2
4 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/08/07(日) 23:28:31 ID:LQtKZinU
444444444444444444444444444444
乙!
H月J日
今日も昨日の悪夢が繰り返されると思うと、僕は身震いをしたんだけれども、
流石に昨日のお酒が響いてるのか起きた人から洗面所に向かっていった。
その中でも一人だけ動じない人が居て・・・ちなみにミサトさんじゃない。
お酒はどんどん飲むほうだが、酒豪っていう訳でもないんだ。
だって、何回もミサトさんが吐いているの見ちゃってるし。
・・・介抱してあげてる時に服に掛けられた事があるけど、あまり思い出したくない記憶だ。
話が逸れたけど、その動じない人はリツコさんだ。
あのお酒好きなミサトさんの影に隠れてしまっていて、あまりお酒を飲んでいないような印象しかなかったんだけど、
本人曰く、ミサトさんと同じ量ぐらいは飲んでいるらしい。
みんな顔を青くする中、一人だけ優雅にコーヒーを飲んでいる姿にかっこいいなって思っちゃった。
朝食は買出しで済ませた。
いくら僕が料理作れるっていっても、大人数を相手に作ったことないし。
なんかマヤさんが手伝ってくれるって言ってたけど、それを聞いたアスカがすぐ何か食べたいっていうものだから
調理品を買うことになっちゃったんだよね。
父さんと冬月さんは仕事があるらしくて、昼前には帰っていったけど、他の人はまだ残っていた。
ミサトさん達仕事どうしてるんだろ?って思ったんだけど、僕の事じゃないし詮索するのは止めた。
15時頃、ミサトさんがまた飲みなおしよ!!って言ったけど、他の人は完全にお酒を拒否してた。
夕方、加持さんの提案でボーリング+カラオケに行くことにする。
どうやら、今日は加持の提案で燃え尽きる事にするって、ミサトさんが言う。
あと少しで出かける・・・また帰ってきたら、その内容を日記に書こうと思う・・・
僕の体持たないや。
毎度乙!
果たしてマヤさんに下心はないのだろうか?
いや、ある。
乙四
オッテュ
保守したほうがええのんか?
しりとりでもしてようか
シンジ
ジエン
H月J日
疲れた。第二新東京の市内に入るまでが大変だった。
最後尾を走っていた青葉さんの車が信号に引っ掛かってしまい、途中のコンビニ・・・って言っても、
1kmぐらいあるんだけれども。そこで待っていたり。
待つのは男の仕事よ。って、ミサトさんとアスカが熱く語るので、
仕方なく加持さんと僕で青葉さんが来るであろう方向をずっと見ていた。
あの二人の容姿ならば、普通の男ならホイホイ言う事聞くだろうけど、僕らは二人の性格が悪いっていう事を
知り尽くしている。
加持さんとお互いの苦労話を語り合い、彼女らを見てみる。
ミサトさんはアスカとコンビニの中で本を立ち読みをしていて、綾波とリツコさんはそれぞれミサトさんの車と
加持さんの車の中で寝ているようだった。
溜息をついて、俺は車の中にいる女性の方がタイプだ。と加持さんは言っていた。
それについては僕も同意だった。
僕の方をちらっと見てきたアスカと目線が合った。情報誌で顔を隠された。また、溜息をついた。
ボーリングは僕は初めてやった。
ミサトさんが手っ取り早くチームを決めた。
加持さん、ミサトさん、リツコさん。青葉さん、日向さん、マヤさん。そして、アスカ、綾波、僕。
加持さん達の世代はボーリングをよくやったという。
だから、負けず嫌いなミサトさんとしてはどうしてもリツコさんと加持さんを加えたかったようだった。
その後、アスカが言う。
三十路のアダルトチームにオペレーターのヤングチーム、さしずめアタシ達はチルドレンチームって事ね。
って、何気なさを装って話すが、最初についた棘のある言葉はしっかりとミサトさんとリツコさんには深く突き刺さっているようだった。
二人同時に誰が三十路ですって!!ってすごい剣幕でアスカを問い詰める。
それにアスカは動じずに三十路寸前でももう三十路なんだからいいじゃない!!って大声で言った。
その言葉にミサトさんは三十路、三十路うるさいのよ!!と。リツコさんは自分の苦労話だろうか・・・小さくぶつぶつ呟いているようだ。
その激しい口論を呆れつつ見ていると、僕のすぐ側に居たマヤさんが話しかけてきた。
えっと、シンジ君はボーリングやった事あるの?って、口に手を当てて恥ずかしそうに話してきた。
僕は凄く新鮮な気分になったのを覚えている。
なぜかと言うと、そんな反応を示してくれる女の人が周りに居ないからだ。
僕の中の女性というのは、自分勝手で男っぽいっていうイメージがあった・・・強烈な人が周りにいるからなぁ・・・
僕はいや、ないんですよ。できたら、教えてもらいたいなー、って頭を掻きながら言うと、
マヤさんの顔がパッと明るくなって、それじゃあ私がおしえっていう所で隣で騒いでいたアスカが
アンタは何デレデレしてんのよ!!アタシが教えてあげるからいーの!!同じチームなんだし!!
って言いながら、僕の手を引っ張っていって、ずっと握ったまま離してくれなかった。
マヤさんがどうなっているのか気になってみてみると、椅子に座ってうな垂れていた。
青葉さんが何かを話しかけて、肩をポンポンと叩いていた。何話してたんだろう・・・?
ボーリングはぼろ負けだった。
各チームの総合スコアで勝敗を決めるんだったけど、僕達のチームは元よりぼろぼろだった。
教えてくれるアスカはガーターばっかりだし、僕も端っこギリギリで1本を倒すだけ・・・
綾波は意外と上手かったんだけど、それでもストライクは出ず・・・
やっぱり勝ったのは、アダルトチームだ。ミサトさんは高笑いしているし、リツコさんは冷静な顔でタバコ吸っていた。
アスカがこれからカラオケ行くのよね!って言ってたけど、その時ミサトさんとリツコさんの顔が変わった。
ちょーっち時間掛かったし、今日はもう帰んない?っておそろおそろ言っていた。
そこでアスカがまた、ミサト、リツコ、歳のせいで、体が疲れて言う事聞かないのね?って口に手を当て笑う。
またそこで戦争が勃発していた。
それを見ていると、マヤさんが僕のシャツの裾を引っ張ってきた。
そして、僕の耳元で、私シンジ君の事諦めませんから。って言った後、普通のボーリングの話に移行した。
僕はマヤさんの息が気持ちよかった事とあの言葉の意味を考えて、ミサトさんの車の後部座席でボケていた。
すると、前からこっちを見ているアスカに気が付いた。アスカは僕の恍惚の表情が気に入らなかったらしく、
むーって顔を膨らませていた。
そして、僕が何見ているんだよって言ったら、アスカはマヤと何話してたのよぉ!って聞いてきた。
僕は女の子の洞察眼に心底驚いた。違うことしてても、ちゃんと見てるとは・・・アスカ恐るべし。
でも、見ててくれるっていう事は嬉しいかも。
ちょっとクドくなってきたかな乙
マヤタソ健気で思わず涙が・・・乙
神GJ!
LAS人だった漏れがだんだんマヤさんにときめくように…
いや、いかんいかん!!
22 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/08/12(金) 21:48:14 ID:BQxSidZ8
マヤ・・・・GJ!
(・∀・)イイ!
lヽ ノ l l l l ヽ ヽ
)'ーーノ( | | | 、 / l| l ハヽ |ー‐''"l
/ い | | |/| ハ / / ,/ /|ノ /l / l l l| l い ヽ
l ・ i´ | ヽ、| |r|| | //--‐'" `'メ、_lノ| / ・ /
| ぶ l トー-トヽ| |ノ ''"´` rー-/// | ぶ|
| ・ |/ | l ||、 ''""" j ""''/ | |ヽl ・ |
| き | | l | ヽ, ― / | | l き |
| !! | / | | | ` ー-‐ ' ´|| ,ノ| | | !! |
ノー‐---、,| / │l、l |レ' ,ノノ ノハ、_ノヽ
/ / ノ⌒ヾ、 ヽ ノハ, |
,/ ,イーf'´ /´ \ | ,/´ |ヽl |
/-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ | l
,/ | ヽ \ _,ノーf' ´ ノノ ヽ | |
、_ _ ‐''l `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_ _,ノ ノ
 ̄ ̄ | /  ̄
暴走w
捕手
透過街
H月K日
ボーリングに行った後、僕達はミサトさんの車に乗せて貰って別荘まで送って貰った。
皆とはボーリングの後に別れた。本部に用事がある加持さんとリツコさん、マヤさんは加持さんの車で本部へ。
青葉さんと日向さんは男二人で飲みに行くって言って別れた。
送って貰った後、ミサトさんはちょっち疲れたから休ませてって言ったので、僕がどうぞって招き入れたんだけど、
アスカがミサト、明日仕事あるでしょ?今日の内に帰らないとやばいんじゃない?って慌てて言った。
だけど、ミサトさんは有給休暇は使ってこそ価値が出るものよん、って言って、ウィンクした。
有給休暇をギリギリまで使う人で余裕のある生活してる人ってあんまり居ない感じがする。
ミサトさんがずかずかと先に行く中、アスカだけがげっそりしていた。
確かに僕よりアスカの方がよくミサトさんを知ってるんだもんな・・・ああなるのも分かる気がする。
しかも、二人とも揃って家事とかできないし。
そうなると葛城家の中での僕の価値がはっきりと分かってくる。
家事全般ができる僕がもうちょっと重宝されてもいいと思うんだけど、あの二人からは格下に見られちゃうんだよな。
やっぱり、亭主関白の前時代に生まれておけば良かった・・・
っと、話が逸れてしまった。
結局、泊まることになったミサトさんはアスカが使っている布団に寝転がりながら、TVを見ていた。
アスカはしきりに寝るときになったら、ミサトどいてよ。って言ってたんだけど、あろう事かミサトさんはTVを見ている間に
寝てしまった。
アスカは、だからミサトって嫌なのよねぇ〜。アタシがどけって言った時点でもう居座ることは決定していたのよ!!
あ〜、こういうズボラで性格悪い女って最ッ低!!って手をぶんぶん振りながら言ってたけど、
僕は頷くことはできなかった。
結局、アスカは僕の布団を僕に持ってこさせて、そこで寝た。
僕はアスカが起きたときに喉が渇いていたりしていたら何か飲み物を持ってくるっていう係りに任命させたので、
アスカの隣・・・って言っても、2m離れてるけど。
座布団を枕にし、タオルケットを被って雑魚寝した。
朝、起きてからが大変だった。
僕の横にはアスカが居て、そのまた隣にミサトさんが居るはずだった。
けど、僕が息苦しくて目が覚めると、なぜか頭がほんのり温かいんだ。
少し手を動かして僕をしっかり抱いている物を確認した。とても柔らかい体、そして弾力のある大きい胸。
いや・・・エッチな事を考えて触ったわけじゃなかったんだけど。
それはミサトさんの体だった。
僕は慌てて引き剥がすとミサトさんは唸りながら僕の方に手を伸ばして、僕という抱き枕を探っていた。
アスカはどうしたのかなって思って、アスカの布団を見てみた。
そこにはアスカの姿は無く、無残にうつ伏せになってソファーのすぐ下で寝ていた。
多分、夜中トイレに行く為に起きたミサトさんが間違えてアスカの布団を自分のと間違ったんだろう。
怒ったミサトさんがアスカを転がして自分がそこに寝る・・・
っていう想像が容易にできるぐらいこの人の寝相が悪いのだ。
それにアスカもそんなうつ伏せで寝ていられるなんて、凄い事だ。
こんな事あるかないか分からないので携帯のカメラで記念撮影をしておいた。
二人を起こしてから、朝食を食べた。
ミサトさんが別荘に戻る前に弁当を買っていたので、それを温めるだけだった。
その後は、クーラーの効いた部屋でだらだらとTVを見た。
何処かに連れて行ってよってしきりに言うアスカを放って置いて、朝のやっているドラマに噛り付くミサトさん。
なんていうか、休みの日に家でぐーたらしているお父さんに構うやんちゃな子供っていう構図を想像して、少し笑ってしまった。
昼ご飯はミサトさんの車で近くのレストランまで連れて行ってもらった。
昼食を取った後は夕食の材料を買うため、更に山を下ってフモトにあるスーパーで材料を買った。
その時点でミサトさんは夕食を食べてから帰る事に決めていたそうだった。
帰った後も何もする事もなく、冷房の効いた部屋でTVを見るミサトさんとアスカ。
ホント、親父化してるよなぁ・・・二人。
僕は別荘の管理の事があるから、簡単な掃き掃除と拭き掃除をした。
ミサトさんが帰ったのは23時だ。
それでもかなり帰るのを渋っていたんだけど、アスカが帰れってゴリ押ししたんだ。
皆が居たときはそうは思わなかったけど、やっぱり皆が帰った後は寂しいものだった。
今回のはホラー展開ですね
乙、シンちゃんクールだけど・・・インポなのか?www
じゃあ今夜はふたりっきりってわけね♪
>34
ちょwwwwwwwwww
シンジが全然仕事してない件について
H月L日
今日でバイトが終わって、帰るはずだったんだけど、
加持さんからもう一泊していくといいと言われたのでそうする事にした。
って言っても、アスカがその話を聞くなり、もう一泊したいって言うものだから、その通りにしただけなんだけど。
バイト代はここの所有者が僕らが帰った後にここへ来るらしいんだけど、
その時の別荘の管理状態を見て確認してから、バイト代を振り込んでくれるらしい。
それに、状態によってはバイト代が上乗せっていう可能性もあるって加持さんが教えてくれた。
元から掃除をしなくてもきちんと片付いていたので基本的に拭き掃除をするだけで綺麗なった。
手も掛からず僕のとっては嬉しかった。掃除とか管理以外にも、アスカの相手もしなくちゃいけなかったし・・・
それでも誤算はあった。
それは、ネルフ本部の皆が来て、ここで宴会をして帰ったことだ。
空き瓶と空き缶の山。そして、大量のおつまみを入れていたビニールの袋。
最初から汚くなることを予想して、僕は指定の半透明のビニール袋に空き缶、空き瓶、燃えるゴミ、燃えないゴミと
札を貼っておいて、ちゃんと注意していおいたのにある一部の人間はそれを無視してそこら辺にゴミをばら撒いていた。
一部の人間っていうのは僕が毎日会う人だ。
ミサトさんとアスカは他の人たちを抜いて、散らかし癖が酷い。
マヤさんとか青葉さん、日向さんは飲んだ後やおつまみを食べ終わった後、それをゴミ袋まで持ってきてくれるし
父さん、冬月さん、加持さんはゴミ袋へは捨てないが、一箇所にゴミを固めておいてくれる。
リツコさんはマヤさんにいつもゴミを手渡してたけど。
ミサトさんとアスカの二人は、空になった缶をその場で投げるのは当たり前の出来事のようにやってのけていた。
おかげで僕の仕事が一層増えちゃったんだよな。
多分、二人は自分が散らかしても僕が掃除するから大丈夫だって思ってるんだろうな。
なぜか前アスカにもっと綺麗にしてよ、って言ったら、エントロピーがどうとかって難しい話ではぐらかされた。
そして、今日の朝食を作っている時、肩にあったかい物を感じるなって思ったら、
アスカが僕の料理しているのをじっと見つめていた。
僕がどうしたの?って聞いたら、今日一日ぐらい料理手伝ってやってもいいって言ってくれた。
アスカって基本的に僕と二人の時ってべたべたしてくるし優しいのに、そこに第三者が加わると僕をけなしたり遠ざけようとする。
女の子って分かんないや。
料理を手伝ってくれるアスカはかわいかった。
たどたどしく、これはこうするの?って聞いてくる感じが普通の女の子っぽくて良かった。
そういえば、夕食を作るとき、
昨日買って来た野菜の中にきゅうりが混じってたんだけど、それを手にとってアスカがじーっと見つめていたので、
僕もそのアスカの様子をじっと観察してたんだけど、アスカが僕の視線に気づいてなぜか顔を赤くしていた。
それ料理に入れないからしまっておいてってアスカの事を気遣って言ったつもりなんだけど、
アスカはそのきゅうりを二つ折りに割って生ゴミの所に捨ててしまった。
どうしたんだろう?そういえば、結構アスカは最近長い物とかよう見ているような感じがする。
何か長い物フェチなんだろうか・・・
って、アスカのおかしな趣味を見つけたって感じで楽しくなってしまった。
明日は家に帰るので、夕食は腕を奮った。
アスカが美味しいって言ってくれたので、それで満足だ。
下に走りすぎましたかね? orz
キニシ(・A・)ナイ!!
全然無問題!
おってゅ
乙、アスカ萌ス
そのうちシンジ君のも二つ折りに割って生ゴミの所に…
オッテュ
乙ヌルリ
乙
マヤさーん、ここにフリーな僕がいますよーノシ
H月M日
バイトが終って、葛城家・・・我が家へ帰ってきた。
僕の予想通り、家の中は汚れきっていた。台所にはウィスキーや焼酎等の瓶がテーブルに大きい順に並んでいた。
ビールの空き缶はなぜかバランスよく縦に重ねられていた。
僕が歩いた振動でガラガラと音を立てて崩れ落ちる様を見て、僕がうんざりしてしまった。
アスカなんてその光景を見るなり、さぁて、ヒカリん家に行こうかなって僕に聞こえる独り言を呟いて、
そそくさと出て行っちゃうし。
ミサトさんは、出会った頃と同じくちょーっち汚れちゃってるけどなんて言ってるし・・・
僕は片付けるのが面倒になったけど、荷物を置いて一息ついてから掃除しようと思ったんだ。
だけど、僕の部屋・・・元物置なんだけどを見て、びっくりした。
机の引き出しに入ってた筆記用具が机の上でぐちゃぐちゃになってたり、服が床に散乱してた。
一番びっくりしたのは、ベッドの上には僕がベッドの下に隠していた18禁の漫画や雑誌が無造作に置かれていたことだ。
僕があっけにとられていると、もみ上げの部分をかきながらミサトさんがこっちへ来た。
ミサトさんによると、僕がバイトに行ってから一人でお酒に飲んでいる時にむしょうに腹が立ち、僕の部屋を荒らしたと言う事だ。
その話の続きには、一緒に行ったアスカの部屋も荒らしたらしい。
僕が反射的に元僕の部屋・・・今はアスカの部屋なんだけど。
開けると僕のより部屋が広いせいかもっと汚れているように見えた。
汚れている中で僕の目に留まったものがあった。
柱に貼り付けにされている写真だ。かわいそうに二つの目をピンで刺されている。
ミサトさんはえげつないなぁって思いながら、僕はそれが誰か見たんだけど、またあっけにとられてしまった。
両目をピンで刺されている写真の人物が僕だったんだ。後ろでミサトさんがこの色男って言ってたけど・・・
あんたは、いたずらしたけど調子乗っている子供かって思っちゃった。
ピンを外して、僕の写真を見つめていると、ただいまー。ヒカリ用事があるんだってーって言うアスカの声がした。
ミサトさんは知らないっていう顔でリビングに行き、アスカお帰りーって言ってるし。
僕は慌てて、アスカの机の一段目に隠したんだけど、それと同時にアスカが自分の部屋にやってきた。
その後は、あんた神聖なる乙女の部屋に入って何してんのよ!とか、もしかしてアタシの下着が目当て?いやぁーとか言いながら、
チョークスリーパーを掛けられ、すぐに逝ってしまった。
僕が意識を取り戻してからも、アスカはかんかんに怒っていて誤解を解くのが大変だった。
その間、ミサトさんがいらない事を吹き込んでいたからだ。
でも、真実を理解した後はアスカがミサトをいじり倒していた。
久しぶりに帰ってきた家が汚かった上に、女の子にプロレス技を掛けられて逝ってしまったりと大変だった。
まだ片付けも残ってるし・・・
ちなみにバイト代は明日加持さんが渡してくれるらしい。
今日は違う意味でぐっすり眠れそうだ。
はてさて、バイト代はすんなりシンジの手元に渡るのだろうか?
乙
H月N日
加持さんからバイト代を渡すから、本部に来てくれという電話があった。
その時、僕はアスカの3時のおやつを用意している途中だったから取りに行くのにちょっと時間が掛かった。
アスカってば、3時になるとフォークだけはしっかり握ってリビングで座ってるんだもんな。
最初はアタシの行動で理解しなさいよ。人間やろうと思えば、他人が何がしたいか分かるもんよ。
って言ってたけど、今ならアスカの事は何でも分かる。
いや、これは観察力っていうより経験だな・・・
ま、それはいいとして本部にバイト代を貰いに行った。
加持さんはいつも通りスイカ畑で水をやっていたんだけれども、僕の姿を見つけると、
無造作にズボンのお尻のポケットから茶封筒を取り出して僕に渡してくれた。
それに僕の気持ちを察してくれたようで、別荘の管理人すごく満足していたよ。見違えるように綺麗になったとね。
だから、1週間のバイト代+ボーナス1万円だとさ。良かったな、シンジ君。
って加持さんは笑いながら言ってくれた。
その時の僕はバイトってすごくいい物だと思ったんだ。
僕はバイト代の入った茶封筒を大事にカバンにしまって家に戻ろうと思ったんだけど、帰る途中にいろいろな人に話しかけられた。
しかも、最初の言葉はみんな同じ、バイト代いくらだった?だ。
日向さんはその後にそれでミサトさんにブランド物のバック買ってあげるんだって?
シンジ君美味しい所持って行くなぁって何か悔しげだったし、
青葉さんは、シンジ君やっぱバンドっていいよなぁ!!君が音楽に興味あるって聞いて俺さぁ!!
ってなんか音楽の素晴らしさを僕に語ってくるし、
マヤさんなんか、お腹の辺りで両手をモジモジさせて、別に気を使わなくてもいいのよ。
そんなアクセサリーって高いでしょ?それより・・・私は・・・とか、恥ずかしがってるし。
極め付けに驚いたのが父さんが、シンジ・・・そんなに高くないものでいいからな・・・って言って、立ち去っていくし・・・
毎回こんないたずらに合うので誰が裏で糸を引いているか瞬時に分かった。
僕はミサトさんがいつも仕事をしている部屋へ向かった。
ミサトさんは書類に埋もれた机でだらだらとしていたんだけど、僕が入ってきたらビクッてなった。
それで僕がミサトさんに僕をいちいちからかうの止めてもらえますかって膨れながら言ったら、
ミサトさんはこっちまで歩いてきて、
だってぇ、シンちゃんってからかうとかわいいんだもん。
それにぃ、アスカにもシンちゃんがバイト代貰ったら何か買って貰えるって言っちゃったしぃ。
とか、かわいらしく言うミサトさんが少し憎い。
だって、もうそろそろ30代だしこんな性格ならお嫁に行けない・・・ってこれを言っちゃったら殺されちゃうけど。
仕方なく僕はアスカに何を買ったいこうか迷ったけど、
家計の為にあんまりお金を使うことができないので、ケーキを買ってきてあげることにした。
アスカは少し落胆してたけど、何か買ってもらったことには喜んでいた。
ほんと、ミサトさんには困る。
このバイト代は僕が開設した銀行の口座に入れておこう。
その方が安全だからね。
続きギボン!!!
オッテュ
ゲンドウ、息子からプレゼント貰おうとする前に
息子にちゃんと小遣いやれよw
照れくさくって直接渡せないから「生活費」として振り込まれてます
うはwwww司令モエスwwwwwwwwwwwww
普通におもしろいwもっとギボンヌ
乙、外道イイなあ
H月O日
青葉さん、日向さんの提案は別にいいとして・・・マヤさんには買ってあげてもいいけど。
でも、お金の事を考えてマヤさんには真実を話しておいた。
そうなの・・・って悲しそうな顔するものだから、咄嗟にまた僕がバイトしたら何かプレゼントしますって言っちゃって、
無駄にマヤさんを期待させてしまった。
マヤさんって美人っていうよりかわいくて、何気にスタイルもいいから僕もついつい喜んでしまったのは内緒だ。
というか、マヤさんを始めとしてネルフの職員の制服は結構きわどいと思う。
白いタイツに、ミニスカートだし。何気に歩いている時にお尻とかに目線が集中しちゃう僕が少し悲しい。
これって男の性っていうものなのかな?
アスカにばれたら、いやらしい!あんたにとって女の子って慰み物の対象でしかないのね!!とか、
平然と人前で言ってきそうだし、こんな癖は直したいと思う。
でも、青葉さん、日向さんはよくコンビで女性職員の品定めをしている。
加持さんに至っては隙があれば、女の子のお尻を触る始末。いつかミサトさんに言ってやる。
でも、父さんのささやかな期待を裏切ると可哀想なので、プレゼントを買うことにしたんだ。
アスカをいっしょに連れて行くといらない物まで強請られるので、連れて行かなかった。
それに他の人にアスカを見られたくないっていうのもあるけど・・・
父さんは何を貰って喜ぶか分からない。
いつも、綾波とかリツコさん、冬月さんとしか親しげに話そうとしないからなぁ。
とりあえず、いつも使えそうな物って言う事でサングラスを買うことにしたんだ。
メガネ専門店に一人で行くのも嫌だし・・・デパートの眼鏡屋の店頭に置いてあるサングラスを買うことにした。
様々なサングラスが収納されている回転棚をぐるぐる回し、自分が掛けて慎重に選んだ。
一応、僕が上げたサングラスをちゃんと付けてもらっているか確認する為に
サーファーとかが真夏の太陽の下掛けるようなサングラスを買って、包装してもらう。
明日父さんにこれをプレゼントする訳だけど、どんな反応するかな?
楽しみだ。
ゲンドゥ!!!!ナイスリアクションに期待!!!
H月P日
今日は本当に楽しかった。
通路を歩いている父さんにプレゼントを渡したんだけど、恥ずかしいのかしきりに自分のサングラスの位置を気にしていた。
プレゼントを渡すと、父さんがそのプレゼントを持ったまま硬直しているので、
僕が開けてもいいよって言ったので、父さんは包装紙を丁寧に開けて畳んで脇に挟んで箱を開けた。
中から、攻撃的なサングラスを壊れ物のように取り出すと、それをじっくり眺めていた。
それで僕が、父さんっていつも同じサングラスだからこんなのもいいんじゃないかな?って上目遣いで言うと、
父さんの口元が不気味に引きつっている。
そして、それを僕に分らせまいと手を口に持ってきている。
・・・ってアレ嬉しくてにやけていたのかな?イヤ、あの父さんに限ってそれはないとは思うけど・・・
父さんはそのサングラスをまた箱に戻すと、僕の肩を叩くと身を翻し歩いていった。
心なしか父さんの足取りがリズムを踏んでいるように見えた。
ここからが、本当に嬉しいことだった。
僕はシンクロテストを受けて帰ろうとした時、ミサトさんが笑いながらこっちに来たんだ。
そして、シンちゃ〜ん。あの司令が似合わないサングラス掛けてニヤニヤしてるのよ。
それに、そのサングラスに気づいて欲しいのかしきりにサングラスに手を持っていくのよ。
今時の子がするサングラス何処で買ってきたのかしらね?
って爆笑していたのを聞いて、僕は父さんが早速サングラスを掛けてくれたって分かって凄く嬉しかった。
ネルフ職員の間でも父さんがサングラスを替えたのは、何か深刻な理由があったからだ。とか、
女にプレゼントされた。とかいろいろな憶測が飛び交った。
なぜか、リツコさんが凄くイライラしているように感じたんだけど・・・
けど、帰り際父さんとすれ違う時にあのサングラス似合っているかなって思ったけど、
あんまり似合ってなかったのが、笑えた。
でも、父さんありがとう。
LGSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
(・∀・)イイヨイイヨー
オッテュ
みんなと仲良くしてるのいいですね。
GJ!
乙、外道最高っす
いいなーこのスレ、っていうか太郎さん。
あんた(・∀・)イイ!!ガンガレ!!!!
H月Q日
アスカが猿のぬいぐるみを抱きながら、リビングでTVを見ていた。
僕がそのぬいぐるみの事を聞いたら、ドイツから持ってきたらしいのだけれど、
ダンボールに入れたまま放置していたらしい。
久しぶりに押入れを掃除したら、奥に入っていたダンボールから出てきたらしい。
それからのアスカは家に居るときは何処でも猿のぬいぐるみと一緒だった。
トイレに行くときだって中に持って入るし、お風呂の時も持っていっている。多分、脱衣所に置いてあるんだと思う・・・
多分っていうのは、アスカがお風呂入っているときに僕がトイレ行くのは禁止されているからだ。
アスカのお風呂は長い。
放って置けば1時間は入り続けるので、トイレは早めに済まさなければいけない。
前にアスカがお風呂に入ってから、急にお腹が痛くなってしまって、内股になりながら
アスカに哀願したんだけども、駄目の一点張り。
しかも、一歩でも洗面所に踏み込もうならば、僕をずっと変態扱いするっていう特典つきらしいし。
その日、僕は死にそうな思いで近くのコンビニまで言ったことがある。
って、話がかなり逸れてしまったけど、ついにアスカのかわいい所を発見してしまった。
夕方僕は疲れて仮眠していたんだ。
そして、19時ぐらいに起き上がりリビングに向かうと、アスカが猿のぬいぐるみ相手にままごとみたいな事をしていたんだ。
ぬいぐるみの手を掴んで、左右交互に上げたり下げたりしちゃってさ。
あんまりアスカが無防備でかわいい事するもんだから、ちょっと笑っちゃったんだ。
アスカは驚いた顔で僕の顔を見ていたけど、キッと睨むと似合わないと思っているんでしょ?って言ってきたんだ。
だけど、僕はそんなアスカがかわいって思っていたから、
そんな事ないよ。女の子ってやっぱ、おままごとするんだって分かって良かったし。
それに、アスカが無邪気な子供って感じでかわいかった。って言ったら、
目をオロオロさせて、顔を赤くして馬鹿シンジの癖に・・・って言うだけだった。
綾波はそうだけど、アスカも結構肌が白いほうだから赤くなったらすぐ分かっちゃうんだもんな。
その後は、アスカは一層猿のぬいぐるみを大事そうに抱きかかえながら、TVを見たりした。
帰ってきたミサトさんは猿のぬいぐるみを見るなり、懐かしいわねって言ってた。
って言う事は、かなり前から持っていたんだな・・・
そして、食事の後片付けを終らして、部屋に戻ろうとしたら、
アスカが猿のぬいぐるみを僕のほうに突き出して、顎でこれこれってやっている。
僕がくれるの?って言ったら、誰が。ただ、貸すだけよ。アンタの部屋寂しいじゃないのよ。
って照れながら、僕にぬいぐるみを手渡してくれた。
アスカからプレゼントを貰うことは滅多にないので、僕は気分が高揚した。
部屋の中で寝転がりながら、猿のぬいぐるみを高い高いしてみた。
そして、おもむろにぬいぐるみの匂いを嗅いでみた。アスカと同じ匂いがした。
僕は何を思ったのか、猿のぬいぐるみをアスカに例えて、段々と猿の口と僕の口を近づけていった。
が、ぬいぐるみの扱いについての注意点をしにきたアスカが僕がぬいぐるみに向かって
口を突き出しているのを見てしまった。
アンタ!アタシのお猿さんに何するのよ!変態?いやぁ、返して!!
って言いながら、大荒れした。
アスカはまだ僕の事をぬいぐるみにキスをしようとした変態にしか見ていない。
本当の事がばれなくてよかった。
ちなみに、腰が動かない・・・
段々アスカの手加減が微妙になってきた。
(・∀・)イイ!
シンちゃん久しぶりの自爆乙
本当にウケタw
GJ!!
オッテュ
うん、確かに変態だ。
乙!
透過街
H月R日
最近、僕の部屋を見回したら結構アスカの持ち物が増えてきたように思う。
なんだかんだ言って、お猿のぬいぐるみは僕の上に飾ってあるし。
・・・って言っても、僕が変なことしないようにアスカが黒の油性ペンでぬいぐるみの陣地を書き、
もしそこから動いたら、即効で変態扱いすると言うんだ。
しかも、見回りは不定期にするから、これで変なことできないでしょ。っていう事だ。
後、ぬいぐるみ持って来る時に部屋をガサ入れされて、僕の宝物である18禁の雑誌を没収された。
すっごく怒られたけど、思い出したように自分の部屋から大量の『今流行のモテる服装』や『ヘアスタイルベスト100』とかが
書かれた男性雑誌をおもむろに差し出して、これでも見て勉強しなさいって。
ていうか、アスカってこんな物も見てるんだ。
今思えば、アスカにはいつも服装とかのダメ出しをよくされるなぁ・・・
極めつけはかわいいピンクのフレームに入ったアスカの笑った写真を枕元に置かれたことだ。
なんか話しにくそうにアンタが変なこと考えないようにアタシがいつも見てるって思いなさいよっていう事らしいけど、
僕が、こんな事したら逆に変なことに使うんじゃない?って変なこと言ったから、
アスカは言っとくけど、この写真を見て変なことをしたら許さないからね!!
もししたらアンタ殺すわよ!!って言いながら、頬をつねられた。
ていうか、このアスカの笑顔・・・生活していて一度も見せたことない柔らかい顔だ。
こんな物どうやって撮ったんだろう。
しかし、こんなにもアスカの私物が置いておかれると逆に意識しすぎて落ち着かない。
落ち着かないからリビングでTV見ていたら、アスカが部屋に行きなさいよ!って僕を追い払うし・・・
ほんっとに女の子って分からないや。
ていうか、アスカが没収した僕の雑誌。
確か自分の部屋に置いてきたみたいだけど、アレどうしたんだろう??
没収された時は、ちょっと腹が立ったから別に良かったけど、今思えばアスカがそれを見ているとしたら、
僕恥ずかしいや・・・。
明日聞いてみようかな。
シンちゃん、アスカにセクハラ開始
反撃フラグが立ちましたか?
続きワクワクo(^-^)o
続きはぜひきゃぁスレで
あのスレ最近荒れてるぞ
だんだんエロくなってきますたね
シンジきゅんがエロイのは大歓迎
萌えるぜ畜生、乙
>>85 嫌いじゃないですよ。
これくらいがベストかなと
H月Q日
今日の目覚めは悪かった。
綾波と遊園地でデートするっていう夢の内容だったんだ。
いくつものアトラクションを回ったりしてたんだけど、途中ベンチに座って僕がアイス買ってくるって言って
近くのアイスクリーム屋に戻ってきたら、そこには腕で組んで僕を睨むアスカが座っていたんだ。
アスカに誰と遊園地来たのかなぁ?って、声が震えてた。
僕がとぼけていると、嘘ばっかり!!アンタなんてアソコ切られちゃえばいいのよ!!ってアスカは叫んだ。
そうすると、なぜか僕は十字架に貼り付けられ、目の前には大きなハサミを持ったアスカが。
僕は止めて!止めてよー!!って泣きながら、懇願していた・・・っていう所で目覚めた。
起きた後は、寝汗となぜか頬には涙。
あまりの怖さで夢の内容を鮮明に覚えていたんだよねぇ・・・
そして、なぜか枕元に置いてあったアスカの写真が僕の頭にもたれ掛かっていた。
起き上がって、無垢なアスカの笑顔を見て背筋に悪寒が走ってしまった。
夢の中でもやましい事しちゃ駄目だって事なんだろうか?
学校から帰ってきた後、リビングでTVを見るアスカに昨日の雑誌をどうしたか聞いてみた。
すると、アスカはいきなり起き上がってあらぬ方向を見ながら、
し、知らないわよ!!あんなおっぱいだけが突然変異しちゃった女ばーっかりが乗ってる本!!
捨てちゃったわよ!!
って言った後、自分の部屋に戻っていった。
僕は確信した。やっぱり、アスカ一回全部読んじゃったんだ・・・
結構きわどい本ばっかだからなぁ。性格は別として、そういう事に純なアスカにはきつかっただろうな。
あ、でもよく考えたら、そのネタでアスカをからかえるかも。
明日アスカの恥ずかしがる顔を一杯見れるかなぁ。
今日は悪い夢を見ないように、夢の中にはアスカ以外が出てきませんように。
× 近くのアイスクリーム屋に戻ってきたら
↓
○ 近くのアイスクリーム屋に行って戻ってきたら
× アスカに誰と遊園地来たのかなぁ?って、声が震えてた。
↓
○ アスカに誰と遊園地来たのかなぁ?って震える声で質問された。
夢ワロス。GJ!!
セクハラシンちゃん期待してますww
乙!
変態でドSなシンジくん希望
透過街
せんきょ
稲荷町
・・・『とうかまち』で変換したらこうなった。
何故。
稲荷町
俺もなった。
H月R日
出かけ際に靴を履いているアスカに後ろから聞いてみた。
胸だけが突然変異しちゃった女ばっかりが乗ってる本とかって本当に捨てちゃったの?って、何気に平然と。
アスカの背筋が一瞬伸びた。けど、すぐにこっちを振り向いて、昨日ゴミ置き場に出したの!!って言った後、そのまま出て行った。
僕がアスカが嘘を付いている事が分かった。
まず、
・アスカはゴミを出さない。
・ゴミ置き場にそのまま雑誌を置くとは限らない。(誰かに見られると嫌だと思うので)
・かといって、ゴミ袋を使った形跡はない。
・決定打にゴミの回収日は明日。(僕もその後出かけたんだけど、ゴミ置き場には出されてなかった)
普通のマンションなら、回収日前にもゴミ置き場には沢山ゴミがあるだろうけど、
コンフォート17に住んでいる人は僕達を含めてわずかしか居ないから予測しやすかった。
それにあのアスカの反応。
僕が持っていた雑誌の内容は、大体が胸が大きい女の人が男の人を逆に犯すって内容ばっかなんだけど、
(かと言って、僕がそういう傾向があるっていう訳じゃない・・・多分)
その中の一つは、今週の月曜日に買ったものだから、まだ書店にあると思い、同じ号を買ってきた。
アスカは委員長と遊んでから遅くに帰るらしいから、僕はその雑誌をさりげなくリビングに置いた。
遅いといっても、ミサトさんよりは早く帰ると思うので安心して自分の部屋で音楽を聴いていた。
相手を万全の態勢で待ち受けるという時って結構時間が経つのが遅い。
僕は欠伸をしながら、ウトウトしていたら音楽に混じって玄関が開く音がした。
急いで音楽を止めて、誰が帰ってきたか確かめる。
ただいまー!!シンジいるのー?っていう声が聞こえた。アスカだった。
僕は笑いを堪えながら、平然と音楽をまた再生する。
その後の予想した結果に繋がるまで5分も掛からなかった。
ドタドタと僕の部屋に向かう足音がして、すぐに襖が開けられた。
何も知らないようにヘッドホンを取り、顔を紅くして息切れしているアスカを見上げる。
アスカは、手にあの雑誌を持ったまま、肩で息をしている。
そして、僕の方にズカズカと歩み寄り、エッチな雑誌を叩いて、
アンタ!アタシの部屋から出してきたのね!?無断に部屋に入って・・・しかも、この本でまたエッチな事したんでしょ!!
僕は達成感とアスカをからかえた事に満足した。
顔には出ないように、笑いを堪えて冷静にアスカの質問に応じた。
え?それ、トウジが持ってきたんだよ。って、アスカあの雑誌捨てたんじゃないの?
まだ持ってたんだね。
最後には不自然に笑顔で・・・
それを聞いたアスカはしまった。って言う顔をして、頭をうな垂れた。
だけど、その後アスカはブルブルと震えていた。
何か一人でブツブツと呟いていたんだけど、その内容を聞き取ってビックリした。
・・・あの猿・・・コロス。ヒカリがなんと言おうと、コロス・・・
僕はどうやらやってはいけない事をしたらしい。
一瞬で頭の中に最悪な結果を想像してしまった。
トウジがボロ雑巾の様に殴り倒された後、ボロボロになったトウジから自分は何も知らないっていう事を聞いたアスカは
僕がからかったっていう事を瞬時に理解して、指をポキポキ鳴らしながらアスカが近づいてくる・・・
そして、僕もボロ雑巾の様に。
その最悪な想像をしている間にアスカは無言で自分の部屋に入っていった。
僕は耳を澄まして音を聞こうとしたが、逆に何も聞こえないのが更に恐怖を煽った。
やばい、またアスカの惨劇が始まる・・・
僕はやっぱりアスカをからかっちゃいけなかったんだ。
トリップついてなかったけど、自分です。
(・∀・)イイヨイイヨー
103 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:16:20 ID:Sk/9Fvbm
止めてよ!
バキゴキッ
こんなの止めてよ!
ガスゴスメキッ
止めろ―――――っ!
グチャッ
って場面がリアルに想像できる・・・
突然、シンクロテストをする事に為った。
元々はただのシンクロテスト。
けど、今回は少しだけいつもと違っていた。
でも…なんでそのちょっとがこんな事に為るんだろう?
事の始まりは不用意なミサトさんの一言からだった。
「そう言えばさ〜。 お酒飲んでたらシンクロ率って下がんの?」
まあ、これはお酒好きなミサトさんらしい発言だとは思う。
でも…。
「そうね。 興味深いわね。 試してみましょうか」
リツコさん…。
絶対、これはおもしろがってるだけでしょ?
「ぼ、僕は未成年…」
そんな僕の訴えは当然黙殺されたのだった…。
そんな訳で、早速テストをする事に為った。
ちなみに、アスカと綾波は来ていない。
父さんお気に入りの綾波にこんな事をさせるリツコさんではなかったし、
アスカはアスカでこんな馬鹿馬鹿しいテストに来る筈も無かった。
で、結局は僕だけ貧乏籤を引く事に為ったのだった。
…おぇ。
なんだかいつものエントリープラグなのに歪んで見える…。
どう見ても飲み過ぎだった。
と言うのも。
「シンジ君。 テストなんだから限界まで飲まないと駄目よ」
と言うミサトさんの命令?だった。
台詞だけなら立派だと思う。
でも、真面目ぶっても顔が笑ってたんですけど…ミサトさん。
そして、何で何も言わないんですか…リツコさん。
そんな訳でシンクロするどころか、座っているのも一苦労だった。
…今吐いたら凄い事に為るんだろうな。
そう思うと、ぞっとする。
全身、ゲロまみれだけは遠慮したかった。
そして、テストもなんとか半分まで終了していた。
シンクロ率は以外と悪くなかったのが驚きだったけど。
そう、ここまでは割りとまともだった。
異変に気が付いたのは、端に写っているミサトさん達の様子がおかしかったからだ。
少し離れたアングルで、ミサトさんとリツコさんが写っている。
ミサトさんは椅子に、リツコさんは立ったままだ。
でも…なんでミサトさんはビールの缶を持ってるんですか?
そしてリツコさん…どうしてそんなに顔が赤いんですか?
この時になって、最初に感じた違和感の正体が分かった。
ミサトさんの両手にぶら下げた、一杯のお酒の袋。
僕一人で飲める量を越えていた。
どうして気付かなかったんだろう…。
きっと、ミサトさんは初めから僕を肴に飲むつもりだったんだ。
リツコさんもそうかもしれない…。
けど、今更どうしようもなかった。
そして、悪夢が始まったんだ…。
現在の僕の状況を記そう。
視界が赤い。
完全に混ざりきっていないのか、所々はまだらに見える。
口には錆びたような味が広がって気持ち悪かった。
視線は嫌だったけど、ミサトさん達の映像に釘付けだった。
「シンちゃ〜ん♪ ほらほら〜私の胸おっきいでしょ〜?」
「あら。 私だってミサトに負けていないわよ?」
ミサトさん…黒のブラは反則です。
そしてリツコさん…白なんて意外でした…。
…訂正、嫌じゃないです。
「あら? 心拍数が上がってるわね。 あと、ホルモン分泌も」
そんなに冷静に言わないで下さい…。
こんな映像見たら誰だってそうなるじゃないですか!
「さてはシンちゃん興奮してるんでしょ〜?」
あんたは黙ってて下さい。
ミサトさんのにやけた顔が憎らしかった…。
「仕方ないな〜♪ じゃあシンちゃんにサービス♪」
そう言ってミサトさんは突然後ろを向く。
すると…スカートをぺらっと捲った…。
ミサトさん…パンツ履き忘れてます…。
そしてリツコさん…。
なんで一緒に捲ってるんですか?
あと、どうしてパンツはクマ模様なんですか…?
視界がさらに赤く染まった気がする。
なんだかアルコールの回りも早くなった気が…。
やばい…目が回ってきた…。
そして、意識はブラックアウト。
この後の事は覚えていない。
けど、親切?なリツコさんが映像記録を次の日見せてくれた…。
内容は、ここには記さないでおこう…。
(アレは僕じゃない…。 僕じゃない…! 僕じゃない!!)
いいなぁ、ここのシンジ。本編では不憫だったから感慨深い。
幸せそうなシンジをもっと書いて欲しい。
そして作者にGJ。
オッテュ
「ただいま…」
少し残った二日酔いの疲れた声でそう声を掛けた。
先にアスカとミサトさんが帰っているはずだからだ。
なにやらアスカの手を引いて、逃げるように走り去った気がするけど。
アレは何だったんだろう?
ふと現実に戻ると、返答が無い事に気付いた。
(あれ? まだ帰ってないのか…)
まあ、何処かで寄り道でもしているのかもしれない。
気にせず居間へ行く。
すると…ジト目で睨むアスカが居た…。
「あ〜ら。 変態様のお帰りね〜!」
「…え?」
なんの事か分からずに間の抜けた返事をしてしまう。
その横で、ミサトさんが手を合わせて無言でごめんねポーズをしていた。
嫌な予感がする。
とっても嫌な予感が…。
「あんたが見えないのを良い事に、エントリープラグであんな事してるなんてねぇ〜」
あぁ…やっぱり嫌な予感が…。
「流石無敵のシンジ様。 あんな方法でシンクロ率を上げるなんて真似できないわ〜」
瞬間、火が出るような熱を顔に感じる。
きっとタコのように真っ赤になっているんだろう。
思わず、ミサトさんを睨んでしまう。
見せたんだ! 見せたんだ!! 見せたんだ〜!!
