1 :
826:
期待してる
――――閃光が走る。
経験した事の無いその痛みに声も出ず、リュックは体を弓なりに捩らせた。
がば、とアーロンの太い腕がリュックを支える。
「え・・・・・・・・?」
ふと気付くと、リュックの中いっぱいに広がる異物感。
ぽろぽろと涙を零しながら、何が起きたのか分からない、と言った表情でアーロンを見る。
「・・・・・・・・リュック。」
頭を撫でてやる。よくやった、と言う様に。
リュックの口から、安堵の溜息がこぼれる。
「ふ・・・まだ終わってないぞ?」
優しく口づけてやると、潤んだ瞳のまま、へへ、と笑った。
「動かすぞ・・・・・痛いか?」
さっきの想像を絶する痛みは消えたものの、今度は鈍い痛みが付きまとう。
「ちょっと、ね・・・でも、平気。」
アーロンは組み敷く格好でリュックの手を握った。
ゆっくりと突き上げると、その度リュックの表情が歪む。
「・・・っふン・・・・・・あ・・・・・」
リュックの体内を本当にじっくりと味わう様に、ゆっくり、ゆっくりと。
今やっと“男”を受け入れたばかりのそこは、容赦無くアーロンを締め付ける。
「う・・・・・・・」
思わず唸るアーロンもまた、恍惚の最中に居た。
アーロンが揺れる度に、リュックを抱く腕の筋肉が上下に動く。
自分とは全く違う、均整の取れた逞しい肉体。
それに守られ犯される事に、リュックは喜びを隠せなかった。
続いていた痛みは、いつしか消えていた。
代わりにどっと押し寄せて来る甘く切ない快楽の波。
4 :
3:02/08/07 10:10 ID:???
「あっ・・・・・ああ・・・・」
快感とも苦痛とも取れるその表情は、
次第に腕の中の少女を“女”に変えてゆく。
ふと顔を見遣り、アーロンはギョッとした。
これが先刻まで涙を溜め、震えていた少女なのか。
誘惑するかの如く、濡れた口元が妖しく光る。
儚げな雰囲気も見え隠れしてはいるが、
切なげに眉を寄せ、薄目を開けて喘ぎ、己を懇願するその顔は、
既に成熟した女の危険な色香を放っていた。
その表情にアーロンはどうにも制御が利かなくなり、途端に動きが速くなってゆく。
「あっ・あっ・あっ・あっ・・・」
リュックの声も、それに伴い短く途切れる。
荒荒しく突き上げるが、もう拒絶は見られない。
それ処か、必死に『抱っこ』をせがみ、アーロンを欲しがる。
アーロンのただでさえ大きな雄が、またグッと力を帯びる。
もうはちきれんばかりに育ってしまった雄の先端から、
ぬるぬるとした液体がとめどなく流れていた。
絶頂が近い事を感じ、アーロンは、慌てて動きを緩めた。
「あ・・・・・!!」
リュックがどうして!?と抗議の目をアーロンに向ける。
イキそうだ、とも言えず、苦悶の表情をリュックに落とす。
「ちょ・・・・っと・・・待ってくれ・・・・。」
「イヤァ!!!」
驚いて、リュックの顔を凝視した。
「ナンか、ね・・・。ナンか、変な感じなの。」
「・・・・・・?」
はぁ、はぁ、と涙混じりに訴える。
「わかんないけど、今、すっごい止めて欲しくないの・・・」
5 :
4:02/08/07 10:11 ID:???
さすがのニブ男も、悟った。
腕の中の少女もまた、今正に絶頂を迎えようとしている事を。
「悪かった・・・・。」
そう言うと腰を撫で、さっきよりも更に激しく腰を揺らし出す。
リュックの内膣は、伸縮を繰り返し、荒ぶるアーロンの雄を今やしっかりと咥え込んでいる。
「む・・・・・・・・・。」
吸い付く様なリュックの内壁に、気が遠くなるアーロン。
気が狂う程の興奮に、焦点もおぼつかなくなって来る。
隻眼の男は残った片目を充血させ、体中に太い血管を浮き上がらせていた。
リュックが生まれて初めて知る圧倒的な男の力。恐怖に慄きながら、
しかし逆に何故かこのまま滅茶苦茶にして欲しくて仕方が無かった。
「あ・・・・・・・あ〜・・・・・!!」
「・・・・・・どうした・・・・・。」
「変・・・変だよ、ナニ、コレ〜・・・!!」
「イッてしまえ・・・・。」
「おっちゃん・・・・・・」
「―――馬鹿。こういう時くらい、名前で呼べ。」
「・・・・・・アーロン・・・・・・っ!」
アーロンは最奥まで自身を叩きつけた。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リュックの体がガクガクと痙攣する。
同時にリュックの中がびくん、びくんと波打ち、アーロンを締めつけた。
「ぐ・・・・・・・・・・・!」
この世の物とは思えぬ快感に顔を歪める。そして。
ガックリと脱力した体をしっかりと抱き締め、
やがてアーロンもリュックの中にドクドクと精を放った。
6 :
5:02/08/07 10:20 ID:???
あ〜・・・アーロン逝っちゃったよ(w
初カキコで、めっさ恥ずかしかったッス。(^^;)
アーリュ、次で最終回です。おまけ程度に。
カナーリ(・∀・)イイ!!
(・∀・)イイ!! リュックがどんどんと性を受け入れて成長していく姿や、
いつもはそっけ無さそうなアーロンがやさしさを見せてたりと、もう(・∀・)イイ!!
(・∀・)イイ!!としか表せない
アーリュの作者様最高!!初カキコなのにすごいですね
もし良かったら新作も書いてください。出来ればまた10キャラで・・・
アーロンかこええ〜。萌える・・・。
アーリュすごいいい♪いいったら(・∀・)イイ!!
ぢつわ10やってないんだけど燃えマスタ!
期待の超新人登場でつね♪
12 :
推力:02/08/08 01:28 ID:???
お。
新スレ立ったのね。
13 :
5:02/08/08 02:05 ID:???
「あ、れ・・・・・・・・?」
シーツに包まれた体を、のそっと起こす。
「あれ・・・・?アタシ、今おっちゃんと・・・え、と・・・???」
どうにも状況が掴めない。
辺りを見回すが、アーロンの姿は無い。
「おっちゃん・・・?」
淡く光は灯っていたが、視界がチカチカしてよく見えない。
しっかり体を起こそうと、マットに手を付いた。
「ぎゃっ!!」
しかしそこにはマットなど無く、勢い余って思い切りベッドから転げ落ちてしまった。
「何を遊んでるんだ?」
クックッと笑う声。
暗くてよく分からなかったが、そこには両手にカップを持ったアーロンの姿が。
「おっちゃん!!」
思わず抱きつく。
「こら、こぼれるだろう。」
『こら』と言いながら、全然怒っている様子も無く。
いつもより何倍も何倍も優しく、穏やかな瞳がそこにあった。
ほら、と渡されたカップには、暖かい紅茶が。
「あちっ!」
「気を付けろ。」
ふーっと一度冷まして、こくん、と音を立てて飲む。
「優しいんだあ〜・・・おっちゃん。」
コト、とカップを置く。
素朴な疑問。
「・・・あれ・・・アタシ、寝ちゃったのか、な・・・?」
最後の方がよく思い出せない。
すると・・・。
14 :
13:02/08/08 02:08 ID:???
「失神してたぞ。最後の最後でな。」
ええええええ!?
「全く・・・。余韻を楽しむつもりが、横を見たらアホ面だ。笑えたぞ。」
呆れ顔で、また意地悪そうにそんな事を言う。
前言撤回。
全っ然、優しくない〜ッッ!!!!!
ポカポカとアーロンを叩く。
「ひどおい!!」
何もこんな時に言わなくてもいいのに。
「冗談だ、本気にするな。」
ははは、と笑っている。いつもならここで終わる筈だった。
だが、今日は気持ちが高ぶっていて収まりが付かない。
自分の醜態を想像し、恥ずかしさの余り、またもや真っ赤に染まってしまう。
「ひどい・・・・・よ・・・・。」
トン、と拳をアーロンの胸に置くと、つ・・・と涙が。
「冗談だ。」
もう一度、今度は真面目な声で。優しい瞳がリュックを見つめる。
「・・・覚えてないのか・・・?」
「うーーーーー・・・・・・」
すると耳元に口を近づけて。
「・・・・・もう一度してもいいんだぞ?」
!?(@_@)!?(☆_☆)!?(*_*)!?(+_+)!?
「おっちゃんのスケベ〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
15 :
14:02/08/08 02:09 ID:???
お疲れ様でシタ!
他の作者様の作品と皆様の温かいお言葉に触発され、一気に書いてしまった・・・・。(^^;)
すっごく嬉しかったです。本当に励みになりました!
いや、私の正体は、単なるアーロンキティガイです。<異界送りケテーイ!
過激な部分もありましたが、基本的には【愛あるエッチ】推奨です。
実際は悲恋の2人(てかカップルですらないか)なので、幸せな場面を与えてあげたくて。
いつもこんな風に幸せに出来たらいいのにね・・・・・。<それじゃ違うゲームになっちまう
新作・・・う〜ん・・・色々描いてはいるんですが、
エッチ抜き(今までの小説の前後の話、とか)の小説も
ここにアップしてしまって良いのでしょうか?一応『官能』スレだし、どうしたものか。
>>15 お疲れさまでした〜。
一応「健全から成人向けまで」とあるんで、いいのでは?
アーロンの萌え小説そのうちまた書いてくださいと言ってみるテスト(ユウナ希望)
ヴィンティの続きをまだ待っています・・・
作者さん頑張って
>1
新スレ立て乙カレ〜。
幸せなアーリュいいね。愛あるエッチ万歳。
実際は悲恋…なんか『LEON』のイメージをこの2人に連想するの私だけだろうか。
前スレ729からの続き。遅筆で相済みませぬ。
10年前のルチル捏造して書いておりやす。
***************
しかし女に乗っかられるなんて初めてだ。それもティーンエイジャーに。
やはり男として、思わずがむしゃらに抵抗しそうになってしまう。相手は小娘だとわかっているのだが。
(なかなか、並の小娘じゃねぇ…)
情欲に潤んだ瞳でハーフパンツを引き剥がしにかかるルチルの肩と腕を、目を細めて見上げた。
何の化粧気も飾り気もない、すらりと伸びて固くしまった少年のような腕が、脇腹が、身体の奥から滲んであふれ出した輝きを帯びていた。
未成熟で、荒削りで――しかし力強い少女の裸身は、ザナルカンドでの数かぎりない夜に抱いてきた女たちにそのかすかな影をいつもどこかで追い求めてきた、懐かしいおんなの姿そのもののような気がした。
降参、というように小さく笑って、ジェクトは抗っていた手を放した。
すらりとした指が腰骨から下着を引き下ろす。
これじゃまるでお医者さんごっこだな、と思いつつ、腰を浮かせてやる。
さっきから痛いくらいに熱くなっている股間に、一寸、布が引っかかってから、涼しい夜の外気を感じた。
と同時に、ルチルの瞳が大きく見開かれた。
放心したようにしばらく視線が一点に釘づけになってから、はっとしたような顔で、ハーフパンツを最後まで引き下ろした。
荒々しい情欲の濡れた光を帯びていた瞳が、呆然としたように、視線を微妙に泳がせている。
おそらく、大人の男の隠しどころをまともに見たのはこれが初めてなのだろう。しかも、戦闘可能状態のものを。
ジェクトの顔に思わず笑いが浮かんだ。
「おら、どうしたよ?」
「え……」
一瞬目を見開いたが、さっきまで股を広げられ、プッシィをさんざん舌で嬲られていたせいだろうか。娘はあまり恥じらう様子もなく、ただおっかなびっくりに、ジェクトの逸物に手を伸ばした。
「……いじわる………」
21 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:02/08/08 11:03 ID:xOyY9u/I
ジェクト萌え
22 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:02/08/08 11:12 ID:b41lL3n6
ヴィンティの続き待ってます〜vv
作者さん、ガムバッテ!!ヴィンセントイイー!
