無いから立てました
ニダ
3 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 13:40:59 ID:jFKNtNmG
ミーティア=フローラ
ゼシカ=ビアンカ
1にオタク切りをはなった!1に2ゲット!
ちょっとはスレ立て遠慮しなさいよばかばかまんこ
(`・ω・')批判は真摯に受け止めたいと思います!!
もしかしたら
もうじき 私たちの旅も
終わっちゃうのかな?
あの暗黒神を倒しても
ふたりで 旅を続けよっか……?
…うふふ ウソウソ。
よろしくお願いします。
に萌えたのは何人?
とりあえずここに1人。
9 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 13:51:11 ID:D79BR+Vs
ヤンガスタンの立場はどうなるんだ!ゼシカは逝ってよし!ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン!!
10 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 14:06:17 ID:CeoPodPg
王道じゃなくて妄想だな
しかもとびっきりキモイ
ゼシカ「えっと…これからも、よろしくお願いします」
ゼシカ「なんだか改まっちゃって・・・すこし変だった?」
→はい
いいえ
ゼシカ「ひどいわねっ! うふふ。
もう いいわよーだ。 ○○のバカ!」
13 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 22:58:37 ID:BB8hA8ID
>>12 これ、いいえにしたらどんな萌え台詞吐いてくれるの?
14 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 23:03:04 ID:lYEjyaDu
・・・は優しいね
15 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 23:06:31 ID:QYXF/f4w
この早さだから言える!
こんなスレを待っていた!
しかし荒れる悪寒
16 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 23:15:17 ID:4vVExVWC
うおおおー、俺も主×ゼシカに1票
>>15 そら恐らくどころか、確実に荒れるだろう?
ノシ
ゼシカは慰安婦だろ
19 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 23:20:39 ID:SZxUqkj7
ミーティアは反対です!
なんか荒れそうなスレばかりあがってるな・・
ミーティアは別に嫌いじゃないですよ。
本命はゼシカだが。
ミーティア姫は別に嫌いじゃない。
・・・でもやはり普段接している方が好きになるんだよなあ。
主人公とくっつくとしたら、やはり俺もゼシカ選ぶかも。
ゼシカ「ねえ エイト。
こんなときになんだけど・・・・・・
ありがとう。エイトに 感謝してる。
エイトが いなかったら
きっと私 ここにたどり着けなかった。
だから・・・ホントにありがとう。」
ヤンガス「くあーっ!
こんなときに 何を いいムードに
なりかけてるでがすかっ!!
それに 言っとくでがすが
兄貴に感謝してる度合いだったら
アッシの方が ずっと上でがす!!」
ククール「おいおい お前ら。
あんまり シカト決め込むと
暗黒神くん スネちまうぞ?
オレは あの怖い怖い鬼さんを
一秒も早く やっつけて こんな所
さっさと おいとましたいんだ。
だから しゃべくってないで
さっさと行くぞ!」
ゼシカ「なによ もう えらそうに!
わかってますよーっだ!」
ゼ「……ねえ エイト?」
ゼ「全部 終わったら……
ふたりで一緒に のんびり旅したいね。
世界中 船でまわって。」
はい/いいえ→はい
ゼ「うふふ。その為にも頑張らなくっちゃね。」
コイツぁお似合いの二人だ!!
26 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 00:10:09 ID:dcYqYC+d
良いカップルだと思う
本当はバニーとか嫌(ククールとトロデの視線嫌)だけど
主人公のチョイスなのでしぶしぶ卑猥な姿になるゼシカたん。
むしろ主人公の気を惹くのに良いかも知れないと思ってるに違いないゼシカたん。
29 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 00:16:49 ID:icuq47So
主人公とゼシカの子供が一番健全な子生まれそう
主人公とミーティアの子供・・・いじめられっ子
ククールとゼシカの子供・・・ヤリチンorヤリマン
30 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 00:17:19 ID:rE/HRZ8b
ゼシカ好きを見てるとマジで笑えて来るなw
ま、おまいらがいくら咆えた所で
ゼ シ カ X ク ク ー ル
は揺るぎようの無い、お似合いカップルだと思うけどな。喧嘩するほど仲が良いと言うし。
それにククールの軽さ?も内面に複雑なものを持ってるのを隠す為のポーズだろ?
その内面の複雑さを知ってるゼシカとくっつく可能性が高いのもこりゃまた道理だわな
31 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 00:19:17 ID:4Vwz+YYR
ゼシカたんは普段はあんなだけど
夜は超M
32 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 00:20:54 ID:m61jviqN
>>29 健全かどうかは別として
竜神と人間と賢者の血が混じったもの凄い子供が生まれそうだ…
ラプソーンや竜神王よりつおいガキ。世界せいふk
33 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 00:21:36 ID:lng5ddkx
ラプソーン入りのゼシカについて言及はないのか
35 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 00:54:54 ID:dcYqYC+d
>>32 つまり竜の攻撃力と賢者の魔力を合わせたクォーター?(クォーターとは違うかな?
実際この二人の使える特技と呪文が使えるなら、あらゆる面で死角が無い
まさに最強!!
姫と結婚させられそうな状態から主人公を寝取るゼシカ。
エンディングの後はそういう展開だな。
ここの住人なら全員寝取られるな。
38 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 04:09:06 ID:dcYqYC+d
ゼシカってパーティ復帰後は会話とかでも、主人公に対して口調が柔らかくなるんだよな。
語尾が「〜だね」とかで、より親しみが篭ってる感じになるし。
すいませんしたーっ
時折、再選択ができない はい いいえ の選択脈があるけど、あれで何かストーリー変わるの?
41 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 04:56:46 ID:RGs53PdC
テイルズオブデスティニー2みたいに クリアした主人公とヒロインの子供の話も ドラクエであったら面白いな
42 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 13:31:17 ID:/UtTd9wY
いきなり二人の間の子供の話とかしたら、その先妄想が広がらんような気が駿河。
>>41 ゼシカ厨に更に鞭打つ展開ですか?
ゼシカ厨は鞭で打たれたいから良いのかw
>>38 同意。
明らかにゼシカにとって主人公は別格。
兄貴の面影を主人公にも見てるしな
ククールよりは主人公が好きだったろうな
プレイヤーによって個人差があるんだろうと思うが、主人公の性格が同じ「お人よし」でも
少年漫画的な「元気」系だったら、かなりお似合いカップルなんじゃないかと思うな。
とりあえず例の道具を手に入れても通常EDは見れるんだ。
希望はある…筈……よね?
48 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 19:34:02 ID:dcYqYC+d
真面目に考えて、主人公×ゼシカにするなら
アルゴンリングを王に見せないバージョンの通常ED後をベースにする
この場合、主人公はミーティアに恋愛感情ではなく幼なじみ、または妹のような存在を助けるために結婚式で連れ出したことになる
んでその後から、ゼシカとの恋愛をする
これが主人公×ゼシカの最も自然な形になるかな?
49 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 19:37:38 ID:OIInxLoA
しかし通常EDでも主人公は最後ミーティアの手を両手で握るのが痛い
51 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 19:48:21 ID:dcYqYC+d
>>49 このスレは主人公×ゼシカのすれだ
ククゼシ派はほっといてくれ
>>49はミーティアなんかククールに押し付けちまえって意味だよな。
一番いいのはミーティアに馬のままでいてもらうこと。
54 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 20:56:41 ID:j/mUkPqN
この流れどっかで見たことあると思ったら
種のキララク厨とキラフレ厨の争いみたい
ミーティア=ラクス
ゼシカ=フレイ
ってな感じ
56 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 21:10:45 ID:dcYqYC+d
57 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 21:22:52 ID:gd+6MQ9c
んでククールはアスランか。
って
エイトたんをあんな糞ウジウジした軟弱男と一緒にするんじゃねぇぇぇ!
ゼシカが「すべて終わったら、皆で一緒にのんびり旅しよう」とか言ってたけど
トロデとミーティアは王族だから、のんびり旅なんか出来ない。
ククールも「この旅が終わったら、誰にも頼らずどこか遠くの地で生きて行きたい」
とか、訳のわからんことほざいてたから連絡とれなくてダメ。
あとはヤンガスを何とかすれば主人公とゼシカの2人旅の出来上がり。
59 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 21:38:03 ID:VBkO7zlS
ラスダン出現後にマイエラ修道院に行くと、
「旅に出た頃はこんな大事になるなんて思ってもみなかった、
それに、エイトとこんなに仲良くなるとも思ってなかった。・・・不思議ね」
ってゼシカが言うよ。
ゼシカって「みんなで一緒にのんびり旅しよう」とか「このままずっと旅をつづけよっか?」とか
言うけど、他の面子が会話に入ってこないのな
つまり主人公にだけ向けて話してるわけで、実際の所はみんな一緒ではなく・・・
そもそも兄の敵討ちとはいえ、ヤンガスとトロデのおっさんに同行するのは勇気がいるっしょ
主人公に兄の面影を感じて一目ぼれしたんじゃないの?
>>60 それに加えてゼシカは
「ラプソーンを倒すのは良い事だけど、この旅が終わっちゃうと思ったら
寂しいね。」
など、旅をずっと続けたいという感じの台詞をよく言うね。
普通女は過酷な旅など早く終わって帰りたいと思うだろうに、
余程主人公たちとの旅が楽しいんだろうと思われる。
ヤンガス+トロデ親子だけだったら同行しなかっただろうな。
ヤンガスいい奴なんだけどね。
>>61 最初の方はあんまり主人公にも興味なかったと思うなー。
ヤンガスとの過去話にも「その先はもういい」とか言ってたし。
とりあえず兄さんの敵討ち命でした。
>>38>>59などにもあるようにある程度冒険進んでからそういう会話が聞ける。
ボチボチではあるが、いい感じで伸びてきてるな、このスレ。
主ゼシ派はマナー良くいこうぜ。
他スレにわざわざ出張して煽るヤシらを見ると悲しくなる。
>>63 まずトロデ親子を王族だとは信じなさそう
ゼシカ「妄想乙。じゃ。」
監獄島イベント。
不安で眠れなかったというゼシカが、主人公の隣に座りこんでいたのには萌えた。
いや、そもそも主人公がいなければゼシカの手紙を誰も発見できなかったから
ゼシカは手紙通り、死んでたんじゃないか?
>>68 そういえばゼシカはなぜ主人公たちが自分の書いた手紙を見れたのかという
素朴な疑問は持たなかったのか。
ゼシカはリーザス像のとこに花手向けたあと一人で敵討ちに行こうとしてたん?
>>68 1人でも塔は上って来れたみたいだから
ポルトリンクで足止め喰らってる所に、義兄弟が追いついてくると思うけど
普通にプレイしたらメラしかつかえないから
カエルにペロペロされて逝っちゃうかもしれないが
>>70 確か、サーベルトの後を追って塔で自殺するつもりだったんじゃ無かったっけ?
それが、主人公達のおかげで像からサーベルトの言葉が聞こえてカタキ討ちを決意して・・・・
ってアレは別に主人公達のおかげじゃなかったか?
>>71 対象が明確じゃなかっただけで、最初から敵討ちが目的だったような
返り討ちに会うかもしれないから、遺書と思ってくれていいと書いただけで
自殺は考えてなかったと思うけど
像の宝石目当てに戻ってくると思ってたみたいなこと言われるし
73 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 23:01:31 ID:IwcC+oYn
>サーベルトの後を追って塔で自殺するつもりだったんじゃ無かったっけ?
マジで!?((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
じゃあ自殺を思いとどまらせる切っ掛けをつくり、
更に敵討ちの旅の同行人としてグッドタイミングで現れた主人公(とヤン様)は
ゼシカにとっちゃ大切な人なのは間違いないね。
主人公たちでなきゃドルマゲもラスプーチンも倒せなかったわけだし。
いやいや、自殺云々は
>>71の妄想だって。
敵討ちするつもりだが、まず死ぬだろうなって思ってたんだろう。
>>72 言われてみればそんな感じだった気がする。
そういえば、あそこでサーベルトの声が聞こえた時に
主人公がゼシカにぶつかられて、女みたいな倒れ方したのが情けなかったなw
>>70 >>カエルにペロペロされて逝っちゃうかもしれないが
エロイぞw
>>12 うーむ、ゼシカ好きとビアンカ好きが被るのも分かるな
台詞書いてる人が同じなんかな
ヤンガス「兄貴と一緒なら また山賊に戻るのも いいかもしれないでげす」
ゼシカ「ちょっとヤンガス! ○○○を悪の道へ誘い込まないで!」
このセリフも結構、明らかに主人公に対する好意みたいのが感じられるよね
79 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 23:50:43 ID:l/1HJm18
もし二次創作とかで主人公×ゼシカの小説とか書く場合
1.最初の出会いで一目ぼれver(これはあまり良くはない。ゲーム本編も完全無視だし、あまりに安易すぎる。
2.ゼシカ復帰後からそれ以前より親密になるから、そこでオリジナルのイベントを入れてゲーム本編よりさらに親密にするver
3.通常EDをベースにED後ver
俺は2か3が良いと思う。誰か書いてくれんかな
じゃあオマエが書けと言われるだろう。しかし俺には文才が…
ゼシカ「あっ!さては 女の人の服が きわどいから 喜んでるんでしょ?まったく エッチねぇ。」
レティシアでのこのセリフ、色んな意味に取れるな。嫉妬とも取れそうだし、自分のアピールとも取れる。
でも実際のところ、レティシアの女性の服は全くもってきわどくない。
このセリフが意味するものは一体何なのか???
>>80 そこの選択肢「いいえ」にすると悲しまれるんだよな
私も ○○たちの
仲間にしてくれない? こう見えても
魔法使いのタマゴなの。きっと役に立つわ。
はい
→いいえ
やっぱりダメ? そうよね……。
そんなこと 簡単に決められないわよね。
でも…… あいにくだけど 私は
一度 決めたら 絶対にそうしないと
気が済まない性格なのよね。
だから ○○が何と言おうと
これからは 私も一緒に
旅をさせてもらうわよ。 よろしくね。
ゼシカたんは、主人公がミーティアと結婚しようが関係ないそうです。
83 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 00:31:00 ID:QFCdTSxQ
主人公が結婚してもストーカー行為を続けるゼシカたんハァハァ
>>54 種厨はマジ失せろ。
あんな糞ガンダム見て喜んでじゃねーよ。ヴォケがっ!
このスレ面白いな
通常EDならいくらでも主×ゼシカが妄想できる
87 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 02:15:35 ID:QFCdTSxQ
ゼシカがラプソーンを倒した後も旅がしたいと言っていたので
通常ED後(竜神族の里には行ってない)
主人公の記憶封じの呪いがほんの少しだけ解ける(ドルマゲスに呪いをかけられたり、ラプソーン関係うんちゃら…のため
主人公は失われた記憶を求め旅立つ
ゼシカ、ヤンガスはまず付いて来てくれる。ククールも多分OK(もしかしたらマイエラ修道院の院長してるかも
んでその旅でゼシカと色々あってくっつく
こんなん考えてみました
88 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 02:22:10 ID:Cuz6BiZD
ミーティア姫の後姿超ナイス。あの肩から下まで垂れ下がってるマント
超萌え。ゼシカイラネ。
途中の選択肢だとかサブイベントこなしてゼシカENDが
あったらなあ・・・・とオモタ。
最後はミィーティアと主人公の奪い合いするとか。
ゼシカと2人だけで旅立つとか・・・
エンディングでトロデ城でククールにやきもち妬いてたのを観て
ラプソーン倒した後、ククールとやったんだなとおも(ry
92 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 03:45:54 ID:QFCdTSxQ
>>91の言うとおり
所詮は好きでやってる創作なんだから、わざわざ否定して周らんでもええやん。
ゼシカに「もういいよーだ」なんて言わせられる男は主人公以外いない!
94 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 17:04:13 ID:d9GRI+Oq
しかし改めて考えても、ゼシカが復帰するとこでもし主人公とくっついても、その後のストーリーに変化が無いな
EDで主人公がミーティア迎えに行こうとするとき、ヤンガス、ククールと続いて最後にゼシカと話するシーンあるよな。
何度見ても、あれは妙に意味深な感じがする……。
「ミーティアを迎えに来たの?」「じゃ、中庭に先行ってるね」(台詞うろ覚え)
の間に無言で主人公の脇を通り過ぎるところが、な〜〜んか気になる。
そもそも、ゼシカ出てきたところ、多分ミーティアの部屋だよな?
ミーティアのために、ゼシカ→主人公をふっきろうとするゼシカ……の妄想がとまらねぇ
ゼシカが主人公に好意を感じてるようなセリフって結構あるみたいだから
すべてまとめてみるか
>>95 オレは結婚式当日にゼシカとククールと会話するシーンが意味深に思えた。
主人公を必死に煽ってるククールに対して、一言も話さないゼシカ。
複雑な思いを抱えてるように見えて仕方なかった。
まあ、妄想だけどな。
99 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 17:47:32 ID:d9GRI+Oq
>>97 そんじゃひとつセリフを
ラスボス戦前に世界中を巡れば、ゼシカが主人公に好意をもってると受け取ることのできるセリフが結構ある。
パルミド辺りで会話をすれば
「このあたりに寄ったのはヤンガスのため?」
はい
いいえ
で「はい」を選ぶと
「やっぱりね。エイトならそうだとおもってたわ。本当に弟分思いね」
だったかな…細部が曖昧
これは主人公に好意をもってると受け取れるんだろうか?
クリア寸前の修道院周辺でのフィールドでのセリフ。
どう仲良くなったんだろう(;´Д`)ハァハァ
「皆とこんなに仲良くなれるなんて」なら普通だが「主人公とこんなに仲良くなれるなんて」
っていうのは結構、決定的なセリフかも?
ヤンガス「兄貴と一緒なら また山賊に戻るのも いいかもしれないでげす」
ゼシカ「ちょっとヤンガス! エイトを悪の道へ誘い込まないで!」
「旅に出た頃はこんな大事になるなんて思ってもみなかった、
それに、エイトとこんなに仲良くなるとも思ってなかった。・・・不思議ね」
ゼシカ「えっと…これからも、よろしくお願いします」
ゼシカ「なんだか改まっちゃって・・・すこし変だった?」
→はい
いいえ
ゼシカ「ひどいわねっ! うふふ。
もう いいわよーだ。エイトのバカ!」
はい
→いいえ
ゼシカ「ホント?…良かった。エイトはやさしいね…」
ゼシカ「ねえ エイト。
こんなときになんだけど・・・・・・
ありがとう。エイトに 感謝してる。
エイトが いなかったら
きっと私 ここにたどり着けなかった。
だから・・・ホントにありがとう。」
「ラプソーンを倒すのは良い事だけど、この旅が終わっちゃうと思ったら
寂しいね。」
103 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 19:07:34 ID:d9GRI+Oq
セリフとか関係ないけど
イベント時などでゼシカは主人公の隣によくいる
104 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 20:31:28 ID:4vQ0QbWq
>>103 煉獄島とかね。
「強い振りしてて実は臆病」という性格が可愛く表れたイベント。
ただ横に座ってるだけじゃなくて、手もつないでるんだよ
107 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 22:23:08 ID:NRoCZMkn
まさか成長したポルクがゼシカとくっつくんじゃあ・・・
ちょっとポルクぬっころしてくる
>>104 あれはなんか萌えた。
いつも隣に寝てんのかな。
近くに狼(ククール)がいるからじゃね?
111 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 00:07:58 ID:cAuRUSbR
安全牌みたいに思われて…ゲフゲフ
俺ん時はビキニ着っぱなしだったから、緊張感ねぇよ
112 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 00:20:43 ID:5ouVqFVi
まあ信頼されてるんだろう
仲間の中でもゼシカは主人公と一番仲良いし
こんな会話もあったぞ。頼りにされてる主人公。
ゼシカ「ねぇ・・・約束してくれる?ドルマゲスを見つけたら 私一人に戦わせてくれるって」
→はい
ゼシカ「ありがとう。 エイトはやさしいね・・・
でも 私がピンチの時は ちゃーんと助けにきてね!それも約束!ねっ!」
115 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 00:34:26 ID:5ouVqFVi
>>113 それはドルマゲスを倒す前?
ってことはゼシカはパーティ復帰する前から、いざという時頼りにするくらいには信頼してたのか
つまり復帰後はさらに…
私がピンチの時は助けにきてね!
↑
ティファだこれ・・
>>98 確かに!そこ、しゃべりかけないとゼシカ話さないね。
絶対主人公-ゼシカのが合ってる。
>>115 ククールが仲間になる前のマイエラ周辺で聞けた
119 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 01:35:28 ID:5ouVqFVi
>>118 サンキュ
仲間会話は結構やってたし、俺が覚えて無いだけかも…
あー、やはり主人公とゼシカは良いパートナーになれると思うんだがなー。
たのむからsage進行でやってくれ
どうせカプ厨なんざ腐女子ばっかなんだし。
こんなもんあげんな、ヴォケ
>>118 同じ時期に服装の事も聞かれるよな
ククールにジロジロ見られるのは嫌だけど、主人公になら…ハァハァ
まあ将来トロデーン王となり、王位継承権を主張してサザンビークに宣戦布告する
主人公なら、側室としてゼシカ迎えるぐらい朝飯前。
仲間になりたての頃は寄り道すると
敵討ちが目的なんだからと文句言ってたのが
終盤になると旅をずっと続けたいと言うようになるのがいい
124 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 17:41:47 ID:0L7vtluh
きのうED見てたら、結婚式当日大階段下にいるククールとゼシカに話しかけると
ククールが「姫の幸せを守るのも近衛隊長の仕事〜・お前が行動起こすなら手助けするぜ」云々
言ってる時のゼシカの表情が、 ハ の 字 眉 毛 だった!
あれは明らかに「え〜、やめとこうよ」という顔だ。
何とも言えないが...
96 名前が無い@ただの名無しのようだ 04/12/15 21:47:59 ID:QA1fHiMg
ゼシカエンディングの条件
・クリアデータ再開(アルゴンリング関連のイベントに進むと発生しない)
・ラグサットイベント鏡イベントクリアした状態で聖地ゴルトへ行き
中央崖付近の老人にライドンの話を聞く
・リブルアーチのライドンに話すとライドンの塔完成イベントに進む
・ライドンの塔へ行くとなぜかラグサットが居てライドンは先へのぼりラグサットが仲間になる
・ラグサットはライドンの手伝いをするはめになり主人公達はいったんもどる
・塔完成後最上階へ(完成する条件がいまいちわかりませんでした)
・塔最上階でモンスター(ザコ)との戦闘になり勝つとライドンの塔完成イベント終了
(ゼシカの質問は2つとも【いいえ】)
・ラプソーンを倒す
説明足りなくてスマソ
ラグサット家出イベントのことね サザンピーク大臣家の鏡(夜)ね
確認できるセーブデータ持ってる人、確認してみない?
...アルゴンリング云々でデマ確定という話もあるが...
128 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 22:33:18 ID:T9xOkCoD
>>127 何とも言えないってゆうか釣りに決まってるでしょ・・・
とかいいつつPS2起動し始める自分orz
よーしパパ踊らされちゃうぞー
> 中央崖付近の老人にライドンの話を聞く
この段階でダウト
夢も希望もありません
ラブコメがくっつく過程が一番面白いのと同様、
カップリングなんて実際くっつかれちゃうと萎えるので専用EDなぞ要らん。
ゼシカ「グルーノさんの話だと このグルーノさんの家が エイトの生まれた家になるらしいわね
なんかそう言われると この家にも親しみを感じるから不思議だわ」
あっ エイト!
ひさしぶりっ! 元気だった?
聞くまでもなく 元気そうね。
エイトったら ちっとも リーザス村へ
遊びに来てくれないんだもん。
ちっとも と もん に萌えるね。
一緒にいたくてしょうがない様子が感じられて、お兄さん勃起もんデス。
>>134 あっ エイト!
のあとタッタッタッとこちらに走ってくるゼシカがめっちゃ可愛かった
例えばの話…ゼシカオンリーのADV作るとして
主人公は喋った方がいいのだろうか…
それともドラクエ流に何も喋らない方がいいのだろうか…
ゼシカが喋るのすら問題あるんじゃないか?
まぁ音声ON/OFFできれば問題ないだろうが。
東京魔人学園みたいな感情入力方式にしよう
>>137 音声アリとかってことじゃなくて、台詞を用意するか否かってこと
要するに、主人公は“はい、いいえ”しか言わないのか
それとも台詞がちゃんとあるかってことです
説明不足スマソ
>>138 やったことない…
>>139 なる。グローランサーってのは主人公は『はい』『いいえ』だけで
ギャルゲーみたいに誰某エンドのある(男でもある)ゲームだった。
基本的にはセリフ無しで問題ないと思う
それにシステム的なこともあるよ。今作の主人公グラフィックは饒舌
すぎたから、喋らないのに違和感を感じる場面が多かったし。
一般的なギャルゲーのように基本的に主人公の顔が出ない仕様だった
ら喋らす必要は無いと思うが、ドラクエ8ってコトを前面に押し出し
て(今作みたいな)動くグラフィックを表示させるなら、いっそのこ
と喋らすほうがいい。
…漏れは鳥山絵の2Dゼシカたんだったら萎えると思
141 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 01:14:09 ID:iCu8SxlV
しかし、ADVで「はい」「いいえ」だけというのは、かなり会話とか考えるのも難しいと思うが。
でもドラクエのADVか…面白そうな気もするし、どうやろうという気もする。
142 :
136:04/12/16 01:41:56 ID:q69rs1SB
>>140 >>141 真摯な御意見ありがとうですm(__)m
…ホントは自分があのEDで悶々しちゃったから自己解決の為に作っちまえッ!
みたいな感じで考えただけだったんですけど…
やっぱり主人公に喋らせるのは性格が固定されちゃってマズいですかね…
喋る主人公もけっこういいかなと思ったんですけど、
プレイヤー=主人公の図式を崩さない為には、やっぱりドラクエ流がいいのかな…
自分は鳥山絵でもけっこうイケるんですけど…少数派なんだろうか…
アレンジは…苦手なんだよな…(-_-;)
143 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 01:57:23 ID:iCu8SxlV
>>142 俺は鳥山絵のゼシカも良いと思うよ(ゲームのゼシカも、もちろんGOOD
しかし、プレイヤーはゲームの方のグラフィックに長い時間接しているので、そこら辺も考えてみてはどうだろうか。
好き勝手言ってるね、参考になれば幸いです。
144 :
136:04/12/16 02:20:59 ID:q69rs1SB
>>143 ありがとうですm(__)m
確かに…鳥山絵もいいけどゲームのグラフィックのゼシカは
接する時間もそうだけど、原画よりもいい感じだと思うし…
コレは多分殆どの人がそうなんでしょうけど。
3Dはさすがにムリでも、ゲームのグラフィックを参考にしたらいいかも…
でも実際やるとなると課題が山積みなんだな〜…
ゼシカに対する熱が冷めない内にやってみようかな…
鳥山絵は好きだけど頭身がもっとあれば…
ゲームやった感想としてはゼシカは
主人公には憧れを抱いてるが手が届きそうに無い又は馬姫がいるから諦めている
そして自然に身近に感じるククールと仲良くなっていくという展開が一番予想できる
頭身低いよね、鳥山絵のゼシカ。
どっかで14歳というのを目にしたが本当なのかな。
俺的には主人公を諦めようとしてるのに諦めきれないゼシカキボン。
147 :
136:04/12/16 03:30:47 ID:q69rs1SB
>>145 あの位の頭身でも、可愛らしくて好きですけどね…
私的には、某エンゲージリングを入手し、ラスボスも倒し、
尚且つ、EDで某リングをあの人に見せずに、そっとポケットに
閉まい込んだまま、という設定で考えてます。
主人公=ゼシカたんラヴッ!なユーザーなので、主人公の気は
ゼシカに向いているという設定。またゼシカも主人公に好意を抱いてはいるが、
姫の存在と、内なる臆病さから言い出せずじまいに…という感じなものを
考えてます。
…すごくオーソドックスですが、どうでしょうか…。
148 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 03:42:09 ID:iCu8SxlV
>>145 確かにそうかもね。
しかし、主ゼシをするのにも通常EDは特に問題ないね
>>147の言ってる設定もありだろう。
ゼシカオンリー、ってことだけど、やはりある程度過程を楽しみたいから
描写不足だった本編に沿いながら、もう少し内面を描いてくれるような展開
がいいな。過去を振り返って、あんときはああだった、ってカンジの回想で
もいいから。
漏れなんかはドル髷倒してゼシカが行方不明になった、ってところでかなり
ゼシカ寄りになってたから、呪いから開放されて空から降ってくるゼシカを
受け止めようともしない主人公に萎えまくったし。しっかり受け止めて必死
に回復呪文かけまくるぐらいの男であって欲しかった。
基本的には主人公の態度が描写不足でラストが意味不明だったんだから、ゼ
シカ寄りな主人公には賛成。
とはいえそれではセリフが必要になってくるね。そこをどう兼ね合うかが問
題だと思う。さすがに選択肢は『はい』『いいえ』だけよりももう少し雄弁
に意思表示が出来るほうがいいんじゃないだろうか。
150 :
136:04/12/16 04:25:28 ID:q69rs1SB
>>148 >>149 どうもですm(__)m
ストーリーとしては後日談的なものを考えてました。さっき言った設定を元に
久しぶりに仲間達と会い、ある目的の為にもう一度冒険に出る、みたいな。
本編のイメージを崩しちゃいけないから難しくはあるだろうけど…。
その過程で本編の回想なんかをうまく織り交ぜて、という感じに。
>しっかり受け止めて必死 に回復呪文かけまくるぐらいの男であって欲しかった。
分かります!自分も思いました!とはいえ、ドラクエっていつもああですよね…。
主体性がないというか、プレイヤー=主人公なのに、何というか、
蚊帳の外にいる感じが拭えない気がするんです…
やはり“はい”、“いいえ”だけでは不十分か…う〜ん、やっぱり難しい…
普段から喋ってると自分以外の人がやったら違和感があるでしょうし…。
選択肢だけクロノトリガーみたいに、少しだけ台詞になってたりとか?
後はナレーション?で補うとかかなぁ…。
151 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 08:37:41 ID:q5Pwn3ke
>>145 2D絵の頭身はあれぐらいがベストだよ。
7のように四頭身とかになったらキツイけど。
8は最高。
ミーティアを正妻ゼシカを愛人にしてお城に一緒に住ませる。
昔の王様ならトーゼンのことだしミーティアもゼシカなら許してくれると思うオレは甘いか?
そろそろSS書きか、絵師に光臨していただきたい気分。
俺も絵は描けない事はないんだが、うpできる環境にねぇし・・・
オエビならできるけど、一般のところでカプ臭のキツイ絵を投稿するのも気がひけるな。
どっか良い所ない?
話にしやすいのは、やはりAFTERモノだね。
>>152 ヤダヤダあんな姫とは結婚したくない
リーザスで暮らしたい
157 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 12:47:02 ID:dFs5mdzx
>>156 そうしたら主人公は婿養子か…それも名家だからいろいろ厳しめの予感。
しかしドラクエで婿養子というのも面白いかも。
DQ世界は女王が認められてるからどっちにしろ入り婿になるかと…
159 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 12:50:48 ID:O0sqNkhK
竜で王族なんだから、馬なんかと結婚しないだろ・・・・。つまんねー
>>159 王族だから馬姫と結婚できてしまうんだよorz
巨乳は振られる運命にある
ティファのことかー
163 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 13:14:54 ID:dFs5mdzx
主ゼシとは関係ないかもしれんが、竜の試練を全部クリアしたら竜神王より強いことになる。
この場合、主人公が次の竜神王になったりしないのか?
その場合はゼシカの方があってる…つーかミーティア姫では付いてこれない。
>>168 4人がかりだし、どうもいわゆる人間社会の王様と違い
根本的に種が一般の竜と違うっぽい。
165 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 13:19:35 ID:dFs5mdzx
>>164 「種」?
「種」ってどういう意味?(誤字だろうが、何が言いたかったのか推測できない
主人公の将来設計
その1:ミーティアとケコーンしてトロデーン王
その2:ミーティアとケコーンしてサザンビーク王
その3:ゼシカ選んでトロデーン城で近衛隊長を続ける
その4:ゼシカ選んでリーザス村でサーベルトの後任としてのんびり暮らす
その5:竜神の里へ帰ってのんびり暮らす
歴代主人公の中でエイト最強じゃないか?選び放題。
馬姫とゼシカで3Pなんてことも可能なわけだからな
ラスプーチン倒す→世界平和→何も知らない愚民どもに英雄パーティ布教活動(ククールの希望)→
世界中で英雄として崇められる→ミーティアと結婚してゼシカを側室に迎える→トロデーン王に→
子供3人ずつ生ませる→サザンビークと事実上の吸収合併・超巨大国家トロンデーク誕生→
8主トロンデーク王に→ミーティア26歳で病床に→ゼシカを正式に王妃に迎える
結論:真エンド発生させたら主人公×ゼシカにするのにだいぶ時間がかかる
それでも主ゼシが発生すると信じるお前の気概に胸打たれた
>>169 そこまでしてそうしたいかw 漢だ
で、ちょっと前の別スレでこういうのもあった。個人的に面白いと思ったので無断で晒してみる
> 真ENDだと、主人公の今後に影を落としそう。以下、妄想。
> サ国とト国の王同士が納得してると言っても、しこりが残るのは確実。
> チャゴスも良からぬことを企んで情勢がややこしくなるかも知れない。
> (サ国現王のベストの選択肢は、即チャゴスを廃嫡して別の王位継承者を仕立てること。
> 愛人の一人か二人作って子を産ませればチャゴス以下にはならんだろうw)
> 主人公がト国の近衛隊長になったのも異例の大抜擢だが、世が世なら
> 正真正銘サ国の第1位王位継承者であり、例え本人が気にしないで欲しいと言っても
> トロデ王としては無碍に扱えない人材。功績が巨大すぎるのもネック。
> 愛娘のお気に入りだからという理由だけで重用する傾向も出てしまうかも知れない。
> 主人公が龍神族のハーフというのもどうか。ミーティア姫に婿入りさせたとして
> 子供を産んだとしてもその子は既にヒトではない。
> いずれにせよ、ト国に主人公を残すのは、将来を長い目で見れば
> 良い事態に繋がるとは考えにくい。
> そう考えていくと、真END後の主人公を暖かく迎えてくれそうな場所は
> 母方の故郷か、旅の仲間のところしかない。
> ククールは、おそらくマルチェロに代わって聖堂騎士団をまとめる立場となり、
> 自由には動けなくなるのではないか(危急の事態には力を貸してくれるだろうが)。
> ヤンガスは主人公を兄貴と慕うほどなので問題ない。いつでも力になってくれるだろう。
> ゼシカも表向きは家を追い出された立場なので問題ない。同行してくれるだろう。
> という感じで、恋愛ENDなんざハナから望んじゃいねぇので
> ・グルーノEND(母と父の墓所の近くで静かに余生を過ごす)
> ・新たなる旅立ちEND(ヤンガス、ゼシカとまた旅に出る)
> ・・・の追加キボン。
俺も「新たなる旅立ち」ってのは好きだ。
8主人公はドラクエ世界のカール五世になれそうだな
>>165 種は「しゅ」
同じ竜でも大分進化形態が違ってそうということ。
174 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 17:06:31 ID:BnM1N3jq
リーザス村とかポルトリンクあたりはゼシカの実家の領地みたいなものなのか?
その二つの町ではゼシカはお嬢さんとか言われてるし、あの辺りの領主みたいなものなのか。
あと船とかも所有してるのか?
もし上の全てに当てはまるなら、かなりのもんだな。
175 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 17:08:08 ID:BnM1N3jq
>>173 あれって竜神族はみんな竜に変身できるんと違うん?
竜神王はその種類が豊富とか。
177 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 17:16:35 ID:Vxp6biku
チャゴス×ミーティアがエロい。ゆえに主人公×ゼシカを希望する。
178 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 20:03:26 ID:DA4taHjm
でもさ、冷静に考えたらもしミーティアに「結婚して」と言われたら
主人公絶対断れなさそうだよね。
城で拾って育ててもらって仕事も貰って近衛兵士にまで出世したのも
全部トロデーン王家のおかげだし、恩義は深く感じてそうだから…
けどその忠誠心よりもさらに愛した人、ってことでゼシカを選ぶ展開きぼん。
その『姫への忠誠心よりも深い愛』が形作られたのが今回の旅だった、
ってのが俺の妄想での主人公の立ち位置なワケで。
自分(主人公)はアルゴンリングゲットしてゼシカの左薬指にはめました。
そして通常EDの後、リーザスの良家に婿入しました。
ククールの必死の挑発になんか乗りません。ゼシカは渡しません。
もしゼシカと結婚したら、リーザスに行かにゃならんの?
アルバート家継ぐはずだったサーベルトはもういないし、
ゼシカまでお嫁に行けばアローザしか残らない。
ゼシカは婿入りしてくれる人を選ぶんだろうか。
ラグサットとの婚約が白紙になったのもそのせいだろうし。
希望としては主人公にはリーザスの守護神ではなくトロデーンの守護神として
ゼシカと城か城下で暮らしてほしいけど・・・・・・
エンド度は主人公が世界を征服してゼシカを妻に呼ぶというファンタジーな展開に。
エンド度→エンド後
まぁさ、主人公=自分だから別にいいんだけどさ。
ちょっと発想がキモイというか。
主人公もゼシカもまだ若い。
そんなにすぐに落ち着く必要もないでしょ。
つーことで、二人で気ままな二人旅へ。
186 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 23:14:03 ID:BnM1N3jq
旅にでるとして、主人公とゼシカのパーティって攻守のバランスがとれてるな。
物理攻撃もいけるし(ゼシカはグリンガムの双竜
呪文攻撃もOK
補助系はゼシカで回復は主人公のベホマズンとゼシカのハッスル&ザオリク
ぶっちゃけ、後半の良く使う呪文とかはこの二人がもってるんとちがうか
187 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 23:22:01 ID:MZiMPf7u
ルイーダの酒場とかあれば良かったのにな
ヤンガスもククールも釜もトロデも馬も置いて
2人でレティシアに逃避行したい
ゼシカはリーザス、主人公はトロデーンか竜神の里に留まりつつ、
時々別の場所で逢瀬を重ねるってのもいいな。
結婚後は名義上、二人でリーザスを守るということで。
地理的にあれだけ近いんだし、リーザスに何かあったらすぐに駆けつける主人公。
……あ、主人公はルーラが使えるんだった。
ゼシカってなんか主人公に対してだけ、しゃべり方が違うような気が
俺もそう思ったが、そうでもなさそう。
レティシア辺りでも「あんた」って言われるし、ククールにもキツいこと言わないときもあったり・・・
191 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/17 00:34:40 ID:haqV567p
会話とかでゼシカは主人公に「〜だね」など、親しい感じで話してる←パーティ復帰後
>>190 >レティシア辺りでも「あんた」って言われるし、
おいおいホントかよ。復帰後にあんた呼ばわりされるなんて・・・
このスレの今までの流れはなんだったんだ
復帰後はゼシカは主人公に好意持ってるって流れだったのに
>>191 あ〜確かに途中からいつの間にか「なかま」での会話の口調が
やわらかくなってるとは思った
レティシアで「あんた」とか言われたっけ?
全編通して一回しか言われた記憶無い
別に好意持ってても激しく突っ込むときくらいあんた呼ばわりはアリだと思うけど・・・
でも漏れもそのセリフ記憶にないな。詳細キボン。
196 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/17 00:56:38 ID:haqV567p
>>190 その「あんた」というのはどういう会話でそうなったん?
ちょくちょく仲間会話してたけど、そんな会話あったかな…
見逃したなら見てみたいので、どのあたりでか教えて←ストーリー進行状況
レティシアでの「あんた」が嘘か誠かってのも気になるけど
自分は
>>196氏がなぜいつも行間空くレスをするのかって事の方が気になる
>>197 fontタグで白文字にしてるから見えないだけ
ドラッグ&ドロップしれ
(∩д∩)見えません!
>>133 いつのまにか、ずいぶん身近な関係になってるな。主人公の生まれた家ってだけで
関係無いゼシカがあんな変わった所でも親しみを感じるのか!
ってことは当然 主人公そのものには、それ以上の感情が・・・
もっともヤンガスあたりもまったく同じことを思ってるはずですが。
202 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/17 01:30:11 ID:haqV567p
>>197 うーん、これはHTMLを書くとき、まず文章だけを打ってからタグとかを記述するんで、その癖かな…
まあこんなとこでわざわざ行間あけるのも変やし、次から気をつけるわ
>>202 いやいや、見やすいから逆にいいんですよ
ネット掲示板で意味もなく行間を空けるのは御法度です。
1レスあたり無駄なスペース使いますし、読み慣れてる人とってはかえって読みにくい。
205 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/17 01:37:09 ID:haqV567p
>>201 そりゃ、ヤンガスは主人公にホレて仲間になったんだから当然。
別に主人公がどうとかじゃなく、共通の敵を追ってるっていう理由で
仲間になったゼシカがそんなこと言うから、オドロキなんじゃないか。
207 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/17 18:10:25 ID:96g/MbbR
竜神族の寿命ってどのくらいなんだ?
なんかラプソーンのことを実際に見て知ってそうな人もいた気が(長老とか
もしそうなら、主人公の寿命も人間より長いのか?
そしてゼシカの寿命もどうなんだろうか。賢者の血をひいてるとかで、普通の人間より長いのだろうか。
馬姫が泉飲んだ時のセリフとか
「姫様が一番話したいのは…
私でもわかる…」
なんか異性として意識してると思うけどな。
ぶっちゃけその気があるから気がつくんだ。
切なさ大爆発
DQ[−2はゼシカの略奪愛編です。
211 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 01:49:58 ID:CXBk2WNd
ムリヤリな妄想発言全開で笑えるーw
男ってほんとバカだなwww
男はいつでも夢追い人さ
カプ萌えは妄想のうちが華。
実現しちゃったら嬉しいけど熱は冷めるだろうな。
>>208 その気があるから気がつく
同意。
「住んでる人たちも 変わってるし
何だか おもしろそうな村ね。
ねえ ○○○も そう思うでしょ?
→いいえ
「あらそう?
でも あの岩の門みたいなのなんて
なかなか カッコいいじゃない!
「私は こういうの好きだけど
○○○には そうは思えないのね。
残念だわ。
自分の感性に共感してもらえないのが残念てのは、
やっぱ好意を持った相手にしか抱かない感情やと
思ってしまうのデス。。。
「彼っていいかも」程度だと思うけど。
もしかしたら好きかもしれないけどゼシカ自身はっきりとは気付いてないんじゃない
まあキスされても抵抗しなそうだが。
それぐらいのレベルのほのかな好意のほうがラブラブより萌える
確かに、実際に「ゼシカは明らかに主人公の事が好き」みたいなシーンがあったら
それはそれで冷めるし、ゼシカがそういうキャラだと魅力も無くなるな。
やっぱりこれくらいの微妙な関係がドラクエには一番あってるし
プレイヤーとしても想像をかきたてられるな。
>キスされても抵抗しなそう
(*´Д`)
今回のDQの盲点は企画側(ホリ、トリ)の想像以上にLEVEL5が
ゼシカをカワイク創造してしまったことと、
プレイヤー=主人公のハズなのにプレイヤーがゼシカと接する時間と
主人公がミーティアと接した時間の比に膨大な差が生じたこと。
ゼシカたんは、キスでもタッチでも、されるまでは様子を見てしまうタイプですな。
で、その後、SHTで大火球とか暴走魔力をブッ飛ばすわけですが……。
221 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 16:38:32 ID:kWkMpILF
主ゼシ派だが、ミーティアも悪くは無いと思う。よくミーティアはストーリーに必要ないと言われるが、二周目やってて気づいた。
ミーティアがいなければ、船が手に入らなかったということを!!
ゼシカ救出してからのゼシカの口調が優しくなった、気がする。
つまりゼシカは主人公の奴隷(肉便器)なのだ。
何がつまりだw
>>214 それ「はい」の後に「いいえ」も選択してみたら、そんなこといわれたので
あわてて3回目話しかけて即座に「はい」を選びなおした。
ストーリーにも関係ないしEDにも関係ないと分かってるけどorz
225 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 17:29:47 ID:zfW3obOu
ゲームの演出上では先にトロデ王に気づいてるけど
俺の脳内では、兄貴だと思って目を開けたら主人公だったって事にしている
もちろん主人公は、ゼシカがうなされている間はずっと手を握ったまんま
呪いが解けたゼシカに、最初に駆け寄るのはトロデだよな。
序盤、か弱い女性(?)ってことで気を使うのはヤンガス。
括るはコナかけるだけでなくちゃんと女性の扱い。
頼むからゼシカのほう向いてくれよ、主人公…_| ̄|○
>>226 馬鹿だなー
主人公=自分なんだからお前が向いてたら主人公も向いてるんだよ
>>227 それはわかってるしDQならいつものことだけどね。
今回は主人公が随所で動きで意思表示してるじゃないか。もう少しぐらい…。
229 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 18:54:54 ID:kWkMpILF
>>226 それ言ったら、主人公が自主的に行動なんかしない(いつでも周りの意見に従う
ゆえにドラクエの主人公はプレイヤーの想像したまんまでいい。たとえイベントで行動しなくても自分が行動したいとおもったなら、主人公はその通りの行動をしているのだ!(無理があるのは承知
ヤンクク(ヤンガス&ククール)を棺桶につっこみ、ゼシカと二人旅でも始めようかな…序盤が厳しいが使えるスキルを収得しだす中盤以降なら二人で十分だな。
ラスボスが鬼厳しいだろうけど。
>>229 ってかラスボス4人で祈らんと…。ああ、死んでたやつらはレベル低いから一撃で殺されて祈れない、ってんだな。
耐性付の防具で固めて必死で祈るを連発してたら、まれに生き残って祈ってくれるか。結界解くまで何ターンかかるだろうな
231 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 20:26:39 ID:kWkMpILF
>>230 しかし、ヤンククを初期レベルで止めてたら無理だろうな…
ラプソーンも祈るんなしで、普通にもっと強くしたらよかったのにな。
>>231 ラプが(・∀・)ニヤニヤ笑う+いてつく波動のときなら初期レベルでも生存可だろうから、
絶対無理ってことはないよな。一発で死ぬとしても、今回結構すばやさ無視が多いから運がよければ、
ターン1
ラプ攻撃→ヤンクク死亡→ヤンクク蘇生
ターン2
ラプ攻撃(スカ)→祈り成功
となるかも。防具の耐性さえ高ければ、息や呪文でも20〜30程度に抑えられるから
なんとか生存するターンもあるだろう。アイテム等でドーピングすればより確実。
20ターンに1回ぐらい祈り成功して、それが×7手間。半日で倒せたら御の字、ってところか。
ホントにやるつもりならガンガレ。同じ主×ゼシ派として応援するぞ(w
「はぁ…色々ありすぎて疲れたわ」
今日は、結婚式から花嫁を奪った。その他のことでもごたごたしていたせいもあり、疲れが一気に来た。
「全くでがす。…ところで兄貴はどこにいったんでがすか?」
「さぁ…今頃姫様とよろしくやってんじゃないのか?」
ふぅ、と息をつく。
「…相変わらずね、ククール」
「俺は昔からこの性格だぜ」
肩を大げさにすくめてみせるククール。
「兄貴を探してくるでがす」
「ちょっと、ヤンガス…」
宥めようとしたときにはすでにヤンガスの姿は無い。…いつの間にあんなに素早くなったんだろう?
「ヤンガス一人じゃ心配ね…私も探してくるわ」
「やれやれ…俺も行くか」
結局皆心配で探しに行く。
しばらくトロデーン城を探していると、話し声が聞こえる。
「み…ミーティア様?冗談ですよね?」
「私は本気です。…エイト、あなたが好きです」
「――ぼ、僕は…」
姫様が、エイトを?…いや、聞きたくない。
その場から無意識に離れていた。
宛がわれた部屋に戻る。
途中でククールとヤンガスに会ったが、力の無い笑みを返すのが限界だった。
「ぐすっ…ひぐっ、ぐす…」
部屋に戻れば、堪えていた涙が溢れ出す。
出来るだけ声を上げないように、静かにむせび泣く。
だが、神はさいころ遊びが好きらしい。部屋の前で佇む青年。
「…ゼシカ?入るよ」
「…!!」
かちゃり、とドアが開く。
そこにいたのは…今、最も会いたくない人。
「…泣いてるの?ゼシカ」
「ひっく…泣いてないもん」
涙を止めようと強がっても、結局のところ悪あがき。
そう簡単に涙が止まるはずもない。
「強がらなくてもいいよ…少なくとも、僕の前ではね」
「…なんで、そんなに優しいのよ」
「性分だよ」
「やめてよ!私…期待しちゃうでしょう!」
突然張り上げた大声に、エイトは面食らったらしい。
もう、止まらない。頭のどこかで、そう感じていた。
「私は、あなたのことが好きよ。でも、あなたには、あなたを想う姫様がいる。それなら、私なんかいらない、って切り捨ててよ!変に期待させて、裏切られて…そんなのよりは、切り捨てられた方が、ずっと…ずっといいわ」
最後は、消え入りそうな声になっていた。
エイトは、ゼシカを抱きしめる。
「な…何するのよ!期待させないで、って今言ったばかりでしょう?」
涙が、止まらない。
「…期待しても、いいよ」
「え…?」
「…期待して欲しい、って言ったんだ」
ひとつ息をついてから、エイトは話し始める。
「僕、ミーティア姫との話を断ることにしたんだ」
「え?」
「だから、解かりやすく言えば姫様を振ったんだよ」
「…なんで?そのほうが、あなたのためにもなるのに」
「僕は、好きな人と一緒に居たいだけだよ。…腕の中にいる、この人とね」
そういって、悪戯っぽく笑う。
「え?そ…それって」
顔が一気に赤くなる。想い人は…私?
「…覚悟してね?僕は、これでもしつこいんだよ?」
覚悟?…そんなのあるに決まってるわ。
「そっちこそ。離されても、地獄の底まで着いていくわよ?」
「上等だよ。もとよりこっちもそのつもりさ」
二人とも、笑みを浮かべて抱きしめあう。
涙は、もう止まっていた。
一本投下させてもらいました。
駄文ですが、読んでいただければ幸いです。
やべぇ 禿萌えた。
激しくGJ!
(*´Д`)ハァハァ
GJ!
GJ!!
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ \ア ノ \ア
いきなり良作が投下されるとは…!
