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1名無しが氏んでも代わりはいるもの
ネルフにきたHMX-12マルチ

俺はマルチも好きなんだーっ!!
ってわけで、綾波たんとマルチの会話を読んでみてぇんだ!!
出来れば、原作に絡めて書いてくれ!!
2名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/16(水) 04:10 ID:???
>>1

自分で書けっちゅうの
3名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/16(水) 04:18 ID:???
どっかで誰かが書いてそうなネタではあるな。
探せっ・・・!
4名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/16(水) 06:57 ID:???
初号機を「マルチちゃん」と読んでるのなら見た。
5名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/16(水) 06:59 ID:???
>>4
×読んでる
○呼んでる
欝だが氏んでも代わりはいるもの・・・。
6名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/16(水) 09:36 ID:???
こんなのは?
逆行ひねくれスーパーシンジが、「これは断罪だ!」とか連呼しながら
女性キャラをレイープしまくり・・・という、断罪系そのものに対するパロディ。
名付けて「性戦士ダンザイン」!
・・・・・・スマソ。
7木風:2001/05/16(水) 10:39 ID:???
これはエヴァのFF書きに頼むより、葉鍵のSS書きに頼んだ方が
書いてくれる率は高いと思いますが・・・
8007:2001/05/16(水) 12:29 ID:???

その日、第三新東京市の空は青く澄み渡っていた。
一台の大型国産高級車から降り立った少女は、ヒゲを生やした男と対面するなり、
慌てた様に頭を下げた。

 「はわわわっ…あ、あの、来須川工業から来ました、えと。HM…X…う。」
 「12だ。」
 「は、はい!HMX−12です!よろしくお願いします」

髭の男の隣でたたずむ初老の男は、少し不安げな表情を浮かべながら微笑んだ。
この子は本当に大丈夫なのだろうか、と。

NERV。
国際連合直属の特務機関として設立された、使徒と呼ばれる者たちと
戦う専門集団である。

来須川工業株式会社。
紡績織物機械で名を馳せた、明治創業の老舗の機械メーカーである。
政府との繋がりも深く、戦略自衛隊の新兵器開発を初め、極秘プロジェクトにも
度々参加していたが、今回のネルフとの共同開発は、初めての連続だった。
9007:2001/05/16(水) 12:29 ID:???
人型のロボットを作る。
サイボーグ、と言えば簡単かもしれない。だが、実際はそんなに甘いものではなかった。
ネルフが開発した汎用人型決戦兵器。通称「エヴァンゲリオン」。使徒と呼ばれる謎の
生命体を素体に開発されたと噂される怪物に、生身の人間、しかも14歳の少年少女以外は
乗る事が出来ない、謎の兵器。その兵器に乗せる為の人造人間。とでも言うべきだろう。
しかしなぜ、今さらネルフが人道主義に目覚め、人間に代わりロボットを乗せる気になったのか、
などと、このHMX−12の開発当初から憶測や噂が絶えなかった。まさかあの子はエヴァと
同じ、対使徒の兵器なのだろうか。搭乗員と見せかけた秘密兵器。いや、今はまだ、何も分からない。
全てはこれからだ。

 「レイ、これがお前の新しい友達だ。」
 「・・・。」
 「はわわっ、あの、よろしくですぅ…」
 「・・・。」
 「…うぐぅ」
 「レイ、挨拶しろ。」
 「・・・。」
 「あぅ…。」
 「よろしく。」
 「は、はい!こちらこそよろしくお願いします!」

人造人間と、人造人間よりも無感情な人間。使徒との戦いは、これからだ。
10名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/16(水) 13:02 ID:???
いい話じゃないか。
11木風:2001/05/16(水) 14:16 ID:???
007さん頑張ってください。
応援sage
12名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/16(水) 14:28 ID:???
なんでsageやねん!
130120:2001/05/16(水) 18:03 ID:???
ネルフの食堂には大勢の職員達が集まっていた。
これが世界初の人型ロボット?来栖川がとうとう完成させたらしい、
好奇と期待が入り混じり、交錯する視線。取り留めのないざわめき。
その中心で一人、うつむき加減に座る少女。
いや、正確には少女の形をした機械、と呼ぶべきだろう。誰ともなく口にした疑問。

