サードインパクト後はこんな世界ですた 拾

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邪魔が入ったか(>>369
あと一息で全部喰えたのに、味気ない。残った素体だけで我慢しよう。
紅い触手を一瞬で伸ばし、片腕片足で頭の無い敵機全体を包み込み…………
ぎゅっと絞り上げる。
音などするはずも無く、多岐に分かれた触手は一本となる。
「……なかなか、美味かな」
造形美として造り上げた悪魔の顔で舌なめずりする。
それは直接体に取り込まれたわけではない。純粋なエネルギーに変えられたのだ。
不完全とはいえS2機関はなかなかいい感じだ。
暴走するようなら還元すればいいさ。
「………」
イメージをより力強く、激しく、攻撃的に練り上げ、爆発させる。
頼りない1対の蝙蝠の翼は、3つに分かれて3対の鷲のような雄々しい翼へ変化を遂げる。
大蛇のような尾が伸び、腕と脚が一回り、二回り肥大化する。
頭部の角が複雑に分かれながら絡み合い、王の冠を成す。
「……………………ふふ………ふははははは!! いい! いいぞ!!!
 もっと、もっと力をよこせ!!!」
欲望のままに変貌を遂げた醜くも美しき紅。
これがS2機関か! ボスのものとは違う、果てしない自由を感じるぞ。
これが力か! 俺はまだ昇れる、まだまだ強くなれる!!
とことん昇り切ってやる。

次の獲物はどいつだ!!! 塵すら残さず喰らい尽くしてやる。
ゼクストの奴、気が触れたか?
ルールは忘れてないみたいだから別にかまわないか。
どうやら連帯責任らしい、足を引っ張られない事を祈るばかりだ。
余所見をした間に視界が炎に包まれる。
「…効かないと言ったろぅ?」
スーツについたすすを払っていると、がしっと掴まれた。しかも両手で。
震える肩が、腕が、渾身である事を証明している。
「気は済みましたか?」
不細工な顔に向けて、自分のすました顔にいやらしい笑みを造ってやった。
ぱっと右手が離れ、左手から飛び出た俺の顔へ向けて張り手が放たれた。
良い音を頭からかぶり、体感した。
装甲が砕け肉の引き千切れる、自虐的な音。
手が離れる。敵機が思わず傷ついた手首から上肢を押さえる。
「おいおいおい、あんまり汚さないでくれよ」
掃除が大変だろ? たったそれだけでも罰受ける羽目になるんだからやめてくれよ。
この周りには俺の結界が張られているから問題ないが、鈍いのか?
それとも中和も出来ないレベルか、この程度の強さが?

 この程度か!! 情けない! もっとやってみろ!! まだ出せるだろう!?

……まずいな、さっさと片付けよう。あの馬鹿が本当に暴走しないうちに。
ボスは手を出さないって言ったからな。
もう一度、爆炎が俺を包み込む。今度はゼロ距離という奴だ。
「……すまないが、組手をする時間がなくなった」
397396  ◆/s5ZynBY7E :03/03/11 23:05 ID:???
状況補足
エーアスト=紅を身に纏う紳士(>>345
フィーアト=全身鎧の男(>>344
ゼクスト=悪魔の姿を成す男(>>343
ゼクストは槍を利用して喰らった巣もウォーカーから得たS2機関の力を引き出しています。
が、長続きはさせない「予定」。
町の建物及び景観は上記メンバーによって守られており(一部破壊は有>>347)、
戦闘終了時には市街地には戦いの後すら残らないはず。
スモーウォーカーの残骸とか町外れなどは除いて。
ちなみに彼等は全身を槍で覆っているので、紅い姿しか周りの人は見る事が出来ません。
中の人(笑)の容貌風体は不明、ですね。
槍は持っているというよりは槍(膜?)で全身を覆っているというイメージ。
なんというか、自分の意思で千変万化出来る粘土を全身にくまなく貼り付けている感じで、念のため。

>????さん
ああ、一つだけ忘れていました。すみません。
『D』についてなんですけど、カヲル(タブリス)の能力はありません。
ダブリスは元が元なので、その件は了解です。
あと、Longinusメンバーは感情の起伏により人の気配(殺気など)が表に出るときがあります。

>スズキさん
伍号機のアクション求む。キボンヌ。

>トライラックスさん
高橋さんの動き、レスが無いようですが、どうします?
スズキさんとスモーカー大佐の決着がつき次第、こちらはまとめようと思っているのですけれど。

>厚木の兵士さん
あまりの鞭使いの上手さにやはり噂は立つでしょう。
言い訳すればするほど怪しいし(笑)
過去スレは見れるようにしておいた方が良いような気が、個人的にはしています。
398396  ◆/s5ZynBY7E :03/03/11 23:06 ID:???
訂正
巣もウォーカー→スモーウォーカー
またも離反者黒縁メガネ他です。
ごめん書く書くって言って随分遅くなりました。
言い訳は・・・しないことにします。

とりあえずトライラックス派遣組周辺のその後です。
シンジ、レイに少し喋らせました。違和感あったらすみません、流してください、
と事前に断っておきます。
特に????他さん、一応過去のそちらのカキコ見直して書きましたが、
大きくずれがあった場合、訂正なりなんなりするので言ってください。

