おつかれ。
おっとミスったorz
どこをミスしたかは秘密。
乙
一部気になる部分もあるが、そしてそれが激しく見たいが、まぁ乙です。
女シンジきゅんA(先天・女装)
女シンジきゅんB(先天・男装)
女シンジきゅんC(先天・強制女装)
女シンジきゅんD(先天・強制男装)
女シンジきゅんE(後天・女装)
女シンジきゅんF(後天・男装)
女シンジきゅんG(後天・強制女装)
女シンジきゅんH(後天・強制男装)
ふたなりシンジきゅんA(先天・女装)
ふたなりシンジきゅんB(先天・男装)
ふたなりシンジきゅんC(先天・強制女装)
ふたなりシンジきゅんD(先天・強制男装)
ふたなりシンジきゅんE(後天・女装)
ふたなりシンジきゅんF(後天・男装)
ふたなりシンジきゅんG(後天・強制女装)
ふたなりシンジきゅんH(後天・強制男装)
男シンジきゅん(自ら女装)
男シンジきゅん(強制女装)
前スレが落ちないうちに、FF転載板に転載キボン
前スレ
>>1000w
>1000なら育成にシンジきゅん妊娠イベントがつく
激しくGJ!!!!
おにんにん起っきしちゃった。
誘ってますな……(;´Д`)ハァハァ
>>11 ん?もしかしてメイドシンジきゅんを描いた人?
GJです。
ええもんは何年たってもええんや。
19 :
11:2006/03/07(火) 17:06:53 ID:???
落描きに感想サンクス〜♪
お告げがあったので、今からチョビッと塗り塗りしてみるよ
>>15 メイドたん……懐かすぃ〜響きw
20 :
11:2006/03/08(水) 00:32:58 ID:???
ぴんくのぱんつ(・∀・)イイ!!
>>20 GJ!GJ!GJ!超エロいよ神GJ!
ヌルゲーマーなのでおまけを見るのにちょっとズルしてしまった
おまけは全部で何枚あるんだろう?
3枚は多分確実だと思うが…あと2枚見つけたが、コレはおまけなのだろうか?w
全5種あったよ
涙を浮かべてるやつが一番エロくて萌えた
エロじゃんwwww
ハァハァ
おまけは過去作品集のことかな?
刺激で足の指をちじめちゃってるのと、水彩風の着色で太ももちらりのが好きだな
あれは反則だ
おにゃの子シンジきゅんはもっと足細いだろと、個人的には思いつつも目が離せん
後、他の絵師様でもそう思うんだけど、シンジきゅんってメイドさんが天職ではなかろうか?
メイド服似合いすぎ
ちがうちがう。メル欄見れ。
おまけってメル欄のことで合ってる?
>>20 畜生!ボール動くのはやすぎて追いつけない…!
俺ゲーム下手だからおまけなんて見れないよ…。
>>30 ひたすらがんばれ
がんばった後のシンジきゅんはエロいぞ
ちくしょう…!ちくしょう!
今脱がせなきゃ何にもならないんだ!だから…!脱いでよ!
ダメだ!スピードは大した事無いけどライフが少ない!なんかバーが短い!
みんな必死すぎwwww
一生懸命になれることがあるって素晴らしいと思うよ!
やtったああああああああああクリアしたぁぁぁぁぁぁああああああ
あれ…ここは天国…?
>>27 この絵師は過去画を結構残してくれていて、数字変えるだけで見れるし
ファイル名をちょっと想像力働かして改変しても、色々見れたりする。
このスレ的にはrough_s.jpgとlss.jpgだが、語尾に数字をつけるだけで過去画が見れる。
時々数字が飛んでいたりするのは、削除の後か・・・
後、sをaに変えるとアスカだったり、rに変えるとレイになったりするが、それはスレ違いか。
でも、las.jpgにしたりすると可愛いシンジきゅんがいたりで侮れない!
前に絵師がハレム系と聞いて試しにlars.jpgにしたら、見事にこのスレ向きだったり。
38 :
27:2006/03/10(金) 23:48:56 ID:???
larsはぷりちーかつきゅあきゅあな2+1人だったなw
どこのスレのネタかは知らんが良いね。
他のスレの投下は知らなかったから楽しめた。
馴れ合いの空気すぎて書き込みすんの嫌がってる奴いそうな気がすんのは俺だけか
さあ?
そんなに馴れ合いか??
話題に乗れなくて孤独感を感じちゃったんだろ
俺もそういうことあるけどね。
そういう時はしばらく見ない。話題変わるまでな。
それか、自分で流れを変えるか。
自治関連系の書き込みにはレス早いなw
やべぇ
ケンスケに萌えちまったorz
美少年しか受け付けません
シンジきゅんは女の子なのに・・・
は??シンジきゅんの性別は受けですよ
どうもケンスケと並ばせるとナディアとジャンを思い出してなんとなく鬱。
あのシンジきゅん日焼けしすぎだよな。
髪型もショートのほうが似合うし。
メガネの少年は、いつでもどこでもシンジきゅんの引き立て役程度に思ってれば宜しい。
性格もシンジきゅんのが可愛いよ
はあああ
誰かSS書いてくれええ
自分でも書いてみるんだ
暗いと不平を言うよりも、進んで明かりを点けましょう
と、子供の頃たまに日曜に早起きするとそんな説教臭いTVしか
やってませんでした。
でも今思えばなかなかいい事言ってたかもしれません。
>52は張り切れw
55 :
52:2006/03/12(日) 03:16:17 ID:???
悪い。俺は文才もないし技術もない包茎野朗なんだ
書けたらすぐにでも書きたいよ・・・・
最小限でも読ませられる技術欲しい
ていうか小説書くコツみたいなのあったら教えてくれ
コピーアンドペースト
そして口調と登場人物に名前を変更
>>55 ぶっちゃけ一番必要なのは情熱。
書いていくうちに技術や文才は向上する。
まずやってみるのが吉。
シンジきゅんも包茎だろうから、自分の資質を生かして書いてみたらどうだろうか
しんじきゅん・・・
>>55 こう言うとひどい言い草だが、FF作家に本職並みの文章を求めてはいないよ。
まあ、最近は本職でも筆力の低下が著しいけど。
子供のころから日記を書いていくなどしていれば筆力は上がるし、
まずは書いてみれば?
例えば、包茎の
>>52が女装して鏡の前で皮オナニーに興じると……
それを文章化して、シンジきゅん視点に変換すると神職人が誕生してしまうかも
64 :
える:2006/03/13(月) 10:01:23 ID:???
みたいみたい!!
皮とかそこらへんのリアル描写みたいみたい!!
あっちの中だしされちゃうシンジきゅんみたいに萌えられるかも名w
66 :
える:2006/03/13(月) 10:07:02 ID:???
見られてたww
65さんとは良いヲトモダチになれそうだ・・・
67 :
63:2006/03/13(月) 10:27:03 ID:???
>>66 俺はMPカキコの名無しだったり、マリみて男カキコの名無しだったりするから、既に友達だw
でも
>>39みたいに思う住人が増えるとスレが荒れやすくなるんで、ちょっと気をつけてくれ
後、作品投下の時以外は名前欄も空白にして名無しになったほうが良いな
>>67 友達vV
うんわかった!!ありがとぉ!!
気をつけます。
女だったらスレでFF連載してた人が来なくなった件について。
もう書いてくれないのかな( ´・ω・`)
女だったらスレなんてあったけ?
339氏のことか?
俺も続きを待ってるよ。
リリンXXとかで女シンジは出ませんか?
そりはガイナに聞かなきゃわからんが、銀髪赤目の使徒っ娘シンジきゅんは
見てみたくもあり、最低スメルっぽかったり、地味っ子モエを殺しそうだったりで
ちょっと複雑ですな。
FFだと性転換事件のついでに使徒っ娘化しちゃうのは結構ポピュラーだったり。
碇メイ、綾波レイナその他。
>>73 リリンだとそのまま黒髪黒瞳の女の子シンジきゅんになるのでは?
>>75 >>74つまりこういうことか?
まあ、映画のひとコマ以外にガイナ公式おにゃのこシンジきゅんがでれば
それはそれで価値があるよね
>>74 顔がシンジきゅんだー
貞の昔の絵っぽいけど、こんぐらいのときの絵柄が一番好きだった。
シンジきゅんも可愛すぎだった。
ファンタジー調ロング女の子シンジきゅんだよ。
他にも色黒おかっぱ女の子シンジきゅんとか、女子高生シンジきゅんとかあるな。
貞本は引き出しが少ないなw
>>79 ヘンダース・ルインの領主を読んだら、
クソでかいグレートソードブレイカーを担いだサンソン風お兄ちゃんに
必死で頼るファンタジー調ロング女の子シンジきゅんが見られるよ。
エヴァ以上にルナルファンだから、この絵が出てきて正直びっくりした。
コンプ時代の絵はもうないのだろうか。
トップ2とか見てると少しストックが増えたんじゃないかと思うけどなw
トップ2のキャラデザはどうかと思うが
時をかける少女はまんまシンジ、カヲルトウジだし
俺漏れも。ここじゃ需要ないかもしれないが
貞元絵のオパーイ丸出し女海賊はかなりエロかった。
絵板だ、絵板に行くんだ!すぐに!!
周回遅れで、既出♀シンジに気付いたのか?
周回遅れかよ……orz
……やっぱあれブリーフだよな……
やばい、やばすぎる、エロすぎるよぉ
髪型と色彩のせいか、アスカより清楚な感じの顔がエロいポーズをひきたてるのね。
しかし、ぉパーイはちっちゃくするべきだろうw
職人さま、微乳シンジきゅんでお願いします。
>>88はおにゃのこシンジきゅんで
>>92は女装っ子シンジきゅんだな
どっちもイイ!
上半身と下半身をそれぞれ交換して
微少女シンジきゅんとエロエロふたなりシンジきゅんもキボンですわ
この手法ならヒカリとアスカのイラストも改造していろいろ夢(カップリング)が膨らむな
おにゃのこシンジきゅんと委員長かぁ…和のテイストやね
委員長より絶対エロいと思うのは俺だけか?
シンジきゅんが委員長よりエロいというか、そもそも
他キャラはシンジきゅんからエロスを引き出す触媒とみるべきかと
委員長は、一見清楚な普通の娘という属性がシンジきゅんと
被っちゃうのが惜しいな……
タダ……貞本を見るとヒカリは中二組のなかで一番の巨乳さんなので、
その辺を生かせるとシンジきゅんともども化けると見た
99 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/17(金) 07:44:18 ID:jpTNcFgU
あれ、アスカと委員長の絵のやつの改造は委員長残した方がいいんですかね?♀シンジきゅんと♂シンジきゅんにしようとおもってたんですが‥。
すいませんあげてしまった‥
なんでこう失敗が多いんだ‥
>>99 いろいろな可能性があっていいと思うんだ。
了解〜あとやっぱりシンジきゅんは微乳ですかね。笑
あとでまた改造してみます。
巨乳バージョンも見てみたかったりとか横槍入れてみる
委員長改造だと目の形が違うの問題だにゃ。
ガイナ公式(笑)映像だと、レイと体いっしょなんだけど、イメージ的には微が良く似合う……
職人さん、このスレも見ていてくれてアリガトウ。
>>104同じ画像ばっか改造だと飽きないですかね?いいのかな‥
>>105いえこちらこそ参考になります〜
目の問題は多分大丈夫だと思います。レイもアスカの時もホントに少しですが変えてるので‥まぁ縮小するんで同じに見えますが。
問題ない。
好きなようにやりたまえ。
ありがとう神!
しかもなんかヴァージョンアップしてる!
>>108 dクス改造神
画像名シヲリシンジきゅんと名付けて家宝に加えます
ある意味釣りエンドな訳だww
いったいどうゆう状況なんだ?!ww
「まぼろしパンティ」に出てきた「すりキチ三平」の仕業だな。
碇さんだけの正義の味方まぼろしパンティー@くまの巣か……
あれは良いものだ。
シンジ君総合絵板って何処?URL教えてくれー。
スレ4のテンプレで総合絵板としてテンプレに加えてから、ずっと総合だと思い込んでた、
スレ4の
>>1の俺が来ましたよ。
保守
一気に倒錯スレの住民、拡散したな。
燃料投下がなけりゃ元々こんなもんだよ。
つかの間の春が去ったということだ。
さて夏眠の時間。。。
121は賭けにでた。
||\ /||
||:. \____________/ ||
||. | | ||
||: | | ||
||: | | ||
||: | ;''"゙''" ;''"゙''"゙.... ||
||: | ;;''"゙''"゙.、;;:〜''"'' ||
||: | ('A`) ;; ,,..、;;:〜''"゙'' ||
||:. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ( ヘヘ ,,..、;;:,,..、;;:〜'''' ||
||/ [___]' \||
一酸化炭素が部屋に充満する前に
新たなおにゃのこシンジきゅんネタが投下される
ことに生死を賭したのだ
さもなければ永遠の夏眠をむさぼることになる
「
>>121、生命活動が鈍っています」
「夏眠に入ろうとしているんだわ」
「よし、一酸化炭素濃度あげろ!」
「! まってください!
>>121、脈拍、血圧ともに上昇!」
「一酸化炭素、供給止めろ!」
「すごい…進化しているんだわ」
暇だからリレー小説しようよ。
人類保管計画とサードインパクトの呪縛から解き放たれ
第三新東京に約束の無い安息の日々が許された。
四季が蘇り、けたたましい非難警告のサイレンも聞こえることは無い。
正常に還ったのは何も環境だけではなく、人々も危機の重圧を感じなくなっていた。そう、この葛城家も・・・
「な、なにあれ・・・」
「練炭を・・・喰ってる・・・」
「もう誰にも
>>121をとめることはできないわ」
朝の風景は、あの苦しくも楽しかった頃と変わりは無い。
朝一番のエビチュも、カツオ出汁の味噌汁も、少し熱すぎるお風呂も……
ただ一つだけ変わってしまったのは、碇シンジがエプロンの下に身につけている制服が、
男子用から女子用になってしまったことだけだ。
よく見れば、華奢な体躯は抱き締めれば折れよとばかりにいっそう細くなり、なにより
セーラーカラーのブラウスの胸元が、ほんのわずかに膨らんでいるのがわかる。
そう、サードインパクトを乗り越えた時、人類でただ一人碇シンジの性別だけが反転していたのである。
職人さんキタ?
>ほんのわずかに膨らんでいるのがわかる。
貧乳!!(・∀・)イイ!!
130 :
125:2006/03/23(木) 20:47:38 ID:???
131 :
127:2006/03/23(木) 22:10:54 ID:???
ごめん職人ではなくただの住人だったり
続きはみんなでがんばろう
職人やるんだったら、ぼたばら@学園エヴァとかかしましエヴァンゲリオンとかな
いつ職人デビューできることやらわからんが
かしましは…正直好かん。すまない。
l'´ ̄`l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`l
| | u |
| | ヽ / | ああ〜
| :J | ● ヽ----/ ● |
... | | ヽ / | やっぱりシンジは
. | | ヽ/ |
. | | J | 相当いいYO!〜
.. | | |
| \ ト、
ミ \ __ 、| |
(( ミ ミ \ ,.ミ'´ ̄ ̄`` `ヽ、| 力
ミ、 ミ \ i. ゙レ、 勹
| ミ、 ,' J l
L.___|_ l l { γ -─- 、
| l -、 ヽ ,. '´ ヽ
| ! ヽ ヽ ,.' ,、 ヽ
./´ ̄`V ,ヽ、 ,' ,' ; ,. ,: , ハ :, , ヽ
/ 、 | / 、`ー 7! ; : ; /^'レ./ノ ルiハ ハ )
./ i | / ヽ ヽ 〃 入 ;/ ____... リノ
!. ! / ヽ ヽ(`ル __.. ` ̄lノ i ァ・・・ゥン・・・・
`ー‐ゝ、 ' / ヽ___,.-‐'"⌒゙ °,,, ,  ̄/..へ
`ー--‐' ,. -‐'"´ σ ''ノ. _ノ ヽ
力 /"ー─------<二/ ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
勹 { 〈 )、 Y `ゝ(_/_/./'
} `ー----------─一--‐'´ ̄´
鶏姦マン?
女シンジきゅん好きだけど、名前と見た目と性格が変わっちゃうのがヤダ
そだね
しかし、めたもるみたいなのは勘弁だけど。
あくまでも元の「シンジ」が大事なんで。
先天的でもhe is my petだっけ?
それのシンジは大好き
>>135 >女シンジきゅん好きだけど、名前と見た目と性格が変わっちゃうのがヤダ
矛盾してるやん。
精神がシンジきゅんなら見た目がアスカに転移しようがグラマーになろうが萌える。
すなわち謙虚で大人しくて思いやりのあるキャラならばシンジきゅんに脳内変換して萌えられるのだよ
邪道だといわれても構わんが女シンジらぶ。
矛盾してる?
he is my petのシンジきゅんは犬シンジきゅんだお
見た目がアスカなんて萌えない
シンジはあの容姿ありきだろ
ま、人それぞれってことで。
俺は性格が多少変わったり、口調が女言葉に変わる位だとあんまり気にならないし。
俺シンジと同じで、あんまり変わるとシンジって感じがあんましないんだな
口調が違っても性格がシンジなら俺はそんでいいや
今なら言える
見た目じゃなくて中身に萌えるのだと
今更だが庵シンジと貞シンジ、女の子にしたらどっちが萌へる?前者・気弱、純情可憐 後者・やや男勝り、ツンデレ 健気なのは一緒だけどな
それぞれの良さがあるからどっちもいける
双子でいいよ
あまりに押しが弱いと、萌える萌えない以前にいらいらしてくるので
多少毒舌のほうがいい。
ということで俺は貞シンだな。
あの女々しさが良いのだ。
庵シン以外考えられん。
そこんとこは議論しだすとキリないので
好みだ。
かくいう俺も庵派
「碇シンジ育成計画」の漫画を今しがた買って来た………なんだよ、とことんシンジきゅん萌え漫画だと思ってたのに……買うんじゃなかったorz
>>151 まったくだよ。あの漫画のシンジはちっとも萌えん。林ふみのの「鋼鉄GF2」の方が萌える。
>>145 どう見ても庵シンジ。
男を女にするなんて普通なら気持ち悪いが庵なら素直に受け入れられる
庵シンジは、今まで男に萌えるなんて思ったことがなかった俺を変えた唯一無二の存在だ
貞シンジはかっこよくて、正直真っ当な少年にしか見えない
庵シンはいいねえ
おにゃの子も似合うし、女装も似合うし、もちろんそのまま組み敷いても良い……
よいですなぁ
コミックで貞が言ってたけど
庵野は優等生タイプで貞本は昔悪ガキだったって言ってたから
根本的に違うんだよな。特に漫画というスタイルになると作者の性格が直に現れるから
違うシンジきゅんになるのはしょうがないんだよな。
気持ち悪い話だがオタク気質でオカマ(女性)気質持ってるアンノの描くシンジが好きになるのはそういうことかもしれん
貞シンからはエロスが伝わってこないにゃ
飛躍すなw
あくまでも原作者の持ち味の違いだ
そうじゃないんだ。
たとエヴァだな、貞シンがアスカにぶっかけを披露してくれるとは思えないだろ?
そういうことなんだ!!
庵シンも別に無いだろ
162 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/26(日) 23:40:24 ID:Ae9RI4UY
まあ〜、庵シン、貞シンでも、シンジきゅんは、萌えということだ
映画でやってただろ。
アレは視姦オナニだ
あれは庵シンじゃなく、シンジに庵野が乗り移ったんだ!
さよか、専門用語は難しいのう
まあ、貞美学的にあれは披露してくれないんじゃないかなと
ただのおっさんの喘ぎ声だからな
>>157 貞エヴァ十巻をよんでみろ。エロエロな事間違いなしだ。オレはあの喘ぎ顔で連続三発ヌいた。
いや、苦しみの喘ぎと快楽の喘ぎはちと違う
姿形や声色がいやらしいのは良いんだが、心の淫らさが足りないんじゃないかなと
庵シン派ではあるが、貞シンの微妙なツンデレも( ・∀・)イイ
貞シンは俺の萌えアンテナが反応しない
173 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/27(月) 16:58:52 ID:O0CjjoXa
そうか、貞シンでも、俺は萌え〜だぞ
やはりあの見た目にも萌え要素は大きなウエイトありますからね
貞本のシンジきゅん絵はやっぱ一番萌える
キ モ チ ワ ル イ
キ ム チ カ ラ イ
別に規制したいわけじゃないけど
倒錯シンジスレだからな。
構わないけどシンジが好きでスレと混同してる人が多いような気がする。
女シンジ萌え
女装もよいぞ
うん、女装もよい
4月発売のエヴァ2で女装出てくるぞ
加持だけどな
加持かよ!!!!
なぜそこでシンジを出さない
神ゲーだったのに!PSP買ったのに!!!!
シンジ単体でも萌えるけど、女シンジだけ萌えって人も多いので…
もしゲームに女装シンジのひとつでも出してくれれば…
キャラの衣装替えができればよかったのにねぇ。
シンジが壱中女子制服を着た場合、他のキャラの
反応がどう変わるかが楽しみだw
女→キャアー!!可愛いー!!
男→な、なんやこの胸のドキドキは…わ、わいは…
>>183 >>184 エヴァGのそういう反応がもの凄いツボだったなあ
俺が誰にも感情移入してる状況じゃないのにその描写でもの凄いトキメク・・・
不思議だ
統合絵板のスク水シンジきゅんを見て確信したね。
壱中女子制服、スク水シンジきゅんのコンボで大ヒット間違いなしだ。
トランス3はガイナックスと共同開発でもしてくれ
今さっき姉の801本 の山の中からシンジきゅん女体化のカヲシン本発掘。(18禁)
姉ちゃんいい趣味してるなw
女の子シンジきゅん萌えなのかタブッチ萌えなのか、それともカヲシンなら何でも良い雑食なのか問いただしてくれ
あと同人誌の中身の紹介もナ
イラン
同意
本当は女の子だったのに男の子として育てられてたらいいよ(古典的だが)
本人も気が付いてるけど母親に「絶対内緒にしてね」とか言われて
必死に隠してたらいいよ。んでトウジとかに綾波状態で転ばれて
バレそうになってたらいいよ。
「碇…お前ひょっとして」
「違う、違うよ…?」
「違うって、、でも」
走って逃げるシンジ
的な感じとかが好きだ!
トウジ×シンジは嫌だなあ・・・気持ち悪い
あ、192は別にトウジ×シンジってわけじゃないんで
どちらかというとシンジきゅんは皆のアイドル状態が好きなんだ
>>193 シンジが女のばあい→トウジシンジ萌え
シンジが女装のばあい→アスカシンジ萌え
トウジと女の子シンジだと、きたずみ氏の巨乳女の子シンジの話とか……他にもあるかな?
女装シンジとアスカの話はスレ内の連載が中断してるのが惜しいな。
あれキャラ変わってるからなあ…
女子にするときに性格は変えて欲しくないねえ
女シンジより女装シンジのほうが改変が少ないかな
あのシンジきゅんの性格を、女の子にしたらマジ可愛いと思いますので、
妙に明るくなっちゃったりしたら魅力半減なわけです。
じゃあ、後天的女シンジが一番いい
後天の場合、どこでおにゃの子とするかで人間関係が変動しますな。
第3使徒戦まで:ゲンドウやミサトなどを除き、多くのキャラにとってシンジは「はじめてあったときから女の子」
第3使徒戦〜JA事件:アスカと加持にとっては「はじめてあったときから女の子」
それ以降:ほとんどのキャラが「男の子のシンジ」を知っている。
しょっぱなのサキエル戦でおにゃの子化しちゃって、ネルフ幹部以外は元が男の子だったことを知らないパターンをよく夢想するんだけど
どう、人間関係を変えるか、どこで秘密がばれるか、ばれたらどうなるのか……職人への道を遠いにゃあ
俺もナマジ文は書ける方だと思うんだけど
構成力が無いからいつも序盤だけ書いてつまって放置してお倉いり・・・
手違いで使徒XX化の実験体にされてリリンXX
>>202 パターンとしては2つあるのかな。
A:男装で通していつか「お前おなごや無いか」となる
この場合、人間関係はばれるまであまり変わらないですが「ばれないように注意しないといけない」という
要素が加わる。あと、秘密を守る範囲をどこまでにするかも重要。特にアスカに対して男で通すか否かは
話を大きく変えちゃうでしょう。
B:女装して学校では女の子で通す
この場合、よほどのこと(ミサトが口を滑らすとか)が無い限り、トウジやケンスケがシンジが男だったことを知る
チャンスはないでしょう。その代わり女の子の知っているべきことを知らなすぎるという問題が生じますね。もっとも
綾波がいるクラスです。少々のことでは驚かないかもしれませんが。こちらのケースでもアスカに秘密にするか、そして
どこでばらすかは大きな分岐点ですね。
世間の女の子で通すと、名前の問題が出てくるから男装させる方が楽かな?
Aの方が山場あるな。ちょっと屈折恋愛になっていく気がする。
Bはじゅんぐりにアイドルになっていくか百合になっていくことで十分萌えるな。
208 :
202:2006/03/30(木) 18:17:29 ID:???
>>205 色々と考察済みのあなたが書くのが一番良いと見ましたよw
まあ、AにしてもBにしても、夢想段階でも良く動いてくれるアスカや級友は良いんですよね
問題は、綾波やミサトさん、ゲンといった面々のほうで……
だよな。色んな漫画でそういうキャラは出てくるけど、描かれるのは大抵は学校での人間関係ばかりで保護者との関わり合いは出てこないのがほとんどだもんな。そういう意味では参考が少ないな。
そういうときは妄想を出し合うんだ!w
綾波はおいといて、ミサトとゲンの字はあまり変わらないのかな?
シンちゃんが男だろうが女だろうが、やらせる仕事はあまり変わらないし。
ただ、家族としてのミサトがシンジに対する態度は多少変わるのかも。
どういうパターンで来るにしても、ほとんどの場合ミサトはすべての秘密を
共有する存在でしょうから、原作より近い関係になるかも。
ついでにリツコが「シンジ君、ミサトを女の見本にしちゃ駄目よ」というのは
当然に予想されるので、お手本を目指して無駄な努力をするかもしれないw
それなりに親近感は持つんじゃね?
自分が思春期のころに自閉症だったわけだし、父親から逃げていたという共通点もある。
ゲンドウはどうだろうな。
ユイの面影をシンジが宿しているなら、そしてゲンドウがレイに対して見せていた友好が
「ユイに似てるから」という理由であれば
少しは接触を持とうとはするだろうが。
まあ、それなら最初から里子に出すことはないだろうな。
自閉症は精神病じゃないよ
すまん。コピペするときに余計なものまでつけてしまった。
>病気ごっこはやめとけ
これは削除してくれ。
ミサトは、TSもののお約束の一つ「着せ替え人形攻撃」を仕掛ける
誘惑に勝てるだろうか。いや、むしろマヤが危険か?
女シンジものはマヤとのカップリングが一番萌える
>>215 派手な服を着せようとするミサトと清楚な服を着せようとするマヤのバトル。
漁夫の利で白衣を着せてしまうリツコ。
そこで日頃放置の綾波にも、ファッションショーの魔の手が伸びると。
でもレイって白プラグスーツと制服ぐらいしか…
「私は、これしか知らないから」と制服、体操服、スク水を強要で
いいジャマイカ。
元の持ち主不明の男物のでかいYシャツもあるぞい
白水着
ここは一つ、
白水着+スク水→白スク水
ということにして、さらにそこに制服を加えて
魔 界 天 使 ジ ブ リ ー ル の コ ス プ レ
というのはどうだろう?
>>221 親父か…
ゲンドウがユイの若いころに着ていた服とか着せたり。
む、汁っぽい人達の間で盛り上がってた18禁ゲームだな。
有名なの?
>>223 汁板の雑談で何回か話題になってたエロゲ。
フタナリ幼女やら触手やら3PやらのサンプルCGがけっこう強烈で、印象に残ってるが、
223がさも当然のように話題に出してるんで、けっこう有名……なの?
エロゲーからOVAにもなったしヒロインのフィギュアも
出ているからそこそこ有名なんだろうな。
変身後のコスチュームのデザインが白スク水に制服の
パーツをアレンジしたような感じで「見た目すごく弱そう」
というデザインコンセプトというのが笑えるがw
ヨワヨワなシンジにジャストフィットじゃないか。
ジャストフィット!!なんていやらしい響きでしょう。
シンジきゅんのはかなく繊細な肢体をつつむ、ごわごわスク水……まさにジャストフィット。
しかし、白なあ…白ねえ…スク水は半万年たっても紺のままでいてほしい……
シンジきゅんにはレイの使用済み白水着(素材薄手ぴっちり)でもあてがっておけば良いのではないかい?
そしてケンスケが赤外線撮影。
ケンスケならやるよな。実績があるし。
そして例によって校舎裏即売会。
買うのは俺。
「いやこの写真は俺が買うんじゃ」
「何をぅ、今度こそ買うのはこのワシじゃぁ」
「この写真、俺が買う!」
バアアアン!
「「お、お前は月光ーーーっ!?」」
>>231 多分何年経っても紺だろう。ただ紐の部分は細くなり、白だったり緑だったりと色とりどりにはなる。
しかし背中はすでにこれ以上ないくらい露出されてきたな。女子はあんなに開いてるの着て恥ずかしくないのか…。
トウジ「転校生っ!オレはお前のおっぱいを揉まなあかん!揉んどかな気が済まんのや!(ハァハァ)」
ケンスケ「悪いね、あいつの妹さん、小学生低学年でね、胸揉んでも面白く無いんだって。じゃ、そういうことだから」
シンジ「ボクだって……好きで女になったわけじゃないのに」
アスカ「この変態池沼馬鹿!!!シンジの胸を揉んでいいのは私だけよ!!!(赤面)・・・」
あんたの出番はもっと後だ
じゃあ
「駄目。碇君の胸は私のもの」
いや、折角だから本編にそってだね…
それなら自分でSS作って投下すればいいじゃないか
ミサトが元々男でシンジが後天的に女になるのも好きだ
「はー一日の終わりはやっぱ風呂とビールだな」
いつもの調子でお風呂から上がったミサトさんがトランクス一丁で
冷蔵庫から出した缶ビールを片手にテーブルに座る。
最近使徒との戦いで何故か男から女に変わってしまった僕はそんな
ミサトさんから少し目をそらしながら言う。
「止めてくださいよミサトさん・・・一応僕女なんですからそんな格好」
するとミサトさんはタオルで頭を拭きながら「ハ?」といった感じで
片眉を上げる
「何言ってんだよこないだまで男だっただろ……」
語尾の方はジロジロと僕の身体を見ながら2本目のビールに手をつける
「な、なんですかそのイヤラシイ目つきは!」
「イヤあんま変わんないなーと思って。本当に女の子になったの?」
(……嫌な予感がする)
「お兄さんにちょっと見せてみろって」
ミサトさんはいきなり椅子から立ち上がると素早く僕の両腕を掴み壁に押し当てた
「何すんですか!ちょっと!!ミサトさん」
「力は…確かに弱くなってるな」
書けんな
加持でもええやん
他キャラの性別入れ替えなんて見たくない
女のままのミサトさんでもいいじゃまいか
衣類補完計画で名前をミサトさんにしている俺が来ましたよ、と。
自分の名前をいれずにミサトさんにするなんて……
確かに、絵的にも脱がせキャラとして一番かもしれませんなあ。
父と入力して父さんと呼ばせてみよう
試しにとうさんでやってみた
なんか心が痛い・・・
お兄さんか
○○(自分の名前)さんかね
自分の名前呼ばれるとドキドキする
LOS,SSって書く側は自分に置き換えて楽しいんだろうけど
第三者の読者としては、自分の性格または喋り方などに関して登場人物と噛みあってなかったりするから
好きじゃないな。
スレ違いぽくてすまん
オリキャラうざーに通じるものがあるんだろうけど
今回の流れは着せ替えゲームの話だしな
女シンちゃんのオススメサイトない?
あんまり範囲の広すぎるレス指定アンカーは避けてくれ
PCが撃沈するw
加持スレのきっついやつかw
と、いうことは「ジブリール」もそういう話なのかぁ
おにゃの子シンジきゅんを書くということは恐ろしいことなんだ。
一度書けば心を囚われてしまう……
なんか、すぐにおっさんになってしまうんだが・・・
ちょっと見えるかも・・・
となりの血色の悪い奴もそれっぽく、見えるな
1999年の夏休みのごとくある
シンジの背中を触ってる使徒の手を切り落としたい
つロンギヌス
アルミサエルがもちっと頑張ってくれてたら使徒XXでシンジきゅん出てたんかなぁ……。
女シンジが出てくれたらうれしいけど
シンジは使徒じゃないからなあ
女性化→妹キャラ
これ最強
>>269 想像して凄い萌えた。
だれか妹設定でSSかいてくんないかな
>>268イヤ、だからアルミサエルに浸食してもらってレイみたいに分身が出て来てそれを商品化、みたいな…。
分身でなく本人が浸食されて変わり果てるのもいとをかし。
もし浸食されるならシンジのアンアン言ってるとこ見れるな。頑張ってもっとずぶずぶ入ってほしかった。
綾波さんも相当きてる表情だったからな。
快楽に弱い(?)シンジきゅんだったら映画版冒頭以上のアンアンだったかも知れんね。
電波たまってきた。。。
シンジたんが野外放尿してるとこをバルディエルが急襲
急いで殴り倒し助け出すケソスケ、とか。。。
品がねぇか
たまに見かけるけど、女シンジとトウジ・ケンスケを絡ませるの居るけど
あんまり良いカップリングとは思えないんだよな・・・・
>>278 本編準拠の台詞を弄って笑いを取るためのギャグだと
思ってる。
アスカや綾波、カヲルだと運営嫌いや腐女子嫌いが荒らしに来るし
ミサトや加持だと補完計画や陰謀話が絡んでくるので話し作るのがめんどい。
三尉やオリジナルキャラだと職人の自己満足の臭いがしてしまう。
それに対する対抗策かと思ってた
すごい妄想だな
さすがだ
なんとなくじゃない?
