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名無しさん@ピンキー:
ここは、キモ姉&キモウトの小説を書いて投稿するためのスレッドです。
○キモ姉&キモウトの小説やネタやプロットは大歓迎です。
愛しいお兄ちゃん又は弟くんに欲情してしまったキモ姉又はキモウトによる
尋常ではない独占欲から・・ライバルの泥棒猫を抹殺するまでの
お兄ちゃん、どいてそいつ殺せない!! とハードなネタまで・・。
主にキモ姉&キモウトの常識外の行動を扱うSSスレです。
■関連サイト
キモ姉&キモウトの小説を書こう第二保管庫@ ウィキ
http://www7.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1.html キモ姉&キモウト小説まとめサイト
http://matomeya.web.fc2.com/ ■前スレ
キモ姉&キモウトの小説を書こう!part36
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1301894528/ ■お約束
・sage進行でお願いします。
・荒らしはスルーしましょう。
削除対象ですが、もし反応した場合削除人に「荒らしにかまっている」と判断され、
削除されない場合があります。必ずスルーでお願いします。
・趣味嗜好に合わない作品は読み飛ばすようにしてください。
・作者さんへの意見は実になるものを。罵倒、バッシングはお門違いです。議論にならないよう、控えめに。
■投稿のお約束
・名前欄にはなるべく作品タイトルを。
・長編になる場合は見分けやすくするためトリップ使用推奨。
・投稿の前後には、「投稿します」「投稿終わりです」の一言をお願いします。(投稿への割り込み防止のため)
・苦手な人がいるかな、と思うような表現がある場合は、投稿のはじめに宣言してください。お願いします。
・作品はできるだけ完結させるようにしてください。
SSスレのお約束
・指摘するなら誤字脱字
・展開に口出しするな
・嫌いな作品なら見るな。飛ばせ
・荒らしはスルー!荒らしに構う人も荒らしです!!
・職人さんが投下しづらい空気はやめよう
・指摘してほしい職人さんは事前に書いてね
・過剰なクレクレは考え物
・スレは作品を評価する場ではありません
※前スレ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1306819709/
ThankYou
立て乙
スレ立て乙
乙
いもうととはけっこんできないの?
>>1乙です
就職がなかなか決まらないので、少し気分転換に数少ないストックを投下しようと思います。それにしても本当に就職活動は大変ですね。早めに就職が決まらないとこの作品を完結出来るか心配なので、早々に内定が欲しいのが現状です。
注意事項
・SFやファンタジーにキモウトは合わないと思う方は避けてください
・本作は第三人称ですが、主人公の視点に近いため、主人公だけ地の文では現実の名前で表示されております
昼食を終えた悠とリリィは、ラピスやライト、チトセが所属しているExtraの本拠地である建物の前にやってきていた。
悠はリリィを伴い建物の中に入ると、短めの茶髪に少し釣り上がった目をしている一人の魔導師の男性が出迎えてくる。
その男性こそExtraのリーダーであり、ガチホモに見えるリア充野郎のチトセだ。
「やあやあトモ君、ようこそ我らのギルドへ。お連れの人も歓迎するよ」
「ああ、よろしく頼む」
「ところで会議が終わったら僕と一発どうだい?」
「帰れ」
出会って早々に朝のやり取りを彷彿させる洒落にならないことを言うチトセ。
しかし彼は回りに人が居るような所で、出会い頭にこんなことを言う人間ではない。
おそらくは隣にリリィが居るから色々と牽制のために言ったのだろうと悠は考える。
「やあ、初めましてトモのお連れの人。僕はこのギルドのリーダーをやっているチトセと言うものさ。今後ともよろしく」
「……り、リリィです……」
初めて見る及び腰のリリィ。
いくら悠を手玉に取っているリリィでも、初めて見るチトセのキャラには驚いたようだ。
そのリリィがチトセを警戒したような様子で、悠に囁くように話しかけてくる。
「その、トモさん。チトセさんは、その……同性愛者な方なのですか?」
「いいや、違うぞ」
そんなリリィに悠はチトセの事情、『DLTB』をやっていない彼女がいるので他の女性を近づけさせないように演技していることなど彼の事情を話す。
その事情を話すとリリィはチトセに対する警戒を解いた様子で、「面白い方なのですね」と一言つぶやいた。
そんな二人をニヤニヤしながら見つめていたチトセが、からかうように話しかけてくる。
「おやおや、顔を寄せ合って内緒話とは。昨日会った女性をもう口説き落としているとは、手が早いようだねトモ君は」
「断じてそんなことはないとないぞ」
「しかし目撃情報もあるのだから観念するべきさ。とあるパスタ屋さんで混んでる中、お互いに食べさせあって公害を振りまいているバカップルがいるとね」
「……今、なんて言ったんだ。耳が遠くなったようなのでもう一度頼む」
チトセの言ったことを理解したくない悠は聞き返した。
聞き間違いであってくれと願うように。
しかし現実は非常である。
「とあるパスタ屋さんで混んでる中、お互いに食べさせあって公害を振りまいているバカップルがいると言ったんだ」
「……そのことはどれくらい広まってるんだ?」
「少なくても今いるギルメンには全員伝わっているよ。さらに言うと昼時にそんな目立つことをやったら結構見られてると思うよ」
そのチトセの言葉に思わず頭を抱えてしまう悠。
もう一人の当事者であるリリィを見てみると、清々しくなるほど堂々とした態度で微笑みながら会話を聞いていたようだ。
そもそも今回の事はリリィからの提案であるため、そのことも相まって恨めしくリリィを見る悠。
しかしリリィの表情は一切揺らぐことはない。
「とりあえず人前でイチャイチャしない方がいいとじゃないかね」
「……お前には言われたくない……」
悠はそう反論するのが精一杯だった。
* * *
悠たちが会議室に入るとそこにはラピスやライトを含めたExtraの面々が揃っていた。
悠はExtraのメンバーの大体と顔見知りだが三人程見かけない顔が居て、「なぜ部外者が居るのか」と言う目でジロジロ見てくる。
その視線を無視しつつ空いている席の方に向かうと少し離れた所にラピスとライトを見つけた。
ライトが悠たちが入室したことに気づいたらしく、こちらに小さく手を振ってくるがラピスは目を合わせようとしない。
そのことに疑問を抱きつつも悠はライトに小さく手を振り返す。
そして悠は改めて周りを見渡すが少々Extraのギルメンの数が少ない。
元々Extraは少数のギルドであったが、今ここにいるメンバーを足したところで2桁にすら届かないだろう。
恐らくはアプデ前にログインしていなかったと思われるが、何か不慮の事故に巻き込まれた可能性もありそうだと悠は考える。
そんなことを思案しているとチトセが入ってきて会議が始まった。
「それでは今より会議を始める。昨日の騒ぎから一夜が経ったこともあり様々な情報が入ったので、その報告が今回の会議の中心となる。何か質問はあるかい?」
「なら一ついいですか?なぜこの場に部外者が居るのですか?」
そう言ってチトセに質問を掛けてきたのは、先ほど悠たちをジロジロと見てきた数人の一人のである男だ。
流石にそんなことを言われると思っても見なかった悠は、その人物の方を向く。
その男は金髪のミドルで目が青く、ピアスをしている容姿がかなり整っている顔立ちで、邪魔者を見るような目でこちらを見ていた。
他の人物もそうなのかと初対面の他の二人の方を見てみる。
チトセに質問した男の隣に居る男性は似たように、邪魔者を見るような目で見ており、違う所に座っている男性は「何言ってるんだこいつ?」見たいな目でチトセに質問
した男の方を見ていた。
そのことから隣に座っている男は質問した男と知り合いで、もう一人は関係ないやつだと悠は推測する。
「勿論、僕が会議への出席をOKしたからここにいるんだよ」
「これはExtraの会議です。ならば余所者はさっさと追い出すべきだと思います」
「ふう、君が言っている人物の名前はトモと言うんだけど、そのトモ君には先日の五番街道での戦闘でスキルを使った時のことを話してもらうつもりだ。その代わりにこ
の会議に出席している。これならどうだい?」
そのチトセの言葉に周りは驚いたようで悠に視線が集まる。
流石にこれならば文句ないだろうと思ったが、その男はさらなる疑問を挙げてくる。
「本当にそれは信じられる話しなんですか?」
「実際にステータスを確認させてもらって経験値が増えていることを確認している」
チトセはそういったが悠はステータス画面を見せていなく、男を納得させるための嘘だと考えられる。
これで話は終わるかと思ったが、男はさらにリリィにも矛先を向けてきた。
「……ならばそっちの男は納得しましょう。では隣の女はどうなんですか?」
「トモ君の情報はとても貴重だ。故に、もう一人くらい参加させても問題ないと思っている」
「……」
「まだ納得しきれていないようだけど、そろそろ黙ってくれないかい。これは外部に秘匿しなければならない会社の会議のようなものとは違う。他のメンバーの友人を連
れて来られてだけで、我慢出来ないくらい君の器は小さいのかな?それに多数決で決めても構わないよ?新参以外のメンバーはトモ君とある程度以上の親交を持っていて、
君より関係は深いけどね」
「…………分かりました」
その言葉にようやく諦めたのか、男はチトセの言葉に従う。
しかし、まだ納得していないのか、それともチトセの言葉が悔しかったのか男は悠を忌々しく睨まれる。
悠は今の会話でなぜ睨まれなければならないのか分からないが、一連の会話の流れからこの男とは馬が合わないと漠然に思った。
そしてようやく会議が始まる。
「今から言う情報は他の何個かの友好がある、トップクラスの大型ギルドのリーダーからよる情報であることを念頭に置いてほしい。まずはみんなも気になっているであ
ろう死に返りの有無についてだが、これはどうやらないようだ。死んだ者はその場で消えてしまい、フレンド登録から名前が消えてしまったそうだ」
そのチトセの言葉に重い沈黙が場を包む。
その後も最初の重い空気を引きずったまま、淡々とチトセの言葉が続く。
一つは20名ほど居たExtraのギルメンは今いる9名だけで、他のメンバーはアップデート後に入る予定だった為、ここにはいないとのこと。
二つ目はやはり一部の非道徳的なプレイヤーが、この非常時に乗じて各都市の周辺や近くの適正Lvが低いフィールドで、PKや女性プレイヤーに対する強姦が少なくない頻
度で起きているそうだ。
一応、様々な都市のトップギルドは警戒や取締りに乗り出しているが、逃げる方法は豊富に有るため捕まえられるまでには至っていなく、現段階では都市の周辺に出ない
ようにして、一人で出歩かないようにするのが唯一の対策のようだ。
最後に現状の事で、自分たちに何が起きているのか、なぜここに居るのかなど全く分かっていないことだ。
食事や睡眠を必要としていることから、『DLTB』の中に閉じ込められているか似たような世界に来てしまったかと思われるが、現状では何も言えない。
続いて、悠の昨日のスキルの使用に関する報告が始まった。
まずはこの体は現実の自分の体ではなく、自身の使っていたアバターの体であることを理解することによって、自身の頭の中に武器の振り方やスキルの使用方法があるこ
とに気づいたこと。
しかし体は自分たちが使っていたアバターのものであり、頭は現実のプレイヤーそのものなので、肉体と精神ギャップが生じている為、慣れるまでに時間がかかりそうだ
と伝える。
どうやら会議の内容はこれで終了らしく、質問がなければ解散の流れになる。
しかし、朝にチトセに話した内容は出されておらず、そのことに悠は疑問を覚えるが、次のチトセの行動によりその疑問は氷解した。
なぜならチトセは情報端末を取り出し、突然誰かと繋ぎ会話をしだして、その会話が終了した後に一拍を置いて次のような内容を話し出したのだ。
「諸君、貴重だがあまり嬉しいか分からない情報がつい先ほど手に入った。港都市マーコヨにあるトップギルドのNormalのギルド長からの情報なんだけど、どうやら我々
が陥っている現状は、誰かによる意図的なものであることが判明してしまった」
その言葉に再度、驚愕により会議室内がざわめく。
そして、場のざわめきが治まってきた所で、黒い髪を短髪にしたどこにでもいそうな風貌の男性がチトセに質問する。
このExtraの副リーダーであり、チトセの現実での友人でもあるヒサヒデだ。
因みにヒサヒデは大の日本史好きで、その名前の由来は茶器と共に爆死した人物の名前そのままなのだが、自身の名前にそのチョイスは如何なものかと悠は思ってしまっ
た。
さらに言うとヒサヒデは悠に、チトセが如何にリア充かを力説した人物でもある。
「……それは信頼できる情報なのか?」
「まず間違いないと思っていいよ。詳細を聞くとマーコヨを拠点にしている一人のプレイヤーが、昨日に弱いモンスターを刈ると一つのアイテムを入手したそうだ。そし
てそのアイテムの説明文に『閉じ込められた世界で最初にモンスターとの戦闘に勝利することに成功した、勇気ある人物に与えられるアイテム』と言う一文があ
ったようだ。後日、そのアイテムを借りたから、見せても構わないとも言われている」
「……それは、信じないといけないですね」
チトセの言葉を聞いたヒデヒサは何とも言えない微妙な表情をする。
一方、悠が齎したはずの情報が丁度いいタイミングで、他者から来たことに内心首を傾げた。
しかし、港都市マーコヨにあるギルドNormalはチトセの友人がギルド長であることを鑑みるに、口裏を合わせて件の記念アイテムの所有者を特定されない為の、小細工で
はないかと悠は予想する。
「つまり、その情報から予想できるのは、この世界からの脱出の手段はある可能性が高いが、脱出するには俺達を閉じ込めた人物の遊びに付き合わされることになると言
う考えで間違いないか?」
「ああ、恐らくね。Normalのギルド長も似たような予想をしていたよ」
ヒデヒサの予想とチトセの言葉に、また場がざわめく。
しかし、少数だがヒデヒサと似たような予想に行き当たった者はざわめくこともなく、目を瞑って静かにさらなる思考をしているようだ。
「これからの方針だが、恐らくは他のトップギルドにもこの情報を流し、互いに協力して今回の騒動で増えたダンジョンの攻略に乗り出すだろう。しかし、増えたダンジ
ョンはどれも難易度の高いものと予想されるから、攻略を開始するの時間が掛かると思われるので各自、準備を怠らないようにして欲しい。今後のそういった情報は入り
次第、報告する。何か質問が無ければこれにて解散だ」
「では一つ聞いていいですか。その記念アイテムを手に入れた方はどなたなんですか?」
そう言って質問したのは、悠たちの会議の参加に文句を言ってきた男である。
チトセはその男の顔を一瞥した後、軽く歎息を付き、何とも言えない表情で話し出す。
「それを知ってどうするんだい?」
「いえ、興味から聞いてみただけです」
「ならば言えないな。名前を出さないのは記念アイテムの所有者が、嫉妬などからくるやっかみを受けないようにする処置だ。それとも、なんだ?お前は所有者に対し何
か手を出そうとしているのか?」
「…………」
そのチトセの言葉に男は引かざるを得ない。
なぜなら理由もなくチトセから所有者の名前を聞き出すのは、その者にちょっかいを出すと同義であり、聞きたくば正当な理由を話す必要があるからだ。
しかし、チトセの言葉は相手を貶める感があったので、それによりギルド内で不和が生じるのではないかと悠は心配した。
「他に何かあるかな?………………無いようなのでこれにて会議を終了する」
そして会議はチトセの言葉により締めくくられた。
* * *
会議が終わり人が出ていく中、チトセが悠に近づき、周りに聞こえないように小さい声で話しかけてきた。
「トモ君、例の件では話がある。少し間を置いたら奥の個室に来てほしい」
「了解」
記念アイテムの件だと当たりを付けた悠は、然程考えるまでもなく端的に肯定の返事をした。
悠の返事を聞いたチトセが奥の部屋に向かっていくと、入れ替わるようにラピスが悠に近づいてきた。
「トモ、デートの件で話があるんだけど、日程は明日でも構わない」
「デートって……まあいいけど。それにしても突然だけど、何か理由でもあるのか?」
「こっちにも色々と理由があるの。で、もし都合が悪いのなら別の日程にしても構わないけど?」
「……いや、了解。明日の10時に中央の噴水で構わない?」
ラピスのデートと言う言葉に気恥ずかしさを覚えるが、すぐに気を取り直してラピスに了承の返事を返す。
その悠の返事にラピスは「約束だからね」と言いながら顔を綻ばせ、満足そうな笑みを浮かべる。
しかし、すぐに顔の表情を戻し、今まで黙っていたリリィに向き直り話しかける。
「話は変わるけど、あなたがトモに保護された子で間違いないよね。私の名前はラピスと言うんだけど、あなたは?」
「はい、間違いありません。私はリリィと言います」
「…………トモ、私は少しリリィと二人きりで話したいことがあるから外してくれる?」
お互い自己紹介をして、ラピスはリリィのことをしばし見つめた後、ラピスは突然悠に退席を求めてきた。
突然の流れに戸惑いを覚えつつも、チトセとの話がある悠は一言了承の返事を返し、チトセが居るだろう個室に足を向ける。
この場に残り話を続ける二人に不穏なものを感じながらも。
奥の個室に入った悠はチトセが奥の長椅子に座っているのを確認する。
悠はチトセに座るように指示されたので、机を挟んだ向かい側のが長椅子に座ると、チトセが要件と違うことを話しかけてくる。
「おや、ラピス君と話すようだったから、来るまでにもう少し時間が掛かると思っていたのだが、何かあったのかい?」
「……ラピスさんがリリィと二人きりで話がしたいとのことだったからこっちに来たんだよ」
「おやおや、それは穏やかではないね。しかし、誰しも戦わなくてはいけない時があるから今は見守るべきさ」
「どういう意味だ、それ」
「どういう意味だろうね」
悠の疑問にチトセは軽く笑いながらはぐらかしてくる。
こういった場合のチトセは絶対口を割らないことを経験している悠は、話を変える意味も兼ねて記念アイテムの受け渡しする。
「とりあえずこの話は終わりにしてアイテムを渡すから情報端末を出してくれ」
「分かったよ」
何事もなかったように情報端末を取り出すチトセ。
そのチトセの対応に対し、悠は少し恨めしい気持ちを覚えるが、すぐにそれを無視して自身の情報端末を取り出す。
悠が自身の情報端末を操作すると、チトセの情報端末に【命の輝石】が移された。
アイテムのやり取りは悠とチトセがやったように、携帯の赤外線受信のようにして受け渡しされる。
これは盗難防止の為であり、相手の持っている装備やアイテムを奪おうとしても、このようなやり取りをしない限り元の持ち主の情報端末に戻ってくる仕組みだ。
故に直接手渡さず、悠とチトセがやったように情報端末からの受け渡しをする必要があった。
チトセは悠からアイテムを渡された後、【命の輝石】の説明欄を見てから話を続ける。
「確かに。これがあれば他のギルドのリーダーに今回の情報を信じさせることが出来るよ」
チトセのギルドのリーダーと言う言葉に、悠は先ほどの会議でチトセが嘘を言ったことを思い出し、直接聞いてみることにした。
「そういえばNormalからいいタイミングで連絡が来たけど、記念アイテムの保有者が特定されないように口裏を合わせたのか?」
「勿論だよ。知っていると思うけど、Normalのリーダーは現実でその為人は信頼できると分かっていたからね。申し訳ないけどこちらの独断で口裏を合わせるためにNo
rmalのリーダーに事情を話してしまったよ。流石にトモ君の話の後に記念アイテムの話をしたら、保有者の当たりを付けられる恐れがあったからね」
「いや、この件はこちらが感謝する話であって、謝られることじゃないよ。ありがとう」
実際問題、悠の言葉は心から思ったことである。
なぜなら悠は会議で記念アイテムの話を出されることによる、保有者特定のリスクを全く考えていなかったからだ。
さらに言うと悠がチトセに記念アイテムの話をした時間を考えると、あれから会議までは時間が少なく、悠に連絡出来ずに独断で判断したことは責められない。
むしろよく短時間でチトセはそのリスクに気が付いて、手を回したものだと感心するべきところである。
「そう言って貰えると助かるよ。ただでさえ今回は僕のギルドの新人が君に対して失礼なことをしてしまったからね」
「ああ、あいつか。もしかしたらこの後、色々と因縁を吹っ掛けられる可能性があるから、出来ればあいつの為人を知っておきたいけど構わない?」
悠はチトセの言葉にあの人物が悠やリリィに会議で突っ掛かって来たことを思い出す。
チトセにしてはあのようなタイプの人間をギルドに入れるのは珍しいので、悠は今後の対策のためにあの人物の為人を聞くことにした。
「彼の名前はコーガ。どうしてもギルドに入りたいと何度も頼み込んできてね、根負けして加入を認めたんだ。だけどこのギルドより知名度が低いギルドの人員を馬鹿
にしたり色々と問題があったから少し早まったと思っているよ」
「なるほど。チトセさんにして珍しいと思ったけど、そういった理由があったんだ。チトセさん諦めが悪いに人間に弱いからね」
「全くだよ」
はははと苦笑しながらチトセは同意した。
「これ以上は長くなるから話はここまでにしよう。では、アイテムは返却や新しい情報が入ったら連絡を入れるよ。リリィ君をこれ以上待たせる訳にはいかないからね」
「確かにな。じゃあ、またいつか」
悠は先ほどのリリィとラピスの雰囲気もあり、チトセの言葉に同意して別れを告げて黙って歩き出す。
しかしチトセはそんな悠の背中にある意味いつも通りの言葉を掛けた。
「そうそう、トモ君。掘られる気になったら是非来たまえ。歓迎するよ」
「こんな時にも言うのかよ!」
その悠の言葉を聞いたチトセは楽しそうに笑いだす。
チトセの笑い声を聞きながら悠は憮然としながら部屋を出て行った。
* * *
悠が会議室に戻るとそこにはラピスは既に居らず、リリィが一人悠を待っていた。
先ほど会議室を出る前に不穏なものを感じていた悠は、リリィに近づき話しかける。
「お待たせ。ラピスさんとはどんなこと話していたんだ?」
「いえ、互いの事を話していただけですよ。トモさんが居なくなってから会話はすぐに終わりまして、ラピスさんは帰ってしまいました」
「……そうか」
リリィの態度から話の内容を話すつもりが無いのを悟った悠は、それ以上は聞かずこの会話を終わらせる。
「それより、今日はこれからどうするのですか?」
「それについてだが、これからフィールドに出てみるつもり。リリィはどうする?」
「外に、出るのですか?」
「ああ」
悠がフィールドに出ることを示すと、明らかにリリィの顔が陰った。
恐らく、先ほどの会議の内容を思い出したのであろう。
しかし悠は今のうちに積極的に外に出る必要があると考えており、その理由をリリィに語った。
「多分だけど、今のうちならPKとかも戦い慣れていないから出るとしても町の近辺だ。だから移動はアイテムで直接行けば問題ないよ」
「それはそうですけど……」
「それにPKとかは、基本的に大きいリスクを嫌うから、今の内に簡単に手出し出来ないくらいになっておいた方が後々の為にいいと思う。もし会ったとしても、
幸いアサシンは気配察知が得意だし、状態異常はアイテムですぐ直るから逃げるのは容易いよ」
最初の内は、どこか煮え切らないような表情をしていたリリィだが、悠の言葉にも一理あると思ったのか目を瞑り、首を数回縦に振りながら色々と思案している
ようだ。
そして十数秒後、どうやら思案が終わったらしく目を開けて悠に話しかけてきた。
「分かりました、確かに今だからこそ外に出た方がいい結果を生むかもしれないですね。後、私も御一緒してもよろしいですか?」
「とりあえずステータス見せて貰ってもいいか?話しはそれからだ」
悠の言葉にリリィは頷いて、情報端末を取り出してステータス画面を見せる。
悠は自身に保護を頼むのだから、Lvはかなり低いものだろうと考えていたが、ステータス画面を見て少し驚く。
そこには【Lv40】、【Class:Amazonas】と言う文字が見え、悠は自身に保護を頼むのだから、Lvはかなり低いものだろうと考えていたが、ステータス画面を見て
少し驚いた。
因みにアマゾネスは女性専用の中級職で、戦士の上位に当たるクラスだが野蛮と思われているのか、あまり人気のない職である。
「本来なら駄目と言いたい所だけど、今回はスキルや戦いに慣れるために適正Lvが低い所に行くつもりだから構わないよ。それにしても、これくらいLvがあれば
保護なんて要らなかったんじゃないか?」
「ありがとうございます。ですがLvがカンストしている方が大勢いるので、私は全体から見たら低いほうですよ」
「言われてみればそうだな。じゃあ早速向かうから防具を装備してくれる?」
その悠の言葉にリリィは頷き、懐から小さめのアクセサリーを取り出し、小さい声で「展開」と口にする。
そうするとアクセサリーが輝きだし、次の瞬間リリィの服装がゴシックアーマーに変わる。ただし白い。
『DLTB』では小さなアクセサリーに防具が込められてあり、どこぞの魔法少女のように一瞬で着替えることが可能だ。
そのうえ持ち運びも楽で、非常に便利な品物であり、「展開」と「収納」で着脱可能である。
他の防具を装着している時に「展開」すると、今まで装着していた防具が小さいアクセサリーになり、新たに「展開」防具に変わる。
その為、「収納」を使うのは風呂など限定的な場面でしか使われない。
この防具は必要な鉱石などの素材と任意のモンスターの宝珠で作成される。
その際、自身で改造やデザインが出来るため、拘っている人は細部まで非常に精密な造りがされている。
因みに私服も防具にカウントされるため、先ほどリリィが着ていた服は小さなアクセサリーになって、リリィの手の中にあった。
「それにしても服といい防具といい、リリィは白が好きなのか?」
「……いいえ、そういう訳ではありません。白いものを着ているのは、ある種の決意や誓いみたいなものです」
服やキャラデザインが白で統一されているため、てっきりリリィは白が好きな色だと悠は思っていたが、どうやら違っていたようだ。
その後、その決意や誓いは語りたくないようなので、リリィは沈黙を保っている。
悠もそれを察して話題を元に戻すことにした。
「じゃあフィールドに移動するけど準備はいい?」
「はい、構いません」
リリィのその言葉を聞いた悠はワープアイテムを使用し、二人の姿が町から消えた。
* * *
今、悠とリリィが居るフィールドはキスズ草原という、適正Lv35くらいの所だ。
出てくるモンスターは2種類で、飛燕という燕みたいな特有モンスターと基本モンスターのボアLv10だけである。
遮る物の無い広大なフィールドで2種類しかモンスターが居ないのなら、比較的に簡単そうに見えるが問題は飛燕にあった。
ボアは某狩りゲーのブルファ○ゴみたいに突進しかないが、飛燕は攻撃力は低いものの速すぎて非常に攻撃が当てづらい。
全職業の中でトップクラスの素早さを持つアサシンで、高いLvの悠でさえ速度の点では、飛燕に及ばないためその速度は脅威の一言だ。
そして飛燕ばかりに気をとられていると、ボアの突進を食らってしまう。
適正Lvがあれば死ぬことは無いが、非常に面倒なフィールドである。
なぜそんな面倒なフィールドを悠が選んだかには、いくつかの理由が存在する。
一つは、悠は飛燕が攻撃やスキルを使い、当てる練習には最適だと感じたからだ。
まず、飛燕は攻撃力が極端に低い。
現実なら飛燕の速度で嘴で突かれたら、かなりのダメージを負う事になるが、どうやらHPが体中に生命力の膜を張っているため、HPが切れない内は大きな傷を負う事が
ない。
ましてや悠のLvはこのフィールドの適正Lvの倍以上あるため、HPの減りは毒のダメージ以下である。
後、飛燕は体が小さく動きが速いため、攻撃が当てづらい。
当てるには気配察知で飛燕の位置を把握しつつ、相手の動きを予測して攻撃を放たなければならない。
そのためにはスキルの使い方や武器の扱い方に慣れる必要がある
故に悠は、肉体と精神のギャップを埋めるには最適なモンスターだと判断した。
二つ目は広大なフィールドのためPKから奇襲の心配が無いことだ。
ワープで移動した場合、その到着地点は必ずフィールドの入り口である。
そのためこのキスズ草原の中心部分なら360°見渡せるためプレイヤーが居たらすぐに気づける。
以上の理由により悠はこのフィールドで狩りをすること決めたのである。
悠の気配察知が左斜め後ろから飛燕が接近すること感知する。
気配察知により飛燕の動きを察知しているが悠はピクリとも動かない。
動くのは相手の攻撃を回避する最小限の動きだけで十分だからと学んだからだ。
熟練のものならば、ここにフェイントを入れたり、隙を作ったりするのだろうが今の悠には関係の無い話である。
飛燕が近づいてくる。
その距離20メートル……まだ動かない。
15メートル……まだ動かない。
10メートル……動かない。
5メートル……それでも動かない。
1メートル……ここで悠は動く。
右斜め後ろにステップを自身の最速で踏むと同時に、反動を利用して自身が元居た場所を切りつける。
すると悠の鎌の一撃は寸分違わず飛燕に当たり、飛燕は霞のように消えていった。
悠は軽く汗を拭うと、リリィの方を向く。
そこにはボアの突進を交わし、戦士系のスキルである“強撃”をリリィの持つ大剣でボアに叩き込んでいる姿が見えた。
二人の今Lvの関係上、悠が飛燕を担当し、リリィがボアを担当している。
リリィのLvだと飛燕の動きを捉えることは難しい。
しかしボアならば突進してくるだけな上、急な方向転換も無く突進のスピードも遅く、初めて実践を経験するリリィでも避けられる。
なのでこの分担は自然なことであった。
今でこそ慣れてきた動きを見せている二人だが、最初の方は酷いの一言であった。
悠は回避するタイミングが早く、飛燕が方向転換してきて攻撃を受けてしまった。
リリィはボアの突進を交わし、隙だらけの後姿のボアに攻撃を外してしまった。
悠は飛燕の動きを捉えられず、リリィへの攻撃を何度も防げずにいた。
互いに間違って攻撃をしそうになったことは数十回もある。
しかし悠は最初に戦ったことを思い出しながら、リリィは悠に教えてもらったことを心の中で反復しながら、肉体と精神のギャップを少しづつ埋めていった。
そして数時間後、ようやく一端の動きをすることが出来るようになったのである。
悠がリリィを眺めているとリリィに飛燕が接近するのを感じ取る。
すかさず悠はリリィの方に向かい、飛燕を横から斬撃を与える。
悠の攻撃はうまく飛燕に当たったようだ。
最初のうちは何度に飛燕にリリィへの攻撃を許してしまったため、うまくいって悠は一息吐く。
「ありがとうございます、トモさん」
「分担だから礼はいらないよ」
「それでもお礼を言わせてください。後、そろそろ切り上げませんか?」
悠はその言葉を受けて回りを見回す。
すると日が暮れてきていて、辺りが夜に包まれようとしている。
会議から4〜5時間ほど狩りをしていたことに気づき、リリィの案に賛成する。
「そうだな。そろそろ戻ろう」
「はい」
そして二人はワープアイテムを使い、キスズ草原から姿を消した。
* * *
二人が大都市カオカミに戻ると、晩御飯を食べることになった。
……昼に食べたパスタ屋で。
悠はリリィの意見を却下しようとしたが、キラキラと期待するような目と、何度も何度も頭を下げるリリィに根負けしてパスタ屋に行くことになった。
そして晩御飯を食べた二人はぶらぶら町を歩いていた。
「すみません、我侭を聞いていただいて」
「構わないよ。パスタは好きな部類に入るから」
実はこれに似たやり取りは、これで6回目である。
いくら好きな食べ物だったとはいえ、連続で同じ店に連れて行ってしまったことを引け目に感じているようだ。
しかし何度も頭を下げられると悠としても悪いので、話題を変更することにした。
「それにしても、今回食べたパスタの味はどうだった?」
「『ボアの肉を使った野性味パスタ』ですか? とっても美味しかったですよ。味付けを大味にすることで野性味が増して、とても新鮮でした」
どうやら話題の変更は成功したらしく、リリィは笑顔でパスタの感想を述べる。
内心で安堵していると目の前に見知った人物を見つけた。
アキラとジュンだ。
どうやら二人も悠に気がついたようで、こちらに向かってくるので二人に声を掛ける。
「こんばんわアキラ、ジュン」
「こんばんわトモ」
「よっす」
リリィがアキラとジュンを目で「誰ですか?」と問いかけてくるので紹介する。
「この二人は俺がよくパーティーを組む人たちでアキラとジュンと言うんだ」
「そうだったのですか。初めまして、リリィと言います。今はトモさんに保護してもらっている立場です」
「ご丁寧にどうも、アキラと言います」
「俺はジュン、よろしくな」
悠がリリィにアキラとジュンを紹介すると、互いに自己紹介をしだす。
そして自己紹介が終わるとジュンが突然悠の首にヘッドロックを掛けてくる。
「いきなり何してんだよっ?」
「お前が可愛い子を手篭めにして、それをいいことに食べさせあって公害を振りまいていると聞いて、どんな子かと思えばこんなに可愛い子をだったなんて。この
裏切り者! 性犯罪者!」
「うぐぐ、おそらくあの人だと思うけど、誰だそんなことを言ったのは!?」
だんだん力が入ってきているジュンのヘッドロックに、少し息が詰まりながらその情報源を問いただそうと悠は質問する。
するとアキラが間髪無く、予想通りの人物の名前を挙げた。
「チトセさんしかいないよ」
「やっぱりか! あの人はー!」
どうにかヘッドロックを外そうと奮闘していたら、突然圧力が消える。
何事かと思い後ろを振り返ると、ジュンはリリィに話しを掛けていた。
「リリィさん。トモの所じゃなくて俺のところに保護され……」
「お断りします」
「そんなあっさり!?」
ジュンがリリィに保護のされる人の変更を持ちかけようとした所、言い終わる前に拒否される。
そのことに大仰のリアクションするジュンの姿にみんな笑ってしまった。
一頻り笑うとアキラが話題を振ってくる。
「そういえばトモ。僕たちはさっきまでNormalの会議に出席させて貰ったんだけど、記念アイテムのこと聞いたことある?」
どうやらNormalの方でも記念アイテム話がされたらしい。
悠もExtraの会議に出席しているため素直に答える。
「あるよ。俺もExtraの会議に出席してたら、その話題が出てきたよ」
「なら話が早いね。最初は嘘かもしれないと思ったけど、後で知り合いのギルドからそのアイテムを借りてくるとまで言われたら信じるしかないからね」
「確かに」
「後、申し訳ないけど、これからジュンと寄る所があるからこれで失礼するよ」
「確かにゆっくりしていられる時間じゃないな。そういうことでじゃあなトモ、リリィさん」
そういってアキラとジュンが去っていく。
悠とリリィは別れを告げて、二人が泊まっている宿に向かう。
リリィはその間、ずっと下に俯いて、何やら思案しているように見えた。
悠とリリィが風呂に入り、そろそろ寝る時間になってきた時、リリィが話しかけてきた。
悠の予想しなかったことを。
「トモさん。記念アイテムを取得したのってトモさんですよね?」
「……何でそう思うんだ?」
悠は出来るだけ平静を装いつつ、問いかける。
「チトセさんとアキラさんの言っていることが矛盾していました。そうなるとどちらかが嘘か間違いを言ったことになります。そしてトモさんが閉じ込められた直後
に戦闘したことを鑑みて考察すると、チトセさんが嘘を言っていて、トモさんが記念アイテムを取得したことをばれないように偽装したと考えるが自然だったので」
悠は当事者であるため気づかなかったが、ここに至ってようやくアキラの言ったことがチトセの言ったことと矛盾していることに気がついた。
そしてリリィの追求から逃れられないことも。
悠はおとなしく真相を伝えることにした。
「リリィの言ったことは全て当たりだよ。出来ればこのことは誰にも言わないで欲しい」
「はい、勿論です。出来ればでよろしいのですが、そのアイテムを見せていただいてもよろしいでしょうか?」
「ああ、構わないよ」
そう言って悠は、自身の情報端末に【命の輝石】の情報を写し、リリィに見せる。
リリィは悠の情報端末を受け取り、暫しの間見つめた後、悠に情報端末を返す。
「本当に私達が意図的に閉じ込められたことを証明するアイテムがあったのですね」
「ああ、それが吉報かどうかは不明だけど」
「そうですね」
その言葉と同時にリリィが軽く伸びをする。
もうすでに23:00を回り、窓から見える町並みを見ると辺り着いている電気が相当減っていた。
自身も結構眠気を感じていた悠は、そろそろ寝ることを提案する。
「もう時間が時間だし寝ることにしないか?」
「はい、私も賛成です」
本来ならばここで電気を消し、寝ることにするのだが、朝のことを思い出した悠は釘を刺すことにする。
「ただし俺の布団に入ってくることは禁止」
「ええー」
「そんな不満そうに言っても覆らないぞ」
「分かりました。今日は入りません」
「出来ればいつも入らないようにして貰いたいけどな……」
悠は自身の眠気もあり深く考えずに電気を消して寝ることにする。
辺りが寝静まり、悠の部屋にひとつの黒い影が立っていた。
リリィである。
「日付も変わりましたし、昨日は潜り込んでいませんから何も問題ありませんね」
そう言ってリリィは静かに悠のベットまで近づき、潜り込み、抱きつく。
悠の胸元に顔を埋め、数分後には寝息を立てていた。
これで投下終了です。
と思ったのですが早速誤字を発見。
>>11の最後の文の「例の件で」の後の「は」入りません。申し訳ありません。
後、友人に聞かれたことを、一応ここで語っておきます。
Q妹は主人公を住民票を使って辿らなかったのか?
A辿った。だけど主人公の小細工により主人公の家まで辿り着けなった。
次の投下は就職活動のため未定ですが、なるべく早く投下したいと思います。
>>18 乙。今後の就活がより充実した時間になることを祈る
後書きしないと分からない内容なのか?
多分大丈夫だと思うよ。
Gj
>>18 おつ
俺は今までに最終面接で5回落ちて、次に6回目に行ってくる
これで落ちたら残段なくなって就留濃厚、、、
プレッシャーに押しつぶされそうで辛いけど頑張る
だからお前も挫けるな!!
待ってました!
就活大変そうですが、受かる事を祈ってますね。頑張れとは言いませんが、諦めんなと修造並の暑さで応援します。
23 :
35-252:2011/07/27(水) 23:23:36.13 ID:5qHN06Sa
新スレ乙であります。激しくお久しぶりです。
投稿いきます。ちゃんと貼れるか不安。
前回のあらすじ
女連れの兄! 傷心の妹! 追う同級生!
あらすじ終
「とにかく……ちょっと休もう」
「うん……」
鵜之介が喫茶店の扉を開ける。カラコロとドアベルが鳴った。
全力疾走で汗ばんだ肌を、冷房の効いた空気が撫でていく。
二人は呼吸を整えながらよろよろ歩き、ボックス席にへたりこんだ。
「いらっしゃいませ〜……って、鳩子? と小林君?」
「あ、八坂さん?」
「やーやー奇遇だねぇ。バイト先なのよん」
テーブルにお冷を置きながら鈴芽が言った。
「おふたりさんは、なぜおふたりさん? あれあれうふふー?」
「そこで偶然会ったんだよ」
鵜之介は苦笑した。鈴芽はぐったりうなだれたままの鳩子に目を移す。
「そういえば鳩子、なんか顔色良くないけど……」
「外で気分悪くなっちゃったみたいでさ。日差し強いから暑さに当たったのかも」
そう言ってお冷を鳩子の目の前まで押しやる。鳩子は両手でコップをつかみ、のろのろと口をつけた。
「大丈夫なの?」
「少し休んで様子見てみるよ。悪いけど、注文は後でもっかい聞きに来てくれる?」
「了解……じゃなくて、かしこまりました。鳩子、平気? ごゆっくりね」
(ソツのない受け答え。頼りになるなあ小林君……。さすが私の見込んだクラス盟徒だよ……。
私もとにかく回復しなきゃ……。でも熱中症じゃなくて兄中症なんだよね。そう簡単に上向かない予感……。
お兄ちゃんと買ったり出したり合わせたり宿ったりするあの人にどう対処すればいいんだろう……。
妹としては猟奇的に扱うのが相場なの? 拷問はまだできないけれどきっと覚えます……。これ母さんです……。
でも私にできるかな……。はてさてフムー……。だって鳩子はハト派なのです……。豆食系女子なのです……。
だめだめ弱気は厳禁だ……。お兄ちゃんは必ず私のところへ帰ってくるよ……。そう、男は船で女は港……。
港といえばドックの中で戦艦が出来ていくの萌え……。収納感がたまらないの……。完成したら空母やばい……)
黙ったままの鳩子を前に、鵜之介はお冷を一口あおった。ええと、と唸って目を泳がせる。
「その、思わず捕まえて連れてきちゃったけど……余計な事したかな」
「ううん。……ありがとう。ちょっと落ち着いた」
「それならよかった」
次の言葉のきっかけを探して、二人の間にしばし沈黙が落ちる。先に口を開いたのはまた鵜之介だった。
「余計なお世話ついでに……何で走ってたのか聞いていい?」
「………」
「お兄さんと、ケンカでもした?」
「!!」
(テ、テレパシー!? テレパシーなの!? 私のクラス盟徒はそこまで厨性能なの!?
もしかしてこの思考も読まれてるのかっ!? 貴様見ているなッ!! 見ないでくださいこの通りです!
お兄ちゃん好きはバレたって全然いいけど小学生男子の半ズボン好きとかバレるとちょっと困るし!!)
「あ、当たりかな」
驚く鳩子の顔を見て鵜之介は笑う。
「どうして分かるの……?」
「うちもケンカ中に姉さんがダッシュで飛び出した事あって」
姉の行き先として鵜之介は、どう考えても電車距離にある隣町の名を挙げた。
「力尽きて倒れてたとこを通報されちゃって、もう大騒ぎ」
「………」
「やー、女のきょうだいってケンカすると走るんだね。うちだけかと思ってたけど余所も同じなんだ」
「そ、それは……どうだろう……」
そのとき再び、カラコロとドアベルの音がした。
「うわぁ涼しー! 重労働で疲れた体にしみるわー」
「荷物全部俺に持たせてるけどな」
聞き慣れた声に、鳩子と鵜之介は同時に店の入口を振り向いた。
「ん? ……おっ、よう鳩子」
鷹司だった。軽く手を上げ、二人のいるボックス席へ近付いてくる。
「うーちゃん!」
「あれ、姉さん」
連れの女性、小林美鷺も鵜之介と言葉を交わす。
(え、え、姉さんって小林君のお姉さん!? じゃこの人がテロ弁当とか隣町ダッシュの?)
「あら、さっきの……」
美鷺は鳩子に目を止めてそう言うと───いきなり強烈な目力をこめてその顔を睨みつけた。
(ひっ!?)
鳩子は竦み上がった。手にしていたお冷を危うくこぼしそうになる。
(睨まれてる!? すっごい睨まれてるっ!! ひいぃ!!
違うよねこれ違うよね!? 私があの人を睨むのが本来の姿だよね? どういうことなの! なんて理不尽な!!
ま、負けるもんか! 踏ん張れ私! 男は波平で女はフネだ!! ピンチの時は2コンに向かって叫ぶんだ!!
そもそも私が何したっていうのよこのおっぱい! どうしてあんたに親のカタキの如く睨まれなきゃいけないの!!
あんたこそ兄のカタキでしょ! お兄ちゃんそこで生きてるけどね! やったね!!)
「うーちゃん……何でその子と一緒にいるの……?」
「ああ、えっと、同じクラスの長峰さん。外でばったり会ってさ」
不穏な空気にまったく気付くことなく鵜之介は答えた。
「姉さんこそ男の人と一緒なんて珍しいね。ひょっとして彼氏?」
「ほへっ!?」
美鷺は素っ頓狂な声を上げた。
「やっ、ち、ち、ちちち違うのよ!? コレは、こんなのは彼氏とか全然そんなのじゃなくてね!?
そうサークル! 同じサークルなの、それだけ! 私とは縁もゆかりも血も涙も夢も希望もない男だよ!!」
「失礼な! 全部あるわ」
「あんたは黙ってて!」
(ありゃ? この人、もしや……)
いきなり取り乱し始めた美鷺を眺めながら、鳩子が感じた疑念はすぐに確信に変わっていく。
「ども。全然そんなのじゃないコレこと長峰です」
黙っているよう言われた鷹司は、お構いなしに鵜之介に話しかけた。
「鳩子の同級生なんだね。妹がお世話になってます」
「は、はいっ、こちらこそ……って、お兄さん!?」
今度は鵜之介が声を上擦らせた。鳩子のほうを振り返る。その表情は緊張にこわばっていた。
「な……長峰さん! とりあえず落ち着いて、ね?」
「?」
「お兄さんとはその、色々あるだろうけど、まずは冷静になろう?」
(あー。小林君の中では私、お兄ちゃんと大ゲンカして隣町までフルスロットル中なのか)
とっくに冷静になっている頭で、鳩子は思った。
「あ、あのねうーちゃん? これは絶対ほんとに彼氏とかじゃなくてね? むしろ血縁者以外は守備範囲外でね?」
「長峰さん……だいじょぶだから、ほ、ほら、お互い落ち着いて話せばきっと。短気はだめだよ」
「今日はよく外で鳩子と会うなぁ」
「えへへー」
「……何このカオス」
注文を取るタイミングを逸した鈴芽が、離れた場所で呟いた。
終
GJ
相変わらずの無茶苦茶思考っぷりは楽しい
面白かったwgj
GJ!
非常においしいです
GJです。
キモウトとしてはハト派に位置する(であろう)鳩子に萌えました。
キモ姉妹にもハト派とタカ派があるんですね。勉強になりました。
乙です。
相変わらず面白かったけど、もう少し量があればなと思う。
おぉ久しぶりのHeartspeaks!GJです!
鳩子可愛いよ鳩子
前スレで紹介されてたCOMPLEX LIVESを見て見た。痛い話は好きなんで好物でした。
つか、榊君がいたんだが。
ヒロインの名前も似てるし、文章も似てるし、このスレで続きを心待ちにしてる作品の作者さんを想像しました。
既知ならすんまそん。
スイマセン、32です。
続きを見て自己解決(?)しました。
失礼
Kaso
暑いから投下ないんですかぁ?
過疎とか言ってる奴はお姉さん大好きスレ住人の俺に謝れ。
キモ姉は弟だから好きなのか、好きになった相手が弟なのか?
それとも両方?
後者に一票
双子の姉弟で恋人同士とか素敵やん
マリみての福沢姉弟が俺のジャスティス
タクティクスオウガはキモ姉ゲー
最後に弟が、ぽっと出の幼馴染にかっさらわれるけど
デコ女の悪口はそこまでだ
ダッチワイフを作ってくれと弟から頼まれる職人姉
ダッチワイフなんてくだらないものよりお姉ちゃんと生でしようみたいな
展開を思いついてしまった
むしろ中に自分が入る
緋弾のアリアってラノベにキモウトが出てるらしいから読んだけど想像以上だった
ほんとにこのスレに登場してもおかしくねぇw
詠う少女の創楽譜というラノベのヒロインも相当なキモウトだぞ、
兄のベッドに食事とトイレ以外ずっと寝転がって匂い付けをし、
その匂いで致しちゃった兄を隠れて見ながら自分も致しちゃうくらいの。
>>46 簡単なまとめだけ
匂いだけでお兄ちゃんに女が近づいたかどうかを判断する 浮気したらお仕置き(他の女の子に触ったら)
お兄ちゃんとした会話も全て記憶しているらしい(これは体質か)
ストーカーは当たり前、主人公の周りの女の子フルボッコ(一応バトルものなので妹すごく強い)
もちろん主人公に嫌われるがむりやり家に住み着いてひたすら主人公のお世話をしようとつつ誘惑しまくり
「兄妹だからって関係ないむしろ妹の私としかお兄ちゃんは恋しちゃいけない」とか言い出すレベル
戦闘能力高いのをいいことに主人公を動けなくしてキスを強要したりもする
他にもいろいろぶっとんでるヨw
>>48 なにその可愛い生き物
ちょっと本屋いってくるわ
小説としての出来が残念なやつばかりだよな最近のラノベって……
絵と「萌え」があるかどうか
ラノベ談義はどっから火が出るか分からないからこの辺で
>>49 兄が自分になびかないとみるや監禁して自分専用に調教しようとする強者だ
結局兄に撃破されたあとなんやかんやで色々あってさらに想いが増すというw
問題は最新刊でやっと初登場ということだけだ・・・
ラノベは出来が云々よりちゃんと完結するかどうかが問題なんだよな
それなりにハマッて続きを楽しみにしてたら作者が冨樫化とかザラだし
まあそれはそれとしてアリア買ってくるわ
投下無いね
見たい作品の続き二つ3つあるけど作者は飽きたのかな
作者の焦らしプレイだと考えるんだ
無差別水遁くらって投下できねぇー
狂もうと早く投下しろや!
59 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 23:35:13.08 ID:1HjqIL+a
お兄ちゃん様
>>58よ
こんな言葉がある…
『慌てる早漏はもらいが少ない』
どれ
で、結局投下がないな
母のお腹でも一緒だった双子キモ姉。
産まれてからは二人でいないと泣き出す姉。
学校で夫婦だと冷やかされても姉が嬉しがり周りがドン引き。
産まれてから死ぬまで一緒の双子キモ姉欲しい。
こんばんは
前すれ
>>690の続きを投下します。
エロ有です。
68 :
狂依存 220:2011/08/03(水) 02:01:35.35 ID:EADeS1x1
「んっ……!んふっ……んちゅっ、んん……」
沙耶さんをベッドに押し倒して口付けをしながら、ブラを剥ぎ取り、胸を手でまさぐる。
「ん、んんっ……!あんっ……駄目ええ……やっ、はんっ……ん、んちゅっ……」
学校の帰り――
沙耶さんを駅の近くのラブホテルに呼び出して、待ち合わせをし、すぐに中に入って沙耶さんを抱いた。
別に理由など無い。
ただ何となく帰りたくなかったから、時間潰しに沙耶さんを……。
「(最低だな……)」
こんな理由で女性を食い物にするなんて。
「んんっ……!ひやっ!あんっ!!そこ……吸っちゃ……あっ、はっ、やあああぁぁんっっ……!!」
沙耶さんの乳首を吸いながら、ヴァギナを指で弄り、愛撫していく。
こうして、沙耶さんを抱いてる間にも心の中で罪悪感がどんどん湧いてくる。
何で僕はこんな事をしてるんだろう?
「あっ……!!やっ、ああああんっっ!!良いよ……もっと、もっと……はっ、ああああぁぁぁっっ!!」
沙耶さんのヴァギナを乱暴に指で擦り、膣の中を掻き回していくと、感じているのかヨガリ声を上げながら、愛液を飛び散らせていく。
こんな愛の無い行為でも、何でこの人はこんなに喜んでいるのだろう?
「あっ、はふんっ!!はっ、ああああんっ……!ねえ、そろそろ入れてえ……早くご褒美頂戴……」
沙耶さんは顔を紅潮させて、色っぽい瞳で僕を見つめて、股を開き、既にぐちょぐちょに濡れていた花弁を開いておねだりする。
その仕草に一気に体が欲情に支配され、肉棒が膨張し、堪らず膣穴にち○ぽを当てて一気に中に挿入した。
「あんっ!そんな乱暴に……!はっ、はああああああぁぁぁんっっ!!!」
「はんっ!あっ、やんっ、はっ……はんっ、はっ……!!はあんっっ!!はっ、あんっ!!」
沙耶さんは僕の手をがっちりと掴んで、中で思いっきり肉棒を締め付け、僕の乱暴なピストンを受け入れている。
子宮口を突くたびに顔を赤くして、本当に幸せそうに喘ぎ声を上げ、結合部から愛液を撒き散らしながら、ヨガリ狂う。
「あっ、あああっっ!!はんっ!!良い……!あうんっ!!あっ、はんっ!はあんっ!!うぐ……はんっ!!あっ、ああああんっっ!!」
乳房を上から強引にまさぐると、更に中の締め付けをきつくして肉棒を圧迫し、腰を振りまくって絶頂へと追い込んでいく。
僕も沙耶さんの腰を抑えてピストンを速め、それに応える。
「はああんっっ!!ああっっ!!あっ、あんっっ!!良いよ……!!気持ち良い……!!はんっ、はっ……はっ、ああああんっっ!!」
「ねえ……!早くう……早く沙耶の中に……!あっ、ひゃうんっっ!!はっ、はああんっっ!!はっ、あああんんっっ!!」
僕をせつなそうな瞳で見つめながら、腰を振る沙耶さんに更に興奮していき、膣壁を肉棒で思いっきり擦り上げ、ラストスパートをかける。
もう限界……。
「はっ、ああああんっっ!!良い……あんっ、はふんっ!!大輝……大好きい……!!はんっ!!はっ、やんっ!!あっ、はふ……!!」
「あっ、あんっ!はああああああぁぁぁぁっっっ!!!!」
肉棒を子宮に押し当てながら、沙耶さんの中に思いっきり放出する。
中できつく締められた反動か、射精は中々止まらず、どんどん子宮に注ぎ込まれていった。
「はああああんっっ!!まだ出て……あっ、あふっ……あんっ……!」
「はあっ…はぁっ……ん、んふっ……ちゅるっ、んちゅう……」
漸く出し終わると、体を倒して沙耶さんと抱き合いキスしながら、余韻に浸った。
「ん、んふっ……ちゅっ、ちゅっ……ちゅっ、ちゅ……」
沙耶さんは僕の顔を軽く手で抑えながら、口の中に舌を入れて、チロチロと絡めて、吸い付いてくる。
こんなセックスでも本当に喜んでいるみたいだ。
「ちゅっ……んちゅっ……とっても良かったよ……ん、んふっ……ねえ、まだまだやり足りないんでしょう……?」
僕の足を自分の足で軽くしめつけながら、ぐいぐいと腰を振り、まだ膣中に入っているち○ぽを締め付けておねだりしてくる。
「へへ……もっと、もっと頂戴……沙耶で気持ち良くなってえ……」
「……」
「ん、ちゅるっ……ちゅぷっ……ん、んふっ……ちゅっ、れろっ、ん、むふう……」
今度は僕が仰向けになり、沙耶さんに奉仕させる。
手でゆっくりと擦りながら、口の中に肉棒を含めてゆっくりと出し入れし、唾液で十分に濡らしていく。
「ん、んちゅっ……ちゅるっ、んちゅ……ちゅぅ、んくっ……ん、んん……」
ウラスジを舌で丁寧に舐め回し、時折吸いながら肉棒を刺激させていき、半ば強引に勃起を誘う。
沙耶さんの献身的な奉仕で萎えかかったち○ぽは瞬く間に膨れ上がっていった。
69 :
狂依存 221:2011/08/03(水) 02:02:28.35 ID:EADeS1x1
「ん……んちゅっ、ん……ちゅるっ、んん……ちゅぷっ、んふう……好きな時に出していいからね。ん、んちゅ……」
柔らかい手と舌と唾液に巧みに絡められた肉棒はビクビクと脈打ち、いきりたってきた。
「ん、ちゅう……ん、んふっ……ちゅっ、んん……凄い……もうこんなに……ちゅっ、んふっ……ん、んん……」
「ん、んん……ねえ……早く出してえ……それとも……」
沙耶さんは口を離して僕の上に跨り、肉棒を股間で擦ってくる。
「沙耶のおまんこでイキたい……?」
「……」
「そっか……じゃあ、入れるね……ん……!んっ、はあああああぁぁぁんっっ!!」
黙っていると、沙耶さんは勝手に肉棒を膣穴に押し当て、一気に腰を沈めて挿入させてきた。
「はんっ!!あっ……!はんっ!!あっ、はっ!!やんっ!!」
僕の上でひたすら腰を振り、喘ぎ声を出して感じている沙耶さんを何処か冷めた目でじっと見つめる。
僕の気持ちに気づいてない訳ではないだろうに、何が嬉しいのか。
そんな事をぼんやりと考えながら、沙耶さんに膣中でもたらされる快楽を味わっていた。
「はっ!!あんっ!!良いよ……!あんっ、はっ……!!もっと沙耶で感じてえ……あんっ!!はっ!!」
ほとんどマグロ状態の僕のち○ぽを締め付けながら、懸命に腰を打ちつけて感じさせようと頑張る沙耶さん。
そんな様子を何処か虚しい目で見ながらも、膣肉の締め付けと愛液との絡み合いがもたらす快楽で肉棒は脈打ちながら膨張していく。
「はんっ!!はっ……!あんっ……!やっ、はふっ!あっ……いやあああぁぁぁっっ!!」
何もしないのにも飽きたので、腰を突き上げて子宮を突くと、沙耶さんは大きな喘ぎ声を上げて体を仰け反らせ、僕の上で淫らに踊る。
「はふんっ!!あんっ!はっ……はんっ……!!はっ、あんっ!!いやあっ……!!あん!良い……はっ……!はあんっ!!」
「もう駄目……!イク……はんっ!!またイっちゃうよ……!あっ、やんっ……!あっ、あああああぁぁぁぁっっ!!」
二人ともほぼ同時に達し、再びザーメンを子宮の中に注ぎ込む。
沙耶さんは僕の上で恍惚な表情をして、体を少し仰け反らせながら精液を中に受け止めていた。
「はっ……!!はんっ……はああああああああぁぁぁぁんっっ………!」
射精を終えて間もなく沙耶さんは体を倒し、僕の頬にキスして胸板に甘えるようにうずくまりながら余韻に浸っていた。
「はぁ……はぁ……へへ……」
本当に満足そうな顔をして僕の体に頬ずりしてくる沙耶さん。
いつも疑問に思う。
どうして、そんなに満足してるんだろう?
僕は別に愛してるわけでも無いし、優しくしてるつもりも無い。
今日だってただ何となくやりたくなったからってだけで、こんな……。
「うっ……」
胸がズキズキと罪悪感で痛む。
こんなどうしようもない理由で抱いて、麻由お姉ちゃんの気持ちも裏切るような事をしちゃって……。
「(本当にどうしようもない男になっちゃたっな……)」
麻由お姉ちゃん、今頃怒ってるだろうな……。
沙耶さんだけじゃなくて僕に対しても。
いっそ、二人とももう僕の事なんか嫌いになって別れると言ってくれないだろうか?
そうなってくれた方がずっと楽になる気がする……。
「そんな事絶対に有り得ないよ」
「え?」
僕がぼんやりと考え事をしてるとふいに沙耶さんが語りかけてきた。
「沙耶はもう一生大輝の女になるって決めたの。だから嫌いになるなんて有り得ない。今日だって私の事抱いてくれて本当に嬉しかったよ。それだけ私の事愛してくれてるって事なんだよね」
「沙耶さん……」
麻由お姉ちゃんと言い、この人と言い、どうして僕の考えてることがわかるんだろう?
表情に出ているのか、それとも本当に超能力か何かで心を読んでいるのか……。
本当に考えてることがわかるなら、隠し事も何も出来ない。
「今日はとっても嬉しかったんだよ。大輝が私にご褒美をくれて。やっぱり私達は愛し合ってるんだよ」
「別にそういうつもりで誘ったわけじゃ……」
ただ何となく抱きたかった。ただそれだけの理由で女の人を連れ込んで犯して……。
考えれば考えるほど最低な理由だ。
「どうしてそんなに深く考え込んじゃうのかなあ。私が満足してるんだから大輝の好きな様にしてくれて良いの。私は大輝の女なんだから、大輝の好きな時に抱いてくれて良いって言ってるじゃない」
「そう言われても……」
例え沙耶さんが良くても、これは麻由お姉ちゃんに対する裏切りでもある訳で、どう考えても褒められる行為ではない。
麻由お姉ちゃん……。
僕は麻由お姉ちゃんの事をどう思ってるのだろう?
70 :
狂依存 232:2011/08/03(水) 02:02:58.49 ID:EADeS1x1
好きな事は間違いない。
一時は女性としても愛してると思ってた。だけど……。
「(まだ、その決心がついていないという事なのかな……)」
迷いが無ければ他の女性を抱くような真似は絶対にしない。
沙耶さんに麻由お姉ちゃんの事を相談することもなかっただろう。
「大輝の好きな様にして良いんだよ。私の事も麻由ちゃんの事も自分の物にしたいんでしょ?だったら、そうすれば良いじゃない。麻由ちゃんだって大輝が本心から望めばそれを受け入れてくれると思うよ」
僕の胸を指でなぞりながらそう囁いて、頬ずりする。
そんな事、絶対に麻由お姉ちゃんが了承するはずが無いし、上手くいくわけがない。
「何でそんな勝手に決め付けちゃうの?別に何人の女と付き合ったって良いじゃない。愛人を何人も囲ってる人なんて、たくさんいるでしょ」
「私の曾お祖父ちゃんだったかな……昔、地方の大地主だったんだけど、奥さんの他にも何人か妾……今で言う愛人がいたって聞いたことがあるよ。その時代じゃ別に珍しい事じゃなかったってんだって」
「そんな昔の話をされても……」
今とは時代も違うし、そもそも家は金持ちでも何でも無い。普通の家だ。
それに麻由お姉ちゃんは僕の奥さんじゃなくて、姉なんだし……。
「もう……!煮え切らないなあ!良いから、また続きをしよう!せっかくこの前頑張ったんだから、たくさんご褒美くれないと気がすまないんだからね!」
「ちょっと!もういい加減にして下さい。今日はもう疲れたので帰ります。では……」
「何、言ってるのよ?このまま帰ったら、また麻由ちゃんに良いようにされちゃうだけじゃない。それで悩んでいるから、私を呼び出して相談しようとしたんでしょう?だから、帰っちゃ駄目だよ!」
「ちょっと……わっ……!」
沙耶さんはベッドから起き上がり帰ろうとした僕の腕を掴んで、強引に僕をベッドに押し倒す。
「ほら……沙耶のおっぱい、また弄繰り回してえ……好きにして良いから……ん、んん……」
僕を仰向けにした後、乳房を顔にうずくまらせて、ぐいぐいと押し付けてきた。
「いい加減に帰して下さい!あっ……がっ……!」
「駄目だって言ってるでしょ。いいから、大人しく沙耶の言う事を聞きなさい……!ん……」
何とか引き離そうとしたが、沙耶さんに力づくで押さえつけられ、沙耶さんをどかす事が出来ない。
「(え?嘘……!こんなに力強かったけ……?)」
この前もそう思ったけど、こんな細腕で何処にこんな力が……?
