ミサト×シンジの可能性を語るスレ 9回目

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1名無しが氏んでも代わりはいるもの
前スレが落ちたので

【前スレ】
1 ミサト×シンジの可能性を(以下略)
ttp://teri.2ch.net/eva/kako/994/994928055.html (※236以降のログ閲覧不可能)
2 ミサト×シンジの可能性を静かに語るスレ
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1078940600/
3 ミサト×シンジの可能性を語るスレ 2回目
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1126065304/
4 ミサト×シンジの可能性を語るスレ 3回目
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/eva/1163065242/
5 ミサト×シンジの可能性を語るスレ 4回目
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/eva/1174830631/
6 ミサト×シンジの可能性を語るスレ 5回目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/eva/1179248074/
7 ミサト×シンジの可能性を語るスレ 6回目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/eva/1184775529/
8 ミサト×シンジの可能性を語るスレ 7回目
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/eva/1190391901/
ミサト×シンジの可能性を語るスレ 8回目
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/eva/1212249671/

関連>>2-15くらい

【消えてるサイトの検索】
ウェブアーカイブ
ttp://www.archive.org/
アップorリクエスト専用スレ Part.5
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/eva/1186918308/
2名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/16(土) 21:47:45 ID:???
初代スレ237〜986までの過去ログ(txtファイル)
ttp://egs.saloon.jp/up03/img/eva776.txt
3名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/16(土) 21:49:05 ID:???
4名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/16(土) 21:50:51 ID:???
ttp://web.archive.org/web/20011121124923/http://www.ne.jp/asahi/an/nao/eva/contribution/dorako/kiss_sp_s_m01.html
ttp://web.archive.org/web/20011121141649/http://www.ne.jp/asahi/an/nao/eva/contribution/kuneru36/kiss_m01.html
ttp://www.synapse.ne.jp/ohchan/novel/gaiden/aruiwa.htm
ttp://www.synapse.ne.jp/ohchan/novel/gaiden/aruiwa02.htm
ttp://www.synapse.ne.jp/ohchan/novel/gaiden/aruiwa03.htm
ttp://www.synapse.ne.jp/ohchan/novel/gaiden/aruiwa04.htm
ttp://www.synapse.ne.jp/ohchan/novel/gaiden/lms1.htm
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown/3040/toukou/novel/okuribi.html
ttp://anime1.page.ne.jp/toukous/eva-sp01.htm
ttp://anime1.page.ne.jp/toukous/eva-sp02.htm
ttp://anime1.page.ne.jp/toukous/eva-sp03.htm
ttp://web.archive.org/web/20020328233148/http://www3.big.or.jp/~shintaro/eva/maison01/504tukino.html
ttp://web.archive.org/web/20030414140006/http://adventurers-guild-japan.f-o-r.net/ss/eva001.html
ttp://web.archive.org/web/20030302230118/http://ume.coco.co.jp/eva/Novel/toukou/dousei.htm

ttp://sendai.cool.ne.jp/777fever/egg.html

ttp://www.trpg.net/user/akagane/eva/ln2.html

www.cyborg.ne.jp/~redrum/novel_f/eva/love_eva_misato1.html
www.cyborg.ne.jp/~redrum/novel_f/eva/love_eva_misato2.html
www.cyborg.ne.jp/~redrum/novel_f/eva/love_eva_misato3.html
www.cyborg.ne.jp/~redrum/novel_f/eva/love_eva_misato4.html
www.cyborg.ne.jp/~redrum/novel_f/eva/love_eva_misato5.html
www.cyborg.ne.jp/~redrum/novel_f/eva/love_eva_misato6.html

www.din.or.jp/~cochma/cnovels/nitiyou1.html
www.din.or.jp/~cochma/cnovels/nitiyou2.html

ttp://www5b.biglobe.ne.jp/~sky-shin/ss/t1yus_01.htm
5名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/16(土) 21:53:07 ID:???
6名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/16(土) 21:54:44 ID:???
7名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/16(土) 21:56:18 ID:???
8名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/16(土) 21:57:46 ID:???
9名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/16(土) 22:01:39 ID:???
取り敢えず以上。
基本sage進行でよろ
10名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/17(日) 00:18:31 ID:???
可能性としてはこのまま一緒に暮らして
ゆっくりと愛情を深めていくってパターンだな。
だから所謂恋人らしいつきあいしないまま結婚ってことになりそう。

年は確かに問題だがミサトクラスなら50代でも結構見れる人はいるし・・・
シンジはモテルだろうがその辺をミサトが許容できればうまくいくと思う。
11名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/17(日) 01:03:53 ID:???
>恋人らしいつきあいしないまま結婚
確かにこの二人、初めから恋人を通り越して倦怠期の夫婦みたいなところがあるからなぁw
12名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/17(日) 10:36:48 ID:???
LMS神のサイトが載ってないが
荒らし対策のために載せない方がいいのかな?
13名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/17(日) 15:18:08 ID:???
>12
読みたいな。
ヒントだけ載せたら?
14名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/17(日) 16:30:17 ID:???
>>1
スレ立て乙!あざす!

>>12
神サイト=20191208.txtか?
あのサイトは昔本人がサイト載せてくれたと記憶する。
検索で誘導できればいいんだがな。
15名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/17(日) 16:38:54 ID:???
で、FF投下してく。




「じゃ、行ってくる!」

 アスカは僕の作った朝御飯をたいらげると元気に家を飛び出した。大きいカバンとラクロスのラケットを持って。
 今日からアスカは1泊2日のラクロスの合宿。明日の夕方まで帰ってこない。アスカがテーブルにおいていった空っぽの食器を片付けて、僕は一息入れた。
 時計を確認すると9時になるところ。そろそろミサトさん起こさないといつもみたいに寝て1日が終わる休日になっちゃう。今日は約束してるんだからそれだけは阻止しないと僕は決意して茶の間の隣で寝ているミサトさんを起こしに行った。

「ミサトさん、朝ですよ」

 ふすまを開けて声をかける。誰かがタオルケットを被って寝ている。
 部屋の真ん中に敷いた布団に寝ているのはミサトさんなんだろうけど頭の先から足元まですっぽり包まってるから本当にその中で寝ているのがミサトさんなのか分からない。
 あれ、てか、何かおかしい。僕は傍に近寄りもう一回声をかける。

「ミサトさん?」

 反応無し。
 タオルケットを普通に被って寝ている、普通の人なら当たり前なこと。
 なのに僕は『ミサトさんが寝相良く寝ている』のを見て凄く心配になった。
 いつもならとんでもない格好で寝ているのに、もしかしていつもお腹出しっぱなしで寝ているから体調崩した?それともここで寝ているのは誰か別の人?僕はもう一度名前を呼んで寝ているその人の肩らしい所をタオルケット越しに叩こうとした。

「おはよ」

 伸ばした右手は肩を叩けなかった。その前に腕を掴まれて引っ張られた。
 何が起こったか把握できない僕の体は重力に逆らえず敷き布団へ崩れ落ちる。布団の上に着地した時、変な声を上げた。痛くない、と自分の体の正常を確認しながら天井を見上げると僕を見下ろしている裸の女性がいた。

16名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/17(日) 16:39:46 ID:???

「何、さっきの声?カエルの鳴きまね?」
「カエルって……酷い」
「無防備なシンジ君が悪いのよ。戦場だったら死んでるわね」
「ここは平和な日本なんですけど」

 いいからいいからと裸の女性は僕にキスをしてきた。彼女の長い髪が僕の頬に触れくすぐったい。僕は両手を上に伸ばし彼女の体を掴むと自分に引き寄せた。
 僕の体に着地した彼女の体はちょっと重いけどシャツ越しに伝わる胸の感触が気持ち良い。

「おはようございます、ミサトさん」
「おはよ、シンジ君」

 そうして僕らは布団と言う小さな海で溺れたのだった。



17名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/18(月) 02:39:44 ID:???
>>1

スレ立て、ありがとうございます
感謝!!

>>15

GJ!
18名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/18(月) 21:52:59 ID:???
>>13
前スレ874
あるいは目欄でググれ
19名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/22(金) 00:31:23 ID:???
いちおつ

>>15も神
ありがとうございます
20名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/22(金) 17:12:41 ID:???
>>17 >>19 Thanks! 

>>15->>16 の続き



「朝御飯何食べたいですか?」

朝の情事を終え布団の中で余韻に浸っているとシンジ君が私の髪に優しくキスをしながら聞いてきた。シンジ君の右腕に自分の頭を乗っけて腕枕。私と彼の距離は一段と近くなる。

「パン…きゅうりとハムのべーグルサンド」

はい、分かりました。と答えながら頭を下げて私のおでこにキスをする。
ちょっとしたお姫様扱いされこんな女を喜ばせるテクいつの間にやら覚えたのかしら?と思ってしまった。「本当はご飯食べないでこの状態でもいいんだけど」と言うと「駄目です。今日は予定あるじゃないですか」と私のおでこに自分のおでこをコツンとぶつけてきた。

「はいはい、そうだったわね」
「じゃ、作ってきます」

シンジ君が布団から出るとぬくもりが消えた。寒い?冷たい?いや、この気持ちは『寂しい』
私はタオルケットを引っ張ってきて自分の体に被せ包まった。少しでも残った彼の体温を逃がさないように。
シンジ君は私が寝ている布団の横でいそいそと着替えいる。着替えてるシンジ君を見ながら話しかける。

21名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/22(金) 17:13:33 ID:???

「あ、後ね、白菜のスープと炒り卵のサラダ」
「はい」
「シンジ君はヨーグルトドリンクで、私は珈琲」
「ねぇ、ミサトさん」
「何?」
「僕の好物、熟知してますよね」

べーグルサンド、白菜のスープ、炒り卵のサラダ、そしてヨーグルトドリンクは全部シンジ君の好物。
私は当然よ、と笑って答えた。
いつも私やアスカの好みを優先した献立。何も言わないときっと彼は私の好きな物を作ってしまうだろう。
他人に気を使って優しいシンジ君。いつも彼の好物が並ぶ事がない。だから今日は食卓に彼の好物を(と、言っても作るのは彼で、私も食べるのだけど)


22名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/25(月) 23:39:36 ID:???
過疎
23名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/26(火) 00:21:00 ID:???
いつもの事だ

あとSS職人GJ
24名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/26(火) 14:10:48 ID:???
>>20-21

待ってたかいがあった!

続きwktkして待ってるぞ!
25名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/31(日) 14:59:04 ID:???
続きわくわく
26一緒にお昼寝して:2010/02/01(月) 12:52:20 ID:???

>>22 まったり行こうぜ
>>23 >>24 >>25 ありがとう

どっかのサイトのお題を借りてるからもうちょっと話続くけどいいか?

>>15-16 朝一番のおはよう
>>20-21 朝食は君の大好物で


 御飯を食べた後に出掛けるまでに時間があるから僕は洗濯をすます。
 家族3人分の洗濯の量は半端じゃなく多い。
 毎日こまめに洗っていればそんな苦労も無いだろうけどミサトさんは仕事だし僕とアスカは学校がある。
 いつも家にいるペンギンのペンペンに「洗っといて」なんて頼めるわけない。……あぁ、頼めたら本当に楽だろうなぁ。
 かご一杯の洗濯物はTシャツ物が多い。ほとんどがアスカのもの、毎日部活動で汗をかくから着替える回数が多い。
 最初は恥ずかしいなぁと思っていた2人の下着類も今じゃ見慣れている。僕が2人の下着類を洗う事に関して最初はやはり恥ずかしさとか抵抗感があったけど……こういうの慣れっていうんだろうなぁ。
 最初の頃、アスカは「洗わなくていいから、キモイ」って言ってたけど毎回自分で洗うのがめんどくさくなったらしく僕に一式の洗濯物を頼んできた。
 あの時のアスカは洗った後の下着の枚数を念入りにチェックした。
 盗むとかは絶対しないけど枚数通りなかったら僕はどうなるんだろうと思いながらその行動を見てた。下着の枚数は揃っていたらしく「ありがと」と言われてその場は無事に収まった。
 それから僕はアスカの下着を普通に洗っている。最初の何回かは厳重な枚数チェックがあったけど自然とそのチェックも消えていった。
 下着類の洗濯を預けられた時は他人という垣根を越えて1歩家族に近づいたと嬉しかったけど……いまはあんまり嬉しくない、できれば手伝って欲しい。
27一緒にお昼寝して:2010/02/01(月) 12:55:22 ID:???
 因みにミサトさんの時は逆に洗ってもらって「シンちゃんってこんなパンツ履くんだぁ」とからかわれた。自分の下着をまじまじと見られ恥ずかしかった。
 当番表通り洗濯していたけどそのうち僕が全てを引き受ける形になって……ミサトさんの下着を見て恥ずかしがりながら洗濯していたあの頃が懐かしくなった。

そうか、あの時からもう4年経つんだ。



 カラッとした外の天気。洗濯物をベランダに干して太陽の光を浴びさせる。この天気なら今日の夕方には乾いているだろう。
 窓を開けベランダから中へ入るとテレビがついていた。ちょうど番組の終わりの方らしく、男の人が着物を脱いで桜の刺青を敵方に見せ付けていた。
 テーブルのリモコンでテレビの電源を落としちゃぶ台に隠れてるように寝ているミサトさんとペンペンを眺めた。
 1人と1匹は気持ちよさそうに寝ている。ミサトさんの格好は出かける程遠い水色のTシャツに短パン型のジーパン。てか、そのTシャツ僕のなんですけど。まったくもう。
 ペンペンは右腹を枕にするように寝ている。「ビール腹の寝心地はどうですか?」そう聞いたけど返事はない。でもリラックスした感じで寝ているようだからGOODらしい。
 「本当、平和になったよなぁ」僕はそう思いながら1人と1匹を起こさないように洗濯籠を置きに行った。


28一緒にお昼寝して:2010/02/01(月) 12:58:07 ID:???


 ごろん。


 僕はミサトさんの左のお腹を枕にして寝っころがった。ミサトさんを中心に僕とペンペンがミサトさんのお腹を占領する形。
 ペンペン、ビール腹の枕もなかなかいいもんだね。そう心の中で思った。
 さっきまでベランダで汗をかきながら洗濯物を干していたから部屋の中のクーラーの冷房が気持ち良い。このままちょこっと浅い眠りにつこうと目を閉じた。
 もう少しで眠りに落ちる、その時誰かが僕の頭を触れた。きっとミサトさんの手だろう。僕の髪をゆっくりと撫でている。なんか守られているって感じがする。

「いつもありがと」

 ミサトさんの声が聞こえた。

「いえいえ、どういたしまして」

 僕はそう答えて眠りの世界へと旅立った。

29名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/03(水) 02:24:31 ID:???
続きキター!!
職人さん毎度のことながらGJです。
30名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/06(土) 16:56:28 ID:???
職人さんがいてこそのスレ!
31名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/07(日) 17:21:12 ID:???
アニメ26話、1番のミサシンな話ってどれだろ
32名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/07(日) 22:00:53 ID:???
「奇跡の価値は」か「死に至る病、そして…」じゃね
33名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/07(日) 23:11:53 ID:???
ミサト「シンジ君を帰してよ!」20話
ケンスケ「それって家族じゃないか」→シンジニッコリ 7話

も個人的には好きなミサシン
34名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/10(水) 15:38:59 ID:???
パチスロの話で申し訳ないが、来月頭に入る新作のエヴァスロに
序の手つなぎ演出が入っているらしい
ミサシンが手をつないで地下のリリス見せるやつな

1G連チャンした時のフリーズ演出だからなかなか見られないかもしれん
35名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/10(水) 18:58:17 ID:???

>>34
俺はその為にやりにいく
36名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/11(木) 12:45:35 ID:???
結局シンジはミサトに懐いてたし
互いのことを心の奥底では信頼を越えた関係でむすばれてたんじゃないかな
37名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/12(金) 03:02:45 ID:???
恋愛的な想いの一面持ってたのはミサトの方だけと思うし、異性間じゃミサトの片思いだと思うよ
保護者、被保護者として見るなら通じ合ってただろうが
38名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/12(金) 08:38:05 ID:???
異性間以上のつながりがミサシンにはあるんだよ
39名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/12(金) 09:42:25 ID:???
ミサトに限らず、誰に対しても想いは恋愛以下だからなあシンジは。
他人を愛せる余裕というか自信が圧倒的に足りないんで
40名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/12(金) 17:11:37 ID:???
ミサトとシンジは
上司と部下であり、親子であり、姉弟であり、友人であり、恋人である
みたいなこと書かれてなかったっけ?
一言じゃ表わせない関係なのさ
41名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/12(金) 17:33:27 ID:???
むしろ厨房がマンガで仕入れて古の昔から夢想する
美人女教師以外の何物でもないような
42名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/12(金) 20:36:24 ID:???
加持さんが「安心している相手だと遠慮がないな」と言ってるけど
シンジは1話からミサトに結構遠慮せず話をしているよね
43名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/13(土) 22:55:05 ID:???
>>41
並の厨房は中学生相手に「そうやって人の顔色ばかり伺ってるからよ」なんて言う女教師は夢想しません
44名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/14(日) 04:32:11 ID:???
そこは実際はツンデレなんだがこの作品特有のいびつさだから妄想じゃなかなか無理か
45名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/14(日) 10:43:52 ID:???
バレンタインには、シンジがミサト(というかみんな)にチョコを送りそうに思えるが、
あえてそこはミサトから贈ってあげて欲しい。
46名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/14(日) 13:18:49 ID:???
>>45そういう話、ないかな
47名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/14(日) 17:23:45 ID:???
手作りチョコをあげようと思って頑張ってみたものの
結局シンジに手伝ってもらって一緒に作るミサトさん
48名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/14(日) 17:33:46 ID:???
多分キッチンを覗いたら恐ろしい光景が繰り広げられていたんだろうな。
これは手伝わないと命に関わる、と
49名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/14(日) 20:20:33 ID:???
ミサシンでググればあるよ
50名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/15(月) 11:14:37 ID:???
>並の厨房は中学生相手に「そうやって人の顔色ばかり伺ってるからよ」なんて言う女教師は夢想しません

・・・・・おまえ、ここ何年か、現実の人間と話したことあるか?
51名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/21(日) 02:38:44 ID:???
> 49
みつからねぇ(ノT)
52名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/21(日) 13:46:34 ID:???
>51エヴァサーチのミサトカデゴリーにあるサイトは?
53名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/26(金) 01:44:30 ID:???
一時浮上
54名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/27(土) 09:00:38 ID:???
>>32 >>33ありがとう。堪能した
5551:2010/03/04(木) 01:00:20 ID:???
>52 ありがと!
56名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/04(木) 06:49:37 ID:???
この画像最高に好きだぜ
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org700658.jpg
57名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/04(木) 10:25:39 ID:???
そのミサシン、いつだったかウエハースのパケにもなってたな
58名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/04(木) 21:06:15 ID:???
シンジを反ネルフの秘密組織に誘拐されて単身アジトにもぐりこみ
敵を次々に蹴りと銃で倒していくミサト。
しかし、銃を突きつけられたシンジを前になすすべなく彼らの性奴隷に・・・。
それをみて発狂するシンジ、犯されるミサト・・。



という妄想を昔考えたことはある。
59名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/05(金) 17:22:49 ID:???
イタモノスキーだな
60名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/05(金) 21:25:03 ID:???
ブラックラグーンのロベルタとガルシアみてたらミサトとシンジを思い出した
61名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/05(金) 21:34:56 ID:???
>>60
がんばれ元気だろ
62名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/07(日) 11:51:12 ID:???
いとしのエリーってか
古いな・・
63昼下がりはお出かけ:2010/03/07(日) 15:37:26 ID:???
>>29 ありがと
>>30 皆がいるからなりたってる、だからみんなにGJ!

>>15-16 朝一番のおはよう
>>20-21 朝食は大好物で
>>26-28 一緒にお昼寝して

「マッシュルームと、玉ねぎと、ピーマンと……」
「シンジ君、じゃがいもは?」
「あ、欲しいです」
僕とミサトさんは近くにできたショッピングセンターの食材売り場に来ていた。
商品を入れるカートを押しながらメモ帳1枚の紙にぎっしり書かれた食材リストを見る。
ミサトさんが籠の中にじゃがいもを入れた。僕はリストの中にあるじゃがいもをボールペンで削除する。
「シンジくーん、ビールは?」
「リストにはのってませーん」
「ケチー」
あぁ、バターも牛乳も必要だ。乳製品置き場に行かなくちゃ。カートを押して先へと進む。
「シンジくーん、美味しいよー」
何mか進んだ時、僕は呼ばれた。後ろを見たらミサトさんがソーセージ売り場の試食販売のおばさんと和気藹々話していた。手に持っている爪楊枝の数は3本。それ、食べすぎですよミサトさん。
カートを引き戻しミサトさんのところへ行く。おばちゃんが「あら、いい男だね」と爪楊枝を刺したソーセージを僕にくれた。お世辞とは言え褒められたら悪い気はしない、お礼を言って試食品を貰い食べる。あ、なかなか美味しい。
「どう、増量30%、今なら2つパックで500円!」
「買ったぁ!」
おばさんからソーセージの袋を2つ貰ったミサトさんはそのまま籠の中にいれた。リストの中には残念ながらソーセージはない。『あぁ、余計なものを買ってしまった』と心の中で呟きため息をついた。
「可愛い弟さんだねぇ」
「いえいえ、違いますよ。彼氏です」
危なく口に入っているソーセージを噴出しそうになった。
おばちゃんは「あらそうなの?」と言いながら驚いた顔をしてる。
僕は顔が真っ赤になりながらミサトさんの腕を引っ張り「ごちそうさまでしたっ!」と言いながらその場を離れた。
64昼下がりはお出かけ:2010/03/07(日) 15:39:54 ID:???
「ねぇ、シンジくーん」
カートをカラカラ。前に進む。リストを見る。パイナップルの缶詰に、バニラエッセンス
「シンジ君たらー」
卵に生クリームも必要。売り場は確かこの先にあるはず。
「シンジぃ!」
「なんですか」
「無視しないでよ」
「無視してませんよ、早く買い物終えたいだけです」
「……そんなにさっきの嫌だったの?」
「いっ……」
僕はミサトさんと目が合わせられない。嫌ではなかった。嬉しかった。いつものようにミサトさんの弟に間違えられそうになった時「彼氏です」と言われて嬉しくないわけがない。
ただ、身長とか雰囲気とか価値観とか精神的なものがまだそれに釣り合っていない。本当に残念ながら。
それが僕が素直になれない理由だった。返す言葉がない僕は黙ってカートを押し続けた。
「……シンジ君、顔をあげなさい」
「はい?」
「いいから、顔、あげなさい」
僕は言われたとおり顔を上げる。
「前を見て、胸を張りなさい」
「胸を?」
「そう」
胸を張る。胸と一緒に背筋が伸びてそれだけで少し自分が大きくなったような気がする。
「顎をちょっと引いて。肩、力入ってる。リラックスして」
ミサトさんの言うとおりに自分の体を整えていく。
「はい、こっちを向いて」
ミサトさんの方を見た。いつもより目線が近い。そして僕は気付いた。ミサトさんの肩と僕の肩の高さ同じくらいなの事に。
65昼下がりはお出かけ:2010/03/07(日) 15:41:53 ID:???
ミサトさんは僕の右腕に左腕を絡ませた。僕の右手の上にミサトさんの左手が重なる。ミサトさんの手ってこんなに小さかったんだ……
「最後に私を優しい眼で見つめなさい。愛情たっぷりに」
自分に足りないものがあっても、気持ちで負けちゃ駄目よって言った。

年齢差とか価値観の違い、他にも色々沢山あった二人の問題を喧嘩したりすれ違ったりその度に謝って本音をぶつけて……僕は今の場所、ミサトさんの隣の位置を手に入れた。
でも、いつの間にか周りの目を気にするようになって小さくなっていた自分。
だから今まで気付かなかった。いつの間にかこんなにミサトさんに近づいていたいた事に。

僕は笑った。自分への愛を籠めて笑ってミサトさんを見た。そう、僕はミサトさんが大好きだという気持ちだけは誰にも負けません。
僕の顔を見て満足したミサトさんは「じゃ、あっちに行きましょう」とカートの方向を変えて買い物の舵を取った。



……あれ、そっちの方向って酒売り場だったような?
66名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/07(日) 22:47:45 ID:???
>>64の文章で思い出したけど
ミサトって意外とチビなんだよな
67名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/07(日) 23:27:55 ID:???
163だっけ?
170くらいのイメージだったけど。1、2年後にはシンジが追い抜くんだろうなぁ
68名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/07(日) 23:42:54 ID:???
シンジはもっとチビだよ143ぐらいじゃなかったか?
69名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/08(月) 02:48:55 ID:???
うおぉ、職人さん!
いつもながらGJです。
70名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/08(月) 05:02:46 ID:???
>>63

職人さん、本当にGJ
2人らしくて、とてもいい雰囲気です
続き、楽しみにしてます
71名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/10(水) 12:01:01 ID:???
63読んで妄想したんだが
弟かと聞かれたら平気で彼氏と言えるのに
彼氏ですかと聞かれたら真っ赤になって
焦ってしまうミサトってのも見てみたいな
72名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/11(木) 22:11:54 ID:???
73名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/15(月) 18:49:06 ID:???
>>58考えた。
ミサト「シンジくんを帰して!」
男「帰してやってもいいがその前に奉仕させてもらおうか。」
ミサト「くっ、なんて外道!」
男「ふふふふふ、戦いに外道も糞もあるのかね?」
シンジ「み、ミサトさーーーーーん!!」
サイコガンを持った男「おっと、みんなでよってたかって女子供をいじめるとは出すぎた真似をしますなぁ、オッサンたち。」
男「なんだ、てめぇは!!」
(ドギューーーーン)
サイコガンを持った男「お前に名乗る名前はねぇ!」


鬱フラグブレイカーコブラ参上である。
74名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/15(月) 20:18:26 ID:???
俺の股間のサイコガンが・・・
75名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/16(火) 22:42:18 ID:???
シンジをいじめたDQNに仕返しをするが
そのままタイーホされるミサトさん。
76名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/22(月) 11:00:43 ID:???
昨今のおねショタブームに乗って、公式でもそろそろ再現される日が来る
……といいな
77名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/23(火) 14:17:22 ID:???
休日はシンジをナンパして一緒にデートにいくミサト
子供のようにはしゃぐミサトと呆れつつもまんざらでもないなという顔でみつめるシンジ
78名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/25(木) 20:39:24 ID:???
PSPのエヴァ2でのミサトシナリオで
最後にゲンドウがミサトに殺されるっていうのがあったんだけど
あの後のシンジとミサトの関係考えると鬱になる。
79真っ赤になるミサト:2010/03/31(水) 07:20:05 ID:???
>>69 >>70 ありがと!

>>71 こんな話が限界だった……

「葛城さぁーん」
「どしたの?」

お昼の休憩中、自動販売機で珈琲を買っていたら声をかけられた。確かこの子は最近新規で入ったオペレーターの子。桜色の長髪を頭の中央あたりから左右でまとめて垂らしている。こういう髪型をツインテールと言うらしい。

「一昨日、×××ショッピングモールにいましたよねぇー」

彼女とは何度か会話した事あるが正直言ってこの子ちょっち苦手。最後にわざとらしく伸ばす語尾、なんかイラッとする。適当に答えてとっとと別れようと思った。作り笑顔で嫌悪感を声に出さないよう優しく答える。

「えぇ」
「その時ぃー、隣にいた人ってぇー」

はい、きた。この後に続く言葉は「弟さんですか?」
お決まりなのよね、この質問。
シンジ君と私が一緒に歩いている姿を見た人はこの質問をしてくる。質問してくる子の特徴はサードインパクト後に入隊してきた若い女の子。シンジ君と私の関係を知らない子。
『可愛いですね、弟だったら紹介してください』
『もしかして隠し子ですか?』
この子はどっちだろう。男を狙う狩人の意味を込めた質問か、自分がスクープしたネタの真意を追求する質問か。
…………定番過ぎて、どっちの質問の意味でも、もう「はいはい」って感じ。あぁ、一度でいいから予想外な質問されないかしら。

「彼氏さんですかぁー?」

そうそう、こんな質問を…………って

「はい?」
「一緒にカート押していた人ですよぉー。最初はぁ、弟君かと思ったんですけどー、支えあってるっていうかぁ、寄り添ってほんわかするっていうかぁ、焼けるっていうかぁ、お似合いっていうかぁ」
「…………」
80真っ赤になるミサト:2010/03/31(水) 07:22:16 ID:???
彼女の言葉はニュアンス的に伝わるんだけど理解するのに一苦労。言いたい事は分かる。要するに、ラブラブカップルでお熱いですねって事。
ツインテールの彼女の目を見た。純粋に輝いている。無邪気な子供のように。この質問に悪意は籠もってない。
「えぇ、そうよ」そう、本当の事を言えは良いだけな筈なのに、首から頭の天辺まで熱い何かが込み上げて声が出てこなかった。

「彼は、ねぇ……」

口を何度かパクパクさせてようやく出てきた言葉を呟きながら彼女から目を逸らし頬に手を当てる。熱かった。生暖かかった手からでも分かるくらい、頬が熱かった。


ジャッジャージャジャジャージャッジャー……


どうやってこの場を乗り切ろうかと考えた時、突然トランペットの音楽が流れた。
『Gonna Fry Now』
この音楽を耳にしたらロッキーのテーマ、と大抵の人は口を揃えるだろう。
プロレスだったら百田光雄の登場曲。還暦を迎えた今でも戦いを止めない男のテーマソング。
ツインテールの彼女は「どっかで聞いたことあるんですけどなんでしたっけぇ?」と必死で音楽の名前を思い出そうとしてる。
赤いジャケットから携帯を取り出した時、タイミングよく音楽が止まった。着信1件。着信履歴に残っている名前は赤木リツコ。

「ゴミン。また後でね」

私はツインテールの彼女に謝ると直ぐに後ろを振り向いて廊下を歩きだした。

「え――――っ、そんなぁ……後でちゃんと、教えてくださいねぇー!」

彼女は叫んだ。ちらりと後ろを見ると手をぶんぶん振りながら笑っていた。ゴミン。その言葉、聞き流す。

81真っ赤になるミサト:2010/03/31(水) 07:23:25 ID:???
携帯を右手に持ち替えて左手で口元を隠しながら廊下を突き進む。右に曲がり、左に曲がり、また左に曲がり。どんどん奥に進んで人気のないところへ辿り着いたら止まってしゃがみ込んだ。
顔は上げない。下を向いたまま右手で携帯のボタンを押した。コール音が微かに聞こえた。携帯を右耳へ押し当てて繋がるまで待つ。

「あぁ、ミサト?」
「ありがと」
「……何あったの?」

「お礼される覚えないんだけど」とリツコは質問してきた。私は大きく息を吸って吐いた。ため息に似た吐き方だったけど違う。ようやく落ち着いた、と深呼吸。

「うん、とりあえず、これ以上パニックにならなくて済んだって事かな」
「それは、どういたしまして」

リツコは用件を話し始めた。携帯を耳に当てたまま左手を胸に当てる。

ドックン
ドックン
ドックン

胸の高鳴りは収まっていない。…………一昨日といい、今日といい、通常の枠を超えた動きをする心臓。突然活動限界がやって来て停止しなきゃいいんだけど。その時は「動け、動け、動け」と誰か心肺蘇生法をして欲しい。

「ちょっと、聞いてるの?」
「うん、聞いてる」

本当はあんまり聞いていない。この電話を切ったらリツコの部屋に行ってもう一度用件を聞こう。多分彼女は呆れるんだろうな。「鶏みたいな頭なんだから」と嫌味一つ言われるかもしれない。その時は素直に謝っとこう。

今は、この胸の高鳴りと火照った顔を鎮める事に専念しなきゃ。

82名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/31(水) 13:24:43 ID:dnBO5gGf
71だが・・
うお〜〜〜!いいよいいよ!
こんな感じなのが読みたかったよ〜
83名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/31(水) 14:49:32 ID:???
sage
84名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/01(木) 10:20:05 ID:???
普通につまんないんだけど
こんな駄文を読んだ俺の時間を返して
85名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/01(木) 13:25:39 ID:???
自己責任
86名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/01(木) 18:57:21 ID:???
>>84
バイバイ
二度と来ないでね
87名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/01(木) 19:55:19 ID:???
>>79

いいね〜!何だかニヤニヤする
かわいいな、ミサト
GJです!
88名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/01(木) 20:03:50 ID:???
スロットのエヴァ魂で、台所のテーブルにミサシンが向かい合って座り
ミサトが「なになに〜?」と聞いてくるシチュエーションに萌える

二人はどんな会話してんだろうな
カレンダーのアップになるからいつデートするか相談してるんだろうか
89名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/02(金) 00:25:12 ID:???
>>84
エイプリルフール?乙
90名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/04(日) 21:03:50 ID:???
ホットパンツとタンクトップという露出度の高い格好で悪ふざけのつもりで抱きつくミサト。
91名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/04(日) 21:57:43 ID:???
>>90
罪作り過ぎるw

でもシンジ、恥ずかしがりはしても劣情はあまり催さないんだろうなあ
92名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/04(日) 23:56:11 ID:???
>>90をネタにこんな妄想してみた
「シンジくん!ハグしよっか!」
「や、やめてったら!は、恥ずかしいよ!」
「何言ってるの?私たちは“家族”なのよ?」
そんなことを言い合いながらいつもの様に二人はじゃれあっていた。
しかし抱きついた拍子でシンジはミサトの腹についていた傷の存在に気がつく。
その事に気がついたミサトはシンジから離れると肩を落として部屋の中へと去っていく。
「ごめんなさい。」
「あなたが謝る必要はないわ、この傷を見ると凄く怖くなるの。」
そんなミサトに対してシンジは後ろからただ抱き締める事しかできなかった。
この人の心の闇を埋める方法はこれしかない。
「怖くなんかないですよ、僕がついてます。あなたの傷ついた心を癒すことはできません。でも僕にできることがあれば・・。」」
ミサトは突然の抱擁に驚きつつも涙を流しながら答えた。
「ありがとう・・・あなたのそういう優しい所って私は大好きよ。」


93名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/05(月) 12:10:30 ID:???
ミサトみたいなカーチャンが欲しい(´∀`*)ポッ
94名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/07(水) 09:02:08 ID:???
ミサトさんに色仕掛けされたらシンジきゅんイチコロだな

95名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/08(木) 13:53:22 ID:???
かーちゃんかよ・・
となりのねーちゃんなら最高!
96名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/11(日) 15:18:47 ID:???
シンジが迫ったらミサトは何も抵抗しないだろうな
97名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/13(火) 12:40:19 ID:???
いや、最初は抵抗しつついざ行為になるとノリノリというのが良い。
98名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/19(月) 11:12:59 ID:???
ミサトに思いっきり甘えるシンジとかその逆とか妄想すると楽しいよな
エヴァ2ではいつもこの二人にハグキスさせてたわ
99名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/22(木) 09:46:15 ID:???
ところで

>>63 の続きまーだー?

楽しみに待ってるんだけど
100名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/22(木) 13:15:46 ID:???
シンジが死んだらミサトが一番落ち込むだろうな

101名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/23(金) 01:50:48 ID:???
>>63>>79 って話繋がってるの?
ってかどっちも早く続き投下されないかな?
102名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/25(日) 19:31:30 ID:???
書いてくれてありがとう!!!
真っ赤になるミサトさんは可愛いです!
103名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/01(土) 02:09:24 ID:???
ミサトと暮らす事になり、コンビニに寄った際、
おばはん達がネルフや先の戦闘を非難してたでしょ

決定稿だとあの時、シンジきゅんミサトさんの袖をぎゅってするんだよ、ぎゅって

もぉ〜シンジきゅん抱きしめていい子いい子したいぉ(´∀`*)
104名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/01(土) 07:35:00 ID:???
キモスw
105名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/02(日) 11:17:50 ID:???
ミサトはシンジを犯しちゃえばよかったのに
106夕暮れに誓う:2010/05/04(火) 17:22:11 ID:???

>>82 よかった!ありがと!
>>87 >>102 感想ありがと! 
>>99 遅れてすまん!
>>101 >>63の話が土曜日なら>>79は月曜日の話。後日談的なもの

で、続き投下。いろいろ悩んで書いたのでグタグタだったらすまん。




買い物を終え帰宅途中、ビルとビルの合間から見えた夕焼けが綺麗だった。橙色に燃えている太陽が鮮やかで――――そのまま帰るのが勿体無くなった。
信号が青に変わった。発進する前、ウインカーのレバーを上げた。左へ曲がる合図を出しハンドルを切り、マンションへの進路から外れる。

「ミサトさん?」
「ちょっと寄り道しよ」

シンジ君は頷いて窓の外を眺めた。その視線の先は私が見ていた夕焼けがある。
彼も同じ夕焼けを見たのだろうか?
それを見て私と同じ事を考えているだろうか?

シンジ君に聞こうと思ったが、やめた。彼がそう考えてると思うだけでいい。私は目的地に着くまで車の運転に集中する事にした。



辿り着いたのはあの高台だった。エヴァでの初めての戦い、退院した彼を引き取る時に立ち寄った場所。この場所にはあの戦いが終わってから何度も来ていた。主に一人で。
ここに来てシンジ君とアスカ達が守った街を見渡す。そして、思い出す。加持君や還って来ないレイ、戦友達の事を。

車から降り、展望台の方へ歩いていく。助手席のシンジ君も降りて着いてくる。右手の腕時計をちらりと見る。あの時と同じ時間。あの時と大きく違っているのはシンジ君の足取りが軽いこと。そして、ビルは要塞都市としての役目を終えているのでビルがはえることはない。
展望台の端っこ、崖との境目の木製の手すりに手をかけ第三新東京を見渡した。高いビルが並ぶ上空にさっき見たのと変わらない鮮やかな橙色の夕焼け。

107夕暮れに誓う:2010/05/04(火) 17:28:13 ID:???

「ねぇ、シンジ君」
「はい」
「これから、どうするの?」
「どうするって?」

具体的にどんな?と聞いてきた。どういえば分かりやすいかしらと考え、アタシはアスカの話をする事にした。

「アスカは、高校卒業したらドイツに戻るそうよ。そこで医療を学んで今度はパイロットではなく医者として日本に来たいって」

シンジ君はそういう意味かと納得しながら「アスカらしいですね」と答えた。

アスカが日本に未練あるのはシンジ君が影響してると思う。アスカの口からはいつもと言っていい程シンジ君の話が出る。
会話の内容は頼りないとか気が利かないなどの不満が主なのだが逆に言えばそれだけシンジ君の事をよく見て気にかけているということ。
アスカはシンジ君に恋してる。その事にアスカ自身気づかないのは気高いプライド故。もし、アスカが素直になりシンジ君へアプローチしたら、シンジ君は私なんかよりもアスカに熱を上げるんだろうなと思ってたりする。

「シンジ君は、どういう未来を描いてるの?」
「僕は――――」

彼は答えを出せずにいた。高校を卒業したら大学に入って、一般の企業に就職して――ごく普通で一般的な未来想像図を思い描いていたのかもしれない。
アスカの将来の夢を聞いて自分の夢はちっぽけだと恥ずかしくなったのかもしれない。それでも十分素敵な夢だと思うのに。無理に大きくならなくていい、偉くならなくていい。あの戦いを乗り越えた彼だからこそ、掌に収まる小さな平和を大切にしてほしかった。

そして、彼の小さな平和な未来に私の存在は邪魔なのかもしれない。

「私はね、この土地を離れようと思うんだ」

シンジ君は私を見た。意外、というびっくりとした顔。私はあえてシンジ君を見ないで自分の思い描く未来を語る。私の思い描いた未来に、彼は存在しない。

108夕暮れに誓う:2010/05/04(火) 17:33:11 ID:???
「ペンペン、最近体調良くないでしょ?」

元々ペンギンだから暑さには弱い。それでも彼が年中真夏の環境で生きているのネルフの実験台として改良し暑さへの対応が人並みであるからと、若かったから。
歳を重ね身体にガタが来ている。老体にこの暑さは辛いらしく昔は元気に部屋を歩き回っていたが今では自分の住処にこもりっぱなしである。

「だから、ここよりも北に移住しようかなって」

サードインパクト後、徐々に地球の軸は元に戻りつつある。四季が戻ることはないけど北と南で温度に差が出るくらいには日本の気候は回復するとリツコが言っていた。
「そうなると北の大地は第三新東京より涼しくてペンペンにとって過ごしやすい?」と聞いたら「そうね。今より不便になるけど」としらっと答えてくれた。

涼しい森の中にログハウス建てて、小さな庭に畑を作ってスイカとかトマトとか育てて。収穫した野菜をつまみにペンペンとビールを飲み交わす。
北の大地にあるか分からないけどこんな風に夕焼けが見える場所、この高台に似た場所を探し、たまにその場所をぶらっと訪れて過去を思い出し自分が生きていく理由を確認する。
と、ここまで言ってシンジ君を見たら彼の顔は妙に深刻になっていた。

その顔を見て、胸が苦しくなった。

私が語る未来に彼が存在しないのは、彼の未来を台無しにしたくなかったから。
あの戦いを共に乗り越えてから長い時間をかけて私はシンジ君と結ばれた。それについては後悔はしてない。

ただ、思う

私はシンジ君にとって『過去の象徴』ではないかと。
シンジ君はこの街に来て、エヴァに乗り、友達を作り、仲間を作り、傷つき、失い、泣いた。
嬉しい事もあったが、悲しみや絶望が溢れて、今でも笑って語れる過去ではない。多分これからも語ることはないだろう。
その事を全て知っている私。彼が泣いてる姿も傷ついてる姿も全部見てきた。

私の姿を通して、シンジ君は辛い過去を思い出すのではないだろうか?

私の存在が彼の未来をぶち壊す可能性がないとはいえないから、これ以上の関係は望まない方がいいと思ってる。だから、私の未来にシンジ君はいない。

109夕暮れに誓う:2010/05/04(火) 17:35:53 ID:???

「ミサトさん」
シンジ君は私の名前を呼んだ。私は「……なぁに?」と聞き返す。

「……家庭菜園できるんですか?」
「んー、実はやった事ないのよね。気合で何とかなるかなーって」
「水の代わりにビールを上げそうですね」
「そうね。アルコールでトマトを酔っ払らせて真っ赤しちゃったり」
「トマトにやる前に、飲み干しちゃいそうですね」
「あはは、絶対ありえる」
「でもログハウスなら、あっという間に建てちゃいそうですね」
「え?私が建てるの?」
「そうじゃないんですか?」
「女一人じゃ無理よ。設計とかの知識もないから尚更よ」
「ミサトさんなら杉の木一本軽々と持てそうなのに」
「シンジくぅん、私を何だと思ってるのよ」

シンジ君は私と向き合った。目と目が合う。逸らせなかった。私の両手にシンジ君の両手が添えられる。

「料理や掃除がまったく出来なくて、どんなに機嫌悪くてもビールがあれば直ぐにご機嫌。僕を
いつもからかったりしてお母さんというより手がかかるお姉さんって感じかな?……アバウトでちゃらんぽらんかと思えば仕事してる時のミサトさんは凛としてて、諦めたりする事をしない人、です」

シンジ君はそこまで言って顔を背けた。さっきまで眺めていた夕焼けの方に。私の両手はシンジ君の両手に包まれたまま。

「僕と間逆なんです。僕にないものを持っている」
「シンジ君、私はそんな人間じゃない。寂しがり屋で人に嫌われないように頑張るだけの人間よ」
「それなら僕も同じです」

110夕暮れに誓う:2010/05/04(火) 17:39:42 ID:???
そこまで言ってシンジ君は「あっ」と何かに気付いたようだった。

「考え方や行動力は違うけど、性質は同じ。だからか」

再び、視線を戻す。私の目を見てまっすぐに、そして笑った。

「惹かれるんです」

私がシンジ君に惹かれる理由、シンジ君が私に惹かれる理由。
それは磁石に似ているかもしれない。
シンジ君がS極なら私はN極。指し示す方向は違うけど、互いが必要だと求めれば無条件に惹かれあってしまう。磁石のように離れられない。自分に無いものを相手がもっているのだから。離れたとしても、互いの道がまた重なれば惹かれあう関係。

「僕の未来は、ミサトさんと一緒の同じ道を歩きたい」
「後悔しない?」
「するかもしれません。でも、大丈夫です」

私の両手に添えられていただけの手はいつの間にか掌と掌が合わさる形になっていた。一呼吸おいて、言葉を続けた。

「今までも同じ事繰り返して、それでも一緒にいたじゃないですか」
「そうね」
「だから、大丈夫なんです」

111夕暮れに誓う:2010/05/04(火) 17:41:58 ID:???


私達は何度もすれ違いになった。最初の別れはいつだっただろう。あぁ、彼の家出だ。エヴァに乗りたくないと家を出て、連れ戻された時も甘えた事ばかり言っていた。だから、突き放した。本来の場所に戻る、それが彼の幸せ。
そう理解しこれ以上関わる事を避けた。でも気持ちは納得してなかった。何度も自分を抑え、我慢して、ギリギリの時間でエゴが弾き飛び、駅へと走りだしていた。
電車が去ったホームに彼はいた。私と視線が合う。

『お帰り』
『ただいま』

思えば、あの時に私達の運命は決まっていたのかもしれない。

私は一歩シンジ君に近づいた。彼の首元に顔を埋める。そうして頬と頬を重ねるように顔を上げ、顔を近づけた。目と目が合い、私達は笑った。

「そうね、大丈夫ね」

笑いながら、目をつぶり優しいキスをした。




諸事情にてスレ多くなった…スマソ。
112名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/04(火) 22:52:17 ID:???
きたあああああああ
11399:2010/05/08(土) 20:02:06 ID:???
うおおお!待ってたよー!

GJ!!

だけどこれで終わり?
作中の用事ってなんだったんだ?
頼むから続いてくれ〜!!
114tomato:2010/05/09(日) 18:44:50 ID:???
ナイス!!続き楽しみf^^;
115名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/11(火) 11:22:04 ID:???
シンジ君のお手製のお弁当をほうばるミサトさん
弁当の中身はタコさんウィンナーとハート状に作ったハンバーグ
思わず苦笑するミサトさん

見たいなのを誰か書いてくれや
116名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/11(火) 16:58:55 ID:???
>>115
あなたならできるわ
117名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/13(木) 06:33:11 ID:???
パチの話で申し訳ないが
6〜7月に導入される新しいエヴァパチに
加持全回転として破のスイカ畑のシーンが入っている

(略)
加持「葛城のことは好きかい?」
シンジ「き…嫌いじゃ…ないですけど…」
加持「葛城を守ってやれ。それは俺にはできないことだ」
このあと回転が止まり確変がそろう

今作はスペックが微妙だし、全回転なんてめったに出ない上に
他2種類あるから加持全回転が見られるとは限らん訳でw
でも見たい!ゲーム出るまで待とうかな
118名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/23(日) 19:55:16 ID:???
新劇のラストは桜の下の加持さんの墓の前で立つ2人。
シンジ「あなたをひっくるめてミサトさんをもらいます」
なんてのがいいな。

めぞん一刻のパクリだけど。
119名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/24(月) 15:29:37 ID:???
>>118
同じことを考えた事がある
ミサト「加持君…私、幸せになってもいいよね…いいよね」

貞エヴァ7巻で加持が「俺たちは二人とも幸せになってはいけない運命なんだよ」と言う台詞あるけど、それって加持の意見で二人とも幸せになる権利はあると思う
ただ、この時点でミサトの幸せを願わない加持にはミサトを幸せにする権利はないと思うんだ
120名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/24(月) 22:27:33 ID:???
厳しい現実を知り過ぎて運命論に傾いているだけで、幸せを願わない訳ではないと思う。
あとは優秀さが裏目に出て、先読みしすぎるから身動き取れないとか。

未熟さ故に諦めきれずもがくシンジにミサトが惹かれていく、という展開はどうだろう?
旧作では早々に諦めてミサトに引きずられてたけど(´・ω・`)
121名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/27(木) 06:48:32 ID:???
ミサトさん、力強いよな
122名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/28(金) 20:47:51 ID:???
可能性はない
犯罪ですから
ミサトが逮捕されます
123名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/28(金) 20:49:02 ID:???
可能性、ゼロ
ミサトは普通に加持だから
新劇場版もそうだし、
貞エヴァ12巻、ミサトの死の回、抱き合う加持とミサト、いい絵だった
124名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/28(金) 21:05:20 ID:???
ガキとババアのカップルw
125名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/28(金) 21:32:31 ID:???
久々にアンチが湧いてるな
126名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/28(金) 21:47:03 ID:???
DVDで破見たよ
家出てくシンジにミサトが謝罪するシーン
「だけど私はあなたに…!」のあと何て言おうとしたのか気になった
127名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/28(金) 23:51:22 ID:???
加持さんがフラグ立ててるし、そのシーンもだし、それなりにミサシンもまだ
残してるじゃんというのが破を見た率直な感想
128名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/28(金) 23:55:26 ID:???
本編でのその要素はやっぱ消えてるんじゃないかなーと個人的には思うが、
でも新劇のミサトシンジの雰囲気もいいね
129名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/29(土) 00:08:40 ID:???
序を見た時は正直「多分もうLMSはねーな」と思ってたのだが、
破で加持さんが妙なフラグ立ててくれたお陰で期待が再燃しちまったよ
まさか恋敵(?)の口からあんな発言が飛び出すとは
130名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/29(土) 06:54:27 ID:???
今回はミサトさん死なないんじゃね?
加持は死んでもいいけど
131名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/29(土) 07:01:19 ID:???
よくねーよ
132名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/29(土) 12:15:02 ID:???
加持のウザさは異常
とっとと死んでくれって感じだよな
133名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/29(土) 12:19:07 ID:???
また変なのが湧き出したな
134名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/30(日) 21:19:18 ID:/PyjTlIk
ミサトさんとつきあうなんて断じて俺が許さん!!
135名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/30(日) 21:22:46 ID:???
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト  わかったからageんな
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ     な!
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,
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136名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/30(日) 22:26:09 ID:???
劇場版の加持さんがホモ予備軍に変わってて泣けた
そんなキモ男式波さんが好きになるはずがないですよねー
137名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/31(月) 10:39:51 ID:???
式波アスカは加持さんラブの欠片も感じないよな
惣流アスカは加持さん好き好きだったけどさ
138名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/31(月) 11:08:22 ID:???
それは加持さんの変化じゃなくて、アスカ側の変化だけどな
母のトラウマがどーたら

あとスレ違いだ
139名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/31(月) 16:57:09 ID:???
ミサトは恋愛に関して本気になりすぎるタイプだな
140名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/31(月) 17:30:32 ID:???
加持に対してもシンジに対しても本気でホの字
ビッチの方がマシだな
141名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/31(月) 20:40:36 ID:???
ミサトってロリコン?
142名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/31(月) 23:37:09 ID:???
いえ、ファザコンです
143名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/02(水) 05:54:55 ID:???
せめてショタコンと言ってやれよw
144名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/03(木) 21:31:33 ID:???
ロッテリアのタンブラーが俺得な件
145名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/03(木) 21:49:31 ID:???
アレどうやってあたるの
146名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/04(金) 21:02:34 ID:???
>>145
誰でも購入可、ただし早い者勝ち
(自分が手に入れるまでは)無くなって欲しくないが余っても悲しい複雑な気持ちだw
147名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/05(土) 06:24:16 ID:???
明日はシンジの誕生日
ミサトは何かしてあげるのかな
148名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/05(土) 22:49:56 ID:???
シンジの作ってくれたご飯を、いつも以上に美味しいと言って食べます
149名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/06(日) 01:05:06 ID:???
「シンちゃん、お誕生日おめでと」
「あ、ありがとうございます…」
「さっ、ロウソクの火、消して。ふー、って」
「じゃ、じゃあ…ふーっ」
「はーい、じゃケーキ食べましょ。今日は私が切ってあげるわね」
「え、い、いいですよ。僕が切りますから…」
「何言ってるのよ。今日は、シンジ君の誕生日なんだから。ねっ?」
「…はい」
「お姉さんに任せなさい。
 んー、でもちょっちケーキ大きいの買っちゃったわね……2人で食べるには、結構量が…ま、いっか。
 んじゃ、シンちゃん…あーん?」
「え…」
「あーん」
「あ、あーん…んぐんぐ…」
「美味しい?」
「お、美味しいです」
「そいつは結構♪ あ、口にクリームついてる…とってあげるわね」
「ミ、ミサトさん…」
「あのー、アタシも居るんだけど…ちょっとアンタ達、聞いてんの!?」



こうだな
150名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/06(日) 01:10:30 ID:???
ほう
これはいいものだ
151名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/06(日) 02:12:06 ID:???
ニヤニヤするな

シンジ君、誕生日おめ!
152名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/06(日) 09:48:19 ID:???
>>149に触発されて

「誕生日プレゼントは私の体です、なんつって!」
「なにいってるんですか、もう。」
「ジョーダンよ、ジョーダン!はいこれが本当のプレゼント。」
「わぁ、新品のチェロだ!嬉しい、ミサトさんありがとう!」
「えへへへへ。」
「ミサトさん大好き!大好き!」
「な、なにいってるのよもう・・・。」
153名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/06(日) 09:55:39 ID:???
朝からポカポカするじゃねーかw
154名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/06(日) 14:49:34 ID:???
ミサトは大好きっていわれたらどうなるだろうな
155名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/06(日) 15:44:13 ID:???
私に乗りなさい
156名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/07(月) 14:01:48 ID:???
>>149
>>152
GJだ
157名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/17(木) 02:01:38 ID:???
もう大半が見れなくなってるね
SS…
158名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/17(木) 21:55:21 ID:???
これが時の流れ……
全体的にエヴァSS過疎してるからな
159名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/19(土) 00:13:59 ID:???
なんでだろうね
新劇効果でファンは増えているはずなのに



160名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/19(土) 22:56:36 ID:???
貞本版のミサトさんがシンジにキスするとこで違和感感じたのは俺だけか?
さっき古本屋で立ち読みしてきた
161名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/19(土) 23:24:22 ID:???
あれは庵野版の二人の関係だからこそ映えた
162名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/19(土) 23:37:19 ID:???
>>160
多分、LMS人でもあれを歓迎する奴は少ない
漫画版ミサトはどう考えてもあんな事するようなキャラじゃないんで
名シーンだけ唐突に取って付けられるように挿入されても困る
163名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/23(水) 21:40:34 ID:/bY9fqqW
>>159
ファンが増えても、名SSが増えるとは限らないってことだね。
さびしい
164名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/23(水) 21:41:45 ID:???
っと、危ないあげちゃった。

LMSは静かに語るのがいちばん
165名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/23(水) 22:14:49 ID:???
>>160
つか、大人のキス描くならもうちょいエロく描けって話だ
舌入れてないだろあれは
中途半端すぎるんだよ貞本は
166名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/24(木) 01:46:04 ID:???
>>165

いや、あれはエロく描けば解決できるシーンじゃない
貞本エヴァを1から見ればミサトはシンジに家族以上の感情を抱いてないのが分かるし、逆も同じ。
だからあのキスシーンに違和感を感じるんだ
167名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/24(木) 04:18:01 ID:???
ていうか12巻淡泊すぎてつまらんな
絵は綺麗かもしれんが、昔の絵4、5巻くらい?までが一番味があった
168名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/24(木) 12:08:06 ID:???
ないわ
169名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/24(木) 16:47:11 ID:???
男の戦いらへんまでがおもしろかったけど、それはアニメも一緒だしな
後半がつまらんのは仕方ない
170名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/27(日) 13:05:43 ID:???
ttp://blog-imgs-43-origin.fc2.com/f/u/z/fuzokunojyozuna/rb74.jpg
ちょ、ちょ!!み、ミサトさん!?
シンジくん大好きだから許してね?
171名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/27(日) 13:27:57 ID:???
>170
この絵は結構好きだ
172名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/27(日) 16:32:48 ID:???
>>170
これどのシーン?
173170:2010/06/27(日) 18:36:16 ID:???
しらね、拾いもん
174名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/02(金) 01:35:13 ID:???
>>170
イイ
175名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/02(金) 10:08:09 ID:???
見られない…
176名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/06(火) 17:07:21 ID:???
>>170
確かどっかのサイトの絵だった気がする。創作だろ
177名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/06(火) 19:54:36 ID:???
>>176
ネタニマジレス(・∀・)カコイイ!!
178名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/07(水) 18:24:09 ID:???

