◇「炎の祭典」豪快な火柱の競演
東三河を代表する一大イベント、 第15回「炎の祭典」
(同実行委員会主催、東愛知新聞社など後援)が11日、
豊橋公園内豊橋球場及び周辺で開かれた。昼の部は、
厳しい残暑に見舞われたが、夜の部のメーンイベント「炎の舞」は、
三河伝統花火連合会の各団体が手筒、大筒など競演。
天を焦がす炎、降り注ぐ火の粉を浴びて立つ勇姿が、来場者を
興奮の渦に巻き込み、日中の暑さを吹き飛ばした。
450年前の永禄元年(1558)、当地で始まったと記録が残る
手筒花火。明治期も、福沢諭吉翁が、諸外国を驚かせられると
絶賛した「三州豊橋の煙火」。市内各地の奉納行事や若者の
成人の証しなどで伝承された。
その集結として1996年、市制90周年記念事業で「炎の祭典」を
初開催して以来、毎年継続する観光イベント。この日も東京や大阪、
名古屋から観光バス37台で見物に訪れた。
午後5時15分、豊橋消防団活動支援隊のラッパ演奏で幕開け。
愛知県連若鳶会(加藤悠嗣会長)の木遣(や)り・纏(まとい)。
梯子(はしご)乗りでは、全国でも数少ない女性の古瀬明美さんも
見事な技を披露した。
大海放下保存会の放下踊り、志多らの和太鼓、豊橋舞花連の演舞で
盛り上げた後、手筒花火や大筒・乱玉、大風車、綱火など、花火の
オンパレード。見物客は、手筒28本一斉揚げなどで圧倒され、
最後の締めのスターマインまで、息つく間もなく光と音の競演を楽しんだ。
ソース(東愛知新聞)
http://www.higashiaichi.co.jp/today_news/100912t/10091201.html ▽写真
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