では逃げ態勢になりつつ、どうぞ。
400バンダロング某所<1/3>:03/03/11 23:19 ID:???
下町の喧騒を見下ろす狭い窓から、ダークスーツの男が空を見ている。
男がいるのはあまり綺麗とは言えない家屋の二階だ。一階はこまごました雑貨を商う店、
階上は部屋を区切って人に貸している。少々値が張る代わり、借りる人間の事情は
あまり詮索しない、その手の宿である。
男が長椅子に足を投げ出して坐っているのは、そんなひと部屋だった。室内には
うっすらと紫煙が漂い、差し込む日差しがカーテンの動きにつれてゆらめく。
男がここに来たのは今日が始めてだが、店の主人の頭の中では既に一ヶ月は
住みついていることになっている。ついさっき外から戻ってきたときも、
主人は常連にかけるような親しげな挨拶を投げてきた。
今、男は微動だにせず空を見上げている。その傍ではごく小さな通信機兼受信機が、
聞く者もいないラジオのように、どこかで交わされている会話を喋り続けている。
男はそのほとんどを聞き流していたが、ふと身体を起こした。
『・・・うん・・・僕も、残念だと思ってる。結局、僕らは信頼されてないってことだから。 
 ・・・僕にだってあれがその場しのぎの台詞だってくらい、わかるよ。でも、それだって
 フウイ・ノ・レイさんが手を尽くしてくれたから聞けたことじゃないか。
 もし、トライラックスの人たちが本当に僕らを敵と見ているんだったら、
 ああやって会って話をしてくれるなんておかしいだろ? 今はまだ話してくれないけど、
 あの人たちだって何も考えずに同盟を組んだ訳じゃないんだ。きっと何かある。
 ・・・僕は、そう信じたいんだ』
送信機から離れたのか、少し聞き取れない部分が続いた。
『・・・を見ても、驚かなかったから』
『少しは驚いたよ。でも、カヲル君と同じ顔でも、全然違うっていうのは、
 本部の戦いと大阪で思い知らされたから。“カヲル君”は一人だよ。
 綾波も。綾波だって一人しかいないじゃないか。
 ・・・綾波? どうしたの?』
401バンダロング某所<2/3>:03/03/11 23:24 ID:???
『・・・もし、そうじゃないとしたら?』
『そうじゃない、って・・・』
『ごめんなさい、今はまだはっきりしたことは言えない。でも、もしこの先、
 私が一人だけじゃなくなったら。別の私、レナたちとは違う、偽者でもない、でも
 “私”とは違う私が現れたら。
 それでも碇君は・・・私たちを受け入れてくれる・・・?』
沈黙。気配はかすかな雑音にかき消され、男の耳にまでは届かない。
やがて、遠い声ははっきりと言い切った。
『受け入れられると、思う。 ・・・まだ自信はないけど、時間だってかかるかも
 しれないけど、・・・綾波を拒んだりする訳、ないじゃないか』
再びの沈黙。それを取り繕うように、声が続く。
『だって、僕はアスカとだって上手くやれるようになったんだよ。 ・・・まだバカって
 言われるし、アスカにこんなこと言ったらきっとすごく怒るだろうけど。
 でも僕は、もう他人を怖がったりしない。そう決めたんだ。
 ・・・だから、綾波も』
もう一度、沈黙が落ちた。
今度はそれは少しの間続いた。息苦しい沈黙ではなかった。
音でもなく気配でもない何かが、流れる。
やがて少女の声が何か言いかけた。
が、ふいに男は手を伸ばして通信機を掴んだ。苦笑しつつ吸殻を灰皿に押し込む。
「やめだ、やめ。こっちが照れちまう」
切ろうとする手の中で、通信機は遥か離れた彼らの声を途切れ途切れにさえずり続ける。
男はしばらく切り替えスイッチをいじっていたが、ふと手を止めた。
402バンダロング某所<3/3>:03/03/11 23:27 ID:???
「・・・なんだ、今の」
音量を上げる。通信機の向こう側、にわかに緊張が走った。
『・・・碇君』
『僕も今見えた。綾波、よく見て。あいつら、実体がないんだ』
『6・・・7・・・わからないけど、もっといる。
 街の人にはまだ何もしてない。けど、この先もそうだという保証はないわ』
『うん。僕ら狙いなら、ここを離れないと。 ・・・加持さんに知らせてくる。
 綾波はそのまま目を離さないで』
緊迫した声、それに混じってごくかすかに聞こえる異様な鳴き声。
ふいに、それが通信機からではなく、部屋の中でしたような気がして、男は顔を上げた。
目の前に白い怪物がいた。
アー、リィッ、と挑発するような声が男の耳元で囁いた。
男の手から通信機が落ちた。怪物は白い翼をはためかせ、そのまま
幽霊のように壁をすり抜けて、ごったがえす通りへと消えた。
「・・・まさか」
乾いた唇から声が洩れる。
「でも間違いない・・・畜生。畜生。聖母じきじきの仕掛けかよッ!」
男は床に転がった通信機を掴み、スーツの上着と帽子を椅子の上からひっさらうなり、
ためらいもなく窓枠を蹴って外へ飛び出した。
屋根伝いに走る音が遠ざかっていく。
男の去った室内で、最後の煙草からかぼそい煙が立ち昇り、しばらくしてそれも途絶えた。
403402:03/03/12 00:26 ID:???
補足。
ネロの盗聴は、正確にはOTR通信士が持っている彼とのホットライン(?)の
通信機を通じて、になっています。通信機がそのまま盗聴器も兼ねているということで。
通信可能範囲等は、都市の中なら感度一定で全域で受信可能。
郊外でもかなりの距離まで交信/盗聴可能です。これはトライラックスが復興先進国家であり、
また日本と違って衛星が(「E」の活動等で幾つか使用不能になってたとしても)
まだ生きている、ということに拠っています。
また、今回言及した時点において、ネルフ派遣組の実際の位置・状況については
曖昧にしました。まだホテル内でおとなしくしている、でもいいし、
フウイ・ノ・レイに連れられて外を見て回っているところでも構いません。
ぼかしたのは「大事件」がなんなのか(どういう状況下で起こるのか)皆目見当がつかないため。
あと。
>>401中のシンジ・レイの不穏な沈黙ですが、二人きりという訳でもないので
何もしてません。喋って黙って、というだけです。念のため。(やらしいなぁ自分)

>厚木基地最後の兵士さん
また笑わせてもらいました・・・笑うとこじゃないんですけど、困る隊長が。
大阪戦以来の隊長+レナのコンビ(戦闘)ですね。
黒縁メガネパートでそのうち絡むかもしれません(日向殴られたしw)
過去ログの件、自分はうp希望します。「後出しだ」って言われそうなネタが
幾つかあるので(保身・・・)それとPCトラブルのあった方が多いので。
自分も持ってはいますが、保存するときのミスであちこち欠けている
(新スレに移った後、旧スレの余りに書かれたレスなどがない)ので、
すみませんがお任せします。
404402:03/03/12 00:28 ID:???
続き。

>????他さん
ご返答どうもでした。助かります。
第弐ですが、自分の脳内予定では今のところ、京都戦入ってまもなく
契約EVA委譲、その後適当に敵捌いて、PRE終わり頃に造反→死亡、
となっております。以前のそちらのレスでは、PRE終盤くらいに始末つけてください、
とのことでしたので、それまでにはきっちり死なせます。
アスカとは・・・戦って、後に響きませんか? 登場タイミングとか。
戦ってしまうと恐らく造反する余裕がなくなります。力の差がありすぎですから
(「告別」の戦闘では、その差を埋めるために第弐もアスカも一切EVA能力を使ってません)
実際彼女とぶつかるかどうかは流れ次第、になる気が。
ただし、戦場で彼女と出会った際、彼女が他の敵と戦っていたら、まずそちらを
容赦なく潰しにかかります。相手が自分より下位のEVAの場合、量産機らしい振る舞いに
及んでしまうかも(やらないで済むことを祈ります)
それからこれは早めに。
京都戦において、第弐が「絶対にやってはいけないこと」の提示を、できたらお願いしたいです。
奴の最終ワザ(wとして考えてるネタがかなりヤバイので。
ただ、先にこういうことをスレに書いてしまうと、書き手としても読者としても
楽しみが減る(ネタばらし)のも事実ですから、なくても結構です。

>トライラックス担当さん
使えるもの使って煽りましたので、「大事件」の方、お願いします。
ここしばらくのレスで、そちらに大きな負担をかけたのは重々承知しているつもりです。
が、自分ごときが騒いだくらいで、そちらが書き込みやめるとは思っていません。
厭な言い方になりますが、その点で自分はそちらを信頼していますので。
本国訪問の進行、そしてシメを決めるのはあなたです。書き込み、お待ちします。

それでは。
405便利屋スズキ(伍号機内):03/03/12 03:21 ID:???
セメントを惜しんで水分を増やしたコンクリートと鉄筋を使用した通路で
震動により細かい破片が落下する中、格納庫に辿り付き、ハッチを開け
コクピットに乗り込むと同時に伍号機の起動手続を始める。
「まほろさん、準備はできたか?」
「大丈夫です。」
エヴァ本体とリンクしているため通信機に直接声が響いている
「それではスズキさん、舌を噛まない様にお気を付け下さい。」
刹那、伍号機は専用エレベーターを使い地上に向かって
高速移動を開始した。
406405:03/03/12 03:29 ID:???
少し燃え付き気味で辛い状況ですが
終わるまでどうにか頑張ってみます。

補足
伍号機の片腕にはパイルパンカーが装備されているので。
第3使途サキエルの物より威力は多少上です。
ttp://www.kyoto-wel.com/item/IS81065N00200.html
ttp://www41.tok2.com/home/george/Gallery/HENA/06_ANGEL/ANGEL.htm
必要無い気もしますが一応サキエルの画像を揚げておきます。
>書き手の皆さんへ
遅筆ですみません。
407トライラックス担当:03/03/12 04:56 ID:???
お久しぶりでやんす。トライラックス担当です。
しばらく自信喪失に陥ってカキコができなくなっていました。
これまで様々な人々がカキコ参加していましたが、その中の多くが
途中で抜けてしまったのも無理からぬような気もします。
しかし、そうは言っても、これまで私の側もそれなりの状況設定を
用意して来たのだから、今ここで抜けるわけには参りません。