「若返りたい!! ミサト」

ミサトが書いた短冊の願い事を見たリツコは「いくら七夕とは言え、もう少し大人っぽい願いを書いて欲しかったわ……」と心で呆れた。
ミサトの短冊を手放し隣に並ぶ短冊を見る。

「早く大人になりたいです 碇シンジ」

シンジ君の願いは年相応と言うかなんというか。でも彼は何と言うか……大人に対して憧れを持つような子だったかしら?
リツコは両極端な二人の願い事を見比べながら考えた。


二人は互いとの歳の差を気にしている。その差を縮めたい願いを七夕の短冊に込めたのではないだろうか?


リツコはわっかつづりやふきながしなどで色鮮やかに装飾された大きな笹竹を見上げる。

「二人の願い事が奇跡的に叶ったとしてもシンジ君は大人に、ミサトは子供になるのだから歳の差は解決しないのよね」

二人の願い事の欠点を呟きながら、もしこの考えが当たっていたらまったく羨ましい限りだわと思った。


七夕な小話。仕事の合間に考えたのだから文が変だったらすまんです。
179名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/07(水) 23:05:50 ID:???
>>178
イイジャナイカ
180名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/09(金) 06:48:18 ID:???
泣いた
181名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/09(金) 20:02:52 ID:0sILD3/H
しんじ「ひゃっほー!!!!スーパーハカーだぜえええええええええ!!!!」
ゼーレ「ぎゃあああ!!!!体機械だからこれわきつい!!!」

そして世界は平和になった・・・・・・・・・・・・・・・・
ミサト「しんじくんすげえええええええええ」
しんじ「おれたち・・・つきあわねえか?(きら)」
ミサト「うんいいよ!」
182名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/22(木) 03:23:27 ID:???
保守
183名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/22(木) 23:37:32 ID:???
あからさまにラブラブなのも悪くないが、もっとこうシンジ特有の
「人を好きになる」という感情をうまく自分で処理できない不器用な感じを
描いたLMSも見てみたい。

ミサトの事が心の隅っこで気になりつつも、本人や周りにそう思われるのが嫌で
距離を置いて素っ気なく接するんだけど、いざ加持との関係を知ると
今まで感じた事のない妙な不愉快さが湧いてきて、自分でその感情に戸惑う
……みたいな。
ツンデレとも少し違う、思春期に入りかけの少年の微妙な雰囲気とでもいうか…
184名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/23(金) 14:08:11 ID:???
そういう思春期に入りかけの少年に
染み付きの黒いパンティを洗濯籠にわざとおきわすれ
大人の女の匂いをかがせて
オナニー狂いにしちゃうのが
ミサト
185名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/23(金) 15:56:05 ID:???
普段はだらしないのに洗濯物に関してはきっちり管理してるミサト
アスカにその件を指摘されると「だって恥ずかしいじゃない」と乙女なミサト


シンジを迎えた当初にあった脱衣所の下着物は?とツッコミ入りそうだから前持って言っとくとあれはシンジを意識してなかったのと、新しい同居人をリラックスさせるミサト流のやり方(からかい)
そういう可能性踏まえたネタ
186名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/26(月) 11:58:51 ID:???
アスカやレイを意識してるシンジをからかってたのに
だんだんと嫉妬してマジギレする・・なんてのもいいかな
187名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/26(月) 22:37:45 ID:???
最初は社交辞令的な関係から徐々に相手を知って好きになるって関係いいよね!
188名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/07/29(木) 09:32:25 ID:???
189名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/02(月) 04:23:00 ID:Y6yZEW+8
保守
190名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/17(火) 01:19:38 ID:pQQepLWu
あげ
191名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/17(火) 05:34:40 ID:???
あんな糞ハバアのどこがいいんだよ
リツコとどっこい
アスカとレイ以外はカスだろ
192名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/17(火) 09:02:52 ID:???
シンジには中古車よりも新車に乗って欲しいな
193名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/17(火) 12:44:19 ID:???
バカな…年上の美女に手ほどきしてもらうなんて
最高のシチュエーションの一つじゃないか
194名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/17(火) 13:21:26 ID:???
ミサト→シンジを強く主張する人ほど
ミサトがショタコンだと言われると否定する
195名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/17(火) 20:14:18 ID:???
俺はそうでもないけどなー。
ただ、単なるショタコンというより父親の影を見ないで済むから
男性的になる前の少年に惹かれるんじゃないかとは思う。
だからがっつきそうなトウジ・ケンスケは×だとか。
本物のショタの人でも、少年なら誰でもOKって人は少数派じゃないかな。
196名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/25(水) 08:26:53 ID:???
旧作のミサト→シンジの恋愛的要素は公式設定だし、それに個人的見解で異論挟む
人にはそりゃ強く抗弁するよ。自分の脳内でそうなんだろと
かといって今度はショタだからと言われるのもそれはそれで短絡的だろと突っ込みたいわけで
197名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/26(木) 00:05:52 ID:???
ミサトの場合、生まれて初めて出会えた「本当に心を通わせ合える男」が
たまたま14歳のガキだったという事なんだろう
198名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/08/27(金) 02:27:37 ID:IvDZhGil
ラブラブssマダ〜
199名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/01(水) 07:30:32 ID:???
仕事以外は全然ルーズなミサトと、白に水色のラインのポロシャツ
がきまるシンジ。
私の本命はシンジXレイなんだけど。
キュートなミサト(女の私に言わせれば、中身もしっかり大人だぜ!)
とシンちゃんの組み合わせも大好きよ!
現実的にはミサトの年齢が15歳も上っていうのがちょい痛い。
200名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/01(水) 21:47:08 ID:???
失語症で5〜6年人生欠落してるんで大目に見てやって
201名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/02(木) 02:41:11 ID:???
うむ
202名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/04(土) 11:44:04 ID:???
昔読んだSSでシンジたちがタイムスリップして過去に行き、
14歳のミサトに会うなんてやつがあったなあ。
ミサトのファーストキスの相手がシンジだったってオチ好きだった。
203折れた翼  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/08(水) 00:16:53 ID:???
進化の過程で、種が生き残る為に必要なことは、

最も「強い」ものではなく、

最も、「賢い」ものでもなく、

最も「変化」したものである。

(ダーウィン「進化論」より)

−−−

・・・この言葉通りなら、僕は「強い」わけでもなく、「賢い」わけでもなく、なんら「変化」していない。
ダーウィンに言わせれば、僕は「生きていてはいけない存在」・・・ということになるようだ。

あれからどれくらいの月日が流れたのだろうか。
こんなに穏やかな日々が続くことに、一抹の不安を感じてしまう。

EVAのパイロットの任を解かれた、自分。
そんな自分に与えられた現在の役職は、「特務機関NERV戦術作戦部作戦局付」というもの。
とはいっても本部の中で何か職を与えられているわけではない。
軍人なら「予備役」という一言でくくられるが、パイロットは軍人ではないのでそうは呼ばない。

しかも、今はネルフそのものが使徒殲滅という任務から、都市機能復興のための特命組織と
その形を変えてしまったので、僕たちの居場所は事実上ないに等しい。

なら、いっそのこと退職という扱いにしてくれればいいものなのだが、父さんの話によると、EVA
に関する全ての事柄はあくまで極秘事項であるため、たとえ無役でも辞めさせるわけにはいか
ないそうだ。リツコさんあたりに言わせれば、いわゆる「オトナの事情」ってやつらしい。


この期に及んでまだ「オトナの事情」につきあわされなければいけないのか・・・。
204折れた翼  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/08(水) 00:49:44 ID:???
EXAのパイロットであることが、自分の存在意義の証であると信じていた。
僕だけじゃない。レイやアスカも形は違えどそれは同じ。

アスカは今、ドイツに戻り大学院で心理学について学んでいる。
本国から帰国の命令が下ったとき、アスカは執拗に抵抗し、毎日涙に明け暮れた。

「シンジと離れたくない、一緒にいたい。なのに・・・なのに・・・なんでよ!!?」 
「シンジ!アタシをどこかに連れて行って!シンジと一緒なら、どこへでもついて行くから!」

・・・でも、いろんな人から説得され、半ば強制送還のような形で離れることになってしまった。

僕は、アスカに、何もしてあげられなかった。
嘘でもいい。「アスカ!行くな!!」って言えば良かったのだろうか・・・。
今でも、自問自答してしまう・・・自分が情けない。最低だ。

レイに至っては・・・・・・正直語るのも辛い。
結局、レイには与えられるばかりで、何も与えることができなかった。
何も出来ないまま・・・・・・そのときが来てしまった。

レイ・・・・・・君は今、どこに、いるの?
思い出にするには、まだ早すぎるんだ・・・。

そして・・・ミサトさん。
あの血染めのキスの意味・・・最初は分からなかった。
僕に何かを伝えようとしてたのはわかるけど、それが何なのか、まだわからないままだ。

あの後、ミサトさんは瀕死の状態から奇跡的に救出され、なんとか一命は取り留めた。
でも・・・数ヶ月たった今もまだ意識を回復するには至っていない。面会謝絶&絶対安静。
ネルフ医療部の人の話では、意識が戻る確率は日ごとに厳しくなっているそうだ。

そして今日、10度目の申請でようやく面会の許可が下りたのだった・・・・・・・。
205折れた翼  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/08(水) 01:17:28 ID:???
医療部の人に案内される形で、ミサトさんが眠る病室に歩を進める。

歩を進めるうちに、僕はあることに気付いた。
「あれ?この道は・・・一度来たことがあるような・・・」

そう。あれはアスカが第9使徒に侵食された時、ここに隔離されたんだった。
そのときに、一度だけ来た事がある。
あの時と同じ道を歩いている。きっと向かう部屋も同じなんだろう。

・・・その通りだった。アスカが隔離されていた時と同じ部屋に、ミサトさんがいる。

医療部の人が僕に告げた。
「面会できるのは、1時間だけです。時間が来たら、迎えに来ますから」

そして付け加えるように一言・・・
「個人的な意見ですが・・・葛城さんを引き戻せるのは、あなただけだと思っています」

え・・・それはどういう意味!?
聞き返そうと思ったときには、もうその人はいなくなっていた。


ミサトさんを戻せるのは・・・僕だけ・・・・・・?

そりゃ、出来るのなら、戻ってきて欲しいよ。
そして、あの意味を、僕にちゃんと教えて欲しい。

もちろん、それだけじゃない。
なぜなら・・・ミサトさんは僕にとって・・・・・・・他の誰より大切な存在。
ミサトさんがいてくれたから、僕はここまで生きてこられたんだ。
あの戦いの日々の中で、ただ一人ミサトさんは最初から最後まで、僕を信じ続けてくれた。
今度は・・・・・・僕がミサトさんを信じ、支えないといけないんだ。
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・・・・。
206名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/08(水) 01:49:21 ID:/K9UVwi8
SSキター!!
207折れた翼  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/08(水) 01:50:37 ID:???
そして僕は、何かに促されるように、静かに、ゆっくりと部屋の扉を開けたのだった。


ベッドの上には、酸素マスクを着けたミサトさんが静かに横たわっていた。
傍らにある心電図と脈拍が表示される機械が、規則的な機械音を発していた。

ベッド脇の椅子に静かに腰をかけ、ミサトさんの顔を見る。
その表情・・・かすかな笑みをたたえているような、凄く安らかなものだった。
その瞬間、僕は・・・・・・溢れる涙を抑えることができなかった。

頭の中に、走馬灯のようにミサトさんと過ごした日々が蘇える。
いろんなシーンが浮かんでは消え、さらに浮かんでは消えた。

共に笑い、共に苦しみ、共に悩み、共に涙した。
その日々は、ずっと消えないし、消せない。

そして・・・僕は、ミサトさんに静かに語り始めた。

−−−
ミサトさん。シンジです。わかりますか?

ミサトさんと共に戦った使徒は、今はもういません。
戦いは、全て終わったんです。

ミサトさんは知らないでしょうけど、綾波もアスカも今はもういません。
EVAがなくなった今、僕はもう、存在価値もないただの男になってしまいました。
ま、炊事洗濯掃除くらいはできますけど・・・せいぜいそれだけです。

僕は・・・大事なものを何もかも失ってしまいました。
翼が折れて飛べなくなった鳥のようなものです。
でも、最後に一つだけですけど、僕には大切なものが残っています。
それは・・・・・・ミサトさん、あなたです。
208折れた翼  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/08(水) 02:19:58 ID:???
ミサトさん。僕はあなたに、いろんなことを教えてもらいました。

信じるということ。
どんな逆境でも諦めないということ。
人は共に支えあい生きていくんだということ。

そして・・・・・・人を愛するということ。

僕は今まで、誰かに愛されたという記憶がありません。
もちろん、誰かを愛したという経験もありません。
愛し、愛されるということがどういうことなのか、知らずにここまで来ました。

でも、今、それが何なのか、なんとなくだけど分かったような気がします。

人を愛するということは、決して見返りは求めないということ。
それは、どんなことがあっても、決して失ってはいけない、たとえ自分が
どんなに犠牲になろうとも、すべからく守っていくべきものなのだと。
想いがあれば、出来ないことは何一つない。
それが、未来へと向かうたった一つの真実なんだと。

あの時、ミサトさんは僕に何を伝えようとしたの?
薄れゆく意識の中で、僕に伝えたかったことがあるんですよね。
言わないままあっちへ行っちゃうなんて、卑怯です。
他のみんなが許しても、僕は絶対許しません。

僕は待ってます。ミサトさんが帰ってくるのを。
いつまでも待ち続けます。ずっとここで。
帰ってくると信じています。

なぜなら・・・・・・貴方がこの世で一番大切な人だから。
僕はあなたを失いたくないんです。ミサトさんを愛しています。
だから・・・・・・戻ってきてよ!!!!!!!
209折れた翼  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/08(水) 02:39:53 ID:???
ミサトさんへの思いのたけを僕はぶつけた。
溢れ出した涙は、決して止まる事はなかった。


どれくらいの時間がたったのだろうか。
ふと時計を見ると、残り時間があとわずかとなっていた。

「ミサトさん。僕は諦めません。戻ってくるまで、何度でも、ここに来ますから」

そうつぶやき、僕は立ち上がり、静かに眠るミサトさんの顔に近づいた。
そして、オデコの上に、やさしく、そっとキスをした。


そして・・・僕が唇を離したまさにその瞬間、信じられないことが・・・・・・


ミサトさんの静かに閉じられた目から一筋の涙が頬を伝いこぼれ落ちたのだった。
それと同時に、ベッド脇からわずかに見えた右手が・・・ピクリと動いたのだった。


「ミ・・・ミサトさん!!ミサトさぁん!!!」


僕の呼び声に呼応するように、右手の動きは少しずつ大きくなり、閉じられた両目がすこしずつ、
そして確実に動き出したのだった。
僕の淡い期待は、そのうち確信へと変わっていった。

「ミサトさんが・・・ミサトさんが・・・ここに戻ってくる・・・」

そして、閉じられた目が少しずつ開き、酸素マスクの奥からかすかな声が聞こえはじめた。

「・・・・・・シ・・・シン・・・ちゃん・・・? そこに・・・いるのは・・・シンちゃんなの・・・・・・・?」
210折れた翼  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/08(水) 02:40:39 ID:???
とりあえず今日はここまでとします。
後編は、そのうちにうpします。
211名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/08(水) 22:08:19 ID:???
これで終わりでも十分美しいけどね
gj
「ミサトさん・・・・・・僕の、僕の声・・・・・・聞こえますか?」
「・・・うん・・・聞こえる・・・シンちゃんの声だ・・・・・・聞こえてるよ・・・・・・」

その後の言葉・・・頭の中が真っ白になって浮かんでこなかった。
ミサトさんが・・・戻ってきてくれた。
それだけでもう、胸が一杯になってしまったのだった。

気がついたら、ミサトさんの右手を、僕の両手が優しく包み込んでいた。
ミサトさんの瞳には、溢れんばかりの大粒の涙・・・
それは、カーテン越しの日の光に照らされ、キラキラ輝いていた。

その時、部屋の扉が静かに開いた。僕を案内してくれた医療部の人だった。
その人は、僕らに何も語りかけず、ただ、頷きながら優しい微笑をうかべていた。
そして、僕たちに一言こう告げた。

「やっぱり・・・あなただったんですね・・・・・・じゃあ、先生を・・・呼んできますね」

僕は頷いた。そして、「あと・・・マスク、外しても大丈夫ですか?」と尋ねてみた。
「いいですよ。但し・・・先生が来るまで、ね・・・」
と、医療部の人は答えてくれた。

扉は、再び閉じられた。
そして、僕はミサトさんの口を覆っていた酸素マスクを、静か・・・に外した。

ミサトさんは、大きく息を吸い込み、フゥ〜・・・・・・・っとその息を吐いた。
そして、僕を見つめて、優しい微笑を浮かべてこう言った。

「シンちゃん・・・・・・私・・・・・・生きてるんだよね?夢じゃ・・・ないんだよね??」

僕は黙って、ミサトさんの頬を、優しく摘んでみた。

「痛・・・・・・うん、夢じゃない。私・・・生きてる・・・・・・」
・・・あれから2週間が過ぎた。

ミサトさんは社会生活復帰のためのリハビリを始めていた。
今は松葉杖があれば、なんとか歩けるまでに回復している。

ある日、僕は見舞いを兼ねて、医療部のリハビリセンターに向かった。
センターの中では、理学療法士の先生と一緒にトレーニングに励むミサトさんがいた。
仰向けに寝て、天井から吊るされたゴムを足首に縛り、足の力で地面に引っ張り
下ろすトレーニング。脚力を回復するためのトレーニングだと教えてもらった。
あのミサトさんが、額に大粒の汗を流し、懸命にトレーニングしている。
その目は・・・いつになく真剣。
まるで指令所でEVAに乗る僕たちに指示を飛ばすときの、あの目だ。

ミサトさんは・・・必死に戻ろうとしている。
それが、妙に嬉しかった。

リハビリの後、僕とミサトさんはリハビリセンターに隣接している体育館に行った。
松葉杖のせいか、ミサトさんの足取りはまだおぼつかないけど。

誰もいない静かな体育館。
ひんやりとした空気が、二人を包んでいた。
その中で、2人の会話が始まった。

「ミサトさん・・・」
「ん?なぁに?」
「今、何を思っていますか・・・?」
「うん・・・そうね・・・まずは、体をもとに戻すこと。すべてはそこからね」
「・・・」
「そうだ・・・私が撃たれて血まみれになったとき、シンちゃんにキスしたの、覚えてる?」

それは・・・僕が聞きたかった話だった。
「あれ・・・シンちゃんへのお別れのキスのつもりだったの。覚悟してたんだ、実は」

やっぱり・・・ミサトさんは、あの時、死を覚悟していたんだ・・・。

「使徒との戦いの日々にここで落とし前をつける。それが、私の最後の役目だと思ってた。
でも、ああなって・・・落とし前をつけることが出来なくなる・・・正直、悔しかった」
「・・・」
「だから、私の分までシンちゃんに全てを託したかった。私が信じたシンちゃんなら、
必ずやってくれる。全てけりをつけてくれるはず。だから・・・」

「違う。僕は認めない!」

ミサトさんの言葉を僕は遮った。

「ミサトさん。違うよそれは。僕の知ってるミサトさんは、そんな泣き言は言わない人だ」
「シンちゃん・・・」
「ミサトさんは、僕に何かを伝えようとしたんじゃないの?そんな理屈くさい事じゃない、何かを・・・?」
「・・・・・・」
「ミサトさんが本当に落とし前をつけるべきなのは、別にあるはず・・・違いますか?」
「別にあるはず・・・・・・」

「僕は・・・加持さんにミサトさんに関するあることを頼まれました」
「アイツが・・・・・・シンちゃんに何を頼んだの??」
「・・・ミサトさんを・・・・・・守ってあげて欲しい、と・・・」

「!!!」

その時、ミサトの心にさざ波が立った。

「本当にケリをつけるべきなのは、自分の心に対してじゃないんですか?」

「うん、わかってる・・・わかってるよ・・・」
「わかったわ・・・シンちゃんにはやっぱウソはつけないね・・・・・・」

そう言ってミサトさんは、杖を置いてベンチに静かに腰をかけた。その隣に、僕も座った。

「もう、アイツのことは、とっくの昔にケリはついてる、自分の中ではね。だからそれはいいの。
ケリをつけてないとすれば・・・シンちゃん・・・あなたに対する私の気持ち・・・・・・」
「・・・」

「正直に言うね・・・私の心はあの時に既に決まってたの。もちろん今もそれは変わらない。
シンちゃん、私の枕元で言ってくれたよね。私を愛してるって・・・だから、戻ってきてって・・・」
「・・・聞こえてたんですか・・・?」
「うん・・・おぼろげだけど、それは理解できた。嬉しかった。泣きたい位嬉しかったんだよ・・・」
「・・・」

「でも・・・今の私・・・見ての通り、まだ満足に歩くことさえも出来ない・・・」
「・・・」
「だから、自分の本心とは裏腹に、なかなか決断できないでいた・・・」
「ミサトさん・・・」

「でも、シンちゃん・・・こうも思っている。シンちゃんがいてくれたからこそ、私はここまで来れた。
これから先、シンちゃんのいない生活なんて考えられない。私に死ねと言ってるようなものだわ」
「・・・」

「シンちゃん・・・あなたがそばにいてくれるなら・・・私は一歩踏み出せるような気がする・・・。だから
こうして必死に戻ろうとしている・・・一緒に歩きたい。並んで、シンちゃんと一緒に歩きたい」

ミサトさんの言葉に、僕はこみ上げてくるものを抑えられなくなっていた。

「シンちゃん・・・私・・・必ず元に戻るから。こんなとこで立ち止まってるわけにはいかないわ!!
だって・・・目の前にいるあなたを・・・私も愛している。だから・・・必ずシンちゃんの元に帰る!!」

ミサトさんの決意・・・・・・僕は、正面からしっかり受け止めましたよ・・・。
というわけで、これが後編です。前編とはタイトルを変えました。
もちろん、それぞれには言葉通りの意味は持たせて入るんですけどね・・・。

両方のタイトルを見てピンと来た人がいたならば・・・はい、それで正解ですw
特に>>215は、両方のタイトルに共通する、ある有名なドラマの1シーンに
インスパイアされて構成してみました。わかりますでしょうか?

あ、後編はあと1、2編残っています。
どういう結末がいいのか、ちょっと悩み中です・・・。
217名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/09(木) 06:28:55 ID:???
>>216
> 両方のタイトルを見てピンと来た人がいたならば・・・はい、それで正解ですw

わかりました。腐ったネルフを買い叩くんですねw
インスパイアされたシーンも分かりました。あれは名シーンですもんね。

最終話は・・・ぜひこのまま美しい、グっとくる流れで締めてください。
ヘタなオチはいらないですよw GJです!
218名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/09(木) 18:09:09 ID:???
>>216
美しく・・・というか、泣きたくなるくらいのハッピーエンドに仕立ててくれよな。


元ネタは一発で分かった。実はそのサントラ(映画版だけど)持ってるんだよ俺。
タイトルにあるBGM2曲セットで被せながら読んでると、確かに泣けてくるんだよ。

エヴァと関係ない曲なんだが、この筋書きならすんげぇ合うというのは再発見だ。
鷺巣さんもいいけど、佐藤直紀でも全然違和感ないのは驚きだな。
楽しみにしてるよ。
219名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/09(木) 21:05:37 ID:???
ぶった切ってしまうのは恐縮だが。
どこで聞けばいいのかわからんので聞いてみる…

クロニクル29号は正直なところ買いなのかどうかについてなのだ。

あの幼女ミサトの表紙だけでも十分買いとすべきなのか。
しかし中身の内容がまったく関連しない別モノなら微妙すぎる。
実に悩ましい。

220 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/09(木) 22:07:57 ID:???
>>217
はい、その通りです。
エヴァと同じくらい好きなこのドラマを融合させてみたかったんですよね。

あのシーンは一番グッと来たんですよね。
あの時の南朋さんをミサト、恭兵さんをシンジに置き換えてプロットしたの
ですが、意外とすんなりハマりました。

>>218
私もその2曲を聴きながら書きました。余り甘ったるいストーリーにしたら
話自体が陳腐になっちゃう気がするので、いかにも、というラブラブモード
は一切なしです。
もともとこの2人を軸にすると、どうしても「歳の差」が話のネックになります。
それを描いたら、これも陳腐な話になっちゃうんですよね・・・。
そこは気をつけたつもりです。

ただプロット仕上げの最中です。出来上がり次第投下予定。
221名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/09(木) 23:34:08 ID:???
ミサトさんは加持しか知らないから実は純情そう。年数空いてるし。
そして今日、ミサトさんの治療が全て終わり、医療部の施設より帰宅できることになった。
僕が病室に迎えにいったとき、既にベッド周りはきれいに片付けられ、荷物も何もなかった。
聞いたら、荷物は今日家のほうに送っておいたとのこと。
ただ、当の本人・・・ミサトさんはここにはいなかった。
通りすがりの医療部の人に聞いても、「さぁ・・・?まだ施設の中にはいると思うんだけど」と
いう返事しか返ってこない。

「しょうがない。ここで待つか・・・」 そう思った瞬間、ミサトさんが病室に姿を現した。

「シンちゃん、ごめんごめん。ちょっち書類の手続とかあって先生とこに行ってたんだ・・・って、あれ?
どしたの?シンちゃん?」

実は・・・ミサトさんの姿を見て僕は固まってしまっていた。それは、僕が今まで見たこともないものだったから。

来ていた服は・・・真っ白のノースリーブのワンピース。スカートの丈も長め。
そして、髪も全部下ろした、いわゆるサラサラヘアー。
陳腐な表現だけど、知らない人が見れば、まさにしとやかな大富豪の令嬢・・・・・・という趣の姿であった。

「ど〜うだ、シンちゃん。私だってこんな格好が出来んだぞ! 参ったか!?」

ま・ま・・・参りました・・・・・・・初めてだ・・・こんな清楚な姿をしたミサトさんは・・・。

「じゃ、行こっか。うーん、病院食もいい加減飽きたとこだし。シンちゃん、今日はご馳走、頼んだわよ!!」

ヤレヤレ・・・その格好でそれかよ・・・深窓の令嬢も形無しだよ。
どう見ても、いつものミサトさんだな・・・・・・と思ったが、実は本心は違う。
ミサトさんが、あの時のままで戻ってきてくれた。
それが嬉しい・・・嬉しくてしょうがないんだ。

「シンちゃん、何ボサっとしてんのよ!!早く、早くぅ〜!!」
「ミサトさ〜ん、待ってよぉ!僕をおいてかないでよぉ〜!!」
223名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/10(金) 19:57:31 ID:???
>>222
イイ!続き待ってます。
224ROAD TO REBIRTH 〜a Chainless Soul〜 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/10(金) 20:24:04 ID:???
ミサトさんと僕は、ゲートを抜けて敷地の外に出た。心地よい風が髪を揺らす。

何ヶ月ぶりかに外の風景を見たミサトさん・・・その光景に思わず絶句しているようだった。

「なんだか・・・知らない街ににいるようね。ここは・・・間違いなく第三東京だよね??」
「ええ・・・」

そして2人は少しずつ歩き始めた。
最初は僕が前、ミサトさんが後ろ・・・でも、程なく、ミサトさんが僕の隣に並ぶ。

「シンちゃん・・・私、この時を待ってた。ずっと待ってた・・・・・私の隣に、シンちゃんが・・・」
「・・・・・・はい。ミサトさん、そして僕の願いが、今、ようやく・・・」

ミサトさんの顔が、凄く優しい。まるで、何かを噛み締めているような、美しい横顔だった。
思わず僕も同じような笑みを浮かべる。

「今日から・・・新しい私の人生が始まる。戦いもない、誰にも縛られない、新しい日々・・・」
「・・・・・・」
「私、何もかも失ってしまった。葛城ミサトという、ただの女になっちゃった。でも、これでいい・・・」
「ミサト・・・さん・・・?」
「うん・・・いいの。今の私には、私の隣には・・・大切な人がいる。それで、私は充分生きていける・・・」

その瞬間、2人は立ち止まった。そして、ミサトさんの右手が、静かに、僕の左手に触れる。
僕は、ミサトさんのその手を・・・優しく、しっかりと握り締めた。

「シンちゃん・・・こんな私だけど・・・・・・」
「・・・もう何も言わないで・・・ミサトさんと僕は、同じです。もう一度、ここから始めましょう・・・」

・・・ミサトさんの目から、一筋の涙が頬を伝う。 長いスカートが、そして髪が・・・・風に揺れる。
ミサトさんは天を仰ぎ、静かに目を閉じた。その幸せそうな横顔を、僕は笑みを浮かべ眺めていた。

長い間止まっていた2人の時間が、再び・・・そして確実に動き始めた。
225 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/10(金) 20:45:27 ID:???
というわけで、前後編、これにて一応完結でございます。
つたない文章で読みにくかったかもしれませんが、ご清読?ありがとうございました。

エンディングはいろいろ悩みましたが、やっぱりこういう形にしてしまいました。
あまり長々と書いてもしょうがないので、言葉に出さなくとも2人の互いへの思いが滲む
様な形がいちばんシンプルで伝わりやすいかな、と。
強いて言えば、もう少し風景描写を丁寧に書けばよかったかな・・・とも少し反省。


で、今、実はちょっとプロットを考えてるとこなのですが、今回のSSを読んで皆さん
お気づきだと思いますが、この話は、全てシンジ側の視点より描く形としています。
このストーリーを全てトレースした形で、逆にミサト側の視点より描いたらどういう形に
なるのか?ということを考えています。
全く同じストーリー、同じ展開を、視点を180度変えて描いてみると又違った風景が
見えてくるような気がしています。それはそれで面白いかもな、と。

構想が固まった段階でまたご報告します。その間、しばしお時間を。
226名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/10(金) 22:16:40 ID:???
>>225
お疲れ!
エンディングはこれでよかったと思う。
ドラマ版「ハゲタカ」の5・6話を挟み込んだシナリオも意外とハマってたしw

仰るとおり、これ以上甘くしちゃうと三文芝居になっちゃうし、世界観も崩壊しちゃうな。
ミサト×シンジって、簡単そうで意外と難しい。
アスカ(またはレイ)×シンジのほうが話の組み立ては楽じゃないかな。
どう組み立ててもなんとか成立するし、甘い展開にしてもそれはそれでアリだと思う。
でも、この組み合わせで甘くするとオリジナルを知ってるだけにバランスがおかしくなる。
227名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/10(金) 23:21:52 ID:???
>>225
乙でした。今回は凄くイイ話ダナー!!

2人の関係性を踏まえつつも、ダイレクトな求愛行動は一切なし。
しかも、今までの殆どのSSがミサトに「シンジ君」と呼ばせていたんだけど、今回は全て
「シンちゃん」と統一しているあたりに、指揮官とパイロットという関係性を排除した個人的な
つながりを示唆させてあったり、「葛城ミサトという、ただの女になった」という一言だけで、
戦いが終わった今のミサトの立場を語らせるあたり、なかなかの文章力だと思うよ。

ミサト視点の同じストーリー・・・となると前編の最初の2編あたりを端折る形になるね。
どう構築するか、楽しみにしてますよ。
228名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/11(土) 11:54:38 ID:???
>>225
良かったよー。また待ってます。
229 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/11(土) 16:51:23 ID:???
>>226-228
まとめてになりますが、諸氏、ありがとうございます。

確かにミサト×シンジって、簡単そうで難しいですね。
15歳という年の差をいかにして文章で埋めていくかが鍵だと思います。

実は・・・この本編の後日談として書こうとした予定稿が1編あります。
本編で書くとそれまでの流れと世界観がおかしくなるのでボツりしたが、あくまで切り離して
番外編として書くのなら、これはありかもとは思っている話です。
つなぎの話として投下したほうがいいですか?
230名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/11(土) 20:08:25 ID:???
>>229
是非。待ってますよ。
231外伝: 君をこえる日 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/12(日) 22:10:54 ID:???
ある日の午後。私はひとり、ある場所にいた。

・・・それは、あいつが一日の大半をすごしていた、スイカ畑。
その主である男は、今はもういない。

いや、厳密にはスイカ畑であった・・・というのが正しい。
その場所は、更地となり、いまはその名残すらとどめていない。

「ここで・・・あいつは・・・シンちゃんに・・・」

シンちゃんから聞いた、あの一言。
私は、どうしてもそれが脳裏から離れなかった。
あいつは、なぜ、そんなことをシンちゃんに託したのだろう。

あいつとは・・・男と女としては、とうに終わっている。
それは、互いが納得して決めたこと。

今でさえ、生きているのか死んでしまったのかさえわかっていない。
あいつのことだ。そのうち飄々と「よぉ!」なんて言いながら現れるかもしれない。

でもね。

・・・今更現れてももう遅いよ。
私は先に行くよ・・・立ち止まり、振り返るなんて暇は、私にはないから。

ただ・・・忘れはしない。忘れたりなんかしない、きっと、ずっと。
でも、時が経てば、いつかそれはきっと思い出に変わっていく。
そのときこそ、加持・・・私はあんたを超えていくことになるんだよ。

・・・それいいんだよね。

だから・・・遠くで見ててよ。これからの、私の生き様ってやつをね。
232名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/12(日) 23:21:28 ID:???
>>231
待ってました!外伝もいい感じですね。
233 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/12(日) 23:43:52 ID:???
というわけで、これが、ボツってしまったお話です。
やっぱり、話としてはちょっとラインから外れてますよね。

>>232
ストーリー的にはやはりここは加持を前面に出すことは一種のタブーなんですよ。
ま、エヴァの本筋としては加持とミサトは、なんだかんだで離れられない関係な
わけですから、そこを知ってると、普通に書くとやはり違和感ありありなんですよね。

ま、どっちにしてもフィクションである以上どういじってもオッケーなんですけどw
「オトナの男女の、出会いと別れ、過去と明日」を1編でケリをつけ、2人の関係を
何らかの形で清算させないと、ミサトとシンジの関係を先に進められないし、嘘が
にじむ訳です。
だから、この話はどういう形でも入れたかった。故の「外伝」です。
234名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/13(月) 15:39:43 ID:???
>>233
乙です。

確かに、これは本編に加えるべき話ではないね。
もっといえば、余りに世界観と逆行してるので逆になくてもいいんじゃね?って思った。

ストーリーのバックボーンをどう位置づけるかによるんだけど、基本的に
ミサトの場合は、肉体的には大人であっても深層心理としては14歳のままで
止まってしまっているんじゃないかと思う部分がある。
加持に対する気持ちはあくまで恋人(元カレ?)という関係ではなく、父親の
幻影を追い求めているというか、「憧れ」の存在のような印象がある。
故に深層心理上では同世代であるシンジに惹かれると言う考え方もあるわけで。
だから、二人は精神的には同世代であるいう位置づけならこの組み合わせは
成立するだろうし、「破」での加持の件のセリフからしても、フラグ成立っぽい
流れになるやもしれないし(庵野もそれっぽい話も匂わせている)。

ただ・・・なんていうか、むずい話ではあるわなw
235 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/13(月) 17:35:12 ID:???
>>234
ご意見感謝。

設定の問題ってのは確かに付きまといますね。自分もそこは悩むとこです。
14歳設定にしてしまうと、「別にミサトじゃなくてもいいじゃん」てなるので、今回は
そこは割り切って「大人のミサト」、「空気が読めるシンジ」てな形にしましたけど、
特にシンジはオリジナルと比較するとぶっちゃけ設定に無理があるんですよw

ただ、ある意味これは「究極の理想論」なので、オリジナルは最低限のもの以外
ほぼガン無視で好き勝手に設定してます。イメージが崩れない程度にw
236Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/13(月) 23:58:14 ID:???
「大人のキスよ・・・帰ってきたら続きをしましょう・・・」

そう言って、あの時彼をエレベーターに押し込んだ。

・・・ああは言ってはみたものの、「続き」は絶対にないと思っていた。
そう。覚悟は・・・とうに出来ていた・・・はずだった。

なのに・・・・・・心の中の私が叫んでいた。大声で叫んでいた。
心の中の私は・・・・・・誰よりも彼・・・シンちゃんを求めていた。

薄れゆく意識の中でも、心の中の私は・・・彼の名を叫んでいた。

私は・・・・・・次第に深い闇に堕ちていったのだった。


それからの私は・・・・・・正直どうなったのか、記憶にはない。

昔の人は言った。人は今際の時に、それまでの思い出が走馬灯のように
頭の中を駆け巡るものなのだ・・・と。
でも、そんな瞬間は・・・・・私にはなかったような気がする。

でも、1つだけ確実に言えることがある。

私にとっては、彼は特別な存在。
お互いの立場以上に、いや、そんなことはどうでもいい。
純粋に、失ってはならない存在なんだということ。
心の声は、相変わらずそれを私に訴え続けている。
声なき声が、とめどなく私に叫び続けている。

その心の声に、私は導かれたのかもしれない。

ここで諦めてはいけない、死に急いではいけない・・・・・・と。
237名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/14(火) 12:09:45 ID:???
>>236
おぉ、仰ってたミサト視点の話が始まりましたね。
やはりそこから話が始まるのか・・・。

続きを楽しみにしてます。
238名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/14(火) 14:33:36 ID:???
キター!楽しみだわ。
239Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/14(火) 22:22:33 ID:???
どれくらいの時間が過ぎたのかは、分からない。

私はまだ・・・深い闇の中にいた。
まるで、真っ暗な海の中を漂っているような、そんな感覚。
光もない。音も聞こえない。
自分がどこにいるのか、全く見当もつかない。

黄泉の国への入り口なのか、それとも、地獄の一丁目なのか。

「もう、どうなってもいい・・・ありのまま、全てを委ねよう・・・」

そう思い始めた、その時だった。


「聞こえる・・・誰かの声が聞こえる・・・」


この声は・・・・・・どこかで聞き覚えのある声。
それとも、これは幻聴なのか・・・!?
そっと、耳を澄ませる。

いや・・・・・・違う。幻聴なんかじゃない。
確かに・・・・・・聞こえる・・・・・・。

「・・・ミサトさんを・・・愛しています・・・戻ってきてよ・・・・・・」

この声は、もしや・・・・・・・・・!!??

同時に私の心も、その声に呼応していた・・・・・・本能で感じていた。
迷いも、悲しみも、寂しさも、辛さも・・・全て消え去ろうとしていた。

「シンジ君・・・・・・シンちゃん・・・・・・・・・シンジ!!!!!!!」
240Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/14(火) 22:34:51 ID:???
そして、私の視界に光が差し込んできた。
その先にいたのは・・・・・・見覚えのある顔。

「・・・・・・シ・・・シン・・・ちゃん・・・? そこに・・・いるのは・・・シンちゃんなの・・・・・・・?」
私は戻りきらない意識の中、そうつぶやいた。

「ミサトさん・・・・・・僕の、僕の声・・・・・・聞こえますか?」

「・・・うん・・・聞こえる・・・シンちゃんの声だ・・・・・・聞こえてるよ・・・・・・」

その声と姿をはっきり五感で捉えたとき・・・・・・私の心と意思がシンクロした。

(やっと・・・逢えた・・・・・・一番逢いたい人に・・・逢えたんだ・・・・・・)

・・・何も言えなかった。ただ、涙だけがとめどなく溢れてくる。
彼は、じっと私の目を見つめている。

私は・・・確かに呼び戻されたんだ。
シンちゃんが・・・呼び戻してくれたんだ・・・・・・
でも・・・・・・まだいまいち実感としてつかみきれない。

シンちゃんが、私の口に覆われたマスクを取り払う。
そして私は、大きく息を吸い、そしてゆっくりと息を吐いてみた。

そして、今度ははっきりと尋ねてみた。

「シンちゃん・・・・・・私・・・・・・生きてるんだよね?夢じゃ・・・ないんだよね??」

シンちゃんは何も答えず、私の顔に手を伸ばし、頬を摘んだ。
その時、頬に軽い痛みを感じた。

「痛・・・・・・うん、夢じゃない。私・・・生きてる・・・・・・」
241Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/15(水) 00:52:34 ID:???
「私は・・・生きている・・・生かされている・・・・・・」

シンちゃんが帰ったその日の夜・・・実のところ、私はあまり寝付けなかった。
シンちゃんとの再会のあの一瞬が、リフレインのようにずっとフラッシュバックしていた。

あのときのシンちゃんの声・・・あれが私を引き戻してくれたんだ。
そう思うと、思わず涙がこみ上げてくる。
それと同時に・・・あの瞬間、シンちゃんをエレベーターに押し込み、別れを決めた
あのときの事が胸をよぎる。
嬉しさと同時に、何とも言えない後ろめたさ・・・同時に胸に去来していた。

眠れぬまま、次の日の朝を迎えた。
ふと、のどに渇きを覚え、コールボタンを鳴らし看護師を呼ぼうとしたが、それを遮るかの
ようにいきなり部屋の扉が開いた。
そこにいたのは、確かに白衣は着ていたが、どう見ても看護師のそれではなかった。

「ミサト・・・・・・ようやくお目覚めかしら?」
「え!?・・・・・・リツ・・・コ?」

そう、そこにいたのは、紛れもなく赤木リツコその人だった。

「ミサト・・・・・・よく戻ってきてくれたわ・・・今度ばかりはもう、私、ダメかと思っていた・・・」

てっきり悪態の一つでも言うのかと思ったが、どうやらそうでもない。
言葉にいつもの冷静さがない。どうやら本気で私のことを心配してくれていたようだった。

「えぇ、戻ってこれた・・・・・・少しは運の強さはまだ残ってたみたいね」
「・・・・・・バカ・・・・・・冗談でもそんなこと言うもんじゃないわよ・・・・・・」

そう言ってリツコは涙ぐんだ。 

「だって・・・・・・私たち・・・親友じゃないの・・・心配しないわけないじゃないの・・・・・・」」
242Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/15(水) 01:12:54 ID:???
・・・都合よく親友と同僚を使い分けるのは彼女の常套手段だった。
ま、そこはあえて突っ込むのは止めておこう。心配してくれたことには感謝。

あのあと、リツコから、「その後」のことをいろいろ聞いた。
ネルフのその後のこと、レイやアスカがここにはいないこと、そのほかいろいろ。
全て、初めて知ったのだった。

「そうか・・・たった数ヶ月なのに、まるで浦島状態ね」
「えぇ・・・指令を筆頭に本部は大忙しよ。私も最初の1ヶ月はほぼ泊り込み立ったわ」
「ご苦労様。本部は、あんたがいないとどうにもならないことが多すぎるからね」
「ま、しょうがないわ・・・・・・あと、ミサト。指令からの伝言」
「???」
「ゆっくり養生して、しばらく休め。それに・・・お前に今頼む仕事は、ない・・・・・・だって」

ようするに、私は予備役ってことか・・・・・・
ま、指令の仰ることもごもっともだし、ここは長い休みをいただくと割り切ろうとした。

「・・・・・・そう。ま、それはそうね。作戦部は平時ともなれば不要な部署だからねぇ」
「そうね。マヤも今はヘルメット被って街に出ていろいろやってるわ」
「へぇ・・・あの娘がねぇ・・・潔癖症なのに、よく瓦礫の中にいられるわよね」
「あんたがいないとき、彼女がシンジ君、初号機をサポートしていたのよ。勇気振り絞ってね」
「そう・・・あの根性なしのマヤちゃんがねぇ・・・」
「あの子もシンジ君の叱咤激励を受けて強くなったわ。元気になったら見に行ってあげて」
「そうね・・・・・・あの子が肉体労働するとこ、見てみたいものね、フフフ・・・」
「ま、とにかく、今は体を休めなさい・・・・・・また、遊びに来るわね。じゃ、本部に戻るわ」
「リツコ、ありがとね・・・やっぱ、あんたはなんだかんだいっても私の親友よ・・・本部は頼んだわよ」
「わかったわ。元気になったら、飲みに行きましょ、ミサト」

そう言って、「今日は親友」のリツコは部屋を後にした。

私・・・・・・やっぱ生かされているんだ。戻ってきて、よかったんだね・・・・・・。
243Always be with you  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/15(水) 14:02:01 ID:???
翌日。
この日からリハビリメニューがスタートした。
数ヶ月寝たきりで体を動かしていないことから体力機能が大幅に低下していて
特に自力での歩行は現状ではまだ無理で当面は車椅子を使うことになるそうだ。

確かに、ベッドから起き上がり、立ち上がろうとしたら膝から下に全く力が入らない。
あと、傷を負ったお腹のあたりの力もそう。要するに踏ん張る力がガタ落ちしているみたい。

正直、愕然とした。あの時の代償が、結局これなのか・・・と。
ただ、それは一瞬のことで、すぐに気持ちは切り替わった。
「早く戻らなきゃ。のんびりしてる暇はない。あの時に、戻らないといけない・・・」と。

私を引き戻してくれたシンちゃんのため、そして、私の回復を信じてくれたみんなのためにも・・・。

それからのリハビリの日々は、相当のハードな内容だった。
普通の病人ならだいたい1日1時間程度のものなんだが、私はそれをかたくなに拒んだ。
リハビリは平均して1日4時間で、それを毎日3週間。
リハビリ以外にも、病室で1人で出来る自主メニューも組んでもらった。

そうしてでも、早く戻りたい。私の中で突き動かすものがあった。
自分のため・・・そして・・・シンちゃんのためにも。

私はひたすら、トレーニングに打ち込んだ。
ただひとつの目標のために、無心で。


10日くらい過ぎた頃だろうか。
その頃には松葉杖があればなんとか自力で歩けるようにはなっていた。
歩くスピードはまだまだおぼつかないけど、誰の手も借りなくても移動は出来る。
もっとも、外出許可はまだまだ下りる訳ないので、施設の中だけの話だけど。

そして、今日・・・・・・シンちゃんが見舞いに来てくれる。2週間ぶりの再会だった。
244Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/15(水) 14:22:23 ID:???
リハビリが終わったあと、センターの出口でシンちゃんと会った。

「ミサトさん・・・どうですか、リハビリの具合は?」
「うん。頑張ってるわよぉ。見てたでしょ?ぐーたらな私がここまで真剣に取り組むん
だから、効果がないわけないじゃない!」
「そうですね・・・でも、まだまだ・・・ですね。当分杖は手放せそうに・・・」
「うっさい!!・・・・・・見てなさいよぉ、絶対元に戻ってやるんだからね!!」

シンちゃんは、その間ずっと優しい微笑を浮かべていた。まるで、天使の微笑みのようだった。

そして、シンちゃんと2人で、施設内の体育館に移動した。
そこは・・・誰もいない空間だった。外の喧騒を忘れるくらい、静かな場所だった。

「ミサトさん・・・」
「ん?なぁに?」
「今、何を思っていますか・・・?」
「うん・・・そうね・・・まずは、体をもとに戻すこと。すべてはそこからね」

・・・たわいもない会話だった。

その時だった。私の頭の中で、あることが浮かんできた。
そう・・・・・・別れ際のエレベーター前での出来事。
あの意味を、きちんと伝えないといけない、と。
目覚めてからずっと、心の中でもやもやしていたことだった。

もしかしたら、今かもしれない・・・あの話をするとすれば・・・。
私は意を決し、こう切り出した。

「そうだ・・・私が撃たれて血まみれになったとき、シンちゃんにキスしたの、覚えてる?」

俯いていたシンちゃんの顔が、ハッとするように持ち上がり、顔色が変わったのが分かった。
もしかしたら、彼もその事を知りたがってたのかもしれない・・・そう直感した。
245Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/15(水) 14:34:40 ID:???
「あれ・・・シンちゃんへのお別れのキスのつもりだったの。覚悟してたんだ、実は」

・・・ある意味、これは本当のことだった。
少なくともあの時、そういう気持ちがあったことは本当のことだった。

シンちゃんは黙ってそれを聞いていた。私は話を続ける。

「使徒との戦いの日々にここで落とし前をつける。それが、私の最後の役目だと思ってた。
でも、ああなって・・・落とし前をつけることが出来なくなる・・・正直、悔しかった。
だから・・・私の分までシンちゃんに全てを託したかった。私が信じたシンちゃんなら、
必ずやってくれる。全てけりをつけてくれるはず。だから・・・」

その時だった。シンちゃんは、私の話を遮るように一言呟いた。

「・・・違う。僕は認めない!」

(えっ・・・?)
私は一瞬、息を呑んだ。そして、彼の続きの言葉を待った。

「ミサトさん。違うよそれは。僕の知ってるミサトさんは、そんな泣き言は言わない人だ」
「シンちゃん・・・」
「ミサトさんは、僕に何かを伝えようとしたんじゃないの?そんな理屈くさい事じゃない、何かを・・・?」

・・・私は黙り込むしかなかった。
もしかしたら・・・シンちゃんは全て見透かしているのかも・・・そういう気持ちが、ふと頭をよぎる。

「ミサトさんが本当に落とし前をつけるべきなのは、別にあるはず・・・違いますか?」
「別に・・・あるはず・・・・・・」

確かに別れの気持ちがあった。少なくともあの時はそうだった。それは間違いない。
でも・・・私の心は、むしろ、逆。
別れたくない、離れたくない・・・できるなら、このまま一緒にいたい・・・と。。
246Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/15(水) 14:50:46 ID:???
私の心の中の霧が、徐々に広がっていくのを感じた。
言葉と裏腹な、自分の本心・・・・・・そんな矛盾を抱えた自分が、正直イヤだった。

でも・・・シンちゃんは、もしかしたらそんな私の心を見抜いているのかもしれない。
ねぇ、そうなの・・・? シンちゃん・・・・・・!?