この一部始終をヤンガスとククールが見てたらどうなるんだろw
ヤンガス「あ 兄ゔ〜〜…
ククール「バカ!いいとこなんだから
だまって 見てろ!
にでもなるのかな?
>>237 GJ!
と主ゼシ萌えの漏れとしては叫びたいんですが……。
どうなりますやら。
>>237 おお、GJ!
…ところでおまいらは主ゼシ話で主人公の名前は『エイト』でいいの?
俺はちょっと…他人という希ガス
>>246 もう自分の中では画面写真公開第2弾の時から
「エイト」がデフォ名だよ。
他の名前の方が違和感感じる。
8だからエイトだと思うから変と感じる人もいるけど、
実際の外国人にも「エイト」という名前の人もいるんだ。だから無問題!
>>243 グルーノ(トーポ)が余さず見ていました
250 :
231:04/12/19 01:04:40 ID:isJRIbxq
>>232 おおおおお…すまない、俺は勇者ではなかったみたいだorz
ぶっちゃけ、現実のものにするには俺では無理だ…
>>237 GJ!
世界一かも知れない巨美乳を捨てる選択肢なんて有り得ない
旅の途中でクックルーを事故に見せかけて殺すイベントがあってもいいくらい
真EDで主人公×ミーティア確定するけど、普通EDでは脳内補完の余地は充分あって
更にその真ED中でも普通EDに変更できたりするあたり、
やっぱりドラクエという感じだね。
カップリングが確定するのは、「別に発生させなくてもいいED」ってところが。
253 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/19 01:35:27 ID:J1FiS5C3
そしてチャゴスとミーティアは結婚しましたとさ・・か。
254 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/19 01:39:17 ID:4Nm2rfpj
フローラの時はアンディがいたから
即ビアンカ選べたけど
今回は主役が捨てたら拾う奴がチャゴスってのがね
救いがなかった
>>251 オルテガ復活やピサロ仲間みたいなもんか。
_
|ラ|
|ブ|
|コ|
|メ.|
|禁|
|止|
Λ_Λ. ||
( ´Д`) ∩
このスレでそれを主張するお前にワラタ
上で主人公=自分でやるのは当然、って話になってたが、そういう香具師は
主×ゼシのときの主人公も、主=自分?それとも「エイト」であって自分とはちょっと違うの?
261 :
231:04/12/19 03:04:50 ID:isJRIbxq
>>260 俺は主ゼシの場合は主人公は「エイト」という存在としてる。ゲーム中は主=自分だけど、例えばSSとかの場合は自分ではなく「エイト」という人物とゼシカによる物語と考えている。
262 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/19 03:18:10 ID:ij6AKYXy
>>237 SS投下GJ!
ただ俺的には主人公がキザすぎる(死語か?)気がするな。
ゲーム中ではかなり穏やかなタイプに見えるから。
もうちょっとラブコメ的なのを贅沢言うならキボン
今更ながら8クリアしますた。主×ゼシいいね(´∀`)
隠しのEDはまだ見てないんだけど馬姫さまENDなのかー、、
皆様ありがとうございます。
正直、GJと言われるとは思ってませんでした。
>>246 できれば名前を出さないように書きたかったんですが、
自分の実力では無理でしたorz
>>262 成る程…キザすぎましたか…。
次はもっとゲーム中のキャラっぽく書いてみたいと思います。
SS一本投下します。
>>79氏の2番からネタをもらいました。
ありがとうございました。
はぁ…と深くため息をつくゼシカ。
ドレスに袖を通しながらも、何でこんなことに…と思う。
事の始まりは少し前。杖の呪いを受けていたレオパルドをやっとの思いで倒した。
一応報告の為にハワードの所に行くと、思いがけないことが待っていた。
「おお、お前達か…。うん、ちょうどいいな」
「「「「?」」」」
「すまんがここに行ってくれんか?」
紙を渡される。
何事かと思ってみてみれば、舞踏会のチケットだった。
「舞踏会のチケット…ですか?」
「うむ」
「何故僕達が?」
「わしはチェルスの喪中だから行けんのだ。だが、この舞踏会の主催者はわしの知人でな。挨拶だけでも行かせないと失礼なのだ。お前達も、たまには羽を伸ばしてもよかろう」
「しかし…」
「頼む。そこの主催者に挨拶さえしてくれればいい。あとは、帰ってかまわん」
そこはやはりいい人。断れなかったらしい。
「…わかりました。ですが、挨拶だけですよ」
「恩に着る」
…そして、今に至る。
ハワードの計らいでドレスを選ぶことになり、以外とセンスのいいものがたくさんあったので結構悩んだ。
「ふぅ…でも、これは、チャンスかも。あいつに、いい女だって言わせてやるわ」
これも悩んだ原因。
着替えをすませて外に出て行くと、すでに男達は待っていた。
全く正装が似合わないヤンガス。
ばっちり決まってるククール。
そして、想い人は…なぜか、不自然なほど似合っている。思わず、まじまじと見てしまった。
「ぜ…ゼシカ?変かな?」
「全然そんなこと無いわよ。よく似合ってるわ」
そう言ったゼシカの顔がわずかに赤い。
「ゼシカもね」
「そ…そう?ありがと」
「そろそろ行くぞ」
「あ、うん。行こう、皆」
全員、馬車に乗り込む。さすがに歩いてでは行けない。
「近いのかな?」
「さぁ…そんなに遠くはないと思うけど」
…馬車に揺られること二刻。
「あ、ついたみたいだぜ」
「お、そうでがすか?」
「おっきい建物ね」
「うん、そうだね」
「着いたぞ。わしはここで待ってるからな」
「すいません…トロデ王」
「なに、どうせすぐに戻ってくるのじゃろう?」
釘を刺された。
「ええ、そのつもりです」
笑顔は崩れない。
中に入ると、そこはすでに多くの人がいた。
「え…と、主催者を探さないと」
「二手に分かれて探そうぜ。四人じゃ効率が悪い」
「そうするでがす」
「わかったよ」
「じゃあ俺はゼシカと…」
「ちょっと待ってよ。私はあんたみたいな獣と一緒じゃ嫌よ」
そして、向き直ると、少年に向かって手を差し出した。
「?なに?」
「あんたねぇ…まぁいいわ。こういうことだから、ククールはヤンガスと宜しく」
「…わかったよ」
存外あっさりと承諾したのは、ゼシカの目に殺気が見え隠れしていたからか。
恋する乙女は怖い。ククールは思った。
華がねぇよ、全くでがすとぼやきながら探しに行く二人。
「さて…あたし達も探しましょう」
「あ、うん。わかった」
「あ…でも、その前に一曲踊らない?」
「え…でも」
「いいからいいから」
「僕…踊り方わからないよ」
「いいのよ。適当で」
首をかしげながらも、とりあえず納得したらしい。
ホールに行き、踊りの輪に入る。
曲が、流れ始める。
ぎこちないステップと、零れる笑顔。
結構今幸せかも、と思うゼシカの顔にも笑顔。
「はー、楽しかった」
「僕もだよ。すっごく楽しかった。用件済ませて、また踊りに来よう?」
「そうしましょう」
探していると、前方から二人の姿が。何故か、怒っている様子。
「お・ま・え・ら・なぁ」
「なに?」
「人が真面目に探してるときに、なに優雅に踊ってんだよ」
「あ…ごめん」
「兄貴…酷いでがす」
「ごめんよ、ヤンガス」
「で、見つかったの?ククール」
「ゼシカ…あぁ、見つかったよ。挨拶も済ませてきた」
「ご苦労様」
はぁ、とため息をつくククール。
もう、いいよ…と呟いていた。
「じゃぁ、踊ろう?ゼシカ」
「そうね。踊りましょう」
「お前ら…」
後ろでククールが何事か話していたが、そのころにはすでにホールに向かっていた。
ぎこちなさがとれた踊りと、ずっと柔らかい笑顔。
その笑顔を今、自分だけが独占していることに先程よりずっと幸せを感じるゼシカだった。
以上です。読んで頂けたのなら幸いです。
今回、主人公の名前を出さないようにしてみましたが、
どうだったでしょうか?
>>262氏 どうでしょうか?キザっぽくないですか?
>>272 激しくGJ!
朝からいいもの見させてもらいました
GJ! ドレスアップゼシカ萌え。
ダンスはお嬢属性のゼシカなら、そつなくこなしそう。
贅沢言うなら、ダンスシーンの描写がもうちょい欲しかったかな。
慣れてない主人公をリードするゼシカとか萌える。
>>272氏に触発されて、私も書いてみました。
今から投下しますんで、しばしお待ちを。
276 :
指輪に誓う:04/12/19 11:13:51 ID:PHWTeGxy
「へえ、異世界でも夜はあるのね」
空いっぱいに満ちる星々を見上げながら、私は思わずそう呟いた。
少し小高くなっている丘の上から辺りを見回すと、もう既に里の明かりは消えていて、もはや、世界には星の光と静寂しかないように思える。
「ここが、エイトの生まれ故郷だなんてね……」
そう。ここは、彼の生まれ故郷……竜神族の里。
数日前、ついに暗黒神は復活し、私たちは最後の決戦に向かうべく、世界各地でやつに対抗できうる力を探していた。
そんなある日、私たちは不思議な夢を見た。
天高い丘の上にある竜を祭った神殿が、不思議な光を放つ。そんな夢を。
仲間達全員が同じ夢を見たとはいえ、場所が何処にあるかも分からない。
皆がこの件は後回しにしようと考えていた中で、それに反発したのは、なんとエイトだった。
普段は、あまり強く意見を通そうとする性格ではない彼が、妙に強く夢の中にあった神殿にこだわっていたのは、私にとってすごく珍しい事に思えた。
結局、そんなエイトに押されて、私達は、その神殿に向かう事になった。
……探索は、驚くほど短時間で終わった。
何かに導かれるようにして、エイトはいともあっさりその神殿の場所を見つけてしまった。
その神殿は、異世界の扉の役目を果たしていたらしく、私達は、強力な魔物に苦戦しながらも、その奥を目指した。
そして、辿り着いたのが、この竜神族の里だった、というわけだ。
277 :
指輪に誓う:04/12/19 11:14:43 ID:PHWTeGxy
そして、その里の事件がきっかけで、私達は知る事になった。エイトの、出生の秘密を。
さあっ、と風の流れる音。
異世界でも、夜は私たちの世界と変わらず冷える。
そろそろ、戻ろうかな? と考えていた矢先だった。
「ゼシカ、何してるんだい?」
エイトの声。
私は一瞬彼の方を振り返ると、すぐに視線を外して、丘の下に広がる里を眺めた。
「ううん。眠れなくて、ちょっと里を眺めてた。ここが、エイトの生まれ故郷なんだな、って思って」
「そっか」
ざっざっ、と土を踏む音が聞こえて、彼は私の隣まで歩いてくると、おもむろにトスンと腰を下ろした。
「立ったままだと疲れるよ。あ、それとも、土が着くのは嫌かな?」
私は、そう言ってくるエイトに無言で首を横に振ると、ゆっくりと地面に腰を下ろした。
「静かね……夜だから尚更だけど、この里は、時が止まってるみたい」
「そうだね。竜神族は、寿命が凄く長いみたいだし、それだけ変化が乏しいんだよ、きっと」
エイトがそう答えると、私は小さく頷く。
一瞬だけエイトの方を向くと、彼は里をじっと見ていて、その瞳の奥に寂しさにも似たような何かを見つけてしまった私は、慌てて視線を逸らした。
しばらく、静寂が辺りを支配して、私達は何もしゃべらなかった。
278 :
指輪に誓う:04/12/19 11:16:25 ID:PHWTeGxy
「生まれ故郷って言ってもさ、全然覚えてないんだけどね。ほんの少し、何か感じる事は時々あるけど」
沈黙を不意に破って、エイトはそんなことを口にした。
「あ、ごめんなさい。私、そういうつもりじゃ――」
「え? ああ、こっちこそごめん。別に寂しいとかじゃないんだ、ちょっと複雑ではあるけど。ただの故郷は、やっぱりトロデーン城なんだよって言おうと思って」
困った笑みを浮かべながら、慌ててエイトはそう訂正する。
その言葉に、私はちょっとだけ安堵して、「そうなんだ」とだけ言った。
エイトは解きかけの問題の答えを言うように、ちょっとだけ時間を置いてから口を開いた。
「うん。僕の記憶があるのはトロデーン城だし、あそこには皆がいる。大臣にトロデ王に、それから、ミーティア姫」
ミーティア姫、の言葉を聞いて、私は心に針をつんと刺されたように感じて、思わず顔をしかめた。
エイトは、それに気がついたようで、心配したように私のほうを見ている。
「どうしたの? ……具合、悪いの?」
何で顔に出ちゃうの! と、自分を罵りながら、私は努めて冷静に
「ん、大丈夫、そんなんじゃないから」
とだけ答えた。
279 :
指輪に誓う:04/12/19 11:17:50 ID:PHWTeGxy
エイトは、私がそう言うのでしばらく何も言えず、困った表情のまま私を見ている。
にわかに気まずい雰囲気になったところで、私は視線をエイトから里に向けなおして言った。
「でも、驚いちゃったなあ。エイトの生まれが竜神族の里ってだけじゃなくて、なんとサザンビークの王子でした! だなんて」
エイトは、急にそんなことを言われて、何かを言おうとしてるみたいだったけど、私はそのまま続けた。
「それって、ミーティア姫と許婚ってことよね。生まれたときから、運命の二人、みたいな感じで」
トロデーンとサザンビークでは古くから一つの約束がかわされており、それは、互いの継承者に男と女が生まれたら、その二人を結婚させる、というものだ。
「う、運命の二人って」
そんなんじゃないよ。と、小さく彼の声が聞こえた。
ああ、私、何言ってるんだろ。
そんな私の内心とは裏腹に、口は、まるで別の誰かに乗り移られたように饒舌に言葉を吐き出し続ける。
「運命、なんて言葉大嫌いだけど、それが素敵な運命ならちょっとは考えてもいいわよね。ミーティア姫だって、泉でエイトと話をしてる時、すごく楽しそうにしてるし、彼女にしたらきっとすごく嬉しい事なんじゃないかな。エイトだって……」
そうして、私はその続きが言えなくなった。
何言ってるんだろ、私。これじゃあ、まるで
「ゼシカ? その……彼女は、ミーティア姫は、僕にとって妹みたいなものなんだ。小さい頃からずっと側にいて、何か放っておけないけど、ゼシカが言ってるようなのじゃあ」
280 :
指輪に誓う:04/12/19 11:18:56 ID:PHWTeGxy
「でも、泉であってるときに姫の表情! あれは、そんなんじゃないわ。あなただってそう言うけど、泉で姫を見てる時のあなたの表情なんて、他に見たことないもの! 私には……」
私には……私には何なのだろう?
その先を考えようとしても、見えない壁が憚るようにして、私はそこで思考が止まってしまった。
「……ごめん」
エイトが不意に言った。
「何で、そんな風に言うのよ。別にあなたは、悪くないわ」
「でも」
「でも、じゃあないわよっ。何でそうやって、あなたは誰にでも優しいの? それじゃあ、私一人で期待しちゃって馬鹿みたいじゃないの……」
言って、私は初めて気がついた。ああ、そういうことなんだ。
でも、今更気がついたところで何になるのか? ただ辛くなるだけだった。
「ゼシカ。姫が、僕にとって特別っていうのはそうかもしれないけど、それはさっきも言った通りなんだ。それだけは、信じてほしい」
私は答えない。答えられなかった。
私は、俯いたまま視線だけをそうっとエイトに移した。
すると、エイトはいつの間にか立ち上がっていて、そわそわしたような、何かを決意したような複雑な表情で、ポケットから何かを探してるようだ。
「あった、あった……と、おとと」
281 :
指輪に誓う:04/12/19 11:20:15 ID:PHWTeGxy
ポケットから目的のものを探り当てたのはいいけれど、一瞬手からこぼし落ちそうになって、慌てて、その何かを両手で受け止める彼。
こんな状況でもどこかぬけてるのはエイトらしくて、でも、今はそれを見るのすら辛かった。
「あの、さ。ゼシカ、僕、本当はさっきまで君のこと探してたんだ」
おずおず、と彼はそう言った。
その顔には、緊張に包まれているようで、私は目が離せなくなっていた。
「君に、その、話したいことがあってさ」
私は黙って頷いた。
「うん。本当は、この旅が終わってから、って考えたんだけど、やっぱり決戦では死ぬかもしれないから……こんな弱音吐いたら、ゼシカは怒るよね?」
いつもだったら、怒るだろう。怒って、そんな弱音吐くな! と言うかもしれない。
けれど今は、それだけの力が私には残っていなかった。
私は何も返さないで、ただ、彼が言葉を続けるのを待っていた。
彼は自分の掌にある何かを見つめると、次の瞬間、私のほうを向いて、”それ”を差し出した。
「これを……君に。ゼシカ」
彼が手に持って差し出したのは、見覚えのある赤い宝石のついた指輪。
これって
「これって、アルゴンリング?」
そう、それは、サザンビークの王位継承者の証でもあり、そして、彼の両親の形見でもあるアルゴンリングだった。
282 :
指輪に誓う:04/12/19 11:21:12 ID:PHWTeGxy
「エ、エイト。これって」
私は、いきなりのことで頭が付いて行かずに混乱した。
でも、これって、これって……その意味を理解しようとすると、痛いほど胸がドキドキして息苦しくなる。
「それは、どうしても君に渡したかったんだ。その、サザンビークがどうのこうのじゃなくて、さ」
私が戸惑っていると、エイトはしどろもどろにそう言った。
伝えたい事を必死で探してる、そんな表情だ。顔は、今まで見たこともないくらい赤くなっている。
「父さんが母さんに、その指輪を渡したみたいに。つまり、ええと」
そこで、エイトは言葉を切ってすうっと一呼吸。
それは一瞬の事だけど、今までに感じたどんな瞬間よりも長く感じられて、どうしようもなくドキドキして……
「きっ、君の事が好きなんだ」
そこまでエイトは言うと、エイトは、ハア、息をついた。
風が何かにざわついたように感じる。星が私たちのことを見ているように感じる。
バカみたいな錯覚は、しばらくしても消えなくて、私はまだ少し混乱したままで言った。
「ほ、本当……なの?」
エイトは頷く。
「冗談なんかじゃあ、ない?」
「こんなこと、冗談じゃ言えないよ」
私は今までに感じた事のないくらい強い感情が沸きあがってくるのを感じた。
その感情は、私の足元から体の中心を突き抜けて、瞳から涙となって溢れ出てくる。
283 :
指輪に誓う:04/12/19 11:22:06 ID:PHWTeGxy
止めようと思っても無駄だった。
「ゼシカ。この指輪受け取ってくれる?」
「う、うん」
涙声になった私の手に、エイトの手の温かい感触と、少しだけ冷たい指輪の感触。
「私、わがままだよ? それに、気は強いし……ミーティア姫みたいに女の子らしくない」
「いいんだ。僕は、そんな君が好きだから。それに、さ、僕にはゼシカが一番魅力的な女性に見えるんだ。嘘じゃない」
照れながらも言い切るエイトに私は、やっと笑顔になる事が出来て
「ありがとう」
心の奥底からそう言う事が出来た。
エイトは、握っていた私の手を少し開くと、指輪をそっと私の薬指にはめる。
ほら、とエイトの声が聞こえて、私は目の前で指輪のはめられた手を開いてじっと眺めてみた。
「変じゃないかな」
「大丈夫だよ。でも、よかった。受け取ってくれて、ミーティア姫の話をしてきた時は、どきどきしたよ」
エイトの顔は、さっきまでの緊張しながらも真面目な表情とは打って変わって、いつもの少し頼りなさげな表情に戻っていた。
「付き返されたら、どうしようかと……ふう」
そんな彼がおかしくて、私は思い切り笑ってしまった。
「そ、そんなに笑わなくても。こっちは必死だったんだから」
「ごめんなさい。でも、何だかおかしくて」
284 :
指輪に誓う:04/12/19 11:24:22 ID:PHWTeGxy
私はやっとのことで笑いをとめると、ちょっと真面目な表情になって言った。
「ね、エイト。約束して」
「約束?」
何? と聞いてくる彼の顔をじっと見つめて、私はその瞳の奥に写る私自身の姿を見た。
「うん。さっき、あなたが言った事。決戦だから、死ぬかもしれないって。だから、そうなってもいいように私にこの指輪を渡したって」
エイトは、私のほうを見て少しつらそうな表情を見せた。
「私、そんなの嫌よ? だから、こうしましょう。これは、二人で、皆で生きて帰るための約束。暗黒神を倒して、皆で無事に帰るの。ね?」
「分かった。約束するよ。皆で生きて無事戻ろう。その指輪に誓うよ」
「……うん」
エイトが私の体を優しく包み込む。
私も、彼を背中に手を当てて抱き返す。
そうだ、私も誓おう。必ず生きて帰って、あなたと私、二人の未来を見るんだって。
この、赤き約束の指輪に誓って――
終
投下してみました。
こんなんゼシカじゃねぇ! とか
文章まとまってないぞ、ゴルァ!
など色々あるかもしれませんが、大目に見てやってください。
>◆W.6BfjH1VA
ゴッドヂョブゥゥゥゥゥ!!!(*゚∀゚)=3
エイトらしさ、ゼシカらしさが如何なく発揮されているであります!!!!
是非ともまた投下していただきたいッス。
>275-
リアルにネ申降臨に立ち会えて感激ですたい(*つД`)
>>274 ダンスシーンの描写が甘いのは…申し訳ありません。
精進します。
>>285 イイ!いいではないですか。
僕に触発されて書いたなんて嬉しい限りです。
大目に見てもらうのは僕のSSですよ(爆
では、改めてGJ!でした。
289 :
288:04/12/19 11:46:42 ID:MfpXnZGI
トリップ間違えました…スマソ
>275
言葉で言い表せないほど良かったです。
素敵なSSありがとうござ!
>>285 素晴らしい文章力ですね。GJ!
いやぁ良いものを読ませてもらいましたヽ(´ー`)ノ
292 :
トロデ玉:04/12/19 14:55:38 ID:wh/H8MjA
まったく…見ている こっちが
恥ずかしくなるような お話じゃな…
思わず 若い頃を 思い出してしもうたわ。
293 :
246:04/12/19 15:36:48 ID:cSgy0Soj
>◆YzvJ/ioMNk
>◆W.6BfjH1VA
神クラス連続投入GJ!感動しますた!
>>264 別に悪いって言ってるんじゃないんだけど、どうしても主人公の心情とか、SS上で人の手に
委ねてると自分=主人公ではなくなってくるよね。
俺的には、俺=主人公、ってのがなかなか消えないからちょっと違和感になって残ってしまっ
た。(だから一人称「僕」もちょいシンクロ出来ない)単なる我侭だから気にしないでくれ。
改めてGJ!
ところでまた細かいことで申し訳ないが、主人公がトロデのこと「トロデ王」って呼ぶの、
変じゃない?自分の国の王様なんだから「陛下」とか「閣下」とか、単に「王」とか。
ツッコミしか出来ん香具師でスマソ
294 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/19 16:13:35 ID:D5e2aMHq
275
漏れ、泣いたよ…
(∋_∈)
おまえらわかってないな
8のキャラは散々言われてるようにDBキャラとの相似が多く見られる
よってパーティーキャラで露出の多かったゼシカではなく、
出番は少ないが幼いころに出会ってた馬姫とくっつくのが道理
ゼシカはED後一旦はククールとくっつくが浮気性が直らず頭に来てわかれる
その後落ちぶれたマルチェロに出会い、さびしそうな姿にほだされて成り行きでくっつく
これが王道だろ!!!!!!
このスレ立ったときは
>>15が言ってるように
荒れるだろうなぁ、と思ってたら
神スレになるとは。
>>275 GJ!良かったよ。
オレもアルゴンリングは竜神族の里でゼシカに渡したなぁ。
なにも起こらんけどさ、気分だけでもね。
>295
そしてヤンガスは
じゃじゃ馬で頭の上がらないゲルダとケコーンする訳ですか(*´・ω・)
ミーティアともゼシカともくっつく、これだな。間違いない
>>293 読んで頂きありがとうございました。
成る程…言われてみればそうですね。確かに不自然です…。
気をつけます。
302 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/19 21:53:11 ID:MGU7OSai
>>272 >>285 いい仕事してますねー。文章も上手く面白かったです。
ドラクエの場合は主人公が「僕」でも「俺」でもいいと思います。ゲーム中で主人公の性格? として出てるのは
優しい(会話ではよくゼシカが優しいと言ってるが、初めての出会いでヤンガスに襲われた時に、そのヤンガスを助ける場面が主人公が優しい(慈悲深い)というの一番表現してる
リーダーシップがある(そうじゃなければ、仲間も主人公の命令を聞かないだろうし
こんなもんですし、別に主人公がキザでもそれはそれで面白いと思います。
303 :
262:04/12/19 22:04:48 ID:ij6AKYXy
>>272 GJです!
俺の主人公のイメージにピッタリはまってます。
ダンスという所に目をつけたのがいい!
>>282 GJ!
王道路線だけど、文章がしっかりしてて素晴らしいです!
主人公がゼシカとくっついたら城で近衛隊長ずっとやっててほしいな。
で、コネでヤンガスを主人公の下に配置する。
ヤンガスも真っ当に生きていくつもりでいただろうし主人公に誘われれば来るでしょう。
ミーティア姫はチャゴスにはやれないのでアスカンタとトロデーンが合併して
アスカンタ王と結婚、女王に。これで一件落着!
あ、小説書きさんたち乙。GJ!
>>295が正論をとなえていて腹立たしいwマルチェロの髪型にはそういう訳があったのか…
正直、勢いで投下しちゃったんでかなりビクビクもんだったんですが……
思いの他好評のようで、皆様ありがとうございます。
次もSS投下するかどうかはまだ未定なんですが、もし、何か閃いたらその時はよろしくお願いします。
>>293 あー、そこは不自然でしたか。
やっぱ素直に王様、王、とかのほうが自然かもしれませんね。
ぐわ、書き終ってないのに間違って書き込んでしまった……連続投稿スマソ
>◆YzvJ/ioMNk
ありがとうございます。
氏のSSは、ゼシカがすごく可愛く動いてますね、素晴らしいです。
勝手ですが、次のSS期待してます。
308 :
ぱふぱふ:04/12/20 01:38:34 ID:KE+3cUys
竜神王の試練も終えた僕たちは、今日も世界をさまよい歩く(ラプソーン? 何それ?)
本日はパルミド地方を探索予定。
探すは、誰が置いたか不明の謎の宝箱(以前トロデ様に聞いたら、何故か二度とそのような疑問を持つなと厳しく叱られた)
パルミドの宿にて朝食を食べながら、みんなに今日の予定を話す。
すると、僕の正面の席で骨付き肉にかぶりついていたヤンガスが質問してきた。
「しかし兄貴、この辺りにはもう新しい宝箱は無いと思いやすが?」
他の二人も同じことを考えていたらしく、ヤンガスの意見に頷いている。
もちろん僕もその通りだと思う、この辺りはずいぶん前に探索し尽くしている。
しかし、それでは僕の本当の目的を果たせないので
「前に調べた時に見落としたかもしれない、もう一度調べてみよう。それに以前より僕たちはずいぶん成長している。
今なら魔物を恐れることなく、じっくりと探索できる」
それっぽく聞こえるように理由を話す。
「でもエイトって、本当にとことんまでやるよね」
僕の隣に座っているゼシカが、呆れたように言ってきた。
ゼシカは朝食をあまり食べないので、僕たち(主にヤンガス)が食べ終わるまで食後に紅茶を飲んでいる。
「まあ、俺はとっくに諦めてるけどな」
食べ終わったらしく、口を拭きながらククールもゼシカの意見に相槌を打った。
言いたい放題言われているが、それも仕方ないと自分でも思う。でも今日は違うんだ…言えないけど。
ふふふ…ヤンガス、ククール。君達に負けていたのも今日までだ。
そうこうしてる間にヤンガスも食べ終わったので、いつものようにみんなに声をかける。
「さあ今日も頑張ろう、みんな!!
309 :
ぱふぱふ:04/12/20 01:42:32 ID:KE+3cUys
探索を始めて数時間、正午をまわったあたりで、ついに目標に出会えた。
ウィッチレディ
魔物でありながら、人間の女性に近い姿をした彼女こそが僕の目的だった。
正確にいうなら、彼女の使うある技がそうだ。
ここまで言えば賢明な読者の方にはもう読めているだろう
そう、「ぱふぱふ」
男の夢を実現するために、今僕はここにいる!!
(ぱふぱふ屋? あんなのスラ…)
長かった。ようやくこの時が来た。何故ヤンガスとククールだけが、と枕を濡らした日々も今日で終わる。
「ついにこの時が…」
「えっ? エイト何か言った?」
「っ! …いや何でもないよ」
「そう。それじゃ指示をお願いね」
思わず声に出てしまったようだ。危ない危ない、特にゼシカに知られてはいけない。
もしバレたらどんなお仕置きをされるか、想像するだけでも恐ろしい。
この先わずかなミスも命取りだ。気を引き締めないと。
「よし、僕が「ウィッチレディ」を相手する。ゼシカは「フバーハ」を、ヤンガスは「ごろつき」を頼む。
ククールは「スクルト」で守りを固めてくれ!」
はっきり言って、そんなことする必要もないのは分かってる。こんな連中呪文で一発だ。しかし、それではダメなんだ。
「分かったでげす」
ヤンガスはそう言うと「ごろつき」達に向かっていった。よしこっちは問題ない。
「エイト、でもそんな必要あるの?」
「俺もそう思うが?」
くっ、正論がきた。ここで負けてなるものか。
「念のためだよ、わざわざダメージを食らうこともないだろう」
「そうね。わかったわ」
「りょーかい」
なんとか誤魔化すことが出来た。よし行くぞ!!
310 :
ぱふぱふ:04/12/20 01:47:37 ID:KE+3cUys
エイトはスーパーハイテンションになった。
「うおおおおおおおおおおおおお!!」
ウィッチレディ「ひっ」
エイト攻撃 ミス ウィッチレディにダメージを与えられない。
ウィッチレディ「えっ?」
しかしエイトはまだスーパーハイテンションのままだ。
「でやああああ!!」
ウィッチレディ「きゃあ!」
エイトの攻撃 ミス ウィッチレディにダメージを与えられない。
ウィッチレディ(また? でもこのままじゃ…こうなったら!)
ウィッチレディはエイトに「ぱふぱふ」してあげた。
エイトは気持ちよさそうだ。何故か涙も流している。
ウィッチレディ「いまだ!!」
ザシュウ!!
311 :
ぱふぱふ:04/12/20 01:51:26 ID:KE+3cUys
「エイト!! 大丈夫!? 怪我はない!? なに油断してるのよ!! …エイト?」
「つ………やった。これ…………」
「え? 何?」
「ぱふぱふ最高」
ピシィ
「えっ?」
なにかが割れる音が聞こえた。それにより僕の意識が現実に戻る。
ゼシカ?
なんでゼシカが僕の前に? それにどうして震えてるんだ?
「兄貴…さよならでゲス」
遠くでヤンガスの声が聞こえる。さよなら? どうしたんだ?
「一応神に祈ってやるよ。成仏しろよ」
こんどはククールの声が聞こえてた。一体なにが?
「…ト。………いいよね?」
っ!!!
ゼシカは全ての魔力を解き放った。
「ぎゃあああああああああああ…!!!」
終わり
312 :
ぱふぱふ:04/12/20 01:56:04 ID:KE+3cUys
後書きです。
SS書いたのは初めてなので、色々ダメな所があるかもしれません。
何より、これはギャグなので主ゼシではないと言われる方もいると思います。
自分なりに主ゼシでギャグを書いてみたいと思い立ち、勢いで書いて投稿しました。
いかがでしたでしょうか。
エイトが「ぱふぱふ最高」って
意外すぎてワロタ
なんでこのスレなのかは知らんがw面白い話だった。
気が向いたらまたなんか書いてくだちい。
>くっ、正論がきた。ここで負けてなるものか。
いいねこういうのw
>>308-312乙です。
SSも増えてきて、いい妄想スレになってきたな。
318 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/20 02:38:59 ID:RZyvJKpI
「ぱふぱふ」読んで
主人公がエロい場合一人称が「僕」の方が萌えることを発見させて頂いた。
GJ。
319 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/20 02:48:29 ID:KE+3cUys
ありがとうございます。気に入っていただけて、幸いです。
また閃いたらSSを書くかもしれません。
まあ、あまり期待しないでお待ちください。
>318
同じこと思った、何故かエロさが際立つというか…そんな感じがした。
>319
画面前でニヤケさせていただきました。面白かったです。
また気まぐれに書いたら読ませて欲しいものです。
>>303氏
あぁ…良かったです。正直、不安だったので。
>◆W.6BfjH1VA 氏
ありがとうございます。
素晴らしい、なんて言われたの初めてですよ。
まだ、主ゼシは書く予定なので期待しないで待っていて下さい。
氏のSSは、よくまとまっていますね。キャラもイイ!ですし。
自分には真似できませんよ。文章力がアレなもんで(笑)
>>312氏
面白かったです。爆笑してましたよ。
GJ!です。
◆YzvJ/ioMNk さん、◆W.6BfjH1VA さん、おつかれさんー。GJ。
主人公の一人称は「俺」がいいな(ぼそ
一本投下します。
>>323氏のリクにお答えして、一人称は「俺」です。
草原を歩いていると、夜になってしまった。夏の夜空に星が瞬いている。
「夜…か。皆、今日はここら辺で野宿しよう」
「そうでがすね。もう、へとへとでがすよ」
「俺も賛成だな。流石に今日はもう遅い」
「私も疲れた…」
「決まりだね。じゃあ用意しよう」
用意といってもさほどのことをするわけではない。薪を集めて火を熾し、火の番の順番を決める。後は、簡単な食事を準備する。今の時期、テントは使わないので準備はこの程度。
「しかしこの辺りの敵は強いな」
「そうでがすね。疲れるでがすよ。あ、干し肉が焼けたようですぜ。兄貴、どうぞ」
「ありがとう、ヤンガス…ところで、陛下は?」
「さぁ…知らないでがす。いつもなら来ているんでがすがねえ」
「ゼシカもいつの間にかいないし…。俺、探してくる」
「アッシも行くでがす」
「そんなに遠くには行ってないだろうから一人で大丈夫だよ」
「でも」
「ヤンガス。大丈夫だよ」
「…わかったでがす」
「気をつけろよ」
「うん、じゃあ行ってくる」
松明を持って歩いていると、陛下は存外楽に見つかった。
「陛下…なにをしていらっしゃるのですか?いくら夏とはいえ、夜は冷えますよ」
「すまんな。ちょっと散歩じゃ」
「いえ…ところで、ゼシカを見ませんでしたか?」
「いや、見てないな。ゼシカがどうかしたのか?」
「いえ、ちょっと食事の席からいなくなりまして。私は探してきますから陛下はどうぞあれに見える火へお向かい下さい」
「おお、わかった」
「それでは、失礼致します」
陛下と別れて四半刻ほど歩いていると、ゼシカがようやく見つかった。
「ゼシカ」
「あ…どうしたの?」
「それはこっちの台詞。ゼシカこそ、なんでこんなところに?」
そこは小高い丘だった。
「星を…見ていたの」
「星?」
「あなたは、聞いたことない?死んだ人は、星になるって。サーベルト兄さんの星があるかな?って思ったのよ。
…らしくないわね」
そんなことを言いながらも、目は夜空を見上げている。
「隣、いいかい?」
「うん」
ゼシカの隣に腰を下ろす。
静かに、時が流れる。心地よい沈黙にしばし身をゆだねていたが、ゼシカが口を開いた。
「星になるって、悪いことなのかな?」
「どうして?」
「何だかそんな気がするの。星になれば…皆一緒だから。どれが誰の星なんて、わからないでしょう?
きっと…皆忘れるわ。忘れて、薄れて…なんだか、それなら初めからならないほうがいいような気がして」
「そうでもないよ」
「え?どうして?」
「星座の一つ、星の一つにも逸話があるんだ。だから、人が死ねば星になり、星になれば逸話がつく。
逸話がつけば、その星を皆忘れない。そう考えれば、星になるのも悪いことじゃないでしょ?」
「…そうね。そう考えれば、悪いことではないかもしれないわね」
「そうだよ」
自信ありげな俺の顔に、ふふ、と笑みを零す。
その顔が可愛い、と思う。
「あ…そうだ。そろそろ皆のところへ戻らないと」
わずかに見惚れていたのを悟られないように、努めてなんでもなく言う。
「忘れてたわ。確かにそろそろ戻らないと心配されるわね」
「じゃあ戻ろう?」
「待って」
「ん?何?」
「また…また、こんな星が降りそうな夜に、二人っきりで会わない?」
「え…わ、わかったよ」
まさかデートの誘いを受けるとは思わなかった。本人自覚ゼロだけど。
「よっし、約束よ?」
「俺は約束を守るよ。ゼシカこそ、忘れないでね」
「もう、ひどいわね、ふふ」
「あはは…じゃあ、帰ろう」
仲良く、歩調を合わせて歩く。
戦いばかりの日々だけど、こんな夜があってもいいよね、と二人とも思う。
戦いの日々…でも、この人に出会えたことだけは感謝しよう、とも。
星降る夜に、想いの重なる二人だった。
あとがきです。ヤマも、オチもないひたすらほのぼのを目指したので、
気に食わない方は申し訳ありません。
それでは。
良い作品でした。
8は景色とか星空とか風景が美しいから、
こういう話も想像できていいなぁと読みながら思いました。
いいねいいねえ。
「俺」になってるのもいいねw
331 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/20 16:16:36 ID:KE+3cUys
>>328 GJです。心が安らぐような良質の作品です。
>>329 ありがとうございます。DQ8の「見渡す限りの世界」にちょっと触れて見ました。
正直だめぽ…と思っていたので安心しました。
>>330 ありがとうございます。
良かったのなら安心しました>一人称「俺」
受け入れてくれるかな?と思っていたので。
>>331 ありがとうございます。
安らいでくれたのなら大変嬉しいです。
◆YzvJ/ioMNk氏GJ!
>>312氏のも吹き出しちまった。GJ!
…切り口はまったく違うけど両方とも「8の世界を楽しみつつ主ゼシ物」だよな(w
確かに主ゼシ物としての華には欠けるけど、
>>329も言ってるみたいに
8の世界を楽しみつつ、主ゼシで書けるってのはすごいよ。
それに、日常的な好意がやりとりに滲み出てる感じがすごい萌える。
俺なんか、8は世界を見て回るのは楽しいけど話糞、って斬捨てるだけだから、
素直に感心してしまったよ。
334 :
ゼシカ着せ替え大作戦:04/12/20 22:38:59 ID:KE+3cUys
「へー、ここがヤンガスの故郷か」
僕たちはヤンガスに案内され、彼の故郷であるパルミドへとやって来た。
ドルマゲスを追うはずの僕たちが何故ここに来たかというと、トロデ様があまりに哀れだったからだ。
いつも町の外で姫といっしょに待っているのは確かに辛いだろう。パルミドならトロデ様でも普通に町に入れるとヤンガスが言うので
僕たちはここまでやってきたというわけだ。
もちろん目的はそれだけではなく、ヤンガスのいう凄腕の情報屋という人にドルマゲスがどこに行ったのか聞くためでもある。
みんなのこの町の評価は、ゼシカは結構気に入ったらしく、物珍しそうにキョロキョロと視線を動かしている。
逆にククールには不評のようだ。ヤンガスは故郷ということで嬉しそうに見える。
そして、肝心のトロデ様は魔物の姿になってからまともな扱いを受けていなかったため、迫害されないだけでもう凄まじくハッスルし
ている。…よほど鬱憤が溜まっていたんだろう。無理も無い。
335 :
ゼシカ着せ替え大作戦:04/12/20 22:42:00 ID:KE+3cUys
トロデ様はさっさと酒場に行ってしまったので、僕たちだけで情報屋の所に向かうことになった。…いない方が楽か…
すぐに情報屋の所に行ってもよかったが、新しい町だし僕も色々見て周りたかったので、みんなに町を見物しないか提案してみると
「そうね。私は賛成!」 これで僕を合わして賛成二票。
「俺はこんな町、わざわざ見物したくないぜ。さっさと情報屋とやらのとこに行こうや」 反対一票。
「アッシとしちゃ、兄貴達に町を案内したいと思ってたとこでゲス。ここはアッシに案内させてくだせえ」 多数決により決定。
「よし、じゃあヤンガス、案内お願いな。ククールもそんな嫌そうな顔するなよ」
「へーへー」
「まかしてくだせえ。 それじゃ行きやしょう!」
僕たちはヤンガスの案内で、町を色々見て回った。そして、僕は運命に出会った…「おどりこの服」という運命に。
336 :
ゼシカ着せ替え大作戦:04/12/20 22:45:37 ID:KE+3cUys
「嫌よ! あんなはしたない服を着るなんて!!」
怒りの形相で僕の申し出を拒否する、我らがゼシカお嬢様。でもゼシカ、君が今着てる服も十分…いえなんでもないです。
ここで引いてはダメだ。なんとか言いくる…説き伏せなくては
「ゼシカ、でも君の今の装備よりずっと守備力が高いんだよ!? この先の旅のためにもあれを買うべきなんだよ!」
「それなら他のでもいいでしょ!? お金だって余裕がないんだし、あんなもの買う必要ないわよ!」
「なにを言うんだ! この町でゼシカの装備できる一番の守備力の高い服じゃないか! 僕はゼシカを少しでも危険から遠ざけたいん
だ。君を失いたくはない!!」
これは僕の本心だ。ゼシカのことを本当に大切に思ってる。…無論ほかの思惑もあるが。
「っ!! …で、でも…はずかしぃょ…」
キュピーン
よし!! ここでたたみかける。
ゼシカの頬に手をあて、耳元にささやく。
「ゼシカ、恥ずかしがる必要はない。君の美しさはまさに美の女神のようだ。君には人も魔物も神さえも心奪われるだろう。あの服は
君の更なる魅力を引き出してくれるさ。僕にその姿をみせてくれ」
歯の浮くようなセリフ。おまけにゼシカのいう恥ずかしさは肌をさらすことであって、僕の言ってることは的外れもいいとこだ。
さらには言ってることが最初と違ってるし…そんなことは些細な問題だ。とにかくゼシカが冷静になる前に勝負を決めなくては
「兄…」
「ほっとけ。いつもの暴走だ」
なにやら外野が煩いが、そんなことにかまってられるか。
「うぅ…、でもぉ…」
あと少し。もはや外堀、内堀は埋めた。残すは本丸のみ!
「試しに一度試着してみて、嫌だったら止めてもいいからさ。とにかく一度着てみなよ」
「………」
これで最後だ!!
「よし、行こう!」
ゼシカの手を握り、先導する。ゼシカも俯きながらも僕の後に付いて歩き出す。
ゼシカ城は陥落した。(お嬢様にかけてますよ? 「城」 自分で言うなって? ええやん)
337 :
ゼシカ着せ替え大作戦:04/12/20 22:47:44 ID:KE+3cUys
ゼシカは今防具屋の試着室でおどりこの服に着替えている。
「やった、やったぞ」
ふはははははははははははははは…
「エイト、その…どうかな?」
ははははははははは…
「エイト?」
でもよく
「ゼシカを言いくるめられたもんだ。」
いやまったく、大変だったよ。ふははははは…
「兄貴…」
「いつも通りだな」
ははは…ん?
「くすくすくすくす…」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「ぎゃああああああああああああああ…!!!」
「ヒック、エイトたちはまだかのう?」
終わり
338 :
ゼシカ着せ替え大作戦:04/12/20 22:50:41 ID:KE+3cUys
後書きです。
SS第二回目です。急にビビっと電波が来たので勢いで、約一時間で書き上げたものです。
今回もギャグです。それにゲーム中のこの時期にここまで親しくなってるかというと、何とも言えません。
ゲームを無視してキャラが壊れて暴走していますが、アホな作品やなと大目に見てください。
※「ゼシカを言いくるめられたもんだ。」←これエイトのセリフです。分かりにくいかもしれませんね。
前回といいエイトのキャラが個人的に好みっす
押しに弱いゼシカ萌え
うむ、ギャグ調イイ!GJ!
でも着替え終わる前に終わってるのは残念。
今度は、遠慮がちな主人公と強引なゼシカ物を希望。
それぞれ雰囲気の違う作品だけど、キャラとかDQ8に対する愛が溢れてますね。
読んでいて気持ちがいいです。
>>338 力作ありがとうございました。
大変楽しませていただきましたよ。
後書きで注釈つけてくれて感謝します。
>>338 今作も面白かったですよ。GJ!です。
ギャグの書けない自分にとっては神のようです。
勝手ながら次回作待ってます。
>◆YzvJ/ioMNk
またSS投下ですか。
ものすごい投下速度ですね。感服です。
しかも、日常を題材にして、その何気なさをちゃんと表現しきっているのは見事の一言です。
>>338 また、すばらしいギャグSS、GJです!
そして、こちらも投下速度が速い。
この主人公、かなりイイ性格してますね。お気に入りです。
氏のギャグSSに影響されて、私もギャグ+(主人公×ゼシカ)SS書いてみたんですが……
これがどうにも、キャラクターいじめみたいになってしまって、投下しようか迷ってます。
まあ、それはともかくとして、お二方の次回のSSも、勝手ながら期待して待っております。
>> ◆W.6BfjH1VA
ありがとうございます。質より量、の投下です(獏)
見事、なんていわれるほどのものではありませんよ。
氏のSSも、また読みたいので勝手ながらも待ってます。
一本投下します。
ギャグです。キャラが壊れているので、苦手な人は読み飛ばしてください。
ちなみに、童話世界のパラレルです。
346 :
三匹の子豚:04/12/21 13:58:12 ID:QG0Qxd0i
昔々、あるところに三匹の子豚が住んでおりました。
長男の、ふとっちょ天使ヤンガス。
次男の、イカサマ騎士ククール。
そして長女の、唯一まともなゼシカ。
三匹は、仲良く暮らしていました。
しかし、ここで三匹は別れて暮らすことになりました。
「おい…なんで俺が豚なんだ?」
「筆者の意向でしょ?納得いかないけど」
「それはアッシもでがす。なんでこんないい男が豚になんか…」
と、そこで長男の顔にパンチが二発。
かました二人の思うところは同じ。
(思いっきりそのまんまだろ?…第一、誰がいい男だ!)
顔を見合わせ、相手が同じことを考えているのを確認しました。
ですが、そこで黙らない長男。
「なにをするでがすか!…さては、アッシのフェイスに嫉妬して…怖いでがすね。嫉妬って」
当然、無言でさらにボコられる長男。
ここでも思うところは同じ。
(誰がお前の顔なんかに嫉妬するか!)
「こんな野獣と暮らすなんて…貞操の危機でがす!アッシは出て行くでがすよ!」
最後まで凄まじい勘違いをしたまま、出て行く長男。
「…邪魔者もいなくなったし、さぁゼシカ、風呂でも入ってゆっくり愛を確か…」
そこでも、鼻っ面にクリティカル。
「…あんたみたいな奴となら、狼に食われたほうがマシよ」
「なんだよ、つれないな…ならステップを踏んでいこうじゃないか!」
そして、最後には…と次男が真昼間からこっぱずかしい夢を見ている間に出て行く長女。
(…私は仲間に恵まれなかったわね)
深い溜め息とともに足を速めるのでした。
347 :
三匹の子豚:04/12/21 13:59:37 ID:QG0Qxd0i
「さて、貞操の危機はさったでがすが…休むところを作るでがす」
太っているというハンデの為に最近腰痛に悩まされている長男。流石に野宿は腰に響きます。
と、そこには何故か藁の山。
「ちょうどいいでがす。これで家でも作るでがすよ」
早速作業に取り掛かり、あっという間に家は完成。
…家というよりは藁の山に穴を掘ったという感じがしますが、そこは元山賊。そんな細かいことは気にしません。いや、むしろ気にしたら負けです。
柔らかな藁の感触に満足しながら、長男は深い眠りに落ちて行きました。
一方、次男も家から出て行きました。だって、ストーリーが進まないですから。
「…女が居なければ家なんていらん!」
などとのたまいながらも、家なしでは女が寄り付かないのも事実。適当に作ることにしました。
「ここいらでいいか…はぁっ!」
剣を一閃すると、大木が数本倒れました。
「はぁ…疲れるぜ」
どこにそんな力があるのか、一本まるまる担いで平地へ運びます。優男が大木を担ぐ、というのはなんとなく前衛的です。
そして、日が暮れるまで木と格闘していると家が何とかできました。ロッジ風の建物です。「うっし!これで女が引っかかるな。『ここが俺の家だよ』
『素敵、今夜は泊めて欲しいわ』『そんなこと言われなくても帰さないぜ』『あぁ…ククール、素敵!』なーんちゃってな、なーんちゃってな!」
ばんばん。と床を叩きながらものすごい妄想に浸っているご様子。
…親が見たら泣くでしょう。
348 :
三匹の子豚:04/12/21 14:00:55 ID:QG0Qxd0i
…そして、いままで全然出番の無かった狼。
「なんで俺が狼なのかな…ヤンガスとかのほうが適任じゃない?」
だってそれじゃ普通でつまらないですから。
「はぁ…まぁでも、追うか」
真面目な性格がよく出ています。
狼は、まず長男のところへ向かいました。
「ヤンガス?居る?」
「あ…兄貴!じゃない、狼!」
「そうだぞ。食っちゃうぞー。子豚ちゃん」
…やる気は見えません。
「く…食っちゃうって、まさか兄貴までアッシの貞操を狙うとは…誰を信じりゃいいんでがすか!?」
なんだか一部の腐女子が喜びそうな展開ですが、そうはいきません。全力ダッシュで逃げていく長男。一応追う狼。
「く…ククール!居るでがすか?」
「あぁゼシカ…君ってそんなに大胆なんだ…それもいいけど」
「なに恥ずかしい寝言言ってるでがすか!起きろ!」
一発殴る長男。当然、起きる次男。
「なんだ、ヤンガス。いまものすごくいい夢みてたのに…起こすなよ」
「あんなもん、夢じゃなくて妄想でがすよ!…じゃなくて、狼が来たんでがすよ!」
「はぁ?…さてはお前、俺の家を奪おうとそんなことを…」
「ククール?ヤンガス?ここ?」
かちゃり、とドアを開ける狼。凍りつく二人。
「ほ…本当だったのか!」
「食っちゃうぞー。うまそうだー」
やっぱりやる気が見えません。
そして、またしても一部の腐女子大喜びの展開一歩手前です。
しかし、またしてもそうはいきません。窓から隙を見計らって逃げます。
「まだ追うの…?俺、いい加減疲れたよ。お腹も減ったし…。腹が減った…そうだ。その手があったか」
にやり、と嫌な微笑みを浮かべて、狼も走って追いかけます。
349 :
三匹の子豚:04/12/21 14:02:23 ID:QG0Qxd0i
そのころ、二人とも長女の家へ着いていました。
質素ながらもセンスのいい家です。
「はぁ…結局三人で暮らすのね」
「仕方ないだろ」
「しょうがないでがすよ。お前らだけでなく狼にまで貞操を狙われちゃ…おお怖い」
もはや突っ込む気力も失せた二人。ただ遠い目をしています。
「まぁ物語上ここには入ってこれないから、安心してね」
「ああ、そうだな…ゆっくりしようぜ」
と、そのとき凄まじい音がしたかと思うと、ドアが粉々になりました。
「な…まさか、狼!?」
「物語無視でがすか!」
「私の家よ、ここ!」
そこからゆっくり入ってきたのはやはり狼。
「見つけた」
なぜか微笑みすら浮かべています。
つかつかと長女に歩み寄ると、その手を取りました。
「俺、腹減った」
「お…お腹が減ったから、ってなんなのよ!」
やっとこの状況は不味いと悟りました。ヤンガスではありませんが、貞操の危機です。
「食べさせて?大丈夫。痛くしないから」
貞操の危機が両手を振って近づいてきます。
「ちょ…ククール、ヤンガス!助けて!」
しかしそこに二人はいません。さっさと逃げた模様。
「…助けは来ないみたいだね?」
悪魔の笑みを浮かべたまま言います。
「…いっただっきまーす♪」
「え…ちょっと、きゃ!」
………この後、狼と長女がどうなったかはご想像にお任せします。
ですが、あの後二人は仲良く暮らしたということです。
めでたし、めでたし。
あとがきです。
初書きのギャグで、色々と痛い作品でした。書き込むかどうか迷いましたが、結局書き込んでしまいました。
キャラ…壊れすぎですかね?
