(・ω・`)乙
乙
乙
しかし保管庫はいつ復活すんだよ
wikiじゃねぇ方だよ
もう完全に消えちゃったとおもうよ
8 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 15:15:29.45 ID:NiyKJ1p/
支援
あんまり盛り上がってないので
勝手ながら私の寝取られ観をひとつ
まず寝取られるのは彼女が良い
そして、清楚で一途であれば良い
性格は強気な方が、心にくるものがある
寝取る男(以下間男)はイケメンでもブサでも
立場が上でも下でも金持ちでも貧乏でも
年上でも年下でもよいが、必要なのが
絶対的な性技と、圧倒的な男根である
その完璧な性技と男根により女性は
経験したことのない絶頂を迎えてしまう
これにより女の体は間男の虜になる
寝取る方法は金でも権力でもなんでもよい
続く
一行で言えるだろ。鬼椿が理想。
勝手に支援されたとして
続きを書きます
女は一度で体は間男に奪われるが
心は決して一度で奪われてはならない
この時点では
男>>>>間男であり、代表的な台詞が
女「こんな奴に..イカされるなんて...」
「ごめん...○○...こんな奴に... 」
とあり、心は奪われていないという
描写が必要になってくる
心が堕ちていくのは、拉致監禁でなく
男に会っていない時間に間男と
関係を続けていくことで堕ちる
続く
なにこいつ?
語る相手がいないんだよ…察してやれ
ってか普通、寝取られ論をドヤ顔で語りたい相手なんていないがなw
性癖って語るもんじゃないじゃん?
男が知らないうちに、女は
快楽漬けにされ、性技を仕込まれ
見た目も最初は髪型が変わるなど
微々たるものだが、セックス直後に
ノーパンのままデートに向かわせたり
口内射精して、そのままキスする
が、鈍感な男は全く気づかない
そして、段々とエスカレートしていき
直前まで間男とセックスしていたため
遅刻したり、間男にデート中に呼ばれ
近くのトイレで性処理させられる
男をないがしろにし始めることにより
男>>>>>>間男が、男>間男位になる
続く
終 了
お願いです、続かないでください。
SSで書け
フリ?フリだよね?
心が奪われる要因で決定的なのが
セックスである。それも、間男との
セックスではなく、大切な男との
セックスにより明確になるのが重要
物足り無さを感じ、間男を求め始め
間男の好きなように変えられていく
初めは下着が派手になり、服装も
パンツが見えそうな位のミニスカ
おしりが出そうなショーパンを好み
胸を強調した服を着用する
最終的には金髪やピアス、刺青と
明らかに変わり、ここでやっと男は
気づくが時すでに遅く、女の心は
間男>>>>>>>>男であり、男と会わず
間男とのセックスを優先する
この時に大事な台詞は
間男「○○とオレどっちが大事だ?」
女 「間男様ですッ!」
から始まり最終的には
女 「○○は短小包茎早漏で…」と
男を罵倒しながらイクようになり
アへ顔をさらしながら、まともな
言葉を喋れなくなるようになり
その様子をそれとなく男に見せると
とても素晴らしい
あぼーんしちゃったw
「俺」の話の続きはまだなのか・・
最後
そして最後に、男がその場面もしくは
その直前を見つけ、女を取り戻そうと
しようとするが、まともに戻った女に
「そんなことをしても…」のような
言葉をかけられ踏みとどまる男
そして女を取り戻し
男と女は元鞘に…
となるように見せるが
実は間男を守るためであり
その後も関係は続き、快楽を求める姿
間男「結局戻ってきたな」
女 「このち○ぽなしじゃ無理…」
と絶望的な場面、台詞があり、間男の
子供を身籠り、男との子供とし育て
ようと幸せそうな女の笑顔で終わる
以上 見ての通り文才はないのでSSは書けません
文才が無いと自覚してるなら長文長レスするなよ
ゴミほど長文書きたがるよな
踊るピングドラムはこのスレ的にどうなんだろうか?
準ヒロインぽい子が男を寝取られて自分も寝取られちゃった。
どうでもいい
史上最強の弟子の美羽NTR展開こないかなー
>>27 素で強すぎるからなあ
薬使うか催眠術使うかしないと無理ぽ
>>27 え?師匠らにしょっちゅう寝取られてるだろ
ケンイチ不憫
今週号で気絶した状態+ほぼ全裸で男に発見されてるからな
あれは寝取られ展開あってもいいだろと思った
>>25 あのストーカー、誰からも好かれてないから、むしろ寝取られたほうが幸せなんじゃなかろうか
>>30 そそ、あと何号か前に記憶喪失にするっぽい技食らってたし
33 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 22:51:15.91 ID:PAJy8rQk
SSかいてよ
SS希望
|ニニつ
| /
| Д゚) < ダレモイナイ.....オドルナライマノウチ。
|⊂
|
(二二ニニつ
ヽ /
(゚Д゚ ).| < キノコノコーノコゲンキノコ♪
⊂|. .υ|
| |
ヽ _⊃
U"
(二二ニニつ
ヽ /
| ( ゚Д゚) < エリンギ マイタケ ブナシメジ♪
|ц |つ
| |
⊂ _ノ
"U
NTRとは「寝取られ」のことだったのですね
>>36 屋内の工場で生産してるのに放射能検査ばっちりですとかCM打って便乗値上げご苦労様です
39 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 08:38:23.36 ID:l2RV++Vd
他人の奥さんと愛し合いたい。
はい
ZWEI2の、と言うかアルウェン様のエロはまだですか?
43 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 00:05:06.02 ID:UoogT9sf
美春と山崎の続編はいつ出来上がるんだろう?
俺は凛ちゃん寝取られっ!の続きが読みたい
はい
冒険者で寝取られってもう終わったの?
僕は友達が少ないでNTRするとしたら、寝取り男にはどんなやつがいいだろう
僕は友達が少ないが彼女達はセフレが多い。
作品的にはリア充のチャラ男に寝取られるのが一番ダメージでかいんじゃね
つ村越。
寝取られって一人称と三人称どっちが合うかな
そう変わらんか
個人的には三人称
54 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/28(金) 21:26:09.84 ID:0fjsNyY9
春歌ああああああ…
口調が「ですわ」とかないわ〜
なかなか良かったけど春歌って酷い名前だな
ビッチ化大好きだな
さき? みたいな
61 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 23:05:26.66 ID:yNfIW8vN
DLsite.comの寝取られ検索で出てくる
青の光って商売して良いレベルの絵じゃないだろ
しかもあの絵で1000円以上で売る無神経っぷりがひどい
同人のDL販売はそういうのいっぱいあるから気にすんな
>>61 それ同人板で言ってみ
顔真っ赤にして怒り出すやついるからw
意外と理解出来ないレベルの絵でも売れてることがあるからなんとも…
でも千円は高いなぁ
何にしてもそうだけど好みの問題もあるからなあ
あの絵柄が好きな人は好きなのかもしれない・・・40人以上ダウンロードしてる作品もあったし
何故か新作が出る度に、同人板でわざわざ叩いている所を見ると、
本人のマッチポンプな宣伝にしか見えんわw
後、スレ違いだし、ageんな。
NTRは文章が大切なんだ。というかストーリがないと成り立たんw
ニッチなジャンルは作品の質がどうあれ買う奴はいるからな
暁技研?だかの奴は広告絵見るだけでもキモくて吐き気がするけど、あれが好きな物好きもいるんだろうな
世界は広い
71 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 00:44:08.16 ID:TN2G/gjo
>>70 おほおおおおおおおおおおおお
ほごおおおおおおおおおおお
72 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 12:14:50.26 ID:o95BDOTv
あんな豚人間に興奮するとかマジ人間失格の獣姦野郎だしw
74 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 15:14:17.26 ID:o95BDOTv
>>72 ふざけるんじゃねーぞ
ここはエロパロなのに作品も投下しないで叩きレスとかいい度胸してるな
暁技研は絵はグロ球だが、
ストーリーとシチュエーション自体は堅実で地力がある。
原作に徹して別の絵師入れたら相当売れそうな気もするが、
まぁ、あの絵はあの絵で需要あるらしいしなw
ID見りゃ分かるがageてるアホが自演荒らししているだけだ。
もう構うな。
NTRはなかなかハードなジャンルだしイマイチ二次創作には向かないかもね
NTRブログに投稿してる人もここにいんのかね
ImpureImpuluseって新しいサイトになったらしいが見れないんだよね
あれってどうなったの?
このスレじゃなくどっかで見たんだけど
彼氏の実家かどっかで親戚?だかの子供2人におっぱい吸わせてるのを彼氏の兄弟に見られて4pになる体験談風の話知ってる人いないかな
記憶もだいぶ曖昧で申し訳ないんだけど知ってる人いたら教えてくれるとうれしい
>>81 それだわ!!!ありがとうううううううううううう
帝国ホテルのコンシェルジェ並に充実したお客様案内だな
>>79 新しいサイトになってからもちょっと投下されていらい放置
いつのまにか消えてた
自鯖とか書いてなかったけか?
放置プレーも限界になったんじゃないか
ImImのお蔵PASS忘れちまった・・・
そこのお蔵見てみたいんだが
中出し専科も突然更新止まってそれっきりだな
NTRれた男が真実を知った後
元恋人の目の前で抵抗する寝取り男を掘って
快楽漬けにし破局に追い込む
下手によりを戻して似非bitterendにするくらいならこれくらいやって欲しい
腐女子は巣にお帰り
お蔵パスは7894563
晒すなよ…
誰も興味ねーだろw
ntrはそろそろオワコン
にわかntr厨が去ったら落ち着いて、また昔のように狭く深いマイノリティな属性に戻る
エタったサイトの作者も戻ってくるさ
>>95 寝取られが妙に注目されて書き手が次々去ったのは確かだけど、そいつらは今更戻っては来ないだろ
大体ブームが去っても以前のようには戻らないし、そもそも迫害じみた扱いされてた時代に戻りたくないわw
荒らすだけ荒らして食い散らかして去っていく
イナゴみたいだな
NTRBLOGの米欄とかひど過ぎるよな
>>98 最近幾つか懐かしいネタが取り上げられたけど、そこで初めて知った輩が相当数いる気がする
萌えコピの幼妻いいよね
101 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 19:55:26.18 ID:zJHmuMHl
MM夫婦のM夫が寝取りを募集していた
寝取りを知り尽くしている俺はすぐにメールした
返信があったので会ってみた
今まで寝取られを妄想し続けてきたが実行に移そうと思ったのは初めてだと
M夫は語った
かなり緊張している様子だった
マゾなんだな?と聞くと
M夫は上ずった声で頷いた
レスじゃないのか?と聞くと
M妻は頷いた
寝取られマゾはセックスレスになりやすいのだ
妄想センズリが我慢できず、夜な夜なオナニーをしているからだ
初体験を刺激的にしてやろうと思い
ホテルにそのまま夫婦を連れて行った
M夫には裸でいるよう指示した
これから起こる事を想像してM夫はおっ立っていたので
手で隠すなと言った
俺はやさしくM妻とシャワーをした
M妻も緊張している様子で従った
シャワーを出ると、M妻に服を着るよう言った
スカートに手を入れて弄んでいる姿などをM夫に見せてやりたいからだ
結局、挿入の時はナマで入れてもM妻もM夫も何も言わなかった
M妻の肌を楽しみながら、出し入れを繰り返し
頃合を見計らってM夫に
センズリしてもいいぞ、ただ、出すなよ
と言ってやった
M夫はかなり興奮していて、ハァーハァー息が聞こえる
俺はイキそうになったのでM妻から抜こうとすると
M妻は両手で俺を抱きしめている
中でいいということだろう
そのままM妻の胎内に射精を楽しんだ。
M夫はその姿を見てイキそうだと言ったが、まだダメだと俺は言った
M妻は俺のオ●ンチンを舐めてくれた
そして、自分の陰部をティシュで拭った
M夫には俺とM妻が再びシャワーを浴びて出てくるまで出すなと言ってやった
俺とM妻は服を来て
M夫の射精を見届けた
そして、帰り際
M夫に、M妻の身体を使うなよと命じた
M夫は妻の身体を使いませんから交際してくださいと言った
また新しい射精壺が見つかった
102 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 21:01:13.28 ID:egym6IZq
>>101 嫁ができた時あんたみたいな奴に出会えるといいな。
ファイル整理してて随分前の未完成のSS発掘した
ヒロインの1人が主人公と付き合い出すがそれで他のヒロインに悲しんでほしくないので
魔法も駆使してハーレム願望ある主人公の悪友と全員くっつけるという概要なんだが
主人公にも悪友にも寝取り寝取られの感覚まったくなくても寝取られ物といえるんだろうか
個人的な見解としては、痛みを伴わなければ寝取られとは思わないけど、
痛みを感じるのは読み手でも構わない。
他ヒロインの心情の変化は寝取らせと言えなくも無いんじゃない
でも魔法ってことはMCかな?
個人的には「これがヒロイン達の為なんだ!」とか偽善を振りかざして好き放題やって、
でも実際に悪友にメロメロになっていくヒロイン達を見ると胸が痛んだりして、
しかも謀略に夢中になってる間に本命の恋人まで悪友に寝取られたりしたら最高
106 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 10:35:15.26 ID:zxSYVBEZ
魔法で悪友の方を好きになったヒロインが彼の上にまたがって愛の言葉をささやきながら激しく腰を振りながらも
涙を流してる自分に気づいて自分の心の奥の小さな痛みの理由が分からずに悩む
オカルト系の本を読んでたら。
芦屋道満が晴明に敗れた後、弟子になって、晴明の妻の利花と密通して陰陽道の奥義書を盗んで師を殺害とか書かれてて
ちょっと興奮した。
108 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/20(日) 14:36:21.58 ID:MvvYa7Mu
芦屋道満は藤原道長を呪った罪で流刑にされるんだけど、晴明の妻が屋敷を抜け出して流刑地まで道満を慕って追っていくとかだと寝取られに
せがわまさきの書いたヤツで、
奥さんは狐だか式神、
道満が魔力高いから、
「ちょいとコイツの子どもを生ませてみよう」
という、清明の罠ジャーンジャーンだったのがあったなあ。
ドラクエVの女勇者寝取られが読みたい
女勇者と一緒に幼い頃から修行したきた幼馴染♂は女勇者に惚れてたけど
女勇者は魔王を倒すために男同然に育てられていて、幼馴染もその事を注意され理解してるから態度に出さなかったが
ルイーダの店で仲間になった男に道中で女扱いされていく内に次第に女を意識し始める女勇者
幼馴染は女勇者の変化に戸惑うも、固い性格が災いして上手く戒める事が出来ない
そして、女勇者は男を意識する様になって…的な
お願いします
このスレの住人なら知ってるかもしれんが
やる夫はハーレムライフを送るようです。が完結
やらない夫がやる夫にNTRまくる作品だが7話が圧倒的NTRで惚れ惚れする
よし早速見てくる
やる夫系敬遠してたけど
>>112を見て速攻で読んできた。すげー良いわ
表面上は優しくしてるけど内心は自分より下等だと蔑んでる相手に全てを取られるって最高だよね
確かにこれはいい
寝取り男のチンポが小さいのにここまで興奮したのは初めてだ
ラストはNTR物としては微妙な感じもしたが読み物としては普通に良い感じ
つか七話は確かにNTR的にレベル高い、超高い
116 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 13:20:42.57 ID:vtbDeAvi
117 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 16:50:03.47 ID:as+WhTvC
>>112 素晴らしい…
だれかNTRっぱなしifEDか復活後の再NTR書いてくれ
SSだとちょっと難しいかもしれんが
AAでやるとか気合いはいってんな
>>112 素晴らしすぎる
他にNTR作品はないのだろうか
確かこの人が描いた寝取られやる夫スレがどっかにあった
ぶっちゃけやる夫スレでNTRは色々な意味で微妙すぎるんだけどな……
それよりこちらで誰か投下してくれ
やる夫じゃおっきしないです
俺はやる夫たちは浮気するようですが好き
今のやる夫スレって、本来パートナーが存在するはずの版権ヒロインを、
やる夫の様なキモデブに寝取らせてる様なもんだからな。
キモデブやギャグキャラならまだいい…
斜にかまえたり病気みたいに悟ってたりするよりは
アニメに寝取って欲しいウザイキャラいすぎて困る
>>128 分かってないな
寝取ってほしいのは一途な思いを持つ清らかな娘だ
ニホンゴムズカシイネ
という事で一つ投下お願いします
学校での少子化対策授業が読みたいです
ただかのみたいなSEX授業の相手を遺伝的相性で決められて好きな娘が自分以外の男の子供を出産するまでを授業で見なきゃいかん感じ
ただかのじゃなかた
授業deえっち?だ
>>129 いらない邪魔女を消すにはNTRは重要な存在
あーあエミリーは戦艦内のモブに口説かれ孕まされてフリットへの罪悪感から舞台から下りてくんねぇかな
ユリンが可愛いくてエミリー邪魔
ディケってデブにレイプでもいいや
最近彼女が
「本当にうちが他の人とエッチしたら怒るやろ?」
と言ってきたんだが良い傾向なのかな?
復活の日という作品があるんだけどね
細菌兵器が事故で世界中に蔓延して南極にいる人類以外滅亡しちゃうって内容の
そこで人類存続の為に子供を作らなければならないって事になって、くじ引きでパートナーを作るんだけど
主人公といい感じだった女性が別の人とパートナーになるんだよね
なぜくじ引き
女の数が少ないから
無修正ビデオでブラボー!
シリーズの続編はどこだ
もう書かねぇ、書けねぇってどっかで言ってたような…
>>135 実際に浮気した後でもその聞き方しそうだけど
>>141 そうなんだよねぇ
しかも、最近結婚式とか残業やらで
めちゃくちゃ帰りが遅い日が続いてるんだよなぁ
リアル語りは別のスレでやってください
体験談を投下するなら歓迎します
ラピュタはシータが寝取られれば名作になった
催眠NTRは納得いかない
泣きながら感じてこそ
>>146 彼女にも自分にも全く非がない理不尽さっていうのでは催眠は悪くないけどね。
レイプと違って、(操られた)彼女が積極的に浮気しているようにも見せられるし。
まあ上手い具合に「理不尽な喪失感」を与えてくれるなら
手段は和姦でもレイプでも催眠でも何でもいいんだけどね
俺はNTRの理不尽感や絶望感に興奮するタイプなんで催眠も全然イケる
俺は快楽に流される人間の浅ましさに興奮するから全く意志が関係しない催眠はダメだ
とはいえ催眠使った方が簡単に話を書きやすいとは思う
肉体は好きに操れるんだが心は操れない催眠で最終的に心まで堕ちるって展開が好きだわ
でも催眠のせいで感じてたと思って声上げたりしてたら、実はかけてないとかそういう展開には惹かれる
>>152 お前の彼女はワシの催眠術には抵抗できたようじゃが、
ワシのペニスには抵抗できんかったようじゃw
催眠はスパイスとして使った方がいいな
主人公とは感じなくするとか
>>154 そう考えると、女の子がどう操られる?っていうより
女の子をどう操る?ってほうだから、
寝取られよりも寝取りのほうが相性いいような気がする。
感情移入をどこにもっていくかはおいといて。
催眠の有無は味付けと一緒だということは分かった
人妻がいいか、彼女がいいかの違いとかと同じ部類
>>156 因果関係で言えば、催眠術は原因で寝取り・寝取られは結果だからね。
寝取り寝取られ(結果)の嗜好は同じ奴が集まっているが、原因の嗜好はバラバラなのは当然。
浮気、強姦、脅迫、純愛、因習……洗脳……、好き嫌いは当然にある。
面白いのはMC系のスレでは逆をもめる。
原因(催眠術で女の子をかどわかす)の嗜好は同じなのに、結果の嗜好がバラバラ。
独占、ハーレム、寝取られ、寝取らせ、恋慕、玩具……
まあ、肯定的意見(○○が好き)はともかく否定的意見(○○イラネ)は配慮があると荒れない。
まあ、こないだ強姦されましたとかお父さんの会社を守るために取引先のボンボンと…
或いは義父や義理兄に求められたら普通しますよねって答えがあったら逆にびっくりだよ。
一番リアルなんだろうけどそれやるとビッチイラネって言われちゃう
161 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 21:08:59.48 ID:la+YvGtS
ブライダル・プランナーが自分の立てたプランのイメージビデオ制作のために恋人にモデルを頼むが
撮影前日に急病で病院に担ぎ込まれて後の仕事を同僚に託すことに
退院して撮影された編集前のビデオをチェックすると結婚式、披露宴、新婚旅行、そしてその夜の
主人公はヒロイン幼女に一目惚れして
ある日ヒロイン両親が死んだのをきっかけに引取りそだてた
ヒロインは救ってくれた王子様だと
主人公に下心があるとは思わず好きになり
年や身分の差があるけどがんばって主人公好みになろうと努力した
しかしヒロインに嫌われたくないばかりに主人公は常に紳士でいた
ある日主人公の悪友がヒロインに会い
主人公の理想の女がどんな物かと寝とってしまう
主人公の為に美しく花開いたヒロインは始めは悪友がいやで仕方なかったけれど
主人公は手をださないのはヒロインの事同情してるだけとか
ヒロインの気持ちは親愛の情で愛じゃないとか言い含めて
肉欲が愛と勘違いさせて俺を愛してるんだろと悪友はヒロインに愛を誓わせる
……とかどうだ
彼女以外の人とエッチした理由を聞かれた男の回答でも一番多い気がするなw
雰囲気で。
復讐とか人身御供のような小説みたいな展開除いても、
わざわざパートナーがいるって公言している相手に積極的に行くことはそうそうないわけで。
実際も、二人でたまたま飲んでる時に、帰り道が同じで送ってもらった時に、いい雰囲気になってが殆どだろね。
不倫なんかでも、どちらが積極的に口説いたではなく、二人で残業・出張がきっかけが多いていうもんね。
なあみんな、今年のクリスマスっていいよな?
なんたって3連休と重なってるんだもんな。
丸二日間自由にクリスマスとそのイブを満喫できると思えば
気分だって盛り上がるってもんだ。
俺って今付き合ってる彼女がいてさ、最近結構いい雰囲気なんだよ。
なんていうか俺達そろそろ次のステップに進んでもいいんじゃないかみたいな。
彼女の方も同じ気持ちみたいでさ、この間俺が今年のクリスマスは3連休だなって
話をふったら、彼女の両親がクリスマスから年始にかけて夫婦だけで二週間ほど旅行で
留守にするって真っ赤な顔で言ったんだよ。
これってつまりOKってことじゃね? OKってことだろ? OKってことだよな?
すっごく大事なことだから3回言ってみた。
今からクリスマスが待ちきれないくらいテンション上がっちゃってるよ。
クリスマスデートのためにデートコースの下調べはばっちりだし、
バイトして稼いだ金で飛びっきりのプレゼントも用意したし、
その……あれだ、ゴムも買っておいたし、クリスマスの準備は万端だ。
俺、今年のクリスマスはずっと彼女と過ごすんだ。
続きはー?
国王以外は全員美女ばっかりの国で、国民は労働のボーナス報酬として国王からセックスしてもらえる。
そんな設定を思い付いたが、むかし読んだSSのパクリだった。
はやく続きがよみたいと思った。
ここは文章系スレだからな
BBAはちょっと…
熟れてるのはいいけど、それもう半分腐ってるしw
この昭和の絵では無理
いつも思うが鼻の穴から精液噴き出す描写って誰得だよ
興奮する人いんのか
いるんだろうな
>>172 外面なんてどうでもいいほどに快楽堕ちしてるのをあらわす描写でそこそこ好きだな
イスラム圏の戒律とか最高だと思うけど、アラブ人とかじゃ萌えないので異世界を舞台にすることでこれを解決したい
不都合な戒律もなかった事に出来るし
>>166 え? いや、期待してくれて悪いんだけど実は続きは無い。
本当は今日デートのはずだったんだけど彼女が風邪でダウンして
キャンセルになったから。
見舞いに行こうかとも思ったんだけど、うつすとまずいからって断られたから
特に進展なし。
と言う訳で、166が期待してるようなことは一切無かった。
プレゼントはまた来週渡すけどゴムの出番はまたしばらく後だな……
見舞いを断るということはだな
今日、彼氏のいる女を思いっきり抱いてきた
彼氏には仕事だって言ってあるんだとさ
どうしてさって言葉攻めしたら、気持ちいいほうが幸せだからって腰振りながら答えた
興奮して奥を何度も突いて中出しして中出しして、最後は口に出してフェラできれいにさせたよ
178 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 01:29:45.76 ID:N/Adouz3
最強死刑囚の一人で花山と戦った高齢グラップラーだろ
見舞いはいいって言われてたけど、やっぱり心配だから差し入れとプレゼントを
持って彼女の家に行ってきた。
もう治りかけていて明日は登校出来るだろうって言ってたんで安心したけど、
不謹慎ながら、熱のせいで上気した顔の彼女がすごく色っぽく見えてドキッとした。
彼女がゆっくり休めるように、差し入れとプレゼントだけ渡してすぐに帰ったけど、
帰り際に彼女が「ごめんなさい」って謝ってたのが印象的だったな。
付き合ってるんだからお見舞いくらいで遠慮しなくていいのに。
ま、そんなところも彼女のいいところだけど。
今年のクリスマスはよかったなあ。カテキョの教え子の処女を食えた。
ま、クリスマスといっても相思相愛のロマンティックな話じゃなく、
レイプだったりするんだけどね──彼女、付き合ってる彼氏がいるし。
彼女の家、両親がしばらく留守にするって聞いてたんでチャンスだと思って
前回のカテキョの日にわざと忘れ物しておいたんだよね。
で、金曜日に彼女の両親が出かけるのを見計らって、
忘れ物を取りに来たって言って彼女の家にあがらせてもらった。
それまでずっと猫をかぶって誠実な人間を演じてたからね、彼女も特に危機感なく
自分一人しかいない家に入れてくれたよ。
後は簡単。
不意をついて押し倒し、用意しておいた手錠と猿轡で拘束した後、
じっくりと言葉で嬲りながら服を脱がせていった。
その様子はデジタルビデオカメラで撮影していて、彼女にもそれは意識させていた。
後で訴えられたりしないための保険の意味もあるけど、どちらかと言えば
彼女の興奮を煽るためだった。
僕の見たところ彼女は見られたり撮られたりすると興奮する性癖を
持ってそうだったからね。
裸に剥いた後は、縄で縛ってから全身を愛撫してあげた。
フェミニストの僕としては、レイプで処女を散らされる彼女のために
最大限の配慮をしてあげたかったんだよね。
気持ちよくなって身体がリラックスしている時とそうじゃ無い時じゃ
破瓜のダメージも違ってくるからね。
刷毛やローターなんかも使いながら、男を知らない彼女の全身を愛撫し、舐め、
弄り、気持ちよくさせていった。
そうやって3,4回指と舌で軽くイカせる頃にはいい感じでほぐれてきたんで、
もう一度イカせて放心している時に一気に押し入った。
流石に痛みなしという訳にはいかなかったんで、彼女の体のことも考えて
すぐに射精してあげた。
いや、彼女のモノの具合がよかったってのもあるんだけどね。
処女だけに締め付けはかなりのものだったし、中の蠢き方は鍛えればかなりの
名器になりそうだと思ったね。
で、彼女の膣を洗って、破瓜の傷に効く軟膏を塗ってあげた後は再び全身を
愛撫して性感を開発していった。
彼女は泣きながらも快感に悶え、僕の舌で徐々に女に目覚めていったんだ。
で、一晩あけて土曜日。
その日は彼女に膣でイクのを覚えさせた。
一晩で傷の癒えた彼女のアソコに僕のを入れつつ、金曜のうちに把握しておいた
彼女の体中の性感帯を責めて昂ぶらせる。
膣性感が開発されていないから最初は愛撫でイッたって感じだったけど、
その内膣でも感じるようになってきてね。
とうとうチンポで突かれての絶頂を覚えてくれたよ。
勿論、だからといって彼女の心が僕のモノになったわけじゃなく、
彼女は、「今日はデートだから解放してください」って言ってたけど、
そう言われるとますます奪ってやろうという気になるタチなんで、
彼氏にはメールでキャンセルの旨知らせて、本腰入れて彼女を嬲ることにした。
で、彼女を犯して二度目の膣イキをさせてやろうとしてたところに
彼氏から電話がかかってきた。
当然、僕は彼女に出させた。
「本当に止めて欲しければ彼に助けを求めてもいいよ。
でも、またイカせて欲しければうまくごまかすんだ」
そう言って、繋がったまま応対させたんだ。
散々痴態を撮影されて、今更彼氏に事情を話すことなんて出来ない彼女は
心配する彼氏を何とか言いくるめ、見舞いに来ないように仕向けた。
電話を切った彼女の頬には涙が流れていた。
「うまくごまかして彼が来ないようにしたね。
やっぱりイカせて欲しかったんだね。
ご褒美として約束どおりたっぷりとイカせてあげるよ」
彼女は否定しようとしたけど、僕はそのセリフを腰の突き上げで遮り、
嬌声に変えさせる。
その後は宣言どおり何度もイカせてあげた。
僕と彼女のクリスマスイブは彼女のアクメ声に彩られて過ぎていった。
そしてクリスマス当日。
僕は彼女にフェラチオとパイズリを教え込むことにした。
ローターやクンニで責めながら奉仕の仕方を教えてゆく。
口では許してくださいと言ってたけど、僕のチンポを見る彼女の瞳には
嫌悪だけじゃなくわずかながら陶酔の色が伺える。
それが、昨日何度も自分に絶頂を味わわせてくれたモノだと身体が理解している
みたいだ。
「僕を満足させる奉仕が出来ればご褒美、出来なければお仕置きだ」
と言ってはあるものの、判断基準は僕の気分次第。
ご褒美と称してSEXでイカせた後にお掃除フェラをさせ、お仕置きと称して
アナルバイブとローターで責めて屈辱の絶頂を味わわせた後にお礼の
パイズリ奉仕をさせ、と繰り返すうちに奉仕の悦びを覚えたらしく、
ペニスを見る目が変わっていったし、どんどん奉仕に熱が入っていった。
そんな感じでご機嫌な奉仕を堪能していたから、いきなりチャイムが鳴ったときは
かなりあせったね。
でもまあ件の彼氏だったんで彼女の調教のスパイスとして利用させてもらう
ことにした。
縄がけしてアナルバイブとローター突っ込んだ状態のままパジャマを着せて
応対させた。
うまく追い払ったらご褒美をあげるよって言って。
泣きそうになりながらも言うことを聞かざるを得ない彼女の被虐の表情は
最高に僕の興奮を煽ってくれた。
僕自身はクローゼットの中で二人のやり取りを眺めながら、時折リモコンローターの
スイッチを入れて、表情をこわばらせる彼女を視姦して楽しんでた。
やがて、彼女が首尾よく彼氏を追い払ったので、約束のご褒美タイムだ。
彼氏が帰る直前あたりからローターのスイッチを入れっぱなしにしてたせいか
涙目で、「もう止めて下さい」って言ってたけど、それが本心じゃないのは
僕には分かっている。
彼女の瞳は明らかに更なる責めをねだっていた。
「そんなおねだりの仕方は教えていないよ。
ちゃんとおねだりできないならご褒美がお仕置きになっちゃうよ」
彼女の目を見つめながらそう言うだけで彼女は素直になる。
自分からパジャマを脱ぎ、僕の方にお尻を突き出して四つんばいになる。
「言いつけどおり……彼を追い返しました。
ご褒美として私の……オ、オマンコを先生の……オチンチンで
気持ちよくしてください……」
恥ずかしさに耐えながらもきちんと仕込んだとおりのセリフを言ってくれた。
僕は待ちかねてヒクヒクしている彼女のアソコを思いっきり突き上げて
たっぷりとご褒美をあげた。
彼氏のことを引き合いに出すとしまりがよくなるので、その日は事ある毎に
彼氏の話題を振ってあげた。
彼氏に謝りながら僕のチンポで彼女をイカせるのは最高の快楽だった。
彼女の心はともかく身体の方はもう僕の虜になっていると確信できた。
彼女の両親が帰ってくるまでまだ日にちがある。これからが楽しみだ。
GJ
いいね
いやあ〜、クリスマスのデートがおじゃんになった時はかなりがっくり来たけど
それも今日で報われたって感じだな。
今日、めでたく彼女と初体験することが出来た。
いや、ホントSEXって気持ちいいんだな〜。
初めてで抜かずの3発を決めちゃったよ。
終わってからアソコを見たらめちゃくちゃ血が出ててかなりびびったけど、
彼女はあまり痛く無かったって言ってたんでほっとしたかな。
その後好きだよって言いながらキスしたら、感極まったらしくって
泣き出した彼女がすっごくいとおしかった。
なんていうか、改めて惚れ直したよ。
今日の事は一生の思い出になる気がするな。彼女にとってもそうだといいな。
実は私、この間レイプされたんです。
相手は信頼していた家庭教師の先生です。
それまでまったくそんなそぶりを見せなかったのに、一週間前いきなり
私に襲い掛かって……私は何の抵抗も出来ないうちに犯されました。
クリスマスイブに彼に捧げようと思っていたバージンを無理矢理奪われ、
さらに容赦なく中に出されて、私は全てを奪われた──その時はそう思いました。
でもそれは世間知らずでうぶな私の勝手な思い込みでした。
次の日から私は先生に昼夜を問わず徹底的に嬲られ、この身体に快楽を
刻み込まれていきました。
何度も絶頂させられ、いやらしい事を言わされ、アクメ直前で焦らされ、
おねだりさせられ、屈服させられました。
私のプライドだとか、慎みだとか、意志力だとか、人として大事なものが
どんどん奪われてゆくのがハッキリと分かりました。
ものすごく悔しいのに、このままじゃいけないと分かっているのに
抗えませんでした。
時には彼をダシに責められることもありましたが、そんな時ですら私の身体は
私の心と彼を裏切って、先生が与えてくれる快楽を貪欲に求めました。
私の身体はとうに先生の虜になっていたのです。
それでも、彼に対する想いだけは奪われまいと必死で抵抗していた私に、
先生は彼に抱かれるよう命令しました。
妊娠した時の保険だと言って……
そんな理由で彼との初体験を迎えるのは不本意でしたが、私に逆らう術は
ありません。
それに、この事は私にとってもチャンスかも知れませんでした。
彼に──愛する人に抱かれることで私の心と身体が変わるかも知れない、
それがこの状況を変えるきっかけになるかも知れない。そう思ったんです。
次の日はアノ日でしたが、処女じゃないことをごまかせて丁度いいという理由で
そのまま決行する事になりました。
そして次の日、不安と期待が入り混じる中迎えた彼とのSEXはあっさりと
終わりました。
わずかな時間の愛撫の後、挿れた途端に射精し、
「早くてごめん。でもまだ出来るから」
と言いながらぎこちなく腰を動かし数分後に再び、
さらに数分後に三度射精をしたところでSEXは終わりました。
その間私は全く快感を覚えることがなく、半ば呆然としていました。
愛する人との初めての交わり──本来であれば痛みに耐えながらも幸せに
打ち震えるはずの時間に何の悦びも無かった。
その事実は、私の心と身体が完全に引き返せないところまで来ているという
ことを示していました。
愛する人に抱かれたくらいではどうにもならないくらい、
先生の色に染め上げられてしまっているということでした。
その事をはっきりと自覚してしまうと、悲しみと彼への申し訳なさが
押し寄せてきて、それは彼にキスをされた時に一気に堰を切って
涙があふれて来ました。
私は泣きながら彼に抱きついて、心の中で彼に別れを告げました。
ごめんなさい。私はもうダメです。先生の女になります──と。
彼が帰った一時間後、私は先生にイキ狂わされていました。
彼とのSEXの後身体が疼いて、私からいじめて欲しいとお願いしました。
少し前に彼と結ばれたベッドの上で、彼と結ばれた時にはあげなかった
いやらしい声でよがり啼かされました。
先生におもねる為のいやらしいセリフもたくさん言わされました。
「先生のオチンポが一番キモチイです。彼の早漏チンポじゃ感じませんっ」
「彼はこんなに気持ちよくしてくれません。私は先生に犯されないとダメなんです」
「私の心も身体も先生だけのモノです。これからも先生が好きな時に
私の身体を精処理に使ってください」
「いつでも好きな時に膣出ししてください。
子供が出来たら彼と結婚して先生の子供を産みます。
先生に迷惑はかけませんから私に種付けして子宮の処女も奪ってください」
「結婚しても私は先生のモノです。夫の目を盗んで犯されにゆきます。
先生の子供なら二人でも三人でも産みます」
強制されたセリフとは言え、それらは私の本心でした。
先生のモノになったことを心の底から認めてしまった私にとっては、
先生と先生が与えてくれる快楽が全てで、愛する彼の存在は快楽を高める
スパイス以上の価値を持ちませんでした。
一週間前にはとても考えられないことでした。
世間知らずでうぶだった私は、この一週間で先生のメスとして
生まれ変わったのです。
私は遠からず先生の子を孕み、彼と結婚するでしょう。
それでも、彼と結婚しても、私は一生先生のメスのままです。
先生お願いです。私を一生支配してください。
こういうのって、何故彼と結婚するのかな。
ひとりで育てりゃいいじゃん。彼に憎しみがあるとしか思えんw
言ってるじゃないか、スパイスだろww
せやな
「いまさら好きだなんて遅いよ…もう私、あなたにあげられる物何も残ってないんだから…」
新ジャンル 一行NTR
エロゲのタイトルみたいだな。
「私、昨日までずっとあなたのことが好きでした」
やってくれたな、MTSP!
「わたしは貴方の最愛の恋人より、彼の玩具の一つである方がいいの……」
今日、生まれてはじめてJKを抱いてきた。 彼氏持ちで、顔は地味だけど体はグラビアアイドルレベルの娘。
ベッドで横になってgdgdしたりいちゃいちゃしたあと、まだ固さは残るけど張りがあって肌がすごい体だった。
とにかく激しくして、イッたことないらしいから徹底的に攻めて…
最後は
「中はダメだよ? まだ中出しはされたことないから、初めての人になっちゃう…」
「ダメかな?」
「ダメだよ、ダメだけど…今日は、大丈夫な日だけど…」
で、中出し2発。
がんばり過ぎてちょっとアレが痛いけど、なんかすごい充実感と、興奮があった。
198 :
キング:2012/01/07(土) 13:40:36.63 ID:3vMb5uu0
妻が浮気を告白した
性的に別れられない状態になったので告白してきた
遠まわしな言い方だが、公認して欲しいという話流れだった
私は、公認してもいいが、どうして別れられない状態なのか話をしてくれと頼んだ
妻は、間男との性的な関係をすべて告白するのは躊躇があると言った
少し考えさせてほしいと云う
ただ、間男に呼び出されると自分は外出してしまう
抑えられないので、それは許して欲しいと・・・
妻が告白してからというもの
ほとんど毎日、夜は間男に呼び出されている
そして数日後
私は妻が間男と交わっているであろう想像に我慢できず
オナニーをした
被虐的なセリフ
寝取られのセリフを叫びながら射精をした
気がつくと妻が扉のところに立っていた
私が自慰の後始末をしている姿を見て
「あなた、そういう人だったの」
ニヤニヤしながら一言云った
199 :
キング:2012/01/07(土) 13:47:54.16 ID:3vMb5uu0
翌朝、妻明るい態度で
「話をしてもいいわよ」
間男との性的な関係を帰宅したら話をすると言いました
その夜はやはり深夜の帰宅だった
不倫相手の間男とはもう3年
思えば妻とは3年前と言えばセックスを拒み
手で処理されていた
それも数ヶ月で、手でするのも拒むようになっていった
かなり強引で、身体を弄ぶという態度だそうです
しかし、そんな強い男にどうしても惹かれる
女は抱かれるというより、犯されるというのを知ったら
離れられなくなってしまう
愛していると言わされ
淫具で弄ばれ
自慰をさせられ
色々な言葉を言わされる
そして、最近飽きてきたからと
輪姦サイトへ出されたという
間男は妻を他の男に廻させて
妻の従順さを確かめて楽しんでいるという
200 :
キング:2012/01/07(土) 13:52:42.80 ID:3vMb5uu0
妻の告白を聞いて怒りを感じた
しかし、それ以上に興奮を感じた
私の顔を見て妻は言った
「この前、あなたのセリフ聞いちゃったから
変な話だけど、安心して話せたわ
もしかして・・・」
(もしかして?)
「うん、・・・・
もしかして、あなた
話をきいて興奮した?」
もう隠せない
(興奮した)
「どんな内容に?」
(不倫相手の男がほかの男に抱かせたということがとくに興奮した)
「そうなの
よかった、あなたに話をして」
(僕は、どうなるんだ
なんか不安を感じるよ)
「不安なんかないわよ
この前の・・・
その・・・
あなたが自分でして
叫んでたでしょう
彼に話をしたわよ
叫んでた内容も
彼喜んでくれた」
201 :
キング:2012/01/07(土) 13:56:56.50 ID:3vMb5uu0
どうしてこんな事になってしまったのか
妻から、間男が三人で話をしたいと言っていると言われました
「彼がどんな話をしようとしているか
あなたは判るわよね
彼がきっと判るはづだと言っていたわ」
(・・・・・・
想像してしまう)
「何を?
彼がどんな話をすると思うの
言ってよ」
(僕の性癖を指摘して
君と僕を支配するというだろう)
「そうされることを想像してたのね
そうされたいって事でしょう」
(されたいって・・・・・
そんな・・・・ )
「でも、そうでしょう」
うなづいてしまった
「彼に告げ口しちゃうからね
その方がいいじゃない
そうなるんだから」
付き合い始めて約4年、同棲して1年半ほどです。
付き合う事になったのも同棲を始めたのも、彼の強引さに私が根負けしてしまった形でした。
その時には彼の強引さが心強くも感じられてしまったんです。
付き合って2年ほどは身体の関係はありませんでした。
私も奥手な方でしたが、2年ともなると彼への猜疑心が芽生えていました。
私が気持ちを打ち明けると、彼は古い考えの人間で結婚前に関係を持つ事には抵抗がある、と強い口調で説明されました。
私はお互いの気持ちを理解しあえた事と彼が二人の関係を真面目に考えてくれていた事に満足できました。
それでも週末には彼の家に泊まりに行く事が二人の決まり事になっていました。
2年前の彼の誕生日に彼の家に泊まった時の事、私はお酒に酔って彼のベッドで寝てしまいました。
凛ちゃん寝取られっ!の続きが読みたくて読みたくて腹が減り続けてる。
俺も読みたい
俺はトシくんとあたしの続きをこの数年間ずーっと待ってる
「この夏の向こうまで」・・・
今年の大河ドラマはしょっぱなからかしこきあたりの寝取り寝取られを
やってたな(厳密にいうと自分が手をつけた女性を孫の嫁にして
その後も関係を続けてたという流れだから寝取りとはいわないか)
他のスレでの寝取られ物の投下ってあるんでしょうか?(
>>54みたいに)
知っている限りでいいので誰か教えてください
性的主導権がないヒモってどうだろうか
訳有って働く事が出来なくなって糊口を凌ぐ日々、それも限界がきて仕方無く身体を売る彼女みたいなシチュエーション
彼女が何も言わずに出掛けて、帰ってきたら様子がおかしくて飯がいつもより豪勢とか
同衾する度に彼女の新たな性感を発見するけど、比例して反応が鈍くなったりどこか遠くを見たていたりするとか
最終的に襖一枚先で嬌声が聞こえる様な状況になって、後悔と不甲斐無さに打ち震え頭を抱える
まあこんな女々しい男ポイ捨てルートにしかならんなw
だがそれがいい
ヒモ買うような女だったら男は情けなければ情けない方がいいだろ
今週のガンダム
327 :通常の名無しさんの3倍:2012/01/16(月) 01:07:33.92 ID:???
エミリー可哀想だけど、女として体は愛されるかもだけど
心は…かもしれんな。なにせ、ユリンがフリットの心もってっちゃった
こういうのも好きだな、セクロス持ち掛けても子供と穏やかな時間過ごして忘れさせようとしても
自分は一番の存在じゃない、結婚した・子供を生んだ、だが自分は一番じゃない
永遠に死んだ女に寝取られたまま一番の存在になれずに一生過ごすってのがたまらんな
かきやーさん早くもどってきてくれー
女性側の寝取られもこのスレでいいの?
違います
二次創作のNTRってあんまり多くないのな
最初っからヒロインに愛着あるから好きなんだけど
今だとアマガミのNTRとか見たくて探してるんだけど見つからん
同人誌だとラブプラスとかけっこう見るような…
設定が完全に俺の嫁だから(俺と)ラブラブか(他人に)NTRかみたいなとこあるな
自分で落とせるギャルゲーヒロインだと確かにあんまり見ないかも
ちょい古いけどときメモで本命じゃない子が友人にとられるような設定だと
NTRに近いかんじのがけっこうあったな
TLS好きなblueがキミキスもアマガミも手を出さないってのが不思議だ
もうときメモはうんざりです
アマガミは書いてるやろ
ラブリーのやつ
大河で院に妻を寝取られる天皇のシーンは興奮した
目覚めると部屋は真っ暗でベッドに横たわる私の脇で彼がモゾモゾと動いていました。
ささやかな期待もあり、様子を伺っていると彼が私の脚をぺろぺろと舐め始めました。
見えはしませんでしたが、彼が股間をいじっているのがなんとなくわかりました。
私は起きている事を気付かれないようにしていましたが、少しだけ脚を広げて彼を待ちました。
けれど彼は私の足の指をしゃぶるばかりで、待ちきれなくなり、小さな声で彼を誘いました。
彼はSEXを渋りましたが、私は引っ込みがつかなくなってしまい、彼の股間に顔を埋めました。
>>221 ちゃんと読めば分かるがあれNTRじゃねーし
かきやさんの冒険者寝取られって最終話だけ無いまま放置?
語り手の過去回想ってスタイル上寝取られものでよくある、
エピローグなし話ぶつ切り状態で終了ってのが使えなくてオチに困ったんかな
ここって誰でもいきなり投下してもいい感じ?
どうぞどうぞ
口に含んだ彼のおちんちんは私の想像とは違う形だったので、包茎なんだ、とすぐに気付きました。
それでも気にせず続けていると、突然に精液が口の中に流れ込んで来ました。
私は驚いて彼のおちんちんを口にくわえたまま、え?と声をあげました。
彼はばつの悪そうな声色で私に謝り、飛ぶようにトイレに行ってしまいました。
けれど私は彼をいかせられた事が嬉しかったし、ありのままの彼を受け入れたいと思い、その気持ちを伝えました。
それからは彼の家に泊まる度に、あるいは外食の帰りの車の中や
デートの途中の物陰で、彼が望む限り私は口で彼のおちんちんを愛撫しました。
けれどそれ以上の行為に至る事はありませんでした。
彼の要求は勢いを増し、手を使うな、飲み込め、飲み込む前に口の中を見せろ、などと言う事が当たり前になっていました。
そんな日々が続く内に私は彼がわからなくなってしまいました。
私が求める度に彼は、結婚するまでは〜、と大義名分をちらつかせ、その一方で自分の欲情だけは私を使って晴らさせている。
彼の崇高な誓いとはなんなのか、私は一体なんなのか、苛立ちだけが膨らんでいきました。
いきなり本の途中のページめくってしまったような始まり方だな
ntrなんですよね?
すみません
>>202が最初です
一応ntr系の方向に進行するつもりでいますがあまり自信ないです
すみません
そんな思いとは裏腹にお互いの親にも紹介しあうなど、彼との関係は形だけが進展していきました。
歳月を経るに連れて彼への不信感と不満は鬱積していきました。
一方で、打ち明けてしまえば別れる事になるかもしれない、と言う強迫観念のような思いも強くなり、
板挟みになった私は一人追い詰められていきました。
職場の人間関係にも参っていた私は逃げ出すように仕事をやめてしまいました。
彼が合い鍵を持っているアパートに帰るのが嫌で、実家に戻り、実家から職安に通う日々が続きました。
新しい就職先が決まり、彼への気持ちにも自分なりに折り合いがついた頃に、彼から同棲しようと言われました。
私は返事をしかねましたが、別れる覚悟もなかったので跳ねつけにする事もできませんでした。
頭金500万円、35年ローン、途方もない数字に私は尻込みしてしまいましたが、淡々と語る彼に私にはない力強さを感じました。
そして毎日のように実家を訪ねて来る彼の辛抱強さに私の心もほぐれ、同棲する事を決めました。
ほどなく衣類など最低限必要な物をアパートから運び出し簡単な引越しを済ませました。
仕事を変え、同棲を始め、環境を大きく変える事で心機一転しやり直せるような気がしました。
相変わらず彼との間にSEXはありませんでしたが、彼が私に"処理"をさせる事もありませんでした。
時間が経てば彼との性生活も私達の関係に相応しく進展していくだろうと静かに期待をしていました。
新しい職場は雰囲気もよく、すぐに馴染む事ができました。
私は新商品の開発に携わる部門に配属され、雑務ではありましたがやり甲斐を感じていました。
私が入ったその頃、企画段階だった製品の正式な商品化が決まり、その慰労会と合わせて部所の方達が私の歓迎会をしてくれました。
私は悪酔いしないよう気をつけていましたが、初めてのビアガーデンに晴れやかな気分になり、つい飲み過ぎてしまいました。
わいわいと楽しく発散できたのは久しぶりの事でした。
慰労会が終わり4、5人ずつ乗り合わせてタクシーで帰る事になりました。
私は男性社員さんに肩を組まれ、促されるままにタクシーに乗り込みました。
改行がひどくて読む気になれん
あと全部とはいわんからせめてキリのいいところまで
仕上げてからまとめて投下してくれよ
237 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/30(月) 11:42:28.00 ID:yPlh0zie
読者様があらわれた!
