■炭酸飲料 今春は「健康」 各メーカー新商品投入
飲料メーカー各社は今春、「健康」をキーワードにした炭酸飲料を続々投入している。炭酸飲料の
国内市場は十年前と比較すると約二割減と縮小が続いているが、二年前から回復傾向。この勢いを
維持しようと「健康」を前面に打ち出した新商品を投入し消費者の関心を集めるほか、販促活動にも
力を入れている。
サントリーが二十八日に発売するペプシコーラの新商品「ペプシネックス」は、カロリーゼロが売り。
ただし、しっかりとした「おいしさ」を実現し、深みとキレのある味わいに仕上げた。
カロリーオフのコーラといえば、「ダイエットコーラ」が一般的。最近の健康志向の高まりを受け、
同商品は毎年売り上げを一割増やしているため、「日本人の味覚に合った商品があれば、まだまだ
成長が見込める市場」(サントリー)と判断。コーラカテゴリーでは初めての日本開発商品で、日本
オリジナルの「ペプシ」を誕生させた。
同社は新商品を盛り上げようと二十七日、発売イベントを実施。お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」を
招き、用意した高さ三・五メートルの「ペプシネックス巨大ボトル」の除幕式を行った。夏の商戦本番を
前に大々的にPRし、知名度を一気に高めたい考えだ。
キリンビバレッジも二十八日から、炭酸飲料「キリンレモン」の味とパッケージを八年ぶりにリニューアル
して発売する。糖質を27%カットし、「炭酸飲料は甘い」というイメージを払拭。現代人に好まれる甘さ
控えめの新味覚で、顧客層の拡大を狙う。
透明炭酸飲料で市場シェアトップブランドの「三ツ矢サイダー」を発売するアサヒ飲料は今年、「安心・
安全・ピュア・自然」というイメージをさらに進化させた販促活動を展開する方針。十五日からパッケージを
リニューアルし、天然由来の香料や天然水使用をPRする。
■ソース
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200603/news0328.html#03283 _,,_
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