即死って何レスまで?
はて?
支援
20は超えないと怖いな
つC
興味ないけど行き掛かり上
即死回避
即死の判定基準って何度か変わっているはず
でも、一年数ヶ月前立ったスレが24レスでまだ残っているから、20を超えれば安全じゃないか
支援
うむ
あとは書き手だけか
落ちてたのか
立てたからには書いてくれよー
実は
>>1に書いてある前スレの後にスレタイが9のまま、実質10スレ目があって即死してる。
それ含めたら11スレ目か?
とりあえず即死回避
眠いから時間つぶしに
わたしは勉強家だ
テストでは90点以下はとったことはないし、
学校の催しは抜かりなく用意周到に準備して
最高の評価を得る
だからこの子のからだをイカせることは日々研究中だ
うすピンクに染まるこの子の肌はじっとりと濡れて
こんなによい感触だとは思わなかった
それにも増して、いろんなところを触ると
この子は楽器のように鳴いてとても興奮する
女の子の乳首があんなに立つとは思わなかった
それをつまむとびっくりするくらいに息が漏れて
また固くなる
わたしは感じ方によって乳首の張りが違うことを勉強した
ほんとうにきもちがいいときは
このこの乳首は中に芯が通っているみたいにそそりたつ
ふるえて、よじれて、汗をかく
この子はとてもかわいい
わたしなんてぜんぜんおよばないくらいに
パンツのシミはなんていうか背徳的だ
あそこのかたちを示しながら暗くにじんで
エッチなにおいがかぐわしい
そこにあるよ
いちばんきもちいい部分が
蒸れているよ
肉のわれめが
わたしは分かっていながら無視をして
この子のかわいいくちびるを
わたしのたいしたことのないくちびるで
埋めてみる
すこしあたまの先がしびれるから
ふたりとも舌使いがうまくなったのだと思う
わたしは勉強家だ
キスをしながらうごめくからだをみのがさない
この子のまぢかで感じるいい匂いと
セックスの息づかいと
あそこに手を入れてほしい身じろぎが
最高にたのしくてやめられない
どうにかこのままイカせられないものかと思案する
もっとふかく
もっとめちゃくちゃにして
べとべとになった唾液をおくりこむ
ちくびが洋服にこすれてくるけど
それわざとだよね
だめ
そんなふうにはイカせてあげない
足もとじさせない
もっともっと乱れてすべてを見せて
わたしは勉強するから
まだまだ指なんて入れてあげないよ
そのまえに膣の勉強もすんでないしね
まってててね
ヘタなわたしだけど
もっと秀才になるから
できれば潮っていうのを体感させてあげたいの
こんなにきれいでピンク色の
あなたのあそこがピクピクとなみうって
すべてをだしちゃうくらいに
いやまてよ
そうするとベッドが大変なことになる
わたしは日々勉強中だ
まだまだ知らないことだらけ
あ、イっちゃった
残念
///
///
//
なんだこのクソ認証 間違えると全部きえやがる
もうこんなとこ使わない
画像認証、単語や数字に句切りが要るのかと思ったら要らないらしい。
21
まだ23だけど、まぁ大丈夫だろう。
あとどっか避難所探した方が良くね?
24
この板が自由になった今の内に即死回避
即死などさせてたまるか
ほしゅ
やった書き込めた!!
最近ネタは沢山出てくるものの書く時間無いし肉付け出来ない
ある時、魔王は思い至った。
「そうだ、なんの思慮もなく手近な連中をけしかけ続けているから駄目なのだ! これでは
勇者を鍛錬させているのと同じではないか!」
広大にして深遠だった筈の魔界。そこに打ち込まれた棘にすぎなかった勇者一行は何時の間
にか針となり矛先となり、今では杭のように深々と突き刺さって徐々にだが確実に穴を広げて今、
こうしている間にも行く手を阻む魔物を討ち滅ぼして前進している。
しかも勇者達に続く人間共も現れ、勇者が穿った傷口を塞ごうとする魔王の配下の障害になって
いるという報告まで耳に届いている始末だ。
もともと単純な物量、総人口を比較してしまうと魔界は不利だ。なまじ個々の腕力魔力が
高いが故に弱肉強食世界から脱しきれず統率という言葉からも程遠い。魔王である自分が目を
光らせていなければ、いや目を光らせていても僅かな隙を狙って種族抗争や我欲の追求の為の
簒奪を繰り返し、あまつさえ魔王を追い落として魔界を混沌に戻そうとする輩まで後を絶たない
のが現状である。
「そうは仰いますが魔王様、人間と違い私達に組織的に行動可能な軍勢を整えるなど無理な
相談にございます。まだ眼前に迫ってもいない勇者を討つため、己の縄張りの守りを削ってまで
兵力を差し出す種族など何処におりましょうか?」
給仕服で側仕えを務める狼人少女が耳と尻尾を震わせおずおずと注進する。こう見えても族長の
娘で本気を出せば一騎当千の強者だ。
しかも以前、食欲を満たすために狼人族の郷里を滅ぼそうとした低級な巨人族から守ってやろう
と魔王自ら打って出て肩を並べて追い払って以来、絶対の忠誠を誓ってくれている魔王にとって
数少ない本当の味方である。
「いや、もはや安易に数に頼って良い時期は過ぎ去ったと考えざるを得まい。それに真っ向から
力任せに押し切れば良い段階も終わっている」
なにも考えずに現地戦力に任せきった結果、数多の敵を退けた勇者は力量を高め新たな力も
得て刻一刻と上位の魔物とも渡り合える域に達そうとしている。
このまま放置すれば、我が身すら脅かす存在となるのは間違いないだろう。
「では、魔王様はいかように……?」
「それを探る。いや、探ろうともしなかった己が浅はかさを今こそ改めねばなるまい」
「???」
「人間界に止まらず我が魔界にまで名を轟かせる勇者とやらの面構え、この目で拝ませて
貰うとしよう!」
「魔王様、どちらに……!?」
「なに、ちょっとした散歩だ。直ぐに戻るが城を頼むぞ?」
魔王が手を伸ばしただけで狼人少女は頭を垂れ耳を寝かせて恭順を示す。その柔らかい頭を
優しく撫でた魔王は、そのまま翼を広げてバルコニーから飛び立った。
その頃、魔王城を遙かに望む山の中腹では、
「人間、なんにでも慣れてしまうものなのね。つくづく実感するわ」
昼夜の区別すら付かない曇り空を見上げながら独り言のように呟く勇者。
絶えず不気味な色の雲に覆われ、日射しなど望むことも出来ない薄暗い空。そして痩せこけた
固い大地と冷え冷えとした空気、そんな中で何を養分にしているのか先を争うように天まで伸びる
節だらけの木々と足下に生える奇妙な色の草花。
初めて魔界に足を踏み入れた当時は、そんな日常的な光景に絶えず注意を払って世界の全てを
敵に回してしまったかのような錯覚に陥りながら常に緊張の連続だったが、いまでは平気で剣を
外して野営の準備を始めることが出来てしまう自分の順応力には驚くばかりだ。
「それは慣れと言うより、自信の表れですよ。もう低級な魔物に後れを取ることもなくなる位に
強くなったから余裕が生まれただけだと思いますー」
周囲に簡単な探知結界の術を掛けながら応じたのは魔法使い。少し間延びした声色で幼い印象を
与えるが、この少女も勇者と共に数々の敵を退けてきた実力者である。
「揃いも揃って油断大敵という言葉すら知らないのかお前等は!」
少し緩くなってきた空気を、自ら志願して見張りに立つ女騎士が締め直した。剣術のみならず
神聖魔法も使いこなす彼女と魔法使いの少女の二人だけを共に、勇者は前人未踏の魔界侵攻の
先陣に立ち着実に進撃しているのだ。
「そうは言いますけど、魔王城はまだまだ遠いですよ−? 適当に息抜きも考えないと途中で
力尽きちゃいますよー?」
「そういうことね。この辺りの魔物相手なら手こずることもないし、せめて鎧くらいは脱いでも
いいんじゃないかしら? 疲れが取れないわよ?」
魔法使いと勇者の言葉に更に不機嫌さを増してしまう女騎士。
「よ、余計なお世話だ! 私はお前達とは鍛え方が違うのだから全然問題ない! あと私が
仰せつかった役目はヘラヘラ笑ってるお前、勇者を常に守ることなのだから眠るとき以外に武装
解除など有り得ん!」
「……ヘラヘラって……ひっどぉい!」
「騎士様は本当に優等生さんですねー。お陰で安心して休息できます−」
よいしょ、と触媒やら用具やら満載のリュックとマントを重そうに外す魔法使い。
「酷くなどない! だいたい昔からお前は緊張感が足りないというか真剣さが欠片も無いと
言うか、勇者の素養に甘えて不真面目な顔で愛想ばかり振りまいてばかりだっただろうが!」」
「あ、そんなこと言う? 言っちゃうんだ? じゃあ私だって言わせて貰うけど、あんただって
初めて会った頃は『仲良くしてね?』とかデレデレの顔で手なんか繋いできてお風呂にまで付いて
来て、雷が鳴った時なんて……」
「そそっ、それとこれとは関係ないだろう! それに昔の話を持ち出すなんて卑怯だぞ!」
「昔の話を持ち出したのは、そっちが先でしょ。それとも最近の話の方が良いのかしら? 例えば
初めての探索で魔物に囲まれたときの話とか………」
「わーっ! わーーーーーーっ!!」
「それにしても魔界のお芋が美味しいなんて新発見です−。お陰で荷物も補給で転位する
回数も減って大助かりですよ−」
きゃんきゃんと言い合う二人を無視して夕食の準備の為に火をおこす魔法使い。
勇者一行の一日の行軍は、こうして和やかに幕を閉じようとしていた。
そして、魔界では誰も使わない人間界の香辛料の匂いで勇者達の位置はバレバレだった。
「……何も考えていない馬鹿共揃いなのか、或いは余程自信があるのか……」
とは言え勇者一行の強さは既に魔界全域に知れ渡っている。近隣を徘徊する力の無い魔物
達は見て見ぬ振りで別の獲物を探すし、ある程度の知能と力を持ち種族で活動する者達でさえ、
自分達に火の粉が降りかからない限りわざわざ出向いて仕掛けようとは思わない。
結果、自らがが掃討した一帯は勇者とっては安全地帯に等しくなっていた。
「……もっとも、これはこれで私にとっても好都合だがな」
安心して自分から隙を作ってくれるのなら、これほど有り難い話は無い。
魔王ほどのレベルになれば自分の力を隠す程度など造作も無い。巧妙に正体を誤魔化し、力を
蓄える前と同じ一介の睡魔少女に戻った魔王は、真っ白な夕餉の煙を目印にして静かに勇者一行の
野営地に近づきつつあった。
「さてさて、まだ年若い小娘共だと聞いておるが………………お?」
小さな体を猫背にして屈みに、小動物のような動きで陰から陰へと移動しながら偵察行動を
行っていた魔王が野営地から聞こえてくる妙な声に気付いたのは間もなくだった。
「おやおや、これは相当溜まってますねお客さん?」
「だ、誰がお客さんだ! というか、どこでそんな破廉恥な物言いを覚えてきた! 曲がり形に
も勇者だろうお前はっ!?」
「勇者でも騎士でも女の子は女の子なの。だから溜まっちゃうのよねぇ色々と」
「だから抱きつくな鎧の中に手を入れようと……あ、こらっ!!」
後ろから抱きついた勇者が慣れた仕草で弄ると、女騎士の行軍鎧がガシャガシャと簡単に外れて
落ちてゆく。あっという間に上半身を鎧下にされてしまった女騎士。
「なな、何を考えているのだ馬鹿者! これでは見張りの意味が無いだろう!」
至極尤もな思考で女騎士が憤慨するが、勇者は何処吹く風で首筋に鼻を近づける。
「これよこれっ! この鎧で蒸れた汗臭い肌を舐めると興奮しちゃうのよ、れろ〜っ!」
「だから、そういう悪趣味は大概にしろと……ひぁぁぁん!?」
露わになった首筋をネットリと舐められて体を震わせる女騎士。その僅かな隙を逃さず勇者の
手が胸元へと素早く侵入する。
「あ、乳首立ってる! もしかして期待してた?」
「していないっ! する訳など……ああこらっ! 摘まむな転がすな引っ張るなぁっ!」
「ああもう相変わらずコリコリして美味しそうな感触っ! ねぇ食べて良い食べて良いよね
我慢出来ないもん!」
ちゅうちゅうと女騎士の細い首に吸い付き唾液塗れにしながら甘えた声を出す勇者。女騎士の
方も文句を言いながら為すがまま、抵抗する気配は微塵も感じられない。
「こ、これは強姦だぞ陵辱行為だぞ分かっているのかお前は! 全てに於いて勇者に従わなけ
ればならない私が抵抗できないのを笠に辱めようなど卑劣な真似を……」
「そうそう、今日もレイプだから悪いのは全部私なんだよね? ほらほら勇者様の命令だよ
最後は自分で脱ぎなさ〜い!」
「くっ! 命令なら……従うしかないではないかっ!」
耳を甘噛みされ、もどかしそうに内太股を擦り合わせながら服を脱ぎ始める女騎士。その瞳は
既に興奮で潤み頬は紅く火照り唇はすっかり濡れている。
「な、なぜ私はこんな奴のことを……!」
そう呟きながら肌を露わにすると、籠もっていた汗の香りよりも更に強い発情臭が周囲に
発散され広がってゆく。
「うわっ、いつもよりエッチな匂いじゃない! これじゃ下の方も大変なことになって
るんじゃないの? 可哀想だから後で舐めて啜って舌入れてあげるわね?」
「そ、それだけは駄目だ! 今日はその……きっと粗相を……それに大きな声も……」
「噴いちゃっても漏らしちゃっても飲んであげるから平気平気っ! それに大きな声を出し
ちゃってもお誰も聞いてないって!」
「そんな訳がないだろ! 現に近くに……」
「ちなみに魔法使いさんこと私は寝てますよ熟睡中ですよー。しかも晩ご飯を沢山頂いたので
ノンレム睡眠状態で何も聞こえないのですーむにゃむにゃむにゃー」
背を向けた状態で横たわった魔法使いが何故か自分から説明してくれる。
「……ということらしいから大丈夫ね?」
「何が大丈夫なんだ何が! 明らかに今日も起きてるだろ、そいつは!?」
「聞こえませんー何も聞こえませんよーぐーぐーぐー」
「な、なな、ななななななっ!?」
どろり、と股間から溢れた熱い蜜が鎧の隙間から漏れ出す。どうやら何もかも聞かれていると
思って軽く達してしまったらしい女騎士。
「はい油断発見! いただきま〜すっ!」
「きゃんっ!?」
更に勇者による追い打ち。欲情で分泌された甘い汗で濡れ光る裸の乳房、その先端を周囲と
一緒に大口で頬張られ乳児のように吸われて可愛らしい声を上げてしまう。
「ひょうもふりふりしれえおいひいよひもいいいれひょ?」
「く、口一杯に入れたまま喋るなぁ!!」
そんな想像を絶した光景を見せつけられ流石の魔王も凍ってしまっていた。
「な……なんなのだ、あの連中は……!?」
敵地のど真ん中だろうとか、女同士なのにとか、実は和姦ではないのかとかツッコミどころが
余りに多すぎて思考が追いつかない。隙だらけの今なら簡単に殲滅できるかもという当たり前の
発想にすら至れず勇者一行の痴態に見入ってしまう。
だが行為に溺れている最中とは言え勇者達の戦闘力は折り紙付き。
ガサガサガサ……
「はっ!?」
対して力の殆どを封じている今の魔王は低級な魔物に過ぎない。勇者にとって安全圏でも魔王に
は危険極まりない魔界の一角に過ぎないという現実を失念してしまっていた。
「ぐるるるるるる……」
いつの間にか、魔王はヘルハウンドの群れに包囲されてしまっていた。
「そ、そうか! こやつら、私が只の睡魔だと思い込んで……!」
気取られないように、勇者達の野営地から少し離れた場所に潜んでいたのも失敗だった。人間の
気配を感じて近づいたものの、相手が強そうだと気付いて手を出せずイライラと辺りを徘徊していた
ヘルハウンドの標的にされてしまったのだから。
「こ、こんな雑魚など……!」
魔力を解放して焼き払おうとした魔王だったが寸前で躊躇してしまう。ここで不用意に本来の
力を振るってしまったら嫌でも勇者達の目に留まってしまうだろう。
今の段階で、それは非常に拙い。
ここで正体が暴露したとしても直ぐに討たれる心配は無い筈だ。一対三とは言え勇者達の力が
自分を超えているとは思えないし、まだ距離もある。多少の手傷は覚悟しなければならないかも
知れないが返り討ちに執着しなければ煙に巻くのも難しくは無いだろう。
だが小手先であしらえる相手とも思えない。ある程度は本気を出す必要に迫られるだろうが、
こんな所で手の内を明かすのは明らかに賢明とは言えない。
そして先に勇者達の力を探る機会も永遠に失われてしまうだろう。
どう考えても得策では無かった。
そんな魔王の葛藤など、目の前の獲物を狩るヘルハウンドは知る由もない。
また全く関係なかった。
「がうっ!」
「ぐるるっ」
唸り声の微妙な変化で意思疎通しながら巧妙に包囲の輪を狭めてくる。
「ぐぬぬぬぬ……!」
もともと力が全ての魔界だ。圧倒的な差を見せつける以外に打開策は無い。
数えきれぬほどの敵を排除して王座を手に入れた魔王が誰よりも一番良く知っている魔界の
原則であり不変の掟である。このままでは食われるという選択肢が存在しない以上、遅かれ
早かれ力を振るう瞬間が来てしまうのは避けようがない。
「……もはや背に腹は代えられない、ということか」
威嚇のために見せつけている牙の間から涎を零しながら迫ってくる魔犬の群れ。その殺気に
満ちた赤い瞳を正面から見据えながら魔王は右手に魔力を充填させて……
ずずんっ!
次の瞬間、魔王とヘルハウンド達の間に第三者の強力な魔力の塊が着弾して大地を震わせ
ながら炸裂した。そして唖然とする魔王の脇を一陣の風が駆け抜ける。
「なっ!?」
「せぇぇぇぇぇぃっ!!」
まだ粉塵が舞っている魔力弾の余波の中に裸同然の肌着姿で飛び込んだ勇者、気合いと共に
生み出した魔力で拳をコーティングしながら手近なヘルハウンドの横面にパンチを叩き込み、
意図も簡単に間合いの外まで殴り飛ばしてしまう。
「てやぁぁぁぁぁぁっ!!」
続けて魔力を乗せた蹴りで別のヘルハウンドを弾き飛ばす。もはや武器すら必要としない
程圧倒的な力で三匹目も瞬殺。
「がうっ!」
「がうがうっ!!」
このままでは逃げることも叶わず全滅させられる。圧倒的な不利を咄嗟に悟ったらしい残りの
ヘルハウンド達が大きく開けた口の中に高温の火球が次々と生み出されるが。
「そうは問屋が卸さないのですー!」
魔王の後方から飛来した無数の魔力弾に先手を取られて一掃。一斉発射だったため威力が
足りていなかったのか、はたまた意図的に手加減していたのかは定かでは無いが、息も絶え
絶えになりながら全身を焼かれて這々の体で逃げ散っていく。
「……大丈夫? 怪我はないかな?」
驚愕の光景に腰を抜かしてしまった魔王。そこに傷一つ無く歩み寄ってきた勇者が精悍な
笑みを浮かべながら右手を差し出す。
「…………」
なにがなんだか分からないまま、促されるまま勇者の手を取ってしまう魔王。
「よいしょっと!」
「きゃ……!?」
「怖かったよね? でももう大丈夫だからね?」
温かくて気持ち良い、不覚にも勇者の胸に抱かれてしまった魔王はそう思ってしまった。
支援!支援ーーー!
魔王の部下のケモ耳少女はどうしたんだ!!
支援!!!
ケモ耳メイドに蹂躙(性的な意味で)される勇者一行は!?
乙。
あと保管庫落ちた?
続き滅茶苦茶気になるんですけど!
まだなのか!
魔王さっさとヤられんかい!