手軽に書けるからとか
他にキャラが立っている男子生徒がいないしな。
というか、使える男性キャラは学校関係ではトウジ&ケンスケのみ。
ネルフ関係だと、ゲンドウ、冬月、青葉、日向、加持って所? 案外選択肢が狭いな
そのためのレズだよ
ペンペン
鳥は穴が一個あいてるだけだっちゅうに
単にトウジたちは話に絡めやすいし、ネルフ云々の話をくっつけなくてすむし、
何より同性愛に走らずにすむ。
そう、百合はねぇ…
女装で百合っぽくは好きだけど
俺は精神的な面での同性愛の方が嫌だな。百合の方が視覚的にエロイし。
マヤやミサトやアスカやレイやリツコ等の女性陣にイタズラ・セクハラされてしまう女シンジきゅんの元男としての複雑な心理状況や
モジモジ行為に萌える。
加持とかにセクハラされるのもLOS気味で萌えるけど・・・トウジケンスケはなんていうか性欲のみでシンジきゅんの体を使いそうで嫌なんだ。
勝手な先入観だけど純愛ならまだしも、そういうSSが多い気がする。
中学生男子っちゅうのはそういうもんですw
肉体的同性愛をとるか、精神的同性愛をとるか・・・まあ、両方性倒錯ではあるよな
ここは倒錯スレなれば、どう倒錯するかは心のままにということで。
というかどっちでも大歓迎。
先天性か後天性女シンジきゅんで相手が代わる…と言いたかったけど、
なんか萌えるなら誰が相手でもいいや
アスカにエロエロされちゃう女シンジきゅんも、トウジやケンスケや加持におもちゃにされちゃう女装シンジきゅんも
萌える
あーSSの続き…
女シンジきゅんがおもちゃにされちゃうのはなんかヤダ…。
いっそシンジきゅんがおもちゃにしちゃ(ry
女シンジきゅんに女体についてあれこれ質問されて戸惑うアスカ
お互いに色々研究してみるのも良いんじゃないかな
ミサトから間違った女性知識を山ほど吸収してしまうというのもありかな
リツコあたりが
「シンジ君、あなたミサトにからかわれてるわよ。今度文句言っておくから」
「いえ、あの…教わったんじゃなくて、ミサトさんは前からこうだったんですけど…」
「……あなた、お手本の選択をこれ以上ないくらいに間違えてるわよ」
リツコさんを手本にしてクールandビューティを目指せwww
シンジきゅんは可愛い方がいい
クールandビューティを目指そうとしてもどうしても可愛くなっちゃうのが
可愛い
捨て猫を見つけてトウジ達の前じゃ冷たく「僕には関係ない」的な事言って、夜には心配で様子を見に来たり…。
ツンデレじゃんww
シンジ「ゴメンね。ウチじゃ飼ってあげらんないんだ。コラ、指を舐めるな。エサはもう無いよ、くすぐったいてば」 トウジ「なんや、センセ結局見に来たんかい」 シ「なっ、なに見てんのさ。たっ、たまたま通っただけで…」
それってただの口数のおおいレイなんじゃ。
いや、ツンデレだろ
いや、女版貞シンジだろ
女貞シンジだと、ただのアスカとレイの間ってイメージしか持てない・・・
女貞シンジ……。
モロ好みになるんだが!
強さと繊細さを併せ持ち、それでいてツンデレ
女貞シンジ萌え
女貞シンと女庵シンの双子姉妹
貞シンがショートカットで
庵シンがロングかポニーかツインテールっぽいな
ハアハア(*´д`* )
もちろん庵シンがメガネっ子で貞シンが貧乳でお願いします。
その庵シン、マユミじゃん
双子の庵シン貞シンにメイド服着せたい
女じゃなくていい
お姉ちゃんの事が大好き(色んな意味で)だけど、なかなか心を打ち明けられず奥手で泣き虫な庵シンちゃん。
虐められてばかりの妹を助けてあげたり、妹という事で庵シンを幼少の頃から可愛がってきた貞シンちゃん。
双子姉「妹をいじめる奴は前歯全部折ってやる!」
双子妹「ねぇ、お姉ちゃん。今日一緒のでベッド寝ていい?」 双子姉「大方ホラー番組見て寝れなくなっちゃったんでしょ?もう、しょうがないなあ。いいよ。早く入んな。」
(´д`*)ハアハア
庵シンの暴走きぼんぬ
双子シンジにかつてないほど萌えた。
ユリややおいは苦手だが、二人だったら全然平気。なんでだろう。
>>316だが双子の名前どうしよう。姉・シンジ(神児)妹・シンリ(真里)とか。どうだろう?
別に良いと思われ。
庵シーとシン貞
伸子と書いてシンジとかシンシアとか・・・
庵子と貞子
アン(庵)ジーとテイ(貞)ジー
とりあえず続き 妹「(どうしよう。怖くて目がつぶれない)」 姉「寝れないの?」 妹「…うん。なんか不安なの。」 姉「手ぇ繋いで寝ようよ。それなら怖くないよ、きっと。ほら、安心するでしょ?」
妹「お姉ちゃんの手、あったかい。」 姉「アンタってホント怖がりだよね。ねぇ、明日もここで寝る?」 妹「良いの?ありがとう。…ねぇ、お姉ちゃん。明日も手、繋いでね?」姉「うん、いいよ?」
エロイ・・・これは萌エロイぞ。
つか、キャラが誰だよ
見た目だけシンジで実は別人なキャラは(゚听)イラネ
双子シンジきゅん想像して萌えたけど、
性格の違いが今ひとつ分かんないんだな
2人とも性格は違うけど対照的ってわけでもないし…
庵シンジだって多少貞っぽいとこも持ってるし…
もうわけわかんねえ
>>330 でもまぁ、基は一つなんだから性格180度違いますってのも違和感あるぞ。
つか、決定的な違いって何だ?
ウジウジしてないかしてるか?
でもそれ以外はそんな変わんないような
前歯折とか
格闘の技みたいw
貞シンはキレやすい気がする
庵シンは母性があるが甘えも強く、つけ込まれ補完の生贄にされてしまった
貞シンは自我を確立しようとあがくので老人達をあっさり潰す可能性が高い
ていうか、この住人は本編とまるっきり同じ性格じゃないと気がすまないのか?
エヴァFFって言っても環境が変わればちょっと性格が変わるのは当たり前だと思うんだが・・・
根本的な性格と容姿が似てれば俺は全然入り込めるんだけどな。(ただ、どういう風にちょっと変えるかだが)
短絡的な否定で流れを止めないでほしい。
もしくはシンジが好きでたまらないスレッド行ってくれないか
というか具体的に許容範囲って何処までなの?
>>338 でも、序盤のアニメシンジも辛辣なことを言ってたり、結構熱血だったりして
あまり漫画版と変わってはいない。
EoEのイメージが強すぎるからヘタレ扱いなんだろうが。
そうそう
七話なんかだと、
「ミサトさんがその歳でひとりなの、分かる気がします」
とかうわ、キッツなんてことも言うんだよね
明確な性格の違いって分かんない
>>339 なんでそこでシンジ好きスレが出てくんの?
>>339以外の住人はシンジ好きスレへ行けってことかい?
私見をお許しいただければ、第12使徒戦で虚数空間から這い出してくるまでの
シンジは、少年漫画の主人公の範疇に何とか入っていたと思う。あの空間で
誰かと入れ替わっていたのだろうか?
このスレ的には人格の代わりに性別が入れ替わるネタに繋ぐべきなのだろうが
思いつかない暗愚をお詫びする。
おんにゃのこの人格だよ
姉妹より、庵シンジだけ女体化して貞シンジとの双子の兄妹とか…
関係ないかも試練が
女性化すると脳の仕組み自体、男と違ってくるから
考え方がちがくなるんじゃねえの?
>>343-344 シンジそのものに重点を置くなら女体化スレに来るんじゃなくて
シンジを愛でるスレへ行けって事じゃね
ここ女シンジだけ…?
女装は……?
おかしいな…
男脳女脳の違いがあるとなると女シンジはどうなるんだ?
アスカ洞木と親しくなるとかレイに対する嫉妬が激しくなるとか
寂しいとすぐやっちゃうヤツになるとか
あんまし思い付かんが、自分はおどおど後ろ向きキャラがいい。
>>351 ここは女装と女体化両方ありのスレですが何か
女体化じゃなくて女装が好きな奴は俺と一緒にシンジ好きスレか男娼スレにでも行こう
ここではゆっくり女体化をやっていればいい
女装だけが好きな俺だが、ここもなぜか好きなんで女体化を批難しないでおきたい
>>352 基本的な性格が後ろ向きなのは確かだが、
病的だとかいつでも後ろ向きだとかそういう感じではなく
普通に認められていれば普通に少年らしい蛮勇も見せる、良くも悪くも普通の少年なんだよなあ。
庵シンジと貞シンジの違いって、極端な話口調や細かいシチュエーションの違いでしかないように思う。
女装だけ、TSだけ、女シンジだけだとスレが持たないことは過去の実績からわかってるんで、
全部有りっていうことになってるんだけどな。
たまに、SS投下やネタ投下で賑わうことはあっても、基本的には進行の遅いスレなんで、
自分の趣味じゃない話題のときはしばらく待つか、話題を遮るのではなく同時進行で別の話題を
ふるかにして欲しい。
後、性転換と、元からの性別変更は条件が違うんで、先天的な女シンジの場合は、
あまり性格云々はうるさく言うべきではないかと。
オリキャラになってなければいいよ
性格云々はおいといて、外見について。
庵シンジは貞本の初期イラのシンジ(ショタっぽいやつ)、
貞シンジは時かけの主人公みたいなお姉さんタイプが好みだ。
僕っコで名前がシンジならなんでもいい
双子でも庵シンより貞シンの方がお姉さんっぽい見た目だといいな
実際貞シンって大人っぽいしね
見た目も性格もさ
あれは冷めてるだけでは・・・
そこが同年代より大人っぽく見えるんだろう
ひねくれっ子の時折見せる純粋な顔は最高の萌えポイントです。
勃起してきましたよフゥー!!
スレネタっぽいアニメがそのまま存在するなんて・・・世間は広いですのう・・・
まあ、シンジきゅんのほうが、断然かわゆいですけどね
かしましとかもあるから、もう何でもありだなって思った。
見た目百合三角関係なTSシンジきゅん物のFFを読みたい、書きたいと長年思ってたところにかしましが登場してね。
なんか腹が立ったんで、コミックと小説とゲームを買ってしまったよ。
>>370 ムウ。ならばTSシンジには出来て、かしましには(多分)できないシチュを伝授しよう。
それは「男装」だ。普段おにゃのこに溶け込みきっていてもここぞというところでは
「……今日は男だよ」と
>>372 あんた、頭良いな。
心も体も外見も完全におにゃの子化してしまったはずむきゅんと違って、
シンジきゅんは、ぱっと見はあんまり変わらないからな(注、独断と偏見)
しかも……にシンジきゅんやお相手の葛藤を見たぞ。いいねぇ。
374 :
373:2006/04/15(土) 20:41:07 ID:???
あー、あんまり変わらないから、さぞかし男装も似合うだろうとw
でも、さらに体が細くなって袖口がひじの辺りにきちゃったり、ベルトが
締まらなくなっちゃってたりするところが、ちょっと哀愁がただよったりすると
くまの巣さんとこであったな>男装
かわいかったw
あの女の子シンジきゅんは、学生服が良く似合ってたのう・・・トップレスで泳いじゃったりハァハァ
アスカとタブリスの取り合いも面白かったな
あのサイト結構TS好きの間じゃ有名なんだよな。あのサイト見たらアスカの株がかなり上がると思う。俺はあのサイトの世話好きアスカを見なけりゃ多分ずっとアスカ嫌いだった。
金魚姫がものっそいツボ。
俺はフタバ(TSシンジ)が貞カヲルと初対面した時の漫画の1話目。死んだ猫を持ったまま異常接近するカヲルが…。
見えないよ?
ふむ、ロングですか・・・ロングも似合うネエ
過去ログ倉庫が復活みたいだよ
シンジきゅん(女装、TS,女含む)にとってオナヌーは避けては通れない物だけどな。
というか日課。
乙でございます。
しかし、いつのまにきつねに……
ま、いっか、深い理由もありそうだしな
ノヴァスターを思い出した。
ノヴァッノヴァッギュッギューン
392 :
リレー:2006/04/24(月) 20:42:17 ID:???
>>125>>127 せっかくだから、もうちょっと続けてみましょう
ネルフ作戦部長、葛城ミサト3佐は、同居人が手際よく朝の家事を片付けていくのをぼーっと眺めながら朝食をとっていた。
戦う相手も理由も手段ももはや何も無いミサトにとって気がかりは、同居人のことだけである。
朝のえびちゅは、今日は一本だけにしておいて味噌汁を啜る。なにせ、今日は色々と予定があるのだ。
施設の解体許可や権限の再移譲の書類に判を押すのとはわけが違う。しらふでいる必要がある。
少々のズレはあるものの、人より鋭敏な味覚中枢が味の変化を感じ取る。
「あれ?シンちゃん、味噌汁のお出汁変わった?」
「ええ、前にミサトさんが気に入ってたのに戻したんです。カツオ出汁」
笑顔でシンジが振り返る。料理人は自分の仕事が認められると嬉しい物なのだろう。
スカートにエプロンが良く似合う、まぶしい笑顔、食卓にはバランスのとれたメニューにえびちゅ……顔が自然にほころんでしまう。
彼にとっても自分にとっても本来あるべき状況ではないことは良く理解しているのはあるが……
「シンちゃん、今日から女子用の制服なのね。一人で着れた?」
汁椀をテーブルに戻すと、さも、今、制服の変化に気がついたかの用に聞いてみる。
「はい。ちょっと手間取りましたけど……おかしくないですか?」
シンジは答えると、家事の手を止めてくるりと回って見せた。スカートとエプロンの裾がふわりと舞う。
「うっ……」
思わずミサトはうめき声をあげる。可愛いらしい、いかにも女の子的な仕草が、あまりに自然にでてくる事に驚愕したのだ。
……とりあえずは、心配することも無いのかも……
そうなってくると、持ち前のいたずら心がうずいてくるのが葛城ミサトという人物なのである。
ガマン汁が出るほどに続きキボン
wktk
394 :
リレー:2006/04/24(月) 21:57:13 ID:???
>>125>>127 >>392 ミサトは軍人としての意識を素早く覚醒させ、現在の状況を確認する。
お姫様は入浴中。シャワーの音が聞こえ始めたばかりで、出てくるまでには間がある。
自分の格好はタンクトップにホットパンツ。寝起きのままである。裸足であることは好都合。
シンジの精神状態は一応平静。笑顔は残っている物の少し不安そうにミサトの答えを待っている。
シンジ特有の困り笑い。こういう表情を見せてくれると、やはり彼なのだと確認できるようで嬉しい。
家事は、三人分の弁当の用意も終わったようでひと段落、後は洗い物だけのようだ。
軍事行動は相手の意表をつく事が理想である。とりあえずは家事に戻ってもらおう。
「うん。良く似合ってるわよん。おかしくないわ」
「そうですか。良かった……」
シンジの意識はあくまで男のままである。彼にとって女子用の制服はあくまで、女装であり、違和感の残る格好なのであろう。
あきらかに安心した声で答えると、シンジはエプロンを翻してシンクに向き直った。
さて、作戦開始。
国連軍実戦部隊出向時の動きで無音で胡坐をとき、椅子から降りるとそのまま気配も無くシンジの背後にまわる。
実戦部隊を離れてネルフに戻ってから何年も経つが、勘はニブっていないようだ。気取られること無く距離を詰めることに成功した。
このまま頚動脈を絞め、家事をしていると思い込んだまま命を奪うこともできるが、もちろんそんなことはしない。
耳元で、わざと息吹を感じるように囁きかける。
「ねえ、シンジ君……」
エロ展開キタコレ
期待sage
同じく期待sage
アゲたいけどあへて期待sage
399 :
リレー:2006/04/29(土) 22:43:44 ID:???
>>125>>127 >>392>>394 「きゃうっ!な、な、なにをするんですか?ミサトさん?」
突然の耳朶への刺激にシンジは、背筋を震わし、振り返って抗議をしようとするが、
思わぬ至近距離にいるミサトに足の置き場を無くし、体制を崩す。
ミサトは倒れそうなシンジの腰に腕をまわし、自分に引き寄せてやると、にやりと人の悪い笑みを浮かべ、おどけた口調で語りかける。
「ごみーん、感じちゃった?シンちゃんのエプロン姿がかわゆすぎるんで、ついイタズラしちゃった」
「もう、からかわないでください!」
「エプロンも似合うし、お料理も上手だし……シンちゃん、お姉さんのお嫁さんにならない?」
「……それ、ひどいですよ。ミサトさん」
奇襲成功。後は、お約束半分、アドリブ半分。姉と弟?のコミュニケーションである。
こういうやり取りが自然に出てくれば、シンジも自分も大丈夫な証拠なのだ。
大げさにしかめっ面を作っていたシンジが、はっと何かに気づき、目を逸らせた。頬に朱がさす。
「ん?どしたの?シンちゃん。あっ……」
どうやら、至近距離のタンクトップの胸の谷間に気がついたらしい。
「す、すみません!!」
腰を抱き寄せられたままのシンジは、あわてて上半身を仰け反らせてミサトから離れようとした。
キターーーーーーーーーーーーーーー(・ω・)ノーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
激しく続ききぼんぬ
401 :
リレー:2006/05/01(月) 02:32:24 ID:???
>>125>>127 >>392>>394>>399 そろそろ冗談は止めて、離してあげても良いかとミサトは思う。
てきとうに軽口を叩いて、後は照れ隠しに勢い良く水を流して洗い物を済まそうとするシンジの
後姿を肴にえびちゅの残りを飲み干すのだ。きっとシンジの耳は真っ赤だろう。
しかし、意に反して残った腕はシンジの背中に回り、離れようとするシンジを抱きしめる。
からかいの言葉ではなく優しい言葉をかけてしまう。
「謝らなくても良いのよ。……今は女の子どうしなんだし、そういう時は、堂々としてれば良いの」
予想外の出来事に呆然としているのか、それとも、大人の女性の柔らかい抱擁に陶然としたのか、
シンジの体から力が抜ける。
シンジの体はミサトの胸の中ににすっぽりと収まってしまう。
狭い肩幅、薄い胸、折れてしまいそうな腰と細い首。
女の基準で見ると改めて華奢な体つきなのだと思い知らされる。
こんな子に過酷な戦いを強いてきたのだと思うと、抱きしめる腕に力が増す。
思えば、こうやってシンジの体温を直に感じる機会はほとんど無かった。
自分達の近くて遠い距離はなんだったのだろう。
お互いの立場のせいだったのだろうか。やはり異性としての遠慮があったのだろうか。
シンジの頭に頬をもたせかけててみる。少し癖のある髪のパサパサした感触が楽しい。
でも、ちゃんとリンスもしないと……くしも持たせなきゃいけない。もう女の子なんだし。
天使のわっかにサラサラヘアーのシンジ……髪を伸ばしてみても良いかも。
402 :
リレー:2006/05/01(月) 02:33:59 ID:???
シャワーの音でとりとめの無い思考の渦から抜け出す。
「ね、シンジ君」
「……はい」
「顔、見せて……女の子になってから、じっくり見てなかったから」
背中にまわしていた腕をほどいて、こぶしをつくってシンジの顎を持ち上げる。
少し面長の綺麗な顔立ち。
胸に顔を押し付けられて暑かったのだろうか、紅潮した頬、
熱に浮かされたような目、半開きの薄い唇から白い歯が覗いている。
視線が絡まる。シンジの漆黒の瞳に吸い込まれるような感覚。
胸がドキドキする。こんな感覚は生まれてはじめてだ。顔が熱くなってきて、嫌じゃないけど落ち着かない。
こんなのは駄目だ。冗談もほどほどにしないといけない。なにせ朝の時間は貴重なのだ。
シンジと見詰め合っていると、最後の戦いの時の別れを思い出す。
そうだ、あの時の冗談の続きで、今の居心地の悪い状況を終わらせてしまおう。
避けられない死を間近にした再会の約束。本当にたちの悪い冗談。
シンジの顎をのせたこぶしから親指を伸ばして、あの時の感触を思い出させるように、
薄く柔らかな下唇をなぞる。
「ねえ、シンジ君、大人のキスを覚えてる?」
シンジは、震えていたマブタを大きく見開き、呆然と、呟くように答える。
「……血の味が、しました」
口の中が乾いて、いよいよ動機がはげしくなる。、
おどけた顔で、ふざけた口調であの冗談が言えるだろうか?
「あの時の続き……約束の続き、する?」
ハアハアハアハアアハアハハハハハアハアアハアア(´д` )
ウブな女シンジきゅんとサカりかけのミサトエロス
これを見るために、僕はエヴァ板に来ているのかもしれない。
どういう風なレズ展開になるのか楽しみだ
ミサトのレズプレイって俺の頭じゃ想像しにくいから期待。
期待sage
そろそろ最下層だぜ(・∀・)
思えば、下まできたもんだなあ
409 :
リレー:2006/05/06(土) 00:42:38 ID:???
>>125>>127 >>392>>394>>399>>401>>402 心臓の音ばかりが耳に響くような気がして、自分がどんな声を出したのか、
どんな表情を作っていたのかさっぱりわからない。
シンジは目を見開いて驚いたような表情で凍りついたままだ。
沈黙が、ミサトの心にわずかな冷静さを取り戻させる。
訳のわからない熱に浮かされて、慣れない雰囲気を壊そうとして、
本当に下手な冗談を言ってしまったのではないかと気づく。
触れてはいけない傷口に触れてしまったのではないだろうか。
高揚感と不安感の均衡が急速に崩れていく。心が急速に冷めていく。
顎を乗せていた手をおろすと、シンジの顔もそのまま俯いてしまう。
だいたい、大丈夫なわけが無いのだ。
心を傷つけられて、裏切られて、沢山の死に直面して、最後には一人性別が変わっていたのだ。
サードインパクトを乗り越えるために、シンジだけが失うものが多すぎたのだ。
表情が見えないと沈黙が余計に怖い。
せめてレイが自爆した夜のように、はっきり拒絶してくれれば良いのにとまで思ってしまう。
近づきすぎて、かえって人を傷つけてしまう。自分はいつもこの繰り返しだ。
「……シンジ君、ごめんね」
小さく謝ると、ミサトは居た堪れなくなって、シンジの腰にまわしていた腕をほどいて、
その場を後にしようとした。
「待ってください」
しかし、離れようとするミサトをシンジが抱きとめる。
身長差のせいで、胸に飛び込むような形になり、胸の中で呟く。
「た……ただいま」
――ケリをつけたら必ずもどって来るのよ
――約束よ
――いってらっしゃい
ミサトは一瞬シンジの思わぬ言動に混乱するが、すぐにあの時のやり取りを思い出す。
シンジの言葉と精一杯の抱擁が冷めかけていたミサトの心に火をつける。
胸が高鳴り、苦しくて落ちつかない。でも、今はそれが嬉しい。
心を落ち着かせ、全てを委ねたくなるような暖かさに満ちていた加持の抱擁をふと思い出す。
同じ行為なのにこれほどまでに違う物かと、だんだん痺れた様になる頭の片隅で思う。
――大人のキスよ……帰ってきたら続きをしましょう
シンジは自分の勝手な思いを受け入れ、約束を守ってくれたのだ。
今度は自分が約束を守らないといけない。
「顔を上げて」
シンジの耳元で囁く。
シンジはピクリと身を震わせると、おずおずと顔をあげる。
ミサトと目をあわせると、どんな顔をして良いのかわからなかったのだろう、
あの困ったような笑みをうかべると瞳を閉じた。
(´∀`*)イイ
愛情やな〜
こ、これは?
キ、キタか?
>>345 PS2版のエヴァ2の「使徒、襲来」がそんな感じだな。
レリエル戦までは放っておくとAT100になっちゃうんだが、バルディエル戦の後は
どうしても上がらない。
>>345 勇気と努力と根性では何も出来ない状況に追い詰められればしょうがない。
むしろ心の中の男らしさや勇気がくじけてしまったことが自我を曖昧にしてしまい
「もう誰かを守って戦う男はいやだ。女になって誰かに守ってほしい」
という欲求が、再構築される時の自分のイメージを女性にしてしまうとか。
418 :
リレー:2006/05/09(火) 01:15:13 ID:???
>>125>>127 >>392>>394>>399>>401>>402>>409>>410 緊張していることがばれないだろうか?
震える両手で、シンジの首筋を撫で上げ、そのまま赤く染まった頬に添える。
「……んんっ!」
シンジは体を電気が走ったように痙攣させ、耐え切れずに声をもらすと、
やがて、ミサトをしがみつく様に抱きしめていた腕をだらりと下ろし体から力がける。
その内面はともかくとして、男の子であった時も、そして女の子になってからも
性的な気配を表に出そうとしないシンジから、艶やかな声を引き出したことが、
ミサトの胸の鼓動をいっそう早くさせる。
そして、心地よさと動揺を同時にもたらす抱擁が解かれてしまったことを残念に思うが、
それが、自分が与える物を受け取ることに専念しようとする、シンジのサインであろうことに
思い至ると、体の奥が震えるような感覚を覚える。
「ふふ、シンジ、綺麗……」
「ん・・・…・」
今度は、ミサトの言葉にまでシンジは吐息をもらす。
ゆっくりと身をかがめ、顔を近づける。
あの時と似た姿勢になっていく。
顰められた形の良い眉、きゅっと閉じられたまぶた、それをを飾る長いまつげ、
すっと通った鼻筋の下に、柔らかそうな唇が待ち構えている。
今から、女の子のファーストキスを貰うのだ。
シンジの男と女の初めてのキスの両方を独り占めできるのだ。
そして、大人のキスのその続きは……どうすれば良いかなど知らないが、それはその時だ。
熱い、息が苦しい、心臓が破裂しそうだ。
でも、あと少しで……
ハァハァ・・・・お姫様風呂から出てくるなよ!
420 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/09(火) 23:53:42 ID:wODY34u5
いよいよ某女子ふっかぁつ!
……ってハウルかよ、おい。
くまさんか。
>>418 やべえ。シンジきゅんに萌え死ぬ
マタリお待ちしてます
PSP版エヴァ2でシンジが冬月に女装させられるのは既出だったっけ?
ユイの白衣姿だけではなく、メイド姿もあるぞ。
ビキニはさすがにシンジが断固拒否したがw
そりゃ初耳だね。
もはや、PSPごと買うしか……
ようやくシンジきゅんの妖しい魅力が商売になるとわかったらしいな。
女装もメイドも知っていたが、まさか白衣までとは…!
つーか、冬月の思考回路がおかしくなってないか、それ。
>>425 ボケたのか、それとも老いてなお盛んなのか…
>>425 ユイのヅラにユイのワイシャツまで着せてるからなw
グラフィックは!
グラフィックはあるのですかっ!?
>>427 どっちかというと、それはボケた方に近いかもしれんなw
>>428 白衣とメイドはある。ちなみにメイドの時もユイヅラは被ったまま。
そうか、ありがとう。
PSP買ってくる。
さらに言うとメイドの時は、ベッドの上でうつぶせで、尻だけ突き出させてる
エロ絵でよくあるポーズを取らせている念の入れよう。
緒方声で恥ずかしがるんだろーなー
素晴らしい……
>>434 「副司令?」と疑問の声を上げるシンジに「冬月先生と呼びたまえ」と
ガーゴイルすら超越した怪人声で迫る冬月。
え、何その展開。
というかついにシンジまで売られるのか…。
うわー…
汚されたと思ってしまうのはいけないでしょうか
たしかにファンフィクションでそういう展開になるのは何とも思わんし逆にイイと思うが
公式でやられるとな・・・明らかに金が発生してるし
金の問題というか、引くわ
てか、シンジ萌え以外の人がかわいそうだ
もしカヲルでそういうイベントがあったら、キモッって思っちゃうもの。シンジきゅん以外なら
他キャラ萌えの人にとっては苦痛なだけじゃないの?って意味。
隠しイベントで、見たい人だけ見れるってのなら別だけど
うーん。そうかもしれんなあ
みんながみんなシンジに萌えるっていうわけでもないし。上の流れ話題のゲームやった事無いけど
逆にそれで女装シンジ萌え人口増えそうな気はするがw
しかし、なんだかんだ言ってプチTSブームを助長するものではあるな
昔から成年雑誌やエロゲなどではTSジャンルはあることはあるけど
そのイベントの出来にもよるね。
ちょっとギャグっぽいとこあったしネタとして面白いと思う人もいるんじゃないか
2個目のシンジシナリオのクリア条件はイベント全部発生させることだし
シナリオ全部とか難しくないか?
画像が見たいな
>>446 正直、よほど意識してやらないと難しい。
みんなと仲良くするから必然的にATが高くなる。
そうなると今作で導入されたインパルス(行動を起こすのに必要な数値)の
回復が遅くなるから、なかなか思うような行動ができない。
それに庵野AIがどうしても偏るから、話数が早く終わる可能性もあるし、
ATが高いから使徒戦も楽勝で終わる。シンジが何もしなくてもAT100のアスカとレイが
あっさり片づける事もザラ。そうなるとカヲルが出てこない。
ただ、冬月イベントだけなら、冬月を集中して攻略すればいいから楽。
萌えというか、シンジを女装させるなんて発想がそもそも浮かばない人や
冷静な冬月先生が普通に好きだった人にはきついかもしれん。
教え子の胸を見そうになってしまい自然にそらす気の回し方とか
絶体絶命の状況でなお冷静に考える指揮官ぶりとか、好きだったからな。
非常識な教え子に振り回された常識人っぽさも。
シンジシナリオに人に愛される前に全ての人を充分に愛してくださいとか書いてあったけど、言葉のまんま取ると正直無茶な話だよ
まあ冬月イベは必ず出すけど
人間哲学的にも無茶があるね
愛され方を知らないのに愛せるのかね
この冬月先生は汁のだろう。
汁月先生では仕方ないな
リレーまだー?
汁月先生仕様のと神によるN2bomb改の、もとい、むしろ真n2bombのではどちらがよりいいのだろう。
改造神の釣りend型
保守
今更かもしれんが847氏と
シゲルのひとはどこへ…
スレが残ってさえいれば、いつか続きが読めるだろう。
保全sage
いつものことだが過疎ってるなあ
ツンツン倒錯物は無いものか。性転換で。
やっぱり、ほら、あれ
女になっちゃったからこそ、男らしくあろうとするみたいな。
でも、生理が来ちゃったりして絶望。
もしくはソフトな感じに男にラブレターをもらうとか、無理やり唇を奪われるとか。
「お前女なんだろ?言う事聞かないと・・・わかってるよな。バラすよ」みたいな感じで。
素っ裸で鏡の前に立ってさ、泣きながら歯を食いしばりながら鏡を殴り割る。
その後泣き崩れるとか、逆に自らを奮い立たせ、鏡の破片で顔に消えない傷をつけるとか
そんな展開にグっとくるのは俺だけ?
前スレ嫁。
ていうか漏れは女シンジきゅんレズ推薦派だからグっとこないな・・・
でも加持とかゲンドウならなかなかイイと思うけど。なんでやろ
ハジメちゃんのか
なんかなつかしいのう
イタモノは基本的に駄目だ
シンジきゅん受けでも愛と劣情を持って優しく虐めてほしす
俺はシンジきゅんがトロトロになるほど感じちゃってるなら
イタモノでもおk
>>463 ぶっちゃけ鬼畜。
まずそれでチンコが立つと変態じゃね?もしくはドSか。
うむ、性倒錯というやつだな
イタモノっていうか
身にかかる不幸を強い怒りで乗り越えていくようなシンジきゅんってことを言いたかった。
自傷しちゃったのは、脅されて唇を奪われるような自分と相手に対する怒りからで
次の日、真っ先にそいつをぶん殴って「バラしたければ好きにしなよ。
でも、ケンスケが昨日やった最低なコトもバレてもいいんだったらね」とか言っちゃう。
なんつーか、女が惚れるような女みたいなシンジきゅん。
心が折れるまで反発し合っていたアスカと絡ませる。
シンジきゅんはか弱くて優しくてなんぼだからなあ
アスカぽくなるのは嫌だ
つっても、人それぞれだけど。
理不尽な性転換で怒りっぽくなっちゃうわけか
まあ、更年期も大変だって言うし、ホルモンバランスの変化が
精神に与える影響は大きいってことで説明できるかもな
>>470 それは俺もいいなと思う。
鬼畜に負けるな、という感じで。
パロディ絡めつつのエロが一番安心できる
なんか男オリキャラとか絡んでくるとシンジきゅんが汚されたみたいに感じる漏れは病気
男オリキャラを自分に置き換えて読んでる俺は勝ち組
あんた、賢いな。
LOSは別にいいと思うけど
そのキャラの性格によるな。チンピラキャラなんぞに感情移入できない
せめてそのキャラをカヲルか加持にシフトしてくれればな
トウジマジおすすめ
本編の青春バカのままだったらトウジとのカプは最高だと思うけど
なんかイキナリ登場するやいなや女シンジきゅんにセクハラしようとしたりヤらせやみたいな事言う性格に捻じ曲げられると
めちゃくち萎えるんだよな。職人のサジ加減一つだなそこは・・・
原作を見直してみると、トウジはあれで結構複雑な性格設定になってるんだな。
あれと、普通の性格の女シンジだと別に問題ない、かもしれない。
801スレもカヲシンスレもちゃんとあるんだけどな。
>>481 あまりに直接的な表現だったので思わず電波男の作品かと思ったジャマイカ
まあ電波のはもっと面白いしイっちゃってるから、違うとはすぐ判ったけど
つかスレ違いだな間違いなく。
スマソ。女シンジきゅんスレとホモスィンジを混同してますた
釣ってくます
test
いいねえ
age
もちつけ
/\⌒ヽペタン
/ /⌒)ノ ペタン
∧_∧ \ (( ∧_∧
(; ´Д`))' ))(・∀・ ;)
/ ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(O ノ ) ̄ ̄ ̄()__ )
)_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(
俺はむしろミサトに見えた
目が違うな
一番似てるのはナディアかw
普通に顔は変えずにおっぱいだけ大きくなってる画像が見たいな
これ貞元ニナモリ?