「あ、あはは…。シンちゃん、ごめんね〜」
そう、アスカは見たんだ。
リツコさんに見せられたあの映像を…。
赤くなった顔から、すうっと今度は熱が引くのを感じる。
きっと今度は真っ青だ。
「取り合えず! 今後私に2メートル以上寄らないでよね」
そう言って、アスカは部屋に篭ってしまう。
その途端、僕はミサトさんに攻め寄った。
「な、なんで見せたんですか! 酷いよ!」
焦った表情で額に汗をかくミサトさん。
「え、え〜と。 あんなシンちゃん珍しかったからつい〜…。 あはは…」
と言って、ミサトさんを責めても後の祭だった。
誰だってあんな物を見たら変態扱いするだろう。
…なんで全裸で裸踊りなんてしたんだ僕は…。
ちなみに、アスカの誤解を解くのに1週間。
更に、機嫌を直してもらうのに1週間掛かったのも記しておこう…。
今日の格言
「酒は飲んでも飲まれるな」
終わった…。
まさか、こんな続きが有るとは予想もしていなかった。
アスカの機嫌も直った後、忘れていた頃にそれはやってきた。
その日は、なんだかみんなの様子が変だった。
シンクロテスト中にも微妙によそよそしかった。
その後の事は余り書きたくない。
取り合えず、反省の意味もこめてこれだけは記そう。
マヤさん「…不潔です」
青葉さん「いや。 まあ、悩みがあったらいつでも聞くからさ…」
加持さん「シンジ君も大人になったな…」
冬月副指令「…青いな」
父さん「問題無い」
最後に、綾波のが一番堪えた。
「…こんな時、どんな顔すればいいのかわからないの。 さようなら、碇君…」
でも、この後3人目が来た。
内心、ほっとしたのはここだけの秘密にしておこう…。
最後の最後で気分が悪くなった
最後の2行はいらない
その2行はあのセリフへの伏線に決まってるよね?
3人目なのだから。
レイ炭の
H月S日
アスカを上手く丸め込めた。いや、丸め込めたのかな・・・
とりあえず、トウジを半殺し・・・いやアスカなら本当に殺しちゃうかも・・・は、止めてもらえることになった。
でも、いつも僕とアスカの仲をからかうトウジを懲らしめたいっていう気持ちは少しあるんだけど。
前に、僕がアスカにお弁当を渡す時、唐突に子供は何人作るんやーって大声で言うんだもの。
アスカってば、僕を突き飛ばした後、ふざけんじゃないわよ!このジャージザル!!
なんでこのアタシがシンジと・・・って僕をおもいっきり突き飛ばして、怒り出すんだから。
でも、委員長もからかって、本当は何人欲しいの?っていう答えに、
少ししおらしく、え、実際は男の子1人、女の子1人の2人ぐらいかなーってほっぺに手を当てて、
うにうに頭と腰を動かしながら答えてるんだもんな。
そして、ハッて気づいて僕を足蹴りしながら、なんて事言わせるのよ!ヒカリまで!!って言うんだもん。
僕の扱い酷すぎだし、アスカは自分で乗ったくせに僕に暴力が行くし。
そこはトウジじゃないの・・・って。
話が逸れたけど、朝起きてからアスカはずっと俯いてた。
僕が少しでも話しかけると睨みつけてくるし、いつものアスカじゃないからとても恐かった。
だけど、ここで僕が説得しないとアスカはトウジをズタボロにするって思ったし(まぁ、これはどうでも良かったり)
アスカが変な本見てたっていう噂立つのも嫌だし、
何より、昨日の仕業が僕だって分かったときが余計に恐かったんだ。
だから、アスカにトウジは何も知らないのにアスカが変なこと言ったら、多分トウジを介してクラス中にばれちゃうんだと思うんだ。
って唐突に言ってみた。アスカは、少し僕を睨んでたけど、すぐに考える様に目線を下に向けた。
そうね。アタシとした事が迂闊だったわ。でも、アンタはアタシの秘密知っちゃったから、
最初はあの馬鹿ジャージと同じ運命を辿らしてやろうと思っていたけど、アタシの下僕になる事で許してあげるわ。
って言われた。
やっぱ、アスカには頭上がらない。弱点を逆手に取るんだもの。
でも、学校から帰ってきた後、またアスカは何かを呟きながら自分の部屋に篭った。
アスカのかろうじて聞き取れた呟きはこうだ。”あの馬鹿ジャージを暗殺する計画立てなくちゃ”
それを何回も繰り返し呟いていた。
多分、明日アスカは僕に共犯になれって言ってくるだろうな・・・
僕は自分の部屋に戻って、柔らかく微笑むアスカの写真を見た。
その後、無償に前のアスカが恋しくなった。
それと、トウジごめんね。先に日記の中で謝っておく。
太郎氏乙!
あらら…。
最後の2行が気に触ったようですみません。
ブラックジョークのつもりだったんですが…。
流石に不味かったですね。
なんせアスカ好きなもので…。
________
〈 ドウモスミマセンデシタ
∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´Д`;)ヾ
∨)
((
両者ともに乙ですた
オッテュ
128 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/13(火) 18:49:23 ID:HHxpxqoP
>>123 イヤ、頑張ってるよ。
3人目がシンジのすっぽんぽん見て、あの台詞を言ってくれたら…。
透過街
130 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/17(土) 00:05:32 ID:C5FfS4QU
期待アゲ。
頑張れ、職人さん。
町
太郎氏も落とし場所に…氏もおつ!
しかし、なぜ誰も言わないんっだ!
ミサト、エロス!と。
そんな漏れはミサ×シン派。
あ、太郎氏のマヤちょむもなかなかかわいくてイイね!
俺はシンジ、エロス!と言いたい
H月T日
結果的にトウジは、アスカに半殺しされたんだけど・・・
僕が良かったって思っているのは、アスカがトウジを半殺しにした理由が、あの雑誌の事じゃないからだ。
朝聞いたアスカの”気兼ねなくトウジを殴れて辱める計画”では、僕がトウジから秘密を引き出して
その会話を録音していたアスカがそれをネタにトウジをいじめる。
っていう計画内容だったんだけど、隠した事実を隠蔽したいが為に、いろんな事を聞いてみたわけ。
本当はトウジに委員長の事どう思ってるか聞くだけだったんだけど・・・
(アスカ曰く、馬鹿ジャージは絶対ヒカリの事好きって言うと思うの!らしい)
昼休みに、トウジを校舎裏に呼び出した。
トウジはセンセ、なんか悩み事か?それか、まさかエロ本貸して欲しいんか!?って、笑っていたけど、
何処かでアスカが聞いていると思うと、妙に緊張してしまって唾をしきりに飲んでしまった。
アスカの事どう思う?っていう最初の質問。
本当は委員長の事どう思う?っていう件から始まるんだけど・・・
トウジは、あの乳無し、性格ブス女がどうしたって?って言いながら、へらへら笑ってる。
いや、僕は生きた心地がしなかった。絶対、アスカは後で僕に八つ当たりしてくる・・・。
あの女、加持っていうおっさんの前では性格変わるやろ?
ワシにはあのおっさんと話すときにアイツが尻尾振ってるのがよーわかるわ。
犬やな、アイツは。って言いながら笑ってた。
・・・犬と猿か。こりゃ、仲悪いはずだ。
っていうか、僕にとっては猫みたいな性格なんだけどな。
もうそろそろ耐えられずに出てくると思ったけど、アスカは出てこなかった。
僕はアスカが本当に聞いているのかなって思ったんだけど、次のトウジの言葉でアスカが出てきた。
鬼の形相で。
トウジが、シンジもあんな性悪女嫌いやろ?ほんとは、強制されて一緒に居るんやろ?
って言ったときだった。
アスカは口元を不気味に引きつらせながら、指をポキポキ鳴らしている。
馬鹿ジャージ、何シンジの同意を無理やり得ようとしてるのよ・・・
あんた、アタシの事そんな風に思ってたの・・・
って言いながら、トウジに近づいていく。勿論、トウジは気迫に圧倒されて腰が抜けている。
あとは予想通りの展開。
途中で、直視できない状況になったが、僕は恐くてその場に立っていることしかできなかった。
一通り、仕返しが済んだ後のアスカの顔は晴れやかだった。
だけど、その後ろでボロ雑巾になっているトウジを見ると、何か寂しいような気もした。
もう一度言うけど、トウジごめんね。
A月 O日
やっと皆の誤解が解けた。
アスカの時と違って、ミサトさんの悪戯だと分かると結構早かった。
最近、暇な所為かミサトさんの悪戯が多くなっているからだと思う。
家でもアスカとの事を頻繁にからかわれて困る。
早く次の使徒が来ないかなぁ…。
ほんとはこんな事言ってちゃ駄目なんだけどね。
まあ、日記の中だけだし少しくらい良いだろう。
そう言えば、帰りにミサトさんにアスカが捕まってたけど大丈夫かな?
変な事を吹き込まれてなければ良いけど…。
取り合えず夕飯の支度でもしてこよう。
駄目だ。
本当に使徒が来ないと、ミサトさんに僕の生活が壊されそうだ…。
なんだか凄く疲れた…。
どうやらミサトさんは、暇つぶしに僕とアスカとの仲を進めたいらしい。
あんまり思い出したくないけど記しておこう。
夕飯の時、何やらアスカの様子がおかしかった。
妙にソワソワしている。
話しかけても上の空って感じ。
結局、夕飯もそこそこに部屋に戻ってしまった。
この時は忘れていたけど、僕は帰り際の事を思い出すべきだったんだ。
まあ、結果は変わらなかったんだろうけど。
片づけを済ますと僕はお風呂に入った。
身体を流して湯船につかる。
ここまでは何時も通り。
違ったのはこの後だ…。
ふと、気が付くと脱衣所の方に気配があった。
最初はペンペンでも来たのかと思ったんだけど、予想は大ハズレ。
「…シ、シンジ? ちょっと良い?」
そう声を掛けてくるアスカの声にビックリした。
僕が入っている時は、今まで絶対にアスカは近寄らなかったからだ。
「う、うん…。 どうしたの?」
上ずった声でそう返事を返した。
思えば、かなり焦っていたんだろう。
「…うん。 その…背中でも流して上げようかな〜って思って」
「えぇえ?!」
自分でもビックリするくらいの変な声が出た。
でも、仕方ないと思う。
だってアスカが「背中でも…」なんて言うなんて思わないでしょ?
まず有り得ない。
絶対に有り得ない!
混乱してパニックになったのも当然だろう。
断るのも忘れて頭が真っ白だった。
すると…。
「…は、入るわよ?」
その声と同時にアスカが入ってきた。
その格好は…バスタオル一枚だったんだ!
僕は、目が点になった。
いや、多分なってた。
…この時、何かが切れたんだと思う。
その後の事があんまり思い出せない。
取り合えず、パニックになった僕はお風呂を飛び出した。
股間を隠すのも忘れて。
しかも、アスカの短い悲鳴みたいなのも聞いた気がする…。
最悪だ…。
そして、そのまま僕は部屋に飛び込んだんだ。
ちなみに、アスカは追ってこなかった。
これが今日の顛末。
そして今、日記を書いて帰りの事を思い出した。
きっとあの奇妙なアスカの行動はミサトさんの所為だ。
きっっっとそうだ!
悪戯にしても、流石にあれは行き過ぎじゃないか?
今日は疲れたから休むけど、明日ミサトさんに問い詰めてやる。
…でも、一つだけ感心する。
どうやったらアスカにあんな事をさせれるんだろう?
恐るべし、ミサトマジック…。
はい、長くてすみませんw
日記か?と言う指摘があったんで日記形式にしてみました。
結構、難しいですね…。
違和感無いですか?
また、変な所があったら気軽に言って下さ〜い。
ではでは。
>>141 散々出回ったシチュで描写や表現に工夫があるわけでもない。
正直、今更何?
隠した事実を隠蔽したいが為に、
すいません。”隠した”いりません・・・orz
>>太郎氏
乙、続きも待ってるよ
GJ!
>落とし場所氏
ぜひ続きよろしく
落とし場所氏乙。
ミサトに何吹き込まれたのか気になるw
H月U日
ケンスケに、アスカってツンデレ属性だよな。そこがかわいいんだけど。
って急に言われた。
僕がツンデレって何?って聞き返すと、眼鏡を光らせながら顔を寄せてきた。
ツンデレって言うのはなぁ、周りに人が居るときはツンツンしてるけど、二人きりになった途端デレデレするタイプのことを言うんだよ。
まぁ、アニメで幼馴染の女の子は大体ツンデレだったりするんだ。
ケンスケは淡々と語っていた。
どうやら、ミリタリー以外にそういうアニメにも興味があるらしかった。
僕だってそういうアニメは嫌いじゃないけど、堂々と語るケンスケにはちょっと引いた。
そして、ケンスケは自分の世界から戻ると、また僕に顔を近づけていった。
でもな、碇。幼馴染の性格は他にもある。
簡単に言うと、委員長みたいな優等生タイプだ。料理もできるし、いつも自分の事を気に掛けてくれる。
ま、委員長はトウジの物だけどな。
って言うと、窓の外をぼーっと見つめていた。
碇は惣流が居るだろ、トウジには委員長。だとしたら、後は綾波か・・・。
俺、ああいうタイプ嫌いじゃないよ・・・。でも、無表情、無感情タイプってのは仲良くなるのが大変なんだよな。
どうやら、恋愛ゲームと現実とが混じり合ってるようだった。
いつもケンスケは思考が飛躍する。二言目には、自分の空想に浸るっていう事が結構多いし。
僕は、アスカってツンデレなのかな?って思って、腰をひねってアスカを見てみた。
丁度アスカは委員長と話に夢中になってたけど、何気に僕の方を見たので、視線があってしまった。
その瞬間、頬を膨らませ睨まれちゃったけど、なぜか悪い気はしなかった。
確かに、アスカって周りに人が居るときは僕を剣呑に扱うし、態度はでかいし、僕を奴隷みたいに扱う。
しかし、二人きりになった途端、『馬鹿シンジ』なのが『シンジ〜』とか名前を呼ぶとき、何処かを伸ばながら僕の名前を呼ぶんだ。
それにベタベタくっついてくるし・・・でも、わがままっていうか頼みごとが多いんだけどね。
そんな事を考えていたら、ケンスケは何かを考えているようだった。
そして、何か決心したように僕の手を握ってきた。
碇、確かネルフ本部にマヤさんって言う、ショートカットのお姉さん居ただろ?あの人紹介してくれよ!!
って言ってきた。
ケンスケによると、街中で偶然にも僕とマヤさんが話している所を見ていたらしい。
しかも、会話でマヤさんがネルフ本部の人だと分かったようだった。
っていうか、どうやって会話まで聞いていたんだろう・・・周りには結構人居たし、誰かが近づいたら気づくだろうし。
ケンスケって地獄耳みたいだ。滅多な事をケンスケの近くでは話さないでおこう。
僕が、困惑していると、ケンスケは拳を作りながら、
マヤさんって、お姉さんタイプだよな。俺、妹キャラより断然お姉さんキャラが大好きなんだよ。
あの落ち着いた雰囲気。全てを包み込んでくれそうな笑顔。それに反して、小柄な体。
もう、完璧じゃないか。あんなお姉さんとデートが出来たら、俺幸せだろうなぁ〜。
ケンスケの思考の飛躍がまた始まったようだった。
僕はあまり期待を持たせないように、じゃあ聞いとくね。ってしか、言えなかった。
その日、シンクロテストで本部に行ったついでにマヤさんに事の次第を伝えたんだけど・・・
僕がマヤさんを呼び止めると、振り返ってにっこり笑ってくれた。
そして、マヤさんの事が好きって言ってる人が居るんですけど・・・
マヤさんの表情をちらちら確認しながら、言ってみた。マヤさんは一気に顔を紅くして、持っていたバインダーで顔を隠していた。
それで、相手はどんな人?って言うから、僕と同じ中学生なんですけど・・・
って言ったら、マヤさんはバインダーを取り落としてた。
あの、相田・・・って言おうとした瞬間には、僕に背を向けてフラフラと歩いていった。
何か、勘違いしてないかな?って思ったけど、それ以上言えなかった。
家に帰ってきたからは、リビングで寝そべってテレビを見るっていうのがお決まりになったアスカを見ながら、
アスカってツンデレなんだ。ってポロッと言ってしまった。
いきなり起き上がって、僕の目をじっと見つめると、ツンデレって何?って聞いてきた。
自分が知らない単語とかがあると、絶対アスカは意味を聞いてくる。
僕が知っててアスカが知らない言葉があるのは不愉快みたいなんだ。
でも、ケンスケから聞いた言葉をそのまま伝えると、また肉体的な疲労が蓄積するので、
何でもないよ。で締めくくったんだけど・・・
夕食作っているときも、TVを見ているときも、果ては寝ようと布団に入ったときまで
ツンデレって何?って聞いてくる。最初は、しらっと。次は、怒り気味に。そして、最後は色っぽく。
いや、アスカの事だから、もしかすると朝起きたとき、横で寝ていて僕が起きたと同時にツンデレって何?
って聞いてきそう・・・
ま、僕の願望なのかもしれないけど。
ちょっと、期待と不安を抱きながら、おやすみなさい。
ケンスケはそういうキャラだよなぁという事でGJ!
ネットで調べりゃ一発でバレていきなり殴る蹴るの凶行の悪寒
シンジは何時日記を書いたんだろうか。
これだけアスカに付きまとわれたら書く暇がないような・・・・
つ寝る前のトイレ
つ「脳内」
すべては心の中だ、今はそれでいい
( ゚д゚)マ〜ヤ!マ〜ヤ!!
感じ的には、あまりのしつこさに日記を書くのを忘れて寝ようとした所に
アスカの追撃があり、部屋を追い出したときに眠気が覚めた+日記を書くことを思い出した。
って感じです。
後付け設定万歳!!orz
うっせーよ。
>>159 このスレくんな。
お前みたいのが来ると、ウザいんだよね。
うっせーよ。
馬鹿が付いちゃったみたいだな。
まったりまったりね
太郎氏乙っす
うっせーよ。
166 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/20(火) 16:43:16 ID:bQUT9252
Bダナン月マギ日
久しぶりに日記を書いてみる。
最近いろいろあり過ぎて書く暇が無かったんだ…
この日記を書いてる間にもアスカとカヲル君がリビングで口喧嘩をしている。すこしくらい近所迷惑を考えて欲しい。
今日はカヲル君が家に止まりに来て居るんだ。でもそのことでアスカがカヲル君と喧嘩しちゃって…
どうせいつもの口喧嘩だろうからすぐ収まるだろうけど。あーあ…また僕が止めなきゃいけないのか…
そろそろ眠たくなって来たし…寝よう…
カヲル君が必要以上にくっついてこなければいいなぁ…
で?
168 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/20(火) 18:30:49 ID:XMSIZGTh
うっせーよ
キモス
太郎GJだ、いい感じだ
透過街
H月V日
アスカとテレビを見ている時に何気ない事に気づいた。
アスカの誕生日は12月4日。僕の誕生日は6月6日。
いつも馬鹿にされているから、アスカの方が年上って感じていたけど、よくよく考えてみたら僕の方が6ヶ月年上じゃないか。
そこでちょっと不純な考えをしてしまった。
僕が帰ってきたら、アスカが玄関まで迎えに来てくれて、お帰りなさい、お兄ちゃん。って笑顔で言ってくれる姿を。
僕は一人っ子だから、姉とか妹とかに結構憧れていた感じがある。
小さな頃、もしかすると僕には生き別れになった姉か妹が居て、いつか再会できる。って信じてた。
今なら笑える話だけど。
僕がミサトさんにすぐ慣れる事ができたのは、あの人の人懐っこい性格と僕が落ち込んでいる時にミサトさんが
言ってくれた言葉のおかげだ。
その内容は、私の事を本当の家族って思ってくれていいのよ。お母さん・・・はちょっち私には荷が重いけど、
お姉さんだと思ってくれたらいいの。だから、何でも話してみなさい。
だから、今僕はここに居るんだと思う。
なんていうか、日記にこういう事書くの初めてかもしれない。
話は変わるけど、早速僕はアスカに今考えていたことを言ってみた。
ある訳ないけど、僕の話を聞いて一日妹の真似をしてくれるっていう一縷の希望を抱いて。
アスカって誕生日12月4日だよね?ってテーブルに頬をついているアスカに聞いた。
そうよ。それがどうしたのよ?って素っ気無い返答。
僕の誕生日は6月6日なんだけど、アスカの方が年下なんだね。
アスカって結構自分で何もできないし、感じ的には妹みたいだよねぇ、と何気なく妹をアピール。
だけど、妹みたいって言った瞬間にアスカは何か不機嫌な顔で立ち上がると、
何アンタ?アタシにお兄ちゃんって言って欲しいわけ?何が、自分の方が年上よ!!
って言って、僕にクッションを投げつけると自分の部屋に篭ってしまった。
僕はまたいけない事を言ってしまったらしい。
自分で鈍感なのは分かっていたんだけど、アスカの前ではその鈍感さが増すようだった。
女の子と付き合ったことのない僕には何がいけないのかさっぱり分からない。
だから、明日加持さんに聞いてみよう。ただし、加持さんの話を聞くだけだ。
加持さんのアドバイスは本当に当てにならない。
いつもアスカを怒らせてばっかりだ。
ごめんって日記の中でも謝っておこう。
アスカ、ごめん。
太郎氏乙、また自爆とはシンちゃん嘆かわしいw
乙
この世界のシンジとアスカは微笑ましいなぁ|-`)
神GJ!
太郎良いぞ
今日は合コンだ。
トウジが「センセも大学生活をエンジョイせないかん」って言って
ケンスケと一緒になってセッティングしてくれた。
こういうのは苦手だから断ろうと思ったんだけど、即、却下だった。
運良く、今日はアスカも出かけるみたいだった。アスカに今日が合コンなんて
知れたら不機嫌になって皮肉を言われるのは目に見えてる。
それに、アスカに知られるってことは、洞木さんに知られるってことだ。
ボコボコにされるトウジが目に浮かぶ。
トウジも洞木さんいるんだから、行かなきゃいいのに・・・
僕とトウジ、ケンスケ、あとケンスケの友達2人の5人、5体5での合コンだった。
場所は居酒屋。
ああ、トウジ、長い付き合いだけどジャージ以外の服みたのはじめてだよ・・・
これだけでも合コンにきたかいあったな・・・写真とっとこ。
「じゃあ、自己紹介してもらえますか?」
座敷にとおされて、合コンは開始された
自己紹介か・・・初めてだしトウジのをお手本に・・
「鈴原トウジです、よろしく」
えー!!!標準語ー!?話せたの!?関西弁を否定するのは自分を否定するのと同じだって
言ってたのに・・・あっさり否定してるよ・・・くそう、ボイスレコーダー持ってくるんだった・・・
次はケンスケか・・・
チャラ、「相田」チャラ、「ケンスケです」チャラ
ケンスケ何、車の鍵指でまわしてんだろ?
「そのキーホルダー、もしかして、相田君フェラーリ乗ってんのー!?」
「まあね・・・」
フェラーリ!?何言ってんだよケンスケ!あれのどこがフェラーリだよ!!車に詳しくない
僕でも分かるよ!走行距離20万キロこえたあの車がフェラーリのわけない!!
この前、トウジと一緒に押して帰ったじゃないか!!
なんかスゴイとこにきちゃったな・・・こわい、こわいよ。
「じゃ、最後、碇」
僕!?何も考えてなかったよ、合コンを甘くみてた・・・
「い、碇シンジです・・・よ、よろしくお願いします」
「「「「「かわいいー!!!」」」」」
え?か、かわいい・・・?
『『名前言っただけやのに(だけなのに)!!』』
あれ?トウジたちビックリしてる、どうしたんだろ?けど、かわいいって言ってくれたし
これでよかったんだ・・・僕はここにいてもいいんだ!
合コンってこんなにいいものだったんだ・・・
「僕トイレいってくるね」
「早く帰ってきてねー」
ホントきてよかったよ・・・
ギャー、ギャー
なんだ?この部屋?すごいうるさいな・・・、あれ?この靴アスカのに似てるな
こっちのブーツはミサトさんのに似てるし・・・
嫌な予感がスゴイした、けど遅かった。
「あたし、トイレ」
「いってらさっい」
ガラッ!!目が合ってしまった・・・
「あれ?シンジ!なにしてんのよ?」
「あ、ああ、アスカ?ぼぼ僕はアレだよ・・・ト、トウジとケンスケで飲みにきたんだよ」
「ほんとにー?合コンとかなんじゃないのー?」
なんて勘がいいんだ・・・
「ち、違うよ!」
「あっそ、アタシはミサトとリツコと一緒」
ミサトさんとリツコさんか・・・合コンのこと知れたらネルフ中に広まるな・・・
しかも、話をでかくするからタチがわるいよ・・・
「じゃあ、一緒に飲みましょーよ!」
まずい!!
「だめ、だめだよ!!・・・お、男同士の話なんだから!」
「そんなこといって、エッチな話でしょ、どーせ!」
「違うよ!」
「どーだか!あ、トイレいくんだった、飲むのもほどほどにすんのよ!?」
「わ、わかってるよ」
・・・・よし、行ったな、早く帰ってトウジに知らせなきゃ!
ガラッ
「トウジ!ここにアスカがきてるんだよ、だからはや・・・どうしたの?」
トウジがこっちみて固まってる、ケンスケは帰る準備してるし・・・
あれ?なんか動けない・・・肩くまれた・・・
「シンジ、楽しそうじゃない・・・」
アスカ・・・ホント楽しかったよ、楽しかった・・・ホント
「じゃあ、私たちかえるね」、「俺たちも・・・」ゾロゾロ・・・
「お、俺も・・・」
「トウジ、足から手離せ・・・」ボソッ
「ア、アカン」ボソッ
「あ?ヒカリ?今から出てこれる?おもしろいのが見れるわよ?」
「おにー!!」
「あれー?シンちゃん、どうしたのかなー?」
「ミ、ミサトさん・・・」
「なんか、おもしろくなりそうね」
「リツコさん・・・」
「じゃあ、シンジ、始めましょうか?」
「え?な、何を・・・?」
「合コンよ」ニヤッ
これが、僕の最初で最後の合コン・・・
日記ではないな・・・
ホントごめんなさいorz
>>186 なかなか面白かったぞ・・・日記じゃないが。
>>186 面白かったよ、日記じゃなかったが良かった
こういうのの場合なんかいいスレあったっけ?
これSSにまとめて評価版にでも投下したらどうかな。
両氏おもしろい!
乙!
見知らぬ人達でも、ひと目見ただけで皆がスゴスゴと帰ってしまうアスカって・・・
「問題ない。やりたまえ」
ただ、小説になるなら評価版に投下した方がいいかもなー。
日記待ってますよ。
186
今度は日記になるようがんばります
今からやります
いきます
もう使徒もくることもないので、今日から日記をつけることにした。
きっかけは、小学生の頃につけていた日記をみつけたことだ。
天気と、「今日はチェロをひいた」「今日は暑い」なんていう短い文章の日記だ。
ホントあの頃の僕は何もなかったんだな・・・
1週間たったころから、ネタ不足、僕の日記は夕方に走る近所のおじさんの
ランニングのタイムをつけるものになってしまった。
なんか悲しくなってきた・・・。
けど今の僕は違うと思う。
今日から僕は・・・。
今日は、アスカがいきなりスイカ割りがしたいなんて言ってきた。
なぜか、ミサトさんもノリノリだった。
まあ、ミサトさんはビールが飲める口実があれば何でもいいんだろうけど。
きっと、アスカはテレビか何かでみて、やりたくなったんだ。
興味のあるものは、すぐやろうとするんだから・・・
「スイカ割りって、なんかストレス解消になりそう!」
なんて言ってたけど、あるんだ・・・ストレス。
スイカといえばやっぱり加持さん!ということで、加持さんのスイカ畑に行った。
「加持さーん!スイカ割りするからスイカ頂戴!」ってアスカが言うと
加持さんの目の色が変わった。
「葛城、シンジくん、アスカ、まさかスイカ割りってのは、無抵抗のスイカを
棒で叩き割るっていう、野蛮なゲームではないだろうな?」
「ああ、それ、そのスイカ割り」ミサトさんは言った。
「あんな残酷なゲームに俺のスイカは渡さんぞ!」
いつもクールな加持さんがさけんだ。
「いいか、スイカってのはな・・・・・・・」
1時間、正座で『自分とスイカの歩み』の話を聞かされた。
さすがにミサトさんも限界がきたみたいだった。
「さっさと渡しなさいよっ!!」そういってミサトさんは拳銃の銃口を加持さんに向けた。
よっぽどビールが飲みたかったんだな・・・
「冗談だろ?葛城?」加持さんは言ったけど、ミサトさんは本気だった。
「アスカ!!すいかとって、車に乗りなさい!!」
「オッケ!!」
すごい速さでスイカをとって、車で走り去った。
加持さんが車の上にしがみついてたけど、途中で振り落とされてた。
大丈夫だったかな・・・
(・∀・)イイ!
近くの河原でスイカ割りをすることになった。
「あー、これがスイカ割りなのね」ってアスカはすごく嬉しそうだった。
「アスカ、もうちょっち右、あ、うん、そのまま」
ミサトさんがアスカに指示してる。ああ、なんかこういうのいいなって思った。
なんか家族みたいなかんじで、心があたたかくなった・・・
アスカは僕の前でとまった。
「うてぇっ!!!」ミサトさんの合図とともにアスカが棒を振りおとした。
「ゲーーン!!」棒は僕の肩をかすって、地面にめり込んだ。
「シンジ!割れた!?」割れそうだったよ・・・僕の頭が!!
ミサトさんはゲラゲラ笑ってた・・・前言撤回、僕がバカだった。
GJ!!ミサトさん最高www
次はミサトさんにやってもらうことにした。「みてなさいよ、手本をみせたげる」得意気だった。
「ミサトさん、右です」「ミサト、左よ」「ミサトさんっ!右!」「ミサトッ!左だってば!」
「アスカなんだよ!ジャマするなよ!」
「アンタこそ口ださないでよ!アタシの華麗なナビゲートに!!」
ああだ、こうだ、言ってる内にミサトさんは河に落ちた。
また正座で1時間、ミサトさんに説教された。
ミサトさんの怒りの正拳突きで割られたスイカを食べて帰った。
ヒザが痛い。
追記:1週間、加持さんに冷たい態度をとられた。
よし、日記・・・かは微妙。
次こそは・・・
H月W日
すっかりお決まりの相談場所となったスイカ畑で僕は加持さんに経緯を詳しく話した。
加持さんは僕が話している間はずっと口元に手を当てたりして、ニヤニヤしていた。
僕が話し終わると、加持さんは
いやはや、青春してるなぁ。俺には、そんな体験ないから羨ましいよ。
って言いながら、何処か悲しげな目で遠くを見つめていた。
確かにあのミサトさんが恋人なら、青春とかそんなの無さそうだ。
加持さんはひとしきり感傷に浸ると、タバコに火を付けた。
俺は、葛城よりも年上なんだが・・・俺は葛城にお兄ちゃんなんて言われたら、悲しくなるがな。
好きな人から、兄弟みたいって言われることは何よりきつい事なんだ。
アスカは打たれ強く見えるが、実際はそれほど心は強くない。
それを表しているのが、あの過剰なまでの独占欲だ。シンジ君も経験あるだろう?
僕はそう言われて、思考を張り巡らせた。
・他の女の子(ミサトさん、リツコさんを除く)に話しかけると、急に機嫌が悪くなる事。
・僕が出かけるときには、絶対何処へ行くか聞く事。(明確な場所を言わないときは付いてくる)
・綾波の話題を出すと、暴れだす(最終的にはどっちが好みなのよ。って聞いてくる)
ここまで思い出してみて、僕は少しうんざりすると共にアスカに大事にされてるんだな。って思った。
束縛するより束縛される方が好きみたいだ。僕の場合。
でも、そこまで考えて僕は少し悲しくなった。だって、それじゃあすぐ僕を疑っているって事だ。
もっと信用してくれてもいいのにな・・・。
加持さんは僕の表情を見て、笑いながら言った。
それじゃあ、アスカを抱きしめてやれ。嫌って拒絶されたって抱き続けるんだ。
それによって、自分にはアスカだけ、ずっと離れないって思わせられるんじゃないか?
加持さんのアドバイスは聞いても、実行しないでおこうと思ったけど、
不覚にも使える!って思っちゃった。
今まで、加持さんのアドバイスを聞いてきて、恥ずかしいって思ったことは無かったけど、
流石にこれは恥ずかしい。
家に帰って、アスカの様子を見ながら機会を伺うけどイマイチ行動を起こすことはできない。
前まで僕に腹が立ったことがあったら、すぐ部屋に篭っていたアスカだけど、
最近はずっとリビングに居る。・・・僕を無視するけど。
うう・・・アスカって本当にすぐ拗ねる所がかわいい所なんだけど、あんまりだとちょっと疲れる。
どうにかして、このツンデレ直して欲しいな。
・・・二人っきりの時には甘えるって言うのもいいんだけど。
とりあえず、今日は無理だった。
H月はXYZ日で終わりですが、I月も書いていこうと思っています。
日々精進していきますので、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
乙です。I月も頑張って!
乙駈れ
I(イチャイチャ)月も頑張ってw
良い、良いぞ太郎
神GJ!
指揮官の指示を待たずに動き回るミサトナイス(・∀・)b!
アンカー付け忘れたorz
>201
太郎 おもろい。
両氏乙。
びしょ濡れのミサトさんはきっと透けてるんでしょうね。
I(イヤンバカンウフ〜ン)月も頑張ってください。
LAS万歳
オッテュ
>>186です
いままでの反省をふまえてノートに書いてからやることにしました。
けど、変わりませんでしたorz
ここでやらせてもらってイイですかね?
ていうか、今からやるんですけど
いきます
今日は、ネルフの人たちと一緒に草野球をした。トウジたちも呼んだ。
「草野球といったらビールよね」と試合開始前からミサトさんはビールをガブガブ。
アスカは一人だけユニホーム着てた。きっと昨日出かけたのはアレのためだったんだ。
勝負ごととなると、すぐ本気になるんだよな・・・。
ぼくたちは後攻だ。とりあえず僕は1塁の守備につこうとしたんだけど、アスカが
「アンタ何1塁にいってんの!?アンタはこっち!!」って僕を2塁につれてった。
「なんでアスカが守備きめるんだよ!?」って聞いたら
「アンタが守るのは1塁じゃない!アンタは2塁を守るの!いい!?アンタは一生2塁を守んのよ!!」
って赤くなりながら言ってた。アスカってたまに意味の分からないこと言うんだよな・・・。
とういうわけで僕の守備はセカンドになった。
1回裏、ピッチャーはアスカ。
アスカの投げるボールはホント速かった。あっさり3者3振だった。
2回裏、うちのチームの4番はミサトさんだ。ミサトさんはバットにビールを吹きかけた。
「ミサト、振ってもムダよ、あたらないんだから」
「ふん、言ってなさい・・・」女の戦い・・・
けどアスカの投げたボールはキャッチャーのミットにおさまることなく、フェンスを越えて
河におちた。アスカは信じられない感じだった。
「みたかー!大人の女をなめんじゃないわよ!!」って
久しぶりにミサトさんのカッコいい姿がみれた・・・けど、やっぱりミサトさんだった。
1塁の踏み忘れでアウトだった。ほんと、最近ミサトさんを尊敬できない・・・
ツンデレですなあ。
僕は7回裏までノーヒット。といっても全部送りバントだったんだけど。
結構、僕バントは得意なんだ。体育の授業でもバントだけはほめられたし。
「目標をセンターにいれて、バント」
「シンジくん、うまい」ってミサトさんがほめてくれた。
バントしたらみんなが僕をほめてくれるんだ。
ゲームは終盤、1対0で僕たちのチームが負けてた。そもそも、チーム編成が
不公平な気がした。
むこうは、加持さん、アスカ、トウジ、青葉さん、マヤさん、監督は副指令。
それにひきかえ、うちは・・・
ミサトさん、序盤はよかったけど、酔いがまわって途中からライトで寝てたし、
センターの日向さんがカバーしてなきゃ、穴だったよ。サードのケンスケはボールとらないで
写真ばっかりとってたし。それに監督は父さん・・・
その、顔の前で指を組むのはスクイズのサインだったろ?ずっとその格好だったから
みんな困ってたじゃないか・・・。
あとカヲルくん・・・君レフトだったろ?なんで僕の横にいたんだよ。
けど、こんな守備で1対0ですんだのは、ピッチャーの綾波のおかげだ。
まさか、綾波がアンダースローからあんな多彩な変化球を投げるなんて・・・。
トウジは「サブマリン山田久志の再来や!」って感動してた。
「すごいよ!すごいじゃないか綾波!!いつの間に!?」って聞いたら
「コレ・・・」って言って、野球入門と変化球のマスターの仕方っていう本を僕にみせた。
休み時間に読んでたのってアレだったんだ・・・。
9回裏、ツーアウト、ランナー2,3塁。バッターは僕。
「シンジ!ここでヒットが打てたら、なんでも言うこと聞いてあげるわ!」ってアスカが言った。
絶対打ってやろうと思った、打って、今まで言えなかったことを言おうと思った。
お風呂の水は洗濯に使うから、すてないでくれって
けど3振だった・・。けど、アスカ今まであんなに速いボールを投げてたのに
すごい遅いボールを投げてきたんだ。きっとあれがチェンジアップってやつなんだな。
けどアスカ、すごいくやしそうだったな・・・。
帰り際に、ずっと野球をみてたおじさんから名刺をもらった。
そして、アスカにバッティングセンターにつれていかれて、500本打たされた。
ホント疲れた。
追記:高校卒業後、ドラフトで4位指名された。
ドラフト4位って地味にすげーなシンジw
当然メジャーの1巡目だよな?
�乙、卒業まで飛ばないでもっとやって欲しい。
225 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/09/28(水) 06:31:50 ID:+PDS0BWN
面白かった。アスカもイイヨー
これからもギャグが入ってるのをお願いします!
スゲー面白かった!君最高!!
朝、3人でごはんを食べてたら、アスカに「アンタって愛想笑いヘタよね、すぐわかるもの」って言われた。
ミサトさんも「ほんと微妙ね、それなら無表情のほうがまだマシ」とまで言われた。
「そうかな?」っていうと、アスカは「今日のアタシの服どう?似合ってる?」って聞いたから
「似合ってるとおもうよ・・・」って言ったら、僕に鏡をむけた。
・・・・ありかなしかって言われたら、なしだったな。気持ちが入ってないっていうか
ホント微妙だった。
けど、仕方ないよ、ぼくは母さんの息子だったと同時に、あの父さんの息子でもあるんだ。
素質十分じゃないか・・・。
「だから、今日ここ行くわよ」ってアスカがチラシをみせた。
スマイルセミナーっていうセミナーの案内だった。
今、第3新東京市のサラリーマンの人たちなんかに、人気のセミナーなんだってアスカが言ってた。
ごはんを食べて、出かけることにした。アスカの提案で綾波も連れていくことにした。
たしかに綾波はほとんど笑わないし、これがいいキッカケになればいいなって思った。
綾波が「碇君、私、変われるかしら」って聞いたから
「大丈夫、綾波ならきっと変われるさ」っていってあげた。ぼくもがんばってかわろう。
明日からは、爽やかな愛想笑いをするんだ。
やるぞ!・・・・・・・やるはずだった。
父さんがきてた・・・・。
開けた扉をしめて、いそいで会場をあとにした。綾波が
「ごめんなさい、こんな時どんな顔すればいいかわからないの・・・」って困惑ぎみに言った。
僕にもわからなかった・・・。
そしたら、アスカが「シンジ!何落ち込んでんのよ、司令も努力してるのよ!」って言って笑った。
けど、アスカ・・・あれ愛想笑いだったろ?わかったよ・・・。
明日、どんな顔して父さんと顔を合わそう。セミナーうけときゃよかった。
涙で目がにじんで、うまく書けないや。今日はこれくらいにしとこう・・・。
>>186 物凄いギャグセンスの持ち主だぜおまい…!!
乙!甘々な日記も好きだけど、純粋に笑えるのもいいね♪
ネ申が多いですね
透過街
今日は、朝からミサトさんが不機嫌だった。そもそも、その原因は
昨日、ミサトさんと買物にいったとき、加持さんが女の人を口説いているところを
目撃してしまったからだ。そのイライラは1日たった今日でも、おさまらない感じだった。
そして、ミサトさんは言ったんだ・・・・
「あー、イライラする!・・・そうだ!シンジくん、気分転換に今日のお昼は私が作るわ」って。
なんだよそれ・・・・なんで久しぶりの休日にミサトさんの料理を食べなきゃならないんだ?
僕がなにかした?いいや、してない、したのは加持さんだ!あの人が他の女の人に
ちょっかいだしたのが、いけないんじゃないか!
必死に「僕がやりますから!僕がやりますから!」って額から血がにじむまで土下座して
説得したんだけどダメだった・・・。
「シンジくんには、いつもお世話になってるんだから、恩返しよ」ってミサトさんは言った。
なんでこんな時に、変に気をつかうんだよ!ミサトさん?ミサトさんは恩を仇で返そうとしてるんですよ?
気付いてよ!
しばらくして、アスカが「あ、今日、アタシ・・・」って言い出したから、
「洞木さんは、今日トウジと出かけるって言ってたよね、それにアスカ、昨日は休みなんて
久しぶりだし、家で1日ゴロゴロして過ごそうって言ってたよね?じゃあ、ミサトさんの
料理食べれるね」って言ってやった。
おもいっきり、足を踏まれたけど、これから始まる地獄に比べたら全然マシだ。
1人だけはイヤだった。
アスカに「アンタ誰でもいいんでしょ、ミサトの料理が怖いから、アタシに逃げてるだけじゃないの」って言われた。
こればっかりは、その通り。返す言葉もなかった。
お昼前、家の中は不思議なニオイに包まれてた。隣に住んでる新婚さんが
「葛城さんのトコ、ガス漏れしてない?」ってきいてきたから
「あ・・・、今日はミサトさんが・・・料理作ってるんですよ、ははっ・・」って言ったら
「そう、がんばってね!」って胃薬くれた。
みたら、絶望してしまいそうだったから、キッチンには近寄らなかった。いや、近寄れなかったのかも。
ミサトさん、味見して「うんっ」って言ってたけど、不安だった。
ついにミサトさんの料理が出来上がってしまった。
けど、予想外にそれっぽく出来てたので、アスカもホッとした様子だった。
「召し上がれっ」っていうから、アスカと同時に食べた。
ヒドかった・・・・たぶん今まで食べてきた、ミサトさんの料理の中でダントツにマズかった。
よっぽど、マズかったんだろうな、アスカがとっさに僕の手を握ってきた。
僕は強く握り返してあげた。
しばらくしてミサトさんが「私ちょっち出てくるね」って言って家をでた。
アスカが「チャンスよ、シンジ!早くこれ捨てましょ!」って言った。僕もはじめ、そうしようと
思ったんだけど、考えたんだ。だから、アスカに
「待ってよ、アスカ、やっぱり食べてあげようよ、このままじゃミサトさん料理の腕も上がらず、いつまでも
嫁に行き遅れの、ダメダメな女の人になっちゃうよ!ここで全部食べてあげて、ミサトさんにおいしかったですよって言ってあげようよ、
そしたら、ミサトさんの中で何かが変わるかもしれないよ」って言った。
アスカも「アンタにしちゃ、いいこと言うわ。そうね、がんばりましょ!」ってアスカも納得してくれた。
ふるえる右手を左手でおさえて食べた。とはいっても、左手もふるえてるから、まぁ、ふるえてるんだけど。
なんとか2人とも、食べ終えたときにミサトさんが帰ってきた。僕たちは
「ミサト(さん)、おいしかった(わ)ですよ」って言ってあげた。そしたら、ミサトさん
「アンタたち、よくそんなマッズイの食べれたわね」ってコンビにのお弁当を食べだしたんだ・・・。
・・・・言ってよかったんだ、・・・マズイって・・・。
いつもマズイから、どこからマズイって言っていいのかわからないよ!!
ミサトさんも味見して「うんっ」って言ってたじゃないか!
「うんっ、マズイッ」ってことだったの!?
このあと、アスカと2人で海まで行って、暗くなるまで2人で泣いた。
僕らはついに、ミサトさんの舌を超えてしまったのだから・・・。
乙。
海辺で。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
GJ!
>アンタ誰でもいいんでしょ、ミサトの料理が怖いから、アタシに逃げてるだけじゃないの
>こればっかりは、その通り。返す言葉もなかった
ワロタwwwwww
オッテュ
GJ!
9月 3日
アスカのおならクサッ!
十日街
9月 4日
でも、パンツは良い匂い…。
今回もワロタwwwこの勢いでサイト作れよw
透過街
hosyuttona
早く頼む早く続きを頼む
無月無日
今日も御飯を食べて一人で射精をするだけの日だった。
寂しいよアスカ……
ダメだこんなのしか書けん。
職人さん早く!