詠唱や触媒と言った儀式を介さず魔力を発動させる勇者の資質。
その片鱗を目の前で見せつけられた魔王は、肌着越しの勇者の柔らかい胸の鼓動と体温を
感じつつ驚愕して、
「うにゃあっ!?」
次の瞬間にはお尻を撫で回されて悲鳴を上げていた。
「うっわー細いのに柔らくて最高! しかも程良い大きさと曲線が……ねぇねぇ、ちょっとだけ
生で触っても良いかな? 良いよねっ? 助けてあげたんだし良い匂いするし魔界に入ってから
カノのガードが固くなっちゃったし他に可愛い子とかいないしでストレス溜まってるから少しだけ
発散に協力してがぐわぁっ!?」
「少しは自重というものを学ばんか、この変質者がっ!!」
そして女騎士が裸の胸を腕で庇いつつ背後から勇者の脳天に放った拳骨に救われた。
「さすが騎士様は鍛え方が違いますねータフですねー。あと十分くらいは腰が抜けてビクン
ビクンしか出来ないと思ってたのに嫉妬の力は偉大ですね−」
周囲を哨戒し直して掃討を確認し終えたらしい魔法使いがコキコキと自分の肩を解し、魔具の
一つらしい大きな帽子を脱ぎながら戻って来た。
「ししし嫉妬とか訳の分からん理屈で混ぜ返すな! あと、この色情魔に好き勝手にされた
くらいで腰を抜かしたりもしていないっ!」
「まぁまぁ、そんなに照れなくても良いじゃないですか−。恋人に可愛がってもらって
失禁アクメで蕩けちゃうのは女の子としては普通ですよ当然ですよ−。私も経験ありますけど
ダブル噴きってへろへろになっちゃいますよねー癖になっちゃいますよねー」
「やっぱり起きてて全部見てのかお前はっ!?」
「……あいたたた……」
「とか言ってる隙にコッソリ逃げだそうとするんじゃない色欲勇者っ!」
「へぶしっ!?」
四つん這いで脱出しようと試みたことろで背中からケンカキックを食らって勇者轟沈。虫の
ように踏み潰されてビクビクと痙攣を繰り返している。
「お前の頭の中には節操という言葉は無いのか! 人の体を好き放題に弄んだ挙げ句、後戯
も接吻も囁きも無しに放り出して他の女の所に行くなど言語道断っ!!」
うわー本音がダダ漏れですー、という魔法使いの呟きは耳に届かなかったらしい。
「た、助けに行っただけでしょ? ついでに魔物も退治したじゃない!」
このタフさこそが勇者と言うべきか、まだ弁解するだけの余裕はあるらしい。
「助けるも何も、喰われそうになっていた方も魔物だろうが!」
「だって魔物でも可愛かったんだもん可哀想だったんだもん仕方ないじゃない!」
「この期に及んでそれかそれだけかっ! お前の価値基準にはそれしかないのかっ!?」
「痛い痛い! それ本当に痛いからぁっ!」
踏みつけられたまま踵で背中をグリグリされて悲鳴を上げる勇者。
「……あ、あの……」
流石に居たたまれなくなってきた魔王。立場上、仕方なく助け船を出そうと声を出すが、
「あーあー、アレは日常茶飯事というかバカップルの乳繰り合いの一環みたいなモノですから
気にしなくて良いですよー。それよりお茶はいかがですか−?」
気配もなく背後を取った魔法使いに手首を取られ不発に終わってしまう。
「ひぇっ!?」
思わず飛び上がってしまった魔王。弱肉強食の魔界で頂点にまで上り詰めた自分に完璧な
不意打ちをかけることが出来る者などいないと思っていた筈なのに。
「うふふふー」
にこにこと人の良さそうな笑みを浮かべている魔法使いは一行の中でも最も背が低く華奢で
善人そうな印象しか与えないが、実は一番の曲者かも知れないと疑ってしまう。先程の一戦で
十発以上の魔力弾がヘルハウンド達に降り注いだ瞬間、振り返った先に立っていた魔法使いは
杖も水晶も持っていなかった。
つまり魔具による増幅もなしで全てのヘルハウンドに深手を負わすだけの威力を持つ魔法を
掃射したどころか、最初の範囲型爆裂魔法も放ったことになるのだが。
「はい、熱々ですよー?」
などと考えている間に野営の焚き火の側まで連れてこられてしまった魔王。こうして至近距離で
見つめ合っても魔法使いは人畜無害そうな少女にしか見えない。用心しながらも甘い湯気を上げ
るカップを両手で受け取ってしまった。
「………………」
「魔界にはない葉っぱを使ってますしー、ちょっと戸惑っちゃうかも知れませんけど毒じゃ
ないですから安心して召し上がって下さいねー体が温まって良く眠れますよ−?」
「は、はい……」
不審に思われない程度に上目遣いで観察を続ける魔王。視界の外で騒いでいる二人よりも
目の前の魔法使いの方が要注意で、優先的に探るべきだと判断したからだ。
「ふーっ、ふーっ」
先に飲むことで、こちらを安心させようと思ったのか吐息で冷ましつつ自分のカップに口を
付けてコクリと細い喉を鳴らす魔法使い。改めて自分のカップから漂う匂いを確かめてみると、
確かに魔王の知らないものだったが、毒になりそうな香りは混じっていないし誤魔化すための
香辛料の類いも入ってはいないらしい。
とりあえずだが、正体は見破られていないと思って良さそうだ。
「……熱っ!」
などと考えながら口を付けると予想以上に熱かった。この程度の熱にも耐えられないとは、
今更ながら低級魔族だった頃の体は不便この上ない。
「うふふっ、慌てなくて良いですからゆっくり味わってくださいねー?」
ちょっと恥ずかしくなりコクコク頷く魔王を優しい瞳で見守る魔法使い。
「こら、そこっ! 何を勝手に和んでいるのだっ!?」
そうして今迄飲んだことのない柔らかくて甘いお茶をチビチビ丁寧に味わっている、やっと
折檻を終えたらしい女騎士がヘロヘロになった勇者の腕を抱きかかえ引きづりながら二人の
所にやってきた。
「あの……」
「だってせっかく勇者様が助けたのに問答無用で放り出しちゃうなんて可哀想じゃないですか
本末転倒じゃな少しぐらいお茶しても罰は当たらないと思いますよ−?」
あっけらかんと答える魔法使い。
「……まったく、どいつもこいつも甘いというか何というか……」
口の中で不満を呟きながらも特に反対するつもりはないらしい女騎士、急に復活して魔王の
横を陣取ろうとした勇者の脇腹に一発入れて大人しくさせてから魔王と勇者の間を遮るように
二人の間に腰を下ろした。
「……あの、えっと……」
勇者一行の意外な素顔を目の当たりにして若干引き気味の魔王。とは言え、多少不本意ながらも
こうなってしまっては仕方が無い。とりあえず懐に入り込むことには成功した訳だし、ここで不審に
思われては元も子もないと割り切って自分から女騎士に話しかけた。
「お前、淫魔の類だな? こんな所で何をしていた!?」
「ひぃっ!?」
だが二の句を口にする前に遮られ、ギロリと殺気に満ちた横目で見下されて本気で震え上がって
しまった。魔族とか人間とか魔力とか腕っ節とか権威その他諸々を超越した謎のプレッシャーに
抗うことも出来ずカタカタと歯の根を鳴らしてしまう。
「恐いですねーびびっちゃいますよねー。まるで新しく入った若くて可愛い女中さんを虐めてる
意地悪な奥さんみたいですよねー? 騎士様には正妻の余裕が欲しいですよねー?」
「だからなんだその妙な例え方はっ! 私は純粋に魔物を警戒しているだけだっ!!」
「そう言えば睡魔ちゃんの蜜は果物みたいな味と香りって伝説ですよ−? 女の子エキス大好きの
勇者様にはたまらないご馳走ですよね−?」
「なにぃっっっ!!!」
「はぅ〜〜〜〜っ!?」
謎の波動で威圧され、再び腰を抜かしそうになってしまう魔王。
「大丈夫ですよー。いまはドラゴンもヘコヘコ跨いで通るくらい恐い顔してますけど、こう見えても
中身は勇者様ラブのデレッデレ乙女ですから勇者様が助けた淫魔ちゃんにヤキモチは焼いても手を出し
たりはしませんからねー。真っ直ぐでイジメとか嫌いな人ですし勇者様に嫌われる様なことは絶対に
出来ませんからね−」
「だから私の頭の中を勝手に捏造するな! そうではなくて……あれだ、その……いますぐに成敗
しなければならないほど強力な魔物ではないようだし、この馬鹿勇者にも一応は脳味噌もあるのだから
何かしらの考えがあってのことこかも知れんし……だから……」
「あ〜ん、もう可愛いなぁこの子はっ!」
復活した勇者、いまにも押し倒しそうな勢いで女騎士の首に抱きついてキスの雨を降らせようと顔を
唇を近づける。
「こ、こら! 人前で何を……首は駄目だ少し余韻が残ってて……ああんっ!」
「もう我慢出来ないから! ちょっとだけ、ねぇちょっとだけで良いからぁ!」
「お前が何時我慢など……だから勝手に胸元まで舐めようとするな手を差し込んで指で掻き回そうと
するなぁっ! ああああああああんっ!」」
「あわ、あわわわわわ………!?」
魔王の目の前で二回戦を始めようとする勇者と、口では拒絶しつつも為すがまま押し倒されうなじを
舐められてピクピクと感じている女騎士。
「喧嘩の後のセックスって燃えちゃいますよね−。やっぱり愛情の再確認って重要なんですねー
嫌よ嫌よも好きの内ってことなんですかね−」
「あ、あの……あのっ!」
「さぁ睡魔ちゃんは魔獣に追い回されてお疲れでしょうし、こっちへどうぞー。明日も早いですから
予備の毛布で温かくしてゆっくり休んでくださいねー?」
「……あの……でも……」
「あの二人なら心配要りませんよー全然問題ないですー。ああやって発散させてあげれば朝には揃って
お肌ツルツルの絶好調って感じになってますからねー」
「……はぁ……」
「よ、止せっ! 止せと言ってんんんんんんんんん〜っ!?」
せっかく整え直した胸布も簡単に捲られ、尖ったままの乳首を前歯で甘噛みされた女騎士の背筋を
電流が駆け抜ける。
「可愛い声っ! ねぇ顔見せて? あたししか見れないエッチぃ顔見せて!」
女騎士の肌から漂う女の香りに息を荒くする勇者、自分も上半身の鎧下を脱ぎ捨て素肌を晒し、
興奮しっきった乳房同士を押し付けるように女騎士に覆い被さって顔を近づけてくる。
「駄目だ! それは駄目だっ! 私は騎士として……」
「うふふっ! そんなこと言っちゃう子は……こうしちゃうもんねっ!」
「ああっ!?」
ヘコヘコと腰を揺すって乳首と乳首を擦り合わせながら、勇者の片手が慣れた動きで腰布の中に
侵入してくる。たちまちクチュクチュと泡だった音を立て始める女騎士の秘所。
「あ、熱くてヌルヌルして……ハァハァ、指にしゃぶり付いて来るぅ!」
刺激で筋肉が萎縮し、女騎士の膝が曲がって浮き上がってしまう。そこに自分の股間を押し付けて
擦る勇者の半開きの口から吐かれる熱い吐息が女騎士の頬を撫でる。
「ほらほ〜ら、言うこと聞かないと処女膜破っちゃうよ破っちゃうよ〜? 早く可愛くてエッチぃ
顔を見せてくれないと処女じゃなくなんちゃうんだよ〜?」
「っ!」
表面上は強引にしか思えない愛撫だが、勇者の指は女騎士の浅い部分で出入りを繰り返し、敏感な
入り口を刺激しているだけ。そして片手で自分の体重を支え、加重で女騎士の背中が痛まないように
それなりに気を遣ってもいたりする。
「良いのかな良いのかな〜? 今日という今日は本当に破っちゃうかもよ〜?」
「……………………」
一瞬だけ怯えたような表情を浮かべた女騎士だが、僅かな逡巡の後に瞼を伏せ横を向いたまま全身
から緊張を抜いてしまった。
「あ、あの〜? そこで黙られちゃうと……困るって言うか……」
「……………………」
ぐすっ、と何かを諦めたように鼻を啜る女騎士。
そして少しだけ、足を開く。
「っきゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!」
そんな健気な様に妙な声を上げた勇者の鼻から血が垂れた。
「ぽっ……」
そして可憐に頬を染める女騎士。
「やややや、やっぱり処女膜は真っ白なシーツの上で破らないとダメだよねっ! 純白の綺麗ーな
ドレス半脱ぎで何もかもあげちゃいます的な雰囲気で貰わないと損だよね! 一生に一回しかないん
だし、ちゃんとお仕事終わってから静かな土地で……えっと、だから……」
「……………………」
慌てふためいて急に饒舌になる勇者と、照れ顔で横を向いたまま静かに耳を傾ける女騎士。
「……だから、なんて言うか……そう、気が変わったからっ! なんか今度はべろちゅーしながら
シたい気分になってきたからっ! だから…………だめ、かな?」
「……………………目を瞑っててくれたら……いい」
「うんうんうんっ! 言うとおりにするから瞑っちゃうからべろちゅー早く早くうっ!」
魔王の耳に届いていた会話がピタリと止み、その代わりに何やら水っぽい音が聞こえ始める。
少し離れた場所に魔法使いがこしらえてくれた寝床で毛布に包まって背を向けていても、音と一緒に
勇者と女騎士の求愛高揚と性的興奮が魔王の体に続々と流れ込んできて何をしているのか丸わかり
だったりする。
間違いなく、互いの唇を求め舌を絡ませ唾液を拡販させながら、潤みきった性器を指で太股で愛撫し
夢中で貪り合っているに決まっている。
「うぅぅぅぅぅ……!」
思わず唸ってしまうほどに濃厚な交わりだ。
「私が言ったとおりでしょー? 揃ってヘタレなお二人ですけど相思相愛らぶらぶえろえろなお年頃
ですから溜まっちゃうのも早いんでしょうねーお盛んで羨ましいですー」
「はうっ!?」
すぐ近くで横になり、熟睡していると思い込むほどに気配を消していた魔法使いの不意打ちに再び
驚かされてしまう魔王。
「と言うわけで二人のらぶらぶ具合も確かめたし明日も沢山歩かないといけないのでに私は今度こそ
本当に眠りますね−。おやすみなさいですー」
そうして再び静かになる魔法使い。言葉通り就寝に入ったらしい。
「うぅぅぅぅ……!」
一方の魔王は、明け方近くまで続く淫気の流入で一睡も出来ず夜を明かす羽目になってしまった。
ここまで
というか続きとか全然考えてなかったんだけど……(^_^;
あと狼耳メイド少女の人気が激しく謎だw
GJ!
みんな揃ってバカな感じがいい!
猫耳メイドをそこまで可愛らしげに書かれていたらそりゃあ期待するに決まってるよー
魔王ちゃん可愛すぎて逆に襲われて欲しくない
GJ
はよ、続きはよ
魔王ちゃんって元から女魔族だったん?それとも化けただけだったんだろうか?
まとめにあった彼女と彼女の話?(でしたっけ)はどこかで読めますかね?
まとめサイト落ちてるっぽいので気になって。
自己解決しました。
実際にレズい友人がいると思う
百合って言うほど軽いもんじゃないと
魔王ちゃんが襲われないようなので失礼ながらぶった切って投下します
無知シチュ嫌いな方はスルーお願いします。
56 :
...:2014/03/20(木) 09:39:03.51 ID:n6BaJh+8
[彼女たちのかつての日々]
世の中には『そうであってほしいけど、そうでない方が良い』って葛藤-というかなんというか…-がある。
オレにも、あいつにも、誰にだってそんな葛藤はあるはずだけど-
「理紗、理科の宿題できた?」
「え?オレに理系のことは聞かねーでくれっつってんべ、明日香。
今から明日香にわかんねぇトコ聞きに行くとこだったんに。」
「あぁ、本当?どうしような、この問題、答えを見てもさっぱりで。」
「梓に聞けばいい良くねぇ?」
「また梓に頼るのか?なんか忍びないなー」
「しゃーねーべ、こーゆーのを背に腹は代えられぬって言うんだろ?行こう、明日香。」
「…宿題程度でそんな大仰な…まぁ、たしかにそうだな。行こうか。」
「…というわけで来たんだ。あの問題、どういうことなんだ?」
「あんたたちは…たかだか一問くらい宿題が解けないくらいで人の家に押しかけてんじゃないわよ!
いちいちあんたらは何かあるたびにあたしに頼って!帰んなさいよ!」
「あ、梓ぁ…オレら、困ってんだよ。少しだけだべ?教えてくれよぉ。」
「そうやって他人に甘えてばっかりだから普通に成績が悪いのよ!あたしじゃなくて教科書に聞きなさい!」
「ちょ…梓?開けてくれ、頼むよ。」
「バカ、家に帰って自分たちで解きなさい!」
「むー、めっちゃ先生に怒られたべ。」
「何恨めしそうな顔してんのよ、あんなの教科書見ればすぐじゃない。」
「…教室に置いてきたから間に合わなかったんだ。」
「呆れた。宿題出てるのに二人して教科書置いて帰ったの?そーゆーズボラするからこうなるのよ。」
「ぐっ…」
「何も言い返せねぇべ…」
具体的な単語にしようとしても当てはまるような言葉がない遠戚。
それが、オレ、理紗…それと明日香、梓の関係性だった。
オレらは親戚である以上に、幼馴染であり、親友であり、姉であり、妹だった。
物心つく前からの付き合いである三人の仲は、
思春期という難しい時期を迎えた今現在も、包み隠しのない深い仲間意識もしくは友情で結ばれていた。
もっとも、自分としてはその「難しい」の意味がわかってたかは疑問だけど。
なのに、それは、何時からだったんだろう。後になって思えば、今頃だったように思う。
『最高の親友』であったはずの明日香と梓との仲が、少しづつ変わっていったのは。
きっかけは小さいハプニングの積み重なりだった。いや、小さいことだからこそ、大事になるまで気付けなかったのかも。
「え?今、なんつったべ?もう一度。」
「だ、だから…!…ひ、拾ったんだ。そ、その…」
「あ、明日香が、あ、慌ててる!?ど、ど、どうしたんべ珍しい!?」
「こ、これ、見て…!」
差し出されたのは、分厚くも薄くもない普通の本。雑誌かなにかか?
いや、こ、これは…!?
「こ、これは…!まさか、明日香…これって…」
「そうだ、間違いない。これが噂の…」
「「同人誌…!」」
57 :
...:2014/03/20(木) 09:41:04.16 ID:n6BaJh+8
「これ、どこで拾ったべ!?」
「梓が帰るときに教室に置いて行った。
表紙が、あんまり、その、アレだったから、私のカバンに隠した…!」
「ぐ、グッジョブ!
…と、とにかく、どうすんべ?これ…」
「一応、梓のモノだ。人のモノなら、返さなくては。
でも、昨日あれだけ怒られた手前、これから梓の家に行っても取り合ってもらえないだろう。これを返すのは明日だ。
…どうする理紗?…読むか?」
「…えっ?…そ、そんな、そんなこと言って実は明日香が読みたいんだべ…?」
「なっ!?わ、私は、こ、こんな、男女がその………ゴニョゴニョしてる漫画なんて興味ない!」
「…明日香、もう読んだべ?」
「ば、バカ言えっ。もう来年の今頃は一生の大イベント入試だぞ…
そ、そんな大切な今に、特殊な性癖を知って何のプラスになるもんか!」
「なるほど、フェチってヤツなんか。」
「うぐくくくく…参った!もう降参!…見たよ、持って帰る寸前、立ち読みした!
