ドラえもんのび太のバトルロワイアル

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584ロワの途中ですがここでCMです:2009/06/06(土) 05:56:13 ID:6cT+KfYZ
「「「「「トランザム!!」」」」」

イノベイターの操る特攻用MSガガの大部隊が、一斉に物置に襲い掛かった。

しかし物置にはかすり傷一つつかなかった。

やっぱりイナバ、100人散っても大・丈・夫!

【09時00分/日本】

【イナバ物置@現実】
[状態]健康
[装備]不明
[道具]支給品一式その他不明
[思考]1:大・丈・夫!

【ディヴァイン×100@機動戦士ガンダム00 死亡確認】
死因:特攻
585クリボー:2009/06/06(土) 21:22:49 ID:Wz9IrWwV
「殺し合い? 知るかバカ、そんなことよりオナ(ry」

ズガン!

「なんだこいつは、俺そっくりの姿でわけのわからないことを……。まあいいか」

異世界の自分の頭を砕くと、クリスタルボーイは裏路地に消えていった。


【午前8時/日本・福岡県】
【クリスタルボーイ@COBRA】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:とりあえずブラブラする。
2:コブラがいるなら決着をつけたい。

【クリスタルボーイ@ふたば 死亡】
586オ・ノーレ:2009/06/06(土) 22:38:21 ID:0nFuEjvl
カオナシは、ひたすら呟きながら身を引きずっていた。
理性無く彷徨い続けるモンスターと化していたカオナシは、
ただひたすら千を求めてふらついていた。

カオナシが今いるのは愛知県の知多半島と呼ばれる場所の先っぽである。

カオナシはここに来るまでに三人の人間を捕食している。人間の少女を三人……
彼女らは「ゆの」「ヒロ」「沙英」と名乗り、いずれもひだまり荘に住んでいると語っていた。
千以外の女性に興味が無く、彼女らの言っていることを理解できなかったカオナシは、
訳も分からないまま、彼女達を丸呑みしてしまった。
カオナシは彼女達に罪は無いことは分かっていた。だが、求めていない人物と交わる考えは毛頭無いのだ。

「千……千!」

言葉を覚えたばかりのオウムのようにその言葉を繰り返しながら、カオナシは肥大化した身体を引き摺っていた。
と……

「兄弟よお!今女の名前を呼ばなかったかい!?」

岬のほうに見える、大きく広がる海のほうから、大きな声をあげて笑う男の声が聞こえてきた。
カオナシは驚いたのか、その虚ろな目を声のほうに向けた。
やがて、青く広がる海からロボットとも人形ともつかぬ巨大な機械のパーツが何体も姿を現わした。
それらは空中で合体して一つとなり、小さな山ほどはあろうかという巨大な人型の機械に姿を変えた。
その機体からは、恐ろしいほどの威圧感が放たれている。
587オ・ノーレ:2009/06/06(土) 22:39:13 ID:0nFuEjvl
「戦場でなあ、恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなあ、
 瀕死の兵隊が、甘ったれて言うセリフなんだよお!!」

その機体から聞こえる大声が、まるで死亡フラグの解説でもするかのようなセリフを言うと
再び分離してカオナシの四方八方を包み込むようにパーツを展開した。

「人ですらない異形のモンスターよ!お主の生体反応のデータを取りつつ、
 神の国への引導を渡してやる!
 せめて痛みを知らぬまま、安らかに死ぬがよい!覚悟しろ!」

そう言うと、分離した機体の各部からレーザーのようなものを発射した。
「……………あ……………」
重くなった身体で身動きがうまく取れず、機体からのレーザーをまともに受けてしまった。
しかし、何とも無かった。あれだけのレーザー攻撃を受けながら、全くの無傷だったのだ。
まるで何事も無かったかのように、カオナシは再びどこへともなく動き出そうとした。
だが、異変はその直後に起きた。

突如として、お面のような顔が捻じ曲がって180度逆さまになり、
幽体のような身体も絞った雑巾のようにねじれたり、あらぬ方向に折れ曲がったりしているではないか。

「フハハハハハ! 北斗有情破顔拳とは、こういうものか!!素晴らしいぞ!」

カオナシの顔は、人間ならとっくに死んでいるはずの異常な変化が起きているにもかかわらず、
苦悩から解放されたかのような、かえって不気味なほどの満面の笑みを浮かべていた。
まるで、千に欲しがって欲しい自分の欲求が満たされたかのように………
588オ・ノーレ:2009/06/06(土) 22:41:37 ID:0nFuEjvl
「……………オ……………ノー……………レ……………」

カオナシはそう声をあげると、破裂して四散した。
すると、四散したカオナシの中から、三人の少女が姿を現わした。
「はぁ……びっくりしましたぁ……って、ヒロさんと沙英さんじゃないですか!」
「あれ、ゆのっち?どうして此処に?」
どうやら、カオナシが飲み込んだ三人のようだ。
消化せずに丸呑みしていたのか、みんな無事である。
「そこのかわいらしいお嬢さん方!」
人型の機械に乗った男が、三人に声をかけてきた。

「貴方ですか、私たちを救ってくれたのは?」
姿を見せぬ救世主に向けて、沙英が声をあげた。
「まあ流れの上ではそうなるかな?地球のお嬢さん方。
 小生は急ぎの任務中ゆえにこれ以上ご一緒することはできんが、
 お嬢さん方とは是非無事でまた逢いたいものだ!
 このターンXとそのパイロットである御大将ギム・ギンガナムの事だけは、覚えておいてくれたまえ!
 ではさらばだ!」
ターンXに乗ったギンガナムはそう言うと、三人を残して轟音をとどろかせながら東へと向けて飛び去っていった。
【午前10時/日本・愛知県】
【ギム・ギンガナム@∀ガンダム】
[状態]健康
[装備]ターンX搭乗
[道具]支給品一式その他不明
[思考]1:絶・好・調である!
※ギンガナムは、実は主催の一人です。
 にもかかわらず外で暴れまわっている理由は現在は不明です。
589オ・ノーレ:2009/06/06(土) 22:43:20 ID:0nFuEjvl
【ゆの@ひだまりスケッチ】
[状態]健康
[装備]不明
[道具]支給品一式その他不明
[思考]1:助かってホッとしている

【ヒロ@ひだまりスケッチ】
[状態]健康
[装備]不明
[道具]支給品一式その他不明
[思考]1:助かってホッとしている

【沙英@ひだまりスケッチ】
[状態]健康
[装備]不明
[道具]支給品一式その他不明
[思考]1:助かってホッとしている
2:ギム・ギンガナム…一体何者?

