エヴァを学術的にアプローチする

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1名無しが氏んでも代わりはいるもの
この板には、二次的小説関連、ネタ等のスレッドが豊富であるが、
エヴァを学術的な側面から真面目にアプローチしているスレッドは皆無
である。そこで、私はエヴァに関する科学的な解釈、考察を行い、互いに
意見を交換し、時には熱い議論を交わせられるような場をここに提供
したいと思う。また、注意事項として、中身の無い一行レスやコピペ、
挑発的・先導的・中傷的な要素をもつレスは不可。
(一行レス不可の理由は、「こう」だと結論のみを示して逃げる
「書き逃げ的」なレスを防ぐためである。面倒でも協力願いたい。
もし、何らかの説や結論を説きたいときは、その論拠や資料を示し、
熟考して書き込みして欲しい)

以上、注意事項(マナー)を守り、意見を交えよう。
21:2001/07/01(日) 08:58
訂正:挑発的・先導的・中傷的な要素をもつレスは不可。
        ↑
       煽動的
謎解明総括スレ2
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=eva&key=978818058&ls=50

こ〜んなスレもあるのだが……どうする?
アニメ板時代の彼かな?
がいしゅつスレだけど1のがんばり次第では良スレになるかも。
個人考察スレ系の伸びを期待。
51:2001/07/01(日) 09:45
まずは、私がこのスレッドを立てさせる原因となった
エヴァの作り方から視野を当てていきたいと思う。
「エヴァンゲリオン」巨大な生体素材に脊髄を貫通する形で
コクピット部分が組み込まれている人造人間。搭乗者の思考、動作を
トレースし、自由に操ることができる。そのメカニズムは、極めて
高度な科学技術と、ほとんど神秘的な確率で作動している。
外観は装甲も兼ねている拘束具が特徴であるが、ここで重要なのは
言うまでもなくその中身にある。この中身は「素体」と呼ばれ、
以下のような形質的特徴を持つ。
人型かつ非常に豊かな体躯を有し、四肢の長さこのうえない。
極度の逆三角形体型であり、それは肩幅の広さに見出される。
頭蓋骨の形状は極めて特殊である。頭長指数188を示す
極度の長頭型。高く突き出た前頭葉と、扁平な頭頂部を有し、
下顎弓幅は広く眼球は飛び出た位置にある。顔面の形状は扁平で
唇や鼻が未分化な状態にある。
頭部に対する身体の割合が、人間よりも多く、約12頭身。
以上の特徴は現生人類に全くといってよいほど当てはまらず、
(最も近い形質を持つのはアフリカの東北部のツチ族である。
しかし、頭蓋骨の形状含め、彼等とも全く異なる形質である)
これは形質学的分類方法によると、あきらかに現生人類とは別の種
である。
6名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/01(日) 10:05
例にだしたのは初号機ですよね?