ニナモは眉毛薄くすると、もはや女シンジ
いくらなんでもフィルターかけすぎではないかい?
と言いつつも歪められた細眉や上目づかいがなんとも……
明らかに庵シンジきゅんはカヲルにベタボレれすね。
どう見ても女の子が見る目だよなあ・・・w
>>499 あのチラ見は駄目だ。色っぽ過ぎてドキドキしちまう。
>>502 あれ?マジで?
俺はちゃんと見れるんだが…
イヤホンはずして頬染めるシンジきゅんもカワユス
シンジ誕生日おめでとう!
プレゼントはなにがええかのう
そうか、6月6日はシンジきゅんの誕生日か…初めて知った。
おめ
やっぱ、おにゃの子らしい装いをプレゼントしたいですな
おめでとう、シンジきゅん
6月といえばジューンブライド
つまり花嫁姿のシンジきゅんが
シンジのウェディングドレス姿うpきぼん
女装祭りと聞いて飛んできますた
あれ、The Episodeって閉鎖した?
The Epistlesだった上にあまつさえ誤爆
マジごめん
着せ替えサイトの花嫁シンジきゅんマダー?
あんまり個人サイトは貼らない方がよろし。
うむ、そこの絵師さんはちゃんねらではなさそうなので
迷惑をかけないようにな。
>>518-
>>520 どっかで似た流れ見た気がする……
などとふと思ったが、可愛いので許す。
ジャーマンテクノとはまた古いなあ。
むしろシンジの声より、野太い胴間声のアスカに違和感がないことに突っ込んでやれよ。
ドイツ!ドイツ!ドイツ・ドイツ!ジャーマン!
あのケンスケは鬼気迫るものがあったな。
やっぱ、微熱氏のシンジきゅんはエロかわえくてよいね
続きや新作も期待して良いんだろーか
男が女になっちゃった的なアニメって
らんま以外になんかあったっけかな。
もしエヴァがサキエル編で400%で
サルベージしたら女の子になっちゃいました
見たいな超FF的アニメだったらどうするよ。
>>529 個人的には宇宙海賊ミトの大冒険を押したい。
>>529 女装させられたというのも含めるならOVA版エルハザードなんかも。
変態さらしあげ
変態と罵られて自分の意志とは裏腹におっきしてしまうシンジきゅんを
肴におっきする者どもの巣窟と知っての狼藉か
いや、逆に考えるんだ
534はシンジきゅんだと妄想するんだ。
Sのシンジきゅんとな?
我知らずおっきしていました
AのシンジきゅんはM
SのシンジきゅんもM
シンジが元から女の場合はおとなしい性格だけに髪の毛は長く伸ばしてそうだな
おとなしくても切る子は切るだろうに
俺の中でのシンジキュンはツンツン。
教室内でヒカリの心配をお節介に感じて
「私のことはもうほっといてよ!」
とか叫んで授業をボイコットするタイプ。
>>540 あの妙に昭和っぽい世界からして、おとなしい性格を端的に現すために
ロングだったり三つ編みだったりはするかもな。
短髪だと、どうしてもレイと被る。
そしてマユミとかぶったり。
最初はロングだけど、シンジきゅんと同じのベリーショートにするエピソードでも挟めばいい
ここでセミロングとか言ってみる
いや大人しい目のツインテールとか言ってみる
ツインはヒカリとかぶらないか
近ごろ女シンジきゅんが男装して生活するというシチュに萌えている
ポニー、もしくは後ろで纏め髪
>>548 先天性おなごで、男のふりをし続けてる?
>>550 それもいいし、後天性で性転換したシンジきゅんがバレないようにそのまま男のフリをし続けるってのもいい。
なにがなにやら
わけがわからず
白色のヘアバンドとかもいいなぁ
神様家族の愛みたいな、前髪短くて髪長いのがいい。
パッツン前髪は必須だよな
てかシンジの髪型まんまでも充分萌えるし
ボーイッシュな外見で中身は大人しい女の子
ギャップがかわええ
アスカは嫌いだが
壊れかけのアスカみたいな性格のシンジキュン
みたいなのが好きな奴はおらんかのー。
おっとりしてるだけのシンジキュンなんてシンジキュンじゃないやい。
>>557 おっとりしてるだけじゃなく結構ズバズバ言う感じ<シンジ
貞本版はかなりズバスバ言うな。そもそもおっとりしてないかも。
庵野版はおっとりしながらも、呆れたときや怒ったときはけっこう
親しい相手限定でズバズバ言ってた感じ。
ズンズンズビズビズビズバ
ageるね
鬱少女になるんだろうなぁ。
だがそこがよい
そのつもりで言ったのさ
そうかなぁ?女なんだから周りからも男のときほど追い込まれないだろうし
罪悪感に苛まれることも♂状態よりはないんじゃない?
違う違う。
鬱少女が好きって意味だ。
鬱イイ
てか鬱が無けりゃシンジじゃねえwww
女装したシンジが明るい性格に・・・シンディ?
いい貌してんな(w
ふたばの自作?
今度からマメにチェック入れとくかな。
誰かシンジが女だったらという設定のSSきぼんぬ。
勿論一話目からね。
女シンジ萌えが不足してるので明日時かけ見て脳内補完しようと思います
なるほど
どこに張られてたんだと見てみたらやおい板かよw
ふたばでおにゃの子シンジきゅんを広めようとして努力してるのいるみたいね。
俺は、くまの巣シンジきゅんとP氏のFFが貼られてるのを見たよ。
くまの巣のよさがぜんぜん理解できない俺
シンジきゅんに似てないあの絵が苦手
正直フタバちゃんはそんな好きじゃないけど、
くまの巣のシンジは好き
人によりけりだ。
俺は801シンジも好きだしパラレルキャラの女シンジも好きだしオリジナルのシンジも好きだし貞シンも好き。
これぞシンジ愛
変態晒しあげ
照れるなあそんな褒め言葉
壱中の制服じゃなくてセーラー服来た女シンジきゅんが以前絵板に
あがってたんだがあれ見て俺の中での女シンジきゅんのグラフィックが
固まったんだよなぁ。女シンジきゅんSS読むときは常にこの女シンジきゅんに
脳内変換。たしかこう、ベッドに肘をついて上目遣い気味にこっちを
見つめててね、胸の谷間が覗いててもうめちゃくちゃエロかったね!
・・・でもわけあって保存できなかったんだ誰か持ってないかorz
みんな
自分の
シンジキュンを
持っている
ゲ○戦記の出来がアレなせいで、時をかける少女の
評判が上がり、主人公である女シンジきゅんの魅力
が巷の人々に伝わることを期待。
>>586 そんなにいいの?なら俺も見てみたいなぁ…
テアトル新宿に展示されてる細田監督原画の真琴はどう見てもシンジきゅんでした
>>588 ゲド戦記のシナリオは確かに気に入らないが、
時をかける少女とは観客の層が異なるから
それは無理だろ。
ゲド千期見てないんだが
パヤオと似てるのは絵だけ?
ゲド戦記の試写を観た人の発言をみているとケチョンケチョンだよな。
エヴァの劇場版のときですらあそこまで言われてはいなかったのでは?
それはないんじゃないか
エヴァのときは基地外が暴れていたが
少なくともゲドにキチはいない
「ゲド戦記? え、あぁ〜、歌は良かったよ」
他に褒める所はなかったのかと
こんなところで言うのもなんだが、ハウルよりさらに内容を端折りすぎて
話の筋そのものがよくわからん。
「テナーって誰?アチュアンって何?そもそもなんでアレンはオヤジを頃したの?」
とそこらへんからしてわからないし。
スレチになってきたからやめようぜ。
600get age
601 :
586:2006/07/24(月) 22:18:37 ID:???
>>589 やばいくらいにいい。もうこれ恋だよ。
>>599 いや、ちゃんと色塗ってあった。普通の紺のセーラーだね。
・・・で今更なんだが
>>587のレスになんだか感動。
おまいらのシンジきゅんはどんな子か 訊 い て も い い で す か ?
アニメに出てたような男の子の格好も良く似合う、ちょっとボーイッシュな女の子ですな。
実は声がエロい。
うちの女シンジきゅんは、庵野シンジきゅんをそのまま女の子にしただけ
そうじゃないと意味がないので
漏れも。貞シンジのちょっと凛々しいorしっかりしてる(女の子としては)感じも捨てがたいが
自分としては庵シンジの「私には無理だよ!!」って言われた時に守ってやりたくなる感じが(も)大好き
シンジきゅんに時かけに出てきた制服を着て欲しい。
似合うだろうなあ
真琴は性格さえ変えれば女シンジきゅんでもいけるな
てか、真琴をちょっと弄ったらまんまシンジだからなww
そんなコラを前に見た
あれは女子高生シンジきゅんです
時かけを語りたいのかしらんがお前らスレ違いだよー
完全に女の子してるキャラにシンジをあんま投影できん
>>610 つまり
「僕、男の子なのに…」
なシンジがいいということですか?
ツンツンして
鬱なのが好き
自分を男だと思ってる女シンジはちょっとなぁ…。
ボーイッシュでしょっちゅう男に間違われる女シンジきゅんがいい。
転校初日制服まだできてないので、適当な私服で行くシンジきゅん。
そして男だと思われてトウジに殴られる。
もう面倒臭いので、特に否定もしないシンジ。
後日仲直りするが、トウジはまだシンジを男だと思ってる。
体育の時間にシンジがスク水着て水泳の授業受けてるの見て、やっと気付くトウジ。
みたいな、男の子っぽい女シンジはダメか?
おぉっ、俺の壺にハマる展開だ!
誰か書いてくれ。
それは良い
書いていいんだったら明日あたりに書く。今日はもう寝るから。
他に職人さんいるんだったらぜひ書いてくれ。
確かにそれはいいなぁ
まぁトウジとはくっついて欲しくはないけど…
まぁ、最終的にはくっつかないだろ。
握り潰されて死ぬし。
初恋の人を握り殺すシンジきゅん。
>>6172、3歩ぐらい譲ってカヲルには恋心を抱いても
トウジは無いとは言い切ったりはしないが可能性は低いんジャマイカ?
まぁ、無難なというか消去法でいけばあとは男シンジになんのかなぁ?……
でも話の質とかは置いといてそういうのに抵抗ある人もいるかもしんないし
女シンジの相手が誰かっていうのはちょっとめんどいよな…
「あのう…ミサトさん。失礼ですけど…これは?」
目の前にある明日から通う学校に着ていくはずの制服。それは、どうみても学生服だった。
「ごっめーん。私ね勘違いしてたのよ!シンちゃん名前もシンジって男の子みたいだし!あの、もうちょっとしたらちゃんとした制服届くと思うから!」
ミサトさんは手を合わせて誤っている。別に怒りは起きない。
「女の子みたいで可愛い男の子だなって思ったら本当に女の子なんだもの。…あ……ねえ…怒った?」
「…いいえ」
慣れているから。
ああ、今日から学校へ通うんだっけ。制服は着られないから…。黒のパンツと白のシャツ。中には、このTシャツでいいか。
あまり選択の余地のない着替えの中から適当に選ぶ。「じゃあ、いってきます」
「いってらっしゃーい。…ねえ本当にその服で行くの?」
「だって、学生服着ていくわけにいかないじゃないですか。私、一応女ですし」「だって、そんなに変わらないわよ?せめてスカート履いたら?」
「持ってませんから…」
「もう、シンちゃんちゃんとした服着たら凄く可愛いのに勿体ない!」
嘆くミサトさんを尻目に登校する。可愛いなら何故学生服を用意したのだろう…。
「碇シンジです。」
新しい学校は特に楽しいわけでもつまらないわけでもない。普通だ。そう思っていると一通のメールが届いた。
碇さんって男?女?とりあえず、真実を送る。
続いてもう一通。君があのロボットのパイロットというのは本当?
…少し考えて本当のことを伝えた。…大騒ぎだ…。
「えらそうな事言うて、何もわかってないんかい!パーちゃうか!」
クラスメイトに質問責めにあっていると、大きな声が聞こえた。
見るとジャージを着た体格のいい少年が腕組みをして立っていた。
「鈴原!あなた勝手に二週間もお休みして!」
「じゃかあしい!黙っとれ!」
そういうと、クラスメイトを押し退けて私の前までやってきた。
「転校生!ちょっと顔かせや!」
>>613のネタでちょっと書いてみた。
自分は女シンジはトウジとくっつく話は好きだが、苦手な人もいるみたいなので、書かない方がいいかな。
つぅか、恋愛描写はもともと全くない話になるんだけど。
あまり女の子っぽくないシンジきゅんですまん。不評だったらやめるから。
題名を入れといてくれればおk
書きたいシンジきゅんを書くのが一番だよ
乙彼!漏れもトウジはちょっと苦手だけどそこは書き手である君が決めることだし
内容が良ければみんなもそれなりに評価してくれると思われwwww
「ええか、転校生。ワシの妹はなぁ今怪我して入院してんねん。おとんもおじいも研究所勤めで面倒みる奴はワシしかおらん」
ジャージの少年は、眼鏡をかけたそばかすの男子を連れて、私を体育館裏に連れてきた。
「まぁ、ワシの事はどうでもええ。せやけど妹は可愛そうやろ。せっかくべっぴんやのに」
彼は彼の家族について語る。それと私となんの関係があるのだろう。ぼんやり聞いていると、声を低くして彼が問い掛けた。
「どうしてやと思う?」
「え?」
「お前や!お前がめちゃくちゃな操縦したせいで瓦礫の下敷きになってもうたんや!!」
あぁ…そういうことか…。
「あ、その…ごめんなさい」
「ごめんですむか!!ボケェ!!」
殴りかからん勢いで、彼はがなりたてる。気持ちはわかるけど、私だって乗りたくて乗ってるわけじゃないのに…。
「妹さんのことは、悪かったよ。…でもだからって、どうして欲しいの?手を付いて謝ればいい?」
幾分冷ややかな声で言う。もう、面倒臭い。そう思ってると激しく頬を打たれた。
「ちょっ!トウジやめろよ!?お前わかってんのか?コイツは…」
眼鏡の男の子が彼を止める。その仕草すら、何も感情を呼び起こさない。
「ねぇ、そんなにカッカして疲れない?」
思った通りの事を口にした。彼は再び怒って殴りかかろうとしたけれど、心配して見にきたクラスの女子が来たのでそこでお開きとなった。
「シンちゃん、ココ赤くなってるわよ?どうしたの?」
「あ…その…転んだんです」
「…本当?ダメよぉ。女の子が顔に傷作っちゃ」
今日はエヴァの戦闘訓練らしい。…またアレに乗るのか。小さくため息を付いているとミサトさんがまた申し訳なさそうに口を開いた。
「あのぉ…シンちゃん、また謝らなきゃいけないんだけどね?」
「…はい?」
「いや、あの、シンちゃんの事男の子かと思っていたから…ちょっちねー」
「何ですか?」
「今日の訓練だけど、ごめん!コレ着てくれない?」
「……コレって?」
白い防護服のようなもの。これは…あの青い髪の少女が着ていたプラグスーツだ。
「ごめん!男の子だと思ってスーツも男の子用作ってたのよ!だからレイの予備、着てくれる?」
「はぁ…」
「あの…」
「あ、シンちゃん!どう?着心地は?」
「胸が…なんか凄く余っているんですけど…」
何故に空気を抜いて圧縮するはずのこのスーツの一部分がこんなにもぶかぶかになるのだろう?結局、訓練は元から作ってあった男物のプラグスーツを着て行った。
今日一日で色々あった。父さんは、私のことを自分の子供ということ以外、何も伝えていないらしい。胸がちりちり痛むような気がしたが気付かないふりをする。
そういえば、彼は私の事を男の子だと思って殴ったのかな?ふと考える。でも、女の子だからって遠慮されるよりはよかった。と、いうよりはもうどうでも良かった。
殴られた頬が痛い。でもそれ以上の感情はない。殴られた事に対する怒りも、彼の妹を傷つけたことに対する罪悪感も。
乗りたくないけど私が乗らなきゃ皆死んでいたんだ。
これ以上考えたって仕方ない。そうだ…考えても仕方のないことを考えて、何になる?
私はそれ以上考えるのをやめた。
乙華林
いいじゃん
なんかトウジとシンジって青春だよー
しかも好きになった時にトウジを殺してしまう展開なんかになったら…
うわ〜鬱
629 :
621:2006/07/26(水) 03:43:47 ID:???
とりあえず、苦手な人もいると思うのでトウジと女の子シンジはくっつくかは保留で当分は、
友情中心にしようかと。あってもラブラブはナシでぼかしてほんのり匂わす感じに。
つぅか、アスカ登場くらいまでしか考えてないので、とりあえずそこまで書きます。
青臭くならない程度にハアハアな展開きぼん
トウジと女の子シンジきゅんで友情以上恋愛未満の話なら読んでみたいな。
エッチは無しの方向で。
と書いたけど、もし62が恋愛ものにしたいならそれでもいいよ。
注意書きとコテをつけてくれれば嫌な人は回避するだろうし
書きたいものを書いてください。
同意
作者が注意書きとコテハンを付ければ無問題
分かった、トウジが嫌いな俺はするーしておくお…↓
うん、好みは色々だからね
作者さんの好きなように書いてください
前スレみたいな鬱展開はもうヤダお(´・ω:;.:...
それは確かに…いやだなぁ
ラブエロトウジ×女シンジを読みたいなら妊娠スレがおすすめw
アドバイスしてくれた人、読んでくれてる人アリガトン。
思いつくまま投下したので改行や文がとんでもないことになっていてすまん。
アホギャグを書きたかったはずが、おかしいな?どんどんシリアスにwwwww
トウジと女シンジの友情以上恋人未満な友達物で行きたい。
エロも萌えも恋愛フラグもありませんが、とりあえず投下。
「目標を光学で捕捉!領海内に侵入しました」
「総員第一種戦闘用意!」
『シンちゃん!用意はいい?』
ミサトさんの声が聞こえる。
『シンちゃん?聞こえてるの?』
「…………そんな大きな声出さなくても、ちゃんと聞いてますよ」
返事をするのも煩わしく、黙っていると何度も問い掛けられたので、
ようやく口を開く。…喉が痛い。
私、まだこれに乗ってる。…父さんも今日はいないのに。どうして?
止めたはずの思考が再び動きだそうとするのを唾液を飲み込むことで、打ち切った。
あぁ、喉が痛い。
「あーぁ、またコレだ」
大勢の人々が密集するシェルターでケンスケはため息とともに落胆の声を上げた。
「まぁた、文字ばっかし。俺たち一般人には大事な事は何も教えちゃくれないんだ。チェッ」
「お前…ホンマにこういうん好きやなぁ…」
必要最低限の義務的な説明が映し出され、単調な音楽が流れる画面と目の前の少年とをトウジは交互に見返した。
「くぅー!こんなビッグイベントこの先二度とないかもしれないのにぃ!」
「…なぁ、今回もアイツがあのロボット動かすんか?」
「だろうね。つぅか、ダメじゃん。幾らムカついたからって大事なパイロット殴るなんて」
妹が傷つけられたのはわかるが、自分たちを救ってくれたのはあの転校生なのだ。
特に話も聞かずいきなり殴ったのはどうかと思う。……「彼女」の性別も含めて。
やんわりと咎めると、トウジはますます面白くない顔をした。
「せやけど、アイツにまかせて大丈夫なんか?あんな細っこくて女みたいな顔した奴に」
「…女みたい、ねぇ。まぁ、体格は関係ないんじゃないか?それよりもさ、外出ないか?」
この単純な親友は、まだ理解してないらしかった。
まぁ、だから殴ったというのもあるのだろうが。
説明するのも面倒なので、早々と本題を吹っかける。
「はぁ!!アホ!外出たら死んでまうで!」
「わかってるよ!でもここにいたってそれは変わらないさ」
がなりたてるトウジにケンスケはとくとくと話した。
「お前の気持ちはどうあれ、俺たちを救ったのはあの転校生なんだぜ?
さっきもいったけど、理由も聞かないでいきなり殴ってさ。
トウジはアイツの戦いを見届ける義務と借りって奴があるんじゃないのか?」
「………わかったわ。委員長、ワシら二人トイレや!」
「もぉ、さっさと済ましておきなさいよね」
キビキビと注意する彼女の声を耳にしながら、二人はシェルターを抜け出した。
なら見たい奴はそっちのスレに住めばいいじゃん
その方が住人との連帯感もあるじゃん
頭を激しく打ち付けたようだ。衝撃でくらくらする。
あれから、第四の使徒が到来。私が乗るエヴァ初号機の出動命令が出た。
結果は、はっきり言って押されている。訓練と実戦では意味は全く違うみたいだ。
緊迫な状況のはずなのに、冷静にそんな事を考えていると、
エヴァの指の間に小さく動くものを見つけた。
「……ッ!」
人。あのときのクラスメイト達だ!どうしてここに!?
ヒュンッ
敵の鞭のようなものが激しいスピードで襲う。
咄嗟にそれを掴むも、焼けるような痛みに顔をしかめる。ミサトさんが叫んでいる。
だからって、下手に動いてこの二人を踏み潰しでもしたら…。
「そこの二人!早く乗って!」
仕方ない。そこにいるよりは確実に安全だ。
ミサトさんの命令も聞かずに勝手に判断する。
「しょうがないわね。シンちゃん、回収ルートを用意したから早く後退して!」
「おい、転校生!何や後退しろ言うてるで」
「早く!早く!」
後退?何故?私はまだ何もしていない。
もういい。もうどうでもいい。あとで十分怒られればいい。
「……イヤ」
「はぁ!?」
「後退…しない」
「「えぇええぇええ!?」」
「してやらない!」
してやるもんか。
痛む喉にまた唾液を飲み込んだ。
「うわぁああぁあああ!!」
叫び声を上げて、敵に突進する。
「シンちゃん!命令を聞きなさい!退却よ!!」
ミサトさんが緊迫した怒鳴り声を上げている。
うるさい。うるさい。
「くっそぉおおおぉおおぉ!!」
こんな状況なのに、頭の中は驚くほど冷めている。敵のコアと呼ばれるものにナイフを突き立てる。
と同時に鞭のようなものがエヴァを貫通し、今まで経験したことのない激しい痛みが私を襲う。
痛い。
でも痛みなんて問題じゃない。
我慢できないのは、耐え切れないのはミサトさんのあの声だ。
うるさい。
うるさい。
うるさい。
うるさい。
うるさい。
「あぁあぁあああああぁああ!」
「活動限界まで、あと10秒!9、8、7!」
「エヴァ初号機活動停止!目標は、完全に沈黙しました!」
おちゅ
あぁ、喉が痛い。息が苦しい。鼓動が納まらない。
「おい、碇。大丈夫か?」
彼らが声をかけてくる。
「大丈夫…大丈夫だよ…」
何が大丈夫なのか私にもわからない。
いったい私はなんのために、誰のためにエヴァに乗ってるの?
ここに来て初めて喉の痛みの真実に気付く。
…私、泣きたかったんだ。鼻がツンとする。喉の奥がひりひり痛む。
あぁ、泣くなんてしばらくしてなかったから、忘れていたんだ。
父さんに捨てられたあの日から、涙を流したことなんてなかった。
でも、涙は零れなかった。ずっと泣くのを我慢していたから、
泣きたいときに泣けない。
「碇…」
「大丈夫…」
真っ暗なエントリープラグの中で、自分に言い聞かせるように言葉を零した。
泣けない涙の代わりのように。
乙!
GJ!
良い
男前なシンジきゅんだ!!
俺の中では男前なシンジきゅんがデフォだ!
脆くて健気でかわいくて淫乱っていうのは腐女子思考なのかな
思いっきり男だけど。
カヲシン小説見てるとそう感じる。
特に聞きたいわけでもないけれど、ウォークマンのスィッチを入れる。
いつもの音楽。退屈な音楽。それでも、これを聞いているときは、
流れる音楽と同じ速度で時間が流れるから。
行くあてもなく歩く。どこへ行こうという気はない。
そもそも何故あそこから出てきてしまったのかもわからない。
胸がもやもやする。ミサトさんの部屋で、私の監督日誌を見てしまったあの日から。
必要とされてると思った。同情だろうと思ったけれど、それすら違っていた。
『転んだの?…本当?だめよぉ。女の子が顔に傷を作っちゃ』
ミサトさんはそんなことを言っていた。でも、本当は全部知っていたんだ。
昔作文で書いたことがある。私は将来なにになるとか考えてないし、
ずっとこのままだと思う。だからいつ死んでしまったって別に構わない。
そんなことを書いたら案の定先生から怒られた。
お前を心配してくれる周りの皆がいるんだぞ、と。
そんな人、どこにいるんだろう?
父さんもミサトさんも、 確かに私を心配して必要としてはくれているのだろう。
でも、それはパイロットとしての私であって、「私」じゃない。
やばい…長くなりそう…。
現に彼女は言っていた。
「貴方に勝手に死なれたら困るのよ」
困る…。悲しむではなくて。
そんなことをつらつら考えていると、郊外に来てしまったらしい。
一面草野原だ。そこに、小さく何かを見つけた。テントだ。
「何だこれ?何でこんなところに…」
飯盒からご飯の炊ける匂いがする。そういえば、朝から何も食べてない…。
こんなときでもお腹は空くんだな…。飯盒を物欲しげに見ながら思う。
「動くな!」
「きゃあぁあ!」
ガチャッと銃のようなものが背中に押し当てられる。人がいたんだ!
「す、すみません!私…」
「ははっ、やっぱり碇か」
振り向くと、そこには見たことのあるそばかすで眼鏡をかけた男の子が笑っていた。
「飯、食うか?」
「あ、う、うん」
お腹が空いていたので、正直ご飯は嬉しかった。
「相田…くんは…ここで何してるの?」
「ケンスケでいいよ。そうだな、戦争ごっこかな」
「……ふーん」
男の子ってわからない。
「でもここだと蝉が煩くてさ。まぁ、昔よりはマシになったけど」
「生態系が戻ってきてるって、ミサトさんが言ってた…」
セカンドインパクトのあとに、すべての生態系が崩れたと、授業で習った。
あれがなければ、母さんは生きていただろうか、父さんも私のそばにいてくれただろうか。
「いいよなぁ。あんな綺麗な上司がいて、あんな格好いいロボットに乗れて」
「え?」
「俺もあんなのに乗りたいなあ。あ、明日学校来るだろ?トウジの奴心配してたぜ」
「トウジ……?…あぁ……でも、なんで?」
私を殴った少年。私が肉親を傷つけた少年。何故彼が?
「反省してんだよ。奴なりに」
ケンスケは食後のコーヒーを私に渡しながらそんな事を言った。
「そうなんだ…」
傷つけた人間を心配できる、エヴァに乗ることに純粋に憧れる、
そんな風になれたら、私もそんな風に思えたら良かったのに。
私が男の子だったら、そんな風に思えただろうか。
私が男の子だったら、父さんは私を捨てなかっただろうか?
私が男の子だったら、父さんに捨てられても泣かなかっただろうか?
私が男の子だったら、ちゃんとエヴァに乗っただろうか?
私が男の子だったら…こんな自分でもわからないことで、
ウジウジ悩まずに済んだだろうか。
また、考えても仕方のない事を考える。
それでも、一人でいたときよりは、楽になったような気がした。
「私も…男の子に生まれたかったな…」
思った言葉をつい口にする。
「今も十分男に見えるけど、最初わかんなかったし」
「ひどいな…」
「あ、殴られた所大丈夫か?ごめんな、普段は女殴るような奴じゃないんだ。
妹の事もあるけど、アイツ、お前のこと…」
「碇シンジさんだね」
突然あたりが明るくなったと思ったら、幾つかの軍事ヘリが上空を飛びかい、
私達の前に軍服を来た人たちが大勢立っていた。
「な、何だよあんたたち」
ケンスケが私の前に立ちはだかってくれた。
「ネルフ保安諜報部のものだ。君を本部まで連行する。」
結局、私は連れ戻された。なんで私ここにいるんだろう?
薄暗い部屋で考える。ミサトさんは怒ってるかな?怒られるだろうな。
「一つだけ聞くわ…あなたはこれから先、エヴァのパイロットとして
やっていく気があるの?それともないの?」
ミサトさんは怒らなかった。淡々とした口調で問いかける。
私は…。
ただ思ったことを口に出した。
別に乗りたくて乗ってるわけじゃないこと。
それでもしょうがないこと。
パイロットは私しかいないこと。
いくらなんでも、綾波…そういったっけ。
彼女一人に押し付けるわけにはいかないこと。
思ったことのはずなのに、口に出した言葉はやたらと嘘臭く
どれも違っているように感じた。
今度こそ怒られるかな?そう思ってると予想も付かない言葉を吐かれた。
「あなたが乗りたくないなら、それでいいの」
私は…。
「あなたみたいに中途半端な気持で乗られるのは、こっちも迷惑なのよ」
私は…。
「ごめんなさい。今まで無理言って悪かったわね…」
私は…。
違う、そんな言葉がほしかったんじゃない。
私は本当はこんなこと言いたいんじゃない。
でも、舌が張りついたように、言葉が出ない。
出たところで、伝えたい言葉はでることはないだろうけど。
それでも。言葉は結局出なかった。
目の前で扉が閉じるのを、何もできずに見ていた
「何やてぇ!?ほなお前碇が連れてかれるのを黙ってみてただけ
っちゅうんか!?それでもマタンキついとんのかい!」
「無茶言うなよ。相手はネルフの保安諜報部。こっちはただの中学生。
俺に何が出来たっていうんだよ。マタンキは関係ないの。
どっちにしろ泊めるわけにはいかなかったし」
「なんでやねん」
「何でって…」
いくら見た目は少年のような、とは言え中身は少女なのだ。
それに見た目は決して劣るというわけではない。
ちゃんとした格好をすれば、かなりいけるのではないだろうか?
…今疎開始まっていてめぼしい女子も少ないから、写真…売れるかなぁ?
そんなことを考える。とにかくマタンキが付いてるからこそまさか、
一つ屋根の下に眠るわけにはいかないのであった。
「まぁ、それは置いといて。どうしようもなかったんだよ」
あぁ、そういえばコイツ学校休んでたから、エヴァのパイロットだって騒いでた前に、
碇が女だって騒いでたのは知らないんだっけ。いまさらの様に思い出す。
「…そうか」
「わかった?」
大人しく席に付いたトウジは、しばらく考え事をしていた。
コイツにしては珍しい…と思っていると突然勢い良く席を立った。
「うわっ!びっくりした!」
「…ケンスケ、行くで」
「へ?どこへ?」
駅のホームに立つ。数日前と同じように。私、何でここにいるんだろう。
あのときも思った。ここに初めてきたときも。
思考を止めようとする。
考えても仕方のないことを考えて、なんになる?
そうだ…ずっと自分に言い聞かせてきた。
ずっとそうしてきた。それなのに、止まらない。
電車がホームに来る。ドアが開く。
「さあ、早く乗りなさい」
開いたドアがそこだけぽっかりと穿たれた穴に見える。
ここに堕ちていけば、またあの単調な生活に戻る。
ここには二度と帰らない。帰れない。
…それでいいの?
思考が止まらない。
あぁ、あぁ、私は。
私は本当は…。
「手を煩わせるな」
肩を押されて、電車に乗り込もうとした。
「シンちゃん!」
誰かが私を呼んでいる。声のする方に振り替えると、ミサトさんがいた。
鼻がツンと痛む。喉の奥がひりひりする。あのときと同じだ。
私はずっと、辛い事や悲しい事があっても泣くのを我慢してきた。
いや、違う。辛い事や悲しい事は、見ないようにしてきた。わからないふりをしてきた。
父さんに捨てられたあの日以上に悲しいことなんてなかったから。
あのときから泣いていない。エヴァの中でも泣かなかった。泣けなかった。
それなのに、ひりつく喉から小さな嗚咽と、瞳から涙が零れた。
「ミサトさん…私は…」
ずっと願っていた。
手を伸ばせばすぐそこに誰かがいる生活を。
私を必要としてくれる人を。
少しずつでもいいから歩み寄ってくれる人を。
「いいのよ、シンちゃん…」
言わなくてもミサトさんはわかっているだろう。
でも言わなきゃ。今度こそ、ちゃんと。
「私は…前のところには…帰りたくありません…ッ」
抱き締めてくれたミサトさんの体は、柔らかく、暖かかった。
「シンちゃん、ほらほら」
「え…?………あ…」
ミサトさんが指を刺す方向に目を向ける。
そこには、あの二人が立っていた。
「あの子達ね、シンちゃんのこと心配してわざわざ家に来てくれたのよ」
そう、彼らがいなかったらきっとあなたの気持ちを理解することなんてできなかった。
ケンスケの方はにこやかに笑っていたが、ジャージの彼は複雑そうな顔をしていた。
「君たち…どうして?」
「……う」
「そうだよ。そもそも何で授業さぼってまで碇のとこきたんだ?」
ますます複雑そうな顔をした彼は、意を決したように話しはじめた。
「ええーい!やかましい!…碇、ワシを殴れ!」
「……は?」
なんで?
