【アクセル・ワールド】川原礫総合 3層目【SAO】

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1名無しさん@ピンキー
『紳士諸君、エロパロの世界へようこそ。ここはただの川原スレではない』
『もっと先を――《妄想》したくはないか』

ここは川原礫作品のエロパロスレです。
SAOやAWのSS職人を当スレは歓迎します。

・Web小説未読者に配慮し、未書籍化部分の話題は文サロのバレスレで
・新刊の内容バレ解禁は公式発売日の24時(翌日0時)
・空気は読むこと、荒らしはスルーすること
・480KB付近もしくは>>980になったら宣言したあと次スレをたてること
・妄想をオブジェクト化する際は躊躇わないこと

前スレ:
【アクセル・ワールド】川原礫作品総合 2層目【SAO】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291205114/

関連スレ:
●ラノベ板本スレ
【アクセル・ワールド】川原礫スレッド94【SAO】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1323087636/
●文サロ板バレスレ(※未書籍化作品についてはこちらで)
【Web時代も】川原礫作品ネタバレ総合スレ 第25層
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1322831559/
2名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 22:20:20.75 ID:/OKSPybZ
>>1
3名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 22:20:48.36 ID:qtKLd/J4
>>1
4名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:07:50.16 ID:STOkAXJ1
>>1
5 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:21:11.73 ID:CwYf5t+9
>>1乙です。
SS投下します。
前スレ残っていますが、投下量ではみ出してしまうため、こちらに投下します。

下記注意書きお読みください。

・直葉×和人 フェラ、和人×直葉 正常位
・三巻序盤
・前スレの>>737「和人×直葉◆T.om8vwXYU」の続きですが、読んでなくてもたぶん大丈夫です。


NGは「和人×直葉2◆T.om8vwXYU」でおねがいします。
6和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:23:22.05 ID:CwYf5t+9

 ほんの数分前まで、竹刀同士がぶつかる乾いた音を響かせていた桐ヶ谷家の剣道場は、
いまは淫らな水音ばかりを板張りの壁に響かせていた。

 ちゅ、じゅる、ちゅ……ちゃぷ……

「はぐ……んっ……ちゅる……」
「ぐ……スグ。もうちょっと舌、使ってくれよ」
「んぐ……ちゅ、んっ……もう! お兄ちゃんエッチな要求しすぎ……」

 と、口では言いつつ、直葉はしっかりと和人の言いつけを守ろうとする。口に含んでい
た和人のものを一度口から出し、舌先でゆっくりと和人を舐めあげる。
 頬をリンゴのように染めた直葉の、舌が和人の尿道のあたりを這いあがり先端をつっつ
き、筋の入った尿口を舐め回す。
 そして和人を見上げて視線で聞く。これでいい? と。
 小動物然とした妹の仕草と奉仕の快感に魅せられ、和人は直葉の頭をなでた。

「スグ……気持ちいいよ」

 瞳をとろんと蕩けさせながら、直葉はうれしそうに微笑むと兄への奉仕を続けた。

「ちゅ……んっ……お兄ちゃんの気持ちいいところ、んっ……全部知ってるもん……ちゅ
……」

 直葉は顔の前にかかってきてしまう髪を片手で抑え、もう片方の手で和人の根本を握り
しめ、上下させる。

「ちゅ、んっ、ぢゅる……ちゅっ……んんっ……」

 ときおり直葉の唇が亀頭を飲み込むようにして動き、ちゅぷ、ちゅぷと道場に水音を響
かせた。

 和人は道場の壁に背中をあずけて緩いあぐらをかき、直葉は和人の下半身に乗り上げる
ようにして口戯をしている。黒袴に包まれた脚は道場の板の間にほうりだされ、男根に寄
り添うように上半身をあげている。袴の色と対比する白い裸足が裾からまろびでる。
 直葉は慣れた手つきと口つきで、和人の男根に快感を与え続けていた。

「ちゅ、ぢゅるぢゅる……んっ……苦いの出てきたよ、お兄ちゃん」
「もうちょっとかな……なあ、スグ。本当にどこかで練習してたりしない?」
「ぢゅる、んっ……。お兄ちゃんのしか、しらないもん……えい」

 あまりにもデリカシーのないことをいう和人への報復に、直葉は鈴口の部分を唇でじゅ
る、と吸った。和人が腰を浮かせる。

「うぐっ!」
「ふふ……お兄ちゃん、ここ弱いもんねー。あんまりひどいこと言うなら、噛んじゃう
よー」
「ぐ……あとで覚えとけよ、スグ……」
「お、覚えとくもん……ちゃんと……」

 直葉は男根を一舐めし、一気に口の中に和人を含んだ。内頬を肉茎にそわせ舌を尿道に
這わせて、空気のかわりに亀頭を吸いあげる。

 じゅる、じゅる、じゅる――

「うあぁっ!」
7和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:23:44.59 ID:CwYf5t+9

 和人が歓喜の悲鳴をあげながら、男根をびくつかせる。どとめ、とばかり直葉は頭を上
下にうごかした。片手を地面につけて、空いた手で和人の性器の根本をしごく。

 じゅるっ! じゅるっ! じゅるっ!

 弱点を知り尽くした直葉の口戯れに和人はあっという間に上り詰めた。

「が……スグ――っ!」
「むぐ――っ!」

 どぷっ、どぷっ、どぷっ!

 和人の性器が性を勢いよくはきだした。

「むぐ……ん……」

 口の中を暴れ回りながら、苦い液体をまき散らす男根を、直葉はくわえ続ける。

 和人の性器は、どくん、どくん、と脈動し直葉の口内を余すところなく、精液で犯して
いく。

「んっ……ふっ……んっ……」

 五度、六度と繰り返された射精を、腰をわずかに揺らしながら、すべて口で受け止めた
直葉は満足ぞうにほほえみ、そして、

「コクッ……んっ」

 直喉をならして口内の精液をすべて飲み干した。
 直葉はやっと兄の性器から唇を離した。直葉の唾液と性液で汚れた男根が、桃色の唇か
らちゅるん、と解放される。

「ふ、うっ……」

 直葉は一度大きく息をはきだし、和人に抱きついた。
 和人は荒い息をあげながら、道着に包まれた直葉の肩を抱く。

「またスグの口に……」
「……いいよ。お兄ちゃんのだし、それより……」

 いいながら、直葉はわずかに自分の脚と脚をすりつける仕草をした。
 黒袴の一点が濡れて色濃くなっている。奉仕で興奮し、性への刺激をうけたのは和人だ
けではなかった。直葉は和人の精液を飲み込んだ、その瞬間に、小さく達してしまった。
 それを見てとった和人は直葉に向かって頷いた。

「……ああ。覚悟しろよ、スグ」
「――うん!」

 直葉が目に涙をためながらうなずいた。
8和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:25:06.43 ID:CwYf5t+9

――――――

 兄妹の秘めごとは、和人がSAOから帰還したあとすぐにはじめられた。最初は和人の
入院していた病室で。それから桐ケ谷家のキッチンで。あるいはお互いのベッドで。とき
には風呂場で。

 目覚めてからの和人を一番献身的に支えたのは直葉だった。仕事で忙しい両親の代わり
に和人のリハビリにつきあい、剣道部の部活でどれだけいそがしくなっても、二日と開け
ず和人を見舞う。
 ――まるでなにかを覆い隠すかのように、直葉の献身は続いた。それは和人が桐ヶ谷家
に帰還したあとも、なんら変わりなく行われている。

――――――

「体のほう、だいじょうぶなの……? 無茶しないほうが……」
「ふふん、毎日ジムでリハビリしまくってる成果を見せてやるさ」

 和人はおろされていたズボンとトランクスを直してから、直葉と体を入れ替えた。壁を
背もたれ代わりに座る直葉の、脚と脚の間に陣取る。

 道場の窓から差してくる日差しが、脚を投げ出して座る直葉の姿を照らし出す。これか
ら行われる行為に期待して頬を赤く染め、道着でも隠しきれない豊かな乳房を荒い呼吸で
上下させる直葉の姿は可憐で、艶やかだった。

 なにかを期待して向けられる潤んだ瞳にさそわれ、和人は直葉の頭をなでた。

「ん……」

 くすぐったそうに、身をよじり、片目をつむる直葉。
 さらさらとコシの強い、絹糸めいた髪のの感触をあじわいながら、和人は直葉にそって
指を落としていく。

「ひゃ……う……」

 耳、ほほ、くびすじと下がっていった指は、ついに胸元の胴着の袷までいたった。

「さわるぞ……」

 返事を待たずに和人は指でつん、と直葉の乳房を押した。

「んくっ……」

 刹那の刺激にもかかわらず、直葉は小さくあえぐ。
 つつかれた乳房はすぐに弾力をとりもどし、元の位置に戻った。
 和人はそのまま手のひらを乳房に当てる。
 年不相応に育った乳房が、和人の指に確かな重量をつたえてきた。そのまま持ち上げる
ように乳房全体を刺激する。
 ひと揉みごとに直葉は愛らしい吐息をはきだした。

「はう……んっ……ひっ……うぅ……んっ……」
「道着、内側がすれていたくないか? 胴着の内側って、生地が荒いからさ」
「んっ……大丈夫……ちょっとすれるのが、気持ちいいかも……」
「ほんと……えっちになったな、スグは」
「させたのっ……んっ……はぅ……お兄ちゃんでしょ……」
9和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:25:57.01 ID:CwYf5t+9

 直葉は和人をにらみつけた。だが瞳にはまったく力がなく、ただただ、快感にとろけて
いる。
 和人は苦笑しながら、乳房の片方から手のひらをはずして、直葉の右わき腹のあたりで
道着をとめている結び目に手をかけた。蝶々結びにされている結び目を、しゅる、と手早
く解いた。

「でもこんなに感度がいいと、防具とかつけた時まずいよな」
「……もう、手遅れだもん……」
「……ごめん」

 太股のあたりまである道着は、袴の帯に止められている。道着は結びが解かれた分だけ、
はらりとはだけるが、それだけだった。
 かまわず、和人ははだけた袷の間に手をいれた。適度に鍛えられた腹部の感覚を味わい
つつ、指を直葉の左わきばらへ。指先がふたたび、今度は左の結び目に触れた。

「あ……んっ……くすぐったい……」

 手探りでほどいていると、直葉が言った。

「仕方ないだろ、見えなかったんだから」

 和人はいいながら結び目をほどいた。これで道着を脱がすことができる。
 乳房から与えられる快感に酔う妹に向かって、和人はつぶやいた。

「スグ……上、脱がすよ?」

 ふに、と変化をつけて乳房を持ち上げる。

「あ、んっ……いいよ……はぅっ……んっ……またあの、半分まで……?」
「いやか?」

 直葉はふるふると頭を横にふるった。火照った顔を和人に向けて、言う。

「お兄ちゃん、えっちな顔になるから、いいよ」
「……俺そんなにわかりやすい?」
「うん。だって、目の色がちがうもん……。だから、いいよ。ちょっとはずかしいけど」

 やや照れくさそうにいう直葉の頬を両手でなでてから、和人は道着の奥襟のあたりに指
をかけた。ずる、と両手で道着を引き上げる。

「はう……」
「どうした?」

 まだそれほど力を入れていないのに、直葉がうめく。
 和人の目をちらちらと見ながら、直葉が言った。

「あの……その、道着に、こすれて……」
「ああ……ほんとにえっちだな、直葉は」
「それはおにいちゃ――むぐっ」

 会話がループになるのを防ぐように和人は直葉の唇をふさいだ。まだ精液の苦みが残る
が、そのまま直葉の舌を絡めとる。
10和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:26:36.90 ID:CwYf5t+9

「んちゅ……んっ、ちゅ……んっ……んっ……」

 和人はキスを続けながら、道着を引き上げ続ける。

「んふっ……んっ……」

 ときおり、直葉が乳房を刺激されてあえぐのを感じつつ、和人は襟を開いていった。直
葉の華奢な首もとから襟を下におとしていく。

「ちゅ……はぅ……んっ……んっ……」

 時折、和人は絡めている直葉の舌がふるえるのを感じた。じょじょに脱げていく感覚に
あえいでいるのだろうと、和人は結論づけてさらに指を進めた。

 道着の袷がそれぞれ、肩を通過したところで、和人はずる、と道着の襟をおろした。

「あっ――」

 直葉が短く悲鳴をあげた。
 和人は唇をはなして「成果」を確認する。

 白い道着に包まれていた鎖骨や胸元があらわになっていた。
 やっと道着の圧力から解放された乳房が、直葉の呼吸に併せて上下に揺れる。
 どちらかといえば小柄な直葉には不釣り合いな大きく育った二つの果実は丸い。みずみ
ずしく張った小山の上には、先端をわずかにくぼませた、血色の良い乳首がある。なんど
か和人ととのむつみあいを経験しただけの乳首は、道着の上からの刺激で十分に勃起して
いた。
 直葉がきゅっ、と自分を抱きしめた。まだ二の腕あたりに絡まる道着がずる、と衣擦れ
の音をたてる。

「じろじろみちゃ……やだよ……」

 そんなかわいらしい言葉も、情事に当たっては異性を興奮させる材料でしかない。
 和人はわかったよ、と一声かけてがら空きになった鎖骨のあたりにキスを落としていく。
 ひゃ、と身を引く直葉だが、彼女の後ろには壁があり容易には逃げられない。

「ひゃう!……はぅ……んっ……」

 和人は舌で鎖骨の上をのぼってくだり、くぼみのあたりを這ったあと胸元にたどりつい
た。そのまま一気に乳首のあたりに顔を寄せて、桜色の乳首に口づける。
 乳輪の縁を口にふくみながら、舌先で乳首をこねまわす。口の中にあっても、ぷっくり
充血した乳首はグミのような感触を和人に与える。
 和人の舌が上下するたびに直葉は体を震わせた。

「やっ……んっ……んっ……おっぱい……」
「……大きくなったよな」

 和人はSAOにとらわれる前の直葉を思い出す。日々の剣道部の部活で体つきこそたく
ましかったものの、乳房はここまで大きくなかった。
 二年間という歳月で予想外に成長していた直葉に和人が感動していると、直葉が言った。

「おおきいの、んっ……きらい?」
「スグのなら、大きくても小さくてもいいよ」
「うーん……あんまり大きくなっちゃうと、んっ……防具つけるのに、じゃまになっちゃ
うよ……」
11和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:28:04.72 ID:CwYf5t+9

 年頃の乙女にしては若干ピントがずれた悩み、を口にする直葉の言葉の節々に嬌声がまじる。
 和人は吸いついていないほうの乳房に手を当てた。
 汗でしっとりと濡れた乳房が、和人の手のひらに吸いつくように収まる。和人は円を描
くように乳房を刺激しつつ、舌先でも直葉に刺激を続けた。

「はう……んっ……うぅ……」

 刺激の度に反応する直葉の乳房を、和人は前歯でやさしく噛んだ。

「はぅっ! んっ……噛んじゃ、やだ――っ」

 直葉は顔を左右に振りながら、言う。ただ具体的にいやがる行動はいっさい起こさない。
和人にされるがまま、乳房をむさぼられている。

 和人は舌で乳首をなぶりながら、時折きゅっ、と甘噛みを行う。

「や、やだ……んっ……おっぱいで……」

 直葉が甘噛みされる度に高まるのを感じ、さらに容赦なく直葉を責め立てはじめた。
 緩やかに上下させていただけの片手の親指と人差し指で乳首をきゅっ、とつまみ上げた。
 同時に、乳首の甘噛みを再開する。
 その瞬間――。

「は、うぅ――!!」

 直葉が背中を大きくそらした。

「お兄ちゃん、それ、だめっ――! やだっ、やだよぉ……いや――!」

 乳房への刺激に、直葉は背をしならせながら、達してしまった。
 悲鳴が道場いっぱいに響きわたる。

「はぁ……はぁ……あ……あ……んっ……」

 絶頂の余韻に荒い息を吐きながら、直葉はこわばらせた体を今度は逆に、弛緩させてい
く。

「おっと」

 寄りかかってきた直葉を和人は優しく支える。

 和人から解放された乳房はふるん、と揺れて、唾液のあとを陽の光で反射した。

「はぁ……はぁ……んっ……いっちゃった……」

 すがるような目つきで直葉がいい、和人は再び頭をなでる。

「よく頑張ったな」
「はぁ……はぁ……うん……だから……」

 ご褒美ちょうだい、と直葉は消え入りそうな声で和人に言った。
12和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:28:36.24 ID:CwYf5t+9


 和人は直葉の下腹部をしめつける袴の留めを解く。前の結びを解いたあと直葉を抱きし
めるようにしながら後ろの帯どめを解きにかかった。
 んっ……、という直葉の甘い吐息を間近で聞きながら、行為をすすめる。
 たっぷりと時間をかけながら、和人は直葉の袴の留めをはずし終えた。
 最後に和人は直葉にお尻をあげさせた。
 日ごろの練習の成果か、贅肉一つなく、おわんのようになめらかな曲線を描くお尻から
袴を引き抜く。
 すると腿の部分まで裾がある道着の袷と袷の間から、黒く茂った秘丘がのぞいた。
 部活動のとき以外、直葉は祖父の言いつけを素直にまもって下着をつけない。
 秘部を露出した羞恥心にしばらく固まっていた直葉がゆるゆるとお尻を床におろした。

 ぺたん。

「ぴゃっ!」

 と、床とお尻が接触した瞬間、かわいらしい悲鳴をあげる直葉に和人は噴き出した。

「床、直接座ると結構冷たいだろ? 実は俺もさっき冷たくて、参ってた」

 道場は板の間。いまは一月の早朝だ。足先をつけるのもはばかられるほど、木目の床板
は冷たくなっていた。
 にやにやしながら言う和人を直葉はにらみつけた。

「ひど……あ。もしかして、自分のときはわざと黙ってたんじゃ――」
「ま、そうかな。スグがお尻つけるのをまってたから」
「……お兄ちゃん、変なところで意地悪だよね……」

 ぷいっと横を向く直葉に苦笑いしながら和人は、直葉の両膝に手を置き左右に広げてい
く。

「あ……」

 拗ねて横を向いていたせいか、直葉は和人の行動に反応できなかった。
 緩く広げられた直葉の脚と脚の付け根には、鮮紅色の可憐な肉扉があった。
 兄に数度突かれただけの使いこまれていない清楚な肉裂は、和人を誘うようにぬらぬら
と濡れて輝いている。
 数度の絶頂で黒袴を濡らしてしまうほどの愛液を流してしまった、直葉は恥ずかしそう
にうつむいた。
 和人は頬を緩ませながら言う。

「もうこんなに……濡れてるよ、スグ」
「やだ……そんなこと、いっちゃやだぁ……」

 触れられてもないのに濡らしてしまったことが恥ずかしいのか、直葉は両手で自分の口
元を覆いかくしてしまった。
 和人はため息をついたあと、人差し指を一本、直葉のスリットに這わせた。べちゃべち
ゃになっている肉ひらを指先でなぞる。

「んっ……はぅ……」

 直葉が甘くすすり泣きするのを聞きながら、和人は指を溝のあたりまで進めた。直葉の
愛液でぬれそぼったそこは和人の指をすんなりと受け入れる。
13和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:28:57.75 ID:CwYf5t+9

 
「ぅう……んっ……指はいってる……」

 第一関節のあたりまで指を進めていると、直葉が泣き出しそうな声で言った。
 そのままかき混ぜるように刺激しつつ、指を一本、増やして入れ内壁をこそぐように動
かした。

「ひゃ、んっ……あう……んっ……んぁっ……」

 指が内壁を刺激するたびに直葉は可愛く鳴く。体格に比べて少し狭いくらいの膣道は、
すでに和人を受け入れる準備を終えていた。

「はぁ……はぁ……お兄ちゃん……ご褒美……」

 快楽にただただ耐えるだけだった直葉の潤んだ瞳が、何かを期待するように和人に向け
られた。
 和人は指を肉壁に当てながら素早く引いて抜き去った。

「んっ――!」

 激しく抜かれた勢いで直葉が体を硬直させた。
 新たに分泌された愛液が勢いよく抜かれた和人の指によって飛び散り、板張りの床に散
らばる。

「お兄ちゃん……お兄ちゃんの……そこ……」

 和人は直葉の言葉に頷きつつ、直葉の腰の位置を調整した。形としては正常位だが、肩
甲骨のあたりまでは壁にもたれかかっている。
 散々痴態を見せつけられ、屹立してしまった性器を和人はズボンを下ろして露出させた。
一度直葉に吸ってもらったのにも関わらず、まるで竹刀のグリップのように太く、たくま
しい性器を直葉の秘処におしつける。亀頭が肉ひらをかき分け、肉扉の入り口をノックす
る。

「うぅ……んっ……かたい……お兄ちゃんの元気すぎるよ……」

 直葉は視線をおろして、和人の亀頭と自分の秘処が接触しているのを確認した。
 その瞬間、直葉の肉扉がわずかにわななき、まだ接触しかしていない和人の亀頭をなで
まわす。とたん、刺激に飢えていた和人の性器はひくっ、と浅く反応した。

「っ……もう締めつけてくるのかよ……スグ。気が早すぎるだろ」
「だって……お兄ちゃんが焦らすから……」

 直葉がわずかに腰をずりおろすと、ちゅく、とさきほどよりほんの数ミリほど挿入がす
すむ。そしてまた、和人の先端をすすりあげるかのように浅く締めつける。

「はぁ……はぁ……はぁ……ちょっと、はいったよ……」

 浅い呼吸を繰り返しながら、同じ要領でずるずると和人のものを自分から受け入れてい
く。
 が、移動するたびに一々先端を刺激され、背筋にはしる快感に和人は耐えきれなかった。

「え? や――!」

 和人は直葉の膝を曲げ脚を抱えながら、ちょうど直葉が腰を進めようとしたタイミング
で腰を大きく突きだした。

 じゅるん――
14和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:29:15.19 ID:CwYf5t+9


「あ、あああ――――!」

 膣道をいきなら割られて、貫かれた直葉は悲鳴をあげる。
 すでに準備ができていた直葉は和人を簡単に受け入れ、奥まで導く。

 奥をつついた瞬間、和人は腰を引き男根を引き抜くと再度腰をたたきつける。
 ぱぁんと、乾いた音が道場に響き渡った。

「うぐ――っ!?」

 二度目の挿入を難なく受け止めた、直葉の表情に驚きの色が浮かぶ。
 自分がもたれかかっている壁をちらりと見たあと、戦慄のまなざしで和人を見た。

「に、逃げられない……いやっ、んっ、あうっ!」

 再びはじまった挿入に、わずかに腰を引く動作がをしたのだがその動きは背中の壁に阻
まれた。直葉の背中と板張りの壁に空間がないので挿入の圧力が逃げないのだ
 和人は直葉のスリットから与えられる快楽に耐えつつ、笑みを浮かべた。

「スグのえっちなところ、見たいからな」
「え、えっちな、ところ……? んっ、んっ、んっ、ひぐっ、ぅう……」
「ああ……おっぱいとかすごい事になってるぞ……」

 和人の激しい突きにあわせて、道着からまろびでたままの双丘をゆさゆさと揺らしてい
る。脚はひざを曲げて抱えあげられているため、和人の挿入は普通に交わるよりも数段深
い。

「あう……んっ……くぅ……お兄ちゃんのばかぁ……」

 前には和人が、後ろには壁が。身動きができない状態で直葉は和人を受け入れ始める。
二人の結合部で、和人が出入りするたびに直葉の愛液が飛び散った。

「ぐっ……んっ、んっ……ふかっ、いよぉ……」

 和人の性器はやや強引に狭めの直葉の中をえぐり、最後に亀頭で子宮口を突きあげる。
和人から与えられる刺激に直葉は全身を身震いさせていった。
 いつもは凛々しく竹刀を握る直葉が快感におぼれて、喘いでいく。整った眉をゆがませ、
目尻に涙をうかべて、首筋から胸元まで真っ赤に紅潮させ交合の快楽を享受する。

「ふぁ……んっ、んっ、あっ、んっ――っ!」

 突きあげるたび悲鳴のボルテージを上げる直葉は、そのたびに和人を強く締めつける。
柔肉が性器を舐めるように締めあげた。和人はもたらされる快楽に一気に高ぶった。

「スグ、俺、もう――!!」

 直葉の体の奥深くを小突きつつ、和人は止めとばかりに腰を大きく押しつけて動いた。
和人の性器の熱と直葉の肉壁の熱が絡みあい、お互いにお互いの弱点を刺激しあう。

「あうっ、んっ、いいよっ――! お兄ちゃんのいっぱいちょうだい――!」

 ずる、と直葉の体が和人に向かって落ちてきた。汗でぬめりを帯びたおしりが滑ったの
だ。

「ああああぁ――!!」
15和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:31:04.82 ID:CwYf5t+9
 意図せず深く貫かれた直葉は悲鳴を上げた。背をあらん限りにそらした直葉は、和人の
性器を締めつけた。

「ぐっ……スグっ――!」
「ああああっ! ひゃぅっ!」

 強く包まれた和人は頭に火花がちるのを感じつつ、直葉の最奥に精液をそそぎ込んだ。

「ふぁ……あつい……あついっ……あかちゃんできちゃう……」

 和人の背筋を凍り付かせるような一言をはなちながら、直葉は和人の精液を受け止めて
いく。

「はぁ……はぁ……お兄ちゃんの……」

 夢遊病者のようにつぶやきながら直葉は和人の性器を強く包む。一滴の精液も逃すまい
と、ぎゅう、ぎゅうと締め付けする。

「はぁ……はぁ……んっ……」
「スグ……」
「む、ぐっ……」

 射精後も与えられる快感に耐えながら、和人は顔を前につきだして、あえぐ直葉の口を
ふさぎじゅるっと吸った。

「はぐ……んっ……お兄ちゃん……」

 直葉は喜々として兄の舌を受け止める。お互いにお互いの口腔を犯しながら、直葉と和
人はつながり続けた。

――――
 大きなタオルで汗や体液をごしごし拭きながら、二人は勝手口から家にはいった。母親
の緑はいつも昼近くまで寝ているので、朝食の用意は直葉と、最近は和人も交互にやって
いる。

「……あたしシャワー浴びてくるね」
「あ……俺、今日は……病院に……」
「……」

 何気なく口にした質問の答えを聞いて、直葉のうき立った気分は少しだけ沈んだ。

「そっか。あの人のお見舞い、行くんだね」
「ああ……それくらいしか俺にできることないしな……」
「今度、あたしも会いに行っても……いいかな?」
「……」

 直葉の言葉に和人は即答をしなかった。できなかった、のかもしれない。

 その無言の意味に直葉は激しく心をかき乱される。まるで胸の中をかきむしられるよう
な感覚に耐えつつ、直葉は――痛々しく、儚い――笑顔を向けた。

「もう……お兄ちゃんとえっちしたいっていったの、あたしだよ? えっちに興味あった
けど、相手もいなかったし……お兄ちゃんはそのための相手なんだからね?」
「スグ……」
「だから、ね……」

 直葉は和人の頬にあわく口づける。ちゅっ、と触れる幼いキス。
 和人はいろいろな感情をない交ぜにしたあいまいな笑みで直葉に言った。

 ああ、きっとアスナも喜ぶよ、と――。
16和人×直葉2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:31:39.36 ID:CwYf5t+9
――――

 シャワーを浴びて自室にもどり、兄が隣の部屋にいないのを壁越しに確認してから、直
葉はぼふっと自分のベットに寝ころんだ。

「んっ……お兄ちゃん……」

 さきほどまで貫かれていた膣が、しんしんと快感の余韻を伝えてくる。直葉は余韻にぶ
るりと体をふるわせながら静かに涙を流した。
 透明なしずく直葉の頬をつたって、ベッドのシーツにしみこんでいく。

「おにいちゃん……っく……大好き……愛してる……えっちだけなんて……やだよぉ…
…」

 和人に淡い恋心を隠すための嘘はいつしか、直葉の心を鋭利な刃物のように傷つけてい
た。
 あくまで性交の相手として――などと兄に思われたくなどなかった。
 相手は和人でなければいやだったし、身も心も全部、和人に捧げたかった。いつも一緒にいてほしかった。
 まだ会ったことのない「アスナ」の顔が脳裏に浮かんで消える。彼女がいなければ、き
っと兄はもどってこなかったはずだ。だから彼女を恨むことなんて直葉にはできない。
 そして彼女が目覚める前に和人に思いを伝えるなど、直葉にはできなかった。

 しかし兄の悲しそうな顔をみるたびに、一瞬でもいいからその感情を消してあげたくな
る。だから、あんな嘘をつかなくてはならなかった。
 SAOにとらえられている間、わずかな反応を求めて和人に口戯を行っていた直葉は、
その行為が兄妹で行われるスキンシップの域をはるかに超えていることを、かなり早く自
覚していた。

 最初に和人と交わった時、和人は過酷なリハビリとアスナが目覚めないことへのストレ
スで精神的にも肉体的にも追いつめられていた。
 見舞いに行くたびに無理に笑う和人を直葉は放っておくことができず、半ば強引に交わ
ってしまったのだ。
 それから直葉と和人はお互いを求めて、性交を行っている。

「っく……お兄ちゃん……愛してる……大好き……」

 枕に口を押さえつけながら、つぶやく。兄とこうなったことには後悔はない。でも、そ
のためについてしまった嘘は、まだ十代半ばの直葉には重すぎた――。
17 ◆T.om8vwXYU :2011/12/06(火) 06:35:41.68 ID:CwYf5t+9
以上です。

三巻の冒頭に直葉の挿絵があったのでやってみました。
当方剣道未経験者のため袴や胴着の脱がし方等、間違っていたら
今後リベンジしますので、教えていただけるとありがたいです。

次回は未定です。

よろしくお願いいたします。
18名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 07:04:03.60 ID:HRyBV5eM
グッジョブ

次も期待
19名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 08:36:51.60 ID:0DGBGBQe
GJ!

よくよく考えると和人ダメな奴だなと思ったww 先が気になるぜ!
20名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 11:53:57.70 ID:GHV3GQ2+
読みごたえ有ってGJでした
正妻が決まってるSAOで他の娘との話をやろうとするとキリトさんにダメ人間臭が漂うのは如何ともしがたいところか
いっそ開き直ってハーレムも有りだと思うけどさ
21名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 12:32:44.86 ID:YjejHBCD
あらためて本編では一切周りに手を出さないキリトさんのパネェっぷりが実感できるな
22名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 20:32:34.10 ID:aMs1AWUW
和人をダメな奴にしない為には
和人の意識が無い状態であったり
無理矢理レイプされるような必要がある

例えば麻痺毒を盛られて動けないキリトに忍び寄るシノンとか
睡眠薬を盛られて気付かないキリトに覆い被さるリズとか

迷宮で罠に掛かって、意識不明の状態のキリトを、誰かが見つけて悪戯心でいじってたらつい、という感じのでもいいな
23名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 20:51:09.41 ID:+LSzNcXE
あとは正妻さん出てくる前にKOする、とかかな。
24名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 23:28:53.50 ID:cGES8mwb
>>17
全体的に文章がすごく上手い。特に袴脱がすあたりの描写が詳細ですげえ燃えた。
あと壁際に追い込むあたりキリトさん策士。
次も盛大に期待します。GJ。
25名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 01:40:32.61 ID:jCgkk2gv
乙でした。上の方も書いてらっしゃいますが…

道着・袴に関してはかなり的確で着用経験がない又は少ないらしい中これだけ書かれたという事が
ちょっと信じられない程の驚きと作者様の情熱を感じています。
具体的には道着の結び目の位置、結び方、道着の長さ、袴を付けたままに脱がせられる道着の範囲とその方法、
袴の外し方の手順について指摘が困難であるほど正確、かつ脱がし方の描写が扇情的、まさにGJでした。
26名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 08:39:47.95 ID:0A5g3gy8
キリトさん何気にアスナ一直線やからな
どっかのK条やY城とかH賀と違って

いや、K条はどっちかというと「決めてない」か
まあとにかくキリトさんはマジで意外に純情ですね
27名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 08:54:51.12 ID:UueVJ5ma
わかったからsageろ
28名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 11:30:32.19 ID:5Y8H0Nga
age
29名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 19:01:47.13 ID:ziFc0sG7
>>22
毒ばっかじゃねえか

ほかにも触手とか触手とかあるだろ他にも
30名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 21:54:09.40 ID:WgvTyTeL
>>17
GJ過ぎる・・・シチュエーションが正にツボでした
やっぱりスグは二次創作書きやすい立ち位置にあるんだろうなぁと思ったり
リズシリカシノン辺りと比べても現実世界で近いのは強みだねぇと
31名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 09:41:02.06 ID:9NdkokjX
しかしキリトさんはいったいシリカと直葉のどこに共通点をみいだしていたのか。

俺シリだと思うんだ
32名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 16:29:52.65 ID:74LnH9tH
苛めたくなるところだな
33名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 17:29:01.31 ID:9dBmFVB8
アスナとスグの3Pってのが見たい
34名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 23:22:41.90 ID:93sbT8EJ
>>31
キリトさんがシリカを初めて視界に収めてから似てる発言するまでの間、
シリカは何をしていたのかというのを考えると何とも言い難い答えが浮かぶ
35名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 23:47:54.13 ID:wDcDaGS+
>>34
……泣き顔か、修羅顔か
36名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 23:58:56.87 ID:93sbT8EJ
でも、大丈夫。そんな真剣なスグが魅力的だって、胸を張って言える。
シリカの方は…実際に見ないことには

そんな修羅後でもサクサク近づけるキリトさんぱねえ
37名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 07:04:55.24 ID:o4ofMyBz
成長期にロクな栄養とれてないシリカさんのおっぱいはちんまい・・・
38名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 10:49:13.10 ID:dV394EhG
465 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/12/09(金) 10:44:21.76 ID:tHDeZE7g
マジだったか
http://dengekiya.com/p/4942330050880/

<収録エピソード>
●第一話 『ハルユキの災難』(書き下ろし脚本)
ある日、ハルユキが朝起きると、色んな女の子から続々とメールが!? 彼女たち曰く、ハルユキと一緒にやりたいことがあるということで……。西へ東へ、『AW』ヒロインズに翻弄されながらも奮闘するハルユキの華麗なる一日!

●第二話 『キリトの受難』(書き下ろし脚本)
ユイのいたずらで、色んな女の子とデートの約束をブッキングしてしまったキリト! ≪最速の剣士≫と謳われている彼だが、このハードなクエストからは無事帰還できるのか……! 『SAO』ヒロインズによるキリト争奪戦(誇張有り)の行方は……!?

●第三話 『バーサス』(電撃文庫『アクセル・ワールド10』収録)
ハルユキはブレインバースト内で、黒い剣士の姿をしたアバターと出会う。仮想デスクトップには、≪KIRITO≫という表記があり……。次元の壁を越えて、二人の主人公が激突する!

●スペシャル 『AW』&『SAO』キャストトーク集
ドラマCDを収録したキャスト陣によるコメントやトークを収録!

<CAST>
『アクセル・ワールド』
ハルユキ:梶 裕貴
黒雪姫:三澤紗千香
チユリ:豊崎愛生
ほか

『ソードアート・オンライン』
キリト:松岡禎丞
アスナ:戸松 遥
リーファ:竹達彩奈
ユイ:伊藤かな恵
ほか

39名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 10:59:23.66 ID:YAQbvoVa
これはハルキリの忙しい性活を妄想せよとのお達しか
40名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 11:39:30.48 ID:o4ofMyBz
本スレで言ってたけど、SAOのはあれか。電撃ったーのあれか。

リズがシリぶったたかれるやつ
41名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 11:58:46.15 ID:YAQbvoVa
何度見ても秀逸なこれかw

489 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 02:22:29.42 ID:td1wdmhq
<Klein> どうなってんじゃキリトー!
RT @lizbeth あたしも今日あいつとケーキバイキング行ったぞ!? RT @silica え…私、キリトさんに宿題見て貰ったんですが…
RT @leafa あれっ あたしもお兄ちゃんとジョギングしたよ? RT @asuna 今日はキリト君と買い物に行きました

これが

<Klein> どうなってんじゃキリトー!
RT @lizbeth あたしも今日あいつに尻をスパンキングされたぞ!? RT @silica え…私、キリトさんに調教して貰ったんですが…
RT @leafa あれっ あたしもお兄ちゃんとエンジョイしたよ? RT @asuna 今日はキリト君といっぱいHしました

こうなっても驚かない
42名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 12:35:43.74 ID:o4ofMyBz
何度見てもリズの扱いがひでぇw
43名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 21:17:46.79 ID:dV394EhG
本スレより

741 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/12/09(金) 20:55:04.69 ID:GbTQrwvd
アクセルワールドやばいなwww
ttp://img521.imageshack.us/img521/7770/dscf4494.jpg
ttp://img847.imageshack.us/img847/1237/dscf4493l.jpg

44名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 21:52:17.95 ID:y4uVTR8+
>>43
アスナかわえぇ
45名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 22:35:59.81 ID:mQh/M22/
シリカが! シリカが見切れてるよ!
46名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 22:58:39.95 ID:jx4AL3Lx
さながら身長が小さすぎて見切れた枠に入らなかったみたいな状態に
47名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:01:22.17 ID:0D6j+2g9
肉丸くん久々に見たな
48名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:17:21.88 ID:mQh/M22/
どうせやるなら、全員の手鏡前アバターを見てみたいな
49 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:08:13.35 ID:/+1JVmpC
お世話になります。


SS投下します。
下記注意書きお読みください。

・キリト×シリカ 座位、キリト×シリカ 側位
・SAO時代
・前スレ>>926の続きです

NGは「シリカ×キリト2◆T.om8vwXYU」でおねがいします。
50シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:10:40.74 ID:/+1JVmpC
 思えばSAOにとらわれてから、これほど誰かと密着したことはなかったかもしれない。
 最後に人の温もりに触れたのはいつのことだったのか、もはや検討もつかないくらい昔の出来事なの
は確かだ。うん。
 獣耳としっぽをはやしたシリカの肩を抱きしめる。肩は薄くて華奢で、強く抱くと壊れてしまいそうだった。

「はう……」

 シリカは耳元で幸せそうに息をはいた。俺の頬に頬をすりあわせてくる。
 寒さは依然として、俺の体を蝕んでくるがこの甘い時間をもうしばらく味わっていたかった。
 シリカのしっぽもゆらゆら、くねくね、揺れている。

 クエストを受けたのがシリカで良かった。これが俺やクライン、エギルあたりが受領したクエストならどうだったろう。

 あのエギルの禿頭に三角形の――
 空恐ろしい。
 俺は、ぶんぶんと頭をふるって想像を追い払う。
 危うく頭の中に猫耳、腰から尻尾を生やしたエギルとクラインが、頭の中にポップするところだった。
 セルフPTSDを生み出してしまうところだった俺は、気を取り直して、抱き合ったままのシリカに言った。

「なあ、シリカ……さっきから気になってるんだけどさ」
「はい?」

 シリカが愛らしく首をかしげる、と同時に彼女の背中のあたりで「?」のマークのように、尻尾が揺らいだ。
 だから、俺は聞かずにはいられなかった。

 ねえ、しっぽってどんなかんじ? と。

「その尻尾って感覚あるの? 人間に無い器官はどんな感覚するものなんだ?」
「――っ!」

 俺がそう聞いた瞬間、シリカの顔がこわばった。
 いきなりおびえた表情をするシリカの耳に触れる。俺はさきほどからのやりとりでシリカの弱点がこれだと気づいていた。
 今のシリカにとんでもなく効果的だとわかっていたので、今度は生え際のあたりを人差し指と親指でつまんでみる。先端よりは硬めの、むに、と不思議な弾力が指に伝わった。

「にゃ、ちょっ……キリトさんっ、遊んでませんか……」

片目をつぶって恥ずかしがるシリカにかまわず、俺は耳をもてあそんだ。いくらいじり回しても、ぴんと戻る耳。耳を包む産毛に親指と人差し指が滑って気持ちいい。それはシルクを指先でもてあそぶ感触に似ていて、正直ずっと触れていたい。

「んっ……それで……しっぽの感覚ですか……?」
「え? あ、そうそう。しっぽの感覚」

 シリカの言葉に俺は我に返る。
 つい獣耳に夢中になっていた俺は、危うく本題を忘れるところだった。

「体の……芯の部分ですか? その、神経を揺さぶられる感覚というか……とにかく変な感じがします」

 俺は好奇心を大いに揺さぶられた。

「へえ。尾てい骨の延長線上の感覚か」
「……たぶん、ですけど。さわられると……背骨がびくびくします」
「ほう……」

 そこで俺は改めてこのクエストの特異性を意識した。
 たかだかクエストでこの手のこみようはいったいなになのか。
 疑問が口をつく。
51シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:11:30.00 ID:/+1JVmpC
「もしかして種族追加のキークエストとか……いや、ないか」
「種族追加?」
「ああ、たまにあるんだよ。アップデートで種族追加とか、職業追加とか」
「……そういえば、変なクエストが多いですよね……。この間チェーンソーを振り回す仮
面オーガー倒してきましたよ。ほかにも――」

 シリカがSAO七不思議を話し始めた。やはり、というかなんというかこの手の娯楽に
関する話題は、俺よりも相当に豊富だ。
 ボリュームゾーンの中層に位置するプレイヤー全体にいえることだが、比較的緩やかに
ながれる日々を、レベルやスキルとは別の部分で楽しもうとする彼らは娯楽や遊興の発見
に余念がない。それらは生活を彩り、便利にするものだ。だから俺たちとは別のベクトル
で彼らはSAOを攻略していると言っていい。
 ――出会えばボス攻略の話やら、迷宮区のマップデータの話になりがちな俺たち攻略組
とは、あきらかに話の幅が違う。

 だが――。熱心に話をしてくれるシリカには非常に申し訳ないのだが。俺の注意はシリ
カのしっぽに向けられていた。左右にくねるその尻尾は、「上機嫌ですっ!」と全力で自
己主張する。
 独自の感情表現エンジンが搭載されているのではないかと疑ってしまうほど自然に、シ
リカの表情とシンクロするしっぽ。
 
 気がつくと俺はその尻尾を掴んでいた。

「ひやぁっ――!」

 シリカは悲鳴を上げて飛び上がった。体のみならず、獣耳までピンっと立たせて、驚愕
を具現化する。ついでにというか、俺を受け止めたままの柔肉もきゅっと淡く締まった。

 握り心地のよい太さのしっぽには驚いたことに、芯の部分にコリコリとした骨の感覚が
あった。しかもちゃんと体温まで感じる。大した再現度だった。猫を飼った経験はないが、
家の近所の愛猫家に猫をさわらせてもらったことがあった。そのときに触れたしっぽと同
じだ。これは猫のしっぽだ。
 
「ひ、や、あぁ――やっ――、やっ――だめっ――、だめ、ですっ――」

 俺が、にぎにぎ、するたびにシリカが細かく震えながら悲鳴をあげた。シリカの中には
いったままの性器を膣道がぎゅうぎゅう、締めつける。先ほど暖めてもらってた時とくら
べて、半分程度の堅さしかもっていなかった性器が刺激に反応して徐々に硬くなる。
 俺はシリカの体を抱え直しつつ、しっぽへの愛撫? を続行した。耳と同色の明るいオ
レンジに近いしっぽを緩く握って上下にさする。
 
「にっ、やっ、ぁぁ!!」

 シリカはぞくぞくと体を震わせた。小さい子供がいやいやする仕草で、いつの間にか俺
の胸においていた両手をつっぱろうとする。だけど魅力的なさわり心地をほこる尻尾に夢
中な俺は、「腕力」にものを言わせてシリカの背を片手で押さえる。

 中途半端な位置で止められた手をしっぽの根本にまでおろして再び握る。

「や、やめ――っ!」

 シリカの要求を蹴って、根本から先端へ向けてずるっと手のひらをすべらせる。 

「いやぁ――っ!」
52シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:12:23.10 ID:/+1JVmpC
 根本から先端までを余すところなく刺激されたシリカは、俺に抱きつきながらびくん、
びくんと体をふるわせる。
 シリカの中は温かくて気持ちいい。しっぽをせめる度に、なにか別の生き物のようにう
ごめいて俺をせめ立てた。

「ひっ、はう……ひゃあ……うぅ……ひ……」

 俺は負けじとシリカのしっぽをにぎにぎしたり、さすったりする作業を継続する。

 握りしめる度にあげていた悲鳴に、甘みがまじりはじめていた。

 俺はシリカの腰をだきかかえて、少し体を浮かした。
 いままでシリカの中にうまっていた俺の性器の根本が出てくる。いままで投げ出してい
た脚をあぐらになおして、シリカに言う。

「シリカ……俺の肩につかまって」
「え……はいっ」

 素直に従うシリカの腕が俺の首に抱きしめる。
 シリカのぷっくりした腹部と淡くなだらかに膨らんだ乳房が密着する。

 シリカの武器は腕力要求値が低い短剣系だからそれほど腕力を強化していない。だが、
最低限のシステムアシストで自分の体重くらいは支えることができるはずだ。

 逆に腕力値に余裕のある俺は現実世界では不可能な数々の無茶ができる。いくらシリカ
が軽いとはいえ、細腕一本で体を支えるなど現実には不可能だ。だが、腕力補正はそれを
いとも簡単に実現させてくれる。それでなにをしたいかといえば――。

 俺は左手一本でシリカを支えつつ、再び右手でしっぽをゆるめに掴んだ。

「ま、またっ!」

 ぎゅうっと膣道が絞られた瞬間、俺はシリカの体をおろした。
 ずぼっとさらに狭くなっている膣道を性器の先端がこそいでいく。

「えっ――、ひっ、はう――っ!」

 重力によってシリカの体が落ちる。俺の性器がせまくなっていた膣道を亀頭で割り込ん
だ。
 耳元でシリカの悲鳴が聞こえる。
 ずるっと滑りながら食い込んだ男根の先端が刺激を受けて危うく二度目を吐き出してし
まいそうになった。

「はうぅ……はうっ……いま……キリトさんっ!」

 シリカが俺から体をはなして抗議の声をあげる。でも大して迫力がない。愛らしいくち
びるをとがらせる様は、すでに愛玩動物然とした愛嬌があるせいだ。
 俺は無言でもう一度シリカの体を浮かべた。

「んっ……またっ……」 

 今度こそ俺の意図を理解したシリカが体をこわばらせる。だが、それだけだった。もう
一度おずおずと俺の首に手をまわしてくる。

「いくよ……シリカ」

 耳元につぶやいてから、片手でしっぽを握りしめ、シリカの体を落とす。
53シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:12:52.07 ID:/+1JVmpC
「はうぅ――!」

 最初より控えめの悲鳴をあげながら俺を受け入れていく。不思議な感覚だった。
 シリカの中は狭すぎるくらいなのに、亀頭はいとも簡単に奥底まで達する。俺が吐き出
した精液とシリカの分泌液が潤滑油として機能しているせいだ。
 暖かく湿ったそこの感触は、自分でしたときとは比べものにならないくらいの快感を与
えてきた。
 癖になってしまいそうなほどの刺激を味わうべく、俺は何度もそれをくりかえした。

「はうっ、あうっ、うぅっ!」

 シリカの声のトーンがあがっていく。と同時にシリカが体を揺すりはじめた。

「シリカ……」

 俺はシリカの腰に触れているだけで全く力をいれていない。シリカがしっぽを握られる
タイミングに併せて動いているのだ。俺の首に抱きついて、離れる。それを繰り返し、器
用に体を上下させる。
 シリカを抱え上げる必要がなくなり手持ちぶさたになった手でシリカの耳をなでる。

「はぁ、はぁ、うぅん、ひゃう――、く、くすぐったいですっ!」

 いいながらも、シリカは体の動きを止めない。俺とシリカの結合部からはぐちゅ、ぐち
ゅと小気味のいい音がリズムカルに響いていた。 

「あ、ああ……キリト、さんっ――!」

 大きな手のひらで握るように強く――、シリカが俺の性器を締め上げる。

「ひゃ、はっ、はぁっ、はぁ……はぁっ、んっ――!」

 腿に乗っかっているシリカの脚が激しくふるえて俺の首に手をかけたまま、背中を弓な
りにそらす。

「はぁ……はぁ……」

 そのまま後ろに倒れそうになるシリカをあわてて支える。うすく見開かれた目はうつろ
で、星が瞬いていた。しっぽと挿入の刺激で上り詰めてしまったシリカを抱き寄せる。シ
リカは両腕としっぽをだらん、と脱力させた。ぴんと張っていた耳も力をなくして前にパ
タっ、と倒れてる。
 気をやる、という言葉は後で知ったけれどもいまのシリカはまさにそんな様子だった。
 閉じられた桜色の唇がふるえ、わずかにまぶたを持ち上げる瞳の端から涙が一筋流れて
いく。幼い顔に似合わない、強烈な色気を宿した表情に俺はすっかり当てられた。

 俺は握りしめていたしっぽをシリカの口元に近づけた。そのまま――
 
 しっぽの先端をくわえさせた。

「むぎゅっ――!?」

 あわててしっぽを口から抜こうとするシリカのお尻を俺は両手で掴んだ。想像以上にや
わらかく、ちょうど俺の手のひらに収まるくらいの――実際には若干持て余し気味――お
尻をもんでいるとシリカが身じろぎした。

「はぎゅ……んっ……ひ、ひりとひゃん……ま、まだっ、ひゃう……」

 しっぽの先をくわえたままのシリカがもごもご言う。だがその口を動かす動作だけでも
しっぽを噛むなり、舐めるなりして、感じてしまうらしく一言しゃべるごとに性器に向か
ってシリカの柔肉が迫ってくる。
54シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:13:42.19 ID:/+1JVmpC
「はずかひぃ……でひゅ……むぐぅ――――!」

 俺はシリカのおしりを強く掴んでぐっと持ち上げた。雁首のあたりまで俺の性器が露出
する。  
 シリカが目の端に涙をいっぱいに溜め、いやいやと首をふるった。だが口にはまってい
るしっぽも動いてしまい、んんっとくぐもった声を上げる。そのとたんに膣道が縮まって、
亀頭を舐めあげる。
 頭の奥に白い電撃がはしる。なんどかの刺激で俺の性器は暴発寸前だった。

「シリカ……いくよ……」
「……ひゃう……きりと、ひゃん……」

 シリカの頬に口づけした後、脱力したままのシリカを揺さぶるべく、手のひらに力を入
れた。

 お尻をしっかりと握りしめてぐっ、と引きつけて、離す。ただただそれをくりかえした。
今度は俺がシリカの膣道を舐め回すようにぐりぐり、先端を動かす。

「ひゃうっ……んっ……あうぅ、んっ――っ!」

 シリカの嬌声がとろけるように甘く、せつない。
 そろそろ限界だった。
 せめてシリカが気持ち良くなるようにと、反応がよさそうな部分に性器をすりつける。
入り口から少し離れたざらざらしたそこに先端をすりつけた。

「ふぐっ! ふあっ……ふっ、ああぁ!」

 ぶほっ、とシリカの口からしっぽが抜けた。
 ただでさえ狭いそこをごりごりと広げて、ただただ達するためだけにシリカを揺らした。
 ずるり、ずるりと、内壁から湧出する潤滑液をずり取るようにシリカの小さな膣道を上
下左右に蹂躙する。

「ふぁっ、んっ、んっ、んんっ!」
「ぐ――シリカぁっ!」

 握っていたお尻を思い切り引きつけた。ずぼぉ、と音がしそうなほど深く、深く、シリ
カを突き刺す。
 俺の意思とは無関係に性器が熱いしぶきを発射する。

「あ、あああ――! はがっ……んっ……あつっ……」

 目をぎゅうっとつぶり、口を閉じるのも忘れたシリカの口腔に舌先を突っ込む。

「むぐっ……んっ、じゅる……」

 体の中で吐き出される衝撃に揺れるシリカが愛おしくて仕方がなかった。
 シリカの上の口も、下の口も、等しく味わいながら、俺はしばらく頭をばちばちと焼く
快感に身をゆだねていた。

55シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:14:09.66 ID:/+1JVmpC
――――
「キリトさんの……いっぱいです……」

 しばらく呆然としていた俺はシリカの言葉でゆっくりと意識を取り戻した。
 シリカが下腹部の、おそらく性器の先端がある部分に両手を当てて言う。なまめかしい
その仕草に、現実世界に残してきたはずの心臓がバクつく。

「まだ、びくびくしてる……」
「量としてはどうなんだろうな、これ……」
「……そもそもふつうの量がわからないです」

 最初にシリカに中だししてから、まだ一度も性器を引き抜いていないのでどれだけの量
をシリカにそそぎ込んだか俺にもわからなくなっていた。

 それを伝えようとしたまさにその時、ぱたぱたというサウンドエフェクトが洞窟の奥か
ら聞こえた。
 俺はおもわずシェラフの横に寝かせていた片手剣を鞘ぐるみに握りしめた。

 シリカもすぐに音の発生源に耳を向けた。ぴんっ、と耳がおき立った。
 だが俺たちの警戒はすぐにとけた。

「ピナっ!」

 燃える薪が産む光源に照らされて、いままで俺たちのそばにいたはずのピナが羽音を洞
窟に響かせて現れた。
 口になにかをくわえてる。
 ピナはきゅっ、と一声なくとシェラフの隣に四肢をつけてお座りした。
 くわえていたアイテムをシリカが手にとり、アイテム名をしらべて、歓喜の声をあげた。
 
「ぴ、ピナっ! それもしかしてこれ、クエストの要求アイテム……?」

 こくこくと頷くピナ。
 俺は肩をなで下ろした。
 そこで、はて、勝手にクエストアイテムを入手してくるテイム・モンスターなんていた
だろうかと首を傾げていると。

 ピナと目があった。羽毛に包まれたドラゴンの瞳にはなんだかそこしれない――たとえ
ば嫉妬、もしくは恨みの情が暗く輝いてる気がして、俺はあわてて目をそらした。
 これ以上見ていたくなかった。いや、これ以上見てはいけない気がした。

 でもまあ――これでクエストをクリアできる。この極寒ダンジョンから脱出できる。
 これで一件落着のはずなのに、俺の心になにか暗いものが沈殿した。
 体の渇望だけじゃない。抱き合っているシリカから与えられる体温は、体にしみこむだ
けでなく、心にも染み渡っていた。

 でも口でその寂しさや愛しさを表現できる気がしなかった。たぶんオフラインでもオン
ラインでも、それは同じだろうから――。
 俺は行為で示すことにした。

 くちゅ、と。つながったままの男根を緩く動かした。

「はう……?」

 目的はすでに達したのだから、こうしている必要はない。シリカはほんの数秒、首をか
しげていたが――。
 すぐに顔をほころばせた。いままで一度も見たことのない最高の笑顔を浮かべながら、
ぶつかるように俺に抱きついてきた。
 もう言葉を使う必要もないくらい、俺とシリカは本当の意味でつながっていた。
56シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:14:39.93 ID:/+1JVmpC
――――

 このまま仰向けで寝かせてしまうとしっぽがシェラフとシリカの体に挟まってしまう。
 どうしようかと一瞬考えて、結局最初に浮かんだ一案を実行することにした。
 そのまえに邪魔になりそうなシリカの髪留めを取りさる。ツインテールにまとめられて
いた髪が解かれて、さらりと鎖骨のあたりにかかった。
 普段の幼い印象が一変する。流れてきた髪がまだまだ幼い顔に少しだけ影をつくった。
 顔に陰影の出来たせいか、子供っぽさを助長していた丸い頬が隠れて少しだけ年齢を底
上げしている。いままでアップにしていたので気がつかなかったが、シリカ髪は意外に長
い。真っ白な胸元に夕焼け色の明るい彩りが添えられて、色っぽかった。

「あ……」
「こうすると、ちょっと大人っぽいかもな」
「……ふだん子供っぽいってことですか?」

 ぷうっとむくれるシリカに女の子って難しいな、と感じる。
 初めてだきあってからずっといれっぱなしになっていた性器を抜いた。

 んっ、うめいたあとシリカは俺にされるがまま、シェラフの上に左肩を下にし、体を横
たえた。これならしっぽが下敷きにならない。
 ならない、けど。
 ずっと体を引きつけあっていたせいで、いままで見えなかった部分が目に入ってきた。

 ちろちろと燃える薪の明かりに照らされて汗にぬれた小柄な体の全体が見える。
 シリカが不安げに俺を見上げてくる。しっぽと獣耳のせいでそんな仕草が主人の顔色を
うかがう子猫のようにしとやかだった。

 その上そろえた両足の付け根の部分は、先ほど俺が存分に味わった膣道の入り口がある。
 生まれて初めて直接見る女性器のスリットからは白い液体が一筋、重力に従って流れ出
ていた。そしておもらししたかのように、お尻全体が濡れているのは――いわずもがなさ
っきまでの激しい性交の後だろう。
 自分がやらかしたことの重大さに背筋が改まる。
 いくら体がポリゴンでできているとはいえ、SAOのサービス初日からシリカの体は、
「シリカ」だ。まだ本名もしらない彼女の初めてを奪ったのだ。

「キリトさん……」

 急に黙った俺の名前を不安そうに呼ぶ、シリカになんでもない、と言った後シリカの脚
の片方、彼女の右脚を抱え上げた。
 そして露わになったスリットに自分の性器を突きつける。
 入り口を見つけるのに多少手間取りながらも、亀頭をずるずるとシリカにさしこんでい
った。

「あう……んっ……んんっ――」

 腰を進める合間に、人差し指でシリカの唇をなぞる。
 唇ってこんなに柔らかいものなのかと少々感動していると、シリカが舌で指先を舐めて
きた。ちろちろとじゃれついてくる舌の感触を指で味わう。
 空いた片手でシリカの背中をさする。尻尾と同じ、人肌の温かさが伝わってくる。汗で
湿ったなめらかな肌の感触も。

「ちゅ……んっ、やさしいです……キリトさんの指……」
「さっきからやさしくしてるつもりなんだけど……」
「だってキリトさん、まだ二回目だったのに……あんなに激しく……しかも、敏感な時に
……しっぽまで……くわえさせて……」
「きょ、許可はとっただろ」

 シリカはそこで淡くわらって、俺の手を両手で握りしめた。
57シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:15:04.96 ID:/+1JVmpC
「冗談です。すごく……気持ちよかったです」
「……」

 そこまでいって、急に恥ずかしくなったのかシリカが顔を伏せた。三角形の獣耳は本物
の耳のように、赤くなったりしないものの、ぴくぴくと落ち着きなく動いた。ある意味も
のすごく不便だ、この耳。

 やさしく、というオーダーがでたので、なるべくゆっくりと性器を動かした。深呼吸の
ように、大きく抜いて、深く挿す――。
 
「んっ……んっ……やさしい……です……当たってるところが違ってます……」

 シリカのしっぽが重力に逆らって淡く揺れている。
 ――やっぱり便利かもしれない。
 
 俺はそんな風に挿入を続けながら、シリカの体をなでまわした。
 左手で背中をさすり、右手はちょうどおなかのあたりを円の動きでなで回す。ときおり
おへそのあたりをくすぐったりしてみた。

「は……んっ……んっ……ちょっとくすぐったいです……うぅ……最初からこうしてもら
うんでした……」
「激しいの嫌か?」
「そんなことはないですよ……でも、こうやって優しいのも……好きです」
「そっ……か」

 シリカが満足してくれるなら、俺もうれしい。
 しばらくこのまま、のんびりとえっちするのも悪くないな、と思った瞬間だった。揺れ
ていたしっぽが動きをとめる。
 
「あの……ところでキリトさん……まだ、さわってもらって無いところがあるんですが…
…」
「……胸?」

 シリカがこくん、と頷いた。

「……」

 俺は激しく動揺した。
 洗濯板――よりは少しましだけど「膨らんでいる」という表現をするにはあまりにもな
だらかなそこに、どう触れればいいのかまるでわからない。

「えっとさ……触ると……痛そうだよ?」
「つ、強くしないでくれれば、大丈夫ですよ」
「でもさー」

 煮えない返事をする俺。どうしたものかと、おもわず乳房を凝視してしまう。
 唇よりは少し色の淡い、俺の親指の腹で隠れてしまうくらいの大きさの乳輪。その上に
米粒大の乳首が乗っていた。

「……?」

 俺の視線を追って、シリカが自分の胸元に視線をおとした。

「!」

 俺が手をださない理由に気がついたのか、シリカはなんだか泣き出す一歩手前の表情で
猛然と反論してきた。
58シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:15:39.79 ID:/+1JVmpC
「だ、だって二年前ですよ……このアバターできたの……十三歳ならふつうです! きっ
と現実世界ではちゃんと膨らんでます!」

 ぷいっとあさっての方向を向くシリカ。
 すねた様子のシリカのリクエストに答えて俺は指先をそこに向けた。
 つぷっ、とまだつぼみともいえない、わずかな突起に指をひっかける。
 
「んっ……」

 シリカはそっぽを向けていた顔を俺に向けなおした。ゲンキンだなーとか思いつつ、指
先でそこを押す――。いや、撫でる。
 わずかな抵抗があるだけなのであまり強く触れると痛そうなので、あくまでやさしく触
れ続ける。

「んっ……キリトさん……さわり方がやらしいぃ……」
「さわってって言ったのシリカだろ!」

 微妙にこりこりしたそこをいじり回す。おしおきも兼ねて。

「ああ……んっ、ひぃ……ぁああぅっ! んっ」
 
 シリカがシェラフの布をぎゅうっと握りしめた。そういえばどこかで小さいと小さいで
感じやすいと聴いたことがある。
 身じろぎするシリカは、かわいい。
 そんな小さな仕草が可愛くてしかたない。
 俺はそのまま動きをとめずに高ぶるままに腰をシリカに押しつけた。

 じゅぷりゅ。

「んっ……ああ……あ……」

 最初よりは挿入が浅いかもしれないが、シリカはちゃんと感じてくれている。肌がぶつ
かり合う乾いた音に加えて、シリカの嬌声が洞窟に響きわたった。
 体勢が体勢なので、シリカのお尻にあたって深くは突き刺せない。でも十分だった。シ
リカの膣道がこそいで、包むような刺激に夢中になる。

 俺の太股とシリカのお尻の肌がぶつかり合い洞窟に盛大に音を響かせる。
 すでに二回ぶちまけているそこから、抜き挿しする度に白い粘液が飛び散ってシェラフ
の表面を汚す。

「ふぁっ、んっ、んっ……んあっ……キリトさん……もう――!」

 胸を触られているのがよほど心地よかったのか、シリカが早々と上り詰める。
 もっとも、俺もそれほど状況が変わらない。亀頭に絡んでくる柔肉はとつとつと限界を
促してくる。

「んっ……俺ももう限界だよ……」
「はぁっ、はぁっ、うぅっ、んっ、いやっ、いっちゃいますっ! キリトさんっ!」

 なにかを期待する、シリカの視線に答えて。
 俺はシリカのしっぽを全力に握りしめた。

「ああああああっ――!」

 俺がしっぽを握りしめるのと同時に、シリカが達した。
 同時にシリカの膣道に万力のような強い力で促され、俺もすぐに吐き出してしまう。
 どぷっ! どぷっ! どぷっ! どぷっ!
59シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:16:11.05 ID:/+1JVmpC
「ひ、あ、ああ……あ……」

 射精のタイミングと同期してあえぐシリカを見つめる。きゅっと閉じた唇とまつげをふ
るわせるシリカの艶姿と三度目の射精感に酔いしれ、シリカに全部をそそぎ込んでいく。
 注ぎ込むのにあわせて亀頭がシリカの中で暴れる。シリカはそのたびに可愛く反応して
くれていた。

「くは……んっ……んぅ……」

 体を何度か震わせたシリカは、シェラフの上にぐったりと横たわった。

「お、おい。シリカ」

 あまりにも脱力するのであわててシリカの顔を見る。
 最初に俺のベッドで寝入ったときのように安らかな寝顔のシリカの表情に俺は胸をなで
下ろした。
 すぐにすうすう、と規則正しい寝息が聴こえてくる。
 これだけ無茶すればそうなるよなぁ、と頬を緩ませていると――なにかの視線を感じた。

 視線を向ける。

 シェラフの近くで待機していたピナが、半目で俺のことをにらんでいる。

 無茶した俺を諌めるようなその視線に頬をかきながら、気を失ってしまったシリカを抱
えて一つのシェラフにもぐりこんだ。
 クエストクリアしたらきっとなくなってしまう耳としっぽに触れながら、温かいシリカ
を抱きしめる。きっと猫を抱きながら布団の中にはいったらこんな感じなのだろう。
 むにゃ、とシリカがつぶやいた。

「にゃ……キリトさん……大好きです……」

60シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:16:54.49 ID:/+1JVmpC
――――

 第七十五層のボス攻略が終わった。
 俺は疲れ切った頭をぶらさげながら第三十五層主街区の宿屋に向かい、チーズケーキを
購入する。ケーキをインベントリに格納した後、ねぐらに向かう。
 まだまだマイホームを購入するには資金が足りず、一月ごとに一括して宿泊費をはらっ
ている状態だが、いずれはどこかに家を購入したいと思っている。
 どこかいい物件はないか……などと半年前には考えつかなかった思考をしながら、いそ
いそと階段をあがった。
 廊下の三番目の角部屋がいまの俺のねぐらだ。角部屋なので意外と広め、かつ家賃は
リーズナブル。階段から続く廊下をきっちり二十歩ほど歩き、もう何度ノックしたかわか
らない木目調の扉をノックする。
 はい、という声に続いて。扉が開く。

「あ、おかえりなさい。キリトさん」
「あ……た、ただいま」
「もう。いい加減に慣れてくださいよー」

 ころころと明るい声。肩から赤茶の、毛糸を編み込んだポンチョをはおったシリカがい
た。
 シリカは癖のない夕焼け色の髪を肩口にたらし、おかえりと言われるのにどうしてもな
れない俺の手をとる。
 冬場の空気で冷え切っていた手に、彼女の小さい手が絡む。

「冷たい……。早く入ってください! 風邪ひいちゃいますよ」
「風邪って……そんなバットステータスないよ」
「むう。ダンジョンで動けなくなっても、もう暖めてあげませんよ」
「……それは勘弁」

 俺はぐいぐい引っ張られる。暖炉の火がちろちろと部屋の奥で燃えているので、暖かい。

 今日のボス攻略もつらかった。死者も多数出ている。残りの二十五層をどう犠牲者なく
戦っていくかが、これがこれから先の課題となってくるかもしれない。
 でも俺はクリアをあきらめていない。いままで以上にゲームクリアに執着するようにな
ったのは、やはりシリカの影響も大きい。何とかして彼女を無事に元の現実へ返したい、
と切実に思うようになっていた。
 今の俺はアバターとしてのシリカだけでなく、現実世界の彼女とも一緒に歩んでみたい
と切望している。
 ただ、戦いの余韻を部屋にはいる前に消しておきたくて。だから、ぐいぐい引っ張って
くるシリカの手をぎゅうっと握り返した。

「えっ? キリトさん……?」

 首をかしげる彼女に笑みを返して、言う。

「いや、なんでもないよ。ちょっとこのまま」
「……はい」

 シリカは握られるまま、俺を見つめてくる。いつかシリカの本物の手を握ろうと心に誓
って――。俺は部屋に一歩踏み込んだ。

61シリカ×キリト2 ◆T.om8vwXYU :2011/12/10(土) 00:20:45.42 ID:/+1JVmpC

以上です。
うまくシチュとして機能していたら幸いです。これ以上続きません。


一レス目、改行をミスしました。申し訳ない。

ラストは蛇足めいてますが、せっかくSAOで獣耳&しっぽをやったので書いてみました。
あと猫アレルギーのため猫触ったことありません。手触り等は想像です。アドバイスいた
だければ幸いです。

前作に関しては感想を見て安心しました。ありがとうございます。
ただ、どうも心情を書くのが苦手でキリトが嫌なやつになってしまいがちです。力不足です。

ちなみに投下直前に本スレで「剣道着でも下着つけるよ」と言われてから、あわてて「下
着を脱がす」を1KBほど書き、その後「祖父のいいつけで〜」の一文を思いついたので1KB
消しました。間違いなく剣道未経験者です。


次回未定です。

よろしくお願いします。
62名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 00:37:32.26 ID:aJKpWZFp
GJ!
シチュが理想的に結実してると思う、IFならではのエピローグも良かった

前作については…本編と多少違う積極的でキリトが見れるのもここならではかと
個人的にはあのようなパターンはエロパロとしては結構好き

下着に関してはいい一文を思いつかれた一言に尽きる
63名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 01:39:29.40 ID:O465xh54
いやあ素晴らしい
エロいうえにシリカENDまで書いてくれるとは

前作については嫌な奴って感じはしなかったけどね
64名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 11:49:34.53 ID:yD1vx6wt
シリカの年齢ちがくね?
65名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 12:19:17.51 ID:uhKzOve7
いや合ってね?
66名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 05:24:18.10 ID:JjHLHs1Q
あべしのスグの胸へのこだわりがすげえ
67名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 18:21:30.54 ID:epFwoXta
直葉「おでんじゃないもん……おっぱいだもん……」
68名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 21:59:28.05 ID:CHoAi5+l
Web版ではアスナと同じくらいのサイズだったはずなのに、どうしてあんなに大きくなったんだろう
69名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 22:11:18.67 ID:chGrTy4v
確かあべしたんが提案した
イラスト担当としてはキャラの差別化って大事よね
70名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 22:15:35.04 ID:iCj4nhAz
ラフで提案する時は少々抑えめにしてOKもらって、いざ描いた時には増量するという頭脳プレイだったらしい
71名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 04:51:31.94 ID:1MwogtF2
あんなんで剣道やったら凶器だよな
プルンプルンだぜ?
72名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 05:56:25.26 ID:C6beDHVO
>>71
いや胴着をなめちゃいかんぜ
ぎしぎしぎっしぎしで・・・なんか締め付けてるほうが開放感エロスの心棒たまらんちゅー気が
73名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 11:41:57.64 ID:1MwogtF2
保管庫の話って決着ついたっけ?
74名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 20:46:38.96 ID:aNrRuNkv
忘年会で我を忘れてしまったキリトさん。
どうやら寝ぼけてヒロイン全員と関係をもってしまったどころか、結婚の約束をしてしまっていた!
ぞくぞくと結婚の約束はどうなったのとつめかけるヒロインたち。
キリトさんはヒロイン同士にバレないよう、新婚生活を始めるキリトさんだったが、ヒロインたちの要求はエスカレートしていって……?