麻由お姉ちゃんはともかく、沙耶さんは特別腕力が強かったわけでも無かったはず。
少し前まではこんな力負けするような相手ではなかったんだけど……。
「この前も言ったと思うけど、沙耶は大輝の愛の力で不死身になったの。だから、もう何でも出来るんだよ。ふふふ……やっぱり、愛って凄いよね。ん、んふっ……」
何処か焦点の合っていない目をして笑いながら、沙耶さんは体を倒して強引に口付けをしてきた。
「ん、んふっ……ちゅっ、んちゅっ、ちゅっ……ちゅう……ちゅっ、んちゅ……はあ……やんっ!!」
口を離したのと同時に、沙耶さんに抱きついて体を転がし、態勢を逆にしてから沙耶さんにキスをする。
「ん、んん……ん、んふっ……ん、んん……れろっ……」
僕にぎゅっと抱きついて、丹念に唇を押し付けて、ディープキスをする沙耶さん。
唾液に絡まった柔らかい唇と舌がもたらす快楽で、また頭が蕩けそうになってきた。
「ん、んん……!はあっ……あんっ……!また入れてくれるんだね……良いよ……早く沙耶を思う存分犯して、楽しんでえ……!」
キスを終えた後、沙耶さんの股を思いっきり開き、花弁に肉棒を押し当てると、沙耶さんは嬉しそうに体をくねらせて、催促してくる。
「ああんっ……焦らさないで早くう……沙耶のおまんこに子種いっぱい、注いで妊娠させてえ……」
「……」
「ねえ……どうしたの……?はんっ……ああん……」
催促してくる沙耶さんの手をストッキングで縛り上げて、動けなくする。
沙耶さんもプレイの一環とでも思っているのか、何の抵抗もせずに、されるがままに縛られていった。
「ああん……こんなプレイしちゃうなんて、大輝のエッチ……早く、入れて……っ!?」
縛り上げた後、すぐにベッドから離れて近くに脱ぎ捨ててあった制服と下着を拾い上げ、急いで着替えて、帰り仕度を始める。
「ちょっと!愛する彼女にこんな事しといて、また逃げる気?ねえ!?」
「今日はこれで失礼します」
僕を見て、非難の声を上げている沙耶さんを尻目にさっさと部屋を出て、逃げ出す。
こんな風に逃げ出すなんて最低な行為だとわかっているが、もう罪悪感なんて無い。
71 :
狂依存 223:2011/08/03(水) 02:04:31.89 ID:EADeS1x1
むしろ、さっさと僕に愛想を尽かして欲しい。
その方がお互いの為でもあるのは明らかだ。
「逃がさないんだから……!」
ホテルから出た後、走ってこの場から離れる。
真っ直ぐ家に帰るのはまずいな……何処か寄り道して時間を……。
「(でも何処に……っ!?)」
「うわっ!!」
キイイイっ……
ホテルを出て間もなく、車が飛び出してきたので、慌てて
「いたた……って?」
この車はまさか……?てか、間違いない。
「あら……こんな所で走っちゃ危ないじゃない。ちゃんと一時停止して、車が来るのを確認しなきゃ」
「麻由お姉ちゃん……」
運転席のミラーを開けて、僕に何食わぬ顔で話しかける麻由お姉ちゃん。
まるで僕の事を……いや、ほぼ間違いなく待ち伏せしていたのだろう。
「ぼさっとしてないで、早く乗りなさい。さっさと帰るわよ」
「いや、でも……」
ここで帰ったら、また麻由お姉ちゃんに……。
「ご、ごめん……!ちょっとこれから用事があるから、また……」
「そうだよ、まだ私と愛し合うんだから帰っちゃ駄目だよ」
「え!?」
ふと、声がしたので振り向いてみると、沙耶さんが僕の後ろで息を切らしながら、立っていた。
急いできたのだろうか、やや衣服が乱れていた。
「もう……!どうして、また逃げ出すのよ!いくらプレイの一環だからって、もう少し二人で余韻に浸らなきゃ愛を育めないでしょ!」
また訳のわからない文句を言いながら、僕の腕に抱きつく沙耶さん。
「あ、麻由ちゃんいたんだ。へへへ……今日は大輝に誘われて、あそこで愛し合ったんだよ。羨ましいでしょ?このまま帰して上げてないよ。限界まで絞って、今日一日麻由ちゃんとセックス出来ない様にしてあげる」
「ちょっと、いい加減に離して……!」
何とか沙耶さんを振りほどこうとするが、物す凄い力で腕を組まれて離す事が出来ない。
な、何でいつの間にこんな腕力を……?
「ほら、そんな所に車止めてたら邪魔でしょ。いい加減、どいたら」
「そうね……」
沙耶さんが退くように言うと、麻由お姉ちゃんは珍しく言う事を聞いて、一旦その場から立ち去る。
ふと、見てみると後ろで何台か車が
車の通りが少ない路地裏の交差点とは言え、流石に長時間車を止めたままでいる訳にはいかないか……。
「さあ、行くよ。今日は大輝の部屋で麻由ちゃんが見てる前でやっちゃおうか」
スリスリと頬を擦りながら腕を組み、甘えてくる沙耶さんを尚も振りほどこうと腕をするが、中々離す事が出来ない。
何とかして引き離して逃げ出さないと……。
「あっ」
「んっ?」
今だ!!
「えっ、何?きゃんっ!!」
沙耶さんが一瞬力を緩めたのを見計らって、腕を振りほどいて突き飛ばし、その場から走って逃げ出す。
古典的なやり方だけど、案外上手く行くもんなんだな……。
「感心してる場合じゃない。早く逃げないと……」
そんな事言っても何処へ行く?
いや、今は沙耶さんから逃げることだけを考えないと……。
狭い路地をとにかく曲がって、時折振り向きながら全速でがむしゃらに走る。
とにかく逃げたい。
麻由お姉ちゃんからも沙耶さんからも。
出来れば二人が居ない世界に行きたい。
そうすれば、どれだけ楽になれるか……。
そんな事を思いながら、既に暗くなっていた街中をずっと走り続けた。
72 :
狂依存 224:2011/08/03(水) 02:05:36.12 ID:EADeS1x1
「はあっ……はあっ……」
ここは何処だ……?
息を切らしながら、周囲を見渡すと見慣れない片田舎の住宅街が目に入ってきた。
もうどのくらい走っただろう?
部活や体育でもこんなに必死になって、走った事はないかもしれない。
必死で走ったとは言え、特別足が速い訳でもないので、そんなに遠くには来ていないはずだが……。
少し歩くと、小さなタバコ屋が目に入り、そこの近くにベンチがあったのでここでしばらく休む事にした。
「ふう……」
やっと落ち着けるか……。
自販機買ったジュースを飲みながら、ベンチで肩を落とし、一息つく。
「これから、どうしようかな……」
ずっとここで一人でいたいが、いつまでもここに居る訳にもいかない。
せめて、一晩だけでも一人になってあの二人の事を忘れたい。
「(今日は何処かに泊まるかな……)」
そう思ったが、生憎この近くに泊めてくれそうな友達もいないし、何より時間ももう遅い。
何処かにホテルか何かは……見当たらないな……。
いや、あってもホテルに泊まるだけの金が無い。さっきラブホ行った時に使っちゃったんだよな……。
一番安い部屋を選んだつもりなんだけど、こんな事なら沙耶さんに払わせておけば良かったか。
「自分で誘って置いて何考えてんだか……」
こんな事を考えてる時点で、どうしようもない。
「ふう……しばらく、ここでゆっくりとしてるか」
そうだ、何も考えずにゆっくりと……
「随分と運動したみたいじゃない」
「え?って……!?」
「ちょっと走ったぐらいでこんなに息を切らしちゃって……最近、運動不足なんじゃないかしら?どうでも良いけど」
突然、声がしたのでふと振り向いてみると、いつの間にか麻由お姉ちゃんがベンチの隣に腰を掛けていた。
「え……な、何でここが……」
「そんな事はどうでも良いわ。さっさと帰るわよ」
「ま……ぐはっ……!!」
ドスッ!!
突然、腹部に強烈な痛みを覚えた後、意識が遠のきそのまま気を失ってしまった。
……
………
「うっ……」
お腹が痛い……ここは?
って、僕の部屋か。確か麻由お姉ちゃんと会ってそれで……
「ここはじゃないわよ。やっと起きたのね……ん、んん……」
「っ!?何やってるの!?え?」
目を覚まして見ると、麻由お姉ちゃんが僕のち○ぽを乳房に挟んでパイズリをしていた。
体が……動かない……!
ベッドから起き上がろうとしたが、体が鉛の様に重く動かす事が出来ない。
「えっ?何で……?」
辺りを見回して見たが、特に何かで縛られて様子も無い。
なのに何で……?
まるで金縛りに合ってるかのようにベッドに横になったまま、体を起き上がらせる事が出来なかった。
「ちょっと、麻由お姉ちゃん!何をしたの?」
「ん、んん……んちゅっ、んん……ん、ちゅっ……ん、んん……」
麻由お姉ちゃんは僕の問いかけを無視し、乳房に挟んであった肉棒を乳肉で擦り上げながら、舌で舐め始める。
「ちょっと、話を聞いてよ!何で体が動かないんだよ?一体何を……」
「10万回……」
「え?」
「10万回、私をイカせたらあなたを自由にしてあげても良いわ。そしたら、あなたの言う事を何でも聞いてやってもいいわよ。だから頑張りなさい」
「ふざけてないで、ちゃんと答えてよ!」
「うるさいわねえ……さっさと入れてやるから、大人しくしなさい……!」
「だから、話を……」
「ん、んん……!はっ、あああああぁぁぁぁっっ!!あんっ!はっ、あああんっっ!!」
73 :
狂依存 225:2011/08/03(水) 02:06:25.43 ID:EADeS1x1
僕に跨って肉棒を手で持ち、膣穴に当てて一気に腰を沈め挿入し、腰を動かす。
「はああんっっ!!あんっ!!ふふふ……1万回から、10万回に増やしたのは沙耶と浮気した罰よ。まっ、せいぜい頑張ることね……はぐっ……あんっ!!」
麻由お姉ちゃんは中でぎゅっと締め付けながら、腰を打ちつけ、僕の上で淫らに踊り狂う。
愛液と絡まった膣肉が肉棒に絶妙にフィットして、擦れあう度にすさまじい快楽を与えてくる。
やっぱり、沙耶さんよりも麻由お姉ちゃんの中の方が全然気持ち良い……。
「(って、そんな事はどうでもいいだろ……!)」
「麻由お姉ちゃん、お願いだから今日はもう許し……んぐっ……!」
「ん、んふっ……ちゅっ、んちゅっ……ん、んふっ……ちゅっ……ん、ちゅっ……」
僕がしゃべろうとすると、すかさず体を倒してキスをし、口を塞いできた。
「ん、んちゅっ、ちゅっ……ふっ……んはぁっ……!うるさいわねえ……黙ってお姉ちゃんに身を委ねてなさいって言ってるでしょう。ん、んあっ!!」
口を離した後、元の態勢に戻り、膣壁でぎゅっときつく肉棒を締め付けて、子宮にガンガン打ち付けてくる。
こうなるといつものパターンで、麻由お姉ちゃんがもたらす快楽に取り込まれて、そのままされるがままになってしまう。
何とか抵抗しようと試みてはいるんだけど……。
「ん、んん……!はんっ!!はっ、あああんっっ!!無駄な抵抗はいい加減にしなさい。もうあなたも私もこうして交わらなければ生きていけない体なの。ん、んん……!あっ、ああああんっっ!!」
麻由お姉ちゃんは僕の腰を押さえつけて、ガンガン腰を打ち付けるスピードを速めて一気にイカせようとする。
肉棒は膣肉の締め付けと愛液の激しい絡み合いで、瞬く間に爆発寸前に陥ってしまった。
「さあ、さっさと出しなさい!大好きな麻由お姉ちゃんの子宮に子種を注ぎ込んで……ん、んあっ!はふっ……!妊娠させるのよ!はっ、はああんっっ!!」
「もうイク……イッちゃう……!!あっ、はあんっ……!!はっ、はああああぁぁぁっっ!!」
子宮に突き刺していた肉棒から、激しく子種が噴出し、中へと注ぎ込まれる。
「はあんっ……!!はっ、はふんっ……あんっ……」
こうして麻由おねえちゃんの膣中にされるがままに精液を吸い出されてしまった。
麻由お姉ちゃんも中で出された感触を堪能している。
もう何度目なんだろう?
麻由お姉ちゃんも沙耶さんも既に子供が出来ていてもおかしくはない。
だけど、麻由お姉ちゃんには少なくともそんな様子は見られないし……。
良く知らないが、妊娠しにくい体質とかあるのかな?
「ん、んん……ほら、何休んでいるのよ。まだまだ終わらせないわよ……ん、んふ……」
有無を言わさぬ口調で萎えかかってた肉棒を再びぎゅっと締め付けて、擦り始めてくる麻由お姉ちゃん。
「麻由お姉ちゃん、こんなに膣中で出して、子供とか出来てないの?」
「あら……そんなに二人の子供が待ち遠しいの?嬉しいわ……でも、ごめんなさい。まだそんな様子は無いの。きっと何処か体がおかしいのかもしれないわね……」
上で腰を振りながらも残念そうな顔をして呟く麻由お姉ちゃんを見て、少しホッとする。
まだ出来てないのなら、取り返しはつくはず……。
「はあ?まだそんな事思ってるの?」
「え?」
ガシっ!!
そう言うと、麻由お姉ちゃんは僕の顔を強く掴み、思いっきり顔を近づけてきた。
「いい加減、諦めなさい。あなたは私から永遠に離れることは出来ない。いいえ、そんな事は許さないわ。絶対にね……」
「例え、私から逃げ出そうとしても何処までも追いかけてやるわ。私にはあなたが今、何処に居て、何を考えてるか全てわかるの……あの女じゃないけど、愛の力って凄いわねえ……」
「……」
本当なのか?
いや、僕が何も言ってないのに、考えてた事をズバズバ言い当ててる所をみると、そうとした説明がつかないんだけど……。
「ね、ねえ……沙耶さんの事だったら、その……謝るよ……自分でも酷い事をしたと思ってるから……」
今回沙耶さんを抱いた事は言い訳出来る事じゃないので、許してもらえるとは思ってはいるが、そうでもしないと罪悪感が拭えそうにないのに苦し紛れに謝る。
「ええ……もちろん許す気は無いわ。私という物がありながら、あんな女の体に心を奪われて……あなたの罪は万死に値するわ」
「ごめん……」
「悪いと思ってるのなら、私をセックスで10万回イカせなさいって言ってるでしょ。そしたら、昔の事も含めて全て許してあげなくもないわ。わかったなら、ほら……」
74 :
狂依存 226:2011/08/03(水) 02:07:34.00 ID:EADeS1x1
麻由お姉ちゃんは腰を上げて肉棒を抜き、床に座り込んで股を開いて、ヴァギナを指で広げてきた。
「さっさと私を犯しなさい。したいんでしょう?私と24時間一緒に居て、セックスして甘えて過ごしたい。それがあなたの望んでいる事なんでしょうが。お姉ちゃんはそれを全て叶えてあげる。それだけ愛しているのよ」
「えっと……今日はもう……そろそろ中間試験も近いから、勉強もしないといけないしさ……」
「そんな事、今更どうでも良いわ。愛する麻由お姉ちゃんを一刻も早く正気に戻したいんでしょ?なら、もたもたしてる暇は無いわよね。ほら……早くお姉ちゃんを抱いて……」
自分で胸を揉みながら、いやらしく腰を振り、甘く色っぽい声で誘ってくる。
その甘い囁きにまた思考を奪われそうになるが、ここはぐっと堪える。
「やっても、絶対に許す気はないんだろ?いい加減、僕を自由にしてよ……お願いだから……」
「随分と虫の良い事を言うわね……私も沙耶も俺の女にするからそれを認めろって事かしら?本当にエッチでいけない子に育っちゃったわねえ……」
「そんな事は……!」
いや、無いとは言えないかもしれないけど……。
ふと沙耶さんの顔が思い浮かぶ。
理由はわからないが、あんなに僕の事を想ってくれて、僕がどんなに理不尽な事をしても慕ってきてくれて離れなくて……。
一応、麻由お姉ちゃんとの関係も許してくれるみたいな事も言ってくれてるし……そう考えると僕にとってあまりにも都合が良すぎる女性だ。
だったら、いっそ……。
「(もう……どうでも良いか……)」
麻由お姉ちゃんも沙耶さんも何を言っても、意地でも僕から離れてくれない。
なら、二人とも僕の物に……
バンっ!!
「……っ!?」
そう考えてる途中、麻由お姉ちゃんが突然僕をベッドに押し倒し、再び跨って僕をじっと睨んできた。
「ま、麻由お姉ちゃん……」
僕の目を間近でじっと凝視しているその瞳は、凍りつくように冷たく、そして明らかに怒りに満ちていた。
「言わなかったかしら?お姉ちゃんにはあなたの考えてることは全部わかるの。それなのにそんな邪な事考えるなんて良い度胸してるじゃない。もしかして、好き過ぎて怒ってる麻由お姉ちゃんも見たいのかしら?」
「い、いや……そんな訳じゃ……」
子供の頃は、『怒ってる麻由お姉ちゃんも可愛い』って本気で思っていて、怒ってる姿にもデレデレしたりはしてたけど……。
「だって……麻由お姉ちゃんも沙耶さんも何度止めてくれって言っても、聞いてくれないじゃないか。なら、もう好きにさせてよ。僕だってもう辛くて頭がどうにかなりそうなんだ」
「あなたの罪はそんな程度の悩みで消えるものでは無いわ。子供の頃、散々私を困らせた事、沙耶と浮気した事……はっきり言って万死に値するわ。このまま刺し殺したいくらい」
麻由お姉ちゃんは本気とも冗談とも取れない口調で、股間を体に擦り付けながら、恫喝してきた。
「なら、好きにすれば良いだろ!殺すなりなんなり、気が済むようにすれば良いじゃないか!」
「ええ……だから、お望み通り好きにやらせてもらってるわ。あなたが罪を償う方法は私だけを女として永遠に愛する事。私を欲望のままに犯して、私に甘え続ける事。これ以外の方法は認めないわ」
「そんなの悲しいよ……僕達は姉弟なんだよ……そんな異常な関係がいつまでも続いたら二人ともおかしくなっちゃうじゃないか」
「何、寝言言ってるのよ?まだお休みの時間にはまだ早いわ。今こうしてる間にも私の裸を見て、こんなにち○ぽビンビンにさせてるじゃない。これが答えよ。あなたはもう私の事を姉として見ていない。女として……性の対象としか見ていない証よ」
手で勃起した肉棒をさすって頬を舌で舐め回し、僕を挑発するような口調を続ける麻由お姉ちゃん。
どうして、こんな事になったんだろう?
何処で間違えちゃったんだろう?
いや、考えるまでも無い。答えなんか最初からわかってる。
全部、僕のせいなんだ……。
「くすくす……そうやって、苦悩しているあなたも食べちゃいたいぐらい可愛いわよ……あなたが大好きな麻由お姉ちゃんは、こんな事で興奮する変態に生まれ変わったのよ。嬉しいでしょう?あはははは……」
「お願い、麻由お姉ちゃん。今日はもう一人にさせてくれ……大好きな僕の言う事なら聞けるよね?お願いだから……」
そう言うのが、精一杯だった。
せめて、この場だけでも一人になってこの現実から逃げたい。
「上手い事言うわね……でも、まだ私がし足りないから駄目よ。あのメス豚とは何回やったのかしら?1回ではないわよねえ……」
75 :
狂依存 227:2011/08/03(水) 02:09:00.83 ID:EADeS1x1
「もう、良いだろ!今日は疲れたから休みたいんだ!どうして僕の言う事を聞いてくれないんだよ!僕の考えてる事がわかるなら、今はそんな気分じゃない事ぐらいわかるだろ!」
ありったけの不満をぶちまけて声を上げ、麻由お姉ちゃんを突き飛ばす。
もう頭がどうにかなりそうだ。
何を言っても何をやっても、僕から離れてくれない。
沙耶さんと言い、麻由お姉ちゃんと言い……もうどうして欲しいんだよ!
「あなたは私の物なの。それ以外の選択肢なんて与えない。それ以外の事は許さない。姉弟なんてどうでも良いわ。私達は愛し合う男と女。それが全てで、それが唯一絶対の真実」
「あなたもわかってるんでしょう?私の全てを愛してるって。麻由お姉ちゃんの全てが欲しいって……」
僕を冷たい目で見つめ、頬をキスしながら呟く。
「わかったから、今日はもう出てってくれ!一人になりたいんだよ!」
「今のあんたにそんな事を言う権利があると思ってるの?他の女と浮気したんだから、私が許すまで罰を受ける義務があるわ。ほら……さっさと入れなさい。来ないなら、また私の方からイカせてもらうわよ」
「うっ……それは、悪かったと思ってるけど……」
「だったら、大人しくしてなさい。私の気が済むまでやらせて貰うわ。ん、んふっ……」
麻由お姉ちゃんは肉棒を股間で擦り、また勃起させようとしている。
でも、これ以上麻由お姉ちゃんの好きにはさせたくない。
「ん、んん……何やってんのよ?早く大きくなりなさい……ん、んん……」
肉棒をヴァギナや太ももに押し付けて、ひたすら擦って勃起させようとするが、既に何回も出して萎えてしまってるため、中々大きくならない。
今だ……!
「ん、んんっ……きゃっ!!」
麻由お姉ちゃんが一瞬ベッドから手を離した瞬間に、思いっきり体を突き飛ばし、急いでベッドから起き上がった後、部屋を出る。
「いたた……待ちなさいっ!!」
衣服を整えながら廊下を走り、玄関へと向かう。
とにかく外へ出たい。
外に出て、何処でも良いから一人になる場所を見つけたい。
そんな一心で玄関へと走り、靴を履いて戸を開ける。
「(とりあえず、何処へ行こうか……)」
バンッ!!
「うわっ!!」
玄関を出たらすぐに何かぶつかり、そのまま家の中に押し出されて、玄関先で倒れこむ。
「いたたっ……何なんだ?」
「えへへ……おじゃましまーす」
「はっ?」
その声は……まさか?
「なあに、そんなに慌てて出てきちゃって?もしかして、麻由ちゃんと鬼ごっこしていたとか?」
「なっ、何で?」
何で沙耶さんがここに……?
「ん?もちろん、さっきの続きをしに来たに決まってるじゃない。ここで待ってればいずれ出てくると思ったよ。ああん……やっぱり私達心で通じ合ってるんだよ。ね?麻由ちゃん」
沙耶さんが声をかけたので、振り向くと麻由お姉ちゃんが少し呆れた顔をして、立っていた。
「だから、待ちなさいって言ったでしょう。私の言う事を聞かないから……」
「へへ、大輝……麻由お姉ちゃんに虐められて思わず逃げ出しちゃったんだね。可哀想……でも大丈夫。沙耶が慰めてあげるから」
ぎゅっと強く抱きついて僕の頬をスリスリさせながら、
「ちょっ……止めて下さい……いいから、離れて……」
「うーん?したかったら、力づくでやれば?何度も言うけど、私は大輝の愛で不死身になったんだよ。だから、離れないもん」
どうにかして、沙耶さんをどけようとするが、万力の様な物凄い力で締め付けれて引き離す事が出来ない。
「へへ……ほら、何やってるの?沙耶と麻由ちゃんと三人でしたいんでしょ?だったら、遠慮することないじゃん。ちゅっ……」
「いい加減にしなさいよ」
「きゃっ!やああん……」
沙耶さんが僕の頬にキスすると、しばらく沈黙を守っていた麻由お姉ちゃんが沙耶さんの服を強引に引っ張り、僕から引き離す。
僕がどんなにあがいてもビクともしなかったのに、簡単に引き離しちゃうなんて……。
「邪魔しないで、麻由ちゃん。わかってるはずでしょう?大輝が私達二人とも自分の女にしたいって思ってること。だったら、その通りにあせてあげれば良いじゃない」
「言いたい事はそれだけ?良いから、さっさと死ねよ。あんたみたいな汚物に私の男が汚されるのは我慢ならないんだよ」
ドンッ!!
麻由お姉ちゃんは沙耶さんを掴んで、思いっきり床に叩きつける。
「いたた……んぐっ……」
「不死身になった?面白い事を言うじゃない。なら、本当に不死身になったかどうか試してやるわ」
「ん、ぐは!いぎぎ……」
そう言うと麻由お姉ちゃんは床に蹲る沙耶さんの首を思いっきり絞めつけてきた。
76 :
狂依存 228:2011/08/03(水) 02:09:49.78 ID:EADeS1x1
「ちょっと!何やってんだよ!!」
慌てて麻由お姉ちゃんの腕を掴み、止めに入るが首を締め付けている力は凄まじくビクともしない。
「あら?何で止めようとするのかしら?この女は不死身になったらしいから、このぐらいじゃ死にはしないわよ」
「うっ!うぎぎぎっ……!!」
「麻由お姉ちゃん!!いい加減に止めてくれ!!」
締め付けられた沙耶さんの顔は苦悶の表情に満ち、目からは涙が溢れ出てきて、顔色も悪くなってきた。
ちょっとこのままじゃ本当に……。
「随分、無様な顔をしてるじゃない。大輝の愛とやらで不死身になったのなら、こんな苦しそうな顔をするのはおかしいわよね。もしかして、変な薬でもやってるんじゃないかしら?」
「んぐぐぐっ……ぐはっ……!!」
どうしよう?警察に……って、呼んでも間に合わないし……何とかしないと……。
「麻由お姉ちゃん……今回の事は僕が全部悪いんだから、沙耶さんに酷い事はしないで。お願いだから!」
「あんた、いつもそればかりね。自分に非があろうがなかろうが沙耶を庇ってばかり。お姉ちゃん妬けちゃうわ」
「ふざけた事を言うな!!いいから、もう……」
「ああん……やっぱり、私達愛し合ってるんだ……」
「え?」
ふいに沙耶さんの声がしたので、向いてみると沙耶さんは首を締め上げていた手を持ち上げていて、いつの間にか首から離していた。
「くっ……!大人しくしなさいよ……」
「げほっ!ちょこっとだけ、危なかったかな?でもそんな力じゃ、沙耶を殺すことは出来ないよ」
多少咳き込んだものの、あれだけ青白かった顔色はみるみる内に良くなり、もう健康そのものになっていた。
う、嘘……?
今までのもしかして……。
「くすくす……ねえ、凄いでしょ?今の私は力が満ち溢れているの。これで嘘じゃないってわかったでしょう。沙耶が不死身になったって……」
先ほどの苦悶の表情から一転して、嘲笑うかの様な瞳で僕たちを見つめ、笑顔でそう語りかける沙耶さんは、まるで悪魔にでも憑りつかれた様な薄気味悪い感じが出ていた。
この人……普通じゃない……。
「そうね……確かにあんたは私が知ってる、か弱い女の子だった沙耶とは違うみたいね」
麻由お姉ちゃんも掴んでいた手を離し、それと同時に沙耶さんも立ち上がった。
「うん、そうだよ。今の沙耶は昔と違って大輝への愛だけで生きる女になったの。麻由ちゃんなんかより、ずっと強くなったんだから」
「……」
沙耶さんはあんな目に遭ったにも関わらず、楽しそうな口調でケラケラしながら僕の方を見て語る。
その異常な視線に得体の知れない恐怖感を感じ、思わず目を逸らしてしまった。
「沙耶さん……もうわかりましたから、今日は帰ってください……お願いしますから……」
「嫌だよ。だって、大輝だって私とセックスしたいって思ってたんでしょ?なら帰る理由無いよね。恋人同士、お互いの意思が合致してるんだから」
帰るように促すのが精一杯だったが、ふと麻由お姉ちゃんの方に視線をやると
「ああん……そんなに怖がらないでえ……大丈夫だよ。大輝を取って食べたりしないよ。だって、大輝が沙耶を取って食べるんだから。あはははは……!」
もはや、現実感が無い。
少し前まで普通の女性だったはずなのに、何故たかが1、2ヶ月でこんなにおかしくなってしまったのだろう?
これも、みんな僕のせいなのか?
「あんたのやりたい事なんて、どうでも良いわ。私は大輝に付きまとってる害虫を駆除したいだけ。1秒以内に出てけ。そしたら、この場は見逃してやる」
「ん?いーち。はい過ぎた。くくく……早く向かってきなよ、麻由ちゃん。今度は何で沙耶を殺そうとするのかな?刃物でも使う?今の私は銃も効かないよ。だって、見て。この間、ナイフで切られたう腕の傷。もうすっかり消えてるもん」
この間、麻由お姉ちゃんに切りつけられた腕を見せて、麻由お姉ちゃんの挑発を続ける沙耶さん。
もう……止めてくれ……。
「へえ……なら、今から包丁持ってくるから、それで自分で試してみなさいよ。そうすれば不死身になったって主張は認めてやるわ」
「ええー。自分でやるのは嫌だなあ……これから、彼氏に抱いてもらう体に傷を付けたくはないし……私を排除したいなら、麻由ちゃんが自分でやれば」
「良い度胸してるじゃない。なら、遠慮なくやってやるわ」
これ以上、苦しめないでくれ……。
本当に頭がおかしくなりそうだ。
「今度こそ、殺してやる……」
「(もう嫌だ!)」
「っ!?」
バンッ!!
ついに我慢しきれなくなり、この場から走って逃げ出そうしたが、麻由お姉ちゃんに片手で軽々と制されてしまった。
77 :
狂依存 229:2011/08/03(水) 02:10:33.82 ID:EADeS1x1
「離してくれ!!もう、こんなのは我慢できない!!二人とも僕を物扱いするのはいい加減にしてくれ!!」
懸命にあがいてこの場から逃げ出そうとするが、僕の肩を掴んだ麻由お姉ちゃんの手を引き剥がす事が出来ず、進む事が出来ない。
「あんたのお仕置きはまだ終わっていないわ。私の許可もなしにこの家から出るのは許さないわよ……ん、んふっ……」
「んぐっ……!んん……!」
麻由お姉ちゃんは僕を壁に押し付けて、強引にキスをして僕を黙らせる。
「ん、んちゅっ……ん、んちゅっ……ちゅっ、ちゅぷっ……ん、んふっ……ん、んちゅ……」
凄まじい勢いで唇を押し付け、舌と唾液を中で絡ませながら快楽を与えて、僕の抵抗を弱めていく。
こんな状況でも麻由お姉ちゃんとのキスを心地良く感じてしまう……。
「ああー!ずるい!沙耶も沙耶も」
「近づくな」
「やんっ!あっぶないなあ……」
沙耶さんが近づいたら、すかさずポケットからナイフを取り出して、沙耶さんに振りかざして追い払う。
「いい加減にあんたと遊ぶのも飽きたわ。ここから出て……っ!?」
ビリっ!!
「え?」
麻由お姉ちゃんが沙耶さんを追い払おうと近づき、沙耶さんに手を出した途端、何か音がして、すぐに手を引っ込めた。
「今日は大輝とさっきの続きをするまで帰らないって決めたの。だから、誰であろうと邪魔なんかさせない。ねえ、早くう……」
見てみると、沙耶さんは電気シェーバーの様な物を手に持っていた。
いや、これってもしかして……スタンガン?
「ごめんねえ。大好きなお姉ちゃんを傷つけるような事しちゃって。でも沙耶は大輝の事それだけ本気なの。出来ればしたくないけど、夫婦生活の邪魔をするならたまにはこういう事もしないといけないから、許してね♪」
「もう出てって下さいって言ってるでしょう……どうして、僕にそんなに拘るんですか?僕が何をしたんですか!?」
「何って沙耶の事、今までいっぱい愛してくれたじゃん。今日だってそっちから誘っちゃって……よほど私の体が好きなんだね……きゃん、思い出したら体が火照ってきちゃった」
ふざけてるとしか思えない態度を見て、益々頭に血が上ってきた。
「何度も言ってるでしょう!僕はあなたの事なんか愛してなんかいません!!今日だって、ただ何となく抱きたかったから抱いただけです!!愛なんか無い!!沙耶さんを性欲処理の道具にしか思ってない最低男なんだ!!」
「大輝……」
「僕にいやがらせして、困らせるような事してそんなに楽しいんですか?いい加減、僕の事が好きだ何て嘘は止めて下さい!!僕はあなたを好きでも何でも無い。はっきり言ってあなたの存在自体もう迷惑です!!」
今まで堪っていた不満を全てぶつける様に沙耶さんに罵声にも近い怒鳴り声を上げる。
「もう顔も見たくないし、体にも興味は無い!二度と僕の視界に入ってこないで下さい!!」
………
「うっ……」
叫び終えて何秒か静寂が続いた後、沙耶さんが目に涙を浮かべて今にも泣きそうな顔をしてきた。
あっ……まずい、言い過ぎたか?
「うっ……うっ、ううっ……」
そのまま沙耶さんはうずくまって、両手で目を押さえながら、泣き始めてしまった。
「はっ……!えっ、その……」
予想外の反応にとまどい、思わず沙耶さんに駆け寄る。
どうしよう……?本当に傷つけちゃったのかな……?
「うっ、うううっ……えぐっ、うっ……」
「あっ、えっと……すみません……つい……」
ついなんて言葉で済まされる事じゃない。
頭に血が上っていたとはいえ、信じられない様な暴言を吐いてしまった。
「ご、ごめんない……!あの……あそこまで言うつもりじゃなかったというか……」
泣いてる沙耶さんの肩に手をかけ、しどろもどろになりながらも謝罪を続ける。
どうしよう……?これじゃ、まるであの時の……。
「うっ、うううっ……そんな言い方……酷いよ……」
「沙耶さん……」
「大輝の事好きなのに……そんな事言われたら、私……」
沙耶さんの様子を見て、じわじわと罪悪感が心を支配していく。
慕ってくれた人に対して、あんな言い方するなんて……本当に最低だ……。
「すみません……すみませ……」
「そんな事を言われたら、おまんこもっと濡れちゃうじゃない」
「はっ?……うわっ!!」
沙耶さんが急に変な事を言い出した途端に、後ろから襟を掴まれて、倒されて引きずられてしまった。
「相変わらず、下らない嘘泣きが好きみたいね。この子が素直なのを良い事にやりたい放題やりやがって……」
「えっ?えっ?」
全く状況が掴めず、混乱する。
78 :
狂依存 230:2011/08/03(水) 02:11:28.78 ID:EADeS1x1
「嘘泣きじゃないよ。本当に泣いてたんだもん。大輝の言葉責めに感じちゃってねえ……やあんっ……」
嘘泣き?言葉責め?何言ってるんだ?
「嬉しいよ……沙耶の事、性欲処理の道具に見てくれてただなんて……それだけでもう嬉しくて嬉しくて……それにあんなに罵声浴びせられたら、被虐心くすぐられて、余計にエッチな気分になっちゃうじゃない……」
顔を紅潮させながら色っぽい上目遣いで僕を見つめ、四つん這いの態勢で僕に迫ってくる沙耶さん。
「何言ってるんですか……?」
「わからない?つまり……さっき、大輝に怒鳴られて沙耶は益々大輝の事好きになって、エッチな女になっちゃったの……。あはっ♪自分でも変態だって思うよ」
「は、はあ?」
本当に何を言ってるんだ?訳がわからない……。
「わかったでしょう?この変質者にはもう何を言っても駄目なの。あなたが何かすればするほどこの女はおかしくなるだけ。こいつから解放されたければ殺すしか無いわ」
「麻由お姉ちゃん……」
「あはは……これから、もっともっとおかしくなっちゃうよ。私の大輝への愛は無限大に広がるから、どんな風におかしくなるか沙耶も楽しみ。それに私は不死身だからもう殺すことも不可能だよ。これから麻由ちゃんとは大輝を巡っての永遠の恋敵になるの♪」
上着を脱ぎ捨て、下着をたくし上げ乳房を露にし、僕に近づいてくる沙耶さん。
麻由お姉ちゃんは僕の前に仁王立ちして、沙耶さんの接近を阻止している。
「でもお……麻由ちゃんはお姉ちゃんだから結婚できないし、子供が出来たら私とするしかないんだよねえ……じゃあ、この勝負は私の勝ちが約束されてるって事か。あっ、はははははは……!」
「その前にあんたは死ぬから、勝ちも何も無いわ。さっさと地獄に落ちな、この変質者が……!!」
「またやるんだ?こういうやりとりも結婚したら、日常茶飯事になりそうだよね。嫁と小姑で主人を取り合うなんて、まるで昼ドラみたい。今からその練習しよっか?」
麻由お姉ちゃんがナイフを再び取り出し、沙耶さんに突きつけてくると、沙耶さんは怯む所かスタンガンを手にとって嬉しそうに立ち上がり、麻由お姉ちゃんに向かってくる。
もう止めてくれ……一体、何なんだよ……何が起こってるんだよ……。
「死ねえ!!きゃっ……!」
麻由お姉ちゃんの足を掴み、転倒させる。
「邪魔しないで……!この女を殺さないと……あんっ……!んっ、んふっ……!!」
すかさず、麻由お姉ちゃんの着ていたキャミソールをたくし上げ、乳房を強く揉んだ後、キスをして口を塞ぐ。
最初は驚いていた麻由お姉ちゃんもすかさず、僕の頭を押さえつけて、舌を絡めてきた。
「ん、んちゅっ、ちゅっ、れろっ……ん、んちゅっ……ん、はぁっ……!もう……いきなり、どうしたのよ……?」
「ねえ、ねえ大輝。私にも……やんっっ!!」
沙耶さんが僕の肩に手をかけておねだりした瞬間に、沙耶さんを床に押し倒し、乳房を思いっきり掴んで乱暴に揉みしだく。
「あああんっっ!!ちょっと痛い……!ぐあっ…!!はあんっっ!!」
「もう大輝……またそんな女に色目使っちゃって……」
仰向けになりながら、呆れた声で僕に語りかけた麻由お姉ちゃんを尻目に沙耶さんに対する愛撫を続ける。
「はあんっ……!良いよ……早く沙耶のエロマンコにぶち込んでえ……はっ、はあああぁぁぁんっっ!!」
沙耶さんの催促が終わらない内に肉棒を膣中に入れ、出し入れを繰り返し犯しまくる。
「はあんっっ!!やんっ!!良い……あっ!!はふっ……あっ、ああああぁぁっっ!!」
自分でも何でこんな事をしたのかわからない。
ただ急に頭が真っ白になって、体が欲情に支配されて二人を押し倒していた。
「ああんっっ!!あっ、もっとおまんこ突いて……!!あっ、ああんっっ!!はっ、はああっっ!!」
沙耶さんの手を握り、ひたすらち○ぽを子宮で突きまくって、腰を振る。
膣壁できつく締め付けられ、愛液と擦れあう膣肉で絡まれた肉棒はどんどん膨張していき、瞬く間に爆発寸前に陥った。
「はふんっ!!はっ、はああんっっ!!良いわよ!!中に……中に出しまくってえ……沙耶を妊娠させてえええっっ!!はっ、はんっ!!あっ、あああっっ!!」
妊娠なんて知るか。
この女はただの肉便器だ。今の僕には性欲処理以外の使い道なんて無い。
「そうよ……沙耶は大輝専用の肉便器よっ!あっ、はんっ!!だから、目一杯犯しまくってえっっ!!あっ、はふ、はああんっっ!!」
79 :
狂依存 231:2011/08/03(水) 02:12:05.15 ID:EADeS1x1
その言葉で欲情が更に刺激され、ますます腰を振るスピードが速まり絶頂へと追い込む。
もう……好きに使ってやろう……。
「はあんっっ!!良い……イクっ……イッちゃう……!!はっ、はんっ!!はっ、やっ、はああんっっ!!!」
「イク、イクっ、イクっ!!はっ、はふんっ!!はあっ、はああああああぁぁぁぁんっっ!!!」
沙耶さんがイッたと同時に子宮の中に思いっきり精液をぶち込み、絶頂に達する。
「はあんっっ……!いっぱい出してえ……やあんっ……!」
射精が終わったら余韻に浸る間も無く、すぐに肉棒を引き抜いて、次の標的に目を向けた。
もう目の前の快楽を貪る事しか考えてない。後の事なんてどうでも良い……。
「きゃっ!!ひあっ!!はあああんっっ!!」
麻由お姉ちゃんを四つん這いにして膣穴に指を突っ込み、ひたすら掻き回す。
一瞬、悲しそうな表情をしてた気がしたが今の僕にはどうでも良かった。
「あっ、そこっ……ダメっ……!あっ、あっ、ひああああんっっ!!」
指で膣中を乱暴に掻き回していき、最初は痛がっていた麻由お姉ちゃんも次第に感じてきたのかどんどん中から潮を噴出させてきた。
「はぐうっ……はっ、はあっ!!あんっ……!!いやっ、あっ、はあああんっっ!!はっ、はあっ……ん、ああああああああぁぁぁぁっっ!!!」
十分に濡れてきたら、すぐにバックから肉棒を入れ、今度は麻由お姉ちゃんを犯す。
子宮をガンガン突き、ひたすら快楽を貪った。
「はああっっ!!はんっ、あああっっ!!ひっ……あっ、ああああんっっ!!」
「ようやく、その気になってくれたんだね……嬉しい……ん、んちゅ……」
麻由お姉ちゃんの犯している最中に沙耶さんが僕に抱きついて、キスを繰り返してきた。
「ちゅっ、んっ、ちゅっ……ちゅっ、んん……ふふ……ほら、もっと麻由ちゃん気持ち良くさせて、また沙耶に入れてえ……ちゅっ……」
「はぐっ……!!ちょっと、どきなさいよ!!はんっ、はあっ!あんっ、はんっ……!!私とやってる最中なんだから……はんっ!!」
「麻由ちゃんがもっと気持ち良くなるように手助けしてあげてるんだよ。私にキスされてまた大きくなったでしょう。ちゅっ、れろっ……ちゅっ……ね?」
「はんっ!!終わったら、ただじゃ済まないからね……!はっ、ああああんっっ!!あんっ!!イクうっ……!!」
何か二人して勝手な事を言い合っているが、耳には入っても頭には入らなかった。
どうでもいいや……麻由お姉ちゃんも沙耶さんもそして僕も。三人とも自分の事しか考えてないんだ。
もうあれこれ考えるのも悩むのも疲れた。
良いよな……したいようにやって。
80 :
狂依存 232:2011/08/03(水) 02:12:41.59 ID:EADeS1x1
「はあっっ!!はんっ!!あぐっ……!!はっ、はあああんっっ!!はっ、あんっ!!イクっ……イっちゃう……!!はっ、はああんっっ!!」
「ははは……!麻由ちゃん、凄い声。ほら……大輝、さっさと中に出しちゃいなよ。次はまた私にしてもらうんだから……ちゅうっ……」
沙耶さんは僕の後ろから抱きついて、耳たぶをしゃぶり、更に挑発してくる。
その挑発で早くも益々腰を動かすスピードが速まり絶頂寸前に陥った。
「はああんっっ!!もう……イっ……あっ、はんっ!!イク……あっ、はんっ!!あっ、はああああぁぁぁぁっっっ!!」
一気に麻由お姉ちゃんの中に放出し、子宮に流し込んだ。
さっき、沙耶さんの中に出したばかりだというのに、不気味なぐらいどんどん吸い込まれる様に溢れ出ていく。
「はああんっっ……こんなにいっぱい……あんっ……」
「さあ、今度は沙耶とだよ。えいっ」
しばらく余韻に浸った後、肉棒を引き抜くとすぐに沙耶さんが押し倒してきた。
「綺麗にしてあげるね……あふっ……ん、んちゅっ、ちゅ……んふっ……きゃんっ!」
「勝手な事してるんじゃないわよ。この子は私の男なんだからね……ん、んん……」
沙耶さんがフェラをしてすぐに麻由お姉ちゃんが割り込んできて、ち○ぽを舐め始める。
「もう……順番から言ったら私じゃない。じゃあ、私は……はむっ……」
そう言うと、沙耶さんは隙間に潜り込んでタマを口に含んでしゃぶり始めた。
「はむっ……れろっ……ちゅっ、んんっ……」
麻由お姉ちゃんはウラスジを、沙耶さんにタマを丹念にしゃぶられ、出したばかりの肉棒はすぐに膨れ上がってきた。
何なんだよこの二人は?僕の事をおもちゃか何かみたいにしか思ってないのか?
「はっ……ははは……」
そうなんだろうな。僕の事が好きだなんて嘘だ。性欲処理のおもちゃみたいにしか思ってないんだろう。
でなきゃこんな扱いする訳が無い。
「ちゅっ……ん、んふっ……入れるわよ……はっ、はあああぁぁぁぁんっっ!!」
十分に勃起してきた所で、誰かが僕のち○ぽを膣中に入れてぎゅっと締め付けながら、腰を打ち付けてきた。
誰だろう……?いや、誰でも良いか。
気持ち良い事は確かだし、今は好きな様にやってやろう。
どっちも僕を同じ目でしか見ていないんだ。誰だろうと変わりなんかない。
いや、僕も同じような物か……。
「はんっ!!そうよ……!もっと、突いてえ……!!あっ、はんっ!!はっ、はああああぁぁぁぁっっ!!」
「良いよ……!大輝……沙耶の子宮をもっとぶっ刺して滅茶苦茶にしてえっっ!!はっ、はああああぁぁぁんっっ!!!」
こうして肉欲に溺れた一人のオスと二人のメスの宴は夜が明けて、体力が尽きるまで延々と続いた。
その間僕は何も考える事は出来ず、誰とやってるのかもわからずただ穴に突っ込んで快楽を堪能していただけだった。
こんな関係がこれから、永遠と続くとも知らずに……。
以上です。
ありがとうございました。
投下乙!起きてて良かった
なんか凄い事になってきたw
俺も投下しようと思って今まで書いてたけどそれどころじゃねぇ!
超GJです!
これは酷い。レイプされすぎワロタ。
Gj。
エロ抜きで書いたらどうなっちゃうの
投下する時は一日開けるのがルールでしたっけ?
GJ
二人とも人間じゃねぇww
>>86 約束の所には何もないし投下直後とかじゃなきゃ良いんじゃない。
>>88 そうなんですね、わかりましたありがとうございます。
また日付変わる頃に来ます
>>81 乙です!
そして連日投稿がくるとは
ここは活気があるな
やっぱ姉妹モノは強いからか?
大揮はそろそろアッーされるべき
遅くなりました、狂もうと投下します。
見渡す限りの田園地、一年ぶりに来た地元はまったくと言っていいほど代わり映えしていなかった。
電車で一時間かけて地元にあるたった一つの駅に到着すると、まず視界に入ったのはホームに立つ複数の子供達、俺達が電車から降りると手を振りながら歩み寄ってきた。
俺や由奈の知り合いではないので、空ちゃんの友達だろう。
案の定、歩み寄ってくる子供達に気がついた空ちゃんも手を振り返して子供に駆け寄った。
話を聞くと空ちゃんが通う中学校の同級生らしく、いつも一緒に遊んでいる友達だそうだ。
なんでも夏休みに入って一度も遊んでいないらしく、皆で迎えに来たらしい……そう言えば学生はもう夏休みに入っているんだった。
「兄ちゃんバス来たぞ!」
買ってやったアイスをベンチで食べていた空ちゃんが(勿論友達皆にも買ってあげた)ベンチの上に立ち一本道を指差す。
緑色の見慣れたバスが此方へ向かってくるのが視界に入ってきた。
古いバスで俺が小学生の時から元気に走っているバスだ。
「それじゃ皆乗り込んでね〜」
「「「はぁ〜い!」」」
小学生数十人とバスに乗り込み、自宅近くのバス停へと向かう。
バスに揺られて一本道を突き進む。
学生の頃は毎日乗っていたのであまり意識しなかったが、大人になってバスから外の景色を見て“風情”と言う言葉の意味が初めて理解できた気がした。
この町から出ていくときも流れていく田園をボーッと見ていた記憶があるが、その時は何も感じなかったけど悪い言い方をすれば歳を取ったのだろう…。
そんな事を考えながら小一時間外バスに揺られていると、田園を抜けて町へと差し掛かった。
この辺一帯も見慣れた町並み。
閉鎖的な町を開発しようと市が道路を作ろうとしたようだが、町の権力者である父がそれを許さなかったとか…。
確かに守らなければならないモノも数多くあるのだが、産まれた町でもあるので外の繋がりを断つばかりでは寂れていく一方ではないかと密かに心配もしている。
「空ちゃんのお兄さん!隣座ってもいいですか?」
バスの中で騒いでいた空ちゃんの友達の一人が話しかけてきた。
小柄なツインテールが似合う女の子だ。
まだ中学一年生なので、幼さが残る丸顔が可愛らしい顔をしている。
「いいよ、どうぞ」
「ありがとうございます!」
荷物を退け、大袈裟に椅子を手でぱっぱっと払うと、女の子は笑顔を浮かべて椅子に座った。
「お兄さんは空ちゃんのお兄ちゃんなんですよね?」
「ん?そうだよ?」
空ちゃんの方へ目を向け呟いた。
男の子達に混じって何やら騒いでいる。
空ちゃんは女子の友達より男子の友達の方が多いようだ。
迎えに来た子達は全員で13人なのだが9人男子で4人が女子。
兄としては少し心配だ。
「羨ましいなぁ〜、空ちゃんお兄さんの話ばっかりするからいつかは見てみたいと思ってたんです!」
「はは、見た感じどうかな?期待外れでしょ?」
「そ、そんな事無いですよ!物凄く優しそうですし、私のお兄ちゃんになってほしいぐらいです!」
慌てて誤解を解こうとする女の子の頭を撫でる為に手を伸ばした。
「痛ッ!?」
女の子の頭に手の平を置いた瞬間、頭部に鈍い痛みが走った。
咄嗟に頭を手で押さえて、視線を女の子から前に目を向けた。
「……ゴミついてたわよ?」
由奈が一直線に此方を睨み、人差し指と中指で何かを摘まんだ状態で俺の目先に持ってきた。
「ゴミって……」
由奈の手を掴み何を摘まんでいるのか目を凝らして見つめた。
……俺の髪だ。
5〜8本ほど抜かれている。
頭を押さえて由奈に再度目を向けるが、本に視線を落としてしまっている。
「ねぇ、お兄さん彼女いたりするんですか?」
隣に座る女の子が再度質問してきた。
「彼女かぁ……残念だけど今はいないなぁ…」
一瞬薫ちゃんが脳裏に過ったが、すぐに消えていった。
「えぇ〜本当ですかぁ?なら私とかどうですか?」
少し頬を赤らめ上目遣い…中学生でももう既に男を落とす術を持っているのか…。
この子は間違いなく将来男に苦労する事は無いだろう。
「君達からすれば俺なんておっさんでしょ?同級生で好きな人とかいないの?」
「え〜…だって皆子供臭くて…」
確かに…空ちゃん達は子供の様にはしゃいでいるが、年齢はまだ13歳だから十分子供。
この子が単純に大人びているだけだろう。
しかし学生は本当に恋愛話しが好きだ。
町を歩いていても、誰が誰と付き合ってる…誰が好き…誰が嫌い…女子中高生は特にそう言った話しが好きだろう。
「じゃあ、お兄さん携帯番号交換しまy「智(とも)…お前なんで兄ちゃんの隣に座ってんの?」
女の子の言葉を遮り空ちゃんが友達の輪から外れて此方へ歩み寄ってきた。
この子名前智って言うのか…。
それにしても空ちゃんは何か楽しい事でもあったのだろうか?
見たことないような笑顔を浮かべている。
「ちゃんとお兄さんにお願いしたよ?ねー」
俺の腕に手をまわして頭を肩に乗せると、恋人同士のように同意を求めてきた。
この子、既に彼氏ができた事あるんじゃないだろうか?
こなれてる感がヒシヒシ伝わってくる。
「……く…ガキが…こ…すッ……」
目の前に座っている由奈が本に視線を落とした状態でなにやらブツブツ呟いている。
本は既に閉じられており、シワが寄るほど握りしめられている。
これは危ない…。
苦笑いを浮かべながら腕に巻き付く智ちゃんの手を外そうとするが、智ちゃんは手を放そうとしなかった。
「そんな事聞いてないだろ……なんで、お前が隣に座ってんだよ?」
再度空ちゃんが智ちゃんに問いかける。
やはり満面の笑みを浮かべている…不自然な程に…。
「だからお兄さんが良いってy「智、このバカ!お前空の顔見ろよ!」
今度は空ちゃんの後ろに居た男子が智ちゃんの言葉を遮り、焦ったよう駆け寄り腕を掴んで立たせようとした。
「ちょ、放してよ!顔?顔ってな………ぁ……その…ご、ごめんね!?すぐ退くから!」
空ちゃんの顔を見上げた直後、何故か血の気が引いたように顔を真っ青にして椅子から勢いよく飛び上がり空から距離を取った。
顔を見ろってなんだ?
空ちゃんの表情は先ほどと変わらず笑顔を保っているけど…。
「……昼から皆で川に行くんだ。だから兄ちゃんも私達についてきてよ!」
空いた椅子に腰を落とすと、今度は空ちゃんが腕に手を回して抱きついてきた。
先ほどの子と違い、どこか甘えるような雰囲気を醸し出しているあたりやはりまだ空ちゃんの方が子供のようだ。
「……ふざ…んなっ…そチビ…ッ」
「そ、そうだな!それじゃ、墓参りした後に行こうか?」
由奈の方に目を向けることなく返答した。
今は何となく由奈の顔を見てはいけない気がする…。
「なぁ、いま空自分の事“わたし”って言わなかったか?」
吊革にぶら下がっていた男子が目を見開き隣に居る女子に話しかけた。
「確かに…空ちゃん“わたし”って言った。いつもなら“僕”なのに」
周りに居た空ちゃんの友達がざわめきたつ。
そんなに不思議な事だろうか?
確かに耳慣れないとは思ったが、女の子なんだからこれが普通。
「な、なんだよ…別に私も女なんだからいいだろ!?」
褐色の肌でも分かるぐらいに空ちゃんは頬を真っ赤に染め、友達に言い返した。
「空ちゃんはこの友達の中に好きな人が居るのよねぇ?女の子は好きな人の前では可愛らしくなりたいのよ。皆も空ちゃんに優しくしてあげなさいよ」
先ほどまでブツブツ独り言を呟いていた由奈はいつの間にか復活し、意地悪な笑みを浮かべていた。
「ち、違うよ!ぼく、わたっ、私は…その……にぃ………う〜…」
助けを求めるように俺に視線を投げ掛けてくる空ちゃん。
助けてやりたいが、兄として空ちゃんの好きなヤツが気になる。
「そ、それじゃ仕方ないなぁ〜…」
「お、おう。空も女だし…優しくするぐらいなら…」
「俺は…いつも優しく接してるけど」
「てめっ、何一人だけ格好つけてんだよ!」
男子どもが醜い争いを始めてしまった。
男子達も満更ではないようだ。
「皆もガツガツしてたら空ちゃんに嫌われるわよ?
でも、よかったじゃない空ちゃん。これだけの男子に好かれてるんだから……頑張って彼氏作りなさいね」
「だっ、だから別に私はそんなつもりじゃないって言ってるじゃん!」
由奈に飛びかかりそうになる空ちゃんを後ろから抱き抱え落ち着かせる。
「由奈もあんまり人の事に口出しするなよ?」
「そうね、可愛い妹の恋愛だからつい口を出しちゃうのよ…ごめんね?」
ニコッと空ちゃんに微笑みかけると、そのまま視線を横に流して外に目を向けた。
先ほどとは違い、どこかイラつきも消えているようだ。
「……」
逆に空ちゃんの機嫌が悪くなってしまったが……。
最寄り駅からバスに揺られて一時間半…路面の悪い道を走り続けようやくバス停へと到着した。
「いたた…長時間座ってたから腰が痛いな」
「ふふ、実家についたら私がマッサージしてあげる…」
後ろから近づき耳元でそう呟くと、ツカツカと歩き出してしまった。
何故わざわざいやらしく呟くのだろうか?
暑さで頭がクラクラしているのか、別の理由でクラクラしているのか分からなくなってきた。
「に、兄ちゃん…ちょっとしゃがんで…」
「ん?どうした空ちゃん」
空ちゃんに手を引かれ、腰を屈める。
「あの…家についたら…私が…ま、マッサージ…してあげる…ね」
顔を真っ赤に染めながら耳元で小さく呟くと、そのまま友達の輪に入り歩いていってしまった。
「……空ちゃんいい子だな……ついでに由奈も」
優しい妹達を持って嬉しい限りだ。
「あいつ大丈夫かな……」
由奈と空ちゃんの背中を見ていると、ふと零菜の顔が頭に浮かんだ。
今回の出来事で零菜はモデルの仕事ができなくなってしまうかも知れない…。
いや…かなり高い確率で実家に戻されるだろう。
とくにラブホの写真…あれはマズイ。
篠崎家系は代々“女は結婚するまで身体を許すな”と言う古くさい掟が存在する。
古くさいと言っても篠崎家に産まれてきた女性は皆それを守ってきたのだ。
篠崎家百四十年間の歴史の中でも零菜は特別。
その篠崎家の“誇り”が“汚れ”に変わる事は許されない。
写真が偽物か本物か…そんな事は正直どうでもいいのだ。
篠崎家の名に“傷がつく事実”が許されないのだ。
「どうにかできないもんかな…」
とにかく…今は早く実家に向かい母に会いにいかなければ。
※※※※※※※
「とにかく…今は父が家に居ないのでまた後日…」
「そ、そんな…だって零菜ちゃんも僕との結婚を楽しみにしてたじゃないか!」
「えぇ…楽しみにしてました…だけどお父様に誤解された以上、私の独断ではもうどうすることもできないの…今は家からも出られないですし」
「そ、そんなぁ…」
へなへなと玄関先でへたりこむ中年男性。
名は田島 光作…私の元婚約者。
いや…元婚約者“気取り”と言った方が適切かも知れない。
「と、とにかく…篠崎さんとの話の場を儲けてもらって何も無かった事を伝えなきゃ」
「……えぇ…そうですね…」
そろそろめんどくさくなってきた。
呆れた素振りすら見せず、表情を作るのは流石に疲れる…。
ふと玄関の向こう側から数人の子供達が視界に入ってきた。
それに混じって空も居る。
そして優哉の姿も…。
「……私も光作さんと別れるのは辛いのです……貴方と結婚したかったけど……だけど…だけどもう!」
「れ、零菜ちゃん!」
「きゃ、きゃあ!光作さん!?」
抱きついてきた、田島を押し返すように手で制御した。
芝居でも長く触れられたく無い部類の人間……ここ数ヶ月…何度顔を潰してやろうと思った事か…。
「なにやってんだお前ッ!」
私の思惑通り私の異変に気がついた優哉が私に抱きつく田島を引き剥がし表へと投げ飛ばした。
「ふんぎゅっ!?」
豚みたいな声をあげて、玄関前を転がる田島。
笑いを堪えるのに必死だったが、優哉の後ろ姿は怒り色を隠せないほど肩で息をしていた。
「ゆ、優哉…」
「大丈夫か零菜!?何もされてないか!?」
此方へ振り替えると、私の肩を掴み心配そうに話しかけてきた。
「え…えぇ…大丈夫よ…ありがとう優哉(ふふ……バ〜カ…)」
優哉に悟られないように毒づく。
優哉もかなり甘い。
少し弱みをみせれば、あれだけ毛嫌いしていた私の元へとすぐに駆け寄ってくる。
妹を守らなければ…そんな感じの事を思っているのだろうか?
生憎私は一人でも十分生きていける。
優哉も空も由奈も…父でさえもただの暇潰し道具。
「何をするんだ!?」
――ただの…。
「ふざけんな!妹に何をしようとしたんだよ!」
私を守るように田島に立ち塞がると、大きく声を荒らげた。
「……」
そう――ただの暇潰し…ただの暇潰し…私にとっては…ただの…暇潰し…。
「くっ…」
田島が立ち上がり、優哉を睨み付けた。
まだ居たのか…用はすんだのだからもう消えてくれないだろうか?