暫くの沈黙を破るように、シンちゃんは話を始めた。
それは・・・私の想像していたものとは全く違う、意外なものだった。

「僕は・・・・・・加持さんにミサトさんに関する、あることを頼まれました」

・・・意外な人物の名が、シンちゃんの口からついて出てきたのだった。
もういないはずの加持が・・・あの時、シンちゃんと出会っていたなんて・・・・・・。
私は思わず聞き返す。

「アイツが・・・・・・シンちゃんに何を頼んだの??」

・・・彼は一呼吸おいたあと、その謎解きを静かに話した。

「・・・ミサトさんを・・・・・・守ってあげて欲しい、と・・・」
「!!!」

心臓が止まりそうなくらいの、衝撃が私を襲った。
そう、まるで・・・・・・狙い澄まして銃で撃ち抜かれたくらいの言葉だった。

私はそこで、全てを悟った・・・。
彼は、なにもかも、全てを理解した上で、今こうして私と話をしているんだ、と。

ならば、私は・・・・・・もう迷う必要なんかない。心のままに、進んでいいんだ、と。

「本当にケリをつけるべきなのは、自分の心に対してじゃないんですか?」
247Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/15(水) 15:14:38 ID:???
その瞬間・・・私の心の中の霧は少しずつ霧散し、晴れやかなものになろうとしていた。
もう・・・もう、無理なんかしなくていいんだ。このまま、心のままに行けばいいんだ、と。

私は傍のベンチに座り、ひとつ深呼吸をした。
シンちゃんも、私の隣に座る。私のほうを見て、言葉を待っているようだった。

「もう、アイツのことは、とっくの昔にケリはついてる、自分の中ではね。だからそれはいいの。
ケリをつけてないとすれば・・・シンちゃん・・・あなたに対する私の気持ち・・・・・・」

そう。ここでケリをつけなきゃ・・・あの頃の、矛盾ばかりの私に全て決着をつけるんだ・・・。

「正直に言うね・・・私の心はあの時に既に決まってたの。もちろん今もそれは変わらない。
シンちゃん、私の枕元で言ってくれたよね。私を愛してるって・・・だから、戻ってきてって・・・」
「・・・聞こえてたんですか・・・?」
「うん・・・おぼろげだけど、それは理解できた。嬉しかった。泣きたい位嬉しかったんだよ・・・」

悲しくて涙したことは何度もあった。そんなときも・・・彼、シンちゃんはずっと傍にいてくれた。
たった一人、目の前にいる彼だけが、私を信じ、支えてくれたんだ。もう、何も怖くない・・・・・・。

「でも・・・今の私・・・見ての通り、まだ満足に歩くことさえも出来ない・・・だから、自分の本心と
は裏腹に、なかなか決断できないでいた・・・でも、シンちゃん・・・こうも思っている。シンちゃんが
いてくれたからこそ、私はここまで来れた。これから先、シンちゃんのいない生活なんて考えられ
ない。私に・・・死ねと言ってるようなものだわ・・・」

そして、意を決して、私が今言える思いのたけの全てを、ハッキリとシンちゃんにぶつけたのだった。

「シンちゃん・・・あなたがそばにいてくれるなら・・・私は一歩踏み出せるような気がする・・・だから
こうして必死に戻ろうとしている・・・一緒に歩きたい。並んで、シンちゃんと一緒に歩きたい。
シンちゃん・・・私・・・必ず元に戻るから。こんなとこで立ち止まってるわけにはいかないわ!!
だって・・・目の前にいるあなたを・・・私も愛している。だから・・・必ずシンちゃんの元に帰る!!」

シンちゃんは黙って、しっかり受け止めてくれた。
248 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/15(水) 15:16:52 ID:???
ここで、一旦一息入れます。続きはまた追って。
それぞれの視点から見つめた2つのSSが、このあと、ひとつに合流します。

ハッキリ言います。泣いてもらいますからw
249名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/15(水) 21:12:49 ID:???
>>248
乙です〜。

さっき、>>247読んでたら、偶然FMラジオからEXILEの新曲「もっと強く」が流れてきた。

したらば・・・どういうわけか、目から汗が・・・。

シンジver.がハゲタカなら、ミサトver.はこの曲がイメージソングだったりして・・・w
250sage:2010/09/15(水) 22:11:50 ID:MDtvIzKy
乙でございます。
バスタオル準備して正座でお待ちしますw
251 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/16(木) 00:01:49 ID:???
>>249
> シンジver.がハゲタカなら、ミサトver.はこの曲がイメージソングだったりして・・・w

一応「海猿」の試写会は見ましたがw、確かにいい曲ですね。
もともとはイメージにはありませんでしたが、偶然にも、その中のあるいくつかのフレーズが
最終章の最大のキーワードになっています。
例えば・・・

「運命なら受け入れよう ただ前を見て歩いてゆこう 一緒だから」

「必ず夢を持つとか 背負わなくていい ただ生きよう」

・・・このあたりがヒントになると思います。
ストーリーはシンジVer.と全く同じですが、結末をちょっとだけ変えます。
前回の反省より、もっと丁寧に描いて、そして誰もが感動する結末になるようにしたいですね。

>>250
とりあえず、まだタオルはしまっておいて結構ですよ。その時になったら呼びますのでw
252名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/16(木) 18:35:12 ID:???
>>248
おつです〜。実は今日漫画板の最新刊を読んだ。その続きのつもりで読んでる。
楽しみにしてます
253名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/16(木) 20:31:29 ID:???
うお、まさか返事頂けるとは!!w
呼ばれなかったら泣くじょ!?ww

・・・つーか何で名前がsageになってるのさ・・・
254名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/16(木) 21:53:29 ID:???
ミサトさん大好きなんだ。アスカもレイもいいけど。リツコさんも。でもダントツでミサトさん!
255名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/17(金) 13:22:55 ID:???
>>252
俺は諦めてないぞ。きっと生きてると信じてるぜ
256Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/17(金) 22:15:09 ID:???
そして今日、数ヶ月に及んだ長い療養生活を終え、帰宅できることになった。

荷物は予め前日に自宅に送ってもらっているので、手持ちの荷物は何もなかった。
ただひとつ・・・今日この日のために準備した衣類以外は。

その衣装とは、数日前にリツコに頼んで準備してもらったもの。私のたっての希望だった。
リツコにこのことを頼んだとき、正直・・・ドン引きされた。

「あなたねぇ・・・気でも狂ったの?何をどう考えても、あんたが着るようなデザインじゃないわよ?」
「いいのっ!私がこれがいいって決めたんだから文句言わないの!!お願い、リツコ!」
「まったく・・・自分の歳を考えなさいよ!いまさらお嬢様ぶったって、誰も喜ばないわよ!」
「だ〜か〜らぁ〜・・・ごちゃごちゃ文句言わないで準備しろっつーの! 私が金出すんだからっ!!」
「はいはい・・・昔っからあんたはそう。言い出したら聞かないんだから・・・わかったわ」

その服に、袖を通す。鏡に映る自分の姿・・・う〜ん、まんざらじゃないわね。
思わずクルっと1回転する。スカートが回転にあわせなびく。

・・・うふ。まさにお嬢様。
そう。髪型も少し変えた。
長さはそんなに違いはないけど、随分伸びた前髪を7・3に分け、ストレートに流してみた。
以前とはかなりイメージが変わっているはず。

・・・よし。準備は出来た。
あとは、シンちゃんが迎えに来るのを待つだけ・・・と思った瞬間、主治医の先生からの呼び出し。
施設を出る際にいろんな書類が必要だそうで、その書類にサインするために事務室に来て欲しい
とのことだった。

私がいない間、シンちゃんが来たらどうしよう・・・よし、ちゃっちゃと終わらせないとね。
私は急いで事務室に向かった。

そして、全てが終わって病室に戻ったら・・・・・・シンちゃんが退屈そうに部屋で待っていた。
257Always be with you  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/17(金) 22:27:30 ID:???
「シンちゃん、ごめんごめん。ちょっち書類の手続とかあって先生とこに行ってたんだ・・・って、あれ?
どしたの?シンちゃん?」

・・・シンちゃんは私の姿を見るなり・・・口を半開きにした唖然とした表情で固まっていた。

(・・・やった!!つかみはオッケー!!)

心の中で私は、小さくガッツポーズをした。

「ど〜うだ、シンちゃん。私だってこんな格好が出来んだぞ! 参ったか!?」

シンちゃんは微動だにせず、細かく頷くだけ。
この時点で・・・・・・私の勝利は決まったようなものだった。

「じゃ、行こっか。うーん、病院食もいい加減飽きたとこだし。シンちゃん、今日はご馳走、頼んだわよ!!」

そう言って私は部屋を後にする。
その姿を見てやっと我に返ったシンちゃんが、スネるようにこう言いながら私の後についてきたのだった。
「ミサトさ〜ん、待ってよぉ!僕をおいてかないでよぉ〜!!」


2人は施設を出て、ゲートへと向かう道路を歩き出した。
道路・・・とはいっても、ところどころ舗装が痛み、場所によっては砂利もむき出しになっていた。
あの後の状況がそれだけでもよくわかった。

ゲートを出て、辺りを見渡してみる。その風景は、私が知るものとは全く異なっていた。
見渡す限りの瓦礫の山。そして、あたりに立ち込める煙・・・。

「なんだか・・・知らない街にいるようね。ここは・・・間違いなく第三東京だよね??」
「ええ・・・」

私はただ、その風景を呆然としてただ眺めていた。時の流れを、この時はっきり実感したのだった。
258Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/17(金) 22:48:10 ID:???
シンちゃんが私を促す。そして2人は少しずつ歩き始めた。
シンちゃんのあとを、私がついていく、そして、程なく追いついた。彼の隣に・・・私が並んだ。

「シンちゃん・・・私、この時を待ってた。ずっと待ってた・・・・・私の隣に、シンちゃんが・・・」
「・・・・・・はい。ミサトさん、そして僕の願いが、今、ようやく・・・」

そう・・・・・・この時のために、私は辛いリハビリにも耐えて頑張ったんだ。
自分の足で・・・・・・この2本の足で、彼と一緒に並んで、そして・・・歩く。

冷静に考えれば、たったそれだけのこと。
でも、今の私にはそれがたまらなく嬉しい。
もう二度と逢えないと思っていた、いちばん大切な人と、今こうして並んで歩いている。
過去の自分・・・矛盾ばかり抱えて、自分の殻に閉じこもり、後悔と自責を繰り返してきた今までの
私と決別した瞬間であった。


「今日から・・・新しい私の人生が始まる。戦いもない、誰にも縛られない、新しい日々・・・」
「・・・・・・」
「私、何もかも失ってしまった。葛城ミサトという、ただの女になっちゃった。でも、これでいい・・・」
「ミサト・・・さん・・・?」
「うん・・・いいの。今の私には、私の隣には・・・大切な人がいる。それで、私は充分生きていける・・・」

・・・そう。今の私はひとりじゃない。
碇シンジ・・・・・・彼こそが、私の運命の人だったんだ。
もしかしたら、私は遠回りしていたのかもしれない。
でも、それがもしも、私に定められた宿命であるのなら・・・それを全て受け入れよう。

もう離さない。
何があっても、絶対に・・・離れたりしない。

今までだってそうだった。私のそばには、いつもシンちゃんがいた。
そして今も・・・そばにいる。これからも、ずっと、ずっと・・・。
259Always be with you ◆tsGpSwX8mo :2010/09/17(金) 23:03:44 ID:???
私たちは立ち止まった。どちらともなく。

私は俯きながら、何も言わず彼の左手に自分の右手を添えた。
なぜだかわからない・・・その右手はかすかに震えていた。

もしかしたら、まだ、私は何かに怯えているの・・・?
でも・・・

シンちゃんはそんな震える右手を、優しく、そしてしっかりと握り締めてくれた。
温かい・・・凄く温かい。
心の通った手のぬくもりを感じた。

その瞬間、かすかに震えていた私の右手は、何もなかったように静かになった。
私は、今にも消えそうな声で、彼に問いかける。

「シンちゃん・・・こんな私だけど・・・・・・」

それを遮るように、シンちゃんが私に語りかける。

「・・・もう何も言わないで・・・ミサトさんと僕は、同じです。もう一度、ここから始めましょう・・・」

私と、シンちゃんは・・・同じ・・・。

その言葉を聞いた瞬間、胸がいっぱいになり・・・涙を抑えることが出来なかった。
私は何も答えられなかった。彼は・・・私の全てを受け入れてくれているんだ。
そう感じた瞬間、私は天を仰ぎ、静かに目を閉じ・・・・・・心の中で、祈った。

ちっぽけだけど、この幸せが末永くずっと続きますように。
この人と共に過ごす日々が、すべからく平穏でありますように。
そして・・・・・・彼とめぐり合えた運命に、私は心から感謝します。

ありがとう・・・・・・。
260 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/17(金) 23:12:46 ID:???
というわけで、ミサトVer.はこれにて完結です。

同じ話の流れなのですが、視点を変えてみたら、少しイメージが違って見えたのでは
ないでしょうか?あと、ミサトの「純情」とやらを丁寧に描写してみました。
どうでしょうか?

・・・何かをいただけたなら、私の目論見どおりですw
かくいう、書きながら、私も少しジンと来てしまいましたwww


・・・さて、>>253氏。タオルの準備、そろそろお願いしますねw

この後に書くお話が、本当の意味での「最終章」です。
「結末を少し変える」と言いました。2つのSSを合流させるといいました。
それを、これからやります。まだ、構想の半分も練っていませんがw
では、のちほど。
261Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/18(土) 19:25:10 ID:???
その日の夜・・・2人きりの、初めてのディナー。

シンジが腕によりを掛けた料理がテーブルの上に並んでいた。
メニューは予めシンジが決めていたのだろう。ミサトが好きな食材をふんだんに使った、
それでいて、病み上がりのミサトの体に負担をかけないように心を尽くした料理の数々。

「いただきます!!」
「どうぞ、ゆっくり召し上がって下さいね!」

・・・しばしの沈黙のとき。ナイフとフォークの音だけがテーブルの上でかすかに響く。

「あぁ・・・おいしい・・・シンちゃんの料理がやっぱいちばんだわ!!」
「いえいえ、どういたしまして・・・でも、無理はしないで下さいね。病み上がりなんだから」
「お気遣いどーも。でも・・・全部食べなきゃシンちゃんに失礼よ。罰が当たるわ」
「ミサトさんが満足してくれれば充分です。でも・・・今日だけですよ、ここまで豪勢なのは」
「うん、わかってるって・・・でも、たまにはやろうよ。こういうの。今まではそうはいかなかったし」
「ですね・・・2人きりだからこその料理、です。我が家の財政が許すなら、また・・・」

たわいもない会話ではあった。でも、何かが違う。
それは、2人の間に流れる、満たされた空気なんだろうか。
2人の間に、笑みが絶えることはなかった。

「でさぁ、シンちゃん?ずっと前から一度聞いてみたかったことがあるんだけど、いい?」
「え??いいですけど・・・何ですか?」
「弁当に入れてくれた玉子焼き・・・あるじゃない?あれ、アスカに入ってたのと私に入ってたの、
微妙に味を変えたり・・・してない?」
「えぇ・・・味を変えてます。いつ、どっちかが気づいてくれるのかなって思ってたんだけど・・・」
「だよねぇ。私のほうは、玉子焼きにしては甘さが少ないというか、大人の味っていうか・・・」
「はい・・・・・・そこに気づくとはさすがです。あれは、アスカとミサトさんだからそうしたんです」
「へぇ・・・その種明かし・・・もう、いいよね?してもらってもいい?」
「ええ、もう時効みたいなものですからね・・・でも、それを知って、どうするんですか?」
「・・・私も・・・作ってみようかな・・・って、さ」
262Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/18(土) 19:55:04 ID:???
その瞬間だった・・・シンジの手から、ナイフとフォークが滑り落ちた。

「ミ、ミサトさん・・・今・・・なんて・・・??」
「私も・・・作ってみたいのよ。その・・・大人の玉子焼き、ってやつを」

恥ずかしそうに頬を染めながら、ミサとはこうつぶやいた。
誰もが知るとおり、炊事洗濯掃除の類はまったく出来ない女、葛城ミサト。
その彼女の口から出てきた言葉は・・・シンジを猥怖させるには充分すぎる
衝撃的な言葉であった。
誰がどう調理しても失敗しようのないレトルトのカレーですら満足に作れない
ミサトである。その彼女が、玉子焼きなんて・・・。

シンジは逡巡した。無碍に断るわけにもいかない。でも、ある程度の「悲劇」は
避けられそうにもない。無論、こんな話、特にリツコには・・・絶対に出来ない。
しかし、シンジは即座に意志を固めた。

「そういうことだったら・・・教えられません!」
「えぇぇぇぇ〜!!?なんでぇ〜!!」
「あれは・・・ミサトさんに違いの意味をわかってもらいたくて、そうしたんですから」
「そんなことわかってるって!!だから、自分でも作ってみたいって・・・え??それって、
どういうこと??」
「どういうことって・・・そういうことです」

ミサトには、シンジの言う意味が全く理解できないでいた。
そりゃそうだ・・・当のシンジですら、自分が何を言ってるのかわかっていないのだから。
つまり・・・・・・シンジは咄嗟の判断で思いつきで言葉を並べただけだった。

だが・・・暫くの沈黙の後、ミサトは何か納得したような表情を浮かべて、こう言った。

「わかったわ。そういうことならあえて聞かない。でも、いつか教えてね。違いの意味をね」

・・・シンジは俯いて大きく息を吸い、吐いた。それが何を意味していたかは、本人のみぞ知る。
263Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/18(土) 20:24:02 ID:???
闇夜に輝く三日月が、天頂へと達した時だった。
2人は、月明かりの下、同じシーツに包まってその身を横たえていた。

シンジの肩の上に頭を預けているミサト。
そのミサトの髪をうつろな目で軽く手を添えるシンジ。
2人にとって、まさに至福ともいえる時間がゆっくりと流れていた。

「ねぇ・・・シンジ・・・」

ミサトは、初めてシンジの名を「呼び捨て」で告げた。

「ん・・・どうしたんですか?ミサトさん・・・」
「イヤ・・・これからは・・・ミサト、って呼んで・・・あと・・・ため口でいい、そうして・・・」
「でも・・・・・・いいんですか?」
「うん・・・今はあの時とは違うから・・・シンジと2人きりの時は・・・そう呼んで欲しい」
「分かった・・・じゃ、そうするよ・・・ミサト・・・」
「嬉しい・・・・・」

2人の関係が、一歩先に進んだ瞬間だった。
そして、ミサトが不意にシンジにこう告げる。

「そういえば・・・あの時の約束・・・まだ果たしてなかったね・・・」
「や・・・やく・・・そく?」
「そう・・・帰ったら続きをしましょう、って・・・あれ」
「あ・・・そういえば・・・まだだった・・・」

そして、ミサトが少し体を起こし、シンジに覆いかぶさろうとしていた。

「あの時は別れのキスだった・・・でも、今度は違うよ。再会の、そして誓いのキス・・・」
「ミサト・・・ちょっと待って・・・」

264Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/18(土) 20:48:03 ID:???
「シンジ・・・いったい・・・・・・」

ミサトは困惑とも疑問ともつかない表情を浮かべた。

「それは・・・・・・何も今でなくても・・・いいんじゃないかな?」
「今でなくてもって・・・・・・いったい、どうして?」
「確かに、あの時の約束はそうだった。僕も確かに覚えているよ。でも・・・」
「でも・・・?」
「その・・・誓いのキスは、今でなくてもいい・・・・・・そのときは、きっと訪れる」
「その時・・・」
「そう・・・・・・そのときが来たら、みんなの前ですればいいんだ。見せ付けるようにね」

そう言って、シンジはイタズラっぽく笑顔をミサトに向けた。
それが意味するところをミサトが理解するには、さしたる時間はかからなかった。
ミサトも、同じくらい、いや、それ以上のとびきりの笑顔をシンジに示した。

「・・・シンジ・・・・・・もう、シンジったら・・・もう・・・」

そう言って、ミサトはまるで甘えるかのようにシンジに覆いかぶさり、抱きついた。

「その言葉、信じてる・・・だから・・・そばにいて。私を・・・もう離さないでね・・・」
「うん。離さない・・・ミサトでなきゃいけないんだ。他の誰でもない。僕には、ミサトでないと・・・」
「私も・・・・・・シンジじゃなきゃダメ・・・」 

そして2人は、互いの唇を重ねた。

「おかえり・・・ミサト・・・」
「ただいま・・・シンジ・・・」

その時、居間の電話がけたたましく鳴った。

「誰よ・・・いったいこんな真夜中に・・・・・・」
265 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/18(土) 20:55:19 ID:???
最終章、前半はこれで終わります。
まだ、ここは泣くところではないですよw

話はここから、意外な方向に向かいます。
続きはまた、追って。
266名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/18(土) 22:08:44 ID:???
>>265
乙です。
コメディとシリアスを織り交ぜる展開はなかなか上出来ですね。
ベッドシーンのくだりはもっと直接的な描写があってもいいかもとは思ったが
ま、あの2人なんでこれはこれでいいのかも。

でも、意外な方向・・・って、どういうものなんだろうか。
もしかして、悲しい結末なのか?それが泣かせるという意味なのか??
267名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/18(土) 22:13:46 ID:???
>>265
いいですね〜。上手い!シンジ目線とミサト目線が巧みにからんでますね。楽しみにしてますよ
268Epilogue -Swear-  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/18(土) 22:36:56 ID:???
「大丈夫。僕が出るよ。ちょっと待ってて」
「いいよ・・・どうせ間違い電話じゃないの?こんな時間におかしいよ」
「まぁまぁ・・・もしかしたら、本部からだったりしてね・・・」
「まさかぁ・・・使徒戦の時ならともかく、今は平時だよ?」
「とにかく、行って来るから」

そう言って、シンジは起き上がり居間に向かったのだった。
電話を取り、静かに話し始める。

「もしもし・・・葛城です」
「もしもし・・・あ、その声は・・・シンジ君だね?」
「え・・・もしや・・・冬月・・・副指令・・・ですか!?」

電話の主は、察しの通り冬月であった。

「あぁ・・・私だ。夜分にすまないね」
「それはいいんですが・・・いったいどうしたんですか?」
「あぁ・・・実はね・・・碇・・・いや、君の父さんが・・・」
「父さんが・・・いったいどうしたんですか・・・?」

「・・・・・・さっき、ネルフ本部で・・・亡くなられた・・・」
「!!!!!!!!」

・・・シンジは思わず受話器を落としそうになった。
なんとか思いとどまり、震える声で聞き返す。

「なく・・・なったって・・・いったい・・・どうして・・・」
「2時間前のことだ。半日近く司令室から出てこないので、気になって私が呼びにいったんだ」
「・・・」
「そうしたら、椅子にもたれかかったまま微動だにしない碇を見つけた。眠ってるのかと思い
声を掛けたが反応がない。私は近づいて体に触れたら・・・崩れ落ちるように倒れたんだ」
「それって・・・まさか・・・」
269名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/18(土) 22:51:18 ID:???
御指名キターーー!!ww
そしてやっと目を通せた事に涙目(ToT)
ジャンピング正座して待ってますw
270Epilogue -Swear-  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/19(日) 00:13:41 ID:???
「父さんは・・・そのとき既に・・・」
「・・・あぁ、その時には既に息はなかった。私は急いで救護室に運んで蘇生を施した。
でも・・・息は戻らなかった。そして、10分ほど前に・・・死亡が確認された」
「そう・・・ですか・・・で、直接の・・・死因はいったい・・・」
「うん。直接の死因は・・・」

その後冬月から出てきた言葉は・・・驚くべきものだった。

「薬物の大量摂取による中毒死・・・・・・つまり・・・自殺、ということだ・・・」
「え・・・!?じ、じ、自殺・・・なんで・・・いったい、どうして・・・・・・」
「私にも分からない。ただ、碇のデスクの中から大量の睡眠薬が出てきた。詳しくは
検死解剖してみないとわからないが・・・おそらく・・・これを服用したのだろう・・・」

シンジは受話器を持ったまま、黙って立ち尽くしていた。視線が宙を泳いでいる。

「・・・シンジ君、聞こえるか?」
「あ・・・は・・はい。で・・・今は・・・父さんは今、どこに・・・」
「今は救護室に遺体を安置している。シンジ君・・・今すぐ本部に来られるかね?」
「はい・・・でも・・・・・」

その時、シンジの後ろから、凛とした声が響いた。

「私も行くわ!一緒に本部に行きましょ、私が運転するから、一緒に!!」

驚いてシンジが振り返る。ミサトの声だった。
電話の向こうの冬月にもその声は聞こえていた。

「そこにいるのは・・・葛城君かね?」
「はい、ここにミサトさんがいます。一緒に今からそちらに向かいます!!」

「シンジ、電話、替わって!!」
その時、ミサトが電話を替わるようシンジに要求した。シンジはミサトに受話器を預けた。
271Epilogue -Swear-  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/19(日) 00:48:42 ID:???
「副指令、葛城です。本日、医療施設より戻りました」
「あぁ、それは聞いたよ。でも・・・大丈夫なのかね?体のほうは・・・?」
「はい、大丈夫です。これからシンジ君を連れてそちらに向かいます。
10分ほどで行けると思いますので、そこでお待ちください!」
「わかった。シンジ君を頼む。くれぐれも、気をつけて」
「はい、では、のちほど!」

そう言ってミサトは電話を切った。
そして唇をかみ締めるシンジのほうに向きなおし、優しく、まるで諭すような
口調でこう言った。

「シンジ・・・いい?よく聞いて。この事実を受け入れられない気持ちは分かる。
けど・・・まず今は早く本部に向かうことが先決なのよ。わかった?」
「ミサト・・・さん・・・」
バカ!・・・ミサト、でしょ?・・・大丈夫よ。もうシンジを一人きりにはさせない。
これからは私がシンジのそばにいる。だから・・・早く、出かける準備をして!!」

そう言うなり、ミサトは踵を返し、車のキーとIDカードだけを持ち、真っ先に
部屋を飛び出した。
シンジもすぐに着替えて、取るものを取らず後に続く。

ミサトは久しぶりに愛車、アルピーヌA310のコックピットに飛び乗った。
キーをシリンダーに挿し、いつものようにヒール&トウでアクセルとブレーキを
同時に踏み、イグニッション回す。A310のエンジンは瞬く間に咆哮を上げた。
ほどなくシンジが助手席に滑り込む。シンジは既に冷静さを取り戻していた。

2人は互いの顔をみつめ、アイコンタクトを行うがごとくほぼ同時に軽く頷いた。
今の2人には、言葉がなくとも互いの思いは充分に伝わっていた。

ミサトはシフトレバーを1速に叩き込み、アクセルを思い切り踏み込んだあと
レッドぎりぎりでクラッチをミートさせた。
A310は、長いホイールスピンとともに夜の帳に勢いよく飛び出していった。
272 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/19(日) 00:52:53 ID:???
すみません・・・もういい加減眠くなってきましたorz
続きは明日以降にうpします。ごめんちゃい・・・。
273名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/19(日) 01:37:04 ID:LEi8zz0H
職人様乙!!
ゆっくりお休みください。
明日以降に期待!!!
274253:2010/09/19(日) 02:30:27 ID:???
何という焦らしプレイ!w
タオルにくるまったままお待ち申し上げますw
ゆるりとお休みになられます様・・・
275Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/19(日) 22:04:59 ID:???
車は程なく、ネルフ本部へと到着した。
2人は足早に、ゲンドウが眠る救護室に歩を進める。

入り口の前には、冬月、そしてリツコが待っていた。

「シンジ君・・・・・・よく来てくれた。そして、葛城君も・・・」
「で、指令はどこに・・・?」
「ああ、この部屋の中だ・・・」
「・・・父さんが・・・ここにいるんですね・・・」
「ああ、そうだ・・・シンジ君、どうする?今すぐ入るかね?」

シンジはその問いにためらわず、こう答えた。

「・・・・・・はい。行きます!」
「シンジ君・・・大丈夫?私たちも一緒に・・・」

リツコのその声を遮るように、ミサトが答えた。

「リツコ。ここは・・・彼一人で・・・」

シンジもそれに続く。

「リツコさん。大丈夫です。ひとりで行きます」

そう告げて、シンジはミサトに対して軽く頷いたあと、救護室へ歩を進めた。
ミサトも、それに応じ、軽く頷いた。

(シンジ・・・しっかり見るのよ。現実から、決して目を逸らさないで・・・)

シンジは扉を開け、父・ゲンドウが眠るストレッチャーに歩を進めた。
ゲンドウの死に顔は、今までの厳しさとは打って変わった、安らかなものだった。
傍らには、愛用のメガネが置かれていた。
276Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/19(日) 22:24:47 ID:???
シンジが救護室に入ったあと。残された3人は脇のベンチに座り待っていた。
しばしの沈黙を破るように、ミサトが口を開いた。

「副指令・・・どうして、指令は自殺という道を・・・」
「あぁ・・・あれから私もいろいろ考えてみた。もちろん赤木君にも心当たりが
あるか聞いてみた。そうしたら・・・」

「そこから先は、私が話したほうがよさそうね・・・」

そう言って、リツコが冬月の後を引き継ぐように、静かに話し始めた。

「あのあと・・・そう、補完計画が未遂に終わり、指令は自分の取った一連の行動と、
それによりもたらされた現実との間で苦しんでいたんじゃないかと思うの・・・」
「苦しんで・・・いた?」
「そう・・・無論、ミサトもそう思っているだろうけど、指令の取った行動・・・それ自体
が決して許されざるべき行動だったのは間違いない。人類の滅亡を導こうとしたん
だから・・・でも、私はあれからいろいろ考えたの。あれが、指令が本当に望んで
やろうとしていたことだったのかを、ね」
「違うの・・・リツコ?」
「私にはそうは思えなかった、いや、思えないのよ・・・」
「リツコ・・・」

そして、2人の間に入る形で冬月が話しに加わる。

「実はな・・・あのあと碇の机から、1枚のディスクと、3通の封書が出てきたんだ。
ディスクについては今、赤木君に渡してMAGIに解析させているところだが、どうも
補完計画に至る我々が今まで知りえない情報が入っているようだ。あと、封書に
ついては・・・どうやら、碇が書いた遺書だと思われる。私、葛城君、そしてシンジ君
宛てとなっている・・・」

「私宛てに・・・指令が・・・?」
277273:2010/09/19(日) 22:56:10 ID:???
キタァーーーー!!
板の間で正座して待ってますw
・・・話の流れ断っちゃってすみませんorz
278Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 01:18:27 ID:???
シンジは、眠るゲンドウの顔をじっと眺めていた。

シンジは、思っている以上に自分が冷静でいられることに違和感を
感じていた。不思議な感覚を抱いていた。

「父さん・・・これで・・・本当によかったの?これが、父さんがやろうとした
ことの、その落とし前だとでも言いたいの?もしそうだとするのなら、それは
違う。違うんじゃないの?」

シンジも、部屋の外にいる3人と同じことを考えていた。
ゲンドウが自らが行おうとしていた補完計画、その真意がどこにあったのか、
彼なりに頭の中で描こうとしていた。

「父さん・・・本当は・・・母さんを取り戻そうとしていたんじゃないの?自らの
エゴで死に追いやってしまった母さんを・・・」

シンジの目には涙はなかった。
ただ、一点だけを見つめ、現実を受け入れようと自らを律しようとしていた。

「父さん・・・僕は父さんに認められたくて、ただそのためだけにEVAに乗り続けて
いた。そのEVAも、今はもうない・・・思えば、その時点で、父さんの戦いも、そして
僕の苦しみも、全て終わるはずだった。少なくとも僕はそう信じていた。でも・・・
父さんはそれを由とはしなかった。そういうことなんだね?それで、こういう形で
自らの落とし前をつけようと、そして、母さんの元に帰ろうとした・・・そうなんだね?」

シンジは唇をかみ締める。まるで何かに耐えるように・・・そして続ける。

「父さんは、自分の死をもって全てを清算しようとした。でも、僕はまだ生きている。
父さんが僕に伝えたかったこと、それが、なんとなく分かったような気がする。だけど、
卑怯だよ。父さん卑怯だよ。何も言わないで、悟らせようなんて。父さん・・・あなたは
いつでもカッコいい・・・でも・・・だから・・・だからダメなんだ!!」
279Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 01:40:55 ID:???
「その手紙・・・今、ここにある。葛城君、受け取ってくれたまえ」

冬月から手渡された1通の封筒・・・表には「葛城ミサト様」とだけしたためられていた。
ミサトはそれを受け取り開封し、中の便箋を取り出した。
便箋はたった1枚。ミサトはそこに書かれた文章に目を通した。

・・・数分の後。ミサトは何も言わず、便箋を封筒の中にしまいこんだ。

「葛城君・・・何と書かれてあったのだ?差し支えなければ・・・教えてもらえるかね?」
「はい・・・短い文章でした。幼い子供たちを自分の都合で戦いに巻き込んだ事に
対する謝罪、ネルフの今後のこと、そして、シンジ君の今後のことについてです」
「それだけ・・・かね?」
「はい・・・それだけでした」
「ネルフについては・・・多分副指令宛のものにも同じことが書かれているはずです。
そして、シンジ君については・・・彼のことをこれからも頼む、守ってやってくれ、と・・・」

「・・・あの人らしいわね・・・決して多くは語らない・・・」
「あぁ・・・あいつは昔からそうだった。そういう男なんだ。だから、だからダメなんだ・・・」

それを聞いた2人は、そう言うのが精一杯だった。
特に最後に冬月が発した言葉・・・それは、シンジと全く同じものであった。

「葛城君・・・その・・・シンジ君のことなんだが・・・」
「はい・・・私は特に異議はありません。今はまだ無理かもしれませんが、最終的には、
そうあることが彼にも、ネルフにも一番選択と思います。もっとも・・・本人は果たして・・・」
「うむ・・・私も君と同じ意見だ・・・それが我々が碇にできる唯一つの弔い、なんだろう・・・」

「ちょっと・・・私には分からないわ・・・いったいどういうことなの?」

リツコがいぶかしげに2人に問いかける。

「リツコ・・・それは・・・シンジ君が出てきてから改めて話すわ・・・」
280Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 02:10:33 ID:???
シンジが救護室から静かに出てきた。
それと同時に、死因特定のための病理解剖を行うべく、医療部の職員が入れ替わり
に救護室に入っていった。

「「「シンジ君!」」」
3人は立ち上がり、シンジの元に歩み寄る。
シンジは黙ったまま、3人の顔を眺めている。そこには、一筋の涙もなく、何かスッキリ
したような穏やかな表情があった。そして・・・シンジの口から言葉が漏れる。

「・・・安らかな表情でした。これでよかったのかどうかは、僕にはまだ分かりません。
でも・・・これで母さんと一緒になれるのなら、それでいいんだな・・・と・・・」

「シンジ君・・・あなたはそれでいいの? 自分の父親が死んだというのに・・・」

リツコはある種の驚きを隠せなかった。冬月もそれは同じ。
ただ・・・ミサトだけは違った。

「えぇ・・・・・・僕は父さんを憎んでました。でも、同時に、求めてもいました。もっと、
父親らしい言葉を掛けてもらいたかった・・・と。でも・・・そういう人なんですよ。父さん
は・・・最後まで父・碇ゲンドウではなく、ネルフ総司令・碇ゲンドウであり続けたんです。
父さんらしい最後だな・・・と思いました」

(シンジ・・・あなたは、恩讐を超えて、父親の全てをも受け入れようとしているのね・・・)

ミサトは万感に迫る思いを隠しきれなかった。

(あの、内向的で自分の殻に閉じこもってばかりだったシンジ・・・今は違う。いろんなこと
を乗り越えて、一人の人間として成長した・・・こんなシンジだからこそ、私は・・・)

冬月が、3人に呼びかけた。

「とりあえず、ここにいても何だから、司令室に行こう。3人に・・・話がある」
281Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 02:28:05 ID:???
3人は、ゲンドウが人生最後のときを迎えた、司令室に入った。
冬月が、おもむろに口を開く。

「シンジ君・・・ここに、碇が君宛に宛てた手紙がある。受け取ってくれたまえ」

そう言って、シンジに1通の封筒を渡した。

「これは・・・遺書・・・ですか?」
「あぁ、そういうことになる。今ここで読んでもいいし、後で1人で読んでもいい」
「・・・わかりました。父さんが荼毘に付されるときまで、封は切らないでおきます」
「・・・わかった。それでいいだろう。君の思うようにすればいい・・・で・・・・・だ」
「?}
「シンジ君・・・これは碇からの君宛のもう一つの遺言だ・・・よく聞いて欲しい」
「え・・・?なんでしょうか・・・?」

シンジはいぶかしげに聞き返した。事の内容を知らないリツコも同じ。
内容を知っているミサトは・・・黙ってそれを聞いている。

「碇は・・・自分の後任のネルフ総司令に・・・息子である君を指名してきた・・・」

「えぇっ・・・??僕が・・・ですか・・・??」

シンジは呆然と立ち尽くした。青天の霹靂とは、まさにこのこと。
リツコに至っては、驚きで腰が抜けたのか、思わず座り込んでしまった。

「そう・・・シンジ君。碇は君を指名してきた・・・・・・まず聞きたい。どう思うかね?」
「どうって・・・いきなりそんなことを言われたって・・・」
「もちろん、今すぐに、というわけではない。ただ、私は、君以外に適任者はいない、
と思っている。葛城君も、それは同じ意見だ。今のネルフには、君が必要なんだ。
碇は・・・自分には出来なかったこと、これからの平和な世の中を守っていくという
その役目を君に託したんだ。使徒との戦いで成長した今の君なら、全て任せられる
と、考えていたんだ・・・」
282 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 02:36:22 ID:???
うーん・・・サプライズというか、混沌とする話になってきましたねぇw

ミサト×シンジという、本筋からはかなり違ってはきていますけど、この話を
挟むことで、2人の絆というものをより鮮明に投影できると思っています。
だから・・・申し訳ないですが今回、ゲンドウには死んでいただきますw

若干10台半ばでネルフ総司令・・・我ながら無茶な話だなぁ、とは思いますが
ここはこれで押し通しちゃいますw

ちょっと眺めの話になりますが、まだまだ続くのでお付き合いくださいませ。
でも、また明日にでも。
283 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 02:38:03 ID:???
×眺め ○長め・・・ですね。

いや、今日エヴァパチで24連チャン出したもので、さすがに
お疲れモードのようですわw
284名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/20(月) 08:33:20 ID:???
>>283
お疲れ様です。なんだか、かつての火サスのような流れになってきましたねw

文面に、使徒戦を経て人間的に成長したシンジの姿が如実に出てますね。
そんなシンジだからこそ、ミサトは男として認め、惚れてしまったんでしょうね。

どうなるんでしょう・・・楽しみに待ちます!
285Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 12:20:08 ID:???
「僕が・・・ネルフ指令・・・ですか・・・・・・」

シンジには告げられた言葉の意味がまだピンとこない。
もっともこれは、彼に限らず誰でもそう思うだろう。当然の帰結では、ある。

確かにEVAのパイロットとしてではあるが、ネルフの一員として活動していたわけだから、
組織全体のイメージは、なんとなくではあっても掴んではいる。しかし・・・その組織の実態が
どうなっていて、どういう任務をそれぞれが担い、遂行しているのか・・・。
そこまでの事細かなことまではさすがにわからない。

しかし、冬月はじめ、ミサトも、その役割はシンジにしか担えない、と言っている。
それが、父であるゲンドウの望みでもあったということも・・・。

(これは・・・父さんが僕に与える、最後にして最大の試練・・・なのか? もし、そうであるなら、
僕は・・・いったいどうすればいいのか・・・どうすべきなのか・・・)

シンジは心の中で自問自答を繰り返していた。
その時・・・ミサトが静かに話を始めた。

「シンジ君・・・私は知ってる。もしかしたら、あなたはまだ気づいていないのかもしれない。けど、
私には分かるの・・・あなたが誰よりも強靭な意思を持ち、そして誰よりも優しい心を持つ人物
なんだってことを・・・その強さは碇指令から、そして、その深い優しさは、お母さんから確実に
受け継がれている。あなたの強さは、碇指令のただ冷徹なだけの強さとは違う・・・暖かい、
いわば血の通った、それでいて決して折れることはない、しなやかな強さなのよ・・・」

ミサトはここまでを一気に語り、シンジに向かって優しく微笑んで見せた。
そして、あえて口には出さなかったものの、心の中でシンジにこう呟いたのだった。

(そんなシンジだからこそ、私は・・・あなたを信じて、ついていこうと決めたんだよ・・・)

・・・そして、冷静さを取り戻したリツコもミサトの後に続いた。
286Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 12:53:58 ID:???
「シンジ君・・・私もミサトの意見を支持するわ。科学者としてはもちろん、1人の人間としてもね。
一連の使徒戦におけるシンジ君は、確かに情緒が乱れることは幾度もあったけど、常に根底
では冷静な感情を維持していた。そして、どんな逆境でも守るべきものは守るという、強靭な
意思は途切れることはなかった。これは、指導者としてもっとも大事な要素でもあるのよ。いえ、
それだけじゃない・・・シンジ君、あなたはユイさんの持つ繊細な、人の優しさや慈悲の心も確実に
受け継いている・・・そう。あなたは両親のDNAをまっとうな形で受け継いでいる・・・それについては、
私も太鼓判を押すわ・・・」

「ミサトさん・・・そしてリツコさん・・・」

そして・・・冬月も続く。

「2人の言うとおりだ・・・君は、もしかしたら選ばれし人物だったのかもしれない。今はまだ決断
しなくてもかまわない。だが、私も、君なら安心してこのネルフを任せてもいいと思っている。
君は碇、そしてユイ君の両方のいいところを持っている。2人とはもう20年以上の付き合いだ。
誰よりも君たちのことは分かっているつもりだ。そんな私が言うのだから、安心してこの船に
乗るがいい・・・いや、乗って欲しい。このネルフにとって必要不可欠にして、最後のピース。
それがシンジ君・・・君なんだよ。これで全ての条件が揃うことになる・・・父である碇を・・・あいつを
超えていくんだ。それが、残された君の、これから成すべき定めではないかと、私は思う・・・」

3人が3人、それぞれにシンジへの思いをぶつけた。
言わんとしていることは、言葉は違えど全て同じことだった。

「・・・わかりました。皆さんの思いにどこまで答えられるかは、まだわかりません。でも、もし僕に
出来ることがほんの少しでもあるのなら、喜んで力になりたい・・・今はそれしか言えません。
本当にごめんなさい・・・」

シンジの正直な吐露であった。

「いいんだ、シンジ君・・・碇が亡くなってまだ数時間しか経っていない。そんな状況であるにも関わらず、
君にまだ何かを背負わせようと、こんなことを話をした私が悪い。どうか許してくれたまえ・・・。ただ、
前向きな言葉が聞けて、私は安心したよ。これで、あの2人にやっと報いることが出来そうだ・・・」
287Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 13:41:36 ID:???
数日後・・・ゲンドウの魂は、淡い煙と共に天へ還っていった。

あの日からシンジは、喪主としてほぼ一睡もせず忙殺されていた。
なんといっても、亡くなったのは国連直属機関であるネルフの最高責任者である。
平時でもあることからか、世界中から訪れた多数の参列者の応対に追われ、休む暇さえなかった。

その傍らで、ミサトは着慣れない喪服を着て、シンジをサポートするがごとく、かいがいしく
動き回っていた。その姿は・・・誰の目から見てもシンジのパートナー、といった趣だった。
ミサトだけではない。リツコ、冬月、そしてマヤや日向といった面々も同じように忙しく参列者
の応対に追われていた。

最後の参列者を送り出した後、関係者の全員が東屋の畳に座り込み、肩で大きく深呼吸した。

日向:「やっと終わった〜。しかし、凄い人だったなぁ・・・俺たちって、凄い組織で働いていたんだなぁ」
マヤ:「そうですねぇ〜。私、もう、足がパンパンで、全く動けません・・・先輩は??」
リツコ:「そうね、さすがに堪えたわ・・・人間って、慣れないことをするとやっぱり疲れるものなのね・・・」
冬月:「まだまだ若いと思っていたが・・・やはり、寄る年波には勝てないものだよ・・・はぁ〜・・・」

疲れ切って身動きも取れないみんなの前に、お盆に何かを載せてシンジとミサトが姿を現した。

「皆さん、ありがとうございました!簡単なものしか準備できませんでしたが、召し上がってください!」
「みんな、本当にご苦労様〜! ま、冷たいものでも飲んでまずは一息いれてねっ!!」

2人が運んできたのは、にぎり寿司、根菜の煮物、そして冷たい麦茶だった。
皆はそれぞれに感謝の言葉を述べて、一斉に料理に手をつけた。

しばらくしたのち、お腹も程々に満たされ、落ち着いたのだろう・・・其々にミサトを冷やかしにかかった。

リツコ:「ミサト・・・あなたのその振る舞い、まるでシンジ君の奥さんのようね・・・うん、似合ってるわよ」
マヤ:「そうですよぉ〜!糟糠の妻って言葉がありますけど、まるでそれを地で行くようですね〜!」
冬月:「うむ・・・シンジ君も、よきパートナーにめぐり合えたものだな」
日向:「ミサトさ〜ん、結婚式には僕も呼んで下さいね〜!!」
288Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 14:11:57 ID:???
みんなからの一斉放火を浴びたミサトは、しばらくはシンジに気を使ってかなんとか耐えていた
ものの、やがてその顔は怒りの色に変わり、こめかみには怒筋も浮かんできていた。

「あ〜ん〜た〜た〜ちぃ〜!! 人が黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがってぇ〜!!!
だいたいねぇ〜、ここがいったいどこだと思ってるの?場所をわきまえなさい!!」

それを見て皆は一斉に大爆笑し、ミサトをなだめるように懸命に抑えようとしていた。
その傍らで、シンジは何も言わず、ただその光景をみて微笑んでいた。

(父さん・・・やっぱり僕は、あなたの息子です。この光景、母さんと共に見てくれてますか?)

シンジはそんなことを思い浮かべながら、皆がはしゃぐ様子をただ黙って見つめていた。


そして、みんながめいめいに帰途につき、シンジとミサトだけがその場に残っていた。

「さぁ、片付けも終わったし・・・そろそろ僕たちも帰るとしようか」
「そうね・・・帰ってゆっくりお風呂にでも浸かりたいわ・・・」

2人が会場から出てすぐタクシーでも拾おうとしたその時、1人の女性が駆け足でこちらに向かって
くるのを感じた。その姿はやがて大きくなり・・・顔がハッキリと伺えるようになった。

「はぁ、はぁ・・・・・・あっちゃー・・・間に合わなかったかぁ〜・・・」

黒服は着ていたものの、その特徴のある赤い髪、そして、青い瞳・・・・・・。
2人は、同時にその女性の名を叫んでいた。

「「アスカ!!!」」

「シンジぃ〜! ミサトぉ〜!! やっと逢えた〜!!!」

そう、現れたのは・・・ドイツにいるはずだったアスカだった。
289 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 14:16:03 ID:???
というわけで、このへんは話の中盤にあたる部分ですね。

ミサトの「この次も、サービス、サービスぅ!」じゃないですが、オールスターキャストを
総動員させてみました。
ここでアスカを出すかぁ〜!?って意見もあるかと思いますが、まぁ、その辺はうまく
纏めますので、どうか結末をごろうじろ・・・ってことでw

ちょっと出かけますので、続きは夜にでも。
290Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 16:37:10 ID:???
「アスカぁ〜!元気にしてたぁ〜?あ〜、よかったぁ、無事でいてくれたのね・・・」
「ミサトこそ・・・話は聞いたわ。長い間ずっと昏睡状態だったんでしょ?心配だったんだよ・・・」
「そうよ・・・でも、なんとか生きて戻ってこれた・・・あぁ、アスカだ、私の知ってるアスカだ・・・」
「ミサト・・・あなたと又ここで逢えるなんて思ってもいなかった・・・もう、涙が出そう・・・」

2人は抱き合い、うっすら涙を浮かべながら、互いの積もる思いをぶつけ合う。
シンジにも万感の思いが迫っていた。そして・・・

「アスカ・・・遠いところから、よく来てくれたね・・・」
「ごめんね、お式に間に合わなくて。飛行機が乱気流で日本につくのが遅れちゃったの・・・あ!
そうだ・・・こ・・・このたびは・・・本当に・・・」

葬儀に遅れた理由を話しながらも、思い出したように急にかしこまるアスカ。
それを見てクスっと笑うミサト。

「あ、そうだ・・・これ・・・どうぞ・・・お納めください・・・」

・・・といって緊張しながらアスカが差し出したのは香典袋。ちゃんと薄墨で名前も書いてあった。

「アスカ・・・ありがとう。じゃ、謹んで受け取らせていただきます」

そう言って、シンジは笑みを浮かべて香典を受け取った。
ミサトがその光景を見て、アスカに話しかける。

「アスカ・・・偉いわ。ちゃんと、日本の葬儀のしきたりをわかってくれていたのね・・・」
「日本では、こういう風にするのが慣わしだって教わったの・・・私、ちゃんと、出来てる?」
「うん・・・大丈夫よ。それだけできれば充分よ。アスカ、あなた、本当に偉いわ・・・」
「へへ・・・褒められちゃった・・・褒められるのって、照れくさいけど、やっぱり嬉しいものね。
そうよ・・・だって、これでも私・・・日本人の血が流れているんだから!」

そこにいたのは、自信家でプライドが高く、人を拒絶することしか出来なかったかつてのアスカでは
なかった。垢抜けて、すっかり女性の雰囲気さえ漂わせるようになった、社交的になったアスカだった。
291277:2010/09/20(月) 16:45:52 ID:???
前の書き込みは274でした。273様失礼致しましたorz
続きキターー!! ってアスカまでキターー!?
長編ですね。五体投地してお待ちしますw
292Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 17:15:33 ID:???
3人はタクシーに乗り込み、ミサトの家に向かった。
・・・いや、今は正確には・・・ミサトとシンジの家、と言うのが正しいか。

「さぁ、アスカ、上がって」
「おじゃましまーっす!!・・・って、あの時のままじゃない!? うん、何も変わって
ないわ・・・あ、私の部屋もそのまんまじゃないの!!」
「そうよ。アスカがいつ来てもいいように、ね。そのままにしてあるの。これ、実は・・・
シンちゃんの発案なのよん」
「シンジ・・・なんか悪いわ・・・気を使わせちゃって・・・さ」
「アスカ・・・そんなに恐縮しなくてもいいんだよ。さ、長旅で疲れただろ?何か作るから
そこに座っててよ」
「ちょーっとぉ!シンジ、何言ってんのよ!せっかく私が来たのよ!ドイツ仕込みの料理、
いまからちゃっちゃと作ってあげるからさ、そこにおとなしく座ってなさいよ!それにアンタが
一番疲れているんでしょ?私の料理でそんな疲れ、いっぺんに吹っ飛ばしてやるわよ!」
「え・・・!?どういう風の吹き回しなわけ!?アスカから・・・料理を作るだなんて言葉・・・」
「ふふん・・・ミサトぉ、私だって一応女よ・・・これくらい出来なくてどーすんのよ!」

アスカはニヤリと笑いながら、冷蔵庫から食材を見つけ、少し悩んだ後、料理を始めた。
シンジは・・・その手際のよさを目の当たりにして、少し唖然と、そして一種の感動さえ覚えた。
そして・・・人に対して気遣うということさえ、ちゃんと会得しているのであった。

(アスカ・・・確かに、あの頃より・・・確実に進化してる・・・)

・・・ミサトはミサトで、こう思っていた。

(ヤバイ・・・アスカが・・・女性らしくなってる・・・私・・・何も出来ないじゃない。どうすんのよ!?)