「お前のことなんも知らんのに殴ってもうたしな。借りがあんのは気持悪いねん」
「…はぁ」
そういうもんなのだろうか?男の子ってわからない…。
「本当にいいの?」
「せや!ほれ早よせえや」
殴られた経験はあれど、人を殴った経験はない。痛いだろう。
その前に自分の手もいたそうだ。彼は…なんていうか、固そうだ。
「じゃあ、ちょっとだけ…」
「おう!」
そういえば彼には拳で殴られたっけ…?男だったら拳で返すのが礼儀?
でも私男の子じゃないし…。もういいや。これで。
ピシッ
「あいた!!ってお前それ、でこピンやないか!」
「だってグーで殴ったら痛いじゃないか」
「痛くてええねん!」
「嫌だよ。こっちの手が痛いから」
「お・ま・え・はぁ〜!!」
本当のことを口にしたら、ますます怒り始めた。
「ええねん!いいから殴れ!命まで助けてもろたのに借りっぱなしやなんて
嫌なんじゃ!お前も男やったらわかるやろ!?」
…私は男じゃない。っていうか、この人根本的に勘違いしている。
男の子に間違えられるのはしょっちゅうだけど、ここまで気付かない人は始めてだ。
ケンスケがトウジの後ろで苦笑いしている。
『まあ、そういうことだから早くやっちゃって』
目で訴えている。…そういうこと。
何かもう説明するのも面倒を通り越して面白くなってきた…。
「やっぱやめた」
「なんでやぁ!?」
「いいよ、別に。ケンカ嫌いだし」
「お前は良くてもワシが嫌なんや!」
「君には借りを貸したままにしとくよ」
我ながら子憎たらしい顔ができたと思う。でもいくらなんでもここまで勘違いされては
「女」としてのプライドもある。
「その方が面白いから」
「…………お前という奴はホンマに根性ババ色やのう!!」
その日、私は久しぶりに泣いて、そして笑った。
「シンちゃんの笑った顔って始めて見たわ。友達もできて良かったわね」
「ともだち…」
そういえば、随分と笑っていなかった。作り笑いや、テレビを見て笑ったりすることは
あるけれど、心からあんなに大声上げて笑ったのは本当に久しぶりだった。
友達か…。その言葉を使うのも使われるのも久しぶりだった。
二度と戻れないだろうと思っていたネルフ本部の廊下を歩く。
その向こうに人影があるのに気付く。
「やめたんじゃ…なかったのね…」
あの時の青い髪の少女、綾波レイが立っていた。
怪我は完治したのか、包帯はもうない。中学の制服を着て、戻ってきた私を無表情に見つめる。
「う、うん。結局戻ってきたんだ」
「そう…私でも初号機動かせるのに…」
彼女はそれだけ言うとと私の前を通り過ぎていった。
「私…嫌われているんでしょうか?」
「そうじゃないわ。誰でにもああなのよ。レイは」
「シンちゃーん、またその格好で行くの?」
ミサトさんが寝ぼけ眼で言う。
「だって…制服はまだ届いていませんし、お、おかしいですか?」
「おかしいっていうか…それじゃ学生服とたいして変わらないのよね」
黒のパンツ、白のYシャツ、インナーにはオレンジのTシャツを着ている。
この二週間、ほぼ変わらない。スカートは…あの頃の服は全部先生の家に置いて来た。
「そんなシンちゃんに〜!!ハイ!」
一枚の紙切れ。なんだコレ?よく見ると宅配便の不在通知だった。
「制服、やっと届いたのよ!ここ数日うちにいなかったでしょ?私も仕事だったし。
不在通知で入ってたから帰りに取ってらっしゃい。うふふふ、いいことあるわよん!」
「はあ…じゃあ、行ってきます」
すげー
神だ
何がすごいって、原作をうまくアレンジして、過不足ない文章にしているのがすごいと思う。
キター
続きを真剣に気体
読んでくれてる方々ありがとう。これからトウジと女シンジの友情パートの
オリジナル展開にちょっと入ります。苦手な方は回れ右の準備を…。
このままトン切ってアスカ登場させようと思ったけど、激しくラミエル戦が
書きたいんですが…。でもそれやるともともと長い話が物凄く長くなるんですが。
書いてもいいでしょうか?
とりあえず投下。
『いいことあるわよん』
…いいこと?いいことってなんだろう?制服が届くこと?
でも、私服から、制服になって先生や周りの生徒達から
転校生扱いがなくなるって点では良かったとは思うけど、
別に特別嬉しいことではないな。
そもそも私、スカートって苦手なんだよな…。
ヒラヒラしていて、何か落ち着かない。男子はいいなぁ。
女子にもあんな風にパンツルックの制服があればいいのに。
「おう、シンジおはようさん」
「おはよう、今日は早いんだな」
そんなとりとめないことを考えてると、一人はラフな夏服の学生服,
もう一人はジャージに身を包んだ少年二人に声を掛けられた。
「あ、お、おはよう…トウジ、ケンスケ」
まだ慣れない挨拶と名前を呼ぶ。
最近朝はいつも一緒だ。帰りは私がネルフ本部へ行くことが多いから、
中々一緒には帰れないけど。今まで友達なんて呼べる存在なんて、
記憶する限りではほとんどない。だから、単純に嬉しい。
でも、慣れてないからぎこちなくなってしまう。
「なんや、いっつも言うとるやろ。そない反応すんなや」
「ご、ごめん」
「まぁ、ええわ。こんな所で立ち話しとったら遅刻してまう。行くで」
そんな私を気にすることもなく、二人は話かけてくれる。
あぁ、なんだろう?この気持ち。
「今日は暑いなー。女子はいいよな。今週は体育水泳だから」
「そうだね。じゃあ、男子は先週水泳だったの?」
「お前は学校休んどったからな。ひょっとして体育は初めてちゃうか。
今日は暑くなるで。女子はええなぁ。あのスカートっちうんはなんや涼しそうで」
「でもヒラヒラして落ち着かないよ」
ついさっき考えていたことを口に出す。あぁ、そうだ。スカートといえば…。
「そういえば、今日制服届いたんだ」
「へぇ、良かったな。これでお前も正式にうちのガッコの生徒やな!」
「え?そうなのか」
何故かケンスケは身を乗り出してきた。
…なんだろう?いつも持っているカメラを片手にキラキラした瞳で話し掛けてきた。
「ってことは…その私服姿も見納めだな!?よし、記念に一枚。シャッターチャーンス!」
「や、やめてよっ!そしてそれ、一枚じゃないだろ!」
パシャパシャとシャッター音を立てながら私を撮り始める。
私なんか撮って何かいいことがあるのかと聞いたことがあるが
ケンスケ曰く、今後の需要を見越して…らしい。
なんのことかよくわからないが。
フラッシュが眩しくて、写真を撮られるのが恥ずかしくて、走った。
笑いながら。
あぁ、そうだ。この気持ち。
楽しいんだ。
…友達がいるのはいいことだな。
「なんやねん?制服届いたっちぅても、シンジの格好学生服とほとんど変わらんやんけ」
…ジャージの少年は世界には様々な真実が存在することをまだ知らなかった。
暑い。くそ暑い。しかもこれから持久走だ。
まぁ、自分ははっきり言ってスポーツは苦手だ。
球技などをするよりは良いかもしれない。ただ走るだけだから。
しかし、この炎天下。加えてこれが午後の最後の授業。
…嫌がらせか何かの試練としか思えない。太陽光が固く尖った黒髪を焼く。
真夏日の午後の真っ只中、鈴原少年はそんなことを考えていた。
「あっついわー。最低最悪や」
「言うなよ…よけい暑くなる。俺もわかってて言わないんだから」
相方の少年、相田ケンスケはぐったりしながら愚痴を零す。
遠くで女子の笑い声が聞こえる。あぁ、女子は水泳か…。
ええなあ。何や楽しそうやし…。
……ムカつくわ。
先週は自分達がその立場だったことは脇に置く。
「なぁ、そう思わへんか?………ってアレ?」
「どうしたの?」
もう一人の相方、短く切り揃えたすっきりした髪の細身の少年がいない。
「そういやシンジはどないした?何や着替えのときもおらんかったし。サボりか?」
「お前さ……いや、もういいよ。自分で見たほうがいいな」
「はぁ?」
「シンジね、いるよ。ほらあそこ」
そう言ってケンスケは、女子がいるプールの方を指差した。
何や、蛋白そうな顔してやるやんか。まぁ、こんな暑い日や。
目の保養でもせんとやってられへんよな…。
そんな不埒な考え事をしながら、
指の先に目を向け、………固まった。
「キャー!碇さん腰ほっそーい!羨ましー」
「ヤダー、足も細くて綺麗!!いいなぁ、アタシなんて見てよぉ」
「ねえねえ、何でそんなにスレンダーなの?
なんか秘訣でもあるの?お腹もすっきりしてるしー」
「あ、え、その…何もしてないよ…」
いた。確かにいた。見知ったあの少年だ。
自分が殴った、今日朝一緒に登校した少年だ。
しかし、その少年は……スクール水着を着ていた。
いささか痩せ気味だが、ちゃんと丸みを帯びた体。
スラッと伸びた細く長い手足。
そして僅かに膨らんだ……胸。
「おーい、トウジ?トウジ?」
相方の声が遠くに聞こえる。
鈴原トウジの中で何かが壊れる音がしたが、
視線はその「少女」から離れることはなかった。
クラスの女子達からまたしても質問責めにあった。
何故か今度は私自身についてらしかった。
…どこがいいんだろう?こんな凹凸のないマッチ棒みたいな身体。
何とかその輪の中から逃げ出して、そんなことを思う。
構われている私を見て、他の女子も笑っていた。
…彼女を除いて。マルドゥック機関から選ばれた最初の被験者。
エヴァンゲリオン零号機専属パイロット、ファーストチルドレン綾波レイ。
過去の経歴は白紙。全て末梢済み。私はその青い髪の少女のことをそれしか知らない。
父さんは、あの子の事を知っているのだろうか?
あの子は父さんの事を知っているのだろうか?
私が知らない父さんの事を…。
ぼんやり綾波を見つめながらそんなことを考えてると甲高い声が鳴り響いた。
「ヤダ!見てよ!鈴原こっちみてる!」
「ちょっとー!鈴原ぁ!何見てんのよ!誰見てんのよ!やらしいわね!」
あ、トウジだ。なんか呆然と突ッ立っている。
彼女たちがトウジの視線の先を見る。………私?
「ヤダ!アンタ何碇さん見てるのよ!」
「碇さんの胸ー!」
「碇さんのふとももー!」
「碇さんのふ・く・ら・は・ぎぃ〜!」
彼女達は何やら囃したてている。
トウジはやっと気付いたらしく、真っ赤になって怒っていた。
「あ、アホ!そんなもん誰もみてへんわ!ボケェ!」
暑いのに元気だなぁ…。
「もう!嫌ね、鈴原って!」
隣にいた委員長が話し掛けてきた。
ふと彼女を見る。女の子らしい身体。胸も大きいし、足だって綺麗だし。
性格だって優しくて、いい子だ。その点…私は…。
自分の身体を改めて眺める。細いだけで何の面白みもない。
足だってカトンボみたいだし、胸だってぺっちゃんこだ。
だから男の子によく間違われるんだ。
きっと、男の子はこんなの身体見たって少しも面白くないだろう。
だから思ったことをそのまま言った。
「私なんか見てもちっとも面白くないよ。
トウジはきっと委員長を見てたんじゃないかな。女の子らしくて可愛いし」
「鈴原が?や、やだ!何を言うのよ。そんな訳ないじゃない」
何故か委員長の頬は真っ赤に染まってしまった。
どうしてだろう。風邪かな?
何人かの女子がトウジをからかって笑っている。
それを見てみんなも笑っている。
でも、彼女は、綾波は一度も笑わなかった。
綾波は笑わない。笑ってるところをみたことがない。
まさかアイツ、ロボットか何かじゃ…まさかな。子供みたいな考えをした自分に苦笑いする。
それでも、彼女は私より父さんを知っているのだ。
父さんは、私より彼女が大事なのだ。それだけは紛れもない真実だった。
胸がちりちり痛んだ。…でも、ちりちりするのは胸だけじゃない。
父さんと綾波のことを考えてたせいでもない。
視線を感じる。
さっきから。正確には午後の最後の水泳の授業が終わってから。
もう帰りのホームルームは終わった。あとは帰るだけだ。教科書をカバンに入れる。
…まだ視線を感じる。ちりちりするのはこのせいだ。
あまりに見られていて、うなじのあたりがちりちりするのだ。
なんなんだよ…。
我慢が出来なくて、振り替えり、視線の先の主を見据える。
「トウジ。何なんだよ、何か用なの?」
トウジはごもごもと口の中で何か言おうとしてる。
いつもはパキパキとまくしたてるように話すのに。
おかしい…どうしたんだコイツ?
「……トウジ?」
「…シンジ、ワシを殴れ」
「…………はぁぁあ!?」
「ええから殴れ。今すぐ殴れ!ほれ、はよう!」
何を言ってるのかわからない。本当にどうしたんだ?
「理由もないのに殴れるわけないよ。何なんだよ?」
「せやったら話すから、つぅか説明せい。こっち来いや」
そう言って、私の腕を掴んでどこかへ行こうとする。強く掴まれているので、腕が少し痛い。
「何なんだよ!?トウジ!トウジ!?」
「ワシは…ワシは…とんでもないことしてもうたんやぁぁあ!!」
この世の終わりのような声で叫ぶ。なに?なんなの?
軽くパニックになりそうになっていると、軽快な音があたりに響いた。
「鈴原ぁ!!アンタなにやってるのよ!碇さん離しなさい!
それにアンタ今日週番でしょ!帰るのはまだよ!」
委員長だ。日誌でトウジの頭を叩いている。
石頭なのだろうか、トウジは気にする事無く委員長に訴える。
「お願いや!委員長!見逃してくれ!ワシ、取り返しのつかないことしてもうたんや!!」
「何わけのわからないこと言ってるのよ!いいから掃除して!」
委員長とトウジのやりとりを眺めながら何とか理解する。
何か私に話があるようだ。それだけは何となくわかった。
よくわからないけど、早めにすませたほうが良さそうだ。
制服も取りに行かなきゃいけないし。
「掃除…手伝うよ」
「え、碇さん、今日週番じゃないじゃない」
「だって、トウジ話あるみたいだし。ただ待ってるのもなんだし」
このままじゃトウジも掃除しないだろうし。
すまなそうにする委員長に見つめられながらモップを手にした。
掃除中も視線を感じた。何なんだ?もう。
でも、この視線は、そう水着の女子たちを男の子が見るような熱っぽい視線ではなく、
言うなれば…動物園のパンダを見るような視線。
意味がわからず、とりあえず目の前のゴミを黙々と片付ける。
まぁ、いいや。帰りに話をちゃんとしたらわかるだろう。
「…なんでお前らまでついてくんねん」
「だって俺帰る方向一緒だし。なんか面白そうだし」
「い、碇さんが心配なのよ!アンタが何かしないかって!」
「いいじゃない。別に」
後ろにケンスケと委員長が並んで着いてきた。
こんな大勢で行動したことはないから何か変な感じだ。
「シンジ…説明せえ」
…いつのまにか話があるから私が説明することになっている。
説明しろって言われても、何をどう説明すればいいのかわからない。
「だから何を説明するのか、トウジが何を話たいのかわからないんだって」
そう言ってトウジの顔を覗き込む。私も女の子としては身長の高い方だと思うけど、
それより少し高いトウジを見上げる。
何故だかトウジの日焼けした浅黒い顔が僅かに赤く染まった気がした。
「まぁ…ええわ。その…いいからワシを殴れ」
また変なことを言う。
「だから何で私が君を殴らなきゃいけないんだよ」
「私…。やっぱり…。ええんじゃ!誤解とは言え女殴ったなんぞ、ワシの信念に反するんや!!」
時が止まる。……あぁ、そういうこと?
「何だお前本当にわからなかったんだな。つぅかシンジ、お前言ってなかったのかよ」
「ケンスケこそ、言ってなかったの?だって今の今まで気付かないなんて事考えられないじゃないか」
「まぁ、そうだな」
「ちょ!鈴原ぁ!アンタ女の子殴ったの!?最低よ!最低!」
「じゃかあしい!!せやから今どうにかしようとしてるんやないか!!」
…本当に気付いてなかったんだ。だったらあの視線の意味もわかるような気がする。
委員長とトウジが言い合いしてる。ケンスケが生暖かく見守っている。
…収集が着かない。
「おいコラシンジ!まだ話は終わってないねん。どこ行くんや!?」
「制服…取りに行かなきゃいけないんだ」
「あ、制服来たの?じゃあ碇さん明日から制服で来られるのね」
「………悪夢や」
今日の分終了。まだ続きます。
乙
全然すれ違いだが
よく考えたら
何も知らないのに、殴っちゃったのって俺辛いから
殴ってくれって全然筋通ってないよね?
殴られたらチャラになったと思って本人は楽になるのに
殴るほうはプラスになるどころかマイナスになりそうだ。
乙
まぁそうなんだけど、トウジの中じゃそれがフェアだと思ってるんだろう
というか奴は不器用だからそれ以外にやり方を知らなそうだ
とにかく乙
ボーイッシュな女シンジきゅんが新鮮でたまりません
なんとなく中学生日記みたいな感じで好きww
がんがって下さい
まあまあ、まだ続くから。
ケンスケやトウジ、ヒカリとシンジきゅんが絡むとなんか青春〜って感じだよね
いいねぇ
乙であります。
まぁ何だ、単細胞的な厨坊キャラの思考なんてそんなもんだ。
気が付いたらこのスレに神が光臨していた
いかんな、ホモじゃないと
多田野よびましょうか?
スク水シンジきゅんテラエロス
>>678 なんか、別に話の筋はどうしましょうかとか、いちいち挨拶とか、
ほかの住人はどうか知らないけど俺はいらないと思うんだが。
淡々と好きなように書いて好きなようにうpしてくれればそれだけで神だ。
>>678 ネタが思い付かなくなったり、書く気はあるのに新しく考えるのが億劫だ
とかならみんなに相談するのはいいけど、わざわざ気を使って挨拶とかは要らないと思うよ
あんまりそういうのをやっちゃうと馴れ合いっぽく見られちゃうこともあるだろうし…
俺達としては充分今ので満足しとるし、変なものが出来れば叩かれることもあるんだろうけど
それが無いってことは別に大丈夫なんじゃない?
ごめん、わかりにくいな。
要は自分の思うように書けばいいし、アイデアを必要とするならみんなが出したのから
自分だいいと思えたもんだけかっさらってけばいいんじゃない?ってこと
それは神の勝手だから君がどーこー言う問題じゃないと思うよ
馴れ合いもなしに淡々と投稿する人もいれば、
住人と触れ合いながら話の筋を決めたりする人もいるしね
ワクワクテカテカ
待ってまぁす
ワクテカ
「はい、こちらのお荷物ですね」
重い。何だコレ?制服一式のみが入ってるはずの紙袋は、予想よりも遥かに大きく重かった。
梱包の関係上だろうか?だからって…………重い。
まさかこんな荷物を持ったまま話すこともできずに、手近なハンバーガーショップによった。
今日はミサトさんも仕事で遅いし夕飯かわりだ。
他の皆も今日は誰も家にいないらしく、賛成してくれた。
ただトウジは苦い顔をしていた。
「せやからな!女殴ってもうたんは、ワシの人生最大の汚点になんねん!ええからワシを殴りかえせ!」
「まだ言う…」
もう、なんか…。逆に面白くなってきた。
「それじゃあ、こっちの手が痛いし、私の力とトウジの力じゃ全然違うから意味ないだろ。
大体そんな方法でお返しなんて、嫌だよ。ケンカ嫌いなんだ。
それにその返しかたじゃトウジがすっきりしたいだけみたいじゃないか」
「ほなワシどないしたらええねん。女のお前を
男のワシの力で殴ってもうたのが最大の問題なんや。…痛かったやろ」
トウジはまるで叱られた子供のような顔をした。ハンバーガーを齧りながら言う。
「だから、あれは私も悪かったし。もうすんだことだからいいんだよ」
トウジの気持ちはわかる。私が男だったら、こないだのことで全てが終わっていたのだろうけど。
けじめの付け方はよくわからないが、彼にはそれしか考えられないのだろう。
男でも女でも、妹を傷つけたのは私なことは変わらないのに、
責任を感じて謝ろうとしてくれた。そして、今私が女の子だって知って、
こんなにも心配してくれる。こうして友達として接してくれる。
あぁ、トウジは本当にいいやつだな…。
でも、いくら何でも水着姿を見るまで気付かないなんて酷い。
ちょっとした仕返しと、彼が責任を感じる必要がないと思わせるように、軽く言う。
「何か思いついたら言うよ。言ったでしょ。その方が面白いんだって」
「お前はホンマに性根が腐っとるな…」
「それに、エヴァに乗っていれば、怪我なんて日常茶飯事だから…別に、いいんだ…」
トウジは少し悲しそうな顔をした。
やだな、そんな顔をさせたかったわけじゃないのに。でも、本当のことだ。
初めて乗ったときも、激しい衝撃で気絶しそうになった。
そして意識をなくして私はしばらく眠っていたらしいし。
これから…あの使徒と呼ばれる敵が来れば
…もっと酷いことになるかもしれない。
本当は、またアレに乗るのは恐い。
「だからトウジが気にすることないよ。
別に責任取って嫁に貰ってって言ってるわけじゃないんだから」
「……嫁」
トウジがまじまじと私を見つめる。
…想像してみる。
この目の前の異性が将来自分の人生の伴侶となる姿を。
……………。
自分で言っておいてなんだが、
想像するとか考えるとかいいとか嫌だとかその前に…。
「…………無理だな」
「…………無理やな」
お互い同じ考えをしていたらしい。
何故か委員長は物凄い大慌てをしたあと物凄い勢いで脱力していた。
「そ、そういえば碇さん、それ何が入ってるの?制服だけにしちゃ大きいわ」
おかしな空気になりかけた時、委員長が明るく話し掛けてきた。
そういえば、梱包にしちゃ大げさすぎるし、制服だけにしちゃ重い。
「あ、そうだね。なんだろう」
ケンスケも開けて見ろよと囃子たてるので、紙袋を開いて中の物を取り出してみた。
「うわぁ…」
開けてみると、制服一式。
のほかに、可愛らしい色とりどりの洋服が大量に入っていた。
「きゃあ!可愛い!」
Tシャツにスカート、柄物の可愛いパンツに、ベルトやスカーフまであった。
…これは……なに?
「何だろう?コレ、間違いかな?委員長着る?」
「え?ダメよ。きっと碇さんにって買ってくれたのよ。
サイズもほら、碇さんの身長と体格に合わせてあるし」
…本当だ。しかし、何でまたこんなものを?
「シンジが喜ぶと思ったんだろ。お前、似たような服ばっかりだし。
ミサトさんの気持ちだよ。ありがたく受け取っとけよ。
あ、着たら写真取らせてくれよな」
そういえば…朝のミサトさんの言葉を思い出す。
『いいことあるわよん』
そうか、そういうことだったんだ。
服はともかく、ミサトさんの気持ちが…嬉しいと感じた。
「あ、下着まである」
さらに取り出して見るとレースが可愛い女の子用の下着やブラジャーまで出てきた。
そういえば私はまだブラジャーしたことがない。
いつもシャツの下にはタンクトップをインナーに着るくらいだ。
もともと膨らみも何もないあってないような胸だから、
意味がないと思い今までしてなかったのだ。
どうやってつけるんだろう…?
私の大きさでつけても下着としての機能は果たせるんだろうか?
っていうか、何故ミサトさんは私のサイズを知っているのだろう…。
レース使いが可愛らしい純白のブラジャーを引っ張っりながらそんな事を思う。
「シンジ、マックでブラジャーいじってる女子中学生ってのはどうかと思う。
そしてお前、今の見た目は男子中学生そのものだから、よけいやばいと思う」
「ちょ!碇さん!?」
「アホ!男の前でそんなもん見せびらかすなや!ホンマに女かお前!!」
冷静なケンスケとは逆に、二人が真っ赤になって慌てている。
未使用な上に私の下着なんて小さくて紐みたいなものなのに、
そういう問題ではないらしかった。
夕飯かわりのハンバーガーを皆で食べた。
薄暗くなった帰り道を皆で歩いた。
あぁ、泣くことと同じくらいしばらく忘れていたこの感情。
「碇さんは、ご飯はどうしてるの?私は今日簡単にすませちゃったけど、
いつもは家で作ってるの。お父さんは帰りが遅いから、お姉ちゃんと妹の分。
今日は二人ともお婆ちゃんの家に行ってるからいないんだけど」
「その、まだこっちのスーパーとかデパートとか知らないんだ。
ミサトさんはレトルトカレーばっかりだし…。何もないから買って帰りたいんだけど…」
「そうなの?じゃあ教えてあげるわ」
マンションの近くのスーパーと、この先にあるもう一つのスーパーを教えてもらった。
それぞれ日によって特売が違うらしい。委員長は本当にいい子だ。
最近トウジとケンスケと一緒だったから、女の子と話すのは新鮮だ。
途中で委員長と別れた。
鈴原に気を付けてねと言っていた。
何のことかはわからなかったが。
トウジはまだ何か言いたげだった。
彼の言うとおり彼の信念が許さないのだろう。
借りを作ったままの方が面白そうだと思ったが、
いつまでもあんな視線を送られるのも居心地が悪い。
「トウジ、借り、返してもらう方法見つけた」
「なに!?ホンマか!」
「言っていい?」
「おう!はよ言え」
「じゃあとりあえずこれ持って」
制服とミサトさんからのプレゼントの入った紙袋を渡す。
「…は?」
「あと、委員長に教えてもらったスーパー行くから荷物持って。
米と味噌と塩と醤油とみりんと…あと肉と魚と、野菜も買っとこうかな」
「はぁあぁあああ?」
「たくさん買うから全部持って」
冷蔵庫には、ビールとレトルト食品しか入ってないから一通り揃えなきゃ。
あぁ、暑いから素麺と麺つゆも買おうかな。
「……なんや全部重たいもんばっかしなんは気のせいか?」
「うぅん、気のせいじゃないよ」
「こ、この根性悪がぁ!!」
借りを返されたがっていたのトウジのはずなのに。なんか怒ってる。
「じゃ、頑張れよ、トウジ!俺帰るわ」
「ちょ!待てやケンスケ!お前そっち普段使う道とちゃうやろ!?手伝え!」
「あははは〜!嫌だよ。じゃなシンジ」
「うん。じゃあね。…さ、行こ。あと、砂糖と小麦粉と油と…
そうそうシャンプーも切らしていたから買わなきゃ」
「……………こんな借りの返され方されとうなかった」
明日朝ミサトさんに会ったらお礼を言おう。明日はお弁当を作ろう。
楽しい。 しばらく忘れていた感じ。ここへ来て出会った色んな人たち。
ずっとこんな日々がおくれるなんて、
そんなことは微塵も思わないけど少しでも長く続けばいいと私は思った。
次、ラミエル戦。
乙
いいね。
続きが楽しみ。
いいねぇ
心が癒されるよ
なんか可愛いよね中学生
ああ、そうだな。
これぐらい純朴なら可愛いと思えるよ>厨坊
だが、現実はなぁ……。
俺の中学時代は自分で言うのもなんだが大体身の回りではいい奴いたけどな
中には腹黒で焼いても煮ても食えんウザイ奴は居たが。
てかスレ違いだ
少なくとも俺の回りにもいなかったな>腹黒
っていうか、素行不良で目立つ奴なんていなかったと思う。
どちらかというと田舎だったしな。
女子と仲良くする事事態に抵抗があったなぁ(;´Д`)
擬似的でもそんな気持ちを味あわせてくれるのがシンジきゅんですよハアハア
>>704 田舎で小中とずっとみんな一緒だったから女子も男子も仲良かった
まわりに娯楽が無かったからいっつもみんなで家でゲームしたりコンビニでだべってた
まあ後は思春期の厨房だしいろいろあったよ
シンジきゅんたちも友達だぁ友達だぁと言いながら…
俺が入った中学校はマンモス校だったから急激な環境の変化についていけなくて
ろくに楽しかった思い出が無いなあ
ただ中2はそこそこみんな女子とかも軽くて番長っぽいのがいい奴で雰囲気良くて男女とも仲良かった
あと、その中2の時にまるでシンジきゅんみたいな女顔の男がいた。
俺の家に遊びに来ておかんがそいつ見て俺に「女の子連れてくるようになったんやな」とか言ってた。
正直俺も初対面した時なんで男の列に女が並んでんの?って思ったぐらいにw
確かそいつ、オタ女にモテてた記憶がある。
ジャニ系だったんだねぇ
まさにシンジきゅん…シンジきゅんも学校でオタ系やお姉さんの毒牙にやられてはしないだろうか…
「あの、ミサトさん。行ってきます」
「あら、もう行くの?まぁ、シンちゃん可愛い〜!制服、よく似合ってるわよ」
「え…?そ、そうですか?」
今まで着ていた私服から、青いスカートとベストの制服での登校だ。
裾を少し持ち上げてみる。久しぶりのスカートは、相変わらずヒラヒラして落ち着かない。
「あぁ、その、昨日はありがとうございました…」
「あぁ、あれ?気にしなくていいのよ。私からのプレゼント!でも
シンちゃんシンプルなデザインが好きなのよね?私の趣味で選んじゃったから」
「いいえ、ありがとうございました。…嬉しかったです」
別にデザインとかは関係ない。着られればいい。でも、できれば派手な服や
女の子らしい服装は本当は苦手だった。でも、ミサトさんのくれた服は嬉しかった。
何も見返りを求められない無償の品が、嬉しかった。
「あ、もう行かないと。じゃ」
「はいはーい。いってらっしゃい。制服での初登校!シンちゃん、男の子にモテモテよぉ。きっと」
…その言葉は特に嬉しくなかったが。
「わぁ!碇さん、可愛い」
「そ、そうかな?」
委員長が私を見て、まるで自分のことのように嬉しそうにそんな感想をくれる。
ケンスケがシャッターを激しく切りながらまた写真を撮っている。
トウジは、何となく慌てているようだった。
そして、私を見る目が昨日みたいな動物園のパンダから、
ペットショップの犬猫を見るみたいな視線に変わったようだった。
「でも、なんていうか…落ち着かないよ」
久しぶりのスカートも。こんな大勢の人に受け入れられるのも。
先生のところに居たあの頃とは違う世界。たった一人だった私の世界。それはそれで居心地が良かった。
そこに何人かの人が増えただけで、ここまで世界が変わるとは思わなかった。
ある意味私の世界は居心地が悪くなった。でもそれが逆に心地よいと思っている私が居る。
先生のところにいたあの頃を思い出す。私はもう。そう。私はもう。
「ところで…ケンスケ、私の写真、何に使うの?」
「今は女子も疎開で少なくなってるしな。需要あるかもしれないし。今後のため!」
需要…ってなんだろう?
「ケンスケ…ほんまにコイツの写真なんぞ売れるんか?」
「わかんないぞ。こんなタイプは今まで居なかったし。新鮮かも。ほらトウジもやるよ」
「…いらんわ」
何かぽそぽそ話している。不思議に思っていると、後ろから声がかけられた。
「悪いけど、そこどいてくれる?」
綾波だ。私が廊下の真ん中で話していたので通れなかったらしい。慌てて道を譲る。
「ご、ごめん。あ、あの綾波。おは…」
ついでに挨拶をしようとしたら、早々と綾波は通り過ぎてしまった。細い背中を目で追う。
「どないした?」
「昨日も思ったけど、綾波って笑わないね。いつも一人でいるし」
「ああ、そう言えば、一年のときに転校してきてから、ずっとああやな」
どうしていつも一人で居るんだろう。ぼんやり考えてると、フラッシュが激しく襲った。
「もう、やめてよケンスケ」
「うーん…シンジ髪もうちょっと伸びたらだいぶかわるんじゃないか?」
「髪?」
「短すぎだし。自分で切っただろ、それ。長くても似合うと思うし、もっと需要が…」
「…いいんだ。これで」
「シンジ?」
「あ…ごめん。でも、本当に私はこれでいいんだ。その、短いほうが楽だし」
幾分口調が鋭くなってしまったらしい。でもそれは本当のことだった。
私はもう、あの頃には帰りたくないから。
「ああぁあ!!さっぱりした!お風呂は命の洗濯ね」
お風呂上りのミサトさんが、ビールを片手にそんな事を言う。
「ミサトさん…またそんな格好で…」
「いいじゃな〜い。暑いし。女同士だし」
ミサトさんはブラジャーにホットパンツというなんとも目のやり場に
困る服装で部屋をうろついていた。女同士でも恥ずかしい。
「あ…」
「ん?あ。あぁ」
私とはそもそも人種自体が違うのではないかと考えてしまうような、
ミサトさんの女らしい大きな胸には、鍵傷のような大きな傷跡があった。
「昔、ちょっちね。嫌なもん見せてごめんなさいね」
「そんなことないですよ」
上着を着るミサトさんに言う。そう、痛かっただろうなとは思ったけど
嫌な感じは全然しなかった。
「ああそうそう。シンちゃん。コレ本部のセキュリティカード。
ついでにコレ、悪いけど明日レイに渡してくれる?」
「綾波…さん…に?」
「そ。もうすぐレイの更新切れるのよ。シンちゃん女の子同士だし、別にいいでしょう?」
「はぁ…」
カードの写真の中の綾波は、相変わらず無表情だった。
キタ
ホント毎日お疲れ
ちょいエロなSSが書きたい
存分に書け
かいてかいて
職人がいないとこうまで過疎るのか…
このスレがいつか落ちるのもそう遠くない希がス
いや・・・
何時もはこんなもんだろ・・・
そんなことない。このスレは細長く?でも生きていけるから心配すな
というわけで続きまだー?ハアハア
第三東京市のはずれにある古い無機質な白いマンション。そこが綾波の部屋だった。
インターホンが壊れているらしく、押しても反応がない。まだ中学生なのに一人で暮らしているんだ。
「綾波…いる?」
ドアに手を掛けると、小さく音を立てながら開いた。鍵かけてないのか?不用心だなぁ…。
どうしよう?女同士だし、カードだけ机の上にでも置いて、すぐ帰ればいいかな。少し迷って、中に入る決心をした。
綾波の部屋は、ベッドと小さなタンスと冷蔵庫しかない簡素な部屋だった。綾波らしいと言えば綾波らしい。
このタンスの上にでもメモと一緒に置いていこう。カードを置こうとすると、そこに見覚えのある眼鏡を見つけた。
もしかして、父さんの?以前リツコさんから聞いたことを思い出す。
父さんが、あの父さんが、零号機起動実験中に事故を起こした綾波を命懸けで助けたこと。
使徒のサンプルを見に行ったとき見かけた父さんの手のひらには酷い火傷のあとがあった。あれはその時付いたものらしい。
父さんは、どうして綾波には優しく笑いかけるのだろう?