「こんな所を父に見られたら貴方会社潰されますよ!?」
これは大袈裟に言っている訳では無い。
一つの会社など軽く潰せる力は篠崎家にはある。
だから田島の顔も青ざめているのだ。
「ま、また来るよ零菜ちゃん…」
それだけ言うと、そそくさと逃げていくように立ち去った。
初めからそうすればよかったのだ…相手する身にもなってほしい。
「本当に何もされなかったか?」
再度振り返り問いかけてきた。
やはり本気で心配しているようだ。
「…大丈夫よ…だから手を退けて」
肩から優哉の手を払い、外へ目を向けた。
腕を組み無表情で此方へ目を向けている由奈と視線がぶつかった。
……むかつく。
何に?
分からないけど、とにかく由奈の表情に腹が立つ。
「…疲れたでしょ?中に入って休んだら?」
由奈から目を反らして再度、優哉に視線を落とした。
今の私は少しおかしい…今の状態で由奈の顔を見ていたら、苛立ちを表に出しそうになる程に。
「そうしたいけど、すぐにお母さんの墓参りに行ってくるよ。その後空ちゃん達と川に行くから。お前も一緒に行くか?」
玄関先で空とその友達らしき子供達が群れている。
「お母さんの所にはもう行ってきたわ。それと川で遊ぶ歳でも無いしパス。
私は夕食の買い物行くから」
「分かった。多分夕方の4時ぐらいまでには帰るよ」
優哉から鞄を受け取り、手を降る優哉達を見送る。
「ふん……馬鹿馬鹿しい…」
優哉の鞄を居間に投げ入れ、自分の部屋へと向かった。
一瞬脳裏に昔優哉が好きだった母が作ったオムライスが頭に浮かんだ。
何十年前の記憶だろうか?
好みなど、思春期に入るとコロコロ変わると言うのに…。
しかし、何故だろうか……夕食は意地でもオムライスを作りたくなってきた…。
これも私なりの“暇潰し”だと思いたい。
※※※※※※※
「兄ちゃん見て見てー!」
「あ、危ないって空ちゃん!」
「大丈夫だよ!うやっほ〜い!!」
対岸の橋の上から此方へ手を振ると、何の躊躇も無く川へと飛び込んだ。
大きな水しぶきが舞い飛び、空ちゃんが水の中へと潜りこむ。
高さは四メートル近くあるんじゃないだろうか?
もし川の中に大きな石でもあればかなり危険だ。
「死んだかな?」
わざとらしく口に出し川を覗き込む由奈。
「ぷはっ、お〜い兄ちゃ〜ん!」
数秒後、川の中から顔を出し此方へ再度手を振った。
隣から舌打ちが露骨に聞こえたのでチラっと由奈に目を向けるが、由奈は何事も無かったようにまた木の影へと移動して本を読み出した。
「由奈ちゃん、危ないからダメだよ!」
「は〜い…ごめんなさい」
泳いで近づいてきた空ちゃんにキツく注意すると、案外アッサリと返事を返して謝ってきた。
どこか嬉しそうなのが少し引っかかったが…。
「お兄ちゃんもうちょっとキツくてもいいんじゃないの?」
「いや…あれでも十分キツく言ったつもりなんだが…」
「ダメよ、髪の毛掴んで水の中に押し込むぐらいしなきゃ」
「そんなヤクザみたいな事するかアホ!」
この妹は俺をどんな人間にしたいのだろうか?
「それよりお兄ちゃん…ふふ、隣来てよ」
隣の石垣をポンポンと叩いてそこに座るよう言ってきた。
何も言わずに由奈の言う通り隣へと腰を落とすと、徐に俺の膝に頭を乗せて寝転ぶ。
「なんだよ…重たいぞ?」
「涼しい…」
目を瞑りそう呟くと、太ももに鼻を擦り寄せてきた。
川の上流から川独特の涼しい風が吹き抜けて行く。
クーラー要らず、田舎ならではの涼みかたでは無いだろうか?
「なんか…昔を思い出すね」
「……あぁ…そうだな…」
この川は俺達も昔よく遊んでいた川で(もう少し上流だったが)由奈と駄菓子屋でアイスを買っては川に足を突っ込んで食べていたのだ。
「……変わらないな…この辺も…」
「うん…そうだね…」
由奈の髪を優しく撫でると、今度は俺の手に甘えるように頭を擦り寄せてきた。
「あぁーッ!由奈姉ちゃんズルい!」
友達と川で泳いでいた空ちゃんが此方を見るや否や素早いクロールで俺達が居る岩山まで泳いできた。
その岩山を器用に登り、歩み寄ってくる。
ふと空ちゃんの水着に視線が向いた。
空ちゃんが着ているのは学校の指定水着で所謂スクール水着。
他の子供はカラフルな水着を着用している。
これでは空ちゃんが可哀想だ。
「空ちゃん明日デパートに水着買いに行こうか?」
「えぇ!本当に!?」
拗ねたような表情から一変、向日葵のような笑顔を咲かせて俺の腕を掴んだ。
「別にお兄ちゃんが行くこと無いんじゃないの?お金あげるから友達と一緒にいきなさいよ」
興味なさそうに目を瞑ったまま川へと指差す。
由奈が指差した場所には数多くの男子が空ちゃんをチラチラ見ている。
そう言われてみれば…水着は友達と買いに行ったほうが選びやすいのかも…。
「あぁ…それじゃお金y「ダメ!兄ちゃんと一緒に行く!!絶対絶対に兄ちゃんと一緒に行くからな!!!」
鼻息荒らく由奈を見下ろし強く宣言した。
「あっそ……まぁ、好きな人には後で見せたいものだもんね?頑張って選んできなさい」
「ちっがーーうッ!!」
「はは、まぁまぁ」
ジタバタと暴れる空ちゃんをなだめて、同じように影に座らせた。
他の子供は何度か休憩していたが、空ちゃんはずっと遊びっぱなしだったので一度は休憩させないと怪我の原因に繋がるかもしれない。
タオルをカバンから出して空ちゃんの頭を軽く拭いてやる。
気持ち良さそうに目を細めて、表情を緩めている。
視線を下に向けると、由奈が目を開けて俺の顔を見上げていた。
空いた左手で空ちゃんと同じように由奈の髪をくしゃくしゃっと撫でてやると、面白い事に同じように目を細めて表情を柔らかく緩めた。
「お前ら似てるな…」
「「似てない!!」」
十分似ていると思う…。
「はぁ…なんかお腹すいてきたなぁ…」
空ちゃんが空を見上げて突然呟いた。
何故空腹で空を見上げるのか不思議だが、何となく分からないでもない。
「確か零菜が夕食の食材を買いに行ってるらしいけど…」
「買いに行ってるのは空ちゃんとお父さんの食事でしょ?私とお兄ちゃんは別で食事を取るから」
まぁ、分かりきっていた事だが由奈は俺が由奈以外の異性が作った料理を胃に入れると烈火の如く怒るのだ。
もうトイレに連れて行かれるのはごめんだ。
「それに今日はお兄ちゃんの誕生日なの…誕生日はお兄ちゃんと私の二人で祝うって決めてるから」
そう…なんの呪いか、最後の母の冗談か、母の命日と俺の誕生日が偶然にも重なっているのだ。
「兄ちゃん誕生日なの!?ならパーティーしなきゃ!お〜い皆ー!兄ちゃん今日誕生日だから祝うぞー!」
「ちょっと!?あんた話聞いてたの!?」
由奈が勢いよく立ち上がり空ちゃんに詰め寄る。
しかし空ちゃんは由奈の手を軽くかわして川へと飛び込んだ。
「今日は皆で焼肉だー!」
「「「おー!!!」」」
「こ、このガキッ!焼肉なんかしないわよ!」
まぁ、今日の誕生日は由奈が作る数々の料理を一人で食べなくてすみそうだ。
※※※※※※※
「えぇ…そう……分かったわ…楽しんでね…」
携帯電話の電源を切りテーブルへと投げる。
テーブルの上をスーッと滑ると、力加減を間違えたのかゆっくりテーブルの上から落下していった。
それを拾うでも無く、椅子へ腰かける。
電話の相手は空。
なんでも優哉の誕生日パーティーを開くから帰りが遅くなるとのこと。
分かっていたこと…。
初めから私は一人。
誰にも頼らず、目の前の壁を乗り越え、誰からも見下ろされる事の無い地位が私の目標。
だから些細な事に躓く事はあっても転けたりしなかった。
それを、篠崎が許さないからだ。
テーブルの上には皿に盛られたオムライスが二皿。
雑ながらも自分では頑張ったほうじゃないだろうか?
何故二皿?
そんな事は自分でも分からない。
ただ、昔の記憶を辿ったら二皿のオムライスと双子の幼い兄妹に行き着いただけ…。
ただ、それだけ…。
椅子から立ち上がり、徐に皿を掴むとゴミ箱がある場所へと歩いていく。
「……」
数秒眺めた後、それをゴミ箱の中へと捨てる。
何も感じない…自分が作った料理だからだろうか?
もう一皿のオムライスも同じようにゴミ箱へと捨てた。
「零菜様?何をなさっ…て……それは零菜様が作られていた料理では…」
いつの間にか留美子が私の背後に立っていた。
ゆっくりと留美子に目を向ける。
「ぇ……零菜様…泣い…」
「消えなさい……殺すわよ?」
自分の頬を伝う冷たいモノを拭うことすらせず、留美子に言い放つ。
「は、はい…失礼します」
一度頭を下げ、リビングから姿を消す留美子を見送った後、窓の外から差し込む夕陽の光に視線を向けた。
これはなに?
自分の涙に気がついた途端に沸きだす殺意にも似たこの感情。
母を裏切った父にも似た感情を持った覚えがある。
だが…それ以上の悲しみが憎悪に変わり渦巻いている。
「ふふ…」
止まらない…。
これは何の涙なの?
ねぇ……優哉?
……貴方だけは絶対に許さないから…。
「あはは…は…ははッ」
――貴方は忘れているのでしょ?
「っあははははッは!!どうせ初めからそのつもりだったわよ!」
――貴方と私は“双子”なのよ?
「いいわよ!?優哉!貴方を苦痛に歪ませてめちゃくちゃにしてあげる!何が妹よッ!あっはは――ッ全部潰し――ッ!!!」
――貴方は忘れているのでしょ?
「私と貴方は絶対に切れない繋がりがあるのよ!!?私からは絶対に逃げられない!逃がさな゛い!
這いつくばらせて嫌と言うほど私を感じさせてあげるわ!」
――愛する母から私も貴方と一緒に産まれて来たのよ?
ありがとうございました、投下終了です。
GJ!面白かった
>>105の下から二行目
×由奈ちゃん
○空ちゃん
なのでは?
確かに由奈ちゃんはいろんな意味で危ないことをよくするけれどもw
きたきたきたあ!
狂もうとgj!
零奈が病んできて盛り上がってきたあ!
>>114 指摘ありがとうございます。
>>105の下から二行目の「由奈ちゃん危ないからダメだよ!」の部分は
由奈ちゃん×
空ちゃん○
です。
見返して投下したんですが…すいません。
GJ!
持つべきものはキモい妹だな
由奈の毒舌は楽しい
うえああああああああああああああああ
狂もうときちゃあああああああああああ!!
最高GJ!!
零菜どうなっちゃうの?!
零菜のデレキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
>>81GJ!
いつの間にかハーレムに・・・
>>113GJ!
優哉って由奈の誕生日忘れてたよねw
狂依存は、大輝と麻由お姉ちゃんには異性を依存させる(+肉体強化する)特異体質があるってエンドしか思いつかない
狂ってやがる・・・長すぎたんだ・・・
狂もうときたぁぁ!!
そっか、優哉の誕生日ってことは零菜の誕生日でもあるのか。
零菜のデレもあったし、今回もGJでした!
お茶会のマッドハッターとやりたい
>>123 なんであそこまで怒ってんのかと思ったらそういうことか!
ここで家に帰ってたらストレートなデレが見られたのかな…
三つの鎖最近こないなぁ。まあ話的には構想が時間がかかる局面だが…
前回作者が途中で規制に引っかかっていたし、震災関係で忙しそうでもある。
但し毎日作者のサイトに来てる熱心なファンも居るみたいだし頑張ってもらいたいものだ。
GJ!
毛を抜かれても反抗しないほど調教されたお兄ちゃんに感動した!
狂もうと面白かったです
零奈さんみたいな妹ほしいいいいい
今後どうなるか次第だけども
GJ
次回は空ちゃんが俺(9人中の一人)に告白するシーンからで
双子の妹の誕生日を忘れるなんて酷い兄だ。
零菜はオムライスを二人分だけしか用意しな所が良いね。
Gj
まあ、関係が悪いからね
キモウトにとっての夫婦は兄妹の下位互換
>>132 結婚なんて紙一枚で出来るし何度でも出来る。
それと姉妹を比べる事が間違ってる。
弟にプロポーズされる様に誘導してたキモ姉。
このスレ的にはキモ姉キモ妹どっちが人気あるんだろうな。
保管庫見る限り妹系のほうが多いな
350文字で詰んだw
136 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 02:23:57.85 ID:jF9gbzLV
過疎なんでageておく
137 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 13:24:39.09 ID:nAcLULWl
138 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 18:53:40.14 ID:aSfgx9BT
見たことあるし有名だけど、このスレは関係無いと思うよ
sage忘れ申し訳ない
義理オチじゃなくて姉オチのキモ姉
姉は出会う前から実の姉弟だと知っているが姉と名乗ると恋人になれないかもしれない
他人のふりをして弟と出会い結婚し子供が出来たらネタバラシ
こんな姉欲しい
最近姉プッシュが多いな
もしやこれはキモ姉の陰謀…!
妹には甘えられないけど姉には甘えられるじゃまいか
そこで双子ですよ
共依存しまくり
>>143 お姉ちゃんの「さあ○○しなさい」がフラッシュバックしてきて吹く
俺弟だけど姉に子供産んで欲しい
あーそれ洗脳されてます
解除しますんで私の目をよくみてくださいね兄さん
姉若しくは妹はセフレまでだ
こどもは従姉に産んでほしい
他人は友人までだ
子供は弟に産ませてほしい
149 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 22:09:40.13 ID:4GpVB3+M
あな
こんばんは。
>>80の続きを投下します。
エロ有です
151 :
狂依存 233:2011/08/12(金) 03:37:56.18 ID:/ijF02VW
帰りの電車の椅子に座りながら、ぼんやりと考え込む。
今日は中間試験なので午前中だけで、早く終わった。
結果は……赤点は無いだろうが、今までの中で最悪に近い出来だろう。あんな中で勉強に集中なんか出来る訳も無い。
もう内申など関係ない時期なので、どうでも良いけど。
降りる駅も過ぎてしまったが、敢えて降りずそのまま乗り続ける。一人で考える時間が少し欲しいから。
もちろん、考えてるのはあの二人の事だ。
「(麻由お姉ちゃんと沙耶さんとのセックス……)」
本当に気持ち良い。
これだけあればもう何もいらないという位に。
今こうして座ってるだけでも、あの二人の体の事を思い出して堪らなく欲しくなる。
欲しい、欲しい。また抱きたい。
あの二人を思いっきり抱いて犯したい。
頼めばやらしてくれる女が二人もいるなんて、何て幸せな事なんだろう。
昨日も沙耶さんを夜中に呼び出して、三人でやった。
麻由お姉ちゃんは嫌な顔をしていたが、いざ始まると二人で色々やってくれる。
もう沙耶さんを殺すとか言うのも諦めてくれたのかもしれない。
ははは……本当、こんな夢みたいな事が現実に起こるなんて……。
「……良い訳ないよな」
二人の体にこのまま溺れたら、自分が自分でなくなる気がしてしまう。
麻由お姉ちゃん一人だけでも危ないのに、二人がかりでやられたらもう……。
二人ともどんどん色っぽくなってきているというか、見つめられただけで頭がボーっとして何も考えられなくなって、なすがままにされちゃって……。
どうすれば、あの二人から逃れられるんだろう?
まだこう考えられてる内は取り返しがつくはず。
お父さんとかお母さんに相談……しにくいしなあ……。
元を正せば、お父さんたちが海外赴任になんかに行くからこんな事に……。
最初はお母さんは日本に残るって言ってた筈なのに、何でついてっちゃったんだよ。
「(って、今更こんな事言ってもしょうがないか……)」
僕だって別に反対しなかったんだから、文句なんか言っても仕方ない。
嫌だよ……このまま二人のおもちゃにされるだけの人生だなんて……。
キイイイイ
『ただいま人身事故の影響でダイヤが乱れております。しばらくお持ちください』
突然電車が止まった後、そうアナウンスが流れる。
「嫌ね、人身事故って飛び降りかしら?」
「最近、多いわよねえ。不況の影響かしら。ウチの主人の会社も危ないみたいだし……」
隣に座ってるおばさん達のヒソヒソ話が耳に入る。
飛び降り……自殺……。
「そう言えば、聞いた?タレントの美奈っていたでしょ?あいつ、自殺したんだって」
「ああ、グラドルの?うっそー。昨日テレビに出てたの、見たのに」
「何か、男関係のもつれらしいよ。あんな可愛い子でもそういので悩むんだ」
僕の前に座ってる女子高生達の携帯を見ながら、そう話していたのがまた耳に入った。
別にファンだった訳ではないが、そのアイドルはバラエティとかに良く出ていて、それなりに人気も知名度もあったアイドルだったので、その話を聞いて少し驚く。
テレビで見てた限りでは、明るくて悩みなんか無さそうだった感じだったのに。
そんなアイドルだって、悩みに悩んで自ら命を絶つこともあるんだな。
「(なら、僕だって……)」
そうだよ……もうこれしかないじゃないか。
あの二人から……麻由お姉ちゃんから、逃れる方法はもう……。
「……」
キイイっっ
電車がようやく動き出し、本来降りる駅を敢えて乗り越し、そのまま終着駅まで乗る。
死……死……。
誰もが一番恐れる物。そして、誰もが必ず迎える物。
「(何を馬鹿な事を……)」
でもそれ以外、あの二人から抜け出せる方法なんてあるのか?
そんな悶々とした気分の中、電車に乗り続けた。
「……」
駅前にあるカフェでコーヒーを一杯頼み、また一人で悩んでいた。
俄かに湧いてきた死への欲求。それは考えれば考えるほど、不気味なまでに魅力的な物に思えてきた。
152 :
狂依存 234:2011/08/12(金) 03:38:24.84 ID:/ijF02VW
死んだら、どうなるのだろう?また人生をやり直せるのか?死ぬ瞬間は苦しいのか?
死んだら天国に行けるのかな?いや、多分地獄行きだよな……。
あんなに麻由お姉ちゃんに迷惑を掛けて、女性を食い物にする様な真似をしていたんだから。
「でも、このままだと……」
完全に二人の体に取り込まれて、自分を見失ってしまう気がする。
いや、それがあの二人の狙いなのかもしれない。
このまま自我を失わせて、自分達の思うままに一生僕を弄ぶ気なんだろう。そんな人生、絶対に嫌だ。
麻由お姉ちゃんはもう僕の事を弟しては見てくれない。いや、男としても見ていない。
ただの自分の思い通りになる玩具。そうとしか見ていないんだ。今までの態度を見てるとそうとしか思えないじゃないか。
本当は僕の事を愛してなんかいないんだ 。
あの人を正気に戻すのはもう諦めよう……。今、麻由お姉ちゃんに出来る抵抗はそれだけしか思いつかない。
そう思いながら、店を出て家路に着いた。
「ただいま……」
呼び鈴を押しても、誰も出ないので持っていた合鍵で家に入る。麻由お姉ちゃんは大学かな?
「ふう……」
部屋に入って一息つき、机に座り込む。
どうしよう……?本当に自殺なんてしたら、お父さんとお母さんは悲しむだろうか?言うまでもないか、でも……。
今の僕達の関係を知ったら、確実に悲しむだろう。
何せ実の姉弟でこんな関係になってしまってるんだ。親がショックを受けない訳が無い。
「どうしたら、良いんだよ……」
どう転んでも親不孝な事をしてしまっている。説得したって認めてくれる訳無い。周囲の目もある。
「うっ……ごめんなさい……」
そう謝るしかなかった。元を辿れば全ての責任は僕にある。
子供の頃に麻由お姉ちゃんにあんなにたくさん迷惑をかけなければ、あんな事には……。
何でわからなかったんだろう?今、思い起こせば、麻由お姉ちゃんが嫌がっていたことなんかどう見ても明らかだったじゃないか。
それなのに、何故か麻由お姉ちゃんが僕の事を好きに違いないなんて勝手に思い込んで……。
本当、因果応報って奴なのかもな。
僕には二人を責める資格は無いのはわかってる。でも、あんな関係は嫌だ。
「麻由お姉ちゃん……」
今でも大好きだ。世界一、大好きだ。
姉としてか女性としてかはわからないけど、とにかく好きだ。
だからこそ、今の麻由お姉ちゃんを見ているのは辛い。僕のせいで全てがおかしくなってしまったのだから……。
昔の様になって欲しかったけど、もうその気は無いんだよね?
「うっ、うっ……」
あの頃の姿を――仲が良かった頃の麻由お姉ちゃんを思い浮かべたら、涙が止まらなかった。
その笑顔を壊してしまったのは、僕だと言う事……。
「ごめんなさい」
それしか言えない。もう一度時間を戻してやり直せるものなら、やり直したい。
だから、リセットボタンを押すんだ。死んだからといって、戻れるとは限らないけど、それしか方法が思いつかない。
今度は迷惑掛けたりしないからね。
ふらりと立ち上がり、何か紐がないか辺りを探す。やっぱり、これが一番手っ取り早いよな。
「そうだ……」
せめて、麻由お姉ちゃんの写真を一枚胸に忍ばせておこう。
やっぱり、麻由お姉ちゃんの事を最後まで思っていたいし、また生まれ変わってやり直せるかもしれない。
小さい頃のが良いな……。
153 :
狂依存 235:2011/08/12(金) 03:38:57.58 ID:/ijF02VW
「確か、この辺りに……」
押入れの中を見て、アルバムを探す。
写真は隠し撮りしたやつも含め、たくさんあるはずだから、どれにしようかな……。
「あれ?何処にも無いな」
確かこの奥に閉まっておいたはずなんだけど……。
まさか、知らない間に捨てちゃったとか?いやいや、そんな事は絶対に無い。
仮にも麻由お姉ちゃんの写真を捨てるなんて、そんな罰当たりな事、間違ってもする筈が無い。
「麻由お姉ちゃん……」
どうしても見つからないので、仕方なく下のリビングに降り、今度は家のアルバムを探す。
あそこなら、絶対にあるだろう。
「ええと、ここに……あった」
麻由お姉ちゃんの写真は……え?
「あ、あれ?嘘……」
無い。
何処にも無い。いや、これは……。
アルバムに所々、不自然な余白がある。まさか……。
慌てて麻由お姉ちゃんの部屋に駆け込み、麻由お姉ちゃんの卒業アルバムを探し出す。
勝手に入って悪いとは思うが、嫌な予感がする。確か、ここに……以前、見せてもらった事があったので、何処に閉まってあるのかは知っていたので、すぐに見つかった。
「っ!?」
麻由お姉ちゃんの小学生の頃の卒業アルバムを捲って、言葉を失った。
「何だよ、これ……」
集合写真とか、個別写真の麻由お姉ちゃんの写真が削られていて、完全に見えなくなっていた。
他にも削られている写真がいくつもあって、麻由お姉ちゃんがちゃんと写っている写真が1枚も残っていなかった。
「な、何でこんな事を?」
今度は中学の卒業アルバムを見てみる。
やっぱり、同じように麻由お姉ちゃんは写っていたと思われる写真が削られていて、麻由お姉ちゃんの写っている写真は1枚もなかった。
何なんだよ、一体……。
試しに高校の時の卒業アルバムも見てみた。
今度は削られている箇所は何処にも無く、麻由お姉ちゃんの写真は全て無傷で残っていた。
でも、この頃はもう……。
この時の麻由お姉ちゃんはどんな気持ちだったんだろう?
高校の時の写真は笑顔の中にも何処と無く寂しげな雰囲気を漂わせていた。
そんなつもりは全く無かったが、僕が全然、麻由お姉ちゃんの気持ちに気づかず、冷たい態度を取っていたから……。
あの時――麻由お姉ちゃんが僕のプレゼントを壊してから、二人っきりになるまで、麻由お姉ちゃんと普通の仲の良い姉弟になったと思い込んでいた。
でも、麻由お姉ちゃんの心の中の時間はずっと止まったままで、寂しい思いをしていて……。
僕が早くに気が付いていたら、ここまで麻由お姉ちゃんの心が歪む事は……。
「お探しの物はこれかしら?」
「!?」
ふいに声がしたので振り返ってみると、麻由お姉ちゃんが写真を持っていて僕の後ろに立っていた。
「えっと、その髪型……」
麻由お姉ちゃんは昔みたいに、両脇で髪を結ったツインテールの髪型にしていた。
「ああ……あなたのお姉ちゃんの髪型を真似てやったのよ。少し、短いけど良く似ているでしょう?」
また良くわからない事を言って、僕に迫ってくる麻由お姉ちゃん。
「何でこんな事したの?せっかくの思い出の写真を……」
「今の私達に必要がないからに決まってるじゃない。昔の思い出に浸って何になるというの?それとも、子供の頃の私の写真でも見て、オナニーのネタにでもしたかった?くすくす……そういう趣味があったんだ……」
麻由お姉ちゃんは僕を見下すような視線で嘲笑い、そのまま押し倒して、跨ってきた。
「ふふふ……それにしても、面白い事を考えるわね。『死んだら、また人生をやり直せるかも』なんて……何かの漫画か小説の影響?はっ、ははははっ……駄目よ、そんな物ばかり読んじゃ」
「な、何でそんな事……」
僕の手を胸に押し当てながら、ガンガン腰を打ち付けてくる。
どうして、そんな事まで僕の考えてることがわかるんだよ……?
今までは僕の表情か仕草から読み取っていたのかなと思っていたけど、まさか本当に?
「くくく……言ってるじゃない。あなたの考えてることなんか全部わかるって……何でわかるかなんて、私にもわからないわ。いつの間にか分かるようになったのよ」
「嘘……だろ……」
「お姉ちゃんを独り置いていこうとするなんて酷いわ……そんな事されたら私、ショックで頭がおかしくなっちゃう……」
麻由お姉ちゃん……それは、僕も思ってたけど、でも……。
154 :
狂依存 236:2011/08/12(金) 03:39:34.80 ID:/ijF02VW
「もう疲れたんだよ。麻由お姉ちゃんの事も沙耶さんの事も……もう何も考えたくないんだ」
「へえ、面白い事を言うね。昨日だって散々、私たちを犯しといてさ」
「え?」
顔を上げて見ると、沙耶さんがいつの間にか僕の目の前に立っていた。
「何、勝手に入ってきてるのよ。警察呼ぶわよ」
「へへへ……鍵開いてたよ。本当は私の事も待ってたくせに」
「ふん」
麻由お姉ちゃんは白けた表情をしながらも、沙耶さんを追い出す事もせず、そのまま僕に跨り続ける。
気のせいかこの二人、微妙に仲良くなってきてるような……。
「それよりも、大輝酷い。恋人を置いて自殺しようとするなんて、最低だよ。昨日だってあんなに愛し合ったのに」
「もう、嫌なんです。何も考えたくないんです。ですから、しばらくそっとしといて下さい」
「……」
「ぷっ……あっ、はっ、はははははっ!!あーはっ、はははっっ!!」
しばらく沈黙が続いた後、二人は堰を切った様に大笑いをし始めた。
「はーっ、はっ、ははははっっ!!はっ、はははは……!面白い事を言うわね。あなた、中々冗談のセンスあるわよ」
「な、何がそんなにおかしいんだよ……?」
「だって、昨日だって沙耶と麻由ちゃんの三人でノリノリでやってたじゃん。わざわざ私達を並べて交互にハメまくってさ……それで、今日になって『嫌なんです。そっとしといて下さい』なんて……本当に冗談きついんだから」
「あ、あれはその……」
「もう良いわ。あなたの変な冗談に付き合うのはここまで。早速今日もやるわよ。……ほら、さっさと脱ぎなさい」
麻由お姉ちゃんは僕のズボンを引き摺り下ろして、下半身を曝け出そうとする。
「ああん……沙耶も」
「ねえ、どうしてそんなに体にこだわるの?わからないよ……そんなに四六時中求めてくるなんて……」
「何がわからないというの?愛し合う男女が体を求め合うのごく自然の事よ」
「そう、そう。デートしたり食事したりするのも良いけど、やっぱりこうやって、交わりあうのが一番幸せだもん」
「気安く、触るんじゃないわよ……」
僕のち○ぽを触ろうとした沙耶さんを払いのけ、僕の手を乳房に押し付けて、無理矢理揉みしだく。
「僕も麻由お姉ちゃんの事、好きだよ。でも、こんな体ばかりの関係にいい加減疲れたんだ。もっと普通に仲良くなりたいんだよ……」
最近は特にセックスばかりでそれで疲れきってしまい、麻由お姉ちゃんとまともに会話した記憶もしばらく無い。
受験勉強もしないといけないから、それにも時間を取られ二人でじっくりと過ごす時間など皆無と言って良いぐらいだった。
考えれば、考えるほど悲しい……。
僕も楽しんでいたとは言え、いつのまにかそんな空虚な関係になっていたなんて。
「くくく……可愛い目をしてるわね……大好きな麻由お姉ちゃんが淫乱になっちゃったのが、余程嬉しいみたいじゃない。遠慮しないで、もっともっとやって良いのよ。ふふふ……」
「麻由ちゃん、そんなに四六時中犯ってちゃ大輝だって疲れちゃうよ。大丈夫だよ、大輝。沙耶と結婚したら、毎日明るくて楽しい生活を送らせてあげるからね……もちろん、夜の営みは毎日欠かさずやってもらうけど。あはは!」
二人とも僕の考えてることを見透かした上で、小馬鹿にした様な言動を吐きながら、僕の体をあちこちさすってくる。
それを見て、この二人は本当に僕の事をそういう目でしか見ていないんだなって確信した。
どうして、こんなに狂ってしまったんだろう?何をどう間違えばこんな風になっちゃうんだろう?
考えても、考えても行き着く先は僕が子供の頃にやっていた頃に辿り着いてしまう。
その罰がこれだとしたら……あまりにも酷すぎるんじゃないか?
麻由お姉ちゃんはともかく、沙耶さんは無関係じゃないか。せめて、この人だけでも正気に戻してあげてよ……。
「ん、んちゅっ、ちゅぷっ……ああ……大輝の指、美味しい……男の人を愛するってこんなに幸せなことだって、こんな事でも実感できるよ。沙耶に愛を教えてくれてありがとう、あ・な・た。ちゅっ……」
僕の右指をぐちょぐちょに舐めた後、頬にキスをしてくる沙耶さん。
嘘だ。そんな物、教えた覚えなんか無い。 沙耶さんを愛してなんかいないし、結婚したいなんて微塵も思ったことは無い。
なのに、何でこんな勝手な思い込みが出来るんだ?
「うーん?沙耶の事、何度も抱いといてまだ愛してないなんて、思い込んでるんだ?こんなにち○ぽ元気にさせてるくせに……くすくす……」
155 :
狂依存 237:2011/08/12(金) 03:40:04.72 ID:/ijF02VW
「下らない感傷に浸るのもここまでよ。立ちなさい。そろそろ風呂が沸いた頃だわ」
「あ、今日はお風呂でやるんだ。良いね。お姉さん達が二人がかりで大輝の心も体も綺麗にしてあげる。さっ、早く行こう」
二人とも立ち上がり、僕の肩を掴んで強引に立たせて、風呂場に連れて行こうとする。
「……」
僕は黙って二人の手を振りほどき、そのまま座り込む。
もう何もする気力も湧かなかった。
この二人に対しても、もう虚しい感情しか抱けない。体だけしか興味が無い様な人達とどう仲良くしろというのだ。
「あら……無言の抵抗なんて中々渋い事をするじゃない。でも、賢いやり方では無いわ。そんな事をしても私が止める訳無いってのはわかってる筈よね」
「えへへ……じゃあ、沙耶はこっちっと」
二人とも両脇で腕をがっちりと組んで、僕を強引にお風呂場に連れて行った。
その間もやはり僕は何もする気力が起きず、二人の為すがままに浴室に押し込められた。
「ふふ……ほうら……ローションたっぷり塗ったお姉ちゃんのおっぱいよ。気持ち良いでしょう?ん、んちゅ……」
「むう、私のおっぱいも気持ち良いよね。ん、んん……」
僕を座らせてから、麻由お姉ちゃんは僕の肉棒を乳房に挟みこんでパイズリを始め、沙耶さんは僕の背中に乳房を押し付けて、擦らせていく。
ローションをたっぷり塗られて、いつも以上にヌルヌルとした二人の柔らかい肌に擦られて否が応にもにち○ぽは膨れ上がっていった。
でも、それでも心の中では虚しい気分が残って、その快楽を楽しめずにいた。
いや、もう飽きたのかもしれない。この二人と抱き合うことに。
「気に入らない目をしてるわね。いつまで意味の無い感傷に浸っている気?あなたのち○ぽは既にビンビンに元気になって脈打ってるじゃない。ん、んちゅ、ちゅっ……」
「もう、止める気は無いの……?」
「無いわ。何処にやめなきゃいけない理由があるのよ。さあ、さっさと出しなさい……ん、んちゅっ、ちゅっ……」
麻由お姉ちゃんは更に乳房を持ち上げる様に擦り上げ、亀頭を舌で刺激し、射精を促していく。
それをただ黙ってみている事以外、何もする気が起きなかった。
「ん、んふっ……ちゅっ、んちゅ……ちゅっ、んふう……好き、大好きだよ……ん、んん……」
背中を乳房で愛撫していた沙耶さんが、僕の横に座り、顔を抑えてあちこちにキスしてくる。
本当に愛おしそうに、丁寧にキスをしていき、その度に胸がきゅんと締め付けられるような感覚がした。
こんなに愛してくれるのは悪い気はしない事は確かだ。
でも……。
「(このまま、流されたらまた……)」
二人に気を失うまで犯されて、今度こそ自分が自分でいられなくなる気がする。
いや、そういうつもりなのかもしれない。
「くすくす……わかってるじゃない。そうよ、グダグダと下らない事で悩むのも今日でおしまい。お姉ちゃんが極上の快楽を味わせて、私の体の事以外考えられなくしてあげるわ……ん、はふっ……」
「ちゅっ、んん……んふ……沙耶の体を遠慮なく犯してくれて良いからね。どんなプレイだって喜んでやっちゃうよ。ちゅっ……」
キスとパイズリのダブル攻撃で次第に頭の中はクラクラしていき、どんどん我を失いそうになる。
今までになく、気持ち良い……。
だけど、嫌だ。このまま二人の良い様に遊ばれるのはもう嫌だ。
こんな関係からはもう逃げ出したい。これ以上気を
「ん、ちゅっ……しつこいわねえ……じゃあ、こうしましょう。今から1時間耐えて御覧なさい。そしたら、私の方からセックスを誘うような真似はしないと約束してやるわ」
「え?」
「何、面食らった表情をしているのよ。あなたが本当に私とのセックスを嫌だって言うなら、1時間ぐらい耐えられるでしょう。ほら行くわよ……ん、んん……」
「麻由ちゃんってば、ひどーい。こんな綺麗なお姉さん達にエッチなご奉仕されて、1時間も耐えられるわけ無いじゃん。ね?大輝。無理しないで、好きな時に出しちゃって良いからね。ちゅっ、んふう……」
麻由お姉ちゃんは乳房を押し上げて肉棒の圧迫を強めていき、沙耶さんも舌を絡めながら、ディープキスを始めてきた。
どうせ、1時間耐えたって止める気はないんだろう。
ただ、ただ無気力な思いが心を支配していき、されるがままに受け入れていた。
「ふーん……強情じゃない。そんな所も可愛いわよ。でもね……」
「きゃんっ……」
あれ?規制?
時間的に寝落ちかな
狂依存は規制で避難所に投下してた
誰か転載お願いします
最近また規制始まったのか
しかもID:/ijF02VWは6レスで規制とか
以下避難所より狂依存238〜242を転載します
「そんな顔をしたって、麻由お姉ちゃんの欲情は解消される事は無いわ。これから最低1時間は私の好きな様にやらせてもらうわよ。我慢できたら今日の所は終わりにしてあげる。くくく……」
悪魔の様な笑みを浮かべながら、麻由お姉ちゃんは浴室に敷いてあったマットに僕を寝かせ、僕に跨り、ち○ぽを股に擦り付ける。
沙耶さんは体を泡立てさせてから僕に横から抱きつき、体のあちこちを乳房で洗うように擦って、顔にキスを繰り返していく。
「ふふふ……入れるわよ。1時間耐えられるかしら……?ん、んあっ……!はああああぁぁぁんっっ!!はっ、はふんっ!!」
そう言うと、肉棒を膣穴に当ててから一気に腰を沈めて、中でグリグリさせながら腰を振りまくってヨガリ狂う。
「ねえ、ねえ。終わったら次は沙耶にやらせてね。ん、んん……ちゅっ、ちゅ……」
「ふんっ……はふっ!!はっ!あんっ……!はっ、やああんっっ!!もっと、突き上げなさい……ん、んん……!!はっ、はああんっっ!!」
麻由お姉ちゃんの膣壁で思いっきり締め付けられ、激しく絡み合った肉棒は瞬く間に膨張して脈打ち、爆発寸前に陥った。
それに追い討ちをかける様に沙耶さんが上半身全体にキスの雨を降らせていく。
「ん、ちゅっ、ちゅうっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅっ……ん、んふっ……ん、んん……」
「はっ!はんっ!!良いわ……もっとグリグリさせて……はっ、はふんっ!!はっ、はふっっ!!」
沙耶さんの体の影から、僕の上で妖艶に踊っている麻由お姉ちゃんを見つめる。
やっぱり、綺麗だなあ……でも……。これが、あの麻由お姉ちゃんの姿なのか。
ただ、僕と毎日セックスして、それだけで満足している女。
そんな人になってしまったのだ。
「はふんっっ!!ええ、そうよ。何度も言ってるでしょう。麻由お姉ちゃんはあなたのおちんちんを自分の穴に嵌めてよろこぶのが生きがいだって……そんな女になったのよ……ん、んはんっ!!」
僕がそう考えてるのを察知してから、ますます締め付けをきつくして圧迫し、腰を打ち付けるスピードを速めてきた。
その圧迫に耐えられず、遂に爆発しそうになる。
「くくく……まだ15分も経ってないわよ。所詮あなたの悩みなんて上辺だけの物。本心では私とのセックスを楽しんでいる証拠じゃない。ん、んあっ……!!はんっ!!」
「ん、ちゅっ、ちろ……れろっ、んふっ……ほら、早く出してえ……次は沙耶の番なんだから……ちゅっ、んちゅっ……」
もう出る……。
「あんっ!!言い忘れてたけど、今日はすっごく危ない日なの。今度こそ妊娠しちゃうかもね……はっ、はあああんっっ!!」
「え?ちょっっ!どいて……!」
その言葉でハッと我に返り、体を起き上がらせようとさせるが、沙耶さんに押さえつけられ、動かすこと出来ない。
ヤバイ、もう……。
「はっ、イクわよ……!!はんっ!!はふっ……!あっ、あああんっっ!!はっ、はんっ……!あっ、あああああああぁぁぁぁっっ!!!!」
どぴゅっっ!!!びゅくるるるるっっ!!!
我慢しきれず、中に思いっきり放出し子宮に流し込んでいく。
相当溜まっていたのか、どんどん精液が吸い込まれるように溢れ出てくる。
「はああんっっ……はっ、はふんっ……ん、んん……いっぱい、出したわねえ……これじゃあ、元気な赤ちゃんが生まれるんじゃないかしら?ふふふ……」
「実の弟の赤ちゃん孕もうとするなんて、本当変態になっちゃったよねえ、麻由ちゃん。ちゅっ、んん……」
しばらく呆然としながら、今起こった事を頭で整理していく。
麻由お姉ちゃんの赤ちゃん……僕の赤ちゃん……。
「何よ、その目は?今まで何度も膣中で出しまくってた癖に……ん、んふふふ……」
そんな僕を見つめながら、嬉しそうに腰をグリグリさせる麻由お姉ちゃん。
そうだ……今までだって大丈夫だったんだ。今度もきっと……。
「それより、1時間我慢できなかったわね。まっ、予想通りだけどもう少し我慢してもらいたかったかなあ……あっ、危険日だって言った瞬間の大輝の顔。本当に良い顔してたわよ……あははは」
「本当、あんなびっくりしちゃってさ。麻由ちゃんも直前に言うなんて酷いんだから。ね?大輝。ちゅ……あははは……」
僕の体を上で弄びながら、ケラケラと愉快そうに笑う二人。
何がそんなにおかしいんだよ……?そんなに僕を弄ぶのが楽しいのか?
子供が出来るって、どういう事かわからない訳じゃないだろ?それなのに……こんなに馬鹿にしたような笑い方をして……。
「あははは……さあて、これからお姉ちゃんが天国に連れてってあげるわよ。私の体を犯す事だけを考えて、それが生きがいの男にしてあげる。1時間我慢できなかった罰ね。いや、お姉ちゃんの体をもっと好きになるんだからむしろご褒美か。ふふふ……」
「ねえ、早くどいてよ。今度は私の番なんだから」
沙耶さんがそう言うと、麻由お姉ちゃんは黙って肉棒を引き抜き、今度は僕の横に座り込む。
「さあ、今度は沙耶を気持ち良くしてねえ……ちゅっ、んふうっ……」
沙耶さんは僕のち○ぽを手で扱いた後、口に含んでフェラを始めた。
「さっきの反抗的な目……中々素敵だったわよ……濡れちゃいそうだったわ……ふふふ……でも、あんな目をするのもこれで最後よ。今日であなたは完全に私の物になるわ」
「……?」
「もう悩まなくても良いのよ。これからは私の事だけを考えて生きる体になるわ。極上の快楽を与えてね……くすくす……」
麻由お姉ちゃんは僕の体をシャワーで流しながら、
何を言ってるんだ?
「ちゅっ、んふっ……ちゅっ……ちゅっ、んふっ……ん、んん……そろそろ挿れようかな……ん、んん……はぐううっっ!!はっ、ああああああぁぁぁっっ!!」
沙耶さんが僕の肉棒が十分に勃起した所で、膣中に入れ始め、麻由お姉ちゃんと同じように腰を打ち付けてきた。
「さあ、覚悟なさい。これから私の体無しで生きられない体にしてあげるわ」
「はっ?ちょっと……?ん、んん……」
「ちゅっ、れろっ、んふっ……ちゅう、ちゅうっ……れろっ、んちゅっ……」
僕の口を塞ぐように、キスをして舌を絡めてくる麻由お姉ちゃん。
そのキスは今までに無く激しく、我を忘れるぐらい快楽を与えるものであった。
「ああんっ……沙耶の事も忘れないでえ……はっ、はんっ!!あっ、はあああんっっ!!」
沙耶さんも嫉妬したかのような声を上げ、締め付けをきつくして、腰を振りまくる。
「あっ……うくっ……ん、んんっ……」
麻由お姉ちゃんのヌルヌルした豊満なおっぱいが体に擦られ、更に巧みな手さばきで体のあちこちを撫で回しながら、顔を嘗め回す。
沙耶さんの膣中での締め付けと膣肉の激しい擦れ合いとで身も心も溶けてしまいそうな強烈な快楽が襲い掛かり、次第に頭がぼやけて来た。
「(気持ちよすぎる……)」
「ん、んふっ……そうよ……もっと、もっとこの快楽を堪能しなさい。ん、ちゅっ……」
「はっ、はあああんっっ!!やんっ、もう……イクぅ……あっ、はあんっっ!!イっちゃううううぅぅっっ!!はっ、はふっ!!」
先程とは比較にならない程の快楽でどんどん思考が奪われていき、もうそれ以外考えられなくなってきた。
「はああんっっ!!はっ、やあんっ!!そんなに突かないで……!!はっ、あんっ!!イクっ……!!あっ、はああああぁぁぁっっ!!!」
沙耶さんが大きく体を仰け反らせたのと同時に、一気に膣中に放出し、先程と同じように子宮に流し込む。
何だろう……こうしてる瞬間が物凄く心地良く思えてきた。
「はっ!!はああんっっ!!やああああぁぁぁんっ……こんないっぱい……はっ、はふんっ……!!」
「まあたこんなに出しちゃって……本当、底なしよねえ……ふふふ……まだまだ楽しませてもらうわよ」
麻由お姉ちゃんは体を指で優しくなぞりながら、耳元で妖しく囁く。
その甘い囁きで更に頭の中がパニックになりそうになった。
「ほら、いつまで乗ってるのよ。さっさとどきなさい」
「はああんっっ……もっと、楽しませてえ……ひゃんっ」
沙耶さんの体を強引に持ち上げて、僕から離し、再び麻由お姉ちゃんが僕の肉棒を乳房に挟みこんで擦り上げてきた。
「はむっ……ん、んん……ちゅっ、んちゅっ……やっぱり、あなたにはこれが一番効くみたいね。ん、んくっ……」
「もう……羨ましいなあ、そんなに大きくて……私のおっぱいもいっぱい、しゃぶって……ひゃっ……」
麻由お姉ちゃんにパイズリされて肉棒はどんどん大きくなり、更に沙耶さんの胸を顔に押し付けられて、擦られていく。
本当に気持ち良い……。
「ん、んふっ……ちゅっ…ちゅっ、んふっ……ん、んん……はむっ……」
「たーいき、好きい……ちゅっ、んふっ……ちゅっ……」
沙耶さんが僕の体を抱き起こし、激しく舌を絡めてキスしてきた。
その蕩けるような舌使いで、思わず体を抱きしめ、がむしゃらに舌を口内に絡ませた。
「ん、んふっ……ちゅっ、ちゅるっ……ん、んあ……ねえ……早く押し倒して、また犯してえ……はふっ……やあああんっっ……!!」
朦朧としながら乳房を乱暴に揉みしだいて、乳首を思いっきり吸いつき、沙耶さんの胸を貪りつくす。
もう目の前の快楽を味わう事以外、何も考えられなかった。
ただ二人の体をひたすら抱いて、犯す以外の事は出来なくなってしまった。
「ん、んふっ……ん、んちゅ……ん、んんっ!!ん、んふ……ゴク……はあっ……」
「麻由ちゃん、もうイッたんだ?じゃあ、今度は私の……きゃっ!!ひゃあああんんっっ!!」
「あんっ!!そんな、もう?はっ、はぐううっ……はっ、やあああぁぁぁっっ!!」
「あんっ……お姉ちゃんの事を犯して欲しかったのに……」
何をしているか、誰を犯しているのかももうわからない。
ただ、ただ目の前にいる女達を押し倒して、ち○ぽを穴の中に突っ込んで、突きまくっていた。
「はあんっっ!!良いよ……!!もっと、突いてええ……!!あっ、はああんっっ!!ひゃああんっっ!!」
「はははっっ!そうよ、それで良いの。あなたはただ目の前にいる私達を本能に赴くままに犯せば良いのよ……きゃっ、ひあんっ……あっ、あああああんんっっ!!!」
「もう……まだ、出してないのにい……出すときは沙耶の膣中で出してね」
「はあっ、はんっ!!はっ!!やっ……!はっ、イクっ……はっ、はああんっっ!!」
がむしゃらに腰を突きまくっていく内に、次第に意識も薄れてきた。
もう、何もかも考えるのも面倒くさくなってきた。良いよな……二人を好きな様にしちゃって。
「はんっっ!!ひゃっ!!!イクっ……!!はっ、はあああんっっ!!!」
「沙耶も……沙耶もお……はっ、はふっ、ん、んふっ……ちゅっ、やっ、はああああぁぁぁっっ!!!」
あれ?意識が……まあ、良いか。
もう……悩むのは疲れた……。
…
……
「ふうっ……」
シャワーを浴び終えた後、バスタオル一枚巻いた状態で自室に戻り、愛しい人が横になっているベッドに座り込む。
一匹、薄汚いメス犬が横に抱きついているけど……。
「ちゅっ、んちゅっ……へへへ……」
「いい加減、離れなさいよ。殺すわよ」
「ええ?もっと大輝の愛を味わいたいよ。ひゃんっ!」
有無を言わさず、大輝にしがみついてる沙耶をベッドから引きずり落とし、再びベッドに座る。
ぐっすり寝ちゃって……疲れちゃったのね。本当に可愛い寝顔。
「今日は本当に凄かったねえ……沙耶も大満足」
あの後、理性を失ったこの子は気を失うまで私達を犯しまくって、二人の体を楽しんだ。もうこの子は身も心も完全に私の物。
そうなるようにみっちり、お姉ちゃんの愛を染み込ませておいた。
目を覚ましたら、何も考えず私に抱きついて、自らエッチな事をおねだりしてくるだろう。
だから、念入りにシャワーを浴びて体を綺麗にしてきたのだけどね。
「くすくす……ねえ、麻由ちゃん。今日危険日だって言ったの本当?本当なら、大輝の赤ちゃん楽しみだよねえ……あははは」
「危ない日なのは本当よ。でも……」
危険日に中出しさせるのは別に今日に限った話じゃない。
今までも危険日だろが何だろうが、容赦なく中で出させていた。
だけど、一向に子供が出来る様子が無い。
私の体に問題があるのかと思ったけど……。
「うーん……沙耶も全然出来る気配が無いのよねえ……今までいっぱい、膣中で出して愛し合ってるの。ねえ?」
沙耶はベッドの下に大輝のおちんちんを指でクリクリ弄り回す。
この女にも出来てる様子が無いことを考えると大輝の方に問題があるのかもしれない。
一度、病院に診てもらった方が良いのかも知れない。そして、その原因を突き止めた後は……。
「へへ……早く、起きてえ……ん、はふっ……ん、んちゅ……」
この薄汚い虫を始末しないとね。
この女には死ですら、生ぬるい。全ての事情を知りながら、私達の幸せを邪魔しやがって……。
「ん、んくっ……ちゅっ、んん……」
大輝のち○ぽをしゃぶりながら、沙耶は私の殺気に気が付いたのか、私に視線を向けて、嘲笑うかの様な表情を見せた。
「勘違いしないで欲しいんだけど、あんたの事を許すつもりは無いわ。いつでも死ぬ覚悟をしていて頂戴」
そう言い放つと、沙耶は心から楽しそうな目をして私を見つめた後、フェラのスピードを速めていった。
「ん、んん……ん?」
ようやく大輝が目を覚まし、ボーっとした目をしながら、周囲を見渡す。
そしてむくりと体を起こして、虚ろな目で私をじっと見つめる。
「おはよう、あなた……」
「やっと、起きたんだ。ダーリン」
ちゅ……
私と沙耶がほぼ同時に大輝の頬にキスをし、大輝も体をわずかにビクつかせた。
「麻由……おねえちゃん……」
「ん?なーに?きゃんっ……」
私を名を呟いたら、すぐに私に襲い掛かり、胸をまさぐってきた。
「ああんっ……本当に甘え坊さんなんだから……はっ、あん」
「もう、大輝。沙耶のおっぱいも揉んでえ……」
「えへへ……」
沙耶は不満そうな顔をして、大輝にしがみついてくるが、全く気にかける様子も無くひたすら、私の乳首に吸い付いてくる。
「はあんっ!!はっ、だめえ……!そんな強く……はっ、あああんっっ!!」
「麻由お姉ちゃん……ん、んん……」
この目……自我を失ってる。もう、私の体の事しか考えられなくなってるわね。
「く……あっ、はははは!はっ、あああっっ!!きゃんっ……そうよ……それで良いのよ。あなたの気が済むまでお姉ちゃんの体を犯しまくってえっ!!はははははっ!!」
とうとう、身も心も私の虜になった。私の男になった。ふふふ……お姉ちゃんがちょっと、本気を出せばこうなっちゃうんだから、簡単な物よね。
それだけ、私の事を心から愛していたという事なんだから……。
「はふっ……!!ああんっ!!良い子ね……ご褒美にお姉ちゃんのおまんこ好きにしていわよ……ほうら……」
股を開いて、ヴァギナを開くと餌に飛びついた犬のように我先にと襲い掛かり、私のクリトリスに吸い付いてきた。
「はんっ!!そこっ……やあああんっっ!はっ、はあああああぁぁぁっっ!!」
「大輝〜、沙耶のもやってえ……ん、んん……ちろっ、んちゅ……」
大輝が私の陰茎を吸い始めると、後ろから沙耶が大輝のち○ぽを舐め始めてきた。
余計な事すんじゃないわよ……。
「はあっっ!!はあんっ……そうよ……もっと、吸いなさい……あっ……もう、入れるの?きゃっ、はああああぁぁぁぁっっ!!」
「良いわ……!!もっと、もっと突いて!あっ、はああああんんっっ!!!」
大輝はその後も夜が更けるまで、獣の様に私達と交わりあった。
沙耶はあまり相手にされていなかったので、不満そうな顔をしていたが、そんな事はどうでも良い。
この子が私を一番愛してくれてるのは完全に証明されたんだから。
「もしもし、麻由?元気でやってる?」
「うん。そっちは?」
あれから3日後――海外にいる母から、しばらくぶりに電話が来た。
「ちゃんとやってるわよ。大輝は?」
「うーん?今、ちょっとお風呂に入って出れない。どうしてもって言うなら呼んで来ようか?」
「そう……じゃあ、良いわ」
「ん、んん……ちゅっ……ん、ちゅう……」
お風呂に入ってるというのは、もちろん嘘。
大輝は今、私のおっぱいを貪っている。
ふふ……あれから、家では私を見る度に襲い掛かってきて、犯しに来る。
もう、大輝の心に私と関係を持つことに何の迷いも無い。だって、それしか考えられなくなっているんだから。
「ねえ、麻由。やっぱり、母さんそっちに戻ったほうが良いんじゃないかしら?だって、大輝はもうすぐ受験だし、あんたも就職活動とかあるでしょ。だったら……」
「大丈夫だって。お父さん独りでそっちに残していくの不安でしょ。私なら何の心配もいらないから……ひゃっ、あんっ……」
「麻由?」
大輝が私の乳首に軽く噛み付いてきたので、思わず声をあげてしまった。
「ううん、何でも無い。じゃあ、他に何か用は無い?無いなら、私もレポートやらなきゃいけないから、そろそろ切るけど」
「そう……じゃあ、大輝によろしくね」
「うん、またね」
がちゃっ
「もう……駄目でしょう。電話してる最中に噛んだりしたら……」
「ん、んん……ごめんなさい……ちゅっ……」
軽く注意すると、大輝は今にも泣きそうな子犬みたいな目をして私に謝った。
もう……可愛い目をしちゃって……。
「ふふ……私の方こそごめんなさい。いつでも好きな時にやって良いって言ったのに、あんな事言っちゃって。お詫びに何でもしてあげるから……はっ、いあああんっっ!!」
「へへへ……麻由お姉ちゃん……」
私が言い終わらない内に大輝は私を押し倒して、全身を愛撫してきた。
本当にエッチで従順な子になっちゃって……お姉ちゃん、嬉しいわ。
「さあ、今日もいっぱいお姉ちゃんと気持ちよくなりましょう……」
「うん……」
そう頷いた後、じっくりと交わりあい愛を確かめ合った。
転載を終了します。
ありがとう、お疲れさんGj
>>166 転載お疲れさまです。
キモ姉メンヘラ共同戦線ワラタ
大輝終わった・・・
GJ
大輝が完全に壊れてしまった
お姉ちゃんの本気凄すぎ
狂依存gj。
大輝の明日はどっちだ?
まあ。キモ姉とメンヘラ泥棒猫の修羅場フラグも、まだ立ってるし次回も期待。
しかし規制鬱通しいなぁ…転載も乙でした。
この人のエロ部分はいつも同じような感じがする
もうストーリーもあんまり覚えてない
>>172 病んでるからこその冗長なエロシーン。
そろそろ沙耶との決着もつくのでは?
妹の愛が重いお
エロも見続けるとお腹いっぱいだな。
頭の弱いキモ姉
三十路前のヤンデレキモ姉
流石にその年齢まで行くとキモ姉って言うよりただの独女だな……
弟を思い続けて気が付いたら三十路前というのは
入籍できないので戸籍上は独身とか
三十路貧乳処女キモ姉なら最高なんだけどな
そう言えば成人したキモウトって保管庫見ても狂もうとだけじゃね?
てゆうかなんで成人したキモウトなんだろう?
きっと壊れてるがこの前完結…他にも探せばあると思うけど
学生の方が話作りやすいんじゃない?
成人してからキモの道に目覚めるなら話は別だが、そうでない場合
二十歳までに思いを遂げるか、あるいは破滅しているケースが多いから…かもしれん。
他にもあるんだね、
過去スレ見てきたけど、狂もうとって誰かが二十歳越えたキモウト書いてくれって言われて元々短編として作者さん書いてたんだね。
過疎かぁ
きっと壊れてるは良い作品だったな
そういうフリはあんまり良くない
>>187 また何か書いてほしいよね。
改めて保管庫見ると、出だしだけしか投下されていない作品は、続きが気になるものばかりだったw
書いちゃあ消し、書いちゃあ消し.....
弟が姉から逃げられないのは科学的根拠があるります
姉弟の両親もまた姉弟であると父は姉から逃げられなかったので息子に逃げ方を教えられず
母は父を捕まえた方法を娘に教えてしまう
これが弟が姉から逃げられない科学的根拠です
分かったら無駄な抵抗は止めてお姉ちゃんと結婚しなさい
一理ある
ジルとレオンかクリスとレベッカの主人公が見てみたい
超誤爆った
愛し合ってるか〜い?
このスレは過疎ってるか〜い?
肉体は泥棒猫に奪われようとも精神だけは道連れに持ってゆくキモ姉妹
前スレにまだWikiに入れてない作品があるな。他力本願で申し訳ないが誰か頼む。
妄想だけはしてるが誰か文才くれ
プロットだけ書きだしてみて、
部分的に詳しく書ける所から書いていくと
案外書けると思うぞ
賭けしない?今から4時間以内に投下が無かったら結婚よ?
だが阻止しますw
そして投稿します
【タイトル】
『結構ドSな同調義妹』
(※タイトルは毎回変わります。(全4回+α))
【内容】
兄が義妹にエッチな事で苛められる話です。(F/M色強い)
【今回の話に含まれているシチュ】
・騎乗位(少し)
・乳揺れ
・言葉責め
・バストによる顔面圧迫
・手コキ
【含まれてる物】
・版権キャラ+改変(スタイル、性格、喋り方など)
・ファンタジー要素
僕には一人、義妹がいる、
義妹の名前は、音羽姫音(おとわ ひめね)。
姫音の両親が亡くなって以来、僕の両親が後見人になり、今は一緒に暮らしている。
僕は何故か、姫音に恐ろしいほど懐かれている、
しかも、姫音は非常に勘が良く、僕の欲求を読み取り叶えようとするのだ。
姫音が作ってくれる食事は、いつも僕が食べたいと思ったものが入ってる、
姫音から貰う誕生日のプレゼントは、毎年僕が欲しいと思ったモノをくれる、
姫音がしてくれる事は、必ず僕のやって欲しい事に応えてくれる。
しかし、エッチな事まで応えてくれるから困るのである…
姫音は異性の僕から見れば、とても魅力的な女の子だ、
顔は可愛いし、胸だってすごく大きい。
僕も男だ、姫音に対して性的な欲望を抱いた事はある、
でもそういう邪念は、いつも必死にエロゲで誤魔化してきた、
姫音のエッチな誘惑にも、頑張って耐えてきたんだ。
僕は姫音を義妹、家族の一員として見ていたかった、
兄妹の一線だけは、絶対に超えてはいけないと心に決めていたんだ。
だから僕は、姫音に手を出したことは一度も無かった。
ある時、僕は『D.C. ?ダ・カーポ?』というエロゲにハマり、
この作品のヒロインである朝倉 音夢(あさくら ねむ)のファンになった。
姫音と同じ義妹設定だし、姫音の代わりと言っては何だが、気は紛れると思っていた。
しかし、数日後、驚くべきことが起こった、
学校から帰ると、あの『朝倉音夢』が玄関で僕を迎えてくれたのだ。
「おかえりなさい、兄さん。今日は暑かったですよね。冷た〜い麦茶、
作っておきましたよ。ん、どうかしましたか? 私の顔に何かついてます?」
何と、顔、髪型、口調、声、全てが僕の知ってる『音夢』だった!
…いやいや、本物の『音夢』であるはずがない、
エロゲのヒロインが、現実の世界に出てくるはずないだろう…
僕は数秒間、思考を巡らせた結果、ある一つの結論を導き出した、
『姫音』が『音夢』になっていたんだ…!
