EoE後、赤い海のほとりで寝ているシンジ。
ふと横を見ると、同じように寝ている女の子………に、なっちゃったもう一人のシンジが居た。
顔を見合わせ、「「な、なんでぇ!?」」
実は、補完の最後で他人を望んだシンジだったが、直後に
「でも、やっぱり他人を傷つけたり傷つけられたりするのは…」
とナヨったのだ。
矛盾する望みに苦悩したレイ/リリスは、ある解決策を図る。
自分がもう一人いれば他人がいてなおかつ他人じゃないからOKだろうと。
女になったのはシンジの他人のイメージが主にアスカやミサトといった女性だったから。
男シンジと女シンジは戸惑う。
特に女シンジにしてみればさっきまで男だったのにいきなり女になっているのだから。
だが、やはり同一人物なので恐かったり心の壁があったりはせず、首締めとかも無かった。
かくして、赤い世界での二人きりの共同生活を始める……
しかし、対して娯楽もなく他人の目もない世界でヤリたい盛りの男女が暮らしていると。
どうせ同一人物なのでオナニー感覚で、退廃的なSEX三昧の日々が続く……
一方、レイ/リリスは苛々していた。
自分の思惑とかなり違ったことになっているから。
レイの予定としては、
まず二人でしばらく過ごす→物足りなくなり、さらなる他人を望む→次々と赤い海から帰還
のはずだったのに、お互いの体を貪っているシンジズは快楽にハマッており、
自分とのSEX中毒になっただけで全くそれ以上の他人を望まない。
シンジズが体位48手全部試しとかをしている頃、ついに切れたレイは
女シンジだけ強制逆行。
動揺する男シンジに、レイが「私が代わりになるわ」と言う。
実は見ていて少し欲求不満になっていた。
男シンジもまんざらでもなく、この世界はこれでそれなりに大団円。
一方、女シンジは
こちらは大団円どころではなかった。
何しろ自分とのSEX中毒になっているのに引き離された。
基本的には他人が恐いシンジなので他の人間なんか駄目なのだ。
絶望しかける女シンジだが、背後から救いの声がかかる。
「き…君?避難しなくていいの?」
振り向くとそこには見慣れた顔。
そう、この逆行は、よくある
「その世界の自分の体へと逆行。当然シンジは一人しかいない」
ではなく、
「体をもったまま逆行。その逆行先の世界のシンジもちゃんと存在。」
だったのだ。
思わぬ幸運にホッとする女シンジだが、いい事ばかりでは無かった。
当然の如く、サキエル戦が一段落した後ゲンドウに不審者として取り調べられる女シンジ。
言い訳なんか思いつかないので、観念し思い出せる事を素直に話す。
と言ってもゲンドウが独自の補完計画をすすめていたとかはそもそも女シンジは知らないが。
聞き終えた後、しばらく考えこむゲンドウ。
(情報をたくさん持っているのは危険だが、別に自分の野望は気付いていないようなので
粛清の必要は無さそう。
それどころか、使徒の情報源、また、予備のチルドレンとして有用ではないか!)
ゲンドウが考えてる間びびっている女シンジ。
ゲンドウの最終結論。
女シンジはサードの予備として補欠チルドレンに。
身元は戸籍を改竄。
シンジの双子の妹、碇シオリ(仮。別にシズクでもシトネでも何でもいい)とする。
ゲンドウに話した情報を洩らすと「事故」が起こるので気を付けろ。
色々あったものの、身元は確保できてほっとする女シンジ。
気弱ながらなけなしの勇気を使って兄妹という事を前面に押し出し、
男シンジとの二人での同居を勝ち取る。
これでまた自分との肉欲の日々……とピンク色の期待で身をよじらす女シンジだが、
計算外のことがあった。
男シンジとは、お互い同一人物だと知っていた前の世界ほどではないが、
預けられた先での扱われ方とか育ち方がほとんど同じ、とウソ(でもないが)
をつくことで親近感を得たことと、やっぱ本質的には同じということでかなり打ち解け
心の壁も碇シンジとしては異常な程薄くなった。
しかし。
男シンジはあくまで女シンジは双子の妹と紹介されている。
女シンジはゲンドウから釘をさされているためそれは訂正できない。
かくして、男シンジと関係するためには相手に「妹に手を出す」という
ハードルを越えさせなければならないのだ。
(でも所詮は僕。誘惑すればすぐさ。現に赤い世界でも自分どうしであんなことになったし)
なんて考えていた女シンジだが、甘かった。
「シンジ、好きだよ」とか告白しても、もっと直接的に「お兄ちゃん、抱いて」とか誘惑しても、
動揺しながらも男シンジは女シンジの肩を掴み
僕たちは兄弟だよ、とか言いながら押し戻すのだった。
(なんで僕のくせにそんなにモラル的、理性的なんだよ!?)
と内心抗議の声でいっぱいの女シンジ。
男シンジは
「自分と同じかわいそうな境遇にあった妹を護ってやる」
という意識を持つようになってたのだ。
そんなまるでトウジのような健全な役回りに自分をおいた男シンジは
モラル的にも健全になり、「妹に手をだす」というのはかなり誘惑されるものの
絶対に越えてはいけない一線となっていた。
しかしそんな事情は女シンジには関係ない。
毎晩、欲情に火照る体を持て余しながら男シンジの誘惑にトライするのだった。
果たして、彼女は再び自分との堕ちた性愛三昧の日々(しかも今度は兄妹という倒錯感付き)
を手に入れる事ができるのか。
タイムリミット(サードインパクト)がじりじりと迫る中、
今夜も明日も明後日も、彼女の誘惑は続く…
僕は、もう一度触れたいと思ったんだ…。
…でも、やっぱり他人を傷つけたり傷つけられたりするのは怖いかもしれない……。
赤い空。
「やっぱり、僕だけだよね…、戻ってきたのは。 あんなこと思ったんだし」
少年―名前は碇シンジという―が口走った。
「でも、他の人に、僕じゃないヒトに触れたい、と思ったのは嘘じゃないんだ」
そう、呟く。
「でも、ヒトはヒトを傷付けるんだ。 僕は、もう、耐え切れないと思う」
思い出すのは、赤い髪の少女。
「アスカは僕を傷つけたんだ。 でも、もっと僕はひどいことをしたんだ」
病室の記憶。
「だから、もう他人は要らない」
じゃりっ
少年が音のした方へ頭を向けた―
「?」
少女が寝ている。 見知らぬ少女らしい…が。
ゆっくりと、彼女が起き上がった。 怪我はしていないようだ。
少女が目を開けた。
黒髪、黒い目、黄色の肌、何かに怯えたような瞳の中。
そう、それはまるで…
「「僕だ」」
「「な、なんでぇ!?」」
少女は絶頂に達した後の白濁した意識の中で、しかしそれを見た。
屹立する少年の陰茎。 それは恐ろしくもあったが、それと同等に、いや、それ以上に愛しく思えた。
少年もまた興奮しているのだろう、多量の先走り液で亀頭が光り、陰茎が震えている。
「んっ…」
そして少女は、躊躇いもせず少年の陰茎を口に含んだ。
「はあああっ…!」
少年の陰茎を、これまでに経験したことの無い快楽が襲った。
腰が無くなった様な快感、そして充足感。
「ん、んぐっ…」
少女の口腔の中で更に大きくなり、そして跳ね上がる陰茎。
少年はこの快感を半身にも享受して貰いたかったのだろう。 少女の体勢を逆にし、
内腿まで垂れてきている愛液、その源に口をつけた。
「ひぎっ…! ああああっ」
先程までの乳首への愛撫とは比べ物にならないほど強烈な快感が、秘裂から脳天まで駆け巡った。
「はあっ、あっ、あっ」
そして少年もまた、陰茎から立ち上ってくる衝撃に酔っていた。
体液が交じり合うことで発する、淫靡な音が響き渡る世界。
>>12は間違いです。
少年は戸惑った。
それはそうだ、今まで自分だと思っていたものが隣にいるのだから。
そして、それ以上に少女は戸惑った。
少年と同じ理由のみならず、あまつさえ性別すら違うのだから。
「なんで、なんでなんだよ!」
少女は慟哭した。
「ボクは、他のヒトに遭いたかっただけなのに! どうして、どうしてボクがいるんだよ…」
その問いにも少年は答える術を持たなかった。 当然だ、自分でさえ状況を把握していないのに。
しかし、それでも少年は少女を抱きしめた。 自分の半身が離れてしまうようだったから。
「大丈夫、大丈夫だから…。 僕が、僕が居るから」
「んっ…」
半身を抱きとめた少年は、心が安らいでいくのを感じ、
半身に抱きとめられた少女は、自分の居場所を見つけたと感じた。
隔てるものの無い人の心に、二人は初めて出会い、そして、赤い、赤いこの世界で、生き始めた。
それは必然だった。
何も無い、誰も居ないこの世界。
傷ついた二人の心がお互いを求め合うのは。
そうしないと、壊れてしまいそうだったから。
そうしないと、泣いてしまいそうだったから。
「んんっ…、はぁっ…」
少年の手が、少女の小さな双丘に触れるたび、少女の声が虚空に響く。
少年に触れられる前から期待で硬くしこっていた双丘の先端に、少年の指が伸びる。
「! くぅっ、うん、はあっ…」
敏感な反応を示した少女に満足したのだろう、少年は執拗に先端を弄ぶ。
「ここ? ここが気持ち良い…?」
「う、うんっ…。 ああっ、はあ、ひうっ、んっ…!」
男とは思えないほど細い指での繊細な愛撫に、少女の乳首は更に硬さを増した。
穢れを知らない、幼いといっても良い少女に似つかわしくない艶かしい喘ぎ声に、
少年も陰茎を熱く滾らせる。
「それじゃあ、こういうのは…?」
「あああっ! やっ、そこは、か、感じすぎてて…ひゃうっ!」
敏感になっている少女の、薄い桃色をした乳首に少年の舌が艶かしく動く。
その動きはまるでナメクジのように。
「あふっ、ううん、あっ、あっ、あっ」
少女の声が段々と上擦ってきた。 周囲には、少年が少女の乳首を舐め啜る音しか聞こえない。
少年はなおも執拗に責めを加える。
「ああっ…! そこだけ、そ、そんなにしたら、そこだけで、ボクっ」
それを聞いた少年はしかし、その手を緩めるどころかさらに激しく少女の乳首を啜った。
「そこっ…! へ、変になっちゃううう! ひっ、あっ、ぎっ、だ、だめええええっ!」
少女の身体が数瞬痙攣―痙攣と呼ぶには余りにも激しすぎたが―し、力なく崩れ落ちた。
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本スレから出張して来ました。
一応ここまで書いてみたんですが、いかかでしょうか?
少女は絶頂に達した後の白濁した意識の中で、しかしそれを見た。
屹立する少年の陰茎。 それは恐ろしくもあったが、それと同等に、いや、それ以上に愛しく思えた。
少年もまた興奮しているのだろう、多量の先走り液で亀頭が光り、陰茎が震えている。
「んっ…」
そして少女は、躊躇いもせず少年の陰茎を口に含んだ。
「はあああっ…!」
少年の陰茎を、これまでに経験したことの無い快楽が襲った。
腰が無くなった様な快感、そして充足感。
「ん、んぐっ…」
少女の口腔の中で更に大きくなり、そして跳ね上がる陰茎。
少年はこの快感を半身にも享受して貰いたかったのだろう。 少女の体勢を逆にし、
内腿まで垂れてきている愛液、その源に口をつけた。
「ひぎっ…! ああああっ」
先程までの乳首への愛撫とは比べ物にならないほど強烈な快感が、秘裂から脳天まで駆け巡った。
「はあっ、あっ、あっ」
そして少年もまた、陰茎から立ち上ってくる衝撃に酔っていた。
体液が交じり合うことで発する、淫靡な音が響き渡る世界。
「ああっ…! 僕、もう…」
激しい愛撫で、精液が出かかっている。 少年は暗に止めてくれるよう頼んだつもりだった。
「ああああっ、んっ、はあっ、そ、そんなにしたら…っ」
が、逆に少女の奉仕は激しさを増した。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
もう少女の秘裂を舐めるどころではない。 段々と少年の頭の中が麻痺してきた。
「いっ、はっ、で、で、出ちゃうよっ…!」
まだ少女といっても通じるような繊細な声で彼は鳴いた。
その一瞬後、少女の口内に精液が迸った。 正に“噴出”といって差し支えないほど大量に。
「ん、んぐっ…! んっ…、んんっ、んむ…」
しかしその大量の精液を、少女は全て飲んだ。 決してそれ自体が美味な訳ではない。
だが、ただ、ただ愛しいのだ、どうしようもなく。
そして、自分の半身が出したもの、それを飲むという行為だけで己の中心が熱くなってくるのを止められない。
それが証拠に、少女の愛液は今はもう、秘裂から垂れるほどになっている。
疼く、もっと感じたいと。 そして、その疼きを抑えられるのは。
精液を全部吸い取られそうな快感の中で、少年も感じた。 自分は、この少女を愛しているのだと。
この半身こそ、自分の求めていたものだと。
「んくっ…、ぷはっ…」
少女が顔を上げた。 少年と目が合い、そして
「「君と、一つになりたい」」
と二人は言った。
「怖い…?」
少年が尋ねる。
「うん、少し…。 でも、君はボク」
「僕は君」
「だから、大丈夫。 …来て」
少女からの誘いに、少年は限界まで張り詰めた陰茎を、少女の充血した裂け目、その入り口に押し当てた。
「ひっ、うんっ、あ…ん」
もうそれだけのことで、快感によって少女の背筋が震える。
「いくよ…」
少年が徐々に少女の中に割り入っていく。
「ひぐっ…、ん…」
「痛い?」
「だ、大丈夫…、だから…もっとボクの中に入って」
「分かった…」
そういうと少年は、少女の苦痛を短い時間で終わらすよう、陰茎を一気に奥まで突き立てた。
「ひっ、あああ…っ! きゃあああっ!」
無理矢理引き裂くような音を立てながら、異物が膣内に侵入してきた。
しかし、少女は破瓜の痛みよりも、今までにないほどの充足感を感じていた。
そう、それはまるで幼き日、記憶の彼方にあった幸せな時間のような。
「痛くない?」
「…うん、動いていいよ」
半身に嘘をついても仕様が無かったし、現に急速に痛みが引いているのは事実だった。
「じゃあ、動くよ」
「! あふっ、ひんっ…、あ、はあっ…」
…そして、信じがたいほどの快楽が押し寄せて来ているのも、また事実だった。
「ああっ、ぼ…ボクの中、気持ちいい?」
「うん…っ、あっ、気持ち…良いよ…、はあっ」
「ボクも…、あっ、ひゃっ、ふあ、うんっ…!」
粘膜と粘膜が交わりあう異質な音が、二人の興奮を高めていく。
少年が、少女の中一杯に入った陰茎を引く度に、少女は内臓を引きずり出されるほどの快感を味わう。
「あああっ、気持ち…、いい…っん…あああ!」
少女のまだ小さな膣に挿入する度、少年は陰茎を食い千切られそうな感覚に襲われる。
「んっ、あっ、はぁっ、あっ」
自分の求めていたものをやっと見つけたという幸福感と、性交による性感がないまぜになって、
口腔での愛撫では到達し得なかった高みに、二人は上り詰めようとしていた。
「あっ…、うんっ…、はっ…! んん! な…なんか来てる…ひっ、あ、ふぐっ…」
「うん…、はあっ、ぼ、僕も…もう、あっ」
「あ…ん、や、ま、真っ白になってきた…くっ、あっ! あっ、ひぐっ、あっ、ああ!」
「ぐっ、っだ、出すよ! くああ!」
「「ああああああああ!」」
ついさっき放出したばかりだというのに、少年の精液は膣の中だけでは収まらず、結合しているその隙間から溢れ出した。
しばらくして、少年が息をつきながら離れた。 大量の精液と血に塗れた少女の身体は
生臭く、またそれ故に淫らだった。
少年の陰茎は未だ治まることを知らず、天に向かってそそり立っている。
しかしそれは少女も同じだった。 あの白くなる感覚、それを求めて身体が疼き、愛液が溢れ出ている。
「もう一回…」
それはどちらからだったのだろう。 自分の半身と快感を求めてまぐわり合う行為は、それから二昼夜の間続いた。
傷の舐め合いというならそうなのだろう。 しかし責めることのできる者は居ない。
そして、二人の生活が始まった。
幸い、食料や住居には困らなかった。 建物はそこら中にあったし、ヒトはもう
いないのだから。
衣類に関しては、更に困らなかった。 というより、必要がなかったと言うのが
正しいだろう。 もともと、自分の半身に裸を見られたところで恥ずかしくは無い。
その上、この世界は常時適温に保たれているらしく、防寒の意味でも衣服を着用する
意味がなかった。
それでも最初のうちは今までの習慣もあって着ていたのだが、もうひとつの
理由―それが一番大きいのだが―によって、結局衣類は投げ捨てられることになった。
「ねえ…、しよ」
「うん」
二人が唾液を交換する。 少女の口から零れ落ちた唾液が顎から垂れ、なだらかな
乳房を通ってきめ細やかな肌をした腹をなぞってゆく。
口づけと言うより、互いの口腔を犯し合っていると言った方が正しいような、
そんな接吻。
「ぷはあっ…」
かれこれ5分ほど続いただろうか、少年から口を離した。
「ねえ、もう我慢できないよ…。 いい?」
少年が言い、少女の秘部に手をやる。
「ひぅ、ん…! う、うああ…」
既に少女の秘芯は濡れそぼっており、少年の愛撫によって淫らな音を発していた。
しかも、つい1時間ほど前に行った性交の際に少女の膣内に残った少年の精液も、
潤滑剤として少女の性感を高めていた。
「入れるよ…」
二人は後背位の体勢になり、少年は少女の秘裂へ己の分身を突き立てた。
「うぐっ…、ふ、深いっ…、んふっ」
何百となく性交をしてきているとはいえ、本来は14歳の肉体なのだ。 膣は浅く、
後背位になると、少年の亀頭が子宮に擦れる。 しかし、最近はそれすらも快感に
変わってきている自分をまた、少女は感じていた。
「ああっ、奥っ! 奥が擦れて…、っはああ!」
休みなく繰り返される少年の激しい抽送に、少女は軽い絶頂に達してしまったらしい。
四肢の力が抜け、肩を地面につける格好になる。
「ぎっ、あ、ひっ、えああ」
だが、少年の動きは止まらない。 少女が、もっと激しい行為を求めているのを
知っているから。 中性的な顔立ちをした少年の額に、汗で黒髪が張り付く。
「あっ、そこ、そこ深い、いっ! は、あ、あ、ひぐっ…!」
「またきつくなってきたよ…、あっ、はあっ、はっ、はっ」
少年の激しい息遣いと、少女の絶叫とも悲鳴とも言えるような喘ぎ声。 二人の肉体が
ぶつかり合う音と、体液が混ざり合う卑猥な音と香り。 それらが混ざり合って、
二人の性感を急激に高めてゆく。
「あっ、あっ、ふうっ、はん! ぼ、ボク、ボクもう、ひんっ、あああああっ!」
「僕ももう、あっ、はあっ、だ、出すよっ! はっ、はっ、はあああっ!」
「「あああああああっ!」」
二人は同時に果て、少年は少女の中へ白濁した液体を放出した。
しかし少年はすぐに肉棒を引き出した。 その肉棒は放出したばかりだというのに
いきり立ち、精液と愛液に塗れていた。 そして少年は少女に言った。
「はぁっ、はぁっ、ま、まだ足りないんだ…もう一回」
「っ、うんっ…。 じゃあ今度はこっちに…」
と少女は、ピンク色に色付き、ひくついている自分の肛門を広げた。
「んっ、いくよ…」
淫猥に濡れている自分の肉棒に、滑りを良くする必要が無いと判断したのだろう、
少年は亀頭を菊門に押し当て、徐々にめり込ませていった。
「ひぎぃっっ! がっ、はあっ、うんっ…さ、裂けちゃうっ…!」
肛門に肉棒が割り入ってくる感触に、少女は悲鳴を上げた。
だが、少年の挿入は止まらない。
「あ、ああ、き、きつい…」
亀頭を潰されるような感触が、膣とはまた違った快感をもたらしてくれる。
「ぎっ、う、ふ、ううん…はあっ!」
拡がった肛門と直腸に、苦しみの中から快感を見つけ、酔う少女。
「う、ん…、全部、入った…。 動くよ」
「あああっ! うう、あああ」
少女の声は既に返事になっていない。 倒錯的な快感に、既に絶頂に達してしまった
ようだった。
「ふっ、ぐっ、ぐっ…」
肉棒を万力で締め付けられるような感触が少年を襲う。 押し潰されそうな快感が
寄せてくる。
「え、えあ、あああああっ、んぁ…」
少女は濁った意識のままで、それでも更に快感を求め、腰を振っている。
陰茎によって引き摺り出される肛門の周りの肉がグロテスクに蠢く。 腸液に塗れた
肉と屹立した男根が奏でる光景は、急速に少年の興奮を頂点へと連れて行った。
「あっ、ああっ! また、また出るよ…っ! あ、あああああっ!」
陰茎から精液が多量に迸った。 二回目だというのにその量は減るどころか、
更に増えているように少年には思われた。
「えあっ! ぅん…ひぐっ! あふっ、ひぃっ、ああっ、ゃあああああっ!」
噴出した精液に刺激された少女は、もう一段上の高みに上り詰め、意識を失った。
二人は食事と睡眠以外の時間をすべて性交に当てていた。 飽きることもなく、
それどころか当初より段々激しさを増していくようだった。
それが三月ほど続いた頃だろうか。
突然、少女が消えたのは。
青い空。 白い雲。 照り付ける陽射し。
あの赤い世界とは対極に位置する世界に、少女はいた。
「夢…?」
自分は第壱中学校の女子制服を着ている。 あの爛れた生活の間に、いつの間にか
女でいる事に慣れてしまったのかと、苦笑しつつも久しぶりの陽光の感触を愉しむ。
…そうか、自分は先程まで半身たる少年と性交していて、いつものように気を
失ったのだ。
「あっ、んんっ…」
快楽の余韻を思い出した少女の中心が疼く。 もう一度少年と愛し合おう、そう決めた
少女は目覚めようとした―筈だった。
「…あ、あれ?」
目が覚めない。 それどころか、コンクリートの焼ける匂い、風が運んできたむせ返る
様な緑の匂い、どれも本物のように感じている。 そう、赤い世界ではついぞ感じる
ことの出来なかった、自然の匂い。
―そして突然、少女は理解してしまった。 これは現実なのだと。 夢などではない
のだと。 何故かは分からないが、自分はどうやら、あの、暑い、苦しい世界に、また
戻ってきてしまったのだと。
「あ、ああああっ!」
だが、現実を理解することが必ずしも良い結果を生むわけではない。 自分の半身と
片時も離れない生活を送ってきた少女には、この凄惨な事実を受け止められるほどの
心の強さが有ろう筈も無かった。
あの頃のような、濁った瞳で虚空を見る。 手に入れられそうだった仄かな希望―例え
それがかりそめのものであったにしてもだ―を奪われた少女には、辛過ぎる現実だった。
余り遠くない所で戦闘機のジェット音が聞こえる。 いっそ、それに殺してもらいたいと
少女は思った、その時だった。
「き…君?避難しなくていいの?」
自分の半身の声が、後ろから聞こえたのだ。 振り向いた先には、紛う事なき少年の顔。
少女は、少年の顔を認識した瞬間に飛びつき、抱きしめていた。
「逢いたかった、逢いたかったよ…」
少女は少年の耳元で囁く。 もう離れたくない。 少年さえいれば、他に何も要らない。
少女は、いつものように少年へと接吻をし始めた。 絶望から希望へと、ジェット
コースターのように揺れ動いた少女の心は、より深い感触を求めて、少年の口腔内を
犯す。
「ふぅっ、うん、んむっ…」
少女の暖かい舌が、少年の口内を陵辱してゆく。
一方、少年は戸惑っていた。
つい最近、もう何年も連絡がない父から「来い」とだけ書かれた手紙を受け取ったのが
始まりだった。 気が乗らないままに来てみれば、突然の避難警報によって停止する
列車。 何事かと思って外に出たところ、ふらふらとしながら空を見つめる、制服を着た
少女が居て、警報が出ていることを知らないのかと思い声を掛けてみただけなのだ。
その少女に、口内を犯されている…。 平均以上に奥手で、対人恐怖症気味な少年は、
接吻はおろか、女子生徒と親しげに話した記憶すらほとんど無いのだ。 突然の
口付けの衝撃はしかし、少年の理性を急激に奪う麻薬となって彼の脳内を駆け巡って
いった。
「んっ、うんん…」
少年が少女の舌におずおずと答える。
「はんっ、うむぁ、あん…」
少女はその返答に喜び、ぬめる舌を執拗に少年の舌に絡めてゆく。 少年にとって、
初めての接吻の衝撃は甘美過ぎた。 自分の器官を犯される快感に、少年の陰茎は
痛いほど勃起し、先端から出る大量の体液が下着を濡らす。
しかしまた、それは少女も同じだった。 元々、少年と性交しようとしていたのだ。
半身を見つけたことで更に高まった性欲から導き出される愛液は、下着を濡らすだけに
留まらず、内腿を伝って垂れ、その先の白い靴下が透けるほどになっていた。
「ん、んぁっ…!」
少女が少年の陰茎に触れた。 学生服の上からでも、硬く、太くなっているのが分かる。
しかも多量の先走り液によって、黒いズボンは既にぬめっていた。 少女は恍惚とした
表情を浮かべながら、少年の陰茎を愛撫する。 と同時に、自身の秘裂を弄び始めた。
「ふ、ふあぁっ、で、出ちゃうよ…っ!」
真っ白な意識の中で、少年はうわ言の様に呟く。 少女の接吻によって破裂寸前だった
陰茎に、学生服のズボンの上からとはいえ、直接刺激が加えられたのだ。 今までに性的
刺激と言えば自慰行為しか経験の無かった少年にとって、他人の手による奉仕は今までに
ない快楽となって襲い掛かった。
「ああっ、待って…!」
少女は一旦愛撫を止め、少年のズボンを下ろした。 少年の白いブリーフは、既に
陰茎の色まではっきり分かるほどに濡れていて、少女の興奮を煽るだけの意味しか
持たなかった。 少女はもどかしそうにブリーフを下ろすと、透明な液が溢れ出ている
陰茎を、喉の奥まで躊躇うことなく差し入れた。
「はああっ、もう、もう出るっ…、あああっ!」
少女が口淫を始めてから数瞬後、余りの快感に耐え切れなくなったのだろう、少年の
陰茎は少女の口から撥ね出し、放出された精液は少女の顔面を覆った。
少女の秘芯は自慰行為によって、既に限界近くまで到達していた。 それが、少年の
精液を顔面に受けるという被虐的な快感と相まって、少女もまた背徳的な絶頂に達した。
「はああっ、んっ…、ぼ、ボクっ、はあん、ひっ、あああああっ!」
しばらく後、顔を洗ってきた少女は、疲労のためか眠っている少年の違和感に気付いた。
「髪…」
少女の記憶に拠れば、自分の半身はもっと髪が長かった筈だ。 自分は肩近くまで伸びて
いるのに、今ここで寝ている少年は最近切り揃えたかのような髪。 しかも、少年が
着ている制服は、自分がかつて通っていた中学校、第壱中学の物ではない。 どちらかと
いえば、そう、先生のところに居たときのような…。
そこで少女は気付いた。 晴れた日、列車に乗った自分、避難警報、戦闘機。 そして
列車に乗って来た自分ではない自分。 もし、この世界が前の世界だと同じだとしたら―
果たして少女は異形の怪物を見た。 それはほんの少し昔、自分が見た光景と全く同じ
だった。
第三使徒、襲来。
そして少女の、二回目の物語は始まった。
テンプレ補完乙です。
あと
>>12の間違いごめんなさい。
おつくあれ
29 :
847:04/01/17 11:03 ID:8tLuV8+2
みなさん、おつかれさま&ありがとうございます。
5分以内にレスがあったら責めシンジきゅん♀×受けシンジきゅん♂ネタ書く。
5分以内にレスがあったら責めシンジきゅん♀×受けシンジきゅん♂ネタ書く。
ぬぅ、書き込めてない、改めて10分以内にレスがあれば♀シンジきゅん×♂シンジきゅんネタ書きます。
さぁ、書きたまいよ。
書きます、書いてます。
一時間未満で燃え盛るようなものは出来ないと思いますが…乱れる♂♀シンジきゅんを製作途中です。
「やっぱり思ったんだ…ボク達って優しくされなくてもいいんだ、どんな形でも他人と触れ合えればいい…って」
「な…っ!そ、そんなわけ無いじゃないか!君も僕なんだろう?!何で君も僕の事を分かってくれないんだよ!やっともう一人の僕と話せてやっとわか…っ!?」
堰を切った少年の顎を少女の両手が持ち上げそっと唇に寄せて自らの雫を少年に注ぎ込み、最後に軽く舌先で押し込んでやり、少しながらも蕩けた笑みを浮かべて囁く。
「は…ぁ、ぷ…ぁ…んふぅ、僕の言いたいことは分かるよ…それに言い方が拙かった?ボクはね…今だから分かるんだ、”碇シンジ”は自分にとっても他人にとっても征服されたい…征服したい、そんな……うん、そんな…」
どさりっ。
少女は少年をベッドの上に突き飛ばし妖しく圧し掛かりながらこう宣言した。
「碇シンジは責められたい願望を持っている…」
つづくっ!てかあくまでつなぎっ!自分ながらとんでもないこといいだしちまったぁ…がんばりまふ。
37 :
その2:04/01/17 21:21 ID:EKO6TMD6
「はぐっ…な、何のことだよ!僕には全然分からないよ!何で君まで…僕までそんなことするんだよぉっ!」
少年は自らの口内に残る甘く、粘る唾液に咽ながら絶叫する、信じることを疑わないもう一人の自分によ
って妖しげな唾液の交換までさせられあげく自分のベッドに押し倒されている…。
「まだ、解らないかな?ボクと僕は二つに分かれた、それで自分を客観的に見ることが出来たんだと思う、
そしてボクは女として自分を考えたんだ…その結論がこれ…多分、いまボクが一番して欲しい事もされたい
事がこれ…」
器用にベッドのフレームにミサトやアスカから冗談半分で送られたリボンでベッドにシンジというこの上
ないアクセサリーを施してゆき、その怯え、羞恥に、恐れに染まった姿はどちらのシンジの姿でも万人に欲
情を誘う姿となった。
ごくっ…。確かに今ベッドに縛り付けられるシンジにでも解ったように目の前の女としての自分が興奮を
確かめるように喉を鳴らしたことを、そしてまったく同じ自らの瞳が潤み興奮していることを自覚し、絶叫
した。
「…っ!だからっ!解らないよっ!こんなの嫌だよっ!どうして僕までそんなことするんだよぉっ!」
38 :
その3:04/01/17 21:22 ID:EKO6TMD6
「ボクだから解るの…ボクは、シンジは…ミサトさんに顎で毎日使われて…アスカに毎日けなされて、罵
られて、痛めつけられて。嫌じゃなかったの?」
「嫌だったよ!逃げ出したかっ「ならどうして逃げなかったの…?」
少年の口をふさぐように少女は囁いた、今まで自分達の歴史、第三新東京市の歴史…誰も自分を自分と見
てくれなかった時、それに引き換え嫌悪や敵意を交えつつも碇シンジを見てくれた時、まるでディラックの
海に引きずりこまれた時のように甘く囁き…。
「でも…これは現実、ボクは僕を沢山虐めてあげる…♪ボクが、僕がどんな人間か解ってもらわないとね
…今日の為にたっぷりエッチな道具集めたんだ…女の子の身体で集めるのは恥かしかったけれど…」
少女はすべてを脱ぎ去り、少年の視線を気にするまでも無く部屋にあったバッグからシルクのニーストッ
キングを取り出し、殊更少年に見せ付けるかのように両足を広げて履きこんでいった。
39 :
その3:04/01/17 21:25 ID:EKO6TMD6
「ふあっ…ひ、んっ、ん!止め…っ!くふぁぁあっ!足なんて、足っ!……ぃぃぃんっ!出させてぇぇえ!も、ださ…っ!あぎひぃいいん!…ふひっ…かはっ…ひゅぐぅうっ!」
「うあ、やっぱり今のボクと同じ声なんだね…感じるときは高い声で鳴いちゃうみたいにひんひん言うんだね…」
少年は少女の純白のシルクのソックスで、足で、丹念に扱かれていた。土踏まずで少年の亀頭を押しつぶし、それからゆっくりと足指まで下げると容赦なく少年の仮首を親指と人差し指で擦り上げて…
本来は何度も白濁を自らの顔に振りまいているのだろう、ただそれは少女の足の指一つで射精を遮られ何度も精液が上る感触と押し戻される苦痛に悩まされていた。
コメント:うわ…行列がみだれまくってる…先頭に行段落を入れたのがまずかった…?ひとまず小休止ください、して欲しいシチュも募集しまつ。
スゲエ読みにくいぞ( ゚Д゚)ゴルァ!!
けど、むっちゃドキドキしますた(;´Д`)ハァハァ
女シンジきゅんみたいなおとなしそうなコに普段どうりの口調で
あんなことやこんなことをされる男シンジきゅん・・・似合いすぎ
しかも某スレのごとく女の子ばりの喘ぎ声を披露してくれるし(*´ρ`*)ジュル
やっぱりシンジきゅんには女の子が良く似合うということで
男シンジきゅんにも女の子の制服を着せてあげるのはどうでしょう?
41 :
その3:04/01/17 22:37 ID:EKO6TMD6
「あはっ、ねぇ?ツライよね?でも…キモチイイよね…?だって、はじめに出てくるトロトロと、せーえきちょっと染みちゃってる…
苦しい声も顔も嘘なんだよね?ボクも解るよ…今ボクの足を透けさせてつるつるがにちゃにちゃってしてるのもそれが全部キモチイイ事だもんね…」
少女は容赦なく足指の愉悦を与え続けていた、少年の絶頂寸前の腫れ上がる先端を踏みあげて足指で咥え込んだ輪で一気に引き摺り下ろし、
足全体に伝わる本来の射精の痙攣を楽しそうに悦んで…そのため少女のソックスは片方だけ異常に透けていた、少年自身の体液と、少女自身の興奮から生まれた蜜によって。
「いた…っ、いぃっ!痛いぃ……うふぁ……ああ、はゆぅぅっ!?も、戻らせないでよっ!どんどんっ、きつっ…きつィイッ…ぃ、ぁ…?あぅ、うは…ぁあ…んふぅ…うぅ、ふぅうん!」
少年も新たな快楽に飲み込まれていた、先ず感じていたのは逆流の痛みだったそれがしかし次々されたこともない足での快楽、吹き上がる寸前の快楽が満ちて行き…何よりも少年を蕩かせたのは自らの体液が染みたシルクに包まれ自分から響く水音と粘着感だったのだ。
コメント:どうしてずれるんだろう…AAのズレより解らない…。確認もこめてその4です。
40さん、感想ありがとうございます。制服ネタもいいですねいろいろ着せ替えを楽しみ趣向ですね、がんばります。
シルクに包まれた足でズリズリ……異様にエロい……
幾程の時間が過ぎたのだろうか、少年は始めて感じる少女の足先に翻弄され絶頂と苦痛の間にただ鳴き声を上げる哀れな人形と化していた、そして虚ろに懇願するのだった。
「お、おねがぃ…んっ、も、出させて…根元がはじけそうだよっ!どうしてさっ!どうして出させてくれないのさ…?!くあぁぉおぁぁぁっ!」
少女は思わずその懇願に悪戯心を示し、親指一つで少年の噴出を押さえつけ緩めたりを繰り返し目の前で思通りになる人形を見下ろして一度頷くと宣言した…。
「うんっ…やっと解った…女の子もボクを苛めると楽しいんだね…そしてキモチイイ……っ、ねぇ?ボクねボクを…シンジを苛めてとっても気持ちがいいよ?
シンジもキモチイイよね…?この僕の透けちゃった右足が証拠…認めるよね?認めちゃうよね…?シンジはボク…僕なんだよ…?」
次回以降は♂シンジきゅん陥落、更なる快楽の人形になります…ではでは眠いので寝ます。
女シンジきゅんのセリフがイヤらしく倒錯的で良いな〜
年末から良いネタや投下されてて良いなと思ってたら今度は素晴らしい
SSが連続投下で幸せ一杯ですわ。
ところで二人ともシンジだとおかしいとの意見もありますが、ちょっと想像して
頂きたい。まあ、シンジきゅんとシンジたんが二人並んで歩いているとする。
で、後ろから声をかけるわけだ。「オーイ、シンジ」
すると二人揃ってこっちを向いてくれるわけだよ。仕草や表情がユニゾン
しちゃってたりするとなお良し。 萌えません?
目の保養になるしなw
美少年と美少女・・・ぐふふ
エヴァIS更新、前回がちょっとアレな出来だったんで心配してたんだが持ち直す。
やっぱ初号機の精神感応という特殊能力は書くのが難しいんだろうな。うん。
47 :
その6:04/01/18 19:39 ID:mcdkviBL
「………め…るぅ…、みと…ふくっ…ぅうっ!……ぅ…そうだよっ!僕は、僕は…苛められ、て、苛めぇ?!」
堕ちかけた少年の嘆願を更に押しとどめ、少女はその声により一層艶を帯びた溜息をつき、純白のシルクが殆ど桃色に変わった足を根元から足を離し…そして先端に力を込め少年の腺を塞ぎ、
その指先一つで身体と心を操れる事により一層…加虐の喜悦が心を走り抜け、より少女の心を燃え上がらせて…だから終わらない、終わらせない…こんな悪戯程度では…。
48 :
その7:04/01/18 19:43 ID:mcdkviBL
「はあぁ…うん、凄く気持ちよくなってるのわかるんだ、でもね、碇シンジって怖いね…ボクもわかる、同じ自分でももっと…っ、苛めて…喘がせて…鳴かせてみたい。
それはとてもキモチイイ事…ボクに…シンジを調教させてよ…そうしたら足元でプルプルしてるおちんちんから足を離してあげるよ…」
少女は、打算も無く駆け引きも無くそのままの心を少年に伝えていた。以前一つだったときの妄想に過ぎなかった事、適う事が無かったこと…それが今、目の前でもう一人の自分に対して適うのだから、だから目の前の快楽に喘ぐ少年に伝えた。
それに何よりも少女自身も少年の答えを待ちたかったし、自らも堪えていた…目の前の少年を弄る事によって得られそうな絶頂を。
49 :
その8:04/01/18 19:44 ID:mcdkviBL
「ひゅぐ…っ、んっ!して…いいからっ!僕のこと好きにしてっ…はくっ、いいからあぁっ!僕のこと苛めてぇっ…出させてぇぇえぇぇぇえっ!」
少年自身、その言葉は何よりも待ち望んでいたものだった。永遠と思われる長い間倒錯的な行為による精の放出を堰き止められ、その上で自らと同じ存在に更に自分は深みに堕とされてしまう。
…その期待は今身体に集中する快楽より甘味かも知れなかった。
50 :
その9:04/01/18 19:46 ID:mcdkviBL
「いいよ、たっぷり出してね?これから先とっても長い付き合いになりそうだし…一杯出してね?……うん、精液を…沢山っ♪」
「っ…?!っ、ぁ…!きあぁああぁぁっ!出てるぅ、これ…助けてよっ!止まんないよ…っ?ひゅあっ…ひくぅうぅんっ!」
少女は精液ということを言葉を少し恥かしがるように…それでも緩めた足先で器用に少年の顔に、胸に精液を振りまいていく。
そして足指一つで悶える少年を見下ろし責めることによる絶頂に浸りきった。
約10秒、少年は…何時も密やかに行われていた自慰行為の末の1・2秒の快楽ではなく…何倍もそれに新たに導かれた快楽と共に止め処も無く溢れる精液の脈動に身体を、そしてこれからもう一人の自分に与えられてしまう快楽に心を震わせていた。
51 :
そのXX:04/01/18 19:49 ID:mcdkviBL
とりあえずは第一部完です…次回からは皆様の要望を含めつつの♀シンジきゅんのペットとしての人生が始まる♂シンジきゅんです。
シチュは常に募集中ですが…細かなストーリーよりあくまでエロエロ展開になるので一つご容赦を…。
男の子シンジきゅんのいぢめられっ子ぶりは流石すな(;´Д`)ハァハァ
女の子シンジきゅんもいぢめられるのがよく似合うのはカツオ節氏や
P氏によって実証されていますが。
まさかシンジきゅん同士がこんな風になるとは誰も考えつくまいw
ところでこのシンジきゅん達はずっと寸止めでいくんですか?
>>9で予告される、女シンジによる誘惑フルコース、新人氏の女シンジによる
調教フルコース…。えらいことになって来たぁ!
54 :
その10:04/01/19 17:04 ID:CJQUZGC4
「うん…凄い量だね、今までこんなにせーえき出したこと無かったでしょ?顔まで飛んでるよ…
でも、ちっちゃな乳首にどろっとこびりついてるのは…エッチだよねぇ…でもさ、今日は夜も遅いし早くお風呂に入ったら?それとも…このままミサトさんやアスカが帰ってきて今の姿みられたい?」
こりっ、こりっと少年の細かい鼓動に併せて震える桃色乳首を親指で引っかき、今だ絶頂の余韻に浸っている少年の意識を目覚めさせ、精液を胸全体に塗りたくりながら自らの精液で汚された少年に語りかける。
55 :
その11:04/01/19 17:06 ID:CJQUZGC4
「…ぇふ…ひ、はぁ…くん…っ、ん、う…ぁ…?はあ゛っ!くひっ…いぃいっ!や、やめてよっ、汚っ…はん゛っ!
胸が痛いよっ…ジリジリしちゃうよぉっ…お風呂はいるから…解いて…も、いいでしょぉ?はやくぅ…」
自らの精液に包まれ、他人から見れば完全に至福に包まれた恍惚な表情があっという間に苦悶へと変わりむずむずとした刺激が勝手に腰を突き出させてふるふると揺れ、また少女の足に従うようにゆっくりと腰を落とし胸の感触に従い始めてしまう。
少女はそんな縛っていたリボンを解いてやる。軽く擦れて赤くなった手首を摩ってやり「どうぞ?」と首をかしげ風呂場に視線を移した。
56 :
その12:04/01/19 17:08 ID:CJQUZGC4
「どうして…僕、さっき…あんなこと…言っちゃったんだろ…そうだよ、怖かっただけだよっ……それだけだよ、早く…気持ち悪いの洗って寝よ…ぇ…?あ、これ…僕の顔…ぁ、うぁ…ドロドロ…はあっ…はぁ……痛っ!」
開放されてもう一人の自分から顔を背ける様に立ち上がりそのままお風呂に駆け込んだ少年、まず見てしまったのが自らの精液を顔にまとわり付かせた鏡に映った自分の顔だった。
少年はなぜか洗い落としたいと思う前に見つめ続けてしまい、その顔が女としてのもう一人の自分と重なり今目の前にいるのがどちらなのか解らなかった、そして淫らだったから目を離せずにいた。
そしてやっと見とれていたことに気が付いた証拠として萎え始めていた股間が先ほど執拗に擦られ続けたかすかな痛みと共に力を取り戻していた肉棒だった。
57 :
その13:04/01/19 17:10 ID:CJQUZGC4
そして…。
「はあっ…!ふうっ!…くっ!…どうして、どうして出ないんだよっ!もう…一杯してるのにどうして出ないんだよぉっ!くそっ…こんなにガチガチなのに…どうして……」
少年はずっと湯船の中で自らを慰め続けていた、しかし今までオカズにしていたどのような事を思い浮かべても何時までたっても絶頂は訪れず、またどんなに時間が経っても収まることは無く少年は自らの身体に刻まれた快楽を捨て去ることは出来なかった…。
58 :
その14:04/01/19 17:10 ID:CJQUZGC4
「…はい、はい…、出来れば…の機能も…はい、そういうことです…お礼は…はい、わかってますよ……リツコさん…」
電話が切れる、少女は次なる調教に思いを馳せて肌色に染まったソックスを妖しく舐めあげた…。
1日目・終
「にしてもおそいなぁ…ボクが風邪引いたら意味が無いよ…んっ、くしゅっ!」
59 :
その後書き:04/01/19 17:23 ID:CJQUZGC4
…セリフスクナイ、ビョウシャダラケ_| ̄|○
とりあえず…1日おきの形式として進めようかと思います、1日ごとに違うテーマで…とった所です、初回は「屈服・足コキ」でした…次回以降はリクエストのあった女装+αで考えております。
>>44氏
感想ありがとうございます、でも未だにストレートに言えばエロいセリフが足りないのでその辺を強化したいです。
>>52氏
♂♀どちらにしろ…シンジ君ですから…ええ(ニヤリ)
寸止めとは…どの意味でしょうか…?…アレ?コレ?どれ…?
>>53氏
そのとおり調教路線でイキます、♂シンジきゅんに降りかかる歪んだ快楽が次から次へと…2日目はどうなるのでしょうか?
ご飯食べてお風呂はいって考えたのですが…ふたなり受けは珍しいと思うのですが…。
ふたなり責めはあまりいないと思ったのです…皆様の要望として責めふたなりシンジきゅんに犯される♂シンジきゅんって…いかがでしょうか?