【カオナシ@千と千尋の神隠し 死亡確認】
死因:北斗有情破顔拳
590秋葉原の主:2009/06/07(日) 00:33:43 ID:r+m00UkR
秋葉原の路地裏で赤いコートを着た男が佇んでいる。
彼の名はアーカード、吸血鬼だ。
いまや空には太陽が秋葉原を照りつけている。
吸血鬼にとっては弱点以外の何者でもないのだが、上位の真祖であるアーカードにとって太陽の光は『大嫌い』程度のものだ。

「人が銃を持ち、剣を持ち、自ら与えられたカードで殺し合うバトルロワイヤル…。
 クハハッ……クハハハハッ…!織田信長という男も相当のロクでなしのようだな……
 よろしい、ならば闘争だ。楽しませてもらうとしよう……」

未だ見ぬ闘争に心を躍らせるアーカード。
そろそろ食事の時間だと言ってアーカードは袋を取り出す。
その袋は日本の誰もが一目見れば分かるであろうマクドナルドの袋だ。
ハンバーガー。東洋の国で普及しているという食べ物。元西洋人であるアーカードが興味を示すのは無理も無いだろう。
アーカードはハンバーガーを口に運ぶと……

「不味い。
 ジャパニーズ共はよくこんなものを食えたものだ。いや、私は吸血鬼。
 やはり血以外の食べ物はうけつけないようだな……」

顔を歪ませマクドナルドの袋を投げ捨てた。
その時、アーカードは自分に向けられる殺気を感じ取り振りかえる。
するとそこには道化師が立っていた。
伊澄&ぬ〜べ〜との戦闘の後少し体力を回復させて再び再戦を挑もうとしていたが、アーカードがマックのハンバーガーを投げ捨てるという暴挙を発見してしまった。
もちろんドナルドがこれを放っておくはずがない。

「お前表に出ろ」
「HAHAHAHAHA!私と戦うというのかピエロ!いいだろう、かかってこい!!」
「だったら……ポテト食ってろぉ!!」

591秋葉原の主:2009/06/07(日) 00:34:45 ID:r+m00UkR
ドナルドの言葉とともに空中から神父の銃剣ほどの大きさのフライドポテトが数本出現。
そして未だ狂った笑みを崩さないアーカードへ向けて射出する。
アーカードは地面を蹴り跳躍するが襲い来る数十本のポテトを回避することは出来ず何本か自身に突き刺さる。

「ほぅ…なかなかの武器のようだな」

体に突き刺さるポテトを抜きながらアーカードは笑う。
今自分と対峙するドナルドが強者であると実感したからだ。
だが、次の瞬間アーカードの笑みは消えることとなる。
上を見上げるとついさっき自分が食べていたハンバーガーとは比べ物にならないほど巨大なハンバーガーが落下してきたからだ。

「メガマックだ!」
「何だと…こんな攻撃手段まであったとは…」

空中にいるアーカードは落下してくるメガマックを避けることは出来ない。
アーカードは抵抗することも出来ず、巨大なメガマックに潰されることとなった―――
そして立つものはたった一人。ドナルド・マクドナルド。

「ドナルドはね、ハンバーガーを粗末にする子を見るとつい殺っちゃうんだ☆」
「クハッ…クハハハッ…楽しい…こんなに楽しいのは久しぶりだ!」

メガマックで潰して殺したはずの男の声が響き渡る。
その瞬間地面とメガマックの間から闇が溢れ出る。
溢れ出した闇は何れ一つとなり先ほどドナルドが潰したはずの男の姿となった。
592秋葉原の主:2009/06/07(日) 00:35:42 ID:r+m00UkR

「そこのピエロ。名前はなんだったかな…?」
「ドナルド・マクドナルド♪ドナルド・マクドナルド♪」
「ドナルド・マクドナルドか。いいだろう、貴様をカテゴリーA以上の吸血鬼以上の強者と認識しよう」
「気に入ってくれてうれしいな☆ドナルドがお客さんにもっとサービスをしてあげるからね☆」
「それでは教育しよう。吸血鬼の闘争というものを!
 拘束制御術式第3号、第2号、第1号、開放!」

【1日目9時/日本・秋葉原】

【ドナルド・マクドナルド@マクドナルド】
【状態】疲労回復完了
【装備】なし
【道具】支給品一式、ハンバーガー×50、金属バット
【思考】
1:自然に体が動いちゃうんだ☆
2:アーカードへのおもてなしの後、伊澄とぬ〜べ〜におもてなしをする

【アーカード@HELLSING】
【状態】拘束制御術式第1〜3号開放
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:よろしいならば殺し合いだ
2:ドナルドとの闘争を楽しむ
593CMではありません:2009/06/07(日) 01:41:45 ID:i6w5MKHM
銀座の某デパート内をあらかた探索し終えたゴルゴとスネークは、今度は
デパート周辺に危険人物や仲間にもできそうな人物が居ないか探る事にした。
スネークはSOCOMを構えながら銀座の街中を注意深く歩き、ゴルゴは
デパートの屋上でM16のスコープごしにスネークの周囲を見張っていた。
危険な者がスネークに襲い掛かったら、狙撃を得意とするゴルゴが
後方からスネークをサポートする、という作戦である。
(あのゴルゴという男、相当の使い手に違いない。こいつはプロの勘だが
奴の狙撃の腕は恐らくあのスナイパー・ウルフをも凌駕している……)
そんな相手に背中を向けることに抵抗が無いわけではなかった。
それでもスネークがこの作戦を呑んだのは、ゴルゴは一度結んだ契約を
破るような男ではない事を、やはりプロの勘で嗅ぎ取ったからだった。

「誰か居な……うおっ!?」
突然、透明の粘ついた液体が頭上から降りかかり、スネークの全身は
びしょ濡れになってしまった。
「何だこれは…? 臭ッ! オエッ!」
スネークは慌てて頭上を見上げた。
するとそこには巨大な黒い影がそびえ立っていた。

ゴジラが あらわれた!