…そう、『姫音』は、顔、髪型、口調、声まで『音夢』そっくりだった、
確かに顔は可愛くて、元から似ていた気がするが、ここまでしてくるとは…
そして、幸か不幸か、姫音はすごい巨乳だ、
ヒロイン並みの可愛い容姿に、巨乳がついて、凶悪なぐらいの可愛さを持つ僕の義妹、
事もあろうか、姫音は自分の強力な色気を使い、僕を誘惑してくるのだった。
通学時、姫音は、僕の腕を組んできて、自分の豊満なバストを腕に当ててくる、
ソファーでくつろいでいる時、姫音は僕の真横に座り、わざと肩を寄せてくる、
たまに膝の上に座られることがあったが、あれはたまらなかった。
僕の100%好みな女の子から、エッチな誘惑を受けて、僕の理性は限界だった。
僕は少しずつ、姫音に追いつめられていたのだ。
そして僕の家は、両親が海外出張で家を空ける機会が多い、
その間、僕と姫音の二人きりになる、そんな機会がついに来てしまった。
「兄さん♪ お義父さんとお義母さんは、仕事で長い間出かけるみたいです。
この家は、私と兄さんの二人きりですね。もう我慢何かしなくていいんですよ、兄さん。
そして、私もですね。うふっ、うふふふふっ♪」
そう、いつまでも姫音から、逃れることは不可能だったのだ。
そして今日の夜、ついに、姫音のベッドで…僕は…
「うふふっ♪ 兄さんのくせに、よく今まで、私のエッチな誘惑に耐えられましたね。
でも、もう終わりです。兄さんのチンポ、私の膣ですごくビクビクしてますよ。
あと一往復で、爆発しちゃいそうですね、兄さん♪」
姫音に押さえつけられ、満面の可愛い笑顔を向けられる、
姫音の膣だけじゃない、可愛い笑顔、豊満なバストが、僕をさらに興奮させる、
もうダメだ、姫音の、義妹の膣に出してしまう…
「別に私は構いませんよ♪ いっぱい私の膣に出して下さいね、じゃ、トドメです♪
兄さんのチンポ、私の膣で締め付けてあげます、ぎゅうううううううっ♪
そして、私の気持ちいいヒダヒダで、チンポ擦れちゃえ! んん゛っ〜、そ〜れっ!」
ぐにゅ♪ ぎちゅっ♪ ずりっ♪ ぐちゅっ♪ じゅるっ♪ ずりゅりゅっ♪
姫音の無数のヒダで、チンポが圧迫されたまま、擦られて気持ちイイ〜っ、
ああ゛〜っ、ダメだ、出るっ…!
「…熱っ!? んん゛〜っ!? 中に入ってくる熱いの、兄さんの精液ですね!
いいですよ、何年も溜めてきた兄さんの精液、全部私の膣に出して下さいっ!
我慢しても無駄ですよ! 私の膣で、きつ〜く絞めつけますから、…ねっ!!」
ぐにゅ〜っ♪ ぎちゅっ♪ ずりゅりゅっ♪ じゅるっ♪ ずりゅりゅっ♪
「…ねっ!!」という声で、僕のモノが、姫音の膣に思いっきり締め付けられた、
そして、姫音のヒダに何度もきつく擦られ、大量の精液を搾り取られた。
「あ〜ん♪ 兄さんの精液がいっぱい入ってきてる〜♪
ふふっ♪ こんなに膣に出して、私を妊娠させるつもりですか、兄さん?」
姫音に騎乗位されながら、天使のような笑顔で見下ろされる、
僕はこんなに可愛い女の子から、無理やり童貞を奪われたんだ、
射精の快感と、姫音の笑顔で、僕の長年の欲望が大きく満たされていった…
…気がつくと柔らかい布団の中、隣の姫音がじ〜っと僕の顔を見ていた、
そして、姫音は僕に向かって微笑んだ、
「これで恋人ですからね、兄さん♪」
―――朝、
優しく揺すられながら、姫音に起こされる。
「兄さん、起きて下さい、もう朝ですよ。朝ご飯もう出来てますから、
ちゃんと顔を洗って食べにきて下さいね」
僕は、姫音のベッドで寝ていた、
…ベットに染みついた姫音の香りが、昨日の姫音との行為を実感させた。
ああ、僕はついに義妹の姫音とヤッてしまったのだ…
「何、朝からブツブツ言ってるんですか? 変な兄さんですね、ふふっ♪
あっ、下着と制服も洗濯してアイロンかけときましたから、ちゃんと服着て、
下に降りて下さいよ」
姫音は、昨日のことなど、全く気にしていないようで、
相変わらず僕の世話を焼いてくれる、
まるで僕が、姫音の『恋人』であるかのように…
「…あと兄さん。これから兄さんがして欲しい事は、全部私がしてあげようと思います。
だ・か・ら、兄さんは、自分で欲望を処理しないでくださいね、私がちゃんと
処理してあげますから。あと、他の女の子に劣情を持ったりするのも、禁止ですからね♪」
姫音が爽やかな笑顔で、このような事をおっしゃられた、
僕は姫音にオナニーを禁止されてしまったのだ。
「もし、破ったら…オシオキですからね。うふふふ…」
最後の笑顔は怖かった。
その夜、僕は自分の部屋で性処理をしていた。
姫音のエッチな誘惑に負けないようにするためだ、
もう兄妹であんな間違いを、二度と起こしちゃダメなんだ…!
姫音にオナニーを禁止されているが、
僕の部屋で何をしているかなんて、姫音にはわからないだろう、
僕は、PCでグラビアアイドルが、巨乳を揺らして走っている姿を見ていた。
ゆっさ♪ ゆっさ♪ ばるん♪ ばるん♪
走るたびに、ピンクのビキニに詰まった大きなバストが、ばるんばるんと揺れる、
僕は夢中で見入っていた、
…そのためか、PCから怪しげな音がしていたのだが、僕は気付かなかった。
ウィイイイン…プシューーっ…
突然、PCから謎のガスが吹きだした、
僕は自慰中のためか、呼吸が荒く、それを大量に吸ってしまったのだ、
あれ…何か、意識が、朦朧と、してきた…
「ほ〜ら、兄さん。大きなおっぱい、ゆっさ♪ ゆっさ♪ ばるん♪ ばるん♪」
僕の目の前で、ピンク色のビキニに詰まったバストが揺れている、
PC画面では見れない、迫力ある大きなおっぱいが僕の顔に迫っていた。
気がつくとそこは姫音の部屋、
いつの間にか、僕はきっちりズボンと下着を穿かされていた。
支援
あっ…!? 両腕が背中に回って、ガムテープか何かで巻かれて動かせない…!
僕は両腕が使えない状態で、姫音にひざまづかされているんだ、
しかも顔を姫音に掴まれて、正面の姫音のおっぱいしか見えないように固定されている。
「あっ、兄さん気づきましたか? では、私のビキニに詰まったバストを揺らしますから、
しっかり、見ていて下さいね♪ それでは、その場で駆け足スタート!
そ〜れっ! ゆっさ♪ ゆっさ♪ ばるるん♪ ばるるん♪」
姫音が駆け足する事で、ビキニの大きなバストが激しく上下に揺れる、
僕は姫音に顔を両手で掴まれ、顔を動かせられない、
だから、そのエッチな光景から、目を逸らす事が出来なかった。
「ふふっ♪ ほらほらっ、もっと速く走ってあげます!
96cmのバストがすごいことになりますよ♪」
96cmのバストだって! 姫音っていつの間に、そんな成長してたんだ!?
それに、あのグラビアアイドルよりも大きい、
ああ…そんな巨大おっぱいで走られたら…
「んしょ、んしょ、んしょ…ん、はあっ…はぁはぁはぁ…
ゆっさ♪ ゆっさ♪ ばるるん♪ ばるるん♪ ばるるん♪
ゆっさ♪ ゆっさ♪ ばるるん♪ ばるるん♪ ばるる〜ん♪」
ピンクのビキニに詰まった、大きな2つの塊が、激しく揺れる、揺れる!
その圧倒的で、ものすごい乳揺れを見た僕は、たまらず射精感に襲われた、
止めて、このままじゃ、ズボンの中で射精しちゃう…!
「ならズボンの中で、逝っちゃえばイイじゃないですか、
でもそれ、『お漏らし』って言うんですよ。私がビキニ着て、おっぱい揺らしただけで、
兄さんはどうしようもなく興奮して、ズボンに白いおしっこをお漏らししちゃうんです」
高校生にもなってズボンにお漏らしなんて、絶対に嫌だ…
でも腕は拘束され、顔も姫音に力強く固定されて、少しも動かせない、
それに、姫音の大きすぎる96cmのバストから目が離せない…!
「恥ずかしいですよね、ズボンにお漏らし。兄さん、私と同じ高校生ですよね。
そんな年の男子が、我慢できずにお漏らしなんて、…ぷっ、くすっ、うふふふっ♪」
姫音の笑い声、可愛い声だ、バカにされているのに何故だろう、それが気持ちいい…
でも、このままズボンの中にお漏らしだけは、やっぱり抵抗があった…
そう思った時、姫音の鋭くて、冷たい声が聞こえてきた。
「ダメです。『お漏らし』してもらいます。そして恥ずかしい目にあって下さい。
これは兄さんが、オナニー禁止を無視した罰です。今朝、言ったのにもう破ったんですよ。
兄さんは、私を舐めているんですか〜? うふふっ、うふふふふふっ♪」
ううっ…怖い、姫音が怒ってる、
やっぱり、さっきの催眠ガスは姫音の仕業だったのか…
僕の部屋は完全に、姫音に監視されていたんだ!
オナニー禁止を破ったオシオキとして、
僕はこのまま、無理やり姫音にズボンの中で射精させられる、
義妹の、姫音の、巨大な96cmバストで、興奮させられて…
「じゃ、次はビキニのまま何度もジャンプしてあげます。
ビキニでジャンプしたら、私のおっぱい、ものすごく揺れるんですよ♪
それっ、それっ、ぴょ〜ん、ぴょ〜ん、ぴょ〜ん♪」
姫音は僕の顔を掴んだまま、その場で何度も、大きくジャンプをする、
すると、小さいピンクのビキニに詰まった巨大バストが、上下左右と大暴れを始めた、
僕は、姫音の揺れるバストの塊を、目で追うことしかできなかった。
「そ〜れっ、ばっるるん♪ ばっるるん♪ ばっるる〜ん♪
ほ〜らっ、ぼっよ〜ん♪ ぼっよ〜ん♪ ぼっよよ〜ん♪
ほらほらっ、ばっるるん♪ ばっるるん♪ ばっるる〜ん♪」
姫音は勝ち誇った表情で、自分の大きなバストを揺らし、
揺れてる様子をふざけた口調で僕に伝える、
姫音がふざけて言うバストの効果音は、僕をさらに興奮させるためだ、
「今更気づいたんですか? これ、私のおっぱいと声のダブル攻撃ですよ。
可愛い顔の私に、ビキニ着て、大きなバストを揺らされるだけでもたまらないのに、
私の可愛い声で、エッチな挑発されたら、我慢できないでしょ、兄さん♪」
ああ…僕はもうダメだ、目の前で姫音に巨乳を揺らされ、挑発されて、気持ち良すぎる!
きっと、お漏らししたら姫音に笑われる、バカにされるだろう…でも、僕はきっと…
あんなに可愛くて、巨乳な姫音に、バカにされてみたい、見下されてみたいんだ!
「へぇ〜、兄さんってやっぱり…、今後もこういう方向で、責めてあげればいいのかな…」
姫音が何かぶつぶつ独り言を言っているが、僕の耳には届かない、そんな余裕は無い、
僕は姫音のピンクのビキニに詰まった、96cmバストを見るのに必死だった。
「うふふっ♪ エッチな刺激が欲しくて必死ですね、兄さん♪
では、こんなのはどうです? 兄さんの顔ぎりぎりまで、おっぱいを近づけて、
大きく左右に振ってあげますね。 そ〜れ、えい、えい、えい、えいっ♪」
姫音の巨大なバストが、左、右、左、右、と大きくブンブン揺れる、
あまりにもバストが顔に近すぎて、姫音がバストを左右に振る時に、
姫音のビキニのおっぱいが、僕の鼻にかすれ、たまらなく興奮した。
「そ〜れっ、ゆっさ♪ ゆっさ♪ ぼろん♪ ぼろん♪
ほ〜らっ、ゆっさ♪ ゆっさ♪ ぼろん♪ ぼろん♪
うりうりっ、ゆっさ♪ ゆっさ♪ ぼろろん♪ ぼろろん♪ …あっ!?」
ぼよんっ♪ むにゅうううううっ〜♪
近すぎた姫音のバストが、僕の顔に勢いよくヒットした、
大きな姫音のおっぱいが、顔に柔らかくて、弾力がある感触を伝え、
僕はこの衝撃に耐えきれず、ズボンの中で射精を始めた。
「あっ、しまった!? …ってもう始まっちゃったの!?
なら…ちょっと早かったけど、兄さんに、天国を味合わってもらいます!
私の自慢の、96cmバストでっ!!」
姫音は、僕の顔を、自分の巨大バストに思いっきり押し込んだ!
「おっぱい顔面圧迫っ! ぼよんっ♪ ぼよんっ♪ ぼよんっ♪
むっぎゅうううううううううううううううっ♪」
姫音の大きなバスト、気持ち良い弾力、ビキニの感触、柔らかさ…!
一度に全部を味合わされた!
姫音に与えられた強烈な性的快感で、僕の射精は加速した。
「そして、両腕で兄さんの頭をロックっ! これでおっぱいヘッドロックの完成です!
昔から兄さんは、私の大きな胸を気にしてましたよね。今、これで兄さんの顔を
挟んでるんですよ。ずっと前から私に、こんな事をされたかったんですよね…」
「良いですよ、兄さんにたくさん感じさせてあげます。
私の大きなバストで、思いっきり顔を圧迫してあげます!
だから、気持ち良くなって、兄さんっ!!」
「おっぱいヘッドロック! ぼよんっ♪ ぼよんっ♪ ぼよよ〜んっ♪
むっぎゅうううううううううううううううっ♪」
僕は、姫音の声を聞きながら、大きなバストで顔を、死ぬほど強く圧迫され、
ズボンの中に大量の精液を撒き散らしていた。
姫音の大きなおっぱい、姫音と出会った頃は必死に見ないようにしていた、
本当は見たい気持ちもあったけど、きっと姫音は嫌な気持ちになると思った、
でも今、姫音のおっぱいが僕の顔じゅうに広がり、強烈に圧迫される、すごく気持ちイイ!
「私のおっきなバスト、顔に思いっきり押し付けられて、気持ちいいでしょ?
すごく大きくて、柔らかくて、弾力があって、気持ちいいですよね。
これから、こういう事を、兄さんにいっぱいしてあげますからっ!」
僕がズボンの中に最後の精子を、吐きだす瞬間、
姫音が僕の顔をバストでぎゅっと強く圧迫し、最後まで強烈な快楽を与えられた。
…顔がバストから解放され、僕の目に映ったのは、姫音の笑顔をだった。
「兄さん、『お漏らし』、恥ずかしいですね♪ うふふっ♪」
姫音の少し僕を馬鹿にした声と表情がたまらなかった。
…この後、姫音にお風呂場まで連れて行かれ、
精液でびちょびちょに濡れたズボンと下着を脱がされた。
「あ〜あ、兄さん、『お漏らし』しちゃって情けないでちゅね♪
仕方ないから、精液まみれの兄さんを、私がキレイキレイにしてあげまちゅね〜♪」
姫音は僕をバカにするように、赤ちゃんに話しかける口調を使う、
僕はいいと言ったのだが、結局、姫音は聞いてくれず、
姫音に色んな恥ずかしい所を洗われてしまった。
「兄さんの『お漏らし』おチンチン、ボディソープの泡で、くちゅくちゅ〜♪
義妹の私の手で、優しく、じっくり、キレイにしてあげますからね〜」
姫音は細くて長い指で、輪っかを作り、丹念に、優しく僕のモノが洗う、
正直言って、姫音にあそこを洗われるのはすごく気持ち良かった。
「ほらほら、私の指の輪っかが、兄さんのおチンチンを、上〜下〜上〜下〜♪
あれっ? 兄さんのおチンチン、だんだん硬くて大きくなってきましたね〜。
これ、どういうことか説明してもらえますか、兄さん?」
うう…あれだけ姫音のおっぱいで射精したのに、
姫音に僕のモノを何度もしごかれて、勃起してしまった…
「どうしました? この太くて硬いのは一体何ですか? 言って下さい、兄さん。
義妹の手で洗われてるだけなのに、どうしてこんな事になるんですか〜?」
姫音が意地悪な笑顔を浮かべて、僕の顔を見つめてくる、
しかも、その間も姫音の指の輪っかが、僕のモノを上下に滑らせて気持ち良くする、
姫音の可愛い顔でSっぽく見つめられながら、僕のをしごかれたら、耐えられない…!
「もしかして、また『お漏らし』するんですか?
しかも義妹の目の前で、白いおしっこ、びゅっびゅっ♪って出しちゃうんですか?
ほら、答えて下さい? …へぇ〜、答えてくれないなら、しこしこしこしこしこしこ〜♪」
うあああっ…突然、姫音の輪っかの上下が早くなった、僕はたまらず声を上げる、
しかも姫音の細い指が、僕のカリにも当たり耐えがたい快感を得てしまう、
そして姫音は可愛い笑顔でじっと僕の顔を見つめ、さらに興奮を加速させる。
「ほ〜らっ、し〜こしこしこ♪ し〜こしこ〜♪ うふふっ、もう限界ですね♪
兄さん、また『お漏らし』しちゃいますか〜、別に私は構いませんけどね。
義妹の手で逝かされる意味を、気持ち良くなりながら、ちゃ〜んと考えて下さいね♪」
姫音から満面の可愛い笑顔で言われる、
でもそんなこと言われても、もう我慢できない…!
「ほらっ、兄さん。恥ずかしく義妹の目の前で『お漏らし』しちゃえ!
しこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこ〜♪」
姫音の指の輪っかが、高速で上下しだし、僕は耐えきれず射精した、
姫音の馬鹿にした笑顔で見つめられながら、姫音の細くて綺麗な指で、
残った精液を搾取され、姫音に兄の尊厳を壊されていった。
「また義妹の目の前で、我慢できずに『お漏らし』しちゃったんですか?
あ〜あ、恥ずかしいなあ、恥ずかしいですね〜兄さん。うふふふふっ♪」
僕は、義妹の姫音の目の前で、再び射精させられた事実より、
姫音に無理やり射精させられ、馬鹿にされる事に強い快感を覚えていた。
「じゃ、今度はちゃんと洗ってあげます。あとタオルや下着とかも出してますからね」
姫音は手際よく、僕の汚れた所をキレイに洗ってくれた、
そしてその後の世話まで、完璧にやってくれたのだ。
そして就寝時…
「兄さん、私のベッドで一緒に寝ましょうか?」
笑顔の姫音からこんな事を言われる、
僕はやんわり断ろうとしたが、腕を組まれ、姫音の部屋に連れて行かれる、
ううっ、腕に姫音のバストが当たって気持ちいい…
「別に取って食いはしませんよ。兄さんの精子は空になるまで抜いてあげた
じゃないですか。ただ兄さんと一緒に寝たいな〜って義妹の私が純粋に思っただけです。
まあ、兄さんがエッチな事をして欲しかったら、してあげてもイイですけどね」
姫音にまた危険な事を言われた気がしたが、
兄妹でこれ以上間違いを犯す以前に、僕はある意味消耗しきっていた、
要は弾切れ、恐らく姫音を妊娠させるなどの、最悪な状況に陥る事はないだろう。
二人で姫音の部屋に入る、
電気は付いておらず、窓から差し込む月明かりだけが、薄暗い部屋の明かりだった、
昔、姫音の部屋でこんな光景を見た気がする、いつ頃だったろうか…
おぼろげな記憶だが、あの時も二人でいた気がする、
どうしてだろう、昔の姫音との記憶はどれも曖昧で、靄がかかったような感じだ。
「……兄さん、ベッドに来て下さい。一緒に寝ましょう」
姫音が優しくぽんぽんと布団を叩く、
まあ一緒に寝るだけだったら問題は無いかな…
僕は少し落ち着かない様子で、姫音の布団に入った。
「うふふっ♪ 兄さん、ぎゅう〜っ♪」
姫音が布団の中でいきなり抱きついてきた、
姫音のバストが僕の体に当たり、気持ちいい、両腕が背中に回され強く抱きつかれる、
姫音の大きなバスト、女の子の香り、柔らかい身体の感触がとても心地よい。
「えへへ〜っ♪ 兄さん、気持ちいいでしょ? これから毎日、一緒に寝ますか?」
姫音から冗談っぽく言われる、
姫音に抱きつかれながら寝るなんて、僕の理性が、いや身体が持たない、
きっと興奮して眠れない、弱ったところを姫音に襲われるのがオチだ。
「兄さんの身体、暖かくて気持ちいいな。あっ、そうだ。
兄さんも私を、ぎゅ〜って抱いて下さい。私だけやる何て不公平です」
そういう問題なのか?…と思いつつ、僕は緊張しながら姫音の肩を抱く、
柔らかくて華奢な姫音の身体を、僕の両腕で抱きしめる。
「ありがと兄さん、兄さんに抱きしめられてすごく暖かい。
どうかここが私の………でありますように」
姫音が僕の腕の中で、何かを呟いた。
「…いえいえ、何でもありません。そろそろ寝ましょうか?
今日は兄さんの暖かさで、ぐっすり眠れそうですね♪」
姫音が目をつむり、僕も同じくそうする、
腕の中の姫音が柔らかく、そして暖かい、何かとても安心する感じだ、
でも僕は姫音に対して、ある疑問が生まれていた…
何故か僕の世話を甲斐甲斐しくする姫音、いつも僕の望む事をしてくれる、
義妹だけど身体の関係を持ってしまった、
これも僕が望んだために、してくれた事なんだろうか…
姫音は僕の望んだ役割を演じてくれる、
それは僕の理想の義妹、それは僕の理想の恋人、
だが疎い僕は、姫音の本当の素顔を、多分知る事はできないだろう。
腕の中で安らかに眠る姫音の顔を見ながら、
僕はほんの少しだけ、不安になった。
以上で投稿終わります。
予告としてはこのような感じです。
第一回『結構ドSな同調義妹』(終了)
第二回『かなりニーソな同調義妹』(次回)
「病み」が足りないぜセニョリータ!!!
でも期待だぜセニョリータ!!!
あっ次回で病むのか
GJ
コスプレキモウトは良いね
おっぱいで笑っちゃう
親が決めた婚約者キモ姉
エッチは結婚してからと古風なキモ姉欲しい
GJすぎる
今後とも投稿頼むぜ
>>215 いいな
どこの見知らぬ奴に持ってかれるぐらいなら息子にっていいと思う
キモ姉の素質に加えてキモ姉だった母の英才姉教育を受けた弟のキモ姉婚約者
エリート中のエリートキモ姉なんだよ
220 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 12:53:15.55 ID:Zh+H+gRT
キモ姉・キモウトの階層ってどうなっているんだろう・・
上げないで
>>212 兄貴をレイプする時点で結構病んでると思うがね。
3回まではノーカンです
監禁強姦は余裕のよっちゃんのキモ姉か妹
かっ......賭けしようよっ!!今日中に投下ないならお兄ちゃんの童貞はあたしの物!!!!
投下があったら、真っ当な道に戻ろうな。
>>225 投下が無くても、親に迷惑かけない人間になれよ?な?
今日中に投下がなかったら妹は消滅して
弟は姉に愛の告白をする、っと
投下はなかった。
妹は消え、弟は姉に愛を告白した。
だが、弟の童貞を奪えるのは、もうどこにもいない妹のみ。
姉が弟と結ばれる日は永遠にやってこないのだ。
そこで姉に天啓が閃いた。
己が一時的に妹になって童貞を奪い、
再び姉として弟と結ばれれば良いのだと。
それには妹の皮が必要である。
皮を調達するには、妹を…
姉はジャックナイフを懐に家を出た。
ジャックナイフってなんかジェネレーションギャップを感じるw
お姉ちゃんのあだ名はジャックナイフ
弟は姉である私の旦那様なので浮気を止めてください
こんなキモ姉なら結婚したい
リアルかどうかなんて分からないでしょ。
何をもってリアルなの?
>>235 姉が弟好きなのは当たり前でしょ
全国のお姉ちゃんは弟を檻に入れる位当たり前
姉は恐ろしいものだと分かったので今日から妹を愛でます
>>238 その頃君の妹は君のベットの残香で自分を慰めていた。
10人に訊ねれば10人が可愛いと答える実妹。
彼氏も全く作らず、休日には一日中一緒にいたがる感じで、
たまに一人で出掛けようものなら着信の嵐。渋々帰ると
「お兄ちゃんどこ行ってたの」
「いや、普通に連れん家だけど」
「ふーん…………ね、そんなことよりさー(腕を組んでくる)」
スキンシップと称してキスしてきたり、あぐらかいてテレビ見てたら足の上に滑り込んで胸に頭を押し付けながらごろごろ甘えてくるような妹が
現実にマジで存在した場合を妄想してみてるんだが、如何せん兄弟がいない身分だったもんで難しいな
二次なら余裕で大歓迎なんだが、文字に起こすと割と三次でもいけそうな気がしてきたのは何かしらからの精神操作なのだろうか
>>241 姉でもお腹一杯出せます(SS的にも現実的にも)
あいにく私には弟しかいないからリアルな想像がし辛い
現実の妹やら姉やらがこんなキモかったら家出るわ
二次だからこそなんとやらだ
二次は虹、三次は惨事
そうそう
訊かれてもないのにボクノリアルイモウトガーとか語りだすやつが沸く前にやめようぜ
二次のためにここに来てるんだしさ
>>243は家にキモ姉妹がいて家出して見つからないかピリピリしてんだよ
次ここにするわw人材横流れwww
今更だったらゴメン、fc2のまとめサイトの方にアクセスできないんだけどなにかあった?
本当だ、できないね。
以下避難所より狂依存243〜253を転載します
251 :
狂依存 243:2011/08/25(木) 20:14:36.75 ID:q0Lz0IFT
「……」
受話器を置いた後、しばらく考え込む。さっきの麻由の態度……どうもおかしい。
胸騒ぎが止まらなかった。
時差を考えれば、大輝は確かに今お風呂に入っている時間ではあるけど……。
途中で妙な声を上げていたのが、一番気がかりだった。
あれって、もしかして……。
「(麻由が男を連れ込んでいる?)」
まさか電話してる最中に……私も主人とやった事あるけど、ちょうどあんな感じの声上げた事あるし……。
いや、そんな事はどうでも良いか……。
それに今は平日で大輝もいるし、そんな事出来るわけがない。
じゃあ、もしかしてやっぱり……。
今までの麻由の態度を思い返してみる。
主人のタイへの長期赴任が決まった時――元々、私は日本に残るつもりだった。
でも、それを告げると麻由は……
「お母さん、お父さん独りで向こうに置いていくの不安でしょ。向こうに行ってきなよ」
「馬鹿言ってんじゃないわよ。大輝は今年受験だし、あんただって、来年は色々忙しくなるでしょ。私がいないでどうするのよ」
「大丈夫だって。私があの子の面倒見てあげるから。もう子供じゃないんだし、自分の事と弟の世話ぐらい出来るって。大学生なら独り暮らししてる子はみんなそうしてるんだから」
「でも……」
「お父さんの生活力の無さ、知ってるでしょ。この前東京で飲み会した時だって、気前良く奢ったら手持ちのお金全部使っちゃって、帰れなくなってお母さんに泣きついてきたじゃない」
「うっ……そうだけど……」
他にも色々、幼稚な所があるのよねあいつ……。
「だから、海外で危ない目に遭わない様にお母さんがついて行ってあげた方が良いって。変な女に騙されたら、大変でしょ」
「いくらなんでも、そこまで馬鹿じゃ……」
無いと思う。多分……。
でも、ただでさえ生活力の無い主人を異国の地に一人放り込むのが不安なのも事実だ。あの人、私がついてないと何も出来やしないんだから……。
「心配しなくても家事とかは全部私がやるから。今、やってるバイトももうすぐ辞めるし、後期になれば大分授業も無くなるから。だから……」
「……ねえ、そんなに母さんに居なくなって欲しいの?」
あまりにしつこく薦めるので流石に不審に思い、尋ねてみる。
「いやだなあ、そういう事じゃないよ。お父さんとお母さんの為でもあるし、私と大輝の為でもあるんだよ。こうやって、親がいなくてもちゃんと生活できるようにしといた方が将来の為にもなるじゃない。それに……」
「それに?」
「二人で協力して生活していけば、姉弟仲も深まるじゃん」
「……そうかもね……」
麻由と大輝の仲。
今はとても仲が良い。だが、何年か前までは大輝が一方的に好意を寄せていて、それに麻由がずっと悩んでいた。
私も何度も注意したけど、一向に大輝は聞く様子も無く、むしろ年を追うごとに麻由にどんどんまとわりついて言動も過激になって行って、次第に麻由の方も大輝に対しては嫌悪感しか抱かなくなっていった。
誰の目にも大輝の麻由への好意は一方通行状態で、お世辞にも仲が良いとは言えない関係だった。
でも……麻由が中学を卒業する前あたりから、二人の様子が一変した。
大輝が麻由にまとわりつかなくなって、普通に接するようになったし、麻由の方も大輝に対して好意的に接するようになった。
どうして、そうなったのか?もちろん二人に理由を聞いたが、結局はっきりと答えてはくれなかった。
ただ、大輝はこう言ってた。
「もう麻由お姉ちゃんに迷惑かけないって決めたんだ」っと。
随分と大人になったもんだなあと感心したものだけど……。
それからは、むしろ麻由の様子が気に掛かった。
「ねえ、大輝。この前見たいって言ってた映画のDVD借りてきたよ。一緒に見ようか」
「うん、良いよ」
「へへへ……やった」
「ま、麻由お姉ちゃん……その……」
「うーん、なあに?」
大輝の体に擦り寄って、胸を腕に押し当てている麻由。
「ちょっと、麻由。あんまりくっつかないの」
「そ、そうだよ。いいから、離れて」
「……」
見かねて注意すると、威嚇するように私の方をギロリと睨んで再び大輝の腕を組んできた。
「えへへ……早く見よう」
「う、うん……」
困惑した表情を見せてる大輝を尻目にDVDをセットして、視聴を始める。
252 :
狂依存 244:2011/08/25(木) 20:15:13.92 ID:q0Lz0IFT
まるで私に見せ付けるかのように、がっちりと腕を組んで体を密着させていた。
麻由が中学を卒業する前から、大輝に対してはそれまでの態度が嘘の用にこういう過剰とも言えるスキンシップをずっと取り続けていた。
大輝もそれを拒否したりはしなかったが、少し迷惑そうな顔をしていた。
「ねえ、これからは大輝のお弁当は私が作るよ」
「ええ?どうしたの急に?」
「だって、お母さん達が海外にいったら、私が作る様だし、それに……」
「あの子の喜ぶ顔が見たいから……へへへ……」
頬を赤らめながら、はにかんだ笑顔をして俯く麻由。
「……まあ、良いけど」
大輝が高校に入ってから、麻由が大輝のお弁当を作るようになった。
私も作る手間が省けるから、助かってはいたけど、でも……。
大輝のお弁当を作っているときの麻由の嬉しそうな表情……
「ふーん、ふふん♪あっ、今日は大輝の好きなカツでも入れよっか。お母さん、パン粉ある?」
どう見ても恋人にお弁当を作っているような顔にしか見えなかった。
「(まさかね……)」
だが、そういう疑惑を抱かざるを得ないような光景ではあった。
「ねえ、今日のお弁当どうだった?」
「え?何で?」
「いいから、美味しかった?」
「うん。すごく美味しかったけど……」
「良かった!今日は私が作ったんだよ。また作ってあげようか?」
「うん。……って、ちょっと……」
麻由は大輝に抱きついて、頬ずりしながら喜んでいる。
仲の良い姉弟がじゃれ合ってるだけに、見えないこともないけど……。
なんだろう、麻由から出ているこの薄気味悪さは?最近は特にそう感じる。
麻由ももう二十歳だってのに、あんなに弟にベタベタくっついたりして。
少なくとも普通ではないだろう。
私は姉が一人居るだけで男兄弟はいないけど、あんなに姉妹でくっついたりはしなかった。
「ねえ、何か食べたいものはある?何でも作ってあげるよ」
「え?じゃ、じゃあ……」
なんとう言うか……最近の麻由は大輝に必死にすがり付いているような感じがする。
大輝がいないと生きていけない。すがりつかないと生きていけない。
そんな雰囲気を醸し出していた。
「へへへ……わかった。頑張って作るからね」
「ねえ、あなた。やっぱり、私家に残ったほうが良いわよね」
「え?うーん、そうかもしれないけど……でも、麻由がいれば大丈夫じゃないか?」
「あの子達だけ、置いとくのは不安に決まってるでしょ。麻由だって大学生なんだし」
「おいおい、僕だって、学生時代一人暮らししてたんだし、二十歳なら独立して所帯持ってるのも珍しくは無いだろ。麻由なら何とかするさ」
あんたは学生時代何とか出来なかっただろ……。
料理も掃除も碌に出来ずに、金遣いも滅茶苦茶で親や私がわざわざ下宿先まで来て身の回りの面倒見てやってたんじゃない。
「それはそうだけど……」
不安なのはあの二人がちゃんと生活できるかとか、そういうレベルの話じゃない。
大輝と麻由を二人きりにしたら、麻由は……。
「ねえ、あの二人の事どう思う?」
「は?どう思うって?」
「その……最近、ちょっと変じゃない?何ていうか、仲が良すぎるというか……」
「仲が良い事の何が問題なんだ?」
「だって……麻由ももう二十歳過ぎてるってのに、弟にあんなにベタベタして……今日だって、大輝に抱きついて頬ずりしたりしてたのよ」
「う、うーん……別に良いんじゃない?ちょっと、じゃれ合ってるだけだろ」
「ちょっと何てレベルじゃないわよ!おかしいでしょ、どう見ても。恋人同士じゃないんだから」
「恋人同士って……大げさな……大輝をからかってるだけかもしれないだろ。僕だって、あのぐらいの年まで和輝にふざけて抱きついたりしてたぞ」
「だから、和輝も迷惑そうな顔してたでしょ……」
駄目だ、この人……そういやこの人も結婚する前まで和輝……自分の弟にベタベタしたりしてたんだっけ……。
「とにかく、良い年した女があれじゃ心配よ。何とか止めさせないと。彼氏も作らず弟に恋人みたいに抱きついたりして……」
「何とかって、別に良いだろ。姉弟の仲の良い事は良いことだ。親がどうこう言う問題じゃないだろ」
ああ、もう!このアンポンタン亭主が!いい加減察しなさいよ!
253 :
狂依存 245:2011/08/25(木) 20:16:03.23 ID:q0Lz0IFT
「とにかく、僕としてはだ。お前が一緒に来てくれると助かる……かなあ……なんて……い、いや無理にとは言わないけどさ」
「でも、あの二人が恋人同士かあ。確かに僕達の若い頃もあんな感じだったよねえ。僕もあんな風に『亜矢お姉ちゃん』なんて言って母さんに甘えてさ。へへへ……」
「……」
思わず頭を抱えて俯く。何が『へへへ』よ。40半ばのおっさんが気持ち悪い。
はあ……こんなんじゃ、やっぱりついて行った方が良いかも……。
「ねえ、大輝。あんた母さんが家に居たほうが良い?そうよね?」
「え?うーん……どうでも良いけど……」
今度は大輝本人に聞いてみる。この子が麻由の事をどう思ってるのか……。
「どうでも良いじゃないわよ。麻由と二人きりよ。ちゃんと二人でやってけると思ってるの?」
「わからないけど……麻由お姉ちゃんがいるし、何とかなるんじゃないかな?お父さん向こうで一人にするのも心配でしょ」
「あんた達をここに置いておく方が心配よ。それに……最近、あんた麻由と仲良すぎじゃない?」
「は?どういう事?」
「だから……最近、二人ともくっつき過ぎだっての。昨日だって、恋人同士みたいに抱き合ったりしちゃって……もしかしてそういう関係なの?子供じゃないんだから、止めなさい」
「ええ?別に抱き合ったりなんかしてないよ。麻由お姉ちゃんが勝手に抱きついてきただけだって」
「ふーん……そうは見えなかったけど」
もちろん、恋人同士みたいに抱き合ってる様に見えたというのは嘘。ただ、敢えてそう言う事で大輝の反応を試したかった。
この子は嘘のヘタな子なので、もし二人がそういう関係なら、そう指摘する事で必ず動揺を見せるはずだ。
「何だよ、その目は?別にあれぐらい普通でしょ。良いじゃないか」
「全然普通とは思えないんだけどね……」
この反応を見る限りでは、まだそういう関係では無いみたいだし、大輝も麻由に対して変な感情を抱いてはいないみたいね。
とりあえず、ホッとした。
「あんたも麻由が今度ああいう事やってきたら、ちゃんと拒否しなさい。他の人に見られたら恥ずかしいじゃないの」
「わかったよ。うわっ……」
「たーいき♪何話してるの?」
「ちょっと、麻由お姉ちゃん……!」
突然、麻由が部屋に入ってきて、大輝に抱きついてきた。
「へへへ……大輝が欲しがってたゲーム買ってきたよ。ね、お姉ちゃんと一緒にやろうか?」
「え?でも……」
「麻由!いい加減にしなさい!あんたももう……」
「……」
「う……」
麻由に注意したら、すかさず私を睨みつけ、思わずその視線にたじろぐ。
その目は恐ろしく、まるで悪魔の様な冷たい目線をしていた。
「な、何よ……」
「さ、私の部屋に行こうか」
「う、うん……」
そのまま、私の言う事を無視して、大輝を自分の部屋に連れて行った。
「……あの目……」
思い出しただけで、吐き気がしてきた。
何と言うか……見ているだけで生きた心地がしなくなるというか、底なしの闇に引き込まれそうになるというか……。
どうすれば、あんな目が出来るんだろう?
昔の大輝も麻由にあんな感じに、いやそれ以上に麻由にくっついていて、どんなに注意しても聞かなかったけど、あれは半分ふざけてやってたような感じがしていたので、今の麻由とは全く違う。
「どうしよう……?」
私がいなくなったら、麻由は大輝と二人きりでどうする気なのか?
恐ろしい事になりそうな気がする。
「お母さん」
「うえ!?な、何?」
悶々と考え事をしている内に突然、麻由に声を掛けられ、思わず奇声を上げて振り返った。
「……大丈夫だよ」
「え?」
「私の心配ならしなくても良いよ。料理も掃除も洗濯もそれ以外の事も全部……全部私が何とかするから。全部……ちゃんと出来るように練習もしている。だから、大丈夫だよ」
「麻由……」
生気の無い声で淡々と喋る麻由。
「行っておいでよ……お母さんだって、本当はお父さんと二人きりになりたいとか、思ってるんでしょ?でも良い年してるから、素直にそう言えない。でも、遠慮なんかしなくて良いよ。私も大輝も二人で何とか出来るから」
「なっ……」
何を言ってるんだ、この子は?
私がお父さんと二人きりになりたい?いつ、そんな事……。
「思ってるんでしょ?別に恥ずかしい事じゃないじゃん。夫婦なんだし。私も大輝と二人で過ごしたい。姉弟なんだから、当然でしょ」
254 :
狂依存 246:2011/08/25(木) 20:17:01.23 ID:q0Lz0IFT
「い、いや……何言ってるの?」
「だから、大輝の事も家の事も心配要らないよ。二人で楽しんでいって……」
「母さん、ちょっと良いか?ん、取り込み中か?」
主人が
「あ、お父さん。お母さんやっぱり、お父さんについていくって」
「え?本当に良いのか?」
「ええ!?ちょっと、勝手に何言って……」
「お父さん良かったね。これでお母さんと二人で夫婦愛を深められるよ」
「そういうつもりで行くわけじゃないんだが……でも、来てくれるってなら本当にたすかるよ」
「ちょっと、麻由!馬鹿な事を言わないで!いい加減にしないと本気で怒るわよ!」
「じゃあ、私はお風呂に入るから。明日も朝からバイトあるし」
「待ちなさい!ねえ……」
麻由は私の制止も聞かず、そそくさと部屋を出て、お風呂場に行ってしまった。
あの子、そんなに私を家から追い出したいの?
というか、大輝と二人で過ごしたいって、まさか……。
「母さん……?」
「とにかく、私はまだ決めた訳じゃないからね。麻由がああ言ったからって、勘違いしないでよ」
「え?うん……」
もし、そういう気なら何が何でも止めないといけない。でも、どうやって?
大輝に今の所、そういう気は無いっぽいから、あの子がしっかりしてくれれば問題ないんだけど……。
数日後――
あの二人の事をどうするべきか結論を出す間も無く、その出来事は起きた。
「どうしたの、今日は?やけに顔色が悪いけど」
「うん……ちょっと、気分が悪くて……」
大輝がいつもよりやけに早く帰ってきたので、どうしたのか聞いてみると、気分が悪いので部活を休んだのだという。
「とにかく、早く横になりなさい。大会も近いんでしょ?」
「うん……」
最初はちょっと、風邪を引いたぐらいかと思ったが、次の日には早くもそうではない事が判明した。
「まさか、高校生にもなっておたふく風邪になんかになるなんて……」
翌日には39度以上の高熱が出て、顔も文字通りおたふくの様に膨らんでいった。
医者に診てもらって点滴した後、すぐに薬を飲ませて部屋で安静にさせた。
幸か不幸か今日からGWの連休に入ったので、麻由が大輝につきっきりで看病していた。
「あれって、子供の病気じゃなかったの?」
「大人になってから、かかることもあるんだよ。成人のおたふくは子供がかかる奴より、症状が重い事が多いんだ」
「ふーん……あの子、まだ成人じゃないけどね」
ちょうど医者をやっている、主人の弟に電話してこの事を相談して見る。
「俺も診に行ければ良いんだけど、この時期は忙しくてねえ……」
「わざわざおたふくぐらいで群馬からこっちまで行くの大変でしょ。本当にやばくなったら、また相談するから」
「ああ、すまんね。でも、おたふくかあ。ちょっとこの後が心配だなあ」
「心配って、別に死ぬような病気じゃないでしょ」
「いや、死ぬことは無いと思うんだけどさ。その……色々後遺症とかが残る可能性もあるんだよ」
「ええ?ちょっと、詳しく話しなさいよ」
今日、診に連れてった医者はそんな事まで言ってなかった。
「ううん……ちょっと、言いにくい事なんだけど……。いや、義姉さんには言っといた方が良いか。大きくなってからのおたふくはさ……生殖機能に障害が出ちゃう可能性があるんだよ」
「は?生殖機能って……?」
「詳しい説明は省くけど、おたふく風邪のウィルスが精子を作る器官にダメージを与えて、精子の数が少なくなるケースがあるんだよ」
「ちょっと、何よそれ……」
「いや、必ずそうなる訳じゃないぞ。ただそうなる可能性もあるって事だけは頭に入れて置いては欲しいんだ。うん」
「そう……」
そう言えばこの和輝も、そして私の姉さんもう結婚して10数年経つというのに、未だに子供が居ない。
私も主人も兄弟は一人しかいないので、大輝と麻由にはいとこが一人もいないのだ。
他にも私達の親戚には子供がいない夫婦が少なからずいる。
私達ははとこ同士で曽祖父母が一緒なので、もしかしたら、二人も遺伝的に子供が出来にくい体質なのかもしれない。
「そういや、兄さんはもうすぐタイへ赴任するんだっけ?」
「え?ああ、うん。来月からね」
「そっかあ……。2、3年は向こうにいるんだって?大変だよなあ。義姉さんも一緒についてくって聞いたけど、本当?」
「え?いや、まだはっきりとは……」
あの馬鹿、まだ行くとは言ってないのに……。
255 :
狂依存 247:2011/08/25(木) 20:17:43.01 ID:q0Lz0IFT
「でも、大丈夫か?麻由と大輝二人を残していくの?大輝は今年受験だろ」
「うーん、それもそうなんだけど、あの人を一人で何年も海外にいかせるのも不安だし……」
これは正直本当に不安に思ってるのだが、だからと言って、あの人も良い年したおっさんだ。
変な人に騙されるほど馬鹿ではないだろう。多分……。
「ははは……わが兄の事ながら、ちょっと、否定できないなあ。義姉さんがいないとてんで駄目だもんな、兄さんは」
「まあね……その……もし、私も一緒について行く事になったら、麻由と大輝の事、頼めるかしら?姉さんは札幌だし、実家は父さんが最近、体調崩しがちであまり当てにならないし、あんた達が一番近くにいる身寄りだからさ」
「そりゃあ、もちろん構わないよ。でも、俺も家内も仕事であまりそっちまで行ける時間は取れないしなあ……」
一番近くにいる親戚とは言え、義弟夫婦はここからは車で2時間近くかかる所に住んでいるし、勤務時間が不定期な救急病院に勤めているので、そう家まで来る時間が取れる訳ではない。
やっぱり、あまり当てには出来ないか。
「でも、麻由なら大丈夫じゃないか?あの子はしっかりしてるしなあ。でも、彼氏とか家に連れ込みやすくなるから、心配か。ははは」
彼氏だったら、別に構わないんだけどね……。もし、私達がいなくなったら、大輝と麻由は……。
「(でも……)」
「あのさ……さっき、おたふくの後遺症で生殖機能がどうとか言う奴……あれって、本当なの?」
「え?ああ、うん。そうなる可能性もあるって事。もし睾丸が腫れてる様だったら、注意しといてくれるかな?最悪、精子が完全に作れない体になって、子供が出来なくなっちゃうから」
「わかったわ」
「じゃあ、これで。また何かあったら、いつでも連絡してくれよ。近いうちにそっちに顔出すから」
「ええ。今日はありがとう。じゃあね」
ブツ
受話器を置き、大輝の部屋へと向かう。
おたふくが不妊の原因に……。もし、そうなったら、あの子は……。
それでは、あまりにも悲しすぎる。そんな事になったら、家の血筋も完全に絶えてしまうではないか。
いや、今はそんな事はどうでも良いか。
大輝の具合はっと……。
大輝の部屋へ様子を見に行くと、麻由が看病で疲れたのか、大輝のベッドでぐったりと居眠りしていた。
朝からずっと看病しっぱなしだなんて……。
「麻由、起きなさい。そんな所で寝たら、あんたも風邪引くわよ」
「う、ううん……」
私が起こすと、麻由は体をゆっくりと起こし、大輝をじっと見つめた。
「そんなに心配しなくても死にやしないわよ。後は私がやるから、あんたは休んでなさい。麻由まで体壊したら、余計面倒な事になるじゃない」
「私は小さい頃おたふくにかかったから、大丈夫だもん。だから、治るまでここにいる」
「馬鹿言わないの。あんたがずっと張り付いていたら、大輝だってゆっくり休めないじゃない。そんな我侭言うような子に大輝の面倒は任せられないわよ」
「じゃあ、私が素直にここから出たら大輝との関係を認めてくれる?」
「は?関係を認めるって?」
「私は大輝の面倒をずっと見ていくの。これからも、死ぬまでずっと……」
「麻由……」
ずっと、面倒を見ていくって……まさか……。
疲れた顔をしているとはいえ、ふざけて言ってる様子は無い。
麻由は明らかに大輝に対して弟以上の感情を抱いている。もう、それを私に隠そうともしなかった。
「ねえ、良いでしょう。私ならこの子の面倒を一番見てあげられる。一番幸せにしてあげられる。一番愛し……」
「麻由!良いから、とにかくここから出なさい。その事は後で話し合うから」
慌てて言葉を途中で遮り、麻由の腕を掴んで、強引に部屋から出す。
この子、今何て言おうとした?まさか……いや、今は大輝の体の事を優先させないと。
「うっ……お母さん……?」
「起きた?気分はどう?お腹空いてない?」
「お腹は……さっき、麻由お姉ちゃんがお粥作ってくれたから、大丈夫」
「そう……さっきまで付きっ切りで看病してたのよ。治ったらちゃんとお礼しなさいよ」
「うん」
「じゃあ、水と薬置いておくから。それ飲んでゆっくり休んでなさい」
「わかった……」
水と薬を載せてあるお盆を置き、部屋を出る。
そして、すぐに麻由の部屋へと向かった。
256 :
狂依存 248:2011/08/25(木) 20:23:32.68 ID:q0Lz0IFT
「麻由、いる?」
「お母さん、大輝は?」
「今、薬を飲んで眠ったところよ。あんたももう遅いから、さっさと寝なさい」
「大輝が良くなるまで、眠れないよ。だから、治るまで起きてる」
床に座って枕を抱えながら、無茶な事を言う麻由。
「馬鹿な事言って、母さんを困らせないで。それより、さっきの事だけど……」
「……さっきの事って?」
「えっと……」
正直、私の口からは言いにくい。
けど……これがもし本当だとしたら、親として見過ごすわけにはいかない。
「さっきは、ごめん」
「え?」
私が言いよどんでいると、突然麻由が謝ってきた。
「大輝があんな風に苦しんでるのを見て、取り乱しちゃって……変な事言って本当にごめんね」
「え?いや、別に謝る事は……」
どうしたんだろう?そのぐらいの事で取り乱すような子ではないはず。
昔、私が高熱を出して寝込んだ時もいつも通りの態度で冷静に看病していたのに……。
「私、やっぱりもう寝るよ。疲れちゃった。お母さんももう寝たら?」
「え?うん……」
そう言うと、麻由はベッドに潜り込んで床に就く。
私の考えすぎだったのか……。
「じゃあ、お休み」
「お母さん」
「ん?」
部屋から出ようとドアに手を掛けた瞬間、麻由に呼び止められた。
「私、本気だから」
「っ!?」
振り返ってみたら、麻由はベッドに私に背を向ける形で横向けに寝ていた。
「……」
ドアを閉め、背もたれる形でその場で凍りつく。
あの子やっぱり大輝の事……でも、どうして?
昔は普通に接していたし、大輝の好意を迷惑がっていたのに……。
止めるにしても、どうすれば?主人に相談を……いや、あの人に変な心労を煩わせたくはない。
私が何とかしないといけない。だけど……あの子が説得に応じなかったら、どうする?
もし、あの子達が周囲と絶縁する覚悟であるなら、どうする事も出来ない。
無理に他の男とくっつけるのも可哀想だし……。
再び大輝の部屋に入り、額に当てていたタオルを水でゆすいで冷やす。ぐっすりと寝てるみたいね。
少なくとも大輝はまだ麻由に対しては特別な感情は抱いていない。
そうだ、難しく考えることはない。この子がしっかりと拒否してくれれば、良い話じゃないか。
「うっ……お母さん?」
「あら、起きてたの?気分はどう?悪いところがあったら、素直に言いなさい」
「うっ……顔が痛いし、体も熱い……」
「他には?」
「……その……別に、無いよ」
「そう。じゃあ、母さん寝るけど、何かあったら、近くにいる麻由の所にでも行きなさい。良いわね」
「うん……」
それに……もし、大輝と麻由がそういう関係になっても……。
「(今回のおたふくで、大輝の体が……)」
元々、不妊体質の傾向が強い家系だから、この子達もそうかもしれない。
更に大輝は今回のおたふくが追い討ちをかけている。
現に私も結婚前学生時代の主人に中で出させまくったが、中々子供が出来なかった。
私の方が2つ年上だったので、焦って既成事実を早く作って追い込みたかってのとあの人を困らせていじわるさせたかったのだけど……。
結局、出来たのは結婚式の直前だったので意味の無い試みだった。
「(そんな、話はどうでも良いっての!)」
親としてとんでもない事を考えているというのはわかっている。
でも、そうなっても既成事実さえ作られなければ後戻りは出来るはずだ。多分……。
「……親として最低かな……」
そう思いながら、寝室へと向かって床に就いた。
257 :
狂依存 249:2011/08/25(木) 20:25:31.38 ID:q0Lz0IFT
「本当にもう大丈夫なの?」
「うん、熱も下がったしね」
連休明けが空けると、ちょうど熱も下がったので、大輝も学校に行くと言い出した。
本当はまだ1日、2日は様子を見て学校を休ませたいんだけど……。
「気分が悪くなったら、すぐに保健室行くのよ。後、部活と体育は当分休みなさい。良いわね?」
「流石にそこまで無茶はしないよ」
「大輝、本当にもう良いの?」
「麻由お姉ちゃん。うん」
麻由が心配そうに、玄関にいる大輝に声をかけた。
「大輝、麻由はずっとあんたの事、看病してたのよ。ちゃんとお礼言いなさい」
「うん。ありがとう、麻由お姉ちゃん」
「お礼はちゃんと完治させてからで良いから……とにかく無理しちゃ駄目だよ」
「うん……あっ、そろそろ行かないと。じゃあ、行って来ます」
「ふう……本当に大丈夫かしら……あっ、あんたもそろそろ行かないと遅刻するでしょ。早く朝御飯食べちゃいなさい」
「……うん」
そう言うと、麻由も心配そうな顔をしながら台所へと向かった。ずっと大輝の看病していたもんね……。
でも……やっぱり、気になる。あの『本気だから』という言葉。
本当に麻由は大輝の事を……。
そして、私をお父さんと一緒に行けと薦めているのは大輝と二人っきりになりたい為。
「……」
もちろん、今その事を麻由に問い質しても、正直には言わないだろう。
でも……結局、最後は本人次第だ。大輝が断ってくれれば良いんだけど……。
数日後――
「ねえ、大輝。もう具合は良くなった?」
「うん。もうすっかり大丈夫だよ。部活も明日から復帰するつもり」
「そっか。良かった!」
洗濯した大輝の服を部屋に持って行こうとしたら、二人が麻由の部屋で話をしていた。
しばらく体育と部活を休ませてはいたものの、すっかり体調も良くなった。
「看病してくれて、ありがとう。麻由お姉ちゃんのおかげですっかり良くなったよ」
「もう、そんな訳無いでしょ。へへへ……でも、本当に良かった。大輝の元気な姿がまた見れて」
「おたふくぐらいで大げさだよ……でも、麻由お姉ちゃんが看病してくれて本当に嬉しかったよ」
二人の会話を物陰から、じっと聞く。何だか、本当に恋人同士みたいなやりとりだ。
「そっか……じゃあ、お姉ちゃん、何かお礼が欲しいなあ……」
「ん、お礼って?もちろん、良いよ。何でも言って」
「そう……じゃあ……」
麻由は顔を赤らめながら上目遣いで大輝をじっと見つめる。その仕草は妙に色っぽく感じた。
しかも良く見えてみると、まだ春だというのに、キャミソールとミニスカといった、露出の高い服を着ている。
まさか……?
「お姉ちゃんとその……今度の日曜日、デートしてくれるかな?」
「っ!?」
その言葉で一瞬凍りつく。デ、デートって……。
「ええ!?う、うーん……今度の日曜か……」
「何でも、言う事聞いてくれるんでしょ?だったら、しようよ。お姉ちゃんとさ……」
「う、うーん……でも、今度の日曜はちょっと……朝から練習試合が入ってるから……無理かな……」
「私、大輝とデートしたい。その、出来ればこれからもずっとデートしたりして、一緒に今まで以上に仲良くしたい……なあ……何て思ったりして」
「……」
麻由がもじもじしながら、大輝にそう迫っていく。これって、もしかして……愛の告白?
「うーん……気持ちは嬉しいけど、大会も近いし、中間テストもあるからしばらくは予定が空かないかな……」
だが、大輝はそんな麻由の仕草を全く気にかける事も無く、淡々と麻由の誘いを断った。
あの子も随分と変わったものだと、思わず感心してしまった。
「……そう。じゃあ、良いよ。気が向いたらいつでも言ってね」
「うん、ごめんね。あっ、誰だ……?」
そう断った後、誰かから電話が来たのか、ポケットの携帯を取り出して、麻由の部屋を出た。
「はい……何の用?うん……」
ドアの横にいた私にも気づかず、そのまま部屋に入り、何事も無かったかの様に携帯でしばらく話を続けた。
麻由の様子を伺うと、その場で立ち尽くしながら、じっと俯いていた。
258 :
狂依存 250:2011/08/25(木) 20:27:10.54 ID:q0Lz0IFT
「(麻由……)」
こんなに落ち込んだ様子の麻由は初めて見たかもしれない。
はっきりと好きとは言わなかったとは言え、全く動揺する仕草も見せず、断られたのだからショックなのは当然だろう。
だが、これで安心した。大輝が麻由の事をもうその様な目で見ていない事はこれではっきりしたのだから。
「……」
麻由は何も言わず、ベッドに崩れ落ち、枕を抱いてそのまま寝込んでしまった。
このまま、そっとしといてやろう。そう思い、階段を降りた。
「おはよう、お母さん」
「あ、おはよう」
翌朝――いつも通り、麻由は私に挨拶をして、朝食を食べに台所に来た。
「ふあっ……おはよう……」
すぐ後に大輝も降りてきて、いつも通り麻由の隣に座る。
「おはよう。寝癖まだ治ってないわよ。ほら……」
「ほえ……うん。ありがとう、麻由お姉ちゃん」
昨日の事など何も無かったかの様に、普段どおりに大輝に接する麻由。
その顔には、もう落ち込んでいる様子など微塵も感じさせなかった。
良かった……もう吹っ切れたのだろう。
「あーあ、今日はバイトが遅くまであるんだよなあ……参っちゃうわよ」
「そっか……僕もここの所、部活ずっと休んでいたから、今日から大変そうだよ。最後の大会も近いし……」
普段通りの会話をする大輝と麻由。その光景はごく普通の姉弟の会話そのものだった。
「(これなら、安心か)」
心の中にあったモヤモヤが晴れた様な気分がした。別に私が何かしなくても当人達で解決したのだから。
「本当に行くの?」
「うん。やっぱりお父さん一人にするの不安だしね。変な女に騙されたりしたら、それこそ大事だし」
「そっか」
色々考えて結局、主人について行くことにした。
あれから、麻由も大輝には普通に接しているし、二人に親がいない生活を体験させるのも良いだろうと思ったからだ。
「あんたが一番しっかりするのよ。お姉ちゃんなんだし、大輝の面倒もちゃんと見るって言ったんだからね」
主人は仕事の関係上、一足先に空港に行っており、私も荷物をまとめてから、後を追う。
大輝はまだ学校なので、麻由が玄関先まで私を見送った。
「じゃあ、もう行くけど、何かあったらすぐ私達に連絡するのよ」
「わかてるって、大丈夫。大輝の面倒は私が見るから」
「そう……じゃあ、お願いね」
ちょうど、タクシーが家の前まで来たのですぐに乗る。
この家ともしばらくお別れか……。
「うん、気をつけてね」
タクシーのドアが閉まったら、互いに手を振り、しばしの別れを惜しむ。
いざ、離れるとなるとやっぱり、不安になるな……。
「ふう……」
大丈夫。麻由ならきっと何とかする、あの子はもう子供じゃない。結婚して子供がいたっておかしくはない年齢ではないか。
「(大丈夫よね……っ!?)」
そう思い、家の方を振り向くと麻由が私を見て手を振りながら、不気味に微笑んでいたのが視界に入った。
な、何……?あの気味の悪い笑みは……?
また振り向いて見たが、既に我が家は見えなくなっていた。
「(……何、考えてるの?麻由……まさか?)」
いや、気のせいだろう。大丈夫だ。もし、麻由が変な気を起こしても大輝にその気は無いのは確かじゃないか。
間違いなんか起こる筈は無い。
万が一、間違いが起きてもこの前のおたふくで……なっていれば、面倒な事にはならないだろう。
「(大丈夫……大丈夫だ……)」
そう言い聞かせながら、空港に向かっていった。
259 :
狂依存 251:2011/08/25(木) 20:27:46.81 ID:q0Lz0IFT
受話器を置いた後、ソファーに座り込んでしばし考え込む。あの時、あの子達を残してここに来た判断は本当に正しかったのか。
考えれば、考えるほどに悩まされる。
さっきの電話した時の麻由の様子……明らかに変だった。途中で妙な声を上げたりして……。
そう言えば、以前、電話した時にもあった気がする。あの時は確か大輝も電話に出たけど、何か妙な感じがした。
「(もう一度してみるか……)」
時計を見たら、あれから1時間以上経っている。もし、お風呂に入ってただけならもう出ているだろう。
受話器を手に取り、再び家に電話をかけた。
「ちゅっ、んん……ん、ちゅっ……やああんっっ……指入れないでえ……はっ、はあああぁぁんっ……」
トゥルルルルルっっ……トゥルルルルルっっ……
大輝と自室で交わりあっている最中にまた電話がかかってきた。
「ん、んん……麻由お姉ちゃん……」
「別に出なくても良いわ。そんな事より、お姉ちゃんと楽しみましょう。ん、んふっ……」
大輝を再びベッドに押し倒し、口付けをして体を擦り合わせる。
それに応じて、大輝も私の乳房に手を掛けて、揉みしだき始めた。
「はああんっっ……!!やんっ、はぐうっ……もっと、強くしても良いわよ……あっ、はあああんっっ!!」
乳首を指で摘んで軽く引っ張ったり、指でクリクリさせたりして、思うがままに弄ぶ。
本当に私のおっぱい、大好きなのね……。
「はんっ……!ああんっ……ねえ、お姉ちゃんのおっぱい吸ってえ……ん、んああああぁぁぁっっ……」
トゥルルルルルルっっ……
「もう、しつこいわねえ……」
大輝の口に乳首を含ませて吸わせている最中だったが、あまりにも電話がしつこいので、起き上がり、出る事にした。
「待っててね、あなた。すぐに戻ってくるから。ちゅ……やん……」
頬にキスしてから、出ようとしたら腕を引っ張られ、引き止められてしまった。
「ふふふ……嬉しいわあ……そんなに私の事、求めてくれて。じゃあ、一緒に行きましょうか」
そう言って、大輝の手を引き、一緒に部屋を出て階段を降りる。
こんな時間に電話をかけてきて、私達の邪魔をしやがって……一体、何処のどいつだ?