父さんは、どうしてそんな目にあってまで綾波を助けたんだろう?
もし、もしも私が綾波の立場だったら、父さんは…。
いや、そんなことあるはずない。子供のときだってそうだった。今だってそうだ。
初めて初号機に乗って、眠りから覚めた私に声をかけもしなかった。自嘲気味に笑う。眼鏡はレンズが割れ、熱で変形していた。
これをかけてみれば、父さんが見てる世界がわかるだろうか。綾波が見てる世界がわかるだろうか。
「…返してくれる?」
「…ッ…!!」
振り替えるとそこには、シャワーを浴びたのか、バスタオル一枚の綾波がいた。
「きゃああぁ!!ッご、ごめん」
綾波は私の手から父さんの眼鏡を奪うと、着替えながら問い掛けた。
「何の用?」
「あ、あの、カードを更新したって、言われたから…と、届けに!」
きまずい…。女同士とはいえ、きまずい…。女同士だからこそよけいなのかもしれない。
この世で一番気まずいことの一つに、たいして親しくない同性の裸体を見てしまうこともあげられるのではないだろうか?
「あの…ごめんね…か、勝手に入っちゃって…」
「別にかまわないわ。カード、貰えるかしら。私、本部に行くの」
着替えおわった綾波がまったく動じずに言う。
「あ…じゃあ、一緒に、行かない?」
この空気を何とかしようと提案したが、気まずさは納まることはなかった。
少し先を歩く綾波のあとを追う。どうしよう…気まずい…。
「あの、前に綾波のプラグスーツの予備、貸してもらったでしょう?その、ありがとう。最終的には使わなかったんだけど」
耐え切れず、勝手に話しだしてしまう。そういえば、あのときは胸だけぶかぶかだったっけ。
さっき見た綾波も胸、大きかったし…。ってそうじゃなくて。
綾波は適当に相づちを打つだけで、自分からは何も話さなかった。
綾波の背中を見ながら思う。何も感情らしいものが見えない綾波の背中。綾波は…綾波は、どうして?
「…綾波は…恐くないの?」
「なにが?」
「何がって…エヴァに乗ることだよ」
思わず、ずっと思っていたことを口にしてしまう。
「…あなた、碇司令の娘でしょ?お父さんのことが信じられないの?」
こちらを見ずに綾波が言う。何を言いだすのだろう。父さんのことを?あんな父さんのことを?
「信じろって言うの?信じられるわけ…ないよ!あんな父親なんて」
綾波は、ゆっくりと振り返り
パシッ
「あ…」
頬に痛みが走る。綾波は今までとは違う、感情を僅かだが、明らかに含んだ表情で静かに言った。
「私は信じてるわ。碇司令のこと」
その感情がどんな意味を持つものだったのかは、わからなかったけど。
キター!!!!
_____ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |。 | |このままじゃオレたち…
(| (二) |。 | < シンジきゅんに支配されちまうぜ!!
|____|。 | \____________
. (___) ∧__厂 ̄ ̄ ̄|
|| ,く| o |__| |
||〃 | o || |
" | o ,〃 |
└i^iー―(⌒) ┘
| | | |
| | | |
l二二l l二二l
夢を見た。
真っ暗な世界。
ここ、どこだろう?
闇の向こうに誰かがいた。
ああ、あれは…。
あれは、あの頃の私だ…。
「ほら、シンちゃんに洋服を買ってきてあげたよ。可愛いだろう?」
「シンちゃんは、髪が長い方が女の子らしくて可愛いね。伸ばしてみなさい」
「シンちゃんは、女の子なのに『シンジ』だなんて男の子みたいな名前で…。
だからせめて、女の子らしくしようね。髪も服も、可愛くしよう」
「はい、ありがとうございます。先生」
目の前には大きく赤い夕日。
誰もいなくなった公園。
どこまでも伸びる影。
逆光で前が何も見えない。
たった一人で砂でお城を作る。
お城の中には、王様と王妃様と、お姫様。
王様は、王妃様を愛していて、王妃様も王様が大好き。
そして二人はたった一人のお姫様を誰よりも愛してる。
幸せな世界。
私にだって父さんがいるんだ。
私には父さんしかいないんだ。
いつか私を迎えに来てくれる。
私には、父さんがくれたものは何も無いんだ。
父さんは、私を捨てたんだ。
だから父さんは迎えに来ない。
でも…でも名前だけは。
この名前だけは、父さんと母さんがくれたものだ。
たった一つのものだ。
先生。私は…。本当は…。
気が付くと、真っ暗な闇。
空には大きな月。
あんな近くに見えるのに
手を伸ばしていると届かない。
そんな寒そうなところで一人ぼっちで、淋しくないの?
ねえ、母さん。母さんが…もし生きてたら…。
「母さん…」
気が付くと、病室のベッドの中に居た。
冷たいものが私の目尻を伝い、耳を濡らしている。
ああ、私。また泣いていたんだ。
ぼやけた視界で辺りを見渡す。
ベッドの横に人影があった。
「………母さん?」
「食事、目が覚めたら食べるようにって」
「…綾波」
私、バカだ。母さんがここに居るはずないのに。
父さんがここに来るはずないのに。
あのあと、零号機の起動実験を終えてすぐ、敵が攻めてきた。
使徒だ。戦闘にはまだ使えない零号機ではなく私の初号機の出動命令が出たのだ。
狙い撃ちにされた私は、負傷していままで眠っていたらしい。
酷い痛みだった。身体がバラバラになるのではないかと思うほどの。
また、またアレに乗るの?乗らなきゃならないの。
乗って…また乗って…私はどうなるの?
「またアレに乗らなきゃならないの?」
「ええ、そうよ」
何でもないことのように綾波は言う。
どうして…。
どうしてあなたは…。
「どうしてだよ!?綾波は…あれに乗って恐い思いをしたことがないの!?
だから、だからそんなことを言うの?どうしてそんなこと言えるの?」
私、何を言ってるんだろう。
綾波だって起動実験のときに、あんな怪我をしているのに。
違う、綾波が悪いんじゃない。
こんなの違う。
こんなのただの八つ当りだ。
こんなの…
こんなの…。
ずっと見ないふりをしていた、認めたくなかった。
こんなの…ただの嫉妬だ…。
「どうして…?」
どうして、父さんは私を捨てたの?
どうして、父さんは私じゃなくて彼女を見るの?
どうして、私あれに乗るの?
どうして、私ここにいるの?
どうして、私こんなこと考えてるの?
父さんは、私のことをなんて見てくれないのに。
「…どうしてッ!!」
「嫌ならそこで眠っていたら?」
「…え?」
「データーの書き替えなんて、すぐだもの。初号機には私が乗るわ」
「……」
怒りも哀れみも侮蔑も何もない。彼女は何の感情も伴わず言葉を紡ぐ。
「食事、ちゃんと食べてね。…さよなら」
私は…。
私は……。
私は、死にたくないと初めて思った。
今までいつ死んでもいいと考えていたのに。
「おいケンスケ、ほんまにこの時間で間違いないんやろな」
「パパのデータこっそり見たんだ。もうすぐだよ。絶対間違い無いって!」
夕暮れの学校の屋上で、トウジとケンスケは待っていた。
沈みかけた夕日が眩しい。何故だか、今夜一晩大停電になるあげく
これからシェルターに避難しなければならない。
「はよせんと、避難する時間になってまうで」
「まだ大丈夫だって。あぁっ!!ほら!!」
山が動いた。
「出てきた!!エヴァンゲリオンだ!くうぅう!!零号機まで!」
「綾波も一緒か」
荘厳さすら感じさせる様子で、切り開かれた山からエヴァ初号機、零号機が出てきた。
夕日に照らされたエヴァは赤く染まり、どこか切なさを感じさせた。
「おぉおーい!!頑張れよ!!」
届くはずがないとはわかっているが、それでも大声で呼びかけた。
「はぁ〜、女に頼らな生きていかれへんって難儀やな」
「まあねぇ。でも生きるか死ぬかの時に男も女もないからね」
彼女達に頼らなければ、自分達は生きてはいけない。
無責任な応援しか、自分達にはできる事がない。
自分の身すら守れない。
力が欲しいと思った。
自分や、自分以外の誰かを守れる力を。
GJ!!!
イイネイイネ
綾波への嫉妬も交えつつ、過去の回想キタコレ
このシンジきゅんがちょっと男っぽい理由も明らかになるんだろか
>>729 ゲンドウDQNwww
最後の行のトウジの考えが、参号機につながっていくわけか。
それまでのチルドレンが全員女なら、余計に乗ることを承知しそうだな。
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K
! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)|大丈夫
`y't ヽ' // 君は愛されてる
! ぃ、 、;:==ヲ 〃 君は自信を持って
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ笑っていればいいのさ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ' ヽ_
_,、‐7 i| i´ l `' ‐ 、_
,、-‐''"´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ '、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_ ,`ヽ
/ l ,、‐'´ // ',/!:::::::::;、--ァ' / `` ‐ `'7゛ ',
/ l i ´ く ';::::::l / / / ',
/ ! l \ ';:::l , ' / i/ ',
何かイメージとしては、お貞のシンジきゅんをそのままおにゃのこにした感じだ。
使徒殲滅はヤシマ作戦という日本中の電力を全て使い攻撃するという作戦が決行された
私は初号機で砲手を担当、綾波は零号機で盾による防御を任された。
敵の加粒子砲を前に二発目を撃つまでには20秒、防御の盾は17秒しかもたない。
もし一発目が外れたら…。いや、二発目は考えるなということだろう。
考えていた最悪の事態は訪れてしまった。
「時間よ。二人とも準備して」
明かりがふつふつと消えていく。
灯火の様に点滅していた夜景も全て消え、あたりは暗闇に閉ざされた。
見上げれば、照らすのは月の光だけ。世界中に私達だけ取り残されたような気がした。
月が私達を見ている。闇夜に浮かぶ月は相変わらず寂しそうで
光のない夜の闇に溶けて、凍えてしまいそうに見えた。
「私たち、これで死ぬかもしれないね」
「…どうして、そんなこと言うの?」
…どうしてだろう。
「綾波は…何故、これに乗るの」
「絆だから」
絆?父さんとの?
「私には、何も無いもの。これに乗るために生まれてきたようなものだから
これに乗らなければ、私は…死んでいるのと同じだわ」
「死んでいるのと同じ、じゃあ私もそうだったのかな」
何もかもどうでもいいのに、外面だけはいい子でいて。
先生は、私を大切に育ててくれはしたのだろう。ただ、愛してはくれなかった。
先生が買ってくれた服で、先生が望んだ髪で、先生が望んだとおりのあの頃の私。
それでも耐え切れず伸ばした髪は、ばれない程度にこっそり自分で切っていた。
先生が居ないときは帽子の中に、隠していた。服もなるべく、シンプルなのを選んだ。
強くなりたかった。父さんなんていなくても生きていけるように。
女の子にはなりたくなかった。泣くことしかできない女の子のは。
だから泣かなかった。
ここにくるとき、伸ばした長い髪を全部切った。服は全部置いてきた。
でも…それは逃げただけだ。
いくら望んでも、取り繕っても、間違えられても、私は男の子になんかなれない。
強くなんかなれない。
だったら、先生にちゃんと言えばよかった。
私は、自分でいいの。作られた自分なんて要らない。
だから、そんな洋服も、髪も、私には本当は必要ない。
父さんがくれたこの名前だけでいいの。他にはなにもいらないから。
それが私には言えなかった。
父さんにも言えば良かった。
父さんなんか大嫌いだって。父さんなんか居なくたって生きていけるって。
私は…それすら言えなかった
私、どうしてこんなこと綾波に話しているんだろう?
私と綾波は似てるから?
違う。
私は綾波みたいに強くなんかなれない。
でも彼女は言った。
「何もないもの」
ああ、私にも何もない。何もなかった。
何もないと思っていた。…でも。
「私も、私には何もないと思っていた」
でも、私は死にたくないと思った。
どうして?
何もないならいつ死んでもいいじゃない。
痛みなら耐えられる。ずっとそうして生きてきた。
私が、私が死にたくないと思ったのは…。
「私ね、昔作文で書いたことあるんだ。何もないから、いつ死んでもかまわないって。
でも今、これに乗って。初めて死にたくないって思った。死ぬのが怖いと思った。何でそう思ったかは、わからないけど」
そう、わからないけど…でも。それはきっと。
「…ここへ来て色んな人と出会ったんだ。私にやさしくしてくれた人もいたんだ。
私が死んだら泣いてくれるかもしれない。だから、今は死にたくない」
私には何もなかったはずなのに。
私の世界は一人ぼっちで。私が消えたら私の世界も終わると思っていた。
でも…それは、違っていたような気がする。
だから、だから、綾波も…。
「時間よ」
「…あ」
伝えようと思っていた言葉は、纏めきれずに喉の奥に引っかかって彼女に伝えることはできなかった。
「碇さん」
「え?」
彼女はゆっくりと振り返り、闇の奥まで届くようなよく通る声で言った。
「あなたは死なせないわ、私が守るもの」
背中に月を背負って綾波が言う。
色素の薄い綾波は、そのまま溶け込んでしまいそうで、まるで月の化身のように見えた。
「さよなら」
月をシルエットに綾波は零号機に消えた。
「綾波!」
敵の攻撃が私を襲う。
その瞬間、私を襲うはずの痛みと衝撃はやってこなかった。
綾波の乗った零号機が私の前に立ちはだかり、自らを盾に私を守っていた。
私が父さんの娘だから?
私を守れと命令されたから?
私を叩いたときの綾波の瞳を思い出す。
あのとき僅かに感じた彼女の感情は、父さんをまっすぐに信じている。
それだけがこめられた表情だった。
絆なんてない。
私と父さんには何もない。
あのとき、あの病院のベッドで感じたのは確かに嫉妬だった。
私は、見返してやりたかった。
いまさら私を必要とした父さんを。
父さんに必要とされる綾波を。
「私が守るもの」
綾波は言った。私を守ると。こんな私を守ると。
だったら綾波、私も君を守るよ。
早く。
早く。
早く。
早く。
たった3秒が永遠に感じる。
焦点を合わせる照準マークの移動がもどかしい。
早く!
撃鉄を起こすと同時に、敵は弾けとんだ。
溶けかけたエントリープラグは高温を発し、近づくと焼けるような熱気が襲う。
「…ッ…綾波…!」
助けるから、綾波!
待ってて、今助けるから!
だから、お願いだから!
お願いだから、死なないで!
別れ際にあんな悲しいこと言わないで!
さよならなんて言わないで!
「ぐぅうぅっ!!」
堅く閉じられたハッチに手を掛ける。
熱されたハンドルは容赦なく手のひらを焼き、手袋が焦げる匂いが鼻を付いた。
こんなの関係ない。
こんなのどうでもいい。
懇親の力をこめてハンドルを回す。
綾波。
綾波。
綾波!
ガゴンッ
ハッチが開かれ、中から排出しきれなかった熱いLCLが溢れだす。
血の匂いでむせ返りそうだ。
「綾波!大丈夫!?綾波!」
ぐったりとした綾波に声をかける。綾波は目を覚まさない。
「起きて!起きてよ綾波!」
必死になって呼びかける。…嫌だ!
「ねぇ…ッ…レイ!」
「……碇…さ…ん?」
「……あ」
生きていた…。
なにか暖かいものが私の頬を伝った。ひたひたと私の頬を濡らす。
止まらない。次から次から溢れだしてくる。涙だ。
思わず私は笑っていた。
「ははっ、私、ここへ来てから泣いてばっかりだ」
あの日から泣かなかったのに。
10年も、泣かなかった。泣けなかった。
ずっと泣くのを我慢してたから泣きたいときに泣けなかった。
泣きたいのに、悲しいのに、辛いのに、それを見てみぬふりをしていた。
でも違う。この涙は。そう、あのときと同じ。
「嬉しくても涙が出るんだね…」
あのとき、ミサトさんが私を受け入れてくれたのが嬉しくて泣いた。
ちゃんと私の気持ちを伝えられたことが嬉しくて涙が出た。
そして…今は…。
「嬉しい…?何がそんなに嬉しいの?」
今は…。綾波、今はね…。
「綾波が生きていて嬉しかったからに決まってるじゃない」
思っていた言葉をそのまま口にする。綾波は本当に不思議そうな顔をしていた。
「私が…?」
「綾波は嬉しくないの?自分が生きていて」
「…え?」
「嬉しかったら、人は笑うんだよ」
泣いている私が言えた義理じゃないけれど。
それでも精一杯笑った。涙でくしゃくしゃになった顔で。
「…そう。嬉しいのね。私」
私は世界は汚れていて、綺麗なものなんてこの世には存在しないとか、
世界の全てを見てきたような、何もかもわかったような口を効くきはない。
でも、特別綺麗なものもないと思っていた。
単調な世界。モノクロの世界。
それがたった一人の私の世界だった。
でもここに来て、少しづつ何かが変わっていった気がする。
少しづつ色が増えてきた私の世界。人が増えてきた私の世界。
綾波は笑った。小さく。ほんの少しだけ微笑んだ。
だけどそれは、私が今までいた世界の中で何よりも綺麗で、何よりも暖かいものに見えた。
彼女の笑顔は、私の世界に新しい色をくれた。
「どうしたの…?」
綾波がさっきよりももっと不思議そうに言う。
私はもう一度笑った。
「行こう。ミサトさん達がきっと探してる。みんなが綾波と私を心配してるよ」
私は綾波を支えて歩きだした。月が私たちを照らしている。
「綾波。私たちは、今はエヴァに乗ることしかできないのかもしれないけど」
「…ええ」
「それでもいつか、私が誰かに何かを与えて、誰かが私に何かを与えてくれる日が来ると思うんだ」
「碇さん…?」
「それは綾波にだって言えると思うんだ。綾波は私を守ってくれた。
私は綾波が生きてて嬉しいと思った。だから、綾波は何もないなんてことないよ。
私に何かを与えてくれた」
「……」
「けど、エヴァに乗らなくてもそれが私達にもできる日がくると思う」
だから。
それまで生きていこう。
月が私達を照らしている。
月は独りぼっちじゃない。星がいるから。
昼間は星が見えないだけ。
見えないだけで、そこにはあるんだ。
それは何だか悲しいことかもしれないけど。
供にあるということは変わらないから。
生きていこう。一緒に。
次、アスカ来日。
お疲れさま!今日もおもろかったよ〜!
乙!!!!!!
GJです〜!!
職人いないと過疎化しやすいな、このスレ。
続木街
>>745 ネタ振ってもスルーされやすいからな。投下中は。
それにそんなに好きでも無い人はスレ閉じて様子見っていう感じ
「この後、戦艦二隻による零距離射撃。太平洋戦艦の力を借りたとはいえ、出撃より36秒。
内部電源の切れる前に使徒殲滅。危機回避判断能力、操縦テクニック、どれをとっても完璧」
「すごい…」
数日前、新横須賀沖に現われた使徒とエヴァンゲリオン弐号機との戦い。
深紅の弐号機は華麗に舞うように敵と戦い、その姿は青い空にとても映えた。
その動きは私の初号機とは比べものにならず、まるで一つの絵画のようだった。
「どんな人なんですか?セカンドチルドレンの惣流さんって」
「あら?気になるの?」
そう、新しくセカンドチルドレンがやってくる。
これから仲間としてやっていくわけだから、気にならないと言えば嘘になる。
それに、こんな風にエヴァを動かせるなんて…。
一体、どんな子供なのだろう?
「とても聡明な子よ。あなた達と同い年でもう向こうの、ドイツの大学を卒業してるわ」
「えぇ!?だ、大学!?」
まだ14才なのに?本当に、どんな子なのだろう?
「あんた達の中じゃ、一番マトモかもねぇ〜」
ミサトさんが、私と綾波を見てからかう様に言った。
新しく仲間が増える。それは喜ぶべきことなのだろうけど。
「知らなかったな、ほかの国でもエヴァを作っていて、私達以外にパイロットがいたなんて」
アレはこの国にしかなくて、乗ることができるのは私達だけだと思っていた。
知らないことが多すぎる。だけど、知りたい事を知るすべもないのだけれど。
「ねぇ、綾波は知っていたの?」
「ええ」
眉一つ動かさず綾波は言った。
あんなことがあっても、綾波はいつもと変わらない。
変わらないようにみえる。
第一、あれから綾波の笑った顔はまだ見たことがない。でも。
「綾波、前の戦闘のときの傷、大丈夫?」
「ええ、平気よ。…碇さんは?」
「私も、平気。綾波が守ってくれたから」
綾波は今までとは、少し変わった。
以前は話し掛けても適当な相づちだけだったのに。それに…。
「碇さん。私、先に行くわ」
「あ、うん」
「じゃあ、また」
『また』
さよならじゃなくて。
何だかその言葉が無性に嬉しく感じた。
「はぁ〜。今日もあっついわぁ」
「だから言うなって。俺だってわかってるっつうの」
午後の日差しが容赦なく照りつける。
アスファルトからの照り返しが暑い。暑いっていうか熱い。
真夏日の帰り道をトウジとケンスケは汗を拭いつつ歩いていた。
「はぁ〜。こんな日はせめて目の保養でもせんとやっとられんな」
暑苦しさに次いで、男二人でむさ苦しい事この上ない。
目の保養云々は置いておくとしても、自分達とは違うそのあの存在がいれば、
この暑さも少しはましになるかもしれない。
だが、あいにくもう一人の相方は先に帰宅してしまっていた。
「そうだな。今日体育も水泳じゃなかったし…ん?」
「どないした?」
「あれ、シンジじゃないか?」
「あぁ、ホンマや」
眼鏡の相方の指差す方向には、もう一人の相方の「少女」がいた。
学校から帰ってから、買い物に行った。
セカンドチルドレンが来るので、ネルフ本部へ行かなくてはならないのだ。
今日は週番ではないので、早く帰宅できた。そしてまだ時間もあるので、
なくなりかけていた冷蔵庫の中身を買いに行ったのだった。
「あぁ〜。暑いな。こんなに暑かったらアイス溶けちゃうよ」
せっかく買ったのに、もったいない。
そう思っていると、向かいの道路から私を呼ぶ聞き慣れた声が響いた。
「おぉーい!シンジー!」
「トウジ、ケンスケ?」
私を見て二人が走ってきた。
二人は週番だったから、今日は一緒に帰れなかったのだ。
「なんやシンジ。買い物か?」
「うん。今日は本部に行かなきゃならないんだけど、まだ時間あるから」
「へぇ〜って、…シンジ、お前、それ前ミサトさんがくれた服だろ?」
ケンスケが私を見て、何か言いたげにしていた。
学校から帰って、制服でうろつくのもなんだったので
ミサトさんがプレゼントしてくれた私服に着替えたのだ。
ロゴが入った白いシャツに、中には黒いキャミソール。
下には青いチェックのハーフパンツという出で立ちだった。
「なんで、他にも可愛い服あったのにそんな選択するんだ?お前は?」
ミサトさんには悪いがまだ女の子らしい服装には抵抗があったので、
なるべくシンプルなものを選んでしまったのだ。
なので見た目としては男の子とあまり変わりないかもしれなかった。
「い、いいじゃない。別に!私が好きで着てるんだから」
「まぁ、ケンスケ。コイツを目の保養にしようっちゅうんが間違っとるんや」
「それはそうだけどなぁ。一応写真撮っておくかな」
二人は何だか勝手に勝手なことを言っている。
なんて言うか…ムカつく。
「あ、そう。そんな事言う人にはアイスあげないから」
この暑さではマンションにつくまでに溶けてしまう。
せっかく分けてあげようと思ったのに。
「んな!?先に言えや、シンジ!」
「謝る!謝るから!」
縋りつく二人に少し気をよくした私は、アイスをあげた。
三人でアイスを食べながら歩いた。
「今日も暑いなぁ。体育も水泳じゃなかったし。泳ぎたいなぁ」
「もうすぐ修学旅行あるさかい、海で泳げるで。楽しみやな」
「修学旅行?」
「なんや、シンジ知らんのかいな」
向こうの学校は、修学旅行は中3になってからだった。
こっちでは、私達の学年で行くんだ…。
「どこ行くの?」
「沖縄だよ。スキューバとかするんだ」
「へぇ…。いいなぁ」
「いいなぁ…って、他人事やな」
だって…私は…。
「私…うまく泳げないんだ…」
「あ〜」
それに、その前に多分…行けないだろうし…。
「そんなん泳げるようになればええんや」
「そうだな。特訓しろよ」
「そうだね…」
でも、いいな。行けたらいいな。今まで一人だったから。
友達ができた。それだけで楽しいのに、
一緒に旅行なんて、どんなに楽しいのだろう。
こんな穏やかな時間が過ごせることを嬉しいと感じた。
だから、このあとあんなことが起こるなんて、思ってもいなかった…。
シンジきゅんの私服のイメージは貞版4巻のカラー中表紙みたいな感じで。
あれ、ベリーショートの美少女にしか見えん。
乙です
ブラックが言うから一応黙祷したw
ベリーショートの髪にあんま女の子女の子した服装は似合わないからねえ
いや、でもワンピースとか似合いそうだ
みたい
757 :
755:2006/08/06(日) 11:57:13 ID:???
ごめん、誤爆
ベリーショートは顔の綺麗な子だったら、スカートとかフリルとかの
女の子らしい服装も似合うよ。アンバランスさがイイ!
ベリショは首が細くて長めだと似合うそうです。
正にシンジきゅんにぴったりの髪型
前に誰かが4点セットで書いてくれたロングとか短髪とかユイと同じ髪型のやつ
のシンジきゅんがとってもよかった
ロングヘアタイプが俺のハートを直撃(死語)でしたよ
俺もあれは良いと思ったけどもうちょっと笑顔っていうか明るい感じだったらなおのことよかったなぁ
まぁ、女の子シンジにはちょっと影が入ってた方が良いっていう人も居るんだろうけど…
たわいもない話をしながら歩いていると、いつもの帰り道の
ゲームセンターの前を通った。
「お、久しぶりにやっていくか?」
「駄目だよ。私本部に行かなきゃいけないし」
「あ、そうか…。ん?」
ケンスケが何かに気付いたようだ。
「おい、見てみろよ。トウジ」
視線の先を見てみると、それは綺麗な女の子がいた。
「うおー!激マブ!」
「超好みー!!」
「あ、本当だ。アイドルみたい」
ハーフだろうか?茶色がかった金髪に透けるような白い肌。
黄色のワンピースがとてもよく映えた。
均整の取れた細身の身体。長い手足。
モデルか何かかな?なんて綺麗な娘なんだろう。
ぼんやり眺めていると、私とは違う存在達が何やらしはじめた。
「うわあ!見えそう!見えそう!」
少女は、クレーンゲームのぬいぐるみを取るのに夢中らしく
距離を確かめるために、腰を上げて前かがみになっていた。
そのおかげで、ワンピースがきわどい位置になっていた。
「………………」
…男の子ってこんなんばっかりなんだろうか。
ふとした疑問が襲う。わからない…。というか、少し…引く。
幾分冷ややかな目で二人を眺めていると、少女が突然声を上げた。
「ぐあ!!scheibe!!なによ!この機械壊れてるんじゃないの!?」
よく通る…綺麗な声だった…。でもそんなことは問題じゃない。
少女は、ぬいぐるみの獲得に失敗し、その腹いせかゲーム機に盛大な蹴りをお見舞いしていた。
こっちも…何ていうか…少し引いた…。
「あかんごっつ性格悪そうや」
ミサトさんも凄いと思ったけど、ある意味それ以上かも。穏便にその場を過ぎ去ろうとしたそのとき。
「あんたたち!さっきから何見てるのよ!」
気付かれた!二人があの子のスカートなんて覗こうとするからだ!
「いや、あの、その、なにも!」
なんで私が慌てているんだろうか…。綺麗な青い瞳が私達を見ている。
つかつかとこちらにやってくると、その子は一言こういった。
「百円ちょーだい」
…は?
「ゲーム代なくなっちゃったのよ!見物料!一人百円ずつ、安いモンでしょ!」
「アホか!なんでワシらが!」
ワシらって!私も数に入れないでよ!トウジ!
突っ込もうかと思ったが、彼女は物凄い勢いで捲くし立てている。
いつもは強気なトウジも押され気味だ。
「何よ、百円も持ってないの?サイッテー!」
トウジの顔がだんだん険しくなってくる。これは…まずい。
「この茶髪女言わせておけば!ちょっと可愛ええからってええ気になってんやないぞ!
「トウジ相手は女の子だよ!ケンスケも止めて!」
彼の性格上、女の子相手にそこまで酷い事態にはならないと思うが、一応止めておかないと。
しかし、彼女も負けてはいない。トウジを超える勢いで掴み掛かってきた。
「なにすんのよ!サルサルサル!サイテー!離しなさいよ!離してってば!」
ゴスッ!
「あ、ゴメン」
トウジが掴んだ手を振り払った彼女のひじが、後ろでゲームをしていた
素行が良いとは決していえない男の人に当たった。
「なにしてくれるんや!最終局面までいったんやぞ!どないしてくれるんじゃ!」
ゲームを中断させられた男は、トウジよりもっと胡散臭い関西弁で彼女に大声を上げている。
やばい…さっきより確実にまずい…。
「トウジ!なんとかしろよ!」
「そうだよ!同じ関西弁だろ!」
「関係ないやろ!それは!」
「ああ!ほら、あの子殴られちゃう!」
まずい、本当にまずい。彼女に駆け寄ろうとしたそのとき。
バキィ!!
さっきより、そうゲーム機にかました蹴りより数段素晴らしい蹴りが
男の顔面をお見舞いした。倒れていく様がスローモーションに見えた。
その騒ぎを聞きつけて、男の仲間がゾロゾロと現れてくる。
「お前ら!やっちまえ!」
ドラマや漫画の中でしか聞いたことのない台詞を吐くと男達は彼女に襲い掛かった。
「あ、あぶな…」
「すきアリぃ!!」
私の心配をよそに、彼女は数倍も体格差がある男達をなぎ倒していく。
その姿は気持がいいほどだった。
「………………」
しばらくその姿を眺めていたが誰からともなく呟いた。
「おい…逃げよ…」
「………うん」
背中に彼女が男達を蹴り付ける音を聞きながらその場を去ろうとした。
「待てや!中坊!どこ行く気だぁ!?」
「わ!まだいた!」
男の仲間が私達を彼女の連れとみなし、絡んできた。
「ま、待って!」
「ワシらは関係ないで!」
「ないです!」
「ごちゃごちゃうるせえな!」
そういうと、私の腕を掴んだ。強く掴まれて腕が痛い。
「い、痛っ!」
小さく声を上げると、男は腕を掴む手はそのままに私の顔をじっと見た。
その視線はまるで舐め回すような視線だったので、思わず顔を背けた。
「なんだお前。そっちか」
「へぇ〜。中々可愛い顔してるじゃねえか。オラお前はこっち来いよ!」
値踏みするように舐めまわす視線を一層強くした
男達は掴んだ腕の力を更に強くして、どこかへ連れて行こうとする。
「離せよ!お前ら!」
「離さんかい!ボケ!」
二人が私を助けようと挑みかかる。
「トウジ!ケンスケ!」
しかし、この体格の違いでは敵うはずもない。
二人は抵抗も空しく倒れ落ちた。
「やめっ!は、離せよ!」
「元気だねぇ。いいから来いよ。お前だって殴られるよりはヤられる方がい…」
男の口上は途中で途切れた。
あの綺麗な女の子がまるで新体操のように男に近づき、
またしても素晴らしい蹴りを顔面にかましたのだ。
彼女は何故か私の顔をじっと見た。
この視線は…そうあのときの。
動物園のパンダを見るような視線だ。
その視線は一瞬で、彼女は残ったチンピラを始末するべく後ろを振り返った。
お疲れ〜!
なんかこのスレってカオスSSがよく投下されるよな
初期の頃の職人が消えたせいもあるんだろうけど
面白いよ。
カオス?