液体はゴジラのよだれだった。
「な、何だこの恐竜は!? こいつも参加者なのか?
 これじゃあまるでコミックだ!」
ゴジラは怒りの形相でスネークを睨んでおり、とても仲間にできそうにない。
かといってSOCOMやM16で太刀打ちできる相手でないことは明らかだった。

スネークは にげだした!

恐竜型の二足歩行戦車を倒した経験のあるスネークも、さすがに
本物の恐竜(?)に勝つ自信は無かった。
「くそっ……どこかに隠れなければ」
594CMではありません:2009/06/07(日) 01:46:26 ID:i6w5MKHM
スネークの危機を察知したゴルゴは、デパート屋上で売られている物置を
スネークの所までぶん投げた。
この物置は、核爆弾や隕石の直撃を喰らってもかすり傷一つつかず、
放射能すら遮断する事で世界的に有名なあのイナバ物置である。

(隠れる所、隠れる所……、む!)
逃げ惑うスネークは、ふと道端に捨てられている段ボールに気付いた。
と同時に、ゴルゴの投げたイナバ物置がスネークの目の前に落ちた。
もちろんスネークは迷う事なく、

段ボールに隠れた。

「ふぅ、やっぱりこの狭い空間は落ち着くぜ……」

ゴジラは口から放射能火炎を吐いた。
次の瞬間、スネークは段ボールもろとも蒸発していた。
しかし物置は少しも溶けず、完全に元の形を保っていた。

やっぱりイナバ、ゴジラが来ても大・丈・夫!
595CMではありません:2009/06/07(日) 01:47:25 ID:i6w5MKHM
【10時00分/日本・銀座】

【ゴジラ@ゴジラシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:不明

【イナバ物置@現実】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:大・丈・夫!

【ゴルゴ13@ゴルゴ13】
【状態】健康
【装備】M16自動小銃(ゴルゴ仕様)@ゴルゴ13
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:…………。
2:自分から人殺しはしない。
3:襲ってくるなら殺す


『スネーク、どうしたっ? スネーク! スネエェェェェェェェク!!』

【ソリッド・スネーク@メタルギアソリッド 死亡確認】
死因:ゴジラに殺された
596名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/06/07(日) 07:01:11 ID:6cETXixV
エゲレスではハンバーガーは普及してないんか?
597参加するカモさん:2009/06/07(日) 08:59:17 ID:Et4r89ME
細けぇことはいいんだよ!!
598参加するカモさん:2009/06/07(日) 09:06:58 ID:6cETXixV
いや、マクドナルド
599CMがありません:2009/06/07(日) 10:01:27 ID:RtRxNviD
ゴジラは口から放射能火炎を吐いた。
その時、銀座にいたコプーナとポリーナは、フォースを
使い放射能を防いだが…

「「我々のオプーナがーーーーーーー!」」


【午前10時00分/日本・銀座】
【コプーナ@オプーナ】
【状態】健康 深い悲しみと怒り
【道具】オプーナ大破 エナジーボンボン
【思考】
1:あの怪物(ゴジラ)を倒す。

【ポリーナ@オプーナ】
【状態】健康 深い悲しみと怒り
【道具】オプーナ大破 エナジーボンボン
【思考】
1:あの怪物(ゴジラ)を倒す。
600参加するカモさん:2009/06/07(日) 17:20:28 ID:8PuKU2Ci
吸血鬼と道化師の闘いはそれは激しいものだった。
あまりの激しさに秋葉原は崩壊した。
そのうちアーカードとドナルドも崩壊した。
損壊して融解して豪快に宴会して爽快に卍解して老獪で痛快な妖怪になった。
吸血道化師アーカードナルドの誕生である。

【1日目11時/日本・秋葉原】

【アーカードナルド@ヘルシングとかマクドナルドとかそこらへん】
【状態】吸血道化師
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
1:マクドナルドのマクドナルドによるマクドナルドの為の闘争

【アーカード@ヘルシング ドナルド・マクドナルド@マクドナルド 融合確認】
【秋葉原@日本 崩壊確認】
601破かい僧:2009/06/07(日) 22:33:27 ID:i6w5MKHM
将軍さまはまたまた一休さんに無理難題を吹っかけました。
「一休! この物置をおまえの頓知で壊してみせよ」
「将軍さま、これはイナバ物置ではありませんか」
「いかにも! ド●えもんの地球はかい爆弾ですら傷一つつけられぬという
 あのイナバ物置じゃ。どうじゃ、できるか?」
「わかりました、やってみます」

ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、チーン

「将軍さま」
「どうじゃ?」
「無理です」

一休さんは将軍さまに負けたショックで自殺してしまいました。
将軍さまも遊び相手が居なくなったショックで自殺してしまいました。

やっぱりイナバ、屁理屈坊主が来ても大・丈・夫!

【10時30分/日本・金閣寺】

【イナバ物置@現実】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】1:大・丈・夫!