 「君の名は?」
 「あぅ…」
 「その体、どうやって動くの?電気?燃料電池?」
 「ハイハイ、それぐらいにして頂戴」

不意に輪の中に輪って入った女。もう三十路を過ぎたのだろうか、
喋ると口元に小じわが少し。髪を金色に染め上げた白衣の女性が立っていた。
赤木リツコ、ネルフの技術部門の統括責任者。ちなみに前任は彼女の母親らしい。

 「えっと、HMX−12、ね。なんて呼べばいいのかしら」

彼女が少し、憂鬱そうに見下ろしながら話す視線の先の機械は、意外と敏感に反応していた。
もしかするとこの人、私が嫌いなのかも…。もし機械に心があるとすれば、
こんな風に感じていたのかもしれない。いや、感じていただろう。感じる事が出来るはずだ。
何故なら来栖川工業の技術陣は、HMXシリーズをただの兵器搭乗者の代わりとしてのロボット、
として製造するつもりはさらさらなかった。ネルフにも、そしてJA−日本重化学工業共同体からも
外れて、独自の研究開発スタイルを貫いて来た誇りと自信。
それが、限りなく人に近い機械、を生み出したのかもしれない。HMX−12のメモリー容量は
MAGIのバルタザールの3/1程もないが、効率的な運用プログラムがそれをカバーして
余りある物としていた。つまり、感情、と言う曖昧な存在を許容する機械、と言う意味で。
140120:2001/05/16(水) 18:04 ID:???
だが、それは赤木リツコ。いや、ネルフの誇るMAGIシステムを開発した者の一人として、
そしてある意味、MAGIの娘としては疎ましい存在だけなのかもしれない。今はただ、それだけ。

 「あ、研究所では、マルチと呼ばれていました…」
 「そう。」
 「…。」
 「・・・。」
 「…うぐぅ」
 「ふふ」

初めて見せた、赤木の微笑み。それが何を意味するのかは誰にも分からない。
余裕なのか、嘲笑なのか。ただ一言言えるとすれば、間違いなく好感を持った物ではない、
と言う事だけだろう。だがマルチは、それを好意と受け取ってしまった。もちろんネルフ職員達も。
目元にも小じわが出来る彼女の姿に、惹かれる男は少なくない。女は三十路を過ぎてから。
昔、そんな言葉を聞いた覚えがある。謎のフレーズ。一つの真実。
15CC名無したん:2001/05/16(水) 21:26 ID:???
おれ、さくら板の住人なんだけど
このネタスレ、まさかエヴァ板にまで出来るとは…

コレからもちょくちょくチェックさせて頂きます。
16名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/16(水) 22:56 ID:???
以前マルチがでる話なら考えたことがある。
アフターEOE物でレイの出番はなかったが…
出だしだけ書いて詰まって放り出したけど。
17110:2001/05/17(木) 02:15 ID:???
だが、意外な結末が用意されていた。
国税庁特別査察チームがネルフに到着したのは、マルチが来た一週間後の事だった。

 「中に入れてもらおう。我々は日本政府の許可を得ている。」
 「しばらくお待ち下さい。今、発令所と連絡調整中です。」

言葉こそ丁寧だが、息詰まる見えない駆け引きが数時間は続いただろうか。
ようやく査察官達は中に入る事が出来た。彼らの目的、それはただ一つ。ネルフの脱税容疑の調査だ。

 「あ、なんすか?この部屋。マルチの部屋って・・・」
 「いや〜、あの、まあ色々と。」

案内役の職員が口篭もる姿を、有能な査察官が見逃すはずもなかった。何かある、そう直感した。
ガチャ。扉を開けると、大量のペットボトルが山積みにされていた。

 「これは・・・マルチのきれいなお水?」

ミネラルウォーターのラベルを見た査察官達は、一様にけげんそうな表情を浮かべた。

 「いや〜、いざと言う時のための、非常用の飲料水なんッス!」

ぎこちなく笑う若い職員を尻目に、査察官達は直感した。そう、これは今、第二秋葉で
密かな人気のミネラルウォーターであると。そして、やはりな、とうなずき合った。
18110:2001/05/17(木) 02:29 ID:???
最近、やけにネルフの水道料金が高い。そんな噂が第三新東京市税務署に飛び込んで来たのは、
つい2〜3日前の事だった。同時に、第二秋葉を始めとする各地のミステリースポットで、
出所不明の謎の飲料水「マルチのきれいなお水」が出回り始めた。ネルフに、何かある。
国税庁・警視庁の合同幹部会議は、そう結論づけた。