「さ、出来たわ。これが本場ドイツの家庭料理ってやつよ。どーぞ、召し上がれ!!」

20分ほど待って出てきた料理は・・・「バウアーン・フリューシュテュック」と呼ばれる、じゃがいもと卵
を使った、いわばオムレツのようなもの、そして、ジャーマンソーセージと野菜のスープの2点。
いずれも、ドイツでは極めて正統的な家庭料理だった。
293Epilogue -Swear-  ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 17:35:13 ID:???
「アスカ・・・これ、すっごくおいしいよ!!どうしたの?何時の間にこんな・・・」
「アスカ・・・同じ女として言うわ・・・負けた、参りました・・・・・・」

2人はただ感嘆するしかなかった。それくらい、美味な料理であった。

「よかったぁ・・・2人がおいしいって言ってくれるなら、間違いないわね・・・特に
白黒ハッキリつけたがるミサトが言うなら、もう心配ないわ・・・私も食べよっと」

何事もなく済みはずの会話だったはずが・・・どういうわけか、ミサトの闘争心に火をつけた。

「アスカぁ、ちょっと待ったぁ!・・・私に毒味でもさせようとでも思ってたわけ!?」
「そんなんじゃないわよ。ミサトの太鼓判が出ればどこに出しても心配ないねってことよ」
「え?どこに出しても・・・って!?」
「さすがシンジね。そこで疑問に持つあたり、アンタも成長したのね・・・そう、実は私ね、あっちで
家庭料理のレストランを開こうかと思ってるんだ。そのために、料理の猛特訓してる・・・ってわけ」

そう・・・アスカはドイツに帰ってから、新たなる人生の目標を見つけようとしていたのだった。

「そうか・・・そういうことだったのか。アスカ」
「うん・・・もうあの頃の私じゃないわ。少しは成長した姿、分かってもらえた?」
「少しどころじゃないよ・・・全然成長してるよ」
「そうよ・・・わがまま娘が、やっと女になった・・・って感じかな?」
「・・・やりぃ!」

アスカはガッツポーズを作り、素直な感情を表現する。
でも、アスカはやっぱりアスカ。変わらない部分があるのも相変わらずだ。

「あ、そうだ・・・シンジ、悪いけど、ちょっと席外してくれる?ミサトと2人きりで話がしたいんだ・・・」

アスカは急に真面目な表情でシンジに告げる。
シンジは「いん、わかった」とだけ告げて、ミサトに「コンビニに行くから終わったら呼んで」と言い残し、
部屋を後にした。シンジには、なんとなくどういう話なのかが・・・見えていたのだ。
294Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 18:02:18 ID:???
「さて、と・・・何から話したらいいかしら・・・」

そう言って、真面目な顔でアスカはミサトに話し始める。対するミサトはただ、黙っている。

「まず聞くわ。ミサト・・・あなた、シンジのこと、なんだかんだ言って、やっぱり好きだったんでしょ?」

いきなり直球が飛んできた。この子はやはりそうだ・・・。

その瞬間、ミサトは覚悟を決めた。アスカに、全てを話そう、と。

「・・・うん。でもね・・・過去形じゃないのよ・・・今もそう。いえ、好きと言うより、今は・・・愛してる・・・」
「そっかー・・・私もなんとなく分かってはいたんだ。ミサトのシンジへの思いをね。私もそうよ。シンジの
事が好き、大好き。今もそう」
「・・・・・・」
「でも、ミサトと決定的に違うのは、私の好きは・・・愛とかじゃない。憧れと言うか、お父さんに対する感情
に似てると言うか・・・そんな感じなんだと思うんだ」
「!」
「思えば、シンジとミサトって、同じ境遇と言うか、同じ業(=ごう)のようなものを背負っている。だからなのかな。
お互い誰にも分からないシンパシーを感じてるんだと思うんだ・・・ここまでは、合ってる?」
「そうね・・・ましてや、シンちゃ・・・いや・・・シンジも・・・お父さんを亡くしたわけだし・・・」

2人だけの約束・・・それをミサトは今、破った。アスカの前で、シンジを名前だけで呼んだのだった。
無論、アスカがそれを聞き逃すはずがなかった。

「ミサト・・・シンジは・・・強くなったんだね。あの時よりもずっと・・・ミサトがシンジを呼び捨てる、っていうことは、
つまり、そういうことなんでしょ?」
「うん・・・彼は強くなったわ。強いだけじゃない、優しさも兼ね備えている。今のシンジなら、私は安心してついて
いける。もう、何も怖くない・・・たぶん、シンジへの思い・・・今のアスカには絶対負けない。絶対の自信がある」
「うん・・・わかってるよ。シンジもミサトのことを完全に信頼してるものね。やっぱ、そういう運命だったのかなぁ?」
「アスカ・・・」
「ミサト!もし、2人が結婚式を挙げるのなら、私も絶対呼んでね。今なら、思いっきり祝福してあげられるから・・・」
「アスカ・・・・・・ありがとう・・・その時は・・・いの一番に呼ぶからね!」
295Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 20:08:14 ID:???
ミサトは・・・アスカの話を聞いて、なぜか涙があふれてきた。

(アスカが・・・私のことを・・・ここまで思ってくれていたんだ・・・)

それを見たアスカは、席を立ち、ミサトの後ろに回り、そっと抱きしめた。

「ミサト・・・あなたも、そしてシンジも、もう幸せになっていいんだからね。私も
いろいろあったけど今は幸せ・・・2人に会えたこと、一緒に暮らしたこと、一緒に
戦ったこと、なにもかも・・・全て私の財産・・・大切な宝物。それを大事に、私は
これからも生きていく。2人がここにいてくれればそれでいい。寂しくなったら会い
に行くし、もしこっちに来てくれたら、思いっきりおもてなししてあげる。だから、絶対
に幸せになって。誰もが羨むような、素敵な2人に・・・なってね。約束よっ!!」

それを黙って聞いていたミサト・・・嗚咽が止まらない。

「アスカ・・・ありがと・・・私もあなたに出会えて幸せ。いろいろあったけど、私に
とってあなたはたった一人の妹のようなもの・・・家族そのもの。離れ離れになって
もずっと一緒よ。私もシンジも、あなたを絶対忘れない。あなたがいたことは、記憶
から消せないもの・・・また会える、何度でも会えるから・・・さよならは言わないわ。
アスカも、いい人が見つかったら絶対教えてね。地球の果てでも飛んでいって、
みんなで祝福してあげる・・・アスカも、どうか幸せにね・・・」

「ミサト・・・泣かせないでよ・・・でも・・・そういってくれて嬉しい・・・ありがとう・・・」

2人には、それ以上の言葉は浮かんでこなかった。


その頃・・・コンビニの店の中。本を立ち読みするシンジを店員が睨み付けていた。

「遅いなぁ・・・いい加減眠くなってきちゃったよ・・・遅いなぁ、ったく・・・・・・」

シンジは女同士の長話を悟ったか、ただ、ひとりごちるしかなかった・・・。
296Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/20(月) 22:32:45 ID:???
さすがに痺れを切らしたシンジは、電話がないことを承知の上で帰宅した。
部屋の明かりは、すでに消えていた。

(やれやれ・・・やっぱり、そういうオチだったわけね・・・)

そっと寝室の扉を開ける。
ベッドの上では、ミサトとアスカが、抱き合いながら深い眠りについていた。
「ミサト・・・大好き・・・むにゅ・・・」という、アスカの寝言も聞こえてきた。

シンジはそれを見届けた後、リビングの明かりをつけ、冷蔵庫から取り出した
普段は絶対飲むことのない缶ビールを1本持ち、ソファに腰をおろした。
プルトップを開け、一気に半分ほど飲んだ後、大きなため息をついて、ソファ
の背に深くもたれたのだった。視線は、宙を舞っていた。

もはや、シンジには何も考えられなかった。
それくらい、シンジは忙殺されすぎて、思考回路も全く働かない状態だった。
それくらい、いろんなことが身の回りに起こっていたのだった。

シンジは、席を立ち、ラックに並ぶCDのうちの1枚を取り出した。
それを出し、プレーヤーにセットした後、ソファに戻る。
流れ出したのは、ゲンドウが好きだった古い4ビートのスウィングジャズだった。

(あ、そうだ・・・!)

シンジは、ソファに掛けたままのスーツの上着から1通の封筒を取り出した。
そう、それは、ゲンドウが亡くなったときに冬月から預かった、「遺書」。
その封を、丁寧に開き、中の便箋を取り出した。

便箋の数は、2枚あった。
その1枚に、シンジは疲労困憊の中、それでもしっかり目を開き読み始めた。

懐かしい、でも、何か震えて書いたような文字が、そこにあった。
297Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/21(火) 18:10:47 ID:???
−−−
前略、お前にこうした手紙を書くのはこれで最後になる。
お前がこれに目を通す頃には、私は既にこの世にはいない。
私は、ユイの待つ場所にいくつもりだ。何も、思い残すことはない。

思えば、私はお前に親らしいことを何もしてやれなかった。
それだけではない。お前たち子供を自らのエゴに巻き込み、
辛い思いをたくさんさせてしまった。
申し訳なかった。この場を借りて謝罪する。

結局、私の描いたシナリオは完結しなかった。
でも、結果的には、それでよかったのかもしれない。
私が何を思い、あのシナリオを実行に移したのか。
その全ては、1枚のディスクに全て収めてある。
もし内容を知りたいなら、冬月にでも聞いてもらえばいいだろう。
−−−

シンジは、ここまで読んで、2枚目に移った。

−−−
そして、お前に頼みたいことが2つある。
1つは、もう聞いているかもしれないが、私の後任をお前に委ねたい。
平和な世の中では、お前のような心を持つ人物が必ず必要になる。
私が出来なかったことを、お前が引き継いで、すばらしい世の中を
みんあで作りあげて欲しい。
そしてもう1つ。葛城君は、お前のことをたぶん愛している。
できるなら、その気持ちに応えてあげてほしい。
彼女を守ってあげられるのは、お前だけだ。

その2つを、シンジ、お前に委ねる。
いつか、また会おう。その時には、いい父親となれるよう。
−−−
298Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/21(火) 18:28:53 ID:???
全てを読み終えたあと、シンジの心にはある種の「無常」の気持ちが浮かんでいた。
シンジは、誰に言うでもなく、ひとりつぶやいた。

「バカヤロウ・・・勝手なことばかり言いやがって・・・それで自分はバイバイかよ・・・
まぁ、父さんらしいといえばそうかもしれないが、最後までそれかよ・・・人の気も
知らないで、さ・・・」

ただ、こうも思った。

「父さんは、僕と同じ、口下手で不器用な人間だ。その父さんだからこそ、そういう文書に
なったのかもしれない。これは、もしかしたら父さんなりの愛情表現だったのかもな。
だとしたら・・・しょうがない。受け入れてやるか・・・」

ため息交じりの吐息を吐いて、便箋を封筒に収め、テーブルに置き、残りのビールを一気に
飲み干した。

そして、シンジは、静かに眠りに落ちていった。

(母さん・・・父さん、そっちに言ったから。あとは頼んだよ・・・)


翌日。アスカは朝一番の飛行機でドイツへと戻っていった。

シンジとミサトは空港まで彼女を見送りに行った。
一通りの挨拶を終え搭乗ゲートに入る前、アスカはシンジを呼び寄せた。
そして、耳元でこう囁いた。

「シンジ・・・必ず、ミサトを幸せにしてあげてね・・・これ、アンタにしか出来ないことなんだからね」

シンジは前日の2人きりの会話を、全てをわかっていたのだろう。同じようにアスカに囁いた。

「わかった・・・だから、いつでもこっちに遊びにおいで。アスカは僕たちの家族なんだから・・・」
299Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/21(火) 18:46:06 ID:???
そして2人は会話を終え、アスカは搭乗ゲートの中へ消えていった。
とびきりのウインクとサムアップを残して・・・。

アスカを載せた飛行機の離陸を見届けるため、2人は屋上のデッキへ移動した。
しばらくの後、アスカを乗せた飛行機は轟音を残して離陸し、やがて雲間に消えていった。

「ねぇ・・・シンジ・・・」
「うん・・・」
「最後にアスカと、何を話したの?」
「・・・な・い・しょ」
「え〜・・・ズルイ・・・」
「たぶん、アスカが昨日ミサトに話したのと同じ話だよ、きっと」
「同じ・・・話?」
「そう・・・同じ話・・・」

・・・ミサトは思った。

(この人は、私だけじゃない。いろんな人の思いを背負って生きていこうとしている。
その荷物を・・・私も背負ってあげたい、いや・・・背負っていく。それが、私が唯一
信じ、そして愛する、シンジと一緒に生きていく・・・ってことだから・・・)

ミサトは、想いを新たにした。
幸せになろう・・・アスカと約束したとおり、誰もが羨む素敵な2人になろう、と。

「そうだ、ミサト・・・渡すものがあったの思い出した・・・」

唐突なシンジの問いかけに、一瞬ミサトの反応が遅れた。

「え?私に?一体何??」
「うん・・・前から渡そうと思っていて、バタバタして忘れてたんだ・・・はい、これ」
「え・・・これは・・・・・・」
300Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/21(火) 19:11:09 ID:???
シンジがミサトに渡したもの・・・

それは、あの別れの時、ミサトがシンジに託したクルスだった。

「シンジ・・・これ・・・もしかして・・・」
「うん・・・今、この時を迎えられたのは、こいつのおかげだから・・・僕は、これをずっと離さず
ミサトを信じて待ち続けていた。そして・・・今、それが叶ったんだ・・・だから、もうそろそろ元の
持ち主に返してあげなきゃ・・・ってずっと思ったんだ・・・」
「シンジ・・・あなたって人は・・・」

ミサトは、涙を堪えるように唇をきゅっと結んで、肩を震わせていた。
クルスが戻ってきたことよりも、これをシンジが私のいない間も、肌身離さず持っていてくれたこと。
それが、何より嬉しかったのだ。自分をずっと信じてくれた証だから・・・。

「さぁ、受け取って・・・持ち主のところに帰るのがこいつにとっていちばんいいんだから・・・」
「・・・・・・ありがとう・・・」

ミサトは、震える手で、そのクルスを受け取った・・・2人を繋いでくれた、大事なペンダント。

「そうだ・・・ただ戻すだけではあんまりだから、ちょっと裏に細工をしてみたんだ・・・」
「え・・・???」

それを聞いて、クルスを裏返してみた・・・そこには、ある文字が刻み込まれていた。

「M & S Forever More」

その意味を即座に理解したミサト・・・堪えていた涙は、もはや止めることが出来なかった。

「同じものを、新しく僕も作ったんだ。ほら、見て・・・」

そう言って、ミサトに見せたのは、全く同じデザインのクルスだった。
裏にはミサトのものと全く同じ文字が刻まれていた。
301 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/21(火) 20:02:55 ID:???
はい、長々と、そしてgdgdと書いてきたwお話も、きっぱりあと2編で終わりです。
全編通しての統一したテーマとなっていた「絆、信頼、愛、そして誓い」に添った形で
話を纏めていこうかと思います。

こういう落とし方が本当にいいのか、まだ逡巡しているところですがw 
302名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/21(火) 20:42:28 ID:???
乙です

くだらないことツッコむけどクルスじゃなくてクロスだよね?
ミサトのペンダントでしょ?
303 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/21(火) 22:00:57 ID:???
>>302
もともとは日本におけるキリシタン用語として、ポルトガル語のCruz(クロウズ)を模して
久留子(くるす)と称していました。
ですので、今回はあえて「クルス」としています。
確か、エヴァ本編でもそう読んでいたような記憶が・・・。

もっとも、英語読みの場合は仰るとおりですがねw
304名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/21(火) 22:02:54 ID:???
後2話かあ。楽しみだわ。
305291:2010/09/22(水) 00:36:53 ID:???
続きキターー!! ってアスカ帰ったー!?

大量投下乙でございます。焦ってるミサトさんが可愛くて吹いたw
期待と終わってしまう悲しさに負けない様にバスタオルに埋もれてお待ち申し上げます
306名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/22(水) 09:35:10 ID:???
>>303
そのとおりですね。元々はポルトガル語が語源なんですよね。

日本においては、キリスト教弾圧の折、信者は、この久留子紋を使用して十字架
であることをカモフラージュしたといわれています。

いわゆる、悲しい性を背負うと言うか、そこまでして、自ら信じるものを守ろうとしていた。
この逸話を今回の話に引っ掛けたのが◆tsGpSwX8mo氏の意図ではないかな?

あと2話ですか。脱線しつつもw いよいよ話が核心に迫ってきましたね。

ROAD TO REBIRTH(復活への道)
a Chainress Soul(縛られない心)
Always be with you(常に君と一緒に)
Swear(誓い)
Forever More(永遠よりもっと)

・・・センスいいネーミングですねw
307Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/23(木) 21:14:00 ID:???
シンジは、俯いて自らの手を眺める。そしてクルスを持つ手をぐっと握り締めた。

「僕は・・・本当のところ、幸せなんて、望んじゃいけないのかもしれない・・・」

ミサトはハッとした表情でシンジのほうを見る。

「僕は、自分の事が誰より一番嫌いで、誰より自分の事を一番消したかった。
消えたいって思っていた。でも、何かが僕を繋ぎとめてくれていたことに、ある
とき気付いた。それが・・・これだったんだ。そう。ミサト・・・あなただったんだ」

それを聞いたミサト・・・自分の手に戻ってきたクルスに、視線を落とした。
それは、日の光を浴び、キラキラ輝いていた。

「僕は、こいつのおかげで生かされているような気がする。だから、これは僕が
生きている証としてずっと持っていなければいけないんだろう。もし、この十字架が
僕やミサトの将来を導いてくれているのなら、僕はそれに身を委ねたいと思う。
その傍らに、ミサトがいてくれるのならば、僕は生きていけると思う。幸せだとか
夢だとか、希望だとか、そういったものは今は何もいらない。ただ、生きていたい」

そして、ミサトの目をしっかりと見つめ、こう最後に言った。

「僕は・・・ミサトと、ただ生きていきたい・・・何もいらない、ただ、ただ生きたい・・・」

ミサトは、黙ってそれを聞いていた。一筋の涙が、頬を伝い、そして落ちる。

「シンジ・・・もう何も言わなくていい。何も言わなくていいよ・・・シンジの背負っている
荷物、たぶんそれは、私が思うよりずっと重いものだと思う。でも、これからは私も
それを背負っていく・・・それで、シンジの心が少しでも軽くなるなら、そうしたい。
私ね、もう・・・自分に言い訳をしながら生きていくなんて真っ平よ。私が今まで生きて
きた歴史がまさにそうだから。もう、あんな辛い生き方はイヤだから・・・私はもう怖く
なんてないよ。もう言い訳なんかしない。ありのまま受け入れて生きていく。だって、
私には・・・シンジがいるから。それだけでいい・・・私にはそれだけで・・・」
308Epilogue -Swear- ◆tsGpSwX8mo :2010/09/23(木) 21:42:16 ID:???
ミサトはシンジの元に歩み寄る。

「シンジ・・・私ね。アスカと約束したんだ。誰もがうらやむような2人になるって」
「僕もだよ・・・ミサトを幸せにしてやってと頼まれたんだ・・・だから・・・」
「うん・・・そうね。私たち、もう幸せになっていいんだよ。もう、ビクビクしなくても
いいんだよ・・・だからシンジ・・・・私は絶対シンジを離さない。離したりしない!」
「うん・・・先のことなんて分からないけど、一つだけ確実に言える事がある。
それは・・・葛城ミサト、この人を僕は二度と離さない。この人と一緒に生きていく
ってこと・・・」

そして2人は、しっかり堅く抱き合い、何度も唇を重ねた。

「ミサト・・・愛してる・・・」
「シンジ・・・私も愛してる・・・」

そしてその後、堅く抱きしめた手を緩め、シンジはミサトにこう告げた。

「そうだ・・・僕ね、父さんの後を受け継ごうと思うんだ。何が出来るかはわからない。
でも、僕を必要としてくれる人がいるのなら、その人のために何かをしてあげたい。
そう思っている。で、ミサト・・僕のそばで、それを支えて欲しいんだ・・・」
「うん・・・喜んで手伝うわ。私も何が出来るのかはわからない。でも、残された私
たちができることは、この世を戦いのない世の中にすること。そのためならば、
私は力を惜しむつもりはないわ。シンジ・・・私はいつも一緒よ。ひとりにさせないわ!」

そう言って、ミサトは涙に濡れた顔でとびきりの笑顔を投げかける。。
それをシンジは、黙って頷いた。

2人はしっかりと手をつなぎ、少しずつ前へと歩き始めた。
その先に何があっても、離れたりしない・・・心の中で、2人はそう誓っていた。

新しい人生への、まっすぐな道。
その先に、穏やかな日々と幸せがこの2人に降り注ぐますように・・・。
309 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/23(木) 21:50:36 ID:???
というわけで、長編となりましたがこれにて完結でございます。

2人が互いに求めていたものは、2人だけの幸せでは決してないわけで、
いろんな人の思いを背負ってこれからも生きていくわけです。
だから、決意と誓い、ここに主眼を置いてみたわけですが、どうでしょうか?

これがベストの結末だとは思ってはいません。
でも、ひとつの愛の形として、こういう終わり方もアリなのかなとは思います。
こういう男と女の関係をも超える強い絆は、この2人でないと成立しない。
そう思ったしだいです。

また新しいプロットが思いついたら、現れることとします。
皆様、ありがとうございました〜!
310名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/23(木) 22:02:36 ID:???
>>309
超乙!もう一度最初から読み返すよ。シンジとミサトさんは二人にしか築けない関係で結ばれてるね。

次の作品も待ってます
311名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/24(金) 09:13:11 ID:???
うまいし読ませるが、作者が若干押し付けがましいのがもにょるな。
「感動していただきます」みたいなこと言われても…。
312名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/24(金) 13:58:48 ID:???
読んで来たが、気になった点がいくつか

まずゲンドウの遺書にミサトの気持ちに応えてやってくれとあったことと、
アスカが二人の応援にまわったこと
最後に向けてまとめる為だとは思うがちょっと突拍子すぎかと

あとは三点リーダを…ではなく・・・にしていることかな
それ以外はよく書けてるし表現なんかもいいと思う、乙でした
次作待ってます

個人的にはお互いの気持ちが通じ合ってても
「シンちゃん(シンジ君)」「ミサトさん」の方が好きだ
呼び捨てだとこの二人の場合なんか違和感ある
313 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/24(金) 14:14:11 ID:???
>>311
そこは反省しております。ご指摘多謝。

>>312
痛いところを突かれましたね・・・確かに突拍子な印象を与えたかもしれません。
本当はもっと丁寧に書くことも考えたのですが、それやっちゃうとそれこそgdgd
になりかねないのと、ひとえに私の表現力のなさから来るものです。
もう少しその辺考えて纏める術を身に着けたいものでございます・・・。
314名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/24(金) 15:12:57 ID:???
>>312
飯全部食っといてから不味いと文句言うレベル
315名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/24(金) 17:16:41 ID:???
>>314

よく>>312読め
批判してる部分は一部分のみで他は認めてるじゃん
316名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/24(金) 23:46:09 ID:???
>>313
そういえば、シンジVerで某国営放送のドラマにインスパイアされたって
言ってたけど、これは見たことがある?
初めて見たとき、糞フイタwww

ttp://www.youtube.com/watch?v=WwEDl-_Z6H8&NR=1
317305:2010/09/25(土) 02:00:28 ID:???
いつの間にか最終回キテターー!?
でも今日は読む時間が無い!(ToT)
投下お疲れ様でしたー!!
318名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/25(土) 08:43:53 ID:???
>>316
国営放送じゃなくて公共放送な

ハゲタカ見てないんで笑いどころがわからないんだが
面白そうなドラマなんで機会があったら見てみようと思ってる
319名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/25(土) 11:17:06 ID:???
>>318
笑いどころが違うんじゃないかな?
320名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/26(日) 21:20:28 ID:???
保守
321名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/27(月) 00:24:34 ID:???
> ◆tsGpSwX8mo氏
もしお許しがいただけるなら、あなたの作品を原案としたお話を1つ
書いてみたいと思いますがいかがでしょうか?
もし見ていらしたら、お返事賜りたく m(__)m

あなたのSSを読み返してみると、やはり、いいお話には「いい音楽」が必要だと
感じ入りました。特に>>207-209>>213-215のお話は、題名通りのこの曲を
当てると、さもそのシーンが映像として浮かび上がってくるから不思議。
まさか、ハゲタカとEVAがここまでリンクするとは、目から鱗ですた。職人見習い
として、非常に参考になります。
ttp://www.youtube.com/watch?v=erQ5SWV366s
322321:2010/09/27(月) 00:26:47 ID:???
すんません、もいっこリンク貼り忘れましたw
ttp://www.youtube.com/watch?v=l9pqgFztnAQ&feature=related
323 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/27(月) 01:17:15 ID:???
>>321-322
どうぞどうぞ。ご自由にいじくってくださいまし。
もとより、とても著作権なんぞ主張できるようなシロモノではないのでw

個人的には、Qと完結編の劇中曲はぜひ佐藤直紀氏にお願いしたいですね。
どうせオリジナルを壊しにかかるなら、これくらい大胆な人選も良かろう、と
思ったりします。
ハゲタカだけでなく、龍馬伝も音楽はこの人ですが、龍馬伝の劇中のドラマ
チックな展開で流れてくる「想望」という曲、これはもう白眉の出来ですね。
2:00あたりからは、思わず涙してしまいます。
ttp://itunes.apple.com/jp/album/id371997458

この曲をベースに、ちょっと今構想を練っているところです。
324名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/27(月) 10:23:44 ID:???
>>323
> 龍馬伝の劇中のドラマチックな展開で流れてくる「想望」という曲

これは納得!確か龍馬伝の武市切腹のシーンだっけ?で流れてきて
思わずウルっときたもんなぁ。まるで「泣きなさい」とでも言わんばかりの曲。

例えば補完計画発動のときの、ミサトとシンジの別れのシーンでこの曲が
流れれば確実に泣ける。
ただ、一歩間違えたらエヴァの世界観壊しかねないだけに難しいところ。

それはそれとして、続編期待してるよん。
325名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/27(月) 10:40:16 ID:???
>>324
ようつべに転がってるな。確かに武市切腹で流れた曲だ。
1:57あたりからが聴き所。

ttp://www.youtube.com/watch?v=qpBVoi0s2fI
326名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/27(月) 13:16:23 ID:???
> 例えば補完計画発動のときの、ミサトとシンジの別れのシーンでこの曲が
> 流れれば確実に泣ける。

実際にやってみたら…マジでオリジナル以上に切なくなってきた(´;ω;`)
327名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/27(月) 21:52:07 ID:???
なんか、スレチな流れになりつつあるなw

>>323
佐藤さんが音楽演出の分野では日本一のコンポーザーなのは認める。
ローレライ、ハゲタカ、龍馬伝・・・いずれも最高の仕事してる。
でもそれは言い過ぎだよ。
EVAはやっぱ鷺巣さんでこそ、でしょ。
328名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/27(月) 23:53:48 ID:???
期待してます
329想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/09/28(火) 00:48:33 ID:???
「葛城ミサト、さん…あなたが、碇シンジ君の保護者…ということでよろしいのですね?」
「はい。そうです…」
「わかりました。では、単刀直入に申し上げます…」

ネルフ病院の医師が告げたその言葉。
それは、私にとってある種の「死刑宣告」に近いものであった。

「彼の意識、もしかしたら、このまま戻らないかもしれません。覚悟だけはしておいてください」

私の頭の中は、パニックというより、真っ白…何も考えられなくなっていた。

あの一連の戦いで、私たちはレイ、そしてアスカをも失っていた。
最後には、ゼーレと、その手先と化した戦自によりネルフは崩壊手前の危機に瀕していた。
それを救ってくれたのは、紛れもなくシンちゃんだった。
彼が…初号機が自らの身を呈して、ネルフを、そして人類の滅亡を食い止めてくれた。
ゼーレが描いたシナリオは、あとわずかというところで達成されることはなかった。
そして、私も、そのおかげで今こうして生きている。

でも…その大きな代償として、シンちゃんは、瀕死の重傷を負ってしまった。
瀕死というか…実は初号機のエントリープラグで発見されたときには、既に息がなかった。
私は、指令を初めとする上層部を全く無視して、職権をもって医療部を動かし、第一級の
優先順位をもってシンちゃんはネルフ病院で数日に及ぶ懸命の治療が施された。
その結果、呼吸は何とか回復したものの、意識はいまだ全く戻らない状況であった。
脳波は数値上は正常な状態には保たれていたものの、呼吸停止の状態が一定時間
続いていたため、もしかしたら脳にいくばくかのダメージが残っているかもしれない。
万に一つ、意識が戻ったとしても、脳に何かしらの障害が残る可能性がある…。
それが、医師の下した最終的な見解だった。

「あとは、シンジ君の生命力に賭けるほかありません。彼の活躍は我々医療部の人間も
知っています。だからこそ、戻ってきて欲しい。私もそう願っています」

医師でさえも、唇をかみ締めながら僅かな奇跡にすがるよりほかなかったのだった。
330名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/28(火) 01:12:08 ID:yur/VT02
お、新しいのきてる!
331想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/09/28(火) 18:43:05 ID:???
私は放心状態でカンファレンスルームを出た。

今思うこと。
また私のせいで、彼を死地へと追い込んでしまった。それに尽きる。
しかも、今回ばかりは、とりかえしのつかない状況に追いやってしまった。

今までは、たとえ過酷なことを強いても、何とか頑張り通してくれた。
作戦部長の立場としては、期待に応えてくれた、ということ。

でも、一個人に立ち返ればどうだろうか。
確かに私自身の使徒への思い…憎しみと言い換えてもいい。
それは今も変わってはいない。でも、その個人の私利私欲のために、結果的に
彼らを利用した…本位はともかく、その事実だけは動かしようがない。

ネルフの人間としては、それをなんとも思わない、いや、思ってはいけない。
でも、葛城ミサト一個人としては…

苦しいの。
辛いの。
そして、胸が痛いの…。

だって、今の私にいちばん身近に接してくれている人を、戦場に送り込み、時に
生死の境をさまよわせるような過酷な任務を強いて、それで、平気でいられるわけ、
ないじゃない…幾ら私でも、そこまで冷酷にはなれない。

それでも、結果として幾度の戦いの後も、彼は生きて戻ってきてくれた。
その事実に、自分の中にある種の「慣れ」が生じていたのだ。
生きて帰る、それがあたりまえなんだと、心のどこかで思っていた。

でも、今回のことで私はそれがとんでもない間違い、いや、自惚れであったことを知った。
彼は決して機械じゃない。私と同じ生身の人間。
そこに気づかなかった私。最低の人間だ…
332想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/09/28(火) 19:12:34 ID:???
シンちゃんの眠る病室の前。

事実を知ってしまった今、もうこれ以上「頑張って」とか、「戻ってきて」なんて気安い
言葉は、彼にはかけられない。
医療のプロをもってしても「祈るしかない」状態。

これ以上ないくらいに、心が締め付けられる。
セカンドインパクトのときですら、味わったことのない焦燥感。

私に出来ることは…もはや祈ることしかないの?
これ以上、大切なものを失っても、それでいいの?
私はここで、何をしているの?
そして、何がしたいの?

自問自答を繰り返す。何度も、何度も。

私にとって、シンちゃんは、どういう存在?
同居人?家族?親友?姉?上司?

いや、どれも違う…私は思わず頭を左右に振る。
いずれもある意味正しい。でも、そんな単純な言葉だけでは片付けられない。

そう。私とシンちゃんの間には、そういう上辺だけの関係さえも超えた「絆」がある。

例えば、私と加持君…私が彼を好きだった。そのことには間違いはない。。
ただ、その「好き」の正体は、一種の「甘え」、そして「依存」。
私が彼を求めたのは、絆ではなくただの安らぎ。彼に依存することで己の安堵を求めていただけ。

でも、シンちゃんは違う。年の差、人生経験の差こそあれ、彼と私は、あくまでも対等の関係だった。
依存ではなく、互いに支え合っていた。共に支え、共に泣き、共に笑い…何よりも互いが互いを常に
彼を信じていた。利害も、そして思惑もなにもなかった。
そんなかけがえのない存在を、今ここで失ってしまう…イヤ…絶対にイヤ!
333想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/09/28(火) 19:34:24 ID:???
ずっと泣かないと決めていた。
今まではどんなに辛い現実が目の前にあっても、泣かないことで乗り越えることが出来た。
泣いてしまえば楽なことは分かっていた。でも、それはできなかった。
15年前…あの時に、自分の中それを堅く誓った…そのはずだった。

でも…

今度ばかりは我慢が出来なかった。
大切な人を目の前にして、その人が今まさに生死の境をさまよっているのに、私は何も出来ない。

ミサト、あなたは、それでいいの?

このとき、私の中の「壁」が、一気に崩れ落ちたのがわかった。
その「壁」の向こうにあったもの。

(私は…碇シンジという人を…愛している…)

私の心の奥底で眠っていたものが、今、初めて意識下に露になった。
私の想いが、全てシンクロした瞬間だった。

「愛してる…私は、シンちゃんを、愛している。誰よりも、ずっと、強く…」

そう感じた途端、私は溢れるものを堪えることができなくなっていた。
膝から崩れ落ち、両手で顔を覆い、ただ、泣くことしか出来なかった。

(シンちゃん…ゴメン…私、こんなにあなたを愛してるのに、今、何もしてあげられない…)

やがてそれは嗚咽に変わった。いつまでも、私はうわごとのようにその言葉を繰り返していた。

どれくらいの時間が過ぎただろうか。ふと時計を見ると、深夜をとうに過ぎていた。
私は、よろめきながらもなんとか立ち上がり、歩を進めた。
そして、彼の眠る病室の扉を…ゆっくりと開けた。
334 ◆UYwMl8CsAs :2010/09/28(火) 19:38:00 ID:???
あ、自己紹介遅れました。私は>>321です。
ご承諾をいただけましたので、なんとなくですが始めてみました。
物語の始まりは病院、そしてそこに傷つき眠るのは最愛の人…と
いう基本プロットは拝借させていただきました。
335名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/28(火) 19:38:57 ID:???
続き期待。
336想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/09/28(火) 21:00:36 ID:???
私は、目の前に晒されている現実を見て、ただ、立ち尽くすしかなかった。

眠るように体を横たえている。顔色には全く生気がない。
その体には、頭からつま先まで、あらゆるところに測定機器が取り付けられ、腕には点滴。
そして、酸素マスク・・・ただ、心拍数と血圧を示す規則的な機械音だけが闇の中で響いている。

これが…結果的に私が彼にもたらしてしまったもの。
重い現実が、私の上にズシリとのしかかる。

そこまでして、私たちの未来を守ってくれた。
命を掛けて、守ってくれた。なのに、私は…

彼のベッドの隣の椅子に座る。
私は、ただ、隣で彼の息遣いだけを感じていた。

その時、ある出来事が私の脳裏によみがえってきた。
思えばあのとき、私はシンちゃんにこれ以上ないと言うくらい辛い言葉を投げかけてしまった。

(ここから先は、全てあなた一人で決めなさい)
(同情なんかしない。自分が傷つくのがイヤなら、何もせず死になさい)
(今ここで何もしなかったら、私は一生あなたを許さない)

自分の発した言葉には決して嘘は偽りはない。そう言い放つことがあの時の彼には必要だった。
でないと、私たちが終わってしまう。全てが、なくなってしまうから。
そして、あの時、私はその言葉とともに、彼に、全てを託したのだった。

もしかしたら、彼さえも失うかもしれない…
そんな思いは、あの時、一遍の欠片さえなかった。
そう、あの時は。

でも、その結果が…目の前の全てが、私がもたらしてしまった現実。余りに残酷な現実…
こんなことになるのなら、私は彼に、あんなことを、言わなければよかった…
337想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/09/29(水) 00:21:57 ID:???
そのとき、部屋の扉が開いた。
「誰…?」 思わず肩をビクつかせ、私は後ろを振り返った。

そこに立っていたのは、碇指令だった。

「いつまでたっても本部に戻ってこないと思っていたら、やはりここにいたのか…」
「申し訳ありません。でも…」
「あぁ、わかっている。今は何も言わなくていい…」
「…」
「思い出した。君に渡さなければいけないものがある」

そう言って、指令は私にあるものを渡した。それは、シンちゃんが愛用していた
DATプレーヤーだった。

「あいつが、最後の戦いの前に残した、君へのメッセージがここに入っている」
「え!? どうして、これを、指令が…?」
「おそらく…シンジはあの戦いで、自らの死を覚悟したのだろう。戦いの結果が
どうであれ、自分は生き残ることは出来ない、と」
「…」
「だから、これを残した。そう考えるのが自然だ。初号機のケイジに、走り書きの
書置きとともに残されていた。これを、君に渡して欲しい、と書いてあった」
「…」
「もしかしたら、これが遺書…になるのかも知れない」

そう言って、指令はメガネを外し、そっと目頭を押さえた。

「確かに君に渡した。あとは…シンジのことは、よろしく頼む」

そう言って、指令は部屋を出た。

怖い。これを聞くのが、正直…怖い。
シンちゃんは、私に、何を伝えようとしていたのか。
338想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/09/29(水) 18:55:12 ID:???
シンちゃんが残したメッセージ。間違いなく、あの後に僅かな時間で吹き込んだものだ。

あのとき、最後の最後で、彼を突き放してしまった私…
後悔と自責、それが頭の中を支配している。

(私と最後まで一緒に戦うのよ。私はあなたをけして1人にはさせないから…)

あのとき、そう言えば良かったのか?
いや、違う。あの時点で、そういう言葉の選択肢は私にはなかった。
それが、大人としての責任だと思ったからだ。

その答えが、私の手の中にある。
何度も再生ボタンに手を掛けてみたものの、どうしてもボタンが押せない。
逡巡を繰り返す私。

私は、一旦部屋を後にし、外の空気を吸うため屋上に上がった。
星のない、静かな夜だった。
泣きはらした私の顔に、ひんやりとした風を感じる。

そのときだった。もうひとりの「私」が、何かを語りかけてきた。

(ミサト…あなたは、また独りぼっちになってしまうの?それでいいの?)
(あなたは彼を心から信じてるんでしょ?だったらなぜ最後まで信じ続けないの?)
(愛しているのなら、その想いを最後まで貫き通しなさい。自分に正直になりなさい)

…私はシンちゃんを信じている。そして、誰よりも彼を愛してる。
今まで自分をごまかし、嘘をついてきたけど、これは紛れもない真実。
もう、これ以上現実から目をそらすのはやめよう。
逃げないで、正面から受け止めよう。
彼、シンちゃんこそが、私のただひとつの希望であり、かけがえのない存在だから。

そして、私は意を決して再生ボタンを押し込んだ。
339想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/09/29(水) 19:18:01 ID:???
私は、プレーヤーのスピーカーに耳を当て、聞き逃すまいと全神経を集中させた。

−−−
ミサトさん…もしかしたら、これがミサトさんへの最後のメッセージになるかも
知れない。もし、そうなったときは、これを僕からの遺書だと思ってください。

あの時の言葉。僕はやっぱりミサトさんの言うように甘ったれた人間だったんですね。
何か、自分のふがいなさを見透かされたようです。
自分のなすべきことさえ、自分で決められない。そんな自分が正直、イヤなんです。

でも、それが、僕に課せられた使命であり、運命ならば、それは受け入れるべきもの。
例え、その結末が何を意味するものであったとしても。
それを、言いたかったんですね。ミサトさんは。

カヲル君は僕にこういいました。生と死は等価値であると。
ならば、僕にとっても死は恐れるべきものではない。
そう思った瞬間、全ての迷いは消えました。

僕は、自分のため、みんなのため、そして…ミサトさん、あなたを守るためにエヴァに乗ります。
そして、最後の敵と、刀折れ矢が尽きようとも、最後まで戦います。
僕の生き様と言うやつを、どうか最後まで見ててください。
もし、その結果として、僕が生きて帰れなかったとしても決して悲しまないで下さい。
今だから言います。僕はミサトさんが好きです。いや、愛しています。
愛する人をのために死ぬんだとしても、それを恐れる心は、僕にはないです。

ミサトさん…あなたは、僕のことをどう思っていますか?
その言葉が聞けないまま、この時を迎えた。それが、今唯一の心残りです。
最後に言ってくれた「帰ってきたら続きをしましょう」って言葉。
そうなれればいいと思います。でも、今この場では約束はできない…ごめんなさい。

では、行ってきます。もし帰ってこれたら、ふたりだけで続きをしましょうね…
−−−
340想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/09/29(水) 20:18:58 ID:???
メッセージは、ここで終わっていた。

停止ボタンを押した瞬間、私は誰はばかることなく、大声で叫び、そして泣いた。

バカァ〜!!!
シンちゃん、なんでそんなにアンタは思いつめるのよぉ〜!
これじゃまるで昔の神風特攻隊じゃないのよぉ〜!!
私がシンちゃんに死んでこいと命じたようなものじゃないの!
そんなために、あの言葉を言ったんじゃないんだから!!

…ホントにアンタは大バカよ。
私のために死ぬんじゃなく、私のために生きて帰ってきてよ。
私を残して、シンちゃんひとりで逝こうとしないでよ。
そんなの冗談じゃないわ。私には到底受け入れられない。
アンタを残して、先に進めるわけなんかないじゃないの…

これからの私の人生には、シンちゃん、あなたが絶対必要なのよっ!
シンジじゃなきゃ、ゼッタイダメなんだからっっ!!!

そう…私はね、シンちゃんじゃなきゃダメなの。
あなたにはあんなに強い自分を見せてたけど、本当は…凄く弱い。
葛城ミサトって女はね、本当の私はね…凄く弱いんだ。
シンちゃん、あなたには見せなかったけど、そういう女なんだ。私って。

今もそう。シンちゃんのことを思うだけで涙が止まらない。
今ハッキリ言える。こんなにシンちゃんが好きで好きで堪らないんだってことを。

だから、逝かないで。
私をおいて逝かないで。もう、独りぼっちは絶対イヤ。
やっと、信じあえる、支えあえる人と出逢ったんだよ。
何度でも言う。私はね、シンちゃんじゃなきゃダメなの。あなたが必要なのよ!
あなたが死ぬってことは、私も死ぬってことと同じ意味なのよ!!
341 ◆tsGpSwX8mo :2010/09/29(水) 20:24:19 ID:???
突然IDが変わったので驚く人もいるかと思います。
◆UYwMl8CsAs氏の依頼により、>>340より当分の間、この話を私が
引き継ぐことに致しました。なんでも、1週間くらい不在になるそうです。
実は>>339までの原稿は、私が氏より受け取り代理でうpしたものです。

というわけで、ここからは私と◆UYwMl8CsAs氏の共作と言う形式と
させていただきますのでご留意ください。話はなるべく整合性が取れるよう
努力いたしますのでw
342名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/29(水) 20:29:48 ID:???
>>341

びっくりしました

楽しみにしてます
343 ◆UYwMl8CsAs :2010/09/29(水) 20:36:13 ID:???
>>341
ご無理聞いていただき感謝します。実は急遽明日より中国の大連への出張が
決まったため、当地のネット環境を考えるに、話を続けることが困難だと判断
したものです。考えた結果、◆tsGpSwX8mo氏ならお任せできると判断しお願い
したものです。
どういじってもらっても結構ですが、決して悲劇にはしないで下さいね(笑)。
では、宜しくお願いします。
344名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/29(水) 20:46:14 ID:???
>>343
あらら。ご苦労様です。そういう事情なら致し方ないですね。
この時期に中国ですか。当局に拉致られないよう身辺には充分お気をつけ下さいw

>>341氏、急遽の代打、大変でしょうけど、私も楽しみに待っています。
345名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/29(水) 20:52:50 ID:???
乙。続きワクテカしてます
346想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/09/30(木) 01:05:04 ID:???
もし、あのときの私の言葉。
それがシンちゃんをあそこまで追い詰めてしまったのね。
「自分が傷つくのがイヤなら、何もせず死になさい」なんて、人のことを
言えた義理じゃないよね。
言った張本人が、何ひとつ出来てないんだもの。

今更…って思うかもしれないけど、あの言葉は、撤回する。
あなたは決して甘ったれた人間じゃない。
甘ったれているのは、むしろ私の方なのよ。
謝って済むような話じゃないけど、ごめんなさい。
本当に、ごめんなさい……。

もし、シンちゃんが本当に死んでしまったなら、私もすぐに後を追う。
あなたのいない未来には、私は何の未練も、何の希望もないから。
償いや謝罪の気持ちなんかじゃない。

ただ、あなたとずっとそばにいたいだけ。

私の思い、それはただひとつ。ただ、シンちゃんと一緒にいたい。
それだけでいい。他には何もいらない。
ネルフの作戦部長なんて肩書き、そんなの、他の誰かにくれてやる。
地位や名誉や財産…そんあもの、全て失ったってかまわない。
シンちゃんは私を守ってくれた。命を賭けて。
今度は、私の番。
一生を賭けてでも、私はあなたを守る。

だからシンちゃん、私より先に逝かないで。
お願いだから、私を置いていかないで…ひとりになんかしないで…

神様…お願いします。
私に、シンちゃんを・・・私に返してください。
347想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/01(金) 19:42:46 ID:???
そして再び病室に私は戻った。

あのメッセージを聞いたあとでシンちゃんの顔を見ると居たたまれなくなる。
思えば、度重なる使徒との戦いの中でも、彼らを平気で死と隣り合わせの状況に
送り込んでしまっていたのは事実で、それを何とも思わなかった自分の不甲斐なさが、
心にズシリとのしかかってくる。

作戦部長とはいえ、所詮組織の駒にすぎないと痛感した瞬間だった。
大層な肩書き背負っている割には、何も出来ない自分が情けない。

もう…こんな組織にいるのがつくづく嫌になってきた。
自分がもっとも愛する人でさえ、死地に送り込むなんて、もう耐えられない…。

私はシンちゃんの点滴が差し込まれている右手を、自分の両手でそっと握り締めた。

シンちゃん…今は何も出来ないけど、あなたが目を覚ますまで、私はここにいる。
ずっとそばにいるからね…。

…私は、いつの間にか眠りに落ちてしまっていた。
朝の光がカーテン越しに降り注いでいた。

そのうち、意識がハッキリしてくる中で、、私は自分の両手に不思議な違和感を感じていた。
見ると、両手で包み込んでいたシンちゃんの右手が、いつの間にか私の手の上にあった。

私は、顔をゆっくりと上げてみた。
すると、その視線の先には…シンちゃんが優しく微笑みながら、私を見つめていたのだった。

(??)

すると、酸素マスク越しに、かすかに声が聞こえてきた。

「ミサト…さん…おはよう…ございます…」
348想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/01(金) 20:13:21 ID:???
そう…シンちゃんの意識は、私が眠りに落ちている間に戻っていたのだった。
しかも、目の前にいるのが私だと、認識していた。

私は、震える声でこう答えた。

「おはよう…シンちゃん…」

シンちゃんは、そっと頷いてくれた。
私は、ただ肩を震わせ、泣くことしか出来なかった。
安堵とか、嬉しさからではない。
感無量…それしかなかった。

ほどなく医師をはじめとするスタッフが病室に集まってきた。
私はそれを病室の外に出て、診断の結果をで黙って待っていた。

一通りの診察を終え、病室から出てきた医師は、私にこう告げた。

「葛城さん…もう大丈夫です。脳の障害も全く見当たりませんでした。彼は必ず
元通り、元気になりますよ…」
「…ありがとうございます…よかった…本当によかった…」
「葛城さん…もう、彼をああいう過酷な戦場に二度と送り込まないで下さい。これは
医療部スタッフ全員の総意です。普通の生活を与えてあげてください」
「はい…そうならないよう、私が責任を持ちます…」
「お願いします。あと…お節介かもしれませんが、彼を、大事にしてあげてください…」
「ありがとうございます…大事にします…」

そう言って、医師は診察室へ戻っていった。

感謝の思い。今の私にはだた、それだけしかなかった。


349名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/02(土) 00:51:59 ID:???
キタキター!
350想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/02(土) 01:03:34 ID:???
数日後。

私は車椅子に乗ったシンちゃんと一緒に病院の屋上にいた。
彼にとっては久しぶりの外の空気だった。

「あぁ・・こうして外に出ると生きてるんだって実感しますね。でも、あの時は
本当にもうダメだと思ったのに…ここの人たちには感謝しなくちゃ」
「だよねぇ…主治医の先生もシンちゃんの生命力に驚いてたわよ」
「僕は…呼び戻されたんですよ、きっと」

そう言ってシンちゃんは私の顔をじっと見つめ…

「ミサトさん、本当にありがとうございます。僕を呼び戻してくれて…」

私は恥ずかしくなって顔を下に向けるしかなかった。

「そうだ…あのテープ、もう聞いちゃいました?」

唐突にシンちゃんは私に聞いてきた。思わず私はドキっとした。

「うん…聞いたよ。ごめんなさい。あんなにシンちゃんを思いつめさせてしまった…」
「違いますよ。僕は、ミサトさんにはむしろ感謝しないといけない」

意外な言葉だった。
私が自分自身を責め続けたあの言葉。でも、彼はそうは取らなかった。

「自分の弱い部分をズバッと突いてくれた。自分の親にさえ言われたことがなかった。
でも、ミサトさんはちゃんと正面から向き合ってくれた…だから、僕はエヴァに乗れた
んです。そんなミサトさんに背を向けることなんて、僕には出来ない。一番大事な人に
そこまで言われて、奮い立たなかったら男じゃない。だから、僕はミサトさんを守りたい
と思ったんです。ミサトさんの恩に報いたかった…だから、僕はミサトさんへの思いを
正直に残しました。それが、あのテープの中身なんです」
351想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/02(土) 01:29:32 ID:???
シンちゃんの思いを、私はとんでもなく勘違いしていた。
思わずジンとしてしまった。胸が熱くなった。

「シンちゃん…私ね、あれから自分自身をずっと責めていたの。私が自分の
立場を利用して、シンちゃんに凄い負担を背負わせていたのかと思うと、凄く
やりきれなくて、情けなくって…凄くイヤになってたの。挙句、シンちゃんを
もしかしたら死に追いやってしまったのかって…それで…」

シンちゃんはそんな私に諭すようにこう言った。

「もうそんなに自分を責めないでください。僕は、ずっとミサトさんを信じています。
ミサトさんを裏切るなんて、僕には出来ない…ガサツでズボラなように見えても、
実は芯は凄く強い信念を持っている人。しかも、僕のことをまっすぐに見てて
くれている。ミサトさんだから、僕はここまで来れたんです。そして、今ここにいる。
あの言葉は、僕にとってのいわば、マイルストーンなんです。だから、そんなに
自分を追い詰めないでください…」

シンちゃんの話を聞いて、涙が溢れてきた。

「そうだ、あのテープ、返して下さいね。今となっては、もう不要なものだから」
「えっ…?」
「だって、結果的に遺書にはならなかったわけだし、告白は何度もすると効果がない
って言うじゃないですか…だから、あれは僕が責任を持って処分しますね」

私は持っていたレコーダーをシンちゃんに渡した。
すると、彼はレコーダーからテープを取り出し地面に置き、なんと車椅子のタイヤで
テープを踏み潰してしまったのだ。

「はい。これで終わりです。でも、ミサトさんへの想いはこれからも続きますからね」

そう言ってシンちゃんは私にニッコリ微笑んでくれた。
その笑顔は、まるで凍てついた私の心をゆっくり、静かに溶かしていった。
352ぶっかけ隊:2010/10/03(日) 12:21:42 ID:???
エヴァの世界観って一年中常夏なのになんでミサトはしょっちゅう黒のハイネックのセーター着てるんだろう。
夏にセーターは暑いだろ。
353名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/03(日) 16:13:30 ID:???
自分も同じことが気になって
以前エヴァ板のどっかのスレに書いたことがある

ネルフ内とか建物の中は冷房効いてるから
寒がりや冷え性の女性だとハイネックや上着着てても不思議じゃないんだけど
外でもあのカッコだよね(ノースリーブワンピースの時もあるが)

で、書きこんだ後ついたレスの中に
「ミサトは酒飲み過ぎて自律神経がおかしくなってるんじゃないか」
ってのがあって笑ったけど案外そうなのかもと思ってる
354名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/03(日) 21:18:37 ID:???
セックススレのSS最近いいぞ
355想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/03(日) 23:09:33 ID:???
私は、シンちゃんの後ろからそっと彼を抱きしめた。

「ゴメンね。あなたに凄く辛い思いばっかりさせて…」

その時だった。
シンちゃんが急に小声で私に話しかけた。

「ミサトさん…そのまま、動かないで…」

え?一体何??

「誰かが…僕たちを見ています。おそらくは、僕たちの敵…ゼーレの手先…」

て、敵…?しかも、ゼーレの!?