まさか、いくら表紙がアレだからといって、梓がこんなものを読んでるなんて、思いもしなくて…」
「ホントだべ。梓はいつもオレらの先を行きやがる。こんなん読んで、梓はオレらよりよっぽど大人だべ。
…で、これ、どんな内容だんべ?…オレ、いきなり読む勇気ねぇべ。」
「そ、そ、それは…うう…こんな往来でなんて嫌だ。小っ恥ずかしい……い、家で話そう。それでいいか?」
「お、おう、そうだな…それがいいべ。急いで帰ろうな!」
オレと明日香は同じ二世帯住宅の住民で、同じ屋根の下で暮らしている身だ。
なんでも、オレと明日香のおばあちゃんとお母さんと三世代で幼馴染である縁から、
思い切って明日香の家を増築する時にオレの家族が呼ばれたらしい。
らしい、というのは、そのときオレたちはまだ幼稚園に通ってた歳で、そのころの記憶があやふやだから。
そんなわけで、オレが明日香の部屋にいるのも日常茶飯事。誰も気に留めはしない。その逆だってそうだ。
「…さて、お膳立ては完璧だべ。
飯は食った。風呂は入った。お母さんたちは寝た。もう後は明日香がその本の内容を話してくれたら後は寝るだけ。
あ、でもちょっとタンマ。…やっぱ読む勇気でてきたべ。ちょっと貸して。」
「え、そうか。じゃあ私は寝てるから、読み終わったらカバンに入れておいてくれ。」
「ん、了解。」
『息抜き』
今までこの言葉が意味するところはタダの休憩でしかなかった。
だが、日常の一環でしかないこの言葉は、この本の中では、非日常であった。
オレは、この瞬間ほど天地がひっくり返った感覚を覚えたことは以前にも今後にもなかったと思う。
物知りな梓は、このことをパラダイム変換と言うって後で教えてくれたが、それはまぁ今は深く触れないでおこうかな。
その本は、淡白に言ってしまえば、大人の女の人がギュウギュウに縛り上げられた状態であれこれして『息抜き』する、という内容だった。
まるで、捨てるために新聞をまとめておくように、
いや、それよりもしっかりと、
精密に、抜け落ちないように、
いや違う、抜け出せないように、
執念じみてるようなやり方で、ハムみたいに縄に身体を男の人に絞られて、
そのまま外に出て、
外でパンツを脱ぐことを強制されて、
その女の人は、終始一瞬たりとも苦しそうになんかしてなかった。
58 :
...:2014/03/20(木) 09:42:15.97 ID:n6BaJh+8
「…!?なん…?ど、どういうことだんべ、これ…?」
はじめ、オレの読解力が足りないもんだと思った。本なんて、推理小説くらいしかまともに読まなかったし。
この本は、二巻って書いてあるから、予備知識がなくてついていけないんだとも思った。
だけど、何回か読み返していくうちに、オレの足りない頭でも、分かることがあった。
「き、気持ちいいんか、これが、こんな仕打ちが…」
そう、心地よいと訴えているのだ。縛られ、屈辱を与えられ、苦しんで当然そうな行為の真っただ中にいる主人公の女性が。
『特殊な性癖』と明日香も言っていたから、これは特別な趣味の人を描いたのかもしれない。
でも、彼女は、主人公の女の人は、いかにも普通に世の中にいくらでもいそうな人で、
この人とオレと、何が違うんだろうか、と思う。
「オレたちが田舎もんだから知らねーだけで、東京の方では当たり前…なんだべか?」
そう思わざるをえない。家にパソコンはないし、あんまりテレビとかも観ない性分だ。
自分たちが時代から遅れてるだけかもしれない。
あんまり特殊すぎるものをテーマにして本にしたって商売になるはずがない。都会ではこれが流行ってるとか…
「…はぁーっ、考えててもしょうがねーべ。物は試し、だべ。」
案外、オレが呼びかけただけでアスカは目を覚ました。
普段ならよっぽどのことがあってもまだ起きないのに珍しいと素直に感想を言うと、なぜか赤い顔をしてた。
「隣でそこまで騒がれちゃ寝られないよ。」
「え、起きてたん?」
明日香はそっぽ向いた。目の前にちょこんと見えた明日香の耳が赤かった。
「えぇ?これ、やるのかい?」
「うん、だって気になるべ?」
「でもおかしい、こんなの試すべきじゃないと思う。」
「怖がんなって。お父さん言ってたぜ?『ガキは失敗してる方がふつうだ』って。
オレらから見ておもしろそうか…は別にして、こいつでやってること、本人たちは楽しそうだべ?」
ざっと読み返し、目的のページを開いて見せる。
主人公が身体のあちこちに縄が食い込み身動きできない状況で、それなのに台詞にハートマークがついている場面だ。
何がどう良いのかはわからないが、これが主人公には心地良いのはだいたいわかる。
それがどこからくるものかなんてオレには興味ない。問題は、それがオレたちにも楽しめるタチのものかって事だけだ。
「オレは試すっつっても、最後までやりたいだなんて思ってねーべ。
これだよこれ、これを体験してぇんだ。」
「いや、でも…私、どうやったらこんなふうに結べるかなんて…」
「別にこのページを完コピなんかオレらにできねーのはわかっとるべ。
ほら、適当でも見よう見まねでも何でもいーから、やってくれよ。頼むよ、明日香。」
「…わざわざ意固地に断る気にならないな。」
「おおーあんがとな。ちょっとここにビニールテープあったべ?それでやろう!」
「別に楽しくないと思うけどなー私は。」
「まだ言うかーそういう口はこうしてやるべ!」
「あいだだだだ!!!ちょっと!いきなり引っ張らないで!おかえし!」
「いでででで!!!」
一応年相応のガキらしいドタバタ騒ぎを一通りして、いったん仲直りのキスを済ませ本来の目的に向かう。
オレが明日香の机をガサゴソと探してヒモを調達する間に、明日香はベッドに座って本を読み返して復習する。
うわーとかうひゃーとか騒ぐ明日香を尻目に、わりと新品のビニールテープは思った通りに見つかった。
ちょっともったいぶり、どっかの緑帽子の剣士がやるようにババーンと勉強机の引き出しから出したが、明日香は見ていなかった。
…チッと心の中で舌打ちしつつ、明日香の隣にボスンと座る。
59 :
...:2014/03/20(木) 09:43:32.05 ID:n6BaJh+8
「読んだ?」
「…まぁ、前半くらい。」
「じゃあ、頼んだべ。明日香が分かった範囲でいいから。」
「うーん…そう言われても、手首の結び方くらいしかわからないよ?」
「じゃあまずそれでお願いすんべ。」
「後ろで結ぶからこっち向いてるとできない。」
「へっ?」
「…ほら、むこう向いて手首を合わせて。」
「ああ、ごめん。」
自分で言いだしてお膳立ての邪魔をするとは間抜けじゃんオレ。
とか思って眉をひそめつつ明日香に背を向けると、すぐにヒモがオレの手首に触れた。
ギュッっと力を入れてきてるから、ビニールがカサカサいってる。
手の甲を合わせたオレの手首に、ヒモがグルグルと三回横切る。
痛くない?と聞かれたから素直に別に何ともと返した。明日香はずっぽ抜けないようにそこから縦にヒモを通し、片結びする。
「あ、ハサミとってくる。」
「そうだな、オレもうこれじゃ無理だから頼むべ。」
そんなやり取りがあって、ヒモが本体から切り落とされる。
だいたいヒモってのは何かの荷物を結んで運ぶためのものだが、
この切れ端はその役目が果たせず何も運べないまま捨てちゃうんだなぁと思うと一瞬だけ申し訳ない気がした。
だって、おれ荷物じゃないし、このままどっかに運んだりするわけないし。
「…」
「…どう?なんか、楽しい?」
「いや、なんも。」
「やっぱり、私たちには関係ないんじゃないかな、この本。」
「まだほんの少ししかやってないべ?もっとやってくれよ?」
「ど、どうやってあんなのをやるんだ?もうここから先はわかんないけど。」
「んー、でもさ、これアレってよく見ると首とおっぱいのまわりと股でひっかけてるだろ?そこさえ押さえてれば適当でも大丈夫だべ。」
「ええ?…あ、ホントだ。でも、適当なんてノリで首にひもを巻きつけたりはだめだ。それは危ない。」
「じゃあ、それはナシで。」
…とは言ってみたけど、これが難しかったらしい。
始めは本にあるように一本のヒモで結んじゃおうと話をしてたが、これがどんだけやっても明日香にはどうしてもできなかった。
ならばといくつかのヒモに分けてやってみたが、これが上手くいきすぐに胸にかかってた二本の横線を再現できた。
…あの本では水着の上からおっぱいが強調されててインパクトが強かったけど、まだ成長してないから見栄えはビミョーかな…
それこそ明日香はちょっとくらい成長してるけど、オレはなぁ…
「次いくよ。」
「わかった、頼むべ。」
「…あっ、あんまりきつくするとお尻の穴がパンツについちゃう?」
「別にへーきだべ、そんくらいかまわねぇって。」
「そう…?じゃあやるけど…」
肩甲骨の高さで横に走る背中のヒモに、新たに背筋に沿ってもう一本垂直にヒモが結ばれ、下に伸びていく。
腰に伸び、尾てい骨を通り過ぎ、前に持って行って胴体を縦に半周するようにして同じヒモの前の部分にひっかける。
「ちょっと食い込んでたと思うから、グッとひっぱっちゃっていいべ。」
「分かった。」
と、明日香のヒモを握る右手に力が入ったとき、オレの中にヘンな感覚がぞわっと起こった。
はじめはお股に『ん?』程度にしか思わない、ズボンの上からくすぐられたくらいのピリッとするけど薄いさわられた感じ。
だけど、それがグイグイと明日香がヒモを手繰り寄せようとする力がかかるたびに、積み重なってお腹まで広がって大きくなってきた。
これって例えるなら耳かきされたようなぽわーんとした気持ち良さ…かな?
ん?気持ち良さ…?
「あ!ちょ、明日香!これだ!これ!」
「え、なに?どうかした…?」
「今、ヒモをギュッとしたとき、気持ち良かったべ!」
「えぇホント、どこが?」
「んー、なんか、じんわりとしてて分かりにきーべ。もう一回!」
「あ、そう…分かった、もう一度ね。」
60 :
...:2014/03/20(木) 09:44:55.69 ID:n6BaJh+8
胸のヒモにひっかけたヒモを引かれると、てこの原理ってやつでグッと身体にかかるしまりがきつくなり、ズボンごと股に食い込む。
その様をなんとなく見ていたら、その目線の先、おしっこを出す近くから、またあのヘンな感覚がやってきたのがわかった。
明日香が引くのに合わせてそれが強くなってきて、なんかお腹がもぞもぞしてくる。気持ち良いけど、なんかもどかしいなぁ。
あぁ、でも、ちょっとこの感じ、クセになっちゃいそう。もっとやって、もっともっと。
…んーでもなんかこう…お股の刺激が足りないよ。中途半端だなぁ。キュって引っ張ったりしてよ。
「あ、明日香、お股がビミョーに気持ち良いかもしんない、だからもっと強くやってみてくれよ。」
「…ねぇ、」
ヒモを掴んでいた明日香の手が脱力し、刺激が止まる。
あぁ…?と溜め息みたいに声が漏れてしまい、脱力感となにか失敗してしまったような脱力感を覚えた。
その声と態度をよく観察するように見つめていた明日香が、悲しいような羨ましいような寂しいような複雑な目でこちらを見ている。
「真剣な話、しよう。」
そのまま何も言わずに引っ張っていたヒモをはなし、手首と身体に結んでいたヒモもほどいてしまう。
「その…理紗はさ、お股が、気持ちいいんだよね?」
「ああそうだけど?」
「…本当にやめよう、こんなの、いけないよ。」
「何がダメなんべ?なんか知ってんのか?」
「う…そんなの、聞かないでくれ…」
「何だべ、水臭ぇな。今更オレらに黙っておくことなんてねーべ?言っちゃえよ、梓以外には絶対話さねーから。」
「ぐ…分かった、全部言うよ。
…はぁ、結論から言うと…その、今、私たちがやってることは…えっと…」
珍しい、いつもあっけらかんとしてる明日香が言いにくそうにしてる。
えっそんなすごいやっちゃいけない事だったのか?これ…
「えっちなんだ。」
「え、えっち?」
「そうなんだ、理紗が試してること、これってすごくえっちなことなんだ。」
「えっちって?あの、エッチ?」
「それで合ってるからそう何回も言わせないで…恥ずかしい。
えっと…確認したいんだが、理紗はお股を、ここを触ったことってあるかい?」
いきなりそれだけ言ってスカートに手を突っ込んでパンツを下ろす。ええ?いきなりなんだよ?
そして、オレとは違ってちょっとだけ毛が生えてる股間の真ん中、いつもオシッコを出してる周りを見せて丸くなぞった。
そんなところ、ばっちい感じがするから身体洗う時くらいしか触んねぇよ。
「いや、そんなとこあんまり触んねーけど。」
「だろうね。じゃあこことかあるかどうかすら知らないんじゃないかな。」
明日香は親指と人差し指でグイッとそこの中を押し広げる。
はぁー、この中なんて鏡でも使わなきゃ見えないけど、こんな風になってるのか。
…オレも中をのぞいて見てみるとこうなってるのか?口の中の皮みたいのがビラビラしてて気持ち悪い。
あ、でも、上の方にちょこんとある小っちゃいの、乳首みたいでかわいい。プルプルしてて触ると気持ちよさそう…
触ってみよ、えいっ。
「っふぁああっ!?」
オレがそのちっこい出っ張りをつまんだ瞬間、明日香の身体がびくんとはねた。…大げさじゃなくホントに腰が少し浮いたと思う。
え、なにこれ?これ押すと明日香ピクってなるの?いや、ホントにそうか?ってかよく見ると大きくなってる、ちょっと面白いかも。
もう一回、そりゃ。
「な、理紗っっつううっん!?」
あ、またはねた。やっぱり、これ触ると体がはねるんだ。
なるほどスネを叩くと足が前に出るって話聞いたからそんな感じなんだな!
…あ、長押ししてみたらどうなるだろう。おお、オレってばそんなところに気が付くとは頭いい!
物は試しだ、うりゃー。
61 :
...:2014/03/20(木) 09:46:46.01 ID:n6BaJh+8
「分かった、分かったからやめてってりぃいいいいいいさああぁあぁあ゛ああ゛!?」
えっ?明日香、痙攣してる!?うわぁ!?オシッコ漏らしてる!?
そんなっ、こんな、病気なのか!?明日香はここが病気なのか!?
「お、おい!?どうしたんだべ!?大丈夫かよ!?」
「…はぁ、はぁ、はぁ…理紗、お前ってやつは…」
「え?」
「こうなるってことを説明しようと思ってたんだ!
なに説明する前から見本を見せなくちゃいけないんだ!
いきなりクリトリスを触ったと思ったら、突然押しつぶそうとして…その、良かったけど、いきなりは、やめろよな…」
「…くりとりすぅ?」
「…あぁ、本当にそこからなのか…知らないって怖い…もういい、ハグしてくれたら許してあげるから…」
その後、オレは十数分もかけて明日香から説教されつつ性教育を受けることになった。
もちろん、ただ座って聞いているんじゃなくて明日香が漏らしちゃったオシッコの処理もしながらだ。
うわぁ、このオシッコ濃い。糸引くオシッコなんて初めて見たわ…
明日香はいろんなことを話したけど、とりあえず、オレが触ったところがクリトリスっていう女ならだれでも持ってるもので、
それが擦れるととてもエッチな気分になり、場合によってはエッチな気持ちがはち切れてしまうのだということは分かった。
「すごいなぁ、明日香も梓に負けずで物知りだべ。こんなこといつ知ったんだよ?」
「一人でお風呂に入ってた時に股から毛が生え始めてることに気付いて、どうにかできないかなっていじってたら偶然見つけたんだ。
私も理紗みたいに興味本位で触ったけど、すごくヘンな気持ちになったから怖くなってその時はやめた。
で、後になって調べてみたらこれがクリトリスって名前で、あの感覚は自分がエッチな気分になってるんだって事だって知ったんだ。」
「へぇー。」
「理紗が縛られて気持ちいいって思えたのは、たぶんヒモに押されてズボンがクリトリスとお股に圧力をかけたせいだ。
…つまり、理紗が感じた『気持ちいい』っていうのは、その、エッチな気分が盛り上がってるって、ことなんだ。」
「なるほど。オレも大人の階段を一つ上がったんだな。」
「だからこそやめようって何回も言ったんだ私は。本を見てすぐ変わったやり方だけどエッチをしてる話だって気付いたから。
大人じゃあるまいし、こんなエッチなこと、私たちはマネしない方がいい。
それこそ、好きな人とか、できたときとか…」
「明日香はオレとこんなことするのが嫌なのか?」
「へ?」
「いや、それじゃあまるで、明日香はオレのこと好きじゃねーみたいだべ?
でもさ、オレは別に明日香のこと大好きだから最後までやりたいな、それこそ、さっきの明日香みたいにしてほしい。」
「あはは、なに言ってるんだ。そんなの恋人を相手にとかさ…」
「恋人じゃなきゃダメなんてことないべ?この本の二人、そーゆー関係じゃないと思うけど?
だからさ、改めて頼むべ。これがエッチでオトナなことってわかってもさ、明日香に最後までやってほしいんだ。」
「ぐぅうう…あーもう理紗ってば…わかった。
…キスだ、その代わり終わったら感謝のキスをして。それでいいよ。」
「あんがと!さすが明日香だべ!」
嬉しくって前のめりになってほっぺにキスする。
キスの前払いだ。
「まったく、甘えるのばかり上手くなるから、梓に怒られるんだぞ?
…あー、いや、撤回。それを許す私も私だ。」
「なぁ、どうすればいいんだオレ?」
「エッチな刺激がほしいなら脱いじゃうのが一番だ、ほら、裸になって。もう一度結び直すから。」
「裸!?あの本だと水着でやってるべ!?」
「ダメだよ、慣れて雰囲気だけで楽しめるこーゆー人じゃなくて理紗は初心者なんだから。…もっとも、私もコレはよく知らないけど。
とにかく、気持ち良くなりたいなら素肌の上から触れるのが一番なんだから。ほら、脱いで脱いで。」
猿?
これって群馬?
最後の方まで女同士だってわからなかったからスレ違いなんじゃないかと思った
いや名前で分かるだろ
よく知らないけど東北とかだと女でも俺って言う人もいるんじゃなかったっけ
正直標準語の俺女は受け付けないんだけどこれはすんなり読めたな
65 :
...:2014/03/20(木) 21:39:53.26 ID:n6BaJh+8
「…あれ?なんで明日香まで脱いでんべ?」
服を脱いで振り向くと、明日香がすっぽんぽんで座っていた。
脱いだ服を適当に置いているオレと違い、きちんとたたんで後ろに重ねている。
…うらやましい身体だよ、なんでオレたちずっと一緒なのに明日香だけ白くてデカくて胸も大きくなってんだよズルいよ早えーよ!
梓はともかく、なんで同じものを食ってるのに明日香はそんなに成長早いんだよ!
オレは普通だからまぁいいけど梓はチビだからこの前『ぱるぱるぱる…』とかワケ分かんねぇ唸り声出してたぞ自重しろ成長!
「着てても汚れると思うからね。」
汚れる…?別に外に行くわけでもないのに汚れる…?あ、オレも明日香みたいにオシッコ出ちゃうかな?
「オシッコ漏れちゃうからか?」
「…?いや、その可能性もたしかにあるけど…どっちにしろ、こうなったらパンツは穿いてても意味ないよ。」
えっパンツが意味ない?そんなもんなのか?