【一休宗純@一休さん 死亡確認】
【足利義満@一休さん 死亡確認】
死因:自殺
602時間は遡る:2009/06/07(日) 22:34:46 ID:+sowjD21
アーカードナルドが誕生するちょうど三時間前。
柊かがみが巨大化し、アーチャーとバーサーカーが戦闘し、鵺野と伊澄が連れ立って街を探索し、
文が新聞を作り、あやのが少女たちの尻を叩き、ピンクたちは相変わらず影が薄く、ハルヒがマスを書いていたまさにその時、
秋葉原の街頭に設置されたスピーカーが一斉に声を発した。


『あー、マイクテスマイクテス』

爽やかだが、どこか機械音めいている男の声だった。

『始めましての人は始めまして、そうじゃない奴らはお久しぶり。僕はKAITOっていいます。
秋葉原にいる皆さん全員に大事な話があるので、戦闘中の人もちょっと手を止めて聞いてくれませんか?
実はですね、今からきっかり三時間後にここ秋葉原は壊滅します。そりゃもう焼け野原です。
なので皆さん、それまでに各自すべきことを切り上げて、秋葉原から逃げて下さい。
あ、なんで僕にそんなことがわかるのかって? それを説明すると長くなるんだけど……そうだなあ、
6/くんは別世界の人格だからわかんないかも知れないけど、もしここ秋葉原に彼以外の「書き手」さんがいたら、
きっと思い当たるフシがあるんじゃないかな?
ああそれと、もし戦闘中のピエロと吸血鬼っぽい人を見つけたらあんまり手を出さないほうがいいね。未来が変わっちゃうかもしれないから。
まあ一か八かそれに賭けて、二人を倒そうとするのもいいかも知れないけどね。
まあそんなわけなんで、死にたくなければ逃げたほうがいいよ? いや本当に。
僕も今お仕置きしてる子を連れて、さっさと逃げるつもりだから。
じゃあみんな、生きてたらそのうちお会いしましょう』

603時間は遡る:2009/06/07(日) 22:35:51 ID:+sowjD21

【1日目8時/日本・秋葉原】

【KAITO@ボーカロイド】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】 基本:ミクをサポートする
1:ルカを連れて秋葉原から脱出する


※秋葉原全域に、KAITOの声が響き渡りました。
604JAROってなんJARO:2009/06/08(月) 00:42:19 ID:6ugAaosT
楚の人に、矛(ほこ)と物置(イナバ製)とを売る者がいた。
その売り物の物置をほめて言うには、
「私のこの物置は堅いので、これをつらぬくことができるものなどございません」
そしてまた、同じく売り物の矛をほめて言うには、
「私のこの矛は切れ味鋭く、どんなものでも突き通すことができるのです」
と。それを聞いていたある人が、
「では、あなたの矛で、あなたの物置をつらぬいたらどう、う、うわらば!」
と、木っ端みじんに爆散した。
彼を殺した冒険者グレイは、楚の人に話しかけた。
「おい、その矛をよこせ」
「おれは いやだぜ」
「殺してでも うばいとる」
「な、なにをする きさまー」

やっぱりイナバ、矛盾してても大・丈・夫!
605JAROってなんJARO:2009/06/08(月) 00:43:59 ID:6ugAaosT
【10時40分/中国】

【グレイ@ロマンシングサガ】
【状態】健康
【装備】何でもつらぬける矛@韓非子
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:殺しまくる

【イナバ物置@現実】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:大・丈・夫!


【楚の人@韓非子 死亡確認】
【ある人@韓非子 死亡確認】
死因:グレイに殺された
606参加するカモさん:2009/06/08(月) 17:34:46 ID:Kxwnsto1
「なあ、あれ見ろよ。」
「ぷぷっ、だせえ格好だなww」
「何あの痛いコスプレ、ここ秋葉だっけ?」
「みなさーん!この天海春香のために集まってくれてありがとうございます!」

 ざわ・・・ざわ・・・

「それじゃーいきまーす!せーの!」

「洗脳☆搾取☆虎の巻 洗脳☆搾取☆虎の巻 洗脳☆搾取☆虎の巻.......」

―10分後―

「閣下!閣下!はるかっかー!!」

多くの人々が洗脳されてたとさ
【一日目 9時30分/東京の田舎】

【天海春香@アイドルマスター】
【状態】閣下状態、健康
【装備】ナイトメアブラッド@アイドルマスター
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:洗脳する
1:プロデューサーさんを探す
2:愚民を集めて世界を洗脳する
3:「閣下」という名にふさわしい衣装を探す

【愚民×およそ1000人@現実】
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:閣下!閣下!閣下!
607――愛されて――メロス:2009/06/08(月) 19:27:19 ID:+oDrspOH
メロスはその朝、鉄道に乗って十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、その日の午前、
陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。
メロスの十六の妹も、きょうは兄の代りに羊の番をしていた。
のらくらと歩いて来る兄の、早い帰りの姿を見つけて驚いた。
そうして、うるさく兄に質問を浴びせた。
「なんでも無い。」
メロスは無理に笑おうと努めた。
「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」
妹は顔をしかめた。
「うれしいか。綺麗な衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」
メロスは、また、ぶらぶらと歩き出し、家へ帰って神々の祭壇を飾り、祝宴の席を調え、
やることもなくなったので床の準備をし、寝言を言うくらいの浅い昼寝に落ちてしまった。