初期の方がカオスだと思うなぁwww
好きだけど
「いってぇ…」
「ち…ちくしょ…う……」
山だ。チンピラの山。ボコボコにされたチンピラ共の山だ。
こんな機会がなければ、一生見ることはないかもしれない。
別に、特別見たいと思う光景ではないが。
しばらくその光景に見入っていたが、ハッと思い出した。
「そうだ、トウジ!ケンスケ!大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫」
「あぁ…平気や」
殴られて倒れた二人に駆け寄る。
殴られた頬は、赤く腫れていた。申し訳なくて泣きそうになった。
「ごめんね…私のせいで」
「いいって。別に、当たり前のことだろ」
「な、泣くなや!それより、お前は大丈夫なんか?」
「私は大丈夫。何もされてないよ」
自分のことより私を気遣う彼らに心が温かくなった。
そうだ。一応彼女にもお礼を言おう。
こうなった理由はどうあれ、救ってくれたのは彼女なのだから。
「あの…君も、ありが…ッ!…きゃあ!!」
振り向いて、お礼を言おうとしたその時後ろにいた彼女の指先が私の背をなぞった。
思わず高い悲鳴を上げてしまう。私はくすぐったがりで、特に背中は弱いのだ。
それに何故見知らぬ美少女に背中を撫でられなければならないのか?
「な、何を!?」
驚いて彼女の居るほうに振り返り、向き合う。
彼女の綺麗な瞳が私を見ている。青い瞳の中には驚いて赤くなった私がいた。
彼女はまじまじと私を見つめると、こう言った。
「なによ!アンタ、男なの!?女なの!?」
「……………へ?って、うわぁあああぁあ!!!」
ふに
「…………」
「うわぁあぁ!!」
ふにふにふに
見知らぬ命の恩人の外人の美少女が、私の胸を………揉んでいる。
もともと膨らみもまるで無い胸だから、
触ると言うより撫でるとか言った方が正しいのかもしれないが。
そんなことは問題じゃない。問題にすべき点はそこじゃない。
なに!?なに!?なんなの!?今私の身に一体なにが起こってるの!?
パニックを起こしかけている私の耳に彼女の高い声が響いた。
「なによ!女じゃない!まったく。そうよね、このアタシを差し置いて男を
ナンパするなんてそんなバカな話あるわけないわよね!」
彼女は私の胸を揉む手はそのままに捲くし立てる。
「だいたいアンタね!ブラくらいしなさいよ!ますますわからなかったじゃない!
あーぁ、それにしたって何だってこんなダサい子ナンパしようとしたのかしらね!」
頭の中が真っ白になって、何も考えられない。
胸を触る彼女の手の動きだけがやけにリアルに感じる。
トウジもケンスケも突然の事態に呆然としている様だった。
そのまま真っ白になった頭にまだ何やら言っている彼女の言葉をが右から左へと流れていく。
向かいの道路に車が停まり、男の人が呼びかけるのを頭の隅で聞いた。
「おーい、アスカぁ。何してるんだ、もう行くぞ」
「やっばー!行かなきゃ!じゃ、あとよろしく!加持さぁん!今行きますぅ!」
彼女はその声に、やっと私の胸から手を離すと、風のように去っていった。
遠くでサイレンの鳴る音が聞こえる。
遠くに感じるのは、私がそう感じているだけで実は近くに来ているのかもしれないが。
「……………」
「シンジ…警察来た。行くぞ…」
「……………」
「シンジ…はよ逃げんとワシらのせいにされてまうで」
「……………」
トウジとケンスケに引きずられながら、私はその場を去った。
「とんだ災難やったな。大丈夫か?シンジ」
「……………うん……」
「あ〜、その、な、シ、シンジ?」
何ていうか、無事で良かったっていうか。
もう…何ていうか…。
何て言ったらいい?
「し、知らない外人に胸を触られた…」
「…………」
「…………」
とりあえず、事実を口にする。
もうショックとかそういうものじゃない。
何!?今さっき何が起きた!?
「あー、その…よ、よくあることや」
その言葉にやっと脳が活力を取り戻した。
「よくあること!?ねえ、これってよくあるの!?よくあることなのかな!?」
「えっとな、シンジ。犬に噛まれたと思って…」
「犬に噛まれる方がよくあることじゃないの!?」
トウジのジャージの襟を掴んで激しく揺さぶる。
もう自分でも何を言ってるのかよくわからない。
私は別に、まだ誰にも触られた事がないのにとか
初めては彼氏の家でとか、そんな下世話なことを考えた事はない。
これから先、そういう事がしたいと思った事はないし
そんな風に思う相手も思ってくれる相手もこれから先現れることなんてないと思ったからだ。
でも、そういう問題じゃなかった。まったくそういう事じゃなかった。
知らない相手に、命の恩人に、あんな性格のあんな美少女いきなり触られるなんて思ってもいなかった。
もう何がこんなに混乱してるのかさえもわからない。
いや、わかろうとするのを脳が認めてくれないのか。
「まぁ…月並みだけど忘れろよ」
「……………うん」
「もう、一生関わることはないやろうしな」
「……………うん」
「でもブラはした方がいいぞ」
「………それは放っておいて」
慰めてくれる二人の言葉がありがたくも痛かった。
乙!
ノーブラシンジキュン(*´д`*)ハァハァ
>>774 最後の1行の淡々とした感じにワラタwww
思わずアスカに嫉妬しまくりんぐ
「萌える」ということがどういうことなのか再認識した
しかしDESTRUCTIONなスレですね
疲れた。非常に疲れた。あれから二人とは途中で別れた。
気の沈んだ私を彼らは大層心配していたが、
まさかあんな理由でネルフ本部へ行くのを休むわけにもいかない。
それにしても…すごい女の子だった。…色んな意味で。
綾波も綺麗な子だと思ったけれど、それと同じくらい綺麗な子だったな。
いや、大人しい分綾波の方がいいかもしれない。
笑ったり、話したり、綾波ももう少し感情豊かだったらもっと可愛いだろうに、
と思ったことはあるけど。前言撤回。…彼女よりはマシだ。
まぁ、トウジ達の言うとおりこれから先会うことはないだろう。
それだけが心の救いだった。そういえば、彼女は「アスカ」って呼ばれてたっけ…。
何となく、どこかで聞いたことのある名前だ…。
いやいや、忘れよう。思い出したっていいことなんて…。
そうして思考が無限ループに入りそうになるのを止めようとしたとき、
聞き覚えのある声が耳に届いた。
「何よ!この機械壊れているんじゃないの!?」
……………まさか…ね。
「んもぉ!このカード作ったばっかしなのに、どうして受け付けないのよぉ!」
………いやいや、そんなことあるはずない。
あるはずないって!あるはずないってば!
事実を否定したくて、壁ごしで聞いていた声のする方向を勢い良く覗き込んだ。
「あー、もー、何よ!このポンコツ!」
茶色かかった金髪と白い肌に、黄色のワンピースがとてもよく映えた。
細く長い足がゲートに素晴らしい蹴りをかましている様子をどこか別の世界の出来事のように見ていた。
でもどんなに否定しても、目の前の現実が変わることは決して無く。
「………うそ」
ショックを受けてカバンを落とすなんて典型的なお約束をしてしまった。
その音に彼女が気付き、ゆっくりとこちらを向いた。
「ん?」
「…………あ」
何故!?何故、彼女がここに!?
現実が受け入れられずに頭の中が再び真っ白になる。
「なぁに?何でアンタがここにいるわけ?」
それはこっちが聞きたい。いや、何となくはわかるけど。
………信じたくない。
これが、セカンドチルドレンとの初めての出会いだった。
「紹介するわ、惣流・アスカ・ラングレーさん。今日から弐号機で参戦してくれるわ」
「よろしくお願いします!」
彼女は何事もなかったように、ミサトさんから紹介され、
何事もなかったように挨拶している。
「………………」
状況が受け入れられず、彼女をじっと見つめてしまう。
爽やかに挨拶する彼女は、さっきとはまるで別人のようだった。
「どうしたの?シンちゃん。じっと見て」
ミサトさんがそんな私を見て問い掛けた。
じっと見てたっていうか、あのぅ…その子…。
どうしたものかと迷っていると、彼女は心配そうに私に話し掛けてきた。
「あぁ!さっきのせいね。碇さん、大丈夫?」
「えぇぇえ!?」
「さっき私が街でショッピングしていたら、不良に絡まれちゃって。
碇さんのお友達が助けてくれたんです。きっとケンカを目の当たりにしちゃったから、
ショックを受けているんですよ。私も、凄く恐かったし!」
「えぇぇえええぇえ!?」
違う。何か違う。全く違う。全然違う!
この子がチンピラに絡んだんですよ!
この子がチンピラをボコボコにしたんですよ!
でもって最後に私の胸を揉んで去っていったんですよ!!
そう言いたかったが、言えなかった。
彼女が私のお尻を激しくつねったからだ。
「…変な声出してんじゃないわよ」
ぼそっと耳元で低く囁かれた。
………ミサトさん、この子の…。
「あら、じゃあ二人はもう知り合いなのね」
「そっかー。だからシンちゃんさっきから青い顔してたんだ。
でもシンちゃんがケンカでショックを受けるなんてねぇ…。
以外と女の子らしい所あるのね。」
「本当恐かったです。助かりましたぁ!
碇さん、お友達にもお礼を言っておいて貰えるかしら?」
「…………うぁ!」
にこやかに話ながらも私のお尻をつねる指を強くする。
「…さっきのこと、誰かに話したらタダじゃおかないから。
あいつらにもそう言っておくのよ」
『アンタ達の中じゃ一番まともかもね〜』
いつかのミサトさんの言葉が脳内でこだまする。
この子の、この子のどこがまともだって言うんですかぁ〜!!
「じゃあ、私はそろそろ研究室に戻るわ。じゃあね、ミサト。あとよろしくね」
「はぁい。さ、行きましょうか。ご馳走するわ。
って言ってもここの食堂じゃたいしたものはないんだけどね」
「ミサトさん、ひょっとしてビール飲む気ですか?仕事中ですよ」
「固いこと言わないの〜!一本くらいいいじゃない」
相変わらず豪快な人だ。そう思ってミサトさんの笑う顔を見ていると、突然その笑顔が固まった。
「昼間っからビールか。腹出るぞ」
「な、な、な、な!?」
「加地さん!」
後ろを振り向くと、背の高い優しそうな男の人が立っていた。
「何でアンタがここにいるのよぉおぉぉ!!」
「よ、葛城。久しぶり」
「加地さぁん。もう、どこ行ってたんですか?」
ミサトさんが激しく取り乱している。
加地さんと呼ばれた男の人はミサトさんに親しげに笑いかけている。
惣流が、甘い声で擦り寄っている。綾波はいつもと変わらない。
…何だこの状態。
「アスカの随伴でね。ドイツから出張」
「そりゃご苦労さま!用が済んだらさっさと帰れば?」
「お生憎様。まだ帰る予定はないよ」
何やら一定の空気を保って話している。この二人はどうやら知り合いらしい。
そんなやりとりをとりとめなく眺めていると、彼は私を見て微笑んだ。
「碇シンジさんって君かい?」
「え?ええ、そうですけど」
どうして、私の名前を?まだ自己紹介もしてないのに。
「そりゃ知ってるさ、君はこの世界じゃ有名だからな。俺は加地リョウジ。よろしくな」
「こ、こちらこそ…。あの、でも有名って…」
「何の訓練も無しにエヴァを実戦で動かしたサードチルドレンってね。
しかもすでに3体の使徒を倒している。そりゃ有名にもなるよ」
「そんな…」
そんなんじゃない。
そんな有名になるような、人に誉められるような事なんて私はしてない。
ただ、夢中だっただけだ。一回目は記憶が無い。
二回目は、理不尽に覚えた感情の余りに勝手な行動をした。
三回目は綾波に守られて、綾波を助けたいと必死だった。
全部が全部、正しい行動と言えるものではなかっただろう。
少しでもどこかで何かが狂っていたら、きっと倒せなかった。
ただ、運が良かっただけだ。
「偶然です、ただの」
「偶然も実力のうちさ」
私の言葉を遮る様に加地さんは言った。
「才能なんだよ、君の。頑張れよ、シンちゃん」
力強く加地さんは言った。
そんな言葉、父さんも言ってくれなかった。
私を誉めて認めてくれる言葉なんて誰も言ってくれなかった。
どんな風に振る舞えばいいかわからなくて、私はただ加地さんの顔をじっと見るだけだった。
そのあとは、加地さんがミサトさんの寝相の悪さを聞いてきたり、
それに何故かミサトさんと惣流が慌てていたり、
綾波はいつも通り淡々としていたり、色々あった。
それにしてもどうして寝相を子供の前で聞くのはダメなんだろう?
でもそんな時間を過ごしている間中、惣流は私をずっと見つめていた。
今日も1日の潤いに出会えた
面白いじゃねえかい
がんばりな
>>762 またあの神様にシンジきゅんを描いて頂きたい
初めて見た時は思わず貞本本人かとおもてしまたぐらいだもん!
思い出は美化されてますよ…と
貞本だなんて恐れ多い
でもなんか好評だったみたいですね
あんな感じで良かったらまた書いてあぷします
続きマダー??
「なんやてぇ!?あの女エヴァのパイロットやったんか!?」
「うん…」
「やっぱエヴァのパイロットって変り者が選ばれるのかなぁ?」
「……ケンスケ、その変り者って私は含まれていないよね?」
「何言ってるんだ?含まれてるに決まってるだろ」
もう…どうでもいいや。あの子がセカンドチルドレンと知った時点で諦めた。
世の中色んな出会いがあるのだ。そういうことにしておこう。
「シンジ、何やホトケさんみたいな顔してるで」
「うん…」
諦めが最大限に達すると人は悟りの境地に入るらしい。
「ま、ワシらは二度と関わることはないやろうけどな。
センセは仕事やからな、同情するで」
「俺は羨ましいけど」
他人事のみたいに…。ああそうか、彼らにとっては本当に他人事か。
ケンスケはそう言うけど羨ましいのはこっちの方だ。
肩に置かれたトウジの手がやけに重く感じる。
はぁ…これから先どうなるんだろ?
そんな心配をしていると、教室の引き戸が開いた。
「おはよう、碇さん。何だか元気がないみたいだけど、大丈夫?」
「あ、おはよう。大丈夫だよ。…たぶん」
委員長だ。あぁ、やっぱり女の子はこうでなくちゃ。
癒されるな……って!!
「わぁああぁああ!うそぉおぉおぉお!!」
委員長の後を付いて入ってきたのは、茶色かかった金髪、白い肌、
青いベストとスカートの制服がとてもよく似合う彼女だった。
「な、な、な、なんで!?」
「あら?あなた達全員同じクラスだったの」
「まぁ、碇さん達と知り合いなの?」
「えぇ、ちょっとね」
爽やかに可愛らしく彼女は微笑む。
そして私達に近寄ると、他の人には聞こえない程の小さな声で言った。
「サイッテー!なんでアンタ達となんかと」
「…………」
「…………」
もう言葉が出ない。ケンスケは少し嬉しそうだが、
トウジに目をやると彼は私と同じく悟りの境地を開いていた。
「どうしたの?惣流さん」
「うぅん。何でもないわ」
「そう、ならいいんだけど」
何も知らない委員長が心配そうにしている。
「…………悪夢や」
「……………うん」
「あーぁ」
空が憎らしい程青い。そのどこまでも伸びる青空にはいくつかの白い雲。
今日も暑くなりそうだ。
「猫も杓子も、アスカ、アスカ、アスカ、かぁ」
「写真にあの性格は出えへんからなぁ」
照りつける太陽にネガを透かしながらトウジは言った。
セピア色の世界の中で彼女は花の様に笑っていた。
「帰国子女って、やっぱ進んでるのかねぇ?」
「さあなぁ、そんなんもうどうでもええわ」
「確かにね…」
目の前には大量の写真。制服はもちろん、体操服から水着、こっそり撮った着替え写真。
惣流・アスカ・ラングレー。
彼女は転校して来た途端、小遣い稼ぎとしての写真販売の人気トップに躍り出た。
しかし、それ以外は特にどうでもいい。
何しろあの可愛らしい顔の下には、とんでもない性格が隠されているのだから。
「相田、新作出たか?なぁ、これ見本以外ないのかよ」
「あぁ、ごめん。それもうないや。また現像しとくよ」
「えー、しょうがないなぁ。んじゃ、これと。あ、これもついでに」
「はいはい、毎度ありぃ〜」
写真は次々と売れていく。ありがたいことだ。中学生の若い欲望に感謝をしていると、
しばらくネガを眺めていたトウジがふと話し掛けてきた。
「ケンスケ…いつも思っとったんやけどな、ほんまにこんなん売れるんか?」
彼が手にしているのは、すっきりと切りそろえられた短い髪に、
細身の身体をした青い制服の少女の写真だった。
「あぁ、シンジな。これが結構売れるんだ。
男子もそうだけど以外と女子にも需要があるんだ。
今までこんなタイプいなかったしな。俺にはわからないけど」
「マジかいな…。顔は綺麗な方だとは思うけど。それにしてもなぁ…」
「だから言ったろ?ちゃんとすりゃかなりのものだって。これが最初の私服だろ、
そしてこれが制服。んでもってこれが水着。そしてこれがとっておきのお着替え中のベストショット!」
「…ッぶ!!」
数々の写真の束に交ざって、もう一人の相方の少女の着替え写真が交ざっていた。
そういえば、あのときはブラジャーをしていなかったらしいが、
その写真の中では膨らみかけた胸に白いブラジャーをしていた。
「おま!何そんなん撮ってんのや!さっさとしまわんかい!」
「何だよトウジ。顔が赤いぜ?欲しいのか?使うんだったら特別に只でやるぜ」
「誰がナニにどう使えっちゅうんじゃ!ボケぇえ!!
つぅか、ワシのコレがアイツで使い物になる日が来たら、そんときワシは終わりや!!」
「はっはっは〜。冗談だって。俺も無理、俺もそう思う。
まぁ、これは売らないよ。本人にばれたとき、さすがに反応が恐い」
「…燃やしてまえや、そんなん」
「まだ顔赤いぜ?本当は勿体ないんじゃねぇの?ま、いいや処分するか」
睨み付けてくるトウジを尻目にネガと写真にライターで火を付けた。
大人しそうな顔をして、彼女は結構過激だ。
それに、いくらなんでも制服姿はともかくこんな写真を売るのは良心が咎める。
もともと他の女生徒達の着替えをのぞきに行ったついでに、偶然撮れてしまった物だし。
「せやけど、こんなん欲しがる奴もおるんやろな…」
「世界は広いからねぇ…」
小さく燻る炎を見ながら世界の広さを実感する。
世の中は…広い。不思議に満ちている。その不思議に日々の糧を獲ているのだけど。
「まぁ、ばれない程度にやろうな」
「あぁ…ほどほどにしとこ」
どこまでも青く広がる空に、蝉の声が響いた。
萌えた!!GJ!!
サンバカはいいねぇ
なんか時かけの3人組みたいな感じかな<シンジとトウジとケンスケ
シンジ、サバサバしてるし男子のが気が合いそうだ
乙
>>788マジで!?すげー嬉しいよ
ていうか
今も妄想力が尽きかけたときは大変お世話になっておりまふ
遠くの校舎の隅にトウジとケンスケがいた。
他の男子生徒が彼らから何か受け取っている。
何してるんだろうか?その様子をなんとなく眺めていると、
エスカレーター下のベンチに見慣れた少女を見た。
「綾波、おはよう」
「おはよう、碇さん」
あれから、綾波とは少し話ができるようになった。
と言っても、一方的に私が話しているようなものなのだが。
それにしても、人と話をするのがほとんどなかったのは私の方だったのに。
自分の中の小さな変化に苦笑いする。
そんなことを思っていると、背後から聞き慣れない朝の挨拶をされた。
「ハイ!シンジ、グーテンモルゲン!」
「ぐ、ぐーてんもるげん?」
惣流だ。日本人の私がドイツ語で挨拶するのは何となく気恥ずかしい。
「何よ、朝っぱらから辛気臭い顔して。このアタシが声掛けてやったのよ」
別に、放っておいてくれても一行に構わないんだけどな…。
口には決して出さないが、頭の中で激しく思う。
「もぉ、少しは嬉しそうな顔しなさいよ!」
「あたっ!」
額に小さく痛みが走る。デコピンをされた…。
パイロットが一人増えたことによって、個人の責任が軽くなったと思ったけど
その分余計な心労は確実に増えたと思う。世の中うまくいかないものだ。
この性格さえなければ完璧な美少女なのに…。
「痛いなぁ。いきなり何するんだよ」
「あら、あなたファーストチルドレンでしょ。昨日も会ったわね。仲良くしましょ」
「ちょっとは私の話を聞こうよ…」
惣流は私の文句は聞こえていないのか、聞きたくないのか
ベンチに座って本を読んでいた綾波に気付いて声をかけた。
「どうして?」
「その方が都合がいいからよ」
「都合がいいって…。そんな言い方やめなよ」
つい咎める口調になってしまう。
パイロット同士で仲良くするのは良いことかもしれないけど、
そんな露骨な言い方はないと思う。
「はぁ、ミサトといい、アンタ達といい…仲良しごっこが好きねぇ」
「そんなんじゃないよ」
「アタシもう行くわ、じゃね」
勝手に言いたい事を全て言ってしまうと惣流は早足で校舎に向かってしまった。
性格云々は置いといても、根は悪い子じゃないのだろうが…でも。
「はぁ…。私達、あの子と仲良くやっていけるのかなぁ?」
ため息と共に吐き出すように言葉を紡ぐ。
「命令があれば、そうするわ」
「センセも何や大変そうやなぁ〜」
「頑張れよ、シンジ」
「若干面白そうな口調なのは気のせいかな?…二人とも」
二人が能天気に話し掛けてくる。
トウジは惣流と相変わらず仲が悪い、と言うか喧嘩友達の様になっている。
何だかんだ言っても彼らは学校でしか顔を合わす事はない。
ところがこっちは、召集がかかれば常に一緒だ。
使徒が襲来したら、それこそ四六時中一緒にいなくてはいけない。
惣流はあんな性格だ。綾波は少し話すようになったとはいえ、
未だに二人きりになると間が持たない。ため息の回数が増えた様な気がする。
「まぁ、女同士は何かと大変だよな。よくわかんないけど」
「せやな、色々面倒やろ。よくわからんけど」
わからないんなら、わかるような口調をしないで欲しい…。
トウジとケンスケが奢ってくれた、いちごミルクを飲みながら思った。
あと、何故か菓子パンも貰った。メロンパンは好きだからいいんだけど…。
何故かと聞いてみたら「いつもお世話になっているから」と言う微妙な理由だった。
世話になってるのはこっちも同じなのになぁ…。
何だか餌付けされてる様な気分だが、とりあえず色んな意味で疲れた身体に甘い物が嬉しい。
それに、理由はどうあれ二人と話していると日常の中にいるのが具体的に実感できて嬉しい。
「ホンマ、エヴァのパイロットって変り者が選ばれるんちゃうか」
………………。
こないだも思ったけど、貴男達がそんなことを言いますか。
「その理屈なら、トウジもそのうちきっと選ばれるよ」
「何やと!ワシのどこが変り者やねん!」
いや、たぶん。結構。確実に変り者だと思う。私が「変わり者」というのなら、彼も同類だ。
「俺は変り者だろうが、何でもいいから選ばれたいけど。
あーぁ、ミサトさんも次があるんだったら俺を選んでくれないかなぁ?」
「そんなに乗りたいの?」
「乗りたいの!」
それぞれの意見を聞いていると、携帯の着信音が鳴り響いた。
緊急召集だ
乙
シンジきゅんのハイレグが見れるのかな、ユニゾン
>>795-796 正直言うと、前にどんなの描いたのかあんま覚えてないです
あんま期待しないでね…
絵柄も変わってるし、グリコのおまけ程度に考えて下さい
グリコのおまけって最近精密じゃないか?
一粒200bおいしくて強くなる
ぬふぅ!!
807 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/11(金) 14:54:25 ID:B+jFp64b
1ヶ月ぶりにこのスレ来たけどいいものありがとう。
>>805 第一宇宙速度を超える速さで早速頂きました。
いいもの見せてもらいました
>>801乙です!!!!!
>>805ありがとう、ハァハァさせてもらったよ、また気が向いたら描いてやっておくれ
愛してる
>>805 すげぇ!!理想のシンジきゅんだ!潤いをありがとう!
今日は投下しないで寝ようと思ってたのに、速攻書き上げてしまったよ。
巨大な足が地面から生えている。
一体は山から。もう一体は湖から。昔のギャグ漫画みたいだ。
あぁ、そういえばセカンドインパクトが起きる前に作られたホラー映画でも、
こんなワンシーンあったっけ。忘れちゃったけど、確かタイトルに「犬」がついて、
顔が真っ白で恐い人が出てくるやつ。
こんな映像滅多に見られるもんじゃない。わぁ、面白い。
…これが他人事ならさぞかし面白いだろう。
だが、やったのは私達だ。一体だと思っていた敵は、実は二体だった。
そしてこの有様…。
「無様だな」
「…申し訳ありません」
冬月副司令の言葉に、ミサトさんが小さく呟いた。
二体になった使徒は、新型N2爆雷により攻撃され今は活動を停止しているようだった。
「死んでるんですか?これ」
「足止めに過ぎんよ。再度進行は時間の問題だな」
一体を攻撃しても、コアは壊れない。
それどころか、一体を攻撃しようとするともう一体が加勢に入る。
そして二体は守り合うように防御する。どうやって倒せばいいんだろう?
「パイロット両名。君たちの仕事は何かわかるか」
今まで黙っていた父さんが突然話しだした。はっきりした声で問い掛ける。
私達の仕事…。
「エヴァの操縦です」
考えあぐねていると、惣流が言った。そういえばそうなんだけど。
「違う。使徒に勝つことだ。こんな醜態をさらすために我々ネルフが存在しているわけではない」
それだけ言うと、父さんは副司令と綾波を連れて席を立った。
その大きな背中は、私達に対する失望が色濃く見受けられた。
父さんにあんな格好悪い所を見られてしまった。
嫌だと思った。
…何故嫌だと思うのか。
父さんの言うとおり醜態を晒してしまったからなのか。
私は、どうしたいのだろうか。
認められたいのだろうか。
見返してやりたいのだろうか。
父さんを。今更私を必要とした父さんを。
ここに来てから父さんと話したことなど数える程しかない。
父さんの事は何も知らない。
父さんのことを考えるときは、手で水を掬うことに似ている。
どんなに掬い上げようとしても手の中を流れ落ちていく、透明なそれ。
考えてるうちに、水は手から零れ落ちてしまう。
その手には何も残らない。何も。
「いっ!」
「ちょっと!何ボーっとしてるのよ!」
考え事をしていると、惣流がいきなり私の足を踏んできた。八つ当りだ。
「痛いな!二人きりになったとたんコレ!?」
「うるさい!アンタのせいでせっかくの日本戦がめちゃくちゃだわ!」
「何で私のせいなんだよ!めちゃくちゃなのはそっちだろ!」
「アンタがグズだからじゃない!あんなところで使徒に捕まっちゃってさ!」
「それは君だって同じでしょ!」
まったく、もとはと言えば自分を良く見せようとあせって敵を倒そうとしたのが悪いんだ。
確かに、戦闘パターンの素晴らしさは私の初号機とは比べものにならないが、
連携プレイがこれでは話にならないと思う。
「何ですって!あたしは違うもん!」
「違わないよ!だいたいその二重人格いい加減にしてよね!」
「あたしが二重人格ならアンタは何よ!男女のくせに!
加地さんの前をノーブラでうろちょろするんじゃないわよ!」
「男女ってなんだよ!惣流がうるさいからちゃんとブラだってするようになったもん!」
「あんたバカァ?当たり前でしょ!それが普通なのよ!本当に女なの!?」
「何だ?もう喧嘩か。二人とも、飯でも食いにいかないか?」
そのままどんどん論点が違う方向へと進み、
日々の身だしなみについての説教が始まりそうになったそのとき。
誰かが惣流の肩に手をやり、優しく声をかけた。
「加地さん!」
振り向いた彼女はさっきまでの怒った顔から一変して、
恋する可愛らしい美少女に変貌した。
「相変わらず変わり身早いね…」
「…何か言った?」
「別に何も…」
女相手にアスカ、おんなじ行動するとさらに凶悪にww
すげえ、アスカがDQNにしか見えなくなった。
いや、面白いからいいんだけど。
ごめん…。もうちょっとしたら可愛くなると思うから…たぶん。<アスカ
>>816 アスカ=DQN これ定説
アンチな見方でもなんでもなくて
>>818まあ控えめに見て、ちょっとだけキツイ性格の子、ってとこかな
控えめにみて、キツイ性格
まぁ、アスカがいたからこそシンジきゅんもブラジャー付けるようになったんだ!
ノーブラいいじゃない
乳首浮く
基本的に周囲から特別扱いと腫れ物扱いされて育ったらDQNになるのもむべなるかな。
目の前には大量の紙の山。
そうこれは紙だ。ただの紙なのだ。それなのに…。
「ただの紙切れの分際でよくもここまで人をへこませてくれるものだわ…」
「関係各省からの抗議文と被害報告書はそれで全部よ。あとは請求書もあったかしらね」
言い聞かせていた言葉も旧友の一言によって早くも崩れ去る。
わかってる。わかってるけど。ちょっとくらい現実逃避がしたい。
「エヴァの修復、どれくらいでかかりそう?」
「フルピッチで5日ってところかしら」
「使徒は?」
「現在自己回復中。第2波は5日後とMAGIは予測してるわ。今度しくじったらクビね」
どっちも5日は身動き取れないってわけか…。
そして5日以内に何らかの作戦を思いつかなければ
待っているのはこちらの滅亡だ。クビよりも恐ろしい。
こんなところで立ち止まるわけにはいかないから。
あのアクの強いパイロット三人娘達をなんとかして勝利に導かせなければ。
「あなたのクビが繋がるいいアイディアがあるんだけど、いらない?」
リツコの天使のような声が耳に響いた。
「いるいるいる!いるにきまってるじゃない!さすが赤木リツコ博士!」
「残念、私が考えたアイディアじゃないんだけどね」
「え?じゃあ誰が?」
手渡された小さなフロッピーには、白いテープにふざけた文字でふざけた言葉。
『マイハニーへ』
……………加持。
「…やっぱいらね」
「クビになってもいいのね」
にこやかに笑いながら、リツコは言う。
ああ、このフロッピーを持つ指に力をいれたい。
パキッとやってしまえたらどんなに楽だろうか…。
コーヒーの良い香りが漂う部屋で、ミサトはそんなことを思った。
「じゃあな」
「シンジ、元気だせや」
「……うん」
ここ数日で色んな事があって、疲れた私を気遣うトウジ達の言葉に少し救われる。
いつもの帰り道、途中でトウジとケンスケと別れ一人で家路に付こうとすると、
すぐ横の道路を大きなトラックが通った。引越しトラック?何でまたこんな時期に?
「ただいま」
っと言ってもまだ誰もいないんだっけ。
そういえば今日はミサトさんが対使徒の作戦発表があるから家にいるようにって言ってたな。
いつもはネルフ本部で発表なのに、今日はどうしたんだろう?
何だか昨日よりも狭くなったような気がする廊下を歩く。……………って。狭くなった?ええぇ?
「な、何コレ!?」
朝学校に行くまで私の部屋だったはずの個室は、大量のダンボールに埋め尽くされていた。
なに!?なにが起こったの!?この荷物は何処から!?そして私の荷物は何処へ!?
「あら、シンジ。やっと帰ったの?」
疑問符だらけの私に、声をかけて来る人物がいた。
「そ、惣流!?何でここに!?」
「知らないわよ。あたしだって」
彼女は荷物に持たれかかって言った。風呂上りらしく、濡れた髪を拭いながらジュースを飲んでいる。
「どういうこと?」
「ミサトに作戦の一つだって言われて来たのよ。あ、そうだあんたの荷物出してあげたわよ」
「出してあげたって…あぁ!!」
少ない荷物は、ダンボールに適当に詰められて廊下の隅に出してあった。
私の荷物はもともとたいした量ではなかったけれど。それにしたって…。
「な、なんで…?」
「さあね、あんたお払い箱になるんじゃない?」
「えぇえぇえ!?」
「だって実力的にはあたしの方が断然上だし」
そんな…。でも、まさか…。壁に手をついて、必死に今の状況を理解しようとする。
惣流はそんな私を無視して、自分の作業を続けていた。
「ちょっとあんたねぇ、女の癖に何よこの量。ダンボール二つ分もないじゃない」
「惣流が多すぎなんじゃないの?」
部屋にも運びきれず、一部は廊下にはみ出している。
女の子は持ち物が多いって言うけど、こんなもんなんだろうか?