取り合えず自分自身のカキコを読み返して、おかしいと気がついたので訂正。
>>377の13〜14行目のクルーガ―大佐(バーベム卿の変装)の台詞、
×「これが教団側から投降して来た上級幹部により提供された大神殿の見取り図だ」
○「これが教団側から投降して来た上級幹部により提供された大神殿、
  及び重要度が高いと思われる人工進化研究所の見取り図だ」
あと、クローリー・ヒナ大使の年齢をこれまで「40歳前後」と書いていましたが、
元ネタを調べた所、いずれも30歳ちょっと過ぎくらいであることが判明しました。
女性キャラの年齢を10年も間違えてカキコするなんて、いくら何でも可哀想だよな。
それから、これも書き忘れですが、海上都市大阪に停泊していた頃は
物価が高いせいで禁煙していたスモーカー大佐ですが、
ヒナと寄りを戻してからは再び葉巻を2本くわえています。
やっぱスモーカー大佐はトレードマークがないとボルテージが上がらん。
408トライラックス担当:03/03/12 05:11 ID:???
>黒縁メガネオペレーターさん
貴方と私の関係って、「たしぎ曹長とエヴァ・フェット」の
不仲とかぶっているような気がすると言ってみるテスト。
たしぎ曹長=日向マコトの女版
エヴァ・フェット=まぎれもなく書き手本人の代弁者
と、言うわけで、お付き合い願います。
ところで、>>400>>401のカキコ記事からすると、
綾波はそれとなくフウイ・ノ・レイが「もう1人の自分」
であることに気づきつつあるということでしょうか?
>E計画提案者さん
つまり、春日歩さんの認識は微妙にズレているということでいいですか?
それにしても、どういうふうにケリをつけようか・・・、
まあ、どうせ噛ませ犬スモーカー君は今回もほとんど自滅状態で
敗走を余儀なくされると思われますが。
>便利屋スズキさん
と、いうわけで、またしても噛ませ犬スモーカー大佐のお相手よろしく。
実力から言ったら勝てるわけなさそうな気もしますが、お手柔らかに。
409トライラックス担当:03/03/12 05:27 ID:???
>厚木基地最後の兵士さん
シンジ君不在の間に私が仕掛けた賞金首ネタの後始末ありがとうございます。
しかも、バーベム卿のサンタクロースがプレゼントした鞭を使って賞金稼ぎ達を
懲らしめて下さるとはウマイ!
>????他さん
トライラックス側は使徒能力を持った改造人間を開発しているが、
使徒能力のパワー源が教団側の委員会にあるとなれば、
逆に私が意図していた展開に持って行きやすくなります。
トライラックス本国での大事件は当初よりも大掛かりなものになりそうですね。
あと、ギーガ―の件はOKです。当初からギーガ―はラスト近くで
教団の主席か委員会に挑むが、やられてしまうみたいな構想だったので。
>高橋覗さん
復帰ぎぼ〜ん。E計画ばっかり美味しい所持って行くのは
面白くないから、ネオ戦自でスモーウォーカーをやっつけて!

ネタカキコは今の所は行き詰まっている感があるので、また明日くらいに。
410高橋覗 ◆Gl11JQ9O4. :03/03/12 15:39 ID:???
トライラックスのスモーウォーカー部隊が、ここ要塞都市に攻めてくるという情報が入り、ネオ戦自に出動命令を出した。
いきなり攻めてくるとは何事がと思ったら、トライラックスが日本を本格的に侵攻する時に障害になるから、早めに叩いておこうという魂胆らしい。
・・・・・・ま、それも一理あるな。しかしそっちの理屈で未完の要塞都市を潰されて堪るか。
「しかしスモーウォーカーか・・・綾波君」
「頭に大銀杏、腰にマワシをつけた、相撲取りのようなロボット。トライラックス製のエヴァだそうで」
「そうらしい。しかしまあ、デザインはともかく、こっちの戦力でどこまで太刀打ちできるか・・・」
「何せ、ネオ戦自の装備はほとんどトライラックスやE計画のお古ですからね。
本家にまともにぶつかっては、厳しそうです。しかも要塞の兵装の可動率は10%ほどしかありません。
とは言っても、やらなければこっちが死にますし。」
「死に物狂いで、追っ払うしかないな」

作戦は至って単純だ。
要塞都市を中心に、幾重に防衛線を敷き、集中的に迎撃して敵の戦力を削いでいく。
防衛線が突破されたら、次の防衛線でまた迎撃する。この繰り返し。
もし、要塞都市まで侵攻されたら?
可動率10%しかない迎撃システムだが、全弾つぎ込んででも追っ払うしかないな。
そこに、調査部3課から報告が入った。3課はE計画の担当部署だ。
「はいはい俺だけど・・・、え?」