「ほら、もう一度結ぶから、後ろ向いて。」
「はーい。」
「はいは伸ばさないって先生に怒られるのに。」
「はいはい。」
「おちょくってるでしょ、いいの?跡が残るくらいギュウギュウに縛っちゃうよ?」
「やめて!それはやめて!痛いって!痛いから!」
「ミイラみたいにぐるぐる巻きにしてもいいかも。私が手伝わないと一人じゃほどけないようにしちゃったり…」
そう聞いて、頭の中で戦隊モノのヒロインが悪い奴らに捕まってる絵が頭に浮かぶ。
あれは真剣に嫌だけど、明日香が側にいてくれてるなら…
「うー…べつに明日香がそうしたいならいいべ。…明日香がいてくれるなら、そうされたっていい。
ギュウギュウに縛られちゃっても、明日香がいてくれれば、安心するし。」
「ちょっと…わりと真顔でそんなこと言わないで。…目覚めちゃったらどうすんのさ…
…あぁもう、テンションおかしくなってきた。さっさと済ませちゃおうさっさと!」
そんなこんなで、オレの身体にまたビニールテープを結びつけていく。今度はじかに当たるからさわさわしてくすぐったいよ。
それに、今度はこのヒモはエッチなことに使うってわかってて使ってるから、さっきよりもっと申し訳ない気分。
なんか明日香がおっぱい触ってきて超くすぐったいんだけど…なんかさっきから変だよ明日香…
「何だよ、触んなよ、おっぱいは関係ねぇべ?」
「一月くらい触り続けてたら気持ち良くなってくるようになるって。私が保証するから。
それに、揉むと胸って大きくなるらしいよ?」
「マジか、どれくらい揉めばいいべ!?」
「…言っておくけど、学校で揉んだらダメだからな。」
「えーなんでだよ?」
「いや、男子たちに悪いだろ。
…ほら、引っ張るよ?…今度はさっきよりずっと気持ちいいと思うから。せーの!」
あの瞬間、あの未知との遭遇をした瞬間の感覚は今でも、大げさじゃなくても今まさに感じているように思い出せると言い切れる。
グイッと引かれたヒモが、オレのオシッコの穴のところに入り込んで見えなくなるくらいに食い込み、そこを圧迫した。
それだけのことなのに、たったそれだけのことで、感じたことのない電撃のような衝撃が背筋に走った。
さっきまで感じていたのが静電気みたいなレベルだとしたら、それこそ今度のは雷に打たれたみたい。
全身がこわばってだらんと猫背だったオレの背中はシャキッと伸び、あまりの衝撃に息もできなかった…
…十秒くらい経っただろうが、それが十数分くらいに感じた。…それくらいの濃密な時間を、この刺激で味わえたんだ。
でも、だいたい気持ちいいって言う感覚は、何かすっきりする感覚とセットでやってくる。たとえば達成感とか。
なのに、オレの感じたあの衝撃は、オレの身体にしっかりとした爪痕を残し、
それはヤケドの痕みたいにオレを困らせるんだ、『もっと』って。
66 :
...:2014/03/20(木) 21:41:01.33 ID:n6BaJh+8
「…イッたね。やっぱり慣れてないと敏感なものなんだね。」
「…はぁ、はぁ、はぁ…
これ、これが、明日香がさっきおかしくなっちまったときに感じてたヤツ?」
「そう、だね。そーゆーの、『いく』って言うんだって。」
「はぁ、いく、か…明日香のおかげで、初めていく気持ちがわかったわけかぁ。あんがとな。」
「じゃあ、片付けようか。」
「あー待って待って、もうちょっと、もっとやってくれよ、明日香。」
「え?もっとなの?…欲張りだな、もう。」
と明日香は言い終わった後、『私だけじゃないんだ』と口元が動いたのが見えた。
なるほど、オレの今のまたさっきのをされたいって思いがエッチな気持ちそのものなんだってはっきりと頭の中でむすびついた。
明日香がさっきから妙にテンション高いのもエッチなせいなんだ。
…オレら二人、一回ずつイッてエッチな気持ちにエンジンがかかりっぱなしなんだ…!
あぁもう、ダメ…!なんか、お股がもっとヘンになってきたよ…
行くところまで行かないと絶対すっきりできない気がする…!
「なぁ、ここだけの話、明日香はエッチなことしたことあるのか?」
「…え?え、そんなこと…そりゃあ、そーゆー気分になっちゃったら、自分で何とかすることもあるけど…」
「それって、エッチなこと?」
「うぅ、そうだよ!そうだけど文句あるの!?たしかに隠してたけど、聞かれなかったから言わなかったんだから!」
「じゃあ、それを今オレにやってくれよ。明日香が普段やってること、オレに教えてくれよ。
かわりに、明日香がエッチになったとき、手伝うからさぁ、いいべ?」
「…はぁ!?…まったく、理紗がそんなに変態なやつなんて思ってもなかったよ。
そんなにイキたいなら…限界までイカせてあげるよ…!」
明日香は、オレのお股のヒモの端を左手で持つと、それを少しずつ手前に引いてお股を刺激する。
ゆるゆるとした刺激ではあるがそれでも腰が浮いているオレのその股間をじっと見つめると、そこに食い込んでるヒモを引っ張り出した。
当然、お股の刺激がなくなるわけだから、オレは刺激がなくなってすごくもどかしくなる。
はぁ、はぁ、と全力で走ったみたいな息が出て、体が熱いし頭の中もボーっとする。
そのせいか、お股の汗がひどい。ねちょねちょ言ってる。
…あっ、悶々とするってこういうことなのか。
「何してんだべ、早くやってくれよ。」
「そのための細工をしてるんだよ、ほら、見てよ。」
指差された先のヒモを見ると、爪で縦に裂かれていた。その穴に人差し指を通している。
んー…?ビニールテープは縦に裂けるもんだけど、それがどうしたんだよ?
「ピンとこないみたいだね、面倒臭いしそのまま実演しようかな。」
と、そのまま人差し指ごとヒモを元の位置に戻す。
え、ってことは。…はああああ!?す、すっごいゾクゾクして、体中鳥肌になりそう!?
「ちょ、ドコに指突っ込んでるべ!?てか、何!?今の感覚!?明日香、知っててやってんだよね!?」
「もちろんだよ。今、この指が入ってるのはズバリ、膣だ。」
「ハァっ!?なんつー所に指…っ!?マジで、何、この感じ…!?」
「そうなんだよ…不思議で気持ち良いだろう?普通の女の人は普段一人でエッチするとき、ここをいじるんだ。
まぁ、私も理紗も処女だからそんなに乱暴にはできないんだけど。
クリトリスよりもじわじわ来るから、私は好きだなぁ。」
「え、ちょ、それってさ、もしかして…」
「気付いたみたいだね。…二点責めとか言ってたっけね。
クリトリスと膣、一気に二つとも擦ったら…飛び切りの気持ち良さだよ?」
ヒモを持ってる左手を親指立ててグーの体勢にしてるけど…いや、オレとしては、やめてほしいな。
だってさ、クリトリスだけの刺激で息もできないくらい敏感なんだよ?オレ。
いやさぁ、そんな簡単に受け止めきれるものじゃないと思うんだ、きっと。
だからさ、その、左手をさ、そう、引っ張ったりしないでって、
膣の中でくちゃくちゃするのやめてって、
あっ引っ張るのダメだってぇ!
67 :
...:2014/03/20(木) 21:42:55.03 ID:n6BaJh+8
「タンマ、心の準備がまだぁああああああんぎぃいいいいあああああ!?!?」
「あー聞こえなーいさっき問答無用でクリトリスをグリってやった理紗の声聞こえなーい。」
「あああああストップストップぅいいいやああああああがああわわあああ!?」
ひいい!イッてる!イッてるのにまだ上書きされて、いく!
違うっ、どんどん積み重なって一つの大きな『いく』になってる!
こ、怖いっ怖いよ!振り切れちゃう!
全身つっぱっちゃって、自由になんないし、頭気持ち良いでいっぱいで他は空っぽだし!
「いろいろ考えることはあるだろうけど、今は全部洗い流してよ理紗。私と、エッチな気分だけで脳みそと心臓を満たすんだ、いいね?
ほら、親指でクリトリス押しつぶしてあげるから…行ってらっしゃい。」
はい…というと思ったか!?バッカじゃないの!
いや、何って、明日香のことを頭の片隅に置くことができないくらいすごいんだってばぁああああああ!!!
はあああ!?なんか大きいのくるっ!頭真っ白でわかんない!これわかんないよォ!
「いぎぃいいあああああああああっっ!」
あ…オシッコ、漏れちゃった…
「すごい、もう潮吹けるようになったんだ。」
知らないよぉ…オレの知らないこともう言うなぁ…
もう休ませろー…あー…目が、まぶたが、重い…
気がついたオレが最初に見たモノは添い寝して優しい笑みを浮かべて頭をなでてくれていた明日香だった。
そのお母さんのような愛を感じる顔にオレは笑顔を返して両手を差し出して…
「寝ながらハグなんて甘えん坊だなぁ…いだだだだだ!?」
全力でベアハッグした!
「痛っ!痛い、いだだだ!
…おい、理紗ぁ!何するんだ!」
「それはこっちのセリフだべ!?こっちの意見聞かないで無理矢理最後までして!オレはストップって言ったべ!?」
誰だってこんなことをされたら怒ってもいいと思う。正直刺激が強すぎて辛かったんだよ!
ふざけんじゃねぇ!誰がここまでしろって言ったよ!?ほどほどってものがあるだろほどほどって!
ベッドから起きてもオレの怒りは収まらなかったし、オレの不平不満も出続けた。
それを聞いてる明日香は、申し訳なさそうにしていたけど、どこか子どもが親を叱ってるような余裕があるのが腹立つ!
「ふん、こんなひどい目に合わされるなら、エッチな気分になんてならねーかんな!」
「そんなこと言って、理紗はイケナイ女の子だ。私がここまでエッチになったのは初めてなんだよ?きっと、理紗のせいだ。
ほら、ゆっくりと鼻で息をしてよ…すごい匂い。これ、ほとんど理紗が出した女のフェロモンなんだよ、たぶん。
…もう、これから一人でエッチな気分になったら、理紗の顔を思い浮かべながらじゃないと出来そうにない。…前からだけど…」
「じゃあ、そのときはオレを呼んでくれよ。明日香がエッチな時はオレが手伝うし、
もしオレがエッチな気分になったら明日香が手伝ってくれればいいべ?それでおあいこならいいだろ?
あ、それに、梓も加えないといけねーか?あいつ、こーゆーことも知ってそうだし。」
「り、理紗…
うぅ、だめ、そんなこと言われちゃ我慢できない…」
「へ?明日香ぁ?なんか、えっ、どうした?」
その瞬間、明日香の手が視界から消えた。そして、背中にベッドの感触を覚えた。あと、明日香の目が据わってる。
「そりゃ……理紗がさぁ…あんまり誘うようなこと言うからだ…理紗が悪いんだからね?イケナイ理紗は今からオモチャだ。」
え…ちょっと、明日香…?意味わかんないよ?耳元で話さないでよ、くすぐったい!
てか、それと胸を小突かれて倒れたオレの上にのしかかってる今の体勢の何が関係してんの!?
ちょ、キスなんかしてる暇あるなら説明してよ!そんなの後でいいだろ!?
えっ、そんな、ベロを突っ込んだりしないでよ…!オレのヨダレを舐めないでよ…いや、そんな、口のなかドロドロにしないで…
68 :
...:2014/03/20(木) 21:44:06.55 ID:n6BaJh+8
「理紗ぁ…りさぁ…りさ…ん、ぅん…理紗ぁ…」
だから、お股をくっつけてる暇があるなら説明、して、よ…
あああ…やめ、てって、そんな、ぴったり合わせたら、気持ち良くなって、考え、られなくなるって…!
くぅう!だから、くちゅくちゅ音たてたらオレ、また、エッチな気分に、なっちゃうって…
んっ!?ベロを吸うなぁ!
っふぁ!?膣に指を突っ込まないでって!っぁ、だめだって、こんなの、ホントのエッチみたいじゃんか…!
分かったから!分かったからおっぱい揉むな!全部やめて!エッチ通り越しておかしくなるぅっ!
「理紗ぁ…大好きだから…りさぁ…私のために、善がって…喘いで…くれ…!」
うわああああんバカ!誰がここまでしてって言ったのさぁ!やりすぎ…ぁ、やば、イッちゃ…ぅ、ぁ…
「…んっ!ぅク…ひぃあ!ぅぁっ!…くひぃ……」
ダメだ…我慢、できなかった…は、恥ずかしすぎる…こんな、強引で一方的にやられたい放題にされちゃうなんて…
「…イッたね…良い顔だよ、最高にドロドロで、エッチで、素敵だ…!
大好き、大好き、大好きだから…これからもそんな顔見せてね、理紗…」
何だとぉ…ムカッときた。オレだって明日香のこと好きだよ。だけどこんなの納得できないぞ?
あぁ分かったよ。これが明日香がオレに『好き』って伝えるやり方なんだな?じゃあオレもそれに乗ろうじゃねぇか。
「…ぅう、許さねぇべ…次は、明日香がこうなってもらうからなぁ…この変態…!」
とは、口では言ってみたけど…
「ふふ、じゃあ、今度こんな気分になったときは、こんな変態をよろしく頼むよ、理紗。
…ねぇ、このまま寝よう?…朝までこうしてたいんだ。」
「…せめてさぁ、パジャマ、着よう…っくは!?」
「だめ、パジャマなんて着てたら理紗のココいじれない。…朝まで、抜く気、一ミリもないから。」
「うぅー…そりゃあんまりだべ…」
なんだろう、オレ、これに関しては一生明日香に勝てそうな気がしないんだけど…
うーん…まぁ、明日香が相手なら負けても悪い気しないかなぁ…あーあ、明日香が男だったら付き合うのになぁ。
…あれ、なんかオレ、明日香のことおかしな目で今見た気がする。
ああもう、気まずい…寝よう…
「そう簡単に寝れると思わないでよ。」
「ひにゃぁ!?あ…ちょっと…んあっ…はっ…ダメっもう寝かせてってぇ!」
「…分かった。」
「…ふぇ?」
ちょ…っ!?今、いく寸前!ギリギリのとこなんだから一思いにやってよぉ!
「寝かせてほしいんだろう?じゃあ寝てもいいよ、私は理紗のココに指を入れてるだけで満足だから。
そうだなぁ…もし、これ以上を望むなら、私にとびっきりだらしない声でおねだりしてくれたら、いいよ?
ほら、そんな顔しないの、一緒に寝ててあげる、離れないから。
…我慢するだけだろ?」
うわああああん梓ぁ!助けてぇ!
翌朝、
ツヤツヤとした生き生きとしてる笑顔をしてる明日香と、げっそりとして目がギンギンなオレを見た梓がギョッとした顔をしていた。
お、お前のせいで、こうなったんだろうが…!
い、いつか巻き込んでやる…梓も、明日香にもみくちゃにさせてやる…
69 :
...:2014/03/20(木) 21:44:52.35 ID:n6BaJh+8
「同人誌を忘れた?あたしが?
…あぁ、アレ同人誌じゃないよ。よく見なって、普通にただの漫画だよ?街に出れば普通に本屋に売ってるって。」
梓のあっけらかんとした顔に、明日香もオレも目が点になっている。
んな、バカな…フツーに漫画として売ってるものがあんなにいかがわしいって、アリかよ!?
「え!?だ、だって、内容が…アレだべ?」
「はは、やっぱり見たんだ?
どうよ?ちょっとテンション上がるっしょ?」
「て、テンション上がるどころじゃない…えーと、その…」
「はいはい頑張って言おうとしなくても分かるから。いやー、思ったとおりやっぱり効果あったね。」
「ちょっと待てよ、わざと置いてったっつー口ぶりして。そんじゃまるで、」
「あぁそうよ、わざと置いて行ったわ。明日香に見えるように、明日香と理紗がそうなってくれるように、ね。」
「…なにそれ、どういうこと?」
「どういうことも何も、あたしはあんたたちのために発破かけてやったのよ。感謝しなさいよ。
あんたたちね、初心なくせにいちゃつきすぎなのよ。だからそいつでちょっとオトナな遊びを見てもらったってわけ。
だいたい普通、友達って一緒に風呂に入ったりしないし、それをあたしに嬉しそうに話したりしないわよ。」
「いや梓、それは違うべ。同じ家に住んでるんだから、それくらい当たり前だべ。」
「当たり前…じゃないわよバカ!家族とももう一緒に風呂に入ったりとかしないの!普通!15歳の普通!
それに、もうあたしらの歳でキスしたらそれはファーストキスなの!それをあんたらはどこでもここでも…!
…はぁ、もう誰の目から見ても分かるわよ、あんたらがデキてることくらい。
それなのに、あんたら自覚なさすぎ!あたしはねぇ、去年からずっとやきもきしてんのよ!あんたらが鈍すぎて!」
「…え?でも、私も、理紗も、女…」
「バカっ、男女だから恋するって限らないでしょうが。普通はそうだろうけど、あんたらは例外。
それだけのことなのに、なんで気付かないわけ?あんたらみたいなの、百合っていうのよ、百合。
…意味ぃ?そんなの自分で調べなさいよ。普通にすぐ検索すれば出るから。
あーもー、ウブ過ぎんのよあんたら。ちょっとは亀仙人とかジャンとか黒子とかあーゆー連中みたいな発想出ないかなぁもう。」
「誰だんべ、それ?」
「えっ、あ、あんたたちは知らなくていいの、バカ!」
梓はややオーバーリアクションな感じで顔を真っ赤にしながらいろいろな事をしゃべり続けた。
ようするに、オレと明日香は女同士だけど恋人で、気付かないうちに甘い雰囲気をまき散らしていたらしい。
オレは明日香に恋してるなんて自覚はなかったし、それは明日香も同じ。それが今まで気恥ずかしくて仕方なかったと梓は怒っていた。
『ホント呆れるわ。その、エッチなことまでして、気付かないなんて…』と愚痴るときなんか細かく震えてたからその怒りは相当だ。
「とりあえず、これで理解したでしょう?あんたたちがやってることは恋人同士でいちゃついてるのと全然変わんないの!
だから、人前ではそういうことしない!バカにされるよ!?」
「でも、私には理紗を…」
「ノロケも禁止だからね!?」
「むー…」
70 :
...:2014/03/20(木) 21:46:17.94 ID:n6BaJh+8
ひとしきり今日も6回の授業が終わり、下校の時間になった。
集中なんてできるはずがなかった。視界の端に見えていた明日香が気になって、それどころじゃなかった。
そりゃそうだろう、今まで実感がなかったけど、漫画とかで散々見た『主人公の恋の相手』のポジションが目の前にいるからだ。
それは、隣の席の梓も一緒だったらしい。
まぁ、それはそうだろうなとも思う。自分だって、普段話してる先輩に彼氏ができたと聞いたときは会うたびに気まずかった。
それが梓の場合、幼馴染二人が相手だ、さっきの国語の授業で出た言葉で言うなら心中察するに余りあるってところだ。
校門までやってきて、明日使う教材を持って帰ろうとしていたことに気付き、重いから置いて帰ろうと二人で引き返す。
夕焼けのオレンジの光と部活の喧騒とが差し込まれた教室には、梓が一人机に突っ伏していた。
その脇には、昨日と全く変わらない位置に、あの本。
「こんなことまでして、あたしが譲ったんだから、幸せになんなさいよ。…ケンカなんてしたら、あたしが盗っちゃうんだから…
…ふざけんじゃないわよ。なんで、なんであたしだけ普通に蚊帳の外なのよ、なんであたしだけ全部分かっちゃうのよ。
バカ!…バカ…」
始めはただの独り言だったその声は徐々に大きく、震えた声になり、
最終的にはオレらがいる廊下どころか、外のグラウンドにも届きそうだった。
譲った…って、どういうことだ?意味分かんねぇ。
「…?おい、明日香見ろよ、梓のヤツ泣いてるぞ?」
「あ…本当だ。でも、放っておこう『泣いてるやつは気持ちの整理がつくまで泣かせておいた方が心理学的にいい』とかって梓言ってた。
何があったか知らないけど、傷をえぐらないようにそっとしておこう。」
「そんなもんか?…まぁ、梓が言ったならそんなもんか。」
それから、梓は、彼氏ができた。
梓とその彼氏、オレと梓。二つのペアで落ち着き、三人でつるむ機会はピタリとなくなった。
それは梓が彼氏と別れてからも、次の彼氏ができてからも、高校でまた同じクラスになっても変わらなかった。
そして、中学を、高校を卒業し、三人は散り散りになった。
オレは家業を継ぎ、明日香は都会の方の大学へ進学。梓は夢のためと言って上京した。
それでも明日香は三連休とかちょっとした休みが来ると決まって帰ってきて、オレの仕事を手伝ってくれた。
そのたびに水分補給をするように互いを蜜を味わい、肌の感触を楽しんだ。
ちなみに、オレらはまだ処女だ。
理由はいくつかあるけど、とにかく俺らの間に野暮ったい大人のオモチャとかはそもそも必要なかった。縄一本あればいつも事足りたし。
とにかく、人並みより幸せと思える人生を過ごしてる自信が、オレにはあった。
オレは、明日香が好きって時点で本当に幸せ者だったから。
終わらせる
71 :
...:2014/03/20(木) 21:48:44.78 ID:n6BaJh+8
お粗末さまでした
百合+SM+無知シチュで考えてみましたが、ちょっと無茶ありましたね。精進します。
GJ
いいね
もっさいのにおぼれてく感じ
規制ナシなら投下
>>75 某所で同じ物を拝見しましたがすごく良かったです
国に忠誠を誓う女騎士の裏の顔にギャップがあって、そのことに自身も悩んでいる姿がいいですね。本来なら性的な対象である二人の手練手管に足掻きながらも堕とされてしまうなにもかもどろどろとした絶望的な展開に引きつけられました
ロリおねいいですね!