608――愛されて――メロス:2009/06/08(月) 19:28:12 ID:+oDrspOH
眼が覚めたのは昼飯時だった。
部屋の扉を慎ましやかに叩く音に気が付き、目を覚ましたのだ。
「お兄ちゃん、起きてる?」
メロスはまだ眠たかったが、よく知っている声だったので、起き上がった。
幼さの残る、舌っ足らずな、村の間でもゆりしーのようだと評判の声だ。
「起きている」
メロスはそう応えると、部屋の扉を開け、妹を招き入れた。
「ごめんね、眠ってたのに。今日の事、謝っておきたくって」
メロスは困惑した。妹は、利発でよく気が利く、メロスの自慢の妹だ
その妹が謝る事などメロスには皆目見当も付かぬ。
たまらず、メロスは妹に聞いた。
「何のことか」
「お昼ご飯作ってあげられなくてゴメンね。どうしても外せない用事があって」
メロスは安堵した。
「気にする事はない」
朝早くに家は出たが、途中、朝マックをし、吉野家に寄り、腹をこしらえ、セリヌンティウスの為の牛鮭定食を買った。
一眠りしたとは言え、別段腹は空いていない。
「気にするよ。お兄ちゃん、私の作るご飯いつも楽しみにしてくれたでしょ?」
メロスは妹の作る料理が好きだ。
確かに残念な気持ちは有った。しかし、メロスはそれ以上に妹の悲しむ顔を見たくなかった。
故に、メロスは妹に慰めの声を掛けようとして――気が付いてしまった。
妹の体に、血の、独特の臭みが染み付いているのに。
それは、昼の料理の為に家畜を屠殺したためではない事に。
それは、家畜の血の臭みとは別の、人間の血の臭みである事に。
結婚式が決まり、昼食にはいつもメロスと顔を合わせていた婚約者が、今に限っていない事に。

メロスは恐怖した。

609――愛されて――メロス:2009/06/08(月) 19:29:03 ID:+oDrspOH
【1日目 正午/メロスの村】
【メロス@走れメロス】
【状態】疑惑、恐怖
【装備】短刀@走れメロス
【道具】支給品一式
【思考】
基本:3日後の日没までに妹の結婚式を行い王の下に戻る
1:まさか……?
2:結婚式を開き王様の所へ戻る
3:セリヌンティウスが心配

【野々原 渚@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCD】
【状態】健康
【装備】文化包丁@現実
【道具】支給品一式
【思考】
1:お兄ちゃん(メロス)を自分のものにする

【婚約者@走れメロス 死亡確認】

610喧嘩両・成・敗:2009/06/08(月) 20:21:07 ID:Ek+Z9DfJ
「エゲレスではハンバーガー普及してないんか?」
「細けぇことはいいんだよ!!」
「いや、マクドナルド」

何が原因なのか2人は口喧嘩をしていた。
そのときである。
たまたまてつをと一緒に近くを通りかかって2人の喧嘩を目撃した南春香が……

「必殺、アイアンクローフロムキッチン対面式!!」
           __
 .   プチ!  , '´// )ヽ  プチ!
  ~"    . ( ((_(ノノ_ リ)   ~"
 .;""`^.~" 人|  _  |ノ.;""`^.~"
    "・゜。゜⊂ フ∠ ⊃"・゜。゜
     | |   |      | |   |    
     ∪  |      .∪  |
      | | |       | | |    
      ∪∪        ∪∪
     「あべし!」     「うわらば」

【一日目 9時30分/埼玉】

>>596@現実 死亡確認】
>>597@現実 死亡確認】
611富士山に吹く熱風:2009/06/08(月) 21:03:41 ID:8adey5OX
「富士山来たよ〜!寒いよ〜!
もう…朝っから皆さん頑張ってんだから!もうホント朝からさ〜!!
マイナス…・すごいよ今日は5℃だから!
この中でね、みんな朝から一所懸命やってんのよ、くいしん坊!
今日はもうみんな耐え辛抱万才だ! 」
「意味が分からないぞ、修造」
「ソウダヨ!」

というわけで、修造一行は富士山山頂に着いた。

「何もないじゃないか」
「あせらないあせらない。 ひとやすみ、ひとやすみ。」

呆れる妹紅。

「日本一の富士山に来ています
見て下さい
何にも見えない…
ちょっと待って…
なんだよ?とか
なんで俺今日こんなについてねえんだ?とか
昨日は25℃あったのに
昨日快晴だったのにとか思ってんじゃねーのか?おい
心で見るんだよ、心で
晴れてもよし。曇りても良し富士の山からの景色って言うだろ?
見てきた?心で見えてきた?
綺麗だね〜日本一〜
おれのせいかな…」
「ソウダヨ!」
612富士山に吹く熱風:2009/06/08(月) 21:04:52 ID:8adey5OX
「そうだな…」

どことなく悲しげに答える妹紅。
いつもの妹紅ならツッコミをいれるはずなのだが、
なぜ妹紅がこう答えたのかは、また別の話。



ぐーというの間の抜けた、腹の音が周囲に響き渡って顔を赤らめるサンタナ。

「シューゾー、モコウ、ハラガスイタ。」

修造一行はここで富士山頂上で腹ごしらえすることにした。

「強い心を持つ
そのためには 心の根
しっかりした根っこを作り上げることだ
ほら! 見てください お米の苗
これ…見てよ 根っこですよこれ全部
力強いよね〜 
台風が来たり 大雨が来たりしても
この根っこがあれば絶対曲げないよね
そうだよ! 妹紅もサンタナもこの苗のように強い根っこを持て! 出来るよ
お米食べろっ! 」
「修造、食べながら喋るな、米がこっちに飛んできたぞ」
「ソウダヨ!」
「サンタナ、おまえもだ」
613富士山に吹く熱風:2009/06/08(月) 21:06:27 ID:8adey5OX
三人で仲良くおにぎりを食べていた。
途中、ものすごい勢いで顔の付いたものすごくダサいデザインの
機関車が通り過ぎていった。その際近くにいた青年が轢かれた。



「よし、そろそろいくか!」
「ドコニイクンダ、モコウ?」
「そうだなぁ…」
「富士山だ!!」
「はいはい、サンタナはどこに行きたいんだ?」
「オレカ?」

流される修造。

「オイちょっと待て。ちゃんと、聞けよ!!」
「じゃあ、まともに答えろよ!」
「マァマァ、オチツケッテ」

その時、もの凄い轟音が東方から聞こえた。

「なんだ今の音は?」
「オレニモワカラナイ」

突然の出来事に驚く妹紅とサンタナ。

「俺について来い!!」

駆け出していく修造。
614富士山に吹く熱風:2009/06/08(月) 21:08:38 ID:8adey5OX
「マテ、シューゾー!」

慌てて修造を追いかけるサンタナ。

「またこのパターンか!」

さらにそれを追いかける妹紅。
彼女は知らない彼らの向かう、その先に彼女の宿敵がいること。

【11時00分/日本・富士山】
【藤原妹紅@東方Project】
【状態】健康 熱血伝染
【装備】なし
【道具】支給品一式、蜆×3 米の苗 不明支給品
【思考】
1:修造たちを追いかける
2:あいつ(輝夜)はいるのか?
3:殺し合いには乗らない