ちょwwそれオマエの日記wwwww
スパ月イス日
今日晩ご飯にカレーを作っていたらアスカが横から「辛口にしすぎないでね、あとジャガイモは煮過ぎちゃダメよ」とかごちゃごちゃ言うから「アスカもカレーくらい作れないとお嫁にもらってもらえないよ」とからかってみた。
そしたら気に触ったのか「あたしだってカレーくらいつくれるわよ!」。
まだ具を煮てる状態だったから半分違う鍋に移して作らせてみた。
後は煮込むだけだから何とかなるだろうと思ったらやはりアスカ。
ところところ黒くなったカレーが出来上がっていた。どうやら彼女は強火が好きらしい。今度火加減と言う物をおしえてあげなくては。
アスカは鍋を見つめて言った「カレーさんごめんなさい」。
あまりに無惨なその様子に「大丈夫だよアスカ。カレーくらい作れなくったってお嫁さんにはなれるよ。カレーは僕が作ってあげられるしさ」といったら何故か赤くなったアスカにぶん殴られた。
女の子のプライドを傷つけてはいけないと思った。
それにしても痛い……。
試しにいきおいで書いてみたが萌えでもなんでもないな。
巣に帰ります、
>強火が好きらしい。
カワイスw
ホリ氏乙
親月 馬鹿日
サードインパクトの後、妙に優しくなった父さん。
ネルフの廊下ですれちがうたびに「シンジ、学校のほうはどうだ?セカンドにいじめられてないか?レイに変なことされて困ってないか?」と、しつこいくらいに話しかけてくる。
正直ウザい。「僕用事があるから…」と言って逃げ出そうとすると、「すまなかったな、シンジ…。ユイ…私はシンジの側にいない方がよかった。煙たがられるくらいなら、最初から…」などと廊下の真ん中で独り語りを始めてしまうのでタチが悪い。
僕も父さんの不気味な泣き顔を見るのも嫌なので仕方なしにかまってあげると、父さんは嬉しいのか、「フッ、問題ない」と当社比10倍くらい不気味なニヤリ笑いをしてくる。
ミサトさんに相談しようにも、最近避けられてるし…。
「ミサトさん、大人のキs」
「あ、あたし仕事があるから!」
ミサトさんも僕の気持ちを裏切るんですね?
リツコさんに相談したら
「ロジックじゃないものね。親子というものは…。ところでシンジくん?私をお義母さんと呼んでみたくない?」
事あるごとに再婚相談を持ち掛けないで下さい。僕から懐柔していくつもりなんですか?もう嫌だ…助けてよ、カヲルくん…。
>「ミサトさん、大人のキs」
>「あ、あたし仕事があるから!」
>ミサトさんも僕の気持ちを裏切るんですね?
ワロタ、約束覚えてて逃げ回るパターンってのは初めて見た気がスルw
リツコがお母さんでも良いなと思う23歳の秋
AV月1日
今日学校でトウジが『先生〜、あんさんもこれで勉強せな〜』と言って無理やりAVを押しつけて来た。
別に僕は見たくはなかったんだけどトウジがどうしてもって言うから借りた。
夜、トウジに悪いしな、と思ってこっそり見ようかと思ったんだけど今日はミサトさんがダラダラお酒を飲んでいる。
くやしいけど明日見よう。
う〜ん、なんだかドキドキしちゃうな。
AV月2日
学校ではトウジがニヤニヤ。『先生〜、アレよかったやろ〜』。
僕が『まだ見てないよ』と答えたらそのAVのすばらしさをキラキラした目で語り出した。
クソ〜、僕だって……僕だって!
夜、今日はミサトさんが仕事で帰ってこない。今日こそは!と思ってたらアスカが借りた映画を見ると言って深夜までテレビを独占してしまった。
ダメだった……。今日も我慢して寝るしかないや……。
AV月3日
学校に行くとトウジが昨日と同じ事を言って来た。昨日よりもジェスチャーが激しくなってて僕が恥ずかしくなってしまった。
もう僕だって我慢できない。
明日は今日だし僕は夜更かししてでも見る決意を決めた。だってトウジがうるさいしさ……。うん。
でも家に帰ったら、ベットの上に隠していたはずのAVが……。
夜勤明けで早く帰って来ていたミサトがみょうにニヤニヤしていたんだ……。
お腹すいたな……。
ベットの上なんかに置いといたら、そりゃ見つかっちまうわw
すんません。『隠していたはずのAV』が『ベットの上に』ですね。あと今日は休日の間違いでした。
急ごしらえだったもので。
>>266 どこか懐かしかったよwww
俺はランドセルの中に隠てたのに・・・
違う話題だが太郎もうこのスレ見てないのかな、音沙汰梨で少し悲しいwww
どうでもいいけど、ミサトってシンジの部屋に勝手に入ったりするの?
こういうのはアスカの方が自然な気がすると思われ。
>>268 アスカが見つけたら廃棄されちゃうじゃんw
なんとか見れたシンジの感想が読みたいし、ってかその途中でアスカに見つかるほうが面白そうじゃん?
H月X日
仲直りしたのはいいけど、僕はツメが甘かった。
なんていうか、いつもアスカを怒らせてたんだけど意識して怒らせようとしてもいい方法が浮かばなかったんだ。
いや、鈍感っていうか天然なのかな、僕。天然なのに、意識して天然を装うとしたら駄目だよね・・・
だけど、アスカを怒らす手立てが無いわけじゃなかった。
それは、僕が女の子と親しく話すことだ。
苦手じゃないんだけど、奥手な僕は女の子と話すのは結構勇気がいるんだ。
トウジとケンスケに言わせると、お前は鹿の皮を被ったタラシだ!なんて言われるけど・・・
アスカを激昂させるのに適任な人物。
僕とアスカの知り合いで、アスカが苦手な人物。っていう条件を考えてたら、
すぐに一人思い浮かんだ。
綾波。と、言っても綾波に直接頼んでもなんか変な事いわれそうだし、名前だけ借りちゃった。
ごめん、綾波!!
その日の夕方、アスカがリビングに居る事を確認して、僕は電話を取ったんだ。
勿論、電話は誰にも繋がってない。
あっ、綾波。って言った所でリビングでTVを見ているアスカの後ろ姿を見てみた。
なんかビクッて背中が動いたのは気のせいかな・・・
その後、架空の電話相手に向かって質問したり、近況を報告しあったり、笑ったりした。
5分を経過した時点でもアスカは全く動きを見せないから、僕は一人でやってて悲しくなったんだけど、
自然の流れ・・・っていうか、僕が一人でそこまで話を持っていったんだけど、
綾波、そんな事ないよ。綾波は十分かわいいよ・・・とか、恥ずかしそうに言った所で
アスカがようやく僕に構ってくれた。
待ってたぜ太郎wktk
アンタ、アタシに恨みがあるの?アンタが悪いのになんでアタシを怒らすようなことするのよ!!
って言いながら、僕の方へずかずか歩いてきた。
僕はやっとアスカが構ってくれたんだっていう満足感に笑いを堪えながら、綾波ゴメン!とか言いながら
電話を切った。・・・最初から電話なんて掛かってなかったけど。
そして、アスカはアンタって最初から嫌いだったのよ!嫌い!嫌い!だいっ嫌い!!
そう言いながら、僕との間にある一定の距離を開けて、怒っている。
そんなアスカを間髪言わず抱きしめてみた。
アスカはいきなりの事で、あっ!とか言ってたけど、構わず僕の頭を叩いてくる。
だけど、僕はアスカの事が一番大切なんだ!!だから、ごめん!!あの電話関係ないんだ!!
って言ったら、アスカはようやく収まってくれたんだけど
アンタこれをやる為にわざわざファーストからの電話を使ってこうなる風に工作したの・・・
って、僕も必死だったしウンって答えてしまった。
だけど、アスカは怒らなかった。でも、離しなさいよ!って言いながら僕の頭をぐいぐい押し出す。
僕はアスカとようやく仲直りできたから、離れなかった。
アスカは照れ隠しでそんな事を言ってるのかなって思っていたけど、
アタシの太ももになんか固いのがあたってるの!だから、離れなさいよ!!って言われて、
僕はアスカを離した。
離れた後、アスカは僕の顔にグーのパンチを放ったんだ。
そこで久しぶりに失神。でも、目覚めた時には晴れ晴れとした気持ちだった。
アスカには悪いことをしたと思ってる。だが、反省はしてない。
明日はいい事あるかな。
!?
太郎、そこそこだ・・・
シンジ・・・最低だなwwww
シンジ…もうちょい考えて行動しようや…
277 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/10/20(木) 00:40:36 ID:52rop19R
ひさage
○月 △日
今日は1日平和な日だった。
特に書く事もないんだけど、スイカ畑で加持さんと男のロマンについて話した。
なんだか妙に力が入ってて面白かったなぁ。
少し記しておこう。
「シンジ君。 萌えって知ってるかい?」
何だか神妙な顔で加持さんがそう言う。
結構、真剣な顔だったからつい真面目にいいえって答えたんだ。
そしたら、加地さんは僕の方に両手を置いてきた。
「シンジ君。 萌えってのは男のロマンなんだ・・・」
なんだか、遠くを見つめて加持さんはそう言った。
初めて聞いた言葉だからちょっと分からなかったけど。
「良いかい。 例えば、シンジ君はアスカが好きだろ?」
いきなりアスカの事が出てビックリしたよ。
僕ってそんなに分かりやすいのかな?
で、加地さんは続けてこう言ったんだ。
「アスカのちょっとした可愛い仕草。 胸が高鳴る言葉。
その時感じる胸の高鳴り。 それこそが萌えって気持ちなんだ」
なんだかこの時、力説する加持さんが少し怖かった気がした。
「女性にとってこれほどの賛辞は無いのさ。 シンジ君も覚えておくと良い」
そう言い置くと、またスイカに水上げ出した。
なんとなく格好良かった。
でも流石、加持さんだなぁ。
僕の知らない事を一杯知っててすごいと思う。
僕も加持さんを少し見習わなくちゃ。
よし、明日アスカに言って見よう。
ドキドキするけど明日が楽しみだ・・・。
○月 □日
加地さんの嘘つき・・・。
今日は日記を書く気がし無い。
もう寝よう・・・。
PS
明日までにほっぺたが治りますように・・・。
オッテュ
あ、しまった。
加持と加地が混じってら・・・。
脳内で変換しといてくださいw
すみません。
萌え〜〜〜
うんいいね!
太郎さ〜〜〜〜ん!
まだですか〜〜〜〜〜〜!!
恋月愛日
最近カヲル君と綾波が仲がいい。
・・と思っていたらなんとカヲル君は綾波の部屋に泊まりにいっていたらしい。
僕が居る前でしれっと「また君の部屋に行ってもいいかな?ファースト」って言うなんて!
綾波も綾波だよ、「ええいいわ。」って全く動揺もせずに返事して、一体いつのまにそんな仲になったのさ。
一番驚いた僕が馬鹿みたいだ・・・・・。
思わず「お邪魔しましたぁ!!」って言って走って逃げてきちゃったよ。
中学生でそ・そんなことをしているだなんて・・・2人とも不潔だ!!
大体早ければいいなんてこと無いんだ!逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ。
あれから2人の顔をまともに見れない、どうしたらいいんだ〜母さん。
つまらん
あっちと同じ人?
あっちってどこ?
295 :
290:2005/10/29(土) 19:53:12 ID:???
碇シンジ・綾波レイ・渚カヲルの日記に同じ内容の文を書き込みました。
つまんない文ですみません・・・・。
>>291>>293 お手本見せてくれ。
>>295 お手本とか言わない。ここはそういう場所なんだから。
嫌ならHPでも作ってオナって下さい。
マルチはやめれ
面白いとかつまらない以前の問題だ
マルチじゃない
以前あった各人称の日記と同じ。
内容は頑張って欲しいけどな>作者さん
>>295 不特定多数に公開した以上つまらないものが排除されるのは当たり前
「俺の文章を読んでくれ、でも文句は言うな。こういうことですか?」
そうならそうとおっしゃって下さいよ
物書きの能力=評価する能力でないのは分かるよね?
>>295 そのものの言い方は、シンジのそれに近いものがある!
もうちょっとがんがれ!
本人乙
302 :
290:2005/10/30(日) 14:44:54 ID:???
そんなにつまんなかったか〜。
確かに他の職人さんがたと比べてレベル違うしな・・。
もうちょい頑張ります。
スレの空気汚してすみませんでした。
>>302 このスレは汚れることはない
大いに投稿した前
空気を汚したのは290ではなく295だということに気づかないうちはもう来るな。
シンジ君、お願い……もどってきて……
太郎……
なんで月もない日
今日は日曜日だったけど検査があるのでネルフへ。
いつも通り検査を終えて帰ろうとしたら日向さんが話しかけて来た。
なんだかモジモジしてるからおかしいと思ったら「ミサトさんへのプレゼント何がいいかな?」と。
クリスマスにしては早い気が……。日向さんらしいけど。
確かにミサトさんとは同居してるけど、中学生の僕にそんな事聞かれても、と思い「ミサトさんにはビールが一番ですよ」と答えておいた。
それに、いや、変な話しだけど、やっぱりミサトさんには加持さんがお似合いだと思う。日向さんもいい人だとは思うけど……。
「ビールか、ビールも確かにいいんだけどさぁ、何かこう、指輪とか何か欲しいって言ってたりしなかったかい?」
ミサトさんも一人の大人の女性だからそういう物を欲しいとは思っているんだろうけど。
「ミサトさんはビーフジャーキーとビールさえ与えておけば喜びますよ。僕はそういうのわかりませんから」
そう言って会話を切りあげて逃げて来てしまった。
すぐ家に帰って夕飯を作る。遅くなるとアスカがご飯ご飯うるさいし。
今日はさっと作れるカレーにした。
ミサトさんも帰ってきて三人で『いただきます』を言った頃インターホンが。
加持さんだった。
アスカは「いっぱいあるからカレー食べてったら!」と大はしゃぎ。カレーを作ったのは僕なのに……。
加持さんも加持さんでいつのまにかミサトさんの隣りに座ってたりして。
ミサトさん、加持さんに悪口言いつつもいつもよりお酒が進んでた。
やっぱりミサトさんには日向さんより加持さんだな。って思った。
四人でご飯を食べていると、普通の家族ってこんな感じかなって気がして少し嬉しかった。
今日はそんな感じだった。かな。
オッテュ
神GJ!
普通だね。
素敵だね。
GJだね!
312 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/07(月) 12:35:52 ID:C/AjdI9+
何か本編のほのぼのシーンのようでイイ!
アヒルの月ばた足日
今日の体育はサッカーだった。
トウジがいつもどおりオフサイド。
僕もいつもとおりケンスケと後ろでディフェンス。
結局カヲル君がハットトリックを決めて僕のクラスが勝った。
「みんなと運動するって事はとても素晴らしい事だね」とカヲル君。
カヲル君と今ではこうして同じクラスで一緒にサッカーしているんだから人生何があるかわからない。
アレから色々あったからね。
女子は体育館でバスケだったようで、アスカと綾波が同じチームだったみたいなんだけど、
お互い憎まれ口を叩きながらも抜群のチームワークで圧勝したらしい。
「ケンカするほど仲がいい、なのかな?」
委員長が笑いながら教えてくれた。
綾波に「バスケ上手なんだね」って話しかけたら「左手は、そえるだけだから」と言っていた。
いつもいったい何を読んでいたのやら……。
そして放課後、僕は見てしまった。
夕飯の為の買い物を終えコンフォートへ帰っていてた時、ふと橋の下を見たらカヲル君がいた。
カヲル君は独り黙々と壁にシュートを打っていた。
「カヲル君、独りでどうしたの?」
声をかけてみたらカヲル君は恥ずかしそうに
「見られたくないとこ見られちゃったな……。僕、あんまり運動ってした事ないからさ。
みんなの足を引っ張らないように練習してたんだ」
僕は頭に稲妻が走ったような衝撃を受けた。
今まで万能タイプでなんでも涼しい顔してできると思っていたカヲル君。
でも、その影にこんな努力が隠されてたなんて……。
僕はなんだか目頭が熱くなってしまった。
僕は無言でカヲル君の手を握り、買い物袋に入っていたスポーツドリンクをあげてその場を後にした。
僕ももっと頑張ろうと思った。
なんだか夕日が眩しかった。
家に帰ったらアスカに「ジュース一本足りないわよバカシンジ!」と怒られた。相変わらずめざといなぁ……。
そんなカヲル君の新たな一面を発見した一日だった。
ちなみに夕飯の時、ミサトさんがビーフジャーキーをツマミにビールを飲んでいた。
「今日日向君からいっぱいもらっちゃったからシンちゃんもアスカも食べていいわよ」
日向さん……。
オッテュ
日向GJ!!
日向いいよ日向。
日向…
夜月散歩日
晩ご飯の片付けも終わり、リビングでくつろいでいたらアスカが「ジュースが切れてるじゃない!」と怒って来た。
「水でも飲んだら?」と言い返したらミネラルウォーターは晩ご飯の時飲み干してしまったらしい。
アスカが僕につっ掛かって来るのはいつもの事だけど、僕とアスカは同居人。あくまで平等な立場。
いつもはアスカの迫力に押されてしまうけど今日は頑張ってみた。
「この前は僕が買い物にいって来たんだからアスカが買いに行きなよ」
アスカは少しびっくりしたような顔をして、
「確かにそうだけど……なんか気に食わないわ。シンジ、あんたも付き合いなさい!」
アスカのジャイアニズムが発動した。
ああなったら僕は従うしかない。
実際飲み物がなくて辛いのは僕も一緒だったからいいのだけど。
夜道を独りで行くのが怖いなら正直にそう言えばいいのに……。
結局僕とアスカは二人で近所のコンビニへいった。
別に僕はアスカと買い物にいくのが嫌いな訳でじゃない。多分、むしろ好きだ。
だけど、アスカが普通に誘ってくれればいいのに。
なんかいつも僕が損している気がする……。
コンビニで買い物を終えた僕達は買ったアイスを食べながら帰った。
アスカが「このアイス本当に当たりなんて出るのかしら?」なんてぼやいてた。
コンフォートが見えて来た頃、たまにはアスカへ仕返しをするべくアスカを置いてダッシュした。
アスカは「子供みたいな事してんじゃないわよバァカシンジ!」と叫びつつ追いかけて来た。
子供みたいな所はお互いさまじゃないか……。
からかうつもりが家に付く前に追いつかれた。
キックされた背中が痛い……。
アスカにまだまだかなわない。
そんないつもどおりな一日だった。かな。
ちなみに家ではミサトさんが水代わりにビールを飲んでいた。
ああいう大人にはなっちゃいけない気がした……。
オッテュ
いいLASだな
とりあえずちょろっと書いてみたんすけど日記にはなってないっすね。
もうちょっと試行錯誤します。
がんばれ
差し月入れ日
今日の放課後ネルフへ。
検査も終わり、帰る準備をしていた僕らの所に加持さんが表れた。
何故か差し入れにたい焼きを持って。
「たい焼きってあたし食べた事ないわ」アスカが首をかしげていた。
「私も」
「僕も」
綾波とカヲル君が続いた。
「な、何だって!?君達はあんなに素晴らしい物を食べた事ないのか!」
加持さんがワザとじゃないかってぐらいあからさまに驚いてた。
さすがに僕は食べた事ある。
けどアスカは日本に来たばっかりだから食べた事がない。
綾波は(最近はそうでもないみたいだけど)元々食への関心が薄い。
確かに綾波が放課後たい焼きを買って帰る姿は想像できない。
カヲル君は……何食べても『リリンの発明はすごいね』って驚いてたからなぁ……。
「何と……かわいそうに……現代の子供達はたい焼きも……。
しかしそれでこそ差し入れを持って来た甲斐があるという物。さぁ食べたまえ!」
加持さんからみんなにたい焼きが配られた。
「これはパイの一種?」
「魚を焼いた物ではないのね」
「たい焼きというわりには鯛には似てないね」
「いいから食べてみな。まず最初に頭から食べて最後に尻尾を。僕的には尻尾まで餡こが詰まってるのは邪道だと……」
何やら加持さんが一人でたい焼きへの熱い思いを語っていたけど僕らは無視して食べ始めた。
「あら、イケるじゃない」
「これが、たい焼きなのね……」
「鯛の形なのに餡こが入ってるなんて……!?」
三人とも何だかんだ言いつつ美味しそうに食べていた。
当然僕も美味しくいただいた。
加持さんはそんな僕らを満足気に見ていた。
『ごちそうさま』とみんなで礼を言うと「君達はまだまだ日本の食文化の奥深さをしらなそうだからまた何か買って来てあげるよ」と加持さんは笑っていた。
もしかしたら加持さんは自分の子供時代を僕達に重ねていたのかもしれない。
帰り道、綾波が「あの人、いい人ね」とめずらしい事を言っていた。
「加持さんなんだからあったりまえよ!」アスカは誇らしげに返してた。
僕もあんな大人になれるかな、って思った。
そんな普通の一日。
ちなみにネルフで日向さんに「ミサトさん、僕のビーフジャーキー喜んでくれてたかな!?」って聞かれた。
僕は「はい、美味しそうに食べてましたよ」と答えた。
けど、日向さんの気持ちは届いてないとは言えなかった。
オッテュ
乙
日向ガンガレ日向!
日向がんばれ日向
加持の一人称は俺かな?
普通に一人称俺ですね。
あそこは加持独り語りバージョンだったっつーことで……反省します。
太郎ガンガレ太郎
中学月二年生日
今日理科の授業中トウジが「水上置換」っていう言葉に無駄に反応していた。
しかし本当に困ったのはトウジじゃなくカヲル君だった。
「シンジ君、水上痴漢だって!水の上でって事だね」
無邪気な笑顔で言われても……。
後ろではアスカが「下品……」の一言。
言ったのはカヲル君なのに……。確かになんだかんだでニヤニヤしてしまったのは事実だけど。
でも一番ショックだったのは掃除の時綾波に「碇君も男の子だもんね」って言われた事だった。
いつだか加持さんが言ってた
『上品な下ネタを言えるって事が、いい大人になるって事だよ』って。
この前、アダルトビデオの話しで盛り上がってた青葉さんと日向さんはいい大人だったのかな……。
いーね。
若いね。
乙だね。
神GJ!
オッテュ
中学時代を思い出しますなぁ・・・。
水上チカン方はお約束だなw
あの月夕日に日
今日は何だかとても疲れた……。
夕方、アスカが僕に「シンジ、走るわよ!」と言って来た。
どうやら来週ある秋のマラソン大会へ向けてらしい。
秋とは言っても日本は一年中夏な訳で、炎天下の中ひたすら走る行事なんてみんな大嫌いだ。
僕だってできる事ならサボりたい。
何故めんどくさがりのアスカが……!?って思ったら「青春よ、シンジ……今を美しく生きるのよ!」とアスカは拳を掲げて言った。
多分彼女は最近再放送でやってる熱血泣き虫先生青春ラグビードラマに感化されたのだろう……。
アスカの目にやる気の炎が見えてしまったので仕方なく付き合う事にした。
実際アスカは普段「ああいう汗臭いのパス〜」とか言ってるくせに勝負事になると負けず嫌いを発揮する。
根が熱血なんだ。
内心めんどくさいな〜と思いつつもジャージに着替え外に。
そして僕の間違いに気付いた。
アスカは自転車に跨がっていた。ご丁寧に制服に着替えて……。
「アスカ……もしかしてそれ……」
「一度やってみたかったのよね、マネージャー」
アスカは練習しなくても運動神経抜群。鍛えられるべきは僕の方だったのだ。
僕は走った。夕日の河原を。
後ろからは自転車に乗ったアスカが涼しげな顔で付いて来た。
「シンジ、当日舐めた順位とったら当然殴るわよ!」
アスカ、それはマネージャーの仕事じゃない……言えなかった。
夕日が沈み、僕の特訓は終わった。
膝が震えていた。
家では水の入ったヤカンをミサトさんが用意してくれていた。
ミサトさん……。
夜、リビングで僕はアスカに「練習ってまさか明日も……?」と聞いた。
「あったりまえじゃない!軟弱なあんたを当日までに一人前の男にするのよ!」
聞き方にはよってはなんかドキドキするセリフだった。
やはり何か僕が損している気がしたのでアスカにある条件を提示した。
「アスカ、マネージャーやるんならやっぱり三つ編みだよ!」
「シンジ……あんたバカ?てかあたしの三つ編み見たいの……?」
何故か頬を赤らめたアスカ。僕は困った。
勢いで言ってしまったものの……いや、見たいと言えば見たかったのだけれど。
「じゃあ……わかったわ。シンジ、当日上位にランクインしなさい。
一位とは言わないわ。そうね、三十位以上よ。三十位以上になったら三つ編みにしてあげるわ!」
こうして何故か僕には変な目標が出来た。
「いや、アスカの三つ編みの為にそこまで頑張る気には……」
「目つぶって歯食いしばれ!」
そして早速、殴られた……。
明日に備えて今日は早く寝る事にする。
それにしても三十位って微妙だよなぁ……。
>「目つぶって歯食いしばれ!」
ワロスw
言いそうだ!
オッテュ
344 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/12(土) 03:51:49 ID:/VWEPACh
やばい最高です
期待age
嬉し月恥ずかし日
今日は学校休みの日。
起きたら当然体は筋肉痛。歩くだけでしんどかった。
ミサトさんが「若いわね〜。あたしなんてもう二日後にしか筋肉痛になんないわよ」なんて言ってた。
でも、たとえ筋肉痛でもアスカはやってくる。
夕方になった頃、「さぁ、いくわよシンジ!」
僕は「今日は筋肉痛だから勘弁してよ」と言った。
でもアスカは「あんたバカァ?筋肉痛は運動しないと治らないのよ。継続は力なり。さぁ着替えて!」
結局僕はアスカに頭が上がらない。
今日も僕らは夕日の河原を走った。
筋肉痛で脚が痛かったけど頑張った。アスカの三つ編みを見る。というよくよく考えるとなんだか恥ずかしい目標の為に。
家に帰った頃にはもうくたくたでご飯を作る気力も沸かなかった。
シャワーから出るとミサトさんが「シンちゃん今日はお疲れの様だから何か食べに行こうか?」
結局僕らは近所のラーメン屋で夕飯を食べた。
ごめんなさい。明日はがんばってご飯作ります。
帰宅後、リビングでだら〜っとテレビを見ていたらアスカがマッサージをしてくれると言い出した。
僕はびっくりした。
あのアスカかが!?
もしかしたらアスカは僕のあまりに疲労困憊な姿に同情したのかもしれない。
何にしろ頑張って走った甲斐があった……。僕はしみじみ嬉しかった。
とりあえずアスカに脚をマッサージしてもらうはずだったんだけど。
僕が一方的に意識してしまった。
太股をマッサージされた時なんて恥ずかしくて仕方なかった。
やっぱりアスカも少し恥ずかしいらしく「何あんたが恥ずかしがってんのよ。ほら、あたしがマッサージしてあげてるんだから喜びなさい!」
いや、気持ちいい事には気持ちよかったのだけど……。
僕は恥ずかしさに耐えられなくなって「あ、ありがとうアスカ!もう大丈夫だよ!」と言って逃げてしまった。
でも今思うともう少ししてもらえばよかったかな……。
ミサトさんがアスカに「アスカ〜、あたしにもマッサージして〜!」なんてからんでたけど逃げられてた。
何だかんだで明日も走ろうかななんて思ってしまった。
もしかしたら僕はアスカの術中にはまっているのかもしれない……。
湿布を張った脚が痛い。とりあえず今日も疲れたのでもう寝る事にする。
オッテュ
哀愁の月日曜日
昨日のアスカのマッサージのおかげかどうかはわからないけど筋肉痛は治っていた。
夕方、もう今日は何も言われないうちにジャージに着替えていた。
明らかにアスカに洗脳されている……。
今日も頑張って走った。
「いい感じになってきたじゃない」
アスカが褒めてくれたのが単純に嬉しかった。
「でもまだまだね」
単純にちょっと腹が立った。
家に帰ったらテレビでほのぼのご長寿ホームドラマアニメがやっていた。『窓を開け〜ましょ♪』のアレ。
「明日から、学校ね」
「うん……」
僕らは何だかとても悲しくなった。
あのアニメには何かそういう魔力がある……。
そんな一日。
明日からまた一週間が始まる。
木曜にはマラソン大会だ。
頑張ろう。
オッテュ
これは展開が楽しみ
そこでアスカが大会で優勝して、シンジが三つ編みにされるという超展開に!
352 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/11/15(火) 00:35:51 ID:FnJ2Pwno
おもろい☆スレハケーン!
age
いじられ月る金狼日
放課後ネルフへ。
アスカ、綾波、カヲル君。
そして今日は何故か青葉さん、日向さん、マヤさんを交えてマラソン大会の話しになった。
「私は運動苦手だったからいい思い出ないかな」とマヤさん。
「いや〜、俺はサボってた口だなぁ」と青葉さん。
「僕は一生懸命走ったよ。好きな子の前だったしね」と日向さん。
それぞれ自分達の思い出を呼び起こしているようだった。
どうやら日向さんは昔から好きな人の前で張り切るタイプだったようだ。
「好きな子の前だからか……僕も頑張るよシンジ君」
カヲル君がキラキラした瞳で僕を見て来た。
「え、あっ……うん。頑張ろうね……」
僕は少し怖くなった。
そんな僕らのやり取りを見て何故かマヤさんが赤くなっていた。
「今時の若い子達は進んでるって言うし……、いや、人を好きになる自由は……」
何やらブツブツ言ってたけど聞こえなかった事にしよう。
「碇君、頑張ってね」
綾波が僕が言ってくれたんだけど何だかとても嬉しかった。しかし……
「シンジは当然頑張るわよね〜?」
ニヤニヤしたアスカが綾波を牽制するかのように言って来た。
「あなたは関係ないでしょ」
「それが大有りなのよ。シンジったら私の三つ編みを見たいが為に
マラソン大会で三十位以上取ったら三つ編みにしてなんて言って来たのよ〜」
みんなの視線が僕に集まった。いや、確かに結果としてはそうなのかもしれないけど。
赤面するしかなかった。
「まっ、シンジ君ったら……」
何故か赤くなるマヤさん。
「シンジ君……分かってるじゃないか」
ウンウンうなずく青葉さんと日向さん。
「そんな事なら僕が喜んでガフッ」
カヲル君が言いかけて綾波に手刀を打ち込まれていた。
僕はみんなの妙な誤解を解くべく頑張ったが調子に乗ったアスカのせいで完璧に僕は三つ編みフェチにされてしまった。
疲れた……。
帰宅後、やっぱり特訓。
特訓四日目だけあって少しペースが掴めた気がした。
この特訓も案外役に立ってるのかもしれない。
ちなみに今日アスカは隣りで自転車を漕ぎながら
ロッキーのテーマを鼻歌で歌っていたいたのだけど、頭から離れない。
未だにリフレインされ続けるロッキーのテーマをBGMに寝る事にする。
>アスカは隣りで自転車を漕ぎながら ロッキーのテーマを鼻歌
モエス
きっと夢の中でもアスカにシゴかれ走るんだな…頑張れシンジ
オッテュ
誰か三つ編みアスカうp!
青い月三角定規日
最近日記の内容がマラソンの事ばかりな気がする。
よく考えれば僕が運動で頑張るなんて初めてだ。
自分でもびっくりする。
その点はアスカに感謝しなくちゃいけな……くもないような……。
夕方、マラソンの特訓に出かけようとしたら今日はアスカもジャージに着替えて来た。
どうしたのかと聞いたら
「本番も近いしね。あたしも一緒に走るわ。
こういうマネージャーもありでしょ?」
らしい。
確かに隣りを自転車で走られるよりはいいかもしれない。
夕日に照らされ、真っ赤になった河原を僕とアスカは肩を並べ走った。
何だか気恥ずかしかったな。
正直汗の輝くアスカの足を見て……何だか本当に変態みたいだからやめておこう。
いくら日記の中と言えども……。
とりあえず、二人で走るというのは何だか新鮮でよかった。
ちなみに今日のアスカの鼻歌はポリスストーリーのテーマだった。
アスカ、そういうネタをどこから仕入れて……。
帰り道、アスカが「シンジ疲れたー!」とダダをこね出した。
自分から走ると言ってダダをこねられても、と思ったが女の子のアスカには少し長いコースだったかもしれない。
いつも勝ち気で僕より全然男らしいアスカだけど、
ああいう特だけは「やっぱり女の子なんだな〜」と妙に関心してしまった。
もちろん本人の前じゃ口が裂けても言えないけど。
ダダをこねるアスカがうるさいので結局残りのコースは歩いて帰える事にした。
夕方の風が運動をした体にとっても気持ちよかった。
何だかこういう感じを味わえるなら運動も悪くないなって思えた。
多分僕一人だったら絶対体験出来なかった気持ちだと思う。
だからやっぱり今回のマラソンの事、アスカに少しは感謝しようと思った。
あの時は。
帰宅後、ミサトさんに「バカシンジがちんたら歩くから遅れちゃった」
と言うアスカを見たらそんな気持ちはどこかに消えていた。
頑張ろう、僕。
一応ここ最近投下させていただいておりますがトリップとかは着けるべきなんでしょうか?
抽出して読めるので便利だけど
コテまで付けると荒れる原因にもなります
今日はミサトさんがDVDを借りてきた。
「何、借りてきたんですか?」って聞いたら
「ジブリよ、ジブリ、「耳をすませば」ってやつ」ってミサトさんは言った。
そしたら、アスカが「ジブリってなによ?」って聞いた。
「アスカ、ジブリっていうのはね、日本で有数のアニメーション製作会社よ」
「アニメ?アンタその年になって、アニメなんて観てんの?あんなん、ガキのみるもんじゃない」
ミサトさんは
「あまいわねアスカ、ここのアニメは老若男女楽しめるのよ、アカデミー賞だってもらってんだから」
「アカデミー賞ね・・・、シンジ、アンタ観たことあんの?」って聞いたから、
「僕は、むこうで暮らしてたとき、何本か観たことあるんだ。これは観たことないけど。
たしか、僕たちと同じくらいの女の子の話じゃなかったかな。」って言ったら、
「ふーん、観てやろうじゃない、シンジ、おもしろくなかったら、承知しないからね!」
なんで僕なんだよ、借りてきたのはミサトさんじゃないか・・・。
「私、これ、高校のときに観たのよね、つい懐かしくなって借りちゃったのよ」ってプレーヤーに
セットしながらミサトさんは言った。
「けど、ミサトさんは「耳をすませば」っていうより「おもひでぽろぽろ」って感じですよねって言ったら
「シンちゃん、どういうことかなー?」って首を絞められた。
うかつだったな・・・、僕ってこういうことをポロッと言っちゃうんだよな。
気をつけよう。
しばらく、観ていて
「この主人公の友達の子、洞木さんに似てるね」って言ったら
ミサトさんも「あら、ホントね」って言った。そしたらアスカが
「じゃあ、その女が好きな、ユニホーム着たヤツは、ジャージね」
「なんで、トウジになるんだよ?」って聞いたら
「アンタ、本気で言ってんの?ホンットに」「鈍感よね」とアスカとミサトさんに言われた。
なんだよ、それ。わけわかんないよ・・・。
「だったら、この主人公はアスカだね、洞木さんとアスカ仲いいし」と僕が言ったら
「まあ、主役だし?そういうことでいいわよ。・・・・・・・・何、この生意気な男は。
こいつはアンタね。」
「なんで、生意気だと僕になるんだよ!?」
「そういって、アタシに口ごたえするからよ!!」
けど、今思うと、このときから、ミサトさんがニヤニヤしだしたんだ。
物語が終盤にちかづくにつれ、僕とアスカは気まずい感じになってしまった。
2人がこんないい雰囲気になるなんて・・・。
「この女の子がアスカでー、男の子の方がシンちゃんだったわね?へー、そうかー」
ミサトさんはニヤッと笑って言った。
僕とアスカは言い返すこともできず、じっと画面をみてた。
けど、この男の子がうらやましいなって思った。僕もチェロをやってるからかな。
そんなことを、考えてたら、アスカが
「ア、アンタも、チェロで留学とかしてみたいって思ってるわけ?」って聞いてきた。
「なんだよ、いきなり・・・・、まあ、それは憧れるけど」って言ったら
「ふーん」ってアスカはまた黙った。
乙。途中割り込みだけど、いい感じですな。
けど、ミサトは多分高校行ってないし、年代的には中学生の頃かと。
ついにその男の子は、最後に主人公にプロポーズした。まさか結婚してくれとまで言うなんて・・・。
エンディングが終わったとたん、アスカは立ち上がって
「あーあ、シンジのせいで時間のムダだった!!なによコレ!バッカみたい!!」
「そうかな?いい話だったと思うけど」
「どこがよ!?プロポーズされても、この男はイタリアに行くんでしょ!?その間、
この女はずっと待ちぼうけじゃない!!最悪よ!アタシなら、絶対にイヤッ!一緒に連れてってもらうわ!
待つように言われても、絶対ついていくんだから!そして、むこうで幸せな日々を
過ごすのよ!!わかった!?シンジ!!」
と腰に手をあて、僕を指さした。
「なんで、僕にふるんだよ・・・」
「わかった!?」
両頬をつままれながら、僕は「わ、わかったよ」と答えた。
「よろしい」って言って、上機嫌にアスカは自分の部屋に入って行った。
ミサトさんはまた「鈍感よね」って言った。意味わかんないよ。
いつか、ミサトさんやアスカの気持ちのわかる大人になれるかな、と思った今日だった。
高校行ってないんだ・・・・orz
中学と変換しといてください、勉強不足でした、スイマセン。
「耳をすませば」を観てないと、意味の分からない
日記になってしまった・・・。
みなさんが観ていることを信じて!
心配御無用、あれだけ金曜ロードショーでやってれば見てない人の方が少ないんじゃない?
なにはともあれ、乙
どうだか
オッテュ
トレイン月トレイン日
時が過ぎるのは早い物で、気付けば明日がマラソン大会当日だ。
考えてみれば僕にとって初めてのマラソンだ。
アスカも綾波もカヲル君も一緒ももちろん初めてだろうけど。
経験者のトウジやケンスケは「若さの浪費」と口を揃えて言っていた。
でもカヲル君は「みんなで一つの目標に向かって走る、それなのに僕らは順位を争わなくてはいけない。
マラソンとは悲しくも面白い物だね」と相変わらずのカヲル解釈をしていた。
僕も口では「疲れるからやだよ」なんて言いつつも、実は少しやる気があったりして。
五日くらい走った所で足が速くなる訳がないのはわかってる。
でも、みんなと走った思い出を作れる事はすばらしい事だと思う。
以前の僕なら絶対思わなかった事だろうけど今はそう思える。
ミサトさんが「イベント事は冷めた振りなんかしないで、どんどん中心に入っていった方が面白い物よ」なんて言ってた気がする。
確かにそうかも。
そして夕方、委員長の家によって来ると言っていたアスカも帰ってきて僕らは最後の練習に出かけた。
今日で最後かと思うと感慨深かった。
なんせここ数日アスカにしごかれっぱなしだったし……。
「ノロマ!亀!万年ビリ!」
あの数々の煽りに耐えた僕を少し褒めたい。
河原に着き、いつもどおり走る。しかし、コースの半分を回ったところでアスカが
「シンジ、今日で練習も最後。明日は泣いても笑っても本番。
そこで今日は、勝負よ!もちろん負けた方はジュースおごりよ!」
顔がハニワになってしまった。
どうやらここ数日で頭の中が完璧に熱血青春思考になってしまったのかもしれない。
しかし、どの世界に大会前日にマネージャーと勝負するドラマがあるのだろうか?
僕は先週くらい、コンビニの帰り道アスカと競争したのを思い出した。
あの時は僕の惨敗だった。
しかし、アスカはおそらく短距離は速くてもスタミナはない。つまりマラソンのような長距離なら僕にも勝機があるのだ。
僕はアスカに「今日は負けないよ」と少し自信ありげに答えた。
しかし、やはり相手はアスカだった。
アスカの指定して来た距離は「ここからあそこの電柱まで」
見ればその間約五十メートル。はめられた……。
確かにマラソンで勝負とは言われていなかったが。
いや、むしろ前日に短距離で勝負するなんて僕の今までの努力は何だったんだろうか……。
「明日に疲れを残さない為の特別コースよ!このあたしのマネージャーっぷりに感謝しなさい!」
「ありがとう……ございます」
いつも選択肢は一つしかなかった。
そして勝負したのだけど、なさけない事に僕は負けた……。
勝負はギリギリだったけど、勝てなかった。
「ドンマイシンジ。明日はこんな事にならいようにね」
アスカは僕が買ったジュースを飲みながらニヤニヤ。
「まっ、何はともあれ明日が本番。頑張りなさい!あたしの三つ編みの為に!」
アスカの指差した空には一番星が輝いていた。
こうして熱血アスカの最後の特訓は僕の敗北を持ってその幕を閉じた。
何だかよくわからない事になったけど、明日は頑張るしかない。
こうなったらアスカの三つ編みを見るしかない。いや、アスカを三つ編みにしてみせる!
そして一言言わせてやる
「お疲れ様です、先輩」と……(これは青葉さんと日向さん的には「基本」らしい)。
とは言ってもそんな事本人の前では絶対言えないのだけど……。
明日の勝利を夢見て今日は寝る事にする。
ちなみに今日のアスカの鼻歌はもちろん、ホールディングアウトフォーアヒーローだった。
追記
僕は別に三つ編みフェチじゃない。
>>362なるほどです。
と言うか明日こそはもっと早い時間に更新できるようがんばります。
GJ!
乙です。ガンガレ
楽しみだ!!
けど、あんまり無理しないで楽しんで書いて下せぇ。
もっと読みたいので。
太郎?
ネ申
勝利を月君に日
ついにやってきた。
秋のマラソン大会。
とは言っても今日も真夏日だったのだけど。
朝から僕は気合いにみなぎっていた。
朝食を取り、さて学校へ行こうと思ったらアスカが「シンジ、これは私からのプレゼントよ!」
アスカの手にはグラスに入った生卵が。
「ダシャア!!」
一息に飲み干す。
アスカが目を丸くしていた。
「アスカ、こんなんじゃ今日の僕は止まらないよ!」
今日の僕、ちょっとワイルド。
学校に着くとみんなの話題はやはりマラソンについて。
「めんどくさ」などと言いつつやる気満々のトウジはなんだかアスカに似てた。
マラソン大会と言っても午後の授業をつぶしてやるので午前中は普通に授業。
授業中も脳内でアスカの鼻歌ホールディングアウトフォーアヒーローを流し「シンジ、お前は虎だ。虎になるんだ」と自己催眠。
昔、自己催眠をやる時は「逃げちゃダメだ」が定番だったけど最近はバリエーションを増やしている。
今回の虎バージョンはリツコさんのアイディアだ。
そして、その時は来た。
体育着に着替え校庭へ。
マラソン大会は全校生徒合同。
とは言っても学年ごとに少しづつコースは違う。
つまり相手は2学年の男子。その中で上位三十位を勝ち取るというのは簡単なようでやはり簡単じゃない。
ちなみに女子は男子より短いコースを走る。
相変わらずケンスケはめんどくさがっているのかと思いきや「シンジ、今日はシャッターチャンスが目白押しだからね。フフフフフ」
怪しい笑いを浮かべていた。体育着にカメラというのがとてもシュールだった。
横を見ればカヲル君。
「シンジ君、今日はお互い頑張ろうね」
相変わらずキラキラした笑顔で僕までドキドキしてしまった。
でもやはり万能タイプのカヲル君。当然足も速い。
今日はトウジもカヲル君もライバルだった。
「碇君、頑張ってね」
競技開始前、綾波が言ってくれた。
僕は脳内でアドレナリンが放出されるのがわかった。
「シンジ、死ぬ気でいきなさい」
アスカも言ってくれた。
絶対服従だった。
そして、ついに僕らの番が来た。
一斉にスタートラインに並ぶ男子達。
「キャー!!渚先輩頑張ってー!」
どこからかカヲル君ファンの後輩の声援。やはりカヲル君はモテる。
「位置に着いて、よーい、『パン!』」
そして、スタートの合図は鳴った。
序盤、揉みくちゃにされないように、スタミナを前半で使い切らないように、アスカからの指導を思い出しつつ走る。
思ったより体は軽かった。きっと特訓の成果だろう。
とりあえず中ほどのグループに合わせて走った。
前方のトップ集団にはついていくのは得策じゃないと思った。
走る。
走る。
走る。
マラソンはかけっこと違い長い。
中盤に差し掛かったあたりから息が荒くなって来た。
口の中で舌が乾いていた。
走りながら「なんで僕達はこんなに走ってるのだろう」なんて妙に冷静になってしまった。
コースの三分の二を走り終えたあたりでピッチを速くした。
後半で先頭集団に追いつかなければ三十位以内はキツい。
しかし、体もキツかった。
「ハッ、ハッ、ハッ……」
誰かが後ろを走っているのかと思ったら自分の呼吸音だった。
朦朧とする意識の中、走馬灯のようにここ数日の思い出が浮かんで来た。
思い出したのは……アスカの憎たらしい顔の数々……。
そして僕は見た。
少し離れた所を走るアスカの姿を。その一生懸命な横顔を。
僕のどこかにあるスイッチが入った。
ヤケクソだった。僕は全力で走った。
きっとあの時の僕の顔は人に見せられた物ではなかっただろう。
そして、ついにゴールが見えた。僕はその時確かに先頭集団にいた。
しかし、その時。
コケた。
最後のカーブを曲がろうとして、コケた。全てがスローモーションに見えた。
競技は終わった。
結果から言えば僕は35位だった。
僕は勝負に負けた。
「碇君、お疲れ様。足、大丈夫?」
綾波がタオルを持って来てくれた。
「ありがとう。足は大丈夫だよ。綾波もお疲れ様。」
僕は力のない笑顔でしゃべった。
足は痛かったけどそれより心が痛かった。
コケた時何人に抜かれたかはわからないけど、いや、後の祭りだった。
こうして長かったマラソン大会は終わった。
ちなみにトウジは20位。カヲル君は3位。ケンスケは「いい物が撮れた……」と満足げだった。
後、女子はアスカ綾波の同時フィニッシュだったらしい。
帰宅後、僕はベットに体育座りで落ち込んだ。
僕は負け犬だ……。
アスカには「シンジらしいっちゃシンジらしい結果ね〜」なんて言われた。
ベットにひたすら指でのの字を描いていた時。
部屋にアスカが入ってきた。彼女は、三つ編みだった。
「あんたがあんまり落ち込んでるから……、それにシンジは頑張ったわよ。ノロマのシンジが35位なんて奇跡じゃない。だからこれはご褒美よ!昨日わざわざヒカリに教えてもらったんだから……」
アスカは顔を真っ赤にしながら言った。
慰められたのがなさけなかったのか、アスカの気持ちがうれしかったのかはわかないけど、ジワッと来てしまった。
「って何泣いてんのよ!?」
「いや、その、ありがとう……アスカ」
「バカねぇ……」
アスカは笑ってくれた。
アスカが扉を開けると部屋には夕日が差し込んだ。
「シンジ、あの夕日のように輝くのよ!それが熱血よ!」
そうか、これが熱血なんだ。僕は一つ学んだ。
なんだか色々あって締まらない終わり方だったけど、良かったと言えば良かった。
また来年アスカに勝負を申し込もう。
それでいいんだ。それが青春だ。
今日はそんな一日だった。
シャッフル見てて投下遅れました。
一応マラソン編は完結です。ベタな終わり方しかできませんでした。
他の日記スレの神にはただただ感服です。
まだ萌えにもギャグにも徹してませんがレスをくれた方々ありがとうございました。
あなたも十分
ネ申レベルです
ネ申ですよあなたも。
ベタだけどイイ。
ここには初めて来るけどイイですね。
オッテュ
ィィネq(∇≦q)(p≧∇)pィィネ
395 :
ミサト:2005/11/19(土) 03:42:21 ID:???