'⌒⌒ヽ
′w从w)
ヽ,dl ゚ -゚ノ さすがのボクもそれはちょっと濃すぎると思うよ
⊂ヽ∀)⊃ でも根強いふたなりシンジきゅん待望論があるのも確か
<,/_|」>
し'i_ノ
62 :
847:04/01/20 01:25 ID:zK5rMbCc
女―名を葛城ミサトと言う―は焦っていた。 それは自動車の運転には自信がある
彼女が、珍しく額に汗をかいている事からも容易に推測できる。
「ったく、何でこんな時に来るのよ!」
女はそう言いながら、ハンドルを左に大きく切った。 進行方向とは直角の方向に
ベクトルを向けられた青い車体は、軋みながら方向を変える。
「ぐうっ…」
強烈な横Gが女を襲う。 いつもならばこんな余裕の無い運転はしないのだが、今は
そんなことを言っている場合ではない。 思い切り運転できる陶酔感を頭のどこかで
味わいつつも、女は目的地に急行していた。
使徒だ。 怪物を視認した彼女は、自分の半身だと先程まで思っていた少年に声を
掛けた。
「ねえ、起きて、起きてよ」
「ん…、んん? 僕は…」
そう言った少年は、少女の顔を見た途端に、今までされていた行為を思い出した。 顔を
瞬間的に沸騰させた少年は、顔を伏せた。 それも当然だ。 見たことも無い少女に
性器を愛撫されたどころか、あまつさえその少女の顔面に射精してしまったのだ。
まともに少女の顔を見られる筈が無い。
「な、何…?」
快感の残滓が残り、腰に力が入らない。 少年は、更なる行為を求めて暴れ狂おうとする
陰茎を必死に宥めながら少女に問うた。 しかし少女はそんな少年の思いとは関係なく、
逼迫した口調で答えた。
「早くここから離れないと、危ないんだ」
少女もまた、女と同様に焦っていた。
63 :
847:04/01/20 01:26 ID:zK5rMbCc
必死な声に顔を上げた少年は、少女の顔を初めて間近に見た。 黒髪、黒い目、黄色の肌。
今まで気付かなかったが、その面持ちは髪の長さが多少違うものの、少年自身の顔に
非常に良く似ていた。 いや、似ていると言うより瓜二つと言っても良い。 その事実に
少年は吃驚した。 だが、少年の表情とは決定的な違いが一つだけあった。
少女の瞳だ。
少年は思った。 自分の瞳の事は良く分からないが、少女の瞳と違うと言うことだけは
はっきりと分かる。 彼女の瞳は、吸い込まれそうな透明な黒色をしている。
それは、深い絶望と、小さな希望とで彩られた諦念の黒。 今もまだ赤い世界にいる、
かつて半身であった少年に言わせるとこのような色になるであろう。 美しく、儚い夢を
見る少女の瞳はしかし、目の前にいる少年の心を掴んで、離す事は無かった。
「逃げよう、ここから」
今、少女が何を言っても盲目的に少年は従っただろう。 つまるところ少年は、少女に
恋愛感情を抱いてしまったのだ。 少年にとって生まれて初めての恋。 しかしその
感情は、後に辛い現実を少年に突きつける事となる。
「う、うん…。 君は…」
湿っている学生服のズボンに違和感を感じながら、少年は少女の手を借りて立ち上がる。
「その話は後。 とりあえずこっちへ」
少女はもう、半身を失うわけにはいかなかったのだ。 たとえそれが偽りの半身だと
しても。
64 :
847:04/01/20 01:27 ID:zK5rMbCc
少女は少年の手を握りつつ、至近でもっとも安全であろう場所―駅のトイレへと少年を
連れて行った。 自分の記憶に拠れば、もう遠くに逃げていく時間的余裕など無い筈だ。
以前は彼女―その当時は“彼”であったが―の保護者の自動車が守ってくれたと思ったが、
今回もうまくいく、などとと言う保障は何処にも無い。 ならば少女がその場から
動こうとするのは当然の事と言えた。
「き、君は一体…?」
歩く、と言う行為は少年を多少冷静にする役目を果たした。 少年はそれでも紅潮
している自分の顔面を伏せながら、少女に尋ねた。
「良いから、伏せて。 もう、来るから」
「で、でも」
少年の問いに答える術を持たない少女は、未だ動こうとしない少年の肩に勢いを付けて
飛び込み、押し倒した。
「ぐっ…」
背中をしたたかに床に打ちつけた少年の呻き声が聞こえたその刹那、それは起こった。
大質量の物体が空気を切り裂く暴力的な音の一瞬後、轟音と衝撃が二人を包む。
「うわあああっ!」
突然起こった激しい振動に悲鳴を上げる少年。 それに対し少女は無言のままだ。
何故なら少女は知っているから。 あの使徒と言う怪物によって、人類の叡智の中の
一つが撃墜されたことを。
65 :
847:04/01/20 01:29 ID:zK5rMbCc
「外に出よう」
轟音が収まって暫く後、少女は少年に言った。 ここにいても埒が明かなかったし、
ずっと居るには危険すぎる。 自分の正体を明かさないまま少年を連れ回す―どだい、
正体を明かしたところで信じて貰える訳も無いのだが―事に気が咎めたが、少女は
再び少年の手を取り、駅舎の外に出た。
そこには、引き裂かれた様なVTOL機の破片と一緒に、ヒトがいた。 どうやら右半身は
肩口から股間に掛けて千切れてしまった様だ。 そこから夥しい量の血液が流れ出て
いる。 左足は膝関節が逆に曲がり、耐え切れなくなって裂けた皮膚から肉と骨が
飛び出していて、人体標本のような筋組織が所々覗いている。 そして火傷による
ものだろう、全体的に激しく爛れた皮膚は捲れ、サイケデリックな模様を形作っている。
頭部に至っては半分潰れ、脳漿がそこここに飛び散っている状態だ。
が、それはまだ生きていた。 自らの失った欠片を拾い集めようとでも言うのだろうか、
唯一無事だった左腕を懸命に動かし、焼けたコンクリートに皮膚をこそげ、凄絶な
呻き声を上げながら地面を這っている。
「あ、ああっ…!」
昨日まで普通の中学生だった少年の精神がその凄惨な光景に耐え切れる筈も無く、少年は
悲痛な叫び声を上げたと同時に、気を失ってしまった。 だが、少年をか細い腕で
抱き止めた少女は、気絶するわけにはいかなかった。 内臓を撒き散らしながら
のたうっているそれに吐き気を催しながらも、彼女はそれが絶命するまで見つめていた。
気を失ってしまったほうがどれだけ楽だったのだろう。 大声で泣き叫んでしまった
方がどれだけ心が助かったのだろう。 しかし、彼女はそれをしなかった。 命に
代えても守るべきものを抱いていたから。 生きる希望がこの腕の中にあったから。
彼女はその代わり、己の唇を痛いほど噛み締めた。 涙が零れない様に、気を失って
しまわない様に。 血が滴り、制服に紋様が描かれる。
その時、少女の耳に聞き慣れたエンジン音が聴こえて来た。 と同時に、砂煙を上げつつ
疾走して来る青い影。 少女はそれを見、そして、糸の切れたマリオネットのように
くずおれた。
女は、間に合った。
66 :
847:04/01/20 01:33 ID:zK5rMbCc
ということで、ミサト参上までです。
今回はエロ分無しで。
初恋キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
なんというか普通に面白いです。続きが気になりますです。
原作2chということでどこかに投稿して世間に広めて欲しいです。
このスレ住人だけで楽しむのはもったいない。
>>59 直接的エロさより妖しさ、倒錯感とか背徳感とか陶酔感のほうを重視してみてはどうでしょう。
特にプレイ序盤の言葉攻めなんかはかなりゾクゾクきましたよ。
ふたなりは、まあ作者氏の好みを重視ということで(w
68 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/20 17:35 ID:P2hsOTvL
初恋の相手が妹と聞かされたときの♂の反応が見物。
しかも初対面がこれだし。
前スレがミレナ━━━━(゚∀゚)━━━━イ!!!
「てなわけでぇ…シンジ君とシンちゃんは私の家の隣に住んでもらうことにったわん。あ、これ転居命令書ねぇん」
朝も早くからミサトはビールを片手に一枚の「転居命令書」と書かれた紙をひらひらさせていた。
「ど…どうして僕と…が、一緒に暮らさなきゃ行けないんですか?それじゃまるで僕が…いらな…」
「シンジぃ?あんたバカぁ?…家の人数オーバーってやつよ、大体アタシとミサトとシンジが二匹いたらこんな狭い部屋動きようが無いわ、それに何でそんなに怯えてんのよ?」
少年は朝から同じ部屋にいるもう一人の自分と顔をあわせることが出来なかった、そして今突きつけられた言葉はもう一人の自分である少女だけの生活になってしまうことだった。
その意味をまったく理解しないミサトとアスカは余計少年の動揺を気にも止めなかった。そして少女は…
「はいっ、でも…ミサトさんやアスカも大変だね…僕たちがいなかったら、ああ…アスカごめんねっ、アスカをゴミの国へ置き去りにしちゃうなんて…っ」
「なっ…シンジぃ!どういうことよっ!それじゃアタシ一週間で餓死よっ!その前にミサトのゴミで三日目には部屋から出られずに遭難するのよっ!
かっ、考え直しなさい!いまならまだ(カコンっ)いった〜いっ!」
アスカの絶叫は途中でミサトの投げ尽きたエビチュの空き缶で遮られた、良く見ると2・3個完全に圧縮された空き缶が転がっていた、かなり図星であるため怒りは一塩だったのだろう。
「アスカも言いたい放題…シンちゃんもっ!罰として掃除や料理に来てもらうから、そのつもりでいなさいっ…きぃぃいぃ〜〜っ!シンジ君とシンちゃんはとっとと引越し準備!」
ぺいっ。
少年と少女は一蹴りよろしく荷物と共に外に放り出されてしまった、呆然としていた少年に最初から分かっていたように少女は後ろから囁き、軽く耳を食む。
「んむ…これで二人っきり…同じシンジ同士毎日”仲良く”シ・ヨ・ウ・ね……」
前フリ終了です、さぁて…後半は…。
>>61氏
女装シンジきゅんAAを見たので展開はとりあえず女装調教…へ、ありがとうございます。
>>67氏
よくよく考えたら第一テーマが少年シンジ君が快楽に堕ちてしまうですし…そんな必要ないですね…大本に立ち返りました。
さて…女装だけじゃ物足りないし…本編で皆様を喜ばせたいです、がんばります。
'⌒⌒ヽ エヴァFFの魅力は日常生活にもあり
′w从w) 日常と非日常の対比が素晴らしい
ヽdl ゚ ヮ゚ノ 続きが楽しみです
⊂ヽ∀)⊃
<,/_|」>
し'i_ノ ミミカプタマラン・・・モエシヌ((( ⊂⌒~⊃*。Д。)⊃
分裂して片方女になっちゃったよ的シチュは良いなあ
淫乱エロ系もいいけど、すれてない中学生の恋愛っぽい
プラトニックな話も読みたいな
既存のでそういうのないかな?
逆行は結構ありそうだけど分裂は無いかな・・・
異世界系とか逆行なら少しはあるんだけどね・・・
ちなみにたいむりーな新作発見。このスレの住人だったりしてw
ルピナスの新作「LSS・・・もどき」 YUU氏
短編だけどそんな感じと言えんことはない。
'⌒⌒ヽ
′w从w) もういっちょ女シンジきゅん
ヽゝ゚ ー゚ν
く ヽ∀) )
<,/_|」>
し'i_ノ 綾波レイナたんふろむ「綾波姉妹」
それからは二人とも、お互いの部屋の支度や家具の配剤を無言のままこなして行った、少年は目の前の恐怖感を覆い隠すように、少女はその姿を見つめ常に妖しげな微笑を絶やさなかった。
「どうして?一言も口を聞いてくれなかったからそれなりに乙女心にはショックなんだけどな、とりあえずはお疲れ様…」
「ひっ!……あ、うん…それだけだろ?も、もういいだろ…僕に構わないでよ…」
少女は少年の背中から優しく包み込んだ、刻印の刻まれた少年はそれだけでも激しく反応しまともには答えることが出来なかった、背中に当たる女としての柔らかさより何よりもその優しい声を恐れていたから。
「昨日、凄くお風呂長かったよね、結局…せーえき出せなかったんだ…痛かったでしょ?出ない出ないってなきながら擦ってたモンね?まだ…腫れてるのかな…それとも、おっきくなると痛いのかな?」
「…ぃ!…っ!…ぁ、ち、ちが…さわら…さわ、ないでぇ…そんなことしてな…っ、してないぃ…つぅ…や、やめ、て、えへぇぇ…」
衣服に包まれた小さな突起を形作るよう上へ上へと少年の股間を撫で上げて昨夜の痴態の嘘を暴く、十秒も経たぬ間に膨れ上がる股間を握り締めて少女は宣言する。
「全部嘘…途中から覗いてたよ、泣きながら出ないよっ…でないよぉっ!って叫びながらカチカチのおちんちん摩ってたのは誰?、おかげでちょっと風邪気味だけど…だからお仕置き、アスカに虐められてきてね…」
「くうぅうっ…っ?!覗くなんて卑怯…だよ、ぇ、あ、なんでアスカが…なんでアスカまで知って…うくぅっ!」
「んぅ?アスカは知らないよ…むしろぉ…ばれない様に気をつけてね?これから…ボクの代わりにご飯を作ってきてもらうんだから、ほら…着替えさせてあげるから力を抜いて…」
そうして、少女は少年に淫らな枷を付け、その上を羞恥と言う衣装で飾り付けていった…。
「はー…はァー…アスカぁ?ご飯…つくり、きたよぉ…」
昼を幾分過ぎたころであろうか、かつての家を叩く少女の姿があった。少女はアスカのような…ワンピース、ただ夜の女を思わせる黒き光沢が入ったものだったが…裾からは同じ色のスパッツを身につけていた。
「おそいっ!このバカっ…て、女の子のシンジが来ちゃったの?ま、いいわっ、どの道ご飯作ってくれるんでしょ?でもずいぶん顔色悪くない…?風邪引いたみたいに、息が荒くて、顔が真っ赤よ?」
「だ…だいじょうぶだよっ…うん、そう、あっちも疲れていたみたいだし…だから変わりにきた…ん、だぁ…はっ…っ…ぁっ」
アスカは完全に目の前にいる顔を上気させため息をつきっぱなしの可憐なシンジを女だと思い込んでいた、もっとも…中身は全身を責め苦に苛まれている少年だった…。
とりあえず本日は此処まで、明日は何故♂シンジきゅんがこんなことになって悶えているのか、そしてアスカの天然言葉責めのお昼が始まります…夜も…書けたらいいなぁ。
女シンジか女装シンジでのLGSが読みたい
82 :
847:04/01/23 01:05 ID:Aiv3yleH
「―から、――をお願い」
細かな振動と知らぬ声の中で視界に映ってきたのは、すべやかな白く、肌理細かい太腿。
意外な事に、最初に眼を覚ましたのは少年の方だった。 目に入った太腿は少女の物。
甘い匂いにこのまま埋もれていたい―だが、少年にはそのような時間的猶予は無い様
だった。
「あら、起きたの? 碇シンジ君」
前方から聞こえてきた女性の声。 少年は、自分の考えが顔に出てしまっていたのでは
ないかと赤くなりながら、慌てて身を起こす。
「あ、はい! あなたは…」
少年はバックミラー越しに女の顔を見ながら尋ねる。 年齢と人生経験に裏打ちされた
仄かな色気。 その顔は美人、と言って良いだろう。 それも飛び切りの。 少年の
14年の人生の中で二番目に美しい女性だと、彼は思った。 ―皮肉にも一番目の女性は、
今少年の隣で眠っているのだが。
「君のお父さんからの手紙に、私の写真が入ってなかった?」
女の返答に、少年の海馬が急ぎ情報を収集し始める。
そう言えば、滅茶苦茶に破り捨てた父からの手紙の中に、その写真は入っていたような
気がする。 写真からでも十分に伝わってくる熟した女の香り、そして写っている女性の
爽やかな笑顔と対極にある、強調された胸の谷間の艶かしさ。 その写真を、少年は己の
自慰行為に用いていた。 それも一度ならず幾度もだ。 その事を思い出した少年は、
つい先程赤くした頬を再び紅潮させながら、女からの問いに答えた。 そう、彼女は確か―
83 :
847:04/01/23 01:06 ID:Aiv3yleH
「葛城ミサトさん、ですか?」
「あったりー。 覚えて貰ってたとは光栄だわ。 …で、そこに居る女の子、あなたの
知り合い?」
そう言った女は、これもミラー越しに寝ている少女の方を見た。
少年は考えた。 さっきあった事を正直に話してしまうのは楽だ。 しかし、話した
ところで信じてもらえるとは思えないし、例え信じて貰ったにしても、その後少女が
どのような目で見られるか想像が付いてしまう。
ならば、自分は少女を守る。 それは少年の卑小なエゴイズムでしか無いのかもしれない
が、少年を決断させるにはそれだけで十分な理由となり得た。 しかし、残念ながら少年の
口は余りにも会話慣れしていなかった。
「え、あ、あの、その…」
出る言葉といえば何の役にも立たない指示代名詞ばかり。 少年は、これほどまでに自分の
今までの生活を悔いたことは無かった。
「うーん、まあ良いわ。 どっちにしろここに置いて行く訳にもいかないしね。 さあ、
しっかりそこら辺に掴まって、その娘も動かないようにしておいて! 飛ばすわよ」
今までは後部座席の二人が気絶していたため遠慮していたのだろう。 そう言ってからの
女の運転は、少年を少々気分が悪くさせるほど過激なものだった。 少年は、抱きかかえた
少女の僅かながらもはっきりとした双丘が自身の腕に触れる感触に痺れながら、進行方向を
見つめていた。
>>80 やっぱシンジきゅんを攻めるのはアスカという先入観があるせいか次回が余計に楽しみです。
日常風景の中の自然な言葉攻め・・・良いですな〜( ´∀`)
しかし、日常生活がちょっと出るだけでイメージが広がりますね。なんで二人に分裂したか
とか女性化シンジきゅんが女物の服を着れるようになるぐらいまでの、混乱や戸惑いも
読んで見たくなりましたw
ところで、このアスカはなんとなくシンジの男女で扱いが変わっていそうですね。
LASS人としては別け隔てなく平等にいぢめて欲しいところw
>>83 乙です。
逆行ものではありふれたミサトの出会いも手馴れた文章と一工夫でさらに引き込まれました。
冒頭シーンだけで読む気の無くなる逆行作品の作者に是非お手本として読んでもらいたい。
エロがありえない場面でのおさわりシーンとシンジきゅんのオナーニ回想も(;´Д`)ハァハァ 物でしたしね。
しかしシンジきゅんってば自分のこと嫌いなくせに顔は好きみたいですねwこれは重要ですよ。
>>81 あのね氏の作品でええやん。
85 :
847:04/01/24 21:48 ID:fEV4J/6x
女シンジきゅんの名前ですが、どうやら「シヲ(オ)リ」は結構皆さん書いているようなので
「シヅル」とかはどうでしょうか? 漢字(いや、意味無いんですが)は「静流」みたいな感じで。
今書いてますので、今晩中には上げたいなあ。
>>67 激しく遅くて申し訳ないのですが、
>原作2chということでどこかに投稿して
って事は
ttp://eva-2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/ss/santhology.cgi ここら辺でしょうか。
どっちにしろこちらに書いていくつもりなので、整形した文章を載せていくという形になりますが。
よく考えたら題名とか全然考えていないんですよね。 どうしましょう。
と言うか投稿してもこんなマニアックなジャンルを受け入れてもらえるのかどうか…。
漏れは断固「シンジ」派w
>>85 女シンジきゅんの名前に関しては、住人全員がなんらかのこだわりを持っていると思われるので
作者特権でお好きなのを・・・原作者さんはどんな名前が好みなのかな??
投稿ですが更新チェックが入るようなところをw
このスレの住人の数少ない住人だけで読むにはもったいなすぎるっすよ!!
>>85=847
私は「ユカ」を推します。
私が初めて読んだTSものが「ユカ」を使ってたので、女シンジ=ユカ、ってイメージあるっす。
……ま、単純に好みだからなんですがw
む、みんなリクエストするのか??
それなら漏れはシンリだ。これならミサトさんにシンちゃんって呼んでもらえるし、
シンリと名前のついた女シンジ物は全部面白いので縁起が良いぞ。
90 :
88:04/01/24 22:02 ID:LlS909p4
っと、投稿ですかぁ……更新チェックねぇ、
私のHPも小説大好き!さんにチェックしてもらってますけど……
……えっ、お呼びでない?(失礼
プロバから「エロ載せんな(゚д゚)ゴルァ!!」とかきそうでこわひ....<大丈夫だとは思うけど
漏れはyou are my pet!の印象が強いから「シンジ」なんだな。
ちなみにそれではミサトは「シンちゃん」と「シンジ君」で区別してた
碇ユカはカワエエ挿絵だついてたのが好印象でしたな。
もうちっとエッチっぽくして欲しかったw
>>90 掲載したら人気でますかね?それとも漏れらみたいな廃人にしか受けないんだろうか??
>>91 今読み返してきたら、調教シンジきゅんのミサトがちゃんとシンちゃんとシンジ君って呼んでたぞ。
シルクソックスの中の人も芸が細かいというか思い入れがあるみたいね。頼もしい。
94 :
88:04/01/24 22:30 ID:LlS909p4
>>93 少なくともここよりは読みに来てくれる人はたくさんいる……と思う。
ってか現状で自作品しかないんだよね……まだまだ売り出し中、って感じで。
掲載→そっち方面の客もふえる→トータルで知名度アップ→新規の方参入→(゚д゚)ウマー
……って、なればうれしいな(自信なし)
>>94 漏れのツボにはまってるだけかもしれないけど、こんな面白エロイのに
このスレの住人(下手したら数人?)しか読んでないと思うとなんかくやしいんですよ。
でも、へたに掲載すると、そのたぐいの危険なエロFFしか投稿が来なくなったりしてw
96 :
88:04/01/24 23:03 ID:LlS909p4
>>95 >でも、へたに掲載すると、そのたぐいの危険なエロFFしか投稿が来なくなったりしてw
それはそれでアリかもw
私も女シンジもの好きですし、もっとたくさんのヒトに読んでもらいたいなぁと思います。
投稿していただけるなら私としても願ったり叶ったりなのですが……
それに関しては、作者さんに任せるということで……
で、いかがします?>847さん1さん
|;д`)も、盛り上がっている所…張ってよいでつか…?
|Д゜) ・・・ハレハレ!!
ソックスの中の人キタ━━━━(*゚∀゚)=3=3━━━━!!!
話は少々遡る。
「アスカってねぇ…どうも女の子同士だとかなり無防備みたいだよ?きっと良いオカズになると思うから、楽しんできてね?」
少女はどこから手に入れたのか振動式のアナルビーズを少年の肉に回すように括り付けていた、更に縮こまった袋にも特大のローターすらしっかりとテープで貼り付けいた。
「冷たっ…は、ぁう…まさか、こんなのつけたままなんてやだよっ、絶対バレちゃうよっ!だから…っ!?くひぅうんっ?!…お…かはっ…おねがっ…っひん、はずして…よぉ。なんでもするから…」
止めに淫具を密着させるために窮屈な黒皮の貞操具で強引に締め付けられ少年は鈍い痛みに涙を散らす。
少女は懇願に耳も貸さず黒皮で圧縮されぬめる光沢を放つ頂点を一撫でした。
「外して上げるよ?アスカの前で最低一回は射精してきたらね…それ以上射精しちゃったら、もっとキモチイごほうびあげちゃうからねっ♪」
少年はアスカの前で空ろに先ほどの声が耳に残る少女のご褒美とはどういう事か考えていた。どちらにせよ少年にとって恐怖を呼び起こさせるものでしかなかった。
そして今、少年の股間に食い込んでいる黒皮の下では激しさこそは無いものの淫具が微弱に振るえ彼の身体から力と思考を奪っていた。
「………ジ…シン…ジぃっ!人の話きいてんのっ?!さっきからぼーっとしちゃってさぁ?大体男の方はなにやってんのよ、こんな状態でご飯作らせようなんて…今からとっちめてく…る、…わ…?」
アスカは何度か呼びかけを行い、明らかに今目の前にいる少年の様子がおかしいことに気が付いていた。
そして目の前の姿にすっかり騙されていたアスカは目の前にいる少女に成り代わった少年の肩を持つために少年に怒りをぶつけようと外に飛び出そうとしていた、そして少年に腕をつかまれ彼の表情をまともに見てしまった。
「…ひゅうっ?!ま、まってよ!アス…アスカ…、僕なら平気だよ…うん、あっちも…忙しいから…ね?すわっててよ今作るからさ…っ」
アスカの声で現実に戻され、その本来自分に向くはずの怒りを目の当たりにして思った。
どうして…アスカは僕の事より……あっちを・・・そんな事を考えつつも今自ら此処に立つ理由を知られたくないがために必死で彼女を引き止めた。そして潤んだ瞳、微かに戦慄く唇でアスカに微笑む顔は確かに発情した雌の顔だった。
アスカはおぼつかない足取りで簡単な調理を整えている少年を後ろから黙って見つめていた、先ほどの潤んだ瞳を見た瞬間背筋がゾクリと震えたことが自覚できたから。原因は少年の表情がアスカの加虐感を呼び起こしたから。
とりあえずは此処までです、日が開いた上短くてごめんなさい、ゲストのはずのアスカがなぜか暴走しそうです。
>>ここにいらっしゃる方々へ
二人のシンジの区別を文で表すのは難しいですね、キャラクターとしての台詞、表現としての区別…苦肉の策として少年と少女に分けて表現しております。
この際ですし、何かこんなシチュを入れてくれなリクエストを募集しております、可能な限り盛り込みたいですのね
>>103 自己突っ込み…文法とか誤字脱字満載の書き込み申し訳ないです。
子悪魔シンジたんも発情シンジきゅんもいぢめっ子アスカも最高っす!!
あーもうたまらん (;´Д`)ハァハァ
いざリクエストができるっていうのに具体的になにも思いつかない自分が憎い!
将来的にはやっぱり男シンジきゅん以外には押しが弱くて二人まとめてミサトやアスカに
いぢめられてしまうシンジきゅん達とか
女シンジたんの策略に乗せられて男シンジきゅんの調教をみせつけられてしまいかつての
訓練のごとく一発でユニゾンしてしまい快楽に溺れるレイとかが見たいっす。
でも、まだシンジきゅん達が一対一でできることもあるはずだ!
ゲンドウと女シンジきゅんをからませると黒エロになりすぎるようなきがするので
このまま凄くエッチな路線にとどめて欲しいっす。
差し出すなら女装シンジきゅんのほうでw
リッちゃんのほうのお礼もきになるな〜
ハァハァさせていただきました……イイっす!
シチュですか?私は……口うつしをキボン
>>78で風邪気味〜といってたのでおかゆとかシロップとかを……(*´Д`)はぅっ
お風呂から戻ってまいりました。
>>73氏
このままのペースでは日常生活がえっちくなってしまいそうです…許してくださいね。むしろ日常生活にあるえっちぃことが増えていくかもしれません…。
>>84氏
女装しちゃいました、なぜかアスカが暴走して喜んでます…、この先の展開自分でも分からなくなってきました。
>>93氏
細かいところまでまでありがとうございます、ただ名前に関しては悩んでおります、両方シンジですので…区別をつけにくいです。
>>105氏
おそらくはチルドレン達のだけの展開になると思います、レイは…出てくるにしても当分後だと思います、出来るだけ反映させたいですね、ありがとうございます。
>>106氏
多分ただの口移しではすまないでしょうね…日常にくるか、発情してるか…展開が変わりそうです。
>>847氏
前スレからずっと拝見させてもらってました、エロだけの私とは大違いで羨ましいです、これからもがんばってくださいませ。
女シンジがリツコみたいにゲンドウの体に捉われてるヤツとか無いかなー
リツコみたいな情念に、さらに父を慕い愛して欲しい気持ちまで混ざってて。
さすがにゲンドウが鬼畜すぎるかなー
109 :
847:04/01/25 01:17 ID:OmVl9B3b
静かに肩を揺らされる感触に、少女は目を開けた。
「あ、起きた?」
肩を揺すっていたのは少年。 少女は自分が気絶してしまっていたらしい事に気付き、
慌てて上半身を起こした。 自然、心配そうに覗き込んでいた少年と額をぶつけることに
なる。
「いてっ!」
そう言って額を押さえた少年は、ばつの悪そうな顔で言葉を続けた。
「ご、ごめんね…。 あ、あのさ、僕ら気付いたらミサトさんの車、あ、ミサトさんって
言うのはそこに居る女の人の事なんだけどね、そのミサトさんの車に乗せられてて。 あ!
心配しなくても良いんだ。 ミサトさんは元々僕の事を迎えに来てくれる予定の人で―」
少年が喋っている声を耳に流しながら、少女は状況を理解した。 どうやら自分は
かつての保護者の車に乗せられていたらしい。 そう言えば、この車の内装には見覚えが
ある。 余りにも荒い運転に当時は乗りたく無かったが、今となっては懐かしさの方が
先に立つものだ。 それはあの戦いの中で、数少ない楽しい想い出だったから。
赤い少女と青い少女、そして気の置けない仲間と共に過ごした、幸せな時間。 それは
瞬く間に通り過ぎ、そしてそれ故に貴重だったあの日の記憶。 今まで心の奥底で
眠っていた記憶が呼び起こされた少女の瞳に、浮かんだのは涙。
「え、あ、え? どうしたの? 何か悪い事言ったかな…」
戸惑い気味の少年の声に、彼女は涙を拭いつつ心の中で苦笑する。 結局あの頃から
自分はちっとも変わっていないのだ。
110 :
847:04/01/25 01:18 ID:OmVl9B3b
「ううん、何でも無い」
精一杯の笑顔で、これから死地に赴くであろう少年に微笑いかける。
「そ、そう! 良かった…。 あ、でね、ミサトさんが車から出てきてくれって」
そう言われ窓の外を見ると、見覚えのある光景。 確か、以前ではカートレインの終点
だったような気がするが。 目を覚ました少女に気付いたのだろう、女が外で手招き
している。
外に出た少女に、女は言った。
「シンジ君とそっくりのあなたが彼と無関係とは思えないけれど、こっちも今確認の
しようが無いの。 一応ここって民間人には入れないってことになってるから、あそこ
に居る人たちに安全な場所に連れて行って貰いなさい」
と言って目線を動かした女の先には、黒いスーツを着た屈強な男が二人。 女の口調とは
裏腹に、進入する事を強烈に拒む意思を感じる。 此処で何を言っても無駄だろう。
少年が何やら女に言っているようだったが、少女は大人しく男達に連れられて行った。
「此処だ」
半ば放り出されるように座らされ、扉が閉められた其処は、見覚えのある場所。
映画館をふらつき、野原で眼鏡を掛けた少年に出会い、そして連れられて来たあの場所。
これは保護、では無い。 連行だ。
暫く後、少女の頭上から鈍い振動が聞こえる。 恐らく、怪物が此処を攻撃しているの
だろう。 女と共に行った少年のことを思い、少女は一人苦悩する。
その振動が1時間程で終わり、更に2時間近く経った後、少女の入れられている営倉の扉が
唐突に開いた。 入り口に立っているのは、黒髪の女。
「私達の司令が会いたいそうよ、一緒に来てくれる?」
そう、ミサトは言った。
111 :
847:04/01/25 01:20 ID:OmVl9B3b
黒い部屋。 それは照明が殆ど無いせいだろうか、それとも此処にいる者の雰囲気がそう
させるのか。 ともかく、女と少女は司令室に来ていた。
「葛城一尉、君はもういい」
長大な机に座り、顎鬚を蓄えた口の前で手を組んでいる男―碇ゲンドウと言う―が、女に
言った。
「し、しかし」
戦闘が終わった後、少年と一緒に居た、彼と良く似た少女の事を思い出し、同僚である
赤木リツコに営倉の様子を見せただけなのだ。 それが何やら司令室に呼ばれ、しかも
もう帰れと言う。 納得できるわけが無かった。
「もういいと言っている。 尋問は私自らやる」
だが、今まで聞いた事が無い程強い男の声に、女は引き下がらざるを得なかった。
「はっ」
そう言い、部屋を後にする。 残されたのは、少女と男二人。
机の横に立っているもう一人の男、冬月コウゾウは気付いていた。 入ってきた少女の
姿を見た瞬間に、ゲンドウの組んだ手が微妙に震えていたことを。 常人には分からない
変化だが、長い間付き合ってきたこの男には分かる。 そして、これ程動揺したのは
彼の妻が消失した時以来だと言う事もまた、分かった。 少女の面持ちは、ゲンドウの
妻に良く似ていたのだ。 その儚げな眼差しが特に。
その動揺を声に出さず、ゲンドウは少女に言った。
「お前は誰だ」
少女は考えた。 が、そうそう都合の良い言い訳が思いつく訳でも無い。 しかも、
そもそも自分の身に起こった現実が想像の範疇を逸脱しているのだ。 少女は、全てを
男に話した。 自分の事、使徒の事、青い髪や赤い髪の少女の事。 そして、サード・
インパクトと呼ばれるあの日の事も。
少女の話は1時間程だっただろうか。 それが終わった後も、暫くの間ゲンドウは無言
だった。 考えることを放棄していた訳では無い。 しかし、少女の言葉に脳が
追い付いていないのは事実だった。
112 :
847:04/01/25 01:22 ID:OmVl9B3b
「碇…」
数分後、重い沈黙に耐え切れなくなった冬月の言葉が、ゲンドウの耳朶に触れた。
そしてゲンドウは、少女に言った。
「お前を、サード・チルドレン、碇シンジの予備のチルドレンに命ずる。 これからは
シンジの双子の妹として行動しろ。 名前は―」
少女が退出した後、冬月は言った。
「これで良かったのか、碇?」
「問題無い。 これから来る使徒の情報も使える」
ゲンドウは、常に猜疑の目で人間を見てきた。 その経験上、嘘を吐いている人間を
見分けることには長けている。 その目が、嘘を吐いていないと判断したのだ。 彼
には、少女は十分信ずるに値する対象に見えた。
「しかし…」
冬月が、なおも食い下がる。
「不必要になったら、消せば良いだけの話だ」
鋭い鉈を喉に押し当てられた様な気がする鋭い声に、冬月は戦慄した。
白い天井。 どうやら病室にいるようだ。
はっきりとしない意識の中で、彼、碇シンジは目覚めた。
「ん…」
左腕が重い。 何気無く己の左を見る。
「あ……」
少女が寝ていた。 彼の恋した彼女が、頭を少年の左腕に垂れながら。 その寝顔は
天使の様に神々しく、かつ娼婦の様に穢らわしくも見えた。 靄がかかった様な頭で
少女を起こそうと思ったその瞬間、病室の扉が無粋な音を立てて開いた。
「お、シンジ君起きたみたいね」
その後に、入ってきた女―葛城ミサト―は続けた。
「でね、シンジ君の隣で寝てる女の子の事なんだけど―」
そして少年は、昏い現実を目の前に突きつけられる事となる。
113 :
847:04/01/25 01:25 ID:OmVl9B3b
皆さん、ありがとうございます。
こんなに見ている人がいたのか! と驚いています(w
ちなみに女シンジきゅんの名前は、元プロットによると、
『女シンジはサードの予備として補欠チルドレンに。 身元は戸籍を改竄』
となってるので、双子の妹で「シンジ」はしんどいかもしれません。
>>88 こんなのを載せて頂いていいんでしょうか? 是非お願いしたいところなんですけども…。
できれば、ここで書く(というか、並行して投稿する)のも認めて頂けると助かりますです、はい。
偉そうな事言って申し訳ありませんが、ここのスレの人達好きなので…。
ゲンドウ本人じゃなければもっとマイルドになるかなー
体とかもマイルドにしてただの恋愛関係にして
・・・
加持が、ゲンドウから女シンジをエヴァに乗せ続けるために
たらしこむように命令される。
激しく気が進まないが仕方なく女シンジと疑似恋愛開始する加持。
アスカがキレるわミサトにはすごい形相で見られるわマヤに不潔と言われるわ、
それどころかネルフ職員のほとんどにロリコンのレッテルを貼られへこむ。
しかしその甲斐あって女シンジは頑張りはじめ、
その笑顔に少しくらくらきた加持。
で、だんだん関係が進んでいく。
116 :
88:04/01/25 10:31 ID:MQ5zluS2
>>113=847
はぅぅ……双子妹(゚∀゚)イイ!!
そうっ!これが「萌え」というやつなのねっ!(ばばーん
投稿の件、喜んでお受けいたします。
並行連載ももちOKですよん♪
URLはこちらになります→
http://www.antarct-city.net/ メールボタンがありますのでそこからドゾ。
あっとそれから整形した文章を載せるとのことですが、私のHPはフレームを使ってますので……
横幅を780ピクセル以内に収めていただけますとありがたいです。
……それではっ!続きを(*´Д`)ハァハァしながら待ってます♪
117 :
847:04/01/25 13:52 ID:OmVl9B3b
投稿するにしても、タイトルを考えないと…。
うーん、どうしよう。
>>88 どもです。 で、メールで送るのは改行タグだけ付けたhtmlもどきのファイルで
良いでしょうか? 幅やフォントサイズ等はサイトの見た目に合うように
変更していただいて結構なので。
ちなみに、整形と言っても2ch用に中途半端な場所で改行しているのを
直すだけだったりしますが。
118 :
88:04/01/25 15:25 ID:MQ5zluS2
>>847 了解です。
タイトルですかぁ……私の場合は好きな曲の歌詞からとったりしてますけど……どうでしょ?
お、掲載の話が進んでますね。読者が増えるとうれしいな。
題名は原作のプロット職人氏につけてもらうとか・・・読んでくれてるのかな??
女シンジきゅんの名前でひとつまた思いついたんだけど
ユイから改造してユイカはどうでしょう?
この名前もシンリといっしょで萌えキャラとして名を上げることは間違いなし。
120 :
847:04/01/25 16:46 ID:pF/2hoa+
>>88 ありがとうございます。 タグを付け次第メールを送らせて頂きます。
タイトルは「未来の過去、過去の未来」とかはどうでしょうか?
>>119 >ユイから改造してユイカ
改造系だとレイからミレイとかもアリですね…。 うーん、難しい。
>>119 無論作者さんの裁量次第なんだが、
その名前はパパゲのイメージが強いんじゃないかな。
>>121 ほら、ユイカにしてもシンリにしてもある程度共有可なイメージがあるじゃない?
DNAや三姉妹でもユイカ出てきてたし。
しかもパパゲでもDNAでもユイカってある意味女シンジ的な性格だったしなw
ミレイもどっかで聞いたことが・・・
>>120 新作部分も堪能させていただきました。過去の思い出に涙する女シンジたんにちょっともらい泣きの気分です。
天使の様に神々しく、かつ娼婦の様に穢らわしく にもゾクっときましたね。いろっペーw
しかし、ゲンドウとの会見内容が気になりますね。
シンジって何も知らなかったから使徒戦の情報ぐらいしか役に立たないかな?ゲンドウにはゼーレ対策や
戦自対策なんてする気も無いだろうし。
もしかしたらレイが土壇場で裏切ることがばれてしまったかも・・・そうなるとレイとシンジの関係に
楔を打ち込むこともあるかも・・・各登場人物の新たな関係など、今後の展開からも目が離せません。
ミレイは「夫婦絶唱」のカヲルとレイの娘とか、「愛と夢」シリーズのシンジ
とアスカの双子の娘の一人(もう一人は「アヤナ」)とかだな。
ところで女シンジの遺伝子型はどうなってるんだろう。
46XXだと、ユイ由来のX染色体をコピーしてもう一つ持ってるのかな?
或いはY染色体が消えただけの45Xなのか(これは染色体異常で実際にある)。
>>123 夫婦絶唱だったのか。DNAとかパパゲのほうが好みだったんであんまり印象に残ってなかったのよ。
初号機取り込まれ型の話の女シンジきゅんならY染色体排除でユイ由来だけになったり
初号機由来になったりするんだろうな。
盛れとしては綾波と綾波似シンジきゅんの擬似双子萌えなので、惣解釈してる。
禁断の血縁関係も併せて二人もしくは三人並んでるだけでも倒錯エロティック。
LRSSマンセーヽ(´ー`)ノ 綾波姉妹とかはその辺を上手く利用してなにもしてないのに
雰囲気だけでもエロかった。
まあ、実際に百合ん百合んになるとアスカのほうがエロいがな。
やっぱ追加シーンやEoEで見せた激しすぎる恋心の印象ゆえだろうか
シンジが男だろうが女だろうが徹底的に攻めまくってくれるに違いない
その点鰹節さまアスカやA嬢の使徒娘アスカは素晴らしい。
LASSマンセーヽ(´∀`)ノ
125 :
88:04/01/26 00:43 ID:AG/hi9aq
「未来の過去、過去の未来」アップしましたです。
こうしてHTMLにしてみると、またなんというか……イイっす。
みなさんもよければ見に来てくださいねっ♪
847さん、あらためてありがとうございました!続きも期待してますよ♪
素早いお仕事お疲れ様です。
シンジきゅんの妖しい魅力に取り付かれる人が増えると
嬉しいですね。 さて見に行きますか・・・
'⌒⌒ヽ
′w从w) ∫
ヽdl ゚ ヮ゚ノ 旦 <お茶ドゾー
(ヽ∀/つ ̄ ̄
</|__|_>
し'l_ノ
127 :
847:04/01/26 08:50 ID:pm2A5t9G
>>88 ありがとございます。 まさかあんなに格好良くして頂けるとは…、感激です。
2話以降も直し次第送らせて頂きますので、お暇なときによろしくお願いします。
続きも書かなくちゃ…。 がんばります。
調教シンジきゅんってばアスカの態度の違いで女シンジに嫉妬してんのなw
かわええのう(;´Д`)ハァハァ
>>114 思い切って女性化シンジきゅんのほうでやるとかw
実験やらシンクロ率急上昇で女性化してしまったシンジ。当たり前だが直し方が判らない。
女の体に男の精神。当然精神的に不安定になりシンクロ率は急降下。
そこで加持に下った極秘司令(リツコの憂さ晴らし)とは??
で複雑極まる三角四角関係。悩むシンジきゅん。
なんやかんやでファーストキスの時のシンジきゅんのセリフ「僕、男ですよ?」
やっと女の体にもなれ女の子として加持に大事にされるのも気分が良くなってきた頃
男に戻れるチャンスが・・・
ゲンドウのほうは前スレのプロットの女シンジタソが好評だったよね。
ほほえましさとスン止めエロが炸裂のLGS
もしくは思いっきり黒エロに徹して鬼畜ゲンドウに組み敷かれながら快楽と憎悪に唇を噛み切る
女性化シンジきゅんみたいな・・・
ところでシンジきゅん同士でくっついちゃうとレイやアスカはどうなっちゃうんでそ。
あるいはもうシンジのみに特化して書いて、レイ&アスカのどっちかをTSして別件で書くとか……
さらにそこからすわpに発展して……てのはいかが?
某汁掲示板のネタ、変身魔法少女シンリが読んでみたいと思ったのはもれだけかw
全然普通でない男子中学生碇シンジきゅんが魔法少女に変身して愛を集めるという・・・
どんな集め方やねん(;´Д`)ハァハァ
>>131 それじゃないけど、たしかシンジが魔法少女に変身するWEB漫画ならどっかにあったような・・・
>>130 女シンジに嫉妬しちゃうアスカとかいいなぁ。でも結局振られちゃう。
>>132 そうなん?ちょっと捜して見るよ。
88氏、847氏 更新チェックきましたね。これでシンジきゅんの妖しい
魅力の虜になる人が少しでも増えれば幸いです・・・やっぱ敷居が高いかなw
134 :
88:04/01/27 23:24 ID:p7JbYXTo
心配なのは私のHP、掲示板にあんまり人来てないんだよね……
感想レスは……小説大好き!組に期待するしかなさそです。
>>134 そう?結構賑わってるほうでは?
まあ、さらっと見た感じではとても倒錯属性の人がいる雰囲気ではありませんがw
>>129 いいねいいね
なんかツボが俺と似てるなぁ
137 :
847:04/01/28 08:47 ID:QbvFlwjs
感想…、怖いですねえ。
エヴァ板に書いてるほうがよっぽど気楽だと思ってしまいます(w
>>132 アスカが女シンジをとり、レイが男シンジをとって円満解決。
ってどこかで見たような・・・
>137
スレ住人の感想と更新チェックで読みに来た人の感想じゃ全然違うでしょうしね
今日の良かった
女シンジきゅんのちょっとしたセリフや仕草が色気を感じさせて良いですね。
あんだけやることやっていた印象がそう思わせるのか、元の碇シンジとして
ありえない反応がギャップを感じさせそう思わせるのか・・・
「髪…」と呟くシーンなんて印象的でしたわ。
そして過去の安らぎやレイ、アスカを思い出すシーン。
あくまでも、彼女は碇シンジその人なんだなということを改めて思い知らされました。
良いですね〜。
贅沢を言えば、ゲンドウとの会話が欲しかった。
女シンジのゲンドウに対する心象ははっきりさせるべきかと・・・
まあ、プロット読んでればわかるんですがw8そのへんの47氏のアレンジが是非読んで見たい。
しかし誘惑シーンもさっさと見たいしな〜なんにせよ続きが楽しみです。
140 :
88:04/01/28 16:51 ID:FAvt702Z
2話うpしました。
次あたりでいよいよ、妹だって言われてしまいますね……
背徳感に悶えるシンジくんもまたヨシ。
141 :
847:04/01/28 23:16 ID:QbvFlwjs
>>88 乙でございます。
>>139 ゲンドウとの会話ですかー。 次かその次辺りでちょこちょこ出す予定です。
…あくまで予定ですので(w
プロットは出来ているんですが、忙しくて書く暇が無いです…。
頑張って時間作らないと。
☆⌒⌒ヽ 僕は碇シンジ14歳 エヴァンゲリオン初号機パイロットのサードチルドレン
′ w从w) ☆ な全然普通じゃない中学二年生です。
ヽdl ^ヮ゚ノ /
⊂)!{x}iつ ひょんなことから魔法少女シンリに変身して愛を集めることになりました。
く/{Li}ゝ え?愛なんてどうやって集めるんだって?
し'.ノ ・・・ それは ゴニョゴニョ*///ノ
143 :
847:04/01/29 23:25 ID:jQoeuhZo
「シンジ君の隣で寝てる女の子の事なんだけど…。 うーん、やっぱり本人から言って
貰う方が良いか。 ほら、起きて」
ミサトはそう言うと、少年の肩にもたれて眠っている少女を揺すった。
夜も昼も飽かず少年の顔を見つめ続けていた少女は、肩を揺すられる感覚と、自分を呼ぶ
女の声によって夢の世界から引き戻された。 睡魔に引き戻されそうになる目を擦り
ながら開けると、飛び込んで来たのは目が覚めるのを待ち焦がれていた少年の顔。 瞬間
的に意識を覚醒させた少女は、一も二も無く少年の胸に飛び込んでいた。
「良かった、良かった…」
そう言いながら少年の胸に顔を埋める少女と、恥ずかしそうに俯きながらもまんざらでも
無さそうな少年。
無条件の愛情。 それを与えられた記憶の無いミサトには、その光景は微笑ましくもあり、
また眩しくもあった。
―まるで恋人同士みたいね―
そう思ったミサトが、少女を見る。 自分から説明して貰おうと思ったが、今はどうやら
無理な様だ。 じゃあ、と女は言った。
「改めて紹介するわね。 この子は碇シヲリさん。 今まで知らなかったと思うけど、
あなたの双子の妹よ。 そして、エヴァンゲリオン初号機の予備パイロット」
双子の妹。 少年は女の言葉を咀嚼する。 辺りは昏くなり、手足を縛られた自分が
底無しの泥濘の中にゆっくりと、そして静かに飲み込まれていく感覚。
自分が恋した少女には、同じ血が流れているのだ。 少年は少女に対して、憎しみや
怒りの感情は不思議と湧いて来なかった。 ただ、彼は悲しかった。 求めても、
求めても許されることの無い恋。 彼の欠けた心を埋める事のできる唯一の少女は、
少年にとって永久に彼方の存在になってしまった。
「どうしたの? お、“お兄ちゃん”…」
少女からの、告げられるべくして告げられた死刑宣告に、再び少年の意識は闇に沈んで
行った。
144 :
847:04/01/29 23:26 ID:jQoeuhZo
目覚めたくは無いが、目覚めてしまうときは来るものだ。 少年、碇シンジは陰鬱な感情
を持て余したまま目を開けた。
「お、お兄ちゃん!」
やはり夢では無かったのだ。 目の前には、自分の事を兄と呼ぶ同じ顔を持つ少女。
だが、いつもの様に心を閉ざしてしまおうと考えたその時に、少年には見てしまった。
泣き腫らして真っ赤になった少女の目を。
「ボク、このまま目を覚まさなかったらどうしようって…」
涙と鼻水塗れの少女の顔。 その決して整っているとは言い難い表情に、しかし少年は
心動かされる。
少年は思った。 このいたいけな少女は、自分が意識の無い間も自分と同じような事を
考え、苦しんでいたに違いないのだ。 意識の外に逃げ出した少年よりもきっと、遥かに
深く。 また、こうも少年は思った。 自分はこの少女を護らなければならない、と。
庇護する、という考えは適当では無いかも知れない。 現に自分の心の方が弱いのだから。
しかし、例えそうだとしても何に代えても護らなければならないものもまた、ある。
それに気付いたとき、少年は、唐突に兄となった。 少女が少年の眼を見つめながら言う。
「これからはお兄ちゃんとずっと一緒だからね…。 どこにも、どこにも行かないで」
そして少年は、小さいながらもはっきりとした声で答える。
「うん、ずっと一緒だ」
145 :
847:04/01/29 23:27 ID:jQoeuhZo
暫くして少年は、此処が今までいた病院ではないことに気付く。 しかも、何やら良い
匂いまでしている。 少年が辺りを見回す様子に気付いたのか、少女が説明をする。
「ミサトさんがね、病院にいるより良いって此処に連れて来てくれたんだ。 ボク達、
今日から此処に住むんだって。 後ね、ボクがご飯作ったんだ」
もちろん少女は知っている。 このマンションが「コンフォート17」と呼ばれている事を。
嘗て自分は今居る部屋の真上、葛城ミサトの家に住んでいたのだから。
「へえ、そうなんだ…。 やっぱり、僕は帰れないんだね」
「うん…。 でも、ボクはお、お兄ちゃんと一緒に住めて嬉しかったな」
恥ずかしげに呟く少女の声に、少年も思わず小声になる。
「ぼ、僕もだよ…」
「そう言えば―」
と、はたと気付いたように少年が言う。
「僕ら二人で暮らして大丈夫なの? ほら、僕らまだ中学生だし…」
「え、あ、その…」
少女は、少年のその問いに答えることが出来なかった。
146 :
950:04/01/29 23:40 ID:w8G3Sf95
847氏乙っす。
シヲリちゃん、来ましたね。
わずか14歳にしてノーマルな肉欲のほとんどを知る少女と同居させられ
たシンジくんの童貞の危機はどうなる?(w
147 :
88:04/01/29 23:53 ID:WL+GVotb
おおうっ!待ってましたぁ!