スモーウォーカー舞台の侵攻が始まり、オレはネオ戦自に迎撃命令を出した。
部屋のモニターには、スモーウォーカーと戦っている、謎の兵器が映し出されていた。
うーむ、これがE計画の新兵器か・・・。
3課の報告によると、綾波教との戦いに備えて、この戦闘を新兵器のデモンストレーションにするつもりらしい。
まあ、今回は要塞都市を と り あ え ず は守れるんだからよしとするか・・・。どうも納得いかんが。
『一機、また一機とスモーウォーカーが倒れていきます。・・・閣下、どうします?』
現場で展開中の部隊から、無線が入った。
「今はE計画の新兵器はほっておいて、スモーウォーカー部隊に集中しろ」
モニターで見る限り、E計画の部隊の連中は自分に酔いしれているように見えるな。
こういう系は色々と注意を払っとかねばならん。
411 ◆Gl11JQ9O4. :03/03/12 15:45 ID:???
遅くなってどうもすいません。スモーカー大佐はスズキさんと戦うらしいので
それには手を出しませんでした。しかしなんでスモーカー大佐がここにいるんだろう。
412トライラックス担当:03/03/12 23:25 ID:???
>>410,>>411
高橋覗さんカキコ復帰&絡み、ありがとうございます。
なんでスモーカー大佐がここにいるのかと言うと・・・、
つまり、彼は語呂合わせの洒落でスモーウォーカー部隊に任命されたからです。
それで・・・スモーカー大佐は便利屋スズキ氏との戦いでまたしても敗走、
便利屋スズキ氏はその手柄によりかねてよりの指名手配を解かれる
という展開に持って行くつもりなのですが、破壊されたスモーウォーカーは
要塞都市側に回収され、パイロット達も捕虜にされて、今後の戦略開発のために
利用されるという展開に持って行ってはどうかと思っております。
413謎の交信12:03/03/12 23:53 ID:???
IG-88Z“コチラ、IG-88Z。神聖綾波教団京都大神殿へ送信。
    主席司教カ委員会ニツナイデクレ”
第参位司教“僕は第参位司教だ。主席司教も委員会の方々も忙しいから、
      僕が代わりに聞こう。一体どうした?”
IG-88Z“とらいらっくすノ首都ばんだろんぐ市内ノほてる、
    ねお・とらいあるニ清掃用ろぼっとニナリスマシテ潜入”
第参位司教“うむ、お前達IG-88シリーズの常套手段だな。それで?”
IG-88Z“コノほてるハとらいらっくすノ政府高官ヤ外国ノ要人モ
    盛ンニ出入リシテイル。ほてる内ニ設ケラレテイル会議室ニ
    隠シかめらト盗聴器ヲ設置。傍受シタ映像ト音声ヲ送信。
    あふりか大陸カラ来タ要人達ノヨウダガ、議長席ノ隣ノ
    仮面ヲカブッタ人物ニ注目セヨ”
第参位司教“むむっ・・・こいつはガーゴイル! しばらく前から
      行方がわからなくなっていたと思っていたが・・・
      こんな所にいたなんてな。と、言うことは、
      教祖もトライラックス国内に潜伏している可能性があるな”
IG-88Z“ソレカラモウ1人、気ニナル奴ガイル。行方不明ニナッテイタ
    IG-73ガあふりかノ某国ノ要人トシテ会議ニ出席シテイル”
第参位司教“このお前と同じ型のロボットか”
IG-88Z“アイツガイルト、分ガ悪イ。奴ハ我々ト同ジ研究所デ製造サレタ
    タメ、我々ノ手ノ内ヲ読マレテシマウ恐レガアル”
第参位司教“お前1人では分が悪いな・・・とにかく主席司教と委員会に
      報告しなければ・・・。お前は引き続いて清掃用ロボットの
      ふりをして様子を見ていろ”
IG-88Z“了解”
414413:03/03/12 23:58 ID:???
IG-88Zが傍受したのは今スレ>>140,>>142での会議。
つまり、その段階ですでにIG-88Zはネオ・トライアルに
清掃用ロボットになりすまして潜入していたらしい。
415フウイ・ノ・レイ:03/03/13 00:18 ID:???
「皆様、本日は御乗車願いまして、まことにありがとうございます。本日、皆様のお相手をさせて頂くのは、運転手は君だ、社長は僕だ、ガイドはわたくし、ハラダノブコでございます」
横に平べったい顔をしたオカマのようなバスガイドがバンダロングの街並をあれこれと解説している。
「スティンガー、あのバスガイドさん、あんたと感じが似てるわね」ランドマスターの衛生兵少尉がひやかすように言った。
「やあねえ、失礼なこと言わないでよ。アタシはあんな不細工じゃないわよ」スティンガーも鼻っ柱強く言い返す。
「全くアタシみたいなナイスガイとあんなのを一緒にするなんて、どこに目ェつけてるんだか」
「それじゃ、あのバスガイドさんに失礼じゃない?」
碇君はバスガイドの解説に従って、車窓の外に流れて行く街並を追っている。
「どう思われる? 碇シンジ殿・・・このトライラックスの都市の風景にはオリジナリティーが乏しいであろう?」
そう、サードインパクト後の世界ではずば抜けた復興と繁栄を遂げているトライラックスは都市の街並と言い、文化と言い、オリジナリティーには乏しい。
しょせんは他の国の文化を真似て造られたまがいものでしかないのだ。
「でも、サードインパクト後の大離散の時代にこれほどの都市や国家を築いてしまったのはすごいと思いますよ」
「うむ、それが良い方向へ発展して行ってくれれば良いがのう・・・何分にも我が国の指導者達はろくなことを考えておらぬのでな。例えば、ウジ虫ナメクジ豚を世界に広めようとか、な・・・」
そして、我々が乗ったバスはバンダロング市内のクローン製造工場に着いた。
イックスあたりの軍需関連の施設ならともかく、バンダロング市内に設けられているのは食糧や生活物資を生産するためのものであり、一般にも公開されているので、外国からの観光客を連れて行っても問題はあるまい。
416謎の交信13:03/03/13 00:54 ID:???
IG-88X“IG-88XヨリIG-88Wヘ交信。
    すもーうぉーかー部隊8機ガ旧東京ヘ来襲シタ。
    高橋覗長官ガねお戦略自衛隊ニ出動ヲ指令、コレラヲ迎撃スル。
    すもーうぉーかー8機ノウチ1機ハ仲間割レニヨリスデニ起動不能”
IG-88W“ソレハ『白虎丸』ダナ? 侵入者ガ奪ッテ行ッタヤツダ”
IG-88X“ソコヘ正体不明ノ第三勢力ノ者達3体ガ出現、槍ノヨウナ兵器デ
    すもーうぉーかーヲ攻撃、ソノウチ1機ヲ串刺シニシテ放リ投ゲタ。
    調査部3課ニヨレバ、アレハE計画ノ片割レラシイ。
    一方、ねお戦略自衛隊ノ迎撃デモウ1機ガ破壊サレタ。
    日重共カラモ秘密兵器ガ出動シタヨウダ・・・何ダ、アレハ!?”
IG-88W“でーたニハナイ汎用人型決戦兵器・・・恐ラクぜーれデハナク、
    別ノ勢力ガ秘密裏ノウチニ建造シテイタ物デアロウ”
IG-88X“紫色ノすもーうぉーかーガ未知ノEVAト対峙シテ身構エテイル。
    アレハ相撲ノ仕切リノ構エダ。
    一方、ねお戦略自衛隊ノ要員ガ戦闘不能ニナッタ
    すもーうぉーかーノぱいろっと3名ノ身柄ヲ拘束シタ。
    ウチ2人ハ成人男子、身体ガ機械ト一体化シテイル。
    残リ1人ハ身長150せんちクライノ女性、年齢ハヨクワカラナイ”
IG-88W“ソイツダ、ソイツガすもーうぉーかー『白虎丸』ヲ奪ッタ奴ダ!”
417414:03/03/13 01:01 ID:???
>>413>>416の時間軸の上での前後関係は不明。
>高橋覗さん
要塞都市に潜入しているIG-88Xはどうしましょうかね?
取り合えず、>>416のカキコではどういう立場にあるのか
わからないような書き方をしましたが。
すでに要塞都市側に雇われているのか、それとも
ただ単にお掃除ロボットになりすましているだけで、
戦いに巻き込まれて破壊され、要塞都市側に回収されて
修理改造され、そちら側の戦力になるとか・・・?
418フウイ・ノレイ:03/03/13 01:56 ID:???
クローン製造工場の中には無数のアクスロートルタンクが並び、様々な動植物がクローン培養されている。
「僕はサードインパクト以来、農場で働いてたけど、この国では野菜や果物は工場で生産してるのか・・・」
碇君はアクスロートルタンクの中で野菜や果物が育っているのを見て驚いた様子で言った。
「これらのクローン製造機、アクスロートルタンクは人間の子宮の細胞をベースとしてできておる。これらにより、人間を含め、あらゆる生き物をクローン再生することができる」
と、私は解説した。
「サードインパクト以後、世界中で食糧不足が深刻な問題となっているようだが、このアクスロートルタンクを世界中に普及させれば、それも解決できるであろう」
「フウイ・ノ・レイさん、“人間も含め”って言いましたが、それじゃやはり人間も?」
碇君はしごくもっともだが、その反面、ある種の怖さをともなった内容の質問した。
「うむ、その通りだ。このトライラックスでは人間も工場で生産されている・・・それは事実じゃよ、碇シンジ殿」
そして、私は彼らを別の区画へと案内する。そこは「人間」を生産する工場区画であった。
やはり無数の、ひと回り大きいアクスロートルタンクが並んでいて、その中では胎児形態からすでに成人形態になっているものまで、無数のクローン人間達がうごめいている。
「サードインパクト後、トライラックスがここまでの勢力を確立し得たのは、労働力や兵力などをこのようにして生産して来たからに他ならぬ」
「それじゃあ、これらも例のクローントルーパーのように?」
「いや、ここで生産されているのは主に労働者や性欲処理用だな。兵員の類はここでは生産されておらぬ」
軍需関係はバンダロングの外の別の施設で製造されているらしいが、詳しいことは私も知らない。
ただし、サードインパクト以前にカミーノで開発されたクローントルーパーに比べると、その後、トライラックスで製造されたクローン兵力は質が悪いということは否定できぬようだ。
419大阪:03/03/13 02:21 ID:???
うわっ、うわっ、鉄砲を持った自衛隊みたいな人達がまわりを取り囲んどるで。
私が出て行ったらみんな驚いた顔をしとる。
わあ、抵抗なんかせえへんから銃で撃たんでや。
私は怪しい者やない、他のお相撲さんロボットを操縦しとった人らの仲間とは違うんや。
ほら、両手上げとるやろ。これは抵抗せえへんいう印や。
私は春日歩いうんや。和歌山の生まれやねんけど、神戸で育った。みんな大阪って呼んどる。