ねちねちしててイイヨー
で、美しい女騎士は自動的に捕まるようになっとるんかいw
うはぁ…この前はださくを放り込んで申し訳ないって謝りたい気分
エロってこう言うことを指すんだね
ロリ百合って少ないよね。
ロリコンのお姉さんにイタズラされる○学生のおんなのことか
女子高生×女子小学生スレならレズ・百合萌え板にあるよ
というか渋の方でおねロリでタグ検索したほうが早いような
無口系お嬢様に調教される黒髪おかっぱのメイドと申したか
(・∀|
倉庫のをちまちま直してたらいつの間にかドヘンタイになったので、おすそわけ
百合というかレズ レズというかお嬢さん責め 汁注意
改行どうしよーかなー エラーがわからんよー
84 :
1:2014/05/13(火) 21:10:09.95 ID:34Ygj5dG
変態紳士アレクサの遊戯 その2 鏡の中の円舞曲
皆さん御機嫌よう、私は変態紳士です。
今回は優雅なワルツの演奏会をお届け致します。
穏やかな子守唄のような三拍子の中で、いったいお嬢さんはどんな表情を見せてくれるのでしょうか?
それは、この後のお楽しみです。
本日の舞台はウォークスルーのクローゼットが幾重にも並ぶお屋敷のドレスルームとなります。
ここでアンティークの椅子に座り、長女のヘアメイクを受けているのが前回、えもいわれぬ姿で絶頂に達してしまったお嬢さんです。皆さんはあれから日数が経ち本格的な行為に及んでいるとお思いでしょうか?
実はそんなことはありません。
お嬢さんはもともと清らかな方なので自分から大胆に迫ることなどしませんし、何よりも私が長女に手をださないように(キスぐらいは許しますけど)仕向けているのです。
なぜって?
それは、私が変態紳士だからです。
85 :
2:2014/05/13(火) 21:13:17.91 ID:34Ygj5dG
なめらかなスリップの下着姿で身体の線を露にしたお嬢さんがちょこんと肘掛椅子に座っています。
目の前には足元から大人の背丈をゆうに越える大鏡が据えられていますが、これは左右の端を内側に折ることのできる優れものなのです。
この利点により、少女たちは自らの思いもかけない変貌をあらゆる角度から目の当たりにして心躍らせながら、スタイリストの魔法のような指づかいに心酔していくのです。
ところが……ここ最近のお嬢さんはちょっと違うのです。
庭やお部屋で戯れているときは普通の様子なんですが、こういった肌を出すような危うい状況になると途端に黙りこくってしまいます。明らかに長女の指先の感触を意識しながら、その瞳はうつむき加減に鈍く沈んで。
長女はやさしく少女の髪に触れながら、問いかけます。
「どうしたの? 今日は具合わるい?」
「……………」
まあ、確かに頬はほんのりと染まっていますけど、それは彼女の指が触れる場面ではいつものことです。
86 :
3:2014/05/13(火) 21:14:35.47 ID:34Ygj5dG
「もしかして、こないだの髪型が気に入らなかったとか?」
「……………」
「そっかあ、あれはイマイチだったかあ……」
思案げに首を傾げていると、お嬢さんがいじけるように口を開きました。
「だって……わたし可愛くないもん。
こんなふうにしてもらってもぜんぜん似合わないもん」
長女は驚きながら言葉を返します。
「なんで? いつも最高に可愛いと思ってるわよ?
……う〜〜ん、わたしの腕がまだまだ未熟ってことかなあ」
少女は即座に首をふりふりしました。理由はよく分からないけれど、なにか拗ねてしまっているようです。
まだお化粧に手をつけていない長女は櫛を止めて少女の顔を覗き込みました。
「おかしいな……こんなに可愛いのに………。
わたしがすぐしたくなっちゃうくらいに―――」
口元がそっと寄っていくと、意外にも彼女はそのまま受け入れました。
やがて舌先を閉じた唇に割り込ませようとすると、それはむしろ簡単でお嬢さんは従順そのものでした。
87 :
4:2014/05/13(火) 21:16:41.05 ID:34Ygj5dG
ああ、わかった。
あれから何もしないから、逆に拗ねさせちゃった?
そうだよね。まだ自分に自信ないものね。
でもね、わたしは正真正銘に可愛いと思ってるんだよ。
とびきりのとびきりに愛らしくて、
砂糖菓子みたいに溶けてしまわないかって心配になるくらい。
ごめんね。
不安にさせて、ごめんね。
長女はおだやかに歌うように少女を愛し、鈍く陰っていた彼女の心に澄んだ水のような言葉を伝えていきます。
やわらかな舌が幼気な少女の口内をやさしく埋めていき、まだ何も手をつけていなかった艶やかなその髪にはそっと手櫛を通しながら。
その内に少女の頬に暖かみが戻り始め、はかなげに吸いあわされる唇がだんだんと粘り気を帯びはじめると、お嬢さんは長女の気遣いにごめんなさいと、すこしずつ震えるような愛撫でこたえていきました。
88 :
5:2014/05/13(火) 21:17:48.26 ID:34Ygj5dG
やがてそっと肩を放すと、長女は彼女の頬っぺたを両手でにゅーっとひっぱりました。
「ねえ! 自分がどんなに強力な笑顔を持ってるかわかってないでしょ!
この子悪魔め!」
ぷちんと指を離すと目をつぶってお嬢さんは痛がりました。
そうして長女が笑って、心がほどけたお嬢さんもわらうと、また木漏れ日の笑顔が舞い戻ります。
実は――この場面はちょっとした計算外で私もすこし冷や冷やしました。
たしかに繊細なお嬢さんは行為を求めないことで逆に傷つくというのはあり得たかもしれませんが、まさかこんなふうに拗ねてしまうとは。
まあ女性心理の複雑さは男性である私には窺い知れないところがある、ということでご容赦いただきましょう。
繰り返しますが、お嬢さん方を泣かせるのは私の本意ではありません。
お間違いなく。
89 :
6:2014/05/13(火) 21:54:29.18 ID:34Ygj5dG
長女とお嬢さんは好きという気持ちを乗せて、今度ははっきりと舌を絡ませていきます。
心が通じあうとなんと心地よく、幸福感に満たされるのでしょう。
お互いを求め合うその唇はあたたかく繊細に相手を想いやりながら、少しの切なさも伴ってどこまでも深く深く重ねられていきます。
そして、少女よりも断然、経験豊かな長女は彼女の身体の中に燻りはじめた欲望の熱を敏感に感じとると、より露骨な行為へと変えていくのです。
彼女のあごを召使のように指で反らすと、鋭い視線で命令するような言葉が放たれました。
「舌を出しなさい」
お嬢さんは慣れない仕草でお人形さんのように言われたとおりにします。
赤くぬめる舌先を柔らかな鼻筋の下から従順に伸ばしていくその姿は彼女の幼い顔立ちにまるで似合わず、ドレスルームには急激に淫靡な匂いが立ち込めてきました。
わっふるわっふる!
91 :
7:2014/05/15(木) 00:53:28.72 ID:bRb2gmcB
お嬢
92 :
7:2014/05/15(木) 00:55:31.19 ID:bRb2gmcB
濡れた花びらの果肉がひらかれ、糸を引く唾液が少女の欲望を裸へと剥いていきます。
とがった可憐な舌先は大人である長女の唇のひだでねっとりと締めあげられ、恍惚の水音とともにゆっくりと根本までこすられていきます。
まるで男性器のように、側面、裏表を粘りつかせながら丹念に、ときにはさきっぽを舌先でくすぐりながら弄んで。
お口を必死にひろげて長女のすべての行為を受け入れているお嬢さんは鼻に抜ける陶酔の吐息を漏らしながら、どろりと落ちてくる粘液を喉の奥へと伝わせていきました。
そのうちに、うまく受けることができなくなって、だらしなく汚れていくちいさな花の唇。
やがて、長女の手が下着の上からお嬢さんのふくらみをまさぐり始めると、とうとう彼女が待ちわびた瞬間が訪れることとなりました。
93 :
8:2014/05/15(木) 00:56:55.37 ID:bRb2gmcB
するすると長女の手のひらが滑らかな下着の上を這い回っていきます。
薄い水のようなスリップは甘美な衣擦れの音を立てながら肩紐を落とされ、少女の瑞々しい胸元が露になります。
身体を震えさせ、もっと、もっとと求めていく本能。でも、長女はそのとおりに行為をエスカレートさせてはいきませんでした。
なぜって? それが私の趣向だからです。ごく普通の行為でそのまま絶頂なんて、そんな味気ないことはしませんよ。
ここからが変態紳士の遊戯の始まりです。私のお気に入りのお嬢さんには、快感に肉体を支配されてなお、苦しんで苦しみ抜いてもらいましょう。
もう一度、すべてを出し尽くしながら、さらに激しいお漏らしをしてしまうように。
わっふるわっふる
もう待ちきれないよ!早く(続き)出してくれ!
96 :
8:2014/05/16(金) 19:08:46.98 ID:M8vWz9Ps
(・∀|
未練たらしく気になるとこ直してる(迷ってる)ので、遅くってアイムソリソリ
97 :
9:2014/05/16(金) 22:13:23.16 ID:M8vWz9Ps
長女はお嬢さんの恥丘を指先でくすぐりながら、予想外のことばを耳元に囁きます。
「ね、自分でしてみて」
すでに興奮の高みにある少女の朦朧とした意識は、その甘い響きに従うことも抗うこともできず、苦しげな息の中で懇願するような困ったような表情を浮かべます。
彼女の欲望は憧れの女性にもっと深く愛してほしい、ただそれだけなのに長女は意地悪く悪魔的な声でささやくのです。
「この間、すごく感じてたから
もう全部知ってるわよね」
「ねえ、自分で気持ちいいところをさわって
可愛いオナニーをわたしに見せて」
長女は下腹部をまさぐっていた手を、わざと太腿によけてしまいます。
もう触らないわよ? 欲しければ自分でしてね、と言わんばかりに。そうして、しばらく焦らした後、長女の手はこれまでとはうって変わって、お嬢さんの胸の先に露骨に指を掛けていきます。
98 :
10:2014/05/16(金) 22:15:41.57 ID:M8vWz9Ps
「あ………… んっ…………」
ブラの上から絡め取るような指使いが痺れるくらいに快感神経を貫くと、布一枚にこすれる乳首がじくじくと疼きはじめる肉ひだへの愛撫を要求していきます。
長女の胸への刺激だけで、お嬢さんは割れ目からはしたない涎が漏れ出てしまっていることを感じました。
さわって。さわって。さわって。
さらなる愛撫を求めて熱を帯びていく彼女の肉体は、しかし猛烈な官能に襲われて声に出すことはできません。
とうとう長女が彼女のブラをぷるんと捲りあげると充血したみずみずしい乳首が可愛らしい膨らみの中に立ち上がりました。
なんと綺麗で、なんと魅惑的な乳房でしょうか。感じている胸を見られた気恥かしさも興奮の高まりに一瞬でかき消され、彼女はただひたすらそこへの愛撫だけを甘く切望します。
99 :
11:2014/05/16(金) 22:16:50.19 ID:M8vWz9Ps
下着の締め付けから開放された胸の先は固く勃起して長女の指先を待つばかり。
でも、しつこくも彼女はそこを直接には触れずにお嬢さんの理性を乱しにかかります。揉みしだかれる胸はえもいわれぬ感触でかたちを変え、跳ねのけたブラのフチに剥き出しの乳首が当たって不意の声を誘います。
苦しげにいたぶられるような吐息を漏らすお嬢さんに、また悪魔のような一言が投げかけられました。
「ショーツのなかに手を入れたら、
いちばん欲しいところにしてあげる。
転がしたり、つまんだり、大好きでしょ?」
耳の奥深くを蕩かすような長女の言葉は、まだ肉の交わりを知らない少女を抗いがたい想像に狂わせて、ついにこらえきれなくなったお嬢さんは、愛液でぐっしょり濡れたショーツの秘部へ指を潜り込ませました。
理性の飛んだその行為に際限はなく、余った手も一緒に。
100 :
12:2014/05/16(金) 22:42:23.52 ID:M8vWz9Ps
どこからかワルツが流れてきます。
気がつくとお嬢さんは鏡に囲まれていました。
右を向いても左を向いてもあられもない姿が映りこみ、鏡の中の自慰行為から目を逸らすことができません。
やわらかな少女の肉体はアンティークの椅子の中に囚われて、その下着は乱れに乱れています。
スリップの肩紐は落とされ、ブラは捲り上げられ、半裸となったお腹の上にはぷるんとしたお椀のような果実がふたつ。
女の子の匂いも少々立ち込めているでしょうか。
まわる まわる
熱に浮かされ
陶酔の吐息と
濡れた肌
秘密のあそび
まわる まわる
甘い蜜を垂らして
熱く熟した肉ひだを
やさしく指で
踊らせて
101 :
13:2014/05/16(金) 22:43:26.87 ID:M8vWz9Ps
鏡に映った自分の姿がどれほどお嬢さんの興奮を高めたかは分かりません。彼女は見えているのか見えていないのか、朦朧とした瞳で指先に神経を集中させて、その華奢な手足を椅子の中で閉じています。
あかく腫れたまあるい鼻と頬っぺたが、彼女の幼い官能を示しながら深い呼吸とともに宙に揺らめきます。太腿の間でふくらんだ薔薇のショーツは愛液で濡れそぼり、蠢く指先を透かしながらゆっくりと伸びたり縮んだりを繰り返しています。
そうしてしばらくの間、一人で自慰行為をさせながら、長女は少女の下着をひとつずつ脱がせていきました。
もうすでに半裸となっていた彼女は嫌がる素振りもなくされるがままで、するりとお尻からショーツが抜き取られるとなだらかな腰のふくらみに次いで、魅惑的な陰部が姿を現します。
やわらかな太腿の合間から匂い立つような指の重なりが垣間見え、とうとう少女は生まれたままの姿でオナニーに耽るというこれ以上ないくらいいやらしい行為を長女の目の前にさらけ出してしまいました。
102 :
14:2014/05/16(金) 22:44:31.69 ID:M8vWz9Ps
あらゆる角度から鏡に映りこむお嬢さんの肉体はなんと綺麗なのでしょう。
ほどよく肉付いたなだらかな曲線美の先にはピンク色の乳首がみずみずしく勃起して、その華奢な手首の下には恥丘の薄い毛が垣間見えています。
両手に包まれた女の子の割れ目の膨らみは、一心不乱な指の動きに覆い隠され、見えそうで見えないその危うさが長女の脳髄を最高に刺激します。
さあ、皆さん、今宵の美酒のご用意はいかがでしょうか?
ここからはより優雅に、情熱的な旋律をお愉しみください。儚げできらめくような終幕の前には音楽家たち渾身の高みをご覧に入れましょう。
わっふる!わっふる!わっふる!わっふる!わっふる!わっふる!わっふる!
104 :
15:2014/05/17(土) 22:12:01.56 ID:RlMqwn5u
長女の悪戯によって、両膝を肘掛に持ちあげられてしまったお嬢さんは鏡の向こうに自らのすべての形を晒してしまいました。
涎に濡れた陰部が充血して開き、膨らんだ唇はなにひとつ隠すことを許されず克明に粘膜の様子を見せています。
ところが、そんな状態にしておいて長女は、わざとすくない指先で彼女を弄ぶのです。
踊らせるのはひとつかふたつの指だけ。
優雅に、華麗に、ささやくように。
お嬢さんは同性が故にすべてを知り尽くしている長女に思いどおりに操られ、鈍く遅く、それでいてこの上なくねっとりと触られていきます。
まるで快感を受けるためのお人形になってしまったかのように、ただされるがままに下半身をびくびくと波打たせるお嬢さん。
長女はそっと撫で、吸い付くようになぞり、粘らせるようにこすり、柔らかい肉の突起をやさしくそっと摘みます。
あられもなく晒さけ出されたお嬢さんの陰部は、繊細な楽器のように震え、収縮し、欲望の蜜をとめどなく溢れさせていきました。
105 :
16:2014/05/18(日) 21:52:58.95 ID:And+srAd
つんと鼻を突く女の子の匂い。ひらかれた内腿の素肌がうぶな薄桃色に染まり、敏感な反応を見せながら汗を光らせていきます。
「あああッ!…………… んんッ!………………」
甘く蕩かすように肉ひだの形を隅々まで教えこんでいくような長女の指使いに、少女は頭が蒼白になり、腰を何度もよじらせます。
朦朧とする視界の先にあるのは、鏡の向こうで涼しげな女性がもてあそぶ複雑な女の子のかたち。
彼女は鏡に映る姿が自分であることを頭の端では理解していながら、脳髄を刺激する淫らな陰部の動きに視線を離せなくなってしまいました。
ゆっくりと粘液の糸を引かせながら絡みつく肉のひだ。
おとなの指先が夢のように、歌うように悦びの道筋をたどります。
あまりにも静かに、あまりにも丹念に続けられる愛撫がお嬢さんの肉体に快楽の苦痛を与えます。
足先が痺れて反りかえり、力んだ下半身が逃げるように腰を引いても、長女は愛撫の調子を変えてくれません。
お嬢さんは泣きそうになりながら、喘ぐ口元で必死に声にならない懇願を繰り返します。
106 :
17:2014/05/18(日) 21:56:59.84 ID:And+srAd
熱い。熱い。
助けて。助けて。
その内に浮かんでくる玉の汗は少女の赤く腫れた頬を落ちていき、まあるいお尻をベタベタにさせ、汗と愛液にまみれた強い匂いが部屋中に充満していきます。
足を肘掛に乗せられてしまったお嬢さんの開かれた肉体は、いまは性欲のすべてをさらけ出しています。
眉を寄せ、息が詰まるような喘ぎを繰り返し、びくっ、びくっとお腹が揺れても、まだ絶頂へと昇っていくことができません。
快感の芯を薄皮一枚隔てていつまでもいつまでも弄ばれているような感覚が少女の頭の中をおかしくしていきます。
お願い。お願い。
強く。もっと強く。
「………イカせて……………」
お嬢さんが最後の最後に絞り出した声は甘く、鼻にかかった極上の音色でした。
なんと可愛らしく、淫靡な唇の動きだったでしょうか。
107 :
18:2014/05/18(日) 22:10:20.45 ID:And+srAd
あまりにも官能的だったお嬢さんの声をここちよく耳に入れた長女は、苦しそうに喘き続けるその口元を強引に塞ぎにかかります。
なにもできずただ受け入れるだけとなった少女の奥深くまで舌を捻じ込むと、最高にいやらしい姿を見せなさい、とばかりにその指は彼女の一番欲しかった部分をめいっぱいにひろげ、はしたない感覚器官の隅から隅までを鏡の中へと映し出しました。
焦らされて焦らされて、煮えたぎった肉ひだは彼女の欲望を満たしきるように剥き出しにされて容赦なく触り尽くされ、びくびくと官能によじれるその肉体はこれまでとは違って嵐のような恍惚に染まっていきます。
長女は激しい息づかいによって何度も外されてしまう少女の唇を追いかけながら、真っ赤に腫れあがる可愛い頬っぺたがほとばしる快感によって沸騰しているような様を目にしました。
少女のお顔のまるみは艶やかに濡れそぼり、強烈な性の匂いに砂糖菓子のような甘さをかぐわせながら、高熱に侵されたように悶え苦しんでいます。
108 :
19:2014/05/18(日) 22:12:20.43 ID:And+srAd
長女がとがった胸の先をつまんでくねらすと、それは得もいわれぬ歓喜の声を引き出しました。
もっともっと欲しがりなさいと、唾液にまみれた長女の粘膜はやわらかく執拗に少女の舌にからみつき、はしたない性欲にうずもれた熱い芯のさらに奥深くの湿った根本までを強くこすりながら引きずり上げるように突き出させます。
狭い椅子を取り囲む大きな鏡は、刺繍のレースさえも身に着けない少女の素肌が踊る様を、ありとあらゆる角度から生々しく見せつけていました。
薄い毛の向こうに隠れる指の動きは正面の鏡によって粘液が糸を引きながらこぼれ落ちていく瞬間までも克明に映し出し、悪戯に押しつぶされてよじれた胸の乳首はその心地良い震えを別の角度からあらわにされてしまいました。
109 :
19:2014/05/19(月) 19:27:05.42 ID:yqrZDXGb
(・∀|
一行いじるとその前後が影響されどろぬまに・・
というわけで時間を浪費しただけでちゃっちゃと終了
110 :
19:2014/05/19(月) 19:28:37.00 ID:yqrZDXGb
絶頂までもうあと少し。裸の肉体が鏡の中で甘美にのたうつ姿に囲まれながら、ちいさな少女の鼻先が高く宙に仰け反って、快感の頂点を示します。
長女は眉をしかめてなお愛らしい恍惚の瞳にそっと伝えました。
眠りにつく前にぜんぶ出しちゃおうね。
大好きよ、かわいくて花のようなお姫様―――――
少女の意識が白く霞んでいくと、肘掛にあった脚は宙を跳ね、縮こまっていた両手は強く強く握り締められます。
とろとろに溶かされたクリトリスは指の間で裸に剥かれて、なにひとつ隠すことなく爆ぜる恥丘を鏡の世界に向けて差し出していました。
長女の手が頃合いとばかりに愛撫をやめて、お嬢さんの下腹部を前に突き出させると太腿をめいっぱいに開かせます。
「あッ! んッ! んんあああッ!!!