>これは形質学的分類方法によると、あきらかに現生人類とは別の種
>である。
いや、まあリリスのコピーからつくった物ですから
現生人類とは別種でしょう。

ちなみにこんなスレがあったりする。
マジレス少。

エヴァンゲリオンはなぜ電気で動いているのか?
http://teri.2ch.net/eva/kako/978/978099571.html
71:2001/07/01(日) 10:55
エヴァ作製における第一段階はこの素体の製造と維持である。
判りやすく人間にたとえて見ると、ある人間のクローンを作り、
その身体の諸器官が分化した状態から、仮死状態(冷凍保存か
専用の液につけて保存)あるいは、意識がはっきりしている状態で
必要な栄養素を与え、維持すればよい。だが、エヴァの素体は人間のそれとは
異なる。(作中ではエヴァ初号機のコピー元であるリリスと人間は同じ意義
として描かれているが、生体機能や、形質的特徴は全くといっていいほど異なる。
その機能は概ねリリスが優れ、人間が劣っている。
たとえば、リリスは栄養素の供給がないにも関わらず、身体組織を維持している。
地下に幽閉されているリリスは全く動かないが、身体組織は死んでいないと考える。
これはS2機関との関連に絡めて考えると興味深い。
また、ATフィールドという、空間に影響を与えうる技能も備わっているようだ。
これに関しては謎が多いが、私の解釈では、人間における精神的防御機能が、
リリスにおいては物理的防御機能として体現されるものと考える。
つまり、人間はリリスより生まれ、リリスより人間の方が優れた生体機能を持っている。
人間の生み親であり、人間より優れている。だからこそ、エヴァは神のコピーと呼ぶに相応しいのである。
素体の維持に関してはLCLという溶液に浸しておくと身体組織の劣化が
進まずに済むようだ。だがエヴァ活動時の巨大な筋肉組織を働かすだけのエネルギーは
どこから来ているのか、如何なる原理で動いているのかは謎が多い。
電力供給によって筋肉組織を動かすとは考えにくいから、それは電子部品の
活動をささえる源として考え、素体を動かしているエネルギーは別途のもの
と考える。やはり、ATPサイクルに似た化学的変換で動くのだろうか。
だとしたら、それを支えるの栄養素はLCLから吸収していると考えるのが妥当である。
しかし、根本的にリリスにはS2機関の機能が備わっている。(碇ユイ「エヴァの中では
永遠に生きられますわ」より)つまり根本的に、リリスやエヴァは恒久的に逝き続けられる
存在なのだ。リリスは本来、無制限に活動できる生物だが、そのコピーたるエヴァは、
人間の意志の元に動く傀儡でなくてはらない為、あくまで人間が扱う以上、
その機能に制約を受けるのは当然である。
81:2001/07/01(日) 11:23
エヴァ作製における最大の難問、それはコクピット移殖である。
脊髄を貫通する形での異物挿入は生物が耐えられるものではない。
神経系の伝達を断ち、生命活動のエネルギー供給(食物・水・空気)の
通り道を遮断するという自殺行為。医学的に生存は不可能である。
あのような外科的手術を施された如何なる脊椎動物が果たして生きて
いられようか。エヴァの素体には人間に近い形状の骨格と内臓があり、
頭部には眼球もついている。エヴァの素体は非常に人間的である。
ということは人間が持つデリケートさを、素体が有しているであろうことは容易に
推測できる。だからといって、エヴァの素体は人間と同じではない。
恒久的生命体のコピーである以上、超人的な生体機能、身体再生機能
(初号機が瞬間的に身体を再生した例があるように)を有していることも事実であるから、
それを考えると、脊髄の貫通という生命として致命的な事態すらも克服してしまうだろう。
91:2001/07/01(日) 11:39
>恒久的に逝き続けられる×
 恒久的に生き続けられる○

誤字が目立つようですね。ざっと今まで私が書いた文章をみると
へんなタイプミスばっかです。今後、気をつけます。

>>3
ご指摘ありがとうございました。
両方のスレで研究・考察していきたいものです。

>>6
リンク先のスレ、読んでみました。
あのスレは以前私も見かけたことがあったのですが、
やはり、エヴァの活動と電力供給との矛盾が浮き彫りにされていますね(笑
ただ私は、設定段階でのミスはある程度仕方ないものと考えています。
それを含め、学術的に解釈が可能である部分は追求していきたいです。
101:2001/07/01(日) 12:31
エヴァは暴走時に咆哮している。
「声」とは肺から送り出された空気が声帯で振え、音として
増幅されたものだ。舌の動きや唇の動きによって、細かい音の
連続によって意思伝達をするのが音声学的な「言語」であるが、
エヴァには唇はない。舌の有無は確認できないが、エヴァは人間に備わっている
器官が無い場合がある。だからエヴァは肺から出た空気を声帯で振るわせる単純な音
しか出せないのだ。しかし、エントリープラグで気管が遮断されているので、声帯の
震わしようがない。(そもそも声帯の有無すら判らないが、のど仏のようなふくらみは
確認できるから、あるものとして考える。)
これは設定ミスか、あるいは製作者側はそれを判っていての「演出」だろうか。
しかし、エヴァのコクピット移殖部分を見てみると、どうも移殖の角度の
位置とその延長線上に、気管・気管支・肺があるのだろうか。
私はが思うに、ネルフ(あるいはゲヒルン)の技術者はそれら呼吸や音声の発生源諸気管を避けるように、
手術を施したのだろう。
11暴れん坊将軍:2001/07/01(日) 12:40
ふむ、面白い。
12名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/01(日) 14:55
うん。くだらない小説なんかより全然面白い。
131:2001/07/01(日) 15:14
とんでもないミスを発見!>>7
>リリスより人間の方が優れた生体機能を持っている。×
 人間よりリリスのほうが優れた生体機能を持っている。○