マルチの部屋に続き、査察官の一人が来栖川工業製のHMX−12、通称マルチを発見したのは、
証拠物件として大量のミネラルウォーターを運び出した直後だった。セントラルドグマと呼ばれる最下層部で、
密かに匿われていたらしい。大量に水を飲まされては、それを体内から抽出する毎日。
これは後の、事情聴取で明らかになった事実だ。しかし、どうやって体内から放出したのかは不明。
そしてマルチのきれいなお水の生産方法も、謎とされた。国民が真実を知るのはまだまだ先の事となるだろう。

恐るべしネルフ。マルチをエヴァンゲリオンの搭乗員と見せかけた、今回のミネラルウォーター極秘生産計画。
そしてその販売で得た巨額の利益。HMX−12は税務当局の回収後、メモリーを初期化され、無事来栖川工業に
戻された。だが何故か、今でも水を見ると妙に怯えるらしい。それからトイレが苦手だ、と言う事も。

今言えるのは、これだけだ。

 − 完 −
19名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/17(木) 16:26 ID:???
>>18
ありゃ?終わっちゃったの?110さん。
おもしろかったので残念。
20名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/17(木) 23:33 ID:???
あげ
21117:2001/05/18(金) 12:15 ID:???

 「知世ちゃん、おはよっ!」
 「さくらちゃん、おはようございます♪」

いつもの朝。いつもの登校風景。いつもの挨拶。ここは友枝市立友枝小学校。
いつもと変わらぬ日常が、そこにはある。

 「ところでさくらちゃん、今日はお隣の街の中学校から、お客様が来られる日ですわ。」
 「ほえーっ!中学のお兄さんお姉さんが見学に来るんだね!すっかり忘れてたよー。」

第三新東京市。それはネルフ本部が置かれた要塞都市。
だが、友枝市に住む普通の女の子には、ニュースによく出る街、使徒がよく来る街、大変な街、としか、
理解していない。いや、まだ理解出来ないのかもしれない。平和な友枝市に住む小学生なのだから。
何故人々は、度重なる使徒の襲来を受けつつもそこへ住み続けるのか。生贄の街、とでも呼ぶべきなのか。
だが、いつまでも住み続ける事は出来ない。第三新東京市でも、疎開、と言う死語が頻繁に口にされるのは、
ある意味幸せな事だ。街を捨てて生き続ける。当然の選択。いや、むしろ遅すぎたぐらいだ。
そして今日は、疎開先の候補となった友枝市に、彼らが見学に来る日。そう、彼らが。

 「いや〜友枝市っていいトコだね〜。景色も最高!眺めも満点!これは撮っとかないと!」
 「やめんかい!ったく何考えてんねん。遊びに来たんちゃうで!それにお前、何を撮るつもりや」
 「あの子」
 「かーっ、ケンスケ。お前もとうとう盗撮マニアっちゅう奴の仲間入りやな。」
 「ボクはキレイなモノを撮りたいだけさ。誤解しないでほしいね」
 「シンジ、大人になってもコイツみたいな真似はするんやないで。小学生相手に何しんのや、ホンマ」
 「ははは…」
 「あ、こっちに気づいた!おっは〜!」
 「わしはこいつの知り合いちゃうで。他人や他人。」
 「ケ、ケンスケ、恥ずかしいよ!」
22117:2001/05/18(金) 12:16 ID:???
首からカメラを下げた少年。その横で一歩距離を取る少年。その後ろで困った様に頭をかく少年。

 「あら、あの方たちがお客様でいらっしゃいますのね♪お手をお振りになられていますわ。」
 「おはようございまーす!なんだか挨拶するのって気持ちいいねっ!」
 「さくらちゃんたら、元気にお手を振り返すお姿も凛々しいですわ〜」

女性も年齢で反応が違うらしい。彼らの行動が、小学生には無邪気に見えても、同級生には。

 「ホンっトにヴァカね」
 「鈴原、こっち来ないで」
 「・・・。」

連帯責任は無責任。そんな言葉を聞いた覚えがある。だかこの場合、何と言えば。
3バカはやはり、3バカ。いつまでもこんな時間が続けばいいと思う。楽しい時間。
それは花火の様な物。
23177:2001/05/18(金) 12:31 ID:???
 「あら、今日はシンジ君たち、見かけないわね」