23 :
山崎渉:02/08/08 12:22 ID:???
(^^;
ありがとうございます!
>>15さんの言うとおり、ほんと励みになります!!
10やった事ないのに、アーロンに。(??∀??) ハァハァ ダタヨ
エロ男(漢?)どもに敬礼!
>>15 お疲れ様ッス。 愛あるエッチマンセー!! FF10やってないのに読んでしまった・・・
それでもまた、楽しかった・・・。 プレイしてないって事は、それだけキャラクターを
想像できるってわけなんでしょうか? なんか不思議だ・・・。
>>15サマ
とても良かったですー。
仕事しながら続きが気になって気になって・・。
お疲れサマでした。
暑い日が続きますが、お身体お大事にしてくださいませ。
アーロンかっちょいいー。
アーリュ、お疲れ様です!
ほんと、幸せそうで何よりです。
次作も楽しみにしとります。カムバレ!
>>291 >>298 >>327 >>344 >>364 >>365 >>571 >>572 >>683 >>684 >>685 >>699 >>700の続きです。結構書いたなぁ(^^;
いろいろ考えている間にレナはハンスの家で一夜を明かした。天井にある窓から朝日が漏れる。
「んん〜っ! やっと体が動かせそうね。ホント、待つだけって退屈…」
レナは大きく伸びをした。
「昨日のでちょっと汗かいてるわね。寝癖直しにシャワーを浴びてこようかしら…」
さも自分の家であるかのようにまっすぐにシャワー室へ向かった。家の主はすでに無言の骸(むくろ)と化していた。
「さて…シャワーも浴びたことだし、次の行き先へ…」
そう言い掛けた瞬間、大空を黒い影が横切る。
「あれは…飛竜かしら… 1000年たってもまだ絶滅してなかったのね。…しかも、この子が買主だなんて…フフ」
"レナ"の記憶の中から怪我した飛竜を助けるレナの姿が映し出される。北の山での出来事だ。
「飛竜を使えば残りの邪魔者の居場所がわかりそうね。ちょっと早いけど、先に始末して…」
何やら呪文を唱えると、レナの身体がフワリと浮かぶ。そして、大空を飛び回る飛竜の元に近寄っていった。
続きです
急に目の前に現れた主に驚いたのか、飛竜は急停止する。レナはそのままゆっくり飛竜に近づく。
「飛竜お願い。バッツのところへ案内して…」
レナの手が優しく飛竜の頭をなでる。久々の主の再会に飛竜も気を良くしたのか、疑うことなくレナを背中に乗せる。
「フフ、馬鹿な子…」
一方その頃…
「ヤツらめ…伝説の12の武器を復活させるつもりか」
エクスデスはピラミッドで石板を入手したバッツたちの姿を確認した。
「…まぁいい。やつらの始末にはメリュジーヌが向かっているはず。挨拶代わりに私も向かうとしよう…」
呪文を唱えるとエクスデスの身体が瞬時に消えた。
さらにその頃…
「…おねぇちゃん。どうしてるかな?」
何気にクルルがつぶやく。ピラミッドから石板を持ち帰った3人は砂漠を抜けるところだった。
「やっぱり… 城を出るときに連れ出してくるべきだったな…」
ファリスが悔しがる。
「今はレナが生きてくれているのを信じようぜ。」
バッツが沈んだ2人を元気付ける。
「…そうだね。そうだよね。絶対生きてるよね。」
クルルが涙ぐんだ目をこする。
「ん?何だ…?」
3人の頭上を黒い影が横切った。黒い影は今から抜けようとするムーアの森に向かっていった。
「…バッツ …行ってみよう」
「ああ…」
3人は不安とまさかの期待を胸に砂漠を走った。
続きです
ムーアの森は以前通ったときと変わりなく、長老の木を中心に再生を続けていた。
「…飛竜!!」
クルルが指差した方向に飛竜の姿が見えた。飛竜の背中には、ぐったりと倒れたレナの姿があった。
「レナ!」
咄嗟(とっさ)にファリスが叫ぶ。飛竜の背中からゆっくりレナを降ろすと、飛竜はそのまま空へ立ち去った。
「レナ! しっかりしろ!!」
バッツがレナの身体を激しく摩る(さする)。レナは依然目を閉じたままだった。
「待ってろ… 今からケアルかけてやるからな…」
ファリスがケアルをかけようとした時、レナが独りでに立ち上がった。
「よかった… おねぇちゃん…」
心配したクルルの顔が安堵の表情に変わる。
「… … … この身体はもらった!!」
突如、レナから出た波動によって3人は四方に吹き飛ばされた。
「レナ!!」
ファリスは驚愕した。レナの身体から出る邪悪なオーラが見えた。
「フフ、この子の身体は私のもの。いくら姉さんでも妹の私に手出しはできないでしょ」
レナがクスクスと笑ってみせる。その背後にエクスデスの姿が現れた。
「ファファファ… 紹介しよう。1000年の間、次元の狭間に封じられし魔物、メリュジーヌだ!!」
「エクスデス!!」
3人は同時に叫んだ。
「次元の狭間の魔物はすべて私の僕(しもべ)となった!!さぁ、殺れ!仲間の手でゆっくり殺されるがいい!!」
エクスデスの言葉に従うように、レナの右手から3人に向けて強烈な波動を仕掛ける。
「うっ…」
「レナ… やめて…」
「おねぇちゃん…」
3人は悲痛な叫び声を上げる。
「ファファファ… お前たちの前に、まずあの忌々しいカメを始末してやろう!」
エクスデスが呪文を唱えると、西に見える古代図書館の上空から『闇』が現れた。
タイクーン城と同じく『闇』は古代図書館を飲み込み始める…
「もうすぐ!もうすぐだ!この力が完全に私のものとなり、世界は私にひざまづくのだ!!ファファファ…」
笑い声とともにエクスデスは姿を消した。
続きです
「レ…ナ… やめ…ろ…!」
バッツは苦し紛れに叫ぶ。
「無駄よ。この子を支配しているのは私。今のこの子に届いてないわ」
なおもレナの攻撃は容赦なく続く。
「この子の身体はこれからも有効に利用してあげる。姉さん達は黙ってさっさと死ねば?」
レナの口から信じられない言葉が出る。
「レナは… お前の…おもちゃ……なんかじゃ…ない…」
ファリスはゆっくりと立ち上がった。
「フフ、立ち上がってどうする気? その剣で私を斬れるの?」
「……くっ」
ファリスが剣を降ろした瞬間、空から何かが降ってきた。いや、急降下してきた。
「…飛竜?!」
クルルの視線の先には、ぐったりと倒れたレナの姿とレナに取り憑いていた魔物の姿があった。
「おのれ… たかが竜の分際で!」
メリュジーヌは怒りに任せ、渾身の力で飛竜を吹き飛ばした。飛竜の身体は森を突きぬけ、何本もの木が横倒しになる。
「いまだ!!」
飛竜・・・・・・
ヴィンティ作者さんがんがれ〜
アーリュサイトたくさんあるけど、どれも少女漫画
みたいでいまいち。ここのアーリュはエロくてすげーいいよ。
続ききぼんぬ・・・とか言ってみるテスト。
コソーリうp。前スレ
>494 >596-599 >613-617 >654-657 >718-720 >755-762 の続きです。
***************
汗ばんだ肌同士を叩き合わせる、湿った音…
ベッドの支柱が、ギシギシと痛そうにきしむ音…
快感に苦しみ、喜び喘ぐティファの声…
この音を、全て吹雪がかき消してしまう事を祈る。仲間達が気づいて起きないように。
「あぁっ!あっ、ああんっ!」
ティファはヴィンセントに抱かれて、何度女の喜びを迎えた事か。
おそらく今まで経験した「イった」感覚は軽いもので、それはそれでオーガズムに違いないのだが、まだ序の口という所かも知れない。
そんな事を思い知ったのもつかの間、また絶頂感が淫穴を襲う。
「あぁ!あぁ…ヴィンセント、私、またイっちゃう…!」
ヴィンセントもそろそろ限界だった。
「あ、ああ、俺も…ハァハァ…ティファ、一緒に…」
遅漏の男は、今にも噴き出しそうなしぶきに堪えるかのように、泣き出しそうな少年の顔をして、眉間に皺をよせて歯を食いしばる。
これがあのヴィンセント?なんて可愛い表情をしてるのだろう。
子供の様な表情を浮かべながらも、半獣と化した下半身を、懸命に回している。
男の限界が近い時、幾度となくそんな顔をする男達をティファは見てきたが、今日ほど母性がくすぐられ、男を可愛いと思ったのは初めてだった。
それなのにこの男が持ち合わす、その対極ともおぼしき、強いフェロモンは何だろう?
女を惑わすこの色男のほのかな香水が、男の汗とよく混じり、嗅覚が刺激され、原始的な興奮が蘇って来るようだ。
「はぁ…ああッ、ヴィンセント…。来て、来て…」
彼がたまらなく愛しくなって抱擁を求める。すぐにそれに応じてくれる男の身体に、腕や脚を絡めてお互いの密着を深める。
ティファは、無心で自らも腰を振っていた。
ヴィンセントの硬いモノが、ティファの子宮の入り口を叩く。
「あぁ、あぁ…イッちゃう…、イッちゃう!あぁ〜ッ!」
ヴィンセントが腰を勇ましく振りながら、深い口づけをしてきた。
深く、深くに注ぎ込まれる事を待ち望んで、ティファは目をぎゅっと閉じた。
(ヴィンセント…私の中で気持ちよくなって…)
その時だった。悲劇にも、ヴィンセントの身体に異変が起こった。
膣の中で、ペニスが変化していた。
先ほどより太さが増して、ドクドクと血管が脈打っている。
ティファは、それを奥に放たれた精液だと思っていて、自分も喜びの中、絶頂を迎えたが、抱きしめる彼の皮膚の表面が波うっているように感じ、唇を離された瞬間を見計らい目を開けた。
瞬時、それは間違えなく恐怖に変わった。
まだ醒めぬ淫乱に身体が支配された意識の中、彼の様子を見る。
男の身体全体が、筋肉が逞しく大きく膨らむように巨大化している。
背中には、ガリアンビーストの象徴である、赤いたてがみがフッサリと生え揃っている。
最早、己の力では抑えきれないのか、ヴィンセントは悲しみと苦しみの表情をしてティファを見ていた。
鋭い牙と角が生え、男の整った顔が、醜く歪んで獣のそれへと変化していく。
「ガオオァァァ…ッ」
自分を取り囲む上下左右の空間を全て塞いでしまうような、立体感ある肉食獣特有の雄叫び。
それはもう、人間の声ではなかった。
射精は迎えていたのか定かではないが、反り勃ったペニスが、スポッと抜けられた。
ティファは一瞬臆したが、こんな時こそ自分を落ち着かせ、なだめるように話しかけた。
そう、姿こそ違えど、彼はヴィンセントなのだ。
「ヴィンセント…ヴィンセント…」
ティファの呼びかけに、ビーストは苦しそうに頭を抱える。
「ぐるうぅ…ウウゥ」
「私…わかる?ティファよ…、ヴィンセント?」
ティファはビーストとなったヴィンセントの顔に、そっと触れた。
「でぃ…ファぁ…」
ビーストは一瞬何かに気づいたように見えた。が、それは巨獣にとって一瞬の迷いのようなモノでしかなかった。
無情にもヴィンセントの意識は、巨獣の無意識の中に放り込まれた。
「ごォ、ごおォ…」
唸る巨獣は、ティファを雌と認識する。
ティファは乱暴に後ろ向きに抱え上げられ、四つ這いにさせる。
これはまるで…動物の交尾する姿ではないか?!