少しでも楽しんでくれる方がいたら幸いです。
いやいやGJ!自分は面白かったですよ、こういうの。
オチが(・∀・)イイ!!
エロイ主人公(・∀・)イイ!w
◆YzvJ/ioMNk さんのような正統派も好きだよ。
みんなありがとう。
訂正
>>325-327のような正統派も。
◆YzvJ/ioMNk さんはギャグもいけるんだぁねw
>>351 ありがとうございます。面白かったのなら書いた方も嬉しいです。
オチは一応物語り風にしてみましたが、好評のようでなによりです。
>>352 ありがとうございます。エロイ主人公…正直、受け入れられるかな?と思っていたのでほっとしました。
>>325-327みたいなやつが本職(?)です。ギャグ初書きでしたが、受けたようで本当に嬉しいです。
◆YzvJ/ioMNkが主×ゼシ萌えで俺は幸せだ。
>>350 パラレルは正直苦手だけどこれ面白いw
GJ!
>「はぁ…まぁでも、追うか」「俺、腹減った」
主人公のこのキャラめちゃ好きです
357 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/21 18:04:24 ID:N64Kfev5
>>350 ◆YzvJ/ioMNk氏、GJです。パラレルも面白いですね。
>>355 僕も幸せです。主ゼシマンセー(;´Д`)ハァハァ
>>356 以外と皆受け入れてくれましたね…。もう一本童話パラレル書いてみましょうか?
主人公のキャラは書いてる本人も結構気に入ってます。
>>357 面白かったですか?ありがとうございます。パラレルは面白いですけど難しいですね…。
稀に見る良スレだ・・・
神スレ
>>350 おもしろかったです!
台詞に違和感がなくて可笑しい。
主人公やゼシカだけでなく、ククールやヤンガスを動かすのも上手なんですね。
また作品を見せていただけると幸いです。
>◆YzvJ/ioMNk
また、一本投下すごいですね。
しかも、今度は童話話ですか。まとまってて素晴らしいです。
さて、私も上のレスで言っていたギャグSS一本投下しますです。
ただ、一部のキャラ(男衆)がひどいめにあってるので、そういうのが苦手な方はきついかもしれないです。
「ふう、やれやれだぜ。さっきから無駄に沸きやがって、いちいち倒すのもかったるいんだよな。あー疲れた」
戦闘を終え、皆がふうと一息つく中、ククールが吐き捨てるようにそう言った。
とは言え、皆、いつものことだ、とさして相手にする様子はない。
こんな天気のいい日だ。わざわざ怒って、不機嫌になる必要もあるまい。
オレだって、そうするつもりだった。そう、今までなら。
「だいたい、魔物どもも分かってないんだよな。群れで現れても、この俺がドカーンと――なんだよ?」
「ほう、ドカーンと、か。そいつは、頼もしいですなあ。ククール君」
「お、何だ? エイト。文句でもあるのかよ?」
くっくっくっ、と笑うオレに対して、ククールは不満ありげだ。
まだ、自分の愚を分かっていないとは。
「文句は――」
オレはそう静かに言うと、目をつぶり、すうっと片足を上げ、両手を軽く掲げ手を「く」の字状にした(いわゆる、鶴の構えみたいな感じだ)。
そして
「ありありじゃッ」
カッと目を開いた瞬間、あげた片足を一歩踏み出し、「く」の字状になった拳でククールを小突いた!
「ぐわっ、んおおおおおお……て、てめえっ、何しやがる!?」
「何しやがる、は、こっちの台詞だっ。大体、ククールお前、剣スキル極めてから戦闘で何してた?」
ビシィと、突き刺すようにククールを指差すオレ。
「何って。ええと、ジゴスパークとジゴスパークと……それから、ジゴスパーク?」
一瞬の沈黙。
「それが問題なんじゃあああああっ」
「ぎゃーす! お、おまっ、その手痛いからっ」
「痛いだとぉ!? 体の痛みがなんだと言うんだ? オレはッ、ハートが痛いぞ、ククール!」
腰を引かせて痛がっているククールを見下ろしながら、オレは胸に手を当てた。
「オレは、オレはなあ、ククール? お前らの意思を尊重して、作戦を『めいれいさせろ』ではなく、わざわざそれ以外のものにしているんだ。それもこれも、オレはお前たちを信頼したい、そう思っているからだ」
優しく諭すように言うオレ。
ククールはまだ痛そうにしているが、そんなオレの様子に呆然として、静かにオレのことを見ている。
「なのに、だというにっ、お前ときたら……」
ピカッと目を光らせるオレ。いや、実際は光ってないけど、そこはほら、気分の問題と言うやつで。
「戦闘始まると、ことごとくジコスパークばっか使いやがって! それが、時々ならまだいい。
だけど、お前の場合は、ほとんどの戦闘で余すことなくジゴズパーク乱発だろぅがよぉ!?」
「いや、なら、『じゅもんをつかうな』にすればいいだろ?」
こいつめ、まだ、そんなことを言いやがる……分かってない。分かってないよ、ママン!
「それじゃあ、回復呪文使わないだろうがっ。オレの理想ッ、それは、攻撃もしつつ適度に回復! なんだよ」
ぐっ、と拳を握るオレ。空を見上げて、その透明な青さにオレの理想の儚さが重なって、なんとも悲しくなってくる。
ああ、悲しいったら悲しいなあ。(C)ドルマゲ
「なのに、お前は『バッチリがんばれ』だろうが『ガンガンいこうぜ』だろうが、挙句の果てには『いのちをだいじに』ですら、ジゴスパークばっかりつかいやがって!
よーし、パパ、ジゴスパークつかっちゃうぞぉ? ってか、めでてぇな!
何がめでてぇかっつーと、お前の頭の中なんだけどなッ。
そら、レティスの背中にも剣の穴が空きまくりになる訳ですよっ!?」
「レティスの背中って、訳分からなっ、て、痛っ、痛たたっ、ちょっ、止め――」
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!
何か、ククールのやつが言っているようだけど、そんなの無視だ。
オレは、最初にやつを攻撃した時と同じように、手を「く」の字状にしてゴツゴツと小突きまくる。
もちろん、逃げられないように胸元を引き寄せて、だ。
「あ、兄貴。ククールやつ、何か痙攣して泡吹いてるでげす。そろそろ止めておいた方が」
ヤンガスの声が聞こえて、オレはククールをもう一度よーく見てみた。
おやあ? 確かに、なんか泡吹いてるな。ときどき、「はうっ」とか言って震えるし。
「ちっ、脆弱なやつめ。まあ、男のくせに、ボス戦だと毎度死ぬようなへたれHPの持ち主だからな、仕方ないか」
オレは、子供がもう飽きてしまった玩具を捨てるかのように、ポイッとククールをその辺に放り投げた。
「兄貴。ククールは、そのままでいいんでがすか?」
「いいのさ、いいのさ、たまには。ヤツにはいい薬だろう。それより」
きゅっ、と方向転換して、オレはヤンガスの反対方向を見ながら腕を組んだ。目を閉じる。
「ヤンガスよ。今のやり取りで、何か感じた事はないか?」
「え、あ、兄貴?」
「感じた事はないか!?」
ひゅーっと、どこからともなく風が吹いて、オレのバンダナを揺らす。
なるほど、これがロマンパワーというやつか……モリーのおっさんの周りで常に風が巻き起こっているのは、このせいなのか!
「えーと、強いて言うなら、ちょっとククールのやつが哀れでげすなあ、と」
「そうか。やつが、哀れか……くっくっく」
オレの不気味な笑いに気圧されてか、ヤンガスの後ずさる音が聞こえる。
「だがっ! 哀れなのはお前も同じだッ」
ギラッと目を光らせるオレ。いや、実際は光ってないけど、そこは(ry
そうしてオレは、ぎゅんっと回転しながら振り返り、そのままヤンガスを両手で、ビッ、と指差した。
「あっしが哀れ……でがすか? 一体、それは」
「アチョーーーーーーーッ!」
「ぎゃっ。は、鼻がぁぁぁぁあ!?」
オレは奇声を上げて飛び掛りながら、ヤンガスの顔面ど真ん中に手刀を叩き込んだ。
ヤンガスは、仰け反りながら苦しんでいるが、オレは敢えてそれを無視した。
「まだ、何も気がついていないと言うのかッ? お前は」
「ひ、ひどいでがす、兄貴。そんなこと言われても、あっしには何がなんだかさっぱりで」
情けない声でそう言ってくるヤンガスに、オレは制するようにヤンガスの目の前に掌を広げた。
諦めたような、呆れたような、どちらともとれる表情を浮かべて首をゆっくり横に振りながら、オレは言った。
「そうか。そうだな、悪かった。お前は前に言っていたものな、自分には米粒程度の脳みそしかないと。
分かったよ、ならば、その米粒程度の脳みそにもしっかり理解できるよう、オレが直々に説明してやろう」
呆然としているヤンガスをよそに、オレは更に続ける。
「ヤンガス。お前は、何を装備している? 今まで、一体何のスキルを磨いてきた?」
しっかりと指を突きつけて、オレは言った。
「それは、鎌でやんすが」
「そう。鎌だ。で、お前は戦闘中、どんな技を使っている。ほら、鎌には便利な特技があるだろう?」
「ああそれなら、ビックバンで――」
「ばかーーーーーーーーっ」
オレは、バシーンッと、両手で顔を挟み込むような平手打ちをヤンガスにきめた。
「か、顔がっ」
「ヤンガスのばか、あほ、マヌケ! ステテコパンツ!」
「あ、兄貴、最後のは一体?」
「そんなことはどうでもいい。ヤンガス! お前もククールと同じだ。戦闘始まると、ビックバンをお構いなしに使いやがって、お前の場合、最大MPも低いのに消費MP30って何事だ!?」
「そ、それなら、あっしはククールと違ってそんなに強力な回復呪文がないんでげすから、『じゅもんをつかうな』でもいいんじゃ」
「お前は、さっき言っていた言葉を聞いていなかったのかッ」
ぐいっと顔を近づけて、オレはヤンガスに迫った。「ひっ」とか情けない声が聞こえてくる。
「鎌には、便利な特技があると! あるだろう? ああ、最初に言っとくが、ビックバンのことじゃないからな!?」
一気に捲くし立てて、オレは肩で息をしながら呼吸を整えた。
ヤンガスが怯えた表情で、ちょ〜ん、という擬音が聞こえそうな感じで所在なさげに待っている。
「冥王の鎌のことだっ。あれは、MP消費型だから、『じゅもんをつかうな』だと使わないだろうがっ」
「そ、それをあっしに言われても」
「それじゃあ、誰に言えっつーねん! 大体、おかしいだろうが、『鎌』の最後の特技がビックバンて、どういう了見よ?
鎌で一体何を爆発させんだ! お前の屁か? ああん!?」
「あ、兄貴ぃ」
「そんなお前には、コレだっ」
「むごっ」
ガポンっといい感じの音をたてて、ヤンガスの顔に練金釜をかぶせるオレ。
いやあ、さすが改造型だ。ヤンガスの顔でもすっぽりと余裕ではいるぜ。
それに、スライムの冠とかも装備できるヤンガスだ。似合ってない事もない。
「んごご、んごっ……」
最初はジタバタ騒いでいたヤンガスだが、やがて、何故かおとなしくなってぶっ倒れた。
あ、そういえば、さっき、『おかしな薬』を作ろうとして材料投入してたんだっけ。
そこにヤンガスの顔を合成させるとどうなるのか……おお! 考えるだに恐ろしい。
「くわばら、くわばら……」
「ちょ、ちょっと、エイト。いくらなんでもやりすぎなんじゃないの?」
ゼシカの声だ。さっきまでのやり取りを見ていたらしく(まあ当然か)、声には非難の色が混じっている。
「確かに、リーダーとして戦い方のアレコレを注意するのは、必要かもしれないけど、それにしたって他にやりようが……って聞いてるの?」
いつの間にか俯いて何も言ってこないオレに疑問をもったのか、ゼシカはそう言って、オレの顔を覗き込んでくる。
「聞いてる。ああ、聞いてるよ。だが、ゼシカ、実を言えばオレはね、君に対して一番怒っているのだよ」
ギンッと目を光ら(ry
今までの激しい口調が嘘のように、ゆっくりと静かに、だが、はっきりと言うオレに、ゼシカは一歩後ずさった。
顔を上げると、すうっと息を吸った。
「な、何よ?」
「ゼシカ。君のもっとも得意な事は、何だ?」
「呪文に決まってるじゃないの。私は魔法使いなんだから、当然よ」
「そうか。うん、そうだな、それはある意味正しい。オレの聞き方が悪かった」
ふう、と息をつくオレに、ゼシカは戸惑いを隠せない。
「聞き方をかえよう。ゼシカ、君が今まで最も重視して伸ばし続けてきたスキルは、何だ?」
「そ、それは……その『おいろけ』よ。でも、それはあなたがそう指示するから」
「分かってる。そのことをどうのこうの言ってるんじゃない」
ちょっときつく睨みつけてくるゼシカを制して、オレはそう言った。
「じゃあ何よ? あ、呪文を戦闘中にバンバン使うこと? それだって『ガンガンいこうぜ』ってあなたが指示するからじゃないの。
それに、私は最大MPが多いから、多少は呪文の乱発も大丈夫だし、そもそも私は魔法使いなんだから――」
「違う……」
ぼそっと低いオレの声。
「は?」
「違う……違う、違う、違うちがうチガウ――何もかもがちーがーうっ!!」
「ええっ!?」
訴えかけるように手を広げて、エセ外国人のような声をあげながら、違うを連発するオレにゼシカは、驚愕とも困惑とも取れる声を上げた。
「そうだ、違うんだ。ゼシカ。君は何のために、他のスキルを投げ打ってまで『おいろけ』にばっかスキルポイントを投入したと思っているんだ?」
「それは、ハッスルダンスのため、じゃないの」
「違ああああああああうっ」
オレはどれだけ違うのかを表現するために、その場で高速回転した。手を合わせて、腕を高く伸ばす。
ぎゅるるるるるるるるる、とキリモミ回転する視界の中で、一瞬写るゼシカはもはや戸惑いをこえて、混乱しているように見える。
急にぴたっ、と止まってオレは言った。ちゃんと、びしっと指差すのも忘れない。
「『おいろけ』スキルとはどういうスキルなのか、全く理解していないぞ、ゼシカは。
『おいろけ』スキルとは、すなわち、自らの魅力を伸ばすスキルのこと! それを伸ばすと言う事は、ゼシカ自身の魅力を伸ばす事に他ならない」
「そ、それは分かったけど、さっきの話との関連性が全く見えてこないわよ!」
「ゼシカは自分自身に無頓着すぎるんだ。すごく魅力的なのに全くそれに気がついていない」
「え?」
オレは、はっし、とゼシカの片手をとると、それを胸の前まで持ってきて、両手で包んだ。
じっとゼシカの瞳を見つめる。彼女も、恥ずかしそうにしながらも目が離せないようだ。
「オレはね、ゼシカ、君に自分自身の魅力についてもっと気がついて欲しいんだ。
こんなに素敵なのに、自分で気がつかなかったら勿体無いだろう?」
「エ、エイト……」
ククールあたりだったら、日常的に使いそうなものだが、オレにとっては歯が浮きそうな台詞だ。
でもそれだけに、ゼシカは顔を赤らめて、瞳も少しだけ熱っぽいものが浮いているような気がする。
あたり一面にお花畑でも咲いててもいいんじゃないかって雰囲気だ。まあ、もっとも、それはオレの勝手なイメージだけど。
しばらくして、オレは意を決して言った。
「ゼシカ……つまり、オレはこう言いたい。君のその魅力を活かすためにもっ!
もっとそのおいろけスキルを存分に使って、いや、さらに端的に言うともっと積極的に、ぱふぱ――」
言い終わる前にゼシカの呪文が飛んできて、本当にお花畑が見えました。(幻覚)
終われ
投下しました。
323氏の発言で主人公の一人称をオレにしてみたらと考えて、どうせなら性格も別のものにしてしまえ、と再構築してみたのが始まりで、
そこに338氏のギャグのアイディアを借りてこんなSSができました。
なんつーか、ノリとテンポと激しさを強調しようとして、キャラクターいじめみたいになってしまってその辺りが反省点です。
こういうタイプのSSが嫌いな方には、申し訳ないと言うしかないんですが……orz
ワラタ。
こうやってひたすらキャラで押して突っ走る話って、無茶苦茶好きw
ワロタw
主ゼシ派って結構いたんだ。。
やっぱり主ゼシっていいですよね
ククール「なあエイト、ここに入れてもいいか?」
エイト「いれ・・る?」
ククール「俺のおちんちんをエイトの中に」
エイト「そ、そんなの無理だよ」
ククール「無理じゃないぞ。エイトの穴やわらかくなってる」
エイト「や・・・無理だからっあっふ・・・あっはぁっあんっ」
ククール「そんなこといってお尻で感じてるじゃないか」
エイト「やあっ・・・あっ」
ククール「入れるぞ・・・エイト」
エイト「だ・・・だめ・・・っ」
ククール「入れる・・・からエイトとひとつになりたい・・・っ」
エイト「そんなこといったって・・・えぇ」
377 :
はっきりしないのは?:04/12/22 00:18:17 ID:10CNUS+s
復活したラプソーンを倒すため、僕たちは空に浮かぶ奴の城塞に向かうことになった。
今度の戦いは今までと比べ物にならないくらい、激しいものになるだろう。生きて帰れるかわからない。
だからこそ、せめて心残りがないようにしたい。他の仲間たちにとっても。
「せっかくパルミドまで来たことだし、ゲルダさんのとこにも寄っていこう」
酒場で食事をしている最中に、みんなにそう切り出す。ひどく驚いたようで、ヤンガスは食べていたパンを喉に詰まらせたようだ。
苦笑しながらゼシカが水を差し出す。ヤンガスはそれを一気に飲み干し、なんとか人心地ついたようで、
「し、しかし兄貴!? アッシたちはこれからラプソーンを退治するという大切な用事がありやす。こんな時にゲルダのとこになんていってる場合じゃありやせんよ!?」
顔を真っ赤にして僕の提案に反対してきた。うむ、予想通りだ。だがヤンガスよ、君に選択肢などないのだよ。
「ほら、この間海賊の洞窟で別れて、それっきりだろ? あの後無事に帰れたかどうか、念のために確かめたいしね。」
「ゲルダが、そんなへまをするはずありやせん! あいつの腕前はアッシが一番良く知ってやす。わざわざ確かめる必要ないでゲスよ!」
「でも僕は心配だし、それにゲルダさんにも会いたいしな…」
言いながら、ゼシカ、ククールに目配せする。二人も心得たように
「そうね、私もゲルダさんに会いたいわ」
「俺もまた、あの姉ちゃんの露出の多い格好を見たいもんだな」
と、後押ししてくれた。これでもう決定だな。
「ほら、二人も賛成してくれてるし、ヤンガス一人の我侭で行くのを止めることはできないよ」
どうやらヤンガスも観念したようで、小さく「わかりやした」と呟いた。
378 :
はっきりしないのは?:04/12/22 00:20:35 ID:10CNUS+s
「ええ!? どういうことでやすか!? なんでアッシだけが!?」
ゲルダさんの家に着いた後、ヤンガスに自分だけでゲルダさんに会って来いと言うと、またまた顔を真っ赤にして詰め寄ってきた。
うーん、ここまで来たら潔く観念したらいいのに。
「いやほら、付き合いの長いヤンガスなら色々と話すこともあるだろう? 僕たちはその後でいいから、この機会にゆっくり話でもし
なよ」
このために来たんだから、さっさと行かんかい。
おっと危ない。こんなことを口にしたら、みんなが抱いてる僕のイメージが崩れてしまうじゃないか。
「ヤンガス。私たちのことはいいから、ね?」
おお、ゼシカも手伝ってくれた。ちなみにククールは付き合ってられるかと言って、馬車で待っている。
「し、しかし…」
えーい、もういい加…
プチ
そうプチ……プチ?
「さっさと………行って来なさい!!」
「ヒィ! わ、わかりやしたー!!」
ゼシカの咆哮を受け、ヤンガスは逃げ出した。ゲルダさんの家に向かって。
379 :
はっきりしないのは?:04/12/22 00:22:55 ID:10CNUS+s
「ふう、ヤンガスもはっきりすればいいのにね?」
やれやれ、ようやく行ってくれたか。どうやら、ゼシカも煮え切らない態度にイライラしていたようだ。
「エイト…」
ゼシカ?
「どうしたんだい?」
「ここに来たのはヤンガスのためでしょ。でもそれはどういう意味で来たの?」
ゼシカが、僕の目を真っ直ぐに見据えて言葉を続ける。
「まさか、ラプソーンとの決戦から生きて帰れないかもしれないから、とかじゃないでしょうね?」
僕が抱いていた不安を言い当てられ、思わず目を逸らしてしまった。
「そんなことでどうするの!? 絶対に勝って、みんなで生きて帰るのよ!」
ゼシカの叱咤が、今の僕にはひどく辛い。
これではいけないのは分かっている。しかし不安は消えない。例え勝てても、誰かが欠けていたら、
なにより、もしゼシカに何かあったら僕は…
バシィ
「え?」
頬に痛みが走る。…ゼシカ?
「しっかりしなさいよ! …エイト、私がエイトの仲間になった時、守ってくれるって言ったよね」
ああ、覚えている。あの頃はまだドルマゲスを追っていた。その時約束した、ピンチの時には助けると。
そして、その約束は今も続いている。
「でも、今のエイトじゃ守ってくれるって思えない。そんな気持ちでいるなら迷惑よ!」
っ! ゼシカが泣いている?
「もういいわ! エイトなんか逆に私の方が守ってあげるわよ!」
380 :
はっきりしないのは?:04/12/22 00:25:01 ID:10CNUS+s
なにをやってるんだ、いつまでもウジウジしていたせいでゼシカを悲しませるなんて。
大体、好きな女性にここまで言われてだまってられるか!
そもそも、考えてみればラプソーンなんて、ゼシカのお仕置きに比べたらなんていうこともない。
そうだ、みていろよラプソーン。ふふふ、この憤りをおまえにぶつけてやる(※奴当たりです)
よし、ラプソーンのことなんかもういい。それより今はゼシカだ。
キュピーン
「エイト?」
「ゼシカ、すまなかった。弱気になってたみたいだ。だからもう泣かないでくれ」
言いながら、ゼシカの涙を指ですくう。
「うぅ…なによ…。………もう二度とそんな弱気にならないでよ。もしなったら、また叩くわよ!」
ああ、もうあんな痛い想いはごめんだね。
よし、いつもの僕らしくオチをつけるか。
「ゼシカ、僕がさらに強くなる方法があるんだ。それをすればラプソーンなんか、一発で終わりさ」
ゼシカが驚いた様に僕を見る。
「そ、それってどうするの?」
ニヤリ
「それはね………ゼシカがもっときわどい格好を…「ドガァ!!」ガハ…」
世界を狙えるいいパンチをくらい、膝から崩れ落ちる。ふふふ、これでオチがついた…。
「エイト…」
ん? ゼシカ? …なんだろう?
「ヤンガスがはっきりしないって言ってたけど、あなたはどうなのかしら?」
うう…ゼシカ、いつもと違うよ。……おやすみなさい…ガク。
「ふう、ラプソーンを倒したら、はっきりしてよね。私の勇者様♪」
終わり
ジゴスパーク連打ワロタ
MPは大丈夫なんだが、ザコ相手にあんな演出長いのは使うなッ!
382 :
はっきりしないのは?:04/12/22 00:27:54 ID:10CNUS+s
◆YzvJ/ioMNk氏
◆W.6BfjH1VA氏、GJです。自分のより面白いと思います。
今回はシリアスですが、次はまた負けじとギャグでも書こうかと考えてます。
後書きです。
初シリアスです。前の二作がギャグだったので、今回はシリアスにしてみました(最後のほうはギャグっぽいですが)
ゼシカを守るという約束は、仲間会話の「ドルマゲス……ピンチになったら助けにきてよね」というゼシカの会話からです。
変なところがなければいいのですが、いかがでしょうか。
お聞きしたいのですが、投稿する場合、他の方のように名前とメールアドレスを記入した方が良いのでしょうか?
あと、名前にはなにか決まりとかがあるんでしょうか?
例えばこういう記号を使わなくてはいけないとか。
または、どのような名前の方がよい等です?
こんなとこで聞くものじゃないかもしれませんが、出来れば教えてください。
>>381 ククールだけAIアホだと思う…
ゼシカやヤンガスは作戦何にしてても特技や呪文うまく使ってくれるのに
ククールは敵1体にシャイニングボウ使ったりバギクロス連発したり…
さみだれ撃ちのが強いだろ!っていつも思うので結局「命令させろ」にしてる
>>382 「ぱふぱふ」と「着せ替え」の作者さんでしょうか(違ってたらすみません)。
シリアスにしてはちょっとばかり展開が強引すぎる気がしますが、こういうオチの付け方をする主人公とゼシカたん、大好きですw
・名前欄に書くのはタイトルでOKです。できれば3/4というように、何レスで終わり何番目かを明記してもらえると読む側はありがたいです。
ただし、なりすましやコピー貼りといった荒らしを防ぐため、複数のレスで投稿するときは、「名前」として必ずトリップをつけてください。
(念のためですが、トリップって何?などと聞く初心者にはマトモに答えてやらないのが2ちゃんねるのお約束です。2ちゃんねるガイドラインを見ましょう)
・メル欄には、言うまでもありませんが、スレを上げたいなら何も書かないか「age」、そうでなければ「sage」と入れます。
ただし、たいていの萌えスレはsage進行が普通なので、常時「sage」と入れるのを推奨します。
ひとまずはこんなところでしょうか。次の作品も期待!
385 :
はっきりしないのは?投稿者:04/12/22 00:59:12 ID:10CNUS+s
>>384 ありがとうございます。「ぱふぱふ」「着せ替え」を投稿した者です。
強引でしたか。やはりシリアスは難しい。他の方のシリアスを見て、自分も書いてみたいと思いやってみたんですが。
まだまだ精進しなくてはいけないようですね。
いずれまたシリアスも書きたいと思います。その時は今回より良いものを書くように努力します。
期待せずにお待ちください。
あと質問に答えていただきありがとうございます。実はトリップって何? という初心者です(お恥ずかしい)
次の投稿の時にはしっかり勉強しておきます。
色々、ありがとうございます。
>>382 面白かったですよ!
きっと
>>382さんの頭の中では四人が勝手に動き回っているのではないでしょうか?
そんな印象を受けるくらい動きが伝わる文章でした。
アルファベット羅列のトリップだと覚えにくいんで
SS職人の皆さんは日本語のコテハンをつけて欲しいなあといってみる。
主ゼシほとんど興味なかったんだけど、このスレのおかげで高感度アップしまくってます。
これからも頑張ってください。
主人公はキャラ壊れても楽しいな。結局自分自身とイコールの存在なんだしね。
まぁ個人的に鬼畜系はちょっと御免被るが、この程度の腹黒さならネタとして処理できる
ここ、めっちゃ神多いよ!!!
ギャグもウマーだし、純愛ものには感動させてもらいました。
なんか、スレタイとぴったり合ってるよ。
触発されて、稚拙ながら自分も主ゼシに初挑戦してみました。
長いですが、一気に投下しちゃいます。21レスくらい拝借させていただきます。
ゼシカ視点で、ちょいシリアスネタばれこみ、回想形式って感じです。
苦手な方はスルーお願いします。
では、いきます。
今はまだ、言えない気持ち。
そう思っているうちに、先を越されてしまった。
自分でもそう思うのはつらいんだけど、でもやっぱりそんな気がする。
ミーティア姫に……。
いつからなのかな。
私は私で精一杯だったし、他人をあてにして仇なんて討てるもんかって、
我を張ってた。その辺をククールにからかわれたりなんかして、
腹を立てたりもしたけど……。男三人、誰にも頼るつもりはなかった。
「改めてよろしくお願いします、皆さん」
そういって頭を下げた彼女の愛らしさは、本物だった。
「ミーティア姫…。やだ、そんなに畏まらないでよ。ねえ、エイト?」
「そうだよ。皆、これまでずっと一緒に旅してきたんだからさ。ミーティア」
「…ええ。そうですね、エイト」
微笑みながらも少し頬を赤くして、ミーティア姫は俯いた。
それにしても、さすがお姫様だよね。綺麗な女の子だなぁ…。
ちょっと茶化してやろうと思って、私はエイトを振り返った。
途端に、何だか息苦しいほどの不安が胸の中にこみ上げてきた。
…な、なんだろう、これ。
彼はいつものきらきらした目で、でもとびっきり優しい眼差しで、
嬉しそうにお姫様を見つめていた……。
年頃の女の子が馬になってしまうなんて、考えてみればみるほど酷い話。
泉に来る度、私はミーティア姫の精神的な強さに対して、
ある意味尊敬めいたものを覚えていた。
似たような年齢だけど、私だったらたぶん…、耐えられない。
つらい事に耐えて生きていくためには、それなりに理由がいると思う。
理屈じゃなくって、もっと、衝動的なものが…。
「ミーティア姫って皆と話すけど、でも一番エイトと話がしたいみたいね。
そのくらい、さすがに私でもわかるわ」
「ええっ、そうかなぁ?」
エイトは首を傾げた。
「…でも、言われてみるとそうかも。山賊に狼なんて、ミーティアが
今までに会ったこともない人種だもんな」
「ちょっと、それってヤンガスとククールのこと?ひどぉっ」
「あ、言い過ぎ?」
エイトと私は同時に、ぷっと吹き出した。
「あはは、でもそのまんまだし」
…前から思わないでもなかったけど、ちょっとだけ。
ちょっとだけ彼、サーベルト兄さんに似たところがあるかもしれない。
冗談言って笑ってる彼の、明るくて元気な瞳が好き。
朗らかな笑い声を上げる、屈託のない口もとが好き。
「俺とミーティアって、身分の違いはあるけど、歳はそっくり同じだし。
俺たち、兄妹みたいにして育ったんだ。ゼシカも歳は似たようなもんだろ?」
「二人とも18だっけ?」
「そう、そう。だから、仲良くしてあげてよ」
「そんなぁ、言われなくったって今までもそうしてるわよ」
「じゃあ…。これからも、よろしく!」
そう言って、彼はにっこりと笑いながら手を差し出してきた。
だって、一目で分かってしまったんだもの。
不安な気持ち、それは同じ人を好きになってしまった証拠なんだと思う。
「ゼシカ!ゼシカ――っ!!!」
呪われし時の記憶……。
傷ついて倒れた私を抱き起こしてくれた暖かさ、微かに覚えてる。
ヤンガスとククールが駆けつけてきて、街の人たちはすっかり脅えて…。
声を震わせながら回復呪文を唱える、エイトの顔は真っ青だった。
「しっかりしろよ、ゼシカっ!!」
「エイト……私……っ」
心を込めてきちんと謝ったけれど、やっぱり苦しくって…。
ううん、違う。それよりも、ずっと恐かったの。
許してはもらえても、これまでのようには受け入れてもらえないんじゃないかって。
それは他の仲間に対してだってそうだし…、私はもう、まともに皆の顔を見られない。
私は、エイトから目を逸らした。
「なんだか改まっちゃって、少し変だった?」
「……」
彼は少し怒っているみたいだった。
…視線が、きついよ。
彼がそのまんま喋らないから、私はだんだん目頭が熱くなってきた。
いやよ、もう。泣くなんて…。あれ以来泣かないって決めたのに…。
「…なんか、言ってよ」
「……」
「…ごめん。謝ってもすむことじゃないよね」
「……どうでもいいよ、そんなことっ」
彼が急に大声を出した。
私はびっくりして、顔を上げた。
今までに見たこともない表情。彼の瞳が燃えている。
燃えてる。
そうとしか言いようがないくらい、彼の瞳の中では何かが激しく猛り狂っていた。
「…本当に、本当に一人でやっつけるつもりでいた?」
「…そ、それは…」
エイトの剣幕に、私はたじろいだ。
兄さんの仇、最初っから誰にも頼るつもりなんてなかった。
でもその考えが浅はかだったんだって、今は分かってる。私、反省してる…!
「…半分冗談だと思ってた。だけど、俺は……、」
彼は、きっと視線を逸らして唇を噛んだ。
握り締めた拳が、悔しそうに震えている。
「俺は結局、君の覚悟が分かってなかったんだ。約束したのに、俺っ……!」
「約束…?」
頭の中を、一つの光景が過ぎった。
『ねぇ……約束してくれる?
ドルマゲスを見つけたら私一人に戦わせてくれるって。
でも私がピンチのときはちゃーんと助けに来てね!
それも約束!ねっ!』
私は、はっと息を呑んだ。
「ゼシカ、俺……ちゃんと助けれあげられなくて、ごめん。ごめんな、ゼシカ…!」
「いいよ、そんなこと……っ」
反射的に、私は彼に抱きついた。
傷ついたような彼の横顔が痛々しくて、申し訳なくって、
……でも多分、心の中にほんわかとしたあったかい、嬉しい何かもあって。
「…ごめん」
「いいんだってば…ありがとう、エイト…」
…あったかいよ。
彼の青いシャツに顔をうずめると、両腕でぎゅっと抱きしめ返してくれる。
頭を撫でてくれる頼もしい手の感触、彼の匂い……。
全然、サーベルト兄さんじゃない。サーベルト兄さんじゃなくって。
おかしいな。
私いつから好きだったんだろう、彼のこと。
あの約束……。
ロマンティックな運命だと思う。
まるで十万年ぶりに出会った星と星が結ばれるように、
銀河いっぱいに輝き渡る星々の大群から祝福されながら、
王子様と王女様は誓いの口付けを交わすのだろう。
言えない。
たとえ、戦いの最中に私が死んでしまうようなことがあっても。
「きゃああっ!!」
「ゼシカ、大丈夫か!?」
自分も咳き込みながら、片手に剣を掴んだ彼が振り返る。
ククールのバイキルトで力を得たヤンガスが、敵に向かって突進していった。
「…私なら大丈夫よ、いけるわ。イオナズンかけるから、回復お願いね!」
「わかった」
緊張した彼の微笑みが、ちくりと胸に残る。
「―――ベホマズン!!!」
勇ましい声と共に放たれた優しい光が、傷ついた皆を包み込む。
ヤンガス、ククール、エイト――、そして、私を…。
『ねえ、エイト。こんなときになんだけど……ありがとう。
エイトに感謝してる。エイトがいなかったら、きっと私、ここにたどりつけなかった。
だから……ホントにありがとう。』
私は、ミーティア姫も彼も、二人とも大切な仲間だと思ってるから。
……ね。そうだよね、エイト……っ!
「いいの?チャゴスなんて、あんな豚みたいな王子、今からでも断るべきだわ」
「ありがとう、ゼシカさん。でも、もういいのです。もう…」
「けど……」
あなたには他に好きな人がいるでしょう?
とは、さすがに言えなかった。
いくらなんでも、ちょっと図々しすぎるわよね…。
それに、今の状況からして、ミーティア姫自身には望みようもないことだもの。
…もし。もし、結婚式をぶち壊しに出来るとしたら、その方法は。
「式には是非、出席なさってくださいね」
「…勿論です、ミーティア姫」
そう答えながら、私は覚悟を決めていた。
彼と、ミーティア姫のために。
そして、この狂おしい思いを断ち切るために……。
「あっ、ミーティア姫を呼びに来たんだね」
胸の内側で盛んに抵抗している、つらい気持ちを押し殺して。
私は彼の脇を、するっと通り過ぎた。
「じゃあ私、先に中庭行って待ってるから」
「ああ、うん……。って、おーい!」
彼の声だけが、「ゼシカ」、と戸惑ったように追いかけてくる。
振り返りたくない。だってもう、決めたんだから。
涙が出そうになって、私は上を向いた。
ミーティア姫の手を引いて、追っ手を逃れる彼の姿。
トロデ王の馬車に乗って駆け去る、その後姿を三人で見送った。
「…行っちまったな」
ククールが何か言いたそうにこっちを見たけど、無視した。
言いたいことなんて百も承知。
考えた上での行動だもの、自分で分かってる。
捕まえていた襟首を離すと、ヤンガスはがっくりと項垂れた。
「ううっ、兄貴。寂しくなるでがす…」
ヤンガスが盛大に鼻を啜りながら、男泣きに泣いてくれるおかげで、
私は胸の痛みをごまかす事が出来た。
「白馬の王子様って感じ?うーん、いいシチュエーション、やってくれるぜ。
ゼシカはどうだい、ああいうの?」
馬鹿なこと言ってポーズ決めてるキザ男、これでも思いやってくれてるらしい。
…やっぱり、胸が痛い。すごく痛いよ。
唇を噛んで意地でもやり過ごそうとしたら、への字に曲がった。
私はわざと大きく手を振った。
「あれはいいのよ、あれで」
それは、自分を慰める言葉だった。
「へへ、久しぶりでがすねえ。兄貴ともそうでげすが、皆とこうやって歩くのは」
「俺としてはもう少し華のある方が楽しいんだけどなぁ…」
「じゃ、帰ってくれても結構よ」
「そりゃ冷たいぜ、ハニー」
あれから二年後…。
エイトがトロデ王から長期休暇を貰って、気ままな旅をすることにしたらしいという
噂を聞いた。風の便り、約束なんて別になかったけど、私たちは自然と集まった。
彼が、来いって言って寄越したわけじゃない。
でも気がついたら、彼の傍にはヤンガスがいて。
ポルトリンクで偶然出くわしたときは、びっくりして腰が抜けるかと思った。
そのうちひょっこりとククールが現れてきて、いつのまにか四人揃って知らない大地を歩いてる。
私たちは今、自由気ままに旅をしている。
「エイトと一緒だと、必ず面白い事があるからな。美女にも会えるし」
「ククールは変わらないでがすねぇ……」
「おう、ヤンガス、あんたも変わらねえな。そんであの女盗賊とはどうなってんだよ?」
「………か、かか関係ないでがすよっ!」
小うるさいコンビを尻目に、私は手に持っていた指輪を太陽の光に透かしてみた。
「うわぁ、綺麗…!」
赤い、深い緋色をした美しい石。
この輝きは、私を満たしてくれるだろうか。
ちらりと、盗み見る。
笑いながら、二人の間に割り込んでじゃれている彼。
前より少し落ち着いたような感じがするのは、そのぶんだけ歳を取ったからなのかな。
いつになくはしゃいでいるのは、仕事の気苦労から解放されて、久しぶりに皆と
いられるからなのかな。……それとちょっと…、この指輪の、おかげ?
誰も見ていない隙をついて、薬指に嵌めてみた。
アルゴンリング。
それはプロポーズに用いる、由緒正しい結婚指輪。
この先、これが誰に贈られる事になるのか、私には想像もつかない。
ひょっとしたら私かもしれないし、やっぱりミーティア姫なのかもしれない。
他の、私が知らない誰かなのかもしれない。
…よおし。こうなったら、意地でも見届けてやろうっと。
「ゼシカ」
エイトに呼ばれて、私は慌ててアルゴンリングを指から引き抜いた。
「な、なに?」
彼の顔が、すぐ近くにあった。
う、うそ、いつのまに…!っていうか、見てた?見てた?
かあっと、頬が火照るのが自分でも分かる。
すっかり動揺して、私は両手でアルゴンリングを突き出した。
「あっ、ごめん。見せてくれてありがと。綺麗だった!」
「…ん、ああ……」
あんまり勢いよく突き返したから、不自然だったと思う。
アルゴンリングを摘んだ指先が、石ごと彼の胸元にぶつかった。
ああ、どうしよう。何やってんのよ。私って、私ってバカ…!
「あの、さ……」
両手で、彼は困ったように私の手をリングごと包み込んだ。
温かい。私のよりも少しだけ大きな、彼の両手。
胸がどきどきして、私の指はちょっと震えてる。
…今更、隠したって遅いかもだけど。
「な、なによ」
私はわざと、つんと澄ました風を装った。
彼は相変わらず困ったような顔で、ふざけてる二人の方を振り返ったり、
アルゴンリングを見たりしている。
やがて、彼はぽつりとこう言った。
「それ、持ってて」
「………えっ?」
私は耳を疑った。
…それって、つまり……、どういう意味なの?
「エイト……でも、私……」
「あぁ…、その……。うん」
何なのよ。はっきりしてよ、気になるじゃない。
頭の中を、ミーティア姫の笑顔が過ぎった。
エイトは私の両手をぎゅっと握り締めて、詫びるように頭を下げた。
「ここじゃ言いにくいんだ…。ごめん、後でちゃんと話すからさ」
「え、ええっ?」
だから何なのよ。私は、私は……期待していいの?
「あっ。そこで何いい雰囲気になってんでがすか〜っ?」
「怪しいな…」
ヤンガスとククールのにやけた声に、彼と私は反射的に両手を引っ込めた。
彼は赤くなった顔をそっぽに向けて、私はアルゴンリングをしっかり握りこんだまま。
「ああっ。わかったでがす!」
びしっとヤンガスに指さされて、エイトはすかさず両手を挙げた。
「なんでもないよっ」
「いいや、あっしにはわかったでがす!」
「な、なんでもないったらっ」
ククールがにやにやしながら、エイトの肩を冷やかした。
「おいおい、隠すなよ。お前分かりやすすぎだぜ」
「もう、そういうこと言うなよっ!」
今はまだ、言えない気持ち。
話さなければならないことはたくさんなるし、私にも話したいことは
たくさんある。ミーティア姫とも……。
告白。
ミーティア姫は先に言った。
私は……私も、言うべきなのかもしれない。
むしろ、あの時言うべきだったのかもしれない。
身分とか幼馴染とかに遠慮したことが、かえって彼女と私の立場を対等でなくして
しまった。それで私は身を引いたつもりだったけれど、かえって、それが
エイトと彼女を傷つける結末になってしまったのかもしれない。
私は、間違っていたのかな。
私は、ずるかったのかな…。
はっきりとした答えは、わからない。
でもこの旅が、気ままな旅が終わる頃には、きちんと結論が出せると思う。
その時になったら、言うべき言葉とか、多分色々とあるんだと思う。
でも、今はまだ……。
「ほら、ゼシカ。…行こう?」
エイトが振り返って、呼んでいる。きらきらした元気な黒い瞳が、
一際明るい光を放って私を見ている。まっすぐに、私を。
「…うん!」
彼が差し出してくれた手を、私は駆け寄って掴んだ。
今はまだ、もう少しこのままで………。
END
407 :
389:04/12/22 03:36:10 ID:+W/h1Nh7
すみません、21じゃなくて17レスでした…。
うあー、主人公の口調がぬるいかもしれない。
あと、改行もう少し工夫すべきでしたね。以後、精進します。では…orz
>>389 ぬ、ぬをををを!?これならED補完バッチリ!
またも神降臨!GJ!グッッッ・ジョォォォブ!!
呪いから開放されたゼシカに回復呪文かける主人公が特にGJサー(゚∀゚)!
>>389 ありがとうございます。読ませていただけて幸運です。
素晴らしいですね。
>>389さんと同じく、ED補完できる良質な作品ですよね。
この時間に起きてて良かったw
日本語コテつけました。
>>361 ありがとうございます。まだまだ書きますよ。
>◆W.6BfjH1VA
ありがとうございます。僕のなんかより氏のSSの方がずっとまとまってますよ。
腹黒主人公に爆笑です。キャラを壊すと台詞が安定しないので僕はあまりやりませんが、
しっかり安定しているのに脱帽です。GJ!です。
>>382 GJ!です。シリアスもいけるんですね。素晴らしいです。
次回作はギャグですか…。楽しみです。
一つだけ苦言を言わせて頂きますと、ageると荒れるのが常なので、メール欄にsageと書くようにお願いします。
>>389 GJ!です。完璧なED補完ですね。素晴らしいです。ウブな主ゼシにモエー(;´Д`)ハァハァ
また読みたいです。勝手ながら待ってます。
一本投下します。
結婚ED後の主ゼシです。
「姫様!どうぞ私と!」
「ええ!行きましょう!」
ミーティア姫が、エイトの手を掴んで走り去る。
呆然と見守る人々。走り去る馬車。
…その日から、私の顔から笑顔が消えた。
「うっ…ひっく、エイトぉ…」
また今日もエイトの夢を見た。何故彼は夢の中まで出てくるのだろう?どうして、そっとしておいてくれないのだろう?
それを答えてくれる人は、いない。
空しい一人の語らいだった。
それを、心配するもの二人。
もちろん、かつての旅の仲間である。
「はぁ…全く、どうしちまったんでげすかねぇ…」
「そうだよな。いつものゼシカなら、もうとっくに立ち直ってもいい頃だよな」
「失恋って…そんなに辛いもんでがすか?」
「男と女じゃ、失恋の感じ方が違うのさ」
「そんなもんでがすか…」
「そんなもんさ。…しかし、このままだと不味いぞ。いつか、やつれ果てて死んでしまいそうだ」
「やっぱり、兄貴に会わせるしか…」
「そうだな…。よし、行くか」
コンコン、とドアをノックする音が聞こえる。
「…誰?…今は誰も入れないわよ」
「嫌だと言っても無理矢理入るぜ」
ガン!と派手な音がした。どうやらヤンガスが鍵を叩き壊したらしい。
「目覚めはどうだ?旅の支度をしろ。あいつに…会いに行くぞ」
「…嫌。絶対に嫌」
「なんでだ?会わなきゃ立ち直れねえぜ。失恋のショックはよ。…もう、その傷は膿んじまってるんだ。痛くても、あいつに会って、膿を出してこい」
「なんで?…今更どの面下げて会いに行けって言うのよ!エイトと、ミーティア姫の邪魔なんてしたくないわ!」
「ふざけたことぬかしてんじゃねえぞ!」
びっくりした。ククールが大声を出すことは、あまりない。
「あいつが…結婚したとか、そういう噂なんて話は聞かねえし、仮に結婚していたとしても、祝ってやれよ。…仲間だろ?」
私は、ただ俯いて涙を流すだけ。
「今のお前見たら…きっと悲しむぞ…」
エイトが悲しむ?悲しむなんて、考えたこともなかった。悲しいのは自分だけ、そう思っていた。
…どうせなら、最後までいい女でいてやろうじゃない。涙を流すなんて、私らしくないわ。
「…わかったわ、ククール。行きましょう。トロデーンへ」
「…それを聞いて安心したよ」
「アッシもでがす」
「ヤンガス…ククール…ありがとう」
「「いいってこと(でがす)よ」」
私たちはすぐに旅の準備をして、トロデーンへ向かった。
久しぶりの、つかの間の旅は…とても楽しかった。でも…わずかに寂しかった。
「…ここにくるのも久しぶりだな」
「そうでがすね。兄貴が…姫様の旦那の資格がある、って言われて以来ですから…」
ククールが、ヤンガスを睨み付ける。ヤンガスは、口を慌てて手で塞いだ。
「…ゼシカ?」
「大丈夫よ。どんなものでも…受け止める覚悟はあるわ」
「…そうか」
それ以降、黙々と歩を進めて城内に入った。
門が開く。そこに見えたのは…中庭でくつろぐミーティア姫と…エイト。
二人とも、自分達を見つけて駆け寄ってくる。
「久しぶりだね。皆」
「お久しぶりです。皆様」
「二人とも元気そうだな」
「安心したでがすよ」
「………」
「ゼシカ?具合でも悪いの?」
「…ううん。なんでもないわ」
「あ、そうだ。皆に重要な報告が…」
ついに来た。これで、淡い期待も…。
「俺は、ミーティア姫と結婚…」
「いや!」
聞きたくない。覚悟より、感情の方が勝った。
「…というわけだ。それじゃ、ゼシカ探してくる!全く、どこ行ったんだろ?二人とも、手伝って!」
二人は大きく頷くと、走って探しに行った。
こころなしか、その顔は楽しそうにも見える。
…いや、実際愉快でしょうがなかったのだろう。
(ミーティア姫と結婚する、って言う話…断ったんだ。好きな人が居るから、って。誰って、それは…)
思い浮かべるだけで愉快なこと極まりない。二人とも、全力でゼシカを探していた。
「ゼシカ!見つけたぜ!」
「ひっく…どうしたのよ、ククール…えぐ」
遠くからゼシカを呼ぶ声。
「まぁ詳しくは本人から聞きな。じゃあな」
「?」
ゼシカが考えているうちに、辿り着いたエイト。
「ぜ、ゼシカ…はぁ、はぁ…やっと、見つけた」
「………」
祝ってあげなきゃ。だって、仲間だもんね。
「おめでとう!エイト」
「へ?何のこと?」
「やーね。とぼけちゃって。ミーティア姫と、結婚したんでしょう?」
しばらく呆然としていたが、やがて吹き出した。
「あはははは…俺は、結婚なんてしてないよ」
「え?じゃ、じゃあさっきの話は?」
「求婚されたけど、断ったって話」
「えぇ!?な、なんでよ!」
「なに?ゼシカは、俺が結婚して欲しかったの?」
「そ…そんなことはいってないけど…」
「そっか…なら、これあげる」
「え?なに?これ…開けていい?」
視線で促されたので、開けると、そこにはネックレスが入っていた。
「嬉しい…ありがとう」
「ゼシカ」
いつになく真剣な瞳で、真摯な声で言う。
「今は、これしか贈れない…でも、いつか…いつか、これを贈らせて欲しい」
そう言って差し出したのは、アルゴンリング。
え…と。いつか、指輪を贈らせて欲しいってことは…。
意味を理解し真っ赤になるゼシカ。してやったりという顔で見つめるエイト。
「意味わかった?」
「う…うん。でも、私なんかでいいの?後悔するよ?」
「何を言ってるんだよ。後悔したくないから、君を選んだんだ」
「あ…ありがとう」
「あはは。じゃあ、城に帰ろうか」
「そうね。もう夕方だわ」
(それは、いつも俺の支えになってくれた人…旅の仲間の、赤い髪の女の子って言えばわかるだろう?その人と…俺は一緒になりたいのさ)
願いの叶った二人の道行きに、幸多からんことを。
以上です。
3/5が2/5になってますね…スマソ
結婚ED後ということで、ゼシカに弱くなってもらいました。
ゼシカは常に強気じゃゴルア!という人はすいません。では。
なんか段々ミーティアが可哀想になってきたよ…
いや、書いてる職人さんたちはミーティア嫌いじゃないと思うよ。
なんてったって、ゲーム上でのチャゴスの扱いが悪すぎるんだ。
だからミーティアがかわいそうにもなるんだよ…
>>407 ネ申(゚∀゚)キター!!!