お疲れさま
シンちゃぁ〜ん。また来てね!
いつまでもみんな待ってんだから!
泣いて月る人日
ニュースで今日は流星群が来ていることを知った。ピークは昨日だったのらしいけど。
夜、僕は流れ星を探しにベランダに出た。
今まで流れ星をまともに見たことがなかったから。
やっぱり流星群と言えどもそんな簡単に見える物ではなくあきらめかけていたらアスカが現れた。
何やってんの?と聞かれ流星群の事を説明した。
「へ〜、シンジにも星を愛でる気持ちがあったのね」
失礼だなと思った。
結局アスカも流れ星に興味を持ったらしく二人で夜空を見上げた。
世の中は夏が続いているが空は冬の星空だ。久しぶりに見上げた夜空は思ったよりきれいで吸い込まれるようだった。
お目当ての流れ星は一向に見えなくて、アスカが「流れ星なんて一つも見えないじゃない。首も痛くなって来たし」とダダをこね始めた。
「アスカ、こういうのをワビサビって言うんだよ」
とよく分からない返しをしたらアスカがつっ掛かって来た。
その時、計ったようなタイミングで空に流れ星が光った。
「あ、流れ星」
「うん」
綺麗だった。僕らはケンカを忘れて夜空に見入った。
そして、僕らはいくつもの流れ星を見た。
アスカに「お願いでもしたら?」と言われた。アスカは?と聞いたら「秘密」と言っていた。ベタな答えだな〜って思った。
僕は願い事と言われても一瞬じゃ思い付かなかった。
最終的に思った事は「みんなが幸せでありますように」。
僕もアスカの事を言えないくらいベタだった。
流れ星が見えなくなった頃、アスカはしみじみ言った。
「生きてるって素晴らしいわね」
僕はアスカの横顔を見て胸がいっぱいになった。
僕らはまだ少ししか生きていないけど、過去に色んな事があった。今でも思い出したくない事だっていっぱいある。
だからこそ、こういう毎日を大切にしたい。
今日はいっぱい流れ星が見られてよかった。来年はみんなで山にでもいって星を見るのも悪くないかもしれない。
きっと、そうしよう。
そんな一日。
ちなみにキッチンでは酔ったミサトさんが違う流れ星を見ていた。大人は大変だと思った。
乙
オッテュ
シンジキュンの400は俺がもらう!
絶対運命月黙示録日
ネルフにいったら日向さんが「シンジ君、君を男と見込んで話がある」と言ってきた。
どうせミサトさんの事だろう、と思ったらやっぱりそうだった。
どうやら日向さんは来月誕生日を迎えるミサトさんにプレゼントを渡したいらしい。
「プレゼントは何がいいかな!?今回こそはどこかの無精ヒゲには負けられないからね」
とキラキラした瞳で聞かれた。どこかの無精ヒゲとは加持さんの事だろう。
今回もビーフジャーキーと答えてお茶を濁そうかと思ったけどそうもいかず。
とりあえずいつも通り世間の汚れをしらない子供の振りをした。
「僕にはまだそういうのわかりませんよ。心がこもってれば何だっていいんじゃないですか?」
うまくやったつもりだったがこれが失敗だった。
「心、そう心なんだよシンジ君!」
日向さんは僕にミサトさんへの熱い想いを語り出した。
ミサトさんのどこがいかに好きか。
ミサトさんを見て毎日どれだけドキドキしているか。
ミサトさんのずぼらな面さえ愛しいとか。
どっかの無精ヒゲがいかに妬ましいとか。
日向マコトの誕生日からクリスマスへの恋愛大作戦とか。
とりあえず日向さんの秘められた欲望がダダ漏れだった。
僕は日向さんの熱弁にひたすら相槌を打つしかなかった。
正直あの緊急時のテンションで語られると疲れた。
僕がどうにかエスケープするチャンスを伺っていると救世主が現れた。
マヤさんだった。
どうやら隠れていたマヤさんはずっと日向さんのミサトさんへの信仰告白を盗み聞きしていたようだ。
「日向さん、やっぱり葛城三佐の事が……」
「えっ、いや、あっ、アハハハハハハ!!いや、これはまいったなぁもう!」
日向さんは情けないほどに取り乱していた。
「さ、シンジ君。こんな悪い大人はほっといていきましょう」
僕はどうにかあのピンチを脱する事ができた。
マヤさんありがとう。
しかし、マヤさん。あなたはどこに、そして何故隠れていたのですか?
ネルフにはまだ謎が多い。
帰宅後、更なる罠が待ち受けていた。
部屋のカレンダー。12月4日の欄に『アスカ 誕生日』と書かれていたのだ。
確実にアスカの仕業だった。これは誕生日を祝えというアスカからの無言の脅しだろう。
リビングではアスカが僕を見てニヤニヤしていたから間違いない。
ミサトさんの誕生日にアスカの誕生日。
誰かにプレゼントを渡すなんて初めてだ。
どうしよう?
まだ時間があるのでこれから探っていってみようかと思う。
日向面白い
オッテュ
今思い出したが……11月21日ってリツコさんとキョウコさんの誕生日だべ。
リツコさんとキョウコさん誕生日同じなの?
LAS万歳
そうりゅうあすからんぐれぃ
シンジィ〜〜〜〜
シンジが居ないと眠れないよぉ〜
シンジは何処?
レイ
碇君は消えたわ…。
2人とも
僕の上に立って、何言ってんだよ!?重いよ!
>>186です
いきます
今日は、トウジ、ケンスケ、洞木さんが家に来た。めずらしく、綾波も来ることになった。
僕の宿題を写してばかりいる、トウジに洞木さんが
「鈴原、碇君の写してばかりでなくてたまには、自分の力でやりなさい!」って言ったのがキッカケで
「ほな、シンジ、勉強教えてーな」ってトウジが言ったから、家で勉強会をすることになった。
リビングで勉強していると、うなづき合いながら、トウジたちが
「おいシンジ」「この部屋」「臭うわ」「不快」って言いだした。
「そうかな?」ってアスカのほうを向くと、アスカも首を振って「全然ッ」って言った。
「いや、やっぱり、臭うで、アノ辺が一番キツかったわ」って、指をさした。
・・・・・そこは、ミサトさんの部屋の前だった。
思い当たるふしは、あったんだ。
三週間くらい前だったかな?ミサトさんが
「シンちゃん、今、私の部屋、持ち帰った仕事の書類でゴチャゴチャしてるから、そうじは
しばらくいいから、どれをどこに置いたとか、わかんなくなったら困るし」って言ったんだ。
考えてみると、最近ミサトさんが、自分の部屋で寝てるとこを、見たことがなかった。
リビングばっかりで寝てたんだ。
悪い予感がした・・・。
アスカと一緒にミサトさんの部屋を見てみることにした。
ふすまを開けると、ひろがったのは一面のゴミ世界・・・。
前、テレビで特集してた、ゴミ屋敷みたいだった。
吐き気におそわれて、ふすまを閉めた。よくぞ、三週間でここまで・・・・
いや、わかってたんだ、わかってたんだけど・・・・再確認。
後ろから覗いてた綾波が
「ここは、もうじき腐海に沈むわ・・・」って言った。
「シンジ、作戦開始!」
トウジとケンスケを僕の部屋、洞木さんをアスカの部屋に避難させた。
「ファースト、アンタは手伝って」
「命令がなくても、そうするわ」
ミサトさんの部屋に、買い置きしてあった芳香剤をすべて投げ入れて三十分待った。
「シンジは窓開け、優等生とアタシはバックアップ、いいわね?」
「ええ、わかったわ」
アスカと綾波の両手には消臭スプレーがにぎられてた。
「三十秒でケリをつけるよ」
「「「3・・2・・1」」」僕らは、息を思いっきり吸ってとめた。
ふすまを開けて、窓へと向かった。
ゴミに足をとられて、なかなか前に進むことができなかった。
その時、加持さんが言ってた言葉が頭にうかんだ・・・。
あれは、加持さんの畑の草むしりを手伝ってるときだったかな、スイカに水をやりながら
加持さんはこう言ったんだ
「一度でいいから見てみたい 葛城 そうじをするところ・・・・なんてな」って。
その時は「ははっ」って笑ったんだけど・・・こんなコトになるなんて。
やっと、窓にたどり着いた僕は、鍵をはずして、窓を開けようとした。
けど、ゴミが溝につまって動かなくなってた。反対側もひいてみたけどダメだった。
「もう息がもたないっ」そう思ったときだった、僕の手に複数の手がそえられた。
トウジたちだった・・・。
みんなでタイミングを合わせて、おもいっきり窓をひいた。
腐海一歩寸前の部屋に、第3新東京市の空気が満たされていった。
トウジの顔を見ると、トウジが「にぃ」って笑った。それにつられて僕も笑った。
そして、みんなで笑った。
昔は、「友達なんて必要ない、僕を傷つけるだけだ」って思ってた・・・。
けど違う、友達はかけがえのない、大切なものなんだ、みんながいるから僕はがんばれる、
トウジたちに出会えて本当によかった・・・。
ふと、部屋の入り口に目をやると、ミサトさんが土下座してた・・・。
オッテュ
しかし僕はみんなには黙っていた。
ミサトさんの部屋を掃除した時に一万円札を拾ったことを…
まだアスカにも綾波にもばれてない。ばれてないはずだ…
乙。このシンジの日記は、ほのぼのしてていいね。
恋愛要素が薄めなのが良い感じ。
それは拾ったと言うのか?w
レイ
碇君居たのね…おつかれさま。
もう一人のシンちゃんはどこにいってしまったんだ……
太郎さぁぁぁん!
どうも、最近へたってた太郎です。
近々復活を遂げるようなので、報告しておきますm(_ _)m
そこにいたの、太郎さん
太郎さんワクワクベタベタ
太郎さん…
私には代わりは居るの。でも、あなたの代わりはいないの。だから待ってる…頑張って。
保守
H月Y日
使い慣れた日記がミサトさんの手に渡り、そしてその存在がアスカにも知られてしまった。
僕の思ったことが全て網羅してある日記帳は唯一僕の本心が書ける癒しでもあり、
人に見せられない弱点でもある、諸刃の剣みたいな物だ。
ばれない様に気をつけて、日記を書くのが快感と化していた所はあったかもしれない。
だから、あの時ミサトさんに見つかっちゃったのかもしれないなぁ。
その日、僕は夕食の片付けが終わった後、ビールを飲むミサトさんとリビングでTVを見るアスカを置いて
僕はそそくさと自分の部屋に戻って、日記を書いていたんだ。
夕食後は大体、ミサトさんとアスカが用事を言いつけてくるからアスカの隣で座椅子にもたれながら
音楽番組を見ている事がほとんどなんだけど、なんか最近の僕は大胆過ぎた。
部屋に居て、ミサトさんやアスカに呼ばれてもギリギリまで日記を書き続けているという事が
ここ最近続いていたんだけど、その日だけはミサトさんが僕の部屋に侵入してきた。
酔っているミサトさんは何よりも恐ろしかった。
襖を開ける音も無音でいきなり僕の背中に覆いかぶさってきたんだもん。
口から心臓が飛び出るっていう事はこういうのか、っていう事が痛い程分かった。
その後は、ミサトさんとの一騎打ち。
シンちゃん私の体と触れ合って、動揺しちゃってぇ〜。ほうら、こんな事もしちゃうぞ〜
とか言いながら、胸を背中に押し当てたり。
僕は日記の事で頭がいっぱいだから、そんな事は関係なかった。
だけど、必死に日記を隠そうとする動作がいけなかったみたいだ。
ミサトさんは、なぁに隠してるのよ!見せてみなさいよ!!とか言いながら、僕の頭に胸を押し当てながら
僕の日記を取ろうとしてくる。
オッテュ
僕はピンチに弱い。その時もそうだった。
騒動を嗅ぎ付けたアスカが僕の部屋を見に来たんだ。
アスカは、五月蝿いわね〜、ってミサトなんでシンジに覆いかぶさってんのよ!!
どきなさいよっ!!とか言いながら、近づいてきた。
僕は机の引き出しに日記帳を隠したかったんだけど、ミサトさんの手と体が邪魔で思うようにいかなかった。
そして、悪魔の呼び声。
アスカちょっと手伝って!シンちゃん何か隠してるみたいなの!シンちゃんの手に持ってるノート!!
その時点で僕の負けが確定した。
リビング。机の端と端でミサトさんとアスカは無言で僕の日記を読みふけり、僕は俯いて正座していた。
何度かトイレ行かせて貰えませんか?って逃げるキッカケを作ろうと思ったけど、
その度にミサトさんが逃げても諜報部に頼んですぐに見つけてもらうわよ・・・って不気味な笑顔と額の青筋。
どうやら、ミサトさんに関係する所を読んだようだ。
頭の中を駆け巡る日記の内容・・・僕って結構ミサトさんを年増扱いしてたからなぁ。
顔を上げてミサトさんとアスカの様子を見ると、今まで見せたことない真剣さだった。
そして、その時僕の頭の中に思い出したくないことが過ぎった。
アスカに対するからかいを書いた所だ。
あれがばれたら、次の日僕はこの家に居ないだろう・・・
いや、この世に存在していないかもしれない。ミサトさんに対する事は別によしとして、
アスカにばれる事は絶対にあってはならない。
僕は最悪の事態を免れるために行動を起こしていた。
机に乗るのは行儀が悪いので、アスカの方から回り込んで日記を奪おうとした。
どうしてミサトさんの方からいかなかったかと言うと、腐ってもネルフ本部の作戦部長だし、
格闘術にも長けていそうだったからだ。
いち早く僕の行動に気づいたアスカが、ちょ、アンタ!何日記奪おうとしてんの!!
って言いながら、僕を抑えようと僕に向かってきた。
そこで、最悪の事態は免れるって僕は思った。
向かってきたアスカを押し倒すと腰の辺りを掴んでアスカを立てないようにした。
アスカが手で僕の背中を叩くたび、アスカの腰を引き付ける。
その度にアスカが僕を叩く力が強くなってきた様に感じたけど、ごめんね。ごめんね、アスカっていう言葉を
丁度耳元で囁いたんだけど、なぜかアスカの体が脱力と緊張を繰り返している。
その間も、ミサトさんは日記を読みふけっているんだけど、僕はどうでもなれ!!って思って
ミサトさん何でもいう事聞きますから!お願いします!日記を読むのを止めてください!
僕は必死に懇願した。
なぜか、アスカの僕の背中を叩く手が止まっているけど、それを無視してミサトさんに頼むこむ。
そして、とうとうミサトさんがアスカをからかった所の日記を読み出した。
なぜそれが分かったかというと、ミサトさんの顔が見る見る生気を取り戻したからだ。
これは、ネタになるって思ったんだろうか。
そして、僕の何でもしますっていう言葉を理解したのか、僕の方にウィンクしてきた・・・。
いきなりミサトさんが音読を始める。
うっわー、何この日記アスカの事が書いてある〜。っておおげさに。
その言葉を聞いたアスカが僕の下で復活したようで、それ音読して!ミサトお願い!!
って言いつつも、僕を叩く手は止まっている。
ミサトさんは、今日のアスカはとてもかわいい〜。関係ない事を言ってくれるのはいいけど、
アスカもからかうのは止めてほしかった・・・
うっわ〜腹立つわね〜って言いながらそのページを千切ってくしゃくしゃにしてくれたのは嬉しかった。
でも、そのページは確実にミサトさんが取り上げるんだろうけど。
その後は調子乗るんじゃないわよ!!とか言うアスカに金的を食らい、事態が収拾した後に
ミサトさんにそれじゃあ、シンちゃん♪明日から私の奴隷ね。って言われるし・・・
ああ、もう最悪だ・・・
クオリティ低くてすいませんorz
勘を取り戻すのに、努力したいと思います。
オイオイ来てるよ!
ネ申様が来てるよ!!
436 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/05(月) 16:23:30 ID:ExpjVJRB
乙、奴隷エロス
ごめん、sage忘れ
おまっ・・太郎・・・!帰ってきてくれたのか!
太郎さんありがとう太郎さんありがとう太郎さんありがとう太郎さんありがとう太郎さんありがとう太郎さんありがとう太郎さんありがとう
おかえりなさい…太郎さん
相変わらず弄ばれるアスカw
神GJ!
みんな、ありがとう(;ω;)
どうやら自分は一話完結が性に合ってる様なので
I月は一話完結を主に書いていきたいと思います。
まだまだ、よろしくお願いしますねm(_ _)m
あと10分遅ければ1並びだったのに…
太郎さんワクワクベタベタ!!!
H月Z日
僕の毎日は奴隷と変わらない生活なのに、どうして奴隷扱いが好きなんだろうか・・・
我が家の女性達は・・・
ミサトさんもアスカも基本的には飼い犬には首輪をつけるタイプっていう事は分かっているけど、
いくらなんでも度を越えちゃってるんだよなぁ。
最初は惣流とか呼んでアスカと張り合ってたんだけど、惣流って呼ばずにアスカって呼びなさい!!
アタシだけシンジって呼んでたら不公平でしょ!
って言われたときからかなぁ、僕の格下キャラが確定+アスカに監視されている様になったのは。
なんで僕って、格下に見られるんだろ・・・やっぱ、態度が悪いのかな?
ミサトさんには一度シンちゃんって怯えた子犬みたいでかわいいのよねぇ、だから構いたくなるっていうの?
こう母性本能が沸きあがってくるのって言われた事がある。
まさか、ミサトさんから母性本能とか聞くとは思ってなかったし、どうみても言葉の使い方がおかしい。
その時期、僕はミサトさんにからかわれない様にできるだけできるだけ大人みたいに振舞ってたんだけど、
ミサトさんにシンちゃん最近かわいげがないわねぇ、って頬を膨らまして何度も言うものだから
僕はまたミサトさんがいう怯えた子犬の様になってしまった。
それでもこのキャラクターは不満は多いけど、全くいい事がないわけじゃないんだ。
なぜか、ネルフ女子職員の受けがいいんだ。
僕が食堂でアスカになんでアンタパスタ食べるのにお箸なのよ!フォークでしょ、普通は!!
って耳を抓られていて、僕が痛い痛いって言って泣き顔になっている後ろで
シンジ君なんかかわいいって聞こえたり、僕が一人だと結構話しかけてくれるんだ。
そういう意味ではアスカとかミサトさんに感謝している・・・
でも、僕って完璧にマゾだと思われてるかも。
毎回毎回アスカにいびられても、嫌だって言わずにただされるがままだもんなぁ。
家の中では他の人が見ている訳じゃないから、いいんだけれどもどうも外では結構人の目を気にしちゃうからなぁ。
でも、どうすることも出来ないわけで・・・
このまま僕はいじられキャラを通すしかないのかなぁ、やっぱ。
最近、日記を書く暇がないんだ。
ミサトさんは帰ってから僕を逐一呼んで、身の回りの世話をさせる。
一番酷いのは、アスカの目の前でシンちゃ〜ん、背中流してくれるぅ?ご褒美に胸揉ませてあげるから
って言ってくるもんだから、アスカに睨まれながら、まさかあんな年増の裸を見たいとか思ってないわよねぇ
とか言いつつ、顔の前で握りこぶしを作ってるんだもんなぁ・・・
アスカには内緒にしてるけど、僕はミサトさんの奴隷な訳でばっさり断れないから
あくまで丁重に、ミサトさんのナイスバディは神々しくて見れません。とか言っちゃったりして。
ミサトさんは単純だから、それで機嫌良くしてくれたから助かったものの
アスカからはどうして本当の事言って断らないのよ・・・だから、アンタって優柔不断の鈍感野朗なんだから!
そんな僕の内情を知らずに目を細めるアスカに僕の事も分かってよって思ってたり。
ああ、僕の青春は29歳・・・もうすぐ三十路の独身作戦部長の奴隷でその時期を終わらせるのか・・・
ってこんな事でも書いてなくちゃやってられないや。
今日はミサトさんにお酒をドンドン勧めたから、今は台所で泥の様に眠っているけど
目を覚ましたら、抱っこして私を部屋まで連れて行きなさいとか言われそうだ。
ミサトさんを1回部屋まで連れて行った事あったんだけど、結構ミサトさん見かけによらず
重たいんだよなぁ・・・
とりあえず、アスカが僕の部屋に視察に来ないように早めにリビングに行かなくちゃ。
447 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/07(水) 01:19:36 ID:r2JDrUbv
シンジハラグロスwwww乙
サゲ忘れた、すまん
最近のエヴァ板には神が多いものだ。まったく。
オッテュ
シンジになりたい…
神GJ!
エヴァ板には太郎さえいればいい…
今はこれしか言えない…
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
______ / ヽ__/ ヽ
| ____ / :::::::::::::::\
| | // \ :::::::::::::::|
| | | ● ● ::::::::::::::| マンセーの流れ・・・?
| | .| :::::::::::::|
| | | (__人__丿 .....:::::::::::::::::::/
| |____ ヽ .....:::::::::::::::::::::::<
└___/ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::|
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I月A日
この前はアスカの誕生会で今日はミサトさんの誕生会をやった。
ミサトさんが私の誕生日に掛けて、一緒にやればいいでしょ?ってアスカに言ってたけど
アスカは生きる目的がガラッと変わるミサトといっしょにやるなんて絶対にイヤ!って喚き散らしていた。
ミサトさんの気にしている事は、結婚、年齢、体重の事だ。
その内のどれかの話題が耳に入るといきなり不機嫌になって暴れだすんだ。
勿論、アスカの言葉で怒ったミサトさんが椅子を持ち上げてアスカに投げようとするものだから、
僕は必死にそれを押さえるのに苦労した。
流石にアスカも驚いたらしく、三十路の力って凄いのね・・・ってどもりながら恐る恐るミサトさんを見ていた。
ていうか、僕って潤滑油の役目もこなしてたんだ・・・
意見の強い二人だったら、この家とっくに破壊し尽されてるんだろうな。
その様子を思い浮かべるとかなりおぞましい光景が浮かんできちゃった。
今思えば、ミサトさんとアスカって結構共通点あるよなぁって思ったり。
・髪が長いし、スタイルが良い
・外面はいいけど、中身が最悪
・生活能力なし
・12月生まれ
これだけ条件が揃うと何かあるって思って、思わず笑ってしまったんだ。
僕っていらない事を関連付けちゃうのとか得意だよな、絶対人には言えない事だけど。
とりあえず、誕生会は一度に纏めてくれた方が僕としては楽だったんだけど。
アスカは自分の立場が悪くなったらすぐ僕に同意を求めてくる。
困ったものだけど、僕は否定する事ができない+どうにか二人の喧嘩を収めなくちゃならないって思って
二回やればいいでしょ・・・僕が用意しますからって言ってしまった。
後悔しても後の祭りだったんだけど・・・
アスカの誕生会は僕のクラスの仲の良いメンバーで行うことにした。
ってもそれはアスカが全部決めたことで、僕が決めたことじゃない。
招待状作ってそれを渡すのよ!!って意気込んでたけど、結局それは僕の仕事な訳で。
しかも、自分がやる訳じゃないならアスカは尽く注文をつけてくる。
ヒカリだけじゃ寂しいから、ジャージと眼鏡も連れてくるのよ。引き立て役にはなるだろうし、ついでにファーストの分も作るのよ!
とか、
人の温もりが感じられるように招待状は全部手書きよ。とかもう無茶苦茶なんだよなぁ・・・
不平・不満を漏らすトウジとケンスケと行かないの一点張りの綾波を説得するのでも疲れたし、
料理も大体はデリバリーで済ませたけど、アスカが食べたいって言ったら僕が料理作らなくちゃならなかったし、
途中でアスカ・委員長対トウジ・ケンスケで喧嘩が始まるし・・・
その日、僕はあまりの重労働で肩がガチガチに凝ってしまい、十分に寝られなかったし。
今日のミサトさんの誕生会も違う意味で危なかった。
アスカの誕生会とは打って変わって、呼んだ人間は本部のごく僅かな人だけなので安心したんだけど、
遅れてやってきた加持さんの持ってきた泡盛のおかげでみんなが本格的に酔い始めて
大宴会になっちゃったんだ・・・
アスカも混じってお酒飲んでたりしてたけど、ミサトさんが泡盛を瓶のまま飲み始めた頃に
顔を青くして自分の部屋に戻っっちゃったんだ。
シンジ後は任せた。っていう無邪気な笑顔を見せて逃げる姿がまた憎みたいけど憎めないわけで・・・
リビングは地獄絵図と化していた。統制が取れてない現場に僕は苦笑いしちゃった。
一人でベランダでシャウトを繰り返している青葉さん。
泣きながらリツコさんに自分の今までの人生を語る日向さん。
その横で適当に相槌を付きつつ、ワインを飲んでいるリツコさん。
ホロ酔いのマヤさんに手を出そうとして、逆にマヤさんに説教され、正座の加持さん。
酒を自分の周りに並べて一人で飲み比べをしているミサトさん。
危ないって思って、台所に引っ込もうとしたら僕の姿を見つけたミサトさんから芸を披露しろって言われて、
何も出来ないって応えたら、いきなり割り箸を折りだして僕の鼻にそれをつっ込んで来て、
阿波踊りをするハメに・・・
しかも、おつまみを持ってきたお盆を使なさいって言われて、へこへこ適当に動く。
ミサトさんは爆笑してたけど、皆はそれぞれの動作を続けているのが悲しかった・・・
僕って何なんだろうか・・・って真剣に考えちゃったし。
とりあえず、お酒なくなったって言われたので買出しに行くって事で地獄からは抜け出せたけど、
このままだったら僕の気が済まない訳でデジカメでその様子を収める事にした。
みんなお酒が回っているからテレビの上のデジカメに気づかない訳で凄くやりやすかった。
今は日記書いてるけど、カメラはずっと回り続けている。
またミサトさんが僕を呼ぶ声がしてる。
どうにかこの状況を切り抜けて、明日映像をチェックしよう。
オッテュ
タシーロ!
乙です。
次が楽しみだな〜
遅れたけどミサトさん誕生日おめでとう!
ワクワクベタベタ!!
・・・あれっ?
おーい!
タロウさん…速くきてっ!もうダメっ我慢できないっ…
う、うわあああ!
I月B日
朝方、一人起きた僕は筋肉痛で軋む体にムチ打ってリビングの方へ向かった。
阿波踊りのせいで手はほとんど上げられないし、ふくらはぎなんかパンパンの張っている。
ほんの少しの距離を歩くだけで、足の裏が釣りそうになってくるし・・・
やっぱり、リビングには大の大人が入り乱れて寝ている。
僕は夜中の3時頃にようやく解放されたんだけど、僕が寝ようと布団に入ってる間にも
ミサトさんの高らかな笑い声、日向さんの悲痛な泣き声、マヤさんの「あまったれるんじゃねぇ!」っていう
激が飛んだり・・・僕は、マヤさんの怒声がショックで中々寝付けなかった。
お酒って人の人生を壊すよなぁ・・・僕は、大人になっても飲まないでおこうっと。
人数を数えたけど、二人分足りなかった。
加持さんとリツコさんだ。リツコさんがお酒に強いのは知ってるとして、加持さんが居ないことには驚いた。
ミサトさんがポロッと口に出した特殊監査部所属っていうのはあながち嘘じゃないんだ・・・
って思った次の瞬間、その尊敬と憧れが入り混じった気持ちは吹っ飛んだ。
台所の床で加持さんが仰向けに寝ていたからだ。しかも、手にはビールを持ってるし。
それぞれの寝姿を確認してから、僕はテレビの上に置いてあったデジカメを回収した。
取ろうと思った時、ミサトさんに足首を掴まれたのには驚いたけど、あ〜ん、もっと凄いの欲しい・・・
ってニヤつきながら。
どんな夢みてんだよ・・・って思いつつ、そーっと指を離した。
そのまま部屋に戻ってもよかったけど、折角だからマヤさんの寝顔を拝見した。
女の子らしくくっしょんを抱きしめて寝ている姿がかわいかったので、携帯のカメラに保存しようとしていたら、
寝ぼけたアスカが僕の名前を呼んだものだから、驚いてしまった。
幸いアスカは朝に弱いから、あの悪魔のような思考の回転力は息を潜めている。
眠たい目を擦りつつ、何してんの?シンジって言いながら、近づいてきた。
僕は咄嗟に皆寒いだろうから、毛布被せてあげようかなって思ったんだ。って言い訳した。
でも、アスカはやっぱりアスカだった。
その手に持ってる携帯何に使おうとしたの?って言いつつも、呆けた顔で聞いてくるアスカ。
なんとか、これは携帯じゃないよ!エアコンのリモコンだよ!!
って言って、ごまかそうとする。完全に覚醒している状態のアスカに言っても絶対に通じないけど。
あっそ、アンタももっかい寝なさいよって言いながら、トイレの方へとぼとぼ歩いていった。
アスカがぼけててくれて良かったよ、ホント。
その後、僕はカメラを持って自分の部屋に戻った。
カメラを机の一番の引き出しに厳重に閉まって、もう一回に眠りについた。
僕が起きた頃には皆はすでに居なかった。
ミサトさんの姿も無かったけど、多分って思ってミサトさんの部屋を覗いたら、あられもない姿で寝転がっていた。
多分、日向さんか青葉さんが運んでくれたんだな・・・
日向さんだったら、ミサトさんの部屋を覗いてショックだっただろうなぁ。
宴会の前にミサトさんの部屋の前には、入ったら死刑っていう張り紙してたのに自分が寝てしまったから、
その張り紙の効果も無くなったわけで・・・
宴会の映像は学校から帰ってきた後に見てみた。
アスカも帰ってきてないのを十分確認してから、それでも警戒してこっそり部屋でそれを見ていた。
画面に映っている映像は僕が見たものとほとんど変わっていなかった。
前半は・・・
後半部分には信じられない物が映っていた。
なぜか画面から消えるミサトさん。
襖を開ける音がするから、自分の部屋に戻ったんだって分かる。
そして、次の瞬間黒のブラとパンツの姿で元の場所に座った。
その光景に泣き止んでミサトを食い入るように見つめる日向さんと加持さんの姿。
横では、マヤさんが延々と説教しているが、どうやら加持さんには聞こえてない様子。
そして、ミサトさんがいい物見せてあげるって言って、カメラを背にして立ち上がる。
僕の目の前にはキワドイTバックの下着。
何をするのかって思ったら、確かめる様に手を背中に持っていき、ブラのホックを外したんだ。
その時巻き起こる加持さんと日向さんの雄たけび。
そして、誰かが倒れる音。マヤさんの不潔です!っていう金切り声。
ベランダの開かれる音。そして、青葉さんのすっげぇえええ!っていう声。
リツコさんのアンタ何してるのよ!ちょっと服着なさい!!っていううろたえる声。
僕はそこで一旦画面を消した。
そして、考えた。
なんて危険な物を撮影してしまったんだろうと。
僕はただミサトさん他ネルフの人達をからかえる出来事が撮れればいいと思っていたけど、
これがミサトさんにばれれば、僕の生命の問題に関わる。
とりあえず、ミサトさんの痴態が取れて嬉しいなんていう気持ちはなかった。
どうしよう・・・アスカにも相談できなさそうな内容だな。
本当、僕ってついてないよなぁ・・・。
オッテュ
そこにいたの、太朗さん
シンジついてねーなw
…いや、ついてんのか
お疲れ様シンちゃん!
幸せと不幸は背中合わせね
乙!
ロン毛のリアクションワロス
さすが子安様、すっげえええええええええええええええええええええええええ
I月C日
衝撃の映像を見てから、一夜が明けた。
なんていうか、みんなを秘密を握っているというよりも爆弾を抱えているっていう気分だ。
今度はばれないように机の一番下の引き出しには鍵をかけているから少しは安心。
だけど、あのミサトさんの事だから、僕がちょっとでも油断してビデオの事をほのめすと絶対に
調べてくるだろう。無駄に、労力を使って・・・
ミサトさんっていらない事には100%の力を発揮するよなぁ。
ちょっとは、結婚とか将来の事について力使ったほうがいいと思うんだけど、それ言ったら殺される訳で。
なんていうか、僕って人の上には立てない性格だよな。
とりあえず、宴会しに来てたネルフの人たち・・・青葉さん、日向さん、マヤさんにそれとなく探りを入れてみた。
まずは青葉さん。昨日どうでした?かなり酔ってましたけど・・・って無難な質問から。
あー、えーと、詳しい事覚えてないんだけど、なんか風邪引いたんだよなぁ。
なんかしてたっけ?覚えてるシンジ君?って聞かれた。
そりゃあ、上半身半裸でベランダでシャウトを繰り返してたからね、と思い出し笑い。
だけど、何もしてませんよって笑いを必死に堪えて青葉さんの質問に答えた。
日向さんは休憩所で頭を押さえながら、コーヒーを飲んでいた。
どうやら、二日酔いらしく顔色が優れなかった。
僕は昨日もそうだったけど、日向さんって結構苦労してるんですね・・・って横に座ったんだけど、
ああ、ゴメン。シンジ君・・・僕は昨日の事よく覚えてないんだ・・・
それより、気分が悪くてね声を掛けられただけでも頭がズキズキ痛むんだよ。
って言った瞬間、うっと口を膨らませると男子トイレへ駆け込んでいった。
最後にマヤさん。
上の二人とは違い、ちょっと気遣うように聞いてみた。アスカが居たら、何優しくしてんのよ・・・変態。
何か下心があるんじゃない?とか言ってきそうだなって思って、なぜか周りを警戒しちゃった。
昨日、結構飲んでたみたいですけど体大丈夫ですか?って。
なんか僕って自己主張の激しい人には、厳しく当たるけどマヤさんみたいな
自分がここに居ることをアピールしない人には優しく接するような気がする・・・。
マヤさんは、それがさっぱり覚えてないのよ。二日酔いとかは全然ならないんだけど、
飲んだ後は記憶がない事が多いの。
前に先輩と飲みに行った後に、マヤあんたと飲みに行くと疲れるわって言われたんだけど・・・
何か私しでかしちゃった?って上目遣いで聞いてきた。
なんていうか、僕の中にマヤさんをちょっとだけからかってみたいっていう気持ちが沸き起こってきた。
でも、次の瞬間自分を戒めると同時に考える。
ミサトさんやアスカはいつもこんな感じの気分だったのかと。
僕は理性で押さえ込んだから良かったものの、あの二人って欲望に忠実に生きてるなぁ・・・
と今更考え込んでみた。本当に、あの二人は性格破綻者だ。
それにあの女たらしの加持さんを説教する姿は見ていて気持ちよかったし。
とりあえず、何事もなかったですよ。でも、マヤさんってあんな大胆な所があったんですね。
と、やっぱり欲望に逆らえずにポロッと漏らしちゃった。
でも、僕の場合はいつでも意地悪する訳じゃないから別にいいやと自己完結。
え!え?ってオロオロするマヤさんを見ていて、ちょっと面白かった。
勿論、ミサトさんにも聞いてみた。
散々ミサトさんには苦労させられてきたから、マヤさんとは扱いが違うけど、そこは怪しくなくていい聞き方だったと思う。
ミサトさん昨日飲みすぎですよ!!ったく、瓶のまま飲んじゃったりして・・・
って言ったけど、どうやらミサトさんは日向さんと同じく二日酔いみたいで
シンちゃん、ごめぇーん。耳の近くで喋らないでくれる〜なんて言うものだから、
わざと声を大きくして、もう一回注意しちゃった。
頭を抱え込んでるミサトさんを見て、阿波踊りの仕返しができて嬉しかったり。
あのビデオの続きなんだけれども、裸になったミサトさんはリツコさんに服を着せられていた。
子供っぽく手をバンザイして、服を着る姿を見て溜息を付いちゃった。
ビデオはそこまでだったけど、ミサトさんが服を着たおかげで日向さん、青葉さんの記憶には
ミサトさんの裸を見たっていう記憶が完璧に抜け落ちていたようだった。
汚い部屋の記憶はあると思うけどね。
その後、なぜか通路の傍にある自販機から半分を身を出し、周りを伺う加持さんから呼び止められた。
シンジ君、いっしょに来て欲しいんだけど、いいかな?って言いながら、僕の手をぐいぐい引っ張ってきたんだ。
その時点で僕はどんな事を言われるか予想できていた。
連れて行かれた部屋の中にはリツコさんが居たんだ。
加持さんはリツコさんに目で合図すると、リツコさんが手に持っているリモコンのボタンを押した。
今、この部屋は完全に外とシャットアウトされたわ。この部屋はモニターされてないし、ここでの会話は記録されないわ。
だけど、ほんの少しの間だけど。
ってそこで話を区切ると、今度は加持さんが話し始めた。
単刀直入に言おう。シンジ君が昨日カメラで撮影した動画が欲しい、と。時間がないから、今度理由を話す。
君もあんな危ない物持ってたら困るだろ。君の事は絶対に言わない。
とか、僕には美味しい条件だったわけで、すぐに要件を飲み込んだ。
僕がいいですよって言った時の加持さんとリツコさんの不敵な笑顔が、
イタズラを思いついたミサトさんの様に見えたけど、気のせいかな・・・?
とりあえず、明日スイカ畑で問題のテープを渡すことになっている。
こんなにも早くこのテープを処分できて嬉しい。だけど、理由だけはちゃんと聞いておこう。
もしもの事があったら、困るからね。
明日の行動はミサトさんに感づかれないように気をつけよう。
おお!続くのか!
wktk
神GJ!
毎回高レベルでテラヨサス(´∀`)
I月D日
約束の場所・・・加持さんのスイカ畑にミサトさん+皆の痴態を収めたテープを持って行った。
いつもの様にじょうろでスイカに水をやっている加持さんがにこやかに僕に挨拶した後、
すぐに僕にアレ持ってきてくれたかい?って聞いてきた。
僕はどうしてテレビの上のカメラに気づいたなら、抜きとらなかったんです?って聞いたんだけど、
どうやら、僕がパニックを起こしてミサトさんにデジカメの事を聞いたら、十中八九葛城は俺を疑うから
それだけは避けたかったんだよ。シンジ君には手加減しても、俺だったら確実に追い込まれる。
とその様子を想像したのか、加持さんは身震いしてた。
どうやら、リツコさんには後でビデオの事を言ったようだ。
後、そのビデオは加持さんの手に渡った後、中身を確認してからリツコさん用にダビングするそうだ。
加持さんは対ミサトさん用の最終兵器(弱みとして活用するって事かな・・・)、
リツコさんはなんか観賞用だって。
とりあえず、僕の手から危険物が離れていってくれて、嬉しい訳なんだけどね。
それはそうともうそろそろ年の瀬だ。
僕の家では、いろいろと忙しくなってきた。
ミサトさんはネルフの人たちに年賀状を書かなくてはいけないって慌ててたけど、
どうせ瀬戸際にならないとやらないんだろうな。
僕もそろそろ年賀状を書かないといけないなぁ。
トウジとケンスケ、それに先生にも書かないと・・・それに綾波。
綾波の事だから貰っても返事かかなさそうだけど、それでも送ったら喜んでくれるかな?
あ、今年は父さんにも送ってみよう。
オッテュ
ほぉ、いい関係構築してんな太朗神ぃぃぃぃぃぃ!
神GJ!
I月E日
朝食時に言われたミサトさんの一言で僕は今日イメージチェンジをしようと決断した。
シンちゃんって、本当に普通よねぇ〜。なんか、男っぽさがないから、いっしょに居ても無害なのよねぇ〜。
珍しく徹夜つづきの仕事から解放されて一緒に朝食を食べてると思ったら、これだよ・・・
アスカも、シンジってなんか線細くて女っぽいのよねぇ・・・でも、司令に似なくて良かったんじゃない?
って言いながら、笑ってるし。
ムッとしながら、朝食を食べ終えて片付けをした後、アスカにばれない様に無断で出かけてみた。
無断っていう所に何かアスカに飼い慣らされているってイメージがあるけど、
もうそういう飼い主と犬の関係みたいのが構築されているから今から直す事は無理っぽい・・・
とりあえず、誰かにどういう風にイメチェンをしたらいいのか聞こうと思ったけど、
僕の知ってる人でそういう事に敏感な人が居ないから、携帯で呼び出すのは止めた。
トウジはいつもジャージだし、ケンスケは迷彩とかタンクトップだもんなぁ。
青葉さんとか日向さんならいいアドバイスをくれるかもしれないけど、仕事入ってるだろうし・・・
市内を彷徨って、とりあえず店の雰囲気で決めてみた。
中へ入るとモデルみたいな女の人と髭を生やしたワイルドそうな男の人が談笑してたけど、
僕に気づいて皆がいっせいに話し始めてきた。
何事も自主的にやろうとしない僕だから、こういうのは苦手だなぁって思いつつ、席に座った。
どうしましょうか?って聞かれたので、イメージが変わるようにお願いします。って曖昧な事を言ってしまったけど、
僕を担当してくれた女の人が分かりました。それじゃあ、やっていきますね。
って言って、途中で様子を聞きながら、髪の毛を切ってワックスで髪の毛を立ててくれた。
やってもらった後、髪の毛が立ち上がった僕の変わりように自分でも驚いた。
ちゃっかり勧められてワックスも買っちゃったんだけどね。
それと、この髪型に合う服装ってどんなのです?っていうのも忘れずに聞いておいた。
服屋も店の雰囲気と”メンズ”っていう看板で決めてみた。
僕が店に入った途端におかまっぽい喋りをする中年の男の人が出てきて、僕に応対してくれた。
自分では何が似合うか分かんないから、さっき美容室で聞いた「お兄さん系」っていうのを思い出した。
えっと、この髪型に合うお兄さん系の服を選んでもらえますか?ってな風に聞いてみた。
そうすると、その人はすぐに一式を集めてくれた。
言葉遣いはおかまっぽいけど、やっぱりプロだなってなんか感激しちゃった。
とりあえず、店員が持ってきた服を着てみる。
なんていうか、自分で着ても似合ってるかどうかさっぱりわかんないけど、かっこいいからそのまま買ってみたんだ。
紺の控えめなジーンズに牛革らしいツーバックルのベルト、カッターシャツ、そして灰色の縦線が入ってる
スーツっぽい上着。靴は3万するから、運動靴でいいやって思って、なしに。
それでも、合計で5万円飛んでいっちゃった・・・
普段ミサトさんやアスカに服にお金を遣いすぎじゃないって言ってた事を思い出した。
とりあえず、その店で着替えた後自分の着ていた服を紙袋に入れ替えた。
僕はちょっとこんなに変わってもいいのかっていう罪悪感に陥った訳だけど。
なんか周りの人がじろじろ見てくるし・・・なんか僕の服装おかしいのかな?
寄り道をせずに、そのまま家に帰ってみた。
携帯に家からの不在着信が20件も入ってたし・・・多分、アスカだろうと思ったんだ。
僕は妙な高揚感に包まれてた。エレベーターに乗っているときもこれを見たアスカとミサトさんがどんな反応するか
楽しみだったし・・・だけど、笑われたら嫌だなって思ってちょっと帰りたくなかった部分もあった。
ただいまーって小さめの声で言ったけど、アスカはすぐに感づいて玄関までドタドタを走ってきたけど、
僕の髪型と服装を見て、黙ってしまった。しかも、口開けてたし・・・
それでこっちを指差して、アンタシンジよね?シンジなのよね・・・?って言うのを繰り返してた。
僕もアスカの反応が分からなかったから、そうだけど・・・って言ったら、僕から目を離さずに
ミサトー!ミサトー!!ちょっとこっち来て!!シンジが!って言うし。
その後、何よ?って来たミサトさんも僕の姿を見て、アスカと同じく無言だったし・・・
僕が似合ってる?って聞いてみてもアスカとミサトさんは僕を値踏みするように見つけるだけだし。
ここに居ても埒があかないって思ったから、自分の部屋に戻ろうとしたら
ミサトさんに腕を掴まれて、シンちゃん・・・今からネルフ行きましょうって何か思いついてニヤニヤしてたのが
恐かったし、それを聞いたアスカがちょっと!ミサト!!シンジはこれから、アタシと出かけるのよ!
