**アラオヒサシブリ(゚д゚)フローラ奥様のスレですわ・**26

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466名前が無い@ただの名無しのようだ
純白のドレスをひるがえし、イオナズンを放つ究極のお嬢様。
DQ5の白き薔薇、フローラ奥様を心ゆくまで愛でるスレです。
主人公とフローラ寄りの内容となっております。
ヾ*;";"i";*;ヾ;"i";*;ヾ;"i"
|i;;ii;iiメソ"i";*;;,*  .゚
|l!||ll|リ/i;^*
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|;l!l|||l===》 モエ・・・             .L,.'´    ヽ    <過去スレは>>2-10あたりですわ
l|il|ll!|Д`) *                く ! ノノハ ))       。、.,,。*
l|il|ll!|⊂》 *      /)_/)   くN M > /||*゚ ヮ゚ノ! ∞ノ))) ☆。、.,,。*
|ill||ll|ノ    Σ 彡゚・_ ゚;ミ   ( ・∀・) く @つヾつ川゚ ワ゚)/  。、.,,。*
|;l!l|||l       ミミ_,,_,,ミ   ノノ|;_;ヾ† ヽ/;;;;;;;;;ゝ ノノ;_;_;イ
467あぼーん:あぼーん
あぼーん
468あぼーん:あぼーん
あぼーん
469あぼーん:あぼーん
あぼーん
470 ◆7R3I2Rj8QM :2005/05/04(水) 01:04:41 ID:oYBUxFur
どうもです。早速ですが長編の続きをうpしようと思います。
個人的には今までの中で一番盛り上がるのではないかと思ってます。
肝心の表現力がついていってくれてるか不安でもありますけどねorz

何はともあれ、申し訳ありませんが約20レスほどお借りします。
471 ◆7R3I2Rj8QM :2005/05/04(水) 01:05:52 ID:oYBUxFur
ケインが火山からリングを取りに戻ってから数日が過ぎた。
しかしまだ船の準備は出来ておらず、ケインからすれば足止めを食らっている形だった。
「でも人のお金で宿に泊まってるって何だか気分がいいよね」
「ドラきち…」
「あ…」
浮かれて少々行儀の悪い発言をしたドラきちにピエールが注意した。
「だけど、こうも長く一所に落ち着いてるのも久し振りだな」
過去からここまでと辿ってきた旅の道のりを思い返し、ケインが感慨深そうに言う。
「ご主人は、そうせざるを得なかったとは言え、今まで頑張りすぎていたのですよ」
「ご主人、はたらきすぎ…」
マーリンとガンドフの指摘にケインは眉を歪めながら笑みを浮かべるしか出来なかった。
その後も彼らは宿屋で談笑を続けていた。
その途中、ケインの横でずっと居眠りを続けていたプックルが目を覚まし、ドアの方をじっと見つめ出した。
「ケインさん、いらっしゃいますか?」
ドアをノックする音と、女性の声。ケインがその声の聞き間違いをする事はなかった。
「フローラさん!」
ベッドから物凄い勢いで腰を上げ、ドアを開けてフローラを部屋へと導いた。
「ケインさんとお話がしたくて、思わず来てしまいました」
にこりと微笑みかけたその時、フローラが最初に目の当たりにしたのはたくさんの魔物たち。
その次に見つけたのはケインが眠る時に使っていたであろうベッドのシーツだ。
472 ◆7R3I2Rj8QM :2005/05/04(水) 01:07:16 ID:oYBUxFur
「まぁ、シーツが歪んでいますわ」
そう言ってすばやくシーツを整えてしまった。手際が非常によく、その手つきをケインは目を丸くして眺めていた。
ケインの表情を見たフローラは一瞬不安に襲われた。
「ごめんなさい。私ったら、余計な事を…」
「そんなことないですよ。とても、助かりました」
ケインの言葉に安堵の表情を浮かべる。それから間をおかずに彼女は魔物たちの方を見つめた。
「この前は危ないところを助けて下さってありがとうございます」
フローラは魔物たちに向かってお辞儀をした。
メタルハンターとまものつかいに襲われた時にお礼も言えなかった事が、彼女にとって少し気持ち悪く残っていた。
しかし、今ここでそれを取り払った。この時の彼女の微笑みはケインだけでなく、魔物たちの表情も柔らかいものに変える。
「フローラさんが本気になったら俺よりも立派な魔物使いになれるかも知れないですね」
「まぁ。そうしたら、私もたくさんの魔物さんたちと仲良くなれるかしら?」
魔物たちの表情を見て言ったケインの冗談にフローラは全力でぶつかってきた。
目が物凄く輝いている。どうやら、なれるものなら本当になりたいと思っているらしい。
「でも、なるためには俺のようにたくさん旅をしないといけないと思いますよ」
フローラの全力に対し、ケインも自分の経験を元にした全力の返事をした。
返事をもらったフローラは、今度は難しい顔をした。
「旅、ですか…」
フローラにしては少し低めの声でそう呟いた。フローラの姿勢にケインはぎょっとした。
このままだと本当に旅に出ようと言い出すんじゃないだろうかと思えた。
だが彼がそう思っている途中で、彼女は少し深刻そうにしていた顔を苦笑いの表情へと変えた。
「でも、お父様が許しては下さらないかも知れませんわね」