あああああッ!! ん、んッ!!
ンンンーーーーーーーーーーーッ!!!!」
111 :
20:2014/05/19(月) 19:30:17.45 ID:yqrZDXGb
朦朧とした意識の中ですべてが弾け飛び、お嬢さんは何度も何度も恥丘を突き上げるような痙攣の中で粘液の涎をこぼしました。長女に押さえられて極限まで開かれたその脚は、指先を強く丸めて逃げることのできない引き攣りに耐えようとしています。
鏡の前でぐちゃぐちゃに煮えたぎった肉のひだは激しい動きを波立たせながら収縮が止まらず、赤ちゃんのおしっこのような格好でお尻をひろげられたお嬢さんは最後の最後で力が入りきらずに、声にならない声をあげてかわいいお鼻を震わせながら苦しみにあえいでいます。
まだ絶頂の嵐は収まりません。全身を突き動かす究極の高みは少女の下腹部を官能で狂わせ、理性を失った膣口はお腹を強くよじらせながら、とうとう目の前の大鏡に激しく熱い液体をかけてしまいました。
しかも、すべて終えたはずのお嬢さんを長女は許さずに、剥き出しの性感帯となっている肉をさらに触って、二度、三度とお漏らしさせていきます。
声とも息ともつかない鼻に抜ける高い喘ぎが絶頂の瞬間のように激しく繰り返されると、それに呼応して少女の恥丘は再び宙に突き上げられ、恥ずかしい透明な液体をどこまでも際限なく絞り出していきました。
112 :
21:2014/05/19(月) 19:31:58.34 ID:yqrZDXGb
お嬢さんはこれ以上ないくらいに眉を引き絞り、苦しんで苦しみ抜いたあとにようやく力が抜けると、やわらかな頬をリンゴのようにあかく染めながら、壮絶な呼吸を静めていきました。
そして、ようやく緩んだ唇は玉のような恍惚に輝いて、まあるい幼気なお顔はすべてを出し尽くしたあとの心地よい放心に染まりながら夢のなかへと潜っていきます。
少女の儚げな肉体のなかで、快感の余韻にそそり勃った胸の果実はいまだびくんびくんと悶えを残して色っぽく艶やかに濡れていました。
それからだいぶ時間がたってから、糸の切れたお人形のようにぐったりとしていたお嬢さんはぼんやりと意識を取り戻し、ずっと待っていた長女の唇に迎えられます。
満ち足りた幸福とともに、お互いの気持ちをもう一度キスで伝えて。
長女が汗で張り付いた彼女の前髪をきれいにそろえてどかせると、あまりにも可愛いおでこだったのでそこへちゅっと口づけをしました。
少女の微笑みが春色に染まり、今度は本当に陽射しが訪れたかのようでした。
113 :
22:2014/05/19(月) 19:33:13.28 ID:yqrZDXGb
さて皆さん、ここで遊戯はお終いです。
あまりにも行為で体力を使ってしまったので、お嬢さんは大変お疲れになってこのあとのお話はございません。
鏡の中の演奏会はいかがだったでしょうか?
皆さんの今宵のお集まりに感謝の意を表させていただきます。
私の名は変態紳士アレクサ。
私のポリシーは性の遊戯に参加される方や、それをご覧になる方たちに最上の悦びを差し上げることです。
ではまた、御機嫌よう。
ンンンーッ!
リョナラーだな?吐け、吐くんだ!
最高にGJ!
長女も気持ちよくなる展開も見たいです。
それにしても変態紳士いったい何者なんだ・・・
116 :
22:2014/05/25(日) 19:09:30.41 ID:DsKHjeOy
(・∀|
>>114 また余計な単語おぼえちゃったよ・・・。
>>115 長女は奉仕者ですが誰が責めるんでしょ?
ではまたごきげんよう。
しまった、なんか読んで満足しちゃってGJを忘れていた、これはスゴイ・シツレイですね…ケジメします
すごい面白いしえrいしで楽しませてもらいました。続きも…書いても…いいのよ?(チラー
>>116 貝合わせって自分もきもちよくなれるよね!
(・∀|
なんか思いついたんで、落書きっぽいものを残しとくね!
けっこうてきとうだよ!
「あらあらぁ、おとなしい顔していつもおしっこさせちゃうんだから、ほんとやらしいわねぇ」
どこからか声がすると、不意の指先が長女の激しいくちづけのあとの粘液をちろちろと弄び、肉感的な口元が細く涼しげな首筋にねちっこく埋められていく。
なにか魔法のようなまとわりつき方で肉体のおうとつがなぞられて、薄着のボタンが必要な部分だけ外されていく。
その服はあっという間に乱されて、身体にこもった熱気とともに長女のかたちの良い胸の先から汗にぬめるとがった乳首が顔をだした。
官能のうめき声が漏れる。それはずっと我慢していた肉欲が存分に開放されていく興奮に理性を飛ばされないように耐える吐息。
「そりゃそうよねぇ。わたしたちって、してあげてるときは自分でさわることも許されていないんだし。
だからぁ……ほうら、眠ってるこの子が知らないあなたの情けない格好。うふふふっ」
長女の肉体にまとわりつく愛撫はそれ自体が粘りつく生き物のようで、一瞬の息継ぎも許さずに遊戯で沸騰している肉をくねらせていく。
声は出さない。長女は高くなだらかな鼻筋を官能に揺らめかせながら、艶やかな薄い唇を色っぽく上下させるだけ。
桜貝のような爪が長女の顎を包み込み、さらなる粘液をこぼさせる。
なんてだらしない、少女たちに見せることも憚られるような憧れの女性の囚われた姿。
長女はねっとりと悪魔じみた愛撫に踊らされながら、いつの間にか下腹部をさらけ出していた。
成熟した大人の骨盤の先に少なめの毛を生やした恥丘が少女の目の前に突き出される。
「ほうら、してもらいなさい。想像してね、あなたがあれほど可愛がった女の子が自分がおしっこする場所に唇をつけるのを」
後ろから長女を犯すその手は、眠り続ける少女の肉体を手前へと誘導し、その可憐な口元を長女の股間にうずめさせた。
するといままであちこちを這いまわっていた手のひらが陰部へと集中する。
熱く沸騰するようなひだが、少女のまあるい鼻先とやわらかな唇のおうとつにこすられていく。
目が覚めるのが近づいているような可愛らしい吐息が鋭敏な粘膜をくすぐり、鋭く遊びのない指がずるりっと肉の奥深くへと埋め込まれた。
長女の細い顎がうわずった我慢の声を漏らし、彫りの深い魅力的な鼻筋が熱い興奮の熱量に負けて仰け反りはじめる。
だめ……… 起きないで………… お願いだから…………
欲望のひだに埋め込まれた指が、頭のてっぺんから足先までのすべての欲望を絞り出させながら快感の渦がお腹のただ一点でよじれていく。
くねらされ、掻き乱され、擦りつけられる悪魔の様な指をくわえこみながら、長女の肉ひだは粘りつくような収縮を繰り返している。
心地よい遊戯を夢見ているのか、少女のかわいい唇から舌がこぼれてくる。はしたない水音。
もう隠せないほどに長女の感じている匂いを嗅がれてしまっている。クリトリスに触れるなんてやわらかい少女の唇。
(・∀|
あとは脳みそに電極差して、それぞれで想像してね!
ではごきげんよう
わふっふるさせてくれないなんていやんいけずぅ
1レス目から得ろ杉ワロタ
>>123 な、生殺し・・・だと?
無駄かも知れないけどワッフル!ワッフル!
(・∀|
ぼわーーん
落書きでもイイ! →Yes No
キャラが立ってなくてもイイ! →Yes No
してるだけでもイイ! →Yes No
正しい入力でロック解除します……
ブォン… ブォン… ブォン…
また活気づいてきてる……嬉しい……
>>128 この組み合わせはイイ!GJです!
これからどんな風に篭絡されるのか楽しみ
続きは!?続きはどうしたんですか!?
>>126 YES
YES
YES
と言いたいけど
YES←とにかく書いて欲しい
NO←今まで通りでやれば十分立ってる
NO←紳士的に考えて風情とかが無い
真面目に考えた
花子とアンって百合にならないか
花と蓮様で
>>130 (・∀|
アウチッ!
それではおまけの続きはまた今度〜〜
シュボシュボシュボ
開いた・・・のか?
同人板で聞いたら「エロパロへ行け」と誘導されました・・・
言葉でなやんでるので誰か助けて。
エロ小説や、801などで、チンコのことをよく「男性自身」とか「○○(持ち主名)自身」とか表現するけど、
クリトリスのことは「女性自身」とはいいませんよね。週刊誌みたいだし。
クリトリスをもちょっとオブラートに包んで奥ゆかしく、
チンコを男性自身、と呼ぶのと同程度に熱っぽさが伝わる呼び方ってないですか?
なぜ過疎スレで聞く
クリで盛況してるスレがあるぞい
もーっもーっ
「そろそろ裸になろっか。あなたのからだ、この子に見せてあげようよ」
耳元でくすくすと笑い声を立てながら長女の衣服を絡み取っていく。
そこから現れたのは、成熟した女性のおうとつを見せながらも引き締まった見事な肉体だった。
それは彫刻のように均整がとれていたが、石の冷たさはなく指が沈み込む魅惑の柔肌。
依然として指がお腹の中を行き来し、うねる肉。
煮えたぎる熱気が汗を落とし、胸から腹の窪み、ヘソを伝っていった水玉は少女の瞼を濡らす。
ぼんやりと瞳が開いた。焦点の定まらない夢うつつの揺らめき。
その視界に仰ぎ見たのは立ったまま肉体を蛇のように絡めとられている長女のそそり勃った乳首。
声が魔法のように少女を誘導する。
「さわっていいわよ。見えるでしょ?
あなたがして欲しかったことを存分にしてあげなさい」
少女のぼんやりとした反応は正気かどうかは分からない。
可憐な手が、唇が、瑞々しく張った乳房へと伸びていく。
探るように、やさしくそっと膨らんだ果実にからみつき、甘えるようにいたわるように、ピンク色のぬめりを幼い粘膜が包み込んでいく。
やめ……て……… あッ!!!
そのたどたどしい愛撫は長女を予想外に反応させた。
かわいらしい花のような少女がさんざん愛欲にまみれてきた長女の肉体を新鮮な手つきで弄ぶ。
後ろからの手は愉快そうに指を増やして肉の壁をきつく押し広げる。
熱い。熱い。燃え上がる。
色っぽいスレンダーな女性がふたり分の指とぬめる舌によって、どこもかしこも狂わされていく。
少女は背伸びして長女の唇を奪った。苦しそうな長女のかぐわしい女性の息。
やわらかな少女の胸がくっついて、勃起した乳首同士が刺激を与えあう。
ほんのりと上気した少女のまあるい頬は快感を絞りあげる興奮に染まりながら恐ろしいほどにかわいらしくいやらしい。
慣れない行為で、強引にもしないお嬢さんのくちづけは長女には物足りなく、甘い唾液の味を求めてもっともっとと舌を伸ばしてしまう。
(・∀|
めざせソドムー またらいしゅー
華奢な少女と成熟した大人の肉体がからみ合って、その後ろでは零れ落ちるような豊満な胸が背中を擦り上げる倒錯した絵画のようだった。
長女の粘膜を貪る生き物のような指は激しく自在にうねりながら、時には焦らすようにじっくりと内壁のひだに留まり味わい尽くす。
そのうちに、麗しい吐息を漏らしながら耐える口元が決壊しようとする寸でのところで指が引き抜かれると、絶妙な間合いでおあずけされてしまう長女。
「うふふ。イカせるのはわたしじゃないの。この子。あとはお願いね」
声がほくそ笑むと、少女は言うとおりにおヘソを伝い薄い毛の先のとがった肉に下りていく。
今度は明らかに意思のある唇をそっと押しあてる。
背後の手は長女の口へと乱暴に押し込み、男性器の代わりにめちゃくちゃに深くまで挿しこんで舌を弄んだ。
だらしなくこぼれていく涎に濡れた胸の先では、もう片方の手が身悶えする乳首をきつく引っ張りあげる。
一方の下腹部では傷めつけるような上半身とのめまいがするほどの落差で、やさしくて情熱的な少女の唇がまとわりついている。
ふたりの間逆な行為に頭をおかしくされ、お腹を引きつらせながら高く丸みのある鼻筋がきれいに仰け反り続ける長女の官能的な肢体。
全身の性感帯が壊されてしまうように痺れ続ける長女はいつまでもいつまでもクリトリスにそっとキスされるだけで、イクことができない。
ちゅ ちゅ ちゅ ちゅ
ちゅう ちゅう ちゅう
やわらかな綿毛のような唇で、ただ一点が甘く大切に吸い尽くされる。
これほど執拗に無垢な唇を当てられたことはない。
あ! あ! あ! あああッ!
背後の手がそろそろ頃合いとばかりに、でろりと陰部を広げると煮えたぎった粘膜の奥の奥までが少女の幼い唇に吸い尽くされて強烈な満足感が長女の脳髄に染み渡る。
少女のまあるい顔立ちのやわらかさを知り尽くしている長女は愛撫以上にその様子を頭に描いて異常に興奮した。
甘いクリームを少しずつ舐めとって汚れていくような少女の鼻筋が陰部のひだに触れてこすれる。
知ってか知らずか余った手がお尻の隙間にそっと置かれてそれぞれの穴に入りかける指が絶妙な焦らしを与える。
挿れて……… 挿れて……… かわいい指を……………
まんまるく縮こまった少女の指は決して淫らに入り込むことなく、その唇はどこまでも一心不乱に長女の一番弱い部分を吸い続ける。
腰を揺らして、クリトリスを勃起させるたびに果てしなく先っぽを吸い上げられていく魅惑のくちづけ。
「いれなさい」
とうとう背後の命令通りにあどけない指先が肉の中へと埋められていくと、まるで粘膜そのものに意思があるかのようにずぶずぶと運び込んでいく。
あまりの満足感にお腹が理性を失い、おしっこのような液が漏れ出ると、長女はさらなる快感を求めて自分からお腹を捻じり始める。
背後の手はその渇望をほくそ笑むかのように、少女の指の上から自分のものを強引に荒々しくねじ込んだ。
その口は汗に濡れて艶やかな長女の肌を噛む。噛む。噛む。
全身がひりつくような猛烈な熱に襲われながら、また長女はちょろちょろと垂れ流した。
もうすでに、美しいその肉体はぐちゃぐちゃになって、ただの肉の塊。
背後の手はさらに指を増やして、きつく締まらせる。
足元の水たまりは強烈な性の匂いを発しながら、まだまだ体液が滴り落ちて大きくなっていく。
きれいで少女の憧れだった長女は汗と唾液と愛液にまみれて肉欲の奴隷となった。
その足元に跪く裸の少女はおしっこで口元を汚しながら、小ぶりな胸の先を興奮でとがらせて。
容赦なくかき混ぜる指とあどけなくくすぐるような指のふたつを貪り尽くすような収縮を繰り返した肉のひだは、とうとう長女に破裂するような絶叫を呼び覚まし、その瞬間、獣の咆哮が空気をつんざいたかと思うと三人の目の前に禍々しい肉の卵が姿を表した。
ぐるんっと目が開いてそれが割れたかと思うと、巨大な炸裂とともにミミズのような管が数えきれないほどに飛び出して、形容しがたい悪魔の姿が三人の影を覆い尽くした。
たくさんのイボのような膨らみから、涎のような液体がだらしなく溢れている。
それは全身のすべてが生殖器のようなぬめりとやわらかさ。
「とうとう呼び出しちゃった。じゃ、宴の始まりだね。わたしもいっぱい愉しめるといいな」
以下、触手プレイでうふんあはん。
うぎぎぎぎっ。
(・∀|
ノーアイデアでアイムソリソリ
おそまつさまでしたー
いいね!いいね!立場逆転大好物
すごくいいよ。
そして予想外のヒキ
いったいどうなるんだ
自作を投下します。
改行とか文字数とかの勝手が分からないため、スレ汚しになったらご勘弁を。
お漏らしシチュ(ほんのちょっと)注意で。
『撫子寮にて。〜私の、可愛い巫女さん〜』
香具山梢(かぐやま・こずえ)先輩と私のことを語る前に、まず我が母校である撫子女学園について説明しておきたい。その方が手短だし、私と彼女の関係の特異性についてよく分かってもらえると思うからだ。
撫子女学園――近隣の人々には、よく『撫女』なんて呼ばれていたりする――は、その名の通りの『大和撫子』を無菌培養するために作られた学校だと思ってもらって間違いない。
時は1883年、ちょうど鹿鳴館が落成されたのと同じ年、世界に羽ばたくレディの育成のために作られたというんだから相当歴史が古い。
で、その由緒正しきお嬢様校であるところの撫女の生徒は、大きく二種類に分けられる。
ひとつ――幼稚園からエスカレーター式に高等部まで上ってきた、正真正銘、名門名家のお嬢様。
ふたつ――何の間違いか、分不相応にも撫女に入ってきて『しまった』、庶民の女子。
私こと小町静流(こまち・しずる)は圧倒的後者の人間だ。名家どころか家が貧乏で貧乏でどうしようもなくて、独自の奨学生制度を持つ撫子女学園に辿り着いた。
こんな人間は、撫女の中では少数派ながらも確かに存在する。同じクラスの櫻井さんや東屋さんは、私と同じ外部組だ。
そして件の梢先輩になると、こっちは圧倒的前者という立場になる。
揺り籠から墓場まで、おはようからおやすみまで隈なく見守る香具山グループ――日本人なら誰でも知っている財団の一人娘だというのだから、私なんかとはもう住む世界が違う。
だから同じ寮に住んでいる時点で何かの間違いだと思うし。
同じ部屋に割り当たったことはそれこそ奇跡だし。
あまつさえ恋人同士になってしまった事に関してはもう、神様の悪戯としか言いようがない。
けれど、それでも私たちはうまくやっていると思う。出自の差なんて平成の世の中には似つかわしくないものに何度か振り回されたりしつつも、私と先輩は、この撫子女学園での青春を謳歌している。
生きている。
/1.