全部〜ました。で終わってるのは、そういう書き方なの?
投下するなら、名前欄に自分のPNか作品タイトルか入れて
寝取られとしちゃ微妙
幼女魔王が盗賊にさらわれて腹パン連打→勇者颯爽登場→ドカッバキッ→
安心しろ!急所は外してるし記憶を無くすツボを押しただけだから誰も死んでないぞ!の辺りでそっとブラウザを閉じた
NTRって言葉を使いたいだけだろ
つか、タイトルにNTRと書いてあるSSは地雷多い
タイトルだけでゾクゾクさせる文章力が必須なジャンルではある
246 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 23:30:34.58 ID:no/+zw6K
信じてた男友達に彼女寝取られた俺はどうしろっていうんだよ くそ!
文章化して、ここで発表して
忘れた頃に読み直して抜く。
NTRってのは妄想で楽しむもんであって現実であったらどうしようもない
249 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 15:19:45.10 ID:ZzqHnEIY
>>247 抜くつっても抜けねえと思うぞ
やってるところ見たわけでもねえし
寝盗ったやつからそういうメールが来たんだよ
どういうメール?
お前の奥さん妊娠したけど、それ俺の種だから、みたいな?
「俺、子と付き合うことになったんだけど、子がお前に別れるって言いにくいらしいから、俺からいっとくわ」
みたいな感じとか?
252 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 19:57:00.12 ID:ZzqHnEIY
>>251 それに近いな
今携帯からだから帰ったら詳しく書く
vipでやれ
254 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 21:01:54.98 ID:i8+hrJ/i
ちぇき
らっきょ
保守ついでにキモい長文
最愛の妻に先立たれて、それをきっかけに人類史を揺るがす様な計画を立ち上げ、キーパーソンには妻を模したクローンであるヒロインを配置
上司の罵倒や周囲の懐疑、イレギュラーにも屈せず計画の最終段階まで到達する
しかし、キーパーソンがかなり前から自分の息子に心を奪われていて、裏切られる上にヒロインとセクロスした息子にぶっ殺される
そんなゲンドウは息子に寝取られという新境地を開いた英雄
そしてエヴァはもっと評価されるべきNTR作品
息子に寝取られなんて源氏物語の時代からある定番中の定番
現実でよくあるのは妻を父親に寝取られだがね
そもそも、父親になるということ自体が、
妻の愛情1番の座を子供に奪われ、
その子を養うために骨身を削って働き通し、
そのくせ子供達からは尊敬もされず、
気がついたら人生たそがれで後は死ぬだけ、
っていうものだからなw
寂しい人生おくってんだね
なんだかんだいって自分のガキはかわいい
鬼椿読んだけどなんだありゃ
二人の男に板挟みの健気なアタシ臭がすごい
この俺が寝取られで萎えるなんてよっぽどだぞ
鬼椿はもはや古典文学なんだからしょーがない。
ジャンルが確立してないときには垂涎モノだったんだから。
test
久々にSFF読んでみたけど俺はやっぱり1が好きだわ
連続三回は抜ける
鬼椿ってエロゲ化されるって話あったの?
んで、できたの?
確か同人で出てなかったか?
イラストひっでぇwって思った記憶はある
鬼椿、3Dの台詞入りCG集よりマシとみるべきか、3Dのモデリングでやったほうがマシじゃねと言うべきか、どうなんだろ。
よほど酷くなきゃシナリオさえNTRとしてよければ大目に見るけどなあ。
登場人物全員自分に酔ってる感がすごい
ネトゲみたいなシミュレーションでNPC寝取れるエロゲ出ねーかなー
めっちゃガチの長編寝取られSS投稿してもいい?
何度か「ふたりエッチ」スレに投下したんだけど、
さすがにもう飽きたのでいっぺんオリジナルを書いてみたい
271 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 22:22:41.72 ID:Tyl87pDK
すぐ投下しなさい
今すぐ
いやごめん、まだ書いてないんだ
投下は早くて明後日かな
体験談とかじゃなくて普通に小説形式で、ベタな嫁寝取られになる予定
ちと待ってくれ
wktk
NTRblogに新作キタ――(゚∀゚)――!!
俺の環境だとNTRblogのフィードが死んでるから
一々サイト見に行かなきゃならん。悲しい
ふたりエッチってたしか保管庫ないんだよな
277 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 02:11:17.31 ID:yAOhGlis
まだ全然エロくないし、夫婦がお互いにノロケるだけだけどひとまず触りの部分を投下します
【夫視点】
俺は幸せ者だ。
朝の支度をする智美の後ろ姿を見て、つくづくそう思う。
我が妻、智美の今日のいでたちはいつも通りのフォーマル。
濃紺のジャケットを羽織っていてもそのウエストはまるでモデルみたく引き締まっているのがよく分かるし、
そのくせタイトスカートに包まれたお尻は女性らしさに満ちた魅惑的な曲線を描いている。
それが智美の機敏な動きにあわせてひょこひょこと揺れるのを見せられてはたまらない。
毎朝後ろから襲いかかってそれを撫で回したくなる衝動を堪えるのに四苦八苦させられる。
本来なら、俺達は夫婦なんだから堪える必要なんてないはずないのだけど……
「伸吾、目がスケベになってる」
肩越しに振り返って、智美はぴしゃりと言い放つ。
うっすらと茶色がかったミディアムヘアがさらりと揺れる。
朝から愛しい妻を不機嫌にさせたくない俺としては、素直に「ごめん」と謝るしかない。
彼女曰く「仕事とプライベートを混同するのは不健康」だそうで、
いったんフォーマルスーツに身を包んだら一切そういうことはしない。
そういう誓いを結婚当初に立てさせられた。
どうやら彼女の中では「たとえ家に居てもスーツを着込んだらもう仕事が始まっている」という意識らしい。
1回だけそれを破って後ろから抱きついてみたら、かなり本気で怒られた。
結婚から2年と少し。
未だに視線だけで怒られるあたり、
どうやら智美はこの誓いを一生続けるつもりのようだ。
一度でいいからタイトスカートの上からお尻を撫で回してみたい。
そしてスカートの中に手を突っ込んで、黒タイツに包まれたふとももを思いっきりまさぐってみたい。
男なら誰しもが抱く衝動だと思うんだけど、どうやらその欲求が満たされることは永遠になさそうだ。
「いただきます」
朝の食卓。
2人とも忙しいので、朝はいつも簡単だ。
トーストと夕飯の残りもののサラダ、それとコーヒー。
そんなありふれた朝の食事も、智美と2人でテーブルを挟んで食べるのならば、
とたんに何物にも代えがたいご馳走と化す。
大げさなようだけど、彼女の顔を眺めていると本気でそう思えてくる。
スーツ姿がよく似合う美人系の顔立ち。
笑うとすごく柔らかい印象になるんだけど、
無表情で居るときつそうに見られることも多いらしい。
実際俺も大学で知り合ったばかりの頃はどことなく近付きがたいものを感じていた。
高嶺の花というか、どうせ俺なんかじゃダメだろうと思わせる雰囲気が当時の智美には確かにあった。
「なによ、じっと見て」
俺の視線に気がついた智美が無表情のまま言ってくる。
昔はこんなことにもいちいち慌てたりしたけど、別に怒っているわけじゃないと今なら分かる。
「いや、綺麗だなと思って」
「……ばか。いい加減に飽きないの?」
「飽きないな。ちっとも」
「もう……早く食べないと遅刻するわよ」
彼女はくすぐったそうに笑う。そんな一つ一つの仕草がたまらなく愛おしい。
こんなふうに根気よく智美を口説き続けた末に今の生活があるわけだ。
途中で何度も挫折しそうになったけど、諦めなくてよかったと心から思う。
付き合い始めてから分かったことだけど、なんと智美にとって俺が初めての彼氏だったらしい。
初デートもファーストキスも初体験も何から何まで俺が奪って、
これからも智美の魅力を独り占めし続ける。
そう思うといつも優越感に浸ってしまう。
今のところ、スーツ姿でエッチさせてくれないことを除けば結婚生活に何の不満もない。
そろそろ子供を作ってもいいかなとは思うけど、智美は「今は仕事を休みたくない」と言うので先送りにしている。
急ぐ必要はどこにも無い。
これから先もずっとこれを続けていくために、と思えば仕事にも張り合いがでるというのだ。
「それじゃあ行ってきます。今日はそんなに遅くならないと思う」
「いってらっしゃい。私もいつも通りに帰ってこられると思うわ」
出かける時間は俺のほうが少し早い。
いつも通り今夜の予定を言い合って、玄関先で軽く唇を重ねる。
仕事とプライベートの線引きにこだわる智美だけど、これだけは許してくれている。
彼女曰く「だって伸吾ったら、キスしてあげないと捨てられた子犬みたいな目をするんだもの」だそうな。
情けない男と言われているようで複雑だが、そのおかげでいってらっしゃいのキスをうけられるんだったら安いものだ。
足取りも軽く、俺はいつものルートで駅へと向かった。
【妻視点】
伸吾を見送ってから10分ほど経って、戸締まりを確認してからマンションのガレージへと向かう。
歩きながら、気付けば指先で唇に触れている。キスの名残を惜しむみたいに。
(……ふふ)
その感触を思い出すだけで、温かいものが心に満ちていく。
本当に、自分でも呆れるくらいに伸吾のことが好きだ。
ほんの5,6年ほど前までは自分がこんなふうになるなんて想像も出来なかった。
伸吾と出会う前の私は、ずっとコンプレックスを抱えていた。
そんなつもりはないのに、無表情で居るだけでみんなに不機嫌だと思われてしまう。
男は寄ってこないし、女友達ともそれが原因で険悪になってしまったこともある。
でも伸吾だけは違った。
彼は「君の笑った顔が好き」だとか、そんなありふれた言葉は使わなかった。
ただ「君の全てが好きだ」と言ってくれた。
無表情の私も、コンプレックスを抱えた私も、みんなひっくるめて愛すると言ってくれた。
あの告白を受けた瞬間に、私の一生は決まってしまったんだと思う。
少し自分が嫌いになっていた私を変えてくれた彼に、一生ついて行く。
それが私の幸せだ。
恋人だった頃と同じように今もお互いを名前で呼び合っているのも、私が望んでのことだ。
夫婦という形式としてじゃなくて、お互いを愛し合っているから一緒に居るんだといつも実感したいから。
子作りをまだしていないのだって、本当の理由は伸吾に言っているのとは別にある。
私はまだまだ彼と二人っきりの時間を過ごしたいのだ。
子供は居たら居たできっとかわいいのだろうし、別に2人の邪魔にはならないのかもしれない。
でも今はまだ彼との時間を大切にしたいと思う。
朝の情事を避けているのだって――
こんなこと、恥ずかしくて一生言えないだろうけど――
本当は仕事とプライベートの線引きなんてことにこだわっているわけじゃない。
伸吾に求められたら私はいつだって全力で応えてしまうと分かっているから。
仕事なんて放り出して、いつまでも彼の腕に抱かれていたくなってしまうから。
歯止めをかけないといけないのは、実のところ私のほうなのだ。
なんて、とりとめのないことを考えながら車を走らせているうちに会社へと到着する。
車を降りて、すれ違う人と挨拶しながらエレベーターへ。
向かうは最上階、社長室だ。
当初は何の変哲もない事務職として入社したはずが、入社二年目にしてまさかの大抜擢。
今では社長秘書なんてものをやっている。
正直柄じゃないのだけど、社長直々に請われたのでは断るわけにもいかない。
社長室の前に立ち、手鏡で身だしなみをチェックしてから静かにドアをノックする。
「失礼します」
ドアを開くと、今日も社長の姿は既にデスクにあった。
いわゆる“重役出勤”というものはこの人には当てはまらない。
「おはようございます、トモミ」
そう言って私を出迎えるのは、桐谷啓治社長。38歳にして従業員数500を超えるこのIT企業のれっきとしたトップだ。
名前は日本人そのものだがドイツ人と日本人のハーフで、
15年前にこの会社を興す前まではドイツと日本を行ったり来たりの生活だったのだとか。
私を下の名前で呼ぶのも特別馴れ馴れしくされているわけではなくて、その頃の習慣によるものらしい。
実際さほど嫌な感じはしないので気にしないことにしている。
「おはようございます」と返しながら、いつもと変わらぬ社長の姿を目に映す。
一目で白人の血が入っていると分かる白い肌、薄いブラウンの瞳。
何よりハーフ特有の小顔に、これが「美形」の見本だと言わんばかりの整った造作。
そこに加えて決して偉ぶらない態度、丁寧な物腰、
さらにいつも人当たりの良い笑顔を浮かべているのだから、女性社員に騒ぐなと言うほうが無理というものだ。
私から見ても、確かに美形ではあると思う。伸吾が居るからそれだけで胸が騒いだりはしないけれど。
そういう立場にある人の宿命として、この人もまたいろいろな噂話の対象になっている。
曰く、この容姿を利用して取引先の女性役員に取り入っているだとか。
気に入った女性社員を次々とテゴメにしているだとか。
それが何かしら根拠のある噂なのか、女性社員たちの願望から来る妄想なのかは定かではない。
私が社長秘書になると決まったときなんて大変だった。
「テゴメにされないようにね、智美」
何人の人にそう言われたか分からない。
そして決まって、言葉とは裏腹に彼女らの顔には「テゴメにされてこい」と書いてあるのだ。
本当に嫌気がさしてきたのをよく覚えている。
そもそも私が来るまでは、どこからか引き抜いてきたという定年間近の男性が秘書をやっていたのだ。
秘書の仕事のノウハウもその人に手ほどきしてもらった。
その人が定年退職した今は私が1人で秘書業務をこなしているが、
そうするようになってからの1年と少しの間にも何かしらのアプローチを受けたことは一度も無い。
きっとあれは単なる下世話な噂話だったのだろうと私の中で結論づけている。
いつものようにコーヒーを淹れて、今日のスケジュールを確認する。
会議やら取り引きやらで今日も社長のスケジュールはいっぱいいっぱいだ。
これにまた突発的なトラブルなどがあれば緊急の会議などが入るわけで。
本当によく倒れないものだと感心する。
一通りスケジュールの確認が終わると、社長はにっこりと笑っていつもの台詞を言った。
「今日も綺麗だね、トモミ。今日も1日よろしくお願いします」
「ありがとうございます。では、失礼します」
一礼してから社長室をあとにして、秘書室へと向かう。これから書類の作成やらいろいろな事務仕事が待っている。
「綺麗だね」と言われたとき、私はきっといつもの“不機嫌”な無表情だったと思う。
この間まで一緒に働いていた先輩秘書にはよく言われたものだ。
「社長のあれは君に気持ちよく働いてもらうために言ってるんだ。
大げさに喜べとはいわないが、せめてニコリとくらいはしたらどうだね」
そう言われても、伸吾以外の人にああ言われて、
たとえ演技でも喜んでみせるというのは裏切りだと思う。
だから出来ないと正直に答えたらもうそれ以上は何も言われなくなった。
「君がそういう人だから社長も君を秘書に選んだのかもしれないな」
なんてことも言われたけど、意味はよく分からない。
この日は特にトラブルもなく、平穏に1日が終わった。
早く帰って伸吾の顔が見たい。
仕事が終わって、家でのひととき。
この歳で親父臭いかもしれないけど、このために生きてると実感できるひとときだ。
今日は俺のほうが早かったので晩ご飯は俺が作った。
大したものは作れないけど、智美は「おいしい」と言って食べてくれる。
夕飯が済んだ後はテレビを見ながらゆったりとくつろいで、それぞれ風呂を済ませてから寝室へ入る。
そうして始まる夜の営み。
結婚してから2年になるけど、何かよっぽど体調が悪いだとかの理由があるとき以外は毎晩欠かしたことはない。
「電気、消してよ……」
俺の粘りに対する、いつもの台詞。
恥ずかしがりの智美は、明かりを全部消してからじゃないとエッチさせてくれない。
一緒に風呂に入ることもあるし、朝の着替えなんかは俺の見てるところでやってるんだけど、
それとこれとは別問題なのだとか。
そういうところもかわいいと思う。
少し残念ではあるけど、智美に嫌な思いはさせたくないので素直に従う。
今日もゴムはしっかりつけた。
親父とお袋に初孫の顔を見せる日はもう少し先になりそうだ。
ひとまず以上です。
誤字脱字などがあったらすみません。
こんなふうに視点を交互に入れ替えながら進めていく予定ですが、
後半になると段々と夫の存在が薄くなってしまうと思います。
それでもよければ引き続きご覧下さい。
では、また明日以降に
>>291 非常にそそられる導入でした
完結まで頑張ってください
294 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 17:13:06.43 ID:yAOhGlis
投下を開始します
その前に1つ訂正を。
>>290に【夫視点】の記述が抜けていました。
紛らわしくなってしまい申し訳ありません。
では開始します
【夫視点】
次の日。
朝礼が終わってすぐに課長のところへ呼び出された。
「……出張、ですか? 明日から?」
それも1日ではなく、二泊三日だという。
今日が水曜だから木、金と向こうに泊まって土曜に帰ってくることになる。
まさに青天の霹靂だった。
「すまんな、急で。
お前のところもまだ新婚だし、出来れば気を遣ってやりたいところなんだが……」
人のいい中間管理職の課長は、申し訳なさそうに顔をしかめている。
そんなのを見せられると何も言えなくなってしまう。
「何か特別な用事があるなら他に回すこともできるが、どうする?」
「……いえ、特には」
智美との時間はいつも特別です、なんて言えるはずもなく。
しがないサラリーマンのサガとして、上からの命令には逆らえない俺だった。
【妻視点】
「え、出張?」
夜の食卓でいきなり伸吾がそんなことを言い出したので、思わず驚いてしまった。
「ごめん、急に言われてさ……明日から土曜まで家をあけることになったよ」
「そんな……」
あまりにも急なことだったので、とっさに言葉が出てこなかった。
明日も明後日もこうして伸吾と夜の時間を過ごすものだとばかり思っていたのに。
「帰りは土曜だったわね。何時くらいになりそうなの?」
「多分いつもと同じか……もしかするとそれより遅くなるかもしれない」
伸吾は見るからに肩を落としてすっかりしょげている。
一時でも伸吾と離れるのはひどく寂しいけど、この人も同じ気持ちで居てくれるのだと思うと少し嬉しい。
そうだ、と思い直す。
こんなとき良き妻がすべきことは、ワガママを言って夫を困らせることではないはずだ。
「そう。仕事だものね。しょうがないわ」
「……ごめん。ありがとう」
「いいのよ。さあ、それなら早くご飯を済ませて荷物を準備しなきゃ」
意図的に明るい声を出して、気持ちとは反対のことを言う。
明日からしばらく離れることになるなら、今夜はゆっくりと2人の時間を過ごしたいのだけど――
それは単なる私のワガママだ。
そんなことで伸吾を困らせてはいけない。
【夫視点】
「ふう……」
夜のお勤めが終わって、ごろんとベッドに寝転がる。
何度抱いても智美の体は最高だ。
これから二晩もこれを味わうことが出来ないのだと思うと、ひどい絶望に見舞われる。
「……ねえ」
ふと、右腕が柔らかな感触に包まれた。
いつもならコトが済んだらすぐに智美は身なりを整えてしまうのに、今夜はまだ裸のままだった。
さほど大きくはないけど形のいいおっぱいがじかに俺の右腕を挟んでいる。
さっき出したばかりなのに、また股間が熱くなってしまいそうだ。
「どうしたの? もしかして、もう一回?」
期待をこめて訊くと、智美は恥ずかしそうに顔をうつむけた。
もしかすると頷いたつもりなのかもしれないけど、動きが小さすぎてよく分からない。
ならいっそ、と都合のいいように解釈することにして、おもむろに唇を重ねる。
「んっ……」
俯いていた顔を上げて、智美はそれに答えてくれる。
舌を絡ませ合いながら、愛おしいその体を再び抱き寄せた。
一旦萎えていた股間のものはもう完全に回復している。
「あの……」
俺に組み敷かれながら、智美は控えめにこんなことを言ってきた。
「伸吾の好きにしていいから」
「ん? 好きに、って? いつも好きなようにやってるけど……」
「そうじゃなくて……電気、つけたいならつけていいから……
伸吾のしたいことなら、今日はなんでもしてあげる」
恥ずかしがりの智美がここまで言ってくれるのは滅多にないことだ。
ここへきてようやく、智美も俺と離れるのが寂しいんだと思い至る。
とすると、夕食の時の態度は俺を思って我慢してくれていたのだろうか。
そう思うと心が愛おしさでいっぱいになる。
「無理しなくていいよ。智美の嫌がることなんて、俺はしたくないから」
「伸吾……」
再び唇を重ねる。
本当は早く寝ないといけないのだけど、2人の夜はまだまだ長くなりそうだった。
【妻視点】
伸吾が出張へ発つ朝。
拍子抜けするほど、伸吾はいつも通りだった。
もし朝から襲いかかられても、今日だけは身を任せるつもりだったのに。
そのせいでちょっとくらい仕事に遅れても――
なんて思ってしまうのは、一般に言う「爛れている」というやつなのだろうか。
「それじゃあね。夜になったら電話するよ」
「ええ。いってらっしゃい。気をつけて」
玄関先でいつも通りに唇を重ねる。
今日は少し特別なキスを期待していたのに、いつもと何も変わらず、
ごく軽く唇を触れ合わせただけで伸吾は離れていってしまった。
ドアの向こうにその姿が消えてしまって、少しの不安と不満が残る。
いい加減に、伸吾も分かってくれてもいいのに。
私がどれくらい伸吾のことを愛しているのかを。
予想していた通り、今日は張り合いのない一日となった。
帰っても伸吾が居ないと分かっているのだから、何を楽しみに働けばいいのか分からない。
「どうかしましたか、トモミ?」
どうやらそれが見た目にも出てしまっていたらしく、ついには社長にそんなことを言われてしまった。
いけない、しゃんとしなければ。
そんなこんなでどうにか仕事を終えて、伸吾の居ない家へと帰る。
2LDKのマンションは、1人で過ごすにはあまりにも広い。
伸吾は約束通りに電話をかけてきてくれた。
今日あったことを報告し合ったりだとか、とりとめのないことを30分ほど話したけど、
それが終わるとまた家の中は静まりかえってしまう。
テレビをつけてみても、ちっとも気は紛れない。
こんなときはさっさと寝てしまうに限る、と、いつもより随分と早い時間からベッドに潜り込んだ。
伸吾の匂いの染みついた布団にくるまって眠れば少しは落ち着くかと思ったけど、
寂しさが余計に募っただけだった。
伸吾、早く帰ってきて。
次の日も同じことの繰り返しだった。
伸吾が居なくても仕事はいつもと何も変わらない。
社長と居る時間のほうが伸吾と話す時間よりも長いというのはある種の異常だと思う。
「昨日にも増して元気がありませんね。体調がよくないのだったら遠慮せずに言って下さい」
ついには社長にそんな心配までされてしまった。
「別にどうもありませんよ」と答えたらそれ以上追求されることはなかったけど、
これでは秘書失格だ。
それにしても社長はよく私のことを見ているのだなと感心させられる。
プライベートを仕事に持ち込むのは、仕事の出来ない女のすることだ。
せめて外に居る間は気持ちを切り替えよう。
昨日の反省を活かして、今日は仕事が終わってから近所のレンタル屋でDVDを借りてきた。
前々から見たかった映画ではあったんだけど――
見始めてすぐに「失敗した」と気がついた。
どうして恋愛ものを借りてきてしまったんだろう。
気が紛れるどころか余計に虚しさが募ってきて、途中でやめてしまった。
時間とお金を無駄にしてしまった徒労感も相まって、もう何もする気力が起こらない。
伸吾との電話をしている間だけは少しだけ心が満たされたけど、
それが終わってしまったら会いたい気持ちが余計に募ってしまう。
何もすることがないので、今日もさっさと寝ることにする。
明日は土曜。
仕事は休みだけど、伸吾は居ない。
思ったより早く仕事が終わったから、予定より早く帰れそうだ――
なんて、そんな喜ばしい報告もなく。
朝にかかってきた電話の内容からすると、
やはり伸吾が帰ってくるのは夜になりそうだ。
ひとまずは伸吾が気持ちよく帰ってこられるように、
自宅の掃除をすることにした。
といってもさほど広いわけでもなく、伸吾も私も日頃からこまめに掃除をするほうだ。
細かいところまで徹底的にやっても午前中のうちに終わってしまった。
さて昼からどうしようとしばらく考えて、会社に出ようと決めた。
急いでやらなければいけない仕事はないけど、細かい雑務は溜まったままだ。
それをやっておけば気は紛れるだろうし、来週は早めに帰れる日が増えるかもしれない。
時間の潰し方としては完璧だ。
手早く支度を済ませて、綺麗に片付いた家をあとにした。
土曜に出勤するのなんて随分と久しぶりだ。
記憶にある範囲では、少なくとも私が1人で秘書をやることになってからは初めてのことだと思う。
先輩秘書が居た頃には、1人だけ休日出勤させるのも申し訳ないのでそれに付き合ったりはしていたのだけど。
社長室の前を通り過ぎようとして、もしかして、と思ってドアをノックしてみた。
案の定、中から「はい」と社長の声が返ってくる。
ドアを開けるといつも通りの柔らかい笑顔に出迎えられた。
「やあトモミ。珍しいね、君が土曜に来るなんて」
「ええ、ちょっと……」
「溜まっている仕事でもあったのかい?」
「……はい」
本当はいつやってもいいような仕事なのだけど、と心の中で付け加えながら、
秘書の癖として社長のデスクをチェックする。
コーヒーカップは置いてあるが、中身が空だ。
「社長、コーヒーをお入れしましょうか?」
「ああ、ありがとう。お願いします」
ありがとう、と口にするときの社長の笑顔は、
いつも浮かべているのとは違って本当に嬉しそうだった。
そんな細かいことに気付くあたり、
なんだかんだで私もこの人のことをよく観察しているのだなあと思う。
そういえばここ数日、伸吾との電話を除けば会話らしい会話をした相手はこの社長だけかもしれない。
そんな親近感と寂しさが相まってか、コーヒーを渡すとき、いつもなら言わない世間話がつい口をついた。
「社長こそ、会社が休みでも毎日出てこられているのですか?」
「ん? いや、そんなことはないんですけどね。ああ、どうもありがとう」
コーヒーを受け取りながら、社長はぽりぽりと首のあたりをかいた。
なんだかこの人らしくない、どこにでも居る普通の青年じみた仕草だ。
「なんせ独り身ですから。家に1人で居てもヒマでね。
こうして仕事をしているほうがかえって気が楽なんですよ」
みんなが知っている「やり手の社長」とはまた違った一面を垣間見た一言だった。
なんだ、この人も私と同じようなことを考えるんだな――
そんなことを思った、その時だ。
(……えっ?)
とくん、と胸が高鳴った。
確かに美形ではあるけど、特別なものは感じない――
そんなふうに思っていた社長の柔和な表情が、なんだかいつもと違って見える。
おかしい。こんな感情、伸吾以外の男の人に抱くはずがないのに――
「トモミ? どうかしましたか?」
訝しげな社長の声ではっと我に返る。
今、私は何を考えていたのだろう?
「い、いえ。何でもありません。それでは、私は秘書室に居ますので……」
「うん。何かあったら声をかけさせてもらいます」
返事もそこそこに、そそくさと社長室をあとにする。
私は、イケメンなんかになびいたりしない。
そう思っていたのに――
(ごめんね、伸吾)
こんな気の迷いが生まれるのも、きっと伸吾が居ないからだ。
申し訳なさと、早く会いたいという気持ち。
両方が猛烈に募ってきて胸が押しつぶされそうだ。
それから数時間。どうにか気持ちを落ち着けて仕事に集中していたら、ふいに携帯が鳴った。
伸吾からだ。
喜び勇んで通話ボタンを押し、期待を胸に耳へと押し当てる。
『……もしもし』
が、電話越しに聞こえた伸吾の声を耳にした瞬間に分かった。
きっとよくない報せだ。
『ごめん。仕事が長引いてて……帰るのが遅くなりそうなんだ』
半ば予想していたとはいえ、ショックだった。
まだこんな想いを続けないといけないなんて。
「遅くなりそうって……もともと帰りは夜になるって言ってたわよね?」
『うん。だから、その……』
「え。ちょっと待って。まさか今夜も帰って来れないの?」
『……ごめん』
「そんな……」
目の前が真っ暗になった。
夫の帰りが一日遅れたくらいで何を、と世間の妻たちはきっと言うだろう。
でも私にとってこれは紛れもない一大事なのだ。
特に、あんなことがあったあとでは――
「明日のいつぐらいに帰って来れそう?」
『分からない。もしかすると夜になるかも。
月曜と火曜は代休もらえるらしいけど……』
「それじゃあ意味がないじゃないの。私はいつも通り仕事なのに」
思わず口をついたその台詞は、少しきつい口調になってしまった。
「……ごめんなさい。怒ってるわけじゃないの」
『うん。ホントごめんな、智美。お土産ははずむから』
そんなものは要らない。早くあなたに会いたいの――
素直にそう言えたら少しは楽になるんだと思う。
けどそんなことを言っても伸吾を困らせるだけだと分かっているから。
「うん。楽しみに待ってるわ。無理はしないでね」
結局、私に言えるのはそんなことしかない。
『ありがとう。智美、今はどこに居るの?』
「えっ……今は……ちょっと、外に出てるんだけど」
何故だろう。
「会社に居る」と、とっさには言えなかった。
『そっか。智美も風邪とかひかないようにね。今日も冷え込んでるしさ』
「うん。伸吾こそ――」
そのあと少しだけ話をして、電話は終わった。
私は最後まで本音を言えなくて――
そして最後まで「今会社に居る」とも言えなかった。
沈んだ気持ちで仕事をしているうちに、いつの間にか時刻は6時を回っていた。
そろそろ切り上げよう。
社長は取引先に出かけたまま帰ってきていないが、
好きな時間に帰ってくれていいと言われたので問題はないはずだ。
そんな短い会話を交わすだけでも、社長の顔はやっぱりいつもとは違って見えた。
ああだこうだと騒いでいる同僚達の気持ちが、今なら分かるような気がしてしまう。
本当にどうしてしまったんだろう、私は。
たった数日伸吾に会えないだけでこんなに不安定になるとは思ってもみなかった。
自分で自覚している以上に、私は伸吾に依存しているのかもしれない。
その夜。家に帰った私は、学生時代の女友達に電話をかけた。
岩崎美佳。
付き合いの期間だけなら伸吾よりも長い、私の親友だ。
『おっす智美。久しぶり』
学生時代と何も変わらない、軽い調子の声。
私たちはたっぷり小一時間かけてひとしきりお互いの近況を語り合ったあと、
やっとのことで本題に入った。
『……で? 何か話したいことがあるんでしょ?』
「うん……あのね美佳、変なことを訊くようだけど……」
『だいじょぶ。智美はいつも変だから』
「……ちょっと?」
なんとも失礼なやつだ。
でもこの子に言われるとちっとも嫌味に感じない。
『冗談。で、どうした?』
「うん。あのね……好きな人が居るのに、他の男の人にドキっとしちゃうことって……
浮気になると思う?」
『へっ……』
美佳は一瞬の間絶句したあと、「ぶぶっ」と吹き出した。
『アンタねえ……それが25歳の人妻が言うことですか』
「え……変かな?」
『あー、まあアンタはろくに恋もしないで結婚しちゃったからなあ』
「恋ならしたわよ」
『高峰君と、ね。他の男は知らないでしょ』
高峰君、というのは伸吾のことだ。つまり今の私の姓でもある。
「……知らなくていい」
『それで今困ってるんでしょうに。いい?
他の男にドキっとしたり、ちょっと目を惹かれたりするくらいは普通のことよ。
気にするほどのことでもない。
大体、それ言ったらアンタの夫だってアイドルとか見て鼻の下伸ばしたりしてるでしょうに』
「え……してない、かな。智美がこの世で一番だ、っていつも言ってくれるから」
『あー、はいはい、ごちそうさま。まあ高峰君ならそうかもね。
いいわ。とにかく、アンタが感じたのは別に特別なものでも何でもないの。
高峰君は明日帰ってくるんでしょ?
愛しい旦那様に思いっきり甘えて、さっさと忘れちゃいなさい』
「それでいいのかな?」
『それ以外にどうしろってのよ』
「そっか。……うん、ありがとう。ちょっと気持ちが軽くなった」
『どういたしまして。感謝してるなら今度甘いものでもおごってね』
それから少し美佳と話して、電話を切った。
やっぱりこの子に話してよかった。
随分と気が楽になったと思う。
そのあと伸吾とも電話したけど、昼間に感じた後ろめたさみたいなものはもうなくなっていた。
次の日。
やっぱり伸吾の帰りは夜になるらしい。
掃除は昨日済ませてしまったし、さすがに日曜まで会社に出る気にはならない。
本格的にすることがない。
家に居ても仕方が無いので、買い物にでも出かけることにした。
近くのショッピングモールに行って、1人で服を見繕う。
こうして1人で買い物をするのはいつ以来だろうか。
もしかすると伸吾と付き合い始めてから一度も1人で来たことはなかったかもしれない。
たまにはこういうのもいいな、でもやっぱり少し寂しい――
なんて思いながらぶらぶらと歩いていた、その時だ。
「おや、トモミ?」
聞き慣れた声が聞こえた気がした。
まさか、とは思ったけど、振り向いた先に居たのはやっぱり予想通りの人物だった。
「こんなところで会うなんて。偶然ですね」
「社長! おはようございます」
予想外の遭遇。また気持ちが落ち着かなくなる。
社長のいでたちは普段のスーツ姿とは違う、ブルゾンにニット、下はデニムというラフな服装だ。
その整ったルックスはやっぱりここでも女性客の視線を集めている。
「ああ、いいですよ挨拶なんて。今はプライベートなんですから。
トモミの私服姿を見るのは初めてですね。とても素敵ですよ」
「……ありがとうございます」
今日の私はワンピースの上からジャケットを羽織っただけのシンプルな服装だ。
これが似合うのが果たしていいのかどうか迷うところだけど、褒められるのは素直に嬉しい。
そう、褒められたら素直に喜べばいい。
それくらいでは裏切りなんかにならない。
昨日美佳と話してようやく私にもそれが分かった。
「社長はこんなところで何を? どなたかへのプレゼントですか?」
だから、こんな台詞もすらりと言える。
今までは潔癖なまでに無駄話をしてこなかった私だけど、
これくらいはむしろ仕事をスムーズに進めるための潤滑油としてあったほうがいい。
「いえ、いわゆる市場調査というやつで。今どんなものが若い女性に人気なのかを見に来たんですよ」
「なるほど……」
この人もつくづく仕事熱心だ。
この熱心さこそが、この若さで成功を収めた秘訣なのだろう。
「さて、立ち話もなんですし……」
「あ、はい。それじゃあ失礼します」
「ああ、いや――」
立ち去ろうとした私を手で制して、社長は袖をめくって腕時計に目をやる。
たぶん今は12時の少し前くらいだと思うけど――
「ここで会ったのも何かの縁です。ランチをご馳走させてもらえませんか?
ちょうど近くにお勧めのイタリアン・レストランがあるんですよ」
「え? でも……」
仕事の上で社長と一緒に昼食をとることはある。
でもそれとこれとは別問題だ。今はお互いプライベートなのだから――
「僕はこういう縁を大事にすると決めているんです。
すみませんが、僕のポリシーに付き合ってはもらえませんか?」
でも、社長の顔を見ていると
“ああ、この人はきっと相手が男の人でもきっと同じ事を言うんだろうな”
と思えてしまって。
気がついたときには「分かりました」と答えてしまっていた。
日曜日のお昼時。
落ち着いた空気の流れる店内に居る客は、やはりカップルや夫婦らしき二人連れがほとんどだ。
そんなところに伸吾以外の男の人と二人で居るというのはやっぱり落ち着けない。
やっぱり断ればよかった。
まだお店に入ったばかりだというのに、私は早くも後悔し始めていた。
「どうしました? やっぱり僕が相手では不満ですか?」
「あ、いえ……」
どうやらそれが顔に出ていたらしく、社長にそんなことを言わせてしまった。
いけない。一旦うけると決めたのだから、せめて社長に嫌な思いはさせないようにしないと。
何よりお金を出してもらうのだから、こんな失礼なことを考えていていいはずがない。
「こういうお店はあまり慣れてなくて。えっと、何を注文すればいいんでしょう?」
「ああ、なら僕に任せて下さい。トモミ、何か食べられないものはありますか?」
「いえ、特には」
「分かりました。それじゃあ……」
社長はウェイターを呼んで、何かをすらすらと注文していく。
あのウェイターには私達がどういう関係に見えているのだろう?
恋人か、夫婦か、愛人か……
少なくとも単なる上司と部下だとは思われていないだろう。
そう思うとますます落ち着かない。
やがて料理が運ばれてきた。
イタリアンというとボリュームがありすぎて私では食べきれないイメージがあったけど、
社長はちゃんとそのあたりも考えてくれていて、
出てきたものを全部食べきってちょうど腹八分目くらいだった。
社長のお勧めというだけあって、味もかなりのものだったと思う。
食べている間、社長は仕事の話しは一切しなかった。
うるさすぎない程度にあれこれと話してくれて――
うぬぼれみたいだけど、たぶん私を楽しませるために工夫してくれたんだと思う。
おかげではじめは強ばっていた私の気持ちもだんだんとほぐれてきて、
食事が終わる頃には自然と笑顔になっていた。
このあたりは伸吾には出来ない芸当だ。
付き合って間もない頃は、二人きりになってもなかなかうまく話せなくて――
なんて、そんなことを思い出しかけて。
それが伸吾と社長を比べているということだと気がついて、慌てて打ち消した。
食後のデザートも終わって、あとは店を出るだけという頃になって。
ふと思い出したように、社長が言ってきた。
「ところでトモミ、どうして今日は一人だったのですか? ご主人はどこに?」
「あ……いえ、実は……」
ここで本当のことなんて言わなければよかったのだと思う。
でも社長の話とおいしい食事ですっかり気持ちがほぐれてしまっていた私は、つい言ってしまった。
「実は今、出張に行ってて……ここ三日ほど家に居ないんです」
まだ夜にはほど遠い時間だ。家に帰っても伸吾は居ない。
そのことを思い出すとまた気分が沈みそうになる。
「そうですか。それは寂しいでしょうね」
「はい……えっ?」
「ん? どうかしましたか?」
「い、いえ。何でもありません」
とっさに目を伏せて取り繕ったけれど、私は気付いてしまった。
そう、“そのことを思い出すと”なのだ。
つまり社長と居る間、確かにはじめのうちは落ち着かなかったけど、
私は寂しさを感じていなかった。
それどころか、家に帰っても伸吾が居ないということすら、
今の今まで忘れていたのだ。
それが何かとんでもないことに思えて、落ち着くために私は水の入ったグラスに手を伸ばした。
「あっ……すみません」
その拍子に、テーブルの上にあった社長の手に触れてしまった。
慌てて引っ込めようとしたら――
それを留めるように、社長の指がそっと私の指先を掴んできた。
「え……」
思わず顔を上げて社長と目を合わせたら、そのブラウンの瞳にひどく真剣な眼差しで見つめ返された。
「僕だったら――」
「しゃ、社長?」
「僕だったら、君みたいな女性が家に居てくれたら、仕事なんて放り出してずっと抱きしめてあげるのに」
社長の言っていることが理解できない。
この人は噂とは違って、仕事一筋の真面目な人で――
「ずっと思っていたんです。君のような女性と一緒に暮らせたらって」
「ま、またまた。社長、若い女性には誰でもそんなこと言っているんでしょう?」
「心外ですね。君がそんな風に言うなんて。僕が女性を口説いているところなんて、君は見たことがありますか?」
「そ、それは……」
確かにその通りだった。
だからこそ私だって今の今まで社長を信頼していたのに――
「トモミ。僕がこんなことを言うのは君にだけです」
指先を掴んでいただけだった社長の指が少しずつ這い上がってくる。
私は手を引っ込めることも出来ず、何かを言い返すことも出来ずに、ただ呆然と社長の瞳を見返していた。
やがて私の手がすっぽりと社長の掌に包まれてしまったとき、ついに決定的な一言が来た。
「好きです、トモミ」
静かな店内で聞かされるその声は、聞き違えようなんてなくて。
なのに、社長はもう一度言った。
「愛しています」
何を思えばいいのか、まるで分からなかった。
ぐるぐると思考が渦を巻いてちっとも定まらない。
一度大きく息をはいて、どきどきと早鐘をうつ胸に手をやって――
そうして胸にあてたのは右手で。
今社長の掌に捕らえられているのが結婚指輪をつけた左手だということに気がついたとき、やっと呪縛が解けた。
「やめてください!」
鋭く言って、勢いよく立ち上がる。
がたん、と大きな音を立てて椅子が後ろに倒れた。
何事かと周りの客がこちらを見ているのが分かったけど、構っている場合じゃなかった。
「私には、伸吾が……夫が居るんです。こういうのは……困ります」
困ります、という言い方で正しかったのかは分からない。
でも「迷惑です」とは言えなかった。
裏切られたとは思わない。
社長を清廉潔白な人だと思っていたのも、
今日だって何の下心もなく誘っているのだと信じていたのも、
私の勝手な思い込みによるものだ。
それでも。
「帰ります。私の分のお金は出しますから――」
「いや。ここは僕が払う」
短くそう言った社長の声は、今までに聞いたことがないくらい強い調子だった。
「お願いです。払わせて下さい。本当は、こんなことを言うために君を誘ったんじゃなかったんです」
何を今さら――と言いそうになったけど、
社長の真剣な表情を見ていたらきっと嘘じゃないのだと思えてしまった。
だから何も言い返すことができなかった。
「……分かりました。社長、こんなことはもうこれっきりにして下さい。
私も、誰にも言いませんから……」
何故こんなことを言ってしまったのか、自分でも分からない。
こんなのはセクハラだ。
今夜にでも伸吾に泣きついて、しかるべきところに訴え出れば、
社長がどうなるにせよ少なくとも私の転属願いは受理されるだろう。
でも――
伸吾に泣きつく? こんなことを伸吾に話せと言うのか?
無理だ。そんなの、ひどい裏切りだ。
「失礼します」
短く言って、それきり社長のほうには振り向かず、私は足早に店をあとにした。
「伸吾!」
駅のホームから出ると同時に、待ち焦がれた声が聞こえてきて思わず驚いた。
帰りの時間をメールしたときには、迎えに来るとは言っていなかったのに。
智美はたたっと勢いよくこちらに駆け寄ってきたかと思うと、
なんとそのまま俺の胸に飛び込んできた。
「う、うわっ! 智美?!」
当然、思いっきり周りの視線を集めてしまう。
慌てて離れようとしたけど――
「伸吾、会いたかった……」
俺の胸に顔をくっつけたままそう言った智美の声が涙声になっているのを聞いて、諦めた。
「……ごめん」
さすがに恥ずかしい台詞をこんなところで言うのは憚られるので、それだけ口にして、
そっと智美の頭に手を乗せる。
ちょっとくらい人に見られようが、なんだ。
こんな時に妻を抱きしめてやれないなんて、夫として失格だ。
しばらくそうしていたらようやく智美は落ち着いたらしくて、
名残惜しそうにしながらもそっと離れてくれた。
「ごめんね。なんだか我慢できなくて」
赤らんだ顔で恥ずかしそうに言う智美の姿に、思わず俺のほうこそ我慢できなくなりそうだった。
「いいよ。早く帰ろう」
手を差し出すと、智美はぎゅっとそれを胸に抱き込んでぴたりと体を寄せてきた。
手を繋ぐだけのつもりだったんだけど、まあこれくらいはいいだろう。
智美と腕を組んで歩く帰り道は幸せでもあったけど、いつもの5倍くらい長く感じられた。
「んっ……」
マンションに帰り着いてドアを閉めるなり、靴も脱がないうちから唇を重ねた。
強引で乱暴な、奪うようなキス。それでも智美は一生懸命に応えてくれる。
会えなかった数日の分を取り返すように長く、深く。
お互いの口内をたっぷりとねぶり合ってから、ようやく唇を離した。
「はぁ……」
熱っぽくはいた吐息は、どちらのものだったか。
とろんと蕩けた智美の瞳が間近にある。
「ねえ伸吾、疲れてる……?」
その言葉が何を意味しているのか分からないほど、俺も朴念仁ではないつもりだ。
「バカなこと言うなよ」
言いながら、スカートの中に手を潜り込ませる。
ふとももをゆっくりとなぞって辿り着いたそこは、もう下着の上から分かるくらい湿っていた。
「智美……いつから?」
クロッチにそって指を這わせながら訊くと、どうやら智美は自覚していたらしくて、
元々赤かった頬をさらに紅潮させた。
「あっ……き、訊かないで……お願い……」
その顔と声だけで、3日間溜め込んだものがもう爆発しそうだった。
「ベッドに行くぞ」
半ば強引に智美の手を引いて、俺達は夫婦の寝室へと向かう。
「ああっ!」
お互いの服を脱ぎ捨てて、前戯もそこそこに繋がった。
智美の中は奥まですっかりぬかるんでいて、強引な挿出もスムーズだ。
相手を思いやる気持ちも忘れて、獣のように腰を振り立てる。
「あっ! あっ!」
智美もいつになく乱れている。
3日ほど溜め込んでいたこともあって、激しい交わりも長くは続かない。
あっけないほど早く、一度目の射精が訪れてしまった。
「くっ……」
「あっ……出てる……」
智美の中に深々と挿入したまま、ゴムの中に精液を吐き出す。
ほとんどトランス状態だったからよく分からないけど、たぶん5分ともたなかったと思う。
冷静になってみるとちょっと情けない。
一旦膣から抜いてゴムを外してみたら、中に溜まった白濁液は自分でも呆れるくらいに多かった。
その処理をしていたら、智美が後ろから覆い被さってきた。
「ねえ……」
「うん? ……おっ」
珍しく、智美は自分から俺のものに手を添えてきた。
「ああ……まだ大きい……」
うっとりと言いながら、それを指で包んでゆっくりと上下にこすり上げてくる。
その感触を楽しみながら、俺はちょっとした意地悪をやってみる。
「どうしてほしいんだ?」
「どうって……」
「言ってくれなきゃ分からないな」
「……伸吾の好きにして」
「じゃあこれでやめようかな」
え、と智美は言葉に詰まる。
智美にだって俺がどうしたのかは分かっているだろう。
現にまだ全く萎えないままの逸物をこうやって見せつけているのだから。
でも、たまには智美のほうから求めてくれてもいいと思う。
いつもは「ねえ」としか言わないけど、
たまにははっきりと言わせたいっていうのもまた男心ってもんだろう。
「もう……」
拗ねたような、困ったような声を出す智美。
そんな少女じみた仕草をしながらも、俺のモノをしごく手は止めないのだから、
そのギャップがたまらない。
「私、まだ足りないの……
お願い……もっと、して……?」
その言葉だけでもう、危うく二回目の射精に達してしまいそうになった。
【妻視点】
(ああ、気持ちいい……)
自分で思っていた以上に、今夜の私は乱れていた。
伸吾のものを受け入れている、そう思うだけで全身をぞくぞくと快楽が駆け巡る。
全部吹き飛ばして欲しかった。
四日分の寂しさも、今日の昼の出来事も……
「ああっ、伸吾……」
はしたなく声をあげて、愛しい人の胸にすがりつく。
ひどくいやらしいこともたくさん言ってしまった気がする。
構わない。
この人の前ならどんな私にもなれる。
そうして私がいやらしいところを見せると伸吾も喜んでくれるんだから、
躊躇う理由なんて最初からなかったのかもしれない。
伸吾が喜んでくれたら、それがそのまま私の快楽になる。
やっぱり私にはこの人しか居ない。
何度も何度も貫かれながら、私は改めてそう確信するのだった。
325 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 17:25:16.94 ID:yAOhGlis
ひとまずここまでです。
今のところセックス描写が控えめですが、ここでは需要がないであろう和姦シーンだからです
本番はしっかりと描写しますのでご心配なく。
ところでスレの容量は大丈夫ですかね?
乙
容量はまだまだ大丈夫よ
ヒロインがアホの子じゃなくてちゃんと一人の女性として描かれてるのがいいな
つーか普通にかわいい 寝取られてほしくない
続きが待ち遠しくてたまらねえ
wktk
いやー、素晴らしい。いい仕事してますね
こういうきちんとした下拵えが後々たまらない落差を生むんですよね
楽しみだなぁ
GJ!