「ミサトさん、車椅子の後ろのポケットにに銃が入っています。それを取って、
僕が合図をしたら、後ろにいる人に数発威嚇射撃…いいですね?」
「わ、わかったわ。でも、どうして…」
「理由は後で。じゃ、いきますよ。3、2、1…GO!」

私は銃を車椅子のポケットから引き抜き、振り返り屈みこむような体勢で数発、発砲した。
ひぃっ、と奇声を上げて、男が2人、脱兎のようにその場から立ち去った。

「やはり…」
「シンジ君、これ、どういうことなの…!?」
「戦いはまだ、終わってはいない…」
「終わって…いない?」
「はい…奴らは、まだ補完計画を諦めていない、そういうことです」
「な……!!」

シンちゃんから告げられた、あまりに衝撃的な言葉。彼は、何かを知っている…。
356想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/03(日) 23:33:21 ID:???
その時、ミサトの携帯電話が鳴った。

「はい、葛…」
「ミサトっ?私よ。そこにシンジ君、いるわね?彼を今すぐ本部に連れて来て!
病院の了解は取ってあるから…急いで!」
「リツコ!いったいどういうことなの?」

電話はすぐに切れた。

「ミサトさん、リツコさんからですね?」
「えぇ……でも、一体どういうことなの?さっきの出来事といい…とにかく、あなたを
本部に連れて来て欲しいって。で、シンちゃん大丈夫?」
「大丈夫です」

そう行って、シンちゃんは車椅子から立ち上がった。
「ミサトさん、ちょっと、肩貸してください。まだ、一人で歩くには…」
「いいわよっ!さ、掴まって…今度は、私の番だから。私が守ってあげるんだから!」
「じゃ、行きましょう。ミサトさん」
「ええ、シンちゃん。もうひとりにはしないわ。一緒だからね!!」

私たち2人は、屋上からエレベーターを降り、地下駐車場にある私の車に乗り込んだ。

−−−
ネルフ本部、司令室。
既にそこには、冬月副指令をはじめ、いつものメンバーが揃っていた。

「みんな、待たせたわ。シンジ君から聞いたけど、いったい、どういうこと?」
「そういうことだ。まだ、終わってはいなかった、ということなのだよ…」

副指令が苦々しく語った。リツコが話を継いだ。

「シンジ君が身を呈して、補完計画を破綻させた、そのはずだった。でも……」
357想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/04(月) 00:14:01 ID:???
「シンジ君があの戦いの前に、私への書置きを残してくれてたの。本部のセキュリティ、特に
MAGIのクラッキングには十分注意してください、って。で、それがズバリ的中した、っていう
こと。あの戦いの数日後から、MAGIに対するアタックが少しずつ頻発するようになった。私と
マヤで一緒に防御プログラムを施してあったからそこは大丈夫だった。で、マヤにアタックの
発信元を追跡させたら…発信元はアメリカ、それもニューヨークからだと判明したの」
「ニューヨーク…もしかして、それって…」
「そう。国連があるニューヨーク、つまり、それを陰で操っている組織…」
「…ゼー、レ?」
「そう。シンジ君はたぶん、補完計画が完全に破綻し切れないことを予め悟っていた、ということ
になるわね…そういうことでしょ?シンジ君?」
「はい。そういうことです。だから、リツコさんにMAGIの防御体制の再構築をお願いしたんです。
多分、狙っているのはネルフの心臓部ともいえるMAGIの人工知能、そして、僕という存在…」
「まさ…か…??」

私は慄然とした。あの戦いが終わっていない…とは、そういう意味だったのか。

「奴らにとって、今の状況で補完計画を続行し完遂させるためには、アダムの因子を持つ存在、
つまりここにいるシンジ君が必要にして不可欠な存在である、ということになる。で、彼をここに
呼んだということだ。病院に彼を置いておく事はいろんな意味で危険な状況になる。ここなら、
外部からの進入は完全に阻止できるからな…」
「そういうことだったんですね…で、副指令、今後どう対処するおつもりですか?」

ここで私は、ここの部屋の主である碇指令がいないことに気がついた。

「そういえば、指令は…!?」
「もはやここにはいない…葛城君、君も知ってのとおり、今回の戦いの元凶の一つが、碇だったのだ」
「えぇ、確かに経緯としてはそうですけど…では、ここの指揮はいったい、誰が…?」

そのとき、冬月がシンちゃんのほうを向いた。
そして、静かにシンちゃんが口を開いた。

「…僕が指揮を執ります。これは、僕にしか出来ない戦いなんです!」
358名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/04(月) 00:23:51 ID:???
君、微笑んだ夜もなかなかこのスレの雰囲気にマッチしてるみたいな
359358:2010/10/04(月) 00:31:55 ID:???
http://www.youtube.com/watch?v=4j74YSF2A_Y
この曲な。
みつめている、感じている、見守られている、その胸に。
ってところとかすごくミサシンの世界観にあうとおもうんだよな。
360想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/04(月) 00:36:07 ID:???
「シンちゃん…あなたは…でも、それは…」

私は言葉を失った。
彼が、再び戦いの場に立とうとしているのだった。しかも今度は、自分の意思で。

「ミサトさん、大丈夫です。今回の戦いは、エヴァ対使徒というような構図ではない。
いわば頭脳戦です。それに、奴らの狙いが僕だとすれば、僕が指揮を執ることが、
逆に戦闘への抑止力に繋がるという側面もあるんです」

シンちゃんは、もはやあのときのひ弱な少年ではなかった。生死の境をさまよった
ことが深層心理に影響したのか、冷静に現況を分析し、正確な判断が出来る能力
を知らず知らずに身に付けていたのだ。やはり彼は、碇指令の息子だ。

私を周りを見渡した。
冬月はじめ、全員が頷き、彼の指揮下で戦いに挑むことに同意していた。
ならば、もう迷うことはない。

「シンちゃん…いえ、シンジ君、じゃあ、これからどうするの…?」
「ミサトさんには、発令所のスタッフの全体統括をお願いします。戦略的な情報は
全てミサトさんに集めてください。リツコさんはマヤさんとともにMAGIの現状の防御
レベルをさらに引き上げるべく、リスクマネージの分散化をお願いします。冬月さん
は現有戦力を踏まえた全職員の配置体勢の再構築をお願います。できれば、第一種
警戒並みの体制を全職員に指示してください」

「「「了解!!」」」

リツコ初め全員がそれぞれの持ち場に散っていった。

「ミサトさん…今度こそ、全て終わらせましょう。ミサトさんと僕、2人一緒に前に進むためにも…」

私は黙って頷いた。シンちゃんの目に、あの時とは違う明確な力強さが宿っていた。
私もシンちゃんと思いは同じ。今度こそ、彼と一緒に戦う。そして…全てを終わらせてやる。
361想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/04(月) 19:49:39 ID:???
そして、私と副指令、そしてシンちゃんは発令所の最上段にある指令席へ向かった。
ここから発令所の全体を眺めるのは、私も初めての経験だった。
眼下では、リツコやマヤちゃん、日向君、青葉君といったメインスタッフが忙しく作業に
取り掛かっていた。
副指令がその場所に促し、シンちゃんに話を始める。

「シンジ君。ここが、君の父さんが指示を下していた場所だ。わかるね?」
「はい…」
「今から君はここに座り、彼と同じように全体の指揮を統括することになる。いいね?」
「はい、分かっています。ただ、1つだけ…」
「ん?何かね?」
「冬月さん、父さんと同じように僕の傍にいてください。もし、僕が誤った判断をしそうになった
ときは、躊躇わず、僕に指摘して下さい」
「うむ。了解した。君の判断が迷うことがあったときは、私がサジェスションするとしよう」
「あと…これからの一切については、僕が皆さんに指示をするのではなく、皆さんの意見を
踏まえた合議制とします。作戦・戦略面はミサトさん、技術・情報面はリツコさん、全体の
ディレクションは僕と冬月さん、それぞれの意見を集約して、その時点での最善の手段を
決定したいと思います。それで、よろしいでしょうか?」
「うむ。私は構わない。エヴァのない今となっては、皆の力を最大限に結集しないと勝利は
得られない。三人寄れば文殊の知恵と言う諺もあるわけだし、な」

「そして…ミサトさん」
「ん??」
「今回に関しては、たぶんミサトさんの戦略策定力、これに全てがかかってくると思います。
決して、かつてのような無茶な作戦は取ろうとしないで下さいね。一歩タイミングを間違えたら、
今度こそ命取りになります。けして奇跡は信じないように…いいですね?」
「わ、分かってるわよ。でも、ね…」
「もちろん、行くときは躊躇わず一気に行きます。そのタイミングは、あってもせいぜい1度だけ…」
「1度、だけね…」
「はい。そのときまで、とにかく専守防衛が鉄則です。相手の出方を、片時も見逃さないで下さい。
作戦部長・葛城ミサトの全知全能、余すところなく見せてくださいね」
「えぇ、もちろんよ!!何のために私がネルフにいるのか、とくと見せてあげるわ!!」
362想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/04(月) 20:26:44 ID:???
「では、私は人員の再構築の作業にかかるとする。シンジ君…後は頼んだよ」
「お願いします。今こそ、冬月先生の知識と経験が必要なんです。僕に足りないものは
まさにそこです。何卒、よろしくお願いします」

そう言って副指令は踵を返し、発令所から司令室に戻っていった。

「ミサトさん…さっきは生意気なこと言って、ごめんなさい」
「うん、いいのよ…今からはあなたが最高司令官なんだから、それでいいの」
「でも、これだけは言っておきたいんです…僕とミサトさんは、あくまで対等です。どちらが
上だとか下だとか、そんなことは関係ありません。これからは、ずっと一緒なんですから…」
「シンちゃん…」

「そして、全てが終わったら…あの時の約束を、果たしてくださいね」

うん…あの時の約束、忘れてなんかいない。いや、忘れてなんかやるもんか。
ぜったい、約束は守る。それが、今ここに至る全ての出発点なのだから。
私とシンちゃんの、絆…そして、その想いのすべて。
叶えるためには、まず、ここを乗り越えないといけない。私は思いを新たにした。

「うん、もちろんよ。そして、全てが終わったら…いつか私を…シンちゃんの…お嫁さんにしてね」

…自分でも驚くくらい、率直な言葉が出てきた。そう。今、心からそう思う。
これからの一生、ずっと彼を支えて生きていきたいと、素直にそう願っている。

シンちゃんはそれを聞いて、一つ大きく息を吐き、私に1枚の紙切れを手渡した。それは、既に私の
名前以外の全ての項目が記された婚姻届。その日付は、4年後の彼の誕生日になっていた。

「先に渡しておきます。今は無理ですけど、いずれ…2人で一緒にこれを出しに行きましょうね…」

私、やっぱり見透かされていたんだ…涙が一筋、こぼれて落ちた。
ただ頷くだけしか出来なかった。いや、嬉しくて、返す言葉さえも出てこなかった。
そして…躊躇うことなく、その用紙の唯一の空欄、「妻になる人」の欄に自分の名前を記したのだった。
363名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/05(火) 09:09:06 ID:???
もしかして◆tsGpSwX8mo氏は違うCPでも小説書いてる?
364想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/06(水) 01:41:41 ID:???
その時だった。
突如ネルフ本部に鳴り響く緊急警報。

『第一種警戒態勢に移行、繰り返す、総員第一種警戒態勢に移行』

「MAGIへのアタック、いや、本格的なクラッキングが始まっています!」

青葉君が叫んだ。喧噪とざわめきに騒然とする発令所。

「クラック元は?」

私は発令所に駆け下り、青葉君のモニターをのぞき込むように問いかける。

「松代のMAGI2号…いや、それだけではありません。少なくともMAGIタイプ
3台への同時クラッキングを確認できました!」
「で、対処の状況は?」
「はい、現在が赤木博士と伊吹二尉が再度のプロテクト作業に入っています。
今までの防御機能が効いているとはいえ、今度は今までにない規模の攻撃…」

「あの老人たち…ここで仕掛けてきたか。葛城君、どうする?」

発令所に戻ってきた副指令が唸るようにつぶやいた。

「まずは、ここを耐え抜きましょう。今回は、こちらの耐力を試しているような気が
します。もし、何かあるなら、この次でしょう」

その間に、私は次の戦略を組み立てようとしていた。次は、何を仕掛けてくるのか。
その時、日向君が振り返り叫んだ。

「葛城さん!MAGIへのアタックが…止まりました!」
「止まっ…た!?」
「はい。それも、全て同時に、です!」
365想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/06(水) 02:02:26 ID:???
「やっぱり…試していたのね、こちらの防御体制を…」

そうひとりごちた時、私はあることをふと思い出した。

あの夜、シンちゃんのメッセージを私に届けてくれたのは、確か碇指令。
でも、今冷静に考えたら、指令はあのときの戦いで…

(あ!!)

私は振り返り、指令席にいるシンちゃんに問いかけた。

「シンジ君!あのメッセージの入ったレコーダー、確か初号機のケイジに
置いたんだよね?」
「えぇ、そうですけど…それがどうしたんですか?」
「それを私に届けてくれたのは…碇指令だったのよ!」
「な、なんですって??ミサトさん、それ…」
「葛城君、それはいったいどういうことかね?ちょっと、司令室に関係者を
集めてくれ!!」

司令室に副指令、シンちゃん、リツコ、そして私が再度集まった。
私は、シンちゃんが意識を取り戻す前の出来事を、包み隠さず全て話した。

「それはありえない…あいつは…碇はあのとき、初号機に取り込まれて…」
「はい、そのはずです。でも、その、父さんが…ミサトさんの前に現れたということは…」
「指令は死んだのではなく、生きている…ってことになるわね。信じられないけど…」

確かに指令だった。見間違えるわけがない。
しかも、夢ではない。物理的にレコーダーは私の手元にあった。中身も聞いた。
そして、シンちゃんがそのテープを実際に破壊してるところも私は見ている。

私の中で、幾つかの「点」が、1つの「線」で繋がろうとしているのを感じていた。
多分、シンちゃんやリツコ、副指令も。そんなこと、本当にありえるのだろうか…?
366想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/07(木) 00:18:05 ID:???
「うむ。もしかしたら、あり得るかもしれない…」

副指令が何か思い当たるような表情を浮かべた。

「そう、碇はあのとき、は初号機に咀嚼された、と我々は思い込んでいた。
しかし、その後の状況までをきちんと確認した者はいない…生きていると
してもなんら不思議な話ではないのかもしれない」

言われてみれば、確かにその通りだ。

「そして、忘れてはいけないのは、あいつには、シンジ君と同じ、アダムの
因子が宿っている。つまり…」
「もしかして、父さん自身が補完計画の…」
「うむ、生きているとしたら、碇は今は追われる身になっているのかも、な…」
「だとしたら…あ、そういえば、ミサトが預かったとされるシンジ君のメッセージ
を残していたメディアはDAT、それもS-DATだったのよね?」
「はい。あのレコーダーは父さんから僕が譲り受けたものです」
「そのテープ、今持ってる?」
「あ、あれは…病院の屋上で…」

「あるわ!ここに…」

そう言って、私はポケットに忍ばせたDATを取り出し、見せた。

「ミ、ミサトさん…これは…」
「ゴメン、シンジ君…車椅子で潰したテープ、あれ、私がすり替えたの。
あのメッセージ、やっぱり手元に残しておきたかった、からさ…」
「ミサト、よくやったわ!もしかしたら、そのテープのどこかに、あの人の
残したメッセージが吹き込まれているかもしれないわ。何か、反撃への
手がかりになるかも知れない…」
「そうか…私が聞いたのはシンジ君の部分だけ。その後にもしかしたら…」
「ミサト、そのテープ貸して!ちょっと読み込んでみるわ!!」
367想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/07(木) 00:34:45 ID:???
そう言って、リツコはDATをもって、駆け足で自分の部屋へ向かっていった。

「葛城君、災い転じて…とは、まさにこのこと…だな。君のシンジ君への想いが
もしかしたら我々を救ってくれるのかも、しれない、ね…」

副指令は苦笑しながら、何か冷やかすような物言いで私にそう告げた。
私の顔が、みるみるうちに朱く染まっていっただろうというのが分かった。

「ミサトさん…本来ならここは怒るとこですけど、今回は…よくやってくれました。
やはり、作戦部長としての運は相変わらず持っているようですね…」

シンちゃんは悪戯っぽく私に微笑みかける。

「シンちゃん、ほんっとに、ゴメン!でもね。あれを聞いて私、一晩中泣いたのよ…
苦しくて、辛くて、情けなくって…そして、嬉しくて…」
「ミサトさん…」
「あれでもし、シンちゃんが本当に死んでしまったら、私、どうしようって…私ね、
やっぱりシンちゃん…」
「コホン」

副指令がわざとせきをするしぐさを見せた。

「そういうことは、全て終わってから、だ。まだ警戒警報は解除されてはいないんだよ」
「そ、そうでした…申し訳ありません!」
「ま、そうかしこまるな…私だって一応男だ。そういう光景はを見せ付けられると、な。
では、私は赤木君のところでテープの状況を確認してくるよ」

そう言い残し、副指令は部屋を出て行った。

私とシンちゃんは、リツコの確認作業の結果を待った。
シンちゃんは、デスクに座り、両手をデスクの上で組み、じっと俯いていた。
一番辛いのは、やはり息子でもあるシンちゃん。それは私にも痛いほど分かっていた。
368想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/08(金) 01:01:16 ID:???
程なくして、リツコが副指令とともに戻ってきた。

「リツコ…で、結果はどうだったの?」
「うん、あったわ…悪いけどシンジ君、デスクの引き出しを開けてくれる?
そこに、小さな手提げの金庫が入っているはずだから」
「は、はい」

シンちゃんが引き出しを開けたら、リツコの言うとおり手提げ式の金庫が出てきた。
それを取り出し、リツコに手渡した。
リツコは持ってきたメモを見ながら、ダイヤル式の鍵を回し、合わせた。
鍵はあっけなく開き、中から1枚のディスクを取り出した。

「これよ…ここに、MAGIのクラッキング防御、そしてその相手への攻撃用のプログラムが
入っているそうよ…って、ちょっと!…これ、もしかして…」

そのディスクの表面には、「N.Akagi」とだけ記されていた。
N.Akagi…それは、リツコの母であり、MAGIの開発者である赤木ナオコを意味していた。

「母さん…こんなものをちゃんと作っていたのね…それを、あの人に託してたなんて…」
「いわば、開発者としてのの責任、ってことなのかもな…何かあったらこれを使え、と
いうのが、碇の残したメッセージだった」

フッとかすかに笑みを浮かべたリツコ。
まるで、亡き母親の幻影に向かって語りかけるような微笑みだった。

「リツコ!じゃあ、あとはお願いねっ!たぶん、じきにアタックが再度始まると思うから」
「えぇ、もちろん。母が作ったプログラムだもの…何があっても防いでくれるはずよ!」
「じゃあ、赤木君、頼んだよ」
「リツコさん、お願いします…」

それを聞いたリツコは、深く頷き自分の部屋に戻っていったのだった。
僅かな希望の光を、私は確かに感じたのだった。
369想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/09(土) 00:37:08 ID:???
時を同じくして、再びMAGIへの攻撃が始まった。
それも、さっきより大規模な攻撃。

私は青葉君を問いただしてみた。

「もし、時間を稼ぐために非常系統を残して双方向回線を全て遮断したら?」
「それでは、MAGIはほぼスタンドアロンでしか機能できませんので、単体では
ほぼS/Cの意味を成さなくなります。いわば、MAGIがないも同じです!」
「だから、その状態でどれだけ持ちこたえられる?リツコの作業が終わるまで
我慢できればいいのよ!」
「このアタック量だと、せいぜい5分、いや、3分が限度です!」
「それを超えたら?」
「おそらく、強制アクセスにより、全て乗っ取られます…」

持ってもせいぜい3分、か。リツコに賭けるか、それとも…
逡巡していたときに、マヤちゃんが話を切り出した。

「だったら、MAGIに登録されているアクセス権限を消去したらどうでしょうか?そう
すれば、少なくとも強制アクセスからの防御時間が幾分稼げます!」
「でも、それをしたら、人工知能を核とするMAGIは暴走したりしない?」
「全部消すとは言ってませんよ。権限を先輩と私だけにして、私の端末から常時ダミー
データ送り込めば、外部との接続は非常回線のみなので、ボトルネックで外部からの
接続は困難になります…」

そうか…かつてアメリカ国防総省が防御システムとして同じ事を行ったと聞いた
ことがある。うん、いけるかも知れない…私はその策に乗る事を決めた。
即座にマヤちゃんに指示を下した。

その後、、発令所のモニターがマヤちゃんの端末を除く次々ブラックアウトを始めた。
残すは、自室にいるリツコの端末のみが生かされている。
マヤちゃんは、目にも留まらぬ速さで次々とダミーデータを回線に流し込んでいる。
MAGIの攻撃が停滞を始めた。今は互角でもさおのうち…リツコ、まだなの…
370想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/09(土) 00:54:16 ID:???
程なくして、リツコからの電話が鳴った。

「ミサト、スタンバイできたわよ。こっちはいつでも始められるわ」
「わかったわ。そのまま待ってて!」

電話をつないだまま、私はシンちゃんがいる指令席を見上げた。

「シンジ君、準備できたわよ!」
「わかりました。でも、もう少し待ってください」
「え…どうしてなの!?」

「プログラム起動と、回線全開放は同時ではまずいです。今、冬月さんが戦自の
持つ未使用の衛星回線の借用を申し入れました。許可が下り次第それを使ってまず
攻撃データを相手に送り込む。相手のアタック量が減ったと同時に一気に双方向回線
を一気に開き、許容量の全てを送り込めば、必ずダウンに追い込めます!」
「で、でも、もう時間が…」
「ミサト?話は聞いた。持っても後1分よ。衛星回線が使えなかったら終わりよ!」
「わかってるって!!」

それからしばらくの後…

「衛星回線、開きました!ポート2101の使用許可が下りたようです!!」
「ミサトさん! リツコさん!」

シンちゃんのゴーサインが出た。私は頷いて叫んだ。

「衛星回線に攻撃プログラム送信開始!全帯域を余さず使うのよ!!」

リツコが端末のエンターキーを押した。自働起動したプログラムが一気にデータを衛星
回線に流し込む。相手の端末からのアクセス量が徐々に落ちていく。
平行して立ち上げた防御プログラムも侵入を阻止できている。
あと少し。もう少しよ…
371想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/09(土) 01:15:44 ID:???
アタックの攻撃量が最大時の1/3まで落ちた。やはり時間差攻撃の効果は
絶大だったようだ。そして…

「ミサトさん、慌てないでください。あと1割、1/5まで落ちたら、そこで行きますから」
「うん、分かったわ!」
「マヤさん、ダミーデータ入力を停止、リツコさんの端末と繋いで攻撃量の増加を!」
「わかりました!」

シンちゃんの指示でマヤちゃんも攻撃参加に加わった。攻撃量はさらに落ちていく。そして…

「ミサトさん、そろそろ行きましょう!」
「マヤちゃん!全端末のアクセス権限を復活して!全ての端末が復活したら一気に
双方向回線を開いて、総攻撃をかけるわよ!!」

マヤちゃんのオペレーションで端末が次々起動を始める。
全ての端末が復旧したのを確認した後、双方向メイン回線を全開放した。

その瞬間、攻撃は一気に止まった。

「アタックが完全に停止、目標は沈黙しました!」

発令所に歓喜の声が沸きあがった。
MAGIはそれでもなお、攻撃データを送り続けている。

指令席にいたシンちゃんは、組んだ手を解き、大きな息を吐いたあと、立ち上がり、下の
発令所に下りてきた。

「ミサトさん、いや、葛城作戦部長…よくやってくれました。ご苦労様です」
「シンジ君…じゃなかった、碇指令!的確で、しびれるような命令、ありがとうございます!」

そう言って、お互いに見つめあいながら、どちらともなく最高の笑みを浮かべていた。
2人で一緒に初めて同じ場所で戦い、そして勝ったんだ…そう思うだけで、胸が熱くなっていた。
372想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/11(月) 00:45:28 ID:???
当面の危機は去ったということで、警報は解除になった。
発令所の面々も、当直の人間を除いてはめいめいに帰路に着いた。
私も、緊張を少し解いた。

空腹を覚えた私はシンちゃんと食堂に向かった。
病み上がりなだけにシンちゃんはパンとフルーツという軽い食事だった。
そう、厳密にはまだ退院したわけではなかったのだ。

「シンちゃん、本当に大丈夫なの?まだ目が覚めてそんなに日が経ってないのに…」
「大丈夫ですよ。幸いにして、僕、まだ若いから…」
「ふん!悪かったわねぇ、どうせ私はおばさんですよーだ!!}
「そ、そんな意味じゃ…ゴメンナサイ…」
「…なんてね、うそよん。でも、シンちゃん。なかなかサマになってたわよ。改めて、
惚れ直しちゃったわ…」
「そ、そんな…でも、改めて思いました。やっぱり、みんながそばにいると心強いです。
ひとりじゃないって、いいもんですね…」

私はハッとさせられた。そう…あの戦いでは彼は孤独という見えない敵とも戦っていたんだ。

「シンちゃん、さ…もう一度聞くね。あのときの私の言葉…本当に辛く思わなかった?」
「全然。僕は、ずっとミサトさんを信じていましたから…」

返ってきた答えはやっぱり一緒。

「だって、信じていないと、今だってそうでしたけど、一緒に戦えないじゃないですか。
だから、僕とミサトさんの間は、何があっても大丈夫です。今までも、これからも」

シンちゃんは強いんだ。私なんかよりずっと。しかも、ただ強いだけじゃない。
人を思いやる優しさも持っている。そんなシンちゃんだから、私は彼に惹かれたんだ。

「うん、そうだね…変わらない、これからも。私は私、シンちゃんはシンちゃんだもの。
私はね、そんなシンちゃんが好き。大好き。だから…これからも一緒よ!」
373想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/11(月) 01:15:40 ID:???
「そうだ、あの届、さ…いつのまに用意していたの?」

私は、渡された婚姻届について聞いてみた。

「あれですか…昨日です」
「え?き、昨日?」
「はい…」

これ以上聞くのは野暮だと思った。だって、私も彼と一緒になることは異存はなかった、
いや、それを強く望んでいたのだから。ただ…

「でもね…本当に私でいいの?無論、私も速攻でサインしたわけだから、そのつもりで
いるし、分かりきってることを改めて聞くようでアレなんだけどさ…」

それに対する彼の答えはこうだった。

「ただ、ミサトさん以外の選択肢は、少なくとも僕にはないですから…」

私一択。
これ以上ないくらいの、シンプルかつ究極の「プロポーズ」だった。

「そう…私も、シンちゃん以外の選択肢はない。だから、私、そのときを待ってるから…」

思えば、職場の食堂で飯食いながら語るような内容ではない。
だって、私たち以外にも他の職員も大勢食事をしているのだから。
でも、私にはそんなの関係なかった。
誰に聞かれたってかまわない。隠すようなことじゃないんだから。

「そうだ、僕、当分ここから出られなくなっちゃいますけど、ミサトさんはどうするんですか?」

そうだ…まだその問題が残っていたんだ…私はすっかり失念していた。
終結までの道は、まだ残っていたのだった。
374名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/11(月) 10:50:19 ID:???
職人さんがんばれ。続き楽しみ
375想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/11(月) 22:11:18 ID:???
シンちゃんと私は、職員に案内されてジオフロント内にある宿泊施設へ移動した。

ここは本来、他地域からの単身赴任者用の寮という意味合いで設営されたもの
らしいが、現在は職員の仮眠用として専ら利用されているそうだ。
とはいえ、プライバシーは確保されているし、ワンルームマンション並みの設備は
そろっており、寝食にはまったく不自由のないものにはなっている。

「では、今日からしばらくこちらを利用してください。何かあれば申し付けてください」

職員はシンちゃんに鍵を渡し、そう言い残して去っていった。
2人は、その部屋の中に入っていった。

「へぇ〜、意外と小奇麗ですね。一通りの設備は揃っているんだ…」
「私、ここに入るの初めてだけど、ここまで綺麗なのには驚いたわ…」

シンちゃんはベッドに腰を掛け、しばらく天を仰いだ後、フワッと体をマットレスに預けた。

「あ〜、疲れましたね…ミサトさん、今日は家に帰るんですか?」
「そうねぇ…」

しばらく無言のときが続く。
私は、シンちゃんの横に腰掛け、同じようにベッドに体を預けてみた。

「ミサトさん…」
「なぁに?」
「今夜は…一緒にここにいてくれませんか?」

そう言って、シンちゃんは、右手を私の左手に重ねてきた。
私は…その右手をゆっくりと握り締める。

「うん。いいわよ…今夜は、シンちゃんのそばにいる…ううん、そばに、いたい…」
「…嬉しいです…久しぶりだ。ミサトさんと同じ夜を過ごすなんて…」
376想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/11(月) 22:27:58 ID:???
2人は、交互にシャワーを浴び、私は冷蔵庫にあったビールを、シンちゃんは
オレンジジュースをそれぞれ喉に流し込んだ。
ビールなんて、そういえば久しぶりだ。
こんなに美味く思えるなんて、よほど今までが張り詰めていた証拠なのだろう。

…なんか、幸せ。すっごく幸せ。

だって、すぐそばに、この世で一番大好きな人がいるんだもの。
あの時とは違う。それぞれが、一つ先のステップに進んだということが、たったこれ
だけでも実感できる。

「ミサトさん、静かですね…」
「うん…静かね。でも、私ね、寂しくなんかないよ…」

私は、横に座るシンちゃんの右肩に頭を預けた。
シンちゃんの右手が、私の肩を優しく抱きしめる。

「ミサトさん、ずっと、こうしていたい…」
「私も…今はこれだけでも充分よ…でも…」

私は、シンちゃんの両手で抱きしめた。2人とも、ベッドに倒れこむ形になった。
そして、私とシンちゃんは、どちらともなく、唇を重ねた。
唇を押し付け、舌を絡めあった。
思わず、このまま溶けてしまうような感覚に陥った。

そして、唇を離し、私は語りかけた。

「やっと、約束、果たせたね…帰ってきたら、続きをしようっていう…」
「はい…嬉しいです…」

2人は再び、唇を重ねあった。
時を忘れるかのように、それは長い間続いていた。
377想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/12(火) 00:07:34 ID:???
正直なところ、私はシンちゃんとこの場で…してもいいとさえ思っていた。
だって、もう、二人の思いは固まっている。遮るものなど、なにもなかったから。

でも、最後に残っていた理性が、辛うじて私を繋ぎとめていた。
その時は、きっと来る。

「シンちゃん、今日は疲れたでしょ? もう遅いから、今日は寝ましょう…」
「そうですね。頭の中がオーバーヒートしそうです。明日もありますから、寝ましょう」

電気を消した。
いつの間にか、私はシンちゃんを抱きしめ、彼は私の胸の中で静かに寝息を立てていた。
私も、いつしか眠りに落ちていったのだった。

次の日。
私が目を覚ました頃には、シンちゃんは既に横にはいなかった。
程なく、部屋の中においしそうな匂いが漂ってくるのが分かった。

彼はキッチンで朝食を作っていた。
材料は、恐らく食堂の厨房から分けてもらったのだろう。

「ミサトさん、もう朝ですよ。ささ、早く起きて、ご飯、食べましょうね!」

寝ぼけ眼の先には、見慣れたエプロン姿のシンちゃんが立っていた。
あぁ、あの時に戻ったようだ。
そんなに時が過ぎていたわけでもないのに、なんだか懐かしく思えてくる。

私は洗面所で歯を磨き、顔を洗い、テーブルの席に座った。
場所が場所だけに質素な朝食ではあったが、シンちゃんらしい、ちゃんと計算された食事
がテーブルに並んでいた。そうそう、これこれ。これが彼の作るご飯だ。

「シンちゃん…こうしてまた、あなたの作る食事が食べられるなんて、私、やっぱ幸せよ…」
「いえいえ。これからも、あの時と同じように僕が作りますからね…さ、召し上がれ!」
378名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/12(火) 22:10:38 ID:???
うわぁ、いい感じですねぇ。
セックススレとは違って、してもいいと思いつつ、それをしない、てか出来ない
という寸止め具合ww
379名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/13(水) 21:32:54 ID:???
どちらもイイカンジ

楽しみにしてます!
380想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/15(金) 21:43:04 ID:???
このような生活が、一体どれくらい続いただろうか。

シンちゃんの身辺の危険が去るまでは本部から一歩も出せないわけだから、
私は私でひとり自宅で悶々と過ごすだけだった。
かつてのゴミ屋敷…とまではいかないものの、シンちゃんと一緒にいた頃より
は確実に住みにくくなっていた。

食べるものといえば、レトルト食品にカップラーメン…これじゃいけないとわかって
はいたものの、元来のものぐさな性格もあるが、根本的には私という存在そのもの
が、いわば不器用が服を着て歩いているようなもの。こればかりはどうしようもない。
まぁ、シンちゃんが晴れて自由の身になるまでの辛抱…と割り切ってはいるが、
一向に情況が好転する兆しはなかった。

あれからMAGIに対する攻撃は一切起こらなかった。
この間に回線の増強、MAGIの中枢システムのセキュリティの見直し、何重にも
わたる防御の構築を経て、使徒戦当時よりも安定したシステムとなっていた。
シンちゃんの安全さえ確保できていれば、すこぶる平和な日々が続いていた。

そんなことから、本部内ではあるがシンちゃんと接する時間も長く取れた。
普段は司令室の中で、副指令と私、そしてリツコで交互で教師代わりとして授業
らしきことを彼に対して行っていた。
私も一応大学を出ているのでシンちゃんの学力レベルのことはなんとか教えられる。
だが、もともと大学教授であり、教育者であっただった副指令には到底足元にも
及ばない。時には私やリツコ、マヤちゃんなどのスタッフも生徒と化した、いわゆる
「冬月ゼミ」のような様相にもなっていった。

そんなある日のことだった。
ネルフ本部宛に、1通の書簡が届いていた。
差出人は…碇ゲンドウ。そう、「前」指令であり、シンちゃんの実父。

その消印は、「New York, USA」となっていた。
いったい、何のためにニューヨークにいたのだろうか…。
381想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/16(土) 22:22:41 ID:???
その書簡を、司令室で私たちは目を通した。
開封したのはシンちゃん。

そこには、便箋が1枚だけ。
書かれてあったのは、たった一言だけだった。

「ゼーレは、私の手で葬る。」

贖罪ゆえなのだろうか。それとも、他の思いからか。
私たちには、この一言の意味が読み取れずにいた。

その中で、シンちゃんが静かに口を開いた。

「これが、父さんなりの決着の付け方なのでしょうね…」

それに、リツコも続いた。

「あの人らしいわ。多くは語らない、けど…語る言葉は明確なのよ」

そして、副指令。

「あいつは、ゼーレを道連れにして、ユイ君の所に行こうとしたのか…」

いずれにしても、その真意は謎のままだった。


数日後、ニューヨークの国連本部から事務局長名で本部宛に打電があった。

「ゼーレは、今日をもって組織として消滅した。以降、ネルフに全ての権限を
委ねる」

本当に…これで、本当に終わったのか…???
382名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/17(日) 22:04:27 ID:r1lwyq6U
wktk
383名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/17(日) 22:20:03 ID:???
シンジきゅんかっこいいお
384想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/18(月) 00:12:33 ID:???
…あれから、4年の歳月が過ぎた。

−−−
2019年6月6日。シンちゃんの18回目の誕生日。

この日、代休だった私は学校の近くのカフェでシンちゃんが来るのを待っていた。
シンちゃんは、今や身長も私をとうに追い越し、幼さを残した顔に精悍さを漂わせて
いた。

そして、シンちゃんが店に入ってくる。

「ミサトさん、お待たせしました」
「もぉ〜、おっそい!コーヒーも冷めちゃったわよ!」
「ゴメンナサ〜イ!じゃあ、行きましょうか」
「うんっ!」

2人は店を出た。目指すのは、そう…第3新東京市役所。

そう…今日、私たち2人は、正式に「夫婦」になるのだ。

役所の窓口で、4年前にサインを済ませた婚姻届を提出する。
届けは、あっけなく受理された。

この日をもって、私は葛城ミサトではなく、碇ミサト…となった。

「ミサトさん、やっと…ですね」
「うん。でも…まだ実感がないなぁ…」
「そりゃそうですよ。僕だって」

そして私は、初めてシンちゃんと腕を組んで、いつもの街を歩いた。
互いの左手薬指には、この日の朝お互いにはめ合ったシルバーのリング。
これが、夫婦となった唯一の「証」であった。
385名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/20(水) 21:11:11 ID:???
18歳のシンジ君萌える
386名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/21(木) 12:11:05 ID:Oyu8aYs/
>>384
この時点でミサトはすでに33歳w
誰がシンジの後見人になったのか知らんが、よく同意したなw
20歳になれば自分のだけの意思で結婚できるが、ミサトは35歳・・・
387名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/21(木) 13:41:56 ID:???
全然問題ないだろ?w

33や35くらい別にたいしたことない

そもそもこのFFではそんな外見的なものより、
内面の惹かれあいで結ばれたんだから
何の問題もない

結婚おめ!
388名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/21(木) 13:48:45 ID:DlVtFRUG
女教師になって生徒全員の相手させられるシナリオは勘弁して
389名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/21(木) 14:08:45 ID:???
>>387
可哀想な人だから放っておいてあげて
390名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/21(木) 19:49:56 ID:???
逆もあり。
35歳で、ハタチのせーねんと結婚って、これまた相当勇気いるゾ。
391名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/22(金) 21:59:06 ID:CDXitdUW
>>387 >>390
ミサトもさることながら、シンジは早まっちまったな。
>>384に「4年前に婚姻届にサインを済ませた」と書いてあるが
そのあと1年以内にそれを破り捨てるべきだったな。
判例はないが、婚約は遺言能力が認められる15歳からできる、というのが通説らしい。
「婚姻届にサインをする」というのは、明らかに「婚約」とみなされる行為だろう。
そうなるとミサトと結婚しなかった場合、「婚約破棄」となってしまう。

まあ、18歳の若造だからまだ分からんのかも知れんが、お先真っ暗だぞ。

シンジが働き盛りの35歳になる頃には、ミサトは50歳。
こんな婆に欲情できるのか?確実に浮気しちまうんじゃね?

そしてシンジが60歳で定年を迎える頃には、ミサトは75歳!後期高齢者だ。
かつての部下に介護されるミサトのプライドは?
392名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/23(土) 03:28:29 ID:???
>>391の「4年前に婚姻届に〜で語ってる意味がよくわからん。誰か通訳プリーズ


浮気や介護を心配してるみたいだが、もう一つの可能性で17年後の2人は生まれた子供に夢中になって円満な家庭を築いてる未来も考えられないか?
シンジはゲンドウとの親子の関係を築けなかった過去があるし、ミサトも両親の離婚を見てるから、我が子に同じ思いを抱かせない、みたいな。

391は書き込む前に>>9を読んでくれ
393名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/23(土) 08:10:51 ID:???
>>392
そいつは一切スルーで。
394名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/23(土) 09:17:36 ID:???
>>392
>誰か通訳プリーズ
とりあえず「婚約 意思能力」でググるか、図書館に行って民法(家族法)の本を読め。

>17年後の2人は生まれた子供に夢中になって円満な家庭を築いてる未来も考えられないか?
17年後ってことはシンジは31歳、ミサトは46歳か。
46歳で出産はかなり危険だと思うけど。
第一>>384の時点でミサトはすでに30代なわけで。
シンジは若い娘に飢えてしまわないのか?

>>393
なんで?
395名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/23(土) 09:37:26 ID:???
>>394
あなたがいちいちしたり顔で無粋な指摘しなくても、おおかた皆わかってると思うよ
本気でそんな風に考えてるのならこんなスレ覗いてないで
どっか他に行ったほうが有意義だと思う
396名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/23(土) 15:04:49 ID:???
本当に恋した事も愛された事もない人なんだね。可哀想
397名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/23(土) 18:55:45 ID:???
くだらない価値観でしか人を見れない奴はこなくていいのにな。
自分はそんな打算だらけの人間だと
露呈してるようなもんなのに恥ずかしくないのかね。
すべての男が若い女がいいと思ってると
思われるのは心外。
伴侶に選ぶ基準は人それぞれ。
歳に替え難い人間的な魅力があったから
このシンジはミサトを選んだんだろう。

若い女がいいならLASでもLRSでも他でも行けばいいだろ。
ここのシンジはミサトを選んだんだし、
そういうスレなんだから、水を差すのはやめてほしいね。



続き楽しみにしてるんだけどまだかな?
マターリ待つか。
長文すまんな
398名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/23(土) 20:38:43 ID:???
自分も楽しみなんだけどな。アスカも綾波も好きだけど、ミサトとシンジが一番かなって。

周りにエヴァ好きって言えないしwここももうひとつの職人さん、頑張って
399想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/26(火) 23:35:21 ID:???
幸せとは、いったい何なのか。
隠さず言えば、今の今までそんなことなんて考えたことはなかった。

15歳の頃、南極でセカンドインパクトに遭遇して、私は全てを失った。
頼るものも、すがるものも、何もなかった。
孤独だった。

その思いは、15年経っても続いていた。
それを振り払うために、ひたすら走り続けた。


そう、彼に出会うまでは。


だから、今が幸せなのかなんて、私にはまだわからない。
でも、1つだけ確かに言えることがある。
それは…


私は、もう、ひとりぼっちじゃない。


私がシンちゃんの名を呼ぶ。
それに応えるように、彼が私の名を呼び返す。
たったそれだけのこと。

でも、それが今、凄く嬉しい。そして、楽しい。
ひとりじゃないって事が、こんなに日々を満たしてくれる。

これがもしも幸せというものであるならば、ずっと続いて欲しい。
いや、続けていく。
それが、未来へと続く、たった一つの真実だから。
400想い、ただひとつ ◆tsGpSwX8mo :2010/10/26(火) 23:43:45 ID:???
ある日の朝。
彼がいつものように朝食を作る。
私は、眠い目をこすって、テーブルに座る。

「いただきます!!」

心のこもった料理の数々。
それだけで、もう、私は幸せになれる。

そして、今までなかった儀式の一つ。
玄関先でのキス。

傍目から見れば「歳を考えろ!」なんて小言を言いたくなるだろう。
でも、私たちにはそんなこと関係ない。
恥ずかしがったり、引け目に感じる理由なんてないもの。
2人のことは、2人がわかってさえいればそれでいい。
理解してもらおうなんて、これっぽっちも思わない。

実は、私とシンちゃんで決めたことが1つだけある。

2人は、あくまで対等の関係。
どちらが上でも、どちらが下でもない。あくまでイーブン。
大事なことは、2人で決める。
足りないところは、それぞれが補う。
そして、1+1=2ではなく、3以上にする。

それが、夫婦になるということ。
2人で生きるということだから。

先のことなんて分からないけど、まずは、ただ生きていこう。
2人でいれば、きっといいこともある。
そう信じて、私たちはこれからも、前に進んでいく。
401名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/27(水) 00:12:52 ID:???
こっちもキター!
402夜なのに寂しくないのが幸せ:2010/10/28(木) 09:30:26 ID:???

>>113
99氏 ありがとう。何とか書き上げました。
>>114
ありがとう。ラストです。

時間かかったけどようやく続きとラスト。二次創作なんで理解できる範囲で楽しんでください。
◆tsGpSwX8mo氏の作品の途中に投下してすまんです。




すりおろしたジャガイモを布ふきんで包みギュッと搾ると布巾から水気が出てきた。更に力を入れてジャガイモの水気を十分に搾り出す。
「やっぱり力技はミサトさんの仕事ですね」
「その言い方って酷くない?……って大丈夫?」
ボロボロに涙を流しながら玉ねぎをすりおろす僕を見てミサトさんは一歩離れた。
「ちょっと、離れないで下さい」
すりおえた玉ねぎが入ったボールを持ってミサトさんに一歩近づく。
「この中にジャガイモ入れてください」
玉ねぎ丸ごと1個、全てすり終えたボールをミサトさんの目の前に置いた。ミサトさんは搾ったジャガイモをボールの中に入れる。布巾についたジャガイモが粗方落ちたのを見計らってヘラを渡す。受け取ったミサトさんはボールの中のジャガイモと玉ねぎを豪快にかき混ぜた。
でも、シンジ君は過去を受け入れ、そして共に道を進もうとしてる。
そこで僕は目の痛さにギブアップし蛇口から水を出すと何度も顔を洗った。
「あぁ、しんどい!」
「玉ねぎ1個丸ごとすりおろしだもんね」
「ゴーグルすればよかった」
玉ねぎを前もって冷蔵庫で冷やしたり、すりおろしの際は換気扇を回したりと涙が出ないよう色々頑張ってみたけれどダメだった。目の痛みが少し引いた頃、水を止めタオルで拭いて細かい調味料や次の料理の食材を用意していく。少しの小麦粉と卵3つ、それから一つまみと塩。
「あと、これ入れてもう少しかき混ぜてください」
「これだけでいいの?」
「はい、それ以外絶対入れないでください」
僕は念を押す。ミサトさんは笑って調味料を手に取るとぱっぱと入れてかき混ぜた。
冷蔵庫を開けてさっき作った酢漬けのキャベツを取り出して沸かしていたお湯にさっと通す。
403夜なのに寂しくないのが幸せ:2010/10/28(木) 09:32:40 ID:???
「手間掛かるのね」
「んー、本当はやらなくてもいいんですけど……酢の味がスープに残るらしいから」
僕らが食べる分には全然問題ない。でもアスカは酢の味がちょっと苦手。少しでも違和感あると渋い顔をする。
僕はできるかぎりアスカの舌に味を合わせるべく料理を進める。
料理レシピを確認しながら包丁でベーコンを短冊形に、じゃがいもとにんじんは乱切り、ピーマンは細切り、玉ねぎは串切りと刻む。
「まるで魔法使いの手ね」
「褒めてもつまみ食いはダメですよ」
「そういう意味で言ったんじゃないんだけど」
てっきりそういう意味かと思った。ミサトさんがかき混ぜた玉ねぎとジャガイモの生地はラップにかけて冷蔵庫に補完。明日のアスカの帰宅に合わせて焼く予定だ。
「アスカ、何時に帰ってくるのかな」
「夕方って言ってたわね。お昼頃に連絡してみようか?」
「口、滑らせないで下さいね」
「はいはい、了解」
僕の背中に回ったミサトさんは顎を右肩に乗せて僕の下ごしらえを見ている。顔を少し意識して傾けてミサトさんとの距離を縮める。髪が肌を撫でちょっとくすぐったかった。
暖めていたフライパンに何本かのソーセージを焼いて皿に盛るとケチャップをかけてカレー粉をかけた。味付けしたソーセージを箸でつまみミサトさんの口へ持っていくとぱくりと食いついた。
「美味しい♪」
ためしに作ってみたカリーヴルストは好評なので明日のメニューに付け加えよう。
「明日が楽しみね」
僕のお腹を抱きしめてミサトさんは嬉しそうに言った。料理するにはちょっと窮屈なんだけど、まぁいいや。「うん」と僕は答えて下ごしらえのラストスパートに取り掛かった。
404夢でも逢いたくてキスを贈った:2010/10/28(木) 09:36:05 ID:???


シンジ君は先にお風呂に入ると「おやすみなさい」と言って直ぐに布団に入ってしまった。
ビールを1缶飲んだ後、続けてお風呂に入りゆっくりと浸かった。卸したてのパジャマに袖を通し冷蔵庫からビールを1つ取り出す。
茶の間に入りテレビをつけようと思った時、聞こえた。

辛そうな声

私はビールをテーブルに置き茶の間の電気を消すとシンジ君の部屋へと向かう。
静かにドアを開けるとシンジ君は毛布の中にうずくまっていた。
側へ近寄ると辛そうな顔をして唸っていた。髪をそっと撫でると汗でじっとりしていた。

きっと今日もあの頃の記憶を繰り返し見ているのだろう。

私達が元の生活を続けるようになってから数ヵ月後、シンジ君の眠りに異変が起きた。
毎晩うなされ、目にクマをつくり、睡眠不足の日々が続いたのだ。
心配になりリツコに診断してもらったら神経性のストレスによるものだと言った。
私は2人っきりになった時に聞いてみた。何がそんなに不安なのか、と。
「幸せすぎて怖いんです」
自分が幸せだと思った時、必ずと言っていいほど過去の出来事が夢になると。
鈴原君を傷つけ、相田君と離れ、自分の周りの人達が次々と消えていく。友達だと称した使徒を自らの手で殺した、あの過去を夢見る。
「他人の命を代償にして生き残った僕は幸せになってはいけない」
そんな事はない。人は誰でも幸せになる権利はある。そう語っても彼の心に私の言葉は届かず、ただ静かに笑っていた。
頭ではそう理解しても、心がまだ納得できていないのだろう。それだけシンジ君は辛い選択と戦いをしてきたのだ。
汗をかき、うなされながら何度も寝返りを打つ。
私の戦いは2015年に終えた。でも彼の戦いはまだ終えていない。
シンジ君は私の言葉を心でも納得するために夢の中で自分と戦っている。
幸せになるために。

405夢でも逢いたくてキスを贈った:2010/10/28(木) 09:37:56 ID:???

1度だけ言った事がある。過去を忘れて今だけを見ることはできないのかと。
「そしたらミサトさんとの出逢いも忘れる事になるじゃないですか。それだけはイヤです」
その言葉に呆れた。その思い出の為だけに過去を受け入れようとしてるなんて。
でも、シンジ君らしいとも思った。ちょっと頑固だけど、優しい子だ。
昨日までの私の未来にはシンジ君は存在しなかった。
だけど、今の私の未来にはシンジ君が存在する。
夕方の告白を思い出し胸が熱くなった。
一緒に歩きたい、一緒に生きたい。ありがとう、選んでくれてありがとう。

私はシンジ君の手を握り、優しく髪を撫で続けた。



シンジ君の寝息が一定になり静かになった。枕元においてある目覚まし時計を見たら日付を跨いだばかりだった。今日の悪夢は早めに退散したみたいだ。
そっと繋いでいた手を離そうとした。
でも、ダメだった。シンジ君が強く握り締めていたから。無理やり引き離せば起きるかもしれない。
テーブルのビールはぬるくなって飲めなくなっているだろう。こうなるとは思っていなかったけど茶の間の電気を消してよかった。
私はシンジ君の横に寝ると布団を共有した。頭をもう一度撫でる。シンジ君の顔は少しだけ安らいでいるような気がした。

彼の額にキスをする。
願わくば、夢の中で逢えます様に、そして楽しいひとときを、と。

406貴女に認められて祝福されたいから:2010/10/28(木) 09:40:45 ID:???
後半23分、私のファールで敵側にフリーシュート権が与えられた。シュートは決まり、逆転されそのまま試合は終了。
それが私の高校最後のラクロスの試合になった。

なんともあっけない最後だった。

きっと最後のミーティングでは責められるだろう。そう思っていた。

その予想は裏切られた。

「ありがとう」
「お疲れ様、後は任せたよ」
「楽しかったです!」

一人が言葉と共に涙を流すと、もう一人が泣き、涙の連鎖反応が起きみんなが泣いた。私のミスを誰も責めることなく、今との別れを悲しんで泣いた。
泣く事は弱い事だと思っていた。弱いから負けて、それが悔しくて泣く。でも、泣いてもいいと思う。弱さを認めて泣く事も大切。
そう思った時、私は皆に混じって泣いていた。泣いていたみんなの顔はいつの間にか笑いに変わっていた。
いままで一生懸命頑張ってきたから泣く事ができて、笑う事ができた。最後に華を飾れなかったのは残念だったけど、こんなラストもいいものだと思った。





自分が住んでいるマンションに辿りつき、荷物を一旦地面に置いた。そして見上げる。お昼の電話で私の帰ってくる時間は伝えてある。きっとあの部屋にミサトとシンジがいて待っているのだろう。
私は一度深呼吸すると自分の両頬を強く叩いた。
私に湿気た顔は似合わない、だって天下無敵のアスカ様よ?試合に負けたからって人生が終わったわけじゃない。2人にみっともない顔を見せて心配されるなんてまっぴらごめん。
気合を入れた私はマンションに入るとエレベーターに乗りこみ、さて何の会話から始めようか考えた。

407貴女に認められて祝福されたいから:2010/10/28(木) 09:43:22 ID:???

「おかえり」

玄関を開けて廊下を歩き台所に入るとシンジとミサトの揃った声が私を出迎えた。
天井に釣られた飾りつけ、テーブルにはケーキと色々な料理。傍らに空になったビール缶が置いてあった。そのテーブルを囲むように二人は笑って座っている。

「……パーティのお邪魔だったかしら」
「パーティはこれからよ」

テーブルに近づき料理を眺める。パッと見て分かった。並んでいるのはドイツ料理だ。
カリフラワーのサラダにピーマンや鶏肉が入ってる煮込み料理、グーラッシュを真似たものかしら?ウインナーやハムの盛り合わせにパンケーキ。
パンケーキは狐色した丸い形と焦げ目が目立つ歪な形、きっと2人で作ったのだろう。
ケーキに飾られているプレートには『アスカ 3年間お疲れ様』とチョコレートで書いてあった。部活動お疲れ様の意味だろう。このパーティの主役は私、らしい。
並んでいるジュースの種類を見る。リンゴとオレンジの2種類。

「……グレープジュースがないわ」
「え?おかしいな」

私が好きなジュースはグレープだとシンジは知っている。私の大好きなグレープジュースを誰かが勝手に飲んだら犯人を見つけて即怒るし、切らしたらどんな時間でも買いに行かせるからだ。
冷蔵庫を覗くとグレープジュースはなかったらしくシンジは恐る恐る聞いてきた。

「……オレンジでいい?」

睨んだ顔でシンジを見る。ついでにとミサトの顔を見たら口元が緩んでいた。その顔で分かった。きっとこれは、

「やだ。グレープじゃなきゃ。シンジ、今すぐ買ってきて」
「い、いまぁ?」
「男の子ならぶつくさ言わない」

シンジは「買ったはずなんだけどなぁ……」と呟きながら渋々と買い物に出た。シンジが出て行ったのを見計らって私はぽつりと喋る。

408貴女に認められて祝福されたいから:2010/10/28(木) 09:46:04 ID:???
「こんな事しなくてもいいのに」
「迷惑だったかしら」

ミサトはペンペンの寝室を開けるとそこから1本の瓶を取り出した。ビンの中身は紫色。葡萄を連想させる飲み物だった。

「ミサト、それ」
「ん?悪いペンギンね。アスカのジュースを隠すなんて」

奥からペンペンが顔を出しクワッと鳴いた。
やっぱりそう。シンジをこの場から退場させ2人っきりで話をする為に、仕組んだ罠。
ジュースを買いに出たシンジが戻ってくるのは早くて10分くらい。
シンジを追い出してまで私と2人っきりになりたいなんて、何の話があるというのだろうか。

「ペンペンのせいにするなんて、酷い人ね」
「知ってる」
「最低」
「知ってる」
「汚れてる」
「そうかもしれないわ」
「保護者面しないで」
「そうでありたいの」
「泥棒猫」
「そうね」
「大嫌い」

ミサトが私の言葉に逆らわないから、次々と出てくる胸の奥に押し込めていた言葉を吐く。言う気はなかった。でも、言ってしまった。もう後戻りできなかった。

「ミサトなんか大っ嫌いっ!」

409貴女に認められて祝福されたいから:2010/10/28(木) 09:50:28 ID:???
肩で息をし、叫んだ。ずっとずっと嫌いだった。私の欲しいものを全て持っていて、私に分け与えようともしない。自分勝手な大人。大嫌いだった。

「知ってるわ」

本当はこの言葉には否定して欲しかった。ずっと隠していた思い、人を傷つける言葉。
怯えながらミサトの顔を見る。微笑んでいた。優しく微笑んでいた。
なんで?なんでそんな風に笑えるの?不思議でしょうがなかった。

「言い訳になるかもしれないけど」

ミサトは私に近寄ると抱きしめた。逃げる事も、抵抗する事もできず、ただ抱かれるままで、私は立っていた。

「あの時アスカを助けれなかったのは私もシンジ君も自分の事で精一杯だったの。……もし、アスカが、どんな形でもいい、甘えたり弱音を吐いたりしたら自分を犠牲にしてもアスカを助けたわ」
「……本当に?」
「えぇ」

ミサトは私を強く抱きしめて告白した。その声は穏やかで芯の通った綺麗な声だった。

「だって、私はアスカが好きだから」

力が一気に抜けミサトに身を委ねた。ミサトはそんな私を力強く抱き止めてくれた。私の心の中の何かがすとんと抜け、涙腺が緩んできた。

「その言葉、聞けてよかった」

独りじゃないって分かった。一人で生きようとしたから気づかなかった差し伸べた手。
気づくのは遅かった。でも、気づかないより断然マシ。
ようやく辿りついた他人との絆を身体全体で感じた。暖かかった。

「ようやく、ミサトを赦す事ができそうよ」
「ありがとう」

410貴女に認められて祝福されたいから:2010/10/28(木) 09:52:04 ID:???
私は笑った。泣きながら笑った。あぁ、もう、今日の私って泣いてばっかりね。
ミサトは体を離し、笑っている私の顔を見るとほっとした顔をした。そして涙を拭いてくれた。一人で拭けるわよ、大丈夫よと言ったら食器棚に向かいワイングラスを2つ取り出した。

「シンジ君、戻ってこないけど先に乾杯しましょうか。アスカはお酒大丈夫よね」
「えぇ、もちろん」

ミサトはグラスをテーブルに置くとワインを開けて静かに注いだ。

「いつかゆっくりと二人で飲み交わしたいわね」
「そうね」

今すぐには絶対に無理だろう。そうね、私がミサトと同じ年頃の女性になったら飲み交わしたい。ミサトと同じ大人になった時に、同じ視線になれた時に飲みたい。多分、その頃には大人の事情を理解できて今よりももっとミサトを赦せていると思うから。

「どこで飲もうかしら」
「そうね。じゃ、南極は?」
「そこだけは勘弁して」

ミサトの顔は凄くイヤそうだった。その顔を見て私は笑う。ミサトも少し呆れた顔をして笑った。笑いあって私達はグラスを持ち見つめあい、もう一度笑った。

「「乾杯」」



411それから5分後。:2010/10/28(木) 09:55:00 ID:???