ネルフ職員食堂。神経質そうな金髪の女性が、隣でコーヒーを飲む同僚に声を掛けた。

 「ああ、今日は社会科見学でちょっち遅くなるっつーてたわ、、、」
 「そう。学校の勉強も、大切ですものね。」

三十路を過ぎると、女性も皮肉っぽい言い回しが得意になるらしい。悪気はない、とは分かってはいるが、
その言い方、直した方がいいわよリツコ、と言う言葉を、コーヒーと一緒に飲み込んだ。

 「ところでミサトは暇そうね。」
 「暇で結構結構〜。平和って大切よね〜」

その通りね、と素直にうなずけない損な性格。自分の事は自分が一番良く分かっている。
赤木リツコ、葛城ミサト。二人だけでは、やはり職員食堂の空間は広すぎるようだ。
24名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/18(金) 13:10 ID:???
新シリーズ期待age
25177:2001/05/18(金) 16:37 ID:???

 「へぇー、ここは小・中・高の一貫教育なんだね。すぐ隣が高校かー」
 「いや、正確にはたまたま近くに作ったっちゅうコトや」
 「すごいや、校舎もキレイだし、僕たちもこんな所で勉強できるといいね」
 「ったく、アンタはお気楽でいいわね!ネルフにはどーやって通うつもりぃ?」
 「あっ、いや…えと…」
 「まあまあ、夫婦喧嘩は後で頼むわ。しっかし最近の子は発育がええっちゅーか」
 「・・・鈴原」

3時間目は運動場で体育の授業。だが、あまり授業に集中出来なかったかもしれない。
ソフトボールをしていても、自然と視線を感じてしまう。会話が耳に入ってしまう。

 (ほぇーっ、これじゃあ授業参観みたいだよぉ)

そんな中、一人静かに見つめている人がいた。青い髪と、赤い目。

 (あれ?あの人、肌の色が変)

直感的にそう感じた。それは不健康そう、などと言う単純な事ではなく、
もっと何か、別の何かが心の底に引っかかる。そんな感じの肌の色。
白と言うよりも、怖い、白。

 「さくらちゃん、ぼーっとしてますと負けてしまいますわ!次はさくらちゃんの番ですの♪」

嬉しそうにバットを手渡され、ネクストバッターボックスに立つ。
あの人、私の事を見てる。なんだか緊張しちゃうよ…。本当に彼女は見られているのだろうか。
それともただの勘違いなのか。勘違い勘違い。そう自分に言い聞かせた。
次は自分の打席。佐々木梨佳の投げるボールに集中する。今日も速い。球威に切れがあった。
26177:2001/05/18(金) 16:38 ID:???

不意に、キャッチャーがボールを受け損ねた。ボールはコロコロと後方に転がり、
あの人の足元て静かに止まった。

 「お、綾波、その球返してやれよ」

ケンスケが促すが、ボールを拾う気配はない。わずかな沈黙がその場に流れた。

 「すすす、すいませーん!」

さくらがボールに走り寄って来た。と、同時に綾波はボールを拾い上げ、彼女にゆっくりと手渡した。

 「ハイ。」
 「あ、ありがとうございます!」
 「・・・頑張って。」
 「さくらちゃーん!早く早く!」

佐々木梨佳の声に背中を押される様に、急いで頭を下げると急いで戻るさくら。
彼女と同じ事を考えながら。
27177:2001/05/18(金) 16:38 ID:???

 (あの人、綾波さんて言うんだ)
 (あの子の名前は、さくら)

認識。互いに存在を確認し合う事。相手について、その情報を知る事。知ろうとする事。

 (珍しい事もあるもんや、コイツまともに喋れるんかいな。)

トウジは黙ってツッコミを入れていた。

 「ファースト、その白けた態度、何とかならないワケぇ?」

アスカはいつも不満だった。そして彼は、やはり曖昧な笑みを浮かべていた。

 「綾波らしいや。はは…」

これは余談だが、ボールの受け渡しの瞬間、緊張したのはさくらだけではない。
実は渡す方も、とても緊張していたと言う事実を忘れないでほしい。
彼女はただ、表情を知らないだけなのだから。
28名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/19(土) 10:49 ID:???
あげ
29名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/20(日) 23:25 ID:???
続きはまだ?
30117:2001/05/21(月) 00:20 ID:???