久しぶりにスレが活性化しているな
wktkがとまらない
332 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 15:01:42.97 ID:PMApMbzp
1つ訂正。
>>320に【夫視点】の表記が抜けていました。
訂正してお詫び申し上げます。
では投下を再開します
【夫視点】
あの出張の日以来、智美は随分と積極的に求めてくるようになった。
自分から腰を振ったりなんて以前は恥ずかしがってしなかったのに、
今では自分が上になって快楽を貪っているほどだ。
しっかり者でキャリアウーマンの智美が俺の上に跨がって
裸体を踊らせている姿は非常にクるものがある。
頼めば口でだってしてくれるようになったし俺としては万々歳だ。
相変わらず朝にはさせてくれないけど、この調子ならそれも時間の問題だろう。
雨降って地固まるというやつだろうか。
駅のホームでいきなり抱きつかれたときは驚いたけど、
今ではあれも良い思い出だ。
夜の生活が充実しているおかげで仕事にも張り合いが出る。
そんな動機で働くというのは不純なようだけど男というのはそんなものだと思う。
自分の奥さんに欲情するなんてのはこの上なく健全なことなのだから。
【妻視点】
伸吾が出張から帰ってきてから二ヶ月が経った。
いろいろあったけど最近は少し伸吾の前で素直になれるようになったと思う。
そのきっかけが社長との一件だと思うと何とも複雑な気分だけれど。
「やあおはようトモミ。今日も綺麗だね。最高だよ」
今日も今日とて社長室に入った途端にそんな台詞に出迎えられた。
あれからはっきりとしたアプローチはかけてこないものの、
こうして言葉の端々に艶っぽいものを混ぜてくる。
「はい、おはようございます。今日の予定ですが……」
たぶん無表情を維持することには成功したと思う。
たまに本気でイラっときたり逆にどきりとしてしまったりもするけれど、
そのあしらい方にもいい加減に慣れてきた。
一応転属願いは出してみたのけど、受理はされなかった。
当たり前だ。
人事部が何を言おうとも最終の意志決定権は社長にある。
社長が「秘書を続けろ」と言ったら私達社員はそれに従うしかないのだ。
残る選択肢はこの会社をやめて他に移ることだけだが、
このご時世で今と同じような条件で雇ってくれる転職先が見つかるとは思えない。
結論として私がこの状況に慣れるしかないのだというところに落ち着いた。
なに、決して難しいことではない。
要はあれだ。
中学や高校の時に同じクラスの男の子に告白されて断ったようなものだと思えばいい。
少しは気まずい思いをするかもしれないが、
そのせいでいちいち登校拒否になったり転校したりする子はいないだろう。
みんな普通にやっていることなのだから、私にもやれない道理はない。
「幸せそうですね、トモミ」
コーヒーを渡すときにふと言われた。
相変わらずの柔和な笑顔を浮かべたままだったので真意はよく分からない。
「おかげさまで。主人を愛していますから」
「そう。僕が入り込む隙間はなさそうですね。今のところは」
「永遠にありません」
「そうかな? 少しでも君が隙を見せたら遠慮無く踏み込みますから、そのつもりで」
「はいはい。いいから仕事に取り掛かって下さい」
すげなく言い返して社長室をあとにする。
ここまで言われて我慢するなんて、一般的には変なんじゃないかと思う。
けどこれも伸吾との生活を守るためだ。
なんせ一週間後には三回目の結婚記念日が待っている。
そういう時に少し贅沢できるのはやっぱり共働きならではだろう。
少なくとも子供が出来るまではこれを維持したいと思っている。
ただ、1つだけ気がかりがあるとすれば――
伸吾の主張中にあった社長との一件。
私はまだあれを伸吾に話していない。
何かあったわけでもなく一方的に言われただけなのだから、
無理に言わなくても裏切りにはあたらないかもしれないけれど。
やっぱり何のしこりもなく記念日を迎えるには避けられないことだと思う。
猶予はあと一週間。どうにか折を見て話さなくちゃ――
【夫視点】
ここ数日、智美が何かを話したがっているには気がついていた。
きっとそのうち智美のほうから話してくれるだろうと思って
敢えて触れないでおいたのだけど、一向にその気配がない。
もう結婚記念日は明日だ。
智美の話したいことというのも何かそれに関係してのことなのだろう。
だとすればその機会はもう今夜しかない。
なのに今夜も智美はテーブルの向こうで黙って視線を俯けているだけだ。
「……智美」
彼女がそこまで躊躇うような話というのが何なのか怖くもある。
だけど俺にしてみてもこのまま記念日を迎えたら心から楽しむことが出来ない。
智美が何かを抱えているというのならここで吐き出して欲しい。
「何か言いたいことがあるなら言ってくれ。
お前のことならなんでも受け入れる自信はあるから」
俺がそう言っても智美はしばらく俺の顔をじっと見たまま黙っていた。
だけど、やがて――
「……うん」
と小さく言って、また俯いた。
そうしてぽつぽつと語りだす。
「あのね……うん。
余計な前置きをするとまた言いにくくなりそうだから、はっきり言うね」
内気な女の子みたいな語り口調。
智美が弱気になっている時の特徴だ。
「伸吾が出張に行った時のこと、覚えてるよね?」
「ああ、うん。寂しい思いをさせて悪かった」
「ううん。それはいいの。それでね、あの時……
伸吾が帰ってくる日曜日の朝に、私1人で買い物に行ったの。
そこで……」
そこで、のあとで智美は一旦言葉を切って、じっと俺のほうを見た。
買い物に行った。そこで何かがあった。
智美が俺に言うのをこれだけ躊躇うような何かが。
何だろう。嫌なものが背筋を伝った気がした。
「社長に会ったの」
智美はそう言った。
社長。智美がそう呼ぶのは1人しかいない。
智美の会社の社長と言えば、雑誌なんかでもよく特集されているイケメンの実業家だ。
そして智美はそんな人の専属秘書をやっている。
その人に会った。日曜日に。買い物中に。プライベートで。
「で、ランチに誘われた」
「……そ、それでついていったのか」
どうにかひねり出した声は半分裏返っていて、それで自分の同様の度合いが知れた。
ランチに誘われて、そこで何があったのか。
俺にとって愉快な話ではないことは明らかだ。
「断り切れなくて。それで、店の中で一緒にご飯を食べて、そしたら……」
「そ、そしたら?」
「……好きだって言われた」
ひゅ、と息を飲む音。たぶん俺のものだったのだと思う。
妻が、智美が、他の男に好きだと言われた。
何を思えばいいのか分からない。
「そ、それで?」
「それでって……私の答えなんて、言うまでもないでしょ?」
智美は視線を落としたまま左手を撫でている。
その薬指で光っているのは、言わずと知れた結婚指輪。
ひとまず頭の中を整理しよう。
まず想定された最悪の自体ではなかった。
そこは安心していい。
今智美が話した内容が全てだったら浮気なんかじゃない。
目くじらを立てるほどのことではないと思う。
だけど――
「なんで、話してくれなかったんだ」
「え……それは、だって……」
「言いにくいのは分かる。でも、一言相談してくれれば……」
「お、怒らないで。私、伸吾に余計な心配をかけたくなくて……」
智美は元々細い型を気の毒なほどにすぼめている。
今にも泣き出しそうだ。
けど、どうしても納得ができない。
「そんなことがあっても、智美は俺に黙って仕事を続けてたんだな」
「……転属願いを出してもダメだったのよ」
「あれからもう2ヶ月だ。智美、分かってるのか?」
「な、何を?」
「俺から見たら……
自分を好きだと言った男のところに、お前は2ヶ月間も通ってたのか!
俺に黙って!」
はっ、と智美が息をのんだ。
まるでそのことに今初めて気がついたかのように。
「ち、違うの! 私、そんなつもりじゃ……
今仕事をやめたら、伸吾に迷惑がかかると思って……」
「迷惑じゃないよ、そんなの。お前1人くらい俺の給料で養えるだろ。
お前から見た俺ってそんなに情けない男なのか……」
こんなことくらいでここまで取り乱すなんて度量が小さいと我ながら思う。
智美に裏切られたわけじゃない。
けど悲しくなる。
結局のところ、智美は俺のことをちっとも信用してくれていなかったってことじゃないか。
「なんで黙ってたんだよ……
すぐに言ってくれれば、俺だって怒ったりしなかったのに……」
「……ごめんなさい」
智美の話はこれで終わりのようだった。
どうにもいたたまれなくて、俺は席を立つ。
「……最後に1つだけ。それから今まで、何もなかったんだな?」
「うん。それだけは絶対に」
「なら、もういい。浮気されたとかそこまで酷い話じゃなくてよかった」
俺がくるりと背中を向けると、慌てて智美の声が追いすがってきた。
「し、伸吾? どこ行くの?」
「風呂に入ってくる。今日はソファで寝るから」
「え? で、でも悪いのは私なのに――」
「いいから」
それだけ言い残して俺はバスルームへと向かう。
心の奥底、一番冷静な部分ではちゃんと分かってるんだ。
智美は悪くないって。
全部俺のためを思ってのことだったんだって。
けどそう簡単に割り切れるものでもなくて。
気持ちを入れ替えていつも通りの2人に戻るには、もう少し時間がかかりそうだった。
【妻視点】
話さなければよかった。
眠れぬ夜を過ごしながらそう思う。
伸吾が怒ったのは私のまったく予想していない方向からだった。
彼は私が社長にああ言われたことそのものを怒っているんじゃない。
彼に――これから先ずっと共に歩んでいく一番大切な人に、そのことを黙っていた。
だから彼は怒っているんだ。
どうして私は気付かなかったんだろう。考えてみれば当たり前のことなのに。
結局のところ、私達はまだ本当の意味で夫婦になりきってはいなかったんだと思う。
(伸吾……)
ぎゅ、と毛布を掴んで寂しさと罪悪感に堪え忍ぶ。
リビングで寝ている彼のところへ行って泣きつこう。謝って許しを請おう。
何度そう思ったか分からない。
けどダメだ。そんなことをしたって今の彼は迷惑にしか思わない。
今はただこの孤独に耐えよう。
それがきっと私に与えられた罰なのだ。
明くる朝。
一晩明ければ少しは改善するだろうと思っていた私の考えは甘かった。
伸吾はほとんど口を聞いてくれない。
結局「おはよう」と「いってきます」の二言しか言わずに伸吾は出かけてしまった。
もちろんキスもなしだ。
彼の出て行ったドアの前に立ち尽くして絶望する。
まさか私達はこのまま終わってしまうのだろうか?
「……いや。そんなの絶対いや」
じんわりと目の前の光景がにじんできて、慌てて目元を拭った。
私には泣く資格なんてない。悪いのは私なのだから――
「どうしたんですか? 今日はなんだか元気が無いですね」
案の定、社長は一目で私の心情を見抜いてきた。
もっといろいろ言われるかと思ったけど、
意外にも朝に顔を合わせた時はその一言だけだった。
少しほっとしながら社長室をあとにして事務仕事に移る。
こんな時でも仕事はいつもと変わらない。
それがありがたくもあり、虚しくもあった。
お昼前。ずっと迷っていたけど伸吾にメールを送ることにした。
『今晩のレストランの予約、キャンセルする?』
打ち込んでいて涙が出そうになったけど、どうにか書き上げて送信ボタンを押す。
もしこれで『そうしてくれ』と返ってきたら私はどうすればいいのかもう分からない。
それからいくらか時間が経って夕刻に差し掛かった頃。
メールの返事はまだ来ない。
気付いていないのか、無視されているのか。
前者であってほしいと思うけど、今の私ではそう信じることすら出来ない。
もう仕事もろくに手に付かなかった。
仕方が無い。
ちょうどそろそろ社長室の様子を見に行かなければいけない時間だ。
気分転換がてら、少し話をしてくるのもいいだろう。
社長室のドアをノックするとすぐに返事があった。
中に入って確認事項を事務的に読み上げる。
その間も伸吾の顔が頭の中をちらついて離れない。
携帯は秘書室に置いてある。帰ったらメールの返事が来ているだろうか。
ずっとそんなことを考えていた。
――だから、気がつかなかった。
社長がいつの間にか、私のすぐ側に立っていたことに。
「いけないな」
思いがけず近くからその声が聞こえて、ようやく私の意識が引き戻される。
たぶん、その時にはもう既に手遅れだった。
「言ったはずですよ。隙があれば遠慮なく割り込ませてもらうと」
社長はごく無造作に、まるでそうするのが自然であるかのように、
そっと私の頬に触れた。
伸吾のことばかり考えていたせいか、目の前の光景に頭が追いつかない。
私の頬に他の男が触れている。
伸吾が何度も触れて、でも昨日は触れてくれなかった私の頬に。
頭では理解しているのに体は反応してくれなくて。
その大きさと温かさに思わず身を委ねそうになってしまって――
だから、社長の顔がゆっくりと近付いてきたとき、
かわすことも顔を背けることもできなかった。
「んうっ?!」
唇と唇が重なって、ようやくことの重大さに気付く。
私、キスしてる。
伸吾じゃない男の人と。
「ん! んー!」
もがいてみても、いつのまにか腰と後頭部をがっちりと掴まれていて離れることが出来ない。
その間にも社長は無遠慮に私の唇をついばんでくる。
閉じたままの私の唇と自分のそれを角度を変えながら何度も触れさせ、
食むように挟み、ついには舌でなぞり上げてくる。
(いや……いや!)
毎日重ね合わせてきた伸吾のそれとは明らかに違う、別の男の唇。
違和感しかない。
この人じゃない、と全身が叫んでいる。
なのに逃げることが出来ず、ほとんど私はパニックになっていた。
どれくらいそれが続いただろうか。
やがて満足したのか、社長は忌まわしい抱擁をそっと解いた。
同時に、ほとんど無意識に体が動く。
上司であるはずの男の頬を引っぱたこうと振り上げた手は、しかし――
「おっと。それは困りますね。跡が残ってはこのあとの仕事に差し支えます」
あっさりと社長の手に受け止められた。
悔しいけど男の力には敵わない。
手の届かないところまで下がって、きっと目の前の男を睨み付ける。
「最低……ッ!」
社長の唇にはうっすらと私の口紅の色が残っていた。
そんな名残が無性に悔しくて悲しくて、ぽろぽろと涙が溢れた。
「私、わたし……あの人だけは、裏切りたくなかったのに!」
もう一秒たりともここに居たくなかった。
それだけ言い残して私は社長室を出た。
乱暴に閉めたドアから社長が追ってくることはなかった。
秘書室に戻ると全身の力が抜けた。
デスクに辿り着く前に、がくりと床に膝をついてしまう。
私、とんでもないことをしてしまった――
放心したまま虚空を見上げていた私の視界に、
ふとあるものが映り込む。
私の携帯電話。
着信やメールの受信があったことを報せるランプが灯っている。
よろよろと歩いて行って、縋るような気持ちでそれを手に取った。
来ていたのはメールだった。
差出人は――伸吾から。
『キャンセルはしなくていい。
もう怒ってないよ。
今日は2人でゆっくり楽しんで、それでみんな忘れよう』
じんわりと温かいものが胸の内側に広がって――
同時に罪悪感が渦を巻く。
伸吾はこんなにも私を愛してくれているのに、私はそれを裏切ってしまった。
「ごめんなさい……ごめんなさい、伸吾……」
誰も居ない最上階のオフィスで1人、私は涙にくれた。
【夫視点】
智美はちゃんとメールを見てくれただろうか。
今晩もう一度きちんとお互いの気持ちを話し合おう。
それで2人で食事して――
そのあとは気分を変えて久しぶりにどこかのホテルに行くのもいい。
時間をかけてゆっくり愛し合って、それで昨日のことは忘れよう。
今までケンカをしたことがなかったわけじゃないけど、
次の日まで引きずるようなことは今までになかった。
だからきちんと話をして、これからのことを2人で考えよう。
といっても俺は別れる気なんて全くないのだけど――
「おい、高峰」
ふいに呼ばれて、俺の思考は一旦そこでストップする。
顔を上げると、同僚の酷く深刻な面持ちがそこにあった。
「……何かあったのか?」
「何かじゃねえよ。これを見ろ」
同僚が差し出してきたのは一枚の紙。
どうやらどこからか来たファックスのようだが――
「……え。これって――」
差出人はうちの取引先の1つでもある智美の会社。
その繋がりがあって俺が営業を担当している。
そこから来たというファックスの内容を大まかに言うとこうなる。
『前回の発注についてだが、注文の品とは別のものが届いている。
今日中に無いと困るものなのですぐに手配して欲しい。
不可である場合、次回から貴社との取り引きは無しにさせて頂く』
――そんなバカな。
読み終えて最初に思ったことがそれだった。
ちゃんと確認はしたのに。
これで間違いございませんね、と先方にも見てもらったはずなのに。
何故こんなことが起こる?
配送業者の手違い? いやそれにしたって――
「理不尽だよな。お前、今までこんなミスしたことなかったのに」
同僚が同情するような目を向けてくる。
それでいて、こいつは暗にこう言っているのだろう。「素直に従うしかない」と。
「くそ……今から手配するったって……」
時刻はもうすぐ5時。
今から手配にとりかかったところで今日中に用意出来るかどうか。
「智美……」
今さら今晩の食事に行けないと言ったらどんなに彼女は悲しむだろう。
何としてでも抜けたい。けど、これでは――
「そうか。お前、今日は結婚記念日だって言ってたっけ。
けど……」
「分かってるよ」
誰かに代わってもらえばいいという問題ではない。
ウチの課全員が総出で対処にあたって、
それでようやく日付が変わるまでに片付くかという次元だ。
しかも課の職員みんなの手が空いているはずは当然ないわけで。
「……クソッ!」
やつあたりに、がん、とデスクをぶっ叩く。
とにかくやるしかない。
絶望的な気持ちで、俺は作業に取り掛かった――
【妻視点】
6時。
私は社長に挨拶もせずに会社をあとにする。
あれから1人で泣いて、ようやく決心がついた。
この会社をやめよう。
今日伸吾に相談はしてみるけど、
彼が何と言うかはもう決まっているも同然だ。
社長にあんなことをされたことも、
どうするか散々迷ったけど、言ってしまったほうがいいだろう。
本意ではなかったのだと。
その上で伸吾の望むようにしてもらおう。
けどもし彼に捨てられたら私は一体どうなってしまうのか。
きっともう生きていけない。
そう思うとすごく怖いけど、昨晩の一件で私は決めたのだ。
もう彼の前で隠し事はしないと。
一旦家に帰って、レストランに行くための服装に着替える。
再び家を出て目的のビルに着く頃にはちょうどいいくらいの時間になっていた。
伸吾の姿はまだない。
お願い、早く来て――
そう思って待っていても、一向に愛しい人の姿は現れない。
いつの間にか約束の時間を5分過ぎてしまった。
そろそろ連絡してみようか、と思ったちょうどその時携帯が鳴った。
予想通り伸吾からだ。
「もしもし」
出来るだけいつもの調子を意識して平静な声を出す。
「伸吾、今どこ?」
『それが……ごめん、まだ会社なんだ』
「え……」
嫌な予感が駆け巡る。
まさか、来てくれないなんてことは――
『実はさ、お前の――いやそれはいいか』
伸吾は何かを言いかけて途中でやめる。
そんなことはいい。
早く言って。いつ来られるの?
ちょっとくらい遅れてもいいから――
『本当にごめん。今日は無理だ』
「…………」
絶句、というのはまさにこのことを言うのだろう。
言葉が出てこない。
伸吾は他にも何かを言っていたようだけど、耳に入ってこない。
「伸吾……どうして?」
『いや、どうしてって……俺も……』
「私のこと、嫌いになった?」
『違う! そうじゃなくて……』
「そんなに怒らなくてもいいじゃない!
私、自分で望んであんなことしたわけじゃないのに!」
思わず声を荒げてしまう。
周りのことになんてまるで意識が向かなかった。
『智美、落ち着いてくれよ。そういうことじゃ……』
「私、伸吾に言わなきゃいけないことがあったのに。
それを言わないと、私達はダメになっちゃう……ッ!」
もう頭の中がぐちゃぐちゃだった。
昼間の出来事が脳裏に焼き付いて離れない。
伸吾じゃない男の感触がまだありありと唇に残っている。
なのに、伸吾は来てくれない――
『それが何なのか知らないけど、分かってくれよ。
俺だって仕事なんだから……』
「仕事と私と、どっちが大事なの?!」
ああ――
やってしまった。
一番言ってはいけないことを言ってしまった。
真っ黒な絶望が胸の内に広がっていく。
『智美。それは……』
「ごめん、もう切る。それじゃ」
伸吾が「待て」と言っているのが聞こえたけど、構わずに携帯のボタンを押した。
それと一緒に、私が何より大事にしていたものがぷちんと音を立てて切れた気がした。
何故こうなってしまうのだろう。
伸吾への想いは今も変わらない。
ただひたすらにそれを貫けばいいと思っていた。
だけどそれは違ったのか。
きっと私には彼との生活を維持するために必要不可欠な何かが欠けていた。
かけがえのないものが全て失われてしまって、私は街中で独り、立ち尽くす。
昼間に思ったとおりだ。
伸吾を失った私はもう生きる気力すら沸いてこない。
このまま海にでも身を投げようか。
そんなことすら半ば本気でそんなことを思っていたその時だった。
「トモミ。酷い顔をしていますよ」
一体どこから現れたのか。
いつの間にか社長が私の目の前に立っていた。
「そんなあなたも素敵ですけどね。愛しています」
その言葉が、その笑顔が。
私をこの世界に繋ぎ止める最後の糸。
その時は、そう思ってしまった――
351 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 15:09:11.09 ID:PMApMbzp
ひとまず以上です。
あまり推敲はしていないので誤字脱字はご勘弁を。
ではまた後ほど。
オラわくわくしてきたぞ!
ま、まだ焦らされるのか…
だがそれがいい!
なげーよ
こういう細かい積み重ねがNTRに重要なんじゃん
セクハラ被害にあった恋人の方を責めてしまう男性心理もリアルでいいよ
社長が何だかいいキャラしてますね
長いってむしろ俺らにとっては喜ばしいことだと思うんだが
そういや心のほうから先に、ってのはNTRゲーとかじゃあんまりないなぁ
和姦ゲー向きだからか
たまらないな、社長
いい寝取りキャラだ
逆にヒロインは寝取られゲーじゃあまり見かけないタイプかも
げ、まだ途中だったのか
読みながら先を妄想しつつ072はじめちゃってたのに
なんてこった
362 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 14:25:26.95 ID:S3fTl+Ky
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【夫視点】
「本当にすみません! ありがとうございます!」
「いいから早く行け」という、
温かいんだか冷たいんだか分からない言葉を背中にうけながら俺はオフィスをあとにする。
なんと今日が俺達の結婚記念日だとしった課のみんなが、
「あとはやっておくから先に帰れ」と言ってくれたのだ。
同僚達には感謝してもしきれない。
「……あれ」
早速智美に電話をかけてみたけど、圏外だった。
電池切れでもしたのか、どこか電波の届かない場所に居るのか。
とにかく待ち合わせ場所に行ってみるしかない。
そうして予約していたレストランのあるビルの前。
智美の姿はどこにも見当たらない。
店のほうにも行ってみたけど、来ていないとのことだった。
仕方ないのでキャンセル料を支払って再び外に出た。
こうなると心当たりは自宅くらいしかない。
けど、自宅に帰ってみても彼女の姿はどこにもなかった。
仕事着のスーツはクローゼットに引っかかっている。
ガレージに車もあったし、一度帰ってきたことは確かなようだ。
そして多分予定通りに待ち合わせ場所へ行って、俺の電話をうけた。
で、そこから先は?
「どこに行ったんだ、智美……」
誰も居ないマンションの部屋で1人、俺は立ち尽くすしかなかった。
【妻視点】
誘われるままに、社長とディナーを共にした。
もちろん伸吾と行く予定だった店とは別のところだった。
たぶん値段ももっと高いのだろう。
私はそこでひたすらに胸のうちをぶちまけながら浴びるようにワインを飲んだ。
あなたのせいでこうなったのだ。
社長に向かって何度そう言ったか分からない。
嫌な顔1つせずに社長は私の話に耳を傾けていた。
すっかり酔いが回ってしまっていたので、何を言ったのかはよく覚えていない。
だけど社長が「僕なら君をそんなに悲しませたりはしないのに」と
しきりに言っていたのだけは印象に残っている。
気がついたとき、私は社長の運転する車の助手席に乗せられていた。
どういう経緯でそうなったのかは覚えていない。
自分が眠ってしまっていたらしいこと、頭がまだくらくらとすること。
その2つしか分からない。
「気がつきましたか?」
前を見たまま社長が声をかけてくる。
返事をしようとしたけど、頭にモヤがかかっていて
「ううん……」だとかうめき声みたいなものしか出てこない。
「飲みますか?」
社長が差し出してきた天然水のペットボトルを一も二も無く受け取って、
ふたを開けるなり口をつけた。
冷えた水が喉を通って胃袋に染み渡っていくのを感じて、ようやく少し周りが見えるようになった。
今私が座っているシートは革張りで、足元もうちの車よりずっと広い。
中央にあるカーナビの周りには何なのかよく分からないボタンがたくさんついている。
きっともの凄い高級車なのだろう。
ふと気がつく。
そういえばさっき私が受け取ったペットボトルは最初から封が開いていた。
中身も少し減っていたような気がする。
「飲みさしですみません。これしかなかったもので」
今さらながらに社長はそんなことを言う。
「でも今さらでしょう? 僕たちは一度唇を重ねた仲なのですから」
社長に悪びれた様子はない。
何か屈辱的なことを言われた気がするけど、どうでもよかった。
今どこを走っているのだろう?
外を見てみてもよく分からない。
私が通勤で通っている道ではないことだけは確かだ。
眠いわけじゃないけど、私はもう一度目を閉じた。
社長がどこへ向かって車を走らせているのか。
そのことに意識が向くほどには、まだ酔いはさめていなかった。
「着きましたよ」
社長の声で再び意識が引き戻される。
眠くないと思ったくせに、また眠ってしまっていたらしい。
窓の外に目を向けると、薄暗い明かりの向こうにコンクリートの壁が見えた。
たぶんどこかの地下だろう。
「……ここは?」
「僕が住んでいるマンションのガレージです。さあ、降りて下さい」
「え、でも……」
頭はさっきよりいくらかはっきりしている。
今ここで社長と一緒に車を降りるのが何を意味するのか、それが分かる程度には。
「私、帰ります」
「ここから? どうやって?
僕がこの車で君を家まで送り届けたら、いろいろ困ったことになると思うんですが」
「それは……」
確かにそうだ。
もしそんなところを知っている人に――
特に伸吾に見られでもしたら一巻の終わりだ。
「だったら、どこか近くの駅に――んうっ?!」
言い終わる前に、唇を唇で塞がれた。
伸吾じゃない男との二回目のキス。
うまく頭が回らずに、されるがままになってしまう。
社長は私の肩をぐいと引き寄せて深々と唇を重ねてくる。
抱擁は昼間ほど強くない。たぶん。私は逃げようと思えば逃げられた。
でもどうにも体がうまく動かずに、社長の胸に手を添えるだけに留まってしまう。
相手からすれば素直に行為を受け入れているとしか思われないだろう。
「ん……ふ……」
唇を閉じるのも間に合わない。。
ぬるりと唾液をまとわりつかせて社長の舌が入り込んで来たとき、その感触にぞくりと背筋が震えた。
たぶん悪寒ではない。じゃあ何なのか。
酔いはさめてきているはずなのに、頭に霞がかかったようにぼうっとしたままだ。
「ん……」
どうにか舌の侵入を押しとどめようとこちらも舌を突き出したら、
見事にそれを絡みとられてしまった。
くちゃ、ぴちゃ。
2人の粘液が絡み合っていやらしい音を立てる。
赤い2つの舌がまるで睦み合う男女のように絡み合う。
見えないはずなのにその様が如実に想像できてしまった。
「あ……はぁ……」
体の芯が熱くなってくる。
熱っぽい吐息はどちらのものか分からない。
(ああ……伸吾……)
世界で一番愛しい人の顔を思い出そうとしたけど、
口の中で動き回る舌のいやらしさにすぐかき消されてしまった。
それがどれくらい続いただろうか。
歯の裏側、舌の付け根。
もう社長の舌が触れなかった部分なんてないくらいにたっぷり私の口内をねぶり回して、
ようやく社長は唇を離した。
「ぷぁっ……」
名残を惜しむように、2人の唇と唇を透明な唾液の糸が結んでいる。
もうごまかしようもなく淫靡な光景だった。
体はいよいよ熱さを増している。
「部屋に行きましょう」
再び社長がそう言ったとき、ついに私は首を横に振ることができなかった――
「んっ……」
エレベーターの中でも再び唇を重ねた。
強引にされたわけじゃない。
あそこで頷いてしまった時点で、もう答えは出てしまっているのだ。
ばたん。
マンションのドアが閉まる音は、もう引き返せないという最後通牒だった。
1人暮らしだという社長の自宅は、やっぱり私達が住んでいるマンションなんかとは比べものにならないくらいに広い。
その部屋の中を社長に手を引かれながら素通りして寝室へと向かう。
寝室のベッドも、やっぱり私達二人が寝ているものより大きかった。
あの上で私は今から何をするのか。
分かっているはずなのにうまく頭が回らない。
社長はルームランプはつけずにベッドの側にある間接照明だけを灯した。
薄暗い部屋の中、ベッドの上だけがオレンジの光でぼんやりと照らし出されている。
「あ、あの……」
「さあトモミ」
短く言って、社長はするすると自然に私の服を脱がせていった。
女性の服の構造を知り尽くしているかのようにその動きは滑らかだ。
一体何人の女をこのベッドで抱いたのか。
これから私もそこに加わるのだと思っても、不思議なくらい抵抗感はなかった。
「あっ……」
ついに下着にまで手がかかったとき、
最後の抵抗として私は社長の手を押しとどめようとした。
だけどそんなのは形の上のものでしかない。
「さらけ出しましょう。お互いの全てを」
熱っぽい吐息に混じって耳元で囁かれたその言葉は、
ひどく淫靡に響いて私の脳裏を蕩かしていく。
気がついた時にはブラを外されショーツも足から引き抜かれて、
体を覆うものは何も無くなってしまった。
一糸まとわぬ姿となった私を社長は軽々と抱き上げて、すとんとベッドの上に落とした。
上等なベッドが弾力豊かに私の体重を受け止める。
その柔らかさに包まれながら、社長がゆっくりと服を脱ぎ捨てる光景をぼんやりと眺めていた。
やがて社長の裸体が目の前に晒される。
引き締まった胸板にくっきりと分かれた腹筋。
そしてその下では――
(ああ、やだ……)
社長のそれはもうすっかり大きくなって、こちらに突き出すようにしていきり立っている。
見慣れた伸吾のものよりも一回り大きい。エラの部分がゴツゴツと張り出している。
あの部分はカリとというのだと確か伸吾は言ってた。
「どうしました、トモミ。もうこれが欲しいんですか?」
「あ……い、いえ……」
社長の言葉で自分がそれをまじまじと観察してしまったことに気がつく。
カッと顔が熱くなった。
同時に自分が恥ずかしい姿を晒しているのだと急に意識してしまって、
乳房と足の付け根を手で隠しながらきゅっとベッドの上で丸くなった。
「ふふ……かわいいですよ、トモミ」
社長は小さく笑って、そんな私に覆い被さってくる。
縮こまった私の両肩を掴んで上を向かせると、おもむろに唇を重ねてきた。
「んっ……」
三度目のキス。
もう裏切りは決定的だ。
抵抗しないといけないとは思うけど、
同時にもうここまで来たら今さらやめても一緒だという諦念も浮かんでくる。
「ん、ふ……」
車の中でしたのと同じか、それ以上に長い口づけ。
それが終わる頃には、体を隠していたはずの手はいつの間にかベッドに投げ出されていた
「きれいですよ、トモミ。想像以上だ」
「ああ……」
伸吾に見せるために磨いてきたはずの、私の体。
それが余すこと無く他の男の視線に晒されている。
羞恥と罪悪感で顔を覆いたくなった。
「さあ、愛し合いましょう」
そんな言葉を伸吾以外の口から聞くなんて、ほんの少し前までは想像したこともなかったのに。
社長は待ってなんてくれなくて、頬に、耳元に、首筋にキスの雨を降らせてくる。
言葉通り、それは「愛し合い」の始まりだった。
「んっ……」
耳たぶをぞろりと舌先で撫で上げられて、きゅっと閉じた口から思わず吐息がもれる。
「トモミは耳が弱いんですか?」
言われてもよく分からない。
他の女の子がどこで感じるのかなんて知らないから。
でも伸吾は私が反応するところを熱心に探して、見つけたら執拗にそこを責めてくるのだ。
そう、今ちょうど社長がしているように。
(私……こんな時に伸吾と比べるなんて最低だ)
罪悪感で胸が押しつぶされそうになる。
そんな私の胸中なんて知りもしない社長は耳への責めを続けてくる。
ゆっくりと耳の形に沿って舌先で嬲り回しながら内へ内へと。
舌による蹂躙は止まらない。
「はぁ……はぁ……」
吐息が熱い。
感じてはいけないはずの感触が体の芯から溢れ出ようとしている。
社長はひとしきり耳を責めて私の反応を楽しんでから、唇を下へと動かしていく。
手で脇腹を撫でながらうなじに唇を這わせ、すうっと背筋に沿って舌を這わせる。
「あっ……」
愛し合うという言葉通り、社長の行為には急性さというものが一切なかった。
そこが伸吾とは違うところだ。
伸吾もいつだって私を感じさせることに苦心してくれるけど、
結局は途中で我慢できなくなって「本番」に移るのだ。
そこが不満でもあり、それ以上に愛おしくもあり――
(私……何を考えて……)
最低だ、と思ったばかりなのに気付けば伸吾のことを思っている。
どれだけ私の中で伸吾の占める割合は大きいのだろう。
なのに今私は違う男の手に抱かれている。
心と体がまるで一致しない。
「はぁ……」
そっと吐息を漏らす。
何を思ってみても、体は既に社長の行為を受け入れてしまっていた。
ゆっくりと内側に回ってきた唇が乳房をとらえた。
急いで先端に向かうことはせず、社長はその丸い形に沿ってざらついた舌を這わせてくる。
まるでその形を覚え込もうとするかのように、その行為は執拗に続けられた。
(ああ……やだ……)
いつしか、触れられてもいない先端が固くなってぴんと上を向いていた。
それは紛れもない不貞の快楽の証。
「ふふ……ちゃんと気持ちよくなってくれているんですね。嬉しいですよ、トモミ」
言って、ついに社長はその先端を口に含んだ。
「んっ!」
ぞくぞく、とその感触に体を震わせる。
焦らしに焦らされた上で与えられる性感は強烈だった。
無意識のうちに私の手が社長の頭に添えられている。
それは動きを押しとどめようとしているというよりは、
もっともっととせがんでいるように見えた。
社長はそこに吸い付いたまま舌でころころと転がたり甘噛みしたりと思うままに弄びながら、
もう片方にも手を添えてくる。
ゆっくりと掌で全体をこねくり回す。指で先端を挟んでこすり上げる。
その一つ一つの動きに私の体は面白いように反応してしまう。
「んっ! んっ!」
社長が動くたびにぴくんぴくんと震えてしまう体はごまかしようがない。
でもせめて声だけはあげまい。
そう心に決めて強く唇を引き結ぶ。
「敏感なんだね、トモミ。よく開発されている」
その言葉でまた伸吾の顔が脳裏に浮かんできてしまう。
さほど大きくないはずの私の胸を、彼は最高だと言ってくれる。
彼だって私の胸以外には触れたことなんてないはずなのに――
「ふふ……」
社長が小さく笑う。
私が何を考えているのか見透かしたかのように。
(この人は……)
最低だ。
そう思うのに行為を押しとどめることが出来ない。
心の隙間を満たして欲しいのか、ただ肉体的な快楽を得たいのか。
自分の心が分からない。
ひとしきり胸を責めたあと、社長の唇はゆっくりと舌へと向かった。
鎖骨をなぞり、おへその内側まで舌で舐めあげて――
その一つ一つで私をじっくりと昂ぶらせながら、ついにその下にある茂みにまで辿り着いた。
「あ……」
私は小さく顔をあげて、その様をじっと見つめていた。
私の恥ずかしい毛にもキスをして、そのまま下へは向かわずに一度脇道へ。
太股の外側にも唇をひとしきり這わせてから、
社長はおもむろに私の内股に両手を差し入れてくる。
「やっ……」
閉じた足にきゅっと力をこめる。
だけどそんなの、男の力の前ではか弱い抵抗だった。
「君の全てを僕にも見せて下さい」
そう言って社長は私の両足をぐいと押し開いた。
「あぁ……」
羞恥と諦めの吐息。
最も秘すべき場所が暴かれて間近から社長の視線に晒されている。
伸吾以外の男の視線に。
「だ、め……見ないで……」
抵抗は言葉の上でだけ。
すっかり芯から蕩かされてしまった私は、
ベッドの上でくてんと脱力したまま社長の行為に身を委ねてしまっている。
自分のそこがどういう状態になっているかの自覚はあった。
伸吾以外に与えられるはずのなかった感覚にとろかされて、
もう準備なんて必要のないくらいに潤っているだろう。
伸吾ならもう我慢できずに今すぐ本番行為を始めてしまうかもしれない。
だというのに社長はまだそこに触れることすらせず、おもむろに内股へと舌を這わせてくる。
「んっ……」
つつつ、ざらついた舌の感触が内へ内へと向かう。
その視線は私の顔と一番恥ずかしい場所を行ったり来たり。
私を昂ぶらせることの愉悦を楽しむ獣欲に満ちた視線。
そこに愛なんてものは一切存在しない。
やっぱりあの言葉は私を落とすためだけの方便だったのか。
そしてその意図通り、私はこうして社長に抱かれている。
そう思ってみても今さら屈辱感なんて沸いてこない。
胸の内にあるのは罪悪感と、ぽっかりとあいた大きな穴だけ。
決定的な部分へ向かってくる男の舌を押しとどめることは出来なかった。
「うぅ……」
ざらついた感触がついにその部分の際まで到達する。
身震いしながら私はそれに耐えた。
半ば予想していた通り、舌はすぐに割れ目の内側へは向かわない。
まるで円を描くようにゆっくりと、まずはその周囲を舐め上げる。
「あ……はっ……」
その部分の下側、お尻のほうを通るときは特別じっくりと舌を這わされた。
たぶん私のそこから溢れ出たものを舐めとっているのだろう。
「んっ……んっ……」
声を殺す。
もう私がすっかり昂ぶっていることは隠しようがない。
だけどそれを自分から認めることだけはしたくなかった。
「はぁ……はぁ……」
その円運動は三回ほど続いただろうか。
ようやく舌が離れた時にはもう私は絶頂寸前にまで押し上げられていた。
その部分の周りが社長の唾液と私の分泌物でぬらぬらと光っている光景が、
見えなくても如実に想像できる。
私が息を整えている間にも行為は続く。
その部分に両手の指が添えられたかと思うと、ぐいと左右に引っ張って割り開かれた。
「や、やぁ……」
伸吾の前でもあげないような弱々しい声。
みっともなく左右に引き延ばされた私のそこが
間接照明の淫靡な光で明々と照らし出されている。
いつも真っ暗な中でする伸吾との行為ですら、
こんなことはされたことがないのに。
「可愛らしい穴ですね、トモミ。
人妻にしては色も随分と綺麗だ」
社長の声はいつもより上ずっている。
彼の目には私の内の内まで、
女が一番守らなければ行けない穴の奥まで見えてしまっているだろう。
「や、やめて下さい……」
あまりの羞恥で私はもう身動きがとれない。
何もされていないのに、視線に晒された穴の内側からまた新たに分泌液が流れ出るのを感じた。
「ふふ。焦らしてしまってすみません。
僕もそろそろ我慢ができなくなってきましたが、1つになる前に一度イかせてあげましょう」
言って、社長はその部分の一番上にある敏感な突起にちょんと舌先で触れてきた。
「んんっ!」
包皮の上から触れられただけなのに、それだけで思わず達してしまいそうになった。
間髪入れず、指で開かれたままのそこに舌が侵入してくる。
複雑な構造をしたそこを丹念にじっくりと、ざらついた舌が舐め上げていく。
「んっ、んっ、んっ」
そこに触れて良いのは伸吾だけ。
そう決めたはずなのに、そこを他の男の舌で嬲られる感触に私は溺れていく。
社長の動きは相変わらずゆっくりだ。
円を描いて私の内側の全てを唾液でべとべとにしながら中心へと向かってくる。
そうしてやがてその穴さえも捕らえられた。
「んっ! んっ!」
留まることを知らないその舌は、無遠慮に穴の内側へ潜り込んでくる。
そこにねっとりとまとわりつくのは唾液か、私の分泌液か。
奥深くに入り込んだ舌は、私の中をちろちろといやらしく舐め上げる。
「んんっ、ンー!」
歯を食いしばってどうにか声を我慢する。
舌の動きは決して早くはない代わりに細かく丹念だ。
思わず腰が跳ね上がり、自分からそこを社長の顔に押しつけるような格好になってしまう。
もう指で押し割るまでもなく開ききったそこから一旦手を離し、
社長は粘度を増した私の分泌液を指ですくい上げる。
そして赤く充血した敏感な突起の包皮を剥くと、指先にまとわりついたそれをその突起へと塗り込んできた。
「んあっ!」
遂に我慢できなくなった声が漏れ出る。
絶頂はもうすぐそこまで来ていた。
「いいんですよ、トモミ。いつでもイってください」
一旦そこから口を離して、社長は昂ぶった視線を私の顔へと向けてくる。
口の周りは私の分泌液でべとべとだった。
そうしながら親指と人差し指で私の突起をつまんでころころと転がしてくる。
「あっ! あっ! い、いや……」
「まったく、強情ですねトモミは。そういうところもかわいいですよ」
そう言って社長は再び私のそこに口をつける。
突起を責める指の動きをいよいよ早めながら、
私の中を舌でぐちゃぐちゃにかき混ぜる。
ぴちゃぴちゃぴちゃ。
いやらしい音が異常なほど大きく聞こえる。
「あ、あああっ!」
(伸吾、伸吾、伸吾!)
愛しい人の顔を思い浮かべようとしても、与えられる感触に翻弄されきった頭ではうまくいかない。
せめて声だけは聞かせまいと、私は開いたままだった口を必死に引き結んだ。
そして中に溜まったものを吸い上げるように、社長がそこにきゅうっと強く吸い付いてきたとき。
「ンンンンーーーーッ!」
いつしか添えた手で社長の頭を自分のそこに押しつけながら。
全身をしならせて、私は絶頂に達した。
伸吾以外の男になんて与えられるはずのなかった、めくるめく快楽。
それに身を任せて全身を震わせる。
「あ、あ……伸吾……社長……」
どっちの名前を呼べばいいのか。
絶頂でとばされてしまった意識はいまだにはっきりとしない。
社長は私が達したあとも名残を惜しむようにひとしきりそこを舌でなぞったあと、
ようやく口を離した。
見ればその顔には口の周りだけでなく鼻や目元にまで私の分泌液が飛び散っていた。
(ああ、私……)
「まさか潮をふくなんてね。僕の舌がそんなによかったですか?」
「や、やめて下さい……」
分泌液が付着したままの顔でいやらしく嬉しそうに笑う社長を見ていられなくて、
私はベッドの上で丸くなる。
社長はそんな私をぐいと上に向かせて唇を重ねてくる。
さっきまで深々と私の中に入り込んでいた舌が今度は口の中に潜り込んでくる。
夫でない男とここまでしてしまう私は一体なんなのだろう?
自分がひどくいやらしい女に思えてくる。
「ぷあっ……」
キスが終わって自分の舌が空気に晒されたとき、ようやく気付く。
私、自分から舌を絡めていた――
「さあ、トモミ」
ぐ、と社長が腰を密着させてくる。
下腹に熱い感触。
すっかりいきり立った社長のものが私に押しつけられている。
いつの間につけたのか、それは透明なゴムを被せられていた。
(よかった……避妊、してくれるんだ……)
ぼんやりとそんなことを思う。
ゴム無しでなんて伸吾とすらまだしたことがない。
でも、そういう問題じゃない気がする。
「あ……」
先端が私の粘膜に触れる。
(私、本当にしちゃうの? 伸吾以外の人と……)
その時、ようやくにしてそこに思い至る。
もう決定的に伸吾を裏切ってしまったと思っていたが、まだ「セックス」そのものはしていない。
引き返すなら今しかない。
「ま、待って社長……」
顔を上げて今まさに結合しようとしているその部分に目を向けると、思わずぎょっとしてしまった。
(あ、あんなに大きいなんて)
最初に見たときはまだまだ最高潮ではなかったのだと思い知らされる。
一回りなんていうものじゃなく、伸吾のそれとは比べものにならない大きさだ。
「や、やめて……そんなの、入らない……」
伸吾のものですら私のあそこにはいっぱいいっぱいなのだ。
あんなのを受け入れてしまったら私が壊れてしまう。
毎日伸吾に抱かれていた頃の私にはきっともう戻れない。
「うん? ここまで来てそれは酷ですよ」
足を閉じようにも既に社長の腰は内側に入り込んでいる。
先端は私の粘膜と触れ合ったままだ。
その密着度のまま、社長はその先端で割れ目の中を上下にゆっくりとこすり上げた。
「やっ、やっ……だめ、待って……」
それが私の入り口に触れるたびに、恐怖とそれ以外の何がでびくんびくんと腰が震えてしまう。
私のそんな反応すら楽しいのか、社長は薄ら笑いを浮かべたまま腰を引こうともしない。
そして遂に私の腰を掴んでベッドに押しつけ、ぐっと力強く腰を押し出してくる。
「だ、だめ……ああっ!」
まずカリの部分までが入り込んで来た。
それだけで私がかつて味わったことのないほどの圧迫感と異物感がある。
「だ、ダメ……私……」
「いきますよ」
そして次の瞬間、社長はぐんと勢いよく腰を突き上げた、
「んううううううっ?!」
ずるずるずる。
そんな音が聞こえた気がした。
私の内側の肉を引き摺りながら入り込んで来たそれは、あっという間に最奥に到達する。
「あっ……かっ……」
ずん、と奥を突き上げられた衝撃で一瞬呼吸が詰まる。
ぷは、とようやく息をついてみても膣内に感じるとんでもない熱さと異物感は変わらない、
どころか増す一方だ。
(う、うそ……あんな大きいのが、私の中に……)
信じられない。
それでも私と社長の腰が密着した光景は間違いなくその事実を示していた。
「大丈夫ですか、トモミ」
社長は労るように私の前髪をかき上げて、唇を重ねてくる。
上と下で同時に繋がる。
伸吾以外の男と。
(わ、私……)
ついにやってしまった。
その罪悪感と絶望感が今さらながらにやってくる。
もう伸吾に愛してもらえる体ではなくなってしまった。
今はただこの行為に溺れる以外、私に出来ることはない。
社長はキスを続けたまま、ゆっくりと腰を動かし始める。
まだ挿出はしない。
一番奥に入り込んだまま、私の感触を確かめるようにじっくりとかき回される。
「ん……ん……」
繋がった唇から吐息が漏れる。
それだけの動きなのに、私の体は逐一反応して社長を楽しませてしまう。
しばらくそれを続けてから、社長は唇を離す。
「少しは馴染みましたか? さあトモミ。天国へ連れて行ってあげましょう」
ゆっくりと社長のものが外へと向かう。
そして初めて入り込んで来た時と同じように、ずうんと勢いよく奥を突き上げられた。
「あううっ!」
思わず口から飛び出した声は、最初のように苦しげではなかった。
(え……まさか、これって……)
私のあそことは不釣り合いに大きい社長のもので貫かれる感触。
ただの違和感と圧迫感だと思っていたそれの正体に、私はその声で気付いてしまった。
「痛くはないようですね。続けますよ」
「ま、待って……んっ!」
最初の二突きのような急性さはなりを潜め、社長の大きなものが私の中でゆっくりと動き始める。
円を動きながら小刻みに私の中をかき回す。
「あっ、あっ、あっ……だめ、こんなの、だめ……」
やっと分かった。
私はただ心の穴を埋めて欲しかっただけだ。
決して、気持ちよくなんてなりたくないのに――
「何がダメなんですか? いい顔をしていますよ、トモミ」
よっぽど私の中が気持ちいいのか、社長の声はすっかり上ずっている。
それでいて腰の動きに急性さはまるでなく、細かく複雑に、
縦横無尽に私の中を責め抜いてくる。
「んっ、んっ……」
口と目を閉じて私はそれに耐える。
真っ黒に閉ざされた視界の中、私を犯す社長のモノの固さだけがリアルだ。
沸き上がってくる甘い疼きを堪えることが出来ない。
「いいんでしょう、トモミ。何故そんなに我慢するのですか?」
「んっ、んっ、それが、ダメ……あっ……なんです……」
私の一番大事な部分を思うままに貫きながら、手で乳房にまで触れてくる。
こねくり回し、先端をつまみ、指先でピンと弾く。
まるでこれは自分のオモチャだと主張するように、社長の動きには遠慮がない。
その動きに合わせて私の乳房がいやらしく形を変える様が、
閉じた視界の先で見えた気がした。
「何がダメなんですか?」
社長は言って、ずん、と私の奥を突き上げる。
「んんっ!」
「ほら、言って下さい」
ずん、ずん、ずん。
続けざまに強く奥を突き上げられて、じいんと体の奥が痺れた。
「んんっ、んんっ……わ、私……気持ちよくなんて、なりたく…………ない……っ」
「どうしてですか?」
「だって……あっ……伸吾以外のもので、感じるなんて……」
そう、今私が受け入れているのは伸吾のものではない。
なのに快楽を感じてしまうなんてあってはいけないのだ。
「なるほど」
面白そうに言って、社長はまた腰の動きをゆったりとしたものに戻した。
強引に突き上げるのではなく、私を昂ぶらせる動きに。
「目を開けて下さい、トモミ」
「い、いや……」
「言うことを聞かないと痛くしますよ」
「そ、そんな……」
酷い、と思うけどまさに今犯されている私は言うことを聞かない。
怖々と目を開ける。
男の欲に目をたぎらせた社長の顔が間近にあった。
それを目に映した次の瞬間。
「ああっつ?!」
思わず声が跳ね上がった。
私の一番奥の左側。
伸吾が開発した、私の一番感じるところ。
そこを社長のものがずうんと強く突き上げてきたのだ。
「気付かないとでも思いましたか? ここが良いんですね、トモミ」
「や……やめて、そこばっかり……あっ、ああっ!」
そこを発見して、喜び勇んでそこばかり責めてきた伸吾の姿を思い出す。
私が感じると伸吾は喜んでくれる。
伸吾が喜んでくれたら私も嬉しい。
だから私は迷うことなく快楽に身を委ねていられた。
なのに、今目の前に居るのは――
「さあ、目を開いて見て下さい。今君の目の前に居るのは誰ですか?」
「あ、あ、あああっ!」
ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃ。
ひっきりなしに溢れる分泌物が濃度を増しているのが分かる。
伸吾のことをいくら思い出してみても、全身を駆け巡る甘い痺れはごまかしようがない。
「今君の中に入っているのは誰のものですか?」
「や、いやぁ……ひどい、こんなの、ひどい……」
社長の責めは激しさを増す。
一番感じるところを何度も何度も突き上げられて、
私は決して昇りたくない高みへと無理やり押し上げられていく。
「くっ……いい締め付けです、トモミ。イきそうなんですね」
敏感に私の変化を感じ取った社長は、私の背中に手を回して抱き上げてきた。
全身が社長の裸体と密着する。
伸吾以外の男と。
「あっ、ああっ、いやぁ……こんなの……こんなの……んうっ」
もう声を我慢する力すらなくした唇に社長が吸い付いてくる。
全てを重ね合った男と女。
伸吾との行為を思い起こさせる密着度で社長との行為は続く。
ぐちゃぐちゃに口の中をかき回されながら、
それ以上に激しくあそこを責め立てられる。
「んっ! んっ! んんんんーーっ!」
感じたくないのに。イキたくなんてないのに。
男の体温に全身を包まれて、女としての私が悦んでいる。
我慢に我慢を重ねた絶頂がいよいよ避けられないところまで来ている。
「さあ、僕の腕の中でイキなさい。イクんだ、トモミ!」
いよいよ私の絶頂が近いことを感じ取った社長が唇を離し、
ラストスパートをかけてくる。
「い、いやぁ……イキたくない……イキたくない……!」
長大なペニスによる強烈なストローク。
それが私を追い詰める。
「僕もイクよ、一緒にいこう、トモミ……!」
「やぁっ! あっ! あっ! あっ! ダメ、ダメェ……ッ!」
極限まで興奮した社長の声。
その腕に抱かれながら、私はどうすることも出来なかった。
ずうんと一突きされるごとに脳裏がしびれて何もかもが真っ白になっていく。
(ごめん……ごめんなさい、伸吾……)
流れ出た涙は昂ぶりからか、悲しさからか。
きっと私なんてもう愛してはくれないだろうけど。
愛する人以外のもので押し上げられる絶頂は罪悪感に満ちていた。
「あああっ! もう、だ……め……ッ!」
なのに、気がつけば自分から社長の背中に手を回していて。
伸吾以外の男を受け入れながら私はその時を迎えた。
「あっ! あっ! あっ! ああああああああッ!」
かつてこれほど声を張り上げたことがあっただろうか。
全身を快楽だけが支配する。
「くっ……」
絶頂に打ち震える私の中で、社長も達した。
どろどろに溶かされた意識の中、
何度も跳ね上がって精液を放出する社長のものの感触だけは強烈だった。
(い、いやぁ……)
ゴム越しだというのに、もの凄い量の粘液が放出されているのが如実に分かる。
伸吾以外を男の人を私の膣が気持ちよくして、放出させた。
その事実から逃れたいのに、社長は私の肩を抱え込んだまま離してくれない。
まるで種付けするかのように、びくんびくんとそれが跳ね上がる動きがすっかり収まるまで、
私達は全身をぴたりとくっつけたままだった。
「ふぅ……」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
絶頂がおさまると、もう用は済んだとばかりにベッドに投げ出された。
伸吾は行為が終わった後もゆっくり時間をかけてキスをして、
最後には決まって「ありがとう」と言ってくれる。
そして私はとてつもなく満たされた気持ちになるのだ。
(なのに、私……)
こんな愛のかけらもない行為に没頭し、絶頂を極めてしまった。
そのことが持つ意味の大きさを思うと涙が出そうになる。
(伸吾……)
放心状態のなか、ぼんやりと愛する人を想う。
彼は今どうしているだろうか。
時計を見ればもう日付が変わろうとしている。
待ち合わせ場所から消えた私を探してくれただろうか。
もし彼が連絡をくれていたとしても、私は――
「……! そうだ、電話……っ!」
やっとのことでそこに思い至り、部屋を見渡す。
どこに置いたか記憶にはなかったが、私のバックは部屋の片隅でぽいと無造作に投げ捨てられていた。
うまく動かない体を無理やりに動かして、何も身につけないままそこへ歩いて行く。
社長の視線を背中に感じたけど、もう今さらだろう。
バックから取り出した携帯は何故か電源が切れていた。
深くは考えないことにする。
電源をつけて問い合わせをすると、メールが一件きていた。
伸吾からだ。
その内容を読んだとき――
本当の意味で、私は自分のしでかしたことの重大さを思い知った。
『智美、どこに居るんだ?