名前はシヲリちゃんになったんですね。なにげに私んちの近所のコと同じ(^^;
お兄さんモードのスイッチが入ったシンジくん、カッコイイです♪
と言いつつも、シンジくんの気持ちがシヲリちゃんに向いた瞬間、少しキュンとなっちゃった……
傍目に見てハァハァしてるときはまだよかった、ケドね。
つうわけでこれからはシヲリちゃんに感情移入すれば無問題!
さっそく、初夜の心配をしとりますです♪
148 :
88:04/01/29 23:57 ID:WL+GVotb
おっと、遅れましたが847さん乙彼です。
じつは別件でLupinusのランバードさんにウチのHPを紹介したんですが……
この作品、目に留めてもらえるでしょうか?ドキドキ
いままで作風の違いともろ18禁展開のおかげで気がつかなかったけど
碇シヲリと言う名前といきなりのシスコン状態と会話で判ったんですが
このままだと裏バージョンの「『ボク』達二人の協奏曲 」ととられかねませんね。
困ったな・・・。
大丈夫かと。
前にスーパーシンジバージョンの「『ボク』達二人の協奏曲 」みたいな似ているどころじゃないのが
掲載されてたサイトがあったけどランバードさんそことわざわざ相互リンク結んでたから(笑)
シチュ程度ならパクリじゃなくてオマージュとして好意的に受け止めてくれるんじゃないかな
そもそも、あの人ならここの住人に混ざってそうな気もするw
うん、そうは思うんだけどね。いちおう88氏か847氏にランバート氏に一言入れてもらって、
場合によっては少女補完シリーズみたいに姉妹作品にしてしまったほうが良いかも。
あとは今回分の投稿は下げてもらってシヲリから別の名前にしたうえで
お兄ちゃん+一目ぼれシスコンの濃度を下げるとかね。
たとえば、理屈では双子と理解できても、心では納得できない。
シヲリに手をださないのは世間体と父への恐怖だけにするとか。
シヲリにお兄ちゃんと呼ばせないだけでも印象が代わると思う。
ランバート氏の「ボクたち二人の協奏曲」好きだったんだが。
続き・・・・書いてくれないかな。とりあえず初号機役はサキエルで。
マグマの中に飛び込むのも、アスカとユニゾンするのも、第10使徒を受け止めるのもサキエルで。
「ボクたち二人の協奏曲」ではお兄ちゃんとは呼んでなかったか・・・
第一話からの衝撃的な展開で全然似たところがある作品だって気がついて
なかったので動転してます。
このままいけばいいんじゃねーの
協奏曲の方は♂シンジの大幅な性格改変も加味されてるけどこっちはそれが無い
それがあるかないかではだいぶ違う話だべ
155 :
847:04/01/30 08:54 ID:M3hB/mEA
みなさん、どうもです。
とりあえず、女シンジきゅんの名前に関しては「シヲリ」である必要性は無いです。
違う名前にした方がいいですかね?
ちなみに戻って来ているのは女シンジきゅんのみです。
レイは赤い世界の方でよろしくやっていますし(w、アスカはそもそもこのプロットですと
赤い世界にも居ないので。
847氏
>アスカはそもそもこのプロットですと赤い世界にも居ないので。
つか、赤い世界から消えた瞬間に逆行してた、ってのはどうでしょう。
いや、単なるアスカでなく逆行アスカをシヲリたんと会わせたら面白そうと
思いまして。シヲリの逆行原理がレイなので、それだと無理ぽですが、それ
以外、ということで。
軽はずみな多重逆行も複数TSもやめたほうが良いよ。
私としては、ここは思い切ってレイもアスカもすぱっとカットしてほしいと思。
プロットをよく読むと、同居するようになってからのその先ってのは特に書いてないのね。
こういうのって書き込もうとすればどこまでもいっちゃうから、本編のイベントには
こだわらずに進めていった方がいいかも。
漏れは逆に思いっきりアスカとレイこだわって欲しいのだが・・・
長期化しすぎると言われると反論できないけどね。
>>155 場を盛り下げるような発言をしてスミマセンでした。
さんざんHPへの投稿を煽った者として問題になったらと責任を感じたもので・・・
名前ですが、ランバート氏の作品へのオマージュという意味もこめるなら
シオリ→シヲリのままのほうが良いかもしれません
逆に思い切って双子としての意識を削るなり二人だけの同居などの止める
なりして違った雰囲気を造っていくなら別名のほうが良いと思われます。
やる気失わん程度に要望や意見は聞き流せ
自分が自然と思うように書くべし
>多重逆行や複数TS
確かにアスカやレイに男になってほしくはない。なぜかといえば、
あの性格は女だとまだ「可愛げもある」だけど、男ならただのDQNだから。
とりあえず、作者殿、頑張ってくだされ。
確かにアスカが男になってるFFって
なんか暑苦しいような印象を受ける
「真夏のイヴ」の男アスカは長編だったんで読むのが辛くなるほど暑苦しかった・・・
あんまり関わりたくないタイプだな。
女だと可愛げがあると思えるんだけどね。テンぱってる時以外はw
誰もアスカを男性化しろとは言ってないと思う。
逆行とは言ったけど。
やはりTSはシンジきゅんがいちばんですのう……
さて、TSものではとても重要な初登校のシーン……
トウジやケンスケ、イインチョさんがどう見るか?
すでにかなりアレなカップルなので、学校でも……てなことになったらどうしましょ♪
それがまた楽しみです。
LRSもLASもこだわらないんなら
アスカもレイもそのままシヲリの友達にしてしまえばいい。
ブラコン(もちろん実は違うが)のシヲリにあきれながらも応援するアスカ
敵意と親愛が入り交じった複雑な感情を入り交えながらいつの間にか側にいるレイ
主題はあくまでシンジとシヲリの倒錯的でぐっちょんぐっちょんな毎日なのですよっ
それじゃただのTS+兄妹近親相姦18禁コメディーだ。
・・・ってこう書くとかなり良いように思えてしまうが・・・ちょっと物足りない。
今回のLSSはいわば全くの同一人物同士、シンジきゅん達のセックルはただの究極オナーニ
二人の禁断の恋の行方は自分しか存在しないだけの閉じた世界。
再びあの赤い海が待っているだけの爛れた関係だってことを忘れちゃいかんですよ。
シンジとシヲリのぐっちょんぐっちょんそのものは大歓迎ではありますが。
まあ、今のシヲリたんはむしろそう在りたいと思ってると思うけどねw
兎に角、世界を救う鍵はシヲリ又はシンジがサードインパクトを防ぐ気になるかか
起こしたとしても世界を壊さないことを望むようになるしかないわけです。
その鍵は男のシンジとしてのシヲリのアスカ、レイ、ミサトに対する執着。
もしくはシンジがシヲリ以外の他人を望むこと。
その可能性のがLASSもしくはLRSS要素なわけです。
まあ、下手したらゲンドウはサードインパクトでのレイの裏切りに気づいてる可能性
があるんでレイとの関わりは重要ですよ。
「やっぱ…アタシそっちの趣味、あるのかな…?アイツ…今凄くカワイイ顔してる。虐めてもいいよね?男のほうも虐めた事もあるし…でも、今のアイツ女の子なんだから今ちょっと…からかってあげれば忘れないわね…」
考え込むように人差し指を唇に当てて少年の後姿を見つめていた、アスカ自身も心の中に生まれた感情は欲望として認識していたが今まで他人を貶めて得られた快楽とはまた違った疼きに身を震わせ、少年を見つめ続けていた。
「……アスカぁ、出来たよ…っ…」
自らを戒める痺れに歩きづらそうに料理を運んできた。
ただ肉と野菜と米を炒めたチャーハンだった、アスカはさも当然そうに受け取り暫く食べた後に一言つぶやいた。
「…暑い」
「ぇ?ご、ごめん…火加減考えて無かったかも…」
「違うわよ、この部屋が暑いって言ってんの、ったくぅ……………あー、もういいわどうせ女同士だから遠慮する必要も無いわね」
アスカは少年を見つめて妖しげな笑みを浮かべて何の躊躇いも無く上着を脱ぎ捨てた。興奮で赤く染まり何度も夢見み、想像していた肢体が少年の瞳に焼きついた。
「………っ…っ…っん!ア、アスカ…ぁ!何、何してるのっ…!ふ、服着てよっ…今日のアスカおかしいよ!」
少年はテーブルの下に隠していた戒めを握りしめ、網膜に焼きつき離れないアスカの肢体で射精していた。その蕩けた表情を晒さぬよう必死になっていた、そして振動に射精を促されたままの身体と心がが悲鳴をあげていた。
「なによぉ?女同士でしょ?こんな身体いつでも見てるじゃない?それとも…この前まで男だったから興奮した?ほら…下着とかどんなのつけてるの?どうせシンジだから大方白いブリーフでもまだ…「ごめんっ!皿片付けておいて…僕、僕っ…も、ダメぇっ!」
少年は薄く微笑んでいたアスカから逃げ出すように飛び出していった。
ナンバリングミスったです…。
日が開いた上にこんなに短くてすいません。いか…いや、仕事のバカヤロー。
どーもアスカは知らないうちに妖しげな道に踏み込んでいるみたいです、勘違いしたままレズに走りそうな勢いです…とりあえずまた後に出てきてもらおうと思っています。
今後の展開…とりあえずはシンちゃんによるシンジ君を女装少年としてもう一人の自分を作ることになると思います。展開はのろいですがよろしくです。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
予想以上のいぢめっ子あんどいぢめられっこだ!!
いやはや眼福、眼福でした。
前回女シンジたんに嫉妬してしまうシンジきゅんや
獲物を狙う目のアスカも萌えでしたよ〜
173 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/31 00:16 ID:CY3DqTX4
ゲンドウの心情描写が細やかーな、
むしろゲンドウ視点なくらいのLGSとかねえすか?
女、女性化シンジ物だと心あたりはないね。
ただ単に犯してしまうものぐらいしか知らない。
かえって数字板のほうが詳しいかと・・・男X男ならかなりあるはずw
あのね氏のHPもえさんの作品群がそれにあたる・・・かも?
ちょっとあのワールドは道捉えて良いかわかりにくい。
文章は読みやすいんだけどね・・・
>>171 堪能しました。アスカのシンジ攻めはまさに才能というものでしょうかw
シンジきゅんの全てを知り尽くした女シンジきゅんのご褒美も楽しみです。
もう1人のシンジきゅん計画も(;´Д`)ハァハァ
847氏のシヲリも良いな。普通に喋ってるはずなのに、完璧な妹ぶりw
これはシンジが妹属性に目覚めてしまうのも無理ないような。
漏れも学校生活が楽しみ。
>>168 そういう解釈だと重厚感が出て良いな。
ただ、LASやらLRSやらを絡めて行くと本当にどんどん長くなりそうだね。
シヲリは安易な方向かも知れないが、基本的にはシンジを求めると。
で、シンジを自分だけのものにするためにLASやLRSを阻止しようとするけど
やはり勝手に関係が進んでしまって嫉妬するとかw
シンジのほうも本編では恋愛なんてする余裕は無かったけど、シヲリに常に刺激されてたら
恋愛に興味がでてLASやらLRSやらになりやすいかもね。
177 :
847:04/01/31 04:13 ID:x3XlHENa
時間は、遡る。
「お前を、サード・チルドレン、碇シンジの予備のチルドレンに命ずる。 これからは
シンジの双子の妹として行動しろ。 名前は、碇…シヲリ。 碇シヲリだ。 お前には、
シンジと同居して貰う―」
身元が確保された事に安堵し、更に少年と同居できると言う僥倖に身体の中心が震える
少女。 しかし少女はゲンドウの続く言葉に戦慄する。
「―そしてシンジの監視を命ずる。 週に一回、日誌を提出しろ」
「え…」
思い出したのはノート、映画館、草原、そして先程まで入れられていた営倉。 嘗て
自分が日誌を見てしまったときの絶望感がまざまざと思い起こされる。
「そ、そんなこと…!」
自分に出来よう筈が無い。 あの苦しみを万が一とはいえ味わわせる事になるのだから。
しかしゲンドウは少女の困惑を歯牙にも掛けず、更に言葉を続けた。
「出来ないのならば此処には必要ない。 何処へでも行け」
行く場所など無い。 自分でも何が起こっているか把握していないのだ。 そして、今
この組織との繋がりを絶ってしまったら、これから先少年には二度と会えない。 それは
考えるまでも無く真理だった。 未来に起きた、サード・インパクトのあの日に自分の
父親の事も少女は少しは分かったつもりだった。 しかし、未だ心の中に色濃く残る
畏怖の色。
ならば、少女はこう答えるしかなかった。
「分かっ…分かりました」
そして少女は、少年への秘密をその小さな胸の中へ仕舞い込む。
178 :
847:04/01/31 04:15 ID:x3XlHENa
嘘は吐きたくない。 が、本当の事も言えない。
「う、うん! ミサトさんも同じマンションに住んでるから大丈夫だって! そうだ、
お腹空いたでしょ。 もう出来てるんだ、食べよう?」
小さな声の震えを満面の笑顔で隠し、少女は台所へ向かった。
素直に美味しい、と少年は思った。 実際はそう特別に美味しい訳ではないのだろう。
しかし、食卓でもう何年も笑った記憶の無い少年にとっては気の合う人間と共に過ごす
時間とその会話が最高の味付けをしていた。
その少女は笑顔の裏、自身の嘘で身を焼いていた。
おそらく、特別に人心に聡い人間で無くとも、そう、もしも赤い髪の少女が居たならば
今の少女を見てこう言うだろう。
「アンタ、何でそんな泣きそうな顔してんのよ?」
と。 だが、少年の眼には、悲しいかなその仮面は厚すぎたのだ。 あと半年、いや
三ヶ月遅かったなら気付けたかもしれない、少女の素顔。
独り苦悩する少女の心は、慰みを求める。
「ねえ、この前の続き…しよう」
それが一時の夢であったとしても。
179 :
847:04/01/31 04:17 ID:x3XlHENa
「この前?」
「そう、ボク達が初めて会った日」
思い出した少年は顔面のみならず、全身を沸騰させる。 やはり、あれは夢では無かった
のだ。 少女からの誘いに無意識の内に股間が反応する。
「あ、あれはシヲリが妹だって知らなかったからっ…!」
だが、自分はこの少女を護ると決めたのだ。 誘いに乗る訳には行かなかった。
「でも、気持ち良かったでしょ?」
少女の薄桃色の唇が妖しく動く。
「で、でも―」
「どうなの、答えて」
「うん…き、気持ち良かった…」
少女の華奢な体躯に似合わない強い声に、少年は思わず答えてしまった。
「そう。 ボクも気持ち良かった。 だから、これからもっと気持ち良いこと、しよ?」
少女は両腕を少年の首に巻き付け、しなだれかかりながら囁いた。
「で、でも! シヲリは僕の妹じゃないか…」
少女の甘い毒に冒されながら、少年は狼狽しつつも拒絶する。
「ボクの事…嫌い?」
潤んだ瞳で見つめる少女。
「き、嫌いじゃないよ…。 嫌いじゃないけどさ、で、でも兄妹でこういう事するのって
おかしいよ」
未だ抵抗しようとする少年に少女は言った。
「ボクなら大丈夫だから…。 ね? 良いでしょ」
耳に吹きかかる吐息と共に紡がれる囁きに桃色の靄に包まれながらも、少年は自身の
なけなしの理性を総動員して少女を突き飛ばした。
180 :
847:04/01/31 04:18 ID:x3XlHENa
「んっ…」
突き飛ばそうとした手が、ちょうど少女の胸に触れてしまったのだろう。 苦しげな顔で
少女が呻く。 図らずも少女の乳房に服の上からとは言え触れてしまった少年。 彼の
陰茎は、見た目からでは想像も付かない少女の双丘の柔らかさに、学生服から飛び出さん
ばかりに大きく、硬くなってしまった。
「ほら、もう…」
それを見た少女が少年の股間に手を伸ばし触れようとしたその瞬間、少年はこのまま
触れられては最後に残った理性まで吹き飛んでしまうと感じた。
「ご、ごめん!」
少年はそう言って少女の脇をすり抜け、自室に入って鍵を閉めた。
暗い部屋の中、ドアに寄りかかって座った少年だったが、膨張し過ぎた陰茎が学生服に
当たって痛い。 着替えようとズボンを下ろした、その時だった。
「ねえ、お、お兄ちゃん、聞いてる…?」
ドア越しに自分の妹の声が聞こえる。 ズボンを中途半端に下ろした情け無い格好の
ままで、少年は答える。
「うん、聞いてるけど…」
「今日はごめんね…。 でも、ボクはいつでも待ってるから…。 聞こえる? この音。
ボクのここ、もうこんなになってるんだ…、んっ…」
水飴をかき回す様な音が聞こえる。 経験の殆ど無い少年にも、その音が少女の淫裂から
発せられている音だということは分かった。 更に少女は続ける。
「あ…、床にまで垂れてきちゃった…。 水溜りみたいになってる……くぅ、んんっ」
匂いまで届いてくるような淫猥な音に誘われ、少年は知らず知らず陰茎を己の右手で
しごき始めていた。 とめどなく尿道口から溢れ出てくる透明な液体に、少年の陰茎も
淫らな音を発している。
181 :
847:04/01/31 04:19 ID:x3XlHENa
実の妹とドア越しに自慰行為をすると言うアブノーマルな快楽に、少年の陰茎は一分も
経たない内に絶頂に達してしまった。
「んっ、んんっ…」
少女に絶頂の際の喘ぎ声を聞かれないよう、必死に腕を噛んで音を漏らさない様に耐える。
床に放出された生臭い精液。 陰嚢に溜め込まれていた分が全て放たれたのではないかと
思えるような大量の白濁が、少年の右手を汚す。 しかし、それ程大量に放出したにも
関わらず、少年の右手の動きは止まることなく、それどころか更に激しく陰茎を擦り
始めていた。
「ボクの中、もうこんな熱く…んんっ! くぅん、はぁっ」
入り口だけでは飽き足らず、少女は己の中指を充血した秘裂の中に出し入れしている。
後背位で挿入される時の様な格好になって自慰行為をしている少女。 少女にも少年の
荒い息遣いが聞こえ、性感を高める手助けをしている。 既に制服のスカートは捲り
上げられ、廊下に大量に零れ落ちている愛液は、少年の部屋の中まで浸入しようと
している程だった。
少年はもう己の陰茎と少女の卑猥な喘ぎ声の事しか頭には無かった。 少女に己の膨張を
舐められた時の快感が鮮明に思い起こされてくる。 彼は、先程少女を穢さない事に
理性を使い切って仕舞っていたのだ。 少年の行動は無理からぬ事と言えた。
「う、うあっ…!」
二回目の射精に早くも達し、少年はまたも大量の精液を先端から飛び出させた。 もう
声を抑えようなどと言う事など、少年の頭の中からとうに吹き飛んでいた。
「イったの…? ボクも…もうっ、はぁ、んんぁ、ひんっ、あっ、あっ、あああああ!」
一本では足りず、指を三本己の裂け目に抽送していた少女も、少年の絶頂を迎えた声に
引き摺られたのだろう。 今日一回目の絶頂に達し、今までよりも更に大量の愛液を撒き
散らしながら、全身を痙攣させた。
萎える事の無い陰茎を擦り続ける少年と、尽きない性欲を持て余している少女。 兄妹の
壁越しの自慰は、朝日が昇り、更に太陽が中天に達しようと言う頃になっても、止む事が
無かった。
182 :
847:04/01/31 04:24 ID:x3XlHENa
みなさん、どうもです。
プロットからえらい離れてしまったような気がしないでも無いですが、
未だ一線は越えてません(いや、ある意味越えてますが)。
とりあえずプロットはここら辺までなので、これから先はどう書いていこうか…。
思案中です。
>>182 乙です。
いや、もうスゴイことになってますね。毎日これではシンジきゅん体も心ももたないのではw
壁越しの誘惑と (*´Д`)ハァハァも実に背徳的。
シヲリの監督日誌物凄い内容になりそうですね。ゲンドウも悶々としてしまうに違いないですよ。
ああ、起きてて良かった。続きも期待してます。
この部屋は盗撮されていないんでつか?
されてる可能性大w
186 :
88:04/01/31 13:26 ID:zPxcdhPR
>>847 こんな夜遅く(朝早く?)に、乙彼です。
くはぁっ……胸が痛いっす。これ、マジでキクぅ。
目の前にシンジくんがいたら襲いかかりたいくらい……おっと、失礼(;´Д`)
なんかこれに触発されたのか、私の友人が18禁ものに挑戦したいと言い出しております(^^;
>>182 壁越しの誘惑と相互なオナーニの余りの濃密なエロさがたまりませんでした。
シヲリたんの強烈な誘惑ぶりにはまさに脱帽です。
制服着たままといい、物凄いポーズといい、指三本といい、二人とも汁まみれといい
あまり色気を感じさせないであろう普段の二人とのギャップも(・∀・)イイ!!
ちょっと気になった点は
シヲリの普段からの女の子らしさにちょっと不自然さを感じました。
あくまで中身がシンジだとすると、なにか演技をしてるような印象を受けます。
もう少し男の子らしい口調にもどされたほうが違和感がないかと。
これがシンジにたいする妹としての演技でシンジ以外の人間や一人のときは
素に戻るとかだとそれはそれで萌えなのですが。
>>186 どうやら計画成功のようですね。題材も女シンジ物だったりして。
楽しみにしてるよ88氏のお友達ヽ(´∀`)ノ
>>176 そこでシヲリたんもどっちに嫉妬しているかわからなくなるわけですよ。
思いどうりに心も体も埋め合わせてくれない、自分自身のものであるはずの
シンジが他の女性へ興味をもつことへなのか。
はたまた、かつて優しさを求め裏切られることへの恐怖から一歩を踏み出せなかった
アスカ、レイ、ミサトらの本来自分へ向けられリはず好意を受けるシンジへなのか。
後者が大きくなれば自己愛にすぎないシンジへの欲求をふっきることができる・・・かも
しかし相互自慰だけでも凄い刺激的だし、この快楽から彼らは抜け出せそうに無いですな。
次はぜひシヲリちゃんのお風呂乱入をひとつ・・・。
ゲンドウはシヲリに対してどんな感情持ってんだろうね
情がわきそうだからあんまり考えないようにしてるとか?
>>187 逆行前に三ヶ月も女としてやり続けてるんだし
女っぽくてもいいでしょ
192 :
847:04/01/31 23:48 ID:x3XlHENa
皆様、お世話になっております。
>>184 盗撮は…、されてますね(w ミサトは見てるのかなあ。
>>186 めくるめくエロの世界へようこそ(w
>>187 >女の子らしさにちょっと不自然さを
そう言われてみれば…。 まあ演技だ、と言うことにしておいて下さると助かります。
次回からもうちょっとシンジっぽくいきます、多分。
>>189-190 そこら辺はおいおいと(あくまで予定)。 ん? でもシヲリが乱入したらシンジきゅんの貞操が…。
193 :
88:04/02/01 09:08 ID:g+Ei+Edi
>>188 いや、彼はもともと月天の人でして、特にエヴァファンというわけでもないので……
オリジナルでやりたいと言ってました。公開するかどうかは微妙〜
>題材も女シンジ物だったりして。
打診してみます(ぉ
それと
>>148の件ですが……
「傾向が被る被らないは気にしないで、萌えを追求してください」とのお言葉をいただきましたので……
はい、イくところまでイっちゃいましょう!w
メスシンジか・・・
雌シンジといえばyou are may petを思い出すわけだが
敬語でもぢもぢ話すシンジタソに(;´Д`)ハァハァ
あれほど可愛くやきもちを焼く女キャラはエヴァFF界広しとはいえ
他にはいないだろう。
続きでないかな・・・というか誰かこっそりえっちな外伝書いて欲しいな。
シヲリたんってばシンジきゅんには女神様に見えたみたいだけど、
世間一般では、そんなに美少女ってわけじゃないと思うんだ。
顔立ちの各パーツはみんな申し分なかったりするんだけど
特徴がなくて全然目だないし、なにより普段は死んだ魚の目。
体つきも華奢で、男子よりその綾波レイばりの細いウエストが
女子の羨望の的みたいな・・・(胸はあえて比較しないw)
で、ケンスケがファインダーで捉えて
「素材は悪くないんだけどね、売り上げは期待できないか・・・」
とか言ってると偶然シヲリがシンジのほうを見つめると、
その瞬間、雰囲気激変、余りの妖艶さにケンスケ思わずピンコ立ちみたいなw
>196
すげぇ…俺の百合穴がものすごい勢いで開いたよ。
そうだよ、やっぱシヲリたんはシンジきゅん専用なんだよ!
しかしその妖艶な雰囲気の一枚のせいでタチの悪い三年生の連中に目を付けられるのだった
とかなー
そういうのは傾向としてトウジが助けるのが多い希ガス
そこでシンジになけなしの勇気で救いに行かせて男らしさ鍛錬ですよ!
慣れぬ意図しての暴力に昂ぶってしまったシンジを引き倒して覆いかぶらさせるシヲリ嬢など良いんではないかな、と。
ちょうしにのりすぎた?
ごめんね、ななしはじめてかきこみするから、ごめんね
200 :
847:04/02/02 23:17 ID:gFqBGaJO
>>196 いいですねえ。 アイディア頂きました。
時間を見つけてちょこちょこ書いていきますので、しばしお待ちを。
>>198 そのパターンは鰹節氏が決定的なとこまでもっていってしまったし
やらないほうが良いと思われ。
あの後シンジきゅんはどうなったんだろう・・・
>201
多分あれは「筆がすべった」のであれ以上続けようが…
新たな設定と言うか妄想
碇シンジは何処にでもいる中学生
両親は健在だがシンジはいつも片方だけにしかあえない、二人が揃って居るところを見たことがない
ある日、シンジは昨日の転校生の夢を見る。 不思議な夢だった。
朝、眠りから覚めたシンジは体に違和感を覚える。
ボク………女になったちゃった。
あわてるシンジ。 そこにゲンドウが起こしに来る。 ゲンドウは特に驚いた様子もなく。
シンジも大人になったか…とつぶやき 説明する。
碇の一族は実は宇宙人の子孫で繁殖の機会を逃さない為に
大人になると好意を抱いた相手がオスならメスに
メスならオスに嫌悪感を抱いたなら相手と同性になるよう進化した
なんてな事を説明
じゃあ、父さんも?
ゲンドウ変化 ユイに変わる。
シンジ気絶。
ブクオフで見つけた『フレックスキッド』の設定で…
良いすっなー(;゚∀゚)=3 ムハァ
フレックスキッド、昔読んだことあるよ。
ゲンドウ→ユイに変身ならシンジ→レイに変身かな?
カヲルやトウジにドキドキしてしまったりアスカと百合百合な雰囲気になったりするわけだ。
カツオ節シンジきゅんのレイープルートは黒エロ属性も
少しある漏れにはツボでしたな。
思わずナナシ不良に感情移入してしまいましたですよ。
シンジきゅん、君は精液まみれでも美しい。
でその後は当然の報いでボコボコ。性奴隷とかは良くないね。
あのシンジきゅンは最後まで女性化になじめなかった
とこが面白かったですな。
別ルートでは思いっきり馴染んでましたが(w
>>203 ちょっと前に「読んでみたい」スレに似たようなネタがあったような
207 :
847:04/02/04 21:23 ID:cfF3Xwhr
「では、転校生を紹介します。 入ってきなさい」
老教師の声に導かれ、二人は教室に入った。 2回目の少女には、ここに居る全員が
見知った顔だ。 お下げの少女、眼鏡を掛けた少年、そして青い髪に赤い眼、透き通る
様な白い肌をした少女―綾波レイ。 少女はレイに対して、嘗ての恐怖感―彼女が
クローンである事を知った時の様な―を感じる事は無かった。 それは自身が既に想像の
埒外に居るせいなのかどうかは分からなかったが。
転校してから3週間の間、学校やネルフでの二人の何も無い日常が続いた。 少年は
今までと同じ様に他人と触れ合おうとしなかったし、少女も誰と何を話して良いか分から
無かったのだ。 同じ風で、全てが違う友人達。 戸惑いと悲哀をその濁った眼に
沈ませて、少女は少年の背中を見つめ続ける。
自然、少女は考える。
先週の日誌提出の際に聞いたが、黒いジャージを着た少年の妹はやはり先の戦闘に
巻き込まれ、怪我を負ったらしい。 そして、もうそろそろ次の使徒が来襲する頃だ。
少女は思う。
―エヴァに乗るのを代わる事は出来ないけれど、せめて他の痛みを、苦しみを代わって
あげたい―
その想いは少女の願い。 近くに居る人が傷付くよりも、自分が傷付いた方が痛くない
から。 青い少女、赤い少女、自分を取り巻く全ての人達、そして何より愛しい半身に、
痛い思いはさせたくないから。
自分は、思い出だけで生きて行けるから。
少女は決断し、堅い、しかしそれ故に脆い殻を一つ心に重ねた。
そしてその日、少年、鈴原トウジが登校して来た。
流れは再びうねり始める。
208 :
847:04/02/04 21:24 ID:cfF3Xwhr
その女子生徒は最近転校してきた双子の事が気になっていた。 あの怪物騒ぎの後に
わざわざ転校して来た事、取り立てて目立つ容姿ではないが整っている顔立ち。 そして
何より気になるのは、他を寄せ付けない程の異常な仲の良さだ。 友人はこの前の日曜日に
二人が腕を組んで歩いているのを見かけたと言っていた。 それは兄妹と言うよりも、
まるで恋人同士のように見えたと。 しかも今日の朝、二人が怪物を倒したロボットの
パイロットだ、と言う噂まで聞こえてきたのだ。 溢れる好奇心に突き動かされて、
女子生徒はクラスメイト全員に見える様にしたチャットルームで、メッセージを双子に
宛てて送った。
―碇君達ってあのロボットのパイロットだって、ホント? Y/N
暫く経っても返信が来ないので、催促のメッセージを送る。
―ホントなんでしょ? Y/N
そして、少年の方からメッセージが返って来る。
―YES
その後は授業にならなかった。 少年の周りに群がる生徒達。 好意的な好奇心に
囲まれている少年は、恥ずかしそうにしながら訥訥と質問に答えていく。 今や、その
群れに加わっていないのは青い髪の少女と責任感に燃えた委員長―洞木ヒカリ―、そして
妹がロボットによって傷付けられた少年しか居なかった。
その少年に向かい、双子のもう一方の少女は近づいて行く。
209 :
847:04/02/04 21:25 ID:cfF3Xwhr
「話があるんだけど…」
そう言った少女に対し、トウジは答えた。
「わいには無い」
妹の仇がすぐ近くに居るのだ。 怒りに満ちたトウジにとって、それが誰であろうと
話す気は無かった。 ましてやその仇の妹の話など。 しかし、その後の少女の言葉に
少年の顔色が変わる。
「ボクもあのロボットのパイロットなんだ。 あの時乗っていたのもボク」
「何が言いたいんや」
少年が初めて少女の顔を見る。 憎悪に満ちた瞳。 嘗ての親友から向けられた悪意に、
少女は濁った瞳を更に濁らせながら続ける。
「トウ…、鈴原君の妹さんを怪我させたのはボクだよ」
それを聞いた少年は目線を一旦机の上に戻し、更なる憎悪を以って少女の言葉に答えた。
「ほうか。 なら、今日の昼休み顔貸せや」
と。
口の中が切れ、鉄の味が広がる。 少女は、鈴原トウジに殴られていた。
「女子を殴るのは性に合わんのやが、妹の痛みはこんなもんやあらへんからな」
そう言って去って行く少年。
女性になってしまった所為だろうか、痛みで身体が動かない。 青い空を見上げながら
少女は独り、静かに涙を零す。
いつから流れていたのか、その耳に避難警報が聞こえる。 使徒が、やって来たのだ。
半身は青い髪の少女に連れられてもう行ってしまっただろう。
迎えは、来ない。
乙っす。
なんかこれまでだと性衝動のみの生物だったような(wシヲリたんでしたが
これはまた、救いのない道を選択したものですな。この場合、トウジが悔恨
するにしても、その相手はシヲリではなくシンジになるわけで。
ところで三週間もの間、火照る身体の処理をシヲリたんはどうしていたのか
気になります。なんか、ほっといたら精神科のお世話になりそうでしたから(w
こ、こういうのも内助の功って言うんでしょうかハァハァ。
しかし、後でこの一件が兄シンジにバレたら、トウジとの禍根になりかねませんな。
この世界がシヲリが本来いるべき場所ではないというか
異邦人というか、シヲリの疎外感のようなものが伝わってきますな。
しかしシンジきゅんてば毎夜の誘惑をどう我慢してるんですかねw
過激映像を見せられてるネルフの面々の反応も気になったり
くっ……私事だけど、過去の傷に触れちゃったよ>今回の話
シヲリちゃんのところに来てくれるヒトはいないのね……
だけど、その寂しさを全部シンジくんへの想いに裏返せれば
なんというか退廃的な感じになってハァハァかなと。
この件でシンジくんにしかられるのもアリだね。
それとやっぱり、三週間もシヲリちゃんはガマンできなさそう……
たぶんシーツはおろかパジャマにも匂いがすっかり染み付いてるかとw
ああ、シヲリたん、それは逆効果だよう(つД`)
215 :
196:04/02/05 00:06 ID:/nmIVYM8
>>209 採用ありがとうございます。光栄です。
ほうほう、あそことあそこが採用ですか・・・さすが847氏お目が高いw
実は
>>196原型があるのですが長いし具体的過ぎるかと思い
没にしたのですが、これを墓穴にまで抱えていくのはつらすぎるので
こちらも貼らせていただきますね。
萌えどころが無かったら全部没にしちゃってください。
顔は基本的にシンジきゅん、ただし女の子らしく若干丸顔。
真剣な表情をするとシンジの時は暗い瞳がゲンドウを感じさせるが
シヲリは目もと涼やかな碇ユイや綾波レイの面影を感じさせると思う。
3ヶ月間無造作に伸ばした髪をかきあげる仕草が色っぽいに違いない。
ぱっと見は特徴がなく性格のせいもあって目立たないが、目鼻立ちは
整っており、よく見れば通好みの美少女。
少年的な雰囲気やスレンダーな体つき、物静かな落ち着いた態度
(実は四六時中シンジを誘惑することを考えているだけなのは秘密)
から男子よりむしろ一部の女子に人気があったりして。
体つきは華奢。脱ぐと壱中でただ一人綾波レイに対抗できるウエストの持ち主
として女子の間では一目置かれている。
重要なオパーイであるが、女性化当初は硬さが目立つ膨らみかけAカップだったが
3ヶ月間寝る間も惜しんで揉み続けた結果ぎりぎりBカップな美乳さんに。
予備の存在として専用プラグスーツ作成が後回しになり、しばらくは体型がなぜか
ほぼ等しいレイと共用だったりする。胸の部分がやや余るのがご愛嬌。
なんていうのはどうでしょう?
シンジって加持はあんまり恐がってなかったな。
心の壁作ってない感じというか。
女だったら加持に惚れたりして。
>216
単に加持がシンジの周りでは唯一と言っても過言ではない、
人付き合いにおける距離の置き方を知っていた人間だったからだと思われ。
他の連中はみんなその辺全く駄目だったから恐怖を感じてただけ。
218 :
847:04/02/05 09:11 ID:a/+7zzlT
三週間の間のネタはあるにはあったんですが、それを入れてしまうと
話がうまいこと繋がらなくなってしまうので割愛しました。 ほんとは
入れたいんですけど…。
ご要望が多いようでしたら外伝みたいな扱いにして書きます…そのうち。
>>215 実を言うともっと直接的な表現がこの後に。 次かその次くらいになりますが。
ケンスケ大活躍(ある意味)です。
>墓穴にまで抱えていくのはつらすぎる
墓穴に抱えてくなんてもったいない。 ありがたく使わせていただきます。
ただ、胸に関してはむしろAAカップ→Aカップの方向で(w
プラグスーツは…、あんまり訓練をしない(というか、させて貰えない)ので
レイのプラグスーツを着る機会が無いかもです。
やっぱAだよな。うんうん
中性的な雰囲気がシンジきゅんの魅力だっていうのにね┐('〜`;)┌
男なら女性的な顔立ちの良く見りゃ美少年。
女ならボーイッシュな微少女、それがシンジきゅんなのさ。
しかもその作者氏ってばアスカやレイを男にするは、シンジきゅんをトウジ
ごときの毒牙にかけるはで、萌えがわかってないというかなんというか・・・
才能と時間の無駄使いですな。
>>221 たしか、短編ではアスカをケンスケに喰わせてなかったかいな?
その作者氏。
まぁ、それはそれでNTR的にハァハアもんだったわけだがw
そっちは読んでないけどNTRは別腹w
まあ、トウジXシンジの巨乳物は脳内あぼーんとして
「真夏のイヴ」のアスカとレイが女だあったら、とたんに
萌えられる作品だっただろうなと夢想することがある。
汗臭いだけだった音楽室でのアスカの髪を三つ編みにするシーンやレイの看病
シーンが実に百合萌えな作品になってたに違いない。
カヲルは男のままでよいな。
女シンジきゅん小説を集めるスレが落ちてるな。
やはり少々無理があったか。
TTGにマンギー氏の作品UPされましたな。
EOE直前分岐・アフター・イタ物・TS・LマユS・レズっぽ・ケンスケ主観ってとこかな
ケンスケに喰われるのは勘弁w
まあ次回に期待ですな。アスカやレイにも女「でも構わない!」
ぐらいの気概をもってシンジに対応して欲しいもんです。
女性化、現実逃避、他者を拒絶し自分の分身への依存と我等が「未来の過去、過去の未来」
とテーマが被りますな。あのテキスト量であの重厚感が出せるのは流石。
でも、このままだと女性化させた意味が無いので続き次第ですか。
しかし、山岸マユミ嬢はシンジの性格ドッペルであって外見が似てたわけじゃないと思うんだけどな。
まあ手術だったら外見はなんでもありですか。
>>227 確かにこのままだとTSの意味がないね。碇シンジの過去の否定としてのTSなんだろうけど。
このスレ的には倒錯間、背徳感とかのTS物としての見所が是非欲しいところ。
229 :
847:04/02/09 23:26 ID:t3LI1Yfl
遅れて本部に辿り着いた少女に、席は用意されていなかった。 いや、そもそも居るべき
場所など最初から無いのだ。 男子パイロット控え室で待っている少女は、半身の戦闘の
様子さえ見られない。
少女は週に一回報告書を提出し、要求があればそれに使徒の情報を加えるだけ。 訓練と
言ってもプラグスーツさえ着ず、赤木リツコの下で身体検査を受けるのみだ。 しかも、
その結果は本人には決して知らされない。 少年と訓練が重なった日でも、少女の方が
早く終了した時には少年を待つ事さえ許されず、外に放り出されてしまう。
有り体に言えば、彼女は疎んじられていたのだ。 ネルフと言う組織全体に。
だからこそ、少女は少年との触れ合いを何よりも求める。 もしかしたら、赤い世界
でもう一つの半身と居た時よりも切実に求めているのかもしれない、と少女は思った。
誰もが自分に触れようとしない、そんな世界での寄る辺を求めて彷徨う少女。
無音のまま数時間程過ぎたその時、控え室の扉が開き、プラグスーツ姿の少年が入って
来た。 少年は少女を見つけるなり傍らに駆け寄り、少女の肩に手を置いて言った。
「シヲリ、どこ行ってたのさ! 心配したんだよ」
暖かい言葉。 全てを敵に回しても護りたいと思う半身が戻って来たのだ。 少女の胸の
奥から熱いものが込み上げて来る。
だが少年を心配させないよう、少女は涙を見せる事無く少年に答えた。
230 :
847:04/02/09 23:27 ID:t3LI1Yfl
「ごめん…。 少し呼び出しに気付くの遅れちゃって。 それより、お兄ちゃんは大丈夫
だった? 使徒が来たんでしょ?」
幸い、トウジに殴られたものの見て判る程の怪我はしていない。 少女は話を逸らす事に
成功した。 兄の眼を見つめる少女の両の瞳に、少年は仄かに頬を赤らめつつ答える。
「うん、僕なら大丈夫。 …それより、出て行ってくれないかな?」
「どうして?」
分からない、と言った風の少女に、少年は言葉を繋ぐ。
「僕、着替えたいんだけど…」
だが、少女は“普通”では無い。
「着替えて良いよ」
そう答える少女に、少年は少し語気を強めながら言う。
「シヲリが良くても、僕が恥ずかしいんだよ。 だから、出て行ってくれないかな?」
「そっか、分かった」
いつもの様な抵抗も見せず部屋を出て行こうとする少女。 ようやく自分の言う事を
分かってくれて来たのかと安堵している少年の耳に、ドアの直前で振り返った少女の
言葉が届けられた。
「じゃあ、出て行く代わりに一つお願いをして良い?」
少年にとって、妹からの初めての頼まれ事だ。 一も二も無く少年は承諾した。 否、
してしまった。
「うん、いいよ。 何?」
「今日、お風呂でお兄ちゃんの背中流したいんだけど…。 良いでしょ?」
231 :
847:04/02/09 23:28 ID:t3LI1Yfl
少年がその言葉を理解するのにたっぷり数秒はかかっただろう。 漸く言葉の意味を
解した少年は、朱色に染めた顔から汗を噴き出させながら慌てふためいて言う。
「だ、駄目だよ! 何でそういう事になるのさ!」
少女は、あくまで冷静に少年に返答する。
「だったらここに居る。 どっちが良い?」
ちょうどその時控え室のドアが開き、葛城ミサトが顔を見せた。
「あら、シヲリちゃんも居るの。 悪いんだけどこれからシンジ君に話があるの。
ちょっち出て行ってくれないかしら」
「はい。 …じゃあお兄ちゃん、約束守ってね」
そう言って、少年が答える間も無く出て行く少女。
少女は出口に向かいながら考えた。 黒髪の女性の様子を見る限り、おそらくドアの
向こうでは少年が命令違反の件で叱責されているだろう。 前の自分の様にはならないで
あろうが、さりとて自分の事だ、うまい言い訳など思いつく筈も無い。 少年が自宅に
帰ってきた時の表情は容易に想像できた。
―今日は、少年が好きな料理を作って待っていよう。 何の足しにもならないかも
しれないけれど。
はわぁぁ……切なすぎるよぉ!もう最高っす!
なんつうか、このどうしようもない疎外感……
私にも覚えのあることだけに、なおさら感情移入できます。
さらに言うなら、この先妹というポジションを捨ててでもシンジを求めにいく、
そういうのもイイかなと。
シヲリちゃん、まけないで!
うーん、実にいい。
「ここにいてはならない」存在としてのシヲリのやるせなさがいいですな。
シンジであった時には、こういう状態には絶対に耐えられずに切れてい
たはずなのですが、想い人の存在がこうも人を変えるかと言うくらいに
変貌を遂げましたね。ってか、その意味においては、シヲリはもう補完
されてるし補完計画も必要としないわけで。
こういう風に、異邦人、除け者としての逆行者を描いた作品はあまりな
いですし、そこに性転換、倒錯、エロといった要素を詰め込んだ今作は
新鮮であり興味深いところです、今後とも期待しています。
シンジへの執着はただの現実逃避と自己愛にすぎないと思うし、疎外感と憐れさがより強調
されている印象をもつのは漏れだけか? いや、大歓迎なんだけどねw
>>231 乙です。 サイト掲載分のほうも手直しされてましたね。作品にたいするこだわりが感じられます。
ケンスケのあれも採用のようで光栄です。
ただ、トウジがあれなんで、どういう風に採用されてるのか不安を感じるというか、逆に楽しみというかw
>>234 >シンジへの執着はただの現実逃避と自己愛にすぎないと思うし
いや、まあそうなんだが、シンジであったころはそれすらもなかった訳で、
これをまあ成長とは間違っても呼べないのかもしれないが、しかし変化で
あることは確かだろうと。与えられるだけでなく、自分から求める他者が
できたという点においては。
それが疎外感と哀れさを強調しているという点は同意。
>>234 >>235 シンジとシヲリの関係を他人と見るか自己とその影にすぎないと見るかの差だな。
シヲリの口調が女らしすぎて違和感を感じるか、別にかまわないか、というのも
その辺の解釈の違いからだろう。
漏れも後者の解釈でただの自己愛だと思うし不毛な行為だと思うけどね。
でもその不毛さが倒錯というものの大事な要素でないかい?