これは凄すぎですよ。まさに補完ですね、GJ!
>>417 こちらもGJ!
泣いてるゼシカ萌え。
皆さんに素晴らしいSS達を読ませていただいて幸せです。
いいね、このスレ。荒れないといいんだけど・・・職人さん方お疲れです。
ククゼシの方、変な粘着アンチが居ついてるからね…(つД`)
こっちに流れて来ないと良いんだけど。
全く関係ないじゃん…。
呼んでるとしか思えないカキコしないようにね。
「ぱふぱふ」「着せ替え」「はっきりしないのは?」の作者です。
以後この名前でいこうと思うので、よろしくおねがいします。
>>389氏
回想からED後の主ゼシを、ゼシカ視点でみごとの描写されています。
素晴らしいです。次回作も期待してます。
雷鳥 ◆YzvJ/ioMNk氏
アドバイスありがとうございます。これからはしっかりsageしておきます。
SSの方は、結婚ED後ですか。たしかに結婚ED後での主ゼシなら、こんなふうにゼシカが苦しい思いをするでしょうね。
次回も良質の主ゼシを期待してます。
>>407>>417 ((((;゚∀゚;)))グググGJ!!!!!
めちゃ最高です。凄い…ネ申!
427 :
トロデ玉:04/12/22 23:13:26 ID:t42z+k3C
お前たち カタキを討つとか
言いながらも 恋が芽生えたり
しとるようだの。わしなんて……。
感想レスを下さった方々、職人様方、ありがとうございます。
初挑戦にも拘らずお褒めにあずかりまして、光栄でございます。
お一人お一人レスを返したいところなのですが、それはさすがにウザイかと思い…。
ここでは略とさせていただきますが、
>>408>>409に続き
>>426に至るまで、本当に励みになります。
ありがとうございましたァァッ!!
>>雷鳥氏
ゼシカ可愛すぎだ!勘違い泣き、萌え〜(゚∀゚)b
>>狂咲氏
貴殿のSSはギャグも含め、楽しませてもらってます。こちらこそ、また次回作を期待しております。
_
,'´;ニニ`;
. lイァ"~ヾi!
. |!(|T。Tノ! 私 エイトにフラれてばっかり……。
. |!(つと)! こんなことなら お馬さんのままのほうが良かったくらい……。
ノリ゙/iヾi!
んレ';_!_リ
ネ申の方々
期待してまつ
>>429 それを言うな…orz
ミーティアも良いけどここは主人公×ゼシカ萌えスレだから仕方ないと思って
いたストのゼシカ絡みのイベントが、主ゼシ前提のようですが
おまいら買いますか?
>>432 なんだって〜?でもね アンタ…
|
|
ぱくっ|
/V\
/◎;;;,;,,,,ヽ そんなエサで
_ ム::::(,,゚Д゚)::| 俺様が釣られると思ってんのか!!
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::::.:..|)
ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
` ー U'"U'
ゼシカもヤンガスもククールも出場決定らしいが肝心の主人公は出るのか?
出てくれえぇぇぇぇぇ(*゚∀゚)=3 そして主ゼシ会話希望!!!!!!!!!!
いたストって声が入ってたりするの?
さすがにそれはないと思うが
ねえでがす
一本投下します。
前回、割と好評だった童話パラレル第二弾です。…しかし、かなり微妙です。
昔々、あるところに王様とお妃様が住んでおりました。二人の間には長い間子供がいません。ある雪の夜、お妃様は
「…こんな雪のような白い肌を持ったかわいい女の子が欲しいものだな」
「そうでがすね」
「ヤンガス…王様なんだからその口調はやめろよ…。大体、なんであたしと夫婦役なんだ」
「ゲルダにだけは言われたくないでがす。こっちこそ願い下げでがすよ」
「なんだと…こら」
夫婦喧嘩をしながらも願ったその願いは叶いました。ついに、かわいい女の子(?)が生まれたのです。白い肌にどこかりりしい瞳。二人はこの子に白雪姫と名づけました。
しかし、ある時お妃様は病で亡くなってしまいます。そのことをとても悲しんだ王様は、一年後に新しいお妃様を迎えました。しかし、新しいお妃様は魔女だったのです。
今日もお妃様は魔法の鏡に問います。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰だ?」
「もちろん、ククール様です」
これが日課でした。…ナルシストですね。しかし、数年後ナルシーのエベレストよりも高いプライドが傷つけられることになります。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰だ?」
いつものように問います。ですが、今日の鏡は反応が違いました。泣きながら言います。
「…ごめんなさい、白雪姫です」
なんと、一番美しいのはエイト…失礼、白雪姫だと言います。確かに、子供ながらも大変美しく成長していました。
「なんだと…覚えてろよ、鏡…」
恨みひとしおのお妃様は、鏡をいつか叩き壊すと心の中で誓いながら家来に命じます。
「おい、白雪姫を城から追い出せ。隙あらば消してもかまわん」
「何故私がこんな役を…」
「兄貴、役はしっかりやれ…普通なら出してもやらんところだぞ」
ぼそっと言いましたしたが、効いたようです。特に最後の一言が。
気合を入れて、しっかり殺ってくる、と言い残して出かけました。ぶちのめされた恨みは消えてないようです。
城を追い出された白雪姫と、任務で着いてきている家来は森に差し掛かりました。
「なんで、俺がドレス着て白雪姫の役なんか…もう嫌だ」
「おい」
「大体、俺に女装させようって言うのが間違いなんだよ…似合うはずないじゃん」
「…おい!」
「はぁ…降りようかな、この劇」
「話を聞けボケェ!」
「ん…?何キレてんの?」
やっと気づいてもらえましたが、ある意味無視より酷い白雪姫の反応に、一気にスーパーハイテンションになる家来。
「うおおお!死ねや!」
最早キャラまで違います。しかし、そこは流石に白雪姫。伊達に世界を救っていません。さらりとかわして、逆に一発かましました。家来は、その一発でのびたようです。…脆弱な家来に乾杯。そして合掌。
とりあえず雑魚も倒したので、休めるところは無いものかとさまよっていると、小さな家を見つけました。
「なんでこんな所に家が…。まぁいいや、ちょっと家捜しでも…」
家の中に入ると、慣れた手つきで漁っていきます。
「…ろくなものがない。しけてんな」
まるでどこぞの暴●団のようですが、本人はそんなのちっとも気にしません。
それどころか、勝手にベッドに入って寝てしまいました。
…白雪姫が眠ってすぐ、家の主が帰ってきました。
それは、七匹のスライム。なにやら喋っています。
「おや、こんなところに人が寝ているぞ」
「本当だ」
「しかも可愛らしい女の子じゃないか」
「本当だ」
「…とりあえず…俺らも寝るか」
「賛成」
七匹全部、白雪姫のベッドに入って寝てしまいました。
もちろん、白雪姫は息苦しさで目覚めます。
「苦しい…なんだ?いったい」
布団を持ち上げれば、そこにいたのは七匹のスライム。当然、頭は混乱です。
疑問符ばかりの頭を落ち着かせると、この状況は不味いかも、と悟りました。主が帰ってきたのなら、逃げるが勝ちです。さっさと荷物をまとめて帰ろうとすると、スライム達が起きだしました。
「帰っちゃうの?」
なにか様子が違います。まるで帰るな、と言っているよう。
「ご…ごめんなさい、すぐ帰ります」
「帰らないで」
「そうだそうだ、帰るな」
「か…帰るなって」
「大体、不法侵入しておいてただで帰ろうなんて甘い。罰として、働いてもらうよ」
正論(?)まで出されて、白雪姫は心の中で涙しました。そして、泣く泣く了解したのです。
喜びまくるスライム達。悲しむ白雪姫。己のしたことながら、あぁ…誰か助けて…と思うのでした。
そんなこんなやってる頃、城では家来がほうほうの体で帰ってきていました。
「兄貴…負けるなよ」
「すまん…」
本気でうなだれています。
「まぁいいよ」
「許してくれるのか?」
流石我が弟、と喜んだのも束の間、
「んーん。衛兵、懲罰房に入れといて」
楽しそうな声で衛兵を呼び、は、という声とともに引きずられていく家来。貴様、兄をなんだと…などと聞こえてきますが、普通に無視です。
「ふむ…やはり俺が直接行かなければ駄目か」
そう言うと、魔法で老婆に変わり、テレポートで去っていきました。
いっぽう白雪姫は、家庭の仕事に追われていました。
スライム達の炊事洗濯裁縫…スライムは服なんて着ないだろ、というツッコミはしないで下さい。
もちろん自分のもしています。ですが、いよいよ我慢も限界のご様子。
「あのスライム共…ギガスラッシュでもかましてやろうか…」
ぷちぷちと血管の切れる音が聞こえそうなほどです。
マジギレ寸前のところで、ドアをノックする音。
「はい、どなたでしょう?」
営業スマイルを浮かべてドアを開けます。そこにいたのは、老婆。
「おや、これは可愛いお嬢さんだね。林檎はいらないかい?」
老婆は、お妃様。その林檎は、もちろん毒林檎です。
「林檎…ですか。…変な臭いのする林檎ですね」
勘が鋭い白雪姫。
「いやいやそんなことは無いですよ。ささ、どうぞがぶりと一口」
そのとき、林檎に一匹の虫がとまりました。とまった瞬間、絶命して落ちていく虫。
「え…遠慮します」
恐ろしい光景を見たせいか、自慢の笑顔も引きつっています。
「食べないのかい?それなら…」
老婆はいきなり襲い掛かってきました。本気で頭を殴られ、気絶する白雪姫。ですが、お妃様は、死んだと思い込んだようで、満足した笑みを浮かべて去っていきました。
お妃様がテレポートでさった後、スライム達が帰ってきます。
「あ、白雪姫が…倒れてるぞ!?」
「え!大変だ!医者を呼べ!」
「医者って言っても、僕たちじゃどうしようもない…」
ぎゃーぎゃー騒いでいると、人が通りかかりました。
「何をしているの?」
それは、見るからに王子様でした。
「あ…大変です!僕らの姫が…倒れて」
「姫…?どれどれ…」
すると、王子様は電撃を食らったように動かなくなりました。(か…可愛いわ!今が…チャンスよ。既成事実でも作っちゃおうかしら…)そう思うその目は獣でした。
にやり、と微笑みを浮かべると、スライムたちに指示を出しました。
「あなたたちは、私の国から人を呼んできてちょうだい。早く!」
「りょ…了解しました!」
スライム達がダッシュで駆け去るのを見ると、白雪姫に向き直りました。
「すぐに服を緩めてあげないと…ふふ、お医者さんごっこね…」
ドレスを緩めると、白い肌が露わになってきます。舌なめずりして、それを見る王子様。
「お次は、人工呼吸ね…」
最早誰にもとめられない勢いの王子様。
ですが、その殺気にも似た感情は、白雪姫を起こしてしまいました。
「ふぁ…俺、どうしたんだ…?」
しかし、寝ぼけ眼は余りにも色っぽく、王子様をより加速させるのに十分でした。
「うふふ…駄目よ?まだ寝てなきゃ…」
この後、どうなったかはご想像にお任せします。
ですが、王子様は白雪姫を気に入り、白雪姫もまた王子様を気に入ったため、仲良く二人で暮らしたそうです。めでたし、めでたし。
後書きです。
攻めゼシカ(名前出ていませんが、王子様)を書いてみたら、なんか妙な作品に…。
攻めゼシカが嫌いな方は申し訳ありません。
おもしろかった。
おつ〜
>>444 ありがとうございました。
前回同様楽しませていただきました。
マルチェロがイイ味出してます。
うん、おもしろかったです!
最近このスレのチェックはかかせない日課。
マルチェロの扱いワロタ
てゆうか名前すら出てないんじゃ…w
スライムたちが可愛い
ごめん、名前すら出てなかったから
446見るまでマルチェロだと気付かなかったとです…。
男女逆転…でもないのかな?最初の王様はゲルダ、お妃様がヤンガス、ってなら
納得いくんだけど。
責めゼシカ良かったっス。萌え(;´Д`)
451 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/23 21:37:34 ID:C9ITKg6H
次は純愛ものお願いします
. ,〃彡ミヽ
〈(((/(~ヾ》
ヾ巛;゚.-゚ノ" 読みようによっちゃだが……
/~'i':=:゙iヽ
>>439-443って なにげに801か百合話じゃないのか?
. ん、」"Yヾlノ ま 別にどうだっていいか 忘れてくれ
. i†=|=|ノ
. |ー |-|
.  ̄  ̄
8クリア後DQFF板初めて見たが、
主人公とミーティアより主人公とゼシカの方が
似合ってるとオモタ。
8のって主人公って優柔不断っぽいから、気の強いゼシカの方がミーティアより似合うと思う。
だからこのスレがあって嬉しい。
めぞんで五代と管理人の組み合わせより
五代とこずえの方が似合ってると思ってる香具師がいるように・・・。
エンディング後に、ラーミアがこの世界にゾーマ先生でも連れてくれば
再び世界は大パニック…エイトとゼシカはまた世界を救う旅に出ることができますな
主人公は王族と竜族の血をひく最強の勇者
ゼシカは伝説の賢者の血をひく大魔法使い
この2人がくっついたら、どんな子供が生まれるんだ・・・
458 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/24 08:22:49 ID:4ddm7B+I
昨日クリアしたけど、なんかエンディングがふに落ちなくて、結局ゼシカに形見の指輪渡した…。
何も起きないのは解ってるけど、せめてもの気持ち…でさ。
一本投下します。
>>451氏のリクの純愛ものです。
今日は新月。月の光が邪魔をしないから、星が良く見える。
星降る夜の約束…守らなきゃね。
「ゼシカ」
「何?」
「今夜…どう?」
「そうね…」
そう言って、空を見上げる。視線を戻すと、満足したように笑う。
「上等よ。いいわ、今から行きましょう」
「わかった。ククール、ヤンガス」
「何だ?」
「何でがすか?」
「今夜はちょっとゼシカと出かけてくる。ちょっと…星を見にね」
「朝までには帰ってこいよ?その歳で女遊びはちっと早いからな」
にやにやと嫌な笑いを浮かべている。
「…誰が!ゼシカとは、そんな関係じゃない!」
「そうむきになるなよ。…いや、若いって良いな」
「どこの親父だよ…それじゃ出かけてくるから」
「了解」
「わかったでがす」
「それじゃ」
さっさと立ち去る。このままだと、まだ冷やかされそうだ。
「はぁ…これだから親父達は困るよ…」
二人でゆっくり歩きながら話す。
「ふふ、そんなこと聞かれたら殴られるわよ?『俺は親父なんて言われるほど年取ってない!』『「俺達」でがしょう!』とか言ってね」
そのものまねが意外と似ていて、思わず吹き出してしまった。
「もう!何笑ってるのよ!」
「ごめんごめん…ものまねが似てて…さ。怒らないでよ。可愛い顔が台無しだよ?」
「…もう!知らない!」
早足で行ってしまった。顔が赤い。お嬢様のくせに、こういうのは言われ慣れてないらしい。
「ちょ…ちょっと待ってよ」
「ふーんだ。どうせ、ククールみたいにいろんな女の人に言ってるんでしょ?ああいうの」
「そ…そんなことはないよ!こんなこと言うのゼシカだけだよ!」
しまった。思わず口が滑った一言だったが、効いたらしい。顔が真っ赤になっている。
「もう…でも…嬉しいかも」
「え?今何て言ったの?」
今、嬉しいって言わなかったか?…期待しちゃおうか。
「え…いや、なんでもないのよ」
「そう?ならいいけど…」
「そう、そうよ」
明らかにほっとしたのがよくわかる。
「…っと、そろそろいいかな?」
いつの間にか見晴らしのいい草原まで来ていた。
「そうね。それじゃ座りましょう」
腰を下ろす。俺も、隣に座る。
「…いよいよ、決戦ね」
「…そうだね。この旅も、長かったよね」
「いろいろ、あったわね…」
「そうだね…」
思いを馳せる。ドルマゲスを追い、ヤンガスに、ゼシカに、ククールに出会う。ドルマゲスを倒したら今度はゼシカが…。賢者の末裔の命を狙い、自身の復活を目論む暗黒神…それを追うことが目的になった旅もついに終わろうとしていた。
「長い旅…でも、私はいけないことを考えてる」
「いけないこと?」
「ずっと…ずっと、この旅が続けばいいって、そうすれば、みんなと…あなたと、ずっと一緒に居られるのにって…馬鹿らしいよね?いけないことだよね?でも…私は…」
気づけばゼシカの目から涙が零れていた。声も出さずに静かに泣くゼシカを、俺は…ただ抱きしめた。
「ねぇゼシカ」
抱きしめながらゼシカの髪を撫でる。ゼシカは、ただされるがままだ。
「俺も…俺も、そう思っているよ」
「え?」
「俺も…この旅がずっと続けばいいって…そう願ったんだ。そうすれば…ゼシカ、君とずっと一緒にいられるって…皆を引っ張ってる俺が、こんなのでいいのかな?」
まだ、髪は撫で続けている。
「いいのよ」
わずかに声が震えていた俺を慰めるように言う。
「そんなあなたも含めて、あなたよ。…そして、そんな人だから、皆ついてきたのよ」
「そ…か。ありがと。ゼシカ」
本心だった。だけど、こんな素っ気無い言葉でしか礼を言えない自分がもどかしい。
「…ねぇゼシカ」
「?」
「この戦いに勝って、旅が終わったら…俺と、付き合ってくれないか?俺は…君が好きなんだ」
「い、いきなり何を言い出すのよ」
「駄目かな…?」
信じられない位の切な声が出た。
「…駄目なんて言わないわ。私も…あなたが、好きだから」
「…ありがとう。約束だよ?」
まだ切な声だ。
「そんな辛そうな顔をしないでね?私は、笑ったあなたが好きなのよ。わかった?私の…未来の恋人さん」
顔が赤い。きっと、俺の顔も負けない位赤いのだろう。
「そうだね…よし、元気出していこう!」
「あはは、なんだかそんなに早く変わると変な感じね」
「なんだよ…もう」
「機嫌直してね?こうしてあげるから」
「え?」
…静かな、星降る夜。
重なる影を見ていたものは誰もいなかった。
以上です。
純愛物…ですよね?(聞くな)
>>451氏
これでよかったですか?
雷鳥氏キター!
激しくGJ!執筆ペース早いですね。
ゼシカ(*´Д`)ハァハァ
(({{γ Y ヾ}})) ★
)) (ミ /゙ヘ ) (( ┃
(( 从!^ー゚ハ )) ┃ そういえば 私 エイトが
イ^`、^イヽ ( 3 しゃべってるところを
//`〜)〜)\// 見たことが ないわ。
ヽヽ )===(
//lヾヾヽ
///l ヾヾヽ
/// l ヾヾヽ
467 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/24 16:13:51 ID:4ddm7B+I
雷鳥様のストーリーはいつも楽しみにしています。先程の話も半泣きで読ませていただきました。
今日はクリスマスイブなので聖夜にちなんだお話をお願いしたいのですが…。
m(_ _)m
>>467 わかりました。速攻で書き上げます。期待しないで待っていてください。
書き上げました…疲れた。
脈絡がありませんが、勘弁してください。
では、投下します。
ミーティア姫が人間に戻ってから数ヶ月…最近、様子がおかしい。ゼシカと、妙に話し込んでいる。問いかけても「何でもないから」の一点張り。…俺、なんか不味いことしたかなぁ…?
「エイト」
「なんだい?ゼシカ」
「ちょっとだけ、目を閉じててね」
「は?…うん、わかった」
気配が、一つ増えた。…誰だ?
「もう目を開けて良いよ」
「うん…って、なに?その格好」
目を開けたら、そこにいたのは真っ赤な格好をしたゼシカとミーティア様。
「どうしたの?ん…もしかして…」
今日は12月24日…ということは。
「「エイト…メリークリスマス!」」
あぁ、やっぱりね。
「すっかり忘れてたよ。メリークリスマス」
なんかうなだれている二人。
「どうしたの?」
「あんたね…折角こんな可愛い子が二人もいるんだから、そんな反応はないでしょ」
うんうん、と頷くミーティア様。
「あぁそうだったね。…二人とも、よくお似合いですよ。とても愛らしいです」
「…まぁいいわ。ありがと」
「ありがとう。エイト」
「どういたしまして」
「はぁ…そうだ。言ってなかったけど、今日はクリスマスパーティーがあるわよ」
「あ、そうなんだ。全然知らなかったよ」
「私とゼシカさんで、こっそり準備していたのよ」
「ふーん…じゃあ最近二人で話し込んでたのは…」
「大当たり。それよ」
「やっぱり。皆は呼んだ?」
「もちろん、もう着いていると思うわよ」
…遠くから、声が聞こえる。
「噂をすれば影、ですわね。私は準備に行ってきます。ゼシカさんは、どうぞ話していて下さい」
「そんな、悪いですよ」
「いいからいいから」
「でも」
「私がそうしたいのよ」
「…それじゃ、お言葉に甘えさせていただきます」
「ふふ。じゃあ、また」
「兄貴、ゼシカ久しぶりでがす」
「久しぶりだな、エイト、ゼシカ」
「久しぶり。ヤンガス、ククール」
「何ヶ月ぶりかしらね?」
「まぁそんな細かいことはいいでがすよ。今日は、旨いもん食えるってことでやってきたんでがすから」
「お前の頭の中は食いもんだけか…?」
「失礼な。皆のことも考えているでがすよ」
「本当かぁ?」
いつもの漫才が始まった。この二人は全く変わってないな、と思う。なんか嬉しい。
「漫才やってないで、準備を手伝って」
「やっぱりそうきたでがすか…わかったでがす」
「面倒だな…まぁしょうがないか」
「宜しく。女手だけじゃ辛いところもあるのよ」
「城の人たちに手伝ってもらうんじゃないの?」
「今日のパーティーは内輪だけよ」
「あ、そうなんだ。俺も手伝うよ」
「宜しくね。エイト」
テーブルを出したり、料理を運んだりといろいろ立ち回った。…結構疲れた。
でも、その甲斐あって割と早めに用意が済んだ。
一服してから行ってみると、もうみんな席に着いている。
「遅いぞ、エイト」
「早く座るでがすよ、兄貴」
「あ、うん」
「みんな揃ったわね。それじゃあ改めて…メリークリスマス!」
「「「「「メリークリスマス!」」」」」
みんな乾杯する。それから先は、宴会。話に花が咲く。俺も、珍しく酒を飲んでいた。
…楽しい時はあっという間に過ぎる。瞬く間に真夜中となり、そろそろお開きにしよう、ということになった。
「え…ゼシカぁ、もう終わりぃ?」
「エイト…お酒臭いわ!飲みすぎよ!」
「俺はまだまだいけるぞぉ…酒くれぇ」
「あーもう、帰るわよ!部屋まで送ってくから」
「えぇ…しょうがないなぁ、わかったよ、ゼシカぁ」
そこからどうやって部屋に帰ったか記憶が無い。
気がつくと、ベッドに寝せられていた。
「ゼシカ…」
「あれ?起きたの?」
「俺、お前に言いたいことが…」
「お酒も抜けてきたみたいじゃない。で、何?」
「酔っ払いの戯言として聞き流してもいいけど、これだけは言っとくよ」
「なによ、もう…私も眠いんだけど」
「俺は、お前のことが…」
(ばか、もっと詰めろよ。聞こえないだろ)
(あ、兄貴ぃ…ついに、ついに言うでがすね…)
(どきどきどきどき)
そこまで言ったら声が聞こえる。…ネズミか。
「…ククール、ヤンガス、姫…出てきて」
凄みのある声で言う。かなり酔っている俺に、怖いものなどない。
「ご…ごめんなさい」
姫は…さすがに不味いか。
「惜しかったなぁ。もうちょっとでエイトが男になったのに」
「そうでがすねぇ…実に惜しかったでがす」
だが、酔っ払っている二人に声の凄みは通じなかったらしい。…はい、処刑決定。
「ククール、ヤンガス…」
殺気を放つ。ここに来ていよいよ、二人とも不味いと悟ったらしい。
「や、やだなぁエイト。なに怒ってるんだよ」
「そ…そうでがすよ。ここは一つ落ち着いて…ね?」
「二人ともしばらくトロデーンに滞在するといい」
すっくと立ち上がると、剣を取った。
…それからしばらく、二人ともトロデーンで療養していた。
「ゼシカ」
「なに?全く、酷いんだから…」
それでも止めないのは、続きに期待していたからかな?
「続きは、いつか言うよ。今日は白けちゃった」
「わかったわ。待ってる」
「そろそろ寝るか…おやすみ」
「そうね…おやすみ」
部屋を出て行こうとするゼシカを追う。
…触れるだけの、口付け。
真っ赤になったゼシカを、俺はただ笑いながら眺めていた。
また名前欄間違えました…3/4が2/4になってます…スマソ
パーティの描写が薄いのは、正直体力がもたなかったからです。マジですいません
一日に二本はきついですね…。
475 :
467:04/12/24 18:30:49 ID:4ddm7B+I
雷鳥さん。早速の投下ありがとうございました。m(_ _)m
今回のは楽しく読ませていただきました。
最後のシーンがなかなかよかったです。
また次回作を楽しみにしてますね。
>>474 GJ!
キス(゚∀゚)キター!!!
お早い仕事流石です。
>>475 とりあえずsageれ
雷鳥氏乙です!
ゼシカが凄く可愛くて良いです。
メリークリスマスってことで初投下します。
以下3レスほど借ります。
メディばあさんから聞いた道のもと、一行はオークニスに到着した。
途中何度もモンスターに襲われ、慣れない雪と氷に滑ったりはまったり、
白い雪にもうんざりしてきた頃だったのだが、たどり着いた街での雪は攻撃的なものではなく、
鑑賞する目の慰めとして見えた。
雪かきできちんと整備され、太陽の光をきらきらと反射させる銀世界は別世界のような神秘を持っていた。
「兄貴ーィ。ここは池まで凍ってるでがすよー。住んでる魚は大丈夫なんですかね」
小高い丘の上でヤンガスが手を左右に大きく振る。
エイトが苦笑しながらヤンガスに向かって歩いていく。
「年齢は一番上なのに、一番ガキだなあいつは」
ククールがため息混じりに前髪を押さえ、一瞬後にやりと瞳を悪戯っぽく光らせた。
「あいつらは放っといて先にいってようか、レディ?」
「−−その前にこの手を離してくれないかしら、騎士さま?」
肩にさりげなく置かれたククールの手の甲をゼシカがつねる。
「てててっ。全く、少しの冗談も通じねぇんだからな、ゼシカは。そんなんじゃ彼氏できねぇぞ」
「よ・け・い・な・お・せ・わ!あんたみたいな尻軽に言われる覚えは無いわ」
大げさに痛がる振りをするククールを置いて、ゼシカはさっさと歩き出す。と。
「わっ−−」
突然後ろから聞こえた悲鳴に振り返った。見ると、顔に直撃したのか、
白い雪の塊をククールが半ば咳き込みながら払っているところだった。
エイトとヤンガスの笑い声が聞こえる。
「エイトおまえ−−やったな!」
一瞬本気で怒ると見えたククールの取った行動は、
剣を鞘ごと下から上へすりあげるという子供じみたものだった。
それで舞い上がった雪がエイトたちを襲う。
その間に投げられた雪玉はひらりと避け、エイトたちのほうへ走っていく。
暫く後、真っ白の雪と仔犬のように戯れる三人が見えた。
ゼシカはため息をつく。白いゆげが昇っていく。
「ったく、もうみんな、雪がはじめてで珍しいのはわかるけど、そんなにはしゃがなくてもー−きゃっ!」
急な衝撃にあやうくひっくり返りそうになる。横から雪球をぶつけられたのだ。
それでゼシカは頭に血が上り、ぎゅっと拳を握り締めて叫ぶ。
「もう三人とも! 子供みたいなことしないでよ!」
しかし遊んでいる三人の耳には届かない。
気付けば周りの子供たちもいつの間にか混じって雪玉遊びに興じている。
それは傍目にはとても楽しい光景だ。−−年齢と場所と今の目的を考えなければの話だが。
ゼシカは無言で両手を目の前にかざし、瞑目して集中し始めた。
「わあゼシカ!魔法は反則……」
気付いたエイトが止める前に、ゼシカは氷の粒を放った。
氷の粒は、エイトたちの頭の上ではじけ、ぱらぱらと音を立てて彼らの頭や顔に降り注ぐ。
それで、誰もが動きを止めた。
「終わり!ほらはやく、宿屋へ行くわよ!」
腰に手を当てて叫ぶと、動きを止めていた男たちは、ようやくのろのろと起き上がり始めた。
それにまったく、と小声で呟いて踵を返し、宿屋らしき建物に向かって歩き出す。
しばらくすると、エイトが横に並んでくるのがわかった。
「もう!せっかく気をつけて濡れないようにしてたのに。またお風呂に入らなくちゃじゃない」
濡れて肩についた髪を軽く払いながら言う。それに対しエイトは微かに笑ったばかりだった。
「ああゼシカ」
「なに?」
振り向くと少し頬の上を擦りむいているエイトが笑っている。
「ここ、まだ雪ついてる」
ひょい、と、ごく軽い仕草で。エイトは右手を伸ばして右頬の……奥の、耳の裏あたりについた雪を払った。
その仕草に驚いて硬直する。
「−−そんなの、言ってくれるだけでいいのに」
「……」
手が離れてからようやく我に返り、ゼシカは強気に言い放つ。
エイトは無言だったが口元を押さえ、肩が小さく震えていることから笑っているのだと分かった。
「なに笑ってるのよ」
「いや、雪が白いから……」
笑いの発作に襲われたエイトの言葉は要領を得ない。それでも苛立ちを抑えてゼシカは待っていた。
そうして少し後で立ち直ったエイトが、耳元で囁いた「赤いね」の声に、
ゼシカは反射で出そうになった平手打ちを、なんとか我慢するので精一杯だった。
あぁ…イイです。
ほのぼの最高!ウブなゼシカ萌え!
そして彼我の実力の差にorz!
これに尽きますね。
>>480 やべえゼシカ可愛い…
攻め気味の主人公イイ
483 :
451:04/12/24 21:43:35 ID:m9/trXiI
>>459 雷鳥氏、激しくGJです!!!
うわー凄い…リクエストしてこんなすぐに答えて下さるとは。
こういうのが読みたかった、という感じです。多謝!!
>>478 なんか新鮮な感じの主ゼシですね。最高ですGJ!
>481-483
dクス。
表面強気ゼシカですが楽しんでいただけたら幸いです。
>雷鳥氏
会話がぽんぽん弾んでいるのがウラヤマスィです。
会話考えるの苦手なんで……
またネタが浮かんだら投下しにきますノシ
今日だけでこんなに良作を拝見でき、感動したでがす
続々と出来てる8ファンサイトは、
大半がというかもう95%がクク主(フォモ)サイトだから
ここにはとても癒されてます。ここは神がいっぱいで凄い良スレ…
SS書きさんたちがんがってください
俺は「語らずとも通じ合う」みたいなのが好きだから、積極的な主人公はちょっと苦手。スマソ。
ともあれ神様方、GJでした。
…また一日で神SSが増えていますように(ー人ー)ナムナム
488 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/25 01:43:46 ID:Uy63VMiG
262 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日:04/12/24 09:27:11 ID:MnmMxVgG
いたストやっててククール発言に
そういえばあいつあれからミーティア姫とよろしくやってるのかな?
というのがありますた
お前らがどれだけ妄想垂れ流そうと主人公×ミーティアは揺るがないってこったw
世の中にはパラレルワールドって便利な概念もあるのでそれで
雷鳥氏
すごい更新速度ですね。それでいて作品も面白く、素直に感心してしまいました。
次回作にも期待大です。頑張ってください。
>>484氏
男連中の子供っぽさもいいです。
そしてゼシカ…萌えました。
一本できましたので、投稿させていただきます。
今回はギャグというか、コメディです。
491 :
モシャス1:04/12/25 02:37:28 ID:umHQKZk2
ゼシカは不思議そうにこっちを見返し、少し考え込んだ後、何故か酷く険しい表情になり、
「ま、まさかエイト!? 止めなさい! そんなことをしちゃ、もう二度と世間様に顔向けできないわ!!」
などど、涙を流しながら、僕に詰め寄ってきた。何を想像したのかよく分かる。くくくく、面白い、後で思い知らせてやろう。
とにかく、今はそのことは置いておこう。
「君が何を想像したのか知らないが(分かってるが)多分それとは違う、僕は君にちょと質問したかっただけだよ」
そう言うと、ゼシカは勘違いしたのが恥ずかしかったのか、顔を赤らめ俯いてしまった。
「うぅ……それで、質問ってなによ?」
おお、可愛い。………だが許さないけどね。
「ああ、ほらあの子、モシャスっていう変身呪文を使ってたろう? あれって、君も出来るのかな?」
「ええ!? ……そうね、やってみなくちゃ分からないわ。あの呪文は少し特殊だから、普通の呪文とは別の資質が求められるのよ。
前に試したときは失敗しちゃったし、もしかしたら私には収得できないのかもしれないけど」
そう言って、少し間を置いてから顔を上げ、僕の目を見詰めてきた。
492 :
モシャス2:04/12/25 02:39:21 ID:umHQKZk2
「でもあんな呪文、これからラプソーンと戦おうって時に必要あるの?」
ラプソーンには必要無い。しかし、それ以外では……
「いや、もしかしたら役立つかもしれない。どんな状況になるか分からないからね。それで相談なんだけど。もしゼシカに収得できな
くても、僕だったら使えるかもしれないだろう? ゼシカさえよければ教えて欲しいんだけど、どうかな?」
そう言うと、ゼシカは困ったように、少し考えこんだ。
「うーん、別に教えるのは良いけど……ちゃんと真面目にする? いつもみたいに変なことしようとしない?」
どうやら僕は、ゼシカにこれっっっっぽっちも信用されてないみたいだ。悲しいなぁ…(ドルマゲス風)
だがしかし、こんなことで挫ける僕ではない。既に勇気スキルはMAX、真の勇者に撤退はない!!
「あたりまえだろ。この目を見てくれ、僕の熱意が君にも分かるだろう?」
そう言って、それこそ、目から火がでようかというほどの熱い視線で、ゼシカの瞳を真っ直ぐに見詰める。
どうやら、ゼシカも僕の熱意が分かってくれたようだ。頬を染めつつ、僕の頼みを了承してくれた。
493 :
モシャス3:04/12/25 02:42:54 ID:umHQKZk2
近くに町がないので、今夜は野営をすることになった。
野営の準備を終え、みんなで夕食をとっている時に、今夜の不寝番は僕とゼシカでやることを伝えた。
「あ? どういうことだ? いつもは俺達4人で交代しながらやってたろ? 二人じゃ寝れる時間も少なくなるぞ」
「そうでゲス。兄貴とゼシカの姉ちゃんだけに任せて、ぐーすか眠ってるなんて、男がすたるってもんでさあ」
「ああ、じつは今夜、ゼシカに新しい呪文を教えてもらうんだよ。それで僕たちは今夜は徹夜になるし、二人はゆっくり眠っててよ」
そう、ゼシカに呪文を教えてもらう約束をした後、さっそく今夜の内に教えて欲しいと頼んだのだ。
もちろんゼシカは、最初は嫌がっていたが、しつこく頼みこんだら、ついには折れてくれた。
「ふーむゼシカよ、エイトが教えて欲しいというのは、いったいどんな呪文なんじゃ?」
今まで食事に集中していたトロデ様が、僕たちの会話に加わってきた。
「はむはむ、んぐ。……モシャスよ」
ちょうど口に物が入っている最中だったので、飲み込んでから、ゼシカはトロデ様の質問に答えた。
「モシャス? いったいどんな呪文なんじゃ?」
トロデ様はどうやら、モシャスのことを知らなかったようだ。
もっとも、この呪文はかなり珍しく、使い手も少ないので、僕も知らなかったのだが。
494 :
モシャス4:04/12/25 02:44:25 ID:umHQKZk2
「変身の呪文よ。術者を自分のイメージした姿に変えるの。普通は姿が変わるだけなんだけど、凄い使い手になると、その変身したも
のが持ってる能力も使えるらしいわ。もっとも、そんな使い手なんて今の時代にはいないでしょうけどね」
「はー、兄貴はどうして、そんな呪文を覚えたいんでゲスか?」
「ああ、ラプソーンところには魔物が沢山いるだろう? もし魔物の姿になれたら、偵察とかの役に立つと思うんだよ」
とりあえず、表向きの理由を話しておく。それに実際に役に立つかもしれないし。
「なるほど! さすが兄貴のお考えは、奥が深いでゲスねー!」
ヤンガスが感心したように、僕の答えに頷いた。まあヤンガスは問題ないな。
………うん、どうやら他のみんなも、僕の答えに納得してくれたみたいだね。
「うむうむ、エイトや、わしは感動したぞ。少しでもわしとミーティアを、早く元の姿に戻すために、そうやって新しい呪文を覚えよ
うというのじゃな。ならばゼシカや、エイトのことは任せたぞ。しっかり教育してやってくれ」
なんか勘違いしているけど、まあいいか。
「じゃあゼシカ、今夜はよろしくね」
「はいはい…ふぅ、言っておくけど、私の授業は厳しいわよ。それにいったん始めたら、泣いたって止めないからね」
「ははは、それは怖いなあ。お手柔らかにお願いします」
495 :
モシャス5:04/12/25 02:45:39 ID:umHQKZk2
ビシィ!!
「痛ァ!!」
「違う! そこはさっきも間違えたよね? 本当に真面目にやってるの?」
「ゼ、ゼシカ…せめてグリンガムの鞭は止め「バシュゥ!!」ギャア!!」
「私のことは、「先生」と呼ぶように言ったでしょう? また鞭で打たれたいの?」
「もう打ってるじゃ「ビシュ!!」ウギャァ!!」
「口ごたえしない!! 私の言うことには、従うように言ったでしょうが!?」
ううう………とにかく怪我を治すために、ベホマを自分でかける。
拷問で受けた傷を自分で治し、そしてまた拷問を受ける………物凄い地獄だ。
「先生、質問してもいいですか?」
「なにかな、エイトくん?」
「リーザス村のあの女の子にも、僕と同じように鞭で打ったりしたんですか?」
「まさか。 女の子にそんなことするわけないでしょう?」
「だったら何故、僕にはこんなに厳しいんですか?」
「エイトだからよ。あなたはこのぐらいでちょうどいいのよ。夕食の時に厳しくいくって言ったでしょ?」
………程度による。はっきりいって、こんなことされて生きていられる人間は、僕たちの仲間くらいのもんだ。
もし普通の人…いや、並みの兵士や冒険者でも、最初の一発でお陀仏だ。
「エイトくん? さっさと続きをやりなさい。それとも、また鞭で打たれたいの?」
「は、はい!!」
………………
………………………………
………………………………………………………………
こうしてゼシカ先生による、地獄の猛勉強が続けられた。
なんかもう最後のほうには、新しい感覚が身につきそうな感じまで追い込まれたが、なんとかゼシカ先生に合格を貰えた。
……ここまでやって、もし僕には使えなかったら、立ち直れるか分からない。
496 :
モシャス6:04/12/25 02:49:20 ID:umHQKZk2
夜が明け、みんなが起きてきた(トロデ様とミーティア姫はまだ寝てる)
姫様は、毎日馬車を引いて疲れているから分かるが、トロデ様も僕たちが、朝食の用意を終えるまで起きてこない。
王を働かすのはどうかと思うが、やはり少しムカツク。
まあいい、とにかく朝食の用意をしよう。
「兄貴、それで新しい呪文てのは覚えられたんでやすか?」
「ああ、ゼシカ先生のおかげでなんとかね」
「ゼシカ先生!? ははは、なんだそりゃ? 新しいプレイか?」
ククールが面白がって話に加わってきた。
「もうエイト! 授業は終わったんだから、いつものように呼べばいいわよ!!」
ゼシカも顔を真っ赤にして僕たちに加わってきた。
でもね、昨夜はほんとうに………ハァ。
「おお怖い、怖い。………で、ゼシカ。エイトの奴はどうなんだ?」
「ふぅ。私に教えられることは全部教えたわ」
「そうか。じゃあさエイト、いっちょ俺たちに、新しい呪文てやつを見せてくれよ」
「そりゃいいでゲス」
497 :
モシャス7:04/12/25 02:52:36 ID:umHQKZk2
「うーん、実は昨夜は理論だけを教えてもらってだけで、まだ本当にできるか試してないんだよ」
「あん? なんで試してないんだよ?」
「実はさ。授業が終わったのは、二人が起きてくる、ほんのちょと前なんだよ。だから試す時間がなかったんだ」
「はー、そおなんでやすか。それでしたら、ぜひアッシたちに、初の実践を見せてくだせえ」
「そうね。エイト、どうせなら、みんなに見てもらおうよ」
「おー、やれやれー」
みんな盛り上がってるなー。こりゃどうにも、やるしかないみたいだね。
まあいい、みんなに見てもらうのも悪くない。成功させて良いとこを見せてやろう(特にゼシカに)
「わかったよ。それじゃあ、やってみるね」
僕はそう言いながら、昨夜ゼシカに教えてもらったことを頭に思い浮かべる。
よし、問題ない。授業で習ったことは、全部思い出せる。
「それじゃいくよ……………………モシャス!」
ボフゥ
「え?」
「なんなの?」
「なんでゲス!?」
「なんだ!?」
何故か、僕たちを包みこむように、紫色をした煙が辺りに溢れ出す。
確かリーザス村の女の子の時は、こんなことはなかったはず。じゃあこれは失敗なのか?
とにかく煙のせいで何も見えず、みんなの姿さえ分からない。とにかく煙が晴れるのを待つしかない。
498 :
モシャス8:04/12/25 02:54:36 ID:umHQKZk2
『なっ!?』
ようやく煙が薄まり、視界が利くようになったら、目の前に3体の魔物がいた。
一匹は、キラーパンサー。普通のキラーパンサーより毛並みが綺麗なように思える。
もう一匹は、キングスライム。何故か顔(キングスライムは顔しかないが)に傷跡がある。
最後の一匹は、パペット小僧。普通のパペット小僧より背が高く、スラッとしている印象を受ける。
とにかく何故いきなり魔物が? それに、みんなの姿が見えない。いったいどこに行ったんだ?
『くっ! どうしていきなり魔物が!?』
うん? 今の言葉はキラーパンサーの方から聞こえたような気が? このキラーパンサーは人の言葉が分かるのか?
何故、魔物であるキラーパンサーが魔物に警戒するんだ? いや今は、それは置いておくとして、
人の言葉を話せる魔物は少ない。そういった魔物は普通の奴より手強いことが多い。これはまいったな。
だがそういう魔物は、話し合えば戦う必要のないこともあるので、できれば穏便に済ませたい。
『僕の言葉が分かるか? できれば君とは戦いたくない、ここは退いてくれないか?』
とにかくキラーパンサーに話かけてみる。
『こっちの魔物も人間の言葉が分かるんでゲスか!?』
…………ゲス?
『ちっ、手強そうな相手だ。エイトたちもどっかいっちまってるし、厄介なことになったぜ』
?????? 何故、僕の名前を知っているんだ? それに僕はここにいるんだが?
ん? 何かキラーパンサーが考え込んでいる?
『っ!? ちょ、ちょっと待った!! あなたひょっとして、エイト?』
キラーパンサーまで僕のことを知っているのか。驚いたように僕を凝視している。
………ちょっと待て! この瞳を僕は知っている。……ま、まさか!?
499 :
モシャス9:04/12/25 02:57:31 ID:umHQKZk2
『ひょっとして、君はゼシカか!?』
『ええそうよ。やっぱりエイトなのね』
『えっ!? 兄貴なんでゲスか!? アッシでやす、ヤンガスでゲス』
キングスライムが自分のことをヤンガスだと言う。
『ってことは、そっちのパペット小僧はククールか?』
『まあな。でもこりゃ、いったいなんなんだ?』
パペット小僧…ククールは肩をすくめて聞いてきた。しかし、僕にも分からないので答えようがない。
『たぶん、さっきのエイトのモシャスが原因だと思う。何故か知らないけど、私たちまで変身しちゃったみたいね』
『え!? じゃあ僕のせいでみんなが魔物の姿になってしまったのか?』
『ええそうよ。ところでエイト? あなたも魔物の姿になっちゃってるって気づいてる?』
『ええ!? 僕まで!?』
『なんだ、気づいてなかったのかよ。今のお前の姿はどこからどう見ても、バーサーカーにしか見えねえぜ』
ククールが呆れたように言ってきた。
慌てて自分の姿を見ると、確かに肌の色も着ている服も違う。
どうやら僕はそうとう動転していたようだ。自分の姿が変わっていることにすら気づかないなんて。
『それで、アッシたちはいつになったら元の姿に戻れるんでやすか?』
『おおそうそう、エイト、さっさと解呪してくれよ』
『あ、ああ、そうだね。わかった』
とにかく、いつまでもこんな姿でいる必要はない。さっさと元に戻すことにしよう。
『……………!』
シーン
あれ?
『おい、早くしてくれよ』
『あ、ああ…』
もう一度やってみる。
『……………!!』
シーン
くそ! もう一度!
シーン
今度こそ!!
シーン
こ・ん・ど・こ・そ!!!!!!
シーン
『だあああああ! 解呪できない!!』
あまりのことに、頭を抱え絶叫してしまう。
『おいおい、マジかよ…』
『ゼシカの姉ちゃん、どうにかならないんでゲスか』
『そうは言ってもね。呪文を使ったエイトに解呪できないなら、あとは自然に元に戻るのを待つしか…』
『じゃあアッシたちは、それまでずっと魔物の姿のままなんでゲスか!?』
『勘弁してくれよ…』
『みんな、すまない…』
『二人とも、ごめん。エイトが失敗したのは、教えた私にも責任があるわ。ほんとうにごめんなさい』
『ゼシカ…。ゼシカは悪くないよ。失敗したのは僕のせいだ』
『いいの。エイトに教えたのは私よ。だからエイト失敗は、私の失敗でもあるの』
『そんなこと無いってば。みんな、ほんとうにすまない』
そう言って、できる限り頭を下げる。
『ごめんなさい』
すると、ゼシカも僕と同じように頭を下げてくれた。
…………ありがとう、ゼシカ。
『ふぅ…。もういいさ。失敗したことはしかたない。それに永遠にこのままってわけじゃないんだしな』
『そうでゲスよ。兄貴、気を落とさないでくだせえ。アッシは気にしてませんぜ』
ヤンガス、ククール。ありがとう
『ふぅ。良かったねエイト。二人とも許してくれるって』
そう言ってゼシカは僕に笑いかけてくれた。………キラーパンサーの姿だけど。
『ああ、みんなありがとう』
「な、なんじゃ!? 何故魔物が!? エイトたちはどうしたんじゃ!?」
仲間の思いやりで作られていた、暖かい空気がその声でかき消された。
あーそういえば、すっかり忘れてた。とにかくトロデ様に説明しないと。
『トロデ様、僕です。エイトです』
「ぬう、魔物どもめ。姫や、早く起きるんじゃ。このままでは魔物に食われてしまうぞい」
そう言ってトロデ様は、寝ている姫様をゆすり起こした。
『おいおっさん。兄貴の言葉が聞こえてないんでゲスか』
「なんじゃい、この変な傷があるキングスライムは? はっ! こんな奴にかまってる場合ではない。姫や行くぞ!!」
そう言って、トロデ様は起きたばかりの姫様を、無理やり走らせる。
………鬼だ。あんた、ほんとうに娘を大切に思ってるのか?