お前は俺達がダメになると言ったけど、俺はそんなふうに思いたくない。
お願いだから帰ってきてくれ。俺はお前が居ないと駄目なんだ。
愛してる』
「あ、あああ……」
なんということをしてしまったのか。
勝手に「もうダメだ」なんて思い込んで、勝手に自暴自棄になって。
もう取り返しがつかない。
こんなにも私を想ってくれる人を裏切ってしまった。
私が誰よりも愛している人を裏切ってしまった。
「ああああああああああああァァァァァッ!!!」
張り上げた声はもはや泣き声ですらなく、絶望の叫び。
自殺なんて比べものにならないほどの過ちを犯してしまった、
取り返しのつかない現実への絶望だった。
【夫視点】
ついに日付が変わった。
智美にはまだ連絡すらつかない。
一体どこで何をしているのか。
もう二度とここへは帰ってきてくれないのか。
思い出されるのは「社長」の顔。
智美を好きだと言った、俺なんかでは敵いようもない成功者。
(まさか、な)
どこを比べても「社長」より劣る俺だけど、ただ2つだけは負けていない自信がある。
1つは智美を愛しているという気持ち。
そしてもう1つは、自惚れじゃなしに、智美に愛されているという自覚。
夫であるために必要なものなんてそれで十分じゃないか。
「智美、早く帰ってきてくれ……」
もう何度目になるか分からないその呟きをまた漏らしたとき、
がちゃりと玄関のドアが開く音がした。
「智美――?!」
この部屋の鍵を持っているのは俺の他に彼女しか居ない。
玄関まで走っていくと、果たしてそこに待ち焦がれた愛しい妻の姿があった。
「あ、伸吾! ……っ」
智美は俺を見てこちらに駆け寄ろうとして――
だけど、何故か思い留まったように止まった。
そのまま下を向いて動かない。
「智美? どうしたんだ?」
「だって……あなたに申し訳なくて……」
その声が泣きそうに震えているのに気がついて。
一も二もなく、俺はその肩を抱きしめた。
「え……し、伸吾……?」
「いいんだよ、もう。俺のほうこそ悪かった」
何度も抱きしめた妻の細い体。
温かな温もりが全身に広がっていく。
もう三年も一緒に暮らしてきた仲なんだ。
言葉なんてこれで十分だろう。
――いや、一言だけ付け加えるならば。
「愛してるよ」
言ったと同時に、腕の中でこちらを見上げる智美の瞳から涙がじわっと溢れた。
「ほんとうに?」
「な、なんだよ。もう何度も言ってきただろ?」
「まだ私を愛してくれるの?」
「当たり前だ」
言って、唇を重ねようとする。
と、何故か慌てた様子で智美は俺のあごを押し返してきた。
「ま、待って。あの……先にお風呂に入らせて」
「え……なんでだよ。キスくらい良いだろ?」
「そうだけど……えっと……ほら、伸吾ってキスしたら我慢できなくなるでしょ?」
「え、そうかな……?」
それは時と場合による気がするのだけど。
なんだか智美は不自然に慌てている。
「お、お願い。ね? いいでしょ?」
「うーん、分かったよ……」
仕方なく抱擁を解く。同時に智美は慌てて着替えの置いてある部屋へと入っていった。
その時だ。
(……え?)
ふんわりと、嗅ぎ慣れない香りが漂ってきた。
(なんだこれ、香水?)
ほんの一瞬のことだったのでよく分からない。
でも多分高級な香水の匂いだったと思う。
(あいつ、こんなのつけてたっけ?)
なんだか似合わない気がする。
香水になんてあまり詳しくないからよく分からないけど、少なくとも女性的な香りではなかった。
(……ま、いっか)
いちいち妻の趣味に口を出すのは良き夫のすることではない。
そう思って思考を打ち切った、つもりだったのだが――
何かモヤモヤしたしたものは、いつまでも胸の内に留まったままだった。
【妻視点】
伸吾に抱かれるのが嫌だったわけじゃない。
そんなのは可能性としてあり得ない。
ただ、伸吾を汚したくなかったから。
社長の体液にまみれた私に触れて欲しくなかったから。
どうしてもお風呂に入らないわけにはいかなかった。
全身を鏡に映してみる。
どこにも跡は残っていない。
私から言わなければバレる心配ははいだろう。
いつかは言わなければいけないと思う。
けどそれは今じゃない。
今はただ黙って伸吾に従おう。
お風呂から上がった私は、何も身につけないまま一も二もなく伸吾の腕に飛び込んだ。
あんなことがあったすぐ後で夫に抱かれる私は厚顔無恥なのかもしれない。
だけど伸吾が求めてくれるなら私はいつだって応える。
たとえ心が痛くても。
本番行為に移る前。
伸吾がいつも通りゴムを取り出したけど、私はそれをそっと押しとどめた。
「……智美?」
「いいよ、付けなくても」
「え、でも……いいのか? お前、仕事が……」
「やめるわ」
「えっ」
「明日辞表を出してこようと思ってる」
伸吾は大いに驚いていたけど、すぐにふっと力を抜いて笑ってくれた。
「そっか。智美がそう決めたんなら俺は反対しないよ」
「……ありがとう」
伸吾ならそう言ってくれると信じていた。
あんなことがあって、秘書の仕事なんて続けられるはずがない。
「よし。俺も頑張らなくちゃな」
伸吾が小さくガッツポーズを作っているのを見て、思わずほほえましくなってしまう。
「やだ。頑張るってなにを?」
「え、仕事だよ。智美、何を想像したんだ?」
「もう……」
そんな気の抜けたやり取りをいくらかしたあと、もう一度準備をしてその時を迎えた。
「いくよ、智美」
「きて、伸吾」
自分から股を開いて伸吾を迎え入れる。
そしてゴムのついていない生の伸吾が私のあそこを押し開いて入って来た瞬間、思わず驚いてしまった。
「え……」
だけど、思わず声をもらしたのは伸吾のほう。
もしかして――
「ゴムをつけないだけで、こんなに違うなんて」
「伸吾も?」
「も、ってことは、もしかして智美も?」
「……うん」
ちょっと恥ずかしいけど素直に頷く。
まさかこんなに違うなんて想像もしていないかった。
「伸吾と1つになってるっていう感じがして、すごく幸せ」
「うん、俺も」
短いキスのあとに伸吾が動き始めたとき、私は確信した。
男は大きいほうがいい。経験が多いほうがいい。
そんなのは単なる下世話な噂話でしかないんだ。
愛する人と1つになる。
これ以上に幸せで気持ちのいいことなんて他にあるはずがない。
「あっ! あっ! あっ!」
あられもない声をあげて、伸吾の責めを受け止める。
いつもと同じやり方、同じ動き方。
でも全然違った。
嘘みたいに早く私達は上り詰めていく。
「く、出る……」
「出して、中に……あああああっ!」
私の中で伸吾が弾けたとき、私の意識も弾けた。
「あ、熱い……」
どろどろとした精液が私の中を満たしていく。
それでとんでもなく幸せな気分になるなんて、
実は私ってすごく淫乱なのかもしれない。
でも伸吾の前でだけでなら、いくらでも淫乱になったって構わない。
「あの、まだいいかな?」
残らず放出したあと、伸吾がぽつりと言う。
「え、でも抜かずになんて……」
「ごめん。あまりにも気持ちよすぎてさ」
嬉しくなる。私の中が伸吾をそんなにも悦ばせているなんて。
「いいよ。いくらでも、して……?」
意図的に艶っぽさを含んでそう言うと、
伸吾は覿面に色めき立って腰を振り立ててきた。
結局そのあと4回もしてしまった。
私も数え切れないくらいイった。
半狂乱で伸吾に責め立てられながら私は実感する。
ああ、また伸吾のものにしてもらえたのだ、と。
冨樫を見習えよ、カスども
392 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 16:49:19.67 ID:S3fTl+Ky
すみません、連投規制に引っかかってしまいました
まあどっちにしろ一旦ここまでです。
ここで終わってもいいのですが、「社長」が余力を残してますのでまだ続きます。
いやはや素晴らしい
続き楽しみにしております
>>392 とてもよかった
続きでも社長さんに期待してる
397 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 17:20:18.47 ID:S3fTl+Ky
全くの意味不明な部分があったので修正を。
>>381の下から3行目で
「酷い、と思うけどまさに今犯されている私は言うことを聞かない。」
とありますが正しくは
「言うこと聞く他にない」です。
ふう…
ってまだ続くのかよw
これってNTRブログに連絡したほうがいいのかね?
正直、勃たない
何か違うね
努力は買うがポイントを外している
続きはいつでございますの!?
402 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 18:58:20.26 ID:xrkbAbNk
ちょっと至急聞きたいんだが、以前見た寝取られ体験談で、作品名が思い出せないんだ
彼女の職場のイケメン同僚に裏で彼女をナンパしてみるように頼んで、最初はバカじゃない?的に
流して落ちなかったが結局その後落ちて、しかも予想外にお互い本気になってくって話
その後主人公と結婚した後だったか、砂浜あたりでその男と三人で再会して、主人公が男を殴る場面があった気がする
彼女がその浮気相手への思いを綴った手紙とかが出てきて嫉妬心をむちゃくちゃ煽る話だったんだが
ググってもなかなかたどり着けない そこそこ有名だと思うが分かる人いるかな?
内容はうろ覚えなのだが、心当たりあればお願い
>>402 「刺激欲しさに嫁を間男とデートさせた」 かな?
NTR BLOGで読めるよ
404 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 19:38:18.20 ID:bPMCo4Tr
ありがとう、そしてすまない、
キーワードいれまくってググってたらさっき漸く見つかった
公認?浮気デートだった
405 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 19:54:54.92 ID:xrkbAbNk
>>403 てか、その題名でも同じのがでてきたw 同じだったのね
ドンピシャでしたありがと
406 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:28:55.23 ID:uKV5HOtC
どなたかいらっしゃいますか?
もうすぐ最終部分の投稿を始めたいのですが、
また連投規制に引っかかりたくないので支援をお願い出来ませんでしょうか。
よろしくお願いします。
愛の手入れればいいの?
期待してるよー
>>407 >>408 合間合間になにかしらの書き込みをして頂ければそれで良いと思われます。
お手数をおかけして申し訳ありません。
410 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:55:21.01 ID:uKV5HOtC
お待たせしました。
では再開します
【夫視点】
今日、智美は辞表を出しに行った。
これで全てが終わるはずだ。
昨晩、連絡の取れなかった間に智美はどこへ行っていたのか。
それはまだ聞けていない。
もしあの「社長」のところに居たのだとすると――
いや、やめておこう。
根拠もなく疑ったら智美がかわいそうだ。
ともかく今日は人事部に辞表を出しに行くだけ。
何かが起こるはずはない。
そう思い直して俺は仕事に没頭した。
「随分といきなりだなあ」
やはり人事部にはいい顔をされなかった。
それはそうだろう。
辞めると言っても普通は「明日から来ません」では通らないし、
何より辞表というのは直属の上司に提出するものだ。
いきなり人事部に持ち込むなんて前代未聞だろう。
とにかく「社長には会えない理由がある」とゴリ押しして強引に預かってもらった。
「私物は持って帰ってくれよ」
投げやりにそうとだけ言われたけど、予想の範疇だ。
社長の予定なら把握している。
今日この時間は取引先との会談に出かけているはずだ。
ただ、去り際に人事部の人がなんだか気になることを言っていた。
「あ、でも今日は……
ん? いや、いいのか。なるほど専属秘書だから特別にということかな」
何のことだかよく分からない。
気にしないことにしてエレベーターに乗り込んだ。
最上階。
もう二度と来たくないと思っていたこのフロアも、
今日で最後だと思うと感慨深いものがある。
社長室を素通りして秘書室へと向かい、手早く荷物をまとめ始める。
さすがに2年以上も過ごして居るといろいろ私物がたまっているなあ、なんて呑気に思っていた、その時。
きい、と小さく音を立てて秘書室のドアが開いた。
はじめ、人事部の人が様子を見に来たのかと思った。
でも振り返った私の視界に映り込んだその人影は――
「――?!」
一瞬、声が出なかった。
ドアからデスクまでたっぷり3メートルは離れているのに、
まるで刃物でも突きつけられたかのように私はよろよろと後ずさってしまう。
そんな。何故ここに居るんだ。
「ひどいな。そんなに怖がらなくてもいいじゃないですか」
その人――
社長はまるで昨晩の出来事なんてなかったかのようにいつも通りの笑みを浮かべている。
それがかえって怖かった。
「そろそろ来る頃だと思っていましたよ、トモミ」
「こ、来ないで!」
社長が一歩こっちに踏み出したところで、たまらず叫んだ。
大仰な仕草で社長は肩をすくめる。
「ひどいな。まるで僕が無理やりに君をものにしようとしてるみたいじゃないですか」
「し、したじゃないですか。昨日……」
自分の言葉で昨晩のことが思い出されてしまって、かあっと顔が熱くなる。
「あれは合意の上でしたよ。そうでしょう?」
「そ、それは……」
反論できない。
後悔はしている。これ以上ないほどに。
でもあれが本当に無理やりだったのなら警察に駆け込めばいい。
伸吾だって「レイプされた」と言えば分かってくれる……と思う。
だけどそれができないのは――
「しゃ、社長。どうしてここに居るんですか? 仕事は?」
無理やりに話の方向を変える。
何を思ってか、ふふ、と社長は笑った。
「今日の予定は全てキャンセルしました」
「なっ……」
「出来るんですよ。僕くらいの立場になるとね。
本当なら面倒な雑務なんて全て部下に任せて、
僕は年中バカンスにでも出かけて悠々自適に暮らしていてもいいくらいなんだ」
その言葉がどのくらい真実なのか私には分からない。
だけど事実として社長は私の目の前に居る。
「け、けど社長はいつもきちんと仕事をしているじゃありませんか。
どうして今日に限ってそんなことを……」
「分かりませんか?」
ゆっくりと社長が近付いてくる。
今度は逃げることが出来なかった。
社長の目がひどく真剣だったから。
そう、あの時――昼下がりのレストランで初めて「愛している」と言われたときと同じように。
「君を待っていたんですよ」
視線を逸らせない。
まるで魔法にでもかかったかのように私はその場から動けなかった。
何故私が社長を恐れたのかが分かった。
社長のことは怖かったわけじゃない。「あること」を理解したくなかっただけのだ。
でも――
「愛しています」
そう言われた時、理解できてしまった。
何故昨日、あんな簡単に社長の言いなりになってしまったのか。
あの日から2ヶ月の間に、私は心のどこかでこの人の想いを受け入れてしまっていたから。
何故あんなにも丹念に抱かれたのに「愛がない」なんてしきりに思ったのか。
それを認めたくなかったから。
私を愛している人に抱かれて、感じてしまったのだと認めたくなかったから。
欲望だけで犯されているのだと自分に言い聞かせていたのだ。
「んっ……」
重ねられる唇。
どうしても拒めなかった。
私ってこんなに意志の弱い女だったのか。
25年生きてきて、今初めて思い知らされた。
腰に回された手がそっと降りてきて、スカートの上からお尻を撫で回す。
伸吾がそうしたがっていると知っていて、でも今までさせてこなかった行為。
ちくりと罪悪感が胸を刺した。
「……昨日、夫に抱かれました」
キスをやめて、私は顔を小さく背ける。
社長と見つめ合ったままだと何かが壊れてしまう気がした。
「ほう、あのあとで? それはまた随分と大胆なことをしましたね」
さすがに少し驚いた様子で社長は嘆息する。
その間にも手は無遠慮に私のお尻に添えられたままだ。
「夫から求められたので……」
「ふうん。それで?」
「……あなたより、よかったです」
嘘偽りのない本心からの気持ち。
繋がる快楽も心を満たす幸福感も、社長に与えられたものとはまるで違った。
「へえ。それで君はご主人……たしかシンゴと言ったかな? 彼のほうを選ぶのですか。
彼とのセックスのほうが気持ちいいからという理由で」
社長の口から彼の名前を聞くのは私をひどく落ち着かない気分にさせた。
どうしようもなく狼狽しながらどうにか口を動かす。
「そ、そういうわけじゃ……
でも私が愛しているのは彼なんです。
だから彼に抱かれると幸せなんです」
「それはどうかな」
社長は自信たっぷりに私の言葉を否定する。
「昨夜はちょっと卑怯だったというのは認めましょう。
でも、ならどうして今も僕にキスを許したのです?」
「そ、それは……」
どうしてだろう。
自分でも分からない。
「こっちを見て下さい」
あごを掴まれて強引に前を向かされる。
おずおずと視線を戻すと、真剣なブラウンの瞳に間近から捕らえられた。
透き通ったガラス玉みたいなそこに私の姿が映っているのがはっきりと分かる。
――ダメだ。
次に何を言われるか、たぶん私には分かっていた。
そしてそれを拒めないという確信もまた同時に芽生えていた。
「トモエ。君が欲しい」
(ああ……)
透き通った瞳に捕らえられたまま求められて、意識が溶けていく。
「で、でも……」
よく分からないまま口から漏れるのは、形の上での拒絶だけ。
どうして拒絶しないといけないのかもよく分からない。
「比べてみればいい。僕と彼のどっちが君にふさわしいか」
比べる。
何より罪悪感を感じていたそのことを、この人は認めてくれるという。
「昨夜のことがどうしても忘れられないんです。
もう一度だけ僕にチャンスを下さい」
私は――
無意識なんかではなくて。
はっきりと自分の意志で、こくりと首を頷かせた。
【夫視点】
朝一番の仕事が終わって一休み。
智美は今頃どうしているだろう?
辞表を提出するだけだったらそろそろ家に帰っているころだろうか。
いつもなら、仕事中に智美の顔を思い出すのはこれ以上に楽しいことだ。
でも今日は何だか妙にひっかかる。
もしかすると、帰ってきたばかりの智美を抱きしめたときに感じたあの香りのせいかもしれない。
どうしても気になって、気がついた時にはメールを送っていた。
『今どうしてる?』
簡単すぎる文面。
これだけできっと智美は俺の気持ちまで分かってくれるはず。
そう信じて俺は仕事を再開した
さるさん
【妻視点】
「あっ、あっ、あっ」
社長室に場所を移して、私は立ったまま体中をまさぐられた。
ずっとこうしたかった。君の後ろ姿はあまりに魅力的だから――
そう耳元で囁かれながらこれでもかというほどお尻を撫で回され、
ジャケットすら着たままブラウスの胸の部分だけを開かれて散々に乳房を揉みしだかれた。
社長が伸吾と同じことを考えていたことには少なからず驚いた。
そして社長は伸吾よりも先にそれを実行に移した。
さらに今はスカートを腰の上までまくり上げられ、後ろから抱きすくめられて、
黒いストッキングも履いたまま、下着の中に社長の手の侵入を許している。
「あっ、あっ、社長……」
昨日は単に「他の男」としか意識していなかった、
でも今は「愛している」と私に言った人だとはっきり分かっている、
そんな人に下着の中で指を入れられて私は腰を震わせた。
「はぁ……はぁ……」
秘すべき穴を辱められる快楽に打ち震えながら、
信じられないことに私は伸吾にメールの返事を打っていた。
『まだ会社。私物の整理をしてる』
うまく指が動かずに、ひどく簡素な内容になる。
少し迷ってから、こう付け足すことにした。
『愛してるわ、伸吾』
「あっ! あっ!」
私が何を打ったのか見えたのだろう。
その瞬間、社長の指が激しさを増した。
「いけない人だな、君は」
「う、うそは……言って、ません……あっ」
「でも彼は君がこんなことを僕としているなんて知らない。そうでしょう?」
「あっ……当たり前、です」
社長はたぶん嫉妬している。
私なんかとは別次元の人だと思っていたあの社長が。
それを嬉しく思ってしまう自分を否定できない。
「あっ……はぁ……」
くちゅくちゅくちゅ。
差し入れられた指の動きに合わせてストッキングがぐにぐにと形を変えている。
そこから与えられる甘い感触を否定することができない。
「愛している」と私に言った人に昂ぶらされることに悦びを感じてしまう。
伸吾からの返事はすぐに来た。
『俺も愛してるよ』
たぶん不自然な文面に見えたはずの私からのメールを見て、彼はどう思ったのだろう。
何も訊かずに私の望む返事をくれた彼の想いに心が満たされた、そのときだ。
「愛してるよ、トモミ」
耳元で優しく囁かれた。
その瞬間――
「あっ?! や、うそ……だめ……イク……あああっ!」
激しくされたわけでもないのに、突如として私は達してしまった。
それも軽くではなく、かなり深く。
「あ……あぁ……」
びくん、びくんと痙攣を繰り返す私の体を、社長は後ろから優しく抱きしめる。
「ん……」
唇を重ねるのも、もう何度目になるだろうか。
入り込んでくる舌の動きにこちらからも応えてしまう。
長い間深々と唇を重ね合って、私は絶頂の余韻に浸った。
「昨日はすみませんでした。あんな状態の君に愉しんでもらうにはああするのが一番だと思ったんです」
私が絶頂から醒めきる頃を見計らって、社長はそんなことを言った。
昨日の行為。
決して流されまいとして、でも流されることを強要された記憶。
「……正直言って、辛かったです」
「でしょうね。本当にすみませんでした」
私の頭を優しく撫でながら、穏やかな声で社長は言う。
「あんなのは愛し合う行為じゃない。だから……もう一度僕に頂けませんか?」
迷う仕草は、素振りだけ。こくん、と私は社長の腕の中で頷く。
「よかった。じゃあそこのデスクに手をついて、お尻をこちらに向けてくれるかい?」
社長が指さしたのは、自分の指定席である社長のデスクだった。
「え、でも……」
言われた通りにする自分の姿を想像して、かあっと顔が熱くなった。
それはなんていやらしい光景だろう。
でも。
「お願いします。トモミ」
「……分かりました」
重ねて言われると、私は断ることが出来なかった。
ふらりと歩いて行って、言われた通りにデスクに手をつく。
「もっとお尻を高く上げるんだ」
「……こ、こうですか?」
伸吾にも見せたことがないような、とんでもなくいやらしい格好を社長の目の前で晒している。
なのに私はどこまでも従順だった。
ストッキングに包まれたお尻と、すっかり濡れそぼって愛液を垂れ流すそこにまじまじと社長の視線が注がれるのを感じても、
私は動くことができなかった。
「すごくいやらしいよ、トモミ」
うわずった社長の声が聞こえる。
(ああ……ごめんね、伸吾……)
伸吾への後ろめたさが消えたわけではない。
なのに自分がこうすることで社長が喜んでいると思うと私も嬉しくなってしまう。
ゆっくりと近付いてきた社長はすうっと私の股間からお尻を指先でなぞってから、
ストッキングと下着をまとめてずるりと押し下げた。
熱くなって蒸れていたそこに外気があたる。
そのひやりとした感触すら、今の私には体を昂ぶらせる刺激の1つだ。
「あ……ああ……恥ずかしすぎます、社長……」
「すぐに忘れさせてあげますよ。少しの辛抱です」
言って、社長は垂れ落ちた愛液で濡れた私の内股から足の付け根までをゆっくりと撫で上げる。
「下着がすっかり汚れてしまいましたね。こんなのをご主人が見たらばれてしまうんじゃないですか?」
「どうせ私が洗濯するから大丈夫です……だから……」
だから、何なのか。
その意味するところを言った後から理解しても、沸き上がってきたのは羞恥だけだった。
相手が社長だと、愛していると言ってくれた人だと意識するだけでこんなに自分が変わってしまうなんて。
伸吾への愛は今も変わらない。
でもそれとは別のところで、社長を受け入れ始めている自分を感じていた。
「さあ、行きますよ」
いつのまにかズボンから取り出されていたそれが私の秘所に密着する。
ゴムの被さっていない、生のペニスが。
「しゃ、社長……」
「昨日の僕に抱かれたのが、君の人生で一番気持ちのいいセックスだった。そうだね?」
少しでも腰を押し出せば入ってしまうという位置で止まったまま、社長はそんなことを言う。
「それは……」
「どうなんですか?」
「……はい。悲しかったけど、よかったです。でも……」
「そのあとでご主人に抱かれたときのほうが気持ちよかった?」
少し恥ずかしいけど、迷わずに頷いた。
意地なんかじゃない。
昨日伸吾に抱かれたときは自分でもびっくりするくらい乱れてしまった。
「君のところは結婚してもう3年だったかな?
それで子供がまだだということは、今までゴムをつけてしていたのですか?」
「それは……」
夫婦の秘め事を他人に聞かせることは、伸吾と共有する秘密が減るみたいで抵抗がある。
でもこの人の前で嘘はつきたくなかった。
「はい。今まではつけてました」
「でも昨日はつけなかった。それでものすごく気持ちよかった。そうだね?」
「……はい」
ふふ、と社長は嬉しそうに笑う。
「世の中にはゴムをつけてもつけなくても変わらないという女性と、
著しく変わるという女性が居ます。どうやら君は後者のようだ」
ぐ、と社長のそれが押し出される。
生のままの先端が私の中にぐいとめり込んだ。
(ああ……だめ、なのに……)
いくらなんでもこれだけは許してはいけない。
頭では分かっていても、体は動いてくれなかった。
「僕の愛を受け入れて下さい、トモミ」
その言葉と共に、ペニス全体がずぶりと押し込まれた。
「んんんんっー!」
ぞくぞく、と背筋が震える。
この大きさは一回入れられただけで慣れるものではない。
だけど昨日みたく息が詰まるほどの圧迫感はなかった。
ゴムを被っていない生のペニスの熱さが私の中を奥まで満たしている。
「さあトモミ。僕のチンポで気持ちよくなって下さい」
そんな、いやらしい言い方――
なんて思う暇もなく挿出が始まる。
昨日ほどゆっくりでもなく、しかし急性すぎもせず。
小刻みににバックから突き上げられる。
「あっ! あっ! あっ!」
違いはすぐに分かった。
それが出入りするたびに、
ごつごつとしたエラの部分が私の内側の肉をごりごりとひっかく。
その感触のリアルさが昨日とは段違いだ。
「あ、は、ああ、社長、社長……!」
「トモミ……僕の味をたっぷりと覚え込ませてあげますよ」
伸吾のものよりも大きなペニスが私の奥を何度も何度も突き上げる。
「あ、あ、あ、あ、あ」
声なんて我慢できるはずがない。
頭を振り乱しながら、だらしなく開いた口からひっきりなしに声を上げる。
「愛しているよ、トモミ」
反則だ、と思った。
今そんなことを言われたら意識せざるをえない。
私の中に入っているのはこの人のものなのだと。
他の誰でもなく、私を愛してくれる社長のものなのだと。
「ああああっ! 社長……!」
「気持ちいいかい、トモミ」
「あっ、あっ、いいです、すごく、あっ、気持ちいい……!」
伸吾の前以外では言うことのないはずだった台詞。
でもこの人の前ならいいような気がした。
「しゃ、社長は……社長はいいですか、私のなか……」
「ああ、すごくいいよトモミ……
強くしていいですか?」
「いい、いいです……社長の、好きに……あああああっ!」
ぱん、ぱん、ぱん。
社長の腰と私のお尻が激しくぶつかりあって音を立てる。
激しさを増した突き上げに、私は一気に押し上げられていく。
「社長、社長……私、もう……」
「いくんですか、トモミ。いいですよ、僕ももうすぐだ……!」
愛し合う行為、とまでは言いたくない。
でも私が社長を受け入れているのはもう否定のしようがない事実だった。
「あ、あ、あ……いく、いく……」
ラストスパートの激しい責めにがくがくと揺さぶられながら、うわごとのように口にする。
「いく、いく……ああああああッ!!」
「くっ……」
どくん。
私が達したのと同時に、社長も私の中に欲望の塊を放った。
びゅくんびゅくん。
そんな音すら聞こえると錯覚させられるほど勢いよく、
奥まで入り込んだペニスの先端からそれは何度も何度も放出される。
「ああ……熱い……」
伸吾以外の男に中出しされる。
そのことの意味を今さらながらに考える。
「はぁ……はぁ……」
私の背後で乱れた息を整える社長。
私を愛していると言った彼の精液を私は子宮で受け止めた。
「愛しているよ、トモミ」
そういって社長が再び唇を重ねてきたとき、私は思考を打ち切った。
きっと、これでいいんだ。
【夫視点】
「ふふふ……」
昼休み。
智美から来たメールを見て1人ニヤついていたら、同僚に気味悪がられた。
だってしょうがないじゃないか。
俺はただ様子を訪ねただけだったのに、まさか「愛してる」なんて返ってくるなんて。
やっぱりあいつは俺のことを一途に思ってくれているんだ。
変なことを心配せずに、もっと自信を持とう。
人知れず俺はそう心に決めたのだった。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 次でボケて!!! |
|________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
【妻視点】
「ん、ん、ん……」
社長室備え付けのシャワールーム。
そこに敷かれたビニールマットに全裸の社長が寝そべっている。
そしてやはり全裸の私はその上に乗って、シックスナインの体勢で社長のものを口に銜えていた。
「ああ、とてもいいですよトモミ……」
嬉しそうに言って、社長は私の太股からお尻を撫で上げる。
そこだけでなく私の全身は、ねばついた液体を塗りたくられてどろどろになっている。
セックス用のローションだと社長は言っていた。
精液にも似たそれを乳首やあそこに塗りたくられる感触は私にとって未知のものだった。
その責めで私は呆気なくいってしまって、
その続きとしてこうして社長のものに奉仕している。
「僕のものをくわえて興奮しているんですね、トモミ。
どんどん溢れてきますよ」
社長からは私のあそこが丸見えだ。
いやらしくそう言ってつるりと割れ目を撫でてから、そっと指を上へと動かす。
その上の窄まりへとそれが触れてきたとき、思わず驚いて口を離してしまった。
「しゃ、社長……そこは……」
「うん? トモミは経験がないのかい?」
そう言いながらも、社長はぐにぐにとそこを指先で揉みほぐしてくる。
「あ、あっ……な、ないですよ……
社長、ダメ、そんなところ、汚い……」
経験どころか、そこを他人に触れられること自体初めてだ。
ある意味では女性器よりも恥ずかしいところを他人の指で弄くり回されるのはどうにも落ち着かない。
「しゃ、社長……」
「いいんだよトモミ。僕に任せて下さい」
言って、社長はぐいとさらに強く指を押し込んでくる。
「あっ?!」
排泄にも似た異物感。
まさかこれって――
「や、社長……本当に……」
「随分と驚くんだね。ご主人とこっちでしたことはないのですか?」
「そ、それは……知識としては知ってますけど……
触られたのも初めてで……」
「それはいいことを聞いたな」
嬉しそうに社長が言ったのと同時に、お尻の異物感がぐぐっと奥まで入り込んで来た。
「やぁ……社長……」
「前の初めてを奪ったのは今のご主人かい?」
「……はい。そうです」
「なら僕はこっちの初めてをもらおう。今からその準備をするよ。
いいですね?」
こっちの返事を待たずに、お尻の異物はゆっくりと出入りを始める。
「ん、ん、んっ……」
ローションのまとわりついた指は、
初めて異物を受け入れる私のそこにもスムーズに出たり入ったりする。
入り込んでくる時には異物感を、出て行くときには開放感を与えながら。
これが快楽なのか何なのかよく分からない。
「さあ、トモミも続けて下さい。もうすぐそれが君のここへ入るんですよ」
言われて、改めて社長の巨大なそれを見つめる。
これが私のお尻に入る?
どうにも現実感がなかった。
でも――
(社長に初めてを奪われる……)
それはなんだかとても甘美な響きで、自然と体が動いた。
私の口には大きすぎるそれを無理やり口の中に導いて、唇をすぼめながら頭を上下させる。
「そうです、トモミ。君のここも少しずつ柔らかくなってきましたよ」
指の出入りが激しくなる。
「ん、ん、んっ」
お尻の穴をほじくられる感触は、やはり快楽なのか何なのかよく分からない。
でもその動きが激しくなるに従って、社長のものに奉仕する私の動きも自然と早さを増した。
やがて口の中でそれはぴくぴくと痙攣を始める。
放出の時が近い。
「くっ……出しますよ、トモミ。飲んで下さい……!」
びゅくん。私の口の中で社長のものが弾ける。
二回目だとは思えないほど勢いよく吐き出されるそれを私は喉で受け止めて、
言われた通りに嚥下していく。
社長のそれは伸吾のものよりもっと粘ついていて味も濃い。でも決して嫌ではなかった。
私が全てを飲み終えたのを見て、社長もようやくお尻から指を引き抜いた。
「意外にあっさりと飲んでくれたね。ご主人のものを飲んだことはあったのですか?」
「……はい、何度かは」
「そうか」
短く言って、社長はするりと私の下から抜け出した。
そうして先ほどと同じように、バックから私を犯す体勢に入る。
だけどその照準となるのはセックスのための穴ではなくて、もう一つの穴。
ぐ、とローションでぬかるんだそこに先端が触れる。
「だけどここは初めてなんだね?」
「はい、そうです」
「よし。トモミ、君の初めてをもらうよ。いいですね?」
「はい……社長。私の初めてをあなたに捧げます」
私の一言が社長を喜ばせたのかどうかは定かではない。
でも私がそう言ったのと同時に、社長はぐんと腰を押し進めてきた。
「あああああっ!」
ぬるん。
ローションの助けもあって、意外なほど呆気なく私のそこは社長のものを飲み込んだ。
「あ、あ……社長……」
「トモミ。僕が君にとって初めての男になったよ」
言って、社長は間髪入れずに挿出を始めた。
「んっ! んっ! んっ!」
思わず体に力が入ってしまう。
痛くはないけど異物感がすごい。
「一度大きく息を吐いてごらん。力を抜いて僕のものを受け入れるんだ」
言われた通りに「はぁっ」と大きく息をはく。
ゆっくりと私が呼吸を整えて全身の力を抜いたのを見計らって、社長は挿出を再開した。
「んっ! は、はぁ……はぁ……」
社長の責めは「処女」の私にも容赦がない。
前に入れたときと同じかそれ以上に激しく社長のものが出入りする。
(あ……わた、し……?)
気がつけば、前の穴から溢れ出た愛液が幾筋も太股を伝っていた。
触れられても居ないそこがきゅうきゅうと窄まっているのが分かる。
「しゃ、社長……私……私……」
「気持ちいいんですね、トモミ」
「あっ、は……いい、みたいです……」
一度自覚してしまえばそこからは早かった。
社長のものが私のお尻を責め立てるその感触は、前で繋がった時とはまるで別種の気持ちよさだ。
「トモミ。これからこっちは僕専用の穴だ。いいですね?」
「あ、はっ、はっ……社長……」
何かとんでもないことを誓わされそうになっている。
なのに私はすっかり社長を受け入れてしまっていて――
「ここを開発できるのも、こうしてここで気持ちよくなれるのも、僕だけだ。いいねトモミ。誓えますか?」
「あっ、あっ、あっ……社長、それ、は……」
腰の奥がじいんと痺れている。もしかしてこれが、お尻の穴で達する絶頂のしるしなのかもしれない。
「誓ってくれ、トモミ……!」
「ああっ! しゃ、社長……!」
どうせ今までも伸吾はそこに触れようとしなかったのだ。
だから大丈夫――
初めての穴を責め立てられ続けた私は、もうそれくらいしか考えられなかった。
「ち、誓います……! こっちの穴は、社長専用です!」
「トモミ……! くっ……!」
「ああああっ! 社長ーーーっ!」
社長がお尻の中で放ったのと同時に、私もお尻で達した。
社長専用と誓ったその穴の中に、どくどくと社長のものが注がれる。
私は初めて味わうお尻での絶頂に打ち震えながら、それをとても愛おしく感じていた――
【夫視点】
そろそろ夕方に差し掛かる時間帯。
いつもこの頃になると智美の顔を思い出す回数が増える。
あんな可愛いことを言ってくれたお礼に、
今日は思いっきり可愛がってやりたい。
そうだ、何か智美の好きな甘いものでも買って帰ろうか。
なにせ明日からはずっと智美が家で俺を待っていてくれるんだ。
それくらいしてもバチは当たらないだろう。
残りの仕事を急いで片付けながら、俺は帰宅の瞬間を心待ちにしていた。
【妻視点】
「ああ、トモミ……!」
「社長……!」
仮眠室のベッドの上。
私達は体面座位で、お互いにしっかりと抱き合って繋がっていた。
社長が貫いているのは前の穴。
もうぐちゃぐちゃになったそこをさらにかき回してくる。
いつしか私も夢中になって自分から腰を振り立てていた。
「あ、ああっ! 気持ち、いい……!」
恥も外聞もなく口にする。
社長はすっがり蕩けた私の目を見つめながら、ついに言った。
「ご主人よりもいいですか?」
「あぁ……それは……」
逡巡しながらも、社長を求める腰の動きは止まらない。
それが何よりも答えを物語っていた。
「言って下さい、トモミ!」
「あっ、あっ……社長……」
セックスを続けながら真剣な目で見つめられる。
そんなことをされて、嘘なんてつけるはずがなかった。
「あ、あ……社長のほうが、いいです……!
比べものにならないくらい……っ!」
「トモミ!」
社長の責めはさらに勢いを増した。
体と心を重ね合わせる快楽に翻弄されながら。動きを合わせて2人で上り詰めていく。
「ああ、愛しているよトモミ……」
「しゃ、ちょう……わたしも……」
私はついに決定的な一言を言おうとしている。
もう止められない。
繋がり合ったまま交わすその言葉がどれだけ気持ちいいか、私は知っているから。
「私も、好き……です……!」
「トモミ、トモミ!」
「あっ! あっ! 社長、社長!」
絶頂の瞬間、私はぎゅっと社長にしがみついた。
「僕のものになれ、トモミ!」
「ああっ! なります、私……社長のものに……
あああああああああああっ!」
今までに味わった中でもっとも深い絶頂。
「く、トモミ!」
大きく上半身を反らして震える私の腰をぐいと引き寄せて、
社長は再び私の奥へと子種を吐き出した――
【夫視点】
智美の妊娠が発覚したのはそれから3ヶ月後のことだった。
逆算してみると、どう考えてもあの結婚記念日のあたりが一致する。
いざとなったら子作りってそんな簡単にできてしまうんだなあ、と感心させられてしまった。
そういえばあの時家に帰ってくるまで智美がどこに居たのかはまだ聞けていない。
でもそんなのは些細なことだ。
今の俺はいわゆる幸せの絶頂というやつだと思う。
智美のために、そしてもうすぐ生まれてくる子供のために。
今はただがむしゃらに働こう。
【妻視点】
妊娠している、と聞かされた時にはどうしていいか分からなかった。
この子の種が伸吾なのか、社長なのか。
たぶん検査すれば事前に分かるものなのだろうけど、さすがにそれは憚られる。
結局私はあのまま仕事をやめたけど、社長とは場所を変えて何度か会って、その度に抱かれた。
伸吾を裏切っているという自覚はあるけど、
社長とのセックスは強烈すぎてどうしてもやめられなかった。
今もまだ私の気持ちは伸吾にある。
でも以前のように依存はしていないと思う。
もしこの子が社長の子で、私が伸吾に捨てられたとしても、私は1人で生きていける自信がある。
社長が拾ってくれるならそれでいいし、
そうでないならシングルマザーとしてやっていく覚悟もしている。
伸吾と社長。
私を愛してくれる彼等は、どちらも大事な大事な私の宝物だ。
432 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 02:05:24.29 ID:uKV5HOtC
以上です。
ご協力ありがとうございました。
>>424には思わず「ちょwwww」ってなりましたがw
当初は二回目の寝取られももっと強引な感じになる予定だったのですが、
それだと私自身もあまり興奮できなかったのでこうなりました。
その影響で妻の心理が急激に変わりすぎているきらいがあるかと思いますが、
そこは実用性重視ということでご勘弁を。
では。
ありがとうございました。
良かったよー
ふう……ティッシュが見当たらないな…
435 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 02:30:05.88 ID:xWB2XfMO
読んでてスゲー不快感。なのに勃起は治まらないwww
なんでNTRってこんなにも……。
1箇所「トモミ」が「トモエ」になってた……
気になった方、申し訳ありません
ふたりえっちスレからファンでした
やっぱ最高
最高
最高
深夜に来てたとは……!
お疲れ様でした!
よろしければタイトルをー
伸吾トモミ社長(仮).txt とかわけわからんタイトルになってるぅ
依存妻寝取られ、とか?
依存気味の妻が間男のせいでいつの間にか独り立ちしてるって事か
これはどっちかっていうと不倫じゃ・・・
話とか文章はすごく巧いのだが
分量的には問題ない。
ただ、もうちょっと寝取られ風味を出してくれるといいな。
タイトルは「妻とケンカして、仲直りした話」でお願いします
ヒロインの心情を細かく書いてあるから
逆にヒロインの気持ちを理解できちゃって悔しくないってのは確かにあるかも
文章はそこいらのエロゲなんかよりよっぽどうまくて読みやすい
ちょっと女性向けっぽい?とは思ったけど
妻の気持ちを軸にして進んでる分、夫の間抜けっぷりが際立って良かったよ
GJ
不満点がないわけじゃないけど、
俺がここで読んだ中では間違いなく一番だ
みなさんレスありがとうございます
総合すると「描写が女性側に寄りすぎたせいで寝取られ感が薄い」ということですかね?
一人称にするなら事後に夫が手記とかを見つけて事実を知るという形にすればよかったかもしれませんね
機会があればまた挑戦してみます
あ、すみません訊こうと思って忘れてました。
>>441で「わけわからんタイトルになってる」というのはどこでのお話ですか?
どこかにまとめられたりしているのですか?
俺も以前NTRSS書いて某所にうpしたけどヒロイン視点メインだったせいか
「これ浮気モノだね」って言われた
寝取られってやっぱ主人公が事に気づいて悩んで苦しんで足掻く描写が必要なんだと思う
あと全てを描写せずに最後までヒロインに不透明な部分を残しておくのもいいかもしれない
結局ヒロインの本心は?とか、あの時何してたんだ?とか
焦燥感とか邪推がこのジャンルの肝だしね
>>453 タイトル名ではなく個人利用目的で保存してる「ファイル名」でした
どこか他サイトにまとめられてるのはちょっとわからないです
ややこしい書き方して失礼しました
すごく
テンションが
マックスです
うにの剣あんじゃん?
あれってなんでサクヤ帰って来なかったの?
気になってオナニーも出来ないんだけど
ご主人がいると出来ないようなそれはそれは激しいことやられて虜にされちまったんだよ
金貰ってたろ
名目上は借り受けるといってたが、実質上買われたんだよ
と、今読んで賢者になった俺が偉そうに言ってみる。
これはかなり本格的な寝取られだな、胸が痛むw
サクヤ視点がほとんど無いから妄想が弾むわ
個人的に寝取り男が複数いる話って苦手なんだけど、剣は何回読んでも抜ける
サクヤのアイスベルクとハルクに対する堕ち度に差をつけることで、より寝取られ感が増してるんだよなぁ
これ狙ってやってるんだったらすごいわ
463 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 01:19:47.06 ID:Hqr8eMSo
ただサクヤの最初の印象が、村の為に身体を売った女−−だからなぁ。
最初にハルクとの馴れ初めやら絆の強さやらを書いてから本編に入ってたら、鬱っぽくて完璧だった。
作者が未成年の飲酒喫煙は黙認されて当然とか、実際の事件を持ち出して寝取られの登場人物的で面白とか言ってて萎える>うに
恋愛ニートで妄想がかき立てられるとは思わなかった
NTRブログからきました
こっちなら作者が見てるかな?
文章はうまいけどエロに慣れてない感じがする
文体的にエロとかよりラノベ向きなんじゃね?
来なくていいし、なんの感想かもわからんし、ラノベ向きだから何なんだ
ここからNTRブログに拾われることなんてあるんだな
妻や恋人を寝取られたくらいで揺らぐ愛は本当の愛じゃないって
どこかの女が言ってた
>>471 それ、寝取られた側の男が言うのなら説得力あるが、女が言うと都合のいい言い訳にしか聞こえない
たしかに
しかも
>>471の性別逆にすると、すごいバッシング受けそうだ
愛ってなんだ?
この世のあらゆる愛は自己愛で説明できるってばっちゃが言ってた
まあ道理だな
基底クラスが自己愛なのは当然で、問題はそれをどう継承するかじゃないですか
つまり……どういうことだってばよ?
479 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 00:35:06.91 ID:ztwp+VOr
愛とはつまり、躊躇わないことだよ。
う、うん……?
何か最後のだけ浮いてるな
俺が50の時、性欲がちゃんとあるか心配だ
483 :
無なさん:2012/03/10(土) 02:24:41.92 ID:6/26nkDO
なにそれこわい
>>483 「男根を模したラーメン」なにそれおいしいの?
>>483 美人じゃなかったぞ!美人じゃ…なかったよ…!
二次元と一緒にしちゃ、駄目!絶対!
橘さん家ノ男性事情とかいうのが良いね。
散々既出……でもないのか、このスレでは
いや、誰かがノベライズっぽいの投下してなかったか?
そいつは咲子さん
凌辱物と寝取られの違いって何?