「だめっ…それはちがうっ!」
ティファが巨獣の身体を押しのけた瞬間、巨獣は長い尾を器用にティファの両手首に絡め、女の自由を拘束するように両手を頭上に引き上げた。
先ほどの薄汚れた鏡と正面に向かい合い、ティファはその光景に驚愕した。
映っていたのは、獣に後ろから腰を抱えられ、両手の自由を奪われ、今にも食われんばかりの大股開きにさせられたティファ自身の淫らな姿だった。
ヴィンセントに苛められ、恥かしいほど勃たされて、快楽をむさぼっていたクリトリスが、鏡に映っていやらしく光っている。
「ああっ!ああ…お願い…元のあなたに戻って!」
ティファの願いは、背中に感じる、ゼエゼエという低い獣の荒い息使いの中にかき消された。
生暖かい息。
鏡に映るその長い肉棒は、多粘で妖しくぬめり、表面には先ほどからティファを狂わせていたイボの他にも、剛毛な毛が生えているように見える。
その巨根が、にわかに意志を持っているように、ティファの淫穴目指して不器用にまさぐり動いていた。
目的の穴を見つけると、べっとりとした粘りをしたたらせ、まるで別の生き物のようにクネりながら、淫穴の中に埋まっていく。
その様子は、鏡を通して一部始終ティファに見えていたというのに。
今の今まで、快感に狂っていた所に入り込まれたのだ。
「くっ…ふううぅうん!」
今までのモノとは比ぶべくもない、凄まじい絶頂がいきなり襲い掛かり、脳が酸欠を起こしてティファは失神しそうになる。
獣が分泌した粘膜は、どうやら強力な催淫作用がある。
巨獣が下方から、動物の本能のままにティファの濡穴深くを、激しく貫く。
ティファの淫らな穴が、彼女の意志とは無関係に、それを待ち望んでいた。
両の乳房が、乳首を上下に引っ張られるように激しく揺れ乱れて鏡に映る。
その乳房を、巨獣が催淫作用のある多粘液の付着した手で触れたので、ティファの乳房は、特に乳首はいやらしく濡れたような艶を放った。
「いやっ!いやあああ!はぁあ…イっちゃう、おっぱいがいっちゃうぅぅ!」
その多粘液が着くと、乳首が途端に敏感になる。空気の抵抗さえも刺激に変わり、激しく上下に乳房を揺すられると、乳首を何かに抓まれているのと何ら変わりなかった。
身体をぷるぷると震わせながら、ツンと勃ちあがった乳首と淫豆に、凄まじい快感をすり込まれ、全身の神経が鋭敏となり、ついにティファはGスポット液の噴射を誘発した。
「あっはあ、はぅッ…あっはあああぁ〜ッ!」
潮を噴いたのも束の間、またすぐに次の波が押し寄せる。
「あはあぁぁ!またイクッ!イっちゃう!いぃいぃい〜!」
獣の太い肉棒が淫穴内部をくまなく責め立て、表面のイボが不規則に暴れまわり、そこに生えていた剛毛は、小さな生物のように内部を激しくクネリ回る。
その快感は、まさに想像を絶するものだった。
ティファはまた淫穴と尿道からぷしゃぷしゃと潮を噴く。
それでも獣の巨棒は淫穴にしっぽりとハマったまま、膣穴の中で異様に蠢いて、どうする事もできない。
ティファは淫穴の中のツボというツボを硬いイボで攻め立てられ、イク事しか許されない。
「もういいッ!イキたくないっ!イキ、いひやあぁ〜ッッ!」
再び、激しい噴射が起こった。シーツはぐちょぐちょに濡れていた。
膝が、腿の内側が、ガクガクと笑っている。気が遠くなっていくようだ。
あと一回潮を噴いたら…。もう意識は無いだろう。
覚悟を決めざるをえなかった。
次の瞬間、巨獣が凄まじい量の精液を、ティファの中に放った。
それは先のものにも勝る、強力な催淫剤だった。
今度は、鏡に向かって潮を噴きかけたようだ。
─そこまでは、覚えている。
ティファは、気を失った。
暗闇の中…ティファ…と呼ぶ声がした。
どうやら声の主は、自分を呼んでいるらしい。
「…ティファ……気がついたか。」
瞳を開けると、心配そうな男の顔が飛び込んだ。
彼が元に戻った時の記憶がない。自分はそこで初めて気を失っていた事に気づいた。
「ヴィンセント…元に…」
「………すまない…君を乱暴に」
言いかけて、ティファは抱きしめられた。
「イイの…もう。」
男が変身する前の事を思い出しながら、汗で濡れた男の背中に腕を回す。
「……凄かった。一度あなたに抱かれたら、きっと忘れられなくなっちゃう。最高だったの…。」
「ティファ…」
それは男にとって、最高の褒め言葉だった。
抱擁の後、ヴィンセントはティファの髪に、頬に、瞼に、口づけの雨を降らせた。
彼は自分を人間ではないと言っていたが、この確かな温もり、彼の優しさを発見してもなお、それを信じられようか。
「変身した後、大変だったんだから…」
「すまない…」
ティファがぐったりすると、ヴィンセントは身体を起こして、握っていた回復マテリアをベッドの下に隠しておいた羊皮袋に入れた。
回復マテリア?自分はそんなにダメージを?
しかし、身体の具合を確かめると、傷らしいものがケアルで回復された違和感も、そんなにダメージを受けた形跡もない。
そのわずかなティファの感情を、またしても彼は俊敏に読み取る。それもタークスの名残の業か否か。
「いや、大した事はなかったが、爪の引掻き傷や、キスマークが…」
視線を逸らしたまま、軽く握ったこぶしを口に当て、咳払いを一つする。
「ティファ…」
そうして次の拍子に振り向いたヴィンセントは、真摯な眼差しでティファを見ていた。
せつなく燃える二つの紅い瞳に激しく見つめられ、またしてもティファは、胸の高鳴りに顔を熱くした。
アクセス規制がこわいので、チョト休憩を。
(ああ、私はこの瞳に弱いんだ…)
強引に胸に引き寄せられ、ティファはドキドキと激しく高まる胸の鼓動を抑える事ができなかった。
腕に抱かれ、肌と肌が触れ合い、彼の触れている部分は全て、血が熱を発したように熱くなり、そのうち身体中が火照っていった。
「このまま暫く…抱かせてくれないか」
その腕に、更にそっと優しく力を込め、ティファを抱きしめた。
ティファはただそっと、睫毛を伏せてそれに応えた。
彼の胸に頭を預け、その胸から鳴り響く男の鼓動を耳に感じ、彼の喉の奥でごくりと唾を飲みこむ音を聞いた。
ほのかな香水の匂い…彼の汗と混じり、ティファはその中に堪らない男の色気を感じていた。
こんな距離に近づかなければ、彼が微々たる量の香水を密かに忍ばせている事など、気づきもしなかった。
この香り…忘れない。忘れられない。
たとえ一夜限りの関係でも。
いや、そうしなければならない。
明日には今迄通り、なにげなくふるまって、仲間たちと溶け込まなくてはならない。
そんなティファの内情をまるで知らないように、優しい腕枕に安堵を覚えさせては、ティファの手を握り、祈るように指を絡ませてくる。
彼に抱かれて、圧倒的な幸福感に包まれ、叶う事ならば、このままずっと抱かれていたい。
今夜ばかりは、移りゆく時の流れの早さを惜しんだ。
自分はこんなにも、彼に魅了されているのだ。
しかしティファは、その恋心を必死でこらえなければと思っていた。
そう思えば思うほど、明日を迎えるのが惜しくなって、ティファは苦しい空気を胸いっぱいに吸った。
鎖もかせもなかったが、その気持ちは囚われているようだった。
ティファの心をただ力づくで奪い、しっかりと捕えてくれれば、いっそ楽だったかもしれない。
しかし男は、彼女がクラウドに惹かれている事を判っていたので、ティファに選択権を与えた。
それがかえってティファを苦しめていた。
明らかに、幼馴染と無口なガンマンの間で心揺れている事だけは、間違えなかった。
ヴィンティキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
さいこー
ティファは隣に横たわる男の顔を切なげに見上げた。
ベッドの中で、男は何もかも受け入れてくれるような横顔で、ティファを肩に抱いて眼を伏せていた。
ふと静かな視線を感じ、ヴィンセントが眼を開けた。
ティファは男にしがみついた。
「どうした…?寒いか?」
首を起こして、くの字に曲げた腕で頭を支えながら、毛布を掛け直してくれる。
(どうして…どうして私を大切に包んでくれるの…?
なぜ私の心を放っておいてくれなかったの…。)
ティファの身体が肩まですっぽりと毛布に隠れてしまうと、彼はティファの漆黒の艶髪を、手ぐしですくう。
しっとりとした感触とともに、指の間から容易く滑り落ちてしまうその髪の、芳しき匂いを嗅ぐように口づける。
そこは神経の通わない所だと言うのに、なぜかとても心地が良かった。
「ティファ…」
名を呼ばれ、瞳をそっと上げてみる。
彼の顔は、終わった後のほうが優しい表情になっていて、それを発見したティファは、なぜかむしょうに恥ずかしくなる。
こんなうっとりとした彼の表情は、今までに見た事がなかった。
その顔が近づき、やがて唇に届いた。
「ティファ…君をたまらなく好きになりそうだ。許してほしい…。」
そして、もう一度ティファに口づける。
ティファの心はたちまち燃え上がった。
もう、観念せざるをえなかった。
身体が熱い…。小さなランプの光でも判るくらい、自分は頬が赤いに違いない。
そんな時、足元になにか引っかかった。タオルがひいてある。
「あ……」
それは、ティファが潮を噴いてぐちょぐちょに汚してしまった跡だった。
「…ゴメン、汚しちゃって…」
「気にする事はない。それより、ティファの身体には、まだまだ未開の地があるな。
なんなら、これから時間をかけてゆっくりと開発していきたい所だが…それも君次第だな。」
ヴィンセントが歯を見せて悪げに笑った。
たちまち想像が膨らんでしまい、恥ずかしさに腹が立った。
こんな痴態を見られて、更にそんな事まで言うなんて、なんて意地悪なんだろう。
「……も〜う!バカ…っ。」
「ははっ、冗談だ。怒るな。」
ふてくされて後ろを向いてしまったティファを、仲の良い恋人のように背中から抱きしめる。
(本気にしちゃうよ…もう)
そういえばクラウドは、自分ともエアリスとも関係を持っていた。そんなただれた関係は嫌だったが、幼馴染は若さに任せて手が早いうえに、自分も断れなかった。
自分はもう幼馴染では満足できない。(こんなに持続しないし…こんなにイカせてくれないし…)
この男の濃厚な愛撫を受けて、自分を肉奴隷にさえしてほしいと願ってしまった。
いつしか優しい静寂が二人を包んでいた。
目が覚めれば、彼女はベッドから消えているだろうか。
そうすれば、この物語はひと夜の恋の思い出となってしまうな。
それでも、彼女が幸せなら…私は構わない…。
眠りにおちた姫の寝顔を、これが最後とばかりにいつまでも見つめていた。
いつの間にか吹雪は止み、窓の外は、少し明るくなっていた。
壁に掛けられたランプを消し、時計に目をやって、あと一刻なら眠れるな、と思った。
そして─
目が覚めた時、彼女は横で、「おはよう」と言った…。
THANK YOU!
コソーリとか言いつつ、今日アレ日で仕事休んだのをいい事に、リミットブレイクした。
マシンガンのように完結。
読んでくれた皆さん、ホントに有難うございました。
この後きっと肉奴隷となったティファはエロヴィンセントがリミット覚える度にw
引き続きアーリュ、行かせて頂きます。前回の『初体験』の序章、です。
【これが、3ヶ月前に愛の告白(!)をして来た男の取る態度だろうか。】
のくだりの、その瞬間を書いてみようかな、と。
えっちは無しなので、「つまんねえよゴルァ!!(▼▼#)」と、いう方、
適当に読み飛ばしちゃって下さいませ。短編予定、すぐ終わりますので。
>>35様、エロエロもすぐに予定しております故、暫しお待ちを。(笑)
前回、タイトルNo間違えっぱなしだったので(汗)、終わりまで同一タイトルで統一します。
尚、激しいネタバレは無いとは思いますが、
プレイしておられない方・・・・・・・・・・・・・・・・・・是非プレイして下さい<否・広報
p.s.........ヴィンティ作者様・・・「このまま暫く…抱かせてくれないか」
ウアァァァァァン(´д`)萌えぇぇぇぇぇぇぇ!セリフがイイ!!
