統計の胡散臭さに関しては、
文春文庫の「社会調査のウソ」(谷岡一郎)というのに詳しく出ています。
規制推進側がいい加減なデータを持ち出したときに論破できるよう、
目を通しておく事をお勧めします。
学者、マスコミ、市民グループなどの統計調査を具体的に取り上げて、
その詐術を解説した本です。
とりあえず、最も重要と思われるチェックポイントを二点だけ解説しておきます。
※質問の作り方が適切かどうか。(
>>642-643の例ような操作をしていないかどうか)
※統計をとる際の母集団に、そもそも何らかの偏りがないかどうか。
(例えば、アンケートに答えてくれる人というのは元々
アンケートを取っている人たちと似たような考えを
持っているのではないか。
反対意見をもつ人は、アンケートを求められても
関わりあいたくないからと避ける傾向にある。
その場合、アンケート結果はアンケート実施者の思惑に
添ったものになりやすい。
という点を考えないといけない。etc.)
他にも色々な問題や注意点が紹介されてありますので、是非目を通してください。
この本でなくても、統計の入門書のようなものでもいいと思います。
市民団体は、統計データと称する資料を使ってしばしばマスコミを煽ります。
向こうに「データ派」を装われた時に、冷静に対処できる備えをしておきたいです。