「ただいまー、ってもう飲んでるの?」
「お帰り、遅いわよ」
「アスカ、それお酒」
「ドイツ人は16歳からお酒OKなのよ?知らないの?」
「知らないよ、そんなの」
「はいはい、シンちゃん早く席についてー」
「もうできあがってませんか?ミサトさん」
「そんなことないわよ。そうそうアスカ、今日の試合は?」
「逆転負けよ、本当悔しいわ」
「残念ね」
「リベンジ決定よ」
「大学でもやるの?」
「当たり前よ!最後を負けで飾るなんて考えられない!」
「アスカらしいわ。じゃ、乾杯しましょ」
「そうね」
「部活動3年間お疲れ様」
「リベンジ頑張ってね」
「……今日はありがと」
「どういたしまして、それじゃ」
「「「かんぱーい」」」




以上になります。ここまでお読みいただきありがとうございました。
412名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/28(木) 10:36:59 ID:???
乙シンジ君可愛かったです
413名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/28(木) 18:22:20 ID:???
>「ドイツ人は16歳からお酒OKなのよ?知らないの?」
ちょww
アスカはインテリのくせに法の「属地主義」を知らないのか?

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%9E%E5%9C%B0%E4%B8%BB%E7%BE%A9

刑法であれば、国内で犯された犯罪に対しては行為者の国籍を問わず自国の刑法を適用するもの。
日本の刑法では刑法第1条1項の規定で属地主義を採用しており、この属地主義の立場を基本として
犯罪の類型ごとに属人主義、保護主義、世界主義で補充する形をとっている。


で、ミサトは・・・

未成年者飲酒禁止法
(大正十一年三月三十日法律第二十号)

第一条  満二十年ニ至ラサル者ハ酒類ヲ飲用スルコトヲ得ス

○2 未成年者ニ対シテ親権ヲ行フ者「若ハ親権者ニ代リテ之ヲ監督スル者」
未成年者ノ飲酒ヲ知リタルトキハ之ヲ制止スヘシ

第三条
○2  第一条第二項ノ規定ニ違反シタル者ハ科料ニ処ス

によって処罰されます。
414名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/29(金) 18:56:08 ID:???
>>412

読んでくれてありがとう。お題にそった小説だから甘さとかあんまなくてすまんです。

>>413

読んでくれてありがとう。
アスカが酒を飲むのは他のエヴァ小説で飲んでるシーンがあったから参考にしてみた。
そのシーンはスレに上げた分は編集できないけど手元の原本は直すことにするよ。指摘ありがとう。
415名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/29(金) 23:14:07 ID:???
>>414
出張お疲れ様でした。楽しく読ませてもらいました。酢漬けキャベツはサワークラウト?でしたっけ?あれは酸っぱくない方が美味しいですよね。

また楽しみにしています
416名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/30(土) 07:24:57 ID:???
>>415
ありがとう。自分は出張が関係ない職に就いてるから誰かと勘違いしてるかな?
酢漬けキャベツはザワークラウト、ドイツだと味付けがすごく酸っぱいらしいよ。
また何か話が出来たらチャレンジしてみる。



出張と言えばUYwMl8CsAs氏は無事に帰ってきたのかぁ
41799:2010/10/30(土) 19:14:07 ID:???
>>416
待ってたよ!!!
とてもよかったですo(^-^)o
シンジくんがミサトさんとの未来を選んでくれてよかった!
また是非書いて下さいね。
ありがとう(^O^)/
418416:2010/10/31(日) 12:23:28 ID:???
99氏 ありがとう
シンジがミサトとの未来を歩く為に今を生きる。
その姿を見てミサトもシンジを見守り共にいる事を決意する。

やっぱ自分、ミサトとシンジの関係が好きだ。だから可能性ある未来を書きたくなるw

創作のネタが降臨したらまた書きたい。その時はよろしく。
419 ◆UYwMl8CsAs :2010/10/31(日) 23:12:17 ID:???
出張から戻っております。大連も反日感情が凄かったですね。
「小日本!」という言葉を何度聴いたことかw

tsGpSwX8mo氏、不在の間ありがとうございました。
ここから私が引き継がせていただきます。

>>416
というわけでございます。
420名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/01(月) 09:54:57 ID:???
416です。
>>419 UYwMl8CsAs氏出張お疲れ様でした。

日中問題は少々深刻のようですね。
ニュースなどの情報も大切ですがその情報に固執化して関わる人を憎んではいけない。
相手を傷つけたり悲しませたり不愉快にさせてる「否定」ではなく、理解と和解で誰も悲しむ事がない結果になって欲しいです。

日中関係に限らず。

創作頑張って下さい。長い時間がかかっても読み手は待ち続けてますw

418の最後が言葉が途切れてしまいぶっきらぼうな言い方になってしまいすまんです。
421想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/11/03(水) 22:02:18 ID:???
2人が一緒になって、初めてのお正月。

大晦日の夜、決まりごとのように夜更かしをした私たちは、さっき
遅いブランチを済ませたところだった。
シンちゃんは後片付け、私はテーブルで新聞の朝刊に目を通していた。

「ねぇ?シンちゃん?初詣、行く?」
「今からですか?混んでるんじゃないんですか?」
「そうね…混んでるわよねぇ…」

テレビをつけてみたら、ちょうどニュースで身動きの取れないような
混雑の様子が映し出されていた。

「やっぱ、今日はやめとこうか?」

その時、片づけを終えてテレビを見ていたシンちゃんがこう言った。

「いえ…ちょっと遠いですけど、いいとこがあります。行きましょうか?」
「え!?」
「車で1時間位かかります。そこからかなり歩きますけどね…」
「そう…でも、混まないんだよね?」
「ええ。しかも、回りに何もないですし…」

ここまで聞いて、私は思い当たる場所を見つけた。

「そこって、もしかして、浅間山に近いとこ?」
「はい…って、もしかして知ってるんですか?ミサトさん?」
「もちろんよ。確かに、静かなとこね…よっし、行こっか?」

私たちは身支度を始めた。
その場所は、私にとっていろんな思い出の詰まった場所だった。
422想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/11/04(木) 00:18:04 ID:???
私たちは車に乗り込み、一路その神社を目指した。

第三東京を抜け郊外に出たあたりから車の流れが急に止まる。

「やっぱり混んでますね…」
「まぁね。この途中に善光寺があるから、みんなそっちへ言っちゃうんでしょ?」
「でも、それを過ぎれば…」

善光寺を過ぎたら案の定車の流れがよくなった。

「…ね」

どちらともなく、笑みがこぼれた。

町並みが途切れ、山の中に入っていく。
私が操るアルピーヌA310が、次々とコーナーをクリアして、山道を駆け上がっていく。
見通しのいい直線で、私はアクセルを一気に踏み込んだ。
バックミラー越しに、その加速にビクともせず窓の外を眺めるシンちゃんの横顔が見える。
その横顔が、なんだか少し憂いを帯びたように見えたのは、私の気のせいだろうか。

ほどなくして、目的の場所に着こうとしていた。
その名は、戸隠神社。
創建以来二千年余りに及ぶ歴史を有する由緒ある神社であった。

駐車場に車を置き、外に出ると肌を刺す寒さが伝わる。
杉並木の連なる参道から本殿ともいえる奥社まで、だいたい2kmくらいの距離がある。
私たちは寄り添いながら、薄暗い参道を歩いていた。

「ねぇ、シンちゃん…」
「はい」
「この神社にはね、私には忘れることが出来ない思い出があるんだ…」
423想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/11/04(木) 00:44:33 ID:???
「思い出、って…?」
「うん、実はね、父さんと毎年お参りに来てたのがここなんだ…」

そう。研究ばかりで家を空けることが多かった父と毎年初詣にお参りに来てたのが
この神社だった。
神も仏も信じない、信じるものは己だけを身上にしていた父が、毎年通った場所。
このときだけは、私に父親としての優しい素顔を垣間見せてくれた。
あれほど忌み嫌っていた父ではあったが、やっぱり心のどこかでは求めていた。
そんな話を、歩きながらシンちゃんにしていたのだった。
そうしたら、彼の口からも意外な言葉が出てきた。

「ミサトさん。実は、僕もなんです…」
「え!?シンちゃんも、なの?」
「はい。父さんと母さんによく連れられてここに来ました。小学校に入る頃までは…」
「へぇ。そうだったんだ…偶然にしては出来すぎているというか…」

そんな話をしながら、参道をひたすら歩く。

「ちょっと寒いわね…」
「そうですね」
「この参道、これがまた結構距離あるのよねぇ」
「ですね。まだ1km近くあるでしょうね」
「もう、ヤんなってきちゃったわ。ねぇ?帰ろっか?」
「何言ってるんですか?そもそも、ミサトさんが行こうって言ったんですよ?」
「そうだけど…さぁ。かつては気にならなかったけど、大人になると結構辛いのよぉ!」
「もう…ブツブツ言ってないで、ほら、歩く歩く!」
「んなこと言わないでよ。シンちゃんの意地悪!」

そう言って、シンちゃんは私の方へ手を伸ばす。その差し伸べられた手に、私は
ためらうことなく自分の手を伸ばし、強く握った。

私たちは随神門を抜けた。この坂を上れば、もうすぐ本殿の奥社が見えてくるはず。
424想い、ただひとつ ◆UYwMl8CsAs :2010/11/04(木) 01:08:51 ID:???
急な石段を登りきると、奥社の社が見えた。

「やっ〜と着いたわ!」
「そうですね。こうして来て見ると、結構遠かったんですね…」
「でしょでしょ?私の言ってること間違ってないでしょ?」
「ですね…でも、ミサトさん、根性なさすぎですよ…」
「そういう問題じゃないでしょ?人間、歳には勝てないってことなのよ!」

手水舎で手を洗い、口を漱ぐ。そして、社の柵の前に立ち、賽銭箱に賽銭を入れた。
二礼二拍手一礼。それぞれ、思い思いに祈る。

拝礼を終え、参道を降りていく。

「ね。シンちゃん?何、お願いしたの?」
「…秘密です」
「もうっ、ケチなんだからっ!」
「だって…言ったら叶うものも叶わなくなっちゃいますよ」
「でも…教えてくれたっていいじゃない?ね…お・し・え・て・よ?」
「もう…それじゃダダこねる子供と一緒じゃないですかぁ?」
「ふんっ!子供で結構だわよ。どーせ私は…」

そう言いかけたとき、シンちゃんがいきなり私を抱きしめ、こう問いかけた。

「ミサトさん…この先も、ずっと僕のそばにいてくれますよね?」
「……シンちゃんは…私と一緒にいてくれるの?」
「はい…」
「ありがとう…私もよ。ずっと離れないから…」

抱き合う2人の頭上から、静かに粉雪が舞い降りてきた。
この幸せが、想いが、ずっと続きますように…

- Fin -
425 ◆UYwMl8CsAs :2010/11/04(木) 01:13:22 ID:???
というわけで、かなり長い話になってしまいましたが、一応ここで完結でございます。
というか、ここで終わらせないと、それこそgdgdになってしまいますのでw

話を継いでいただいたtsGpSwX8mo氏には感謝のしようもございません。
この場を借りてお礼を申し上げます。

こういう終わり方が本当にいいのかわかりませんが、2人の関係性を考えると、あまり
甘すぎるタッチにしない方がしっくりくる気がしています。
アスカやレイじゃ、こうはいきませんからね。

何か思いついたらまた降臨します。
では、これで一旦名無しに戻ります。
426名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/04(木) 18:14:54 ID:???
>>425
長編乙でございました!
私も、最後はこういう形のほうがふさわしいと思います。
ちょっと最後が唐突な印象もありますが、ま、それはそれとして。

セックススレのようにエロい流れにしてもそれはそれでアリでしょうが
そこまで踏み込んじゃうと・・・どうなんでしょうね?
私のヘボな頭ではよくわかりませぬww
ただ、この2人のお話しについては、ある程度オリジナルの世界観を
踏まえたほうが、よりしっくりくるような気がしますね。

また降臨お待ちしています!
427名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/05(金) 02:20:01 ID:???
>>425
お疲れ様でした。

他の方に繋いで頂いた話はなかなか難しかったかと思いますが、
よかったと思います。

繋いで下さった方も、>>425氏も、今度はぜひ通しで書いてくださいませ。
お待ちしてます!
428名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/05(金) 05:30:08 ID:AetYxAQx
429名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/05(金) 17:46:42 ID:AetYxAQx
パクりパクり
430名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/05(金) 20:29:14 ID:???
>>428
>>429 AetYxAQx

とりあえず>>9守ってくれ
あと、もうちょい大人の対応してくれや
431 ◆tsGpSwX8mo :2010/11/05(金) 23:16:48 ID:???
>>425
お疲れ様でした、といいたいとこですが、最後はいただけませんでしたね。
ま、話に窮して他のSSを…っていうのはままある話ですけど、ね。
まぁ、ほとぼりが冷めたらそのうち顔を出してください。
ただでさえ書き手の少ないLMSスレなのでw
お待ちしていますよ。

さて。
ちょっと今までとは毛色の違うストーリーを思いつきました。
イーグルスの名曲「デスペラード」で閃きました。
では、あとで。
432名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/06(土) 11:00:00 ID:???
ミサシン好きなだけにショックなおれ・・・擁護できんわ。影響うけるのは有だけどここまでロコツだと・・・
433名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/06(土) 17:33:05 ID:???
元々語るスレなんだから語るようにすればいいじゃね?
小説は専用の投下スレできたんだしさ。
434名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/07(日) 15:05:12 ID:???
もしも旧劇でシンジが量産機ぶっ殺して補完計画ずたぼろにしてなおかつ
ミサト生存してたらあの同居生活は延長してたのかな?
435名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/07(日) 18:37:02 ID:???
ネルフとエヴァが解体されなきゃ延長されてると思う。

もし同居出来なくなったらどうなるんだろうな
436名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/07(日) 20:57:19 ID:???
>>431
待ってますよん
437終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/07(日) 23:53:03 ID:???
ミサトはひとり、海沿いの無人駅のホームにいた。

「ここに、彼がいる。ここで彼が生きている…のね…」

長旅の疲れはあったものの、その思いだけが彼女を突き動かしていた。

ここにたどり着くまでに、かれこれ一昼夜を要していた。
あの戦いの後、全ての交通機関がまともに機能せず、道路や鉄道は
ところどころ寸断されたまま。復興には少なくとも10年単位の時間が
要するような状態であった。

あの戦いの結果、補完計画が破綻され、人類の危機は回避された。
しかし、その破綻に導き、ミサトを含めた人類を最高へと向かわせた
当事者の行方は、ずっと分からないままだった。

その当事者とは…。
かつて、一緒に生活を共にし、一緒に戦い、そして、最後に突き放した。
むろん、それはミサトなりの一種の愛情表現。
でも、彼にはそれが伝わっていたかどうかなんて、わからない。

あの戦いが終わった後、その彼の行方は一切わからなかった。
生きているのか、死んでしまったのか。
どこにいるのか、何をしているのか。
MAGIをもってしても、その所在がずっとつかめないままだった。

そして、ちょうど1年後に、事態は急展開した。
第三新東京市から遠く離れた、ある漁師町で、彼に似た存在の少年を
見かけたという複数の情報がNERVに届けられた。
作戦部を離れ予備役となっていたミサトは、人づてにその話を聞き、
いてもたってもいられず、ひとり、その町へと向かったのだった。

理由なんてない。ただ、彼に逢いたい。それだけだった。
438終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/08(月) 00:10:13 ID:???
駅から離れ、ミサトは海沿いの道をひたすら歩いていた。
全く知らない土地。
自分がどこを歩いているのか、どこに向かっているのかさえ見当もつかない。
情報は、この町のどこかにいる、ということだけ。

行き交う人も、通り過ぎる車さえない。
その道路さえ、ところどころ車が1台通れるかどうか、というような状況。
サードインパクトの影響は、こんなところにも及んでいたのだということが手に
とるようにわかったのだった。

1時間くらい歩いただろうか。
ミサトの眼下に、港らしき風景が広がってきた。
何隻かの船が港に停泊し、その周りには何人かの人が、船から魚らしきものを
水揚げしているのが見えた。

「あそこで、まず聞いてみよう…」

ミサトは、疲れた体に鞭打つように、その場所を目指した。

道なりに20分ほど歩いて、その港にたどり着いた。
漁師と思われる数名の人が、水揚げされた魚を手押し車で隣接している加工場
へと運んでいた。
ミサトは意を決して、そのうちの一人に声をかけた。

「すみません…ちょっとお尋ねしたいのですが…?」
「ん?なんじゃ?…あらま、ずいぶんべっぴんなオナゴでねぇか??」

その漁師は、年の頃還暦は当に過ぎているであろう、浅黒い顔をした人物であった。

「あの…この町のどこかにこの人物がいると聞いたのですが、ご存じないでしょうか?」

ミサトはその漁師に、そう言いながら彼の写真を見せたのだった。
439終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/08(月) 00:24:01 ID:???
その漁師は、写真を見たが、返ってきた言葉は…

「うーん。こんな子いたっけかなぁ。わしは見たことねぇなぁ…」
「これは1年ちょっと前のものですので、少し風貌は変わっているかも…」
「んだどもなぁ…この町には若い子は殆どおらんでなぁ。そうだそうだ、おーい、
みんなぁ、ちょっと来てくれんかのぉ?」

その掛け声と共に、仲間の漁師が5,6名ほど集まってきた。いずれも、年配の
漁師たちであった。

「この男の子を町で見かけたことありゃせんかのぉ?」

すると、皆いぶかしげに写真を見るだけで、口々に「わからない」「知らない」と
答えるのみだった。

「お姉さん、すまんのぉ。わしらはこの子を見たことがないわ。だども、この港から
ちょっと行った所にわしらも住んでいる集落があるけん、そこで聞いてみたらどう
かのぉ?わしらは船乗りじゃから、陸(=おか)のことはようわからんからなぁ」

初老の漁師は、そう言って集落の方向を案内してくれた。
一応役場を初めとした施設はそこそこ整っているとの事だった。

「ありがとうございます。では、そちらで聞いてみます」
「おぉ、そうしてくれ。で、あんた…この町にどこから来なさった?」
「はい。第三新東京からです」
「そりゃまぁ、遠いところから…列車もまともに走っとらんかったろ?」
「えぇ。まる1日かかりました」
「そうじゃろうなぁ。町に行けば泊まるところもあるけん、ま、ゆっくりしたほうがええ」
「ありがとうございました。しばらくここにいて探してみるつもりですので」
「うむ。わしはここの漁労長をしとる。何かあったら協力はするけんね。で、そうじゃ。
その男の子の名前は、何て言うんじゃ?」
「はい…碇…碇シンジ、と言います。年は、もうすぐ16歳になるはずです」
440終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/08(月) 00:41:37 ID:???
「そうか、碇、シンジじゃな?よーく覚えておくとしよう」
「ありがとうございます。では、私は町に向かってみます」
「すまんかったのぉ。何もできんで。わしらも日が暮れたら町に戻るから
何かあったら連絡するわ。もし泊まるなら、わしの妹がやっとる旅館が
あるから、そこに行けばええよ。連絡は、わしが入れておくからの」
「あ、ありがとうございます!お気遣い感謝します」

ミサトはそう言って、漁労長から旅館の名前と行き先を教えてもらった。
挨拶もそこそこに、町に歩を進めたのだった。
外は、夕暮れ時を迎えていた。

「ごめんくださーい!!」
ミサトは、教えられた旅館の玄関を開けた。

「いらっしゃいませ…あらま、お若い日とねぇ…」
「あ、あの…漁労長さんからのご紹介で…」
「はいはい!連絡は聞いとるよ。長旅だったそうじゃね?ま、上がってくださいな」
「では、失礼します!」

ミサトは部屋に案内された。
決して綺麗とはいえない旅館だったが、寝泊りするには必要にして十分だった。
窓の外からは海が見え、遠くに漁火らしき明りも見えていた。

「どうぞいらっしゃいませ。ま、お茶でも飲んで、ゆっくりしてね!」

旅館の女将(というか、見た目は普通のおばさんだった)はそう言ってお茶を出してくれた。

「とりあえずお風呂にする?それとも、何か召し上がる?」
「では、お風呂でも…」
「わかったわ。一応ここ、天然温泉だかrいつでも入っていいわよ!」
「え!?温泉、あるんですか??」
「そうよ。ここ、1年前までは温泉地でもあったのよ!」
441終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/08(月) 00:57:36 ID:???
この旅館に来る途中、ミサトは幾つも閉鎖されたであろう旅館の跡を見た。
てっきり、さびれて閉鎖してしまったと思っていたのだが、そうではなかったようだ。

「1年前の、なんとかインパクトっていうの?あのおかげでこの町もすっかり変わって…」
「そうだったんですか…」
「今は当時の半分以下の人口になっちゃったのよ。すっかりさびれちゃったわ。旅館も
私のとこしかなくなっちゃったし、このままだとウチもたたまんといかんかなって…」

ミサトは女将の話を黙って聞くしかなかった。

「着替えはそこの押入れの中にあるわ。サイズが合えばいいんだけど…じゃあ、後でね」

女将はそう言って部屋を出た。

ミサトは押入れの中にある浴衣に着替え、浴場に向かった。
女将の言うとおり、硫黄の香りのする天然の温泉だった。
温泉に漬かりながら、ミサトはこの町にいるであろうシンジのことを、ただ、想った。
彼が、私たちを救ってくれた。それは間違いない事実。
でも、その彼に、私はもしかしたらヒドい仕打ちをしてしまったのではないだろうか。
彼を再び、闇に追いやってしまったのではないだろうか?

確かめたい。逢って、是非確かめたい。
そして、私の思いを、彼への思いを伝えたい。打ち明けたい。

そして、もし出来るなら、彼と再び、時を共に過ごしたい。

「シンジを愛している」
それはミサトの中で確立された想い。
その想いを、彼もきっと気付いていただろうし、わかっている…はず。
だからこそ、何も考えず、彼に逢うためだけに、見知らぬこの町に来たのだ。

「逢いたい、何もいらない。とにかく、シンちゃんに一目、逢いたいの…」
442名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/08(月) 07:06:37 ID:???
かっこええ…
443名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/08(月) 12:29:55 ID:???
こっちにも職人さんキターーーーー!
444名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/08(月) 18:41:17 ID:???
昔違うスレでパクリの小説投下された。
パクリ問題でそのスレは荒れるわ、外部のスレでも話題になってとうとうスレが過疎って消えたんだけどさ

後から分かったんだけど、それってわざとパクリを投下する事でスレが荒れるのを狙ったやり方だった。
同じ手口で被害あってるの結構あるみたい。
>>425がそれなのか分からないけど、謝罪も弁解もないならそれかもね
実際今頃謝罪しても何かなぁと思うし。

他人に任せた物語で、ラストが定まらなくてやっちゃった行為かもしれないけど
人が書いた物語はその人が生み出した物語なんだからパクっちゃいけないと思う。
自分の中の可能性を物語にして欲しかった。
ぶっちゃけもうひとつ言うと、他人任せにしないで最初から最後まで物語を書いて欲しかった。


まぁ、俺が言いたいのはパクリ投下は荒らし疑惑があるよってことさ。
445427:2010/11/08(月) 19:13:56 ID:???
>>444

もう新しい作品が来てるんだから、パクリの話はいいんじゃないか?

それより新しい作品、期待してる!
446 ◆tsGpSwX8mo :2010/11/08(月) 19:49:51 ID:???
あれからご本人が出てこないし、私にも何も連絡もないので何ともいえませんが、
パクリだ何だというような大人気ない話はいい加減やめましょうよ。

パクリを言い出したら、今世の中に出ているあまたの作品がそうですよ。
インスパイアだとか何とか言い訳をつけてね。
上海万博のテーマ曲なんか最たる例でしょ。あれだって今だ解決していない。
でも、人はすぐ忘れますから。人の噂も何とか、って言いますしねw

ですから、私は前だけを見ることにします。

で、なんとなく始めた今回の話ですけど、正直、結末は全く見えていませんw
よって、gdgdな長い話になると思うので、その辺はご容赦をm(_ _)m
447名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/08(月) 21:11:02 ID:???
>>444だけど、久々にスレ見たら話題になってたから自分の見た事思った事言っただけだし、気に障るならスルーしてくれ。

気分害する人、怒る人、正義の元に天罰をとか口走る人、どうでもいい人、様々に捉える問題なんだから。
大抵は不愉快に感じるはずだから、自分が感じた思いを他の人に与えないよう繰り返した事をして欲しくないなと思った。
自分が道義外れなきゃ他人に不愉快与えないんだから我が道進めでいいんじゃない?

ミサトとシンジもだし、他のみんなが幸せになってくれれば問題ないんだよ。
448終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/08(月) 23:58:46 ID:???
いつもの癖なのか、長風呂になってしまい、少々ノボせ気味になったミサト。
それでも何とか湯から上がり、自室に戻っていった。
部屋の窓辺に腰を掛けると、外から心地よい風が吹いてくる。
思わず、本来の目的を忘れそうになるくらいの気持ちよさだった。

「命の洗濯って、こういうのを言うのかなぁ…」

その時だった。
扉が開き、先ほどの女将が料理を運んできた。
漁師町らしく、魚中心のメニューだった。
もちろん、お約束のビールも1本添えられていた。

「ごめんなさいねぇ。ここ最近魚の水揚げが少ないから、こんなものしか
お出しできないの…でも、美味しいから、たんと召し上がってね!」
「あ、ありがとうございます…そういえば、魚なんてここしばらくまともに
食べてなかったなぁ…」
「あ、そういえば、第三新東京から来られたって聞いたけど、15年前くらい
から急に魚が取れなくなったみたいなのよねぇ。だから、そちらでは随分
貴重な食材になっちゃってるでしょ?」
「えぇ、そうなんですよね」
「ここはねぇ、随分前にここにいらした、ある学者さんのおかげで奇跡的に
漁場として維持できていたのよ。他の海は壊滅的打撃を受けて魚なんて
一匹も取れなくなったって言うのに…」
「そ、そうなんですか…その学者さんがいたから、ここは…」

そして、女将は驚くべきな人の名前を口にしたのだった。

「そう、確か葛城…そう、葛城先生っていったっけ…」

えぇ?? か、葛城…ですって!?

「えぇ。でも…確か、その15年前くらいに南極でお亡くなりになったって…」
449名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/09(火) 03:33:48 ID:???
wktk
450名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/09(火) 22:17:20 ID:???
続き気になる!
451終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/09(火) 23:23:33 ID:???
ミサトは女将の言葉を聞いて、頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けた。
どう考えても、その「葛城先生」と言うのは、自分の父親であるとしか思えない。

正直に女将に自分の素性を打ち明けるべきか…ミサトは逡巡した。
そして、決めた。

「あなた…いったいどうしたん?ボケーっとしてから…」
「その葛城先生と言うのは…もしかしたら私の父なのかも知れません…」
「えぇぇぇ??????」

女将が驚くのも無理はなかった。
そして、女将はミサトの部屋を出て、自分の部屋に戻った。
そして、取って返すように戻ってきた。
その手には、古いアルバムが握られていたのだった。

「えーとね…これだ、この写真。この左側に写っているのが葛城先生よ」

ミサトはそのページに挟まれている写真をまじまじと見た。
港で会った漁労長と一緒に写っている写真だった。

間違いない…そこにいたのは、紛れもなく若き日の父親の姿だった。

「はい、間違いないです。これは…私の父です…」

ミサトの目から、自然と涙がこぼれてきた。
シンジを探すために訪れた見知らぬ町で、まさか亡き父親を見つけることになろうとは…。
偶然という一言で片付けてしまうには、あまりに衝撃的な出来事だった。

「あなたが、あの葛城先生の娘さんだったとはねぇ…こういうことってあるんだねぇ…」

女将もただ驚くばかりで、それ以上の言葉が見つからない。
ミサトは、写真の父親の顔を指でなぞりながら、ただ、むせび泣いていたのだった。
452お弁当ゲーム ◆C7/C1VxgKE :2010/11/11(木) 10:47:50 ID:???
「ミサト!」
「あら、アスカ」

ネルフロビー二階で会議用の資料を作っていたら、アスカとレイが揃ってやってきた。二人は制服でアスカは赤色の巾着袋を持っていた。

「シンクロテストは終わったの?」
「そりゃもー、パーペキに。バカシンジだけは居残りだけどね」

それはご愁傷さまね、と言いながら体を傾けアスカの影に隠れているレイを見た。彼女の手には水色の巾着袋。

「レイもお疲れ様」
「……はい」
「ねぇ、ミサト。ここでお弁当食べてもいい?」
「どうぞどうぞ。私は食べちゃったけど」

二人は私の前の席に並んで座った。彼女達が並んで座っているのを見て最初の出逢いを少し思い出す。片方は興味なく、片方は興味持たれない事に敵対心を持つ。仲間として仲良くできるか心配したが、今のところ上手くやっているみたい。ほっとした。
アスカは食事をしながら先程までのシンクロテストの結果を話してきた。どうやらシンジ君が一番を取った事が悔しいらしい。資料製作の手を休めずアスカの愚痴を聞き、適度に宥める。

「そうよね、今回は偶然よね。総合的には私の方が一番なんだから!」

宥めが効いたのか、彼女本来のテンションが戻る。私もちょうど資料の作成を終えた。保存完了しパソコンの電源をOFFにして脇に置き食事している2人と対面する。
ふと、彼女らのお弁当に目が行った。二人の弁当は今朝方にシンジ君が作ったモノだからさっき食べた私のお弁当と大差ない筈なんだけど――――

「ねぇ、ちょっとミサト聞いてる?」
「え、何?」
「だーかーら、なんでネルフの自販機ってコーヒーしか置いてないの?それも二種類だけ!」
「……んー、さぁ?」
「少しはお茶とかジュースとか置いてもいいじゃない?流石に飽きるわよ!」
「……レイもそう思う?」

 
453お弁当ゲームA ◆C7/C1VxgKE :2010/11/11(木) 10:49:36 ID:???
 
私は今まで会話に参加せず黙々とお弁当を食べていたレイに話を振った。

「不満に感じた事はありません。ただ、碇君も惣流さんと同じ事を言ってました」
「アンタ、いつまで私をさん呼ばわり?いい加減名前で呼びなさいよ!あと何でもシンジシンジって言わないっ!」
「意思疎通できればいいと思う」
「あのね、アンタがそう呼ぶ限り私はずっとエコヒイキと呼ぶわよ!」
「問題ない」
「問題とかそういうんじゃなくてっ!」

アスカが素直に親しみを込めてレイの名前を呼べば名前を読んでくれると思うけど……まぁ、その辺の問題は時間が解決すると思う。昔のレイだったら「命令なら」と他人の言う事を第一にしていた。今のレイは不器用な言葉だけど自分の意思をちゃんと主張している事だし。
人形みたいな彼女が人並みの意思を持てたのはアスカ、そしてシンジ君のおかげなんだろうなと思った。
そんな会話をしながら2人のお弁当は徐々に空っぽになっていき、私が思った疑問点は彼女らのお腹の中へと消えていったのだった。

 
454お弁当ゲームB ◆C7/C1VxgKE :2010/11/11(木) 10:52:54 ID:???
 
「ただいまー」
「おかえりなさい」
「クエッ!」

午後八時。我が家の扉を開けて出迎えてくれたのはシンちゃんとペンペンだった。
なんか、いいよね。ただいまって言ったらお帰りって言ってくれるそんな雰囲気。
でも、もう一人の同居人の姿が見えない。相変わらず部屋に引きこもっているのかと思ったが、隣の洗面所から水が流れる音が聞こえた。どうやらアスカはお風呂でくつろぎモードらしい。
私はカバンをテーブルに置いて一息つく。シンちゃんは食器を洗っている。微かに鼻歌が聞こえた。機嫌が良いらしい。そういえばアスカがシンちゃんがシンクロテストで一番になったとか言っていた。だからか。

「ミサトさん、お弁当出しちゃってくださいね。洗濯物はアスカがたたんで部屋に置いてますから」
「ありがと」
「明日は休みですか?」
「ん、出勤よ。シンちゃんが学校行ってる頃にね」
「じゃ、お弁当作って置いときますね」

そうだ、弁当で思い出した。

「ねぇ、シンちゃん」
「なんですか?」
「なんで……」

私は昼間の事を思い出す。自分のお弁当、アスカとレイのお弁当、二つを見比べた1つの違和感。

「なんで私の弁当のウインナーはタコさんなの?」
「な、なんでって…」
「アスカやレイのウインナーは細工してないのに」

シンちゃんの動きが不自然に止まった。いや、石化したと言う表現が正しいだろう。
意識してやっていた事だけは分かった。 
455お弁当ゲームC ◆C7/C1VxgKE :2010/11/11(木) 10:54:08 ID:???
 
だからこそ、聞きたい。なんで私のおかずにだけ細工していたのか。

「ねぇ、なんで?」

私はシンちゃんに近寄った。肩に手をかけて背後から彼との距離を近づける。少し膝を曲げて背丈を同じくらいにして彼の背中にワザと胸を押し当てた。横目で見たシンちゃんの顔を頬は赤くて額は青白かった。なんとも器用なお顔だこと。
頬と頬の距離が数センチ。そのギリギリの距離でもう一度質問を繰り返す。

「ねぇ、なんで――――」







 
456お弁当ゲームD ◆C7/C1VxgKE :2010/11/11(木) 10:57:08 ID:???
 
「ちょっと、シンジっ!」

洗面所からアスカの声が聞こえた。
私は声に反応し即シンちゃんから離れ冷蔵庫へと瞬間移動。シンちゃんは硬直が解けたらしく歪ながら食器を洗う動作を再開していた。
アスカが洗面所のカーテンを引いた。ビールを手に取り冷蔵庫を閉めた私はアスカと目が合う。「ただいま」と声をかけるとアスカはキッと睨んだ。

「ミサト!私の洗顔フォーム沢山つかったでしょ!もう空っぽよ!」
「え、そう?ごみんごみん」
「ごめんで済めば警察いらないわ!自分のがちゃんとあるでしょ!」
「自分のはバックの中で取り出すの面倒で」
「そんなの言い訳よ!買って返してよ!」

私がはい、わかりました。買ってきます。だからごめんなさい。と言えば終わる事だった。
が、そのいつもの喧嘩もどきのやり取りに意外な言葉が挟まれた。

「あっ、あ、アスカっ!僕、買ってくるよっ!」

 
457お弁当ゲームE ◆C7/C1VxgKE :2010/11/11(木) 10:58:33 ID:???
私とアスカはその言葉の主、シンちゃんを見た。シンちゃんは蛇口の栓を閉め、手をタオルで拭き、いそいそと出かける準備を始めた。

「はぁ?別にいい……」
「コンビニで売ってるよねっ!行ってくる!」

アスカの言葉を遮って財布を手に握り締めると即座に飛び出した。
アスカは何がなんだかよく分からない状況にただ唖然としていた。
私はビールのタブを開け、一口飲む。そして思う。

にげちゃった、と。

「……ねぇ、ミサト。なんかあった?」
「何もないわよ、明日の弁当のおかずを聞いたくらい」
「……なぁんか、怪しい」
「なぁんにも怪しくない」

私はアスカに近寄り頭をポンポンと叩いた。髪を洗ったばかりだからか、濡れていた。

「ちゃんと拭かないと風邪引くわよ」
「はぁーい」

返事をするとアスカはタオルを頭に被せると自室へ向かった。
ビールをまた一口飲み、カバンの中から弁当箱を取り出した。ビール缶をひとまず置いといて、シンちゃんが放置した洗いかけの食器と一緒に弁当箱を洗う。
お椀を一回落とすアクシデントがあったが木のお椀だった為割れることなく、なんとか無事に大方の食器を洗い終えた。
が、シンちゃんはまだ帰ってこない。多分ゆっくりと時間を置いて買い物してくることだろう。
帰って来たシンちゃんにウインナーについて問いただしても多分無理だろう。また次の機会にゆっくりと聞き出そう。しかし、果たして答えてくれるかしら?

 
458お弁当ゲームF ◆C7/C1VxgKE :2010/11/11(木) 11:00:52 ID:???

お昼前に目が覚め、台所に向かうとテーブルの上にちょこんと紫色の巾着袋が置いてあった。
昨日あんなやりとりがあったにも関わらずシンちゃんはちゃんとお弁当を作ってくれた。
中身を確認したかったが、出勤時間が迫っている。私はお弁当の事はひとまず置いといて出勤の準備を急いだ。


出勤して早々のトラブルがあり、昼食にありつけたのは二時を過ぎてからだった。
お弁当にありつく前に自販機に寄りコーヒーを一つ買う。自販機のラインナップを見て考える。
確かにコーヒーだけの自販機ってありえないわよね。今度副指令にダメ元で申請してみよう。栄養ドリンクくらいあってもいいと思う。

作戦室はトラブルの対応で皆出払っていた。誰も居ないなら別にいっか、と自分の机の書類を端に寄せてカバンからお弁当を取り出し、巾着袋を開ける。
ふと、昨日のシンジ君を思い出した。
きっとウインナーはタコではなくアスカとレイと同じようにそのままの形が入っているかもしれない。
そう思ったら寂しく感じた。答えを聞くが為に失ったトクベツ。黙っていれば失わなかったモノ。そう考えたら深いため息が自然に出た。

弁当の蓋をかぱっと開けた。ふりかけがかかったご飯に小さなハンバーグにウインナーほうれん草、玉子焼きと彩りも栄養バランスも完璧なお弁当だった。
そんな完璧なお弁当に私が驚いた事は二つ。
一つはウインナーの形は今までと同じくタコさんだった事。
そしてもう一つ、ハンバーグの形。いつもハンバーグは冷凍食品の小さなモノだった。だけど今日は違う、ハートの形。その形を見て思わず苦笑いになった。

このウインナーとハンバーグは彼の思いだと受け取るべき?
いや、アスカやレイのおかずも同じかもしれない。確認できれば分かるけど変に勘ぐられるのも嫌だし、そもそもアスカは気づきかけている。安易に聞く事は控えるべき。
私はハンバーグを箸で取りマジマジと眺めた。形は少々歪。きっと頑張って包丁で形作ったのかもしれない。
口に運び味を噛み締める。美味しい。今度は苦笑いじゃなく心から笑って喜んだ。

 
459お弁当ゲーム〆 ◆C7/C1VxgKE :2010/11/11(木) 11:03:18 ID:???

どうも、>>416です。
今回は>>115のネタを小説にしてみました。115氏の思い描いた物語とは斜め方向に違ってるかもしれません。もしそうだったらごめんです。
それではおそまつ様でした。
 

460名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/11(木) 21:40:55 ID:???
>>459
すご〜くすご〜〜〜くGJです!
ほんのり微笑ましいミサシンっぷりが最高です!
シンちゃんかわいすぎる!!
461終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/11(木) 23:24:26 ID:???
「もし、あんたさえよければ、その写真、持って行ってもええよ?」
「えっ…!?でも、それは…」
「そんな顔見たら、そう思うにきまってるじゃないのさ…」

確かに、父との思い出の品は、ひどく少なかった。
ましてや、写真など、手元に残っているのさえ数えるほどしかない。
しかも、ここにいるのは、ミサト自身も知らない、若い頃の父の姿だった。

「そう言われたら、あんた、先生に確かによう似とるね…特に目元なんか
ホント、そっくりよ」
「え? そ、そうでしょうか…」

ミサトは、ほんの僅かだが内心の嬉しい気持ちを抑え切れなかった。

「では、ありがたく頂いていきます。思い出の写真なのに、すみません」
「いいのよ。娘さんに貰ってもらえるならそれもよし、ってことね…そうじゃ。
あんた、何でも、この町にある男の子を捜しに来た、言うとったね?」

ミサトはその言葉で我に返った。
そう、本当の目的は、シンジを探すことだ。

「はい、1年前から行方知れずに…で、ある筋からこの町にいるかもしれない
という話を聞いたもので…」
「そうね…でも、あんたはその子と、どういう関係なの?」

「彼は…私の弟のような存在です。1年前まで、一緒に住んでいました」

ミサトは一瞬「しまった」という表情を浮かべた。
咄嗟に言った言葉ではあったが、どう考えても辻褄が合っていない。
むろん、女将は、その言葉を聞き逃さなかった。

「弟のような存在、って…実の弟さんじゃないんね??」
462終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/11(木) 23:35:51 ID:???
「はい。弟のような、とはいえ血縁関係はありません。その子は、私の知人の
息子さんなのですが、とある事情があって、私が引き取っていました」
「そういうことね…名前は、碇シンジ君…だっけ?」
「はい。もしかして、漁労長さんから…!?」
「話は聞いとるよ。もし手がかりがあったら教えてあげて欲しいって言われとる
んでね。そうだ、ちょっと、その子の写真見せてくれないかね…?」

ミサトは、港で漁師たちに見せたのと同じ写真を、女将に見せた。
すると…女将は思いもしなかった言葉を告げたのだった。

「もう一度聞くね。この子の名前は、本当に碇シンジ…って言うのかい??」
「はい。そうです…って、それ、どういう意味なのでしょうか??」
「この子、見たことあるような気がする。でも、そんな名前じゃなかったよ…」

どういうことなのか?
見たことはある。でも、そんな名前じゃないって…??

もし、彼がシンちゃんだったとしたら、この町で、彼は偽名を使って生活して
いるということ?そうしなければいけない理由は、何かあるの?
なぜ?どうして…?

ミサトの頭の中はいささか混乱気味になっていた。

「私が見たときは、ここから数キロ先の山の中だった。野草やきのこの類を
必死に採取しとったのを何度か見たことがある。背格好は、そうねぇ。私の兄の
漁労長とそう変わらなかった。歳も、高校生くらいのような感じじゃったね。紙は
後ろに束ねとったかなぁ?」

背格好…確かに港で会った漁労長もそんな感じだった。
ミサトは、少しずつだが確信を深めつつあった。

「その山とは、どのへんにあるんですか?明日、行ってみようと思います!!」
463名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/12(金) 00:48:09 ID:???
>>459
GJです!
シンジくんラブリーだ。
464名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/12(金) 12:58:24 ID:???
>>462
ミサトさんぽくないな。自分に酔ってるだけなFF。1人語りはつまらん
465名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/12(金) 15:37:22 ID:???
>>464

自分は>>462支援だな
この先の展開、気になる
新しい話の切り口に興味津々
466名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/12(金) 15:51:31 ID:???
結末は見えてませんwは読み手を馬鹿にしてる。ミサシンと考えなければいいけどGdgd
467名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/12(金) 19:34:42 ID:???
SS自体が自己マンだから。それを楽しめるか楽しめないかは人それぞれっでいいんじゃない?
468名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/12(金) 21:17:20 ID:???
>>464
>>466

何をいまさら・・・気に入らなきゃ自分で書けば?
それと、批判するなら、全てが終わってからにしたほうがよくね?

> tsGpSwX8mo氏
乙です。
正直ミサシン自体ネタとしてはもう出尽くした感があるけど、なんとか新しい切り口
で話を作ろうと模索しているんだというのは文面から読み取れる。
gdgd自体はもう慣れてるけど、早く話を核心に持っていってくれよなw
469名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/12(金) 21:57:23 ID:???
シンミサ、ミサシン好きなんでとにかく投下者さんには感謝!
470 ◆tsGpSwX8mo :2010/11/12(金) 23:43:39 ID:???
話の途中で恐縮ですが、1つだけ。

>>464
というか、あえてそうしています。
ここはあくまでも小説スレではなく「可能性を語る」スレですから。
別スレではドSなシンジもいるわけなので、ドMなミサトだっていても
いいじゃないですかw
>>466
だって、事実ですから。
ここでウソついてもしょうがないでしょw
471名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/13(土) 07:33:37 ID:???
>>470
草生やすのやめなよ。文章も人柄も台無しになる
472名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/13(土) 12:45:38 ID:???
まったり行こうよ・・・
473名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/13(土) 21:36:30 ID:???
>>470
どうか続きお願いします。批評は気にしないでください。自分も他で投下させてもらってたので、他の方の読みたい!ここのミサトさん好きですよ
474名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/13(土) 22:09:44 ID:???

◆C7/C1VxgKEです。
>>460 >>463
読んでくれてありがとう。
2人のどっちが主導権持ってるか考えたらその時々でコロコロ変わるんだろうなと思った。
ミサトが主導権握ってる時はシンジは可愛くなる感じかな。

スレを読み返してるとみんなの萌えに刺激されてか意欲が出てくる。
まだまだ未熟な文で失敗ばかりだけど、でも楽しくゆっくりとだけど自分は書いていきたい。



このスレが良い方向に行けばミサトとシンジの可能性も、未来も明るくなるんじゃないかな。
>>472が言うようにまったりと行こうよ。焦っても良い事は起こらない。
475名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/15(月) 03:55:15 ID:???
>>462、帰ってきて〜!
気にせず書きなよ〜。続き気になる
476名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/15(月) 07:15:34 ID:???
支援。こっちも頼む
477終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/15(月) 17:25:04 ID:???
翌朝。

旅の疲れもあってか、ぐっすり眠ったミサト。
朝5時に起床して、再びシンジを探すため身支度を整える。
女将から長靴、そして「山道を歩くには余りに無防備かつ不恰好」とのことで
ジーンズと厚手のトレーナー、タオル数枚を借りた。
普段のミサトからは絶対に想像もできないほどの格好ではあったが、山の中を
歩くにはこういう格好の方が機能的であることには疑いの余地もなかった。

「もしここにリツコやアスカがいたら、間違いなく格好の笑いの種よねぇ…」

ミサトはそんなことを思い浮かべながら、旅館を後にした。

30分くらい歩き畦道に入っていくと、いよいよ山道、上り坂が始まる。
額に汗を滴らせながら、目的地へと向かう。
NERVでは軍人としての訓練も受けてきている。この程度の山道、どうってことは
ないとタカをくくっていたが、その考えは次第に崩れていく。
そのうちに整備された道も途切れ、砂利道になり、その道も草木が覆い茂る中を
掻き分けるようになり、その先はそれこそ「よじ登る」という表現が当てはまる程
の状況になっていった。

ミサトはただ、黙々と登っていく。渡されたステッキの意味がようやく理解できた。
しばらく険しい山肌を登っていたら、その先に開けた平地のような場所が見えた。

時刻はそろそろ昼近くになろうとしていた。
背負っていた荷を下ろし、軽い食事をとることにした。
見渡すと、あたり一面草木が覆い茂っている中、ここだけがぽっかりと整地された
ような平地となっていた。まるで人の手が加えられたような平地だった。

…と、その時。
その平地の先に、なにやら人影らしきものが見えた。
その人は、腰をかがめ、草木を刈っているように見えたのだった。
478終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/15(月) 17:36:48 ID:???
ミサトは下ろした荷物そのままに、その人物の元へと向かう。
そして

「すみませ〜ん! ちょっとお尋ねしたいことが…」

と語りかけてみた。すると…

「はい…何でしょう……え…!?」

振り返ったその人物。
黒く日に焼けていたものの、見覚えのある顔立ち。
服は汚れきっていて髪はボサボサに伸びてはいたものの、見覚えのある風貌。


…間違いない。


ミサトは思わずこう語りかけた。

「あなた…もしかして…シン…ちゃん??」


すると…

「え?…ウソ…なぜ、ここに?…もしかして…あなたは…ミ、ミサト、さん…?」


紛れもなくその男は碇シンジ、その人だった。

ミサトの表情が、疑問から愕き、そして、歓喜の表情に変わっていった。

「あ、逢いたかった…ようやく逢えた。ようやく見つけた…シンちゃんだぁ!!」
479名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/16(火) 01:04:40 ID:???
待ってたよー
480名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/16(火) 03:07:18 ID:???
>>478
おかえりー!お待ちしてました
481名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/16(火) 10:42:15 ID:???
>>474
>このスレが良い方向に行けばミサトとシンジの可能性も、未来も明るくなるんじゃないかな。
しかし、荊の道であることは間違いないな。

シンジが結婚できる18歳になった時点で、ミサトはすでに33歳。
これってどうなのよ?
さすがにすぐ子作りするわけにはいくまい。シンジが相応の経済力を身に付ける以前に
ミサトの出産リミットが来てしまわないのか?

シンジが働き盛りの35歳になる頃には、ミサトは50歳。
こんな婆に欲情できるのか?確実に浮気しちまうんじゃね?