「そんな言い方しなくたっていいじゃんよ!!」
リュックの声が辺りに響く。
ここはマカラーニャ旅行公司前。
シーモアを追い、グアムサラドからここまで来た一行だが、
ユウナの真意は誰にも分からなかった。
分かるのは、ユウナが普段の彼女ではない事ぐらい。
そのままシーモアを追いかけても良かったのだが、
憔悴しきったユウナを気遣い、リュックが公司に立ち寄る事を提案したのだ。
そこでアーロンが口を挟んだのがきっかけだった。
「先を急ぐ旅だ。こんな所で油を売っていても始まらん。」
そのままスタスタと歩いて行く。一行が顔を見合わせる。
当のユウナは・・・どう見ても心ここに在らず。
「・・・・おっちゃん!!ユウナんの事も少し考えてよね!」
「ユウナの思う様にやらせてみればいい。」
確かにユウナが望んだ事ではあった。が、
今の言葉がユウナを気遣っての物だとはどうしても感じられない。
「おっちゃんは、いつもそうだよ!優しくない!」
リュックは、まるで死に急がせる様な日頃のアーロンに腹を立てていた。
そこへ言わなければいいのに・・・・・
「俺は元々、自分が優しい男だとは思っていないがな。」
―――決定的だった。当然、リュックはブチ切れた。
ぎゃあぎゃあと叫ぶリュックに、周りの皆も手が付けられない。
ようやくティーダが割って入る。
「リュック、落ち着けって!アーロンも、もういいだろ?
確かにユウナも疲れてるみたいだし、ここはリュックの言う通り、休んで行こうぜ。」
やむをえんな、と溜息をつく。渋々承諾する形となってしまった。
横に居たリュックをぎろりと睨む。
それをきっかけに、一度収まった筈の言い合いがまた再開する。
まあ、これも普段通りと言えば普段通り。
もう止めるのも面倒な一行は、それを尻目にさっさと宿に入ってしまった。
リュックは憤慨していた。
こんな言い合いが、今回に限った事では無かったからだ。
いつも意見が合わない。理解出来ない。
冷たい言葉も、リュックに一番多く投げられている気がしてならなかった。
そう思うと、何故か胸がちくん、と痛んだ。
「もう・・・・・いいよ。」
力無くそう言い残し、自分も宿へ走って行った。
夕食時、アーロンは姿を見せなかった。
(怒ってるのかなー・・・)
昼間、あんな大喧嘩をしたにも関わらず・・・
(いや、実際にはリュックが一人で喚いていただけなのだが)
リュックはアーロンが気掛かりで仕方が無かった。
部屋に戻り、横になっても気分がモヤモヤとして寝つけない。
もう皆は寝息を立てているだろう時刻。
暫くごろごろと落ち着き無く寝返りを打っていたが、思い立つ。
よいしょ、と布団をどかしベッドから出、部屋を後にした。
皆を起こさぬ様、そろそろと静かに階段を降りる。
そっとドアを開け、外に出てみる事にした。
吐く息が白い。
マカラーニャの夜は、身を切る様な寒さだった。
この先の寺院に居る祈り子の影響で、
この一帯は溶ける事の無い氷で覆われている為だ。
(何か羽織って来ればよかったかな・・・)
そう思いながらも宿には戻らず、あてがある訳でもないが、歩いてみる。
突然、目の前に湖が広がった。
―――マカラーニャ湖。
湖とは言っても、湖面は厚い氷で覆われている。
視界いっぱいに広がるその光景を彩るのは、ただホワイトブルー。
幻想的で、何処か物悲しい風景。
(綺麗、じゃんか・・・・・)
普段元気なリュックも、流石にセンチな気分になってしまう。
暫く眺めていたリュックだったが、ふと違和感を感じた。
この風景にそぐわない、紅い何かがひらひらと揺れている。
何だろう、と近づいてみる。
それが魔物であってもおかしくない状況を考えれば、何とも無謀な話だ。
しかし、違った。
そこに居たのは、アーロンだった。
湖畔に一人佇み、物憂げに遠くを見つめている。
静かに・・・・・とても静かに。
その姿は普段の威圧的な存在感がまるで無く、
何故かそのまま消えてしまいそうに見え、
一瞬声を掛けるのをためらう程だった。が。
「・・・・・おっちゃん・・・・・。」
アーロンが振り向く。
次に続く言葉を用意していた訳ではなかったリュックは、
アーロンと目が合うとそのまま俯いてしまった。
「何をしている、こんな時間に。」
眉間に深く皺を刻み、ぶっきらぼうに言い放つ。
「何って・・・・散歩だよ。」
返って来た冷たい反応にむっとして、リュックも負けじと言い返す。
「・・何を考えているんだ。子供が一人で出歩く時間か。」
「子供じゃないもん!!!」
言ってからはっとする。これでは昼間の続きだ。
アーロンは呆れた様に肩を竦めると、顔を背けてしまった。
何故、いつもこんな風になってしまうのだろう。
分かりきっていた事なのに、どうして声なんか掛けてしまったのか。
「・・・・・・・・・・・・・。」
アーロンは無言のまま、背中を向けている。
いつもそうだ。怒ってばかりで。
悲しいやら悔しいやら腹が立つやらで、何か言わずには居られない。
ヴィンティ作者さん乙カレー
めちゃくちゃ良かったです ヴィンセントカコイイ!!!!
アーリュの序章も楽しみです
ヴィンティもすごい!!!
獣のヴィンも、もっと開発されたそうなティファも(・∀・)イイ!!
アーリュも?・作者さんたちありがとう!!!
53 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:02/08/10 13:29 ID:Aqe.uu4g
ヴィンセントタソ・・・イイ!
ヴィンセントカコイイ・・・!!
ティファ(;´Д`)ハァハァ
作者さん乙カレ。
>>48 アーリュキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
「もし、おっちゃんが死んじゃっても、背中しか思い出せないねっ」
怪訝な顔でアーロンが振り返る。
泣きたい。・・・・うん、今アタシ泣きたいかも。
でも、涙を見せるのが悔しくてわざと明るい声で。
「ね、傍に行ってもいい?」
そう来るとは思っていなかったアーロンだったが、
冷静にいつもの落ち着いた調子で言葉を返す。
「・・・・・・・好きにしろ。」
リュックは、ひょい、と跳ねる様にアーロンの隣りに陣地を取った。
「へへへ・・・」
「・・・何だ、気味の悪い。」
「べっつに〜」
そう言いながら、ふと、不思議に思った。
目の前に居る男の態度は、相変わらずのものだった。
いつも意味も無く、不機嫌で。
それなのに、何なのだろう・・・・・この安心感。
腹が立つのに、いつも留まってしまう自分。
気付けば、目で追っている。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・好き!?)
今、はっきりと分かった。
冷たい言葉が返って来ると、無性に泣けてしまうのは。
たまに穏やかな彼を見ると、それだけで嬉しくなってしまうのは。
アーロンが好き。それが理由。それが全て。
いや、ホントはもっと前から知っていた気がする。
自分のそんな気持ちに気付かない様にしていただけ。
自分で出しておきながら、そんな結論に思わずむせてしまった。
「何をやっているんだ。」
呆れ顔でリュックの背中をポンポンと叩く。
「お前・・・寒くないのか。」
「え?」
色々考えていたので感じなかったが、見れば鳥肌がびっしりと立っていた。
「・・・・これを着ておけ。」
そう言うとアーロンは自分の上着を脱ぎ、リュックにかけてやった。
思いがけないアーロンの行動に、リュックの鼓動が早まる。
アーロンの体温が、リュックの体をすっぽりと包む。
「でも・・・・おっちゃんが・・・・」
「俺は大丈夫だ。いいから着ていろ。」
こんな風にして貰ったのは初めてだった。
ついでに、二人きりでこうして並んでるのも初めてだった。
ドキドキが止まらない。
心臓の音がアーロンにも聞こえてしまうんじゃないか。
そう思うと、余計に早くなる鼓動。
(ふえ〜、今アタシ、きっと真っ赤だ・・・)
どうしたら良いのか分からず、ただ俯く。その時。
「昼間は」
「えっ?」
「昼間は・・・・悪かったな。」
きょとん、とアーロンを見上げる。
「大人げ無かったな・・・。すまない。」
予想もしていなかった展開に、思わずまじまじとアーロンを見つめてしまった。
「・・・何だ。何かおかしいか。」
嬉しくなって来た。
こんなアーロンになら、素直になれる気がした。
「アタシも・・・ゴメン。おっちゃんが・・・・嫌いな訳じゃないよ。」
「分かっている。」
「え!?」
アーロンはフッと不敵な笑みを漏らすと、くるりと後ろを向いた。
「帰るぞ。」
そう言うと、アーロンはズンズン一人で行ってしまう。
「ちょ・・・ちょっと、ねえ!!」
「ねえってば〜!待ってよお!!」
さっきのは、どういうつもりで言った台詞なのか。
いや、考えれば何もおかしい台詞ではない気もする。
でも、それじゃあの意味深な笑いの意味は!?
(もしかして・・・バレて、る?)
問う暇も与えてくれず、どんどん遠ざかるアーロンの背中。
こういう所、やっぱりずるい!
「おっちゃんは、冷たい!!!」
気付いたら叫んでいた。足を止め、アーロンが振り向く。
「こんなトコに置いてくんだっ・・・・!!」
大分先に居たアーロンが、戻って来る。
そして肩で大きく溜息をつくと。
「一緒に歩きたいのなら」
「え?」
「素直にそう言え。」
58 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:02/08/10 16:56 ID:dlBqkCF.
お疲れさま
ティファネタ最高
アリューー☆♪ヽ(*^∇^*)ノ*:・'゚☆
素敵!ドッキドキ・・・
それであの激しい夜の伏線になるんだねぇ・・
スゲー、エロシーン抜きで萌えェェェ!
60 :
35:02/08/10 21:27 ID:???
アーリュ萌え〜!59さんと同じくエロ抜きでも萌えます。
今日のアーロンは、こちらの予想をことごとく裏切って来る。
「“冷たい”だの“優しくない”だの言われても、俺には分からん。
たまにはして欲しい事を素直に言ったらどうだ?」
リュックはパニックを起こしそうだった。
(何で?何で今日に限ってこんな事言うの!?)
そしてパニックついでに思わず出たトンデモナイ言葉は。
「じゃあ、キスして。 (あれ?) 」
自分で言って、驚いた。
(え?え?ナニ?アタシ。今、何て言ったのーーーーー!?)
恥ずかしさの余り、一瞬で首まで真っ赤に染まる。
頭からは湯気が出そうな勢いだ。
もう、顔も見られない。きっとまた、呆れてる。
(ど・ど・どうしよう・・・・・・・・・・・・・・・・逃げちゃえ!!)
そうしてリュックが走りかけたその瞬間。
ガシッと腕を掴まれた。
「お・・・おっちゃん・・・!」
見れば、呆れた風でもからかっている風でもない、
真剣な眼差しでこちらを見つめるアーロンが居た。
「あ・・・えと・・・っ」
たじろぐリュックをいとも簡単に胸に引き寄せ、抱き締める。
「・・・・・・・っ!?」
リュックの心臓は、それこそ『限界突破』。
確かに、この太い腕に抱き締められる事を夢見た日もあった。・・・・かも知れない。
でも、そんな事は有り得ないと分かっていた。
しかし、今自分が居る場所は、紛れも無くアーロンの腕の中。
ガタガタと震えが止まらない。
どう対応していいのか全く分からず、動けずにいると、
アーロンの指がリュックの小さい顎を持ち上げた。
(!!!!!!)