そんなバカなことを考えてる間に、馬車は走り出した。
『ちょっと、トロデ様!! 僕です。エイトです!!』
慌てて再び声をかけるが、まるで止まる気配がないので、僕たちも馬車を追って走り出す。
「ぬぬ! 魔物が追ってきおった、姫やスピードアップじゃ!!」
トロデ様はさらに姫様の走る速度を上げさせた。
『ねえ! もしかして王様、私たちの言葉が分からないんじゃない?』
『ああ、俺もそう思う。俺たちひょっとして、人間の言葉を話せてないんじゃないか?』
王たちを追って走りながら会話する。恐らくそうだろう。まさかあのモシャスに、そこまでの効果があったとは。
『兄貴、どうするんでゲスか?』
『とにかく、王を取り押さえるんだ! このままじゃ見失ってしまう!』
そう言って走る速度を上げる。みんなも僕の後に続いて速度を上げた。
「ベギラマ!!」
トロデ様たちを追って走っていると、離れた所から呪文が飛んできた。
僕たちは即座に反応して、その呪文を避ける。
『魔物か!? くそこんな時に! みんな即効で片付けるぞ!』
もしこのまま魔物の妨害を受けたら、トロデ様を追うのが難しくなる。とにかく、すぐに片付けなくては。
『なっ!?』
だがしかし、先ほどの呪文を放ったのは魔物ではなく、なんと人間だった。
『なんで人間が、アッシたちを攻撃したんでゲス?』
『忘れたの? 私たちは今は魔物の姿なのよ? 冒険者たちに攻撃されてもおかしくないわよ。それにしても、こんな時に…』
『まいったな。できれば戦いたくないんだけど、どうにもそうはいかないみたいだね』
ぞろぞろと、およそ十数人の冒険者たちが、僕たちの前に立ちふさがった。
かなりの大人数だ。もしかしたら、いくつかのパーティが合流したのかもしれない。
「へー、見ろよ。このキラーパンサーの毛並み、物凄く綺麗だぜ。こいつはいい毛皮になりそうだ」
「ああ、それに他の魔物が持ってる装備を見てみろよ。ずいぶん高そうな物をもってるじゃないか」
どうやら冒険者というより、魔物ハンターと言うべき連中のようだ。
まあそんなことはいい、さっさと片付けることにしよう。
『みんな、殺さないように、手加減して相手をするように。早くしないと王と離れすぎてしまう!』
『お、それじゃエイト。俺に任せてくれないか? ようはあいつらが俺たちの邪魔ができなくすればいいんだろう?』
『そうだけど。いったいどうするんだ?』
『フッ、まあ見ていろ』
そう言ってククールは、一人で彼らに向かって行った。
『牛くん聞いてくれよ、隣の家に垣根ができたってさ』
『へー』
『あっ、言っちゃった』
ヒューーーーー
……………
………………………………………
…………………………………………………………………
ククールを除く、敵味方全てのテンションが100下がった。
ククールは心に300のダメージをくらった。
『はっ!』
どうやらしばらく意識がどこかに行っていたようで、気づけばすでに、トロデ様の馬車はどこにも見えなくなっていた。
気を失っていたのは、僕だけじゃないようで、ゼシカやヤンガス、敵のハンターたちも今になって意識が帰ってきたようだ。
そしてククールは、ひとりしゃがみ込み、地面に「の」の字を書いている。
『ヤンガス、ククールを頼む。あいつらは、僕とゼシカだけでいい』
そう言うとヤンガスは心得たようで、ククールの元に行き、膨れ上がって押しつぶした。
よしっ! あっちはこれで良い。さてあとは…
『ゼシカ、あっち半分は任せた。さっきも言ったけで、殺さないようにね』
『わかってるわ。それじゃ、さっさと片付けましょ』
彼らを見ると、ようやく戦闘態勢をとれたようで、こちらの様子を伺っている。
「しかし、なんて強力な冷めるストーリーだ」
「ああ、恐ろしい。だがなんで仲間を攻撃しているんだ? 仲間割れか? まあいい、いまの内にあの二匹を殺っちまうぞ!!」
こんな会話も聞こえたが、気にしないことにする。
『いくわよ! …………イオナズン!!』
ドッガアアァァァァァ!!
「ぎゃあああああ!!」
「なんでキラーパンサーが、こんな大呪文を使えるんだ!?」
うん、あっちはゼシカだけで大丈夫だな。ゼシカもそうだが、僕もちゃんと威力を抑えないと。
『……………ギガデイン!!』
ピッシャアアァァァァ!!
「うぎゃあああああああ!!」
「なんなんだ、こいつらは!? くそおおお!!」
呪文の効果範囲から離れていた、二人の戦士風の男たちが向かってきた。
今から呪文を使うよりも、奴らの攻撃の方が早い。だが、これくらいの相手なら、剣を抜くまでもない。
一人は剣を、もう一人は槍を装備している。並びは僅かに剣を装備した男の方が前だ。
ならばと、僕は自分から剣士の方に走り出す。
剣士が振り下ろす剣を、前に踏み込むことで避けながら、剣士を槍の男の盾にするように回り込む。
そして、無防備になっている剣士の首筋を強打し、昏倒させる。
意識を失って、崩れ落ちる剣士を掴み、仲間を盾にされて攻撃できずにいた、槍の男に向かって投げ飛ばす。
同時に地面の土を拾い、剣士をブラインドにして槍の男に向かう。
槍の男も、ここで仲間を抱きとめたら隙が生まれることを理解しているため、非情だが剣士を避ける。
だがそれも予想通り、槍の男が剣士を避けた直後に、先ほど拾っておいた土を浴びせてやる。
それにより視界を奪われた槍の男は、一瞬目の痛みで身を捩ったが、すぐさま先ほどまで僕のいた辺りに槍を突き出す。
しかし、僕はすでに槍の男の後ろに回りこんでいる。そして、剣士と同じように昏倒させて終わりだ。
見ると、ゼシカもちょうど残りを片付けたところだった。見るまでもないが、特にダメージを負ってないようだ。
先ほどの連中は、チームモンスターを呼んで、町の近くまで運んでもらった。
チームモンスターたちは、最初僕たちが分からなかったようだが、幸い魔物の言葉が話せるので、説明したら分かってくれた。
『とにかく、なんとしてでも王たちを見つけないと。さあ行こう、みんな!!』
その後、一週間に渡り、各地で恐ろしいまでの強さの魔物が目撃されたという。
後の人々は、この時を魔王の襲来と呼んだとかなんとか。
終わり
後書きです。
今回はコメディを目指してみました。色々と粗がありますが、どうか大目に見て下さいorz
独自の設定なども入れてますが、そういうのが苦手な人はスルーしてくれるよう、お願いします。
特に今回は、ほんとうに主ゼシ? と思わるかもしれません。もしそう思われたなら、自分の力不足です。
次にはもっと良いものが書けるように、努力します。
とにかくコメディと戦闘を書いてみたかったので、その辺りが上手く表現できていれば良いのですが。
※『』のセリフは魔物語で人間には分からないとしています。
なお、エイトとククールの武器はそのままです。ゼシカ、ヤンガスは変身したモンスターの姿上、武器が持てませんが、人間形態の二
人は武器を持っています。
ちなみにエイトがモシャスでしようと思っていたことは、まあその、ゼシカのお風呂を覗くとかそんなとこです。
それと、トロデ王たちは二週間後に見つかったとしています。
いかがでしたでしょうか?
507 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/25 03:26:46 ID:Uy63VMiG
すごく冗長に感じた
もうちょっとネタを絞ったほうがいいような
オチも弱いし
あと、ヤンガスはゲスじゃなくて基本的にがす
>>507 感想ありがとうございます。
冗長でしたか…。うーん、色々詰め込んだためにそうなってしまったようです。
あれもこれもと、絞り込まずに入れすぎましたか…。
ヤンガスの口調が間違ってましたか? 今までずっと「ゲス」だと思ってたんですが。
うあー、恥ずかしすぎるorz
もう一度、8をやり直してみようかな…。
アドバイスは次の作品で生かせるように、努力します。
ありがとうございました。
>狂咲 ◆CWMtgKJRrk 氏
面白かったですよ。GJ!です。
次回作に禿しく期待です。
>>508 GJ!ゼシカ先生いいね。普段は照れ屋で先生時はスパルタとかだとなお良し!
モシャスはなんか他にもネタ出来そうですね。
>>508 グッジョブゥゥゥゥゥッッ!!
ゼシカ先生ハァハァ(´3`)
このスレ面白いけど、なんか体がかゆ〜くなるw
ねえ エイト。
私 どうしたらいいの……?
だったらよかったのに!!
しっかし 似てねーなー
>>514
「…やめてぇぇっ!………はぁっ……」
ゼシカは自分自身の声で目を覚ました。
全身が汗でびっしょり濡れている。夏でも真夜中ともなると風が冷たい。
ゼシカは身震いをして、身を縮めた。
でも、震えはいつまでも収まらない。夜風のせいではなく。
理由は自分で分かっていた。
「…夢、よね……」
それは悪夢だった。
サーベルトがあのドルマゲスに殺される夢。
飲み込まれそうなくらい巨大な闇のようなドルマゲスがサーベルトに襲いかかって───
「…兄さん」
ドルマゲスは倒した。けれどこの悪夢をまだ見る。
まだ、ラプソーンという敵が残っているものね…
そこまで考えて、ゼシカははっとして周りを見渡す。
今夜は野宿だ。仲間達がすぐ側で寝ている。先ほどの声で起こしてしまったのでは無いかと思ったのだ。
幸い、誰もゼシカの声には気付かなかったようだ。しかし。
「あれ、エイトがいない…」
すぐ近くで眠っていたはずのエイトの姿がどこにもなかった。
ゼシカは何となく胸騒ぎがして立ち上がり、エイトの姿を探した。
「エイト、どこ?」
野宿をしている周辺を歩き回っていると、小さな丘の上に座り込んでいるエイトを見つけた。
エイトは丘の下を流れる小さな川をぼんやり眺めている様だった。
ゼシカはそっと、エイトの後ろ姿に近付いた。
「ゼシカ?」
エイトは振り向かないまま、呼びかけた。
「エイト、こんなところで何してるの?」
「うん、なんだか寝付けなくて。ゼシカもここに来てみなよ。
風があって凄く気持ち良いよ」
「う、うん」
エイトはごく自然にゼシカを隣に座らせた。
「ねぇ。今、顔も見ないでどうして私が来たってわかったの?」
「いや、何となくだけど…ゼシカが来てくれたのかなって」
「そ、そう」
ゼシカは自分の頬が赤くなるのを感じていた。
しばらくの間、二人は何も言わずただ景色を眺めていた。
どれほど経った頃だろうか。ふいにエイトが口を開いた。
「どうしたの、ゼシカ?」
「え?何が?」
「泣いてたみたいだから……」
ゼシカは驚いた。悪夢は見たけれど、涙は流していない。
どうしてそんな事を?そう思ったその時。
「…あっ……どうして…」
ふいにゼシカの目から一筋の涙がつたった。涙は止まらず、後から後から溢れてくる。
「やだ、どうして…」
「ゼシカ…」
エイトはゼシカの髪を優しく撫でてくれる。
その優しさが嬉しくて、胸が痛い程嬉しくて、ますます涙は溢れてくる。
しばらくの間、エイトは何も聞かずただゼシカの髪を撫で、辛そうな背中をさすっていた。
雲間に月が隠れ、あたりは一段と暗くなった。
「夢を…見るの。サーベルト兄さんの夢。
私は実際に殺されるところを見たわけじゃないけれど
大きな大きなドルマゲスの影が兄さんに襲いかかって、兄さんが倒れて…
兄さんは…あんなに強かった兄さんは…血塗れで……。
そんな夢を今もまだ時々見るの…」
「ゼシカ…」
「でもっこんな泣き言は言ってられないわよね!
まだ私達には倒さなければいけない敵がいるんだもの。
奴を倒さなければ、本当に仇を討った事にはならないものね。
そのために…まだまだ頑張らなきゃね!」
不安を打ち消すかの様に声を張り上げ、笑顔で言った。
「だから…」
「でも…例え誰を倒そうと、悲しみは消えないよな」
エイトが静かな声で呟いた。
「えっ」
「辛いよね。たったひとりの兄さんをこんな形で失ってしまって。
辛くて、苦しくて、やりきれないよね。
だから、今だけでも……泣いていいんだよ。」
「エイト」
「何も出来ないかもしれないけど、そばにいるよ」
「エイト…」
ゼシカは胸が熱くなるのを感じた。
「ありがとう、エイト。でも本当に大丈夫。
だって…私には、こんなに自分を心配してくれる人がいるんだもの」
雲間からまた月が顔を出した。月明かりがゼシカの頬の涙を、そして笑顔を照らす。
「さっき悪夢を見て目が覚めて…側にエイトが居なくて…
不安になって探して、この丘であなたの姿を見つけた時、どんなに嬉しかったか…
あなたがどんなに大切な人か、改めて思い知ったのよ」
「僕もだよ、ゼシカ。
ゼシカがあの杖に呪われて、僕達の前から姿を消していた間、毎晩の様に思っていた
ゼシカは…僕の大切な人なんだって」
「エイト…嬉しい」
ゼシカはとびきりの笑顔を見せた。エイトは眩しそうにゼシカを見つめている。
まるで、時が止まっているかのような幸福。
「僕はゼシカの笑顔を見てると思うんだ。
ゼシカの笑顔は本当に、世界にあふれている苦しみや悲しみを振り払ってしまえるくらいの力があるんじゃないかって。
でもたまに、こんな風にも思うんだ。笑顔が素敵であればあるほど
何だか、ゼシカの悲しみはそれほど深いんだって。悲しみの重さすら伝わってくるような…」
はー休憩
支援します。
「エイト…でもこれからは、私の笑顔を見てこう思って。
私の笑顔は悲しいからじゃない。大切な人がいる喜びにあふれているんだって。
これからも、怖い夢は見るかもしれないけど、でも、そばに居てくれるんでしょう?」
ゼシカは少しおどけて言ってみせた。
「もちろん。約束するよ。笑顔も、泣きたい時も必ずそばにいる。
今はまだ無理なのかもしれないけど、ゼシカの悪夢を振り払えるくらい強くなるよ。」
「私も強くなりたい。みんなの…あなたのために。」
「じゃあ、約束だね。」
力強く言うエイトの頬に、ゼシカの唇が触れる。
「二人だけの約束ね。誰にも内緒よ?」
そして長いキス
月だけがただ、微笑む様に二人を照らしていた。
いきなり初投下してみました。
セリフや文がくどかったり、ラストがしょぼかったりいろいろ問題有りですが
(ゼシカキャラ違い杉だし)読んでもらえたら嬉しいです。
僕はゼシカの笑顔を〜云々のセリフは、とある歌の歌詞を参考させてもらいました。
527 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/26 19:47:40 ID:DWjLzpAM
>>526 (((( ;゚∀゚)))GGGGGGJJJJJJJJJ!!!!!!
強気で臆病なゼシカ可愛すぎ!
主人公とゼシカのキャラがとても理想的で素晴らしい!
GJ!
めっちゃ萌える(*´Д`)ハァハァ
最高でした
GJ!
萌えまくりでつよ(:´Д`)ハァハァ
一本投下します。小ネタ的ですが…。
「ゼシカ」
「なに?」
「出かけない?今夜は月が綺麗だから」
確かに、煌々と輝く満月は美しい。
「別にいいけど…随分突然ね」
「ごめん…でも、今夜じゃないと駄目なんだ」
「え?何かあるの?」
「うん。ちょっとね…」
「なによ?気になるわね」
「行ってみればわかるよ。じゃあ行こう」
「ちょっと待ってよ。他の皆は?」
「二人だけで行こう。それに、もう皆休んでるよ。疲れてたんだね」
確かに、見張りをしている二人以外は皆寝ているようだ。
「いいの?見張り」
「かまわないさ。殺されても死なないような人達だし」
「そうね…。でも結構酷いこと言うわね」
「真実でしょ?」
「違いないわ」
お互いの顔を見て笑う。些細なこと、でもかけがいのない安らぎ。
「それじゃあ行こう」
「わかったわ」
ルーラ、と小さく唱えた。光に包まれた体が浮く。
着いた先は…
「オークニス?」
「ご名答」
「なんでここへ?」
「ここは、星と月が今の時期に一番良く見えるんだ。…どう?」
言われて、空を見上げるゼシカ。その空に広がる夜空は…まさに絶景。
美しい満月と、今にも零れ落ちそうな星々。
「うわぁ…綺麗」
「そうだろう?今夜は満月だから、コントラストがいいだろうと思ってさ」
「なるほどね。だから今夜にしようって言ったのね」
「大当たり。よかった、満足してくれたみたいだね」
「この夜空を見せられちゃね。不満とは言えないわ」
「さてと…上着と飲み物もあるし、座ってゆっくりしようか」
「準備いいのね…」
「お褒めにあずかり光栄です」
妙に様になった礼をする。そういえば彼は近衛兵だったっけ、とゼシカは思う。
「大儀でした」
「はっ、ありがとうございます」
ここまで遊んだところでついに耐え切れなくなった。二人とも笑い転げる。
ひとしきり笑った。
「はー…はー…なんかすごく面白かった」
「俺もだよ…くっ、くく…」
「さて…そろそろ戻る?」
「そうね…明日に響くわ」
二人とも、今ある幸せに浸っていた。
明日からは、また戦いだから。
あとがきです。
ちょっと浮かんで、ちょちょいと書いた代物です。
…これって、やっぱり小ネタに近いですか?
それではーノシ
おおおおおー。今日一日で2本も投下されとる。
>>526,
>>532氏ともにGJ&乙です。
長編はド真ん中だし、短編も後半のやり取りいいね(;´Д`)ハァハァ
このスレ貴重なので、職人さん達は無理せずにがんがって下さい。
休憩する意味はなんだったんだ?
残り1レスって……
戦闘中にゼシカが死にました。
ククールがサオラルをかけました(まだザオリクを覚えてない頃の話です
3回連続で失敗です。
MPがやばくなってきたので、主人公がザオラルをかけました。
一発で生き返りました。
愛を感じました(*´∀`)
【EDの時のゼシカが馬姫略奪に乗り気ではない件についての考察】
このスリリングな話題、しかも彼女の大嫌いな古い慣習にとらわれた道を進もうとしている馬姫の話に、
あの好奇心あふれる強気な彼女が全く乗ってこないのはどう考えてもおかしい。
ただ単に周りの空気を読めていないだけなのか。
いやしかし、無事略奪後馬車に乗っていく二人を追おうとするヤンガスを止めたのは、 ククールではなく彼女だった。
ここまで空気を読む力があるのなら、 あんなに長く旅した仲間の話題に対して何も感じないわけがないだろう。
ここはやはり、略奪作戦に少なからず反対していると捉えるべきである。
事実、ゼシカ本人は馬姫略奪作戦の日の朝、階段の下でククールがけしかけるのを後ろで眉をひそめて見ている。
これは動かぬ証拠である。
537 :
2:04/12/27 11:49:52 ID:kWSHzWPO
ではなぜゼシカはこの略奪作戦に反対なのだろうか。
この略奪作戦を反対するゼシカの気持ちとして、大きく分けて2つのパターンが挙げられるであろう。
@こんな茶番じみたマネに反対。
A主人公が好きだから。
@もあながちなくはない。ゼシカのような性格の女性がこの略奪劇に対し、
子供じみた茶番を感じてしまうのは良くある事だ。
しかしだったらだったで、強気な彼女の事だ、他の利巧な案を出すなり、
「えーやめようよ」などのこの茶番に対する批判の一つぐらい言いそうなものである。
それを言っていない、いや、言えないのは、やはりAのきもちがあるからという見方を私はとる。
主人公が好きなのに、馬姫と主人公がくっつくのを周りが公認している。
こうした、周りが公認しているどうしょうもない立場において、
ひそかに想っている女性が演じる役は二つに一つである。
どんな手段を使っても、周りの考えなど気にせず自分の好きな人を手に入れる夜叉になるか、
自分の想いを押し殺して好きな人の幸福を願うか。
最後のシーン、騎士団を食い止めているゼシカの気持ちは、正直つらいものだったろう。
仲間になるときの、あの自分の運命を自分の力で切り開く強気なゼシカはそこにはいない。
ただ、運命に敬虔な態度をとるしかない一人の臆病な少女がいるだけである。
最後のヤンガスを止めたとき、彼女はどんな気持ちで彼を止めたのか。
もしかすると止めたのはヤンガスではなく、自分自身だったのかもしれない。
主人公に恋愛感情を抱いていようといなかろうと、彼女は「花嫁奪取計画」に乗り気はしなかったはずである。
以下、その論拠を類型的キャラクターの考察により示す。
それまでの会話でも、悪の道を語り出す(?)ヤンガスやククールをたしなめる場面が非常に多かったことを考えると、
彼女は唯一の女性キャラ、育ちのいいお嬢様として、パーティのモラリストの役割を背負っているとみられる。
(ドルマゲスが土下座して詫びてきたらどうするかという質問に対し「怒らせて向こうから攻撃してくるよう仕向ければいい」というのもその典型例。
倫理より感情が優先するキャラクターなら、正当防衛を装うことなど考えず「兄さんの仇なのよ!構わずやっちゃいましょう!」となるはずである)
そういうキャラクターが、「非合法な強行手段」にあまり乗り気でない(もっともこれも主観的判断だが)からといって、
反対であると決めつけるのは早計であろう。
こうしたモラリストキャラクターは「ある問題を解決するためのやむを得ない非合法手段」をもちかけられたとき、代わる手だてを思いつかなければ、
賛成の場合「いいわね」という積極的参加もせず、反対の場合も「やめよう」などという無責任な反対もせず、
とりあえずは手を貸しておきながら、最後まで合法的な手段を模索するというのが、思考・行動パターンであるから。
(実際、ゲーム中でもミーティアの決断を待っているような口ぶりであるし、
トロデーン城で主人公より先にミーティアと会っていたらしいことについて、ミーティアに気持ちをはっきりさせるよう促しに行ったという解釈も成り立つ)
こう書くとただの優柔不断キャラのようだが、いったん事を起こしてしまうとあとはまったく躊躇しないところが大きな違いである。
注意しておくことは、このような行動パターンは彼女に身に付いた育ちの良さのためであって、彼女の感情的内容にはほとんど影響されることはない。
であるから、彼女が以上のようなキャラクターだとしても、主ゼシ萌えについては何ら問題にはならないはずであるし、
さらに
>>536-537の論と矛盾するものでは全くない。
ちなみに裏EDでは、教会から並んで出てきた二人を見て真っ先に喜んでる(らしい)ので、こちらはパラレルとして考えないこととする。
EDで女口説いてる区クールにメラぶつけようとしてるのから普通に考えればククール×ゼシカは確定
>>526 GJです! ゼシカが良い!
雷鳥氏
相変わらずの、凄い更新速度に驚かされます。(自分は遅筆ですもんで…
短い小ネタも、ちょっとしたエピソードの場合には適してますね。
>>539 それについても「モラリスト・ゼシたん」論で、恋愛感情に触れることなく説明がつく。
>であるから、彼女が以上のようなキャラクターだとしても、主ゼシ萌えについては何ら問題にはならない
この一文が意味不明すぎる
100歩譲ってゼシカがあんたの言うようなキャラだったとしてもどっから主ゼシ萌えは問題ないなんて結論に達するんだ
それと裏EDじゃなくて真EDな
勝手にパラレル扱いしてるようだけど
どうも。
>>276-284の「指輪に誓う」と、
>>363-371の「そこにAIはあるのか?」
を投下させてもらった◆W.6BfjH1VAです。
分かりづらいといことで、コテをつけるようにしました。
>>雷鳥氏
さすがです。神のごとき投下速度にただ脱帽するばかり。
短い話で、ちゃんとまとめられてる辺り、私には非常にうらやましいです。
>>狂咲氏
毎度、ギャグ楽しみにさせてもらってます。
ああいうタイプの主人公かなり高感度高いです。
これからも楽しみにしています。
>>389 素晴らしい。
ゼシカの心情をこういう形で、しかもしっかりゲームの内容と絡められてますね。
いい感じに泣けます。ED補完もできて、もう大満足です!
>>477 照れるゼシカと、こっそり積極的な主人公。
こういうのもいいですね。こういう、微妙な感じの関係って好きです。
>>526 ゼシカって普段が強気なので、弱気なゼシカは、かなり私的にツボです。
口調は優しげででも強さのある主人公と、そんな主人公だけに弱みを見せるゼシカ……いいコンビですね。
私の方でも、ちまちまとSS書いているので、そのうちまた投下するかもしれません。
その時は、よろしくお願いします。
ゼシカ曰く、最終的に主人公とは
「最初に仲間になった時からは想像できないくらい仲良くなっちゃってる」らしいですな
仲間になった時から特に変わってない気もするが、いつのまにそんな仲良くなったのか
宿屋のちゃ〜ら〜ら〜ら〜らっちゃっちゃ〜音が流れている間
546 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 17:19:05 ID:pAh2kadl
晒
>>542 拾い読みせずにきちんと読んだ上で反論してください。
ちゃんとした派閥に属する人ならしっかり読んだ上で論争してくるはずですが……。
マルチエンドゲームにおいて、真エンド(トゥルーエンド)という言い方は、以下の3つを満たす場合において成立する。
1:この上がない望むべきハッピーエンドである(ハッピー)
2:一定の好感度やゲーム上の条件、イベントをほぼ完全に達成している(パーフェクト)
3:通常エンドあるいはバッドエンドとの分岐が、2の条件成立後に、もはや存在しなくなる(トゥルー)
1は主観的、2はさておき、DQ8の結婚EDは3を満たしていない(主人公=プレイヤー側の意向により通常EDとの選択ができる)。
よって、真エンドではなく、裏エンドあるいは隠しエンドあるいはセカンドエンドあるいは……呼び方はとにかく、「トゥルー」エンドではない。
また、クラジウス王に指輪を見せるか見せないかと、姫が結婚式場に現れるか否かという、まったく関係のない事柄が例外なくリンクしているという点で、完全にパラレルである。
以上、証明終。
>であるから、彼女が以上のようなキャラクターだとしても、主ゼシ萌えについては何ら問題にはならないはずであるし、
誰も問題にしてないわけだが・・・・
ゼシカがどういうキャラであったにしろ、漏れらは勝手に萌えてるだけ。
ほっといてくれ。
君の勝手な決めつけゼシカを持ち込まれても困る。
あと、そのよく分からない証明についてだけど、
事実と、自分の意見を混同して書くのは止めましょう。
実際、
>>538の文章から事実を抽出してみ。
何の証明にもなってないから。
考察とか証明とかスレ違いですから。空気を読みましょう。
当スレでは主ゼシは前提です。
ゼシカEDがないあたり、堀井氏の頭ん中に主人公×ゼシカはないんだろーな。
でも、主人公×ゼシカが有り得そうな、そういうことが考えれる程度の想像性の介入できる余地を残した堀井氏に感謝といったところか。
パッケージイラスト、モンスター出現に驚く姫を
ゼシカが全身をかけて守ってるみたいでイイ!(・∀・)よ
ゼシカとくっつくEDとかあったらそれはそれで冷めてしまうな。
なんかそういうキャラじゃないからこそ魅力があるっていうか
こういう微妙に良い関係なくらいが一番イイ!
論争する気なんかないね ギャグだよギャグ
>>552 じゃあ問答無用で主人公とゼシカをくっつけてるこのスレはあなたの嗜好に合わないわけだ
>>554 いや、それはゲーム本編のことでの話ね。このスレは気に入ってるよ。
>>543 いつも楽しませてもらってます。
これからもよろしく。
ミーティアとゼシカの主人公奪い合いss希望
オチが容易に予想できるのはイラン
すいません、お聞きしたいんですが。
ネタで使うか分からないんですが…ゼシカの父親ってゲーム中に何か情報ありました?
例えば、名前とか性格、いつ位に亡くなったのか、何が原因で亡くなったとか
そういうのって、ゲームで分かりましたっけ?
>>559 性格は確か最後の方でゼシカ母に話し掛けるとゼシカが
「何でそうすぐあきらめちゃうの!私は嫌よ!絶対抵抗して生き抜いてやる」
みたいな発言して母に「お前と兄は父親に似たのね・・・」とかいわれる。
一本投下します。
前に書いたSSを手直ししたものですが…。
その日から、私の時間は止まったまま
悲しいとか
苦しいとか
そんな小さいことじゃなくて
想い続ける、という
その辛さを知ってしまったのが
この上なく、悔しい
そして、そんな辛さを私に植え付けた
あなたが嫌いで、
でも好きで
やっぱり忘れられない
この思いを
忘れられない
涙をいくら流しても、感情が収まらない
泣いても
泣いても
泣き疲れるまで泣いても
収まらない
私をこんなに弱くした
あなたを、少しだけ恨む
生きているはずなのに
帰ってこないあなたを想い
私は、人知れず涙を流す
皆の前では、気丈に
一人のときは、脆い
あなたのことを、想う。
ただそれだけのことが
この上なく
辛い
そして、それでもあなたを忘れられない私が、
何故かとても…悲しい
消息を絶ってから…もうどれくらいたったんだろう?
そんなことすらわからなくなっている。
違う…そんなことどうでもいいんだ。今ここで逢える…その前ならそんな些細なことどうでもいいんだわ。
あなたの前で、笑顔で「久しぶり」って言うの。
練習したもん、大丈夫よね?
さぁ、行きましょう。やっと…やっとあなたに逢える。
ほら、足音が聞こえてきた。
私は、扉を開けて抱きつくわ。
…幸せは、すぐそこに。
「エイト!」
「ゼシカ…久しぶり」
「久しぶりね。元気だった?」
私、ちゃんと笑えてるかな?エイトが、何か変な顔してるわ。
「ゼシカ…泣いてるの?」
「え…?」
気づけば、私の目から溢れる涙。
「あ、あれ…おかしいわね?なんで、涙なんて出るんだろ?あなたの前では泣かない、って決めたのに…」
彼の指が、優しく涙を拭ってくれた。
「ゼシカ…ありがとう。僕を…待っていてくれて」
「な、何言ってるのよ…あ、あなた、を待つのは、当然、じゃない」
「そうだったね。僕の…愛しい人」
「ひっく、エイト!」
胸に飛び込んでただ泣く私を、彼は優しく受け止めてくれた。
髪をなでる手が愛しい。
「もう、離さないで…」
「うん。約束する。絶対離さないよ」
「今度こそ…守ってね」
「わかってる。死が二人を隔てても、絶対に」
誓った二人の道行きに…幸あらんことを。
以上です。前半のモノローグは行間空けたかったんですけど…無理でした。
あぁ…また名前欄を間違えた_l ̄l○
2/3が1/3になってます…。
一応エイトサイドもあるので、好評なら投下しようかと思ってます。
>>565 「気が強いけど本当は臆病」という性質のゼシカが悩むと、
ほんとにこんな感じに脆くなりそうだね。
凄く良い!GJ!ぜひ主人公サイドもお願いします。
このスレ感動した
>>565 GJ!
最高でした。
ゼシカたん(つд`)ウェーン
569 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/29 00:14:22 ID:/EBovaQr
>>560 質問に答えていただきありがとうございます。
なるほど、ゼシカは兄や父親に似たと。そういえば母親はリーザスの子孫ではなかったですね。
雷鳥氏
消息を絶ったってことはED後の話ですね?
相変わらずのGJです! 次にも期待してます。
571 :
小ネタ1:04/12/29 03:39:31 ID:LC6bux7M
「し、しまった! 特やくそうと、うしの糞がくっついている!!」
くっ、まいったぞ…これを使ってククールを回復しなければ死んでしまう(ククールHP5、MP0)
「エイト? どうしたの?」
「ゼシカ…実は…………」
「ええ!? でもこれがなかったらククールが…エイトも魔力が尽きたんでしょ?」
「ああ…どうしよう」
少し離れた所でククールの具合を見ていたヤンガスが、こちらにやってきた。
「兄貴? どうしたんで? 早くククールを治してやらないといけねえでがすよ?」
僕はヤンガスにも説明した?
「ええ! …じゃあどうするんでがすか?」
どうしようと悩んでいると、ゼシカが僕に微笑んでくれた。
「大丈夫エイト。私たちが黙っていればわからないよ。それにもしバレたら私もいっしょに謝ってあげるから、ね?」
確かにククールは早く治してやらないといけない。ゼシカに後押しされて、僕はこの特やくそうを使うことを決めた。
「おいどうしたんだ? なんでそんなに離れて歩く?」
終わり
後書きです。
ちょっと思いつきで小ネタのギャグです。
これ主ゼシじゃないかもしれませんね。
まあ、大目に見てください。
. 、 ヽヾ./;
,>., '. ̄ ヽ
. > i. /~(ヾ.!
.´バ.!|`-´ノi! チッ。4コマクラブネタじゃないか
./.リ_X_)、
じ〉-vキ
. く/-/┤ゝ
. し'`J
>>狂咲 ◆CWMtgKJRrk 氏
面白かったですよ。乙です。
では、エイトサイドのSS投下します。
感想を下さった皆様、ありがとうございました。
その時から、僕の時間は流れていない。
ずっと止まったまま。
旅に出ても、思い浮かぶは彼女の顔。
一歩も進んでいない。
寂しい、
辛い、
会いたい。
会っていいのだろうか。
僕に、その資格があるというのか。
自分に聞いても、答えは出ない。
辛く寂しい一人旅。
会いたい。
会って、抱きしめたい。
想いは溢れて、
涙になる
涙は流れて、
心まで濡らす
濡れた心は、
凍える
凍えた心を癒すため、
僕は手紙を送ろう。
それで会えなければ、
全て己の責任。
…そう思って。
黙って旅に出て、早数年。
想い焦がれた愛しい人と、会える。
それだけで、期待と不安に押しつぶされそうだ。
できるだけ元気にしなきゃね。
空元気でも、安心してくれるから。
…そういう人だから。
「エイト!」
「ゼシカ…久しぶり」
いけないいけない。元気に挨拶しなきゃ。
「久しぶりね。元気だった?」
ぎょっとした。ゼシカの目から零れるのは…涙。
「ゼシカ…泣いてるの?」
「え…?」
「あ、あれ…おかしいわね?なんで、涙なんて出るんだろ?あなたの前では泣かない、って決めたのに…」
僕は、壊れ物に触るように涙を拭う。
「ゼシカ…ありがとう。僕を…待っていてくれて」
「な、何言ってるのよ…あ、あなた、を待つのは、当然、じゃない」
「そうだったね。僕の…愛しい人」
嬉しかった。彼女は、こんなに僕を想ってくれる。
「ひっく、エイト!」
胸に飛び込んできた彼女を、静かに抱きしめる。
できる限り優しく髪をなでながら、ただ抱きしめる。
「もう、離さないで…」
「うん。約束する。絶対離さないよ」
「今度こそ…守ってね」
「わかってる。死が二人を隔てても、絶対に」
永遠を誓いし二人の道行きに…光あらんことを。
以上です。
…何とも言えない出来です。短いですよね…。
キモい
>>577 GJ!
相変わらずペース早くて凄いですねー。
なんか俺もSS書きたくなってきたよ。
雷鳥キモ過ぎ
死んだ方がいいよ
>>577 GJ!ほんとに相変わらず早いっすね、凄い…!
短くても問題ないですよ。
>>579 是非(*゚∀゚)=3
※荒らしはスルーでお願いします
いいですね〜せつなくなります>雷鳥さん
変なこという奴は気にしないで、これからもよろしくです。
584 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/29 13:06:56 ID:/EBovaQr
仕事場からカキコです。
狂咲 ◆CWMtgKJRrk氏
そうですね。ED後のつもりで書いてます。見落としスマソ
>>579 是非よろしくお願いします( ´∀`)
>>582 問題ないですか…よかったです。少々不安だったもので
>>583 たまには切ない系も書いてみました。意外と好評でホッとしてます。
気にせず徹底放置で頑張ります。
冒険中の主ゼシ恋話は違和感なくていいな。
でも真ED後も主ゼシってのはなんだか変な感じ。
あんなど派手な結婚してまでゼシカに手を出す主人公とか
すげームカつく。
587 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/29 18:16:05 ID:/EBovaQr
このスレの住人は真EDを脳内あぼーんしてるから無問題
・・暗黒神ラプソーン討伐、そしてミーティア姫とチャゴスの婚約破棄より数
ヶ月が経過していた。暗黒神を倒した英雄たちは、それぞれの生活を送っていた。
ゼシカはリーザス村で子供たちに魔法や勉強を教えながら、週に一度リーザ
ス像へ花束を届けるという生活を送っていた。
・・村の人は尊敬してくれるし、子供たちにものを教えるのは楽しい。そして、
大好きだった兄をリーザスでは感じることが出来る。しかし、ゼシカにも分から
ないが、時々急に不安に駆られることがあった。
・リーザスの塔・
「・・それでね兄さん、エイトったらトーポに食べさせるチーズ間違えた
もんだからモンスター達が回復しちゃって、あの時はさすがに死ぬかと思っ
たわ。・・フフっ。」
ゼシカはリーザス像に花束を届けに来ては、今までの冒険を面白可笑しく
話すようになっていた。
「・・そうそう、あとねエイトったら・・・いっっ!!(・・・まただ)」
胸の痛みと共に激しい不安がゼシカの体を覆っていった。20分ほど痛みは続
いただろうか・・暫くすると落ち着いたゼシカは体を起こした。
「・・ハア、ハア、いったいなんなの?(・・最近痛みが頻繁になりだし
た・・)・・・ごめん兄さん、今日はもう帰るね。」
塔を出るころには、辺りが暗くなり始めており、家に着く頃には深夜と
なっていた。ゼシカは母親とメイドたちに見つからないよう、静かに自室
へと戻った。ゼシカは寝巻きに着替え、ベッドに倒れこんだ。
「フーーッ。私、どうしたんだろう・・・・」
「・・・もうっ、寝たいのに寝れない!・・ベランダでも行こうかな。」
「・・風が気持ち良い。星も凄いきれい・・懐かしいな、エイトたちと見た
夜空・・」
「・・もう・・逢えないのかな・・」夜風が吹くなか、涙がゼシカの頬を
伝った。
「!!痛い・・また・・・!!!(・・・分かった・・この痛みが何なの
か・・)」
「・・・今頃気付くなんて・・。私・・エイトのこと・・・・・・逢いた
い・・・・」
胸を締め付けるような痛みとどうしようもない不安がゼシカの体を蝕んでいた。
「はあっ、はあっ、・・エイト・・こんなに・・こんなにあなたのことが
好きだったなんて・・・気付くの遅すぎるよね・・ごめん・・エイト」
意識を失いかけた時、夜空に流れ星が見えた。
「な、流れ星?・・・彼に、・・彼に逢いたい・・逢いたいよ・・」
流れ星は消えるどころか、リーザスに向けてどんどん近づいてきた。
「・・こっちに来る?・・!!む、村の皆を助けないと・・」しかし、ゼ
シカは体はおろか声さえも出すのが困難になっていた。そこまできていた
流星は、そのままリーザスのゼシカ邸に激突した・・・かに見えた。
「エイト!!・・・・・・(・・・あ、あれ?私・・無事?生きてるの?)」
「・・・シカ!・・ゼシカ!!」聞き覚えのある声がゼシカの耳に入ってきた。
その声の持ち主はゼシカをとても心配そうに必死に抱きかかえ呼びかけている。
「・・エ、エイト?・・・どうして?・・」
「!!良かった!気がついたんだね?・・大丈夫?」
その声、その顔を見たゼシカにとって涙を止めるのは不可能で、エイトはゼシカ
が泣き止むまでずっとオロオロしていた。
「・・エイトありがとう。落ち着いたわ。でも、どうしてここに?」
「う、うん。王に長期休暇を頂いたんだ。それでゼシカに会おうと思ってルーラで・・」
「・・ひょっとして、さっきの流星って・・あなたなの?」
「流星?・・!あ、たしかに夜だとそう見えるかもね。」
「・・・まったく、・・まあいいわ。・・でも、なんでここ?・・姫さま
は?(私、・・どうしてこうなんだろ・・素直にうれしいって言いたいのに・・)」
「う、うん。ミーティアには君(ゼシカ)が好きだから、ごめんって・・・」
「?・・・え、えっと・・う、嘘よね?」
「い、いや、ホントなんだけど・・」
「ど、どうしてそんな酷いことしたの?姫さまが可哀想じゃない(・・ちがう、こ
んなのが言いたいんじゃない・・ほんとは言葉に出来ないくらい嬉しいのに・)」
「で、でも僕が好きなのはゼシカだから・・」互いの顔がみるみる赤くなるのが分かった。
「・・そ、そんなこと急に言われても・・・も、もう!!後悔してからじゃ遅いわよ?」
「・・うん、それは絶対大丈夫。僕は後悔しないよ。ゼシカが良ければだけど・・」
「・・・わ、私が後悔するわけないじゃない!!あ、あなたのことがどんなに好きか気付
いたんだから(い、言えた・・何か、私じゃないみたい)」
「ほ、ほんと?ゼシカ・・ありがとう!」エイトに初めて抱きしめられ、ゼシカは何と表現
していいか分からないほど、満たされた気分になった。
「・・・(大好きだよ)」
オマケ
2人で旅に出てから知ったことだが、とてつもない魔力の持ち主は、
精神的な不安やストレスがあると、その強大な魔力があだになり、体
を蝕むことがあると知った。それを聴いた時、ゼシカは妙に納得していた。
「・・ねえ、私の健康のためにもずっと一緒にいないとだめよ?」
「?なんのこと?」
「ふふっ!言―わない!」
おわり
初書き。無駄に長いのでよかったら・・
雷鳥氏
相変わらずの早い投稿、さすがです。
GJでした。
>>594 初投稿、お疲れ様です。
面白かったです。できればまた書いてください。期待してます。
一本投稿します。
今回もまたギャグです。
596 :
雪国寒寒1:04/12/29 19:32:55 ID:LC6bux7M
エイトたちは、杖を持って逃走したレオパルドを追って、北を目指していた。
「ハックシュン! ………うー、寒くなってきたなー」
エイトが言うように、もう随分と気温が下がっており、雪もちらほらと降り始めていた。
「ぶるぶる。年寄りには、この寒さは堪えるわい…」
「まったくでがす。あっしは寒さには弱いんでがすよ」
「ああ…確かにこれはキツイぜ」
他のメンバーもあまりの寒さに元気がない。
うん? 誰かを忘れていないかって? ええ確かにもう一人いましたね。
というか、この方こそがメインであるべきはず。今その方に登場していただきましょう!
597 :
雪国寒寒2:04/12/29 19:35:18 ID:LC6bux7M
「ゼシカ……大丈夫かい?」
エイトがゼシカを気遣い様子を聞く。
しかし、ゼシカからの返事はなかった…………あれ?
「ゼシカ…?」
もう一度ゼシカに声をかけるが、やはり返事がない。
「っ! ゼシカ! しっかりしろ!!」
なんとゼシカは顔を真っ青にして、ガチガチと震えていた。
もう意識が朦朧としているらしく、呼びかけにも気づいていないようだ。
「やばい! みんな引き返すぞ!!」
598 :
雪国寒寒3:04/12/29 19:37:12 ID:LC6bux7M
あの後、急ぎリブルアーチまで引き返した一行は、宿で休むことになった。
ゼシカの容態は、あまりの寒さのせいで軽度の凍傷を負っており、熱もあった。
だが凍傷の方は、回復呪文で癒され、熱もそれほど大したことはなかったのは不幸中の幸いであった。
今を宿のベッドに眠っており、エイトはその看病をしている。
「くっ……どうしてこんなことに…」
エイトが悔やんでいると、ゼシカが意識を取り戻したらしく、エイトに声をかけた。
「ゼシカ………え? なに? よく聞こえないよ」
もっと良く聞こうと、ゼシカの方に身を乗り出す……すると。
599 :
雪国寒寒4:04/12/29 19:39:23 ID:LC6bux7M
チュッドッーーーン!!
「うぎゃああああああ………!!」
「エ・イ・ト………私言ったよね? こんな服着て雪国なんて行ったら、死んじゃうって」
しかし、エイトはそれどころじゃなかった。ゼシカの呪文を受けて服に火がついたため、辺りを転げまわっている。
「そう………聞いてないの? もういいわ……私が味わった寒さを、あなたにも味合わせてあげる」
そう呟き、ゼシカは覚えたばかりのマヒャドを、エイトに向かって盛大にぶっ放した。
「ああああああああ…!!」
熱地獄から一転、今度は氷結地獄に落とされたエイトはもうボロボロだ。
しかし尚もゼシカの怒りは収まらず、エイトを鞭で打ち始めた。
「許してください! 仕方が無かったんです!」
「何が仕方が無かったっていうの?」
「だって……男のロマン「グシャ」アベシ!」
ああ……なぜ雪国に行く前に、魔法のビキニなんて売っていたんだろうか?
エイトは薄れゆく意識で、そんなことを考えた。
その後、ゼシカのお仕置きは一晩中続いたという。
終わり
後書きです。
ゲーム中でオークニスに行くとき、ゼシカの装備が魔法のビキニだったんで、こりゃ寒いだろうなと思いました。
この時点の店で買える装備では最高の品ですけど、こんな格好で雪国に行かされるゼシカとしては……。
今回初めて三人称で書いてみました。
色々おかしな所があると思いますが、変なところがあったら指摘してもらえるとありがたいです。
まあ、こんな駄作ですが、いかがでしたでしょうか?
どちらもGJ!
シリアスもギャグも良いなぁ(*´Д`)ハァハァ
>>594 面白かったです。GJ!
オチがスゴク(・∀・)イイ!
>狂咲 ◆CWMtgKJRrk
しっかりまとまっている良作でした。GJ!です。
ギャグ書くのうまいですね。羨ましいです。
この魔法のビキニネタって絶対ドラクエ4コマで使われると思う
ゼシカも寒いだろうけどミーティアもさぞかし寒いだろうな
605 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/30 00:07:50 ID:UYXxMNMI
>>雷鳥氏&600
GJです。
特に雷鳥氏のストーリーは今回も泣けました。(;_;)
一本投下します。主ゼシプロポーズ話(通常ED後)です。
夜のリーザス村に一人の旅人の影があった。
一直線に一番大きな家に向かい、その戸を叩く。
ノックの音が聞こえる。こんな夜中に、誰かしら…?
「こんな夜中に誰ですか…ってエイト」
「ゼシカ」
驚いた。目の前に立っていたのは…恋人。
「どうしたの?夜中に急に来たりして」
「だって…会いたくなったんだ。最近、忙しくて君に会う時間も無かったんだから」
「確かにそうね…ここ一月、会ってなかったわね」
「でしょう?せっかくだから、恋人同士仲良く散歩でも出かけない?」
恋人同士、という言葉に赤くなる。恋人となって一年近く。周囲も公認の仲だけど、恋人と言われるのにはいまだに慣れない。
「散歩って…どこまで行く気?」
努めて冷静に言う。
「ちょっとリーザスの塔まで。…大事な用があるんだ」
「大事な用…?なんだかわからないけど、いいわ。行きましょう」
何でもないことのように言ったが、恋人との久しぶりのデート。内心では嬉しくて仕方が無い。大事な用、というのが気になったけど。
「それじゃあ、行こう」
「あ、うん」
村を出てリーザスの塔に向かう。いつものようにゆっくりと歩調を合わせて歩いてくれるけど、なんとなく無口だ。…その大事な用のせいかしら?塔を上っているときも、その様子は変わらなかった。
彼はなんとなく上の空。私は考えながら歩く。自然と、会話は無くなっていた。
…そして、最上階に着いた。いつものように、リーザス像が静かに佇んでいる。
「最上階…着いたね」
しばらくぶりに口を開いた。
「そうね…」
ここにはあまり来たくはない。嫌でも、兄さんを思い出すから。
「リーザス像の前で、言いたかったんだ」
「…その大事な用って、私のことなの?」
「そう。それも、とても…とても大事なことなんだ」
真摯な瞳と声から、何となく想像はついた。…最悪な想像と、最高の想像が。
「それじゃあ、言うよ」
「言って…欲しいわ」
「俺と」
…神様。
「…俺と、結婚してくれないか?」
「え…」
言葉が出てこない。
最高の想像が突然言われて、私は真っ白になった。
「駄目…かな?」
何も言わない私を見て、不安そうに聞いてくる。
「…私でいいの?私なんか選んだら、きっと後悔するよ?」
「何言ってるんだい?後悔したくないから、ゼシカを選ぶんだよ」
「私、わがままだよ?嫉妬深いよ?」
「それがゼシカなら…全部まとめて抱きしめるよ」
その言葉を聞いて、涙が出た。想い人が、こんなに私のことを想ってくれる。こんなに幸せなのに、零れるのは涙だけ。言葉が…出ない。
私を抱き寄せる腕を感じた。
「俺と…結婚してくれる?」
こくこくとただ頷く。
「そんなに泣かないでよ。ゼシカから…言葉で、しっかり聞きたい」
「えぐ…わかった、わ。ひっく…わ、私は、あなたが…好きだから…愛してるから、一緒にいたい…。ずっと」
やっと落ち着いてきた。
「ありがとう…」
「…私こそありがとう」
顔が、近づいてくる。意味を察して、私も目を閉じた。
長い抱擁と、一足早い誓いの口付け。
その二人を見ていたものは誰も居なかった。
ただ、柔らかい月光が祝福するように降り注ぐだけだった。
以上です。
主人公がキザったらしくなってしまいました…。
こんなの嫌だ!という方はすいません。
一応続きのプロットはあるので、読みたいという方がおられましたら書きます。
ちなみに続きは、直後から結婚式の予定です。
>>611 非常に(・∀・)イイ!!!!!
主人公は忙しいだろうしゼシカはそれに考慮してあまり城へ行かなそうだし
結局遠距離になるだろうなーとか思ってたからかなりヒットしました。GJ!
是非続きもキボン
どれもこれも同じようなのばっか
特に↑のは
>>525パクリかと思っちゃったラストが
>>612 ありがとうございます。続きは暇をみて書きますね。
>>613 ありがとうございます。金太郎飴ですか…スマソ
パクってませんよ。本当に。
ここ見てると、自分でもこういうの作ってみたくなるな。
でも、俺こういうのやったこと無いし文才もないからなぁ・・・orz
>>615 書いてみてはいかがですか?
誰でも「はじめて」はありますから。文才なんて僕もないですよ。
今はいくらかましになりましたけど、ちょっと前まで余りにも酷すぎましたから。
ゼシカのセリフ収集してるとことかないかな?何か書いてみようと思いつつ、あまり本編と齟齬があると
イヤだなと思ってるもんで…(基本は妄想とはいえ、ね。)
セリフ一覧があれば小ネタも浮かびやすいだろうと思うんだけど
雷鳥氏
さすがですね、GJです!