寝取られは元々決まった相手がいないと成立しないけど、陵辱はそんなもんなしに成立する
陵辱は合意があったら成立しないけど、寝取られはそんなもん関係なく成立する
陵辱→寝取られのコンボはありえるけど、両者は全然違うでしょ
でも現実にもこんな女いるしな
寝取られた女は基本地獄に堕ちるべき
495 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 06:31:42.63 ID:65hjIqrQ
これは完全同意
彼女にセックスしようよ〜って誘ってるのに、拒絶された上で、
「私の目の前でオナニーしてくれるんならしてあげてもいいよ?(フフン」
って言われて、彼女は服をきてるのに、こっちは全裸でオナニーすると
彼女のガバマンでセックスするより気持ちよかったりするんだな
まぁ、彼女には内緒だけど
今更だけどエルフのガテン系をやった
この作風は結構好きだけど一般的な寝取られ好きには物足りないんじゃないかな、と思ってる
ビッチになるわけでもないし
寝取られ男を中傷するわけでもないから
そのままフェードアウトする部分もきちんと書いてるのは個人的にかなり高評価
俺は嫌々体を提供したり体を開発されていくのが好きだし、ビッチになるとかはどうでもいいな
むしろンホォーとかやられたら萎えるし
寝取られって言うんだからきっちり取られては欲しいところ
心身ともにビッチ化「あんたが満足させてくれないのが悪いんじゃないw」→大事なものを壊される
中身はそのまま身体に引き摺られて「ごめんねもう戻れないの……」→大事なものを目の前から奪い去られる
それぞれ別の喪失感があってよろいい
寝取られた(結果)より寝取られていく過程が好きなんで
「ごめんね……」タイプの方が自分的には燃える
ごめんね・・・タイプこそ寝取られの至高
フェードアウトはちょっと劣る
最近は、主人公が家族のためを思って仕事に打ち込むんだけど誤解やすれ違いが重なり
その隙を突かれて妻を寝取られて、子供まで間男になついて奪われるシチュに凝ってる
もうヒロインの貞操一つが奪われただけの寝取られじゃ物足りない
信頼感や愛情という心の大事な部分とか、家庭という社会的財産といったオプションがないと
その後、離婚協議で妻側に不貞が有ったと楯突いても間男側のが高給だから慰謝料くらいじゃノーダメージで
親権も経済的余裕も子供のなつき具合も相手の方が上だからあっさり取られる
残ったのは誰も居ない家と僅かばかりの同情のみ、妻子は間男と幸せなりましたとさ
個人的には誰も幸せにならない展開が好きだ
男は彼女(妻)を寝取られた影響で人間不信なりEDになり
彼女(妻)は歳喰って外見悪くなって寝取り男に捨てられ
寝取り男は他の誰かに刺されるとかそんなの
俺は寝取られ男がどん底になればなるほど興奮する。
時々寝取り視点で脳内変換して抜く事もあるから。
ガチの寝取られ嗜好だけの人は辛いだろうなw
寝取られ男はヒロインの「愛」を強調するための舞台装置だと割り切ってる
愛という純粋で尊い価値観がそれを上回る快楽によって破壊されていく様が好き
寝取りと、神とかに仕える聖女を堕とすシチュは似てる気がする
愛と信仰が違うだけで
相手に操立てしてるのを無理矢理もぎ取る感じ
>>505 禿同!
すっごいわかります。
寝取られ男にはどん底まで堕ちて欲しいですね。
あなたのこと好きだったけど、今まで私はどうかしてたかもしれない。
彼の精液は綺麗だから中に出してもいいけどあなたのは汚いから絶対に出さないで!
みたいな
508 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 16:29:09.04 ID:lfp9cE1f
>>507 その台詞ヤヴァイwww
一瞬で勃ったぞ
>>508 この台詞はA先生と妻っていう寝取られ小説からインスパイヤされた台詞です。
この台詞が気に入ったなら是非読んでみることをお勧めしますよ。
510 :
ninja:2012/03/19(月) 01:04:29.56 ID:Zespd/w5
>彼の精液は綺麗だから中に出してもいいけどあなたのは汚いから絶対に出さないで!
これは素晴らしいせりふだ
忍者失敗でござる
凌辱→寝取られ→発覚→修羅場:復讐
というみんな報われないコンボが好き
合意の無い凌辱→寝取られだと女がショックでメンヘラになってしまって…
とかでないと納得できないなあ
元彼の事をまだ好きなのに暴力で脅されて無理やりとか精神的には堕ちてない感じ?
別にマジカルちんぽでもストックホルム症候群でも洗脳でも、なんでもいいんじゃないの
精神的に堕ちていないから報われないんじゃないの。
間男とHしている動画や写真を前に、
「一晩つきあわないとレイプ動画、父親の職場に送ってネットに流すって脅されたの」
って言い訳を信じてもらえないとかさ。
いやでもそれだとただのレイプで厳密には寝取られてないような気がするんだよ
事情分からない男視点では寝取られ感があるだろうけど
やっぱり「いつから俺は騙されてたんだ…」って脱力やマヌケな自分に対する怒りがないとなー。
同窓会で幼馴染♀の2人に処女喪失の話を聞いてきたよ
リアルでも興奮する事がわかった
>>517 幼馴染が俺の親友と付き合ってたと聞いて噴いたな
それは騙されてたとはちょっと違うだろw
まぁ言いたいことは分かるけど
つよきす 寝取られ版
みたいなかんじのゲームないかな
イガグリ「レオより太くて最高だべ!」
誰か投下しろよ
かきやが今年度中にとかいってたしそろそろすんだろ
ここ一ヶ月ほぼ毎日確認してたわ
寝取りじゃないけど人妻とやってしまいました
落語で茶漬け間男って話があるんだが、昔の話にしては良い展開だった
旦那が茶漬け食べ始めたと同じくらいのタイミングで家の前から歌が聞こえ、奥さんそわそわしだして、
「友達と湯屋で待ち合わせしているの忘れていた」とか言って家を出ると、間男待機してる
歌は待ち合わせの合図。
二人で盆屋(今で言うところのラブホ)に行こうとするが、男が財布忘れて、
「近所で借りて来い」「いやよ」で諦めようか迷うが、「お前の家の二階開いてるだろう」
とかで、男が茶漬け食ってる旦那に上手いこと言って、二階でやることに
「人の妻だから、顔をみないでやってくれ」って電気消して、奥さんを二回に上げる
数分ほどで行為終わって、降りるときも同じように電機を消す
この間、旦那が気づかないってところが落語で、一旦家を出た奥さんが帰ってきても、まだ茶漬け食ってたりw
旦那が奥さんが居ない間にあった事を愚痴りながら、
「ここの近所の人妻らしいんだが、旦那はよっぽど間抜けなんだな。かかぁが浮気してるのに、何やってるんだか」
「多分、茶漬けでも食べてるのよ」
で下げ。茶漬け食う時間が長すぎだったり、やってる時間が短すぎだったりするけど
古典落語とか昔の話にも、結構こういった寝取られとか浮気の話あって面白い
527 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 19:04:51.53 ID:CalcxUrP
女の方がちょっと火遊びしたいだけで夫と別れる気なんぞさらさらなくて
いざ浮気がばれて夫に離婚突きつけられたら泣いて謝って
家政婦でもいいから別れるなんて言わないでとすがりつくとかだったら
あんまり寝取られって感じしないな、ただの馬鹿女って感じ
まさに馬鹿女だろ
擁護のしようもない
弁護士だったらどうやって弁護するのか聞きたいわ
自分のほうがよっぽど誠実なのに寝取られるってキツいよな
間男にとっては何人かいる都合のいい女にすぎないとか
DVが激しいとか風俗で働かせて金をむしりとってるとか
酷い男に寝取られる場合は、そういう性癖だった、という可能性もあるから
なにもかもが自分と同程度な相手の場合が結構キそう……
ビッチはなあ
嫌いじゃないんだけど
寝取り寝取られ的な意味では微妙か
寝取り男に堕とされてビッチ化して茶髪にしたり服装が派手になったりっていう
女の子の変化に興奮するのも理解出来るんだけど、
自分的には地味目の清楚な子は堕とされても地味目の清楚な格好のままで
言動だけが過激になって行く方がくるんだがいかがだろうか。
常に罪悪感に苛まされながらも性行為の時はやっぱり感じちゃうビクンビクン派
最初は罪悪感を感じていたはずなのに
快楽に負けて自分から腰を振りはじめてしまう
みたいのが好き
感じないようにする我慢したりするのも好き
>>533 昔そういう話あったな
男の体験談だったが、
将来を目指して大学で二人で頑張ってたんだそうだが
初体験だかで上手くいかなくて、女としばらく会わなかったんだそうだ
大学にも出ずに何やってるんだと思い電話したら別れると言い出され、
男は傷つきながらも受け入れた
しばらくして女が大学に出るようになったんだが、
前は清楚系だったが、スウェット姿で登場
しばらくして話を聞くと女は初体験で上手くいかなかったことに傷つき、
そこらの男と合コンだかなんだかして、酔わされて部屋に連れ込まれて何日もヤられちゃってたんだそうな
んで今更やっぱりあなたが良かったとか言い出しても男の方はとっくに吹っ切ってたという
女は教師目指してたんだが、しばらく休んだせいで単位も足りず、
結局一回の過ちで将来も男も棒に振ったという話
元ネタ思い出せんが俺のベスト寝取られ話
女が馬鹿なんだろ
愚者が堕ちるのを見るのは寝取られよりさきにカタルシスがきてしまう
かきや更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
昔見た寝取られなんだけど
複数のカップルが、どこか(遊園地の地下?)に幽閉されて
お互いの女の子をチェンジしてイカせることで
イカせたチームが脱出できる
みたいな小説をどこかのブログで見たのですが
詳細しっているかたいませんかね?
ちょっと違う気もするがTrap Mansionじゃないかな。
Impure Impulseだっけ。
更新なくなって、跡地だけど。
>>541-542 これです!Trap Mansion!
Impure Impulseというサイトだったのですね
ありがとうございます
しかし教えてもらっておいてなんですが
なんで分かるんだよ!
そこのゲームの奴は凄い楽しみにしてた分残念だったな
あとはぞんざいの厨二的なやつとか
WEB小説は未完成が多いのが残念だよな
アルツクなんかと一緒で、完成させる義務がないからな
一回エタナルと次以降の作品も完成させないままになりやすいし
一本書いている最中に、「あ、このシチュで書きたい」なんて思って手を出したら最後
アイデアだけ書きだめて、どんな終わり方でもいいから完成させる癖つけないと
トラップマンションは俺が寝取られに目覚めるきっかけだったなぁ
ポルノの曲聞きながら読んでたから今でもその曲聞くと動悸が早くなるわ
あそこが更新停止したのってサイトを新設してまもなくという感じだったから想像もしてなかったなあ。新設でやる気使い果たしたんかな。
新設サイトの方にしか掲載されずにそのまま消えたのも一部あったはず。
>>548 これ、移民政策にものすごく妥当するよなw
550 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 04:10:53.02 ID:x4zbPKtK
なんという究極のゴミw
これは酷い、売る気がまったくないオナニー作品だなwwwww
かなり前から作ってそうなのに絵の進化が全く見られない。
それでも数回ダウンロードされてるのが驚きだよ!
>>554 家族がお情けでダウンロードしてくれてるんじゃない?
タカシが一生懸命作ったものだからカアチャン買ってやるからね。ばあちゃんやじいちゃんにもお願いしておくからね。
とかw
オナニー作品って……
作者はこれでオナニーできるのかな
俺の時間が寝取られた気分だ
これをリリースし続けるエネルギーがすごいな。
絵は…だがストーリーはどうなんだ?
話だけでもいけるならシナリオで勝負すればいいんだが。
擁護するつもりは無いんだが昔のアングラエロサイトっぽくて味のある絵だと思うぞ
これで抜けと言われたら無理だけどww
ジャスティス学園て格ゲーで学園生活を送りながらオリキャラを育成するモードがあるんだけど
恋愛要素も有って、ゲーム中の男キャラや女キャラと良い感じになれるのですが
中には幼馴染同士や、既に他のキャラに恋愛感情が有るのも居て
そいつらとも良い関係になれるから寝取りゲームな一面が有った訳ですが
これで18禁SS書けるかなって思ってゲームを探したら何処にも無かった
あれ大半が男キャラだから、むしろ乙女ゲーっぽかったな
その少ない女キャラも濃い奴多すぎ
夏が寝取られて欲しいんですよね
夏には幼馴染の将馬って奴がいるんだけど、互いに気になってるのに素直になれず喧嘩ばかりという王道パターン
しかもバレー部の夏は背が高くて強気だから、自分は女の子らしく無いと引け目を持っている
本当は料理が好きだったりと十分女の子らしいという設定
スレとは関係ないけど、初代ジャス学だと夏の空中コンボがかなりえげつないんだよなぁ
それしかとりえがないキャラなんで、強くはなかったけど
夏将馬のカップルは色々おいしいね
続編だと暗黒生徒会(笑)の陰謀で、小悪魔ロリ娘が将馬を誘惑して2人の仲を裂きにきたりしてた
(余談だけど、このロリ娘も初期verでのコンボ火力が狂ってた)
その暗黒生徒会長に洗脳NTRってのもアリかなと思った
そのネタではよ!!
(他人の子どもが)できちゃった婚
「冒険者で寝取られ」みたいな、セックスリンチや輪姦による屈服と支配も寝取りの内に入るのかね。
あの人の作品は大概取る側が合意の形に持っていって良いように玩ぶのが基本だったから、ああいう形の寝取りってのは意外だと思った。
しかし、どれだけ考えても胡散臭い奴だなベンゼマ。
「冒険者で寝取られ」って完結したの?
あれは住民の希望を取り入れてみた結果迷走しちゃった感があるな
最高の寝取りを約束する
何故ここでベンゼマが出てくるんだ
>>569 胡散臭いから。奴の行動を見ててそう思わないか?
あー登場人物の名前なのか
サッカー選手のイメージが強すぎてどうにも
572 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 17:59:21.78 ID:z0qrnHg/
今週のチャンピオンでの「ちぐはぐラバーズ」が良い感じだ
結末は分かりきってるけど
妄想がすすむわ
>>571 あのベンゼマが寝取られに関わってるところ想像してワロタ
>>573 イグアインにスタメンも彼女も奪われました 的な話が少し前までなら書けてたんだが、
今は「スタメンは奪ったけど女は寝取られました」になっちゃうな
個人的には前者が好み
スレチだけどニコ生で人気のある女生主が懐柔されていくのが燃えたな
男も生主なんだけど、下衆な放送してて「次はどの生主脱がそうかww」みたいな
スカイプ凸から始まって最終的には女生主が自分のコミュを男に譲渡して男が
「すいませんねぇww」みたいに笑って譲渡されたコミュを解散させるって感じ
ニコニコっつか実際する人物でやられても萎えるだけ
別の場所でやるか日本語で
なんかよく分からんけど、皆が和気あいあい楽しくやってるコミュニティを
引っ掻きまわして壊してほくそ笑む集いか何かがあるって事かね?
寝取りとはまた別のタイプの悪趣味さだと思うんでスレ違いですよ
サークルクラッシャー
なんだ、破瓜移行選って、破壊光線、破壊光線
落ち着けおまえら
583 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 23:13:17.37 ID:R1GIg45L
まぁ、卑近な例をつぶさにみてみると、オタ系サークルの延長で
チヤホヤされたブサ女と結婚した奴は離婚する可能性が高いな
まぁ、イイ年こいて、アニメやら漫画だのにウツツを抜かしてる
自制心の欠けたアホ同士が色々妥協して結婚したところで
後で、棚上げした問題が噴出してくるんだよなw
まぁ、離婚したって話聞くと、さもありなんって納得感しかでてこんわ
スレが雑談に寝取られてしまった……
時が来ればまた新しいスレを建てて寝取られればいいのさ……
投下はよ
>>567 あれあと1話で完結とかの状態で放置だから気持ち悪いんだよなぁ
どうオチつけるのかも気になるし、なんとか島のより先に終わらしてほしいわ
作者さんはもうちっとで完結ってとこで放置ってむずむずしないのかな
>>587 オチが思いつかなかったんだと思う・・・
>>588 女達の完全屈服(捕虜になってた女共みたいな感じな)とハーフオーク出産。
後はどうやって寝取られ男がオーク達の巣から脱出したか……って顛末だろう。
非処女告白ってクルものがあるよな
主人公が金持ちの坊ちゃんで寝取り側がそのお付きの使用人で
婚約者やらメイドやら妹やら母親やら片っ端から食われてる
寝取られ小説を昔読んだ覚えあって探してるんだけど
誰か詳細知ってる人いませんかね
あ、追記
小説と言っても本媒体じゃなくただのネット上SSです
たしかサイトか作品自体は消えてるからアーカイブ系で探さないとダメだったなそれ
あー消えちゃってたか、まあ読んだのもう10年くらい前だからなあ・・・
色々検索してるけど見つけるの難しそうだ
>>595 懐かしいなぁ
余り寝取り寝取られっぽくないけどエロい作品だったのは覚えているわ
>>595 これだああああああ、ありがとうまじありがとう
これ探す中で昔見てたエロ小説サイト色々廻ってたが
まだ更新してる所も結構あって懐かしさに溢れたわ
すげぇw
これご主人様編から読まないとだめだね
最後の`situji.htm'を取ればトップ→メニューって出せるね。
しまった先に執事の方を読んじゃった
>>595 このひともうやめちゃったの?
エロくてよかったのに
投下はよ
>>602 武の戦争記に国士様が「日本人はそういうことしない!」とケチつけて
hatoeroが反応しちゃって自分語り始めて
それを煽られて終了、閉鎖
リンカーンもそうだけど
妄想書き綴れるくらいの度胸あんのに精神プリン以下な奴多いよな、エロ書き
自分の妄想を書き起こした文章を無条件に肯定されるのが好きなのであって、仕事で書いてるわけでも無いのに批判されたり矛盾を指摘されるのは好きじゃ無いってことでは?
趣味なんだからそれは一向に構わないと思うけどそれを実現するのに2ch系はどう考えても向いてないので、ノクターンノベルズで感想ロック・拍手設置が良いだろうね。
pixivの小説投稿とかにすれば、心配せんでも感想なんて一つもつかないよ
おすすめ
pixivの腐寝取られ率の高さは異常
チート主人公が活躍して周りに持て囃されてる最低系SSのヒロイン寝取られが見たい
大抵ハーレムだし
以前どこかのサイトで見かけたSSをもう1度読みたくて探してます
結婚式の後、初夜を迎えるけど緊張の為、立たなくて
sexできず。その後、山賊に襲われて嫁はレイプ
旦那は目の前で山賊に扱かれれ射精
チンポを切断される内容でした
サイト知ってる方が居たら知りたいです
>>613 ありがd!!
ここの奪われた新婚という短編でした
流石の早さ
pixivとかにこっそり1作だけ投稿したりしても、ここの住人には余裕で把握されてそうで怖いな
読んだことはあるが正直どこのどれかまでは覚えて無かった
この正確にURL貼れる早さは尊敬に値するわ
自演ですから
NE研にリンクされてるから、普通に知ってる人も多いでしょ
そもそも人妻系を抜きにすると、NTR系のSSサイトなんて数える程しか無いんだし
投下はよ
NE研てまだ動いてるのか?
Negative Love 3/3が明らかなやっつけで終わった件
途中で飽きやがったな
寝取られモノとしては2/3で始末が付いてたから、3/3は蛇足でしかないんじゃね?
2/3までは寝取られものだが3/3は女の堕ちものだというただそれだけのこと
2でああいう終わり方したのにまだ元彼からめて何かやったらかえって不自然であざといし
最後それっぽいのがAVみつけるシーンが入っただけましなんじゃない
625 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/27(日) 22:45:18.84 ID:apkauC7u
>>590 『××な彼女の作り方2』とかね。
まだ体験版しか出てないけど、幼なじみが乱交とか脅迫とか中出し中毒とかサンドイッチとか告白してくれる。
>>624 寝取られ的にも、
彼女が遊び人の変態親父の玩具にされていましたと
おっさんの借金返済のためにAVデビューさせられました。
後味がだいぶ違うよね。
よしあしは好みの問題だけど……
1/3でこんな僻地に飛ばされて腐っていたが思わぬ拾い物をしてwktkという話しだったのに
3/3で寧々さんAVに落とし込んだだけじゃなあ・・・
中嶋が中央復帰するために寧々さんを道具にして欲しかったよ(´・ω・`)
というか前二作にくらべて3/3はボリュームが足りなくないか?
酔わせて強引に→上手くまるめこんで2回戦
エロテクで翻弄→彼氏(主人公)バレ、
3/3ではAV撮影以外することなくなったからね。
ファミレスの常連(ねねファンのおっさん)とかバイト(ねねに憧れてる男の子)に売春させて小遣い稼ぎの方が作風にあってると思う。
最後、主人公(元カレ)に売春持ちかけるのがオチとか。
>>613の寝取られ専科って長らく更新がないのね
残念だ
>>629 いっちばん最初に「5年前・・・」って主人公の台詞から始まってるから、AV女優エンドは規定路線だったんだろうけどね
ああいう女が堕ちて行く系の「何年後」は主人公とかかなりどうでもいいから
本人がどんなふうになってるのかが見たい
結局忠告してくれた男のいうとおりボロボロになって後悔でもしてるのか
あるいは体を売りまくる生活にすっかり適応して真正ビッチとしてひょうひょうとやってるか
はたまたウン年後でもまだクズ男に依存して夢の中で生きてるのか
寝取られは、基本的に最初の一撃が最重要で、何回も寝取られると価値が……
635 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/31(木) 12:29:49.32 ID:CsJAge/1
どれだよ
すまん!
『職場の若妻が俺の子を孕んだようなんだが』
でググってみてくれ。
不覚にも俺は抜いた…
上のリンクで行けたよ
まあSS形式になってないしいまいち燃えない事例という感じ
掲示板形式は卒業したので……
投下はよ
お前らのゴミ会話はいらんねん
お前の催促もゴミみたいやね
642 :
636:2012/06/01(金) 07:28:33.76 ID:kO9KbinP
>>639 トイレで酩酊ディープキスとか、初セクロスとかだが、
どこと言うより全体のシチュエーションかな。
フィクションだろうけど、ここの住人が書いたのかな、と思った。
寝取り男側の体験談風って気持ち悪く感じちゃうんだよなぁ
得意気に書いてる癖に申し訳ないと思ってるってので
体験談なんて書いちゃう輩は大抵少なからず自分に酔ってる奴らだよなぁ
>>644 体験談もここのSSも多少なりともある種のナルシズムが無いと
投下出来ないんじゃねーの
羞恥心と自己顕示欲が鬩ぎ合ってさ
まあ、体験談なんてとか言わず、体験談風創作と認識すればみんな幸せになれると思うよ
寝取られ側の描写ができないせいだと思う
ただの自慢話に見えちゃう
しかし寝取られ側の体験談だと
寝取り男と女の制裁に重きが置かれるから抜けないという
スレが立つ体験談はそうだね
萌えコピペは半分SSになってていけるけど
NHKの「はつ恋」てドラマに期待してる
いいから投下はよ
言い出しっぺの法則
スレが止まる魔法の言葉だな
じゃあ妄想でも
金持ちの男が
大金持ちの主人に仕える使用人女が
同じく使用人の男と恋仲になるも
暇をもてあました主人に変態調教を施され
使用人女は夜な夜な他の召使達と寝るよう強要される
という妄想をした
途中で送信スマンorz
金持ちの男が若い妻をもらったんだが
妻は旦那の出張中親戚の若い男と肉体関係もち妻は身も心も陥落
「旦那よりいいわ!!」とか口走った途端旦那出てきて
「お前を信じていたのに」「ごめんなさいアナタでも…」で絶望する旦那。
すがって謝る妻を振り切って自らの書斎に引きこもる旦那
「今度こそは…と信じていたのに……」と意味深に呟く
浮気相手は飄々と屋敷を出て行きながら。
屋敷の女中に睨まれているのを感じて声を掛ける。
「どうして旦那様が貴方なんかをお屋敷にあげてるのか分りません、害虫!!」
と女中から邪険にされ箒でつつかれながら
「君なら旦那の理想の嫁になれそうだし、オレもそろそろおとしがいのある女を口説きたいもんだ」
という旦那が最初の妻を寝取られたショックで結婚した女をいつも試していた。
女も裏切らないか、裏切られてもそれでも妻を愛せるのかという特殊性癖。
女中はそんな事を知らずいつも寝取られている旦那様に同情が恋に変わっていっていた。
次に試されるのは女中なのかという俺たちの戦いはこれからだED。
って言う話はここでも管轄内なのだろうかw
>>654の妄想いいよいいよー
おう、お前ら早く続き作れや
>>654のプロットは普通に使えそうで面白いと思った
655になると特殊だね
今週のケンイチがちょっと寝取られっぽかったな
今週のパパドルよかった
元旦那が来てしばらく泊めてくれっていうの
嫁から昔話聞かされたり子供が喜んで離れるの嫌がったり
何か書きたいけれど、ネタがない
がんばれ!
基本は寝取り男がヒロインとセックスするしかないからな
>>662 サイコロを三つ用意して、
ヒロインとの関係(1.恋人 2.夫婦 3.片思い 4.幼馴染 5.兄妹・姉弟 6.親子)
間男との関係(1.友人・同僚 2.先輩・上司 3.後輩・部下 4.兄弟 5.親子 6.見知らぬ他人)
シチュエーション(1.純愛 2.浮気 3.強姦 4.強制・脅迫 5.同情 6.催眠・MC)
これで決めればいいんじゃない。
>>663 寝取られって全ジャンルの中でも範囲がかなり広い方だからサイコロ3つは少ないと思う
ウケそうなのだけにしたら3つでも良いかもしれないけど
3つでも216パターンだが……
100面ダイスの出番だな
妻を洗脳して、術者のことを「あなた」夫の事を「○○さん」って呼ばせるようにする。
みたいな話ってどこにありましたっけ?
つガジェット
剣よんだけどいいね
670 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 01:36:28.18 ID:VCzBkkVf
アネトラレの人って他に書いてないのかね
671 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 12:24:05.77 ID:73cbyrRj
お前らってやっぱりFFXのユウナとシーモアのキスムービーで抜いたりしたの?
>>668 うん、ああいうのはNTR扱いしない人もいるけど自分は好きだ
>>671 広義でのNTRではあると思うけど、キスだけではちょっとな
幼なじみの気を引くために別の女と仲良くしてたら、幼なじみはそれで傷心、別の男に騙されて変態調教される話
隣の家の幼なじみの部屋をちらっとみたら、パイズリフェラで奉仕したり、処女を大事にしたい幼なじみの意思を汲んだ男によるアナル調教をやってたりね。
やがてアナル調教が終わる頃にはセックスしか考えられず、幼なじみに捧げるはずの処女を調教していた男に捧げ、しかもその姿をDVDに録画して送りつけてくると
それを見た傷心の男を、別の女が逆レイプから慰めるコンボで奪っていく
女をアナル調教した男と、傷心の男を慰めた女が結託してましたみたいな
さくらんぼシンドロームで阿川の初恋の人の回想でギンギンに勃起した思い出
過疎だね
スレ住民が寝取られた
久しぶりにオーガストスレ見たら寝取られ、陵辱好きだらけになってた
ここはオリジナルが多いから、
エロパロNTR好きな人は作品スレに散っていったのかな
これはあくまで小説で大半が妄想だが、でもある程度、俺の体験をベースにしている。
少し長い話になるかも知れないが、俺の後悔を昇華するために書かせてもらおうと思う。
タイトルは彼女の仮の名前で「初実」としておく。
1.
俺が大学生の頃の話だ。
かなりキツい話なので、気持ちの弱い奴は読まないでくれ。
俺は特に何のドラマもない大学生活を送っていた。
成績が特に良いわけでなく、何かスポーツに秀でているわけでもない。
二枚目でも、会話が上手なわけでもなく、当然、彼女もいない。
19にしてまだ童貞で、決して冴えているとは言えない毎日を過ごしていた。
とは言っても、少しでも青春時代にふさわしい大学生活を送りたいとは思っていて
1回生の時から、とあるスポーツ愛好会に所属してはいた。
まあスポーツ愛好会とは言っても、良く見かけるテニス、スキー、コンパ活動…といったような
軽いノリのサークルで、その目的はほとんど男女の出会いのためと言って良く
サークルの中で誰と誰がくっついた、離れたというような話は日常茶飯事だった。
情けないことにそんなナンパなサークルでも、俺には浮いた話のひとつもなかったのだが……
そして2回生になった4月、俺は彼女に──そう、初実に、出会ったのだ。
2.
大学は新入生を迎えた新歓の時期に入っていた。
他のクラブやサークルと同じように、俺の所属するスポーツ愛好会「BLUE SAIL」も
新入生の獲得に皆が躍起になっていた。
ターゲットはもちろん女子だ。女子が入部すれば放っておいても男は入ってくる。
BULE SAILは幽霊部員も含めて総勢6〜70名ほどのサークルだったが、3回生のサークル幹部たちは、
今年は30名以上の新入部員を獲得するのだと息巻いていた。
「ひとり3人くらいは、女の子を連れてこいよ!出来ない男の部員はクビだぞ!」
今年から副部長になった3回生の田上が偉そうに大声で言った。
リーダーシップはあるのだろうが、以前からいけ好かない奴だ。
何せ、女癖が悪い。一部では“初物喰いの田上”などと呼ばれていい気になっているらしい。
実際、田上にさんざん弄ばれて退部した女の子が数人いるという話だった。
とはいえ、勧誘ノルマを突き付けられた下級生としては、無視もできない。
まだ一人の女の子も勧誘できていない俺は、その日も学部の回りでビラを撒いていた。
「…?」
ふと顔をあげた時、学部教務室の前に立っている女の子が目に入った。
風通しの良さそうな夏帽子をかぶり、顔は見えない。彼女はやや所在無げに佇んでいた。
長いベージュのスカートが、すっぽり足までを隠している。
上着も長袖の清楚な白いシャツだ。
イマドキの、肌を露出することに抵抗のない若い女のことは違った印象だった。
その時、たまたま、彼女の回りだけがエアスポットのように人を寄せ付けていなかった。
俺は何かに吸い寄せられるように、彼女の前に歩み寄っていった。
3.
「…あ、あの」
俺が声を掛けると、彼女ははっと警戒するように、胸の前に茶色い封筒を持ち上げた。
帽子に隠れていた彼女の顔を見て、俺は動悸が一瞬にして高まるのを感じた。
美少女、と呼ぶしかないような可愛い女の子だった。
ここで、誰にも声を掛けられずにいたのが不思議だ。いや、奇跡だ。
小ぶりな顔に、ショートカットが良く似合っていた。
顔は小さいのに、目はくりっとして大きく、まっすぐに人を見つめる瞳をしている。
化粧っ気はまったくなかった。でも、うっすらとリップクリームを塗っただけの唇は、
彼女の清楚さや潔癖さの証のようだった。
「あ。ごめんね、えっと。…し、新入生さんだよね?」
「はい」
答えてくれた彼女に俺は勢いづき、
「え、えっと、もう入部するサークルは決めた?うちはスポーツ愛好会なんだけど」
「いえ、それはまだ…」
「そうなんだ。どう?興味ないかな、何ならちょっとだけ話を聞いてくれたら」
「あ。でも」
彼女は少し教務室のドアを振り返りながら言った。
「ちょっと履修のことで、相談しようと思って来たんです」
4.
「…履修」
「担当の人が今、外に出ているらしくて、待っているので…」
これはチャンスだ、と思った。
「そうなんだ。俺もここの学部だから、履修相談にも乗ってあげられるよ」
「…あ。ここの学部の先輩さんなんですか?」
先輩さん、という言い方が可愛くて、俺は少し笑ってしまった。
「うん。教務課の人はいつ戻るか分からないんだろ?それ、持ってるのは資料?」
「はい、そうです」
「じゃあ、そこの喫茶室で。大丈夫。履修相談だけで勧誘とは関係ナシでいいからさ」
俺は、新歓マニュアル通りの話し方で、懸命に彼女を誘った。
きっと、頼りなさそうで人の好さが取り柄だけの俺の雰囲気が彼女に安心感を与えたのだろう。
「…じゃあ、よろしくお願いします」
彼女はにっこりと笑ってくれた。そして大げさにぺこりとお辞儀した。
ぱあっと周囲を明るくするような笑顔が俺の目に焼き付いた。
たぶん、もうその瞬間に、俺は彼女に恋をしてしまっていたのだ。
そして、今になって思う。どうして彼女と俺は出会ってしまったのだろう、と。
俺なんかに誘われることさえなければ、彼女はあの輝く笑顔を、その清楚さを、純潔さを、
きっと失わずに済んだのに。
エロに至るまで少し時間が掛かると思うけれど
もし良ければ読んでやってください。またのちほど。
電話に出たが、何故かあいつは息を切らしていて、俺が挨拶しても返事がない。
一言だけ「話して、話して」と言ってきたが、何を話せばよいのやら。
よくよく聞けば、電話の向こうから
「もっと聞こえるように言ってやれよ、愛しの彼氏へ」
と、友人の笑い声が聞こえてくる。
さてはあいつら、俺を差し置いて飲んでるんだな、きっと。
飲み屋の騒音で俺の声が届いていないんだ。畜生。
「話して」って、電話越しにトークさせるつもりか。
乱入してやろうかとも考えたけど、
急に電話も切れちまったし、眠気には抗えないので、やめた。
まとめサイトに載ってたコピペだけどグッときた
5.
「俺は2回生の、沢登っていいます。沢登健介」
「井藤初実です。学籍番号はxx-711です。よろしくお願いします」
喫茶室で、彼女はハキハキした調子で俺に名前を教えてくれた。
彼女の清楚さに良く似合っている名前だと思った。
「…さっそくだけど、履修だよね。えっと…どこが分からないのかな」
「はい」
彼女は学部の講義カリキュラム表を取り出すと、机の前に広げた。
「私、教員免許を取りたいので、4回生の時には教育実習課程を取りたいんです」
初実はそう言った。なるほど、教育実習に行くためには、通常よりも若干多い単位を
それまでに修得しなければならない。そのためには、効率的に4年間のカリキュラムを
組んでおく必要があるが、まず1回生時にはどの単位を取っておいた方が良いかを
彼女は知りたかったのだ。
この相談は俺には好都合だった。なぜなら俺も教育実習過程を選択していたからだ。
つまり、俺が昨年度に履修していた講義を、そのまま彼女に教えてあげれば良かった。
「そうかぁ〜。すごく良く分かりました」
当然のことなのだが、彼女は腑に落ちたという表情になり、嬉しそうに俺を見つめた。
「…ああ。うん、俺もこうしてるからさ、間違いないと思うよ」
「ありがとうございます!本当に助かりました」
6.
笑顔の彼女に、俺はそこから新歓マニュアル通りに話を進めることが出来なくなった。
今さらサークル勧誘の話を持ち出すことが、とても狡いことのように思われたのだ。
「…わ、分かってくれたら良かったよ。じゃあ、ちゃんと手続きをするようにね」
俺がそそくさと立ち上がると、彼女は不思議そうな顔になって俺を見上げた。
「…あれ。あの、勧誘の話は…」
「い、いや。それとこれは別だって、言ったから」
「…」
「ちょっと時間もなくなっちゃったんで。じゃあこれで」
俺は自分の飲んだコーラの瓶を手にすると、彼女にさっさと背を向けていた。
内心、いったい自分は何をやってんだ…という気持ちだった。
2Fにある喫茶室を出て、学部玄関への階段を俺は早足で下った。
その時。
「…さん、沢登先輩!」
2Fの踊り場から声がした。俺が見上げると、彼女がにっこりと笑って手を振っていた。
「先輩、ありがとうございました」
俺は何も言わず、ただ一度うなずくと、そのまま階段を下りた。
きっと、自分の顔は赤くなっているだろう。
後輩相手に、そんな表情を見られたくなかったのだ。
本当なら、俺と彼女は、何事もなくこれで終わるはずだった。
読んでると心拍数あがって辛いな
こういうのは処女奪われるまでが一番盛り上がるよね
初美ちゃん。
続きを期待!
7.
1週間ほどが過ぎ、4月も下旬に入った。
新歓のお祭り気分も一段落し、キャンパスは日常を取り戻しつつあった。
その朝、学部で掲示板を見た俺は、出席予定の講義が休講になったことを知った。
「…なんだよ、これなら昼まで寝てりゃ良かったな」
そう呟いて、どこで時間を潰そうかと踵を返しかけた時、声を掛けられた。
「沢登さん」
振り向くと、そこに笑顔の初実が立っていた。
同じ学部なのだから会うことがあっても不思議はないのだが、俺は狼狽してしまった。
「こっ、こんにちは、えっと…い、井藤さんだったね」
これでは、どっちが上級生なのだか分からない。
「こんにちは。沢登さんに教えてもらったとおり、ちゃんと履修手続ができました」
「そうなんだ。それなら良かった」
「…それから」
「ん?」
「サークルの勧誘してくれるのって、まだ有効ですか?」
初実はそう言って、少し照れたように笑った。
8.
初実は下宿生だった。
大学の最寄駅から一駅先のワンルームマンションに、この4月から住み始めていた。
郷里から一人で出てきた彼女には、まだ近しい友達も出来ていなかった。
そんな時に言葉を交わした俺の存在を、少し好ましく感じてくれていたのだろう。
サークルの部室へ初実を連れて行った時の、男達の反応は見物だった。
あっという間に数人が、初実の歓心を買おうとするように群がったものだ。
これまで15人くらいの女の子が入部を決めてくれていたが、初実のルックスは
正直、その中でも群を抜いていた。
純潔、清楚と言った言葉がぴったりの美貌と、すらりとした小鹿のようなプロポーション。
少女から大人の女性に、今まさに成長しようとしている健康的でのびやかな美しさが、
男たちをあっという間に魅了した。
俺は当然の権利として、初実の隣に座って話の輪の中心に陣取っていた。
ただ、手慣れた男たちのトークが始まってしまえば、俺は初実の隣で相槌を打ったり
しているだけになってしまったけれども。
俺は単純にも、そんな彼女を勧誘してきたのが自分なのだと自慢したい気持ちだったのだ。
そうだ。まったく、俺はどうしようもなく単純な馬鹿だった。
初実の回りで世話を焼く男たちから少し離れて、田上が初実をじっと見つめていたことに、
俺は気づかないでいた。
復帰
初めてこのスレ来たんですが、
ここの住人の年齢層ってどれぐらいなんでしょうか?
温めてるネタがあるんですけど、もし主人公の年齢が合わなかったら感情移入できませんよねえ
俺はヒロインがババアじゃなければなんでもいいよ
ヒロインが40以下なら好物。
下限は気にしない
40代熟女でも俺はいける
唾とばしすぎて不衛生じゃないの?
俺がまだ若いからか流石に四十代はお婆ちゃん過ぎて気持ち悪いわ。
四十路で引いてたら今流行りの魔女()とかどうするんだ
なんでもいいからとりあえず書いてくれ
別になんでもいいよ
俺は40は守備範囲外だが全員の希望聞いてたら何も書けなくなるし
書くやつの趣味でいい
>>694 万人に受けるものなんてないのでそういう時は魔法の言葉「注意書き」でOK
自分は熟女人妻オケだが下限はお子様は可哀想な気がして範囲外だw
NTR名作モンテクリスト伯をググっていたはずなんだが
「恋人がバレエで男に体触られてる」を発見して読んでしまったorz
現実だと思うとやっぱり凹むなぁ
こんなことは二次元でいいよ二次元で
因みにモンテクリスト伯は寝取られた婚約者に子供が出来たとしったシーンで
30ページ以上ショックうけてるらしいよ!
モンテクリスト伯だって実際にあった事件元にしてるんだぜ
なん・・・だと流石コキュ文化フランスw
ってネトラレじゃなくて事件性的になのか?
寝取られてショックうけるような人間がフランス貴族社会で生きていけるはずもないw
それは一面的な見方で、寝取られた事実に対してどういう態度をとるかが重要
アメリカ人みたいに寝取られた→殺す→ヒャッハー!だと文学は生まれない
せいぜいゾッキ本レベル
フランス人みたいに、ウジウジと体面だとか自分の存在意義だのと延々と考えて
文章にして発表して、それをネタにさらに興奮してセックスするところまでいかないと
文化にならない
9.
初実とふたりで、海へ、遊びに行くことになった。
「沢登先輩。○○町に、水族館がありますよね。行ったことあります?」
初実のそんな言葉がきっかけだった。
地元で育った俺は、その水族館へは何度か足を運んだことがある。
ここから電車に1時間も揺られれば、その海辺の町に、大きな水族館があるのだった。
「私、水族館ってすごく好きなんです。連れて行ってくれませんか?」
その瞬間から、俺のテンションがMAXになったことは言うまでもない。
10.
風が心地よかった。
俺と初実は、水族館からほど近い海岸の砂浜を歩いていた。
海水浴には早すぎるが、カラフルなヨットが遠くに何艘も浮かんでいるのが見えた。
水族館にいる時から、初実は本当に楽しそうだった。
いきなり俺の手を握って、「先輩、先輩、ほらペンギン!」と小走りになったりした。
その手の柔らかさと温もりに、俺はドギマギするだけで、言葉を失った。
正直、女の子と手を繋ぐなど、付き合ったこともない俺には初めてのことだったのだ。
初実も途中で気付いたのか「あ、ごめんなさいっ」と手を離し、照れたように笑った。
その笑顔は、とてもチャーミングで、魅力的だった。
「沢登先輩、わたし」
水平線を見ながら、俺の隣で初実は呟くように言った。
「先輩に会えて、本当に良かったです」
俺は激しく心臓が動悸を打つ中で、ただ頷くしかできなかった。
──告白をするなら今じゃないのか。初実は、待ってくれているのじゃないのか。
懸命に口を開こうとした時だった、初実のバッグの中で携帯が鳴った。
初実は携帯を取り出すと、少し怪訝な表情になって──そのまま、閉じた。
「どうしたの?」
「ううん。なんでもないんです」
初実は俺を見て、にっこりと笑った。
思えばあの電話は──、田上だったのだろう。
そして俺はあの時、初実への告白の機会を永遠に失ったのだ。
10.
それから半月。
新歓コンパが都心の居酒屋で行われたのは4月の最後の週だった。
結局、25名ほどの1回生が入部した。そのうち15名が女の子だ。
新歓活動としては、まあまあの成果と言っていいのだろう。
上回生には自分が勧誘してきた女の子を会場まで連れて行くという役目がある。
俺は当然、自分が初実をエスコートして会場へ連れて行くものだと思っていた。
俺は甘かった。田上という男がどういう男か、分かっていなかったのだ。
まさか、入部からわずか2週間ほどで、初実に田上が何かのアクションを起こすなどと
想像もしていなかった。
「──沢登? 俺。田上だけど」
その朝、突然俺の携帯に掛かってきた電話。
携帯番号くらいは互いに知っていたが、電話が掛かってくることなど、初めてで驚いた。
「はい、沢渡です。田上さん、珍しいですね、どうしたんすか」
「──あー…お前さ、今日の新歓は、直接会場に来たらいいから」
「え?」
「おう。ほれ、初実ちゃんだよ。彼女さ、俺が会場に連れてくから」
心臓がどくん、と跳ねた。一体、どういうことだ。
「え?あ…、えっと。はい。でも」
「いいから」
何を聞けばいいのか言葉に詰まった俺に、田上は矢継ぎ早に続けた。
「まかせとけって。な? そんじゃな」
そして、そのまま電話は切れた。
切れる直前。 田上が「オッケーだってさ」と、誰かに言うのが聞こえた。
12.
俺は、新歓コンパ会場の居酒屋に、開始時刻の30分も前に到着していた。
今日は一日、学部でも初実の姿を見ることがなかった。
田上の電話が何を意味するのか。どうしようもない激しい焦燥感に俺は包まれていた。
居酒屋の広い和室の宴会場に入り、ぽつぽつとやって来るメンバーを見ていた。
同期の男たちも何人かやってきて、言葉を交わしたが俺は上の空だった。
開始時間5分前。
ほぼ満員になっている会場に、おおお〜っという歓声と拍手が沸いた。
入口に目を向けると、田上が入ってきた。そして…その後ろから、初実が。
初実が、どこか照れるような仕草を見せながら、続いて入ってきた。
13.
初実ちゃーん、と3回生の男たちの集団から声が掛かる。
そちらを見た初実が、また、ぺこりとお辞儀をする。
俺は、喉が渇いていくのを感じた。
俺は無意識に背中を伸ばしていた。初実がこちらに気付いてくれるように。
「こっちこっち」「副部長、どうぞ〜」
3回生たちが自分たちのテーブルの方へ、田上の席を空けて待つ。
その隣に、もうひとつ、席が空いていた。
田上が、初実に何事かを言うと、初実は頷いた。
そして、次の瞬間。少し周囲を見渡した初実と俺の目が合った。初実が俺に気付いてくれた。
けれど、──すっと初実は、その視線を逸らした。
え?
いま、確かに俺の方を向いてくれたはず。
いや、勘違いだ。
きっと、俺に気付かなかったのだ。きっと、そうだ。
初実はそのまま、3回生たちのテーブルへと歩くと、田上の隣に、座った。
アチャー
エロゲとかだとよく「ビッチ化」って言われるけど、リアルビッチだと寝取られないよな
寝取られる前にそもそも前の男とは別れるから
影で二股されてたとかよくあるある
二股は対等な力関係で女側に主権があるからNTRとは言わないが
やーめた
姉に彼女が寝取られてたまとめを読んだけど
これは俺たちの戦いはまだ始まったばかり!だろ的な
これからますますネトラレとしての苦悩が続きそうで他人事だから面白かった
というか報告者がアレだったから事実だとしてもダメージ少ないんだよね
ROCO氏の作品誰か保管して
「○回生」ってのは関西オリジナルってホント?
関東はみな「○年生」
>>720 そうだよ。
西日本では○回生って言う。
東日本では○回生ってあまり聞いたことないな。
でも、西の人間が東の大学行ったりすると言ってるかもしれない。
>>721 多分言ってないと思う
西、というか地方の人間が首都圏に行くとだんだんその土地の言葉に染まっていくが、
あんまし訛りとかない地方(首都圏や北海道)の人間がよそに行ってもあまり染まらないからな
○回生って言い方は男塾で知った
そうか男塾は西にあったのか
>>722 俺の知人ではその逆ばっかりだわ
関西から関東行っても染まらんけど関東から関西行った奴はかなり言葉が染まってる
>>723 男塾のは「○号生」で、ネタ元は多分、旧日本海軍の兵学校
なんでためになる話してんだよ!
寝取られを待ってチンコ出してる子もいるんだぞ!
>>726 ごめんごめん
>>710の「上回生」とか○回生表記と、「都心の」居酒屋 がそぐわなくて、ムズムズしたんだよ。
別に「都心」は東京だけに使う言葉じゃないからな。
投下はよ
>>724 なに、また関東に戻ってくればスグに関西弁なんて忘れるよ
遠距離恋愛で離れた彼女が言葉も身体も寝取られるとかたまらん
誰か投下はよ!オーソドックスなやつで。
例えば、男性運が悪くてセックス嫌いな女が
10歳ぐらい年上の草食系男とスローセックスで幸福。
男の部下の体育会系の部下が家に飲みに来て
部下が女に一目惚れ。根がいいやつでなかなか手を
出さないんだけど、何かの拍子にまた家に行ったとき、
男がつぶれてる間に半レイプ。部下の巨根に女が
初めて絶頂をしり、男に悪いと部下も女も思いつつ、
もう止められないで、数ヶ月つづいてとあるきっかけで
男にばれかけるみたいなやつ。
そういや前スレの「妻と強姦魔」
あれまだ続く内容だと思うけど・・・。
作者さん、見ておられたら是非続きお願いします。
オーソドックスと言えば
彼女が清純ちゃんで手ェ出せない大事にしなきゃ!って思ってるうちに
エロの楽しみを教え込まされて寝取られるってのもいいよね
青年誌らしいけど、主人公の妻が元高級コールガールで、人気風俗嬢で、ストリッパーというのがいるそうな
さらに政財界はもちろん、ヤクザとか裏の世界にも顔が利いたりするそうで
いろいろ詰め込みすぎと思ったが、ちょっとクる気がする
>>737 俺は元風俗嬢ってのはあまり来ないなあ。
だって元々そう言う資質があったわけだし。主人公だってある程度はわかってるし。
あまり背徳感は感じない。
主人公の妻もしくは彼女は、初めて付き合った男が主人公で、もちろんキスもセックスも主人公に捧げたって言うような身持ちの堅い女が寝取られて肉便器に堕ちるのがそそるな。
価値が重いからこそぐっと来るんだよな
最初から二束三文じゃカタルシスも何もあったもんじゃないw
気付いたらヤクザの情婦にされてたとかそういうので。
神視点じゃなく夫視点でやれば問題ないと思う
ヒロインが風俗嬢とか娼婦の場合
「主人公以外の男とは完全にビジネスとして割り切ってセックスしている」みたいな
ありがちな設定が崩されていくのは面白いと思う
最初は嬢とお客の関係から始まって
だんだんとサービスの内容が特別になっていったり、仕事以外でセックスしたり
最終的には寝取り男にハマって、男に貢ぐためにAV出演するようになるとか
女子テニス部の監督が実はAV監督でしたみたいなのどうだろう。
女子を食いまくってビデオ撮影してる一方で
それを知る一部の男子生徒達は監督をAV監督という意味で言ってたみたいな。
主人公はそれを知らない男子。
飽きたらポイされるようなのはおっきしなくなったなぁ・・・
リアルで誰某が別れたのって浮気が原因だ、とか聞き飽きたせいかもしれんけど
間男がガチでヒロインに惚れてて、ラブラブ見せつけられる方がお好みか
昔時代劇AVであったな、病床の貧乏浪人の妻が生活のため商人の夜の相手を務め
夫の病死後その商人の妾になるとかいうの。
ヒロインが風俗嬢とか娼婦の場合は生活の為とか切羽詰った事情でやるほうが良いかも。
ちなみに旦那がやらして寝取られたら「旦那ざまぁ」とかいう感じにはなるかな・・・。
>>745 そういうのも有りだと思う
なにも、マジカルおちんぽ無双だけが寝取られじゃない
ヒロインが最初から他の男に惚れてるなら、
それは寝取られじゃなくて単なる主人公の片思いだな
寝取り男がヒロインに惚れてるというか執着してるほうが興奮するのは同意だけど、
やっぱり物語開始時点ではヒロインの一番近くに居るのは主人公であってほしい
片思いちゅうか横恋慕だな
横恋慕だと実際に介入するけど、傍観するだけなら岡惚れ(傍惚れ)じゃね?