気を取り直して・・・
私は、素体に対するコクピットブロックの埋め込みは
培養完了時(つまり素体完成後)外科的に埋め込むと書いた。
そして、それによる生命活動の危険性も指摘しつつ、尚エヴァが
身体機能を維持していることに対しての説明も行った。
次は「如何にしてエヴァを動かすのか」について考察して行きたい。

エヴァの起動時にはコクピットブロックにエントリープラグが挿入される。
搭乗者の身体の動作はプラグ内のカメラやセンサーによって、思考は主に
ヘッドセットを通じて得られ、処理された電気信号に変換される。
そして、エヴァ自身の外界認識装置によって得られた情報と照らし合わせ、
その時、最良と思われる動作をコンピュータが決定し、素体の神経系に
命令を伝達する。それによってエヴァが動き、またその動きによって得られた
結果を元に動作を微調整していくという手順だろう。それらの情報を瞬時に処理し、
命令を伝達するのはエヴァ内のコンピュータである。またその処理はMAGIの
バックアップも受けているのだろう。
ああ、そう言う説明をしたいのね。
SFの成立要件を考える、か理系のエヴァっすね。
現在の科学の範囲内で出来れば面白いかも。

頑張って。
15名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/01(日) 15:58
面白いスレだね
16名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/01(日) 15:59
好意に値するよ
171:2001/07/01(日) 16:02
基本的にエヴァの頭脳は素体に内蔵されたコンピューターである。
おそらくコクピットブロックに組み込まれているのだろう。
通常、エヴァの脳がなにかを判断して動いているわけではない。
せいぜい、エヴァの脳の役割は、小脳(あるいはその機能を果たす部分)を
運動命令制御に利用されているだけだ。それはコンピュータの命令が
小脳のあたりに伝達され、それを受けた小脳が身体を動かす、という
具合だ。(でもそれはエヴァの構造上、無理がある。脊髄を貫通していることに
注目されたい。神経組織や命令伝達経路を独自に確保してあるのならいいが)
エヴァの思考(実際に1+1とかの計算をするのではない。本能的戦闘動作の意思とでもいうべきか)
は何らかの手段によって、普段は抑制されている。暴走時、パイロットの動作・思考信号が
無いにも関わらず、エヴァが動くのは、エヴァ自身の脳・思考(つまり精神)が覚醒したことを意味する。
つまり搭乗者の意思だとか、コンピュータの信号であるとか、そういった人間の制御を断ち切って、
エヴァが自立的・本能的に活動している状態のことをいわゆる「暴走」という。その状態を見る限りでは、
エヴァに理性はなく、本能で動いているように思える。だが、第一話やEOEにおいて、初号機が
シンジに対して行った動作は、攻撃的なものではなく、むしろ、母性的行動だ。
そこから判ることは、初号機には碇ユイの意識が存在している事実。
暴走時の攻撃性も搭乗者を守りたいという意思ゆえだろう。意思・精神なるものは
脳が無ければ存在できないので、碇ユイの脳・肉体は眼に見えない形でコアに
溶け込んでいるのか、それとももっと別の形で存在しているのか私には判らないが、
どのような形態にせよ、初号機のなかに存在していることは確かだ。
それでこそ補完計画の意味があり、EOEのユイとシンジとの会話も理解できよう。
18盛り上がってるとこ悪いが、:2001/07/01(日) 16:26
タイトル…エヴァ「に」じゃねーのか?
19名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/01(日) 17:00
>>18
「エヴァに学術的にアプローチする」ってこと?
それは違うと思われ
>>19
いや、あっとるだろ。
ま、ささいな事だ。イージャンイージャン
211:2001/07/01(日) 17:39
>>18
確かにそうですね(笑
【approach:近づく、接近する】
>エヴァを学術的にアプローチする×
 エヴァに学術的にアプローチする○