>ギャグ書くのうまいですね。羨ましいです。
いやいや、自分のなんて大したことありませんよ。
とりあえず一本できたんで、投稿します。
「これはどうだ? ………ダメか…」
「うーん、じゃあこれはどうかな?」
ご存知、エイトとゼシカの二人組は、只今錬金の真っ最中。
しかし色々試しているが、なかなか上手い組み合わせがなく、失敗ばかりだった。
と、さらに幾度か失敗していると、ゼシカが何か閃いたようで、ゼシカの言う組み合わせを試してみると、見事に釜が作動し始めた。
「おっ! さすがはゼシカだね」
「ふふーん。だけど、褒めても何もでないからね♪」
「うーん、そりゃ残念」
上手く錬金が成功し、二人がじゃれていると、ヤンガスが顔を覘かせた。
「あっ、兄貴とゼシカの姉さん、錬金をやってたんでがすか? 今度はいったい何を作るんでがす?」
しかし二人はヤンガスの質問には答えず、意味深な笑みを浮かべ、今は秘密だとヤンガスに告げた。
翌日
「はいヤンガス、新しい武器だよ」
「あ、兄貴! もしや昨日の錬金はこのために………ありがとうございやす!!」
突然エイトから渡された新たな武器に、ヤンガスは感激し、涙を流しながら礼を告げた。
あまりに大げさなその反応に、エイトは苦笑した。
「……ヤンガス、これからも頑張ってくれよ。頼りにしてるからね」
「まかしてくだせえ! どんな魔物が出ようが、あっしが見事打ち倒してみせてごらんにいれやす!!」
そう言ってヤンガスは、己の新たな武器を見詰めた。
「そう! このキングアックスで!!」
その日の午後
「へえ…この村は人間と魔物が共存してるのか」
終わり
後書きです。
とりあえず………すいません!
キングアックスのスレが面白く、つい書いてしまいました。
キングアックスに思い入れのある方、こんな駄文を書いて申し訳ありません!
平に平にご容赦をorz
こんな駄文ですが、いかがでしたでしょうか?
オチに激ワロタ。
やっちゃいけないことをやっちゃったね。
>>614 GJ!
ゼシカ良いなぁ(*゚∀゚)=3
625 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/31 02:37:54 ID:KRxkYaqq
>>621 キングアックスに思い入れある人なんているのか…?w
錬金ネタも良いですね、面白かったですGJ!
626 :
615:04/12/31 05:29:22 ID:6P9ecu5L
>>615だけど、ここの人達に触発されて
ちょっとマネて、自分でも同じようなの作ってみたw
でもこういうの初めてなんで、見にくかったり
つっこみ所が満載かもしれんが勘弁ね
主人公のキャラがだいぶ違うように感じるかもしれんがそこも勘弁
ゲーム中の各キャラの性格とかは結構、考えて作ってみた
じゃ始まり、始まり
627 :
冒険 1:04/12/31 05:30:11 ID:6P9ecu5L
「ふむ…この大陸は広いのう。少し早いが、そろそろここらで休むとせんか?」
−トロデ王がそうつぶやくと、隣を歩いていたゼシカがこう言った
「えっ?もう休むの?私は全然疲れてないし、もっとこの大陸を探索したいわ」
「未知なる場所で焦りは禁物じゃ。それに、それ見てみい他の連中を」
−トロデ王が後方にいるヤンガスとククールに視線を送り、ゼシカも後ろを向く
「アッシはおっさんに賛成でがす。…実はアッシとしたことが昨夜ちょっと
酒場で夜ふかししすぎやしてね…へへっ…今日はどうにも力が入らねぇんでがすよ」
「ま、こんな広い大陸だ。適度に手を抜かなきゃやってらんないな。
それなりに歩いたし、疲れた。足痛え。もう休もうぜ」
−ゼシカがヤンガスとククールの方を見て、ため息をつきながら言った
「情けない連中ね…こんな調子で本当に大丈夫なのかしら…」
「おお…ちょうど休めそうな広い場所があった。お〜いエイトよ
あの開けた場所へ行ってくれんか。今日はあそこで夜を明かすことにするぞい」
−少し皆から離れて前を歩いていたエイトにトロデ王がそう言い、一行はそこへ向かった
628 :
冒険 2:04/12/31 05:31:01 ID:6P9ecu5L
「さて、今日はわしとエイトが見張りを担当するから他の皆は
ゆっくり休んでおくようにな。明日の朝、出発じゃぞ。いいな、エイト?」
「はい」
−エイトが軽く返事をした
「へへっ、兄貴はともかく、おっさんがそんな役を買うなんて珍しいでがすな」
「ふん、おぬしなんぞに任せておいたら、またミーティアがどんな目に会うか
わかったもんじゃないからのう。エイトなら安心じゃ」
「さすが兄貴は信頼されてるでがすなぁ。やはりアッシが見込んだ人なだけあるでがす」
「おぬしに皮肉を言ったのに全然、通じない奴じゃのう…まったく」
「ん?肉がどうかしたでげすか?」
「…もうええわい」
−いつもの漫才にゼシカとエイトが笑いながら言った
「ふふ、あの2人は相変わらずね。私と出会う前からあんな調子なの?」
「うん…まぁ…ね」
「あのコンビを1人で相手にしてたなんて…エイトも苦労してたのね。うんうん」
−腕組みをしながらうなずくゼシカ。それに苦笑いの主人公。
629 :
冒険 3:04/12/31 05:31:55 ID:6P9ecu5L
−そこへ、ククールが大声で皆に言った。
「おい!そんなことよりお前らも準備を手伝ってくれよ!オレは早く寝たいんだぜ」
−4人で準備をする。そうしている内に夕方になり日が暮れてきた。
「さて…準備も出来た、少し早いが今日はここで休むことにしよう。
明日の朝、すぐ出発じゃからな」
−しかし、ゼシカが不満そうに言った
「ちょっと待って。まだ夕方じゃない。私は全然眠くなんかないのよ。
ね?せっかく新しい大陸に来たんだから、誰か私とこの辺を探索しましょうよ?」
−ゼシカが両手を合わせ、首を少し傾げながら皆に頼み込む
「オレ、パス」
「明日にすればいいでがすよ…眠い」
「わしも見張りがあるからのう…」
−ククール、ヤンガス、トロデはゼシカの意見に全員反対だった
ゼシカの顔がいっそう不満そうになる。
「う〜…なんて面白味のない男達なのかしら…あっ!ねぇねぇ、エイト!」
−皆から離れた所で、ミーティア姫に水を飲ませていたエイトにゼシカの声が届く
630 :
冒険 4:04/12/31 05:32:42 ID:6P9ecu5L
−しかし、エイトが答える前にトロデ王が言った
「こらこら、ゼシカ。エイトはわしと交代で見張りをすると言ったじゃろ。
そんなことに付き合わせたらいかんぞ」
「もう、しょうがないわね。もういいわ。1人で行ってくるから」
−そう言うとゼシカは1人で行ってしまった
「まったく、ゼシカの姉ちゃんにも困ったもんでがすな。良家のお嬢様だってえのにあの性格は…」
「おまけにオレたち男連中よりも冒険好きと来たもんだ。最初はゼシカが冒険なんて嫌がる所を
オレがやさしく守りながら旅をしてやるつもりだったんだがな……あの調子じゃあな」
「まぁ、そんなゼシカのことじゃ。心配はいらんじゃろ。
お前達はゆっくり休むがええ。む…?エイトよ、おぬし聞いておるのか?
お〜い…聞いておるのか?エイトよ!」
−しかし、エイトはゼシカの歩いて行った方を見ながら何やら考え込んでいた
「(この辺は魔物も強いし、もうすぐ日も暮れる…いくらゼシカでも
1人じゃちょっと危ないんじゃ…)」
−エイトはトロデ王に自分は疲れてないので、ゼシカを探しに行きたいと言った
「むう…相変わらず心配症なヤツじゃな…まぁいいじゃろ。
しかしわしとヤンガス達だけでは不安じゃ。早めに戻ってくるようにな」
−エイトはトロデ王に軽く会釈すると、ゼシカが行った方へ走っていった
631 :
冒険 5:04/12/31 05:33:33 ID:6P9ecu5L
「う〜ん、もう暗くなりかけてるのに、どこ行っちゃったんだろう…」
「エイト」
−エイトのすぐ前からゼシカの声がした
「ゼシカ?」
「ふふ、やっぱり来てくれると思ってたわ。すぐそこで待ってたのよ。
あなたがこんな所で仲間を1人にして放って置けるわけないものね」
−ゼシカが笑顔でそう言うと、エイトは少し照れていた
「うふふ、ねぇエイト?せっかく来たんだし、今日はこの周辺を2人で探索してみない?
私、小さい頃からそういう探検が大好きだったの。エイトもそういうの好きでしょ?」
「えっ?うん」
「でしょ?やっぱりエイトとは気が合うわ。
トロデ王やククールはそういうの嫌いみたいだから一緒に付き合わせたら悪いし
今のうちに私達だけでこの辺だけでも探検してみましょうよ」
−ゼシカがそう言うと、エイトが言った
「あっ、でもそれならヤンガスはそういうの好きだよ。どうせ行くならヤンガスも誘ってくるよ」
−エイトがそう言って皆の所に戻ろうとすると、ゼシカがあわてて止めた
632 :
冒険 6:04/12/31 05:35:07 ID:6P9ecu5L
「えっ?あ……ちょっと待って…えと…ヤンガスもダメよ」
「ん?どうして?」
「どうしてって……その…あ、そうそう。ヤンガスは昨日
夜更かししてたって言ってたでしょ?だから、たぶんもう寝てると思うの」
「ん…そうか。それもそうだね」
「ふぅ…じゃ、2人でいいわね?暗くならないうちに行きましょ。いざ、楽しい探検の旅へ!」
「あっ、やっぱりダメだ。ゼシカ」
−エイトがそう言うと、ゼシカはガクッと前のめりになった
「もう〜…ムード崩すわね。今度は何よ?」
「うん、王様と見張りの約束をしてたからさ。早めに戻らないと」
「見張り?たまにはトロデ王に任せちゃいましょうよ。ね?ほらほら」
−そう言うと、ゼシカはエイトの腕を引っ張って歩きはじめた
「いてて…ずいぶんと強引だなぁ。ゼシカ」
「ふふ…私、一度やると決めたら譲れないタイプなのよね」
「ふぅ……そうだったね」
−エイトはため息をつきながらも笑いながらそう答え、ゼシカに付いていった
633 :
冒険 7:04/12/31 05:36:43 ID:6P9ecu5L
−しばらく歩いた後、エイトが切り出した
「ところで探検はいいけど、どこか行くあてはあるの?」
「行くあて?そんなの無いわよ。どこに何が待ってるかわからないから探検なんじゃないの。
でも、どこを探検するか決めないことには話にならないわね。………そうね。
とりあえず、そこの森みたいな所を抜けた先へ行ってみましょ」
−ゼシカが小さな森を指差し、2人はその中を歩いていった
しばらく歩くと、高い丘のような場所へ出た
「森を抜けたみたいね………もうすっかり夜だわ。でも、ここには何も無いね」
「いや、見てみなよ、ゼシカ。この丘……すごく眺めがいいよ」
「あっ、ホントね。空と海と大地が……手に取るように見わたせるわ」
「こういう、景色の良い所は好きなんだ。ゼシカに付いてきて良かったよ」
「そ…そう?それなら私も良かった。でも、出来れば昼の明るい時に来たかったね。
そうすればこの絶景も、もっとキレイにハッキリ見られたのにね」
「でも、ここは星もすごくキレイに見えるよ。ほら、夜来たのも良かったんじゃない?」
−エイトが指差した先の空には、星が無数に広がっている
634 :
冒険 8:04/12/31 05:37:46 ID:6P9ecu5L
「ほんと…キレイね」
−ゼシカがそう言うと、エイトはその場に仰向けに寝転がり、星を眺め始めた
そして、しばらく時間が過ぎた後、ゼシカがため息をついて言った
「ふぅっ……さて…と、そろそろトロデ王達の所に戻らないとね。
もうトロデ王の見張りの時間も終わってエイトの番になるんでしょ?
今から戻れば、まだ間に合いそうね。エイト、帰ろう?」
「………」
「エイト?」
−エイトの反応が無く、ゼシカがエイトの方を見てみると
エイトは大の字の格好でその場に寝ていた。
「寝てるの?………本当は疲れていたのね………
それなのに私のことを心配して探しに来てくれて………
なのにこんな所まで連れてきちゃって……ごめんね……
でも……いっしょに付き合ってくれて……ありがとう……エイト」
−突然、熱い感情があふれるゼシカ。その目は涙ぐんでいた。
エイトを起こさないようにしていたが、いつしか
気づかぬうちにゼシカもエイトの隣で眠りについていた…
635 :
冒険 9:04/12/31 05:39:18 ID:6P9ecu5L
−そして夜が明けた。エイトが目覚める。
「おはよう、エイト」
−すでにゼシカは起きていた。すがすがしい顔でエイトに挨拶した。
「…?…ゼシカ?…そっか、昨日ここに来てそのまま2人共、寝ちゃったのか…」
「うん……あの……エイト、本当にありがとうね」
「???」
−突然、礼を言うゼシカに不思議な表情をするエイト
「ふふ………ねぇ、エイト?また今度、こうやって一緒にいろいろな所を探検しようね」
「えっ?もちろん、いいよ」
「ありがとう……エイトは本当にやさしいね」
「うわ……朝日がまぶしい……今日もいい天気だ。さっ!皆の所に戻ろう。旅を続けなきゃ!」
「うん!」
−ゼシカにとって、エイトのやさしさと存在を改めて見直した夜だった。新たな感情も…。
しかしこの後、見張りの任をすっぽかしたことと、一晩中もどらず心配をかけたことで
トロデ王に想像を絶する強烈な説教を受けた2人であった。
おしまい
636 :
615:04/12/31 05:45:06 ID:6P9ecu5L
以上。
ラストちょっと強引かもしれんが、まぁ多めに見てくれ。
感想まってますよ。
でも思ったより、ずっと大変だったんで今回で最初で最後にしとくw
>>621 ワロタ。GJです。
>>636 …はっきり言って上手いですね。僕の初書きと比べたらもうorzですよ。
何はともあれGJ!でした。
638 :
615:04/12/31 07:19:26 ID:6P9ecu5L
>>637 おお良かった。自分でも結構よくできたとは思ってたんだけどね。
主人公は控えめで鈍感で、ゼシカの方がリードしていくような関係が合ってると思ったんで
こんな感じにして、あんまりベタベタするんじゃなくゲーム本編のように
「仲の良い仲間」とか「微妙に匂わせる関係」みたいな所を意識して作ってみた。
>>636 なんか仲間同士の会話がほんとにゲーム中に出てきそうな感じでナイス。
凄い自然な感じのSSでスッキリ読めました。
ゼシカが冒険好きなとこや主人公が優しいとこがよく出ててGJ!
また気が向いたら是非書いて欲しいです。
>>636 GJ!
全然上手いと思います。
次はもっと凝った描写とかにチャレンジしてみては?
もし書いて頂けるならですが。
>>636 初めてでこのレベルとは……驚きです。
主人公とゼシカの会話も意図されているように、ゲーム本編での関係そのものですね。
自然に最後まで読めました。
よろしければ、また書いてください。期待してます。
スゲーいいわ。このスレ。職人さんが増えたし・・・みんなGJ!
萌える。
643 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/31 13:15:52 ID:ro08DqBn
大晦日あげ
おまえらアホだな
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃カップル萌えスレのお約束!
┃1.メル欄にはいつもsageって入れて。この板って、どんなに下にスレがあっても平気だから。
┃2.煽りとか荒らしは放置。特に住人をからかって楽しむ趣味のヲチ厨に注意ね!
┃3.ほかのスレやWEBサイトで萌えキャラがいじめられてたとしても無視してよね。
┃4.SSを投稿してくれるときは、できるだけトリップをつけたほうがいいわ。
┃5.えっちなSSとか画像は……ホントはダメだけど、sage厳守と注意書きをしてくれれば……。
┃ ,'^y'⌒⌒ヾヽ でも21禁以上のえっちなのや汚いのとかはダメ! ちゃんとしたところにうpして!
┃ ))! .八~゙リ))(. /
┃(.(ヾ(!゚.ヮ゚ノ! ))/ 守らない人にはSHTマダンテだからね!
┗: /ヽ、)ノ)づ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. U曰ニ〈 サイユウセンジコウ ッテ イッテクレナイ カナア…
|~ ̄] ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ∧ ∧ ∧ ∧
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (゚ ) (゚ ) モウ フルイ ダロ
| | | =====⊂ ヽ==⊂ ヽ======
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||──( ノ〜─( ノ〜─||
|| ┏━━━━━━━━┓ ||
ゼシカはエイトのチンポをしゃぶった。
ゼシカ「みんなー!あけましておめでとう!
今年も よろしくね!
ヤンガス「ゼシカの姉ちゃんは 何かを
祝ってるんでがすか?
ククール「今日は 元日っつって
一年の最初の日を 祝うんだよ。
知らなかったのか?
トロデ王「この アホウめは
そんなことも 知らなかったのか!
山賊っちゅうもんは 悲しいもんじゃな…
ヤンガス「ア…アッシは 知ってたでがすよ!
ただ ここを 見てる ガキの中には
知らない奴も いるかと思いやして…
ゼシカ「ふーん…ものすっごく 怪しいわね。
ねえ エイトは もちろん知ってたわよね?
エイト「…………………………。
648 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/01 01:07:27 ID:Y5gnqjIh
新年age
>>647 主人公は自分の誕生日すら知らなさそうだからな…
649 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/01 01:15:36 ID:jAx/yQEp
世界観無視のネタは萎えるだけ
ゼシカたん、あっけおんめーーーー
でも、最終的に、
主 人 公 は ミー テ ィ ア と 付 着 し ま す か ら あ ああああああああああああああああああああああああああああ
ずぁんねええええええええええええええええええええええええん!!!!!!(隠しボス倒したエンディング)
主人公*ミーティア斬り!!!!!!!!!!!!!!!!!!
主人公は、結局はゼシカと「イイオトモダチ」にしかなれなかったけど、
それでいいじゃない
いいじゃない!
いいじゃない!!
「オトモダチ」だからこそ、妻に語れないような自分の秘密を語れたりとか、
ゼシカだって、今まで以上に「オトモダチ」として、心を開いてくれると思うし。
だから、ゼシカは「タダノオトモダチ」で
それでいいじゃない
いいじゃない!
いいじゃない!!
プレイヤーの数だけEDがあるのさ
というわけで明けましておめでとうございます。
今年も素敵なSSで萌えさせてください
むしろ、主人公の方がゼシカにまったく興味無しって感じだな。
だって、あれだけ一緒にいたのに少しの迷いも無く、ミーティアと結婚しちゃうんだもん。
対してゼシカの方は、そもそも恋愛沙汰に興味が無いのかどうなのか
主人公に対しても、特別に意識してるわけじゃないみたいだけど
仲間として誰よりも頼りにしてる感じだし、主人公とはもっとも親しくしてる。
だから主人公の方がその気を見せてアプローチすれば
すぐにでもゼシカといい関係になりそうなんだが・・・
興味無いなら無いで誰に対しても完全にノーリアクションだったらまだ良かったんだがなぁ。
途中のゼシカ可愛過ぎだし。
ラストがカプール成立エンドだったことも合わせて、今回の主人公は自分の分身ではない感じが強かった。
回りに追い立てられるようにカプール成立した感じを受けた香具師も多かったのでは?
俺は途中から主人公は脳内あぼーんで主ゼシというより自分×ゼシカになってたw
このスレ見てようやく主人公が帰ってきた感じ
プレイヤーと主人公を切り離して考えられない奴ばっかだな
主人公からすりゃ一緒にいた時間は明らかにミーティアのが長い
ミーティアとくっついたってなんら不自然なところはない
それが納得いかなくて(理解できなくて)暴れてるのもいるけどこのスレの奴らはまだマシなほうなんじゃないの
そういうのが出るのは主人公とミーティアのイベント(回想など)をもっと用意しておかなかった堀井の落ち度でもあるのだろうけど
あったとしても無理矢理主人公とゼシカをくっつけようとする輩がいなくなるかというとそうでもないだろうな
まあ、妄想の激しい人たちになに言っても無駄ってことだよ
>>654 > まあ、妄想の激しい人たちになに言っても無駄ってことだよ
…何しに来たんだ?
650を連れ戻しに来ました
↓以下何事もなかったように主ゼシ萌えGO!
明けましておめでとうございます!!
とりあえず新年の挨拶だけでもと………それでは失礼しますorz
>>654 ほっといてくれよヽ(`Д´)ノウワン
とかいいつつ私と同じような考えかも
DQはなまじ主人公=自分っていう部分があるせいで、
今回どうしても腑に落ちない部分が出てきてしまったのかなって思う。
プレイヤーとしては(自分の場合)付き合いの長いゼシカに惹かれているのに
自分でプレイするストーリーの外で姫とはお城で一番仲がよかったことになっている
姫様が人間になって会話できるようになってからあれよあれよという間に
まわりが二人を押せ押せ状態、どんどん外堀がうめられていくw
姫様も無邪気なお嬢さん特有の遠慮のなさで好意を示してくれるしね。
実際は、いちばん付き合い長くて自然なのは姫様だろう。
しかし途中明らかに主人公に対しては別格っぽい話し方をしてくるゼシカ
主人公には姫様っていう相手がいるからちょっと遠慮してるかもなぁとか思うと
自分、同じ女として彼女をほっとく気にはなれん!
多かれ少なかれ妄想入っていいんジャネ?DQだし。長文スマソあけおめ。
皆結婚EDを真EDって言ってるけど、リングを渡すか渡さないかによってEDを選択できる
って知ってるの?
選択できることから結婚EDは裏エンドというほうが正しい。
結婚EDを正史扱いするのは早計で、それはユーザーに委ねられているんだよ。
選択できるという時点で、最初のEDのその後はユーザーの妄想次第でしょ。
普通EDだ真EDだとかどうでもいい。
主ゼシ派の自分は通常ED推奨で
姫派は後のED推奨。
どっちが真で裏でとか言うだけ無駄。
そしてここは主ゼシスレ。
しかし主人公とゼシカがくっついたら、すごい子供が生まれそうだw
剣も魔法も最強で、竜族の強さ、王族の気高さ、賢者の頭脳
すべてを受け継いだ、完全無欠の子供の誕生だな
両方の悪い方をすべて受け継ぐってこともあるよね・・・・・
664 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/01 21:25:39 ID:p4oByKC5
悪いほうを受け継いだら・・・
「はい・いいえ」しか喋らない
壷やタルを見ると破壊的衝動に駆られる
不法侵入・窃盗を重ねる
ゴミと思うものも拾う(「エイトは うしのふん を手に入れた!」←拾うなよ
親の言うことを聞かない
ゼシカの胸を引き継がない
子育て大変だね(・ω・`)
665 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/01 21:29:15 ID:jMZV0JkC
>>662 子供を主役に8-2きぼん(*´∀`)もちろん双子で。
主人公とゼシカは子供生まれてすぐに竜神の世界の戦争に駆り出されて行方不明。
仲間はミーティア、ヤンガス&ゲルダ、イシュマウリ、
改心したマルチェロ、バウムレン(死者の世界で仲間に)で。
ククールもお助けキャラとして登場。
―新年初妄想終了―
ss落とすのはいいけど最後に駄文だ駄作だと書き込む奴は死んでしまえ
>>666 いやはや………申し訳ない。
書いてて自身がもてないんですよねorz
どうもここの奴らって2ch慣れしてない奴らが多過ぎる気がする。
新年早々荒れてるな。
>>668 そういう書き込み自体意味無い荒らし同然
よってこれ以降はスルー
>>667 いちいち荒らしに反応してたらきり無いぞ
マンセーレス以外は荒らし認定か
これ読め
↓
・投下前後に謙遜
「こんなの誰も読みたくないですよね」など過剰な言い訳タイプ。謙遜を通り越して卑下してるのがこれ。
そのSSで萌えた人に失礼なのと、わかってるなら推敲してから来いというツッコミが入るので嫌われる。
「下手だけどがんばりました。読んでもらえたらうれしいです」という前向きなのはこれに該当しない。
明けましておめでとうございます。前に書いたSSの続編が書きあがったので投下します。
主ゼシ結婚話です。嫌いな方はスルーを推奨します。
先ほどのプロポーズから一夜明けた。もっとも二人ともあまり眠れなかったが。
「Zzz…」
「おはよう!もう、まだ寝てるの?起きて」
エイトの体を揺さぶる。
「ふぁ…ゼシカ?…眠い、寝かせてよ」
「だめ。ほら、だだっ子じゃないんだから起きて」
「やだよぉ…」
ここでゼシカに悪戯心が芽生える。
「ふふっ、じゃあ起きてくれたらおはようのキスしてあげる」
「本当…?じゃあ、起きよ」
ぼけーっとした目をしながらも起きる。
「それじゃ、約束ね」
頬に口付け。でも、エイトは不満そう。
「唇がいいな…」
「なに言ってるのよ。ほら、朝ごはん」
「うん…あ、そうだ。あと、お義母さんにも許可もらわないと」
「そうね…。勝手に結婚ってわけにはいかないものね」
「さて…今日は忙しくなりそうだね」
「そうね。頑張りましょ」
朝っぱらから甘い雰囲気満点である。…バカップル注意報発令しそうな勢いで。
…朝食後
「さて、お義母さんに挨拶しに行きますか」
「そうね」
「おばさん」
「あら、エイト君。ゼシカがいつもお世話になって」
「いえ…世話になっているのは僕の方ですから。…お願いがありまして、まかり越しました」
「改まって、どうしたの…?」
「単刀直入に言います。娘さんと…ゼシカと、結婚させて下さい」
「え…結婚、って」
「お母さん…」
「…本気なの?」
「「はい」」
「………ゼシカ」
「…何?」
「結婚とは、幸せも大きいですが、辛さも大きいのです。それでも…いつ如何なる時も、彼を愛せると誓える?」
「もちろんよ」
「エイト君…あなたはどう?いつ如何なる時も、ゼシカを愛せると誓える?」
「はい。もちろん神に誓えます」
真っ直ぐ目を見て答えた二人に、満足そうに頷く。
「いいわ。結婚…認めます」
二人とも、一気に顔が明るくなった。
「ありがとうございます。本当に、ありがとうございます」
「ありがとう、お母さん」
「あなた達、いい夫婦になるわよ」
「「なってみせます(みせるわ)」」
二人が退室した。
「サーベルト、あなた…ゼシカが、結婚しますよ。できれば、皆で祝福したかったわね」
今は亡き家族に語りかける。それでも、その顔は笑っていた。
「さて、次は陛下か…」
「あれ?ククールとヤンガスは?」
「もうトロデーンに呼んであるから、ついでに報告しよう」
「そうなんだ。じゃ、それでいいでしょ」
「それじゃ行くよ。ルーラ!」
「おおエイト、帰ってきたか」
「はい、陛下」
「兄貴」
「俺達もいるぜ。で…どうだった?」
「首尾はどうじゃ?気になるの」
「は…ゼシカ、入って」
「お久しぶりです。陛下。あと、皆」
「エイト…やったの」
「はい、やっと言えました」
「おめでとう、エイト」
「これで兄貴も結婚でがすか。嬉しさ半分、寂しさ半分、といったところでがすね」
「ちょっとエイト、どういうこと?まるで、皆がプロポーズのこと知ってたみたいだけど…」
「その通り。皆に、相談したんだ」
「うむ、そうじゃ。まぁちょっと肩を押してやっただけだがな」
「そうでがすよ。最後は兄貴が決めたんでがすから」
「俺は大したことしてないけどな」
「そうだったんだ。…言ってくれてもいいじゃない」
「ごめん。…陛下、御政務のお邪魔をして申し訳有りませんでした。失礼致します。ククール、ヤンガス、ありがとう」
「うむ。ではな」
「今夜は宴会だぜ」
「そうでがす。しっかり食うでがすよ」
その夜。城をあげての宴会になった。
世界を救った近衛隊長と、その仲間の結婚。こんなニュースに、喜ばないものはいなかった。
「兄貴―。男は、時にはガツーンと言ってやらなきゃならないんですよ。そうじゃないと、ゼシカの姉ちゃんが、ゲルダみたいになっちまうでがすよ」
「気をつけるよ」
「おいおいエイト。こいつの言うこといちいち聞いてたらだめだぜ。女性は優しく…な」
「もちろんだよ」
「一体どっちにするでがすか?優しく?厳しく?」
「時に優しく、時に厳しく。それでいいでしょ?」
「全く、逃げるのが上手い」
男三人、仲良く話していた。
いっぽうその頃、ゼシカ
「なんですか?姫様」
「ちょっと、思うことがあってね」
「思うこと…なんですか?」
「…今思えば、私はエイトが好きだったのかもしれない、ってね」
「姫様?」
「だから…これだけは覚えていてね。もし、あなたがエイトを傷つけるのなら、私がエイトを奪っちゃうわよ?だから…仲良くね。喧嘩しないで、末永く幸せに」
「はい…わかりました、姫様。ずっと幸せでいられるように頑張ります」
「…あなたたちは、きっと仲良く共に歩いていけるわ。保証します」
「ありがとうございます」
夜も更けて、宴が終わった。
「…やっと二人きりだね」
「そうね」
もう皆寝てしまった。主役の二人は、宴を途中で投げ出せない。
「…式場、どうする?」
「…リーザスがいいわ。お父さんと、兄さんが見てくれるような気がするから」
「そう…。わかった」
夜が明けた。
「おはようございます。トロデ王、ミーティア様、皆」
「おぉ、起きたか」
「はい…ところで陛下、昨夜ゼシカと相談して、式場をリーザス村に決めました」
「そうか。もちろん、俺達も呼ぶんだろ?」
「もちろんだよ。ヤンガスも、ククールも、皆呼ぶよ」
「ありがとう。兄貴」
「して、式はいつじゃ?」
「一月後を予定しております」
「そうか。わしも行くことにしよう」
「そんな。もったいない」
「何を言っておる。お前の結婚式に、行くなというほうが酷だぞ。のう、ミーティア」
「ええ、もちろんです」
「ですが」
「主命じゃ。エイト」
「…わかりました。どうぞ、ご出席下さい」
「うむ」
「それでは、私は式の準備もありますので、これで失礼いたします」
「さて、私はそろそろリーザスに帰るわ」
「あ、うん。しばらく休みもらってあるから、俺も行くよ」
「そう、じゃあ送って」
「わかった。でも、その前にこれを渡しておくよ」
そういって渡されたのは、小さな箱。開けてみると、指輪が入っていた。
「これって…」
「婚約指輪。遅くなっちゃった。ごめん」
「ううん…そんなことないよ。ありがとう」
顔が赤い。可愛い。
「さて、そろそろ行こうか」
いけない。見惚れてた。冷静冷静。
「あ、そうね」
「それじゃ、ルーラ」
リーザスに着くと、どこから話が漏れたのか祝福ムード一色だ。
時に痛烈な祝いの野次を飛ばされる。
少々もみくちゃにされながらも、何とか家にたどり着いた。
「ゼシカ」
「お母さん…村の人に、言った?私の結婚」
「言ったわ。どうせ遅かれ早かれ言うしかないのよ。そうでしょう?」
「そうだけど…自分で言いたかったな」
「ごめんなさい。嬉しくて、つい。…ゼシカに渡したいものがあるの。部屋に来てちょうだい」
「あ、うん。わかった。ごめんねエイト。ちょっと行ってくるわ」
「うん。わかったよ」
「懐かしいわね」
差し出したのは、ウエディングドレス。
「ウエディングドレス…。綺麗…」
「私が着たものだけど…あなたにあげるわ」
「え?だめよ。大事なものなんでしょう?」
「大事なものだけど、あなたにあげるのなら、惜しくないわ」
「お母さん…」
「ゼシカ…幸せにね」
それから、様々なものの準備が始まった。
式場、料理、招待状…。瞬く間に一月が経った。その間、エイトはトロデ王の計らいで、仕事はよほど重要なもの以外は呼ばれなかった。
「明日だね…」
「そうね」
「…明日は早い。もう寝よう」
「そうね…。別々のベッドで寝るのも、今日で最後ね」
本人は全く意識していないが、爆弾発言に赤くなるエイト。
「じ…じゃあ、お休み」
「お休み」
二人ともなかなか眠れなかったが、夜が明けた。
「おはよう」
「おはよう…いよいよね」
「着替えてこよう」
「あ、うん」
「しかし、お前が結婚式とはね…」
「褒めてるの?ククール」
「もちろんさ。お前も、男になったってことだ」
「うん。まぁ、いつまでも子供じゃいられないからね」
「ま、頑張れよ?今日は花嫁姿のゼシカ目当てに来たんだからよ。お前があまりにも不様だったら、さらっちまうぞ?」
にやにやしている。
「冗談でも、そんなこというもんじゃないよ」
「悪い悪い。さて、そろそろ花嫁の準備が整うころだ。お前、見て来いよ」
「うん」
…ノックする。
「ゼシカ、入っていい?」
「いいわよ」
部屋に入ったエイトが見たものは、女神と見紛うゼシカの姿。
思わず、言葉を失う。
「…やっぱり変かな?」
「…そんなことないよ。すごく…綺麗だ」
まだ半分呆然としながらも、答える。やはりというか、真っ赤になるゼシカ。
「恥ずかしい…」
「なにも恥ずかしがらなくてもいいじゃない。綺麗なのは本当なんだから」
「あなたの言葉が恥ずかしいのよ!まったく…」
と、ノックの音。
「よろしいですか?お二方。準備が、整いました」
「はい、わかりました」
「はい」
式が、始まった。厳かな雰囲気の中、パイプオルガンの音だけが響く。
バージンロードをエスコートするのは、トロデ王。わしの娘のようなもなだからと言う王本人の強い希望によるものだ。
エイトは、トロデ王からゼシカの手をとり進んでいく。
神父の声が響く。
「…汝エイト、そなたはこれなる女ゼシカを己が妻とし、健やかなる時も病めるときも永久の愛を持ってその身を共にすることを誓うか?」
「…はい、誓います」
「よろしい。
…汝ゼシカ、そなたはこれなる男エイトを己が夫とし、健やかなる時も病める時も永久の愛を持ってその身を共にすることを誓うか?」
「はい…誓います」
「よろしい。では、指輪の交換を」
おずおずと、エイトがゼシカの手を取り、薬指に指輪をはめる。
ゼシカもまた、エイトの薬指に指輪をはめた。
「誓いの証として口付けを」
ベールをめくる。ゼシカは目を閉じた。
触れるだけ。わずかな時間の口付けが、何故かとても長く感じた。
「おお、神よ。ここにまた新たな夫婦が生まれました。この新しき夫婦に、あなたの祝福があらんことを!」
バージンロードを歩き、教会の外に出た。
女性たちが皆見ている。
「皆様にも、この祝福を!」
ブーケを投げる。…一人の、女性に向けて。
次はきっと、あなたの番よ。姫様。
心の中で、そう思って。
以上です。自分なりに頑張ってみました。
温かい目で読んでくれるとありがたいです。
>>682 GJ!
こういうのもアリですな。
幸せそうで何より
ん〜、全部描いちゃうとちょっと萎えるかも。…賛同できかねるときはスルーするほうがいいかね
まぁ、新年初弾乙。
…前編はゼシカ視点だったよね??
>>685 ありがとうございます。
嫌な気分になられると心苦しいので、賛同しかねる時はどうぞスルーでお願いします。
>…前編はゼシカ視点だったよね??
はい、そうです。
687 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/03 12:18:54 ID:WeFThmJo
乙。んー、かってな批評としては、あまりゼシカっぽくないような・・。
688 :
687:05/01/03 12:20:56 ID:WeFThmJo
それまでの皆さんのSSは好きですよ。
少なくとも正統じゃないわな
公式は主人公×ミーティアになってるし
公式とかいうとまた荒れるぞ
公式は…とか、妄想スレで言っても意味無し
SS書きさん達ガンガレ
今のとこ
>>615が一番読みやすいしみんなの中のゼシカ像をちゃんとやってる
あとはくさくさの個人的妄想の域を越えない。
冗漫な会話文をもっとシンプルにしたほうがいい
詠みにくいSS程最低なものはない
693 :
公式:05/01/03 15:58:30 ID:jHslvWXF
ククール⇔美女全般
↓
ゼシカ─?─主人公⇔ミーティア
↑ ↑ ↑
ラグサット メダル王女 チャゴス
>>692 文句ばっかり垂れ流すな。感想として述べる程度ならいいがお前は垂れすぎ。
それにゼシカらしいらしくないは個人によって異なるだろ。
そこまで個人的な文句つけてたら誰も書いてくれなくなるぞ。
>個人的妄想の域を越えない
創作SSそのものが個人妄想だしここは妄想スレ。
SS書きさんたちは煽りっぽいレスは気にせず、それ以外の意見だけご参考に。
他のもいいけど確かに
>>615(>>626-
>>636)のはすごいな。なんか抵抗なく読める。
主人公ってああいうキャラっぽいし、他の仲間もゲームのまんまって感じ。
ラストもうまい具合に感動させてるし、しっかりオチもついてる。
主×ゼシ関係無く名作のような気も。
>>694 いや、煽りではないと思います。
多少小説やSSを読み慣れてる人なら正直
>>692みたいな感想は持つハズ(
>>666>>671も同様)。
しかし!
ここは萌えスレなので、クサクサな話だろうとワンパな話だろうと少しイタタな話だろうと(ヒドイ)常に需要があります。
萌えスレに投下する物資というのは、むろん上出来な作品であるに越したことはないのですが、
はっきりいってスレ住民と萌えを共感できるようなものなら何だっていい。住民には元々萌えが入ってるんですから。
ただし、外、たとえばSS投稿スレでは、ここでは暗黙の前提だった「萌え」も作品中で(赤の他人に理解されるよう)描き出さねばなりませんので、
そこは駆け出し職人の皆さんはわきまえておいてください。
自分の想像する主ゼシと各々の主ゼシイメージとのズレを吸収できるのは『描かない』
ことによる読者の想像の余地を残すことじゃないかな。何処まで描くかが書き手の技量
だろう。なかなか難しいと思うけどねぃ
あまり妄信的に褒めまくるのもどうかと思うが…俺は大王イカ氏のが好きだな。
状況描写に重きを置くのが想像力を掻き立てた。名前名乗られたのにそれ以降投稿がな
くて残念だけどぅ(つД`)
>>696 いや、だから、感想や意見書くにしても「最低」だの「死ね」だの書く奴いるでしょ?
そういうのは煽りや荒らしでしかないんだから、そういうのは無視してくださいって意味だよ。
>>698煽りや荒らしだと思うならつっかかるなよ。
スルーすればいいだろ余計荒れるかもしれんし。
個人的に
>>692は的を射てると思うがな。
何でもかんでもマンセーしてたら質が落ちるだろう。
内容を見て謙虚に構えることもスレの質のために必要だと俺は思うよ
>>699 公式で主×姫が確定し、それによってゼシカがククールとのカップリングが増え始めてきた今、
主ゼシでSS書いてくれる人って貴重なんだよ…
だからせっかく書いてくれてんのに「最低」とか言うと書いてくれなくなりそうじゃん…
自分だってあまり萌えれないと思うものだってたまにあるけど、そんな個人的な文句はつけない。
何でもかんでもマンセーしろとは言ってないし、文句つけるなとも言ってない。
意見書くにしても、好意的に書けよってこと。
だから公式とか言うなって
701みたいのが出るんだから
公式って言葉に異常に反応する奴がよくわからない。
普通そんなに気にならないもんじゃないの??ドラクエだし
いくらでも脳内補完の余地はあるでしょドラクエなんだから。
脳内補完が可能であろうとも、公式と決めさせて良い理由にはならない
>>703オレモオモタ むしろ公式じゃない方が想像力かきたてられる
くっついたらそれまでだからな
707 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/03 20:46:41 ID:wZEHBGu9
盛 り 上 が っ て ま い り ま す た
製作者がわざわざ妄想の余地残してくれてるってのにネガになるな!
主×ゼが好きな人のために、シリーズ恒例の「匂わす程度のセリフ」も用意されてることだし
姫EDは言わば隠し要素だ。ED真っ最中でも変更できるんだぞ!
>>708を以って堀井を神とするか、既に決めてあるのに俺らを無駄にヤキモキさせる糞話を書いたことを糾弾するかは人それぞれだと思うが
5の時以上に「選ばせてくれよ」と思ったな、今回のED
つか最後の最後まで選べると信じて進んでいたよorz
まあ、アルゴンリングEDはともかく、通常EDは妄想の余地ありだからいいけどさ。
エンディングにも妄想ポイントがたくさん
・城で会った時、ミーティアの部屋の方から来るとこ
・「中庭で待ってるね」の後の微妙な間
・主人公とククールが宿屋で話してる時どこにいたか
・ククールが結婚式に乗り込む相談をしてる時になぜか不満そうな顔
712 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/03 22:48:29 ID:D3QwsNgR
>>711 その辺が、製作者が用意した「どう取ってくれても良いよ」ポイントなんだろうね
いつもの好奇心旺盛で行動的なゼシカなら「良いわね、やろう!」と言いそうなのに…
という感じで
それにしてもゼシカはミーティアの部屋で何話してたんだろう?
流れを豚切るように一本投下です。
なんか主人公とククールしか出ない話になってしまって切腹モノなんですが。
ついでに主人公が喋りすぎ&脳内妄想しまくりなので、そういうものがお嫌いな人は
是非避けてください。
714 :
旅立ち:05/01/03 22:58:06 ID:52tCdJ9w
「……行くのか?」
背後からかけられたその声に、振り向かないままうん、と小さくこたえた。
小さくまとめた荷物と、あの激動を共に潜り抜けてきた大切な剣。薄暗い部屋の中それらに目を流し、最後に戦友の背中を見詰めた。
「トロデーンの事を思うなら、僕はここに居ない方がいい。」
キュ……と音を立てて手袋をはめる。そうして、ようやくエイトは振り返った。予想に反して、その表情はずっと穏やかだった。
「陛下は上手くお納めになられるだろうけど、国を挙げての結婚式を潰したのは事実だし、その責任を被せる人が必要だろう。」
その役目は自分が一番なのだ、と笑う彼の言葉に、なんら後悔の色は無い。ククールは苦虫を潰したように顔をしかめた。
「姫君の事はどうするんだ。」
「もちろん姫には幸せになっていただきたいと思ってる。」
「だったら……」
「ククール。誤解が一つあるんだ。こういう事を言うと不敬に当たるけど、僕はミーティア姫の事を妹のように大切に思っているんだ」
言葉を続けようとしたククールが口ごもる。
715 :
旅立ち2:05/01/03 22:59:41 ID:52tCdJ9w
荷物の入った袋を一度持ち上げて、抱えやすい形に整えながら、そんなククールの様子に小さく苦笑をもらす。
「ミーティア姫の事はとても大切だよ。本当に大切に思ってる。だからそんな大切な妹の結婚相手は、彼女を幸せにしてくれる人でないと納得できないと思った。」
もちろんそれだけでは動かなかっただろうが、今回は父親であるトロデ王自ら率先して行動していた。ならば自分に躊躇する理由は無い。
「それに君も言っていただろう?姫君の幸せを考えるのも近衛騎士の仕事だと。」
「――だったら、最後まできっちり幸せにしてやるもんじゃねえのか?」
ククール自身無茶を言ってるとはっきり自覚していた。
なぜか舌打ちしたい気分だ。組んだ腕をとき、苛立ちに任せて前髪をかきあげる。
その様子を不思議そうに首をかしげて見ていたエイトは、何を思ったのか無邪気に笑った。
「ククールぐらいミーティア姫の幸せを真剣に強引に考えてくれる人が居ればいいんだけど。」
「はァ?!」
あまりにも予想外の反撃にククールが唖然とするのを見て、エイトはこらえきれず噴き出した。
「あのなァ。俺の優しさは全世界の女性向けだっての。」
「そうだねェ、知ってるよ。」
「……この野郎」
「本当に、ミーティア姫や陛下だけを大切に思えたらよかったのかもしれない。けど、僕はもっと大切なものを見つけたから」
「……」
716 :
旅立ち3:05/01/03 23:00:56 ID:52tCdJ9w
薄明かりが部屋に差し込む。決意に満ちた眼差しが、陽光を受け更に強く輝く。
「……夜明けだ。」
「行くんだな。」
「うん。どこから出生がばれるか分からないし、ゼシカがOKしてくれなくてもあちこち彷徨うと思う。」
「あー、その発言ゼシカに伝えるから、2、3発殴られるのは覚悟しておけよ」
「怖い事言うなあ……」
小脇に抱えられるほどに小さくまとめた荷物。腰には自分の血筋に関わりのある剣。
朝靄の中、城門に向かい歩いていたエイトは、愛しそうに城を見つめ、深く礼を捧げた。
717 :
713:05/01/03 23:05:45 ID:52tCdJ9w
ええと、一応アルゴンリングゲットしつつも結婚しないED後、という設定です。
なるべく主人公の台詞を削ろうとしたんですが、限界でしたorz
お目汚し失礼いたしました。
>>717 まだ続くのかと思ってたら終わりか!
でもリアルタイムで拝見しますた(*´Д`)bグッジョブ(続き気になるけど…)
そうだよなー普通あのまま完全に大団円〜にはならないよなー
ってかサザンビーク王はあのあとチャゴス調教して終了なのか?
それで国民は納得してるのか…ってこれはスレ違いだスマソ
>>713GJ!
最近は直球ラブラブが多かったから、たまにはこういうのも読みたい。…直球ものは24のオジンにはちょっと機微氏…
主ゼシ前提で積み重ねてその後の展開は想像に委ねる、というのが俺的にクリティカル。
雷鳥氏
新年一本目お疲れ様です。GJです!
713氏
旅立ちEDといった所でしょうか? 新しい切り口で面白かったです。
一本投下します。今回は珍しくシリアスです。
ミーティア姫の結婚式で大暴れし、式を滅茶苦茶にしてから数日後、ゼシカはリーザス村に戻っていた。
しかしその表情は暗く、以前の活発さはなりを潜めていた。
周囲の者も心配したが、母親からそっとしておくように頼まれたため、気遣いつつも普段通りに接するように心がけた。
そしてさらに数日が過ぎ、ゼシカはリーザス像の間に来ていた。
この想いを告げても受け止めてもらえないかもしれないという恐怖と、あるいはという希望。
ゼシカは胸に渦巻くどうしようもない想いに幾日も苦しみ続け、この場に足を運んだのだった。
「姫様はエイトのことが好きなんだと思う、もしかしたらエイトも……でも…私も……ねえ兄さん、どうしたらいいのかな?」
エイトと出合った時のように、兄が語りかけてくれるかもしれないという微かな望み……
しかし像は何も語ることはなく、ゼシカはただ塔を後にした。
ゼシカが村に帰ると、村の広場でポルクが剣の素振りをしていた。
ポルクもゼシカに気がついたようで、素振りを止めゼシカに近寄ってきた。
「…ポルク、頑張ってるね。ところでマルクはどうしたの?」
「ああ、マルクなら今家に帰ってるぜ。転んで足を擦り剥いたからな」
「あらそう。それじゃポルクも付いていってあげた方がよかったんじゃない?」
「うーん、マルクの奴が一人でいいってさ。だから俺は修行を続けてたんだ」
「そう…ポルクとマルクならきっと村を守る立派な戦士になれるわね」
「あったりまえじゃん! 俺は村を守る、すげー強い戦士になるんだかんな!」
「……ねえ、ポルクが戦士になりたいって思ったのはどうしてなの?」
ゼシカはポルクが戦士になりたいのは知っていたが、理由を知らなかったので聞いてみた。
聞かれたポルクの方は少し迷ったが、自分の気持ちを語り始めた。
「他の奴に言ったらだめだかんな? 俺さ、サーベルト兄ちゃんみたいになりたいんだよ。兄ちゃんは村をずっと守ってくれてて凄く 強くて、それに優しいんだよな。なんていうかさ……すっげーカッコイイだろ? 俺も兄ちゃんみたいにカッコイイ大人になりたいんだ」
ポルクは恥ずかしそうにし、指で鼻をこすっている。
「そうなんだ………でもサーベルト兄さんみたいになるのは大変よ?」
「へへへ、そんなのは分かってるぜ。実はさ、俺も兄ちゃんみたいになるのは無理なんじゃないかって思ってたんだよ。でもさ、兄ちゃんに言われたんだ」
『やる前から諦めてたら絶対に出来やしない。もし本当にポルクがそうしたいと思うなら、それを最後までやり通せ。他の人が反対し
ても俺はポルクのことを応援してやる。だから自分の信じた道を行け!』
「って兄ちゃんがさ。だから俺は自分の思った通りにやることにしたんだ。無理かどうかなんてやってみなくちゃ分からないかんな」
「!?」
「……あのさ…ゼシカ姉ちゃんがなに悩んでるのか知んないけどさ……俺は姉ちゃんの味方だかんな! だから元気出せって!!」
「あ…」
兄さんはもういない。だけど代わりにポルクが兄さんの言葉を伝えてくれた。
兄さんの代わりに私の背を後押ししてくれた。
いつの間にか弱気になって、あの時の兄さんの言葉を忘れてしまっていたのかもしれない。
『自分の信じた道を行け』
どんな結果になるかは分からない………
「…ポルク……ありがとう。元気、でたみたい」
でもこの想いは大切にしたい……だから…
終わり
後書きです。
今回は通常ED後、ゼシカがエイトに告白することを決意するまでを書いてみました。
ポルクの理由とか捏造してますが、お見逃し下さい。
いやーシリアスはやっぱり難しい。色々粗があると思いますが、いかがでしたでしょうか?
>>717 GJ!です。新鮮でこういうのもいいものですね。
>狂咲 ◆CWMtgKJRrk
GJ!イイです。サーベルト兄さん(ノД`)・゜.
>>718 ありがとうございます。そう言っていただけて安心しました。
続きも考えてはいたんですが、なんか壮絶に長くなる上に
ゼシカ達の方よりトロデ王サイドの方が書きこみ多くなりそうでしたので止めました。
すみません、外堀埋める作業の方が好きなものでw
>>719 ありがとうございます。スレの流れ的にダメネタかと思ってたので、そう言ってくださると本当に嬉しいです。
続きは御想像にお任せ致します。
どうも自分が書くとラブラブにはならなさそうですしw
>狂咲 ◆CWMtgKJRrk、雷鳥 ◆YzvJ/ioMNk
ありがとうございます。
こちらこそ、お二人のお話を何時も楽しく読ませていただいてます。
自分なりにEDを脳内完結してみました。こういうのもありかな、と思って。
画像サーチしていて思ったこと。
Google検索結果。
8の前に参考。
「アルマリ」1490件(実質323件)
「キーマリ」410件(実質100件)
本題。
「主姫+ミーティア」1190件(実質160件)
「主ゼシ」85件(実質35件)
「ククゼシ」70件(実質30件)
「主クク」380件(実質63件)
「クク主」117件(実質70件)
ゼシたんにとって目下の敵は馬姫様じゃない、赤い男だ!!