コミック上で屈指の人気を誇った六股編、開幕!!
75名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 20:51:09.63 ID:dxvqjyXT
>>74
いや。実は加速世界ではめられて一定期間ハーレム作っていたし>キリトさん
76名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 21:38:01.70 ID:zzovzhvM
冬に薄い本出す人は遠慮なく宣伝してくれ、探すの面倒だから
77名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 00:32:55.27 ID:z/9kwcFS
>>74
それどこの銀さん
78 ◆T.om8vwXYU :2011/12/13(火) 07:23:09.41 ID:z/9kwcFS
お世話になります。

SS投下します。

・AW パドさん×ハルユキ? 騎乗位
・9巻終了時点とかそのあたり
・キャラ崩壊注意。独自設定が多め。原作無視気味です。ご注意ください。

NGは『ふぃじかる・のっかー・ぶらっどだうん◆T.om8vwXYU』です。
『ふぃじかる・のっかー・ぶらっどだうん』



「ぱぱぱぱぱぱ、パドさんっ!」
「ん……」

 清潔なベットの上。裸体を押しつけてくるパドさんに混乱の極地にいたったハルユキは、
おもわず悲鳴をあげた。

「え、なんでこのタイミングで直結……?」
「たべながらしゃべれるから」

 ……そうですか。と答える以外にハルユキは何もできなかった。
 が、聞き逃せない一言にデジャヴが吹き飛ぶ。

「ええええええ、た、たべるっ?」
「なにをいまさら」

 パドさんが腰をくねらせた。
 
「うわ……っ」

 ぐちゅ、ぐちゃ、と二人の結合部から水音が響く。
 ほぐれた柔肉に挿入された性器は、ハルユキに逐次、甘い刺激を伝えてくる。

「……とっくにたべてる」
「ううっ……」

 パドさんの膣道から与えられるなまめかしい感覚に意識をとばしそうになりつ
つ、射精だけはするまいとなんとか耐える。

「んっ……」

 くちゅ、くちゅ
 パドさんは何度かくちゅ、くちゅと挿入口を探るように手を動かし、
 か、ちゅ――。
 と、XUBケーブルを挿入した。
 ワイヤード・コネクション警告が目の前にポップした。半透明な警告ARの向こうから、
パドさんの顔が近づいてきて、ハルユキはあわてて警告を消した。

「んっ――」
「んぐっ――!?」


 ハルユキがパドさんの唇はあつくてやわらかくてあわわ、しているうちにパドさんのハ
スキー・ボイスが脳内に響く。

『それに、お礼するって言った』
「むぐう!?」

 口の中でパドさんの舌がくねる。
 パドさんはハルユキの前歯の歯茎をなめあげ、舌下に舌を差しむ。

「むぐ、んぐっ?」

 舌下に舌を差し込まれるという前代未聞の感覚にハルユキは思考を白黒させた。


「ん――んっ!」

 美しく、丸みを帯びた尻が跳ねる。挿入とディープキスが生む、快楽の刺激にハルユキ
はただただ翻弄されていた。

――――
 都内某所のマンションの一室。
 本来レギオンメンバーがリアル割れした場合など――現実側の危機に直面したときの緊
急避難場所として利用されているらしいマンションの一室。ここに閉じこもれば、水道、
電気、ベットは常備されているため、食料さえ調達し、グローバル・ネットに接続しなけ
れば一時的にPKを避けることができる。
 そこでハルユキはエレキバイクの代わりにパドさんに騎乗されていた。
 スカイ・レイカーの復帰に貢献した、シルバー・クロウへのお礼という名目で。
――――

――まさかそのお礼がえっちだったなんて……。

「んっ!」

 パドさんの唇がハルユキから離れる。
 至近距離でパドさんの荒く熱い呼吸を肌に受け、ハルユキは気絶しそうなほどの非現実
感を味わっていた。

「はう……んっ……んっ……」

 普段のパドさんからは想像ができないほど、吐息がとろけていてなまめかしい。
 耐性のないハルユキは否応もなく興奮させられた。

「ぱ、パドさん……」
「ん……んっ」

 ハルユキを自分の中心に迎えながら、車座になった体を小舟のように上下にゆらす。
 じゅぷ、とパドさんの肉扉が肉茎に添うようにして広がり、そして、

「ん……」

 じゅぷ、じゅぷ音を立てながらハルユキを受け入れていく。

「う、あ、ああ……」

 ハルユキはうめくことしかできない。大型バイクを乗りこなすライダー特有のなめらか
なおなかが柔らかく波打つ。
 バドさんの体は、ハルユキがみたどんな女性の裸体よりも――サンプルになる二、三名
の体つきが比較するのがかわいそうなくらい――セクシャルだ。

 ニューロン・リンカーがはまった細い首。美しくもりあがる鎖骨。

 鎖骨の下からなだらかに盛り上がる乳房は、ハルユキの予想以上に大きく張っていた。
その乳房の肌色の先には、赤ん坊の爪先のように鮮やかなピンクの乳輪がさき、きゅっと
くびれたつぼみを付けていた。パドさんの身体の上下にあわせて、乳首の先がびくぅ、び
くぅと微細にふるえる。

 そんな小山ように盛り上がる乳房の真ん中を、赤いXUBケーブルが首筋から垂れる。
しかしハルユキにはその赤いシールドをほどこされたケーブルが、首輪につながる鎖に見
えてしまっていて――。
 
「んっ――」
「ひぃっ!」

 邪な思考がケーブルを伝わってしまったのではないか、と震えあがったハルユキはつい
パドさんから逃げるように体を引いた。パドさんに食い込んでいる性器も一緒にごつっ、
と動かしてしまった。

「――んっ!?」
「うあ……」

 今までのゆるやかな刺激はなんだったのか。性器がずる、とパドさんの柔肉にぶつかる。
ハルユキの意志とは関係なく性器がはねて、そのままぶちまけようとした。
 
「う……うう……」

 ハルユキはなんとか性器を落ち着かせる。
 パドさんをみると、眉をひそめている。

『きゅうに――動いちゃ――や……だめ――』
「い、痛かったですか……」

 こっちは気持ちよかったです、などと言えるはずもなく、ハルユキは心の中でパドさん
にごめんなさいする。
 だが、パドさんは首を横にふるった。
 
『ちょっとびっくりしただけ』

 パドさんは思考言語でそうつたえ、先ほどの大胆な動きにくらべるとおそるおそる、と
いった緩やかさで腰を動かしはじめた。

『きもちいい?』
「は、はい――!」
「K」

 加速感たっぷりの返事をする、パドさんは――いいながらはにかんだ。ハルユキと刹那
の間絡んだ視線を、恥ずかしそうにはずす。普段のどこか達観した表情とは大違いだった。

――か、かわいい。パドさんが照れてるのかわいい!

 素直にそう思った。その刹那、ちょうどパドさんが腰を下ろした春寒に、ハルユキの分
身たる性器は先端を跳ね上げてしまった。

「んんっ――!」

 奥底をこそぐような感覚があったあと、パドさんが身体を折って動きをとめた。
 またしてもやってしまった、とハルユキは身体を凍らせた。
 だがパドさんはどこか、焦点の合わない目でハルユキを見つめたあと、緩やかに腰の上
下を再会した。
 
『あなたの、大きい……から、動かれるとびっくりする』
『ご、ごめんなさい……。でもパドさんの中が気持ちよくて』

 するとパドさんが泣き笑いのような笑みを浮かべた。

『それは……K』

 パドさんが背をわずかにそらしながら、ちゃぷちゃぷとハルユキを飲み込んだ。

――――
 ハルユキの性器はナスのように太く、亀頭を赤子の拳大に太らせている。
 それほど長くはない。ただ豪華客船の錨を逆さまにしたような猛烈なフックを雁首と肉
管の間にやどし、さらに肉茎には強烈な凸の張った静脈が巡る。
 性器が膣道からを引き抜かれるたび、雁首と静脈の凸部が、ぐぐっ、と内壁をこそぎ落
とすようにうごめく。
 さらに尿道の頭は文字通り亀の頭のようにぼっこり太っており、膣道の最奥をがどすん、
と押し上げる。
 長さがないため女性の負担にならない。だが、たとえどれだけ動きが緩やかだろうと、
鮮やかにそこを割り込み、抜かれるときにはかみついてくるハルユキの性器はとてつもな
くレアで、男性器として理想的な形を持っていた! 女性をよがり、狂わせるレア装備。
 もしも、この事実がBBインストール前に発覚していたら、恐ろしい。シアン・パイル
よりもよっぽど大きな強化外装をもち、チユリから「タっくんよりおおきい――!」と言われ
るような、立派な杭を備えたアバターが発生したはずだ。
 しかし、当のハルユキはなにもしらない。
――――

『体の……芯をもっていかれる、ような』
『え?』
『NPもしあなたに主導権を握られたら、たぶんどろどろに溶けちゃう……』
「……?」

 ハルユキの理解が追いつくよりも前にパドさんは、きゅっと眉を細めた後、覚悟を決め
たように腰の上下を加速させた。

「んっ、んっ、んっ、んっ――!」
「くう……うあ……あぐ……」

 じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ。パドさんはハルユキの胸に手を当てた。腰にかかる体重を分
散させて腰を動かしやすくしている。
 やや前のめりになったパドさんの肩から、ゆるく結ばれた黒髪がこぼれて、ハルユキの
頬をくすぐった。

「はぐっ、んっ――」

 クール・ビューティーな面貌が淫靡にとろけていた。
 さきほど十分にハルユキをむさぼり濡れきった唇はいまはぬらぬらと妖しく輝き、ハル
ユキの手のひらでは受け止められないほど大きな乳房は、上下が行われる度にはげしくふ
るえている。

「んっ――んっ――っ!」

 口調こそ木訥なものの、言葉自体は弱々しい。

 ハルユキが覚えているのは、屹立した性器をはじめて見つめたときの、パドの表情だ。
困ったように眉をひそめ、「入るかな」とつぶやいた時のパドさんの表情はどういうわけ
か、ハルユキの心の奥深くに刻み込まれていた。

 ぼ、ボクは――。

 すさまじい充実感がハルユキの胸に広がっていく。
 「パドさん」が自分との性交によって砂糖のように甘く溶けていく様は、ハルユキの心
に深く刻み込まれていった。
 そういえばとハルユキは今更ながら思い出した。バースト・リンカーの年齢は最大で十
七歳だ。
 中身でどれだけ大人びているように見えても、実年齢はまだ十代の少年少女で、翻れば
性行の経験が豊富にあるわけがない。

――パドさんとだって三歳しか違わないはずだ。
――そういえば子供にくっつかれても私は気にしないとかなんとか。

 そんな思いつきに後押しされ、ハルユキは目の前で踊る乳房に触れた。
 親指のつけねのあたりに、堅い感触が生まれる。充血し、そそりたっていた乳首が確か
な硬さを持っているのに、ハルユキははじめて気がついた。

 パドさんはいまだ動きを止めているわけではない。ハルユキの手のひらを滑るように乳
首が移動した。
 まさにその瞬間、

「あう……っ!」

 パドさんは静電気に触れたときのようにびくっと、身をすくませた。
 下半身からの緩やかな快楽に耐えながら、ハルユキの脳裏にある可能性が思い浮かぶ。

 ――もしかしてパドさん。

 確信を持とうと思い、もう一度乳房をむぎゅっとつかんだ。

「んっ――!」

 再びはじかれるように、ハルユキの手から身を遠ざけようとするパドさん。

――き、気持ちいいんだ……。

 もう耐えられなかった。パドさんの緩い動きでは、達することができないと、ハルユキ
の中にすむ野獣が判断した。乳房を揉んだあたりから、また腰の加速が止まっているのだ。


 でっぷりと太ったハルユキの手のひらが細い腰を捕まえる。

「んっ」

 今度こそパドさんがおびえたような表情をした。車道に飛び出した猫のように身をすく
めている。
 そのすきにハルユキは自ら腰を跳ねあげた。

「や、んっ――!?」

 突然の突きあげにバランスを崩したパドさんは、ハルユキの肩のあたりに手を置いた。
ちょうどハルユキの上で四つん這いになっている格好だ。ハルユキの目の前で、重力で垂
れ下がった乳房が揺れる。
 パドさんの体重から解放されたハルユキは腰骨のあたりを固定して、自分の腰を跳ねあ
げ始めた。

「んぅ――!」

 内側をこそぐ心地いい感覚がハルユキの思考をうめる。吐息があたるほどの至近距離で
パドさんの思考がいよいよ首輪めいてきたニューロン・リンカーによって伝わる。

『や――動いちゃ――だめ――』
「んん――、んっ、んっ、ぅんっ――!」

 吐息と思考発声。二つの声が甘くとろけるように、ハルユキの脳内をめぐる。とろける
ようなハスキーボイス。耳の奥底をこちょこちょとくすぐられるような、感触はハルユキ
の理性を溶かすのに十分だった。

――ごめんなさい! も、もう我慢できないっ!

 パドさんの腰をより強く捉える。力はたいしていらなかった。
 ハルユキは自分が腰を上げるタイミングでパドさんの腰を――突きあげとは別方向に叩
きつけた。

「んん――――っ!」

 ぱぁんっ、という乾いた音を響かせた後、パドさんがいななく。
 奥までうけとめられる感触をもっともっと味わいたくて、パドさんの腰を一気に引き抜
く。

「んあっ――!?」

 じゅぽお。想像以上に派手な音を響かせつつ、ハルユキの性器が亀頭の縁の部分まで露
出する。

「んっ!」

 もう思考発声している余裕もないのか、パドさんが肉声でいった。
 ただ、もうハルユキにはパドさんの入っていることの八割が、理解できていなかった。
 再び、突きあげと腰のひきつけを行うべく、腕に力をくわえた。

「ああああああっ!!」

 じゅくんっ! じゅぷ! じゅぷ! じゅぷっ! じゅぷっ!

 本能が促すまま、ハルユキは挿入を繰り返した。

「んっ、ん……んっ! んっ、んっ!」

 パドさんは突きこむたびに吐息を吐き出した。柔肉がぎゅ、ぎゅ、とハルユキの性器を
締めつける。突きこむたびに背筋に走る白い電流が射精を促していく。
 そして最後に決壊した。

――もう……出るっ!

「パドさんっ!」

 最後に大きく突き込んで、ハルユキはどく、どくと精液を発射させた。

「あああああ――っ!」

 その瞬間、パドさんの顎が跳ねあがり、あがりニューロンリンカーが、はまった首もと
を露わにする。首筋は真っ赤だった。
 ハルユキは精液をまき散らす快感に夢中になっていた。

「は、ああ……あ……んっ」

 精液を噴出させるたびに、パドさんが小さく唸る。
 体を反らせて全身を痙攣させたあと、ばふっ、とパドさんはハルユキに向かって倒れて
きた。達する、逝く、という言葉をハルユキが知ったのは後のことだった。
 ぽよん、とハルユキの太ったおなかが彼女を受け止める。


「はぁ……はぁ……はぁ……」
『動いちゃ――やだって――言ったのに』
『ごめんなさい……』

 ハルユキの鎖骨のあたりに頬を当てながら、パドさんがつぶやいた。
 ハルユキはまず自分の行状を省みて謝ろうと思い、最後にいや謝るより先にすることが
あるだろ、と自分を叱咤した。くっ、と下腹に力を込めた後、思考発生した。

『でも……パドさんの体、気持ちよかったです……ありがとうございました』

 感謝の気持ちを全力で伝えようとしたハルユキに対して、パドさんの反応は冷たかった。
 体を持ち上げて、まだ夢を見ているかのように潤んだ瞳で、唇を尖らせながら言う。

『それは、女性に向かって失礼』
「え?」
『体が、とか。あなたのはなんだかほんとうに――失礼』

 ハルユキはえ、ええ――? と思考言語を言葉にならない「?」と「!」で埋めた。

『次に失礼なことを言ったら』

 身を乗り出したパドさんの舌先が、ハルユキの首筋を舐めた。
 ニューロン・リンカーのすぐ上を神経そのものを捕えられる感覚にハルユキは身を凍ら
せる。ちゅる、と正確に頸動脈をすすったあと、たった一言の思考会話がケーブルを伝わ
った。

『かんじゃう』
『もう絶対にそんな失礼なことはいいません! だから頸動脈をぺろぺろするのやめてく
ださい!』

 ハルユキはかなり真剣に訴えた。なにせ命の危機が迫っている。

「……K」

 肉声でつぶやいた後、パドさんが上体を上げていく。
 押しつけられていた豊富な胸が遠ざかっていき、ハルユキはやっと安心した。

『シルバー・クロウ……これだけは自信を持っていい。あなたとのセックスは、その―
―』


 珍しく言葉を切ったパドさんの表情を、ハルユキは見逃してしまった。コンマ何秒か待
ってみたものの、そのあとの言葉はなく、ふたたび、じゅぽ、じゅぽと、言葉のかわりに
ベッドのスプリングを軋ませる運動がはじまる。

「あ、あの……パドさん……」

 てっきり終了するものだと思ったいたハルユキがおそるおそる、顔を上げた。
 パドさんはんっ、とわずかにうなずいて。

『お礼の続き』
『え……でも師匠の復帰のお礼はいま――』
「――野暮天」

 なにかひどいことを言われた気がする。だが、思考発声に気をとられていたハルユキは
リアルで紡がれた、そのひどい言葉を聞き逃した。

『じゃあ、スカーレット・レインを助けてくれたお礼、で――』

 そこでパドさんは、目を一度しばたいて、首をふるった。熱っぽい視線をハルユキに向
けながる。あざやかな唇が言葉を紡ぐ。

『最後までいわせないで』

 パドさんの花弁のように可憐な唇が落ちてきて、ハルユキの唇をくちゅ、と吸い上げた。



――――
 ちなみにこの一件で自信をつけたハルユキに迫られた黒雪姫は「……そ、そんなもの入
るわけないじゃ……くっ……入り口しか――、でも……痛い……痛いよぉ……でも、君な
ら……君がくれる痛みなら……ぐっ……あ、あう……んっ……んっ……」と泣き叫びなが
ら、受け止めたとか、なんとか。また別の話である。
――――
89 ◆T.om8vwXYU :2011/12/13(火) 07:29:45.86 ID:z/9kwcFS
以上、「ふぃじかる・のっかー・ぶらっどだうん」でした。続きません。

次回未定です。
よろしくお願いします。
90 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/12/13(火) 08:31:06.65 ID:lHBduyIl
>>89
ふぅ
91名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 09:11:29.83 ID:PsvV7CUZ
>>89
ハルユキwww

これは黒雪姫も期待せざるを得ない。
92名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 09:17:53.85 ID:tH7wWS7h
乙です。帰宅してからゆっくり読みます。

次は是非 チユ×能美をお願いしたい
93名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 09:28:43.42 ID:/g46vKh9
たっくんwww
94名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 10:16:31.68 ID:p0Ylcf0i
GJでした
パドさんマジ雌豹
この作者さんがアクセルものもやってくれるとは・・・オラ、わくわくしてきたぞ!

あと一応指摘
XUBケーブル → XSBケーブル
ニューロン・リンカー → ニューロリンカー
95名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 15:49:27.96 ID:9M10pA9f
タwwwクwwwムwww

次回も超期待
96名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 22:11:01.13 ID:jF4h3aKa
> また別の話である
全裸で待機してます
97名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 00:58:13.51 ID:9gKOquCx
>>78-89
いいですねーいいです。
ただ、改行の多さが目立ちます。雰囲気作りかな?でも縮めると俺得!
次回作は…そうだなあ…加速世界でのハルユキと黒雪姫、とか。
98 ◆T.om8vwXYU :2011/12/14(水) 19:26:24.83 ID:Q/i1DU4T
支援ありがとうございます。

>>94
ご指摘ありがとうございます。後日、修正版をロダに上げます。
二次創作ではやってはいけない失敗ですね。お恥ずかしいです。

>>97
いままでは会話文の協調のために一行ずつあけてました。
確かに邪魔ですね。これからは行を減らす方向で考えます。

また、下記が改行対応後、対応前のサンプルです。
内容はかなり適当ですが、よろしくお願いします。

サンプル1 対応後 トンキー×リーファ 触手 NG「トンキー×リーファ ◆T.om8vwXYU]
サンプル2 対応前 ピナ×シリカ ピナ NG「ピナ×シリカ ◆T.om8vwXYU]
99トンキー×リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/14(水) 19:27:00.93 ID:Q/i1DU4T
※リーファは手足縛られて着衣状態です。

「いや……いやだよぉ……トンキー……」
 植物をおもわせる触手に体中をからめ取られ、身動きがとれないリーファを、象水母型
邪神級モンスターは、その名状しがたき異形の羽をもってしてヨツンヘイムの外壁から離
れていた。
 翅による飛行が不可能なヨツンヘイムにあって、その状態からの落下は死に値する。
 死んでも直前のセーブポイントに戻るだけだが、眼下にぽっかりと空いた<<グレートボ
イド>>の暗闇は人間の根源的な恐怖を呼び起こす。
 すなわち、落っこちたらどうしよう、と。ごくりと息を飲むリーファ。たが状況は静か
に進展していく。
「ひっ!」
 臀部をなで回される感覚に体が震えてリーファはあわてて刺激のあった下半身をみる。
 植物状の触手が一本、リーファのハーフパンツの内側に潜り込んでいた。ちょうど背骨
のあたりから進入をはじめた触手はすでに尾てい骨のあたりをすべり、さらに下へ下へと
潜り込んでいく。
「んっ……や、だぁ……」
 繊毛をはやした触手が白い桃をぱっくりと二つに割ったような、美尻の間を進入してい
く。排泄の器官ではなく「感覚」だけが発生する後ろの穴を通り過ぎ、愛液を分泌する
秘処をも蹂躙していく。
 本来リーファとぴっちりと密着しているはずのハーフパンツと股間の隙間を無理やりぬけるべく、触手はのたうちまわりながら出口を目指した。
「ひっ、やぁ……」
 リーファは目をぎゅっとつむり、うしろの穴とスリットの極浅い部分と秘芯の尖りへの
刺激に耐えようとするが、股下全体にローターを当てられてはいるような衝撃はまだ乙女
のリーファには荷が重すぎた。
「あ……う……んっ……」
 押し出すような吐息がリーファの口から漏れる。
 微細に振動する触手が肉扉の入り口をくすぐり、そのすぐ上の陰核に振動を伝える。
 ずぽっとハーフパンツの前側から飛び出した。
「い、いやあああぁ――っ!」
100ピナ×シリカ ◆T.om8vwXYU :2011/12/14(水) 19:27:58.33 ID:Q/i1DU4T
※シリカはうつ伏せで全裸です

――ピナ……もしかして……エッチしたいの?

 ぎんぎんにそそり立った相棒の生殖器を今度はまじまじと見つめる。人間のものとは明
らかに違うものの、性殖の意思を強烈に感じる。求められている、と考えた瞬間、シリカ
の下腹部がもえあがるように熱くなった。

――ピナのあそこ……ここに、入れたら……どうなっちゃうかなぁ……

 知識に乏しくともしんしんと下腹部から感じる快感が、ピナのそこを求めているのを本
能で感じる。それが例えアミュスフィアの生み出す電極刺激なのだとしても、感じるシリ
カにとっては本物だった。

――ピナの……ほしい……。ピナのでぐちゃぐちゃにしてほしい……

 快楽への妖しい誘惑はシリカに残った最後の倫理観を焼き尽くした。
 右手をピナに向かって差し出しながら、言う。

「いいよ……ピナ……」

 言葉が自然と漏れる。

 差し出していた右手をそろそろと下げていく。
 腹部、下腹部、そのさらに下へと下がっていった手は、まだピナの舌も触れていないつ
ぼみのようなそこにたどりつく。

「んっ――」

 人差し指と中指をスリットの両側に当てると、たどたどしい手つきで指と指の間を広げ
る。ゼリーのようなピンク色の粘膜がピナの眼前にあらわになり、そこから一滴の透明な
液体がつっ、と尻たぶにむかって落ちていく。

「ピナ……」

 ひく、と無意識に獣の耳をうごめかせ、さらには尾てい骨のあたりから生える尻尾をふ
るわせるシリカの姿は、まるでさかりを迎えた猫のようだった。性交への機体に頭を支配
され、雄にむかって自ら股を開いていた。
101 ◆T.om8vwXYU :2011/12/14(水) 19:30:47.11 ID:Q/i1DU4T
以上です。ご参考になれば幸いです。
102 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/12/14(水) 22:07:23.70 ID:JdFNY78w
>>101
ふぅ…

改行あった方がみやすいな
103名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 22:29:12.74 ID:YGZnrydl
>>99
是非続きを

シリカ×ピナはちょっと……。
104名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 23:27:42.92 ID:7EsxjeLE
ピナはバタードラゴンくらいがちょうどいい
105名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 12:54:40.79 ID:9LJKf+Ea
ハルでハーレムモノやりたいがういういの扱いをどうしたものかと・・・
ニコは平気なのに
106名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 17:38:52.13 ID:KryX3lMJ
テスト
107名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 21:47:27.09 ID:PWMy4+OF
アスナって屈辱系つくりやすいな
クラディールとかナメクジとか
108名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 22:53:49.82 ID:R1DVSMYv
>>107
是非お願い
109名無しさん@ピンキー:2011/12/16(金) 12:43:32.86 ID:JsY1bBSJ
ナメクジのはユカラカキさんが昔書いてたから、リメイク終わったら投下されるんじゃない?
110名無しさん@ピンキー:2011/12/16(金) 22:12:50.86 ID:OasQpjEg
>>109
もしそれが本当なら、全裸で待機する必要がある……
111名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 03:25:30.64 ID:Lemzwhrw
もういっそのことアスナが76層でヒースクリフに動けないようにされて
キリトの目の前で犯されるのを思いついた

ついでにその場合必然的にエギルとクラインはラッキー
112名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 12:45:53.55 ID:vbcKirxi
俺にはアスナとリーファがオベイロンに悪戯される様しか思いつかねえよ……
113名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 15:27:37.11 ID:6ZzDR4LX
想像力の限界と願望を混同気味じゃないか?素晴らしいことだけど
114名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 16:45:26.27 ID:1bTDDJak
たったひとつの究極的なやり方の続きが読みたい
115名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 19:23:26.06 ID:2BJC+XqX
クリスマスに甘々するアスナさんが見たいっす
116名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 19:36:02.42 ID:xrbhARFn
>>115
コレ
117名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 20:05:10.65 ID:2BJC+XqX
>>116
ん?
118名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 20:24:09.49 ID:xrbhARFn
>>117
あ、いや、コレ最高、って意味っす。
119 ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:04:09.16 ID:dIkWht/1
お世話になります。
SS投下します。

下記注意書きお読みください。

・キリト、リーファ、アスナ フェラチオ 3P 百合
・SAO8巻『キャリバー』でキリト・アスナ・リーファ・ユイがダンジョンの偵察をし
てます。だから六月ごろ。
・キリトさん共有物化(ハーレム)設定 原作といろいろ矛盾していますが、シチ
ュエーション重視ということで
・NGは『キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU』でお願いします。

120名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 11:05:13.47 ID:z6iAjc/v
>>119
ドンと来い!
121キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:06:57.94 ID:dIkWht/1
 空中都市<<イグドラシル・シティ>>。

 俺とアスナが共同で借りているスペースの奥には、仮眠室があった。シングルベッドが
二つに、オレンジ色の明かりを発生させる燭台が一つあるだけの質素の部屋だ。

 ただ、この仮眠室にはほかの部屋とちがって完璧な防音機能と錠前がついている。だか
ら、というわけではないが俺とアスナ、リーファはよくここを使っていた。
 いや、実は――現在進行形で使っている。
「んちゅ……んっ、んふぅ、んんっ……」
「ぴちゃ……れろっ……は、ふぅ……」
 こんな光景を撮ってサーバーに上げでもしたら、アクセス殺到で回線落ちるだろうなぁ
、などと頭の片隅で考える。
 少々、思考が現実逃避めいているのは、ALOのアイドル二人から間断なく、奉仕を受
けているからだ。思考をどこかにのがさないとあっという間に、射精してしまう自信があ
る。
「はふっ……んっ……キリト君、びくって、してる……」
 俺から見て右側にはアスナが。
「ちゅ……んっ……んっ……お兄ちゃんのここ、やわらかい……」
 さらに左側にはリーファが。
 左右のアスナとリーファが、俺の性器をフェラチオしてくれていた。
 天井の燭台は淡いオレンジのライトエフェクトをまき散らし俺たちに陰をつくる。
 二人の姿を二人ともまだ衣装を解除してないが、薄布の下に確かに存在する
乳房が俺の太股に乗っかっていた。
 そして、二人のフェラチオは――泣き出したくなるほど、気持ちいい。
 種族の特長を表す色彩の異なる瞳をとろとろに溶かして、何かをねだるように俺を見上
げる。
「んちゅ……んっ……キリトくん……」
「んっ……ちゅ、ちゅっ……お兄ちゃん……」
 瞳を受けて俺は手を二人の頭に乗せた。微妙に種族によって微妙にコシの違う髪を梳く
ように撫でる。
「ん……」
「はう……」
 アスナが恥ずかしそうに目を細めて、リーファは幸せそうに微笑んだ。
 それぞれ違う反応を見せる二人の艶姿にくらくらしながら、性器から与えられる快感に
耐える――。
「あ。お兄ちゃん、我慢してる……?」
 リーファが人の悪い笑みを浮かべた。
「我慢しなくてもいいのに、キリト君」
「いや、そ、そんなこと言ってもさ……」
 さすがに始まって五分で発射は、なんだかこう、男のプライド的ななにかが崩れてしま
いそうで。
 どうしたものかと考えていると、アスナがちゅるっ、と亀頭をなめあげた。
「ぐ……」
「んちゅ……キリト君、我慢しないで……いっぱい、しよ? ひさしぶりだもん……」
 おもわずうなってしまった俺を慰めるように、アスナが上目遣いに言った。アクアブ
ルーの瞳に薄い潤みの膜が張っている。
「そうだよ、久しぶりにアスナさんも一緒なんだもん……ちゃんと、えっちしようよ」
 アスナに先端を任せることにしたのか、リーファは俺の根本のあたりをなめ回しながら
言った。
 俺の弱みを知り尽くしている二人は、的確に刺激を与えてくる。
「はむっ……んっ……キリト君のここ、かわいい……」
「お兄ちゃん……ちゅぷ、んっ……」
122キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:07:29.87 ID:dIkWht/1

――――

 あらかじめ言っておくと、俺もここまでの展開を予期していた訳じゃない。エクスキャ
リバー取得の作戦会議と聞いて、俺がこのイグシティのホームを訪れたとき、アスナと
リーファはあるアイテムを使用している最中だったのだ。
 リーファに指定された時間にホームへ向かった俺は、俺は扉を五センチほど開けはなっ
てから動きを止めた。
 壁際に設けられたホームバーのスツールに、隣同士ですわるリーファとアスナが妖しい
としか表現できない行為をしていたからだ。
 ホームバーのカウンターに出現している透明な容器。その中には蜂蜜色の液体がなみな
みと注がれている。その容器の中にアスナが指を入れていた。
 俺は、中に入るのを忘れてその光景に見入ってしまう。
「さ……リーファちゃん」
「はい……いただきます……」
 アスナは指をぬらしたまま、うなずいたリーファの唇に触れる。見た目にも柔らかそう
な桜色の唇がおずおずと開かれ、アスナのこれまた整った指を迎え入れる。
「はむっ……んっ……あ、みゃい……」
 その様子はまるで母鳥が子鳥に餌を与えるかのように慎ましく、そして情感に満ちてい
た。
 背筋が震えるほどみだらな光景に、俺は声をかけるのを忘れてしまった。
「ん……んっ……甘い……」
「おいしい?」
「はいっ……!」
 頬を紅潮させながら、リーファが夢中で、アスナの指先に絡まった液体を舐める。
 親指から順番に、小指まで。爪の先から、根元まで。
「くすぐったいよ……リーファちゃん……」
「んちゅ……んっ……んっ……ちゅる……アスナさんの指……あまくてっ……んっ……お
いしいです……」
 リーファは最後にくわえていた小指から唇を離した。ちゅるん、と抜かれたアスナの指
は、今度はリーファの唾液でてらてら濡れている。
「これ……本当にお酒なんですね……」
「うん。本物の蜂蜜酒だよ。実は倫理コード解除状態で使うと、本当の酩酊感が得られる
唯一のアイテムで。噂だと、デバック漏れのレアアイテムみたいなんだけど……」
「は……なっ!?」
 想像の斜め上をいくアスナの返事に俺はおもわず絶句する。
 扉を開けはなってアスナとリーファのちょうど真ん中に踏み込んだ。
 二人は俺の出現に目を見開いて驚いた様子だったが、俺はかまわずアスナに声をかけた。
「あ、アスナ――。俺たち未成年――」
 俺がそういうと、アスナはおもわず惚れ直してしまいそうなほど、素敵な笑顔を浮かべ
ながらこう言った。
「大丈夫よ。たぶん」
「……」
「大丈夫よ、うん」
「……」
 普段のアスナからは考えられない、中途半端というか、まったく理性が効いていないア
スナの答えに、俺は首を傾げた。
「あ」
 よく見るとアスナの頬が赤い。
「あ、アスナ……もしかしてもう、酔っぱらってる……?」
 俺は状況を取り違えていた。どうやらアスナにはとっくに、お酒の毒が回っていたらし
い。
123キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:08:29.18 ID:dIkWht/1

 そういえばスツールに座る姿がやけに色っぽい。腰のあたりにしなを作ってテーブルに
身を寄せるアスナの服には、体の線をあらわすような複雑な皺と陰影が刻まれていた。お
酒の水分がのこっているのか、唇が濡れて艶やかで――。
「そんなことないよー。ちょっと味見しただけだもん。はい、キリト君もどうぞ」
 再び、アスナが蜂蜜酒を指に乗せて俺の方に差し出した。
 刹那の間逡巡するが、てらてら琥珀色に輝く指先とALOで体験するはじめてのアル
コールに好奇心を刺激され、アスナの指をくわえこんだ。
「んっ……」
 アスナがくすぐったそうな声を上げた。
 舌が蜂蜜の甘みとアルコールの刺激でちりちりした。でも癖になりそうなその味は、い
ままで飲んだお酒よりも甘くて、何より口の中でずっと転がしていたいとおもわせる中毒
性がある。夢中でアスナの指にしゃぶりついた。
「んっ……キリト君……くすぐったい」
「しかたないだろ……アスナがこんな飲ませ方するから……」
「SAOの時だって、指まで食べてきたじゃない……」
「あ、あれは不可抗力だろ……」
「ふふふ……」
 アスナが懐かしそうに笑う。
 俺はひとしきりアスナの指を味わったあと、口を離した。
「感想は?」
「間違いなく、お酒でした」
 現実空間ではあり得ないほどはやく胃の奥が熱くなった。胃がアルコールを吸収する、
というプロセスを飛ばしているせいだろう。頭までくらくらしはじめた。
 飲酒の経験こそすくないものの、胃の奥が熱いこの感覚はお酒のそれだと確信する。
「そうだ。スグ――リーファは……」
 そこで初めて直葉が今年の正月に、甘酒を飲み過ぎてへろへろになっていたのを思い出
す。
 俺はゆっくりとリーファの方を振り向く。
「……はう」
「やっぱりか……」
 案の定、目をとろんとさせたリーファがいた。
 アルコールに全くと耐性がないリーファが、バーカウンターにしなだれかかっていた。
 乳房の片方がくにっとカウンターの上に乗り形を崩している。蜂蜜酒の入った容器を見
つめる目には涙が浮かんでて、見つめる瞳は色っぽくて――。
「じゃあ……キリト君、リーファちゃん」
 するとアスナが手元にアイテムウィンドウを表示して、空のグラスをオブジェクト化し
た。俺とリーファ、そしてアスナの三人分のグラスがカウンターの上に出現する。
「一回オブジェクト化するとすぐに耐久度が落ちちゃうみたいだし、もったいないから三
人で飲んじゃおうか」
 アスナの誘いはMMORPGプレイヤーの矜持やら飲酒への抵抗感やらを、吹き飛ばす
くらい魅力的だった。
124キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:09:12.02 ID:dIkWht/1

――――

 そんな紆余曲折があり、蜂蜜酒を三人で飲み干したころには、俺たちはすっかりできあ
がってしまった。アルコールの毒はすぐに俺たちの脳髄をとろかして、瞬く間に倫理感を
焼き尽くし、その結果が今の状況だ。
「んぐ、んぐ――んっ、んぐっ! キリトっ、くぅん……」
 アスナは根本のそれをリーファに任せて、亀頭を唇と舌で刺激してくる。
 アルコールの効力だろうか。いつもより、アスナの口の中は熱くて、ぬるぬるとしてい
た。
 新婚時代にだって、なんどもしてくれなかったフェラチオの刺激は、セックスの膣道を
わっていく感覚とは、明らかに違っていた。
 下半身に焼け付くような心地よさを感じて、とうとう我慢の限界がきた。
「ぐ……アスナっ!」
 とうとう我慢しきれず、俺はアスナの口の中に吐き出した。
 どぷ、どぷ、どぷ……
「んっ――!」
 アスナはくっ、と亀頭をくわえこんで、発射される精液をすべて口に含んでしまった。
そしてそのまま、微笑を浮かべて、
「んっ……ごくっ」
 アスナが飲み込んでしまった。
「アスナ……」
「……飲んじゃった、キリト君の……」
 アスナが苦笑いを浮かべた。美しく整った眉が、困ったようにきゅっとすぼめられてい
る。
「んー……アスナさん、いいなぁ……」
 うらやましそうに呟いて、リーファがアスナの唇をとらえた。
「んっ……アスナさん……ちゅ……んっ……お兄ちゃんの……分けて……」
「んっ、リーファちゃん……」
 アスナの舌先がちゅる、とリーファの上唇を舐めて舌を引き出す。
 それが開始の合図になったのか、二人の唇からあらわれた舌が、ぴちゃ、ぴちゃと絡ま
っていった。腕をお互いの背中に回して抱き合う。
 衣装に包まれた体の一番つきだした部分がくっつきあい、静かな寝室に衣擦れの音を響
かせる。
「……んっ、ちゅ……んっ……お兄ちゃんの味がする……」
 リーファがつぶやいた。アスナの口の中に吐き出したばかりだから、苦々しい液体が
リーファの口にもわたっているはずなのだが、それを苦にする様子は全くない。そして、
「んふ……はむっ」
 いたずらっぽい笑みを浮かべたリーファがアスナの口に舌先をつっこんだ。
「んんっ――!」
 驚いて顔を引くアスナだったが、しばらくするとリーファの頬に指を当てて、リーファ
の舌を受け入れていく。
「ちゅ……んっ、んちゅ……んっ……リーファちゃんの舌……」
「んっ……んっ……気持ちいいです……アスナさんのここ……」
 しばらくして、二人は顔を離す。
 微笑をたたえながら、アスナが舌をつきだすようにリーファに差し出した。するとリー
ファは唇をとがらせて、ちゅるっ、とアスナの舌を唇で吸った。
「食べちゃい……ますね……」
 リーファは舌の外縁を丁寧に唇でくすぐったあと、アスナの舌を唇でくわえこむ。
「は……んっ……んっ……」
125キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:09:45.86 ID:dIkWht/1

 アスナが舌をとらえられたまま吐息をもらした。リーファがゆっくりと首を引くと、上
唇と下唇の間から、アスナの舌があらわれた。
「ん――」
 リーファが首を傾げて斜めにした。再び、今度は最初よりも深く、深く、アスナの舌を
受け入れる――。
「んっ……ふっ……んっ……んっ……」
 アスナがきゅっ、と目を閉じた。前にも増して頬は赤く染まり、行為で性的な興奮を覚
えているのは間違いない。
 性の快感を得ているのは、リーファも同じようだ。狭い口の中でアスナの舌と舌を絡ま
せて、興奮しているに違いない。
 刺激しあったリーファとアスナは、「ぷはっ……」「んっ……」と顔を離した。
 最後にちゅ、とひときわ大きな水音をさせるキスが交わされたあと、リーファとアスナ
の頭が離れる。
「はあ……はぁ……んっ……ごちそうさまでした……」
「お粗末様……」
「じゃあ、今度は……その……」
 攻守交代とばかりに、今度はリーファが舌をアスナにさし出した。
 いたずらをしたときのようにぺろ、と自分の下唇を隠すようにまろびでたリーファの舌。
それを、こくん、と童女のようにうなずいたアスナの舌の先端がとらえる。
 ちゅぷっ。
「んっ……んっ……!」
 リーファの舌の真ん中に、アスナの舌がつきたった。リーファの舌をくすぐるように上
下させ、それからアスナは、上唇のあたりをそっとなぞり、再び舌を刺激する。
「はぁ……はぁ……んぐ……んっ――!」
 衣装に包まれたリーファの肩が細かく震える。緑がかった金髪が激しい舌戯の応酬に揺
れて波立った。
 アスナが淡く微笑んだ。
「リーファちゃん……かわいい……」
 そして最後に、自分の舌の腹をリーファの舌に押しつけて、なめ上げた。
「んんっ――! んっ……!」
 リーファの出したままの舌先がびくんっ、びくんっ、と痙攣するように震える。
 そして――
「……」
「……」
 アスナのアクアブルーの瞳と、リーファのエメラルドの瞳が絡み合った。
「アスナ……さんっ!」
「リーファちゃん……!」
 一瞬の間があって、その一瞬を取り戻すかのように二人が唇をあわせた。
 むさぼり尽くす、ディープキス。舌と舌が深く絡み合う。
「むぐ……んんっ……んっ……!」
「んんっ……はぅ……んっ! んぐっ……!」
 どちらが先手をとっているのか、俺にも、おそらくリーファとアスナにもわからないだ
ろう。金色と水色の髪がキスを交わすたびに淡く揺れた。
 暗めに設定してあるとはいえ、もちろん明かりはある。中途半端な光源がちらちらと、
なまめかしい舌と濡れた唇の動きをきらめかせていて――よけいに恥ずかしいんじゃない
か、これ。
 アスナとリーファは十分にもりあがっていた。
 アスナはスカートからまろび出る長い脚を妖しくもじもじしているし、リーファは車座
になった太股をもう片方の太股にすり付けていた。
 気がつくと俺の性器は、目の前で行われた行為にすっかり硬さを取り戻していた。
126キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:13:40.30 ID:dIkWht/1

――――

 装備を解除させて、二人を一糸まとわぬ姿にしたあと、横向きに抱き合ってもらった。
「は……はずかしいよ……キリト君……」
「お兄ちゃんのばか……」
 アスナとリーファが言う。
 お互いに隠すものがなくなったアスナとリーファは頬から首筋、胸元までを真っ赤にさ
せていた。
 抱き合っているせいで、二人の乳房がお互いの圧力でつぶれている。桜色の乳首と乳輪
が重なり合う。
 俺は身を乗り出してアスナの片脚を抱え込んだ。
「ひゃっ……や……やだぁ……」
 見事な脚線を描くアスナの脚を抱えて、そこをあらわにする。下着が存在しないそこを
照明の下にさらした。
「アスナ。さっきからじもじしてたよな。――もうぐちょぐちょに濡れてるよ……」
「や、やだ! そんなこと……言わないでっ!」
 アスナが悲鳴を上げながらリーファに抱きついた。
「だ、だってリーファちゃんとのキス……気持ちよかったんだもん……」
「あ、アスナさん……」
 抱きつかれたリーファがどこか嬉しそうにつぶやく。
 俺は苦笑しながら、潤んだ瞳でアスナを見つめるリーファの片脚を、アスナと同じよう
に抱え上げた。
「ひゃんっ――!」
「リーファも……もう十分にとろとろだぞ……」
「だ、だって……お兄ちゃんの舐めてるときから……その……アスナさんにも……えっち
なことしてもらったから……」
 リーファが恥ずかしそうにアスナに抱きついた。
 二人ともそそのままうつむいて動かなくなってしまう。
 おでこをひっつけて、無言でうつむき合う二人の姿はずっと見つめていても飽きないか
もしれないが、俺の本能がすっきりしない。

 今すぐにでも二人に襲いかかって犯しつくしたい。
 泣き叫んで髪を振り乱して受け入れてくれる二人の姿を見たいと叫ぶ本能。
 それを、何とか押さえつけて――そして俺はアスナの肢体に手を伸ばした。
「んっ……私から……?」
「うん」
 アスナを仰向けに寝かして、リーファの上半身を横から乗せる。これで、アスナとは正
常位で交われるし、腰を横にずらせばリーファと後ろから致すことができる。
 不安げに見詰めてくるアスナの脚を持ち上げた。
「あ……ああ……」
 丸見えになったスリットに、指を近づけて、入れる。
「んっ!!」
 アスナのそこは特に抵抗なく、指を受け入れた。
「はぁ……んっ……指……やさしい……」
 とろけきった膣道で俺の指を受け入れるアスナは、出し入れされるたびにひくひく震え
る。
「リーファ……」
「う、うん」
 俺に促されて、リーファが、おずおずとアスナに手をむけた。手が向かう先は、アスナ
の胸元。
127キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:14:33.62 ID:dIkWht/1

「あ……ふぅ……んっ……」
 くにゅ、ふに。リーファの指が乳房に埋まっていった。
 リーファは乳房の上に乗っているかわいい乳首を、人差し指で丹念にしごいた。
「んっ……ひゃうっ……ぅあっ……んっ……」
 アスナがリーファの指と俺の指が生む刺激にあわせて悲鳴をあげる。
 リーファの指が乳首の表面を通りすぎるたび、うれしそうに揺れている。女性同士だか
ら気持ちのいい場所がわかるのか、アスナの乳首はあっという間に張りつめてしまった。
 俺もスリットの出口の間際に指を引っかけて、揺さぶる。
 じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ――――。
「ひゃ、ああああ! やぁ! うそっ、やだぁー!」
 いつもよりすさまじい水音を響かせながらアスナが泣き叫ぶ。
 とどめとばかりに、ぷくっ、と膨らんだ乳首にリーファが口をつけた。
「んっ――あぅっ!!!」
 俺に見せつける意図があるのか、横合いから乳首を犯すリーファ。唾液に濡れた舌がア
スナの乳首を揺らすが、張りのある乳房がほとんど同じ位置に乳首を戻す。
「んっ……おいしい……」
 リーファは新しいおもちゃを見つけたような、純粋無垢な笑顔を浮かべながら、アスナ
のそこを舐め回していた。もちろん、あいた片手は、きゅっ、きゅっ、きゅと乳首を刺激
する。
「んんっ――、あ、ああっ……やっ、いやぁっ!」
 顔だけでなく、首筋――さらには鎖骨までを真っ赤にさせながら、恍惚の笑みを浮かべ
るアスナのそこに狙いを定める。
「いやぁ……」
 ちゅっ、とアスナの入り口に、俺の亀頭がキスをする。
 アスナが背筋を震わせたのが分かった。
「アスナ……一気に、いくよ……」
「い、いれるの……いや……いまは、いれちゃだめ……」
 アスナは幼い子供がするように、ふるふると首を振った。
「や……だめ……やめてよぉ……お願い、キリトくん……やさしくして……」

 じゅぽおっ!

「ああああああ――っ!」
 リーファを押しのけるほど強く、背をそらしたアスナを、俺は容赦なくせめる。
「やだっ……おかしくっ……おかしくっ、なっちゃうよぉー! んんっ――!」
 言葉はリーファのキスで飲み込まれた。
「んぐっ! んっ! んっ!」
 くぐもった喘ぎ声が仮眠室に響いた。リーファは快感から逃れようと身をよじるアスナ
の体をつかまえ、喘ぐアスナの口を犯し続ける。アスナの瞳から宝石のような涙が流れて
いった。
「んっ! んっ! あぅ……んっ! いやぁ……いっちゃうっ! いっちゃうぅ――!」
 切なくさえずるアスナの声に興奮したのは俺だけじゃなかった。
「アスナっ……さんの……声……かわいい……」
「ひあっ! おっぱいだめぇ! つまんじゃだめぇ!」
「ほら、お兄ちゃんに見てもらいましょう」
 リーファは盛り上がった乳房の天頂を親指と人差し指で摘んでもちあげ、指の腹で転が
す。
「あうっ、んっ! キリト君みちゃいや……」
 無茶言うなよ。
「アスナさん……ちゅっ!」
 そうして恭しく摘んだ桜色のつぼみに、リーファが舌を落とした。
「あああああああ――――」
128キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:16:40.77 ID:dIkWht/1

 乳首を左右、上から刺激されたアスナがびくんびくん、はねた。
 ちょうど突こうとした瞬間アスナが達してしまい、柔肉かきゅうっと締まる。
「あ、アスナ!!」
 俺は予想外の刺激に襲われた。正直まだ十往復くらいしかしていないのに、アスナがど
ん欲に締め付けてきて――。我慢しきれなかった。
 どぶっ、どぷっ、どぶっ
「はうっ」
 射精の衝撃のせいか、オーガズムと達した衝撃でそらしていた背を今度は丸める。
 ぐっ、ぐっ、ぐっ、と断続的におこなれる射精の刺激に、アスナは耐えきってくれた。
「はあ……んっ……キリト君……キリト君……キリト君……」
 愛おしそうに下腹部を両手でなで回す。そのお臍の下のあたりにはきっと、俺が吐き出
した精液があるはずだ。
「キリト君の……熱いよ……お腹の中にいっぱい……」
「うん。受け止めてくれてありがと……」
 俺はそんなかわいい言葉をくれるアスナの手に手を重ねた。いつもと変わらないやさし
い体温が手のひらから伝わってくる。しばらくそのまま見つめあっていると――。
「あ、あの……お兄ちゃん……そろそろ……」
 リーファがものほしげに、アスナの下腹部を見つめていた。

――――

 今度はリーファの体を味わうべく、俺は腰を横に動かして狙いをつけた。
「んっ……」
 リーファはお尻を小さくふるわせて、見せつけるように自分の肉ひらを右手で開いた。
股の間からわずかにのぞく、サーモンピンクのスリットは肉ひら艶やかな光を反射させ
ていた。
「リーファ……いくよ」
 さっそく復活した性器をリーファに押しつける。俺の亀頭を肉ひらが柔らかく受け止め
てくれた。
「お兄ちゃん……熱いの……はやくっ……」
 俺に向かって自分の肩越しに訴えてくる、リーファの顔がものすごく魅力的だった。
 思い切り腰を叩きつける。一気に奥まで突き刺した。
「ひあああっ!」
 ぐずぐずにとろけたリーファのそこは、いとも簡単に俺を飲み込んでしまった。先端か
ら根本までを一気に舐めあげれた感触は、危うく果たしてしまうほど甘美だった。アスナ
と一戦していなければ、危なかった。
「んっ……ふっかいよぉ……」
 アスナに比べれば性交の絶対経験がすくないリーファがすがりつくようにアスナの体に
腕を回した。
 ただ、それが快楽から逃げる手段には結びつかなかった。まだ陶然としていたアスナが
リーファの肩に手を回した。
「リーファちゃん……」
 リーファの下からちゅぱっ、ちゅぱっ、と音がしはじめた。
「や……アスナさんっ……おっぱいかんじゃやだ……だべちゃやだっ……!」
 なにやってるんだろうと、残った理性で考えようとしてやめた。
 ひょこひょことポニーテールが揺れる。
 アスナがリーファの耳を甘噛みした。じゅるっ、と波うった膣道が射精を誘惑する。
「リーファ!」
 俺は腰をつかんで、リーファの中に性器をたたきつけた。
 先端がごつん、ごつんとリーファの奥を押し上げている。アスナの中にまき散らしたば
かりだというのに、射精の欲求が腰のあたりに溜まってきた。
「熱い! おなか……おなかっ、あついよお!」
129キリト・アスナ・リーファ ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:18:25.76 ID:dIkWht/1

 軽く背をそらしたリーファをがつがつ揺らした。
 じゅぷっ! じゅぷっ! じゅぷ!
「あ、ああああああっ! やだ! お兄ちゃんっ! やだぁ!」
 体をくねらせて突き刺される快感から逃げようとするリーファが、アスナに捕まった。
「リーファちゃんっ!」
「はぐっ――!」
 本当にリーファの体の下ではなにが行われているんだろうか。
「んっ、あうっ……んっ……んっ……下も……んっ、上もぉ……!」
 どうやら、アスナもアスナでリーファを責めているらしい。リーファの体から徐々に力
が抜けていき、アスナにしなだれ掛っていった。
 ちゅぱっ、ちゅぱっ、ちゅぱっ
 じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽぉ
「ひ、いやぁ――! いっちゃうよぉ――!」
 リーファが大きく背をそらした。その瞬間、性器を包んでいた柔肉が狭くなり、最後の
一線を越えさせる。
 俺はぐっ、とリーファの腰を引きつけ、可能な限り、リーファの奥で吐き出した。
「んっ――! はあっ!」
 そらされた背中の曲線がきれいで美しかった。最奥で注ぎ込まれるたびにリーファが体
を揺らす。ぎゅっ、ぎゅっ、と締めてくるリーファに残らず注ぎ込み、俺はずるっと性器
を抜いた。
「ふあっ!」
 リーファが栓を抜かれたような声を出した後、横向きにベッドに倒れ込んだ。スプリン
グがぎしっと音を立てる。
 俺も連続二度吐き出していて、これ以上は無理だった。彼女たちの足元で胡坐をかいて、
今達したばかりのリーファと、達した余韻に浸っているアスナの艶姿を眺めた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「んっ……はぁ……はぁ……」
 目から力をなくし、宙を眺めるアスナとリーファは、トーンの違う呼吸を繰り返してい
る。
 オレンジ色のライトエフェクトが降り注いでいて、汗にまみれた二人の体をいやらしく
映し出す。呼吸をするたびに乳房やお尻が揺れていた。
 出したばかりなのに、俺はごくりと息をのんだ。
 精液が二人の秘処から流れ出ていた。アスナのそこから流れた白い液体は、尻たぶのほ
うにゆっくりと流れていて、リーファは横向きに倒れたせいか、お尻の山の方に精液を流
していた。
 二人ともお腹に手を当てていた。注ぎ込まれる快感というのは男の俺には理解できない。

 でもどこか幸せそうな二人の姿を見て、俺はたまにはこういうのも悪くないな、と思っ
ていた。



130 ◆T.om8vwXYU :2011/12/18(日) 11:23:11.16 ID:dIkWht/1
以上です。オチがありませんが、続きません。

l※この後、三人は朝まで愉しんでしまい(リーファサンドイッチにしたり、アスナサンドイッチにしたり)、
二日酔いでヨツンヘイムの偵察はできませんでした。

改行は勉強中です。

次回は未定です。

よろしくお願いいたします。
131名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 12:21:47.90 ID:a6RFYAbd
>>130
えろいなーーー
改行前のままの方が見やすいな。繋がってると読み飛ばしちゃう癖があるからかもしれんが
132名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 22:24:46.04 ID:z6iAjc/v
>>130
乙!

むしろサンドイッチ書いてくれww そしてリアルも書いてくれwww
133名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 02:08:58.76 ID:2X/ihbZs
すばらしい!
ハーレムってやっぱりいいですよね
134名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 14:07:56.76 ID:Mzmv+4iU
結局保管庫って出来たの?
135名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 14:37:44.89 ID:bS6LtT/+
できてない
136名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 14:45:32.51 ID:2bjiva09
保管庫じゃなくてもテキストファイルにまとめて
どっかのアップローダーに上げるだけで
だいぶ嬉しいよ?俺は
137名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 16:04:29.63 ID:Ibh5Y2iu
エロパロ保管庫に頼むとかって話だっけ?
138名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 18:20:17.30 ID:bS6LtT/+
前スレでそこまでは話があったね
問題ないとおもうが
139名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 21:38:38.07 ID:miDcJ4Dr
とりあえず、1層目以外のアンカまとめ。
1層目にもアンカがあったような気がするけど●ないので、誰か補完を。
1層目の補完が済んだ時点で、保管庫へ収録をお願いしてくる。

【アクセル・ワールド】川原礫作品総合 2層目【SAO】
レス番   題名               作者(敬称略)
>>7     (小ネタ)
>>58-62  「カラダの温度」前編     ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>68-74  「カラダの温度」後編     ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>83-87  アスナ×触手
>>93-104  詩乃×恭二
>>141-148 「友情と愛情」前編      ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>151-161 「友情と愛情」後編      ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>260-263 フラグ建築職人の朝は早い
>>308-328 「領主さん達の色仕掛け?」 ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>357-361 バッドエンド           名無し
>>383-387 グッドエンド           名無し
>>394-398 猥談注意w
>>489    (小ネタ)
>>606    (小ネタ)
>>642-648 山猫がデレる時        バッドエンドの作者
>>676-685 直葉×和人 病室にて
>>699    キリト×リーファ        ◆T.om8vwXYU
>>731    (小ネタ)
>>737-745 直葉×和人           ◆T.om8vwXYU
>>754-759 ポッキーゲームネタ
>>780-795 キリト×ユウキ         ◆T.om8vwXYU
>>827-833 キリト「SAOには排泄は無いが、果たしてアナルセックスはサポートされてるんだろうか…」【前編】
>>844-850 キリト「SAOには排泄は無いが、果たしてアナルセックスはサポートされてるんだろうか…」【中編】
>>873    キリト「SAOには排泄は無いが、果たしてアナルセックスはサポートされてるんだろうか…」【後編】 ◆/MZPCeoKT2
>>878-881 アスナ陵辱
>>895    小ネタ「KOBの衣装をヒロインに着せてみた」
>>911-922 リズ×キリト           ◆T.om8vwXYU
>>926-936 シリカ×キリト          ◆T.om8vwXYU

【アクセル・ワールド】川原礫作品総合 3層目【SAO】
レス番   題名               作者(敬称略)
>>5-17 和人×直葉2           ◆T.om8vwXYU
>>49-61 シリカ×キリト2          ◆T.om8vwXYU
>>78-89 ふぃじかる・のっかー・ぶらっどだうん ◆T.om8vwXYU
>>119-310 キリト・アスナ・リーファ     ◆T.om8vwXYU
140名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 23:50:51.03 ID:Kg3Kj18I
【アクセル・ワールド】川原礫作品総合【SAO】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234066854/985

985 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/02(木) 12:50:41 ID:4c/C61ys
次スレもたったし今スレの作品まとめとく

>>45-46,>>52-55 「電脳エクロス」(黒雪姫×ハル)
>>70-80 黒雪城の死闘(黒雪姫×ハル)
>>551-552 チユリNTR
>>606 アクセルワールド・エロ描写なし・ネタ
>>699-711 シリカ体育倉庫の悪夢(シリカ陵辱)
>>801 シノン自慰
>>897-902,>>913-922 「ニコとゲームと白ソックス(仮題)」(ニコ×ハル)

職人さんに敬礼っ!