なんで和歌山生まれで神戸育ちやのに大阪いうんかやて?
それは私にもわかれへん。とにかくみんな私のことを大阪って呼んどるんや。
なんで私みたいなのがお相撲さんロボットを操縦しとったのかやて?
それが私にもようわかれへんねんや。
和歌山の親戚がミカン農家をやっとんねんけど、トライラックスいう外国へミカンを売っとるんや。
ほんでやあ、人手不足やから言うて、私もミカンを船に積み込んどったんや。
そしたらやあ、鼠が現われよって、ドラえもんのどこでもドアでお相撲さんロボットがようけおる所へ来てしもうたんや。
何やて? 何言うとんのか訳がわからへんやて?
そやから、私は春日歩いうてな、和歌山の生まれやねんけど、あだ名は大阪いうてな・・・。
え? 何? あまりに怖い目に遭ったから恐怖のあまり精神に異常をきたしてしもうたのとちゃうか、やて?
アホなこと言いなや。私はこの通り正気やで。
何やて? 自分で自分が異常やと自覚してへんのが怪しいやて?
420フウイ・ノ・レイ:03/03/13 02:48 ID:???
「あれ? あれはたしぎ曹長さんじゃないのか?」
碇君がアクスロートルタンクの中に漂っている成人形態の女性クローンを指差して言った。
アクスロートルタンクの中に漂っているのは確かに広末涼子似でたしぎ曹長にそっくりなクローンだ。
そして、碇君は行列の後ろの方を振り返る。
たしぎ曹長は黒いボディコンミニスカのスーツの懐から煙草を取り出して口にくわえ、火を点けようとしている。
「・・・もしかして、たしぎ曹長さんもクローンなのか?」
私は本人がいる前では説明に困ってしまい、何も言えずに黙り込まずにはいられなかった。
「フウイ・ノ・レイさんはさっき、ここで製造されているのは兵士ではなく労働者と性欲処理用だって言ったけど・・・」
たしぎ曹長が口から煙を吐き出した。
私は碇君の頬っぺたを引っ叩く。パシーンという音がした。
碇君はなぜ殴られたのかわからない様子であった。
「たしぎ曹長、ここは禁煙です。煙草なら外で吸いなさい」
「あ、はい。すみません、フウイ・ノ・レイさん」
そう言うと、たしぎ曹長は工場区画から外へ出て行った。
クローン製造工場は言ってみればそれ自体が巨大な妊婦の身体の中と同じなのだ。
煙草はクローンの育成に支障を生じる危険性があるので厳禁なのである。
「碇シンジ殿、誰にでも触れられたくないことがあります。安易で軽率な発言は慎むように」
そう、たしぎ曹長は性欲処理用のクローンとしてこの工場で生まれた。遺伝子のベースとなっているのは昔の日本のアイドルタレントらしい。
本人は性欲処理で終わりたくないと思ったので、自分の人生を切り開くために海軍に入隊したと言っていた。
しかし、結局は職権乱用セクハラ上司の性欲処理用としていいように使われてしまうのだから、気の毒な人なのだ。
421エヴァ・フェット:03/03/13 03:18 ID:???
“うおおお〜っ、メンチさん”
“あああ〜っ、ホーク軍曹〜っ”
奥の部屋からベッドがきしむ音と男女のあえぎ声が聞こえる。
今回の作戦に参加するとなると生きて帰って来れないかも知れないので、その前にしたいと思っていたことをしておくようにとクルーガー大佐が言ったのだ。
ホーク軍曹の奴、前からメンチとセックスがしたいなんて言っていやがったが、この機会にようやく願いがかなったようだな。
「死ぬ前にしたいことがセックスだなんて、汚らわしい生き物ね。男ってやつは」ユキナ曹長がいかにも不愉快そうな表情で言った。「それにあのメンチっていう淫売女もね」
「汚らわしい?」と、俺は問い返す。「いや、必ずしもそうではありますまい。人間という生き物は多かれ少なかれ欲求を満たすために行動するものです。私とて例外ではない・・・貴方もそうではありませんか?」
俺がそう言ったので、ユキナ曹長はますます不愉快そうな顔になった。
「冗談じゃないわ、私は汚らわしい男なんかとセックスするくらいなら死んだ方がマシよ」
「私もそう思いますが、あいにくと私の場合は性的欲求を満たしてくれる相手がこの世に1人しかいなかったので、選り好みできなかったのです。本当は美しい女の方とセックスがしてみたいのですがね・・・」
そう、生まれた時は男だったが、あのサードインパクトの時に女の姿になってしまった俺は、性欲を満たす方法がしごく限定されてしまうのだ。
その方法がスティンガーにオカマを掘ることだなんて・・・。
「そうそう、メンチはインターセクシャルの人間とセックスがしてみたいと言ってましたね・・・私とセックスがしたいってね」
「あんた、女じゃないの?」
「私は男ですよ、生まれた時はね。後天的に女性化したのです。性器と人格は男のままなので不便なものです」
「フン・・・」ユキナ曹長は汚らわしい物でも見るような目で俺を見下ろした。「ニューハーフか」
俺は精神感能力で彼女の心の中を覗こうとする・・・彼女の心の中には凄まじい憎悪のようなものが渦巻いていた。
422フウイ・ノ・レイ:03/03/13 03:52 ID:???
クローン製造工場の別館に設けられたレストランで昼食を取る。
ここの料理はアクスロートルタンクでクローン培養された食材からできている。
「碇シンジ殿、お味の方は如何ですかな?」と、私は問い掛ける。「農場で働いていたそなたにはあまり美味しいとは感じられないであろうが」
碇君は先ほど私に頬っぺたを引っ叩かれたことで気にしていたようだが、私が怒っていないことでホッとした様子だ。
「いや、違和感はありません・・・米も野菜も肉も卵も農場で取れた物と味は変わりません。美味しいですよ」
別のテーブルでたしぎ曹長が煙草を吸いながらスティンガーと話している。
「女は能力的に男よりも劣っていると軽く見られがちですけど、女には女の利点があります。私はそれを使っていい思いをさせてもらうことにしましたよ」
「そう・・・それは見上げたものね。まあ、アタシもギーガー様や評議会の人達に取り入ってこの国で出世したいなあって思ってるんだけどね」
「貴方では無理でしょう」たしぎ曹長は多分に侮蔑の念を感じさせる口調で言った。
「え? どうして?」と、スティンガーは問い返す。
「いえ、ただ単に私の個人的な見解です。気になさらないで下さい」
あのたしぎ曹長はだんだん嫌な性格になって行くが、どことなく他人とは思えぬものを感じてしまう。
人間というものは必ずしもいつまでも同じでいられるわけではない・・・私とてそうだ。
サードインパクト以前の時代、日本でEVAパイロットとして碇君と一緒に使徒と戦っていた頃の私・・・。
しかし、今、ここにいる私はあの頃の私とは色々な意味で異なる存在になってしまっている。
後輩の綾波レイは私がどんなに変わり果てていようとも、碇君は私を受け入れてくれるだろうと言ってはいるが・・・。
私がこの世で一番会いたいと思っていた人、一番一緒にいたいと思っていた人は今、私の目の前にいる。
423トライラックス担当:03/03/13 04:43 ID:???
>黒縁メガネオペレーターさん
ごめんなさい。>>400,>>401,>>402のシンジと綾波の会話がどのような
スチュエーションで交わされたものなのかが思いつかなかったので、
今日の所はフウイ・ノ・レイをそれに絡ませることができませんでした。
綾波が聖母の非実体使徒を感知しているのだから、フウイもそれを
感知できていてしかるべきだとは思うのですが・・・。つまり、
今日、カキコしたのは、彼らがまだそれに気づく前の段階の出来事
というわけですね。フウイがシンジにビンタをかました(>>420)のが驚き。
424山崎渉:03/03/13 15:22 ID:???
(^^)
倉庫入り防止age
426黒縁メガネオペレーター<1/8>:03/03/14 00:31 ID:???
空母オーヴァー・ザ・レインボーは、今日も警戒態勢のまま、
海上都市大阪に隣接する形で停泊を続けている。来るべき京都進攻に備えた
物資の搬入、兵装の整備、対使徒能力者を想定した通常人員の訓練など、
やるべきことは幾らでもある。特に今は、シンジ君、綾波レイ、加持さん、
ランドマスター隊メンバーら、ネルフおよびトライデントの主力の一部が
ひそかにトライラックス本国へ渡っている。チルドレンの欠員、それは即ち
我々にとっては実質的な戦力半減に等しい。この隙を突かれるのは
是が非でも避けたいところだ。
そこで、敵にネルフの現状を悟られないために、綾波レナ少尉を中心とした
ランドマスター隊残留メンバーに、海上都市大阪の定時巡回に加わってもらっている。
これは、綾波レイに偽装したレナ少尉の姿をわざと大阪各所で目撃させることで、
シンジ君とレイの不在をカモフラージュしようとするものである。
しかし、我々の想像を遙かに超えた情報網を持つ綾波教・「E」計画にとって、
シンジ君らのトライラックス訪問は既に周知の事実となってしまっていることだろう。
特に、トライラックスとの軍事同盟条約締結以降、何の動きも見せない
京都は不自然を通り越して不気味ですらある。
427黒縁メガネオペレーター<2/8>:03/03/14 00:40 ID:???
「何もせず、ただシンジ君たちを待つ訳にはいかないわ。紀伊半島南まで下がったとはいえ、
 トライラックス駐日艦隊の手前もある。打てる手は打っとかないと
 綾波教の奴らに無用な口実を与えることになるわ。京都に乗り込むまで、
 私たちは想定され得るあらゆる危険を避け、できるだけ安定した状態を
 引き伸ばさなければならないのよ」
「・・・『正義の味方』だから、ですか?」
「そうなるわね。組織としては公式に存在を表明していない『E』計画や、
 逆に人類そのものの破滅を公言している綾波教とは違う。私たちは
 可能な限り多くの人々を守り続けねばならない。たとえそれが
 こちらにとって無理な要求であってもね。それが、サードインパクトを引き起こした
 旧ネルフの名を名乗り、反綾波教を掲げてこの戦いを始めた、私たちの責務なのよ」
今回の偽装作戦を発案し、そう言いきる葛城さんは、だが悔しそうだった。
葛城さんだけではない。大阪会戦以来、海上都市大阪やトライラックス艦隊との
交渉を行ってきた司令代行も、最近は歯がゆさを隠せないでいる。
艦内にも次第に焦りと徒労感が蔓延し始めている。決戦を前に、
状況は確実に悪化の一途をたどっている。
芦ノ湖会戦以来、結局のところ我々はずっと後手に回り続けているのだ。
綾波教に踊らされていると言ってもいい。これで平然としていろという方が無理な話だろう。