電話をしている最中にも大輝に私を襲わせて、妨害してやる。
トゥルルルルルル……
「はい」
「……麻由?お母さんだけど」
「ああ……どうしたの?あん……」
私が電話に出るとすぐに大輝を後ろから、私の乳房を揉み始めたので、思わず声を上げてしまった。
「ちょっと、大輝に話しがあって。もう、お風呂から出たんでしょ?」
「……今、出れないわ。ん、いやん……」
今度は私の股間に手をかけ、おまんこに指を突っ込んで掻き回してきた。
本当にいつでも、何処でも私の体を求めてくるようになってしまった大輝。ここまで愛されるなんて、本当に幸せだわ。
「どうしたの、さっきから変な声を出して?何処か体調でも悪いの?
「別に何でも無いわよ。ん、あん……」
わざと喘ぎ声を我慢せず、お母さんに聞こえるように出す。
おそらく、私と大輝の関係に薄々気づいたのだろう。ならば、隠す必要も無い。
もう何があっても、後戻りなどする気など無いのだから。
「まあ、良いわ。早く大輝を出しなさい。居るんでしょ?」
「今、出れないって言ってるでしょ。聞こえなかったの?」
「何で出れないのよ?もう、お風呂からは出たんでしょ?今、何してるの?」
「あの子は今、受験生で部屋に篭って、勉強している最中なの。一秒だって邪魔しちゃ駄目よ」
「時間は取らせないわ。とにかく大輝をすぐに出しなさい。直接話し合いたいの」
「用件があるなら、私の方から伝えるわ。だから、早く言って」
「何言ってるの?直接話し合いたいって言ってるでしょ。さっさと出して。家にはいるのよね?」
一体、何の話があるのか、しつこく大輝を出せと迫ってくるお母さん。
これで確信した。お母さんは私達の関係に気づき始めている。親としては反対するのは当然だろう。
何せ、私達はまだ学生なんだから。
「大輝の今の保護者は私よ。その私にも話せない用件って何なの?」
「別に何でも良いでしょ。とにかく出しなさい。麻由の方こそ、何で大輝を電話に出したがらないのよ?おかしいじゃない」
「……麻由お姉ちゃん……ん、んん……」
「ふふ……なあに?ちゅっ、んふっ……ちゅっ、ん、んあっ!」
大輝が私の顔を掴んで、キスをせがんできたので、それに応えてキスする。
「ん、んふっ……ちゅっ、れろっ……ん、はあんっ……駄目よ……おっぱい、抓っちゃ、いやんっ」
260 :
狂依存 252:2011/08/25(木) 20:29:40.18 ID:q0Lz0IFT
「ちょっ……!何やってるの?今の声は大輝?そこにいるの?だったら、早く……」
「今、取り込み中なの。用が無いなら切るわよ。大輝の声が聞こえたのなら、それで家に居る事が確認出来たわよね?じゃあ……」
「ま、待ちなさい!」
ブツ
「さあ、さっさと続きをしましょう……ん、んふっ……ん、あああんっっ……」
受話器を置いて、電話線を抜き、再び夫婦の営みを再開する。
大輝はその場で私を押し倒して、私の股を開き、熱くたぎったち○ぽを私に差し出す。
「やん……もう、入れるの?はんっ……やっ、やあああああぁぁぁぁっっ!!」
私のマンコの中にすぐにぶち込み、腰を揺り動かしてピストンを開始した。
「はあんっっ!!良いわよ……はっ、はああんっっ!!もっと、もっと……!
ああ……また繋がってる。愛する人とこうして、直に触れ合って愛し合っている……。
こうして、私の中で大輝の肉棒が擦れあっる瞬間が一番の幸せ。
だって、これが愛し合ってる事の証なのだから。
「あふっ!はっ、やんっ、はっ……はんっ!!やんっ……あっ、そんな早くう……はっ、ああああぁぁぁぁっっっ!!」
「麻由お姉ちゃん……麻由お姉ちゃん……」
「ん、はんっ!!ふふ……大好きよ、あなた……さっ、手を握って……はんっ!!やんっ、はあああんんっっ!!!」
潤んだ瞳で私を見つめながら、私の手を握り、更にピストンを速めて、子宮を突いてくる。
その仕草がとても可愛らしくて、胸が爆発しそうになるぐらいドキドキして、体が異常な興奮に支配されていった。
「はあんっっ!!!やああんっっ!!イクっ……いあっ!!はんっ!!やああんっっ!!」
ああ、最高……最高よ……!今の大輝は私を見てくれてる。私を求めてくれている。
「はふっ!!もう、駄目……はんっ、ああんっっ!!いあっ、はっ、はあああぁぁぁぁっっっ!!」
「うっ……」
私の中で思いっきりぶちまけ、子種を子宮に流し込む。
あああ……また、こんなに出しちゃって……。本当に凄いわ……。
「ああああんっっ……はっ、ああん……ん、ちゅっ、んふうっ……ん、んん……」
出し終わった後、体を倒し、私に口付けをしてくる大輝。
もう、この子に完全に迷いは無くなった。私と愛し合う事に、こうしてセックスする事に。
両親がいる前は私がどれだけ大輝に尽くしても、この子は私を求めようとはしなかった。
どれだけ楽しく会話させても、甘えても、甘やかしても、たまに拗ねたりして困らせても……この子の瞳に私は映っていなかった。
優しくはしてくれた。私が遊びに誘っても嫌な顔せずに付き合ってくれた。
でも、それだけだった。
本当に虚しい日々だった。自分の好意に気づきもしない、見ようともされなかった事がどれだけ、空虚な思いをさせた事か……。
でも、今の大輝は違う。
私を求めてくれる。愛してくれる。甘えてくれる。私の思うがままに……私がそうさせたんだけどね、ふふふ……。
余計な虫が一匹まとわりついているのは、大誤算だったけど……。
「ん、んんっ……はぁっ……良かったわよ。って、何処に行くの?」
キスをし終わったら、すぐに私から離れて階段へと歩き始めた。
「勉強……しないと……」
「あら、そう。残念ね」
自我を大分失った状態であるにも関わらず、受験勉強の事は頭から離れられないのか、これだけはちゃんとやろうとしている。
昨日、少し見てあげたら、ちゃんと出来ていたので、あんな精神状態でもまだ頭が回転するものなのかと関心した。
まあ、あまり壊れさせてもつまらないか。
「ふふふ……頑張ってね」
「うん……麻由お姉ちゃんと一緒の所に行きたい……」
「そう……」
敢えて言わないが、今の成績では厳しいだろう。でも、その一心で頑張る大輝の私への愛は本物という事か。
まあ、正直落ちても構わないわ。その時は完全に私のヒモにして永遠に手元に置いてあげるからね。
261 :
狂依存 253:2011/08/25(木) 20:31:14.19 ID:q0Lz0IFT
「さっきの電話……やっぱり、あの二人……」
あれから、何度か電話をかけてみたが一向に繋がらなかった。
後ろから聞こえた、大輝の虚ろな声……あれは明らかに普通ではない。
それに、妙な喘ぎ声といい……麻由の頑なな言動といい……。一体何が?
「やっぱり、すぐに家に戻る必要があるわね」
ピンポーン。
そう呟いた後、すぐに呼び鈴が鳴ったので玄関から出ると、主人が帰ってきた。
「ふうう……今日は外回りばかりだから、きつかったあ……」
部屋で着替えてから、台所に行き、一緒に夕食を取る。
「何だ、まだ食べてなかったのか。遅くなったら、先に食べて良いっていつも言ってるのに」
「一緒に片付けた方が、早いから待ってるだけよ。勘違いしないで」
「ははは…そっか」
「もう、起きなさい」
食べ終わって片付けた後、主人がリビングのソファーで寝転がっているのを見て、体を揺すって起こした。
「うーん……ちょっと、飲みすぎたかも」
「ほら、さっさと起きて風呂に入りなさい。きゃんっ」
「へへ……」
主人の横に座って、体を揺すったら、突然頭を膝に乗せて来た。また、こんな年甲斐も無いことを……。
「ううん……亜矢お姉ちゃん……ゲホッ!!」
「その呼び名は止めろって言ってるでしょ。何百回言えば理解できるのよ」
この人は、昔からずっと私の事を『亜矢お姉ちゃん』と呼んでいた。
付き合ってからもずっとそう呼んでたし、結婚してからも何年かは平然と使っていた。
流石に今はほとんど言わなくなったけど、酔っている時なんかはたまにそう呼んでくる。名前で呼び捨てにしたことなど、ほとんど無い。
大輝が麻由の事を『麻由お姉ちゃん』って、呼び続けているのは間違いなくこの人の影響だろう。
血は争えないというか、何というか……。
「ふう……」
麻由達の様子を見に一度帰りたいけど、この人を一人にするのもなあ……。
私がいないと本当に駄目なんだ。ましてや慣れない海外で一人で残したりしたら、変な奴に騙されてしまうかもしれないし、泥棒にも入られるかもしれない。
家事だって碌に出来やしないんだ。
「(そうだ、私がいないと大変な事になっちゃうじゃない)」
例え、何日かでも一人にしたら、大変な事になる。
私がついてないと……私がついてないと……。
「か、母さん?」
「え?な、何?」
ふいに声を掛けられ、ハッと我に返った。
「いや、何か怖い目をしていたから、どうしたのかなと思って……」
「な、何でも無いわよ。ちょっと、疲れただけ」
「そう……じゃあ、そろそろ風呂に入るけど……」
「ええ。早く入って。明日も早いんだから」
「わかった……」
「はぁ……」
主人が浴室へと向かったのを見送って、ソファーに倒れこむ。
まただ……。
ここへ来てから、何度か主人を一人置いて、一旦日本へ帰ろうと思ったり、何処かへ旅行行こうと考えると、その度にとてつもない不安に襲われ吐き気がしそうになる。
家に居た頃はこんな事はなかったはずなのに……。何故?
いや、でも実際あの人を一人に置いていくのは、危険じゃないか。まだ家のローンも残ってるんだし、大輝は受験で大学への進学も控えている。
何かあったら、大変なのは事実じゃないか。
「そうよ……当たり前の事を考えてるだけじゃない」
でも、あの子達の事は?
麻由がきっと、私の事をからかってるだけかもしれないじゃないか。
そうだ、きっとそうだ。
麻由は大輝の面倒をちゃんと見てやってるんだから、私は主人の面倒を見てやる事に専念しよう。それが一番だ。
「……」
大丈夫……よね。
262 :
狂依存 253:2011/08/25(木) 20:33:56.94 ID:q0Lz0IFT
転載を終わります
(避難所において248→248→250となっていたナンバーは248→249→250と直してあります)
狂依存の作者はよく規制に巻き込まれるんだなw
GJ
カエルの子はカエルて事か
親子で良く似てる
作者さんも転載した人も乙
何となく予想はしてたけど、大輝は種無しか
GJ!
お姉ちゃんがこええええええ
種無しとも限らんのじゃないか?体質という線も
狂依存gj。親子二代に渡る話だったとは…
転載も乙でした。
GJ。
そして歴史は繰り返す
269 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 03:59:52.67 ID:GG3vogDN
GJ
今回、背徳感があってすごい良かったわ
かなり続きが気になる
乙&GJ
相変わらずお姉は狂ってるな
それにしても最近規制って厳しくなってるのか?
転載されたことを考えれば分かると思う
wikiに掲示板のリンクがある
冥色
275 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/27(土) 09:39:16.59 ID:nTV28Rq3
SS全部書き終えた瞬間全て消えちゃああああああああああああああああ、ぎぃやあああああああああああああ!!!!
つCtrl+z
狂もうと投下します。
「……」
「……」
和室に見知った男性…テーブルを挟んだ所にその見知った男性は座っていた。
短髪で綺麗整えられた髪型に和服姿のその男性は、零菜が入れた緑茶をすすり何を語るでもなく団欒を過ごすように寛いでいる。
逆に俺は緊張の糸が張りっぱなしで、緊張の糸が解れてきているのが自分でもハッキリ分かった。
「あの…父さん…」
目の前に座る男性におずおずと言った感じで話し掛けた。
そう…俺の前に座るのは、俺達の父であり篠崎家当主になる篠崎 宗次。
この町の総管理者でもある父は、“篠崎”という根強い名の長になる地位に位置する。
簡単に言うと、町が家そのものみたいなもんだ。
他県にも篠崎の名は知れ渡っているらしく、よく官房長官だの議員だのテレビで見た事がある人物も度々家に訪れていた。
話す内容はよく分からないが、訪れた者達は皆父に頭を下げていたのを覚えている。
「最近どうだ?」
「最近ですか?……頑張ってはいます…」
「そうか…由奈も成人したからな。
そろそろ身の振りも考えないといけない歳だろ?お前も零菜も」
「はい…」
気まずい…父と会話するだけで何故こんなにも威圧感をぶつけられなくてはいけないのだろうか?
昔からそうだ…父は人と話す時は決まって蹴落とさんばかりに威圧する。
それが自分の息子であっても…。
零菜にもそうだったが、不思議と由奈には昔から優しかったような気がする。
何故だろうか?
「それと、仕事の話しだが……まぁ、不幸に巻き込まれたと思って諦めるしか無いな。まだお前は若いんだからスグに仕事も見つかるさ。なんなら私が探してやろうか?」
「いえ……有難いですが、仕事ぐらいは自分で探します」
父に頼めばすぐに就職先は決まるだろう。
給料が安定した公務員にでもなれるんじゃないだろうか?
だけど、父の目が届く場所で仕事なんて胃がいくつあっても足りないだろう。
「そうか…それならもう私は何も言わん」
それだけ言い放つと、また緑茶をすすりながら沈黙した。
「お兄ちゃーん?あ、こんな所に居たんだ」
後ろの襖から由奈が顔を出した。
これは本当に有り難い…父と二人きりという状況は、零菜と二人きりより辛い状況だ。
「どうしたんだ?」
父から目を離して由奈に目を向ける。
「空ちゃんが買い物まだ?って騒いでるんだけど……ただ、あの子ちょっとおかしいのよ」
「おかしい?何がだ?」
「頭がおかしいのは会った時から分かってたんだけど、顔赤くてフラフラしてるの」
コイツは一々人を罵倒しなきゃ話もできないのだろうか?
父に一度頭を下げて和室を後にした。
「あ…兄ちゃん…」
「空ちゃん、どうしたの?」
玄関に到着すると、壁にもたれ掛かって気だるそうに此方を眺めている空ちゃんが居た。
空ちゃんの隣に座ると、重たそうに頭を持ち上げて立ち上がった。
「それじゃ…水着買いに…」
「ちょっと待ちな空ちゃん。此処に座って」
靴を掴み、フラフラした体で靴を履こうとする空ちゃんの手を掴み段差に座らせた。
前髪を上げて右手を空ちゃんのオデコにピタッとくっつける。
「…熱い。由奈体温計持ってきてくれ」
「お父さーん、体温計持ってきてー?」
瞬時に由奈へ目を向け睨み付ける。
俺の視線に由奈は「なによ?」と惚けたように首を傾げた。
「体温計?ちょっと待て…。おい、体温計どこにあるんだ?」
「お父さん、自分であるとこ分からないの?はぁ…ったく」
父の返答に小さく舌打ちすると、立ち上がりリビングに歩いていった。
――由奈と父の会話はいつもヒヤヒヤする。
父にあれだけの口を聞けるのは由奈か母ぐらいのもんだ。
「兄ちゃん…デパート…」
「あぁ、まずは熱あるか確かめような?」
再度空ちゃんに視線を落として、頭を撫でた。
「はい、体温計」
「ありがとう。それじゃ、空ちゃん右腕上げて」
戻ってきた由奈から体温計を取ると、空ちゃんに手を上げさせて、脇に体温計を差し込んだ。
腕を下げさせて体温計を挟ませると、体温計が落ちないように空ちゃんの肩を掴んでしっかり固定する。
数分後、ピッピッと検温終了を知らせるブザー音が鳴った。
脇を上げて体温計を抜くと、温度が表示されるディスプレイに目を向ける。
「38.5℃……空ちゃん凄い熱…」
「この時期に風邪?珍しいわね」
季節は真夏…俺もこの季節に風邪なんて引いた事は無い。
「夏風邪じゃないのか?」
父が和室から姿を現した。
夏風邪か…確か夏風邪の症状としては高熱になることはあまり無いが、その分治りが遅いとか…。
「とにかく、病院に連れていくよ」
空ちゃんの手を掴んで、立たせようとする…が空ちゃんは座って身体を固めたように硬直させた。
「空ちゃん?」
優しく引っ張るが、空ちゃんは立とうとしない。
再度空ちゃんの目線になるように腰を落として問いかけた。
「病院イヤ…デパートがいい…」
「デパートには行くよ?でも今日は病院に行って見てもらわなきゃ」
「風邪治った!今からデパートッ…だぁあ…」
勢いよく立ち上がり腕を高らかに上げると、そのままふにゃふにゃと地面に座り込んでしまった。
「ほら、言わんこっちゃない……由奈、零菜から車の鍵借りてきてもらえないか?」
空ちゃんを抱き抱えると、由奈に鍵を借りてくるよう頼んだ。
一瞬物凄くイヤそうな表情を浮かべたが、何も言わずに二階へと上っていった。
「仕方ないな…病院には私が電話をしておこう」
「はい、お願いします」
そう言えば空ちゃんも父の子供なんだっけ…。
この家に来てから、空ちゃんが父と会話してるところを見ていないが、ちゃんと親子として父は接しているのだろうか?
いや…父の事だから家政婦に任せっきりなのだろう。
淡い妄想を頭から消し去り空ちゃんを膝に乗せてやった。
苦しそうに荒い息を吐き、汗が額から溢れている。
早く病院に行かないと…。
「……」
「由奈?車の鍵は?」
二階から降りてきた由奈に手を差し出し鍵を要求する。
「零菜さん…「私に関係無い事だからそちらで対処してもらえる?」だってさ」
苛立ったように両手を差し出すと、何も持っていないと言った感じのジェスチャーをして手の平を見せた。
「はぁ?なんだそれ?」
呆れたように苦笑いを浮かべて由奈に問いかけた。
何を考えてるんだアイツは?
空ちゃんは零菜の妹でもあるんだぞ?こんな時だからこそ姉として助けてやらないでどうするんだ。
「私に言われても知らないわよ……あの貧乳女、生理じゃないかしら?」
由奈も父の前だと言うことを忘れているんじゃないだろうか?
しかし、父は何事もなかったように病院に電話をしている。
聞こえていなかったよう目線を反らす父を見て、どこか寂しさすら覚えてしまった…。
「病院には予約した。名前を出せばすぐに診察してくれるだろう。
ほら、車の鍵だ。
この鍵で地下にある車はどれでも動くから勝手に乗っていけ」
それだけ言うと、父も和室へ引っ込んでしまった…。
「由奈、運転頼めるか?」
「うん、分かった。お兄ちゃん車ぶつけるの怖いもんね?」
鼻で笑うと、俺の手から車の鍵を取り玄関を出て地下に向かっていった。
確かに、父の車を傷つけるのは怖い。
由奈なら傷つけても謝れば許してくれるだろう…。
「…兄ちゃん?…早く水着…」
「あぁ、水着ね水着。それじゃ行こうか」
閉じそうな瞳で見上げる空ちゃんに笑顔を返して由奈の後を追った。
■■■■■■
「零菜様?私です、留美子です」
数回ノックの音が聞こえたかと思うと、扉の向こうから聞き覚えのある声が聞こえた。
「入りなさい」
机に座りながら、外を眺める…窓から空を抱き抱える優哉の姿が見えた。
空はそこまで酷い症状なのだろうか?
まぁ、どうでもいい事だけど…。
窓から目を反らす事なく、留美子に手を差し出した。
「あの…零菜様…これをどうするつもりで…」
「他人の貴女には関係無い事よ?さっさと渡しなさい」
今度は留美子の目を見て命令した。
留美子の手には封筒が一枚。
留美子から奪うように封筒を取ると、封筒を開けて中を確認した。
「……まぁ、こんなものね」
一通り封筒の中身に目を通すと、封筒を閉じて引出しの中へ放り込んだ。
これは最終手段…私の奥の手として必要なモノ。
この事実を知ったアイツはどんな顔をするのかしら?
私の心は小さく踊った。
「留美子、貴女弟が居るんですってね?」
「え?あっ、はい。今年、中学になる弟が一人います」
「貴女、弟は好き?」
「は、はい。家族ですし…たった一人の弟ですから」
「言い方を間違えたわ。貴女……弟を愛しているの?」
私の問い掛けに、留美子の表情が固くなった。
人間観察もここまでくると趣味が悪いレベルだと自分でも分かってる。
だけどこれはもう既に私の個性として身に付いたものだからどうしようもない。
「たった一人の…弟ですから…」
「……へぇ…貴女でもそんな表情するのね?」
留美子の顔…間違いなく女の顔をしていた。
私に指摘されてすぐに手で顔を覆ってしまったが、この反応……この女も由奈と同類。
「そう…頑張りなさい」
まぁ、私には他人事だからどうでもいい。
留美子は私の暇潰しには入っていないのだ。
私の暇潰しはあくまで家族内。
「…留美子」
「はい、なんでしょうか?」
「やっぱり、家族に他人がいるのって居心地悪いわね」
私の質問に留美子は答えなかった…。
いや…答えられなかったのだろう、これは経験者にしか分からない事。
返答に困る留美子を数秒間眺めた後、留美子を部屋から追い出してもう一度封筒を手に取った。
そしてもう一つ…優哉をどん底に突き落とすモノ…鍵の掛かった引出しにそれはある。
これを見せれば、家族は崩壊するかも知れない…いや、崩壊するだろう。
無論、私と優哉の関係も…まぁ、私と優哉の関係なんてあって無いようなものだ。
ただ、双子だから離れられないだけ。
離れる時は…どちらかが死ぬ時ぐらいだろう。
「ここまで拗れさせたのは優哉…貴方のせいなのよ?」
昔から、双子らしく同じ道を歩んでいればこんな事にはならなかったのに…。
でも、それはもう取り返しのつかないこと。
私だけ優哉の考えている事が分かるなんて不公平だ…私の悩み…苦悩…それをまったく感じない優哉は双子であって双子では無い。
欠けているのだ。
私は優哉の考えている事が手に取るように分かる…それが嬉しいなんて思った事は一度も無い。
だってそうでしょう?
優哉の痛みも私に流れ込んでくるのだから――由奈よりも先に優哉の痛みに気がついたのは私なのだ。
優哉は私の“痛み”を知る事ができない…私は優哉の痛みを知る事ができる。
この矛盾に私は怒りを覚えた。
だからなるべく優哉に近づかないようにしてたのに…。
「本当…“他人”が間に入ると鬱陶しい」
誰もいない部屋で一人呟いた。
周りを見渡すが、何の可愛げも無い部屋。
優哉と由奈の部屋は未だにそのままの姿で残っているのだが、私と二人の部屋には大きな違いが存在する。
それは生活感…。
私の部屋には傷は愚かシミ一つ無いまっさらな部屋。
それに対して二人の部屋は傷と汚れが目立つ部屋。
二人の部屋は生活感に溢れているのだ。
幼い頃、それが嫌でワザと壁に傷をつけた事があったけど使用人が見つけてすぐに傷を消して見せた。
まるで私が見えないように勝手に入ってきて――
だから私はこの部屋をモデルルームと思うことにしている。
自分の本当の部屋を持てたら目一杯汚せばいい…子供ながらにそんな小さな夢を抱いていた。
それも大人になった今では色褪せている。
いや…汚すなら部屋では無く自分を追い込んだ人間を汚せばいい…私の脳は純粋な夢を歪んだ現実に変えてしまったのだ。
ただ、私はこれを悪いことだとは思っていない。
夢と現実の違いをハッキリと区別できるし、今の自分を嫌いだとも思わない。
ただ、この若さで世間の汚れを見すぎたのかも知れないとは思う…なんでも客観的に見る癖がついてしまった。
全てが他人事のように進んでいく…自分自身の事でも、何故かもう一人の私となって斜め上から自分を観察している。
だから私は決めた。
観察するなら人の上に立つ人間になればいい。
そうなれば私の苛立ちも綺麗に消えるはず…。苛立ちの根元は分かっているのだ。
そして、その苛立ちを消すにはこの二つのモノが必要となる。
「そうねぇ…まずは、優哉の心から…」
引出しの鍵を開けて、中から二つのビデオテープをとりだした。
二本とも古いビデオテープ…数十年前のビデオテープなので見れるか不安だったけど、昨日の夜一人で確認した。
鮮明にハッキリと映っていたので優哉にも分かるだろう。
これを見たら由奈の行動や嫉妬なんて可愛く見えるんじゃないだろうか?
「ふふ…楽しみね…」
ビデオテープを優しく指で擦りながら、一人微笑んだ。
これを見た優哉はどんな表情を見せてくれるだろうか?
由奈に見せるのもいいけど、あの子は違う意味で壊れる可能性がある。
だからまず優哉から…一人一人潰していく。
私の暇潰しはまだ始まったばかりだ。
■■■■■■
「いやぁ、元気な子ですね」
「すいません!本当にすいません!」
お兄ちゃんが目の前に座る白衣を着た男性に何度も頭を下げる。
私はそれを斜め後ろで眺めていた……眺めているだけなのに、疲労感が体を襲う…。
――今私達は町にある一番大きな病院に来ていた。
理由は空ちゃんの高熱……お兄ちゃんが病院に連れて行くと言うので仕方なく連れてきたのだけど…。
「……グスッ」
お兄ちゃんの膝に座る…いや、お兄ちゃんに後ろから羽交い締めにされるチビスケのおかけで診察+点滴で三時間近く掛かってしまった。
今やっと点滴の針を外して一息ついた所なのだが、病院に連れて来た時は殺されるかのように泣きわめき、お兄ちゃんの手から逃れようとしたのだ。
お兄ちゃんから手を繋がれて引き剥がそうとする理解不能な行動に後ろから蹴り飛ばしてやろうかと思ったのだが、この子……病院が極端に怖いらしい。
と言うか注射が怖いらしい。
病院に着くとお兄ちゃんに向かって「嘘つき!」と泣きわめき、引きずられるように診察室へと入ると診察しようとする医者を殴るわ蹴るわ唾飛ばすわ…。
仕方なく…本当に仕方なくお兄ちゃんが後ろから空ちゃんを抱き抱えて無理矢理診察させたのだ。
本当に精神的に疲れる数時間となってしまった…。
「それじゃあ、熱冷ましと風邪薬を五日間出しておくので、熱が下がらなかったらもう一度来てください」
「はい、分かりました。ありがとうございました」
お互い頭を下げて、立ち上がる。
何故医者も立ち上がるのかと思ったのだが、そう言えばここも篠崎の息の掛かった病院だった。
「それで…宗次さんには…」
案の定、お兄ちゃんを呼び止め何か言いたそうに腰を屈めた。
「あぁ、大丈夫ですよ。ちゃんと父には良く言っときますんで」
お兄ちゃんも慣れたように、笑顔を浮かべて返答した。
この町に居る以上、この対応は昔も今も変わらないだろう…。
正直、飽き飽きしている。
「それで…篠崎家御長男の貴方に一つ提案がありまして」
「提案?なんでしょうか?」
「もし…もし差し支え無ければ一度私の娘と会っy「それ以上耳障りな言葉を並べると、貴方は家庭も職業も失う事になるわよ?」
お兄ちゃんの反応に安堵した医者は、自分勝手な提案をお兄ちゃんに持ちかけようとした。
だから遮り話す事を中断させた。
お兄ちゃんから私に視線を移動させる医者。
どこか不満を持ったような目をしている。
「今の話は聞かなかった事にしてあげる。
だけど口の聞き方と視線の向け方には十分気をつけることね?
あまり弱い身分が調子に乗ると、飛び火して貴方だけじゃなく家族や親類にも燃え移る事を覚えておきなさい」
医者の目をまっすぐに見据えて、言い放った。
「……申し訳ない」
私の言葉の意味を理解したのか、私を見ていた視線を下にずらして頭を深々と下げて謝罪した。
「それじゃ、今日は帰りますね?また熱が下がらなかったり来ますのでよろしくお願いします」
項垂れる医者にお兄ちゃんはわざわざ頭を下げて、診察室を出た。
後を追うように私も診察室を後にする。
「由奈…有り難いけど、あれぐらいなら俺でも大丈夫だったぞ?」
空ちゃんを抱き抱えながらスタスタ歩くお兄ちゃんのすぐ後ろを私も歩く。
「そう?でもあれぐらいは言わないと、次来た時は娘連れてくるわよ?」
あの類いの人間はすぐに懐に入り込もうとするのだ。
だから早い段階で潰す。
「娘が来るも何も、あの医者の後ろに居た看護婦居ただろ?」
「ん?あぁ、居たわね」
研修生か何かだと思うけど、辿々しい手つきで医者の身の回りの手伝いをしていた気がする。
「あれが娘さんだよ」
「え?そうなの?てゆうかなんでお兄ちゃん分かったの?」
「う〜ん…雰囲気だけど、最終的に気付いたのは名札だよ名札。医者と名字が同じだったし、かなり距離も近かったしな。
それに医者も気が気じゃないって感じで看護婦見てただろ?かなり心配そうに見てたからな…あれは父親の目だ」
最後は冗談混じりに答えたが、よくそこまで人を見ているものだ。
純粋に感心する。
私はただの他人として見ていたから、まったく気がつかなかったけどお兄ちゃんはよく周りの異変や変化に気がつきやすいほうだと思う。
それもお父さんの顔色ばかり伺っていたからだと思うけど…。
「分からなかったのは仕方ないけど、娘さんが居る前であんな事言ったら父親としての威厳が潰れるだろ?だから一度周りを見てから発言しなさいって事だよ」
「まぁ、次からは気をつける」
此所で反論すると変な言い合いになってしまうかも知れない。
疲れきった今、言い合いしてもお互い体力を奪うだけだろう。
お兄ちゃんもそれきり私に何か言ってくる事はなかった。
病院内にある受付カウンター前の長椅子に腰かけると、名前を呼ばれるのを待った――。
周りを見渡して思うのだが、今年は夏風邪が流行っているのだろうか?
マスク姿の年寄り子供がやたら目立っている。
風邪か…私が風邪引いたらお兄ちゃんは何をしてくれるだろうか?
食事と着替えは勿論の事、身体を拭いてもらって下着を変えてもらって、汗をかくために一緒に寝て、色々乱れて次の朝お兄ちゃんが私に「由奈…おはよう……愛しているよ」なんて耳元で囁いて、朝から抱き合ってそのまま――
「由奈……突然、ニヤけるのはやめろ」
「へ?私はいつでも大丈夫よ」
「はぁ?何が?」
「ぇ?あっ…いや……なんでも無い」
私とした事が…幻想に脳を持っていかれてしまっていた。
しかし、想像しただけで頬が溶けるかと思うほど、蜜のような甘味が身体全体に流れ込んできた…。
あれを味わえるのは…
「どうした?お前も熱か?」
「ふふ…ちょっと熱っぽいかな?」
やはりお兄ちゃん以外ありえないだろう。
私の最終目的はお兄ちゃんと一緒になる事…その言葉通り、私のすべてをお兄ちゃんの為だけに使うのだ。
その時はお兄ちゃんも私の気持にまっすぐ答えてくれるはず。
「降崎さ〜ん、降崎 空さ〜ん?」
受付の看護婦が空ちゃんの名前をマイク越しに呼んだ。
立ち上がり、受付へと歩いていく。
薬の説明を聞いて薬を受け取ると、そのまま病院を後にした。
「空ちゃん、少し熱下がったみたいだね」
空ちゃんをおんぶするお兄ちゃんが空ちゃんの顔を横目で見て呟いた。
点滴の効果だろうか?
空ちゃんの顔色が見るからに良くなっている。
「もう頭は痛くないよ。病院も余裕だったな」
「「嘘つけ」」
お兄ちゃんと一緒にハモると、空ちゃんはケラケラ笑いながらお兄ちゃんの背中から飛び降りた。
「それじゃ、約束通り水着買いに行こう!」
「今日は辞めて明日行こうよ」
「明日はダメよ?明日から私は仕事あるもの」
「由奈姉ちゃんは帰っても大丈夫だよ?兄ちゃんと二人で行くから」
「あんた一人でいきなさいよ。今日お兄ちゃんは私と一緒に帰るの。決定事項よ」
お兄ちゃんをこんな場所に一人置いていける訳が無い。
零菜さんも居るし…。
と言うか零菜さんが一番危ない。
今日の朝、顔を見たけど雰囲気がいつもと違った…。
「まぁ、由奈に迷惑かける訳にはいかないしな。それじゃ、今から買いに行こうか?」
「やったー!」
大きく手を上げて喜ぶと、大袈裟にお兄ちゃんに抱きついた。
私から見たらただ、抱きつきたいだけなんじゃないかと…。
まぁ、いい。
どうせ夏休みが終われば、空ちゃんは強制的に実家に戻され学校に行かなきゃいけなくなる。
そうなれば数時間かけてわざわざ会いに来たりしないだろう。(私は毎日会いに行ってたけど…)
それに私は夏休みが終わる頃にはあのマンションを払って引越しを考えている。
理由は単純に零菜さんやお父さんに住んでいる場所がバレたから。
それに空ちゃんの存在。
やはり私は姉になる気なんて微塵にも無い…。
空ちゃんには悪いが、お兄ちゃんとの繋がりを切らせてもらう。
どうせ、一年会わなければどうでも良くなっているはず。
また元の生活に戻るだけだ。
空ちゃんの姉は零菜さんがなってあげればいい。
お兄ちゃんの妹は私一人。
お兄ちゃんに愛される資格を持っているのも私だけ。
だからお兄ちゃんとの絆をより深くしなければいけない…。
「由奈姉ちゃん早く来いよ!」
空ちゃんが私に向かって手を振っている。
ずっと引っかかっていた事なのだが、零菜さんが言ってた「あの子の変化を見逃すと、周りの女は痛い目を見る」と言う言葉。
あれの意味がなんとなく分かった気がする。
この子――降崎 空は間違いなくお兄ちゃんを自分のモノだけにしようとしている。
まだ幼いから“甘える”事でしか自分を表現できていないが、間違いなく女の武器を理解している。
依存色や独占欲が強い女は年齢なんて関係無い。
これは自分自身にも当てはまる事だから断言できる。
――奪う時は全力で奪いに来るはず。
妹から女に開花する前にこの子は切るべきだ。
「今行くわ」
作った笑顔を顔に張り付けると空ちゃんに軽く手を振り、お兄ちゃんの隣に並んで歩き出した。
ありがとうございました、投下終了です。
>>298Gj
零奈の持っているビデオテープが気になるな
>>298 GJです!
零奈がどんどんヤンでいく…今後どう動くか期待
>>298 GJ
空ちゃんはまだ変身を残しているのか…
GJ
危険な存在になる前に片付けるは覚醒フラグだ
>>298 GJ!!
零菜の最終手段がとても気になるな。
由奈も壊れるほどの破壊力をもってるとかさぞすごい内容のビデオなんだろう・・・
続きも超期待してます!
優哉きゅんの自慰隠し撮りビデオなら家族崩壊・・・しないな
GJ!
由奈も壊れる程のものって言ったら完全にアレだな
壊れるとはどういう意味での壊れるなんだろ
こんばんは。
短いですが投下します。
「お兄ちゃん」
「うぅ・・・」
「早く起きてってば〜」
「・・・ぐぅ」
「・・・まだ寝てるんだよね?」
「・・・・・・では」
「何をしようとしてるのかな?」
「・・・ちっ」
「舌打ちはいいから状況を説明してくれるかな?場合によってはこの手が唸るかもしれない」
「普通の兄妹でよくあるスキンシップだけど?」
「兄妹のスキンシップなら仕方ないな・・・それでズボンを下げてるのか〜」
「兄妹ならお兄ちゃんの寝顔を見てたらムラムラしてきて襲っちゃう事あるよね」
「・・・てい」
びしっ
「あぁん」
俺の妹はかなりおかしい。
常識外れ、天然、ブラコン。
そして何より―――――――――
「・・・ねぇ、お兄ちゃん・・・・・・もう一回だけ叩いて?」
変態だ。
「はぁ〜」
「何で溜息なんて吐いてるの?」
「毎朝あの手この手で嫌がらせしやがって・・・」
「でも色々試してみたけどやっぱりお兄ちゃんの一番好きなシチュが反応いいよね。一昨日もやったやつ」
「・・・はぁ」
「20回目にしてこの威力!やっぱり朝起きたら隣に裸で添い寝してくれる妹がいると興奮するでしょ?襲ってこないのが不思議でしかたない」
心底不思議そうに首を傾げる歩。
確かに反応はしてしまう。男の子だもの。
岸川 歩。高一。まだ幼さの残る童顔に黒のツインテール。
年相応の身体のライン。可愛いのは否定出来ない。
だが、妹だ。
兄妹という関係が崩壊しかける理性を止める最後の砦だ。
歩は兄妹という関係を破壊する気満々だが。
「やだなぁ、お兄ちゃん。妹兼お嫁さんが私の最終目標だよ」
「心を読むな、心を」
「今日もお兄ちゃんテレパシーは絶好調なのでした〜」
歩は本当にテレパシーでも持っているのかと思うぐらい勘が鋭い。
特に俺の異性関係に関しては常に監視されてるかと思うほどだ。
「そろそろ学校行くぞ」
「は〜い」
でもそろそろ兄離れをしないといけないよな。色んな意味で。
学校までは二人で徒歩15分。
歩はまだ新入生だがかなり有名になってしまった。
ブラコンシスコンの岸川兄妹としてだが。
今だって当然の様に腕を組んでくるし。
周りの視線なんてお構いなし。鼻歌までしてやがる。
「何故か知らんがご機嫌だな」
「ふふん。この時間はお兄ちゃんが私のモノと周りに分からせるためにあるからね」
「さいですか」
あぁ戻りたい。一年前の高校生活に。
一年と三年は校舎が違うので校門で歩と別れる。
一人で歩いていても視線は感じる。
歩が来る前までは普通に過ごしてたのに・・・
今ではすっかり注目の的だよ。
自分の席に着き、ようやく落ち着く。
クラスの奴等は今の状況が歩からの一方的な愛情だと分かっているのでありがたい。
「おはよう岸川」
「あぁ、おはよう結花」
「まったく・・・毎朝見せつけてくれるね」
「俺としては今の状況を何とかしたいんだけどな」
「無理無理。どう見てもシスコン野郎だよ」
「だよな・・・」
悪態を吐いてくるこいつは荒井 結花。
ずっと腐れ縁の幼馴染。
クラス内のシスコン疑惑を解いてくれたりして意外と良い奴。
後、歩の女性フィルタリングを通り抜けた数少ない人物。
休日や放課後遊べる女友達はこいつ位だ。
「なぁ・・・結花。今日は空いてるか?」
「ん、別にいいけど何で?」
「ちょっと相談があってな」
「りょーかい。んじゃ放課後ね」
よく馬鹿にも付き合ってくれるし、結花は本当に良い奴だ。
「で?何の相談があってあたしを呼んだわけ?」
放課後に教室でちょっと話をする位でよかったのだが駅前のファミレスまで連行された。
結花曰くそれ位は奢れだそうだ。
別に奢るのはいいが、時間が無い。さっきから携帯が震え続けている。
確認するまでも無い。歩だ。
ここも直ぐに見つかるだろう。
「単刀直入に言う。俺と付き合ってくれ!」
「・・・・・・ふぇ!?」
「お前とならいける気がして・・・」
「そ、そんな急に言われても・・・あたしにも心の準備ってもんが・・・」
一瞬で結花の顔が真っ赤になった。
しまった焦り過ぎた。これじゃあまるで告白じゃないか。
「あ、すまん。言い方間違えた。正確には・・・」
「やっと見つけたっ!お兄ちゃんこんな所にいた〜!」
「早っ!?」
最初に携帯震えてから五分も経ってないぞ!?
さっきの発言を結花に説明すら出来て無い。
「たとえ結花先輩でも女の子と出かける時は私が一緒じゃないと駄目だからね!」
「・・・すまん」
歩はそのまま俺の隣に座り延々と説教をしてるし、もう相談どころじゃないな・・・
「結花先輩、どうかしました?さっきから呆けてるようですがお兄ちゃんに何かされましたか?」
「・・・う、ううん何でも無い!・・・ただ、少し整理がついてないだけだから」
「・・・?それではそろそろ私達は夕食の買い物に行かないといけないので。お兄ちゃん行きますよ」
「・・・あぁ。また明日な、結花」
「・・・う、うん。また明日ね」
歩に引き摺られて店を出る。
結花には後で電話しておかないと・・・
歩に俺を諦めさせる為に恋人の振りをして欲しいと伝えるつもりだったのに。
そりゃあ本当に付き合えたら嬉しいけど結花は告白を片っ端から断ってるし無理だよな。
何とか今日の夜に誤解を解けば明日に蹴り一発位ですむかな。
「御馳走様でした」
「はい、お粗末さまでした」
歩が作った夕食を食べ終える。
両親は二人とも外国へ長期出張しているためずっと歩と二人暮らしだ。
その所為で益々歩が暴走しているのだが。
「少し自分の部屋にいるからな」
歩は俺の傍から離れないので電話が出来ない。
何とか一人にならないと・・・
「・・・その前にお兄ちゃんに話があるから聞いて欲しいな」
「なんだ?」
「お兄ちゃん最近女の人にだらしないよね?」
「そ、そんな事はないだろ」
「ちょっと手を後ろに組んで?」
ガチャリ
「歩、何故手錠なんてするのかな?そもそも何で手錠を持っているんだ?」
「手荒な事はしないから大丈夫だよ。でもこれを見てもし彼女さんなんて見つかったら・・・」
歩が俺の携帯を取り出す。何時の間に盗ったんだ。
「う〜んこれなら大丈夫そうかな〜。結花先輩とのメールが多いのと女子のメアドが二人増えてるのは気になるけど。とりあえずこの二人のメアドは消しておくね」
あぁ・・・折角仲良くなったのに・・・
歩のチェックが時々入るため俺の携帯には殆ど女の子のアドレスは残らない。
残っているのは母さん、歩、結花、歩の友達くらいかな。
「全く・・・お兄ちゃんは女の子にデレデレしすぎ!」
「そんなつもりは全然無いけどな・・・」
「罰として今日はこのまま一緒に寝ようね」
「ちょっと待て。その理屈はおかしい」
「何もしないから!本当に何もしないから!!」
女が言うセリフじゃない。
いつもの様に歩の勢いに負けて一緒に寝る事になるんだろうな・・・
携帯も返してもらってないし、結花には明日直接言うしかなさそうだ。
「それじゃあ、おやすみお兄ちゃん」
「一緒に寝るのはいいがせめてこの手錠は外してくれないか」
「嫌」
「・・・はぁ」
「それにしてもお兄ちゃん良い筋肉してるよね・・・この腹筋とか私大好きだもん」
「寝巻に手を入れて撫で回すな!・・・さっさと寝ろ!」
「おや?妹に触られてここもガチガチになって・・・ないか。・・・ちっ」
「何処触ってんだ!?」
結局一晩中セクハラから耐え続けた。
「おはよう。お兄ちゃん」
朝、起きると歩が満面の笑みでこっちを覗きこんでいる。
歩の猛撃を耐えきったから寝不足で頭が重いな。
「やっぱりお兄ちゃんは朝弱いよね。でもそろそろ気付くでしょ?」
そう言われてまず、口元に違和感。口に何か挟まれてる。
手足も自由に動かない・・・って縄で縛られてるし。
歩が鏡を出した。見ると口にはSMでよく見る様なギャグボールが付けられてた。
「今日、お兄ちゃんは風邪でお休みになりました」
状況を聞こうにも、うめき声しか出せない。
「今朝早くに結花先輩が家に来てね・・・あはは。何て言ったと思う?『孝弘君と付き合う事になりました』だって。本当なの?」
血の気が引く。かなり不味い。
「お兄ちゃんを名前で呼んでる女の人は初めてかなぁ。今までは私がさせなかったのにね」
ギャグボールを外されながら俺は全力でこの場を乗り切る事を考える。
「もし・・・これが本当なら今すぐお兄ちゃんを・・・」
歩は本気だ。もう止められない。
「犯すよ?」
恍惚とした表情を浮かべる歩。
俺は口が自由になっても、何も話せなかった。
投下は以上です。
自分は短編でさえ満足に書けなかったので、
SS書いてる人達は凄いなと再認識。
ありがとうございました。
Gj
やはりキモウトと幼馴染みの因縁は永遠の課題なのか…
>>317 いや、純粋に面白かったよ。
ここの作者は皆レベルが高いなぁ
GJ
下劣で卑猥は幼馴染なんてものは全滅すれば良い
その点妹は可愛くて最高だ
gj
幼なじみとの対決に期待
gjすなあ
>>317 めちゃめちゃ良かったよ
何なら続きお願いしたいお願いします
>>317 こっちが何を言おうと問答無用で犯す
この妹は、一度やるといったら何があっても必ずやる
そんな雰囲気が感じられてゾクゾクしました、GJです
なんでも世間では「彼氏の位置・電池残量・通話記録がわかる恋愛支援アプリ」
なるものが出回っているそうだが此処のスレのヒロインたちならこの程度自作したりしてんのかな
作ったり入れてるはずだ間違いない
実在するのか…ストーカー御用達?
これのことですか
マジキチ(´Д`|||)
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>>328 リアルだと怖すぎるがキモウトSS ではこういった
ソリューションを駆使して兄を追い詰めてるところを見てみたい。
>>328 ほとんどウイルスじゃねーかw
惨事は本当におっかないな
331 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 04:05:28.66 ID:2GaCgJKz
一緒に産まれて一緒に育ったキモ双子姉
姉をお嫁さんにする約束を忘れずに果たす弟は一流の弟
>>328 カレログだな
まあ二次のストーカーは萌えるけど参事は怖いだけだなw
ということでまた二次の勝利か
キモ姉を性奴隷にしようとしたら弟が性奴隷にされるssまだ―
彼女にも使えるんじゃねーの?
>>328 確かこれより強いプログラムでケルベロスが在る
ケルベロスはカレログ機能に加えて
カメラの遠隔撮影
・こっそり音声録音
・端末のロック
・警告メッセージの表示
・登録済みのSIMカード以外が挿入された際に警告
・内蔵メモリ/SDカードのデータの削除
・アプリケーションの秘匿化が備わって居るからキモウト、キモ姉はケルベロスで監視してる
ケルベロスって名前かっこよすぎだろw作者中二かよwww
アハハハハ!お姉ちゃん弟が好きすぎてケルベロスになっちゃいそう!
>>336 まず、こんなものに頼らなくても本物のキモ姉キモウトは直感で全てを把握する
てゆうかレス読んでると、双子好きが多いなぁ
保管庫合わせて双子SSって何作ぐらいあるんだろうか
>>341 ヨスガの影響かねえ。
俺がパッと思いついた限りでは花言葉デンドロビウムと狂もうとぐらいだな。
ちゃんと調べればもっとあるかもわからんが。
姉にして妹たる双子こそ、このスレ的には最強なのかもしれませんな。
腹の中で兄(弟)に抱きついて離さないので、やむなく帝王切開で取り上げる
くらいの武勇伝は普通にやりそうだ。
デンドロビウムの作者は双子もの多いね。たまらん。
>>343 狙ったように足元蹴り飛ばされて転かされたような感じだわw
近々SSに取り入れようとした内容を先に書かれてしまったw
>>345 期待してるよ
抱きついて一緒に産まれたら姉と妹とどっちだろ?双子になる?
ママの強い意向で姉
三つ子だと姉、主人公、妹ってなってすごく危なげな匂いがしてたまりません!
お腹の中から一緒の三つ子と子作りとか興奮する
二卵性の双子ってのは聞いたことあるけど
二卵性の三つ子ってのは実際ありえるのかな
二卵性の双子になる予定だったのが、受精卵の一つが一卵性双子と
同じ状態になって、結果として男1、女2の三つ子になるのは理屈ではあり得そうだな。
盗人の自覚がない天然幼馴染を痛めつけるキモ姉まだ―
354 :
風見:2011/09/03(土) 17:23:21.16 ID:6PPmzONW
姉ものなら書くけど注文ある?(´・_・`)
確かに双子が最強属性かもしれぬ
妹でもあり姉でもある
あくまでも個人的にそう思うだけだが
357 :
風見:2011/09/03(土) 21:07:30.92 ID:6PPmzONW
了解。好きに書かせていただきます。
明日ぐらいには投下します
>>357 申し訳ないけど投下は遠慮してくれ。
Yスレから荒らしが大量に来るから。
Yスレは全部あんたのアンチ&叩きだろう。
頼むから投下はしないでくれ!一生のお願いだ。
姉と彼女とドロドロした関係を天国でも続けるシチュ思いついた
>>358 なんでそんなに過剰反応?
本人はトリップ付けてるから偽物か本物かそれで判断しなよ。
>>357 自分からも申し訳ないけど投下を遠慮して欲しい
荒らしは投下するだけで押し寄せるてくるだろうから
本当にすまないけど止めてくれ
>>357 大体他スレでアレだけ叩かれてるのに元々両方観ている住民が多い当スレで同じ風見名で投下宣言するのは釣りか荒らし目的としか思えん。
本人、本人じゃない関係なしに投下して荒らしが大量に押し寄せたら完全に工作員と見ていいだろう。
すまんが人の楽しみを奪わないでくれ。迷惑だ。本人なら絶対投下するな!
釣りか荒らし目的で投下するなら他スレを巻き込むな!
お前達の欲求不満の捌け口に当スレを使うな!
どちらにしても投下したら「絶対許さん!!!」
何の権利が有ってスレを荒らす?本当に絶対止めてくれ!
そちらに多少は良心が残っていると信じたい。本当に止めてくれ!
姉と言ったら長髪イメージ
妹と言ったら短髪イメージ
文句あるやつは来いやあ!!!
364 :
風見:2011/09/04(日) 02:37:12.75 ID:pn8cbsh5
長文書いてる奴馬鹿じゃねーの?
反応してるテメーが一番の荒らしだボケ
姉と言ったら洋食イメージ
妹と言ったら和食イメージ
異論は認める
こういう自治厨みたいな奴等が一番ウザい。
台風はこのスレも通過していくのか
誤爆したスマソ
なんか変なコテが湧いとる
Yスレは荒れて以来かなり久しく行ってなかったんだが
いま現行スレ(Yスレ48)のラスト50を見てきた限りでは
むしろ風見なる作家さんは被害者にしか見えないんだが
……まあ、この話題はあまり振らない方がいいのかね
エロパロはここしか見てないからついていけない
最初から本物じゃないと気付いていたさ(本当はIDに気が付かなかった事は言わないでおこう)
弟にはエッチな事(嫉妬)禁止して自分は弟でオナニーしてる双子キモ姉
>>370 まぁ、でも所詮ネットなんだし、粘着に付かれたらコテ変えればいいのにとは思わんでも無い。
面倒な話題にはあんま触れないで
ぶっちゃけ荒れる以上、投下は控えてほしいな
するならYスレで姉物投下してください
>>376 確かに妹とか気持ち悪いよな、血が繋がってるのが気持ち悪いレベルだ
そのてん姉は美人で周りに自慢出来るよな
姉には甘えたい妹には甘えてほしい
380 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 00:10:35.21 ID:qn5Ej1yk
>>379 申し訳ないが姉に甘えられるのは父性愛をくすぐられるのでNG
>>381 教育ママならぬ教育キモ姉がいいのか
弟を立派な旦那にする為に毎日スパルタ教育
口癖は「そんな事じゃ私と結婚できないぞ」
そんなお姉ちゃんに嫌気が差し、無視を決め込む弟
弟を監禁陵辱洗脳飲尿する姉が読みたい
>>385 物がないならどうすればいいかわかってるな?
さぁメモ帳でもワードでも好きなモノを開くんだ 後はアルコールでも入れて一気に書き上げちまえ
最近書き手本当に減ったな。
今書いてる書き手も2〜3人ぐらいか?
書いているんだかここに載せていいか悩んでる。
お姉ちゃんが弟のためにハーレム作るのは有り?
姉がキモければ
愛する弟のためなら何でもしちゃうって意味では有りじゃないですか?
弟の為にハーレムを作ってあげる姉と聞いて感動した
まあ恋人や夫婦の関係なんて姉弟と比べたらただの他人だよね
>>387 エロパロ板全体で減少傾向にあるらしいな
ゼロ魔スレとか荒れてこそ無いけど一時に比べたら悲惨の一言だぞ
お兄ちゃん、なにその他スレ?
その名前はなんなの?なんで私以外のスレを見てるの?なんで私以外のスレの名前を口にするの?
私以外のスレなんて、ただの汚らわしい他人じゃない。
わかった。きっとお兄ちゃんはそのスレに騙されてるんだよ。
良いように使われてるだけ。他人なんてみんなそう。気持ちわるいったらないよ。スレの中真っ黒なんだから。
ほら、お兄ちゃん。そんな他スレのことなんか忘れちゃって、私とめいっぱい遊ぼ?
時間なんかほっといて。このスレだけを見て。ね?
あ……おにぃちゃぁん……ふぁ、そん()
>>393 これをオッサンが書いてると思うと胸熱すぎて、今度から町中で見るオッサン全て妹に見えるわ。
しかし、内容的にどっちのスレに落とそうかとか悩むケースってありませんか?
例えば妹が人外の場合、当該の人外系スレにするかこっちにするかとか。
ハーレムをプレゼントするが、正妻はお姉ちゃん・・・・・・
ふぅ。
398 :
1/5:2011/09/06(火) 21:28:26.40 ID:VafV5Ftu
>>397ちょっと書いてみた
「あっ、ああっ、あああああああああ〜っ!」
「うっ!」
真っ白な背中を眺めながら、俺はまた熱く滑る秘孔の中に精液を吐き出す。
「はぁ…はぁ…」
ぐったりと倒れこんだ彼女のあそこから肉棒を抜き出し、俺はその場にしゃがみこんだ。
ふと辺りを見回してみると、部屋のそこかしこに、全裸の女性が倒れこんでいた。
誰一人の例外もなく、股間から白濁した粘液を垂れ流しながら…
「お疲れ様、勇介」
盆に乗った水と蒸しタオルを差し出したのは、この場で唯一服(なぜかミニスカメイド服)を着ている女性、俺の姉だった。
「ね、ねえちゃ…」
「まずは喉を潤しなさい。ほら、注いであげ――キャッ!」
一々コップに空けるのももどかしく、姉が抱えたペットボトル(1L入り)をひったくるように奪うと、そのままぐびぐびとラッパのみする。
「ぷはーっ!…生き返った…」
「クスクス…随分と頑張ってたもんね?」
半分以上を一気飲みしてやっと一心地つく。
タオルで汗を拭き始める姉の顔を眺めながら、俺はようやく今日ここに来た理由を問いただした。
「で、姉ちゃん。何の用なんだ?態々人をこんなところに呼び出して?」
今日は俺の18歳の誕生日。かねてから『今度の誕生日にはスゴイものをプレゼントする』と言っていた姉に呼ばれ、こんな高級そうなホテルにやってきていた。
399 :
2/5:2011/09/06(火) 21:29:43.46 ID:VafV5Ftu
「あら?『何の用』とはごあいさつね?今日は勇介の誕生日でしょう?だからプレゼントを用意したのよ」
指定された部屋に入ると、そこに待ち構えていたのは、20人あまりの女性。下は小○生くらいから上は30後半の女性達。しかもキレイ系から可愛い系、グラマーからスレンダーまで千差万別。
みな服や下着は着けておらず、首元に赤いリボンをしただけでほぼ全裸と言っていい状態だった。
そんな女体の群れを見せ付けられた俺は、理性がブチ切れる音を確かに聞いた。
結果、ついさっきまで女のカラダを本能の赴くまま、思う存分貪っていたのだ。
「プレゼント…ってまさか」
「そ。あんた前から言ってたじゃない。『ハーレムを作って1日中ヤりたい』って。だからその夢を叶えてあげたのよ」
「…………」
正気かよコイツ…確かに今まで彼女なんて出来たためしもなく、告白をしたこともなければされたこともない。
だが女に興味がないのかと言われれば断固『否』と答えよう。俺だって男だし性的なもの、とくに男女の交わりにはかなりの興味がある。
逆に言えば、彼女にしたいと思った女性がいるわけではなく、ただ『ヤッてみたい』と思っただけなのだ。
「どうしたの?もっと嬉しそうな顔しなさいよ」
姉が何かのたまっているが、頭が真っ白になっている俺は、言葉を理解できず右から左に聞き流していた。
「なぁ…この人達は…?」
辛うじて尋ねるも、
「別にどうでもいいじゃない。コイツらはオモチャ。ただヤるためだけの人形。何て言うんだっけ?『だっちわいふ』っていうの?アレだとでも思ってなさい」
無表情で返された。っていうか人を人形って…
「さて、じゃあそろそろ次は私の番かな?」
胸元をはだけ、メイド服のままスカートからパンティを引き抜く姉。
「へ?」
400 :
3/5:2011/09/06(火) 21:31:20.21 ID:VafV5Ftu
「『へ?』じゃないでしょ?今日はあんたの誕生日。同時に私の誕生日でもあるの」
そうだ。俺と姉は6つ年は離れているが、同じ日に生まれたのだった。
「ああ…それが?」
「鈍いわねぇ…私はあんたにプレゼントを渡した。だから今度はあんたが私にプレゼントする番だって言ってるのよ」
「ちょ…」
突然の催促に言葉が出ない。確かに今日は姉の誕生日でもあるが、『別にあんたは何にも用意しなくていいわ』と言われたのを真に受けていた。
「大丈夫。あんたは何もしなくていいの。私が勝手に貰うだけだから」
そう言って俺を押し倒す姉…ってあれー?
「か、身体が動かない…?」
「ま、そりゃあれだけブッ通しでヤリ続ければね。でも〜」
急にニンマリと両口端を持ち上げる。
「ここは元気よねぇ〜?」
「ぁぅっ!」
起立したままのモノをゆっくりとしごき始める。
「私からあんたへのプレゼントは、20人以上の妾。あんたが私にプレゼントするのは正妻の座。ホラ、平等な取引でしょう?」
何が平等か。
そう指摘したいが、口も舌も痺れてきた。
「ねぇ…いいこと教えてあげようか?」
俺の耳元で囁く。
「コイツらね?今日が終わったらどうなると思う?」
401 :
4/5:2011/09/06(火) 21:32:41.03 ID:VafV5Ftu
「っ!」
平坦な声に背筋がゾッとする。
「クスクス…」
「ま、まさか…」
「用が済んだ人形は用済みよね?用済みになった人形は…どうすると思う?」
「…………」
「あんたが手をつけない女はそのまま解放してあげようと思ってたんだけど…あんた全員とヤっちゃったわよね?」
カタカタ、とどこから音が聞こえてくる。それが俺の口元から聞こえるのだと言うことを理解するのに数秒かかった。
「姉ちゃ…」
「クス…安心しなさい。私も鬼じゃないわ。あなたが条件を飲んでくれたら、この子達には何もしない。あんたが望むならこのまま開放してもいい」
「条…件…?」
「そ」
全てを癒す天使のような、全てを呪う悪魔のような、そんな顔で、姉は文字通り、悪魔の取引を持ちかけた。
「私を愛しなさい。女として愛しなさい。朝も、昼も、夜も。健やかなる時も病める時も、全て私を一番に愛しなさい。」
俺の両頬を抑え、ゆっくりと顔を近づける姉。
「私だけを愛せとは言わない。私だけに愛を囁けとも言わない。でもね?」
自分の唇に姉の息がかかるのがわかる。
「あなたの一番は私。あなたが一番愛しているのはこの私。他の雌に誘われようと、他の女に誑かされようと」
402 :
5/5:2011/09/06(火) 21:33:52.78 ID:VafV5Ftu
唇が触れ合うか触れ合わないか、もうそこまで姉が近付いてきている。
「必ず私のところへ帰ってきなさい」
唇が重なる。俺は返事を返せなかった。
だが…答えは決まっていた。
ただ一言だけ。
GJ
なんというリアルタイム
乙なんだな
天使か悪魔か、はたまた邪神か……いや、姉だ。
Gj!