とか言ってくるし、それで喧嘩が始まったので僕はそそくさと自分の部屋に退散して、服を着替えた。
まだ髪の毛は立ったままだったけど、二人はまだ玄関で争ってたからシャワーでワックスを落としちゃった。
その後二人は事ある毎にねぇ。あの格好もう一回してよ。って言ってくるけど、
何かよこしまな思いしかないんだろうって思って、しないよ!って僕は言った。
あの服とワックスは後ろの箱に入ってる。
なんか無駄な買い物したかなぁ・・・
491 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/12/19(月) 23:12:30 ID:3MnWVL1r
乙
神GJ!
ウぅノ♪一番になりたいんだぁ〜♪(´∀`)
シンジの恰好が想像つかないのだが
ホストになっちゃったんじゃねーの?wwww
オッテュ
電車男?
太郎さぁーーーーんヽ(´∀`*)ノ
I月F日
多忙なイベント続きから解放されて、平穏な日々が戻ってきた。
もうすぐクリスマス、大晦日、正月っていう3大イベントが待っている訳だけど・・・
でも、こんな平穏な日々だから、ゆったりと父さんと喋ることができたんだ。
それに父さんの事じっくり観察できたから、とても有意義だった。
僕が行動しなきゃ、父さんはどうしても喋ってきてくれない。
どうやら、僕以上に奥手みたいなんだ・・・やっぱ、親子って似るものなのかな?
午前中は仕事があるだろうし、僕もミサトさんを起こして朝食を作ったりしなきゃならないので
丁度昼の時間帯に食堂で待ち伏せてみた。
最近、よく父さんと出会ったりするのが食堂なんだ。
いつも僕が食べ終わったぐらいに入ってくるんだけど、いつも会計を父さんが払ってくれているみたいで
僕はいつもただでご飯が食べられるんだ。
その代わり、女の子には優しくするのが普通でしょ!って豪語するアスカに奢らされるから
あんまり変わらないんだけどね。
僕はアスカと食堂に行った訳だけど、食欲がないっていう理由で僕だけは昼食を食べなかった。
育ち盛りに食べないと、あんた身長大きくならないわよ!って言われたから、大きなお世話だよって
言ったら、それじゃあ私が困るのって言って、何か考えてからフォークとスプーンでご飯をかき込んでた。
勿論、一気に食べ物を詰め込んだから喉に詰まって、咽てるし・・・
僕が背中をさすってあげたら、大げさに体を震わして子供じゃないから大丈夫!!なんて言って。
何怒ってたんだろ・・・?
そうこうしている内に父さんが食堂に入ってきたんだ。
そして、僕は父さんの後を目で追ってみた。勿論、席に座るのを待ってたんだけど。
父さんは受け取り口で、前と同じく日替わり和食定食を受け取ると僕の位置から程遠い壁際の席に座った。
勿論、僕に背を向けて。
アスカにごめん。先に会計すませて、ミサトさんの所へ言っておいてと1000円札を置いて、
僕は食券を買って、受け取り口へ行った。
アスカが後ろで何か喚いてたけど、僕は父さんの所へ向かったんだ。
僕は向いの席に座ると、父さんは大概驚いておかずである里芋を取りこぼしてたけど、
それに構わず、父さんいつもお金払ってくれてありがとうって言ったんだ。
そうすると、父さんはしきりにサングラスを持ち上げながら、ああ・・・って言ってた。
向こうから話題を振ってくる事はまずないので、僕から積極的に質問してみた。
父さん・・・いつも和食定食ばっかりだけど、どうしてなの?ってね。
正直、僕はどうしていいのかいっぱいいっぱいだったので、定食には全然手をつけてなかった。
それは父さんもいっしょだったけど。
父さんは、やっぱりサングラスを押し上げながら、私は和食が好きだからな・・・
胃の消化にもいい。お前も、あまり油ぎった物ばかり食べるなよ・・・なんて父さんの口から
人を思いやる言葉を聞いて、すごく新鮮だった。
それでも、話題が無くなって黙々とご飯を食べるしか出来なかったわけだけど、
父さんが食べ終わってお茶をすすった後、葛城三佐の所ではお前が料理を作っているそうだな。
食生活には気をつけろ・・・って言ってくれたんだ。
僕は、それに呆けてう、うんっていう事しかできなかったし、食堂から出て行く父さんを引き止めて
話せて嬉しかったって言う事もできなかったけど、収穫は大きかった。
父さんが人と話すときの仕草とか恥ずかしい時はしきりサングラスをいじったりする癖も分かったしね。
その後、アスカにはどうして、アタシを一人でいかせたのよ!とか、男だったらキチンとエスコートしなさいよ!!
ってメチャクチャに怒られたけど、僕はすがすがしい気分だった。
帰った後にはアスカの報告を聞いたミサトさんにファザコン扱い受けたり・・・
それでも、僕は全く怒りも湧き起こらなかったんだけどね。
オッテュ
おつん
ゲンドウ可愛いやつじゃないかww
神GJ!
>ミサトさんにファザコン扱い受けたり・・・
お前に言われたくねーよwww
太郎世界では補完は120%有り得ないなwwwGJ
クリスマスには試験的にカヲル君を運用していこうと思ってます。
あいつ嫌い
試験的ならそんな何度も出ないんじゃね?
ホモは勘弁してください。
私には、他の書き手さんよりも何も優れてる所はないけれども、
明るい日常のシンジを書けていけたらと今また思い直しました。
そういう事で、カヲル君は出さないことにします。みんなの意見も必要だし
年の瀬はクリスマス・大晦日・初詣と現実でも忙しいので、
すぐには更新できないかも知れませんがこの三大イベントの日記は書いていきたいと思っています。
以上、告知でした。
↓今日の分の日記も更新予定です。
I月G日
正直、僕はお酒を飲んだことがあまりない。
そりゃあ、14歳って言ったら普通は飲まないのは当たり前なんだけどさ。
でも、僕の保護者は独身の酒飲みな訳で、酔った時ぐらい1回ぐらいはお酒をいっしょに飲もう!
なんて言ってくれたら嬉しかったなーって・・・
ミサトさんが酔っている時アスカが私も飲んでいい?って聞いたら、飲みなさいって言うのに
僕には何にも言ってくれない。
だから、一度ミサトさんに聞いてみたんだ。どうして僕にお酒を勧めないのってね。
それじゃあミサトさんは、シンちゃんってお酒飲んだら人が変わりそうで恐いのよねぇ・・・
抑圧されている人間って酒飲むと暴れだしそうだし。
って、抑圧している本人に言われちゃあ、なんか僕も腑に落ちなかった。
だから、朝一番に起きて冷蔵庫の二段目の引き出しに入っている大量のビールを一缶拝借して
ばれない様に風呂場の中で飲んでみた。
多少苦いとは思ったものの、別になんて事はないと思い、僕だってビールを飲めるんだ!っていう所を
アピールしようと思ってもう一缶飲んじゃったんだ。
しばらくすると、体が浮き上がるほどの高揚感と何でもできるっていう自信が沸いてきた。
なんていうかその時の僕には、これがまさか酔っているなんて思っていなかった。
だから、その時の僕は異様な行動力を発揮したんだ。
絶対に僕から踏み込まないアスカの部屋の戸を思いっきり開けて、アスカのベッドに近づいたんだ。
そして、無防備に丸まって寝ているアスカの毛布を引っぺがして、脇を思いっきり揉んだ。
アスカは、あうっ!って色っぽい声上げて、飛び起きたんだけど僕の顔を見ると、
顔を真っ赤にしてアンタ、神聖な乙女の部屋に無断で入ってきてんのよ!!って言いながら、
毛布でパジャマを隠して、僕から遠ざかってた。
その時の僕は酔っていたので、僕はアスカに近寄り頬っぺたにチューをしてしまったんだ。
それじゃあ、王子様のキスで起こしてあげなきゃなんて言いつつ。
後で考えても、僕は頭が痛くなるわけだけど・・・それでも、僕は口を避けたんだ!
そこはアスカに評価して貰ってもいいと思う。
思考が停止したアスカだったけど、段々と顔が真っ赤になっていくのが分かった。
耳まで真っ赤なんてよほど恥ずかしかったんだろうなぁ・・・僕にも分かるよ、その気持ち。
って、僕がやっちゃったんだけど。
そして、僕に馬乗りになって何すんのよ!!この変態!汚されちゃった!アンタ全力で責任持ちなさいよ!!
なんて言ってくるアスカがその時とても愛おしかったので、僕はアスカの手を取り
当たり前じゃないか。こんなにも大好きなアスカを貰うのは僕しか居ないよ・・・とか見つめながら言ってみたり。
その後、暴れるアスカに好きっていう言葉を連呼して黙らせちゃった。
アスカはもう脱力してて、何か呟いてたけど朝ご飯の為にそのままアスカの手を引いてリビングに連れて行った。
その後も無断でミサトさんの部屋の襖を開ける。
ミサトさん朝ですよって言っても起きないので、ボウルに水を汲んできてミサトさんの頭にかけちゃった。
飛び起きてくれたのは良かったし、その時は復讐されたらどうしようなんて考えても無かった。
起きてくださいね!あんまり、態度悪いと父さんに言いつけて給料天引きして貰います!
とか正常な僕だったら、恐くて言えないことをサラリと言ったり。
ミサトさんは後ろでシンちゃん絶対におかしい・・・とか言いながら、シャワーを浴びる用意をしていた。
僕が朝食作ろうとミサトさんの部屋から台所へ向かおうとした時、リビングで体育座りして
体を揺らしてるアスカが目に止まったので、追い討ちで耳元で
アスカ好きだよ。朝食作るから待っててね。なんて言ったら、アスカはかわいらしく、うん。って言ってた。
いやぁ、アスカがいつもあんなしおらしく返事してくれると嬉しいんだけど。
僕が朝食の用意している間アスカは椅子に座ってたんだけど、様子が気になって振り返ってみたら
アスカが僕の事をじーっと見つめていたので、ウィンクもしてみた。
すると、またまたしおらしく目を泳がして恥ずかしそうに俯いてたし・・・
その後、ミサトさんがシャワーを浴びるときに悲劇が起こった。
ねぇ、シンちゃ〜ん。これは何〜っていう、とても低く辺りに響く声。
多分、そう聞こえたのは僕だけだったろうけど・・・
まだ僕は酔っていたので、何の事か分からなかったけど体にタオルを巻いて出てきたミサトさんの
手に持ってる空き缶を見て、僕はやばいって思ったんだ。
その後はどうして、お酒飲んだの?だから、シンちゃん様子おかしかったのね!とかの
ミサトさんの言葉攻めの中にアスカの、シンジ、酔ってたんだ・・・とか
それじゃあ、アレ嘘なんだ・・・っていう呟く声が混じってきた。その声は段々と力強く。
勿論、お仕置きされちゃいました。言葉じゃなく、体で・・・
アンタ、アタシの気持ちどうしてくれんのよ!!って言いつつ、四の字固め。
ミサトさんは僕の首をホールドして、よくもシンちゃん脅かしてくれたわね・・・って言いながら、
ぐいぐい腕を絞めてくるし。
それ中でも僕はまだ酔ってたので、アスカそれでも好きだって!なんて言ったら、
こぉの!馬鹿、馬鹿!!1回死んじゃえ!!って言いつつ、足をもっと絡めてきた。
余りの痛さに失神。
起き上がった後は、僕の保身を考えて記憶を失った振りをしていた。
っていうか、酒飲んで暴れた後記憶無くしたほうがどんなに楽だったか・・・
それでも、アスカは本当に覚えてないのね?って事ある毎に聞いてきた。
ミサトさんがお酒を飲んだせいだから、許してあげるわって言ってくれた事にホッとしちゃったよ。
それでも、次飲んだらどうなるか分からないわよって念を押されたけど・・・
とりあえず、頭が痛くなった一日だった。
乙ww
アスカかわいいwwww
アスカ乙w
太郎の小説のアスカもある意味救われねーが
これはこれでおもしれーぞww
アスカぁww
オッテュ
投下町
シンジぃ━━━━━━━━━━━
師走ってやつか
太郎さん、俺は待つよ…
いつまでも…
あみん…
すいません。三が日は忙しい日が続きますので、
4日以降できるだけ早めに3日分の日記を更新したいと思います。
本当に迷惑をかけますm(_ _)m
おk。無理するな。
長くても待つ。それがエヴァ板クオリティ。
三日分て!!
先走っちゃうよぅ
ついに四日だぜキャッホゥウゥゥウ
あみん歌ってるぜあみん
ワクワクベタベタ
wktk
I月クリスマス日
朝の目覚めはドタドタと走り回ってるミサトさんとアスカの足音で起こされた。
二人とも今日はクリスマスだとか言って、朝からよそ行きの服装着てるんだもんなぁ。
散々、昨日もクリスマス・イヴだからって騒いでたくせに。
ミサトさん、朝から胸元が大きく開いた黒のドレス着ないで欲しいよ・・・まったく。
背中も腰ぐらいまで丸見えでセクシーさをアピールしたいのは分かるけど、ブラつけたままって。
なんかいい物見たって言うより、逆に悪い物みたって感じがするし。
ベージュってあんたはおばさんかって・・・
アスカ、赤のドレスでかわいいのは良かったけど、ちょっとミニすぎるし。
パンツ見えちゃったらどうすんのさ・・・なんか、事ある毎に足を強調してくるの止めて欲しかったよ。
向こうは僕が照れてるから、わざと椅子に座って足組み替えたりしてたけど、
いざ僕が見たら、思いっきり足で蹴ってきたんだろ?見なくて良かったよ。ほんと。
なんていう僕は、いつもの短パンにTシャツ。
全くクリスマスって意識してないけど、僕でもクリスマスぐらいはサンタさん・・・
居ないのは分かってるけど、プレゼントが欲しかったんだ。
誰もくれる訳ないので、せめて朝早くに起きて葛城家から脱出する手はずだったのに。
さんざんお世辞を言って、仕方なく朝ご飯の用意。
お祭り事が大好きなタイプって結構困るんだよな。
二人とも、いつも目覚めが悪いのに、こういう時だけ朝早く起きて我慢できずに行動しちゃうし。
夕食はディナー食べに行くのよん。って、拳つくって力説したのはミサトさん。
そう言えば、昨日酔ってイヴは恋人達がうざいから外に出たくないって愚痴ってたな。
僕が行きたくない一心で、僕正装の服持ってませんって言ったら、じゃあ買いに行きましょうの一言。
スーツの赤島へ行ったんだけれども、なぜかドレス姿のミサトさん。と、アスカ。
僕はラフな格好な訳で、脇を固める二人があまりにもセレブっぽいので店員の応対が真剣なのが笑えた。
とりあえず、僕は店員さんに任せようとしたら、二人が勝手に自分好みのスーツとネクタイ持ってきて、
僕に着させてくるし・・・
ミサトさんが選んだ紺色のスーツとアスカの選んだ赤いネクタイ、そして僕が選んだ薄い灰色のカッターで
見栄えが出来る様な、組み合わせができた。
なんか二人とも、自分に対する美的感覚はまともらしいけど、人の為に選ぶのは下手糞だよな。
やっぱ、性格が影響してるんだろうって思って、笑っちゃった。
その後は家に帰るかと思ったら、そのまま店でスーツに着替えさせられちゃったんだ。
真昼間からドレスにスーツで、なおかつ車の中。
僕はアスカと後部座席に乗ってるんだけど、アスカの足が気になっちゃって外見るしかないんだよなぁ・・・
それでも、アスカはいろいろと話しかけてくるから、アスカの方を向かなくちゃならない訳で
本当に僕ってむっつりっていうか何と言うか。
ミサトさんによれば、第2新東京市にいいレストランがあるらしいんだけど、
わざわざ車で行かなくてもいいのに・・・ミサトさんお酒飲むのに・・・って思ったけど、
そこはあえて何も言わない。
だって、僕が口出しするといつもいい結果にならないんだもの。
早く着きそうだからっていう事でコンビニに立ち寄った。
今日は確かにクリスマスだけれども、昼間から刺激的な格好をした女性が二人店内に入ってきた事で
コンビニの中の男達の視線はミサトとアスカに釘付けになっていた。
当の二人はその視線に気にせず、雑誌を立ち読み。
僕はコーヒーだけを買うと、そそくさと車内に乗り込んだ。あの二人、羞恥心っていう物がないのかな?
どれぐらい時間が経っただろうか。僕は気づいたら、車内で横になって眠っていた。
ガタガタって定期的に揺れる事からもうミサトさんとアスカは戻って、道路を走行しているってのは
分かったけど僕は不可思議な気分に陥ってたんだ。
右耳側が何かほんのり温かくて柔らかい物を枕にしてるようだ。
少し頬を摺り寄せてみるとすべすべとしてて気持ちよかったけど、次の瞬間目を開いてみたんだ。
横になったまま視線を下げると、そこにはアスカの生足があった。
僕は、恥ずかしさで飛び起きて何か叫んでたと思う。
そして、ミサトさんの笑い声。アスカは、アンタがあんまり気持ちよく寝てるものだから、
起こすのが可哀相になったのよ。って控えめに答えた。
そこはちょっと慌て気味に話すのがアスカだろ!って突っ込みたかった。
でも、僕はパニックでも的を得た発言をよくするらしく、
それなら、前の座席に座れば良かったじゃないか!!って言うと、アタシ後ろの方がいいのよって
これまた控えめに。
いつもと違うアスカの態度に僕は余計パニックになってた。
市内に着くまで、ミサトさんの笑い声が絶えなかった。多分、後押ししたのはミサトさんだろう。
今度、ミサトさんに出すお酒のおつまみを一品激辛にしてやる・・・
下道を通って第2新東京市まで来たものだからたっぷり3時間は経過した。
ちょうど6時っていう事で、レストランに言ったんだけど予約がないと入れないっていう
初歩的なミスをミサトさんは犯していた。
ネルフの作戦部長の癖に、こんな事忘れてるなんて・・・しかも、二人とも店員にかみ付かないでよ。
本当にこの二人には羞恥心なる物が必要だと悟る。
仕方ないので、ファミレスで夕食をとる事にした。
またまた皆の注目を集める。あまりの悔しさにミサトさんはビールを頼もうとしたけど、
僕とアスカが帰りの運転の事を心配して慌ててとめていた。
帰ってきたのは、午後11時。
なんて計画性のない一日だったんだろう・・・
I月クリスマス日→I月H日です。
今日の間に、大晦日、元旦も更新する予定です。
>コンビニの中の男達の視線はミサトとアスカに釘付けになっていた。
ミサトを本心では呼び捨てにしてるシンジ萌え
おつつつつ
wktk
I月I日
大晦日なのに、部屋の掃除をしないミサトさんに呆れつつも、僕は部屋の掃除をしたんだ。
アスカにも部屋の掃除を勧めたけど、はいはいというだけで大晦日の特番を見てる。
ああもう、本当にズボラなんだよな、あの二人。
リツコさんが来るという事で、簡単にリビングの整理と台所のゴミを出して、拭き掃除をしておいた。
僕たちは年明けてから初詣に行くらしいんだけど、リツコさんは本部で仕事があるらしい。
だから、年越しだけ一緒に過ごすんだけど・・・どうみてもミサトさんの仕事量が少ない気がする。
職務怠慢じゃないか、あの人って仕事いつしてんだろ??
とりあえず、昼までは掃除をして昼からは買い物。
どうやら二人とも家でテレビに夢中になっていて、外へ出る気はないらしい。
二人が作成した買ってくるものリストは合計3枚にもなった。
2枚はおつまみとお菓子でもう1枚はお酒のリストだった。てか、中学生に買いにいかすかのか。
お菓子とおつまみ、そして年越しソバ用にダシとネギ、かまぼこ、ソバ麺を購入。
流石にリスト上のお酒を買ったら重くて持って帰れないので、同じ系統のお酒は省いた。
それでも、両手が重たい・・・大晦日にどうしてこんな苦労しなきゃならないんだろ。
ミサトさんに文句は言われたけど、じゃあ買ってこればいいじゃないですかって言ったら、
やっと諦めてくれた。初詣行くのにそんなに酔っ払ってどうするつもりだったんだ?
午後19時。年越しソバを作り始めた。
その頃にはもうリツコさんも来ていて、リビングでミサトさんとお酒を飲んでいたんだけど、
途中でリツコさんに、本当にシンジ君は苦労してるわね。こんな家出て行った方がいいんじゃない?
って聞かれたけど、本心を言ったらミサトさんに何されるか分かったもんじゃないし
アスカにも多分どうしてよ?って問い詰められそうだし。
僕はなるべくあたりさわりのないように、でも行くところないですからって言うと、
ミサトさんはやっぱりシンちゃんはここに居たいのよって自己完結してた。
そして、当然の如くリツコさんの口から出た言葉。
苦労してるわね、本当に。
全くです。僕の人生は、このままあの二人に吸い取られるんだろう。
というか、さっきからアスカの声がしないなと思ったら、アスカはクッションを枕にして寝ていた。
本当に寝顔だけはかわいいんだよな。
年越しソバが4人分出来上がったので、リビングの方へ持っていく。
それからは、アスカを起こしてずるずると麺をすすった。
その後、僕は食事の後片付けに追われ、アスカはテレビに食いつき、
ミサトさんとリツコさんは30過ぎをどう生き抜くかっていう深刻な話をしながら。
後片付けした後は、僕もゆったりお茶を飲めて嬉しかった。
今年最後はゆっくりできて本当に助かったよ。
とりあえず、今年はいろいろあったけどなんだかんだ言って、楽しかったよなぁ。
ちなみに後30分ぐらいで年が明ける。
早く戻らないと、カウンタダウンに遅れちゃうな!
っていう事で今年最後の日記。来年も頑張って書かなくちゃ。
GJですぅヽ(´∀`*)ノ
I月J日
新年の挨拶を交わしてから、リツコさんは本部へと帰っていった。
僕達はというと、初詣のために神社に向かうのに用意をし始めたんだ。
ミサトさんが着物を着るのに手間が掛かり、新年早々っていう事にはいかなくなった。
アスカも着物を着たいとは言っていたけど、着る手順のめんどくささと帯をつけた後の
お腹周りが締め付けられる感じが嫌いだって言ってた。
しかし、ミサトさん帯つけ出来たんだ。
てっきりボタンで簡単につけられる帯だと思ってたし。
お参りには、第4使徒と戦って飛ばされた山にあった神社へと行った。
階段がとてつもなく長くて、途中で息切れしちゃったけどそれでも上に着いたら達成感があった。
早速、お賽銭を投げ込んで今年一年の祈願をしたんだ。
今年もいい年でありますようにってね。
帰りも長い階段だとうんざりしたけど、帰りの車の中でぐっすり寝られたから疲れは取れていた。
今は、午前6時。
とりあえず、3人とも眠たくなったのでそれぞれの部屋に戻っている。
どうせ、昼頃には起きて料理をしないといけないので今の内に日記を書いておく。
ああ、でもネルフ新年会が2日に控えてるんだよなぁ・・・
ちょっと恐いや。
オッテュ
一言だけ…
すげぇよ。
新年会…悲劇再来の悪寒…
神よ。
やっぱ太郎氏は良いね。GJ。
まだかなぁ
このスレが一番好き。
ていうか太郎氏が今の書き手の中で一番好き。
>>548 他と比較するような誉めかたしちゃ駄目だぞ〜い。
そろそろ新年会の季節ですね
アスカのふともも枕いいなぁ
ぐれいと
I月K日
ネルフ新年会から帰ってきた。
本当は、日記なんて書かずにそのまま眠りたかった・・・
料亭で宴会場を借り切ってとり行われた新年会だけど、今年は作戦部が一切を取り仕切るという事で
嫌な感じはしてたけど、その予想は見事に命中したんだ。
宴会芸を仕込んで、各自発表なんて聞いてないよ!ミサトさん・・・
僕はこれが半ば仕組まれていた事とは解っていたけどさ。
どうせ、僕をミサトさんの思い通りに芸をさせて、面白がりたかったんでしょ。
本当に三十路間近のあまりものめ。と、日記のだけでも虚勢を張っておく。
とりあえず、本年もよろしくみたいなミサトさんの乾杯の音頭から始まって、
皆がほろ酔いになった所で宴会芸の披露となったんだ。
トップバッターは、父さん。
何をするのかと思ったら、地味な手品。
ケースに入れたコインが増える奴とか、トランプのカード系のマジック。
父さん、それってお店で買ってきた奴じゃないか・・・これは僕以外も思ったはずだ。
だけど、皆父さんのマジックが終わった後は拍手喝采。
それに満更でもない父さんの鼻笑いが、情けなかったよ。
続いて、青葉さんのギターテクニック。
そこで宴会場の端っこに置いてあるアンプの意味がようやく分かったんだ。
青葉さんは、艶かしく手を動かしたりアクロバティックな体勢から弾いたり、
最終的には歯で演奏していた。
凄かったけど、最終的には自分の世界にどっぷり浸かってたよね・・・
そして、マヤさんリツコさん、アスカの順にカラオケ。
ずるいや!三人とも。カラオケでいいなら、僕にでも・・・無理か。
だって、僕がよく聞くのって女性シンガーばっかりだからなぁ、あんまり歌える曲ないんだよな。
マヤさんは、アイドル歌手が歌いそうな曲。
リツコさんは、演歌。恨みぶし〜って歌ってて、会場はちょっとテンションが落ちたけど、
二人ともとても上手かったんだ。
だけど、アスカが歌った洋楽の様なものが・・・
いや、アレなんて歌ってたんだろ。本人はとても感情をこめて歌ってたみたいだけど、
音痴だから聞いてる僕らが疲れたんだよなぁ。
綾波は・・・これには、ちょっと驚いた。綾波の違った一面が見つかったから。
早口言葉をもの凄い勢いで言っていた。これには、僕らも言葉が無くなって、あっけにとられるだけだったけど
綾波が席に座った後、もの凄い拍手が巻き起こっていた。
それを恨めしそうに見つめるアスカが何とも可哀相だったけど。
拍手なかったし。
冬月さんは、父さんの真似をしていた。
それが自分でサングラスを持ち出す徹底さなんだ。
流石、父さんの近くに居るだけあって、その物真似は本人の領域に達していた。
勿論、周りからは笑いが漏れる。
僕には、冬月さんが受けたのが不服だったのか、ビールを何杯も飲む父さんが面白かったけどね。
加持さんは、遅れてくるらしかった。
あの人こういう時だけは逃げるんだよなぁ・・・
楽しい時間が過ぎてたけど、そこで冷酷な現実に気づく。
マイクを持って嬉しそうなミサトさんが僕の方を指差して、次シンジ君なんて言った。
僕はすっかり忘れていたので、何もなかった。
そして、ミサトさんが思いついたように僕に言ったんだ。
じゃあ、私と野球拳しましょう。負けたら一枚ずつ脱ぐのよ。
途端に巻き起こる、男女の歓声。
そして、始まる野球拳。案の定、僕はブリーフ一枚にされたんだ。
ミサトさんジャンケン強すぎるんだよなぁ・・・家事の当番も決めるときもほとんど勝てなかったし。
僕が脱がせたのはミサトさんのジャケットのみ。
つまり1回しか勝ってなかったんだ。そして、予想のごとく負ける。
ミサトさんは脱げ!っていうし、父さんはシンジ・・・男に二言はない。って、アンタ酔ってるでしょ!
そして、女性陣からは歓声が聞こえた。
どうしても、僕は脱ぐのが嫌だとミサトさんに懇願したら、それじゃあ女装で許してあげましょ♪
なんて言いながら、ミニのスカートとキャミソールを持ち出してきた。
ミサトさん、最初からそこまで予想して・・・って怒りたくなってきたけど、
負けたのだから仕方なくトイレで着替える。
しかも、サイズがぴったりな訳で余計に怒りを覚えちゃった。
トイレで着替えた後は、別室でミサトさんに化粧され、カツラを被らされる。
作戦部の作戦部長の肩書きは伊達じゃないって事か。
なんかスカートって股がスーッとして落ち着かないし、肩の辺りもスーッとして何か気持ち悪いんだ。
女の人ってこんなの履いて、人の目が気にならないのかな?
そして、僕の事なのに何かソワソワしているミサトさん。
たっぷり30分掛かった後、宴会場に戻ってきたんだ。そして、入った瞬間
巻き上がる歓声。
男の人は、嘘だろ!アレがシンジ君か!!やばい!!!なんて、人事言ってるし
女の人は、きゃあー!シンジ君ってやっぱり線が細いから女装しても似合うと思ってたのよ。
なんて、両方喜んでたのが恐かったよ。
アスカなんて、目が点になってたし。
綾波は顔からは動揺が分からなかったけど、お箸を取り落としてたところから驚いてるっていうのが
分かったんだ。
そして、男の人からは晩酌してくれなんて冷やかしがくるし、お尻触られるし・・・
それに僕の反応が女らしいって言って、なんか恐い顔している人もいるし。
女の人は僕の女装を写真に収めたり、携帯の動画機能を使って録画してたり・・・
父さんと冬月さんに至っては、なぜか顔を赤らめて僕を自分達の横に置きたがったり、
いきなり喧嘩を始めちゃったりしてさ。
シンジは私の息子だ。渡さんぞ、冬月・・・って父さんキャラ違うよ。
その間に加持さんとミサトさんに呼ばれて、本当にシンちゃんって女の子っぽいでしょ?
だから、女装させたらかなりの美人になるって言ったでしょ?とミサトさん。
加持さんアンタいつ来たんだ!って言いたかったけど。
その前に二人の会話のせいで女装させられた事に腹が立ったんだ。
そんなこんなで、僕はそこら中に呼び出されて、足が疲れちゃった。
帰りには、アスカに女装好きの変態サードチルドレンってやけに長いあだ名付けられるし、
綾波からは女装した碇くんも素敵・・・なんていわれるし、
極めつけは、シンちゃんのおかげで私の芸披露がおじゃんになって良かったわ。
考えてなかったのよね〜なんていうカミングアウト。
本当になんていうのかな・・・僕って究極のやられキャラだよな。
今日は枕を涙で濡らそう・・・それが唯一僕にできる事なんだから・・・
あ、日向さん忘れちゃった。
お酒弱いのに、いっきをミサトさんにさせられて
振りかえそうと何度も試みたけど、ことごとく失敗。
5回も一気飲みさせられて、のびたっていう事にしておいて下さいm(_ _)m
太郎乙www
青葉すげええええええええええええええwwwww歯ってジミヘンですか?wwwww
シンジの女装もなんつーかwwwwwイイwwww
雪の多い地方の人、お疲れ様です。
つらいでしょうが身体には気をつけてくださいね。
シンジきゅんの女装でごはん五杯はかるくいける
歯wwwwwww
青葉はアンジェロ先生の弟子
スバラシィ…
↑千石さん?
各キャラの性格を良く描いてるもんだ。
歯で演奏ってテラワロスwww
神GJ!
太郎乙
青葉、そこは最後にギター燃やさないかんぞw
ジミヘンオッテュ
I月L日
アスカの夢を見てしまった。
夢の中では、おしとやかに笑っているアスカに新鮮さを覚えて、
そのまま恋に陥ってしまって、二人で駆け落ちするっていうベタな夢だったけど
なぜか起きたときには夢の内容を鮮明に覚えていて、胸がドキドキしてたんだ。
夢っていうのは、その人の願望が強く出るとは聞いたけど・・・
僕の願望はおしとやかなアスカを望んでいるのか。しかも、駆け落ちしてまでって。
そこまで考えて、僕はすごく恥ずかしくなってしまった。
頭の中にアスカが一杯映し出され、夢の内容ばっかり考えてしまうし。
それまであまり好きではなかった人も、その人に恋する夢を見ることで
急に好きになったりとかいう事は稀ではないらしい。
僕の場合、すくならからずアスカには好意があったわけで・・・
それが相乗効果となって、降りかかってくるんだもんなぁ。
だけど、僕が寝転んでテレビ情報誌を読んでいる所にアスカが何読んでるの?って
いっしょに寝転んできた時、髪の毛が僕の首にスルリと触ったとき、大声出しちゃったんだよなぁ。
しかも、駄目だって!本当にそれだけは!!
ってしどろもどろになりながら意味解らない事も。
アスカは僕はびっくりした所からスケベな雑誌だと思ったらしくて、アンタまたやらしい事考えてたでしょ?
って睨まれて、そこでまた僕が勘違いしちゃってさ
べ、別にアスカで変な事考えてたわけじゃないって!!
なんて口走っちゃって。つくづく、僕って言い訳下手だよな。
んで、アスカが驚いたような恥ずかしいような顔で、この変態!って言って、プロレス技かけてきたんだ。
いつもは痛さだけ感じるんだけど、アスカに対して敏感になっている僕には
足と足を絡めたりする関節技でちょっと快感を感じちゃってたり・・・いや、変態じゃない。
これだけははっきりと言っておく。
それでもって、いつもなら痛がってすぐにギブアップする僕があまり痛がってなく、
尚且つ顔が赤くなっているのを見て、アンタ風邪なんじゃないの?早く言いなさいよ!
とか早合点しちゃって、そのまま僕の部屋に連れて行かれて、ベッドに寝かされた。
惜しいような気分だったけど、プロレス技で感じてるって思われなくて本当に良かった。
その後、弁解しようと思ったけどアンタは寝てなさい!後はアタシがやるから。
と、なんだかお母さんみたく。そこで、また僕はアスカの意外な部分を見られて、嬉しかったり。
ミサトさんのブランデー用の氷を砕かず、そのまま氷枕の中に入れてきた時は
おでこが痛かったけど、たまにはこんなのもいいかなって思ったんだ。
何処で覚えたのは解らないけど、ビールに生卵入れてきた時はすごく驚いたんだけどね。
作り方間違っているっていうか・・・なんていうか。
とりあえず、アスカもご飯食べてきなよ。僕が料理作れないから、コンビニに行かなくちゃならないけど。
って言いながら、アスカを追い出して日記を書いている訳。
今はアスカに対して、変にドキドキしない。
やっぱり、夢っていうのは持続しないものなのかな?
あんな変な気分が毎日続いたら、僕はストレスで死んじゃいそうだし。
でも、ちょっぴりアスカの株が上がった・・・っとでも言っておこう。
アスカが夕食は僕の部屋で食べるらしいから、これぐらいで。
i _.,,,,.,.. リ,;;;;;;:: ;;;;;:: ;;;;; ::;;;;;; \ |! 人 从
i | .;';;;;゙;;゙;ミミ ) (彡ノり/リノ" ミ;;;;;;,,,.. ゝ |! ) あ (
i| |i i;;;;;;;;;;;;;rj );;; ヾ、;;;;...__,, );;;;;;;; ヾ ) お ( オレの日記最高!!
i| |.i ':;;;;;;;;;;' j. i:::) ` ;;ー--、` 〈;;;;;;;::;;; i ) お (
i| i i ;'.⌒''~゙,.. `⌒'ヽ.i i::/ ^:::::::.. i ,ll/ニi ;; l ) / (
l| | i ;i::! ..;ノ ::;.... i )i l ヾヽ'' ゚ ))ノ;; / ) っ (
l | i. `i ::: : .::: :| 'ノ | | iにニ`i, (_/i;;; | ) !! (
| i. | ::. .:: ::l / || ! `ー‐'" / ゞ:l つ (⌒
,-‐‐! ::;: ::|i_.,-||、 ! " ̄ ,,,. /,; ミi |l
. i, `';:〉 ....;:::::.. ..:::゙ |.|i ヾ二--;‐' ,;; ,; ミ ||i i|
\.i'´゙゙"' ;:: '''゙゙"'; ,,l | _|彡" ,' ; /' ̄^ ̄''''\||
ヾ_,;;;i!、._ _,;..-' .-'" 〈 ; /
太郎の日記の中では1,2番にLAS風味だぜGJ!
LASさいこぉ〜!!
卵酒www
卵酒→たまござけ→らんしゅ→らす→LAS
ウィットに富んでますね太郎さん。
な、なんだってー(AAry
「シンジ君……」
車に乗り込もうとしたとき、ミサトさんが不意に呼んだ。
「えっ、あ……君達……」
ミサトさんの視線の先を振り返ると、トウジとケンスケがいた。
「どうしてここに……?」
「う……」と、トウジは何故か困った顔をした。
「そうだ、そもそもなんで授業さぼってまで碇のとこに来たんだ?」
隣にいたケンスケも訊いた。
「え〜〜い! ゴチャゴチャぬかすな〜〜!! 碇! ワシを殴れ!!」
「はァ?」何を言い出すんだ急に?
「なんも知らんのにおまえのことどついたしな。その上命まで助けてもろて……。
このまま借り作ったままやと気色悪いし、これでチャラにしよや! さ……はよ殴れや」
呆れた……。要するに謝りたいってことか。
「……じゃあ一発だけ」
「おう! 手加減なしやぞ」と言ってトウジは腕を組んで居直った。
無抵抗に構えられても殴りづらい。
「やっぱやめた」
「なんでやぁ!?」
肩透かしを食らったように脱力したトウジが訊いてきた。
「君には貸を作ったままにしておくよ。そのほうがおもしろいから」
「オノレというやつはホンマに根性ババ色やのォ! まてぇ! その根性たたき直したる!!」
納得いかないという様子でトウジが追いかけてきた、でも本気で怒っている様子じゃない。
形はどうあれ、彼は謝り僕は許したんだ。鬼ごっこのような追いかけっこになって僕らははしゃいだ。
同級生とこんな風にじゃれあったのは随分久しぶりだった。
「シンジ君って、あーゆー顔して笑うんだ」
本部に着くとミサトさんが話し掛けてきた。
「え……? なんのことです?」
「いや〜〜、考えてみたら笑顔見たの初めてかなーって。けっこーかわいらしくて以外――って感じ」
と言ってミサトさんは肘で僕の肩を小突いてきた。
「もーっ……からかわないでくださいよ」
ミサトさんのからかいにまいっていると、いつの間にか目の前に人が立っていた。――綾波レイだった。
「やめたんじゃ……なかったのね……」
「あ……うん。結局もどって来たんだ」
「あたしでも初号機動かせるのに……」
すれ違いになりながら会話したが、彼女はとてもそっけなかった。
「僕嫌われえてるのかな……」
「まさか、彼女は誰にでもああなのよ。レイの笑顔こそ本当に誰も見たことないわ」
笑顔を誰も見たことがない……誰にも見せたことがない……笑ったことがない?
そんなことって……そんな人間なんているんだろうか?
ミサトさんやリツコさんたちと、この前使徒を倒した現場に連れられた。
そこはビルの解体現場のようで、重機が使徒の残骸を崩していた。
「これが……僕が倒した使徒……」
それに動いていた時の面影はなく、コンクリートの塊のようだった。
使徒ってなんなんだろう……。なんでこの町を襲ってくるんだろう……。
なんでエヴァにしか倒せないんだろう……。なんでエヴァには僕や綾波にしか動かせないんだろう……。
そんな事を使徒のむくろを見ながら考えていると、向こうから父さんが冬月さんや、
作業着を着た人を引き連れてやってくるのが見えて、思わず物陰に身を隠した。
――くそ……なんで父さんからコソコソ隠れなきゃならないんだろ。
僕が戻って来ても、それが当然のように何も言ってはこない――小言ですら。なぜ?
僕とは話す勝ちもないってこと?
そう問いかけるように父さんの背中を見ていると、後ろに組んだ父さんの両手のてのひらが、
ひどくただれていることに気づいた。火傷……?
「何見てんの? シンちゃん」
不意に後ろからミサトさんが肩をつかんで言った。
「お……驚かさないでくださいよ――もうっ……」
「なによ。勝手に驚いたんでしょーが。はーん……お父さん見てたの? 熱い目で……」
またからかうように意地悪な目をしてミサトさんは言った。
「そんなんじゃないです。あの……父さん手に火傷してるようだから……」
「ヤケド? ねーリツコォ、なんか知ってる? 司令の手のヤケドのこと」
ミサトさんは振り返ってリツコさんに訊いた。
「あなた達がまだここに来る前……起動実験中に零号機が暴走したの。聞いたことあるでしょ?」
「あ……はい……」
綾波の怪我はその実験のときのものだったらしい。よっぽど大変な事故だったんだろう。
「碇司令が……レイを助け出したのよ。加熱したハッチを素手でこじ開けてね……。
てのひらの火傷はその時のものよ」
あの父さんが綾波を助けた……? そんなにまでして……。綾波っていったいなんなんだ?
綾波レイ――14歳。
マルドゥック機関の報告書によって選ばれた最初の被験者――ファースト・チルドレン――
エヴァンゲリオン試作零号機専属パイロット。
過去の経歴は白紙――すべて抹消済み。
昨日ミサトさんに聞いた綾波のファイル……。
「碇ィ……なに熱心な目ェして見てんねん?」
過去を抹消だなんて、なんかワケがあるのかな……。
「センセも案外スケベエやな〜〜。タンパクそうな顔しとるくせに……」
体育の授業中、校庭の端の階段に座って、水泳の授業でプールサイドに座っている綾波を
三つ目ながら考えた。
「誰見とんのや? 洞木か? おっ綾波きゃ? おたくシブい趣味やねえ」
さっきからトウジがうっとうしい……。と思ったら綾波がこっちを向いた。
とっさにトウジの鼻に指を突っ込んだ。でも綾波は笑わない……。
次いでトウジの手首をつかんで踊って見せた。
「やだ〜〜見てェ〜〜〜鈴原のあの顔〜〜〜〜〜〜っ! サルよ! サル!」
「碇くんたら意外とオチャメェ〜」
ほかの女子は腹を抱えて大笑いを始めたけど、綾波はやっぱり笑わなかった。
「こりゃあ! なにさらすんじゃあ!!」
あいつ……ひょっとしてロボットかなんかじゃ……そんなワケないか。
「碇っ! こっち向かんかいっ!!」
「あっ今ので貸し借りなしにしよう!」
「んなっ……!?」
シンクロテストを終えてプラグから出ると、同じように零号機から降りた綾波のと父さんが、
何か話しているのが見えた。その顔は、僕の見たことのない穏やかな表情をしていた。
晩御飯を食べながら考えた。父さんは僕の前では絶対にあんな表情はしない……。
綾波って父さんにとって何なんだろう。それに……零号機起動実験の失敗の原因――リツコさんはパイロット自身の突発的な感情の変化によるものだと言っていたけど、あの無表情な綾波がなぜ……
「シンジく〜〜ん」
ミサトさんが極端に裾の短いハーフパンツと、大きくお腹の開いて袖のないシャツという
目のやり場に困るような格好で、頭をタオルで拭きながらお風呂場から出てきた。
「ミサトさん……またそんなカッコで……」
「いいじゃん、暑いんだから――それよりこれ。本チャンのセキュリティーカード」
と言ってカードを手渡された。
「あ……どうも」
「あと、これもね。レイの更新カードリツコのやつ、渡すの忘れちゃっててさ。悪いけど明日、
本部に行く前に彼女のとこに届けてくれない?」
僕のに続けて綾波のカードも渡された。
「え……僕がですか?」ちょうど綾波のことを考えている時だったので、ちょっと戸惑った。
「あー何うろたえてんの? 赤くなっちゃって」
「えっ!?」
戸惑いが顔に出たらしく、またミサトさんは僕のことをからかってきた。
「あらやだっ、ひょっとしてシンちゃん……レイのことォ……ソウダッタノ?」
「そ……そんなんじゃないですよ!! 僕はただ彼女のことあまり知らないから……ソノ……
からかわないで下さい!!」
思わず必死に否定した。でも……彼女のことがとても気になるのは確かで、これはいいチャンスだと思えた。
綾波の家は町のはずれの集団住宅地だった、古いアパートが鏡を合わせたようにいくつも並んでいる、
しかし人気はまったくない。並んで建つアパートに沿って伸びる道路のアスファルトはひびだらけで、
まるでゴーストタウンだ。遠くから聞こえる工事の音だけが静寂を破っていた。
こんなところにひとりで住んでいるのか――と、綾波の部屋の前で表札を確認しながら思った。
呼び鈴を押したが鳴らない……何度も押してみたが鳴らない、壊れているようだ。仕方無く部屋に入ろうと、
ドアノブに手をかけた、驚いたことにカギもかかっていない。思わず生唾を飲んだ、
あの綾波の部屋がどんな風なのか全然検討が付かない。未知の世界に足を踏み入れる心境だった。
「ごめんください……」と言って恐る恐るなかを覗いた。
「あの……碇だけど……」返事が無い。
「綾波? いないの?」彼女の姿を求めて奥まで進んだ。
部屋の中は……殺風景だった。カーテンが閉めきられて薄暗く
、綾波のあの無表情を表したかのような何も飾りの無い部屋で、どこか冷たい感じがした。
ハンガーにも掛けずにベットの上に脱ぎ捨てられている制服。椅子の背に掛けられた靴下。
小さな冷蔵庫の上に無造作に並べられたビーカーや薬の瓶。その脇のダンボールに捨てられた
血の滲んだ包帯――と目線を流していると、棚の上に置いてある眼鏡に気が付いた。
彼女はいつも眼鏡など掛けていないので、気になって手にとってみた。レンズが割れている、
これじゃ使い物にならないだろう。さらによく見ると、アームの内側に文字が彫られている事に気づいた。
『G.IKARI』
父さんの眼鏡なのか? 思いもよらないことに驚いていると、背後で物音がした。振り返ってみると、
一瞬そこに裸のマネキンが突っ立っているように見えたが、実際にはそれは裸の綾波レイだった。
「ほゎあああっ!?」あまりの事態に大声で悲鳴を上げてしまった。
裸が――綾波が迫ってきて、殺されるかと思って怯んだ。
「ご…ごめん……あ…あの…えっと…僕っ」
心臓が爆発しそうな勢いで鼓動する。
「ごめん! 僕何に見てないからっ!」
あわててその場から脱出しようとしたら、あろうことか綾波と足が引っかかってしまい、
あお向けになる綾波に馬乗りになるような形になってしまった。
綾波の顔を見下ろした、そうしていると……何故だかとても気持ちのよい気持ちに心が満たされ、
血が下半身の一部に急激に集まるのを感じた。いつまでも……ずっとこうしていたいように思った。
「はっ! ご……ごめんっ。わざとじゃないんだ……」
我に返ってとんでもない状況に陥っている自分に気が付いた。
「何のよう?」
「え?」
彼女の第一声もまた思いもよらないことだった。
「あ……僕は……その…カードが……カードを……新しくなったから届けてくれって……
ミサトさんに頼まれて……チャイム押しても壊れてるみたいだったし……ドアの……カギが……」
彼女に背を向けて、われながら情けないくらいしどろもどろになりつつ答えた。
「じゃ、カードそこに置いといて……」
目の前が真っ暗になった、声からは分からないが、怒っているに違いない。
「ごめん……」
絶望的な気持ちで綾波のIDカードを机の上に置き、部屋を出た。
アパートを出て、気持ちを落ち着かせるために自販機で冷たいお茶を買って飲んだが、無駄だった。
まずった……思いっきり嫌われただろう。綾波のことをもっと知りたかったのに……もうダメだ……。
そう考えていると綾波が降りてきた。
「あ……」
あんな事があったのに、綾波はいつものように無表情だ。
「綾波っ」
綾波は僕などそこにいないかのように無視して通り過ぎたが、あわてて後を追った。
「――本部に行くんだよね? ちょっと待ってよ」なにか喋らなきゃ。
追いかけてモノレールの同じ車両に乗ったが、結局何も話しかけられなかった。
もうこれ以上嫌われようがないだろう……そう思うとかえって気が楽になって、
モノレールを降りて実験場に向かって歩いている途中でやっと話しかけることができた。
「今日……零号機との再起動実験だよね?」
あたりさわりのないことを訊いたつもりだった。
「……綾波は怖くないの?」
「――何が?」
「何がって……その……エヴェに乗るのが……」
そんなの決まっているじゃないか。
「あなたは怖いの?」
怖いと言う様子がない彼女に、臆病と思われるかもしれなくてためらったが、正直に答えた。
「そりゃ……怖いよ。怖くないっていうほうがおかしいんじゃない?」
「お父さんの仕事が信じられないの?」
なんでそんなことを訊くんだ――一番訊かれたくない事を、一番訊かれたくない人に訊かれた気がした。
「信じられるわけないよ……あんな父親なんて」
そう答えると、綾波は顔を振り向かせてこう言った。
「私は信じてるわ。私が信じているのは、この世で碇司令だけ」
そして前を向きなおして行ってしまった。
今……少し笑って……た?