【松岡修造@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式 蜆×97 米の苗 不明支給品
【思考】
1:轟音の現場に向かう
2:もっと熱くなれよ!
3:妹紅をもっと熱くする!
615富士山に吹く熱風 ◆02GOODMe2. :2009/06/08(月) 23:17:06 ID:8adey5OX
【サンタナ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:修造を追いかける
2:もっと熱くなれよ!
3:あれ、何か忘れてるような?

※彼らの聞いた轟音は秋葉原崩壊時の音です。

【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:トーマスに撥ねられる
616参加するカモさん:2009/06/08(月) 23:21:52 ID:8adey5OX
トリ消し忘れたorz
617隙を見せるとネタにされるよ2nd:2009/06/08(月) 23:31:17 ID:yu3BN8v2
そしてこの人も◆ZZlReeJbgc氏のように出て来させられた訳であった

【◆02GOODMe2.@書き手】
【状態】呆然
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
1:何があったんだ
618おきもののサガ:2009/06/08(月) 23:41:45 ID:6ugAaosT
イエスはオリーブ山へ行った。朝早く、また神殿の境内に入ると、
民衆が皆自分のところにやって来たので、座って教え始めた。
そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、罪を犯して
捕らえられた物置を連れて来て、人々の前に置き、イエスに言った。
「先生、この物置は神でも壊せないので捕まりました。
 こういう神の全能性を否定する物置は石で打ち殺せと、モーゼは
 律法の中で命じています。さて、どうお考えになりますか。」
イエスはかがみ込み、指で地面に字を書き始めた。
しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして、
「あなたたちの中で罪を犯したことのない人が、まず、この物置に
 石を投げなさい」
と言った。そしてまた地面に字を書き続けた。
これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、
石を物置にぶん投げた。
が、もちろん物置には傷一つつかず、石を投げた者たちは
跳ね返った石が頭に直撃して一人残らず死んだ。

やっぱりイナバ、神に逆らっても大・丈・夫!
619おきもののサガ:2009/06/08(月) 23:42:30 ID:6ugAaosT
【09時20分/イスラエル】

【イエス・キリスト@新約聖書】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:アーメン

【イナバ物置@現実】
【状態】健康 (無傷)
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:大・丈・夫!


【律法学者@新約聖書 死亡確認】
【ファリサイ派の人々@新約聖書 死亡確認】
死因:石
620しかし二番煎じの運命など決まっている:2009/06/08(月) 23:46:14 ID:4BqzCYT2
しかし、現実は非常である。
◆02GOODMe2.は秋葉原崩壊に巻き込まれてしまった!

【◆02GOODMe2.@書き手 死亡確認】
621お前名無しだろ :2009/06/09(火) 01:00:52 ID:3sJvKTlq
 「俺たちの仲間にはいれてやろう!」

 タケシが◆02GOODMe2.を勧誘しました。

【◆02GOODMe2.@カオスロワ書き手 死亡確認】
【タケシ 死亡確認】

死因:目立つ為
622兄さんのうっかり:2009/06/09(火) 02:01:19 ID:d63eK++J
「マスター殿!! 一体どこへ!!」
秋葉原駅構内に、メタナイトの声が響く。
駅の中には何百ものアイスクリームが散乱して、甘いを通り越して胸焼けしそうな匂いが立ち込めていた。
(一体ここでどんな戦いがあったというのだ……?)
まったく検討もつかず、流石に呆然とするしかなかった。


例の放送によって秋葉原壊滅が近いことを知ったメタナイトは、それを裏付ける新聞の存在もあって、
ひとまずマスターであるルカと合流しようと駅に戻った。
が、ルカの姿は無く、代わりにに駅の中にあったのは無限アイス地獄という惨状だけだった。

(もしマスター殿の身に何かがあったのなら、令呪を使って呼び戻そうとするはず。
それが無いということは、気絶でもして令呪が使えない状況なのか、あるいは何か「使わない」理由があるのか?)

メタナイトは思案する。それに、気になるのはさっき放送をしていた「KAITO」という男。
確か、マスターであるルカの口からそんな名前を聞いたような気がするのだ。
もしかしたら、さっきの男とマスターが一緒にいる可能性もあるのか?

どうする? 崩壊予告時間ぎりぎりまでここに残り、ルカを探すか?
「……いや、状況から考えて、マスター殿はすでに秋葉原から立ち去っている可能性が高いな。それに……」
駅構内の床には、しっかりとアイスを踏んだ靴が付けたと思しき足跡がついていたのだ。
この後を追っていけば、きっとマスターか、あるいは事情を知る何者かに追いつけるだろう。
気がかりなのは同盟を結んでいるアーチャー組、そして未だ発見できていない初音ミクについてだったが、
今はそれよりマスターの安否を確かめたい。
メタナイトは甘い匂いのする足跡を追って走り始めた。
623兄さんのうっかり:2009/06/09(火) 02:02:39 ID:d63eK++J
【一日目・午前9時30分/日本・秋葉原】
【メタナイト@星のカービィ】 (クラス・ライダー)
【状態】健康
【装備】剣(詳細不明)
【道具】支給品一式
【宝具】不明
【思考】
1:マスターと合流する
2:アーチャーたちとは後で合流する
3:ミクの探索も続けたい
624イナ中合体部:2009/06/09(火) 07:08:49 ID:pSXEXazi
スペランカーは隠れる所を探していた。
彼のような超虚弱体質の者はどんな敵と戦っても勝てないからである。
ふと、ある民家の庭の物置が視界に入った。
(あれは……イナバ物置! 助かったぞ!)
彼は安堵のため息をつきながら物置に近づき、引き戸を開けた。