気を取り直してもう一度。
エヴァは言うまでもなく巨人である。仮に身長40メートルと仮定したとき、
その重量は数十トンに達する。通常そのような物体が人間と同じような
動作をしたとき、運動の法則(質量×加速度)によって、動作部位に
とてつもない負荷がかかり、自重で潰れてしまう。例えば、腕の質量を12t、
ロンギヌスの槍の初期投射速度を10000m/sとしたとき、槍が腕から離れる瞬間に
発生する重圧はブラックホールの質量に匹敵する。走る、殴る、蹴るといった戦闘に不可欠な
動作すら、まともに行うのは不可能である。(できるとしても超スローモーションな動きになる)
したがって、作中におけるエヴァの動きは現実にはありえない。
それを「アニメだからなんでもありなんだよ!」と一蹴するのは簡単だが、
私が云っているのは、作中に見られるエヴァの動きを
現実の物理法則を当てはめただけであって、エヴァ世界における物理法則
を知っているわけではない。しかし作中における物理法則は見えている。
それは巨大な質量を持った人型の物体が、人間のように普通に走り回ったり、
格闘したり、巨大な槍の大気圏外への投射を何ら滞りなく行える世界なのだと。
それが最も学術的な解釈と云えるのではないか。
えーと・・・あれ。
あれ思い出す。
そう!空想科学読本!

・・・・すまん横槍駄レス。
231:2001/07/01(日) 17:59
タイトルに関することですが、
【approach】は名詞だと「接近」とか「接近法」になるので、
「エヴァを学術的に接近する」では日本語的におかしいですね。
それで、相応しい格助詞は「に」なのですが、
「エヴァに学術的に接近する」でも変な感じが拭いきれません。
そこで「エヴァに対して学術的な接近を試みる」と言い換えれば文法的にも
正しいし、使いまわしも美しいと思います。でもタイトルって一度書くと
二度と訂正できないんですよね。ここの職人さんに頼んで題名の誤字を
変えてもえれば一番いいのですが・・・
でも、大体の意味が通じればそれでいいですよね。
多少のミスは許容範囲内ってことで、勘弁してください(笑)。
241:2001/07/01(日) 18:52
それと付け加えて云いたいことが2点。

まず>>1においての注意事項で「中身の無い一行レスは不可」と書きましたが、
これは「エヴァに関する学術的な考察を行う際は出来るだけ長文で頼む」
という意味で、一行レスを無条件に禁止しているわけではありません。
雑談や感想での一行レスは構いません。(ただし、挑発的・煽動的・中傷的な
レスは一行だろうと何だろうと禁止)要するに最低限の常識を守っていただければ
それでいいのです。また、私の情報に間違いを発見された方、
あるいはこういう可能性もあるんじゃないか、僕は私はこう思うという方々、
どうぞ自由にレスしてください。私の一人の芝居では華が咲きません(笑)。

そして、今後の方針についてですが、非常に個人的な内容になるでしょう。
いや、なるかも知れません。というのは、エヴァの学術的考察(自然科学的・
社会科学的・その他諸々解釈)といえば、某HPが有名ですし、謎本や解説書、その他
優秀なHPで、私がここでやっていることなんて既に出尽くしているんじゃないかと
思うからです。それにエヴァ考察にはネタ量に限度があります(笑)。
なら私は自分流の解釈で行こうと、そういうことです。
時間があるとき、気が向いたとき、随時書き込んでいきます。
その時は沈んでいたのが急に上がったりするかも知れません。
25こーゆースレもあるぞ:2001/07/03(火) 01:47
26Arabidopsis:2001/07/03(火) 10:07
>>25
いや、このスレは全然学術的にアプローチしてません!!(大汗
どちらかと言うと、「エヴァ作るんなら呼んで!」というスレです(泣
今の私には学術的な考察を行うだけの能力はありません
ごめんなさい
応援してますので頑張って下さい
失礼致しました!!
中身がありませんが保全sage