この姉、お姉ちゃんの中のお姉ちゃんつまりキングオブお姉ちゃん
とにかく正妻はお姉ちゃんだけ
姉なのにキングとはこれいかに
ここってガチで妹好きと姉好きどっちが多い?
妹に決まってるだろ
ちょっと恥ずかしがってカモフラージュしてる人もいるけど
>>408 ガチで言うと、SSの内容が良かったら正直どっちも好き。
ガチだと姉
俺は妹だな
年下の女の子に迫られるシチュが好き
書きやすいのは妹かな?兄が無個性でもある程度は話になる
でも読んでて興奮するのは姉。特に姉×ショタは浪漫
妹と姉弟プレイこそ至高
姉モノは適度に姉が“暴君”でないと興奮しない
ただ、“暴君”過ぎると萌えられないし、適度に弟に甘く、適度に厳しくないと
姉と妹のドロドロした関係を
>>413 同志よ。書きやすいのは妹だよな。
何しろ「兄さん」と呼ばせれば済むので、男の名前を
考えなくて良い
>>417 それはねーだろw名前ぐらいは考えようぜ
>>418 いや、妹ものの短編・小ネタで、お兄ちゃんの名前が出てくるのが
どのくらいあるか、暇な時に保管庫を見てくれ。
>>419 あぁ…短編はそうかもなw
んじゃ逆に姉の短編はどうだろうね?
姉短編の場合ちゃんと名前あるのが多いのかな……まぁ、普段弟呼ぶ時に「弟」なんて言う姉はいないかw
芝居がかった感じで「我が愛しの弟よ」みたいなのはアリかもね
ちょっと気になってつぶやいた質問がここまで発展していたとはww
ちなみに俺は妹です
産みのキモ姉と育てのキモ姉
「弟くん」という二人称もありっちゃありかもね
普段は「弟くん」で二人きりのときは「あなた」か?
萌えるじゃないか
何かD.C.Uの音姉思い出した
>>424 年の離れた姉に育てられたパターンは思いつくが、産みのキモ姉はむずかしい…
母と姉だけの時に陣痛が来て産まれた弟をとりあげた7歳のキモ姉
姉がいなかったら死産にだったという武勇伝で姉のおかげだから産みのキモ姉
「私がとりあげなかったらアンタは死んじやってたからを私が産んだも同然」
代理母を娘が務めて、遺伝子的には弟を産んだ…あり得るかな?
父親に犯されて弟を孕まされたとか?
でもそれだと単なる息子になっちゃうか
>>430 どうしても弟が欲しくて不妊の両親の代わりに自分のお腹で育てるのか
ふぅ
介錯の哀・天使か
今やダブルオー公式作家だもんな…
作品投下来てるのかと思った。
投下します。
【タイトル】
『かなりニーソな同調義妹』(第二回)
【内容】
兄が義妹にエッチな事で苛められる話です。(F/M色強い)
【今回の話に含まれているシチュ】
・罵倒されながら臭いニーソックスで顔を踏まれる
・匂い責め
・ニーソ太ももで顔を挟まれる
・首四の字固め
【含まれてる物】
・版権キャラ+改変(スタイル、性格、喋り方など)
・女の子の足の汗や匂いなどの汚い系の表現
僕には、すごく可愛い義妹がいる、
僕が好きなエロゲのヒロインと容姿を似せ、同じ声色を使ってくる義妹、
義妹は僕の欲望を読み取り、エッチな攻撃を仕掛けてくるのだった。
彼女の名は、音羽姫音(おとわ ひめね)。
『ダ・カーポ』の朝倉音夢(あさくら ねむ)というヒロインにとてもよく似ている、
正確には、『姫音』が『音夢』と髪型、声色、性格などを似せているのだ。
僕はずっと、姫音の容赦ないエロ攻撃から何とか貞操を守ってきたが、
数日前、僕は姫音の誘惑に負けて、ついに童貞を奪われてしまう、
その後も、姫音の巨乳攻撃や手コキで強制射精させられる恥辱を受けてしまった。
僕と姫音は兄妹という関係を除けば、恋人として見られてもおかしくない、
だが、僕たちは兄妹だ、
姫音もそれを意識してか、外では普通の仲の良い兄妹のように振る舞う。
今日、僕は姫音と一緒に、久しぶりにこの島にあるデパートまで買い物に来ていた、
島の規模はあまり大きくはないためか、デパートはこの一件しか存在しない。
しかし、このデパートに来る時だけは、いつも姫音の様子がおかしくなる、
姫音は僕にくっついたり、僕の腕を組んで、バストに押し付けてくる行動が特に多い、
あと、用もないのに僕に何度も話しかけてくるのだ。
「…兄さん。あっ…ううん、別に読んでみただけ。ゴメン、本当に何でも無いから…」
姫音みたいな可愛い女の子に、べったりされるのは僕も悪い気がしない、
でもバスに乗っていると、乗客からの痛い視線が刺さり居心地が悪くなる、
姫音もそれを承知だが、必要以上に僕にくっついてくるのだ。
「あはは…ごめんね、兄さん…人前でこんなことしたら恥ずかしいよね…
ホントにゴメン、私ここ苦手で…、兄さん、ゴメン、本当にごめんなさい…」
姫音は何度も謝りながら、僕に身体をすり寄せる、
外ではいつも淑女のような落ち着きのある姫音だが、
ここに来る時は本当に様子がおかしくなる。
このためデパートは、必要以上に来ないようにしているが、島で生活していると、
お互いにどうしても必要なものが出てくるため、このデパート以外に頼る他はないのだ。
デパートに着くと、僕と姫音は集合時間と場所を決め、別行動で買い物を済ます、
今回の僕の買い物は少なかったせいか、すぐに必要なモノは揃った、
僕は先に集合場所である外の噴水で、姫音を待つ事にした。
そういえば昔もこのデパートの店で、姫音を待っていたな…
でも良く思い出せない、
何故か昔の姫音との記憶は、どれもひどく曖昧で不明慮だ。
中学生の頃、僕はひどい高熱を出して救急車に運ばれた事がある、
その時のショックで「記憶喪失」になったのだが、今はほぼ完全に記憶が戻っている、
ただ、昔の姫音の事に関しては、今でもほとんど思い出せない。
「忘れてしまったことは、覚えておく必要がなかったってことなんですよ。
だから兄さんは無理に思い出す必要はありません。
だって私と兄さんはず〜っと昔から仲良しだったんですから」
以前、姫音に僕の記憶について話した時、笑顔でそんなことを言われた。
でもそれは、僕にとってすごく大事な事のような気がしてならなかった、
僕は機会があるごとに、姫音の記憶を呼び起こそうと試みている、
だから今回も深く集中して、出来事を思い出す…
昔、姫音に待たされた店…どんな店だったかな…
―――ピシ、ピシっ!
痛っ!? 脳の血管がすり切れそうな感覚…!
昔の記憶を思い起こそうとすると頭痛がする時がある、
でもどうしてだろう、昔の姫音のことを思い出す時だけ起こるんだ…
「……ああっ、兄さん!? 先に待ってたんだ…!」
買い物袋をたくさん持った姫音の姿、
それで僕はある「大事な事」を思い出した!
…しまった!
このデパートで買い物する時は、絶対に姫音を「待たせない」といけなかった!
久しぶりにデパートに来ていたせいで、すっかり失念していた。
「…兄さん、もしかして待ってたの? あ…あっ…ごめんなさい、どれぐらい待った…?
待ってたよね…! ごめんなさいっ! 私、買い物多くて、遅くなっちゃって…!
本当にごめんなさい、謝りますから許して下さいっ!! ごめん、ごめんなさいっ!!」
姫音が突然、錯乱し始める、
悲痛な声でごめんなさい、ごめんなさいと何度も僕に謝ってくる、
次第に何事かと人が集まる…これが、僕たちがデパートに来たくない一番の原因だった。
姫音は癇癪持ちでは無いが、ここでの僕に対する出来事にはかなりデリケートになる、
この他にも姫音が僕に、異常なまでに敏感になるタイミングがいくつかあるのだ。
とにかく理由はわからないが、僕が気をつけておかなければいけなかったのは事実だ。
普段の姫音も今さっきほどではないが、
いつも僕に不都合が無いか気を配り、何かあれば面倒を見てくれる、
異様なまでに自分よりも僕を優先して、尽くしてくれるのだ。
30分後、僕は何とか姫音をなだめる事ができ、帰りのバスに乗った。
帰りになると、姫音も多少は明るさを取り戻しており、
僕と姫音は、いつもの仲良し兄妹に戻っていた。
途中、バスで帰宅すると思われる、3人の女子高生が乗ってきた。
「今日、暑過ぎだよね〜、なのに校則で、このニーソックス履かないといけないって…」
「そうそう、私のニーソ、汗ですごく蒸れちゃってさ〜、きっと、めちゃ臭そう」
「もしこのニーソ、3日間ぐらい履きっぱなしだったら、どれだけ臭くなるんだろうね?」
僕は思わず、女子高生のニーソックス話に耳を傾けていた、
女の子の黒のニーソックス、ニーソの蒸れた足、はみ出た太もも、履きっぱなしの匂い…
うん、やっぱり女子高生のニーソックスはいいな、特に黒ニーソが王道だ、
僕は女子高生たちのニーソックスを、こっそり盗み見ながら妄想にふけっていた。
すると、どこからか恐ろしい声が聞こえてきた…
「ニーソ…兄さんは…ニーソ好き…しかも…黒のニーソックス…女の子…蒸れた臭い足…
3日間…履きっぱなし…すごく臭い…足…汚い…兄さん…蹴り…顔…踏みつけ…何度も…
ニーソ…踏みつけ…臭い匂い…嗅がせる…止めてあげない…顔面…ぐりぐり…ぐりぐり…」
気がつくと、姫音がジト目で僕を睨みつけながら、不穏な単語を呟いていた…!
危険を感じた僕はこの場を誤魔化すため、慌てて姫音に話しかけようとすると…
「ツーンだっ! プイッ!」
完全に手遅れだった…
姫音はこんな風に女の子関連の事で怒らせたら、当分はへそを曲げてしまう、
そして最近の姫音のエロ行動から、家に帰った後、何をされるのかわからなかった…
しかしこの日、姫音からは結局何もされる事はなかった、
これで大丈夫と安心していた僕は、今日のニーソの事などすぐに忘れてしまったのである。
だが、次の日、二日目と姫音は黒ニーソックスを履いており、
僕のそばに来て、妙な独り言をつぶやいた。
「あ〜あ、夏だからニーソックスって、すごい蒸れますね〜、
もう二日間も私の汗を吸い続けてるから、仕方ありませんか。ねっ、兄さん♪」
僕は、姫音が二日続けて、黒のニーソックスを履いてることは気になっていたが、
まさか…今、姫音が履いてるニーソは、本当に二日間も履きっぱなしなのか?
いや、おかしい、姫音は毎日、部屋を掃除するぐらいのキレイ好きだ、
二日間も同じ、ニーソックスを履いてるなんて、そんな事はありえないだろう…
僕は、必死に最悪の可能性を否定した、
だが、あのデパートの買い物から3日目、僕がリビングでくつろいでいる時だ、
足に黒くて、邪悪なオーラをまとわせた姫音が、笑顔で僕に話しかけてきた。
「おほほ…、兄さん、今お時間はありますか?
あるのなら少〜しお話がしたいので、こちらに来て頂きたいのですけど」
笑顔でバカ丁寧な言葉遣い、姫音が本当に怒っている時だ、
ちなみに時間があるかを聞いているが、こちらの都合はいかなる場合でも無視される、
僕はあのニーソの一件を思い出し、今日が3日目だという事に戦慄を覚えた。
「兄さんは、3日前にバスに乗ってきた、女子高校生の方々のニーソックスを、
じっくり視姦されていましたよね。私、ちゃんと言いましたよね。
他の女の子に劣情を持ったりするのも、禁止って…」
姫音は、笑顔のまま続ける…
「なのに、兄さんはまた約束を破ってしまいました……オシオキですね」
姫音は、静かにニーソックスの片足を上げて、足の裏を見せた、
真っ黒い姫音のニーソの足、どれだけ汚れているかは一目見るだけでは分からない、
でも僕にはわかる、姫音のニーソの足裏から、すごく恐ろしい何かが放たれているから…
「兄さんもお気づきでしょうけど、
私、この黒のニーソックスを、3日間も履き続けているんですよ。
どれだけ私の足の汗を吸ったんでしょうね、きっとすごく臭いですよ…」
そう、姫音のニーソックスの足から、強烈な臭い匂いが放たれているんだ、
恐ろしい姫音のニーソ、もしこの足で顔を踏みつけられたら、きっと地獄だろう…
投下途中ですみませんが一度中断させていただきます。
現在PCを買い替えたため、LV1になり一度に投下できる量も大幅に減少し
このまま投下を続けると無駄にレスを消費し、途中で規制を喰らうことが目に見えるので
続きはLVが上がってある程度まとまって投下できるようになってからにします。
中途半端な形で中断してしまい、すみませんでした。
少し修行してきます。
ということで投稿はここで終わりにします。
風味乙
gj
焦らすのうまいなぁ
乙
よかったお
GJです。続きも期待しています。
しかしF/Mとは何ですかね?
こんばんは。
>>261の続きを投下します。エロ有です。
449 :
狂依存 254:2011/09/10(土) 03:09:14.77 ID:lA22Hqmu
「へへ……はふっ、ん、ちゅっ、んふうっ……」
学校帰りの大輝を捕まえ、自宅に連れて行ったら、すぐに私を押し倒して、キスしてきた。
「ん、ぺろっ……ん、ちゅっ、んん……ちゅっ、んふうっ……、れろ……」
あれ以来、大輝は麻由ちゃんだけでなく、私とのセックスも躊躇う事はなくなった。
私が誘えば、嫌がることも無く黙ってついて来て、こうして抱いてくれる。
本当、すっかり発情しっぱなしの困った彼氏になってしまった。
「ん、んちゅっ……ん、んんふう……でも、そんな所もだーい好き。ん、んん……ひゃん」
舌を絡めながら私の乳房を鷲掴みにして、荒っぽく揉みしだく。
少し痛いが、それも今は愛撫にしか感じなかった。
「ひゃふんっ!!あっ、もっと、強くううっっ……!はんっ、やっ、いああああぁぁぁんっっ!!」
私の乳首を吸い始め、甘噛みされて歯が軽く立てられると、その痛痒い感触に思わず声を張り上げてしまう。
もう……本当にエッチな事も上手くなっちゃって……。
「ん、ちゅう、んくっ……ちゅっ、ん……」
嬉しさのあまり、彼の頭を掴んで顔に所構わずキスしまくる。
本当に大好き。こうやって抱かれる事に益々好きになっていく。
「ちゅっ、ちゅぷっ、ん、んちゅっ……好きっ……ん、ちゅっ、んふっ、んちゅっ、ちゅっ……ん、ふううっ……」
大輝も私の唇を塞いで、また中に舌を入れて激しく絡ませていく。
もうあまりの気持ちよさに脳が蕩けちゃいそう……。
「ん、ちゅっ、んふうっ……ん、んふうっ……ぷは……!もう、息が止まるかと……あっ、やんっ……」
私の体を横向けにした後、足を思いっきり開いて股を開かせ、肉棒を膣穴に当てる。
「ああ……良いよお……早く、んっ、あああああぁぁぁぁっっ!!はっ、あんっ!!」
私がおねだりし終わらない内に早々にぶち込んで、抽送を開始し、子宮を突きまくる大輝。
「はふっ!!はっ、はああんっっ!!やっ、はああんっっ!!もっと、はっ、あっ!!はっ、あああんっっ!!」
私の足を掴んで、腰を思いっきり振りまくり、思うがままに犯していく。
彼のち○ぽが私のマンコの中を出し入れされる度に、気が狂いそうなぐらいの快楽に襲われ、大輝への愛も深まっていった。
沙耶の中でこんなにビクビク震わせちゃって……余程気持ち良いんだね。
「はっ!!はんっ!!良いわ!はっ、やんっ!!もっと突いて……はっ、はふんっ!!やっ、あああんっっ!!」
もう最高……こんなに沙耶の事を愛してくれる様になって嬉しすぎる。
ああ……もうイクのね……
「はああんっっ!!良いよ……出してえ……!!沙耶の中にいっぱい……いっぱい……!!あっ、はふっ!!」
更にラストスパートを掛けて、私の中を突き一気に絶頂へと達しようとする。
「はっ、はああんっっ!!あっ、やっ……はっ、ああああぁぁぁぁぁっっ!!」
沙耶の中に思いっきりぶちまけ、精液を奥へ奥へと注ぎ込む。
こうやって、彼の愛を私の子宮に注ぎ込まれるのが一番至福を感じる瞬間……
ああ……また中で出されちゃった……。
「あああんっっ……はああんっっ……はあっ……はあっ……」
出し終わった後、繋がったまま倒れこみ、ベッドで私の体を重ね合わせるように抱き合う。
「ふふ……良かったよ、大輝……ちゅっ、んふう……」
抱き合いながら、軽くキスをしあい余韻に浸る。
まだまだ終わらせるつもりはない。だけど……。
「ねえ、大輝。沙耶の事、好き?」
横向けに向き合いながら、そう尋ねると彼は首を縦に振った。
あんっ嬉しい……。
「麻由ちゃんよりも?」
「ううん……」
あら、残念。でもまだまだ質問は続く。
「沙耶は大輝の事、死ぬほど好き。だから、結婚してくれる?」
そう言うと、彼は即座にまた首を横に振った。
「じゃあ、結婚はしなくてもいいから、私を彼女にしてくれる?」
また首を横に振る。
「そう……ねえ、麻由ちゃんの事がどうしても好きなら、沙耶はこのまま身を引いてあげても良いよ。どうかな?」
「……」
大輝は黙ったまま、何も言わない。
「……そっか、やっぱり沙耶の事より、麻由ちゃんの事のほうが好きなんだ。それじゃあ、私なんかいらないよね。わかったよ。じゃ……」
そう言って、立ち上がりその場から去ろうとする。
さあて……どんな反応をするかな?
450 :
狂依存 255:2011/09/10(土) 03:10:30.83 ID:lA22Hqmu
「きゃんっ!」
ドン
下着を着ようとした瞬間に腕を掴まれ、ベッドに強引に押し倒されてしまった。
「やんっ……何を?ん、んふうっ……ちゅっ……」
そのまま私に強引に口付けをし、胸や体のあちこちを体でまさぐる。
「ん、んちゅう……ん、んふっ……ん、ふっ……ちゅっ、ちゅう……」
私の体を抱き起こし、ベッドで抱き合う様にお互いの唇を貪りあった。
もう……こうしてるだけで幸せすぎて頭が溶けちゃいそう……。
「ん、ふうっ……ぷはあ……もう……沙耶とは付き合う気は無いんじゃないの?」
「……」
大輝は何も言わずに黙って、私の顔の前にお○んちんを差し出して、髪の毛を掴んできた。
「くすくす……私よりお姉ちゃんの方が好きで、結婚したくない。付き合う気もない。でも、エッチな事はさせろって?ちょっと、勝手すぎるんじゃないかな?」
はっきり言って、最低としか言いようが無い。
私に対しては抱きたい時に抱かせてもらうだけの関係を望んでいるという事なのだ。
「酷いよ……ん、はふっ……ん、ちゅっ……ちゅるっ、んふうっ……」
肉棒を口に含み、口内でしゃぶり始める。
「はふんっ、ん、ちゅっ、ちゅる……ちゅっ、んちゅっ……ん、んふ……」
唾液と舌を絡ませながら、ゆっくりとじらすように口内で擦り合わせる。
絡まりあう度にち○ぽはビクビクと震えてきた。
「ちゅっ、んちゅっ、ちゅるっ……ん、ふう……れろっ、んん……ちゅう、んふうっ……ちゅっ、ちゅっ……好きい……ちゅっ……」
ウラスジを舐めたりキスしたりし、玉を口に含ませて口内でキャンディーのうように嘗め回して弄ぶ。
そうこうしてる内にどんどん膨らんで、先走り液も出てきた。
「ん、はふっ……ちゅっ、ちゅるっ……良いよ……早く出してえ……ん、ちゅぷ……」
先端の先走り液を舐め取った後、再び口に咥え、射精を促すためにスロートを速める。
ああ……早く飲ませてえ……
「ん、ちゅっ、んくっ……ちゅっ、ちゅぷっ、ちゅるっ、じゅるっ、じゅっ……ちゅっ、んちゅっ……ん、じゅるっ……ちゅっ……んふ!ふううぅぅっっ……」
大輝のち○ぽから思いっきり精液が喉に放出されていく。
私の髪を強く抑えて、しっかりと飲むように促している。
私もそれに応えて最愛の人の愛の篭った子種を一滴足りとも零さぬ様、しっかりと指で押さえて飲み干す。
「ん、んく……ん、ちゅ……ごくっ……んはあっ……!」
「はぁっ……こんなにいっぱい出しちゃって……ちゅっ、ちゅるっ……本当にエッチなんだから……ちゅっ……」
亀頭にこびりついた残りかすを舐め取りながら、大輝を見て微笑む私。
こんなにいっぱい出してくれて本当に幸せ……
「きゃんっ」
女の幸せを噛み締めながら、悦に浸る間も無く、大輝に体を引っくり返され四つん這いの態勢にさせられた。
「ああん……沙耶の事、また犯すんだ……彼女にする気も無い女とセックスしたいんだ……くすくす……ひゃっ、はあああぁぁぁぁんっっ!!」
目を細めて挑発する様な態度を取ると、すかさず肉棒を私のおまんこにぶち込んで腰を揺らし始めた。
「はあああっっ!!!あっ、はふんっ!!あっ、はああん!良いよ……沙耶の事、もっと……もっと犯してえ!あっ、はああぁぁっっ!!」
私の腰を抑えながら、子宮をペニスで突きまくる大輝。
彼の愛が子宮に触れ合うたびに、私の愛もどんどん膨らんでいく。
「あふ!はっ、はああんっっ!!良い……あっ、もっと……!あっ、はああぁぁっっ!!好き……好きいいいぃぃぃっっ!!」
大好き。死ぬほど好き。彼の望む事なら何でもしたい。どんな事でもしてあげたい。
「はん!あっ、あんっ!沙耶は……あなたの女……女なのっ!あっ、はあんっっ!!」
例え結婚なんか望んでいなくても、体だけしか愛して無くても、麻由ちゃんの事が一番好きでも、他の女に浮気しても……沙耶は大輝の事が世界で一番好き。
もうこの人に尽くす以外の人生など考えられない。これから私は大輝の欲望を満たすだけの女になるんだ。それしかないんだ。
「やっ!そうよ……沙耶は大輝の女だよ……一生、死ぬまで……はんっ!!はっ、ああんっっ!!永遠にっっ!!はっ、はああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」
この人の望みを叶える為だけにこれからの人生を全て捧げる。
大輝の肉棒からまた発せられたザーメンを子宮で受け止めながら、そう固く誓った。
451 :
狂依存 256:2011/09/10(土) 03:11:25.74 ID:lA22Hqmu
トゥルルルル……
「はい」
昼下がりの午後、電話が鳴ったので受話器に出る。
「あの……三船さんのお宅でしょうか?」
「はい」
「私、……学園の教諭で大輝君の担任をしております石田と申しますが……」
「はい、いつもお世話になっております」
「いえ……あの……最近、大輝君何処か具合でも悪いのでしょうか。どうも授業中も顔色が悪いというか、ボーっとしていて何だか上の空といった感じの事が多いので、ちょっと心配になって……」
「そうなんですか……」
ふふふ……やっぱり、学校でも私の体の事が気になって集中できないみたいね。
良い傾向だわ。
「最近、家でもそういう事が多いんです。受験勉強が思ったほど上手くいかなくて、ストレスが溜まっているみたいなんですけど……」
「そうですか……一番大変な時期ですし、無理も無いことだと思いますが、体調管理には十分気を遣ってあげてください」
「わかりました。すみません、ご心配をおかけして。私の方も無理させないよう気をつけておきますので……はい……それでは……はい、失礼します」
ガチャッ
「ん、んちゅっ……ちゅ……担任の先生からよ。駄目よ……無理に我慢したりしちゃ……どうしてもしたくなったら、早退してお姉ちゃんに電話しなさい」
受話器を置いたら、背後から私の胸を揉んでいた大輝にキスをして注意する。
でも、授業中も私の事で頭がいっぱいなんて本当に私の体が好きなのね。
もう私を抱き続けなければ生きていけない体になっているのだ。
「嬉しいわ……ちゅっ、んちゅ……」
ピンポーン
大輝とまぐわっている最中に、それを邪魔するように呼び鈴が鳴り響いた。
「もう、誰よ……はーい。……何の用?」
玄関から出ると沙耶が買い物袋を下げて立っていた。
「お夕飯作ってあげようと思って。良いよね?」
「食費払わないわよ」
「そんなもの請求しないよ。ちゃんと麻由ちゃんの分も作ってあげるから、そんな怖い顔しないで。じゃあ、お台所借りるね」
私が上がっても良いと言ってないのに勝手に家に上がり、台所へと向かう。
この女何があったのか、今日は妙に悟りきった顔をしてやがる。
昨日も学校帰りの大輝を家に連れ込みやがって……。
「不味いもん食わせたら殺すわよ」
「大丈夫だって。結構料理得意なんだから。あ、大輝。今日は沙耶が夕ご飯作ってあげるから、楽しみに待っててね。きゃっ」
沙耶が声を掛けたのと同時に大輝は沙耶に抱きついて強引に服を脱がし始めた。
あの女、私の男に何かしやがったな。
「やああんっ……落ち着いてえ……ちゃんと脱ぐから……あっ、いやあん…・・・」
口で嫌がりながらも、大人しく服を脱いで裸になる。
今の大輝は私と沙耶を見たら、見境無く犯して来る、理性が崩壊した獣と化してしまった。
私がそうさせてしまったとは言え、はっきり言って気に入らない。
あの子には私だけを求めて欲しいのに、あんな女の体に惑わされてしまって……。
「やんっ……もう、エッチなんだから……はい、どうぞ……はっ、はああぁぁぁぁっっ!!」
全裸に引ん剥いた後、自らテーブルに手をついて四つん這いにしてお尻を突き出しておねだりした沙耶のアソコにぶち込む。
さっき、私としたばかりだというのに、パンパン腰を突いて犯していった。
「はああんっっ!!やっ、はあっ、ああんっっ!!もっとおお……はっ、あああんっっ!!」
あの子は私の物……私だけの男なのに……あの女の体なんかより、私の方が……。
「いああっっ!!しゅごいっ……はっ、あああんっっ!!ひあっ、あんっ!!いやあんっっ!!!もう……あっ、ダメえっ!!」
「はふっ……!!はあうっっ!!邪魔しちゃ駄目だよお……はっ、はふんっ!!」
二人を制止しようと大輝の体を引っ張ろうと引き離そうとしたが、そんな事はお構いなしに大輝は沙耶を犯し続けた。
今の大輝の頭の中は目の前の快楽を貪る事しか頭にない。私が一番好きなのは確かだろうが、沙耶の体にも心を奪われてしまったのだ。
「はあんっっ!!良いよ……出してえ……はっ、はんっ!!やっ、は……はあああぁぁっっっ!!」
「うっ……!」
沙耶の中で果てたのか、しばらくぐっと腰を抑えた後、そのままぐったりと体を倒した大輝。
「はあああぁぁぁ……はあっ……はあっ……ふふ……いっぱい、出したね。もう、お夕飯の仕度しても良いかな?」
452 :
狂依存 257:2011/09/10(土) 03:12:36.23 ID:lA22Hqmu
「じゃあ、早速作っちゃうね。今日はビーフシチューを作ってあげるよ。楽しみに待っててね」
「ねえ……今度はお姉ちゃんの相手をしてえ……ん、ちゅぷ……」
大輝に抱きついて手で肌を擦り、耳たぶをしゃぶって誘惑するとすぐさま私に飛びついて、胸を揉んできた。
最早、発情した猿も同然になってしまった可哀想な大輝。
この子を正気に戻すのは実はすぐに出来る。私がこの子の誘いを拒否し続ければ、2、3日もしない内にすぐに元に戻ってしまうだろう。
まだまだ心の奥底では姉である私との関係を躊躇している部分がまだあるのだ。
だから、正気になったらまた大輝は私との関係をグダグダと悩んでしまうだろう。それでは意味が無い。
私と大輝の為にもまだまだこうやって肉欲に溺れさせておかないと……。
「やっ、吸わないでえ……はっ、はあああぐっ……!」
「あははは……私とやったばかりなのに、もう麻由ちゃんに発情しちゃったんだ。これから、まだまだ楽しめそうだね。そうだ……これ持って来たんだ」
そう言うと、沙耶はテーブルに置いてあった買い物袋の中から何かドリンク剤の様なものを取り出して目の前に持ってきた。
「スッポンエキスだよ。疲れたら飲んでね。今日も3人でいっぱい楽しむんだから……」
そう不適に微笑んだ後、裸のままエプロンをつけ、夕飯の仕度に取り掛かった。
「はい、あーんして」
リビングのテーブルに夕飯を並べ、私と沙耶がソファーで大輝を挟み込む形で座ると、沙耶が大輝に体をくっつけながら、ビーフシチューを食べさせようとスプーンを差し出してきた。
「勝手な事するんじゃないわよ。食べさせるのは私の仕事よ」
「あん……作ったのは私なのに……」
沙耶が大輝に食べさせようと差し出したビーフシチューの入ったスプーンを取り上げ、大輝の口に含ませる。
「誰も頼んだ覚えは無いわ。あんたが勝手に来て作っただけじゃない」
「そうだけどさあ……ねえ、美味しい?」
「うん……」
「へへ……やったあ……きゃっ」
急に沙耶を押し倒して、エプロン越しから股間に指を入れてきた。
「はあんっ……まだ食べたばかりのに、もう沙耶を食べたなったんだ。本当にケダモノになっちゃったね。麻由ちゃん」
「止しなさい、行儀が悪いわよ。あっ……」
大輝に注意すると今度は私を押し倒して、体を倒して重ね合わせてきた。
本当に年中発情しっぱなしになっちゃって……。
「嬉しいわ……食事中でもお姉ちゃんの体が忘れられないのね……ちゅっ……んふうっ……」
「あははは……麻由ちゃん、行儀悪いよ。私達完全に食欲よりも性欲の方が旺盛になっちゃったね」
「はあんっっ……おっぱいで挟んで欲しいの……?はい……ん、んん……」
私の胸にち○ぽを挟み込もうとしたので、それに応えてパイズリをはじめる。
乳房で擦り合わせるたびに、肉棒がビクビクと震えて大きくなっていくのが文字通り肌でわかった。
「ん、ちゅっ……ん、んふうっ……もっと、もっと気持ちよくなってえ……ん、んん……」
「良いなあ、私もそのぐらいおっぱいが大きければなあ……そうだ……」
「ん、んふうっ……」
私が胸で奉仕している最中だと言うのに沙耶はスッポンエキスを口に含ませ、大輝に口移しで飲ませた。
「ん、ちゅっ、んちゅっ……ちゅうっ……れろっ……はあっ……どう?精力ついた?まだまだ私達を食べ足りないでしょう……くくく……」
「はんっ……!入れたいのね……お姉ちゃんが上になってあげるわ……ん、んぐっ……」
十分に勃起したところで、乳房から肉棒を離し、大輝を横にして跨る。
太ももで擦り付けると、震わせながら先走り液が滲み出てきた。
「はぐっ……あっ、はあああぁぁぁっっ!!はんっ……!あっ、はんっ!」
「さあて、じゃあ沙耶はおっぱい吸ってもらおうかな。はい、どうぞ。ん、ひあああんっっ……」
「はうっ!はっ、やんっ……!はっ、はああああぁぁぁぁっっ!!」
こうして3人は食事を取るのも忘れ、大輝の気が失うまで淫らな宴に没頭していった。
453 :
狂依存 258:2011/09/10(土) 03:14:47.34 ID:lA22Hqmu
もう、こうやって3人でやるのも何度目だろう。
沙耶の事は何とか殺してやりたいのだが、大輝が最近は3人でないと満足できなくなってしまったようだ。
何とかしたいけど、大輝の喜ぶ事を好きなだけやらせてあげたい気持ちもあるので、今は我慢してやる事にした。
「はあっ……やんっ……はあん……」
「ふふふ……流石に疲れちゃったみたいね」
あれから、しばらくドリンク剤を飲ませながら沙耶と私を交互に犯させていたが、流石に精が尽きたのか、大輝はぐったりと倒れて寝込んでしまった。
「あーあ……しばらくお預けかあ……私もお腹空いちゃったし、ちょっと休むかな。あっ、ご飯冷めちゃってる。暖め直さないと……」
沙耶は既に冷め切ってしまったビーフシチューとスープをレンジで暖める為、台所に持って行った。
「ふーん、ふーん……あっ、お茶も入れ直さないと。麻由ちゃん、何処に行くの?」
「ちょっと汗をかいちゃったから、シャワーを浴びてくるわ」
「そう。なるべく早く戻ってきてね」
「ふん。あんたの作ったもんなんか別に食いたくもないわよ」
「もう……素直じゃないなあ……」
苦笑しながら、スープをラップにかけてレンジに入れる沙耶。
その仕草が禍々しいほど憎く思えて仕方なかった。やっぱり、殺してやりたい。
「さあて、そろそろこれも良いかなあ……くっしょん……!流石に今の時期に裸エプロンは寒いなあ……ちょっと、服を着て……あっ、きゃああん♪」
服を着ようとリビングに行こうとした瞬間、いつの間にか起きた大輝に襲われ、胸を揉みしだかれた。
もう……さっき、あれだけやったばかりなのに……。
「へへ……まだまだ食べ足りなかったんだ……もうすぐ麻由ちゃんは今、シャワーを浴びているから、少しの間だけ沙耶で我慢してね。ちゅっ……ん、んふう……」
ピンポーン
「ん?」
大輝にキスしたと同時に呼び鈴がなった。
「誰だろう?こんな時間に?やっ、はああんっっ……!まっ、良いか」
無視しよう。人の家の事だし、何よりこんな格好で玄関には出れない。
それに愛しのダーリンの相手が最優先だもんね。
「ん、ちゅっ、ちゅう……ちゅっ……ねえ……これが終わったら、沙耶のご飯ちゃんと食べてくれる?はふっ……!どうでも良いか……」
私の乳首にしゃぶりつき、歯を立てられたので思わず声を張り上げる。
出来れば私の愛情篭った料理も食べて欲しいのだけど、まあお腹が空けばいずれ食うだろう。
「今は沙耶と楽しもうねえ……」
ピンポーン、ピンポーン。
「もううるさいなあ……」
さっきから、呼び鈴がしつこい。こんな時間に何なんだ?
一応、お風呂にいる麻由ちゃんに聞いてみるか。
「しょうがないなあ……ねえ、麻由ちゃん。誰か来たみたいなんだけど、出ちゃっても良いかな?」
「は?余計な事しないで、無視しなさいよ」
「でも、さっきからしつこいから、私が出て対応した方が良いかと思って。麻由ちゃんもうすぐ出れる?」
「余計な事しないで、無視しろって言ってるでしょ。いずれ帰るだろうから」
「わかった……」
確かにこのうちの知り合いとかだったら私が出ても、混乱するだけだろうし、無視したほうが良いか。
「さあて……あれ、大輝は……?」
「やあ、しばらくぶりだね。元気にしていたかい?」
「えっ!?」
突然、見知らぬ男の声が聞こえたので、咄嗟に浴室に隠れる。
一体、誰が……?
454 :
狂依存 259:2011/09/10(土) 03:15:52.30 ID:lA22Hqmu
「こんばんは……」
「どうしたんだ?やけに元気がないみたいだけど……麻由はいるのか?」
「……」
私が麻由ちゃんの所に行ってる間に大輝が出てしまったみたいだ。
しかも、知り合いみたいだし……ど、どうしよう……?
こんな格好で外に出れないよ……。
「そんな所でなにやってるのよ?」
お風呂から出てきた麻由ちゃんがバスタオル一枚まいた姿で話しかけてきた。
「あっ、麻由ちゃん……大輝が出て家にあげちゃったみたいなんだけど……」
「え?」
「顔色悪いけど、本当に大丈夫か?良かったら、診てあげるけど……」
「あの声は……!」
「おんたはそこにいなさい。大輝!誰か来たの?」
慌てて大声を挙げて、玄関の大輝に呼びかける。
「ん?何だ、麻由いたのか」
「その声は和輝叔父さん?すみません、今お風呂から出たばいなんで……」
慌てて部屋着を着て、バスタオルで髪を拭き、玄関へと向かう。
まずいな……まさかいきなり叔父さんが来るとは思わなかった……。正直、今の大輝をあの人には会わせたくは無かった。
「すみません……バタバタしちゃって……どうしたんですか、こんな夜中に?」
「いや、俺の方こそこんな時間に急に来ちゃってすまんね。仕事で近くまで来たから、ちょっと顔を出したんだけど……元気でやってるかい?」
「ええ……まあ……」
「それにしても、大輝の様子が変だけど何処か悪いのか?さっきから、呼びかけても上の空だし顔色も悪いし……」
「ええ……ちょっと、疲れているみたいで……」
「うーん……熱は……無いみたいだな……大輝、何処か痛い所とかないか?あったら、正直に言ってくれ」
「別に……無いです……」
俯きながら虚ろな目をして覇気が無い声で答える大輝。
そんな声で答えたら、医者である和輝叔父さんには逆に変に思われてしまう……。
「……本当か?麻由。いつから、こんな状態なんだ?」
「今朝ぐらいからですかね……顔色が悪いのでちょっと、部屋で休ませてたんですけど……」
「ちょっと、待ってろ……」
叔父さんは一旦、玄関から出て外に止めてある車の中に入っていった。
恐らく何か医療器具か何かを取りに行ったのだろう。
「その間に……ちょっと、あんた今すぐ私の部屋に行きなさい」
浴室に隠れてるこいつを何処か目の届かない場所に隠さないと。面倒ごとはごめんだ。
「ええ?何でよ?」
「話は後。いいから、すぐに行け」
「わかったよ……」
すごすごと小走りで階段を駆け上がり、私の部屋に入る沙耶。
全く、こいつが来たせいで面倒な事になってしまったじゃない……。
階段から降りたら、叔父がバッグを持って戻ってきていた。
「えっと……ここじゃ、あれだな。ちょっと上がらせてもらって良いか?」
「はい……どうぞ」
何処の部屋に……そうだ。
「じゃあ、座ってシャツを捲って……」
叔父と大輝を1階にあるお父さんとお母さんの寝室に案内すると大輝をベッドに座らせて、聴診器を当てて診察を始めた。
とりあえず、今は弟を心配する姉を演じておかないとね。
「叔父さん……どうですか、大輝の具合は……?」
「ちょっと、待って……うーん……じゃあ、口を開けて……」
喉の奥を調べたり、お腹を触ったりして丹念に診察していく。
心配してくれるのはありがたいのだが、別に風邪を引いてる訳でも内蔵を患ってるわけでは無いから、診察するだけ無駄なので出来るだけ早くお引取り願いたい。
「何か変な物食べてお腹壊したりしてないか?」
「いえ、別に……」
「そうか……何かやつれてる感じがするけどなあ……ちゃんと食事は取っているのか?」
それはそうだろう。
何せ、最近は私がキャミやショートパンツと言った少し露出の高い服を着ただけで、食事もそっちのけで襲い掛かってくるのだ。
こんなに求められるなんて、女冥利に尽きるのだが、ある程度体を健康に保たせないとよりよい夫婦生活を持続的に行うのが難しくなるので、やっぱり食事はきちんと取らせた方が良いわね。
支援
456 :
狂依存 260:2011/09/10(土) 03:17:22.56 ID:lA22Hqmu
この子の体力や精力だって無限にある訳ではないのだから、気をつけないと。
「あの……それで大輝はどうなんですか?何処か悪いところが……」
「見た限りでは特に異常はないが……うーん……取り敢えず、ちゃんと栄養取って、しばらく安静にさせた方が良いかな」
「そうですか……」
この子の病はどんな名医でも治せるはずが無い。いや、治させる訳にはいかない。
だって、病に罹ったままじゃないと幸せになれないのだから。
「どうするかなあ……一応、明日は休みだけど、もう遅いからな……取り敢えず、今日はこれで帰るよ。こんな夜中に突然来て悪かったね」
「いいえ……本当に助かりました」
「何かあったら、すぐに病院に連れて行くんだぞ。後、困ったことがあったらいつでも相談に乗るから。兄貴達にお前たちの事も頼まれているしな」
「はい。ありがとうございました。ほら、あんたもお礼言いなさい」
「ありがとう……叔父さん」
生気の無い声でそう呟く。
「じゃあ、これで。お大事に」
「はい、菜々子叔母さんにもよろしく……?」
そう言って叔父が立ち去ろうとした瞬間、大輝が叔父の服を掴んできた。
「ん?どうした?」
「たす……けて……」
「え?」
「……っ!」
消え入りそうな小声で叔父に訴えってきた大輝。
「どうした?やっぱり、何処か……」
「ほら、後は私が看病してあげるから。あんたはここでゆっくり休んでなさい。すみません……」
すぐに叔父の袖を掴んでいた手を離し、すぐに帰る様に促す。
「ああ……じゃあ、後は麻由に任せるけど、何かあったらすぐに電話してくれ」
「はい……」
そう言って、今度こそ本当にこの場を立ち去り、家路に着いた。
「ふう……何とか、この場は乗り切ったか……さあて……ふふふ……」
ベッドに座ってる大輝に背後から抱きつき、耳たぶを舐めて頬ずりをする。
「さあ、早速続きを始めましょうか……ちゅっ、ん……まだまだ足りないんでしょう……」
「あっ……うっ……」
大輝は子犬みたいな潤んだ瞳をして私を見つめ、逃げ出そうと体を動かした。
その目が溜まらなく可愛くて、益々私の母性本能を掻き立てていった。
「あん……逃げなくても大丈夫よ……お姉ちゃんがあなたの事を助けてあげるからね……ちゅっ、ちゅ……」
さっき、叔父さんに言った『たすけて』という言葉。
こんな言葉が出てくるという事はまだ心の中で私との関係を恥ずかしがっている証拠なのだ。
まだまだ、お姉ちゃんの愛が注ぎ足りないみたいね。
「ん、んふうっ……ちゅっ……」
「麻由ちゃん、もう帰った……ああっ!ずるーい。沙耶も沙耶も」
「ちょっと、いきなり乱入するんじゃねえよ。さっさと帰りなさい」
「独り占めはダメえ。今日は私がご飯だって作ってあげたんだから……ね?終わったら、食べさせてあげるからね……ちゅっ……」
「さあ……お姉ちゃんが気持ち良くさせてあげるからね……」
大輝を押し倒して下半身を曝け出して、肉棒を再び乳房で挟む。
乳房で優しく擦ると萎えかかったち○ぽはみるみる元気に膨れ上がり、脈打ってきた。
先程まで、虐められた子犬ちゃんみたいな可愛い目をして止めてくれ訴えていた瞳も既に恍惚の色に移り変わっていた。
ほうら……やっぱり体はお姉ちゃんの体を求めているんじゃない。
いっぱい、気持ち良くしてあげるからね……。
「ん、んちゅっ……ちゅっ、んん……さっきのお仕置きも兼ねて、ガンガン行かせてもらうわよ。ん、ふうっ……」
「そうだ、またお風呂に行こうよ。汗かいちゃってるみたいだし、二人で綺麗に隅々まで洗ってあげよう。それにお風呂でするの好きみたいだしさ」
沙耶がそう言うと、ち○ぽはそれに反応してビクつき先走り液を出してきた。
「そうね……ほら、立ちなさい。早速行くわよ」
「あははは……そう、そう。またお姉さんたちが天国の気分を味あわせてあげるからね」
二人で大輝の腕を抱えて起き上がらせ、浴室に連れて行く。
大輝も一瞬、怯えた瞳で私を見つめたがそんな物は、これからもたらされる淫靡な快楽には抗する事は出来ない。
「さあて……そこに横にさりなさい。またお姉ちゃんの体で綺麗にしてあげるわ……」
「ああん……ご褒美にいっぱい、沙耶のおまんこ気持ちよくしてね……ん、んん……」
「あっ……うっ……」
457 :
狂依存 261:2011/09/10(土) 03:22:23.65 ID:lA22Hqmu
虚ろな目をした大輝を二人で思い思いにご奉仕する。あれほど出したというのに、もうこんなに元気になってきた。
「ん、ちゅっ……ちゅぷっ……ちゅっ、ちゅるっ……あんっ!!」
我慢できなくなったのか、フェラをしていた私を引っくり返し、四つん這いにして股を開かせて熱くたぎった肉棒を中に入れる。
「はあんっ!!はっ……!はっ、あんっっ!!はっ……!!あっ、ああああんっっ!!」
「ねえねえ、麻由ちゃんが終わったら次は私ね。あはは……良い声で鳴いてるよ、麻由ちゃん。あっ、ははははっっ」
翌朝――
「ふう……後は大輝の部屋の掃除を……あら、まだ寝てるのね」
朝食の後片付けと洗濯を終えて、大輝の部屋を掃除しようと中に入ったら、まだベッドでぐったりと横になっていた。
まあ、無理もない。あの後、三人で日付が変わるまでやりまくったのだから相当疲労が溜まっているのだろう。
何せ、夕飯も忘れて私たちを犯しまくったのだから。
「ふふふ……三度の飯より麻由お姉ちゃんの事が好きで仕方ないって事ね」
体をさすりながら、そう呟くと大輝は軽く寝返りを打って、体を横に向けた。
もうこの子は私無しでは生きていけない。
私の体無しでは……私が食事や家事と言った身の回りの世話をしなければ、生きていく事は出来ない。
私がいなければ、この子は泣きながら野垂れ死にしてしまう程、私に依存しなければ生きていけない可哀想な体になってしまった。
一人になったら、一日だって生きていけないわ。 だから、お姉ちゃんがついていてあげないと……。
「うっ……麻由お姉ちゃん……」
「起きた……きゃんっ」
目を覚ましてすぐ私を見るなり、早速私の手を引き胸を揉み始める。
大丈夫よ……お姉ちゃんがずーっと付いていてあげるから。だから、もっと私に甘えてね。
トゥルルルルル……
「もしもし……何だ、お前か……うん……」
電話が鳴ったので掃除を中断し、出ようとしたら先に主人が出た。
今日は日曜なので、仕事も休みで二人でゆっくり出来る……はずだった。
「ええ?大丈夫なのか?うん……うん……わかった。わざわざすまんな。じゃあ」
「誰から?」
「いや、和輝からだったんだけどさ、あいつ昨日家に行ったらしいんだよ。そしたら、大輝がどうも体調を崩していて、やけに元気がなかったって言うんだ」
「本当?それで、どうだったの?」
「一応、診察してみたけど特に異常は無かったらしいが……ちょっと、心配だなあ……」
「ふーん……」
どうしたんだろう?やはり、色々とストレスが溜まっているんだろうか?
それとも……。
「麻由……そうだ……!」
ふと、思い立ち受話器を手に取って電話をかける。
プルルルル……
「はい、山内ですけど」
「あっ、山内さんの奥さんですか。三船ですけど……はい、お久しぶりです。ええ……そちらこそ、お変わりはありませんか。はい……」
隣家の山内さんに電話し、二人の様子を聞いてみる事にする。一番身近にいる人だし、何かあった時、二人の事を頼んであるからだ。
「あの……ちょっと、お伺いしたいんですけど……家の大輝と麻由は、その……元気でやってますでしょうか?奥さんの目から見て何か変わったことはありませんか」
「はい?うーん……そうですね……特には……あっ、そう言えば……」
「お宅の大輝君、最近疲れてるのかねえ。何か元気が無いというか……この前も挨拶しても何か反応が鈍かったし、顔色が悪くてボーっとしてる事が多いので、ちょっと心配してるんだけどねえ……」
「そうですか……」
嫌な予感がまた頭をよぎる。
素人目から見てもそんなに悪い状態になってるなんて……一体、どうしたというのだろう?
「あの……麻由の様子はどうですか?」
「え?そうね……麻由ちゃんは特に変わった所は……今も元気にやってますよ。最近はやけに機嫌が良い様な気がするわね。今日も朝あった時は笑顔で挨拶してたし」
あれだけ気にかけていた弟の体調が悪いというのに、機嫌が良い?随分と奇妙な話だ。
「一応、大輝君の事も聞いてみたんだけど、最近受験勉強が上手く行かなくて疲れてるんじゃないかって。やっぱり、色々大変なんじゃないかねえ……」
それもあるかもしれない。でもこの前、麻由に電話した時の事が頭を思い起こしてみる。
あの時、何故大輝を出したがらなかったのか。私に知られたらまずい事でも……
458 :
狂依存 262:2011/09/10(土) 03:23:43.12 ID:lA22Hqmu
「気のせいかもしれないけど、麻由ちゃん最近やけに色気づいたというか、前にも増して綺麗になった感じがしてねえ。もしかしたら、彼氏でも出来たのかもしれないわね……ふふ……奥さんが若い頃に良く似てきたわよ」
彼氏だったら別に良い。私だって若い頃は子供たちには絶対に言えない様な遊びを随分やっていたのだから、あまり文句は言えないし、多少のことなら言う気も無い。
「その……家に知らない男連れ込んでたりしてませんよね?」
「そういうのは見たこと無いわねえ……」
やっぱり、あの二人……でも、仮にそういう関係になっていたとしても大輝の体調がおかしくなる原因になるのだろうか?
むしろ、あの子の事だから逆に浮かれても良さそうなもんだけど……。
「他に何か気になった事はありませんか?何でも良いです。どんな些細な事でも奥気にかかった事があれば何でも……」
「え?うーん……あっ、そう言えば最近、お宅に良く女の子が出入りしてるわね。麻由ちゃんの友達みたいだけど」
「女の子ですか?」
「ええ……昨日も何か買い物袋下げてお宅に入っていったのを見たけど……すれ違った時もちゃんと挨拶して随分と可愛らしいお嬢さんだったわあ」
麻由の友達?誰だろう?
イマイチ、状況が掴めない。大輝の体調が悪いっていうのに、友達を家に招いて遊んでいたのか?
もしかしたら、家の手伝いをしにきてくれてのかもしれないけど。
「今日はすみません……長々と……はい、はい……ありがとうございました。はい、それでは、また……」
ガチャッ
「どうしたんだ?随分と話し込んでいたみたいだけど……」
「隣の奥さんに電話して、麻由達の様子を聞いてみたのよ。やっぱり、大輝の奴、最近疲れてるのか元気が無いって言ってたわ。麻由は元気でやってるみたいだけど……」
主人に山内さんから聞いた事を一通り話す。
やっぱり、すぐに戻るべきなんだろうか……。
「そうか……でも、大した事は無いんだろう?和輝も特に異常は無いみたいな事を言ってたし。少し休めば治るんじゃないか?」
「そうだけど……ねえ、あなた。年末まで休みは取れないの?」
「え?ちょっと、難しいかなあ……って、そうだ。年末ちょっと忙しくて、帰れそうにないんだ」
「はあ?じゃあ、どうするのよ?チケット予約しちゃってるんだけど?」
「だから、お前だけ帰ってくれよ。今からじゃもう予約取るの難しいだろ」
「私だけ?日本には1週間ぐらいいる予定なのよ。その間、どうする気なの?」
「1週間ぐらい、一人で大丈夫だよ。年末年始は母さんだけ帰って」
「それは、駄目よ!あなたを置いて行ける訳ないじゃない」
「いや、大丈夫だって。子供じゃないんだから、一人で何とかやれるよ」
一人で何とかやれる?嘘、おっしゃい。私がいなければ何も出来ないじゃない。
家事だって、料理だって、買い物だって……私がいなければ何も……。
「だから、今すぐお前だけでも……」
「子供じゃない……」
「は?」
「私にとって、あなたは子供も同然だわ。そうよ……あなたは私の子供みたいなものよ。私の方が年上なんだし……」
「はあ?何言ってるんだ?」
「何って、そのままよ。私はあなたの妻であると同時に今は母親、姉でもあるわ。だから、付きっ切りでお世話をする義務がある。一日だって、一人になんかさせない。あなた、私がいないと駄目じゃない」
「な、どうしたんだよ……急に……」
主人が怯えた顔をして後ずさる。
何を怖がってるのか知らないが、私は間違ったこと事は言ってない。
私がいないとこの人はどうなるだろう?食事も作れず、買い物も出来ない。掃除だってろくに出来ないだろうから、私がいなければこの部屋も滅茶苦茶になってしまう。
食事が作れないなら、外食か店屋物か何かだろうが、ただでさえ異国の地でそんな所に一人で出したら変な物に手を出して食中毒になってしまうかもしれない。
459 :
狂依存 263:2011/09/10(土) 03:24:57.33 ID:lA22Hqmu
いや、何か事件か事故に巻き込まれてしまうかもしれない。
この人は能天気な人だから、悪い奴に騙されて身包みを剥がされてしまったり、変な女を宛がわれてしまうかも……。
どう考えても悪い事しか思い浮かばない。
駄目だ。一人にしてはいけない。私がついていないければ、守ってあげなければ……私が……。
「母さん?母さん!」
主人が叫んだのでふと顔を上げる。
「どうしたんだよ?急に黙り込んで……顔色も悪いぞ?何か、あったのか?」
「……もしもし、先日予約をした三船というものですが……はい……」
「おっ、おい!」
「はい……二人分の往復チケットをキャンセルで……はい……申し訳ありません……はい」
黙って、受話器を手に取り、チケットを予約した航空会社に電話してキャンセルの電話を入れた。
迷いなど無い。この人の面倒は全て私が見る。一瞬でも私の目の届かない所で……ここで一人にはさせない。
だって、私は妻なんだし母親と姉も兼ねていのだから。母親が子供の世話を最優先するのは当たり前の事よ。
「ちょっと、本気か?大輝と麻由の事もそうだし……実家のおじいさんも最近、体調が悪いから心配だって言ってたのに……」
「父さんなら、最近具合がだいぶ良くなったって聞いたし、母さんがいるから平気よ。大輝だって麻由がいるわ。あの子のなら、ちゃんとやってくれる」
難しく考える事はなかったのよ。
主人には私がついて、大輝は麻由に任せれば良いのだ。
「とにかく、あなたを一人には出来ないの。何かあったら、大変なんだからあなたがいけないなら、私も残る。もう決めたから」
「おいおい……今まで、出張で何日か一人で過ごした事なんて何度もあっただろ……。海外出張だって初めてじゃない。その時は何も……」
「今までは国内で日帰りでいける所がほとんどだったし、この前行った時は会社の人も何人か同行してて、出張の間はホテルでずっと過ごしたんじゃない……それにあの時は1週間もなかったわよね?でも、今は違う。私がいなければ一人で過ごすはめになっちゃうわ」
こんなに暑い所で一人で置いたら、主人はきっと寂しくてホームシックにかかってしまう。
そしたら、仕事にだって支障をきたしてしまうのが目に見えてる。
そうならない為にも私がいないと駄目。駄目なんだ!
「わ、わかったよ……じゃあ、好きにして……」
「良かった……じゃあ、早速麻由達に伝えるわ」
話のわかる人で良かった。そんなに不安そうな顔をしなくても大丈夫よ、あなた……亜矢お姉ちゃんがずっとついているからね……。
460 :
狂依存 264:2011/09/10(土) 03:26:09.43 ID:lA22Hqmu
トゥルルルル……
「はい」
「麻由?母さんだけど……」
「ああ……どうしたの?」
「実は、年末そっちに帰る予定だったけど、父さんの仕事の都合でいけなくなったの。ごめんね」
「ふーん……やんっ……駄目よ、大輝……そんな所……」
そう伝えると麻由が喘ぎ声の様な声を上げる。
もう、確信した。大輝が欲情を抑えきれず、麻由の体を弄繰り回しているのだろう。
きっと、元気が無いのもそのせい。
麻由の体が頭から離れなくなってしまって、それ以外の事が頭に入らないのだ。
かくいう私も独身時代、主人をそういう状態にした事があるから、良くわかる。
私が来ただけで、飢えた犬のようにがっついちゃって……。
「とにかく、そういう事だから。二人でちゃんとしっかりやるのよ。それと……」
「大輝の事はこれから全部、あんたに任せるわ。しっかり面倒見るのよ」
「お母さん……」
きっとそれが、この二人にとって一番の幸せなのだろう。
どうせ説得したって聞きやしないんだから、ならばいっそ、任せてしまった方が良い。
麻由なら、あの子を幸せにしてあげられる筈だ。
「大輝はそこにいるのよね?すぐ変わって」
「わかった……ほら、お母さんから」
「……お母さん……?」
抑揚の無い声で答える大輝。
ああ……もう、体も心も麻由に完全に支配されてしまっているのね……。
「お母さんだけど、年末年始は父さんの仕事の都合で帰れなくなったわ。だから、あんた達二人でしっかりやるのよ。後……」
「あんたの事はこれから、全部麻由に任せることにしたから。しっかりとお姉ちゃんの言う事を聞いて良い子にするのよ」
「わかった………えっ!?お、お母さん!?今……」
今までの生気を失ったような声から、一転して突如、驚きの声をあげる大輝。
「今、言った通りよ。あなたの事は麻由に任せる。全部ね」
「ちょっと!どういう……うっ!うぐう……」
「お母さん?私だけど。ありがとう……大輝と二人で絶対に幸せになって見せるから……」
「そう……」
感極まった声で私に話しかける麻由。これで良いんだ。
大輝も父さんに似て、一人では何も出来ない甘えん坊さんだから、麻由みたいな女性がついていないと駄目になってしまう。
何処の馬の骨かわからない女に任せるよりは余程良いだろう。
「あっ、お父さんいる?いたら、変わって」
「ええ……あなら、麻由から」
「あ、ああ……もしもし、麻由か?元気でやってるか?うん……」
久しぶりに麻由と話し込む主人。
麻由……やっぱり、あんたは私の娘なのね……。
私もあなたも最愛の人が自分無しでは生きられない。自分がいないと駄目なんだって……だから、一生ついていないと駄目なんだって……でも……それが私達の幸せでもあるのだろう……。
そう思いながら、麻由と会話を弾ませている主人を見つめた。
以上です。
前回、転載して下さった方ありがとうございました。
GJ!
なんということだ…
歴史は繰り返す。
完全に大輝は麻由お姉ちゃんに捕獲されたね。父母のDNAを受け継いだってことか
後は沙耶との事だけだが、このままキモ姉の完全勝利か!?それとも‥‥‥
GJ! カエルの子はカエルか
二人に姉弟が産まれたらまた同じ事を繰り返すな
>かくいう私も独身時代、主人をそういう状態にした事があるから、良くわかる。
>私が来ただけで、飢えた犬のようにがっついちゃって……。
恐怖しました
長く休んだでしょ?だからそろそろ狂もうと来てもいい頃合いだな。
>>467 おいおい俺は書いたことのないド素人だぜ?
ド素人が書けばどうなるか…わからんでもあるめぇ?
弟を狙う泥棒猫や弟を虐める姉のファンクラブとかをミンチにしちゃうキモ姉
よくアニメで姉のファンクラブとか出て弟虐めたりするけど普通姉なら許さない
弟のよさを広めるべくあっちこっちの女に
弟とセックスさせるちょっとズレた姉
>>471 アッチコッチに弟に種付けさせて姉の産む息子にキモ姉妹をいっぱい作ってあげるのか。
問題は姉がレイプさせるのか和姦なのかだ
>>471 キモアネの範疇じゃないだろ。
そんなんがいいなら寝とられても「弟のためだから…」とかヘラヘラしてる姉とかでもキモアネになるんじゃねーの?
ホント最近作者がいなくて残念だ
>>474 一緒。
ただ違うヤツと寝るのが男か女かの違いだけ。
風見君が解決してくれるさ
>>477 _人人人人人人人人人人人人人人人_
> 気になるくらいに <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^ ̄
く
,へ(^o^)へ,
く
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> 興味がわかない <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^ ̄
そんな事よりいぬっ子キモ姉貴が欲しい
ちゃんと手足に肉球があるやつ
>>480 それコッチじゃなくて擬人化逆レスレの方が見込みないか?
「
>>480って何よ!あたしのじゃダメなのー!?」
モニタに向かう俺の背後から妹が声をあげてしがみついてくる。
その頭には白い犬耳が垂れ下がっていた。
胸と腰に毛皮を巻きつけているだけのあられもない格好だ。
平坦な体にそんなのじゃすぐにずり落ちて見えてしまうだろ、すぐに着替えなさい。
後頭部に当たるプードルのふかふかの毛皮がちょっと肌触りがよかった。こんなものいつの間に手に入れていたんだ。
だがその下で押し付けてくる固いあばら骨の感触が痛いので離れて欲しい。
「ああ、そうだ。姉じゃなければ意味が無い」
もちろん、俺の答えは決まっている。
可愛い妹の気持ちはありがたいが、こう書き込んでしまっては跳ね除けるしかないじゃないか。
「うぐっ……ひどいよ」
「それにお前のには肉球がついていないじゃないか」
妹のしょんぼりした姿に心が痛まないわけではなかったがもう引っ込みはつかん。
俺はいぬっこおねえさんに甘え甘えられ、やわらかい肉球をこねくり回したいんだ!