141名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 04:23:27.55 ID:dEkAHKYs
>>140
下記内容で収録頼んできます。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

管理人様。お世話になります。
下記作品を保管庫に収蔵いただけませんでしょうか。原作はライトノベルです。


【アクセル・ワールド】川原礫作品総合【SAO】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234066854/
レス番   題名              
>>45-46,>>52-55 「電脳エクロス」(黒雪姫×ハル)
>>70-80  黒雪城の死闘(黒雪姫×ハル)
>>551-552  チユリNTR
>>606  アクセルワールド・エロ描写なし・ネタ
>>699-711  シリカ体育倉庫の悪夢(シリカ陵辱)
>>801  シノン自慰
>>897-902,>>913-922 「ニコとゲームと白ソックス(仮題)」(ニコ×ハル)

142名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 04:23:47.26 ID:dEkAHKYs
【アクセル・ワールド】川原礫作品総合 2層目【SAO】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291205114/
レス番   題名               作者(敬称略)
>>7     (小ネタ)
>>58-62  「カラダの温度」前編     ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>68-74  「カラダの温度」後編     ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>83-87  アスナ×触手
>>93-104  詩乃×恭二
>>141-148 「友情と愛情」前編      ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>151-161 「友情と愛情」後編      ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>260-263 フラグ建築職人の朝は早い
>>308-328 「領主さん達の色仕掛け?」 ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
>>357-361 バッドエンド           名無し
>>383-387 グッドエンド           名無し
>>394-398 猥談注意w
>>489    (小ネタ)
>>606    (小ネタ)
>>642-648 山猫がデレる時        バッドエンドの作者
>>676-685 直葉×和人 病室にて
>>699    キリト×リーファ        ◆T.om8vwXYU
>>731    (小ネタ)
>>737-745 直葉×和人           ◆T.om8vwXYU
>>754-759 ポッキーゲームネタ
>>780-795 キリト×ユウキ         ◆T.om8vwXYU
>>827-833 キリト「SAOには排泄は無いが、果たしてアナルセックスはサポートされてるんだろうか…」【前編】
>>844-850 キリト「SAOには排泄は無いが、果たしてアナルセックスはサポートされてるんだろうか…」【中編】
>>873    キリト「SAOには排泄は無いが、果たしてアナルセックスはサポートされてるんだろうか…」【後編】 ◆/MZPCeoKT2
>>878-881 アスナ陵辱
>>895    小ネタ「KOBの衣装をヒロインに着せてみた」
>>911-922 リズ×キリト           ◆T.om8vwXYU
>>926-936 シリカ×キリト          ◆T.om8vwXYU

【アクセル・ワールド】川原礫作品総合 3層目【SAO】※現行スレ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1323088885/
レス番   題名               作者(敬称略)
>>5-17 和人×直葉2           ◆T.om8vwXYU
>>49-61 シリカ×キリト2          ◆T.om8vwXYU
>>78-89 ふぃじかる・のっかー・ぶらっどだうん ◆T.om8vwXYU
>>119-310 キリト・アスナ・リーファ     ◆T.om8vwXYU

お忙しい中大変申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
143142:2011/12/20(火) 04:33:07.78 ID:dEkAHKYs
>>142です。収蔵の依頼をしてきました。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1267493594/96

保管庫への反映がいつになるか、現状ではわかりません。
保管庫収蔵の完了報告等は、下記URLにて行われるため気がついた方が順次連絡ください。

連絡用スレッド その2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1267493594/l50

以上で、報告をおわります。よろしくお願いします。
144名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 07:09:09.41 ID:U+HwO3zZ
>>143
乙です!
145名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 13:01:31.11 ID:pFjz5N3d
先ほどからロリペドという言葉の代わりに、
ロリパドって言葉が頭から離れないのだが、天啓か何かだろうか。
146名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 15:37:32.53 ID:sAb+cwjN
ロリパド・・・ニコとパドさんのことじゃね?
147名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 19:20:12.60 ID:S0S/GHwU
いやいや、小学生の頃のパドさんだよw
小学生は最高だぜwww
148名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 20:09:52.69 ID:dEkAHKYs
>>147の常駐スレはこのスレの隣に立ってるんだろうなぁ、としみじみ思う。作者の関係的に。

もう一軒家でよくねえ?
149小ネタ・お泊まり日記、黒雪姫:2011/12/21(水) 03:38:09.53 ID:hlOMZ95e
「ハルユキ君」
「はい」
「こっちに来なさい」
「えっ、でも十分近いような・・・」
「ベッドの上と下ほどの距離があるじゃないか」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・・・・・わかりました」
「うむ、アバターの君も素敵だが本物も良い抱き心地だ」
「あの、その、あまり近いと・・・その」
「君は自分の体型を気にしているようだが、私は今でも十分魅力的だと思うぞ」
「も、もういいですか?」
「それに、下手に減量などして君の魅力が私以外に知れ渡るのは・・・、コホン」
「せ、せ、先輩!」
「む、いや、違うんだ君に痩せるなと言ってるわけじゃなくてだな」
「そんなにぎゅーってされたら、ぼ、僕だって男なんですから、が、我慢できなくなっちゃいますよ!?」
「・・・・・・ほぅ」
「な、なんでもっと強く抱き締めるんですかー!?」
「我慢、出来なくなったか?」
「うぅ・・・」
「襲ってしまいそう、か?」
「そんな・・・、僕は先輩を悲しませるようなことは出来ませんよ」
「ハルユキ君・・・」
「な、なにを!?」
「君は素晴らしい男だ、私の目に狂いはなかった、だが罰として今夜は"抱き枕の刑"だ」
「ななななっ!?」

 朝方、パンツを洗うハルユキの姿があったとかなかったとか。
150名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 07:35:20.28 ID:q0bu2eTL
Gj……

痩せるのも駄目なんかw 冬とか暖かそうだなw
151名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 08:17:43.23 ID:q0bu2eTL
>>74
昨日元ネタ把握した。銀魂の六股編か。
152名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 08:36:07.97 ID:zETVObbS
>>149
18禁ルートはどこですか?
153名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 21:47:54.91 ID:kmkYoKte
シリカ可愛くね?(チラッ
154名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 22:00:05.02 ID:GLBoneva
シノン可愛くね?(チラッ
155名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 22:31:54.65 ID:GFQKk2LM
リズ可愛くね?(チラチラッ
156名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 23:10:44.28 ID:bSCufuft
>>155
3P投下されたんだからsageてくださいよぉ……
157小ネタ・お泊まり日記、師匠:2011/12/22(木) 05:28:41.67 ID:zK95oJiy
「鴉さん」
「はい」
「こちらへどうぞ」
「ぼ、僕はこっちの布団で大丈夫です」
「どうぞ」
「・・・」
「・・・」
「・・・(あれ、なんかこの感じどこかで・・・)」
「・・・(ニッコリ」
「わ、わかりましたっ!」
「えいっ!」
「ぶふぉっ!?」
「うふふ」
「し、師匠!?え、あの」
「サッちゃんから聞いてますよ、鴉さんの抱き心地が良いと」
「あ、の、む、む、胸がっ、が、」
「触ってみますか?」
「!!!!?」
「ふふ、冗談です」
「師匠・・・」
「ところで鴉さん」
「はいっ」
「抱かれ心地はサッちゃんと私、どちらが良いですか?」
「えっ!?」
「ぎゅ〜」
「むぁっ!?(お、おっぱいが顔に!)」
「どうですか〜?」
「ふぁ、ふぁい・・・ひ、ひひょうのほっはいが、きもちいいれす」
「そう、じゃあ私の勝ちですね、そうサッちゃんに言っておきますね」
「ふぇっ!!!?」
「冗談です(ニッコリ」
「し、ししょー・・・」
「楓子」
「へ?」
「楓子って呼んでください、私もハルユキさんって呼びますから」
「ふ、楓子さん」
「さんはいらないです」
「で、でも、師匠の方が年上だし・・・」
「楓子」
「ふ、ふーこ・・・・・・(さん)」
「・・・(ニッコリ)」
「す、す、す、すいません!」
「呼んでくれるまで今夜はこのままです」
「えええ!!?(あれ、この感じどこかで・・・)」

 その夜、ハルユキは夢を見た、自分が赤ん坊で母に抱かれ、母乳を求め乳房に吸い付いた夢。
 朝、寝る前にあんなことがあったとはいえ、と自分が恥ずかしくなったが、なぜか
自分よりも楓子が顔を真っ赤にしていたのが不思議なハルユキであった。
158名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 05:31:53.01 ID:r4lbDDm/
>>157

僕も師匠の胸に飛び込みたいです
159名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 06:24:24.34 ID:X+d4Ptz0
お泊まり日記ぷりーず
160名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 12:59:39.06 ID:RUlhbS+M
積極的なのにいざやられると真っ赤になる師匠マジ乙女
161名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 13:33:14.39 ID:J/O7N5t4
保管庫ぜんぜん更新されてないみたいだね
162小ネタ・お泊まり日記、チユ:2011/12/24(土) 04:08:35.43 ID:UuM40PCr
「そっち行っていい?」
「やだよ、お前にはちゃんと布団あるだろ」
「やだ!私もベッドで寝る!」
「ちょっ!おい!」
「ふふふ、ハルのベッドに潜入成功!」
「バッ、おま、自分がなにやってるかわかって、お前にはタクが・・・」
「タッくんは大事な人だよ、でも恋人じゃない、それは前に言ったでしょ、昔に戻ったの」
「で、でも・・・」
「そーれーにー、ハルと一緒に寝ることなんて昔からじゃん、変なの」
「昔ってお前、小学生の時だし、タクもいたし」
「とーにーかーくー、私はここで寝ます、いやならハルが布団で寝たら?」
「ぐ・・・、わ、わかったよ」
「・・・え?」
「だから、俺が布団で寝りゃいいんだろ?まったく、チユのわがまま姫」
「あ、まって・・・!」
「お、おい!なにをっ!?」
「・・・」
「・・・チユ?」
「・・・・・・・ハルはもう黒雪姫先輩とキスした?」
「なッ!?」
「私は、まだだよ?」
「俺は・・・」
「あ、"しました"って顔した」
「ちがっ、あれはアバター同士の・・・あっ!?」
「・・・そっか、ハルの心はきっと、黒雪姫先輩のものになっちゃったんだね」
「どうしたんだよ、お前、変だぞ・・・?」
「ううん、戻っただけだよ、私の心は、ハルは先に進んじゃった、だからこうして・・・」
「チユ・・・」
「・・・・ごめん、忘れて、えへへ、ダメだよねせっかくハルとタッくんが私達の関係を戻してくれたのに、私だけ、こんな」
「チユ」
「あっ」
「わかった、一緒に寝よう、それが多分チユに俺がしてやれることだからな、そうだろ?」
「・・・うん、ありがとう、ハル」


「うわぁああっ!?あのチ、チユリ・・・さん?」
「あむ、大丈夫、本で読んだの、こうすれば男の人は楽になるって」
「い、いやこれはただの朝の生理げんしょぉぉぉ!?」
「出さないとこの腫れは引かないんだもんね、ハルが辛いのは私が全部治してあげるからね」
「まさか、こういうのタクにも・・・」
「・・・・・・ハルの馬鹿(カプ」
「っ!!!?」

 その後、「アバターはノーカン」とハルが言ったため、チユリに
キスの練習相手をさせられる事になったとかならないとか。
163名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 05:54:05.70 ID:iMygn4X3
ええ小咄やで(ウルウル
164名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 05:59:58.66 ID:WN+AUtoM
>>163
泣けねーよww でも乙!
165名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 09:55:24.30 ID:KWHPzIA5
>>164
(ウルウル ←先走り汁
166小ネタ・ある昼下がりの出来事:2011/12/24(土) 12:30:55.83 ID:UuM40PCr
 そのヒロインは悩んでいた、彼女には二人の幼馴染みがいる、彼女にとって
二人は幼馴染み、異性として見てないわけではない、怖いのだ、もし片方と
男女の関係になって三人の関係が崩れてしまうのが。
「いいだろ?な、チユ」
「だ、ダメだよハル!私、タクから告白されてるんだよ!?」
「知るか!あいつは何でも出来る、顔も良いし、頭も良い、運動も出来る、その上お前まで奪われたらどうすればいいんだよ!」
「やっ、ダメ!初めては、初めてはまだっ!」
「うるせぇ!!」
「あああっ!痛いっ・・・・ごめんね、タク、やっぱり私、ハルの事・・・」 
 ヒロインの中で答えはとっくに出ていたのかもしれない。
 怖かったのだ、認めるのだ。
「この後デートなんだろ?このまま中に俺の精子溜め込んだまましろよ」
「えっ!?やだ、そんな」
「じゃあタクに言ってやるよ、チユは俺に処女膜ぶち破られて喜んだ裏切りものだってな」
「うぅ・・・酷いよ」
「俺も後付けるからな、そしてまた注いでやるよ、ククク」
「・・・ハル」
 三人の関係はまた新しく始まった、歪んだ形で・・・。

「・・・・・・・」
 ハルユキはゆっくりとした手つきでそのソフトを終了した。
 厳しい家庭に住むタクムにとって最近手に入れたエロ媒体は貴重だった、そのため、処分されないために
ハルユキに預ける形になったのだ、エロ話をしてこそ本当の親友という話をどこかで聞いた気もするが
当たっているのかハルユキにはわからない、ただ一つわかること、それは。
 タクムが預けた18禁ゲームがNTRモノであり、自分達の関係によく似たシチュであり
尚且つ名前入力可能ということだった。
「・・・タク」
 いくら寝取り男がハルユキ似で寝取られ男がタクム似だからといってそのまま名前を入れたのか。
「見ないって約束したのにな、ごめんな」
 タクムはどんな気持ちでこのゲームを手に取ったんだろう、ハルユキとチユリの関係・・・。
「・・・・・・」
 今朝、チユにしてもらったことを思いだし下半身が熱くなってしまう。「僕はどうしたら・・・先輩」
「ふむ、私を想像してくれていたのか、安心したぞ」
「ど、っうわぁああぁああ!?せ、せ、せ、先輩ぃぃい!?」
 黒雪姫は静かに微笑むとハルユキの手を取った、行き先は恐らくハルユキ宅だろうか。

 現実はエロゲより複雑だとハルユキは思ったのだった。
167名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 18:32:21.36 ID:RH/a9uGE
なんか切ねえw
168 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 22:33:25.56 ID:on4Fz34z
お世話になります。

以前投下したパド×ハルユキの修正版をロダに上げました。
もしよろしければご確認ください。

http://u3.getuploader.com/eroparo/download/126/%E3%83%91%E3%83%89%C3%97%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%A6%E3%82%AD%E3%80%80%E6%8A%95%E4%B8%8B%E7%94%A8.txt


>>94 ご指摘ありがとうございました。


さて、エロなしですが23時ごろ、クリスマスネタ投下します。よろしく願いします。

タイトルは『ニコラスさんのおくりもの(死だぁー)』です。
169名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 22:50:27.36 ID:EQzRdInl
キリトが一番病んでたころかな……
170 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:02:54.25 ID:on4Fz34z

お世話になります。
クリスマスネタ投下します。

・キリト×アスナ エロなし
・キャリバーの四日前
・原作ではっきり明記されいないことをまるで公式設定のように描写しています。ご注意
ください。ほぼ作者のねつ造です。

・NGは『『ニコラスさんのおくりもの ◆T.om8vwXYU』


 前編 キリト×アスナ エロなし
 後編 キリト×アスナ エロあり ふつう
 後編(エロ微増版) キリト×アスナ エロあり <<水流縛鎖>>
171『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:05:46.43 ID:on4Fz34z


 天気予報が大はずれし、予測されなかった大粒の雪が街に降る。
 雪に足を取られる前にと、駅へ急ぐ人々をよそに、俺と明日奈は二人でベンチに座って
いた。

 二年前のクリスマスに背教者ニコラスがもたらした宝は、結局なんの力も奇跡も持たな
かった。

 光り輝くクリスマスツリーのイルミネーションの向こうで、すこし気の早い「赤鼻のト
ナカイ」が流れていた。

 助けられなかった彼女の歌声が、メロディにのって蘇る。
 うちひしがれて、のたうちまわり、掴んだ雪の冷たさを思い出して、じっと手を見る。
 俺の、桐ヶ谷和人の指先は冷気に凍えて真っ白だった。
 手のひらに雪の結晶が乗る。手にのった雪はすぐには溶けない。
 指は冷え切り、もう感覚さえ残っていなかった。

 するとその手を、ずっと俺の隣にいた明日奈がそっと掴んだ。
 明日奈の手は冷たかった。
 当然だ。このベンチに二人で腰掛けてからもう一時間も経っている。
 突然の雪だったので傘もない。明日奈の白いコートと髪にうっすらと雪が乗っていた。

「でもね……でもね、キリトくん……」

 明日奈は冷え切った俺の手を躊躇なく自分の頬に押しつけた。
 VR空間では情報量が少なすぎてまだ完全に感じることができない、本物の体温が手の
ひらをくすぐる。

 明日奈はもう一度、俺の手を頬に押しつける。
 強くふれたら崩れてしまいそうなほど、アスナの頬はやわらかい。
 瞳から落ちる涙が俺の指に滴る。涙は温かくて熱かった。
 熱い吐息が手首のあたりを流れていく。

 そして明日奈は目を細めて、微笑みながらこう言った。

「でもね、キリトくんが私を迎えに来てくれた日も、雪がふってたんだよ――」

と――。
172『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:07:21.82 ID:on4Fz34z
――――

『ニコラスさんのおくりもの(死だぁー)』(前編)



 浮遊城アインクラッド第二十層から上のアップデートが、クリスマスイヴに行われると
の告知に、どこかALO運営体のいやらしさを感じたのは俺だけではないらしい。

 その場にいたクラインは頭を抱えて『よ、よりにもよって、クリスマスイヴかよ! 他
のイベント参加できないじゃねえか!』と嘆き、すぐさまリズに『あんた、どっちにしろ
予定なんかないでしょ……』と突っ込まれ、周囲にいた俺たちの爆笑を誘った。

 さて、そのクリスマスイヴがとうとうやってきた。

 俺、アスナ、リズ、シリカ、リーファ、クライン、エギルのパーティは、第二十一層主
街区への転移門がアクティベートされた瞬間に駆け出して、主街区をつっきり迷宮区を全
力で踏破したあと、流れるように迷宮区のフロアボスに挑んで、負けた。

 まあ、ここまでは予定通りだった。
 ボスに挑んだのは攻撃パターンや戦術構築のためであり、そもそも勝ちを狙いに行った
わけじゃない。
 できればもう少し、ボスのHP減少時の攻撃パターンを検証したかったが、文句は言っ
ていられなかった。
 セーブポイントに戻った俺たちはすぐさま二度目の挑戦を行うべく準備を進め、すぐに
迷宮区へと舞い戻った。

 ボス攻略はあくまで手段で、俺とアスナにはもっと別の目的があった。
 第二十二層に存在するプレイヤーホーム。
 もう一年と一月以上も帰っていない、二週間の新婚生活を過ごしたあそこを再度「ホー
ム」にするために全速力で二十一層を駆け巡る。

 再び、迷宮区を突破しながらアスナがボス攻略戦術を構築し、ボス部屋の前についたと
きにはすでに二十名近くの攻略パーティがそろっていた。
 そのパーティのリーダーひとりひとりに声をかけ、時には頭さえ下げて、最終的に五十
名近い即席のレイドパーティを作り上げたアスナはいま――。

「はぁ……アスナ、気合い入りまくりじゃない……キリトはどう? 何か感じるものがあ
るんじゃない?」

 隣に立つリズがピンクの髪を揺らしながら言った。
 ボス部屋と呼ばれる扉の前に出来た安全地帯。すでに戦術とボスの攻撃パターンを頭に
焼き付けている俺はドーム状の安全地帯の壁に背をあずけている。
 リズとクライン、エギルも同じように、アスナが帰ってくるのを待っていた。

「……まあ、アスナの気持ちはわかるしな。ホームのことは俺も楽しみだし」

 即席のレイドパーティだけあって、みごとに種族も武器もバラバラな攻略メンバーが、
畳一条ほどの大型スクリーンとその横に立つ今回のボス攻略の責任担当者、アスナを交互
に見る。
 白の短衣とスカートを装備したアスナは、四十名近い人垣に囲まれながらも物怖じせず、
凛とした声をホールに響かせていた。
 アスナは今、先遣隊が(この場合は俺たちが担当した)持ち帰った情報を元にボスの攻
略法をメンバーに解説している。
173『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:08:05.20 ID:on4Fz34z

 内容は盾役との交代のタイミング、ボスの攻撃パターンなど多岐に渡り、集まった一人
一人に「自分がやるべきこと」を浸透させていく。
 熱と迫力に満ちたアスナの講義を、集まった即席の攻略パーティは輪を作って聞き入っ
ている。

「まあSAOの攻略担当責任者様だったからな。あれくらいは朝飯前じゃないか」
「それ、まさか本気で思っているわけじゃないでしょうね?」

 リズが言った。アスナを見つめる瞳には、わずかに不安の色が浮かんでいる。
 俺はリズの肩にそっと手をおいた。

「……攻略会議や指揮はアスナにとっていい思いでばかりじゃないよ。ソロやってた俺に
はからない苦労があったはずさ」

――その苦労のなかには、攻略組きっての不良ソロプレイヤーへの物理的説得とかもあっ
たはずだが、もちろん口には出さない。

 クラインを含めた何人かの命の重さから逃げ出した俺と違い、アスナはKoBの副団長
として、重責をずっと担い続けていた。第七十五層まであの細くて小さな肩にずっと。
 あの細い肩にパーティメンバー全員の命をのせて、自身もまた危険なボス攻略に挑んで
いたのだ。
 リズが半歩ほど俺の方に移動した。

「わかってるならしっかりフォローしなさいよね」

 アスナに対してやや過保護気味のリズに苦笑しつつ、俺は大腕をふるってボスの戦闘パ
ターンを解説するアスナに再び目をやった。
 無理している様子はない。少なくとも今は。
 水妖精族の特徴である青い髪を揺らし、瞳に強い意志の輝きを宿らせるアスナの姿は、
恋人であるとか、知り合いであるとか、そういう関係性を無視しても、びっくりするほど
魅力的だった。

 アスナのまわりだけ温度と華やかさが違う。
 おそらくパーティを組んでいる何人かも、きっとそんな感情をもってアスナの講義を聞
いているだろう。にやけ面のやつまでいる。それがなんだか、無性に気に食わない。

「……そんな顔してるくらいなら、大丈夫そうね。あたしたちをホームから追っ払った後、
ちゃーんと、いちゃいちゃするように」

 リズが言った。気がつくとリズが笑いながら俺の目を見ていた。

「……い、言われなくてもわかってる。ちゃんとフォローするよ」

 俺は顔が赤くなるのを感じて、あわててリズから目をそらした。
 なんだか胸の内を見透かされているようで、こそばゆかった。
174『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:09:52.04 ID:on4Fz34z
――――

「じゃあ、十分後に突入します。よろしくおねがいします」

 とアスナが会議終了を宣言し、各装備の確認に入ったメンバーを眺めたあと、アスナは
他のメンバーのじゃまにならないよう、壁際にたってくれていた親友に声をかけた。

「おわったよー、リズ!」

 親友――リズベットはアスナに向けてにいっ、と笑う。

「おかえり、アスナ。それにあんたたち。初めての攻略会議の感想は、どう?」
「え?」

 アスナは後ろを振り返った。
 攻略会議に参加してくれたリーファとシリカの目がきらきらと輝いていた。

「ど、どうしたの、二人とも」

 あまりにも熱っぽい視線に押され、アスナは体を引いてしまった。

「もう、なんというか」
「感動しました」
「え……あ、うん。ありがと。リーファちゃん、シリカちゃん」

 二人に手放しの賞賛に胸がむずがゆくなる。
 称賛自体はありがたかったが、アスナはそもそもボス攻略自体にはさほど興味がない。
ボスを倒した栄誉も、報酬にも興味がない。
 ボス攻略は目的を果たすためだけの、手段でしかないからだ。

――ごめんね、みんな。

 集まったメンバー全員に心の中で謝った。
 各階層のボス攻略といえば、ALOに存在するクエストの中でも花形中の花形だ。
 旧アインクラッドに存在していた剣士の慰霊碑に変わり出現した《剣士の碑》に名を刻
む栄誉も膨大な報酬もながしろにしているアスナは、いちMMORPGプレイヤーとして
どうしても後ろめたい感情がある。

 だからリーファとシリカが伝えてくるまっすぐな感情を、どうにもうまく消化できない。
 なぜならさっき攻略会議に参加してくれた名も知らないメンバーには、リーファとアス
ナのように賞賛の視線を向けてくるものもいたからだ。
 いや、それならばまだ良い。
 一番辛かったのは、SAOサバイバーで元攻略組の、アスナも顔と名前を知っている
何名かの囁きだった。

 さすが血盟騎士団の副団長だ、と。

 そのささやき声を意識したとたん、くっと息苦しくなった。
 少し前から胸に抱いている感情が、ぐずぐずと頭をもたげてきて――。

「またマジメなこと、考えてるでしょ」
「え? ひゃっ!」

 となりにいたリズベットにわき腹をつつかれ、飛び上がる。
 準備にとりかかっていたメンバーが何事かとこちらに視線をよこした。
 なんでもありません、と手振りで伝え、アスナはリズベットに向き返った。
175『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:11:35.31 ID:on4Fz34z

「もおー。いきなりなにするの?」
「真面目なことを考えてる顔してたから。当たりでしょ?」
「……うん。大当たり」

 またわき腹をつつかれないように警戒しながらアスナはリズベットにうなずいた。
 はあ、と大きくため息をついた後、リズベットは口を開く。

「アスナが今日のためにどれだけがんばってきたのか、あたしたちはよく知ってる」

 絶妙な呼吸で腹部に回された手をアスナは弾けなかった。
 普段こういう、積極的なスキンシップをしてくるリズベットでないだけにアスナは体を
固くして、リズベットの言葉を待った。

「だからさ。最後くらいわがままになってもいいんじゃないの? そもそもボス攻略に最
速で参加したって、そのままクリアできるわけじゃないもの」
「そうですよ」

 リーファがこくこくうなずいた。

「アスナさんが指揮をとるから攻略の可能性もあがるんです。 アスナさんも知ってると
思いますけど、フロアボスってかなり手強くて十分に準備をしないと撃破は難しいです。
だから指揮するアスナさんがちょっと我が儘するくらい、どうってことないですよ」
「うん、いまリーファが良いこと言った」

 リズが手をリーファに差し出す。そのまま格好良くぱしんっ。リーファと手のひらを打
ち付ける。

「まったくこういうフォローをしてほしかったのに、あの朴念仁」

 と、リズベットは最後に小さくつぶやいた。
 誰に向かってのつぶやきなのかは簡単に想像がついた。
 アスナはちらっと、件の人物――キリトを目線で探した。
 いた。
 キリトはアスナ達のいる壁際からわずかに離れた場所で、ダメージディーラーの剣士と
なにやら話し合っている。
 会話の内容までは聞き取れないが、真剣な表情だった。

「あ。あいつ、あんなところにいた……。まあ、あいつもあいつで思うところはあるんじ
ゃない? なんたって懐かしの我が家なんでしょ?」
「んー、どうかなー。正直どんな風に喜ぶのか、わかんないんだよねー。キリトくんの場
合」

 頭のなかで何度かシミュレートしたものの、どうもうまくいかなかった。
 手をとってくれて一緒に喜んでくれるかもしれないが、もう少し違うものになる予感が
ある。
 キリトが「そのとき、どんな行動をとるか」を予想するのはかなり難しい。
 ほんの二週間前《ガンゲイル・オンライン》の《BoB》にキリトが参戦した際、十分
に彼のプレイスタイルを熟知しているはずのアスナ達でさえ、彼がどのように勝ち残るか
で意見が割れてしまった。

「ねえ、リズ……」

 腹部をまわるリズベットの腕に、手を這わせながらアスナは呟く。
176『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:12:39.70 ID:on4Fz34z


「リズ……リンダースが解放されたらまたあそこでお店やってね。今度はわたしたちが手
伝うから。リズが嫌だって言っても、絶対に手伝うから……!」
「――そうね。そのときはおねがい。さて、準備準備っと」

 話題が変わるやいなや、リズベットはアスナからぱっと離れた。
 そのまま背をむけてごそごそと準備をしはじめる。
 アスナは緊張がほぐれていくのを感じ、思わず頬を緩めてしまった。
 リズベットの獲物の戦槌は彼女の腰のスリングに引っかかっているし、腰のポーチには
ポーションが満載だ。
 照れ隠しにしては隠れる穴が少々、大きすぎる。

――ありがと、リズ。

 照れ屋の親友に心の中で感謝していると、別方向から声がかかった。

「よっ。気合いはっているな。アスナっち」

 粗野な笑みを浮かべたクラインが隣にたつ。
 こちらも準備万端といった形で、獲物の太刀を鞘ぐるみに持っている。

「あの……クライン。本当にいいの? 参加してくれるのはありがたいけど……」
「ああ。ウチのギルドの連中も、景気よく送り出してくれたからな。大船に乗ったつもり
でどーん、とよ!」

 そう嘯くクラインの顔を見てアスナは危うく吹き出すところだった。
 キリト曰わく『《風林火山》の連中は全員リアルで予定があるんだと。だからクライン
誘うのに遠慮はいらないぜ』だそうだ。

 ただ、アスナも一辺倒の理由でクラインが参加していると考えているわけではない。
 時折、自分のものにならないなら他人にも渡せないとの考えを持つプレイヤーが攻略を
妨害してくることがある。

 他人の得が許せない、と考えてしまうのはもはやMMOプレイヤーの性なのかもしれな
いが、過剰なものになるとボス攻略の前にPVPすら発生する。

 《風林火山》の面々は、アスナもよく見知っているが、ギルドマスターであるクライン
も参戦にはかなり気をつかっただろう。

 足かけの準備からつきあってくれているクラインには感謝してもしきれない。おなじく
リアルで仕事を持ちクリスマスという日にち柄忙しいはずなのだが、それを押して参加し
てくれるエギルにも、アスナは感謝していた。

「……クリスマスか」

 クラインは一度天井を仰ぎ見た後、アスナの耳に口をよせた。

「あのさ、アスナっち。少しでいいから、気をつけてやってくれないか。あいつ、実はこ
の時期にあんまりよくない思い出を持っててよぉ……」
「――大丈夫。知ってるよ」

 クラインが目を見開いた。驚いた彼の顔がどこかおもしろくて、アスナは今度こそ笑っ
てしまった。
177『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:13:44.56 ID:on4Fz34z


「キリトが自分から言ったのか?」
「うん。この前、一緒に買い物に行ったときに」
「……そうか。そりゃそう、そうだよな」

 クラインが視線を前に向けた。アスナもつられて視線を向ける。
 すると先ほどまでの真剣な雰囲気はどこへやら。
 たぶん前衛と話をしているうち楽しくなってきたのだろう。
 頭に愛娘のユイを乗せたキリトは、まるで新しいおもちゃの発売をデパートの開店前に
待っているような、そんなやんちゃな雰囲気でボス部屋を眺めていた。

 そんなキリトの背中を見ていたクラインはずずっ、と鼻をならした。
 人情家の火妖精族は、一度だけぐうっと目頭をぬぐった。

「くそっ……あいつばっかり……ずるくねえか……今日って……クリスマスだぜ?」
「えっと、それは……その……」

 それに関しては、アスナは何も言えなかった。

――――

 アスナが自分の装備の確認を終え、頭の中でボス攻略のシミュレートをしていると目の
前のシリカが尻尾をピクつかせた。

「アスナさん。そろそろ時間ですよー」
「――うん」

 シリカの言うとおり、そろそろ会議終了から十分が経過する。
 アスナはボス部屋に続く扉の前に足をすすめた。
 扉のデザインは旧アインクラッドのものと同じだが、中で待ち受けるボスはALOのシ
ステム変更に合わせて再設定された難敵だ。
 アスナは「よしっ」と自分に喝をいれてから、扉の前に集まるメンバーに向けて叫ぶ。

「みなさん、準備は大丈夫ですか! 盾役の方は中に入ったら陣を組んでください! あ
との皆さんは打ち合わせ通りにお願いします!」

 何かしらの応答を返しつつ、五十名近い即席攻略メンバーが扉の前に並んだ。
 土妖精族の盾役が二人先頭に立ち、扉を開け放つ。まだ明かり一つない真っ暗闇のボス
部屋にぞろぞろと、まずは盾役のアバターが足を踏み入れていく。続くのはダメージリ
ソースとなる面子だ。この中にアスナも含まれる。
 盾役のアバターが全員中に入ったのを確認し、アスナも暗闇に踏み出そうとした。
 が、まさしく一歩目を踏み出そうとした瞬間的だった、背後から声が飛んできた。

「どうせだから楽しもうぜ、アスナ。俺も全力で楽しむから」

 一番聞きたかった声に振り向くと、キリトがいつものシニカルな笑みを浮かべていた。
 頭の上に陣取ったユイも、ガッツポーズと笑顔をアスナに送ってくる。
 胸に新しい力が宿るのを感じつつ、アスナは二人に言った。

「ありがと、キリトくん、ユイちゃん。あ、でもキリトくんはちゃーんと、与ダメよろし
く」
「な、そっ――もうちょっと、なにか言うことあるだろー!」

 もっと別の言葉を期待していたらしいキリトを心底頼もしく思いながらアスナは、まだ
薄暗いフロアボスの待つ部屋に踏み込んだ。
178『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:15:08.84 ID:on4Fz34z
――――

「パパ……いまママ、笑って……」
「ああ。しっかり見たよ」

 俺とユイは確かに見た。笑いながらボスの待つ薄暗い部屋に踏み出す、アスナの姿を。
 頭の上に座るユイが小さい体をさらに小さくふるわせている。

「ママ……すごいです。パパはどう思います?」
「うん。かっこいいと思う」
「……パパ。それは女性のほめ言葉としてはちょっと微妙かも、ですね」
「……」

 一歳になったばかりの愛娘は、どうやらすでに女心というものを理解しているらしい。
 見習いたい。ものすごく。
 時々、その「女心」が分からなくて女性陣に叱られる身の上としては、是非に。

「ママはすごくて、強くて……ですけど、最近すこし……」
「……ユイ。それアスナに言うのはちょっと待ってくれ。少なくとも、アスナの方から俺
たち相談があるまでさ」
「はい……」

 頭の上で頷く気配がした。俺は片手を頭の上にあげて小指を立てる。
 ユイの小さな手のひらが両手で小指をにぎりしめるのを感じた。

 学校帰りの別れ際やログアウトの直前に、アスナの顔に影がさすようになったのは、ユ
イが言うとおり最近のことだ。
 気が付いているのは、俺とユイ、それにリズくらいなもので、その時には本当に心配し
た。リズと二人でうんうんうなり、結局アスナから話をしてくるのを待つことにした。

 アスナは、強い。俺なんかよりも、もっと、ずっと。その気持ちはSAOの頃から変わ
らない。

 つい最近もアスナの強さに甘えて、弱さを吐き出してしまった。

 町中で降ってきた雪と聞こえてきた赤鼻のトナカイにおもわず足を止めてしまった俺を
明日奈は心配そうにのぞきこんできた。
 そのあと、茫然自失としている俺を近くのベンチに座らせ、俺の腕を抱き腕の震えが収
まるまでずっと一緒にいてくれた。
 そのとき雪と歌に感じていたすべてを白状してしまったのは、きっと俺の弱さだ。

 数値的なステータスでははかりきれない、魂の強靱さをアスナは持っているし、俺はそ
れを信じて疑わない。
 だが、ずっと強い人間なんていないはずだ。

 アスナが抱えている影は、現実に根ざす問題で、その根底にSAOで過ごした年月が関
係していることを俺たちはなんとなく察している。
 もちろん、力になりたいとは常々おもっているが、無理やり彼女の悩みを聞き、力にな
ることが、本当の意味でアスナがためになるかがわからない。
 リズが過保護なまでにアスナを心配しているのは、俺と同じでどこまで踏み込んでいい
のかわからないからだ。

「信じてるぜ……アスナ……」
179『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:15:55.47 ID:on4Fz34z


 だからボス部屋に踏み込む時に見せたアスナの表情に、俺はほんのすこし安心した。
 だからもう一押し。
 なにかきっかけがあれば、アスナはあの影から解放される気がする。
 残念ながらそのきっかけは昔のSAO時代のアスナを知る、俺たちでは与えることがで
きない。≪閃光≫アスナの強さを知っている人間じゃ、おそらく駄目なのだ。
 いまのアスナを知って、受け止めてくれる誰かが――


「――お兄さん。はやくしないと扉がしまっちゃいますよー」


「え、あ、すみません」

 前方からかかった声に物思いを中断する。

「あれ?」

 反射的に返事をしてしまったが、聞き覚えのない声だった。
 ぞろぞろと扉の中に消えていくアバターのなかに、声の主がいるのは間違いないが結局
探し出せなかった。
 不思議な響きの声だった。胸にすとんと落ちるような透明な声。妖精の声なんてものが
あるなら、きっと今のような声で……

「パパ! 本当に急がないと扉がしまっちゃいます!」
「おっと」

 俺は肩に手を伸ばして愛剣の存在を確認しながら扉に駆けだした。
 
「ユイもしも、アスナが――ママがさ。やりたいことを見つけたら全力で協力しようぜ。
だからそのときはユイも力を貸してくれよ」
「も、もちろんです! ママのためなら何だってしちゃいます! だからまず――ここの
ボスをさくっとやっつけちゃいましょう!」
「お、おう!」

 ……そのちょっと好戦的なところは、似て欲しくなかったなー。
 なんて思いつつ、ユイの言うことは正しい。まずは「ホーム」のためにボスを倒そう。
 俺は半分閉じかかっていた扉に滑りこんだ。

――――

 敵情視察の名目で、ほぼ初期装備のままボス攻略に挑戦してきたその声の持ち主とは、
年明け早々に激突することになった。
 そしてその後、彼女と彼女の仲間、そしてアスナのために俺とクラインは三十人近い人
員と剣を交えることになるのだが、もちろん、このとき俺は予想すらしていなかった。

――――
180『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:17:16.55 ID:on4Fz34z

 ボス攻略開始。そこから先は面白いように、アスナの戦略通りにことが進んだ。
 SAO時代に比べて「これでもかー」と強化されているはずのボス――人間の「屍」を
模したスケルトン系のボス――は何度かの怒り状態と鎮静を繰り返したあげく、俺たちの
予想よりもかなりあっけなく討伐された。

 即席パーティがうまく連携できたのと、かつて《閃光》と呼ばれるまでに至ったアスナ
の奮戦がメンバーの志気を盛り立てたのだ。

 集まったメンバーはよくアスナの指示に従っていて、しかもやたら、やる気にあふれて
いた。
 元KoB副団長の激は世界を跨いでも有効だった――本人が望んでいるかは別として。

 最前線で細剣をふるっていたアスナが、前線に上がっていたエギルの肩を蹴って飛び上
がり、気合一閃。
 アスナが細剣の上位スキルを放って、ボスのクリティカルポイントを貫いた。
 ある意味もの悲しい断末魔をあげながら、真四角いポリゴンの固まりになっていく第二
十一層のフロアボス。
 うおおおお! という勝どきがボス部屋に響きわたり、ポリゴンの最後のひとかけらが
砕けた瞬間、ラストアタックを決めたアスナがボス部屋の出口に向かってかけだした。
 目の前をなびいていく水色の髪に見とれそうになった俺の意識を、

「キリト!」

と叫ぶリズの声が引き戻した。
 俺は隣にいたリズに答えるよりも早く駆け出した。
 ボス攻略に参加してくれたメンバー全員に感謝しつつ、「エギル! 後のことよろし
く!」と振り向かずに言い、そのままアスナを追った。
 「うおおおおお! バーサークヒーラー万歳!」「KoBの副団長のときよりすげ
え!」などなど、アスナ本人が聞いたらさぞかし肩を落とすだろう歓喜の声を尻眼に第二
十二層主街区へ続く階段を一段飛ばしで駆け上がる。
 段を登り切り、階段があるだけの東屋から飛び出す。

「うわっ!」

 とたんに視界がホワイトアウトし、冷気に晒された皮膚が悲鳴をあげた。

「さ、さむぃっ!」

 地球温暖化の影響でそもそも雪が降ることがすくなくなった関東圏では、お目にかかれ
ないほど大粒の雪が舞っていた。
 ボス戦闘には必要かなかったので冷気を遮断する耐寒呪文は切れていた。凍てつく寒さ
が衣服に染みる。
 ひとつ下の第二十一層にも堆く雪が積もっていたのである程度は予想していたが、それ
にしても寒い。
 外からさしかかる青白い月光が雪の一粒一粒を照らしているせいで、時刻は夜でもそれ
ほど暗くは感じない。
 そんな白と青の視界のなかに、青い布のようなものが翻る。アスナの髪だ。
 追いかけようと一歩踏み出した瞬間、背後の雪をじゃり、と誰かが踏んだ。

「キリト! アスナは――」

 俺はアスナを見失わないように、片目だけで左隣を見る。リズだ。
 鍛冶妖精族のピンクの髪が揺らし、俺の真横につく。
 ちらっと、後ろの東屋を見てみるがどうやら他の連中は、アスナの突飛な行動について
こられなかったらしい。誰かが階段を駆け上がってくる気配もない。

「……」

 俺は最後にぐっ、と脚に力を入れて雪をにらみつけた。
181『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:18:24.32 ID:on4Fz34z

 いまはもういない――助けることができなかった、彼女に感謝する。
 このクリスマスに冷たい雪の中を走れるとすれば、きっと彼女と彼女の歌のおかげだ。
 彼女の歌がなければ、俺はとっくにSAOの迷宮区で力つきている。
 アスナと絆を結ぶことなく、シリカやリズにもう一度、人の暖かさを教わることなく自
分を恨みながら一人で死んでいったはずだ。

 アスナに出会い、そして雪の日に「結城明日奈」と再会することが出来た。
 それからずっと、解放された明日奈と同じ時間を刻み続けている。
 だから――走れる。先に行くアスナを、俺は雪を恐れず追いかけることができる。

 アスナの背中を指さして、となりで息を切らせるリズに言った。

「あそこだ。俺はこれから追いかけるけど、リズはどうする」
「今日二回目。本気で言ってるの? それ」

 あきれた声が雪の狭間からしっかりと聞こえてくる。
 いつか俺もアスナもリズに頭が上がらなくなるときが来るんじゃないだろうか。

「じゃあ、飛ばすからしっかりついてこいよ!」

 俺はリズの手をむんずとつかむ。
 うわっ、驚く声が聞こえたがかまわずにそのまま走り出した。
 雪が生む、足裏の摩擦低下のせいで、何時だったかリーファを引っ張り回したときのよ
うにはうまく行かない。
 リズを巻き込んでの転倒はさけたかったので、全力より少しペースを落としてアスナを
追う。
 リズは引きずられながらも、自分の脚もつかってついてきてくれた。
 そこでふと思い出した。

「あれ? リズはホームの場所知ってたよな?」
「あ、あんたたち、最後まであたしを新居に呼ばなかったでしょうが!」
「そうだっけ?」
「ちょ、ちょっと! こっちは、どんだけやきもきしたと思ってんの! なんで呼んでく
れないのとか思ってたのに! わ、忘れてただけなの――!?」

 隣を走りながら、うきーと声をあげるリズ。
 そういえば結婚の挨拶はしたものの、新居に招いたことはなかったような。
 正直、そこまで恨まれているとは知らなかった。
――そうだ思い出した。新婚生活が落ち着いてから知り合いを案内しようと決めていて、
結局生活が、落ち着く前にSAOをクリアしてしまった。
 それにまさか帰ってくるまで一年もかかってしまうなんて、あの時は俺もアスナも、夢
にも思っていなかった。

「ま、まあ道は俺が知ってるし、ゆっくりついてきたっていいぜ! あとで迎えにくるか
らさ――」
「じゃあなんで、あんたは走ってんの?」
「それは、その――」
182『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:19:31.37 ID:on4Fz34z

 リズへの答えは、すぐには言葉にならなかった。すぐさま伝えるには語彙が足りない。
 それきり俺たちは無言で道を走った。雪を踏みしだく音が響く。
 顔に当たる空気は氷の刃のようだ。
 そんな寒さなど気にもしていないだろう。月明かりに輝く大粒の雪が舞い降る中、青い
髪と白の衣装をはためかせて先をいく――アスナの姿はどこまでも透明だ。
 雪の紗幕の向こうで青い髪が踊っていた。
 アスナが針葉樹の並びで作られた十字路を曲がった。
 あっ、と声を出すリズに目配せしながらアスナが曲がった道に続く。曲がった先はほぼ
一本道だ。見失いようがない。


 そして――唐突に、雪の中からログキャビンが現れた。


 雪のカーテンに視界を封じられ、キャビン自体が記憶に残っている姿から様変わりし、
風景に溶け込んでいたので気づくのが遅れた。

 俺が脚を止め、慣性で前のめりになるリズを片手で支えながら、一年と一ヶ月ぶりにな
る「ホーム」を見つめた。
 
「あった……」

 俺とアスナがSAOを去ってからすでに一年と一月が経過していた。
 にもかかわらず俺の記憶にある「ホーム」と、目の前の「ホーム」は、外見を雪で白く
染めつつも、鮮やかに合致した。

 同時にアスナと過ごした二週間あまりの生活が、頭の中に再生されていく。
 甘い彼女の髪のかおりや湖を波立たせる風の冷たさが五感によみがえる。

 そしてこの「ホーム」がここにこうして、存在している奇跡にうちのめされる。
 俺が経験したいくつかの出来事の、ただ一つでも欠ければここに「ホーム」は存在して
いない。
 <<ソードアート・オンライン>>最後の時、水晶の浮島でアスナとともに崩壊を目の当た
りにしたアインクラッド。<<アルヴヘイム・オンライン>>に再び存在することとなったア
インクラッド。
 二つの世界をつなぐ要素が一つでも掛けていたら、目の前の「ホーム」は存在しない。
綱渡り――なんて言葉が陳腐になってしまうくらいの確率で、俺たちはここに戻ってくる
ことができたのだ。
 崩壊と再生を繰り返したアインクラッドにあって、俺とアスナがとうとう見ることがで
きなかった雪化粧をしながら、「ホーム」は確かに存在していた。存在してくれていた。

 踏みしめているはずの地面がゆがむのを感じた。
 薄くて細くて頼りない糸の上の奇跡を、頭のどこかが感じ取った。
 ここに立つまでに経験した日々は、思い出すだけでも心臓を直接刃で切り裂かれるよう
な辛い出来事と、魂そのものが安らぐような幸せな出来事でない交ぜになっている。

 でも、それらがここにたどり着くために必要な要素だったなら。アスナと二人でここに
至るためにあった出来事だったなら。

 俺はいま十分すぎるほどの幸せを得ているのではないか。
183『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:20:19.70 ID:on4Fz34z

 はっとして、いままで追いかけてきた背中を見る。
 アスナは雪の上にうずくまっていた。あれだけの振り乱された長い水色の髪は、雪の上
に落ちてたゆたっていて、むき出しの白い肩はいつもより華奢に思えた。
 その細くて、吹けば飛んでしまいそうな小さな肩を抱きしめたい。
 でも、情けないことに俺は足を震えていた。押し寄せる感情の波が制御できない。

――アスナ

 歩け。歩いてアスナの肩を抱きしめよう。と心は叫んでいるが、足は一歩も動いてくれ
ない。
 さっきユイに格好つけたばかりなのに、現実はこれだ。
 俺は無意識に自分のコートを脱いで、となりで目頭を押さえているリズに差し出した。

「ごめん、リズ……頼む。リズにしか頼めない。俺――」

 いま足が、と続けようとしたのと同時にリズと目があった。
 その瞬間、リズはなにかに驚いて目を見開いた。

「キリト、あんた」

 そしてほんの一瞬だけ、顔をくしゃくしゃにしたリズは俺のコートを抱きしめて頷いて
くれた。

「……了解。貸しだからね。役得っていうにはちょっと切ないけどさ」

 リズは万事心得たとばかりに頷いて、アスナに向かって歩きだす。最初はおずおずと、
途中からはじかれたように駆けだした。
 リズはそのまま、しゃがみこんで嗚咽を漏らすアスナの肩にコートをかけ、コートごと
アスナを抱きしめた。
 本格的な耐寒性能はないものの、少しは寒さ防げるはずだ。
 雪が落ちる音にまじって、アスナの嗚咽が響いていく。

 うしろから澄んだ翅音が響いた。

「ママ? ママ――!」

 俺のすぐ脇を、澄んだ翅音をユイがアスナに向けて飛んでいった。俺が進めなかった距
離を一直線に。
 彼女の前にまわりこみ、自分の顔もくしゃくしゃにしながら、アスナの胸に飛び込むユ
イの姿にすこし胸がさざめいた。

「おいおい。いきなり走り出すから、連中驚いてたぞ」

 俺は肩をすくめた。おそらくユイに案内されてきたのだろう。
 ざくざくと雪を蹴り、俺のとなりに誰かが立った。俺はなんとか、首をとなりにむけた。
 ボス戦で少々装備がくたびれた印象のクラインがそこにいた。

「すぐに追いかけてきたんだどな。まったくラストアタックの栄誉なんて、そうそ――」

 クラインが凍りついた。失礼なことに俺を見て。口をぽかんと半開きにしながら、まぶ
たを二、三度閉じては開ける。

「キリト、おまえ、それ」
184『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:21:24.16 ID:on4Fz34z

「な、なんだよ……」
「そうだよな……! そうだよ……! だってクリスマスなんだぜ……? お前だって…
…」

 最初はからかわれているのかと思ったが、それにしてはクラインの様子がおかしい。
 まるで未知のモンスターでも発見したかのような驚愕を露わにするクラインに、俺は困
惑した。
 クラインの震える指先が俺の顔を指さす。

――顔?

 クラインだけならばともかく、後ろにひっついてきたシリカとリーファの顔も表情を凍
てつかせる。視線の先はやっぱり俺の顔だ。
 混乱する俺の前で、ピナを肩に乗せたシリカがケットシーの猫耳と声をふるわせながら
言った。

「……この世界の感情表現って、とても不便だと思ってました」

 シリカが泣き出した。透明な雫が頬を流れ落ちる。肩に乗ったピナがいつもより高く鳴
いた。

「誰にでも隠したい感情って、あります。泣きたくないのに、涙を見せたくない人の前で、
勝手に涙が落ちるなんて、不便で、不便で仕方がないって思ってました。笑って、さよう
ならを言いたいのに、それもできないなんて、残酷で――」
「うん……すごい不便……だよね」

 シリカの言葉を引き取るようにリーファが言う。青白い月光を吸った涙を目の端にたた
えている。

「だって感情をぶつけあうだけじゃ、いろいろ壊れちゃうもん。どんなに親しい人にも、
隠したい感情ってあるから……それが直接伝わっちゃうって、すごい……残酷で……」

 リーファが言うと、シリカが再びしゃくりあげた。リーファはシリカの、ピナの乗って
いないほうの肩にそっと指を置く。
 俺はまだ分からない。
 シリカとリーファが一体何を見て、一体何を感じて泣いているのかがわからない。
 けど奇妙に晴れやかな二人の様子に動けなくなる。

「――でも今日だけは、なんだか素敵だなって思えました」

 シリカが俺に向かって指を伸ばしてきた。小さな指が俺の頬に触れる。何かを掬うよう
に頬をなぞった指は、極寒にあってとても温かい。
 シリカとリーファが透き通るような笑みを浮かべた。

「キリトさんは、気がついてないかもしれませんけど」

 シリカは俺の頬から指をはなして掲げる。
 そしてシリカが、雪の落ちる音にとけてしまうくらい小さな声でこう言った。


「泣いて、ますよ……」


 シリカの指は誰かの涙で濡れている。
185『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/24(土) 23:23:13.67 ID:on4Fz34z
以上です。後編は明日、同じくらいの時間に。
エロまでたどりつけませんでした。
186名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 00:07:52.82 ID:PW1c+ZoU
こんなハル、ハルじゃねえよww
187名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 00:10:10.86 ID:PW1c+ZoU
だあ!>>186>>166への返信
188名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 02:56:53.03 ID:kGx5P8J+
>>185
相変わらずすげえ・・という言葉じゃ足りない。
あんた、なんつーレベルで書いてくれるんだ。
敬服と感嘆とともに明日を待たせて頂く。
189名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 10:08:19.61 ID:qX42M/c1
やべぇー
凄すぎる
190名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 11:28:21.08 ID:b2kDYj2x
本人降臨かと思った
191小ネタ はじめてのチユー:2011/12/25(日) 21:50:40.79 ID:xTiVb8t7
 冷えすぎたミルクみたいな、漠然とした甘さ。
 それが、チユリの頭に浮かんだはじめてのキスの感想だった。唇どうしを重ねているだけなのに、どうして『甘い』のか。
 疑問符が彼女の頭にひとつ、ふたつ浮かび上がるが、それさえも目の前の口づけという衝撃に押し流されていく。
 つむった目を開くと、さきほどまでのチユリのように必死に目を閉じている、蒸したてのまんじゅうみたいなハルユキの顔があった。
 ぷるぷると小刻みに震えていて、まんじゅうなんだか、ゼリーなんだかわかったものではない。
「ぷはっ」
 息が続かなくなったのか、ハルが唇を離し、肩を上下させながら息を吸い、吐いた。
 唇だけじゃなく、息まで甘いんだろうか。
 同じように酸素の足りない頭のせいか、チユリはまだ肺を酷使しているハルユキの顔をつかむと、
「チ、チユ……?」
 半開きの唇をこじ開けるように、斜めにくちびるを合わせ、強く口を吸った。心臓が跳ね上がるような驚きに、ハルユキの目が目一杯に広がる。
 ちゅぅ、ちゅぅとハルユキの口内から息を吸い、チユリは息も甘いのだと知った。甘いということは、美味いという感覚に近い。
 ふと気付いたら、お菓子をすべて食べてしまっていたようなものだろうか。チユリは貪欲に、もっとハルユキの空気を求める。
 すべてを吸い尽くしても、チユリは離さなかった。ハルユキはまだ冷めない衝撃の内で、彼女がそうしていたのをはじめて知ったかのようにようやく鼻呼吸を覚えた。
 余裕が生まれればすぐにでもその息をうばい、それでもまだ足りないと、チユリは甘い味を作り出す精製工場へと、文字通り舌を伸ばした。
「んっ、んんんんっ……!?」
 ねろ、ねろと口内を動き回る舌に、ハルユキは背筋から脳髄へと駆け上るような快感を覚えた。ぬるいはずの体温が、ひどく熱いという誤認すら生まれている。
 ざらついた表面が上あごを舐め上げた。それがハルユキの理性が限界点を超えた瞬間だった。
 自分からも舌を動かし、されたように仕返す。嬉しそうに目を細めながら、急かすように、挑発するように、カラダを密着させる。
 豊かに育った乳房が、服の上からでもハルユキにやわらかさを伝えた。もう、すこしでも離れていられないとばかりに、チユリを抱きしめる。
 香水のように作られたものではない、やさしい丸さのある少女の香りが、荒くせわしないハルユキの鼻孔から脳へ弾ける。
 女性を知らないハルユキには、合わさった刺激は強すぎた。下着の中のものが震え、興奮をはき出していく。
 絶頂の快楽を味わったあとのコキュートスのような冷え切った理性が、ハルの本能を締め上げた。
 なんとかして体を離し、それでも口を吸おうとするチユリを抱きしめ、肩に顔を埋めさせると、
「もう、死んでしまいたい……」
 なのであった。
192 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:50:09.63 ID:JFcMQ0YG

お世話になります。
クリスマスネタ投下します。

・キリト×アスナ エロなし
・キャリバーの四日前
・原作ではっきり明記されいないことをまるで公式設定のように描写しています。ご注意
ください。ほぼ作者のねつ造です。

・NGは『ニコラスさんのおくりもの ◆T.om8vwXYU』


 前編 キリト×アスナ エロなし、
 後編 キリト×アスナ エロあり ふつう、
 後編(エロ微増版)+ エピローグ キリト×アスナ エロあり 



『ニコラスさんのおくりもの(死だぁー)』(後編)
193『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:54:22.49 ID:JFcMQ0YG

 購入したいプレイヤーハウスの十メートル以内に入ると現れる、購入ボタンを押しこむ。
 すると、『プレイヤーハウスの購入をおこないます。よろしいですか?』というメッ
セージが新たにポップした。
 メッセージの下にボタンが出現する。二つのボタンのうち『購入』のボタンを震える指
先で叩き、購入最終確認の『確認』ボタンをタップ。

『プレイヤーハウスNO≪*****≫が購入されました。キーオブジェクトが追加され
ます』

 これで目の前のログキャビンはアスナの所有物となった。

「――あっ」

 メッセージが表示され、その内容を脳が認識した瞬間、足から力が抜けていった。
 積もった雪に腰を落としてしまい、そこでやっと雪の冷たさを意識した。
 とたんに、走っている間には意識すらしていなかった零下の寒さが体中を引き裂いてく
る。
 対寒呪文を唱えようとして失敗する。唇がふるえてうまく詠唱できない。

「あ……」

 スカートに涙がおちて、アスナはやっと自分が泣いているのに気がついた。
 涙にゆがんだ視界で、雪に埋もれながらもなおしっかりと存在するログキャビンを見上
げる。

「ああ……」

 月光を吸って青白く輝く雪に囲まれたログキャビンの姿に胸がうち震え、頬を流れる涙
を抑えられない。

――やっと帰ってきた……やったよ、キリトくん……

 留守にした一年と一カ月はアスナとって、決して短い時間ではない。
 ALOから解放され、弱った体を元に戻すために過酷なリハビリに耐え、つい最近も≪
死銃事件≫なるものを間接的に経験した。
 SAOで出会ったリズベット――里香と再開し、シリカ――珪子とも出会った。SAO
で別れたAIのユイと再会し、とめまぐるしく動いた日々。
 それを思えば、この一年と一カ月はアスナの人生において最も流転の一年となったのだ。

 そしてやっと――。

 背中に何か温かいものが触れた。それはふわっと全身を包む。

「え……?」

 短衣からむき出しになっていた肩に、いままで人肌で暖められていたとおぼしき何かが
乗る。
 温かさに驚いていると、誰かの腕にぎゅっと横抱きされた。
194『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:56:01.11 ID:JFcMQ0YG


「アスナっ……ばかっ……こんなに冷たい……無茶しすぎだよ……」
「リズ……ついてきてくれたんだ」
「あたりまえでしょ……あたしとキリトくらいしかいないよ、アスナについてこられるの
……こんなに冷えちゃって……」

 瞳から涙をながし唇をふるわせるリズベットに、アスナは強く抱きしめられた。
 ベールピンクの髪が視界の端に揺れて、頬と頬がひっついた。
 衣服を透過してリズベットの体温が伝わる。

「リズのほっぺた……あったかい……」

 ぬくもりを求めてアスナは頬をリズベットによせた。
 さら、と肩に掛けられていた何かが視界の端で揺れる。体を包み込んでいたものの正体
は、キリトのロングコートだった。

――キリト君も来てくれたんだ。

 一心不乱に前だけを見て走ったアスナは、追いかけてきた二人に全く気がつかなかった。

「おめでと……おめでと、アスナ……」

 いっく、としゃくりあげるリズベットの体を、今度はアスナから抱きしめる。

「ありがと、リズ……。今日は本当に……迷惑――」

 親友に対する感謝の気持ちと帰るべきところに帰ってこれた、という安心感で唇が震え
て最後まで言えなかった。

 しんしんと降る雪の音を聞きながら、リズベットと二人、お互いの体温を交わし合う。

 しばらくすると、雪の落ちる音の合間に、りぃぃぃぃん、と聞き覚えのある高い翅音が
響き、胸元にユイが飛び込んできた。
 人形のような体を精いっぱいふるわせてアスナの胸に顔をよせたユイはやっぱり小さな、
小さな涙を流していた。

「ママ――! ママ――!」
「ユイちゃん……」

 ユイが胸に飛び込んでくる時の翅音を聞くまで、自分の背中にも翅があることをアスナ
は忘れていた。
 そこまで呆然自失としていた自分に思わず苦笑する。走るより飛ぶ方が早いのに、結局
は慣れ親しんだ足を使ってしまったのだ。
 すがりつくユイの背中を両手で包む。

「ごめん。リズ、ユイちゃん。もう大丈夫だから、ね」

 胸で涙を流すユイがはい……とうなずき、リズベットが最後に大きくしゃくりあげて微
笑んだ。

 手にしたハンカチで涙をふきコートの持ち主をゆるゆると振り返る。
195『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:56:28.17 ID:JFcMQ0YG


 てっきりこちらを見守ってくれているものばかり思っていたキリトは、アスナに背を向
けて立っていた。
 コートを脱いだキリトは薄手のシャツ一枚で雪の上に立っている。
 こちらを向いてくれていないキリトにアスナはほんの少しだけ寂しさを覚える。
 だが――。

「……?」

 決して体格の良い方ではないキリトの背が、アスナにはいつもより少しだけ小さく見え
た。

「……キリト君?」

 黒いシャツ一枚になっているキリトの肩が揺れた。
 さらに声をかけようとしたアスナの前で、キリトがいきなり右腕を強く振るった。
 動作はめ片手剣の血ぶりによく似ていたが、キリトの剣は鞘に格納されたままだ。
 素手でふられた腕は剣技の冴えを持っているのに、そもそも彼の手に剣はない。不思議
な光景だった。

 そしてキリトは俯いたまま、ざくざく雪をふみしめ、アスナとリズベットの隣を無言で
通り抜けた。そして一段高い位置にある扉の前に立つと、憮然と腕を組んだ。
 キリトが扉に向かって立っているせいで、アスナの位置からはキリトの表情が見えない。

「まったく……気を遣ったが意味ないじゃない」

 アスナはとなりのリズベットの横顔をみた。予想に反してリズベッドは苦笑いを口元に
浮かべている。
 リズ?と、アスナは口を開こうとして、震えた野太い声に遮られた。

「はは……あいつって奴は本当に……手間ぁ、掛けさせやがって」

 アスナが振り向くと、いままでキリトの前に立っていたクライン、シリカ、リーファの
三人がなんだかとても「邪悪な」笑みを浮かべていた。
 軽い足取りでシリカがアスナの横を通り過ぎ、リーファがそれに続いた。二人とも、な
ぜか服の袖が濡れていた。

「さ、お兄ちゃんには何を買ってもらおうかなー」
「あたしは食堂のデザートお願いしますねー」
「じゃ、俺はエギルの店のボトルをよろしく。うぉー、さみぃさみぃ! アスナっち、は
やく!」

 最後にクラインが続いた。
 どういう事情か、クラインやシリカ、リーファが何か言うたびに、キリトの肩がひくひ
くと揺れていた。

「……あたしたちも、行こ」
「うん……ありがと、リズ」
「コートのお礼なら、キリトに言って」
196『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:57:01.76 ID:JFcMQ0YG

 リズベットに支えられながらアスナはやっと立ち上がった。
 震える指先でアイテムウィンドウをポップさせる。
 プレイヤーハウスを購入したことであるアイテムが格納されているはずだった。
 アスナは新規アイテム入手欄に目的のそれを、見つけて空いてる片手にオブジェクト化
する。
 手のひらの中でエフェクトがはじけ、まさしく家主にしか使用できないそれが姿を現し
た。
 冷気の中にあってさらにひんやりとした質感のそれは、旧アインクラッドに存在してい
たものと瓜二つ――オブジェクトデザインとしては完全に同一の、「鍵」だった。
 アスナの手のひらにもすっぽりと収まってしまうほどの、小さな鍵。

「……っ」

 アスナは一年と一ヶ月の時間をかけて、再び戻った鍵の重さと冷たさを握りしめる。
 とたんに新しい涙が視界をおおうのを感じながら、アスナはリズベットに付き添われて
キャビンの入り口に一歩一歩、前に進んだ。
 自然、アスナとリズベットを迎える形になったリーファ、シリカ、クラインの間を抜け
て、木枠の階段にさしかかった。

「さ……あとは任せるわよ、キリト」

 アスナはリズベットに一度ぎゅっ、と抱き締められた。あたしの出番はここまでだと、
ばかりにリズベッドはアスナから離れた。
 アスナはよろめきながら前に一歩だけ脚を進ませる。だが、次の一歩を進めようとした
とき、雪のせいで脚がすべってしまった。
 アスナが思わず宙に泳がせた手を、視界の端から差し出された手がつかまえる。
 その手にすがるようにアスナがバランスを整えていると、言葉が降ってきた。

「アスナ」

 手を引かれ一歩踏みだし、扉の前に誘われたアスナは声の主に顔を向け、息をのんだ。
 どうしてキリトが顔を見せたくなかったのか、分かってしまったからだ。

――キリト、くん。

 慌てていたせいだろう。涙の滴がキリトのおとがいのあたりに残っている。
 あの突飛な行動は涙を拭うためだ。アスナに涙を見せないために。
 胸に暖かくて甘いものが広がっていく。温めたミルクのようなに心の器に注がれる。
 同じ思いでここに立ってくれているキリトの気持ちが、うれしくてたまらない。

――キリト君くん……!

 指先から流れてくるキリトの体温すら、愛おしい。
 ずっと、ずっと、ずっと握っていたい。
 そしてアスナはキリトの涙に気づかないふりをしながら言った。
 心の中に浮かんだ、これから何度も、何度も口にするはずの言葉を。

 あのときもいまと同じように雪がふっていたから。
197『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:57:29.42 ID:JFcMQ0YG


「やっと帰ってこれたね……ただいま、キリト君」

 一瞬の間があって、キリトが片頬をつりあげる。

「おかえり。さあ――鍵、頼むよ」

 キリトに促され、アスナは扉に向き合い、鍵を鍵穴に差し込んだ。
 鍵穴には複雑な仕組みはない。
 ただ錠前と一対の鍵を差し込み、まわすだけで錠前ははずれてしまう。
 鍵を持つ家主しか通行を許さないシステムロジック的にはかなり強固なセキュリティな
のだが、実際に家主が行う動作は簡素化されている。
 しかしその、鍵を回す動作を行うのにアスナは何度も深呼吸を繰り返さなければならな
かった。
 「ホーム」の扉をもう一度だけ眺める。
 
――待っててくれて、ありがとう。待たせてごめんね。

 心の中でそう唱えて鍵をまわした。

 ことん。

 錠前がまわる音が響きわたる。
 心地よく胸に落ちたその音を胸に刻みつけ、アスナはキリトの手を握りしめて囁いた。

「おかえり、キリト君」

 つないだ手はすぐに握り返してきた。
 強く、甘く、淡く。体温をひとかけらでも逃さないように、やさしく、包むように。

「ただいま、アスナ」

 応えたキリトの声は、わずかに濡れていた。
198『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:58:05.64 ID:JFcMQ0YG
――――

 気を使ってくれた仲間たちを見送り、クラインがわざわざインプ領のダンジョンから入
手してきた、入居祝いのワインをグラスに注ぎ、乾杯をしたところアスナが泣き出してし
まった。
 手の甲でぬぐっても、ぬぐっても、アスナの瞳から流れる涙は尽きない。

「ごめんね……今日泣いてばっかりだね……ごめんね、キリトくん、ユイちゃん」

 俺とユイはほぼ同時に首を横に振った。アスナが泣きださなかったら、もしかしたら俺
の方が涙を流していたかもしれない。
 アスナ、ユイ、そして俺の三人がそろった食卓に感じ入っていたのは俺も同じなのだ。
 暖炉の炎の色をうつす涙のしずくを流すアスナに俺とユイはぴったりとよりそう。
 アスナの背を撫でながら、やさしい時間が過ぎていく。
 いまはゆっくりと泣かせてあげたかった。

「おちついた?」
「うん……また泣いちゃったよー」

 まだ目頭に涙をためつつ、アスナは呟いた。
 申し訳なさそうに言うアスナをびっくりさせたくて、俺は彼女の脚と背を抱いた。

 ようするに――いわゆる「お姫様だっこ」でアスナを抱え上げたのだ。

「えっ!? やっ、ちょっとー!」

 脚をばたつかせて腕から抜けようとするアスナをそのままにして、揺り椅子に腰掛ける。
 華奢な作りに反してこの木製の揺り椅子は頑丈だ。
 体にしみついた揺られ心地を久々に味わった。
 同時に柔らかくて暖かい、アスナの体温も懐かしさを呼んだ。新婚時代はこうやって二
人で揺り椅子を揺らしながら眠りこけたものだ。

「もう……びっくりして涙がとまっちゃったよー」

 アスナはそう言ったきり足をのばして俺の隣に横たわる。俺が待わした二の腕のあたり
に頬を埋めてきた。
 さて、と俺はテーブルに置き去りにしてきてしまった愛娘を見やる。
 椅子から降りたユイは「え、えっと……」と黒い瞳を迷わせていた。
 どうやら遠慮しているらしい娘の姿をとらえて、俺は思わず頬をほころばせた。

「ほら、ユイも」

 ちょいちょい、と手招きする。

「え――っとぉ……」

 ユイは俺の行為に一瞬だけ戸惑った。
 それはAIが判断に困る時に行う「一旦停止・処理継続中」のそれではなく、もっと感
情的なものだった。
 人間で言う、迷い、という感情。もういちど、ちょいちょい、と手で招く。
199『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:58:34.27 ID:JFcMQ0YG


「パパ……!」

 それで決心がついたのか――俺はもう、ユイが「心」を持っていると認識している粥絵
の、決心という言葉なのだが――ユイが満面の笑みを浮かべた。
 そのまま「情緒的」としか思えない勢いで、俺の上に飛び乗ってきた。どすん、と。

「うぎっ――」

 余りに勢いよく乗られたせいで、思わずうめいた。
 明確な攻撃行動ではなかったためか、防止コードが聞かず、鳩尾のあたりに鈍痛。
 これがナビゲーションピクシーの姿を撮っているときなら体当たりですんでいるのだが、
体重が外見年齢並になっているユイの突撃は、ひかえめにいって「すごく」痛かった。

「あ……ごめんなさい、パパ。加重を考えませんでした」
「だい――じょうぶ。大きくなるのは、いい事だ。うん」

 これはやせ我慢半分、本音半分。
 鈍い痛みに耐えていると、ユイがコロンと俺の二の腕のあたりに頭をよせた。

 アスナは泣いちゃってごめんね、とつぶやいて俺のシャツを掴み二の腕に頭をよせた。
ユイも真似して左腕を枕にしてくる。
 現実でやったらあっと言う間に血流の流れが阻害され、しびれが走るだろう体勢だ。が、
体を流れる血流までは再現しないアバターは、二人の頭を載せていても一向にしびれたり
しない。
 体の左側面に感じる小さな体温と右側面から感じる慣れ親しんだ体温を感じつつ、ログ
で組まれた天井を見る。

 帰ってきたんだなぁ……

 ぱちぱちとはぜる薪の音を聞きながら、俺はしばらく目をつぶって、帰郷の幸せをかみ
しめた。
200『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:58:55.33 ID:JFcMQ0YG

――――

「ユイちゃん、寝ちゃったみたいだよ」
「……あ、ああ」

 耳元から聴こえた声に、遠ざかっていた意識が舞い戻る。
 あんまりに安らかなのでまどろんでしまったようだった。

「キリトくん。いま自分が寝てたでしょ」
「そのとおりです……いや、なんだか幸せでさ……」
「ふふ」

 椅子を降りたアスナがぐっと体を延ばした。

「……」

 背をそらすアスナの、すこしだぼっとした普段着でも隠しきれないスタイルに目が
行ってしまった。
 なんとなく気恥ずかしくなって目をそらすが、それも仕方ないと思う。
 新婚時代に何度も睦み合ったのは、この家なのだ。
 一個や二個……いや、三つや四つ、それ以上、アスナと愛をかわした記憶が残っている。

 ついそろそろと手を伸ばしてしまいそうになりながら、俺は思わず苦笑した。
 起き上がろうとしたときに、左腕が引っかかる。寝息を立てたユイがいたのを忘れてい
た。

 寝入ったユイを抱いて二階にあがる。普段使用しているものとは別の寝室にユイを寝か
せた。
 部屋の明りを消し、寝室を出た俺たちは自然とお互いの腕をからませていた。

「まったく……俺たち本当に親子だな」
「親子だよ」

 言いながらアスナはきゅっと、つないだ手を引いて俺の体を引き寄せた。
 拗ねたように唇をすぼめる仕草が、すごく魅力的だった。

「親子、でしょ?」
「うん……ま、まあ。親子だな……ちょっと変わってるかもしれないけど」
「……ちょっとだけ、ね」

 ことん、とアスナは俺に体重を預けてきた。

「じゃあ……その」

 ごそごそ、と耳に唇をよせてアスナはつぶやいた。
 
「……シャワー、浴びて……きます」

 俺はこくこくと頷いた。
201『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/25(日) 23:59:40.08 ID:JFcMQ0YG
――――

 しばらく無言で見つめ合った後、俺たちは互いの背中に手を回した。
 アスナをALOで抱くのは初めてだ。
 なんとなく手軽で、しかも快楽を優先して設計されているらしい仮想空間でのセックス
に慣れるのが怖かった。

 だからといって現実での行為が見劣りするのかと言えば、そうでもない。
 初めての痛みに涙をながしながら、俺を抱きしめ、愛してる、愛してると囁いてくれた
明日奈。

 その姿は明日奈の姿は、脳内の画像フォルダにちゃんと格納されているし、アミュスフ
ィアやナーヴギアでは決して得ることのできない皮膚のすべりや身体を巡る血液の音は新
鮮で、俺と明日奈を魅了した。

 あえて現実でのセックスの問題をあげるなら、明日奈と一緒にいられる時間が短いこと
くらいだ。
 門限の厳しい彼女を見送るときのなんともいえないもの悲しさは、まだ高校生という立
場を思い知らせるものだった。

 ただ、今日は別だ。アスナを時間が許す限りの間、抱き続けていたいと心の底から思っ
ていた。
 お互いの死すら覚悟した、アインクラッド崩壊の日。
 二年間置き去りにしてきた名前を伝えて、意識が消滅するまで消えることのなかった思
慕の念が、いまさらになって胸をくすぶっている。

 そして今、二度と味わえないと思っていた体温が腕の中にある。
 それが愛おしくてしかたない。アスナの体温をしっかりと掻き抱いた。
 こうしていないとまた、どこかに行ってしまうのではないかと、強迫観念にも似た思い
でアスナを抱き続ける。

 それはアスナも同じようだった。俺の背中に回された腕は、俺がなにをしても離してく
れそうもない。
 こうしてまた、この家でこうして抱き合える奇跡を、俺もアスナも噛みしめていた。
 もっともっと噛みしめていたい。お互いを感じていたい。

「アスナ……キスしたい」
「……わたしも」

 少しだけ腕の力を抜いて、顔を合わせた。
 美しい造作はそのままに水妖精族の特徴である青髪を、うすくて白い肩に流している、
アスナの姿に思わず見とれる。

 じっと見つめていると吸い込まれてしまいそうな水色の瞳も相まって、どこか彫像めい
て――などと思ってしまうのは、現実の明日奈を知ってしまったからだろうか。
 いや。それなら――ALOで再構築された「キリト」はSAOの「キリト」とは、体格
も違えば顔も違う。
 須郷に捕えられ、鳥かごの中で再会したアスナは俺を何と言って出迎えてくれた?