>>235 >自分から求める他者ができたという点においては
ここが問題ですな。シヲリにとってシンジは他人なのかと。
逆にシンジのほうはどうですかね。シヲリにスポイルされてると見るか、
シヲリという家族を得ることを通して他者を求めるようになってると見るのか…
少なくともシンジにとっては、シヲリは自分自身ではないですな。
しかし、自分を無条件に求めてくれる都合の良い存在にすぎないような気がしますが。
>>236 いや自己愛と陶酔感漂う不毛な快楽は実に倒錯的に良いんですけどねw
あくまで自己愛と言う解釈で仮に人類補完計画の寄り代にシンジが
再びされてしまったらを想像するとえらいことですな。
シヲリが未来のもう一人の自分で、自分に向けられていた好意が
快楽と、分割されてしまったもう一人の自分との一体感を求めていただけ
に過ぎないと知ったら・・・赤い世界に今度はシンジ一人だけとか。
某675氏がマンギー氏のあれで冷や水をぶっかけられた気分になったのは
折角のTSシンジきゅん物なのに萌えられなかったからに違いない。
239 :
847:04/02/11 01:33 ID:gKeNt27G
果たして、帰って来た少年はやはり陰鬱な表情をしていた。 その気持ちが痛い程
分かってしまう少女は何も聞かず、ただ一緒に夕飯を摂る。 この料理で少年の心が
少しでも癒されるように願いながら。
「ご馳走様、美味しかったよ。 じゃあ、僕はお風呂入るから」
しかし、食事だけでは少年の心の傷を埋めるまでには至らなかったのだろう、少年は
そう言うとそそくさとバスルームへ向かった。
少年が行って暫くしてから、少女もバスルームへ向かう。 もう、約束は忘れられている
だろうが、それでも少女は行く。
もう、約束など関係無いのだ。 少年を憂き世の苦しみから少しでも解放するために、
少年の疲弊した心に安寧と平穏をもたらすために。 純粋な決意と不純な性欲を両の手に
持ち、少女は少年の居るバスルームの扉を開ける。
少年は湯船の中で白い湯気に包まれながら、今日あった事を思い出していた。 クラス
メイトをエントリープラグの中に入れた事。 ミサトの命令を無視し、使徒へ特攻した事。
そして控え室で、ミサトに頬を張られた事。
今までの自分であったなら逃げ出していただろう。 いや、自宅に帰るまでは現にそう
思っていた。 しかし、自宅に帰った瞬間に思い出したのだ。
碇シヲリと呼ばれる少女の事を。 何よりも大切な己の肉親の事を。 逃げ出す訳には
行かない。 そうする事によって妹がまた独りになってしまうから。
―僕が、妹を守る―
決意を新たにした少年。 その耳に、バスルームの扉が開く音が聞こえてきた。
240 :
847:04/02/11 01:34 ID:gKeNt27G
何の気無しに見た其処には、一糸纏わぬ姿で立っている妹。 白の空気の中で、その
肢体は仄かな桃色に色付いていた。 その肌よりも少しだけ濃い桃色をした少女の乳首。
そして未だ生え揃わない、その奥に隠された少女の細隙もはっきりと見える程のまばらな
陰毛。
少女は言う。
「背中、流しに来た」
「ちょっ、ふ、服ぐらい着てよ!」
夕刻した約束を思い出し、それと同時に視線を急いで湯船の中に移した少年が言う。
「じゃあ、着てくる。 お兄ちゃんは上がって座ってて」
大人しく脱衣所に戻る少女。 少年は少女に言われた通り湯船から上がり、洗い場の
椅子に腰掛ける。
「くっ…」
治まって欲しいと言う自分の願いとは裏腹に、少女の裸体に反応して痛いほど反り返る
陰茎。 脈打つその剛直は、直接触れられてもいないのに、粘度の高い液体を鈴口から
溢している。 少年は慌ててタオルを腰に巻く。 とは言え、そうした所でタオルの
下から突き上げてくる陰茎は隠せはしないのだが。
そうこうしている内に、少女が服を着て戻って来た。
「これで良い?」
そう言う少女は中学の体操服を着ている。 ブラジャーをしていないのだろう、白い
体操着の乳首の部分が二つ、自己主張するかの様に突起を示している。 少年は其処まで
しか気付かなかったが、良く見ればブルマの下にも何も付けていない事が分かったで
あろう。 陰裂に食い込んだ紺色の布地。 その色故にはっきりとはしないものの、その
紺色の股間の部分の色も既に違っている。 既に少女の裂け目からは淫水が溢れ、膣は
しとどに濡れているのだ。 体操着から溢れ出ていないのは偶然、そう言える程大量の
汁が少女の体内には満ちていた。
241 :
847:04/02/11 01:34 ID:gKeNt27G
「う、うん! 良いよ…」
まともに少女を見ていられなかった少年が、少女に背を向けて答える。 じゃあ、と
少女は少年の前を隠しているタオルを取り上げる。
「ああっ…! 何で取るのさ」
少年の力無い責めが浴室に響く。
「だって、これ使わないと洗えないから。 洗うよ?」
少女の、全てを見透かした様な言葉。
「う、うん…」
どうにもならないと判断した少年は薄い返事を返す他無かった。
実際、少女に背中を洗ってもらうのは心地好かった。 傷付いた気持ちが徐々に癒されて
行く様で。
―問題だったのは、肉体的な興奮がそれに勝ってしまっている事だったが。
背中を擦る少女の繊細な手。 タオル越しにとは言え、否応無しに感じる少女の手の
柔らかな感触に、少年の怒張は更に硬くなる。 皮肉な事に、少女に見られまいとして
前傾させた腹に亀頭が擦れる。
たったそれだけの小さな摩擦。 しかし、今の少年にとっては強烈過ぎた。
「ん、くぅっ…」
少女には聞こえない位の喘ぎの後に、少年の尿道から精液が放出した。 泡に紛れて
排水溝へと流れて行く少年の欲望。 実の妹の前で放出してしまうと言う禁忌に、身体が
痺れる。
「はい、終わり。 今度はこっち向いて」
痺れの残ったままの状態で少女から聞こえた言葉に、少年は考えも無く少女の方を向いて
しまった。
242 :
847:04/02/11 01:35 ID:gKeNt27G
気付いたときには遅過ぎた。 湯を被った事で透けてしまった体操着。 その薄い生地の
下からは、少女の小さな乳房の頂点にある乳首の色がはっきりと分かる。 そして浴室の
熱気からだろうか、汗に濡れた少女の髪と顔。 これ以上無い程淫猥なエロスを強調
された少女の全身に、少年は自らが見られているのも忘れ、視線を釘付けられていた。
「洗うよ」
少女の言葉に我に返った少年だったが、この状態から脱却する術は無い。 勃起した
陰茎に気付いていないかの様に少年を洗っている少女。 少女が少年の陰茎の近くを洗う
度に、少女の持ったタオルが亀頭に静かな愛撫を与えている。 放出したばかりで敏感に
なっている少年の先端は、その刺激を受けて射精し切れなかった精液を垂らしている。
充血した淫棒は、少女による直接の刺激を求めて少女の顔色を伺う。
「はい、おしまい」
しかし、少年の本能を嘲笑うかの様に少女の愛撫―少年にはそうとしか感じられなかった―
が突然終了した。
「え……」
欲求を思わず口に出してしまった少年。 言ってしまってから慌てて口を押さえる。
243 :
847:04/02/11 01:36 ID:gKeNt27G
「触って欲しい?」
少女の魅力的な提案。 しかし、ここで屈する訳には行かないのだ。 大切だからこそ
穢してはならないものだから。
「あ、洗ってくれてありがとう! じゃ、じゃあ僕は出るね」
勃起している陰茎を隠す余裕も無く、急いで浴室を出ようとした少年の手を少女が掴む。
「ちゃんと湯船に入らないと風邪引くよ」
そう言われては是非も無い。 渋々湯の中に身を置いた少年の耳に、衣擦れの音が
聞こえて来た。 少女が服を脱ごうとしているのだ。
「シ、シヲリ! 此処で脱いじゃ駄目だよ!」
哀願する少年。
「だって、体操着濡れちゃったし。 それとも、お兄ちゃんはボクが風邪引いても
良いの?」
「そんな事無いけど…。 シヲリは…あの、は、恥ずかしく無いの?」
「ボクはいつでも待ってる、ってこの間言ったじゃないか。 お兄ちゃんが恥ずかしいん
だったら見なければ良いでしょ」
その後の経験は少年にとってある意味で地獄だった。
顔を伏せていても聞こえる、少女が身体を洗う音。 本能に負け、一瞬少女の方を見ると
常に合う目線。 そしてその時に視界に入る、彫刻の様で、それでいて絵画の様に華麗な
その肉体。 少女の甘い臭いに包まれながら、少年は精神的な興奮だけで射精して
しまっていた。
が、興奮していたのは少女も同じだった。 少年の陰茎にあえて触れないと言う加虐的な
興奮に、膣からは蜜が溢れ、背骨から脳にかけて快感が迸っている。 少女もまた、
精神的に絶頂に達していたのだ。 震える膝。 己が涎を流していることさえ気付いて
いない少女は、いつまでもその快感に酔い続けた。
244 :
847:04/02/11 01:38 ID:gKeNt27G
エロ分を補給、と言うか書いていたら意外と量が多くなってしまいました…。
あああ、ここでも寸止めですか!
そして次回でさらにシヲリたんいぢめられるわけですな(*´Д`)ハァハァ
246 :
189:04/02/11 09:23 ID:rhVTXl3Z
お風呂キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!!!
すげえ、僕が想像していたのより遥かにえっちい。(*´∀`)
ぶるまあシヲリちゃんスケスケご奉仕!絶対我慢できない。シンジ君偉いです。
(;゚∀゚)なんかものすごくハァハァな展開になってますね
ちょっと妄想してみたんですが、対ゼルエル戦の時に
シンジやっぱり逃げ出す→シオリ予備パイロットとして初号機に乗る→ママン混乱&シンクロ率低下(ある程度動くわけだが)
→初号機ピンチ→シンジ帰還→初号機に2人乗りする→ゼルエル倒す→二人仲良く溶ける
てなったりして
なんたるエロさだ。
ってか、湯水のなかで射精してしまったわけですが、その後シヲリたん
はそれに浸かったのですか?
>>248 浸かっちゃうどころか手ですくって飲(ry
「お兄ちゃんの味……ハァハァ」
250 :
847:04/02/11 22:59 ID:gKeNt27G
>>248 > その後シヲリたんはそれに浸かったのですか?
そこら辺はご想像におまかせしますw
なんかエロティック
シリアスなかんじが最高だ
''⌒⌒丶., '´´``ヽ (((〃〃ヽ .'⌒⌒丶 '⌒⌒丶 ,,'⌒⌒丶 ,r'⌒⌒丶 '´ ̄.,,ヽ ,;'⌒⌒丶 '⌒⌒丶
.((/ハ)ヽ;|〈wvwy、 l,i_("_ ゞミ ;((/(((')ノ)ミ从 从ミ ( 从 从〉 ( W⌒Wvi ノノ〃 ゙)).彡ノノハ ミ′ w从wノ
、ー゚;!b< ■■lb/ ヽ- ;b./" ゝ゚д ゚,バ.ゝ^ヮ^ν'. ),ゝ゚ ー゚ν(ハ(i.:' -'ノ ヽ(i!゚ ー゚ノ ソc´ー`ノ ヽG;゚д゚ノ
'´" ⌒ヽ,┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ,'⌒⌒丶
(((`')从 ;┃ ★EVA板 ID制 住民投票開催★ ┃.彡 ((`')ノ〉
.八゚ー ゚ノ, リ┃
ttp://cgi.f17.aaacafe.ne.jp/~support/upload/dat/eva216.jpg .┃ζ 9 ゚ -゚ソ
(と(,†,,イつ.┃ エヴァ板任意or強制ID表示投票スレッド ┃ ( 〉 〉〉つ
/(" ,,)...┃
http://jbbs.shitaraba.com/anime/bbs/read.cgi?BBS=720&KEY=1076439790 ┃ / /--ヽゝ
..(ノ~\) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ しソ
'⌒⌒ヽ ,;'"´``ヽ
. | /)ソ) | 現在、上記のスレッドでエヴァ板のID制に関する住民投票を行なっています (=<ΘΘ)
从゚- ゚| 从 日時 2月14、15日の0時〜23時(23時〜0時までは集計の為休止) λ|,,゚ ー゚ル
.'⌒⌒丶 @⌒⌒@
(从 从) ; 1日につき1票の投票が可能です 从ノ从 从)
ゝ゚‐ ゚ν ハG ゚∀゚ル
..(i∀ j) 上記投票スレッドの
>>1-5をよく読んだ上で、書式を守って ⊂)l ∀!っ
/__ゝ <<強制ID>>に賛成 or <<任意ID>>に賛成 のどちらかに投票してください く/_|」
その夜
シオリたんは泣きました。
いつまでもいつまでも泣きました。
その涙は川となり
やがて大河へとなりました。
254 :
847:04/02/15 04:12 ID:toVKP5lM
「碇、ワイを殴れ」
翌日、鈴原トウジに校舎裏へ呼び出された少女。 少女が振り返るなり、彼はそう言った。
「どうしてさ?」
尋ねた少女に、トウジは歯切れ悪く答える。
「こ、この前はすまんかった、その…殴ってしもうて。 だからワイの事も殴れや、
それで貸し借り無しや」
トウジと共に校舎裏に来ていた眼鏡を掛けた少年、相田ケンスケが言う。
「悪いな、碇。 こう言う恥ずかしい奴なんだよ、こいつは」
30秒程だっただろうか。 その間俯いて少年二人に気を揉ませた少女は、突然顔を
上げると笑い出した。
「いや、止めとくよ…くっ、あははは」
その笑顔はどこまでも明るく、透き通って。
―悩む必要なんて無かったじゃないか―
少女は思った。 目の前にいる少年は自分の知っている“彼”と同じなのだ。 “彼”は
自分の所為で消えてしまったけれど、今昼食を摂っている半身には、きっと彼の真直さが
必要だから。
“彼”を傷付けたあの時。 自分はあの時以来、大切なモノを壊していってしまった。
青い少女に恐怖し、赤い少女を避け、銀の少年は救えなかった。 それは苦く、消せない
記憶。
己の移し身と言える少年には未来こそが必要なのだ。 ならば、自分はこう答えよう。
「殴るのは止めとく。 その代わり、お兄ちゃんと仲良くして。 これで貸し借り無し
だよ」
255 :
847:04/02/15 04:13 ID:toVKP5lM
少女の煌く微笑。 それを正面から見てしまった彼は、少女の深く透き通った黒に赤面
しながら答える。
「お、おう、分かっとるわい! あいつにも借りがあるしの…」
「それじゃあ、よろしく」
少女の方から差し出された右手に、意味を理解した少年が自分のジャージのズボンで手を
拭う。
そして交わされる握手。 冷たく乾いた少女の手は、ほんの少しの温もり―人はそれを
“希望”と言う―を今の“彼”から受け取った。
その光景を見ていた人間が居た。 お下げの少女、洞木ヒカリ。
「鈴原…」
彼女は昼休みの前、鈴原トウジを見た。 そして聞いてしまったのだ、彼がロボットの
パイロットの内の一人、碇シヲリを呼び出しているのを。
仄かな恋心を持つ少年が己以外の少女と連れ立って出かけて行く。 罪悪感に駆られ
ながらも、二人を追って動く両の脚。 人一倍色恋沙汰に疎い彼の事だ、自分が心配
している様な事にはならない筈だが、だとしたら何故呼び出すのか。
そして彼女は見た、顔を紅くさせながら少女と握手する彼を。 二人の話が聞こえれば
また持つ印象も変わったのであろうが、クラス委員長としての自身が邪魔をしたのか、
窓ガラス一枚隔てた向こうで彼女は始終を見ていた。
その形の良い、やや小振りな胸の奥に鈍い痛みが走る。 彼女自身、己の感情に確信を
持って居る訳では無かったが、その痛みは嫉妬と呼ばれる感情だった。 それはほんの
僅か、見えない程小さい火をヒカリに灯す。
うひーたまんねー漏れはこんな展開をまっていたw
いいぞシンジきゅん(あえてこの名で呼ぶ)、無自覚な「透明な微笑み(TV版OP参照)」で
老若男女とわず魅了するんだ!
もっとだ!!もっと!!もっと!!
そしていいぞイインチョー
上履きに画鋲をいれろ。嫉妬の炎で身を焦がせ!
もっと!!もっと!!もっとだ!!
いいですね。
握手くらいで嫉妬の焔を燃やす委員長がいかにもらしくていい。
シヲリたんの進む道はイバラでなくては(w
>>255 乙です。
なんというか、他のキャラが絡みだすと、途端に世界が広がったような印象を受けますな。
前回までの閉塞感や疎外感との対比が実に印象深い。
続きも期待してます。
しかしケンスケとヒカリンの次の一手が気になる気になる・・・
259 :
88:04/02/15 20:47 ID:nLzSO89f
ども、遅くなりましたが4話掲載しました。
847さん、毎度乙です。
いつでも健気なシヲリちゃんが最高っす。
ヒカリちゃんの発作(wにも負けずに、シンジくんへの愛を貫きたいもんです。
このどうしようもないもどかしさがまたたまらん〜(>▽<)
……失礼しました。
これからもがんばってくださいな♪期待してます!
TTGのマンギー氏更新。シットリとした味わいではある。
あれは逃避の象徴としてのTSでしかなかったな。
あの展開だと、あくまで自分と良く似た人物として山岸マユミ嬢と
ひっつくだけでも充分物語は成立するんだよな。
TS物として楽しむのは無理があるということか。
しかも山岸マユミ嬢では双子萌えも楽しめん。
もとの中性的なシンジ雰囲気もだいなしだし、綾波ベースのTS
で得られる禁忌、背徳、神秘性といった要素も期待できない支那。
>>261 あれをこのスレで語るべきTSものとして語るのは無理があるだろうね。
このスレはTSは目的であり、マンギー氏のはTSは手段だから。
手段としてはよく使えてると思うけどね。
>262
TS物としてはイマイチ、というかわざとツボをはずしてたんだろうけど
退廃的かつしっとりとした雰囲気は良かったな。
イタモノのはずなのにそれを余り感じさせなかったのは
シンジの徹底した逃げっぷりゆえかレイの想いの揺るぎのなさのせいか。
これでケンスケ以外の視点だったりアスカが過去を振り切って
バリバリ働いてたり他の男と幸せを掴んでたりしてたら一気に
痛くなってたかな?
264 :
847:04/02/16 22:34 ID:0a4ADjhF
>>259 どうもありがとうございます。
見直してみるとおかしい表現の多いこと多いこと…。 直すのに一苦労です。
ケンスケのシーンが延び延びになってますね。
次辺りでケンスケが出てくる…いや、不用意にこういうことを言うのは止めましょう(w
↑これは漏れの求めるものではないよう。(つД`)
267 :
847:04/02/19 12:10 ID:85SJ082/
少年、相田ケンスケは体育の授業が嫌いであった。 だが、彼は別に運動が不得意な訳
では無い。 むしろその風貌に因らず、得意であると言っても良い程の運動神経位は持ち
合わせている。 体育の授業が嫌いな理由は他の所、つまり、カメラを授業に持って
いけない事にあった。
彼の趣味は写真である。 実はビデオカメラも彼は持っているが、むしろ好んで使うのは、
父親から貰った年代物の一眼レフの方だ。
彼はそのカメラで、クラスメイトが一瞬見せる鮮やかな表情を切り取るのが好きだった。
しかし、男女問わずに撮影する彼は、思春期只中の女子生徒にとっては自然、嫌悪の
対象となる。
それは同じクラスからだけで無く、学校全体の女子生徒から“盗撮魔”なる渾名を
付けられる程であった。 いや、それには彼自身にも多大な原因が有るのだが。
と言うのも、彼は撮影した写真を校内で密かに販売していたのだ。 それを買うのは
目当ての女子生徒が居る男子生徒が主であったが、時には彼を嫌悪している筈の女子生徒
が、男子生徒の写真を求めに来る事もあった。 また、常連には「サービスショット」と
称した、女子生徒の水着写真―これは少し値段が高い―を売る事もままあった。
それ故彼は女子生徒たちに忌まれるのであろうが、売った本人は、疚しい気持ちで
被写体に接した事はこれまで無かった。 彼に言わせれば、「サービスショット」とは
言ってもあくまで日常のワンシーンを切り取っているだけであったし、今の彼には景色を
撮影するより動きのある人物を撮る方が面白かった、ただそれだけの理由しか無かった
から、だ。
268 :
847:04/02/19 12:12 ID:85SJ082/
そして彼は今、その嫌いな体育の授業に出ていた。
男子がバスケットボール、女子が水泳。 彼にとっては趣味と実益を兼ねたシャッター
チャンスが満載であった。 なにせ、このクラスには例のロボットのパイロットが三人も
居るのだ―彼にとって、いやクラス全員にとって、綾波レイがパイロットだったと
言うのは予想外の事実でしか無かったが。
しかし、ケンスケ少年にとって、そうでなくとも彼の写真の売り上げの三割を占める程
人気が有る綾波レイの存在は重要だった。
そして、最近2週間程急激な勢いで売り上げを伸ばしている二人もまた、このクラスに
居た。 そう、残りのパイロット、碇シンジ、シヲリの兄妹である。 特に、シヲリの
売り上げは凄まじかった。
もう一人の女性パイロット、綾波レイ程では無いが整った顔立ち。 そして、写真から
でも伝わって来る、同世代の少女からは到底望め得ない“女”の表情や憂い。
綾波レイの写真が彼女と接したことの無い上級生や下級生に売れているのとは対照的に、
碇シヲリの写真は彼女と同じ学年の生徒達に売れている。 その事実が、少女の魅力が
見た目だけでは量れない事を印象付けていた。
その三人が近くに居ると言うのに撮影できないもどかしさ。 何か他に楽しそうな事を
探していた彼の耳に、音が飛び込んで来た。
「センセ、何熱心な眼で見とんのや」
鈴原トウジ、彼の親友の声だ。 そして、その標的にされているのは碇シンジ。
―シンジをからかうのも面白いな―
そう思った相田少年もシンジに声を掛ける。
「ひょっとして綾な…」
しかし、その声は最後まで発せられることは無かった。 彼は見てしまったのだ。
碇シンジの妹、シヲリを、その姿を。
Σ(゚Д゚ ・・・・・・・・
・゚・(ノД`)・゚・ なんつううところで切れてるのですかーーー!
>847様
毎度乙です。
ケンスケもシヲリたんの魔性に囚われるのかッ!
確認だけど
今の世界は「2周目」で
シオリは1周目のシンジの記憶をすべて持っている、
って設定でよかったですか?
>>271 そうだったと思う。
つか、スレ読み返せば済むことやん。
273 :
847:04/02/20 01:32 ID:h34vbczN
授業は見学しているのだろう、少女は校庭が見える位置に膝を抱えながら座って、此方を
見ている。
薄い紺色の水着に包まれたしなやかな少女の身体。 30度を超える気温からだろう、少女
の背中の水着に汗が染み出している。 そしてうなじに、首筋に伝う汗。 それは若い
処女の、未だ固い蕾の碧い香りが匂って来る様な透明な液体。
少女の薄く開いた口から、赤く濡れた舌が覗いている。 そして少女の眼。 快楽中枢に
直接訴えかけて来る様な、それで居て直に見るのも憚られる様な漆黒の瞳が、心の中まで
抉って来る。
眼鏡を掛けても人並み程度の視力しか持たない相田少年には、少女の表情がそこまで
判る筈は無い。 だが、彼にははっきりと見えたのだ。 そう、それは少年があたかも
カメラのファインダーを覗いている時の様に鮮明に。
残念ながらその視線は、相田少年では無く隣に居る彼女の兄、碇シンジに向けられていた
のだが。 それでも少女の瞳に込められた淫靡な毒が瞬時にケンスケの脳髄の中を駆け
巡って仕舞ったのだろう、授業中だと言うのに彼の陰茎に身体中の血液が濁流となって
注ぎ込み、体操服の下からとは言え、鼓動に合わせて脈動する一物を人目に晒す事に
なってしまった。
彼は思った。 もしあんな眼に真正面から見つめられたら、もうそれだけで射精して
しまうだろう。 だが、一回で良い、ただ一回で良いから見つめられてみたい。 14歳に
しては比較的常識的な人間であると言える相田少年にさえ、その様な狂想を抱かせる黒。
少女の肢体に我を忘れて十数秒程見入ってしまっただろうか。 しかし、それでも彼の
意識が還ったのは最も早かったのだ。 膨張してしまった男根を気取られない様、
そそくさとその場に座り込んだ彼の目に入ったものは、ほんの少し前まで騒いでいた
全員が惚けて居る、そして一様に体操服のズボンの前が張り出して居る姿だった。
エロ光線キター!
シヲリたんの今後が非常に心配ですなぁ。
まあ初心な中学生男子には刺激強すぎで無理もないかも。
漏れもいっしょにシヲリタソの淫靡さに魅了されてみたいもんだ。うんうん。
女子達もも男子の異変に気づくだろうし・・・なんちゅうエロい授業風景だ
黒ケンスケや黒ヒカリン発動もありえるか??
精神的には15歳、赤い海のほとりでどれほどいたのかは知らないが
こと男女関係に関しては同年代をはるかに上回ってるしなあ。
このままじゃヘルペスかアノレカデア向きだな。味付けを変えればるぴなすでも良いが。
ユイが初号機に取り込まれた時点でユイが自分を捨てたことを悟り、
ユイにまた会ってもまた捨てられるだけと怖れたゲンドウが、
娘の女シンジをユイのように自分を愛してくれる女性に育て上げる計画を開始。
目標はゲンドウだけをただ見つめて微笑んでる女シンジ。
肉体関係は無いが、雰囲気がエロく「できてんじゃねえか?」な感じ。
しかし結局は使徒戦の途中で精神的に成長した女シンジは、
女神なんてなれなくて私はあなたじゃないもの、な結果になるのだった。
>>278 なじぇ?
まだ、淫媚ぃー光線を放ってるだけで、別にポン刀も鋼糸も使ってないし、
変なあだ名も使ってないし、お供の美形オリキャラや人間化使徒ハーレムも従えちゃおらんやん。
あえて言や、無差別女殺しスマイルの変形を装備してるだけだな。
何番煎じになるかわからんほどのネタだぁらな、しかも新鮮味が全く無いしw
まあ、まだ第一話だし修正も効くかな?
>>279 そのまんまレイやん(w
>>280 一話目で言うのもなんだが、ただ女性化させれば良いって言う気配が濃厚でな。
だいたい逆行物で一話目に逆行理由の描写をもってきたり、リリスの力でもしくは意思で
なんていう理由を解説し始める作品にろくなもんは無い。
そんなリリス=レイの手のひらで踊らされる予定調和的な世界やひたすらシンジにとって
都合の良い世界であることを匂わせてどうすんだと。
逆行理由は語らぬが華もしくは、序所に明らかにするとか、抜き差しならぬ状況で一気に
明らかにするぐらいでないと最低臭が抜けないんだよ。
限りなく・・・やMENTHOLタイプの何度も繰り返させられる世界や創造神=リリスが作り出す
数多の平行世界のひとつのような無常観を表現してるつもりかもしれんがその類の話は
おなか一杯だ。
ちゅうか、この連載の醍醐味は、逆行した先の世界で二度目を生きるシンジが使徒を、仲間を、ネルフを
どうする、なんてとこには欠片も無くて、ただただ赤い海の岸辺で見付けてしまったこれ以上無く都合の良い
存在だった分身シンジを失ってしまった飢えを、この世界で見つけた兄シンジで満たそうという欲望の
そこだけに尽きると思うんよ。
通常、逆行シンジの行動はサードインパクトを通過して未来をどうするか、アスカやレイといった仲間をどうにか
するのかといった先を見据えた行動になるのだけれど、ぶっちゃけこの雌シンジにはそれがあまり窺えなくて、
自分の気持ち良さ追求する、そのためにクリアすべき問題としてしか周辺環境や数ヶ月先のサードインパクトを
捉えていないという刹那主義の積み重ねのようなとこ。
それと、誘惑型シンジならではのエピソードとかね。
>>283 >>282は
>>277のことよ。
こっちの連載に関しては、シヲリシンジの自己愛と現実逃避の果ての
倒錯的快楽追及のお話として非常に楽しんどりますが(w
ただ、未来の自分にスポイルされてしまうシンジや、不毛な現実逃避を続ける
シヲリがあまりに憐れなんでできれば他者との係わり合いによる救済と
いう目も残して欲しいとは思うけどね。
285 :
283:04/02/20 21:43 ID:???
ありゃ、誤解でしたか。スマソ。
>>277は怪しさが先に立って踏まなかったのよ。
今見てみたらまんま確かにテンプレートだねぇ。
ようするに女シンジきゅんのエロエロを書きたいなら、萎えるような状況説明
はいらないからさっさとはじめろ始めろと(w
逆行物として話を書きたいならもっと力をいれろと。
なぜリツコと同居なのか、なぜNERVの周囲に存在を許されてるのか、
シンジとレイ、ミサトとの関係を希薄なものにして物語を成立させる展望はあるのか
リツコがユイの顔をした人間を身近におきたがるか、など余りに説明を要する部分が多すぎる。
おまけにTS物の醍醐味、女性化への戸惑いをあっさりとリリスに記憶を植えつけられたで
回避しているところも減点材料だ。
Wicked look smile型の話になりそうだが、ここまで状況描写をしておいて単純にLSS
な肉体関係にもっていかれるとさらにあれだ。
シヲリのような切羽詰った理由や余程の切欠が無いと、過去の自分なんて究極の自己嫌悪
の対象でしか無いと思うんだけどね。
なんというか、結構楽しくなりそうな話だけに中途半端は良くないなと。
もっと濃厚に話を膨らませるかエロに徹するかして欲しい。
>282-286
ここの投下FFを非難してるように見えてしまうのは損ですよ、藻前さん方。
最近、このスレに来たものだけど、読者の意見と感想が
職人さんの投下FFに建設的に反映されて進行してるのがすごく良い感じです。
願わくばこのペースで書き続け、書ききって欲しいです。
がんばってくだしあ
ああ、
>>277がひっこめられてもた。作者氏本人が晒してたのかな?
基本ラインが面白いと思ったからついつい叩いてしまいました。ごめんなさい。
本当に取るに足らない作品ならスルーしますよ。
ユイのシンジへの距離感やシンジのユイへの依存する感じが自然で素晴らしかったと思います。
良ければまた掲載してください(・∀・)イイ!という人のほうが多いと思う。
>>287 スマソ、そして倒錯シンジきゅんの世界へようこそ。
シンジきゅんの男女を超越した妖しい魅力を堪能してください。
290 :
277:04/02/20 23:35 ID:???
俺は作者じゃないよ…けどここ見てたんだろうね多分。
メルアドもなかったみたいだから批判メールが行くこともないし。
>>290 良いと思ったから晒したんだよな。申し訳ない。
本当にツマラナイと思ったら完全にスルーしてたんだけどね。
2chの影響力を甘く見ちゃいかんね。
>一様に体操服のズボンの前が張り出して居る姿
クラスの男子たちに監禁されてぶっかけられるシヲリちゃんを想像して
しまった。シンジ、頼むぞ。何とか護ってやってくれ。
まあ、作者様はそんなことはなさらないと信じてますけど。
・・・それもまた良しかも
発情した雌の気配を感じ取ってしまった中学生男子が我慢ができるかどうか(;´Д`)ハァハァ
ソックスの中の人がご無沙汰ですな。待ってるますよー
萌えればいいじゃないか
>>296 逆行物として叩きたい部分はたくさんあるけど、そんなことはもうどうでも良いかも。
ここのシヲリタソみたいに逆行物としてもエロとしても期待出来るなんていうほうが
稀有な存在かと。
ただひとつはっきり言えるのは、シンジによる痴漢シーンが凄く良いですw
エロ部分が非常に光ってるw続きが楽しみだ。
ゲンドウとかケンスケとかトウジとかも絡んできそうだしな。
あれはこのスレの住人じゃないね。
このスレの住人ならもとのシンジきゅンの
中性的な魅力を生かさないTSはしないでしょう。
オパーイは大きいは髪はムヤミに長いはで…
痴漢は良かったがな(w
>>298 漏れは碇ユイ、綾波レイベースのTSも好きだよ。近親相姦の気配が倒錯感を増すのだ。
髪の長さもユイカットかも知れないし。それはそれで・・・
胸の大きさは、レイのプラグスーツ姿とか見てたら結構大きいのかも知れない支那。
小さくてスレンダー体型のほうが元のシンジの雰囲気があって良いけどね。
逆行の仕方やレイ=リリスの介入が多すぎるところが安っぽさを感じさせたり、周囲の人物
の描写や会話が適当過ぎる感じが目立つけど、代わりにユイシンジの独白による
文章はなかなか雰囲気がでてて良いな。
どこまでも内罰的な辱めを甘んじて受けてしまう逆行女シンジきゅん(;´Д`)ハァハァ
Wicked look smileの二次創作的印象は拭えないけど・・・ああ、なんか語らないと言いつつ語ってるし
・・・もしかして結構この作品に惚れてしまったかも。
頼む、改訂版を書いてください。おながいします。
このスレの住人だったらボク娘にするよな・・・
Wicked look smileっての読んでんなかったんでぐぐってサイトにいったんだが。
404ばっかで読めなかった…_| ̄|○
女装シンジがイチバン萌える気がしてきた。
304 :
301:04/02/22 16:57 ID:???
>>302 thx
面白かった。
確かに長広舌はちょっとアレだけど。
リツコさんとの絡みがいいね、トウジに誤解されたままってのは新鮮だった。
完結してないのが残念。
>302
ゴメン、俺一話目でいきなり断罪かましたもんだからその時点で閉じたよ
>>305 漏れも二周目からはその類の場面は自動的に読み飛ばしてるし
その時点で閉じたくなるのも自然な反応ですな。
ただ、結構美味しいシチュが多いので目を通しておく価値はあると思うよ。
思えば女装シンジきゅんのFFも結構あるよな。
やさしげな、それでいてすこし憂いを感じさせる中性的な顔立ち
アスカと変わらない肩幅、背も小さいし全然違和感がないだろうな。
ボーイッシュかつ守ってあげたい系の要素もはいるミステリアス微少女の
できあがりですよ。
ちょっと電波入ってるのも見てみたい・・
「カヲル君私のこと好きだって、愛してるって言ってくれたのに私のことすきじゃなかったの?・・裏切ったの?父さんと同じで裏切ったの?
嘘つき!嘘つき!許さない!殺してやる殺してやる殺してやる・・・」
TSシンジとカヲルがラブラブになる話ってないかね。
男同士はキモイけど女シンジならいけそうだ。
タブリスx女性化シンジですか?
いくつか読んだけど、もとの男X男を思い出してどうしても好きになれない…
というかLASあるいはLRS人属性がいかなる時でも抜けきらないので
百合でいいじゃないかって思ってしまうだけなのだがw
くまの巣城にあるwebコミックが結構楽しいと思う。
不思議少年タブリスに翻弄される受けみな女シンジ。
なぜか加持×シンジが読みたくなってきた
加持に萌えるとはすごいw
漏れはとりあえず
>>114で妄想してみる
>>311 フタバちゃん健気でかわいいな。
話も好みだ。
サンクス。
>>312 加持×幼女シンジのエロものならもってる。
>>315 あれは楽しいよな。なにごとも押し切られてしまう受けみなフタバタソが可愛い。
あれでロングヘアーじゃなかったら、相手がタブリスじゃなかったら・・・
頑張れまぼろしパンティー
まあ、贅沢いっちゃいかんな。
そういえば幼女化も結構あるんだよな。
個人的にはあんまり年齢までいぢって欲しくなかったり。
加持シンならシンジ男の子のままでもいーじゃない。
倒錯ネタなら養父母から女の子として育てられてきた
お淑やかな女装シンジきゅんキボンヌ。
手を出した時点では加持も男の子とは気付いてないが・・・。
319 :
312:04/02/24 21:23 ID:???
>>316 かなり読みたい
>>318 やっぱり男のままでも全然OK!
というよりもそっちのほうがイイ!!
321 :
312:04/02/24 22:02 ID:???
>>320 こんなスレがあったとは。LOSスレはいつも見てるけどこれは知らんかった
さっそく読んでくる
女装も女シンジも男のままも全部ハァハァ
全部の人か!シンジきゅんに対する愛で満ち溢れてるなw
漏れはLOSはパスだよ…
>>319 紛争か何かで両親が死んで、孤児になったシンジを加持が拾って育てる・・・みたいな?
まだ10歳なのに手出しまくり。
しまいには「俺の子供を生んでみるか・・・?」だって。シンジはされるがままね。
>>321 こんなに多様に萌えられるキャラも珍しいさね!・・・ハァハァ
>>317 逆に俺は長髪のほうがいいけどな。オリキャラっぽくはあるが、
もともとのシンジも原型ナディアだけにそれなりに長い髪でも似合いそうだし想像しやすい。
それに短髪だとやはりシンジにしかおもえないし。漏れ、ホモ大嫌いだしな。
同様の理由で貧乳より巨乳派だったりもする。
短髪キャラならユイやレイもいるしなあ。まあ、話の途中で髪型帰るのは非常にOKなんだが。
>310
エヴァGの原作24話あたりがそれっぽいぞ。一泊してるし。
主人公がオリキャラ女に入れ替わっただけのFFなんか読みたくないな。
もとの少女っぽい中性的なシンジきゅんの雰囲気を残さないTSなんて
意味がないぜ。やっぱボーイッシュな中性的なTSが宜しい。
ホというかセックスアピールが少ないほうが逆にエロいということもあるのだ。
外見的にあまり女を感じさせるとオリキャラ化
してしまうというのはあるな。
やっぱ手のひらAカップでしょう(;´Д`)ハァハァ
髪型もあまりに食い違うと雰囲気が壊れるんでショート。
ただ多少は伸ばしたほうが好みだな。
逆行とかで男シンジと女シンジが同じに存在するときは、
女シンジが間違われないように髪を伸ばし始めると。
男の子扱いされたくないという女心ですよ。萌えるなあ。
>>296が順調に更新。
こっちは自己嫌悪の果てのエロエロでなかなか興味深い。
シンジユイの独白は良いんだけど、他のキャラのセリフや
動きがなんとなく不自然なのが玉に傷。
エロゲネタも萎えるのでやめて欲しいな。
オマケにユイシンジの外見はそのまんまエロゲキャラだそうで…
このスレの住人でないことを確信したw
328 :
326:04/02/25 02:57 ID:???
>>327 このスレどころか「未来の過去、過去の未来」も読んでないと見た。
漏れは話しの雰囲気は結構好き。
とりあえず連載が進んで逆行の安っぽさから抜け出たしな。
この辺は「未来の過去、過去の未来」の逆行シーンの重厚さを
少し見習って欲しかったけどな。
転校初日のその他大勢のセリフの適当さにはまいったけど
ヒカリやトウジの扱いは結構好きだったり。
最新話の強姦未遂と和解はちょっとあっけなかったけどな。
外見は物語中では一応ユイに瓜二つということで
ゲンドウの反応は将来の濡れ場への布石とみた!
本編でまでエロゲキャラとは言ってないしいいんでないの?
329 :
324:04/02/25 06:36 ID:???
元から「女性として生まれた」碇ゲンドウとユイの娘、というならシンジに近いほうがいい。
逆に、男だった碇シンジが女になった、というのならむしろ外見が女女してるほうがいい
ってところだろうか。俺の考えは。各々方、説明不足で申し訳ない。
何かで以前の「碇シンジ」との接点は残してほしいが、
中身が少年のままなら外見を少年に変えただけよりも、女らしい美女のほうがいいと。
下世話な話だが、ティムポのかわりにマムコがあるだけのシンジに何の意味がある、と思ってしまう。
たとえばシンジが女になったら自分より胸はでかい、スタイルはいい、日本人好みの美貌になってしまい
コンプレックスを感じるアスカ、なんてシチュエーションもいいと思うし。
碇フタバがすきなのは、もともとのシンジのエッセンスをかなり残してると思うから。
シンジでも同じことやりそうだ、あるいはシンジが女になるとああいう行動を取るのだろうか、という
ふいんき(なry)があるからこそ好きだったりする。
>>329 言いたいことは理解できるけど、やはり外見、内面双方にシンジとしての
イメージを残さないと違和感を感じるばかりだ。
あまりその類のFFを読んだことはないがこれが成人男子なら理想の美女に
変身でも良いのだろうが、中学生でやられると奇形的というか露骨に性的
すぎてかえってひいてしまう。
だいたい、ティムポのかわりにマムコがあるだけのシンジに全く違和感がないところが
貴重なのにそれを捨ててしまってどうするんだと。
別の方法として女を強調させるなら、レイ、ユイベースの女性化でよいじゃないかと。
唐突に外見オリキャラより、血縁としての説得力があるし、前にも書いたように
別のメリットもある。
つか、変に改変しなくても素のシンジでご飯100杯はいけるよな?
もちろんです。
漏れは女装で200杯、女性化なら1000杯だ。
ただし女性化でツボをはずされると拒食症に…
素のシンジきゅんや女装シンジきゅんや女シンジきゅんの肌にご飯を盛り付けて
「頂きます」(;´Д`)ハァハァ
シンジの性格ドッペルらしいから反応はいっしょかもな。
フタバたん…(;´Д`)ハァハァ
339 :
312:04/02/26 12:12 ID:???
読んできた。ハァハァ
>>327 去年出た美少女ゲームの制服を使っているらしいけど、
なんてゲームなのか、わかる人いる?
>>340 ゲームしないからなわかんないな。
エロシーンだけやけに出来が良いのは
エロゲをやりこんでるせいやも知れぬ。
342 :
847:04/02/28 14:04 ID:???
「レイに更新されたIDカード渡すのを忘れちゃったの。 だからこれ、シンジ君に預けて
置くから、明日レイに渡しておいて」
夜、双子の住む部屋を訪れた赤木リツコは、玄関先でそれだけ言うとシンジにカードを
渡し、去って行こうとした。 が、女は数歩行った所で足を止め、振り返る。 そして
少年に二の句を継ぐ。
「あ、そうそう。 私は今からミサトの家に行くんだけど、あなた達もどう?」
汚い、と少年は思い、予想外に綺麗だ、と少女は驚く。 一般的な基準に照らせば、葛城
ミサトの部屋は少年の印象の方が正しいことになるだろう。 だが少女にとっては、この
程度の汚さは予想通りだった。 いや、酒瓶やビールの空き缶は散乱しているものの、
生ゴミが無い事には少女は軽い感嘆さえ覚えた程だ。 少女にはその理由が、ミサトが
己の職務に忙殺され、家で食事を摂る暇すら無いからだとは知る由も無かったが。
とは言え、今すぐに食事が出来る状況では無い。 なら、と少女。
「ボク達の部屋でご飯にしませんか? ちょうど今作ってたところだったし」
「あら、良いじゃない。 リツコもそれで良い?」
ミサトの言葉にリツコも頷く。
「まあ、私もこんな所でご飯食べたくないしね。 シヲリちゃんの所にお邪魔しましょ」
リツコの言葉に、少ないとは言え女としての矜持が反応したのであろう。 ミサトが言う。
「こんなところって何よ! あなたねえ、人の家に呼ばれといて―」
「シヲリちゃん、今日のご飯は何?」
ミサトの言を意に介した風も無く、リツコは少女に問う。 少女は苦笑しながら答える。
「今日はシチューですよ。 ほら、ミサトさんも、早くボクの家に行って晩御飯
食べましょう」
「は、はぁい…」
己の年齢の半分にも満たない子供に宥められ、ミサトはばつが悪そうに首肯く。
「あら、まるでシヲリちゃんがミサトのお母さんみたいね」
玄関に響く皆の笑い声。 雲一つ無い夜空には、鈍い銀色をした星達が瞬いている。
空を見上げた少女の頬を撫でる、暖かい夏の夜風。 いつもなら鬱陶しい筈の湿った
空気も、今の少女には気にならない。
―楽しいな―
少女は、そう、思った。
343 :
847:04/02/28 14:13 ID:???
翌日の昼。 少女は今、綾波レイの部屋のドアの前に、一人で居る。 何故自分が此処に、
しかも一人で居るのか、少女自身ですら良く分からないが。
今日の朝少年がふと漏らした、更新カードを持って行かなければならないと言う呟き。
それを聞いた少女の脳裏に青い少女の裸体が浮かんだその瞬間、少女は少年の手にある
カードを奪い取っていたのだ。 明らかに不審がる少年を適当な理由を付けて丸め込み、
今、少女はカードを持って佇んでいる。
どうしてあの時カードを奪ったのか。 少女にも理由が分からない。 ただ奪ったその時、
半身には青い髪の少女の裸を見て欲しく無い、少女はそう思ったのだ。
己の不可思議な感情に暫時頭を悩ませていた少女は、油の切れたドアの開く軋んだ音を
聞いて顔を上げた。 ドアから出てきたのは、綾波レイ。
ドアの前に人間が居たことに驚いたのだろう、レイは殆ど感情を表さない紅玉を束の間
大きく見開いた。 が、すぐにいつもの彼女の相貌に戻り、少女の脇を通り抜けて階段を
下って行く。
「ちょ、ちょっと待ってよ綾波」
半ば予想の範囲内だったが、無視された格好になった少女は、レイの後姿を見ながら声を
かけた。 レイが踊り場で振り向く。
「何」
レイの声が響く。 その冷たく聞こえる声はしかし、彼女の心根を良く知る少女を
怯ませる程では無かった。
「リツコさんから綾波に新しいIDカード貰ってきたんだ。 これからネルフでしょ、
一緒に行こう」
レイもまた見た。 少女の眼、自分と同じ諦念に染まる眼を。 自分と違う色をした
少女の黒い瞳は、美しかった。
レイは、ただ頷く事しか出来なかった。
344 :
847:04/02/28 14:15 ID:???
遅くなって申し訳ないです。
ちょっとシーンが飛びすぎのような気がしますが…。
次はラミエル戦ですね、さてどうしよう。
おお、お久しぶりです。
シヲリの女心だか深読みすると男心だかわからない
複雑な反応がナイスですな。
漏れ的にはシヲリによってシンジがら引き離されていく
ネルフの人々の運命の変化も気になったり。
>>342 ひさびさ更新乙です。
ミサトやリツコに対する微妙な反応がシヲリ=シンジを
感じさせてくれてホロリときますね。
シヲリタンと裸レイのご対面は無しですか。
そっちの反応もちょっと楽しみにしてたんだけどw
ふと思ったんだが、次のラミエル戦なんかは
シヲリ情報が一番役立ちそうな…
Arcadiaの18禁投稿にある闇と罪と本の旅人ってやつ
逆行女シンジ×シンジでいい感じ
:( ゚A゚)ホゥ
>>296ってArcadiaだったのか・・・
もしかして、漏れがArcadia向きだって叩いたから
本当にそっちに投稿したとか???
・・・まさかねw
それはそうとケンスケ良いなw
自虐的なユイの一人称は今回もエロシーンで実に効果的。
あのシンジには嫌悪感をいだく
354 :
847:04/03/02 02:07 ID:???
「お兄ちゃんと、仲良くしてくれないかな」
地下にあるネルフ本部。 長い長い下りのエスカレーターの半ばで、それまで綾波レイの
後ろに、無言で付き従ってきていた少女が言う。
青い髪が揺れ、白い顔、赤い眼が少女の前に現れた。 レイは少女の眼を暫く見つめ、
気恥ずかしくなった黒い少女の頬を僅かに赤らめさせてから、その重い口を開けて問う。
「どうして、そういう事言うの」
少女は、予め用意しておいた答えを述べる。
「二人ともエヴァパイロットだし、仲良くしておいた方がこの後の使徒とかも倒し易いと
思うんだ」
今の彼女にはそう言った方が効果が有るだろう、そう判断して少女は答える。
そして願わくば、少年を支えて欲しい。 後に来る、赤い髪の少女と共に。 少年の心は
細く脆く、僅かの風で折れてしまうから。
しかし、青い髪の少女は向き直り、少女と顔を合わせると言った。
「違うわ。 あなたの眼は、それを望んでいないもの」
「な、何でさ? そんな事―」
有る筈無いじゃないか。
言葉が出ない。 脳、四肢の全てが納得ずくであるのに、口だけが動かない。 もう一度
言おうとしてまた、少女は口を噤んだ。
冷たい汗が背中に噴き出し、制服の白いブラウスを僅かに湿らせる。 濃い灰色をした
怖気が少女の口を止めさせたのだ。
少女は直感的に感じていた。 続く言葉を云ってしまったら何かが壊れてしまうと。
それは自分の心か、彼の心か、その両方かもしれないし、全く違うものであるかも
しれない。
だが、何か、とても大事なものが壊れてしまう、きっと。 少女はただ俯き、両の手の
握り拳を指が真っ白になる程握り締め、眼の端から滴を一滴、二滴、靴の上に零す。
エスカレーターを降りた青い少女が、角を曲がって見えなくなった。
黒髪の少女は、己の感情に振り回されながら、ただ、立っている。
連日の更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
いやはや、これは良いですよ。
847氏が書く周囲の人々のセリフは一言一言が重い印象ですが、
今回のレイの一言はシヲリを通り越してこちらにまで衝撃が伝わってきた感があります。
ぐさっと。
なにがシヲリの言葉を遮たか?
欠けた心を取り戻さんとする本能か、碇シヲリに生まれてきた幼い女心か
それとも心の奥底に眠っていた碇シンジとしての独占欲か。
って感じでゾクゾク来ます。
まだアスカも来てないっていうのに、この物語の密度の濃さはなんだw
次回も楽しみにしています。
356 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/03/02 12:08 ID:dQFwgBfh
いいっすねえ!
あえて難を言えば”経験者”であるシヲリをゲンドウがそれほど有効活用しようとしないところでしょうか?
EVAでシンクロ試験くらいはしていないのかな?
倒錯シンジ×女シンジだったら
Arcadiaの18禁投稿掲示板の「闇と罪と本の旅人の感想」
もいいけどね。
さて何気にシヲリが気になるゲンドウに実はレイは爆発寸前
シヲリへの対抗心から零号機起動実験成功直後にラミエルの前に、即あぼ〜ん
何故か三人目に移行せずやむをえずシヲリを零号機に…。
>>356 過去レスを読むという機能は持ってないの?
>>356 ゲンドウはある意味なにもしないで普通にやっていれば自分の望み
は叶うということを確認したから別にシヲリを頼りにする必要は無いんだよ。
どちらかというと変に介入されたくないんで、大人しくしてろと脅しをかけてるぐらいだ。
それに本当に危ない場面というのはこのヤシマ作戦から。
作者氏のアレンジを待つべし。
あと、漏れも過去ログを少しは呼んだほうが良いと思うぞ。
闇と罪と本の・・・はガイシュツ。
'⌒⌒ヽ
′ w从w)
| cリ ^ヮ゚ノ) ロングが良いとの意見もあったので作ってみた
|_,(ヽ∀/つ メイタソまたはフタバタソ
</|__|_>
し'l_ノ
かなり面白いっす!続きに期待。
いっそのこと使徒の数はしれっと漫画版と同じにしてしまうのもいいかも?