お前は可愛い妹だが、ここは譲れない。厳しくさせてもらう。
「にくきゅーならあるもん!」
そう言い返してくると胸の毛皮をずり下ろし、裸の胸をさらけだした。
「ほら、このにくきゅーなら好きにしていいんだよ?」
そして妹はバレーのレシーブのような姿勢をとりだした。
俺は数瞬その動きに首を捻った後、その行動の意味が解った。
しかし俺はその妹のその行動に哀れさで胸がいっぱいになった。
一昔前の胸を強調するポーズだと理解するのに時間がかかる程、妹は平坦な体なのだ。
今時の女子小学生だってもっと起伏があるのに…うちの妹は…ううっ。
そんな俺の心をよそに妹はもぞもぞと腕を動かし胸の谷間を強調して(?)俺の反応を待っていた。
「ほら、ね?これでないものねだりはやめよ?そんな妄想は意味がないよ」
反応を返さないでいると妹は俺の手首を掴んで自分の胸に押し付けた。
妹のなすがままに、手のひらをで胸を撫でるように動かされる。やはりあばらの感触しかないな。
「どこに肉球があるんだ?」
俺は冷たく言い放ってやった。妹は雷に打たれたようにのけぞった。
だが兄として妹が真実と向き合えるように導いてやらねばならんのだ。
「あ、あるよ!ちょっと…まってて…。んッ…はぁ…ん……」
だが妹は気をとりなおすと俺の手をさらに強く胸に押し当て急に喘ぎ始めた。
その声は俺が今までに聞いたことのない妹の声だった。
信じられないほど甘く、熱い声だった。俺は驚いて全く動けなかった。
その間に手のひらに豆のような小さな固まりの感触が現れた。
「はぁ…、はい、お兄ちゃん、にくきゅーだよ…」
妹は固まって動けないでいた俺の手を再び動かし始め、指がその肉球を擦るように動かした。
「はぁ…はぁっ、んんっ、あはぁ…」
初めは妹が無理矢理俺の手を動かしていたが、いつの間にか俺が自分から手を動かしていた。
妹の肉球をレバーのように前後左右に動かし、ボタンのように押し込んだりと俺は夢中になって弄っていた。
妹の口から漏れる声を聞くたびに俺が訳がわからなくなっていった。
妹は最初は顔を赤くしてときおりビクッと震えていただけだったが、続けていくうちにプルプルと体を震わせ、今は立っているのが精一杯なのか膝をかなり震わせていた。
俺が両方の小さな肉球を摘んで少し捻ってやると、甲高く短い悲鳴をあげてへたり込んだ。
「お、おい、大丈夫か!?」
そこで俺は我に返った。何やってんだ俺は!
妹はへたり込んだまま俺を見上げ笑いかけた。
その顔は赤く、潤んでとろんとした目が俺を見つめている。
「はぁ、はぁ、だいじょうぶ、けど立てないや。ベッドまで運んで…」
「ああ、わかった」
是非もない。すぐに俺は妹を抱え上げ、ベッドに寝かせた。
今にして思えば、俺はなぜ自分のベッドに寝かせたんだ。妹の部屋まで運ぶところだろ、ここは!
妹を寝かせ、放そうと手を背中から抜いた瞬間、俺の腕を掴んでベッドに引っ張り込んだ。
「なあっ!?」
なぜか俺はあっさり引っ張り込まれ妹に覆いかぶさる姿勢になってしまった。
「おい、なんだ」
妹はまた俺の手首を掴むと今度は自分の下半身に持っていった。
腰の衣装はどうやらスカートだったようで俺の手はその中に導かれた。
そこは肌の感触があった。こいつ、ぱんつはいてない!
そして同時に熱く粘り気のある液体の感触が俺の指に伝わった。
「ここにも…にくきゅーがあるんだよ。お兄ちゃん」
その声に、俺の中の何かがはじけ、そこから先は覚えていなかった。
肉球ワロタ
たしかに肉球だけどさ、だけどさ
Gj!
魔法少女姉貴(28歳)
こんなのがふと頭に浮かんだ
なんかどっかのマンガにあったなぁ、いつまで経っても悪の親玉が倒せなくて30過ぎてんのに魔法少女やってるやつ
奥様は魔法少女てアニメあったからそんな感じの姉
>>491 ダメだなおまえ。
女をまったく理解してない
俺の姉さんはもう二十年以上、魔法少女をやっているらしい。
勘違いしないで欲しい。頭がお花畑のコスプレババアじゃなく、ガチの魔法少女だ。
「マジカルラブリー! スタンダーップ!」
強烈な光と共に素っ裸になった姉さんは、ひらひらのスカートにどういう原理か分からないけれど、目に痛いピンクの光線やら星を飛ばしている。
その中で御年、28を迎えた彼女は変身を終えると最後にブイッ☆と、我が家の居間でキメポーズをかました。
「みんなの心に愛をお届け☆ マジカルシスター華麗に参上!」
「キップイ☆」
訂正。エヘヘ、なんてちょっと頬を赤らめて恥ずかしがっているあたり、やっぱりちょっと頭がお花畑らしい。
ついでに、さっきの妙な鳴き声は姉さんの周囲を飛び交っている謎の小動物のものだ。
「どう!? 弟くん!? かっこいいかな?」
幸いなのが、弟の俺から見ても美人の類に入るほどのお人だから良いのだけれど、そのスラっと伸びた頭身に合わせた魔法ステッキは単純に怖い。
「や、やっぱりダメ?」
「いやまあ、それなりだとは思うけど、別に変身する必要ないよね?」
翻って我が家の居間。別に困ってる人も悪人もいないわけで。
良い年こいた大人が痛いコスプレパーティーしてるようにしか見えないわけで。
俺の冷静なツッコミに姉さんはあるもんっ、と魔法少女に似合わない大きな胸をぷるん、と揺らした。
「ずっと弟君にも隠してきたこの姿をようやく見せられる決心がついたんだよ!? ね? プイプイ?」
「そうだっプイ! マジカルシスターは人知れず、ジャーマ率いる悪の軍団と一人で戦ってきたプイ! そんなマジカルシスターにもうちょっと気の利いた言葉でもかけてあげるっプイ!」
いや、急にそんなこと言われてもどうしろと。あと、小動物はその語尾やめろ。
メソメソと年甲斐もなく泣き始める姉さんに、俺はようやく罪悪感を覚え始める。
そういえば姉はいつも忙しそうにしていた。
友達と遊ぶわけでもなく、だからといって塾に通っている様子も見えなかった彼女の大きな秘密。
年端もいかない少女が巨悪と戦うなんて、漫画やアニメの世界では日常茶飯事かもしれないが、その負担は想像を絶するものだろう。
腰を屈め、ステッキの角で”の”の字を描く姉さんの肩に手を置く。
振り返る姉さん。本当なら恋人でも作って、女性としての人生を謳歌しているはずの姉さん。
「ごめんな、姉さん。これからは俺も応援するよ」
「お……弟くん!」
パァッと、花が綻ぶように笑った姉さんはそのまま俺に抱きついてくる。
嬉しいやら恥ずかしいやら。あとヤレヤレ、なんて肩を竦めてるそこの小動物殴るぞ。
涙の跡が引いた後、姉さんは何か察知したのか、ステッキから光を発するとその場で浮遊し始めた。
「悪の気配を察知したップイ! マジカルシスター! 出発プイ!」
「うん! プイプイ! それじゃあ弟くん、待っててね!」
そう言って、居間の窓からあっという間に空へと飛び立つ姉さんと小動物。
本当に、本当に魔法少女なんだな。
俺は姉さんが小さな点になって見えなくなっても、その背中を追っていた。
「ひぎゃぁぁぁぁぁ!」
血飛沫と共に肉塊がアスファルトに転がっていく。
先ほどまでだらしない笑みを見せていた女の悲鳴を聞いて、マジカルシスターは口角を釣り上げた。
「痛い? 苦しい? でもね、弟くんの受けた苦しみはもっとなんだよ? 分かる?」
ステッキからファンシーな音と共にピンク色の光線が女の体を浴びせる。ハート型のスポットライトはその実、威力を調節した熱線だ。
途端に肉の焼ける匂いと血だらけの肉塊がバタバタと暴れだす。
化粧で厚塗りされた顔は醜く焼け爛れ、四肢はもう判別出来ないほどにグシャグシャに潰されていた。
しばらくバタバタとのたうち回っていた肉塊に、マジカルシスターは侮蔑の眼差しを向け続けている。
「マ、マジカルシスター。もうこの女の人も分かったと思うプイ。だから傷だけでも治して」
「なに言ってるのプイプイ。この女は私の弟くんを誘惑したのよ? 仕事の付き合いで仕方なく、別に興味の欠片もない合コンなんかに嫌々行かされて」
でも、と憐れむプイプイに彼女はステッキの先を向ける。ヒィッ、と愛らしい魔法動物はガタガタと体を震わせ、地面に塞ぎこんでしまう。
「忘れたわけじゃないでしょう? アンタ達が何年も手を焼いてたジャーマとかいうクズ共を一週間で片付けた私の力を」
「は、はい……」
なおもステッキを向けるマジカルシスターにプイプイは必死に命乞いをする。その脇ではもう人間とも言い難い肉の塊が必死に命を繋ぎとめようとしていた。
「ああ、もうアンタ飽きたから消えて」
ステッキ一振り。次の瞬間には、風に吹かれる砂のように微塵もなく消されてしまう。
しかし、先ほどまでの惨劇に比べれば、その最期はずっと幸せなのかもしれない。
「さ、帰りましょうプイプイ。私の弟くんのもとへ」
目的を終えて満足したマジカルシスターはまた夜の闇へと飛び立っていく。
プイプイは心の中で、これまで消されてしまった女性達に詫びながら彼女の後を追った。
おわり
レスを拾ってリクエストに答えるということは賞賛に値しちゅ
GJ
Gj
マジカルシスター1週間で悪の組織潰して20年泥棒猫を始末してたのか…
アニメで言えば1回目の放送でいきなり悪の組織のラスボスを倒して
その後は番外編枠で20年以上も弟によりつく女どもを皆殺しにしてたのか
完全に魔法少女から魔女にジョブチェンジしとるで…
変身するとょぅι゛ょになるっていうパターンなのかと思ったw
28歳の熟れかけたボディで魔法少女の格好・・・
しかもお姉ちゃん・・・・・・・・・
うっ・・・・・・・・・
ったく、くだらねぇこと考えつくもんだぜ。
最後プイプイが消されたんかと思った
スレ止まったな
あの日見たかもしれない神作家の名前を僕はまだ知らない
狂もうとを読み返してたんだけど、由奈の声が水橋かおりで脳内再生されてた。
これくらいクレイジーな妹が欲しいものだ。
511 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 20:29:37.83 ID:iXA6g3DC
三つの鎖の人元気かな
>>510 狂もうとが終われば次は姉モノを書きたいって言ってたから、それも楽しみだな
未来のあなたへがすごく読みたい
未来から次元を操れるSFチックなお姉ちゃんが
永遠のしろの続きが読みたい…
最近キモ姉&キモウトに何故かドハマリしてしまって第二保管庫にある短編作品一覧
全部読んじまったよ
次は楽しみにとっておいた長編作品の方を読むとしよう
wktk
>>516 半年前の俺がいる……。
あの頃は寝る間も惜しんで読みふけったな。
綾シリーズも作者から再掲載頼まれてるけどなかなか復活しない…
初期に投下されていいssなのに
綾書いた作者はほんとによかった。
消すの突然でDL間に合わなかった(´;ω;`)
サイトの方は再掲載されてるぞ
>>520 サイト名教えてください
作品名もちゃんと覚えてなくて。
綾はキモウトだったな
俺も懐かしくなって、ただそれだけでググったことがあった
>>521 紅雪白雨
小さな守護者とノスタルジアも以前ここに投下されてた
少子化解決の為に姉妹との結婚が合法になった日本
姉妹だからと兄弟のパンツでオナニーで我慢していたキモ姉妹予備軍が兄弟をレイプしまくる
家庭の事情で義妹義姉が出来る夢を見た
なんか有名どころが投下してくんないかなぁ…
家庭の事情で親戚の女全員姉妹になる展開
529 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 00:06:31.60 ID:gBc6vDku
解
530 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 00:06:41.84 ID:gBc6vDku
解
531 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 01:14:37.49 ID:UFkUqz+1
桜の網まだ―?
キチガイキモ姉貴の娘はヤッパリキチガイキモ姉貴になる
って事はアレか
オヤジが被害者だった場合、息子もって事か
遺伝子怖えな
姉弟で子供作ると弟大好き因子が強くなり母からの英才教育もあって母よりもっとキモイ姉になる
なんだそれは…つまり何代か後に弟が生まれない世代が出現するまで
エスカレートし続けるのか?
きっと兄または弟の方も遺伝子レベルで耐性がついていくからきっと大丈夫…きっと…
というよりキモ姉、キモウト成分だけ濃縮遺伝されて強いままニューゲーム状態なのに
兄、弟の方は何もないってのはいくらなんでも恐ろしすぎる
もしそんな事が起こったら兄と認識した瞬間または弟が生まれてきた瞬間に
両親を殺して早々と二人だけのユートピアを作り上げそう
ってところまで妄想した
キモ姉遺伝子のせいで姉弟しか産まれなくなる
たとえ身籠もった第1子が男でも、一念の力で生まれてくるのは
何故か女。第2子はその逆になるのか。医者が発狂しそうだな。
保管庫の読み物あらかた読んじゃったよ…
このジャンル知ってからまだそんなに経ってないのに…
どうしよう…
キモ姉、キモウトの読み物探す旅に出るか…
>>540 エロゲで良いなら淫楽の血族オススメ
めちゃくちゃキモイ姉がでてくる
保管庫の中で一番好きな作品は?
>>540 キモ姉妹ssスレを修めたあなたならssだって書けるはず!
まだこのジャンルをよく知らなくて耐性がついてなかった頃に呼んだ
【籠の中】が一番心に残ってますね
長編作品一覧の一番上にあって完結してるから自然と一番最初に呼んだだけなんですけどね
元々は「ヤンデレ おすすめ」で検索してたのに
どうしてこうなったwwwwwww
初期にあのssが投下されてたおかげでこのスレがあるって思ってる
>>540 修羅場SSまとめサイトにもちょこちょこキモ姉妹がいる。
スレは落ちてしまって更新はないが、あそこでもいいSSに巡り会えるかもしれん。
548 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 23:49:15.33 ID:czgWmKsA
すみませんsageてませんでした
この流れ・・・SSがくる!
>>541 あのゲームに出てくるお姉ちゃんは母親や妹はおろか、生まれる前の
自分の子供だってやっちまうんだぜ?恋敵になりうるというだけで。
552 :
還元濃縮姉1:2011/09/21(水) 01:14:43.39 ID:iClNYImP
>>535 「兄さん」
僕の妹、頼子は非の打ち所のない人間だ。
成績は常にトップで運動神経も抜群。だからといってその優秀さを鼻にかけることもない。
母譲りの美貌に高校生とは思えないスタイル。
本人は胸の小ささを気にしているようだけれど、そんなもの、周囲から見れば悩みの内にも入らないだろう。
「兄さん」
男はおろか、女の子からも毎年、愛の告白を受けていると聞いたのはもう随分前のこと。
うってかわって中肉中背、これといって長所もなければ短所もない、無い無いだらけの兄である僕とは大違い。
おそらくきっと、兄に与えられるはずだった才能とか色んなものを全て妹に取られてしまったのだろう。
だから僕は「ツインズ」という映画を笑えないし、ドラえもんには同情だってする。
「兄さんっ」
でも仕方ないことだ。妹のほうが稀有な存在なだけで、誰だって凡庸な自分に悩むんだ。
妹との差を見せつけられる度、僕はそう思うことにしている。
けど、それでも納得いかないことが一つだけある。
「兄さん!!」
553 :
還元濃縮姉2:2011/09/21(水) 01:23:58.64 ID:iClNYImP
「ヒドイです、兄さん。私がこんなにも呼んでいるというのに」
そう言って頼子は本当に、本当に悲しそうな顔をする。
やめてくれ頼子。お前にそんな顔をさせるほど、僕はたいした人間じゃない。
そういった旨を伝えても、頼子はスッと綺麗に伸びた眉をハの字にさせるばかりだ。
「いえ、愛する人のことですから。悲しむのは当然のことです」
愛する人。その言葉を聞いて僕の目の前は何度もチカチカと点滅する。
そう、完全無欠の妹の唯一にして最大の欠点。
実の兄である僕を愛しているということだ。
幼い頃から僕の側をついて離れず、成長し、周囲から際立った人間として注目されるようになってからもそれは変わらなかった。
おかげで幾度と無く妹と比較され、以前はそんな妹に恨みさえ抱いていたが、結局は彼女の愛の前に全てを屈服するハメになるのだ。
「丁寧な説明、ありがとうございます。では、今の兄さんと私の状況も説明していただけますか?」
そう言って頼子は万人を魅了する笑顔を向ける。
けど、僕にはその笑みが餌を前にする猛禽類の昂ぶりにしか見えない。
なにより僕は今、彼女に捕食されているのだ。
554 :
還元濃縮姉3:2011/09/21(水) 01:31:02.52 ID:iClNYImP
「それでは語弊があります、兄さん。正しく精確に、私とセックスしている、と」
僕の上で跳ねる妹。キュッと絞まる肉襞が僕の分身を容易に追い詰めていく。
妹も興奮しているのだろう。烏の濡羽色なんて呼ばれる長い黒髪を乱しながら、頼子は目を細めた。
「ほら、兄さん。我慢なんてしないでください。また私の中に、ん……!」
僕の上で妹が小刻みに震える。おそらく絶頂に達しているのだろう。
同時に僕のソレが急激に絞めつけられ、抵抗することも出来ずに僕は妹の中に射精してしまう。
「ふぁ……兄さんの……! すごいっ。なんで、こんな、ん! ……気持ち良いことを我慢して……!」
いずれはこういうことになるだろうと思っていた。
お互いにもう男女として分別をつけなければいけない年齢になっても妹は僕から離れようとしない。
むしろ、事あるごとに僕に愛を囁きながら添い寝だの、一緒にお風呂だのを要求していたのだ。
両親もいる前で言い出した時にはヒヤリとしたが、両親からのお咎めは一切なし。おそらく上手く言い逃れているのだろう。
「んあ……また、中で大き、く……! 嬉しいです……!」
もう何回戦か分からない状況で、また妹が嬉々として動き出す。
いくら縛られているとは言え、いい加減、どうにかしなければならない。
なにより、僕が襲われているのは居間。共働きの両親がそろそろ帰ってくる頃だ。
555 :
還元濃縮姉4:2011/09/21(水) 01:36:59.68 ID:iClNYImP
「頼子、頼むからっ。もう……母さんが帰ってくる……!」
「兄さん……兄さん……!」
僕がなけなしの体力を振り絞って説得しようとしても頼子は聞こうとしない。
むしろその悦楽の笑みの中に、なにかもっとドス黒いものが垣間見えたのだけれど、僕にその真意が読み取れるはずもない。
しばらく後、玄関から物音がした。ついに親が帰ってきた。
なりふり構わずに体をバタバタと動かそうとしてもビクともしない。廊下を歩く音。
まずい。まずい。僕はともかく、妹までこんなことで傷つけたくないのに!
ガチャリ。
運命の音が響き、母が顔を見せる。頼子の姉と言っても通る若々しさは子供ながら誇らしいけれど、そんなことは今は関係ない。
「あら……」
目の前にはソファの上でまぐわう兄妹。言い訳する言葉も見つからないまま、目を合わせて硬直してしまう。
終わった。何もかもが爆発し、目の前が真っ暗になりかけた刹那、母は「ただいま」とでも言うように口を開いた。
556 :
還元濃縮姉5:2011/09/21(水) 01:42:46.30 ID:iClNYImP
「やっと結ばれたのね。これでようやく安心したわ」
「ご心配おかけしました、母さん」
え? え?
真っ暗どころか目の前が極彩色になりそうなくらい混乱した僕に、母は垂れ目がちの大きな瞳を細めた。
「でも羨ましいわ。私も久しぶりに弟く、お父さんとイチャイチャしようかしら」
「それは良いことですね。でも避妊はしっかりお願いしますね。今更、泥棒猫なんていりませんから」
なにかとんでもなくとんでもない会話を続ける二人。
そのうちに母さんはニコニコと別室へ移動し、また僕と頼子の二人だけ。
「頼子、これはどういう……」
先ほどまでの獰猛な美貌はどこへやら、どこかすっとぼけた笑顔を浮かべる妹はしばらくの逡巡の後、こう答えた。
「血は争えないということですよ。兄さん」
濃縮精子還元ってわけか。
比較される弟がたまらない。GJ
Gj!
こうやって代を重ねて最強のキモ姉妹が誕生するのか…
怖っ!
タイトルは姉だがキモウト物とは…と思ったら、姉は先代か!!
俺の屍を超えてゆけ的なw。
兄弟姉妹としか子供が出来ず男は一人しか産まれない呪いをかけられたキモ姉妹
その呪いは子孫にも続くので呪いを解く為に幼馴染を倒すべく強いキモ姉妹を作っていく
ネタバレ
呪いをかけたのは幼馴染ではなく初代キモ姉妹
この事実はキモ姉妹達にしか伝えられていない
姉妹としかセックスも恋愛も許されない決まりの家に生まれた弟
大学に落ちた後、部屋でふと自分のやってきた参考書を見て不覚にも涙が出てきてしまった
そしたらノックもせずに姉が部屋に入って来て、泣いてる弟を見て抱きしめこう言うんだ
「○○はよく頑張ったよ」って
それを聞いて余計に泣いてしまうんだけど、泣きやむまで抱きしめてもらって・・・
そんな姉が欲しかった^q^
どうして願望ばかりを書くスレになってしまったのか
今は書くなとか変な奴沸いて書く人いなくなったんでしょうよ
>>443 おそばせながらGJでした!続き楽しみにしてます。
なんかこのスレも書き手がいなくなりそうな雰囲気が漂ってきたな
今書いてる長編作者いなくなったら波の如く書き手が引いていきそう
ならば自分が起爆剤となればいい
と何度も思って実行に移さない…
起爆剤の役割を果たせる気がしない。
また泥棒猫の工作が始まったか
姉妹に勝てないから過疎を装うなんて
んじゃ、早くSS投下してみせてよキモ姉妹さん
574 :
工作姉1:2011/09/22(木) 13:53:12.87 ID:Vxnxqpwm
魔法少女姉、還元濃縮姉、感想ありがとうございました。
>>573 「んじゃ、早くSS投下してみせてよキモ姉妹さん、と……」
タタタタン、ターン!
淀みない手つきでキーボードを叩き終えると、軽快にエンターキーを押す。
明らかな敵意に対してもスレの反応は疎ら。ついに、ついに俺は勝ったんだ!
「ようやくこの忌まわしいスレも……やった! やったよ××××!」
まだエロパロ板でも勢いの有る方だからな
たまに変な奴も沸くさ
576 :
工作姉2:2011/09/22(木) 13:58:33.53 ID:Vxnxqpwm
……そう、事の発端はこのパートスレが立ったところから始まる。
今までマイナージャンルだった(と思いたい)キモ姉、キモウトを題材にしたスレ。
同じように姉がいる自分も始めこそ、興味本位で眺めいていただけだった。姉はキモくないし。
ただ、スレが順調に伸びていった数カ月後、俺はあう噂を耳にする。
キモ姉、キモウトに目覚める姉妹が増えている、と。
ただの冗談だと思った。どうせモテない男の気持ち悪い願望だと思っていた。
俺は俺で中学時代から付き合っていた彼女がいたし、大学に進んでもラブラブ。
気は早いけど、彼女とのゴールインだって考えていた。そう、俺の日常は順調だったんだ。
それは、件のスレがピークとも言える盛り上がりを見せている頃だった。
『どうしたの? 昇くん』
『姉さん……彼女が、俺の彼女が……』
彼女が死んだ。車にはねられたらしい。目撃者はナシ。即死。
ただ伝えられた情報だけが頭の中を素通りしていく。何も考えられない。
『姉さん……』
『昇くん……おいで』
彼女を失った悲しみ。例えようもない絶望。
その時、姉の温もりに縋ってしまったのは今でも悔やみ切れない。
577 :
工作姉3:2011/09/22(木) 14:03:56.54 ID:Vxnxqpwm
『昇くん、ご飯持ってきたよ』
『……いらない』
『……ここ、置いておくからね』
それから一人、塞ぎこむ俺を姉は優しく見守ってくれた。
俺よりも僅かに背が高く、グラビアアイドルも顔負けのスタイル。おまけに美人となれば悪い気もしないのだけれど、それよりも彼女の死という痛みが強すぎた。
『昇くん、悲しいのは分かるけど何か食べないと昇くんが』
『うるさい! 俺の何が分かるんだ! 出てけ!』
『あ……ごめんね』
姉にキツイ言葉を浴びせる毎日。そうしないと俺の精神が持たなかったのかもしれない。
それでも、それでも尽くしてくれる姉に俺はもっとヒドイことをしてしまう。
『昇くん。お姉ちゃんじゃ、あの子の代わり出来ないかもしれないけど……』
『なんだよその目は……あいつの代わり? じゃあ、こういうこともしてくれるのか!?』
『キャッ……!』
『ほら、怖がれよ! こんなクソみたいな弟に襲われて犯されそうになってんだぞ! 怖がれよ!』
『……良いよ、昇くんなら』
『ち……ちくしょぉぉぉ!』
何度も何度も姉を抱いた。意外にも処女だった姉の体を汚し、溺れ、朝日が見える頃になってようやく俺は泥のように眠った。
彼女が死んでから、初めてマトモに眠ることが出来たのだ。
その日から俺と姉の仮初めの恋人生活は始まった。
もう両親からも見放され、頼れる人間は姉一人だけだったのだ。朝、起きれば姉の体を貪り、夜になれば姉に抱かれて眠る。
色欲に溺れる中でも徐々に徐々に、俺は以前の自分を取り戻していった。
578 :
工作姉4:2011/09/22(木) 14:09:00.61 ID:Vxnxqpwm
『昇くん、本当に良いの?』
『うん。姉さ……いや、茜に救われた俺が出来ることなんて、これぐらいしかないし』
『昇くん……』
その後、なんとか人並みに戻った俺は家を出て姉と同棲することに決めた。もうその頃には姉への恋愛感情を自覚し、姉とは本当の意味で恋人になっていた。
大学も辞め、両親とはもう絶縁状態の俺が出来ることは、姉への恩返しだと思っていたからだ。
そうして始まった同棲生活。幸せだった。本当に幸せだった。
あのスレの存在を思い出すまでは。
アルバイトを終えた俺は、姉の帰宅を待つまでの間、久しぶりに例のスレを覗いてみることにした。
姉がいるとなかなかパソコンを触ることさえ出来ないせいか、色々と悶々とした気持ちがあったのだろう。
以前よりも更に勢いを増すスレも、相変わらずその内容は変わらない。相変わらずキモオタ共が騒いでいるのに俺は安心すらしていた。
しかし、その中で俺はある書き込みに気づく。
このスレのおかげでようやく弟くんが手に入りました。もう手放さない。
キモ姉、キモウトが増えているらしい。
そこでようやくあの噂を思い出す。なにより驚いたのが、根も葉もない噂程度であったアレがこのスレでは厳然とした事実として受け止められていることだ。
スレに返答が続く。
おめでとうございます。ついに成就したのですね。末永くお幸せに
また一人、このスレの犠牲……いや、目覚めた人が出たのですね
マジでこのスレのおかげでキモ姉、キモウトが増えてそう
579 :
工作姉5:2011/09/22(木) 14:14:01.96 ID:Vxnxqpwm
どうしようもない雑談にも、俺の心は妙にざわついていた。同時に、俺はあの事故の前後を必死に思い出そうとしていた。
そもそも姉とはそこまで仲が良かったのか。落ち込む俺を甲斐甲斐しく世話してくれるほど、姉は俺に好意を抱いていたのか。
あの事故の前に、やけに具体的な泥棒猫の処理方法を書き込んでいるキチガイがいなかったか……。
単発のIDだったその自称キモ姉は、最後にこう締めくくっていた。
弟くん。これからずっと、ずぅっと一緒だよ
『昇くん。これからずっと、ずぅっと一緒だよ』
……疑念が果たして俺の行動にどう影響しているのか、今でも分からない。
ただの憂さ晴らしなのかもしれない。もう時計は元には戻らない。彼女は帰ってこないのだ。
それでも俺はこのスレを潰すために躍起になっている。名を騙り、煽り、過疎らせる。
こんなことをして何の得があるのか。そんなもの、俺にだって分からない。支離滅裂なことだって分かってる。
それでも、あの書き込みは姉のものではない。確証なんて得られないものなのに、否定したくて俺はみっともなくキーボードを叩いている。
タタタタン、ターン!
「ようやくこの忌まわしいスレも……やった! やったよ××××!」
ガチャ
「ただいま昇くん……あら、パソコンで何をしてるの? それと、どうしてあの泥棒猫の名前なんて呼ぶの?」
終わり
スルー検定始まるよー
スルーカが試されるな
まぁ、お前らはスルーできてないな
乙
自分に対しては下手に出るタイプの姉が欲しい
GJ
こんな危険なキモ姉妹スレに居られるか!
俺は幼馴染スレに帰らしてもらう!
GJでした。
いやー、いい策略姉だった!
>>585 キモ姉の魔の手からは絶対に逃げられない!
乙
長編もいいがこういう短編も読みやすくていいな
「怖いから、一緒に寝よ?」
ふむ…いい響きだ
お前ら本当に姉妹好きだなw
まあ俺もだけどさ
幼馴染もこのスレにかかれば生き別れのキモ姉妹になるんや
女には二種類ある、キモ姉かキモウトかだ
泥棒猫もいる
雑談ばっか
596 :
幼馴染×姉×妹:2011/09/23(金) 15:45:51.87 ID:oN8l0Snj
工作姉感想ありがとうございました
>>592 【前回までのあらすじ】
オッス、オラ主人公! ようやく幼馴染と恋人になってチ○コ突っ込む間際、幼馴染から衝撃の一言が!
私とアンタって実は姉弟だったの。
は? え? マジ!? もしかして近親相姦ってやつか!? オラ、ワクワクすっぞ!
……す、すっぞ……。
「ちょっと、どうしてやめるのよ。あ、もしかして初めてで緊張しちゃった? 仕方ないなあ。ここは姉の私が優しく……
あ、もしかして妹っぽく無理やりな感じが」
そうじゃねえよ。
思わずツッコミかけるのをグッとこらえて、俺は自分の不幸を呪った。マジで? マジすか? 秋元?
ベッドの上で呆然とする俺に、幼馴染み改め姉はプンプンと物理的に謎記号を頭に飛ばしながら俺に体ごとにじり寄る。
「なによ。私とアンタが姉弟だからって何か問題があるワケ? むしろアンタ、こういう背徳的な感じ大好物そうだけど」
「いや、それはそれ、これはこれだろ……」
これだから二次と惨事を履き違えた輩は困りますなデュフフ、とかます余裕もない。あと勝手に人の性癖決め付けないで。
俺は頭の中で姉(仮)の話を整理する。
そもそも俺の親父と幼馴染みの母親が兄妹で、近親相姦かまして双子が誕生。それが俺と姉(仮)ってなワケで。
あー、通りで昔からお互い、コブ付きバツイチのくせに再婚しねえわけだよ。
てっきり付き合ってる俺と姉(仮)のことを考えてとか、ちょっと良い話風に受け止めてたのに! 話せよクソ親父!
っていうか、そういう凄まじく凄まじい話をチ○コ突っ込む直前にフリップ付きで話すんじゃねえよー!
「んー、まあアンタの言いたいことは何となく分かったけどさー」
「いや、人の思考を勝手に……あ、もしかして勝手に口走ってた?」
「え? そんな気持ち悪いことしちゃう人? 引くわー」
「うん。色々ツッコミたいけどファーック!」
盛大に中指起ったてる俺に姉(仮)は楽しそうに笑って「あ、ようやくアンタらしくなったね」と笑った。ぬぅ。
「まあ、確かにいきなりこんなこと聞かされて冷静にセックスなんて出来るもんでもないしね。私もお母さんから聞かされた時、それなりに悩んだよ」
「お前……」
「十秒くらい」
「短い! もっと悩んでとか言いたくないけど、けど、うわあああああああん!」
なんかもう泣きたくなって枕に向かってダイブする。頭上ではケタケタと姉(仮)が楽しそうだ。これだから女ってのはぁ!
……いや、待てよ。
ふと、俺の中である考えが鎌首をもたげる。そうだ、そもそもの大事な部分を見逃していた。フフ、なんだ、そういうことかフフフ。
いつのまにか枕に顔を突っ込みながら肩を震わせている俺の様子に、姉(仮)は「キモッ」とつぶやく。言ってろ。
「そうだよ。そもそもこの話には”証拠”がないじゃないか!」
「あ? なによ、私の話が信じられないワケ?」
「つまりこういうことだろ? 初めての共同作業直前になって『やっぱりアタシ怖い』って怖気ついて話をでっちあげたワケだ!
なーんだ、お前も結構可愛いところがあるじゃないかアッハッハ」
枕から顔を離し、素っ裸で猛々しく理路整然と話す俺に、姉(仮)は呆気にとられたように口をあんぐりと開けている。
「……お互い大概かと思ってたけど、やっぱりアンタって気持ち悪いわ」
「うるせえ! そんなに姉ぶりてぇなら証拠を見せてみろよメーン!?」
「ったく……じゃあ、はい」
「へ? え? お、親父?」
「……」
「どう? マジだったでしょ?」
マジでした。大マジでした。口下手だけど仕事熱心で日本のお父さんって感じでちょっと尊敬もしてたのに、大マジでした。
おまけに話のラストに『ゆ、許してヒヤシンス』とかよく分かんないボケかまされるし。
なに!? 噛むくらい恥ずかしいならやめてよ! こっちがハズいわ!
『いや、バレたら必ずこうすれば許してくれるって久恵の奴がな』
あ、久恵さんってのは姉(仮)の母親ね。っていうかどうでもいいわそんな話ー!
というわけで電話を終えた俺はまた、枕へと顔を突っ込みながら今度こそ泣いてるわけでして、はい。
「ま、そういうわけだからさ。これからは禁断の愛ってことでよろしく☆」
「よろしく☆ じゃねえよ! どうすんだよ、いまさら姉弟なんて聞かされても俺……」
先ほどまではどこか漫画やテレビの世界の話のように感じていたものが、徐々に現実のモノとして襲ってくる。
結婚はおろか、恋愛すら自由に出来ない関係。けしてお天道様の下には出られない、日陰者たち。
悶々と嫌な考えに取り憑かれそうになる俺に、姉(仮)は「だーからっ」と、体重をかけて俺の上にのしかかってくる。
「そんなの、アンタの言うとおり”いまさら”なの。たとえ姉弟でもアンタと私は恋人で、それはもうどうしようもないのよ」
「んん……!」
「それに姉弟だって言っても、しっかりココは反応するじゃない。ほれほれ、アンタの好きなオッパイよー?」
……クラスでも一番の大きさと評される胸に潰され、下半身はしっかり反応しちゃうあたり、そういうことなんだろう。
でも、とか、けど、なんて言い出してしまいそうな口を、姉(仮)は胸を押しつけて塞いでしまう。
「正直言うとさ、ちょっとこういうのに憧れてたってのもあるんだよね。アンタにお姉ちゃんって呼ばれながら抱かれるとかさ」
なにサラっと爆弾発言しちゃってんのよ。でもまあ、俺も大好きですけどね!
クチュ、ともう濡れそぼっているアソコの入り口に俺の息子の先っぽを擦りつけながら、姉は満足そうに笑った。
「それとも、アタシにお兄ちゃんって呼ばれながら、シタイ?」
おわり
文章の書き方が風見っぽい
GJ!
コミカル的で面白いな
調子に乗って続き書く根性嫌いだけど、面白かったよ。
Gj!
親が黙ってたのは結婚出来るようにしてくれたんだな
昔書いてた作者はどうしちゃったんだろうな
444 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01:03:56.62 ID:5r7CsnaG
風味乙
599 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/23(金) 17:13:50.19 ID:nYK5SlKE
文章の書き方が風見っぽい
キモ姉orキモウトは一人の方がいいのかな?
狂いもうと以外に複数出てくるSSってあったっけ?
人外キモウトがたくさん出てくる話があったかと。
昔、キモウトが量産されて市販されちゃうという馬鹿なネタを
考えていたことがあったなぁ
キモ姉orキモウトは一人の方がいいのかな?
狂いもうと以外に複数出てくるSSってあったっけ?
608 :
607:2011/09/23(金) 23:30:00.51 ID:Ir+C4UvJ
間違えて送信してしまった スマヌ
淫獣の群れとか沢山いたし、保管庫見れば一人じゃないssなんかいくらでもあるよ
義妹とか妹分の従姉妹みたいなのもいるけど
泥棒猫がいくらいようと倒してしまうのがキモウト
もちろん前世では夫婦
転生恋生こないかな
懐かしいな
614 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 19:25:05.33 ID:HSGEKvFI
何が乙で何が助かるのか分からんがまずsageしろよバカ
まあsageは必要だが
落ち着こうか
>>436-442の続きを投下します。
>>447 超亀レスで申し訳ないですが、F/Mは女性上位で女性が男性を責める意味です。
【含まれてる物】
・版権キャラ+改変(スタイル、性格、喋り方など)
・女の子の足の汗や匂いなどの汚い系の表現
・女性上位の展開
「…きっとさぞかし臭いでしょうね。でも兄さんには、絶対嗅いで頂きますよ。
私の臭いニーソの足裏で、兄さんの顔を思いっきり踏みつけてあげます。
そして3日間履きっぱなしのニーソの足を嗅ぎながら、呼吸させてあげます」
くっ…姫音は本当に、あのおぞましいニーソで、僕の顔を踏んでくるつもりだ、
しかもその臭い匂いを嗅がせてくるなんて、そんなの嫌だ、早く逃げないと…!
「もしかして、私から逃げるつもりですか? まあ、別に逃げても構いませんよ。
兄さんが私のニーソックスの足から、逃げる事が出来ればですけど♪」
逃げるさ、そんなの!
逃げないと姫音の臭いニーソックスで、顔を踏みつけにされるんだから…
「うふふっ♪ 多分、兄さんは逃げられないと思います。
どうしてか逃げられないかは、私の足を喰らってみるとわかりますよ。
というわけで、今からこの黒ニーソックスの足で、兄さんを蹴りにいこうと思います♪」
そう言い終えると、姫音から笑顔が消え、真剣な面持ちになった、
姫音が構える、本気で僕を蹴りに来る気だ、姫音の黒ニーソックスで、
そして、姫音が距離を一気に詰めてきた、来るっ!
「いきますよっ! ニーソキックっ!!」
姫音の黒いニーソの足が僕を襲う!
でも僕は姫音の黒い足を見ていると、何故か体が動かなり棒立ちになっていた。
動けない僕に姫音の蹴りを避けられるはずもなく…
―――ドカっ!
ぐうっ! 姫音の黒ニーソに包まれた足が、僕のわき腹に思いっきり入った、
今、姫音の足で蹴られたのか? ニーソックスを履いた足で!
でも何だ、この気持ち? 姫音に蹴られたのに、痛いどころか、興奮してくるなんて…
「どうです? 私のニーソで蹴られた気分は?
嬉しいはず無いですよね? でもどうして全然避けようともしないんですか?
義妹のニーソに自分から蹴られる何て、変態のマゾですよ」
姫音の言葉が突き刺さる、姫音のニーソックスの足、次はちゃんと避けないと…!
「ええ、次はちゃんと避けて下さいね。
私のニーソで何度も蹴られていたら、変な気持ちになるかもしれませんからね。
さあ、また兄さんをこの黒のニーソックスで蹴りにいきましょうか」
姫音は再び構えを取り、僕に3発のニーソ蹴りを浴びせてきた!
「喰らえっ! 下段、ニーソキックっ! 中段、ニーソキックっ!
上段いきますよ…! 顔面、ニーソキッークっ!!」
姫音が黒ニーソの足で僕を蹴り上げる瞬間、僕は姫音の足を見ることしかできなかった、
これから姫音に、3日間履きっぱなしのニーソで蹴られるとわかっていても、動けない…
ああ…また姫音の黒ニーソックスの足で蹴られるんだ…!
―――ドカっ! ドカっ! ドカ〜っ!!
ロー、ミドルと姫音の蹴りが入り、ついに顔まで、姫音のニーソ蹴りが入った、
しかも、器用に姫音の足の裏を、思いっきり顔に叩きこまれた、
ニーソックスの湿った足裏の感触と、足の臭い匂いが僕の顔を襲った。
ぐあぁ…、痛い、そして臭い…!
これが姫音の、3日間履きっぱなしのニーソックスの足!
でも僕は姫音に顔をニーソで蹴られた瞬間、興奮し、思わず勃起してしまった…!
「どうして避けなかったんですか? 私に何度も蹴られてるのにずっと棒立ちですよね…
ん〜? 兄さん? 段々前かがみになってきてますけど、一体どうしたんですか?
まさか、私のニーソで蹴られて、勃起とかしてませんよね〜?」
「もし勃起してたら、兄さんは本物の変態ですよ。
だって、さっき私に顔蹴られた時に、ニーソの臭い匂いを嗅ぎましたよね。
それで勃起するなんて、普通ならありえませんからね」
姫音は僕をバカにするような表情を見せたが、すぐに元の真剣な表情に戻った。
「次は本気で兄さんの顔を蹴りつけます。喰らったら、間違いなく蹴り倒されますよ。
今、私の足元に倒れたら、わかりますよね〜?
兄さんの顔に、私の臭〜いニーソックスの足が死ぬほど落ちてきますよ」
「私の3日間履きっぱなしのニーソの足で、ずっと顔を踏みつけです。
呼吸だって、ずっと私の足の匂いを嗅ぎながらする事になります。
そんな最低な事、兄さんは嫌ですよね」
今さっき嗅がされただけでも、気絶しそうな臭さだったんだ、
そんな臭いニーソをずっと嗅がされ続けたら、臭くて死んでしまうかも…
何とかして、逃げ出さないと…
「だから10秒間だけ、蹴るのを待ってあげます。
私のニーソックスで顔を踏まれるのが嫌だったら、すぐにここから出ていって下さい」
10秒間待ってくれるのか、これはきっと最後のチャンス…
今のうちにリビングから出ていけば大丈夫だ、出よう、ここから!
…えっ!? 何で!? 僕の足が動かない!
逃げないと、姫音が3日間履きっぱなした臭いニーソックスで、顔を踏まれるのに…
姫音の整った可愛い顔と、姫音のニーソックスの足を見ると身体が動かなくなる!
「うふふふっ♪ 兄さん〜? 私から逃げなくていいんですか〜?
義妹のすご〜く臭いニーソの足で、思いっきり顔を蹴られますよ〜」
姫音は嘲笑に満ちた表情で僕を見てくる、まるでこうなる事を予想していたかのように…
でも僕の好きな『音夢』の表情で、姫音に馬鹿にされるとすごく興奮する、
このままじゃ、姫音のニーソで顔を蹴られる、そして死ぬほど顔を踏まれてしまう…
ああ…この感覚って、格闘ゲームの可愛い女の子キャラに、
ボコボコにされると興奮してくるのと同じだ、
僕は可愛い姫音に、大好きなニーソックスの足で、ボコボコになるまで踏まれたいんだ!
「クスクス…兄さんって本当に馬鹿ですね。そんなに私のニーソで踏まれたいんですか?
だったら、そこでじっとしとけばいいじゃないですか。すぐに味合わせてあげますから」
僕は残りの時間、姫音の僕を馬鹿にした顔と黒ニーソの足を交互に見るだけだった、
そしてこれから姫音にされることを想像すると、たまらなく興奮した、
姫音の臭いニーソの足、義妹のニーソックス、今から、これで顔を踏まれるなんて…
「3…2…1…ゼロ…兄さん、覚悟して下さい…顔面、ニーソキッークっ!!」
―――ドカ〜っ!!
姫音のニーソックスで思いっきり顔を蹴られた瞬間、僕は気を失った…
…気がつくと僕はリビングにあお向けに倒れていた、
見上げると僕の顔のそばに、姫音が立っている…!
姫音は怒りも悲しみもない、不思議な表情で微笑んだ。
「兄さん。今、兄さんの顔は、私が3日間履きっぱなしのニーソの足元にあるんですよ。
これから私に何をされるかわかってますか?」
姫音はそう言うと、しばらく無表情のまま、僕の顔をじっ〜と見下ろしていた、
ああ、わかってる…姫音の臭くなったニーソックスの足で僕の顔を…
だって僕は、そうされることを選んでしまったから…
「兄さんの……」
ゆっくりと…僕の顔のそばにある、姫音の黒ニーソの片足が上がっていく…
そして、顔から50センチぐらいの高さでピタッと止まった、
僕の顔の真上、姫音のニーソに包まれた黒い足裏がはっきり見える。
黒々とおぞましい質感と重量に満ちた姫音の黒い足が、僕の顔の上に落ちてくるんだ…!
そして、ついに…
「…変態っ!!」
次の瞬間、姫音のニーソックスの足が、僕の顔を思いっきり踏みつけた!
―――ガンっ!!
そして続けて何度も、何度も、僕の顔に、姫音の黒いニーソの足が落ちてきた!
「変態! 変態! 変態! 兄さんの変態っ! 最低〜っ!!」
ガンっ! ガンッ! ガンっ! ガンっ! ガンっ!!
姫音のニーソックスの足で、僕の顔が何度も踏みつけにされる、
踏まれるたびに、ニーソの足の鋭い衝撃と、汗を濃縮させた臭い匂いが顔じゅうに広がる。
「何、考えてるんですか!? 変態! 私から逃げもせず、突っ立てるまま!
そんなに私の臭いニーソックスで、顔を踏まれたかったんですか!?」
見上げると姫音の怒った顔、心底蔑んだ目で僕を睨んでいる、
黒ニーソの太ももの間に姫音の白パンツ、姫音から踏まれるたびにチラチラ見える、
そして、姫音の黒ニーソックスの足、顔から離れたと思うと、すぐに黒い足が落ちてくる!
「私のニーソ、3日間ずっと履きっぱなしなんですよ! すごく臭いんですよ!
どうしてそれで顔を踏まれたいと思ったんですか!? この変態! 変態! 変態っ!!」
ガンっ! ガンっ! ガンッ! ガンっ!!
容赦ない姫音の罵倒、止まらない姫音のニーソ踏みつけ、
姫音の怒った顔、姫音の怒鳴り声、姫音のニーソの足、姫音の足の臭さ、
全てが、僕をどうしようもないぐらいに興奮させる…!
「兄さんはマゾ何ですよ! 義妹の臭いニーソで踏まれて喜ぶ、最低な変態マゾです!
見て下さい! 兄さんの股間に張ったテント! 兄さん、勃起してるじゃないですかっ!
義妹に顔踏まれて勃起何て、どういう神経してるんですか!? バカ! ヘンタイっ!!」
ガンっ! ガンっ! ガンッ! ガンっ!!
姫音のニーソで顔を踏まれるたびに、姫音の可愛い声で罵倒される、
見下ろされている姫音の怒りの表情も相まって、僕の勃起物は興奮で震えた。
姫音は当然それを見逃さなかった、
姫音は僕の顔をさらにきつく睨みつけ、
まるでゴミを見るかのような目つきで僕を見下ろしてきた。
「兄さん、またチンポ、びくびくしましたね! 私に罵倒されて、感じたんですか!?
私の臭いニーソックスで顔踏まれてるだけでも、最低なのに、罵られても感じるなんて…!
兄さんのマゾ! ドMっ! 気持ち悪いっ! このっ、マゾ! マゾ! マゾっ!!」
ガンっ! ガンっ! ガンッ! ガンっ! ガンっ!!
ああ…僕はやっぱりマゾだったのか…
姫音に恥ずかしい所を見透かされても、気持ち良かった…!
だって姫音可愛いし、こんな可愛い女の子のニーソで顔を踏まれたら、たまらない…
「変態マゾな兄さんは、もちろん、私の臭〜いニーソックスの匂いも好きですよね?
そんな兄さんには、これから3日間履きっぱなしのニーソックスの足をたっぷりと、
嗅がせてあげる事にします。兄さんにとっては、これはご褒美になるんですよね」
姫音からの罵倒が止むと、急に機嫌の良い声で話しかけられる、
だが次の瞬間、笑顔の姫音を見て、僕は今まで体験した事のない恐怖を覚えた。
姫音はどこから取りだしたのか、大きく結び目の作ったタオルを手にしていた!
「兄さん、これ【猿轡(さるぐつわ)】っていうんですよ。兄さんなら知ってますよね。
こんな普通のタオルでも、この大きな結び目を兄さんの口の中に入れて縛ると、
兄さんは口で呼吸できなくなってしまうんですよ」
そう言うと、姫音は素早く、僕の口の中にタオルの結び目を突っ込み、
残ったタオルの布で僕の頭をきつく縛った、
ん、ん゛〜、ふが、ふが…駄目だ、苦しくて口で呼吸できない…
「うん、これで兄さんは鼻以外で呼吸できませんね。
これで存分にニーソックスの匂いを、嗅ぐ事ができますよ。楽しみですね、兄さん♪」
これで僕は鼻で呼吸するしかなくなった、
この状態で姫音のニーソックスで顔を踏まれたら、
ニーソの足の匂いを嗅がないと、呼吸ができなくなるんだ…!
こんなの酷い、こんなの楽しみであるはずないじゃないか…!
「私、兄さんに酷い事してると思いますか? してませんよね?
だって兄さんはこの状況でも、チンポをギンギンに勃起させているんですよ。
これって私から無理やり、臭いニーソの足を嗅がされたいってことですよね、兄さん♪」
姫音が、笑顔で僕を見下ろす、
確かに僕は、今から姫音の3日間履きっぱなしのニーソックスを嗅がされるのに、
興奮して、勃起している、僕の体は一体どうしたんだろう…?
「それに、私はまだ優しいんですよ。本当なら、私のニーソックスの片方を、
兄さんの口の中に詰めて【猿轡(さるぐつわ)】にするつもりだったんですよ。それとも、
私が3日間履きっぱなしのニーソックスを、口の中でもごもごしたかったですか、兄さん?」
【嫌だ…! それだけは絶対に死んでも嫌だっ!!】
僕は必死に、首を何度も横に振った!
「うふふっ♪ そうですよね、大丈夫です。
私は『兄さんが本当に嫌だと思ってる事』は絶対にしませんから。
で〜も、私の臭〜いニーソの足は嗅いでもらいますからね♪」
そう言うと姫音は、ニーソックスの片足を僕の鼻の上に乗せる、
そしてニーソの足指を大きく広げ、僕の鼻を包むようにニーソの黒い生地を被せてきた、
ニーソの湿った感触と温かさが鼻にかかり、何とも言えない不快感が僕を襲った。
ここで僕は重要なことに気がついた、
まさか、これ、姫音のニーソを嗅がないと、鼻呼吸できないんじゃ…
「はい、私の臭〜いニーソックスを通ってきた空気だけが、
唯一兄さんが吸える空気なんですよ、しかも鼻で♪」
姫音の黒ニーソの生地は、僕の鼻孔を完全に包み込み、黒いテントを作っている、
テントの中には、3日間に及ぶ姫音の汗と足の匂いが充満しており、
このおぞましい空気を鼻から吸わないと、呼吸できないだろう。
「さあ、兄さん。そろそろ息が苦しくなってきましたよね。
でも兄さんはちゃんと鼻から呼吸できるんですよ。
私が3日間履きっぱなしのニーソの匂いを嗅ぎながらですけど」
「そうそう、先に言っておきますけど、
もし兄さんが私のニーソの匂いを嗅いだら、私、すごく怒りますからね。
だって気持ち悪いじゃないですか、義妹のニーソを嗅ぐ人なんて」
ううっ…そんな事言いながら、姫音は僕にニーソの匂いを嗅がせる気じゃないか…
息が苦しくて、姫音のニーソを嗅いで呼吸をしても、
言った通り姫音はニーソを嗅いだ僕を軽蔑し、すごく怒るんだろうな…
でも、このまま息を吸わないと窒息する、仕方ない…
僕は呼吸が苦しくなってきたせいもあり、姫音のニーソから、
思いっきり鼻で息を吸い込んだ…!
すぅうううううううっ…っ!? あ゛あっ!! 臭っ! 臭すぎるぅううっ!!
姫音のニーソから蒸れた蒸気が鼻に流れ込み、凄まじい刺激臭に襲われた、
姫音の汗、蒸れた足の臭さ、ニーソの生地にしみ込んだ汚れの匂い、…全てが酷過ぎる!!
「あ〜っ!? 兄さん! 何、義妹のニーソックスの足を嗅いでるんですかっ!!
兄さんの〜、ヘンタイっ! ヘンタイっ! ヘンタ〜イっ!!」
ガンっ! ガンッ! ガンっ!!
姫音は兄にいきなり、ニーソを嗅がれた義妹の演技をしてきた、
そして姫音に変態と言われる度に、姫音のニーソの足が僕の顔に力強く落とされる、
そのたびに姫音の太ももの間からパンツが見える、それに白い太ももの部分もイイ…
だが、あまりの足の勢いが怖くなった僕は、時々目をつぶってしまった。
「兄さん! 私のニーソで顔を踏まれてる時は、ちゃんと私の足の裏を見て下さい!
それに、兄さんが見ていいのは、顔に落とされてくる黒いニーソの足裏だけです!
さあ、顔を踏みますから足を見てて下さいっ! ほらっ! ほらっ! ほらっ!!」
ガンっ! ガンッ! ガンっ!!
「何、目をつぶってるんですか! 私のニーソの足裏、見ててって言いましたよねっ!
何で見てくれないんです! 私のニーソで顔を踏みつぶされたいんですかっ!!
兄さんの顔をニーソの足で、ぐりぐりぐりぐり〜っ! ぐりぐりぐりぐり〜っ!!」
姫音が僕に罰を与えるように、体重を乗せた足で、顔を踏みにじってくる、
ニーソックスの臭い匂いが、顔じゅうに擦りつけられ、臭くてたまらない。
「次、目をつぶってたら承知しませんからね!
ほらっ、これ、私が3日間履いたニーソの足です! 私の足っ! 足っ! 足〜っ!!」
ガンっ! ガンっ! ガンッ! ガンっ!!
姫音に顔を黒ニーソックス踏まれながら、僕は必死に姫音の足を見る、
姫音の黒い足裏が僕の顔に落ちてくるっ! そして足が上がる…
でもすぐに黒い足が落ちてくるっ!! 上がる… また黒い足の裏が落ちてくるっ!!
「情けないですよね。ずっと私の臭いニーソックスで、顔を踏みつけにされてるんですよ。
兄さんは、私の黒ニーソの足で支配されているんです。ず〜っと、私のニーソの下で、
黒い足が顔に落ちてくるのを、ただ見ていることしかできないんですよ、うふふっ♪」
姫音は笑いながら、再び黒ニーソの足指の生地で僕の鼻を包む、
姫音のニーソ以外から空気を吸わせないように、再び隙間なく鼻孔を覆われてしまった。
「ほら、また嗅いでもらえますか? 嗅いだらすごく怒りますどね♪」
僕は鼻以外で呼吸できないため、姫音のニーソを嗅ぎながら鼻呼吸する、
すぅううううっ…ぐぁああっ、臭い! 臭すぎる! 鼻が、曲がるっ!!
「あ〜っ!? また兄さんが、私のニーソックス嗅いでるっ!? ヘンタイっ!!
義妹のニーソを嗅ぐなんて、どういう神経してるんですかっ!!
も〜っ! 兄さんってホント、最低〜っ!! 最低! 最低! 最低〜っ!!」
ガンっ! ガンっ! ガンッ! ガンっ!!
変態な兄にニーソを嗅がれた義妹の演技は続いているらしく、姫音に罵倒されながら、
ニーソで顔を踏まれる。まるで本当に姫音に怒られてるみたいで、気持ちイイ…!
そして、踏み終えると、すぐに姫音のニーソが僕の鼻を覆う。
「はいっ、兄さん。 私のニーソ、嗅いで下さい」
…僕は姫音のニーソックスを、嗅ぐ、
姫音が3日間履きっぱなした臭いニーソの足を、無理やり嗅がされる…!
ああ…何度嗅いでも臭すぎる…これが女の子の足の匂い…!!
「きゃあっ!? まだ兄さんは、義妹のニーソ嗅いでるんですかっ!?
いい加減にして下さいっ! 次、嗅いだら本気で怒りますよ! まったく、ニーソの足を
嗅ぐなんて、バッカじゃないんですかっ!? このバカっ! バカ! バカっ!!」
ガンっ! ガンッ! ガンっ!!
容赦ない姫音の罵声、ニーソに包まれた足の踏みつけがたまらない…
「ほ〜ら、また3日間履きっぱなしの臭〜いニーソックスの足ですよ♪」
また姫音の汗で湿ったニーソが鼻を包む、
鼻に乗せられただけでも、決して慣れることのない酷過ぎる臭さが僕を襲う、
しばらく僕は呼吸を我慢していたが、すぐに苦しくなってきた。
でも次、嗅いだら本気で怒るって言ってたな、姫音が怖い、怖い…
僕は唯一の鼻呼吸を何とか我慢して、姫音のニーソを嗅がないようにした。
しばらくすると、僕が呼吸を堪えてるのがわかったせいか、
僕の鼻に姫音のニーソの足から強い圧迫が加わった。
「兄さん、息しないと苦しくありませんか? でも兄さんは鼻から呼吸できますよね。
いっぱい私の汗がしみ込んだ、すごく臭いニーソックスの足を嗅ぎながらですけど。
もう息が苦しいですよね。…嗅いで下さい、ほら…兄さん、嗅いで! 嗅いで下さいっ!!」
黒いニーソが僕の鼻を包んだまま、姫音の足からの鼻が潰れるぐらいの圧迫を受ける、
嗅いだらすごく怒られるだろう、でもここままじゃ、姫音に鼻をニーソで踏みつぶされる、
嗅ぐと怒られる、怖い、でもどんな風に怒られるんだろう、ああ、僕は姫音に怒られたい!!
ついに僕は欲望のままに、姫音のニーソの匂いを鼻から吸い込んだ、
姫音の3日間の汗の匂い、姫音の足の匂いが臭くてたまらない、でも最高だっ!
「嫌ぁああっ!! また兄さんが私のニーソックス嗅いでるっ! もう信じられないっ!
次、嗅いだら本気で怒るって言いましたよね! 兄さんは、私に怒られたいんですかっ!?」
ああ…そうだ、僕は姫音のニーソの匂いを嗅いで、もっと怒られたいんだ…!
「へぇ〜、兄さんは義妹の私に本気で怒られたいんだ。とっても変態な兄さん。
…じゃあ、たっぷり怒りましょうか…覚・悟・し・て・下・さ・い・ねっ!!」
姫音の黒ニーソの足が高く高く、振り上げられる…
そして姫音の足がしこを踏むように、勢いよく振り落とされる…!
ああ…姫音の黒い足裏が、僕の顔に、隕石のように迫る、落とされるっ!!
「兄さんの変態っ! オシオキですっ! ……ふんっ!!」
―――ドッカーン!!
ぐは〜っ!!……うっ…あ、あっ…
顔に気絶するぐらいの強烈な一撃を受ける、
これが女の子の踏みつけの威力、黒ニーソックスで覆われた足…!!
「すごく痛かったですよね? 私、本気で兄さんの顔を潰すぐらい強く踏みつけました。
だって私、兄さんからニーソの匂いを嗅がれて、すご〜く怒ってますから。
兄さんが私のニーソで顔を踏まれて気絶するまで、絶対に止めてあげませんからね!」
姫音の怖い声、姫音が心底軽蔑するような表情で僕を見下す、
ニーソを無理やり嗅がされて、怒られて、顔を思いっきり踏まれる、
不条理だ、理不尽だ、でもこんな風に姫音に苛められると、すごく興奮するんだ!
「兄さんの、ヘ! ン ! タ! イっ!! はぁあああっ……ふんっ!!」
―――ドッカーン!!
僕の顔に、凄まじい姫音のニーソの一撃が落ちる、
頭にあまりの強い衝撃を受けて、僕はもう何も考えられなかった、
このまま姫音に思いっきり踏まれながら、僕は気絶していくんだ…
「義妹のニーソックスを嗅いでくる変態な兄さんは、
私のニーソで顔をグリグリされても、嬉しいんですよねっ!!
だったらやってあげますよ、私が3日間履きっぱなした臭いニーソの足でっ!!」
「ほらっ、兄さんの顔を、私の臭いニーソの足で踏みつけ、ぎゅううううううううっ!!