「……」

 アスナは、アスナだ。
 アスナが目を閉じて、桜色の唇を窄めた。
 わずかに突き出される唇に自分の唇でふれる。
202『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/26(月) 00:00:02.99 ID:JFcMQ0YG



「ん――んっ……」

 体のどこよりも柔らかい唇はしっとりと塗れていた。
 片手で髪を梳きつつ、緩んだ唇に舌をつっこむ。

「は……むっ……」

 そのままお互いをむさぼるように舌を絡ませた。
 もっと深く、もっと深く――。
 ただただ、彼女を味わっていたいとの一念でアスナの唇を吸い続ける。

「や……もっと、キス……」

 わずかでも唇を浮かせようとすると、アスナが泣きそうな声でささやいた。いや、もし
かしたらもう、泣いていたのかもしれない。

「んっ……んっ……」

 唇を交わしたまま手探りでアスナの体を探っていく。肩を抱いていた手を離して、彼女
の体に指をはわしてく。

「んっ……んっ……」

 なまめかしく動く、アスナの舌をとらえながら、鎖骨、二の腕とふれていく。そしてそ
のままわき腹のあたりをくすぐるようになで回した。

「ぅぅう……んっ……くすぐったい、よぉ……」

 身じろぎするアスナの腕が俺の頭を引き寄せた。

「んっ……んっ……んっぅ……」

 木彫りの彫刻のようになめらかな贅肉一つない腹部の線をたどって、陰毛のない恥丘の
あたりまで腕をおとした。

「あう……」

 現実世界では髪と同じ色の毛を茂らせている部分をくすぐると、アスナが小さくあえい
だ。
 わずかに顔をはなした。
 夢見るようにとろけたアスナの瞳に星がともっている。

「ここ、いい?」

 いいながら恥丘を指でくすぐる。
 女性としては理想的に盛り上がる腹部がわずかに波だった。

「んっ……ちょっとならいいよ……」
「すごくむずかしいよ、それ」

 俺の答えに美しく微笑するアスナ。

「じゃあ、いいよ……キリトくんの好きにして……」
203『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/26(月) 00:00:24.67 ID:uPrqNmmA


 魅力的な言葉をつぶやきながら、アスナは足の位置を前後させて体を開いた。

「さわるよ」

 無毛の恥丘をさすっていた指を、ゆっくりとアスナのそこに向かわせる。

「……んっ……やさしい……くすぐったい……」

 一番最初にたどり着いた中指が、ぬめるスリットにふれる。

「んあっ……」

 ついばむようなキスをしたまま、手探りでスリットに指をはわせる。頭の中に焼き付い
ているアスナのそこを思い描きながら、探るような手つきでアスナを刺激する。

「ひゃ……ああ……んっ……そこ、だめ……」

 くっと、ときおり大きく震えるアスナの反応をみつつ、スリットの切れ目にうまった天
頂部をつぶしてみる。

「はうっ!」

 アスナの体が大きく跳ねた。続けて刺激しつつ、かわいらしく悲鳴を上げる唇をふさぐ。

「んぐ……ちゅ……んっ……」

 刺激のせいで委縮する舌をさらい、引き出して絡める。口中をさんざん味わってから口
を話した。唾液でできた橋が枕に落ちる。

 さて、もう一度とアスナの唇を奪おうとした瞬間、アスナの裸体に興奮していた性器に
何かが触れた。

「ああ……キリト……くんも……んっ……」

 スリットに伸びる俺の腕とアスナの腕が交差する。アスナの右手が逆手で性器を撫で上
げた。

「んっ――」
「キリトくん……かわいい……んっ……」

 一瞬上げてしまった悲鳴のを逃さず、アスナが微笑む。
 そそりたった性器の根本から続く尿道管を指先で爪弾かれ、さすがにくらくらしてきた。
 負けじといままで撫でまわすだけだった、突起の向こうに指をよせる。

「はうっ……はうっ……きゃうっ!」

 指先が入り口をとらえた。わずかに広がったそこからどぷどぷどぷと、愛液が流れだし
てくる。
 ごく浅い部分を指先でくすぐりながら、アスナから与えられる性器への刺激を堪能した。
204『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/26(月) 00:01:08.22 ID:JFcMQ0YG


「んっ……はぅ……きゃんう……」

 アスナに刺激され、アスナを刺激する。甘くしびれるような行為を続ける。
 お互いの感じるところを知り尽くしている俺たちは、あっという間に高ぶった。

「んっ……あう……んっ……」

 十分に濡れたことを確認して、今度こそ唇を離した。

「はうっ……」

 何度かあえぐように舌先を動かしたアスナが、うっすらと目を開けた。俺はその目を見
つめる。
 意図を読むようになんどか瞬きをして、アスナがわずかにうなずいた。
 アスナの体を抱いたまま、体をずらして仰向けにする。
 体に力がはいらないのかアスナは全く抵抗しない。脱力しきって、俺に行為を預けてく
る。

「……きれいだな」

 アスナの頭の窓から月光が差し込む。
 青白い月光に照らされたアスナの姿は、美しく神秘的だった。
 ALOの水妖精族となったアスナの髪は水色にかわり、妖精たる証明として耳が尖って
いるが顔の造作は明日奈そのものだ。
 水妖精族特有の、腰ほどまである長い髪はシーツの皺にそって流れていた。
 きゅっと理想的にくびれ、なだらかに盛り上がる下腹部には脂肪ひとつない。
 仰向けであるにもかかわらず、形を崩さずこんもりと盛り上がる乳房の先には、まだ勃
起しきっていないベビーピンクのつぼみがちょん、と乗っている。

 妖精の神秘的な裸体――であるのだが、緩く広げられた足の付け根に濡れそぼったスリ
ットがあり、そこだけ妙に艶めかしい。
 俺が散々いじりまわしたせいかスリットは真ん中から割れていて、その向こう、膣道の
入り口をあらわにしていた。

 アスナの裸体を堪能し、俺は今まで触れていたクリトリスの部分に性器を当てた。

「んっ――!?」

 指よりも相当やわらかい性器の先端で突起を刺激したあと、さっき散々なぶった入り口
に亀頭をあてる。

「え……あっ……待ってっ!」
「え?」

 腰を突きこむ一瞬前に言われたため、動きを止めることができない。
 そのままぐっ、と性器を押し込んでしまった。

「や―――――っ!!」

 俺の想像よりはるかに滑らかに奥底まで突きささる性器に、アスナは想像以上の悲鳴を
あげた。
 まだ触れていない乳房の先がみるみる赤みを帯びて、美味しそうにとがっていく。
 雪のような白い肌に朱が広がっていった。

「はぐ……んっ……どうして……?」
205『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/26(月) 00:01:50.36 ID:uPrqNmmA

 ぱくぱくと空気を求めてあえぎつつ、絶頂の快楽に体をびくつかせるアスナは、ぎゅう
っと膣道を狭くしてきた。

「あ、アスナ……」

 想像もしていなかった反応に俺はアスナの瞳を覗き込んだ。

「ちがうの……っ! 気持ち、いいの……気持ちよくて……」
「なんでだろ……キリト君がいつもよりやさしいからかな……それとも」
「それとも?」
「心が、もう満足しちゃってるから、かも……だから、キリト君がくれるものを、素直に
もらえるのかな……だからキリトくんの……」

 こくっ、とアスナが息をのんだ。

「全部、ほしい。一つになっちゃいたい……キリトくんも……?」
「……うん」

 もうごまかしようがない。

「アスナの可愛いところ、全部みたい。誘われてからずっと、アスナの全部が欲しくなっ
てた」

 俺は体を倒した。胸板とアスナの乳房が密着する。性器を突きこんだまま、オーガズム
のせいで花弁のように開かれた唇に舌をうずめる。

「んっ……んっ……」

 アスナがすぐさま舌を絡めてきた。いつもより数段緩やかに腰を動かしはじめる。
 異様な充実感があった。感情の器が満たされて、あふれていく。
 俺は最後のあの日を思い出しながら、彼女の指を握りしめる。もう離れることがないよ
うに。
 まっすぐに目を見つめてあの日の言葉を繰り返す。ふれあい、溶け合ったあの日。
 別離の情景を塗りつぶすように、彼女の名前をつぶやいた。

「アスナ……アスナ……」
「キリトくん……愛してる……愛してる……キリトくん……」

 譫言のようにつぶやきながら、絡んだ指を握り締めた。
206『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/26(月) 00:02:12.49 ID:JFcMQ0YG

 狭くなる柔肉に性器の形を覚えこませるようと動く。
 それだけで十分だった。アスナのそこは狭くて、あつくて心地いい。
 収縮する柔肉が、射精を誘ってくる。

「ふぁ……あ……!!」

 わずかに膣道をこそぐだけでも感じてしまうアスナは、ひと突きごとにびくびくと震え
た。

「やっ、やぁ! またっ、またぁ! いっちゃ――!」

 熱くとろけるアスナの声が途中で止まり、上にのる俺を吹き飛ばすのではないかと思う
ほど、大きく強く、背をしならせた。

「んああああああ―――――っ!!!」
「くっ……アスナっ!」

 ぎゅうぎゅう締めつけてくる膣道の柔肉が狭まり俺はついに限界を迎えてしまった。
 絶頂の悲鳴を上げるアスナに導かれるように、最奥に精液を噴き出した。

「はう……んっ……あ……キリトくん……愛してる……」

 アスナの中にすべてを吐き出していると、再びアスナがうわごとのように言う。
 噴き出すたびに頭がしびれ、いままで俺を突き動かしていた何かが失われていく。
 残るのは、アスナへの愛おしさばかりだった。

「あ……くっ……アスナ……」
「ぁ……ぁ……んっ……」

 すべてをアスナに注ぎこんだ後、脱力してアスナの上に倒れ込む。
 そして俺は残った意識をかき集めて、アスナともども再び体を横たえた。
 動きで性器が抜ける。

「はぁ……はぁ……キリトくん……愛してる……愛しています……」
「アスナ……アスナ……」

 お互いを抱きしめあいつつ、いつまでもうわごとのようにつぶやき合っていた。
207『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/26(月) 00:05:10.40 ID:uPrqNmmA
――――

 ――キリトが本当に足をとめたのかどうか、実は明日奈にもよくわかっていなかった。
 ただつないでいた手の握り方が、すこし変わった気がして、おもわず彼の顔をのぞきこ
んだのだ。

 その瞬間、胸がさざめきたった。

 色とりどりのLEDライトが発するクリスマスイルミネーションの七色の光。その光に
照らされた和人の顔はくしゃくしゃにゆがんでいた。

 そこで足を止めて、どうしたのと聞いて見ても、和人はなにも言わなかった。ただ今に
も泣き出しそうな顔に胸が切なくなった。
 コートに包まれた和人の腕は震えていた。寒さ以外の何かに。
 明日奈は和人の腕をとって、近くのベンチに座ることにした。

 そして明日奈はじっと待った。
 彼がいま、なにを感じてそんな表情をしているのか知りたかった。

 温暖化が進む日本で、もしかしたらそのうち目にすることができなくなるかもしれない、
東京の雪をぼうっと見上げてみる。
 SAOから解放され、ALOから帰還したその日、彼が迎えに来てくれたその日は大粒
の雪が降っていた。
 まともに昨日してくれない五感でも、窓をたたく雪の音と月の光にまだらな影を差す
雪はしっかりと視界に焼き付けることができていたからだ。

 だからその雪を見ることができなくなるのは、すこし寂しい。

 そうしているうちに、和人がぽつり、ぽつりと語り出した。

 一昨年のクリスマスにキリトが彼女のために求め、絶望した話とその彼女が残した歌の
物語を――。

 《月下の黒猫団》壊滅の顛末はキリト本人の口から聞いていた。
 だが、いまキリトが口にしたクリスマスの死闘と彼女の残したメッセージについては、
アスナも知らなかった。
 もしかしたらキリトは意図的にさけていたのかもしれない。

 手のひらを見つめる、和人の目は空虚だった。
 悲しんでいるのか、悼んでいるのか、後悔しているのか、その瞳から感じ取ることはで
きなかった。
 でも、涙を流さない彼のかわりに明日奈は泣いた。

 人間の記憶の上書きなんてできないし、忘れることなどできない。
 ふとした拍子に本人の意思に関わらず、記憶は浮かんでくる。
 きっと突然の雪と赤鼻のトナカイがそんな悔恨の記憶をよみがえらせたのだ。
 忘れられない悲しい記憶を。

――でも……でもね。

 悲しくても、その記憶はいまのキリトを構築する一部になっているはずだ。
 なぜならキリトの胸の中にしかないその歌声は、きっと一番最初にキリトを導いたもの
だからだ。
208『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/26(月) 00:09:35.23 ID:uPrqNmmA

 背教者ニコラスを倒した彼が絶望のままに、迷宮区に向かっていたらどうなっていたか。
 《ソードアート・オンライン》は、死を覚悟した人間にも容赦なく牙を剥く。
 きっとキリトはリズベットとも、シリカともユイとも出会うことなく、暗い迷宮でひと
り、ひっそりと息を引きとったに違いない。
 《アルヴヘルム・オンライン》、《ガンゲイル・オンライン》で新たな友人と出会うこ
ともなく、死んでいったに違いない。
 歌とメッセージは、キリトを絶望からすくい上げ、キリトを生かしたのだ。

――ありがとう……あなたの歌もメッセージも、ちゃんとキリト君にとどいてるよ……!

 顔も、声も聞いたことのない少女に明日奈は感謝する。
 彼女の歌は彼の魂の深いところに寄り添い、添え木のように彼をささえている。きっと
これからも。

 だから明日奈は、雪の乗ったキリトの手を取り、伝えることにした。
 彼がその雪の日から歩いてきた道が、自分を救ってくれたのだと、伝えるために。

「でもね。でもね、キリトくん……」

 キリトにとっては、過去の悔恨を思い出す雪かもしれない。
 もしかしたらこれからも、ずっとそうかもしれない。

 いまの彼に、自分の言葉がどう響くかわからない。
 でも伝えたかった。
 その歌声に支えられた彼が、歩みを止めず、歩いて来てくれたおかげで、あの狂った世
界で、魂そのものを救われた人間がいることを。
 救われた人間がたくさんいるということを伝えたい。
 すこしでも彼に温かさを与えたくて、明日奈はキリトの手を頬に当てた。
 氷のように冷たい手のひらに、背筋が震えてしまう。でも彼の心はそれ以上に凍りつい
ているはずだ。
 明日奈はなんとか微笑みながら、彼の心が溶けるように祈りながら気持ちを伝えた。

「でもね、キリトくんが私を迎えに来てくれた日も、雪がふってたんだよ――」

 明日奈はキリトの瞳を眺め続けた。
 キリトの瞳に光が戻り出す。何も映していなかった瞳に涙の膜がもりあがり、寒さで色
を失った和人の唇が、わずかに震えてつぶやいた。嗚咽まじりの声で、彼女の名を呼ぶ。


――サチ……ごめん、サチ……


 キリトの嗚咽と、共に気の早い「赤鼻のトナカイ」が流れている――。
 明日奈はキリトが泣きやむまでずっと、彼の手を握り続けていた。


 すこしでも彼が温まるように、ずっと。雪が止むまで。

 
209『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/26(月) 00:14:23.31 ID:uPrqNmmA
以上です。長々もうしわけありません。

ちょっと時間が空くかも知れませんが、エピローグ+後編エロ微増版(レス制限のため、
結構削った部分があるので補完も兼ねて)を予定しています。

>>188,189,190
支援ありがとうございました。同じ時間に投下出来ず、申し訳ないです。

>>191 リロードせずに投下をはじめてしまいました。ごめんなさい。


よろしくお願いします。
210名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 00:33:55.75 ID:CiReKI3+
>>191
GJ!

比喩が豊富でわかりやすかったです

でもなんか、ハルがw
211名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 11:11:11.39 ID:CiReKI3+
エリカって可愛くない(チラッ
212名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 12:13:32.03 ID:gI9v7sUM
キリト×アスナ×エリカ(京子)で親子丼かあ


いや待てよ、

キリト×アスナ×エリカ(京子)×ユイで親子孫丼という新境地に…
213名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 12:21:06.99 ID:gI9v7sUM
キリト×リーファ(翠)で禁断の義母プレイ
214名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 12:43:17.34 ID:CiReKI3+
親子孫丼だと……あんたら、どんだけ恐ろしいことを……
215名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 20:33:11.23 ID:70f5dhip
216名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 21:21:10.38 ID:CiReKI3+
似たようなの前スレで見たことがあんぞ!?
217名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 22:06:24.05 ID:uPrqNmmA
これ?

6 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/05(日) 07:07:42 ID:4GLD2wXW [1/2]
Sword Art Days

┌?─┬アリシャ ────┐┌─┬─リズベット
│  ライダー         ││パドさん
└─┬サクヤ ─────┐| |┌──┬─シリカ
  ソーン            |││|   フーコ
チユ父─チユ母(スグ)┬┐|││|┌─┬─エギル
(レコン)    ┌───┘│|││|│アッシュさん
       チユリ     │|││|│┌────┬ユリエール─ハル父
クラディール┬── キリトさん(キリコ)┬アスナ └──┐   (シンカー)
 ラスト・ジグソー .┌┘││        │         .│
           │  ││  ┌──┴───┐    │
.クライン─┬──┘  │└┬ユイ(白の王) 黒雪姫┬ハル
     チェリー    │  │             ??
  恭二───シノン┬┘ ういうい
           ニコ
218名無しさん@ピンキー:2011/12/27(火) 21:19:45.98 ID:Ll1jeJgJ
アスナとキリトさんの姫はじめみたいです・・・
219名無しさん@ピンキー:2011/12/27(火) 21:29:38.03 ID:tMP8XeR3
結婚後でも多分本家に顔を出すだろうから無理じゃあねぇ?
さすがに子供が生まれた着後なら行かないだろうけど
220名無しさん@ピンキー:2011/12/28(水) 11:22:30.78 ID:y5pTCE8v
スグいぢめ書いてんだが、内容これでいいか?

晴れ着でお預けくらいながら、目の前で和人×明日奈されるっていう……
221名無しさん@ピンキー:2011/12/28(水) 11:30:44.90 ID:P5iXjoGT
お前がいいと思ったらそれでいいだろ一々確認するなよ
222名無しさん@ピンキー:2011/12/28(水) 12:09:39.45 ID:Mcjdda1y
おk
223名無しさん@ピンキー:2011/12/29(木) 20:32:02.07 ID:eClfKXhq
来る者拒まず。カマンッ!
224 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:55:52.94 ID:WI8cNXkr
お世話になります。
クリスマスネタ投下します。

・後編(エロ微増版)+ エピローグ キリト×アスナ エロあり 
・キャリバーの四日前
・原作ではっきり明記されいないことをまるで公式設定のように描写しています。ご注意
ください。ほぼ作者のねつ造です。

・NGは『ニコラスさんのおくりもの ◆T.om8vwXYU』


 前編 キリト×アスナ エロなし、
 後編 キリト×アスナ エロあり ふつう、
 後編(エロ微増版)+ エピローグ キリト×アスナ エロあり 



『ニコラスさんのおくりもの(死だぁー)』後編(エロ微増版)
225『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:57:13.57 ID:WI8cNXkr

「はうっ……んっ……あっ……くすぐったい……っ!」

 オレンジ色の照明が「ホーム」の浴室。
 理想的な裸体をホームの浴室でさらけ出しているアスナは、脈動する「それ」が与えて
くる冷たい感覚に身をよじった。
 銀のビーククリップでアップにまとめられた水色の髪先が震える。

 SAO「アスナ」を素体とし、水妖精族の特徴を加味されたアスナの体に、指一本分程
度の透明な水流がからみついていた。
 アスナの足下からのびる水流は、一つの生き物のようにうごめきながら、アスナのみず
みずしい肌を舐めまわしている。
 
「あっ……んっ……そんなっ、ところに……」

 水流は、優美なふくらはぎを滑り、照明の光をきらきらとはじき、小ぶりにつくられた
お尻の表面を這いずり回り、太股の内側をなでまわす。その感覚はまるでホースで吐き出
された水を、ぴしゃぴしゃ、ひっかけられるのに似ていた。

「んっ……くすぐっ……たい……んっ……」

 冷たい水にお尻と太股をなで回されてアスナが熱っぽい悲鳴をあげる。

 水はたわわな乳房にもからみついていた。乳房のトップとアンダーに這い回る水流は、
乳房をきゅうっと絞りつつ、水流圧で起こる「揺れ」で、アスナの乳房をぶるぶる揺らし
ている。
 強調される形になった乳房の先端の鮮やかな桜色の乳首が、「揺れ」によってぴく、ぴ
く、と小さく震えた。
 すると――すでに充血し、先端を勃起させたアスナの乳首を、その背後からあらわれた
二本の手が捕まえた。

「んっあ、あああっ――!」
226『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:57:45.15 ID:WI8cNXkr

 普段から敏感な乳首の尖りを指でつぶされ、アスナはくんっ、と肩をゆらした。
 ちなみにアスナを背後から強襲している手と水流は干渉していない。
 水流の影響を受けないその手は、アスナの乳房をふにふに、弄びながら先端を摘む。

(なんで……どうして……)

 背後から現れる手と水流に全身をなでまわされるている事実に、アスナは涙をながした。
 今日は記念となる日だったはずだ。
 それが、どうして。

 「ひゃうっ……あああっ……ふぅ……」
 
 だれかの「手」が乳首を指で転がした。
 乳首をいっそう大きくすりあげられ、思わず前のめりになろうとなるアスナを水流は逃
さなかった。
 乳首の先端が水流と干渉した。

「ひゃあああああっ! いやぁぁぁ!!」

 ある程度の弾性すらある水流は、アスナが一定の姿勢から離れるとその流れを強くして、
対象者の拘束を強める。
 驚いて体勢を立て直そうが、すると今度はお尻を突き出す形となってしまい、腰から下
が水流の洗礼をうけた。白い桃をふたつ割ったような美尻のお肉が淡く波立つ。

「あうっ――!」

 水流にお尻をなで回され、アスナは弾かれるように腰を引く。
 股をすこし開いた直立姿勢にもどり、体勢を立て直してなんとか一息ついた。

「はう……あう……」

 ただ体を撫でまわされる感覚は消えていない。
 アスナを縛り上げているのは《水流縛鎖》の魔法だった。
 ≪水流縛鎖≫の効果は、水流による対象者の固定。効果時間は使用者のマナポイントを
食いつくすまで消えない。アスナのポイントにはまだ余裕があるため、水流による拘束は
使用者の意志に関わらず継続する……
 終わる気配のない凌辱にアスナは背後で服を着たまま、乳房を犯し続ける人物に呟いた。

「なんで、どうして……どうしてこんなこと……」

 アスナが涙声でそう訴えると、うしろから―キリトがいたずらっぽく笑い、答えた。

「いや、アスナが一人でオナニーしてるからだろー」
227『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:58:08.95 ID:WI8cNXkr

――――

 時は数十分前にさかのぼる。
 ユイが眠ったことを確認したアスナとキリトは、久々にVR空間内での睦みあいをはじ
めようとし、アスナは一人、シャワーを浴びていた。

――――

「ここのシャワーも、久しぶり……かな……」

 かぽーん、と水打つ音が響く浴室で、アスナは呟いた。
 基本的にSAOと同一のシステムで稼働しているALOでも、水流の完全再現は難しい。
シャワーの水滴を肌に与えてくる刺激はまさに中途半端だったが、それでも熱い水滴が肌
をすべっていく感覚は気分をリセットするのには十分だ。
 
 キリトの前では綺麗でいたい、という理由もあり、アスナは新婚生活の時からずっと、
行為の前にはシャワーを浴びるようにしている。
 
(そういえば……いろいろ、されちゃってるなー、キリトくんには……)

 洗った髪を頭の上でまとめてから、アスナは石鹸を手に取った。スポンジで十分に泡立
て、体にすりつける。
 久しぶりなので念入りに体を洗っていく。こちらも気分だ。

 かなり突発的な引っ越しとなってしまったため、アスナとキリトは一度セルムブルグの
アスナの家を整理しに行ったことがある。
 その帰り道アスナはいきなり、キリトに路地裏へ引き込まれた。路地裏といっても道を
一本、外に出ればそこはもう、大通りだ。騒げば大勢の人間に見つかるという状況で、い
きなり唇を奪われたアスナは敏捷値を生かして暴れ回ったものの、キリトのキスが予想外
に優しく、抵抗する気力をなくしてしまい、いつ誰に見つかるか分からないという極限状
態でキリトを受け入れてしまった。乳房や膣から与えられる刺激に、キリトが着ていた
コートの襟を噛んで、自然と漏れ出てしまう声を押さえる。キリトとの結合部から漏れる
水音を絶望的な気分で聞いたアスナだったが、抵抗感や拒否感は行為が進むにつれて薄れ
ていった。最後は壁を背に押し付けられ、両脚を抱えられながら、奥深くに吐き出される
のを……気持ちいいとさえ思っていた。
 
「……あ、うぅ」
228『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:58:28.12 ID:WI8cNXkr


 二十二層の湖に引き込まれたこともある。冷たい湖水に漬かった下半身をキリトの灼熱
する性器で責められ、アスナは湖面に響きわたるほどの悲鳴を上げてしまった。貫かれる
度に湖面が揺れて自分の髪もゆらゆらと揺れる光景が頭に焼き付いている。

(現実だったら、いたずら……じゃ、すまないよね……いろいろ……本当に……)

 無茶をしたキリトにはその都度、手痛い教訓を味あわせたのだが、どういうわけかその
日の夜や夕方になるとアスナはすべて許してしまっていた。
 そして今度は、ベッドでやさしく陸みあう。ユイと出会うまで、二人はそんな新婚生活
をおくっていた。

 もちろん、はずかしい思い出ばかりではない。
 ベット上でお互いの体温をかわしながら、思い出を語り合う。もしくは明日、明後日の
予定に思いを馳せながら、ゆっくりと陸み合う。
 そんなとろけるような甘い、甘い思い出も、アスナの記憶と体に刻まれていた。
 だからふと、気になってしまった。

(ちゃんとできるかな……キリトくんと……ALOでは初めてだし……)

 思いながら、ついソコを見てしまう。
 無毛のせいでともすれば幼くみえる、そこを。

「は……うぅ……」

 アスナは無意識に甘みの混ざった息を吐き出していた。はっ、と気がつき動揺する。

「あっ、や、やだ……」

 体が敏感なため、はじまるとすべてを忘れて狂ってしまいがちなアスナを、キリトは抱
きしめてくれる。腕に抱かれる感覚を思い出していると、スポンジを持った手がいつの間
にか乳房のところでとまっていた。
 スポンジの表面はすこし荒い。敏感な乳首のうえを石鹸ののったスポンジが滑る。

「んっ……」

 アミュスフィアによってもたらされる甘い刺激。痛みはたいていキャンセルされるが、
快楽はそのまま通る。そのため、倫理コード解除状態では快感は現実を凌駕してしまう。

(ちょっとだけなら……確かめるくらいなら……)

 決意を固めたアスナはまず残った泡をすべて洗い流した。
 シャワーを止めて左手を浴室の壁につき、右手をそこに差し向ける。
 手は白磁の焼き物めいたなめらかな腹部をなぞるように落ちていき、アスナのそこにた
どりついた。
229『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:58:43.92 ID:WI8cNXkr

「んっ……」

 包皮の上から秘芯に触れてみる。

「あ……ふう……」

 現実で触れるよりも数段強く甘い刺激がはしる。
 そのままちゅくちゅく、と秘芯をいじりまわした。

「ああ……んっ……んっ……きりとくん……」

 愛しい人の顔を思い浮かべながら、現実と比べればシンプルな構造のそこを指の腹で押
しつぶす。

「んっ……あああああっ……ひ、うぅ……」

 わずかに足をひろげ、分泌される愛液を指に絡ませる。ぬめりを得た指が、よりスムー
ズに秘芯の表面をすべる。

「あ……んっ……」

 久しぶりに味わうVR空間で行う自慰に、アスナは夢中になっていく。
 片方の手を壁から離しスリットに向け、二本の指でスリットの肉ひらを開く。包皮を剥
かれて、赤々とした秘芯が露出する。そこを指でなぞりあげると、快感が腰を直撃した。

「ああっ、んっ、んっ、もう――!」

 絶頂の予感にアスナは唇をかみしめながら、指をそこに這わせて……
 
 だんっ、と浴室の扉がひらいた。

「えっ?」
「あっ?」

 浴室の扉をいきなりあけられアスナが驚き、浴室への侵入者――キリトはアスナの状態
に目を見開いた。
 両手を股に添え片手でスリットを開き、指で自分の秘芯を弄る女性……。そんな光景が
目の前で、しかも一度は妻になった少女がしていれば驚くにきまっている。
 二、三度ぱくぱくと口を開け閉めし、キリトが呟いた。

「あ、アスナ……いまなにやってたんだ……」
「えっ……あっ……」

 アスナはあわてて乳房と秘部を手のひらで隠す。だが、いままでスリットに添えられて
いた手は濡れて輝いていて、太股は分泌された愛液でびしょびしょだった。
 
「え、えっと……キリトくん、あのね……」
「アスナ……」
230『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:59:05.14 ID:WI8cNXkr


 服を着たまま浴室に踏み込んだキリトは、スリットを隠した手をはねのける。そのまま
無言でさらけだされたスリットに指をはわせた。

「ふあっ!」

 いきなり敏感なところを触れられたアスナは飛び上がる。
 濡れそぼったスリットの入り口をキリトの指がなぞった。

「ぐちゅぐちゅだよ、アスナ……なにしてたの、こんなとろ、こんな風にして……」
「ち、ちがうの……いやっ……はっ……やぁ……やぁ……」

 ちりちりと挑発するようにキリトがの指が秘芯の上を行き来する。

「はぁ……はあ……はぁ……」
「ねえ、アスナ……」

 返事のないアスナを促すようにキリトが指をくいっ、と折り込み、自慰行為のせいです
でにとろけた膣道の入り口をかき混ぜ始めた。

「ここ、やっぱりSAOのときと一緒なんだな……指が覚えてる……」
「……いやっ……いやぁ……」
「かわいいよ、アスナ……」

 キリトの言葉が耳朶に響くたびに理性が、一枚一枚はがされていく。頭の中を舐め回さ
れるような刺激に、理性が考えることを放棄し始めた。
 じゅぽおっ、とすさまじい音を立ててキリトの指が秘裂に割り込んだ。
 アスナ背骨をぞくぞくと走り回る快感に身を凍らせた。
 キリトの指が潤んだ秘裂をいりじまわし、くちゃ、くちゃと音をならす。

「キリトくん……やだっ……音ならしちゃだめぇ……はずかしいよ……」

 キリトの指は優しく内側を滑っていく。しかし一度絶頂寸前まで高ぶったアスナは、緩
やかな動きに満足できなかった。

「んあっ!……ああ……もうだめ……ごめんなさい……キリト……くん、えっちして……
もう、もう――!」

 自分から求める羞恥心で理性が焦げていく。しかしアスナの艶めいた懇願にキリトは首
を横に振るう。

「えっちはベットでちゃんとしようぜ。いまは……そうだ。自分に《水流縛鎖》かけてよ
……もっと、可愛いアスナをみせて……」

 おねだりに対する無慈悲な言葉にアスナは、一もなく二もなくうなずくしかなかった。
231『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:59:25.63 ID:WI8cNXkr

――――

 アスナは《水流縛鎖》の魔法を自分自身を対象として使用した。

 足止めの水流魔法は今のアスナにとって凶悪なものとなった。
 倫理コード解除状態で使用された魔法には、まさしく「倫理」をなくしてアスナを拘束
している。
 対象が一定の座標軸から体を動かそうとすると水流が強くなり、対象を一定範囲に留め
ようとする。さらに水流の外側に逃れようとすれば今度はシステムロジックで座標を固定
されるため、まさに身動きがとれない。

「はぐ……んっ……つめたい……」

 水流にさらされ、溺れるアスナの乳房をもみほぐしながら、キリトがアスナの耳元に呟
いた。

「アスナ……さっきなにをオカズにして、オナニーしてたの……? 教えてよ」
「え……ど、どうして……?」
「アスナがいつのことを思い出してオナニーしたのかな、ってさ」
「……はずかしいよ……そんなの」

 キリトは無言でアスナの秘芯をなで回し、アスナを促した。
 ひくんっ、と脚を震わせるアスナ。

「ひやぅ!……ぅぅ……セルムブルグで……キリトくんに……されちゃった、んっ……と
きの事とか……」

 キリトがごくり、と息を飲んで手を止めたがアスナは体を縛る水流から身を離すのに夢
中で気づけなかった。

「つ、続けて……」

 アスナへの愛撫を再開したキリトは、どもりながら聞く。

「んっ……あと、湖で……押し……倒されちゃったときの、んっ、事とか……」
「みょ、妙にマニアックなところを……」
「だ、だって……印象にのこってるんだもん……」
「ちなみにアスナ……一番気持ちよかったのは、いつ?」

 アスナは頭を横にふるった。ほぼ反射的に言葉をつむぐ。

「わかんないよ……キリトくんにされること……全部、気持ちよかったし……あ。ち、ち
がうっ! いまの、ちが――」

 最後の最後で理性を取り戻したアスナがあわてて言葉を取り消そうとしたが、キリトは
にやりとシニカルな笑いを浮かべ、秘芯を強く押した。

「うあ………強くしちゃだめぇ……」
「じゃあ、これもちゃんと満足してもらわないとな……。アスナ、ちょっとしゃがんでみ
て」
232『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 22:59:40.07 ID:WI8cNXkr

「え……やだ……。そんなことしたら、水が……お股にあたっちゃう……はぐっ、んっ…
…」
「俺の指より気持ちいいかもしれないよ。さ、アスナ……」
「いや、いや……いやぁ……」

 キリトはアスナの体を、すこしずつ股の周囲を這う水流に落としていく。
 乳首よりも敏感な部分に水流を当ててしまえばどうなるか。アスナが一番良くわかって
いた。

「そ、そんなの……むりだよぉ……」

 狂ってしまう予感に、アスナは全力でキリトにあらがう。だがしっかりと抱きしめてく
るキリトの腕から逃れるすべはなかった。
 涙を流しながら訴える。

「やぁ……やだよ……」
「大丈夫……かわいいところ見せてよ」

 最後にぐっと、体をおさえつけられアスナの膝が力をうしなった。
 体ごとずり下がったスリットに、水流が当たった。

「やあああっ――はあっ! ああああああっ」

 シャワーの水流など比べものにならないほどの水圧が、アスナの秘処を直撃する。
 水流がアスナの股下にあたって弾け、滴となって落ちていく。

「ひっ! ああっ、キリトくん、たすけ――っ!」
「アスナ……おもらししてるみたいだ」
「あうっ!」

 キリトはアスナの生白い首筋を、背後から吸いあげた。
 
「あ、あああっ! んっ――!」

 水流の特性ゆえ、断続的だがやさしい圧力が秘芯をなぞる。与えられる感覚にアスナが
激しく頭をふるった。
 髪に挿していたピーククリップが外れ、水色の髪が溢れるように、肩や背中に落ちてい
く。クリップは光を反射させながら、二人の足元に落ちて転がった。

「やぁっ! もう、だめぇ……!」
「……アスナ、もうちょっとがんばって……」

 股下の水流から逃げ出そうと腰を浮かせるアスナを抱きしめて、キリトがもう一度沈み
込ませる。

「きゃあああああっ!」
233『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 23:00:34.02 ID:WI8cNXkr


 今度は先ほどとは逆方向――お尻の方から流れる水流にスリットを浸される。

 じゅぼぼぼぼー

 アスナの秘丘側へすり上げるように流れる水が、スリットの頂点にある包皮をまくり上
げて秘芯を直撃する。

「――!」

 前から当たるよりも数段強い刺激にアスナは声にならない悲鳴をあげる。
 口をぱくぱくと開閉させ、おとがいをそらしあげ、のどをさらけ出す。

「はっ――! ううぅ――!」

 キリトの腕の中で秘処をねらい打たれ、背筋をそらしてアスナが小さく絶頂した。
 アスナは透明な水流に包皮をめくられ続け、サーモンピンクの三角形を露わにする。

「あっ、ぐっ……んっ!」

 激しい快楽で秘処から新たな愛液がしたたる。だが、強すぎる水圧がどん欲に愛液を吹
き飛ばし、散らしていった。
 息も絶えに溺れるアスナの、揺れ動く乳房をキリトは容赦なく近場の水流にさらした。

「ひゃあああああああっ! おっぱいだめぇー!!」

 狂おしい絶叫が浴室に響き当たった。
 乳首の先が水流の筋にかかり水圧が、乳首を横殴りに刺激する。

「んっ――――!」

 体を大きくたわめたアスナがくぐもった叫びをあげる。背をそらし、下腹部をきゅうっ、
と引き締めスリットから潮をまき散らす。

「ああっ、あああっ、ああああああ!」
234『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 23:00:48.49 ID:WI8cNXkr

 その瞬間、ぱぁん、と水色のエフェクトが弾けた。アスナを拘束していた水流が力をう
しなって浴室に散らばる。
 水はアスナの肌をぬらし、拘束をとかれたアスナは糸の切れた人形のように脱力し、後
ろのキリトに抱きかかえられた。

「はぁ……んっ……ああ……っ」

 アスナは脚を閉じる気力もなく、こそがれたそこをオレンジの電飾の下に晒してしまっ
た。
 さんざんなぶられたせいで肉ひらはめくり上がり、包皮につつまれた秘芯は赤く、燃え
るように突き立つ。
 秘処から拭きあがる潮が浴室のタイルを汚していった。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 水流だった水の一滴が、なだらかな恥丘をすべり落ち、ぽたっ、と秘芯におちた。アス
ナがびくりと体をふるわせる。
 激しい絶頂の余韻にひたるアスナに、キリトが微笑みかける。

「気持ちよかった? アスナ……」
「――うん……」

 キリトの問いにまたしても反射的に答えてしまったアスナはゆっくりと目をつむった。
 快楽に呑まれて意識の手綱を手放そうとしたその瞬間、唇に冷たいものが押しつけられ
た。液体が口の中にほりこまれてくる。アスナは反射的にその液体を飲み込んでしまった。

「んくっ……んくっ……」

 喉を転がり落ちていく水分の味に、アスナは覚えがあった。
 マナ・ポーションの味――。
 きゅぽっ、とアスナの口につきこまれていた瓶が遠ざかる。

「アスナ……」

 膝枕の格好となったキリトがアスナの頭をなでた。

「気持ちよさそうだったから……もう一回。いまのでマナポイント回復しただろ?」
「え……やっ……いや――!」

 まだまだ終わらない快楽地獄に、アスナの絶叫が浴室に響き渡る……
235『ニコラスさんのおくりもの』 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 23:01:33.81 ID:WI8cNXkr
――――

 キリトとアスナとともに、安楽椅子で眠りこけてしまい寝室に運ばれたユイは、ゆっく
りと瞼をあけておきあがった。

「んっ……んんっ……あれ……?」

 ユイは小さく伸びをしつつ、ベットから身を起こし、AIの習性ゆえ自分のおかれてい
る状況を無意識に確認して、「それ」を発見した。

「これ……」

 ユイはそれを手に取る。十歳前後の子供の姿となっているユイの、親指程度の大きさの
ペンダントが枕元に置かれている。

 ALO稼働初期に抽選で配布された≪ナビゲーション・ピクシー≫の絶対数はすくない。
イベント上での再配布も行われず、稼働数は減少する一方なのだが、ごくごく少数ながら
≪ナビゲーション・ピクシー≫用のアクセサリーアイテムも存在する。
 ほぼ幻となったそのアイテムは高値で――ALO上のユルドにしろ、日本円にしろ――
取り引きされており、入手には困難がつきまとうのだが。

 ユイが手に取ったアイテムはまさに「それ」だった。唯一といってもいいほどの、ペン
ダント型のアクセサリ。
 
「パパ……ママ……」

 ユイの頬から涙がこぼれ落ちた。同時にユイの体が光を放ち、ライトエフェクトが収ま
ると桃色のワンピースを纏った妖精があらわれた。
 ウィンドウを開きペンダントを装備する。青色の宝石が象眼されたペンダントは、桃色
の衣装に良く映え、月明かりに照らされて輝くそれの上に、ユイの透明な涙が落ちてはじ
ける。

「ママが選んでくれた……ですよね。パパのセンスじゃないです……」

 サンタクロースの正体について、ユイはすでに知識を得ている。だが、キリトとアスナ
の気持ちのつまった贈り物を、ユイは手のひらでぎゅうっと握りしめた。
 
「パパも、ママも……まだ、隣でログイン中ですね」

 二人のログイン座標はとなりの寝室だった。
 お礼を言うくらいならいいだろうとベッドの上にとびあがり、隣の寝室に向かう。

 閉じられた扉をゆっくりとあげて中をのぞき込むと――。

 あけはなたれた窓から月明かりが差し込んでいた。
 光に満ちたベッドの上で、キリトの上にまたがっているアスナがいた。
 アスナが体を上下させる度に、月光に濡れた肌がきらめき、水色の髪がはねまわってい
た。
 どういうわけか下敷きにされているキリトの体には無数の水流がはしりまわっていた。

 そして獣のような叫び声が――――ばたん。




「み、みなかったことにします――!」

 ぴゅー、と音を立てて飛び去るユイに、行為に夢中の二人はまったく気がつかなかった。
236名無しさん@ピンキー:2011/12/29(木) 23:05:44.52 ID:hsqE9mKy
   ,-∧,,∧-- 、
   / (-ω-` ) /
   r-くっ⌒cソ、 / ん、聞いてるよ? 大丈夫起きてるよ。
  ノ '、 , 、 _, ' / /  ちょっと横になるだけ。ちょっと目を瞑るだけ…
.(_,.       ././    
,(.,_ `'ー-、_,,..ノ/
  ~`''ー--‐'
237名無しさん@ピンキー:2011/12/29(木) 23:06:08.96 ID:r5An2iwk
>>224
GJ
238 ◆T.om8vwXYU :2011/12/29(木) 23:07:10.02 ID:WI8cNXkr
以上です。


儚ロンのツンツンしてるアスナさんすげえかわいい。

≪水流縛鎖≫はアクアバインドとお読みください。
キリトとアスナのこの後は、後編でお楽しみください。
そもそも、シーンの前に、これを入れる予定でしたが間に合いませんでした。

前後編あわせて、総集編のように書いてみました。
記述のシーンはどこかしらのオマージュか、既刊内からヒントをもらっています。

次回はSAOでハーレムものです。AWもそのうち。
239名無しさん@ピンキー:2011/12/29(木) 23:27:43.04 ID:hsqE9mKy
圭圭圭ア           _,..。x=≦圭圭圭圭圭圭> ''"´              ______
圭圭W        ,ィ升ニ圭圭圭圭圭圭> '"´                 ,,.。x:≦圭圭圭圭圭圭圭圭心、
圭圭7        ,佳圭圭圭圭圭> '"                 _,,.。x≦圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭掛x、
圭圭|       佳圭圭圭>''"               _,.。x≦圭圭圭圭圭圭アム少´<圭圭圭圭圭圭掛ミ    佳x、
圭圭|        炸圭紗'"        _,,..。x:≦圭圭圭圭圭圭圭圭圭《 レ′     ` 寸圭圭圭圭ム   .|圭ミx、
圭圭|        |圭ア      ,..。x≦圭圭紗≠⌒`守圭圭圭少´           `゙ミx、`寸圭圭圭掛,  [圭心、
圭圭|         |ア´  ,.。x≦圭圭圭圭:少"      寸圭7         _        `゙ミ圭圭圭圭ム  Z圭掛,
圭圭|            ,.ィ升圭圭圭圭圭ア´   ,斗==ミ、マア          l!          寸圭圭圭掛x、守圭沁
圭圭l!       ィ佳圭圭圭圭圭圭7  ,.イ圭圭圭圭ト、 マム            ハ           寸圭圭圭掛x 寸圭リ
圭圭ll        |圭圭圭圭圭圭圭7 ィ升圭圭圭圭圭沁 佳〉       ,佳li   _、         寸圭圭圭沁 Z7
圭ニ从       |圭圭圭圭圭圭刃’ 7圭圭圭圭圭圭圭ム从         〈圭ム l!   [x       守圭圭圭》 W
圭圭ハ        |圭圭圭圭ア仁刃   7圭圭圭圭圭圭'ソ`寸ミ、,..ィ升   寸掛, ミ、 Zミ、_、    `寸圭紗′
圭圭圭}      |圭圭圭ア ム:ヲ′   マ圭圭圭圭ア    Y圭ア´    寸ム心  守ム 寸x   `_x。.,,_,.ィ升   ム
圭圭W       [圭圭7 ,佳タ     ,.ィ圭圭圭圭圭》  廷壬圭7         Z圭沁、寸心、ヽli、    `守圭紗   ,佳i,
守圭マ         [圭7 佳′  ,.イ圭圭圭玄   `¨`ミx、 `¨¨W        |圭圭圭ト、 寸抄 `_       _,,.ィ  佳沁
  マ从  ,     Z仂 陟  ,.イ圭圭圭圭圭_     `゙ミx紗′ 八       .|圭圭圭圭ト、У    `゙ニ三圭圭リ  炸致
心、 マ∨ム     Y′陟  ,佳圭ア佳圭圭圭ム`゙ミx。、   `´  x佳掛,     [圭圭圭:抄     ミx。..,,_     ,.佳致′
圭_  寸掛、      Yi紗 ,佳紗" .|圭圭圭圭リ     `゙ミx。、__,佳圭圭}    Y圭圭圭7       `守沁   ,.佳紗′
圭圭l!  寸掛、     寸7 ,佳致 ,佳|圭圭圭封'ミx、     `゙ミ少^寸圭リ     `寸圭圭′    》    寸′,.:佳ア´
Z圭|!  ト、 寸掛,     マ圭圭′,佳圭圭圭圭〈 寸≧x   _,,.。x=升紗" 仏     Y圭{  {   〃     ,.イ紗'" ,.イ!
.∨圭ll, .マム 寸ム    寸圭ム [圭圭圭圭仏 `守圭圭圭少''"´    杏′     炸掛, l!  ,佳   ,.x'紗'"  ,.:佳’
  寸从  [ヘ `守ト、    寸圭ム Z圭圭圭圭圭ト、 `守少'"      /′       ,.佳圭ム仏  {掛、  '"  _,,..ィ升ア
   マム Y爪  `守ミ、   寸圭ムY圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧x。、_,〃       ,.イ圭圭圭圭心、`歩’,,.ィ≦圭圭紗"
    寸 .Z代x  寸ミ、  寸圭沁圭圭 圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭′    〃⌒`寸圭圭圭紗,.ィ升紗''",.ィ升
          [圭心、 寸x、  守圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭7     ,.佳
240名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 01:13:15.11 ID:KKHMBypv
ふぅ・・・ すげえよかったよ
そして
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 はーれむ!はーれむ!
 ⊂彡
241名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 01:22:50.62 ID:sXBXMG6z
>239

良い仕事してんじゃん
242名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 07:00:52.40 ID:xaHSR42f
>>239


ガラケのブラウザなのでよく……なんて書いてあるのでしょうか?
243名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 15:51:38.11 ID:5T8qKU5R
もうアスナさんとキリトさん、十層くらいでくっついちゃっていいんじゃないかな……
倫理コード解除しらなくて、悶々する二人がみたい……
244 ◆T.om8vwXYU :2011/12/30(金) 19:25:58.95 ID:xaHSR42f
お世話になります。
SS投下します。

・キリト×シノン 騎乗位
・NGは『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン ◆T.om8vwXYU』

※投下期間:一日一シーンづつ。とりあえずプロローグ→親子丼編(アスナ、ユイ)までを予定。
ただ都合により、一日二日投下が遅れる場合もあります。ご了承ください。
※クリスマスネタ書いてて、投下が二日ほど遅れました。

ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン  プロローグ



アルヴヘイム
二○二六年一月

 昔はアスナと一緒に使っていたベッドのスプリングが苦しげに音をたてる。
 まだ昼の明るい時間。窓から差してくる光が、俺にまたがるシノンの裸体を余すことな
くさらけ出していた。
 シノンが耳を揺らしながらうめくように言う。

「もう……もう嫌よ……こんなの……」
「なにいってんだよ、シノン。そんな風に俺の上で、よがり狂ってるじゃないか……」
「ひっ……嫌……言わないで……お願い……お願いです……」

 涙を浮かべる猫耳シノンへの返事の代わりに俺は腰を下から突き上げるように動かした。
俺の性器はシノンの膣道をにごちゅっ、とこすって突き刺さる。
 騎乗位で股がるシノンががくがくと体を震わせた。

「いやっ……んっ……急に動かないで……お願い……お願いします……動かないで……」
「強引なの大好きなくせに……この間だって」
「嫌い……乱暴なのは……んっ! またぁ……また動いた……動いちゃいやぁ……」

 泣き出す直前のような声でさえずるシノンを下から突き上げる。そのたびにシノンが悲
しげに鳴く……。
 かつてGGOで見せた凛とした表情はなくて、小さな子猫みたいに体を小さくし、貫か
れているシノンが目の前にいる。
 なんどか、ちゃぷちゃぷと突き込んでいると、シノンの体が突き上げに併せるように動
きはじめた。

「あっ……やっ……腰うごいちゃう……」
「ほら。乱暴にされるのがうれしいんだろ、シノン。しっぽが揺れてるぞ……!」
「好きじゃ……ないっ! 好きじゃないけど……んっ……けど、気持ちいい――!」

 腰の上に陣取るシノンが、腰をすり付けてくる。狭めの膣道から与えられる快感に俺
も除々に昂ぶっていく。
 悔しげに顔をゆがませるシノンが、ついに涙を流した。リビングの燭台から降り注ぐ明
るい光にてらされて、涙がきらきらと輝く。
 涙はとてもおいしそうだった。きっと砂糖のようなあまやかな味に違いない。
 俺はシノンに向けてシニカルな笑みを送ってやった。涙一つさえなめ尽くすような、そ
んな心持ちで。

「シノン。それがおまえの正体だよ。快楽に溺れる、かわいい子猫のようなその姿が、お
まえの正たひ――」


 横からむにゅうっ、とたぶん世界一柔らかいものが俺の頬に押しつけられ、俺は台詞を
ファンブルした。

「あう……お兄ちゃん」
「り、リーファ……」

 いったいどういう構造で当たり判定が発生しているのか――いつかもみほぐしながら試
してみたいと思っているリーファの胸が押し当てられた。
 本人は先ほどのはげしいえっちで、全裸のまま気をうしなっていた。だから無意識に胸
を押しつけているのだろうけど、あまりにもタイミングがよすぎる。

「ちょ……リーファ。いまいいところ……」
「お兄ちゃん……だめぇ……おっぱいでなんて恥ずかしいよぉ……」

 ど、どんな夢みてるんだ……?
 とりあえず押しつけられてくるおっぱいをから顔を離して、台詞を続けようとすると、
今度は右隣のシリカが、んっ、とかわいい吐息をはきながら、お腹を二の腕に押しつけて
きた。

 もちもちしたお腹が気持ちいい。リーファとほぼ同時に気絶してしまったシリカもまた、
気を失いながら体をすり付けてくる。

「あ、あの、シリカ。もうちょっとだけ離れて……」
「はう……キリトさん……いい加減、お兄ちゃんってよばせてくださいよぉ……」

 ど、どんな夢みてるんだ――!?
 リーファの時よりもどきどきする台詞を聞いてしまい、俺はとうとう台詞を続けるのを
諦めた。

「ぷっ……ふふふっ……」

 お腹の上のシノンが爆笑した。ひとしきり笑うと、浮かんだ涙を払いながら、「やっぱ
り無理あったわね。この設定」とつぶやきにやりと笑った。


「い、一気に肉食スマイルですか……そんなに笑わなくても」
「あんたが『たまには趣向をこらそう』なんて言ってきたのが悪いでしょ。まあ、楽しか
ったけど」
「つ、続きはその、また今度……」
「そうね、次の機会もすぐにありそうだし……。それにしてもうらやましい光景よね、そ
れ。ほかの男が見たら、無限PKくらい覚悟しなさいよ、本当に」

 シノンが苦笑した。
 どうやら俺の現状を指しているらしい。
 リーファとシリカ――ALOのアイドルに囲まれ、あんな寝言までささやかれる俺は、
ALO一の幸せものかもしれない。
 その上現在、ALOで株を急上昇させている《猫妖精族》のシノンとえっちしていると
ほかのやつらが知ったら……。
 《二刀流》のユニークスキルを知られた時以上のやっかみがあるに違いない。
 俺はため息をついた。

「……年末は忙しくて相手できなかったからな……たまってたのかも、リーファもシリカ
も」
「まあ、それを言うなら一番心配なのはアスナね。リズはあとで来るからいいけど、実家
に帰ってる間ってログインしてこなかったから、きっとすごいことになってるかもよ」
「あ。お、俺もいま一番、それが怖い……たしか、最後に会ったのがエクスキャリバーと
りにヨツンヘイムに行ったときだったから……もう何日も前だよな……」
「……そのときはみんなでアスナを慰めないとね。リズもリーファもシリカと……ユイち
ゃんと……もちろんキリトと……まあそれはそれとして、ねえ、キリト……」

 ふるっ、とシノンが体を震わせた。同時に中がきゅうっと狭くなる。

「んっ……ちょっと限界みたい……リーファとシリカを起こすのも何だから……このまま
してもいい?」
「いいけど、シノンはいいの? あんまり騎乗位好きじゃないだろ。さっきはそういうプ
レイだったから我慢してもらったけど」
「我慢するよりはマシだし、たまには上になるのもいいかも。いつも後ろからばっかりだ
しね」
「シノン……」

 その言葉に、俺はすこしだけいたたまれなさを感じる。
 自分から腰を振る、という行為に対して抵抗があるくせ、後ろから責められるのに弱い、
というわがままなシノンも、ここ一週間ほどでずいぶんと心境に変化があったらしい。

「じゃ……動くね……」

 シノンが緩やかに腰を動かしはじめた。ちゃぷ、ちゃぷと音をならしながら腰を上下さ
せる。
 しっぽを握られると、にゃーにゃー叫び始めるシノンの姿もそれはそれで魅力的なのだ
が、恥ずかしそうに腰を上下させ始めるシノンの表情にもそそるものがある。
 リズやアスナには一歩及ばない大きさの乳房が、それでもぷるん、ぷるんと揺れていれ
ていた。

「んっ……くっ……ほんとうにおっきい……でも、奥まで……届いて……っ!」

 いつもより五割割増で大きい――アスナ談――らしい俺の性器をシノンが飲み込んで、
また吐き出す。
 ぞくりと背筋に響く快感に――シノンが泣き叫ぶまで突きたくなる衝動がもたげてくる。

「――っ!」

 獣の本能じみたそれから何とか意識をそらしつつ気を静めていく。
 以前はそのコントロールができなくて、アスナとユイで――本当の地獄というのを見た
ことがある。
 俺もアスナもユイも、だれも止まれなくなって、最後には絶頂づけになった二人をさら
に貫き続けなくてはならないという、トラウマめいた思い出があり――。

「んっ……あうっ……んっ、んっ!」

 経験不足の騎乗位でもだんだんとコツを掴んできたのか、シノンが腰をくねらせてきた。
淡くて薄い肩の向こうでどこか扇情的にシノンのしっぽがゆらゆら揺れる。

 リーファの膣に注ぎ込んでも、シリカの口で受け止めてもらっても、全く衰えを見せな
い性器はシノンの膣道の暖かさを伝え続けてくる。

「くっ……シノンっ!」
「ん……ん……キリトの、なかでピクピクしてる……」

 さらに激しく腰を浮かせるシノン。体毛がないせいで丸見えの結合部に性器がつきたっ
ていく。

「ああ……シノン……気持ちいい……」
「そう……んっ、あんたが――キリトが喜んでくれるなら、いいよ……」

 腰に周りにたまってくる欲求が高ぶり、無意識に先端が震わせていた。
 そもそも、普段はクールビューティーを具現化するような凛々しい態度のシノンが、目
を細めて、自分から腰を動かし、あぐあぐ喘いでいる姿だけで興奮する。
 そんな俺の興奮を引き受け自分でもわかるほど、性器がひとまわり膨れた。

「あぐっ! んっ、んっ、んっ! ま、まだ大きくなるの――?」
「た、たぶん……」
「も、もっと……んっ? それは、ぞっとするかも……んっ、んっ、んっ!」

 困ったように眉をひそめるシノンの目が、どこか好奇心旺盛な色が走る。
 膨れた性器がよほど魅力的だったのか、シノンは一度大きく腰を浮かし、いきおいよく
一気に腰を落とした。
 
「いっ!」

 入り口から奥底までを一気に割り込む。シノンの内側に性器がこすれて、俺は思わずう
めいた。先端から根本まですっぽり包まれ、また引かれていく。
 
「あっ、やっ、やぁっ! これ、いい!」

 理性が吹き飛んだ声で叫びつつ、シノンが上下を繰り返す。そのたびにシノンの奥にご
つんごつんあたる性器の先端。

「んっ! もうちょっと……っ!」

 つぶやきつつ、シノンは自分の乳房に手を当てた。汗にまみれて輝く乳房に指が埋まる。
本来であれば俺が味わいたいくらい、揉み心地の良さそうな乳房がシノン自身の手で形を
変え、肌色より少し濃い色素の乳輪が形をゆがませる。両手を動かすと間違いなくシリカ
とリーファを起こしてしまうので、仕方がないが惜しい事をしたと思う。

「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ!」

 持ち上げて、落とす動作が激しすぎて、シノンのお尻と俺の太股がぱんぱん、と乾いた
音を立てはじめた。

「ああ……ああ……っ!」

 シノンが美しく体をそらしながら、自分の乳首をきゅうっと摘んだり、指でなでたりし
ている。滑りが足りないと思ったのか指を自分の唇に這わせて水分を乗せてもう一度――。
 
「んんっ! んんっ、んっ!」

 シノンは目をぎゅうっとつむった後、体をたわめ、大きく体をそらす。
 びくん、びくんと軽く絶頂したシノンがしっぽと耳をびくびくと痙攣させた。性器を包み込む
柔肉がぎゅうっと壁を狭めてくる。性器の全部をなぞってくる快感に、俺はついに限界を迎
えたが――。
 

「あ、ま、まずい! シノン、ごめんっ!」
「はあ……はあ……えっ?」

 余韻を楽しんでいるシノンはいま、脚から力を抜いている。ようするに性器は深くシノ
ンにくわえ込まれているのだ。そんな状態で射精を開始すればどうなるか。
 ぎりぎりで我慢する、俺の言葉を察したシノンが青ざめる。

「あっ――、い、いやっ、いまそんなことされたら――!」
「だめだ! シノン、ごめんっ!」

 あわてて腰を浮かそうとするシノンより、俺の射精の方がはやかった。
 握られるような強い刺激で、俺はついにシノンの中に一射目をぶちまける。

 どおぷううっ!

 弾丸じみた、密度の濃い精液がシノンの奥を直撃した。

「あぐっ!」

 シノンの体が大きくかしいだ。

「んっ――! やあっ、ま、待ってっ! 待っ――!」

 もう遅かった。一度先端から熱いしぶきを吹き上げたら止まらない。
 一射目の威力で泣き叫ぶシノンを、二射目、三射目と、俺の意思にかかわらず追撃して
しまった。

「あ――んっ――!」

 押し上げられるたびに走る、許容量を超えた快楽にシノンが悲鳴をあげた。腰が抜けて
しまっているのか、抜こうとする気配が一切ない。

「あぐううううっ! が、我慢してよぉ!」
「む、無理……」

 途中から止めるなんて、無理だ。構造的に。

「あああ……あああ……」

 お腹のあたりに手を添えて、中出しの快楽に耐えるシノン姿は、なんというか反則級に
可愛かった。眉の片方をきゅっとひそめて、わずかに上体を前傾させて――。

「シノン! そんなかわいい顔されると、余計に――!」
「ば、ばかっ! どうしろって……んっ――!」

 内側から押し上げられる快感に、シノンの言葉が中断される。
 残念ながらシノンの艶姿は発射の回数を増やす材料になった。

――――

「大丈夫か? シノン」

 おそらく現実では不可能なはずの回数と量をシノンの中にぶちまけつづけ、やっとおさ
まった時にはシノンは疲労困憊の様子でうなだれていた。

「はあ、はあ……あっ……」

 力を失ったシノンがゆっくりと上半身を倒してくる。ちょうどリーファとシリカの真ん
中。俺の胸のあたりに額をつける。

「はあ……はあ……はあ……これ……癖になったら……キリトのせいだからね……」
「……」

 心の中でもう一度謝る。シリカを起こさないように右手を動かして、しっとりと汗で濡
れた髪をなでていると、んぐっ、と甘えるような声をだしたシノンが胸元に頭を乗せてき
た。
 猫耳をわななかせるシノンが頬をすり付けてきた。にゃー、と鳴き始めてもまったく違
和感のない、無垢な表情で目をとじるシノン。

 俺の性器は目的を達したにも関わらず、全く萎える気配がない。シノンを突き刺したま
まだ。いまはやさしく包まれているので機能していなけど、一たびはじまればとあるス
テータス補正を受けて、もうひとつのステータス以上を持つ異性を貫きつづけてしまう俺
の分身――。
 正直、扱いに困っているそれが、いまだにそそり立っているのを感じて、三人を起こさ
ないようにゆっくりとため息をはいた。

 リーファ、シリカ、シノン――三人の体温を受け止めながら、俺は目をつぶって始まっ
た日のことを思い出していた。
252 ◆T.om8vwXYU :2011/12/30(金) 19:33:24.73 ID:xaHSR42f
以上です。
253名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 20:29:27.22 ID:VDN0GYjW
以上ですって、GJにも程がある!
254名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 01:22:20.42 ID:nU51H/Hg
すげーぜ
あとキリトさんMOGERO
255名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 09:37:39.60 ID:aN1PYgEE
つーかキリトのモノ、いったいどうなってやがる……
256 ◆T.om8vwXYU :2011/12/31(土) 10:52:08.29 ID:r6S0cM3x
お世話になります。
SS投下します。

・エロなし 親子丼編の導入編です
・NGは『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン ◆T.om8vwXYU』

※投下期間:一日一シーンづつ。とりあえずプロローグ→親子丼編(アスナ、ユイ)までを予定。
ただ都合により、一日二日投下が遅れる場合もあります。ご了承ください。
257ALOに惚れ薬が導入されました ◆T.om8vwXYU :2011/12/31(土) 10:53:04.30 ID:r6S0cM3x

アルヴヘイム
二○二五年一二月


 年末差し迫る十二月某日、俺はひとつのアイテムに心を奪われていた。

「うーん……?」

 アイテムストレージに格納されているそのアイテムの名前を眺めながら、先日のクリス
マスに購入したホームの、木製テーブルの上に置かれたアイスコーヒーをストローでずる
ずる啜る。

「もう。お行儀悪いなぁ……キリト君」

 俺の横に座っていた≪水妖精族≫のアスナがつぶやく。
 たぶんこういうところに育ちのよさというのは出るんじゃないだろうか。
 頭の中で母さんがトーストを口にくわえながら出勤する姿と、直葉がパンを口に咥えて
軒先に出てくる姿を思い出しながら、ちらっとアスナを盗み見てみる。

 アスナはいま、青と白の短衣にスカートという格好で、本人はやたらと上品にレモンテ
ィーを口にしていた。
 ちょっと不機嫌なのかもしれない。形の良い唇がわずかに尖っていた。
 もっともアスナの顔には「せっかく二人きりなのに……」とか、「まだ明るいんだから
どこかにいこうよー」とか書いてあるため、不機嫌な原因は判明しているのだが……。
 彼女の機嫌を少しでもよくしようと居住まいをただし、まさに行儀よく甘さ控えめのア
イスティーを口に含む。でもまあ視線だけはアイテム欄から離すことができなかった。

 もう、とあきれたように言うアスナのため息が聞こえてきた。
 でもこればっかりは仕方ないよなぁ、と思う。入手したアイテムへの探究心はMMOR
PGプレイヤーとしての性だ。
 とはいえもう五分以上も、俺はこのアイテムでうんうん唸らされているので決着はつけ
たいところだ。

 俺を悩ますそのアイテム。名前は「黄金の蜂蜜酒」。
258ALOに惚れ薬が導入されました ◆T.om8vwXYU :2011/12/31(土) 10:53:28.36 ID:r6S0cM3x


 このアイテム、いつの間にか俺のアイテムウィンドウの中に入っていたのだ。

 アスナと組んで採取系のクエストを終わらせた俺は、クエストの報酬をロビーに置いて
ある倉庫にアイテムを移動させようとして、その存在に気がついた。
 ちなみにクエストの報酬はちゃんと入手できているので、これが未知のクエスト報酬で
ある可能性はない。
 入手経緯もさることながら、このアイテム自体も謎だった。ALO内に存在するアイテ
ムは数多く全部を知り尽くすなどどだい不可能だが、それでも名前も見たことがないとい
うのはどうにも不可思議だった。
 ALOプレイヤーの有志で作成された攻略サイトにも記述がなく、結果俺はこのアイテ
ムの扱いに、大いに頭を悩ますことになってしまった。
 しかしまあ、そろそろ悩んでいるのも限界だ。
 
「とりあえず……」

 リビングの切り株テーブルを指定してオブジェクトを実体化させる。
 わずかな出現エフェクトのあと、飾り気のないワイングラスが現れる。そのグラスの内
側にアイテム名に違わないまばゆい黄金色の液体がなみなみと注がれていた。
 実体を見れば何か思い出すかもしれないと思ったが、やはり形からして記憶にない。
 SAO時代からの習い性でドロップアイテムの確認は必ずするようにしているし、そもそ
もちょくちょく確認するアイテム欄に紛れこめば気がつくはず。でも本当に見覚えもない、
手に入れた記憶もない。一体いつ格納されたのか……。

「やっぱり見覚えないな。アスナはどう?」
「わたしも見覚えないよー。攻略サイトにも乗ってなかったし、本当に新種のアイテムか
もしれないわね」
「でも前回のアップデートって一週間前だし、アップデートされた直後はみんな血眼にな
って新アイテムやら新モンスターやらを探すから、このタイミングで出てくるのはちょっ
と不思議なんだよな」

 俺は思いきってワイングラスを手に取る。
259ALOに惚れ薬が導入されました ◆T.om8vwXYU :2011/12/31(土) 10:54:00.72 ID:r6S0cM3x

「まあたとえ、麻痺にしても、毒にしてもヒーラーのアスナに治して貰えばいいわけだし
さ。それにドロップ率極小のアイテムだったとしても、いつ手に入れたのかわからないか
ら再現性は皆無。ということはこれ、二度と手に入らない可能性もあるわけだ。じゃあ、
ほら……使い道一つだろ」
「それって飲んでみるってこと? なにかのキーアイテムって可能性もあるわけだし、も
ったいない気もするなー」
「まあまあ。仮にそうならまた誰かが見つけて判明するだろ。美味しかったらちゃんと分
けるから。最近クラインが美味しい梅酒をちょくちょく分けてくれ――」
「……キリトくん、お酒は――」
「……いやリアルじゃなくてさ。ALOの中でだよ。うん」

 完全に蛇足だった。
 まだどこか納得しきっていないアスナを視線でなだめながら、グラスを手に取り液体を
口に含む。

 とろけるような甘みが舌に広がった。おいしいけど――、甘ったるいだけの液体をごく
ごくと喉に送る。

 と――。

 ばぁんっ――!