母親や姉妹、幼馴染み系のNTRならラブラブも少なくないような
あまこの辺はNTR感も低いけど
彼女や妻のNTRだと間男とハッピーエンドは少なくマジカルチンコ多目
以前はヒロインの心理とか、間男はオッサンがいいとかチャラ男がいいとか、
色々こだわったけど最近はその辺はどうでも良くなってきたな
心臓がばっくばくになるようなシチュや演出が大事なんじゃないかと思うようになった
とりあえず人間的に嫌なやつがいいな。
アクセルワールドの能美くんみたいなど下衆野郎で。
能美くんは元は寝取られ野郎で寝取られたことによって覚醒してああなったので
一人で2度おいしいキャラ
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | 私がマジカルおちんぽです
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
母と姉と妹と一緒に海水浴に行く
↓
チャラ男たちに絡まれる
↓
人気のない所に連れて行かれ、三人とも犯されて快楽の虜になってしまう
みたいな寝取られ小説が見たい
ハーレム物原作の寝取られが大好きなんだけど
一人のマジカルちんぽ男にコマされていくより
それぞれが別々の男達とくっついてカップルになるなか主人公だけが取り残されるってシチュが好き
橘さん?
さん家の事情シリーズってどれだけあるの?
762 :
凛ちゃん寝取られ!:2012/08/06(月) 15:06:05.38 ID:adfWLoG5
不朽の名作を世に出すもその中途で放置されているのは残念だ!
そこでこの私が代わりに後を次ごうではないか。
まずは 凛ちゃん寝取られ!の第2部の続きからはじめよう。
みんな!期待してくれ。
763 :
凛ちゃん寝取られ!:2012/08/06(月) 15:10:36.53 ID:adfWLoG5
香坂凛子を口説き、キスをうばった恭司は家のベッドでご満悦であった。
これからどうやって料理してやろう・・・
あらぬ想像に興奮した面持ちでパンツを下ろしイチモツを取り出すと・・・
彼は無意識に己のものを手の中でもてあそぶのであった。
そのイチモツは凶悪な怒りに満ち、黒くヌラヌラと光を帯びている。
これまで何人の女をこいつでいかしてきたか・・・
そのとき彼の携帯がなった。
凛子からだ。
彼の右手は携帯の通話ボタンを押し、
左手はイチモツをにぎったままだ
続く
>>763 お疲れ。もういいよ。傑作を汚すのはやめなさい。
765 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 20:15:52.19 ID:rHkdfCXR
>>763 イチモツでもなんでも、一生握ってなさいな。
別の執筆者とか誰得だよ。
昔よくいた成りすましの残骸だろ
見なかったことにしろ
pixivでのおすすめ寝取られ物って何かある?
冗談抜きで腐海になってる場所まで探しに行く奴いるのか
HR物でもたまに腐ってるのが引っかかるのに
さすがにそれは偏見さー
「寝取られ」や「NTR」で検索すればいくらでも引っかかる
イラストなら確かに男性向けばかりなんだが、
小説検索すると「寝取られ」「NTR」で検索しても腐が9割だからなぁ
マイナス検索できたと思う
まあそれでもなぜかひっかかるのがあの場所なんだが
772 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 20:04:33.99 ID:rX9i4BA2
寝取られの前後に、姉・妹・彼女・嫁みたいなフレーズ付けてみたら?
妹寝取られ・寝取られ彼女とかさ。
773 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/12(日) 00:37:35.55 ID:TP8fLwco
エロゲとかのアフターストーリーを誰か描いて欲しい
ROCOはどこいったんだろうね
ブログで「寝取られて」を少しだけ書き足してたよ
それはかきやーや!
777 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/13(月) 20:59:02.30 ID:DekG4g11
さくらの玲奈のアフターストーリーとか描いて欲しいなぁ
むーでも他人ごとだから萌えられるんだよなあ。
実際は…
現実だと、寝取られるためには、寝取られる対象となる妻なり恋人なりを、まず作らないとならないからなー
その時点で、ものすごく敷居が高いわ
現実の寝取られは、リア充だけに許される特権だな
>>780 密かに想い続ける片思いの恋でも、片思いの相手がどうしようもないチャラ男と付き合い始めるのを知ると寝取られ感を味わえて鬱勃起するもんだぜ。
そういえば片思いのひとが素人ナンパAVに出演していたってネタは
あんま見かけないな
なんでだろ
>>782 片思いの相手が実はビッチでしたってのは、付き合わなくてよかったねって結論になるからじゃない。
「裏の顔はビッチ」ってのは、恋人とか嫁で表の顔(清純)が自分に向けられている方が破壊力がある。
片思いが相手の寝取られ感は、悪い男に騙されてる〜が基本形なのかな。
清楚な妻がチャラ男な寝取られて、夫にバレないように内緒で刺青入れらるというのは可能だろうか。
目立つところは無理だろうから、どこならいいかな。
股の内側とか
某姉妹みたいにvゾーンとか
清楚な女がチャラ男に寝取られるってのは全然面白くない
その女にビッチの素質があっただけでただ腹立たしいだけ
寝取られって難しいな
最初は弱味を握られたとかでイヤイヤ。
それがそのうち習慣的になって、仕方ないことと否定しながらも快感を貪るようになり。
夫に抱かれても物足りないと感じるようになり、確認という名目で自分を言い聞かせながらチャラ男に抱かれ、そのうち逆に夫に抱かれることに嫌悪感が湧き、いつの間にかチャラ男を愛し始めている自分に気が付く。
そうなると、チャラ男の言うこと何でも聞くようになって夫にこっそりと肉体改造をされるようになる。
とか
ありがとう
でも俺に合いそうではないな……
恋人や伴侶に言えない弱みを持ってる時点でもうそいつが馬鹿だとしか思えない俺がおかしいのか
そんな弱みを持ってる時点で冷めてしまう
おかしいていうかここはお前の感性を語るスレじゃねーから
テメーに聞いてねーよ死ね
>>788 それならば、どういう寝取られだと心に来るのかな?
俺は
>>787に上げたようなシチュは超ど真ん中ストライクなんだが。
>>788 なら夫の不始末でしかたなく…って形ならいいんじゃね
好きなシチュエーションで語るならともかく
面白くないとかそういう否定的な話は作者さんがやりにくくなるだけだからやめた方がいい
別の男によって夫では味わえないsexを知ってしまい、
夫のことは夫として愛してるけれども男性としては蔑んでしまう
みたいなのがいいなぁ。
愛してるからこそで、夫には一生かかっても体験できないsexを
語って聞かせたり見せつけるなどで疑似体験させてあげるとか。
疑似体験よりと直接体験させてあげるとか。
新婚以来、マグロだった嫁が突然積極的になり
嫌がってほとんどしてくれなかったフェラも積極的にしてくれるようになった。
夫の方は性に目覚めたんだって喜んでるけど、実は……
旦那の粗チンじゃできないHだから直接体験は_ってことで
妻から男性失格の烙印押されて浮気相手を公認
797 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 15:42:42.86 ID:2ZoT7Gar
>>796 浮気相手は、ルックスも能力も社内の評価も旦那よりずっと上だけど、旦那を小馬鹿にしていて女癖の悪い後輩ってことで。
ガンダムAGEで
ユリンの死に逃げフリット寝取り勝利が確定したぞw産む機械エミリーざまあとしか言えねえ
女二人男一人のNTR展開は死に逃げがすごく有効だなw
負け組を笑い飛ばすの最高
ageは別にNTRじゃないと思う
ただ単に運命の女と嫁が別だったというだけの話
よくある三角関係じゃないか
と言うかAGEがつまんなすぎて見る気になれないw
801 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 21:24:45.59 ID:puryvmZd
アニメヲタ死ねよw
まぁ落ち着け
そもそも
>>1を読むと男が女を寝取るのはスレチだ
寝取るのに薬や催眠術を使ったらこっちに投下すんのはよしたほうがいいのかな?
別にいいけど、反応は悪いと思うからよした方が無難
>>803 寝取りものでも
寝取られ描写が多い場合はこっち、寝取られ描写がほとんどないのはMCスレかな。
MCスレは独占厨が多いからね。
実在の人物だし重すぎるからあれだが、あるユダヤ人夫妻がアウシュビッツに連れて行かれるとき、
夫が妻に「どんな手段を使っても生き残れよ!」と言ったらしい
これはつまり、ナチの性欲のはけ口になってでも、生き残れるならそうしろという意味だったんだとか
結局生き残ったのは夫のほうで、妻は殺されたらしい
悲惨すぎて興奮していいのかどうか分からんが、いちおうNTRぽかったので
>>806 ナチスとユダヤだと党員による性のはけ口(レイプ)より、
黒人(当時は人外)や近親相姦で孕ませる、獣姦、薬などによる強制発情みたいなエグい実験を想像して萎える。
>>799 完全にNTRだろ
どんなにセクロスしようが時間をかけようが
心はユリンの物だから大勝利だろw
それは寝取られ違うんじゃ
喧嘩腰の奴もノーサンキュー
なあ、思いついたからには聞かずにいられないから教えて欲しい
寝取られスキーって性癖発症する前にファイアーエムブレムをやってこなかったか?
俺の周りの3人はそうなんだ
中高生時代にFEで寝取られ属性を潜在的に埋め込まれていつの間にか発症って流れ
つまり寝取られの英才教育を受けて開花したって人結構いると思うんだがどうか
FEじゃなくても女の子が酷い事されるが当時分からなかったもアリ
昔、憂ちゃんの凌辱だいあり〜という同人にすごく興奮して、何故これは使えるんだろうと考えていた
気が付いたらntrモノばかり集めるようになっていた
懐かしい同人の名を聞いた
あるけど思い込みだろ
小時代にFEもバハトラもプレイして育ったが、きっと関係ない
むしろゲーム好きでは少ない印象がある
シリーズ結構出てる上にアレな内容だからそう思うのも仕方ないのかもね
目覚めてからやった派も結構いるだろうし
堕ち寄りのシチュエーションが好きな俺のきっかけは普通に幼少時見てたアニメとかだと思う
昔のキッズ向けバトルアニメって負けたり捕まって悪堕ちって展開がしばしばあった気がする
その度になんか不思議とドキドキを感じていてやがてそれが癖になった
821 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/23(木) 18:37:39.08 ID:rsEfmkbI
FEでNTRって言ったら聖戦の系譜だろうけど、当時は別になんとも思わんかったな
そもそもディアドラに全然思い入れを抱けなかった
NTRってか可哀相な女と男が多かった気がする
朝凪のギアスの同人が好き
黄泉比良坂のIS本は良かった
最近暇潰しにマリオゲーをやってて思った
ピーチがクッパに浚われたと聞いてマリオがピーチを助けにいったら、ピーチがクッパに種付け懇願しながらだいしゅきホールドで抱きついたりキスしたりする様を目撃、ピーチがクッパの子が産まれる卵を産卵しながらアヘったりクッパに甘えたりするってのを思い付いた
で、実はコクッパはピーチが以前からクッパに愛された結果産まれた子供だったり
もうほとんどビョーキ
クッパにだいしゅきホールドかましたりなんかしたら、トゲ刺さるんじゃね?
よく見るとそんなに棘ないから大丈夫だろ
妄想するか否かは別として
だいしゅきホールド以前にサイズ差ありすぎて、せいぜい脇腹のへんにくっつくのが精一杯じゃないか?
馬鹿とビッチは使いようだっけ
ああいう作品でバッドエンドだったら個人的には最高だった
最初に父親にレイプされた段階で無意識のうちに巨根を求めていて
不意を突かれて寝取り男の反撃を受けて犯されてしまう、そして二人を虜にしたチンポに自分も堕ちてしまうとか
それ読んできたよ
ヤンデレ妹もレイプされて激しい乱交の後他の3人が寝てるとこでむくりと起きて
狂笑しながらナイフで屑男のチンポを切り落とし、切ったチンポをみじん切りにして焼き
女二人に食わせた後膣と顔をずたずたに切り裂いて通報、救急車の音を尻目に
「兄さん、兄さん、私には兄さんだけなんです」って家に帰ったら兄は自殺してた
これくらいの全員破滅バッドエンドがいいな
寝取られ男が当てつけのようにもっといい女とくっつきました〜はあざといからいらんが
妹含めてクズ行為した奴はきっちり皆不幸になってほしい
阿部定ですか
三重NTRとかどこの日比野先生だよ
女の子は快楽の虜に、彼女や妻を取られた男は絶望or彼女のちょっとした変化に気が付くも結局は何も知らないまま過ごしていくみたいなendが一番好きです
ちなみに一番好きな作品はケモノに嫁いだ母娘
親子丼万歳
寝取られ+親子丼属性を持った作品がもっと増えるといいなぁ
寝取りはSで寝取られはMらしいね
そうなのかなあ
まあ確かに普通に考えたらそうなんだろうけど、プレイ自体は女が責められるほうが興奮するんだよな
痴女とか萎えるだけ
こことかの書き込みを見てると、寝取られ好きはそういう人が多いっぽいけど、どうなんだろ
俺も女が責められてる方が好きだな
休憩させてと懇願されてもイかせ続けるとか、ね
逆に自分は間男無双の方が萎えるなぁ
寝取られ作品で女が攻める場面なんてそうないだろ
寝取り男に命令されて、寝取られ男を責める場面がたまにあるな
なんだかんだと寝取られ男を罵っちゃうパターン
>>837は寝取られをぬいたうえでどちらが上位かの好み聞いてるんじゃないかな
843 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/31(金) 15:16:38.42 ID:vjeSN5XH
結局寝取られはSでもMでもないってことなんじゃね
FORK IN THE ROADの前編は興奮したけども後編は食傷気味だった(´;ω;`)
>>843 寝取りはSで寝取られはMらしいけど
そう言った背景無視したうえで、ただのセックスで考えて男側が主導権握ってるのかどうか
すまん、説明下手だからわからんかもしれん
ビッチ化は嫌う奴も多いが、
自分とのSEXはパターン化されて蛋白なのに、
間男とはいろんな性愛を楽しんでいるってのはありかな。
間男より彼女の方が積極的(あくまでベッドの上の話ね)ってのも悪くない。
寝取られでビッチ化してない作品なんてあんの?
まぁチンポで男を選んでる時点でビッチだわな
寝取り男が短小で寝取られ男が巨根のNTRとか見てみたいわ
男が借金のカタに嫁を売って、嫌がりながらも金持ちオッサンとセクロス、
終わった後は泣き寝入り、または延々と不快な状態で肉体関係
というパターンなら、ビッチではないな
エロを楽しむというよりは、嫁を売った旦那の不甲斐なさを楽しむタイプのもの
短小だけどねっとりべったり濃厚なセクロスで落とされて社会的地位も能力も劣る間男に寝取られるというのも
寝取り男がヒロインを奪う理由って何が良いんだろう
主人公への復讐、恋、遊び、金のため、元々寝取り気質、性欲解消
復讐とか恋愛とかが絡む方が女が堕ちる過程が書きやすいんだけど、
本当はそんなの関係なくただ征服したいから、他の男より上位に立ちたいから、ってのが
好きかなあ。
その方が堕ちた女に救いどころがないせいかもしれない。
寝取られ男とは無関係にヒロインを好きってのもあるな。
悪意が無く純情一途が高じてヒロインが絆される。
純粋に恋とかじゃなくてもいいが、主人公への復讐のためとか二次的な目的のためじゃなくて、
ヒロイン自身に執着してる男にやられるほうが興奮するかな
父親の太マラでアヘアヘ言いながら彼氏がどんだけ素晴らしいか力説する娘
で、後日父親の子を妊娠したことがバレて彼氏泣きながら逃げるが
器の小さい男だったのさという父親の言をわりとすんなり受け入れる
実の父親の子供を孕むような女から逃げることが器が小さいなら、
娘を孕ませる父親の器は、ただの精液袋じゃねーかw
>>852 隣の芝生は青く見える理論だろ
まあ寝取った後どういう反応かでまた方向性変わるけどな
いざとったら醒めて肉便器として使い捨てるのか、はたまた愛妻にするのか
ヒロインを味見する程度の軽い気持ちで寝取ったけど段々マジになっちゃってとうとう孕ませに。ヒロインの旦那に浮気が発覚してもいいし気づかれなくてもいい
というベタベタな展開が書きたいけど何一つカタチにならない
いつも寝取られる側が粗チンだから
たまには寝取られる側が巨根という話も見てみたいな
粗チン側が寝取ったり巨根が巨根から、というのも微妙だから
機械とか道具の方がもっといい!みたいな形か
ナニの大きさばかりで実技がヘタ、突っ込んで精液出すだけという独りよがりぶりなら寝取られる余地は大いにあるなあ。
ただ、読者もそんな男なら寝取られても仕方ないな、と同情しなさそうだが。
ラレ夫へのシンパシーというか「うはwwwこれは惨めwww」って感じがないと
ただの浮気みたいになるからなー。
そういう演出が上手いSSは本当に読み応えがある。
突然なんだが、他の人のスピンオフみたいなのってここに投下してもいいもんだろうか?
具体的には、かきやー氏の『寝取られて』の前日談的なちづるの話
粗チンだろうとヒロインの心開かせてラブラブになるなら寝取れそう
政略で手に入れた美しいお嬢様を、家の召使いが惚れさせて恋仲に、とか
普通のエロゲの、サブキャラの過去回想なんかにありそうな話
>>865 本人の許可もらえたらいいんじゃね?
触手みたいに指がうにうにうごいて前戯が神テクとかならありかもなw
体験談とか書いてもいいの?
まったく書き溜めもしてないし初めてなんだけど
870 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/09(日) 18:10:58.29 ID:3tuGz9uc
どんどん書きなさい
リアル寝取られとか可哀想すぎて笑えない
フィクションだからこそチンコが勃つというのに
リアルかフィクションかは読み手が決めればいいんだよ
とりあえず書き溜めろ。
かきやー氏に許可が頂けたので投下します
※これはかきやー氏の藍蘭島SS『寝取られて』の設定を拝借して書かれた三次SSです
『ちづる寝取られ』
1
パン太郎は山の長い参道をえっちらおっちら登っていた。
目指すは頂上の神社であり、そこに住まう二人の巫女姉妹だ。
村の娘たちの中でも積極的に行人にアプローチをかけているという話を聞いて目をつけていたものの、なかなか接点が持てずにいた。
そこで自ら出向いて直接接点を持とうと思い立っての行脚だった。
聞くところによるとどちらもなかなか勝気な性格らしい。
そんな娘たちを膝下に屈服させる姿を脳裏に想像し、股間に充填されていく熱を原動力にしてパン太郎は長い参道を登りきった。
「の〜ん、すいませんの〜ん」
人影も無い境内の真ん中に立ち、本殿に向かい呼びかけるパン太郎。
姉が出るか妹が出るか……期待に胸を膨らませながら待っていると、程なくして応答の声が上がった。
「はい、なんでしょうか〜?」
噂とは違い、随分と落ち着いた声音と共に現れたのは長身の巫女だった。
烏の濡れ羽のような艶やかな黒髪をロングにした大人の女性。
すずの話では妹の方が同い年だと言っていたから、おそらくはこちらは姉の方だろうとパン太郎は当たりをつけた。
「のの、きみがまちちゃんノン?」
「いいえ? 違いますよ」
「じゃあ、あやねちゃんの方ノン?」
「それも違います」
「ののん? どういうことのん?」
神社の巫女姉妹に三人目がいるという話は聞いたことが無かったので、パン太郎は首をかしげるしかなかった。
「申し送れました。私、まちとあやねの母でちづると申します」
言って、背筋を伸ばしてお辞儀をする姿を見てパン太郎は仰天していた。
すずと同年代の娘がいるという事は間違いなく三十路は超えているだろうに、肌艶には些かの翳りも無く十代と言われれば信じてしまいそうな程の若々しさだったのだ。
美女、美少女に事欠かない娘世代と比べてもけして見劣りすまい。
パン太郎がその美貌に見惚れていると、いぶかしんだちづるの方から話を切り出した。
「それで、今日はどのようなご用件でお尋ねですか?」
来て早々に娘二人の名を呼んでいた事はちづるも聞いていただろうに、その事はおくびにも出さない。
表情筋こそ笑顔を形作っていたが、その背後からたちのぼる気配(おーら)は言下に『娘に手を出したら許さない』と語っていた。
並の男ならそのまま尻尾を巻いてすごすごと逃げ去るだろう事請け負いの気迫。
だが、ちづるの前に立っているのは少なくとも性欲という面では並の男を遥かに凌駕する存在だった。
村中の若い娘たちに唾を付け、片端から孕ませて回っているような色情魔には母の威圧(ぷれっしゃー)すらそよ風同然だった。
それどころか、この不埒な男が考えていたのは新たな獲物をいかにして篭絡するかという事だった。
(ののん、そういえば子供世代だけじゃなくて、親世代も雄の人間はいなかったのん。ばーじんの女の子も良いけど、たまには脂の乗った年増もいいかもしれないのん♪ こんなに若くて綺麗ならぜんぜんおっけーのん♪)
まちやあやねのことなどすっかり忘れて、パン太郎の意識は目の前に現れた美貌の人妻巫女に吸い寄せられていた。
顔だけ見れば成人間際のお嬢さんの様ですらあるが、視点を下げてみると胸周りや腰周りには年相応にむっちりと柔らかそうな肉が乗っているのが見て取れる。
それもしまりの無い弛んだ肉ではなく、健康的な張りを感じさせる見事なプロポーションだ。
(のん♪ こんな美味しそうな身体をほったらかしにしておくなんて勿体なくてできないのん。旦那さんに代わってたっぷり可愛がってあげないと♪)
「な……なんですか?」
じっくりと女としての価値を値踏みしてくるパン太郎の視線から何かを感じ取ったのか、射抜かんばかりに鋭い視線を送っていたちづるが僅かにたじろぐ。
その隙を逃さず、パン太郎は先端の口火を切った。
「わかってるはずのん? 『用事』って言ったら一つしかないのん」
2m超の大男がちょこんと小首をかしげ、さも可愛らしい風を装って笑いかけてくる。
その異様な姿は、今の村の異常な状態を端的に表しているようでちづるの背には何かうそ寒い物が感じられた。
もしこれが平時で、自分の隣に愛する夫が立っていたならば何の冗談かと一笑に付す事もできただろう。
けれど、今はそれが許される時ではなかった。
島からは男達が姿を消し、次代に命を繋ぐ事が出来るかどうかの一端を握っているのがこの怪しげな巨漢なのだ。
「あら、『用事』なんてあったかしら?」
それでもちづるには可愛い娘を生贄に差し出すような真似は出来なかった。
とぼけた振りをしてとりあえずこのパンダ男を追い返そう――そう考えていた。
「の〜ん、もしかしてキミは子作り反対派のん?」
「っ……。村にとっては必要な事ですから……反対とまでは言いません。ですが、積極的に賛成しているわけでもありません」
「ののの? でもオババには『出来る限り一家に一人子を成して欲しい』って言われてるのん」
ちづるとて、心情的にはオババの言い分も理解できる。
他の家に子供が出来ていくなかで取り残された家があれば何かと負い目を感じる場面もあろう。
それに何より、子供が生まれなければその家系は絶えてしまうのだ。
それでも納得がいかないのは多分に感情的な問題であり、同時にパン太郎の素行の悪さが原因でもあった。
村の娘たちにおおっぴらに手を出す事が許されてからと言うもの、このパンダ男は相手どころか時と場所すら選ばなくなっていったのだ。
ちづるですら、パン太郎に抱かれる少女の声を耳にしたり、野外での行為の現場を目撃する事があるほどだった。
つまりこの不埒者は、連日連夜人目も憚らずに村の娘たちと交わり続けているという事になる。
そんな男の毒牙に娘を差し出すような真似を悦ぶ親などいるはずがない。
「それはあくまでオババの意向。強制ではありません」
「そう言えばそうだったのん。……ついでにもう一つ思い出したのん」
「なんですか?」
「子作りするのは、別に若い子だけとは言われてないのん」
突然パン太郎が言い出した言葉に、ちづるは暫時思考が追いつかなかった。
若い子だけではない――つまり他の世代にも手を出すつもりなのか……と、そこまで考えた所でようやく言葉の意味が理解できた。
「――っ!!」
“一家に一人は子を設けるべし”
“子作りは若い娘だけではない”
この二つを合わせて考えれば出てくる答えは一つ。
“まちやあやねの代わりに、ちづるが子作りをする”
「ののん? 急に怖い顔になったのん。どうかしたのん?」
そらとぼけて何も知らないような顔をしているが、パン太郎はどこまでも悪辣な捕食者だった。
オババの言葉に強制力が無い以上パン太郎を追い返す事は簡単だ。
だが、そうなれば彼は娘たちを狙って動き始めるだろう。村に住むもう一人の男――行人に想いを寄せているらしい娘たちがそう簡単にパン太郎に身体を許すとは思えないが、しかしそう楽観することもできない。
事実、娘たち同様に行人に好意を持っていたと思しき少女が既に一人、パン太郎に孕まされているのだ。それ以前の、関係を持つに至った少女も含めれば篭絡された人数は両手でも足るまい。
男女の関係にもっとも興味の湧いてくる年頃であり、性的なものに対して無警戒に育ってきた娘たちが何かの間違いでパン太郎と関係を結んでしまう可能性がゼロとは言いきれない。
聞くところによると、少女達はパン太郎の猛烈なアプローチに根負けして関係するに至ったケースが大半らしい。
よもや他に佳い人のいる娘達の方からこのパンダ男に近づくような事はあるまいし、自分の方から働きかけることでパン太郎自身の動きをけん制する事が出来るのならば、それは母の務めなのではないだろうか。
そんな考えがちづるの脳裏に過ぎる。
結局のところ、この男は女性と致す事さえできれば後は何でも良いのだろう。
だからこそ相手を選ばずに誰彼構わず声をかけて回る。
「子作り」という大義名分があるからこそこうして好き勝手しているが、真に村の将来を案じる気持ちなど在りはすまい。
「立ち話もなんですから、こちらにどうぞ」
ちづるはくるりと踵を返すと、社務所に向かって歩き出した。
その後にパン太郎も続く。
「ののん♪ じゃあお邪魔させてもらうノン」
一人は悲痛な決意を胸に。
一人は邪な企みを腹に。
表面上は笑顔のまま、二人は社務所の中へと消えていった。
2
「どうぞ。粗茶ですが」
「いただくの〜ん」
ちづるが座卓に置いた湯呑みをもちあげ、パン太郎はずずっと熱い茶を啜った。
表向きは飄々として素知らぬ風だが、内心はトントン拍子に話が進んだ事に喝采を上げていたのだ。
まち・あやね姉妹の代わりに母ちづるに狙いを定めたものの、まったくのノーマークだったので事前の情報収集はほとんど皆無だった。
まずは小手調べのつもりで取引めいた事を口にしてみたものの、まさかその場で即決して家に招き入れてくるとは、流石のパン太郎にも予想外だったのだ。
(ま、ここまできちゃえばあとは簡単ノン♪)
懐に常備している『例のモノ』を思い出してついつい緩みそうになる頬を自制する。
若い世代の少女たちは性的な行為に対して無闇に無防備だったから口八丁手八丁でなし崩しに『子作り』に突入するのも驚くほど簡単だったが、流石に母親世代までが同じだとはパン太郎も思ってはいなかった。
だからこそこうして『子作り』を受け入れたも同然の状況に持ち込めたのは僥倖以外の何物でもなかったのだ。
「それで、ここでするのん?」
「なっ――!?」
さてどうやって話を切り出すかと思案していたちづるに、パン太郎は直裁に本題を切り出す。
あれこれ考え込まれて今さら心変わりでもされたら堪らないのだ。
乗りかかった船に完全に引きずり込み、行ける所まで行くしかない。
「日の高いうちから、何を言って――」
一方のちづるにしてみればまだ交渉の端緒を踏んだ段階で、よもやこの場で求められようとは考えていなかった。
社務所に上げたのも『子作り』するのしないのという話を誰が来るとも知れない境内でする訳にはいかないからだ。
話し合いを持ち、娘たちに手を出さないと言う言質をとってから、しかるべき時と場所を選んで――とそう考えていたのだ。
……冷静に考えれば、四六時中セックス三昧に耽っている好色漢相手にそんな悠長なやり取りが通じるなど甘い考えもいいところだが、娘を守らなければという一心に突き動かされるちづるにはそんな現実は見えていなかった。
「でもでも、夜になったら子供が帰ってくるのん。してるところを見られてもいいのん?」
「それは……っ」
胡坐をかいてふてぶてしくのたまうパン太郎は、まるで「するまで帰らない」とでも言いたげだった。
ちづるにしてみても、パン太郎と取引をした事を娘たちに明かす心算など毛頭ない。
普段はなにかと素直ではない娘たちだが、根っこのところではきちんと優しい事も、愛してくれている事も理解している。
そんな娘たちだから、もし母が身を挺して自分達を守っているなどという事を知れば『私が代わりに!』等と言い出しかねない。
そんな事になれば本末転倒もいい所だ。
それに取引の事がばれずとも、パン太郎とそういう関係になっているのだという事自体、知られるべきではないのだ。
いくら夫が姿を消してから年月が経っているとは言え、母親が父親以外の男と睦み合っている姿を見て子供が何も感じないはずがない。
「…………」
俯いていた視線をあげ、ちらりとパン太郎を覗き見る。
まるで家の主のように堂々と茶を啜る姿は、いくら言葉を弄しても梃子でも動きそうに無かった。
このまま押し問答を続け、もしまちやあやねが帰ってくれば、間違いなくパン太郎がここにいる理由を問いただしてくるだろう。
そしてパン太郎はちづると『子作り』をする為に来たのだと臆面も無く言い放つに違いない。
ちづるが絶対にそれを言って欲しくないと理解したうえで。
「っ……」
安易に家に上げてしまったことを早くも後悔しながら、けれどちづるに取れる道はそう多くは無かった。
一つはこのまま娘たちの帰宅を待つ道。
返ってきた娘たちとパン太郎との間で一悶着あるだろうし、己の行動の迂闊さを娘に責められる事もあるだろうが、その程度の波風は数日もすれば収まるだろう。
問題は、娘たちと知己を得てしまったパン太郎がそちらを標的に動き出す可能性。
いや、それは可能性どころではなく確実にそうなるのだろう。そうなってしまった時、二人が他の娘達のようにはならないと言う保証はどこにも無い。
もう一つは、パン太郎の誘いに応じる道。
さっさとこの不埒者の欲求を満足させて追い返し、後は何事も無かったかのように娘たちの帰りを待つ。
そうすればパン太郎と娘たちが顔を会わせる事も無く、そしてパン太郎からの強引なアプローチも未然に防ぐ事が出来る。
問題は……身を汚す事に自分が耐えられるかどうか。
夫を海に取られてから早数年。いつの日にか、ひょっこり帰ってくるのではないかという淡い希望は未だ失くしてはいない。
娘たちを思う一方で、夫を裏切る行為に手を染めてしまう事が怖ろしい。
けれど、我が身可愛さに娘たちを見殺しにして、果たして夫は喜んでくれるだろうか?
悪い男に誑かされた娘の姿を見てもなお、よくぞ帰りを待ってくれたと笑いかけてくれるだろうか?
(ごめんなさい、長政さん……)
俯いて、覚悟を決め、再び上げられたちづるの顔は普段どおりの泰然自若とした笑顔だった。
これから人外の化生の生贄になるのだと言う悲壮感など微塵も感じさせない。
「わかりました。では、ここで致しましょう。いま布団を敷きますから、お待ち下さい」
すっくと立ち上がったちづるは襖を開くと、押入れから来客用の布団を出し始めた。
この島には外のように“ラブホテル”などという“致す為の施設”など無いから、するとなれば当然自宅だ。
元々そう広くも無い社務所の事、姉妹の私室や居間などを除けば出来る場所など寝室か客間くらいしかなく、元より夫婦の寝室にパン太郎を入れる心算など毛頭ないちづるにしてみれば、このまま客間で事に及ぶ以外に選択肢は無かった。
「ののの、りょかいの〜ん♪」
布団を下ろす背後から気楽に響いてくるパン太郎の声が不快でならなくても、笑顔の仮面は揺るがない。
ちづるが布団を抱えて向き直るとパン太郎の手によって座卓は畳まれて廊下へと出されており、瞬く間に舞台の準備は整っていった。
外からの視界を障子で遮り、客間の中央に敷かれた布団の上に座る。
それだけでもう、『子作り』の為の準備は終わってしまった。
(こんなこと、早く終わらせて……)
ちづるも出来る事なら一時でも長く時間稼ぎをしたかった。
だが、娘たちが帰ってくる前に事を済ませなければならない以上それもできない。諦めて敷かれた布団の上に正座をすると、早速パン太郎が絡んできた。
「それじゃ『子作り』すたーとの〜ん♪」
背後にどかりと腰を下ろし、喜色満面の声色でパン太郎が腕を伸ばしてくる。
投げ出された脚の間に収まる形になったちづるを棍棒のような太い腕が抱きすくめ、うなじの辺りにすりすりと頬が寄せられる。
石段を登って身体を動かしたせいだろう、汗臭い男の匂いが鼻をつき、ちづるはわずかに眉を顰めた。
夫以外の男、それも明確な嫌悪の情を抱いている男の馴れ馴れしい手付きにぞわりと鳥肌が立つ。
なぜ村の少女たちがこんな男にいいようにされて嬉しそうにしているのか、ちづるにはまったく理解できなかった。
「なんでもいいですが、あの子達の事は……わかっていますね」
後ろ髪を掻き分けながらすんすんと鼻を鳴らしているパン太郎に、それでも一応釘を刺しておく。
「こんな美人の巫女さんが側に居たら、他の巫女さん見てる暇なんか無いのん。んちゅ」
(一応、約束を守る意思はあるようですね……)
後ろ髪に隠れて見えない位置を狙ってキスを落としてくるパン太郎に、人目を気にする分別はあるようだと判断してちづるはわずかに安堵した。
「ののん、重量感たっぷりのおっぱいのん♪」
その隙を狙ったのでもあるまいに、パン太郎の手が千早の合わせ目から差し込まれてくる。
襦袢の上から鷲掴みにされた乳房は大柄なパン太郎の掌からも溢れそうなほどボリューム満点だ。
村の少女たちの中にも年不相応なバストの持ち主は居たが、年相応に脂の乗った胸の弾力はまた格別の味わいがある。
ほくほく顔で豊かなバストを揉みしだくパン太郎だったが、当のちづるにしてみれば不愉快極まりない仕打ちだった。
野卑な外見とは裏腹に肌を這い回る手付きは大人しく丁寧な物だが、だからと言って好ましからざる相手に安心して身体を預けられるというものでも無い。
こうして抱き寄せられ、乳房を好きに弄ばれても、感じるのはぞわぞわとした怖気ばかりで鳥肌が立ちそうなほどだった。
(こんな男に抱かれて喜んでいるなんて、最近の若い子はどうなっているのかしら……)
「ののん? 全然楽しめてないみたいのん」
「別に、私が楽しむ必要は無いでしょう」
「でもでも、こんな調子じゃ入れる時タイヘンのん」
後ろから伸びてきたパン太郎の手に手首を掴まれ、膝の上でキュッと握っていた掌を背後へと導かれる。
誘われた先に待っていたのは股引を窮屈そうに押し上げるパン太郎の分身だった。
「ひっ――!?」
まだ完全に勃ちきった訳ではないのか股引の中でとぐろを巻く男根は、しかしその時点で既にちづるの思い出の中にある夫のモノよりも明らかに大きかった。
(熱い……それにビクビク脈打ってる……)
触れてしまったものの異様さに一瞬我を忘れ、ちづるは陽根をそろりと撫でさすった。
それに応えるようにまた一段と膨れ上がり、今にも股引を突き破って飛び出しそうだ。
ちづるとて二児の母、夫の物を手に取った事くらいはあるが、それでもここまで猛々しいものだっただろうかと、いけないとは思いつつも比較してしまう。
「ちょっとはノってきたのん?」
「――っ!? そ、そんな訳ありません!」
さわさわと、幹ばかりでなく袋の方にまで指を伸ばしかけたところで囁きかけてきたパン太郎の言葉に、ちづるは慌てて手を引っ込めた。
数年ぶりに触れたモノの威容にうっかり手を遊ばせてしまっていた己の迂闊を嘆いても、指先にはしっかりと雄の熱さと硬さが残ってしまっている。
(そうよ、久しぶりだから……ちょっと動転しているだけ……)
引き戻した手をきゅっと握って、己の心を静めようとするが、一度乱れてしまった心臓は簡単には収まらずバクバクと嫌に大きな鼓動を打ってしまっていた。
わずかに頬が熱くなってくるのをちづる自身にはどうにもできず、そしてそれをパン太郎に見透かされていると思うと更に激しくなってしまう。
「ノノン……君にもその気になってもらわないと、後がタイヘンなんだけどな〜」
追い討ちをかけるように、気遣うような、からかうようなパン太郎の声が響いてくる。
確かにパン太郎の言う通り、正しく準備の出来ていない状態であんな異物を捻じ込まれればキツイでは済まないだろうという事はちづるにも理解できていた。
夫と引き離されてしまったこの数年、そういった事とはとんと無縁だったのだ。
そこへもってきてあの規格外のサイズでは、そもそも入るかどうかすら危うい。
裂けてしまうのではないかという危惧すら抱きつつあった。
「だからこれを使うといいノン」
パン太郎のサイズに圧倒され、煩悶にしずみつつあったちづるの目の前に、熊手のように大きな手がスッと差し伸べられる。
野太い指の先でちょこんと摘ままれていたのは、黄色い花弁を持つ一輪の花だった。
これと言った外見的特徴のない、どこにでも生えていそうな小さな花。
だが、差し出された瞬間ふわりと漂ってきた香りだけが、まるで嗅いだことの無い未知のものだった。
「花の匂いには“りらっくす効果”があるらしいノン。ガチガチに緊張してる子も花の匂いを嗅いだら落ち着いたりするし、君も試してみたらいいノン?」
そう言ってグイと押し付けられた花を、ちづるはとっさに受け取ってしまった。
パン太郎の言葉を鵜呑みにした訳でも無いが、大きすぎるモノに対する恐怖は拭いがたく存在していたのだ。
一面の花畑や、せめて花束ならばまだしも、たった一輪の花では気休めにしかならないだろうとは思いながらも、ちづるは顔に寄せたそれの前ですんすんと小さく鼻を鳴らした。
「不思議な……香り、ですね」
男臭さに包まれていた中で嗅いだ自然の香りはちづるが思っていた以上に安らぎをくれるものだった。
手綱を離しかけていた胸の鼓動も、心なしか落ち着いたような気さえする。
「でしょー? だからもっと匂いを嗅いで、もっと“りらっくす”したらいいノン♪」
背後から降ってくるパン太郎の声は喜色満面だった。
まるでなにか一つ大仕事を成し遂げたかのような大仰さだ。たかが花一輪で……と、子供のようなはしゃぎっぷりにちづるの方まで苦笑が零れてしまう。
だが、ちづるが笑っていられたのもそこまでだった。
「じゃ、続きを始めるノ〜ン」
すっかり上機嫌になったパン太郎が、再びちづるの胸へと手を伸ばす。
先ほどと同じように、左右から回された腕に下から乳房を持ち上げられて、ふにふにと揉みしだかれる。
「っ……ふっ」
夫以外には許してはならぬ場所を侵されて、やはりちづるが感じていたのはぞわぞわとした悪寒だった。
いくら村のため、娘のためとは言え、嫌悪を覚える相手との行為を早々に受け入れられるはずもない。
夫が居た頃から変わらぬ張り艶を保ったままの乳肉に指が食い込むたびに肌があわ立つ。
繰り返しやってくる悪寒の波から気を紛らわすように、すん、すん……とちづるは花の香を嗅ぎ続けた。
「もみもみ〜♪それにしてもすっごいオッパイ。こ〜んなにおっきいのにムチムチふにふにで最高の揉み心地のん。そろそろ服の下も触ってみたいな〜」
パン太郎から送られた、明け透けかつ手放しの賛辞。
夫を亡くしてからというもの久しくかけられた事の無かった自分の“女”を褒めちぎる言葉に、ちづるはまたドキリと胸が跳ねるのを自覚した。
たとえそれが嫌悪する相手だったとしても、お世辞でなしに真正面から褒め称えられれば悪い気分はしないものだ。
「んぅ、っ……す、きに、なされば……よろしいでしょう」
視線は変わらず正面を向いたまま、祈るように両手で摘まんだ花の香りを嗅ぎながら、ちづるは行為の続行に許可を与えた。
元より拒絶すると言う選択肢は存在せず、好きなようにされたところで従うしかないのだが、それでもちづる自身の口からOKを頂いたパン太郎は喜び勇んで行動に移す。
「じゃあお言葉に甘えて♪」
言うやいなや、パン太郎の腕がちづるの着物の合わせ目を掴んでいた。両手でそれぞれの襟端を掴み、左右に割り開く。
「――きゃっ……っ!」
瞬間、可愛らしい悲鳴を上げかけて、ちづるは咄嗟にそれを飲み込んだ。
年甲斐も無く、小娘のような反応を見せてもパン太郎を喜ばせるだけだ。
これはあくまで務め、村と家を守る為の務めに過ぎないのだと、そんな風にちづるが声を押し殺しているのを余所に、パン太郎は眼下に広がった沃野に目を輝かせていた。
大きく広がった着物の合わせ目はほとんど肩から落ちそうなほどで、そこから伸びる細い鎖骨と、その下に広がるふくよかな膨らみや、谷間までもが露わになっていた。
年頃の娘が二人も居るとは信じられないほどちづるの肌は色艶に満ち、染み一つない純白の双丘を形作っている。
「いただきま〜す♪」
迷うことなくパン太郎は襦袢の中へと手を差し入れた。
グローブの様に大きな掌でたわわに熟れた巫女の乳房をすっぽりと覆い隠し、ぎゅむり――と力強く揉みしだいた。
「ひぅっ――んっっっ!」
きつく引き結んでいたはずの唇がほつれ、ちづるの喉からまたしても悲鳴が飛び出していた。
先ほどまでのやけに丁寧な手付きとは打って変わって、直に触れてきた手は痕が残るのではと心配になるほど力が籠もっていた。
その豹変に驚かされただけなのだと自分で自分に言い聞かせ、再び平静を取り戻そうとちづるは気を取り直した。
そういう風に触ってくるのだと承知していれば、何も驚く事は無いのだ。
上から鷲掴みにしてくる掌に乳房の付け根を多少強く揉み解されて、ちづるも今度は声をあげずに堪えきった。
そ知らぬ風を装って、ひたすら、捧げ持った花の香りを吸い続ける。
「もっみもみ〜♪もっみもみ〜♪もうずーっとこうやって揉み揉みしてたくなるくらい最高のおっぱいなノン♪もっみもみ〜♪」
一方のパン太郎は、下手な鼻歌など歌いながら一心不乱にちづるの乳房を揉み続けていた。
押せば押しただけ沈み込み、それでいて指を放せば一瞬で元通りの丸みを取り戻す美巨乳にすっかり夢中だった。
愛撫と言うよりマッサージと言った体で、乳房を根元から丹念に揉み込んでいく。
「そんなに気に入ったのでしたら、んっ、どうぞ好きなだけ、はぁ、そうしていれば、くふっ、よいでしょう」
パン太郎が乳房にばかりかまけてくれれば、その分他のところに回す時間が空費されていく。
夫だけに捧げたはず身体を言いように弄ばれるのは業腹でも、ソコだけで済むならばちづるにとってはまだマシだった。
背後に陣取っているのは小山と見紛うばかりの巨漢だが、赤子の手慰みだとでも割り切って好きにさせるが良かろうと、そんな風に考える。
相変わらずぞわりぞわりと嫌な悪寒は続いていて、むしろより強く明確になりつつあったが、花のお陰がいやに気持ちは落ち着いていた。
「ん〜、でもボクばっかり楽しんじゃ悪いからね〜」
ひとしきり乳房を揉みしだいて、満足がいったのかパン太郎は絶え間なく動いていた指の動きを止めた。
あまりに強く揉まれすぎたせいだろうか、動きが止まった後もじんわりと熱っぽい痺れが乳房全体を覆っていて、心なしか血色が良くなっているようにも見える。
「っ、ふっ、なにを……?」
襦袢の裡に手を差し込んだまま動きの止まったパン太郎をちづるが訝しむ。
「キミもたっぷり楽しませてあげるノン♪」
耳元で囁くように紡がれた言葉に、ちづるは何か嫌な予感を覚えた。
だが、その予感の意味を考える間もなく、パン太郎の手が再び乳房を掴みにかかる。
もう何度も繰り返された、根元から鷲掴む動き。
ただ、これまで裾野や中腹ばかりを捏ねていた指先が、止まることなく頂へと這い寄っていく事にちづるは気付いていなかった。
それよりも先端に向かって動いていくパン太郎の手によって襦袢が押しやられていく事の方に気を取られていた。
「やっ、胸が肌蹴ちゃ――!?」
ずり落ちそうになる着物にを視線で追って、そうしてちづるはようやく気付いた。
しっとりと汗を浮かせた乳房が薄桃に染まるほど張りつめ、その先端が、これ以上ないほど色づき尖ってしまっている事を。
そしてその蕾が、今まさにパン太郎の手によって摘み取られようとしている事を。
「――やめっ――」
「もう手遅れノン♥」
二人の声と同時に、パン太郎の指はちづるの乳房の頂へと届いていた。
乳房の付け根を圧していたマッサージと強さは変わらぬままに、親指と人差し指で硬く屹立した突起を摘み上げる。
「ひ――――――――あっ!? あぁあ!!? ああ!! あああぁぁあああああああ!!!!」
盛大な雌叫びを上げて、ちづるの身体がギクリと仰け反る。