その空気に更に拍車をかけたのが、突然の旧東京からの入電だった。
428黒縁メガネオペレーター<3/8>:03/03/14 00:41 ID:???
「スモーウォーカー部隊が旧東京を襲撃だと?! 間違いないのかね?!」
「確認済みです。日重工からの通信によれば、12分前に、南の海上から
 突然現れたそうです。艦隊が紀伊半島の陰に隠れ、またスモーウォーカー部隊自体も
 箱根などの復興地からの目撃を避けて海上もしくは人家のない山間部を移動し続けたため、
 発見と対処が遅れたものと思われます」
「新たに日重工より入電! スモーウォーカー部隊は総数八体、いずれも
 以前本部付近に現れたものに比べ改良型。火器も装備しているようです。指揮は
 ・・・スモーカー大佐らしい人物だとのことです」
「・・・やはりな。艦隊、いや新大使が動いたか」
オーヴァー・ザ・レインボー艦内仮設発令所、慌しく集められたスタッフが
行き来する中で、司令代行は痛みをこらえるように目をつぶった。すぐに告げる。
「第三新東京市、箱根湯本、強羅、現存する全ての回線で呼びかけて情報の収集を。
 少しでも旧東京の情報を集めろ。連絡のつく範囲だけでいい」
「了解・・・しかし、こうなると衛星回線の全滅は痛いな。海底ケーブルに
 地上波だけじゃ、限度がある」
「しょうがないよ。全然復旧してないって訳でもないんだし、長距離通信が
 可能なだけマシさ。
 ・・・スモーウォーカー部隊、市街外縁部に到達。市街部を破壊しつつ
 日重工に向かっています」
「市街外部の要塞都市の動向は? あそこも独自に軍備を整えていた筈だけど」
「迎撃部隊の出撃を確認。多重防衛線を敷き、応戦しているようですが・・・
 あっ?!」
急に幾つかの回線が沈黙し、拡大されたノイズばかりが発令所内に響いた。
429黒縁メガネオペレーター<4/8>:03/03/14 00:42 ID:???
葛城さんが壁を埋め尽くした機器を振り仰ぐ。
「どしたの?!」
「・・・ちょっと待ってください、旧東京で電磁障害か何かが起きたようです」
俺と青葉は必死でキーを叩いた。沈黙の数秒が続く。と、唐突にまた感度が戻った。
「これは・・・あ、いや、復旧したようです。
 ・・・こちらOTR、応答せよ! 何があった?!」
青葉が慌てて呼びかけを再開する。葛城さんが俺の肩を掴んだ。
「今の、原因探れない? どこかの妨害かもしれない。何とか既知のデータと照合して・・・」
「いえ、必要ありません」
俺はごくりと唾を飲み込んだ。直前のデータは俺たちが見慣れたものだったからだ。
「EVAの行う空間歪曲と、データが酷似しています。恐らくは・・・」
葛城さんの目が見開かれた。
「ゲート・・・『E』計画の介入なの?!」
その隣で、青葉が引きつった顔を上げた。
「『E』計画のものらしき兵器・・・いや、兵器と言えるかどうかわからないそうですが・・・
 ともかく全く未知の部隊が、スモーウォーカーの掃討を始めたそうです」
「これまで全く登場しなかった部隊だと?! 大阪に介入してきた使徒能力部隊とは
 違うのか? 少しでもいい、データの提供を要請しろ」
「了解・・・しかし、現状ではこれが精一杯です。通信手段が・・・」
青葉はせわしなく各機器を調べながら、困惑した声を上げた。
「何か、手はないのかね」
司令代行が顔をしかめる。と、葛城さんがはっと息を呑み、艦内通信機を取り上げた。
430黒縁メガネオペレーター<5/8>:03/03/14 00:43 ID:???
「日向君、リツコは今ケイジよね?! 回線開いて!」
「は、はい!」
画面のひとつが瞬き、ケイジ内の赤木博士を映し出す。
「リツコ、時間がないわ、とにかく聞いて! そっちのイロウルコンピュータ、今は
 旧東京の日重工と直結してるのよね?! そのライン、すぐ貸して!」
『そう来ると思って、作業進めといたわよ。少し待って』
赤木博士は少し張り詰めた表情で答え、すぐにまた手元の通信機でどこかとの
会話に戻った。隣でマヤちゃんが続けた。
『データの退避作業と回線切り替え自体は終わっているんですが、日重工の
 赤木ナオコ博士との調整が少し・・・』
と、いきなり赤木博士が声を荒げた。
『母さん、いい加減にしてちょうだい。虚数空間で壁を作ったからデータが
 取れないですって? 冗談はやめて。『E』の新型、こんな興味深いデータの塊を
 あなたが放っておく筈ないでしょう?! おおかたあの青い猫ちゃんたちが
 とっくに現場で情報収集してるんでしょう・・・なんでバレたか? お見通しに
 決まってるじゃないの。 ・・・そう、わかってくれればいいのよ。借りは返すから』
博士の剣幕に圧倒され、発令所に一瞬空白の時間が落ちた。司令代行までが
毒気を抜かれたように愁眉を開く。博士は観衆の反応などに構わず、ふうと息をつくと
こちらを向いた。
『聞いての通り話はつけたわ。青葉君、3番回線をこっちに繋いで』
「りょ、了解・・・映像、来ます」
青葉の指がキーを叩く。同時に壁面のモニター群に一斉に画像が映った。
その瞬間、今度こそ発令所内は完全な静寂に覆われた。
そこに映し出されたのは、予想を超えた、異様かつ壮絶な戦場の光景だった。
431黒縁メガネオペレーター<6/8>:03/03/14 00:45 ID:???
「確かに・・・兵器、と報告されるのも無理はないな」
しばらくの沈黙の後、司令代行が言葉を発した。葛城さんがきつく拳を握る。
「でも、あれは・・・あれは、ヒト、なのでしょうか」
答える声はなかった。
画面の向こうで繰り広げられる戦闘、いや一方的な殺戮は、かつての使徒襲来期を経て
EVAという異形の兵器を見慣れた筈のスタッフ全員から、言葉を奪うのに充分だった。
その規模、激しさ、一切の抵抗を圧倒的武力差で封じる徹底、そしてそれにも拘らず
市街には全くと言っていいほど被害を出さない効率、全てにおいて彼らは尋常ではなかった。
紅い何かがヒトに捉えられる限界を超える速度で広がり、刃と化して敵を裂き、
貫いた敵の体内から無数の刺となって突き出し、収縮してその存在そのものを呑み込む。
「EVAを・・・喰ってるんだわ。かつて初号機が使徒を取り込んだように」
葛城さんが震える声で呟いた。司令代行が振り返る。
「まさか、同じようにしてS2機関を得るためか?! そんなことが
 可能な材質だというのか、あの“紅”が?!」
スモーウォーカーをほぼ丸ごと呑み下した紅い存在が一瞬歪み、そして爆発的に
姿を変えていく。画像だけでも、そこに溢れるエネルギーのすさまじさははっきりと窺えた。
432黒縁メガネオペレーター<7/8>:03/03/14 00:45 ID:???
「・・・ロンギヌスの槍」
突然、静かな声が発令所の空気を貫いた。思わず全員が振り返る。
「あれが彼らの実力、そしてこの短期間にここまで勢力を伸ばした、その力の源のひとつですよ」
渚カヲルがいつのまにかそこにいた。後ろには鈴原君もいる。鈴原君は、画面のひとつに
映し出された紅い存在を見るなりいきりたった。
「あいつら・・・! この前シンジに挨拶かましに来よった奴らや、間違いないで!」
「あれが・・・?!」
葛城さんは目を見張り、再び“紅”の舞い踊る画面を凝視した。軽く息を吸い込み、
司令代行に向き直る。しかし、司令代行は重みに耐えるように首を振った。
「遠すぎる。今からの介入は不可能だ。それに見たまえ、その必要もない」
画面には変わらず、すさまじい戦闘と、それとは無関係のように傷ひとつなく
守られた街が映し出されていた。避難が遅れた旧東京市民も紅い壁で庇われ、
要塞都市から緊急出撃したネオ戦自隊に誘導されて無事逃げ延びていく。完璧だった。
街も人も一切傷つけず、ただ侵入してきた敵だけを完全排除する。
「それに今の日重工には、力のある客人がまだ滞在している筈だ。彼とて
 何もしない訳ではあるまい」
司令代行はほとんど疲れきった声で続けた。
433黒縁メガネオペレーター<8/8>:03/03/14 00:47 ID:???
その言葉とほぼ同時に、日重工近くの路面が開き、長いブレードが
垂直に突き出した。轟音とともに新たなEVAが射出され、リフトオフする。
「旧東京会戦の時、我々に加勢してくれたEVA・・・とすると、あいつが」
葛城さんの洩らした言葉に、鈴原君が顔をしかめる。
「あいつって・・・まさか、発令所にMAGI盗みに来よった奴ですか?」
司令代行は頷き、力なく笑った。
「わかったかね。ここから我々にできることはないよ。
 ・・・艦の警戒レベルを下げ、通常警戒態勢に戻せ。動揺して
 艦隊に無様な姿を見せることもあるまい」
「了解。警報を解除、全艦を第二種警戒態勢に移行します」
「回線はそのまま維持、情勢に変化があったらすぐに知らせろ。だが、一切
 外に洩らすな。海上都市大阪には演習とでも報告しておけ。すぐに真相を知らせて
 市民の不安を煽るのは避けねばならん」
そう言うと、司令代行は一気に緊張の解けた発令所に背を向け、扉へ向かった。
葛城さんが振り返り、問う。
「司令代行、どちらへ?」
「・・・何、赤木君にひとこと礼を言ってこようと思ってな。今後のこともある」
司令代行は少し笑い、それから通り過ぎざま渚に顔を向けた。
「鈴原君を止めておいてくれたのは君かね? 済まなかったな」
渚は控えめに苦笑して、二回目は避けたいですからね、とだけ答えた。隣で
鈴原君がしまった、バレたという顔をした。どうやら旧東京の危機を聞いたとき、
彼はまた大阪会戦の時のように飛び出そうとしたらしい。葛城さんが呆れ顔になった。
わずかな緊張を残しながらも、発令所はほぼ通常態勢に戻ってゆく。
しかし何ひとつ終わってはいない。
画面の向こう、旧東京では未だ戦闘は続いている。
“紅”の閃く戦場では、新たに現れたEVAとスモーウォーカー指揮官機が対峙していた。
434426〜433:03/03/14 01:12 ID:???
いきなり長文すみませんでした。
OTRその後、旧東京危機への対応です。
冬月司令代行が言ってる通り、何もしません、というかできません。
ただ、決戦を急がねばならない、という意識というか焦りのようなものは、
この一件を経て、ネルフ全体でますます強まると思います。
この後はトライラックス派遣組の帰還を待たずに、Longinusの援助提案の
受諾決議、レナちゃんらが捕まえた賞金稼ぎの始末、もしかすると
京都進攻の日の決定(これはシンジたちが戻り次第、少し態勢を整えてすぐ、
になると自分は思ってますがどうか)までやります。

