トイレや授乳を心配して外出をあきらめないで。多機能トイレ検索サービス
「Check A Toilet モバイル」。
外出先で赤ちゃんに授乳する。当たり前のようだが、これが案外難しい。
人の家にいくならまだしも、デパートやスーパー、街中などで女性が安心して
赤ちゃんにおっぱいをあげられる環境というのは本当に少ないものだ。
筆者自身も自らの子育て経験から、外出先での授乳の難しさを実感している。
授乳だけではない、身体に障害を持つ人が安心して用を足せるトイレというのも
案外少ない。そのため、なかにはトイレや授乳を心配して外出を控えがちになる
人もいる。ユニバーサルデザイン、少子化対策、と叫んではいるけれど、
もっと身近でもっと肝心な問題が置き去りにされているように感じるのだ。
筆者が子育てをしていたころ、外出時の授乳はもっぱら車の中だった。
デパートやショッピングセンターにも授乳室が設置されているところは多いのだが、
赤ちゃんはいつ泣き出すか分からない。そのたびに、インフォメーションで
「授乳室はどこですか?」と聞いて回る余裕などなかった。
そのため、外出はどこに行くにも必ず車。赤ちゃんが泣けば、すぐに車に戻って
授乳をしていた。しかし、これが電車での外出だったらどうだろう。おっぱいが
欲しくて泣きじゃくる赤ちゃんを抱いて、街中で途方に暮れるしかない。
どこかのビルの中にはきっと授乳室があるだろうに。それを確認する余裕すら
赤ちゃんは与えてくれないのだ。
同じことがトイレにも言える。普通のトイレもそうだが、特に障害を持つ人や
お年寄りなど、特別な機能がついたトイレでないと用を足すことができない人がいる。
そんなときに、「自分が使える最寄のトイレ」がどこにあるかすぐに分かったら、
外出を迷わせる不安要素がひとつ減るに違いない。
株式会社サイバーマップ・ジャパンが、NPO法人Checkとともに運営する
「Check A Toilet ユニバーサルデザイントイレマップ」の携帯版サービスが、
そんな願いをかなえてくれるかもしれない。
「Check A Toilet モバイル β版」は、多機能トイレ、車いす対応型トイレ、
ベビーベッド、授乳室などの場所を、携帯電話から検索できるサービスだ。
Tech insight 2008年03月03日 18:02
http://japan.techinsight.jp/2008/03/check_a_toilet.html