完全に襦袢の裡からまろび出た乳房は砲弾のように突き出され、その先端では二児の母とは到底思えぬ可憐な桜色の乳首が抓り捻られていた。
人並みはずれて大きな乳房をその一点で支えられ、どころか敏感な突起を捻り潰されて。
ちづるの脳裏を荒れ狂うのは身を捩る事さえ許さぬ激痛――では、なかった。
「どう? とっても気持ちいいでしょ♪」
砲弾型に伸びきった乳房を上下左右に弄びながら、さもおかしくて堪らないという風にパン太郎が笑いかける。
ちづるにしてみればそれどころではなく、
「あっ!? やぁっ!! やんっ!? あぅ、ウソ!! ひんっ! なん、っれ!? こんな!? あ、ひぃ!!?」
乳房を揺さ振られるたびに、頭を振り乱して悶えまくっていた。
自由なはずの手は布団を掻き毟り、投げ出されていた脚は体育座りのように引き寄せられて足の指までキュっと丸まっている。
パン太郎が何を言っているのか、まともに理解する余裕など微塵も無い。
ただただ乳房の先端から爆発的に湧き上がってくる刺激の奔流にちづるは翻弄されていた。
「お楽しみタイムに突入の〜ん♪」
「ふぁっ、あっ――っ、はぁ――っ、はぁ――っ……」
縦横無尽に弄ばれ、伸びきった限界点で乳房がようやく解放される。
跳ね踊った乳房が襦袢の上に落ちるのと同時に、仰け反っていたちづるの背がパン太郎の腕の中に落ちていく。
気を張って背筋を伸ばす余裕など微塵も無く、無闇に逞しい巨漢の胸板にしな垂れかかって荒い息を吐く事しか出来ない。
何故急に、こんなにも乱されてしまったのか。
ワケも分からず混乱するちづるに落ち着きを取り戻す猶予など与えるはずも無く、再びパン太郎の掌が双丘に伸びる。
たっぷりと量感溢れる膨らみをそっと下から捧げ持ち、やわやわと優しく揉みしだいてくる。
またしても振幅を増した悪寒がぞくぞくと背筋を走り抜けて、ちづるはパン太郎にもたれかかったままふるりと身体を震わせた。
「ぁふ、ん……んぅ……んん……んっ、んんっ……っ」
引き結んだ唇の隙間からは、堪えきれず熱っぽい吐息が零れ落ちていた。
繰り返す悪寒に、肌があわ立ちそうなほど気持ち悪いはずなのに、身体が火照るのをちづるは感じていた。
何かがおかしい、このまま先に進んでしまうのは危険だと、心が警鐘を鳴らしてくる。
けれど、ぐちゃぐちゃに乱れてしまった思考では何がおかしいのかも、行為を止める為の上手い方便も思いつかない。
そうこうしているうちに歩みを進めたパン太郎の指がまた頂へと辿り着き、
「きゃひぃいん!?」
一瞬前までの丁寧さが嘘の様に、獰猛に桜色の蕾に喰らいついた。
親指と中指の腹で押し潰すように摘まみ上げ、人差し指の爪で乳腺を掘り起こすようにほじくって来る。
「ひっ、あっ、それっ――ダメッ!! そこそんな風にっ!? しないっ――でぇンッ!? あっ、あぁああ……っ」
乳房の先端を文字通り玩具にされて、湧き上がってくるはずの恥辱と痛苦が怖ろしいほど薄い事にちづるは惑乱する。
それどころかパン太郎に対する嫌悪すらあやふやになって、感じられるのは、ただ嬲られる乳房から湧き上がってくる激感のみだった。
あまりにも大きすぎてそれがどんな感覚なのかすら定かではないまま、その大きさの故にちづるは大げさすぎるほどに派手な反応を見せずにいられなかった。
身体の先端の、ほんの小さな突起を弄られているだけだと言うのに、声を抑え、或いは頭を振り乱す事を止められない。
「ほーら、もみもみ〜、コリコリ〜、もみもみ〜、コリコリ〜」
混乱しきっているちづるに追い打ちをかけるように、パン太郎の手の動きが更に変化する。
乳首を嬲っていた指先が幾分優しさを取り戻し、その反動のように先ほどまでより少しだけきつく掌で乳房を揉みあげらる。
目も眩むような、訳も分からず受け止めるしかなかった激感の輪郭が見え始め――
閾値を越えた悪寒が、手の届く頃まで降りて来た激感と結びつく。
「ふぁっ、ああ!? あ……あぁあ♥ こんなっ、あぁ……♥ うそぉ……♥」
ぎゅむぎゅむと根元から先端までを搾り上げられ、頂のぽっちをクリクリとこね回されて――ちづるが感じていたのは紛う事なき快感だった。
あまりにも久しぶりすぎて理解できず、そんな事はありえないと理解を拒んで、見ない振りをしていた悪寒の正体。
嫌悪と軽蔑を抱く男に乳房を弄ばれて、ちづるは肉欲の快感に打ち震えていた。
「やっとキミもノッてきたのん♪やっぱり楽しまないと損だよね♪」
「あぁあ……うそ、嘘ですっ、んんっ♥これは何かの、間違い……でぇえっ♥」
力なくパン太郎にしな垂れかかりながら、それでも気丈に否定の言葉を繰り返すちづる。
だが、そんな弱々しい反駁は、パン太郎がちょっと乳首に力を込めるだけで霧消していく。
「ん〜?キミってば激しい方が好みなのん?」
それどころか、
「きゃひ♥ひぃ♥ひぃんっ!!♥やめっ、だめっ、これっ!?ぁん!あぁあ♥あぁあぁぁあああ!!♥♥」
目も眩むような激感を「快楽」なのだと自覚させられて、ちづるの身体はより一層乱れていった。
抓りあげられた乳首から迸った雷撃が、こね回される乳房から湧き立つ波濤と一つになって、快楽の大嵐がちづるの身体の中で吹き荒れていた。
「そんなコト言って、こーんなに乳首硬くしてたらゼンゼン説得力ないのん」
「あっ♥あぁあああ♥やぁあああ♥」
きゅっ、きゅっ、とパン太郎が乳首を抓るたびに脳裏で桃色の雷が炸裂する。
それを堪え、あるいは受け流す術など、ちづるは過去のどこを探しても見つからなかった。
色事から離れてしまっていた為に忘れてしまった、という事でもなく、そもそも乳房を嬲られるだけで正体を失くすほど悶え狂った経験など夫との褥では覚えの無かったことなのだ。
「そろそろコッチもいいかな〜?」
右の乳房が解放され、僅かに息をついたちづるだったが、落ち着く暇などありはしなかった。
離れたパン太郎の右手が、緋袴の帯にかけられようとしていたのだ。
「やっ……!? だめで、す!!」
胸から与えられる刺激だけで、自分の肉体が異常な状況に陥ってしまっている事は充分に理解できている。
この上、より致命的な箇所まで責められればどうなってしまうか――。
ちづるの細腕が帯を掴むパン太郎の豪腕に取りすがる。
いまだ続いている左胸からの刺激でほとんど力の入らない状態では制止どころかくすぐっているようなものでしかなかったが、しかし、パン太郎の腕は止まった。
その事にホッと安堵しかけて、
「あれれ? やっぱりヤメにするんだ。じゃあ、他の巫女さんを探さないといけないかな〜?」
これが娘たちを守る為の『取引』である事を突きつけられた。
これ以上続けるのは確実に危険だ。
しかし、その危険が大きければ大きいほど、この男を娘たちに近づけるわけにはいかない。
「あ……ゃ……ちが……」
軽々には腕を放す事もできず、かと言ってこの状況を取り繕う言葉が咄嗟に紡げるはずもなく、ちづるは慈悲を求めるように背後の男を振り仰いだ。
そこにあったのは、ふくよかな顔に満面の笑みを浮かべた、鬼畜の姿だった。
「ん〜?どうしたのん?続けるのか、やめるのか、ハッキリ言ってくれないと分からないのん」
もしこの場で拒絶すれば、彼は言う通りに行為をやめ、その足で娘たちを毒牙にかけに赴くだろう。
もしこの場で受容すれば、彼は嬉々として行為を続け、この身は骨までしゃぶり尽くされるだろう。
「………………っ」
哀願の瞳をゆっくりと閉じると、ちづるはフイと向き直った。
今さら考えるまでもない。
どちらの道を選ぶのかなど、始めから決まりきった事だ。
いや、すでに道は選んでいるのだ。
ならば後は、覚悟を持って進むしかない。
「どうぞ。……つづけてください」
パン太郎の腕を押さえつけていた掌をどけて、ちづるは己を差し出した。
「りょ〜かいのん♪」
しゅるしゅると、グローブのような分厚い手が手品のような器用さで緋袴の帯を解いていく。
腰周りに余裕ができると、パン太郎はそのまま掌を差し込んできた。
中途半端な着衣のまま継続される行為にちづるの腕がまたぴくりと反応し、しかし今度は動かない。
「胸よりも〜っと善くしてあげるから、期待してね」
パン太郎が背後から囁いてくる冗句にも、務めて無反応で貫いた。
緋袴の内に這入りこんだパン太郎のうでが下腹を、太股をさわさわと撫でていく。
そして遂に、足の付け根をぴったりと覆うようにかぶさって来た。
「んっ……」
指先が僅かに大陰唇の縁をなぞり、かすかな吐息が喉の奥から漏れる。
そのまま、指がぴったりと覆い被さり、すりすりと前後運動を開始した。
「っ……ふっ……んぅ! ん……っ!」
指先の緩やかな動きに合わせて、ちづるの吐息がポツポツと零れる。
秘処からはやはりささやかな行為とは不釣合いな刺激が、こちらは最初から「快楽」だと理解できるそれが送られてきていた。
だが、我を忘れるほどの巨大な物ではなかった。
事実ちづるの吐息は先ほどまでの絶叫じみた喘ぎとは異なり、かなり抑えられたものだった。
「ンフフ〜、けっこう濡れてるね。ヌルヌルのん」
「そう、ですか……っぁ! っ……ぅ……」
愉しげなパン太郎の揶揄にも狼狽することなく軽く流す。
胸で感じていたものが「快楽」だと理解できてしまった以上、下がそうなっている事など承知の上だった。
身体の生理的な反応上そうなってしまうのは避けられない事だし、特に今の異常な肉体なら尚更だ。
それでも、耐える――耐えるしかないのだ。
秘処をパン太郎の指が行き来するたびにジンジンと秘処が熱を持っていく。
大きな掌を覆い被せられてブルブルと震わされると一緒に腰まで揺れてしまいそうになる。
「ふっ……っ…!……っ……くぅ……っ!」
それでも、湧き上がる刺激は胸を責められた時のようなワケが分からなくなるほど物ではなかった。
意識を集中し、身を固めていれば、辛うじて声を抑えることも出来る。
いつしかちづるは、このまま耐え切れる――そんな想いをもち始めていた。
娘たちの事を思えば、どんな事にも耐えられると。
浅はかな、拙い望みを。
「さーて、じゃ本番のーん♪」
嬉しげな声に、ちづるの意識も引き締まる。
とうとうナカを触られる。
絶対に嫌だが、避け得ない。
けれど声など出してやるものか。
胸の時のあれは、不意を突かれて驚いただけなのだ。
事実、今はこうして声を抑えられている。
……つらつらと、ちづるの心中ではパン太郎への対抗策が積み上げられていく。
それはちづるにとってみれば強固な防壁のつもりであった。
が、パン太郎にしてみれば、薄弱な薄紙同然の物でしかなかったのだ。
「いい声で啼くといいのん」
ぎちゅ。
「!!!!????――――――――――あっ――――――あぁぁあっぁぁぁぁぁぁああぁあああぁぁあああああ!!??!!??」
絶叫が迸る。
胸を責められた時と遜色ない、いや、それ以上の大音声。
大きく開いた口から舌を突き出して、ちづるは吠えていた。
見開かれた双眸からはハラハラと訳も無く涙が伝い落ちる。
いや、訳ならあった。
大きすぎる快楽が、その訳であり、理由の全てだった。
膣孔へと這入り込んでくるかと思われたパン太郎の指は、その少し上、包皮にくるまれた淫核を狙い撃っていたのだ。
ちづるとて人妻であり、二児の子を設けたほどなのだから、当然夫にそこを愛された経験くらいはもっていた。
けれどそれはあくまで、ちづるを想いやった優しく繊細な愛撫であり、包皮を剥き立て淫核に爪を立てるような拷問などではなかったのだ。
普段から身体の奥に隠されている敏感すぎる器官をゴミでも摘まむように乱暴に扱えば、普通は痛みが勝ってしかるべきだったが、今のちづるにとってはそうではなかった。
どうした訳か色に狂わされてしまっている肉体は非道な責めをすら「快楽」へと変換し、ちづるの脳髄へと極大の雷光となって駆け上る。
同時に、いままで敢えて手心を加えられていた乳房への責めが、再び苛烈さを取り戻していた。
乳を採るような勢いで乳肉が搾り上げられ、乳首が容赦なく磨り潰される。
そしてその責めまでもが、莫大な快楽の波濤となってちづるを襲うのだ。
「あっ!? あぁああ!? あぁああぁぁああああ♥!! あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥あ♥」
ちづるの相好は完全に溶け崩れていた。数刻前にパン太郎を出迎えたときの凛とした佇まいは欠片も残さず、だらしなく弛んだ表情で白痴のごとく淫蕩の喘ぎを撒き散らす。
「あひぃ!? ひぃっ、ひん♥ きひゃぅっ♥!」
淫核を包皮から引きずり出され、爪先で引っ張り上げられてちづるの腰が跳ね踊った。上下左右に腰が揺さ振られ、その度に緋袴が下へ下へとずり落ちていく。
襦袢と千早もすっかりはだけ、パン太郎の腕の中でちづるの裸身が露わになろうとしていた。
「ん〜、おっぱいもお尻もこんなにおっきいのに、うぇすとはキュッと引き締まっててないすばでぃ〜のん♪おヘソもかわいい〜」
ほとんど腕に引っかかっているだけになってしまった襦袢の下から表れた見事な肢体を見下ろして、パン太郎は大いに目を楽しませていた。
左胸を弄っていた手を放すとそのままつぅっと滑らかな腹部を撫で下ろし、おヘソの穴をこしょこしょとくすぐった。
縦にスッと窪んだそこは、流石に胸や秘処を弄られた時のような官能の激流を放ちはしなかったが、だからこそ、あたかも親密な間柄であるかのような戯れがちづるには耐えられない。
「らめっ♥やめっ、て!くひぃ♥……そんな、トコロ……っ!」
胸を解放された分、わずかに取り戻したなけなしの理性を振り絞って抗議の言葉を口にする。
「まだそんなコト言えるなんて驚きノン。でもダメでしょ、口ごたえしちゃ。キミはもうボクのモノなんだか、ら!」
「ふあ、あ♥……モノ、ってなにを言っ――――きゃひぃぃぃんんんん♥♥!!」
胸は解放されても、秘処には変わらずパン太郎の右手が覆い被さっており……そしてクリトリスは乳首に輪をかけて敏感な弱点だった。
指の腹で軽く押し込んでやるだけで、ちづるは言葉を失い背を仰け反らせて反応してしまう。
「子作りのパートナーになったんだから、キミのココはいつでも好きな時に使ってオッケーって事のん♪おばばも『しっかり励んで仰山子宝を恵んでくだされ!』って言ってたノン♪」
にまにまとほくそ笑みながら、パン太郎は秘裂をまさぐる指の動きを変化させる。
それまで淫核を弄りながら陰唇をさするだけだった指を垂直に立てると、愛液でぬるぬるになった膣孔へと潜り込ませた。
「ふぁああ!?あ、あぁあああ――――♥」
何年かぶりに訪れた侵入者に秘洞が驚き、ちづるの意思とは無関係に柔襞がキュっと締まってしまう。
這入り込んでいたのは中指一本だけだったが、身体同様に太く長いそれは深々とちづるの胎内を挿し貫いていた。
まだほとんど動いてもいないのに、自分の身体にそんなにも深い孔が空いていたいたのだという事を思い知らされて、ちづるの胸がザワリと疼いた。
自分の細く頼りない指とは比べ物にならないほど太く逞しいものが、その孔をしっかりと埋めているのだという事実が重く圧し掛かってくる。
互いに愛し、操を捧げた夫以外の者には委ねてはならない役割を卑劣な好色漢に許し、あまつさえその仕儀に呂律も回らなくなるほど乱されてしまっている自分が情けなかった。
「ん〜、ナカもキツキツで良い感じ♪二人も子供がいるなんて信じられないくらいノン♪」
今もこうして、したり顔で秘処の具合を判じられて、顔から火が出そうなほどの怒りと恥辱を覚えていると言うのに、
「ひゃぅ、っん!?やっ、ナカそんなっ――つよくしないでっ!? あっ、ぁあああ♥」
鉤型に曲げられた指を少し前後させられただけで声を震わせて哀願するしかなくなってしまう。
パン太郎の一挙手一投足が自分に与える影響があまりにも大きすぎる。
こうまでパン太郎の毒牙が深く食い込んでしまっては、もはや抵抗などできないと。
されるがまま、為すがままに従うしかないのだと言う諦観が、ちづるの心を蝕んでいく。
「ほーら、足あげてー♪」
膝の下にかろうじて残っていた緋袴をあっさりと抜き取られて、とうとうちづるの身体が生まれたままに姿にさせられる。
帯も解け腕に絡まっているだけだった襦袢など、パン太郎の指戯に身悶えている間に抜け落ちてしまっていた。
「ん〜、やっぱり裸にしてみると若い子には無いむちむち感が良い感じ〜♪」
積み上げてきた年齢による変化を誉めそやされて、ちづるはただでさえ火照っている頬が更に熱くなるのを感じざるをえなかった。
乳房と秘処から離れた掌が太股や臍周りを撫で回すのからただ黙って目を反らす。
「そんな……はぁ、……おためごかしは……っ…いりませんっ……んぅっ♥」
「お世辞なんかじゃなくて、ホントのことなんだけどな〜。青い果実も美味しいけど……」
太い腕にぐいと抱きすくめられ、ちづるの背がパン太郎の胸板に埋まる。忘れかけていた男の熱は、もう何年も離れ離れの夫の物よりも確実に大きく逞しい。
「キミみたいな熟れ頃の果実は、も〜っと美味しそうのん♥」
後れ毛の辺りに顔を埋めて囁かれた台詞に、ぞくりと背筋が震えてしまう。
「ふっ、うぅ……好き勝手な、ことを言って……ぇ♥」
パン太郎を詰るような事を言いながら、太股を撫で摩っていた掌が付け根の方へと這い寄ると心なしか脚を開き、腰を突き出すような姿勢を取っていた。
まるで自分から秘処を差し出すようなその仕草に吸い寄せられてパン太郎の腕が動き、覆い被さる。
真っ白な陰唇の間からわずかに顔を覗かせた肉色の裂け目はどろりとした蜜でぬめっており、差し込まれた指を難なく飲み込んでいった。
「ふぁっ、あっ、やっ!?さっきより、はげしっ――ひぃん♥」
今度は二本、這入りこんだ中指と人差し指が交互に動き、ちづるのナカを掻き乱していく。
「しっかり耕して、タネがちゃーんと根付くようにしないとね♪そーれぐちゅぐちゅ〜♪」
ちづるの中身を穿り出す様な指の動きにねっとりとした愛液が掻き出されて来る。
後から後から、止め処なく溢れてくる雫ににちゃねちゃと響く水音が大きくなる。
「ひぅっ♥ うぅ……うぅぅうぅぅ〜〜〜〜〜〜〜♥」
すっかり上気した顔をくしゃくしゃに歪めて、ちづるは為すがままに身悶えた。
一本だけでも十分すぎるほどだったものを二本も捻じ込まれても、やはり感じるのは過大な肉の悦楽だけだった。
指の腹でずりずりと擦られるだけでその這い跡がカッカと熱くなり、そのまま数度往復されるだけで火種を投げ込まれたかのように燃え上がった。
そうなってしまうと、指どころか爪に引っかかれてさえ腰が跳ねてしまうのだ。
秘処を蹂躙するパン太郎の手は小器用にくるくると動き回り、わずかな間でちづるの膣中が手のつけられない焼け野原になってしまっていた。
「キミのイイところはどこかな〜?こっちかな?それともこっち?」
「あぁ、だめ、そんな奥……♥やっ、あっ、ああっ♥入口だけくすぐるのも、だめぇ……っ♥」
膣のあちこちを突き回されて、その反応をいちいち観察されてしまう。
演技で誤魔化そうとか、少しでも声を抑えようとか、そんな事を考える余裕はちづるには残っていなかった。
一切の虚飾を取り払った素のままの自分の姿を晒され、女としての自分の全てを知悉されていく。
身体だけでなく、心までも丸裸にされていくような感覚。
けれど不思議な事に、ちづるはその事に恐怖も嫌悪も覚える事ができずにいた。
ただ大きすぎる快楽だけが、ぐずぐずに蕩けた思考の奥に刻み付けられていく。
「のふふ♪キミもすっかりその気になってくれたし、そろそろ“めいんでぃっしゅ”をいただくのん」
脱力しきった身体を横から押されて、ちづるは布団の上に横倒しに倒れた。ぐったりと倒れたまま荒く息を吐く人妻巫女を見下ろしながら、パン太郎は手早く衣服を脱ぎ捨てる。
「――ひっ」
股引の下から出てきたモノを目にして、ちづるは息を呑んだ。手で握らされた時にもその大きさに驚かされたが、直接目の当たりにするとその大きさは想像以上のものだったのだ。
隆々と勃起した逸物はでっぷりと肥えた腹を押し返さんばかりに力強くそそり立っていた。
棍棒か擂り粉木かと見紛う程に太く、長く、まさしく肉の凶器と言っていい様相だ。
記憶の中に朧に残る夫のモノと比べるまでも無い――人間離れした、規格外のモノだという事が見ただけで分かってしまう。
「やっ、嫌……、たすけて……」
あんな巨大な物を受け止められる訳が無い――――本能的な恐怖に思わず後ずさろうとしてしまうちづる。
しかし過剰な快楽によってすっかり骨抜きになってしまった手足は思うように動かず、その場でわずかに手足を震わせることしか出来なかった。
「いい加減、観念するのん?」
まな板の鯉も同然に、布団の上で震えるちづるにパン太郎が覆い被さる。
分厚い胸板は押し退けようとしてもビクともしない。
投げ出された脚の間に膝を割り込まされ、肘をつき髪を梳く手に頭を押さえられれば、ちづるにはもうどこにも逃げ場所は無かった。
「あ……あっ。あっ」
片手で己の分身を掴んだパン太郎が、その切っ先でちづるの秘処を狙ってくる。
ピタピタと下腹部に押し当てられた怒張は脈動が伝わってきそうなほどに熱く、先端で素肌をなぞられるだけでゾワゾワとした悪寒がまた駆け上ってくる。
おぞましい先端が徐々に、徐々に下がってゆくのを、ちづるは諾々と見守る事しかできない。
「ひぅ♥――ぁ。やっ、だめぇ……ッ!」
夫以外の男に、これ以上ないほどの嫌悪を抱いている相手に、単なる取引で肌を許しているだけだというのに――遂にその先端が秘処の入口に辿り着いた瞬間、そこから走った電撃の甘さにちづるは絶望するしかなかった。
指で弄り回されただけで正体を失くす程に乱されてしまったものを、本物の男根で抉り抜かれればどうなってしまうのか――?
「キミの『ダメ』は聞き飽きたし、ここからは全部『イイ』にしてあげるノン♪」
「だめっ、ほんとにだっ、めぇぇえ――――――♥♥!!」
制止の言葉が合図だったように、パン太郎は力強く腰を突き出した。
秘裂の中心にピッタリと押し当てられていた切っ先が陰唇を巻き込んで秘処の裡へと潜り込み、まるで長年連れ添った夫婦であるかのように一突きでちづるの膣孔を探り当てる。
バキバキにエラ張った亀頭に押し広げられた入口は、それでも裂ける事は無く闖入者を受け入れていった。
少しずつ、少しずつ、規格外の逸物を飲み込まされていくちづるの秘処。
そして、最も太い雁の部分が入口を潜り抜けた瞬間、ずるり、とパン太郎の男性器がちづるの女性器へと納まりきっていた。
「っあ、あひゅ――――――――♥♥♥♥」
内臓を押し上げる怒張の圧迫感に吐息を搾り出され、目と口を開ききってちづるは絶句した。
収まるはずが無い、身体が裂けてしまうと恐れおののいていた物が――いまや全て己の身体の内に収められている。
下腹部にピッタリと張り付いたパン太郎の下腹の贅肉がそれを伝えていたが、それよりも、お腹のナカ全てを埋め尽くすような怒張の存在感が何よりも雄弁に現実を物語っていた。
女の身体は、こんなにも深い処までを男に許してしまえるのかと――今まで夢想だにしなかった現実を突きつけられる。
夫との逢瀬とは比べ物にならないほど深い、胎内の奥底までを抉り抜かれている。
「どう『イイ』でしょ?……って聞くまでも無いみたいノン♥」
いまだ抽送すら始まっておらず、ただ膣孔の全てを踏破されたというその一事で、
「ふぇ……あ……♥あぇ……♥♥」
ちづるは遥かな性悦の極みへ吹き上げられていた。
頭の中が真っ白になり、物を考えることすらままならなくなる程の果てしない絶頂。
咥え込んだものを無意識にきゅうきゅうと搾り上げ、その触覚だけで更なる悦感が吹き零れていく。
絶句し、途切れていた呼吸を取り戻したちづるの顔はどうしようもないほどぐちゃぐちゃに蕩けていた。
だらしなく開いた唇にはぽってりとした舌が乗り、どこを見るでもなく亡羊とさ迷う眼差しは恥らう乙女の如く朱が散りばめられている。
いままでパン太郎の毒牙にかけられてきた島の若い娘たちと同じ顔を――発情しきった雌の貌を――ちづるもまた晒していた。
「初体験の娘と違って、最初からトばしても平気だよね?ダメでも大丈夫になってもらうから同じだけど」
パン太郎が何を言っているのか、千々に乱れた思考では理解できない。
ただパン太郎から与えられる快楽が大きすぎて、その大きさが怖ろしくて、イヤイヤをするように首を振る。
――無論、パン太郎がそんなちづるの想いを斟酌などするはずも無かったが。
「ふぁっ!? あっ、あっ、あっ――」
ズルズルと入口近くまで怒張を引き抜かれるだけで、ちづるはカリ高の亀頭に擦りたてられた粘膜が発する快楽信号に身悶えさせられた。
下腹が溶け堕ちてしまいそうな熱さに負けて、いけないと分かっていても秘肉がパン太郎の幹に絡みつくのをとめられない。
夫以外のものが身体の内から排除される安堵感よりも、身体の中心に空けられてしまった穴の大きさを思い知らされる空虚感の方を強く覚えてしまう。
「――あぁああああ!!! 深いっ、ふかいぃい♥!」
そしてあろう事か、その空漠を埋めてくれるものに対して、ちづるは確かに充足感を覚えていた。
自分でも知らなかった、身体の奥底にまで至る深い穴を、有り余る威容がミチミチと音を立てて埋めていく。
意識した事も無かった穴の“底”を、真っ赤に灼熱した肉槍で焼き潰される。
パン太郎が一往復するたびに穴のカタチが鮮明になり、そこを満たされる快楽が鮮烈になる。
圧倒的な激感の前では、己を取り繕う事もままならない。
素顔のままの、むき出しの自分が曝け出されていく。
「のふふ♪さすが子供を二人も産んでるだけあってノリが良いのん♪むちゅー」
「あっ!? ヤッ、ダメです! 口付けは――ん、んむっ、ふぁッ♥ あむ、むちゅ、ぢゅ、ぢゅづっ――♥」
底無しの悦楽に溺れてもがく事しかできないちづるに、パン太郎の口付けを跳ね除ける余力などあるはずもない。
唇と唇が触れ合った瞬間反射的に口を閉じるのが精一杯で、そしてそれすらも、パン太郎が少し強く腰をぶつけるだけで崩れ去った。
膣奥から響いた淫雷に嬌声をあげさせられ、その隙にぼってりと分厚いパン太郎の舌はちづるの口腔内へと侵食を果たしていた。
肉厚の軟体が口中を這いずり回り、無理矢理に舌同士を絡み合わされる。触れ合った箇所から弾けたのは、おぞましさではなく、悪寒のような快楽の細波だ。
ぬちゃぬちゃと、歯や舌や口腔内の粘膜を舐られるたびにじんわりと頭の奥が痺れていく。
その間も引っ切り無しに下腹から特大の淫悦が轟き続け、その眩さに何もかもが分からなくなっていく。
「んっ、んちゅ、んむっ、んく♥」
気付けば、ちづるは両手を圧し掛かる男の背に回していた。
今まで体験した事の無い性の荒波に揉みくちゃにされて、その恐怖から逃れたい一心で目の前の大きな物に縋りついているに過ぎない。
けれど、一度でもパン太郎を受け入れるような行動を取ってしまえば、蟻の巣穴から堤が崩れるように全てが押し流されてしまうのに時間はかからなかった。
お返しの様に抱き返されて、逃げられないように頭を押さえられると、一方的に嬲られるばかりだった舌がおずおずと自分からも動き出した。
口いっぱいに頬張らされたパン太郎の舌をくすぐるようにチロチロと舐め、誘われるままに開いた口同士を舌の橋がつなぎ、最後にはパン太郎の口腔内へと自ら潜り込んで舐めすくった唾液をこくこくと嚥下した。
無抵抗に抽送を受け止めるばかりだった柳腰もくなくなと揺れ始める。
それも逃げるための動きではなく、より深く受け入れるための動きだ。
突き込みに合わせて角度を揃え、胎の底をより強く叩き上げられて、ちづるは泣きそうなほどの快楽を噛み締めていた。
「どうのん?旦那さんより、ボクの方が気持ちいい?」
「あんっ、あっ……ふぇ、え!?――そ、そんなわけありません!」
パン太郎の意地悪な問いかけに、反射的に虚勢を張って拒絶する。
だが実際のところは、夫との逢瀬など比較にならないほど乱れきっていた。
パン太郎のモノがあまりにも強烈過ぎて、夫を受け入れたときの感覚が分からなくなりそうなほどなのだ。
「え〜、そうなの?じゃあじゃあ、旦那さんとやる時は今よりもっとイヤらしく善がってたんだ?」
「今よりもっ――!?」
パン太郎の問いかけはにちづるは今度こそ即答できなかった。
首肯すれば自分は今以上の痴態を演じるような場末の娼婦じみた女であると告げるに等しい。
だが否定すれば、パン太郎との逢瀬で夫とする以上の快楽を得ていると認める事になる。
どちらもとうてい許容できる物ではなく、ちづるに出来るのは口をつぐむ事だけだった。
だが、悪辣な陵辱者がそれを容易く許すはずもない。
「ほらほら黙ってちゃわからないのーん♪キミはどっちの方が善いのかな〜?」
「あぐっ、ひぃ、ひぃっ、ふかいぃ♥」
圧し掛かるパン太郎が腰を振ると、ちづるはそれだけで口を閉じている事ができなかった。
腹の奥底を叩かれて、肺から搾り出されるように吐息が零れてしまう。
「そんっ、な、の……あっ♥ あの人の方に、きまってます!」
「そうなの?じゃあ旦那さんがどんな風にいいか教えてのん♪」
「それは……っ、あ、あぁ♥」
記憶を思い出を必死で振り返り、ちづるは夫がどんな風に抱いてくれたかを必死で思い出そうとする。
どんなカタチで、どんな大きさで、どうやって自分を可愛がってくれたか。
それを思い出そうとして、自然に意識は下腹部へと集中していく。
「ひぅっ、ぅあ、あぁぁ……♥」
けれど今そこに在るのは愛する夫ではなく、凶悪な陵辱者だ。
しかもちづるに自分のモノを誇示するように、性急だったパン太郎の動きが穏やかになっていた。
密着した粘膜からは幹に脈打つ血管の僅かな凹凸すらも伝わってくるようで、どうしてもそちらに意識を持っていかれそうになるのを堪えながら、ちづるはかつて何度となく受け入れた夫のモノを思い出そうとした。
けれど、
「あ、あぁあ、なんで……どうして……?」
自分の中に確固たるカタチを刻み込んでくれていたはずの夫のものが、霞の向こうに隠れてしまったように曖昧模糊としてつかみきれない。
太さも、長さも、硬さも、熱さも――全てにおいて上回るパン太郎のモノによって上書きされて、ちづるになかにあった“男”の基準が塗り替えられていた。
「んんん〜?言えないって事は、やっぱり僕の方が良いって事なの?」
「ち、ちがっ――くひぃん♥」
反駁の言葉を腰の一突きで封じられて、その反応が何よりも雄弁にパン太郎の言葉を肯定していた。
緩やかだった抽送を再び早め、力強く腰を叩きつけるたびに、ちづるの柔肉はきゅんっきゅんっとパン太郎のモノに絡みついてくる。
「やぁ……だめぇ、そんな深いトコ。あむっ、んちゅ。っぷは、突かないでぇ♥ ぢゅ、ちゅむっ、んっ♥」
唇に顔を近づけても、ちづるはもう逃げなかった。
されるがままに口腔を貪られ、自分から舌を絡める事さえして、パン太郎の口付けに答える。
「深いトコってここかな〜♪」
抑え気味のストロークを繰り返していたパン太郎が、下腹を密着させて腰を捻る。
根元まで挿入された怒張の先端は当然ちづるの最奥を抉っており、パンパンに膨らんだ亀頭が牝孔の一番深い所をグリグリとこね回した。
「ひあっ、あっ、あっ、ダメ♥ダメぇ♥」
お腹の奥が撹拌され、押し広げられていく感覚にちづるの懊悩が加速する。
あの棍棒のような怒張で擂粉木の様に膣奥を荒らされて、お腹が破れてしまうのではないかという妄想じみた危惧を抱くほどなのに、感じるのは快楽ただ一色だった。
前後左右に逸物が振れるたびに、膨張した亀頭を擦り付けられた粘膜が爛れた淫感を撒き散らすのだ。
そしてなにより、先端をこすり付けられる最奥の部分が堪らなかった。
もうこれ以上深いトコロなど無いはずなのに、擦りたてられるたびに更にその先にまで掘り進められてしまっているかのような錯覚を覚えてしまう。
自分の女としての部分が開拓されていくようで、そこから溢れる快感は、ちづるにとって支配を受け入れた証の様に思えてしまう。
「だめぇ……私には、ひぃんっ♥ あのひとが、あぁ……♥だっ、めぇ♥」
「子宮口ぷっくり膨らませながらそんなコト言われてもぜんぜん説得力ないのん♪」
愉しそうに笑いながらパン太郎は一層強く腰を突き入れた。
張り出したエラが柔襞を擦りたて、怒張の先端でまた最奥を抉られる。
その中でひと際強く圧迫感を覚える場所があって、もしかしてそこが子宮項なのか――と、一度でも空想を巡らせてしまえば、もうそこから意識が放せなくなってしまう。
女体の最も神聖な場所に続く扉をこじ開けられようとしている姿を妄想してしまって、ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、とお腹の底から響いてくる内臓を押し潰す音を振り払うように、ちづるがいやいやと首を振る。
「はぁっ、あぁ♥ そんな、ところ……ぷっくり、なんてっひぃん♥させてませんっ!」
「身体の方は正直なのに、口はぜんぜん素直じゃないのん。仕方ないから子宮をボクのザーメンで満杯にして、イヤでも分からせてあげるのん♪」
子宮、ザーメン、満杯……不吉な言葉の羅列に、ちづるの意識が暫時正気を取り戻す。
「だ、ダメッ、なかは…はっ、あぁ…ダメ、です!」
「なに言ってるのん?ちゃんと中で出さないと『子作り』にならないのん」
「ひぅ♥ ですか、ら……はぁ……その、『せっくす』はさせて、あげたでは、ぅあ♥ ありませんかぁ!」
パン太郎は村の将来の事など本気では考えておるまい、各家に赤子を授ける事などどうでも良いと、女性と事に及びたいだけの色魔なのだと――ちづるは一人で早合点していた。
故に行為さえ許せば最後の一線、膣内射精だけは懇願すれば見逃してくれるだろう、望まぬ子を作るような真似はするまいと――あまりにも甘い見積もりを立てていたのだ。
それは藍蘭島という善人ばかりが暮らす島で生まれ育ったが故の甘さであり、夫以外の男を知らない初心な女としての甘さだった。
彼女は知らなかったのだ。
自分の快楽の為だけに膣内射精を望む男や、女性に望まぬ妊娠を強いて平然としている男も存在するのだと。
ましてやパン太郎が、他に想う相手のいる女性の胎に己の種を植え付ける事に快楽を覚える男である事など、そんなおぞましい嗜好を持った男がいる事など、全くの想像の埒外だったのだ。
「だから、『せっくす』じゃなくて『子作り』でしょ?キミがボクの赤ちゃんを産む約束をしたの忘れたのん?」
「――――――――ふぇ?」
約束――ちづるが子作りに応じる代わりに、娘二人を見逃す約束。
パン太郎がそれを字義通りに遂行する心積もりならば、ちづるは夫以外の男の種をその身に宿さねばならい事になる。
「っ、いや!?だめだめだめっ、そんなのだめですっ!?!!」
ようやく己の迂闊さを悟ったちづるが逃れようとしても、全ては後の祭りだった。
覆い被さった巨体は押し退けようにも細腕一本では太刀打ちできず、蹴りつけようにも下腹が擦りあうほど密着されてしまってはどうにもならない。
遮るものも無く粘膜同士が触れ合っている秘処からパン太郎を追い出す術など何一つありはしなかった。
「ダメじゃないのん。この孕み頃のオマンコをザーメンでいっぱいにされて思いっきりイッたら、ぜ〜んぶどうでもよくなるに決まってるのん♪」
愉しげに告げられるパン太郎の言葉がちづるは怖ろしかった。
パン太郎に膣内射精を止める気が無い――という事よりも、言葉通りに善がり果ててしまう自分が想像できた事が。
「あっ、あぁあ……だめ、たすけて、長政さん、長政さ――ぁああ♥」
愛する夫に助けを求め、けれど、とうに突き崩されてしまった肉体はひとたまりも無く肉欲に流されていく。
再び速さを増していく抽送に擦り上げられた膣粘膜からは爛れた快媚感がジクジクと湧き上がり、膣奥を突き上げられる度に炸裂する背徳の激感は力強さに応じて大きくなっていく。
「ひぃん♥ながましゃ、さぁん……ふぁ♥深すぎて、ぇ……おかしくなっちゃ、あぁあっ♥」
ただ快楽を求めるだけの行為ではなく、妊娠を目的とした行為なのだと……やっている事は変わらないはずなのに、意識が変化するだけでちづるが受け取る背徳感は奈落の様に深く暗くなっていく。
「そうそう、おかしくなっちゃえばいいのん♪おかしくなって、ボク専用の孕み巫女になったらいいのん♪」
笑いながら、パン太郎の抽送は刻一刻と激しさを増していく。ぱんぱんぱんぱん……と肉を打つ音が途切れなく響き渡り、ラストスパートを駆け抜けていく。
「さ、『子作り』の時間、のん!」
899 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/14(金) 21:07:07.91 ID:ncZaiVG3
オリジナルで勝負しろや
久々の投稿に心ない言葉かける畜生は死んどけ
怒涛の勢いで続いていた抽送がびたっと止まる。
パン太郎の腰は当然の様にちづるの下腹にピッタリと押し当てられており。
逞しい怒張は根元まで余さず秘裂へと納められており。
膨らみきった亀頭はぐっぽりと膣奥へ――繰り返し掘り抉られすっかり綻んでしまった子宮口へと――嵌まり込んでいた。
「ぁひっ♥ゃめ……そんな、深いぃ――♥♥」
これまでで最も深い挿入。
イメージの中で出来上がってしまった子宮の入口をど真ん中から深々と抉られ、現実の内臓を押し潰される重苦しい圧迫感に懊悩する暇すらなく――
びびゅっ!びゅるっ!!ぶびゅるるるるるるぅるるるる――!!!
パン太郎の精が、ちづるの胎内で弾けた。
鉄砲水の様に噴出した白濁液がピッタリと密着した子宮口をびしゃびしゃと叩き、瞬く間にちづるの膣中を埋め尽くしていく。
「――っあ!? あ……あぁ♥あぁあ♥あぁああぁあああ――――――♥♥!!」
瞬間、ちづるの脳は己の内に放たれたモノが何であるのか理解する事を拒んだ。
拒み、それでも膣孔全体を満たす怒張の力強い脈動から何が起きているのかを強制的に思い知らされ。
その事実を認めると同時、女の部分を隅々まで埋め尽くした泥土の熱に理性を焼き尽くされた。
「ぃ……っく♥い、くぅぅううううう――――――♥♥!!」
気付けばちづるは絶頂を告げる叫びをあげていた。熱くて、熱くて、膣内どころか突きまくられた膣奥よりも更に深いところまで毒液が染み渡り、その熱さに声をあげずに入られなかったのだ。
藁にも縋るように手と足は目の前にあったものにしがみ付いていた。
そうすることでより密着度が増し、更に深く抉られた秘処が益々汚濁に穢されると分かっていても、身体を放すことができなかった。
それに応えるようにぐり、ぐり、と白濁を噴出しながら尚も鈴口が子宮口にめり込まされる。
生殖器同士の濃厚なディープキス。
新たな生命を紡ぐ神聖な行為を、生涯を誓った相手ではない男と強要され――それでもちづるの脳裏には快楽の閃光ばかりが瞬いていた。
「のっ、のの?凄いのん♪子宮が吸い付いてザーメンゴクゴク飲んでるのん♥」
膣洞はこれ以上ないというほどぎゅうぎゅうと怒張を締め上げて、一分の隙も無く粘膜同士が張り付いた膣内で白濁が向かう先など一つしかなかった。
パン太郎の腰がびくりと震えるそのたびに、ピッタリと密着した鈴口から子宮口へと多量の白濁が注ぎ込まれていく。
「あっ♥あっ♥あぁ…♥…あなた、長政さん……ごめんなさいぃ♥」
悪辣な陵辱者に組み敷かれたちづるの表情は、しかし言葉とは裏腹に悲痛の色はすっかり鳴りを潜めていた。
恍惚と苦悶の中間のような表情で固まったまま、今まさに種付けされている秘処に意識を集中する為に目を閉じ、パン太郎が身じろぎし白濁を噴き零す度にぴくぴくと身体を震わせる。
パン太郎にとっては最早見慣れた、情交に溺れる雌の姿がそこにあった。
「のふふ♪い〜い感じのん。それじゃあこのまま朝までこーす突入のん?」
最奥まで捻じ込んだ怒張でちづるの秘処を掻き混ぜながらパン太郎が囁く。
今まで抱いてきた年若い娘たちは、ここまでされれば唯々諾々とパン太郎の言葉に従い、ますますその心身を性の泥沼へと沈み込ませていった。
「ゃ……ダ、メ……です」
けれどパン太郎の考えとは裏腹に、返された答えは明確な否だった。
怒張が脈動するたびに背筋を震わせて淫悦に感じ入り、細い四肢を覆い被さる巨体に絡みつかせる程色に狂ってなお、ちづるの心は折れていなかった。
「あの子、たち、が……帰って、きちゃ、う……」
「あの子達……?あぁ、そういえばそうだったのん。それがどうかしたのん?」
「こ、んな、ところ……あの子、たちには……ふぁ…あぁ……♥」
「ふ〜ん、見られたくないんだ。じゃあ、今日は程ほどにしといてあげてもいいけど」
「ひぅっ!?」
パン太郎はごろりと転がって抱えたちづると上下を入れ替えると、上半身をむっくりと起こした。
対面座位の体勢で、ちづるにとっては突き上げてくる一物に体重を預ける形だ。
より深くなった挿入感にゾクゾクと背筋を震わせ、抱き締める四肢に一層力が籠もってしまう。
「その代わり、今日の続きは明日してもらうのん♥」
「ふぅ、うぅ…♥ ……つづ、き……?」
「キミの我がままを聞いて上げるんだから、当然のん?それとも……」
「あぅ♥ひぅ♥うぁ♥あぁああ♥♥」
鷲掴まれた尻をがくがくと上下に揺さぶられ、再開した抽送にちづるの喉から蕩けきった嬌声が迸る。
「このまま子供達が帰ってくるまで『子作り』する?僕はどっちでもいいのん♪」
なんでもないことの様に言うパン太郎の口ぶりはいっそ愉しげですらあった。
冗談でもなんでもなく、ちづるの答え如何によって行為を続行するに違いない――ほんの数刻を共に過ごしただけでそう確信できる。
「あっ♥やめっ♥それはっ、だめぇっ♥♥」
身悶えながらもぶるぶると首を振るちづる。
この関係をおおっぴらにする事を望まないと理解しているからこそ、続く問いかけは確信的なものだった。
「じゃ、明日から、僕と、『子作り』しに、来るのん!」
「やっ♥やっ♥それもっ♥それもだめぇっ♥」
繰り返される否定の言葉。
けれど、振り乱していた頭が大人しくなり、抱きついてくる力がわずかに増していることをパン太郎は目ざとく察知していた。
娘たちに痴態を晒すのと。
秘密の関係を続けるのと。
どちらを選ぶべきなのか、ちづるの中でもう答えが出ていることを理解する。
そして貞節の殻に阻まれて表に出せないそれをどうやって引きずり出すかも。
「わがまま、言っちゃ、ダメでしょっ!んむちゅっ♪」
対面座位で抱きついてくるちづるの顔はパン太郎の正面の位置にあり、指一本分ほど開いて荒い息をつく唇に吸い付く事は容易かった。
目の前にあったパン太郎の顔が迫りつつある事に気付きながら、もう、ちづるは口をつぐむ事さえできない。
「あむっ♥んんっ♥んちゅ♥んんんん〜〜〜〜♥♥♥」
重なり合った唇はにちゅにちゅと絡み合い、その隙間から伸ばした舌が互いの口腔を舐め啜る。
情熱的にかわされる唇の交歓に中てられたように秘処の交わりも加速していく。
パン太郎に好き勝手揺さぶられるのではなく、ちづる自身の意思に従って腰がくねり、膣がうねる。
引き抜かれていくカリが善いところを擦るように柔肉が窄まり、絶妙な歓待を受けた怒張はますます硬度を増していった。
「んふっ♥んっ♥んむっ♥んぢゅずっ♥♥」
一突きごとに腰をくねらせ、挿し込まれてくる肉槍の行方を我が身をもって感じ取り、導いた先。
猛々しい肉槍の先端は、再びちづるの生命の扉を叩いていた。
「んっ♥んん♥んん――――――♥♥♥♥」
子宮口を突き上げる穂先の膨張と、肉茎から伝わる熱い脈動に射精の前兆を感じ取る。
けれど、逃れようとするそぶりなどおくびも見せず、むしろ抱きつく四肢になお一層の力を込めて、ちづるはパン太郎との行為に没頭した。
パン太郎に身体を揺さぶられているのか、自分で腰を上下させているのかも分からなくなりながら、それでも計ったように二人の動きは同時に止まった。
「ん♥!ん♥!ん♥!んんんんんんんんっ♥♥♥!!!」
ちづるの股座が一分の隙も無いほどぴったりとパン太郎の下腹に貼りつき、背中に回した手はクッと爪を立てる。
それに答えるように貪るような勢いで唇をふさがれ、背骨が折れそうなほどと力強く抱きすくめられ。
そして再び、パン太郎の怒張が火を噴いた。
びゅる!びびゅびゅ!びびゅるるるうるるる!!
がっしりと食い込まされた子宮口へと容赦なく精汁が吐き出され、激しい行為で漏れ出てしまった分を補充するかのように再びちづるの胎内を白一色に染め上げていく。
べちゃり、べちゃりと膣奥に叩きつけられる白濁を感じて、ちづるの脳裏で淫悦の炎が炸裂した。
「んむ〜〜ぷはっ♥いきますっ!!いきますか、らぁ、あぁああああ〜〜〜〜♥♥♥!!!」
それは了承の言葉だったのか、あるいは絶頂を告げる言葉だったのか。
例えどちらの意味であったとしても、思考を働かせる理性など失した今のちづるには、胎内で吹き上がる白いマグマの熱さに感じ入る事しか出来ない。
絶頂し、昂ぶりきった秘処をぐりぐりと捏ねられる度に喜悦の吐息と共に啜り泣くちづる。
その口から、己の言葉でしっかりと『子作りの為にパン太郎を尋ねる』ことが誓わされるまで、大した時間はかからなかった。
おわり
以上です
投下を許可してくださったかきやー氏に感謝
オリジナルを書く予定はいまの所ありませんごめんなさい
パロ板でオリジナル書かれても困るしw
906 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/15(土) 11:57:11.88 ID:zymR1JgV
借りものの駄作、うざいわ
エロければどうでもいい
908 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/16(日) 07:32:00.27 ID:PWBOVzAD
「喪失のMarried Life」って同人ゲー知ってる人いる?