 「加持君、ちょっといいかしら」

赤木はスイカ畑で水をまく男に呼びかけた。
振り向いた男は、朝からヒゲを剃る習慣がないらしい。無精ヒゲが目立つ。

 「やあ、めずらしいね、こんな所へようこそ」

スパイらしくないスパイね。加持リョウジ。彼を見るたびに、いつも赤木は思う。
だが、相手を油断させて隙を狙うのは諜報員の常套手段である事は言うまでもない。
私にも同じ手を使うつもりなのかしら、と、少し苦笑いしてしまう瞬間。

 「スイカ、元気そうね」

ニヤソ、と笑みの浮かんだ口元を見て、加持は思った。

 (ま、まさか・・・リッちゃん、俺のスイカに?!)
31名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/24(木) 18:27 ID:???
シャッフルで沈んでたのでage
32名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/09(土) 06:52
面白そうなんでなんとなくage
>>1
エヴァSSにマルチが出るって話、「うゆきゅう王国」にあるよ。
エヴァの投稿SSだったと思う。
マルチは床に転がるアスカの服を乱暴に引き裂いた、ショックでアスカが目覚めたようだ。
「・・・・・・・きゃぁ!!・・・・・・・」
アスカは突然の出来事に呆然としている。
マルチはおもむろに片手に持っていたブラックジャックを彼女の頭に叩き込む!!
「・・・くふっ・・・」
アスカの頭がへこみ、たまらず跳ねかえった時、マルチは彼女の両腕をつかみ逆にねじりあげ・・・落とした。
「ぎゃうふっ!!」
両腕が嫌な音を立てた・・・間違い無く根元から両方とも折れたろう。
続けざまにマルチはアスカの両腿にナイフを突き立てる。
「ふぐうっ!!」
くぐもった悲鳴をあげた彼女の腹にもマルチはナイフを突き立てた。
「ひぎゃっ!!くうううううう・・・・・」
「オイ、殺しちゃったのか? 死んだらもう遊べないよ」
シンジが声をかけるとマルチはニヤリと笑った
「大丈夫・・・人間はこれくらいじゃ死にません・・・よっと」
這って逃げようとするアスカの横腹にマルチのつま先がめり込む。
「・・・・・・っ・・・・・・ごふっ・・・!!」
マルチ「さあ!これから地獄がはじまりますよ」
放心したアスカを恍惚の表情で見つめるマルチ。
「アスカさん、まだ夜は長いですよ。ゆっくりと・・・ゆっくりと楽しみましょうよ!」
35名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/13(金) 23:30
・初対面なのになれなれしい
・ネルフの内部構造を知っている
・初めてエヴァを見たのに驚かない
・スンナリ搭乗要請に従う
・知らないはずの他人の事情に詳しい
・次に来る使徒の特徴を知っている
・天気予報が良くあたる
・自嘲気味である
・達観している
・大人の恋愛に首を突っ込む
・3人目の出番がない
・大人をバカにしている
・初めて見るエヴァに話しかけている
・搭乗要請に交換条件を出してくる
・ゲンドウとキャラがかぶっている
・嘲笑気味である
・セリフが大袈裟だ
・戦闘に指示を出してくる
・中二のくせに女性経験が豊富だ
・生身でATFが扱える
・超能力者だ
・古武道の達人だ
・指から放たれるパチンコ玉には殺傷能力がある
・日本刀を持ち歩いている
・ピアノ線を垂らしている
・どこからかロンギヌスの槍が出てくる
・勝手にコアからサルベージしてしまう
・黒ずくめだ
・白ずくめかも知れない
・世界を自由にできるらしい
・でも周りは見えていない
・話が完結しない

に、以上が一つも当て嵌まらない話が読みたい。
36名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/13(金) 23:35
>>35
最後の条件が厳しいなぁ(藁
3720th CENTURY BOY:2001/07/14(土) 00:51
「何?そんな嫌な目でみつめないで。」

赤木リツコは少し微笑みながら加持にささやいた。
加持はすがる様な目で、赤木を見ていた。

(頼むリッちゃん!俺の…俺のスイカを生体実験に使って植物兵器の開発なんて事は…
 考えてないよな?な?)