綾波の日記スレとシンクロテスト
LASの人スマソ
つか原作コピペかと思った。
貞版コピペ
取り敢えず日付だけは入れてくれ。
>>587-588 いぇs
同じ一日の日記を2人のキャラで書いてシンクロさせたら面白いかも、
って考えたんだけど、そうするとベースになるある日に起きた出来事を
しっかりと用意しないといけないんで、実験的に貞版のシーンでやってみました。
このシーンを選んだのは、レイとシンジの心境の変化が親の関心を取り合う兄妹みたいで
可愛らしかったからなんだけど、LAS寄りのこのスレじゃまずかったかな。
>>589 オリジナルで書くときはできるだけそうする。
日記スレといっても一人称のSSスレになっているから、
あんまり必要性を感じないんだけど。
つまらん
>>590 >日記スレといっても一人称のSSスレになっているから、
始めから一人称のSSを書くのと、結果として一人称のSSになったのとでは違うだろが。
593 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/01/21(土) 17:46:51 ID:aXuqbZ0I
age
つまんない
ごめんね、太郎さんのネタ見ればうpったところでウケやしないのはわかってたよ。
そういうレベルではない…
>>590 >オリジナルで書くときはできるだけそうする。
>日記スレといっても一人称のSSスレになっているから、
>あんまり必要性を感じないんだけど。
あんた自分で日記書いたことあるの?
精神的オナニーなら他でやってください(;><)
モチツケ 過剰反応し過ぎ
誰だよ貞スレに張ったアホ
太郎さんのお陰でエヴァが更に好きになれました。更新は気楽にやってください。
次の話を楽しみにしています。
太郎やい
すいません。
最近、仕事が忙しくなってきて書けないでいます。
近日中に投下予定なのでm(_ _)m
その時は、できる限り投下したいと思います。
太郎さんファイトo(^-^)o
お〜お〜おー!
太郎まってるぞ〜
I月M日
最近は何事もなく、日々の生活をこなしている僕だけど
あまりにも書く内容に困ったので、僕の中で印象が薄い人を観察してみようと思う。
今日のターゲットは青葉さん。
毎朝、カジュアルな服装でやってきて、必ず背中にはギターを背負っている。
青葉さんの直属の上司は冬月さんなんだけど、なんていうかこの人も印象が薄くて
あまり話したことないし、ミサトさんの青葉さんの事を聞いてみた。
暇な時間は、いつもエア・ギターしてるわねぇ・・・
ああ、それと音楽を聴いている時の青葉くんは一種のトランス状態に陥ってるわ。
話しかけても全然聞いてないみたいだし、気づいてから恥ずかしそうにするなら
いっその事それ止めてくれない?って思うのよねぇ。
リツコさんにも話を聞いてみた。
礼儀はいいのよね・・・あんな全時代のロックバンドの髪型してる割には。
キザではないんだけど、あの髪かきあげる癖が私的にはマイナスポイントね。
・・・っていうか、リツコさん結構青葉さんの事見てたんですね。
あの人男の人に興味なさそうにしてても、ちゃんと観察とかしてたんだ。
最後は、青葉さんに話を聞いてみた。
青葉さんって音楽好きなんですね?いつも、ギター持ってきてるし。
しかし、話しかけたのが間違ってた。
ああ、俺大学時代はバンドやってたからな。っていう話から、自分の尊敬するアーティストやギタリスト、
果てまでは自分の甘酸っぱい恋愛話・・・しかも、その話からすぐに音楽関連の話題に
逆戻りして、小一時間も話を聞かされた。
青葉さんのイメージが固まった。この人は、つっぱしる人だって事・・・。ああ、疲れた。
お、おぉ来てたのか太朗…じゅる…おっとすまねぇ、きた、期待してるぜ…
なんかシンジ活動的だなw
いいぞ太郎!太郎!ウルトラマン太郎!更新期待ageだぜ!!
頑張れ甘栗太郎!
スレと関係ない甘栗太郎のことなんだけどさぁ
甘 栗太郎
なのか
甘栗 太郎 気になるんだよねー
>>610 えっちな感じがしない 甘栗 太郎の方がいいと思います(´・ω・`)
( ´∀`)σ)∀`)
頑張れ甘栗太郎!
甘噛み栗太郎
どうした甘栗太郎
そういや今更だが終末日記のエピローグってどうなったんだ?
どっかにあがってんの?
617 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/11(土) 10:03:59 ID:9eTFW2La
保守
618 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/11(土) 11:07:36 ID:g4XjD0vO
*泣き言ばかりで、しかもアスカの体の上でシコシコやるド変態なんだ。(USA 男性)
*コイツはものすごいアホ。ひっきりなしに愚痴って、自分自身の心を決めることができない。
輪をかけてひどいのは、昏睡状態のアスカでマスかきを思い立って射精してしまうこと。
その後は世界を滅ぼすしなぁ。(カリフォルニア州 20歳 男性)
*伝説のメソメソの愚痴野郎。(USA 男性)
*フレイ(ガンダムSEED)の3倍はごねる。(モンタナ州 18歳 男性)
太郎がんばれ
∩___∩
| ノ _, ヽ
/ ─ ─ | 太郎様
| ////( _●_)//ミ 前スレから一気に読ませて頂きました!
彡、 |∪| ノヽ 本編の数百倍面白いですね。
/ヽ /⌒つ⊂⌒ヽ | 漫画化して欲しいくらいクマw
| / / k l | l
ヽ、_ノ ヽ,,ノ
書籍化はいつですか?太郎さん
太郎さん待ちです。一睡もしてません。
太郎さん待ちです。一睡はしてますが、待ってますね^^
太郎さん
I月M日
僕にとっては、バレンタイン・デーなんて苦痛でしかなかった。
それにミサトさんと同居が決まって、アスカも一緒に住むことになって
何度かはチョコを貰う想像をしたんだ。
だけど、その都度貰えなかった時の想像までしちゃって
結局バレンタイン・デーなんて無くなればいいのに!って結論に至ってた。
まぁ、ミサトさんぐらいなら同居人のよしみでくれそうだけどさ、
アスカなんて絶対無理だろうと高をくくってた。
しかし、そのアスカからチョコを貰ってしまった。
僕を家政婦だと思ってたり、男の腐ってるのだとか思ってたりしているアスカが
チョコをくれたんだ。しかも、結構力の入ったヤツ。
夕食後にもう望みはないのかと腹を括ってた時に、思い出したようにミサトさんから
あ、これ。モテないシンちゃんにプレゼント。あ、ホワイトデーはつまらない物でいいからね?
とか言いながら、売れ残りワゴンセールで買ったようなチョコを貰ったんだ。
それでも、僕は嬉しかったんだけど何か物足りない。
アスカは今日一日全く口聞いてくれないから、やっぱり今日の事気にして
僕を避けているのかと思ってた矢先、洗い物を終えて自分の部屋に戻ったら
机の上にポツーンとチョコが置いてあったんだ。
目を疑った。というか、最初チョコだとは微塵も思わなかったんだけどね。
包装を開けてから、チョコだと分かっても、誰か泥棒が入って間違って僕の机の上においていったんだ。
とか思ったりする始末。消去法で考えれば、すぐアスカがくれたって分かったんだろうけど
その可能性はないって思ってたから、信じられなかった。
だけど、それが事実だと知らせるものがもう一つあった。
アスカの手書きのカードが入ってたんだ。そこには、ただ一言。
食べないとコロスわよ。
そして、その後には読解不明なドイツ語らしき文字。
10分ぐらい、思考をフル回転させた後、僕は一気に幸せの絶頂に上り詰めたんだ。
多分、その時の顔は誰が見ても、バカ面だ。と言ったかもしれない。
アスカの部屋をノックした後、返事を待たずに開けて、
チョコありがとう!アスカにもらえないと思ってたからすごく嬉しいよ!!
と叫んだんだ。
だけど、アスカの部屋は電気が消えていて、寝ているのかなって思ったけど
何それ?ちゃんと、食べるのよ・・・そして、ホワイトデーとかにはお返しするのよ・・・
って、なんか元気無さそうだったけど、僕は嬉しかったので調子に乗って
このカード、やっぱアスカらしいよね!でも、後のドイツ語が読めないから今度意味調べておくね!!
と言った瞬間、寝ていたアスカが飛び起きてきた。
そして、僕の前に立つと慌てて僕にカードの在り処を聞いてきたんだ。
僕が自分の部屋の机の上にあるって言うと、急いで僕の部屋に入ってきて、カードを取ってきたんだ。
もう一度、僕の前に立った時、このカードは存在しなかった?いい?と
顔を真っ赤にして僕に聞いてきた。
僕は調子に乗ってたので、何?愛の告白でも書いてあったの?
とからかって言ってみたら、久々に顔面をグーパンチで殴った後、僕が手に持っているチョコを
奪い返そうと引っ張ってきた。
折角アスカから貰ったんだ!僕のものだ!!って言ったら、好きにしなさい!とか言って
部屋に戻っていった。アスカは、本当につかみ所ないなぁ・・・
よし、このチョコは保存しておいて、ミサトさんのチョコだけ食べようっと。
遅くなりましたが、恋人の三大イベントは外せないという事でバレンタイン物を。
2月はあまり時間がなく日記が書けませんでしたが、もうそろそろその時期も終わりそうです。
保守ありがとうございました。
自分が書いたものがこれほど期待されているとは思ってもなかったです。
本当に皆さん、ありがとうございますm(_ _)m
たろさんGJ!待ってたかいがあったよ。
しかし大事なのはわかるけどもらったんならちゃんと食べろよシンジww
萌えしぬわ・・w
太郎さん乙彼!
うっひゃぁぁぁぁ!!!
ぐっぐじょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぶぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
ネ申
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
オッテュ
シンジの性格だと確かに嬉しいものは何でも保存してそうだしなwww
>このカードは存在しなかった?いい?と 顔を真っ赤にして僕に聞いてきた。
アスカがカードに何を書いてたのか気になる漏れ。
そこは読者に想像させて悶えさせてやろうという太郎氏の技
『第三帝国の復活は近いぞ』
>>636 無難にich liebe dich…
だったら萌えスwwwwwww太郎GJGJGJGJGJGGJGJGJGJ
太郎さん太郎さん
GJ!
興奮age
>>636 何書いてあるか分かったらシンちゃんまた凹むとおもうよ。
トラトラトラ
I月N日
ケンスケのせいで波乱に満ちた一日だった。
昼休みにケンスケに呼び出されて屋上へ行ってみると、B組の霧島マナさんがそこに居たんだ。
僕の事は、当の昔に諦めてくれたんだと思ってたんだけどな・・・
すぐにその場を去ろうとする僕のシャツの襟を掴むケンスケに
今度女の子を紹介してもらうんだ!頼む、俺を助けると思って!!
と耳打ちされた。
僕が、いやだよ・・・だって、前に無理だって言ったんだ。と言うと、
あ〜あ、碇は綺麗なお姉さんと完璧な同級生・・・性格は抜いて、と同居してるんだもんなぁ。
そうだよなぁ・・・俺なんてさぁ・・・
なんて言うから、しぶしぶ霧島さんの元まで行く。
霧島さんは手すりに腕を乗せ、遠くの景色を見ていたから、最初僕には気づいてなかった。
というか、すごく気まずかったんだよなぁ・・・なんていうか。
でも、振り返った霧島さんの顔は凄く驚いたような嬉しいような感じで
あっ・・・来てくれたんだ。来てくれないと思ってた!よかったぁ。
なんて、喜んでるのを見るとちょっと心が落ち着いた。
話によると、欲しいCDがあるし買いに行くついでにデートしようとの事。
もうケンスケは居なくなってたから、断ろうとしたんだ。
そうすると、途端に表情を曇らせて顔に手を持っていくと俯いたんだ。
純情で一途な乙女の心を傷つけられちゃった。ううん、違う・・・私のバカ・・・私が悪いんだもんね。
って言いながら、泣き出しそうだから行く、行く!と返事しちゃったんだ。
その後、ホント!?と見上げた顔は、すっごい笑顔だった。
霧島さんはどうもミサトさんやアスカと同じ匂いがする・・・
しかも、一番断りにくい頼み方する分、あのミサトさんよりやり手かも。
怒られるよりも甘えられるよりも、一番泣かれるのが僕は苦手だ。
なんていうか、罪悪感を抱いちゃうんだよな。
女の涙は本当に武器だ。ミサトさんやアスカには覚えて欲しくない能力だな。
学校が終わって、そそくさと教室を出る。
いつも放課になると声を掛けて来るトウジやアスカと一緒に帰る約束をしない為だ。
事情を知っているケンスケのおかげでトウジはどうにかできたかも知れないが、
アスカだけはどうしようもない。
霧島さんは放課後、校門前で待ってて。なんて言ってたけど、アスカが恐くて待ってられないよ・・・
だから、校舎裏ぐらいから霧島さんが来るまで校門前を見張ってた。
本当に僕は気が小さいな・・・なんて実感しちゃったよ。
良かったことはアスカが委員長といっしょに喋りながら、帰っていったことだ。
これでバレる事はないって思った。・・・その考えが甘いんだけどね・・・
それから10分が経ったところで霧島さんが走って校門前に行くのが分かったので、僕もそこへ向かった。
ホームルームが長引いて遅れちゃった、ごめんね。
なんて、舌をチロッと出して謝ってくる姿を見て僕はちょっとドキッとした。
本当に僕の周りには普通の女性が居ないんだよ・・・変な耐性付いちゃってるよな、僕って。
とりあえず、市内の大型CDショップに行くとかで二人並んで駅へ向かった。
その途中でも僕は心配になって辺りを見回した。
僕は不安と期待が入り混じった心境だった・・・いや、圧倒的に不安が大きかった。
電車内では、霧島じゃなくってマナって呼んで。あ、さん付けも駄目だからね?
なんて、頬っぺたを突かれながら注意された。
普通の女の子と居るとこんなにドキドキするとは・・・ちょっと来て、良かったって思っちゃった。
話し上手な霧島さんのおかげで、僕の気まずさは何処かに吹っ飛んでた。
それと同時に警戒心もなくなってた訳だけど。
CDを買った後は、喉が渇いたしお腹が減っちゃったと霧島さんが言うので、ファーストフード店に入った。
セットメニューだけでは足りないのか追加でハンバーガーを頼む霧島さんには驚いた。
僕が太るんじゃないかな・・・って思っていると、
あ。今、こんなに食べてたら太るとか思ったでしょ?大丈夫。触ってみて、このお腹。
とか言いながら、僕の手を引っ張り、自分のお腹に当てた。
なんていうかやっぱり柔らかかった。
僕は、この行動には驚いた。びっくりして、手を離すとなぜか僕が謝った。
駄目だ・・・このタイプは苦手だ・・・と確信する。
そんな僕を、あはは。真っ赤になっちゃって・・・かわいい〜。っていう霧島さん・・・やり手だ・・・
そして、頼んだメニューの品が僕らのテーブルに運ばれてきた。
和やかに談笑した後に、ありがとうね。CD買いに付いて来てくれて・・・って寂しそうな顔に
一瞬なったけど、すぐに明るい顔でお詫びにポテト食べさせてあげるね?あーんして。
と、僕の口にポテトを持ってくる。
仕方ないので、僕があーんって言いながらポテトを食べようとした時、
偶然にも霧島さんの顔で隠れていた後ろの席の人と目が合った。
青い眼。金髪。それはどうみてもアスカだった。しかも、僕を睨んでたし・・・
あーんのまま、表情が固まる僕。多分、恥ずかしさと嬉しさでニヤついていたのかも知れない。
霧島さんは、そんな僕の状態をまるで分かっていないのか口にポテトを放り込んできた。
そして、義務の様にポテトをかみ締める僕。もちろん、アスカとは目線が合ったまま。
霧島さんが美味しい?って言うので、無言でうなずく僕。まだ、アスカと視線が合ったまま。
一瞬は何が起こったのかわからなかったけど、段々と恐怖が広がっていった。
今までにない恐怖だったのは、何か後ろめたいことしてる事を自分で分かっていたからだ。
シンジ君ったら、口の周りにお塩付いてるよ?と、言うが早いか
新品のお手拭で僕の口を拭いてくれた霧島さん・・・本当にタイミング悪いよ。
別にアスカと付き合ってる訳じゃないし、これぐらいどうでもいいだろ?って思うけど、
なにか暗黙の了解みたいのが僕の中にあって、それが僕を痛めつけるんだ。
アスカの眼が細められる。
っていうか、どうしてアスカがここに居るんだろうか?僕の後を付いてきたのかって思ったけど、
いきなり委員長に声を掛けられて、唐突に理解した。
どうやら、二人で遊びに来たようだ・・・そのおかげでアスカから視線も外せたし。
委員長は、あ。碇くん・・・もしかして、デート?なんて笑いながら聞かないでよ。
僕はアスカの事を意識しながら、えーと。なんていうか、CD買うって言うから付いてきたんだ。
とかなんとか誤魔化してたけど、霧島さんが信じられないことを言ったんだ。
そうなの。シンジとデートしてるの。もう、恥ずかしがっちゃってぇ。
言いながら、また頬っぺたを突っついてくる。もう、恐くて恐くて・・・
その後は、本当に何も覚えていない。アスカに目線を合わせない様に霧島さんの目を見て
話を聞いていたんだけど、なぜか奥でアスカが僕が見えるように移動してるのが分かった。
帰りの電車の中では、本当に真っ白になってた。
霧島さんとは駅を出てから別れて、僕はいろんな想像をしながら家へと歩いたんだ。
案の定先に帰っているアスカ。しかも、終始僕の顔を睨みつけてきた。
夕食の洗い物をする時も、リビングに行かずに僕の後頭部を見つめてきてるのが分かった。
すっかり、精神を削られて今の日記を書いてるんだけど、ちょっと恐くてトイレにも行けないよ・・・
絶対アスカは僕の方を見てくるんだ・・・
とりあえず、ケンスケのせいだ。絶対そうだ。
一段落したので、これから定期的に日記を書いていこうと思います。
今後ともよろしくお願いします。
太郎氏 GJ!!
浮気した(アスカ視点)シンジの運命は如何にwww
シンちゃんの恐怖感がひしひしと伝わってきてイイ(・∀・)
碇シンジ育成計画やった後に見たら、なんかねぇ・・・モエスwww
でも、俺
オペレーター三人娘好きなんだ。特に、サツキたん
乙!
太郎さん頑張って。
触るのはお腹だけでいいの…?
ファーストフード店で何をさせる気だ、オマイは(w
GJ太郎arigatou!!
おかえりなさい
I月O日
葛城家で生活してるにあたって、数多くの修羅場・・・いや、地獄かな?を味わってきたけど
今回の事件でほとほと疲れることになった。
この前、霧島さんの買い物に付き合っただけなんだけどなぁ。
なぜかアスカの態度が恐いんだ。
アスカがミサトさんの家に来た当初は僕と喧嘩するとすぐ自分の部屋に篭って出てこないのが多かったけど、
今では堂々とリビングを占拠して僕を部屋に追いやろうとするんだ。
しかも、無言の圧力と人を刺し殺せるような視線で。
僕がアスカを観察して分かったんだけど、アスカの不機嫌度には段階がある。
まずは比較的浅い怒りの時は罵倒したり、理不尽な暴力を振るう。
実際には、照れ隠しであったり、自分の間違いを指摘された時が多いからそんなに後を引かないんだ。
本人もその時の事をぶり返されたくないと思うし。
次の段階っていうか・・・結構危ないのが、甘えてきたり、優しくなったりする時。
甘えてくる時は、僕が何か隠し事していないかを探ってくるという合図だし
優しくなったりする時は、確実に僕を痛めつけるというサインになる。
・・・でも、ごく稀に機嫌がよくて優しいときがある。一度、僕がどつぼ踏んで散々な目にあったな。
そして、一番危険なのが無言になる事だ。
無視されるのは別にいいんだ。ただ単に、虫の居所が悪いだけだから、放っておけば直るし。
暴力振るったりして、直接的な手段に出ることはないけど、僕が謝るまで折れることがないんだ。
いや、謝っても許してもらえない。
僕が恐れているのは、自分との間に溝を作って近づけないようにされる事なんだ。
話しかけても返事もないしさ、その癖電話掛かってきたりすると
あのぶりぶりしてる女からなんでしょ?あーあ、本当にアンタって趣味わるぅ〜。
とか言ってきたりするんだもんなぁ。
正直、胃に穴が開きそう。僕って、絶対サラリーマンとかなれないな・・・
あんまりアスカが刺々しい言葉を使うから、アレはただ買い物するから付いていっただけ!
と大声で言い、言い訳・・・っていうか本当の事だけど理由を言おうとすると、
あー、あー、きこえな〜い。とか言って、耳を手で塞いでさ、話聞かないんだよな・・・
正直腹が立ったから、肩掴んで話聞けよ!って言おうとしたら、
あらあら。彼女が居るのに、アタシにまで唾つけようとしてるの?やめて、汚れるから。
なんて言って、僕から遠ざかったり・・・
そして、プイと顔を背けるんだ。もう、駄目だ。と思い、自分の部屋に戻ろうとしてアスカに背を向けたんだけど
気になって急に振り向いたら、僕のこと見てたんだ。
その時は僕の不意打ちを食らったので、慌てて他の方向見てたのはかわいいって思った。
だから、ついつい軽口を叩いちゃったんだ。・・・それが間違いだったんだ。
アスカってば、嫌いな僕のこと見てたんだ?僕のこと気になるの?ってちょっと嘲笑して言ってやったら
キッとこちらを睨みつつも顔を紅潮させたアスカが
ええ、気になるわね!アンタのそのボケボケっとした顔に腹が立って、夢に出てきそうなぐらい!!
いいわよ、構ってあげるわよ。その代わり、構ってもわられるのが恐ろしくなるくらい。
って言ったんだけど、ちょっとこれには驚いた。
絶対、気にならない。っていうと思ったのに。
しかし、アスカがニヤッと笑った顔にはちょっと寒気を覚えた。
なんかアスカの術中にはまったような錯覚を覚えちゃった・・・恐くなったから部屋に戻ろうとしたら、
アスカの、シンちゃ〜ん。一緒にテレビ見ましょうよ。という、ミサトさん口調の猫なで声。
アスカの方を振り向くと、テレビを見ている間に何かしてやるぞ。という不敵な笑み。
その場に居たら、僕は殺られると思ったのでなぜか尊敬語で
あっ、遠慮しておきます。と言っちゃった・・・
戻る時にもアスカの寝るときは言ってね?横で寝るまで見ててあげるから。
という死の宣告。そして、今日記を書きながらかなり怯えてる。
なんていうか、今までにないオーラを感じ取ったんだアスカから・・・
僕のアスカを見る目はまだ完璧と言えないみたい。
ああ、今日はちゃんと寝れるかな?夜中にアスカの襲撃がないとは言い切れないし。
それと、アスカの不機嫌度に加えておこう。
無言→開き直る
というパターンが一番恐いのだと。
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
どう見てもへタレ亭主とその恐妻です、本当にありがとうございます
太郎さん、やっぱいいわ、GJ!
え?今度PSPで出るエヴァのゲームって
太郎さん脚本なの?それだけの為に買うよマジで。
夢を見ました。
>>660 どう見ても、LAS好きな太郎です。本当にありがとうございました。
マヤちゃんも好きなんですけどね。
>>662 私が脚本ならば、シナリオは確実に原作シンジを入れていくでしょうね。
多分、女性陣は彼に翻弄されるばかりでしょう。
なんていうか、好きになるキッカケみたいな話が好きなので、そんなイベントばっかりとか。
>>660 無理しないで頑張ってね
でも無理して頑張ってくれるともっと嬉しいwwwwwwwww
嘘、飽きない程度に続けてください。いつも乙です
>>664 いえいえ、いつも読んでいただいて本当にありがとうございます。
『乙』の書き込みで、幾らでも復活できますので、ご心配なく(笑
↓日記投下します。
I月P日
眠い。猛烈に眠い。
昨日は2時間程度しか寝かせてもらえなかったんだ。
理由は例のアスカの言葉・・・寝るときは言ってね?が現実になったから。
一応、仲直りはしたんだけどね。
日記を書いたあとすぐにベッドに潜り込んだんだ。
寝てしまえば、どうって事ないって思っていたんだけど、そういう時に限って中々寝付けない。
僕の部屋から物音一つしなかったので不審に思ったアスカが僕の部屋に
アンタ寝る時は言えって言ったでしょ?ほら、横で見ててあげるわぁ、なんて言いながら突撃してきた。
しかも、妙に語尾が甘ったるいから身震いしちゃった。
寒いのなら横で寝てあげようか?なんて言いつつ、僕の体に手を触れようとするもんだから、
僕は、いやらしい事が嫌いな子どもの様に、だ、大丈夫だよ!と言うしかなかった。
アスカも女なんだ。という、認識が僕の頭の中にインプットされてしまった。
これがいけなかったのかも。
そうなると、僕は最初仰向けで寝ていたわけなんだけど、アスカの視線を意識してしまうので
体を動かしてアスカの方に背中が向くように横向けになって寝ようとしたけど、
ギッという音がして、横になったせいで空いたベッドのスペースにアスカの腕が滑り込んできたようだった。
僕は心臓がバクバクと脈打って、不純な考えが頭を駆け巡った。
そりゃあ、えっちな事だって考える年頃だし、知識がないわけがなかったけど
実際、そういう雰囲気は始めてだから、どうしようもない不安と変化する恐さがあった。
アスカは無言だったけど、僕がしきりに足を動かすのでそれが気になったのか
何焦ってるの?何か期待してるのかなぁ?なんて子どもを諭す様に言いながら、僕の背中を触ってきた。
その瞬間、僕はビクッと反応してしまった。
恥ずかしかった。多分、ガキって思われたんだろうか?とそればかり考えていた。
そして、アスカからの衝撃の一言が。
何したいの?したい事してもいいのよ?アンタもつまんないでしょ?
というアスカの声。僕は、一気に頭が真っ白になったんだ。
まさか、このタイミングでこんな事になろうとは全く考えてなかったしね・・・
でも、僕は駄目男みたいな言葉を吐くことしかできなかったんだ。
え・・・えっと、あのさ、本当に霧島さんとは何もないんだ。それに何かしたいって言われても
僕は意気地なしだから・・・本当に何もできないんだ。
と、しどろもどろになりながら言葉を紡いでいく。
そして、アスカの不機嫌そうな声。
アタシってそんなに魅力ない・・・?
もう僕はどうとでも思われてもいいと意思を固くしたので、本心を話すことにしたんだ。
いや、アスカはとても魅力的だよ。脚綺麗だから、僕だって見とれたりするしさ・・・
それに鼻筋も通っていて、とても凛々しい顔見てると、まるで女神みたい・・・だって思うときがある。
僕は、壁に向かってその恥ずかしい言葉を言っていた。耳が燃えるように熱かった。
無言になるアスカ。ベッドにおかれ僕の背中を触っていた手が引いていくのが感じられた。
そして、罵倒されると思った次の瞬間・・・
っ・・・くくく・・・というくぐもった笑い声。
だけど、僕は顔が見られるのが嫌なのでそのまま壁を向いたまま、どうしたの?と尋ねた。
ふぅん・・・アンタってさアタシのこと魅力的で女神みたいって思ってたんだ?
wktk
という、何やら嬉しさを押さえ込んだ笑い声。・・・僕の主観なんだけどね。
僕はあまりにもアスカが笑うので、気分が落ち着いてきたのでチラッとアスカを見てみた。
そこには先ほどまで張り詰めた空気が嘘の様なアスカの意地悪そうな笑顔があった。
バカじゃない?からかっただけよ。本気にしちゃって、シンちゃあん・・・顔赤いわよ。
なんて言いながら、自分の耳を触る仕草なんてしてさ、僕も頭に来てそんな事言ってないよ!!
と猛烈に抗議したんだけど、アスカが黙って取り出したのはICレコーダー。
再生ボタンを押すアスカ。
途端に聞こえてくる僕の恥ずかしい告白。
どうみても、僕の完敗だったわけで、何もいう事ができなくなり恥ずかしくて俯くだけだった。
あまりにも僕が縮こまっているのが分かったのかアスカは停止ボタンを押し、スクッと立ち上がった。
いいわ、この前の事許してあげる。スッキリしたしね。
なんて言いながら、部屋を出て行くアスカの顔は妙に清々しかった。
そして、襖を閉めるときにポツリと漏らした、アンタの本音聞けて嬉しかったしね。というカミングアウト。
一人残された僕は暗い部屋の中で暫く何が起こったのかわからなかった。
ふつふつを湧き上がってくるアスカにしてやられた感。
それなのに、なぜか安心したんだ。多分、仲直りできたから・・・
でも、どうして僕はあの時臭いセリフを吐いたんだろうと自分を責めていた。
だから、2時間程度しか寝れてないんだ。
次の日起きてからはアスカとのいざこざもなく、いつも通りの日だった。
ミサトさんが朝食の場でシンちゃ〜ん。デートしたんだってぇ?とアスカの顔をチラチラ見つつ、
僕を問い詰めてきたけど、アスカは平然としていた。
あの人のいじり癖には毎度ヒヤヒヤさせられる・・・僕も内心恐かったけど、そのアスカの様子を見て
どれだけ助かったか・・・
うぉー爆撃タイムに遭遇!
太郎氏、(*^ー゚)b グッジョブ!!
そのアスカの平然とした態度を見て、僕は学校で霧島さんに友達でいよう。と言った。
彼女は前みたいに絶対に諦めないから!って言って、去っていったけどね。
僕なりには決着をつけられて満足している。
しかし、今の僕の頭を悩ます問題がある。
アスカはもしもあの時、僕が我慢できずに襲っていたらどうしていたんだろうか?
・・・やっぱり、ICレコーダーに録音した証拠で一生奴隷契約を結んだ後、僕を半殺しにしていたのかな?
ちょっとそれを想像して僕は身震いしてしまった。縁起でもない・・・変な考えは止めておこう。
ちなみにアスカは、あのレコーダーの内容を使って僕をゆるす事はなかった。
どうやら、全て水に流してくれるようだ。・・・今夜はゆっくり眠れそう。
太郎乙wwww毎度ながらのほのぼの感が好きよ
僕はアスカが大好きです。
アスカに手を出したくても出せない。
そんな根性なしのシンジが大好きですw
>>675 指摘ありがとうございます。
全く、気付いてませんでした。
677 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/06(月) 22:45:21 ID:KYkeHBBK
アスカの思考は、シンジとは別のベクトルなんだろうなぁ。
ちょっと、覗いてみたい(笑
>>677 アスカと同じ方向に向かってるけど、シンちゃんのはちょっと下向き気味でしょうね(笑
679 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/07(火) 16:28:07 ID:vi7ZIpi1
>>678 なるほど(笑
二人の、ほのらぶ曲線に期待です。
神様
今までこのスレを知らなかった私をお許しください。
グッドジョブ 太郎
ワクワクギットンギットン
682 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/09(木) 23:29:36 ID:dONQUeIG
神様仏様太郎様待ってます
683 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/11(土) 02:27:42 ID:QLFZfwFz
このスレの神職人さん本当にありがとうございます。
684 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/11(土) 21:13:34 ID:Oefbz/nN
age
I月Q日
最近、トウジと委員長の関係が進展したみたい。
なぜか委員長はお昼時になると、トウジに手作りのお弁当を渡しているし、
それに文句も言わずに、委員長わるいなぁ、なんて照れた顔で受け取っているトウジを見ていたら
なんかこう背中が痒くなりそうなんだ。
でも、これが普通の男女の関係なんだ。と憧れたんだけど、
僕の周りでお弁当を作ってくれる人なんて居ないよなぁ・・・とひどく落ち込んだ。
お弁当の事をトウジに問い詰めても、
ワシは頼んどらへん!委員長が、勝手に作ってくるからしゃーないやろ!!なんて言っちゃってたり。
委員長が居ないときに限って、大口叩くんだもんなぁ。
トウジは僕と同じで尻に轢かれるタイプなのに、亭主関白を気取っちゃってさ。
今度、委員長が居る前で弁当の事問い詰めてやるからな。覚えておけよ、トウジ。
家に帰ってから、アスカに”お弁当は交代制で作ろう”と提案してみた。
アスカに朝弁当作ってと言ってもどだい無理な話だろうから、少し控えめにお願いしてみたんだ。
だけど、アスカの口から出た言葉はNOだった。
ていうか、入学当初はかなり猫被っていたのに、どういう事だよ。まったく。
しかし、アスカは
アンタ得してんのよ?ヒカリだって、男の子なのに毎朝お弁当作ってきてくれるなんて
アスカはいいよねぇ。とか、他の子だって碇君ってお料理上手なんだぁ。とか言ってるのよ?
なんて声色を変えて言いながら、僕の方をちょっとニヤついた顔で見てきた。
それを聞いた僕は、ふ〜ん。ま、そういう事なら仕方ないけど・・・なんて言っちゃったり。
後で気づいたんだけど、尻に敷かれるタイプって上手く言いくるめられたりする人のことを
言う場合もあるのだと思った。
神
キモイ
>入学当初はかなり猫被っていたのに
アスカもシンジも転校生だろ
太郎にしてはオチが無かったな。
でもやっぱりサネイエじゃオナニーは出来ないな
ハァイ。
誤爆スマソ
太郎さん続きをばお願いします。
>>690 怒らないから、何処への誤爆か白状してご覧?
>>689 すいませぬ。
もっと質を上げていかなければなりませんね。
日曜が過ぎていく……
僕は皆がLCLに溶けた世界で、再び元の世界を望んだ
そして世界は元に戻った
でもなんだろう
この無力感は
なにもやる気が起きない
何かが足りない気がする
でもそれが何か分からない
それが何なのか探す気さえ起こらない
学校も1週間も休んでいる
僕の判断は間違っていたのかもしれない
ミサトさんは学校へ行けと騒ぐ
でも行く気が起こらない
なぜだろう
やはり何かがこの世界にはない気がする
それを見つければ
元の自分に戻れるような気がする
いったい何が足りないのだろうか
久しぶりの青空の下
僕は『何か』を見つけるためふらふらと歩き回った
何の当ても無く
ただブラブラと
ここはどこだろう
僕は古びたマンションの前に来ていた
そして階段を上りある部屋で足が止まる
そこは402号室
この部屋だけが気になった
この部屋に何かあるような気がした
ドアを開ける
誰もいない
なにもない
コンクリートの壁
汚れた床
僕の頭に何かがよぎる
なぜだろう
ここへ来たことがある気がする
気がつくと部屋の真ん中に僕は居た
どうしてだろう
足が動かない
どうしてだろう
懐かしい気がする
どうしてだろう
涙があふれ出てくる
どうしてだろう
空色の髪の少女が頭をよぎる
そうだ
思い出した
ここに
彼女が
綾波レイが
でもここには誰もいない
なにもない
そうだ
ここは僕が望んだ
『平和な元の世界』
平和だから
使徒もこない
エヴァもない
ネルフもない
だから
綾波レイもいない
僕は絶望した
太郎さんwktk
最近誤爆が多いですね
早く
待ち
されど待ち
マチ
待ち
太郎さーーーーーーーん!
次郎さーーーーーーーん!
反省!
神が降臨すればこの事態は避けられます。
甘栗太郎さんよぉ
714 :
1/5:2006/04/11(火) 01:13:02 ID:???
○月×日
今日はアスカのおかげで珍しいのが見れた。
いつも通り朝食を済ましているとアスカが、今日予定ある?って聞いてきたんだ。
買い物に付き合えって事かな、って頭の中に思い浮かんで、今日は何もないけど?って返事したら、ビンゴ。
買い物に付き合えって。
本当は委員長と一緒に行くハズだったんだけどダメになっちゃったみたい。何かあったのかな。
朝食を終えて、ミサトさんを送り出して、身仕度もして、準備万端、さぁ行くぞって時に肝心のアスカがまだ…。
遅いよーって、文句を言おうとしたら襖が開いて、こっちとこっちどっちが良い?って聞いてきたんだ。正直どっちも変わんないって思ったんだけど、それを口にしたらきっと長引くだろうから、心の中でどちらにしようかな…って唱えて決めたんだ。
そしたらアスカはじゃあこっちって、僕が決めたのとは違う方を…。
もう何なんだろ。将来結婚するとしたらアスカみたいなのだけは絶対に嫌だ。
715 :
2/5:2006/04/11(火) 01:14:19 ID:???
バスに乗って電車に揺られて、やっと街に着いた。
着いたら我先にと雑貨屋に足を運ぶアスカ。
時計が欲しかったのか、お洒落な掛け時計をずーっと見繕ってた。
余りにも時計ばっか見てるもんだから飽きちゃって。アスカに一言言ってから店内を探索。
さすが雑貨屋、というべきか店内には色々と面白い物が置いてあった。
まず僕が向かったのはCDコンポのコーナー。
一目見てCDコンポって分かるものから全然分からない物が沢山。
一番面白かったのがミサトさんの車にそっくりのコンポ。最初はプラモデルかなーって思ったんだけどトランクケースのところにPUSHの文字が…。試しに押してみるとそこはCDをいれるところだった。で、ボンネットを開けると再生やら停止のボタンが。
こんなの見たの初めてだから飼おうかな、って値札を見ると三万円ぴったり。
ミサトさんの誕生日に買ってあげよう。
その後も色々アメリカンヒーローのフィギュアとか見てたんだけど、アスカが来ちゃって終了。
アスカは結局時計買わなかったみたい。あんなに悩んでたのに。
僕はもう雑貨屋で楽しんだから帰る気分だったんだけどアスカが、次は服探すわよ、って…。
アスカ、服沢山持ってるじゃん、ていう僕の言葉も虚しく、意気込むアスカ。
716 :
3/5:2006/04/11(火) 01:15:58 ID:???
仕方なくアスカの後を付いていくと、綾波がいたんだ。
僕が声をかけたら、綾波も気が付いたらしく会釈してきた。
何を買ったの?って聞いたら、食料、っていう一言だけ。ビニール袋の中を覗くとインスタントのラーメンと焼そばだらけ…。
綾波、そんなのばっかり食べてたら体壊すよ…。
アスカが制服姿の綾波を見て、アンタってよそ行きの服とか持ってないの?って聞いたんだ。
応えは持ってない、の一言。
アスカが閃いたかの様に笑顔になって、いいわ、じゃあ私が選んであげる、って言ったんだ。
綾波は嫌がってたんだけどアスカが無理矢理連れて行っちゃって…。ゴメンね、綾波。アスカの代わりに謝っておく。
717 :
4/5:2006/04/11(火) 01:17:09 ID:???
そういえば、僕、こういうところに来たのは初めてかもしれない。服しか置いてないお店。
向こうではおさがりを着てたし、葛城家ではミサトさんが買ってきてくれたのを着てたからそういうお店に行く必要は全然なかった。
僕のこの初体験の感想は、ちょっとドキドキ。
挙動不振な僕を尻目に、黙々と服を選んでるアスカと、横で立ち尽くす綾波。
それから三十分ぐらい経ったのかな、それぐらいしてアスカがやっと選び終わって、それを持って試着室に入る綾波。
僕とアスカがドキドキして待ってると、急に試着室のカーテンが開いて僕らの前に露(あらわ)になる綾波の姿。
僕はもう、可愛いとかそういうのを飛び越えて、新鮮、っていう感想でいっぱいだった。
やっぱり私が選んだだけあるわねー、っていうアスカを横にして一人ボーッとする僕。
綾波が僕に、似合うかしら、って聞いてきたから僕は、う、うん、すごい新鮮。って応えた後、ありがとう、って。
こちらこそ本当にありがとう。
718 :
5/5:2006/04/11(火) 01:18:18 ID:???
三人で一緒に帰ってる途中、いきなりアスカが僕達の手を引いて曲がり角に隠れたんだ。
どうしたの?って聞いたら口に指を当ててシーッ、って。
アスカが小声であれをよく見てって言うから見てみたら委員長とトウジが。
なるほど、こういう事だったのね、ってアスカの薄笑い。
この薄笑いはきっとよからぬ事を考えているんだろうな、って考えながら葛城家に到着。
そういえば、今日記を書いてて思ったんだけど、アスカ、結局自分買い物してないなー。
来週、また付き合わなきゃいけないのかな。
太郎さん意識して書いてみました。
構成から書き下ろしまでノンストップでしたので誤字脱字とか文章に違和感覚える所があると思いますが是非お許しを。
太郎さん待ち
頑張れ!君は次郎だ!
次郎だと猿だから二郎の方がいいと思うよ
ジローGJ
スイッチオン・1・2・3
二郎さんGJ!
太郎さんも頑張って!
太郎さん召喚の儀式を行ないます
うむ。太郎召喚のためならば仕方ない、わたしのアナル、存分に使いたまえ *
太郎です。
ネットに繋ぐ暇もないくらいに、忙しい日々が続いておりました。
近々、投下予定なのでもう少しだけお待ちいただきませ。
スレの保守、本当にありがとうございます。
アッー!!
そこにいたのねママ!
>>727 う、うむ・・・少々痛むが問題ない。太郎氏も来た。
ああ、すべてはこれからだ
732 :
二郎:2006/04/13(木) 18:46:04 ID:???
〇月☆日
今日はミサトさんの久々の休日。
いつも通りに起こしに行こうとしたら、起こさないで!って紙が貼ってあった。
僕が葛城家に来てから分かった事の一つ、ミサトさんの休日の過ごし方。
ミサトさん、朝は絶対に11時頃になるまで起きないんだ。
一人でのっそのっそと起きて、シャワーを浴びて朝(昼?)ビール。
起きる時間帯を除けばいつものことなんだけど、いつもと違うのは、ビール飲んだ後寝ちゃうんだ。直ぐに。
前にトウジが休みの日に、外へ出ず、家で一日中ゴロゴロしている人は婚期を逃すって言ってた。
…納得。
いつもだったらミサトさんが起きる時間に合わせてご飯を用意するんだけど、今日は朝早くからトウジ達と遊ぶ予定だから、食パンをテーブルの上に置いておく。
ミサトさんが少しでも料理を覚えてくれればいいんだけど一向に覚えてくれる気配は無い。
僕がこの前ミサトさんに少しでも料理を覚えさせようとフレンチトーストを作らせてみたんだ。
作らせた、って言ってもミサトさんは焼くだけなんだけどね。下地は僕が用意。
お手本として二枚ほど僕が作ったんだ。それを見てミサトさんがこれぐらい出来るわよ。シンちゃんは安心して学校の準備でもして来なさーい、って。さすがに焼いて引っ繰り返すだけだし、僕も大丈夫だと思ったんだ。
それがいけなかったんだけどね…。
733 :
二郎:2006/04/13(木) 18:47:09 ID:???