そしてシンジが60歳で定年を迎える頃には、ミサトは75歳!後期高齢者だ。
かつての部下に介護されるミサトのプライドは?
482名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/16(火) 14:33:09 ID:???
483名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/16(火) 17:11:15 ID:???
職人さんおかえりなさい
484名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/16(火) 22:01:27 ID:???
職人さん、続き期待してます♪
485終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/16(火) 23:52:55 ID:???
ミサトは、こうしてシンジとの再会を果たした。

確かに嬉しかった。
一番逢いたかった存在にめぐり合えたのだから。

だが、それと同時に、目の前にいるシンジの姿に、ある種の衝撃さえ
覚えてもいた。
あの時とは、まるで違う。
薄汚れた服、伸ばし放題の髪、浅黒い顔と肌、垢にまみれた手先。
まるで、ホームレスにでもなったようなその姿。

嬉しい気持ちを抑えつつ、ミサトは、震える声で、シンジに語りかけた。

「シンちゃん…なぜ、ここにいるの?私たちの元から姿を消して、ここで
生活しているのは、いったい、なぜ?」

シンジは俯いたまま、何も答えようとはしない。
ミサトはさらに続ける。

「麓で聞いたけど、この町で違う名前を使っているそうじゃない?どうして…
自分の名前さえ偽るなんて…いったい、シンちゃんに何があったの?」

「ぼ、僕は…」

ようやく、シンジが口を開いた。

「僕は…自分を、碇シンジという存在を、このまま過去に葬りたかったんです…」
「過去に…葬る!?」
「はい…今まで14年生きてきた、自分の人生そのものをリセットしたかったんです」

過去の自分を捨てるために、ここに来た。
目の前のシンジの姿以上の衝撃を、ミサトは受けていたのだった。
486終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/17(水) 00:20:00 ID:???
今まで生きてきた人生そのものを否定し、自分の名前さえも捨てて、
見知らぬこの町で、ホームレス同然の生活を送っている。

ミサトはシンジのその告白を聞き、溢れるものを抑えることができなかった。

「そこまであなたは追い詰められていたというの?追い詰めたのは、もしかして、私…」
「違います。誰がどうだなんて、関係ありません。すべては、僕がダメな男だから…」
「そんなことないっ!ちっとも弱くなんかない!シンちゃんはもっと強いんだからっ!」
「ミサト、さん…」

ミサトは溢れる涙を拭おうともせず、凛とした声で話を続けた。

「確かにあなたは優柔不断で女々しかったわ。でもね、それでも前を向いて、EVAに乗って
戦ってくれた。私たちを救ってくれた。それは紛れもない事実なのよっ!それだけじゃない。
私にとって、シンちゃんはね、なんだかんだいっても、かけがえのない存在なんだからっ!
その人がある日突然目の前から姿を消して、1年も行方がつかめなくて…でもやっと、こう
して逢えたんだよ。そんな、悲しい言葉…私の前で言わないでよっ!!」

ミサトの心からの吐露であった。
その言葉に、シンジの心が、少し、動いた。

「僕は、あの戦いで、真っ白に燃え尽きた。それは確かです。何も考えられなかった。レイや
アスカもいなくなった。カヲル君をも手にかけてしまった。そして、父さんさえも…あの時、
ミサトさんに言われた言葉…『自分が傷つくのがイヤなら、何もせず死になさい』…そう。
僕は何も出来なかった。そして、死ぬことさえも…だから、このままいなくなるしか…」

ミサトはハッとさせられた。
確かに彼に言った言葉の1つだった。でも…

「もういい…そんなのもうどうでもいいのっ!私の言った言葉なんか忘れていい。だから
お願い。戻ってきて。自分を葬るなんて言わないで。シンちゃんのままでいて。ほかの事
なんてどうでもいい。今のそのシンちゃんの姿を見てると、私…」」
487終わりの、始まり ◆tsGpSwX8mo :2010/11/17(水) 00:44:15 ID:???
ミサトは必死だった。
もしかしたら、自分と一緒に過ごしたという記憶さえも、彼は消し去ろうとして
いるのかもしれない。
そう思うと、ここであっさり引き下がるわけには行かなかった。

でも、シンジの言葉はあくまで頑なだった。

「ありがとうございます…でも、僕は、あの場所に二度と戻るつもりはありません。
確かに、あの時と比べて、今はその日一日生きていくのもいっぱいいっぱいです。
麓の人たちのおかげで、なんとか生きていけるという感じです。でも、少なくとも
あの頃よりは自分らしい生活を送れているとは思っています。誰にも頼らず、
自給自足で生活していくことにも少しずつですが慣れてきましたし…」


この言葉を聞いて、即座にミサトの中で、ある思いがよぎった。そして…


「だったら、さ?私も…その生活の仲間に入れてよ?」
「え!?今、なんて…」
「だ・か・ら!私もその、自給自足の仲間に加えてって言ってるの!」

シンジは驚きを隠そうとはしなかった。
あの、ガサツでグータラなミサトからは、想像もできない言葉だった。

「でも、ミサトさん…今もまだNERVの所属じゃ…」
「えぇ。そうよ。でも、もう私は作戦部長でもなんでもない自由の身よ。平和の世には
私のする仕事なんてないもの。私一人いなくたって組織はちゃんと回っていくものよ!
それよりも、私にはね、シンちゃんといることが何よりいちばん大事なの。場所なんか
ぶっちゃけどこでもいい。そばにシンちゃんがいれば、何もいらないわ…だから、私も
ここであなたと一緒にいる。それなら何も問題ないっしょ?ね?なんか文句ある?」

…ミサトにとっては、シンジはもはや、そういう風に語れる存在になっていたのだった。
488名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/17(水) 20:38:08 ID:???
>>487
シンジがホームレスになり、ミサトがホームレスの押しかけ女房・・・。
おもろい設定だけど、おんし、それで話をどう持って行きたいんだよw

これは続きが気になる!今までにない構図だけに。
489名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 18:37:18 ID:???
リツコの誕生日にケーキを頑張って作るミサト。それを手伝うシンジ。で保守
490名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 19:17:49 ID:???
マヤがリツコ誕生日使用にローソクに何かを仕掛ける。それを知らずに受け取るミサト。
491名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 19:35:01 ID:???
途中ローソクの数が足りないと買い物するミサト。
492名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 20:01:35 ID:???
家に帰るとシンジがプチパーティー会場を設置済。
早速リツコに電話するミサト。
493名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 20:08:45 ID:???
リツコ『あら、ごめんねミサト。今日は用事があるのよ』
494名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 20:25:49 ID:???
パーティーグッズを身に付けて黄昏れるミサトとシンジ。
495名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 21:00:14 ID:???
ケーキに30本以上のローソクをさすミサト。
ローソクに火を点すミサト。不安気に見守るシンジ。
496名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 21:49:55 ID:???
マンションのエレベーターでリツコに逢うアスカ

アスカ『あれ、リツコさん?どうしたの?』
リツコ『ミサトが来てほしいって言っていたから。予定切り上げて来てみたわ』
アスカ『そう』(今日のサプライズ誕生日会。バカシンジとミサトが気合い入れて作った会場見たら喜ぶわね)
497名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 22:16:28 ID:???
アスカとリツコが台所に入るとリツコ誕生日おめでとうの垂れ幕。
と、何故かアフロなミサトとシンジ。

498名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 22:37:46 ID:???
アスカ『アンタ達…何してんの』
呆れるアスカ。
感激すべきか笑うべきか呆れるべきか悩むリツコ。

499名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 23:04:03 ID:???
『笑えばいいと思うわよ……』
やけくそに笑うミサト。
とりあえず笑うリツコ、苦笑のアスカ。

アスカ『そういえばなんでケーキも形崩れてるの?』
ミサト『……』
シンジ『……』
500名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 23:18:26 ID:???
4人での誕生日会。
ミサトは猫のマグカップ。シンジは猫のハンカチ。アスカは猫のアクセサリー。
楽しい誕生日会に幸せいっぱいのリツコ。
501名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/21(日) 23:37:20 ID:???
パーティーが終わり後片付けするシンジ。
リツコを送って帰って来たミサトも手伝う。
台所にアフロが2つ、触ってみたいアスカ。
502名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/23(火) 22:26:47 ID:???
>>487
続きまだ〜?
もしかしてアレで終わりなのか?
503名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/25(木) 21:44:49 ID:???
違うスレで見かけたの話題の事になるんですが……


自分が酉を使い始めたのはこのスレで職人さんが増えたので話がごちゃごちゃならないように名前っぽいの付けた方が読みやすいかな?と思って付けたまでなんです。
こういう場なので信じて貰えるか難しいですが自演とかそういうのはしてません。
ですが、自分の安易な考えで読む方に疑問を持たせてしまい本当にすいませんでした。

分からない方には何の話題だWと思われる内容ですね。スレチですいません。スルーお願いします。◆C7/C1VxgKEでした。
504名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/25(木) 22:35:05 ID:???
>>503
他スレはわからないけど、続き待ってます。ケータイ規制で過疎ってますね
505名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/25(木) 23:29:30 ID:???
>>504
そこで酉について書かれてたので自分の事かなと思ったまでの話なんです。すいません。

自分が書いた物語は区切りついて続き物はないので、書くとしたら新しい話になるかと。
506名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/26(金) 18:34:55 ID:???
>>504も続き待ってるよ!
507名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/27(土) 00:59:15 ID:IB1lbuzb
ミサトさんとシンジが「親密」になるには、、、
4話の時点しかないよな、、、
さもなくば、、、24話で、、、
それ以外ではアスカとレイが、、、、
508名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/27(土) 01:17:40 ID:IB1lbuzb
「あーあー、、、シンちゃんが、あと10年早く生まれていてくれたなら、、、」
アスカに聞こえぬように呟くミサトであった。
509名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/27(土) 11:45:09 ID:???
>>508
条例なんてお構いなしに少年に手を出そうとした淫乱女がそんなこと言うかよw
510名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/27(土) 12:27:23 ID:???
シンジは玉無しだからしゃーない
511名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/27(土) 23:41:49 ID:???
>>9でよろしく
512名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/28(日) 19:51:03 ID:???
アスカもレイもヒカリもマヤも登場しなければ可
513名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/29(月) 07:07:59 ID:???
「どうがんばったら、僕のミサトさんになってくれるのかなあ」
今日も悩む、シンジ君であった。
514名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/30(火) 17:21:23 ID:???
加持さんと日向さん、
レイにアスカ、マナ、マユミ、ヒカリ、マヤがいるなら無理だよ、シンジ君。
515名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/01(水) 00:14:55 ID:???
「ある日のこと」

「ああっ!」
わたしは思わず声をあげてしまった。シンジ君のテクニックに。
「そこ、、もっと、、ああ、、おねがい!」
まただ、、また声が漏れてしまった。
シンジ君は本当に14歳なのだろうか?加持なんかよりずっと上手い。
本当にアスカが羨ましい。毎晩こうしてもらえるのだから。
アスカはまだ本部にいる。
リツコに頼んで足止めしてもらってる。
「高くつくわよ」って言われたけど。
たまにはいいわよね。わたしだって、、、。
毎晩アスカの声を聞かされているのだから。
「ああっつ!、、、もう、、ゆるして、、、シンジ君、、ううっ、、」
わたしは苦しい息で懇願する。
だがシンジ君は「攻め」をやめない。わたしの反応を楽しんでいるようだ。
「でも、、、もう、アスカ、、帰ってくるわ、、、」
わたしがやっとのことでつむいだ言葉で、シンジ君はわたしを解放した。
なんという心地よさだろう。
「こんなの初めて!!」と叫んで抱きつきたかった。
「ありがとう、、、シンジ君、、、。」
火照った顔と身体、これだけ言うのがやっとだった。
だらしない、、、わたし。でも身体の奥底から暖かい、、、。

シンジ君は優しく囁いてくれた。
「いつでもいいですよ、肩を揉むくらい。
 でもアスカには内緒ですよ、ヤキモチ、凄いから。」

「ただいまー」
アスカが帰ってきた、、、。

おしまい、、、。
516名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/01(水) 05:27:22 ID:???
一見ミサシンに見えるけどミサシンじゃないよな
>>507-508>>514-515
書き込む所が違ってないか?
517名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/01(水) 07:35:54 ID:???
>>516
香ばしい事書いて>>509ー510な煽りを誘ってるんだろ

>>514ー515
お前アスカ厨で他スレで語ってる奴だろ?頼むから止めてくれ
518名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/01(水) 07:47:40 ID:???
>>517
それはないよ
ただ別スレで渦中の方ならここにいるのはごめんこうむりたいwww

そのLAS厨と読点の使い方とかそっくりだしさ
519名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/01(水) 12:20:10 ID:???
>>518
そうか?
>>514はサゲてるようで実はサゲてないんだぜ?

>>515なんか条例厨を再び降臨させようかの駄文だしさ
520名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/01(水) 13:00:56 ID:???
>>519
ないない
サゲてないのか?
おれが安価打ったのは同一人物と思っただけ
ここに来て貰いたくないだけで大意は無い
521520:2010/12/01(水) 13:22:10 ID:???
>>519
空白を使っている事を言っていたならJaneで観ているので知ってた
同一人物なら他スレで全角でサゲてる様にも使ってたな

煽りを誘うつもりが無いのは同じだ
スレちになるからこの辺で切り上げるけどそれは信じてもらいたい
522名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/06(月) 04:41:00 ID:???
ほしゅ
523名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/06(月) 05:15:07 ID:???
ちょ、下がりすぎ。
一旦あげ
524名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/06(月) 20:08:42 ID:NBq12cys
525 ◆tsGpSwX8mo :2010/12/06(月) 20:17:02 ID:???
ごぶさたしています。

>>502
終わってはいないです、つか、既にこの話は最後まで書き上げています。
ただ…スレが落ち着くのを待ちたいと思います。
理由は、わかりますよね?
526名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/06(月) 21:04:20 ID:???
>>525
わかんないよ。感想を過敏に捉えすぎの神経質過ぎじゃない?
527名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/06(月) 21:18:01 ID:???
>>525

自分もわからない
十分落ち着いてるじゃないですか?
528名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/06(月) 22:43:03 ID:???
こっちがやりにくいなら投下スレもあるし。続きよろしく
529名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/06(月) 22:47:09 ID:???
>>525
そうですか。
では、気長に待たせてもらいます。
自分のペースで行って下さい。
530名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/08(水) 01:30:13 ID:???
ミサトさん誕生日おめでとう!!!
531名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/08(水) 08:50:29 ID:???
2010年現在だとミサトさん24歳か
ドイツにいるのかな
532名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/08(水) 12:59:15 ID:???
ミサトさんおめでとう
533名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/08(水) 20:03:30 ID:???
葛城ミサト様、お誕生日おめでとうございます。単独スレないからここで
534名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/09(木) 03:19:29 ID:???
>531
ということは、シンちゃんは9歳。
ミサトさんと出会うまであと5年かぁ。
535名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/09(木) 22:56:20 ID:???
遅ればせながらミサト様お誕生日おめでとうございます
536名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/09(木) 23:16:12 ID:???
>>525
>理由は、わかりますよね?
これですよね。

第十八条の六 何人も、青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行つてはならない。

第二十四条の三 第十八条の六の規定に違反した者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。


淫行はけっこう重い罪ですからね。
537名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/14(火) 19:13:03 ID:???
>>525
そろそろ帰ってきてもいいんじゃないですか?
538名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/14(火) 20:58:17 ID:???
>>525の話は正直、どうでもよくなってきた
物語の内容は関係なく作者の言葉と対応が、な
539名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/14(火) 23:56:20 ID:???
>>538
でも、完結しないまま終わられると凄くモヤモヤするんですが…
540名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/15(水) 01:22:59 ID:???
>>525 続きお願い。気になります。
541名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/15(水) 12:26:19 ID:???
>>539
そこは妄想で補おうかw

ホームレスなシンジと一緒に住むことを決意したミサト
恵まれた環境の中にいたミサトは自足自給の生活に戸惑いながら次第に慣れていく
シンジもミサトと一緒にいる事で人との共存の楽しさを思い出す

葛城父は見つからなかったが父親の残した自然の素晴らしさを見てミサトはこの環境を守ることを誓う
シンジはそのミサトを支える為に社会復帰を決意する……


で、どうだ?w
542名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/15(水) 22:37:06 ID:???
とりあえず完結しているってことなんだからアップして欲しいなあ
543名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/15(水) 23:27:36 ID:???
>>541
その間に淫行をする蓋然性がかなりあるな。
あのミサトのことだから。
544名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/15(水) 23:27:59 ID:???
シンジはアスカのだよ、、、。
545名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/15(水) 23:30:07 ID:/fHajkLl
シンジはアスカのだよ、、、。
546名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/15(水) 23:57:21 ID:???
>>541
いいと思う。それを書いてほしい!

>>544−545
巣に帰れ!
547名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/16(木) 00:53:39 ID:???
ミサトさんとシンジ君が、「いい仲」になるには、
ポイントは第4話のあとだな。
貞版のように抱擁シーンがあれば、その晩にでも、、、。
548名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/17(金) 10:54:29 ID:???
4話以前、そして以降にもミサシン要素はある。
どこかのカプみたく無理矢理設定を作らなくてもちゃんとミサトとシンジの絆は描かれてる。

549名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/17(金) 22:06:07 ID:???
個人的に七話が好きだなあ。シンジがミサトを心配したり最後の「家族ってことじゃん」
がね。保い護者面談で仕事のうちだからって言われてシンジが寂しそうな表情したり。

八話のエレベーターでミサトの胸に挟まれて真っ赤なシンジも可愛い
550名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/17(金) 23:06:58 ID:???
シンジのイメージでミサトとレイとアスカなら最初に出てくるのはミサトが多かったりする。
20話の「私とひとつになりたい」のシーンとか。
ミサトとアスカの部屋ならミサトの部屋に先に立つ23話。
シンジの信頼と信用ならミサトは一番でその思いが無意識に出てるのを描いてるシーンじゃないかなと思ってる
551名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/19(日) 19:58:18 ID:???
7話のミサトのセリフ
「やれることやっとかないと、後味悪いじゃなーい(多分、そんな感じのセリフ)」
が結構好き。ミサトさんの心意気が出てる。

あと、ミサトさんを心配しまくってるシンジが萌え。
552名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/20(月) 22:10:52 ID:???
>>551
549だけど七話ってイイよね。薄着のミサトさんをトウジやケンスケに見られたくないのかなとか
考えちゃう。箸くわえミサトさん可愛い。ロッカーボコるシーンも好き。りっちゃんもカッコイイ。
まあ既にネルフが秘密を持っている伏線も入ってるからそこは悲しいけど
553名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/20(月) 23:57:20 ID:???
新劇はミサシン要素がないらしいから観ていないんだけどここの住人さんはどうなの?
ミサトが一番好きなんだけどキャラ変わっているらしいし。レイも好きだけど破のラストを考えると
観るの躊躇しちゃうなあ
554名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/21(火) 00:34:58 ID:???
>>553
ミサトの精神年齢が良くも悪くも上がってる。
TV版時代のDQNで殺伐とした、でも人間臭くて情に脆いミサトが好きなら
その健全な大人ぶり(?)に違和感をぬぐえないかも

でも恋敵の加持からミサトを託されるという超展開が観られるのは新劇だけ
555名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/21(火) 13:11:30 ID:???
ミサトとシンジの直接な関係を示したシーンはないな。
だけど第8使徒(マトリエル)戦でツーカーなやり取りとかあるんだよな。表沙汰にしないけど信頼してる二人。

破のラストのシンジ行動は恋愛じゃなくて仲間の為に、だと俺は見てる。なぜなら第9使徒(バルティエル)戦があるから。
あの戦いの結末を再び起こしたくないからこそシンジは走ったんだと思う。

556名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/21(火) 13:25:09 ID:???
普通はそう思うよな
破のラストは相手が綾波じゃなくても同じ行動とってるよ
557名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/21(火) 19:40:30 ID:???
>>554-556
レスありがとうございます。新劇のミサトさんはとにかく綺麗だし可愛い部分も
あるって評判ですよね。シンジの活躍も楽しみなので観てみようかな。

微妙にスレチな話題でごめんなさい
558名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/21(火) 19:58:38 ID:???
>>553
新劇、ぜひ見て欲しい!

>でも恋敵の加持からミサトを託されるという超展開が観られるのは新劇だけ

プラス、加持&ミサト飲み屋シーンも楽しいよ。ダミーシステムについて
の会話で、「信用されてるなー、シンジ君は。いや、シンジ君だからこそ、か」
加持さん、やたら「シンジ君」を連発。意識してるね、加持さん。
559名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/21(火) 22:08:10 ID:???
>>558
単なる嫉妬にしては妙に不自然なんだよな、あれ。
(つーか、成り行きで同居しているだけの草食系男子中学生にガチ嫉妬するような加持は嫌だw)
まるで死海文書か何かを見て、この先起こる未来を知っているかのようにも思える
560名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/22(水) 00:11:43 ID:???
>>559
558です。そうそう、他にもパイロットいるんですけどーって、思っち
ゃった。でも、私は託しフラグがあったので、軽いあてつけと理解
してまつ。(私的にはそっちのほうが楽しい♪)
ミサトさんの補完に関する質問はちょっとは知ってるくせにかわしまし
たね。ゲンドウパパに薄気味悪いモノを横流ししたりしてるくせにー。
561名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/22(水) 22:19:51 ID:???
>>558
レスありがとう。ネタバレや感想はチェックしているけど細かいミサシン要素までは分からなかったので。
今回は中高生向けって事なので深く考えないで観てみますね
562名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/22(水) 22:29:26 ID:???
旧だと主にミサトの反応を見て楽しんでる加持のイメージなんだが、破だとミサトとシンジの反応を確認してるような気もする。

旧作で死んだ加持がループして破の舞台に降り立った、と言う考えが浮かんだ。
加持はラスト迎える前に死んだ、LCL化してないから記憶を持ったままループできた。
空港でのシンジとの出逢いでの会話はシンジが旧作と同じ少年であるかの確認。
居酒屋でのミサトとの会話はミサトの気持ちの確認。
託しフラグは自分の死を知ってるから、シンジにミサトを頼む。
予告の加持は旧の運命に逆らうべく戦う。

そんな感じ。

破は1度は見て置くことを奨めるよ。
破のミサトが嫌なら封印すればいいしね。

俺はどっちのミサトも好きだ
563名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/24(金) 12:49:41 ID:???
シンジ「クリスマスですね、ミサトさん」
564名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/24(金) 19:40:16 ID:???
ミサト「クリスマスプレゼント?シンジくんといることが一番のクリスマスプレゼントだよ?」
シンジ「み、ミサトさん・・・。」
ミサト「はい、これプレゼントのゲームソフト。」
シンジ「ありがとう!・・・・ってこれPS1じゃないですか!」
ミサト「てへへ。」
シンジ「・・・でも嬉しい。」
565名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/25(土) 17:41:32 ID:???
なごむ・・、コーヒーでも飲もっと。
566名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/26(日) 23:49:34 ID:???
>>562
深いですね。ここまでの鋭い見解は初めてで感動です。上で新劇観るか迷っていると質問した者です。

個人的に加持も好きなので死んで欲しくないです。というより誰も。パチンコ?の動画でスイカ畑のシーンを観たけど意味深です。

実は序は持っています。旦那に内緒の隠れエヴァファンなのでなかなか機会がなくて。子供に見せる映画でもないし。大きな画面が良いけど車でこっそり・・・

長文失礼しました。みなさんの意見大変参考になりました。ありがとう
567名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/27(月) 00:00:52 ID:???
連投失礼。新劇のミサトさんは本当に美しい!
「私は初号機パイロットを信じます!」「ご自分の息子さんを・・・」が聞きたいな。

新劇ミサトさんも好きになる自信あります
568名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/27(月) 22:40:24 ID:???
ミサトとシンジの絶妙な関係が好きだ。勝手な予想だがエヴァに乗れるならミサトは乗ってたと思う。自分が実戦に立てない悔しさを表に出さないで3人に託したのかなと。

シンジもミサトには腹割って話すし、良い意味で甘えている。あくまで主観だけど。そんな二人が大好きだ
569名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/28(火) 15:07:51 ID:???
序や旧作1話目で、ミサトはシンジに「乗りなさい」って言うけどあれってちょっと酷いなと思ってた。
訓練もしたことない、詳しい事情も知らない少年に無情な命令するんだなって。

でも>>568の意見で考えると

「使徒を倒す為に軍人になり今まで生きてきたが、自分ではロボットに乗れず自らの手で倒すことができない。悔しさと歯痒いを感じる」

気持ちの中で父の敵である使徒が現れパイロット(シンジ)と対面した時に発したミサトの言葉なのだと考えたらあの命令に悲しみとかの重さを感じた。
破でシンジに自分とシンジを重ね願いを託していたとかミサトは語るけど、あれっていくつもの使徒を倒した時に得た指揮官とパイロットの信頼からの言葉だと思ってた。
でも、そうじゃなくて最初の使徒戦でシンジに命令を下したから時からの気持ちなのかもしれない。
車の中でミサトはシンジに「自分と同じ」だと認めてるし。
570名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/28(火) 21:43:11 ID:???
最初に道に迷ってルノーでうろうろしてて声のみでなかなか顔見せないんだよね。あの辺りの描写は今観ても上手い!って思ってしまう。いきなりレイがパッと現れて消えたり。

理不尽な大人たちと無理難題を押し付けられるシンジって設定だけど、だんだんミサトに心を開くシンジと戸惑いつつシンジを支えようとするミサトが好き
571名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/31(金) 12:02:09 ID:???
おれは最初見たとき
きっとミサトさんに挿入する事で
融合してシンジが巨大エヴァに変身するのかと思って
けっこう勃てながらみていた

でもまあ実母に融合回帰だから
572名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/03(月) 21:04:37 ID:???
ミサトが最初ヒロインだと思ってた
いややっぱヒロインだな
573名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/10(月) 22:27:51 ID:IekxaCpD
最初ホントにミサトシンジで行く気だったからね。
でもモロよりぎりぎりな二人の関係が好き
574名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/10(月) 22:29:17 ID:???
下げ忘れごめんなさい
575名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/11(火) 00:03:49 ID:???
>>573
あの同居人以上恋愛未満、その他諸々入り混じってる微妙な関係ってのは
他の数あるおねショタ物でも本当に類を見ない。
狙ってあれをやってたんだとしたら庵野マジ天才だわ

多分偶然の産物なんだろうけど
576名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/11(火) 10:10:35 ID:???
ミサシンのふたりの微妙な関係がいいのは
パンチラに興奮する心理に通じるものがある

モロ見えのパンツにはパンチラほど興奮しないように
あからさまなカップルではなく、可能性を感じつつも微妙な関係の二人がいいんだよ
577名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/11(火) 21:33:30 ID:???
やっぱ、お姉さまと微妙に、それでも、まだちょっち子供のだから同居可能?

シンジ29歳、ミサト14歳じゃ実現不可能
578名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/13(木) 02:21:15 ID:???
ここは平和でいいな
アスカXシンジスレなんてレイ厨に占領されてるよ
579名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/13(木) 06:34:46 ID:???
ミサトへの愛が深すぎて・・・、うううっ
580名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/15(土) 22:38:25 ID:???
学園もののエヴァはミサシンじゃなくてもいいんだよなーと気軽な気持ちで読める。
何でだろって思ったら多分ミサトとシンジの過去とかがドロッとしてないからなんだと思う。
学園ものってシンジは父親と関係が良好だし、ミサトは学校の先生や施設のお姉さん化だし。
セカンドインパクトを経験し父親の敵討ちとして使徒に復讐するミサトと、エヴァで母を失い家族関係が歪なシンジ。
家族を知らない二人の関係が次第に歩み寄り、微妙な関係になってくのが好きなんだと思った。
581名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/15(土) 22:54:18 ID:???
恋愛でなくてもシンジとミサトの絆が好きって人も結構多いよね。
私はミサトが大好きなので沢山活躍して欲しい。ちなみに二人でルノーを起こす
シーンは初めての共同作業だと思って萌えているわ
582名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/16(日) 23:52:48 ID:???
有りそうで無さそう、無さそうで有りなのが素敵
583名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/18(火) 21:47:21 ID:???
>>581
分かる。しかし力持ちだよね。
新劇で2号機登場の時は二人死んだかとドキドキしたよ。フツー死ぬけど。

584名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/19(水) 21:11:07 ID:???
>>583
あの演出ってやりすぎだよね。
585名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/20(木) 00:17:33 ID:???
>>584
ミサトさんのルノーは返ってくるのかな?コスモスポーツもらしいけど、
修理中だと思いたい。…普通に考えたら廃車だけど二次元なんで復活して欲しいわ
586名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/20(木) 02:05:07 ID:???
>>573
加持(ミサトの元彼。互いに未練タラタラ)とアスカ(ミサトとキャラ被って、シンジにツンツンしながら惹かれ
ドロドロ)って修正・邪魔のために途中投入感ありありだしなあ
それでもミサト→シンジは最後まで見え隠れしたけど。居なかったら二人の関係どう進んだのだろうと
時々妄想してる
587名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/20(木) 21:18:59 ID:???
>>586
話には必要なのかもしれないが、やはりアスカの同居は本当にいらない。
新劇では理由が無理やりだったし、TVではひどい展開になるし。
アスカはレイと同様、一人暮らしの方が幸せ展開になった気がする。
特にTV。
自分もいなかったらどうなったんだろうと妄想するよ。
588名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/21(金) 00:45:56 ID:???
アスカと住まなかったらガチでミサト×シンジ過ぎるから一緒にしたのかな。
しかしこれで進めてたら凄い事になってただろうな
589名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/21(金) 13:42:22 ID:???
条例違反で逮捕です
590名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/21(金) 19:27:31 ID:???
みさとの方がジャマな件
591名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/21(金) 23:11:25 ID:???
>>590
ここはミサシンスレですが・・・
592名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/22(土) 21:46:08 ID:???
淫行糞女
593名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/24(月) 14:15:25 ID:???
>>588
アスカが同居しない方を見たかった…!
594名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/24(月) 22:34:08 ID:???
ミサトさんやっぱりダントツで好きだな。
最初は普通に綺麗なのにガサツなギャップが良かったけど
観直すと色々素敵な部分が出てくるわ
595名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/24(月) 23:44:05 ID:???
ババアとカップルにされるシンジの気持ちも考えろ
596名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/24(月) 23:51:14 ID:???
EOE等でシンジの内面にはミサトの裸や下着姿のイメージシーンが
アスカと同じくらい出てきてるから
表層はともかく深層では多少なりともそういう目で見てるのが分る
597名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/25(火) 09:00:46 ID:???
漫画だと風呂あがりのミサトが「シンジ君〜」と言いながら
胸の谷間を見せつけるような感じで近づくシーンがあるが
シンジは「ミサトさん、またそんなカッコで…」と言いつつ
しっかりとエロ目線で見てたんだろうな
598名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/26(水) 23:31:00 ID:???
貞エヴァはミサトさん死んじゃったからもう買わない。
ストーリーとしては良かったと思うけど。

シンジのベストショットはやっぱり上目遣いの「た、ただいま…」
可愛いぞー
599名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/27(木) 00:07:30 ID:???
Qはミサトの活躍は期待できそう。しかしいつになるんだか
600名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/27(木) 00:25:22 ID:???
ババア
601名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/27(木) 07:13:03 ID:???
>>598
貞エヴァも好きなんだけど、貞版って、ミサトX加持って固定されてるのがちょっと不満。
(12巻「呼応」の扉絵とか)

Qはパイロットが増えてミサトさん、大変そう・・。マリにゃんと銀髪君とどう絡むのか、
心配中。でも、がんばって、新しい魅力を出して欲しい♪

602名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/27(木) 09:51:43 ID:???
シンジは家族の触れ合いってのを知らないし、ミサトも父親との仲が思わしくないって言ってるから団欒って経験ないと思う。
そんな二人が「家族ってこんな感じかな?と手探り状態で暮らしてる旧作が凄く好きだ。
周りから見ればそれは家族『ゴッコ』なんだろうけど、二人にとっては確かに『家族』だったと思う。
新劇は家族の絆より個々の絆を重点にしてるかな。個々って言っても恋愛じゃなく信頼ね。
603名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/27(木) 15:52:56 ID:???
貞エヴァはミサトが主役って言っちゃってるからね。
恋愛よりストーリー進める役っぽくなってた。加持ミサトのイラストは気合い入ってたの多いね。ミサトシンジで微笑ましのがみたいな
604名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/27(木) 20:14:43 ID:???
新劇では「絆」の面では強くなってるよね。

保護者っぽくはなってるけど、ぶつかり合って徐々に近づく二人は好き
605名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/27(木) 20:40:20 ID:???
新劇もリツコや加持がシンジとの関係を疑ってるような事言ってたり
別れの時の必死なミサトとか、
シンジに対してそういう恋愛的な感情が僅かなりともあったといわれれば納得できる部分もあるけど、
貞エヴァだけはそういう部分があるようには見えない。
606名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/28(金) 16:01:26 ID:???
漫画も好きだけど、カジミサがガチだよね。ミサトの死を知ったシンジはどう受け止めるんだろ
607名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/28(金) 21:05:08 ID:???
淫行年増
608名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/28(金) 23:08:33 ID:???
ねーよwwwww
609名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/29(土) 00:13:53 ID:???
Qのでたくさん出てくれそうだからそれだけでいいや
610名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/29(土) 06:47:18 ID:???
>>603
貞エヴァはミサトが主役って誰が言ったんだよw
読む側からしたら主役じゃないぜ、あのミサトは。巻数前半から中盤にかけては絶対主役じゃねぇ。
貞本はシンジとミサトの絡み合いを減らして、その分加持やレイやアスカとかで補完してる。
貞エヴァで主役級って言っていいのはカヲルとか加持かもしれない。あの二人の過去や心理面の表現はよかった。

山場のとこは庵エヴァと同じ流れでシリアスにきちっと描く。
>>605がそう見えないってのは物語の経由(貞アレンジ)と結果(庵)がちぐはぐだから違和感ありまくりだからだと思う。
611名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/29(土) 08:04:59 ID:???
貞本が巻末でコメントしてたよ
612名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/29(土) 08:44:20 ID:???
>>611
ありがと。
自画自賛だったのか。
613名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/29(土) 16:26:42 ID:???
ミサトは良いキャラだ
614名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/29(土) 23:13:05 ID:???
新劇のシンジと手繋ぎでポニーテールなのが嬉しい
615名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/30(日) 01:40:54 ID:???
パチの話で申し訳ないけどシンジが「ミサトさん!」
って言うのが萌える
616名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/30(日) 14:48:35 ID:???
アスカとシンジからみりゃミサトが居なきゃいい。そしたらシンジとアスカは恋人になれた。
617名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/30(日) 15:00:48 ID:???
邪魔ババァ
618名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/30(日) 23:42:39 ID:???
>>614
シンジ君、おてて握り返しのシーン、何回も見て萌えた。

>>615
シンジの「ミサトさん」って、名前の呼び方がいつも違うのいいよね。
甘えた呼び方とか、とってつけたような呼び方とか、責める様な呼び方とか。
1回1回意味が違う感じ。

619名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/30(日) 23:45:48 ID:???
>>618
覚醒モードの「ミサトさん!!!」は最高だ
パチンコの話題で気分悪くされた方がいたらすみません
620名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 01:36:59 ID:???
>>616
意味不明
中立者だが
普通に考えて
アスカがあのままの性格なら
ミサトがいおうがいまいが
シンジがアスカのことを好きになるはずがない
まずアスカの性格を改変しないといけません
まあ無理だろうけどw
621名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 05:45:14 ID:???
3人の共同生活って、シンジとミサトは上手く合わせてるけどアスカは「バッカじゃない」と二人に合わせようとしなかったよね?

アスカはシンジが家族の事を聞くと「なんでアンタにこんな事話さなきゃいけないのよ」とキツメな事を言っちゃう。
ミサトとシンジは言えばみそ汁の味が変わった事に気づいてそこから会話が弾んでく。

シンジが家族ってのを感じられたのは後者の方じゃないかなと思うよ。

人であれ、キャラであれ邪魔な存在ってのはいない。
感傷的なコメントは止めよう。
622名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 15:02:26 ID:???
アスカが合わせる必要ないでしょ?大人であるミサトが合わせるのが普通
623名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 15:42:38 ID:???
>>622
だ〜か〜ら〜、ミサとはあわせてるっちゅうーの
ちゃんと嫁!
624名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 18:04:25 ID:???
ミサトがアスカに合わせるにしても、アスカがある程度の妥協しなきゃ互いに歩み寄れない。片方が思っても片方が拒絶すれば意味がない。

妥協しなかったのが庵エヴァで、妥協した結果が新劇と言えば納得できるかな。

新劇のアスカは心開いたからミサトに笑うことができた。

>>622はミサトが全て悪いと思っているようだが、「アスカは子供なんだから手取り足取り可愛がらなきゃいけないんだよ」と過保護さと幼稚をアピールしてるにしか見えない。
子供とはいえ大学卒業したエリートの肩書を持つ少女、ある程度のプライドがあるんだからあまり子供扱いするなよ。

でも確かに大事なとこで手を差し延べれなかったミサトも非がある。そこは認める。
その点を解消したのが新劇だと思っている。
625名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 18:43:16 ID:???
ミサトが加持との関係をはっきりさせないのがいけないでしょ。

アスカが憧れてるの知ってて気持ちも考えない行動するし。アスカに取られないように牽制してたと思う。
626名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 18:53:19 ID:???
>>625
別にアスカのためにミサトがわざわざ加持との関係をはっきりさせる必要はない。
ミサト本人も加持への気持ちは微妙だったんだから。
ミサトは一応アスカへの対応を気にしてる様子だったけど、何もしてくれなかった
ちゃんの625に言っても無理かなあ。


とられるも何も、だいたいアスカは加持本人から「射程外」扱いが基本だったよでしょ。
加持がアスカに気があって、それでミサトが嫉妬で逆上っていう展開があったんならとも
かく・・。

627名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 19:45:25 ID:???
一応「保護者」ってことだし上司なんだからメンタルにも気遣うべきじゃない?
加持だって高校生位のアスカなら断然選ぶでしょ。

ミサトはレイはとても良い子ってシンジに言ったりしたのにアスカは下げ発言ばかり。失格だよ
628名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 20:01:03 ID:???
下げじゃないでしょ
期待してるから言う言葉な部分もある
エリートパイロットっていう期待があるから褒める基準がレイとシンジより高い


シンジが使徒に取り込まれた時、レイとミサトはシンジを心配していたがアスカは馬鹿にしてた
思いの裏返しだとしても、あの態度は俺だったらイヤだ
心配してくれる人に好意を寄せるし、見る目変わるし接し方も変わる
629名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 21:00:50 ID:???
>>627
本編全シリーズ通して、加持さんは一度たりともアスカさんを選んでませんってば。
高校生位のアスカ〜???どっかのSSのお話ですか??それじゃ話にならない。

ちなみに「レイがいい子である」とシンジにいったのはリツコさんでーす
630名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 21:01:27 ID:???
ミサトがアスカに期待してる場面なんてないけど?

シンジクンシンジクンってキモイんだけど。しかも加持とキスしたりセックスしたり。

加持はミサトなんてとっくに飽きてるのに可哀想。しかも死んだら日向と寝てるし。どんだけユルイの?
631名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 21:09:43 ID:???
>>629
ミサトも言ってたけど?アスカの事は全く褒めないのに。

嫌な女
632名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 21:21:50 ID:???
そもそもアスカはかまえばかまうほど拒絶するタイプだろ
旧劇のは特に
633名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 21:26:07 ID:???
>>632
そんな単純な話でもない
アスカに限らず全てのキャラが何重にも歪んでいる。良くも悪くもね。
634名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 21:26:29 ID:???
いや、そもそも
なんでミサシンスレでアスカ?
635名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 21:44:17 ID:???
シンジアスカの可能性0%と否定された腹いせだろ

>>633の言うようにみんなが歪んでのEOEだからミサト1人がどうにかなれば解決する問題じゃない
みんなが幸せになるにはみんなが変わらなきゃならない
ミサトもシンジもレイも、そしてアスカも。
636名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 21:45:45 ID:???
ほんと、ほんと。
で、軌道修正。

>>619
パチンコでも萌えシーンが見られるのがちょっと羨ましかったりする。
萌え情報ありがとう
(萌えにつぎ込み過ぎないようにご注意よ)
637名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/31(月) 23:28:14 ID:???
アスカは可哀想だからいいんだよ、アスカには幸せになってほしくない
アスカを幸せにするのは僕だから
638名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 02:14:38 ID:???
加持ってミサトとシンジの関係を唯一気にしてて
アスカをシンジに押し付けようとしてた印象があるな
639名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 08:55:30 ID:???
シンジが「ミサトさんも綾波も怖いんだ」って生ける屍状態のアスカに呟いてたけどさ
綾波は23話で衝撃の事実を目の当たりにしたからわかるとして
ミサトはなんで?シンジとしては信頼できるお姉さんとしか見ていなかったのに(23話で)女として迫ってきたから?
640名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 14:40:54 ID:???
可能性なんて0でしょ。無能でババアで尻軽
641名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 14:43:03 ID:???
落ちLASに帰れ
642名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 15:22:48 ID:???
無いものを無いって言ってるだけだけど?
643名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 16:33:42 ID:???
公式資料に2人の関係に[恋人同士」とも書かれてるが?
644名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 16:40:30 ID:???
シンジとの関係に恋人と書かれた事があるのが唯一ミサトだけ
645名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 18:21:38 ID:???
恋人の「ように」でしょ?過剰に考えすぎw

ミサトオタっているんだね。あんなババアなのに
646名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 18:26:00 ID:???
>>645
何がそんなに悔しいの?
647名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 18:29:47 ID:???
地位も美貌もある大人の女性が
中学生の小娘を相手に中学生の少年を取り合う…

一歩間違えればこうなってた(設定上は既になってるも同然)


そこが萌える!
648名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 20:37:06 ID:fvrrFIbC
>>639
EOEって全体的に矛盾多いからね
TV版と話がちゃんと繋がってないっぽいし・・・
深く考えない方がいいんじゃない?
649名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 22:35:13 ID:???
>>639
あれはカヲル(使徒)を殺さなければならなかった事に対しての意だと思うよ。

自分は殺したくなかった、けど殺さなければ人類は消滅する。
これから先も自分の思いとは違った行動をしなければ生きれないのだろうか。

あの時、使徒殲滅を指示したのはミサトだから「ミサトさん」と名を出したけど、本質的には「大人」が怖いって事だと勝手に解釈してる。
650名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 23:35:50 ID:???
なにいってんの?ババアに迫られたらキモイでしょ。
シンジの気持ちも考えなよ。
651名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/01(火) 23:49:21 ID:???
淫行行為にあたるし、このスレ自体が問題。削除すべき
652名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 00:02:09 ID:???
>>650
恋人という一面があるから大丈夫

お前の好み=シンジの好みじゃありませんから
残念
653名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 00:03:38 ID:???
>>651
なにそんなにあせってんの?
654名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 00:19:33 ID:???
シンジはアスカにキスしようとしたし。ミサトはセックス誘って断られたとかー
したくないよねー。ババアなんかと
655名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 00:26:41 ID:???
>>650
>>651
否定の言葉はいらないよ、言えば言うだけ醜くなるだけ。
醜い言葉は見る相手に不愉快を与え自分の心も醜くなる。少しは言葉を選びな。

どんなに自分がミサト嫌いであるかを述べてもここの住人はお前の言葉に共感する事はない。
そんな無駄な事より自分の好きを語れるスレで思いを語るべき。
ここはお前の好きを語る場所じゃない。

IDバレしないよう0入れしてるみたいだけど、なんならsage入れしろよ
656名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 00:32:12 ID:???
誰かアンチスレ立ててくんない?そこで思いっきり叩くからー
657名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 00:37:08 ID:???
自分で立てろよ、クソボケ
658名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 00:55:55 ID:???
というかエヴァ板でミサト嫌いアピールしたりシンジ嫌いアピールしたら
ボロクソに叩かれて終わりだろ
659名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 01:05:18 ID:???
荒らしに来といてそこの住人に甘えられる心理がわからないわw
660名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 05:28:31 ID:???
ミサエとシンジの可能性について
661名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 13:23:42 ID:???
ミサトがシンジを男として意識したのっていつ頃から?
662名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 14:21:35 ID:???
さぁ?
初めからじゃないとは思うよ。
使徒との戦いで少しずつ意識していった。心はシンジを男として認めてたけど頭では年の差や家族の事とかでそれが恋とか愛とか思えなかったんじゃないかな。

ミサトがシンジへの本当の思いに気づいたのはEOEのキスの直前じゃないかと思ってる。
663名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 14:59:08 ID:???
ババアがシンジくんに恋愛とかキモイ。現実的に無理無理。バカなの?
664名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 15:25:01 ID:???
父親にコンプレックスがある者同士ってことで、加持とは違った意味での拠り所(傷のなめ合い的な)
として期待をシンジに抱いていたのかもしれん。加持を失ったことでとうとうシンジに手を出すも拒絶され家庭崩壊。
665名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 15:59:18 ID:???
>>663
お前はここに書き込む資格なんてないキモバカな奴。

>>664
加持を失った時は自力で立ち直ってる。
自己解釈はいいが物語を勝手に作ったらいかん。
寄り所と言うより父親の愛に恵まれない同士だろ?
使徒を倒す事で父親の愛や幻影に二人は近づこうとしてたんだから、傷の舐めあいじゃない。
666名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 17:33:35 ID:???
そろそろスルーしよ
667名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 22:29:54 ID:???
可能性なんて全くないのにばっかみたいw
相手にされる訳ないし。ミサトがいなくてもエヴァは名作だけど?
668名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 22:42:11 ID:???
そのギャグもう飽きた
669名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 22:44:18 ID:???
つかシンジとミサトの物語と製作側が明言してるのに
その片方いなけりゃ物語が成り立たないだろ
パラレルワールドからでも来たのか?

エヴァ見たこと無い人は帰ってね
670名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 22:48:59 ID:???
パチの「集結の園へ」は歌もシーンのカットもかなりいいよ。最後の方にミサシン手つなぎあるし。

動画で観るべし。ただパチはやらない方がいいよ
671名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/02(水) 22:49:29 ID:???
シンジとミサトの間に多少なりとも恋愛感情あるのは公式設定だ

煽るならせめてその程度の公式設定くらいは考慮しないと
バカをさらすだけだぞ

個人の妄想>公式設定とか言いだす奴がバカにされないと思うのか
672名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/03(木) 00:16:22 ID:???
>>670
イチパチで週一回だけ打つ俺。
あれは名曲だよな。ラミエル戦のミサトの緊張感がたまらん
673名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/03(木) 01:06:36 ID:???
>>670
「集結の園」もいいが、福音ライトのルフランは最高。
♪奇跡は起こるよ〜のとこで
ヤシマ作戦のシンジがキッと顔を上げるカットのあとに
ミサトの祈るカットが入るんだが、そこは本当に萌える。
まさに絆だと感じる。
674名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/03(木) 18:27:17 ID:???
全年齢対象の板でパチンコの話とか()ほんっと、ショタババアスレはレベルの低いね。ばっかみたい

品のない人たち。キャラと同じで
675名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/03(木) 18:53:31 ID:???
パチでも何でも、萌えシーンがあるのがステキ

>>674の所は、パチンコにも萌えシーンないの?かわいそー。
676名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/03(木) 19:16:51 ID:???
>>675
あなたと違ってパチンコ()打てる年齢じゃないし。ババアオタはジジイかババアなんだねー()
677名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/03(木) 19:20:19 ID:???
あなた何歳?
678名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/03(木) 20:50:32 ID:???
スルー し よ う ぜ
679名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/04(金) 01:28:41 ID:???
荒らしてるのはメンヘラーのアスカ厨だろww
680名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/04(金) 18:55:55 ID:???
>>679
納得した。

>>676
あんたばかぁ?
自分もいずれ歳を取ることがわからないんだね。
若けりゃいいと思ってるクソガキなんだね。
クソガキは住み分けもできないんだね。
巣に帰ってママのおっぱいでも吸ってな。
681名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/04(金) 20:56:56 ID:???
ゆとりには何を言っても通用しないさ
682名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/04(金) 23:12:39 ID:???
シンジが女性のおっぱい触ったことあるのは
レイとミサトとマリの三人
実はアスカのおっぱいには触ったことがない
683名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/07(月) 09:42:45 ID:zeUVsNJB
>>680

82 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/09(火) 22:12:16 ID:???
>>80
>ミサトさんと幸せになってね!!

それはかなり難しいと思う。
14歳のガキだからまだ分からんのかも知れんが、お先真っ暗だぞ。

シンジが結婚できる18歳になった時点で、ミサトはすでに33歳。
これってどうなのよ?
さすがにすぐ子作りするわけにはいくまい。シンジが相応の経済力を身に付ける以前に
ミサトの出産リミットが来てしまわないのか?

シンジが働き盛りの35歳になる頃には、ミサトは50歳。
こんな婆に欲情できるのか?確実に浮気しちまうんじゃね?

そしてシンジが60歳で定年を迎える頃には、ミサトは75歳!後期高齢者だ。
かつての部下に介護されるミサトのプライドは?
684名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/07(月) 15:08:51 ID:i9xs+pC6
>>683
懐かしいコピペありがとう。
でも、もう見飽きたしwww
685680:2011/02/07(月) 19:46:05 ID:???
>>683
で?
アンチスレ立てたんだろ?そこで仲間とたたいてればいんじゃね?
巣から出てくんなよ、キモイし公害だからさ
686名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/07(月) 19:53:25 ID:???
そのコピペは淫行クンだよね。突っ込んだら反論できなかったし。

ごめんもうスルーする
687名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/07(月) 22:01:43 ID:???
スルーでいいよ
すでにLASアンチスレやら可能性スレやらでボコボコにされてるし
688名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/08(火) 01:06:27 ID:???
ババアはさっさとくたばれー!
689名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/08(火) 01:45:31 ID:???
>>687
そうなのか。
ま、糞は踏まずに回避だな。
自分もスルーすることにするよ。
690名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 00:25:58 ID:???
可能性?ないし()ばっかみたい。ショタババアがミサトババアに自己投影しちゃってんのー
691名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 00:32:55 ID:???
ミサトがシンジの若い肉体に溺れるところとか見たい超見たい
692名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 06:21:26 ID:???
>>691
それって、、ごくっ・・・
693名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 07:28:12 ID:???
>>691
そんな女いません。妄想は勝手だけどいかにも女性経験の乏しい男って感じ。

>>692
ナグナブロは巣に帰って下さいね
694名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 15:48:40 ID:???
オンナはチ○コで興奮するとか思ってそう。身体に溺れるなんてナイナイ。愛があれば満足だよ。セッ○スがイイからヤりたいとかないよ。アホらし。
695名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 15:54:09 ID:???
愛は十分にあるじゃないか

庵野監督が直々に加持が生きててもシンジに行くくらいに言ってるし
696名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 16:48:20 ID:???
綺麗な年上のお姉さんに童貞もらってもらうのは男のロマンだから
697名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 19:43:15 ID:???
なんか変な方向に話入ってるけど……。
ミサトがシンジの若さに惹かれるのはまずないと思う。それだったら1話の時点で展開が違ってくる。
あの時のミサトはシンジと父親の関係が自分に似ている事に同情してる。シンジを引き取ったのはその部分が大きいだろう。後は自分の駒となるパイロットの監視目的。
使徒殲滅を生きる糧にしてるミサトは初期でシンジに惹かれる要素はない。
そこから家族ゲームでの触れ合いと喧嘩と和解、戦闘での信頼を得て絆が生まれた。

絆が生まれて育まれていくのが二人の関係の醍醐味だと思う。

>>696の男のロマンとシンジが求めるロマンは違う。
個人の願望をシンジに重ねるのは勝手だけどそれじゃ本当にシンジが救われない。
698名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 19:52:14 ID:???
>>695
本当かよ
加持を振ってでもシンジに行くってことじゃん
どうすればそうなるのか想像できん
699名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 21:43:54 ID:???
>>698
横レスだが、確かにそういうインタビュー記事があったよ。
自分が知ってるソースはNEWTYPE1995年の11月号の別冊付録「NERV FILE」だけど。
700名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 21:54:56 ID:???
>>699
インタビューといってもあくまで酒の席での与太話でしかないけどな
そこまで真剣に受け止めるような話じゃない

まあ、自分を偽り本音をひた隠しにして生きてきた人間同士が
あれだけ感情むき出しにしてガチ喧嘩し合えるんだから
お互い相性は良かったんだろう
701名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 22:04:02 ID:???
実際そうなるかはともかく、ミサトがシンジに走ってもあんま違和感ないけどな
702名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 22:43:02 ID:???
ミサトシンジ公式にする予定だったから変ではないけど、一部のスーパーシンジくん()笑好きが痛いわ。

シンジ=俺でちょっと可愛い普通の男の子が周りの女すべてを物にする妄想は自分の二次創作でやれよ
703名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 22:47:57 ID:???
↓はどんだけ年下好きなんだよw
これが実話だとしても、それはあくまで例外というべきだろう。
15や17も歳の差があったら普通は上手くいかないよ。

http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/eva/1284312706/
44 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/11/10(水) 06:52:24 ID:???
>>40
あっちのスレ汚したくないからこっちに書くけど
常々そのコピペにムカついてたんだが、
17下と結婚した私にケンカ売ってるよな!?
うちはめちゃくちゃ幸せですが?!
それでもまだ間違いないとかふざけたこと書くのか!?
本当に余計なお世話だし、所詮甲斐性ナシのガキの発言に過ぎないな。
自分のヘタレ具合棚に上げて、くだらないことばっかり書き散らすな!
気分悪いわ!!

49 :44:2010/11/10(水) 20:27:19 ID:???
>>47
>浮気や介護などの問題は旦那が真面目で優しければ大丈夫ですが(中略)
経済力を身に付けられるのでしょうか。

シンジ君がそうならないとでも? シンジ君は真面目で優しいと思いますけどね?
なるという仮定で萌えてる人たちが大部分のようにお見受けしますけど?
否定的なのはあなたくらいしか見当たりませんからね。

ミサトさんは国際公務員という立場でしょう?
だったら民間企業なんかより産休だって育休だって制度として充実しているんじゃありませんか?
かなり上の管理職だし、守るものがあるとなればシンジ君だって頑張るんじゃないですか?