ISの更新が続いとりますな。
シンリの天然ボケの裏に隠された心の闇の具現化が、なかなか興味深い。
せっかくのふたなりシンジきゅん物なのに色気がないなと思って読み返してみると
LASの気配がしたりカヲシンの気配がしたり・・・そういう意味では中性という
設定は結構生かされてるのかも。
その他のハードな改変が目立ってるためあんまり目立たないのな。
いや、かなり好きなんだけどね。
362 :
847:04/03/03 03:01 ID:???
「シンジ君が砲手、レイが防御を担当します。 これは、シンクロ率等を考慮に入れた
総合的な判断よ―」
葛城ミサトがシンジとレイ、二人のパイロットに言う。
「一度に撃てるのは五秒おきに二発まで。 二発撃ったら、砲身の冷却と再充電までに、
22秒掛かります。 レイのもつ盾は、SSTOの底部の流用だけど、理論的には使徒の攻撃に
30秒間は耐えられるわ。 何か質問はある?」
言葉を発しない少年と少女。 質問が無いと判断したのだろう、黒髪の女は強い眼を
少年と少女に向け、言った。
「時間よ。 準備して」
少年と少女が去った後、ミサトはこの作戦の要たるポジトロン・ライフルを改造した
張本人、隣に立っている赤木リツコに言った。
「あれって戦自から徴収して来て、あなたが改造してた奴でしょ? しっかし、あんな
もん良く有ったわね。 御陰様でこっちとしては作戦立て易かったけど」
「まあ、ね…」
金色の髪に似合わぬ黒い眉毛を分からない程僅かに動かしながら、リツコは答える。
何も無い夜空。 灯は自分達が居る周りを除いて全て消えた。 星々の僅かな光で山の
稜線が浮かび上がっている。
右隣には紫色をした巨人の顔。 そして、左隣、5メートル程離れた処には青い髪の少女。
そして更にその向こうに、一つ目が居る。
不思議と、少年の心は落ち着いていた。 夏の黒い夜空には、弱い心を包んでくれる
優しさが有るのかもしれなかった。 湿った空気のヴェールを身に纏いながら、少年は
独白を始める。
363 :
847:04/03/03 03:03 ID:???
「僕は、此処に来るまで、第三新東京市に来るまで、独りだったんだ。 ううん、
此処でも独りだって、きっと独りに違いないって、そう思ってた」
少年の声音に、青い少女が透き通った紅い目を向ける。
「でも、違ったんだ。 此処にはシヲリが居た、僕の妹が。 正直言うと、まだ
慣れないんだけどね。 でも、此処に来て、僕は初めて独りじゃなくなったような
気がする」
レイは無言だった。 いや、声を発する事が出来なかったのだ。
少年の夜空を見つめる瞳は、曇りの無い色をしていたから。 レイが今日、階段で見た
黒い少女の瞳と違って。
其処に観たのは、何処までも続く春の草原の様な、碧い、軽やかな色彩に溢れた希望。
―彼は、前だけを見ているのだ―
レイは思う。 彼の妹や自分と違って、彼、碇シンジは未来を見ているのだ、その双眸で。
夢を見ることの出来ないレイ。 そして、それは黒髪の少女も同じだろう。
諦め、そしてそれ故に美しい刹那的な彼女らの瞳。 その瞳達は何処かで欠損した欠片を
求め、真直ぐで、飾らない少年の瞳を求める。
「独りは、もう嫌なんだ。 でも、それって皆同じじゃないかと思うんだ」
少年の独白は続く。
「皆、独りは寂しいんだと思う。 ただ、それを見せないだけで。 だからさ、綾波。
シヲリと友達になって欲しいんだ」
宙空を見つめていた黒が、レイに向く。
その瞳は、真直ぐ、彼女だけを見て。 その黒に彼女は、己に許されない未来を見て。
レイは、ただ頷く事しか出来なかった。
キタ━━━━(*゚∀゚)=3=3━━━━!!!
乙でございます。
漏れにもこのシンジきゅんは眩し過ぎる…
続きを(;´Д`)ハァハァ しながらまちますです。
ところで、初号機がやられることなしで直でヤシマ作戦ですか?
HTML化のときに「前回」との違いの説明を少し入れたほうが良いような、
いらないような…
くまの巣城にアスカX女シンジの短編が投稿されてるぞ。
LAS人かつ倒錯シンジきゅん(;´Д`)ハァハァな漏れにはたまらん作品。
いいぞ、さすがアスカもっとやれw
>>365 くまの巣城の人が書くフタバちゃんメッチャ可愛いんだが、シンジもかわええよね。
個人的にはシンジとフタバの絡みが見てみたいw
闇と罪と本の・・・で冬月がエライことに。
>>366 えー? LASじゃなくちゃいやー!!と駄々をこねてみるw
まあ、あすこはカヲシンサイトだから、フタバタソの絵が
あることだけで満足しないとね。
闇と罪…はエロシーンだけは、ほんとに冴えてるよなw
いいぞ冬月もっとやれ。
ケンスケのオチといいネコといい綾波といい雰囲気が崩れすぎだ。
>>360 連載の質を落とすことなく完結に持っていくには
使徒数をカットしたほうが良いってこと?
漏れも結末をきちんと見届けたい気持ちはあるけど、
たとえ途中で終わってもこの連載の重厚な雰囲気に
ずっと包まれていたいからあんまり削って欲しくなかったり
知らない間にあのね氏のサイトの「TSでもう一度第二部」が更新されてた。
LGSはいいねえ。
シンジがちょっと典型的萌えキャラぽく改変されすぎてる気もするけどまあ許容範囲だし。
いやー、本当にLGSは良いねえ。リリンが
LGSか・・・漏れはLRS厨でもあるんで、どうしてもゲンドウ氏は克服すべき敵として認識してしまうな。
でもえっちしーんだけ抜き出すと禁断の関係が背徳的でより倒錯シンジきゅんを際立たせて良いな。
このあたりはLRSと同じ原理か。
カヲリはクラスでさらに浮いてるかもしれないね。
プールの誘惑ビームのせいで女子から疎んじらてたりして。
トウジが原因でイインチョあたりが暗躍してたり…
とシンジのレイへのお願いを読んでふとオモタ。
待て!何時の間にかカオル♀の話になってるぞ!
カヲリさん(;´Д`)ハァハァ
しまった!!
漏れTS物はシンジきゅん一筋なんだよ!!マジ!信じて!
前に絵師さんが描いてくれた女トウジも思わぬ好評を得たけどな(w
でもやっぱり、シンジでしょ。
>847氏
続き期待しています(;´Д`) '`ァ..,'`ァ..,
女カヲルうざい。
向こうのスレに逝けよ。
>365
くまの巣城、ここで初めて知った…
い い な (;´Д`) '`ァ..,'`ァ..,
絵が上手いってのは、いいことだよね。
時に、サイト内に出版物の情報が全く無いのはなぜ?
ここで聞いちゃまずいのかな…
>>378 向こうの掲示板で聞いてみたら?
ちなみにナイスなフタバたんプロフィール。しつこいけど髪型はショートに…
容姿のこと
髪型=「シンジは内向的→女シンジも内向的→大人しい子はロングヘア」という極めて単純かつ独善的な三段論法によりロングヘア。
体型=細い。そして当然のごとく貧乳
性格のこと
ベースはシンジ。男性が苦手
その他
家事全般は一通りこなすけど、料理の腕はそれほどでも。
>>378 以前書いてはいたけど同人誌から足を洗った、って話。
>380
dx
>>380 確か最後に書かれたのって幼女フタバ×若者な加持なモノ。
漏れも読みたくなってきたな。
383 :
847:04/03/05 01:35 ID:???
皆さん、どうもです。
>>364 >初号機がやられることなしで直でヤシマ作戦ですか?
うーん、結局考えてはいたものの結論は出ず…。 実際どちらでも結果は変わらない
気がしたので書かない事にしました。 皆さんがお好きな方にして頂けると助かります。
ご要望が多ければ書かせて頂きたいと思いますが。
とりあえず使徒の数はアニメ通りで行きますです。 ごゆっくり読んで頂きたいと。
一応完結はさせるつもりです、後どれくらいかかるのかは正直分からないですけれど…。
良く考えたら全然エロ書いてないじゃないか! でも入れる場所が無い…。
エロアイディア、何かご希望がありましたらお願い致します。
…JA、どうしようかなあ。
かなり先の話になるが
カヲルとシオリの絡みがみたい。
シンジとカヲルの間で揺れ動く心って感じで一つ…
エロありでも無しでも可
このシンジ(シヲリではない)は、1話の時点でカヲルに逢ってしまったシンジ、という
感じがする。ちょっと、先行き不安です。目が離せませんね。
エロアイデアでつか?…シヲリ達の監視記録や映像で
おまわず妙な気分になってしまうミサトさんとか…
いつもより燃え上がってしまうゲンドウ氏&リツコさんとか…
>>383 いきなりのヤシマ作戦で、読んでいる時に少し混乱しました。
物語のテンポを保つためにも、注釈的な加筆があればより
完成度が高まると思われます。
ヤシマ作戦前の一度目の出撃ですが、やはりシヲリ情報が
ある以上必要ないと思われますが、それに代わる作戦準備などの
リツコやミサト、ゲンドウなどのエピソードがあれば世界観がさらに広まる
と思いますし、シンジ、シヲリ、レイ、のエピソードの追加で三人の
複雑な関係をさらに補強出来てよいと思います。
(前回から今回までのシヲリとレイ、シンジとレイの会話の対比は
実に印象深いものがありました。)
ただ、847氏の書く、周囲の人々会話や情景描写は魅力的なのでもっと読んで
みたいのですが、シンジとシヲリ以外の登場人物の描写を最低限
にすることによって生まれていた独特の閉塞感が損なわれる気がしますので
下手に要望してよい物かどうか悩むところです。
>シンジとシヲリ以外の登場人物の描写を最低限
>にすることによって生まれていた独特の閉塞感
これは維持した方がいいと思うな、いい雰囲気がでてるし
なんと言っても作者の負担が減るのも大きい。
エロは一線超える所を決めてからそこから逆算するとか?
一線越えた後はエスカレートさせれば良いんじゃないでしょうか。
問題は素の本編シンジに惹かれたフシのあるアスカが
兄属性を手にしつつあるここのシンジにどう反応を示すのかってのが気になります。
”女”を匂わすシヲリに”子供”なアスカがどう反応するのかも
389 :
387:04/03/06 00:35 ID:???
>>388 しかしな…
漏れが本当にぐっときたのはシヲリとミサトの絡みであり
シヲリとレイの絡みでもあるんだよ。
この辺はシヲリの過去に対する想いと読者の本編や他のFFへの
思い入れが上手く重なり合う演出が見事なんだけどな。
ケンスケやヒカリ視点の描写によって、視界が一気に広がる
爽快感もあったし。
シヲリやシンジの心境の変化とともに描写する範囲の拡大があっても
良いんではないかと思うんだ。
>296のシンジって本当に嫌なやつだね
向こうは自己嫌悪の対象としてのもう一人の自分として描いてるからな。
ベクトルは正反対だけどこちらの連載とテーマは被るところがあるんで
読み比べてみると面白いよ。
>>390 でも、最初の寝てる間の痴漢と覗き以外は、
「許可を得て、快感を感じている相手に欲望をぶつける。
相手はよがっているし、(歪んだ)知識によればこれで女は喜ぶはず」
だから、まあ情状酌量の余地はあるかも。
それにしてもあれではケンスケは同情の余地もない変態大悪人だね。
まあそういう役まわりのFF多いけど。
本編じゃそこまで変態チックな盗撮もしてなかったみたいなんだがな……
俺はケンスケは割と好きなキャラだからああいうのはちょっとへこむなー。
>>383 ゲンドウが無闇に初号機を危険にさらすとは思えないから、
やはり小手調べとかの名目で通常兵器攻撃→ATFで防御→荷粒子砲
→使徒の能力判明→ヤシマ作戦、が一番自然かな?
エロシーンですか……
朝、寝坊してるシンジを起こしに来たシオリ、あれ、布団にテントが張ってる……
そういえば赤い世界では、寝ている半身を起こす時はこうして起こしてたっけ……
と、布団をのけ、下パジャマやパンツをそっと脱がせ、唇を「それ」に近付けるシオリ
とか?
あと……
掃除中、シンジの部屋のごみ箱の中から精液の臭いのするティッシュを発見、
恍惚とそれの臭いを嗅ぎながら自慰を始めるシオリ、とか
二人でTVドラマや洋画劇場を見てて、ベッドシーンが始まったので恥ずかしくて
シンジが画面から目をそらすとシオリのこちらを見ている熱っぽい視線と目が合うとか
お兄ちゃん、正直に答えて欲しいの。私でオナニーすることもあるでしょう?
と問うて、なんとか肯定の答えを引き出すと、
私もお兄ちゃんでしてるの。二人が同時にしているなら、セックスとどう違うの?
と屁理屈で攻めるとか。
395 :
387:04/03/06 08:40 ID:???
ちょっと考えて見たんですが
ヤシマ作戦〜の違和感は、単に「いままで描かれたことのなかった作戦風景」
にたいする物かもしれません。それならば今のまま作者氏が書こうとする場面
のみで問題ないのかも。
ただ、シヲリが原因による作戦や人々の運命の変化は気になるところです。
そろそろ 裸エプロン の出番っすかねえ?
まだ早いかな??
>>390-392 あの作品の作者は、利用されただけの中学生を『サードインパクトの実行犯』と断言して断罪するくらいだから、余程シンジにヘイトがあるんだろう
個人的には自己嫌悪の対象、として描いてるんじゃなくて、女シンジの皮を被ったオリキャラが原作シンジを貶めてるだけ、って気も
まあ、エロ小説としては良いんだけど、濡れ場がある度に作者ヘイトで嫌いなキャラを貶めるのはマイナス点
>>397 シンジがかわいそうでみてられないんだよね・・・
ただのシンジヘイトに見えてしまって
あの作品のシンジの造形はあんまり気にならないけどな。
他人との接触に慣れてない中学生の歪んだ性欲がうまく表現できてるよ。
むしろユイオリキャラ化が問題かと・・・
シンジ断罪逆行作品としてはまさにアルカディア的作品で
あんなもんじゃないの?
むしろシンジとユイの人間関係とエロシーンを中心に注目したい。
冬月編はギャグにしか見えんかったが。
400 :
847:04/03/08 02:06 ID:???
照準を合わせるための三角形のマークが目の前で二つ、動いている。 静かに、少年は
明滅するカーソルを見ていた。
電子音と共に、二つのカーソルが重なる。 少年は軽く引き金を引く。
その瞬間、眩い閃光と共に陽電子が正八面体をした異形の怪物へ向かって疾った。 傍目
からでも分かるその純粋な攻撃力を感じ、少年は確信した。
―これで、終わりだ―
しかし、青い少女の目は違う物を見ていた。 少年が閃光を放ったその数瞬後、盾と為る
べく少年の前に居た少女は、遠く第三新東京市、ネルフ本部直上に居る使徒の強烈な悪意
を感じる。
瞬間、心臓を鷲掴みにされた様な恐怖が全身を貫く。 巨大な壁が迫り来る様な使徒の
出す圧迫感に、レイの身体中に冷たい汗が噴き出す。
「くぅっ…」
震えている、そして歯が鳴る。 恐怖しているのだ、自分は。
造られしモノ、人では無いものとして生を受けた、いや、それが“生”と呼べるのか
どうかも疑わしい中で自分は生きてきた。 忌まれ、疎まれ、あの灰色の四角い空間に
居る時だけが自分で居られた。 そもそも恐怖など感じない筈なのだ、自分は。 この
肉体が無くなっても、次が。 次がなくなってもその次が有るのだから。
ならば、この震えは何だ。
その震えは、彼女がヒトで有る事の証左だった。 まだ、誰も、彼女自身でさえ気付いて
いないけれど。 人では無い、けれどヒトの彼女の存在を示す恐怖。
401 :
847:04/03/08 02:07 ID:???
そして、閃光が彼女の脇を通り過ぎて行ったその瞬間、白い悪意が此方へと射ち出された。
ホワイト・アウトするレイの、零号機の視界。 使徒が放った光線は、使徒とエヴァとの
ちょうど中間あたりで初号機から伸びる収束されたエネルギーと絡まり、屈曲した。
鈍い地響きと共に地面が弾ける。
初弾が外れた。 それを判じた少年は急いで次弾の発射準備にかかる。
五秒が、永遠に感じる。 再び、三角が動く。
しかし、三角形が重なる前に正八面体の頂点が再度、輝いた。 その光線は熱線と為って、
綾波レイの持つ盾を抉る。
「んんっ…」
溢れるエネルギーに少女の持つ盾がバターの様に溶けてゆく。 零号機の中で、レイは
フィードバックされる暑さに、無言で耐える。
―早く、早く―
青い髪の少女がどのようになっているかなど、後ろからその状況を見れば瞭然であった。
少年は、無常にも迷走するマークを見ながら思う。
そしてちょうど五秒後、重なったマークを確認した瞬間に少年はトリガーを引く。
使徒と異なった、意識を持たない純粋な暴力は一直線に硬質な物体へ向かって行き、
それを貫いた。
炎上―それは奇妙に生体的に少年には感じられたが―しながら倒れてゆく使徒。 と
同時に止む使徒からの砲撃。 少年は、皆を護れた事に安堵し、息を吐く。
402 :
847:04/03/08 02:07 ID:???
空から、雫が落ちてきていた。 晴天だというのに降るそれは、天に御座す女神の涙。
「綾波」
辛い目に遭っていたであろう少女を気遣って、エントリープラグの外に出た少年の眼が
見たものは、熱い盾に水が落ちる事で生ずる水蒸気に包まれている、これもプラグの
外に出た碧い姿。
少年は、再び少女を呼ぶ事が出来なかった。 冷たい水と、熱い水蒸気に包まれながら
昏い夜空を見上げている少女を。 女神の涙に濡れた少女は、美しく、まるで舞っている
様で。
何を感じたのだろう。 突然少女は振り向き、こちらを向いている少年を見、そして
微かに―少年の思い違いであるのかもしれなかったが―微笑む。 その笑顔は、少年の
想い人、今はネルフ本部で待つ少女に瓜二つで。 どこか哀しい気分にさせる眼に、
少年は惹きつけられて。
漆黒の夜空と女神の祝福が、二人を包んでいた。
403 :
847:04/03/08 02:14 ID:???
慣れない戦闘シーンを書くと文才の無さが露呈していますが…。
やっぱり少しヤシマ作戦までの補足はあった方が良いような気がします。
html化の時に少々書き足そうかな…。
良く考えたらhtmlにしてメール送ってない! 申し訳ないです…。 できるだけ
早急に致しますです。
エロシーンアイディアどもです。 今後も何か良さげなのがございましたら
お願いいたします。
エロシーンにハァハァするだけでは済まされない交流とかしっかりあるから、油断できない。
雌シンジの思惑やシンジのつもりも越えてレイとはしっかりフラグが立ったような。
これからがすげー楽しみw
シンジを見るレイの視線が変わったことに嫉妬で身悶える雌シンジとかw
せっかくIDカードのおつかいイベントを潰したのにね。
シオリは前回でのレイへの淡い恋心が少し残っているのかな?
と感じられるところもあるね。
エロシーン無くても十分面白いから、入れるところが無くて悩むなら
無理せずにアスカとかが来て状況が変わって入れるところができるまで
具体的エロシーン無しでもいいと思う。繰り返されていると匂わせる描写だけで。
>>405 シヲリを未来の碇シンジとして解釈してみると、
淡い恋どころかレイは補完で身も心一体となる至上の幸福感を得た相手だべ。
アスカにしても殺意を覚えるほどお互いに理解しあった仲だし。
いくら彼女達が別の存在であり、感心を向ける対象が過去の自分とはいえ
「仲良くして欲しい」なんて簡単に言えるわけないだろうな。男としてw
もちろん碇シヲリとしての立場は言うまでも無いな。
本来なら無条件で自分の心も体も満たしてくれる存在である現在の碇シンジが
その役目を果たさずに他の女性に感心を向けることを許容できるわけは無いな。
これは続きが楽しみですよ。
>406
それはちょっと違うんじゃないかと私は思うな。
いっそのこと、レイもアスカもシヲリの毒牙にかかるというのも(PAM
碇シンジ育成計画でオペレーター4人娘の名前
とプロフィールの公式設定ができましたよっと。
410 :
409:04/03/08 20:03 ID:???
誤爆失礼。
おおお…全員乙巡だ…もうクルクルカール子と呼べないのはそこはかとなく寂しいが、
阿賀野カエデマンセ―─――─────────!!!!
スレ違い失礼。
漏れは未完成空母のほうが良いと思うんだが…
決まった以上は仕方がないか。
>>404 LRSフラグという観点から今回の更新を解釈してみる。
レイから見たシンジという人物が決定的に変わったな。
シンジから自分の存在を肯定してくれる涙と微笑みを与えられことも無かったし
母性の対象として見守り、守護する対象として認識するきっかけも無かった。
自分には無い確固たる絆を持つ眩しい人物になったね。
前回とは違ったシンジとレイの関係にも注目したい。
問題なのはシンジがラストシーンでレイにシヲリの影を見てしまったこと。
シヲリの面影を持った人物としてレイを認識してしまうと、
碇ユイの面影をレイに求めているように見える碇ゲンドウ氏とかわらん。
いろんな意味で修羅場の予感!
一寸質問なのですが。
TSシンジと絡むのがTSアスカやTSレイより女の子の方が良い?
>>414 個人的には女の子のままのほうが良いのう。
シンジは女の子になってもおかしくない雰囲気が (;´Д`)ハァハァだけど
レイやアスカにはその辺が希薄だからね。
特に元から男の子の設定のアスカやレイは萎える…
アスカは特に暑苦しいだけ。
というか百合百合も倒錯の雰囲気を盛り上げるじゃないですか?
でも、なんらかの原因でシンジと同時にTSしてしまう展開は面白いかも。
その辺のバランスをうまくとったのがP氏のあれな訳だが…
>>415 となると『暁の守護天使@エリスの部屋』なんかも暑苦しい……かな。
>>415 論外だな。もとのキャラクターを生かしてないTS物はダメダメだ。
418 :
417:04/03/08 23:38 ID:???
>>416 論外は言い過ぎだね。スマソ
ただ、暁の守護天使の類の作品をみるにスパシンテンプレに女性版シンジを
付け加えただけであって、倒錯物というよりシンジを萌えキャラで
置き換えただけにしか思えないないんだよな。
まあ、ルピナスやアルカディアの系列が好きな皆さんには宜しいかと。
萌え順位
1.素のシンジ
2.女装シンジ
3.女シンジ
4.ふたなり
続けて順位
1.LSS女シンジ
2.TSなりたてシンジ
3.女装はまり杉シンジ
4…は思いつかん
宝塚の男役の雰囲気があるな。
女子の制服を着せたら凛々しい系の女シンジきゅんでも通るな。
漏れは百合LASや百合LRSも好きだな。
>>403 戦闘シーンもぐっどでしたよ。
見慣れたw発射シーンですが、レイ視点を用いることで
今までとは違った緊迫感を味わえました。
>>414 書き手さんですか?
チルドレンのTS、特に生まれたときから性別が逆の場合は
その時点でほとんどオリキャラと化してしまいます。
オリキャラが増えますと話しが散漫な印象になりますので
さらなる新キャラの追加はなるべく控えたほうが良いかと。
同じ理由でTS化させるキャラクターは最低限に絞ったほうが良いかも。
後天的なTSの場合はまた別の話しになると思われます。
むしろ同性愛は嫌いだから、TSシンジとアスカ・レイは友情、あるいはその類の同志としての感情でつながってほしい。
仲のいい女友達として付き合うというか。
恋愛感情はやはりカヲルやトウジら、男衆に任せたいなあ。
中身は同性じゃないのに…
精神と体の性が合わないギャップが刺激的なのだ。
カプ厨的には姿、形、性別すら変わってしまってもお互いを求め
あう姿が感動的でもある。
倒錯スレで性倒錯を否定するとは、なんて大胆な(w
まあ、先天的なTSか後天的なTSかでも事情は変わってくるでしょうな。
本来なら自分自身と同じ存在との濡れ場、究極のインセストであるLSS描写のほうがよっぽど禁忌だと思うんだけどね。
>>429 確かに安易なLSSはあれだな。
シヲリの場合は心が壊れてるし、シンジは事実を知らないというとこが
「未来の過去、過去の未来」や「闇と罪と本〜」の上手いところだ。
この事実をシンジが知ったら… 誰かが「未来の過去、過去の未来」の
シンジをカヲルにあったシンジだって表現してたけど良い例えだね。
ちなみに、先天的な女シンジ物でもレイやアスカとの関係を友情で描いてしまうと
物語が平坦でツマラナイ印象の作品になってしまうことが多いな。
まあ、人間関係の起伏が少なくなるせいなんだけどね。
個人的にはカヲルやトウジなんかにシンジきゅんを渡せるかというのも当然あるw
ようするに百合LAS、百合LRSマンセーヽ(´∀`)ノ
それはそれとして、シンジは男の子のままが一番萌えるというコア
なシンジきゅんスキー向けのプロットを考えてみた。
実験やら高シンクロ率やらでTSしてしまうアスカ。
仕方がないのでつきっきりで「男の子教育」をするシンジ。
立ちションのしかたや、着替えの仕方や言葉使いとか。
でも女心で家の中やシンジ相手だと女言葉で激しくオカマさん。
ある夜事件は起こる、そうお約束の夢精イベントである!
で、男の子の欲望の処理の仕方を丁寧に教えちゃうシンジ。
未知の快感に身をゆだねるアスカ。801もこういうパターン
なら良いかもな。アスカの精神が女のままであることは
ことあるごとに強調すると。
あとは吹っ切れたアスカがちゃんと男の格好、なぜかシンジ
を女装させてデートとかな。
・・・書いてみるとめたシンの逆バージョンなだけだなw
今日はアスカちゃんなんてのもあるし・・・
アスカもいきなりごつくするとジェンダーーフリーな妖しい感じ
がしなくなるんで体の大きさや容姿の変化は最低限で。
>>431 >男の子の欲望の処理の仕方を丁寧に教えちゃうシンジ。
当然シンジきゅンが実際にお手本を見せちゃうわけですよね?(*´Д`)ハァハァ
>>429 先天的なTSの場合、百合すんのもなんだかなぁ・・・って思う。
なんつーか、変に恋愛を絡めずに、
チルドレンの友情や絆が書かれたSSはないもんだろうか。
>>434 よほど力量のある作家さんが気合を入れて書かないと難しいでしょうね。
先天的TSで百合なしだとはっきり言って面白いFFはないですね。
印象的な作品として「想いを受け継ぐ者」がありますけど、これは主人公が自分を犠牲にして戦い続け
最後に命をおとしてしまう。というところが印象に残るのであって、チルドレンの女同士の友情とか
そういうものはなく周囲の人間がひたすら主人公を賛美するだけです。
ただのスパシンを女に換えただけのオリキャラ主人公ですな。
>>434 >>435 「想いを受け継ぐ者」はあれだな、ユウカがシンジの記憶をもっていたがために
アスカやレイに嫌われないように、好かれるように行動できたと。
逆行王子さまシンジの行動パターンだね。特に印象に残るような友情や
特別な絆の描写はないけど、そのへんは、それなりに描写してたぞ。
つまらないスパシン物ではあるけどな。
「少女補完」みたくひたすら主人公女シンジの内面描写に力をいれるとかな。
でも、話がユニゾンまでのせいか、あれもチルドレン同士の友情とかそういう
レベルまでいってなかったし、アスカとの関係は結構百合の気配が…
「もうひとつの少女補完」は純粋な女シンジものではないがあれは良かったな。
あれの微妙な碇レイ、綾波レイ、アスカの関係は読んでて楽しかったけど
シンジという存在があればこそかな
「にせもの少女補完」がよかった。
シンジはまったく内面は同じなんだけど、
実は自分は男だと思って育ってきた女の子だったっていう。
変に使徒の人間化とか入れずにあの設定での人間関係とかが見たかったなあ。
松野あやめ氏の引退とHP消滅は残念だったね。
まさに女シンジものマスターw
「リツコ14歳」も好きだった…
439 :
435:04/03/10 08:29 ID:???
>よほど力量のある作家さんが気合を入れて書かないと難しいでしょうね
↑は本編再構成などの長編のことです。
本編のアスカからシンジの関係のように恋愛感情、優越感、劣等感などが複雑に入り混じった感情や
エイからシンジの母性本能や恋愛感情などと単純に言い表すことのできない凄まじいまでの執着がありましたが
これに変わる関係を恋愛要素なしで表現するのは非常に困難化と思われます
女同士の友情や違った形の関係も良いですが、よほど工夫しないと本編と比較して印象に残らないでしょうね。
これで百合要素をいれるとそれだけで、普通ならありえない特別な関係になりますので、それだけで印象に残ります。
さらにトウジなどを長期連載の恋愛相手にすると、もともと情報の少なかった
トウジを主人公の相手に相応しい存在として構築していかなくてはなりません。大変かも。
カヲルだと短期間動かすだけで済みますが。
>>436 「想いを受け継ぐ者」はチルドレン同士ではあまり印象に残る人間関係は無かったという意味です。
松野あやめ氏の作品は忘れてました。確かに碇レイとアスカ、レイの関係は百合要素無しでも
うまく人間関係を構築してましたね。
思いっきり敵対させてしまうのも手だな。
レイとはゲンドウとの絆を奪い合うライバルという面を強調。
アスカは恋愛感情抜きで負の感情のみを叩きつけられると。
あとは、周囲の人物の描写をおさえて「少女補完」みたいに
女シンジの内面描写に徹するとかな。
とするとやっぱり最初から女、よりは途中で女、という展開のほうが使いやすいかもね。
既存の人間関係を修正していくだけだし。
都合がいいことに、虚数空間に取り込みとか困ったときのシンクロ率400%なんて技もある。
恋愛要素だが・・・メインヒロインの赤青二人を強調するとレズビアン一直線になりかねんが
ちょっと恋愛の部分を抑えてみるだけで結構友情に移行できそう。
原作シンジのスタンスはレイ(アスカ)が恋しいというよりは、単に自分の庇護者がほしくて
それがフィーリングのあう子と最も身近な子の二人の少女に向けられただけじゃないかというフシが見える。
だからこそ、レイが化け物に変わり、アスカが壊れたら、次に現れた同性のカヲルに惹かれてる。
女性関係はこれで清算できるとは思うが、俺の発言はほとんどのエヴァファンをいろいろと敵に回したかもしれない。
>>441 すると、今度は
>>428にループすることになるよ。
性倒錯も加わってより劇的な展開になるからね。
ようするに、よほど上手く友情なり、新たな絆なり
新しいエピソードなりを追加しないと印象の薄い作品に
なてしまう。ということ。
愛情や憎しみという極端な感情はそれだけでストーリーを
成立させるからな。
ちなみに本編の解釈は別に極端な意見でもないよ。
後天的TSはその時点で性的倒錯を主題に置いた作品になるんだよ。
恋愛やエロが絡まなければ何のためにTSさせたんだ?ということになる。
はっきりいってTSの意味がなくなるな。
これで相手が女なら肉体的な同性愛、相手が男性なら精神的な同性愛、
どっちにころんでも同性愛になるんだよ。
同性愛が嫌なら先天的TSで丁寧に話を創っていくしかないな。
短編、中篇ならそこまで難しく考えることも無いと思うが。
IS更新。主人公の碇シンリは中性という設定で本当に深い人間関係を築くことが出来ないという心の闇を持っています。
男でも女でもあるというより、そのどちらでもないという書き方で、一応恋愛描写はあるもののかなりの微糖になっとります。
恋愛要素無しの先天的TSというテーマへのひとつの回答かと。
ネルフやゼーレという組織への細かい設定や大人たちの細かい改変や描写もひかってます。
シンリ、レイ、アスカ、カヲルの関係も淡い恋愛感情はあるもののそれ以外の絆が上手く表現されていると思います。
ただ碇シンリが心の闇ゆえに影の薄い存在になっているのも確かだし、はっきりと恋愛を前面に打ち出したほうが
より劇的な話になっていたとも思われるのも確かです。
もうひとりのシンリちゃんの方が好き。作った人たちが作った人たちだから、
分かりやすく萌えやすいw
>>445 あれは別格ですよw
エロと萌えのスペシャリスト達が計算しつくして生み出した話じゃないですか。
それに話の流れとしてエロなし恋愛なしの方向だったんでね。
あっちのシンリについて語りだしたら漏れは止まらないですよw
447 :
847:04/03/11 01:50 ID:???
少年と少女の足元には、太平洋上に浮かぶ空母。 青い大平原の上に鎮座ましまして居る
その灰色の威容は、軍用ヘリでその空母に降り立った少年を吃驚させるのに十分な貫禄を
醸していた。
例えそれが青いキャンバスの上、芥子粒の様に散りばめられた灰色の絵の具であったに
しても、だ。
「ハロー、ミサト」
その甲板上、少年は場に似合わぬ少女の声を聞き、ヘリの乗り心地の悪い硬い椅子に
辟易して、凝り固まった首を上げた。
その声の主は、これも場に似合わぬ薄い黄色のワンピース―照りつけるような日差しに
対応するためだろう、その生地も色と相まって、注視すればその下の下着が透けて見える
程薄いのだが―を着た、紅い髪に碧い眼をした少女だった。
背は少年より若干高く、少女よりやや低い位だろう。 西洋系の血が入っているのか、
整った顔立ちは、本当の年齢より2、3歳程上に少女の姿を見せていた。
軽口を交わす紅い少女とミサト。 少年の後ろから付いてきていた少女―少年の汗が
染みた白いシャツを見てほんの少し欲情していた―は、これから起こることを瞬間、
思い出した。 少女は少年の背後から飛び付き、彼の眼を汗ばんだ柔らかい手の平で覆う。
「うわあっ、シヲリ!?」
突然目の前が暗くなった少年は、加害者であろう少女の名前を呼ぶ。
その時、海を渡る一陣の風が吹いた。 その風は薄いワンピースを巻き上げ、紅い少女の
白く細い腹と、青い匂いの籠る双肢の間、それを包んでいる白色の下着を外に曝す事と
なった。
「きゃっ」
慌てて裾を押さえた彼女は、先程ミサトと会話していた時、眼の端に映った少年の頬を
張ろうと歩み寄る。
448 :
847:04/03/11 01:53 ID:???
―オトコってのは、本当スケベで馬鹿ばっかりなのよ―
特に自分に対しては、だ。 こう言っては何だが、容姿には自信がある。 その所為で
皆に疎まれはしたが。
いや、他人に好かれた事などそもそも無い。 自分にはさして辛くは無かったけれど。
あの日あの時、自分は独りで生きて行くと決めたから。 独りでも生きて行けるから。
だがしかし、再度目に入れた少年の姿に、膨れていた怒りが何処かに飛んでいって
しまった。 と言うより、気が抜けてしまったのだ。
其処に居たのは恋人に目を押さえられている少年の情け無い格好。 風が吹いて気付いた
のだろう、黒髪の少女が下着を見られない様に押さえてくれたらしい。 自分ももう少し
服装に気をつければ良かったか。 そう感じた紅い少女は、黒髪の少女に言う。
「サンキュ、助かったわ」
少年に丁度負われる格好で両足の浮いている少女は、その整った顔を向かいに居る少女の
髪の色ほどに紅くして答える。
「う、うん! どっ、どう致しまして…」
返事を確認した紅い少女は、ミサトに向き直ると言った。
「それで、この子がサードチルドレン? 彼女連れてくるなんて中々良い度胸してる
じゃない。 アンタが連れて来て良いって言ったの?」
それを聞いたミサトは疑問符を顔に貼り付けて答える。
「彼女? 違うわよ、二人は兄妹なの。 ほら、二人とも顔上げて―」
そう言ったミサトは二人の顔を上げさせる。
「こっちが碇シンジ君、サード・チルドレンでエヴァ初号機に乗ってるわ。 で、
こっちが碇シヲリちゃん、初号機のサブ・チルドレンよ―」
ミサトは続けて、双子に向いて言う。
「んで、彼女がセカンド・チルドレン。 エヴァ弐号機のパイロット、惣流・アスカ・
ラングレーよ」
449 :
847:04/03/11 01:54 ID:???
「よろしく…」
言いながらアスカは、判然としないものを感じていた。 人間関係を見る目には自信が
有るつもりだ。 逆に、そうしなければ身寄りも無い子供の居る場所など無かったから。
その目が二人が恋人であると告げていた。
―おかしいわね、勘違いだったのかしら―
ただ、惜しむらくは彼女が其処で思考を止めてしまった事だった。 もう少し深く思索を
して居れば気付けたかもしれない。 艶の有る碇シヲリの視線と、それに戸惑いながらも
応じている碇シンジに。
一時間程した頃だろうか、戦艦が破壊される音と鈍い振動を伴って、使徒が現れた。
水の柱を上げながら戦艦を陵辱して行く使徒。 紅い少女、半身と共にそれを見ていた
少女の胸が痛む。 船には、ヒトが乗っているのだ。 あの時は実感が湧かなかった
けれど。
感傷に浸っている少女の腕が、乱暴に掴まれた。
「痛っ…」
右を向いた少女の目に映ったのは紅い少女の興奮した顔。
「アンタ、ちょっと来なさい―」
そう言って少女を引っ張って行く。 アスカは数歩歩いた所で立ち止まると、後ろを
向き、不敵な笑みを見せながら少年に言う。
「あ、アンタはミサトの処に戻ってなさい。 実力、見せてあげるわ」
と。
450 :
847:04/03/11 01:54 ID:???
「ほら、これ着て」
と紅い少女から放り投げられた紅いプラグスーツを見つめる少女。 アスカはそれに
頓着せず、衣服を脱いでゆく。
「アンタもさっさと着替えなさいよ」
そう言って少女の方を向いたアスカの裸の上半身に、少女の視線は釘付けられる。
西洋の血が入っている人間には珍しい、そばかすや染み一つ無い身体。 少女や青い髪の
少女より成長している、張りの有る乳房。 そしてその頂点には、少女よりもまだ薄い
桃色の乳首が、男を誘うように妖しく存在している。
その姿は、少女が嘗て少年であった頃、自慰の対象にしてしまった姿よりも数段美しく。
少女の体内に電流が走り、性的興奮が全身を貫く。 男根を持たない少女はしかし、その
代わりに与えられた膣が蠢き、粘度の有る透明な液体が身体の奥から湧き出てくるのが
分かった。
「は…んんっ…」
腰から身体を折り曲げ、焦点の定まらない瞳を靴先に合わせる。
「何してんのよ? 早く着替えなさい」
プラグスーツから空気の抜ける僅かな音をさせ、紅い少女は奇妙な体勢で固まっている
少女に言う。
「……う、うん! 分かった」
呆然とアスカの顔を見つめていた少女は、我に返ると急いで制服を脱ぎ始めた。 蒼い
瞳を見ないように、紅い少女には背を向けていたが。
451 :
847:04/03/11 01:55 ID:???
「ちょっと、アンタ…」
未だ慣れないブラジャーのホックを苦労して外していた少女の耳に、後ろから声が
聞こえた。
「え?」
悪戦苦闘しながら後ろを向く少女。
「アンタってさ、そんな下着いつも着てるの…?」
蒼い視線を辿る、と、その先には少女のショーツ。 シルクだろうか、紫色をした
光沢感と高級感の有るそれは、後ろを向いている少女の、尻の割れ目を透けさせる程
薄い素材だった。 その両脇はレースで覆われている。 薄い少女の胸と、未発達な、
幼いと言っても良い細い身体に、アンバランスなエロティックな紫の下着。 その
アンバランスさが、逆に少女の持つ娼婦の様な淫猥さを引き立てる役目をしていた。
「え、あ、そ、そんなこと無いよ! いつもはもっとちゃんとした…!」
少女はそう言いながら急いでプラグスーツを身体に通す。
そう、いつもはこのような下着を着けないのだ。 これを着けるのは、少年が休みの日の
前日、と決めていた。 少年を誘惑し、狂った自慰に耽る為に。
今日はその日だったのだ。 少年が抱いてくれるかもしれないという、淡い期待と共に
少女は紫に為っていた。
「ま、まあ良いわ。 行くわよ!」
それからの紅い少女は、少女の記憶と同じだった。 自分の行動でさえも。
ただ、一つ違ったのは、彼女の、アスカの心の奥の悲しみを胸の奥に感じていた事だけ。
それだけ、だった。
乙です。
いや、アスカとシヲリはいい具合に絡みそうですね。
アスカのキャラがいきなり立ってるので、これは今後が楽しみです。
ところでなんでアスカはシンジでなくシヲリを誘ったんでしょう。
あと幾つか。
「戦艦」というのは厳密に「これを満たせば」という定義は存在しない
のですが、各国の海軍が戦艦として登録しているものが戦艦です。
(一般には軍艦の中で最も巨大な砲と厚い装甲を持つ艦のことです)
現在の現実世界には「戦艦」は1隻もありませんし、エヴァの太平洋艦
隊にも4隻だけでした。なのでここはHTML化の時「軍艦」に直された
ほうがよろしいかと。
それとこれは他の読者の方にもお伺いしたいのですが、アスカの場合
「サンキュ」と「Danke」と、どっちがいいでしょうかね?
>>451 乙です!
なんだろう?なにか文章の雰囲気が変わった?はてはて?まあそれは兎も角…
今回は、さり気なく挿入された萌えどころが盛り沢山で眼福でした。
双子萌えとか、えっちな下着とか、着替えがへたくそとか、おもわず男の気分とかetc…
感心したのはシヲリが一年分成長していたこと、シヲリのきめ細かい設定が光ってます。
個人的には加持にシヲリを見せてやりたかったのですが、人間関係をできるだけ絞るという
いままでの方針どおりここは削るべきところでしょうか。
アスカとシヲリのお互いに対する態度も微妙で実に興味深い。
かたっぱしからLASやLRSフラグを潰しにかかる様子も可愛らしくて良いですw
LAS人としてはちょっと悲しいですがw
ところで、アスカがシヲリをエントリープラグに連れ込んだのは心細さゆえなんでしょうか?
女の子のほうがより安心できるとか?
454 :
847:04/03/11 02:42 ID:???
>>452 なるほど、そうだったんですか…。 申し訳ないです。 「軍艦」にしておきます。
そうか、「サンキュ」は英語ですもんね。 どうしましょう。
>>453 雰囲気変わりましたか…。 うーん、自覚していないですけれど。
加持さんの出番無かったな、そう言えば。 うーん、彼の扱いは大変ですね。
>アスカがシヲリをエントリープラグに連れ込んだのは心細さゆえなんでしょうか?
これは心細さ+プラグスーツの関係で。
うーんやっぱ加持にシンジとシヲリの妖しい関係を観察させて欲しかった・・・
シヲリから発せられる女の気配に圧倒される加持に(;´Д`)ハァハァ
でも一度加持の描写をいれると、また登場させないといけないし、
リツコやミサトの出番も増やさないとバランスが取れなくなるから
出さなかったのは英断かな???
ところで加持はくっついて来てるのでしょうか?
>>452 ちょっと気になったところは同じでしたなw
質問ですがドイツ育ちらしさの演出としてドイツ語のほうが良いかも?
なるほど、プラグスーツの都合ですかw
目からうろこの気分だ。
本編のアスカは自分の優越ぶりをみせつけるためだったから、その線で
いくならシンジでなきゃダメですけど、シヲリの初対面時の機転が
アスカの気に入った、ってところでしょうか。
>>454 「戦艦」はマスコミもしょっちゅう間違えますからね。
「軍艦」のなかの区分に過ぎないっていうイメージが薄いみたいです。
「戦艦大和」なんて言い方するからでしょうか。
アスカは日本人に対して英語で「Thank you」とは言わないと思うんですよ。
ただ日本語の「サンキュ」は言うかな、と思いまして。
エヴァ2でも「サンキュ」って言いますしね。
アスカは日本の漫画から多大な影響を受けてるって話を聞いたことがあるな。
それで加持のことを先輩って呼ぶとか。
その設定を生かせば日本語のサンキュのほうが良いわけか。
雰囲気の変化はアスカのせいですな。
鬱系のシヲリや、向き合っていると自己の内面を映し出されてしまうレイと
セリフが多くて自己主張の激しいアスカとの違いですな。
やっぱ影響力がありますな。さすがアスカ。
トウジとケンスケついてきてないんだな。
おそらくシヲリのせいでシンジの友達づきあいが減ってるんだよ。
今後、色々と影響があると思うぞ。
>少年を誘惑し、狂った自慰に耽る為に。
ってことは、毎週あの激しいオナニーをシンジに見せつけていたとか?
シンジの自制心は凄いな。今すぐ仏門に入ればいい僧になれるぞ(w
「シンジ君、やっぱり引っ越しなさい。多淫な妹のせいで、人生を台無しにすることないわよ?」
シンジ「もう慣れましたから」
シヲリ「!(゚Д゚;)」
しかし、紫の下着はどうかと思うぞwシヲリよ。
じゃあ、何色だったらいいのさ?
やっぱ黒だろ
白かピンク。
黒は意外とえろくないぞ。
よっぽど赤とかピンクの方がえろい・・・シンジきゅんの白肌に黒に合いそうハァハァ
紫って水商売のお姉さんぽくてちょっとイヤーソ
白で良いよ。女の子っぽいレース&フリルのフリフリで。真ん中に小さな赤いリボンがついてるくらい少女趣味で。
でも、肝心な部分もレース。
幼い娼婦っていうコンセプトらしいぞ。ずばり水商売。
まあ、シルクの勝負パンツ着用ってところがポイントだ。
シンジって結構、血色が良いからな。さて何色が良いやら…
きっとシヲリの記憶によれば、シンジは紫が好きなんだよ。
エヴァの色に合わせた結果なんだよ
みんな下着に拘りあるのな…
ただ単に>473の言う通りな気がするけど?
それよか、そんな下着をどうやって買ったのかが気になるな。
やはりネルフから小遣いぐらいは支給されてるのだろうか?
さて、アスカが偽兄妹にどう関わっていくのか、楽しみだ。
今後エスカレートするであろう二人の関係を傍で見て
どうしようもない嫌悪感と羨望に引き裂かれて、
巻き込まれて、堕ちる展開を是非(;´Д`) '`ァ..,'`ァ..,
女になったシヲリなら、前回のアスカの気持ちに気づきそうだよね。
通販とか色々あるからね。
通販はいいんだよ、安くて質がいいから。
らしいよ。
誰かファーストブラネタで外伝書いてくれないかな〜と思ってたら
いきなり勝負下着だもんな。
おったまげたですよw
>>474 碇兄妹の家計管理はシヲリがやってるとか。料理はじめ家事は一手に引き受けてて、
密かに新婚気取り。「はい、あ〜んして♪」から裸エプ(ry
作者さまを差し置いて勝手を並べてごめんなさい。
>>475 だいたいニッセンあたりだと2,3000円あたりでそこそこのものがある。
レモンイエローとかパープルとかはうちの彼女も愛用。ただ、この一撃にかける!風というよりは
本当にちょいと小洒落た普段着という感じではありますな。
ファーストブラジャーインパクトはTSシンジではよくあるシチュエーションだけに
わざと作者殿は外したのではないかと予想。
>ファーストブラジャーインパクトはTSシンジではよくあるシチュエーションだけに
>わざと作者殿は外したのではないかと予想。
漏れもそう思って誰かに外伝〜って書いたっす。
でもその辺は思春期TSものの見せ場でもあるじゃないですか。
やっぱシヲリたんのも読みたいっすよ。
かわりに今回のブラをはずすのに慣れてないシヲリたんは萌えましたけどねw
個人的には女性化によるとまどいはめたシン、
ファーストブラインパクトはエヴァGパイロット版が白眉かと。
その辺は「綾波姉妹」や「ふた(な)りとひとり」もなかなか良かったですな。
あと、女性化をシンジが徹底的に拒否するところが一味違う鰹節氏とかな。
何故か女性化シンジになってカヲル君に抱かれている夢を見た_| ̄|○
いい夢みたな、シンジきゅんのオパーイやボデーラインが実際どんなんだったか教えてくれ
…それと、気持ち良かった?(・∀・)ニヤニヤ
しかし相手がよりによってタブリスとは…まあゲンキ出せ(´・ω・`)\(・∀・ )
どうせなら使徒娘アスカ様とかふたなりレイが相手のほうが良かったのになw
まあ、自分のままで相手が女性化シンジきゅんがベストなシチュなわけだが(;´Д`)ハァハァ
483 :
まとめ:04/03/15 01:13 ID:???