僕はこの時からミサトさんに料理をさせない、って心に誓った。
戦績、一勝惨敗。
何よコレ、産業廃棄物よりひどいじゃない。私、なんか悪いことした?
テーブルに着いたアスカが漏らしたコメント。
確かにこの匂いはきつい。
色も僕が作った二枚に比べると…ってな感じだ。
ミサトさんは、あははー、失敗しちゃった。ゴメンね?でも一枚はちゃんと焼けたのよ?これって進歩よね?って。
ミサトさん、目の前の現実から逃げないで下さい…。
お弁当はフレンチトースト焼く前に作っておいたからセーフだったけど、朝は僕だけ食べれなかったなぁ、そういえば。
たしかその時、食べる前にトイレに行ったんだ。で、戻ってきたら見事にお皿の上には何も…。
こういう事をするのはアスカしかいないからアスカに食って掛かったら
仕方ないでしょ?私成長期なんだし。今の時期食えるものは全部食っとかないと成長するもんもしないのよ!そしたらアンタ責任とれる?とれないでしょ?だったら何も言わないの。男の子なんだから。
さ、学校行きましょ、って。
随分昔のことだからちょっとあやふやだけど、こんなこといってた。
文句言うんだったら僕じゃなくてミサトさんに言ってほしかったな…。
コレ書いてたら待ち合わせの時間に近づいてきた。そろそろ行かなくちゃ。
オッテュ
ワッフルワッフル!
テンプルテンプル!
一週間でアスカが担当する家事は夕食一回にゴミ出し二回。
ミサトさんはゴミ出しと風呂掃除共に一回ずつ。
残りは全部僕。
別に不満があるってワケじゃないんだ。
向こうにいた時も家事は積極的に手伝ってから苦じゃないし、料理はここに来てから初めて本格的にしたけどこれがなかなか楽しい。
たまにアスカやミサトさんが美味しいって言ってくれると嬉しくなるし。
ただ、もうちょっと……なぁ…。
最近の二人の行動には女らしさが感じられない。
靴下はそこら辺に投げ捨てるわ、部屋はちっとも掃除しないわ…。
二人とも外見は良いのに中身が伴ってない。
これが、天は二物を与えずって事なのかな。
これを書き終えたら早速片付け始めなきゃ。
まずはアスカの部屋を掃除して…。
アスカの部屋、漫画が散乱してて汚いんだよなぁ。
少女漫画とかだったら可愛げあったんだけど、蒼○の拳が落ちてからなぁ、この前。
アスカ、本当に女の子なのかな。
オッテュ
739 :
二郎:2006/04/17(月) 21:04:35 ID:???
>>737 あ、日付書くの忘れてた。
○月★日…っと。
そういえば来週はキャンプか。
楽しみだな…。
太郎さん…私待ちくたびれちゃった…待ちくたびれちゃったよぅ…
二郎クオリティ高いな^^
I月R日
久々の戦闘訓練から開放され、僕たちは休暇を貰った。
ネルフの休養施設で3日間過ごしてもいいという許可をミサトさんから貰った。
兼ねてから、トウジやケンスケと旅の計画を立てていたから丁度いいやって思ったんだ。
僕は、数あるネルフの休養施設の中でも、僕は第二新東京市の郊外にあるコテージを選んだ。
大体の施設が第三新東京市にあるので、近場だと味気ないなって思ったからなんだ。
ミサトさんに聞いたら、バーベキューセットは備え付けてあるし、食料は休養施設に入ったら
最初に見えてくるロッジに行けば何でも揃ってるとの事。
びっくりしたのが、僕たちが行く施設の周りにはコテージ、ロッジの他にバンガロー、ペンションも立っているらしい。
流石、ネルフ・・・あなどれないや。
トウジとケンスケには電話で着替えの用意だけでいいよ。とだけ伝えた。
それだけじゃ、つまらへん。ワシがええもん持ってきたる!と意気込んでたトウジ。
ケンスケもケンスケで、これは野戦の用意を持っていかなくちゃとか言ってたし・・・
二人とも変な物持ってきそうで恐いなぁ・・・
僕も、着替えの用意をリュックに詰め込んで、コンビニで買ってきた花火セットをその横に置いた。
友達と泊りがけで出掛けたことが無かったから張り切っていた僕は、明日の事を思って
一人で喜びを噛み締めながらガッツポーズをしたんだ。
そうしたら、アスカのな〜に、一人でガッツポーズしてんのよ。っていう冷たい声。
振り向いたら、襖を少し開けた所からこっちを睨んでるアスカの顔がそこにあった。
アスカは僕が用意してたリュックを見つけると、どっか行くんだ〜?とニヤつきながら部屋に入ってきた。
アスカの尋問に耐えられるはずなく、僕は明日からの計画を喋ってしまった。
神ガンガレ!
その話を終えて、ムッツリ顔のアスカが最初に言った一言は
ずる〜い。アタシも折角休暇もらったのに、アンタだけ休養施設に行くなんて許せない!!
アタシも連れてって!!!だった。
アスカにばれたら、いつもこうなんだもんなぁ・・・
だけど、僕はこっちは男三人なんだし、アスカ一人じゃ危ないでしょ?って言ったんだけど駄目だった。
それじゃあ、ヒカリ連れて行く。二人でも危ないから、ファーストも連れて行く。
なんて、無理やり決めちゃったし・・・
ここまで来ると僕が何を言っても無理だって分かっていたから、否定はしなかった。
僕が渋々、連れて行くよ・・・って言ったら満面の笑みになって委員長に電話してた。
ファーストはアンタが連れてきなさい。アタシが、言っても来ないもん。なんて、僕に役を押し付けるし。
落ち込んでる僕を尻目にアスカは、ミサトさんにアタシもロッジ使うから宜しく!
って言った後のミサトさんの言動にも心底驚いた。
なっ、何!あんた達男女混合で行くの!?駄目よ、駄目!!変なことしないように保護者が要るわね!
よし、アタシが引率していくから。ついでにリツコも誘っちゃお〜っと、なんて。
ミサトさんはただ引率の名目で休暇が欲しいだけでしょ。
毎度毎度、父さんもミサトさんのズル休みに気づいてくれよ、ったく。
とりあえず、トウジとケンスケには明日話そう・・・今日は話す勇気がないし。
あ、そうだ。寝る前に綾波の家に行って明日の事伝えようっと。
寝てないといいんだけどなぁ・・・
久しぶりなので、クオリティが低いんですが
ロッジ編のネタは結構頭にあるので頑張って面白く仕上げたいと思います。
そして、二郎さんGJ!!
wktkしながら読んでます。
あれ?
神様ダーーーーーーー!!
age
イヤイヤクオリティタカス
太郎さんイイよイイよ
750 :
二郎:2006/04/23(日) 14:21:33 ID:???
○月○日 一日目
第三新東京市立第壱中学校では修学旅行の他に二泊三日のキャンプがある。
名目は、自然を通じて心身ともに鍛えましょう。
とのこと。
僕はまた修学旅行の時みたく行けなくなるんじゃないかって思ったんだけど、結構近場(バスで約一時間)だ、という理由でOKが出た。
本当はダメだったらしいんだけど、ミサトさんがいろいろと走り回ってくれたみたい。
帰ったらお礼いわなきゃ。
目的地に着いてバスから降りると何だか空気がおいしい様な気がした。
やっぱり、こういうのって気分的なものが関係するのかな?
僕達の泊まるキャンプ場の近くに川があって、少し離れたところには広場がある。
この時期、夜になると川に蛍が現れるらしい。
…これはケンスケから聞いた話なんだけど、この川で愛する二人が蛍をみるとその二人は永遠に結ばれる…らしい。
僕はよくある“伝説の樹”的な物を思い浮べて聞き流してたんだけど、
ハッと気付いてケンスケのカメラに目を向ける。
もしかしてケンスケ、撮る気?って恐る恐る聞いてみたら、ケンスケは笑顔で、
愛する二人の思いで作りに、ね。俺の読みだと雰囲気に呑まれて…。くぅー、今からドキドキしてきた!…って。
半分呆れながら聞いてたからうろ覚えだけど、たしかこんなこと言ってた。
しかもこの日のために、夜でもフラッシュをたかずに撮れるカメラを買ったみたい。
ケンスケ、そこまでいくと盗撮以外の何ものでもないよ…。
751 :
二郎:2006/04/23(日) 14:28:15 ID:???
キャンプっていうから僕は自分達でテントを組み立てるのかな、って思ってたんだけど、テントは既に立っていた。
トウジ曰く、粋な計らい、らしい。
予定表を確認したら次の行動は夕食準備。
それまで時間があったから僕達はトランプで遊んでたんだ。
遊び初めてから二十分くらい経ったあとかな?
アスカ達も暇だったらしくて、お菓子片手に
美少女三人衆が遊びにきてあげたわよー、って言いながら入ってきたんだ。
それまで三人でポーカーしてたんだけど、さすがに六人でポーカーはきついから、ババ抜きをすることになった。
アスカの提案で罰ゲーム有り、の。
結果から書くと、アスカの負け。
アスカ、すごい悔しがってたけど、アレは仕方ないよ。
ババを引かせようとするとき不自然なくらいに顔が無表情になるんだもん。
ポーカーフェイス装ってるつもりだろうけど、アレは逆効果だよ、アスカ。
そしてお約束の罰ゲーム。
今回の提唱者はアスカだから、何かいいたそうな顔だったけど何も言えずにションボリしてた。
いつもこんな感じだったら可愛気あったんだけどなぁ…。
752 :
二郎:2006/04/23(日) 14:29:22 ID:???
罰ゲームの内容は、トウジ、ケンスケの提案で顔に落書き。
最初は油性ペンで、って事だったんだけど、委員長が、それはあまりにもかわいそうだからって事で水性ペンになった。
アスカの顔は、額の“性悪女”をはじめとして、散々な顔に。
右の頬っぺたにはヤクザみたいな傷跡があるし、口の回りには髭が生えてるし、瞼には目が書かれて、もう…。
アスカには悪いけど、笑っちゃった。
一通り笑いおわったあと、アスカを中心に皆で記念撮影撮ったんだ。
アスカはぶすっ、ってしてたけど。
そのあとアスカは走って顔を洗いに行っちゃった。
途中で何人かに見られたらしくて、アスカ、顔を真っ赤にして僕に
帰ったらアンタの顔にも書いてやるから、覚悟しときなさいよっ!って。
何で僕なのさ…。
そんなこんなで夕食の時間が近づいてきた。
今日の夕食はなんとバーベキュー。
そういえば、バーベキューって初めてだったなぁ。焼きトウモロコシなんて初めて食べたよ。
綾波が、皆思い思いに肉とか食べてるところを尻目に一人で黙々とレバー食べてたなぁ。
肉とか野菜とかあるけど食べないの?って聞いたら、私はこれが好きだから、って。
中学生でレバーが好きっていう人初めて見たよ。
締めに焼そばを焼いたんだけどこれがなかなか美味しかった。
トウジが作ってる途中にしょうゆと胡椒…かな?胡椒みたいなのを入れてたけど
それが一種のスパイスっぽくなってなんとも形容しがたかった。
今度僕もやってみようかな。
753 :
二郎:2006/04/23(日) 14:31:58 ID:???
夕食が終わると今度はお風呂の時間。
キャンプ場の近くに温泉があるらしくて皆そこに直行。
トウジを筆頭に、男子の半分が混浴を期待してたらしいんだけど、残念なことにそれは無かった。
その代わりお風呂は露天風呂!
僕はゆったり露天風呂を楽しんでたんだけど、ケンスケ達が何だか真剣な顔で話してたんだ。
どうかしたの?って聞いたら、ケンスケが、どうやらこの向こうには女子がいるらしい、とのこと。
それを聞いて僕が呆れている時、誰かが壁をよじ登って顔だけ出したらしいんだ。
…その直後に、女子の金切り声と、タライの集中放火。
そして更に追い打ちをかけるかの様に生活指導の先生による覗いた奴と一対一の個人授業。
顔に大きなアザをつけて帰ってきたときは皆震え上がってた。
そういう事もあって、今は今日の締めのキャンプファイヤーの真っ最中。
今僕は途中で抜けて日記を書いてる。
今書かなかったら多分かけないしね。
早く書き終えて戻んないと。
今日はこの辺でおしまい。
754 :
二郎:2006/04/23(日) 14:40:43 ID:???
どうも、二郎です。
前半に比べると後半の文がちょっといい加減になってるトコもありますがご勘弁を。
ちなみに班員はシンジ、トウジ、ケンスケ、委員長、アスカ、綾波のメンバーです。
太郎さんと被ってますが、気にせずに読んでくれると幸いです。
二日目、三日目もなるべく早く書きます。
それまで皆さん、さようなら。
最後に、太郎さんGJ!
久々で質が下がってる?とんでもない。十分に楽しめてますッ!
G・J!
二郎、君はひさびさに現われた職人さんだ。素直にうれしい。
でも、でもな・・・
ネタ被せるの(・A・)イクナイ!!
どうやら、私が被せてしまったようです。
二郎さんすいません。
後、キャンプ編wktkして待っています。
ちなみに私の中では、トウジがエロキャラの役柄です(笑
今日か明日中に日記を投下したいと思います。
投下待ち
760 :
二郎:2006/04/24(月) 21:14:02 ID:???
>>太郎さん
こちらこそ太郎さんの投稿読んだ後に内容変えるべきでした。申し訳ない…。
>>756 すみません、次からはこういう事が無いように気を付けます…。
投下待ち
I月S日
ミサトさんとアスカが朝起きられないことが分かっていたので、昼集合にしてよかった。
これで早朝出発だったら僕の負担が大きすぎるしね。
不満を言われるかなって思ったけど、ミサトさんが引率するっていう事で、ケンスケとトウジは喜んでたけど僕は憂鬱だった。
折角、男同士でのんびり遊べるって思ってたのにさ。全く台無しだよ・・・
流石にミサトさんの車には乗れない人数なので、ネルフ専用マイクロバスで移動。
日向さんの運転なんだけど、ミサトさんにいい様に扱われてる姿を見ると、僕はこうなりたくないってその都度思うんだ。
だけど、驚いたな。日向さん大型免許持ってたんだ。
・・・まぁ、エヴァの輸送機操縦できるんだもんな、持ってても不思議じゃないや。
一番前では、半ば無理やり連れてこられたらしい機嫌の悪いリツコさんをなだめるミサトさん。
その後ろでは委員長と楽しそうにお喋りするアスカ。そして、反対の座席の窓側を眺める綾波。
僕らは一番後ろの座席に座って、のびのびしていた。
ケンスケはその時からデジカメを回しながら、バス内の様子を撮ったり、たまに窓の外の景色も映していた。
トウジは僕に対して、なぁ、ミサトさんはワイらと同じコテージ泊まるんやな?センセ、これは夜這いをしな・・・
なんてほぼ独り言の様に呟いてくるし。
・・・まぁ、夜這いなんてかけて死んでも僕は知らないからね。
ロッジに着いたのは、それから2時間後の事。
長旅で疲れたのか全員眠っちゃって、起きたらロッジっていう具合だった。
あの中一人で曲がりくねる山道を運転していた日向さん・・・かなりしんどそうだったな。
だけど、ミサトさんに流石、日向君ね。って言われたときはなんか興奮して、これぐらい平気っスよ!
なーんて言っちゃって、やっぱりああいう大人にはなりたくないや。
駐車場には一台も車が止まっていなかった。
全く、まさしくこれを無駄遣いっていうのよね、司令は何を考えてるのかしら。と、まだ機嫌が直らないリツコさん。
ミサトさんも、ネルフの職員の数と見合ってないのよねぇ・・・と呆れ顔。
父さんは、何がしたいんだろう・・・
寝ぼけ気味のケンスケとトウジを揺さぶりながら、”ネルフ休養施設マデ約二km”という看板が示す方向へと道を歩く。
普段歩きなれてないから、ちょっと歩いただけども疲れちゃった。
途中で我慢できなくなったのかアスカが、足が痛いし、熱いし、喉乾いた!シンジ、荷物持って!
僕にカバンを持たせるのは関係ないだろ・・・でも、言い返す元気もないのでしょうがなく荷物を預かる。
ちなみに委員長の荷物は自然とトウジが持っていた。・・・寝る前にこの事をネタに迫ってみようかな。
ケンスケはまだまだ元気らしく、後方で僕たちが歩く様子を撮影していた。
ミサトさんとリツコさんは一番後ろでしんどそうに歩いている。
荷物は、ミサトさんに煽てられて俄然やる気の日向さんが持っている。
・・・そっか、二人とも三十路なんだもんな・・・しんどくて当然だなって一人で含み笑い。
そこへアスカが僕の気持ちを代弁するかの様に、やっぱ歳だからつらいの?歳は取りたくないわねぇ。
なんて言ったものだから、激怒したミサトさんが年甲斐も無くアスカを捕まえようと走りだした。
うわ、ミサトがキレた・・・。驚いた顔をして、ミサトさんから逃げるべくアスカも走り出しちゃって・・・
アンタ、一番言っちゃいけない事言っちゃったわねぇ・・・待ちなさい、コラ!!
なんて、後で筋肉痛になっても知りませんよ、ミサトさん。
二人は、先頭を歩いていた綾波を抜かして休養施設の方まで走っていった。
リツコさんは、大分学習したらしくアスカの挑発に乗ることは無かった・・・けど、後で荒れるんだろうな。
というか、綾波元気だよなぁ・・・実は綾波が一番楽しみにしてたりして。
その後思い出したように綾波の荷物も持ってあげた。だって、両手で抱えて重そうだったし。
そんなこんなで休養施設に着いたのは、日が沈みかけた頃だった。
ヒグラシが鳴いているのを聞いて、少しは疲れが取れたみたい。
入り口にある案内板を見て、まず休養施設の一切を管轄する警備室を兼ねたロッジへと向かった。
中に入ると温かみのある木の外観とは違い、中は冷房が効いていてカウンターの向こうは
7人程のネルフの制服を着た人が机に座り、PCに向かって事務をこなしていた。
全く、人件費も馬鹿にならないのに・・・とぶつぶつ呟くリツコさん。
まだ機嫌悪いのか・・・確かに疲れてるから仕方がないか。
その中の一人からロッジの鍵を受け取ると、ロビーの椅子にどっかりと座って、これからどうするかを話し合った。
もう皆、ご飯を食べる気力すらないらしく各自コテージで休憩しようという事になったんだ。
コテージの振り分けは、僕とトウジとケンスケ、アスカと綾波と委員長、そして、ミサトさんとリツコさん。となった。
とりあえず、休憩した後、20時になったらロッジのロビーに集合との事。
僕たちはアスカと委員長、綾波の荷物をコテージまで持っていった。
着いた途端にアスカの言っておくけど、いくら私たちがかわいいからって夜這いしたらコロスわよ。
って僕らの顔を睨みながら念押ししてコテージへと入っていった。
トウジが、お前らみたいなガキの体なんて見たくないわ!って言いながら、扉に向かって吼えてたのには笑った。。
そこから、僕らは自分達のコテージへと向かった。
鍵を開けて中に入ると結構広めの玄関が僕たちを迎えてくれたんだ。
靴を脱ぐのもだるかったけど、なんとか脱ぎ終えると通路右の扉を開け、部屋に荷物を下ろした。
ベッドは部屋を見渡せるちょっとしたロフトが付いていて、そこに4つ並んでた。
そのおかげで部屋が一回り広く見えるのかもしれないな。
TV、エアコン、ソファー、机も完備してあってかなり本格的な作りだなぁって感心しちゃった。
それに電話まで。何か欲しいときはロッジに電話すればいいらしい。
ケンスケはデジカメで部屋の中をぐるりと見渡すと、部屋を出て玄関奥にあるトイレとお風呂まで撮影しにいった。
トウジはあかん。ごっつしんどい・・・とか言いながら、ソファーに倒れこんだ。
で、僕は今日記書いてる訳なんだけどね。
一応、ここまで書いておかないとご飯食べた後すぐ寝ちゃうかもしれないしね。
あと一時間程度あるから、僕もベッドの上で休もうっと。
>>756 これからも、太郎と二郎どちらもよろしくお願いしますね。
久しぶりなんでかなり書く時間が長くなってますが(笑
>>二郎さん
いえ、二郎さんは悪くないですよ。
私がその書き込みを読まず、ロッジ編を書き出したのですから。
私も他のシンジを読めて、wktkしてるんで気にせず、どんどん投下して下さい。
あと、外泊編を一石二鳥で楽しめるのですからいいんじゃないですか?(笑
あと、肝心なバーベキューの所は次に投下したいと思います。
オッテュ!
日向はどうしたのかな?
まさかアッシー?
>>767 バーベキューの時も彼は出てきますが、
基本的に日向さんの性質は報われないキャラです(笑
あれ、加持はいないの?
カヲルくんは
日向さん・・・(´・ω・`)
君は男だよ!報われないかもしれないけど君は男さぁ!!
なりたくないけどな('A`)
772 :
二郎:2006/04/26(水) 21:31:08 ID:???
キャンプ二日目
午前中は自然観察って事でひたすら山の中を歩き回された。
根府川先生が道中に、この花はナニナニで昔はよく薬草にも使われました、とか説明してたんだけど正直、先生のことばに耳を傾ける気力は無かった。
しかし根府川先生って足腰強いんだなぁ。
四時間くらい歩いたんだけど疲れてる素振りは全然見せなかったし。
スーパーおじいちゃん
僕の感想。
昼ご飯は流しそうめんだった。
竹がちゃんと用意されてたのには感動だったな。
ちゃんとした流しそうめんなんて初めてだったから。
昼間から夕飯までは自由時間。
各自各々に過ごせって言うんだけど、回りに山しかないのにどうやって楽しめば…
ぼーっとしてるのもつまんなかったからトウジ、ケンスケを連れて夜中に行なわれる肝試しのルートの一つを下見してきたんだ。
肝試し、っていうくらいだから墓地とか通るのかな、とおもったら全然。
ひたすら林道…っていうのかな、そういう道をずーっと通って、気が付いたらゴール。
所々脇道があったけど寄り道しなかったら往復30分で行ける距離だった。
この時は、夜になってもこれなら全然恐くないと思ったんだ。
まさかあそこまで暗くなるとは思わなかったから…。
773 :
二郎:2006/04/26(水) 21:32:04 ID:???
テントに戻っても特に何もすることないからいつもの様にケンスケ達と喋ってた。
嫌いな先生の悪口からクラスの女子の話まで。
何だか、この時だけはキャンプに来てる、って事忘れてたな。
いつもみたいにケンスケの女子評価から始まって、その次は…、えーっと…何だったかな?
とにかく、学校の休み時間みたいな印象だった。
テントに戻ると、アスカがずっと待ってたみたいで、僕達の姿を見つけた途端、
アンタ達、暇でしょ?トランプやりましょ、トランプ。
今度はアンタ達の顔に落書きしてやるんだからッ!
って。
僕達も暇だったし、それにアスカには絶対に負ける気がしなかったからお望み通りリベンジを受けたんだ。
結果は言わずもがな。昨日と同じくアスカの敗け。
さすがに2連敗はこたえたらしくて、落書きされた後、顔も洗わずにテントの角でぶつぶつ独り言を呟いてた。
僕がなだめに行こうか迷ってるとき、綾波がケンスケに小声で、ビデオカメラかして、っていうのが聞こえたんだ。
何するのかな、って思ってたら、綾波がおもむろにアスカを撮りだした。
それから5分ぐらいかな?それまでずーっとアスカの独り言しか聞こえない状況に、アスカが何かおかしい、ってことに気付いたらしくて、振り返ったんだ。
そしたらアスカ、ずっと撮られてたって事に気付いて顔真っ赤にして
ちょっと、何撮ってんのよ!?さっきからおかしいと思ってたらこんなコトしてたなんて…。
まるで私、心病んでる人みたいじゃない!シンジ、何でアンタ止めないの!?
バカ!バカ!大バカ!!こういう時、ちゃんと女性を守るのが男ってもんよッ!……etc
早口だったから少しうろ覚えだけどたしかこういう事を言ってた。
一通り喋りおわった後、顔洗ってないことを思い出したらしくて委員長連れて顔を洗いに行ったんだ。
僕達男組はこの一連の出来事をただ眺めてる事しかできなくて、
そんな中、綾波は一人だけ落ち着いてた。
ビデオカメラからカセットを取り出して
これ、貰っておくわね。それと、もう食事の時間。
とだけ言ってテントを出ていった。
774 :
二郎:2006/04/26(水) 21:33:00 ID:???
夕食をすませ、各々のんびりしてる時に集合がかけられた。
この日の最後のイベント、肝試し。
先生からの説明は簡単なものだった。
男女ペアの作り方は男子一番、女子一番から出席番号順で、ルートはくじで決める。
とのこと。
出席番号順だと、僕のペアは綾波。
ルートはなんと、昼間に下見した道だった。
…これを書くのは二回目になるけど、その時は恐いとはコレっぽっちも思わなかったんだ…。
ケンスケ達が出発してすぐに僕達も歩き始めた。
昼間に歩いたときと同じように。
歩いて5分ぐらい…かな?それぐらいしてから気付いたんだよね。
あまりにも暗すぎる、って。
昼間に気付くべきだったんだけど、あの林道には外灯が一つもなかった。
今頼りにできるのは、僕の手に握られてる懐中電灯と月明かりのみ。
…何だか昔の人の気持ちが分かった気がした。
足元が覚束ない僕を尻目にひょいひょい進んでく綾波。
声かけなきゃ止まってくれないんだもんなぁ。ペアの意味分かってるのかな?
いつも通り、綾波からは絶対に喋らないから僕が質問形式で喋る。
恐くないの?…何を恐がるの?えーっと、この暗さ。…恐いとは思わない。
前にも似たような事あったよね、たしかー…停電の時ッ!…そうね。あの時も綾波はひょいひょいと進んでたよね。…そうね。
…。…。
あ、今日撮ったアスカのビデオ、アレどうするの?それは秘密。
本当はもっと話したんだけど、覚えてるのはこれぐらい。
775 :
二郎:2006/04/26(水) 21:35:23 ID:???
道中も半ばで、あと少しすれば目的地に着くってところで、
目の前に蛍が現れたんだ。
蛍が僕達の目の前でいびつな円を描きながら脇道にそれるのをボーッ、と見てたら綾波が蛍を追い掛けるように脇道に入っちゃって…。
僕は綾波にしては珍しいな、って思いながらも放っておくワケにはいかないからあとを追ったんだ。
どんどん先に進む綾波を、僕は必死で追い掛けて、それで2〜3分ぐらい歩いたのかな?
それぐらいしてやっと綾波が止まったんだ。
僕が一言綾波に声かけようと思ったとき、僕の目に映ったのは、たくさんのホタル。
その瞬間、僕の声は嘆声に変わったんだ。
うわぁぁ…、って。
だって、あんな数の蛍見たのなんて初めてだったし、それに何より綺麗だったから…。
綾波も、僕と同じ感想だったらしく、珍しく自分から喋ったんだ。
綺麗ね…、って。
この時僕はただ、うん…、としか言えなかった。
それから先は全然覚えてないな…。
ただ一つ覚えてるのは、綾波がたくさんの蛍を纏わせた時の笑顔。
久しぶりに見たな、綾波の笑顔…。
そして今、僕は日記を書いている。
今日は絶対に書けないな、って思ったんだけど、トウジとケンスケがカメラを持ってどこかへ行っちゃった。
…まぁ、大体予想はつくんだけど。
書きおわったら探しにいこう。
二人のせいで愛する二人のムードが台無しになったら面目ないし。
776 :
二郎:2006/04/26(水) 21:44:34 ID:???
やっと二日目が終わりました。残りあと一日。
文章に違和感を覚えたりしたら頭の方で補完、お願いします。
職人さんGJ!
しばらくぶりに見たけどオッテュの人が増えてて、なんだかうれしいです
愛する二人って誰?
779 :
二郎:2006/04/27(木) 06:37:02 ID:???
>>778 シンジ達とは全然関係がないカップルです。
名付けるなら…男子A女子Aとしましょうか。
テキトウでごめんなさい
それと、太郎さんGJッ!
このスレにはネ申がいる
神待ち
そもそも「碇家」ってどんな家なんだろ?
783 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/01(月) 15:11:52 ID:+ZH3b+9z
おはようマクガーレン大尉
カルピス月 ウォーター日
今日はネルフで起動訓練の日だった。
そこで父さんがとんでもないことを僕に聞いてきた。
最初は珍しく話しかけられて戸惑ったんだけど、内容はもっと僕を戸惑わせた。
だってその台詞が「新しい母親が欲しくないか?」だったんだもん。
結婚するの?って聞いたらさも当然とばかりの態度で
「当たり前だろう。彼女が16歳になったらそうするつもりだ」って。
綾 波 レ イ。
どう見ても犯罪なんですけど(特に外聞の面で)。そしたら「問題ない」って。
「確かにレイはユイ…母さんとは似通った存在だが、
声紋も指紋も含む生体データは別人となるだろう。
しかしそのような記録、MAGIを使えばどうとでもできる。
そうすれば若作りな妻の出来上がりだ。お前も周りの人間に綺麗な母親を自慢できるぞ」
問題はそこじゃなくてベースは母さんでもきっぱりと別人格だという点なんだけど。
そしたら珍しく笑い声まで上げて(※怖かった)
「はっはっはその点なら了承済みだ。レイも快く受け入れてくれたぞ。
それに昔からよく言うだろう。女房と畳は新しい方がいいと」
そういって自信満々に立ち去っていった。
僕の脳裏にリツコさんに包丁で刺される父さんや
MAGIの反乱で生命維持装置を狂わされて苦しむ父さんの姿が浮かんだ。
明日にでも綾波にことの次第を聞いておこう。
今夜はよく眠れそうにない。
どこでも月 いっしょ日
今日は昨日に続いて驚くことがあった。
学校の屋上に綾波を呼び出して昨日のことを聞いてみたら命令だと言われたから承諾したらしい。
僕は正直穴に入りたい気持ちだった。
何処が快諾だよ。弱みに付け込んで脅迫するロリエロヤクザと同じようなものじゃないか。
穴に入りたい気持ちでいっぱになった僕はうずくまって頭を抱え込んだ。
そしたら綾波にそっと抱きしめられたんだ。
戸惑う僕が綾波の名前を呼んだら、
「私はお母さん」だって。
なんでも父さんに僕にお母さんらしいことをしてやれと言われたらしい。
駄目だろう。どう見ても母さんじゃなくて同級生だよ。
僕は恥ずかしさのあまり綾波を振り切って逃げた。
明日からどうしよう、ホント。学校にもネルフにも行きたくない。
こねこも月 いっしょ日
結局僕は学校を休んで部屋に篭っていた。
綾波とどんな顔をして話せばいいのかわからないかったから。
でもやっぱりあのとんでもカップル(仮)は僕の生活をかき乱す。
昼過ぎに超過勤務を終えて帰ってきたミサトさんに何故いるのか問い詰められたけど
事情を話したらすぐにリツコさんに連絡をとってくれた。
血みどろの修羅場になってもおかしくないけど僕にはどうすることもできない。
僕はミサトさんに一縷の望みを託してまたぼーっとしていた。
すると綾波がやってきた。僕を心配して早退してきたらしい。
まさしくお母さん。
何で学校を休んだのか聞かれたけど綾波に言ってわかるものなのだろうか。
並んで座らされたまま何て言おうか模索しているとまた綾波に抱きしめられた。
「心配事があるなら話してごらんなさい。私はお母さんだから」
やっぱりというか何というか自分がその原因だとは理解していなかった。
いや、別に綾波に責任はないんだけどね。
膝を折っているために逃げることも叶わず抱きしめられるまま。
しかもその内視界が転がり、綾波の顔が目の前に。
床に転ばされたはずの僕の後頭部にはやわらかな枕の感触。
「落ち着く?」
むしろ落ち着かなかった。
自分でも感じられるくらいに拍動が大きくなる。
僕の頬に触れる綾波の手が冷たく気持ちよかった。
その心地を欲し続けているのか一向に熱が治まらない。
目の前で綾波の柔らかそうな唇が動く度に自分の唇が硬く尖っていく気がした。
とても目をあわせられなくなり視線を逸らすと視界の端では笑いを堪えているミサトさんがいた。
どれだけ思い巡らしてもかける言葉は出てこなかった。
もしかしてこの時間が続けばいいと思っていたのかもしれない。
包み込むかのように覆いかぶさってくる綾波。
僕はどぎまぎして綾波の言うことに何て答えたのかよく覚えていなかった。
ただ覚えていたのは気持ちよかったとものすごく恥ずかしい思いをしながら答えたこと。
開放されたら綾波が足をしびれさせてしまっていたから僕がマッサージしてあげたこと、
そして気が付いたらミサトさんが受話器をこちらに向けていたこと。
そして…………
……
……
……
飛び込んできた父さんとリツコさんとマヤさんと諸々が大乱闘を繰り広げたこと。
僕に向かって何を血迷ったとか
綾波にやっぱり若い男の方がいいのかと叫ぶ父さん、
台所から包丁を無断拝借していたリツコさんが私と一緒に死んでくださいと狂乱していたり
それを必死になだめるミサトさん、
不潔ですと泣き叫び続けるマヤさんだとか
うるさいと叫んで暴れまわるアスカだとか
部屋のパソコンとかが暴走したり
日向さんがおろおろしていたり
その合間を走り回るペンペンだとかもう目茶苦茶だった。
こんなことになるんなら僕は新しい母さんはいらない。
アルコールが入って隣でぐだぐだになっている人達に明日目が覚めたらはっきりそう言おうと思う。
思いついたらなんとやらで書いてみましたが
目が汚れたとかと許容範囲外であったらスルーしてください。
オッテュ
GJ!
>日向さんがおろおろしていたり
何故居るんだw
何気にチョイ役のアスカがよい。
保守
アゲ
795 :
二郎:2006/05/07(日) 12:20:08 ID:???
三日目
昨日の夜中はやっぱり写真撮ってたみたい。
僕が二人を探しにいこうと、テントを出ようとした時、二人は帰ってきた。
二人は帰ってきて早々、僕に土産話を長々と…。“戦利品”付きで。
頭のなかでは聞いちゃダメだ、聞いちゃダメだ、って何回も唱えたんだ。でも、やっぱり僕も“健全”な男だし、それに、ケンスケの撮ってきた写真が14の僕にはスゴイ刺激的だったから…つい…。
その日の晩はなかなか寝付けなかった。
全身に血が回る…っていうのかな、とにかく、心臓が物凄い勢いでバクバクなってるのが分かって、目を瞑ってもあの写真が目に焼き付いてて…。
このままじゃ絶対寝れないと思ったから外に出たんだ。
しばらくテントの前をうろちょろしてたけど、暇で暇で…。僕の足は川へと向かって動いてた。
別に何の理由もなかったけど、何だろ、ケンスケの話が頭から離れなかったのかな?
とにかく、僕は川に向かってた。
僕の他に寝付けなかった人がいたらしく、その人はしきりに水切りをしていた。
まぁ、アスカだったんだけど。
一歩二歩と僕はアスカに近づいて、いつもの調子で声をかけたんだ、こんな夜中にどうしたの?って。
そしたらアスカ、少し驚いたみたいで肩をビクッとさせてた。そして僕だと分かった途端、いつもの調子で
アンタこそ何してんのよ、子供の寝る時間はとっくに過ぎてるわよ。
って。
…何だかなー、可愛い顔してるのに可愛げがないっていうのは何の冗談なんだろ。
キャンプに来てるんだからいつもと違うアスカを見れるかな、って思ったんだけどムリだったみたい。
…性悪女め。
これを口で言えたら僕もナメられなくなるのかな…。
796 :
二郎:2006/05/07(日) 12:22:26 ID:???
朝食を済ませ、テントを片付け、バスに乗り、学校に着き、そして今、我が家に着いた。
二日ぶりの我が家は、当たり前だけど何も変わったところはなかった。
キャンプも良かったけど、やっぱり我が家が一番だ。
このベッドの感触…、ココが僕の一番落ち着ける場所なんだよね。
制服から普段着に着替えて、一眠りしようかなという時に電話がかかってきた。
電話主はミサトさん。なんでも、今からシンクロテストをするからNERVへ来い、とのこと。
正直僕は嫌だった。
別にテストが嫌いってワケじゃないんだ。ただこの時はすごい眠たかったし、それに…、それに……、えーっと………、
とにかく、僕はベッドで寝たかった。
だけど、このまま電話してても言い包められるのは目に見えてたからアスカに電話の相手をお願いしたんだ。
…この時の僕は少し安直過ぎたと思う。
アスカに電話を替わってから、少し不安だったからその場にいたんだ。そしたらアスカ、イヤだイヤだ行きたくない、今日ぐらいしなくていーじゃないッ、とか、こんな感じのことを言ってた。
僕はアスカがこっち側の人間ってコトが分かったから、安心してベッドに潜り込んだんだ、音楽を聴きながら。
2〜3曲流れたあたりかな?
いきなりアスカが僕の部屋に入ってきたんだ。アスカは僕のイヤホンを引っ張りぬいてこう言ったんだ。
今からNERVへ行くから準備しなさいッ!って。
えっ、えっ?って僕が状況を掴めずにポカーンとしてるとアスカは、
30分後には加地さんが迎えにきてくれるからッ、ほら、早くッ!って。
この一言で僕は大体の経緯を理解した。ミサトさんめ…。
アスカは用件を言いおわると鼻歌交じりに僕の部屋を出ていった。
そして今、僕はコレをかいてる。
はぁ…、今日は行きたくなかったのにな…。
…性悪女め。
797 :
二郎:2006/05/07(日) 12:27:50 ID:???
キャンプ編終わり。
時間かかったワリには…って感じですけど、我慢して下さい。
今後しばらくは単発的なモノを書こうと思います。どうぞよろしく。
アゲ
オッテュ
書き込み
太郎さん、いつまでも待ってます
太郎待ち
太郎さん?
保守
◎月 ■日
綾波はベジタリアンだ。肉を食べない。
気になったのでネットで調べてみるとベジタリアンと言っても色々あるらしい。
例えば卵や牛乳がOKな人もいるし、宗教の教えが厳格な地域もあればそうでない地域もあるとか。
ほとんど果物しか食べないベガンなんて人達もいるとか。
綾波はどうなんだろう。
◎月 ▲日
学校帰りに綾波を食事に招待してみた。
彼女はあまり乗り気ではなかったけど、上目遣い&傾げた首+笑顔でなんとかなった。
僕も捨てたものじゃないらしい。
今回は一つ一つの量を減らしてその分種類を増やしてみた。
僕が前もって説明したのを聞いていた彼女は、獣肉はもちろん貝や魚肉も避けていた。
けど、出汁はあまり気にしないらしい。説明はしなかったけど彼女はそんなことおかまいなしだった。
でも今思うともしかして料理自体ろくにしないせいかそういうことに気が回らなかったのかもしれない。
デザートのクリーム使用のものなんかは普通に食べていた。
卵が平気なのかクリームに卵や牛乳が使われていることを知らないのか…
やっぱり前もって聞いておくべきだったと思う。
今から聞いてもし食べないというのなら彼女の気を悪くしてしまう。
ほんと、気になるなあ。今度ミサトさんにでも聞いてもらおっと。
それにしてもあの細身のどこにあんなに入るのだろうか。動物性のもの以外の食べ物が全部なくなっちゃったよ。
デザートの特製牛乳プリンがミサトさんの分もなくなちゃったけどミサトさんはあんまりそういうの食べないからいいか。
綾波スレとシンクロしてるのか。GJ!
なんでこんなに過疎?
808 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/27(土) 10:53:45 ID:NMqMat65
職人がいな杉
810 :
二郎:2006/05/27(土) 18:31:23 ID:???
○月●日
今日でやっと中間テストが終わった。
最近ずっとNERVに軟禁状態で勉強なんてコレっぽっちもやってなかったからあんまり自信ないんだけど…。
まぁなんとかなるよね。
手応えは全然なかったけど。
テストが終わった放課後、お疲れさまでしたッ、ってコトでいつもの二人と遊びに出掛けたんだ。
行き先はボーリング。
僕がNERVで忙しかった時、二人はほとんど毎日ボーリングしてたみたい。
だからお昼食べてるときとかボーリングの話ばっかしてたんだな…。
さすが、というべきか、やはり、というべきか迷ったけど、二人は結構上手だった。
僕が自己新記録の92を出して喜んでる隣で、184と190…。
喜びは一瞬にして吹き飛んだ。
二人ともボーリングしてる時間を勉強にあてれば成績グンッと伸びるのに…。
捨て台詞を吐いてやろうか迷ったけど、僕は思い止まり喋る予定だった言葉を胸にしまい、ぐっと堪える代わりに僕は二人がトイレに行ってる隙にジュース(コーラ)にコーヒー(ブラック)を少し混ぜた。
ボーリング場を出た後は近くにあったファミレスで軽くおしゃべり。三人でポテトつつきながらいろんなコトを話した。
クラスの女子の話、テレビのバラエティー番組、今流行りのアイドル、今日のテスト、そして、将来のコト。
二人とも漠然とだけど将来のコト、それなりに考えてたのにはびっくりしたな‥。
僕は、将来何してるんだろ?十年後、二十年後…。
まさかずっとエヴァに乗ってるってワケでもないだろうし。
んー、思い付かない。
‥アスカはどうなんだろ?ちゃんと自分の将来のコトとか考えてるのかな
明日にでも聞いてみよ。
オッテュ
またまた長い間、報告もなしにしてすいませんでした。
近々投下させて頂く予定です。
スレの住人さんには数ある毎に迷惑をかけますm(_ _)m
太郎さーーん!!リアルで忙しいみたいですね。
無理なさらずに。しかし久しぶりの太郎さん日記にドキドキ。
お待ちしています。
迷惑なんてとんでもない
816 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/29(月) 09:50:52 ID:86owZWlp
職人待ち
太郎待ち
818 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/03(土) 13:35:19 ID:4FnsPDje
俵万智
生田万
6月3日
父さんにキックされる。
全治二週間(´・ω・`)・・・
ひでぇorz
太郎さーーーーーーん!!
6/6
今日も結局皮オナニーでフィニッシュ。
もう皮も伸びきってしまって今からじゃムケチンにはなれないな・・・
そろそろ包茎手術しにいこうかな
823 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/06(火) 11:38:05 ID:b4/mI+cr
誕生日あげ
MATCH
825 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/11(日) 19:18:50 ID:fsiiQIAc
▲月 △日
今日はα3作目の収録の続きがあった。
5本目ともなるといい加減役作りにも余裕が出てきそうなものだけど
僕は補正がかかって人間がかわるのでちょっとやりにくい。
しかも以前の役も場合によっては復活するので切り替えが大変だ。
アスカもちょっとやりにくそうだったけど綾波やカヲル君はやりやすそうだった。
休憩時、赤木博士がいないことについての話題になると綾波が少し口の端を吊り上げていた。
何か赤木博士に含むところでもあるのだろうか?
826 :
偽シンジ:2006/06/12(月) 22:54:53 ID:???
○月×日 大雨
アスカが突然、僕の持っているゲーム機を貸して欲しいといって返事をするまえに奪っていった。
けれどすぐに挫折したみたいで、ゲーム機片手に頭を抱えて悩んでいる。僕は叩き壊されない
か心配で「アスカには無理だよ」といったのがまずかったのか、挑戦状を叩きつけられた。期限は
1週間後。国語の成績が2のアスカが漢字検定2級レベルの僕に物を賭けての挑戦状・・・・
僕はアスカのためを思ったらその挑戦状はうけるべきじゃなかったかもしれない。でも、アスカは
やる気マンマンだ。高級バッグを買えという内容もあっさり受けてしまったのは可哀想だったかも
しれない。となりからは、うーんうーんとうなり声がここ2,3日続いている。時々何なのよこれーと
なにかが壁にぶつかる音がする。まさか僕のゲーム機を投げつけているいるんじゃないかとひや
ひやするものの、音からして本やペン立てを投げているみたい。
そろそろ夕飯の支度の時間。でも、多分夕飯ができても出てこないかもしれない。お風呂も
わかしたのに、入ろうとしない。でも先に入るよというと怒る。いつになったら片付くのかなぁ・・・
オッテュ
太郎さん太郎さん
もし
α月 ○日
今日からあの部隊に合流だ。
驚いたことに基地で綾波と再会する。
2年前急に消えたっきりだからすごく驚いた。
話しかけてみたんだけどあまり反応がなく身上がまったく聞き出せなかった。
何かあったのかな。それともこんなだったけ?
もうちょっと柔らかなイメージがあったんだけど。
とにかく3機で部隊のみんなと合流して歓迎を受ける。
α月 *日
最近は少数の機体がひとつにまとまってチーム行動をするようになっていたそうな。
で、僕とアスカが同じ小隊員として編成され綾波が外れてしまった。
合体攻撃、移動、コスト、バリア効果、精神コマンド…諸々を配慮するとこうなってしまうらしい。
これからはこれが基本となると名艦長が言うと綾波の視線が痛くなった。
「どうかしたの?」と聞くと「別に…」と顔を背けてしまっう。
文句があるなら艦長さんに言おうよ〜僕に恨めしげな険しい視線を向けないでよ〜。
あ〜あ、僕も言えてないね。
アスカもアスカで綾波にどこか得意げな顔をするものだから余計に綾波の視線がキツくなる。
僕が何をしたっていうんだ。っていうか何もしないから駄目なのかな。
>>830 レイの日記スレだけでなくアスカの日記(LAS)スレともシンクロしてるのか。
職人さん乙!