40過ぎたって出産できますけど?馬鹿にするのも大概になさい。
それこそミサトさんはシンジ君と結婚する気であるなら、貯金する時間は
十分にあるでしょうから、あなたの心配は無用でしょうね。
704名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 23:17:01 ID:???
>>701
走り方にもよるが、とりあえず堂々とイチャつくのは違和感バリバリだw
関係はあくまで従来の延長線上を維持しつつ、互いに自分の気持ちに
戸惑ってるくらいが丁度いい。
キスなんかしたら次の日一日中恥ずかしさで互いに目を合わせられないような
705名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 23:21:33 ID:???
>>703
ひとつ言っとくとミサトさんは公務員というより軍人だから
有事の際は産休だの育休だの言ってらんないと思うの
706名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/09(水) 23:41:28 ID:???
>>705
有事の際っていつだよw
707名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/10(木) 00:07:31 ID:???
>>705
そうだよねw
そうなるとシンジが稼ぐしかないが、18や20そこそこの年齢ではなあ・・・
あと

>40過ぎたって出産できますけど?馬鹿にするのも大概になさい。
とか言ってるけど、高齢出産のリスクを完全無視w

>>706
そりゃ戦争が起きたときだろうよ。
708名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/10(木) 00:16:11 ID:???
条例厨はスルーで
709名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/10(木) 00:19:27 ID:???
>>703
>>707
だな。
710名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/10(木) 00:25:20 ID:???
>>708-709
なるほど、了解。
711名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/10(木) 00:29:59 ID:???
自分が14歳の時を振り返ると29歳ってオバサンだったよな
712名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/10(木) 00:50:11 ID:???
感覚的には中学時代の女教師くらいか
713名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/10(木) 09:49:58 ID:???
グラマー美女の教師なら十分いける
714名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/10(木) 10:03:45 ID:???
>>708
最近の条例厨の連投が、エロパロの荒らしの書き込みとダブるんだけど
ひょっとして同じ人なのか、キチは似るのか
715名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/11(金) 02:36:51 ID:???
ここを荒らしてる連中と同一人物かと思われます
716名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/11(金) 22:00:25 ID:???
>>714
見てきたけど違うと思うよ。淫行くんはミサトアンチだし。
ミサト以外は法に触れようが何しようが突っ込まないよ
717名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 06:36:13 ID:???
シンジ君が、「誰に対しても態度が友達以上恋人未満」ってかかれるのを見かけるけど、
ミサトも、加持に対してもシンジに対してもどこまで恋心のボルテージ上がってるか
よくわからない。

旧作で、はじめっから加持がミサトの恋人設定だったら、ハナシがもっとすっきりした
かな・・、なんて思うけど。
スレチ、ごめんね。
718名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 11:32:55 ID:???
>>716
>ミサト以外は法に触れようが何しようが突っ込まないよ
>>713を見てもわかるように、加害者が女である場合「思春期男子の筆おろしをして何が悪いんだ!」とかいうバカが多く出てくるので
それを窘めるために書き込んでいるのです。


第十八条の六 「何人も、」青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行つてはならない。

第二十四条の三 第十八条の六の規定に違反した者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。


淫行に性別は関係ありません。


そしてミサトのことだけを叩いているわけではありません。
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/eva/1284312706/30
719名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 12:55:31 ID:???
>>718

大災厄で人口が半減した世界で条例が現実世界と同じなわけがない

さらにエヴァ世界の人間はリリスから発生したもので
進化の果てに誕生した現実の人間とは根本から違う生物

現実世界の人間の特定の時代や地域の法を当てはめるなど
あまりにばかばしすぎる
720名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 13:03:08 ID:???
子供を作る体が出来ていて
両者の合意のうえでなら
後は、いずれ生まれてくるであろう子供を育てる財力や環境があれば

年齢差には何ひとつ問題はない
721名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 13:32:27 ID:???
>>719
現実世界がもしエヴァの世界のような状況になったら、と考えてみるといい。
「産めよ増やせよ」にはなるかもしれないが、だからと言って青少年との性行為を解禁する必要はないだろう。
大人同士でどんどん生殖すればいいだけなんだから。

>進化の果てに誕生した現実の人間とは根本から違う生物
しかし生態は同じだろうよw

>>720
>いずれ生まれてくるであろう子供を育てる財力や環境があれば
まあ、これにはある程度同意かな。
成長の速度も経済力も個人差が大きいからね。

しかし法律においては、どこかで「明確な線引き」をする必要がある。
「何をもって『もう大人と認めてもよい』か?」なんて、完全に個人の主観になってしまうから。
あなたのように「10代でも経済力があれば良い」という人もいれば
「近頃の若者は幼いから、成人年齢を30歳まで引き上げろ」という人もいる。

で、シンジとミサトが結ばれても、未来は↓な件についてはどう思うの?


シンジが結婚できる18歳になった時点で、ミサトはすでに33歳。
これってどうなのよ?
さすがにすぐ子作りするわけにはいくまい。シンジが相応の経済力を身に付ける以前に
ミサトの出産リミットが来てしまわないのか?

シンジが働き盛りの35歳になる頃には、ミサトは50歳。
こんな婆に欲情できるのか?確実に浮気しちまうんじゃね?

そしてシンジが60歳で定年を迎える頃には、ミサトは75歳!後期高齢者だ。
かつての部下に介護されるミサトのプライドは?
722名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 13:49:23 ID:???
15歳差の夫婦なんて別に珍しくもないだろう


君の言ってるのはいわば
牛を神聖な動物と崇めて牛を食べることを禁止された国の人が日本にきて
こいつら神聖な牛を食材にしてるおかしいと喚くようなもの
723名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 13:52:20 ID:???
>>722
>15歳差の夫婦なんて別に珍しくもないだろう
男が年上の場合はね。
しかし女が年上の場合、「出産可能年齢」「若い女を求める男の本能」
という大きな壁が立ちはだかる。
724名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 13:54:02 ID:???
つうか世界中の年齢差のある夫婦を愚弄にしてないかこいつ
現実のそういう夫婦にそんな事言ったら殴られても仕方ないぞ
725名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 13:59:49 ID:???
結局721で「個人の主観」で片付く程度しか問題がない
と自分で認めてるじゃないか
じゃあこれ以上語る事はないだろう去りたまえ
726名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 14:02:13 ID:???
>で、シンジとミサトが結ばれても、未来は↓な件についてはどう思うの?

それこそ余計なお世話以外の何者でもないんじゃね?

現実に女性が年上で円満な夫婦という例もあるんだから
確実に崩壊するとは限らん
727名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 15:56:57 ID:???
スルーで
728名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 16:01:13 ID:???
あまりの粘着に気分が滅茶苦茶悪くなるわ。コイツ程ブン殴ってやりたいと思った奴いない

あーいえばこーいう。ミサトアンチスレ行けばいいだろーが。この糞蛆虫
729名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 16:29:43 ID:???
>>723
子をもうけることだけが結婚の意義じゃないし
男全員が若い女のほうがいいってわけでもないでしょ
熟女AVの存在を否定されても
730名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 16:31:23 ID:???
うちの叔父さん夫婦(妻が13年上)に謝って貰いたいな
731名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 18:59:45 ID:???
>>724
>つうか世界中の年齢差のある夫婦を愚弄にしてないかこいつ
そんなことないよ。
父も祖父も姉さん女房をもらってるし、俺もどちらかというと年上好きだ。
しかしどっちも年齢差は4歳以内だ。15歳も離れている場合とはまるで違う。

>>725
>結局721で「個人の主観」で片付く程度しか問題がない
アホか。
個人の主観で左右されてしまうからこそ、不公平が生じないように法律で明確な線引きをする必要があるんだよ。
で、現代社会においては「18歳未満は原則として性行為禁止」という線引きは合理的だろう。

>>726 >>729
>現実に女性が年上で円満な夫婦という例もあるんだから
>男全員が若い女のほうがいいってわけでもないでしょ
しかしエヴァを見る限り、シンジはアスカやレイにも性的な感情を抱いているようだ。
つまり純粋な熟女好きではない。それなのに大丈夫なのか?

>子をもうけることだけが結婚の意義じゃないし
これには同意だけど、一般的には「結婚=子供を作る」だろ?
そしてそれが「幸せなこと」とされている。

>>728
>あまりの粘着に気分が滅茶苦茶悪くなるわ。コイツ程ブン殴ってやりたいと思った奴いない
何か嫌なことでもあったの?

>>730
仮にあなたの叔父さんが23の時に結婚したとすると、奥さんは36か。
ギリギリいける範囲じゃね?
732名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 19:39:10 ID:???
>>731
それこそどうでもいい

現実と違う成り立ち歴史をたどった架空の世界で
現実ではこうだからとか押し付けるのはあまりに無様

722の後半の喩えと変わらない
733名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 19:47:09 ID:???
>>732
繰り返すが、現実世界がもしエヴァの世界のような状況になったら、と考えてみるといい。
「産めよ増やせよ」にはなるかもしれないが、だからと言って青少年との性行為を解禁する必要はないだろう。
大人同士でどんどん生殖すればいいだけなんだから。
734名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 19:47:36 ID:???
で、何が問題なの?

シンジの浮気がどうとかいうのは
なって見なきゃ分らないIFなので
製作者の公式な発言でもない限り
どうなるかなんて解釈の問題でしかない


現実の条例については論外
よく似ただけの違う世界の事だからね
さらに生命の成り立ちから違うから
生態や寿命、老化速度さえ違うかもしれない可能性すらある
735名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 19:50:31 ID:???
>>733
>少年との性行為を解禁する必要はないだろう。

禁止する確固たる理由もないな
それこそ子供を作る体さえ出来ていれば問題ない
736名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 19:58:24 ID:???
条例バカの一つ覚えさらしあげ。都合の悪いレスは無視、意味不明な自分の価値観を押し付ける

737名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 20:03:04 ID:???
>>733
なあ、フィクションの世界の法が自分の思うものと違ってたら
君にとって何か不都合でもあるのか?

繰り返すが子を作れる体が出来ていれば
何の問題もないだろう
738名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 20:11:53 ID:???
結婚=子供=幸せ とかアホか。好きになった人がたまたま凄く年が離れていたと考えられないのか。

逆にレイやアスカに関してのエロスレは放置かよ。ロリコンは許されるんだね☆
739名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 20:13:56 ID:???
なんだこりゃ
ミサトアンチつーかミサシンアンチが暴れてるのか
大きな支持はないけど嫌う人間も少ないカプだと思ってたから意外だ
740名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 20:26:03 ID:???
色んなスレで同じような事を主張しては
殆ど賛同されない事実に対して
自分の方がおかしいと疑問は持たないのかね…


えてして狂信者というのは自分が間違っているとは
考えず他者こそが間違っていると考えるらしいが
741名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 20:33:15 ID:???
>>737-740
触るな
昨年秋頃から暴れ続けてる真性の発達障害者なので
742名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 20:45:52 ID:???
んじゃ少し流れを変えるか…

ミサト「が」シンジに恋愛的な感情もあるのは公式設定だけど

A.作中のいつ頃あたりから芽生えたのだろうか…
B.あと、本人にその自覚があったのかどうか


個人的な意見としては
A.ディラックに沈んで生還あたり
B.23話で迫って拒絶されるあたりまで自覚なし

くらいじゃないかと
743名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 23:04:33 ID:???
A : シンジが故郷へ帰らなかったとき
B : 大人のキスの瞬間、あるいは終始自覚なし

ただしAは微妙。シンジという一筋縄ではいかない少年への理解を
恋愛への第一歩だと思いっきり拡大解釈すれば、の話
(とはいえ、その「シンジという人間の理解」をやってのけた女性は
実は作中ミサトだけだったりする)。
基本的に年齢差や立場の差、それに加持やアスカの存在もあり、
本当の意味で恋愛感情と呼べるような明確なものは終始持って
いなかったように思える。

だがそれがいい
744名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 23:09:01 ID:???
自覚はなかったと思うなー。ミサトは恋愛メインなタイプじゃないし。

父に相手にされない、自分と同じシンジを純粋に家族として守りたいと思っただけかなと
745名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/12(土) 23:40:41 ID:???
23話でミサトがシンジの体を求めてきたのは
シンジに恋愛感情を抱いていたからというより
もう辛くてどうしようもなくてこの状態から逃げ出したい一心で
って感じだと思うんだよね

どん底状態でもがいてたところで
たまたま目の前にいた同じ境遇のシンジに
すがりついたんじゃないかと

そんで拒絶されて初めて
「あれ?なんでこの子に?」みたいな
746名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/13(日) 10:24:58 ID:???
>>745
あそこはミサトという女性の狡さ、汚さ、弱さを赤裸々に描いた名シーンだと思うわ。
拒否られた後の「……ッ! ……ごめんなさい……!」という三石嬢の演技も見事。
普通、あんなのアニメじゃやらない
747名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/13(日) 15:53:03 ID:???
>>745
ミサトは「つらくて現実逃避したくて誰かに求められたいという時、セックスに走る」
からああなったんだと思う。もちろん毎回じゃないだろうけど。

自分もつらくて、シンジもつらいだろうということがわかってたんだし、
だからつらいことを忘れたい、忘れさせてあげたいというのがあれの真相だと思った。
自分がそれで少しは緩和される(?)から、それでシンジのつらさも緩和するんじゃないか
と思ったんじゃないかと。
シンジに対する思いやりだけじゃないだろうけど、(むしろ自分が楽になることがメインだと思うが)
ほんの少しはあったんじゃないかな、と思う。

まぁ、あんな状況でぶっ壊れてたってとこもあるんだろうけど。
748名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/13(日) 17:55:23 ID:???
思いやりというより罪悪感に近いのかも
749名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/14(月) 02:48:26 ID:???
あの場面で据え膳状態のシンジがミサトを食わなかったのは

・ミサトがシンジを慰めようというより自分(シンジ)で
ミサトが自分(ミサト)の心と体を慰めようとしていたのを察知したから

・姉であり母であり肉親同然だと思っていたミサトが
急に自分にメスの部分を見せてきて気持ち悪くなったから

ってところか
750名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/14(月) 03:56:57 ID:???
単に慰められるのが嫌だったんだと思う。
ミサトの気持ちを受け入れればレイが死んだって事を認めなければならない。シンジにとっては受け入れたくない『事実』
その事実に向き合いたくなくて無意識で拒否したんだと思う。

シンジの頭の中はレイの死でいっぱいで他の人の気持ちをくみとる事はできなかったと思ってる。
751名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/14(月) 06:38:20 ID:???
シンジは何をしようとしてるのか分からなかったんじゃないっけ?
752名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/14(月) 12:22:27 ID:???
単純に「一人になりたいんだ、ほうっておいてよ」って感じで
ミサトが何を求めてたのかは分ってなかったんじゃない?
753名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/14(月) 15:36:39 ID:???
>>749は違うってことだね
754名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/14(月) 19:52:03 ID:???
自分もシンジは>>750>>752の状態だったんだと思った。
755名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/14(月) 20:02:25 ID:???
ぶっちゃけシンジ視点だとあの時のミサトはある種のモンスターだよなぁ
あそこでああいう行動に出ちゃうのがミサトの面白さではあるんだけどさ
756747:2011/02/14(月) 21:52:00 ID:???
ミサトの慰めってシンジの欲しいものじゃないことが多いと思う。
カヲルの時もそうだし。
そんな不器用なミサトが好きだけど。
757名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/14(月) 22:13:05 ID:???
ミサトが家族の絆とかを知ってればシンジの求めた慰めができたかもなぁ。
758名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/16(水) 19:44:31 ID:???
補完の際にミサトのセックスとかみてドン引きしてたから749の解釈でもあってるんじゃないか?
家族のセックスとかオナニーとかみたくないだろ
普通にシンジはミサトのことを家族兼上司としかみてなかったんじゃない
759名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/16(水) 20:05:37 ID:???
レイの秘密を知ったシンジは気が動転してて、あのミサトの行動の真意には気づいてないと思う。
単に構って欲しくないから拒絶しただけでしょ。
760名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/16(水) 21:14:08 ID:???
「シンジはミサトが何をしようとしたのか理解してなかった」←緒方さんの発言だよね
761名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/17(木) 00:03:21 ID:???
オクテくんだもんなー
762名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/17(木) 01:26:48 ID:???
>>758
いや、補完のシーンとか
シンジの内面にミサトの下着姿や裸のイメージ等が結構あるから
表層はともかく深層の部分では異性としても見てる

いかに家族同然と思ってても
やはり他人なのだから当然だろうけど
763名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/18(金) 14:10:38 ID:???
既出だろうけど
アスカ来るまではミサトをオカズにしてただろうなあ
764名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/18(金) 22:52:51 ID:???
ババァなんて興味ないし
765名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/19(土) 01:48:23 ID:???
>>763
どうかなー
14歳から見たら29歳なんてどんなに綺麗でもオバサンだろ
766名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/19(土) 07:20:31 ID:???
「オ・ト・ナの魅力がわかるまで、もうちょっちね・・」
767名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/19(土) 09:44:49 ID:???
中学生から見た29歳はおばちゃんまではいかないが
若くはないって感じかな…でもこんな思い出がある

中学の時の女性体育教師がめちゃくちゃ巨乳だったんで
ミサトと同じ30手前ぐらいだったがオカズにしまくった
人妻だったんでその後妊娠して腹ボテになったが
中田氏されてるシーンを想像してまたそれがいいオカズになった

俺と同じくその教師をオカズにしてる奴は結構いた記憶がある
768名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/19(土) 14:36:25 ID:???
29歳と14歳の可能性じゃなく、ミサトとシンジの可能性スレだから

特に>>764はスレチだから、巣に帰れ
769名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/19(土) 17:57:23 ID:???
>>768
脱線してた、スマン
770名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/19(土) 20:07:42.77 ID:???
>>765
ところがEOEでシンジの内面にはミサトの裸などが
アスカやレイと並んで存在してるんだ
しかもアスカよりはちょっと少ないがレイより多いという
771名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/19(土) 23:03:03.15 ID:???
ねーよっ(^-^)
772名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/19(土) 23:16:02.02 ID:???
過疎
773名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/20(日) 16:59:19.97 ID:???
ミサト×シンジだからミサトが攻めなんだよね?
んな十分可能性あるじゃん
774名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/20(日) 18:57:27.30 ID:???
スレタイで攻めとかの意味はないと思う。
攻めとか言ってると変な奴ら来るし。
775名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/20(日) 19:56:04.81 ID:???
中学生男子の性欲からすれば
ミサトさんのまんこの乾くヒマがないだろうな
776名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/20(日) 22:35:19.29 ID:???
本当だ、変な妄想族が来たし。
777名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/25(金) 00:14:05.93 ID:???
ババァに欲情とか()
778名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/25(金) 00:19:30.33 ID:???
14歳って2年後は16歳だろ
その頃になったら流石に同居は難しいよな
779名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/25(金) 01:54:12.52 ID:???
リアル51歳でこれ
ttp://www.officiallyjd.com/wp-content/uploads/2011/01/20110123_manami_01.jpg


これより12も若いのか…余裕だな
780名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/25(金) 11:19:51.19 ID:???
余裕だな
781名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/02/25(金) 17:45:01.93 ID:???
>>779
22では?
782名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/02(水) 22:52:19.71 ID:???
ブスババァ()
783名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/03(木) 11:14:54.25 ID:???
>>782
鏡見てから言え
784名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/03(木) 15:46:33.93 ID:???
美少女だけど?実際モテるし()外見でよってくるよーなオトコは興味ねーし()

アスカと同じでね
785名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/03(木) 18:31:09.73 ID:???
>>784
自分で言ってる奴に美少女なんかいねぇよwww

スカ厨は氏ねばいいと思うよ?
786名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/03(木) 22:42:15.18 ID:???
>>785
事実だけどー?
小さい頃から可愛いー可愛いーってウザイくらい聞きあきたしー

だからなんでシンジがアスカになびかないかほんっとムカつくし
787名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/03(木) 23:05:49.66 ID:???
可愛い可愛いと言われてるとしても、二次元のキャラをけなしたり他人を思いやらない言葉を発してるようじゃ程度が知れてる。

可愛いと言ってくれる奴の元で甘えてればいいじゃないか。それが出来なくて、思い通りに行かない鬱憤晴らしたくて書き込んでるんだろ?

もうお前最低だよ、本当。性格ブス。

ミサトアンチならミサトアンチスレで嫌いを語れよ。それも出来ない常識外れなのか、お前ちゃんは?
788名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/03(木) 23:27:05.13 ID:???
美少女アスカ厨のメンヘラはスルーで
789名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 01:07:13.60 ID:???
ここも新参が増えたな…
この程度の見え見えの荒らしをスルー出来ないとは
790名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 01:09:22.47 ID:???
>>788
すまんが、これだけは言わせてくれ。

>>786
シンジは外見で判断するようなバカじゃないからだってこともわからないのか。
シンジに見る目があって心の底からよかったよ。

シンジはあんなメンヘラなヒステリー自意識過剰女でも優しくしてやったってのに
ライバルになんかなりっこないのに勝手に敵視して、挙句自滅した無能なアスカなんかに
なびかなくて本当によかった。
おかずにしてもらっただけでもありがたいと思え。

可愛いって便利な言葉だよな。その意味の違いもわからず享受してればいい。
そのうち真意がわかるだろうから。
外見だけでも気に入ってくれるようならありがたいと思え。
中身を知って好きになってもらおうなんて性格ドブスのおまえには高望みだろ。
図々しいにもほどがある。>>787の言うとおりだよ。

自分が永遠に歳を取らないと思い続けていればいい。
若さだけが美徳だなんてバカですと言ってるようなもんだ。
生きてればいずれおまえもミサトの歳を越える日が来る。
その時ババァと蔑まれれば気持ちがわかるだろう。

自分で立てたアンチスレがあるだろ。そっちで好きなだけ語ればいい。
もっともアスカほどアンチが多いように見えないが。

二度とミサト関連のスレに来るな!!
791名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 01:12:36.88 ID:???
つか作中ではっきり美人と言われてる女キャラはミサトとアスカだけなんだぞ
792名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 01:14:53.94 ID:???
>>790
荒らしに構う奴も荒らしと同罪。

大体、そんな長文を>>786みたいな奴がマトモに読むと思うか?
燃料投下してどうする
793790:2011/03/04(金) 01:26:53.79 ID:???
>>792
じゃあ荒らしでいいよ。ムカついたから書いただけだ。
スレチなのは承知だから、自分も荒らしに違いないだろう。

しかし話題転換できるくらいの話題を振ってからクレームつけてくれないか。
それが一番アンチスルーできるだろうし?
794名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 12:11:54.24 ID:???
まあ皆さん落ち着いて
795790:2011/03/04(金) 17:47:23.12 ID:???
>>794 迷惑かけてすまない。

他力本願なのもどうかと思うので、ずっと以前に消えた話題を振ってみようと思う。
さんざん既出だから、あまり膨らまなかったらスマソ。

ミサトとシンジのどういうシーンが好きですか?

自分は十二話のみんなはしゃいでるところでシンジがイマイチ馴染めなくて、
そこにミサトが気付くとことか、同じく十二話でミサトがシンジに過去を語るところとか、
何だかんだいってTV二十六話のおめでとうの直前にシンジの横にいるのはミサトだったりとか
(あれはEOEでのペンダントなのかなとか)そんなようなとこが好きなんだ。
保護者として知ってるのは当たり前かもしれないけど、「二人だけの秘密」的なシーンに萌える。

皆さんの萌えシーンを教えてください。
796名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 18:22:04.24 ID:???
ジェットアローンの回の2人のやり取りが好きです
797名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 18:37:53.22 ID:???
朝食のみそ汁の出汁が変わった事に気づいた、あの会話のやり取りがいい感じ
798名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 19:44:31.47 ID:???
>>796
七話はミサト×シンジ的にはずせない回だな
799名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 20:46:28.42 ID:???
↑の全部同意。ミサトはシンジを何だかんだで同じ目線で扱ってるよね。

昇進したのに嬉しくなさそうなミサトに気付くシンジとその後の会話好き
800名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 21:19:37.68 ID:???
うっわー。こいつら頭おかしい()
ババァとシンジとかねーし()ミサトって自己中でワガママで日向と寝た変態
801名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 21:41:05.01 ID:???
>>799
自分も全部同意。
どっちもお互い気付いてるところがいい!

>>800
アンチはアンチスレへ!住み分けもできないおまえが頭おかしいだろ()
802名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 21:57:54.17 ID:???
破だと第8の使徒戦でのミサトとシンジの掛け声のとこ。パイロットと司令官が信頼してるから出来たシーンだと思う。
803名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 22:16:16.19 ID:???
>>802
「ミサトさん!」「緊急コース形成」って所のこと?
あそこいいよね!
第十使徒を射出口に押さえ込んでの
「ミサトさん!」「固定ロック全部はずして」もイイ。
でも十九話の同じシーンの「5番射出急いで!」の方が好き。
何でセリフ変えちゃったんだろう?
804名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 22:34:07.72 ID:???
>>798
やはりね
805名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 22:40:00.18 ID:???
>>803

そう、そのシーン。あの作戦は打ち合わせしてない緊急のルートだと思うんだけどシンジなら出来ると信頼してるミサトと、ミサトを全面的に信用してるシンジだからこその掛け声なんだと思ってる。
シンジの立ち位置をアスカやレイにすると多分説明っぽい言葉が入る気がするんだよな。

射出を固定ロックに変えたのは元々拾九話の方に「発進口開いて!」って台詞もあったからかな。
発進口を開く=固定ロック解除と言葉を変えて統一したんじゃないかな。

あと一つの可能性は……射出って言いにくいよな、的な問題かな。
806名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 22:46:39.26 ID:???
緊急コース指令のミサトかっこよかった
807名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 22:54:42.43 ID:???
シンジが使徒に取り込まれた後は、
ミサトは作戦部長としての役割と個人の思いがジレンマしてて
シンジはミサトにずっと助けを求めてて
シンジが助かった時、立場とか周りとか関係なく泣きじゃくるミサト

16話も良いと思うよ
808名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 22:57:33.33 ID:???
一番心配してたんだよな
ミサト
809名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 22:59:47.86 ID:???
↑贔屓ババァだからねーレイアスカには冷たいショタババァ()
810名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 23:15:53.20 ID:???
20話でのシンジの心理で出てくる女性の一番はミサトだったりする。シンジの心理で贔屓されてるのはミサトだね。
811名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 23:19:10.11 ID:???
>>807
あそこは良かった
812名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 23:38:01.52 ID:???
二話の初めてミサトの家に来たシンジを見てから十六話の冒頭を見ると二人の家族ってのを感じるよ
813名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/04(金) 23:40:04.81 ID:???
2人とも本当の家族を知らないんだよな・・・
814名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 00:00:55.41 ID:???
シンジはユイの死後はゲンドウに捨てられ、先生に預けられた。貞版だと離れ部屋を作って最低限にしか接しれなかったんみたいだ。
ミサトも仕事に夢中な父と自分より父に夢中な母でミサトを見てくれる大人が側にいなかったようだし、似た者同士なんだよな二人って。
815名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 00:17:39.78 ID:???
むりやりアゲてる感じ()
おじさんおばさん必死ー
816名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 01:34:40.13 ID:???
十九話の「5番射出急いで!」は、どきどきした。

シンジの心理で贔屓されてるよね、ミサトさん。
新旧通して、「ミサトさん」の名前つぶやき率高い。
817790:2011/03/05(土) 01:52:22.72 ID:???
盛り上がってきたようで嬉しいね。

>>809>>815以外は全部同意だな。
>>809 レイにはそこそこ優しいと思うが。
アスカは自業自得だ。加持に相手にされてないから逆恨みしてるだけ。おまえもか。

こうして見るといい話いっぱいあるな。

常にシンジが助けを求める一番はミサトなんだよな。
確かに作戦部長で保護者だからだろうが、親父だってよかったはず。
なのに最初はいつも「ミサトさん!」
破の第九使徒戦の時に「ミサトさんも他のエヴァもいないのに」って言うほど
信頼してたってことだよな。

>>810の言う通り、一番最初に出てくるって事は一番身近で優先されてるってことだよな。
818名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 02:14:38.30 ID:???
それだけ互いに意識して気を許してるってことなんだろうね。
加持が死んだ後は真実の追求に命をかけたミサトだけど、もし加持が命を落とさなかったら真実の追求よりシンジやアスカを命かけて守ってたかもしれないってちょっと思った。
819名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 02:25:42.07 ID:???
アスカは微妙だと思うが、レイ自爆やカヲルのくだりのフォローを
もう少しうまくできたかもしれないな。
シンジもミサトを怖がらずに済んだかもしれん。
820名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 14:57:08.42 ID:???
必死ー()
ミサトはねーよ
821名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 15:52:14.48 ID:???
ミサトは準主役でヒロイン
822名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 16:10:53.44 ID:???
庵野が「シンジとミサトが主人公」と言ってるんだから間違いないな。
823名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 17:31:02.30 ID:???
うむ
824名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 17:53:58.05 ID:???
>>819
フィフスがなんかあやしいってミサトも多少は知ってたんだから、妙に
接近しているシンジにそれとなく前もって「気をつけたほうがいい」っ
ぽいアドバイスしててもおかしくなかった。
あるかないかで、AIR以降の惨劇も少しは軽減されたのにね・・。
825名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 17:58:23.26 ID:???
必死なのはどっちなんだろうね。

この前ガイナックスの携帯サイトがバレンタイン期間に歴代のガイナックスヒロインキャラを画像配布してた。
エヴァはレイとアスカとマリとミサトがヒロイン枠だったよ。
826名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 19:13:39.54 ID:???
>>824
たしかにそうだが、ミサトは加持の件でその頃余裕なかったからなぁ。

>>825
ホントにその通り。必死すぎるな。もう出張ってくるのやめればいいのに。
巣でアンチ仲間とキーキー言ってりゃいいのにな。
827名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 20:10:44.68 ID:???
ミサトとシンジのシーンは序の手を繋いでるとこが好きだ。
そこからヤシマ作戦でのミサトがゲンドウに言った台詞も好き。
828名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 21:57:20.00 ID:???
>>827
序は緒方さんが言ってた通り、「絆が生まれる瞬間を描いた」作品だと思う。
手を繋ぐところは本当に絆が生まれた証だよね。
序のヤシマのあたりのミサトとシンジは特に最高だと思うよ。
829名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 22:07:41.63 ID:???
あのくだりは素晴らしい
830名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 22:12:55.01 ID:???
以前もレスしたけど未だに新劇観てない。

パチンカスなんでストーリー紹介でだいたいは分かるけど。パチは何故かミサトシンジを思わせるシーン満載なんだよね。

でも打ってはダメだよ
831名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/05(土) 22:32:52.45 ID:???
試しに見てみては?
832名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 01:34:02.67 ID:???
>>830
自分もパチンカスだけど、どの辺がミサトシンジ?
833名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 01:37:54.45 ID:???
異性の中じゃシンジが一番気を許してる相手だな。
新劇ではミサトの精神年齢が上がった分、より安心して懐けている気がする
(ふてくされるシンジを無暗に怒らずリリスを見せて諭したり、ゲンドウへの
素直になれない感情を先読みして墓参りをセッティングしてあげるなんて、
TV版時代のミサトには到底不可能な芸当だったろう)。

もっとも、逆にそれが恋愛感情への発展を阻害している気もしないでもない。
今の段階じゃ異性というより母親や姉みたいなもんだろうからなあ
834名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 09:57:18.11 ID:???
ミサトが大人になった事によりシンジやアスカの心が成長してる。シンジやアスカが安定しているからレイへの行動が変わり心の変化を生み出した。
良い方向ばっかり進んでないけどチルドレンの内面はTV版とは違ってるね。

新劇の序はTV版をリメイクした感じだからは1話から見るなら序の方がいい。
破はシナリオが変わってるからなんとも言えない。
ミサトとシンジの関係はTV版と比べれば物足りなさもあるけどTV版には描かれなかった絆もある。

個人的にはJAの回を新劇並にリメイクして欲しかったなぁ
835名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 14:16:36.85 ID:???
新劇のミサトは落ち着いてるね
836名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 16:49:13.62 ID:???
すんごく綺麗だし♪
837名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 18:34:27.81 ID:???
可愛い
838名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 18:43:51.85 ID:???
でもシンジラブ度が減ってるな
839名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 19:30:09.39 ID:???
>>832
横だけど覚醒モードや銀枠5の「ミサトさん!」や集結の園への最後のラミエル戦いのカットと歌が凄くいいよー。

ミサトが祈ってるとこと、最後手つなぎがいい。その後にレイも重なるけど綺麗だよ
840名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 21:33:25.59 ID:???
>>835
元々年齢が倍以上違うので、精神年齢にまで大きな開きがあると
恋愛展開はキツいかもな。本当にただの「大人と子供」になっちゃうので。
そういう意味では旧劇ミサトの方が圧倒的に可能性はあったし、当初は
本当にそういう構想だったと聞いたのだが…
841名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 21:47:41.63 ID:???
そうだったのか
842名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/06(日) 22:07:42.62 ID:???
>>839
あれはいい曲だー。パチだけってもったいない。「抱いーーーーーて、抱きしめても」←このあたりのとこだね。
843名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/07(月) 03:37:16.35 ID:???
>>838
いやいや、Qあたりできっと・・。
でも、死亡フラグが付いてまわるのがイヤ。
844名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/07(月) 05:12:37.94 ID:???
序で絆を得た二人が破では決別してしまったままだからQでは再び絆を取り戻して欲しい。


全ての戦いが終わった後にシンジとミサトがもう一度手を取り合うシーンをキボンヌ。
845名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/07(月) 09:13:49.67 ID:???
>>839
832だけどレスありがとう
言われてみれば納得です

>>844
破では終盤>>802の辺りとかでやっぱり繋がってる感があったので
それほど心配してないが、
最後にそういうラストを迎えると嬉しいね
846名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/08(火) 00:35:24.33 ID:???
「ただいま」「おかえり」ってシンジとミサトの関係にピッタリな言葉な気がする。
847名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/08(火) 02:47:30.85 ID:???
>>844
最終決戦にシンジが行く時にもう一度、手を握りあいそう
848名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/08(火) 11:40:55.69 ID:???
>>847
いいね!漲ってきたw
849名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/08(火) 16:32:03.88 ID:???
EOEも最後の出撃前はミサトとだったな
850名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/14(月) 21:01:23.92 ID:???
Qもかな
851名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/17(木) 22:09:33.47 ID:???
がんばミサト
852名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/18(金) 06:59:38.39 ID:???
かわいミサト
853名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/20(日) 05:39:18.17 ID:???
ミサトさん!
854名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/29(火) 06:55:23.36 ID:???
過去ログ見てたら、ミサトとシンジが結婚した場合、「葛城シンジ」
になるほうがいいんじゃないか、に、賛成多数で笑った。
同じようなことを考える人が・・。
855名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/31(木) 23:45:13.21 ID:???
何故に葛城姓?
856名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/01(金) 00:03:06.92 ID:???
ミサトが外で働いてシンジが主夫するって意味じゃね
857名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/03(日) 13:45:15.36 ID:???
葛城シンジって語呂がいいね。ゲンドウもユイの姓取ったし。

この時代じゃ普通になるって考えてたのかな?
858名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/03(日) 16:04:41.22 ID:???
少なくともミサトに加持じゃなくて家事は無理だよな
859名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/07(木) 23:38:31.76 ID:???
保守
860名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/11(月) 21:07:54.52 ID:???
シンジに開発されるミサトが目に浮かぶ
861名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/12(火) 03:51:33.46 ID:???
ミサトさんがシンちゃんを開発するのよん
862名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/12(火) 10:12:40.62 ID:???
最初は>>861かもしれないが、徐々に>>860になる気がする
863名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/12(火) 10:17:14.14 ID:???
三十路のミサトと十代のシンジ
性欲旺盛な者同士だから毎日のようにセックスしまくるんだろうな
864名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/12(火) 12:20:11.76 ID:???
セックス以外にやることが見つからない
865名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/12(火) 21:38:11.06 ID:???
シンジに開発されたらミサトはどうなるの・・・?
866名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/12(火) 23:43:00.84 ID:???
ミサトはシンジに依存しまくる気がする
身も心も
867名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/13(水) 02:38:36.43 ID:???
どちらも依存しあうんだろうな
868名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/13(水) 03:03:06.98 ID:???
二人とも人間恐怖症のくせして異常に寂しがり屋という
一筋縄じゃいかない性格の持ち主だからなあ
一度心の垣根が外れたらどこまでも深みにはまっていきそうだ
869名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/13(水) 07:39:30.70 ID:???
でもシンジはミサト以外とも付き合えるだろうからなあ
870名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/13(水) 20:53:56.68 ID:???
ミサトさんがシンジ以外に選択肢がないとでも
871名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/14(木) 08:41:13.88 ID:???
リツコ、アスカ、レイ…
872名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/14(木) 16:22:42.51 ID:???
何で女w
873名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/16(土) 22:10:46.22 ID:???
チロルのミサト缶思わず買っちゃた。後ろの綺麗なお姉さんもミサト選んでた。
大人女性に人気だね
874名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/17(日) 17:19:56.05 ID:???
Pixiv百科事典のミサト項目を書き直してみた。
ttp://dic.pixiv.net/a/%E8%91%9B%E5%9F%8E%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%83%88

少しは興味を持ってくれる人が増えるといいんだが…
875名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/17(日) 20:01:11.38 ID:???
>>874
乙!
嬉しいわ
876宣伝:2011/04/23(土) 04:34:40.72 ID:vxZK05Kx
荒らしの対処法
変な事をいいまくるやつには魔法の言葉「でっていう」を使おう
犯罪予告や殺すとか言う奴は運営に通報するか、思い切りたたこう!
877名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/23(土) 06:27:24.27 ID:BkgGhmzt
「でっていう」て何?そういう気持ち悪い言葉を喜んで使うから叩かれるんだよ。
878名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/23(土) 11:37:37.51 ID:L2Gjkhcg
一回り以上も歳の離れた女性より、同級生の娘の方がいいよ
あの時迫ってきたのがアスカかレイなら、シンジは相手に身を任せていたはず
879名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/23(土) 18:28:42.61 ID:???
>>878
残念ながらシンジの内面描写では
性的なイメージシーンの描写量は
アスカ≧ミサト>レイなんだわこれが
880名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/23(土) 18:50:48.89 ID:???
>>879
一番一緒にいる時間が長いのが同居人のミサトとアスカだからなあ
まあ妥当な線だろう
881名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/23(土) 18:54:10.78 ID:???
>>873
ローソンでバイトしてるけどミサトのは売れて意外(失礼)アニメとかみなそうな人が買ってくね
882名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/23(土) 22:22:59.51 ID:???
>>880
制作者の意識が反映されてるからな
883名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/23(土) 22:38:11.33 ID:???
>>881
多分パチスロからエヴァに入った人達に人気があるんだと思う>ミサト
884名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/23(土) 23:54:33.97 ID:???
>>881
あ、仲間発見。
確かにエヴァとか関係なさそうな人がミサトの缶は買うかも。

女子高生二人が必死に選んでたり、OLや若いお母さんとか。チロルは適当に選んでるわw

シンジ似の可愛い中学生?が買った時はちと萌えた。
885名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/24(日) 00:34:28.31 ID:???
ノーマルな俺でもシンジ似の中学生とか会ったらヤバそうだw

でも心の恋人はミサトさん
886名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/24(日) 01:33:29.34 ID:???
心の恋人はミサトさん
ちんこの恋人はシンジきゅん
887名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/26(火) 14:06:05.76 ID:???
>>881
アニオタじゃなくてエヴァ知ってる人にはミサト好きが多い気がする
888名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/26(火) 19:23:19.58 ID:???
当時はヴァンサンカンからアラサーがひとつの市場だったけど
今はそのまま持ち上がってアラフォー、アラフィフだからなあ
もうミサトさん熟れ熟れ
889名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/28(木) 13:11:36.75 ID:???
29と14だろ

現実離れしすぎだろ
890名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/28(木) 13:15:25.40 ID:???
>>889
ミサトが14歳でセカンドインパクトを経験したのもひとつの鍵なんだろうな
891名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/28(木) 15:22:57.64 ID:???
>>889
4年経てば33と18、結婚もできるぞ
シンジはまだ未成年だが、ゲンドウは反対しないだろ
892名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/28(木) 18:03:17.25 ID:???
>>889
無い話では無いので現実離れしているとは思わない

現在68歳の男性が23歳の時に36歳の女性に惚れて
周囲の反対があったが結婚して添い遂げたという話を先日ラジオに投稿してた
奥さんは4年前に亡くなったそうだ
893名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/28(木) 18:17:56.02 ID:???
ペタジーニとその奥さんに比べれば15歳差なんてまだまだ
894名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/28(木) 19:38:11.92 ID:???
ペタは友達のおかんだもんな
エヴァでいうならシンジと惣流・キョウコ・ツェッペリンがくっつくようなもんだ
895名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/30(土) 10:15:19.54 ID:???
ペタジーニ凄いな
896名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/30(土) 14:39:09.93 ID:???
この手の話になると必ず名前があがるしな>ペタ
897名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/30(土) 16:39:04.57 ID:???
ミサトはシンジとならいつまでも若々しいと思う
898名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/30(土) 17:35:12.96 ID:???
シンジより若いかも知れない
899名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/30(土) 22:10:28.33 ID:???
>>873
遅レスだけど裏山。売ってないわ
900名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/03(火) 03:12:18.89 ID:???
>>898
家事やミサトの世話で老けてしまうのかw
901名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 09:32:04.74 ID:???
今日の競馬のレースに「ミサトバレー」って馬が出るぞw
ついでに別のレースには「アヤナミ」ってのが出る
902名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 12:05:24.88 ID:???
ミサトがバレーやったらママさんバレーだよな
903名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 12:39:41.21 ID:???
ミサトの谷間…か
904名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 12:41:43.95 ID:???
ミサトバレーは東京9Rだな
今現在のオッズだと単勝万馬券なんだがw

アヤナミは京都11R、メインの京都新聞杯
G2出るなんてスゲー!と思ったがこっちも単勝2万ww

雨さえ降ってなければ府中行ったんだが…
馬券買って「綾波ー!」って叫ぶヲタが絶対いそうだ
905名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 12:43:07.55 ID:???
まさに「アヤナミ!来い!!」だな
906名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 12:46:03.84 ID:???
エヴァとかサンダルフォンもいるよね>馬

シンジ君(藤田伸二)に乗ってもらえば完璧
赤木って騎手もいた気がする
907名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 13:25:54.71 ID:???
金が無いから競馬中継のテレビつけて
「ミサトさん!」とか「綾波、来い!」とか「あやなみー!」って叫んでみる
908名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 14:39:36.85 ID:???
ミサトバレー11着ぐらい?
見せ場なく馬群から抜け出せず

メインのアヤナミまで昼寝しよ
909名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 15:39:57.58 ID:???
アヤナミも見せ場なく終了
お疲れ様でした
910名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 17:04:07.13 ID:???
やっぱアスカストライクスとかじゃないとダメか
911名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 20:19:29.97 ID:???
ボウソウとかビーストモードって名前だったら強そうなんだが
912名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/07(土) 20:35:58.51 ID:???
俺が馬主だったら馬にミサトって名前つけてシンジ(藤田)乗せる
913名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/08(日) 11:55:12.80 ID:???
>>912
当然、調教師は兵庫の碇さんとこで。
ttp://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/DataRoom/TrainerMark?k_trainerLicenseNo=11014
914名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/08(日) 18:47:08.97 ID:???
ふむ
915名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/21(土) 01:10:19.42 ID:???
TV買い換えたついでにBDで序・破を再視聴。
改めて冷静な視点で観ると……やっぱりLMS要素は薄いんだよなぁ、旧作に比べると。
一時期恋愛フラグか? と騒がれた「葛城を守ってくれ」も、要するにゼーレやゲンドウの思惑を超えて
シナリオの番狂わせを起こせる存在はシンジしか居ない、という意味だと思われるし
(彼等のシナリオ通りに事が進むと、ミサトは用済みになったら処分される可能性が高いので)。
何より、シンジの興味が一貫してレイとゲンドウにしか向いていないのが大きい。
シンジの良き理解者としての立場は、旧作よりも格段に上がってるんだけどね
916名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/22(日) 15:09:48.45 ID:???
葛城ミサト、ネット拾い画像集
http://fuzokunojyozuna.blog29.fc2.com/
917名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/23(月) 01:50:51.97 ID:???
他のスレで、「LMS終劇は興行的に自殺行為」という意見が書かれてたからな〜。
一番好きなカップリングだけど、新劇は無理そう。
「守って」発言も、スルーされる可能性大だし。
918名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/23(月) 19:39:29.00 ID:???
>>917
興行的にというより、ストーリー的に自殺行為なのではないかな?
エヴァがエヴァでなくなってしまうというか、世界観が変わるというか。

ただ、庵野自体は「守る」発言は意外と肯定的だったりするんだよな。
本当の意味で「リビルド」する気なら、その自殺行為にあえて挑むのはアリかもしれん。
919名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/23(月) 22:55:06.68 ID:???
>>918
ミサトとの間に流れるあの微妙な距離感というか関係性は、ある意味
エヴァという作品の象徴でもあったんだけどな。まさしく「二匹のヤマアラシ」だし
(途中からアスカという三匹目の強烈なヤマアラシも加わるが)
920名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/24(火) 01:01:56.05 ID:???
明確にくっつかないまでも、何かしら恋愛感情のようなものは匂わせて欲しい
正式にくっつく相手はお互い別々でもいいから
921名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/24(火) 01:17:50.98 ID:???
ミサトとシンジの間に恋愛感情は必要かねえ…


と書こうとしたけどここミサシンスレだったな失礼
922名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/24(火) 10:50:41.74 ID:???
公式にはあると書かれているし必要だろう
ただそれをあからさまに出すか出さないかが難しいところだ
923名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/24(火) 11:23:12.99 ID:???
ミサトのシンジへの恋愛感情は必要だとは思うけど
レイやアスカを押しのけるほどだとちょっと多すぎるんだよな
忍ぶ恋くらいがちょうどいい
924名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/24(火) 18:55:15.56 ID:???
>>918
オリジナルをどう壊すのかにもよるんだが、想う気持ちを互いが直接言葉でぶつけるのか
どうかで決まるのかなとは思っている。
その言葉が難しいよなぁ。終章に向かう過程だけにね。
925名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/25(水) 22:25:04.23 ID:???
>>921
無くても正直何ら困らないが、あった方が俄然面白くなりはする
926名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/25(水) 23:48:56.48 ID:???
一方的なミサトの肉バイブってところかな、シンジは
シンジにしてみれば飯を作ってやるのと同じような感覚で相手をしてやってる
927名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/26(木) 08:19:26.25 ID:???
>>926キモチワルイ
928名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/26(木) 14:12:11.35 ID:???
ミサトが20くらいならくっついてもよかったかな・・
それか思い切って親子並みに離れてるとかがいいな
929名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/30(月) 13:58:10.26 ID:???
ブサババァだし()
930名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/31(火) 04:59:17.14 ID:???
ゆとりから見たらババアだしそれはいいとするが
ミサトレベルでブサならおまいの美の基準が間違ってる
少なくともブサじゃないだろ
931名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/31(火) 23:13:29.08 ID:???
つくづく釣り耐性の無い奴が多いスレだな
932名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/01(水) 03:06:24.29 ID:???
>>929
巣に帰れ
933名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/02(木) 23:47:57.92 ID:???
ババァのポニテ()
934名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/03(金) 05:57:27.48 ID:???
世界がどうなってもいいからミサトには幸せになって欲しい!!
935名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/05(日) 05:38:37.80 ID:???
まあ年の差はあっても四年すれば変わるからな
18と33のカップルなんて少し変わってるくらいでそこまで問題じゃない
936名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/05(日) 16:59:35.47 ID:???
ミサトは40になってもそう大して変わらんだろ
937名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/30(木) 00:31:49.50 ID:???
ほしゅ
938名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/11(月) 01:54:21.30 ID:3t+orv24
現在進行形で続いてるサイトってありますか?
939名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/17(日) 21:57:01.25 ID:???
そもそもミサシン好きのサイトってあるの?
940名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/18(月) 22:15:09.54 ID:???
加持でもシンジでもいい、ミサトさんが本当に愛する人と
結ばれる結末を希望です。
941名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/19(火) 02:30:31.32 ID:???
どこまでも優しく頼り甲斐があり、でも心の最深部の領域には触れてこない加持。
どこまでも頼りなく(おまけに年齢が半分以下)、でも本当のミサトを瞬時に理解してしまえるシンジ。

この二人の対比は本当に面白いと思う。どっちがミサトの伴侶として相応しいか本当に分からないし。
もっと流行らないかね… それ以前にミサト本人の人気を気にすべきだとは思うけども
942名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/19(火) 14:53:42.67 ID:???
この手のアニメでパイロットでもある綾波やアスカに
人気で勝てるわけないだろJK…
943名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/21(木) 22:26:34.56 ID:???
いや、アニメのキャラは所詮、描き次第、見せ場次第で観客の心を
どうにでも出来るものだと思うぞ。
944名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/23(土) 01:18:36.30 ID:???
29歳の中古設定な時点で終わってるだろ
中高生ターゲットにしてるなら尚更な
945名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/23(土) 11:41:24.37 ID:???
ターゲットは30代のはず
庵野がそう言ってた
946名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/04(木) 11:26:49.08 ID:???
29で新品な方がドン引き
947名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/26(金) 23:53:28.24 ID:???
怖くて新劇観れないって言ってた者です。
今日観た!ミサトさん格好いいし綺麗だった。

確かに指揮官と保護者になってるけど、良かった
948名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/27(土) 00:55:44.03 ID:SDzX8pS6
あいかわらず加持だけはミサトとシンジの関係を気にしている
949名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/27(土) 00:57:43.50 ID:???
29歳でグロマン
950名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/27(土) 13:44:14.99 ID:???
スイカ畑の会話シーンがカットされてたお…

「葛城のことは好きかい?」
「嫌いじゃ…ないですけど」
「葛城を守ってやれ」

フラグに萌え萌えだったのにな
951名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/27(土) 22:59:52.54 ID:???
カットだったらしいですね・・。(ヨーロッパ在住なので実況板を悲しく追いかけてた)

ひどい
952名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/28(日) 00:06:36.23 ID:???
>>951
ヨーロッパいいな〜
ミサシン派にはたまらんシーンだし全体的にも大事な場面だと感じるのに何故カット…
953名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/28(日) 00:58:11.00 ID:???
やっぱり「アッー!!」が拙かったのか……w

まあ、もう一つのフラグである飲み屋のシーンは生きてたので
個人的には良しとしたい
954名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/28(日) 05:44:14.04 ID:???
951ですが。
飲み屋のシーンはあったんですね・・、じゃ、ちょっと許しちゃう。
ああ、よかった。
953読むまで本当に悲しかったです。
955名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/28(日) 21:52:44.47 ID:???
ただ改めて観て思ったけど、新劇のミサトは保護者として完璧過ぎるため
恋人として見るには色々ときついし、もし実現したとしても意外と普通の
おねショタ展開に収まっちゃう気がするんだよな
LMS物として見るなら旧作の方が俄然面白かった、色々妄想の余地があって
956名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/28(日) 23:52:49.07 ID:???
確かにテレビのはミサトとシンジを本気で付き合う設定にするらしかったし。
新劇はみんな柔らかくなってるね。
手を握り返すシンジは旧ではありえん。
あのシーンと「初号機パイロットを信じます!」は大好き
957名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/29(月) 22:05:50.54 ID:???
加持とのシーンでポニーテール以外のアップが新鮮だったわ。

おだんごヘアも可愛い
958名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/03(土) 00:57:55.81 ID:???
公式では無理でも、せめてミサシンのSSがもっとあればなぁ・・・
文才ほしいわ
959名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/03(土) 17:52:32.33 ID:???
95年〜96年のエヴァ放送時、ミサトは俺よりかなり年上だったけど、
いまではかなり年上になってしまったw
ミサトってアニメだから映えるけど3次元にいたらかなり恥ずかしいキャラだな。。。
ファッションセンスとか真っ赤なジャケットベレー帽でキ○○イみたいだし。
960名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/03(土) 17:52:59.21 ID:???
年下だごめん。
961名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/05(月) 19:53:04.40 ID:???
ここでも投下スレすれでもいいから職人さん降臨してくれないかなぁ
自分で書こうとも思ったがミサトさんに対する愛と妄想だけでは無理だった
962名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/05(月) 21:25:39.63 ID:???
>>961
応援するから書いてくださいよ〜。
投下スレ最初から見て楽しんでるケド新作もぜひ
963名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/05(月) 23:34:15.93 ID:???
>>961
すまぬ・・・俺には物書きの才能なんてなかったよ・・・
ミサトさんへの愛と妄想力だけは結構あるんだけどねー
文才っていうより表現力の問題だな、うん
964963:2011/09/05(月) 23:35:06.86 ID:???
安価ミスった>>962
965名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/06(火) 03:37:01.66 ID:/A+x9dmz
ピクシブに小説あったよ
966名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/06(火) 15:42:04.67 ID:???
>>965
題名だすのはアレだけど・・・「たとえば―」?
もしそうでなければkwsk
967名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/06(火) 22:24:30.71 ID:???
ヒットしません。検索のヒントお願いします。
読みたい…
968名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/07(水) 09:06:51.75 ID:???
>>967
葛城ミサト で検索
>>965の言ってる作品が>>966の言ってる作品かはわからないけど
969名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/07(水) 23:41:38.75 ID:Gy37jqQw
帰ったら続きをしましょ・・・は結局どうなったんだ?
970名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/07(水) 23:50:57.41 ID:???
マジレスすると続きがないことがわかってたからこそのセリフだろ
971名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/08(木) 11:18:08.32 ID:???
俺の今の歳ならいいけど、14歳のとき29歳のババアとセクロスなんてしたくなかったろうな。
972名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/08(木) 11:22:23.91 ID:8YuZNbLq
美人ならおk
973名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/08(木) 12:19:41.19 ID:???
ミサトは劇場版の頃は30のはず
奇跡の三十路です
974名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/08(木) 13:12:26.19 ID:???
>>972
がすべてだな
美人なら問題ない
975名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/08(木) 15:24:51.21 ID:???
新劇は完全に大人と子供で別の世界に生きてる感じがするから無いね
976名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/08(木) 17:35:23.84 ID:???
ほんとミサシン・LMS〔ミサト〕って少ないな
まぁ仕方ないんだけどさ
977名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/09(金) 01:42:26.95 ID:etWwksZC
バアさんは用済み
978名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/09(金) 02:47:18.33 ID:???
ミサトは年齢相応に少しだらしない体をしていて欲しかった
979名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/09(金) 19:00:56.73 ID:???
LMS神のサイト以外で更新続いてるところってある?
980名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/11(日) 17:33:08.61 ID:???
ほす
981名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/13(火) 09:06:29.45 ID:???
次スレどーすんの?
982名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/13(火) 22:06:13.21 ID:???
>>979
最近探してないから分からないけどエヴァスレ自体過疎ってるからなー。
次は990超えたら立ててみるよ。落ちると面倒だし
983名無しが氏んでも代わりはいるもの
全体的に過疎ってる上に、ここはマイナーだからなぁ・・・