「デートいたしましょう」
ベッドの脇に立った先輩は、そう言ってにこやかに微笑んだ。
――『微笑んだ』と。そう言っただけでは状況は伝わらないと思うので捕捉させてほしい。
場所。私と先輩の部屋。撫子寮304号室。
時間。午前6時きっかり。
私。まだベッドの中。
「……ふぁい?」
そんな気の抜けた返事になったとしても勘弁してほしい。何せこちらは起き抜けなのだ。
しかし先輩は違ったようで、とっくに着替えを済ませている。長い黒髪は空色のシュシュでポニーテールに束ね、セーラー服には皺一つなく、そしてスカートは今日もしっかり膝下キープ。
……うーん。冬休み中だっていうのに、いつも通りの完璧なレディであることだなぁ。
そんな先輩は目をキラキラさせながら、つまりは夢見る少女の瞳で私に言った。
「デートをいたしましょう、静流さん」
「いや、それは聞きましたけど」
目覚めの頭では上手く頭が働かない。うーとかあーとか言葉にならない声を出して、ようやく私はその言葉に至った。
「……なんで?」
我ながら、色々な意味を包括した素晴らしい質問だったと思う。
その問いに対し、先輩は小首を傾げる。分からないというのが分からない、というような。
「何故、と言われましても約束していたじゃありませんか。初詣は、ぜひ御一緒しましょうねと」
あー。
三日ほど前、先輩が実家と大喧嘩して年末年始を撫子寮で迎えることになった日。
ベッドに倒れ込む前にそんなことを言われたような気もする。つまりあれが、先輩にとっての『デート』の約束だったという訳か。
私と先輩は恋人同士だし、初詣に繰り出すのもやぶさかではないのだけど、しかしそれにしても早すぎる。何と言ったってまだ午前6時……今ようやく3分を回った所だ。
先輩は夏休みとかに、親御さんに「まだ時間が早いから遊びに行っちゃいけません」とか言われなかったんだろうか。言われなかったんだろうな、お嬢様だし。
「……約束、したじゃありませんかっ!」
ずい、と詰め寄る先輩もそれはそれで可愛いのだけど、そんな状況ではない事は分かり切っていた。
初詣。……初詣、か。
毛布を手繰り寄せ、しっかりとくるまる。1月の空気は部屋の中だというのにやけに冷えていた。
……つまり私達は、この寒い中寒い所に出かける訳だ。初詣といったってやることは御賽銭を入れて、くじを引くだけ。先輩と二人で外出ということを考えても、なかなか気が進むイベントでは無かった。
というか、かったるい。
煩わしい。
面倒これに極まりない。
「さぁ、参りましょう静流さん!」
「イヤです」
「楽しみですね、デート!」
「無理です」
「も、勿論全部私の奢りです!」
「無駄です」
「なぁんでですかぁっ!」
先輩が涙目になりながら腕をぶんぶんと振る。
その梢シェイク(命名・私)に合わせて揺れる大きな胸を横目で見ながら、私は一つ大あくびをした。……眼福ではあるけれど、まだ私を起きあがらせるまでには至らない。
なんたって私は。
「生憎ですが私は毎年、三が日は寝正月と決めているんです。……あとですね、小町家は先祖代々の浄土真宗なので。神社にお参りには行きません。サンタさんも来ません」
「きょ、今日くらい私に合わせて下さってもいいじゃないですか! 正月らしくですね、もっとこぅ……」
「なら先輩は着物を着てくるべきだと思います。何ですか制服って。物珍しくも無い」
「だって校則には、敷地の外に出る時も制服を着用のことって……」
先輩は何か言っているが、既に私の『初詣』の価値はストップ安を記録している。先輩の着物姿が見れないのなら、そんな初詣に何の意味があるというのだろう?
……あぁ、巫女さん目当てで行くというのもアリか。けど、どうせ急場で雇ったバイトの子たちなんだろうし。清純で清廉な大和撫子なら、この部屋にも居る訳だし……
「……あ」
そこまで考えて、私は思わず声をあげてしまった。
ちょっと良い事を考えてしまったのだ。私は部屋から出なくてもいい、しかし先輩の要望通り『正月らしさ』を味わう事が出来る。俺に良しお前に良し、そんなWin-Winな方法を。
「先輩」
「はい?」
きょとんと頭上に大きなはてなマークを浮かべる先輩に対して、私はその思いつきを実行するべく、真顔で口を開いた。
「ちょっくら脱いでもらっても良いですか?」
……その後。
照れ屋な先輩は驚いたようでちょっぴり声を上げたり涙目になったり抵抗したりしたものの、懇切丁寧なお願い(宥めすかしとちょっぴり脅迫も行使)と極めて紳士的な態度(悪代官リスペクトの実力行使)によりその制服を脱いで頂く事に成功した。
だが、それで終わりではない。誰かがこんなことを言った。男が服をプレゼントするのは服を脱がせたいからだ、と。
ならば女が服を脱がすのは代わりの服を着せたいからである。そういう訳で私は先輩の服が脱げるのとほぼ同時に、その体に新しい服を着せる作業に入った。
なお。
これはあくまで『ジョブ』として組み立てられた行為であり、その過程で不可抗力的に先輩の体をまさぐってしまった事実も、そのたゆんでぽよんな感触に思わず鼻息が荒くなってしまったという事実も断じてなかったと、ここに申し添えておく。
そして。
そして、だ。
「……うぅぅ……」
10分後。そこには床にペタンと座り、よよと袖を濡らす先輩の姿があった。
いや、この表現は正しくない。正確には緋袴を履いた足を崩し、白衣の袖を濡らす先輩の姿である。シュシュの代わりに細くて赤い結い紐でポニーテールにし、勿論下には下着など付けさせない。
完璧だ。
我ながらその仕事のクォリティに興奮を禁じ得ない。そう、これこそが我が国が誇る最終兵器『巫女さん』だ。
正確にはさらしやら何やらでこの豊満な胸は平らにしなければならないのだけど、そこはそれ脱がしやすさや素材の持ち味を重視してあえてのアレンジに踏み切っている。
本流から外れたアンバランスさにこそ価値が宿ることもある、と私は断言する。
だから私が火照った頬を押さえながらもう片手で携帯のカメラ機能を連射しまくっているのも、ごくごく自然な流れなのだ。……あぁ、今の先輩はもうどうしようもなく可愛らしい。
「私、穢されてしまいました……もうお嫁に行けません」
「何を大げさな。まだまだこれからですよ」
ひ、と怯える先輩の顔もまたをかしというものだ。正月早々、なんとも雅なものを体験させていただいて、先輩にはもうご馳走様ですとしか言いようがない。
じりじりとにじり寄っていくと、行き場を無くした先輩がベッドの上ににじり寄る。いや、そうなるように私が誘導したのだ。背の高さの割りに小動物っぽい先輩の動きをよむことなど、造作もない。
うっかりフレンドリーな笑みが漏れてしまう私の顔を恐る恐る見上げ、先輩は引きつった笑みで言った。
「あの、静流さん。冗談です……よね?」
「残念ながら大マジです。先輩が巫女服を着てくれるとかもう、やることは一つしかないですよね?」
「えっと、お……お祓いとか?」
「そうですね。邪念を祓ってもらいましょうか……その体で」
「なんでそんなに下種っぽい台詞なんですかぁっ!」
先輩が叫ぶが言ってみたかったものは仕方ない。戦巫女とか姫巫女とか、そういうサブカル的な方面も私は結構いける口だったりするのだ。
そしてその末路というのは、私が知る限り一つしかない。という訳でまな板の上の鯉、いやさベッドの上の巫女コス先輩に私は悪人よろしくガバっと覆いかぶさる。
「やっ、んぅっ! ちょっと静流さん、どこに触ってるんですかっ!」
「え? 先輩の大きな胸とか強調されたお尻とか、太ももとかうなじとか触ってますよ?」
「言わなくていいですっ!」
照れる先輩も可愛い。可愛いなぁ。どうしたってこの人は可愛いのだけど、巫女コスというレア衣装ということもあって可愛さは当社比5割増しで。
「先輩……しましょ?」
あまりに可愛いものだから、つい、そんなことを言ってしまうのだった。
「するって……え? えぇ!?」
先輩は目を白黒させる。きっと『正月早々破廉恥なことは』とか『色欲に流されては』とか『強引な静流さんに今日こそは抵抗しなくては』とか、そんな思考が頭の中をグルグル回っているに違いない。
だからその思考たちが口をついて出る前に、私は先輩の手を手繰り寄せ、耳元に口を寄せ、甘やかに囁くのだ。
「可愛いです」
「静流さん、そんなこと……っ」
「可愛いですよ。今の先輩。すごく可愛い」
「い、いわないで……!」
「食べちゃいたいなぁ。ねぇ、ダメですか?」
「〜〜〜〜〜!」
耳元で囁くと、徐々に先輩の体から力が抜けていくのが分かる。生真面目な先輩は、反面、こういった褒め殺しにすごく弱い。
というか、ちょろい。ちょろすぎて心配になる。こんな可愛い先輩が、こんなに流されやすくって大丈夫だろうか。やっぱり先輩は私が守ってあげる必要が――。
「静流さん、だけですから……」
「え?」
そんな思考を読んだように、先輩は言う。釘を刺すように、拗ねたように。
「こんな強引にされて許すのは、静流さんだけですから……はしたない女だと、思わないでくださいね?」
そう言って、恥らうように目を伏せる。
……何というか。
お互い様、なのかもしれない。私だけじゃなく、先輩もきっと私のスイッチを知っている。多分自覚してないんだろうけど、私としてはそのスイッチを見事に押されてしまった気分で。
こんなにどきどきして、じくじくして、切ない。
「……いいですね?」
何を、とは言わなかった。先輩も問わず、こくりと小さく頷いた。
.
/2.
「静流さん……」
熱っぽく漏らす先輩に口づけをする。一度目は啄ばむように浅く、二回目は舌を伸ばして絡めるように。
先輩がぎこちなく応えると、じわじわと頭の奥が熱くなっていくような感じがした。
はだけるように白衣の前を空けると、先輩の大きな胸がまろび出る。
……『まろび出る』なんて言葉を、まさか日常で使うことになるとは思わなかった。けれど確かに、先輩の胸はそう形容するに相応しい大きさを持っている。
それでいて手を添えれば張りもよく、揉むのにもちょうどいい大きさ。
「……先輩って、かなり胸大きいですよね?」
中の下といったところの私としてみればうらやましい限りだ。けれど大和撫子たる先輩にとってはコンプレックスでしかないようで。
「好きで大きくなったわけじゃありません……こんな、はしたない……」
「そうですか?私は好きですけど……んっ」
そんな他愛のないことを言いながら、先輩の胸に口付けを落とす。唇にしたように、浅く、深く。胸に吸い付き、すすり上げる。
「や、やだっ……静流さん、赤ちゃんみたい……っ!」
「あら。じゃぁ、先輩はお母さんですね……」
でも、きっと赤ん坊はこんなにいやらしい舐め方はしないだろう。乳首の輪郭を確かめるように舌を這わせ、時折弾いてみたり。その度に甘い声を上げる先輩のソプラノがたまらない。
「マーマ……ふふっ」
「んぁぅっ!」
先輩の反応を確かめながら、右手を滑らせていく。胸を撫で、臍を通って緋袴の中へ。
くち、と湿った音がした。もう濡れてる。それだけで私の心臓は早鐘のように鳴り響いていく。
「静流さん、そんな所……!」
「『そんな所』って……どこですか? 先輩」
背を背けて逃げようとする先輩を、私は勿論逃がさない。背中にぴとりと寄り添う形で、形のいい耳に唇を寄せる。
「教えてくださいよ……ほら、例えば、今触ってる……こことか」
「あ……はぅ……っ」
そう言って触れるのは、先輩の中心。
秘裂はしっとりと濡れそぼり、触れられるのを待っているようだ。だから私は丹念に愛撫する。柔らかな秘裂から小さな突起――蕾まで。
「だめ、弄らな……ひぅっ!」
声を上げないように手の甲を噛む姿がいじらしい。でも私、もっと乱れている先輩が見たいのだ。
「ほら……ここですよ。先輩が感じてくれているここ。とっても熱くて、とろとろ蜜を出しているここ。ほら、何て言うんでしたっけ?」
「い、陰唇……んひゃぁんっ!?」
残念。難しいことを言ってごまかそうとする人にはおしおきです。
私は蕾をぴんと弾く。弱い力だったけど、敏感な部分だから衝撃は大きかったはずだ。ひょっとしたら甘くイッたかもしれない。
「せ・ん・ぱ・い? 答えてくれるまでやめませんよ? 私はそれでも全然構いませんけど」
「う〜〜〜……」
先輩は拗ねたように唸ると、ぼそぼそと口の中で言った。
「お、おまん……」
「はい?」
わざとらしく聞き返したのが、引き金になったのか。
先輩は観念したように目をつぶり、叫んだ。
「おまんこ! おまんこですっ! だから私のおまんこ、いじめないでぇ……っ!」
いつもなら隣室に声が聞こえていないか心配になるところだけど、今日は正月の三が日。皆帰省してしまっていることは調査済みだ。
だから、先輩の恥ずかしい叫びを聞いているのも私だけ。私だけのもの。私だけの……先輩。
「はい、よくできました」
むずがるようにいやいやをする先輩を向き直らせて、強引にキスをする。目を開けると若干涙目で、恨めしそうに私を見た。
「静流さんは、いつもこんなはしたないことを……そんなに私を辱めたいんですか?」
「半分正解ですが。……私、先輩と一緒に恥ずかしくなりたいんです」
既に左手は自分のショーツの中に滑り込まれている。先輩の痴態を間近で鑑賞できたおかげで、やっぱり十分すぎるくらいに濡れていた。
「私だって……興奮してるんです。んっ……先輩と同じくらい……おかしくなってるんですよ……?」
「静流さん……あぁっ!」
蜜に濡れた花弁を押し広げ、奥まで指を入れる。熱く絡みつくその柔肉をかき回し、蹂躙する。
まるですがるものを求めるように、先輩が私の体にしがみついた。先輩の柔らかさが、熱が、私をいっそう加速させる。
「静流さん、しずるさぁんっ! そんな、かきまわしちゃ……あぁぁっ、ダメですぅっ!」
「気持ちいい? 気持ちいいですか、先輩? 私ももう……ん……っ!」
右手に先輩の、左手に私の感覚。その昂ぶりが、限界が近いことを告げる。先輩が体をくねらせ、切なげな声を上げた。
「ダメですっ、これっ、これ以上はダメっ! キちゃいます、何かきちゃう……あっ、やっ、んぅっ!」
「良いですよ……ほら、ダメになっちゃってください……ふふっ、私も、一緒に……!」
同時に、先輩の体がびくんと震え、私も体の奥底から何かこみ上げてくる感覚。
「ダメっ、ダメダメダメぇっ! しずるさっ……ひぁ、あ、あぁぁぁぁっ!」
「先輩っ……先輩……んんんんっ!」
あたたかくて、ふわふわして、ちかちかして。
そんな絶頂の感覚が、私と先輩を包み込む。頭が真っ白になって、全身から力が抜けていく――
――とたん。
ちょろちょろちょろ、ちょろ
「え」
先輩の秘部に添えたままの右手がじんわり暖かくなる。塗れた感触。というか現在進行形で濡れていっている感触。
これは、あれだ。潮ほど激しくもなく、愛液ほど慎ましやかでもないそれは、多分――
「……だから」
『やっちゃった』感に背筋が冷える思いの私に、見つめあう先輩は羞恥に目を潤ませながら、恨めしげに言った。
「だから……あれほどダメだって、言ったじゃないですかぁっ……!」
「……はい」
……そういう意味だったんですね、それ。
そうしてこの日、一人っ子の私は。
生まれて初めて、一時間かけて『おもらし』の処理をするという貴重な体験をすることとなった。
.
/3.
「正座なさいませ」
――結局、件の巫女服はクリーニング屋に持ち込むこととなり。
着替えと清掃を黙々と終えた後、開口一番、先輩はそう言った。腰に手を当てた、漫画などで言う所の『ぷんぷん』というポーズが、ここまで似合う人間も珍しい。
「……あの、もうしてるんですが」
正座し始めてそろそろ十分経つんですが。足の痺れも限界なんですが。
しかし先輩はぷるぷる震える私の前に座り、『さぁ、お説教を始めますよ』と言わんばかりに咳ばらいをした。
「静流さん。私は確かに止めてと言いましたね? ダメになっちゃう、とも」
「……はい」
「それでも行為を止めなかったことに対し、何か申し開きは?」
「ダメになった先輩ってとても可愛いなぁと思いました……う、嘘ですちょっと魔が差してっ」
先輩、こう、『つねる』というのは和風美人らしい批判の仕方としてとても可愛らしいと思うのだけど、痺れてる箇所を狙うのはホントにやめてほしい。
……さて。
どうしようかなぁ、と考える。明らかに今回はやりすぎてしまった。いや、個人的にはそれに見合う収穫はあったのだけど、ここはとにかく平謝りの一手だ。
「ごめんなさい、反省してます……なのでそろそろ、こう、許して頂く訳には」
「イヤです」
「その、そろそろ限界なので、私に出来る事なら何でもしますから……キス100回で手を打ちませんか」
「無理です」
「ミニマム30秒で」
「無駄です――って静流さんと100掛けることの0.5分で50分もキスをしたら流石に死んでしまいますでしょう!?」
先輩は赤くなりながら叫ぶ。死ぬって窒息とか呼吸困難とかそういう事だけじゃないんでしょう先輩、といつもならからかう所だけど今はちょっと自重せざるを得ない。
うー、と唸っていた先輩が、ややあって顔を上げた。
「……分割で」
「はい?」
「分割で手を打ちましょう、と言ったんです。1日で50分もキスをするわけには参りませんから……い、1ヶ月で使い切ることを目標に、1日2分のキスを要求します」
……なんだろう、それもちょっと違うと思うのだけれども。
それでもそっぽを向いて髪をくるくる弄りながら、やっとこさ搾り出しましたといった様子の先輩を見てしまうと、こくこくと頷かざるを得ない。
まぁ、何だ。
建前というのは、いつだって必要なものなのだろう。多分。
「……それであの静流さん、なぜ唇を突き出すのですか?」
「いえ、今日の分を忘れないうちに済ませておこうと思いまして」
「わ、私からするのですか!?」
「キスをするのは私じゃなくて先輩の権利ですから」
ちょっと意地悪かなぁ、なんて思いながらも。
瞑った目を片方だけ開けて、ダメ押しの一言。
「……しないんですか?」
「〜〜〜〜っ」
先輩は煩悶すると、やがて観念したかのように息をつき、赤い顔のまま私の前に身を乗り出して一言、とても恥ずかしそうに言った。
「――いただきます」
「はい、召し上がれ」
――なお。
初日からノルマの倍近くをクリアした私たちのキス契約は半月足らずで終了し、めでたく再契約の形とあいなった事を、ここに付け加えておく。
<了>
投稿完了です。エロって難しいなー。
それでは、お粗末さまでした。
おお…おおGJ…
何から何まで好みで悶えた、訴訟は取り下げる
押しに弱い年上、いいねえ
それにきっちりえろいじゃない
素敵
いいねぇいいねぇ
自作を投下です。
舞台は一緒だけどキャラは一新。
何かオムニバスっぽいことやりたいなぁなんて思いつつ。
『撫子寮にて。〜ふたりの温度〜』
――ごめんなさい、お姉さま。志乃は、悪い子です。
零れる吐息が、次第に乱れていく。
胸がどきどきして、苦しくて、切ない。
それでも――止まらない。止められない。
咎める心とは裏腹に狂おしい衝動に突き動かされて、私の肉体はどんどん加速している。
あぁ、どうしてなんだろう。
こんなにも熱くて、汗だくなのに。目の前がちかちかして、意識などすぐに飛んでしまいそうなのに――
――私はまた、罪を重ねようとしている。
忌むべき行為と引き換えにして、刹那の悦びを得ることにだけ夢中になっていく。
……時々こんな瞬間が、ある。
突然体が熱くなって、疼いてしまって。泣き出してしまいそうな、叫びたくなるような激情に駆られて……そして結局、私はまた自分を慰めてしまう。
――でも。鎮める方法なんて、一つしかないことは分かっていて。
「んっ……んぅ……んん……っ」
自らの手の甲を軽く噛んで、甘い喘ぎを、その衝動を必死に噛み殺そうとする。けれどもまるで体がその努力を嘲笑っているかのように、吐息は熱を帯びてゆくばかりだ。
あぁ、もしも――
ぬるついた糸を手繰り寄せながら、ぼんやりと考える。
これが私じゃなくて……『お姉さま』の指だったら……
「……ひぁっ!?」
突然、弾けた。
頭が真っ白になるほどに巨大な快楽。
背徳的な想像が引き金となって、さらに私の指先は加速していく。こうなってしまえばもう止まらない。黒々とした炎が残っていた理性をあぶり溶かしていく。
「あ……やんっ……や、あ、あぁ……っ!」
たまらなく――気持ちいい。
もう、何も考えられない。
だけどコールタールのように黒々とした炎は私の心にへばりついて、もっと、もっととせがむ。私一人じゃ止められない。だから……
胡乱な思考の中で、私は思う。ごめんなさい。ごめんなさい。志乃は悪い子です。
でもきっと、そんな私でもお姉さまは受け入れてくれるだろう。仕方ない子ねと笑って、私の汚れた体も抱きしめてくれるだろう。
けれどその優しさが、私には、泣きたくなるくらい切なかった――
.
/1.
「もしもし――志乃ちゃん?
……そう。もう、我慢できなくなっちゃったのね?
いいのよ、謝らなくて。……そうね、ここまで来れる? 私が迎えに行った方が良い?