484 :
まとめ:04/03/15 01:28 ID:???
こんなエヴァ小説がどうしても読んでみたい!!6スレより
206氏によるプロット
>2-10
未来の過去、過去の未来 avenue氏
(こんなエヴァ小説がどうしても読んでみたい!!5スレ847氏)
サードインパクト
>11>13-22
第三使徒
>23-26>62-65>82-83
>109-112>143-145>177-181
第四使徒
>207-209>229-231>239-243>254-255
第五使徒
>267-268>273>342-343>354>362-363>400-402
第六使徒
>447-451
投稿先
ttp://www.antarct-city.net/
こんなエヴァ小説がどうしても読んでみたい!!6スレより
206氏によるプロット
>>2-10 未来の過去、過去の未来 avenue氏
(こんなエヴァ小説がどうしても読んでみたい!!5スレ847氏)
サードインパクト
>>11 >>13-22
847氏、88氏更新乙です。
シヲリ、シイナ、シンリ、メイ、マイ、ユイ、レイナ、リナ…
いろいろ在る女シンジキュンの名前ですが、どれが一番好きでつか?
漏れはシヲリタソに激しくハァハァなんですが
名前?シンジに決まっとる。
シンコにイピョー
>>490 真理。
とはいえ、やっぱりシヲリたんハアハア、シンリちゃん萌え。
シヲリたんは仮名だということを忘れちゃいかんね。
確かに「碇シンジ」であることを捨てて欲しくないというのはあるな。
それはそれとして碇シイたんもエロさじゃ負けないですよ。
別々に育てられてた双子の男シンジと女シンジが、2人ともゲンドウに呼ばれて第三新東京にやってくる。
双子つーことで一緒に暮らすことになるけど、10年以上離れ離れだったうえに
2人とも異性とまとも接したことが無い。しかも女シンジキュンは可憐な超美少女で男シンジキュンはもう、もう…
「やめてよおにぃちゃん・・・やめてよ・・・おかしいぃよこんなの…」
という脳内妄想をしてますた。女シンジキュンの中身が逆行してきたシンジだったら尚グッド?
漏れもシヲリタソにいぴょ
そのパターンは「もうひとつの少女補完」があるからのう。
あれは名作よ。
それに逆行シンジが絡む場合はいかにもパラレルワールドな世界で
わりと遠慮なくお互いに手を出せるラブ米可な世界のほうが宜しいな。
以前引き氏が汁掲示板でカキコしてたようなの。
むぅ。漏れはちょっと重たい雰囲気。例えば「you are my pet」みたいな感じが好きなんだが。
あれは2人とも名前がシンジで…ハァハァ
よく似た存在ではあるけど別人だろうという感じで「you are my pet」は完璧ですな。
雌シンジタソは最強萌えキャラだ(;´Д`)ハァハァ
でも、逆行シンジはシンジタソを完全には別人とはみなしてなかったね。
>おお! そう言えば、世の中にはTSシンジきゅんと言う素敵設定もありましたな!
>気が付くと学園ぽな世界にシフトしていたEoE後シンジきゅん(やさぐれ気味)。
>しかし、その世界には自分の居場所にもしも自分が女の子だったらという微少女が居たのれす――とか言う感じで仲良くなってく、
>いわば「Y○U ARE MY PET」風味なら、友達の母親のユイさんという展開も……
>と、その代わり、アスカのママさんのキョウコと似た感じになって折角の「親友の母親」という持ち味が薄れることですか。
某掲示板、某氏へ、あまりに印象的だったのでコピペして残してたんですが、どのスレだったかは?
ハーレム関係の話題だったと思います。いつか書いてくれると信じてたのにw
500 :
847:04/03/19 00:48 ID:???
「惣流・アスカ・ラングレーです、宜しくお願いします」
華やかな笑顔と共に転校して来た紅い少女は、瞬く間にクラスの中心となった。 それは
未だ誰とも触れ合おうとしない、そして誰からも触れられない青い少女、綾波レイや、
二人で閉鎖的な雰囲気を纏い、他の者を寄せ付け無い双子とは正反対に見えた。
その外面の良さが、深く抉られた心を覆っている殻で有る事に気付いていたのは、嘗て
違う“アスカ”と共に暮らし、傷付け合った少女しか居なかったから。
毎日、下駄箱を開ける度に溢れて来るラヴ・レター達。 紅い少女は昇降口の簀の子に
重なる其れを踏みつけると、鞄に仕舞おうと屈み出した。 実際、その紙の束を憎憎しく
感じているのは事実だったが、蔑ろに扱う事によって、態々己のイメージを崩す事も無い。
そうして手紙を拾い集めている、下を向いたアスカの視界に手紙を掴む白い手が入って
来た。
「はい」
手紙を踏み付けている所を見られたかもしれない。 心臓が僅かに跳ねる。 しかし、
その心配は杞憂に終わる。
顔を上げた先には黒髪の少女、碇シヲリが居たからだ。 手紙を拾い終わったアスカは
息を吐きつつ立ち上がり、言う。
「おはよ、シヲリ」
残りの数通の手紙をアスカに手渡しながら少女も答える。
「お早う。 あのさ、もうちょっと手紙は丁寧に扱ってあげた方が良いと思うんだけど…」
昇降口で出会う度に繰り返されるその会話。 アスカは、はっきりと分かるように溜息を
吐いて言う。
501 :
847:04/03/19 00:49 ID:???
「此処で捨てないだけマシよ、こんなの。 どうせ私の顔しか見て無いんだし」
その発言は二人が同じエヴァ・パイロットであると言う気安さから出た言葉であったが、
真理を突いているのもまた、事実だった。
「あはは…」
苦笑しながら靴を履き替え、鞄を持ち直した少女はその時、先に履き替え、待って居る
筈の少年の姿が無いことに気付いた。
たまたま今日は見えないところに居るのだろう、そう判断して紅い少女と共に廊下に出た
少女の目が、大きく見開かれる。
その視線の先には、青い少女と並んで歩く黒い髪が有った。 横を向く少年の顔は綻んで。
心なしか青い少女の顔も柔らかに見える。 いや、そもそもつい先日までは少年と青い
少女が話している所など数えるほどしか見ていない。 それも事務連絡程度の二、三言
だけだ。
もしかしたらこの前自分が言った、仲良くして欲しいと言う提案を受け入れてくれた
のかもしれない。
「良かった…」
呟く少女の視線はしかし、宙を彷徨する。 震える身体、蒼ざめる顔。 それに気付いた
紅い少女が駆け寄る。
「ちょっとアンタ、大丈夫? 風邪引いてるんじゃない?」
力無い笑顔を見せ、少女は答える。
「ううん、大丈夫。 大丈夫だから…」
そう言った直後、少女の脳に黒い、重いヴェールが落ち、少女は気を失った。
続き"キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
アスカとシヲリのかけあいでホノボノとしてたらいきなりそれですかw
シヲリが心が欠けた存在であることをあらためて思い知らされました。
続きが気になる気になる。
>>847氏
お疲れ様です。
漏れ的には「シヲリに守られて、実際よりも余裕たっぷりなシンジ」が
目立ってる印象でしたが、シヲリの「自分の半身であるであるシンジ」
に対する依存、逆行当初のシヲリの半狂乱を思い出しました。
シンジとレイの関係も気になります。
シヲリに似た微笑を持つ別の少女に興味が出たといったところでしょうか?
やっぱりいい気なもんだなシンジ君よ。
なんか修羅場の予感が…
もしかしてシヲリタソってば思い出しちゃったとか?
「YOU ARE MY PET」の雌シンジたんのえっちな外伝
(エロのみ)とかが投稿されればcore-all氏の創作意欲に
火がつくに違いない…などと勝手なことを呟いてみる。
>>504 なにを?
>>505 逆行理由があれなんで、トラウマになってんのかなーと、ふと思た。
core-all氏は灰色の空もノクターンもmy petも全部完結してないんだよね…あぅあぅあぅ
灰色の空も好きだな。なんというか、行間から滲み出してくるような
中学生の有り余る性欲の表現がいやらしくて素敵。
あと小学生マユマユとかなw
灰色の空のレイたんはリナレイだけど大好きだ。
レイVSシヲリの女?の戦いハァハァ… 百合はイラネなんでアスカは…
ともかく、私生活に少々影響がでる程度に執筆がんばってください。
あ!シヲリとアスカなら一応百合じゃ無い・・・のか?
>>510 だからストーリーを縛るようなカキコをするなと…
百合歓迎の人間もいることをお忘れなくw
それに肉体と精神の性別が違う以上どっちに転んでも同性愛だよと。
>>510 倒錯スレで性倒錯を否定するとはなんて大胆な…(以降話題ループ
>>512 2chに来て大分経つが初めて使う言葉だ
オマエモナー(AA略
>>847氏
スレ住人の意向は無視でよりエロく、より感動的に
847氏の筆の赴くままお願いします。
続きも楽しみにしています。
>百合歓迎の人間もいることをお忘れなく
あんさんもしばっとるがなw
ぶっちゃけ、アスカがシヲリにってのはは勘弁、
アスカはやっぱり「異性」を求めていたと思うので。
シンジとレイが上手くいって、アスカがシヲリってことになると、
忌み嫌われがちな「余りものカプ」の構図になってしまう気がする。
515 :
512:04/03/20 01:02 ID:???
>>513-514 シチュのリクエストならともかくストーリーまで、しかも自分の好みじゃない方向の
縛りだったんでちょっと熱くなってしまった。失礼しました。
>>514 アスカが求めていたのは母性や父性を感じさせてくれる「人間」であって異性の恋人ってわけじゃないと思うけどね。
それに、この場合求める可能性が高いのはアスカではなく「碇シンジ」のほうだろう。
カプの組み合わせなんぞはどうでも良いしな。
>515
その解釈だと加持なんぞに惚れるのが良く判らないんだよね、
結局、シンジにも執着してるし。
選択肢がないからだと言われればそれまでだけど、
「異性を求める」という方向性は提示されてると思うんだよ。
で、シンジは「人間」を求めてたから、ますます噛み合わなかった
という面もあると思うんだよね。
スレタイからズレてきている悪寒。
518 :
512:04/03/20 01:48 ID:???
>>516 アスカが求めていたのは理解者でも保護者でも友人でも恋人でも自分をきちんと認めてくれる人間なら
なんでも良かったっていう意味だよ。
加持はアスカに優しくはしていたし父性を感じさせる人間だった。全然矛盾しないと思うぞ。
シンジとは戦友であり同居人であり対等な友人であり命の恩人でもある。
アスカの生い立ちや性格を考えれば占有したくなるのも、それ以上の関係を望むのもおかしくないだろう。
執着するのも当然だ。加持と違ってシンジは付き合いに大人と子供、ミサトと自分以外という明確な拒絶をあらわすこともなかったはずだ。
まあ、問題は敵でもあったってことで。
だけど、シンジと言う人間が存在せず、たとえばミサトや加持がそれなりの真摯な態度をとったり
シンジの位置にヒカリがいてもっと濃密な人間関係を築けばアスカはそれなりに満たされていたと思う。
別に恋人なんかである必要はないと思うけどね。
まあ、こんな話をLASスレ以外でするのもあれだけど。
本編のLAS解釈はほどほどにしろよ。
それにシヲリ=碇シンジであることが重要だよ。
そう簡単に身も心も別人になるもんかい。
いや、これは重要な問題なのよ。
「めたシン」や「性は等価値?」などの嘗ての名作群まで否定されかねないからな。
アスカの場合は執着心の延長としての百合行為があっても不思議じゃないと思うぞ。
「めたシン」の場合は男性恐怖症も要因だけどなw
闇と罪と本の・・・のシンジは面白いなw
マナに痛い目に合わされるかな?
>>520 それも後天的TSと先天的TSがごっちゃになっとるよ。
未来の過去、過去の未来 のアスカにとってはシヲリはもとからシヲリだからな。
基本的にシヲリは失ってしまった自分の分身であるシンジ以外求めないんでないの?
でも、レイやアスカへ性的欲求や拘りがあることは、碇シヲリのなかに碇シンジとしての
アイデンティティーが、どのぐらい残っているかの指標でもあると思うのですよ。
後天的TSで性別が変わったときに同性を求めるか異性を求めるかというのは
TS物の重要なテーマでもあリ醍醐味でもあるんで
その辺の展開を百合はイラネだけでかたづけられると非常に興ざめなんだが。
しかし逆行時の半身と引き離されたトラウマがあるとすると
倒錯LRSとか、シンジ同士によるレイの奪い合いという展開は無しかな?
>>522 あー確かにちょっと違うな。重ね重ね失礼。どうも冷静さを欠いているな。
シヲリ自身は先天的TSだけど、周囲の人々にとってはそうではないと。
結局はシヲリ次第か。
シヲリは後天的TSだね。もうだめぽ。
ちなみにちょっと興味がでたんで調べて見たんだが、この登場人物の性別を変えるという
ジャンルはエヴァ以外でも結構あって、先天的にはじめから女性なものを女体化、
後天的に性別が変化するものをTSと呼ぶらしい。
シヲリのメンタリティの中で、どれほどレイやアスカを求める気持ちがあったかにもよる
シンジは原作では明確に「恋人」を彼女らに志向してたとは思えないからな。
ただお子様的な「自分を認めてくれる人」、これを満たす同年代の少女といえば恋人じゃないか、くらいには思ってそうだけど。
性的欲求と愛情は違うしね。
個人的には「百合無用」「精神の女性化は気持ち悪い」なんだけど、847氏の話は楽しく読んでる。
書くのは俺じゃないし、作者は作者なりの考えがあるからそれと自分とのギャップを楽しむのも面白い。
>>520 アスカがシヲリ(というより女シンジ)に執着したとしても、それはヒカリのような親友に納まると思うんだけどな。
あるいはそもそも敵視するか。プロのエヴァ・パイロットを誇りにしているアスカだから。
526 :
520:04/03/20 14:39 ID:???
>>525 アスカからシヲリへの感情は普通にいけば親友におさまるかもしれない、というのは同意。
しかし、シヲリは普通ではないことを忘れてはいけない。
シヲリには濃厚な性の気配や兄碇シンジとの異常な関係があるからな。
仮にアスカがシヲリを得がたい親友とみなして常に誘惑を受ける碇シンジを邪魔な存在と認めたら?
アスカから独占欲の象徴としてのの百合行為もありうるかと。
もちろん兄妹まとめて蛇蝎のごと嫌悪を示す可能性もある。
シヲリ自身の性欲の亢進や、シヲリではなくシンジとしての過去へのこだわりもあるだろう。
この辺は物語の展開しだいかと。
それに中学生の幼い恋愛感情だからこそ、すぐに性愛にたどりついてしまうのではという気もする
なにせシヲリは欠けた心を埋めるためにひたすら快楽に溺れていたわけだしな。
まあ、自分の分身へのこれは他者との関係が介在しない恋愛とは最もかけ離れたものでもあると思うが。
こらこら、難しい話題になればなるほど847氏がこれからの展開に迷うっつーの
リクエストはほどほどにして気持ちよく書いていただこう。
それに、あくまで主人公、物語の核はシヲリたんなんだから、別にアスカにそこまで拘らんでもいいと思うぞ
べつに難しい話なんぞしとらんわい。
アスカはある意味わかり易いからサンプルとして語リ易いというか。
シヲリやシンジはストーリーの方向性やエンドに直結してしまうしな。
レイもある意味そうだな。
529 :
520:04/03/20 19:50 ID:???
いや、内容はともかく長文カキコが多いから、読み飛ばす人も多いんじゃない?
個人的にはヒカリとトウジの関係とかも気になってたり。
なんか誤解してたしな。
物語世界に♂シンジが存在する以上、別世界の♀シンジが
♂シンジを介さずに女性キャラを食っちゃうのは嫌。
♂シンジを介さない行動があんまり増えると、
♀シンジでなく「シヲリ」というオリキャラに見えてくる。
これは損だと思うんだけど、こう感じるのは自分だけか?
つーか、明らかにオリキャラだし
この場合はもはやシヲリのほうを読者にとってのオリジナルのシンジとみるべきなんだよだよ。
現在ののシンジは偽りの物ともいえるが満たされている状態だからね。
カヲルに出会ったシンジというのは良い例えだ。
周囲の人々との交流や絆が全然存在ないと言ってよく、
こちらのシンジはシヲリに囲い込まれている状態とも言える。
>>530 そういう展開になるとすれば、むしろ単独で食っちゃえと。
お互いへの呪縛をとくきっかけになるんでなかろうか。
漏れはシヲリが碇シンジとしての自分をとりもどす行為だと思うぞ。
はじめっから心の壊れているシヲリたんはともかくとして
シンジきゅんの場合はシヲリに守られてばっかりで駄目人間一直線って感じもしないでもない。
精神的余裕はあるようだがね。
シヲリたんもシンジきゅんばかりで自分を痛めつけてるだけだしね。
はっきり言って二人がいっしょに行動するだけでイタモノになってるので、
二人が別々に行動したり少しでも他人に感心をむけるだけで、ほっとするぐらいだ。
>>530 オリキャラの度合いとしては類似作品(逆行TS,逆行先にシンジが存在)と比較すると
この作品がもっとも原型のシンジのイメージをとどめているし、
作品中でもその努力がなされていることが伝わってくるけどね。
比較対照「Wicked look smile 」「闇と罪と本の旅人」「『ボク』達二人の協奏曲」
この効果は二人をいっしょに行動させているからではなくてシヲリたんの過去に対するこだわりを
随所に盛り込むことによって得られたものだし、
トウジとの仲直りシーンでのシヲリたんの対応や
ヤシマ作戦前後で二人を別々にレイと接触させて同じようなことを喋らせてみたりすることによって得らたものだ。
簡単に言ってしまえばシヲリたんを単独行動にしてシンジきゅんのままの行動なり思考なりを
をとらせることによってこの効果を得ていたわけですな。
別に二人いっしょだと二人の異常な関係を強調することはできてるけどね。
シヲリが明らかに「心が壊れている」というのが味噌なのかもね。
今までの逆行シンジはその大多数は補完された世界を見たことで
何らかの意識的な改善、言い換えれば「使命感」や「能動的な行動力」を得てるわけだ。
その極端な例がスパシン。
そういう改善点がなく、EoEシンジとほぼ変わらない状態からどう話を続けるのだろう。
ゲンドウにも言いなりになりっぱなし、自分しか見ないというのはある意味で新鮮だ。
続きが早く読みたいよ。847さん、がんがってください。
サードインパクトの結果が、誰も傷つける物がいない、自分だけの快楽と安息の世界だったわけだからね。
具体的にどうにかしたい、という考えが浮かばないのも無理がないかもw
再び訪れる約束の日まで分身には心の安らぎを、自分には快楽をといったところか。
シヲリに迫られたシンジが我慢の限界を超えて爆発しちまうシーンも読みたいにゃー
アルカディアの投稿掲示板のやつを読んだんだが・・・
なんつーかなぁ・・・中途半端っつーか。練りこみやアイデアが足りんつーか。
ゴーヤに頬擦りするレイがかわいいなーと
>>537 シンジが爆発したところで、あらゆる性技を極めたシヲリたんに翻弄さ
れて終わっちまうんだろうな。
>>537 自分自身との交合という近親相姦や百合どころではない禁忌をシンジに犯せと。
超イタモノ展開をなかなか気軽にリクしてくれますな。
シヲリは特殊事情で自分自身を求めるという壊れた存在になってしまているけど
こちらのシンジはごくごくまっとうな人間だというとを忘れてるんじゃないの?
とマジレスしてみる。
まっとうだからこそ爆発しちまった姿が見たいんじゃね?
とマジレスに横レスしてみる
>>537 確かにそれをやったら人間として終わりだな、って感じではある。
連載が続いてキャラが立ってくると、どうしてもキャラに感情移入してしまうけど
面白くなるならなんでもありでしょう。
作者氏に制約をかけるようなカキコは慎まんとな。
>>542は
>>540へのレスな。
暴発ならシンジが今一歩を踏み出さないので悶々としてるシヲリのほうだべ。
たまった鬱憤とありあまる性欲を最近シンジとの仲が妖しい綾波にぶつけちゃうとか。
思わず男の気分でごーだ。
その辺をゲンドウにつけこまれて美味しく頂かれちゃうとか。
こんなことしちゃいけないのにと快楽と背徳感に端正な顔を歪ませるシヲリたん(;´Д`)ハァハァ
544 :
847:04/03/22 01:52 ID:???
少女は、夢を見ていた。 それは、悪夢と呼ばれる嘗ての記憶。 それは、少女が独りに
なってから毎日見ている夢。
揺蕩う意識の中で、黒い記憶だけが静かに足元を搦め捕り、少女を沼の底へ飲み込んで
行く。 その中で聞いたのは、救え無かった、救おうとしなかった者達の呪詛。 あの
赤い海の中に居る、全ての者達からの叱責。 それは少女の心の内から出で、枷となって
自らを磔刑に処す。
血の涙を流しながら少女は謝罪する。 全てのモノに、全てのヒトに。 爪を剥がされ、
皮膚を削られながら。
肉を抉る嘗ての戦友達。 ある者は鉈で脇腹を削ぎ取り、ある者はフォークで眼球を
取り出す。 そしてまた別の者が膝を砕き、性器を引き千切り、腸を喰らう。
それは毎日続く地獄への旅路。 睡眠は凶器となり、少女の身体を蝕んで行く。
「ごめん…なさい」
「ごめんなさい」
繰り返し、繰り返し紡がれる少女の言葉。 これ程の責めを受けてなお、少女は謝罪
する。 選ばなかった事に、救えなかった事に。
だが、幽鬼達は動きを止めない。 そして、墓石のごと硬く、重い黒色の塊が頭の上に
ゆっくりと振り下ろされる。
545 :
847:04/03/22 01:53 ID:???
「…リ、シヲリ」
夢はそこで終わった。 身体を揺すられる感触に眼を開ける。 其処には己が半身。
「大丈夫? 凄いうなされてたけど」
今まで見ていた風景との隔たりに一瞬戸惑う。 目には白い天井を感じ、身体には暖かい
感触を感じていたから。
そして、次の瞬間に滂沱たる涙。 暖かな流れは滝と為り、少女の頬を流れ落ちて行く。
それはひび割れた少女の心から流れ出す幸せの様で。
「え、あ、あの…」
慌てる少年の声に、重なるようにして聞こえる白いカーテンの外からの保健教師の声。
「碇君ねえ、あなたが運ばれてきてからずっと其処に居るのよ。 帰れって言っても
聞かないんだから」
「せ、先生! それは言わないって…」
顔を紅く染めながら少年は言う。
―ありがとう―
少女は思う。 そしてまた、こうも思う。
―まだ、大丈夫―
と。
546 :
847:04/03/22 01:54 ID:???
「ねえ、アスカ。 い、碇さんってさ、どんな人?」
同刻。 紅い髪の少女、惣流・アスカ・ラングレーと向かい合わせに昼食を摂っていた少女、
洞木ヒカリは尋ねる。
あの時。 鈴原トウジと彼女が握手している現場を見た時以来、気になる少女。 同性
から見ても、いや、同性から見ているからこそ分かる、“女”としての艶。 自分
には到底望めない色気にヒカリは落胆し、心の重石を増やす。
新しく出来た親友はあの少女と仲が良く見える。 だが、自分は少女が居る時には
近づかない。 自分が、嫌な人間になってしまいそうだから。
心の中に入りかけたヒカリの耳に、紅い少女の声が聞こえた。
「シヲリの事? どんな人って言われてもねえ…。 変な奴よ」
「変な奴?」
予想外のアスカの返答に戸惑う。
「そう。 あいつってブラコンじゃない、それも重度の。 それがまずおかしいのよね。
あんな冴えない奴の何処が良いんだろ」
アスカは、話しながら器用に食物を口に収めて行く。
やはり自分だけで無く、皆からもそう見えているらしい。 その事に少なからず安心した
ヒカリは意を決して、最も聞きたかった質問をする。
547 :
847:04/03/22 01:54 ID:???
「碇さん、鈴原の事何か言ってなかった?」
ヒカリの言を聞き、僅かに目を見開いたアスカは、呆れた顔をヒカリに見せながら答える。
「あのジャージの事? 何も言って無いわよ、第一あのブラコンが他の男の話なんて
する訳無いじゃない。 『お兄ちゃんが、お兄ちゃんが』よ―」
続けて紅い少女は、その目を薄く、口調をからかう様に変えて言う。
「―大丈夫、ヒカリの鈴原は誰も取らないわよ」
それを聞いたヒカリは雀斑の浮いた顔を紅潮させながら呟く。
「な、す、鈴原の事はそんな…」
その時、二人の耳に当の鈴原トウジの言葉が飛び込んで来た。
「シンジの奴、どうしたんや」
それに答える眼鏡の少年、相田ケンスケの言葉。
「シンジの妹が1時間目の前に倒れたんだってさ。 それで今保健室」
「ほうか、碇さん大丈夫かいな…」
―あのバカ―
紅い少女は振り返り、そしてまた正面を見る。 其処には俯いたお下げの少女。
「き、気にする事無いわよ…」
そう言ったアスカの耳に、聞き慣れた携帯電話の着信音が聞こえてくる。 この音は、
緊急事態を告げる声。 同じ音が窓際に座っている蒼い少女の席からも聞こえる。
第七使徒、襲来。
グッジョブ!(・∀・)b
やっぱ847氏の書く子供達の日常生活は、生き生きしてて良いですな。
いいぞヒカリン。
シヲリの色情狂も魂の分割による喪失感だけではなかったのかと、ちょっと納得。
第七使徒戦のユニゾンの有無や作戦や状況の変化も含めて楽しみにしてます。
たっぷりエッチしてぐっすり眠れば悪夢も見なかったわけでつな?
漏れはスポーツで発散すればよいと思うぞ。
部活などはどうかな?水泳部とか…
>>574 (・∀・)b
シンジが逆行(と言うかパラレルワールドに飛ばされる)
しかし逆行先にはその世界のシンジが既に居て、
同時に同じ人間が二つ存在する事はないと言う因果律によりシンジは女になっていた。
サードインパクトを阻止したいが為周りの協力を得たい女シンジ
しかし、誰にも逆行してきた事を信じてもらえない。
女シンジは苦肉の策としてシンジを籠絡する。
はじめはシンジを道具として扱ってきた女シンジだが
次第にこの世界のシンジは自分とは別人であると感じ、惹かれていく
それでサードインパクトを阻止する直前まで行くんだが、阻止してしまうと
これまで重なっていた二つの世界が決定的に離れてしまい、二度と会えなくなってしまうのだった。
女シンジはシンジに選択を任せる…
(ちなみに女シンジは最後まで自分の体に違和感を持っているので話し方は中性的な感じ)
最後はどちらでも もの悲しく終わる。
ってのを妄想した。 こんなのどうよ?
>>550 どこの誤爆かしらんが「Wicked look smile 」がそれに近い。
二十螺旋凍結で読めねぇ
>>552 読めるよ、スレのどこかで紹介されてる。
>しかし逆行先にはその世界のシンジが既に居て、
>同時に同じ人間が二つ存在する事はないと言う因果律によりシンジは女になっていた。
>女シンジは苦肉の策としてシンジを籠絡する。
>はじめはシンジを道具として扱ってきた女シンジだが
>女シンジはシンジに選択を任せる…
この辺が「Wicked look smile 」にあてはまるな。
自己嫌悪延長と本来の自分として生きられない憎しみをシンジに対して持っているところが
実に説得力に富んでいて面白い設定だった。
リツコやトウジやヒカリなどと接する態度も面白かった。
「綾波のできそこない」と言われてキレる場面が非常に印象的。
登場に違和感のないオリキャラ同級生との絡みも楽しい。
問題点は極度のスカシンとツマラン演説好きな点。
お前は本当にシンジか?てな感じで興ざめ。
TSの場合はなるべく元のキャラの仕草、外見喋り方などの特徴を生かさないと、
ただのオリキャラになってしまうよな。
おぉ!
>>302 あら?4話まで?もっとあった記憶があるんだが
>>554 書きたい事はみんな書いたから、もう終わりだそうな。
TSシンジが自分を憎みつつも、理想の自分を夢見て結構期待してるところが可愛いよな。
へ?連載中なのか?停止したと思ってたよ
>847さま
おつかれさまです。
これで、シンジにとってシヲリはよりいっそう「守りたい」存在になりましたね。
イスラフェル戦、ユニゾンも頑張ってくれるでしょう。(しかし、当面シンジが
シヲリを押し倒すのは期待できないな(´∀`;
そのユニゾンにシヲリやレイはどう関ってくるか、(もしやるなら)共同生活の
中で、シンジとアスカがシヲリのことをどのように語り合うか、興味深く続編を
お待ちしてます。
>アルカディアの投稿作
個人的には、エロシーンがすごくいい。
マユミに調教される女シンジ、アスカやヒカリにセクハラされる女シンジ、
男シンジに襲われて胸だけでイく女シンジ。たまんない(゜∀゜)
徹底してひどい目に遭わされて痛々しいですけど、好みのツボにはまると
(;´Д`)ハァハァが止まらないよ!但しビジュアルは脳内変換で。
こりゃまた凄いところで終わってるな>Wicked look smile
良くココで上げられるから期待して見に行ったのに(つД`)
>>557 一番良かったのは初回の夜這いアンドおさわり行為だな。
臆病で性欲過多な中学生が寝室に忍び込んで、ネチネチと女の子の体をまさぐるのと
本来男の子だった少女が自分の体の反応に驚く、というのがネットリと書かれてて良かったけど
それ以降は行為は過激になってるのになんか描写が単調なような・・・
エロシチュは良いので18禁をやめて全年齢版にして直接的な性描写をカットして読者に勝手に
想像させたほうが、かえってエロくて良いと思う。
男装美少女(?)は萌えるモンがあるです。
長ラン着用は体育祭の応援合戦のノリですな。グッジョブ!(・∀・)b
逆に女装美少年も萌えますし、元の女性としての心理、拘りも強調できますので
女装もオススメしてみる。そう簡単に男であることに納得してしまったらTS物として興ざめですからな。
中性的な容姿、または元と大差ない容姿を女装が引き立ててくれるでしょう。
問題はクロスの元ネタ知らないから状況が良くわかんないの。
なんのことかは良くわからんが、TSすんのがアスカだったら
女言葉はマズイっていうんで無理やり男言葉で話そうとして
舌かんじゃうとか、お手本がシンジなんでやっぱりオカマちっく
だったりとか…
銭湯で股間にタオルをパーン!とか立ションが病みつきなんてのも
良いかもw 業物装備はもはやデフォですか?
TSシンジはいいけど、TSアスカは気に入らない、というのは俺が男だからなのか。
あの性格で美少女だったらまだ許せるけど
あの性格で男だったら単なるムカつくDQNなような。
>>562 今回のは後天的TSだし、外見はまんまらしいからな。
まあ元のアスカのイメージをのこした元気系倒錯美少年でまあ良いのでは?
真夏のイヴに代表される先天的な男アスカは最悪。暑苦しいだけのDQNだな。
先天と後天の違いが詳しくわからんのだが・・・
先天は元から性別が違ってて、後天は途中で変わるんだっけ?
教えて、エロイ人!
先天は生まれつきの性別の設定を変えたもの。
例「少女補完」「真夏のイヴ」
後天は実験などで性別が変わってしまうもの
例「めたもるシンちゃん」「綾波姉妹」
専門的には前者は女体化物、後者をTS物と呼ぶらしいが
本当のとこは詳しく知らないし、あんまり気にする必要も無いと思う。
スレでは前者を女シンジ、後者を女性化シンジと読んでる場合も多い。
ありがd。
前スレ読み返してきた。
シンジに自分の指で開いたあそこを見せる女シンジキュンやらの絵を書いてくれた
ネ甲さま絵師は新スレには来てくれてないのかな……
なんだ「ネ甲」って…「ネ申」
髪の色で人物を表すのを、そろそろ、くどく感じてるのは私だけでしょうか?
>>569 そのへんは星の数ほどssがあるから、仕方のないところもあるんだろうな
LG女Sが読みたい。
切ないやつ。
切なくはないが、めたシンでもどうぞ。
そういえばここで連載中の神は違うけど、
大概の女シンジものでは、ゲンドウは妙に女シンジに優しいなあ。
やはりユイの面影が強くでてるからなんだろうか。
めたシンってシンジに思えないんだもん
競作のTS物の主人公は記憶の無いシンジなのかな?
アスカが1stって呼んだってことはTSによってユイの面影が強く出たと言うことか…
暴走したゲンドウに犯される女シンジキュン。
父さんが僕の体で喜んでくれてるとか言って双方大満足なのでした
逆に暴走した女シンジに無理に迫られ、最初は落ち着けとか
正気に戻れとか言っていながらも下半身がユイを思い出しておったってるゲンドウ
ゲンドウは結構必死で止めそうだよな。
意外とこと研究とEVAに関すること以外では常識人なのかもしれない。
Wicked look smile 閉鎖してて読めないんだけど、
誰かうpしてチョンマゲ。
過去ログ参照のこと。
トウジとケンスケに襲われる後天女シンジキュン
前スレにそんなような話が出てたような気もせんでもない
582 :
ネ甲:04/03/26 01:09 ID:???
ドキュメントにデータが含めれませんなんて出るんですが・・・・・・・
漏れのとこも映像出て来ない。
二種類のブラウザで試してみたんやけど。
585 :
ネ甲:04/03/26 01:24 ID:???
ありがたく補完させていただきますた
パシャ
っツ、キャー!
想像を上回るエローさ、ウマー(・∀・)
今は582でも見られる。
なんというか黒井デルタを思い出した
(・∀・)エロチンコー!
む、数分でそのエロさ…やりますな!
普通の立ち姿も書いて( ゚д゚)ホスィ…
シヲリタソの外見って実は非常にイメージしにくいのよね。
基本的にシンジきゅんと瓜二つなはずなのに微妙に違う点
髪が伸びてる
一年分の成長、シンジやアスカよりも背が高い
ゲンドウやリツコがびびるほど碇ユイの面影がある
諦観をこめた瞳や悲しい微笑みが綾波そっくり
凹凸が少ないのに女の気配がむんむんのすれんだーぼでー
うーむ
592 :
567:04/03/26 12:41 ID:???
>>585 あ、ありがとーございまつー・゜・(ノД`)・゜・
美味しく補完させていただきますた
エヴァキャラの常として、胸はくっきり大きく、ってのも入れといてくれ。
実際のボディがどうこう、というよりも映像の問題で。
いや、シヲリは胸が無いというのが作者氏とスレ住人(全員ではないが)の共通認識だよ。過去ログ参照のこと。
作品本文中にも何べんも描写されてるし、少年的なところがTSヒロイン(ヒーロー?)らしさを際立たせるのさ。
595 :
847:04/03/26 21:17 ID:???
>>582 まさか書いていただけるとは…。 エロい(*´д`*)
>>569 言われてみれば確かにその通りですね。 以後気をつけます。
週末になったことだし続きを書かなくては。
今週末中には上げられるといいなあ…。
(*´Д`*)\(・ω・)
( ゚д゚)、ペッ
氏のTS物は元のキャラを感じさせないから、ちょっといまいち感が…
男アスカだけは、あんなもんかと思ったけどあれはきつすぎるよ
あの性格では女シンジ以外に友達がいないだろうな
うっはー!!
久しぶりにええもん見せて貰いました。
しかし、この図ってシンジきゅんだから許せる図だよねw
他のキャラがやってたらキモイだけだべ
例えば、逆行男アスカが女アスカを押し倒してるシーンを想像して
みましょう・・・。男性化ヒカリが元々のヒカリに欲情するシーンも
想像してみましょう・・・。
いかにシンジきゅんが奇跡の少年か、よくわかります。
それはもともと男だからだろう。
女が同じ男に代わったところでもったいないなと思いこそすれ、よかったとは思えない。
女体化トウジとかは案外いける
それだったらハーレムがデフォの昨今ならシンジ以外全員女ってのもあり得る。
3バカのふたりもそれなりに可愛くTS…ってスレ違いだたよ。
わかってるなら書くな。
全員の性別を入れ替えた作品はいくつかあるな
短編ばっかりだがな。
>>603 シンジの場合、見た目の変化がいらないけど、
トウジの場合は・・・あのまんまじゃ、ジャイ子・・・
女性化ケンスケが男ケンスケに・・・
女性化トウジが男トウジに・・・
女性化加持が男加持に・・・
女性化ゲンドウが(ry
>>609 それはそれで単体でハァハァ・・・なんだが、
正直言ってトウジの原型を留めているとは思えない。
けどまぁ、倒錯シンジきゅんに萌えてるので関係ないか。
みんなで女シンジキュンの絵を書こう
漏れの理想の女シンジきゅん。
ベリーショート。ボーイッシュな女の子(貞本談)
微乳
小尻
細い腰
つまり、シンジきゅんのアレをなくしてあれをふくらませただけ。
あー初代スレの真路ちゃんのコンセプトですな。
ありゃー、萌えたな。真路ちゃん。
音の響きがいいね。
漏れはまんま黒髪レイだったわけだが。
レイと区別するために前髪は真ん中分け、シャギーは抑え目で要するにユイに近い。
首から下?
ミサトあたりでいいんじゃない?
そういえばかなり昔のアンソロジーに、
「綾波のもち肌、ミサトの胸、アスカの体、中身はシンジくん」なんて美女が出てきてたような。
絵がうまかったせいでかなり萌えた。20台の外見だったけど。
もとのシンジきゅんのまんまでも綾波似でも、その辺は元のシンジとの関連性を
ちゃんと出せればそれで良いんだけどね。
元のシンジきゅんは女の子のような華奢な体と繊細な顔つきが魅力的だし、
綾波似の場合は遺伝という説得力と双子萌えの相乗効果がある。
でも、いきなり巨乳化とかは普通の中学生
というシンジらしさが抜けてしまうから止めて欲しいのう。
つうか、j顔綾波、体レイなんていびつなだけだぞ。
外見の変化に説得力があるかどうかで、その作品が面白いかそうでないかが結構わかる。
この辺に説得力が無い作品は単に作者の萌えキャラを主人公にしただけというのが多いな。
よく出来てるなと思わせる作品はこの辺が必ずちゃんとしてる。
>>616 顔綾波、体レイじゃそのまんまだね
顔綾波、体ミサトだ。
しかし、この話題は無限ループのような…
>>619 カワ(・∀・)イイ!ここの絵師さまのシンジは男の子でも女の子も良いな
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
シンタン…
625 :
847:04/03/29 17:50 ID:???
明かりを落とされた部屋の中で、スライドが次々と映し出されて行く。 その中に映る
のは、紫の機体と紅の機体、そして二体の異形の怪物。 スライドが替えられて行く度に、
冬月の表情が渋くなり、年齢によって重ねられた顔面の皺を更に深くして行く。
眼前では、今まさにエヴァ弐号機が使徒の一方に投げられんとしている所であった。
それだけでも持病の頭痛―これはネルフに来た時以来だが―が悪化しそうだと言うのに、
2、3列程前の席で起こっている事態を見、冬月は鈍く響いてくる痛みをはっきりと感じる
事と為った。
言い争う二人のパイロット、碇シンジと惣流・アスカ・ラングレー。 その間には、
碇シンジの双子の妹と言う事に為っている子供が居る。 冬月の横に居る男、碇ゲンドウ
の嘗ての妻―ユイ―と瓜二つの子供が。
委員会に報告されない、いや、正体すら分からぬ子供。 23番染色体のみが違う予備
パイロット。 碇ゲンドウの一存で飼う事になったそれは、何時毒を撒き散らすか
分からぬ蟲の如き嫌悪感を冬月に味わわせる。
「君達の仕事は何か解るかね」
ゲンドウの重く太い声が二人に投げられる。 一瞬少年と目を見合わせたアスカは、
続いてゲンドウの方を向き、答える。
「エヴァの操縦です」
それを聞いたゲンドウは僅かの間の後、答える。
「違う、使徒を倒す事だ」
そう言い残すと、ゲンドウは椅子から立ち上がり、冬月とレイを伴って明るい廊下へと
出て行った。
レイがその時二度、三度振り返って何を見ていたのかは誰も分からなかったが。
626 :
847:04/03/29 17:52 ID:???
自宅に帰り、鍵が開いている事に不審の念を抱きながらドアを開けた双子の目に映り
込んで来たのは、様々な大きさの段ボール箱だった。 それも大量に、玄関から続く
廊下へと並べられている。
「何だ、これ?」
隣に居る少年の声に横を向いた少女は心の中で、哀しく苦笑する。
そうか、“あの”少女がまた来たのか、と。
そう思ったその時、廊下の奥、ちょうどリビングの辺りから紅い頭が覗き、アスカが姿を
現した。
「あらアンタ達、もう帰ったの?」
やや大きめの段ボール箱を両手で抱えながらアスカが言う。 どうやら荷物を運び込んで
いる様だ。 そして、その荷物が運ばれて行く場所は―
「ああっ、僕の荷物!」
少女の前を歩いていた少年が頓狂な声を上げた。 少女は少年の白いワイシャツの
肩口から前を覗く。 其処には、ドアの前に積み上げられた少年の荷物。
情け無い顔をした少年に向かい、アスカは事も無げに言う。
「アンタ男なんだからどこでだって寝られるでしょ? シヲリの部屋取る訳にも行かないし。
ま、諦めなさい」
項垂れる少年と、僅かに頬を上気させる少女。 と、更なる声が玄関から聞こえて来た。
「あら、アスカもう来てたの?」
そう言い、上がり込んで来た女は葛城ミサト。 彼女は少年と少女を確認すると、再び
口を開いた。
「二人もいるのね、丁度良かった―」
我関せずと言った様子のアスカと、何が起こっているのか未だに把握できていない少年。
そして、これから何を言われるのか知っている少女に向かい、ミサトは続ける。
「―これから、三人には暫く一緒に住んで貰います」
僅かに頬を上気させるシヲリタン萌え
3人で同居かぁ。
ユニゾン訓練中は離れ離れになるのか、それともアスカがやって来るのか
どちらだろうと思ってたけど、後者か。愛情、嫉妬、後悔、戸惑い、焦り、
3人の間で交錯する感情。どう料理されるか、注目してます。
アスカのリアクションが楽しみ
シヲリタソの有り余る性欲のせいで事態がどう変化するか楽しみじゃのう(*´Д`)ハァハァ
(*´Д`)ハァハァ 847タン… (*´Д`)ハァハァ ガンバッテ… (*´Д`)ハァハァ
ネタ妄想しにくくなってる・・・
シンジきゅんは女性化したら壱中なんかにいちゃだめなんだ。
女子校にいくべきなんだと思いますた。
いや〜マリみては面白いね。
はじめっからの女シンジを女子校に入れても、当たり前すぎるな。
というか、名作「エヴァ・セクスアリス」があるしな。
と、いう訳で例によって実験やらシンクロ率上昇やらで女性化したシンジ、
ところが、なまじっか男心を理解してるために、ケンスケに写真を撮られ
てそれがどう使われるか想像してしまってカメラ恐怖症に。
そしてそれが悪化して男性恐怖症になってしまったためにしかたなく
女子校に転入することになりましたと。
やっぱ転校先はリリアンかのう?
男がいないとシンジを異性としてみる香具師がいない。
そもそも女子高だとトウジ&ケンスケなどに出演の機会がない。
ついでにいえば、女子高は中身はかなり男の妄想と異なる。
女子高?
みんな大また開き、女子特有の陰湿ないじめ、おならとか平気でする、
下ネタ連発・・・
>>635 そこが宜しいのさ。
なんせ中味はシンジのまんまだから女子校の実態に驚愕しつつ
無防備な同級生に四六時中ドキドキしてしまうとw
ついでにマリみてちっくなソフト百合もからめれば最高ですわ。
>>637 ソフトじゃなくてええやん(w
エロパロ板のマリみてスレなんて凄いぞ。
シンジなんか黒祐巳か白薔薇さまあたりに
目をつけられて即餌食だな。
>>638 あのスレは…エロいですなw
おめつけ兼ガードでいっしょに転校してきたレイ、アスカともども
妖しい倒錯の世界の虜に…鼻血(;´ii`)ブー
実は原作読む前にそのスレに目を通してたりするw
つか、百合やめろや。きもいぞ。
キモイと申されましても倒錯とはそもそもキモイもでのございますわw
TS物の定番として、突然性転換しちゃった主人公を奇異の目から守る
ために、とりあえず女子校にいれるっていうのは結構定番なんだけどね。
エヴァのFFでは見たことはないような…
>>641 百合とかを否定するとTSというジャンル自体を半ばを否定してるのと同じなんだけどな。
めたシン、性の価値は、Evangelion Restart、綾波姉妹、イカスミ、エヴァ・セクスアリス、
A嬢、ふた(な)りとひとり、エヴァG,IS、少女補完…
ちょっと思いつくだけでも、もろに百合,とか百合ッぽな雰囲気の作品は多いし、面白い
と思わせてくれる作品はそちらのほうが多い。
全くそういう雰囲気が無い作品だと「you are my pet」と「もうひとつの少女補完」ぐらいかな?
印象に残ってる作品は。
まあ百合も倒錯シンジきゅんを引き立てる要素の一つということだな。
趣味に合わない話題の時はスルーしとくのが趣味性の高いスレの住人の嗜みってもんだ。
>>642は
>>640へのレスな。
それに女性化しても中味はシンジのまんまだからな。
単純に百合ってわけでもないとこがミソなわけだ。
いちいち煽りに反応すんなよな・・・
百合気なしの良作っていうと…
「みんなが優しくしてくれる理由」とかは?
「期間限定のマリア」も良いと思うけどな。ちょっと弱いかな??