このスレネ申。太郎さん待ち。
アゲ
おィィ!どうしたァァァ!
丸月罰日
サブターミナルの駅で、『ねるふの小袋』という冊子を配っていた。
本部職員の啓発やら情報交換やらを目的に、総務部が月に一回作っているのだそうだ。
と言っても中身は殆ど遊び半分で作っているらしく、
「本部内オススメスポットの探索!」とか
「碇、冬月の将棋道場」とか、
結構ふざけた記事が並んでいる。
女性職員に対するアンケートなんてのもあった。
今月のお題は「恋人の浮気が発覚したら?」。
「ま、しょーがないんじゃない?」(作戦部M)
「うーん、下剤入りと正露丸入り弁当、どっちがいいかな?」(中学生H)
「やっぱりウイルスです!」(技術部オペレータ)
「野戦装備で殴り込んじゃいます。多分」(諜報員)
「撲殺ね。憎しみを伝えるにはナイフはスマートすぎるし」(A)
「監禁……いえ、何でもないです」(図書委員)
「そうね、私の事しか考えられないように改造して、捨てるわ」(博士)
「融合」(R)
「初号機の本当の使い方、知ってるかしら?」(Y)
まぁ、僕には恋人も居ないし、浮気するような甲斐性も無いから関係ないけど、
みんな適当に言うもんだよね、まったく。
と、カヲル君に話したら、
「……君はもう少し自分の立場を知った方が良いと思うよ?」
珍しく引きつった顔でそう言っていた。
何時もながら意味不明だけど、どういう意味かな?
>「撲殺ね。憎しみを伝えるにはナイフはスマートすぎるし」(A)
アスカだったら絞殺の方が良かったかも。でもGJ。
乙!
「初号機の本当の使い方」でシムス氏のSS思い出した。
あれも遠大なる夫婦喧嘩だったね、そういや。
もう太郎さんは来ないの?
841 :
突然ですが:2006/07/07(金) 00:05:58 ID:???
1月1日
今日はお正月。色々楽しい年間行事の一つだ。
お正月だから初詣に行こうという話しになった。
ミサトさんとアスカは振袖着て行く事になった。
正直、二人の普段との変わり様に驚いた。変わりすぎだ。
不本意ながら顔を耳まで赤くしてしまった。
アスカ「バッカシンジィ、もしかして私の色気にメロメロ?」
ミサト「女って変わるものなの。これでも現役よ?」
二人してからかって来たが、正直その通りだった。
それをキャラ作り・・もとい自分なりの処世術により、
少し照れながら違う違うと否定した。いわゆるいじられキャラだ。
でもって行列に並んでる間にアスカの顔の化粧が口の右下に
ムラっていうか化粧のダマができてたので教えてあげたら
アスカ「どこよ、鏡見るのめんどくさいから取りなさいよ」
とりあえず指で取った。
なぜかきな粉みたいに見えておいしそうな気がしたので
パクッと口にしてしまった。
その後やはり総スカンとミサトさんの「シンジ君、それをやるなら
ご飯粒でやりなさい」って言われた。それを聞いたアスカは
半テレながら叩く蹴るの暴行。
いじられキャラは辛いねぇ。
乙
シンジの性格はキャラ作りの結果だったのかw
にやついてしまったw乙!
オッテュ
「そういえば新年から書き始めたけど大晦日も
書きたいので今から書く。2日分は次のページに書く。」byシンジ
12月31日
大晦日。あと十数時間で新年という一日。
年末にはアレでしょ。ベートーベンの交響曲第九番 合唱
あれを聞くにはカヲル君を動かすしかない。
そう思いおやじに申し出たら
「かまわん。存分にやれ」って。
早速カヲル君の所に行く。ネルフはスタンバイOK。
カヲル「やぁシンジ君、奇遇だね」
僕「どうでもいいけど早く動いたら?」
カヲル「何・・・を?」
僕「知ってるんだよ?君の正体」
カヲル君は動揺している。一気に畳み掛ける。
僕「僕は君を動くのを待ってるんだよ?」
カヲル「・・・・そうか、意味が分かったよ」
カヲル君は体を宙に浮かび、使徒として動いた。
その瞬間から第九が流れ始めた。
青バカ「パターン青、使徒です!」
まぁ青バカはクラシック好きじゃないから
あえてこの計画を知らせなかったので
普通に一人オペレーターとして動いてた。
そして演奏終了。
カヲル「あれ?なんで皆拍手・・?応戦もしてこないし」
本人全く気づいてないのでドッキリの板もって
教えに行った。人一倍歌好きなカヲル君は
にこやかに許してくれた。 でも使徒は殲滅
無理です。ドッキリの瞬間ATFめっちゃ強くなってたもん。
軽く心を閉ざしてるね(笑)
えぇー
太郎さーーーーーーん!!
6月6日
僕はもう駄目です・・・
父さん、僕は母さんの元へ旅立ちます・・・先立つ不幸をお許しください・・・
さよならみんな・・・・
よろしく・・・・・・母さん・・・・
6月7日
×不幸
○不孝
親のことを考えないから不孝なんだって神様に怒られた。
あとアスカとミサトさんにもすごく怒られた。
綾波には無言でチョップされた。
でも、ミサトさんいわく「ちょっち失敗しちゃった」カレーを食べることになったんだから仕方がないと思うんだ。
7月10日
ちょwww
親父に呼ばれて行ったネルフでエヴァ正式パイロットケテーイwwwwwwwwww
いやなんかね、ちょっと乗るのシブってたら周りから「じゃあ俺が乗るよ」「いや俺が乗るよ」コール。
やっとくか…って思って「じゃあ俺が乗るよw」っつったら「どうぞどうぞ」
どうぞじゃねーよwwwwwwwwww
なにそのVipperなシンジ
7月11日
最近アスカや綾波が僕に妙な視線を送ってくるんだ。
まるで僕を誘っているみたいだ。
男としては、嬉しい状況なのかもしれないけど、残念ながら僕には嬉しくもなんともない。
だって僕は洞木さんが好きなんだ。
けど洞木さんはトウジが好きみたい。
僕はいったいどうしたらいいんだろう。
奪 い 取 れ ! !
菊月穴日
シンジ「や、やめてよトウジ…そんなとこ舐めたら汚いよぉ…」
トウジ「そんなことあるかいな、おまえのここは綺麗だよ…」
シンジ「あん…ああん、そんなんしたら…う〇ちでちゃうよぉ…」
トウジ「出せや出せや、ぶっといのひねり出せや」
シンジ「うわあああああああああああああ」
ブリピー!ドバドバドバ…
シンジ「ハァハァ、う〇ち出ちゃったよぉ…しかも大好きなトウジの前で…」
トウジ「ホンマに汚いのォ…」
シンジ「えーん、ひどいよぉ
処月理日
ゲンドウ「何やってるんだ!シンジ…」
シンジ「とっ父さん!」
ゲンドウ「ダメじゃないか…鈴原というヤシは何処へ行った?」
シンジ「知らないよ…グスン。」
ゲンドウ「父さんにまかせろ!!」
そう言って、父さんは13年ぶりに僕にオムツをしてくれた。
858 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/18(火) 00:45:17 ID:Az8QYpD8
*泣き言ばかりで、しかもアスカの体の上でシコシコやるド変態なんだ。(USA 男性)
*コイツはものすごいアホ。ひっきりなしに愚痴って、自分自身の心を決めることができない。
輪をかけてひどいのは、昏睡状態のアスカでマスかきを思い立って射精してしまうこと。
その後は世界を滅ぼすしなぁ。(カリフォルニア州 20歳 男性)
*伝説のメソメソの愚痴野郎。(USA 男性)
*フレイ(ガンダムSEED)の3倍はごねる。(モンタナ州 18歳 男性)
859 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/18(火) 16:17:02 ID:DpBBlh+w
ごねすぎ☆
860 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/25(火) 01:41:50 ID:L5Ist4TY
太郎さんやい
太郎・・・・!
田老町
たろさーーーーーん!!
更新すると言っておきながら、長い期間を連絡なしですいませんでした。
パソコンがウィルスに感染して壊れてしまってから、次のPCを買うのに踏み切れませんでした。
今は、実家の方から書き込んでいるのですが
実家に居る間は少しでも碇シンジの日記を書いていきたいと思っている所存です。
迷惑をかけてすいませんでしたm(_ _)m
ウイルスだけでPCリカバリ不可になるのか?
四六時中HDDガリガリして壊れたとか
待ってましたよ太郎さん!
HDDが有り得ない音を出してガリガリ言った後、次付けたら吹っ飛んでたんですよ。
>>868 それはウィルスというよりは機械的な故障の方が有り得るかも。
どちらにせよご愁傷様です。
>>868 HDDが逝きましたね 残念
二度と聞きたくない音ですねあれは
871 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/11(金) 18:17:41 ID:NxntIt6j
今日アスカと喧嘩した。そして言ってやったんだ。
「ほしゅ」
ごめんなさい、こんな時どんな顔すればいいかわからないの
たろさーーーんって叫べばいいと思うよ。
874 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/11(金) 23:19:00 ID:42rosVdD
たろさーーーん!
いやっっっっほう!
これがエヴァ板クオリティってやつだな!
今日、葛城という人から手紙が届いた。
父さんが呼んでるらしい。僕を捨てた父さんが。
偽物だと信じたかったけど本物だった。
場所は第三新東京市。父さんはそこで働いている。
なんで僕がいらないからと言って捨てた父さんが僕を呼ぶの?
父さんの仕事?
先生達は父さんは偉い仕事をしていると言っていた。
でも自分の子供を捨てた人間に偉い仕事が出来るの?
父さんは何様のつもりなの?
父さんはなんで僕を捨てたの?
それを聞くために僕は父さんに会いに行く。
第三新東京市へ。
877 :
シンジ:2006/08/12(土) 03:05:12 ID:???
父さんやめてよ!ああん!やん!
ドピュッヌ
あなたってそういう趣味があるのね。
あ!やなみ!父さんが…やめてっていったのに!
sage
あげ
ほしゅ
保守
ほ
の
ぼ
885 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/08/31(木) 16:00:47 ID:3eVv/QmP
の
と
太郎街
だ
。
I月S日 バーベキュー
携帯のアラームに反応して、だるい体にムチを入れて起き上がる。
外はすっかり夕焼け色に染まり、ひぐらしの鳴き声とまだ元気がある一部の蝉の鳴き声が不協和音を奏でている。
・・・トウジとケンスケは死んだようにソファーで眠っている。
トウジに関しては、あきませんって!ミサトさん、そんな所は!なんて声上げてるし。
どんな夢見てるんだか・・・もう、そのまま永眠しちゃってもいいよ。
二人を揺すって起こすとミサトさん達との集合ポイントであるロッジのロビーに向かったんだ。
途中で眠たそうなアスカ、委員長、全く疲れた素振りも見せない綾波と合流するなり、アスカから文句を言われた。
アンタがアタシの荷物をぜーんぶ持てるだけの力があったら、こんな疲れてなかったのに!
なんて言われても、僕とは全く関係ないことじゃないか。
僕はアスカの召使いじゃないんだし、どうしてそんな事言われなくちゃならないんだよ・・・。
って文句を言ったら、ロビーに着くまで”男はこうあるべき”加持さんを見習え”というお題でいかに女性を大事にするか説き出すし。
加持さんや日向さんみたいな女性には優しい人が居るから、アスカが付け上がるんじゃないか。
あくまでも僕の理想は亭主関白なんだ。絶対、尻にひかれる事だけはイヤなんだ。
だって、今の僕の生活はどうみても主夫だからね・・・。
そんなこんなでロビーに着くと、そこにはすでに日向さんにマッサージされているミサトさんとリツコさんが居た。
それを見たアスカが間髪入れずに、ほら。男って、あんな感じであるべきなのよ。なんて、含み笑いしちゃってさ。
どうやら、アスカは僕に奴隷になれって言ってるようだった。
早くこの生活から逃げないと僕は一生日向さんみたいにこき使われるんだろうな・・・。
アスカにさ。
ロッジのカウンターで食材(肉・野菜・海鮮等)・飲み物と調理器具・紙の食器等を受け取ると、バーベキューセット併設の調理場へと僕たちは向かった。
調理場は野外にあり、雨を防ぐ吹きさらしの屋根の下に3台の流し台と6台のバーベキュー台が並んでいた。
バーベキュー台はどうやらガス式らしく、ミサトさんが鍵でバーベキューセットの器具が入ってる倉庫のドアを開けていた。
手伝いはしない癖に、気だけは早いんだからなぁ・・・。
とりあえず、肉が入っているクーラーボックスとかを台の上に置くと、焼肉の用意をする分担を決めた。
僕と委員長はとりあえず食材を切り分ける係りになった。
・・・って、包丁握れる人間って他に居ないもんなぁ・・・。とりあえず、僕が野菜、委員長が肉を切ることにした。
トウジとケンスケ、日向さんは倉庫からバーベキューに必要な器具を出してもらう係りだ。
焼き網とか鉄板、金串とか出すもの結構あるからね。
綾波とアスカは、バーベキューセット周りの拭き掃除。・・・アスカはやる気なさそうだったけど。
勿論、リツコさんとミサトさんは重役みたいにただ椅子に座ってるだけだった。
それではあまりにも僕達が理不尽なので、食器の配膳だけ頼んだ。
アスカが不満を漏らすと、誰がこーんないい所つれてきてあげたんだっけ?という、言葉。
アスカ・・・ミサトさんに文句なんて言っても、無駄だって。
僕は委員長の隣で、トウモロコシ、たまねぎ、カボチャ、ピーマン等を食べやすいようにカットしていく。
一応、僕も料理には自信はあるんだ(って言っても、作らされてるんだけど)、だから肉を切っても良かったんだけど、
肉屋で買ったようなg何円の牛肉、豚肉、鶏肉を切ったことはあまりなかったんだ。
だから、委員長の包丁さばきを見て、学習しようかなって・・・。
ああ、ダメだ。なんか、僕の頭の中が本当に主夫の考えになっちゃってるや。
委員長は、牛肉と豚肉を食べやすいように切り分け、鶏肉はトウジが持ってきてくれた金串に僕が切ったピーマンと交互に刺していく。
手馴れてるもんだなぁ・・・僕も、肉の切り方とか上手くなりたいなって思った。
ついでに海鮮モノのエビ、ホタテなんかも水洗いしておく。・・・っていうか、これ肉食べられない綾波用なんだよな。
肉と野菜がきり終わると、それぞれをトレイに乗せて、バーベキューの台まで運んだんだ。
やっぱり、全てが早いミサトさん。バーベキュー台の焼き網はすでに肉を焼けるまでに熱くなっていた。
ミサトさんにしては、珍しく食器の配膳も終わっていた。
しかも、ミサトさんはビールを開け、飲み始めている。・・・どうやら、本当に楽しみなんだな。
とりあえず、バーベキューセットを運び終えて休んでいるトウジ達と空を見つめている綾波、退屈そうに机に寝そべってるアスカを呼んだ。
それぞれ嬉しそうな声を上げて、一つの台の周りに集まってきた。
さて焼こうと思えば、ミサトさんが勝手に豚肉やら牛肉などを焼き始めていた。
本当に早いなぁ・・・。
とりあえず、クーラーボックスから飲み物を出していく。日向さんとリツコさんにはビールを。僕達は、お茶と清涼飲料水を。
皆、勝手に肉を焼き始めるものだから、すぐに網が埋まっていく。
僕は全て埋まる前に綾波用にホタテとエビを何匹かと野菜を網に置いていった。
僕は肉を裏返しながら、トウジとケンスケと話に花を咲かせていたんだ。
と、いきなりアスカの声。
ミサトー、アンタ焼かないくせに食べてばっかり!ずるいわ!
いいじゃなーい。お肉まだまだあるんだしィー♪という掛け合い。・・・僕は、もう慣れてるけどさ。
まぁ、詳しく言うとお肉を取っているのはミサトさんじゃなくて、日向さんなんだけどね。
お肉と野菜のバランスよくお皿に盛っていく日向さん。流石、ミサトさんの召使い。なんてちょっと感動しちゃったり。
綾波は黙々とホタテとエビ、野菜が焼けるのをじーっと見つめている。
時々、自分が狙っていた野菜が他の人に取られてると、その野菜が取った人の口に入るまでを口惜しそうに見つめ、また視線を落としている。
そして焼けたタイミングを見計らい、物凄い橋さばきで自分の皿に盛って行く・・・凄い、早業だったな。
トウジとケンスケは、僕が並べていく肉を片っ端から取っていく。
悪いな、センセ。碇の苦労は無駄じゃない。とか言いながら、食べるトウジとケンスケ。
僕にも食べさせてよ。もう肉並べるの疲れたよ。って思った時、委員長が私が焼くから、碇君も食べて?と言ってくれた。
どうやら、委員長は小食らしくもう食べたから・・・との事。
なぜか、トウジに対して嫉妬する僕。そして、ミサトさんとアスカを見てため息をつく。
リツコさんは、ミサトさんの横でビールだけ飲んでいた。ダイエットでもしてたのかな?
最初は下準備とかで疲れたけど、皆と話ながら肉を食べてると自然とウキウキとした気分になった。
まぁ、途中からアスカがビール飲んだりして、場はメチャクチャになっちゃったんだけどね。
かわいそうだったのは日向さん。
大食いのミサトさんのお世話をしていたから、何も食べられずにそのままバスを運転してネルフに帰っていったからねぇ・・・
ちなみに日向さんは明日から通常業務らしく明日の朝は早いとの事。・・・頑張ってください。
食べた後は花火とかいう案も出ていたんだけど、今日はさすがに疲れたからお開きだった。
バーベキューセットの後片付けは休養施設で働いているネルフ職員の人がやってくれるみたいだし、僕は大いに安心した。
そんな事で、食べ終わって寝る前の挨拶を皆にしてから、コテージに戻ってきた。
着くなり、トウジとケンスケはベッドに飛び込んで眠り出した。よっぽど疲れてたんだろうな・・・。
僕もシャワーに入ってから、寝ることにしよう。
こんな楽しい日が後二日続くなんて、かなりラッキーだな。
遅くなりました。本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m
エヴァンゲリオン再起動という事で、今年も来年もまたエヴァ熱が上がっていくのは嬉しいことです。
895 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/09(土) 03:18:50 ID:2QR9RRGa
キタ――――(・∀・)――――ッ!!
お、太郎さんお久しぶりです。そしてGJ!
久しぶりGJ
お久しぶりです!GJ!
オッテュ
保守
ついにこの時が・・・太郎復活のときが・・・
902 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/19(火) 21:13:30 ID:wfpUw07t
太郎ちん………
太郎三街
ねえねえ太郎さん
なんだい次郎さん
I月T日 1/2
朝早くに起きたので、保養施設内を散策する事にしてみた。
いつも、部屋の蒸し暑さと大量の汗の不快感で目覚める訳だけど、今日はひんやりとした空気のおかげで早く起きられたんだ。
ひぐらしが鳴く声と木の匂いを挽きたてる冷気がとても心地よい。
・・・もっとも、アスカが僕の部屋を占拠しなければ、毎朝あんな不快な思いをしなくて済んだんだけど。
でも、そのおかげでこんなに気持ちいい朝が迎えられるのだから少しは感謝したいと思う。
スズメの涙ほどの感謝だけどね。
一応、コテージにはエアコンが付いているという事で、毛布をはね返して寝冷えしない様に下はスウェットを持ってきたんだけど、
森林に囲まれた保養施設の朝があんなに寒いとは思わなかったんだ。
僕はどうして長袖を持ってこなかったのか考えながら、腕を必死に擦っていたと思う。
先生の家に預けられていた小さな頃は滅多に外で遊ぶことは無かったから、胸の奥に眠っていた探検心が疼いた。
とりあえず、コテージを一周した後は周りの景色を眺めながら、案内パンフレットが置いてあるロッジへとトボトボと歩き出す。
ミサトさん達まだ寝てるのかな?どうせ、お酒飲んで昼まで寝てるんだろうな・・・とか考えながら、等間隔で並ぶコテージを見た。
みんなより早く起きて、散歩できる自分は凄く幸せだなぁ・・・とつくづく実感する。
ロッジへ着くと、案内板下にあるポケットからパンフレットを引き出してみた。
どうやら、休養施設はいくつかの区画に分けられ、巨大な複合施設になっているみたいだった。
パンフレットによると、僕らが宿泊しているコテージやバーベキュー併設の調理場はほんの一部の区画らしい。
・・・父さん、あんたは一体何を考えているんだ。
全てを回りきるのは無理みたいだし、僕はコテージ近くを流れる川を目標にその近くを歩いてみる事にしたんだ。
が、その決心をした瞬間に後ろから悪魔の声を聞いた。
アンタこんな朝っぱらから何してんのよ・・・で、なんでパンフレットなんか持ってるわけ?
アスカだった。どうやら、窓から自分のコテージをぼんやり見ながら歩いてる僕が怪しいと踏んで、後を付けたらしい。
いや、怪しいって何だよ。今考えても、ちゃんとした理屈になってないじゃないか・・・。
何も悪いことしてないけど、アスカに睨まれると急にオドオドし出す僕も僕だと思うんだけどさ。
あ、朝早く起きたから、散歩でも行こうかなって・・・。
なんて、所々どもりながら答える様子を見たアスカは、
アンタまさか・・・三十路直前のミサトに夜這い掛けようとしたんじゃないわよねぇ・・・。
とか疑いのまなざし。ていうか、朝だし夜這いって何だよ。
ていうか、なんか言い回しに棘があるなぁ・・・いつか、ミサトさんに殺されちゃうよ?
誤解も解けたと思って、その場を立ち去ろうとしたらアスカに袖を掴まれた。
本当に夜這いにいかないか心配なので自分も散歩についていくとの事。・・・いや、僕ってそんなに信用ないのかな。
とりあえず、僕が行きたい所をパンフレットでアスカに教えてトボトボ歩く。
アスカは僕の後ろ1mを歩いている。どうやら、こうやった方が監視されてるといった状況を脳に植えつけやすいらしい。
・・・どうみても、拷問だよな。しかも、いつも話しかけてくるアスカが無言ってのがきつかった。
多分、僕の後頭部を睨んでいるのだろうと思い、さりげなく話しかけてアスカの顔を見てみたんだ。
そうすると、なぜか驚いた顔をするとプイッとそっぽを向いた。
この反応・・・何だろ。時々、アスカが分からないんだよなぁ。
なんか、後ろから監視されてると緊張してさ、周りの景色を全く覚えてないんだよなぁ・・・。
とりあえず、川まで着くと、大きめの石の上に座ることにした。ここまで、緊張のせいで一瞬で来たような感覚だったけど、
パンフレットの地図を見ると結構な距離を歩いたみたいで足が疲れていたんだ。
石に座っても、アスカは後ろで僕の事を監視してるみたいだった。それじゃ、疲れが取れないのでアスカも座りなよ。って言ってみた。
最初はいいわよ!なんて言ってたけど、周りを何度も見回すとチョコンと僕の横に座った。
僕は束縛から解放されて、リラックスしてたけど隣のアスカは流れる川とか砂利とか景色を見たりと目がキョロキョロ動いてた。
これといった話題もないしこのまま無言で休憩するのもいいかな?って思ったけど、こんなアスカを見ると
何か話を振らないと可哀想かなって思ったんだ。
星座で人の性格とか分かるんだってさ。って急に話し掛けると、いきなりアスカがひゃっ!って声を上げて反応した。
女の子だから、占いとかそういう話だと乗りやすいって思ったんだけど、これが裏目に出ちゃったんだよな・・・。
動揺するアスカをそのままに、僕は話を続けたんだ。
12月生まれってさ、ガサツで飽き症らしいね。ミサトさんもアスカも12月生まれだし、あながち嘘じゃ・・・
って言ったところで小鹿みたいだったアスカの顔がいきなり険しくなり・・・そして、僕のシャツを掴んできた。
アタシが何ですってぇ?ガサツ?飽き症?もっかい言ってみなさいよ!と、アスカは大荒れ。
揺さぶられ、首がガクンガクンなってまともに答えられる状況じゃなくなる。息できないって思ったとき、後ろの方から声がしたんだ。
こっ、この!裏切りもん!朝早くから、アイビキちゅーやつか!というトウジの震える声と
いやーんな感じ!というケンスケの嬉しそうな声。
センセを脅かそうと思って後付けたんやけど、惣流のやつと一緒に何処か行くから、おかしいとおもったんや!
トウジが一人で妄想を語り出す間、ケンスケはアスカとアスカに掴まれたままの僕をカメラで撮影していた。
やっと生気が戻ったアスカは、僕のシャツを話すとケンスケの方に向かって歩き出した。
こぉの、馬鹿メガネ!何、カメラで撮影してんのよ!早く、止めなさいよ!!大体ね、アタシはシンジがミサトに夜這いを掛けようとしてたから、
それを阻止しようとここまで付いてきたのよ!!
なんて、ある事ない事を言いながらケンスケに詰め寄っていく。
その頭に血が昇ったアスカのデマを信じたこれまた頭に血が昇っているトウジが
シンジ、お前っちゅーやつは!惣流はどうでもいいがな、ミサトさんに手を出そうとは!お前は、ワシが成敗したるわ!
なんて言いながら、僕の方へ歩いてくるし・・・その後はケンスケはアスカに、僕はトウジにとっちめられた。
コテージに帰る間に、トウジとケンスケには訳を話して理解してもらったから良かったものの終始アスカだけは不機嫌だった。
・・・これから朝ご飯だっていうのに、本当に疲れたよ・・・。
たろさが帰ってキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
オッテュ
やっと面白いものが読めるな
>>912 こらこら、太郎さんが帰ってきてうれしいのはわかるけど
そんな事言っちゃあ他の職人さん達がやりづらくなるでしょ。
GJ
ほしゅしゅ
保守
917 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/11(水) 00:50:15 ID:6U3E0258
それでも俺は太郎を待つ!
918 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/11(水) 01:05:03 ID:zD9BBrV5
誰か、[嫌われシンジの一生]ってスレ立ててくれ(自分で立てられないから)
だが断る。
保守
I月T日 2/2 AM8:00-AM11:00
とりあえず、朝食に備えて各々のコテージへ戻る事にした。
玄関で靴を脱ぐ時、トウジとケンスケに、センセは度胸ないでぇ・・・とか据え膳食わぬは男の恥だぜ?碇。
とか好き勝手言いながら、部屋に入っていく。
全くどういう理屈だよ。僕の気も知らないで。
そういえば、学校で惣流と同居できるお前が羨ましいよ。ってクラスの男子に言われたことがある。
最初は猫被ってたアスカもクラスに段々と馴染んできて、僕をいびる姿を何度も見て性格の悪さを垣間見たはずなのに
よくそんな事が言えるよって思ったんだ。
つまり、腐ってもアスカって事か。
僕はこの世の不条理さを一身に感じながら、部屋の中へ入った。
トウジとケンスケの持ってきた私物で溢れかえる部屋は、不快感を通り越して愛着すら感じさせる。
・・・ミサトさんの散らかし癖に比べたら、トウジとケンスケのそれなんてかわいいものだし。
テレビ付近にはケンスケが持ってきたデジカメ一式の器具やクリーニング用品が所狭しと並び、
最早、トウジの領域となったソファーには彼のジャージが何着も掛けられている。
トウジとケンスケは、着替えもせずにソファーで寛いだり、今朝撮った映像を編集してるだけだった。
僕のスペースはと言うと、自分のベッド脇の一部分だけだ。
それも、片付けが楽な様に荷物を固めておき、バッグの上に着替えを置いてあるぐらいだし。
そんな事を考えながら、僕はロフトで着替えを始めた。
着替えが終わり日記を書いていた所にトウジが下から、センセ。これからいいもん見せたるわ!って言ってきた。
悪い予感がした。・・・まぁ、その予感は的中した訳なんだけどさ。
僕が下に降りてみると、二人は今朝撮ったビデオを見ていたんだ。
そう、僕とアスカが二人で何処かへ行くのを怪しんだ二人が僕たちを追跡した時の映像だ。
映像の中のトウジは寝起きドッキリのリポーターみたいに木の棒を口に当て、カメラに向かって喋っていた。
センセが惣流と何処かへと向かいます・・・何処へいくんやろ・・・ちょっと追跡したいと思います。
なんて、慣れない標準語を憎たらしい程の小声で喋ってるし。
カメラの映像の端っこには、トボトボと歩いてる僕とアスカが居た。
撮っていたのはあの河原だけじゃなかったのか。・・・そりゃ、ケンスケだもんな。
そんなこんな考えながら、見ていると映像は最後の河原の部分に差し掛かった。
それまで、僕に茶々を入れていたトウジとケンスケが無言になったかと思うと、
河原の岩に座る僕とそれに座るかどうかオロオロしているアスカの場面になるといきなり映像に合わせて、アテレコし始めた。
ケンスケが、誰も居ないから僕の側に座れよ。と、弱々しい声で言った。
すると、トウジが気持ち悪い高音で、でっ、でも誰か見てるかも!とケンスケに返した。
どうやら、ケンスケが僕で、トウジがアスカらしい。
そんなボケた事を考えた後、僕はムキになって怒り出した。
な、何だよ!そんな事言ってないよ!やめてよ!って言いながら、ケンスケのデジカメを止めようとした。
二人とも分かってないよ。あの時、僕は何にも喋ってないしさ。第一、アスカがそんなお淑やかな訳ないじゃないか。
止めようとしたけど、アスカを真似ている変な声のトウジに押さえつけられ、アテレコは続いた。
映像は、アスカに首を絞められてガクガク首を揺らされている僕の場面になった。
トウジが、アンタ、私だけじゃ飽き足らずファーストにまで手を出してたのね!許せない!と僕の顔に唾を飛ばしながら言い出した。
ケンスケは、自分で首を絞めながら、アスカがガサツで性格悪いから悪いんじゃないか!と返した。
僕は恥ずかしさと怒りで、一層足をばたつかせた・・・と、その時。
ダン、と音がした。その音の発生源を見ると、窓に張り付いたこちらを凝視するアスカと後ろで呆れ顔をしている委員長、そして無表情の綾波の姿が。
コテージの部屋はガラス張りになっていて、外から中の様子を伺うことができるんだ。
それにアスカの位置から言って、テレビの映像は丸見えだった。
そして次に起こった出来事で僕たちは最悪の結末を予感したんだ。
窓越しのアスカがちょっと待ってなさいよ・・・そっち行くから。という声。
つまり、中の声も筒抜けだったっていう事だ。アスカはこっちを一段と睨むと窓の側から消えた。
僕たちはその場で呆けていたけど、すぐに事態に気づいたトウジとケンスケが慌てて鍵をかける為、玄関と回った。
何が起きたか分からない僕はその場で寝転がっていたけど、玄関からの怒声で段々と実感が持ててきた。
聞こえてくるのは、アスカの早くここ開けなさいよ!今すぐ、アンタ達をとっちめてやるから!という声と、ドアを蹴るけたたましい音だ。
間一髪、鍵をかける事に成功したトウジとケンスケは部屋に戻ってきて、部屋のカーテンを閉めた。
ケンスケは念押しに風呂場の窓の鍵も調べに行ったんだ。・・・二人とも、顔が恐怖で歪んでたな。いい気味だ。
でも、トウジの言葉には耳を疑った。
元はというと、あんな朝っぱらから惣流とどっかに行こうとしたシンジが悪いんやからな!
こうなったら一蓮托生や!って、言いながら外に居るであろうアスカに向かって、シンジがあのビデオ見よう言うたんや!
って大声出してさ、本当に僕は関係ないのに・・・
その後は、コテージの四方から聞こえてくる物音にビクビクしながら僕たちは部屋の中で過ごした。
途中で静かになったけど、僕達は外に出る気がしなかった。
途中、ロッジからのコールがあり、ミサトさんがシンちゃん達朝食いらないの?っていう電話があったけど、いらないです。というしかなかった。
ちょっと気になって、アスカ達はどうしたんですか?って聞くと、
笑いながら、アスカ達はとっくに朝食終わらせたけど、シンちゃん達アスカに何かしたの?凄く怒ってたわよ?
朝食を急いで食べた後、何処かに行ったわねぇ。まぁ、お昼はちゃんとロッジに来てご飯食べなさいよ。
って言ってくれた、そんなミサトさんの気遣いがちょっと心に染みた。
・・・でも、僕達は最大のチャンスを逃したことになる。
もうアスカは僕達のコテージの周りで息を潜めて、待ち伏せしているんだろうな。
牢獄に居るみたいな感じがした。
ちなみに詳しく言うと、サバンナに放り出された人間が猛獣から逃れるために自分から牢獄に入った気分。
周りでは、早く出てこないか待ちわびる猛獣。
勿論、人間は僕達、猛獣はアスカだ。
僕が日記を書いている時、トウジとケンスケはどうやってコテージから脱出するかの作戦会議がはじまった。
とりあえず、僕もそれに参加しようと思う。
キタキタキタ━━ヽ(゚∀゚ )人(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)人( ゚∀゚)ノ━━━!!!!
全く、俺の妄想中枢の箍を
何回外してくれるつもりなんだぜ!
乙
信者しかいないから言いづらいけど
つまんないね、コレ
>>928 信者どうこう別にして、
それをいちいち言いにくるお前の頭もどうかしてる。
ありがとう、太郎さん。
太郎さんGJ
>>928 感想を言ったと思うのだが、
具体的に悪いところを言わずにただそういう事を言うやつにSSを読む資格はないぜ
>>932 何?揚げ足取ってるつもり?
今時、文章の最後にプッって付けてる奴にどうこう言われる問題じゃないなwww
だせぇwww
↑必死すぎw
↑
必死すぎ
↑必死
お前らは、ガキかwww
つまんない小競り合いしてるぐらいなら、外出て働けよwww
↑だまれ、童貞野郎が!
久しぶりに伸びたらと思ったら・・・何やってんだ、オマエラ・・・
どいつもこいつも粘着か。大人になれよ・・・
アンチなら来るな(""`д´)ゞ
スレッド情報局から宅急便です。
つ●
うんこは間に合っております
うんこを流さないといけないなwww
スレッド情報局から宅急便です。
つ●
ですから、うんこは間に合っておりますと言っています
本当に自演が好きだな、お前ら。
たろさーーーーんッ!!!
【終】
( ´・ω・`)つ
たろさの纏めスレほすぃ・・
950 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 18:38:34 ID:tX8ZxqaO
太郎町
951 :
960:2006/11/10(金) 19:22:39 ID:???
ちょっと,スレお借りします。
952 :
960:2006/11/10(金) 19:23:25 ID:???
幼なじみのアスカが,ボクの家に転がり込んで来たのは,
今からちょうど半年くらい前だった。
なんでも,ルームシェアしていた綾波と大ゲンカして,
「もう,アンタと一緒の生活はごめんだわ。出て行ってやる!」
・・・と,タンカを切って,出てきたらしい。
インターホンが鳴った。
モニタを覗くと,大荷物を背景にしてアスカがいた。
そして,次に何が起こったのか,その時のボクには理解できなかった。
「あ,そのダンボールはこっちね」「えっと,それは,キッチンにお願いします」
アスカはてきぱきと,引っ越し屋さんに指示を出す。
あれよあれよという間に,続々と荷物の山が築かれる。
ボクが我に返った時には,ダンボールの山々と,
その隙間にちょこんと座って,ポテチを食べているアスカがいた。
953 :
960:2006/11/10(金) 19:24:11 ID:???
「アスカ・・・」
「ん・・・?,あ,ポテチ?いる?」
唖然としているボクの前で,ポテチをぽりぽりもぐもぐしながら。
「そうじゃなくて・・・」
「ワタシ,ニッポンゴ,ワカリマセーン」
「アスカっ!」
「あ,コレね。急に決まったんで。ゴメンね」
アスカはしれっと答える。最後の『ゴメンね』だって,自分が悪いなんて全然思ってない。
でも一応,何でこうなったのかは説明してくれた。
「でも,それならウチの前に洞木さんのところとか,あるんじゃない?」
「んー,ぱっと思いついたのがココしかなくって。そうだね,ヒカリの家でも良かったんだ」
ぽん,と納得したように手のひらを拳でたたく。
昔からそうだ,アスカは。全然,こっちの事情なんかお構いなし。
「あのね,ボクだって一応男なんだよ」
「でも,シンジはシンジでしょ?」
真っ直ぐボクの目を射る碧眼。疑いも一点の曇りもない瞳。
ボクは,大きくため息をつくしかなかった。やれやれ。
954 :
960:2006/11/10(金) 19:24:58 ID:???
事件は,1本の電話から始まった。
「あ,シンジ?」母さんからだった。
「今,駅にいるの。そう,丁度こっちに用があって。一晩泊めてね」
「今からそっち行くから。うん,お父さんも一緒よ,それじゃ」
電話は切れた。
・・・どうしよう。
急に来られても,イヤとは言えない。言えるはずがない。
でも,まだ,アスカと一緒に住んでいることを言っていない。
いや,絶対にそんなこと言えない。
父さんも怖いけど,母さんはもっと怖い。
アスカと両親がここで会ったなら・・・とても怖い想像を,必死に打ち消す。
逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ・・・。
とりあえず,目に付くアスカのものを,片っ端からクローゼットに放り込む。
お出かけ着,化粧品,歯ブラシ・・・エトセトラえとせとら。
なんで女の子って,こんなにモノ多いんだろう。
横目で時計を見ると,もうこんな時間。まずい。間に合うかな。
とにかく満杯になったクローゼットを無理矢理閉め,一息つく。
ふぅ。
・・・ふと見ると,アスカ本体がうつ伏せで寝っ転がって,通販のカタログをめくっていた。
ホットパンツから伸びる白い細身の脚を,ぱたぱたさせながら。
Reference from DCT Wonder3 'KUWABARA KUWABARA'
955 :
960:2006/11/10(金) 19:26:30 ID:???
逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ・・・。
ぶつぶつ独り言を唱えるボクを見て,アスカが気づく。
「どうしたの?」
「えっ?ユイさん来るの?ゲンドウおじさんも?」
「すっごい久しぶりかも。ちゃんとご挨拶しなきゃ」
違うって,アスカ。そうじゃなくて。
「アスカ,とにかく一晩,どこかに行ってて。このとおりお願いだから!」
平身低頭でお願いするボクを,アスカは思いっきりなじる。
「なんで,このアタシがココに居ちゃダメなのよ!バカシンジ!」
アスカの一泊分の着替えと化粧品その他もろもろを,
手早くバッグに入れてアスカに押しつけ,ムリヤリ家から追い出す。
がんがんと家のドアを蹴る音が続く。
「バカシンジ!!!なんでよ!!!きぃっ!!!」アスカの金切り声がする。
逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ・・・。
・・・そのうち,ドアを蹴る音は止み,静かになった。
Reference from DCT Wonder3 'KUWABARA KUWABARA'
956 :
960:2006/11/10(金) 19:27:18 ID:???
これで,準備OK。部屋を見渡して,アスカの痕跡がないかをチェックする。
とりあえず,今晩はなんとかこれで乗り切ろう。
バスルームもキッチンも洗面所もトイレも大丈夫。
『3kg痩せるヨガ体操』のDVD。これはボクが見てるなんて,誰も思わないよね。
タイトルが見えないように後ろに回した。
なんだか,アスカに悪いことしちゃった。
父さん母さんも騙すことになるんだよな・・・。
と,思っていた矢先にインターホンが鳴る。
母さんだ。
玄関のカギを開けようとした瞬間,白のピンヒールが目に入る。まいがっ!
速攻,下駄箱に片付ける。ぎりぎりセーフ。ふぅ。
「シンちゃん,久しぶりね,会いたかったわよ」
母さんがボクを抱きしめる。もうそんなに子供じゃないのに。
「シンジ,変わりはないか」父さんは,相変わらず木訥と話しかける。
その日の晩のことは,あんまり思い出したくない。
「シンジ,これはなんだ?」
父さんが手に取ったのは,ついさっきまで,アスカが見ていた通販のカタログ。
「あ,ボク,つっ通販でモノ買うんだよね,けっ結構忙しいから」
「・・・女物のこんな派手な下着もか?」
「えっ・・・」
・・・アスカぁ,そんなものリビングで見てないでよ。
「息子の趣味をとやかく言う気は無いが・・・おまえには失望した」
父さんから,カタログをひったくる母さん。
「ちょっと,シンジ。そこ,座りなさい」
目が怖いよ,母さん。
Reference from DCT Wonder3 'KUWABARA KUWABARA'
957 :
960:2006/11/10(金) 19:28:25 ID:???
怒濤の一晩だった。
「これはなんだ?シンジ」父さん今度は,紅茶色の長い髪の毛をつまんでいる。
「そ,それは・・・そう,かつらだよ!かつら!」
「かつら?何に使うの?・・・まさか?」母さんの目が点になる。
「こんな子に育てた覚えは無いのに・・・」涙目の母さん。ハンカチで目頭を押さえる。
父さんが『アスカもの』を発見,母さんが小言小言。何度,繰り返したことか。
帰る時にも,「女装するのは,家の中だけにしてね。わかった?シンジ」って。
誤解だよ,母さん・・・。
そんな蔑みの目で見ないでよ,父さん・・・。
Reference from DCT Wonder3 'KUWABARA KUWABARA'
958 :
960:2006/11/10(金) 19:31:42 ID:???
嵐は,誤解と共に過ぎ去った。あぁ・・・。
とりあえず,一安心。
でも,夕方を過ぎても,アスカが帰ってくる気配はない。
このまま,帰って来ないんじゃないか?あんなにひどい追い出し方をしたから。
アタマの中で,考えがどんどん怖い方向へ向かう。
逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ・・・。
ここで考えていても,らちが開かない。
探しに行こう,と立ちかけたその時,インターホンが鳴った。
モニタの中では,肉まんをくわえたアスカがポケットの中の鍵を探していた。
「ふぁふぁいま(ただいま)ふぉれほみやへ(これおみやげ)」
肉まんの袋をボクに渡すと,アスカは何事も無かったようにソファに座った。
「暖かいうちに食べたほうが,美味しいよ」
「アスカ・・・ごめんね」ソファの背をはさみ,アスカを抱きしめる。
「ちょ,ちょっとシンジ,何すんのよ!」
「家に電話するから,そばに居てくれる?」「何で?」
「アスカと一緒に居ること,話すよ」「・・・アタシが出て行ったイミないじゃん」
いいんだ。一番大事な人が,誰かわかったから。
口には出さなかったけど,その時,本当にそう思った。
ずっと,そばにいたい。
Reference from DCT Wonder3 'KUWABARA KUWABARA'
参考:
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1159527435/117-125
最期のシンジの心境変化が非常に急だ
960 :
きも澤ほも直ですっ!:2006/11/10(金) 20:36:11 ID:iLbR70Kj
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
961 :
きも澤ほも直ですっ!:2006/11/10(金) 21:58:20 ID:iLbR70Kj
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
962 :
きも澤ほも直ですっ!:2006/11/11(土) 12:58:02 ID:4vgRCAg/
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手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
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十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
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口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
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白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
963 :
きも澤ほも直ですっ!:2006/11/11(土) 18:12:03 ID:4vgRCAg/
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
964 :
きも澤ほも直ですっ!:2006/11/11(土) 20:28:47 ID:4vgRCAg/
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
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「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
965 :
きも澤ほも直ですっ!:2006/11/12(日) 09:18:42 ID:bvnw+2nC
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
966 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 04:06:21 ID:3ieielPN
次スレはLRSも頼みます
はぁ?なにそれ?わけわからんことしゃべるなよ死ね!
968 :
滝澤ほも直ですっ!:2006/11/14(火) 14:42:01 ID:F4tzQf83
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
970 :
きも澤知直ですっ!:2006/11/16(木) 20:31:41 ID:+db1ulxX
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
971 :
きも澤ほも直ですっ!:2006/11/16(木) 20:44:58 ID:+db1ulxX
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
972 :
滝澤ほも直ですっ!:2006/11/17(金) 10:19:25 ID:0vapKIEw
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
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口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
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973 :
滝澤ほも直ですっ!:2006/11/17(金) 17:50:22 ID:0vapKIEw
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
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「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
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975 :
きも澤知直:2006/11/20(月) 07:49:56 ID:sTw9qSSi
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
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耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
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十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
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今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
うめ
977 :
滝澤ほも直:2006/11/20(月) 17:42:43 ID:f6a4l/77
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
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シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
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十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
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今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
うめ
979 :
きも澤知直:2006/11/20(月) 20:24:32 ID:sTw9qSSi
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
980 :
滝澤ほも直:2006/11/20(月) 20:59:06 ID:sTw9qSSi
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
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「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
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口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
うめ
982 :
滝澤ほも直:2006/11/21(火) 10:35:34 ID:s9RqAeFr
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
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シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
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「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
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こいつマジで大丈夫か?
984 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/21(火) 10:41:26 ID:MwsZACjB
986 :
シンジ:2006/11/22(水) 01:59:42 ID:???
987 :
イチロー:2006/11/22(水) 02:03:23 ID:???
膿梨
988 :
きも澤知直:2006/11/22(水) 13:13:40 ID:KFQFJhUu
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「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
989 :
滝澤ほも直:2006/11/22(水) 20:14:02 ID:KFQFJhUu
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
990 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/22(水) 20:15:14 ID:9dHhbgHe
a
a
992 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/22(水) 20:21:41 ID:9dHhbgHe
a
a
a
a
996 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/22(水) 20:27:18 ID:9dHhbgHe
a
a
a
あ
おいみてるかキモ野郎。
残念だよ。これ以上餌をやることが出来なくて。
1001 :
1001:
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