね…」
クラウド「そうだな…」
オルランドゥ「あ、子供が生まれた…名前は…オーランドゥ…」
クラウド「俺にも子供が………クラムザ」
アルマ「私も子供が……アジョマ…」
一同(盛り上がらん)
454名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 13:06:31 ID:JVWgQzg80
ガララララ・・・・

アルマ「あっ、油田・・・
クラウド「・・!!
オルランドゥ「幾らかね?
アルマ「えと、20万ギルです・・・
クラウド「・・・・・・
アルマ「すいません、銀行係やっていただいて・・・
オルランドゥ「なに、構わんよ。
アルマ「あ、ありがとうございます!
クラウド「・・・・・

一同(気まずい)
455名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 14:38:21 ID:ogGNvg710
ふたなりアグリアスで有名だったサイトがなくなっちゃってるなあ。
移転先も展示してないみたい、保存しときゃよかった……。
456名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 15:06:06 ID:zgs56WH6O
跡地のURLの一部分で検索したら見つかったよ
457名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 15:14:03 ID:ogGNvg710
おお、ほんとだ!
探し方が足りなかったな、どうもありがとう
458名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 15:14:12 ID:bBgZc8HF0
メリ「アっちゃんいつものやったげて!」
アグ「何?聞きたいか私の武勇伝!」
メリ「その武勇伝をゆったげて!」
アグ「私のイヴァリースベストテン、レッツゴー!」
メリ「好きな男がベルオブ家」
アグ「今さら疑うものか!私はお前を信じる!」
アグ・メリ「武勇伝♪武勇伝♪武勇でんでんででんでん♪」
メリ「アっちゃんカッコイイ!」
アグ「ペケポン!」
459名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 22:42:44 ID:OYdhk9Et0
アグ「意味は無いけれどムシャクシャしたからムスタディオに北斗骨砕打♪」

460名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 22:54:06 ID:QidRAVnw0
ラムザが買いだしに行った店で可愛い店員と話してたからムシャクシャして骨砕打
ラムザが久々にあったアルマと一緒に寝たのでムシャクシャして骨砕打
ラムザが新しく加わったラファに何くれと気を使ってやるのでムシャクシャして骨砕打
ラムザが重傷を負ったラヴィアンを徹夜で看病したのでムシャクシャして骨砕打
ラムザがメンバーが増えてきてあまり自分に構ってくれなくなったのでムシャクシャして骨砕打
ラムザが新しく加入したメリアドールに積極的にアプローチされてるのを見てムシャクシャして骨砕打


ムス「何でそのたびに俺が標的にされるんだよ!!!」
461名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/25(土) 23:20:49 ID:Wvf4aDZb0
>>460
それはムスアグのフラグだよ君
462名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/26(日) 00:01:57 ID:ckhxusT50
>>455
ど、どこなんだ!
463名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/26(日) 00:09:23 ID:+ziGcjs90
>>462
「URABATA」でググってみれ。
絵師が結構アグたんお気に入りのようなので(他のキャラはたいがい一枚きりなのにアグだけ5枚も描いてる)
今後も期待できるかと。
464名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 00:48:10 ID:I/W0hdk10
若干すれ違いだけど
FFT2を作るスレってどうなったの?
465名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 01:56:26 ID:ybTHpSiG0
存命中
466名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 02:02:41 ID:UT+KPyqv0
ムス「ラムザ見ろこれが秘蔵の生娘特集だ!!」
ラム「・・・な・・・何を見せるんだよ!!」
ムス「なんだよ〜好きなくせに、このこの〜」
ラム「やめてよ〜!(と言いつつ横目でチラリ)」
ムス「ムヒヒ」
ラム「う・・うわ〜・・す・・すっごいなこれ・・・」
ムス「な?生娘良いだろ?今からドーター行くぞ!」
ラム「えええ〜!?・・で・・でも・・」
ムス「バッカお前街娘だぞ街娘!ウチの隊の女どもなんかより体の柔らかさが違うんだよ!!」
ラム「それはいつも鎧・・」
ムス「よ〜し!決まり!!レッツゴー!!」
467名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 02:56:04 ID:uyuj1Ltd0
        l^丶
        |  '゙''"'''゙ y-―, あ 天の願いを 胸に刻んで
        ミ ´ ∀ `  ,:'       
      (丶    (丶 ミ   あぐ    あぐ
   ((    ミ        ;':  ハ,_,ハ   ハ,_,ハ
       ;:        ミ  ';´∀`';  ';´∀`';, ,
       `:;       ,:'  c  c.ミ' c  c.ミ  
        U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J   u''゙"J