赤木の口元にニヒルな笑みが浮かぶ時、彼はいつも戦慄を覚え続けて来た。
そう、あれは第二東京大学理科二類の頃の赤木が動物実験と言いながら、
最近エサを残す飼い猫の口に無理矢理ぺディ●リー・チャムを押し込んだ時のことだった…。
赤木はその日もバンデリング・ベイが上手くクリアー出来なかったと愚痴を言いながら講堂に入り、
いきなり加持の目の前で缶詰を開けてパクリと一口。朝ご飯よ、と言う赤木の姿に加持は内心、
リッちゃん、それはぺディグ(略

ああ、おぞましい記憶よ、永久に眠れ。加持はそうつぶやきながら、固い瞳をそっと閉じた。
次に開く時は、もっと幸せな世界を下さい神様、と願いながら。
38BOY:2001/07/14(土) 01:09
「あらぁ?どうしたのよ、お二人さん。ははーん、スイカ畑でデートォ?」

相変わらず脳天気な声ね、馬鹿な女は嫌いよ、と言う言葉が喉まで出かかった赤木だが、
少し眉をピクリ、と反応させて、赤木は葛城三佐の冗談を軽く受け流した。

「おいおい、俺は葛城一筋だよ」

あら、お熱い琴音。後でスイカにPCBでもまいておこうかしら。
ふふっ、ヴェトナムの苦しみを知りなさい。あなたも乙武君になりたい?などと、
普段なら君の瞳に100万Vの毒舌を吐く赤木だが、
昨日第二三越で新調したガーターベルトの調子がよく、これでストッキングも落ちないわ、
と少しご機嫌なのか、とりあえず加持の腕を軽くつねって照れ笑いした。

そんな三十路も、とうとう眉毛を髪の毛に合わせて金色に染めるらしく、
白衣の下の胸ポケットには、カラーリングのチューブがしのばせてある。
今朝方、加持がそっと手渡してくれた、カラーリング剤。
二重スパイの彼の、言い知れぬ気苦労と気配りがそこにはある。

だが、赤木はそんな事情を知ってか知らずか、
突然変わると何かと外野がうるさいので、序々に染めていくつもりらしい。

そんな加持と赤木の二人に葛城は呆れがちに言い放った。

「で、友枝の話はどうなったのよ…」

さあな、とスイカ農民と三十路の二人は顔を見合わせた。
39名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/14(土) 17:24
登場人物を全員黒人化。
箱根はブルックリンに変更。
ジャズ感覚&ブラックパワー溢れる再編に。
題名は新世紀ゴスペリオン。
40新世紀ゴスペリオン:2001/07/14(土) 23:39
「HEY!YOU!ちょっと、そこのアンタよア・ン・タ!」

年はそう、14歳ぐらいだろうか。鮮やかな赤毛にカラーリングした少女が一人、
やはり同い年ぐらいの少年を呼び止めた。水色のノースリーブからスラリと伸びた長い腕が、
彼の肩を掴む。彼は、その黒い肌の腕を一瞬、眩しそうに見つめた。

「あ、あの…僕に何か用?」

彼はどうしていいか分からない、と言った様子で反射的に答えた。
初対面なのに、馴れ馴れしいな、この子、とでも言いたげな表情を浮かべながら。

「アンタが碇シンジね、てゆーか私の弐号機っていいカンジしない?」

ハァ?の文字が一瞬彼の脳裏をよぎる。頭が真っ白になる、って、こんな感じなのかな…と。

(誰だろうこの子、しかもネルフの内部構造を知っているみたいだし、初めてエヴァを見たのに驚かない、
 と言うよりも弐号機っていったい…僕はそんな機体、知らないよ。僕はただ、父さんの搭乗要請に
 従っただけなのに、誰も知らないはずの僕の事情に詳しいみたいだし、君はいったい…誰?)

と、頭の中を、目まぐるしく質問が駆け巡った。もちろん口には出さずに。

「無口なのね…つまらない男!」

勝ち誇った様に早口につぶやくと、クルリと彼に背を向けて歩き出した。
彼女の後姿を見送りながら、彼は一言だけ、うめく様に低い声を喉の奥から絞り出すのが精一杯だった。

オマエモナー…と。
>>40
お約束ネタとはいえ、オチに受けた(わらい
アフロでウルトラマンみたいなグラサンのゲンドウを想像した