あぁ、そうね。そうだったわね……ごめんなさい。じゃぁ、私の部屋……撫子寮の302号室で、待ってるわ」
そう言って、私――香坂雪深は携帯の通話を切った。
窓から外を見れば、ちょうどチラチラと雪が降り始めていた所だった。予報ではこれから降り始め、明日の朝まで積もるらしい。きっと今日一日冷え込むだろう。
あの子が道中、震えていなければ良いのだけど。そんな事を思いながら、暖房の温度を少し上げることにする。この部屋はもう十分暖かいのだけど、服を脱いでしまえばそうも言ってられなくなるだろうから。
私は既に撫子女学園の制服から、厚手のセーターとフレアスカートといった出で立ちに着替えていた。
あの子が来るまで、あと10分足らずといったところだろう。読みかけの小説を読みたかった所だけど、もうそんな時間はない。紅茶を淹れて、時間を潰すことにする。
あの子を待つのは嫌いではなかった。
学園ではなかなか会う事が出来なかった彼女に会えるのはここくらいのものだったし、それを嬉しく思わないと言ったら嘘になる。それが彼女のために必要な行為を行うためであったとしても。
期待。そう、私は多分、期待してしまっている。あの子が来る事、あの子とする事に。
そんなどこか暗い期待を、アールグレイの香りで落ち着けた。……私は彼女にとって頼れる先輩で、何より『お姉さま』なのだから、と。
……ややあって。
こんこんこん、と控えめなノックの音。どなた、と問うまでもなく、私にはそのノックの主が分かる。
……とっくにそれ所ではないんだろうに、それでも謙虚さを忘れない彼女の所作が私は好きだ。はい、と返事をして、扉を開ける。
その瞬間。
「お姉さまっ!」
叫んだ少女が、私の胸に飛び込んだ。
黒髪をボブカットに揃えた、撫子女学園の制服を着た彼女。着替えていないということはやはり、学校が終わってからそのまま来たのだろう。
『彼女』の身長は私よりも幾分低く、抱きつかれると私の胸に顔を埋めることとなる。セーター越しに彼女の荒い吐息を感じ、今日のそれはいつもより重症であることを悟った。
「お姉さま、お姉さま、お姉さまぁ……っ!」
見上げる瞳は熱く潤み、火照った頬を紅に染めている。わずかに爪先をあげるその仕草は、まるで飼い主にじゃれつく犬のようでいて、実際はもっと深刻だ。
きっとこの子は、ここに来るまでずっとこの状態だったのだろう。私は彼女を抱き寄せ、その労を労う。
「よくがんばったわね、志乃ちゃん。……偉いわ」
微笑みとともに、少し屈んで、彼女の唇にキスを落とす。
その可愛い唇を舌先で割って奥に侵入させると、彼女の舌が熱く迎え入れた。
「んっ……ちゅるっ、あむっ……」
「はぅっ……んぅっ、んっ、んんんーっ!」
ぬるついた部分を味わい、唾液を流し込み、掻き回す。
それだけで彼女の小さな体はぴくん、ぴくんと震える。今のこの子はすさまじく感じやすい状態で、恐らくは何回か軽くイッているのだろう。
けれど、それではダメだ。全然足りない。
いつもより少し長いキスの後、私はゆっくりと顔を離した。まるで泣きそうな、切なそうな顔。罪悪感と自己嫌悪と、それよりももっと大きな情欲の入り混じった顔だ。
「大丈夫よ」
私はそれを安心させてあげたくて、もう一度顔を近づけて、優しく囁いた。
「今日も壊れちゃうくらい、イかせてあげるから」
私の可愛い恋人、秋月志乃は――月に一度、こうやって発情する。
.
/2.
志乃ちゃんが私にその体質を打ち明けたのは、付き合い始めて二ヶ月ほど経った頃だった。
おかしいと思い始めたのは、その更に一ヶ月前だ。
一年後輩の彼女に告白された形で付き合い始めた私たちだったが、その頃は日に日に会える時間が少なくなっていって。遂には、一緒に並んで歩くことすら拒否され始めた。
その時の私の狼狽といったらなかった。だって志乃ちゃんはどんどん私と一緒の時間を切り捨てていって、私にはその理由が分からなくて。
――どうして私を避けるの。私のことが、嫌いになったの?
とうとう我慢できなくなって問い詰めた私に、志乃ちゃんは涙を流しながら言った。
――違うんです。お姉さまは全然、悪くなんかないんです……
その理由が、志乃ちゃんの体質。
彼女は月に一度のペースで、強烈な性衝動に襲われる。
今までは自慰で抑えていた。体を壊しかねない激しい自慰で。それでも恋愛と肉欲は別だと彼女は信じていたし、私とはプラトニックな関係でいようと努力もしていた。
――抑えられると思っていたんです。お姉さまのこと本当に好きだから、想っているだけでいいって。でも……
それでも、何とかできなかった。日に日に私を想って自慰をするようになり、やがて実際に一緒にいるときですらも、私を汚している妄想が頭を離れなくなったという。
だから。
別れて下さい、と言った。私のことを下卑た欲望で汚してしまう前に。
この一ヶ月間は本当に幸せだったから――それだけで十分すぎるほどに幸せだと、彼女は泣き笑いの表情で言った。
そして、私は――
「やぁっ、ぁっ、んあぁぁっ!」
――私は今、志乃ちゃんを抱いている。
ベッドに場所を移し、セミロングの黒髪の間から、彼女のうなじに口付けて。ちゅう、ちゅうと激しく吸い立てながら、制服の隙間から膨らみかけの乳房を摘んだり、弄ったりしている。
うなじは志乃ちゃんの弱点の一つであり、髪で隠れるために大っぴらにキスマークをつけてもいい数少ない場所でもある。厳格な家族の待つ家に帰る彼女のために、逢瀬ではよくこの場所を選んで証を付けていた。
「相変わらず、感じやすいのね……」
「んぅ、は、はい。そこは……ひぃんっ!」
「そこは、じゃなくてそこも、でしょう?」
そう言って、ぴんと自己主張している乳首を軽くつねる。小さな体がびくんと震え、彼女の眉根が切なげに寄せられた。
「悪い子ね。ここに来るまでに、もうこんなにしちゃったの?」
からかうような、咎めるような声音。
Mというより被罰願望があることは、これまでの逢瀬で分かっていた。そうやって耳元で囁くと、ぶるりと身を震わせて涙目になる。
「やぁ……っ、ごめんなさい……お姉さま、ごめんなさい……」
けれど、決して虐めたいわけじゃない。私は綺麗な黒髪を梳いて、頭を撫でてやる。なるべく優しく、心が落ち着くように。
「大丈夫よ、悪い子でも。もっと感じてもいいの……私になら、見せてもいいのよ」
言いながら、制服のブラウスのボタンを外していった。桜色のブラのフロントホックを開けば、発達途中といった小ぶりな胸が顔を出す。
「可愛い……」
控えめな胸に口付けをすると、あ、と志乃ちゃんは頤を逸らした。
腰まで髪を伸ばしていると、こういう時に邪魔だ。私は栗色の髪をかき上げると、ちゅ、ちゅ、ちゅぅと吸い付き、キスの雨を降らせていく。
乳房から臍へ。そして……
「あっ、ひゃぁんっ!」
唇より先に、指先をショーツに潜り込ませた。そこは既に滲み出した愛液を吸って、ぐっしょりと濡れている。
「……我慢、できなかったのね?」
私の問いに、志乃ちゃんはなるべく声を上げないように口を抑えながら、こくこくと頷いた。それは私の愛撫の事じゃなくて、もっと以前のことを聞いているのだと二人とも分かっている。
――我慢できなくて、学園でも一人でしちゃったのね?
そういう肯定を、この子はしたのだ。
「二回……それとも三回かしら。北棟奥のトイレで?」
「はいっ……あそこ、ぁん、人っ、来ないから……っ」
「そう。……今日は誰を想ってしたの?」
彼女の幼い秘裂に指を差し入れる。二本、いや、三本。すでに濡れそぼっていたそこはすんなりと私を迎え入れ、温かく締め付けた。
「あんっ! お姉さまっ! お姉さまですっ! お姉さま以外でこんなこと、しない……!」
「私を想って、しちゃったのね?」
「はい……あ、あぁっ! くぅんっ!」
いい子、と耳元で囁いた。
子犬のような鳴き声をあげる志乃ちゃんをもっと鳴かせてあげたくて、昂ぶっていく自分に気づく。これは嫉妬かしら。想像の中で志乃ちゃんを玩んだ私への。
「じゃぁ、想像よりももっと凄いこと、してあげないとね……?」
片足を上げさせて用を成さなくなったショーツを抜き取り、志乃ちゃんの秘部を露にした。発達途中な彼女らしく茂みはまだ生え揃わず、その先にはピンク色の花びら。
甘い香りに誘われるミツバチのように、私はその花弁の中心に舌を伸ばした。
「あんっ……! お姉さまっ、そこ、汚い……ぃんっ!」
「大丈夫よ。志乃ちゃん、とっても綺麗……ちゅっ」
膣内に分け入った舌が、熱くて柔らかい感触を私に伝える。奥からは泉のようにとろとろと液体が流れ出てきて、ふやけてしまいそう。
「ちゅるっ、じゅずっ、んちゅぅっ」
その少ししょっぱくて甘い液体を、なるべくいやらしい音を立ててすする。志乃ちゃんが頬を押さえ、むずがるように身をよじる、その可愛らしい姿を見たくて。
「お姉さま、やだっ、吸っちゃダメです……んっ、恥ずかしいぃ……っ!」
「どうして? あなたのジュース、とっても熱くて美味しいわ。ずっと飲んでいたいくらい……ちゅっ」
その言葉に嘘はない。けれど志乃ちゃんの愛液は魔性の媚薬のようで、飲んでいるうちに私の方がたまらなくなってしまった。
だから、と私は彼女に呼びかける。
「ごめんなさい。一度、イかせるわね」
「ぇ……あぁぁぁっ!?」
その言葉を、彼女は理解する間があったかどうか。
秘裂の少し上に濡れ光るピンク色の蕾。その花弁を唇で剥くと、思い切り吸い上げた。
「ひにゅぅぅっ!? んぃぃっ、おね、さまぁぁっ! そこはダメ、ダメ、ダメぇぇっ!」
懇願を無視して、私はその蕾を舌先で転がし、唇で挟み、甘噛みする。志乃ちゃんが確実に絶頂へと上り詰められるように。
志乃ちゃんはいつの間にかシーツをぎゅぅっと握り締めると、ぴんと背筋を伸ばしブリッジのような体勢になっていた。
無意識のうちに口元に押し付けられる腰元を羽交い絞めにしながら、私は一層愛撫を強くする。
「あぁぁぁっ! イくぅっ! わたっ、私っ、イっちゃいますぅっ!」
「いい子ね。志乃ちゃんがはしたなくイくところ、私に見せて……っ」
「やぁっ、あはぁぁっ、ダメ、もう………ん、んんんんんーーーっ!!」
達した。
びくん、びくんと痙攣すると同時、透明な飛沫が秘部から飛び散る。顔で受け止めたそれはとても熱くて、興奮してしまう。
「あ、あぁ……ぅ」
力が抜けたように落ちる彼女の腰を、ベッドが柔らかく受け止めた。紅く染まった肌が上下し、口から熱く湿った吐息がもれ出ている。
その様子を見下ろしながら、私は顔中に飛び散った潮を手で拭い、ぺろりと舐めた。
――あぁ、ダメ、ね。
どうにも熱気に当てられてしまった。志乃ちゃんの性衝動が治まればいい、なんてやっぱり甘い考えだった。
私も、気持ちよくなりたい。
この衝動を、この子と分かち合いたい……。
「志乃ちゃん」
呼びかけに、彼女は胡乱な表情で私を見上げる。
その視線を感じながら私は――ゆっくりと、見せつけるようにセーターの裾をたくし上げた。
「お願い。私のことも……気持ちよくして?」
それから――どのくらい時間が経っただろう。
「お姉さまっ、お姉さまっ、お姉さまぁ……っ!」
「志乃ちゃん……んっ、あぁっ!」
舌を絡ませ、吸い付いて、嘗め回して。
撫でて、挿れて、擦り合わせて。
汗で、涎で、愛液で私たちは体中じっとりと濡れ、シーツはその水分でぐっしょりと重くなっていた。暖房の温度を間違えたのか、熱気と疲労で頭は痺れたようぼやけていく。
それでも止まらない。止まれない。
私たちは足を絡めあって互いの秘部をこすり合わせては、ただただ貪欲に快感をむさぼり続けていた。
「気持ちっ、いいっ! お姉さまぁ、気持ちいい! 気持ちいのぉ!」
「私もよっ……志乃ちゃん、おかしくなりそう……!」
互いを求め合う指先が絡まり、舌先が絡まって、ぐちゅぐちゅという粘液の擦れあう音を聞く。世界が遠くなり、ただ目の前の少女の事だけを強く感じる。
でも、もっと感じたい。もっと、もっと。
「んちゅっ、ちゅっ、ちゅぱっ、お姉さま、お姉さま……っ」
「ちゅるっ、志乃ちゃん、志乃ちゃ……っ!」
やがて、それは訪れる。頭の中が真っ白になっていく感覚。全身が溶けて志乃ちゃんと一つになっていくような、それは多分今までで一番大きな絶頂の予感。
それさえあれば、もう何もいらないような、強烈な多幸間の中で――
「お姉、さま……ぁっ!」
志乃ちゃんは顔をくしゃくしゃにして、泣きそうな顔で、でも私を正面から見つめて、叫んだ。
「私……っ、お姉さまのこと好きですよねっ? ちゃんと、ちゃんとっ、好きですよねぇ……っ!?」
――どうして、そんなこと。
問おうとする声も、意志さえも、強烈な光に吹き飛ばされて――
「ひんっ!? あっ、あぁ、イくっ! 私、イっちゃ……うぅぅぅっ!!」
「私もっ……志乃ちゃ、ひぐっ、あ、あぁぁぁっ!」
互いの体をきつくきつく抱きしめあいながら、私たちは長くて深い絶頂の海に沈んでいった。
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/3.
どんなにぐちょぐちょに溶け合っても一つになれないことを私たちが知ったのは、それから随分と時が経って、長い長い絶頂の余韻から目覚めてからだった。
身支度を整えて外へ出ると、既に雪は積もり始めていた。
志乃ちゃんは傘を持っておらず、帰りは学園まで家のものを寄越してもらう、という彼女に、それなら正門まで送ろうと私は傘を広げる。
「寒くない?」
「いいえ、私は……」
否定しようとする志乃ちゃんの手を、ぎゅっと握る。やはりというか、手袋をしていない手は早くも外気に晒され、冷たくなっていた。
「嘘ばっかり。……手を繋いでいきましょうか。その方が温かいわ」
「はい。……ありがとうございます」
はにかんだように彼女は微笑む。私は改めて手をしっかりと握りなおすと、正門に向かって歩き始めた。
一つの傘に、並ぶ二人の肩。相合傘なんて恋人らしいことは、初めての経験。
そういえば、外で手を握ったこともあまり無かったかもしれない、と思う。世間体が気になったのもそうだし、性衝動のことを気にして出来るだけ外では肉体的な接触をとらなかったのもそうだ。
思えば撫子寮での逢瀬ばかりで、恋人らしいことはあまりしてこなかった。その事は私も、素直に反省すべきだろう。
そうじゃなければ、だって……
――私、お姉さまのこと――
「お姉さまは、お優しいですよね」
不意にかけられた志乃ちゃんの言葉で、思考は途切れてしまう。集中してなかったせいで前後の文脈が分からず、返した言葉は当たり障りのないものになった。
「えぇと、そんなつもりはないのだけど……」
「いいえ、そんなことないです」
くすり、と彼女は笑う。けれどそれは、どこか陰のある笑みで。
「お姉さまは、お優しいから……」
言いかけて、志乃ちゃんはしかし、言いよどんだ。
「……志乃ちゃん?」
その様子に私は思わず立ち止まる。
けれど志乃ちゃんは少し考え、それさえもなかったことにして。
「やっぱり、何でもないですっ」
そう言って笑い、傘の外へと一歩踏み出した。
「あ……」
繋いでいた手が外れる。追わなければならないはずなのに、足が動かなかった。
――お姉さまは、お優しいから……
分かった。
分かってしまった。その先に続く言葉と、情事の最後に感じた違和感。
――お姉さまは、お優しいから。
私のことを放っておけなくて、だから今も一緒にいてくださるんじゃないんですか?
人目を憚った逢瀬。強く結びつけるのは、撫子寮で行われる情事だけ。けれどそれすらも欺瞞だったとしたら。
そんな、疑問。だけど問えるはずもない。肯定でも否定でも、疑った瞬間に私との関係は崩れてしまう。
きっと、そう思ってる。だから無かったことにした。疑うのは悪いことだ。悪いことは、してはいけない。
でも――
――私、お姉さまのこと好きですよねっ?
ちゃんと、ちゃんとっ、好きですよねぇ……っ!?
彼女の鳴き声交じりの声が、リフレインする。
肉欲と純愛がどろどろに溶け合って、彼女にはもう訳が分からなくなってしまったのだろう。自分が何のために香坂雪深という人間を求めているのか。何が愛で愛じゃないのか。それはただの性衝動じゃないのか。
そして香坂雪深という人間は、優しさゆえに、それに応えているだけじゃないのか――
「……志乃、ちゃん」
違う、のに。
そんなことないのに。
けれど何も気の利いたことを言うことが出来ない間に、彼女との距離は少しずつ遠ざかっていく。志乃ちゃんの髪にはうっすらと雪が積もり始めていて、温かいからと握ったはずの手さえ今は離れたままで……
「………ぁ」
瞬間。
志乃ちゃんがちらりと、私の方を振り向いた。
いや、私じゃなくて、ただ単に後ろを振り返っただけかもしれない。
一人の夜道につい、そうしてしまうような、不安で心細くて泣き出してしまいそうな表情――
「志乃ちゃんっ!!」
いつの間にか、傘は投げ捨てていた。
その表情が、私に志乃ちゃんまでの距離を飛び越えさせた。
私の声に今度こそ後ろを向き直った志乃ちゃんを、私は彼女がやって来た時と同じように、力いっぱいに抱きしめた。
「……っ、お姉、さ」
目をまん丸に開く志乃ちゃん。彼女に何を言うべきなのか、何を言ったら伝わるのか、正直な所私には見当もつかない。
「私は」
だから私は、私の言いたい事を言う。きっとそれで伝わるはずだと信じて。
「あなたのことが、好き」
――あぁ、そうだった。
「あなたの柔らかい黒髪が好き。あなたの感じやすいうなじが好き。慎ましい胸が、可愛らしい声が好き」
別れを切り出されたとき、今までの一ヶ月だけで十分すぎるくらい幸せだったと言われたとき。無性に悔しくて、私はこの子に一生付きまとうことに決めた。
『だった』だなんて言ってほしくなくて。この子にとっての私を、勝手に過去のものにされたくなくて。
「はにかむように笑うあなたが好き。決して驕らないあなたが好き。いつも誰かの代わりに傷つく繊細なあなたが好き」
だから、そうだ。
決して『してあげている』なんてご立派な慈善の心じゃない。そんなものじゃ断じてない。私は、香坂雪深は、あなたと一緒にいるときが一番幸せなんだと。
そう、伝えよう。
「あなたが好きよ。ベッドの上のあなたも、それ以外のあなたも、全部まとめてあなたが好き」
迷って不安でたまらないことなら、私がその不安を分かち合おう。
何かが私たちを引き剥がそうとするなら、その何かに最後まで全力で抗おう。
何があろうと無力な私の全力でもって、この子の手を掴まえて離さない。
そう、今決めた。
だから私は、多分言っていい。
そんなどうしようもない意地と誇りと所有欲と、ありったけの愛しさを込めて。
「あなたを、愛してる」
唇を寄せて、そう、呟いた。
志乃ちゃんの瞳が揺れて――そして彼女は、私の胸に顔を押し付ける。その感触は、いつだって私に彼女のありのままの気持ちを教えてくれるはずだ。
「……お姉さま」
「うん」
「お姉さま……」
「うん」
「おねえ、さ……っ!」
「……うん」
私の胸の中で、志乃ちゃんは微かに震えていた。
押しつけられる額が少しだけ苦しくて――構うもんか。
頭に積もっていく雪が冷たくて――構うもんか。
このまま抱き合っていたら誰かに見られてしまう――構うもんか。
どんなに溶け合っても一つになれない私たちは、だからこそお互いの体を抱きしめ合う。感覚を刻み付けるように。逢瀬の記憶を惜しむように。
一人きりの夜、凍えるこの子の胸に、少しでも私の温かさが残っているように。
<了>
投稿完了です。
今回はエロ多め。だけどキャラが立ってるかちょっと心配だったり。
それでは、お粗末さまでした。