 ホームの扉がとんでもない勢いで開け放たれ、小柄な影が飛び出してきた。

「パパ――それを飲んじゃだめですっ!」

 それがせっぱ詰まった表情のユイだと気がついたのは、勢いよく開いた扉にびっくりし
て、口の中に含んだ蜂蜜酒を飲み込んでしまったあとだった。
 口内にのこっていた液体の感覚がすっかりなくなり、俺は呆然とするユイに苦笑いで話
しかける。

「ごめん、全部飲んじゃった……」
「そんな……パパ……それは……それは……」

 ユイがホバリングで宙に浮かびながら、愕然とした表情でいる。そしてどこか、悲しげ
な表情で……俺を見ていた。

「ど、どうした……の?」
「それは……パパが飲んでしまった、そのアイテムは……」

 俺はごくりと、唾を飲み込む。まさか即死系のアイテムかなにかだろうか。そんな悪辣
なもの一応公平なALOの中で成立するかなー? とか考えている間にユイが答えを言い
放つ。

「その黄金の蜂蜜酒は――惚れ薬なんですっ!」
260ALOに惚れ薬が導入されました ◆T.om8vwXYU :2011/12/31(土) 10:54:23.45 ID:r6S0cM3x

「へ……?」

 惚れ薬? なんだそれと口に出す前にユイがとこちらを向いて、

「と、とにかく詳しい説明はあとでっ! パパは早くみなさんに連絡をとってください!
 フレンドリストに登録されていて、いま現在ログインしている人に、いますぐ人気のな
いところへ行くように、メッセージを!」

 と言った。

「わ、わかった。えっと……いまログインしてるのは」

 ユイに指示されるままシステムウィンドウを手元に開いて、フレンド登録されている異
性のログイン履歴を調べる。

「アスナ、リーファ、リズ――シリカ、シノンかな」

 となりにいるアスナといつもホームに集合するメンバーだ。
 ユイはこくりと頷いた。

「すぐにメッセージを送信してください! パパ!」
「了解! でもどうしてそんなメッセージが必要なんだ?」

 とりあえずスクリーンに向かって手早くメッセージを打つ。
 『人気のないところへ至急向かってくれ! あと状況連絡たのむ』とメッセージ欄に入
力し、送信した。
 手振りでOKを出しながらユイに向き直る。
 ワンピースの胸に手をおいて、ユイが悲しげに語り出す。

「黄金の蜂蜜酒……それは、旧カーディナル・システムが生み出した、究極のストレス排
除プロセスのファクターとなるアイテムです。本来は実装されてはいけない種類のアイテ
ムなのですが、どういうわけかパパのストレージに追加されてしまいました。わたしもさ
っき初めて気がついてここまで急いで飛んできたのですが……間に合いませんでした」
「ストレス排除プロセスね。それでどうしてこれが惚れ薬になるんだ?」
「はい。それは……旧カーディナル・システムは究極のストレス解消法はセックスだと判
断したからです!」
「セ――いや、ちょっとまって」

 ユイの言葉からやけに生々しい言葉が出てきて思わず面食らう。
261ALOに惚れ薬が導入されました ◆T.om8vwXYU :2011/12/31(土) 10:59:25.61 ID:r6S0cM3x


「そしてそれを行わせる為のアイテムが黄金の蜂蜜酒なのです。本当は第七十六層の街が
アクティベートされた瞬間に実装される予定のものだったのですが……」
「俺、いま心からヒースクリフに感謝してるんだけど……」
「影響者側にはステータス<<発情>>がは発動します。これは文字通りプレイヤーを発情
させます。その発情状態になると倫理コードは強制的に解除され、さらにシステム的不
死の状態となり、ついでにログアウトボタンも消えます」
「突っ込みきれるかっ!」
「また発動者側で発生するステータス≪絶倫≫はその……そこを無双させます……。
今回はパパのパパの元が無双するはずです」
「む、無双?」

 目を白黒させる俺にユイが続ける。

「とにかく解消法はただ一つだけです」
「嫌な予感しかしないけど……ろくでもない方法な気がするけど、なんだ、その解消法っ
て」
「黄金の蜂蜜酒の使用者と、その影響者同士のセックスです」
「だよね……そんなこったろうと思った……」
「ストレスの解消が目的ですから――まあ、ストレスが解消されないとステータスも元に
戻りませんけどね」
「ユイ、最後のほうがよく聞き取れなかったんだけど――」

 問いつめようとした瞬間、誰かから新着メッセージが届いた。
 ポーンとメッセージがスクリーン上にポップする。
 新着メッセージが二通あります、との表記があり送信者の名前が続く。シリカ、リーフ
ァとあった。
 大変なことになっていなければいいがと心の中で念じながら、手早くシリカからのメッ
セージを空中に表示する。

シリカ:ああ! ピナ! そんなところ舐めちゃやだぁ……

「……」
「リーファさんのメッセージは……あ、これは内容的にまともです。表示します!」

リーファ:トンキー……やだよぅ……なんで……なんでそんなことするの……

「……このメールの、一体どこがまともなんだ、ユイ」
「その前にリーファさんとシリカさん、どちらにいらしているのですか?」
「ヨツンヘイム。トンキーの様子を見に」
「ああ、それで。……一つ言い忘れました。魔物のなかには、ステータス<<発情>>のキャ
ラクターを感知すると急に(股間が)アクティブ化するものもいます。たぶん、ピナもト
ンキーさんもそれで――」
「いや……だめだろ、それ……」
262ALOに惚れ薬が導入されました ◆T.om8vwXYU :2011/12/31(土) 11:00:03.90 ID:r6S0cM3x


 あとはトンキーの良心に賭けるしかない。無事であってほしい。

「あ、シノンさんからもメッセージが入っています。リズさんと一緒のようですね」
「そういえば素材を取りにノーム領に行くって言ってたな」

シノン:急にどうしたの。いまこっちはリズがいきなり空中でおもら

「よし、この二人も大丈夫だな。とりあえず人のいないところに移動していそうだ」

 必要最低限の情報は得ることができたので、メッセージウィンドウを消去する。

「え? 別の意味で大丈夫ではないようですが?」
「い、いいんだよ! 無事なら!」

 シノンのメッセージの最後の部分は見なかったことにしよう。だってリズ死んじゃう。

「とりあえず、状況はわかりましたね」
「いや、もう一人メッセージが帰ってきていない人がいるんだけど……」

 厳密にいえば、メッセージを送る必要がない人物が、一人。
 
「アスナ」
「はぁ……はぁ……うん……」

 さきほどから俺のとなりで荒い息をはき、頬をリンゴのように赤く染めたアスナがいる。

「んっ……キリト君……」

 こてん、と隣にすわっているアスナが俺によりかかってきた。
263ALOに惚れ薬が導入されました ◆T.om8vwXYU :2011/12/31(土) 11:02:19.19 ID:r6S0cM3x
以上です。

説明回でした。まとめておきます。

○使用者のフレンドリストの中から、ログイン中の異性にステータス<<発情>>を適応。
強制的に発情状態となる。
○使用者にステータス<<絶倫>>を発動。無限に交渉可能。
○少なくとも一発やるまで、ログアウト機能の停止。
○使用者、影響者の倫理コード強制解除。
○<<発情>>時、一部モンスターのアクティブ化、一定範囲内のプレイヤーの倫理コード強制解除。
264名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 11:58:58.69 ID:nU51H/Hg
なんという都合のいいアイテムw
エロパロはこうでなくちゃな
265名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 14:09:28.41 ID:uxNUCQ+x
なんというか……
不死状態になるならSAOで使うのもアリだったんじゃないかとか
その辺りの細かいことは置いといてカデ子ちゃんGJ
266名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 20:46:57.70 ID:RgO4RBZK
>263
続きに期待大
267名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 23:00:24.61 ID:ewLxoZki

今年はお世話になりました。
毎度、気持ちよく投下させていただきました。

来年もよろしくお願いします。
激動の一年になりそうですね、スレ的に。
268名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 00:16:47.90 ID:ByrJgqit
あけおめ
269名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 00:28:53.14 ID:hnJcpo1e
明けましておめでとうでごじゃる。そろそろ姫はじめの妄想タイムですね
270名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 00:40:14.25 ID:ByrJgqit
「え、えっちしてたら年越ししちゃったね、キリトくん……。今年もよろしくお願いします」
「裸だから、間抜けな格好だけど……今年も、よろしく、アスナ」


とかやってんだろうな……
271名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 00:47:01.39 ID:eGBRh1UA
年末はよほどのことがない限りはアスナは京都だと思うけど
272名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 00:48:27.09 ID:hnJcpo1e
情緒というものを大事にすれば、年越しはそれぞれ家族内で、
新年明けて、二人で初詣のデートからの……という方がよくはあるが
どちらにしろ、羨ましいのは変わらないか。ぐぬぬ
273名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 00:52:11.45 ID:ByrJgqit
「スグ……今年もエッチしながら年越しちゃったな。よろしく、スグ……」
「うん! こちらこそ今年もよろしく、お兄ちゃん! ねえ、もう一回しよ? お母さん達も盛り上がってるみたいだし……ね?」


とか、アスナが京都に言ってる間にやってんだろうな……
274名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 01:17:22.94 ID:FJvWV7lK
おまえの節操のない予想に乾杯
275SS保管人:2012/01/01(日) 02:03:25.54 ID:hbF/y3fs
業務連絡

保管が完了しました。

2chエロパロ板SS保管庫
http://green.ribbon.to/~eroparo/
 ↓
ライトノベルの部屋
 ↓
3号室
276小ネタ・深夜に詣でる:2012/01/01(日) 03:11:25.23 ID:hnJcpo1e
 年をまたいで、
「あけましておめでとうございます」
 などと言い合うと、上着を羽織ってまだ暗い夜へ、和人と直葉は足を踏み出した。一月の深々と冷え込む寒さが、服の隙間からふたりを襲う。
「うっ、やっぱり夜は寒いな。息も盛大に白い」
「マフラー持ってきたけど、ふたり用じゃないから……どうする?」
 ひとりならたっぷりと余裕を持って巻けるが、ふたりではそうもいかない。
 和人は兄らしく格好つけようとも思ったが、冬の厳しさが首筋を撫でると、だんだんとその気も萎えてくる。
「よし、くっつけくっつけ。身を寄せ合って生きていこうぜ」
「あはは。うん、それじゃ横に並んで……できた」
 寸足らずのマフラーをふたりで巻き、腕を組みながら、ふたりは夜の道を進んでいく。この時間に起きていることはめずらしくはないが、夜に出歩くということは、ほとんどない。
 新鮮な気分を味わいながら歩いていると、すこしずつ人の姿が増えてきた。近くにある神社へ初詣をしようとする参拝客たちだ。
 その中には和人と直葉のような、中学生から高校生ほどの者も少なくない。大人になるほど、深夜にわざわざ行こう、と思うことは少なくなるからだろう。
 直葉の友人もいたようで和人との状態をからかわれたりもしたが、曲解することなく受け取ってくれ、その場はおとなしく済んだ。
 近所にあってこじんまりとした神社前に着くと、さすがに人が多くなっていた。この神社ではサービスをしていて、零時から二時までに来ると、甘酒を貰えるのだ。
 ふたりで甘酒を入った湯飲みを受け取ると、立ち上る湯気をあごにあて、ぬくもりと香りをじっくりと楽しんだ。
 すこしとろりとした濃いめの甘酒で、少量のしょうがが風味を良くしている。
「ああ……うまい。普段はべつになんとも思わないのに、なんでだろうな」
「うん。なんていうか、こんなに寒いから美味しいのかも。染みこむっていうのかな」
「あ、わかる。やっぱり苦労して手に入れたレアアイテムほど感慨深いっていうか」
「もう、こんな時にまでゲームにつなげなくても……」
「んむ、そうだな。それじゃ、そろそろお願いでもしに行こうか」
 空になった湯飲みを配布所の台に置いて返すと、ふたりはぞろぞろと進んでいる列の最後尾に着いた。
 人数が少ないせいか、あっという間に出番が回ってきた。和人がポケットを掻き回して五円玉を二枚取り出し、一つを直葉の手に握らせた。
「ご縁がありますようにって言うけどさ、五円で願いを聞いてくれるほど、神様って寛大かな」
「寛大だから、神様になれたんじゃない? それか、とってもシャレが好きなのかも」
「あー。おせちとかもそんな感じだしなぁ。なるほど」
 直葉の思いつきのような解釈に数度うなずくと、ふたりして五円玉を放り込み、鈴を鳴らした。手水もないような小さな神社だから、きちんとした作法ではない。
 二拝二拍だけで済まし、列を抜けた。
「うー……寒いなー。帰ったら風呂入り直そうかな」
「いいね。そうしよう。あたしが先でいい?」
「なんなら一緒って手もあるけど」
 にやつきながら、和人は挑発する。
「いいよ、オッケー」
 それを挑発しかえすように、余裕の笑みを混ぜ、直葉は快諾した。予想外の反撃に和人は、
「ほう、言ったな。それじゃ一丁、どれだけ成長したのかを確かめてやろうじゃないか」
 事も無さげに返した。これにはさすがの直葉も寒さではなく、顔を赤らめた。
「ば、ばか!」
 ばかとは言ったが、いやだ、とも、一緒に入らないとも、直葉は言わなかった。
277名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 08:44:13.42 ID:ByrJgqit
新年一発目からなんて目の保養w
なんか懐かしい感じがしてよかった。
オチ最高! GJでした!
278名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 13:14:51.70 ID:o6fUgETu
>>276
どこを押したら続き読めるの?
279 ◆T.om8vwXYU :2012/01/01(日) 15:25:01.95 ID:GldXuuRO
SS投下します。

・キリト×アスナ 親子丼編のアスナ編です。。
・NGは『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン ◆T.om8vwXYU』

※投下期間:一日一シーンづつ。とりあえずプロローグ→親子丼編(アスナ、ユイ)までを予定。
ただ都合により、一日二日投下が遅れる場合もあります。ご了承ください。
280 ◆T.om8vwXYU :2012/01/01(日) 15:25:31.10 ID:GldXuuRO

「んっ――!」
「むぐっ――!」

 アスナは俺の首に両腕を回すと、ぐっと、体を引ひきつける。まったく油断していた俺
はなすがままにアスナに押し倒された。
 唇に唇がふれる感触がして、続いてじゅる、とアスナの舌が俺の唇の裏をとらえてきた。

「む、ぐぅ……」

 いきなりのアスナの行動に若干出遅れたものの、俺も負けじとアスナに舌を絡める。待
っていたとばかりに舌が舌に絡みつく。


「んっ――んちゅ……っ……ちゅっ……んっ、キリト君のここ、甘いよぉ……んっ……」
「んちゅ……あ、甘い?」
「んっ、うんっ、甘いの……キリト君の……甘くて……」

 どうやら本当に甘いと感じているらしい。まるで俺の口内を舐め尽くすかのように深く
ふかく舌が入ってくる。ずる、ずると舌が絡みあうたびに脳髄を直接あぶるような快感が
走った。

「んぐ……アスナ、ちょっと待って」
 
 一度深くお互いを吸い合って、いったん唇をはなす。

「はぅ……んっ……どうしてやめるの……?」

 アスナの口が何かを求めるように震えていた。
 いつもの凛とした姿からは考えられないほど、アスナは淫らに蕩けている。
 口の端からながれる一筋の涎がなまめかしい。服ごしでもわかるほど、寄りかかってき
ている細い体が熱をもっているのがわかった。
 どうしてやめるの、と聞かれても、あまりにも積極的なのでびっくりしました、なんて
言えるわけもない。
 どうしようかと数秒間なやんでいると、アスナが普段の彼女からは信じられない行動に
でた。
 俺の首から手を離したアスナが、俺のズボンの上に指を這わせた。

 まさか、と思いアスナを見あげる。

「キリト……君……んちゅっ……」
281 ◆T.om8vwXYU :2012/01/01(日) 15:27:01.39 ID:GldXuuRO

 再び落ちてくる唇。同時にアスナの指は俺のズボンのチャックをひきおろそうとしてい
た。

「うわっ!」

 ズボンごしでも十分な刺激に俺は思わず腰を浮かす。

「ほ……しい……の……」

 かすれた声に思わず耳を疑う。

「キリト……くんが……ほしい……ほしい、よぉ……」

 アスナは何かを振り払うように頭を振るう。美しい≪水妖精族≫の青髪が、頭のうごき
にあわせて揺れた。
 そのせっぱつまった表情の裏に深い苦悩の色がみえかくれする。何かを解き放ちたいの
に、別の何かに邪魔をされているような表情に胸が苦しくなる。

 おそらくこれがステータス<<発情>>の効果なのだ。
 黄金の蜂蜜酒の最終目的がストレスの解消で、手段がセックスだとするのならばこれほ
ど手っ取り早い方法はないだろう。
 アスナの反応を見る限りもう体のほうは準備オーケーのようだ。

 ただ、肝心の心がまだ体の変化に追いついていないらしい?
 だからアスナは自分の体に起こったことに混乱して、それゆえに突飛な行動をとってし
まって、そんな自分がはずかしてたまらないのだと思う。
 俺はアスナの目の端に溜まった涙を、そっとぬぐった。

「アスナ。悪い、もっと早く気がつくべきだったよな」
「ちがうよ、キリト君は悪くないよ……ごめんね。言うの……はずかしいの……おかしく
なっちゃうくらい……はずかしいの……」

 いじらしく、つかえながら言うアスナに頷いて俺はアスナから体を離した。
 俺はアスナの体を抱きかかえて、暖炉の前のソファーに寝かせる、と同時に。

「ユイ……悪いけど、少しの間、二階に上がっててくれないか?」
282 ◆T.om8vwXYU :2012/01/01(日) 15:27:36.05 ID:GldXuuRO

 口に手をあててあわあわしていたユイに言った。たぶん、子供には刺激が強すぎる――。

「は……はいです!」

 ユイは翅を鳴らしながら二階へ続く階段へ飛んで行った。
 さて――と。俺は涙を拭った手で、紅潮しきったアスナの頬に手のひらを当てる。暖か
い、というよりも熱かった。
 アスナが俺の目を見てつぶやいた。

「キス……して……」
「うん」

 あえぐアスナの唇を吸ったあと、服を脱がせるのももどかしくなって、俺はぐっ、とア
スナの来ている普段着の、短衣のすそをめくりあげた。
 やや強引にめくられた青と白の短衣からふるんっ、と乳房が飛び出す。
 最近のALOアップデートでスキン・システムの拡張があり、こうして実際に服を脱が
せたり着せたりできるようになったのは、こういう時にはありがたい。
 仰向けになっているというのに、全く張りを失わない美乳。SAOの新婚時代になんど
も何度も、眺めて、吸いついて、いたずらしたけれども、一度も飽きたことのないアスナ
の果実は、やっぱり何度見ても魅力的だった。
 その先端にはかわいらしい桜色のつぼみがのっていた。先端をわずかに陥没させ、ぷく
っと膨れた乳首を親指でやさしくはじきつつ、膨らみの柔かさを手のひらで味わう

「んっ……」

 アスナが色っぽい声をあげたのを確認して、次の行動に移る。
 人差し指と親指でそこをつまみあげ、余った片方の乳房に口をよせて吸いついた。


「んっ、あうぅ……」

 いちいち声を上げてくれるアスナの反応が面白くなってきて、吸いついている乳首を口
の中でなめまわす。体温が全体的に上がっているのか、乳房ですこし熱い。
 こりこりと弾力のある乳首の先を舌で転がしつつ、空いた手でもう片方の乳首をぎゅむ
っ、とつまんでやった。
 
「ああああ……んっ……キリトくん……」

 アスナの腕がきゅうっとを俺の頭を抱きしめてきた。
 顔に息苦しさを感じつつも、よく考えたらアバターに無意識呼吸は存在しないので、実
際に窒息死することはないことに気がつく。
 じゃあ、楽しまないわけにはいかないなと、アスナの暖かい乳房に顔を押しつけた。
 
「はあ……んっ……気持ちいい……いつもよりすごっ、いよぉ……!」

 もてあそんでいる乳首の先が、新芽のつぼみのように大きくなっていた。

「はあっ……はぁ……ああっ! きりとく――」

 アスナのさえずり声にせつなげな響きが混ざった。もっともっと、と俺の頭を自分の体
に寄せてくる。そして体の下で着衣のままのアスナが激しく身じろぎした。
 
「いやああああっ! ああ!」

 高ぶる彼女の声に誘われて、俺は思いきり乳首をつまみあげ、少しねじりをくわえた。
そして口の中の乳首をこれでもかと、激しく吸いあげる。
 
「あああああっ!!!!」
「むごっ!」

 思い切り頭を抱きしめられる。
 顔全体に柔らかいものが押しつけた。単なるアバターのオブジェクトにしてはあまりに
も柔らかくて肉感的な乳房に抱かれると、本当に赤ん坊になるような気分で……。
 
「はあ……はあ……」

 アスナが絶頂しているのがよくわかる。アバターからは心音や呼吸音を聞き取ることも、
感じることもできない。だがびくびくと震えるアスナが気持ちよくなっているのは――よ
くわかった。

 大変名残惜しかったが、俺はアスナの腕を静かに離した。

「はあ……はああ……」

 体を離すと、絶頂の余韻を楽しんでいるアスナがいた。夢見るような表情を俺に向けている。


 押し倒したときには確かに、きっちりと閉じられていた脚から力が抜けているのを確認
したあと、俺は空いている右手をそっと動かして、太ももと太ももの間に触れる。そのま
ますっと、アスナの股の方に指を動かして目的のソコに触れた。
 
「あ……っ」

 下着の布越しでも確かに感じるアスナの割れ目の感触。暖かい液体でそこだけ濡れてい
るので触れると直にそこだとわかった。

「ぅあ……そこ……やらぁ……」

 直接それを見たくなって、白いスカートの裾をめくりあげる。服の色とよく似合った、
うすいピンクの下着を露出させたあと俺は一端手を止めた。

 寒色系の青と白の衣装が健康的な肌色の四肢を申し訳程度に隠している。
 本来チュニックの布に隠されるべき乳房やおへそは全く隠れていないし、スカートにいた
ってはめくりあげられて、芸術作品ながらの脚線美をその根本からあらわにしている。
 アスナの恥ずかしいところを隠すピンクの下着には、彼女の割れ目から流れでた液体が
染み、その部分だけ色が深くなっていた。

 もしかしたら必要ないかなー、と頭の片隅で思いつつ下着の上からこりこりしている秘
芯を押した。

「あ、ん――」

 アスナが小さく喘ぐ。
 ぐちゅうっ、と下着の布を押しつけると濡れていた部分が広がっていく。

「ぅぅ……」

 アスナが膝と膝をすり付けるように身じろぎする。思わず顔を見てみると、微妙に視線
をはずされた。下着を見られるのもさわられるのも、恥ずかしいらしい。
 かわいい……。まだ刺激が甘いのか、小さく反応しただけなのだが、そのいじらしい反
応だけで俺は興奮してしまった。

 恥ずかしがるアスナの姿を見たくなり、ふつうの状況でやったらぶん殴られること確定の
行動を、お願いをアスナにしてしまった。

 アスナの耳元にそっと、台詞を吹き込む。

「え――、やだ……」

 アスナは今度こそ、俺に視線を戻し、唇を尖らせる。

 俺は見つめ返しつつ、空いた手で太股をなで回した。一度下着の下部まで指を近づけて、
また離す。それを何度もくりかえしてやった。
 大切なところには絶対にふれない。下着の上――秘丘の部分を人差し指をゆるく押しつ
けて、離したりしてみる。
 そうするとほんのわずかに下着に隠された部分を刺激されるらしく、アスナが「んん
っ」とか「あふっ」とか、つぶやいていた。

「き、キリトくん……」

 俺の意図を察したアスナが、少し強めに俺の名前を呼ぶ。
 俺は内心ほくそ笑みつつ、表面的には無表情にアスナに言い放った。

「してほしいなら、言わなきゃいけないことがあるよな……」
「ば、ばか……」

 アスナは一度目をつむる。まつ毛をふるふる揺らした後、さっき俺が依頼した言葉を呟
いた。

「キリト君の……っ! おもいっきり……アスナの……ここに……いっぱいちょうだいっ
……」

 アスナがきゅっと眉をひそめたその瞬間、めくれあがったスカートのアスナの脚の付け
根の中心部が、ものすごい勢いで濡れはじめる。

 ぷしゅう、ぷしゅう、ぷしゅう――

 下着をしとどにぬらしたそれは、ゆっくりと彼女のスカートに染みていく……。

「え……?」
「あ……?」

 俺とアスナはほとんど同じようなタイミングで声を出した。


「アスナ……もしかして、いま自分の言葉でイっちゃったの?」
「……ふぇ」
「うわ、ごめんっ」

 目の端に涙をため、幼い子供が泣き出す少し前のような、か細い声を出したアスナの唇
をあわててふさぐ。さすがに泣かすつもりはなかった。
 でもそこからはもう止まれなかった。

「んちゅ、んんっ、んぁっ――」

 唇をはなしてスカートの中にある下着をさぐる。両手の指が下着の外側にひっかかり、
そこをとっかかりにして一気におろす。

 ずる、とお尻の一山を超えればあとは簡単だった。スリットと下着の間に愛液の線が引
かれていくのを眺めながら、もう下着の用をなしていない、濡れた布切れを片足ずつぬが
せて床に放り投げた。

 無防備になったソコを露出させるため、両足を抱え上げる。
 そういえば、まだ昼間なので窓から漏れる陽は強い。これだけ明るい状態でアスナのそ
こを見るのは初めてだった。ちょっとした感動をおぼえる。肉のひらひらの向こうにサー
モンピンクの粘膜がみえた。明度のせいなのは間違いないが、いつもより淫靡に濡れて
輝いているような気がした。
 さっきまで下着の上からイジっていたクリトリスがスリットの頂点に可愛く息づいている。
 抱えあげられた脚の間から、アスナが言った。

「や、やだ……見ちゃやだ……赤ちゃんみたい……」

 アスナが今更のように言ったので、俺はつい吹き出してしまった。

「な、なによぉ……」
「いや、言われて見ればたしかに、と思ってさ……」
「うう……」

 いまので少しリラックスできたのか、アスナが脚から力を抜いた。
 人差し指でそっと、アスナのソコに触れてみる。指がほんの少しだけスリットを割る。
指先が挿入されると、ひっ、とアスナの口から可愛らしい悲鳴があがった。指先には彼女
の体温そのままの温度の、愛液が絡みつき、まだほんの第一関節をいれただけなのに、そ
こはぎゅうっと収縮して指をとらえてくる。

 俺は調子に乗って指を上下に動かしてみる。と、指の動きに合わせてちゃぷちゃぷと、
音を立ててきた。

 期待に頭がくらくらしはじめた。とろとろにとろけて次々に愛液を分泌するそこに性器
を思い切りつき込みたい衝動が頭をよぎる。アスナの腰を押さえつけて、無理矢理貫き、自
分だけが気持ちよくなっていく想像に頭が満たされる。

 ちゅく。

 十分に濡れたアスナのそこと、俺の先端の先走りがくちゅ、とわずかな水音をたてて混
ざり合った。
 秘裂の入り口がくすぐるようにわなないてくる。

「愛してる……アスナ」
「うん……抱いて……キリト君……」

 俺は一気にアスナを貫いた。

「んっ――――!! いっ――!!」

 ぐうっと、包まれる心地よさにしばらく酔いしれる。男根の先端――亀頭が一番奥に居
場所を見つけて、そこで止まった。

「んっ……ぐぅ……ふかい……キリト君のいつもより、おっきいよぉ……」

 アスナが美しい顔をしかめる。いつもより深く沈んだ俺は、先端にいままで経験したこ
とのない、行き止まりの感覚を味わってた。
 亀頭のうえのあたりをごつごつ刺激する快感に絶えきれず、俺はアスナの腰骨のあたり
をつかんで腰を動かしはじめた。
288 ◆T.om8vwXYU :2012/01/01(日) 15:35:08.53 ID:GldXuuRO
以上です。
289 ◆T.om8vwXYU :2012/01/01(日) 15:58:23.82 ID:GldXuuRO
途中でコテにタイトルつけ忘れたのに気がつきました。すみません。
290名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 22:07:30.88 ID:hF+hfJc5
ふう…………
続きはまだかいな
291名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 00:46:54.01 ID:T4TuBajy
アスナマジ可愛いわ。俺得過ぎる。はよ続きを
292名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 10:55:05.61 ID:Fm+ixg8b
儚い剣のロンドをみた後だと、デレアスナさんに違和感ぱねえ件……
293名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 12:07:07.24 ID:SyHSWV3K
ユイって可愛くね?(チラッ
294 ◆T.om8vwXYU :2012/01/02(月) 16:01:30.48 ID:gj5Td5UQ
SS投下します。

・キリト×アスナ 親子丼編のアスナ編です。。
・NGは『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン ◆T.om8vwXYU』

※投下期間:一日一シーンづつ。とりあえずプロローグ→親子丼編(アスナ、ユイ)までを予定。
ただ都合により、一日二日投下が遅れる場合もあります。ご了承ください。

「んっ、んっ……ぁぅ、んぁ……やぁ……」

 深い挿入によっているのは俺だけじゃない。アスナも体をそらしながら、俺をうけいれ
ていく。
 どん欲に絡みつくアスナの中は、俺が抜こうとするとぎゅうっ、と締めつけて、逆に挿
入するときには優しく絡みついてくる。
 あらがい難い快感が背中に突き抜けていった。

「んっ……いま、あぅぅっ、お腹の、おくぅっ……」

 アスナがぐすっ、としゃくりあげながらむせび泣く。
 亀頭をぬきとるたびに、アスナのそこが分泌した愛液がじゅ、じゅ、と音をたてて飛び
散って、いつのまにか俺の股のあたりは水ひたしになっていた。
 それでも俺は動きをやわらげなかった。アスナの、もっと乱れた姿が見てみたかった。

「アスナ……中で出してもいい……?」
「え……? うん……だいっ、じょうぶ……ぅぁっ、だよ……?」

 その答えに俺は心のどこかでほくそ笑む。
 実際に妊娠の危険があるリアルでのセックスと違って、VR空間の性行為に妊娠の可能
性はない。
 だから、こちらで致すときはいつも中で受け止めて貰っていた。
 アスナにとっても、その中で出される感覚は多幸感を呼ぶらしく。俺がなかでぶちまけ
た瞬間に、達してしまうということが何度かあった。
 お腹がとける、キリトくんのでいっぱいになる、叫びながら絶頂するアスナ――。
 いつもよりも太くて長いらしい俺が一番奥で吐き出したら、アスナはどんな顔をするだ
ろうか――?
 想像をするだけでも、楽しい。
 アスナにそれを認識させるため、わざと耳元でつぶやいてみる。

「じゅあ、たぶん、いつもより量も長さも段違いだろうけど……奥でうけとめてくれよ…
…アスナ」
「え……奥……?……や、やらっ!」

 やっと俺がなにをしようとしているのか、理解したアスナが顔をひきつらせた。

「そ、そんな……い、今……そんなことされたら、お腹溶けちゃうっ! 溶けちゃうよぉ
――!」

 じたばたする、アスナ。でもそのせいで膣道がぎゅう、と締まってちょうど引き抜かれ
るはずだった俺のモノにとどめをさした。
 その瞬間、俺のなかで最後の堰が崩れた。
 あと何回かアスナの中を行き来するだけで、先端から吹き出すのを確信しもう一度大き
く覆いかぶさる。抱えていた脚から手を離してアスナの後ろに手を回して彼女を逃さない
ように抱きしめる。
 二、三度あじわうようにアスナの中を行き来してから――

「アスナ! もう出る――!」
「い、いあぁぁぁぁっ! らめっ! やだぁっ! おかしくなっちゃうよぉ――!」

 ごじゅ、ごじゅっ、ごじゅっ!

 アスナの内側の分泌液をすべて越しとるように強くすり付ける。ざらざらした膣道が突
き込む度に俺の性器の表面をこそいでいき、電撃のような刺激を与えてくる。

「やらっ、んっ、やぁ……キリト君のばかっ……もうエッチも、料理もしてあげない
っ!」
「え? うおっ!」

 その脅し文句に俺はおもわず腰の動きをとめてしまった。
 アスナの顔をみた。目尻に涙をため、唇を尖らせるアスナ。
 いつの間にか水色の髪が胸元まで落ちてきていた。勃起しきった乳首のそばをとおる髪
が、アクセントになって白い肌を目立たせる。
 アスナは二、三度迷うように唇が上下させ、最後にゆっくりと言葉を紡いだ。俺を狂わ
せるのに一番の、言葉を。

「でも……大好き……キリト君……」

 その声はぞくりとするほど、淫らな響きを持っていた。

「キリトくん……」

 不自由な体勢にも関わらず、アスナが腰を動かしはじめた。
 快楽に魅了され、透き通るような青い髪を振り乱し目に滴をうかべるアスナの姿は美し
く、同時に男である俺にとって、とんでもなく魅力的だった。

「はあ……はぁ……はあ……キリトくん……出して、いいよ……気持ちよくなって……な
かで、出して……」

 そしてアスナが甘く、こうつぶやく。

 もっと――と。

「あ、アスナっ!」

 アスナの挑発が頭の芯を揺さぶる。
 俺はアスナの腰をウエストをがっつりつかんで、腰を動かした。
 
「ああああっ!」

 アスナももう、快感を隠さない。泣き叫ぶ声には明らかな甘みがあった。
 ただただ自分が気持ちよくなるためだけに腰を動かしてしまっている俺を、アスナは一
生懸命に受け止めてくれている――。
 
「はっ――あっ――やあっ!」

 温かいそこを何度も行き来する。突きこむたびにアスナが悲鳴を上げたが、とてもじゃ
ないが止められない。

「あぐっ――んっ――あああっ!

 アスナがほんの少し身をよじった。
 じゅごおっ、と貫いている場所がわずかに変化して、俺の最後の最後の関を打ち壊した。
 もう次はだめだと、アスナの腰に当てていた手を肩に移動させて、抱きしめる。
 
「あああ……ふっか――深いっ!」

 先端が一番奥に当たったのがわかる。
 止めとばかりにもう一度、アスナの奥に先端を叩きつけた。

「あぅっ!」

 アスナの背がソファーを蹴るように反らされる。そのせいでいままでぐりり、とアスナ
をえぐってしまい結果として――俺が限界だった。
 尿道口への刺激に、俺はとうとうアスナの一番奥に吹き出した。

「ぐっ、アスナっ!」


 腰のあたりから走っていく粘液を、アスナの奥そこにぶつけていく。

「ああああっ! んっ! キリトくんっ!」

 お尻のあたりをびくびくと震わせながら、アスナが上体をおこして俺にしがみついてき
た。

「はぐっ! んっ――っ! 熱いぃっ! お腹溶けちゃう!」

 両手を回してくるアスナに逆らわず、俺はアスナに吐き出しつづける。

 どくんっ、どくんっ、どくんっ!

「んっ――っ! んっ――! あうっ!」

 奥底でおこなわれる射精が砲弾のようにアスナに突き刺さっていくのを感じる。

「はっ……ああっ……んっ……」

 どくんっ、どくんっ……

 もう幾度目かわからない律動を終え、やっと俺はアスナの中にすべてを注ぎ込めた。

「はふ……はぅ……」

 至近距離でアスナの声が聞こえてくる。
 俺はアスナの体から上体を離した。

「……ああっ……んっ……なか……まだあついよ……」

 自らも腰をうねらせてオーガズムの余韻に浸るアスナの姿を視界にとらえた。
 胸元までを真っ赤にして、時折手足をびくんと振るわせ、涙を流しているアスナの姿に
感動する。まだ性器を結合させているので、その付け根の部分は、とびちった愛液にぐっ
ちょり濡れている。

「はあ……はあ……はあ……」

 幸せそうな声のアスナ。俺は砂の上下するおなかをちょっとこずいてみた。
 おへそのあたりを押しつけてみると、アスナがくすぐったそうに身をよじる。


「あっ……やっ……おなかのなかで……動いてるよ……」
「ああ……ありがと、アスナ。受け止めてくれて……」

 俺がそういうと、アスナが美しく微笑んだ。
 そのほほえみに誘われて、俺はアスナの頬をなでる――。
 
「えっ、いやぁぁっ!」
「はっ!?」

 アスナが激しく震えだした。今ふれた部分は別段、弱い部分でもなんでもない。ただ頬
にふれただけだ。
 過剰な反応に俺が驚いていると、はっ、と我に返ったアスナが右腕を振るい、しばらく
指を動かし続け、ぴたっととまった。

「だめ……かも……キリトくん……」
「な、なにが?」
「や、やっぱりだめっ! 《発情》のステータス異常……直ってないよ!」

 な、なに?
 それこそ俺とおそらくアスナも、一番恐れていた事態だろう。
 俺もあわててステータスウィンドウをポップすると、やはりステータス《絶倫》の一文
字が浮かんでいる。

「だ、だってセックスすれば……直るんじゃないのか、これ。さっきユイは、たしかに―
―あっ」

 ユイの言葉を一言一句思い出して、自分の思考に穴があるのに気がつく。

「あ、アスナ……さっきユイが言ってた。ステータス異常を解消するのには、ストレスを
消さなきゃいけないって……」
「え、ストレス……? 消えないよ……?」
「え……?」

 俺は驚いてアスナの顔を見た。いつも通り、とはさすがに行かないが、何割か理性を取
り戻した表情でアスナが続けた。

「えっちすれば……たぶん一時的なストレス発散になるけど、一時的だし……それでもス
トレスって本人にもわからない形でたまっていくから、消すなんて無理だよ……」
「じゃ、じゃあ……」


 最悪な結論にたどりつく。《ビルドエラー》なんてレベルじゃない。そもそもストレス
解放のシステムとして、破綻している――。

「だめ……だめ……腰、うごいちゃう……」

 いままで我慢していたのかアスナの中に突き刺しっぱなしだった性器がぎゅうっとしご
かれ、さらにうごめいた。
 言葉のとおり、胸をぷるぷると振るわせながら腰を動かし、アスナが第二ラウンドのゴ
ングをならしてしまった。
 じゅる、じゅると卑猥な音がリビングに流れていく。正常位の格好なのでアスナはほと
んど腰を動かせない。でも――、そのわずかなグラインドを必死でこなしている。

 じゅっご、じゅっご。

 出し入れする度に肉ひらがまくれあがって、結合部からさっき俺が出したものと、アス
ナの愛液で混ざり合ったものが巻き散らされる。

「あああああっ! 気持ちいいっ!」

 もう声を我慢することすら忘れて、アスナが叫ぶ。

「こんな……こんなの! じ、地獄みたいだよぉ……! 気持ちよくて……! 終われな
い……!」

 どうしても腰をとめられないのか、とうとうアスナの瞳から涙がこぼれ落ちる。
 そしてそれによって昂ってくる自分の性器に絶望する。ステータス《絶倫》も《発情》
絶好調で発動してる……。

 終わりがない――。

 ユイを呼んで改めて対策を、と考えたところで俺の方に限界がきてしまった。
 脳髄を溶かす白くて甘い毒がばちばちと思考を浸食してくる。そしてアスナの動きはそ
れを引き出してくる――。
 アスナと落ちる地獄なら、いいかなと思いつつ俺はアスナの両足を抱え上げた。
 先ほど出したばかりの精子があふれてくるそこへ、俺はもう一度、奥のおくまで性器を
突きこんだ。

「あ……っ! やあ……キリト君……助けて……」

 アスナと目があった。目には恐怖と期待が渦巻いてい瞳に吸い込まれるように俺はもう
一度アスナに覆い被さる。やはりおとなしくなる気配をいっさい見せない性器が、アスナ
の柔筒を食らいつくす勢いで割り込んでいく。そこから与えられる快楽に俺は酔いはじめ
ていた。


 抱えた脚を肩に乗っけて、深くアスナを貫きつつ、乳房をやや強引にもみ上げる。

「んんんんっ――!」

 アスナが眉をしかめたが、すくなくとも痛みではなさそうだった。手のひらで乳房を絞
りつつ、先端の乳首を親指でこじりつつ、ごつんごつんと性器でアスナの奥を貫き続ける。

「うっぅぅっ! んあっ! ああああっ! ま、またっ!」

 膣道から得た快感にアスナが背をそらして小さく絶頂する。自分でも信じられない、と
いう表情で目を開くアスナがお腹を波立たせた。
 締め付けてくる快感を得るため俺は容赦なく自分をアスナにつきたてた。
 さっきアスナの中に発射した精液とアスナの分泌する愛液がすさまじい勢いでソファー
を汚していく。
 そんな様を眺めながら、触れていた乳首を指で思い切りつまんで、引っ張ってみる。

「あぐっう! おっぱいやだっ!」

 絶頂したばかりで敏感な乳首をこれでもかとせめる俺の手を止めようと、アスナが手を
出してきたが、俺は逆にその手を片手で拘束する。そして一気に彼女の頭上に両手を押し
つけた。

「ああっ……いや……」

 両手を頭の上に固定されたことで、いままで二の腕で隠されていた真っ白な脇が露わに
なる。乳房のテクスチャにもテンションがかかり、乳輪の形を変える。
 俺は肩に乗っけていた脚を再び元に戻して、汗まみれになった乳房に口をつける。

「あうっ……んっ! やあ……っ! んっ、んっ!」

 両手を頭上でおさえつけられたアスナが激しく抵抗をはじめた。快楽から逃げるように
身をよじらせる。だが体の奥深くに一本杭を打ち込まれている状態で、しかも腕を封じら
れている現状では大した抵抗はできない。アスナの、ただただ、体を揺らすだけの動きを
愉しみながら、口のなかで乳首を甘噛みした。

「ふあっ!? 噛まっ、噛まないでぇ……っ!」

 もうなにをされても気持ちいいのか、わずかな刺激でさえアスナは敏感に反応する。
 一度も口にしたことは無いけれども、アスナにはきっと、いじめられる才能がある。き
ゅっと窄めて睫毛をゆらし、頬を朱に染めて恥ずかしがる。アスナの姿は可愛らしくも艶
やかで、実に「そそる」のだ。
 前歯で噛んだ乳房の先端を舌先で刺激する。


「ああっ! うそっ! うそっ! やだぁっ! 食べちゃやだあ!」

 美しい顔をくしゃくしゃにして、俺が指を滑らせるたびに背をそらし、再び絶頂したア
スナの股から透明な潮が吹きだした。

「はああああっ! くっ! いやああ……っ! でちゃってる……」

 びしゃああっ! びしゃああっ! と断続的に吹き出す潮が俺の下腹部にあたって、跳
ね返りそしてアスナ自身も汚していく。太股のあたりが精液と愛液と、いまの潮の汁でぬ
れてしまった。

「あああっ……ああっ……もうっ、もう……ごめん……ごめんね……」

 絶え絶えの息の合間に響くアスナの嗚咽も、今の俺には極上の音楽に聞こえてしまう。
 潮吹きで脱力したアスナが汗に濡れて輝いていた。
 その姿に無意識にむくうっ、と性器がもちあがり――。俺の意思とは無関係に射精を開
始した。

「――!」

 再びはじまった膣と子宮の蹂躙にアスナは声もなく絶叫する
 内側に吐き出されるたびに背伸びするようにのびあがり、受け止める――。

「は……あっ……おなか……とけ……」

 長い長い射精が終わり、アスナがこわばっていた体から力を抜いた。わずかに隙間の空
いた秘裂から濃い粘液が漏れ出してくる。

 俺は突き刺したまま、アスナを抱き起し、糸の切れた人形のように脱力したアスナを膝
の上にのせる。
 アスナの両手を彼女の体のうしろで抱えながら、やっぱり萎えない性器で何度か奥を小
突いてみる。

「んっ……んっ……あ……キリトくん……」

 腰の動きが自由になった瞬間、アスナがソファーのスプリングをきしませながら腰を上
下させた。
 胸元をすりつけてくる。充血し小豆のように育った乳首を俺にすりつけてきた。
 手を後ろに固められているので、不自由なはずの体勢で脚をうごかし、貪欲に快楽を求
めてくるアスナ。

「あああっ……あああっ……んんっ……」

 幼い子供のようにしゃくりあげる。その様がまた俺の加虐心を刺激する。
 出しても萎えない、俺の性器を体の中で感じているのか、アスナが艶然と唇を笑みにか
えた。
 緩く……腰を動かし始める。アスナに刺激されて、俺もまた腰を動かしはじめる。

「き……りと……くん……んっ……」

 俺の名前を呟く唇を唇であじわいながら、終わらない快楽の地獄に俺たちは二人で一
歩一歩進んでいった。
以上です。アスナ編終了です。明日からユイ編です。
304名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 16:10:42.83 ID:wZXRmFLF
305 ◆T.om8vwXYU :2012/01/02(月) 22:28:34.87 ID:Fm+ixg8b
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/129/%E6%AD%A3%E6%9C%88%E3%83%8D%E3%82%BF+%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%88%C3%97%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%8A_%E6%8A%95%E4%B8%8B%E7%94%A8.txt

正月ネタをアップしました。短いですが、よろしければどうぞ。

キリト×アスナです。
ハルユキ×黒雪姫は明日か明後日に。

当方振袖(ry

306名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 22:46:31.73 ID:vn5mgRSw
ラブラブってやっぱいいよね
そしてユイ編にwktkせざるをえない
307小ネタ・バスルーム_1:2012/01/03(火) 00:45:59.91 ID:ZTRxpwUF
 ふたりは近所の神社へ初詣へいき、そこそこ多くの人々と世間と冷たい風に揉まれ、ようやく帰ってきた。
 家は玄関をのこし照明が消えていた。翠はすでに、あたたかなベッドで眠っているのだろう。
 玄関扉を開ける前に「ただいま」や「おかえり」を言い交わすと、ふたりは静かに中へ入った。
「寒かったぁ。スグ、なんかあったかいもの頼む。風呂、追い炊きしてくるから」
「うん。コーヒーでいい?」
「オッケイ。ミルクと砂糖一つずつな」
「めずらしいね。どっちも入れるなんて」
「寒いからな」
 そういって、からだをさすりながら浴室へ入り、和人は追い炊きのスウィッチを入れ、ダイニングまで戻ってきた。
 リビングに入ると、直葉は照明を調整した。ややくらめに、暖色の光が部屋を満たす。
 そのまま通り過ぎて、ダイニングで電気ケトルを沸かし始めた。戸棚からインスタントコーヒーをとりだし、二つのカップにセットする。
 一分もしない内にお湯が沸き、少量のお湯でカップ中の粉を溶いてから、ふたたびお湯を注いだ。
 ひとつにはミルクと砂糖を一つずつ、もうひとつにはふたつずつ入れ、リビングへと運んだ。
 ソファに座った和人が、ようやく待ち合わせ場所に来た恋人のように、コーヒーを持った直葉を迎え入れた。
「あちち……ふー、ふー」
「急ぎすぎだよ……」
 さっそく啜ろうとして痛い思いをした和人を見て苦笑しながら、直葉も自分のコーヒーに息を吹きかけて冷ます。
 カップが空く頃になって、風呂場から、追い炊きが終わったことを知らせるシステム音声が流れてきた。
 お互いが、顔と瞳を見た。ほんとうに? という思考が、言葉を交わさずに伝わる。
 一秒か、五秒か。それとも一〇秒であったかもしれない。それこそ、時が固体化したような張り詰めた空気がリビングを満たす。
 それを強引に打ち砕くかのごとく、和人がソファから立ち上がった。無言のままコーヒーカップを流しへ置き、水につける。
「俺が先に、入ってくるよ」
「……うん。いってらっしゃい」
「お、おう。悪いな」
 そういって、やや足早に浴室へと向かった。すぐに浴室からドアが開き、閉じた音が聞こえる。
 かちかちと壁掛け時計の針音が、直葉の耳をうるさいぐらいに突いた。
 同じように飲み干したコーヒーカップを水につけると、直葉もそろそろと浴室へ向かい、しずかに服を脱いだ。
 ドアを開け、バスタオル一枚の姿で兄の居る浴室に足を踏み入れた。肌にはりつくほどの湯気が、薄くもやをかけている。
「入るね、お兄ちゃん」
「へ? うぁ、ス、スグ!?」
308小ネタ・バスルーム_2:2012/01/03(火) 00:46:22.61 ID:ZTRxpwUF
 和人の目の前に立った少女の肢体は、記憶の中よりもだいぶ女性らしくなっていた。
 それはある種、錯覚だった。あるいはより真実らしいと言えた。和人の心臓が加速しはじめ、急激に頭へ押し寄せた血が顔を赤く染めさせる。
「……どう、かな? あたしのからだ」
 すこしうつむいて、その中で恥ずかしそうに、うかがうように和人を見る直葉の顔は、りんごのように赤い。
「待ってくれ。いや、そんな。ええと、ああ、もう」
「へん?」
「そ、そんなことはない。とっても立派に育ってる!」
 直葉の顔色が、完熟した。
「ばか」
 そのまま、ざぷんと湯船につかった。湯の中でひらひらとタオルが揺れ動く。
 そのあとは、ひたすら湯の音とスポンジでからだを擦る音が浴室を埋め尽くした。リビングでの無言とは違い、もうすこし、ホンのわずか刺激があったなら、あふれ出しそうな飽和状態の無言である。
 ぎこちなく和人が体を洗い終え、シャワーで泡を流すと、
「し、失礼します」
「ど、どうぞ」
 並ぶようにして湯船につかった。
 顔を合わせられない。恥ずかしいとか、気まずいとか、どうしてこんなことを言ってしまったんだろう、してしまったんだろう。あらゆるものが、密着しすぎて伝わってしまっている。
「あたし、か、からだ洗うね!」
「あ、ああ。か、壁向いてるから!」
「……うん」
 湯船からあがる音。湯を吸ったバスタオルがべちゃりと落ちて、それで直葉が一糸まとわぬ姿になったこと。見えなくとも、音が耳から脳を犯す。
 ガリガリと貫通ダメージ判定のナニカが、和人のこころを削っていく。
 削れたこころと神経が尖り、聞こえないはずの音さえもしっかりと拾っていく。
 タオルが擦れ、散らばった水を踏み、コックをひねってシャワーから出た湯は、からだを伝う。
 そのすべてが和人のあたまの中で、リアリティのある仮想体として再生されていた。
 削れて荒れたこころから生まれた悪魔がささやいた。すなわち、振り向けと。
 荒野に天使は存在しなかった。
 近しい年の少女の、隠す物がなにもない状態を、どうして我慢していたのか。なぜ我慢できようか。
 まだ青々と、しかし確実に大きな実りとなるであろう少女が、無防備な姿を晒していた。
 顔にシャワーを浴び、目を閉じた直葉のからだを刻みつけるように眺めながら、背徳感が和人の背筋を駆けのぼる。
 髪をかき上げてシャワーを止め、振り向いた直葉は言葉にならない声を、喉からこぼす。
「お兄、ちゃん……?」
 タオルで隠すことも忘れた直葉は、惚けたように和人を眺めた。熱いほどの視線を浴びせながら、和人も言葉を漏らす。
「……ええ乳しとりまんなぁ」
「とりあえず殴るね」
 バチーンと、よい音が浴室に響いたそうな。
309名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 01:15:12.63 ID:4khy8ZH3
> ハルユキ×黒雪姫
全裸待機して待ってます
310名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 01:17:55.44 ID:NabHeNNJ
>>307
続いたw
直葉さんは初心なのか積極的なのか
311名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 07:12:20.41 ID:G9C76IDP
>>308
キリト……和人がアホで和むww
312名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 21:01:17.00 ID:7ooJBLw4
>>305
和人くんって呼ばれるのがイイ!

スグは本当立派に育ちすぎです
313 ◆T.om8vwXYU :2012/01/03(火) 23:04:40.96 ID:+gMvebQ4
SS投下します。

・キリト×ユイ 親子丼編のユイ編です。。
・NGは『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン ◆T.om8vwXYU』

※投下期間:一日一シーンづつ。とりあえずプロローグ→親子丼編(アスナ、ユイ)までを予定。
ただ都合により、一日二日投下が遅れる場合もあります。ご了承ください。


「う……あっ?」

 俺はベッドの上で目を覚ました。腕の中には、服を一枚も身につけていないアスナが眠
っている。

 猛烈な後悔が頭をよぎる。救いなのはアスナの寝顔が安らかであることくらい。
 確か三回目くらいのときに、寝室に移動したような気がするがそこから先があいまいだ
が、おそらくお互い気を失うまでエッチを続けてしまったのだと思う。

「アスナ……ごめん……」

 疲れ果てててすやすやと眠るアスナに声をかけてからベッドから降りる。リズ達が心配
だった。
 ユイがリズ達に人気のいないところへ移動するように指示をだしたのは当然だ。こんな
状態で異性の人目につけば、PKより醜悪で陰湿な仕打ちに会うのは間違いない。
 そうはいくものか。
 そういつもいつも……思い通りになると思うなよ!!
 不思議なことに気力は全く萎えていない。
 むしろ力が強制的にわきあがるような、妙な気分だ。しかも。

「ぜ、ぜんぜん収まってないぞ……」

 自分でもあきれるくらい、股間のオブジェクトはそそり立ったままだ。
 これからリーファやリズ達に対しても、アスナにしたように、エッチをしなければなら
ないことを思えばありがたいといえば、ありがたい。
 の、だが――。

「ぼ、暴走しないようにしないとな……」

 衣服のステータスを元に戻し、一度ベットに眠るアスナの頬にキスをしてから立ち上が
る。
 先ずシリカとリーファのいるヨツンヘイム。それからリズとシノンと合流だ。
 きぃ、と木製の扉が外から開かれたのはそのときだった。

「パパ……」
「え……」

 シリカと同じくらいの背丈の少女が木の扉を開けはなって、立っている。一目で華奢だ
とわかる体躯が、窓から差し込む午後の明かりにぼんやりと浮かんだ。
 ただ彼女の腰のあたりまで伸びる黒髪や、こっちを真っ直ぐに見つめてくる黒瞳には覚
えがある。
 
「もしかして――ユイか?」

 少女がこくん、と頷いた。
 ALOで初めてユイを復活させたとき、彼女はSAOで出会ったときとおなじく、十歳
程度の容姿だった。その後ナビゲーション・ピクシーとして妖精の姿に「変身」した。
 だが、目の前にいる少女はどう少なく見積もっても、十五、六歳の背丈をしていた。
 もし着ているのが八歳ユイとサイズ違いのワンピースでなかったら、俺はユイだと気が
つけなかったかもしれない。
 美しく、艶めく墨のような黒髪は腰のあたりまで流れ、肌は淡雪のように真っ白だ。
 膝下までのびるワンピーススカートからは裸足の脚がのぞいている。
 カーテンで遮光され、十分な明度とはいえない部屋でも、ユイの赤々と唇の動きはよく
見て取れる。


「パパとママが悪いんですよ。子供の前で性行為なんて……」
「せ、性行為……? あっ!」
「責任……とってください……体熱くて、しかたないです……パパ」

 俺もアスナも、ユイのことをまったく意識していなかった。確かリビングからでるよう
に、言いつけたような気がするが、そこから先、ユイを意識したことは一度もない。
 見られてはいたのか……。血が通わないはずのアバターから血が引いていくのを感じる。
 十五、六歳?の身長になったユイは裸足でベッドによじ登り、息が届きそうなほどの至
近距離で膝建ちになったユイはほんのりと頬を染めながら、自分のワンピースに手をあて
た。
 そしてあろう事かスカートをたくし上げようとした。
 俺はその動作に大いに慌てふためき、「ユ、ユイ!!」のワンピースにかかった手を必
死で止める。成長した姿とはいえ、娘であるユイがそんな行為をするのは、親として絶対
に止めなくてはならない。

「……パパ……以外の人なんて考えられないです……」
「それは、たぶん、刷り込みっていうか、そうだ。エディプスコンプレックスっていう…
…」
「じゃあ、パパは、ユイが誰かに……えっちな事をされるのを、望んでるんですか……?
 初めてを誰かに奪われるのを……」

 透明な涙が黒瞳からほろりと流れ落ちる。

「そ、そんなことは……ないよ」
「想像……してみてください……ユイが、パパ以外の誰かにこうされているの……」

 ユイが俺の手のひらを自分の胸に押し付ける。ワンピースの上からではわからなかった
ふくらみに指が埋まった。

「後にも先にも、ユイにはパパしかいないです……。大好きで、恋できるのは、パパだけ
です」
「そ、その言い方は卑怯だろ……」

 ユイが愛おしいが故に突き放せない。

「くっ……ユイ……」
「パパ……お願いします……」

 せつなく呟いたユイの真っ赤な唇が近づいてくる。
 ちゅる、と接触した唇は焼け付くほど熱く感じた。接触するだけの口づけの熱が徐々に
俺の理性を断絶しはじめる。
 俺はあわててユイから頭をはなした。
 
「ユイ……俺……」

 背筋にはしった快感に反応した性器は、ズボンの下で大きくうめいた。
 ユイは視線を下に落として微笑む。

 
「パパ……パパに適応されているステータス《絶倫》の効果は、情欲の拡大です……。パ
パが望まなくても、人間の本能を関知して情欲を拡大します。だから……」

 ユイの手がズボンの中で身じろぎしている性器にふれた。

「ふあっ……くっ……ユイ……やめ……」

 ユイの指が予想外に気持ちいい。ユイが嫣然とほほえんだ。

「わたしもいま……パパのが欲しくてたまりません……パパがいま我慢してるように……
だから……してください」

 ユイの左手が空中をなぞる。ウィンドウをなぞった手は、ついにワンピースの布を消失
させた。白い肌が露わになる。

「パパ……ユイのからだ……見てください……」

 ユイが初めて恥ずかしそうにいった。
 見るな、という方が無理だった。その幼い体に目が釘付けになる。
 淡雪のように白い肌。予想以上にもりあがっている乳房に、ちょこんとベビーピンクの
乳首が乗っていた。おなか回りはさすがにほっこりしているが、車座となって座る股の間
からスリットが見え隠れしている。
 そこから漏れた透明な液体が……シーツに染みを作っていた。

「……《絶倫》の効力は絶対です。パパ――大好きです」

 その言葉に理性を砕かれて、俺はユイの裸に手をのばしてしまった。

「は……パパっ……」

 力を強く入れてしまうと、砕けてしまいそうな薄い肩を抱きしめつつ、俺はユイをベッ
トに横たえる。
 そのままさするように手を動かす。なぜか、いきなり胸やお腹に触れることに躊躇して
しまった。

「んっ、くっ、くすぐったいです……」

 ころころ、鈴が転がるような声で笑うユイ。
 コシの聞いた絹髪がベットにこすれて衣擦れの音を立てる。
 俺はなんとも複雑な心境でユイの肩をゆっくりと撫でまわした。八歳ユイの体より大き
い、とはいえ、小柄なことには変わりないユイの体を指先で感じていく。

「はうっ……んっ……んっ……」
「ユイ……いたくないか?」
「全然大丈夫です……。さっきおっぱい触ってもらいましたしね」
「あれはユイが触らせてきたんだろ……」
「そうでしたっけ?」

「むっ」

 とぼけるユイのお腹をくすぐってみる。
 きゃー、きゃーと指から逃げるユイの姿を楽しみながら俺は遂にその、手のひらにすっ
ぽりおさまりそうなおっぱいを触ろうとしと、はた、と手を止めてしまった。

「え、えーっと、ユイ……ここ、直接さわると痛いんじゃないかな」

 どう見ても揉んだりできるサイズじゃない。

「おっぱい……ですよ、パパ。わたしはもちろん再現できませんが、本来乳首は授乳の為
の器官です。授乳……ですから口をつけても大丈夫です」
「い、いや。そういうわけじゃ無くてさ」

 指で触れると痛そうだから、舌で――と考えてはいたものの、そこまでてらいもなく言
われてしまうとこっちが恥ずかしい。

「しゃ、じゃあ……」

 俺はユイの頭をなでた後、乳首に唇を押し付ける。

「んっ!」

 ユイが小さく身じろぎした。
 ユイの様子を見つつ、わずかな突起を舌先でとらえてみる。

「ユイ……どう?」
「ん、くっ……パパにおっぱい舐められてます……暖かい……もっと……」
「了解……」

 気持ちよさそう言ってきた、ユイを続けて啄む。口の中で柔らかいしこりを味わってい
ると、少しづつ先端が硬くなりはじめる。舌に抵抗してくるほど弾力を持ったそこを大き
く吸った後、口を離した。

「ん……パパ……そっちだけじゃなく、こっちも……」
「お、おう……」

 ユイはさっき俺が吸っていた方とは別の乳首を、目線で指してきた。幼い顔に似合わな
い強烈な色気を放つ目線に誘われて、俺はふらふらとユイのそこに口を寄せて、舌を這わ
せる。

「く……ぅん……気持ちいいです……」

 子犬みたいな声をだしながらユイが胸を押しつけてくる。アスナより明らかにボリュー
ムはないけど、手のひらに収まるほどの大きさの乳房はなんだか可愛らしい。
 しばらくそうしていると、ユイが太股のあたりをもじもじし始めた……。

「パパ……次は……ここ……です……」

 ユイがゆっくりと、股を広げ始めていた。
――――

 いいのかなあ……

 スリットをぐっちょりと濡らした裸のユイを体の上にのせ、自分の性器を入り口にくっ
つけたところで俺は行為を進めるのに躊躇した。対面座位の格好なので、あとはユイが体
を落とすなり、俺がつきあげるなりしてしまえば行為が始まってしまう。
 最初の乳首へのファーストアタック、ちっちゃな豆粒みたいな秘芯へのセカンドコンタ
クトに、秘処へクリティカルを決めてしまい、ユイのHポイントは減少どころか増加して、
あっという間にそこを十分に潤ませて――。
 さあ、あとはラストアタックのみ、という段階でいまさらなにを……と自分でも思って
いるのだが、本当に娘分にLAをしていいのかなあなんて考える俺がいる。
 口の中にほろ苦さを感じつつ、つい手を止めていると、好奇心いっぱいの笑顔を浮かべ
たユイが、

「……パパ? まだ入り口だけですよー?」

と、言ってくる。俺はがっつりと脱力した。
 すっかりエッチなことの虜になっている愛娘は俺の懊悩をどこか見当違いの方向に理解
したらしい。
 指先でユイの頬をとらえて、柔らかさを味わいつつ、心情を吐露してみる。

「なんていうかさ……俺、ユイのことを娘だと思ってるし……さっきまでのはじゃれあい
で、今からは本番なわけだろ……? やっぱり、ちょっとは抵抗が……」
「……パパが娘としてわたしを扱ってくれているのは、娘だと思ってくれているのは、本
当にうれしいです。安心します……でも、いまだけは……パパのそこで……欲しいです」

 んっ、とユイが体をゆっくりとおとしてくる。秘裂の肉門がゆっくりとひらいて先端を
飲み込んでいく。

「あっ……んっ……ひっ……パパが、入ってきてます……」
「ユイ、少しずつでいいんだからな……」
「はい……パパの、少しずつ、味わいながらいただきます……」
「いやそうじゃなくって」

 盛大な誤解をするユイに対して何だかなあと思いつつも、一生懸命なユイを止める手段
はもたないなくて、そうこうしている間に……
 性器がずぽっと、なにかを押し広げる感覚とともに一気にユイに収まってしまった。。

「んんっ……ふう……全部はいっちゃいました……」
「……」

 ――悩んでるのが馬鹿らしくなってきた。
 いままで味わった――といってもアスナしか相手はいないわけだけど――どこよりも、
ユイのソコは狭い。柔肉に包まれ、先端にこりこりと押し上げるような感覚がある。

「はあ……パパのでお腹いっぱいです……」

 痛みはないらしい。
 俺はちょこっとだけ、腰を動かしてみた。


「んん! パパぁー!」

 貫いた瞬間、ユイがうれしそうに叫んだ。
 アスナに比べるとかなり狭いそこを、俺はずんずん貫いていく。

「んっ、パパの……ユイのなかで動いてます! おなか……、パパでいっぱいです!」

 妙に実況めいた声をあげるユイの腰に手を当てて、性器を動かし続ける。ユイが可愛く
身じろぎした。
 乾いた音が寝室に響きわたる。ユイはどこまでもぎゅうっと、抱きしめるように性器を
刺激してくれた。
 脳を焦がされる感覚が病みつきになる。まだ幼い手足を揺らすユイにかまわず、俺はも
っと、もっととユイにぶちこんでいった。
 
「はあ……ユイっ!」
「はあああっ……パパっ、気持ちいい……気持ちいいよぉ……ぐちゅ、ぐちゅ、してる…
…!」

 ユイのいつもの丁寧な口調が崩れはじめた。雪の肌を汗ばませ、おなかを波立たせ矯声
をあげるユイ。
 すがりついてくるユイの奥をノックし続ける。

「うれしい……ですっ……うれしいっ……パパがっ、パパがぁ……中であばれ――っ! 
パパ……、あっ、やっ! はぅぅぅぅぅっ!」

 短く鳴いたユイがきゅっと、抱きついてきた。
 んっ、と小さくうめきながら俺の首筋に額を埋めてきた。そのまま腕の中で何度か小さ
く震える。。
 しばらくして見上げてくるユイの黒い瞳は恥ずかしげに揺れていた。

「……ちょ、ちょっと、いっちゃいました……」
「は、ははは……」

 俺は苦笑いしながらユイの体をそっと抱きしめた。「いっちゃった」らしい細い体を撫
で回し、背中をとんとんとたたいてやる。

「パパ……暖かいです……ママはいつも、こんな気持ちいいことをしてたのですね……」

 ぎゅっと腕に力を入れるユイ。アバターとして再構築された体は、艶めかしいほどに暖
かい。
 はじめての絶頂にうっとりとしているユイを抱きしめる。そしてそのまま――。ユイの
体をだきしめながら、下から突き上げるように腰を動かしてみた。

「ふあっ!?」

 ユイがおどろいて俺を見上げてくる。
 ちょっと性急すぎたかなと頭の隅で思いつつ、いままで味わったことのない狭い膣道が
生みだす快感に俺はもう、虜になっていた。

「くっ……ユイ……今度は、俺の方が――!」


 俺はユイに答えて、そのまま腰を動かし続ける。ユイの体に対して明らかにオーバーサ
イズの性器が、ユイを絶頂させたことに安心して、俺はもう一度大きく腰を突きあげた。

「ふああああっ! パパっ!」

 ユイの狭いところを割り込む感覚が癖になりそうだ。
 先ほどとはまた違うニュアンスを含んだ悲鳴のユイを貫き続ける。隙間なく埋まってい
るユイの膣の入り口で、それでもくちゅくちゅと音がなり始める。
 とどのつまり――。

「あぐっ、んっ、んっ! パパのがいっぱいです!」

 ということになる。ユイが俺に脚をからめてくる。俺の首をぐっと抱きしめて俺の突き
上げに合わせてきた。
 ユイが落ちてくるタイミングを見計らって、がつんっと突きあげてやる――。

「あああああっ! んっ! んっ! んっ! 気持ちいいっ!」

 つい今さっきまで処女――AIのユイにこれが当てはまるかはわからないけど――だっ
たとは思えない勢いでユイが動き始める。入り口から奥まで一気にさし貫く快感に脳髄が
焼かれていく。汗ばむユイの体を抱きしめてただただ行為に没頭した。

「きゃああああ! あっ! あああっ!」

 何度か貫かれているうちにコツがつかめてきたのか、ユイがいままでのような縦の上下
運動ではなく横に――お腹とお腹をくっつけるような動きをはじめる。

「が……あっ、ユイ!
「ぱ、パパぁ――!」

 ユイは抱きついてくる腕に、さらに力をこめてきた。切なく俺を呼びながら耳元で嬌声
を上げ続けるユイ。
 先端がユイの奥でこすれる。尿道口をごしゅ、ごしゅっと鋭い刺激が走り、自然と性器
が持ち上がって高められていく――。怖いほど正確にユイが暴れ回る性器を膣で刺激して
くる。

 じゅごっ、じゅごっ!

 ユイの中で生まれる透明な液体が飛び散って、ユイと俺を濡らしていく。もう限界だっ
た。そもそも狭いユイの柔筒の飛騨が容赦なく刷り上げてきている。ぐぐっと腰のあたり
に何かがたまって来た。

「ユイっ!」

 抱きしめてくるユイから体を離した。がんがん突き上げつつ、薄く開けられた唇をじゅ
るっど吸ってやる。


「んっ! ぅあああっ……んっ! パパの、ごりごりっ、してる――!」

 小さなユイの姿が今のユイの姿に重なる。透明な涙を流し、黒くて長い髪を波立たせて
一生懸命俺を受け入れてくれるユイの唇は甘くて柔らかくて……

「はぐっ! んっ! はうっ!」

 ユイを刺し貫く衝撃が口を通してつたわってきた。
 そのまま舌を絡めてユイを味わいつつ、とどめとばかりに性器を突き込んだ。

 じゅぷううっ!