「バカね。そりゃ日本の部屋にはちょっと多いかもしれないけどこれくらい普通よ。
あんたが異常なのよ。服とか下着とかその他もろもろ入れたらこんな量になるわよ」
そう言うもんだろうか…。
委員長とかはどうなんだろう。今度聞いてみよう。
まぁ、私が一般の女の子とはちょっと違うのはそうかもしれないけど。
ああ、でもちょっとって言ったら惣流はきっと
「ちょっとどころじゃない!」って言うんだろうな…。
「あら、コレ可愛いじゃない。どうして着ないわけ?」
そう思っていると、惣流は私の荷物の中から数少ない洋服を引っ張り出し始めた。
「勝手に人のもの触らないでよ。下着とかもあるんだから」
「いいじゃない別に。女同士でしょ。
あんたいつも男みたいな格好してるんだから、たまには女らしい格好しなさいよ」
また日々の身だしなみについての説教が始まった。
でも、私は別に変わらなくてもいい。
惣流みたいに綺麗でも無いし、綺麗にもなれないし。
これも言ったらそういう問題じゃないって怒られるんだろうな。
「シンジ…。あんたブラはちゃんと付けてるんでしょうね?」
「つけてるよ…今だってほら」
制服のブラウスの肩をちょっと下げて、
ブラ紐を見せると彼女は満足したように「うんうん」と頷いた。
初めて会ったあと、彼女の猛烈な意見によってつける事にした。
14年間放置されていた私の胸は、ようやく白い布に包まれたのだった。
でも、膨らみなんて本当にない小さな胸なんだけど。
意味はあるのかわからないんだけど。
しかし惣流いわく、つけていないと大人になったとき垂れるらしい。
……一応それは避けたい。女として。
「まったく、加持さんの周りをノーブラでうろうろしてたなんて、たまらないわ。
アンタもアンタよ。鈴原や相田とよくつるんでるみたいだけど、気を付けなさいよ」
何をだろう…?二人はとてもいい友達なのに。
「あんたバカぁ?加持さん以外の男なんて、皆ノラ犬なのよ」
「の、ノラ犬…?あ、ひょっとして、『狼』のこと?」
そういえば、彼女はクォーターで日本に来る前は外国で暮らしていたんだっけ。
勉強したらしく日本語は流暢だが、漢字や言い回しについてはまだ曖昧な点があるようだ。
性格以外完璧な美少女は、指摘された点に気付いたようだ。
頬が僅かに赤く染まる。
「…ッ!人のあげ足ばっか取ってるんじゃないわよ!何よ、この細い腰!憎らしいわね!」
「ぎゃ!何するんだよ!」
「あら、さっそく仲良くやってるみたいじゃない。作戦を発表するわ」
私の腰を両手で締める惣流とじゃれあっていると、
帰ってきたミサトさんが声をかけてきた。
うんうん、可愛いね2人のやりとり
忠実な前半はともかくとしてw
別にアスカは嫌いじゃないけど実際に男の時と同じように女の子シンジきゅんに接してたとしたら…
冗談抜きでぬっころしたくなった
女性から見るとたいした事無いんだよね、このアスカ。
どうしてもシンジに感情移入してしまうからな。
シンジが男だとまだ男女だから愛らしくも見えるけど、女同士だと本当に何もない。
単なる殺伐としたやりとりになってしまう。
別にそれがいいんだけど。
どうせ貞シンっぽい性格になるなら手厳しい皮肉のひとつでも返すだろうしな。
テラオモロスww
>>805 いいねぇ
今まで話は面白くても挿絵でかなり萎えたのが多かったけど
今日からはこれをシンジきゅんと思ってFFを見れるよ
3バカがいいねぇ。バル戦が激しく欝になる予感。
なにげに、おにゃの子、シンジきゅんでぐぐってみたら一番上に!
>>836 よくぞぐぐった。
どきどきするシンジきゅんがいっぱいなサイトだ。
このスレ見てんかな
萌え絵やミニゲームを投下してくれた絵師じゃないか
>>20とか
「シンジのやつ、どないしたんやろな」
「こないだ会ったときはなんともなかったのにな」
くるくると変わるエレベーターの階数表示板を見上げていると、
目的の階に着いた。彼女のと彼女の保護者である上司が住んでいる部屋がある階に。
「あら、あなた達…」
ドアが開き、狭い個室から外に出るともう一方の入り口からクラス委員のヒカリが出てきた。
「こんなところで会うなんて奇遇ね。どうしたの?私はアスカのお見舞いだけど」
「俺たちはシンジの見舞いだよ。ここ数日休んでたから」
「あら、じゃあ碇さんも同じマンションなのね。ちょうど良かったわ。
私、碇さんのお見舞いにも行きたかったの。あとで部屋教えてね」
「あぁ、わかったわ。しっかし、あいつらこない近くに住んでたんやなぁ」
「そうね、こんなことってあるのね」
そのまま三人で歩く。歩く。おかしい…どちらも途中で停まらない。
このままだと三人とも行き着く先は一番端の部屋だ。
「何であなた達ここで止まるの?」
「委員長こそ」
「住所間違えとるんちゃうか?」
案の定、6つの足はそこで止まった。不信に思いながらも一緒にインターホンを押す。
「はーい」
ドアの向こうでは、少女と思わしき声が聞こえた。はたしてその声の主は…?
「どちらさま?」
「………!?」
目の前にいたのは、同じシャツに同じレオタード。いまどきペアルックな目的の少女二人だった。
「何してるの?あなた達」
「何だ?二人の友達か?」
さらに奥からは、背の高い年上の男性が出てくる。
「何してるんだ?お前ら」
「あら、あなた達来てくれたのね」
横を見ると、今帰ってきたのか彼女の上司が。
「一体何しとんねん、お前ら…」
「何してるんだろう…」
黒髪の少女は、力無く答えた。
「何だ、そういう事だったのか」
「それで、成果はどうなんですか?」
「それがね…ハイ二人とももう一度!」
「えぇ!まだやるんですか!?」
もう朝から何回同じダンスを踊っているのだろう。
対使徒の作戦とは、エヴァ初号機と弐号機による二点荷重攻撃。
敵のコアはお互いがお互いを補っているため、同時の攻撃パターンが必要なのだ。
ということは…。必然的にパイロットである私達の攻撃パターンも揃えなければいけない。
だからミサトさんは惣流を呼び、私達は共同生活の上、
曲に合わせて攻撃パターン身体に教え込ませることになったのだ。
その結果がダンス。
「お、二人とも頑張れよ」
「はい、加地さん!見ててください」
「頑張って、アスカ、碇さん」
「おお、頑張れや」
「頑張れよ」
「…………」
惣流はいい。学校の体育の授業も見てたけど、運動神経は抜群にいいから。
音楽だって成績がいい。その点私は、運動神経は悪くはないが特別いいわけではない。
音楽だってそうだ。そもそも、こんな風に飛んだり跳ねたり踊ったりするのは苦手だ。
と言うかやったことがない。明るい軽快なリズムの曲が流れだす。
やるしかないか。えっと、ここのフレーズでこの振り付けで…。
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「題して、鶴とヒヨコの踊りか…」
「これはまた、時間かかりそうね…」
複雑な視線を感じる。加地さんとミサトさんからそんな評価を頂いた。
もともとダンスが苦手なあげく、惣流のレベルが高すぎて私が合わすことができないのだ。
ようするに、攻撃パターンを覚えればいいのだから
ダンスの完成レベルはこれ程高く無くてもいいはずなのだが、プライドの高い彼女はそれが許せないらしい。
あぁ、なんで私はこんなことしてるんだろう。何で惣流とこんなことを。
今日のご飯を作るのも私なんだろうか。ミサトさんと惣流は何もできないしな。
何作ったらいいだろうか。惣流は日本食食べられるかな。
っていうか、ケンスケは何でいちいち写真を撮るのだろうか。
トウジはどうしてここ最近制服着てるんだろうか…。
疲労のあまり、つい関係の無い事まで疑問に思ってしまう。
「あんたねぇ、どうしてそんなに鈍臭いのよ!」
「しょうがないよ。慣れてないんだから。君だって私に合わせようとしてないし…」
「それにあんたそのレオタード、男物じゃない!何で普通の着ないのよ」
「だって、こんな水着みたいなの恥ずかしいだろ」
「ついこないだまでノーブラで相田や鈴原と遊んでた癖に何言ってるのよ!そっちの方が恥ずかしいわよ!」
そう言えばそうなんだけど…。惣流は女物のハイレグタイプのレオタードだが、
私はスパッツタイプの物だ。本当は体育の水着だって恥ずかしい。
惣流や委員長みたいに女の子らしい身体をしていたら違うのだろうけど。
「はいはい、喧嘩しないの!今日はここまで。明日は本部で特訓するわよ。6時起床ね」
「えぇぇええぇ!?」
「碇さん、アスカ頑張ってね」
「頑張りや。ワシらは明日から修学旅行やさかい」
「えぇぇええぇ!?」
今度は惣流が悲鳴を上げた。そうか、もうそんな時期なんだ。結局行けなかったな。
「せっかく水着買ったのにぃ!シンジ、何であんたはそんなに落ち着いてるのよ!」
「私は行けないと思ってたから。普通に考えてそうでしょ」
「諦めてたって言うの!」
いや、諦めてたって言うか。行きたかったのは確か何だけど。
あぁ、スキューバとか皆でお泊りとか、ちょっとしたかったな…。
今まで大勢で行動したことなんて無かったから…。
「あんた、行きたかったなら行きたかったって言いなさいよ…。無理するんじゃないわよ」
「碇さん、お土産買ってくるから…」
「そうだ、シンジ何がいい?」
「………ちんすこう」
無意識のうちに沈んでいたらしい。委員長達にお土産をお願いをした。
私達は明日は本部で特訓か…。父さんと顔を合わせることがありそうだ。
「あーぁ、ミサトったらたまらないわね。夜もこの音楽聞けなんてさ」
朝から本部で練習をして、ついさっき帰ってきたばかり。さすがに疲れた。
部屋にはユニゾンで使う音楽が流れている。私のウォークマンにも。
いつもの単調な音楽とは違う、軽快なリズムで流れる明るい曲。
イヤホンを外しても、耳に聞こえる音は同じなのだけど、
惣流は口を開くと加地さんの話か私に対するお小言なのであまり聞きたくない。
「ねえ、シンジ。あんたってさ」
曲に交じって惣流の声が聞こえる。
「ファザコン?」
聞き捨てならない言葉が耳に入り込んできたので迷わずイヤホンを外す。
「何だよ、それ」
「司令とごはん一緒に食べたかったんでしょ?それを断られたくらいであんなにしょげちゃって」
「違うよ…」
彼女は昼間の事を言っているのだろう。
廊下で父さんと会って、お昼を一緒に食べる事を提案したが断られた。
それだけだ。父さんには仕事があるんだから。だから違う。そんなんじゃない。
話し掛けたあの時、膝が震えてしまったのは忘れたことにする。
「ファザコンってのは、父親のことが好きな子のことでしょ。だったら私は違う。嫌いだから」
嫌いだと思う。父さんなんて。何であんなのが私の父親なんだろうっていつも思う。
でも、本当は嫌いたくない。そう思っている私もいる。それを認めたくない私も。
父さんのことを考えるときは、手で水を掬うことに似ている。
どんなに掬い上げても、手の中を流れ落ちていく、透明なそれ。
考えてるうちに、水は手から零れ落ちてしまう。
その手には何も残らない。
でも、掌には何も残らなくても、指先には雫が残る。
たとえそれが一雫でも。
だけど、私にはその雫が何なのか、どうしたらいいのかわからない。
考えてるうちに、その最後の一滴も蒸発して消えてなくなってしまう。
私は…本当はどうしたいんだろう。
「どうかしらね。あんたってきっと碇司令に似たタイプを好きになる感じがするし」
「はぁ?父さんみたいなのを?」
「違うの?」
「違うよ!」
私が人を好きになるとしたら、誰かが私を好きになってくれるとしたら。
父さんみたいな人なんて絶対ごめんだ。
「じゃあどんなのが好き?あたしは加地さんだけど」
「好きって…」
「鈴原や相田みたいなのがいいわけ?あんなサルみたいなの」
「サルって酷いな。そうだな…よくわからないけど」
そう、私が誰かを好きになるとしたら。私を見てくれて、私の傍にずっといてくれる人がいい。
優しくて温かい人。太陽みたいな人。
そう、父さんとは真逆の人がいいかも。
それを告げると惣流は複雑そうな顔をした。そして一通り考え事をしたあときっぱり言った。
「やっぱりあんたファザコンだわ」
「だから何で?」
「だってそれ、碇司令とまったく逆っぽいわ。嫌い嫌い言っていつもそいつの事考えてるのは、
好きだからそいつのこと考えてるのと同じじゃないの」
何も言えなかった。私は、掌に残る雫がなんの意味を持つのかわからない。
わからないままでいい。私はまだ、その雫に名前を付けたくない。
黙っているのも、悔しいけれど私は抱えた膝をさらに抱くことしかできなかった。
照明を落とした自分の部屋。一人ベッドの中で考える。
惣流は言った父親なんていなくても平気だと。
自分は母親が精子バンクから買った精子から生まれたことを。
特別な存在達から生まれた特別な存在。
大勢の中から選ばれて、エヴァに乗って、人から認められる事が彼女にとっての最高の幸せ。
真っすぐに前だけを見て進もうとする、彼女の横顔。
けれどそれはどこか寂しげな表情に見えたのが印象的だった。
じゃあ、私の幸せはどこにあるんだろう。
私は父さんとどうなりたいんだろう。
今夜は寝付けなさそうだ。
水でも飲もうと廊下に出ると、どこかで誰かが啜り泣く声が聞こえた。
耳を澄ましてみると、それは惣流が寝ている寝室からだった。
あの彼女が…?
「…アスカ?」
心配に思って引き戸を少しだけ開けて、中を覗きこんだ。
「マ…マ…」
「…え?」
「ママ……どうして…死んじゃったの?」
そう言って、彼女は眠りながら泣いていた。子供のように。
昼間は勝ち気な少女は、夜の闇の中、まるで迷子の小さな女の子のようだった。
乱れた毛布を掛け直してあげてから、私はそっと部屋を出た。
「なんだよ。人のことファザコンって、自分だってマザコンの癖に」
その泣き声が、あまりに悲痛だったので私はそれ以上何も言わなかった。
プライドの高い彼女は、きっと泣き顔を見られる事を嫌がると思ったから。
私は母さんの顔も覚えていない。母親がどういうものかよくわからない。
彼女の過去に何があったのかは知らない。
けれど、きっとアスカにとって母親は掛け替えのない存在だったのだろう。
何となくそれだけはわかる。
アスカが泣いている。大事な物を失った子供のような声で。
いつもはその激しい性格で自身過剰に取り繕っていても、
彼女の本当の中身は独りぼっちの普通の女の子なんじゃないだろうか。
子供のように泣きじゃくる彼女の声を聞きながら、私はその時そう思った。
GJ!!!!
GJ!
GJ。
でもアスカって音楽の成績いいの?正直歌とかアレ(ry
音楽は歌だけじゃなかろう。リコーダーとか、リズム感がいいんだよ。
歌は本当にアレ(ry
えっ、なに?そんなに酷いの?
やばい
ポジションとしてジャイアン
つかシンジきゅんてチェロもピアノも弾けるし音楽の成績やリズム感もいいんじゃないんだろか
>>851 そうなのか…
声優=歌がうまい
ていうわけじゃないんだね
初めて知ったよ
そういえば石田さんも・・・
ハサウェイの声の人も下手らしい
ちんすこうって何か響きがアレだよね。
意味が分かって無いシンジきゅんにちんすこうって何回も言わせたい
本当はちんこすうって言わせたいんだろ?
練習四日目。決戦まであと一日。それなのに…。
「ダメダメ、ストップ」
音楽が止められ、ミサトさんからのダメ出しが入った。
「シンちゃん、音楽よく聞いて!まだ照れが残っているわよ」
相変わらずダンスは揃わない。
私は、昔チェロをやっていたのにリズム感はまるでない。
と、言うより楽器と音楽にあわせて実際に体を動かすということは、何となく違うようだ。
「それとアスカ。何度言ったらわかるの?シンちゃんに少しは合わせてちょうだい」
ミサトさんはアスカにも注意した。確かにアスカ一人のダンスは素晴らしい。
けれど、目的が攻撃パターンを合わす事ならば、彼女一人が上達しても意味が無いということだろう。
「そんなことできないわよ。あたしのレベルを下げろって言うの?大体合わせるのはシンジの方よ」
確かに私がもっと上手くなればいいんだけど。さすがにこんな短期間じゃ…。
不満そうな顔をしたアスカがちらりと壁ぎわに目を向けた。そこには、綾波が立っている。
決戦に出るのは今現在戦闘に使える弐号機と私の初号機だけなのに、
何故彼女がそこにいるのだろう。不思議に思っていると、ミサトさんはもっと不可解な事を言いだした。
「レイ、ちょっとやってみて」
「はい」
やってみるって、アスカの代わりに?綾波はミサトさんに連れられて、
ここ数日私達の練習を見ていたから振り付けは覚えているかもしれないけど。
でもいきなり踊れなんて、何を考えているんだろう。
「いいから。はい、ミュージックスタート!」
相変わらず軽快なリズムの音楽が鳴り響いた。
「どう、アスカ?」
できた…。
綾波とのユニゾンは寸分違わぬことなくぴったりと揃いダンスは終了した。
少々上がった息を整えながらアスカを見ると、彼女は黙ったまま何やら考えこんだ表情を浮かべていた。
「零号機が修理中でなかったら、迷わずあの二人で行くわね」
「…だったら」
今まで黙っていたアスカがここにきて初めて口を開いた。
「だったらあたしの弐号機にファーストが乗ればいいじゃない」
それだけ言うと、アスカは部屋を出ていってしまった。
闘争心を煽ろうとしたのだろうが、プライドの高い彼女には裏目に出てしまったようだ。
しばらく呆然としていると、加地さんが入ってきた。
「よ、頑張ってるか?」
「参ったわ、もう時間ないってぇのに…」
加地さんは、くすりと笑うと私を見て言った。
「シンちゃん、何してるんだ。早く追っ掛けろ。これも君の仕事だよ」
「は、はい」
しばらく探していたが、やっと見つけた。
アスカは街を一望できる公園にいた。
「なによ。なんでついてくるのよ」
私に背を向けてベンチに座る姿は、まるでこちらを拒絶しているようだった。
いや、拒絶しているのか。
「なんであたしなの?あたしはちゃんとやってるわ。あんたが鈍いからうまく行かないのよ。
なのに何であたしが怒られなきゃいけないの!?」
何を言っていいのかわからない。
きっと、アスカの言っていることは正しい。
私がもっと上手くなればいいのだけれど、私にはそれができない。
精一杯やっていると言うのは言い訳にしかならないだろう。
だけど。
「アスカ。そりゃ君はエヴァの操縦は私と比べものにならないし、
その歳で大学まで出てるけど」
でも。それでも。
「自分の事特別なんて思わないほうがいいよ。肩の力抜いて、楽にしたほうが疲れないでしょ」
「あたしに忠告する気?あんたなんかにそんなこと言われる筋合いなんてないわ!」
私の言葉にアスカは声を荒げた。
私がアスカにこんなこと言える立場じゃないのはわかってる。
それでも口に出してしまうのは。
「私も昔似たような感じだったから、わかる気がするんだ」
「あたしはあんたとは違うわよ!」
「わかってる。アスカは私とは違うよ。アスカは、強いから。ただ、似ているって思っただけ」
先生の所にいたあの頃の私。取り繕っていい子ぶっていた私。
アスカとは似たところがあるのだろう。
けれど、似ているって事はその時点で全く同じ物ではないって事だ。
あの夜、一人母親を思って眠りながらアスカは泣いていた。
だけど寂しげな表情を浮かべながらも、強がっていても彼女は今は前を見て進む。
それが本当の彼女かどうかはわからないけど。
私はそんな風になれない。
強がることすらできなかった。
父さんに捨てられたあの日から今まで時は止まったままだ。
「ごめん。勝手言って。先戻ってる」
初めて本部で会ったときと同じ視線を背中に感じながら私は家に戻った。
アスカはまだ帰ってこない。
あれから一人で家に戻ったので、彼女がどこに行ったのかは知らない。
余計なことを言いすぎたかな。返って怒らせちゃったみたいだし。
そんなことを思いながらリビングの天井を眺めていると、誰かが帰ってきた。
アスカだ。
「アスカ…どこ行ってたの」
「…ミサトは?」
「え?仕事で今日は帰らないって…」
「そう。ってことは今夜は二人きりってわけね」
私の質問は無視して現状を確認する。
そしてアスカはゆっくりと私に向き直ると決意した顔で言った。
「やるわよ、シンジ!」
「へ?やるって何を?」
「あんたバカぁ?特訓よ!絶対ユニゾンを完璧にして、
ミサトやファーストを見返してやるんだから!」
あぁ、彼女はやっぱり強い。
私みたいな軟弱なやつとは全然違う。
そうだ、やらなきゃ。
無意識のうちに顔が笑いの形になる。
「何笑っているのよ!さ、やるわよ。早速だけど、出だしの振り付け!
もっと足を高くあげるのよ!」
「わかった。絶対完璧にしよう」
「その息よ!やっとやる気出てきたみたいじゃない」
その夜は一晩中何回も、何十回も踊った。不思議と疲れはしなかった。
そして、翌日決戦当日は、大成功だった。
…着地以外は。
「…なんで最後の最後に失敗するわけ?」
「…ごめん」
「戦いは常に無駄なく美しくよ!何であんたってそうなの?」
「だからごめんってば!もう済んだからいいじゃない!」
しばらく恒例の言い争いのあと、押し黙った彼女は初めて私を認める言葉を口にした。
「ふん。まぁ鈍臭い割りには頑張ったじゃない」
「なんだよその言い草」
そう言いながらも、私は笑った。そして、アスカも。
「あー、もう!最悪だわ」
「急に降ってきたものね」
どんよりとした空からは、大粒の雨。惜しみなく降り注ぐ天からの恵みは、
今の自分達にとっては迷惑以外の何物でもなかった。
そして何より最悪なのは…。
「なんでアンタ達までいるわけ?」
「しゃーないやん、急に降ってきたんやし」
「そうそう。ここ以外雨宿りできる場所ないし」
横を見ると、いつかの少年二人。
「ヒカリはともかく何でこいつらなんかと。加地さんだったら大歓迎だけど」
「まぁまぁ、アスカ。いいじゃない」
下校中、急に降ってきた夕立のため、雨宿りできる場所を探した。
見つけた場所はこのバスの停留所。
日差しよけの屋根からは、雨粒が降り注ぐ大きな音が響いていた。
「そういえば、あんた達だけなの?」
「そうね、碇さんはどうしたの?」
「ああ、あいつ?途中でわかれたよ」
「買い出しあるてスーパーよるんやと」
そんな会話をしていると、目の前に車が止まった。
パワーウィンドゥが開かれると、そこには同居人兼保護者のミサトが乗っていた。
「あら、あなた達。学校帰り?こんな雨じゃ大変でしょ。乗って。うちで雨宿りなさい」
「あーぁ、凄い土砂降り」
雨音がうるさい。トウジとケンスケと別れて、
買い物を終えてスーパーを出たまでは良かったのだ。
マンションまであと少しと言うところでアウト。
なんとか避難場所は確保したが大粒の雨に現在行く手を阻まれている。
「これはまだ止みそうにないなぁ。どうしよう」
真っ黒な空を見上げながら呟いた。あぁ、ご飯作る時間なくなっちゃうな。
もう少しだし、濡れるの覚悟でこのまま走っていっちゃおうかな。
そんな事を考えていると、前方に猛スピードで走ってくる自動車が目に止まった。
あ、あの車は!
「ミサトさ…ッ…ぶっ!!」
最後まで言いおわらないうちに、体全体に泥水のシャワーが降り注いだ。
どうやら走行中に私を見付け、急ブレーキをかけたらしい。
「シンちゃん、ごめん。…無事?」
「はい…さっきまでは」
髪の先からしたたり落ちる雫を拭う。
パワーウィンドゥを開け、ミサトさんが申し訳なさそうに覗いていた。
「ごめんね?ほらシンちゃんも乗って」
よく見たら、アスカに委員長にトウジにケンスケ。一通り揃っていた。
でも、乗れって言われても…。
「いいですよ。私が乗ったら座席が汚れちゃうし、隣の人も濡れちゃうから」
「ええ!?ダメよぉ。風邪引いちゃうわ!」
そう、私は雨には少ししか濡れなかったが、さっきの泥水シャワーでずぶぬれだ。
下着までぐっしょり水浸しな私が乗ったら迷惑がかかる。
それでもミサトさんは申し訳なさそうにしていた。
「もう少しだし、歩いて帰ります。大丈夫ですよ」
「ごめん!本当にごめんね。お風呂沸かしておくから!」
「はい。気を付けて」
去っていくミサトさんを送ると、私は土砂降りの中に足を踏み出した。
もともと濡れるのを覚悟で帰るつもりだったし。
濡れたブラウスや下着が肌に張り付いて少し気持ち悪いけど、
たまには雨に濡れて帰るのもいいだろう。
毎日投下してくれてんのに
「乙」としか言えない自分が悲しい…↓
シンジきゅん幸せそうだけどバル戦でトウジぬっころして欝になるんだろうな。
それでトウシンの可能性はなくなる万歳
トウシン好きの人もいるのにその言い方はちょっと…
もしかしたらケンスケとか
誰ともくっつかないだろ。カヲルもぬっころすし。
どちらも殺す前にいい感じになるもあぼーんか?
欝だね。
んで体験最終話のA女みたいになるのか。
学園エヴァだったら起こしにくる幼馴染みはトウジになるのかな。
リナレイ役はカヲル…?
シンジきゅんのパンツ見れるのか!
カヲルよりトウジを!
トウジとシンジきゅんを幸せにしてやってくれ
死ぬ時に萌え声フラグが立つから音量が大きく出来ない悲しさ///
>>831 ちと遅れて悪いんだけどさー、もしそうだとしたら、女は女が我侭でも許されると思い込んでる(ぶっちゃけ近年勘違いして調子に乗ってる)ことの証明にしかなんないなー。あー。
お前なんか嫌なことでもあったの?
今ちょうどひまなだけ
土砂降りの中を歩く。
惜しみなく降り注ぐ雨の中を歩いていると、まるで水の中にいるように感じられた。
雨の匂いがする。生の匂いだ。
エヴァのエントリープラグの中で感じる受動的な生ではなくちゃんとそこにある生だ。
でも、あの機械は。エヴァの中は不気味に居心地が良いのは確かだった。たぶん、何よりも。
「ただいま」
「シンちゃん!大丈夫だった?お風呂沸かしたから入って。風邪引いちゃう」
ずぶ濡れで帰ってきた私を見てミサトさんが慌てていた。
奥を見ると、みんなバスタオルで髪を拭いている。私と違って被害は少なかったらしい。
濡れて透けてしまったブラウスが少し恥ずかしかった。
雨は冷たくもなく、逆に気持ちがいいくらいだったから風邪は引かないと思うけど
泥水を被ってしまったから、入った方がいいだろう。
「クェ〜」
何かがスカートを引っ張っている。
下に目をやるとペンペンがいた。さっきまで委員長に抱かれていたのに。
「どうしたの?ペンペン」
「クェ!クェエ!」
どうやらペンペンもお風呂に入りたいらしい。
着替え加えて更にペンペンを抱えてお風呂場に向かった。
「シンちゃん、ちゃんと暖まるのよ」
「はーい」
そう言うと、濡れ鼠と化した少女をミサトは風呂場に送った。
「はぁ〜。だいぶ小降りになってきたなぁ」
「碇さん、びしょ濡れだったわね。大丈夫かしら」
「しっかし、あいつホンマに女か?泥水被って歩いて帰るなんぞ」
被らせてしまったのは自分なのでちょっと形見が狭い。
しかし、自分の事を客観的に見たことがない子だとは思う。
ちゃんとしたら本当に可愛らしい子なのに。あぁ、そうだ。
「なによ、ミサト。ニヤニヤしちゃって」
「うふふ。みんな、イイモノ見せてあげましょうか?女はね、変わるのよ」
「え?」
「ペンペン、ほらちゃんと身体拭いて」
屈んでペンペンの羽毛に付いた水滴をタオルで拭う。
そうしていると、ペンペンがじっと一点を見ているのに気付いた。私の…胸。
「クェエ?」
ペンペンは物凄く不思議そうな声を出した。
そういえば、一緒にお風呂に入っているときも視線を感じていた。
言いたいことが何となくわかる自分が嫌だ…。
「いい?ペンペン。世の中の女性みんながミサトさんみたいな胸してるわけじゃないの」
「クェ」
ペンペンは納得したような声を出した。これはこれでなんとなく傷つく。
まったくもう。ペンペンにタオルを渡して、自分の着替えに入った。
「ギャ!ギャ!」
ドアの方向を見てペンペンが騒ぎだした。
「どうしたの?」
ドアの外は騒がしくなっていた。何かあったのだろうか?
薄く隙間を開けて外を覗くと皆で小さな紙切れを見ている。
写真のようだ。写真?えぇ!!あの写真は!
「ちょっと!ミサトさん!何すんですか!」
勢い良くドアを開け、ミサトさんに詰め寄る。
なんで?なんでアレがここに!?なんで皆に見せてるの!?
「な、な、な、なにを!何をしてるんですかぁ!」
ミサトさんの服を掴んで揺さ振る。それでも彼女は何でもないことの様に微笑んでいた。
「いいじゃなーい。皆にシンちゃんが可愛いって知って欲しかったのよ」
「碇さん、可愛い。昔は髪が長かったのね」
「シンジ、お前…」
「女ってホンマに化けるんやなぁ…」
「ちょ!ま!み、見るなぁー!!」
ミサトさんが皆に見せていた写真。それはここに来る前の私の写真だった。
ここに来る前は、全部先生の望んだ通りの私だった。
髪も今と違って、ロングヘアーだった。
服もスカートやワンピースや、女の子らしい物が多かった。
先生は、男の子みたいな私を女の子らしくしたかったらしい。
私もそれに従った。従わなくてはそこにいられないと思ったからだ。
でも、本当は自分の事を考えるのが億劫だっただけだ。
そのくせ、本心ではスカートみたいなヒラヒラした服や長い髪は嫌だった。
だから、ここに来る時自分で髪を切った。服はすべて置いてきた。
ここに来たからって、父さんに会ったからって何も変わらないとは思ったけど。
それでも感動的な再開は絶対無くても、父さんと和解なり決別なり
何かけじめを付けなければならないということはわかっていたから。
人に従うだけの私。
それは今と変わらないかもしれないけど、如実に表れていたあの頃には帰りたくなかった。
あの頃の写真が何故ここに?
写真の中の私は、今とは違う長い髪を風になびかせて可愛らしいピンク色のワンピースを着ていた。
傍からみたらどこかのお嬢さんだ。今の私を知っている人には考えられないだろう。
現に、トウジやケンスケは熱心に見つめている。
「な、な、何でコレを?」
「シンちゃんがここに来る前にね、送ってきたのよ。こんな子ですってわかるように。
でも、ほかの荷物に交ざっちゃってて最近まで見てなかったのよね」
「碇さん、可愛い!」
「本当だ、コレはいける」
「シンジべっぴんやったんやなぁ。嘘やろぉ…?」
「だから、みんな見るなってばぁ!!」
恥ずかしくてたまらない。なんだこの羞恥プレイ。
それぞれから写真を奪っていると、ミサトさんが声をかけた。
「シンちゃん」
「もう!何ですか!」
「写真、勝手に見せたのは謝るわ。でもね、私はこの時のあなたも皆に受け入れて欲しかったの」
「…え?」
「何よシンジ、あんた人の事とやかく言うくせに自分が一番取り繕ってるんじゃない」
「アスカもそうよ。二人ともね、育ててくれた方の前じゃないんだから
無理していい子にならなくていいのよ」
その言葉にミサトさんの顔をただ見るしかなかった。
誰かに受け入れて貰うことなんて今までなかったから。
アスカは複雑そうな顔をしていた。私もどうすればいいのかわからなかった。
そうしていると、ミサトさんはまた声をかけた。
「それよりもねえ、シンちゃん。服、ちゃんと着たら?」
「え?あ、うわぁあぁああぁあ!!」
そういえば私は着替えの最中でそのまま飛び出してきたため、
今の状態はパンティーとブラジャーにシャツを引っ掛けているだけだった。
今まで写真に夢中で私も含めてみんな気が付かなかったらしい。
アスカや委員長はともかく気付いた少年二人の視線がより強いものになった。
「きゃあぁああ!二人とも見るなぁ!」
「ちょ、待てや!お前が勝手にそんな格好で出て来たんやないか!見てへん!見てへんわ!」
「嘘だ!指の隙間からしっかり見てる癖に!」
「よし、シンジ、こっち向け!」
「ば、バカー!写真を撮ろうとするなあ!」
そこらへんの物を投げ付けながら、私はバスルームに戻った。
「あんたって奴は、なんでいつもそうなワケ?」
頭上からアスカの声がする。
着替えた私は正座をさせられて、恒例の日々の身だしなみについての説教をされている。
なんだよ、アスカだって気付かなかった癖に。
「アスカ、もうそのへんで…」
「ダメよ!ヒカリ。シンジには女としての自覚がないのよ!こないだだってねぇ…」
アスカの説教は止まらない。ブラジャーの件と言い、彼女は私の適当な身だしなみが気になるらしい。
私も少し気を付けるようになったけど、アスカみたいにはいかない。
そう思っているとケンスケが何かに気付いて大声を上げた。
「ミサトさん!昇進されたんですか?おめでとうございます!!」
ケンスケはミサトさんに深々と礼をしていた。一体…。
「どないしたんや」
「どうしたの相田君、昇進って?」
「君達!気が付かないのかね!この襟章の線が二本になっていることに!」
あぁ、そういえばデザインが変わってるような…。でもこんなの言われなきゃ絶対わからないと思う。
「一尉から三佐に昇進したんだよ!」
へぇ…そうなんだ。よくわからないけどミサトさんは出世したらしい。
アスカの説教を聞きながら思った。そしてケンスケは何かを思いついたらしい。
気合の入った声で高々と宣言した。
「よし!そうと決まれば!」
「決まれば?」
「お祝いだ!雨も止んだし買い出し行くぞ!」
どうやらお祝いをするつもりらしい。
ああ、そうしたら今日買ってきた食材はどうしようかな。
「ねえ、鈴原。男の子ってこんなことにすぐ気が付くものなの?」
「アホ抜かせ。そんなん気付くのあいつだけや…」
興奮しているケンスケと違い、トウジと委員長は冷め気味だ。
雨はもうすっかり止んでいた。雲の隙間から光が差し込んでいる。
アスカの説教はまだ続く。
買い出しか…。
「あ、私も行く」
「ちょっと、シンジ!まだ話が終わってないわよ」
「ほら、委員長も行こうよ。あ、トウジもね」
「何でやねん」
「お米買うから」
「またかい!!」
もうアスカの説教から逃げられるんだったら何でもいい。
そのままミサトさんの昇進祝いのパーティーとなった。
>>878-882 乙彼!