「ようこそ、ベルベットルームへ 」

引き戸を閉めた。
スペランカーの顔には大量の脂汗が吹き出していた。
(な……何だ、今のは!?
 鼻が異常にデカくてギョロ目の化け物がいたような……)
スペランカーは頭を横に振って、深呼吸した。
(落ち着け、ただの民家の物置にそんなもん居るわけない。
 きっと目と耳の錯覚だよ、ははは……)
そう自分に言い聞かせながら、もう一度恐る恐る引き戸を開けた。

「ようこそ、ベルベットルームへ 」

ヒイィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!
スペランカーは小便をちびりながら猛ダッシュで逃げ出した。

やっぱりイナバ、ペルソナ合体も大・丈・夫!
625イナ中合体部:2009/06/09(火) 07:09:45 ID:pSXEXazi
【10時20分/埼玉】

【イゴール@ペルソナシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:ようこそ、ベルベットルームへ

【マーガレット@ペルソナ4】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:台詞が無くて寂しい…

【イナバ物置@現実】
【状態】健康 (無傷)
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:大・丈・夫!


【スペランカー@スペランカー 死亡確認】
死因:逃げる際に石につまづいて転んだ
626in the box:2009/06/09(火) 10:34:25 ID:scHyE+QF
「ここ、狭いわよね……」
「うん、そうなんだな……」
「それに、暗いし」
「うん……」
「なんかさっきから外が騒がしいけど……」

薄暗い物置の中に、ほとんど密着するようにして身を縮めている一人と一匹。
実は二人ともロワ開始早々に出会って意気投合し、一緒にそれぞれの知り合いを探していたときに
うっかりこの物置の中に入って出られなくなってしまったのだ。
鍵はしっかりかかっている上、この物置の壁はあまりにも頑健で、前歯で齧ろうが弾幕を撃とうがびくともしない。

「あーもう、一刻も早く師匠と会いたいのにー!!」
「僕も、知り合いの赤鬼さんや浦島太郎さんが心配なんだな。でも、これもうどうしようもないんだな……」
一人と一匹は、暗い密室の中で汗まみれになりながら途方に暮れていた。
627in the box:2009/06/09(火) 10:35:36 ID:scHyE+QF

【午前10時30分/日本・埼玉県・イナバ物置の内部】

【鈴仙・優曇華院・イナバ@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:なんとかしてここから脱出
2:知り合いと合流したい(永琳、輝夜優先)

【因幡の白兎@日本昔話】
【状態】健康 やや目が赤い
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:なんとかしてここから脱出
2:知り合いと合流したい(泣いた赤鬼、浦島太郎優先)
628キョン オブ ザ キョン:2009/06/09(火) 12:58:16 ID:vja2yTUC
「ははは、おれさいきょー! っていうかきょーじん! むてき!」
合体してからというもの、三倍キョン(仮)は超ハイテンションだ。
見ているこっちが恥ずかしい。こんなのが自分だと思うと頭が痛い。
「ほとばしる熱いパトスで神話にならんばかりの勢いを止められるものがいようか、いやいまい、神だろうが仏だろうが俺だろうが無理!」
普段あまりやる気のないあたしでも、三倍だとこうなるんだな〜。
いや、イカン、あまりの事に脳が付いていかず冷静になっている場合じゃない。
「おい、あたし、いや、俺? か? いくら三倍って」
「ど、れ、に、し、よ、う、か、な ♪」
普通の男子高校生じゃたかが、って聞け!
「おい、アンタ!」
「ん、なんだい?」
サンバルキョン(仮)が指差したの屈強そうな三度笠の男。
何をする気だコイツ。自分の事だから予想できて怖い。外れてくれ、マジで。
「ふ、運が無かったな。 ちょっと腕試しに付き合ってもらう」
やっぱりかー! 無理だってマジで!
なんかその人一見普通っぽいけどよく見ると筋肉とかめっちゃすごいし!
あたしだけでも……いや、自分置いて逃げるってどうなのよあたし?
「やるっていうならこっちもやぶさかじゃねえな」
やる気ですか!? そりゃそーですよねー!?
「ははは、どうやら俺はすこし強くなりすぎてしまったようだな」
ちょっと、戦ってもない内に何言い出してんのあたし!? いいやあたしじゃないけど!
「アンタ、頭大丈夫か?」
そーですよねー! 誰だってそう思いますよねー!
「ふ、俺の三倍の頭脳を持つ俺に大丈夫? とは自惚れがすぎるぞ。泣いて謝れ」
「やなこった」
どうする、どうするアタシ!?逃げる? 駄目。闘う? 論外。こうなったら……!
「こ、殺しちゃ駄目だからな! 目突き、金的は反則! いいな!?」
ああ、何やってんだあたし。結局あたしもこの馬鹿と同じ人間なんだよな。
「両者、コーナーに下がって……」
コーナーってどこだよ。下がるなよ、お前ら。
「 フ ァ イ ッ ! 」
629キョン オブ ザ キョン:2009/06/09(火) 12:59:19 ID:vja2yTUC