          /^l
   ,―-y'"'~"゙´  |   それ  聖光 爆裂
   ヽ  ´ ∀ `  ゙':
   ミ  .,/)   、/)    あぐ    あぐ
   ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ    ハ,_,ハ
((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`';  ,:' ´∀`';
    ';      彡  :: っ ,っ  :: っ ,っ
    (/~"゙''´~"U   ι''"゙''u  ι''"゙''u
468名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 08:01:20 ID:oIFfrv7m0
FFT2も良いが、TO2がやりたいなぁ。
俺の中ではFFTもオウガ系にしてる。
このゲームのFFらしさと言えば魔法とか名称くらいしか無いし。
469名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 08:12:44 ID:2FvbrLdm0
ジョブとアビリティの組み合わせは
FF5からの流れでFFらしいじゃん。
470名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 20:43:36 ID:o35F8KbT0
   __
  ./__|__\
 〈(´・ω・`)〉  ・・・アグ姐、お腹空いた
 . し   J
__ しω-J__,,,__
471名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 20:48:45 ID:r9XfMqVX0
           ...-‐――--.. 、
           /::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  よし、今得意料理のチョコボの丸焼きをこさえてやる。
        l:::::::/\:::::::::::::::::::::::::::l  ちょっと待ってるがいい。
        l/l/   \l\l\:::::::ノ))
        |::l ○   ○   |:::|6)))
         |::l`ー-    -‐ |:::|  ))
        |::!         l:::l
        l/.         ;/
472名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 21:18:50 ID:2/W3IWSq0
アグたんのチョコボ丸焼き料理は、
チョコボの首を一刀の下にスッ飛ばすところから始まる。
でもその目には僅かに涙がこぼれそうになってることは知る人ぞ知る秘密である。
473名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 21:22:31 ID:lRBrbdOb0
チョコボール丸焼き・・・

ゴメンちょっと言ってみたかっただけ(´・ω・`)
474名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/27(月) 23:52:29 ID:9tKLyyD50
丸焼きってムツカシイんだぞ。
外側を焦がさずに中まで火を通すには
絶妙な火加減も必要だし。
アグたんには絶対無r(北斗骨砕打
475名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/28(火) 01:33:47 ID:OAvbb/uT0
           ...-‐――--.. 、
           /::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  よし、今得意料理の>>474の丸焼きをこさえてやる。
        l:::::::/\:::::::::::::::::::::::::::l  ちょっと待ってるがいい。
        l/l/   \l\l\:::::::ノ))
        |::l ○   ○   |:::|6)))
         |::l`ー-    -‐ |:::|  ))
        |::!         l:::l
        l/.         ;/   外はパリパリ、中はジューシーだぞ。
476名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/28(火) 08:04:29 ID:TsDHcQb00
ttp://rapi.vis.ne.jp/card/gon.htm

アグたんの丸焼き調理時はぜひともギャートルズの母ちゃんスタイルで。
477FFDQ板最”凶”ヒロイン:2006/02/28(火) 16:00:41 ID:Av6ixO0L0
          ...-‐――――――--.. 、
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        l/l/   \l\l\::::::::::::::::::::ノ)) <人が為すと書いて偽る…なんだか物悲しいわね。
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        / ̄\ ヽ-=・=-′ヽ-=・=- |||:::|  
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     ヽ____)ノ 、 └'1: 介: ト┘ /: :|    ヽ、
亞虞狸亞巣:略して亞狸亞。ちょっぴりアブナイお姐様。
各種聖剣技を自由自在に振り回す(使いこなす、ではない)。
エセ王女の付き人から身を起こし、イベントで『ラムぅ、喪前を信じるッ!!』と言ったり、
雷神シド加入後はベンチを温めたりして、畏国の平和に貢献した。
彼女の余りの既知外ぶりに異端者ラムザとその仲間たちは苦難続きだが、
持ち前のユーモアたっぷりの残酷さと(野蛮さとも言う)、
恐怖あふれる横暴な発言で行く先々を混迷に陥れている。(多分)。
その女性とは思えない粗雑なキャラクターが本スレ住人に嫌われていることは、
隔離スレがPART20を越えてまで立てられていることからも明らかである。
478名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/28(火) 21:10:49 ID:mx3iWtiXO
アグたんの手料理たべたいなぁ
479名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/28(火) 21:47:03 ID:9EkxlnDO0
人として、アグと出会い