実体験に脚色添えて200%増量で小説風でお届けします。
イニシャルK.Kが味わった最初の決定的な敗北は、小学五年生で受けさせられた知能テスト。
弟が150を記録して、15万円ものお小遣いを貰ったのに対し、120。
父親がくれた1万2千円のお小遣いも、祖父母に受け渡しを見られていると巻き上げられた。
その金までもが弟のT.Kのものとなるのを見て、K.Kはなんとも言えない思いを噛み殺した。
父I.Kに相談しようと思い悩むK.Kを、彼の母、Y.Mは窘めた。
「置いていただいてるだけでも有難いのよ」
K家は、土地の大名からの所領安堵の書状を家宝とする、土豪から続く名家。
父親が結婚適齢期にさしかかった当時、開発の為の用地買収の話があり。
地元名士として、その対応に臨んでいた家は、調整に協力する見返りに有力者の嫁を求めた。
単純に一族としてのつながりをもって、けして裏切らないという証に替えるという話だ。
家の思惑と都合が、個人の自由等容易く奪うのは、名家の特質。
相思相愛だったY.Mと男はあっさり引き裂かれることに決まった。
別の嫁との婚姻届を勝手に提出され、受理されていたと知った時よりも
I.Kは、Y.Mの両親に手切れ金を積んで、身を引かせようとした事に激怒した。
引っ越そうとするY.Mの家から彼女を連れ去り。半年間の駆け落ち生活を送った。
I.Kの父D.Kが斃れると、家は苦渋の選択を迫られた。
Y.Mを囲うことまでなら認めるとして、二人を呼び戻した。
しかし、いざ戻ってみると、家には嫁の両親も転居してきていた。
最初は、娘にも子供を授かるまで、梃子でも動かないという話だった。
しかし、実際のところは居座る形となった。
本妻の実家は、用地買収の折、不正行為があったのではないか、と週刊誌に書き殴られ。
実際には、地元名士に仲介を依頼して、どうにか調整を成功させていたにも関わらず。
その後、票を得る事が出来なくなり、衰退している最中。
議員というのは潰しがきかない。その上醜聞つきだと、就職はままならない。
彼らはK家の本妻を出したという縁に固執した。
幼稚園までは、まだそこそこ仲良くできていたように思う。
しかし、小学校高学年になるまで、祖父母から、Y.Mは盗人でK.Kはその汚い血だ、と言われていた。
K.Kは時折その光景を目撃していた。
祖父母はT.Kに対して、K.Kに勝つ実力を身につけさせる為、金を惜しまなかった。
週のうち半分は、学校の前に送迎の車が来て、T.Kを塾へと連れて行った。
そうしたストレスにさらされたT.Kが蟻の巣を嬉々として踏み潰す等の行為をはじめた。
家庭訪問に訪れた担任の女教師はT.Kにスカートを捲られたりしていることも打ち明けた。
祖父母はT.Kに毎週塾を全部きちんといくだけで、翌週には一万円を与えた。
本妻であるF.Kはとても落ち着いて、包容力があった。
相思相愛の二人をひどい目に合わせた、という自覚もあったのかもしれない。
Y.Mと夫の邪魔はせぬように振る舞い、その間に出来た子である、K.Kの事もかわいがってた。
特に祖父母が自分のことを盗人の子だと、I.Kに隠れて罵る度に、
意気消沈しているK.Kを連れて外に出て。杉の木立の下でごめんなさいねと言いながら泣き止むまで抱きしめた。
K.Kの初恋は、意外にも自分の苦しみの原因の一人である、F.Kになった。
母と慕うような振りをして、泣きじゃくっている最中。赤子のようにその胸に吸い付いたりもした。
F.Kは、甘えん坊さんねと言いながら、そんなK.Kの事も許した。
K.Kは無理を押し付けられず自由闊達に育ち、T.Kは常に兄に勝てと言われて祖父母のエゴを押し付けられた。
I.Kは、再三に渡って祖父母に対し、T.Kに対する虐待じみた教育をやめるように言い、口論となった。
中学の頃、それまで勉強では負け通しだったT.Kにも、K.Kに勝るところが出てきた。
遊ぶ金をあまり与えられなかったK.Kは、欲しいゲーム機がない代わりに、近所の子達とよく里山に入り。
日暮れにくたくたになって帰る事が多かったので、勉強漬けのT.Kとは基礎体力ではまるで勝負にならなかった。
学校で、問題が起き始めたのもこの頃だ。
K.Kの持ち物は頻繁になくなった。学校は犯人を進んで探そうとはしなかった。
K.Kの物がなくなる度、K.Kの友人たちはその犯人に怒り、そして、机を寄せて教科書を見せるなどした。
物がなくなるのは、どんどんエスカレートしていくばかりだった。
ある日、野球を終えて帰ったK.Kは、T.Kのクラス担任が居間で祖父母達に怒鳴りつけられているのを見た。
K.Kの帰宅を知ると彼らはT.Kのクラス担任を追い出しにかかった。
その数日後、F.KがK.Kを呼び出し。また杉の木立の下に連れていき。今度から物がなくなったら相談するのよ、と言った。
そして、T.Kが犯人だとわかっているのに黙っていてくれてありがとうと言った。
K.Kは、この時、押し寄せる想いを封じ込め損ねた。
沈黙を貫いたのはT.Kの為ではなく。愛しいF.Kの為だと言った。
F.Kは本当に鈍いらしく。とても意外そうな顔をした後、顔をくしゃっとした。
今度からもう、あんまりくっついてはダメよ、とK.Kは言われた。
中学にもなって、さすがに胸を求めるなんてことはとっくに止めていたけれど。
この時、K.Kはとてつもない悲しさのあまりF.Kを抱きしめ、その胸を弄った。
お母さんではなくFさんと呼び、そして十秒もしないうちに、抵抗しようとしないF.Kから身を放した。
「お利口さんね」
頭を撫でられながら泣きじゃくった。父I.Kを子供心にとても憎く思った。
母の事もあるから、口には出せないけれど、こんな良い人をないがしろにどうして出来るのかと。
実際F.Kは自らをこそ愛人といった具合に振る舞う事が多かった。彼女は何もわるくないのに。
Y.Mですら、跡継ぎの争いを多少は意識するK家の騒動の中、F.Kだけがそれらとは隔絶されていた。
だから、K.Kは惹かれ、自分とF.Kの幸せだけを願った。
高校は別々に進学した。
T.Kはかなり有名な受験の名門校に行き、寮に入った。
祖父母は心配だからと、T.Kについていった。
実家近くには良い高校もないので、K.Kも東京に出た。
Y.Mは丁度この頃、第二子を妊娠していた。
K.Kについてきたのは、F.Kだった。
誰も、K.Kが秘めた思いをF.Kにぶつけたことがあるとは知らなかった。
K.Kは大人しく母とF.Kを慕った。
けれど、東京の空気や、人口過密地ならではの簡素な人付き合いに馴染めず。
次第に、気持ちの悪い田舎者という扱いを受けるようになり、虐めを受けた。
周りからは、K.Kはベタベタとひっついてきて、薄気味が悪いように見えていた。
その交友の作り方は、同年代の少ない地方の寒村でなら、至極当然なものであっても。
悩むK.KをF.Kは優しく受け止めた。
高校二年を、K.Kは別の私立学校で迎えた。
F.Kのアドバイスで、今度は最初から田舎者を売りにしたらと言われていた。
自己紹介で、同年代が少ない学校育ちだから、結構ひっつくから
面倒臭かったらその都度言って、うまくやっていきたいからと言ってみた。
ほどなく、友だちが出来た。
面倒見がよさそうな女の子で、勝気で、クラス委員に立候補した。
そういう女の子と仲良くしているお陰で、トラブルもなかったと言えば嘘になるが。
どうにか、仲裁や仲直りを経て解決し。彼女を中心としたグループで学校生活を楽しんだ。
出産を終えると、Y.Mも家を訪ねてきた。この頃にはF.KとY.Mの仲も良くなっていた。
その子どもがいる前で、自分達の境遇をお互い嘆き、励まし合っていた。
そういうのを見ると、いかにあの祖父母が罪作りなのかと思った。
当事者達だけだったら、もしあの祖父母が家にいなかったら、どうにかなっていたんだと思う。
この二人と、祖父母に変に影響される前のT.Kと父だけなら。
ある日の夏の夜。寝苦しくて、水を飲みに出ると、居間の扉の硝子の向こうにF.Kが見えた。
机に突っ伏していた。
扉を開けようと思った瞬間。すすり泣く声が聞こえた。
暫く、どうしていいのかわからずに立ちすくんだが、K.Kは結局入室を選んだ。
すぐにF.Kは涙を拭ったが、K.Kが神妙な顔をしていると、聞かれていたと理解したようだ。
「お母さんね。お父さんと、離婚しようと思うの」
K.Kが寝ている間にも電話口で、F.Kは実の両親と口論となっていたと打ち明けた。
K家を乗っ取れる可能性があるうちは、あの二人は変わらないと疲れたような顔で言った。
「お父さん達馬鹿だから。どんどんどんどんTのためにお金つぎ込んで。
実家を継いだ弟も、もうとっくに支援打ち切っていて。蓄えも尽きて。
K家のお金に手をつけてるんですって。もう引っ込みはつかないって。
本当に、ごめんね」
K.Kは何といっていいかも分からなかった。高校生には重すぎる話だ。
けれど、時間だけはあった。考えれば考えるほど沈黙が続いた。
どうにか、この美しい人を元気づけたかった。
「僕は、嬉しいですよ。これで、お母さんて呼ばなくて済む。
やっぱり初恋の相手は名前で呼びたいし」
これは、K.Kの人生最大の過ちだった。
思いが、溢れてきた。F.Kは涙を拭って、ありがとうと笑った。
でも、駄目よ、と。私はお母さんなんだからと窘めるF.Kはやはり綺麗だった。
自分なら、この人を笑顔にできるんだ。そんな意識がK.Kには芽生えた。
離婚の話はどうなっているのか。
二学期の途中にK.Kは尋ねた。F.Kは首を振った。
I.Kには、その気がない。
祖父母が手をつけた家の金についても、むしろ、これであの二人を追い出す口実が出来た、と喜んだ。
F.Kは犠牲者の一人であって、途中で放り出すなんてことは許されない、という考え。
あの祖父母に、二度と家の敷居をまたがせず。T.Kを取り戻して、家族五人でやり直そう、と言った。
K.Kの強くなっていくF.Kへの想いが、拗れていった。
F.Kが恐れていたものは、実のところK.Kだ。
けっして自分には向けてはくれない、I.KのY.Mに向ける眼差し。
最初から恋愛結婚ではないから、期待はしていなかったけれど。
それと同じものをぶつけてくるK.Kを見ていると、どうかしそうだった。
冬休みが始まった。K.KとF.Kは大晦日前には実家に戻る予定。
K.Kには毎日のように友達との予定が入り、ある日は皆で宿題を見せ合いながらやっていた。
F.Kにはそれが救いだった。
K.Kは、ある日はゲームセンターで500円玉を握り締めながら、どのゲームをやるかと悩んだ。
そうした思考の間に間に、手の届かない女性のことが思い起こされていた。
クリスマスの前日。K.Kは女友達から別れ際に声をかけられ。人気のない路地で告白を受けた。
少女は、自分には思春期の男の子らしい、熱さが向いていないことは気づいていると言った上で。
付き合うとはいっても、恋心が生まれるかどうか、チャンスとして親しい付き合いをして欲しいと願った。
他の相手からなら、すぐにも断っていたが。親しい友だちの頼み。
その上K.Kの恋も切実なもので、共感も出来る。
それらが、彼に返答まで時間が欲しいと答えさせた。
食卓で、K.Kは交際を申し込まれたと打ち明けた。
F.KはK.Kに対し、根掘り葉掘りきくと、そういうお話なら受けておあげなさいよ、と勧めた。
それが、K.Kのこじれた恋心に着火した。
自室にこもり、宿題を片づけ。早々にベッドに横たわり、寝付けぬままに過ごす。
そのK.Kの耳に、隣の浴室からの音が届いていた。
K.Kは起きた。机の引き出しから、マイナスドライバーを取り出した。
廊下に出て、浴室の扉の前に立つ。鍵の上に使用中の赤印が出ていた。
K.Kはドライバーを使って、鍵の軸のマイナスの刻印に差し込み。そっと印を青に戻させた。
浴槽で湯に浸かるF.Kは、若々しい姿をしていた。
I.Kは家同士の思惑で、哀れな結婚をさせられた彼女を心底労っていて。
彼女には、昔から愛情の代わりに、金を注いでいた。
肌にあう、そこそこの化粧品を探すことも、エクササイズに通うことも。
美容整形を覗いて、彼女は少女趣味を満足させるだけの美貌を磨いていた。
湯面からだした、自慢の肌を撫ぜているF.Kの耳に、脱衣場の物音が届く。
「K君?あ、ごめんなさい。今使用中だから」
「わかってるよ。背中を流しに来たよ」
「そ、そういうのはいいから」
返答の代わりに、扉が開かれた。
K.Kは部活も運動系を選び、逞しい体つきをしていた。
F.Kはその硬くて頑健な体つきに負けないだけの屹立を見た。
けっして、背中を流すなんていうだけで済むとは思えなかった。
「はやく、出ていきなさい」
「母さんこそ、上がってよ。ほら」
F.Kは、とっくに死に絶えたと思っていた甘い疼きが胸に蘇るのを感じた。
こんな風に、世間体とかも気にせず。まっしぐらに向かってくる恋。
このままここにいたら、間違いが必ず起こる。
「そ、そうだ。そういえばK君お風呂まだだったわよね」
洗体用の小さなタオルと手で要所を隠しながら立ち上がると。
湯船をまたいで、K.Kの横を通りぬけ、脱衣場へ向かう。
がし、と手首を掴まれて、F.Kは言葉と裏腹にこうされることを待ち焦がれていた胸の高なりを実感した。
「座って。母さん」
F.Kはそうした。鏡の前で、胸と股間を隠しながら。
伸びてきた手に、既に使われたタオルが奪われる。
ボディソープのボトルがとられる間、いつ、後ろから羽交い絞めにされ犯されるのかと、恐れ。期待した。
黙々と、K.Kは背中を流した。いつしか、タオルは使わなくなった。
ボディソープのぬるつきを直接自らの手で血の繋がっていない母の背中に塗りたくった。
愛撫に、F.Kはこらえきれぬ慕情を感じていた。
夫は、性的にはY.Mだけを相手にして、自分はTを作るだけつくったら放っておかれている。
頼めば、多分あの夫の事だから、してはくれるだろうけれど。Y.Mに悪いと思うと、それも出来ずにいた。
あの家から、自分を奪い取る位の男性というものを、無意識ではなく意識的に求めて磨いてきた美貌だ。
たかだか高校生の掌が、征服する面積を広げてくる。
アップにまとめた髪からのぞく項、首筋、肩、腕、椅子にかくれない尻の一部。
息遣いを近くに感じたと思えば、太腿の側面に、上に。内股近くに感じて、遠ざかっていく手。
K.Kは、告白を断る事に決めた。
いつしか、F.Kは体を隠す手を下ろしていた。
「母さん。おっぱい、綺麗なんだね」
そう言って、立ち上がる。流しに来ただけなのだから、と自分をなだめて外に出た。
浴室には、無意識に観覧を許す所までほだされた自覚をさせられた女が残された。
その夜、遅く。K.Kは女を求めて、F.Kの部屋のノブに手をかけた。
浴室のようにはいかない、こちらがわからは開ける手段のない鍵がそれを阻んだ。
部屋の中で、F.Kは耳を塞いだ。
その翌日も、K.KはF.Kの入浴に乱入した。体を洗い。それだけで帰ったが、滞在期間は伸びた。
必死で前身を隠すF.Kの姿を、鏡越しに数分は眺めてから去った。
F.Kは、夫の元に、Y.Mと夫が仲睦まじく暮らす家に、帰るべきだと決めた。
帰省のあと、東京にはもう戻るまいと。
さらにその翌日。日中から外出していたK.Kは告白への返事を伝えた。
断られた少女は、涙ぐみながらも、分かってたとK.Kに言った。
足早に駆け去る少女の背中が見えなくなるまで見送り。K.Kも帰路についた。
家に帰ると、玄関にキャリーケースが一つあった。
F.KはK.Kの部屋の前を通る時、変に意識していた。
何もしがらみがなくて、もっと若ければ、こんなに熱く求められていたら応えてあげられた。
今からでも遅くない。この扉を開けて、寝ている彼を起こし、求めてしまえばいい。
けれど、ずっと我が子として接してきた相手だ。やはりそうはいかない。
離れて暮らせば、お互いの熱も冷めて、親子に戻れる。
その夜も自室の鍵をしっかり施錠し、月明かりに照らされたベッドの上に身を横たえた。
寝苦しくて目が覚めた。体がすうすうとする。
寝ぼけまなこで布団をかき寄せようとして、それがないことに気がついた。
重たい瞼をあけたところで、体がすうすうとしすぎていることに気づく。
目の前に、男の顔があることに気がついた。
ぶるっと身を震わせた。とても寒かった。寝間着は脱がされていた。
F.Kは、自分が予定より早く帰省する予定を、見ぬいてくれたのだと思って嬉しくなった。
夫は、腰まである髪を背中の中ほどにまで切りそろえても気づいてくれない。
くしゃみをした。
「寒い?お風呂入ろうか。母さん」
「いつから?どうやって?」
体が冷え切っている。枕元の時計は午前四時と薄い蛍光色で示す。
「押入れに隠れてた。寝息が聞こえ始めて…三時位かな」
カチ、と音がしてK.Kが自分の顔を顎の下にあてたライトで照らした。
F.Kはそのライトで、自分の寝姿が楽しまれていたと理解した。
「…お風呂入ってくるわね」
「一緒するよ」
冷めていた湯を沸かすのを待つ間。シャワーを楽しんだ。
K.Kは、往生際悪く体をまだ隠そうとするF.Kに見せてと頼んだ。
自らを抱くようにしていた腕は、逡巡を経て、下りて行った。
年の分熟れて柔らかそうな乳房も、無駄に大きくないおかげで、まだまだ程よい垂れ具合。
二十代後半でも通じそうなスタイルは、もうK.Kのものに思えた。
K.Kは立位のままのF.Kの体のどこでも。望むところにシャワーノズルを当てることを許されたと確認する。
シャワーノズルを金具に戻して、床に温水を降り注がせながら、F.Kを弄った。
迷いと躊躇いとでいまだ占められるF.Kの表情。唐突に肘をふられて拒まれもする。
けれど、K.KはそれでもF.Kの肉を捏ねて、撫でて、口付ける。
「手をついて」
F.Kは、そうした。入れたい。そればかりが際立つ、若い性が女を貫いた。
「Fは髪を下ろしてる方が素敵だと思う」
風呂場に限らず、F.Kはよく髪をアップに纏めていた。
そのほうが品があると、両親に躾けられていた。
「今度から、そうするわ」
回ってきた腕が、自分の竿の容積のぶん膨れた下腹を確認するように撫でている。
相当嬉しいらしくそこを何度も撫でて、腰を動かさないK.Kに、F.Kは不満を覚えた。
「寝室は同じがいい」
「まるで夫婦ね」
皮肉をいったつもりだ。結婚出来ない女をものにしたのよ、と。
運動がはじまった。がつがつと快楽を求める。
ずっと使っていなかったそこが擦れて痛い。けれど、F.Kはそれで良かった。
うわ言のように、F.Kを褒める言葉を並べ立てるK.Kの声が聞こえさえすれば、それで良かった。
たったまま二回。風呂の中では、F.KもK.Kをまたいで、熟れた女を相手にするには未熟な高校生を楽しんだ。
十二分にあったまってから、寝室で一回。疲れ果てて寝入るK.Kはしがみつくように腕を回す。
自分に男を仕込んだ夫は、子作りは義務とばかりに、終われば別室で寝た。
F.Kはとても幸せだった。胸を焦がすような恋をぶつけてもらえた。
起こさないようにゆっくりと腕をのけさせると立ち上がり。着替えて、出支度を整えた。
リビングで、一通の書き置きをしたためる。
F.Kが、K.Kの思いを受け入れるにあたって、一つだけ決めていた事があった。
それはスキンなしでの行為が一度でもあったら、それを最後に身を引こうということだ。
F.Kは、K.Kが彼女との子供を望まない場合に限って、K.Kの恋人になるつもりだった。
それは、初回から裏切られた。その旨を書き綴って、I.Kの妻に戻りますという宣告を添えた。
朝起きて、愛しい相手害ないことに気づいたK.Kはこれを見つけ。
それを読むなり、号泣した。ただただ欲しい余りに、彼女が拒もうとしなかったあまりに。
とても大事なことを忘れていた。昨夜の行為は、多分、お情けだったのだ。
正月を、実家に戻って過ごしたK.KはF.Kを母と呼んだ。
そのK.Kに、近いうちにもう一人弟が出来るかもしれないわよ、とF.Kは言った。
F.KはI.Kに対し、K.Kのように、ぶつかっていく道を選んだ。
Y.Mは、ゆっくりと茶を啜り。I.Kは二人の女を交互に見比べ。
K.Kは心の痛みを噛み締めながら、良かったねと言った。
K.Kはすぐにでも心が折れてしまいそうに思っていたが、それは避けられた。
T.Kと祖父母もやってきて、何かにつけてK.Kをあざ笑うT.Kとのいがみ合いにK.Kは没頭出来た。
性根のねじ曲がってしまった弟を見ても、K.Kは強くでれなかった。
高校生編 終
とりあえず全部イニシャルはさすがに読みにくいんじゃない?
イニシャル一個だけならともかくなあ。山田太郎、山田太郎ってでてるもんやし
読みにくい
把握。書き終わった第二話今から全部名前つけて手直しする。
実体験を元にって時点で萎える
あー寝取られちゃったわーツレーわー俺超不幸だわーみたいにミサワってる感じが
寝取られは200%増量部分だから安心しろ
骨肉の争い部分が実体験だ
だから一々自分の趣味に合わない宣言しないでいいと
名前がイニシャルだからすっげぇ読みにくい
仮称でいいから名前ちゃんと付けて欲しいなぁ
俺もイニシャルだけ適当な名前に置き換えてくれればと思った。
しばらく見ない間に乙も言わない批評家様ばっかりだな
これじゃ確かに投下も減るわ
乙できねーだろあれは。
今回のが誰の目にも留まらなかったってだけだろ
前スレのはちゃんと乙も言われてたし、絶賛されたわけじゃないけどちゃんと感想もついてた
てすと
作者排除ばかりが目立つスレになったからなぁ
久々の投下きたー!!
作者さま投下乙です、次回も楽しみにしています。
アドバイザー(笑)くんも毎日のスレチェックご苦労ご苦労
相変わらず暇そうで、うらやましいかぎりですwww
アドバイザー(笑)とか言ってる人を見ると、そのアドバイザー様達の方がマトモに見えてくる不思議
煽るな煽るな
939 :
キャラサロンでのまとも意見:2012/09/23(日) 12:06:43.10 ID:gRr6l0U2
642 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2012/09/15(土) 23:50:40.65 ID:???
◆EqHQZWqzBが書くと情熱によって絶対荒れるのが分かっているからな
あとSSの内容も手伝って評判は良くない
643 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2012/09/17(月) 08:27:50.76 ID:???
◆EqHQZWqzBは実際情熱だろ
デカ尻に擬音多用
尻描写への以上なこだわり…
644 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2012/09/17(月) 13:29:58.72 ID:???
>>643 つまり叩きから何まで情熱の自演か……
645 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2012/09/17(月) 19:10:58.42 ID:???
>>644 おそらくはな
まあ情熱ならやりかねない
みんなの嫌われ者◆EqHQZWqzB
http://www.pixiv.net/member.php?id=770236
940 :
プラゴミ(腐男子):2012/09/23(日) 12:14:24.45 ID:gRr6l0U2
941 :
プラゴミ(腐男子):2012/09/23(日) 12:18:31.82 ID:gRr6l0U2
勢いで見直ししないで書いたら色々酷かった;;
書きなぐりすまん
>>949 抜ける抜けない関係無く普通に読み物として面白かったよ
おつ!
>>939 アトリエさくらやmielを思わせる腐りきった作風だな
ノワールやな……
もう何年も前の作品だけど、「澄んだ肖像」。
未完のまま元々連載してたスレが消滅して打ち切り状態だったけど
作者のブログで続編来てたんだな
959 :
名無しさん@ピンキー:2012/10/02(火) 10:58:01.62 ID:tyyeHEhX
16スレでやってた美春と山崎の続きを誰かに書いて欲しい。盛り上がってきた所なのに残念でならない
960 :
名無しさん@ピンキー:2012/10/02(火) 20:07:28.85 ID:EDP8OSdN
あれは途中からおかしくなってたからな……。
黒歴史として永久に封印しようぜ?
凛ちゃん再開きぼんぬ
SSみたいな、というかシナリオ形式もありかな
シナリオ形式ってわざわざ断るってことは、所謂台本形式ってことか?
別に2ちゃんなら台本形式でも構わないけど、SSと言うには語弊があると思うよ
罵倒されようがスルーされようが構わないっていうならいいんじゃない?
>>949 エロがもっとねっとり入ってれば最高だったでござる
966 :
949:2012/10/05(金) 11:27:48.33 ID:eFkX1XdQ
みんなdd
どうやらお口に合うようなんで
次回作執筆中
とりあえず現在60ページほど
書き上げてある
濃厚なエロが入りはじめるのは
多分200ページ以降からなんで
書き上げてからうpろうと思うけど
連載形式のほうが良ければ分割でいく
本気かよw
まあ連載してくれりゃスレ住人としてはありがたいが
200ページとか書くなららフランス書院にでも持ち込んだらどうだw
自費出版は金かかるぞ
1本書いたんだけど、少し長めだから次スレに投稿した方が良いかな?
いいじゃないか。さっそく投稿してみよう。
972 :
実母NTR1:2012/10/11(木) 18:18:24.98 ID:QX4aN5Yj
真一が十六歳の夏、未亡人だった母親の友子が婚約した。
父親の明が事故で他界して以来、五年間母一人子一人。友子はスーパーでのパートを続けながら、生活は苦しいものの仲良く暮らしてきたが、新しい家族が遂に出来るのだ。
友子は十九歳で真一を生んでおり、今も三十五歳。顔立ちこそ目立たなく野暮ったい眼鏡も掛けているが、小柄ながら豊かな胸、引き締まったヒップは女盛りであり、未だに若い男にナンパされる事すらあった。
しかし友子は死んだ夫を心から愛しており、昨年までは浮いた話一つ無かった。
息子の真一さえいてくれれば、他に何もいらない。友子は心からそう思っていた。
そんな友子の心を開いたのは、真一の中学校三年生時代の担任である、直也という男だった。
直哉は友子より十歳年下の二十五歳であったが、知的な顔立ちに穏やかな性格で、ありきたりな話だが、友子は自身や息子の悩みを打ち明けていく内に直哉を愛してしまったのだ。
当初直哉は教え子の保護者であり、年上の友子を恋愛の対象としてみていなかったが、真一の卒業後に友子と再会した際、酒の勢いで犯した過ちで、それまでの女性観を塗り替えられてしまった。
友子は直哉を愛してはいたもの、肉体関係を望んではいなかった。
だが交際相手の女性と別れて一月、セックスはおろか自慰もしていなかった直哉は女に飢えており、嫌がる友子を自身の部屋で犯した。友子の口に彼女のショーツを押し込み、繰り返し犯した。
避妊等考えず、ペニスを友子の膣内に押し込み、繰り返し射精した。
泥酔していたため友子の膣内の味等分からなかったが、男としての本能で友子を貪った。
長い長い行為の後、激しい後悔と恐怖に追い立てられた直哉に対して、なんと友子は彼のペニスを口で清め始めた。
驚く直哉に友子は、恥ずかしそうに理由を言った。
「男性の部屋についてきた私が悪いんです。そういう事をするのは結婚を約束した恋人同士だし、セックスして良いって受け取られても仕方ありません。だから終わった後は、夫のものと同じように綺麗にするのは妻として当然でしょう?」
973 :
実母NTR2:2012/10/11(木) 18:19:04.84 ID:QX4aN5Yj
唖然とする直哉を余所に、友子は舌を使い直哉のペニスを清めていく。
一通り精液と愛液を舐め取ると、友子は驚くべき事を、恐る恐る直哉に訊ねた。
「……あの、もし妊娠していた場合、どうしましょう? 大丈夫な日だと思うんですけど、あれだけ沢山出されたし……。うちは母子家庭なので、もう一人育てる余裕は……」
レイプされたにも関わらず、友子は妊娠していた場合、お腹の子をどうするか直哉に委ねたのだ。
「う、産んで欲しいです。お金なら出すし、っていうか、結婚して一緒に育てましょう」
結婚にも子供にも興味が無かった直哉だが、十歳も年上の女性が自分の子供を生んでくれる。
その事実に、直哉の心は一瞬にして友子の虜になった。
「結婚ですか? 私、オバサンですよ……。高校生の息子もいます…」
「友子さんは素敵です。そうじゃなかったらあんなに出来ません。今だってほら……」
友子が視線を直哉の下半身へ移すと、直哉のペニスはまたいきり立っていた。
子供のような幼稚なセリフだが、今の二人にはそれだけで十分だった。
太さは人並みよりやや上といった程度だが、長さは十七センチもあり直哉のペニスは立派だった。高校生の頃より同級生の恋人とセックスしていたせいもあり、二十五歳とは思えないほど赤黒く使い込まれていた。
死んだ夫の明は人並み以下のペニスだった上、夫以外のペニスを見た事の無い友子にとって、直哉のペニスは衝撃的だった。
「夫のと全然違う! だから痛かったんだ……、あ! ごめんなさい! 先生のおちんちんが悪いんじゃなくて、私が男性に抱かれるのが久しぶり過ぎて……。ご、五年間もしてなかったから……」
「五年間もですか? こんなにいい体なのに勿体無い」
「あんっ」
直哉は友子を抱き寄せると、胸を乱暴に揉み解した。
「あの、ほ、本当にごめんなさい。今日はもうあそこが痛くて……これ以上は……」
「……僕のほうこそすいません。無理矢理した上でまだ……」
「そんな事は言わないでください。大きな息子までいる私が、レイプされたなんて悲しすぎます。私が好きで、愛してくれたんですよね?」
「友子さん……」
自身の精液が残った友子の唇に、直哉はキスをする。
「結婚、本気ですから」
この女を、自分の物にしたい。
成熟した男ならば、堰を切ったように男に依存し始める女を笑ったかも知れないが、直哉にはそれが出来なかった。
「先生……、とっても苦しそうだから、お口でよければしましょうか?」
「嬉しいけど、実はおしっこをしたくて」
「おしっこですか? 私でよければおしっこも処理しますよ?」
「処理?」
「夫はセックスの最中トイレに行くと萎えるからって、おしっこは私に飲ませていたんです。……結構こぼしちゃうんですけど、夫は喜んでくれて……」
「旦那さん変態だったんですね」
「やっぱりそうだったんですか? 夫以外の男性を知らないから……」
「本当に溜まってるんで、苦しかったら言ってください」
直哉はベッドに腰掛けると、しゃがんだ友子の口に勃起したペニスを押し込んだ。
それと同時に、勢い良く小便を友子の口内へ発射する。
友子は半開きの口から小便をこぼしながら、笑顔で直哉を見上げていた。
「思いっきりこぼしてるじゃないですか。後で掃除してくださいね」
直哉は、友子に狂っていたから。
974 :
実母NTR3:2012/10/11(木) 18:19:38.10 ID:QX4aN5Yj
母親の友子が、中学時代の担任である直哉を突然家に連れてきた際、真一は世界が壊されたような感覚に陥った。
女性と付き合った経験すらないが、二人の関係が深いものである事を、一瞬で悟ってしまったのだ。
恥ずかしそうに直哉を紹介する友子と、同じく照れながら挨拶をする直哉。
直哉は若いながら物分りが良く、嫌いな教師ではなかったが、母親の存在となるならば別だ。許せ無い敵だ。
真一に気に入られようと、頻繁に家を訪れ、拒絶すると大人しく帰る様子も気に触った。
「母さん……」
得てして母子家庭は親子関係が親密になりがちだが、真一は友子を恋愛の対象として見ていた。
平凡な顔も真一にとって見れば十分美人だったし、その体はオスを刺激するメスでしかなかった。
優しい性格もあって、友子は真一にとって理想の女性であった。
今も洗濯籠に入れられていた友子のショーツの臭いを嗅ぎながら、トイレで自身のペニスを慰めていた。
十六歳になっても、勃起時十センチのペニス。皮も今年やっと剥けたばかりで、仮性包茎。亀頭はピンク色で、女性の膣に入った経験どころか、実は精通もしていない。
傘の後ろに白い恥垢がついた未熟なペニス。まさに直哉と対照的であった。
友人達の話を聞き、興味本位で自慰を始めたものの、射精できないのだ。
しかし逆に射精できないからこそ、長時間自慰を続けることも出来た。
今回も母親のショーツ一つで、三十分ほどペニスを掴んだ手を皮ごと上下させていた。
友子はオリモノが少ない体質だったが、用を足した際の拭き方が甘く、今日の下着にも小便がべっとり付き、乾いて香ばしい臭いを放っていた。
「お風呂長いよ……。今日こそ先生とエッチするんだろうな……」
いつもは真一が怒り出すと直哉は大人しく帰るが、今日は夕食の後に友子が引き止め、直哉は初めて真一の家に泊まる事になっていた。
直哉が寝る部屋が無いと真一が駄々をこねても、友子はリビングで布団を敷いて一緒に寝るからと取り合わなかった。
「先生も遅いし、コンドームでも買いに言ってるのかな……はあぁっ」
真一の予想は外れていた。
コンドームはいつも友子が持ち歩いており、今もピルケースに購入したばかりの六個が入っている。
直哉は友子が落ち着いてシャワーを浴びられるよう、わざとコンビニに行くと用事を作り外出したのだ。
「母さんの乾いたおしっこの臭い、最高だよ……。先生は直接母さんのあそこ舐めてるんだろうな。っていうか家以外じゃもうエッチしてるだろうし、先生は母さんのあそこの感触を知ってるのか……。僕が生まれた場所を汚すなよ!」
ぶつぶつと独り言を続けながら、真一はペニスをしごく。
中学に入るまでは友子と入浴しており、今も着替え等で頻繁に友子の裸を見られたが、当然実の親子でセックスした経験などあるはずもなく。
友子の膣の味を知っている男は、死んだ夫の明と、婚約者である直哉だけであった。
真一はといえば、友子に膝枕してもらった際、振り返って服の上から女性器の臭いを嗅ぐのが精一杯なのだ。
母さん母さん母さん!
「あっ……」
射精できないまま、真一は二目の絶頂に達した。
と同時に、激しい睡魔に襲われ、友子と直哉がセックスを始めるまで、仮眠を取る事にした。
「絶対邪魔してやる」
975 :
実母NTR4:2012/10/11(木) 18:20:42.23 ID:QX4aN5Yj
「……ん」
目を覚ました真一が時計を見ると、時刻は十二時になっていた。
仮眠を取ってから一時間が経っていた。
失敗した!
慌ててリビングへのドアを開けた真一だったが、そこには誰もいなかった。
二組の布団と、友子の寝巻きだけが残されていた。
まさか出かけた?
焦りつつ辺りを見回すと、トイレからぼそぼそとした話し声が聞こえてきた。
古いアパートである真一の家は、トイレのドアすら薄く会話が筒抜けなのだ。
「先生のおちんちんって、いつぐらいから大きくなり始めました? ……先生のが普通の人より大きいのは分かっています。真一なんですけど、この前見た時も全然小さくて……」
「勃起してないだけじゃ?」
「いえ、自慰をしているのを見ましたから。あの子、私の下着でしてるんです。夫も私の履いた下着の臭いを嗅ぎたがりましたし、あの子はまだ精通もしていないみたいだから、気づかない振りをしてあげてるんですけど……」
「真一君、まだ精通してないんですか? 十六歳でしょ? 本当に?」
「あの子の部屋のゴミ箱とか、自慰をした後のトイレから精液の臭いがした事がないんです」
ショックだった。
友子が直哉の自慰を知っていただけではなく、その行為や精通していない事実までも他人の直哉に話す友子が、自分の母親だとは信じたくなかった。
「僕が十六歳の頃は、同級生の彼女とセックスしてましたね。コンドームを買うのが恥ずかしくて、膣外射精だったけど良く妊娠しなかったなあ」
「十六歳の頃からセックスされていたんですか? だから上手なんですね。その彼女さんと私、どっちのフェラが気持ち良いですか? 私は夫以外知らないから不安で……」
「断然友子さんですよ。シャワーを浴びる前のペニスを、こうやって頬ずりしながら舐めてくれたのは友子さんだけです」
先生は母さんにフェラさせている!
許せない! 許せない!
最近は恥ずかしいからとお休みのキスさえしてくれなくなった母親の美しい口に、シャワーも浴びていない汚いペニスを突っ込んでいる。信じられない侮辱だった。
「先生のおちんちん、汚くないですから。先生と違って夫は普段皮を被っていて、シャワー浴びないとカスがついていて臭くて汚くて……、
あのカスって一日経って夜になると苦いんです。当時は夫を愛していたので平気でしたけど、セックスの際はお口で綺麗にしていて……、そのまますると膣内を汚されそうで。だから絶対先生のおちんちんの方が素敵です。大きいし綺麗……、ちゅぷちゅぷ」
真一はパンツの中からペニスを取り出していた。
母親が父親のペニスを臭くて臭いと馬鹿にする。自分を作ってくれた、父親のペニスを侮辱する。
ありえない現実に、怒りよりも興奮してしまったのだ。
「友子さんはフェラの時に唾を垂らすのが好きだよね。玉までびしょびしょです」
「ちゅぷっ……、これ、夫は喜んでくれて。臭いですか……? 真一も私が使ったマスクの臭いをこっそり嗅いでるから、男の人は唾が好きなのかなって……」
「友子さんの臭いだから好きですよ。それに僕は友子さんのお尻の穴まで愛したじゃないですか」
「れろ……、れろ……、ちゃんとシャワー浴びてからしたから汚くないんです。ちゅぷ…」
友子が出す水音、ペニスと口内と唾液が生み出す音が大きくなっていく。
真一が自身のペニスをしごくスピードが上がっていく。
976 :
実母NTR5:2012/10/11(木) 18:21:22.75 ID:QX4aN5Yj
「旦那さん、シャワー浴びる前のアナルに突っ込んでたんでしたっけ。ゴム着けてたとはいえ、やっぱり変態ですね。コンドームはうんちまみれでしょう」
「そうですよ! んちゅぷっ、目の前でうんちさせられた事もありましたし……。トイレでうんちさせられて、そのまま夫は私のお尻を犯すんです。ちゅぷちゅぷ、真一を妊娠して、前でセックスできないからしかたなかったんですけど……。
イヤだったのは、便器に手を突いて貫かれていると、自分で出したうんちが見えてしまうんですよね。それで気持ち悪くなって、便器に吐いたんですけど、夫はそのまま私を犯し続けて……」
穏やかに愛し合っていたと思っていた両親が、想像を絶する変態的なセックスをしていた。
真一の興奮は極限に達していた
「僕も妊婦とセックスした経験がありますが、普通に生で入れて膣内に出しましたよ。あぁ、そろそろ出そうです」
「んっ、ちゅぷちゅぷ、ちゅぱっ、不倫ですか? いけない人です」
「相手は高校時代の彼女、さっきのあの子です。私が女にしたんですから、結婚しても味見くらいしてもいいでしょう? あ、最近はさすがに会っていませんよ。これからも絶対に会いません。
……そうだ、真一君に邪魔されないようトイレで始めましたが、せっかくだから真一君に僕たちのセックスを見せてあげませんか? 興奮するでしょう?」
最悪だ。こいつは僕をセックスの餌としか考えていない。
「そんなのは駄目です。さすがに変です」
「真一君は友子さんの下着で自慰をするような子です。喜んでくれますよ。それに興奮して、精通するかもしれません。真一君は十六歳です、まだ精通していなくて心配でしょう? 真一君のためにやるんです」
ちゅぷちゅぷと、水音だけがトイレから聞こえてくる。
……母は了承したのだ。こんな異常な行為をあっさりと。
頭がおかしいとしか考えられない。でも、逃げられない。
何故なら僕は、ドアの向こうの二人と同じように興奮しているから。狂っているから。
「……でも見せるだけで、真一君の自慰を手伝っては駄目です。友子さんは僕だけの女ですから。ん……」
「手伝うわけないじゃないですか。ちゅぷ、んっ、夫と同じで汚くて臭いおちんちんなんか、触りたくありません。精通はして欲しいですけど」
「ああぁっ!」
情けない声が聞こえてきた。
直哉が射精したのだろう。
二人にどんな顔をして会おう。僕はそんな事を考える余裕はなかった。何故ならもう、ついさっき初めての射精、精通をしていたから。
「……ちゅるっ。ご馳走様です。……出したのに全然小さくなりませんね。この後直哉に見せるから興奮してるんですか?」
「はぁ、はぁ、友子さんだって、エッチな顔をしてるじゃないですか」
「母さん、見て! 精子が出たよ! ほら!」
「きゃぁ!?」
トイレのドアを勢い良く開けると、手にべっとりと付いた黄色い精液を母親に見せて。真一は誇らしげ告白した。
この家はもう、壊れてしまったのだ。
以上です。
2年ぶりくらいに書きました…。
支援
あ、終わりかw 乙!
俺のどストライクの好みとは違ったけど、力作で良かったよ。
また頑張ってください。
とりあえず乙
ごめん、実母って時点でNTRというか性の対象外なので好みとは外れるけど、支援はするよ
981 :
双nari:2012/10/12(金) 17:23:42.78 ID:6GYmoIEH
こんなNTRもありかなと思いまして投下します
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up7734.jpg 「よぉ、お前木村だろ? 何してんだよ」
大学二年の夏、地元に何となく戻ってきていた俺は見覚えのある男に声をかけられた。
どこかサルを彷彿とさせる狡賢い雰囲気の顔で髪は妙に長く似合っていない。
背はあまり高くないけれど、服装だけは妙にごつく、カーゴパンツが浮いていた。
こいつは確か…………。
「大竹? 大竹だよな?」
そう、大竹だ。
中学時代のクラスメイトで大して仲良くも無かった、事実高校時代には一度の交流もなく過ごした相手だ。
髪型や服装は大分変わったけれど、雰囲気は昔の陰湿ながら強い物に弱く、弱いものに強い、そのまんまの印象を受けた。
似合わない挑発に、似合っていない服装。
ピアスに、鼻につく香水、そのどれもが俺に拒否感を与えてきた。
「そーだよ覚えてっか? ああ?」
だけど、彼は無遠慮に俺の肩を組むと、そんなに仲良くなったつもりはないのに親しげに笑いかけてきた。
そのまま適当に笑って逃げたかったのだけれど、大竹は―――。
「暇だべ? ちょっと喋ろうや、な?」
―――と俺を無理矢理に近くのファミレスに連れ込んだ。
「喫煙席な」
店員に対してどこか横柄に感じる態度で大竹はずんずん進んでいき、喫煙席にどかっと座り込んだ。
無視する訳にもいかず、俺も同じく席に座るが俺は非喫煙者だった。
「お前すわねーの?」
「タバコ苦手だから…………」
「はっ、お前ガキっぽいもんな、まだアニメ大好きなんか?」
勝手にタバコを吸いだした彼は俺に対して罵倒までを一つの流れですると、大きく煙を吐いた。
実際所謂文化系オタクの俺は今でもアニメ大好きマンガ大好きだけど、それを彼にどうこう言われる筋合いはない。
気分は悪かったので、無言で返したら彼も特に言いたいこともないのかしばりの沈黙があった。
しかし、その沈黙も長くは続く無いで、直ぐに彼は口を開いた。
内容は端的に言うなら自慢話。
やれ車が、やれ先輩が、やれパチンコで、やれヤクザの知り合いが、やれマージャンが。
どれもこれも自慢自慢自慢のオンパレード。
聞いてて飽き飽きすると言うか、面白さ0でむしろイライラしてしまう。
だけど、こんな場所に押し切られて連れ込まれる俺にそれを表に出すような度胸はなく相槌だけをうちだけの機械になっていた。
そんな内容0の、大竹だけが気分が良い会話を30分も続けた頃、彼の携帯電話が音を立てた。
もしかしたらこれで開放されるのではと安心して、俺は手元にあったグラスの水を少しだけ飲む。
982 :
双nari:2012/10/12(金) 17:25:40.61 ID:6GYmoIEH
「ああ? 今日? 時間ねーよ、この間たっぷりハメてやったろ? ああ? 飽きたんだよ! お前みてぇなブス!」
「…………」
聞こえてくる大竹の会話は聞くに堪えない。
おそらく女性との会話なんだろうけれど身勝手で乱暴。
大して顔が良くない彼がどうしてそんな態度を取れるんだろうかと感じつつも、俺はもしかしたら女性を紹介したりして貰えないかなと、小さい欲望を胸に灯していた。
だけど、それも束の間。
彼の言葉で俺は凍りついた。
「だぁかぁらぁ、おい実由利、お前最近しつけーぞ? ああ?」
実由利、みゆり、みゆり?
大竹の口から出た名前、実由利。
その名前は聞き覚えがあった、それは俺が高校三年間片思いした女の子の名前だ。
ただの偶然と思いながらも、唇が乾いていき俺はグラスの水を煽った。
喉を通る水がやけにゆっくりに感じて、動悸もどんどん激しくなっていくのに、背中は妙に冷たくなっていた。
「―――ったく、うっぜぇ女、ん? おおわりぃな、木村」
「あ、いや、あ、気にしないで、だ、いじょぶ」
通話を終えた大竹は携帯電話を机に雑に置いて、俺に中身の無い謝罪をしてきたが、そんなことよりさっきの電話相手、それが気になって仕方が無い。
そんな俺に何を思ったのか、急にニヤニヤと大竹は笑い出した。
「何だよ、俺のハメマン気になんのか?」
「べ、つに…………なんだよ、は、ハメ、って」
下品な物言い、そしてその相手がもし俺の知る女性だったら。
そう思うと喉がまた渇きグラスを煽ったけど、既に水はなく飲み干してしまっていた。
それを見て更にニヤける大竹を無視して、店員さんに水を新しく頼んだ。
「…………」
冷たい水を煽り、さらにもう一杯飲んでも喉はまだ水を欲していた。
挙動不審状態の俺に、大竹は汚い歯を見せながら口を開いた。
「さっきの電話の相手実由利ってんだけどさ、俺の言うこと何でも聞く便利な女なんだよ」
「…………」
勝手に語りだしたようだ、俺は無視して水をまた飲んだ。
「見るか? そこそこの面はしてるぞ?」
さっきブスとか言っていたくせに…………。
そんなことを思いながらも、彼がケイタイを操作しだすと目をそちらに向けてしまう。
違う、ただ名前が同じだけだ。
そう思い込む。
どうせこいつにお似合いの汚い女だ。
そう思い込む。
「ほら、こいつこいつ、まぁまぁいけてんだろ?」
そう思い込めなかった。
大竹が俺の突きつけてきたケイタイの小さな画面。
そこに映し出されたのは。
黒くサラサラの髪を方まで伸ばして―――。
―――俺は想像するしかなかった大き目の胸を服に押し込み。
あの頃のままの控えめな笑顔で―――。
―――無遠慮に胸を揉まれている彼女だった。
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up7735.jpg 「どうだ? 結構ありだろ?」
その大竹の言葉に俺は何も言えずに固まり、その写真に見入っていた。
実由利、彼女と俺の関係は友達、が一番適切だったろう。
同じ委員会に所属してたまにメールして、本の貸し借りをする程度。
男女であるから二人きりであったりはそんなに無く。
ただ俺が一方的に片思いを続けた相手だ。
受験時期にはやや疎遠になり、お互い別々の大学に進むことになり今ではメールもまったくない、その程度の関係。
俺はいつか行われるだろう同窓会に期待して、もしそのときに彼女がフリーだったら告白をしようと決めていた、そんな相手。
控えめで、大人しく、でも暗くは無くユーモアもある、それで胸も大きな彼女に俺は惚れていた。
そんな彼女とこんな場所で、こんな奴との繋がりで久しぶりに写真とは言え見るなんて。
983 :
双nari:2012/10/12(金) 17:26:44.46 ID:6GYmoIEH
「っ!!」
俺はまたグラスの水を一気に飲み干した。
そんな俺をどう思ったのか、それとも思っていないのか大竹は聞いてもいないのにベラベラ喋りだす。
「こいつさぁ、もう一年ぐらい使ってんだけどさぁ、最近彼女面してうぜーのよ?」
そう言いながら大竹は二人でキスをしている写真、いやプリクラの画像を見せてきた。
必死にキスをする実由利は胸をはだけられていて、その乳首を大竹はつまんでいる。
その周りにはペンで書いたのだろう『←Fカップのデカチチハメマン(笑)』等と書かれていて気が遠くなりそうだった。
「こいつ女子大生で一人暮らしだからよ、学校終わったら絶対家にいるように命令してんさ、俺が気が向いたらハメにいけるように」また今度はセックスをしている画像を見せて大竹は笑った。
「まぁ、つっても週に一回くらいっきゃいかねーんだけどな。それでも、前に俺がいったらいなかったらからよ、捨てるって言ったら必死に縋り付いてきてさぁ、みろよこれ、笑えね?
これ、捨てられたくないからって普通ここまでしねーよなぁ」
飲んだ水を吐きそうになった。
見せられたのは首からプレートを下げて、そのプレートにかかれた言葉をあらわす様な彼女だった。
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up7736.jpg 『肉便器』なんて現実でありえるなんて想いもしていなかった。
茫然自失な俺に大竹は気分を良くして言葉を続ける。
984 :
双nari:2012/10/12(金) 17:29:55.28 ID:6GYmoIEH
こいつさぁ、見ての通り胸でかいからさぁ、パイズリ仕込んでやってさ、一時期ずっとやらせてたわ
Fカップあるくせに感度いーから揉みながらAV観てたら興奮して、そのまま風俗いったりしたなぁ
あ? 何でわざわざ風俗って、実由利こいつがハメてほしそーにしてたからだよ
その方が面白いだろ? 童貞にゃわかんねーかもな
AV観ててよ道具使いたくなったから実由利に買いに行かせこともあったわ
しかも歩きでな歩き、袋も断らせたら顔真っ赤で帰ってきたから笑った
こいつに俺が寝てる間ずっとフェラさせてみたらさぁ、俺が起きてもまだしゃぶってて爆笑もんじゃね?
そのままそいつの写真撮ってブログ載せたらアクセルぱねぇの
それくらいからだなぁ、こいつの写真撮りまくりだしたの
こんな程度の女でも飢えてる童貞には嬉しいみたいでよぉ、月々結構な売り上げになんのよ
必死にこいつが腰振ってる動画とか人気だぜ? 観る?
んで飽きた頃に後輩に貸してたらよぉ、乳首にピアスして帰ってきやがってさ
面白いからそれもブログにやったら大人気
それからかなりハード路線いったわ
後輩と組んで露出やらせたりしたんよ、露出とかお前には夢みたいなもんだろ?
電車とか公園とかコンビニでもやったなぁ
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up7737.jpg http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up7738.jpg 一時期俺も露出はまってさぁ、そしたら他のサイトの奴らとOFF会っつのやったらさ結構美人もいてそいつらともハメまくり
実由利と交換で年上の美人と一週間ハメまくって最高だったわ
まぁ、そいつも今は俺のハメマンなんだどよ、こいつこいつ、美人だろ?
でさぁ、ハメマン増えてきたから実由利いらなくなったんだよ
なのにしつけーから最近は風俗で働かせて金入れさせてんだけど、ぶっちゃけ金持ちのハメマンいるから実由利のはした金いらないんだよなぁ
ああ? あいつ30分2000円の風俗、激安だろ? 笑えね?
だから全額俺に入れさせても全然金にはんねーのよ
しかもしつけーし、まじいらねー
大竹は喋るだけ喋るとタバコを吹かし。
「あ、何ならお前こいついる? 童貞なんだろ? 言うこと聞くように命令するからさ、貰ってくれよマジで」
「は!? おま、な……」
思いついたように、俺の片思いの相手をいらなくなった玩具みたいに言い出し、ケイタイを手に取った。
「今妊娠してっけどおろさせるからさぁ、あ、おい、お前ちっと駅んとこの店こいや、なるべくエロい服でな10分以内な」
そして相手に反論を許さない口調で通話を終えて、ニヤニヤ大竹は笑った。
俺は体の震えがとまらなかった、これから起こることに対する恐怖と興奮に。
「ま、わかんねーことあったら俺に聞けよ、何でも教えてやっから」
その言葉から7分後俺の初恋の相手は、似合わない金髪に似合わない服を着て息を切らせて飛び込んできた。
「ごめんなさい、お待たせしちゃった?」
その声は俺の記憶の中の残る彼女のままだった。
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up7739.jpg 終わり。
乙
こういうのもいいね
画像が全て503で見れないのは残念だけど
と思ったら見れた
こちらに問題があったか
GJ! 良かったぜ
おつおつ
エロいね、最初と最後の画像がぐっときた
お互いの女(一人もしくは複数)を延々と寝取られては寝取り返す
そんな寝取り合戦