「んっ! パパっ! そのまま――そのままください!」

 ユイがぐっ、体を沈みこませた。ごつっと当たった先から飛沫をあげる。

「あああ――パパ――っ!」

 ユイが悲鳴を上げながら再びだきついてくる。
 俺は射精の快感にまみをゆだねながら、射精のたびに体を震わせた。

「ふあっ、あつい……あつい……!」

 ユイは譫言のようにいいながら、俺に体重を預けてくる。
 愛娘の、しかも初めてを奪った俺は過分にいたたまれなさを感じつつ、こう聞かずには
いられない。ユイが愛おしいが故に。

「ゆ、ユイ……か、感想は……」
「んっ……んっ……おなか、やけどしちゃうかと……思いました……パパ……」

 するとユイは、にぱっと微笑み体を寄せてつぶやいた。

「癖になっちゃいます……パパのがびしゅっ、びしゅって、はじけてきて……」

 そしていつもの、鈴の声でこうつぶやく。

 大好き……パパ――と。
以上です。次回から親子丼編です。

正月ネタのハルユキ×黒雪姫は間に合いませんでした。

また、>>305の修正版を貼っておきます。
同時にアップローダーに上げたものを削除します。
修正点は誤字脱字と、
それと三レス目の体位です。微修正となりますがお尻を和人に向けたままエッチしてます。

桐ケ谷家の築年数を物語る天然木のフローリングが施された六畳の部屋。
パソコンデスク、ウォールラック、パイプベッドが置かれているだけのシンプルな和人の
部屋は、いま清らかな鈴の音と淫靡な水音で満ちていた。

「んっ――、んっ――んっ――」
桜色の振袖を白地に金の刺繍を施した帯で留めた明日奈が、和人の性器に舌を這わせてい
る。清楚な衣装とは対照的なみだらな行為のなまめかしい音が、和人の部屋全体に広がっ
ていた。
しゃらん、しゃらん――。
淫らな水音に加えて――明日奈が口戯を行う度に結い上げた髪にさした簪の鈴がしゃらん、
しゃらんと音を立てている。明日奈が口や手を上下させるたびに涼やかな鈴の音が鳴る。
「ん……んっ……んっ……ねえ、キリトくん……出ちゃう時は必ず言ってね。汚したら大
変だから」
「わ、わかってるよ。それよりも本当に大丈夫なのか? 皺になったりしないの?」
「それは、んっ……心配しなくて大丈夫よ。んちゅ……でも汚れるのだけは絶対に駄目。
お母さんにだまって着てきちゃったから……」
「……俺そっちの方が心配だよ」
デスクチェアに腰かけた格好の和人へひざまずくように脚を折り、色落ちした黒のジーン
ズから唯一とびだしてる和人の性器を指と舌で刺激しながら、明日奈は微笑んだ。
「い・い・の! お母さんは仕事でいなかったし、着物なら自分で着られる……でも!」
明日奈は上品な桜色の振袖の裾からでる、白足袋をじり、と組みかえながら続ける。
「『せっかくの初詣だから、振袖着てきて』って言ったのはキリト君でしょ」
「それはそうだけど……そ、それに良く似合ってるよ、その振袖。髪も――」
「――ふふ。ありがと。初詣も楽しかったしね。着てきてよかった……」
明日奈がちゅるっ、と和人の先端を吸いながら、くすぐったそうに微笑み、つぶやく。
「でもキリト君が『姫初め』のことをしらなかったのは意外だなー。てっきり、その……
てっきりその……こういうこと、したいのかなって」
うすい化粧を乗せた明日奈の頬に、ほんのりと朱がさした。
その純朴な告白に顔を赤らめたのは明日奈だけではなかった。和人は照れ隠しにそっぽを
向きながら、無言で明日奈の髪をなでる。
「んっ……、続けるね……」
気持ちよさそうに目を閉じた後、明日奈が口戯を再開した。
リップクリームを乗せた瑞々しい唇がんっ、んっ、という吐息とともに和人の性器に這っ
ていく。
「んっ……」
振袖の袖からまろびでるアスナのたおやかな繊手が、和人の性器をやさしく包みこみなが
ら上下する。
手の動きをそのままにアスナはそのまま舌先で鈴口をちろちろと舐め取る。そのたびに和
人が背筋をゆらした。
VR空間で何度も睦みあった結果、和人の弱点を知り尽くした明日奈の口戯は、和人をあ
っという間に高ぶらせる。
見た目にも高価な振袖を汚してしまうわけにはいかず、かといってもうでます! 限界で
す! はプライド的にできなくて、和人はわざと話題を元に戻す。
「い、一般常識なのかな?『姫初め』って! 俺どうしてもそういう知識に疎いからさ…
…」
んっ、と明日奈が唇を和人からはなし、あわてたようにつぶやいた。
「……わ、わたしもリズに聞いただけだよー。そもそも柔かいご飯とか……そういう意味
らしいけど?」
しゃらん。
「あっ……ぐっ……」
無意識に尿道のあたりをくすぐった明日奈の指先が、和人のプライドを打ち崩した。
「あ、明日奈……」
「え――! ちょ、ちょっと待って! いま出したらだめだよ!」
「違う! いや、違わないけど! も、もう――出ちゃいそうなんだよ! だから攻守交
替! お願いします!」
和人はとうとう泣きを入れる。明日奈は二、三度ぱちくりと目を瞬き、「……はい」と答
えて恥ずかしそうにうつむいた。
――――

振袖の裾を巻き上げた明日奈は和人と交代でデスクチェアに浅く座る。
下着もなく、着物の布もなく下半身を晒す明日奈が、ふるっ、と体をわななかせた。
「はずかしいよ、こんな格好」
「もっと恥ずかしいところ見せてくれてるだろ、大丈夫」
和人は慎重に明日奈の膝を開いていき、明日奈の大事なところを晒していく。
「あ……やだっ! 本当に恥ずかしい……」
和装のしきたりにしたがって、和人の目の前に髪と同じ色の陰毛に隠されたそこが露出す
る。
桜色の振袖に、白地の帯が彩りを添える和装。
豪華な金の刺繍が施された帯の下から野生の雌鹿のような脚線を描く、瑞々しい脚がまろ
びでる。
楚々としていれば桜の精と見まごう美少女が、つややかな秘処をまだ昼明るい部屋に晒し、
恥じらうように顔をうつむける様は和人を興奮させるのに十分だった。
そんな明日奈の艶姿と、濡れ輝くサーモンピンクのスリットにごくりと喉をならしつつ、
和人はすこし湿り気を帯びた肉ひらに舌先をつけた。
「んっ――」
わずかにおとがいを上げた明日奈の鈴がしゃらん、と音をたてる。舌先にくすぐられた明
日奈はいとおしげに和人の黒髪に指を埋めて、愛おしそうに撫でまわす。そのたびに振袖
の袖がチェアの肘掛けの上を這い、ずる、ずると衣擦れの音をさせていく。
「んちゅ……んっ……なあ、明日奈。さっき言ってたけど、姫初めの姫って、やわらかく
炊いたご飯のことなのか……」
「んっ……うん。そうらしいけど、姫初めの意味ってはっきりしてないみたい。ご飯とそ
の――えっちって関係ないしね……」
「や、俺なんかわかった気がする……ここ、柔かいご飯みたいだよ?」
和人がぐっと明日奈に顔を押しつけて、それこそ本物の――白粥めいて柔くなった粒を舌
先で『食べる』。
「んっ――もう。言ってることがえっちだよ」
「でもここ、本当に柔かいし、美味しいし……。VR空間だと本当に適当だよな、この辺
……」
和人は呟きつつ、波立つ肉ひらと、肉門の縁をなめる。
「んっ、んっ! キリト君……」
しゃらん、しゃらん。入り口のあたりより深くくすぐられ、明日奈はお尻をひくつかせる。
揺れはすべて鈴に伝わってしまい、感じていることを隠すことができない。
しゃらん、しゃらん、しゃらん。
しばらく無言で続けた和人がやっと口を明日奈からはなしたとき、女性器の入り口からは
とろとろと透明な液体が流れ落ち、頂点は赤々と、それこそ米粒のように愛らしく膨らみ、
そしてなにより和人の唾液で濡れ輝いていた。間違いなくおいしく『たべられて』た、明
日奈ははふっ、と脱力する。和人はそんな明日奈の姿に感慨を覚えながら言う。
「ごちそうさま……」
「……お粗末さま」
明日奈が呟き和人の髪をやさしく撫でまわす。
和人はその手をとって自分の頬におしつけながら、明日奈を見つめた。
「じゃあ……その、やっちゃうか『姫初め』」
325正月ネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/01/03(火) 23:16:24.73 ID:+gMvebQ4
――――
ベッドの上に寝転んだキリトの上に、和人の頭に対して後ろ向きに明日奈が腰をおろして
いく。和人の性器とそれを覆うゴムが中に収まり、明日奈がふうっ、と色っぽいため息を
ついた和人もまた、ゴム越しとはいえVR空間ではまだ実現不可能な女性の膣の感覚に腰
を震わせていた。
「キリト君、ピクピクしてる……動くね?」
明日奈は背中の飾り帯を踊らせて和人を刺激する。結合部を微妙に覆い隠す襦袢や振袖の
衣の向こうで、明日奈の女性器が和人の性器を受け止めていった。
が、和人は衣に包まれたお尻の向こうで行われる淫戯が気になって仕方ない。
「な、なあ明日奈……そこ見たいんだけど」
「え? どこ?」
奥襟の向こうから綺麗に首をそらして聞く明日奈に、和人は彼女のお尻を撫でて答えた。
「もう……しょうがないなぁ……」
明日奈は一度腰を浮かせて、お尻が丸出しになるまで衣をからげ両手で裾を抱える。
和人の眼前に、真ん中で和人とつながる、魅惑の桃尻があらわになる。
「んっ――くっ……これでいいかな……?」
何にも隠されない結合部を見つめながら、和人は頷いた。絡げた衣が落ちないよう両手で
支え、膝立ちとなり、和人を受け入れ始める。
両手を和人の体につけることができず、かなり不自由な格好なのだが、一生懸命に体を上
下させて和人を受け入れる。明日奈の肉ひらが和人の性器の雁首の形に添ってゆがむ。
和人の目の前で「飾り帯」に巻かれた帯が揺れた。
「ぁ……んっ――、んっ!」
明日奈の声のトーンが徐々に上がってきた。明日奈のお尻が和人の下腹部を打つ度に波立
ち、乾いた音を響かせていく。と――。
「んっ――!」
しゃらん、しゃらんと一定のペースで流れていた鈴の音が、強く響いた。
いきなりもたらされた衝撃に、きゅっと目をつぶった明日奈は、振り向いて非難の目を和
人にむける。
「もお……いきなり動いたらだめだよキリトくん。汚れちゃったら……」
「わかってるけどさ……だって明日奈がすごい可愛く感じてるから」
「んっ――!」
和人が小さく、明日奈を突きあげた。悲鳴を上げる明日奈は唇を尖らせつつ、不承不承と
いったかたちで、和人の突き上げに併せて体を上下させ始めた。性器が外にでて、襦袢を
汚さないようにきをつけながら、慎重に腰の動きを同期させていき、リズムカルに水音と
鈴音を響かせていった。
「あ、明日奈――!」
先ほどの口戯れですでに限界寸前まで高ぶっていた和人の性器が明日奈の中で振動する。
「はあ――んっ、んっ――! キリトくんっ!」
明日奈も和人においしく『食べられて』いたせいで、昂るのがはやかった。
徐々に最初の目的――が遠ざかり、二人は貫く快楽と貫かれる快楽に溺れていく。VR空
間では再現仕切れない、幾重にも重ねられた清楚な衣が激しい動きに衣擦れを起こしてし
て鳴り、上下の動きで挿されていた明日奈の簪がベッドに落ちる。解れた結い髪の一筋が
首筋に垂れて張り付いた。
「くっ! 明日奈っ!」
最後に大きく彼女の名前を呼び、お尻のあたりを掴んで自分に押しつけた和人がゴム越し
に明日奈へ向かってまき散らす。
「はああっ! んぐっ!」
コンドームの液だまりに噴射された精液に子宮口をくすぐられ、続いて明日奈も絶頂する。
「あああああっ!」
和人の性器で埋まる膣道がきゅうっと引き締まり、さらに和人の射精を誘う。
「あ……ぐっ……明日奈……」
ほぼ同時に達した二人は、快感にうち震えていた。
「んっ……んっ……はうっ……汚れちゃう……」
陶然とつぶやきながら、明日奈は震える両手でなんとか衣をだき抱えた。
桜色の振袖に包まれた肩を上下させ、首すじを真っ赤にしながら、清楚な着物の裾を自ら
たくしあげ、絶頂の余韻に浸る明日奈の結合部から、透明な愛液が和人の性器を伝って落
ちてくる。明日奈の脚からは力がなくなり、しっとりと汗にぬれたお尻が和人の下腹部に
押しつけられて、形を崩している。
射精の快楽に溺れつつ、和人は首筋を紅くし、絶頂にうち震える清楚で淫らな明日奈の姿
を目に焼き付けていた。
326正月ネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/01/03(火) 23:16:54.36 ID:+gMvebQ4
――――
「俺も手伝おうか……?」
「だ、駄目! 恥ずかしいし、汚しちゃうもん……」
ティッシュで慎重に女性器のまわりを拭いつつ、コンドームを処理する和人に向かって、
明日奈は美しく微笑しながら言った。
「キリト君。姫初めってほんとうはね――夫婦でするもの、なんだよ?」
驚いた顔の和人に、明日奈はいたずらっぽく笑いつつ、落としたかんざしを拾い上げて再
び結髪に挿す。しゃらんと音を鳴らした鈴の音が和人と明日奈の耳にしみこむ。
「あのね、キリトくん……」
明日奈がみだれた裾をなおしながら、和人を呼ぶ。
「着物脱いでもいい……? あとで自分で着れるから……」
頬を真っ赤にしながらの『おねだり』に、和人はこくこくとうなずいた。和人の頭の中に
は「あーれー」される明日奈や「襦袢一枚になった明日奈を後ろからせめるの図」が高速
展開していたが、顔を赤らめたままの明日奈は、和人の様子に気がつかない。
「あ……そうだ」
明日奈が乱れをただし、清楚な振る舞いでベッドに正座する。
「キリトく――和人くん。今年も、よろしくお願いします。いっぱい一緒にいようね」
三つ指を立てて言うアスナに、和人はあわてて居住まいをただし、
「こちらこそ、よろしく……明日奈」
いまさらながらの挨拶を返した。
327正月ネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/01/03(火) 23:19:12.61 ID:+gMvebQ4
以上です。

1レス目、和人にしなだれかかってフェラチオする明日奈。2レス目、着物をたくしあげて股を開く明日奈。3レス目、尻。4レス目、後始末+今年もイッツ・ショウタイム
328名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 23:37:45.76 ID:wzosOUKX
いやぁ、凄まじい執筆速度ですなぁ
加速入ってません?
329名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 23:38:30.61 ID:+gMvebQ4
昼の性活? クリスマスネタの後編(エロ微増版)で振りだけしましたよ
330名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 03:06:42.87 ID:QcO7hnG7
素晴らしい
いつもthx
331小ネタ・胸に咲く花:2012/01/05(木) 01:27:50.65 ID:Xt21hE7k
 風呂からあがり、おのおの寝間着に着替えるために自室へと向かった。直葉がパステルグリーンに身を包んでいる頃、和人は薄いブルーのパジャマに袖を通していた。新年だから、新しいものを色違いの揃いで買ったのだ。
 暖房を弱めにつけ、和人はベッドに腰掛けた。それからひとつ、肺に残った空気を出し切るように息を吐いた。ふつうの呼吸以上の、言い表せないものが混じっていた。
「うーむ。新年にいきなりってのもなんだけどなぁ」
 脳裏にこびりついたものが離れないのか、和人の三本目の剣が存在を主張し始めていた。黒の剣士だ、サバイバーだ、勇者だの言われていても、所詮はただの健康優良児なのだ。それゆえに、抗いがたいものも存在する。
 枕元のティッシュ箱を引き寄せ、『黒の剣士』キリトのソロプレイが始まろうとしたその時だ。
 コンコンとドアを叩き、パーティプレイに誘おうとするものがやってきた。
「お兄ちゃん、入っていい?」
「ン。遠慮するなよ。どうぞどうぞ」
 下げかけたパジャマのゴムを引き上げ、ティッシュ箱を元の位置に戻しながら、やや作った声色で応じた。
「そう? じゃあ、おじゃまします」
 まだ髪の乾ききっていない直葉は、ふだんと印象を変えていた。おずおずと脚を進めると、和人の横に腰を落ち着ける。
 リンスの香りに鼻腔ををくすぐられ、和人はやや前屈みになった。
 暖房の音が空間を支配していた。しばらく沈黙が続いた。息苦しいような雰囲気はかけらもなく、空調機が吐き出す風のようにぬくもりさえあった。
 時間が経ち、和人も前屈みを維持しないで済むようになった。そこに、コツンという感触が当たる。直葉の額だ。
「眠くなったか?」
「……うん、ちょっと。……んー……このまま寝てもいい?」
「ああ。……ちょいと狭いな。もうちょっとそっち寄ってくれ」
「ん」
 掛け布団を持ち上げて中に入った直葉がベッドの壁側に寄り、枕の端に頭を乗せた。
「んー……。お兄ちゃんのにおいがする」
「そこは我慢しろ。えーと、タイマー、タイマー……っと」
 暖房にタイマーをセットして、和人もベッドの中に入った。シングルベッドでは成長期の少年少女がふたり、満足するほどのスペースは得られない。
 自然、寄り添うようにして和人と直葉は眠りについた。

 時計の長針が数字ふたつほど進んだ頃、環境が違うせいか直葉が目を開いた。もともと眠りが浅いわけではないようで、まだ寝たりないのだろう。目を擦り、自分がいまどこにいるのかもわからない様子である。
 あたりを見渡し、頭が回転を始めてようやく事態を飲み込んだ。一気に顔に血がのぼり、闇で隠れてはいるが赤く染まっている。
 そのおかげか、脳は覚醒して直葉は思考と理性を取り戻すことができた。同時に羞恥心も紛れてはいたが。
 暖房はすでに止まっていた。部屋にはしかし成果の残滓があり、肌寒いと言うほど冷え切ってはいない。
 ちろりと直葉がからだを起こすと、静かに眠っている和人を見下ろせるようになった。
 すこし、心臓が跳ねるような思いをして、直葉は鼻と口の付近に手を持っていった。おだやかな呼吸が当たる。
 胸なで下ろすような気分になり、直葉はそのまま和人の寝顔を眺めていた。
 ソードアート・オンライン。その世界に囚われた勇者キリトは、現実世界ではやせ細った少年だった。
 いつ呼吸が止まってしまってもおかしくはない。その恐怖をすこしばかり思い出した直葉なのであった。
「似てるかな」
 かつては二人で並んでいると、姉妹だなどとからかわれたことを思い出し、くすくすと笑った。
 それを発端に、直葉はいろいろなことを思い出していった。楽しいこともあれば、悲しいこともある。
 あふれるほどの思い出はなかった。しかし、直葉にとって大切にしまい込むぐらいの記憶ではあった。
「……やっぱり好きだよ、和人くん」
 眠る和人の前髪を上げて、唇同士をくっつけた。それがまだ本格的な芽になっていなかった少女のこころに、水となって降り注いだ。
 かくして芽が出て膨らみ、恋心が咲いた。それはもう、立派な花になっていた。
 少女がもう一度布団にもぐり目を閉じた。しばらくして寝息が始まると、交代するように少年が目を覚ます。
「まったく、スグの奴。これで寝られるかよ……」
 せっかく落ち着いたはずの第三の剣をもてあましながら、和人は長い夜を過ごした。
332名無しさん@ピンキー:2012/01/05(木) 02:00:41.27 ID:Hi+wUxSp
お揃いのパジャマとかもう完全にバカップルじゃないすか
それにしてもムラムラきてた状態から添い寝コンボで我慢できるキリトさんマジ聖人
333名無しさん@ピンキー:2012/01/05(木) 13:55:28.81 ID:z9BTe9M4
ふぅ…

その年で添い寝とかww
うっ
ふぅ…

334名無しさん@ピンキー:2012/01/05(木) 14:44:13.87 ID:FVpTs5i9
くっ…
新年から凄い破壊力だ
335 ◆T.om8vwXYU :2012/01/05(木) 21:05:27.87 ID:p8xMsOy4
正月ネタ投下します。

キャラ崩壊注意。
ハルユキ×黒雪姫
336 ◆T.om8vwXYU :2012/01/05(木) 21:05:42.33 ID:p8xMsOy4

「はあ……ふう……んっ……気持ちいい……」
黒檀のように黒い髪が上品に結わえ、そこに朱を刷った簪を挿した黒雪姫が、夢見る口調
でそうつぶやく。ハルユキは大いに動揺し、リビングの床をすべってしまいそうになった。
「ぼ、ボクも……気持ち、いいです……」
ハルユキは振袖の衣に包まれた黒雪姫の華奢な肩を見つめて嘆息する。
紅を乗せた小さな唇が空気を求めて喘ぎ、一突きごとに乱れていく黒雪姫の姿に、ハルユ
キは感動すら覚えていた。
黒の地に蝶の刺繍をあしらった上品な振袖の裾が、ハルユキの動きにあわせてゆらゆら揺
れる。上品な飾り結びの紅い帯がハルユキの動きに合わせて躍る。
黒雪姫は着物のうしろを端折って、まだ年相応に薄いお尻を露わにしつつ、ハルユキので
っぷり太った性器を受け入れる。
「ああ……くっ……いつもより、大きい……」
整いすぎているほどの眉が、小さくゆがむ。
「だ、大丈夫ですか……?」
「大丈夫……ふふっ、でもこうやって後ろからするのも……たまには……。キミがこう、
襲いかかってくれているようで……。楽しかったな、キミとの初詣……」
夢見るようにいい、テーブルに置いた手をくっ、と握りしめつつ、黒雪姫は腰をゆるやか
に動かしはじめる。ハルユキも慣れたもので贅肉のないお尻を手のひらで撫でまわし、狭
い膣道が生む快感を愉しんでいた。
「んっ……お尻……気持ちいい……なかも……お尻も……」
夢見るように黒雪姫がつぶやく。体相応に小さい膣門がハルユキの性器の形にゆがみ、ハ
ルユキを受け入れていった。
生挿入の快感にハルユキがひくひくと先端を揺らした。
「んっ……くっ……着付けてくれた友人がな、振袖が黒なら、帯は明るい色の方がいいと
言ってくれて……んっ……赤を選んでみたのだが……どうかな?」
「はい……すごく、似合ってます」
「あぅぅっ……そうか。キミにそういってもらえるとうれしいな……んっ」
もう一度大きく腰を動かしながら、黒雪姫がくっ、と背をそらした。飾り帯に巻かれた帯
が揺れる。
「んっ、ゴムがないのが、少々残念だな。借り物なので汚すわけにはいかないから、射精
はっ、はうぅっ、んっ、我慢してもらうことになるが……」
「も、もう十分すぎるほどです……」
「ふふ……喜んでもらえればうれし――ひゃうっ!」
足袋に包まれた足先がつるっとフローリングをすべった。
意図せぬ深い挿入に、黒雪姫が悲鳴をあげる。内壁を滑った性器が果てしない快楽を呼び
寄せ、ハルユキも予期せぬ強い刺激に危うく出してしまうところだった。
「むっ……くっ……いまのは参ったな……」
「危なかったです……」
二人してぜえ、ぜえと荒い息をはきつつ、性器をはずした。
愛液と先走りの液でできた橋が二人の間にかかり、名残惜しそうに落ちていった。
337 ◆T.om8vwXYU :2012/01/05(木) 21:05:55.12 ID:p8xMsOy4

――――

「私からでいいのか?」
「はい……先輩が先でお願いします!」
「そ、そうか……では……」
リビングの壁を背に黒雪姫が紫の振袖の裾を徐々に引き上げていく。
さきほどまでハルユキと睦みあい、挿入が行われてい幼い秘裂がしずくをたらし、内太股
を汚していた。まだ幼いながらもハルユキと何度も睦みあったそこは、赤々と輝いていた。
幼さを残す肢体に生白いお尻までからげた様は、大人っぽい黒の振袖とアンバランスだっ
た。が、ハルユキは幼さと大人の魅力が同居する姿に感動する。
黒雪姫は頬を朱にそめ、帯留めの下のあたりでからげた裾を持ち、わずかに股を緩めた格
好でハルユキが来るのを待っていた。年相応に頬を染めつつ、つぶやいた。
「……いいよ、ハルユキ君……好きにして、くれ……」
「い、いただきます……」
まだ生えたばかり、と言った薄い恥毛をかき分け、ハルユキは味見した。黒雪姫の股の間
にざまずき、小さく勃起したその柔皮を丁寧に舐め取る。
「んんっ……少し汗くさかったりしないか……?」
「ぜ、ぜんぜん大丈夫です……きれいですよ……先輩のここ……ピンクでぬらぬらしてて
……」
「そうか……んっ……」
恥部をなめられる快楽に黒雪姫があえぎ始めた。
ハルユキはまだ生えそろったばかり、という風情の恥毛に額をうずめつつ、より深く舌で
そこを味わっていく。舐め取るたびに透明な蜜がとぶとぶ溢れて内太股を伝っていく……
「くっ……やっぱり、私だけでは恥ずかしいっ……」
「そ、そう言われても……じゃあどうします? 先輩……」
はあ、はあ、と肩で息をする黒雪姫は一度袂を探るように手を動かし、ハルユキにとって
も見慣れたそれを差し出してきた。
XSBケーブル――。
かりゅん、とケーブルの一方を自分のニューロリンカーに挿入し、黒雪姫の下腹部あたり
で成り行きを見上げていたハルユキの首元にもう一端を差し込む。
「なら、こういうのはどうだろうか」
黒雪姫が画像ファイルをハルユキに送る。直結されたハルユキの目の前に、「男女がお互
いの性器を刺激し合う」の図がポップする。
ハルユキは再びごくん、と喉を鳴らしてARに見入ってしまった。
338 ◆T.om8vwXYU :2012/01/05(木) 21:08:15.49 ID:p8xMsOy4

――――

頭と脚を逆にしつつ、ハルユキと黒雪姫はベッドに横になった。ハルユキは横たわる黒雪
姫の内腿に頭をのせ、再びスリットに舌を寄せる。黒雪姫の片脚が裾を割って、すっ、と
まろびでていた。黒基調の振袖にあって、足先をつつむ足袋だけが白い。桃色の襦袢と黒
の振袖の裾がめくりあがり、薄い茂みを電飾の元にあらわにしていた。
「んっ……」
秘芯をなめとるたびに、かすれた吐息を吐き出す黒雪姫の声に酔うように、ハルユキは夢
中で、うすい包む皮すら擽りながら、そこを味わい続ける。
「ぅぅ……んっ……んっ……は、ぐぅ……」
甘えるような嬌声が部屋に響き渡る――と、同時に黒茄子のようにふとったハルユキの巨
根に、黒雪姫が唇と舌を当てた。
「……っ! せん、ぱい……」
舌先に亀頭全体をくすぐられるように舐め上げられると、たぷんとハルユキのお腹が快感
で揺れた。
黒雪姫は面白そうにそれを見つめている。見ようによっては冴えさえ感じられる凛とした
表情をくずし、朱紅を乗せた唇でハルユキの巨根をつまびき、飲み込んでいく。オーバー
サイズな男根は、黒雪姫の口内に埋め尽くすかのようにおさまった。
「ん……んちゅ……んっ! ひあっ、んっ……」
常時とはさかさまになっている黒雪姫の淡雪の肌に頬に朱が広がっていく。
つながったままのXSBケーブルから黒雪姫の声が響く。
『口の……口のなかでないとだめだぞ……汚れてしまうからな……』
『先輩も……出す時はいってくださいね』
『なっ、わ、わたしは大丈――』
「ああああああっ! あぅ! んっ! それだめぇ……!」
 二人の思考会話が途切れた瞬間、黒雪姫が絶叫した。ハルユキの太った指がじゅっぽっ
と黒雪姫の秘裂に突きこまれる。
「ふあああっ、あっ、くぅ……んっ!」
 仕返しとばかりにハルユキを含む口で亀頭を転がす黒雪姫。ざらつく舌でハルユキの尿
道口をくすぐり、桜色の指先が根元を上下させる。先ほど秘処を存分に味わったハルユキ
の性器は蜜で濡れていて黒雪姫の指の上下を滑らかにしている。指がカサをのりあげ、尿
道を這いまわる。さきほどおあずけをもらったハルユキは、思わずうめきながら、必死に
黒雪姫のつぼみを舐めまわし、指で内側をこそいでいった。
『せ、せんぱい、もう!』
『わ、わたしもだ……んっ! 一緒にっ!』
尿道を這いまわる感覚についに耐えきれなくなり、ハルユキはついに尿道伝いに精子を噴
き出した。先端に殺到した精液が黒雪姫の口腔を直撃する。
「んぐっ――!」
「んむっ――――!」
息苦しさから瞳に涙を盛り上げつつ、断続的に繰り返される射精を口で受け止めていく黒
雪姫だが、ハルユキが射精を開始したのとほぼ同時に、潮を噴き出している。スリットの
間から噴き出したそれが着物を汚さないように、ハルユキは射精の快感でぼんやりした頭
で帯から下の衣を手でからげて、潮が吹きやむのを待っていた。
339 ◆T.om8vwXYU :2012/01/05(木) 21:08:26.26 ID:p8xMsOy4

―――

「はあ……恥ずかしい……」
のベッドに腰掛け、内太股をハルユキが持つティッシュでふかれている黒雪姫は、顔を紅
くしながら『お掃除』が終わるのを待っていた。対するハルユキは内またに引っかかって
いる潮やら蜜やらを拭き取るのに精いっぱいだった。
「も、もうちょっとだけ我慢しててください……はい、もう大丈夫そうです。脚閉じても
大丈夫ですよ」
黒雪姫はハルユキの言葉にふうっ、と脱力しながら振袖の裾を直した。
「……いや、思った以上に大変だな……着たままするというのは。なかなか刺激的だった
が……動きづらいしな」
股ぐらすべてを拭かれてしまった恥ずかしさから、ハルユキを直視せずに黒雪姫は言った。
「ボクは……先輩の可愛いところ見れたのでよかったですけど……色っぽいですよね、振
袖……」
「……」
「……」
「……」
「な、なあハルユキ君! 実は……もし、気持ち悪くなったりしたら、着物を脱いでもい
いと言われている! だから……脱ぎたい!」
「そ、そうですか! 着替えはあとで用意しましょう! だから――」
「う、ん……じゃあ……ぬ、脱がすの……手伝って」
「はい!」
ハルユキはいそいそグローバル・ネットから着物の脱がし方を検索し、いそいそと黒雪姫
に向かう……。
「あ、ああ……そういえば忘れていたな」
「はい?」
近寄るハルユキの頬にキスをした黒雪姫が、微笑しながら呟いた。
「あけまして、おめでとう。今年は……いい年にしよう……ね」
最後の『ね』を迷いながら口にした黒雪姫の美貌を見ながら、ハルユキはコクコクと頷い
た。
340 ◆T.om8vwXYU :2012/01/05(木) 21:08:37.89 ID:p8xMsOy4
以上です。
341名無しさん@ピンキー:2012/01/05(木) 21:31:49.80 ID:hgkO27N0
乙です

最後の黒雪姫かわいすぎだろjk
342名無しさん@ピンキー:2012/01/05(木) 21:38:00.49 ID:P943Mev3
なんなのこの2人すごくかわいいんだけど…
にしても男が上の69とか体位のチョイス素晴らし過ぎです本当にありがとうございます
343名無しさん@ピンキー:2012/01/05(木) 21:43:48.65 ID:jyDrF/br
乙です
どっちかというとSAOの方が人気みたいで
アクセル・ワールドのエロパロが少ないのですごくありがたいです
344名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 00:02:19.82 ID:IYfkR2Ej
アクセルワールドもアニメ化以降は需要が高い。
ユニとかウタイ。チユリとか。
正ヒロインは微妙説。
345名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 00:18:49.39 ID:nQQJI9jH
ハル×フーコキボンヌ
346名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 00:24:51.14 ID:5Arm8LOa
フーコ「マゾ豚め!足を舐めなさい。ふふふ、嬉しいわよね?ほらっ、嬉しいと言いな!」
ハル「ああ、フーコさまっ」

な展開しか思いつかない
347名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 01:33:36.01 ID:JaWqoD/9
知らないのかい?
究極のドSは同時に究極のドMの素質もあるんだよ
348名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 03:06:26.46 ID:nPOfeXI6
遅ればせながら>>335-340おつ!
黒雪姫美味しい美味しい……ハル裏山!
349名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 03:46:27.36 ID:V1KWBf8n
師匠は
・実はドM
・ド淫乱
・超甘えん坊
・好きな人相手だとHの時弱い
のどれも行けるエロ万能型
350名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 04:27:26.12 ID:UqByWsiI
つうかドSがデフォなのね・・・w
351名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 09:27:25.26 ID:K2SlOq19
迷うな、それ……
352 ◆pzCMhOVRIQ :2012/01/06(金) 20:25:32.22 ID:K2SlOq19
SS投下します。

・キリト×ユイ 親子丼編の親子丼編です。。
・NGは『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン ◆T.om8vwXYU』

※投下期間:一日一シーンづつ。とりあえずプロローグ→親子丼編(アスナ、ユイ)までを予定。
ただ都合により、一日二日投下が遅れる場合もあります。ご了承ください。
中になってしまう。

「はあ……パパぁ……もう、溶けちゃいます……よぉ……」

 言葉の通りユイの語調がとろとろに、溶けている。真っ白いうなじを吸い上げながら、
挿入しっぱなしの性器で突いてやる。

「んっ! ああっ! んっ……くぅ……パパ……」

 前に投げ出した脚でおもわず性器から逃げ出そうとするユイを捕まて、思い切り突き刺
した。行き止まりに性器がくすぐられる。

「あああああ! パパっ! パパぁ!」

 すでに限界まで刺さっていた性器がさらにユイを押し上げる。それにつられたように、
ユイが小さいお尻を押しつけてきた。ユイのお尻と俺の太股が肌なりのサウンドエフェク
トを響かせ始める。狭くて心地の良い、ユイの膣道がぴりぴりと性器をなぞってきて、そ
の感覚がちりちりと理性と精神を焼いてくる。本格的に動くため、汗でぬめりをもつユイ
のお腹に手を当てた時――。

「んっ――! ぱ、パパ! そろそろ、ママにも……エッチなことしましょう」
「え?」

 その言葉に俺は動きを止めて、背筋を凍らせた。ママ――アスナにエッチなことをす
る?
 俺はやすらかに眠り続けるアスナに目を向けてみた。もうひとつのベッドで眠り続ける
アスナはシーツを呼吸で上下させつつ、体を休めている。
 さっき気絶するまで抱き合ったので、これからまた始めてしまうと――正直、ヨツンヘ
イムの大穴よりもっと深いところに落ちてしまう気がして怖い。ユイに正直に伝えると、
ユイはちょっと悩んだあと、こういった。

「だって、怒ると思いますよ、ママ。パパがユイにこんなこと……してるパパを見たら…
…」

 「ユ、ユイから誘ってきたんだろー」という心の声は、ボイス・エフェクトにはならな
かった。こうして手を出してしまっている以上、もう共犯にはちがいない。
 娘とエッチする父親。こんな光景をまざまざと見せつけたら――アスナ、泣くだろうな
と思いつつ、俺は「ぐぅ……」と、だけ声をだした。
 黒髪を波立たせて腰を動かすユイが、嬌声の合間にこうつぶやく。

「だから、今のうちに……ママを巻き込んでしまいましょう……」

 ユイの口車に乗る以外、俺には選択肢がなかった――。
354 ◆T.om8vwXYU :2012/01/06(金) 20:28:22.11 ID:K2SlOq19
すみません。投下ミスしました。仕切りなおします。
「やっ……パパ……深い……」

 もう何度目か知れない交わりをユイと繰り返す。背丈は伸びているものの、可愛い反応
は確かに愛娘、ユイのものだ。
 たしか一年と一月前に、いま交わっているベッドで意識不明のユイが眠っていたはずな
のだが、今はこんなことをしている。背徳感が首の後ろのあたりを燃やしていた。
 もうなんども吐き出してしまったユイのそこは滑らかなのに、なにか刺激があるたびに
締めつけしてくるという、ある種矛盾した心地よさを持って誘ってきた。
 目の前で揺れる華奢な肩を眺めながら、ユイを揺らしてやる……。

「はう……んっ……パパ、指を……もっと……」
「了解……」

 腰掛けるように交わるユイを背後から貫きつつ、濡れた乳房を後ろから揉みしだく。ユ
イの乳房に浮かんだ汗が、ローションのように指を滑らせてくれるので、小さな胸が手の
ひらで面白いように形を変え続けた。
 ときおり指先でちろちろと先端を刺激してやると、ユイが、んっと可愛くうめくので夢
中になってしまう。

「はあ……パパぁ……もう、溶けちゃいます……よぉ……」

 言葉の通りユイの語調がとろとろに、溶けている。真っ白いうなじを吸い上げながら、
挿入しっぱなしの性器で突いてやる。

「んっ! ああっ! んっ……くぅ……パパ……」

 前に投げ出した脚でおもわず性器から逃げ出そうとするユイを捕まて、思い切り突き刺
した。行き止まりに性器がくすぐられる。

「あああああ! パパっ! パパぁ!」

 すでに限界まで刺さっていた性器がさらにユイを押し上げる。それにつられたように、
ユイが小さいお尻を押しつけてきた。ユイのお尻と俺の太股が肌なりのサウンドエフェク
トを響かせ始める。狭くて心地の良い、ユイの膣道がぴりぴりと性器をなぞってきて、そ
の感覚がちりちりと理性と精神を焼いてくる。本格的に動くため、汗でぬめりをもつユイ
のお腹に手を当てた時――。

「んっ――! ぱ、パパ! そろそろ、ママにも……エッチなことしましょう」
「え?」

 その言葉に俺は動きを止めて、背筋を凍らせた。ママ――アスナにエッチなことをす
る?
 俺はやすらかに眠り続けるアスナに目を向けてみた。もうひとつのベッドで眠り続ける
アスナはシーツを呼吸で上下させつつ、体を休めている。
 さっき気絶するまで抱き合ったので、これからまた始めてしまうと――正直、ヨツンヘ
イムの大穴よりもっと深いところに落ちてしまう気がして怖い。ユイに正直に伝えると、
ユイはちょっと悩んだあと、こういった。

「だって、怒ると思いますよ、ママ。パパがユイにこんなこと……してるパパを見たら…
…」

 「ユ、ユイから誘ってきたんだろー」という心の声は、ボイス・エフェクトにはならな
かった。こうして手を出してしまっている以上、もう共犯にはちがいない。
 娘とエッチする父親。こんな光景をまざまざと見せつけたら――アスナ、泣くだろうな
と思いつつ、俺は「ぐぅ……」と、だけ声をだした。
 黒髪を波立たせて腰を動かすユイが、嬌声の合間にこうつぶやく。

「だから、今のうちに……ママを巻き込んでしまいましょう……」

 ユイの口車に乗る以外、俺には選択肢がなかった――。

――――

「ママ……大好き……大好きです……」
「はうっ……んっ……ユイちゃん……」
「ママぁ……」

 アスナの上に乗ったユイが、こちらにお尻をむけながらアスナにキスする。

「ふあっ……んっ……ちゅっ……」

 唇をなんども押しつけるユイに、アスナは小さく反応を返している。

 ぐっすりと眠っているアスナにユイが唇を落としはじめた時にはどうしようかと思った
が、ゆっくりと瞼を開いたアスナの反応は予想外だった。
 ユイとなにやら話をしていたようだが――その間、俺はユイからベッドの隅で待機を命
じられていた――アスナの顔が真っ赤になったり、可愛く頷いたりといった様子を見てい
るとどうやら交渉、というか巻き込みはうまくいったようだ。
 俺が≪絶倫≫に影響されたように、アスナもまた≪発情≫のせいでユイの口車に乗せら
れてしまったらしい。末おそろしい。本当に。
 俺はならともかく、いつもの冴えているアスナならこんなふうに簡単に零落されないだ
ろう。

「ママ……ここ可愛いです……もうぷっくりしてます……」

 ユイがさっきまで俺がむしゃぶりついていた乳房を舌でくすぐりはじめた。
 アスナの唇がふっと持ち上がり、吐息を漏らす。

「んっ……ユイちゃん……気持ちいい……」

 ユイの背中を緩く抱きしめながら震えるアスナ。
 先ほどの激しくもだえるアスナの顔も、十分に獣欲をそそらせるものだったけれど愛娘
に乳房を舐め上げられ、切なげに喘ぐアスナも愛らしかった。カーテンから降ってくる光
がユイとアスナの体に微妙な陰影を作っている。

「ああっ……もうっ……さっき、して……もらったのに……」

 アスナは眉を下げて快楽に耐える。
 実は、こっちに脚を向けているので俺からはその、あそこが丸見えなのだが、アスナが
気がつく様子はない。時折、何かを求めるように、ひくっと秘裂が揺れる。そのすぐ上に
はアスナにまたがっているユイのスリットがあって、ここからは……さっき吐き出した粘
液が……。

 ユイの身長が伸びているため、二人は親子と言うよりも視覚的には姉妹に近くなってい
た。でもお互いの呼び方は変わっていない。ユイはアスナをママと呼び、アスナはユイの
ことを慈愛をもってユイちゃんと呼ぶ。

 妻のアスナと、娘のユイ。それに俺を合わせて、俺たちは確かに家族だ。
 でもその事実が狂おしいほど本能を妨げる。

 その二人が交わりながら、俺に向かって視線を向ける。とろけた、求める表情で。
 いままで感じたことのなかった背徳感が脳髄を灼く。でも今の俺にはそれすら快楽を助
長する要素でしかなかった。
 二人は俺に見せつけるように、スリットをさらしていた。満月みたいな二人のお尻がふ
るふる揺れてる。
 そしてさっきまでエッチしていた証拠として、二人の割れ目から白い液体が流れででい
る……。

「ユイ……アスナ……」

 俺は灼かれるまま、二人にたどり着いた。
 アスナが涙を浮かべながらも、いつもの美貌のまま俺をきっと睨みつけてきた。

「き、キリト君……これ終わったら本当にお仕置きだからね……きゃんっ!?」

 おしおきの戦慄に息子が萎縮してしまう前に、アスナに性器を打ち込む。ぬぽっと音を
させなから、一気にアスナのなかを押し開く。

「ひぐっ!」

 アスナがの手がシーツを掴んで握り締める。奥まで差し込んだ性器が、ざわざわと波立
つ生暖かいアスナの柔肉の感覚を伝えてくる。

「アスナ……ここ、まだ、感じてるよ。ぬるぬるしてる……」
「あっ……くうぅ……」

 アスナは吐息を漏らした後、非難の視線を俺に向けてきたが、ユイが幼い唇をアスナに
かさねたせいで、長くは続かなかった。

「んちゅ、んっ、ユイちゃん……っ!」
「ちゅっ、ママ……かわいいです。パパのお○○○○気持ちいいですか?」
「ユイちゃん、んっ、だめだよ、そんな言葉、はしたないよぉ……」
「でも、パパは喜びますよ」

 ユイは一度大きくアスナの唇を吸ったあと、顔をあげる。

「さっきママがお○○○○入れてって言ったとき、パパのソコが一番反応してました」
「そ、そんな」
「パパはママに恥ずかしいことを言わせるのが――楽しい。そうですよね、パパ」
「いや、その、まあ、否定はしないけど……ほら、否定するくらいならわざわざやらせた
りしないし……」
「――!!」

 アスナの顔にいろいろな表情が、浮かんでは消えていき、最後は呆れた顔になった。

「ママ、いまから何かを言うならこんなことはどどうです?」
「んっ、なに……?」

 ユイがアスナに口をよせて何かをつぶやく。
 えっ? とアスナが驚いた。

「え、ええ!? そんなこと……」
「絶対パパよろこびますよー」
「そ、そうかな」

 口車にのせられていることに一切気がつかないアスナは、唇に手をあてながら視線をち
らちら、俺にむける。
 いじらしい仕草に股間が暴発しかかったけど、なんとか耐えて、アスナの答えを少し待
つ。

「あの……あなた」
「え……?」

 心臓が大きく跳ね上がった。
 あなた?
 アスナの喉がごくりと唾を飲み込むのがわかった。

「あ、あなたの……その、その……」
「ママ、がんばって!」
「う、うん。あの、あなたの……赤ちゃんの元……わたしの、その……おま……だめ、や
っぱり言えない!」
「じゃあ、ユイが言っちゃいますよー」
「そ、それもやだぁ……」

 完全にいつもと力関係が逆転している。甘えん坊で寂しがり屋なアスナがいつもよりい
っそう幼く見えた。
 アスナがすうっ、と息を吸って、吐き出す。ちらっと俺の目を見たアスナが言った。

「じゃ、じゃあ、一回だけ言うね……。あ、あなたの……あなたの赤ちゃんの元を、わた
しのお○○○に……いっぱい、ちょうだいっ!」

 俺は理性の決壊する音を聞いた。遠慮なしに性器を突きこんだ。

「ああああっ! き、キリトくん!」

 SAOから変わらない美貌で一生懸命にそんなことを言われて、断れる奴がいるなら見
てみたい。しかもきゅうっ、と柔筒の収縮させてまで……。

「アスナ……!」
「ふああっ! んっ! あうううっ! ああっ! キリトっ、くんがっ、ささってる!」

 ドスンドスンと音がしそうなほど乱暴についてみるが、アスナは声を上げ続けるだけで
痛がる様子はない。スリットがぎゅっ、と収縮を繰り返す。
 そういえば最初にエッチした時、台詞だけで達してしまったのを思い出した。
 魅力的な快感が性器に溜まっていく。アスナの悲鳴すら心地よく感じつつ、腰を動かす。

「んっ、んっ、んっ、あうっ!」
「パパっ! わたしにも、パパの下さい!」

 アスナの突きこまれる姿に興奮したのか、ユイがおねだりしてきた。
 突きこむたびに悲鳴を奏でるアスナを存分に味わったあと、アスナと上下に重なってい
る、ユイのそこに性器をぶち込む。入り口に亀頭を当てて一気に体重をかけた。


「ふあっ!」

 ユイが押し出すような悲鳴を上げた。
 ぐちゅうっ、と音を立てて音を立てて性器がはまる。アスナとはまた入れ心地の違う狭
い膣道は、入れた瞬間からびっしりと性器を包み込んだ。

「パパぁ――!」

 ユイがうれしそうに叫びをあげた。そのまま腰を揺らして自分から腰を押しつけてくる。

「はぅ! んっ、んっ、ぐりぐりします――! 気持ちいいっ!」
「ゆ、ユイちゅん……」
「はぅ、はっ、パパぁっ!!」
「ゆ、ユイちゅん……そんな……」

 心底気持ちよさそうに喘ぐユイにアスナが困惑気味につぶやく。

「ママぁ――!」

 ユイは俺に貫かれて喜びながら、アスナに抱きつく。

「んっ、くっ……ユイちゃん……」

 二人が体をくねらせ始めた。
 どうやら体の下でおっぱいをこすりつけ合ってるらしい。らしいというのは、俺はユイ
を真後ろから突いているので、ユイの体の前側がどうなっているのか見えない。

「じゃあ……工夫して……」

 片手で体重を支えて、二人の胸に指をやった。

「ひんっ!」
「ひゃあっ!」

 二人がほぼ同時に悲鳴をあげた。想像通り、アスナの乳首と、ユイの乳首が触れ合って
いる。
 汗でぬめったそこを指の先でくすぐるように刺激してみた。胸の大きさも違えばそこに
息づく乳首の大きさも違う。指に触れてくるアスナとユイの胸の感触を愉しんでみる。

「んっ……んっ……」
「あうっ……パパの指……」

 二人の乳首を指先ではじきつつ、きっと現実では腕力不足で無理なんだろうなーとか思
いつつ、体重を手で支えたまま、ユイの中へ突きこんでみた。ユイの黒髪が波立って、躍
る。

「ふぁ……うぅ……」

 ユイはちらっと俺に目線をくれたあと、お尻を動かしはじめる。
 差し込んだままの指に、激しく二人の乳首がぶつかってくる。形がちがうとオブジェク
トとしての弾力も違う。二人の突起をノックしながら、腰を動かし続けた。

「は、あう……キリトくんのっ……」

 指で気持ちよくなってくれているアスナが、ものほしそうに言うが、構わずにユイを相
手にする。

「ふああっ! パパっ、ずるってします……パパの気持ちいいよぉ……!」
「き、キリトくん!」

 アスナがもう耐えきれないといった表情で俺を呼んだ。

「なに?」
「あ、あの……その……、わたしにも……して……」
「なにを……」
「な、なにをって……また、なの……?」

 アスナはそこで口をつぐんだ。俺はなおも、ユイだけを貫き続ける。アスナの顔のすぐ
上で気持ちよさそうに喘ぐユイ。
 それを見て決心が固まったのか、アスナが目をきゅっと閉じながら叫んだ。

「キリト君の! わたしのあそこにちょうだい!」

 くっ、と肌のテクスチャを真っ赤に染め上げて叫んだアスナに、ユイから抜いた性器を
挿入する。

「ふあああっ……んっ、熱い……溶けちゃう……!」

 身もだえするアスナがか細く泣きながら、性器を強く絞ってくる。

「だめぇっ! ま、またっ、またはじまっちゃう……っ!」

熱をもったアスナの声に誘われて、俺は腰を打ちつけ続ける。

「パパ……いきなり抜きましたね……」

 いきなり引き抜かれたユイが目の端に涙をうかべて、不満げにこっちを見てきた。
 どこか恨めし気なのはどうしたものか。

「ふ、ふたつもないからなあ……」
「じゃ、じゃあ、パパの指がほしいです……」

 どんどんエッチになっていくユイの将来をほんの少し案じながら、俺は指を用意した。
が、すこし体勢が不自由だ。アスナを貫きながらユイに指を愉しんでもらうには……。

「了解……でも、もうっちょっと体を前に」
「わかりました……」

 小さく前進したユイのそこに、二人の乳首を味わっていた指を蕩けたそこに指を二本挿
入した。
 指でユイの中をかき混ぜながら、腰の動きも少しずつ加速してやる。
 腰にたまる射精感にまかせて腰を突き動かす。


「あああっ! んっ、ゆびぃ……気持ちいいです!」
「ふあっ、んっ! んっ! あついよぉ……」

 指で喜ぶユイと突かれて泣くアスナの声がすこしずつ昂っていく。指でユイの膣道をド
リルのようにこそぎつつ、ユイをお腹に乗せているせいで腰が固定され、衝撃を余さず受
けてしまうアスナをずんずん貫く。

「んんっ……んっ……やあ……また……またぁ!」
「ママ……一緒に! 一緒に……!」

 ユイとアスナがお互いをぎゅっと抱きしめた。性器をこする快感とは別に、親子のふた
りがそんなふうに抱きしめあう姿はおおいに俺の情感を刺激してくれた。
 性器に激しい射精の欲求が溜まっていく。
 ユイの膣道の、ちょうど入り口のあたりをこすりあげ、アスナの奥をぐりっと、こすっ
た。

「ふああああああっ!」
「きゃああああああっ!」

 ユイとアスナが同時に背をのけぞらせ、そして同時に俺のお腹に温かいものがかかった。

「やっ! やだぁ!」
「んぁぁぁぁぁ!」


 アスナが恥ずかしがりながら、ユイがうれしそうに泣き叫ぶ。
 スリットの内側から、二人が同時に潮をふきだしていた。

「ぐっ……っ!」

 俺は貫いていた秘処から性器を引き抜いて発射する。先端から飛沫があがり放物線を描
きながら散らばっていった。
 そうするつもりはまったくなかったのだが、アスナとユイのスリットの間にも粘液がち
らばっていった。一度しぶきをあげるたびに、先から眩暈がするような射精の快感が頭の
なかではぜていく。
 ユイのお尻とアスナの内股を汚し尽くした。
 相似形のようにぱっくりと開いたスリットにも、精液が飛んでしまった。
 アスナとユイのお尻は俺の噴き出した液体と、二人が流してしまった透明な潮で汚れて
いた。

「はああ……はああ……あああっ……」
「ママ……ママぁ……」

 絶頂の余韻に浸る二人が四肢を投げ出して脱力する。

 その色気に満ち溢れた光景に目に焼きつけながら、ベッドのシーツにごろん、横になった。
362 ◆T.om8vwXYU :2012/01/06(金) 20:33:06.41 ID:K2SlOq19
以上です。ぐだぐだして申し訳ありませんでした。

一応親子丼編まではこれで終了です。
投下速度jは元に戻りますが、次回はヨツンヘイムの妹丼編です。
異種姦描写ありますため、ご注意ください。
363名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 20:53:46.46 ID:KcVrFtn6
……ふぅ。

乙です!
364小ネタ 剣葬 ◆T.om8vwXYU :2012/01/06(金) 21:30:16.60 ID:K2SlOq19
小ネタ投下します。一月六日なので、キリト×ユウキの続きのつもりで書いてみました。1レスのみ。



 寝ずの番、というのが果たして宗派を超えて存在するのかはわからなかった。
 ただ、お通夜の席で決して仲のよくなかった祖父の棺を一晩をかけて見守ったのは覚えている。
 なかなか泣きやまない直葉の隣で、棺の上に置かれた魔除けの懐剣をじっと眺め続けていたのを、俺はユウキが旅立った日に唐突に思い出した。

 人並みはすくなかった。
 俺はユウキが形見に残した剣を片手に、初めて彼女とデュエルを行った――昼間に彼女を送ったその場所に訪れていた。

 剣を突き刺そうとして失敗する。破壊不能オブジェクトです、という表示が視界の端に表示されるまで、俺は石畳の地面が非破壊オブジェクトであることを忘れていた。仕方がなく、剣を鞘に納めて地面に置いた。

 剣から離れて、俺は近くの木に背を寄せ、しばらく腕を組んでいた。
 でも気がつくと視線がずるずると下がっていた。
 足にまったく力が入らなかった。俺は木に背をあずけたまま、俺はあぐらをかいてユウキの剣を見守った。

――俺が剣を手放してから、三百秒が経過した。

 放置状態となった剣の所有者属性が解除されたころだろう。
 このまま所有者が決定されず、放置されればそのうち消えてしまう。

 形見として保存する、という手もあったかもしれない。だけどユウキ以外にあの剣の所有者は考えられなかったし、<<絶剣>>はアスナにオリジナル・ソードスキルを、この世界で生き抜いた証拠を残していた。
 剣をユウキに送ってやろう思いついたのは、俺の魂の何割かが<<黒の剣士>>であるからだろう。

 ユウキとの剣士の誇りをかけた戦いを得た今、俺はすんなりとそう考えることができた。桐ヶ谷和人という人間の核に、<<黒の剣士>>は確かに存在している。
 夜の町のBGMと虫の翅歌を聞きながら、しばらく剣を眺め続けていた。

 ふと俺の隣に誰かが立った。

 数値的ステータスでは表せない暖かさ、親しさを持つ優しい空気。それだけで誰だかわかった。
 すっと、衣擦れの音がし、アスナは俺の隣にすわり込んだようだった。背を丸める俺の肩に、ことん、と頭をのせてくる。
 視界の端に水色の髪が映ったが、俺は視線をユウキの剣からはなさなかった。
 アスナはなにも言わない。ただただ肩をよせてくる。温い体温が肩越しにつたわってくる。
 気がつくと、口が動いていた。

「――もっと言いたいことがあったんだ」

 ふれあえる体温。そして、二度とふれあえない無邪気な体温を思い出した瞬間、ユウキに言いたかった言葉が止めどなくあふれてきた。目頭が熱い。

「剣士として決着をつけたかった――。ありがとうって言うべきだったのに……な」

 こらえきれずにしゃくりあげる。あとはもう吐き出すように言ってしまった。

「もっと――、言うことがあったはずなんだ――。アスナのことは、みんなのことは心配、いらないって、自分から言うべきだったのに」

 涙が頬を伝い流れるのを感じた。きっと人間は後悔をする生き物なのだ。



 剣が月の光に溶けていく。ポリゴンが月へ登って行くように、消えていった。




以上です。
365名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 00:43:56.56 ID:v1Wj2OPF
やべえ、画面が見えん
ユウキの話はダメだ、涙腺がもたん…
乙です
366名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 01:37:55.77 ID:TzFj+1FB
ユウキはねー、本編でもっと皆と一緒に冒険してほしかったよ本当に
ありがとう
367名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 02:29:27.57 ID:Wemn+Vib
カッケェエー・・・・・・
368名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 10:24:51.26 ID:rQAMrp+X
>剣士として決着をつけたかった
これは統一デュエルトーナメントで二刀流使わなかったことに対して?
369名無しさん@ピンキー:2012/01/08(日) 22:59:36.99 ID:0mKhe72I
test
370小ネタ?・平穏終了のお知らせ_1:2012/01/09(月) 01:12:11.59 ID:2k4N4LPK
 恋を自覚した乙女ほどしたたかで美しいものは存在しないだろう。彼女たちは恐怖を幸福でねじ伏せ、手段と目的を同一化し、あらゆる方法をもって願いを成し遂げようとする。
 桐ヶ谷直葉もその例に漏れなかった。ふたりが同じベッドで目覚めてからというもの、過熱ぶりというのは冷める様子がない。
 あれ以来、直葉はひとりで寝ようとしない。隙あらば和人のベッドの入りこみ、からだを密着させて寝るのである。
 おんならしい肉付きになりつつある少女がくっついて眠るというのだから、和人もたまったものではない。しかもひとりの時間が減るのだから、当然、自己処理をする余裕もないのだ。
 翠がいない場合などは、和人の背中を流したり一緒に風呂に入ろうとするのだから、これまた、たまったものではない。
 そんな生活がもう一週間も続いた。和人の鉄のごとき精神力は驚嘆と賞賛に値するだろう。それも、明日奈という恋人と妹と不埒な関係に至っては申し訳がないという倫理のおかげである。
 しかしいかに強靱であろうと、有限であるならば無くならないはずがない。
「お兄ちゃん。今日もいっしょに寝よう」
 ノックから返答を待たず、ドアを開いて和人の部屋に入り込んだ。椅子に座り、モニターを見ていた和人の背中にぴたりと張り付き、首に手を回す。
 鉄の意思はそぎ落とされた。手を回された首を支点に器用に椅子を回し、ふたりは見つめ合う恰好になる。ややも照れながら、嬉しそうに笑みを浮かべる直葉に、和人はゆっくりと顔を近づけ唇を奪う。
「んっ……」
 目を見開いて驚愕しながらも腕の力を弱めることなく、逆により深く抱きしめながら、目を閉じて受け入れた。和人の手が背中に回り、くすぐるほどの優しさで背筋から腰からなで上げながら、抱きすくめる。
 たっぷり二〇秒ほども続いただろうか。唇を離すと立ち上がり、そのまま直葉を抱え上げて和人はベッドにやわらかく押し倒す。のぼせたような虚ろな表情が冷えたベッドの感触で理性を取り戻し、上から見下ろす和人を捉える。
「キス、しちゃったね」
「して欲しいって、顔にかいてあった」
 両手を隠すように頬にあてて、その隙間からのぞき込むように直葉が言う。
「あたし、そんなにやらしい顔してた……?」
「ぜんぜん、やらしくなんかなかった」
 それは、あまりに純粋な恋する乙女の相貌だった。だからこそ和人は我慢できた。だというのに、直葉のすることすべてが純粋過ぎた。あまりにも素直すぎる行動が、純粋な感情をみだらな行動へと置き換えていた。
「じゃあ、いまのあたしの顔って、どんなことかいてある?」
「もっとチューしたい」
「……あたり」
 今度は直葉からだった。和人の上半身を抱き寄せて唇を重ね合わせた。小鳥のように何度も何度も、角度を変えてキスをする。
 口づけを重ねるごとに、直葉の頭はもやがかかったようになっていった。足下が浮くような気分に踊らされていた。
 お揃いのパジャマの上から、和人が主張の激しい乳房に手をやった。やわらかさよりも、密に詰まった堅さが成長途中の少女の証である。痛めつけたいわけではなかったのだろう。ごく弱く、指が沈むか沈まぬかのあたりで加減しながら、その感触を楽しんでいる。
 直葉にとってそれはくすぐったいだけのものだったが、いかにも嬉しそうにしている和人の邪魔をするには忍びなく、好きにさせていた。
 やがて息が苦しくなり、直葉は腕を緩めて唇を離した。まざった唾液が糸を引き、銀色の橋を架けている。プツリと途切れたのを名残惜しそうにしながら、寝間着のボタンに指をかける。
 ひとつ外れるたび、少女のからだが露わになっていく。
 最後のひとつを外すと、とろりとした目で和人を見ながら、両腕を前に差し出した。
「……脱がせて」
「っ!」
 和人のなかで、限界までアクセルが開けられた。ちりちりと神経が痛み、脳が鼓動するような感覚に襲われながらも丁寧に、直葉のパジャマを脱がしていく。
 それが彼の最後の紳士さだったかのように、自分のパジャマを脱ぎ捨てた。
371小ネタ?・平穏終了のお知らせ_2:2012/01/09(月) 01:13:36.95 ID:2k4N4LPK
 弱めの暖房が効いているおかげか、ふたりとも寒いとは思わなかった。
 桜色に染まった直葉の肌を撫で、それよりもすこしばかり濃い双山の峰を舐め、口に含んだ。たがの外れた和人は、思う存分、からだに溺れていく。
 自分に夢中になってくれることが嬉しいのか、直葉は自分に吸い付く和人のあたまや背中を撫でていた。それは子供をあやしているようにも見えたし、甘える夫を許す妻のようにも見えた。
 仮想世界では何度経験があったとしても、それはしょせん、仮想のものである。見当違いの場所を触っていたり、自分がよろこぶことに集中しすぎているのは仕方がないだろう。
「お兄ちゃん、かわいい」
「かわいいはやめてくれ」
 乳房に吸い付いたままの台詞に拒否権はなかった。
「あたしも、してあげるね」
 体を起こした直葉が、パジャマのズボンの下から突き上げている和人のものを見た。時折震えているのが、見た目にも苦しそうであった。
 しかしいきなりズボンを下ろすほどの覚悟はなかったのか、直葉はパジャマの上からそろそろと、大切な物を扱うように触り始めた。
「うっ……」
「痛かった。そんなに敏感なの?」
「いや、ぜんぜん。もっと強くてもいいぐらい」
「うん。じゃあ続けるね」
 とはいえ、いまの張り詰めた和人にとっては先ほどの直葉のさわり方でも、あっという間に達してしまいそうになってしまう。
 先ほどよりもすこし強く、カタチをはっきりと読み取ろうとするかのように、直葉の手は上から下から這いずり回る。
 たったそれだけのことが、一週間おあずけを食らった犬のような和人にとっては、極上なのであった。思わず腰が引けるほどの快楽に、思わず直葉の手をつかみ、動きを止めさせる。
「タンマ、ちょっともうヤバイ。ステイ、ストップ、フリーズ」
「うん、わかった。なんか、男の人って敏感なんだね」
 和人に触られても、嬉しくはあっても気持ちよさというものは、直葉にはまだほとんどない。これは和人の技量よりも経験のなさが原因と言える。
 やや不思議に思いながら和人が落ち着くのを待って、直葉は意を決したようにパジャマのズボンを下着ごと下ろした。ゴム仕掛けのおもちゃのように、跳ねて腹部に当たるものに、目を丸くする。
「……こんなに大きくなるんだ。これが、入るんだ」
 そう言われると和人は想像してしまい、言葉だけでまた興奮が昇ってきた。
「スグも、脱がすよ」
「あ……えっと……恥ずかしいから、あんまり見ちゃやだよ?」
 風呂場では何度も見られているというのに、舞台がベッドであるだけで、まったく別の恥ずかしさが直葉を包んでいる。
「やだ。全部見てやる」
「もう、ばか! えっち、すけべ。嘘でも見ないって言ってよ」
「男はみんなそうなの! っていうか嘘つくほど余裕なんかない!」
 お互いを脱がしあうと、いよいよ、という気持ちがふたりのこころに湧いてきた。和人はもう臨戦態勢であったが、直葉の方はまだそういう訳にはいかない。
 なにしろ、はじめてのことであるから、かんたんに踏ん切りがつくものでもない。それに、まだ潤いも足りていなかった。
「あんまり気持ちよくなかった?」
 直葉は顔を赤らめながら、
「キスとかは嬉しいんだけど……からだを触られるのは、くすぐったかっただけ、かな」
「ぐむ……。それじゃ、自分でする時はどのあたり触る?」
 やや肩を下げながら和人が聞くと、直葉はもっと顔を赤くした。
「じ、自分でなんかしたことないもん! わからないよっ」
「なるほど。それじゃしょうがない」
 と、自分が下手なんじゃないという言い訳を見つけながら和人は直葉を引き寄せ、己のあいだに直葉を座らせた。
「あの、お兄ちゃん?」
「まず、直葉がどこらへんが良いのかってのを見つけようと思う」
「それはいいんだけど、腰に当たってる」
「それこそ置いといていいのっ! お前が魅力的っていう証だ。誇っとけ」
 直葉の腋から手を回し、まずは乳房の先端をつまみ上げた。
「ひゃっ」
「やっぱりここは気持ちいいんだな」
372小ネタ?・平穏終了のお知らせ_3:2012/01/09(月) 01:15:00.19 ID:2k4N4LPK
 そこから遡るように本体を触るが、直葉には何の反応もなかった。首筋や背中を通ったときにくすぐったそうに声をあげたが、それは未来の性感帯の話であって、現在使えるものではない。
「く、くすぐったいからやめてよー」
「がまんがまん。これもひいてはお前のため。兄は身を犠牲にしてがんばっているのだよ」
「嘘だ。顔見なくても、今ニヤけてるのがわかる!」
「……そういう仮説もあるな」
 そう言いながら、今度は直葉の下半身に触れていった。さすがにそこは気恥ずかしさなどが勝つのか、顔を赤くしたり、目をつぶったり、くすぐったそうに身をよじったりしている。
 手がふとももの内側まで行くと、ぎゅっと身を縮め、なにかに耐えるような姿勢を取った。
「怖いか?」
 首を振り、「怖くはないんだけど、なんか、へん」
「じゃ、ちょっと慣らそう」
 直葉の縮こまったからだを伸ばさせ、深呼吸させた。上向いた乳房が和人の視線を釘付けにした。
 落ち着くと覚悟が決まったようで、どこからでもかかってこい、という雰囲気を出して、和人の手をうながした。
 和人の手がふとももの内側をさすり始めた。そこだけじっくりと、たっぷり時間をかけながら、円を描くようにマッサージしていく。
 している内に直葉の息が速くなり、ふとももにうっすらと汗が浮かんでくる。
 そこからすこしずつ、川の流れに逆らうようにゆっくりと近づいていった。それに比例するように、直葉の呼吸が乱れ、肌の色も赤く変わっていく。
「触るよ」
「……うん」
 指先が外周を撫でてから、泉水湧き出る水源にわずか入りこんだ。
「んっ」
「痛かった?」
 ふるふると首を振って上を向き、和人の顔を見上げて意思を伝えた。こくりとうなずき、和人は指をふたたび動かす。
 そこは濡れているというよりも湿っていた。ぬめりも少なく、なにかを受け入れるほどの準備ができていない。
 しかし和人の指が動くごとに、直葉の口内では確実に声が生まれていった。それを恥ずかしく思うのか、唇を開かずに飲み込んでいるようだったが、そのこらえる姿こそ男をそそらせる。
 遠火で焼くように時間をかけ、和人はじっくりと攻めたてていった。その甲斐あって階段を上るようにゆっくりと、直葉はだんだんと我慢を忘れ、呼吸を荒げ自身をもてあそぶ指に夢中になっていく。もはや唇は閉じることなく、かすれるような声が溢れている。
 視点も怪しく目がとろけ、和人の唇で噛まれた耳さえも甘い疼きに震え、昂った神経はからだのすべてを感じるための器官へと作り替えていた。泉はもはやこんこんと湧き出て、和人の指をてらてらと光らせている。
 そのうちに、もうこれは……というところまで昇った直葉を達させるために、手を伸ばしていなかった芽を、指先でなで上げた。
「――っ!」
 腰から跳ねるように、全身が震えるように、和人の胸の中で暴れたあと、ぐったりと直葉はもたれかかった。目はうつろになり、開ききった口は空気を望んでいる。
 はじめての少女を導いた感動と達成感に浸りながらも、どうしようもないほどに張り詰めた自身を見下ろし、和人はどうすべきか迷った。ようやく女性として目覚めはじめた直葉に無理をさせたくないけれども、かといってあっさり納められるほど男として腐ってはいない。
 ぐるぐると思考をかき混ぜていると、戻ってきた直葉が和人のものをやわらかに掴んだ。
「うっ」
「なんか、もういっぱいいっぱい。……こっちもだね」
「ちょ、ちょちょ、ちょいまち! いまされると……ボンッ! だぜ」
「じゃあ、ボンッ!」
「おうふ」
 くにくにといじくられ、瀬戸際まで来ていた和人のものが、あっけなく散った。
373小ネタ?・平穏終了のお知らせ_4:2012/01/09(月) 01:16:22.90 ID:2k4N4LPK
 どろりと粘っこいのが直葉の胸からへそ、ふとももにまでかかり、薄紅色の肌を汚している。
「な、情け無や」
「結構な匂いがするね……」
 首をがっくり落としながら、和人は引き抜いたティッシュペーパーで直葉のからだを拭っていった。
「あの、ごめんね。そんなに落ち込むとは思ってなくて。あたしなら大丈夫だから、しよ?」
 耳から脳に言葉が伝わった瞬間、若い肉体は一瞬で回復した。これこそユニークスキル《二刀流》を得られた反応速度の賜物である。
「は、はやいね」
「愛の力かな」
 せっかく潤ったのに乾いてはいかぬと、直葉を横たえさせて和人は馴染ませるように何度も擦りつけた。それにまだ昂っている神経が過敏に刺激を受け、また新たな潤滑油を生み出していく。
「深呼吸できるか? たぶん痛いと思うから、息を吐いてからだを楽にするんだ」
「すー……はー……すー……はー……うん。覚悟は最初からできてるから、いいよ」
 にこりと笑って力を抜いた直葉に、和人はゆっくりと突き入れた。
「……っ」
 大丈夫か? とは、和人は問わなかった。痛いに決まっているし、直葉なら「大丈夫」と答えると分かっていたからだ。だから一刻も早く楽にしてやろうと、しずかにゆっくり突き進める。
 本来、通れるわけがない道を押し広げ、抵抗を破り、すべてが直葉に埋まったとき、少女の目には涙が浮かんでいた。
「ごめんな。痛いよな」
 言いながら、唇で拭いとっていった。甘い塩味が舌に広がる。男にはそんなことさえ気持ちいいというのに、女に苦痛を押しつけなければいけないということが、和人にとってはどうしようもなく胸をかきむしりたくなるほどに厭なことに思える。
「ううん……嬉しいの。だって、こんな風になれるなんて……きっと、信じてなかった。もっと、高い壁だって思ってた」
 あふれる涙はあたたかく和人の舌に残った。痛みをこらえるような押し殺す呼吸が伝わりすぎて、和人の目にも涙が浮かびそうになる。
「ほんとうに、嬉しいんだよ……? あたしのこと、信じてよ。和人くん」
「信じてるよ、最初から全部。スグ――直葉のこと、疑ったりなんてしてない」
「あはは。名前で呼んで貰えるのって、嬉しい。もっと呼んで」
「いくらでも呼ぶよ。直葉」
「うん。……やっぱり、そう言ってくれるの、すごく気持ちいい。和人くんも、気持ちよくなっていいんだよ?」
「ああ。もう気持ちよくなってるよ。繋がってるだけで、十分気持ちいい」
 事実、剣道で鍛えられているおかげか、和人の物は挿入しているだけでも刺激があり、さらに心臓の鼓動に合わせたようなうねりを受け、だいぶ高まっていた。
「うん。嬉しい。でも、せっかくのはじめてだから、きちんとしたいの。……いいでしょう、和人くん」
「わかった。痛くても後悔するなよ」
「安心して。痛かったら泣き叫んでるから」
 痛いはずなのに笑みを浮かべる健気さが、どうしようもなく和人には愛おしく思えた。この瞬間だけは、恋人よりも目の前の直葉が大切だと、そう胸を張って言えるぐらいに。
 仮想世界で快楽だけを抽出した行為の経験はあっても、現実の和人は初めてみたいなものだから、どうしたって上手く動ける訳ではない。ただ、直葉がなるべく痛くないように。そう願いながら、からだ全体で動くように、往復していく。
「は……ぁ……は……ぁ……」
 ふたりの全身から汗が浮かんでいた。そのひとつひとつを吸い取るように、和人はキスを浴びせていく。
 ふたつの動作は重ならず、はじめはキスのたびに動きが止まっていた。それでも次第にこなせるようになり、直葉のすべての部分を唇と舌でなぞっていく。
 すでに昂っていた和人は限界に達した。元より、我慢して気持ちよくなり、その結果、直葉を長く苦しませようなどとは思っていない。
「もう、終わる、から。よく、がんばったな、直葉」
「……ぁ……うん。今度は、あたしも気持ちよくしてね……んぅ……っ」
「こん――? っぐ!」
 引き抜こうとした和人の腰を直葉が両足で挟み込み、目の前の汗だくの上半身を、両腕で抱きしめた。
 結末は訪れた。直葉の最奥で和人のものが震え、快楽の塊を吐き出していく。一滴たりとも逃さぬと、抱きしめた四肢の力がより強くなった。
「っ……! はぁ……。直葉、どうして」
「だって、はじめてだもん。和人くんのぜんぶが欲しかったから」
「だからって……いや、どう考えても、つけなかった俺のせいだな」
「いいの。最初は壁なんて欲しくなかったから、それで良かったんだよ」
 掻き抱いた和人のあたまを撫でながら、満足そうに直葉は笑った。
 もう、一生あたまが上がりそうにないと思いながら、和人は目の前のゆたかな双子山に顔を埋めた。
374小ネタ?・平穏終了のお知らせ_4:2012/01/09(月) 01:16:55.89 ID:2k4N4LPK
 ややまどろんでからふたりでシャワーを浴びると、パジャマを着て直葉の部屋に入った。和人のベッドは体液でぐちゃぐちゃになってしまい、シーツを交換してもそこで眠るには直葉が抵抗あったからだ。
 同じベッドに入っていても、わき上がるものは性欲ではなく愛情だった。ただ愛おしいという思いがお互いにあって、眠るのが惜しくなり、見つめ合って言葉を交わす。
「やっぱり、明日奈さんに知られたら、まずいよね?」
「まずいっていうか、どうなるかわからないなあ。もちろん俺が」
「それじゃ、ふたりの秘密?」
「……そうしたいけど、たぶん、そうはできないっていうか」
「コイビトだから?」
 嫉妬と苦みを混ぜ込んで、和人をつねりながら言う。
「いてて。えーと、はい。そうです。刺されたり殴られたり泣かれたり怒られたりするかもしれないけどね」
「ふーん。……」
 強く、ぎゅーっとつねりながら、直葉を唇を尖らせた。
「いっっでぇ……! ちょっ、痛すぎませんか」
「同じベッドに入ってるのに、他の女の話するのが悪い」
「それについては弁解しようもないけども、始めたのは直葉から……っでぇ! なんでもありません」
「ふんだ。……いいもん。一緒に過ごしてるのはあたしなんだから。覚悟してよ」
「え?」
「明日奈さんのこと考えられないぐらい、あたしに夢中にさせてあげるから」
「……ははは。お手柔らかに」
 これからの生活を思い、よろこびと恐れに震える和人であった。