>>645 みんな〜は女装しようが、TSしようがLARSの構図はくずれなかった(特にレイ)ので
広義の百合っぽなのだ。
期間限定のマリアは松野あやめ氏の外伝も含めて普通に良いけど、ちょっと印象が
薄いかも。言われるまで忘れてたし。やっぱ友情では愛情には勝てないんだよ
しかし、どんな姿、性別になってもシンジを受け入れるレイっていうのはあれだな。
碇ユイの面影が女性化によって濃くなったがためにクローンを連想させて
思わず冷たく当たるレイっていうパターンもあっても良いと思うんだけどな。
>646
ヤシマ以前なら、強烈に嫌う可能性がありそうだな。
以後でも生理的嫌悪感を隠せないとか…
初っ端の戦闘の暴走によりシンクロ率急上昇でTSと。
レイとの関係はゲンドウとの絆の奪い合いや、あまりに似通った外見のせいで
近親憎悪を抱く仲(特にレイ→シンジ)でイタイ関係。
アスカも相手が女ということで手加減なしのライバル視。
百合やら恋愛感情やらと同等に印象に残る関係は憎悪でしょう。
EFSに追加された新サイト。その名も「もえさん」
来たよ来たよ同士が。SSも連載されとるよ
あのね氏のとこやん、ガイシュツだな
過去ログ嫁
あそこは女性化シンジのLGSとかもあるし好きな人はどうぞってとこですな。
あまりに擬音が多用されて、「さあ萌えろ」みたいな印象が強すぎてあんまり好きじゃないな。
面白いしいいと思うんだけど。
>>642 確かにそうなんだけど、漏れの場合、エヴァGのせいで、「碇シンジが女になったら」というより
「碇シンジが女だったら」というイメージのほうが先行してしまってるので
レズ=同性愛=好きじゃない、になってるんだよな。シンジは「女」だから。
ちょうどよく渚カヲルなんていうどんぴしゃキャラも転がってることだし。
・・・だまってエヴァG見てます。ごめんなさい。
>>652 まあ、ようは精神的同性愛か肉体的同性愛のどちらかってことになるのよ。
どっちに転んでもあれなんで、趣味が合わなかったら黙ってろってことよ。
倒錯スレで性倒錯を否定するなんてスレ違いというやつだ。
もえさんに置いてある作品は、ストーリーも糞もないんで、シチュが気に入るか
作者氏と萌えを共有できるかどうかだな。漏れは無理だけどな。
俺は百合LAS大好きでゲンドウとシンジの絡みは、
いくらなんでも親子はカンベンして欲しいと思ってるけど
普段はスルーしてるよ。
変に排斥しだすとお互いにキリが無くなるんで
趣味が合わないときはスルーを心がけて欲しい。
ふたなり系LASの「las」とか「ふたなりシンジくん」とかも
個人的にはオススメなんだが……百合が駄目なら
こっちも駄目だろうな。
>>649 クセのありすぎる文章は諦めるとして、他の感想。
「TSでもう一度」は、作者も自覚してるらしいようにシンジらしさが薄くて
半ばオリキャラと化してるけど、なぜか割と好きな話だな。
シンジとゲンドウが和解する話が好きだからかも。
トウジやケンスケに胸を揉まれる話は、TSの経緯とかの舞台設定は良かったけど、
トウジとケンスケが鬼畜になってるのがいやだった。
個人的に、奴らは「基本的には善人」からはみ出してほしくないな
これはシンジが少しは本編に近づいた感じ
他の作品はあんまり好みじゃないのでスルー
トウジたちに関しては善悪いずれでも14歳の少年からはみ出してほしくはないな。
決戦兵器のパイロットたちと違って、特殊な何かがあるわけでもなし。
ティッシュおいときますね
_,,..i'"':,
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
.\|_,..-┘
うーむ、女の子みたいだと思ってたらやっぱり女の子だったか、シンジきゅん。
イイヨイイヨー(・∀・)
強いて言えばベリーショートすぎるよシンジキュン・・・
一瞬走ってるときにかつらが取れた女装かと思った。
まあ長すぎてもレイやマナになるので難しいけど。
>>658 皮肉なようだが、違和感が無さ過ぎて、倒錯的な感じがしない(w
エヴァを知らなかったら、普通に女の子キャラだと思いそう。
つか件のイラストはガイシュツだって知らない奴けっこういるんだな。
連載のおかげか住人が増えたからな。
>>661 ベリーショート可愛いじゃん。
シンジは変な飾り気がなくても女の子に見えるからいいんだよ。
貞本氏も、そうデザインしてるからね。
漏れは変に髪の毛伸ばされる方が萎えるなぁ〜。
絵によってはシンジに見えないし。
>>658 神が描かれたもう一枚のイラストもかなり萌えだったなぁ〜
つか、住人ずっと一緒だと思ったら・・・新規の人もいっぱいいるのね。
だから恰好が変わってきたのか。
668 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/04/03 19:23 ID:B8AgW4xg
うまいなぁ・・・ちゃんとシンジに見えるし。
諸他気もい
これは最高傑作だな。個人的に。
ショタ系もいい
ただ、どこかで碇シンジと区別をつけてくれないと
本当に「勘違い女装してる少年シンジ」にしか見えないんだよなあ。
髪型は同じでも、女性らしい立ち姿ってのでまた違うんだが・・・
同じ顔でもシンジとアスカではきちんと男女に見えるがごとく。
>>672 君、ここのスレに向いてないんじゃない?
男の子なのに女の子っぽいシンジきゅんだけに
女の子になったらひたすら女の子らしいのではなく
大して元と変わんないねwっていうのが良いと思うのさ。
675 :
847:04/04/04 17:36 ID:???
赤、青、緑、黄色。 色取り取りの円が並べられた2枚のシートの中で、少年とアスカが
忙しく動き回っている。 ツイスターゲームのように見えるそれはしかし、円自体が光る
という点で通常の物と異なっている事が確認できた。
少々音の割れた電子音と共に黄色の円が光る。 二人は右手をその円の上に乗せる。
次は緑に右足、ついで左足を青に。
だが、10秒程後に少年が倒れ、滑稽なダンスは終演を迎えた。
「アンタ、もうちょっとうまく出来ない訳?」
呆れ半分、怒り半分の表情で立ち上がったアスカは少年を見下ろしながら言う。
「しょうがないじゃないか、こっちだって一生懸命やってるんだよ…」
そう言った少年だったが、やはりばつが悪いのか、言葉に力が無い。
「こりゃ、アカンかもなあ」
少年と少女が暫く学校を休んでいるのを心配してやって来たトウジが呟く。 隣で胡坐を
かいているケンスケも、同様に渋い顔をしている。
大体がして、見て行けとミサトに言われたならある程度は形になっているものと思った
のだ。 そもそも使徒を退治できなければ人類が滅亡してしまうのだから。
それが、この程度とは。 これなら小学生の運動会の方が余程まともなのではないかと
思わせられる状況がかれこれ30分程も続いているのだ、彼の言葉も至極当然であり、
そしてその原因が碇シンジにある事もまた、自明であった。
壁に寄りかかりながら眺めていたミサトは考える。
幸い、零号機も先の使徒戦での損傷の修復は済んでいる。 ならば初号機を外し、アスカ
とレイで行くべきか。 だが、彼女らの連携がきちんと取れるとはとても考えられない。
シンクロ率の高い初号機を使い、シンジとレイという組み合わせも考えられるが。
しかし、そうなるとシンジの動きの悪さがネックになってくる。
と、その時ミサトは思い出した。 確か―
676 :
847:04/04/04 17:37 ID:???
「シヲリちゃん、あなたシンジ君の代わりに入ってみて」
そう、彼女も初号機にシンクロ出来た筈だ。 しかもそれ程少年と遜色無いシンクロ率を
挙げていた記憶が有る。 ならば…。
その場にいる全員が呆気に取られながら二人を眺めていた。
「こりゃ凄いな…」
思わず、ケンスケが声を漏らす。 一糸乱れず動く二人の少女。 その踊りは、各々の
手足がまるで繋がれているかのように。
間の抜けた電子音と共に二人の舞が終わる。
「…ねえシヲリちゃん、練習してたの?」
ミサトが戸惑ったような声で少女に尋ねる。
「いや、別にしてませんけど…」
少女は躊躇いがちに答える。 そう、“ここ”では練習していないのだ。 昔、何ヶ月か
前の“今”にしていたのだから。
「そう…。 まあ良いわ、これで目処が立ったし」
心持安心したミサトの耳に、アスカの声が聞こえてくる。
「結構やるもんねえ、アンタも。 初号機にはずっとシヲリが乗ってた方が良いん
じゃないの?」
ついぞ褒められた事など無かったアスカからの言葉に、少女はくすぐったそうに下を
向きながら答える。
「そ、そんな事無いよ…」
そして皆が気付かなかった。 少年が消えていた事に。 少女でさえも。
更新されているのに2時間近くもレスが無かったことなどあっただろうか、いやない。
なるほど、この展開は上手いです。アスカの役をシンジに回したわけで
すな、でそれをおいかけるのはシヲリと。
うん、いい感じです。
>>677 それは違うような気もせんでもない。それから先読みは自粛しような。
誰が追いかけても面白い展開になるな……やるのう847氏。うむ、天晴れ。
次の更新も楽しみにしてますぞ。がんがれ
誰も追っかけなくても楽しいと思うぞ。
不定期遭遇要員も何人かいるし。
ああ、更新が待ち遠しいですわ。
>>682 貞本自らそんなこと公言してるのか、もうアフォかと
>>682 ナディアのビデオジャケット第一巻を見てみ。
ちょっと髪の毛隠せば・・・あ、シンジきゅんだ。
おーこれが伝説の…
うげあ。倒錯LGSモノにやられた
さすがにシンジxゲンドウは生理的に無理です
無理ならスルー。その究極に背徳的なとこに萌える濃い住人もいるからな。
つか、ゲンシンって昔大量にあったなぁ〜
カヲルが出るまでは、加持シン、ゲンシン、トウシンが主流。
LSGなら萌える。
ほう、女の子シンジきゅんで?
つか、シンジファザコンだからなぁ・・・
Lはいらんけど、親子が和解する話は好き。
前スレのゲンドウ逆行のプロットは良かった
ああ、逆行したら息子が娘になってたやつ?
なんか、アンドロメダ瞬とフェニックス一輝みたいだな。
どっちも、息子(弟)が娘(妹)なら万事丸く収まると。
でも、ゲンドウも息子は女親に似る、ってことを知らなかったのかなあ。
少年時代の碇ゲンドウはシンジクリソツ説支持派としては異議ありw
>>696 さすがにそれは無いだろう・・・・w
ナディアみたいなゲンドウは嫌だ・・。
ゲンドウとシンジの共通点って目つきだけだわよ。
輪郭、鼻はレイと共通なのでユイさん似であろう。
カール子タソ・・・_| ̄|○
>>698 それがよく分からない。同じ黒髪、結構同じ髪型と言うこともあわせても
14歳のころはああだったんじゃないかな、ゲンドウも。
そしてその言動はスカシン。
ナディアが成長してもゲンドウにはならんだろう。
>>70 ゲンドウは頬骨や顎、額や眼窩の張り出しが強調されてるからのう。
あれは完全な漢顔よ。鼻のつくりも根本的に違うしな。
キャラ設定やコミック版を良くみること。
トウジをみればわかるけど、あの類の漢顔は子供であってももそう描かれとる。
シンジはナディアやアスカと共通の完全なる女性型で描かれてるからな。
成長しても日向タイプの柔らかな顔つきに描かれるだろうな。多分。
つーか漏れのかわええシンジきゅんが、.あのごつくてむさ苦しい髭男になるわけなかろうが
美しく育って漏れのもとを巣立っていくのさ
ゲンドウは若い頃(大学生の頃)も、目が特徴的に陰気な死神アイだったな。
シンジがごくたまに似たような目付きになるけど、
ゲンドウは中学生の頃も常にあんな目付きだったんだろう。
シンジきゅんとゲンドウは目も似てないよ。
下から見上げるような仕草が似てるだけ。
同じ仕草でもシンジきゅんは捨てられた子犬の目で
ゲンドウは飢えた野犬の目といったところだぜ。
似てるのは髪質と瞳の色だけですな。
へんな遺伝が伝わらなくて良かったねシンジきゅん。
カールの無いくるくるカール子はカール子とは呼べんな。
大井だか北上だかでじゅうぶんだぜ。
単体として見れば綺麗なお姉さんって感じで良いんだけどね。
手違いの逆行しすぎで中学生のゲンドウと会う女シンジ(TSじゃない)。
他人からみると無愛想で不遜で孤独で口の悪い少年、
しかし人の温もりが欲しいけれど人が恐くて遠ざけている、とわかり
共感して心を通わせて烏賊略
>>708 TSシンジでも良いかもよ。つかの間の出会いと別れって感じの
しんみり系の短編が良いと思うな。
で、シンジは改めて逆行しなおし。
ちょっとだけ父が可愛く思えるようになりました。なんてのはどう?
女シンジの大家である松野あやめ氏が逆行シンジとユイの一瞬の邂逅を書いてたな。
なかなか良い感じでしたとも。さすが「もうひとつの少女補完」の作者様。
問題はTSも女装も無かったことだ。
それは、1985年以来のお約束だしね。相手がユイだし。
逆行じゃなくて分岐もんだったらAnne氏のやつの邂逅シーンが一番素敵。
・・・・・・ってゲドウ2世はTSじゃないね
あれは性倒錯ではあっても倒錯シンジきゅんでは無いな。
Anne氏の作品だとMENTOLの女装シーンが萌えたな。
エヴァGはパイロット版のほうが好み。
漏れもGがついてないパイロット版の方がシンジっぽくて面白かった
確かに。G本編の碇ユイにはシンジのメンタリティが残ってないからな。
Anne氏自体、どうもシンジの人格=屑だと思ってるフシがあるかも。
時々本編に出てくるシンジって、EoEをさらに悪化させたような卑屈魔だし。
もうすぐ847氏がくる頃ね。いまからハァハァするわ
>>715 元のシンジっぽな受身の性格では氏の長編作品ではもたないというところでは?
個人的にはそっちの受身系シンジの「偽シリーズ 」とか「エヴァGパイロット版」
とかの作品も好きだけどね。
他のスレでも言われてたけど氏の発想は最低系FFそのものだから
元のシンジ=屑という発想説も捨てきれないが…
まあ、最低系発想を完全に赤塚ギャグのように昇華させてるところが氏の良いというか。
おそらくヘイト対象であろうゲンドウですら愛すべきキャラになってるしな。
ゲンドウってヘイトされてるのだろうか。
ほぼ冬月ともどもかなり愛されてるような。まあ確かにひどい目に会ってるし
何気にレイもユイもシンジに寝取られてるしな。
>>718 報いっつってもあの程度だし、結局ユイと一緒になってるしねえ。
シンジやら他人だけに泥ひっかぶせて自分だけいいとこ総取りだからね。
実際本編中でゲンドウって貧乏くじ一本も引かされてないでしょ?
いい目だけ見たのゲンドウだけだもん。そりゃヘイトもされるでしょうよ。
720 :
847:04/04/10 23:22 ID:???
初めに異変に気付いたのはレイだった。
既に時間は午後6時を回っていた。 お礼と称した夕食を皆に振舞おうと、少女が
エプロンの紐を背中に回し、結び始めたその時、仄小さい声で誰に話すでも無く発せ
られたレイの言葉が少女に聞こえた。
「碇君が居ない」
その瞬間、少女は走り出していた。 まずシンジの部屋へ、そして部屋の中を見ると
すぐ、少女は玄関へと向かった。
シンジの部屋は、いつもと変わらなかった。 机の上に有るべき、S-DATが無いだけで。
折から、雨が降り始めていた。 温い空気の中、雫によって舞い上げられた埃の匂いを
感じながら、少女は走る。
噛み締めた奥歯が耳障りな音を立てている。 そして、少女は自身を詰る。
少年と共に、少年の隣で生きて行くと決めた筈なのに。 未来を見ないと、見ては
いけないと識っていた筈なのに。
何故、明日を、ヒトを見たのだ。 此処に居てはいけないモノであるのに、どうして。
自分の愚かしさに反吐が出る。 本当に大事なものは、己で護らなければならないのに。
それが、世界中の人々を踏み台にして生きた自分の学んだ事であるのに。
少年は、意外とすぐ見つかった。 自宅からほんの少しの所にある小さな公園。 疎開
が始まり、小さな子供とそれをあやしていた母親の笑い声も聞こえなくなった寂れた
場所で、少年はベンチに座っていた。
それ程強くは降っていない雨に静かに打たれながら、俯き、小さくなっている少年。
表情は黒髪に隠れて窺う事は出来ない。 が、少女にはその顔を鮮明に目の前に浮かべる
事が出来る。 現実から逃避し、何も映さぬ瞳。 その瞳は、嘗て少女がしていたものと
同じであったから。
721 :
847:04/04/10 23:23 ID:???
恐る恐る近づく少女。 何時から気付いていたのだろう、少年は小さな、しかし有無を
言わせぬ強い調子で独り、呟く。
「来ないでよ…」
その声に、少女の足が止まる。 自分に拒絶されたミサトはこのような気持ちであったの
だろうか、と自分を静かに嘲笑しながら。
だが、それでも自分は少年に触れなければならないのだ。 少女は、少しずつ歩を進める。
少年がこちらを向く。 その顔に少女は恐怖する。
少年の表情は兄妹への親愛、愛人への愛情、親友への友情、その全てが入り混じっていた。
そして、裏切られた事への憎悪、此処へ存在する意味を脅かす者への嫌悪もまた同様に。
それでも少女は僅かな期待を込め、少年へと言霊を投げかける。
「あ、あのさ…」
その言葉と同時に少年へと伸ばされた少女の左手はしかし、少年の激昂と共に弾き
返される。
「シヲリに、シヲリに何が解るって言うのさ!」
少年の目は涙に濡れていた。 その涙は悔しさと、少女へ理不尽な怒りを向けてしまった
己に対して。
少年は立ち上がり、出口へと歩いて行く。 少女は、少年の背中へ掛ける言葉を持た
無かった。
独り残された少女は思う。 打ちひしがれた少年からの、どんな責めをも甘受しようと。
この濁った心で良ければ、全てを捧げよう、と。
だから、少女は泣く訳にはいかなかった、頽れる訳にはいかなかった。
あえて少女は空を見る。 濃い灰色をした空を。 舞い降りる雫達が、悲心を洗い流して
くれることを願いながら。
キター!
やはり追いかけたのはシヲリタンでしたか
うーむ、部屋に来てる描写のなかったレイかヒカリだと思ったんだけどなー
来週はハァハァの予感
濡れ場・・・・・・
エロパロ板の「男が女に…」スレで連載してる微熱氏が女装シンジの
FFを書いてるそうで投下先を探しているが、このスレでいいのか?
無問題。
そうですか、微熱氏がエヴァ板に進出ですか。
ヨワシンの俊英の手になる倒錯シンジとは如何なるものか、個人的に期待大。
いえね、お淑やかやらはしたないやらあられもないやらにエキサイトするタチなもので。
ええそうです。俺はヘンタイサンです。
ケンスケ×女装シンジ、どんと来い!
ええそうです。俺もヘンタイサンです。
倒錯スレの住人でヘンタイサンじゃなかったら逆に異端ですな。
女装シンジきゅんщ(゚Д゚щ) カモォォォン
ヘンタイサンとは失敬な。ただシンジキュンが可愛すぎるだけだ!
別にちょっと女モノの服を着せてみたりするのも他意はない。ああないとも。
女装少年の濡れ場にハァハァし他意があっても無問題なヘンタイスレはここですね。
お言葉に甘えて、投下させて頂きます。
それを見た瞬間、シンジは全身の血が凍りついたような気がした。
「なに……これ……?」
渇いたつぶやきが漏れ、写真を持つ手が小刻みに震える。写っているのは、
シンジとその上に跨るマナ。マナのワンピースの裾に隠れて結合部こそ見えて
いないが、ふたりが何をしているかは一目瞭然だった。
放課後の教室。そこにいるのはシンジと、もうひとり。
「いやぁ、驚いたよ。あそこには、ちょくちょくいってるんだけどさ。まさか、
シンジと霧島がねえ」
言って、ケンスケはシンジの机の上に、さらに数十枚の写真をばら撒いた。
そのどれもが、先日のマナとの野外セックスを写したものだ。頬を上気させ身
悶えるシンジの表情までが、鮮明に切り取られている。
シンジは、上半身を多い被らせて写真を隠した。精一杯きつい目つきで、ケ
ンスケを睨みつける。
「酷いよっ!」
「はぁ、なに言ってんだよ。あんな場所で、見せつけてたのはお前らだろ?
文句言われる筋合いじゃないと思うけどな」
シンジを見下して、ケンスケが返す。侮蔑を含んだ口調でそう言われてしま
うと、野外セックスをしたことに罪悪感を感じていたシンジは、何も言い返せなくなってしまう。
「まっ、僕は、思わぬ臨時収入ができて嬉しいけど」
「なに言って……」
ケンスケが何を言っているのか、シンジはすぐに理解できなかった。いや、
意味はもちろん分かっているのだが。そんなはずはない。ケンスケが、そんな
ことをするはずがないと、頭の中で必死にその“意味”を否定する。
しかし、他の意味など見つけられる筈もなく――
「まさかこれ、売るつもりなのっ!?」
数瞬後。シンジは自分でも驚くほどの大声で叫んでいた。
「あぁ、みんな飛びつくぜ。きっと」
平然と、ケンスケが言う。口の端には笑みさえ浮かんでいる。
「本気じゃないよね? 冗談で言ってるんだよね……?」
シンジはケンスケの腕にすがりついたが、無下に振り払われてしまう。
「友達の痴態を売るってのは、僕もさすがにちょっと気が引けるんだけど、今
月は何かと物入りでさ」
「そんな……そんなのって……」
涙が、じんわりとシンジの瞳に溢れた。確かに自分は罪を犯したかもしれな
い。堪らなく甘美な快楽を味うことができた。だから、これがその代償という
ならばしかたがないとも思う。しかしマナまで好奇の視線に晒すことは、どう
しても我慢できなかった。
ケンスケは、シンジの様子をしばらく眺めてから、
「シンジが条件を飲んでくれるって言うなら、考えないでもないけどな」
「ほ、ほんと!?」
光明を見た思いで、シンジはケンスケを見上げた。
「あぁ、これで霧島とアスカの写真を撮ってきてくれればね」
うなづいて、ケンスケは胸ポケットから薄型のデジタルカメラを取り出して、
シンジの前に差し出した。
「え……」
ケンスケの真意を計りかねて、シンジは戸惑ってしまう。自分可愛さにマナ
やアスカのことを売るとでも思われているのだろうか。
「え……」
「安心しろよ。裸を撮れとか、隠し撮りしろって言ってるわけじゃない。ただこれで、お前にしか見せないような表情とかを撮ってくれればいいだけだからさ」
シンジは逡巡した。野外セックスの流出を防げるなら、その程度のことは問
題ではないかもしれない――なぜだかアスカの家での表情や仕草は、少しも売
れる気がしなかったが。破格とも言える条件だ。しかし――
(マナやアスカを騙すなんて、嫌だ)
シンジは、ケンスケの手の上のカメラを取ることができなかった。
「……それはできないよ」
「あっそ」
シンジが拒否すると、ケンスケはあっさりと背を向けた。そのまま出口へと
歩いていってしまう。
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
呼びかけるが、ケンスケは振り返りもしない。背中を見せたまま、言ってく
る。
「じゃあな。悪く思わないでくれよ」
シンジは机の上の写真を慌ててかき集めて、ケンスケを追った。
「お願いだから、待ってよ。他の、僕にできることだったらなんでもするから」
どうにか扉のところで追いついて、シンジはケンスケの背に懇願した。
ゆっくりとケンスケが振り返る。
「ほんとうに、なんでもするんだな?」
今まで見せたことのない、ぎらぎらとした表情でケンスケが言った。まるで
待ち構えていたようなその台詞に、シンジは言い知れぬ不安を覚えたが、ただ
黙ってうなづくことしかできなかった。
微熱氏キタ━━━━(*゚∀゚)=3=3━━━━!!!
うーむシンジきゅんにはやはり涙が良く似合う…
ついでに黒ケンスケにも脅迫が良く似合う…
素晴らしい!続きも楽しみですわ。
う・・うはーーーーーー!!!!!
いやもうなんか台詞や行動パターンがすでに女の子っぽいぞ微熱式シンジきゅんw
これから更に女装なわけか。
めくるめく倒錯の世界に墜落なわけか。
エヘヘヘ
>シンジは、上半身を多い被らせて写真を隠した。精一杯きつい目つきで、ケ
>ンスケを睨みつける。
芸が細かいw
けどケンスケがアスカと呼ぶのは違和感があるな
微熱さん出張オメ!!!
我が新生活も大変だけど微熱さんのSSがあればがんばれそうです!!
>(マナやアスカを騙すなんて、嫌だ)
ここ、不覚にもシンジに感心してしまったw
「自分かわいい」の代表のシンジが・・・
今回は氏初の801モノなんでめちゃ楽しみです!がんばってください!!
あぁ・・・なんか体が熱いな。37度2分・・・微熱か
どう突っ込むものだ
>>740 ミユキ編を読むと分かるけど、微熱シンジはその辺結構しっかりしてる。
身に着けるものが変わると、気分も変化するということは誰にでもあると思
う。例えば、おろし立ての靴を履いたときは、なんだかわくわくして用もない
のに遠くに出掛けてしまいたくなる。
しかし、今のシンジには世界さえ違って感じられた。そして世界の方からも、
いつものシンジとはまるで違って見えたはずだ。
「んぅ……」
身悶えするような溜め息を吐いて、シンジは自らの身体を見下ろした。見慣
れた服――見慣れた第三中学の女子$ァ服を、自分が身に着けている。胸が
膨らんでいるのは、詰め物をしたブラジャーを着けているせいだ。スカートの
丈はかなり短く、少し身を屈めただけで中に穿いたショーツが露出してしまう
だろう。両肩には、被らされたかつらの黒髪が垂れていた。
改めてそれらを自分が身に着けていることを意識して、シンジはめまいを覚
えた。これらをいったいどういった手段で入手したのかケンスケは教えてくれ
なかったし、シンジも怖くて追及する気にはなれなかった。
ケンスケの部屋。彼の趣味に関するものが多種多様に、しかし整然置かれて
いる。ケンスケは扉の外で、シンジが着替え終わるのを待っているはずだ。
と、扉がノックされる。
「終わったか?」
「う、うん……」
シンジが返事をすると、扉が開けられケンスケが入ってくる。
ケンスケは視線を上下に動かして、舐め回すようにシンジの身体を見つめた。
全身が総毛立つ。今まで他人の視線に緊張することはあったが、こんな風に本
能的に嫌悪を覚えたのは初めてだ。
「へぇ、やっぱり似合うじゃんか」
「そんなわけないじゃないかっ」
シンジは、ケンスケの言葉を即座に否定した。女子用の制服が、男の自分に
似合うはずがない。そんなことあって堪るものか。
きたぁぁぁぁぁ
神様ぐっじょぶ
かなりいいです!!はいっ!!!!!!
751 :
847:04/04/15 21:38 ID:???
やたらスレの進行が早い…と思って来てみたら神がご降臨なされてるとは!
楽しみにしております(*´Д`)ハァハァ
超 超 期 待 !!!
おい! 誰かティッシュくれ!
早漏がいますね
いや、先走り液だ
このさいエロじゃなくてもいいからたくさんの人の話が読みたいな
シンジきゅン萌えの観点からはカツラは良くないですなあ。
しかし、女装という異常な状況を強調するアイテムではあるかな?
おい!
>>753 ティッシュここに置いときますね
_,,..i'"':,
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
.\|_,..-┘
>>757 撮影してるときだけじゃない?
やってる最中にとれるさ(何を?)
うーむ
女装の時はカツラか髪長い方がいいな
長さはレイくらいまで
髪短い時は男子制服の方が萌える
ハゲドウ。
>>758 おかわり!
いや、続きが待ち遠しくてモエモエ研究所の方に行ってたもんで
徐々に馴染んで(堕ちて)いく経緯表現に、自髪も伸ばしていく、というのは一応ありかなあ?
同じになったら一丁あがり、と――ただこれきっちり時間かけていくんでないとシンジがシンジでなくなってしまうのがどうにも(何を今更)
その辺の心情の変化の経緯をきっちり書けるならありかと。
これはTSシンジの場合にもあてはまりますな。
「自分じゃわからないかも知れないけど、今のお前、どっからどう見たって女
にしか見えないぜ」
「……」
笑って言うケンスケを、シンジは渋面を作って睨みつけたが、
「その格好だと、怒った顔でも可愛く見えるよ」
余計にケンスケを、にやにやさせてしまう。
「じゃ、始めようか」
ケンスケがカメラを手に取る。シンジはこれから行われることを思い出して、
怒りを忘れ不安に震えた。
「ほんとに、僕の写真を売るつもりなの……?」
無駄だと知りながらも、つい聞いてしまう。
ケンスケは、人差し指を左右に振りながら舌を鳴らした。
「違うだろ? これから撮影するのは、シンジじゃなくて、どこにも存在しな
い謎の美少女さ」
「で、でも、ばれないかな?」
いくら女子制服を着て、かつらを被っているとはいっても、見る人が見れば
その正体がシンジだと簡単にわかってしまうのではないだろうか。むしろ、気
づかれないほうが不自然な気さえする。
「かもな」
ケンスケは、あっさりと言い放った。
「なっ……」
あまりに無責任な発言に、言葉が出ない。嘘でも「だいじょうぶ」「わから
ない」と言ってくれれば、少しは不安や恐怖を紛らわすことができるに。ケン
スケはシンジの不安を煽っているようにしか思えない。
「嫌なら、やめてもいいんだぜ。霧島との写真は売らせてもらうけどな」
「うぅ」
シンジは、唇を強く噛み締めた。やめられるわけがない。最初から選択肢な
どないのだ。
「撮ればいいだろっ」
自棄気味に吐き捨てる。
と、短く溜め息をつき、ケンスケがカメラを置いてしまう。
「なんだか興ざめだな。そんな言い方されると」
「え……?」
「何度も言うけど、僕はやめたっていいんだぜ。あっちの写真の方が、売り上
げも断然いいだろうしさ」
型にハメにキタ━━━━━y=ー( ゚д゚)・∵. ━ン!!
GreenGablesにある投稿作のエヴァンゲリオンMAIの続きを待っているんだが、
たぶんもう永遠に続きは投稿されないんだろうなあ
連日の投下、ありがとうございます。
うひゃー、とことんケンスケ鬼畜だなぁ…しかも結構似合ってるのがなんとも。
オレは基本的には、創作でショタとか♂はかわいそうと思わないタイプなんだが、
それでもムゴイと感じたw
アスカやレイと違って、彼独特の陰湿さでこれからどんどんねちっこく責めていくんだろうなぁ。
期待。
黒ケンスケでは「相田ケンスケの策略」っつー雛型があるからねえ。
あれはいい造形だった。
ケンスケの一人称は「僕」ではなく「俺」「おれ」「オレ」系でおながいします。
ばーちゃんオレオレ。
このままシンジきゅん(美少女モード)の純潔を奪ってしまうのか?!
がんばれ、黒ケンスケ!w
やってる間にかつらがとれ(ry
奪うのかYO!?
羞恥と倒錯で攻めて欲しい……。
いいや、
「オレの処女やるよ。さあ」
と、無理矢理押し付けるのだw
女装に当惑するシンジってのは、倒錯シンジ萌えの重要ファクターですな。
自分では認識していなかった己の価値に気付き、更に当惑がエスカレートしていく様は
可憐シンジファンの自分にとってはかなりなご馳走。
で、今回ケンスケが撮る(であろう)シンジキュンの写真は幾らで売ってもらえるんでつか?
>>779 それでだんだん女言葉になったり仕草が色っぽくなったりするとw
「ボク、こんなコじゃないのに……アアン」
萌え氏ぬ。
>780
一枚拾萬円也
嫁のへそくりで3枚買ったっ!
シンジは、うろたえた。ここでやめられてしまっては、何のためにこんな格
好までしたのかわからない。
「そんな……撮ってよ。僕を、撮ってよ」
自分でも何を言ってるんだろうと思うが、ケンスケに機嫌を直して欲しい一
心で言う。
「まだ、頼む態度じゃないよな?」
ケンスケの視線は、依然として冷たい。
シンジは、必死にケンスケの気に入りそうな台詞を考え、口にした。
「……お、お願いします。僕を撮ってください」
頭を下げて言ってしまうと、なんだか本当に自分が女装しての撮影を望んで
いるようで、情けない気持ちになる。
「だよな。俺は、シンジがどうしてもって言うから撮ってやるんだぜ」
ケンスケは途端に上機嫌になって、再びカメラを手にした。最初から、やめ
る気なんてなかったように思える。
「じゃあ、そこの椅子に座ってみてくれよ」
カメラを構えながら、ケンスケが言う。釈然としないものを感じながらも、
またへそを曲げられては困るので、シンジは素直に指示に従った。
「ん?」
唐突に、ケンスケが訝しげな声を出す。
シンジは、不安になって聞き返した。
「な、なに?」
「いや、言うまでもなく、女の子の座り方になってるんだなって思ってさ」
言われて見下ろすと、確かに足を閉じ傾けた女の子の座り方になっている。
意識したのではなく、スカートでは内腿をぴったりつけていないと落ち着か
ないし、自然とそうなってしまったのだと思う。
「案外、満更でもないんじゃないか?」
「ち、違うよっ」
シンジは、顔を真っ赤にして否定した。
ケンスケの指示通りに、様々なポーズをとる。想像していたほど際どい格好
はないが、本来男であるシンジにとってはほとんどが初めてする仕草や、体勢
だった。
(昔の人は、カメラに魂を吸われるって思ったらしいけど……)
ケンスケの手でシャッターが押される度に、確かに何か大切なものが自分の
中から失われていくような気がする。
と、ケンスケが動きを止めた。
「う〜ん、どうも表情が固いんだよな。もっと、自然にできないか?」
「そんなの、できるわけないよ」
女装で自然な表情などできてしまったら、それこそ不自然だ。
「まっ、怯えた表情ってのもそそるかもな」
ぞっとすることを言われて、シンジは身震いした。
(なんだよ、そそるって……)
個人的に今回の微熱氏の作品は一番「鬼畜」な感じがするなぁ。
いままでは、甘美だったり愛ゆえにの責めが多かったけど、
今回は冷たいなぁ。これからどうするのか期待。
Sッ毛のある漏れて男してはハァハァ
それはちと早計かと。
どのキャラも最終的にはシンジきゅんの魔性の魅力にとりつかれてしまうのさ。
790 :
787:04/04/18 10:52 ID:???
>789
てか微熱氏は常にいままでもオレらの
浅はかな予想を裏切り、かつ期待を裏切らないからね。
最後はマジで楽しみ。
>ケンスケは途端に上機嫌になって、再びカメラを手にした。
>最初から、やめ る気なんてなかったように思える。
こーゆーさり気ないけど他の作品にはない描写が、微熱節だよなぁ。
ところで今回シンジキュンが着た制服は幾らで売って貰えるんでつか?
微熱氏降臨でスッカリ忘れてたけど今日は847氏も来る日ではないか!
うほー同時に2作読めるとは し あ わ せ
うむ、847氏を読まないと一週間が終わらんというか始まらんというか…
ケンスケどっから制服手に入れたのかなあ……
まさか黒幕が居る?
ふつーにケンスケ自体の繋がりでブルセラっぽい繋がりがありそう。
無くても「シンジに着せる」と言えばいくらでも提供しそうな女子は居るだろ?
桃井の報復w
「んじゃあ、次は四つん這いになってくれよ」
「四つん這い?」
嫌な予感を覚えて、聞き返す。いよいよ卑猥な格好をさせられるのだろうか。
「ああ、尻をこっちに向けてな」
シンジは、しぶしぶケンスケの言葉に従った。
「もう少し、尻を上げてくれ」
「え……」
シンジは動きを止めた。この短いスカートでそんなことをしたら、下着が見
えてしまう。
「早くしろよ!」
ケンスケが語気を強めて言う。シンジは仕方なく、お尻を少しだけ持ち上げ
た。
「ねえ、この格好だと、その……パンツ見えちゃわない?」
恐る恐る聞いてみる。
「もう、見えてるぜ」
「っ!?」
思わぬ答えを聞いて、シンジは慌ててスカートを手で抑えようとした。瞬間――
シャッターが切られる。
「顔を真っ赤にして、必死にパンツを隠そうとする美少女。いやぁ、いい画が
撮れた」
満足気にケンスケが言う。
シンジは、羞恥に変わって怒りが沸いてくるのを感じた。感情まで弄んで利
用するやり方に、憎しみさえ覚える。
次の撮影は、ベッドの上だった。リボンを解き、ボタンも上からふたつ外し
て、仰向けに寝る。
(もう、ケンスケの思い通りになんてならない)
この時間が過ぎるのを、じっと耐えよう。何も考えない。何も思わない。だ
から、何も感じない。それが、シンジにできる精一杯の抵抗だった。
ケンスケの言葉に、ただ機械的に従う。瞳には天井だけを映す。そうしてい
る内に、酷く覚めた第三者的な感覚を手に入れることができた。
シャッターを切る音。フラッシュの光。荒い息。それらが、情報として脳に
伝わる。
と、シンジは違和感を覚えた。
(荒い息?)
自分のものではない。ということは――。
ケンスケを見ると、先ほどまでとは違い黙々とシンジを連写している。なん
だか鬼気迫るといった感じだ。
「ケンスケ……?」
声を掛けてみるが、反応がない。
ケンスケは、だんだんとシンジの身体に近づいてきた。まったく、不必要に。
シンジの眼前にまでカメラが近づいて、シャッターが切られる。これではま
ともに撮れるはずもない。
「ケンスケっ!」
恐怖から叫ぶと、ようやくケンスケはカメラの構えを解いた。
「あ……あぁ、疲れたな。今日は、これくらいにしようぜ……」
言葉通り、酷く疲れた様子で言う。
「じゃあ外出とくから、着替えろよ」
「うん……」
うなづいて、ケンスケが部屋から出て行くのを見送るが、シンジは彼の下腹
部がはっきりと膨らんでいたことに気づいてしまっていた。
よ、よちゅんびゃい・・・赤い顔して必死に・・・(;´Д`)ハァハァハァハァ・・・・・・ウッ!
おい!誰か早くティッシュをくれ!
ティッシュ! プリーズ!!
いやぁ今度の連載は手応えずっしりだなぁ。
一見ステレオタイプなスケベ少年、その実高度なフェティッシュを内包したマニアですか。
マユミ編連載のときとおんなじ感触ですな。
あれもただのストーカー少女ものに見せかけて、実は変態性欲者の愛情表現と情動が
テーマだったと自分は認識しております。
エヴァ板一の良スレだと胸を張って言ってみるテスト
ティッシュ準備完了!
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_,,..i'"':,
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.\\`_',..-i
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805 :
:04/04/19 23:51 ID:???
微熱氏を追いかけて、初めてこのスレに来ました。
ざっと目を通させてもらいましたが、
なんというか・・こんな世界もあるのねって思いました。
806 :
847:04/04/19 23:54 ID:???
少年は、ただ歩いていた。 当て所も無く。 何も考えず、考えられずに。
段々と強くなる雨が靴の中に滲み込み、濡れた靴下が踏みしめる足に張り付く。 耳に
差し込まれたイヤホンからは少し前―少年が此処に居なかった頃だ―流行った女性
ヴォーカルの声と軽いリズムの音楽が流れていたが、それも少年の心に雫を落とす
役目を果たさなかった。
彼は後悔していた。 少女を、妹を詰ってしまった事に。
解っていたのだ、自分の力が足りないだけだと。 だが、悔しかった。 守らねばならぬ
少女に見せる、己の姿に対して。
その怒りを少女へと向けてしまった自分へ対する、やり場の無い憤りを胸に抱え、少年は
ただ歩いていた。
その時、少年の後ろから声が聞こえた。
「お、シンジ君じゃないか」
振り向いた少年の目に、無精髭を生やし、長い髪を後ろにまとめた男―加持リョウジ―
の姿が映った。
「…で、君は逃げ出してきたって訳だ」
加持の言葉に、思わず少年は立ち上がって反論する。
「そんな、逃げ出してなんか!」
だが、他の客の好奇の目に晒され、少年は顔を赤くして座りなおす。
繁華街から程近い喫茶店に二人は居た。 と言うより、加持が半ば無理やり連れて来た
のだ。 少年は勧められるままホットココアを飲み、気付いた時には顛末を話し始めて
いた。
807 :
847:04/04/19 23:55 ID:???
悪かった、悪かったよ。 だからそんなに興奮するもんじゃないさ」
苦笑を浮かべながら謝る加持に、少年は毒気を抜かれ、憮然とした表情を作る。
―ミサトの奴、面倒な仕事押し付けやがって―
そう思いながらも加持の表情は柔らかい。 歳の離れた弟と会話する事は、彼にとっても
良い気分転換になっているらしかった。
「用が無いんなら、僕帰ります」
そう言って再び立ち上がりかけた少年を、加持の言葉が釘付ける。
「何処にだい?」
「……」
少年の声無き声を解したのだろう、加持は更に続ける。
「例えば今君が自分の家に帰ったとして、どうするつもりだい?」
「それは…」
俯き、小さな声を絞り出す少年。
「だから、俺の話をちょっと聞いてみないか、って事だ」
打って変わって薄い笑いを浮かべ、軽妙な調子で言葉を綴る加持に抗う術も持たず、
少年は席に着く。
加持は煙草に火を付け、窓ガラスに流れる雨の雫を眺めながら少年に問う。
「君は、人と話すのが好きかい?」
808 :
847:04/04/19 23:56 ID:???
「…それが、シヲリと関係あるんですか」
押し殺した少年の声に眉を動かす事無く、加持は紫煙を吐き出し、答える。
「苦手なんだな、人と言葉を交わすのが。 だから、そうやって誤魔化そうとする」
「な…!」
眼を大きく見開いた少年に対し、加持は言葉を少年に差し出す。
「いいかシンジ君、これだけは覚えておけよ。 大事な人に伝えたい、本当に大切な事は、
口で言わなきゃ伝わらない。 好きとか、嫌いとか、幸せだとか、不幸だとか、嬉しい、
悲しい、そういったもの全部だ。 『眼を見れば解る』、あんなのは嘘も良いとこ
なんだよ。 …そりゃあまあ、ある程度は伝わることも有るけどな。 でも、本当の
本当に大切な、伝えたいことが有るんなら、言葉にして伝えなきゃ、相手の心には
届かない」
俺は失敗したからな、と加持は嗤う。
自分は大事な、護りたい人間を失ってしまったから。 あの時、愛していると伝えて
いたら。 それは青春の終わりの苦い想い出。
「…ちょっと喋り過ぎたかな。 ここの勘定は払っておくから、もう少し考えると良い」
加持は、いつもの調子でそう言って、伝票を振りながら出口へと歩いて行った。
―こりゃシンジ君に嫌われたな―
たまには、雨に濡れながら帰るのも良いものだ、加持は空を見上げた。
お待ち致しておりました。乙です。
ここで加持ですか!
俺のシナリオにはなかったぞw
847氏お疲れ様です。
これでまた一週間頑張れますわ。
漏れはてっきりその場にいなかったヒカリンあたりと接触するもんだとばかり…
加持初登場がこんな形で実現するとはまさに予想外のできごと。
このシンジはシヲリに甘やかされて変に満たされてたようですのでいつか破綻が起きるの
ではないかと期待していましたが、さて、どうなることやら…
847氏乙でしたー
加時さん登場とは
エロなくても面白いっす
これからもガンガレー
投稿サイト行って初めの方読み直してきますた。
ぬぅ、847氏め、内容が全然違うじゃないかw
でも今のシリアス路線もおもすろいです。がんがれ!
813 :
88:04/04/20 18:56 ID:???
847さん、微熱さん、乙です。
微熱さんの作品は以前からエロパロ板の方で読ませていただいてましたが、
まさかこちらに来ていただけるとは。嬉しい限りです。
>847さんへ
連絡が遅れてすみません。この度私のサイトのURLが変わりました。
旧URLからは自動的に飛ばされるようになってますが念のためお知らせしておきます。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/lynn/ 新しいメールアドレスの方も同様にサイト内に書いてあります。
それでは、今後ともよろしくお願いします♪
ここはティッシュの消費量が膨大なインターネットですね
815 :
847:04/04/20 23:38 ID:???
皆さん、どうもです。
流れを切ってしまって申し訳ありませんでした>微熱氏
>>813 了解いたしました。 出来るだけ早く投稿したいと思っております。
…エロを書きたいのに何故シリアスになってるのかは、本人が
一番疑問に思っております (ノД`)
申し訳ございませんが、もう少しだけお付き合い下さいませ。
>>815 お気になさらずに。
こちらこそ、お邪魔させて頂いている身ですので。
数日後、シンジは再びケンスケの部屋を訪れていた。
「いやぁ、おかげさまで前回の写真は大好評だったぜ」
ほくほく顔で、ケンスケが言う。
信じられず、シンジは聞き返した。
「ほんとに僕の写真なんか売れたの……?」
気味悪がられて、一枚も売れないのではないかとシンジは思っていた。そう
なれば、もうこんな馬鹿げた撮影会をする必要はなくなるとも。
「あぁ、売れた、売れた。売れ上げの記録更新だよ。惣流よりも、霧島よりも、
綾波よりも売れたんだぜ」
「うそ……」
思わずつぶやいてしまう。あの三人よりも、女装した自分の写真の方が売れ
るなんて絶対に有り得ない。
「なんか嬉しそうだな。口元がにやけてるぜ」
ケンスケに指摘されて、シンジは慌てて口を手で隠した。嘘だ。からかわれ
てるだけだ。自分は口元を綻ばせてなんかいない。喜ぶ理由なんて、どこにも
ないんだから。
「嬉しいわけないだろっ」
男っぽい口調を意識して言う。が、返って不自然になってしまったのか、ケ
ンスケに嘲笑されてしまう。
「ほら、お前の分」
言って、ケンスケが現像された写真を差し出してくる。
「い、いらないよ」
突き帰そうとするが、
「いいから。記念だから持っとけよ」
強引に手に持たされてしまう。
(なんの記念だよ)
胸中で毒づく。何気なく写真に目を落として、シンジはそこから目を反らせ
なくなってしまった。
「え……」
そこには、見たこともない――しかし、よく知っているはずの――美少女が
少しエッチなポーズで写っている。
(これが……僕……?)
雑誌に載っているヘタなグラビアアイドルより、ずっと可愛く見えてしまう。
(こういうのも自画自賛なのかな……?)
溜め息さえ漏れそうになるのを、シンジはなんとか堪えた。軽く頭を振って、
写真をポケットに雑に突っ込む。
(僕は、こんなこと嫌で嫌で堪らないんだ)
心の中で何度も繰り返し、ケンスケに聞く。
「ねえ、こんなこといつまで続ければいいの? 今日で、最後にしてくれる?」
「そりゃ、需要がある限りは撮らせてもらうさ。いつまでもね」
さも当然のように、ケンスケは答えた。
「いつまでもって――」
反論しようとするが、言い終わらぬうちにケンスケに遮られてしまう。
「あんまりガタガタ言うなよ。エヴァのパイロットの仕事だって、霧島とのデ
ートだって考えてスケジュール組んでやってるんだぜ。少しは感謝しろよな」
感謝なんか、できるはずがない。そう思うが、これ以上言い返しても逆効果
にしかならない。シンジは口をつぐんだ。
「今日は、これを着てもらうぜ」
ケンスケがクローゼットから取り出したものを見て、シンジは目を疑った。
女子の体操服の上下だ。
「じょ、冗談だよね……」
シンジはなんとか笑おうとしたが、渇いた声は震えるだけだった。
「なんだよ。嫌なのかよ。じゃあ、こっちだな」
ケンスケが、もう一着クローゼットから取り出す。それを見て、シンジは今
度こそ自分の目がおかしくなってしまったのだと思った。そう思わずにはいら
れない。
「……」
しかし、何度目を擦っても、目を瞬かせても、それは――女子用のスクール
水着は姿を変えはしない。
「どっちがいいんだよ?」
ケンスケが、右手に体操服、左手に水着を持って迫る。シンジは、こんな究
極の選択を自分の運命に用意した神を呪わずにはいられなかった。
どちらかを選ぶ以外、道はどこにもない。
「早くしろよ。時間がもったいないだろ」
眼前にふたつを並べられ、シンジは恐る恐る指差した。
ティッシュを…
誰かティッシュプリーズ!
おつ。
これでスク水を指差したら笑える。
当然水着だろ。
今晩あたり120%必要になるであろうティッシュ置いときますね…
_,,..i'"':,
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
.\|_,..-┘
まあ体操服だと胸さらけ出しちゃうからな。
スク水なら股間も最低限は守れるし、シンジキュンの選択は妥当なものでしょう。
返事がない……チンコを勃起させて続きを待っているようだ
おまいらの性欲に尽きがないのはわかるが、精力にも尽きがないのでつか?