>>875 遅レススマソ。
我侭とかの方じゃなくてね。
女が女にする嫉妬はこんな程度じゃないのよ。
厨房の女でもアスカ程度(現時点)は可愛い範疇なのよね。
いつもより色気がUPしたね。
じゃあ、俺はトウジかケンスケで。
まじ乙!!
GJデス
シンジきゅんはかわいいなww
シンジきゅん可愛いよ。シンジきゅん。
言っておこう。女は本当に仲がいいと、面と向かって笑顔で罵り合い。
男にとっては「え?それケンカ?」ってことが日常会話。
多少仲がいいくらいなら、陰口だけで絶対やらないけど。
もういっそ、握り潰されて死んでも構わないからトウジになりたい。
死ぬ前に恐いとか言ってシンジきゅんに縋るよ。
明らかにスレ違いなこの話題に、俺はただ↓のやり取りを思い出したよ。
576 :_ :2006/07/30(日) 04:44:17 ID:GWFqrHUk0
上の意見自体はどーでもいいが、女ってどうして簡単に「女の意見」とかいって自分が代表者って顔で書き込めるんだろうな。なんかよく見かけるんだけど。
577 :_ :2006/07/30(日) 04:49:53 ID:NYMoaab50
>>576 リアルでも「女の人は」みたいなことをよく耳にするから
俺もつい最近同じ話したところだw
で、個々人じゃ言ってることが違うんだよな。
好奇心で聞いてしまうが、このスレ的には某入浴剤はどーなん?
やっぱ、倒錯じゃないとアウトオブ眼中なもの?
どうでもいいよ。それこそ本当にスレチだし。この話題終了。
俺もトウジになりたい。死ぬ前にシンジきゅんとカレー食うんだ…。
>>894 ひょっとして溶けたシンジきゅんが女性化して復活するかもと妄想します。
古来からある基本パターンです。
つーか最近アンテナが限りなく低くなってて某入浴剤と言われてもさっぱりわからん。
F5で探してみたけどそれっぽいのが見つからないので\(^o^)/
>>898 シンジスレに詳細あるよ
なんかシンジきゅんがだんだん可愛くなってきてるなぁ ハァハァ
900ゲッと
やっぱ職人さんがいると一気にのびるね
どうもこの職人さんのシンジは原作より背が高いような気がしてならない。
持ってる雰囲気のせいか俺は元々庵シンジよりも貞シンジの方が背が高い気がしてならない
庵シンジはトウジより小さくてケンスケよりちょっと高い、
貞シンジはトウジともケンスケともたいして背が変わらない。
庵シンジは撫で肩
「ちょっと、何でいきなり焼肉パーティーなの?」
「さぁ?私に言われても…」
「そこ!なにブツブツ言ってるの!はい、食べて食べて!」
ケンスケが焼けた肉をチェックして皆に知らせている。
彼はきっと、密かに鍋奉行なタイプだ。
その日はそのままミサトさんの昇進のお祝いパーティーになった。
途中で加地さんも遊びに来て、大勢で騒がしくご飯を食べて、飲んで、笑った。
私は、こんなに大勢で集まって、こんなに楽しく感じるなんて初めてだった。
たくさん話をした。話を聞いた。楽しかった。
けれど、こんな楽しい事も、長くは続かない。
すぐにまた苦しみはやってくるだろう。私は心の隅でずっと思っていた。
でも、こんなに楽しいのにそんな考えをしている自分も嫌だった。
ねぇ、もしかしたら。
ねぇ、そんなことなんて絶対ありえないと思うけど。
ここに父さんがいたら、どうなっていたかな?
ねえ、父さん。
父さん。
ずっと考えていた。
ずっと思っていた。
たった一つの本当のこと。
父さんは私を…。
父さんは私の事を…。
「………あ」
薄く目を開くと、見知った天井が目に入った。
どうやら眠っていたらしい。夢を見ていたような気がする。
何かを掴みかけた夢。
でも夢から覚めた瞬間に、それは泡の様に消えてしまった。
窓の外はもう真っ暗。深夜に近い時間帯らしい。
辺りを見渡すと、皆ぐっすり眠っていた。
「あれ?ミサトさん、加地さん?」
そういえば、アスカもいない。三人ともどこへ?
でも、とりあえず、このままにしておくわけにはいかない。
アスカが来てから私の部屋になった個室は狭いので、アスカの部屋に一組布団を敷いた。
いくらなんでも女の子をこのままにしておくわけにはいかない。
「委員長、布団敷いたから」
「んんっ…碇さん…。ごめんなさい」
寝呆け眼の委員長を抱えて布団に寝かし付けた。
明日は休みだから、泊まっても問題ないだろう。
さて、本題は男二人をどうするかだ。私の部屋は狭いから布団は敷けない。
かといって居間に布団を敷くにはこの二人を移動させなきゃいけないし。
大の字になって眠っている二人にどうしたものかと迷っていると、
玄関のドアが開きアスカが帰ってきた。
「アスカ、どこ行ってたの?ねぇ、この二人運ぶの手伝っ…」
「あー、最悪だわ!大人って不潔よ!」
「…へ?ね、ねぇこの二人」
「ああ言うのを焼けぼっくい火が付いたって言うのね!もう知らない!もう寝るわ!」
「え?え?え?」
アスカは、何故か酷く機嫌を損ねていた。
いなくなった間に何かあったらしい。自室に戻ってしまった。
ぴしゃりと音を立てて引き戸が閉められる。
「ええぇえぇええぇ?」
残されたのは私一人。
ミサトさんと加地さんは今だ帰ってくる気配がない。
え?と言うことは…。
私一人でこの二人を何とかしなきゃならないの?
呆然と立ちすくむ。
「ねぇ、ちょっと。二人とも、起きてよ」
「うーん、もう食えへん…」
「典型的な寝言言ってないで起きてってば!」
「しょ、小隊長殿ぉ〜」
「ケンスケ…。どんな夢見てるの?」
とりあえず、頬をペチペチ叩いて起こしてみるが反応は無し。
抱えて引きずってみるも、重くて断念。完全に寝入っている。
…お酒臭い。
誰だ、未成年にお酒飲ませたの…。
しまいには寝呆けて、ミサトさんと間違えたのか
私の腰に抱きついてこようとしてきたので、容赦なく拳骨を入れておいた。
「……………」
しばらくの逡巡のあと、二人に毛布をかけて放置することにした。
たぶん、翌日フローリングのせいで体が痛くなっても風邪は引かないだろう。
私もさすがに疲れたので、自分の部屋で眠ることにした。
GOD JOB!!!!!
シンジはエヴァの中で一番いい女www
思ったw
いい嫁さんになれるぞ
俺も寝ぼけてシンジきゅんの腰に抱きついてもいいですか?
殴られるけどな
乙!!
ちょっと今のうちにお知恵を拝借したいんですが。
一発ネタのつもりで、こんなに長い話になるとは思わず気軽に
女シンジきゅんに「シンジ」って名付けちゃったんですが
カヲルになんて呼ばせよう?
候補↓
シンちゃん(何か馴れ馴れしい)
シンジちゃん(何か変だ)
碇さん(何か他人行儀だ)
いい呼び名ありましたら教えてください…。
カヲルはレイやアスカを「ファースト」「セカンド」と呼ぶ。
だから「サード」
…もなんだかしっくり来ない気がするなorz
漏れは碇さんとかがいいとおもう
あと名前にさん付けとかも頭をよぎったけどなんかしっくりこないよなぁ
orz
逆転の発想で碇君で
逆の転換でシンジくん、とか。
開き直って? シンジくんでもよろしいのでは?
誰かアスカのことをアスカ君と呼ぶ人いたような気もしたし(副司令だっけ?)
俺もなんかシンプルに「シンジ君」の方がしっくりしてきた
カヲルがアスカやレイなんかに君付で呼ぶのも結構見るww
シンジ君でもいいかもねぇ
性別に拘らなくてもよい
最初シンジ君→シンちゃん
ハニー
ハニー(・∀・)イイ!
空が青い。高く澄み切った空を見上げた。日差しが柔らかく照らしている。
放課後の誰もいない屋上。何となく一人になりたかった。
一人になるのは久しぶりかもしれない。
雲が風に流れる様子を目で追っていると、ドアが開き誰かの足音が聞こえた。
「碇さん…」
「綾波?」
目の前に近づいてきた人物は青い髪の少女。綾波レイだった。
「碇さん。夕方、ネルフ本部に集まるようにって」
わざわざ私に知らせに来てくれたらしい。
「わかった。じゃあ、アスカにも言っておくよ。あの、綾波顔色少し悪いけど、大丈夫?」
「昨日零号機の起動実験だったから」
「じゃあ零号機直ったんだ。よかったね」
「ええ…」
綾波は、用はそれだけだったと思うのに、何故か私をじっと見つめていた。
「どうしたの?」
「…え?」
「考え事、していたみたいだから」
以外だった。綾波から私に話し掛けてくるなんて。赤みかかった綺麗な瞳が私を見ている。
その瞳に私が映っているのを確かめると、ポツポツと話しだした。
「綾波は…いつも父さんとどんな話をしているの?」
「…どうして?」
「昨日、パーティーやったんだ。ミサトさんの昇進パーティー。
皆で。綾波も呼ぼうと思ったんだけど、電話も繋がらないし…」
「いいの、私はそういうの苦手だから」
そう言うと、綾波は私の隣に座った。何かへんな感じだ。
綾波がこんな近くにいるなんて。
何で私は綾波にこんなこと話しているんだろう。
最初彼女に感じた感情は、嫉妬だった。
父さんの傍で私の知らない父さんの顔を知っている彼女に嫉妬した。
だけど、今彼女に感じるものは違うようだ。
もっと、穏やかな。
「私も、昔そうだった。人と接するなんて煩わしいと思っていた」
でも、昨日は本当に楽しかった。心の隅で一抹の不安を抱えていても。
「碇さん、今日はおしゃべりね」
「あ…。ご、ごめん」
「話たいのはそのことじゃないんでしょう?」
綾波はすべてを見透かしているみたいだ。そうだ、言いたいことはこれじゃない。
小さく息を吐き、一度目蓋を閉じて、再度開いた。世界が帰ってくる。
「あの場所に父さんがいたら、少しは話ができたのかなって思って」
「…お父さんと話がしたいの?」
「たぶん、そうなんだと思う」
呼んだって来るわけじゃないし、来たところで話ができるわけでもないだろうけど。
ここに来る前にも考えていた。
感動的再開は絶対なくても、何らかのけじめは付けなくてはならないと思っていた。
それが決別でも和解でも、どんな形でも。
憎みたいのか、好きになりたいのか、私にはわからない。
私はきっと父さんを憎んでいる。
でも、どこかで父さんを理解したいと思っている。
男の子になりたかったのも、きっとそんな意味も持っていたのだろう。
私が男だったら、同じ男の父さんのことがわかるかもしれないと思ったから。
私が男の子だったら、父さんは私を捨てなかったかもしれないから。
そんなことは限りなく願望に近い仮定でしかないけど。
だから、父さんに会う前に長い髪を切ったのだ。
行為としては古臭いだろうけど、以前の自分を捨てるために。
私は結局こんな中途半端な気持ちなままで、エヴァに乗るのが嫌なだけだ。
「そう言えばいいのに」
沈んでいく気持ちに耐え切れず、膝を抱えてしまっていると、
綾波はきっぱりと言った。その言葉に顔を上げた。
「言いたいこと。碇さんがそうやって今までずっと考えていたことを全部、
お父さんに話せばいいのよ」
綾波は切々と私に話す。その深紅の瞳から目を離せない。
「僅かでもいいから。そうしないと、何も始まらないわ」
私を見るまっすぐな瞳。
いつか見た、父さんを信じている綾波の瞳に似ていた。
でも、今の綾波の中に父さんの影はなかった。私だけを綾波は見ていた。
私が、言いたかったこと。ずっと思っていたこと。ずっと聞きたかったこと。
たくさんあるような気がしたけど、最後に行き着くのは一つだった。
たった一つの本当のこと。
ねぇ、父さん。
父さんは私を…。
私の事を…。
「じゃあ、私もう行くわ」
「…あ」
綾波はそれだけ言うと、私に背を向けて歩きだした。
去りゆく小さな背中に私は声をかけた。何か言わなきゃいけないと思った。
「綾波!」
綾波は振り返らない。それでも私は言葉を紡いだ。
「綾波。私、前に言ったよね。エヴァに乗らなくても生きていける日が来るまで、
一緒に考えながら生きていこうって」
風が頬を撫でる。空の青さが酷く眩しく感じた。
「ねぇ、全部終ったら。こんな戦いが全部終ったら。皆でお祝いしようよ。
ミサトさんや、加地さんや、アスカや皆と…」
おおよそ自分らしくないことを言ってるという事はわかっている。
つい声が震えてしまった。それでも必死に綾波に告げる。
「きっと、楽しいよ。綾波も一緒にお祝いしよう。皆で一緒に笑おう」
精一杯の言葉を伝えると、綾波はゆっくりと振り返ってこちらを見て、一言だけ言った。
「…ええ」
綾波は微笑んだ。微笑んだように見えた。
呼び名候補をどうもありがとうございました。
女シンジなので、ちゃん付けばかりを考えていたので
そのまんま「シンジ君」は考え付きませんでした。
参考にさせ頂きます。
まだ四人目の適格者冒頭くらいまでしか考えてませんが
24話まで書きたいネタはあるのでそこまでやりたいと思います。
GGGGGGJJJJJJJ!
お疲れさま!!
931 :
356:2006/08/20(日) 22:14:32 ID:???
乙!!!
なめとんのか
シンジストでそこを知らぬ者はもぐりだ
よかった。知ってた。俺もぐりじゃなかった。
期待まち
『言いたいこと全部、お父さんに話せばいいのよ』
びっくりした。あの綾波がそんなこと言うなんて。
思っている本当のこと。それが話せるような関係。
そんなこと簡単にできるならば、
私と父さんはこんな風にはならなかったと思う。
『僅かでもいいから。そうしないと、何も始まらないわ』
そう、できたらいいのに。
前に進めたらいいのに。
綾波のまっすぐな瞳。
前を見て進むアスカの背中。
私の心は父さんに捨てられたあの日から止まったままだ。
壁にかかったカレンダーの日にちを目で追う。
忘れたことのなかったあの日が今年もやってくる。
携帯を手に取る。もうすでに記憶してしまった数字の羅列。
オペレーターが繋ぐ呼び出し音をどこか遠くの世界のように感じた。
「シンジか、なんだ。用があるなら早く言え」
父さんの低い声が耳に届く。
心臓が高鳴った。いつのまにか渇いた喉に唾液を飲み込む。
「あの…父さん。明日ってなんの日か覚えてる?」
震える声を何とか隠したつもりで喉を絞る。
冷静で無感情な、声が携帯から響いた。
「さあな。下らんことで電話をするな」
そして電話は途切れた。電子音が鳴っている。
もう心臓の鼓動は正常に戻っていた。
喉の渇きも消えていた。
心だけは相変わらず冷めたままだ。
もう一度カレンダーで明日の日付を確認する。
「明日は、母さんの命日だよ」
母さんが私達にもう二度と会えなくなった日。
忘れてるんだ、父さん。
「その奥の白い花を下さい」
翌日、学校には行かなかった。途中で花屋に寄った。
先生から聞いていた、母さんが好きだったと言う花。
それは純白で、とても綺麗な花だった。
なんという花かは知らないけど、すんなりと伸びた茎の上に開いた花弁は、
真上を向かず少し控えめに俯き加減で、なんとなく母さんを想像した。
母さんはこの花の様な人だったのかもしれない。
顔も覚えていないのに、こんな想像する自分に苦笑いをした。
誰もいない共同墓地を歩く。
いくつもの墓標。その墓標の数だけの人の思い。
多分、ここで感じる思念の様なものは、
この下に眠っている人達のものではないのだろう。
死んだ人の思いではなく、生きてここに来る者の思いだ。
だってここに母さんが眠っているなんて思えないから。
墓標は私に何も言ってくれないから。
ここに来るのは久しぶりだけど、ここに来るたびに思う。
数え切れない程の墓標の中に目的の母さんの墓を見つける。
そこには誰かが居た。高い背、広い背中。
「…父さん」
父さんは、母さんの墓の前に花を添えていた。
母さんが好きだった花。
私が買ったのと同じ白い綺麗な花。
「母さんってどんな人だったの?写真とか…」
「写真はない。この墓もただの飾りだ」
先生の言ってた通り、全部捨てちゃったんだ。
父さんが添えた花の横に私も花を添える。
同じ白い花が二つ並んだ。
父さんは私に振り返らずに、淡々と言葉を続ける。
沈みかけた太陽に照らされた父さんの背中。
「全ては心の中だ。今はそれでいい」
「…今は?」
じゃあ、心の中にも記憶にも母さんの影がない私はどうしたらいいの?
その言葉の真意が読みきれずにいると、父さんは言った。
「シンジ、私を見るのはもうやめろ。
人は皆自分の力で行き、自分一人の力で成長していくものだ
それが男でも女でも。親を必要とするのは赤ん坊だけだ」
いつもの父さんとは違って、話は長かった。
「そしてお前はもう赤ん坊ではないはずだ」
「でも…」
「自分の力で地に立って歩け。私自身もそうして来た」
「でも…私は」
そうだ、私は赤ん坊ではない。泣くことしかできない女の子でもない。
もう父さんなんかいなくても生きていける。でも、私の心はあの日から成長していない。
父さんに捨てられたあの日から。違う。それもあるけれど。それより前の自分だ。
私は心のどこかにまだ幼い自分を残している。
私は何か見てはいけないものを見てしまったのか。
それとも辛い体験の中から生み出した成長し切れていない心なのか。
でも、それよりも。それを呼び起こすよりも。
伝えたい言葉がある。聞きたいことがある。
私はまだそれを言っていない。
『僅かでもいいから。そうしないと、何も始まらないわ』
綾波の言葉を思い出す。けれど、私より先に父さんは告げた。
乙〜!
>>932 BWシンジとケンスケのツーショットが見たい
シンジきゅんやっぱりテラカワユス
欝展開が楽しみなんだが
「私とわかり合おうなどと思うな」
その言葉と共に、父さんは顔だけを私に向けた。
夕日に照らされた父さんの紅い横顔。
こちらを見る鋭い眼光。
「人は何故か分かり合おうと努力をする。分かり合えたと思う。
だがそれは違う。分かったと思っているだけだ」
父さんの視線が途切れた。その目は、再び母さんの墓標に向けられる。
父さんのことを考えるときは、手で水を掬うことに似ている。
どんなに掬い上げても、手の中を流れ落ちていく、透明なそれ。
考えてるうちに、水は手から零れ落ちてしまう。
その手には何も残らない。
でも、掌には何も残らなくても、指先には雫が残る。
たとえそれが一雫でも。
その雫が何なのか、私は分かりかけたんだ。
指先から消えてなくなる前にやっとみつけた。
たった一つの本当のこと。
でもそれは、分かったと思っているだけなの?
だとしても、それでもいい。
父さん。父さんに聞きたいことがあるんだ。
ずっと考えて、ずっと言いたかったこと。
それは恨みの言葉でも、和解の言葉でもなんでもなくて。
たった一つの疑問。
でもそれは、音にすることは出来なかった。
こちらを見ずに父さんが言った。
「分かり合おうと努力はできる。ただ、分かり合えないだけだ。
人は、そういう悲しい生き物だ」
吹いてくる風に青い制服のスカートが舞う。
母さんの墓標は相変わらず何も言わない。
父さんもそれ以上なにも言わなかった。
私も何も言えなかった。いつもそうだ。
人から何か言葉を貰うたびに私は何もできず、何も言えず黙っているだけだ。
もどかしく感じても、何も出来ない。何もしない。
頭上で空中を飛び交うヘリの音が聞こえる。
沈みかけた夕日に照らされたそれは血の様に赤く染まっていた。
同乗していた綾波がこちらを見ている。
でも、あのときベッドで感じた嫉妬はもう起こらなかった。
小さくなっていく父さんが乗ったヘリを、私は地上からはいつまでも見上げていた。
墓標に添えた母さんが大好きだった白い花は、吹いてくる風に二つ仲良く花弁を揺らしていた。
『第6サーチ衛星より目標の映像データの受信を確認!モニターにまわします』
「とりあえず、初弾は太平洋に大はずれ。で、二時間後の第2射がそこ。
あとは確実に誤差を修正しています」
「来るわね、多分」
「次はここに、本体ごとね」
「まったくミサトもムチャな作戦立ててくれるわよね。落ちてくる使徒を手で受け止めるなんて」
「なんか言った?アスカ」
「べっつにぃ」
本当にムチャな作戦だと思う。成功率は限りなく0に近い。
それでも、この作戦以外方法はないのだ。
「ちなみにこの配置の理由は?」
「勘よ。女の勘。あんた達も女だったら私を信用しなさい!」
勘で作戦を実行されるのと、成功率が限りなく0に近いと聞かされることと
一体どちらがより酷だろうか?ああ、そういえば…。
「ミサトさんって、クジに当たったことないんだ…」
「……………マジで?」
軽口を叩きながらも、私はあの日のことが頭から離れなかった。
ずっと考えている。あの日の父さんの言葉。
「シンジ、私を見るのはやめろ」
沈み行く太陽を前に、父さんは言った。
拒絶するような父さんの背中。
赤い夕日。夕日は好きじゃない。
昼と夜との一瞬の隙間。ほんの一瞬交わるだけの瞬間。
決して一つにはなれないと思い知らされるから。
『かわいそうに』
『かわいそうにね』
夕闇が迫る帰り道。自分の背丈にはまだ大きなランドセルを背負って歩く。
目の前には、血のように赤い夕日。
白いスカートがひらりと風に舞う。
声が聞こえる。
『ほら、あの子の父親。何でも実験で母親を犠牲にしたって話じゃない』
『まぁ、恐ろしいわね。自分の妻をだなんて。それにあんな小さな女の子を残して』
先生のところにいたあの頃、他人と私の間には透明な薄い膜がかかっていた。
どんなに強い力でも決して破れない、無責任で無関心な他人の言葉。
何も知らない他人が言う。
やめて。やめてよ。
あなた達に何が分かるって言うの?
父さんの何がわかるって言うの?
『かわいそうに』
『かわいそうにね』
やめてよ。憐れみなんて欠片も無いくせに。
小さな手でギュッとスカートを握り締める。白く薄い布地に皺が刻まれた。
泣かない。泣く理由なんてないから。泣くことしかできない女の子にはなりたくないから。
それは他人の言葉だ。 無責任で残酷な他人の言葉。
何もわかっていない他人の言葉でしょう?
父さんは。私の父さんは。
「人は分かり合えない悲しい生き物だ」
父さん。父さん…。
「…ちゃん!?シンちゃん!どうしてスタートしないの!?」
ミサトさんの声が私を呼び覚ます。そうだ、使徒が。私は行かなくちゃ。
考え事に夢中で今まで気付かなかった!
「距離あと9000!」
「…ッ!!」
しまった!間に合わなければ、私だけではない。ここ全体が吹き飛んでまう。
必死に走る。走ることだけを考える。
「来ます!あと2000!」
雲が切れ、光が差し込んできた。頭上から毒々しい色合いの大きな目玉を持った使徒が現れる。
何の感情も持たない眼差しで街を、私達を見つめるそれ。
もう少し。あと少し。お願いだから、間に合って!
「ATフィールド全開!!」
落下してくる物凄い質量、重量をこの手で、この身体で感じた。
GJ毎日乙カレー
GJ! 仕事の合間に爽やかな一時。
wktk
ごめん、sをつけ忘れたせいであげてしまったorz
「シンちゃーん。ご苦労様。と、いいたいところ・だ・け・ど!」
やけに棘を含んだ声でミサトさんが言う。
わかってます…。凄くわかってます…。
「あと一秒でもスタートが遅れてたらアウトだったのよ!」
「すみません…」
考え事していたから、だなんて言い訳にもならないだろう。
事実、もう少し気付くのが遅れていたら大変なことになっていたのだ。
「そこを出たらロッカールームで待機!逃げるんじゃないわよ!」
「はい…」
「あんたバカァ?なに考えてたのよ?」
アスカの言葉が耳に痛い。今日は反論できそうになかった。
「よ!葛城」
今日はついてない日だ。
よりにもよって僅かの間でもコイツと同じ空間を共有することになるとは。
「子供のお守りをしながら得体の知れない敵と戦うなんて、
考えてみたら凄い仕事だよな」
まぁ、我ながら思い切った作戦に出たとは思う。
一歩間違っていたらとんでもない大惨事になっていただろう。
あのまだほんの小さな少女達に頼らなければいけない自分達。
でも、だからこそ、その一歩を踏み外しそうになった子を叱らなければ!
それにしても、能天気な加持の存在に頭が痛くなる。
すると自分の気分を表すかのように、ふいに明かりが消えた。
「…あんた何か変なボタン押した?」
「…いや」
突然ロッカールームの照明が全て消えた。照明だけじゃない、電気系統もだ。
「何でいきなり暗くなるのよ!」
「停電かな?まっくらで何も見えないや」
光を通さない暗闇の中。手探りで電源を探す。
しかし、やっと見つけたスイッチも役には立たなかった。
「だめ。付かない」
「どうなってるのよ!?」
「……ただの停電じゃないわ。5分も立つのに暗いままなんておかしいもの」
暗がりの中、綾波が小さな声でポツリと呟く。その様子は、ちょっと怖かった。
「何か事故が起こったかもしれないわ。とりあえず発令所まで行きましょう」
「そうだね」
「ちょっと待ちなさい!」
アスカが声を上げた。この非常時になんだろう?
何かいいことを思いついたらしいアスカは、
こんな事態にも関わらず幾分楽しそうに呟いた。
「こう言うときは、リーダーを決めて行動するものよ!
もちろん、このあたしがリーダーね!」
「…こう言うときにそんなことしても意味ないんじゃない」
「うるさいわね!それと、さっそくやるわよ」
やるって何を?疑問に思ってると、アスカは扉を指差した。
そうだ、電源が全て切れている今。この自動扉は開かないのだ。
と、なると手段は非常用の手動ハンドルのみ…。
アスカににっこりと、実にいい笑顔をした。
「はい、じゃーんけーんぽーん!」
「勝ったわ!」
「私も」
「……………うそ」
開かれた自分の掌を見つめる。
ジャンケンが弱いってことはその時点で人生損しているような気がする。
「おーもーいー!」
「ほら頑張りなさい!とりあえずここから出ないと」
「碇さん…。もう少しよ。だいぶ開いてきたわ」
「二人とも勝手言ってぇえ!」
それぞれの声援を受けるが、二人は手伝う気はないようだ。
鈍い音を立てて、動かない自動扉は開かれた。
外に出てみても、辺りは暗かった。
非常灯すらついていない。本当に何かあったみたいだ。
「さ、行くわよ。きっと発令所はこっちよ!」
「…あっちよ。行きましょう」
アスカとは反対方向に綾波は歩き出した。
この施設では一番古株の綾波に着いて行った方が早そうだ。
「待ってよ!綾波」
「……ちょっと!リーダーの言うことは聞きなさいよ!」
乙
ここでマトリエルかww
いや、これ貞版の流れだろ
乙。
そろそろ次スレの季節ですか?
だね
人いないなぁ
すまん。誤爆。
次スレは980でよろ
「きゃ!」
「いったぁーい!」
前を歩いていたアスカが誰かにぶつかった。
その拍子に私もアスカにぶつかる。打ってしまった鼻が痛い。
「あ、ごめん。君たち、自力で来たの」
日向さんがずれた眼鏡を直している。この人が居るってことは
無事発令所に付いたんだ。リツコさん達が忙しそうに作業をしている。
ここに来てもまだ電源が復活してないというのはどういうことだろう。
「正・副・予備の三系統の電源が同時に落ちるなんてありえないわ」
「となると」
「ブレーカーは落ちたというより、故意に落とされたと考えるべきね」
「一体誰がそんなことを…」
「それよりもまず現状をなんとかすることよ。貴方達、ミサトを見なかった?
今の責任者はあの人なのよね」
そういえば、ミサトさんはロッカールームに来る予定だったのに
電源が落ちた時も、ここに来るまでも会っていない。入れ違いになったのだろうか?
「あ!!」
アスカが大事なことに気付いたように声を上げた。
「加持さんは?加持さんはどこにいるの?」
「停電前に二人で廊下を歩いているのを見ましたけど…」
「うそ!この暗闇で何してるのかしら?」
…嫌な予感がする。そっとその場から逃げ出そうとすると
がっしりと腕を掴まれた。間に合わなかった…。
「二人を探すわよ。シンジ、ファースト。付いてきて」
「…やっぱり」
「嫌よ。私関係ないもの」
綾波ははっきりと断っている。
ああ、私もあんな風に物事をはっきり言える性格なりたいな…。
「ねぇ…シンジ」
「……なに?」
「ここ、どこ?」
「アスカ、わかって歩いてたんじゃないの?」
「うううううるさいわね!」
懐中電灯で廊下を照らしながら歩く。
真っ暗な闇にぼんやりと映し出されるのはずっと同じ廊下。
迷った…。
「もう帰ろうよぉ。また使徒が攻めてきたらどうするの?」
「帰れるならそうしてるわよ…」
アスカもまずいということは認識してるらしい。
気まずい空気が流れる。でも早く戻らないと。
さっきまで使徒と戦っていて、こんなときにまた攻めてきたら…。
また。アレが。けれど、使徒が攻めてくる理由。
私達が戦っている理由って、なんなのだろう?
「ねぇ、アスカ。使徒ってなんなのかな?」
「なによ、突然」
「前にアスカ、教えてくれたでしょ。でも、まだよくわからなくて…」
今まで、授業で習ったセカンドインパクトの歴史を信じていた。
でも、違っていた。15年前に南極で発見された「使徒」が
調査中に原因不明の大爆発を起こした。それがセカンドインパクトの正体。
予想されうるサードインパクトを未然に防ぐ。それが私達の仕事。
でも、どうして戦うのか。使徒とセカンドインパクトは本当に関わりがあるのか。
「使徒、神の使い。天使の名を持つ、私たちの敵………なんで戦うのかな…」
あの化け物がなんなのか。どうして私達が戦うのか。
あの目玉を持った使徒を倒す作戦のときも、成功率の低さに遺書を
書く事を薦められた。結局、書く事はなかったけれど。
よくわからないものに命を賭ける理由。私にはわからないことだらけだ。
「あたしにだってよくわかんないわよ。でも攻めて来るんだから戦わなきゃ。
降りかかる火の粉は自分で払うしかないのよ!」
「そう…なんだけど」
それがアスカのエヴァに乗る理由。
それだけではないけれど、アスカにはちゃんと理由がある。
人に認めてもらうため。その自分を褒めてあげるため。
そして、彼女は決して言わないけれど母親のためもあるのかもしれない。
綾波は父さんとの絆のためと言った。
自分と父さん、そして皆との。この世界で生きるもの全てのとの絆のため。
彼女にはそれしか自分と他人を繋ぐものがないらしいから。
じゃあ、じゃあ私があれに乗る理由は?誰のために?何のために?
そして、いつかエヴァから降りる日が来たら。
私は、私達は、どうなるんだろう?
「あー!もう、暗いわね!ファーストみたいな辛気臭い顔しないでよ」
また考え事をしてしまったらしい。アスカがうんざりしたように言う。
「辛気臭いって、綾波に失礼だよ。綾波だって…」
笑ったら、もともと綺麗だけど、もっと綺麗になる。
その笑った顔も、私はまだまともに見たことは一度しかないけど。
「ふーん。あんた達、仲良いものね」
「そういうわけじゃないけど…」
仲が良い。そうかな。そうなのかな。他人から見るとそうなのかもしれない。
トウジやケンスケ達も、綾波は私といると自分達とは違う感じがすると言ってたっけ。
けれど、私にしてみれば話は前よりはするようにはなったけど、それだって比較的にだ。
話はほとんどしない。何を考えてるのかよくわからない。
まだ友達と呼べる関係でもないのだろう。
でも、もう少し距離を縮めてみたい。もう少し、綾波と話をしてみたい。
綾波は。何だか懐かしい感じがする。話していると心地よい感じがする。
遠く昔に引き裂かれた半身のような。簡単な言葉じゃ表せられないこの感じ。
私にお姉さんがいたら。いや、違うかも。姉というよりは、もっと近い…。
乙彼。
シンジきゅんが女の子ってことはやっぱし
魅力が倍増してレイとアスカの3人で歩いてると
みんな振り向くんだろうな…
ケンスケがパイロット三人娘とか称して写真売り捌いてんだろな
そういえば
ガクランのボタンを閉めずに羽織っただけの
ちょっぴり拗ねた熱血ボーイみてーな設定画があったな。
最初から読み直してみた。
貞版と庵版の展開をうまく組み込んで、
シンジきゅんがおにゃのこでも違和感ないなぁ。
ボーイッシュなシンジきゅんイイ!
シンジきゅん女の子だったら、プラグスーツはどんなデザインになるのだろう?
特に胸が。アスカタイプか綾波タイプか。
以前読んだ女シンジものだと、レイと同デザインで青系統ってのがあった。
個人的にはアスカタイプよか綾波タイプに一票。
綾波タイプは母親的イメージを出すために胸のラインを消したと貞は言ってた
でもシンジきゅんってひんぬーっぽいからなぁ…
綾波みたいに綺麗に胸のラインがでなさそう
アスカタイプの方がごまかせそう
パット入ってるぽいし
あれだけ細かったら、おにゃのこだったら胸ないよ
胸囲で言ったら、3バカの男共の方があるなww
貧乳気にするシンジきゅんは可愛い
よく聞くが、『人並み』ってどれぐらいのサイズと思ってます?
Aカップ
はうめに、cm?