>>713 乙。読んでて静寂な雰囲気が伝わってくるかのような・・・上手いですね。
730 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 20:45:07 ID:Rd2F72D4
>>724 (・∀・)イイ!
本当は臆病なゼシカは、絶対悩んでリーザスの塔に行くと思ってた。
サーベルト兄さんと主人公って雰囲気似てるし・・・
GJですた!
いま2週目やってるんだけど、ドルマゲの遺跡の回復ポイントでまたお礼言われた。
既出だったらスマンけど、
「思えばエイトとの出会いが私をここへ導いたのよね。
私が兄さんのカタキを討つ旅に出れたのもエイトのおかげね。ありがとう」
みたいに言われタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
>>724GJ!
>>713から主人公サイドとゼシカサイドでいい流れになったね。盛り上がってるよ〜(゚∀゚)
>>730 せっかくだからリブルアーチのイベント全部セリフ取ってくれんか(w
732 :
713:05/01/04 21:38:28 ID:DjIPemhP
>>727,729
ありがとうございます。頑張った甲斐があります。
次も書いてみようかとファイトが沸いてきます。
その時は、また読んでいただければ本当に幸いです^^
>>731 これのことかね??↓
ゼシカ「えっと…これからも、よろしくお願いします」
ゼシカ「なんだか改まっちゃって・・・すこし変だった?」
→はい
いいえ
ゼシカ「ひどいわねっ! うふふ。
もう いいわよーだ。エイトのバカ!」
はい
→いいえ
ゼシカ「ホント?…良かった。エイトはやさしいね…」
>>733 呪いゼシカと遭遇〜解呪、出発までのやりとりを全部…。イヤ、すまん、忘れてくれ。
735 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 22:13:47 ID:7/Wgue0c
死ね
ゼシカって世界一胸が大きいって自負してるよな。
肩とかすげー凝ってそう。
俺がモミモミしてやるよハアハア…
737 :
730:05/01/04 22:35:29 ID:XOcUUoWe
>>734 心得た
ちょうどこれからリブルアーチ行くとこよ
738 :
713:05/01/04 22:48:19 ID:DjIPemhP
調子に乗って二本目です。
せっかくの良い流れを叩き潰すかもしれませんが…
エイトさんはごくごく普通の平凡な少年でした(生まれと強さは除く)。
幼い時にトロデーンの貴族に拾われ、丁度同じ年頃の姫君の遊び相手に抜擢されたりして実は相当女運は良い筈なんですが、逆にその抜擢された事があだとなって普通の恋愛事とは疎遠になってしまったのです。
何せ姫君は三国に轟く美少女です。誰もそんな人と比べられたくありません。エイトさんに比べる気が無くても、エイトさんの周りの人々は必ず比べてくるでしょう。
そうして、エイトさんは自分は女の子に興味を持たれない存在なのだと、実にしっくり納得してしまっていました。
ですから、幼い姫君が舌足らずな声で
「ミーティア、おおきくなったらエイトのおよめさんになりますの」
と言い出しても、
「あはは……姫が大きくおなりになられたら」
などと超冗談にとってました(もちろん未だに冗談だと思ってます)。
ちなみにその事を聞いたトロデ王はたいそうお怒りになり、
「その台詞はパパであるわしが言う台詞じゃ!!」
と地団太を踏んで暴れまわり、エイトさんを姫君の遊び相手から遠ざけたのは周知の事実でした。
さて、そんなエイトさんにもついに春が(笑)やってきました。
お相手は、死んだ兄上の復讐に燃えるゼシカさんという、強気なのだけど、エイトさんにはちょっぴり優しい少女です。
ちなみに、今のところこの春はエイトさんの方に一方的に咲いている状態なのです。勇気のスキルを一杯上げてても、告白がどうしても出来ないエイトさんは、ゼシカさんの気持ちが分からないのです。
エイトさんは自分が持てない人だと思い込んでいるので、お友達のうちでそういう分野に強いククールさんに相談をしてみました。
女の子は、どういうことに喜ぶだろう。どうしたら喜んでもらえるだろう。
精一杯何気ない口調で聞いたのです。
「ほほう…………それはずばり、女の気を引きたいというんだな?!」
直球過ぎました。
ククールさんは良い人なのですが、やや直情の気があるのです。
「そりゃお前、花やらアクセサリーやらを喜ばねェ女は居ないぜ。そういうのでさりげなくアプローチして、一気にベッドになだれ込め。」
しかも先走りすぎました。
ククールさんは良い人なのですが、普通の神官とは薬草と万能ぐすりぐらいの差があるようです。
思わず壁に頭をぶつけたエイトさんの肩に、逃がさないように腕を回すと、
「で、どっちだ。ミーティア姫かゼシカか?ええ??」
興味深々です。
長い旅で娯楽が無いので、こういう話題は逃がそうとしません。
エイトさんは照れ屋でしたので、何とか適当に誤魔化すと走ってその場を逃げました。
今思うと、この時しっかり否定していればEDであれほどけし掛けられなかった訳ですから、人生どこでどう転ぶか分かりません。
とりあえずエイトさんは、ククールさんの助言どおりにアクセサリーを贈る事にしました。
実はバザーでこっそり金の指輪を買っておいたのです(パーティーの金で)。
頑張れ自分。勇気は最優先でスキルポイントを振ってる。ここで発揮しないでいつ発揮するんだ。
エイトさんは一生懸命自分を応援しました。どちらかというとドルマゲスを倒すときに発揮して貰いたいところですが、今のエイトさんは心に棚を作っているようです。
「あらエイト。どうしたの、そんなところでガッツポーズして。」
神が気合を聞き入れたのか、ゼシカさんが丁度通りかかりました。壁に向かって気合を込めてるエイトさんの事がおかしかったのか、クスクス笑っています。
さっき力強く応援したのに、やはり本人を前にするとなんとなく気恥ずかしくなったのか、エイトさんは決定的な言葉は何もいえないまま、金の指輪を差し出しました。
「わァ綺麗。ありがとうエイト!」
上々の反応です。
エイトさんは心の中でバンザイと腕を振り上げていました。ありがとうククール、と改めて助言に感謝します。
ゼシカさんはエイトさんに明るく笑いかけました。
「私守備力低いから、丁度良かったわ。」
叩き潰すような一言でした。
彼女は思いっきり実用面しか見てくれていなかったのです。
「んー……でも、指にはめると鞭が使いにくいわね」
そういうと、代えのリボンを取り出して穴に通し、ネックレス状にしてさっさと首に巻いてしまいました。
もはや色気とか雰囲気とか、そういうレベルの話ではありません。
エイトさんはただ呆然と、それを眺めるしかできませんでした。
そうしている間にもゼシカさんは長さを調整したり、防御が上がって助かるという事を嬉々として語ってくれます。
「あ、そうだ。私の防御力もそうだけど、ククールにも魔法の聖水とか適当になんか渡さないと、ドルマゲスと戦うときに息切れするかもしれないわよ」
これだけは言えます。
彼女に悪気は一切ありません。
ただ、今は兄の敵討ちしか考えられないのです。
エイトさんはその日、宿屋の一室から出てこずにヤンガスさんにとても心配をかけてしまいました。
最終的には彼女こそ最強であり、自分はスライムベホマズンの代わりにしかなれず彼女のナイトにすらなれないという事実は、まだまだエイトさんには秘密にしておいたほうがよさそうです。
頑張れエイトさん、負けるなエイトさん。他の仲間はタンバリンな事を考えると、一番壁にはなってるぞ!
743 :
713:05/01/04 22:59:03 ID:DjIPemhP
せっかくのマッタリほのぼのラブムードをぶち壊しにしたような気がひしひしとします^^;
トロデーンの貴族に云々は、貴族の日記に名前があったので勝手に脳内設定です。
主人公をなるべくしゃべらさないようにしてみました。
お目汚し失礼いたしました。
>>743 ククールの助言ワロタ
奴なら絶対言いそう>「一気にベッドに云々」
語り口調もこれまでに無い感じで面白かったです
てか主人公→ゼシカものって珍しい!
>>743 いやいやオッケー!
DQとかRPGだと普通は、ボーッとしてる主人公にヒロインがアタックをかけてかわされる、というネタが多いけど、
これは逆のパターンですね。しかもちゃんとプレイヤー誰しもニヤリなオチまでつけてw
地の語り調もまったくスキがなく、一行一行笑わせてもらいました。GJ!
>>713 EDを知らなかったあの頃の自分を思い出したよ…(つД`)GJ!
>>737 非常にめんどくさいと思うので無理しない程度にやってクダサレ
747 :
713:05/01/04 23:24:38 ID:DjIPemhP
>>744 ありがとうございます^^
前回ヤンガスが出てこれなかったので出したかったのですけど、
どう考えてもこの手の助言はククールのほうが向いてるので、ついククールを出してしまいます。
ククールは書いてて楽しいです。勝手に突っ走ってくれますのでw
今までに無いパターンを試してみようと思い、冒険してみました。
楽しんでいただけたようで安心しました。
>>745 ありがとうございます^^
公平に主人公にもかわされてもらいました。最初はここまで可哀想なつもりは無かったんですがw
やっぱりみんなそうですよね!<オチ風景
タンバリン二人も相当情けないですが、主人公も見てると涙が出てきますよw
>>746 ありがとうございます……あの頃は希望に溢れてました。゚(゚´Д`゚)゚。
お互い頑張って脳内完結しましょうorz
主ゼシのファンサイトがあまりにも少なすぎる…
今あるドラクエ8のファンサイトのうち
7割ぐらいがククール×主人公(orz)2割が主人公×ミーティア
主ゼシサイトは全体の1割にも満たないのでは…?
なのでこのスレは貴重。職人さん方がんがれ〜!
マジで?( ゚д゚) 主ゼシそんなに少なかったんか。
フォモサイトにぶち当たるのが恐くて、ファンサイトとか探しもせずここに居着いてたんだけど
やっぱここから出ないほうがいいかも?職人さんガンガレ。
ククールと主人公って組み合わせが多いのは
カップリングって物自体オンナの楽しみなのかね……
DQに萌えを求める人は小数だと思うがな。
ずっとDQやってる香具師はDQのカップリングなんか付かず離れずだってのはわかってるし、
普通に萌えを求めるならもっと萌えるゲームをやる
ファンサイト作ってまでカプールやってる香具師は8だけやってる一見さんか、性根から腐女子か
どっちかなうえ、『絵の描ける一見さん』は概ね腐女子臭いのが多いってことだろう
そういえば、どのタイミングで聞けたか忘れたけどリーザス村で
「ゼシカお嬢様には あんな軽い男より やさしい人の方が釣り合う」
とかいうセリフがあったような。
>>751 ドラクエは最も売れるRPGなのに、
萌えサイトはFFやSOテイルズに比べたら少ないってのが今回のことで意味が分かった。
ドラクエファンにはヲタが少なくて、ただゲームとして楽しむ人のほうが多いからなんだね。
ただし、ファンサイト巡ってると「8でドラクエに目覚めた(クク×主。つまりフォモ)」
という人が沢山いる模様orz
>>752 グッジョブ(*´Д`)b
ミーティアもいいけど、今回の主人公って5や6の主人公と違ってなんかヒョロっとしてて
おとなしそうだから、ミーティアみたいなおとしやかで守っていかなきゃいけない女性よりは
ゼシカみたいな引っ張っていってくれる女の方が絶対、似合ってるよね。
ゼシカの方もククールやラグサットみたいな外見のいい色男よりも
マジメでやさしい男の方が好きみたいだし。
ゼシカのセリフとか見ても、ゼシカは主人公とは誰よりも親しくしてる感じだし
どう見ても、この2人って一番お似合いだよなぁ。
. ,〃彡ミヽ
〈(((/(~ヾ》
. ヾ巛- _-ノ" ……あちこちで論争の種まき散らすのはやめような。DbiJJr2o
/~'i':=:゙iヽ
. ん、」"Yヾlノ
. i†=|=|ノ
. |ー |-|
.  ̄  ̄
756 :
730:05/01/05 06:45:47 ID:rMBpZgBg
>>734 イベント終えてから、書いたノート見てみたら10ページもあったYO!
あまりに長すぎるので、分別してみる。
1:リブルアーチ到着後、初めて呪いゼシカに会った時
2:クランスピネル取りに行ったときのリーザス様の「(良いように取れば)主ゼシ公認」発言
3:リブルアーチに戻ってチェルス襲ってるゼシカに対面した時〜撃破後
4:呪いゼシカ撃破後の、サーベルト兄さんとゼシカの昔の会話
5:目が覚めたときにトロデ王に暗黒神の存在を説明(萌え会話は無し)
6:チェルス死亡後、ハワード宅での仲間会話〜ハワード宅出た直後の恥じらいゼシカ(言うことが可愛い)
全部書くのは長すぎるので選んでください
>>743 面白かったです。こういうのもいいですね。ウマー
>>748 じゃあ、ここの小説まとめて主×ゼシサイト作りましょうか?w
>>756 全部は駄目なのか・・・(´-ω-`)
一応トリ付けしておきます…やり方合ってるかちょっと心配ですが
>>750 ありがとうございます。あのED勝手解釈満載の続きを書いてもいいのでしょうか((((;゚Д゚)))
頑張ってみます。王制の認識が甘かったら笑ってやってください。
>>757 ありがとうございます。横レスですが、サイト作成期待してます(*゚∀゚)=3
上から下まで主ゼシなんて、幸せ過ぎるサイトです。頑張ってください〜!
>>756 手書きか!?ごっつ大変だったろう。乙!
漏れは34がホスィ…。でもできれば順次全部うpして(w
>>757 支援。
お約束AA
>>645 ゼシたんセリフ
>>78,80,82,99,102,113,134,208,214
あと神の一覧とか作ったりしてたから投下しとく
・雷鳥 ◆YzvJ/ioMNk
>>233-236「想うは、あなた一人(仮題)」>ゼシカ視点。記念すべきスレ初SS。思えばこのころから氏の泣きゼシカは一貫している。
>>266-271「舞踏会の夜」>三人称(ゼシカ寄り)。主人公の名前を出さないようにしてある。
>>325-327「星降る夜に会いましょう 」>主人公視点。ほのぼの系。世界観を楽しむ主ゼシSSである。
>>346-349「三匹の子豚」>三人称。ギャグパロディ。ナレーションが饒舌な分、主人公の主張が少なめ。感情移入はしにくいが、ニヤニヤしながら読める楽しさがある。
>>412-416「いつか…。」>ゼシカ視点。結婚ED後の主ゼシ。泣きゼシカ。
・狂咲 ◆CWMtgKJRrk
>>308-311「ぱふぱふ 」>主人公視点。ギャグ。独白形式なギャグは読者(プレーヤー)の心情とシンクロしやすいだろう。
>>334-337「ゼシカ着せ替え大作戦」>主人公視点。ギャグ。勢いが素直に反映されていてテンポがある。
>>377-380「はっきりしないのは?」>主人公視点。シリアス…というにはコメディ色が強い。
>>491-505「モシャス」>主人公視点。コメディ?長編。ゼシカ先生が楽しいが、ちょっと主ゼシ色は薄め。
>>571「小ネタ」>主人公視点。ショートギャグ。
>>596-599「雪国寒寒」>三人称。ギャグ。相変わらず漢の道を行く主人公w
>>619-620「時間よ戻れ」>三人称。プレイヤー向けのギャグ。仲の良い日常を描いているが…。「キングアックスのギャグ」で意味がわからない人はわからないだろう。
>>721-723「想いのままに…」>三人称。ゼシカオンリーのショート。シリアスも良くなってきたっス
・大王イカ ◆W.6BfjH1VA
>>276-284「指輪に誓う」>ゼシカ視点。直接的でない描写を重ねて雰囲気を出してある神SS。
>>363-371「そこにAIはあるのか?」>主人公視点。ギャグ。テンポの良い台詞回しと読みやすい状況描写でサクサク進む。
・
>>389 >>390-406「今はまだ言えない気持ち」>ゼシカ視点。ゼシカの独白で綴る付かず離れずの関係が本編を補完してくれる長編。
・
>>477 >>478-480「ゆきげしき」>三人称。ほのぼの系。本編中の雰囲気を残したまま描かれた幕間劇。
・
>>526 >>516-525「月より照らして 」>三人称。幕間SS。少ないセリフの中に織り込まれた主→ゼシの想いが心地よく馴染む。
・
>>536 >>536-538,
>>547「【EDの時のゼシカが馬姫略奪に乗り気ではない件についての考察】」
>その名のとおり考察論文。本編での主姫を論証的に主ゼシとの関係性のないものであることを検証した(主ゼシが単なる妄想の類ではないことが言いたかったのか?)。
だが、基本的には類推論ばかりなのでスレ住人が本編で主ゼシを匂わす場面から妄想を広げているのと変わりなく、しかもスレ住人はすでに主ゼシは大前提なので今更感が大きくて不評の模様。
まぁもしインターナショナルだとか8-2とか出たときにゼシカエンドがあったりしたら「本編改悪じゃねーよ」ってことで再展開してくれてもいいかなと
・
>>594 >>589-594タイトル無し(588-594)>三人称。オリ解釈の魔法関係をネタにした話。
・
>>615 >>627-635「冒険」>三人称。本編に近いニュアンスで書かれた逸品。ほんの少し雄弁になった感情表現が本編でのモヤモヤを解消してくれる。
・
>>647 >>647タイトル無し>あけおめ小ネタ。
・713 ◆XSweWILgKE
>>714-716「旅立ち」>三人称(ククール視点寄り)。ゼシカは出てこず、描写として主ゼシを描くわけではないが、ちゃんと主ゼシものになっている。
>>739-742「そんなエイトさん」>三人称。コメディタッチに主人公の想いを描く。
アカウント取りました。ジオだけど・・・
ID:mqw+g0fVさん、ありがとう!
ID:mqw+g0fVさんのコメントも使っていいですか?
あと、この小説は載せないでってあったら言ってください。
>>767 お、いけそう?GJ!
使えそうなのあるなら使ってもらってかまわないけど…コメントは賛否あると思うから
もうちょっと反応見てからにしたほうが良くないかな。漏れの主観で書いてるところも多いし
おっけーです。コメントは後回しにしときます。
んじゃガンガンうpしますかね。
見られるようになったらURL書きますんで。
>>743 ニヤニヤしながら読ませてもらいました(笑
そうなんですよね、自分のとこでも双竜収得後ゼシカがエースでした。まあ主人公も準エースでしたけど。
>>766 コメントありがとうございます。凄く参考になりました。
>>769 自分の投稿したものでしたら、好きにして頂いてかまいません。
HP作成頑張ってください。
雷鳥 ◆YzvJ/ioMNk
サーベルトは登場しませんが、ポルクが代わりに言葉を伝えてくれました。
>>727 この後がどうなるかは想像におまかせします。
>>730 やはりリーザス像とゼシカの周りにいる人が、迷ったゼシカの後押しに相応しいと思い書いてみました。
>>731 ありがとうございます。
そろそろこのスレも飽きてきた
>>759 ありがとうございます。稚拙な文ですが、ご満足いただけるように頑張ります。
>狂咲 ◆CWMtgKJRrk
ありがとうございます。
ブーメランだったんですよ…うちの主人公…・゚・(つд⊂)・゚・
まだククールの方がダメージ出てたような気がします(笑)
>>713 ◆XSweWILgKE
面白かったですよ。GJ!です。続きまで期待したくなります。
>>767 GJ!禿乙です。まさか自分のSSを保管されるとは…。特に載せないで欲しいものはないです。
>>ID:mqw+g0fV
こちらもGJ!です。素晴らしいまとめでした。
コテ同士でレス付け合って馴れ合うのはあまりいい結果にはならないよ
このスレ既に個人サイトみたいだもんな……
まぁ まとめサイトさん作っていただけるみたいだから
今後はそっちに移動されることでしょう。
さて、自分は自分で主ゼシネタを求めてもう1週目プレイしよっかね。
カジノ兄妹イベント素でスルーしてもーたからあの辺の会話知りたい(;´Д`)
778 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/05 22:13:09 ID:3EIs0KIi
>>723 いやぁ〜改めて見てみると、なかなか面白いクイズ番組でしたね。
テクニカルという名のモザイク、耳に残るテーマ曲や庶民的な象印賞の賞品。
そして何より土居まさるさんの軽快な司会ぶりでしょうか。
番組が終わって今年で10年、復活を期待したい所ですが、番組に欠かせない土居さん、小林
千登勢さんが既に鬼籍に入られているのは残念で仕方ありません。
日曜の夜、家族で晩御飯を食べながら見ていたのを、昨日の事のように懐かしく思い出します。
製作局や番組趣旨は違いますが、同じANN系列で放送されている良質の長寿クイズ番組
「パネルクイズアタック25」が1年でも長く続くように願っています。
779 :
756:05/01/05 22:37:11 ID:IacEho6e
リブルアーチの会話、1:から投下します・・・長いのでご注意あと ネタバレ です。
1:リブルアーチ到着後、ハワードの家にて
ハワード、チェルスを退けて結界を張る。
呪いゼシカ「くすくす…。 4人の賢者の魂を得た この杖の前では
そんな結界が何の意味もないことが わからないのね。」
呪ゼ「さぁ もう終わりにしましょう。
あがき続ける姿を見ているのは 悲しいの…。」
主人公、部屋に突入
呪ゼ「…あら? うふふ。もう来たの?思ったよりも 早かったわね。
うふふ。結界が役に立ったわね。 今の茶番が無ければ
とっくに 死んでいたはずなのに。
今日のところは退散してあげるわ。 この人たちを相手にしながらじゃ
さすがに私も分が悪いもの。」
780 :
756:05/01/05 22:38:07 ID:IacEho6e
2:リーザスの塔にて、リーザスとの対話
リーザス「私はリーザス、クランバートル家(彫刻一族)の血を引くものです。
(中略)クランバートル家の跡取りである私がアルバート家へ嫁いだために
クランバートル家は賢者の血筋(シャマル)が途絶えてしまいました。
そして、賢者の末裔であるサーベルトの命と共に、賢者シャマルの血筋は途絶えました。
しかし、アルバート家が私の血筋であることには変わりません。
アルバート家の血を絶やさないためなら チカラをかしましょう。(クランスピネルのこと)
アルバート家の血をもつ最後の一人… ゼシカの事を よろしく頼みましたよ。
(リーザスは主人公に「ゼシカの家の血を絶やすな」と頼んでる、と良いように♂釈)
781 :
756:05/01/05 22:39:32 ID:IacEho6e
3:再びリブルアーチ、チェルスを襲うゼシカ〜戦闘後
呪ゼシカ「せっかく守りは万全にって言ったのに ずいぶんと無防備なのね。」
チェルス「だまれっ!!ここから先へは一歩も行かせないぞ!
ハワード様には指一本触れさせるものか!」
呪ゼ「…ハワード? くすくす…。悲しいわ…。
自分の血に刻み付けられた 大いなる運命を あなたはまだ何も知らないのね。
私が狙っていたのは 初めから あんな見せかけだけの男じゃないわ。
この杖が すべて知っているの。
私の狙いは かつて 暗黒神ラプソーンを封印した賢者の一人 大呪術師クーパスの末裔…
チェルス、あなたのことよ。
悲しいわね。あなたの命を守るべきはずの男が そのことをまるで覚えていないなんて。」
呪いゼシカ、主人公に気付く
呪ゼ「…うふふ。やっぱりまだいたのね。」
主人公、チェルスの前に出る
呪ゼ「いいわ。どうせあなたたちと戦うのは避けて通れないと思ってたもの。
ただ こんな風に あなたたちを死なせてしまうなんて 少し悲しいわね…。」
呪いゼシカ撃破
呪ゼ「そ…そんな 信じられない…。
この杖のチカラを超える人間が いただなんて…。
…ゆるさ…ないわ。絶対に…許さない。見せてあげるわ…
4人の賢者の魂を得た この杖の 本当の威力を…。
…燃え尽きるといいわ。この町と共に…お前達の命も!!」
ハワード登場。結界でゼシカの呪いを解く。
――エイトたちは 意識を失ったゼシカを宿屋へと運んだ。
ゼシカは 時折うなされるものの なかなか目を覚ます気配はなかった――
782 :
756:05/01/05 22:40:44 ID:IacEho6e
4:ゼシカが正気に戻って目覚めるまでの、サーベルトとの会話回想
オレは ひいばあさまから こんな話を聞いたことがある。
西の地から嫁いできた ひいばあさまの そのまたひいばあさまは
高名な賢者だったのだそうだ。
なに?賢者って?
…ん。じつをいうとオレもよく分からないんだけどな。
ただその方は 女性でありながら 剣術 魔術とも知り尽くしていて
大変な能力の持ち主だったらしい。
ふ〜ん。あ それじゃさ。きっとサーベルト兄さんは その人のチカラを受け継いでるのね。
だから剣も魔法も両方得意じゃない。
そう都合よくいけば良かったんだが 残念ながらそうはいかなかったらしい。
剣術こそ磨けばまだ向上する余地があるかもしれないが オレの魔法など
真に能力のあるものから見れば 子供だましだ。
そうかな?どっちもうまくできない私から見れば 兄さんの魔法凄いと思うんだけど。
いや。だからオレはこう思ってるんだ。 ご先祖様の魔法のチカラは
オレではなくゼシカ お前に受け継がれたんではないか…とな。
きっと お前には自分でも気付かない能力が眠っていて いつか
そのチカラが目覚める時が来るだろう。
オレは結構本気で その日が来るのを楽しみにしてるんだぜ。
783 :
756:05/01/05 22:43:10 ID:IacEho6e
5:目覚める。みんなに暗黒神の存在を説明(萌え会話は無し注意)
ゼ「トロデ王…。エイトも…。私…どうしてたの?
何だか随分 長い夢を見てたような気がするけど…」
トロデ「ふむ…やはり覚えておらんか云々」
ゼ「…ううん、覚えてるわ。
だけど ひょとしたらあれは夢だったんじゃないかと思って…。
私 まがまがしい魔のチカラに完全に支配されてた…。
…そう ドルマゲスと同じように。
私を支配した強大な魔の力の持ち主の名前は…
暗黒神…ラプソーン。
だけど…そのおかげで 色んなことがわかったわ。聞いて。
話したいことが たくさんあるの。」
ゼ「私の心にラプソーンはこう命令したわ。
世界に散った七賢者の末裔を殺し 我が封印を解けって。
七賢者っていうのは かつて 地上を荒らした暗黒神ラプソーンの魂を
封印した存在らしいの。
賢者たちはラプソーンを完全には滅ぼせなかったけど
その魂を閉じ込めて 自分達の血で封印したのね。
ラプソーンの呪いがその七賢者を狙っていて…。
マスター・ライラス、サーベルト兄さん、オディロ院長、
あとベルガラックのオーナーも…。今までに殺された人たちはみんな
七賢者の末裔だったのよ。」
784 :
756:05/01/05 22:44:03 ID:IacEho6e
トロデ「ワシとミーティアの呪いが解けないのも暗黒神のせい云々」
ゼ「それは分からないけど…。
残る賢者はあと3人よ。私が狙ったチェルスと…他にもう2人。
七賢者の血筋が全て絶たれると 杖にかけられた封印が解けて
ラプソーンの魂があの杖から…。
……杖………?
ね…ねぇトロデ王!杖は!?私が持ってたあの杖はどこ!?」
「…いけない!チェルスが危ないわ!
あの杖は 持った者が暗黒神に心を支配されてしまうの!
すぐに杖を探し出して!早くしないと杖を持った誰かが
またチェルスを狙うわ! エイト!!いそいであの杖を探し出して!」
785 :
756:05/01/05 22:45:07 ID:IacEho6e
6:チェルス死後、ハワード宅にて魔法もらった後の仲間会話。
ゼシカ「ドルマゲス…私…そしてレオパルド…
結局 杖はラプソーンの思う通りに運ばれてる…
私たち 抵抗してるようで 実際には
何の抵抗も出来てないのかもしれないわね…。」
ハワード宅出た直後にゼシカに呼び止められる
ゼシカ「ねえ エイト。ちょっと待って。」
(恥ずかしそうにしながら)
「えっと…たいした用じゃないんだけど…」
「ドルマゲスを倒して 杖を持った瞬間から 私
自分の意思で話すことが出来なかったから…だから 今 言っておくわ。
私 兄さんのカタキを討ったなんて まだちっとも思えてないの。
ラプソーンていうのが何者なのかはよくわからないけど…
あの杖をあのままにしてはおけないわ。あの杖を封印するまで
私 まだ旅を続けるから…えっと…
これからも よろしくお願いします。」(ペコリ)
そして
>>733へ・・・
その後の仲間会話
ゼシカ「チェルスを死なせてしまったことは
なんだか本当にかなしいわ…。
もしかしたら 助けられたかもしれないっていう気持ちが
消えないから…。」
>>756 うをっ。無理を言ってすまなかったっス…m(_ _)m 乙です。
ラプソーンの情報は全部ゼシカからだったんだな。ハワードからの情報とかはなかったんだっけ
787 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/06 00:20:37 ID:Ek9VuFah
ゼシカ、本当は臆病っていうのは妄想かと思ったら
ちゃんと村人の台詞であったんだな。
「ゼシカお嬢さまは小さい頃からいつも
サーベルトぼっちゃんの後ろをくっついて歩いてましたなあ。
ちょっと人見知りで性格のきついところもありますが 本当は
おくびょうなんですよ。ゼシカお嬢様は。」
……だそうで。
性格きつめといわれつつも主人公には口調が穏やかになるゼシカタン(*´д`)
最初は結構そっけない感じだったかね?もーちょい進めるぞー。
ドニの町でククールに「ジロジロ見ないでくれる?」と言ったイベントの少し後に
主人公には「この服 似合ってるかな?こづかい貯めて買ったのよ」とか言う
ゼシカ、雪は初めてとか言ってたっけ?
ゴッツい容量食うな
txtでうpするとかにしとけよ
ちょっと仕事が入ってきたのでまとめはまだ時間がかかりそうです。
ごめんなさい。
期待せずにいてください('A`)
いやいや、無理なさらず頑張ってください。
794 :
768:05/01/06 17:45:10 ID:cJLih3NB
様子見がてら一晩置いてみたけど、あんまり苦情はないみたいだね。ニュートラルに
出来てたかな?コテハンの多作神へのコメントはちょっとおざなりなのもあるから申
し訳ない気がするが。…今更だけど、不快なコメントがあったらスマソ。
>狂咲氏、雷鳥氏
お礼を頂いて恐縮ですが…まぁ所詮既存のものをまとめただけだから、漏れは何にも
してないも同然ですよ。これからもどんどん神SS投下してください
>>792 御自分のペースで頑張ってクダサレ。…期待はしますが(w
ふしぎな泉での
「みんなと話してくれるけど 姫様は少しでも多く
エイトと お話ししたいみたいね。それくらい私でもわかるわ」
っていうセリフどう見ても、姫に嫉妬か遠慮してるように見えるぞコノヤロー
まとめサイト、いちおう作ったんですけど、なぜか広告が表示されないのです。
どうしよう・・・有料版にしたつもりはないんですけど・・・・・・おかしいな。
>>799 まとめさいと(゚∀゚)キター!
どうもお疲れさまです。
801 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/07 23:16:49 ID:K/Z6iz6I
age
オイオイ!ゼシカと主人公がくっついたらククルとミーティアはどうなるんだYO!
ミーティアはあのデヴ王子とケコンするなんて認めんぞゴルァ
と、俺は思ってしまい、主人公×ゼシカでは萌えれん。
水を差してスマンコ
>>802 ミーティアとチャゴスの結婚の約束は主人公達の活躍で
トロデもサザンビーク王も納得した上で、無かったことになったから心配無用。
ククールにはバニーちゃんがたくさんいるので問題なし。
むぅ、ミーティア→主人公←ゼシカが好きな私はここにいていいのだろうか。
いいじゃない、俺もそうだし
過程をすっ飛ばして結果だけで萌えられる奴しかこのスレでは生き残れないよ
ゼシカ→主人公(これも過程がないけど)は別になんとも思わんけど
ゼシカ←→主人公したいならそこに至る過程をきちんと描いてくれないと萌えられない
なんの脈絡もなくゼシカと主人公が好き同士って言われてもハァ?な俺はここにいちゃいけないんだろうな
主ゼシ(ゼシ主)系のカプ図
構図1(主ゼシ的標準形?)
姫→主人公xゼシカ←カリスマ 元盗賊x女盗賊
構図2(主人公総受形)
元盗賊
↓
姫→主人公←ゼシカ
↑
カリスマ
構図3(主クク形)
元盗賊
↓
姫→主人公←ゼシカ
↓ ↑
カリスマ
構図4(クク主形)
トラベラーズやDQ8サーチでは
これが主流……_| ̄|○ 元盗賊
↓
姫→主人公←ゼシカ
x
カリスマ
>>807 カップルに萌えるのに理由がいるかい?
俺はほしい
王道でも正統派でもないカップルに萌えるにはそれなりの理由がないとおかしいと感じてしまう
う〜ん、DQの主人公は=自分なんだから、主→ゼシの過程はプレイしたときにオマイが思ったことになるだろ?
主→ゼシで何にも思わなかったんなら、オマイは主ゼシ者ではなかったってことじゃないか。無理にここに居る必要はないと思うよ
…ホントに過程をすっ飛ばして主ゼシに萌えてる香具師ってのもいるのかな?
>>799 お疲れ様です。これからマターリ見せていただきます(*´∀`)
流れをトン切って一本投下です。
813 :
雪景色:05/01/08 10:30:36 ID:2CzzXT7J
オークニスは周囲を山脈に囲まれた盆地にある。
海流の関係で秋頃には北から季節風がふき、山を駆け上がってオークニス中を飛びまわる。やがてそれは一面を白く染めあげる雪雲を運んでくるのだ。
冬になると風は穏やかになるが、かわりに大気がうんと冷えた。周囲は驚くほど澄み渡り、夜空を彩る星が最も美しく輝くのもこの季節だった。
「本当はね、何も無くただ旅行でここに着たんなら、じっくり楽しめたのになって、ちょっと思うの。」
一歩進む毎にきゅ、と雪の無く音が聞こえるのが楽しいのか、ゼシカは俯いて足元を見ながらそんな事をぽつりとつぶやいた。
「そんなことを言ってる場合じゃないって解ってるんだけど……。ねえ、そう思わない?」
手袋をはめた手で雪をすくうと、頬に触れる程度の僅かな風で零れ落ちていく。
砂のように細かいのに、白いし冷たい。何時まで見ていても飽きる気がしなかった。
「気持ちはわかるけど、長居してると風邪を引きそうだよ。」
連れの男はなんとも情緒のない事を言う。その言葉の中には呆れも侮蔑も無く、ただ思ったことを口にしているだけだと解っているから、ため息をつくだけで手の中の雪を払った。
これが『寒いのは嫌だ』と暖炉の前で毛布に包まってるククールなら、同じ事でももうちょっと気の利いた言い回しに違いない。今は疲れて寝てしまってるヤンガスだって自分に同意してくれるだろう。ああ見えて無邪気なところが多い彼のことだ、きっと一緒に楽しんでくれる。
トロデ王なら……と考えたところで、首を振って思考を中断した。
(他と比べてもしょうがないわ。エイトはエイトなんだから。)
814 :
雪景色2:05/01/08 10:31:19 ID:2CzzXT7J
そんなゼシカの様子を首をかしげて見ていたエイトは、東に傾いてきた自分の影に気がついて、そろそろ戻ろうと彼女を促した。
「明日も早いし、そろそろ帰って休もう」
「…解ったわ。」
それでも名残惜しそうにもう一度だけ雪を掬い上げると、軽く握ってエイトの背中に投げつけた。さして力を込めたわけでもないそれは、あっさり砕けて他の雪に混じる。無防備なところを狙われたエイトは、思わず声を上げて振りかえった。
「冷たっ…!」
「ふふっ。さあ、帰りましょうか。」
湿気を帯びた手袋をとり、かじかんだ手に息を吹きかけて温めていると、首にふわりと暖かいものが降りてくる。温もりが残ったままのマフラーを丁寧に巻きなおして、ありがとうと笑った。
「今度また皆でこよう。平和になったら。」
「そうね、次は全員で雪合戦しましょ。」
ドサリ…と木から雪が落ちてくる。大地にはまだ春の気配も無く、身を切るように透明な大気があたりを満たしている。
オーガニスの冬は耳が痛くなるほど静かで、見渡す限りの白銀が包み込んでいた。
自分は友情以上恋愛未満が好きなので、甘くはありませんです
そういうのに需要はありますか(´・ω・`)
主人公は自分と思ってプレイしてたので、
ミーティア姫は可愛いとは思ったけど
やっぱりいつもそばに居てくれるゼシカのほうに気が行きました。
そういう過程は個々がもってるのかなーとか思ったりしてます。
(だからこそ、過程捏造の自分のSSの需要具合が心配だったり)
ではまた名無しに戻ってスレに溶け込んどきます。
Σ('Д' )
ミーティアもそばに居てくれるのだけど、話とかしてくれるのがゼシカなので
スマソ
俺は最初ゼシカっていきなり馴れ馴れしくてウゼェ、って思った。
ヤンガスが結構気にかけてて、ヤンガスいいヤツだな、ゼシカ空気嫁、って思ってた。
一人で戦いたいけどピンチになったら助けに来てよとか言われて、(゚Д゚)ハァ?って思っ
たな。
でも、正体不明の化け物(トロデ王)と馬を助けるために強行軍を続けるヤツ(俺)
に必死で付いて来て、ヤンガスの心配を余所にがんばる彼女の姿に徐々に仲間として
信頼するようにはなった。最初は死にまくったけどすぐに強くなったし。
だからドル髷倒して、明らかに怪しい杖を拾い上げたゼシカが心配で仕方なかったよ。
ゼシカがいなくなったとき凄い心配した。まぁ、杖によってどうにかなったってのは
すぐに判ったけど、どんな状態かはわからなかったし。
対面したときに元に戻る気配も無くて、完全に杖に操られてると知ったときはもう助
けられないんじゃないかと焦った。
いざ戦闘、ってなったときは、もしものときは命を掛けて助けてやるぜ、って思ったよ。
結局( ゚д゚)ポカーンと見てる主人公には呆れ果てたけど、無事助けられて良かった。
目を覚まして微笑んでくれた(ように見えた)時、俺コイツのことこんなに大事に思って
たんだな、って思った。もう、主人公=自分を越えて来た感じだった
思えばこのときに俺は主ゼシになったんだと思う。
何が言いたいかっつーと、>713 ◆XSweWILgKE GJ!ってことw
>>815 情景描写が細かいと短くても読み応えあるな
「オーガニス」なんて全然気にならなくらい読み入っちゃったよ
GJ!!
>>817 いいなぁ。
自分はその後から感情移入しだしたから、
ヤンガスがゼシカを心配してた気持ちがわからなかったよ。(一大事でげす!)
早解きしすぎたせいかもしれん…
820 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/09 05:42:19 ID:PNoq2F1o
そろそろ新作カモ〜ン
>713 ◆XSweWILgKE
描写が細かいですね…自分には真似できません。GJ!です。
一本投下します。甘くは無い主ゼシ話です。シリアスです。
これも苦手な方はスルー推奨です。
エイト達は、ついにドルマゲスを追い詰め、闇の遺跡に潜入しようとしていた。
「兄さんの仇…やっと追い詰めたわ。絶対…この手で仕留めてみせる」
闇の遺跡に向かう薄暗い道の中、ゼシカは一人闘志を燃やしていた。
「ゼシカ。気を高めるのはいいことだけど、まだ先は長い。あまり急ぐと、足元すくわれるよ」
「じゃあエイトはどうなのよ?やっと追い詰めたのだから、気合が入らないはずがないじゃない」
「それは俺もそうだ。でも、あまりドルマゲスのことばかり考えないほうがいい、って言ったんだ。どんな仕掛けがあるのかも解からないんだしね」
「頭ではわかってても、心は逸るわ」
「できる限り抑えるんだね。これから、ってときに大怪我しちゃ元も子もないからね」
「感情を抑えるのは難しいのよ」
「抑えられなければ、大怪我するよ」
「ずいぶんと冷静で御立派なリーダーね。頭が下がるわ」
棘のある言葉を投げる。
「それはどうも」
全く気にしない。
何となく険悪な雰囲気が流れる中、足を進めていった。
闇の遺跡は山道の一番奥にある。闇の遺跡の名前の通り、闇の結界で守られていて、周囲はその影響か常に薄暗い。
「着いたね。皆」
「兄貴…鏡を」
「わかってる」
遺跡の真正面にある祭壇のくぼみに、鏡をはめ込む。すると、鏡から光が溢れ、線となって闇の結界を貫いた。
「さて…行くか」
「そうだね。皆、行こう」
全員緊張の面持ちで入る。
中はところどころ崩れており、仕掛けも多く、また敵は強かった。
団結して進まなければならない。だが、ゼシカが輪を乱しつつあった。
「ゼシカ。攻撃しすぎだよ。雑魚とはいえ強いんだから、もっといつものようにサポートしてくれ」
「嫌よ」
「ゼシカ」
「私だって…戦えるんだから。この手で、ドルマゲスを仕留めるんだから」
「ゼシカ…」
もう何を言っても無駄だと悟った。この意思を曲げるのは、自分にはできそうに無い。
「…わかった。好きなように戦ってくれ。…でも、その結果がどうなっても、俺は知らないよ」
「覚悟の上よ」
苦戦しながら進んでいった。ゼシカが攻撃、あとの三人も自由に戦っていたので、団結、という言葉は当てはまらない。
「ゼシカ。辛くない?」
「平気よ。あなたは、自分の心配をすることね」
心配しても、返ってくるのは棘ばかり。険悪な雰囲気が流れていたが、皆ゼシカの焦りの理由がわかるので我慢していた。
だが、焦りは何も産まないのが事実。ゼシカの動きは、明らかに精彩を欠き始めていた。
「イオラ!」
爆発が敵を襲う。だが、その爆煙をかいくぐって、死神貴族が突っ込んできた。
「くっ!」
普段なら避けられる距離だが、今はとても間に合わない。ゼシカは、激痛を覚悟した。
いつまで経っても痛みは来ない。代わりに、剣戟の音が響く。
目を開けると、そこには死神貴族と打ち合っているエイトがいた。
「エイト!」
「…早く逃げろ!」
槍が心臓目掛けて繰り出される。かわして、剣を振る。腕を斬ったが、ものともしない。
一旦離れたかと思えば、紋章を放つ。
「く…」
ひるんだ隙を狙い、突撃してくる。かわしきれずに食らい、よろめく。
とどめ、と言わんばかりに咆哮を上げると、再度突撃。だが、その身は宙に浮いた。
ゼシカが、メラミを放ったのだ。その炎をまともに食らい、吹き飛んだ。
「はぁ…はぁ…」
「ゼシカ!助かった!」
起き上がってちらっと辺りを見回すと、もう戦闘は終わりかけていた。残るは、あの死神貴族と数体のモンスターのみ。
まだよろめいているところに、火炎斬りを放った。死神貴族が崩れ落ちる。やっと倒した。
「やっと…終わった。助かったよ」
「お礼を言うのは…私の方だわ。かばってくれて、ありがとう」
「あと…ごめんね。俺、そろそろ限界だ」
言うが早いか、倒れる。ゼシカが必死で支えた。よく見れば、ところどころから血が流れている。
「ちょ…エイト!?ククール、ヤンガス、早くこっちに来て!」
「どうした…ってエイト!」
「あ、兄貴―」
「ヤンガス!雑魚は任せたぞ!…ベホマ!」
優しい光がエイトの体を包む。
「とりあえずこれで止血は大丈夫だろう。一旦帰るぞ。いいな?ゼシカ」
「もちろんよ。エイトの体のほうが心配よ」
「ヤンガス!終わったか!?」
「終わったでがす!帰るでがすよ!」
「おし…リレミト」
遺跡から出ると、すぐにルーラでサザンビークに運んだ。クラビウス王に事情を話し、医者を呼んでもらった。
「どうですか…?先生」
心配そうにゼシカが聞く。医者は、にっこり笑った。
「まあ二、三日安静にしていればいいじゃろう。怪我に深いものは無かったのが幸いしたな」
その言葉を聞き、安心する一同。だが、ゼシカだけは、安心した中にも暗い影を落としていた。
…その夜
「はぁ…私のせいだな」
暗い影の原因は、これ。自分をかばってエイトが怪我をした、ということ。さらに、自分が焦ってでしゃばっていたということも原因になっていた。
「エイト…大丈夫かな…」
「呼んだ?」
「うん…ってエイト!?駄目じゃない、まだ安静にしてなきゃ!」
「平気だよ」
「でも…」
「ゼシカ」
「…?」
「昼間のこと、気に病む必要は無いよ。俺が勝手にゼシカを助けて、勝手に怪我しただけだから」
「………」
「それだけ言おうと思って、起きてきたんだ。もう眠いから、俺は寝るよ。…もう一回言うよ。気にしなくていいから。ゼシカが無事で、俺は嬉しい」
じゃ、と手を振って去るエイトをぼんやりと見つめるゼシカ。
「…エイトは優しいね。私も…寝よ」
(あーもう、全然眠れない)
その日のゼシカは、全く寝付けなかった。寝返りを打つばかり。
目を閉じればエイトの顔ばかり浮かんでくる。
気にしなくてもいい、といったエイトへの負い目のせいだと思っていた。
…ゼシカは、自分の心の底に小さな火が灯っていたことに気づいていない。
以上です。
今までとは違い、甘さが薄いです。
自分なりに頑張りました。
ところで、SSはこちらでいいのですかね?
まとめサイトでこっちに投下してくれ、とありましたのでこちらに投下したのですが…。
828 :
読み手に専念してる人:05/01/09 10:54:22 ID:QzBofR/P
いいんじゃないですか?
まあ、それはおいといて。
雷鳥氏、GJです、というかSSを書いてくれた人みんなにGJ!です。
いつも知らない間に投下されていてお礼ができないので、ここでお礼を言っておこうと思います。
>>雷鳥氏
徐々に積み重ねていく感じが良かった。
ここで甘々になっちゃうとドルマゲス戦での本編がおかしくなっちゃうしね。GJ!
714さんの雪景色&雷鳥さんのMy Hero、サイトにうpしました。
お2人とも色んなパターンの主ゼシを書いていただいて。本当幸せです&GJ!
SSは、しばらくはこのスレであげる感じでいいですよね。
あ、あと
>>756さんの、セリフも保管しておいた方がいいでしょうか?
832 :
読み手に専念してる人:05/01/09 15:17:45 ID:QzBofR/P
まとめサイトの狂咲 ◆CWMtgKJRrk 氏の作品「はっきりしないのは?」が「ページがみつかりません」となって見れないんですけど。
一応報告しときます。
>>827 こういう展開好きだ!!GJ!(*´∀`)
ゼシカの性格とか心の変化とかよく出てて、素晴らしいです。
良いセリフといえば2週目やってて気付いたんだけど、
『ミーティア姫はあくまでも王子と結婚する』ってところを、やたら何度も言うんだよね。
チャゴスの事を知る前はもちろん知った後でも、
ククールが「チャゴスが王になったらサザンビークの将来が心配」という感じで言うと
「でもさ、ミーティア姫が結婚したらサザンビークで暮らすんでしょ?大丈夫じゃない?」と返すし。
その一方、チャゴスを批判するセリフは言ってるし
姫はチャゴスと結婚したくないだろうなぁと思ってはいても、やっぱり意識してると思われ。
これ…妄想…?(^ω^;)
妄想スレですが何か?
姫に遠慮してるようなことを匂わせるセリフは結構あった
839 :
願いごと。:05/01/09 18:42:59 ID:8KX8wly2
決戦前夜。川辺の教会で最後の夜を過ごす。
「…眠れない。」
というか、こんな状態で眠れるはずが無い。とりあえず、外に出て夜風をあびる。
「どうしたの?」
振り返ると、あなたがいた。
「ちょっと眠れなくて。だって、本来は最悪な事態なわけでしょう?
そんな状態で眠れちゃうヤンガスとククールが信じられないわ。」
「ハハハ。」
あなたは笑う。
「笑い事じゃないわよ。」
あたたかい。
「まったく、もう。」
私も思わず笑みがこぼれる。すると、あなたは何かに気付いたように
ふくろからお酒を取り出した。
「お酒って…もしかして、飲む気でいる?ダメよ。まだ飲める年じゃないでしょ!」
そんな私の言葉を無視して、あなたはお酒を飲んだ。
「ゼシカも飲んじゃいなよ。」
か…間接キス。
「きょ…今日だけよ。」
そう言って、私も飲んだ。
お酒の力もあって、話も進む。大体は旅の思い出話。流れていく楽しい時間。
不意に、あなたに腕を掴まれた。
「えっ?あ…ちょっ、ちょっとぉ。」
私はなすがままにつれていかれる。お酒のせいかな。あなた、いつもより積極的。
そんな中、教会の陰にトロデ王の姿があった。
「若いっていいのう。」
ミーティア姫はなんだか悲しそうだ。
840 :
願いごと。:05/01/09 19:36:40 ID:8KX8wly2
願いの丘から見る夜空。一段とキレイ。…なんだか兄さんが近くにいる気分。
「キレイね…。」
思わず出た言葉。
「なんだか気持ちいい。」
目をつぶる。すると、唇に暖かい感触。一瞬、安らぎに包まれる。
「んっ!?」
つい唇をはなしてしまった。
「何するのよ!」
「さ、さあ?何でだろう?」
「さあって…」
酔いが完全にさめた。だけど、違った意味で顔が熱くなる。
「あ、な…流れ星!」
私は、ごまかしを含めて指をさして言う。そして、一つの願いごとをした。
「どんな願いごとをしたの?」
「そんなの、い…言えないわよ。」
言えないよ。だって、言ってしまったら願いごとが叶わなくなっちゃう。
私の願いごとは…そう、旅が終わっても、あなたとずっと一緒にいること。
夜が明け始める。
「そ、そろそろ戻りましょ?」
私は手を差し出す。
「う、うん。」
あなたの…体温を感じた。
おわり
841 :
願いごと。:05/01/09 19:43:57 ID:8KX8wly2
まず、お目汚しですいません。いろいろと課題があるようで…。
とりあえず、お酒はマイエラ修道院でヤンガスがこっそりとふくろに入れていた
ところを、主人公がたまたま見ていて、それを、あの場面で思い出したという事
でお願いします。
以後、精進します…。
ウン。精進してまた来てください。
>>831 前にSSタイトルまとめてた最初に載ってた番号はみんなゼシカのセリフだよ?