むしろ鼻血を吹きそうなのですが。
ポケットに突っ込んだ写真の行方が気になる……
「体操服でいいんだな」
ケンスケの確認に、目を伏せて頷く。仕方がない。水着よりは、
いくらかましだ。
「最初っから、そうすればいいんだよ。余計な手間取らせるなよな」
ケンスケが体操服を投げてよこす。手に抱えたそれを見下ろしながら、シン
ジは心を凍りつかせようと努力した。
(これは夢。悪い夢なんだ)
目が覚めれば、別の世界のことになる。だから平気だ。我慢できる。
気持ちの整理をつけ着替えようとするが、ケンスケがまだ部屋の中にいる。
「あ、あの……」
「なんだよ、早く着替えろよ」
「だから……外、出ててよ」
「この前は緊張してるだろうと思って気を利かせてやったけど、よく考えたら
男同士だもんな俺達。いたって別にいいだろ?」
ケンスケの言い分に、シンジは面食らった。正論ではあるかもしれない。け
れど――。
「やだよっ。出ててよっ」
シンジは大声で叫んでいた。ブラジャーやショーツを身に着けるには裸にな
らなければならないし、何よりそれらを身に着けていく過程を観察されるのは
耐えられない。
ケンスケは少しの間憮然とした表情で固まっていたが、口を開くと、
「なんで、そんなに嫌がるんだよ。何なら、着替えるの手伝ってやろうか?」
シンジに向けて一歩、足を進ませた。怒りを押し殺したような表情が、恐ろ
しい。本当に、力ずくで無理やり着替えさせられてしまうかもしれない。
「わ、分かったよ。着替えるから」
シンジはケンスケに背を向けた。
(これは夢なんだ。これは夢……)
また何度も、何十回も胸中で懸命に繰り返す。
体操服キターーー!
だんだんエスカレートしていきますなぁ。
ああ、シンジきゅん危うし!ハァハァ
エヴァGをふと読みなおした。
プロットは最低なのにやっぱり面白いわ、これ。
でもTSシンジより後半は他のキャラの活躍の方に目が向くのはいかがなものか。
特にケンスケ。
うわわわわわわああああああああ、鼻血がああああああああああ
折れは普通に女に興味がある人間なのに、なんでシンジきゅんには
こんなに萌えられるんだ・・・
まぁ確かにシンジは♂なんだけど、あの年代って奴に限らずセックスがまだ未分化ぽいんだよね。
(同性の)親友に対する感情なんて本来なら友情の筈なんだけど、嫉妬を覚えたりする辺り多少
性愛ぽかったり。
あ、俺はもちろんノンケwっすけどね。
お陰でケンスケ→シンジはエグい人向けかなぁなどと思ってたりする。
どーゆー意味かって問われるなら、性未分化シンジに萌えを覚えている、っていうのかな。
ケン→シンじゃ通りいっぺんの801ぽく感じるつーか。
俺的萌え(未分化)シンジは、むしろ自分以外の女の子を撮るケンスケに嫉妬を覚え
更にその感情に戸惑いまくってくれるシンジ?
いや、ほんっといいコなんだよねシンジってw
836 :
834:04/04/28 12:47 ID:???
そうか、俺は実はエグい人だったのかorz
汚されちゃったよぅ・・・
スレを最初から読んでみた
萌え死ぬ
前スレもやばいよ
>>828 アスカに見つかって大騒ぎとか?
「誰よコイツは!?・・・!?・・・・もしかしてこれアンタ?」
自分の写真に恋しはじめるシンジ
女装して鏡にキスするシンジきゅん(;゚∀゚)=3ハァハァ
そこをアスカに発見されて・・・
(だいじょうぶ、これは夢)
意を決して上半身だけ裸になり、詰め物を入れたブラを着ける。酷く滑稽な
姿だ。
体操服の上を着て、ズボンを脱ぐ。そこで、シンジの手は止まってしまった。
思わずちらりと後ろを見てしまい、シンジは後悔した。、ケンスケが腕組み
をしてこちらを凝視している。そのことを意識すると、ブリーフに掛けた手が
余計に固まってしまう。
「どうしたんだよ? やっぱり手伝ってやろうか?」
ケンスケが剣呑な台詞で急かす。
(あぁっ、もうやだよぉ……)
シンジは、体操服を精一杯下に伸ばして――サイズが小さいせいで、ほとん
ど隠すことはできなかったが――ブリーフを脱いだ。
できる限りの最速のスピードでショーツを穿き、さらにブルマも穿く。着替
え終えられてホッとするが、体操服も羞恥を溢れさせるものに違いはない。
シンジは顔を赤くして、ケンスケの方にゆっくりと振り返った。
ケンスケは顎に手を当て、シンジをしげしげと見つめてから、
「可愛いな」
ぽつりと、言った。
シンジの胸が、びくりと跳ねる。
「か、可愛い……?」
「あぁ、クラスの女なんか比べもんにならないぜ」
「そ、そんなこと……あるわけないよ……」
身体が、だんだんと恥ずかしさとは違うもので熱くなってくるのを、否定す
るように言う。
「なら、見てみろよ」
ケンスケが、姿見の前にシンジを引っ張った。
髪の短い体操服姿の女の子が、鏡の中にいる。
(これが、僕……?)
体中が、激しく熱を帯びていく。それは恥ずかしさのせいじゃない。
「なっ、可愛いだろ?」
(うん、すごく……可愛い……)
シンジは、胸中でケンスケに同意した。顔を伏せがちにしているその姿が、
儚げで堪らなくいとおしい。
(どうしちゃったんだろ、僕? これは――この娘は僕なのに……)
不意に身体の一部が急激に膨らんで、シンジは慌ててそれを手で抑えた。
「か、かつらは?」
ケンスケに気づかれないように、話を逸らす。
「あぁ、今日はつけなくていいよ」
「で、でも、それじゃあ……」
写真を撮っても、シンジが女装した姿だと確実に分かってしまう。
「おまえは、俺の言うとおりにしてればいいんだよ。ほら、撮影始めるぜ」
そう言い切られてしまうと、機嫌を損ねるのが恐ろしくて何も反論できない。
と、ケンスケがシンジの不自然な格好に気づいた。
「ん? なんでそんなとこ押さえてるんだよ?」
ティッシュここに置いときますね
_,,..i'"':,
|\`、: i'、
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.\|_,..-┘
神様、乙でした。
やべぇシンジがエロカワイイ。
興奮が収まらねぇ
自分に欲情するシンジきゅん・・・
本物のオナニーですな
ナルシズム全快ですな。
んで、漏れらはそれを見て欲情すると。
852 :
847:04/04/30 01:03 ID:???
少年は、走っていた。 傘を忘れてきた事にも気付かずに。 雨に打たれるその眼は、
少女やレイが未来を見た、黒い、澄んだ夜空の様で。
加持の言葉に穿った見方を出来る程少年は大人では無かったし、また、加持に嫌悪を抱く
程には少年は子供では無かった。
少女に、謝らなければいけない。 それだけを思って、少年は走る。 その行為は言わば
少年の単なる自己満足に過ぎないものであったし、その事に少年は気付いていなかったが。
それでも、いや、だからこそその行動によって少年の内部は透き通り、少女やレイの様に
少年へ惹かれる者が居るのかもしれなかった。
扉の前に立つ少年。 少女に責められる覚悟は既に、出来ている。 だから、少年は
迷わず扉を開けた。
謝ろう。 少女に、悲しい思いをさせてしまった事に。 自分の全てを以って。
「ただいま…」
しかし、その言葉を聞くべき者は、今、此処に居なかった。
853 :
847:04/04/30 01:04 ID:???
数時間前。
灰色の河が、天を流れている。 それは濃い灰色となり、薄い灰色となり、左から右へと
緩やかに、全てを包み込む様に。
少女は、雨に打たれていた。 己の不甲斐無さに唇を噛み締めながら。
部屋着にしていたクリーム色のTシャツとデニムのホットパンツが雨に濡れ、裾から水が
滴る。 それでも、少女は動かなかった。 まるで、こうする事が少年への償いである
のだ、と言わんばかりに。 それは、空を牧師とした懺悔だった。
その時、少女の上に後ろから傘が差し出された。
「…別に心配したわけじゃないのよ、コンビニの帰りに見かけただけなんだから!」
振り向いた少女の目に映ったのは、アスカ。
「ほら、帰るわよ」
そう言って少女へ傘を渡し、出口へと向かって歩き始めたアスカだったが、後ろから
少女が付いてくる気配が無いことに気付き、振り返った。
「…まだ、ここに居るよ」
少女のその言葉に口を開きかけたアスカだったが、少女の表情を見、口を閉ざした。
―そんな顔されたら、何も言えないじゃないの―
少女がただ悲しみに暮れていただけだったら、アスカは黙っていられなかっただろう。
だが、少女の眼に宿っていたのは悲哀や、落胆では無かった。 そこに見えるのは、
決意、そして覚悟。 その眼は奥が見えないほど黒く、空を映したように濁ってはいたが。
初めて少女のその眼を見たアスカは、一言声を掛け、帰っていった。
「気が済んだら、帰って来なさいよ」
と。
854 :
847:04/04/30 01:05 ID:???
一時間程後、自宅に戻った少女が見たのはボストンバッグを抱えたアスカと、何処かへと
電話を掛けているミサトだった。
「―じゃあ、そういう事だから」
ミサトは、受話器を本体へと戻す硬質な音と共にアスカの方を向き、言う。
「良し、シヲリちゃんも帰ってきたことだし、準備できたら行くわよ、アスカ」
「え…?」
状況が掴めずに居る少女に、アスカが継いで言う。
「今からアンタと一緒にネルフへ行くのよ、ユニゾンの特訓しにね」
「悪いけど、もう余り使徒が来るまで時間が無いの。 次の作戦はアスカとシヲリちゃん
のユニゾンで行くことに決まったから、シヲリちゃんも準備して。 …あ、でもその前に
シャワーでも浴びて来なさい。 風邪引いちゃうわ」
ミサトの言に、シヲリは戸惑いながら問う。
「え、お兄ちゃんじゃ…」
ミサトは仄かに笑みを浮かべつつ、少女を諭す。
「シンジ君には私から言っておくわ。 暫く此処には帰れないと思うけど、そんな長くは
ならないから、我慢してね」
そして、少女達は彼の地へ赴く。 独り、少年を残して。
855 :
847:04/04/30 01:06 ID:???
同時刻。
「碇、これで良かったのか」
薄暗い司令室の中、冬月が問う。 主語は、碇シヲリ。
「ああ」
冬月の方に振り返りもせず、ゲンドウは答える。 その眼は、正面を見据えたまま、
微動だにしない。
「なら構わんが…何故、今になって許可を出したりしたんだ」
それは、突然と言っても良かった。 シンクロテストすらまともにさせず―作戦部から、
と言うより葛城ミサトから再三の要求が出ていたにも関わらず、だ―にいた少女を、今に
なって何故。 作戦部長の要請が有ったにしろ、冬月にはそれは理不尽な決定に思えて
ならなかった。
再びゲンドウの口が開く。
「…老人達への薬だよ」
「そうか」
冬月はそれを信じる訳では無かったが、これ以上詰問しても望んだ返答が得られぬと悟り、
口を噤んだ。
その薬は、死へと誘う毒薬である様に冬月には思えてならなかった。 そしてその効果は
老人達だけでは無く、自らも蝕まれる毒である様にも、また。
856 :
847:04/04/30 01:06 ID:???
第七使徒は、倒された。
アスカとシヲリのダンス。 その華麗さと強さとは、オペレーター達、そして、赤木
リツコを驚嘆せしめるに充分であった。 そう、嘗て少女が経験した舞とは万倍も
異なっていて。
「…シヲリ、良かったね」
笑顔を見せる少年に、アスカと共に本部へと帰還した少女はこちらも微笑で答える。
「うん」
それは己の仕事に忙殺されていたミサトを責めるべきなのか、そのミサトに任せた少女を
責めるべきであるのか。 おそらくそのどちらでも無く、また、誰が悪い訳でも無い
のだろう。 ただ、残酷な事実だけが其処に横たわる。
少年へ、今日の緊急連絡まで連絡は無かった、と言う事実が。
勝利に酔う皆は、少年の笑みの浅さに気付かない。
赤い靴を履き、踊り続ける少年。 彼の脚を切る者は、未だ居ない。
キター
キター ((゚∀゚))
(( ))/■\
(( ´∀`))
∧∧ ||
( ゚д゚).|| いつもより多く廻しております
/ づΦ
キタワァァァ
高まっていく疎外感、ですな。
負けるなシンジ
がんばれシオリ
しっかりしろミサト
アスカとシオリの仲が深まったかな?
やっぱり世界に同じ人間は一人しかいられんだよ。ふふふ。
なんか、どんな展開でもありって感じで良いのう。
両者ともに目が離せません!!
どっちも続きが気になる
なんか、シンジきゅんが・・・シンジきゅんがぁぁああああ!!!!
続き気になる。
んほう!Fateでセイバーにハァハァしてるうちに
大量投下されてるじゃありませんか(;´Д`)ハァハァ
何だかもの凄い豪華なスレな気がしてきた
月厨は(・∀・)カエレ!!
「な、なんでもない」
首を振って否定しながら、必死に静まれと念じる。が、それは逆に大きさを
増してしまう。
「だったら手、どけてみろよ」
ケンスケが、にやりと笑う。シンジがなぜ手をどけられないのか分かっていて、
わざと意地の悪い言い方をしているのだ。
「な、なんでもないったら」
否定を続けながら、膨張を抑える時間を稼ごうとするが、
「どけろって言ってるんだよ! 俺を怒らせたいのか!?」
大声でケンスケに怒鳴られ、シンジは身体をびくりとさせた。そこまで強く
命令されてしまっては、逆らうことはできない。
(お願いだから、小さくなってよ……)
一縷の望みを託しながら、シンジはゆっくりと下腹部を隠している手を取り
去った。
「うぅ……」
自己嫌悪から唇を噛み締める。願いも虚しく、ブルマははっきりと膨らんで
しまっていた。
「はっ、ははははっ。なんだよ、シンジ。やっぱり、女の格好するの好きなん
じゃん。自分を見て興奮してるんだろ?」
ケンスケに嘲笑されても、何ひとつ言い返すことができない。理性に反して
勃起した自らの性器が、堪らなく憎かった。
(なんなんだよっ。こんな格好で勃起しちゃうなんて……ばかぁ。こんなの生
えてなければ良かった)
と、連続してフラッシュが浴びせられる。
「ちょ、ちょっと、こんなとこ撮らないでよ!」
きたぁぁぁぁぁぁぁぁ
キタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
OK、ケンスケ。その写真、いちまんえんで譲ってもらおう
シンジは狼狽して、ケンスケに掴みかかった。こんな姿を晒されたりしたら、
恥ずかしくてもう外に出ることなんてできなくなってしまう。
「なんでだよ? ブルマ穿かされて勃起してる男の画なんて、最高に笑えるじ
ゃんか」
耳元に口を寄せ、ケンスケがシンジの羞恥を高める台詞を吐く。
「うぅ、酷いよ……酷いよ」
恥辱の余り涙が出そうになり、シンジは弱々しく呻いた。と、ケンスケの足
がすっと動いたかと思うと、足を掛けられ床に倒されてしまう。
「きゃっ」
悲鳴を上げたシンジの上に、ケンスケが覆い被さってくる。
「でも、興奮するのもしょうがないかもな。こんなに似合ってんだもんな。ま
るっきり女だぜ」
ケンスケの手が、シンジの剥き出しの太ももを撫で擦った。
「ひっ」
ぞっとする悪寒が走り、全身が総毛立つ。女性が痴漢やセクハラに合うこと
がどれほど耐え難い苦痛であるか、シンジは初めて実感した。
「ここ以外はな」
言って、ケンスケはブルマの膨らみを撫でた。
「ひゃぁっ」
ブルマ越しの微妙な刺激に、思わず上擦った声が漏れてしまう。
「感じてんのか? ほんと……どうしようもないくらい可愛いよ」
ケンスケの顔が近づき、シンジの唇を塞いだ。
「うぅ!」
太腿を触られた時とは比べ物にならない嫌悪感が一瞬で全身を支配し、シ
ンジはあらん限りの力でケンスケを突き飛ばした。
「変態っ!」
勢いよく後ろに倒れたケンスケに向けて、侮蔑の言葉を吐き出す。
ケンスケは頭を打ったらしく、後頭部を手で抑えながら起き上がった。
「変態はお互い様だろ? お前だって、女装した上に勃起まで見せてるんだか
らさ」
そう言うケンスケの瞳は、底の見えない沼のようにほの暗く、見ていると引
きずり込まれてしまいそうな錯覚を覚える。
(僕は、違う……僕は変態じゃない……)
心の中でケンスケの言葉に抗う。しかし、シンジの股間は、いまだに熱を持っ
てその存在を主張し続けていた。
う、うほっ!!!
すばらしいでつ・・・。
お、俺のシンジきゅんがケンスケなんかに喰われちまう〜
ハァハァハァハァハァハァうっ…
最低だ俺って
いろんな意味で過去最大のピンチだなあw
直前にマナといい思いしてるだけに……
…じょ…女装は最後の砦っつーか……小隊長! 自分の分隊は後退させます!!
なんで、僕らのシンジきゅんはこんなに受けが似合うんだろう・・・。
このまま鬼畜ケンスケがんがれ!
>>874 勃っちゃった…otz
僕は、違う……僕は変態じゃない……
>>878 事実よ、受け止めなさい。
変態、いいわね。
>879
ミサトサン、ハケーン。
881 :
847:04/05/12 01:16 ID:???
「ええっ、修学旅行行っちゃ駄目!?」
アスカの声がダイニング・キッチンに響く。 食事の後の洗い物―4人分だ―をしている
少女は表情を見られないのを良い事に苦笑する。
「そ、ネルフで待機」
食後に出された緑茶を啜りながらミサトは言う。
「そんなぁ、折角今日水着買ってきたのよ!」
アスカの言葉に、だがミサトは当然のように答える。
「だって、いつ使徒が来るかも分からないのに出かけさせるわけに行かないでしょ?」
「そりゃそうだけど―」
怒りの矛先を向けるべき所を決めかねていたアスカの目が、彼女の斜め前、つまりミサト
の横に座っている少年を捉える。 少年もまた、ミサトと同じ様に静かに茶を飲んでいる。
「アンタも何か言いなさいよ!」
「だって、行けないって思ってたし…」
少年は答える。
「……なっさけない男」
「なっ…」
嘲る視線に、少年は一瞬椅子から立ち上がりかけ、しかし諦めた様に座り直す。
「何よ、文句有るんなら言いなさいよね」
アスカの言葉に、少年視線を落とし、そして呟く。
「何でも無い…」
882 :
847:04/05/12 01:17 ID:???
「…そ」
さほど興味が無さそうに答えたアスカは、顔を流しの方に向けると、少しばかり声を
張って言う。
「シヲリだって行きたいでしょ?」
ちょうど洗い物が終わったのだろう、少女は蛇口から流れる水を止めると振り返る。
「うん、まあ、ね…」
曖昧な笑みを浮かべる少女は、少年の顔色を窺う。 だがテーブルの上へ視線を向けて
いる少年の表情を識ることは出来ない。
そして少女は気付く。 ここ一週間、そう、少女が使徒を倒して以来、少年の眼を、あの
透き通る黒いモノを見ていない事に。
少女が話し掛けていない訳では無かった。 いや、むしろ日を追うごとに少女から
少年へと話す回数が増えているのだから、眼を見る回数が増えても良い筈なのだ。
―ボクが、使徒を倒したから?―
少女は脳の片隅で浮かんだ考えを、しかし取り除いた。 何故ならあの時、自分が本部へ
戻ってきた際に、少年は笑顔で祝ってくれていたから。
ならば何故なのだろう。 少女は傾げた首を戻す事が出来なかった。 偶々なのかも
しれない、と自分を納得させる少女。
仕方が無い事なのかもしれない。 少女の黒い瞳は周りを見渡せる程良く動かなかったし、
今日は、少女の身体の火照りを冷ます事が出来る日だったから。
883 :
847:04/05/12 01:17 ID:???
「お兄ちゃん、入るよ…」
日付が変わるか変わらないかの時刻に、少女は少年の部屋の扉を静かに開ける。 もう
一人の同居人が起きて来ないように、殆ど音を立てずに。 その行為がまた、少女の
中心を熱くさせる。
少年の部屋は暗かった。 と言って、照明が全て消えている訳では無く、常夜灯の灯りが
部屋全体を橙色に染めている。
「こっち向いて…」
少女の声に、少年は壁側を向いて横になっていた身体を起こし、ベッドに腰掛ける。
少年の陰茎は既に屹立し、触れる前から粘度の有る透明な液体が下着と、その上の寝間着
を濡らしていた。
少年は、幻滅していた。 殆ど訓練もせずに少年よりも良い動きをし、使徒を倒した
少女にほんの少し嫉妬している事に。 パイロットとして必要とされていない自分が、
妹のおかげで此処に残る事を許されている事に。 そして、妹が服を脱いでいる姿を見て、
痛いほど勃起してしまっている事に。
だが、それもまた淫靡な香となって、少年の鼻腔から脳へと電流を駆け抜けさせる。
884 :
847:04/05/12 01:18 ID:???
目の前では、ショーツ1枚だけとなった少女が、官能に濁った眼を少年へと向けている。
真っ白な下着は既にしとどに濡れ、ほんの少し動いただけで蜜が垂れそうな程に濡れて
いる。 使徒戦を挟んで、もう1週間以上も自慰をしていない少女の陰核は、熱くしこり、
包皮をめくりあげている。
少女は立ったまま、下着の上から淫裂をなぞる。 潤滑油に塗れた下着が擦れ、敏感に
なり過ぎた少女の中心には適度な刺激を与える。
「…っ! んっ、あぅん、はぁっ…」
それだけで少女の太腿に蜜が流れる。 水音が部屋に溢れる中、少女の愛液の匂いが
少年の全身に纏わり付く。
少年は無意識の内に自身の陰茎を服の上から擦り始めていた。 尿道から驚く程多量に
出ている透明な液体が少年の自慰を助ける。 その音は少女の秘唇から出ている音と
合わさり、部屋の外へと聞こえる程となっている。
己の亀頭から感ずる痺れに気を取られていたのだろう、少年が気付いた時には少女の白く、
細い指がズボンと共に少年の下着を降ろし始めていた。
「ああっ…」
少年が思わず屹立から手を離してしまった事で、すんなりと少女は少年の下着を降ろす
事が出来た。 跪いて脱がせていた少女の目の前に、丁度ベッドに座っている少年の
脈打つ、赤く濡れている怒張が見える。 少女が触れようと手を伸ばす。
「だ、ダメだよ、触っちゃ…」
黄色の靄がかかっている少年の頭は、それでも少女に触れられる事を拒否する。 食い
下がるかと思われた少女はしかし、何故か自身の下着を脱ぎ出す。
885 :
847:04/05/12 01:19 ID:???
「…じゃあ、これで良いでしょ?」
少女の右手に握られていたのは、全体が淫液塗れとなった少女のショーツだった。
少女の手は、そのまま少年の陰茎を擦ろうと再び動き出す。
「それもダメだ…ぁあんっ! んっ…あああっ!」
またも拒否しようとした少年の行動は、だが遅過ぎた。 滑やかな手に包まれた下着が、
既に少年の固くなった物へと触れてしまったのだ。 少年自身での自慰で限界近くまで
上り詰めていた、一週間以上放出される事の無かった精液は、濡れた下着の卑猥な感触に
包まれた瞬間に少女の顔目掛けて大量に噴出していた。
少女の顔面を粘度の高い白濁液が垂れ落ちていく。 精液の匂いは生臭かったが、少女は
その匂いが苦にならなかった。 あまつさえ、口の周りに付いた精子を左手で掬って舐め
取っている。 その表情は恍惚とし、自分の欲情に酔っている様にも見えた。
その間も少女の右手は休まずに少年の陰茎を擦り続ける。
「ひゃうっ、はっ、はっ、あっ、あっ!」
射精したばかりの敏感になっている陰茎を擦り上げられる感触に、少年の腰は少女の
右手が一往復する毎に激しく跳ねる。 鈴口からは、先程の射精で尿道に残った汁が
染み出している。
886 :
847:04/05/12 01:20 ID:???
少女の左手の指は、顔に付着した精液を塗り広げる事を既に止め、少女の膣に差し
込まれている。
「ひんっ、あああぅんっ! かはっ、ひっ…あはっ、あ!」
己が指が作り出す快楽によって、眼の焦点が合わなくなってきている。 喘ぎを洩らす、
開け放しになった口からは唾液が零れ、顎に付いた濃い精液を少女の薄い陰毛へと落とす
役目を果たしている。
少年の剛直が、再び臨界を迎える。
「僕、あっ、またっ…出る、出ちゃ、ひっ、うよ、あっ! あああああっ!」
「ボクもっ…! ああああんっ、ひっ、はっ! んっ! …んんんんんぁっ!」
二度目の熱い精液を顔面に受けながら、少女もまた絶頂に達する。
「んんっ…」
白い靄に包まれた少女の脊髄は、快楽によって意識を刈り取られた。 座ったまま愛液を
垂れ流し、失神している少女は官能に囚われ、従する女神の像の様で。
其を見る少年は再び己に嫌悪する。 美しき物を汚してしまった自分に。 汚された
美しき物を見、昂奮する自分に。
887 :
847:04/05/12 01:21 ID:???
遅れてしまって申し訳ないです…。
やっぱりエロ書くのは楽しい。
乙っす。久々のエロですな。
しかし、シンジの苦しみに気づけていないシヲリと一人でドツボに
はまっていくシンジの救いのないエロですなあ。それがいい。
いつのまにやらシヲリとナニしあう秘密の習慣が出来上がっていたのか!
うーむ、素直に欲望に流されてしまえば二人して幸せになれるのになぁw
乙。
ネルフに気付かれないのか?
それとも気付かれているがほっとかれてるのか。
アスカは初対面のとき恋人みたいだと一瞬思ったわけだから、
じょじょに怪しくは思っているかもね
しかしビンビンにおったててダメとか言っても説得力がないぞ!w
下着で包んでしごくのか。
こしゅこしゅ、と言う音がしそう。
気持ちよさそうですね
顔に射精も、ぴゅっぴゅっと飛ぶ様子が興奮を誘いそうですね。
GJ。
>890
まあ、そのうち現場を押さえられでしょw
つーかそこまできてお互い実際にやってないとは、
さすが座右の銘が自制心。
っていうかやってるも同然
そんな寸どめの我慢じゃあんまり意味がないぞシンジ!
そのうち体をこすり合わせ始めて・・・・それでもまだというw
つっこんでも射精しなければまだ、
射精してもゴムつけてたらOKとか言いそうだ。
そんな風に堕ちた自分に対して儚い言い訳を盾にしてエロいことを受け入れていくシンジきゅんってのが良いんじゃないか。
是非見透かした上でまだ足りないと責め手を強めるシヲリたんが見たい物ですなあ。
よー考えたらシヲリってシンジだったんだな。忘れてた。
>>ALL
お前ら基地外だろ・・・。
omaemona->899
うるさいバカ!
お前と一緒にすんな!!!
変態!!
>>900
ま、普通の女の子でもいけるし
俺はそんなに変態じゃない
えぇぃ!目クソが鼻クソを笑っているということに何故気付かん!
倒錯スレで変態性を否定してしまうのもいかがなものか?
だいたいスレタイで「倒錯」を名乗ってるんだから変態なのは当たり前なのだ。
わざわざ指摘するほうがおかしいし、否定するほうもスレの主旨を間違えてる。
ただの煽りやん。
目くじら立てるほどのことでもないわさ。
変態なら別によいんだけどね。キチガイ呼ばわりは心外じゃのう。
いいのかよ!
女装に性転換、おまけにバイセクシャルが主題のスレだからな〜(;´∀`)
・・・あ、そう。
限定されたスレ内部でやるだけだから問題なし
変態で何が悪い。萌えた者が勝ちだ。萌えさせた者が神だ。
>>911 スレが伸びてるので期待したのに雑談だけでスゲエ鬱。
もう少し生産的な事に費やして頂きたいモノだ……いや、
「シンジきゅん」という時点であんまし生産的ではないんだけれども……ね。
その後、シンジは元の制服に着替えると、逃げるようにして自宅に帰った。
平時通り夕食を食べ入浴を済ませるが、その間も胸の内には整理のできない
もやもやとした感情が居座り続けていた。
「はぁ……」
自室に入ったシンジは、深々と溜め息を吐いた。なんなのだろうこの感情は?
なんとも言い表しづらい。
「気持ち悪い……」
もどかしさから、そうつぶやく。そして、その言葉こそ心の中のもやもやを
表す一番適した言葉だと、シンジは思った。
(そう、気持ち悪いんだ。それだけだよ)
ケンスケにブルマ越しとはいえ性器を撫でられ、あろうことか口づけまでさ
れてしまった。
(信じられない……)
まだ現実感がない。少しマニアックな所はあるが、いい友達だと思っていた。
まさか自分が性的対象として見られることになるなんて、想像もしていなかっ
た。
「まだ、続けなきゃいけないのかな……女装」
さらに嫌悪を感じるのは、自分が女子の体操服を身に着けて勃起してしまい。
ケンスケに襲われている最中でさえ、それを維持してしまったことだ。
「まるで変態じゃないか……」
『変態はお互い様だろ?』
ケンスケの言葉が、頭の中で響く。
「違う。僕は変態じゃない」
必死に自分に言い聞かせる。が、
「……」
シンジは自身を見下ろして、唇を噛んだ。ケンスケの部屋での出来事をほん
の少し思い返しただけだというのに、股間が膨らんでしまっている。
「くそっ」
シンジは毒づいて、ハーフパンツとブリーフをまとめて引き下ろした。
「なんで、勝手に大きくなるんだよ」
忌々しく睨み付けるシンジの視線などお構いなしに、ペニスは隆々と誇らし
げに立ち上がっている。
「このっ」
シンジはペニスを乱暴に掴み、擦り上げた。
「うぅっ、お仕置きしてやるからぁ」
普段の自慰とは比べ物にならない激しさで行う行為は、皮肉なことに何倍も
の快楽を感じさせる。
「こいつ、こいつぅっ」
軽く足が震え、すぐに立っているのが辛くなってしまう。
シンジはふらふらと机の前まで進み、一番上の引き出しを開けた。中にある
写真の束を手に取る。
「あぁ……」
感嘆の声が漏れた。写真には、女子制服を身に纏ったシンジ自身が収められ
ている。それを見ただけで、また一回りペニスが大きさを増したように感じら
れた。
シンジはベッドに腰を下ろすと、写真を片手に持ったまま一層乱暴にペニス
を弄った。鈴口に透明の汁が溢れ出す。
「よだれなんか垂らして……変態なのはお前だ。僕じゃない。悪いのは、こい
つなんだ」
我慢汁を指で絡め取り、ペニス全体に塗りつける。それが潤滑油となって、
さらに快楽を増幅させた。
「お前なんか、お前なんかついてなきゃよかったのに」
ペニスさえなければ、当然節操なく勃起してしまうことも、自分が変態かど
うかなんて悩むこともなかったはずだ。それに――
(そうしたら、本当の女の子になれる)
無意識にそんなことを思う。それは甘美な想像だった。蜜のように甘く、身
も心もとろけてしまいそうなほどに。
(って、今僕、なに考えたの……?)
はっとして思い返そうとするが、それより早くペニスを掴む指に脈動が伝わっ
た。
「あっ、あぁぁっ、で、出ちゃうっ!」
絶頂を迎えて、ペニスから白濁の液体が噴き出す。音を立てそうなほど勢い
良く、そして大量に吐き出されたそれは、絨毯の上に点々と染みを作った。
「はぁ……はっ……少しは、反省した?」
肩で息をしながら、自分のペニスを見下ろす。しかし、そこは省みる様子な
どまるでなく――やや勢いを失ったものの――依然として勃起を続けていた。
「そっか……まだ、お仕置きが足りないんだね」
奔放な性器への仕置きは一度では終わらずに、その夜、二度三度と繰り返さ
れた。
シンチャンコワレチャッタ――――――――――――!!
くらくらする……とってもくらくらする……
ど
こんなのシンジきゅんじゃない・・・・・・_ト ̄|○
微熱さんのシンジは壊れると、その壊れ方が良い感じなんだよな。
さすが微熱さんだ。すげぇよ。
都合のいい大団円を迎え都合よくゲンドウとシンジが和解した世界。
シンジはエヴァがソレでアレして女の子になっている。
そしてゲンドウとのDOKIDOKI二人暮しが読みたい。
エロひかえめで。エロっぽいくらいで。
やばい!この世界から抜けられなくなった・・・。
興味本位でこのスレ覗いて、変態になっってしまったかわいそうな人です。
目が覚めてシンジは、しかし一向にベッドから出る気になれなかった。
日曜日だというのに気が重い。今日も、ケンスケの家に行かなければならな
い。
このまま一日寝過ごしてしまおうかとも思うが、そうしてしまった後のこと
を考えると、恐ろしくてできない。
(しょうがないよね……)
シンジは、のろのろとベッドから這い出ると、出掛けるための身支度を整え
た。
玄関に向かう途中で、リビングでテレビを見ていたアスカに声を掛けられる。
「なに、あんた出掛けんの?」
「え、うん、ちょっとね……」
できるだけ平静を装って、答える。
「ふ〜ん、またあのスパイ女とデートってわけ?」
半眼で、不機嫌そうにアスカが言ってくる。そうだったら、どれほどよかっ
ただろう。
「……今日は違うよ。ケンスケの家。約束があって」
行き先だけを正直に答える。声のトーンが自然に低くなってしまうのは、ど
うしようもない。
「へえ、そいつはご愁傷様。いってらっしゃい」
「いってきます……」
アスカとの会話を終わらせて、玄関から外に出る。扉を開けた途端、シンジ
はまぶしい光に目を細めた。
雲ひとつない快晴の天気。しかし、それとは対照的にシンジの胸の内は、暗
く分厚い雲に覆われていた。
玄関で扉の閉まる音がした。シンジは外に出たようだ。
「にしても、なんでもすぐに顔に出るやつよね。あいつって」
煎餅をかじりながら、アスカはひとりごちた。
遠足前の小学生みたいに前日からうきうき気分を発散させられるのもかなり
いらついたが、さっきのように市場に連れていかれる子牛のようなオーラを出
されるのも鬱陶しい。
「なによ。日曜日にデートできないくらいでさ」
煎餅の残りを口の中に放り込んで、ばりばりと噛み砕く。
「まぁ、私には、これっぽっちも関係ないんだけど」
誰が聞いているというわけではないが、断りを入れる。シンジが誰とデート
をしようが、できなかろうが、自分には一切関わりのないことだ。ただ、そん
なシンジの様子を見ていると、わけもなくいらついてしまうのだ。繰り返すが、
理由なんてない。ただ、心がささくれ立つ。
「はぁ〜、暇だわ……」
予定のない日曜。テレビも惰性で見ているだけで、面白くもない。からかい
相手のシンジまで外出とあっては、退屈でしょうがない。
「あ、そうだ」
思い立ってアスカは、立ち上がると真っ直ぐにシンジの部屋に向かった。平
然と――なんの後ろめたさもなく、室内に侵入する。
「ズリネタでも探して、からかってやろうかしらね」
身を屈めてベッドの下を除いてみるが、それらしいものはない。
「ちぇ……。じゃあ、と――」
室内を見渡して、シンジの隠しそうな場所を探す。
「ははん、そこね」
アスカは、机の一番上の引き出しに見当をつけた。早速開けようと引くが、
開かない。鍵が掛かっているようだ。
「ふ〜ん、馬鹿シンジでも、一応用心はしてるわけね。けど――」
アスカはポケットからヘアピンを取り出し、鍵穴に差し込んだ。
「こんな鍵、かざりよね」
ヘアピンを動かすこと数十秒。確かな手応えがアスカの指に伝わった。
「ちょろいもんね。さて、拝ませてもらいますか」
引き出しを開けて、まず目に付いたのは写真の束だった。アスカは、それを
手に取って、呆気に取られた。
「なによ、これ……?」
制服姿の少女が、グラビア風のポーズをとって写っている。問題は、それが
アスカのよく知っている人物で、
「シンジじゃない……」
男のはずのシンジであることだった。双子の姉か妹たど言われれば納得する
が、それがいない以上、これは間違いなくシンジであるはずだ。
アスカはわけがわからずに、しばらくの間呆然と写真を見下ろしていた。
アスカ様
キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!
シンジにプライバシーねー!!
アスカキタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
>わけもなくいらついてしまうのだ。繰り返すが、
>理由なんてない。ただ、心がささくれ立つ。
この辺が微熱アスカらしくて好きですわぁ。
アスカバレキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
これで昼間ケンスケに散々嬲られたあと、帰ってきてからアスカに嬲られて、
おまけにそれがバレてマナにフられてしまったりしたら・・・・
なんて可愛そうなシンジきゅんハァハァ
>>934 いんや、マナにも嬲られるのです。そのうちレイにも嬲られるようになりますw
さすがアニメ史上最強の受けキャラだなw
カヲルきゅんはまだー?
ピッキングマスターアスカ
まるでトワイライトシンドロームの岸井ミカ
熱に浮かされたように頭の中がくらくらして、今すぐにでも倒れてしまいそ
うだった。すれ違う人皆が、興味深そうにシンジに視線を浴びせてくる。
顔を真下に伏せながら、それも無理はないとシンジは自嘲気味に思った。男
である自分が、淡いピンク色のワンピースを身に着けて歩いているのだから。
一応かつらは着けているが、行き交う人達の目には酷く滑稽で、愚かで、醜く
写っていることだろう。
ただ普通に――いや、むしろゆっくりと歩いてるだけなのに、吐息が乱れて
しまうのは、初めて履いた踵の高いサンダルのせいばかりではない。
「ね、ねぇ、もう帰ろうよ」
シンジは堪らず、側らを歩くケンスケの腕を引っ張った。
が、ケンスケはまるで取り合ってくれない。
「なんでだよ。まだ、駅からいくらも歩いてないだろ」
「だって、こんなの恥ずかし過ぎて堪えられないよっ」
人通りの多い繁華街。視線が針のように、四方から絶え間なく襲い掛かって
くる。この苦痛に比べたら、まだ全裸で歩けと言われたほうがましかもしれな
い。
「きっと皆、心の中で僕のこと笑ってるんだ。馬鹿にしてるんだよ」
涙がシンジの視界を滲ませた。
「誰も馬鹿になんかしてないさ。お前が可愛いから、つい見とれちまうんだよ」
「そんなわけない……」
「なら、見てみろよ」
ケンスケは立ち止まると、ショップのウィンドウにシンジを向けさせた。
「あ……」
顔を朱に染めた美少女が、目の前に現れる。ピンクのワンピースが、すごく
よく似合っている。客観的に見ても、間違いなくかわいい。けれど、目の前の
少女と自分が同一だとは認めてはいけない気がした。
(僕って、かわいいの……?)
心が揺らぎかけて、慌てて、そんなわけはない、そんなわけはないと、自分
に言い聞かせる。けれど、目の前に移っているのは、自分で――。
と、葛藤に決着が着く前にケンスケに腕を引かれ、シンジは思考を中断した。
「ほら、いくぜ」
水の中を歩いているような息苦しさを感じながら、ケンスケに着いて歩く。
顔を吐息も胸も、身体中全部が熱い。
(それになんだか、あそこも……)
数分――シンジには何時間にも感じられたが――も歩いた所で、前方の人影
にとんでもないものを見つけて、シンジは心臓を跳ね上がらせた。急いで脇道
に逃げ込もうとする。
「どこ行くんだよ?」
しかし、ケンスケの手が素早く伸びて、捕まってしまう。
「だって、だって、あれ!」
緊急事態であることを伝えようと視線で前方を指し示すが、ケンスケもとう
に気づいていたようで、
「トウジと委員長だな」
落ち着いた声音で、そう告げた。
ケンスケGJ
堕ちるところまで堕としてください
鬼すぎる・・・
もしかして4P?
割と落ち着いてるな、ケンスケ。
ふ、問題ない。シナリオ通りだ。
テレビ朝日系列のテレメンタリー、俺の地方じゃ今、中学二年生の女形
役者の話やってるんだが、リアルで見るとまた違うねえ。
性的倒錯、ってわけじゃないんだが。
このスレで聞くのもどうかと思うんだが、柳楽優弥ってどう?
ちょっと唐突だが、あのタイプの子ってどんなもんかなと。
かわええけどあれは完全に男でしょ。
なんでここで聞くんだろうね。
男好きだからこのスレにいるのではない!
シンジきゅんが好きだからこのスレにいるのだ!
女装もいいが、男装女の子シンジものも見たいな
エヴァGの逆ね、竜之介か
>>955 マユミあたりに無理矢理男装させられておもちゃにさせられたりするシヲリ
ランドセルに半ズボン
男子体操服
学生服にサラシ
・・・・・・・・・・・・・。
>>948 女形みたな存在があると、倒錯シンジきゅん萌えも日本の伝統に根ざしたものであるということがわかるな。
そうか、俺はシンジきゅんに萌える自分を変態だと思っていたけど、それは正常なんだな。
>>951-952 まあ、ショタスレの役割も兼ねてる、と見えても仕方はなかろう。
ある意味、話題の幅は広がるから、歓迎すべきかも。
ところで、微熱氏の作品、どこかのサイトにうpしたほうがよくないか?
エロパロ板はdat落ち後間もなく過去ログ倉庫に入るから微熱氏のは全部読めるけど、
エヴァ板はかなり時間がかかるし。
次スレにまとめて貼り付けるってのも手ではあるが。
真正ショタならむしろLOSスレだと思うんだけどな。こっちは素直に少年に欲情できないけどシンジきゅんの
妖しい魅力に囚われてしまってしかたなく女の子にしてみたり女装させたりしてるわけで・・・
まあ、どうでも良いが。
エロパロ板の男萌えスレの保管庫は更新してないのう。
>>960 1.向こう(男が〜)の独立倉庫にお願いする。
2.それこそ汁の方にお願いする。
もう、どっちかじゃないのかな。
1.のほうが現実的かもしれないけど…確かに更新してないしなぁ、最近。
こっちはシンジきゅんに悪戯して愉しむスレ?
html保存しといてうpすればいい
>>958 面白いもんで、いい女形が美男子か、っつーと必ずしもそうでないんだな。
その番組で見た子は色白で女の子みたいに細くて顔も悪くはなかったけど。
あれを「中性的」というのなら、まさにそうなのかもしれない。
番組見てないからわからないけど、メイクも濃いだろうしあまり顔は関係ないかもね。
男から見た女の仕草ととかの女らしさを再現しているってとこかのう。
>>955 いいね。
昔倒錯少女補完とか言ってちょっとそれっぽいFFがあったなあ。
かなり男の子っぽかったから微妙に違うけど。
サイトごと消滅したし。
>>962 微熱氏の作品の保存に余り熱心でないスタイルはなにやら拘りなのかもしれないし、
御本人の希望も聞かねばな。
シルクソックス中の人の作品も汁カラーにあってるかもな。
誰これ?
絵が美鳥の日々っぽいな。
972 :
847:04/05/26 23:29 ID:???
蒼い空、白い雲。 そして、飛び回る戦闘機の輝点。
セカンド・インパクト以降、空が美しくなったと大人達は言う。 それは、自分の周りが
世界の全てだったあの幼い頃を思い出す度に生ずる、甘い、色褪せた感覚に似ている
ものなのかもしれなかった。
紅い機体が灼熱したマグマの中へ入ってから、暫く経つ。 火口に立つ初号機、そして
中にいる碇シヲリは、沸き立つ火口を静かに見下ろしていた。
「何故、あの子なの?」
白衣を着、壁に凭れ掛かりながら。 周囲に居る人間に聞かれない為だろう、あるいは、
聞かれて欲しく無いというアピールか。 赤木リツコが小声で問う。
「…シヲリちゃんの事?」
こちらも小声で答えるのは、葛城ミサト。 ミサトは腕を組みながら僅かに嘆息し、
横目でリツコを捉える。
無言で微かに頷くリツコに、ミサトは口を開く。
「ん、リスクは分散させないとね」
そう嘯くミサトの顔にかかる薄い膜に、リツコは追求しても詮無いと感じたのだろう、
オペレータ達の方へ向かいながら口を開く。
「まあ…、良いわ。 私達も仕事、しなくっちゃね」
そう言いながら離れてゆく白衣を見ながら、ミサトは数時間前の事をその脳裏に
浮かべていた。
前回と違い、作戦にシヲリを使う事には大した反対が出なかった。 いや、実際には
前と同じ程の量の反対は有った筈だ。 が、ミサトはそこにリアリティを感じる事が出来
なかった。
その薄さは、何か在るからか、それとも何も無いと判断されたからなのか。
―鬼が出るか、蛇が出るか―
ミサトは口の中でそう呟きながら、リツコの背中を追った。
973 :
847:04/05/26 23:29 ID:???
ネルフ、パイロット控え室。 少年が初めてその存在を知った時は使う者など居るの
だろうか、と思った場所だ。 だが、少年は其処に居た。 蒼い髪をした少女と共に。
固く、座り心地の悪いプラスチックの椅子。 だが、今はそれが助けとなっていた。
尻の痛さで、二人で居る気まずさに少しだけでも眼を逸らしておけるから。 レイは
未だ姿勢を崩さず、まるで自分独りしかここには存在しない、とでも言った風に、いつも
そうするように本を開いていた。
此処へ来てどれくらい経ったのだろう。 30分か、それとも数時間経っているのか。
利用者の事など考えても居ない無機質なコンクリートの直方体―もちろん時計など無い―
は、少年の時間感覚を混乱させるのに充分な役目を果たしていた。
少年は幾度隣のモノに話掛けようとしたのかしれなかった。 しかし、その決意はレイの
表情を見る度毎に霧散して。
それでも、ついに沈黙に耐え切れず、少年はその重い口の錠を開ける。
「あ、あのさ、綾波…」
そこまで言って少年は口を噤んでしまう。 彼女が自分の話に興味なぞ持つ訳が無い
のに、何故自分は声を発して仕舞ったのだろう、と悔いつつ。
しかし、少年の悔恨は裏切られる。 レイが本から顔を上げ、少年の方を向いていたから。
「何?」
涼やかなその声色に導かれ、跪く者は告白する。
「綾波は、寂しくないの? …その、独りでさ」
再び静寂が訪れる。 今度は、ページをめくる音すら聞こえない。
よく冷房が効いている部屋の中で、少年の脇から汗が染み出し、制服の下に着たTシャツ
へと染みを作っていく。 自分の息遣いすら騒音に思える中での数瞬。
974 :
847:04/05/26 23:31 ID:???
「分からない」
よもやそのような答えが返ってくるとは思わなかったのだろう。 少年は一度レイの顔を
見、そしてすぐに膝の間で組んだ己の両手に視線を戻しながら、言う。
「分からないって…。 寂しいとか、思ったこと無いの?」
「…どうして?」
「どうしてって…。 綾波はさ、学校でもずっと独りじゃないか。 授業中でも、昼休み
でも。 ネルフでも人と話してるの殆ど見た事無いし…。 だから、そういう風に思った
事って、無いのかなって思って」
礼を失した質問は、だが、少年がどうしても彼女に聞きたい事でもあった。
何故なら、少年もまた独りであったから。 不幸な事に、それが少年の思い込みに
過ぎないとしても、事実は少年の脆い心に存しているから。
またも数瞬の後、レイが答える。
「…私には、何も無いから」
レイの言葉を飲み込めず、困惑した表情の少年。 少年は、更なる言葉を求めようと
話しかける。
「何も無いから、寂しく無いの? …それなら、僕だって何も―」
無いのに、何故寂しいんだろう、と続けようとしたその言葉は、驚くべき事にレイの
言葉によって打ち切られた。
「違うわ、貴方が思うより、私には何も無い」
「そんな事―」
言おうとして、少年はレイがもう話す気が無い事を知った。 再び本の上に落とされた
彼女の瞳はいつもと変わらず、しかし、蒼い悲哀を湛えているように、少年には思えた。
どんどん他人との接点が断たれてくな
やっぱシンジきゅんには自問自答で悩んでもらわないとな。
エヴァサーチはいらんだろ
979 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/27 18:02 ID:JuEU7kZe
シリアスでイイ!ね
>>978 いらんかな?
折れは立てられないのでよろ↓
では漏れが…
スマン、テンプレでミスった。
シンジきゅんに会わせる顔が無いんで、新スレにカキコは当分自粛する。
なんで新スレにカヲルスレが貼ってあるんだ?
さあ?タブリス好きが紛れ込んだかな?
そういう時は微熱氏の連載や847氏の連載の新作部分を転載しとけば良かったのに。
とりあえずネタをふるとか。
いくらなんでも、あれはないだろう…