   了
375名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 01:20:13.66 ID:2k4N4LPK
げ、ナンバリングミスってる。最後のは4じゃなくて5だった。
あと4と5の間にスペース挟み忘れた
376名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 01:51:37.71 ID:mCpvlwAG
ついに結ばれたかもげろ
本人たちは真剣なんだけどコメディタッチなところが癖になる味わいだわ
これはアスナバレにもwktkが止まらないぜ
377名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 04:22:53.13 ID:iBRmxMGv
おつつ
3Pまだかなー+(0゚・∀・) + ワクテカ +
378名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 07:08:17.95 ID:L1LEITD9
>>377
二人に搾られるのが楽しみだな
379名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 07:55:52.48 ID:NxtnQoRD
>>375
GJ

>>378
いやいや、和人のハイパー兵器()で二人がイキまくる話しでしょw
380名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 10:52:06.51 ID:/Q85S5bw
最初の段落で吹いた…乙です
次はハイパー兵器()の出番だね!もげろ。
381名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 13:37:33.53 ID:MA4mGk1R
なんだかエロい雰囲気でいいねぇ。不倫感があって素敵
382名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 08:45:06.01 ID:tbhiWQfu
キタ━ヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'━!!
http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1202.php#new6
383名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 13:30:34.13 ID:VY7SpZ+3
やばいVIPが死んだ

やばいやばいどうしよう
384名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 19:13:38.12 ID:bJQsUsuq
あと100KBか
385名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 00:07:10.60 ID:RmQi+qsm
>382

ざわ…ざわ…
386名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 00:18:25.38 ID:J2dlJOfA
さすが腐女子対策もバッチリだな
387名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 00:28:10.04 ID:lN/smJTt
平積みされているのを、さりげなく何冊かBLコーナーに移しておいたら……
普通に騙される人いそうだよなw
388名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 08:22:14.14 ID:ua0X8SDu
5巻と8巻も一緒に移しておくと
389名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 15:02:55.97 ID:EbBzc3Bv
園内事件を読んで以降ずっと不思議に思っていたんだが
睡眠PKの要領で相手が熟睡してる時に相手の指を勝手に動かして倫理モード解除すれば、レ○プ出来るんじゃないの?
倫理モードさえ解除出来れば『SMプレイ』として縄で相手を縛り
単に身動きを封じるだけでなく、両手を動かせなくすることで自分自身ではウインドウを開けない状態にする
これで相手は自分の意思では倫理コードを解除出来なくなり、後はもうこっちのやりたい放題だ

睡眠PKのやり方を思いつくような人間なら、発展してここまで難なく考えられるはず
なのにPoHはアリシ編で、SAOじゃ倫理コードのせいで女の子を襲えなかったと言っていた
確かにアスナとかは隙がないかもしれないけど
普通のプレイヤーなら常にストーキングして機会を伺い襲う事も可能だったんじゃないか?睡眠PKが公になる前なら
PoHは快楽殺人者ってだけじゃなく、強姦に対しても楽しいショウタイムだと認識してると思うんだが
これ等を試さなかったのは良く分からないな
390名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 15:37:50.58 ID:J2dlJOfA
ネタバレスレでやれ
391名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 16:16:10.13 ID:DMXifHZM
まぁでも確かに殺す前に眠姦強姦するような下衆はいてもおかしくはなかったと思う
ただその方法論には加害者が倫理コード限定解除の方法を知っている必要があるのと
PK防衛策をとられると二回目以降が通じないという欠点がある
監禁して輪姦すくらいは出来たとは思うけどね

あと今の話で、黒鉄宮の拷問の一環として感覚遮断実験出来ないかと考えたのを思い出した
無音無明の密室に両手両足拘束して放置されると変性意識状態に陥ってしまうというアレな
392名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 16:37:56.69 ID:GRZKwVqw
ウィンドウ可視モードにして直接指導させればいいじゃないか
393名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 17:49:24.18 ID:YcMSikPU
相手の許可なく、触れようとするのはセクハラ警告でなかったっけ
394名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 17:49:36.62 ID:eSqV0IAJ
てかパスワードとかあるんじゃね? 倫理コード解除なんて相当危ない代物にそんな簡単な穴があるとは思えないな

ゲーム内だし、脅しで聞き出すのも厳しそうだし
395名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 18:58:55.55 ID:Xsnyt6x0
>>389
ポップアップされてるデュエル受諾ウインドウくらいなら手探りで操作できても
階層の相当深いらしい倫理コード解除を他人がやるのは無理
396名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 21:35:10.63 ID:BLzVOBFw
生殺与奪握って強要した方が手っ取り早いよな
397名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 22:12:05.73 ID:eSqV0IAJ
>>396
流石にリアルの生殺与奪握るのは難しいやろうけどな

死銃の例もあるから不可能じゃないけどさ。それならリアルレイプの方が簡単かも。後はクラッキングで強制倫理コード解除くらいか
398名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 22:14:49.30 ID:GRZKwVqw
いや、SAO内でなら可能では?「こいつ、殺されたくなかったら今すぐに倫理コード解除しろ!とか
399名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 22:18:58.64 ID:aTOzLP8n
狙うなら既婚者だな
SAO内で結婚する程の仲なら相手の事を強く想っているはずだろう
夫の方をいつでも殺せるようにして、妻の方に倫理コードを解除させる
あとは好きなだけ輪姦してから両方とも即座に殺す
犯罪防止コードの適応されない圏外村などで行うのがベターかな
400名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 22:22:22.07 ID:GRZKwVqw
もう対象一カップルしか浮かばねえよw
401名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 22:29:29.75 ID:aTOzLP8n
そうだな、狙うなら男の戦闘能力が低いほうが都合がいいから
シンカー&ユリエール夫妻を狙うのは実に効率的だと思う
ユリエールもいい女だからヤりがいがあるし
402名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 22:48:57.95 ID:3lTSsTf6
>>398
むしろその手のハラスメント内でやりだしたら牢獄に直交できそうだし
403名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 23:47:34.03 ID:eSqV0IAJ
>>399
SAOとなると、確かにアリだ。ただ、夫婦でログインしてた例はほとんど少ないし、カップルも女性の絶対数が少ないことを考えると可能性は更に下がるな

そして最大の問題は……リアルフェイスであることだwww
404名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 23:50:42.43 ID:jkr1JHMv
本スレ…パイコキだって(チラッ
…パイコキ…(チラッ
405名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 23:58:54.84 ID:ua0X8SDu
パパなのかパイなのかどっちだ
406名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 00:42:07.60 ID:l5eu60Dd
パイズリではなくパイコキなんだな?
つまり、師匠のパイズリに嫉妬した先輩がパイコキと
407 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 00:46:26.90 ID:5Y7PfPsw
SS投下します。

・「ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン2」は短編連作です。
・ハーレム 異種姦 今回は妹丼編の(リーファ、シリカ)シリカ編です。
・シリカ×ピナ ピナ姦

注:異種姦描写がありますのでご注意ください。

NGは「ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン2 シリカ×ピナ ◆T.om8vwXYU」
です。
すみません。NGワード上記でお願いします。

 <<ヨツンヘイム>>

 邪神級の異形たちによって占拠される天然の要塞ヨツンヘイムは、だが希少な金属やレ
アな素材の宝庫でもある。
 そしてリーファの友である、象水母型邪神級モンスター、トンキーもまたここを根城に
生息している。
 そんな事情もあり、シリカはレアアイテムの探索に、リーファはトンキーの面倒を見に
ヨツンヘイムに向かった。
 アルンから階段を使い、トンキーの背中に飛び乗って(初対面のシリカは驚きおののい
ていたが)ヨツンヘイムの下層に到達し、さあ素材採集にとりかかろうとしたところで、
想定外の事態が発生した。
 ステータスに<<発情>>が発生し、体の異常を感じたリーファとシリカが、小さな洞穴に
身を潜めたのは今から三十分前のこと。
 生まれてから一度も経験したことのない、下腹部からわき上がる快感に混乱しながらも
身を隠していた二人はしかし、背後から忍び寄った二体の魔物にとらわれていた――。

――――


「んっ……はぁ……んっ……」

 ヨツンヘイムの薄暗い洞穴のなかで、わずかな光量をはじく、幼い体を悩ましげにゆら
しながら、シリカは舌の絶技に喘いでいた。
 早業だった。シリカはバブルブレスの幻惑効果によって一瞬だけ意識を断ち割られ、さ
らについばまれるように装備品をすべてはぎ取られ、冷たい洞穴の床に体を押し倒されて
いる。
 彼女の後ろに逃げ道はない。シリカはリーファに襲いかかったもう一体の魔物に驚いて、
斜面を転がり落ちてしまい、相棒ともども袋小路の洞穴に迷い込んでしまった。

「ピナ……お願い、やめて! もう、もうエッチなこと、しないで……」

 悲痛な叫びが洞穴内にこだまする。主人たるシリカの命でも、相棒からの陵辱が終わる
ことはなかった。
 シリカを押し倒しているのはSAOで出会い、それから一度の離別を得て再会した無二
の相棒としている白竜だった。
 寒さと<<発情>>で身動きの取れなくなったシリカの肌を彼女の相棒たる白竜は、自ら放
ったバブルブレスで泡だらけになった肌を、嬉々として舐めまわしている。

 SAOにてアバターを作成したのが『珪子』が十三歳の時。SAOからALOにキャラ
クターをコンバートした際も同じ容姿を選択したので、ALOシリカの体格は珪子が十三
歳のおり、つまりSAOスタート時の姿を再現したものとなっている。<<猫妖精族>>の特
徴――ライトブラウンのツインテールから突きでる三角耳と、いまは体の下敷きになって
しまっているしっぽ――は付加されているものの、ALOシリカは小柄でまだ未成熟な容
姿となっている。ウエストはまだ丸く、お尻も引き締まっているとは言い難い。乳房に関
しては、やっと盛られてきた程度だが、わずかに開かれた脚の付け根に光る淡いピンクの
スリットは間違いなく女性のものだ。


「ひぃ、あっ……んっ」

 最初こそ抵抗をしていた、というよりもピナの行動を何とかおさめようとしていたシリ
カだったが、なんども肌の上を舌でなぶられるたび抵抗の気力を失っていった。一舐めさ
れるたびに、ざらつく舌が肌をすべっていき寒気に似た刺激が背筋にはしる。

「ピナ……なんで、どうして……」

 涙を溜めて相棒にささやきかけるシリカだったが、ピナはまるで聞こえていないかのよ
うに動きを止めず、また舌戯を和らげなかった。
 下着一枚身につけていないシリカの股の間に陣どったピナは、体色からは考えられない
ほどのなまめかしく赤い舌でシリカを舐めていく。いままで二の腕をさらうように回され
ていた舌が、今度は彼女のまっさらな脇下に延ばされた。

 べろんっ。

「ひゃうっ!」

 いきなり脇の下を舐め上げられ、今度はわき腹へと落ちていく舌にがくがく震える。
 その舌使いは淫靡の一言だった。どれだけ性技に長けた人間でも、いまのピナの責めは
不可能だ。ALOのシステム上で存在するなによりも艶めかしく、舌先がアバターの肌を
這いまわる。

「ん……ひぃ……はぅ……くすぐったい……だけ、なのに……なんで……」

 <<発情>>の効果で感覚のフィードバックが増幅されているため、一舐めでしびれるよう
な快感がうまれる。それがまだつたない性の知識しか持たないシリカをせめたてていく。
 するする、と下腹部のあたりからせりあがった舌は、やがてまだ未熟な乳房の膨らみに
たどりついた。うすい乳房の上を赤い舌がねっとりと行き来し、わずかな弾力を愉しむよ
うになんどもしつこくそこを刺激する。

「うぁ……ぁあっ……んっ……ピナぁ……」

 あじわったことのない快感がシリカを苛んでいく。
 ピナは桜色のそこに舌の先端をするすると絡ませた。獲物をとらえる蛇のように蠢いた
舌は、乳房の外周から巻き付きをはじめ、米粒一つ分の厚さしかないつぼみの先をとらえ
る。先端が一瞬だけ、くっと乳首の縁に触れ、舌が内側にむかって引き絞られた。

「いやぁぁぁぁ――!」

 じゅる、じゅるん。淡く勃起した乳首をピナの舌に丁寧に巻き上げられ、胸から伝わる
電流のような快感にシリカははげしく身震いした。 

「ふあっ! やぁっ……やあ……そこやだぁ!」

 自分以外の誰かに触れられたことのない乳房を、無遠慮に舐めまわされる衝撃と快感が
シリカの脳髄を直撃する。アバターの下腹部に熱が生まれ、しんしんと響いてくる切ない
快感がシリカを焦がしていく。

 体の内側から萌え出てくる快感とピナの舌先が生む快楽に、シリカはぽろぽろと涙した。
知識のうえでしかない、性感を無理やり与えられ昂っていく自分の姿を恥じて――。
 しかし、その恥じる気持ちのもう半分は、すでに乳房から与えられる快感に夢中になっ
ている。

「はぁっ……ああっ……あっ……」

 ピナに巻き取られ、円錐の形に強調された幼い乳房の上に、幾度かの刺激で血が集まり
始めた乳首がある。乳房への巻き取りを続けつつ、ピナは舌の先端をシリカの体の上に持
ち上げた。

「え……あぅ……いやぁっ!」

 シリカはこれから何が行われるのかを理解し、悲鳴をあげる。
 ピナがなにをしようとしているのか想像ができてしまった。乳房を舐められるだけで十
分な刺激があったのに、それ以上のことをされたらどうなるのか。

 たとえばなだらかに勃起しはじめた乳首を擦られたりしたら――

「だめ……だめだよ……ピナ……」

 なんとかやめてもらおうと懇願する。しかし白竜は無情にも舌先をシリカに突きこんだ。

 ちゅるっ。

「ひああああああっ! つっつかないでっ……そんなことされたら――! いやあぁぁ
っ!」

 円錐の形にもりあげられた胸を真上から舐めまわされる。巻き上げられた乳房がきゅっ、
きゅっ、と引き絞られ、同時に上からしつこく穿たれた。

「ふあっ、ああっ! やめ――おっぱいやめてぇっ!」

 乳首から与えられる刺激に耐えきれず、シリカは悲鳴を上げながら巻き付いているピナ
の舌に手を当てた。が、ぬるぬる滑る舌先はうなぎのように表面を滑らせるせいで、シリ
カの手のひらから逃げてしまう。そんなやりとりをしている合間にも、ピナは的確に幼い
性感を巧みに開発していく。

「やあっ、だめっ、だめっ! もうやめて――! いっちゃうよぉ……!」

 シリカの猫耳が彼女の意志とは無関係に揺れる。乳房から走る快感から逃げようと無意
識に体をそらすが、彼女の首筋は真っ赤に染まりきって、喘ぐ声には甘みがまざりつつあ
る。下敷きにされた格好のしっぽまで痙攣させて強制的に与えられる快感にシリカは酔っ
ていく。お腹の下の方からしんしんとつたわる未知の白い電撃がずぶずぶに溶かしていっ
た。

「ああっ……ああっ……や……いや! おっぱい、なめちゃ、だめだよ……ピナ……!」


 シリカの反応を敏感に感じ取ったピナが、舌を乳首にごそっと埋めた。

「いやあああっ!」

 シリカが背をのけぞらせて絶叫する。自分を抱きしめるように腕を回しつつ、体をぎゅ
うっと引き締める。下腹部の内側が収縮するのを感じつつ、ばちばちと頭を火花に喘ぐ。
 
「ふあ……ああっ……ああっ……だめぇぇぇ!」

 震えはしっぽと耳までに伝播し、快感に目をつむり涙を落としながらただただ耐える。

「はああっ……ああっ……んぅ……」

 満足したかのように乳房からするるるとピナの舌が離れていった。

「あ……うぅ……はぅぅぅ……」

 くたっ、と手足から力を抜いたシリカの肌を、ヨツンヘイムの上層から降り注ぐわずか
な陽光が照らし出した。
 随意的に動かすことのできるしっぽと耳が力をうしない、ツインテールに結ばれたライ
トブラウンの髪先がまみれた肌に張り付く。最初にピナから吐き出されたバブルブレスは
シリカの随所に泡をのこしており、陽光にてらてらと輝いていた。いままで舌に拘束され
ていた右の乳房はまた別種の――唾液の輝きで濡れ輝く。

「ふあ……ああっ……ああっ……そんな……おっぱいで……こんなの……」

 シリカの頬に涙があふれて伝った。
 甘い吐息が洞穴内に響きわたり、ALO内ではほとんど意識しない股下の秘孔から一筋、
密があふれて流れていく。

 その光景に満足げにうなずいたピナはさらに舌を這わせた。ぴたっ、と胸と胸の間に舌
をおく。

「ひっ!」

 シリカは再び行われるかもしれない乳房への凌辱に身をすくませた。しかしいままでさ
んざなぶっていた乳房にはまるで興味を持たず、舌はまるで蛇体のようにするするとシリ
カの体の下へ、下へと下がっていく。

「!」

 つきたての餅のようにやわらかな腹部をはいずり、唾液の線を残しながらも、シリカの
そこへ到達しようと身をくねらせていく。
 ALOのアバターには、体毛がない。なんの障害物もなくピナの舌は恥骨の上をすべっ
ていった。
 耳としっぽをびくつかせ、シリカは身を堅くした。反射的に股をとじるが、シリカの予
想外の強さで、ピナの舌がつるりとした魅惑の三角州を割り込んでいく。

 ピナの舌がそこへ到達した。

 にゅちゃり……

「ピナっ! やぁ……そんなところ、恥ずかしいっ! 汚いよぉ!」

 スリットの両縁を擦られる冷たい恐怖と快感がシリカの体の内側で爆ぜた。

「やだ……やだっていってるのに……くすぐっちゃだめだよ……ピナ……」

 肉ひらを丁寧になめ回すピナの舌が、やがてシリカがほとんど意識したことのないそこ
にたどり着こうとしていた。

 一度だけ、現実世界で行為をしたことがある。SAOにとらわれていた時から愛してや
まない、<<黒の剣士>>を想って、入浴時にそこをつたなくさわったことがある。自分の指
をキリトの指に見たてボディソープでぬめらせた指を這わせて、包皮に包まれた秘芯を擦
りあげて。絶頂しフックにかけたシャワーを肌にあびながらと、きゅんっ、と下腹部が収
縮する快感に耐える自分の姿を、シリカはまざまざと思い出した。熱めに設定したシャ
ワーが肌をすべっていく感覚すら心地よかった。

 その時感じた『落ちる』快楽と恐怖はいまだにシリカの中に刻まれている。
 体温のない爬虫類の舌が、ちゅるっ、と閉じられたまま股下を滑った。
 舌先が肉門の縁を舐め上げつつ、その上の、かわいらしい頂点を舌から上になぞりあげ
た。シリカの背筋にぞくぞくとした快感が走る。バブルブレスの粘性の液体は秘処にまで
及んでおり、ずりずりと舌先を上下させるピナの手助けをしていた。

「あっ…やっっ!んぅ…っは、あ…っん…! 」

 脚を思い切り閉じていても行われる責めに、シリカはしっぽと尻尾をひくつかせた。あ
らん限りの力でとじられた脚の付け根の三角に舌先がささっている。毛もないので舌を防
ぐ手段はない。

「ふあっ……ああっ……だめっ……ぴなぁ……」

 ろれつの回らない声が冷たい洞穴に刺激する。

「いやあっ……いやなのに……汚いところ、なめられてるのにっ……!」

 シリカの声に甘みがまざりはじめた。まるでとろけていくように、シリカは脚を無意識
に開いてしまった。
 緩いM字に開かれ、露わになったピンクのそこを、白竜の舌がびちゃびちゃと音をさせ
ながらそそりあげていく。

「あうっ!」

 わずかに強めに秘芯をつつかれ、シリカがあうっ、と無く。

「はあっっ…あっ……あうっ、んっ……やああっ……」

 生涯でただ一度だけ経験した秘芯の絶頂の記憶がよみがえる。人間の指では決して不可
能な繊細な責めに、秘芯がぷっくりと充血していく。その部分を舌先が、ちろっ、ちろっ
となめ上げる。流れ出した愛液をもときおり舐め取り、舌の上に載せていく……。


「はあっ、んっ! んぐっ! あぅぅぅっぅっ!」

 バブルブレスの泡と、スリットから滴る蜜と、ピナの唾液でぬめりかがやく秘芯を強く
こすられ、シリカは絶叫しながら体を震わせた。


「いやっ! だめぇ! だめだよっ! それ以上されたら――!」

 とどめとばかりに、と後ろの嵌りから上にむかってじゅるんっ、舌が移動した。

「ああああああっ! やっ、はぐぅ――っ!」

 シリカが甲高く絶叫する。下腹部をやきつくし、溶岩のような熱い快感が脳髄をとろか
した。
 いままでピナがなぶっていた肉扉の左右がひくつき、その真ん中から大量の蜜がお尻の
方へ大量に落ちていった。
 

「あああっ……んっ……んっ……いっちゃった……ピナ……」

 とぷとぷ、内側からあふれていく愛液を感じながら、シリカは与えられた快楽をしんし
んと享受しながら、こわばらせていた四肢を脱力させた。丸みを帯びたお腹を上下させ、
目線は虚空を向いている……。


 しばらくして……シリカはふと、股の間にうずくまっているピナのそれを発見してしま
った。

――ピナ……もしかして……エッチしたいの?

 ぎんぎんにそそり立った相棒の生殖器を今度はまじまじと見つめる。人間のものとは明
らかに違うものの、性殖の意思を強烈に感じる。求められている、と考えた瞬間、シリカ
の下腹部がもえあがるように熱くなった。

――ピナのあそこ……ここに、入れたら……どうなっちゃうかなぁ……

 知識に乏しくともしんしんと下腹部から感じる快感が、ピナのそこを求めているのを本
能で感じる。それが例えアミュスフィアの生み出す電極刺激なのだとしても、感じるシリ
カにとっては本物だった。

――ピナの……ほしい……。ピナのでぐちゃぐちゃにしてほしい……

 快楽への妖しい誘惑はシリカに残った最後の倫理観を焼き尽くした。
 右手をピナに向かって差し出しながら、言う。

「いいよ……ピナ……」

 言葉が自然と漏れる。

 差し出していた右手をそろそろと下げていく。
 腹部、下腹部、そのさらに下へと下がっていった手は、やがてピンクのふちどりにたど
りいた

「んっ――」

 人差し指と中指をスリットの両側に当てると、たどたどしい手つきで指と指の間を広げ
る。ゼリーのようなピンク色の粘膜がピナの眼前にあらわになり、そこから一滴の透明な
液体がつっ、と尻たぶにむかって落ちていく。

「はぐっ……んっ……ピナ……」

 ひく、と無意識に獣の耳をうごめかせ、さらには尾てい骨のあたりから生える尻尾をふ
るわせるシリカの姿は、まるでさかりを迎えた猫のようだった。性交への期待に頭を支配
され、雄にむかって自ら股を開いていく。

「ピナ……お願い……苦しいの……ぐちゅって……」

 言葉を発した瞬間、『何か』を求めてきゅっ、とそこが収縮するとともに狂おしいほど
の飢餓感がシリカを襲う。背筋を焼き尽くすかのような焦燥感に、いっそう秘芯が充血し
てしまった。。

「ピナ……ぐちゅってして……ピナのを……」

 激しく求めるシリカだが――肝心の白竜の相棒はくるる、と困ったようにわなないた。
416 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 00:54:04.17 ID:5Y7PfPsw
以上です。次回は未定です。
417名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 00:55:26.50 ID:bm1vKJwD
乙した
毎度毎度どうも
418 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2012/01/12(木) 01:21:12.28 ID:5Y7PfPsw
test
419 ◆pzCMhOVRIQ :2012/01/12(木) 01:29:55.70 ID:5Y7PfPsw
SS投下します。


・アスナ×リザードマン・ロード 異種姦
・アスナ<<発情>>設定です。惚れ薬はあんまり関係ありません。

注:異種姦描写がありますのでご注意ください。

NGは「SAOに惚れ薬が導入されました。アスナ異種姦 ◆T.om8vwXYU」
です。

『SAOに惚れ薬が導入されました。アスナ異種姦』
420SAOに惚れ薬が導入されました。 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 01:31:10.30 ID:5Y7PfPsw
 まさかリザードマン・ロードがいきなり剣を放り出して、四足のトカゲのように前傾し、
腰のあたりにタックルしてくるとはついぞおもわず、<<血盟騎士団>>副団長、<<閃光>>ア
スナはリザードマン・ロードの巣へお持ち帰りされてしまいました――。


リザードマン・ロードの巣。薄暗いトカゲの穴倉。
 リザードマン・ロードAの攻撃にアスナは深くわなないた。

「はっ、はなして……んぁっ、もう――触らないで……」

 気丈な、しかし物悲しい響きをもつ悲鳴が洞穴にこだまする。
 深緑色の体表をもつリザードマン・ロードがアスナを胡坐の上に座らせ、騎士服の上か
ら乳房をまさぐっていた。そして乳房をまさぐられるアスナは悲痛な表情で整った眉を寄
せ、突然始まった凌辱にただただ耐えていた。
 普段はブレストアーマーの金属板とゆったりとした騎士服調の<<血盟騎士団>>ユニフ
ォームに身を包んでいるため、アスナの実りはあまり強調されない。だが、頼りの胸部の
金属版をはがされ厚手の服の上から絞りこむように揉まれてしまえば、そのたわわな実り
を隠すことなどできなかった。むにむにと揉まれる恥ずかしさに、アスナは顔を真っ赤に
しつつ、視線を自分の胸元から外した。

「はくっ……んっ……んんんっ……このっ……」

 アスナの気丈な抵抗も、リザードマン・ロードにとっては嵐の海の小舟のようなものな
のだろう。まったく意に反さず、リザードマン・ロードは重みすら存在する乳房を思う存
分もてあそぶ。
 不死属性が添加されているので、いくら肌に爪をくいこまされても、アスナの視界の隅
に存在するHPバーは減少することがない。最近発見された、月に一度女性プレイヤーに
短時間だけ発動する<<発情>>のステータス異常のせいで、行為の最中は不死属性となるも
のの、その際の快感がブーストされてしまう。
 爬虫類の特徴を反映しているのか、人間にあってあたりまえの体温が乳房をまさぐる指
にはない。冷たさと乳房をもてあそばれる快感に背筋を震わせる。

「あふっ……んっ、くっ………んぁっ……この……」
――武器さえ……武器さえあれば……っ!
 アスナは足元を見た。気を失っているうちに剣帯ごとはずされた細剣が足元に放り出さ
れている。ブーツの足先にどうにかして引っかからないかと、なんどか脚を伸ばしている
のだが、

「ああああっ、んっ、くぅ……」

 脚を伸ばそうとするとリザードマン・ロードが乳房への刺激を強めるのだ。ぎりぎりま
で伸ばした脚から力が抜け、地面にひれ伏す。思い切り脚を伸ばしたせいでまた、ずりり、
スカートの裾が翻り、だいじなところを隠す三角形の魅惑の白布をさらしてしまう。スリ
ットの形をトレースする、うす布のテクスチャーは色濃くぬれていた。

「あぐっ……あふ……あふ……」

 最後の砦となった白の下着にがせまる。ちょうど濡れそぼっている部分にリーザドマ
ン・ロードの指先が向いた。

「んっ……さわら――! んんんっ!」
421SAOに惚れ薬が導入されました。 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 01:31:30.02 ID:5Y7PfPsw

 さわらないで、という言葉は最後まで言い切ることができない。いままで乳房を揉んで
いた手が桜色のリップの内側にぬめりこんだ。くちゃ、くちゃとアスナの舌を指先でもて
あそびつつ、下着の耐久度をがりがり指先で削っていく。耐久度など皆無に等しい薄布が
ポリゴンの花を咲かせた。淡雪のような小さなライトエフェクトが消え去るとスリットが
丸見えなる。アスナの意思にかかわらず、何度かの絶頂で潤んだピンク色はすっかり異性
を受け入れる準備を終えている。

――あ……いやっ! みえちゃうっ!

 あわてて股を閉じようとするも、リザードマン・ロードの手が太股をかかえあげた。

「んあっ! くっ、やめて……恥ずかしい! こんな格好……! あ、赤ちゃんみだ
い!」

 言葉通り、幼い子供がおしっこするポーズに抱え上げられ、それでもすでに大人のぬめ
りを持つスリットをぱっくり露出させられた。赤い縁取りの白いスカートは捲れあがり、
ピンクのスリットを隠せない。現実世界のものに比べれば、シンプルな割れ目から涙のよ
うな滴が落ちていく。すでに十分な潤み持っているスリットの頂点角からは、包皮を押し
のけ赤々と尖った秘芯がひくついている。

「やあ……もういやぁ……! 助けて! だれか……だれか……キリトくん……!」

 しばみ色の瞳からとうとう涙がこぼれ落ちる。気丈にも涙一つながさず、快楽にも唇を
噛んで耐えきっていた美しき<<閃光>>の心が、先ほど散ったポリゴンのようにひび割れ、
砕けていく。
 が、アスナに与えられる運命はより過酷なものだった。
 自分の股の下から――下敷きにしているリザードマン・ロードの股ぐらから細長いもの
が這い出てきたのだ。リザードマン・ロードの体色と同じ色の、肉の杭。

――!!!

 アスナは涙を止めて戦慄し、頬をひきつらせた。見ようによっては野太い肉の茎に見え
る性器が、縦に割れたスリットにあてがわれる。

「いや……それは……だめよ……やめて……」

――でも…でも……でもぉ……

 アスナはぎゅっと目をつむった。瞼が震え、自分の内側に生まれる甘い快感に身もだえ
する。乳房をなぶられていたせいで蕩けてしまった秘裂が、肉茎の縁にそってヒクついて
しまうのを抑えられない。
 リザードマン・ロードは一度大きくアスナを抱え上げ照準を性器の先端に合わせた。ス
リットと性器の先端がキスをする。
 くちゅっ、と。

「うっ……」

 衝撃の予感に体を硬くするアスナの意思につき従い、秘裂がはぐっ、と性器の先端を撫
でてしまった。

「ふあ……やっ……」

 秘裂の縁が深緑色の亀頭と接触した。わずかにな接触だが、白い快感が膣道の奥にびり
びりと伝わってくる。最後の最後でアスナは期待のしずくをリザードマン・ロードの性器
におとしてしまう。
 もう我慢ならん、とばかりにリザードマン・ロードが抱えていたアスナの体をおとした。
 
「ああ……ああああっ! うぁ! ああっ! うそっ!」
422SAOに惚れ薬が導入されました。 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 01:31:53.56 ID:5Y7PfPsw


 凄まじい水音を立てつつ杭に割り込まれていく。電撃にも似た快感が下腹部からつたわ
り、アスナはリザードマン・ロードの上でがくがく体を震わせる。

「はああっ……ああっ……あああ……」

 強制的に絶頂させられたアスナは脳髄にもたらされる甘い痺れに、おもわず頤を上げき
って喘いでしまった。白い喉が震え、騎士服とブラジャーに包まれた乳房の先端が充血で
みじろぎし、リザードマン・ロードとの結合部の脇から新たに分泌された愛液が流れ落ち
ていく。

「う……」

 十七年あまりの人生の中で味わったことのない甘美な快感と、ばちばちと目の前ではぜ
る白い閃光に気を失いそうになった時だった。
 挿入の衝撃が過ぎ去った膣道から与えられる新たな刺激で、アスナは意識を取り戻した。

「はぐっ……つ、冷たいっ!」

 しつこいまでの乳房責めで濡れそぼったそこは簡単にリザードマン・ロードの節くれだ
った性器を受け入れたものの、暗く冷たい洞穴の温度を反映する爬虫類の体温は、性器で
あっても有効なようで、未熟な膣を埋めてくる爬虫類人の性器はしんしんと冷えていた。
 そんな性器がずんずんと下からアスナを突き上げてくる。

――冷たいっ! ち、力が抜けちゃう……!

 突きこまれる氷柱の性器にアスナの腰は砕けてしまった。奥深く、実際には子宮に当た
る部分にまで伸びた性器が深くうずまり下腹部を冷やしていく。
 さらに揉みほぐされていた騎士服の上衣が耐久度の限界を超えてぴポリゴン片となって
くだけていった。

――あああっ……見えちゃう……

 さらに上衣の舌でアスナを守っていた純白のブラジャーも乱暴にはぎとられ――破壊さ
れ、最後の着衣を失ったアスナの丘が二つ、宙に投げ出された。リザードマン・ロードの
指がすかさずソレをつかんだ。いままでは衣服ごしに行われていた胸への暴虐が直接、行
わる。リザードマン・ロードの指先は性器と同じで冷たい。

――こっちも、つ、冷たいっ!

 冷たい指先で敏感な乳首をいぢめられ、下からは氷棒で突き上げられるように犯される
アスナは、背をそらしてその冷たい愛撫に耐えようとした――。

「んっ、んっ、あぐっ、んっ、あああっ! 胸、やめてぇ……」

 洞穴に響く弱々しいアスナの叫びの何割かが、甘い。
 しかし、膣道をこすり上げる性器は摩擦で熱く、乳房は熱を持って熱い。
 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
 性器の形を覚えろとばかりに中を掻きまわされ、次々と押し寄せる快楽の大波が、アス
ナを心身ともに犯していく。

――……なんで……なんで気持ちいいの……
423SAOに惚れ薬が導入されました。 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 01:32:18.48 ID:5Y7PfPsw

 アイスキャンディーのように冷たいリザードマン・ロードの性器に内側を擦られるたび、
背筋に震えがはしる冷たさと熱さがないまぜになり、アスナの精神をかきまぜていく。
 暗くて冷たい、じめついた洞穴のなかでアスナは荒い呼吸を繰り返している。同年代の
少女にしては十分すぎるほど膨らんだ乳房は、節くれだった深緑色の指がうずまり、とき
おりピンクの尖りをコリコリとはじかれる。アスナの裸体を隠すはずのスカートは突き上
げのせいでまくれ上がり、リザードマン・ロードの性器がじゅぽっ、じゅぽっ、とスリッ
トめくりあげつつ激しく出入りしている様を露出させていた。

「ふあ…ああっ……んんっ、んっ! うぅぅっ! こんなっ! 格好、なのに」

 突き上げられるたびに生まれる快感にアスナはとうとう呑まれてしまった。控えめだっ
たトーンが洞穴に響き渡るような甲高い嬌声にかわっていく。鈴をならすような美声が快
感にむせび泣く少女のものへと変化していった。

「んっ、んあっ、ああっ! んっ、んぁっ !んんっ!!」

 ――うそ……気持ちいい……気持ちいいっ!

 一度その快楽を受け入れると止まらなくなってしまった。膣道をこすりあげる性器が生
みだす白い快感に痺れて、アスナの鋭利な思考を狂わせていく。
 く快感を堪えるように噛みしめていた唇が徐々に開き、目に涙を浮かべながらアスナは
人形のようにただただ貫かれ、栗色が胸元に咲く乳輪の前で踊りまわる。
 やがて――リザードマン・ロードの性器自体が振動をはじめてしまう。

「あ……」

 一瞬我に返ったアスナは蕩けた思考で終わりが近い事を直感する。体の内側でうごめく
それは射精の予兆だった。

 ぶくっ、と機能自体は人間の男性器とほぼ同一だ。だから先端から拭きあがるのも性液
なのだ。

「あうぐっ!!」

 ひくっ、とアスナは背筋を凍らせた。
 リザードマン・ロードの先走りの液体がアスナの膣道に注ぎ込まれた。

――冷たい?

 アスナはお腹の中真ん中へ、じかに冷や水をたらされたような感覚に硬直する。
 走り抜けた疑問は一瞬だった。
 どく、どく、と大きく振動したリザードマン・ロードの性器が先端から精液を拭きあげ
始めた。
 体温と同じく、洞穴に冷やされた冷や水の精液を――。

「い、いやああああああああっ!」

 体の奥底に、ホースから出た冷たい水を注ぎ込まれるような射精アスナが絶叫する。

「いやあぁ……冷たいっ! 冷たいぃぃぃ! 冷たいっ! ぬ、抜いてぇ!」

 髪をふりまわしながら、何度も何度も繰り返される冷たい射精から逃れようと体をよじ
るアスナをリザードマン・ロードはうるさい、わずらわしいとばかりに、揺れる乳房をつ
かんでこね回した。乳房を強引につかまれたせいで、電撃が背筋に走り抜ける。アスナは
はじかれるように背をそらした。

「ふぁ! だめぇ!? 今しないで! おっぱいさわらないでぇ!」
424SAOに惚れ薬が導入されました。 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 01:32:33.56 ID:5Y7PfPsw


 イってしまう予感にアスナは暴れる。そもそも女性の絶頂は性器から絞り取る為の機能
だと知っているせいだ。深緑色のリザードマン・ロードの指先が暴れまわる乳房をとらえ、
ぴんっ、と立った乳首を乳肉にうめるように強く、指を埋める。ぷっくりと膨らんだ乳首
は生意気に指の圧力から逃げ出し、そのたびにリザードマン・ロードの指に蹂躙された。

「んっ、くふっ、いやあああああっ!」

 押しつぶされた乳首がアスナを絶頂に導いてしまった。

「あっ、ああっ、やぁっ……まだっ……」

 下半身と両乳房から与えられる刺激に絶頂しアスナは、膣道をぎゅっと絞ってしまった。
乙女の柔筒によって刺激された性器が、再び種をまき散らしはじめた。乳房をもてあそぶ
手も止まらない。
 とどめとばかりに、リザードマン・ロードは膣道の奥――現実ではちょうど子宮口のあ
るあたりまで性器を差し込んだ。ごぞっと奥をくすぐられ、アスナは眉をひそめる。

「はああっ……やぁっ……奥で……奥で――!」

 精液が冷たすぎるせいで奥で中だしされているのが容易に分かってしまう。だが、奥底
をくすぐるような膣内射精からもたらされる快感も存在し、再びアスナを恐慌におとしめ
た。

「あぐ……んっ……ふっ……」

 冷たい体液に体力を奪われ続けがっくりと脱力するアスナ。
 いままで無遠慮に発射されていた精液が結合部の脇から流れ出す。リザードマン・ロー
ドの皮膚色と同じ精液が、アスナのふとももへ伝っていった――。

「はああっ……はああっ……あああっ……」

 お腹を埋める氷のような体液をしんしんと感じながら涙するアスナだが、蹂躙はこれか
らが本番だった。
 どん、とアスナは体を押された。
 力なく地面に四つん這いに倒された。赤々と勃起するベビーピンクの乳首がふるん、と
いやらしく揺れ、栗色の髪が裸の背筋に流れ、肌を濡らす汗に絡まった。まくり上げられ
た白いスカートの内側のお尻は自分の愛液と先ほど排出されたリザードマン・ロードの深
緑色の精液で汚れ、輝いている。お尻の肉の合間に輝くアスナの秘裂からは深緑色の精液
と、愛液の混ざり合ったものが太股を伝い、真っ白なブーツも深緑色の精液でけがれてい
く。

――ま、また……冷たいの……もういやぁ……!

 リザードマン・ロードの冷たい体温を背後から感じる。あとほんの数秒で、再び――。

 ――でも……でも……また……また気持ちよく……して……もらえるかも……

 再び与えられる快感への期待が無意識にスリットをひくつかせた。目の前には剣帯とと
もに愛剣が落ちていたが、アスナの目には映らなかった。
 リザードマン・ロードはアスナの濡れ輝くワレメに誘われるように、再び槍のような性
器をアスナに突きつけて――。
425SAOに惚れ薬が導入されました。 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 01:32:49.90 ID:5Y7PfPsw

――――

「ねえ、キリトくん」
「……」
「共通アイテムストレージにある、これはなに?」
「……」
「えっちな本……よね。これ」
「……」
「捨ててなさい」
「はい……」
「ちなみに……ちょっと見てみたけど」
「……!」


「いま……この本の私と今の私、同じ格好でエッチされてるんだけど……なにか、意味、
ある?」
「――!」
426 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 01:33:19.20 ID:5Y7PfPsw
以上です。次回は未定です。
427 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 02:00:30.23 ID:5Y7PfPsw
重ねてすみません。NGまちがってますね……もうしわけないです……。
428名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 02:58:16.82 ID:Fue4t/sO
AWの事で確認したいんだけど師匠とパドさんてリアルじゃ面識ないよね?
429名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 07:02:42.21 ID:y3kKlecz
なんか物凄い勢いで投下されてた
毎度毎度乙です
430 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 11:27:02.99 ID:BQ232vM5
いま読み返したところ、今朝方投下したアスナのSSが誤字脱字だらけで酷い出来でした。
後日、修正版上げますので、投下分は無視してください。

また、保管庫が出来ましたのでアップローダに上げていた自作は削除しました。

よろしくお願いします。
431名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 20:47:14.40 ID:RXlkPX3S
異種姦はどうしても無理だー
432 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 23:25:25.80 ID:BQ232vM5
>>431
不快な思いをさせてしまったようですみません。。配慮が足りませんでした。
次回からアップローダに上げて、リンクだけ張ります。投下は控えます。 申し訳ありませんでした。


小ネタ投下します。2レスほど。
『ハラスメントコードの使い方』
433小ネタ ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 23:29:45.07 ID:BQ232vM5
「き、キリト君のせいだよー! へんな宝箱あけちゃうから!」
「アスナだって賛成してただろ!」
 アスナの手をつかみながら薄暗いダンジョンを疾駆する。
 背後からはがらがらという崩落音。
 宝箱あけたらモンスターが! なんてトラップは上層ではあたりまえなのだが、こんな低層の、しかも俺たちのホームの真横でみつかった洞穴ダンジョンに、
こんな性悪なトラップが仕掛けられているとは夢にも思わなかった。
 足場崩壊トラップ――。俺とアスナが全力疾走している理由がこれだ。
 地面がつぎつぎと崩壊し、その下の暗闇にがれきと化した床がばらばらと落ちていく。
 あれに巻き込まれたら、黒鉄宮の俺たちの名前に横線が引かれ、「落下死」という死因が刻まれることだろう。
「そんな! 行き止まりだよ!」
「げっ――!」
 アスナの叫びに視線を前方に投げると行きには無かった壁が、出口への道を塞いでいる。
 俺はがりがりと足裏で地面を削りブレーキをかけながら、地面と同じ材質で構成されているだろう壁に、片手剣を一閃した。
 もしやと思って攻撃してみたのだが壁は非破壊オブジェクトだった。壁を切りつけた反動で生じる手首の痛みに顔をしかめつつ、視界の隅に表示されているフィールドステータスを確認した。
 ここが結晶無効化空間であることを示す、大きな「結」の文字の上にバッテンが乗ったマークが点滅していた。
 この「結晶無効化」の表示があるせいで、結晶系アイテムは使用不可となっている。そのため転移結晶による離脱もできない……。
 アスナが眼前の壁を睨みつつ、愕然とした表情で呟く。
「どうしよう……こんな、こんなの、ないよ……みんなに申し訳なくて……」
「まあそうだよな……宝箱のトラップで落下死ってかなり申し訳ないな、いろいろ……」
 俺はアスナを視線で励ましてから、崩壊の足音に耳を傾けた。おそらくあと三十秒もしないうちに俺とアスナがいる足場も壊れてしまう。そうなれば脱出の手だてはない。
 まさに絶対絶命――自分が死ぬ恐怖よりも、愛するアスナを失う恐怖に抗いつつ、俺は脱出方法の模索をはじめる。そして、ぴかっ、ごろごろごろ! と右脳にアイデアがひらめいた。
「ハラスメントコードの転送を利用すれば――」
「は、ハラスメントコード?」
 アスナが泣き出しそうな顔をしながら、俺の言葉を反復する。俺はうなずきながら、アスナのおっぱいを右手でわしづかみにした。
「んぅっ!」
 場違いに色っぽい声を出したアスナにどぎまぎする。そのまま麻のセーターに包まれたおっぱいをもみほぐしながら、早口で緊急離脱の方法を説明する。
「アスナ、この感触、もしかしていまノーブラ!?」
「――本気で怒るよっ!」
 俺のセクハラ発言がアスナの逆鱗に触れたのか、繋いでいた手を思い切り払われてしまった。
 あ、しまった、間違えたと思っても後の祭り。
 俺はぶんぶん首を横に振りながら真摯にアスナを見つめた。
434小ネタ ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 23:32:03.74 ID:BQ232vM5
 「アスナ……いま俺はいまアスナにセクハラしてるから、アスナの前に俺へのハラスメント警告がでてるはずだ。
今はこれを利用するしかない! アスナもどこでもいいから俺にセクハラしてくれ!
一緒に黒鉄宮へ転送されたら「軍」に事情を話して出してもらおう! 悪いけどいまはこれしか思い浮かばない!」
「……!」
 アスナのしばみ色の瞳に理解の光が宿った瞬間、アスナの左手が俺の三本目をつかんできた。いきなりの刺激に三本目がズボンのなかで身じろぎする。
 とたんにハラスメント警告のウィンドウが目の前にポップした。表示されている「確認」ボタンを押し込めば、ハラスメントしてきた相手を黒鉄宮に転送できる。
 ちなみに俺が現在進行形でアスナの胸を揉みほぐしているのは、システム上で規定されてる「ハラスメント警告有効時間」が解らないためだ。
 でも揉んでいる間は、ハラスメント継続中になるはずなのでおそらく途中で警告ウィンドウが閉じる、という事故はないだろう。
 ふうっ、と大きく息を吸ったアスナが毅然と言い放った。
「いいわ! せーの、でいっしょにタップしましょう!」
「あ、うん……」
 場違いな心地よさを三本目から感じながら、俺とアスナはせーので、ハラスメント警告の表示に手を触れ相手を黒鉄宮に転送した。地面が落ちるコンマ一秒前に俺とアスナは、はじまりの町の黒鉄宮に転送された……。


 黒鉄宮の監獄は寒々しかった。独居房然とした四条ほどの空間に降りたった俺とアスナは、「ふうぅ」とため息をついた後、お互いの無事を確かめ合った。俺は左手でアスナの肩を抱きしめ、アスナは俺の腰に右手をまわしてくる。
 心臓の鼓動がおさまらない。ほんの何秒前まで俺とアスナは死地にいたのだ。ひくっ、としゃくりあげるアスナの背中を左手でさすってやった。
 そこで初めて、右手でおっぱいをわしずかみにしていたことに気がつく。
 セーターに包まれた乳房の先端がさっきより膨らんでいる気がした。つい、確かめるように手をうごかしてしまうとアスナが「んっ」と可愛い悲鳴をあげながら俺から顔をはなした。もう一度もんでみる。
 今度ははっきりと、麻の布越しに乳首のこりこりを感じた。見つめるアスナの瞳に涙がもりあがり、形のいい眉が困ったように下がった。
 頬には朱がゆっくりと浮かぶ。俺の三本目をなでるように刺激しながら、暗闇にあっても色っぽく輝くアスナの桜色の唇がおずおずと開かれた。
「キリト君……少し硬いよ……」
「アスナも、先がこりこりしてる……」
「……」
「……」
 一瞬の間が空いて……
 俺とアスナはどちらからともしれないキスをはじめつつ、今度は生還の体温を味わうように、俺はアスナのセーターを捲り上げ、アスナは俺のズボンのチャックを落としはじめた。
 恐怖を忘れるために激しくお互いをついばんで――。

 大いに盛り上がってしまった俺とアスナは、身元を引き取りにきてくれたヒースクリフに情事を目撃されてしまい、脱獄後に近くのNPCレストランで三時間におけるお説教をうけることになった。

 ちゃんちゃん。
435 ◆T.om8vwXYU :2012/01/12(木) 23:33:21.96 ID:BQ232vM5
以上です。書いてたら本スレが追いついてきました。

よろしくお願いします。
436名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 23:34:46.83 ID:+bNCMc91
>>432
そこまで気を回さんでもいいんじゃね
事前に注意書きしてるんだから問題ないだろ
>>431も個人的な感想を述べただけで、投下やめろって意図はないだろうし

あとネタへのレスポンス早いなw
GJでした
437名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 23:36:05.23 ID:iNwTuuzE
これは・・・伝説のハラスメント転送・・・っ!(クワッ
438名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 23:41:39.77 ID:fOQK7Nt0
茅場としては、思いっきりイレギュラーな手段で脱出されてGMとしてイライラしてて、
それでもギルマスとして仕方なく来てみたら目の前でいちゃいちゃされて…

よく説教だけで耐えたと思う
439名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 23:46:47.31 ID:Fizk2Q4G
GMというか開発者としてのプライド的にアレだよなwww
440名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 07:47:11.83 ID:7jFNfypP
はしばみ色だと思うの
441名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 19:25:17.87 ID:4g9cVqFM
gj
ただ、実際にハラスメント転送が活用できたら、結晶無効化されてるボス部屋の攻略はかなり楽になるなwwww
442名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 19:26:58.12 ID:LAUz/loa
だが男女比を考えると
男同士で股間を弄り合う組み合わせが必然多くなるぞw
443名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 23:38:06.20 ID:cjla19Rt
アッー!
444名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 10:31:20.51 ID:POUI+RZL
SAOってパーティーボス部屋の人数制限あるんだっけ?
ALOみたいに奇数なら、ハラスメントコードでペア脱出しても、ぽっち残るよね
445名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 15:05:34.83 ID:8bneQggi
なかったはず
1パーティ6人、それを8つ連結してレイドを作成可能だけど
>フロアボスを死者ゼロで倒そうとするなら、せめてレイドを二つ組んで交代制を敷かないと厳しい
ってことだからシステム的な人数制限はないっぽい
戦闘可能な人数は空間的制約を受けるだろうけど
446名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 15:10:48.46 ID:O2cmZm1s
上の階に行けば行くほどうけるんだよな。
447名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 20:11:50.53 ID:XP+D5NHb
>>444
ちょっと待て
3Pがダメだと…誰が決めた?
448名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 20:26:27.50 ID:zvBD/oLq
分かった。じゃあ、キリト、ヒースクリフ、アスナが最後に残ったとしてどんなことになるか考えてみようか。
449名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 20:53:58.32 ID:MgHqSpm/
キリト「すまない、ヒースクリフ……」
アスナ「団長、ごめんなさい!」

(ふたりでダブルハラスメント転移)

ヒースクリフ「…………おのれぃ」
450名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 23:20:03.33 ID:3RdfAqVF
ヒースクリフ×キリトとな
451名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 00:33:13.97 ID:9VyxdY2D
>>450
きたか
452名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 00:37:35.01 ID:FEJUsGnx
ついにキースクリフトになったか
453名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 01:15:59.25 ID:P8zYpei4
ハラスメント転送により攻略される上層……胸が熱くなるな。主に性的な意味で。
454名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 13:45:46.52 ID:kfH2VVcy

と、言うことは逆説的に連結パーティ48名×2の人員がいなければ死者出てしまう可能性があるのか!