OTRに旧東京の映像を送っているのは、少し前の黒縁メガネ+日重工本社オペの
パートで出てきたナオコ博士のトンデモ発明のひとつ。虚数空間経由なので
電波障害等の影響は一切こうむりません。
その少し前、逆に通常通信が一時途絶えているのは、Longinusがゲートで到着した際、
旧東京市街にはOTR等からの問い合わせで通信電波が集中して飛び交っていたので、
一瞬だけゲートの影響(空間歪曲)を受けて混線或いは断線現象が起きたということで。
・・・突っ込まないでくれるとありがたいです。

引きは、便利屋さんの伍号機登場→スモーカー大佐と対峙、です。
この時点でスモーウォーカーが何体残ってるかよくわからないので、
他の機の動向は書きませんでした。伍号機の発進は勝手ながらTV版と同じ感じで。
これ以降はネルフ側は特に何もしませんので、自分は介入しません。
便利屋さん、高橋覗さん、トライラックス担当さん、以後の展開をよろしく。
435426〜433:03/03/14 01:15 ID:???
すみません入りきらなかった。

>>425
わざわざ、ありがとうございました。おかげで生き延びました、このスレ。
自分がスレ主みたいに偉ぶるところじゃないんですけどね。

戦闘実況、なんか「E」マンセーな感じがするのは・・・Longinusが文句なく凄いから。
提唱者さん、過剰でウザかったらごめんなさい。
あと念のため、提案者氏は一般人に紛れているので、先の「顔合わせ」の一件と合わせ、
ネルフ側はLonginusを「3名の部隊」と認識しています。

それから >便利屋さん
書き込み続けてくれて本当に感謝しています。ネタ拝見する限り、
全然燃え尽きてなんかいませんよ。それを言うなら自分は大阪以降ずっとガス欠です。
どうか最後まで”足掻いて”ください。
自分はずっと楽しみに読んできましたから。

あと・・・容量ヤバそうなので新スレ建ててみます。
それではひとまず。
436426〜433:03/03/14 01:26 ID:???
新スレです。

 サードインパクト後はこんな世界ですた 拾壱
  http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/eva/1047572310/l50

過去スレだけは貼っておきましたが、今はこれ以上何もできません。
まとめ、あらすじ等、やりたい方にお任せ致します。
このスレの残りは連絡等に使うことにして、ネタを書き込む方は
できればお早いお引っ越しをお願いします。