気付いた時には、アーロンの唇が重なっていた。
リュックはギュッと目を瞑り、倒れそうになる自分に必死に耐えた。
アーロンの大きな右手が頬に触れる。
もう片方の手は、優しくリュックを抱いていた。
唇がゆっくり離される。
・・・と、途端にリュックはその場に崩れ落ちた。
「おい!」
完全に放心状態のリュックを優しく起こし、再び胸に抱いてやる。
「・・・・リュック。」
名前を呼ばれ、肩がぴくん、と反応する。
低く、優しいその声に、隠し通してきたはずの想いが堰を切って流れ出た。
「おっちゃんが・・・・・おっちゃんが、好きだよぉ・・・・・・っ!」
ひーんと子供の様に泣き出すリュックを見て、目を細めるアーロン。
「やっと、言えたな。」
(やっぱり・・・・バレちゃってたんだ・・・)
「・・・・今度は、俺の番だな。」
・
・
・
・
・
・
「愛していた。・・・ずっとな。」
うう・・・何だか先が読める話になってしまった・・・・・・・・・鬱。
パワー不足。ゴメンナツァイ(T__T) ええい、バカップルマンセーだ〜
本当は、もっとアーロンは意地悪な感じに書きたかったんです。
リュックを好きなのか、イマイチ分からない思わせぶりな感じで。でも・・・ま、いっか。
しかし・・・ユウナが大変な時に、こいつら一体何してるんだ?
ホントに『シン』を倒す気あるのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。ははは。
次回、完全ギャグ一発・その後、痛〜いエロ予定。
「愛していた。」だって。かっこえ〜!
痛〜いエロってどんなんだろ。激しく気になるよ。
>推力さん
遅くなりましたが素敵なSSありがとう
萌えですな〜
66 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:02/08/12 01:53 ID:XNxbZhYM
アーロソ・・・・かなりいいよ、こんないい男は他にいねえよ☆リュックもかわええーーー
アーリュ最高!
愛のあるエチーはかなり萌える!!
プロローグも(・∀・)イイ!
このスレ素晴らスィ。
保守あげ
>63
キスされて泣き出すリュックがカワイイ!
>>20からの続き
***************
小声で呟いた涙目と、ふたたび視線がぶつかった。
握ったルチルの指の両端がようやく届く太さの己のものに、こそばゆいような感触が走る。
不器用な手つきで動く娘の腕をやさしく掴むと、こっちへ来いよ、というように引き寄せた。
「や…」
柔かくバランスを崩してくずおれたルチルの身体をジェクトは片手で受け止め、二人は並んで草の上に寝転がる恰好になった。
「そうじゃなくて、こうやって、な…」
「…あ……」
ルチルの手を上から握って、少し強い圧力を加えて根元から扱き上げる。
最初ためらっていた少女の手は、種族の違う生物の身体をたしかめるように、しだいに意思を持って動き出した。
種牡馬を吟味するように、好奇心をしだいにあらわにして指先で雁首のくびれや鈴口を指でなぞっているルチルの片方の腿を掴むと、自分の腰の後ろへ回させる。
腰を反らして女陰をさし出す恰好になった娘の股間に、己の先端を当てがった。
「え……や…ぁ、んっ…」
蜜に濡れた花弁の窪みのなかへ、雁先が半分ばかり埋まった。
やはり、若い娘のそこは異物の侵入をはじめから想定してもいないかのように、きっちりと固い器官が整然とならんでいる感じだ。
クリトリスを摘まれ、男根の上へ擦りつけられて、ふたたび潤いをもらし始めてはいても。
「力、抜きな。…そうだ。ぐーっ、と、息吸うようにしてみな…」
欲情を感じても怖さが完全には消え去らないのか、目を閉じたまま、ルチルは言われたとおりに息を吸い込んだ。
筋肉全体が上へせり上がる感じがして、わずかに開いた間隙をさらに押し開くように、ジェクトは腰を入れた。
細い隙間は内側の粘膜にかすかな引っ掛かりをもちながら、それでも未成熟なりにそのようにできていた、という感じで、かなりの質量をもつ男の逸物を受け入れた。
「ホラ、全部入ったぜ?…」
「あ……」
小さな腰骨の後ろをそっと支えてやると、ルチルはふっと力を抜いて目を開けた。同時に、せり上がっていた膣の内壁が下りてきて、ジェクトの逸物をきついくらいに締めつける。
「え…」
「ん? どうした。痛ぇか」
少女の赤い髪をそっと撫でながら低い声で言うと、目を覗き込んだ。
放心したようにしばらくじっとジェクトを見ていたルチルが、ふるふると小さく首を横に振った。
その瞳に、拍子抜けと狼狽の色が浮かんで広がっていくのが、ジェクトにもはっきりと見てとれた。
「…………オイ?」
まさかその、俺様のサイズに拍子抜けした、ってワケじゃねぇよな?
男の性(さが)でつい真っ先にそう心配してしまったジェクトだが、それでも落ち着いて少女を見遣る。
「あ…あたしっ……」
「大丈夫だ。どうした?」
「…ないの…そ、その…痛く……」
「ん…?」
「…き、きっとそうなのよっ!! 破れちゃったんだ!! 剣術の稽古でっ!! バンバン動きまわってるうちにっっ!!!」
ジェクトの身体の上で彫像のごとき裸身を晒している美少女は、完全に青ざめて涙目を白黒させながら素っ頓狂な声で叫んだ。
……ぶっ。
「………く……くっ…ヒヒヒ……ぎゃははははは!!!!!!」
駄目だ。笑いが止まらない。
腹の皮がよじれそうになりながら、ジェクトは上半身を草の上に突っ伏した。
ようやく笑いの嵐がおさまって、肩で息をしながら、自分の身体の上で呆然としているルチルを見上げた。
この娘は、いったい何を言い出すかと思えば…。
「っと、……わりィ」
つながったまま腰を抱き寄せて、こちらへ寄り添うように促す。
笑いすぎたことをバツが悪く思いながら、片手でルチルの後ろ髪を撫でた。
「…ナンだ。その、痛くねぇから、ついてるべきモンが破れてた、ってか…?」
「ん……」
涙目の娘がうなずいて息をすると、ジェクトの逸物を奥まで咥え込んだヴァギナもひくりと動く。
「ま、そういうことも、あると言うわなぁ…。血が出ねぇとか、スポーツしてる間に破れちまってたとかよ」
「…うん…」
長身も凛々しい少女討伐隊員の、あまりのしおらしい可愛さに、思わず背中を抱き寄せて首にキスを落とした。
自分の胸の上に身体を預けて小さくうなずく背中を撫でてやる。
「気にすんな。…おめぇのは、具合よくて、俺ぁ好きだぜ?」
「え……ぁ…」
小さな尻を両手で包み込み、固い子宮を揉みほぐすようにしてゆっくり突き上げると、ルチルは喉を反らして呻いた。
「…楽にしてな。気持ちよくしてやっから」
ヴィンティ最高!!
(;´Д`)ハァハァ
アーリュ最高!!
(*´Д`)ハァハァ
このスレは宝物庫です。
ちきしょう、アーロンイイ男すぎる。惚れるね。幸せマンセー!!!
恐縮す。
なんか物語に激しく関わってる人なのに脇役みたいな扱いされて
(∪д∪)ガッカリしてたんで、カッコ良く書けてよかった。
処女切りアーロン(´Д`)ハァハァ
77 :
あんぶ:02/08/13 18:57 ID:???
ここ数日、一連のアーリュ書いている者です。
お盆だというのに、私は一体何をしてるんだ(^^;)
メンドイので、以降コメントのHNを“あんぶ”とさせて頂きます。
今回は予告通り【完全ギャグ】ですが、私の中では3作で完結(三段落ちか?)故、
付け足して読んで頂けたら・・・・と思います。超短編です。
時期的には、えっちした後位かな〜。・・・それではウP!
73サマ>は、はやく気持ちよくしてやってくだせぇーっ。
79 :
発覚:02/08/13 19:20 ID:???
「アーロンさんは、好きな女性とか居ないんですか?」
ある日突然、ユウナがそんな事を言い出した。
状況は・・・・・と言えば食事中。要するに、全員集合!の時間だ。
唐突な質問に眉をひそめた。・・・・のは本人だけ。
『堅物』・『無粋』・『鈍感』・・・
(色恋絡みの話に限るが)
と、いくらでも出て来そうなアーロンのプライベートへの評価。
何せ、誰もがこの男の素性を知らない。
『恋愛』と、『アーロン』。
1000歩譲っても結び付かないこの二つの単語。
聞きたくて聞けなかった・・・・・・ある意味聖域に、
誰もが・・・(キマリまでも)が聞き耳を立てている。
その表情は一様に・・・・・・・・興味津々。
「アーロンさんが好きになる女性って・・・・・・きっと素敵な人なんでしょうね」
ルールーが言えば。
「大人で・・・・こう、しっとりした感じの?」
キャッ、と嬉しそうにユウナが返す。
「アーロンさんの惚れる人、かぁ・・・・・・。」
遠くを見つめ、ワッカが呟き。
「あ〜、ダメダメ!このおっさん、昔っからそういうのまるでダメ!・・・な?アーロン!」
今度はティーダが得意気に。
80 :
発覚:02/08/13 19:23 ID:???
当のアーロンは、独り黙々と食事を続けている。
いつもの様に、眉間に皺を寄せて。
良く考えれば、この時参加していない人間が一人居たのだ。
そう、普段ならばこういうネタに真っ先に乗って来る様な人物が。
勿論、会話に入れない明確な理由があった。
話の中心である筈のアーロンを完全に無視して会話は続けられる。
「アーロンさん程の人が選ぶのは、全てに完璧な女性なんでしょうね。」
とは、ルールー談。
(ど・ど・どーせアタシは・・・・・)
やっぱアタシじゃ釣り合わないのかな!!!???
「いや、意外に普通の・・・ってか、こう・・・・大人しい感じのよ。」
自分の理想が入っていないとも言えぬ感じのワッカの意見。
(えー、普通ですよ、確かに!スイマセンねっ!・・・大人しい・・・?むむむ・・・)
くやし〜い・・・・・・でも、我慢、我慢・・・・・。
「アーロンさん、凄く強いから・・・逆に癒してくれる様な人が似合うんじゃないかな。」
(ユ・・・ユウナまで!)
うえ〜ん、ここに!ここに居るのに・・・・・っ!!
「えーー・・・・。つか、アーロンって、女に興味あんの?」
頭の後ろで手を組み、冷めた視線を送るティーダ。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
うっうっう・・・・・・・何なの、ミンナ。
81 :
発覚:02/08/13 19:25 ID:???
キマリも何か言いたげだったが、あまりにいじられるアーロンが憐れで
『気の毒に・・・』とでも言う様な視線を送るに留まった。
「・・・・・・・・・そんな事を聞いてどうする。」
黙秘を通すと思われたアーロンが不意に口を開く。
待ってました、とばかりに群がる面々。
「・・・いや、『伝説のガード』と釣り合う人となると・・・・」
「アーロンさんって・・・どんな風に愛を語るんですかあ〜?」
「だから、アーロンはそういうのぜってー無理だって!」
「・・・そんな事無いよ・・・。きっと凄く大事にするんだよ・・・」
喧々囂々、皆口々に好き勝手な事をのたまう。
「・・・・・・・・くだらん。(怒)」
自分の分の食事をさっさと平らげ、ガタン、と席を立つ。
そして。
「―――――リュック!!」
(・・・・・・・・・・・ひっ!!)
「後は任せる。うるさくて、かなわん。」
そう言い残し、自分は自室にとっとと戻って行く。
一人取り残されたリュックに、皆の視線が一斉に集まる。
は?
何故に??
何故にリュック???
( ・・・・・おっちゃんのばかぁ〜〜〜〜〜〜っ!!!(TдT) )
82 :
あんぶ:02/08/13 19:46 ID:???