毎度、その人数集められて統率したアスナさんの営業力すげえな……。
455名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 14:35:10.62 ID:zwY437lz
こんなスグも見てみたい

「あたしね。お兄ちゃんとは冷却期間のつもりでいたの」
「その期間は、あたしたちの気持ちが本物かどうかを考え直す期間だったの。ほらアレよ、『恋人ごっこ』がどうこうっていうアレ。お兄ちゃんも覚えてるでしょ?」
「でねいくら考えてもあたしはお兄ちゃんのことが大好きで心の底から大好きでむしろ生まれる前から好き好き大好き超大好きなんだって答えしか見つからなかったの」
「でもお兄ちゃんがあたしのことをどう思っているかはわからなかったしお兄ちゃん自身が迷っているようにも見えたから待つことにしたのその間は辛かったよウソじゃないよ
本当に辛くて辛くて死にそうだったのお兄ちゃんのことを想って寝る夜はいつも枕を涙でぬらしてたわガマンしきれなくてひとりえっちで自分をなぐさめて終わったあとは余計せつなくて悲しくて
もっとはげしくしちゃうぐらいに辛かったんだよこのこと理解してくれてる?
もちろんあたしはちょっと独占欲が強すぎてお兄ちゃんのことを束縛しすぎちゃうけれどそれだって生まれた時からの付き合いなんだから知ってくれているはずでそういうところもひっくるめてあの日あの時あの場所で
互いの気持ちを確認し合って初めて愛し合ったんだよねそうだよね!
あたしはお兄ちゃんが好きだから他の女の子のことなんか一瞬たりとも考えて欲しくないのむしろ目を向けるのも嫌なのおはようからおやすみまで朝昼晩1年365日死んで生まれ変わってそして次の世でも恋人同士になって
あたしのことだけ考えててくれればいいのそれ以外は許さない許すわけにはいかないのけれどそういうわがままな想いがお兄ちゃんを苦しめていたんだとしたらこれからどうやって愛すればいいの
愛し方がわからないずっとずっとずーっと愛し続けてるだけじゃ駄目なのかなどこかで愛の形を間違えちゃったのかなだったらその間違いをお兄ちゃんが正してくれると嬉しいな
そうよあたしは叱って欲しかったのそして優しく抱きしめて欲しかったの今からでも遅くないと思うううんむしろここから本当のあたしたちが始まるのよ
そうに違いないわそうだって言ってよ認めてよそしてもう一度あの言葉を言ってスグ好きだよってううん先にあたしが言うよ
あたしはあたしは両親より友達よりあたし自身より天よりも地よりもこの世界のすべてよりも!!」
「お兄ちゃんのことが、大好きなのっっっ!!!!!」
「あたしはそれぐらいお兄ちゃんが好きなの。わかってくれた?」
「だから、やり直そ? もう一度、あたしを好きになって?」
456名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 14:45:42.91 ID:zwY437lz
「あのね、お兄ちゃん。あたしまだ智ちゃんのことが好きなの」
「だって、急に嫌いになんかなれないよ。前にいっぱいいっぱい言ったでしょ? あたしがどれだけお兄ちゃんが好きなのか」
「確かにあたしは前に、ちょっとだけ距離を置こうって言ったよ。だからって、別れたつもりなんてなかったの。そのつもりがあるなら、ちゃんと別れようって言ったよ」
「あたしとお兄ちゃんの距離はつながってるでもそれまでよりちょっとだけううんほんのちょっとだけ離れただけでも赤い糸はまだあたし達の小指に結ばれてるって信じてた」
「あたしいっぱい考えたよ考えて考えておかしくなっちゃいそうになっても考えてでもやっぱり答えはお兄ちゃんが好きっていうのしか出てこなくてそれなのにお兄ちゃんはいつの間にかあたしから離れてアスナさんと仲良くなっていつの間にかくっついちゃって
だからあたしお兄ちゃんに裏切られた気がしてでもそんなはずないだってお兄ちゃんは前と同じお兄ちゃんであたしに優しくてそうよ離れるなんてやっぱり無理だってお兄ちゃんは絶対あたしが好きあたしが好きあたしが好きってずっと自分に言い聞かせて!」
「でも良く見たらお兄ちゃんアスナさんにもすごく優しくてていうかあたしによりもずっと優しくしてあげてるのなんで信じられないあんな優しい目でアスナさんを見てどうしてなんでねえなんでそんなひどいことできるのなんでなんでなんで!?」
457名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 15:20:41.57 ID:zwY437lz
oh... 一部改変し忘れてる
458名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 15:42:30.46 ID:B5scmb1c
性格的にはともかく、立場的にはアスナのほうが適役ではないだろうかw
459名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 16:23:07.20 ID:qRlGbDNC
いや性格的にも適にn…うわなにをする
460名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 19:46:39.02 ID:0yzeUQIG
test
461名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 22:42:39.20 ID:qRlGbDNC
ヤンデレアスナを考えようとして、それ以前にキリトさんが浮気する図が俺には考えられなかった
シノンがキリトに近寄って行くのにアスナがキレて○○ってのを書こうとしたんだがな…俺には出来ねぇ…


フラグ建築士のくせにアスナのフラグ以外回収しないとかキリトさんマジイケメン
462 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 22:56:01.79 ID:0yzeUQIG
>>440様 ご指摘の通りです。投下したSSすべて「しばみ色」になっております。
折りを見て保管庫のSSに修正依頼をかけてきます。ありがとうございました。


SS投下します。下記注意書きお読みください。

・ハルユキ×楓子
・師匠ドS設定
・2レスほど

NGは
『師匠といっしょ・ドS編 ◆T.om8vwXYU』
463師匠といっしょ・ドS編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 22:56:59.55 ID:0yzeUQIG
「くっ……ああっ……くっ……重い……重いです」
「なにを言ってるのかしら、鴉君……。いえ」
 苦しげにうめく少年にに向けて、空色の下着の上下のみという色気に満ちた格好で、少
女は婉然と言い放った。
「この薄汚い豚が……。口をとじないとこのお腹、踏み抜いてしまいますよ……」
「ひっ、ひいっ!」
 ソレがハルユキの下腹部へ食い込んた。皮下脂肪に包まれ、もちもちしている腹部を強
い圧力で踏みつけているのは、新生<<ネガ・ネビュラス>>の一角、こと<<スカイ・レイ
カー>>倉崎楓子。そしてハルユキのお腹を蹴りつけているのは、楓子の制御可能な生体義
足。足裏の土踏まずや、五指のなめらかな動きはすでに人体として違和感は無いのだが、
両膝より上の体重を支えるパワーを再現する為の大小各種のサーボと大容量バッテリ・セ
ルを内蔵しているため、したたかに、重い。
 見た目上、生体と変わらない義足がぶぐりっ、ぐふりとうごめいて、ハルユキの腹部を
圧迫する。
――くっ、痛い、だけなのに。
 一方的に繰り広げられる凌辱にハルユキの中に芽生えたのは、不思議な感情だった。主
導権をすべて奪われ自由の利かない体を好き勝手に蹂躙される、そんな状況がゆっくりと
ハルユキの脳髄を被虐的に溶かしていく。ふぐり、ふぐり、と腹部をなんども圧迫された
せいで、ハルユキの瞳からは涙が流れ落ち、唇の端からは涎がひと筋落ちる。
「ふふふ……豚さん。涎が垂れてますね。拭いてあげます」
 ぶにいぃ、と腹部を深く蹴り上げた足裏をハルユキの顔に向けた。ぐにぃ。ハルユキの
頬がゆがむ。主に、物理的に。
「ほら、拭いてあげる……その薄汚い豚汁を……大好きな、足の指で」
 足の親指と人差し指がうごめいて、ハルユキの流した涎を二本の指の間でからめ取った。
数億にも及ぶ入力信号を微調整することで可能な、人体には不可能な動作で、ハルユキの
涎をふき取った楓子は、再びハルユキの頬をぶにぶにと踏みつける。そのたびに頬が波立
ち、ハルユキはあぐあぐと情けない、あえぎ声をあげた。
 と――。宿主の生命の危機に反応し、ハルユキのクロム・ディザスターが鎌首をもたげ
た。皮つきトウモロコシのような性器に勢いよく血が巡り、ハルユキの腹部を膨らんだ亀
頭がびったーんとハラウチした。鯨の背面とびのように、肉腹を打った性器。その膨らみ
ように楓子は唇を嫌悪の形に変えた。
「ああ。ああ、豚がサカって恥ずかしい……」
 いっさい容赦ない罵倒をハルユキへ浴びせつつ、楓子は背中に手をまわしてブラのフッ
クを外した。楓子はいっさいの躊躇もなく、ブラジャーを外すとハルユキに投げつけた。
空色のブラジャーはハルユキに向かって飛び、バシ、ぽよんぽよんという物悲しい効果音
を響かせながらハルユキの腹部に当たった。
 ひゃあ、と悲鳴をあげたハルユキの体の上で、こんもりとか、豊満というよりも、肉ま
ん二つをくっつけたような乳房がが恥ずかしげもなくさらされていた。
 楓子はハルユキの顔面から脚をあげた。圧迫しされていた気道が解放され、ハルユキは
大きくせき込んだ。
 楓子の義足の指がハルユキの胸の真ん中を這い落ちていく。なだらかな腹部の山を越え
て、期待汁で先端を汚しているハルユキの性器に足指が至った。そして楓子は絶妙なバラ
ンスで片足立ちし、もう片方の足先ハルユキの性器をくすぐりはじめた。
「ふああっ、ああっ、くぅ……」
 尿道管をくすぐる指先にハルユキは背筋を凍らせる。性器の内側に射精感の喜びが渦巻
く。だが楓子はゆがんだ微笑を口元にたたえながら、ハルユキのクロム・ディザスターか
ら脚をはずしてしまう。
「うわっ……」
 射精の直前まで昂ったものの、最後のひとこすりが足りなかったが故にハルユキは喘ぎ
ながら楓子を見上げた。
 ハルユキの苦しげな表情を見て――楓子は恍惚の笑みを浮かべた。
「ああ……」
464師匠といっしょ・ドS編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 22:57:23.43 ID:0yzeUQIG
 いたぶりに笑みを浮かべつつ、自分のショーツの縁に指をひっかけてするすると落とし
始める。ハルユキに見せつけるようにストリップを開始した楓子は、片足ずつ丁寧にシ
ョーツを脱いだ。
 いままで隠されていた恥毛が惜しげもなくさらされる。茂みに隠されているスリットは、
嗜虐の快感に濡れそぼっていた。きらきら輝くピンク色の入り口にハルユキの視線は引き
寄せられる。楓子はそんなハルユキの視線に嫌そうな顔をしながら、ハルユキの胴体を跨
いで、二本の指をスリットに差し向けると、スリットの縁に指を当てて、指の間隔を開け
た。
「あ、あああ……」
 ハルユキは息をのんだ。秘裂の入れ口が開かれ、ぬらぬらと輝くサーモンピンクに目が
釘付けになる。自慰行為を覚えたばかりの――楓子に打擲されながら覚えさせられた――
ハルユキを誘うようにきゅぅ、きゅぅ、と秘孔が閉じたり、開いたりしている。
「ねえ、豚さん?」
 楓子が言った。
「挿入(いれ)たい?」
「は、はい!」
 断るには、あまりにも魅力的な問いにハルユキは即答した。しかし楓子はますます表情
に嫌悪を浮かべ、血の通わない零度の視線をハルユキに向ける。
 しかしハルユキはその視線にすら、快感を覚えていた。魅力的な流し目に胸と股間が大
きく波立つ。楓子はハルユキの分身に手を添えて、ゆっくりと腰を落としていく。
「あ、あああっ!」
 ハルユキの性器に楓子のスリットの入り口が触れた。入り口をわずかに押し広げた程度
の挿入感が、ハルユキにはたまらなく心地いい。しかし楓子の腰はそれ以上、ハルユキを
迎えなかった。
 婉然とほほえんだ楓子は朱唇を濡れ輝かせて言葉をはく。
「鴉さん、なにか言う事がありますよね……」
「え……?」
 ハルユキはすがるような瞳を楓子に向けた。そんなハルユキをふんっ、と鼻で笑ったあ
と再び腰を――スリットをハルユキから遠ざける。
「あ、あああ……!」
 性器の先端を覆いそうだった体温がとおのき、まるでダスク・テイカーに翼を獲られた
ときのような、絶望の声音で泣くハルユキ。
「さあ……鴉さん……?」
「ぐ……い、入れてさせてください……!」
「んー、もう一声」
 ちゅっくぅ。再びスリットがハルユキの先端をくすぐった。
「ひっ、あああ……もう、もう……ぼ、ボクの……豚のようなボクのここを、受け止めて
ください!」
「ふふ……」
 楓子は満足げに微笑みながら、ゆっくりと――腰を引いていった。
「な、なんで……」
「だって、出来ちゃったら困ります」
 言いながら、楓子はハルユキの性器をにぎりしめて、上下にコすった。
 しかし無造作で情などひとかけらもない楓子のしごきにハルユキは耐えられない。大量
の精液がぶしゅ、びゅしゅぅ、と吹きあがった。
 じらされたせいで濃くなった精液がハルユキの体と楓子の髪を汚していく。
 射精の快感に荒い息を吐くハルユキに対して、楓子は満足げに微笑みつつ、手を汚した
精液をもちあげ――自分の唇によせてちゅぱちゅぱ、と粘液を啜って――微笑んだ。
465 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 22:57:53.81 ID:0yzeUQIG
以上です。続いてSS投下します。


・ハルユキ×楓子
・師匠ドM設定
・2レスほど


NGは
『師匠といっしょ・ドM編 ◆T.om8vwXYU』
466師匠といっしょ・ドM編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 22:58:31.63 ID:0yzeUQIG
 母性を感じさせる豊満な乳房を両手で覆い隠しながら、倉崎楓子は有田晴雪の眼前で大
股を開いている。彼女の義足は、主の羞恥を誘うようにベッドの上で踏ん張りを効かせ、
ハルユキに差し出すようにスリットを露出させている。それでもなんとか股をとじようと、
賢明に努力する楓子をあざわらうかのように、ハルユキは露出された入り口に太った指を
差し向けた。
「は、ひぃ……」
 悲鳴をあげる楓子にかまわず、ハルユキは指を進めていく。すでに愛液で塗れているそ
こへ第一関節、第二間接と指を埋めていき、上下にくすぐってみる。
「ううぅ……んっ……んんっ…ひっ……」
 くちゅっ、というみだらな音に楓子はとうとう泣き出してしまった。頬を落ちる涙が顎
まで落ち、首筋に流れ、胸元を濡らしていく。
「うわ。もうぐちゃぐちゃですよ……?」
「ち、違うわ……鴉さんが……鴉さんが義足の制御権を返してくれないから……!」
 楓子が叫んだ。
 ニューロリンカーにインストールする形式の楓子の義足コントロールアプリケーション。
それをハルユキは自分のニューロリンカーにダウンロードし、通常は楓子が持っているは
ずの義足制御権をうばっているのだ。この間直結した折に、ひっそりと制御キーを調べて
おいたのだ。
 使用者の運動信号を受け取り稼働する義足をハルユキ自身が使おうとすれば、義足にさ
せたい格好と同じ格好をしなければならないが、ハルユキが自作アプリをつかってダミー
の運動信号を義足に送信している。
 足をM字に開いて、つっぱれ、と。ただそれだけの信号を無線で送信し続ける。結果義
足はその命令を受け取り続け、持ち主の股を大きく露出させながら彫像のように動かなく
なった。
 楓子の生命線を握っている事に、にたり、と笑みを浮かべながら、ハルユキは楓子を責
め立て続ける。
「でも師匠……はやく使い込んで黒ずんだの、見たことないですよ。真っ黒ですよ、こ
こ」
 ハルユキは楓子の内側で指をL字に曲げた。楓子の体がびくっ、と震える。
「あくっ! んっ、つっ、使い込んでなんて……使ってない……! 鴉さんにしか――
っ!」
「うるせえよ……この乳豚が!」
467師匠といっしょ・ドM編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 22:58:50.96 ID:0yzeUQIG
「ち、乳豚……そんな、そんなこと言わないで――!」
 楓子の黒瞳が見開かれる。屈辱的なハルユキの暴言に、唇をわななかせているが――。
その実、ハルユキに強制的に緩いM字にされている股の真ん中から、ベッドのシーツの色
を変えてしまうほどの、蜜が垂れ流れている。
 ハルユキの熾烈な台詞に顔を朱にそめながら、ハルユキから顔を背ける楓子だが、彼女
のしせんはちら、ちら、とハルユキのそそり立つ、赤ん坊の拳大のクロム・ディザスター
を盗み見ていた。
 そう、彼女はドMだった。いぢめられればいぢめられるほど、とろけてしまう、真のド
Mなのだ。自由にならない脚も、ハルユキの言葉の暴力も、次第にとろけていく自分の体
すら、彼女にとっては快楽の材料となる。
 いじらしい仕草に興奮したハルユキは、「じゃあもっといじめてやろう」と薄暗闇色の
嗜虐心を胸にさらに楓子を貶めた。
「乳豚が! 調子乗って我慢汁、垂れ流してるんじゃねえよ!」
 ハルユキは楓子に近づくとそのまま性器をスリットに差し込んだ。ぐぢぅぅと凄まじい
音が結合部から鳴り響き、楓子の中に埋まっていった。
 そもそも、オーバーサイズ気味のハルユキをごっそりと入れられ、楓子は顔をひきつら
せたながら喘いだ。苦痛と快楽に耐えるように眉を引き結ぶ。
「あぐ……んっ……痛いっ……鴉さん、抜いて……き、きつい……」
「嘘つかないでくださいよ……ここ、締めつけてきてすごいですよ! いやらしいなあ」
 絞りこまれるように硬く、それでいて滑らかなそこから感じる快感と、痛いっ、痛いっ、
と『嬉しそうに』泣き叫ぶ楓子の姿に感動を覚えながら、ハルユキは腰を動かしはじめた。
「あ、あああああっ!」
 足を閉じることさえ許されない楓子は悦びに口を歪めながらハルユキのクロム・ディザ
スターに蹂躙されていった――。
468 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 22:59:28.91 ID:0yzeUQIG
以上です。続いてSS投下します。

・ハルユキ×楓子
・師匠ド淫乱設定
・2レスほど

NGは
『師匠といっしょ・ド淫乱編 ◆T.om8vwXYU』
469師匠といっしょ・ド淫乱編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:00:05.52 ID:0yzeUQIG

「ああああっ……くぅ、んっ……」
 ベッドの上で倉崎楓子が見もだえている。より正確に言えば、有田晴雪の体と性器の上、
になる。ワイルドバナナの二倍程度の長さと太さを誇る、ハルユキのクロムディザスター
を楓子の秘裂へ突きこんでから、すでに一時間が経過し、赤ん坊の頭のように亀頭を太ら
せたハルユキはすでに何度か訪れた射精の快感に疲れ果てていた。光のない瞳でお腹の上
で暴れ回る楓子をみる。すでになんども達しているにもかかわらず、騎乗位でハルユキを
攻め続ける楓子のグラインドは止まることがない。それがハルユキにとっては恐怖だった。
仰向けで横たわるハルユキの上で、豊満この上ない乳房が楓子の手のひらの中で形を変え
る。自分の乳房に自ら刺激をあたえる楓子の姿は童貞を失ったばかりのハルユキを震撼さ
せた。たまに赤々とそそり立つ乳首を自分の指先でなでたり、積んだり、引っ張ったりし、
自分を高ぶらせようとする楓子の姿は、連続射精で疲れ果てたハルユキの目には呆然と映
るばかりだった。
「あああっ! んっ! んっ! んっ! んっ! 気持ちいい……です」
 楓子は腰……というよりも義足をがくがくと動かしている。義足が人間の生体ではあり
得ないほどのパワーで楓子の体を揺らしているのだ。そして楓子の膣道は快楽を得ようと、
ぎゅうぎゅうとハルユキの性器を締めつける。なでられ、絞られ、そのせいで何度かの射
精で、力をうしなっているはずのハルユキの性器に再び血がめぐり、彼女のなかで復活を
果たしていく。ヤワヤワとからみついて、本来なら気持ちいいはずの肉ヒダからの刺激が、
ハルユキに地獄の責め苦を与えていた。
「んっ……あああっ! 鴉さんっ! また大きくなってる……!」
 恥ずかしげもなく叫ぶ楓子は上下をやめて、ぐりぐりと膣壁をこするような動きをはじ
める。
「んはっ……んっ、んっ、こすれて……んっ、気持ちいい……! 気持ちいいよぉー!」
 愉悦に泣き叫ぶ楓子の体の上を栗色のロングヘアが跳ねまわり、汗ばんだ胸元に幾本か
貼りついた。そしてくねる腰つきが、もう無理です! 全損します! のハルユキを強制
的にデュエルに引きずりまわす。もう限界だった。上下左右あまなくコすられたせいで射
精感が膨れ上がり、性器はそのまま楓子の膣奥目がけて射精を行うべく、ぐっと大きくう
ごめいた。
「はあっ……もう、でちゃうんですか……?」
470師匠といっしょ・ド淫乱編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:00:21.21 ID:0yzeUQIG
 悩ましげな吐息とともに、再び楓子が上下に動き出す。体をハルユキの脚側に傾けなが
ら。後手で体を支えて腰を動かし続ける。胸から手を離したせいで、二つの乳房がぷるん。
ぷるんと大きくバウンドする。羞恥心すらとけてしまったのか、結合部がハルユキの眼前
にあらわになり、彼女の髪とおなじ色の恥毛の下で、ハルユキの性器が楓子の膣道に吸い
込まれ、吐き出される。されるがままハルユキは楓子の入り口あたりで亀頭をこすられ、
我慢できず――高ぶった射精の飛沫を、楓子の出口間際で吐き出してしまった。
「ああっ、んっ、出てるっ!」
 そもそも弱いところに擦り付けていた楓子はびくびくと体を震わせながら、勢いよく噴
射する精液からも快感を得ようと腰の位置をずらした。
「んっ……ふっ……んんっ……おっきい……」
 心の底から気持ちよさそうに呟く楓子との結合部から、ハルユキの吐き出した精液がと
ろとろと流れて垂れていく。しかし、ハルユキの射精後も、楓子の絶頂後も、腰の動きは
とまらなかった。
「ふあああっ……ああっ、もっとっ……」
「いっ!?」
 楓子の内側がすでに萎え始めた性器を再びくすぐりはじめる。
 くちゃくちゃと鳴りはじめた結合部に恐怖を感じつつ、同時に性器がなぞりあげるよう
に新たな快感に、ハルユキのクロム・ディザスターにゆっくりと血が集まりはじめた――。
471 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:00:50.24 ID:0yzeUQIG
以上です。続いてSS投下します。

・ハルユキ×楓子
・師匠甘えん坊設定

NGは
『師匠といっしょ・甘えん坊編 ◆T.om8vwXYU』
472師匠といっしょ・甘えん坊編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:01:51.13 ID:0yzeUQIG
 後背位で挿入し、そのまま横倒しになった姿勢で、有田晴雪は倉崎楓子の栗色の髪を指
でもてそびながら、肩へなだらかに広がるうなじに時折、キスをしていた。すでに一時間
前後、楓子の膣道は、ワイルドバナナの三倍程度の長さと太さを誇るハルユキのクロム・
ディザスターを受け入れ続けている。ハルユキは一つになってから長い時間がたっている
ため、眠りを誘うような緩い快感が性器からもたらされていた。
 密着した楓子の背から伝わる体温を体の前面いっぱいに感じ、就寝前のまどろみに似た
幸福をハルユキが愉しんでいると、密着する楓子がおずおずといった様子で甘くささやい
た。
「……鴉さん、腕ください」
「え?」
「腕枕……して、ください……」
「は、はいっ……」
 背を向けておねだりする楓子の頭に、ハルユキは腕枕しつつ、栗色の髪ごと、首に腕を
まわして楓子を抱きしめた。
 はふっ、と幸せそうな吐息を吐き出しながら楓子は体から力を抜いた。ハルユキと楓子
にはかなり身長差があったが、ハルユキの……が長いため、こんな無茶ができている。
「鴉さんの腕……温かいです……」
 楓子は回されたハルユキの腕に頬をすりつける。つきたての餅のように柔らかな頬の感
触は、ハルユキの心臓の鼓動を加速させてやまない。
 包まれる感触に安堵してるのか、そのまま眠ってしまいそうなほど安らか楓子の呼吸が、
二人っきりの部屋に甘く漂う――。
 日だまりでまどろむ猫のような楓子の仕草に、ハルユキ自身もこの上ない安堵を得てい
た。
 ハルユキは、この格好が一番甘えられる――という楓子の言葉に、どこか切なげな響き
を感じ取り、率先してこの体位を承諾した。横たわりながら重なる、この体位ならハルユ
キの位置からは楓子の下半身はまったく見えない。視界にあるのはニューロリンカー焼け
した白い首筋と栗色のナチュラルロングの髪だけだ。
 さらにハルユキが首をあげても、二人の腰のあたりにかかっているシーツが楓子の下半
身を覆い隠しているので、直視することができないのだ。
473師匠といっしょ・甘えん坊編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:02:05.07 ID:0yzeUQIG

 いま、ハルユキの腕の中にいる倉崎楓子の脚に、義足はない。
 義足は彼女の生活にとって必要不可欠なものであるが、同時に重苦しい『枷』たりえる。
その重みから解き放たれ全力で甘えてくる倉崎楓子という少女の体を、ハルユキは抱きし
めた。
 愛おしさのままに、ぎゅうっ、と。
 楓子がハルユキの腕の中で身じろぎした。
「鴉さん……そんなにやさしく抱かれると、わたしが腕の中でとけちゃいますよ? ただ
でさえ――いま、逃げられないんです。そんなに強くしなくても、どこにも行かないです
よ?」
「に、逃がしません! ボクの……いまはボクの腕の中にいてください……」
 普段なら汗顔決定の台詞もこの時ばかりは言えてしまった。ふと、楓子の背中から微笑
の気配を感じて、ハルユキは思わず顔を赤らめてしまった。そんなハルユキの態度を知っ
てか知らずか、楓子はやさしくハルユキに語りかける。
「ふふ。もう……鴉さんが私の中にいるのに、ね」
 楓子がハルユキの手をとって指を絡めた。ハルユキの五指と楓子の五指が隙間なく絡ま
り、繋がる。
「動いて、いいですよ……鴉さんの好きなように」
 幼い子供にやさしく語りかけるように言われ、ハルユキはおずおず腰を引いた。ずっと
楓子の内側に包まれていた性器が久々の刺激に大きくうごめいた。
 腕の中の楓子がすこしでもやすらげますように、と願いながらハルユキはすこしずつ腰
の動きを早めていった。
474 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:02:38.03 ID:0yzeUQIG
以上です。続いてSS投下します。

・ハルユキ×楓子
・師匠えっち弱すぎ設定

NGは
『師匠といっしょ・えっち弱すぎ編 ◆T.om8vwXYU』
475師匠といっしょ・えっち弱すぎ編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:04:04.69 ID:0yzeUQIG
 有田宅のバスルーム。オレンジに彩られた照明の下、バスマットにあおむけに寝ている
ハルユキは、大きなマシュマロ二つに包まれているような感触に、あっという間に夢中に
なった。洗い髪をタオルで巻いた全裸の楓子がハルユキの上に乗り上げ、自分の胸をよせ
て柔筒をつくり、ハルユキに尽くしていた。
 ローションでぬるぬるに輝く、楓子の胸の間を茄子並みの大きさを持つハルユキのクロ
ム・ディザスターが通り過ぎていく。乳房をすりよせるようによせた楓子は、ハルユキの
太股に自分の腹部を刷りつけるようにして動いている。パイズリ、パイコキという、豊満
なバストが無ければできない奉仕を続けながら、楓子は眼前で出入りするハルユキの先端
へ舌を這わせはじめた。
「いぎっ……」
 あまりの心地よさにハルユキは悲鳴をあげる。
 上下左右全てを包まれる胸の奉仕だけでなく、突き出た先端や尿道を這う舌の奉仕が、
ハルユキの魂を揺さぶってくる――。
「んちゅ……んっ、んっ……すごく、気持ちよさそうですね、鴉さん」
「し、仕方ないです……こ、こんなことしてもらってれば……」
 いたずらっぽく笑う楓子に対して、ハルユキはなんとか言葉を返した。意識を集中して
いないと――「もしくは意識をそらすことに」集中していないと暴発してしまいそうだっ
た。楓子ははにかみつつも、うれしそうに口元に笑みを浮かべ、いままでなめるだけだっ
たハルユキの亀頭を、ぱくっ、と口に含んでしまった。
「うわっ! し、師匠! 口が、口があ……!」
「んちゅ、んっ、んっ、んっ! 大丈夫ですよ、んちゅっ、んっ、塗ったのは、んっ、ん
っ、飲んでも大丈夫なオイル・ローションですから」
「そういういみじゃなくて――! うぐっ!」
 ハルユキの言葉は股間からおそってくる快感で遮られた。
 乳房のもにゅもにゅとは明らかに違う、かといって楓子を貫いたときの感触とも違う、
ぬめりを持った口に含まれ、ハルユキは大きく性器をうごめかせた。
 性器の根本はおそらく人体で一番優しく柔らかなところに挟まれ、亀頭は楓子の体温に
満ちた口腔にくすぐられる。しかも可憐な唇がハルユキの年齢にしては巨大すぎる性器を
口一杯にほうばっている絵は、ハルユキの視覚さえ犯していった。
「うあ、あああああ……師匠! ご、ごめんなさい!」
 先日まで童貞だったハルユキに、情感に満ちた光景と行為に我慢など出来るはずがなく、
ハルユキは楓子の口にどびゅっ、どびゅっ、と吐き出してしまった。一瞬眉をしかめた楓
子だったが、すぐにむさぼるようにハルユキの肉棒をくわえこんだ。
「うあああっ……ああっ……師匠……口の中に……」
 艶めかしい温かさのなかで、ハルユキは楓子の口中に吐き出しつづける。
「んぐっ……んっ……んっ……」
 おいしそうにハルユキのそれを口へ含んだ楓子。その喉が、こくり、とかたまりを飲み込んだ。
「師匠……ごめんなさい……」
「ふふ。鴉さんのだから平気です。しばらくキスはおあずけですね……さあ」
 ローションでぬめった乳房の先端をすでに始めたハルユキの性器にすりつける。ハルユ
キはひぃっと悲鳴をあげながらも、まだ敏感なクロム・ディザスターを揺らしてしまった。
「今度は――鴉さんの番よ」
「――がんばります」
「今日こそ、ちゃんと気持ちよくしてね……」
 楓子の言葉にハルユキは確信を持って頷いた。
476師匠といっしょ・えっち弱すぎ編 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:04:24.25 ID:0yzeUQIG
「いやあああああっ! いやっ! だめっ! 鴉さん! いま動いちゃだめぇ!」
 同年代の少年よりもすこしだけ横に大きいハルユキがゆったりと入れるほど、有田家の
バスタブは広い。ハルユキと楓子の二人が入ってもまだ余裕のある浴槽でハルユキは楓子
を正常位で貫いていた。湯面はバスタブに寝転んだ楓子の乳房を浮かす程度の深さなので、
おぼれることはないだろうが、体を反らせて絶頂する楓子の姿は水におぼれているように
も見える。
 そもそも胸奉仕と口戯れへの興奮で楓子のソコは濡れそぼっていたが、ハルユキはそこ
にさきほど使いきれなかったローションをすべてそそぎ込んだ。バスタブの縁に座らせ、
小鳥に餌をあたえる親鳥のように恭しく、ハルユキは楓子をいじりまわした結果がいまの
楓子の艶姿、となる。
 もうその時から片鱗は見せ始めていたのだが、羞恥心からか、師匠としてのプライドか
らか、「ぜ、ぜんぜん、気持ちよくない……もっとしても大丈夫ですよ、鴉さん」などと
気丈に言い張っていたのだが。
 本番がはじまったとたん、楓子は浴室に嬌声を響かせた。たったひと突きされただけで
達してしまい、大いに乱れてハルユキに停止を命じた。
「いやっ、はああっ、あああっ、んっ……んっ……」
 やっとやや落ち着きを取り戻してきた楓子がぼんやりと、クロム・ディザスターを楓子
にさしこんだまま、立ち往生しているハルユキを見上げてくる。快楽から逃げようと頭を
ふるったせいで、髪を巻いたタオルが湯面に落ちて波紋を浮かべた。先ほど洗ったばかり
の髪――実際にはハルユキが洗ったのだが――が湯面に落ちたゆたっている。
 荒い呼吸を繰り返す楓子に向かってハルユキはつぶやいた。
「でも、師匠……動かないと抜けませんよ――」
「だ、だめっ! いま動いたら、だめぇ……!」
 引くのもだめ。押してもだめ。まさに立ち往生の状態だが、このまま楓子を苦しませる
のも、ハルユキの本意ではなかった。心の中でごめんなさいしながら、徐々に楓子からク
ロム・ディザスターを抜き出していく。
「ふあっ!」
 ほんのわずかな刺激のはずだが、敏感すぎる楓子はそれだけで感じてしまい、びくびく
と小さく達したようだ。眉を寄せて快感に耐える楓子に、絞るように締めつけられたハル
ユキもまた、まだまともに動いていないにもかかわらず限界寸前まで追いつめられた。
「ふあっ、あああっ、ああ……」
 湯面をちゃぷ、ちゃぷとゆらしながら脱力する楓子の色気に誘われて、ハルユキはずり
ずりと腰を動かし始めた。楓子が短く悲鳴を上げた。
「いやっ……」
「師匠……すみません、我慢できそうにないです」
 さんざん焦らされた結果、限界まで昂ったハルユキは脱力する楓子に突き込み始めた。
湯面の波がハルユキの動きにつられてちゃぷちゃぷと音を鳴らしはじめ――。
「あっ、だめっ、動いちゃだめええええええっ!」
 同時に、浴室に楓子の悲鳴が響き渡った。

 結局ハルユキが一回到達するまでに、楓子は都度十回も登りきり、気をうしなってしま
った。ハルユキは楓子の体をバスタオルで拭きつつ、自分のパジャマを着せて自室のベッ
ドに寝かせ――今度はもっと、のんびりセックスしようと『揺光』に誓いを立てた。
477 ◆T.om8vwXYU :2012/01/15(日) 23:05:50.34 ID:0yzeUQIG
以上です。

本スレの方の看破#リピール#スキルが高すぎる。
義足の回答ありがとうございました。
478名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 23:18:15.07 ID:FEJUsGnx
GJです
乳豚やら浴室で絶叫やらなんかすごいw
479名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 23:35:16.33 ID:CMi89k9E
全部やったのかw
甘えん坊師匠が一番好きだなあ

しかし今後ディザスター見て吹くようになったらどうしてくれる
480名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 23:57:31.04 ID:FzMyhJs5
っていうか獣もナニと同一視されたと知れば心中穏やかではないだろうなwww
481名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 00:32:53.93 ID:ZcHb9V0L
六つ星きらりいいよねー
俺天川先輩派。そらちでも可。慧もいいよね。
482名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 00:58:31.76 ID:j7E/3KZy
GJ過ぎる、しかしあれだ、義足の主導権を奪うプレイとかやばいぐらいに興奮するな
483名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 01:33:40.24 ID:OxwkFCyh
師匠・・・おそろい子・・・!
484名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 03:43:01.11 ID:j7E/3KZy
「だめっ!?、鴉さん、抜いてください!」
「うっ・・・あっ・・・」
「そんなぴったり子宮に鴉さんのを押し付けたら精子が、赤ちゃんの種が全部入っちゃいます」
「し、しょー、あっ、足が絡みつい「ああーっ、またびくんとした、出るんですね、サッちゃんがいるのに鴉さんは私を孕ませたいんですね」
「そんながっちり足絡めたら、中に出ちゃいま「私の足を操作してまで私の中に出したいんですね」
「ほんとに、もうでちゃ・・・うぷっ」
「んっ、んっ、ふぁっ、鴉さん・・・いっぱいでてます、子宮に・・・いっぱい」

「もう、ゴムが使えないから外に出しましょうって言ったのに」
「す、すいません(師匠がコンドームに針刺してるの見ちゃったんだよなぁ)」
「私の足を好き放題出来るからって、精子全部入っちゃいました」
「ご、ごめんなさい(足の制御権はとっくに師匠にあったはずなのになぁ・・・)」
「もう、責任とってもらいますからね」
「はい、分かってます、僕、師匠好きですから、もしもの時は、先輩は怒るかもしれないけど・・・」
「えっ、あっ、あの本当に・・・?、いやです、鴉さんったらそんないきなり・・・もぅ」
「??」
「・・・じゃあこの薬はいらないですね」
「・・・えっ!?」

義足のやつでここまで妄想した、本当は先輩と同じぐらいハルの事好きそうなのに
あまり感じさせない先輩が可愛くて仕方ない
485名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 06:01:09.15 ID:LbI0DO15
甘えん坊師匠の破壊力やべぇ…
486名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 10:11:12.51 ID:QUCdfoKB
さすがやで
487名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 19:06:03.69 ID:T8CVL8HR
ドS編の
>「ほら、拭いてあげる……その薄汚い豚汁を……大好きな、足の指で」

語義的には「ぶたじる」なんだろうけど、目に入った瞬間「とんじる」って読んでしまって腹筋崩壊してしまったw
488名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 20:37:41.86 ID:Mb1eEyi1
ハルユキのクロム・ディザスターは大きさ、長さ共に、スター・キャスター並だが、
ザ・デスティニーによって強固に包まれていた――
489名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 04:41:39.73 ID:5U9Ot5vv
AWヒロインでアナルプレイが好きそうなのは誰か、タクム以外でお答えください
490名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 09:10:42.29 ID:BfdEYo4j
パドさん
491名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 19:16:10.56 ID:VIx3GJ1M
>>489
タクム以外かよ

じゃあタクムだな
492名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 19:34:49.42 ID:ulmkZBsZ
じゃあ、タクムだわ
493名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 20:03:03.12 ID:td63jX26
そりゃあウタイかユニ。 しかし赤の王はスカーレット・レインとしての名前のほうが馴染みがあるな
494名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 23:49:27.16 ID:uIxttoiu
そりゃフウコ師匠だろ
てか師匠以外の女キャラなんてどうでもいいですし
495名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 01:05:56.82 ID:JaRzu6bE
ニコとういういの場合
・ハルのクロム・ディザスターが入らず、後ろならと自分から差し出す
・プレイ中、前に入らずハルの独断で後ろになる
・入らないだろうと予想したパドさんor師匠がニコorういういのおしりを開発しておいてくれた
って色々と考えられるな
496名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 01:39:43.93 ID:WreoyIWq
いや入らないから後ろとかおかしいだろw
497名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 03:45:58.14 ID:JaRzu6bE
>>496
すまん、書き方おかしかった、入らないというか前じゃ入りきらないから後ろってイメージだった
498名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 13:36:25.83 ID:XSJwo6nB
ここって、作者webサイト掲載中のネタはありなのか?
499名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 17:05:30.63 ID:rw9a6hxQ
ゆとりは知らんだろうが、これ、さすがの猿飛のもろパクリじゃねぇか。
コピーでしか萌えすら作れねーんだな、平成(笑)って。
500名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 17:31:33.20 ID:KxjhcXJn
どこら辺が"もろパクリ"なのかくわしく
501名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 17:32:09.90 ID:TXrd1vck
マルチに釣られてる奴めっけw
502名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 21:18:16.56 ID:KOy/XQAI
>>499
AWがさすがの猿飛と似ているのは、ただ主人公がデブブスなだけwww

しょうもな m9(^Д^)プギャー
503名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:18:53.20 ID:z8otDxuQ
ハルはデブじゃなくてマンマルなだけだろ!いい加減にしろ!
504名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:22:17.97 ID:86mrsXFG
>>503
お、落ち着いてください黒雪姫先輩
505名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:24:38.32 ID:ODGzKdUv
もっ先とは口調が違いすぎるだろ
マジ切れタッくんを想像すると味わい深い
506名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:25:21.12 ID:YDrdIAqv
マンマル! カワユス!
マンマル! カワユス!
507名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:35:54.37 ID:Y6eGwdI6
我々は暖かく見守ろうではないか……!
タッくんがっ……シャワーを浴びる様子をっ……!
508名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 23:08:29.20 ID:JU8vcbT8
タッくん×ハル
509名無しさん@ピンキー:2012/01/20(金) 00:23:43.02 ID:imolpFqL
タッくんは受けに決まってるじゃない! 幼馴染のあたしが言ってるんだから間違いない!
510名無しさん@ピンキー:2012/01/20(金) 00:25:52.42 ID:4mX7AItd
>>509
ご飯運び係さんチィーッスww
511名無しさん@ピンキー:2012/01/20(金) 21:24:47.22 ID:RDxx0Irq
test
512名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 00:32:21.89 ID:i3cOvjqI
>>509
かませさん乙っす
513名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 03:48:45.11 ID:dGJbVa9U
各々がた、ヒロインにしてほしい、または似合うと思う反応はあるか?
耳まで赤くしてイヤイヤと首を振って恥かしがるアスナは嗜虐心をそそらないか
ぽー…っとなって垂れかかってくるリーファも良いだろう
甘い言葉に真っ赤になって反論してくるリズは可愛らしかろう
カチカチに緊張して強張るシリカは思わず抱きしめたくなるだろう
だがあえて俺は、本心では自分では繋ぎ止められる筈もないと思い込みながらも身体を重ねてしまうシノンさんを推したい!
514 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 09:36:10.29 ID:He3w99E6
いつも感想、GJ、ありがとうございます。

SS投下します。迷ったのですが、投下させていただきます。

・「ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン2」は短編連作です。
・ハーレム 異種姦 今回は妹丼編(リーファ、シリカ)のリーファ編です。
・リーファ×トンキー トンキー姦

注:異種姦描写がありますのでご注意ください。

NGは「ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン2 ◆T.om8vwXYU」です。
「いや……いやだよぉ……トンキー……」

 植物の根をおもわせる触手に体中をからめ取られ、身動きがとれないリーファをそのま
まに、象水母型邪神級モンスターは、異形の羽をもってしてヨツンヘイムを飛翔していた。
 リーファはいま、四肢を葦のような触手で拘束され中ずりにされている。しかも顔が下
向き――ヨツンヘイムの地面に向けられているので、否応なくそれを目にしてしまう。

――ひっ!

 真下にぽっかりと空く大穴にリーファは息をのんだ。
 翅による飛行が不可能なヨツンヘイムにあって、底の見えない大穴の真上にぶら下げら
れるというのは、恐怖体験そのものだ。
 死んでも直前のセーブポイントに戻るだけだが、眼下にぽっかりと空いた光をのみこむ
グレートボイドの暗闇は、「落っこちたらどうしよう」的な、人間の根源的な恐怖を呼び
起こす。
 いくらスピードホリックたる彼女でも、恐怖から逃れるすべはない。
 寒さと落下の恐怖に美貌のシルフは心の中で叫ぶ。『お兄ちゃん、助けて!』と――。
 が、その願いはヨツンヘイムの暗がりに空しくとけていく。
 器用にうごめく植物状の触手に、腰から下を覆っていた緑布と愛剣は回収されている。
 頼りの長剣は腰になく、キュロットとニーソックスのみ、という姿にされている。たま
に手足をばたつかせてなんとか脱出できないかともがくリーファが、悲鳴をあげながら固
まった。

「はうっ!」

 臀部をなで回される感覚に、リーファは恐る恐る、自分の肩越しにお尻を見る。
 手足を拘束している触手よりも細い触手が一本、リーファのキュロットと下着の内側に
潜り込んでいた。ちょうど背骨のあたりから侵入をはじめた触手は尾てい骨のあたりをす
べり、さらに下へ下へと潜り込んでいく。

「んっ……や、だぁ……入ってこないで……」

 繊毛をはやした触手が白い桃をぱっくりと二つに割ったような、美尻の間を侵入してい
く。
 感覚だけがのこる後ろの穴を通り過ぎ、<<発情>>のせいですでに潤みをもつ秘処へ到達
する。
 本来リーファとぴっちりと密着しているはずのキュロットと下着の間を、触手がのたう
ちまわりながら進んでくる。

「ひっ、やぁ……」

 リーファはぎゅっと目をつむり、うしろの穴とスリットの極浅い部分と秘芯への刺激に
耐えようとするが、まだ乙女のリーファには荷が重すぎた。ぞふぞふと細かい震えを繰り
返す触手の振動がリーファを誘惑していく。

「あ……う……んっ……」

 押し漏らすような吐息がリーファの口から漏れる。
 微細に振動する触手が肉扉の入り口をくすぐり、そのすぐ上の陰核に振動を伝えつつ、
ずぽっとキュロットの前側から飛び出した。
「い、いやあああぁ――っ! あぐっ!」

 自らの股関を這い回ってきた触手がリーファの唇を強襲した。繊毛がびっしりと生えた
触手が舌の上を滑っていく。
 痛痒いはずの乱暴の刺激が、<<発情>>のステータス補正で、痛みのほとんどがキャンセ
ルされ、ただただ舌を巻き取られる快感のみをリーファに伝えた。

「んぐ……んっ……んぐっ……」

 乙女の桜色の唇をめくりあげ、植物の蔦に似た触手がずっちゃ、ずっちゃと、行き来す
る。触手は最後にリーファの舌に巻きつき、じゅゅりゅる、と音を立ててリーファの口内
から出て行った。

「ん――――っ!」

 舌をねこそぎ持っていかれる――だが、舌の上下を繊毛が通り過ぎる痛痒は快感を生み、
リーファの脳を直撃する。
 
「はぐ……はっ……ああ……」

 息苦しさと舌のしびれにあえぐ、リーファの反応に気を良くしたのか、トンキーは彼女
の股の間にはさまったままの触手を、緩やかに律動させはじめた。
 触手はリーファの股下全体を覆い、密着しているため、後ろのハマりと秘裂の入り口と、
未熟な秘芯が同時に擦られてしまう。

「はぁ……んっ……トンキー……」

 動き自体は大ざっぱだが、触手に生えている繊毛が性感をこそいでいった。快感がブー
ストされているリーファにとっては、たとえ小さな刺激だとしても、それを快感としてと
らえてしまう。

「ふぁっ……」

 ちゅるちゅると秘芯の上をはいあがる触手から振動が与えられるたびに、リーファは背
筋を震わせた。

――だめ…これ…気持ちいいかも……そうじゃなくて!

 揺さぶられる快感に夢中になりかかり、リーファはぶんぶん頭をふるって正気を取り戻
そうとする。しかし、押し寄せる快感はあくまで優しく、リーファの理性を押し流してい
く。気丈に引き結んでいたはずの唇が徐々にひらきはじめていた。

「はう……んっ……ぅぅ……」

 リーファがかすれた吐息を唇から漏らしていると、するするとトンキーの胴体から新た
な触手が伸びてきて、こつん、と鎖骨のあたりに当たった。

「はうぅ……なに……な、なに?」

 なんどか鎖骨をなでた後、触手は衣装の開いた上部に触手が侵入をはじめた。胸元を繊
毛に引っかかれ、リーファは思わず身を引いた。
「う、ああ、あっ……そんなとこ、さわらないで」

 リーファの目におびえが浮かぶ。触手はそのまま彼女の旨を覆う薄布を押しのけていっ
た。白い淡い布の内側で、ぐるっ、とアンダーバストを一周し、くるくると双丘にまきつ
く。

「やぁっ……胸にっ、巻きついて……んっ……揉んじゃやだ……そんなに強くしないで…
…」

 ざらつく触手が根元からぐにぐにと巻きついてきてバストをきゅっと絞り、乳房を覆う
布をうごうごとうごめかせる。円錐の形にまで絞られた乳房の先の突起を、触手がチロチ
ロ刺激してくる。

「ううっ、やめてよぉ……うっ、あんっ、あああっ……」

 服の内側で行われている暴挙と乳首からあたえられる強い刺激に、翻弄され腰回りに入
れていた力ががくっと抜けた。
 四肢にからみつく触手さえ、彼女の二の腕や脇をくすぐってくる。内もものあたりに絡
んだ触手が肉感的な肢体をなで回していた。

「ふあ……あああ……ああ……」

 多重の刺激にリーファは糸の切れた人形の様に脱力した。押し寄せる波に意識が跳びか
ける。

 と――。触手は手にとぷっ、とぷっ、とトンキーの本体から何かが滴ってきた。

「え……な、なに……なにするの……?」

 体中に巻き付いていた触手がぶくっ、膨れ上がり、リーファへの拘束が強まった。乳房
がより強く締め付けられ、股の間を通っている触手がみじろぎする。

「あっ……くっ……太く……やっ……くるしい……やめっ……」

 きつすぎる締め付けに、リーファが喘いでいるうち突如、触手が震えだした。リーファ
を責める動きではなく、まるで内側から吹き出すなにかを我慢しているかのような……。
 股下を通っている触手もそれにならって震えだした。再び始まってしまう予感に、リー
ファは背筋を凍らせる。が――。リーファの予想は裏切られた。
 触手がさらに膨れ上がっていく。内圧に耐えきれず触手が波立つ様子に、眉をリーファ
は口元をおろそかにしてしまった。ふたたび、一本の触手がすばやくリーファの水蜜桃の
ような唇をめくりあげ、飛び込む。

 くっちゅうっ――

「んぐっ!」

 先ほどとはタイプも太さも違う、節くれだった触手が唇を出入りし、リーファの舌の上
をすべっていった。舌の上にのった触手がぶくっ、と口内で膨らんだ。

「んぐっ、んっ、んっ、んぐっ!」
 舌への蹂躙に耐えていると、リーファの口を犯している触手も徐々に太くなっていった。

「……んっ、っ、んむっ……!」

――な、なに……なにが起こるの……?

 舌をせめられつつ、リーファが疑問を頭に浮かべたその時、びしゃあああっ!と膨れた
触手から何かがあふれ出た。

「ひああああああっ!」

 慌てふためき絶叫するリーファ。息苦しさはなくなったものの、代わりに正体不明の粘
液が体を覆ってくる感触に身もだえる。
 全身に冷たい何かがまき散らされ、濡れていくのがわかる。
 そして吐き出された液体のにおいがリーファの嗅覚を犯した。

「ああっ……ああ……甘い……」

 リーファは口の中で爆発した液体にとろける甘みを感じた。煮詰めた蜂蜜を、さらに蜂
蜜でといたような甘さを持つ、半透明な粘液が強烈な甘さで脳髄を犯してくる。
 触手から飛沫した粘液は緑がかった金髪にもへばりいついた。
 乳房を覆う布やキュロットの内側でも粘液を吐き出されたせいで、服が濡れリーファの
肌にぴったりと貼りついた。とくに胸元の布は、濡れはりつき、乳房の淡い桃色の乳首の
形をしっかりとトレースしている。
 冷たい粘液に股下と乳房を汚されたリーファはついに瞳から涙を流した。触手が口の中
から出て行ったことにもリーファは気がつけない。
 しかし、トンキーの暴虐は続く。
 最後まで彼女をまもっていたキュロットと下着を、触手が引きさげ始める。

「あうっ…………っ……」

 あわてて股を引き締めて対抗するが、キュロット自体が粘液で濡れているため、肌の上
をすべってしまう。
 やがてさらに強い力が加わり、ずるっ、とキュロットが膝下までずりおろされた。

「――!」

 リーファはもう言葉もない。
 仄暗いヨツンヘイムにあって、まるで真珠のように白くてなめらかなリーファの臀部が
あらわになり、先ほどまで繊毛が好き放題出入りしていたそこは、トンキーが吐き出した
粘液とリーファから生まれた分泌液でしとどに濡れ輝いている。
 地下深くのダンジョンでオンナノコの大事なところを露出してしまっている事実に、
リーファが震撼しているうち、巻き付いていた触手が再びぞふぞふと身じろぎしはじめた。
 四肢を縛っていた触手がリーファの体を這いまわる。

「あああっ……んぅ……おっぱいも……おしりもぉ……」

 切なげなボイスエフェクトが暗闇へ吸い込まれていく。触手はその反応を楽しむように、
何度も何度も、お尻の小山を上下した。最初はくすぐったかっただけのお尻へのなで回し
が、徐々に心地よくなっていった。腰のあたりから脚の付け根を優しくなでられ、リーフ
ァは声にならない悲鳴を上げる。
 快感にとろけそうになるリーファがソレを視界にとらえた。いままでの触手とは違う、
太い何かがウエストをなで回していた。

 ――なんだろ、あれ……太い……? でも見覚えあるような……
 
 お尻と胸から与えられる快感に耐えながら、服の上からウエストをなでる太いソレに目
をこらした。

「え……お鼻……?」

 子供の胴周りもある「鼻」だった。二つの穴がぽっかりとひらき、わずかに先を濡れ輝
かせているトンキーの鼻。その鼻が先ほどからウエストをいじり回していたのだ。

「え……と、トンキー……? や、ちょっと待って!」

 混乱するリーファに見せつけるように、トンキーの鼻はするすると股の間に移動する。
 
「やっ、だ、だめっ! だめ――!」

 鼻が向かう方になにがあるのか。気がついたリーファは、再び股をとじようとしたが、

「あうっ!」

 くっ、と脚に絡んでいた触手が脚を引っ張った。なんとかあらがおうとするが、そのた
びにお尻をなでまわされ、力が入らない。逆V字で開かされたリーファの間に、トンキー
の鼻が接触した。

 くちゅっ、と水音をさせながら。

「やああああ! だめっ!そこは……そこはだめ……お兄ちゃんに……」

 触手の愛撫とは明らかに違う感触にリーファははばからず絶叫した。
 肉扉をわずかに開かれただけで白い電撃が腰と頭を駆けめぐる。そのまま鼻を突き込ま
れるものだと誤解したリーファは身を硬くして暴れ回る。
 だが、トンキーはずずりゅっ、と確かめるように鼻をならした。
 
「んっ――!」

 入り口のあたりを震わせる鼻のうねりに、リーファがうめく。じゅるる、じゅるじゅる、
と鼻がならされるたびに入り口を揺さぶられ、そのたびに内側のなにかを吸い上げられる
ような感触がリーファに与えられる。
 
「ふあっ、あっ、なにっ、なにしてるの……トンキー……」

 不快どころかお腹を揺さぶられる快感に意識を飲まれそうだったリーファが、トンキー
がしている行為の正体を引き当てた。
 
 リーファの秘裂から滴るそれを、トンキーが鼻をストロー代わりにすすっていたのだ。
 
「やっ――!」

 悲鳴をあげるよりも早く、トンキーは準備を終えてしまった。鼻先をリーファに押しつ
け、ものすごい勢いで吸い上げをはじめた。
「ひやあああああぁぁぁぁっ!」

 泉の水を吸い上げるような勢いでトンキーの鼻が蜜を吸い上げはじめた。ぶるぶると
リーファのお尻が揺れる。

「い、いやあああああっ! やめてっ! 吸っちゃだめぇぇぇ!」

 じゅりゅりゅ、じゅりゅりゅ、と蜜を吸い上げる音が周りに響いた。吸引によって揺れ
動いた空気が周囲の冷たい空気をもかき集めてしまうため、秘裂のすぐ上にある秘芯を空
気の動きでくすぐりはじめる。うごめく冷気になで上げられ、リーファは腰をひくつかせ
る。膣道を伝って内部まで伝わる振動がリーファを高ぶらせていった。

――また……またぁ……

 泣きわめくリーファの意志とは無関係に、限界まで高ぶった体が勝手に反応していき―
―。ついに頂点へたどり着いてしまった。

「ふあああ……ああっ……あああ……」

 法悦の表情を浮かべながら、背を美しく反らし絶頂するリーファのスリットから蜜とは
違う水滴が吹き上がる。きらきらと光り輝く水滴がヨツンヘイムの大穴にむかって落ちて
いった。
 その液体すら吸い上げられ入り口間際をすわれたことで、分泌していた液体がすべてト
ンキーに飲まれてしまった。
 なんどもバキュームされた秘裂がひくひくとうごめいている。
 が――。
 
――あ……おなか……おなかが熱い?……寂しい……?

 生まれてから一度も味わったことのない快感が、リーファの膣道を再び濡らしはじめる。
トンキーの吸い上げが終わってからも、お腹から響く快感か止まらない。それどころかも
っともっと、と求めてさえいる。
 動きを止めてしまっている触手から再びもたらされるものが――ほしい。

――ほしい……ほしいよ……トンキー……

 膣道が生む快感に導かれるように、リーファはトンキーにささやいた。声はなまめかし
く潤んでいる。
 
「トンキー……エッチしよう……」

 狂った理性と本能が、シルフの少女に口走らせる。愛おしい兄の姿が一瞬だけ脳裏をよ
ぎるが、求める気持ちのほうが上回ってしまった。
 手足をからめ取られ、乳房とお尻に触手をまきつかれリーファは狂おしく、トンキーを
求めた。頬や胸元からのぞく肌は朱でそまり、焦点のあわない目線で、いまだくっついた
ままのトンキーの鼻を肩越しに見つめる。
 
――あんな、あんな大きいの……はいらないけど……でも……

 理性ではそう理解しているのにソレでいっぱいに埋めてほしい欲望が、たしかにリーフ
ァに渦巻いていた。
 ほろりと流した透明な涙は、羞恥によるものか、求めても与えてくれないトンキーへの
抗議の涙か、リーファにもわからなかった。


 しかし、リーファの懇願に――トンキーは困ったようにひゅるる、と鳴くだけだった。
――――

「じゃあ、行ってくるけど……本当に大丈夫か、アスナ」
「うん。リズたちが帰ってきたら、連絡するね……」

 ベットに横たわったアスナがぼんやりと俺を見つめてくる。気だるげな様子に少しだけ
心配が頭をよぎったが、まああれだけすればしかたないか、と頭の隅で考えなおした。リ
ズとシノンは途中で休憩を挟みつつ(<<発情>>中のリズとシノンがどんな休憩をするのか
は、ほんの少しだけ気になったものの)、こちらに向かうそうだが――リーファとシリカ
からはメッセージへの返答がない。
 様子見のためにも、俺はヨツンヘイムに行くことにした。正直邪神級モンスターがうろ
ついているあそこに一人で乗り込むのはかなりおっかない。
 でもそれ以上の恐怖――場合によっては危機にさらされているかもしれないリーファた
ちに比べれば、俺の躊躇なんて些細な問題だ。念のために剣を二本背中につり、俺はアス
ナとユイを残してホームを飛び出した。

――――

 ヨツンヘイムにつき、トンキーを呼んだら、触手にとらわれた半裸のリーファがついて
きた。
 さらにトンキーに案内されて入った洞穴には全裸のシリカの上に覆いかぶさる、ピナの
姿があった。<<発情>>時に股間がアクティブ化するモンスターもいる、というユイの言葉
がよみがえり、刹那のだけピナを疑ったが、幸いピナはその暖かそうな羽毛でシリカを暖
めていただけらしい。
 俺はひとまず、アイテムストレージからシェラフを実体化し、二人をその上に泣かせた
上で、洞穴内を暖めるために持ってきていた炭に火をつけ、その直ぐそばに座り込んだ。

 二人ともどうやら犯される、ということはなかったようだが、それなりのメにはあって
いるらしい。起きたときにどうフォローしようか考えを巡らしため息をついた。
 
 いや、説明のしようがない。正直に言うしかない。
 
 俺は二人が受けるショックの大きさに戦慄しながらも、いまはやすらかな寝顔を見せる
リーファとシリカの顔を見つめ続けた。
522 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 09:41:03.26 ID:He3w99E6
以上です。

次スレ立ててきます。
保管庫できたので、URL追加しときます。
523名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 09:48:09.66 ID:He3w99E6
524名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 10:02:40.15 ID:DWGdytXt
>>522-523
乙です
525名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 13:50:57.12 ID:dGJbVa9U
そっかもう480Kいったのか。乙です
526名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 18:04:04.88 ID:8aZdiL6V
投下もスレ立ても乙でした
527 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:30:27.86 ID:He3w99E6
埋めます。

下記、2012年1月21日現在、原作者webサイトで公開中の『儚き剣のロンド』の内容を含みます。
未読の方はスルー、もしくはNGをお願いします。

NGワードは『埋めネタ ◆T.om8vwXYU』です。

1レス完結で、3レスほど。


※SS保管人様 時事ネタにつき保管不要です。よろしくお願いします。
528 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:33:46.20 ID:He3w99E6
 二〇五のプレートがついたドアに突進。叩き破らんばかりにダンダンダン! とノックする。
これももちろん<<閉じられたドア>>だが、ノック後何十秒だかは声を通す。

「ヒースクリフ! 俺だ! 開けるぞ!!」

 返事を待たずノブを回し、ドアを押し開ける勢いのまま内部に転がり込むと同時に、簡
素なベッドから弾かれたように立ち上がる人物と眼が合った。真鍮色の瞳がいっぱいに見
開かれ、唇が空気を吸い込んだところで、俺はドアをバタン! と閉める。
「うおおおおおおおおおっ!?」
 バリトンの絶叫が部屋に響き渡る。が、俺は手振りでなんとかヒースクリフを落ち着か
せた。
 俺は改めてヒースクリフに目を向けた。上半身は裸で、下には何というか白い布が巻か
れていた。「褌」一丁になったヒースクリフの身体は美しかった。茅場晶彦の手違いで、
現実の体格に戻されていないのではないかと疑ってしまうほど、一人の男として理想的な
体躯をヒースクリフはもっていた。美術の教科書に載る、彫刻家が心魂を籠めて作成した
彫刻めいたヒースクリフの半裸に、俺はおもわず見とれてしまった。俺はもちろん男だし、
そっちのケはない。だが、あまりにも見事だ――。見事すぎるほど――だ。
 この「褌」というアイテムに関しては少々おもしろい話がある。女性用の下着のバリ
エーションが豊富なのに対し、ベータテスト当時は圧倒的に男性用下着のバリエーション
が少なかった(当時はブリーフしかなかった)。まあ、いったんオブジェクトの雛形さえ
作り上げてしまえば、あとは布地に貼り付いたテクスチャのデザインでいくらでも水増し
――もとい、別名のアイテムを生産できるのだが、その「雛形」自体がすくなかったため、
アーガスの運営スタッフは全社員にアンケートを取る。数々の男性用下着のアイデアが提
案され、いくつかが実装された。その時点では、この「褌」というアイテムは提案の中に
は入っていなかったのだが、しかし、あるトップクラスの開発責任者がこの「褌」という
アイテムをゴリ押しし、正式サービスの稼働が間近であることもあって、スタッフがしぶ
しぶ作成したのが、ヒースクリフの装備している「褌」というわけだ。ここからは少々良
い話になるのだが、当初「褌」に反対していたスタッフは自腹で「褌」を購入し、実際に
着用し、意外なつけ心地のよさに気がつき、ほかの男性スタッフにも着用を勧めた。そう
して次々と「褌」の魅力に気がつきいたアーガススタッフは、サービスに正式導入する際
の「褌」を「越中褌」にするか、「六尺褌」にするか、白熱した議論を繰り広げた。
 柔かいものの描画を苦手とするSAOシステムにあって布地の長い「六尺褌」は、オブ
ジェクトの作成が難しい、とあきらめかけたスタッフに喝をいれたのが、最初に「褌」の
実装を決めた開発責任者だった。その男は余すことなく「褌」への情熱をスタッフに語り、
スタッフたちは涙をだらだら流しながら、リーダーの熱を受け止め、不断の努力のすえ
「六尺褌」の正式実装にこぎ着けたのだ。
 さて――そのアーガススタッフの不断の努力の結晶が、ヒースクリフの装備品としてあ
らわれている。俺は改めてヒースクリフの「褌」を見てみた。これが<<ソードアート・オ
ンライン>>に仕様として実装された唯一の「褌」、「六尺褌」だ。ヒースクリフの腰骨の
あたりをとおり、臀部にまわる布は白いが股間のあたりに被さっている前垂れには赤の
染め抜きで十字が描かれていた。和洋折衷とはこの事か。だが、ヒースクリフの神像めい
た体躯にあって、その和洋折衷の「褌」はあえつらえたかのように似合っている。まるで
ヒースクリフに与えられた、ユニークアイテムであるかのような似合いっぷりだった。
 だいぶ脱線してしまったが、俺はヒースクリフにいくつかの操作指示をだした。
 ヒースクリフは理性を失わない目でうなずくと、俺の言うとおりウィンドウを操作する。
「そ、それだ! <<コンプリートリィ・オール・アイテム・オブジェクタイズ>>! 
ゴー!!」
 ヒースクリフのストレージから、アイテムが実体化する。しかし、どうしてこんな
数の褌が必要なのだろうか。「団員用だよ。女性用もあるよ」と、ヒースクリフが何かを
言った気がしたがとりあえず無視して、おめでたい紅白の男性用褌をぽいぽいと移動
させながら、一番下にあったそれを引き出す。
先ほどヒースクリフがネズハ氏に強化依頼した、<<アニール・ブレード+4>>。
 ヒースクリフの唇が震えながら、つぶやきをこぼした。
「……うそ……そうだ……救済手段、忘れてた……」
529埋めネタ ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:34:18.05 ID:He3w99E6
 階段を(略)

「エギル! 俺だ! 開けるぞ!!」

 黒茄子のような(略)
 <<コンプリートリィ・オール・アイテム・オブジェクタイズ>>によってエギルのアイテ
ムが実体化する。その一番上に、女性用下着が一枚。たしかに装備品として有効でなくと
も、アイテムとして所持するのであればシステム上は問題ない。
 倫理的、精神的には大いに問題がある気がするが。俺が呆然としているとエギルが言う。
「ち……見られちまったか。まあいいさ。これがこれからのトレンドアイテム、女性アバ
ターの使用済み下着だ」
「し、使用済み下着……?」
 エギルはとくに悪びれる様子もなく、ああそうだ、と言った。俺は首をかしげる。
「べ、べつに、その、匂いとか……そもそも前所有者の履歴が表示されるわけじゃないん
だぜ? ただの中古品だろ……?」
「ふっ。これだから商才のないやつは……あのなあ、キリト。アイテムの所有権ってのは、
何秒継続する? たとえば、なんたらペチコートやら……」
「ペチコートって下着なのか!?」
「そうだが……? いや、それはいま問題じゃない。たとえばそのペチコートを装備した
アバターがいるとするだろう? 装備状態のペチコートをディスアームするとどうな
る?」
「は……そりゃ……装備武器のドロップ状態になるだろ……?」
「ああ。そしてそのディスアームしたペチコートをそのまま持って行ったらどうする?」
「……それはもう、ドロップ状態じゃないよな。スナッチアーム状態――場合によっては
ハンドオーバー状態だ。でもそれがどう……? いや、まさか……」
「そうだ。確かに所有権の欠損するの三百秒では短すぎだが、装備者情報保持は三千六百
秒、つまり一時間だ。それなら買いたいってやつもいるのさ。確かに前所有者の履歴は残
らない。だが、装備車情報が有効な間に、オタノシミをしたがる連中はたくさんいる。な
にせ……考えようによってははまだ『装備中』の下着だからな!」
「いや、でもその間、下着を提供したアバターってノーパンでいてもらわなきゃいけない
んじゃないか? 下着を装備したら、所有者属性が上書きされるだろ」
「そりゃ、一時間は装備更新しないでくれって頼むに決まってるだろ! ちなみに、この
下着はつい十五分ほど前にスナッチした――アルゴのものだが」
「あいつなんでもかんでも売りすぎだろ!じゃあいつ、いま……ノーパ――」
「そういうことだ。まあ、あいつも商売人だからな。渡世、渡世……」
「……」
「ところでおまえ、俺になにか用があったんじゃないか?」
「……いや、もういいや。その下着、売れるといいな」
「ああ。俺はもっと手広くやるぞ。スナッチスキルビルドのギルドを作ってだな。最終的
にはオークションを――」
「……まあ、がんばってくれ」

 俺はエギルの部屋から出ると、フレンド登録されている「アルゴ」にメッセージを送る。
あいつもベータテスト出身だから、俺の意図するところはわかるだろう。
 俺はエギルの計画を破綻させる事にした。
 なにせ、奴がねらっているのは女性の下着だ。そしていつかかならず、あの美貌の細剣
使いのものを求めるだろう。それが――。――なぜだかそれが無性に嫌だった。

 止めるなら、今のうちだ。アルゴへのメッセージはこうだ。
『パンツをはくまえに、<<コンプリートリィ・オール・アイテム・オブジェクタイズ>>し
ろ。そのあとパンツをはけ。あともう、パンツ売るなよ』
 俺がアイテムを<<コンプリートリィ・オール・アイテム・オブジェクタイズ>>をした意
味をエギルは理解していなかった。だからいまアルゴが<<コンプリートリィ・オール・ア
イテム・オブジェクタイズ>>すれば、下着はアルゴの元へと戻る。
 ――きっと消えた下着の下に、ネズハに奪われたエギルの斧が出てくることだろう。
 だが、この恐ろしい計画は今日で潰える。
 エギルが「…………うそ…………」とか言っている気がした。
530埋めネタ ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:34:59.51 ID:He3w99E6
 ――ない。実体化されたアスナの恥ずかしい布やらえっちな下着やらの一番下にうもれ
ているはずの、彼女の装備で一番重いはずの細剣が、存在しない。
 俺はあわててメインメニュー・ウインドウを呼び出して現在時間を確認する。
 タイムアップ――していた。ぜんぜんミッションをポッシブぶれていない。
 背中からは、大型空調ファンを止めてしまったサーバールームのように灼熱する、アス
ナの視線を感じる。俺はまるで世界一高いビルの外壁をよじ登っている途中に、いきなり
右手のSTR補正がなくなって、地面へ向かってさかさまに落ちていくような恐怖感にお
そわれた。おそらくあと数秒で炸裂するだろう、アスナの核弾頭をなんとか不活性化させ
なければ、俺の命は終わってしまう。PKする手段は無数にある。彼女はその手段に必ず
たどりつくはずだし、俺はきっとそれを回避できない。
 俺は覚悟を決めた。ここで決めるしかない。
 俺はありとあらゆるシミュレーションをはじめた。目の前にはいくつかのブレストプ
レートと無数の下着がある。白だったり、ピンクだったりする布切れ――微妙にピンク系
が多そうなそれらにうずもれた、ブレストプレートに活路を見いだす。
 俺はうやうやしく金属の胸当てを手にして、そのまま後ろにふりかえる。
「…………うそ…………」
 ――この「…………うそ…………」はきっと、俺への信頼ゲージとか高感度がだだ下が
りする合図なんだろうなー、なんて考えつつ俺はなるべく神妙な声音で言った。
「アスナ……アイテムをからっぽにした理由は、実はこれなんだ」
「……え」
「とりあえず、これだけアスナのストレージに格納してくれ。アイテムストレージの一番
右下に。そのあと装備タブを開いて……」
「……」
 下着を見られたのがよほど恥ずかしいのか、顔を真っ赤にしながら目の端に涙をためる
アスナだったが、素直に俺の指示通りにしてくれる。アスナに渡したブレストプレートが
彼女のアイテムストレージに格納され、続いて装備タブを開いた気配。
「アスナ、そのまま装備タブの頭部に、さっきアイテムストレージの一番右下においたブ
レストプレートをドロップしてくれ。それで、きっと――」
「……」
「ドロ――――ップ!!!」
 もう勢い押ししかないと判断した俺は、枯れた声でそう叫んだ。
 不審と殺意を視線をみなぎらせ、瞋恚の炎を纏う彼女は姿は美しかった。俺への信頼は
時間経過とともに下がっているだろうが、それでもまだ数パーセントは残っているらしい
好感度補正で、アスナは俺の言うとおり操作をしてくれた。
 装備が実体化する――。
「え……きゃああっ!」
 突如、ふつうは装備不可能のはずの胸部装備アイテムが、アスナの頭部に出現した。彼
女の<<ディティール・フォーカシング・システム>>はいま、ブレストプレートの裏側のみ
を映し出しているはずだ。俺は彼女の視界がふさがれたと同時に部屋のドアへかけだした。
 SAOベータテスト時代から続くバグ技。本来装備不可能な装備を無理矢理装備させることが
できるこの技は、ベータ時代にもっとも流行ったバグ技だ。装備アイテムをすべてスト
レージから排除し、さらにストレージの一番右下に装備したいアイテムを置き、それを装
備タブにドロップすることにより、なんと防具だろうが、武器だろうが、なんでも
装備可能なのだ。これはベータ出身者の、しかも最前線に属していたプレイヤーの中で秘
匿され、GMには報告されなかった。現在のSAOでは試したことがなかったが、どうや
らバグがそのままになっていたらしい。俺は全速力で部屋のドアノブを回し、飛び出し、
「ア、アンタ、いったい何をしに来――」、扉を閉め、十段とばしで階段を駆け下り、宿
屋を後にした。
 懐かしのウルバス東広場を横切り、さきほどネズハとその仲間たちがいた酒場へひた走
り、スイングドアを開け放つ。
 いきなりの闖入者にいいあんばいに酔っぱらっていた、ネズハとその一味が目をまんま
るにしながら俺を凝視する。だが、かまってはいられない。俺は彼らにむかって歩き出し
ながら、追跡されないようにアスナとのパーティを解除した。これで少しは時間が稼げる
――。
「な、なんだてめえは!」
 おののく大男を手で制止しながら、一息に叫んだ。なんせ、命がかかっているのだから。
「おまえらの――悪事を暴きにきた公儀隠密だ――覚悟しろよ、この外道ども!!」
 俺はシニカルに笑いながら、背中の<<アニール・ブレード+6>>を引き抜き、彼らに
突きつけた――。
531 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:35:38.14 ID:He3w99E6
以上です。
532名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 21:40:56.70 ID:8aZdiL6V
アホすぎるwww
533 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:48:09.02 ID:He3w99E6
おまけ。


 倉嶋チユリは覚悟を決めて、能美征二の元へと向かっていた。校内で数少ない、ソーシ
ャルカメラ範囲外のスポットへと、重たい脚を引きずりながら歩いている。胸には悲壮な
覚悟がある。すでにメッセージアドレスも、リアルアドレスも、顔さえ知られている能美
征二に逆らえば、どんな報復を受けるかわからない。その上――。
 ――ハル……タッくん……
 胸に幼なじみ二人の名前を思い浮かべる。有田春雪は女子シャワー室へ侵入している写
真を撮られ、さらに<<シルバー・クロウ>>のアイデンティティたる『翼』をとられている。
そして黛拓武――<<シアン・パイル>>もリアル情報を知られている。
 チユリは、能美に従うしか、なかった。
 ――どんなことをされても……
 想像するだけで、冷たい恐怖に支配される。昨日の夜、能美に呼び出しを受けてから震
えがとまらなかった。
 ――怖い……こわいよ……ハル、タッくん……
 それでもチユリが脚を進められるのは、幼なじみ二人への想いと、能美という圧倒的に
理不尽な存在への怒りの想いが胸に渦巻いているからだだった。
 たとえ、たとえどんな要求をされても、心を凍らせて従おうと胸に決めて、チユリは略
奪者の元へと脚を進めた。
 そして――



「さあ、倉嶋さん! いや<<ライム・ベル>>! 僕から童貞を奪ってくれ!」



 倉嶋チユリは泣きたくなったが、覚悟を決めていた思考が能美の言葉を反芻し、冷静に
分析する。

 前提一、倉嶋チユリは能美から童貞を奪いたくない。
 前提二、能美征二は童貞を奪われることを望んでいる。
 前提三、能美征二は<<略奪者>>である。略奪することに喜びを感じる、変態である。

 結論、能美征二はチユリから「奪われること」を要求していて、無理矢理「奪わされ
る」チユリの心を「奪う」つもりなのだ――! 本人が望まない行為を強制的に行わせる
ことで、能美征二は己の心を満たそうとしているのだ――!

 チユリが考えていた以上に、能美征二はゆがんでいる。
 要求するプレイのレベルが高すぎる――!

 ――ただの……変態……こいつ……



続きはそのうち……
534名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 22:11:50.28 ID:AmXFx7Zk
いつも乙です
535名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 22:35:42.88 ID:XkZqmcN2
乙ww
536名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 23:00:37.80 ID:V8rPOp9u
わろたwww
>>装備不可能な装備を無理矢理装備させることが できる
これの元ネタなんだったっけ? FF3だっけか
537名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 23:03:55.43 ID:i3cOvjqI
>>536
FF6のドリル装備
538名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 23:08:13.88 ID:V8rPOp9u
>>537
そうだったか。d
539名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 23:44:32.59 ID:azdsvmi3
ちくしょうwww爆笑したww腹痛いww
540名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 03:02:51.76 ID:KJWKlP/C
保管庫に入れないのって勿体なくね?
541名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 16:27:21.26 ID:/KHq1c2t
いろいろひでぇwww
542名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 21:17:13.68 ID:u41aWpxk
test
543名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 21:19:21.99 ID:1u294MzM
たんま。あと1kbしかない。次スレに投下を
544名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 21:34:03.80 ID:u41aWpxk
>>543
いや容量落ちしたか
わからなかったからtestしただけです
545名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 21:38:31.09 ID:1u294MzM
失礼しました
546名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 21:43:03.99 ID:u41aWpxk
>>545
こちらこそ
紛らわしくて事してすいません
547名無しさん@ピンキー
test