重複もあるみたいだし、主ゼシというには若干フィルタを掛けないといけないようなのもあるけど
このスレで出た以上、主ゼシでないということはないと思うが
主人公とゼシカだけの二人旅で龍神王までクリアする猛者はいませぬか?(俺は無理
ラプソーンの祈るとこで他二人のレベル上げるのはしかたないとして、それ以外では棺桶に入っててもらうこととして。
そうやる場合、主ゼシのスキルは何を上げたらいいんだろうか?
ゼシカはいきなり甘い雰囲気にはならないだろうな
最初は照れてつんつんしてる筈だ
というわけで
>>841ナイス
846 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/10 00:55:02 ID:xuDTeosX
呪われたゼシカ倒して、復帰した時のセリフで完全にハマッた…
ゼシカ可愛すぎる。
女だけど彼女にしたい!
>817
おお、ストーリーがある! やっぱり過程は人それぞれですよね。
遅くなりましたが、ありがとうございました^^
>818
Σ('Д' )<オーガニス
なんて恥ずかしい間違いを!!!orz
ご指摘ありがとうございます。気がつかなかった(つдT)
楽しんでいただけて嬉しいです。ありがとうございました^^
>雷鳥 ◆YzvJ/ioMNk
お読みいただきありがとうございました^^
新作も拝見させていただきました。主人公が男らしい!いいなあ……。
>まとめサイトの管理人様
申し訳ありません。オーガニスの誤植だけ訂正のほうお願いしてよろしいでしょうかorz
お手間おかけいたします・゚・(ノД`)・゚・
>>846 萌えスレ上げるような香具師にその資格はない。出直して来い
(´-`).。o(小説ではせめて姫×主人公←ゼシカにしてくれるといいな…)
公式の、というかいつも発売される奴だよね?<小説
自分はわがまま言うと 姫→主人公←ゼシカ
という矢印引いてみるとものすごく両手に花状態が……うわ何するやm(ry
一番の希望は、最後にゼシカと姫様で「負けないよ、がんばろうね」と仲良く微笑み合う、みたいな
結局誰かとくっつくことになるかさえわかんない終わり方が。
姫様も成り行きに頼ってばかりじゃなく自分の好きな人をみつけて、
ゼシカは姫様の友達として、過剰に遠慮することなく対等に自分の気持ちを出せるようになって、
さてこれからどうなるかな??って感じ。結婚が冒険のゴールじゃなくって
未来を感じさせる終わり方がいいんだよー。妄想万歳(ノД`)
残念
小説では主姫、ククゼシ、ヤンゲルがデフォですから!
小説はいつも原作完全無視だから関係なし。
腐女子の作者が毎回暴走して終わりだからな。
>>851 気持ちは激しく分かる。両手に花状態は良いよな。
スレ違いですが、DQ小説版歴代作者。
高屋敷英夫:ロトシリーズ担当。アニメ等のシナリオライターとしてかなり著名。母校の野球部監督をしていたことも。
いちおう日本のゲームノベライズの原点的作家。でも本業小説家でないので誉める意味はない。否、あとがき以外誉めるところがない(ヒドイ)。
思い切った原作破りやオリキャラ多用、パーティ内恋愛などは、その後のDQ小説の性質を決めることとなる。
当時は(今も?)ホリーさん以上の大シナリオライターだから編集部も文句は言えなかったのかも。
しかし噂ではゲーム嫌いらしい。仕事選んでほしかった……。
久美沙織:精霊ルビス伝説と天空シリーズ担当。コバルト文庫の先駆者的存在。ちなみに出身は高屋敷氏と同じ盛岡。旦那様も小説家。
小説家としての文章力と表現力、小説としてのこだわり、DQに対する愛なら文句なしに歴代最高。ただしそのために読者の好き嫌いがハッキリ分かれる。
きわどい描写、ボクアリーナ、あたしマーサ、パノン、テリバなど、作家本人の趣味がふんだんに盛り込まれている。それも愛ゆえと言えばそれまでだけど。
DQ7小説のコンペにも参加するも落選。原作者との衝突(?)やDQをノベライズすることへの格闘の歴史は女史のHPをご覧あれ。
久美沙織はどうですか? Part2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1100752216/ 土門弘幸:コンペで見事三代目を獲得し、DQ7を担当。電撃文庫出身。2ちゃんねるではゴーストライター疑惑でおなじみ。
読みやすさと原作準拠では歴代最高。あのばか長いDQ7を3巻にまとめたのは凄い。
しかし……DQプレイヤーが読むとなんだか感覚が違う。原作そのままの台詞が多いのもゲーム本編への思い入れがないせい?
ヒロイン格のマリベルでなくアイラが主人公とくっつくのに大して叩かれないのも愛なき故か(藤原カムイの漫画でもマリベルはキーファとくっついてるそうだが)。
HPの日記を読むとこんな人がDQ書いたのかとガッカリしそうになる。まあ作品は作品だけ見ればよくて、書き手に人格まで求めてはいけないか……。
土門弘幸3〜土門牧場の決闘〜
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1022592135/ さて8は誰が書いてどんなカップリングになるか……というか小説出るの?
土門氏のように原作に忠実にやって…結局姫との会話が足りずにED改変とか。
別に主姫を貶める気はないが、普通に原作準拠でやって主姫になったら描写不足が甚だしいよね
このスレの奴らって憐れだな
>>855 そうだな、せめて恋愛フラグ立ってる過去バナないと納得できない
公式小説は、ここの神たちに書いて欲しいねw
勝利の祝宴の後、エイトは部屋で荷物をまとめている。
じいさん(トーポ):
「エイト、何も言わずに旅立つつもりか?
そうじゃな、みんなもわかってくれるじゃろう」
コンコン(ドアをノックする音)
ミーティアがドアを開け「エイト、ちょっといいですか?」部屋に入ってくる。
ミーティア:
「エイト、ありがとう。
わかってます。生まれた所へ帰るのですね。
小さい頃からずっと一緒に育ったエイトと別れるのは淋しいですわ。
でも大好きなエイトが決めた事なら、ミーティアは応援いたします。
エイトに頼りっきりじゃいけませんものね。
私もこれから国のみんなのために立派な女王になれるよう努力いたしますわ。
たまにはトロデーン城にも遊びに来てくださいね。
旅立つ前にお話ができてよかったです」
ミーティア部屋を出る。
トロデ王がドアの外で待っていてミーティアを迎える。
トロデ王:
「やはりエイトは行ってしまうのか。淋しいのう。
ミーティア、なんならエイトについて竜人の里へ行っても・・・」
ミーティアはトロデ王の口に人差し指を持って行く。
ミーティア:
「お父様、これでいいんですわ。
ミーティアはエイトのことが大好きです。
でもそれ以上にお城のみんなや国のことを大事に思っています」
トロデ王:
「ミーティア(うるうる)」
トロデ王:
「そうじゃのう。エイトにとってあのじいさんはやっと巡り会えた本当の家族じゃ。
ここで暮らすより、じいさんと一緒に竜人の里へ帰ることがやつにとってもよいじゃろう」
そっと廊下を後にする二人。
〜時は流れ〜
竜人の里で暮らすエイト、
じいさんのためにチーズを作ろうと牛の乳を搾っている時、視界に赤い靴が。
靴の主へ視線を移すとそこには見慣れたゼシカの顔。
ゼシカ:
「エイト・・・。ずるいよ。何も言わずに旅立っちゃうんだもん。(ちょっと涙目)
私、まだ、エイトに大事なこと伝えてなかったんだよ。
ずっとずっと言いたかったけど、旅が終わって言おうと思ったけど
エイトいなくなっちゃって・・・」
ゼシカ:
「私、エイトが好き!エイトとずっと一緒にいたい!」
主人公、微笑んでうなずく。
二人手を取り合って竜人の里の方へかけていく。
で、ドラクエのテーマ曲。
画像は二人の結婚式の様子。みんながお祝いに竜人の里へ来てくれている。
862 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/11 13:59:05 ID:xgAtEyOq
やだなぁ…牛の乳搾ってるときにゼシカが来るなんて
せめて牛の世話してる時にしてほしい
好きな流れだ。
これはこれでゲームの続きっぽくていいが
SSバージョンも見てみたい。
自分とツボが違うSSよりイイかも。
乳搾りからラブシーンにもっていくあたりとか、作者のセンスを疑うが
まぁ、笑えるからいいんじゃないでしょうかw
主人公が牛の乳搾ってる時点で萎えた。
ゲーム中のあれはヤンガスが搾ってることにしてる。
乳搾りに意味があるわけじゃなくて中腰で視線が低くなってるってことを言いたいんだろ
それで最初に目に入ったのが靴、見上げると誰かわかるって流れだろ
読みが足りない奴ばかりですね
それはわかるがせめてもうちょっとマシな描写を(ry
868は中腰が視線が低くなってるってことしか気にならないんだな……
よかったね乳搾り作者殿、あなたと同じ感覚の人がいたみたいだよ
と適当に作者さんをいじめてみたけどこのままだと乳搾りスレになりそうなので
さらっとかわせるオトナの方、何事もなかったかのように次どうぞ↓
871 :
867:05/01/12 14:43:04 ID:cyTiKCuc
>>868 そういう事以前に
主人公が牛の乳を搾るという行為をしてるのが嫌だって言ってるんだよ。
読解力の無い奴だな。
872 :
867:05/01/12 14:44:32 ID:cyTiKCuc
乳搾り、牧歌的でいいじゃないか。
なにをそんなにキリキリしてんのか分からん
壺を割るのが趣味のような男だ、情緒なんぞとは無縁かも知れん
ブラシがけとか他の農作業でもよかったと思うけど
父絞りいいじゃねぇか…エロくて
ゼシカのを絞るのもいいが、俺はむしろゼシカに絞られたい
牛みたいに…ってすれ違いになるな
>>875 「主人公が」搾ってるのがやだってことだろ
子供のわがままかよ
好みの問題じゃないの?
ってかもうこの話題つまらんからやめれ。
せっかくまとめページも出来たのになあ…
漏れはSSも書けないし挿絵も描けそうにないけど…神降臨を激しくきぼんぬするよ!
絵ならかけなかないけど、自分の絵は結構クセが強いからなぁ。
これ以上乳搾り祭りするわけにもいかんので次の叩きネタを提供すべきなのか
とりあえず他力本願。職人さんカマーン!
後半のゼシカと主人公、なんかかなり親しくなってる?
「ひどいわね! うふふ
もういいわよーだ! エイトのバカ!
「あっ!さては 女の人の服がきわどいから
喜んでるんでしょ?まったくエッチねぇ。
「エイトは この家で 生まれたって
ことだったわね。そう考えると ここも
何となく 親しみを感じられるから 不思議だわ。
「こんな時だけど・・・ありがとう。エイトに感謝してる。
エイトがいなかったら 私ここまで来れなかった
だから・・・ホント ありがとう。
「エイトと こんなに
仲良くなると 思ってなかった。
不思議ね・・・・・
「あの暗黒神を倒しても
ずっと 旅を続けよっか・・・・・・?
な〜んちゃってね。ウソウソ。
885 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/13 02:11:38 ID:lgkkriE1
>「あの暗黒神を倒しても
ずっと 旅を続けよっか・・・・・・?
な〜んちゃってね。ウソウソ。
ゼシカ可愛い(*´Д`)
シリアスを一本投下します。
SSは全部読ませていただいてます。どれも面白く良かったです。
887 :
共に 1:05/01/13 12:30:38 ID:5nSbYmZd
ゼシカを新たに仲間に加えたエイト一行は、その日は船着場にて一泊することにした。
夜中に眠れずにいたゼシカは宿の屋上の望楼にやってきていた。
(兄さん見ていて……必ず私がドルマゲスを倒してみせる)
今のゼシカの瞳には、深い悲しみと仇敵に対する憎悪が渦巻いている。
エイトたちと共にいる時は明るく振舞っているが、やはり兄を殺されたことがその心に暗い影を落としていた。
しばらくして誰かがこちらに上ってくる音が聞こえ、振り向いて確かめると、そこにはエイトがいた。
「あらエイト、こんな夜更けにどうしたの?」
「うん、なんだか眠れなくてね、それで風にあたりに来たんだ」
「そう」
そう言うとゼシカは視線を、エイトから再び遠くの景色に移した。
その背中には拒絶の意思がハッキリと浮かんでおり、これ以上の会話を拒否している。
888 :
共に 2:05/01/13 12:32:54 ID:5nSbYmZd
しばし互いに無言の時が流れた。
半時は経ったと思われる頃、不意にエイトが口を開いた。
「ゼシカ……君が苦しんでいる想いは君だけのもので、僕には分からないかもしれない。でもよければ話してくれないか? 誰かに吐
き出せば少しは楽になることもある」
「………………」
だがゼシカはそれには答えず、ただ無言を通した。しかしエイトの方も構わず言葉を続ける。
「ゼシカ、僕たちは仲間だろ? 今日…いやもう昨日だね。まだ丸一日も経ってないけど、僕たちは仲間になったんだ。だから君が苦
しんでいたら助けたい。手を貸して欲しいならいつでも貸そう。だからね…少しでいいから君が心で思っていることを話して欲しい。
お互いのことを信頼しあえる本当の仲間になるためにも」
「……………………………………………………………………」
再び互いに無言。
ゼシカは遠くを見ている。だがゼシカはその風景を見ていない。ただ視線を向けているだけ。
エイトもその隣で同じく遠くを眺める。だがその意識はずっとゼシカに向けられている。
889 :
共に 3:05/01/13 12:35:10 ID:5nSbYmZd
無音の時が流れる。
先ほどよりさらに長い時が流れた頃。
ゼシカは今まで重く閉ざしていた口を開き、ポツリ、ポツリと語り始めた。
兄との思い出、どれだけ兄が好きだったか、その兄を失った悲しみ、そしてドルマゲスへの憎しみを。
ゼシカが語り終えた後、エイトも自分の事を話し始めた。
自分には幼い頃の記憶がないこと、幼なじみの姫との思い出、城の人たちがどれだけ優しかったか、その人々が呪われてしまった悲し
み、そして呪われた人たちを必ず助けてみせるという決意を。
長く長く、ついには日が昇ってしまうまで、二人は語りあった。
二人の目の下に隈が出来ていることを、朝食の時や王達に合流した時に、ヤンガスやトロデに不思議がられたが笑って誤魔化した。
とにかくドルマゲスの情報を求め一行はマイエラ修道院を目指すことになった。
出発の時、ゼシカは明るく皆に声をかけた。
その笑顔は昨日のものとどこか違い、澄み渡った綺麗な笑顔であった。
終わり
久しぶりの投稿です。
ゼシカが仲間に入ってすぐ南の大陸のフィールドの仲間会話で、ドルマゲスと戦うとき一人で戦わしてくれと言う会話で「はい」を選ぶとピンチの時には助けに来てという会話が聞けます。
でも仲間になってすぐにそこまで信頼しているのも変ですし、またゼシカの会話はストーリーが進むと段々と親密になっていきます。
だから、より親密な会話になるためのイベントが本編に描かれて無いけどあるんじゃないかなと考え、書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
>>890 良かったッス神様!
>>817にもあったように、俺も最初から馴れ馴れしいゼシたんには違和感があったんですよね。
親密になったからこその後の会話だと思えますし、途中過程は重要です。
不気味な一行wに打ち解ける様が想像できてGJでした。やはり時代はツンデレですなw
>>890 「実は臆病で人見知り」のはずのゼシカが、ポルトリンクで再会した時から
いきなり普通に話してきたから、おかしいとは思ってた。
船着場で休むまでは馴れ合いながらも距離を取ってて、>>887-
>>889を経て
本当に腹を割って話せる仲間になると。
うーむ、素晴らしいです!
そしてマイエラでの「ピンチの時は・・・」に繋がるとは恐れ入りました。
893 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/13 16:14:37 ID:qMPPw914
いいねこのスレ。
あーーーorz
また変な所で改行が入ってる……。
「吐き出せば」とか「苦しんでいる」「呪われてしまった悲しみ」の所とか。
まとめサイトに移されるとき、その辺りを修正してもらえないでしょうか?
>狂咲氏
SS、GJ!
気になるのは、氏が書いているギャグSSの主人公と、
>>887-889のSSの主人公が同一人物なのか、このSSだけのパラレル設定なのかってこと。
同一人物なら、普段はエロ心満載だけど決めるとこは決めるっていう、カコイイキャラになってますな。
>狂咲 ◆CWMtgKJRrk
お疲れ様です。ゼシカが可愛らしくて羨ましい(*´∀`)
一応一本投下です。
主ゼシかといわれると首をかしげる作品ですが、本人は精一杯そのつもりで
私には秘密がある。
人が20年近く生きていたら秘密の一つや二つ持っていて当然の事。別段それを厭うわけでもないし、重く感じるわけでもないわ。
いくつもある秘密。人によっては、それは取るに足らないものなのかもしれない。もしくはとても大切なものかもしれない。
けれどそれは私の中に確かに存在して、そして小さな棘として時々胸を痛ませるのだ。
久しぶりに足を運んだトロデーン城は、以前のような暗鬱な雰囲気は払拭され、活気に満ちていた。
人々は嬉しそうに笑いあい、「おめでたい」「幸せに」と、どこに居ても耳に入ってくる。
どれだけこの城の人がミーティア姫を愛しているか。結婚の先にある彼女の幸福な未来を夢見ているかが伝わってくるようだった。
すぐ傍で結婚相手の性格を見てきた自分にとっては、彼女の幸せを簡単に信じられるものではなかったけど。
「ミーティア姫、お久しぶり。あれ以来ね」
「まあ……ゼシカさんも来て下さったの」
微笑んだミーティア姫は相変わらず綺麗で、純粋に自分と会えた事を喜んでくれているようだった。
奥の部屋に誘おうとする彼女を制す。もう直ぐ出発の時間のはずだもの。話し込むわけには行かない。
姫は少し迷った後、お掛けになってと私を促しておいて、自分はピアノの椅子にそのまま座りなおした。
冒険中は話すことも出来なかったが、端々から感じていた気さくな感じは、やっぱり間違っていなかったみたい。私の母親でももう少し見栄を
張るもの。
「ありがとう、ゼシカさん。私のために遠くからお越しくださって……ミーティアは幸せ者です。」
「気にしないで。実は同窓会もかねてるのよ。ククールもヤンガスも、ミーティア姫にきちんと挨拶した?」
「ええ、先ほどこちらにお顔を見せに来てくださいました。皆さんお元気そうで何よりですわ。お二人とも、今頃エイトに会いに行っているの
ではないかしら」
エイト、と口にした時のミーティア姫の微かにさびしそうな表情。それは直ぐにいつもの笑顔に変わったけど、私に昨日ククールから聞かされ
た『作戦』を思い出すには十分な時間だった。
これはククールとヤンガスと私の三人しか知らない秘密。私達のほかには誰も……エイトでさえも知らない事。
あの2人は、今回の結婚を潰そうとしているのだ。
最初から2人でやるつもりだったのだろう。私は昨日急に呼び出されてその話を聞かされたけど、2人は、いや、主にククールはどうも冒険中からこの事を考えていたようだった。
出来れば協力してもらいたいと、そんなククールの真面目な顔を見るのは、彼の兄と戦った時以来かもしれない。
あの時のククールは、見ていて痛々しいほどだった。
私がもしククールの立場で、操られたサーベルト兄さんと戦わないといけないとしたら……そう思うだけで体の芯が冷える。心は兄本人じゃないと分かっていても、体は大好きな兄さんのものだもの。きっと動けなかったにちがいない。
彼らの顔を見ただけで、どれだけの決意かがよく分かったわ。けれど私はそれに反対した。
二人はただ姫の幸せを考えているのだろう。それは本当はとても良い事だと思う。
でも、後の事について全く思いを馳せていない様に感じた。
そんな事をして、後々姫はどうなるのだろう。
そんな事をしたら、後々エイトはどうなるの。
ただでさえ、敬愛しているトロデ王にすら言えない重い秘密を抱えてるエイトに、まだ重責がのしかかるのではないの?
私の反対をどう取ったのか、ククールは肩をすくめただけだった。
「そうだな、お前には村と家族があるんだった。危険は冒せないか」
「そうじゃないわよ。そりゃ、もちろんそれもあるけど……。ねえ、本当に後の事も考えてるの? エイトや姫の気持ちも考えずにそんな事を企んだってしょうがないでしょう」
「そう、それを頼みたいんだ」
「……」
「なあゼシカ。無理に協力しろとは言わないからこれだけ確認してくれないか。ミーティア姫はこの結婚の事をどう思っているのか」
なんてずるい男だろうと思った。
そんな事を彼女の口から聞いてしまえば、私は協力せざるを得なくなる。私は姫とはそれほど親しくも無いけど、一緒に旅をした仲間として純粋に好意を抱いていたわ。
自分は、知ってる人が望んでいない事をやろうとしていると分かっていてそれを見過ごせる性格じゃない。
ミーティア姫は嫌がっているに違いない。だって彼女の思い人は、エイトに他ならないのだから。
チクリ、と棘がうずく。
「……聞くだけよ。」
「分かってるさ。エイトのほうは俺達が何とかするしな」
私の消極的な協力にほっとしたのか、すっかり団結しあったヤンガスとククールの二人は頷きあった。
「ええと……このたびは両国の平和と末永い友好の証としてご成婚なされるとの事、謹んで万歳を申し上げます」
「ありがとうございます。……でもどうか畏まらないで下さいませ。皆さんはミーティアにとって、大切な恩人ですのよ」
懐かしむような声色に、姫にとってあの旅がどれだけ楽しいものだったのか滲み出ていた。
馬に変えられ大陸中を歩かされたのだ。私が知らない辛い事だって一杯あったでしょう。チャゴス王子に背中に乗られた時など、きっと泣きたいぐらいショックだったに違いない。
なのに、彼女はただ静かに過ぎた時を惜しみ、これから生きていかなくてはいけない道を受け入れているのね。
また少し、胸が痛んだ。
「あの……ね、ミーティア姫」
「どうかミーティアと呼んでください。」
「じゃあ、私も呼び捨てにしてね。……ええと、……」
口を開いたものの、どう切り出して良いのか分からずに目を彷徨わせた。全く自分らしくないとは思うのだけど、どうしても次の一言が出なかったのだ。
「ありがとう、ゼシカ」
そんな私の態度に何を言いたいのか察したらしい。ひどく落ち着いた顔をピアノに向けると、鍵盤にかけた指に軽く力を込める。
ポロン……と物悲しい音が響いて、そしてやがて消えていく。まるで彼女の心を代弁するように。
「皆が「姫」と言うたびに、この肩に大きくのしかかるものがありますの。」
それは国であり、希望であり、義務だった。
姫の気持ちはよく分かる。規模は違えど、私も生まれてきたときから常に感じていたもの。
「ミーティアはそれを果しに行きます。」
振り返った彼女は、胸が痛くなるほど綺麗な笑顔だった。
ああ、やっぱり聞くんじゃなかった。
そう思っても、もう手遅れだった。こんな顔をされて、どうして黙っていられるというんだろう。
「でも、ミーティアはエイトが好きなんでしょう?」
「…………大好きですわ」
予想通りの言葉。そこには迷いも何も無くて、ただ純粋だった。
「この城にはミーティアと同じぐらいの年の女の子が居ないの。エイトは私の唯一の遊び相手でした。一つしか年が違わないのに随分大人びていて、直ぐに兵士さんになってしまいましたけど、私にとってあの時間は忘れられない思い出です」
こみ上げる思いに、懐かしそうに細められた彼女の目から涙がこぼれた。
姫は本当にエイトが大切なのね。
私はどんな顔をすればいいのか分からなくて、痛む胸をそっと押さえた。
私には秘密がある。人には言えない大切な宝物。
それは普段表に出る事は無く、小さく燻っては時折私の胸を焦がす。
だって表に出したって仕方の無い事だもの。それを出して、折角の良い旅の雰囲気を壊すのが怖かったの。
でもね、本当はトロデ王やミーティア姫が羨ましかった。
私の知らない彼の時間を共有してる二人が。その宝石のような思い出を心にしまって鍵をかけ、独占している二人が羨ましかったの。
「正直に言うと、ゼシカが羨ましかったわ」
考えてる事を言い当てられたのかとびっくりして顔を上げると、涙をぬぐった姫が悪戯が上手くいった子供のような顔をしている。
「一緒に冒険に出ているといっても、ミーティアはエイトと一緒に戦う事は出来ませんもの。ただお父様と皆の帰りを待っているだけ……。エイトが一番助けて欲しい時、傍に居たのはゼシカ達ですわ。エイトが一番信頼していたのは、大切に思っていたのは、あなたですもの。」
……ああ、なんだ。
私達は同じ所で彷徨っていたのね。お互いにないものねだりをしていたんだわ。
「ねえミーティア。私達、良い友達になれると思わない?」
「私の……友達になってくださいますの?」
同じような立場に生きて、同じ人を好きになるなんて、なんだか運命的じゃない。
私達、きっと周りが驚くぐらい仲良くなれるわ。
「ミーティアさえ良ければ、喜んで」
「嬉しい……。女の子の友達は初めてですの。ありがとう、ゼシカ」
そろそろ時間だから、と部屋を出ようとする私の手をぎゅっと握ると、ミーティアはもう一度ありがとうとささやいた。
頑張って、負けちゃ駄目よ……どんな言葉をかけて良いのか分からなくて、私はそれにただ首を振って返した。
ここから先は彼女の人生。私には何も出来ないし、してはいけない。
そうして私達は、前を向いて歩き出す―――――
以上です。
1だけ変なところでエンターが入ってしまってますorz
申し訳ありませんが、まとめに乗せるときは訂正よろしくお願いします・゚・(ノД`)・゚・
どなたかがミーティアとゼシカはお互い友人になってほしいと書かれていたので、
それを目指してみました。
一応EDに続くつもりですが、なんかこのゼシカだと結婚潰すの乗り気になりそう^^;
ミーティアは逃げなさそうだしorz
お目汚し失礼しました。
ゼシカとビアンカイコールにするの止めて欲しい・・・
ゼシカは大好きだけどビアンカは超超超超超超超超超超超超大嫌いなんだよ
>>903 続き読みたい━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━!!!!
何はともあれ素晴らしい!気が向いたらで良いんで、続きを……
>>904 そんなんここで言われても…
よそでも言わない方がいいとは思うけど
風邪を引いて寝込むゼシカ。
「風邪にはビタミンCがいいらしいよ」と、苺を持ってお見舞いに来るエイト。
そして熱でハァハァするゼシカに別の意味でハァハァしたエイト。
「なあゼシカって母乳出るの?」「で、出るわけ無いでしょ!」「そうか」
そしてゼシカをゴカーン、ゼシカの穴に苺を数粒ぶちこみ、その上からがっちゅん☆中出し。
そして出てくるイチゴミルクを「うまいよ、ゼシカのイチゴミルク…」と美味しそうに舐め取るエイト。
ぐったりするゼシカ。
このスレにはSS来たら続き続きと必ず言って少しでも長く書き手を留めなければいけないって決まりでもあるのか?
713氏GJ!
ゼシカもミーティアも、お互い自分にはないエイトとの思い出をうらやましく思ってるんだねと納得。
713氏、投下お疲れ様です。
自分的にも、EDとか、それ以降ではいい友達になれんじゃないかと思ってたので、しっくりきた。
>>908 妄想スレで更に妄想の種になるSSでは消化不良の香具師もいるんだろう。
俺は主ゼシ前提で読んでるから十分堪能できたし、主人公=自分ならこういう
『ほのかに匂い立つ主ゼシ』みたいなのは楽しい。主人公の気持ちの加減は自分で調節できるからね。
主人公=エイトで見てると続きという確定EDが欲しいのかもしれないな
>>897 ウマー
なんかしみじみ胸に響きました。ゼシカもミーティアも好感度上がったです。
ゼシカもミーティアも感度上がったです、に読めた
>913
おまいさんのIDは馬じゃなくて牛だ
今このスレ全部読み終わったんだが…いたストでゼシカ絡みのイベントが
主ゼシ前提って話だけど、一体どんなのだったんだ?
貼られてたの見ようと思ったら、もう消えてたんでどんなのだったか
わからんかったorz
>713氏
GJでした。ゼシカとミーティアの絡みは、珍しいですから良かったです(珍しいですよね?
感想くださった方、ありがとうございます。
>>895 一応主人公は同じ人物のつもりで書いてます。
普段と言うか、余裕のある時は自分の欲望に一直線ですが、やらなければならない時には真剣になります。
というか、シリアスな場面でもふざけてたらリーダーと認められないと思いますので。
狂咲タンも、713タンも、相変わらずうまいね。
サイトとか持ってて、そこで小説なんか公開しちゃってそうだねぇ(・∀・)ニヤニヤ
>>919 自分は持ってないけど、持ってる香具師の話だと、特に主ゼシ絡みでのイベントとか会話ってないみたいよ。
後、リンクで張られてたやつは、確か、「こんな時、どうしたらいいの? サーベルト兄さん」みたいな台詞を言ってる画像だった。もちろん、いたストのね。
>>859-861 の設定を元に、適当に妄想してみた‥‥
(激しく微妙だが)
スレ汚しスマソ
書くのって難しい‥‥ 神投稿者の方々が羨ましい orz
窓から入ってくる夜風が心地よい。
先ほどまでの喧騒が嘘のように、静かな夜がトロデーン城を包んでいた。
「持っていく荷物はこのぐらいかな‥‥」
僅かながらの荷物をまとめ、もう一度部屋の中を見渡す。
近衛兵長になってから、まだ数ヶ月。
自分の立場を放棄するのは、トロデ王に申し訳ないと思うが、
最近ではモンスターもほとんど出現しなくなっている。
この城が危険に晒されることはもう無いだろう。
さきほどの王との会話を思い出す。
「エイトよ。わしは、おぬしが決めたことなら止めはせん。」
深々と頭を下げると、よいよい、と、トロデ王は手を振った。
「しかし、よいのか?ミーティアはおぬしと‥‥。
きっと、黙って旅立ったことを聞いたら悲しむであろう。」
王の顔から、すっかり、娘を思う父親の顔になっている
トロデ王の、その眼は優しげだった。
「私‥‥‥いや、僕は、自分が王家の人間と言われても、よく
分からないんです。だから、もう一度世界を回りながら、
ゆっくりと考えてみたいんです、自分のこれからのことを。」
実際、自分がサザンビーク王家の正当な継承者と言われても、
全く実感が湧かなかった。頭では理解しているが、感情が
ついてこない。少し、時間が欲しかった。
「そうか‥‥それも仕方のないことじゃな。」
まあ、姫との結婚は今でなくてもよいしな、とトロデ王は
付け足す。
ミーティア様のことは守りたいと思う。姫としてでなく、
一人の女の子として。でも、恋をしたことが無い自分には、
それがまだ、人を愛する気持ちなのかどうかが分からない。
(エイトは本当に女のコの気持ちに鈍いんだから!)
ふと、旅の途中に、言われた言葉を思い出す。
共に旅した、勝気な少女の、呆れた表情が脳裏に浮かんだ。
そうだよ、あんな朴念仁置いといて、俺と‥‥‥、と肩を抱こうと
したククールに、メラが直撃したのは余談。
トロデ王に最後の挨拶を済ませ、城を出る。
ミーティア様に、黙って出てきたのは、たぶん、姫に今ひきとめられたら、
旅に出ることは叶わないということが分かっているから。
どこにいくか、なんて決めていない。地図も使わない、ルーラも使わない。
自分の足で、船で、ゆっくりと世界を回ろう。
父と母の墓参りにも行かなくては。今は、元の姿に戻って、里に帰っている祖父も
喜ぶだろう。
最後に、トロデーン城を振り返る。
もう、あのおぞましき呪いの影はどこにもない。
月明かりが城を照らす、神秘的な光景を背に、足を踏み出した。
「‥‥行ってきます」
1ヶ月後‥‥
出発した日と同じ、月の綺麗な夜。
ふと、星が見たくなって、願いの丘に来ていた。
草の上に寝転がって、満天の星空を眺める。
かすかに聞こえてくる、虫の声。柔らかな草の匂い。
(‥‥綺麗だね、エイト)
(サーベルト兄さんも星を眺めるのが好きだったのよ)
(また見に来ようね)
目を閉じれば、彼女の顔ばかり浮かんでくる。今夜は少しおかしい。
いつも懲りないククールに呆れた表情。
デリカシーのないヤンガスに怒った表情。
杖に操られ、正気に戻った後、照れくさそうに挨拶していた表情。
牢に囚われていたときの、不安げな表情。
暗黒神との最期の決戦で、諦めそうになった自分を、叱咤し立ち上がらせて
くれたあの表情。
そして、ミーティア様を連れて、結婚式場から抜け出す自分を
見ていたときの、なにか思いつめたような表情。
今思えば、彼女は何を思いつめていたのだろうか。
色々な思いにふけっていると、夜の空気に混じって、人の気配がした。
それは、自分のすぐ側まで来て止まった
‥‥敵?
いや、自分はこの気配を知っている。
ゆっくりと目を開けると、見慣れた赤い靴が目に入った。
「‥‥‥ゼシカ?」
月明かりの下、今考えていたばかりの彼女がそこに立っていた。
「久しぶり」
「‥‥」
「‥‥どうしてここに?」
「‥‥‥」
「えと‥皆は元気?」
「‥‥‥‥」
ゼシカは俯いて黙ったまま答えない。
暗闇で表情はあまり良く分からない。
「あの‥‥ゼシカ??」
怪訝に思って、覗き込む。
すると、ゼシカは突然顔を上げ、その形の良い唇が動き―――――
「エイトのバカッ!!!」
静かな夜に、大音量の罵声がこだました。
「?????」
突然のことで、固まっている自分をよそに、ゼシカの口撃は止まらない。
「ばかばかばか!どうして何も言わず出てくのよ!心配したんだからね!
王様に聞いても居場所は分からないって言うし、姫様は落ち込んじゃうし、
ヤンガスはエイトのこと追っかけて飛び出て行っちゃうし、ククールは
これで城の女性は全部俺のもん、とか言って大顰蹙買ってるし!!!」
「あーえーとその‥‥」
口を挟もうとするが、キッと睨まれ、断念する。
まさに蛇に睨まれた蛙の如し。
「だいたいエイトがいけないのよ!分かってるの!?
何、文句ある?無いわよね!?」
顔を高潮させ、そこまで一気に言い切ると、
緊張の糸が切れたのか、ゼシカはその場にへたりこんだ。
どう言葉をかけて良いか分からないまま、ただ立ち尽くす。
10分か、20分か、1時間か。時が、異様に長く感じた。
このまま永遠にこの時が続くのかとさえ思った頃、
先ほどとは違う、弱々しい声が届いた。
「‥‥‥本当、に、心配、したん、だから。」
そこで気付く。
ゼシカが、俯き、肩を震わせていることに。
その顔から、光る雫が地面に落ちていることに。
「ゼシカ‥‥」
そうだった。
この少女は、誰よりも負けん気が強く、誰よりも気高く、
‥‥でも、誰よりも脆く。
そっと近寄り、その細い肩に手を伸ばす。
絹のような素肌に手が触れると、ゼシカは俯いたまま、一瞬
ビクッと体を震わせたが、抵抗せずに身を任せてきた。
「ばかばか‥‥ずっと、探してたんだからね‥‥‥」
涙を隠そうともせずに、ただただその思いを訴えてくるゼシカ。
今、この腕の中にいるのは、勇ましく鞭を振るう戦士でもなく、
数多の魔法で敵を蹴散らす魔法使いでもなく、
ゼシカ=アルバートという一人の少女だった
だいぶ落ち着いてきたのか、ずっと僕の胸に顔を埋めていた
ゼシカが顔を上げて、まだ赤い瞳で見つめてくる。
「ねぇ、エイト。私、前に言ったよね。」
「え?」
「暗黒神を倒す旅が終わったら、二人でゆっくり旅しよう、って。」
「え、あ、うん‥‥」
それは、前の旅のときに、聞いた言葉。
そのときは、旅が終わったときのことなんてあまり考えられなくて。
「だから‥‥一緒に行こう、ね?」
少し不安げに聞いてくるゼシカが、たまらなく可愛く思えて、
自然に笑みがこぼれた。
それを肯定と取ったのか、ゼシカはまた目を閉じる。
愛、とか恋、とかよく分からないけれど、今ゼシカといる
この夜は、なんだかとても幸せな時間に感じた。
空を見上げると、輝く星の海。
明日は、きっと晴れるだろう。
どこまでも青い空の下で。
穏やかな海からの風を受けて。
緑茂る大地を歩いていく。
その隣には、強気で、寂しがりやの姫を連れて。
この旅は、まだ始まったばかり。
930 :
921:05/01/14 22:33:20 ID:P4xPKf0B
あーやっぱ駄目だー
甘くねーし
>>859-861 の設定と全然違うし
ちょっと首吊ってくる‥‥‥
>>921 いやいや、神クラスに遜色ない表現力ですやん。なにゆーてますのん。
GJですぜ!( ・`д・´)b
もう900台か…。次はどうするんだ?もう立てずにまとめサイトに移るの?
そういえば、スレの進行は神の投下する作品頼みだよなぁ
台詞関連の萌え箇所についてはやや出尽くし感あるし。
まとめサイト移行でよいんでない?
今、まとめサイトに移行してしまうと、まだ、ゲームクリアしてないとかそういう理由で2ch見てない香具師らとかが、サイトのURLとか分からなくなるんでね?
それに、このまま本スレは続けた方が、新しいSS職人さんたちが現れる率も高くなると思うんだけど。
とりあえず、このスレも残り少ないが、もうちょっとだけ他の住人の反応は見てからの方がいいと思う。
俺は大手の2chまとめサイトしか見たことがないから良くわからんが、いまんとこ廃れ
気味だよな?>主ゼシまとめサイト
SSの投下がこっちだからってのが主因だと思うが、新規参入者が多いだろうと考えられ
るのも2chのほうだと思う。間口を広げすぎて変なのが来ても困るが…。
まとめサイトが賑わいだすと管理人さんの負担も増えるだろうし、落ち着いてる今のうち
にスタンス決めちゃったほうが良くないだろうか。
まとめサイトの管理人さんはどういう形を想定してるのかな?
SSの投稿さえあればこっちのスレが廃れる可能性は少ないと思うが、逆にSS投稿さえ
移動してしまえばまとめサイトが賑わうだろう。2chでのスレをどうするかと、SSの
投稿はどうするかが焦点かと思う。
俺は、どのみちこっちのスレの内容は保存しておくと思うから、今のところ現状維持(次ス
レを立てる・SSもこっち)でいいと思うが…。
…仕切るつもりはないがウザかったらスマソ
なるほど。あくまで2ch主体の2ch発、賑わう・廃れるじゃなくて
純粋にまとめのためのサイト、でいいかもね。
考えてみるとここにスレなくなったらまとめサイトっていうより
投稿個人サイトになりますな…
同意。
まとめサイトはあくまでまとめであって投稿の拠点ではないと思うので
次スレを立てたほうがいいと思う。
ところでまとめサイトってリンクフリー?
いつも楽しませてもらっているのでHPからリンクを張りたいのだが。
管理人にメールすりゃいいだろ
なにこんなとこで訊いてんだ
馬鹿か?
938 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 14:41:58 ID:m5QvRhC5
|ヽ ,,|,~'i、 .,_ ,ri、 .l゙‐'"'i、 ,, ,i、 ,、 vi、
| k, ヽ广 | | 'l''゙l┘ .`'グ/ |゙l.,ィ |.| )゙l /'゙l″、 r-,、 、 .:c、、
ッ┘`,l゙ ,ノ ヽ ,,,,,`'′ .,/,,,!‐'', ,ノ う゜.| | .,ノ ヽ ,,,,,`'′ |゙l ゙l,ヽ .|゙l ヾi、
゙i、/゙,-'''i、 .く, .,巛 ‘r\ /.'゚_ / ./‐I / | | .〈、,l]゙l `',\ | | ,。 .,i´゙l | | . il゙ ゙l
l゙.l゙ ゙lッ'" ././ | | .,,) ゙l .!/]/ 丿 | .l゙.|、 /丿| | .,,〉.) | ゙l .,リ .`-" .l゙ | .,l〕 .ヽ"
/.l゙ j,i´ l゙,E.,l゙.| `'''′ l゙{ /,,| | ゙l,ヽ .゙l,d,,l゙ | `'''゙ ゙l ゙‐'| ゙l ゙‐'|
/ l゙ ゙l,~゙'''i、 .゙l´丿 | ゙l, '(/|゜| .゙-゙l .゙l`丿 \.,} \.,}
∨ `''ー" ゙'" ヽ ゙l ヽ} `" `
>>921 いいよーマジでいい!表現力とかうますぎ。
まとめサイトは、純粋にまとめだけでいいんじゃない?
次スレ立てちゃおう。950あたりでいいかな?
1月14日(金)
2週目でまだ一回もSHTになったことが無かったんだけど
竜骨の迷宮のボス戦で、主人公がずっとテンションためてて50までいって
次のターンも「ためる」選択したんですよ。
そしたらそのターンでゼシカが痛恨くらって死んだんだけど、
その直後に「ためる」実行した主人公が初めてSHTになったんですよ。
初めてのSHTがゼシカが死んだ直後なんて、と思って嬉しかった。
>>940 なかなか絵になるシチュだな。ちゃんとSHTの攻撃でカタキは討てた?
でも、こういう時ってブチギレて敵倒したほうがカコイイけど、敵ほっといてあわてて
治療に走るほうが相手を思い遣ってる感じがすると思う。人それぞれだろうけど、
もし
>>940がSHTのままザオラルかけてたら神。
>>941 SHT主人公は五月雨突きで青鬼に1発、痛恨厨の赤鬼に3連発攻撃(しかも倒せずorz)
ゼシカはクックルのザオリクで黄泉がえりますたスマンカッタ…
>>942 それもありでしょ。漏れはこんな妄想にナタヨ。
ゼシカの危機にブチギレて突っ込んだはいいが撃破には至らず、
無力感に苛まれて呆然としている(テンション低下)主人公。
と、後ろから愛しい声が聞こえてくる…。
「ッ〜、やってくれたわね〜。もう許さないからねっ!」
「あうあう〜ゼシカ〜ぁぁ〜(つДT)」
「なに情けない声出してるの。前を向きなさい、敵はまだ残ってるわ!」
肝いよ
モイキーとマイキーって似てると思わない?
ID:dEwYty2b は何がしたいのかさっぱりわからん
>>944 主人公が泣いて良いのは一人でエルトリオとウィニアの墓の前にいる時だけだ
ゼシカには見せないよ派
>>839〜の願い事、
>>887〜の共に、
>>897〜の題思いつかず(思いついたら言ってください)、
>>922〜の今宵の月のように、うpしました。
前のうp分もそうですが、改行とか変なところとかあったら言ってください。
直しますんで。
>>848 直しましたw
>>859〜とかも入れた方がいいでしょうか・・・。面白いんだけどw
>>881 いいですねぇ、それ。挿絵も募集中ってことで。
>>883 できればお願いします。
>>894 あんな感じでよかったでしょうか。
まとめサイトの掲示板ですが、避難所みたいな感じで使ってください。
過疎だけど、あんまり気にして無かったですw
>>934 SSは今まで通りスレでうpしつつ、みんなで楽しむのがいいですよね。
このスレが落ちたら、専用ブラウザつかって無い人はSSが読めなくなるので
その人達の為のまとめサイトって事で。
>>936 はい、フリーです。ガンガン切り貼りしちゃって下さい。
じゃ、名無しに戻ります。
みなさんいつもGJです。いっぱい頑張ってくださいw
次スレは
>>950でいいんですよね?
って、自分が950だった・・・ちょっと表示が変でまだ946くらいだったんですが。
たててきます。
テンプレ
>>645も入れようぜ。下の二匹のセリフを、スレ立てする香具師のセンスに任せるのはどうだろ?
>>948 管理人さん、乙であります。
早すぎ
スレの進行速度考えろよな
新スレ立つと書き手は古いほうに落とさなくなるし
SSで保ってるようなスレだから雑談もたいしてあるわけじゃないしこのスレはこのまま放置するつもりか
皆さんこんにちは。本日は私、ゼシカ=アルバートが今回の事件をお届けします。
事件とは私たちのリーダーであるエイトが、龍神族の村に来てから沈んでいることです。
一体何が原因なのか、それを探ってみたいと思います。
<ヤンガス>
「兄貴が何故あんな風になったのか、アッシには見当もつきやせん。残念でがすが、お役には立てそうにないでやす」
ヤンガスに聞いて見ましたが、有力な情報は得られませんでした。
引き続き調査を進めます。
<ククール>
「俺も分かんねえが、気になったことはあるな。アイツに道具屋の姉ちゃんが良いと思わねえかと冗談で話したら、急に暗い顔になったな」
むー、これは気になる情報ですね。まさかエイトは道具屋の娘さんに……。
とにかく気を取り直して調査を再開です。
<トーポ>
「はぁー、何故かエイトがこの前から、わしと話してくれんのじゃよ。一体何が原因なんじゃろうか…」
うーん、実の祖父であるトーポと話もしないということは、トーポに原因があるんでしょうか?
しかし、トーポに聞いても、思い当たる節はないとのことです。
こうなったらもう、エイトに直接取材するしかありません(最初からそうしろという意見は受け付けません)
<エイト>
「ふふふふふふふふ……僕も龍神族なんだよね。はははははははは……………」
乾いた笑みを浮かべて、虚ろにブツブツ呟いています。かなり危険な状態と思われ、早急に対処が必要と思われます。
とにかく、何が原因か聞いてみます。
「………これを見てくれよ、ドラゴンの糞だ。ここの道具屋に売っていたものだよ」
これが原因? でも何故?
「そして、ここは龍神族…ドラゴンの村だ。……そして僕も龍神族だ!!」
!!
「そうだよ! 僕は自分達の排泄物を、堂々と販売するような一族の一員なんだよ!! 笑えやちくしょーーー!!!」
あまりに哀れなエイト。何とか慰めてあげたいものです。
それでは皆様さようなら。ゼシカ=アルバートがお届けしました。
終わり
後書き
ええ、まあゼシカの口調はワザとこんな風にしたんで、そこはツッコマナイでください。
今回は後書きが短いんで一緒にまとめます。
いかがでしたでしょうか?
ワラタw確かにそうだよな。
グレるよな。
IEで書き込んでる書き手いるだろ
誰とは言わんけど
厨房でないなら専ブラ入れろよ
>>955,960 dEwYty2b
カルシウム食え
>>958 オモロかった。なんか和んだよ。やっぱ狂咲さんはギャグが切れるね。GJ!
963 :
921:05/01/17 23:54:02 ID:XoUuIQim
>>931 >> 939 ありがd もうちょい頑張ってみます
>>狂咲さん 駄文で恐縮です‥
>>948 管理人さん、乙です
また書いてみてもイイっすか、スレ住人の方々
ぜひお願いいたします
うめ
スレたて早いね。980くらいでいいよね。
>>958 エイトのうんこも・・・
うめうめ
次スレで煽りに反応してしまった。ごめんなさい。もうしません埋め。
向こうの22が噛み付いているが、このスレがマターリ寿命を終えようとしているという事実が
「王道」「正統派」への反応の少なさを物語っていると思うのだが…。
それでもタイトルの「王道」「正統派」は外したほうがいいと思う?
という振りで埋め。
王道だろうと横道だろうと正統だろうと異端だろうと俺が主ゼシに萌えるのは変わらない。
だからどっちでもいい。
という俺様理論で梅。
感想ありがとうございます。
>>963 よろしければまた書いてください。
それでは………うおあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
産め
書き手もうめに参加していいですか?(←もうしてる)
主ゼシ大好物です。
職人さん、次スレでも頑張ってください。
うめ
『産め』
「今は龍神族に赤ちゃんはいないの?」
「おお、近いうちに新しい子が生まれる予定じゃよ」
「へー、どこの家の子? 龍神族の赤ちゃんを見てみたいわ?」
「いやこの村にはおらんよ」
「へ?」
「次の赤子は巣でもうすぐ孵るかのう」
「…………………巣?」
※この話はフィクションです。
後書き
なんとなく思いついたんで、埋めSSを。
埋め
竜神族は土葬ですね。
【王道】【正統派】を見た時、ハァ?って思ったけど、
まー別にいいんじゃないかと思う自分は主ゼシ・主姫・ククゼシ好き。
埋め。
最初見た時「大丈夫なのか?」とは思った。
いらん刺激をしないように外した方が良いんじゃないか派
どんなスレタイだろうと、主ゼシに代わりは無いんだし
つわけで埋め
主人公×ゼシカを妄想するスレがいいかな。
カプばな〜、ってあんま好きじゃない。響きが。
残り少なくなってきた今なら聞ける。
主ゼシ、クク姫ってダメですか…?orz
次スレには付いてるわけだし、それの様子見てからでいいじゃないの>タイトル
まぁ、住人自身にこだわりが無いんならあえて王道とか言うこともないだろうが。
試しに聞くけど、「大丈夫なのか?」と思いつつ神のSSに良スレだと思って居付いてる他の派閥兼任の香具師とかって居る?
もし居たら「大丈夫なのか?」って思わせて一見させて住人を増やす効果はあるわけだが
>>979 駄目とは言わんが…九九姫って本編で繋がりがなくない?埋め。
>>979 俺以外にもクク姫がいたか!
以前ククゼシスレに妄想で書いてみたんだがw
世間知らずのお姫様と世長けた軽薄男のカップリング萌え〜
>981
全く無い!w<本編繋がり
ただ、主ゼシでくっついたあと、フェミニストというか女好きのククールが
姫慰めてるうちに…とかあり?と…_| ̄|●<スンマセンモウソウデス
姫には主を好きでいてもらいたいので、正しくはクク→姫かもしらん。
クク本人は口では否定してくれてると尚良し。
>>982 ナカーマ! 相当有り得ないと自覚しつつマッタリしようぜw
主ゼシの場合、姫は一生独身女王として強い女性の象徴みたいな人物になる
というのが良い。