ごめんリュック、ひたすら可愛そう・・・立場無し。(笑)
アーロンは別に二人の関係を隠していた訳では無いけれど、
ベラベラ喋る必要も無い・・・位に思っていたんじゃないかな。
彼は“漢”ですから。余計な事は言わない。
だけど、彼が出来れば自慢したがる女の性を察し、
丁度いい機会だとリュックに任せて・・・花を持たせてあげた訳です。
これだけ聞けば『アーロン優スィー!!』で済むのですが、彼は状況を思考に入れていなかった様で。
この後みんなに問い詰められる(ある意味フクロ)、憐れなリュックを誰か助けてやって下さい。 (^^)
次回・・・ヤバメエロエロ予定・・・。今までのブチ壊す事になるかも・・・いいかなぁ。
リュックカワエエ・・・。 ヤバメエロエロ? どんどんいっちゃってくださいよ!!
主としてそっちのがメインだと思うし。(けど、あんぶ氏の非エロ作品はモノスゴク(・∀・)イイ!!
アーリュ良すぎる(;´Д`)ハァハァ
新スレもたったことですし、前スレの遺物は早くカタをつけないと…
世間は盆休みですか。
にゃんまげも休みたい。
何て暖かいんだろう。
ユウナの身体。
ユウナの中。
たっぷりと口付けを味わい、唇から離れても、額も、頬も、瞼も、愛しい部分全てにキスする。
「まだ…痛い?」
「ちょっとね…でも、だいぶ楽になったよ」
「ごめんな、痛い思いさせて」
「平気だよ。だって……痛い以上に、幸せだもん…」
内から輝くような笑顔。スピラの奇跡を一身に集めたような、信じられないほど綺麗なユウナ。
初めて男を受け入れた身体に、きつく締め付けられていながら、同時に深く広く包み込まれている。
「俺も……今まで、こんなに、暖かかったこと、ない」
こんな華奢な身体の中に、果てしない海が続いている。
男女が身体を交える行為の、本当の意味を、ティーダは理解できたような気がした。
決して傷つけず損なわず、俺たちは何も奪わず失わず、ただ側に居る。
ただそれだけで、もう他に欲しいものなんて、無い。
理解ってしまえば、こんなに簡単なこと。
身体を起こし、肘をついて支える。
「ユウナの中……すごい…気持ちいいっス…」
「あ……」
軽く腰を使った。
激しくはせず、ゆっくりとこねるように動かす。
「痛くない……?」
「大丈夫……んっ…」
浅く突いた。ユウナは鼻にかかったような甘い声を洩らす。
少しずつ、ほぐれていく。
深部からとろとろと流れ出す潤いに、痛みを伴う摩擦も和らいでいった。
繋がった部分から溢れた蜜は、破瓜の血と混じり合い白い内股に薄赤の筋を描く。
動きが滑らかになるにつれ、ティーダの動きも次第に大胆になっていった。
いったん入り口まで引き抜くと、一気に奥まで挿し込む。
「あぁぁ…っ!」
ユウナの首がのけぞるのと同時に、ティーダを包む柔らかな肉壁がきゅんっ…と締まった。
白い閃光が、脳裏に弾ける。
「うっ……いい……ユウナ、すごい……」
「や……ティ…ダぁ……」
脳髄が蕩けていきそうな甘い快感が、下半身からびりびりと突き抜ける。
動きを速めれば、途端に果ててしまうだろう。それほどまでに、ユウナは甘美だ。
ゆっくりと焦らすように引き抜いては、打ち付けるように根元まで挿す。それを繰り返した。
「あぁんっ……はぁ……はうっ……ふぁ…・…んぅっ……」
突き入れられるごとに、ユウナは高い声をあげ、びくびくと身体を震わせる。
白い乳房はつんと上を向き、動きに合わせてふるふると揺れた。
眉を寄せ、頬を歪め、半開きの唇は絶え間なく喘ぎ、常の彼女からは想像もできない、艶めいた女の姿。
頭の中が真っ白になり、思考はすでに停止している。痛みはまだ消えはしなかったが、もう気にならなかった。
ただ、どこかに昇りつめていく感覚が、あった。
それが、奥を突かれるごとに、弾け、一瞬の空白の後に、身体の奥に熱を生ずる。
熱く掠れた囁きが、聞こえた。
「ユウナ……もっと、奥まで、いくよ…」
ぐいっと両足を大きく開かれ、ティーダの腕に抱え込まれる。そのまま身体を二つに折るように、押し付けられた。
そして、ティーダが思い切り腰を打ち付ける。
より深く、埋まった。
「ああぁぁんっ…ぅ」
背が反り返る。
何かにすがろうと掴んだ手が、下草をむしりとった。
ティーダは激しさを増し、強く、速く、ユウナを貪る。
いつしか、額からはぽたぽたと汗が垂れ落ちた。
ぱしっ、ぱしっ、と身体のぶつかり合う湿った音。
「あっ、あっ、あぁ、あうぁっ…」
ユウナは、獣じみた声をあげ、泣き叫ぶ。
それが自分のあげた声なのかも、よく分かってはいなかった。
ただ、身体中にティーダが充つる。それだけだった。
それではまたお盆明けにでも…御免。
にゃんまげさん…やっぱそラヴはイイすね。自分も明日から盆休みなんで、
福島までサーフィンの旅に出て参ります。そして、次の〜定期報告〜をうpしたら、
ROMにもどります。
私信>勝手に名乗り出たくせに新刊読み逃げして
ごめんなさい(;´Д`)
魂からのお詫びと明日のお天気への祈りを込めて
続き……
//////////
キスされている場所を教えるように、シーモアの耳に触れた。
内側へ丸くなっているべきところが、なだらかな三角を描き外に向かって
張り出している。その少し上から、枝髪が左右に伸びていた。
「ひぁっ!」
つぼまった舌先が、耳の穴に入り込んだ。
息遣いと、流動する唾液の音が、ユウナの聴覚を埋め尽くした。
「だっ、い、いけません!」
這い上がってきた何かを振り払おうとして、その勢いでシーモアを突き放し
ていた。
「どうしたのです?」
ユウナは、愛撫を受けていた側の耳を手で隠していた。
「ここは、駄目です。……汚いですから」
「私は、そうは思いませんが?」
「でも――」
子供の頃、好奇心で体験してしまった味覚の記憶が蘇ってきた。
「――ちょっと……苦かったりしません?」
そろそろと口に出した言葉に、仄かな笑みを見せるシーモア。
「いいえ。貴方の身体は、とてもきれいですよ」
そう言い、耳を塞ぐユウナの手を引き寄せて、指の先を唇に挟んだ。
//////////
ウエーン(´Д`;)トロイヨー
91 :
定期報告:02/08/14 01:01 ID:???
***************
〜ジュノン海兵隊第三部隊〜
隊長!(敬礼)
新社長就任パレード後の警備報告するであります!
ジュノン海兵隊第三部隊二等兵、識別コード弐C−464!!(そして休めの姿勢へ)
クラウドらアバランチ一味が侵入したとの報告を受け、総務部調査課(タークス)から警備の強化命令が
下り、自分は担当のジュノン港に向かっている最中の事であります!
自分は新社長の乗る大型船が停泊する付近の通路を任されたのであります。
見ると、通路わきから神羅の制服を抱えた怪しい巨乳の女が一人、コソコソと出てくるではありませんか!
基地外か?何事か?と思った自分がふと手配書の顔写真を思い出すと、彼女はアバランチの魔乳女でありました!
手配書で見た時、凄い巨乳女だとは思っていましたが、実際は爆乳でありました!!
三コスりK.Oとまで恐れられる巨乳をぶら下げ、キョロキョロと様子を伺いながら小走りで出てきました!見るとノーブラで乳が思いっ切りぷるんぷるん揺れてるであります!(鼻血ブー)
それにあの白いタンクトップから乳首がくっきりと透けて判るではありませんか!
どうやら目撃者による常にノーブラという情報も本当のようであります!
そして巨乳女は、デカイ乳をタプンタプン揺らしながら自分の目の前を小走りで走り去ったであります!
乳だけで100人斬りという武勇伝があるだけに、あの巨乳、並の男なら乳だけで四〜五発絞り抜かれて即KOであります!
証拠に自分のムスコは噴火寸前であります!
きっといつでも何処でも犯されていいようにノーブラなのに違いありません!
も〜これは捕まったら即犯されて当然であります!犯されたいに決まってるであります!
あの大きな乳をこれでもっかてほど揉みまくって、パイズリフェラ直行で顔シャです。
てゆうか実際自分が犯されてしまうかもしれないので、怖いであります!ガクガクブルブル
うわっ!ど、どうしよう…R様と仲良くダブってしまった!ドキドキ
つか、このシリーズ(?)ほんとに楽しみにしてるんです!
なんて綺麗なソだ…これから鬼畜をうpする自分逝きたいです。
93 :
定期報告:02/08/14 01:19 ID:???
そんな妄想をしながらも、自分は神羅安式防具を整え、ポケットティッシュを鼻に詰め、乳女の後を尾けたであります!
奴は階段を駆け上がり、自分も階段の下の闇に回り込んだのであります!…パンツは白でした。
その瞬間、銃の引き金を引く音と「動くな!」との声とが!「これはこれは、ティファ嬢ではありませんか」
「ル…ルーファウス?」「クックック…今度は脱走か」「どうしてここに?!」「つれないな、ティファ。
就任おめでとうございますぐらい言えないのか?」なんつぉ!?アバランチと新社長が顔見知りだったとわ!
この二人の関係は一体…?自分は階段の死角に潜んでコソーリその様子を伺う事にしたであります。
「おっ!と…動くなよ」そう言って社長は護身用の銃を向けたまま、カツカツと足音を響かせて乳女に近づいて行きました。
社長は乳女の腕を背中にひねると、銃を乳と乳の間に突きつけます。(あわわ…)
「何だその反抗的な目は?」「…お願い、見逃して!」「フン…見逃してやるものか」
社長は女に背を向かせ、女が持っていた神羅制服のベルトで手首を階段の隙間に固定しました。
女はさして抵抗する様子もなく、なぜか従順にそれを受け入れているようにも見えたであります!
そしてその姿は、階段の下に潜んでいた自分からは、すごくおいしい構図に見えているのであります!
社長は女の身体をまさぐり、武器を所持していないか身体検査をしているようでした。
しかしそれは違ったのであります!社長の手は明らかにずっしりとしたオパーイを下から持ち上げていますた!
「…よし。ちゃんとブラはつけていないな」(゚Д゚)ハァ?!「は…はぃ。あぁ…」女も感じている様子で、内太腿がブルブルと震えています!…はッ゛もしやこの乳女は、社長のハーレムの一人では?ああ何と羨ましい!
「クックック…もう感じているのか?やらしい女め」そう言うと社長は乳女のタンクトップをガバっと上にずらしてしまったのであります!「っあん!」(おお!!)
メロンほどもある爆乳ですが、それは重力に逆らうように垂れておらず、発射台に乗ったロケットのように前に突き出しまくっていたであります!アレはまさに武器、いや兵器としか思えない。
一体あの中に何が入っているのでありましょうか?!きっと、毎日胸揉んでオナニーしてたからあんなに大きくなったに違いありません!
94 :
定期報告:02/08/14 01:24 ID:???
それはそれは柔らかい乳らしく、女がが軽く体を動かすたびにぷるぷるといやらしく弾みます。
「あっあぁん…はぁはぁ」社長はニヤニヤしながら両手で爆乳の付け根を持つと、激しく揺すりはじめたのです。
プルルンプルルンと、それはいやらしく弾んでいたであります!なんと淫らな光景なのでありましょうか!
乳首もオッパイ同様にHなので、社長が軽く爪弾いただけでパンツの中央に大きなシミを作ってあっはんうっふん喜んでいるであります!
どうやら既に乳首は社長の手によって調教済みなようであります。
あの爆乳をこれでもっかてほど揉みまくって、これでもかってほど乳首を立たせた頃でありましょうか、社長の手は乳女の股間にまで伸びていました!その時、社長の顔色があからさまに変わったのであります。
「…なぜパンツをはいているのだ?」「だって…キックする時…丸見えになるんです…」「普段から、はくなと言っておいたろうが!」なぜか怒った社長は、女のパンツをその場で剥ぎ取ってしまいました。
「あっあっ!イヤ、ダメです」しかし単に紐で結ばれていただけなので、それは簡単に取れてしまいました。
はああ凄い眺めです!絶景であります!