中途半端ながら、それでは。
437 ◆/s5ZynBY7E :03/03/18 23:17 ID:???
500KBまで少し余っているのでコソ-リと潰れたネタをカキコ。
ダブリスが「力」を得るにおいて、実際にはアクサという仲介を必要とする形に落ち着いたが、元々は違っていた。
イスラフェルの能力で半分をシンクロ率400%にするところまでは一緒、その後が違う。
ダブリス自身の力でエヴァのDNA情報を書き換え、サードインパクト前の状態にする。
ここでダブリスがサードインパクト越えの細胞(DNA)から培養されたというのを絡める予定だった。
ダブリスの遺伝情報を元に情報を書き換えられたエヴァはインパクト越えのものと物としては同等になるはず。
カヲルとまでは行かないが、エヴァの遠隔操縦(正確には違う)も可能になり、
イスラフェルの能力の相互補完再生による超回復も可能なエヴァをゲット。
「契約」に関しても元々自分の半分を溶かし込んでいるのだから、言わずもがなな感じでできるかなぁと。
エヴァと一つになる事によって、新たな力に開眼したでもよし。
ただ一つ問題になるのは、保存されていたカヲルの細胞にどれだけの「力」が
与えられていたかという事。
DNA書き換えをしてインパクト越えと同様のエヴァに出来たとしても、
「契約」による力の付与はコアに込められた魂に依存するはず。
そうすると、力の分散が(過去スレにて)認められないカヲルという存在に関して、
ダブリスに与えられそうなのは微々たる物で、
ほんと、「変身出来るよ?」程度のものになっていた可能性が高い。
『D』で得た力と混ぜるという荒業でそれを克服するのも可能かもしれないが、
現状でそれは叶っていない。
以上、コソ-リカキコ終わり。
っていうか、混ぜるってネタはまだ今後も使えるかな?
438436:03/03/19 11:27 ID:???
容量余ってるんでこっちで愚痴を。

次スレ 提案者氏の反転ATF限定強度UPによるド○シリーズ圧壊

   と ら れ た ァ ア ア ア ア ! ! (涙

自分的京都戦切り札、第弐の「京都離れなくても広範囲を攻撃できる方法」
ってそれでした・・・厳密には異なりますが、結果として起きることはたぶん同じ。
・・・全世界を満たす「光」、あらかじめ展開しておいた巨大ATFにおける、「ATF全開」。
これを実行すると、「奇跡の価値は」で初号機がフィールド全開したような効果が
世界規模で起きて、問答無用で無差別大規模破壊が起きる、っつーことで
脅しや「E」の活動阻止に使えるかなぁとか思ってますた。伍スレ目で「テスト」とか「『光』って
直接戦闘で役に立たなそうな戦略的手段」とかぽそりと言ってたのはこれだったのです。
なんか八もしくは九スレ目辺りで、「E」参加者が「ネルフは人質取られても
何もできんだろ」とか言ってたので、そういう足枷を外すために介入するかなぁ、とか。
勿論AATF展開領域には手は出せないしゲートや虚数空間経由で逃げられたら終わりですけど。
さてどうするかな・・・ふう。
ハネ具現は所詮ビジュアルだから問題ないとして・・・インパクト励起はぎりぎりOKか・・・
・・・時間の経過と遅効性ウイルス的な・・・ブツブツ
一度スレに書かれた以上は他人様のネタ。攻撃手段は何とか別のを考えます。
「背骨」失ってもパワー解放での槍投擲ってのがまだありますし。
・・・・・・万が一ここを読まれた場合、提唱者さん、一切お気になさらないでください。
あなたが書かれた方が面白いに決まってます(断言)

全部入らなかった、ので次レスへ続く。
439436:03/03/19 11:30 ID:???
直前レスから続き。

それから>>437に少し口出しを。
EVA能力、ってのは、(元)操縦者にしろ元コアにしろ、「EVAと」契約を結ぶことで
実現するものなので、魂に依存、ってのは少し違うかと。現にカヲル君(≠元コア)は、
四号機と契約する際には、直接機体と契約してた、みたいな書き方だったと思いますから
(壱スレ目最初の方)。
あとカヲル君及び九大司教が各EVAを遠隔操作?しているのは、カヲル君が第弐拾四話で
やっていた、タブリスとしての能力に由来すると自分は思ってます。これらは、四号機には
元コアはなく(恐らく何の魂も入ってない)、量産機は「≒司教」だからできることで、
逆に他のEVA能力者は巨大EVAの操縦に関しては「外から」は不可、レイすら
ちゃんと搭乗して動かしてます(芦ノ湖戦、大阪戦)。
だからタブリスの力がないとしても、それは遠隔操作ができない、ってくらいで、
機体の「書き換え」が完遂された以上「本家EVA能力者」に準じるくらいの力は持てていいのでは?
契約に関してはアクサさんの立場をいかに使うか、ですか・・・
「D」の能力と混ぜる、は、「E」の技術力を考えれば全然問題ないかと。
イスラフェル利用超回復とかレリエル利用移動とか、自分は見てみたいです。
ただしあんまりやりすぎると主席といろんな意味で被ってしまうという罠。
最終的には????他さんのOK貰うのが一番確実かな、とは思います。

以上、余計かとは思いますが、ダブリス君関連好きなので口を挟ませて頂きました。
>>437をじっくり読んでから書いたつもりですが誤解あったらすみません。
いつもいつもうるさくてごめん。
????他っす。
エヴァ能力に関しては、エヴァには意思があって意思が無いという、妙な認識をしています。
条件さえ満たせば、誰とでも契約しますが、契約後は能力者が意志となる感じですね。
で、司教の遠隔操作は24話のカヲルの行動からですね。
ちなみに実の所、エヴァは本編で存在の確認された零〜四号機と量産期九機に+二機の計十
六機のみとしてたので、予定外に増えるエヴァに困った(藁 レナは廃棄体があったのであり
かと思いましたが、それ以降のはどうしようかと(藁 エヴァとエヴァ能力者はネルフと綾波
教の専売特許のつもりだったんですよ。本当は。だから、契約条件はあんなにガチなんですね。
まあ、言外にあれ以上エヴァを増やしてほしくなかったんです(藁

それと、ネタをバラすと、E計画がとったらヤバイ行動があったんですよ。それは、ダミー
レイに手を出す事。もしも、E以外の勢力が干渉できない状況にダミーレイを一人でも持って
いかれたら、全ての防衛システムを無視して聖母が出てくる所でした。…全員誘拐イベント
のかねあいですね、ハイ(藁
441名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/03/22 22:11 ID:flx0KVwJ
本文より、言い訳解説が多いのは、やはり設定厨の限界ですか?
>>441
複数いるため、そうしないと自分の設定を使用できなうなるから(ネタの牽制とも言う)
443次スレの1:03/03/26 11:45 ID:???
ああ・・・やっぱり残しておくと>>441みたいな人が釣れるんですね・・・
では埋めますか。どうせこのスレも一覧サイト(仮称)に入ってることだし、
連絡もひととおり終わったようですから、問題はないでしょう。
444次スレの1
>>441
>>442さんの言われる通りです。
一人で書いてるなら言い訳する必要なんざないですが、
現在アクティブな方だけでも、参加者が9人はおられるんです(自分除く)。
勿論、以前はもっとたくさんの方が書かれてました。一発ネタスレだった頃から現在の展開に
移行した後だけでも、何かの形で参加なさった方は合計16人(確認できる方のみ)、
ここから少しずつ人が減っていって、今に至ります。

大抵は、周りの流れについていけなくなって引く、という形ですね。
どんな形であれ、「消えるから」と断ってくださったのは、初期の立て役だった
イロウルさんと、中期のイタリア綾波教関連を書いてくださっていた加持さん。
残りの方は、静かに消えていかれました。無理もないです。その中で、
ご自身の担当部分にきちんと決着をつけていかれた死に噛み博士さんには本当に感謝。
参加者の方が身を引かれても、残された設定というか、キャラクターが死ぬ訳では
ないですから。

ともあれ、それでも参加者が複数という事情には変わりはありませんし、特に今のメイン(綾波教と
フォースインパクト関連)に関わっている人が多いので、どうしても調整というか、
設定の相互確認みたいなものが必要になってくるんです。
とりあえず現在の展開に首までどっぷり浸かってる人が自分入れて4人(各勢力の書き手さんですね)、
少なくともこの4人は確実に調整していかないと、ここまでの展開でできあがってきた流れが
瓦解してしまいます。

到底喰えるものではない闇鍋同然のシロモノでも、最低限のルールはありますし、
参加者どうしの手がぶつかりあって鍋をひっくり返してしまったら、
全員が(程度の差はあれ)がっかりするんじゃないかと、自分には思える訳です。
まぁしないならそれはそれで。
だから、長い待ち時間に倦もうが割り込んでくる箸にうんざりしようが、鍋の維持くらいは
するべきなんです。そのための「言い訳解説」なんですよ。

長い長い、これも言い訳でしたが、ご理解頂ければ幸いです。