「調子こいてました、スンマセン」
案の定、三倍馬鹿(仮)はボコボコにされた。
頭が冷えて我に返ったらしく、今は正座して反省している。
「なるほどなぁ。三人の自分が合体した、か」
三度笠のお兄さんはシレンさんというらしい。
律儀に壊さず殺さず滅多打ちにしてくれた所を見るに、悪い人ではなさそうだ。
「あたしからも謝らせてもらいます。すみません、アタシが調子に乗って」
「気にする事はないさ」
喧嘩を売られたというのに本当に気にしていないようで、素敵な笑顔で返してくれた。
三度笠に白地に水色縞模様のマントと格好は怪しいが、よく見るとなかなか精悍な顔立ちの色男だ。
強いし、頭も回りそうである。この人に付いていけばもしかして助かるのではないだろうか?
決して惚れたからついていく訳ではない。
「しかし、まさかキョンに襲われるとはね。つくづくオイラぁ縁があるようだ」
「え、知っているんですか?俺の事」
「ま、別の世界でちこっとな」
もしかして、この人は平行世界の自分と何かあったのだろうか。
宇宙人とか超能力がいるんだから、平行世界を歩く風来坊が
いても何もおかしくはない。
見ると、シレンさんはデイパックを何かごそごそやっていた。
「ま、それは置いといて、だ」
そしてシレンさんはデイパックから杖と壷を取り出すと、キョン三郎の肩に手をかけた。
「な、なんですか?」
「三倍じゃあ役に立たないかもしれないが、百倍ならどうだ? 千倍なら? わくわくしねえか? 」
え? 何を言ってるんですかこの人?
「は、はぁ」
「ま、とりあえずやってみようぜ」

630キョン オブ ザ キョン:2009/06/09(火) 13:00:30 ID:vja2yTUC
まさしくそれは悪夢だった。
シレンさんがキョンスリー(仮)に何かの杖を振ると、四番サードキョン(仮)は二人に増えた。
続けて二度三度と杖を振ると、さらに三人、四人と増えて言った。
聞けばシレンさんの振った杖は分裂の杖というらしく、モンスターを増やす効果があるらしい。
あたしは平行世界の自分がモンスター扱いである事に疑問を覚えた。
シレンさん曰わく、あたしは別世界でさ「召喚スイッチから出てきた」り
「ポケットモンスター」だったりしたらしく、モンスター扱いされているそうだ。
泣いていいよな?
その内そこらあたりはキョンさん(もうコイツはあたしであると認めたくない)で埋め尽くされた。
次にシレンさんは合成の壷とかいう壷に、次々とキョンさんを詰めていった。
人間が小さな壷にニュルニュルと詰められていく光景は、激しく気持ち悪かった。
シレンさん曰わく、この壷は同種のアイテムを合体させる壷で、チートで容量が無限になっているらしい。
今度はアイテム扱いか。
なんでもシレンさんはハルヒをアイテム扱いで店から……もういい。
キョンさんの数が減ってきたら分裂の杖。
増えてきたら合成の壷。これを繰り返すこと三時間。そして……。

631キョン オブ ザ キョン:2009/06/09(火) 13:02:37 ID:vja2yTUC
「これくらいでいいですよね?」
「ああ、上等だ」
最初は悪夢だったが、その内どうでもよくなってきて、最後には楽しくなって参加していた。
なんか越えてはいけない一線を越えた気がしたが、楽しかったからいいよな。
うん、いいんだあたし。笑ってもいい。
「じゃあ、割りますよ?」
「おう、やれ」
もはや何人のキョンを詰めたかは分からない。
覗いても中にいるキョンは常に一人。
なんでもそういう仕組みだそうだ。
「へへ、ドキドキするな」
「そ、そうですね!」
二人で壷を持ち上げる。三時間分の努力の結晶を拝む時がきた。緊張で心臓が爆発しそうだ。
やばい、なんか超楽しい。
「さあいくぜ」
「はい!」
「せ〜の……」
「「イッカァ〜〜〜〜〜〜〜ン!!」」
パリン。パンドラの箱は開けられた。そして。そして、そして……。

632キョン オブ ザ キョン:2009/06/09(火) 13:05:17 ID:vja2yTUC
「はぁはぁ、ポニーテール、ポニーテール……はぁはぁ」
そしてあたしは押し倒された。ちょっとまて。これはヤバい。
もしかしてポニーテール萌がいきすぎてポニテ見ただけで発情するようになってしまったんですか?
「お、落ち着いて、キョンさん!」
「はぁはぁ、はぁはぁ、ポニーテール、ポニーテイルぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
なにおっ勃ててやがる、平行世界の自分ですよ?
っていうかちょっとあり得ない大きさじゃないですか、それ。
何人分デスカ?
「スゲェ、合体スゲェ。まじヤベェ。チートすぎる」
シレンさん、見てないで助けてください! 若い女の子の貞操の危機ですよ!
「ああ、すまねえ」
あ、やった! こっちの意図に気が付いてくれた?
「見られてたら恥ずかしいよな。俺としたことが」
ちっがーーーーーう!!! ここ全年齢板だよ? 分かってますよね!?
近親姦どころか自分姦だよ!?
「ほら、くれてやるよ。こいつはすごいぞ? 三日三晩くらいならこれでへっちゃらだ」
余計な気を使わないでください、マジで! なんですかその腕輪と怪しげな草!?
「回復の腕輪とハラヘラズの腕輪を合成したものだ。ついでに復活の草を数個」
いや、知らないですから!
633キョン オブ ザ キョン
「あとはお若い二人に任せて……ふふふ、避妊はしっかりしろよ?」
シレンさぁーーーん!! なんですかその嫌な笑顔!?
いや、草食ってないでマジ!!
って

 空 に 飛 ん で っ た w w w w w

「はあはあはあ、うっ! はあはあ……」
ああ、もう駄目だ。
抵抗しようにも力じゃ勝てそうにないし。
なんか異常な力通りこして触った感じでびくともしないのが分かる。
あたしって0じゃなかったんだな。
つーか何倍になればこうなるんだよ。
何もしてないのにアレの先から何か垂れてるし。
「ぽに〜〜てぃるぅぅ〜〜〜!!!」
とうとうキョンさんは全裸になった。
あたしはパンツだけ脱がされ、衣類は乱れたかんじにされた。
自分のしゅ味だけに、共かんしてしまうあたしがいやだ。
ていうかやめてそんな


「アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」