毛は社長の命令でか、剃っているようなので、ツルツルでありました!なので、全部見えています!奥のヒダまで丸見えであります〜!
そしてなんでしょうか、この激すぃ濡れ方は!今にも自分の顔にポタポタと滴り落ちてきそうであります!
「はぅん、はぅん、ルーファウス…様…」
首だけを振り返らせてバックでオシリを社長に突き出し、もう我慢できなくなった女は挿入して欲しいと懇願しているであります!
「クックック…もうお前の身体は俺から逃れられまい」そんな怖い事を言うと、社長は自分の大砲をいきなりズボっとぶち込んだであります!
「あっはあぁぁあん!」そのあまりの気持ち良さに女は爆乳をブルンブルン振り回して発狂し、丸見えの割れ目はしっかりと社長のモノを咥え込み、
奥まで貫かれる度に結合部からは淫猥な音がひっきりなしに聞こえているであります!
「あっああ〜〜!…奥まで突いてるゥーッ!!」更に社長は腰を激しく動かしたまま、両手を爆乳に伸ばすと鷲づかみにしたであります!
「あぁ、あぁ…イッちゃう…イッちゃう!はぁんイクーッ!」
95 :
定期報告:02/08/14 01:29 ID:???
そしてついに自分から腰を振って、爆乳をぷるぷるさせながらぷしゃぷしゃ潮を噴いていたであります!
その熱いしぶきが自分の顔目がけてシャワー攻撃を加えてきますた!はああなんて淫乱な女でありましょうか!ガクガクうッ
社長は当然のように中出しした様子で、抜いた後ドロリとした液体が女の内股を伝って流れでてきますた!
しかしその後社長のザーメンが自分に降ってかかりそうになったので、激しく鬱でありました!
「クックック…良かったぞ。さァ俺の気が変わらぬうちに行くんだな。」
社長は自分のモノを乳女にキレイに舐めさせると、神羅の制服を羽織って逃げるようにその場を後にする乳女の後姿を見送っていました。
そして社長は手に握られた女の紐パンツを、ポイと投げ捨てて行かれたのであります!
自分はそのパンツを拾いに行き、ブツの確認をしますた。大切な所が触れる部分が、す、すごい激しく濡れているのであります!
そっと臭いを嗅いだり、口に含んでみたりもしますたが、矢張りこのパンツは提出するべきものかどうか最後まで悩んでおりました。
しかし結局の所、社長とアバランチのつながりを示した報告書を提出してしまえば、情報は報告書ともども極秘扱いされるとの自己判断により、この一件は裏に流させていただきました。
──以上であります。
***************** THANK YOU!
ヴィンセント×ティファ
ルーファウス×ティファ
私の作文は以上です。
厨房がわかないように、これからもマターリとスレが続きますように。
アーメソ
>>96 乙。
微妙に2ch風味が効いててオモシロカターヨ
マイナーカプマンセーの自分としてはかなり楽しめた
定期報告乙。ワラタ
にゃんまげ様ティユウ キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
密かにかなり大好きです。
R@no-name様も頑張れ!
>>96 乙。こういうのも(・∀・)イイ!
定期報告……
最初ネタかと思ったがワラタ!
最高(・∀・)
定期報告ワロタ。
第三者からの視点はこんな感じなのだろうかw
>しかしその後社長のザーメンが自分に降ってかかりそうになったので、激しく鬱でありました!
ワラタ
103 :
あんぶ:02/08/15 12:57 ID:???
にゃんまげ様&R様の小説で萌えてたら、イキナリ「定期報告」!激しくワロタ。
こういうメリハリが2ちゃんのいい所。
官能小説スレマンセー!!
誰かロクセリとか書いてくれませんかな。。。
6オタなんで
アーリュマンセー!色んなサイト見てきたけど
かなり萌え!
夏コミで探しました・・アーリュー本。
行く日間違ってるんだか、収穫なしでした。
くすん。
今更ながら1さんありがとう。
寄せては返す波のように、快楽がリュックを襲う。
もうだめ、でも、このままじゃやだ・・・
愛されてなくたっていい。慰めでもいい。それでも、今あたしを抱いてる男の顔を
確かめたい。あたしが、初めて愛した人だから。あたしを、初めて受け止めてくれた
人だから…
リュックは白く飛びそうな意識を必死で集中させ、呼びかけた。
「あっ、ああ、アー、ロン…」
「…んっ…何だ?」
「抱き合って、したいの…お願い…顔、見せて…」
アーロンの手が止まる。
これほどまでに貶められながら、俺を求め、縋る女。
いとおしさが、胸の奥底から沸き上がってくる。
アーロンは体を離し、立ち上がるとリュックを抱き起こした。反射的にリュックの体は
びくんと震えた。頼む、もう怖がらないでくれ。大きな手でリュックの肩に軽く触れると、
自分の背からベッドに倒れ込んだ。髪を、首筋を、背中を優しく撫でながら、
胸の上に感じるリュックの僅かな体重と暖かさに、アーロンは溜め息をつく。
「アーロン…?」
先程までとは違うアーロンに、リュックは戸惑う。また、何かたくらんでる?
その意図を確かめようと彼女が顔を上げると、アーロンはリュックの脚を柔らかく掴み、
彼の腹の上に跨らせる。
「自分で、奪い取れ…」
その言葉には、もう意地悪な響きはなかった。幻光虫でできた偽りの肉体。命あるうちに
守れなかった約束を果たすために、死してなおスピラを徘徊する無様な存在。お前に
やれるものはそれしかない。それでも良ければ呉れてやる。お前にすべて、呉れてやる。
「……」
リュックは黙ってアーロンの頬を両手で包み込んだ。
見上げる隻眼は優しい光を湛え、彼女をまっすぐに見つめていた。片方しかない
その眼はしかし、雄弁に物語っていた。
目の前にいる女を、ただ純粋に求める想い。
そして、その刻の終焉を惜しむ瞳。
>前スレ107さん
実はずっと心待ちにしてました
>>107様、復活されたのですね!
待ち切れずに自分でも書いてみたら、ハマッてしまって。
現在自分、暗いの執筆中なんでホッとします。アーリュ♪頑張って下さい
いよ!! 待ってましたぜ旦那?
あ、ああ・・・ご帰還感激でございます! >107様!!
ミンナガムバレ
リュックになりたいと思わせる文章だ・・・・・・。
116 :
あんぶ:02/08/19 20:28 ID:???
お邪魔致します、処女切りアーロン(笑)の作者です。
>>107様とダブってしまいますが、今回はアーリュではないので、うpしちゃいます。
今回はアーリュ根底のアー×???(ナンだそれわ)。長編予定。
注:暗いです。 再注:痛いです。 アーロン壊れます。
今までの話をブチ壊す恐れ有り・・・。各キャラファンの方、お許しを・・・!!
愛情たっぷりのエッチに萌えて下さっていた方々・・・・心底スマソ。
満月が震える夜。
ここ旅行公司で割り当てられた小さな一室で、
窓から夜を見上げながら男は小さく溜息をついた。
体が重い。
昼間の戦闘が崇り、今夜は流石に疲れを感じずにはいられなかった。
なのに何故かなかなか寝付けない。
勿論この時間は皆、寝ている。
ふと思い立ち、男は置いてあった徳利に手を掛けた。
(月を愛でながらの一人酒も・・・いいかもしれんな)
テーブルに徳利をとん、と置く。
と、ほぼ同時に
トン、トン―――。
扉を叩く音が聞こえた気がした。
「・・・・・・・・誰だ?」
返事が無い。時計を見れば、もう真夜中を回っている。
(空耳、か)
するとまた。
トン、トン―――。
今度ははっきりと聞き取れた。
「誰だと聞いている。」
どう考えてもこの時間の訪問は不自然だ。
不審な思いに、男は立て掛けておいた刀に手をやった。その時。
「私です・・・アーロンさん。」
「・・・・・・・・・・・・・・?」
考えてもみなかった人物の声に、一瞬返答が遅れた。
「・・・・・ルールーか?」
その問いに返事は返って来なかったが、聞き慣れた声だ。間違い無い。
扉を開けると、やはりルールーがそこに。
「どうしたんだ。」
ルールーは俯いたまま答えない。
明らかに様子がおかしい。泣いた後の様にも見える。
「・・・・・・・・・眠れなくて。」
お前もか、と口を開きかけ、ふと思う。
何故ここに来る必要がある―――?
するとルールーはいきなりくすくすと笑い出した。
「・・・・何がおかしい?」
「貴方に会いたくて。」
いきなり“あなた”だ。やはり普通じゃない。
「――お部屋に入ってもよろしいですか?」
今度は自分の腕をアーロンの腕に絡ませ、そんな事を。
「・・・・・・酔っているな。」
「・・・・・否定は、しません。でも・・・こんな時でないと言えませんから・・・。」
(・・・・・・まずいな)
アーーロンは気付いていた。
『アーロンさん』
この所、やけに耳に付くこの声。好意以上の韻を含むその響き。
いつからか必要以上に纏わりついて来る気さえもしていた。
それも常にアーロンが一人で居るのを見計らった様に。
鈍感な筈の自分にも判り易い最近のルールーに、アーロンは敢えて距離を取る様にしていた。
応える事は出来ない。自分には想う女がいる。
「どれだけ飲んだか知らんが、俺はもう寝る所だ。明日にしろ。」
「・・・・・・お話があるんですっ・・・!!」
酒が入っているせいか、少々興奮気味のルールー。
おかしな展開だけは避けねばならない。
アーロンは言葉を選ぶのに苦労したが、落ち着かせる為にゆっくりと。
「お前・・・酒が少々過ぎた様だぞ。部屋に戻った方がいい。」
しかしその言葉は逆効果だったらしい。
「そんなんじゃありません・・・・・っ!」
叫ぶ様に言うと肩を震わし、その瞳から大粒の涙を零した。
「貴方が・・・・・・好きです。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
とうとう聞く事になってしまったその言葉。
諦めと困惑が交錯するが、この娘に罪は無い。
真面目に聞いてやるのが誠意だろう。黙って耳を傾ける。
「お付き合い、して・・・・頂けませんか?」
それは無理な相談だった。
「気持ちは嬉しいが・・・。知っている筈だろう?」
「リュックとの事は・・・・・分かっています。でも・・・」
ルールーはギュッと唇を噛み締めた。
「思い出した時だけ、でいいんです。私だって・・・アーロンさんに愛されてみたい・・・。」
「・・・・俺はそんな器用な人間ではない。悪いが・・・・」
「アーロンさん!!」
アーロンが言い終える前に、ルールーはアーロンにどん、と抱き付いた。
「・・・・放すんだ、ルールー。」
「・・・好きなんです・・・・!もう、どうしようもない位!!」
大声を出すルールーに皆が起き出しはしないかと、流石のアーロンもたじろいだ。
「どうしても・・・・どうしても、駄目ですか・・・・?」
「ルールー・・・頼む。無理を言わんでくれ。」
ルールーも、馬鹿ではない。
愛する相手を・・・よりによって自分が困らせている。
分かっていた。それは十分に。
それでも・・・・。どうしても・・・・・!
何故、決まった相手がいる男にこれ程焦がれてしまったのか。
この男の優しい眼差しが自分を見つめる事は、絶対に無いのか。
考えれば考える程に募る、やり場の無い熱い想い。
苦しかった日々が、ルールーをこんな一方的な行動に駆り立てていた。
もう止めたくても、止められない。
「キスして下さい・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「私、誰にも言いません。約束・・・します。」
「そういう問題ではない。」
アーロンの脳裏に、一人の少女の顔が浮かぶ。
「あれの事だけは・・・・・・絶対に裏切れん。」
頑なな言葉。アーロンらしかった。
彼がそういう男なのは分かっていた。だからこそ愛した。
でも!