人として、アグに迷う
480名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/28(火) 22:25:36 ID:SMwOAYy90
アグたんの手料理の腕前が上がるまで、
下痢や胃痛に悩まされるラムザ君でしたとさ。
481名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/02/28(火) 22:40:03 ID:TsDHcQb00
>>479
それでも〜アグしか〜愛せない〜♪
482名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/01(水) 08:32:04 ID:px+R1V+P0
アグ「いいですかぁ〜、ラムザァ〜、『人』という字は人と人とが支え合ってできているんだぞぉ〜」
ラム「だ、だからって僕にずっしり寄りかかられても…支え『合って』いないじゃないですか〜」
アグ「私はお前を信じると言ったでしょぉ!このバカチンがあ!!」バッサバッサ!
ラム「うわっぷ!あんまりオサゲ振り回さんでください」
483名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/01(水) 18:13:49 ID:+PPTiJax0
なぜかパソコンから書き込めない…
484名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/01(水) 23:28:01 ID:8+iBVIQZ0
485名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/01(水) 23:54:34 ID:g91naupA0
>483
そんな役立たずのパソコン、北斗骨砕打だ。
486名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 03:23:17 ID:x78pFmjk0
FFシリーズ全てのキャラの中で一番人気があるのって地味にアグリアスじゃね?
23スレとか実際ありえないし
487名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 04:17:27 ID:PP7iI6sM0
このゲームがFFシリーズとは思えんがな。
ペルソナとメガテンの対立みたいだなw
ま、あっちはゲームのジャンルが同じだからマシだけど。
488名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 04:41:04 ID:z/30Fs7FO
>>486 メリア「…スレ違いなのは謝ろう。やはり私では萌えられないのか…?」
レーゼ「また…アグリアス…? やっと本当の私を取り戻せたというのに…」
489名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 05:44:22 ID:owwSIQ7Y0
アルマ
「ううん、私、兄さんについて行くわ。
 兄さんだって、私が必要でしょ?」

これもある意味意味深な台詞だ……
490名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 11:55:44 ID:Tw6FIcxL0
>>434
11に酷似してるなw
491名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 13:58:11 ID:iWnQXCpq0
アグたんとこたつに入って、吹雪の音を聞きながらぬくぬくとみかんを食べたい
492名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 16:31:59 ID:x78pFmjk0
アルマ「兄さんに寄り付く女どもは私が取り払ってあげる。」
493名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 21:56:54 ID:ZfOh5TzO0
アグ「無双稲妻突きとか♪嫌いとか♪最初に言い出したのは〜♪だ・れ・な・の・か・し・ら♪」
494名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 22:12:08 ID:0GkAX2kRO
FFTの半分はオークス殿で出来てますな
495名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 22:42:39 ID:8hw0kU840
もう半分は、ラムザのぷりケツで出来ています
496名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/02(木) 22:50:41 ID:6dMWlLdZ0
あの頃はアグリアスさんが居た。
僕たちは十八歳であった。
でもアグリアスさんはもう居ない。
死んでしまった。
彼女はもう戻らない。
世界の半分は永久に失われてしまった。
497名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/03(金) 00:05:02 ID:8T6kueQm0
アグアグーン
498名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/03(金) 02:30:55 ID:PVV2dCIV0
アグ「…ピー♪」
ラム「アグリアスさんも随分草笛が上手になりましたね。ズビー!」
アグ「いや、ラムザに比べればまだまだだ。お前がオヴェリア様に草笛を教えていたときのことを思い出すよ…プー♪」

−回想−
オヴェ「以前、友だちが教えてくれたんだけどなかなか上手くいかないわ。ブブッブブッ」
ラム「こうするんですよ。ブビズビー!」
オヴェ「こう?ブバー!あ、鳴ったわ。ズビャー!」
そして草笛を鳴らし合う二人。
ブビー!ズビー!ビローン!スポーン!ステラノナバビコーン!

アグ「正直白状すると、あの時お前に嫉妬したものさ…
   そしてオヴェリア様の不安を取り除いて差し上げられない自分の器量の小ささが情けなかった…ピロー♪」
ラム「アグリアスさん、でも今は僕は、僕たちは貴女に凄く支えられているんです。
自分を小さいなんて言わないでください!バボーン!」
アグ「ありがとう、ラムザ…ピ〜♪」
ラム「アグリアスさん…ニポポーン!」
499名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/03(金) 03:00:13 ID:pim7g9yL0
なんでべーしっ君なんだw
500名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/03(金) 03:33:50 ID:a/0IJv460
Excite エキサイト翻訳:英語翻訳でFFTの台詞を英語に変換→それを日本語に訳してみた。
ttp://www.excite.co.jp/world/english/

今さら疑うものか! 私はおまえを信じる!!

Of ..monopoly.. Utaga now. I believe you.

..独占。 現在のUtaga。 私はあなたを信じています。
501名前が無い@ただの名無しのようだ
最初の一言が「独占。」というのがアグたんの性格をよく表している