巨乳は頭が悪い。
そんな世評に反抗して猛勉強し、
今や世界有数の頭脳を持つに至った葛城ミサト。
彼女は自分と同じように、
言われない迫害を受けて苦しむ同士達を救うべく、
日夜巨乳の地位向上に努めていた。
しかし、その活動の中リツコ女史は、世間の巨乳に対する偏見が、
ある組織によって、作為的に流れされているものであることを知る。
その組織とは、巨乳を憎み、憎悪する、
貧しい乳を持つ者達によって作られた闇結社、
「ヒンニューン」だったのだ。
続く
>>65
>>64(続き)
ヒンニューンの存在を知った葛城ミサトは、単身そのアジトに潜入するが、
あえなく、ヒンニューンの罠にハマリとらわれてしまう。
(貧乳サイズのドアにつっかえた)
まんまと捕らえられたミサトの前に、ヒンニューンの大幹部、
イスラフェル甲が現れる。
甲タンは、ハマって動けないミサトに、今、新たに計画している、
「巨乳=叶姉妹」
という、屈辱的なイメージを世間に刷り込もうとする作戦の存在を告げる。
「巨乳が世間から排除される日は近い!我々(貧乳)の勝利は近いのよ!」
そういって高笑いする甲タンに、ミサトはただ歯がしみするしかなかった。
続く
>>66
>>65(続き)
「巨乳化膿作戦」。。。この計画はそう名付けられた。
巨乳のイメージダウンと、叶と化膿をかけた命名だ。
ってかダジャレ。
甲タンは邪な笑みをたたえつつ、ミサトのそのつっかえている巨乳に、
サインペンで大きく「姉」と書き込もうとする。
「ヤ、ヤメロー!ヒンニューン!!せめて妹にしてェエエ!!」
身動きできないミサトに、為すすべはない。
ミサト絶体絶命の大ピンチ!
その時!!
(続く)
最終話 世界の中心で愛を叫んだけもの
おめでとうのシーンが終わり、目覚めるシンジ。
唐突に現れるゲンドウ。
「嫌なヤツになってほしくなかったんだ。15歳の誕生日、おめでとう」
全ては作り物のおしばいだった。シンジの鬱を治すための。
「口で言えば分かるんだよ!!」
ばちこーん。
突然、画太郎風の絵になってゲンドウを殴り倒すシンジ。
終劇
>>66(続き)
「そこまでよ!ヒンニューン!!」
!!ッ
何者かの勇ましい叫び声が、基地内にこだまする。
「リツコ!?」
ミサトはその声の主を見て、驚きの叫びをあげる。
そこにいたのは大学の友人、赤木リツコだったのだ。
なぜ、ここにリツコが!?
なぜ、ヒンニューンの事を!?
なぜ、助けに来たように見せて、あんたもつっかえてるのか!?
(続く)
>>68(続き)
「ミサト!安心して!もう大丈夫よ!」
ドアにぴったりと挟まったままリツコが叫ぶ。
。。。いったい何が大丈夫だというのだろうか。
あながち巨乳の世評は、
ヒンニューンのイメージ戦略のせいばかりでもないかも知れない。
胸に「姉・養殖物」と大書された状態のミサトは思った。
続く
>>69(続き)
「フフ、また馬鹿な巨乳がやってきたわね」
甲タンは、ミサトとリツコを交互に眺めながら言った。
その口調には、あざけりの響きが含まれていた。
「バカなのはドッチかしら?」
「エ?」
どう見ても、自分がそのバカそのものな状態ながら、
リツコは甲タン向かって不敵にほほえむ。
「私が、ただなんの意味もなくドアに収まっていると思うの?」
そう言いながらリツコは白衣のポケットから、
何かのスイッチとおぼしき者を取り出して見せる。
「時限爆弾のスイッチよ。ボタンはもう押したわ。
後、3分くらいでこの基地は吹っ飛ぶわ」
(続く)
>>70(続き)
「出入り口はこの通り私たちが塞いでいる。
あんた達の逃げ道はもう無いわ」
リツコは、常と変わらない冷静な口調でそう告げた。
「な、なんですって!?何であなたは、そう最初に最後の手段を使うのよ!
これだから巨乳は嫌いなのよ!」
甲タンはリツコのその心中宣言に明らかに狼狽した様子で叫ぶ。
しかし、それもつかの間、直ぐに甲タンは冷静さを取り戻して言った。
「でもやっぱり馬鹿はあなたの方ね。
出入り口が二つだけのハズが無いじゃない。死ぬのはあなた達だけよ
撤退するわ!!」
そう言うやいなや甲タン達ヒンニューンの面々は、
潮が引くようにアジトから逃げ去って行った。
(続く)
>>71(続き)
それからどれくらいの時間が経ったのだろうか?
身動き取れないミサトにとって、
爆発を待つホンの数分間の時間は、まるで何時間ものように感じられた。
。。。っていうか、何時間も経っていた。
爆弾は爆発しなかったのだ。
「フフ、ヤッパリ馬鹿は、あの子達のようね。
爆弾なんて最初から仕掛けて無かったんだから。。。
ハッタリにこんな簡単に引っかかるなんて可愛いものね」
リツコは薄く余裕のこもった笑みを浮かべる。
。。。
と、言うことは作戦でもなんでもなく、
ドアに挟まっていたと言うことなのではないだろうか?
ミサトは敢えて何もつっこまないことにした。
(続く)