「お願いします・・・・・・秘密にしますから・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「一度だけ・・・一度だけでいいんです!」
「ルールー!!」
胸に縋るルールーを、強引に引き剥がす。
「いい加減にしろ!俺にはあいつだけだ!!」
・・・・・・・頭を割られた気がした。
理解しているつもりではあった。
が、実際にそれを口にされると信じられない程の衝撃で。
“あいつだけ”・・・“あいつだけ”・・・
たった今はっきりと告げられた真実が、
暗く、重い塊になってルールーに襲い掛かる。
いけない事だと知りつつも、リュックへの嫉妬と怒りが黒く渦巻く。
でも、それだけは悟られたくなかった。
やっとの思いで濁流を飲み込むと、
「・・・・わかりました・・・・ごめんなさい。」
ルールーは、アーロンに力無く微笑みを向けた。
「・・・・・・・部屋に戻れ。」
そうして背中を向けたアーロンは、
微笑んだルールーの口元が、醜く歪んだ事には気付かなかった。
その後暫くのルールーは、見ていられた物では無かった。
アーロンは気付かぬ素振りを通したが、
幽鬼の様に漂う、魂の抜けたルールーを確認する度に深い自責の念に駆られた。
それでもあれで良かったんだ、と思う。
受け取れない心。俺の事など忘れさせてやった方がいい。
最近は大分落ち着いて来た様子だ。
楽しそうに仲間と話す姿も見られる様になり、
アーロンの方もようやく肩の荷が下りたといった所だった。
「ね〜おっちゃん!」
自分の遥か前方を、跳ねる様に歩く少女。
振り返り、ぱたぱたと足踏みしながら、後ろ向きで自分を呼ぶ。
「・・・・・何だ。また転ぶぞ?」
「“また”って何〜?転ばないモ・・・・・・・・・・・・ぎゃっ!」
言った途端にお約束をカマす。
「・・・・見事なものだな」
「ニシシシ・・・・・・・・・」
全く、こいつは。
もう慣れはしたが、自分には到底理解出来ぬ動きの数々。
やれやれ・・・である。
しかし、そんなリュックが可愛くて仕方が無いのも事実だった。
(フッ・・・この俺が、な)
思わず自嘲的な笑みが零れてしまう。
そんなアーロンの本音を知ってか知らずか、リュックはきゃっきゃと楽しげに笑っている。
「ね、おっちゃん!今日ゴハンの後、部屋、遊び行っていい?」
「何だそれは。誘っているのか?」
「っ・・・・違うってば!!」
こんな馬鹿みたいなやり取りが、
厳しく生きて来たアーロンの心を、いとも簡単に癒してしまう。
思えばジェクトともこんな風だった。
ルールーキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
自分が消えることなどに恐れなどない。護るべき召喚士を失い、共に戦った仲間を失った
時から、覚悟はできていた。二人の遺児たちも、逞しく成長した。失うものなど
何もなかった。その筈だった。幻光河のほとりで、この娘に会うまでは。
一時の思い出でもいい、与えてやるつもりだった。
昨日までの優しさは、彼女を遺して逝くことへの後ろめたさの裏返し。そのことを
気づかせたのもまた、目の前の、今だあどけなさの残る女。
抱き合うときは、嵐の合間に覗く安らかな陽だまりの刻。
それを与えられていたのは…俺の方だったのかも知れない。
「いいのか」
お前に何も遺してやれず、消えゆくのみの男だ。
何も言わず、リュックはアーロンの頬に置いた手を静かに首筋から肩、腹へと
這わせた。そして、こくんと唾を飲み込むと言った。
「うん、あたし…アーロンが欲しい…」
アーロンは黙って眼を閉じた。リュックはその左瞼に口づけると、なお熱を放つ
彼の分身をそっと握った。
「…入れるね、アーロン…」
彼を自分の入り口へ沿わせ、身体を沈める。アーロンのそれは蠢く内襞に
締め付けられながら、まるでもともとあるべき場所に戻るように、リュックの
身体の中に収まっていく。
内股がアーロンの身体にすっかりくっついたのを感じると、リュックは
満足したように、引き締まった腹筋の上に横たわる。
「…初めて、だね…ホントの気持ち、見せてくれたの…」
涙ぐみながら、彼女は言った。
「やっと、わかったよ…あたしの、欲しかったもの…」
>「思い出した時だけ、でいいんです。私だって・・・アーロンさんに愛されてみたい・・・。」
た、たまらん。
アタクシもこんなセリフ吐いてみたいもんだ。
アーロソ祭りにコソーリ乱入しますが何か?
//////////
触覚に優れた部分同士が擦れ合う。
爪の間から、手の甲、手首、肘の裏側へと、シーモアは動いていった。
普段なら、自分で触れようが人に触られようが、どうということのない箇所ばかり
だったが、夜の魔法をかけられた唇に撫でられると、たちまち薄くて敏感な皮膚に
変化し、悦楽の痺れが神経に弾けた。
鎖骨をなぞって顎の裏に辿り着くと、舌先を唇に割り込ませ、長い口付けを一つ。
温かい粘膜と、動き回る舌の感触に驚きながらも、息継ぎと密着を繰り返し、十分
すぎるほど味わった。
「これは、もういりませんね」
シーモアは寝間着の襟元に手をかけ、袖から両腕を抜き取った。
元から胸を覆う下着を身に着けていなかったユウナは、上半身を隠すものを全て
失い、腰に巻きついた布を、簡単な帯で押さえているだけの状態になった。
途端に、双丘の先端とその周りが、絞られるように固くなっていくのを感じた。
尖った肉の蕾に、シーモアは浅く噛み付いた。もう一方は指の腹で転がし、ゆっくり
と強張りを解してゆく。
熱心で細やかな動きが繰り返された。
微かな痛みもあったが、徐々に皮膚の緊張が解けていくと、それは別の心地良い
ものに変わっていった。
「はぅん……ふぁ、あぁ……」
ユウナは、寄せてくる喜びの波に導かれ、未知なる深みへ浸り始めていた。
//////////
VnT殿>
惜しい人をROMにしたものだ……(南無)
126 :
推力:02/08/20 21:24 ID:???
おじゃまします…。
********************************
匂い。
…汗の匂い。
彼の、匂い。
荒れ狂う海の波間で風と雨に翻弄され、くるくるとまわりながら何度も転覆しそうになる。
そんな、嵐の中へ無謀にも漕ぎ出した小船のような感覚が薄れ、ゆっくりと感覚が戻ってくる。
最初は、彼の肌の感じ。
しっとりと濡れている。
吹き出した汗が背中を伝う。
ぎゅっと抱きしめる。
胸に、彼を感じたい。
でも彼は、私を気遣って重みを任せてくれない…。
重くても、いいのに。
重いのが、いいのに。
その次は、音。
彼の息吹き。
少し、荒い。
熱い吐息。
私の左の耳に吹きかけられる、吐息。
127 :
126:02/08/20 21:25 ID:???
喉を鳴らす音。
布擦れの音。
どきんどきんどきん…とした、心臓の鼓動の音。
これは、私の鼓動。
そして、匂い。
汗の匂い。
彼の匂い。
逞しくて乱暴でワガママな、彼の匂い…。
蜂蜜を光に溶かしたような金色の髪から立ち昇る、優しい整髪料の匂い。
彼が、頬にキスをする。
私の頬にキスをする。
おでこにも。
そして、たっぷりじらして、唇に。
私は、ぼおっとして、くたっとして、彼に、全てを任せる。
不意に、彼の存在が遠のく。
ぬるっ…と、彼が出ていく…。
喪失感。
今まで自分の体の一部だったものを無くしてしまうような、哀しみと切なさが胸に満ちる。
繋がっている時は、確かに感じられたのに。
一つに溶け合ったような、どこまでも混じりあっていくような、そんなとろけるような感覚にひたれたのに。
128 :
127:02/08/20 21:26 ID:???
「ク…クラ…ド…」
名前を呼びたい。
あなたの名を呼びたい。
でも、うまく喋れない。
必死に、離れていこうとする彼を抱きしめる…。
太くて逞しい首を引き寄せて、ほっぺたを彼のにすりすりする。
やだ。
行っちゃやだ。
「どうしたの?」
優しい声。
戸惑ってる。
どうして?
どうしてわかってくれないの?
そう思うと、憎らしくなる。
こんなにもあなたが好きなのに、それをわかってくれないあなたが憎らしくて、悲しくなる。
言葉に出来ない。
伝えたい。
でも、出来ない。
「ティ?」
耳元で囁くあなたの声は、私をいつでも幸せにしてくれる。
満ち足りた気持ちにしてくれる。
129 :
128:02/08/20 21:27 ID:???
でも、涙は止まらない。
止められない。
「ティファ…」
名前。
私の名前。
私は、あなたが口にする私の名前が、いちばん好き。
戸惑ったような、困ったような、ちょっと拗ねたような、そんなあなたの声で囁かれる私の名前が、この世でいちばん好き。
130 :
129:02/08/20 21:27 ID:???
だから。
ね?
あのね?
もう一度、優しくキスして。
そして囁いて。
『好きだよ』
その一言で、いいの。
その一言で、私は闘える。
あなたのために闘える。
たとえこの命を失うとしても。
だから。
ね?
クラウド。
だから…。
■■■ 終 ■■■
頼むから推敲して投稿してくれ。
食事を済ませ、リュックを連れて自室に戻る。
ノブに手を掛けると、はらりと小さな紙切れが足元に落ちた。
(・・・・・・・?)
どうやら伝言の様だ。
内容を確認し、俺は頭が痛くなった。
リュックは俺から奪い取ったサングラスで遊んでいる。
気付かれていない事が幸いだった。
「中で待っていろ。」
「どしたの?どっか行くの??」
大きな瞳が、下から俺を不思議そうに覗き込む。
「・・・・・すぐに戻る。」
そう言って俺はリュックを部屋に押し込んだ。
カタをつけたつもりだったのだが。
いや・・・そのつもりでいたのは俺だけか?
ハッキリさせねばならん。
あいつが納得するまで、俺は何度でも言うつもりだった。
そうして俺は、差出人の部屋の扉を叩いた。
「・・・・・・・・アーロンさん。」
どんな思い詰めた表情で出迎えるかと身構えていたが、
普通に、穏やかな気負いの無い笑顔が返って来た。
「すみません・・・お呼び立てして。」
「・・・・話とは何だ。」
「あ・・・とにかく中へどうぞ。」
「その必要は無い。ここで済ませろ。」
冷たく言い放つ。が。
「お時間は取らせませんから・・・。さ、どうぞ。」
半ば強引にアーロンの手を引っ張り、部屋へと招き入れる。
抵抗する事も出来たのだが、それでルールーの気が済むのなら。
アーロンは諦めて、言われるがまま奥に進んだ。
「何かお飲みになります!?」
こちらの機嫌の悪さを他所に、ルールーは嬉しそうだ。
「いや、いい。それより用件を・・・」
「この間の事は」
アーロンの台詞に被せる。
「・・・・申し訳無かったと思っています・・・・。」
「・・・・・・・・その話はもういい。」
眉を寄せ、視線を逸らす。
「いいえ。」
ルールーは酒の注がれたグラスを目の前に差し出した。
「お詫びがしたいんです・・。このままじゃ心苦しくて・・・」
「・・・・・・・・・・・。」
「嫌われる事だけは・・・したくなかった・・・・・。」
この娘も、先日の件で相当自分を責めたに違いない。
今日はうって変わってしおらしい姿を見せている。
一見強そうには見えるが、本当は危うげでこんなにも弱い女。
だが、それが本来の彼女の姿だという事も、アーロンは知っていた。
「分かっている。」
アーロンは出された酒を、グイッと煽った。
「私・・・・・駄目な女ね。」
ふふ、と目を伏せ笑うルールー。
「そんな事はない。いつか・・・・」
「え・・・?」
「いつかお前だけを愛する男が現れる。」
空にしたグラスを手にしたまま、微笑み掛けた。
「ええ・・・・そう、ですね・・・いつか・・・・・。」
「・・・俺は、帰ってもいいな?」
椅子に手を掛けた。 瞬間。
ゆらり、と視界が歪んだ。
>>130 頼むから粗製濫造は自サイト作ってやってくれ。
ルールー(・∀・)イイ!
期待してるんで続きがんばって〜!