そして、力を込めて、顔をニーソで、ぐりぐりぐりっ! ぐりぐりぐりっ!!」
何度目だろうか、姫音のニーソで顔を踏まれ、きつく踏みにじられる、
顔に姫音の足の匂いが広がり、僕は意識を失いながらも、その匂いを嗅いでいた、
踏みにじられる痛さと足の臭さが強い快感となり、僕のモノはビクビク震えと喜んだ。
「うわぁっ! 最低っ! 兄さんのチンポ震えてる! これが気持ち良かったんですか!
この変態マゾ男! そんなにニーソで顔踏まれるのが好きなら、もっと強くしてあげる!
ふんっ!! ぐりっぐりっぐりっぐりっ!! ぐりっぐりっぐりっぐりっ!!」
姫音から踏みにじられる力が、さらに強くなる、
薄れゆく意識の中、姫音のニーソの圧迫、匂い、罵倒が僕を満たしていく…
「さあ、次はまた兄さんの顔を、ニーソでガンガン踏みつけてあげますよ!
ほ〜らっ、ヘンタイ!! マゾっ!! バカっ!! クズっ!! 気持ち悪いっ!!
豚っ!! ドMっ!! ニーソマニアっ!! 匂いフェチ男!! さいてい〜っ!!」
ドカッ! ドカッ! ドカッ! ドカッ! ドカッ! ドカ〜ッ!!
「臭いニーソで顔踏まれてるのに気持ちいいんですか? このド変態! 最低っ!
ほらっ、もっと踏んであげます! 3日間履きっぱなしの黒のニーソックスで!
兄さんの…変態! 変態! 変態! 変態! 変態! 変態〜っ!!」
ドカッ! ドカッ! ドカッ! ドカッ! ドカッ! ドカ〜ッ!!
姫音から怒涛の連続踏みつけを顔に受ける、
僕はもう快楽の限界に達していたせいか、姫音に罵倒されながら一度顔を踏まれるごとに、
下着の中にどびゅっと一回の射精をしてしまう。
「あ〜あ、義妹のニーソで顔を踏まれただけで、ついに射精までしちゃいましたか。
本当に変態な兄さんですね。うふふふっ♪」
「……変態っ!!」
―――ドカ〜ッ!!
姫音の最後の一踏みを受けて、僕は眠るように気を失う、
その寸前、見上げる僕の目に映ったのは、姫音の僕をバカにする笑顔だった、
ああ…気持ちいい、僕はとても幸せだ…
……
…ん? 頬に何か柔らかくて、温かい感触がする、
それに、この頬に当たるザラザラとした生地の感触が気持ちいい…
「あっ、兄さん、目を覚ましましたか? どうです?
今、私のニーソックスで膝枕されているんですよ。 太ももの感触が気持ちいいでしょ?」
黒いニーソに詰まった姫音のムチムチ太もも、
僕はそれに顔を乗せて今まで気絶していたのか、
気絶していた時に、気持ちいい太ももの感触を味わえなかったのが、何とも悔やまれる…
「うふふっ♪ 別に兄さんだったら、いつでもしてあげますよ。
今日、兄さんがどれほど義妹のニーソックス好きか、十分に分かりましたからね♪」
僕は今日、姫音のニーソックスで顔を踏まれただけで、射精に至った、
また僕の兄としての尊厳が一つ潰されたわけか…
「兄さんのお漏らしパンツは、新しいのに履き返させてあげてますよ。
ついでに、このニーソも新しく履き換えたんで、もう臭くはないはずです。
もしかして、兄さんは私の臭〜いニーソの方がお気に召しましたか? うふふっ♪」
僕が気絶している間に、姫音が射精した下着を替えていたのか、すごく恥ずかしい…
新しく履き換えたニーソからは、臭い汗の匂いは無かったが、
太ももから女の子の良い匂いがして、少し興奮した。
僕は、太もものムチムチと、ニーソのザラザラの感触をもっと味わいたくて、
思わず姫音のニーソ太ももに深く頬ずりをしてしまった、
あっ…思わずやってしまった!? 姫音、怒るかな…?
すると、ポコン…と優しくグーで頭を殴られた。
「もうっ…兄さんのエッチ。そんなに私のニーソ太ももが、気持ちいいんですか?
だったら、もっと兄さんの顔を、私の太ももに押し付けてあげますね。
えいっ、むぎゅうううううううっ♪」
姫音に顔を押さえられ、僕の頬が姫音のニーソ太ももに深く押し込まれる、
黒いニーソに詰まったムチムチ太ももの感触を頬で味わう、
姫音の太もも気持ちいい、柔らかくて、ムチムチ、温かい、イイ匂いがする…!
…でもどうして、姫音はここまでしてくれるんだろう?
まるで姫音は、いつも僕の欲求を満たそうとしてくれる、
僕のコアな欲望さえ、姫音は読み取り叶えてくれた。
姫音に何の得があるんだろう?
姫音は何を望んでいるのだろう?
姫音の目的は一体何だろう?
僕の中で姫音に対する疑問が渦巻く、
そして僕は昔の姫音の記憶を失っている…思い出せてもすごく曖昧な感じだ、
もしかしたら、それに関係が…
「……兄さん、私のニーソ太ももで、顔を挟まれてみますか?
ニーソの感触とニーソからはみ出た太ももの感触を、いっぱい楽しめますよ。
兄さんから来ないなら、私から兄さんの顔を挟みこみにいきますね。えいっ♪」
僕が昔の姫音について考えていると、
膝枕をしてくれていた姫音の太ももが、突然、片方だけ僕の顔の上に乗せられた、
僕の顔は、柔らかくてムチムチな姫音の太ももに、挟みこまれてしまった…!
「兄さん。今から兄さんの顔を、私のニーソ太ももで圧迫して、興奮させてあげます。
兄さんは何か余計な事を考えているようですが、私の太ももで挟まれている間は、
エッチな気分になって、そんな事は考えられなくなりますよ」
僕の顔は、姫音のニーソ太ももに挟まれて、すでに興奮状態だった、
思考が鈍くなる、でも僕の曖昧な記憶は、姫音にとって何か大事なことだった気がする…
頼むから思い出してくれ…思い出さないといけない気がする…
「思い出す必要はありません。兄さんは、今、私の太ももで挟まれて気持ちいいですよね。
兄さんは、ずっと私にエッチな事をされて、気持ち良くなっていればいいんです
余計な事は考えなくていいです。必要な事は全部私が考えて、私がしてあげますから…」
「さあっ、今から兄さんの顔を、私のニーソ太ももで圧迫します。
私の太ももで挟まれて、すごく気持ち良くなって、頭の中をめちゃくちゃにしてあげます。
ニーソ太ももで、顔面圧迫っ! ふんっ、ん゛ん゛んんんんんん〜〜っ!!」
僕の顔に、姫音のニーソ太ももの強い圧迫が加えられる!
ニーソの太ももが僕の顔を強く挟み、エッチな興奮で僕の思考を乱す、
まるで姫音が僕に昔の事を、思い出させないようにするために…
「ほら兄さん、これが女子高校生のニーソ太ももですよ。こんなので顔を
きつ〜く挟みこまれたら気持ちいいですよね、興奮しちゃいますよね! いいですよ、
もっとエッチな気分になって下さい! 私のムチムチなニーソ太ももでっ!!」
ニーソのざらざら感、ニーソからはみ出た太もものスベスベ感がたまらない、
そして、ムチムチの太もも全体で、僕の顔を圧迫し、気持ち良くする…!
ああ、考えていた大事な事が消えていく…太ももの感触が頭の中を支配していく…!!
「兄さん。私のニーソ太ももで顔挟まれて、気持ちいいでしょう?
もっと気持ち良くして、興奮させて、もう何も考えられなくしてあげます。
私の両太ももを擦り合わせて、兄さんの顔をニーソ太ももの中で溺れさせてあげる」
姫音の両太ももを動かすたびに、僕の顔に黒ニーソの生地と白い太ももが擦れていく、
黒ニーソ生地に詰まった黒い肉と、ニーソからはみ出た白い太ももの肉で僕は圧迫される、
僕の顔は、姫音の太ももに強く挟まり抜け出せない、ずっとニーソ太ももで溺れたままだ。
「兄さ〜ん? もう余計な事、考えてませんよね?
もう一回兄さんの顔、ニーソ太ももで圧迫してあげますね。
必殺、太もも顔面圧迫っ! ふんっ、ん゛ん゛んんんんんん〜〜っ!!」
また姫音の太ももが、僕の顔を強く圧迫する、
柔らかくて、ムチムチする太ももに、顔をきつ〜く挟まれて、僕は歓喜の声を上げた
ああ…姫音のニーソ太ももの圧迫が、とても気持ちイイ! もう何も考えられない…
「うふふっ♪ 私のニーソ太ももが気持ち良くて、
もう何も考えられなくなっちゃいましたね、兄さん♪ では、後は仕上げをするだけ…」
僕は、姫音の太ももに顔を挟まれて恍惚感に浸っていた…
気持ちイイ…女の子の太ももに顔を挟まれると、こんなに気持ち良くなれるんだ…
「必殺、首四の字のニーソ固め♪ え〜いっ♪」
うわっ! 突然、僕の頭を乗せていた姫音の太ももが崩れる、
その瞬間、2本の黒ニーソの脚と太ももが僕の首に巻きついてきた、
顔も太ももできつく挟みつけられている、何かの技なのか、これ…?
すると僕の疑問に答えるように、姫音の上機嫌な声が僕の上から聞こえてきた。
「うふふ〜っ♪ 兄さん、『首四の字固め』って知ってますか?
今、兄さんが、私にかけられている太ももを使った絞め技です。
兄さんはこれから私のニーソ太ももで、思いっきり絞め上げられるんです、…よっ!!」
「よっ!!」という声とともに、姫音は自分の脚と太ももに力を入れた、
すると僕の首は姫音のニーソの太ももで一気に絞め上げられ、呼吸ができなくなった!う゛う…あっ…く、苦しい…全然、息が…できない…
しばらく姫音の太もも絞めが続いたが、僕が気絶する寸前、急に絞めつけが緩くなった、
僕の後頭部は姫音のスカートの股間に置かれおり、姫音に上から顔を覗きこまれる。
「くすくす♪ 兄さん、私のニーソ太ももで首絞められて、苦しいでしょ。
これから兄さんは、義妹の柔らかくてムチムチな太ももで顔を挟まれながら、
黒ニーソの脚と太ももで情けなく絞め落されちゃうんですよ♪」
姫音から小馬鹿にしたような顔で見下ろされる、
僕の顔は姫音の両太ももで完全にロックされ、もはや脱出することは不可能だ、
姫音の太ももの絞めつけ加減で、いつでも容易に僕の意識を奪うことができるのだった。
「大丈夫ですよ、すぐには絞め落したりはしません。
少しずつ、少しずつ太ももに力を込めて、兄さんの顔を私の太ももで挟みこんであげます。
兄さんに私の太ももを味あわせながら、ゆっくり、ゆっくり絞め落してあげますね」
「ほ〜ら、ほ〜ら♪ ニーソの太もも、太もも♪ 兄さんのお顔を少しずつ圧迫、圧迫♪」
そう言って姫音は、僕の顔の両側に柔らかな太ももの圧迫を少しずつ加えていく、
顔を動かせない僕は、ニーソに詰まった太ももからムチムチな肉の圧迫を全て顔で受けた、
次第に太ももからの圧迫が強くなる、僕の顔は太ももの圧迫でぎりぎりと潰されていく。
その様子を上から、嘲笑の笑みを浮かべた姫音に見下ろされる、
太ももの圧迫と絞めつけがきつかったり、息ができなくて僕がうめき声を上げるたびに、
姫音からくすくすと笑われ、僕に可愛らしい笑顔を見せてくる。
「ぷっ…くすくす♪ 兄さんの苦しそうな顔が私のニーソ太ももに、
きつ〜く、きつ〜く挟まれてぺっちゃんこになってますね。
すっごく不細工〜、変な顔♪ あ〜あ、みっともない、みっともない♪」
姫音から太ももの絞め技だけでなく、言葉でも苛められる、
でも姫音に一方的に太ももで絞めつけられ、辱めを与えられる屈辱感が気持ちイイ、
それを姫音から可愛い笑顔で馬鹿にされたら、もうたまらなくなる…!
だが、姫音の太ももで顔を挟まれる快楽と絞められて息ができない苦痛を味わう中、
ずっと笑顔で僕を見下ろす姫音に、僕は違和感を覚えだした。
透き通った栗色の髪、ぱっちりとした大きな瞳、整った可愛らしい顔つき、
間違いなく姫音は美少女と言える、そんな笑顔の姫音は本当に女神のようだ、
子供の姫音もさぞかし可愛らしかった…のかな?
ん? あれ…? 子供の頃から僕と姫音は一緒に暮らしていたはずなのに、
どうしてもこの頃の笑顔の姫音が思い出せない…
でも上を見上げると可憐な姫音が、変わらず僕を笑顔で見下ろしている。
それを見て僕はある事実に行きついてしまった、
姫音は子供の頃、僕に笑顔を見せたことは一度もなかった、
僕は姫音と子供の頃から一緒に暮らしてきたのに、一度も笑った顔を見たことはない。
だったら、昔の僕と姫音の関係は…
「太もも、超、顔面圧迫っ!! ぎゅううううううううううううううっ!!」
突如、姫音の黒ニーソの太ももが死ぬほど強く顔を挟んできた、首も強く絞められ苦しい、
そして、僕を太ももで絞めつけながら、姫音は僕に笑顔で見下ろしてくる、
姫音の大きくてパッチリした綺麗な瞳が、僕の目を見つめてきた。
「何を考えていたんですか兄さん。昔の事は思い出さなくていいって言いましたよね。
私、本気で怒っちゃいますよ。もうこのまま兄さんを絞め落しちゃいますけど、
…ちょっと私の目を見ててくれませんか?」
姫音の顔は、僕が好きなエロゲのヒロイン、『朝倉音夢』にそっくり似せられている、
きっと100%僕好みの顔にして、僕を姫音の虜にしやすくするためだ、
その姫音の可愛い顔の目に、僕は吸い込まれる…!
「兄さんはもう余計な事を考えてはいけません。
ずっと私に気持ち良くされる事だけを、考えていれば良いんです。
兄さんは、こんな可愛い私に、ず〜っと、ず〜っと気持ちイイ事されていたいですよね?」
姫音が僕を洗脳するかのように、優しく不思議な表情で僕に語りかけてくる、
僕は姫音の綺麗な瞳から、目を逸らす事ができなかった…
「兄さんは私の事を、義妹だけど可愛いと思ってますよね。いいんですよ。
義妹にエッチな欲望を持っていいんです。だって今、私のニーソ太ももに絞められて、
すごく気持ちいいですよね。ほらっ、締め付けもっと強くしてあげます、…んん゛〜っ!!」
ぐぅっ…ああっ…! 姫音の太ももの圧迫がさらに強くなる、首が絞められて苦しい!
そして柔らかい姫音のニーソ太ももで、顔が潰れるぐらいきつく挟まれる…!
その様子をじっ〜と姫音の可愛い笑顔で見下ろされる、それがすごく気持ちいい!
「兄さん、思いっきり私のニーソ太ももで締め上げられているのに、気持いいんですか?
うふふっ♪ 兄さんって本当に変態ですね〜。今から私の言うことを聞けば、
これからも、エッチなことで気持ち良くしてあげるって言ったらどうしますか〜?」
姫音の瞳が僕の顔を見下ろす、すごくカワイイ顔だ、
ああ…もちろん、僕はカワイイ姫音に、気持ちイイ事をされたい…
今日みたいに顔をニーソックスで踏まれたり、太ももで思いっきり挟まれたいっ!
「じゃあ、もう昔の事は考えないって約束できますか?
約束したら私のニーソ太ももで、天国に連れて行ってあげますよ♪」
姫音は天使のような可愛い笑顔で僕に上から微笑みかける、すごくカワイイ…
僕は既に姫音からニーソ太ももで顔を挟まれながら、首を締め上げられて興奮状態だ、
僕はもっと姫音に気持ち良くされてみたくて、バカみたいにうんうんと頷いてしまった。
「うふふふっ♪ じゃあ、素直な兄さんにご褒美をあげますね♪
もう何かも忘れるぐらい、すごく気持ちいいです…よっ!!」
……んっ!? ぐあぁああっ…!?
顔を挟んでいる姫音のニーソ太ももが、これまでないぐらい一気に僕の顔を絞めつけた!
顔が潰れる…潰れる…! 首がめちゃくちゃ絞められるっ! く、苦しい…っ!!
「うふふっ♪ うふふふっ♪ 苦しいですか〜? それとも、気持ちいいですか〜?
うふふっ、兄さんの顔、パンパンに張れ上がちゃって面白いですね。あはははっ♪」
姫音のムチムチなニーソ太ももで顔を挟まれ、側面から潰されるぐらいの圧迫を受ける、
そして上からは、姫音に嘲笑に満ちた可愛い笑顔で見下ろされる、
僕は姫音のニーソ太ももに、きつく首の頸動脈を絞めつけられ限界を迎えていた。
「兄さんが完全に意識を失うまで、可愛い義妹の私が、笑顔で兄さんの顔を、
じ〜っと見つめていますからね♪ 私からエッチな興奮をたっぷり受けながら、
義妹のニーソックスの太ももで、絞め落されて下さいね♪ うふふふっ♪」
ああ…姫音の笑顔を見ながら、姫音の太ももで絞め落される…!
さっきまで何か大事な事を思い出そうとした気がするけど…もう完全に思い出せない…
姫音の笑顔とニーソ太ももの感触で、もうどうだって良くなる…!
それに姫音の目を見ていると、僕の中から、大切な何かが消えていく気がする…
その代わり、姫音の事がどんどん可愛く思えて来て、エッチな事をされたくなる…!
そして、このまま、僕の意識は消えていくんだ…
「あっ!? そろそろ、兄さんが落ちそうですね。
じゃ、トドメを刺してあげます。次に目が覚めたら、今日の事は多分忘れてると思います。
それまで、私のニーソ太ももで、お・や・す・み・な・さ・いっ!! ……ふんっ!!」
最後の姫音の太ももからの一絞めによって、僕の意識は闇へと沈む…
姫音の笑顔と太ももの感触だけが僕に与えられた最後の感覚だった。
一体、僕は…姫音のことをどれだけ知っているんだろう、
やっと掴めた気がしたのに逃がしてしまった、失敗だ…
じゃあ僕にとって姫音は一体、何なんだろう、
…わからない、もう消えてしまったのだろうか、
完全に気を失う寸前、僕はそんなことを考えた気がした。
以上で投稿終わります。
ありがとうございました。
予告としてはこのような感じです。
第一回『結構ドSな同調義妹』(終了)
第二回『かなりニーソな同調義妹』(終了)
第三回『すごいくすぐる同調義妹』(次回)
後日、+αであるifルートの話を投下します。
内容はもし本編12の
【嫌だ…! それだけは絶対に死んでも嫌だっ!!】ではなく
【姫音の3日間履きっぱなしのニーソックス…どんな味がするんだろう…?】を
選んだ場合のif展開になります。
乙。マゾ男って大変だな、色々と
兄さん変態すぎワロタ
gj
うわ最高……!!
俺が許すからもっとやれ妹!!
激しくGJ!
Mの僕にはたまりません!!
狂もうと投下します。
「由奈〜、これ何処に置くんだ〜?」
「それはそこに置いといて。こっちの小さなダンボールは食器だから食器棚に入れといて」
「はいよ〜、この箱はなんだ?」
「それは私の服。お兄ちゃんの服は赤い丸がついてるでしょ?」
リビングに散乱するダンボールのなかで、俺と由奈は朝っぱらから整理に追われていた。
実家から帰宅した1ヶ月後、突然由奈が「明日引越しするから荷物まとめてね。いらない物は全部捨てていくから」と言われて夜逃げの如く二日前にこのマンションに引っ越してきたのだ。
家を出る時何故か由奈に荷物をすべて確認され、勝手に必要な物必要でない物をわけられ俺の荷物はダンボール二個に収まる程度になってしまった。
俺と違い由奈の私物はダンボール箱(大)八個分…いったい何が入っているのだろうか?
まぁ、女性だから荷物もかさ張るのだろうけど…。
「ふぅ…これで終わりね」
「そうだな…もう昼だし」
あらかた整理し終わると、携帯を開いて時間を確認した。
朝の六時から整理を始めたから既に七時間近く整理に夢中になっていたようだ…。
空になったダンボール箱を片付け、小さなテーブルをリビングの真ん中に置いた。
まだ前のマンションにあったテーブルを組み立てていないのだ。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
由奈が持ってきた料理をテーブルに置くと、二人で小さなテーブルを囲んで食事を取る事にした。
由奈が作る朝、昼、夕の三食を食べていつも思うのだが、作る毎に料理の腕が上がっている気がする。
それに2ヶ月は料理が被る事もないほどのレパートリー豊富な腕前なので、子供のように今日は何が食べれるんだろ?と浮かれる回数も一回や二回では無い。
家事と仕事を両立する由奈は間違いなく良い嫁になるはずだ。
「んふふ〜、なんか新居に初めて引っ越してきた新婚さんみたいだね?」
期限良さそうに鼻歌を歌いながら食事に手をつける。
「行儀悪いから鼻歌やめなさい…でも本当に日に日に料理の腕が上がるな。レストランでも開いたら?」
「お兄ちゃんと二人でならいいよ〜私が料理作って、お兄ちゃんが私の横で私が作った料理味見する係り」
「誰が接客するんだよ。誰か雇うのか?」
「はは、雇う訳ないじゃん。食堂式よ食堂式。作ったらカウンターまで客が取りにくるの」
「レストランじゃねーだろ。まんま食堂だよそれじゃあ……ん?電話だ」
ポケットから携帯を取り出して画面を確認する。
「零菜…?」
そう言えば零菜や空ちゃんに引越しした事を伝えていなかった…もしかしたら前のマンションに行って此方へ電話してきたのかもしれない。
携帯の通話ボタンを押して携帯を耳にあてた。
「もしもし?」
『もしもし?勇y「……あぁ、忘れてた…」
おもむろに由奈が横から俺の携帯を奪い取ると、バキッ!と逆に真ん中から真っ二つにへし折ってしまった。
突然の由奈の行動に俺はただ唖然とそれを見ているだけ…
「お、おまえ突然何を…」
俺の弱々しい声を無視して、へし折った携帯をゴミ箱に放り込むと、カバンから俺のとは違う真っ白な携帯を一つ取り出した。
「今日からこれがお兄ちゃんの携帯ね」
テーブルの上にその白い携帯をコトッと置くと、何事もなかったように食事へと戻った。
由奈が置いた携帯を手に取り、中を確認する。
「……なんかこれロックかかってるけど…」
「ん?あぁ、一応通話とメールだけできるようにしてあるから。アドレス帳も開けないよ?また知らない人の番号登録されるの嫌だし」
「これ…俺の携帯になるんだよな?」
由奈の前に携帯を差し出し確認する。
「そうだけどなに?文句でもあるの?」
差し出した携帯を見ることなく軽く俺を睨んだ。
簡単な話、俺と由奈専用の携帯電話ということだ。
前の家から20kmほど離れた場所にある、いりくんだ住宅街の中のマンション…。由奈の仕事場からも距離が離れてしまったし、間違いなく前のマンションより不便だ…由奈はこのマンションが気に入ったと言っていたが本心は違うのだろう。
それを追求することもできるのだが、追求した所で引越しが無くなる訳でも無い。
だから諦めている…。
「ごちそうさまでした。それじゃあ………んふふ〜」
俺より先に食事を終えると、由奈が悪戯気に俺の顔を見てニヤつく。
意味が分からず、なんだよ?と問いかけると、座っていた体制のまま膝を引きずり此方へ擦り寄ってきた。
「はぁ……まだ飯食べてるだろ?」
食事をしている俺の後ろに移動すると、腹部に腕を回して鼻を背中に擦り付けてきた。
猫のように甘える仕草を見せ、腕と足でガッチリと体をロックしている。
「やっぱりこれだね〜。休みの日にお兄ちゃんと二人で……す〜…はー…す〜…はーぁ…」
「……俺の背中はどんな匂いがするよ?」
鼻息が背中の一部を撫でる。
ムズムズするので体をくねらせると、逃がさないように力一杯抱きしめてきた。
「お兄ちゃんの匂いぃぃ〜ぃがー…ぁー…」
完全に自分の世界に入り込む由奈を諦め、ご飯を口の中へ掻き込む。
「ん?由奈携帯鳴ってるぞ」
由奈のカバンの中から着信音が聞こえてきた。
わかりやすく舌打ちをすると、俺の背中から離れてカバンから携帯を取り出した。
「…もしもし?」
由奈が電話に出るのを確認すると、由奈と俺の食器を抱えて流し台へともっていった。
水を張り食器を中へと沈める。
食器を洗ってしまおうかとも思ったのだが、まだ片付けていないダンボールが残っているのだ。
先にそれを片付けようと思い食器が水の中に沈むのを眺めた後、由奈の元へと戻った。
「はいはい、分かりましたよ!行きますから会社から動かないでジッとしていてください!」
乱暴に通話を辞めると、カバンの中へと携帯を放り込んだ。
何故かキッと此方を睨んだ後、泣きそうな表情を浮かべて項垂れる由奈…由奈に近づきどうした?と問いかける。
「うちの会社のアホ社長が何かやらかしたみたいなの…今から会社に行かなきゃ」
「そっか…なら俺が由奈のダンボール以外を片付けておくよ。由奈のダンボールは由奈の部屋に放り込んどくから明日にでも片付けな」
小さなテーブルを折りたたみ、端に寄せると車の鍵を掴んで由奈に手渡す。
それを受けとると、一度大きなため息を吐き捨て重い足取りで玄関へと歩いていった。
「はぁ…早く帰ってくるからおとなしくしててね、お兄ちゃん」
「子供扱うみたいな態度とるなよ…お前が帰ってくるまでにリビングのダンボールは片付けておくから」
後ろ髪引かれるように玄関を出ていく由奈を見送ると、リビングへと戻った。
半分ぐらいまでは片付けた…後半分だ。
まぁ、殆どが由奈の私物なので由奈の部屋に移動させるだけ。
まずはテーブルや棚を組み立てて、それから食器や小物を出して……
「んっ?誰だろ?」
何から手をつけようか頭の中で整理していると、玄関からインターホンの音が鳴り響いた。
たしか由奈が宅配物が届くかもしれないって言ってたから多分それだろう。
再度リビングから出て玄関へとむかった。
玄関へと到着すると、ドアの穴から外を確認する。
「………」
覗き穴から目を離して首をかしげてみる。
このマンションの場所は誰にも伝えていないはず…由奈本人がそう言っていたから間違いないと思う。
再度覗き穴を覗き込む。
「……」
――やっぱり居る。
悪魔みたいな笑みを浮かべて立っている。
仕方ない……どうせ居留守使ってもバレるのだ。
頭を掻いて鍵を外すと、ゆっくりと扉を開けた。
「今度は扉を開けるの早かったわね、勇哉」
扉前には、真っ黒のワンピースを着た零菜が立っていた。
キリッとした表情も相まって、どこか憂いを帯びている。
「誰から聞いたんだ?まだこの場所伝えていなかっただろ」
「聞かなくても分かるからとしか言いようがないわね…中に入ってもいいかしら?」
返答せず体を少しずらして通れるスペースを作ってやると小さく微笑み俺の横を潜るように通り抜けた。
通りすぎた瞬間、髪から香る甘い匂いに目が無意識に零菜の髪を追った。
シャンプーか香水か分からないが、良い香りだ。
それを顔にだすことなく零菜をリビングへ通す。
「ダンボールだらけね…ビデオデッキはある?」
「デッキ?あるけど…何か見るのか?」
零菜の右手には小さなアタッシュケースが握られている。
中に何が入っているのだろうか?
俺の視線に気がついたのか、アタッシュケースをダンボールの上に置くと、中から黒いビデオテープを二個取り出した。
「なんだそれ?」
ビデオテープを指差して零菜に問い掛けた。
「これはね…愛がいっぱい詰まっているモノよ」
愛が詰まっている?
差し出すビデオテープを手に取り、ビデオテープに目を向ける。
ビデオテープには小さな文字で勇哉と書かれていた。
“勇哉”と書かれている横には色褪せた文字らしきモノが見えるが、薄くなっていてまったく読めない。
何故か勇哉という文字だけがハッキリと書かれているのだ。
「これ見るのか?てゆうかこれかなり古そうだけど…」
いつ頃のビデオテープなのだろうか?
ちゃんと見れるかかなり怪しい。
「大丈夫よ…私は何回も見てるから」
「何回も見てる?なんで俺に見せるんだ?」
「貴方が見なきゃ、このテープの存在理由がないからよ」
存在理由?また訳の分からない事を…。
「分かった…んじゃ、デッキ出すからちょっと待ってろ」
ビデオテープを零菜に手渡して、ダンボールを開ける。
ダンボールの中にはデッキとゲームの本体とゲーム数本が入っている。
どれも俺が数十年使っているものだ。
奥にある一つのカセットゲームを手に取ってみた。
とくにこのゲーム…初めて母から買ってもらったレースゲームには愛着があり、夜遅くまで由奈や母と…そして零菜と…。
――零菜と?
「……なぁ…」
「なに?デッキ動かないの?」
上から見下ろす零菜にカセットゲームを見せた。
初めは、はぁ?と言った感じでカセットゲームを見ていたのだが、零菜の表情がゆっくり…確実に変わっていくのが分かった。
「お前とこのゲームしたことあったっけ?」
カセットゲームを零菜に手渡し問い掛けた。
ゲームは基本、由奈としかしたことないのだが、何故か脳裏に幼い頃の零菜が浮かんできたのだ。
「……このゲームはお母さんに買ってもらったのよね?勇哉…お母さんはこのゲームを“誰と誰”の為に買ったか覚えてる?」
数十秒間カセットゲームの表を見た後、カセットを裏返して確認するように俺に質問してきた。
「うる覚えだけど…たしか俺と由奈が母さんにお願いして……てゆうかカセットの裏に名前書いてないか?」
別に誰かに取られるとかではないけど、何故か自分達の物だと子供心に主張したくて書いた覚えがある。
「えぇ……書いてるわね…ッ」
細い瞳で俺を睨み付けると、カセットを裏返して此方へ見せてきた。
カセットの裏にはクレヨンで“ゆうき、ゆな”と書かれている。
俺が頭で想像していた通り、やはり俺と由奈の名前が書かれていた。
「これがなんだよ?」
「由奈の文字…少し色変でしょ?」
再度カセットゲームに視線を落とす。
確かに…由奈の文字だけ色が混ざったような色をしている。
「だからなんだよ?クレヨンなんだから消して書いたり消して書いたりを繰り返せば色だって混ざるだろ」
子供なら文字の書き込みを失敗したらクレヨンを手で消して上からまたクレヨンで書くなんて当たり前の事だ。
「そういうことよ…消せば前の文字はもとから存在しなかったかのように人間は上から書かれた文字を信用する……」
カセットゲームに書かれている由奈の名前を人差し指で強く押すと、力を込めて下に引いて見せた。
ゆなと書かれていた文字が、爛れたように消えている。
「ね?消すのは簡単でしょ?」
歪な表情は何処かへ消えて、いつもの表情に戻っている。
「は?意味が分からんけど…このゲームやりたいのか?」
零菜からゲームを奪い取ると、仕方ないといった感じでゲーム機をテレビに接続した。
「はぁ?ちょ、ちょっと…何を考えy「だからやりたいんだろ?早く座れよ」
隣のフローリングをバシバシ叩いて座るように零菜に訴える。
また何かブツブツ言うのかと思ったのだが、意外にも素直に隣に腰を落としてコントローラーを手に取ってくれた。
「よ〜し、んじゃ俺はこのキャラでいいや。早く選べよ零菜。コースもお前が選んでいいぞ」
「え?あ、うん……それじゃ、私はこれで…」
二人でキャラを選んでコースを零菜に選ばせると、ゲームをスタートさせた。
十年以上前のゲームなのだが、しっかりと作られているので今でもたまに由奈とする時があるのだ。
由奈の場合、負けそうになるとすぐにスピードが早くなる裏技を使って俺を抜こうとする…それに対抗して俺も裏技を使うと怒るのだ。
理不尽極まりない…。
「なんだ?お前下手くそだな…てゆうかコントローラー逆だよ逆」
「うるさいわね…ゲームに慣れてないんだからしょうがないでしょ」
「そこにバネがあるだろ?それ踏んだらゴール近くまで飛べるぞ」
「本当に?それじゃ……?……ちょっと……池に落ちたけど?」
「そりゃバネなんか踏んだら池に落ちるだろ。なんだお前はズルでもしようとしたのか?」
「なによその嫌がらせ!?ゲームに慣れてないって言ってるでしょ!?」
「甘いな。男は女にゲームで負けるイコール死だ」
「妹に対して言うことじゃないわね。もう騙されないから」
「その壁乗り越えたら近道だぞ。今度はマジで」
「……本当でしょうね?」
「……あぁ…」
「………なんか知らない民家の庭に落ちたけど?」
「それ不法侵入じゃねーの?壁なんか飛び越えるなよ」
「なによそれ!?勇哉が飛び越えろって言ったんでしょ!」
なんだろう…普通に零菜と遊んでいる――。
あり得ない事なのに当たり前の事をしている。
でも不思議と違和感は無い。
やっぱり昔、俺は零菜と普通に遊んでいたのだろうか?
何となくだが、覚えているような覚えていないような…よく分からないが多分俺は零菜とゲームで遊んだ事があるのだろう…。
「んじゃ、此処で待っててやるから早く来いよ」
ゴール手前でビタ止まりすると、コントローラを手放した。
「……また何かするんでしょ?」
疑いの目を一度此方へ向けるとテレビに目を戻して、走り出した。
「あっ、見えてきたわよ……勇哉のやることは分かってるのよ。どうせ私が近づいたら走り出すんでしょ?」
そう言うと俺のコントローラを奪い取り太ももに挟むと全力疾走でゴールに突っ込んできた。
「はは、そんなことするかよ」
「もう騙されないって言ってッん!?」
ゴール直前零菜が操作するキャラの車が突然スリップすると、そのままクルクル回って俺が操作するキャラの背中にドカッ!
ぶつかった勢いで俺のキャラはゆっくりと前に進みゴールした。
「……なにしたのよ?」
「ぶはっ、あり得ないだろ!なにしたのよじゃねーよ、お前が勝手に滑って突っ込んできたんじゃねーか!」
テレビを指差してゲラゲラ笑い転げると、突然零菜が掴みかかってきた。
「あんた何か仕掛けしたんでしょ!?あんな滑りかた普通しないわよ!」
「イデデで!髪の毛引っ張るなよ!俺のコントローラーはお前が挟んでただろ!」
フローリングの上でドッタンバッタン零菜と転げ回る。
家族が見たら目を疑うんじゃないだろうか?
俺と零菜がこんな事してるなんて…とくに由奈に知られたら――
「あんた達何をしてるのよ…」
重い声が突然耳に入ってきた。零菜と掴み合う姿で固まる。
ゆっくりと後ろに振り返り恐る恐る扉へと視線を向けた…。
「は…早かったな由奈」
そこには一時間前に会社へ向かったはずの由奈の姿が何故があった。
ここから会社まで一時間近く掛かるはず…そう考えると由奈は会社に行かず帰ってきたのか。
零菜から離れて立ち上がると、零菜の手を掴んで立たせた。
「なんで零菜さんが此処に?」
表情は無表情なのだが、目がヤバい。
この目は何かする時の目だ。
「勇哉に用事があったの」
「どうやってこの家を調べたのか知らないけど、お兄ちゃんには貴女へ用事が無いので帰ってもらえますか」
カバンを床に落とすと、零菜の前に移動して玄関を指差した。
いつの間にか零菜もいつもの零菜に戻っていた。
薄い笑みを浮かべて、由奈を見ている。
いや、睨んでいる。
「なんですかその目?用事が終わればもう帰ってもいいですよ」
わかりやすくリビングの扉を開けて零菜に言い放つ。
何故この二人はここまで仲が悪いのだろうか?
俺と零菜は仲が悪いというよりお互いに干渉しない間柄だと思っている。
と言うか思いたい…。
だがこの二人は…とくに由奈は零菜を完全に敵視している。
姉妹だから仲良くしろなんて俺が言える事では無いが、無関心さえ装えないのだろうか。
零菜が由奈から目を反らして、俺を見てきた。
「…よかったわね。私の気が変わったから貴方より先にこの子から潰すわ」
由奈を指差してそう呟くと、ダンボールの上に置いてあるビデオテープをアタッシュケースの中へ入れ、今度は別のモノを出してきた。
それは一枚の封筒。
「潰す?何それ?早くでていきないよ」
イラついたように壁を叩く由奈。それを無視して由奈に封筒を差し出した。
封筒を数秒眺めた後、零菜の手から取り、中を確認する由奈。
中からは数枚の紙…何かの資料だろうか?
「なぁ、あれなんだよ?」
零菜に近づき由奈が手にする紙を指差す。
「由奈の表情を見ていなさい…面白い事になるから」
面白い事?何か嫌な予感がする…コイツが由奈に何か行動を起こすなんて今日が初めてだ。
背中に冷や汗が流れる…。
由奈が手にする紙に手を伸ばして掴む。
直感的にこれは由奈に見せてはいけないものだと思ったのだ。
しかし、由奈は紙を手放さなかった…いや掴んだまま硬直していたと言ったほうが正しい。
「ゆ、由奈?」
硬直したかと思うと、今度はフルフル震えて俺に視線を向けてきた。
――その目は恐怖一色に染まっている。
無理矢理紙を奪うように引っ張ると、俺を突き飛ばして紙をビリビリに破いてしまった。
「はぁ…はぁ…なによこれ……あんた何が目的よ!!?」
破いた紙切れを零菜に投げると、零菜に掴み掛かった。
慌てて間に入り込み、二人を引き剥がす。
「こ、こんな嘘の…嘘で固めたモノ用意して!お兄ちゃんこの人追い出して!」
「由奈どうしたんだよ?おまえ由奈に何を見せたんだよ!」
由奈を押さえつけて、零菜に怒鳴った。
「なにって…真実を教えてあげたのよ。いや…由奈は知っているのよね?」
小さくクスッと鼻でバカにしたように笑うと、アタッシュケースを閉じた。
「“家族ごっこ”は終わりにしましょうね、由奈ちゃん?いえ、正しくは――」
「ひっ!?や、やめ!」
真っ青になった顔の由奈を見つめて由奈と俺の耳元で呟いた。
――降崎 由奈さん
「降…崎…?」
キーンと耳鳴りしているのは由奈の悲鳴のせいか、思考がストップしてしまったせいか…。
「まぁ、空の存在を知らなかったみたいだし、本人も自分の旧姓まではわからなかったみたいね。いえ…調べるのが怖かったのかしら?」
なんだコイツ?
さっきから何を言っているんだ?
降崎ってなんだ?
たしか降崎は空ちゃんの名字だったはず…。
「いったい何の話を…降崎は空ちゃんだろ?」
頭では理解できない。だけど零菜が言おうとしている事は混乱する頭の中でも、なんとなく分かった。
だけど分からない……ハッキリとした言葉を聞くために恐る恐る零菜に問い掛けた。
「おめでたいわね…勇哉。男の浮気が一度や二度で終わるとでも?」
男の浮気…父の事を言っているのだろう。
「あの人の事を言ってるんだろ…それと由奈が何の関係があるんだよ」
「鈍いわね。何故由奈が兄妹にこだわっていたか理解できないのかしら…わかりやすく言うとね」
零菜の顔が無防備に近づいてくる――。
「由奈はお父様と空の母親である降崎 葉子の子であり、長女ってことよ…まぁ、空の実の姉って事になるわね」
由奈が空ちゃんの実の姉…。
腰にしがみつく由奈に目を落とす。
ガタガタと肩を震わせて、何か呟いている。
――わたし―お兄ちゃんの―わたしが―
これはダメだ…今は話を聞ける状況では無い。
足腰に力の入らない由奈をダンボールの上に座らせると、零菜の前に立った。
どこかスッキリしたような表情を浮かべているのが腹立たしい。
「それで、お前の用事はなんだよ?俺に用があるんだろ」
「相続財産の事なのだけど…私は他人に渡すものは一ミリたりとも無いと思っているのよ」
「財産は当主になるお前の物だろ。俺は必要無いからもう帰れ。そして二度と来るな」
零菜の肩を掴んで強引にリビングから追い出す。
正直、コイツの言った事は信用できない。
俺は今まで由奈を妹だと思って生きてきたし、今更母親が違うなんて言われても一緒に過ごしてきたのだから由奈との関係を変える気も無い。
だけど――だけど、コイツのやった事は絶対に許されることじゃない。
俺は絶対に許さない…。
怒りを押さえて玄関まで零菜の腕を掴んで連れていく。
「お兄ちゃん置いていかないで!お兄ちゃん待って!」
後ろから由奈が追いかけてきた。
俺の背中にしがみつくと、玄関から遠ざけようと必死に後ろへ引っ張る。
出ていくと思っているのだろうか?由奈の頭を撫でて大丈夫だとなだめるが、震えが治まりそうにない。
「ふふ…あまり私の兄を困らせないでね?優しい兄だッつ!?」
パンッ!と弾けるような音が玄関に響いた。
それと同時に零菜がドサッと床に倒れ込む。
「いい加減にしとけよおまえ…」
零菜の頬を叩いた手を握りしめ、睨み付けた。
これほど怒りを覚えた事は今までにあっただろうか?
頭が赤くなり、今にも零菜をボコボコに殴ってやりたいぐらいだ。
そして零菜に今までに無い恐怖を感じていた。
今まで俺達に関わろうとしなかった癖に今になって何故こんな事を…。
「ふふ…そうよね…」
赤くなった頬を擦りながら立ち上がると、靴を履いてドアノブに手をかけた。
「さすがに、私と違って他人の女の子は殴れないわよね…お兄ちゃん」
それだけ言い放つと、笑顔を保ったまま零菜は玄関から姿を消した。
「由奈、行こう…もう大丈夫だから」
玄関の鍵を閉めて、部屋へと向かう。
部屋に入ると、布団を雑に出して上に寝転んだ。
すぐに由奈も布団の中へと潜り込んでくる。
先ほどより震えは治まってきているが、まだ小刻みに震えている…。
由奈を抱き抱えて背中を擦ってやると、由奈も背中に手を回して強く抱き締めてきた。
「お兄ちゃん…私、零菜さん殺すから…止めないでよね」
「由奈…」
「悲鳴あげても…泣いても…絶対に許さない……めちゃくちゃにして殺してやる!絶対に殺す!スカした顔も――人を見下したような目もッ!――全部潰して殺してやる!お兄ちゃんの妹は私一人なんだから!」
胸の中で泣き叫ぶように声を荒げる由奈……由奈が叫ぶ声に俺はどう返答すればわからなかった。
だから由奈が落ち着くまで抱き締めた…ただ、抱き締めることしかできなかった――。
ありがとうございました、投下終了です。
Gj
腹違いで零菜だけが両親同じなのか
しかし腹違い位で主人公の気持ち変わってないみたいだから零菜焦ってるな
GJ!
まさか空と姉妹とは…
次回は零菜と由奈のハルマゲドンか?
すげえ...GJです。
最後の由奈の叫びがゾクっときて最高だったぜ!あと零奈が違和感なく普通にゲームして普通にデレ?て面白かったw
記憶操作までしてるとかエグい妹やで
GJです
まさか由奈がねぇ…
あれ?でもこれで由奈と結ばれるのに何も障害がなくなったわけだし、もしかしたらこれから勇哉も由奈を意識しちゃうかもしれないからこれはこれで…?
GJ
惨事にならん内に由奈落ち着かせられんのか
兄の名前はゆうき?ゆうやって読んでたけど
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!
れいながもってきたビデオが気になるな
>>630 GJです!匂いフェチ的な俺はifルートも楽しみです!
狂もうとも、最高だったし、また投稿が増えてきてうれしいな。
>>523 今見てきたけど、何気にノスタルジアの続きが来てるんだな
綾に続いて大好きなシリーズだったし、こっちにも投下して欲しいが
今後はサイト内だけでやっていくのかな
GJ
優哉?
最高だった。くるもうとは次回も楽しみだ。
くもうと
ぼくのかんがえたさいきょうのキモ姉
エターナルフォースブラコン、泥棒猫は死ぬ
672 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 09:48:03.22 ID:41MuZC9F
遅くなった、GJ
さぁーて
寒くなってきたしそろそろ服を着ようかな
キモウトとひきこもり兄シリーはもう終わっちゃったのか?続きが早くみたい
>>653 GJです。
零菜と普通にゲームしてたのは面白かったw
愛がたっぷり詰まったビデオの中身を想像しながら次回を待ってます!
都合により中断していた「ノスタルジア」を再開したいと思います。
読者の皆さまおよび保管庫管理人様にはご迷惑をおかけし、まことに申し訳ございませんでした。
第1話〜第5話まで投下していたと思うので、第6話からの投下といたします。
過去分については、現時点で保管庫に復帰していないため、既に紹介いただいております私のサイトをご参照ください。
(第5話は投下時のものと若干変わっています)
http://kousetuhakuu.x.fc2.com/
三条家でその事件が起こったのは十年前の秋だった。
三条家の当主である三条英一は実の娘を大変可愛がっており、毎年秋の休日に親戚を招いた盛大な誕生会を開いていた。
その年は十月の第三日曜日に誕生会を行い、宴席には親戚の女たちの振る舞った豪華な料理が並んだ。
そして、その料理を食べた者たちのうち六名――三条英一の祖父母と妻子の四名と親戚の男性二名が死亡することとなった。
当時の調査の結果、料理の材料とされた山菜やキノコの中に、強い毒性のあるものが含まれていたことが判明した。
地方有数の資産家の家で起きたことから、この事件は様々な憶測を呼んだが、三条家では日常的に敷地内で採れる野草を料理の材料として使っていたことから、あくまでただの事故として処理された。
一日で家族を全員失うこととなった英一は、その後しばらく家に閉じこもることになる。
気が触れてしまったのだという噂も囁かれたが、やがて分家出身の三条望と再婚し、亡くなった娘と似た年齢の優を養子として迎えて仕事にも復帰した。
以来彼は事業を着々と拡大し、三条家の地位を更に確固たるものとしていった。
「……ということで、彼はこの辺りだと名士として知られているわけだよね。三年に一度くらいのペースで新しく女の子を養子にとっていたものだから、
連続女児殺害事件の煽りを食って警察がお邪魔しちゃったけど。仕事関係では立派な人物みたいだよ」
トントンと書類の端を机で整えながら、切子はそこに書かれた内容を千鶴子と文雄と優の三人に伝えた。
放課後の、傾きかけた日の穏やかな光に照らされる海辺のカフェテラス。
丸テーブルを囲んで座る四人の間を、春の終わりの暖かな風が通り抜けた。
「はぁ……」
切子の話が終わると同時に千鶴子はテーブルに肘をつき、額に手を当てて深々とため息をつく。
あからさまに落ち込んだ様子だった。
「あ、あれ? 説明が下手だった? わかりにくかったかしら?」
「いえ、大変わかりやすかったです。角間さん、ありがとうございました」
慌てた様子の切子に、千鶴子は静かに礼を言った。
「というか、大丈夫なんですか? 警察の資料を私たちのような一般人に明かしてしまって」
「大丈夫な情報しか明かしてはいないよ。今話したことは、時間さえかければ当時の記事やインターネットから拾える内容だから」
「あら、意外とちゃんとしてるんですね」
「そう見える? 照れちゃうなぁ」
嬉しそうに笑う切子とは対照的に、千鶴子はいつもの無表情のまま再びため息をつく。
文雄と優が心配そうにその顔をのぞき込んでいた。
「優さん、これまでに風邪などの病気を患ったことはあるかしら?」
「それは……ありますけれど」
「その時のお父様の対応で、過剰に思ったことは?」
「過剰ということはないですね。総合医療センターに行って、二週間ほど検査入院をしてお終いですから」
にこりと笑う優。
「過剰ね」
「過剰だね」
「過剰だよ」
千鶴子と切子と文雄の声が重なった。
「過剰ですか? 幼いうちは当然なのでは?」
「幼いうちということは、このところは検査入院はしていない、と」
きょとんとする優に、千鶴子がさらに問いかける。
文雄と切子は興味深そうにその様子を見ていた。
「そうですね。中学校にあがった頃から、検査入院はしなくなりました」
「下の妹さんは、今も検査入院を受けることがあるわけね」
「体調を崩した時だけですけれど」
「そう……」
千鶴子は文雄を見た。
「文雄さん、悪い予感が的中してしまったわね」
「ええと、お前が言った通り、事故は毒物の関わるものだったわけだな」
「検査入院は、個人でできる毒物への対処としては最善のものでしょうね。原因を特定できなくとも、日常の環境から隔離して体調の改善を見ることで、普段の生活の中に原因があるか否かを判断できるわ」
あの、と二人の会話に優が遠慮がちに入りこんだ。
「よくわからないんですけれど、つまりどういうことなんでしょう」
「つまりね、優さん。あなたはお父様に肉の壁にされていたということよ」
千鶴子は何の遠慮もなく優にそう告げると、先日文雄に話したのと同じ推理を話して聞かせた。
三条英一が十年前の事故を、何者かが毒を盛ったのだと疑っているということ。
幼い子供を自分の生活の傍に置くことで、経皮毒や経口毒への毒見役としていること。
そして、ある程度体重が増えて毒への過敏性が薄らぐと、新たに養子をとっているということ。
「あくまで私の推論に過ぎないと思っていたけれど、今あなたに聞いた話と合わせるとそれなりに可能性は高そうね」
「そんな……父が……」
「正確な動機は謎ね。純粋に自らを守っているのか、犯人の接触にすぐに気付けるようにして復讐の機会を窺っているのか。いずれにせよ、あなたたちは使い捨ての命だったということよ」
「そんな……」
顔面蒼白になりながら、優は切子に問いかけた。
「角間さん、その十年前の事件は、あくまで事故だったんですよね?」
「報告書だとそうなってるね」
「なら、その報告書を父に見せれば、父も納得して……」
「捜査結果そのものは当時伝えてあるから、三条氏には見せても無駄だと思うよ」
ねえ、と切子が千鶴子を見た。
「そうね。これはあくまであなたのお父様の心の問題に過ぎないわ。実際に事故だったのか事件だったのかは関係ない。お父様が何を信じるかが全てなのよ」
「そう……ですか」
沈黙が降りる。
静かな波の音が堤防の向こうから響いてきた。
「それじゃ、私は帰るね」
「……ありがとうございました」
時計を見て席を立つ切子に、千鶴子が丁寧に礼をした。
「お忙しいところすみませんでした。今後こういったことは無いようにしますので」
「そんなにかしこまらないで。私もすごく楽しかったから、是非またどうぞ」
切子は本当に楽しそうに言って、ぱちりとウィンクをした。
カフェテラスから帰る道すがら、優はずっと無言だった。
並んで歩く千鶴子と文雄の後ろをトボトボとついてくるも、気を抜くとはぐれてしまいそうな様子だった。
「なあ千鶴子、今回の件はこれ以上どうにもならないか」
「どうにもならないわよ」
恐る恐る聞いてくる文雄に、千鶴子は冷たく返す。
「彼女、尊敬していたお父さんに毒見役にされていたなんて相当なショックだと思うんだよな」
「先程も言ったけれどね、あとは優さんのお父様の心の問題なのだから、私にはどうしようもないわよ。人の心を好きなようにはできないというお話は、いつも文雄さんがしてくれていることじゃない」
「まあ、な」
「優さんのお父様の奇行の理由を探るという、当初の依頼は果たしたつもりだけど、文雄さんは私の仕事ぶりに何か不満でもあるのかしら」
「無い……。お前が言うなら、本当にこれ以上は無理なんだろうしな」
二人は交差点で立ち止まり、後ろを振り返って優を待った。
優は相変わらず俯いたまま、夕闇の煉瓦道を肩を落として歩いていた。
「信号が赤でも気付かず渡ってしまいそうだな」
「そうね」
淡々と応じながら千鶴子が文雄の表情を横目に見る。
お人好しの兄は、薄闇の中で目を僅かに細め、心配そうに優を見つめていた。
「一目見てわかるわ。不満がありあり、未練もありありじゃないの」
「え……?」
千鶴子は人差し指を突きだすと、文雄の胸をぴたりと突いた。
「あなたにそんな顔をされたら、私は頑張らざるを得ないわよ。だけど文雄さん、覚悟はあるの?」
「覚悟?」
「文雄さんは、人が死ぬのは嫌なのよね」
「嫌だし、そもそも駄目です。というか、誰かが死ねば解決するみたいな口ぶりだな」
「その通り。優さんのお父様が毒殺犯に怯えているというなら、その毒殺犯がこの世から居なくなればいいだけのことでしょう」
「お前、十年前の事件の犯人が分かったのか!? さっきの角間さんの話だけで!?」
「そんなわけないじゃない。むしろ私は単なる事故だと思っているわよ。ただ、優さんのお父様にとって犯人と思しき人物が居るなら、その人に消えてもらおうということね」
「消えてもらうって、殺すってことか?」
「ええ。文雄さんはテストが近いのだし、ささっと済ませないといけないからね」
こともなげに言う千鶴子の冷たい瞳を見て、文雄はこの妹と約束を交わして本当に良かったと思った。
恐らくあの約束が無ければ、千鶴子は今の案を誰に話すこともなく実行して、明日には美山作蔵の時のように全てが解決していたのだろう。
口づけを交わした夜から一週間余り、実の妹である千鶴子と性的な関係を持つことに随分悩みもしたが、ようやく文雄は少し罪の意識が薄れた思いだった。
「千鶴子さん、頼むからそれはやめてください。俺にその覚悟はありません」
「そうなるわよね。じゃあ別の覚悟はどうかしら」
「別の覚悟?」
「誰も死なない、皆が幸せになれるやり方も無くはないのよ」
「そ、そんな方法があるなら是非頼む!」
飛びつくように妹の肩を掴む文雄。
その目の前で、千鶴子の艶のある唇が薄く笑みをつくった。
「でも、とっても面倒だから、今の文雄さんとの関係のままだと割りに合わないのよね」
「え……?」
「いつかも言ったけれど、実は私、男女の情愛というものに興味があるの」
「千鶴子……」
「文雄さん、私とセックスしましょう。私の興味に付き合って。その覚悟を決めてくれたら、完全なハッピーエンドにしてみせるわ」
言い切る千鶴子の傍らの道を車が通り過ぎる。
そのライトが作り出す濃い影の中で、千鶴子の人差し指が文雄の股間へと下りていき、文雄の股間を撫でまわした。
文雄は無言のままで目を伏せたが、千鶴子を押し退けることはしなかった。
「あなたの覚悟一つで、優さんとご家族は幸せになれるのよ」
「……でも……俺とお前は兄妹で……」
「そんなに堅く考えなくてもいいじゃない。文雄さんは初めてというわけでもないのだし」
千鶴子の言葉に、文雄は苦しそうに顔を歪めた。
「千鶴子……その話はやめてくれ」
「文雄さんにはトラウマになっているのかしらね。でも、新しい経験をして新しい悩みを抱くことで、過去を塗り替えることもできる。そういうことよ」
言い終えて、千鶴子はそっと文雄から身を離し、ちょうど二人に追いついた優に声をかけた。
「優さんもあまりショックは受けないで。また上手い具合に文雄さんが解決してくれるかもしれないからね」
「ショックというより、可哀想で」
優はポツリと呟いた。
「父が可哀想で。ずっと怯えてきたのかと思うと。それをどうにもできない、助けてあげられない自分が情けないんです」
少女の目にじわりと涙が浮かんだ。
その表情は、初めて文雄と千鶴子が優に出会った時の表情と似ていた。
「あの時も優さんは、お父様を責めるのではなく、自分を責めていたわね」
「え……?」
「本当、よほど好きなのね、お父様が……」
千鶴子はため息をついた。
「優さん、お父様に兄弟姉妹はいるのかしら?」
「弟が……私からみたら、叔父が一人います。少し癖のある方で、もう数年は親戚の集まりでも見ていませんが……」
「仮に十年前の事故でお父様本人まで亡くなっていたとしたら、三条家の遺産は全てその人のものだったということね」
「そうなりますね」
相続の順位について千鶴子が語っているのは、優にもわかった。
「ちなみに先日優さんは、お父様とお母様は政略結婚をしたに過ぎないと言っていたけれど、どういうこと?」
「それは……父は家業についてとても義務感の強い人なので、その家業の安定を盾にした分家からの縁談を断れなかったらしいんです。母の実家が家業により深く関わるために嫁を押しこんだのだろうと、親戚では噂されています」
「あくまで噂であり、当人たちに確認したわけではないのね」
「それはそうですけれど、実際親族で一番発言力があるのは母の実家になっていますし……とにかく、二人が好き合っていたという話は一切ないんです!」
「前の奥さまが亡くなって一番利益を得たのが、お母様の実家であると」
ふむ、と千鶴子は頷いた。
「単純に考えると叔父様か、あるいはお母様とその実家が一番怪しいと思えるのかしらね。実際それらの方々と接したことのある優さんから見たらどうなのかしら」
「私から見るとですか?」
優は少し考え込んだ後、頷いた。
「そうですね。叔父も母も母の実家も、人間的にまっとうとは思えませんし、一番怪しいと思います」
「厳しいお言葉ね。まあ、そうすると、お父様から見てもそうなのかも知れないわね」
「父から見ても……」
俯いて、考え込む仕草を見せる優。
やがて信号が青に変わると、千鶴子は黙ったままの文雄の手を握った。
「行きましょうか。優さんにとって一番いい未来があることを祈っているわ。私も何か手伝えるといいのだけれど、ねえ、文雄さん?」
そう言って千鶴子は、満面の笑みを見せるのだった。
『三十九歳男性 アパートの階段から転落死』
二日後、新聞の地方欄にそんな小見出しが載った。
一人暮らしの男性が階段から転落死し、他に誰も住んでいない街外れの小さなアパートであったため発見が遅れたという記事だった。
亡くなった男性の名は、三条亮二と書かれていた。
「さあ、話を聞かせてもらうぞ」
昼休み、第二図書室を訪れた文雄は、持ってきた新聞を貸出カウンターに広げてそう言った。
「話って何よ?」
「この記事についてだ。転落死したこの三条亮二という男性、三条英一氏の弟らしい」
「ふむふむ。優さんの言っていた叔父様ってやつね」
「そうなるな。親戚のご不幸ということで、三条さんは本日お休みだ」
「それで、私に何を話せというの?」
文雄は緊張感に満ちた表情で尋ねた。
「お前……三条亮二を殺したのか? 美山作蔵の時のように」
「まさか。この男は文雄さんに直接害を為したわけじゃないし、文雄さんに頼まれてもいない。私が彼を殺す理由は無いわよ」
「本当に本当だな?」
「信用が無いのね。失うのは簡単で取り戻すのは難しいとは言うけれど、悲しいことだわ」
全然悲しそうではない口調で、千鶴子は言った。
「記事にもちゃんと事故として捜査って書いてあるじゃない。どうして私が殺したなんて思ったのよ」
「お前、言ってただろ。三条英一氏にとって犯人と思しき人物が居るなら、その人に消えてもらえばいいって」
「言ったわね」
「単純に考えると三条さんの叔父か、あるいは母親とその実家が一番怪しいと思えるって」
「それも言ったわね。こんな私の言葉でも文雄さんの記憶に残るのだと思うと、嬉しいわ」
「喜んでもらえるのは結構なんだがな、その……結局どうなのか、正直に言ってもらえると俺も嬉しい」
千鶴子は読んでいた本を閉じると、文雄の目を真正面から見つめる。
「大丈夫。殺してないわよ。文雄さんとの約束だもの」
はっきりとした声でそう言った。
「そうか……そうだよな。お前は色々変な妹だけど、約束を破ったりはしないよな」
「そうよ。文雄さんの覚悟が決まれば念願のセックスができるんだもの。殺してこのチャンスを逃すなんてありえないわ。文雄さんにあの提案をした時点で、私の戦略は引き延ばしの一択よ」
「少し褒めようとすると、すぐそういうことを言う……」
苦笑いしながらも、安心したことには変わりない。
文雄は一気に緊張が緩んで、ヘナヘナとカウンターの前の床に膝をついてしまった。
「とすると、やはり三条亮二の死は単なる事故なわけだな」
「まあ、優さんが手に掛けたということも考えられなくはないけどね」
「へ……? ど、どういうことだ、それは!?」
思いがけない千鶴子の指摘に、文雄は間抜けな声をあげてしまう。
カウンターに身を乗り出してくる文雄の頬を、千鶴子が手に持った髪の先で叩いた。
「どうもこうも、言葉通りよ。優さんが叔父様を殺した可能性はあるわよ」
「馬鹿な……あんないい子が人殺しなんて……」
「いい子って、優さんのどのあたりがいい子なの?」
「自分が毒見役にされていたと知ってなお、父親が可哀想だと言うんだぞ。いい子じゃないか。他にも、礼儀正しいところとか……って何してるんだ!」
文雄の三条優に対する人物評はすぐに終わりになった。
千鶴子がカウンターの席に座ったままでスカートをめくり、淡いピンクの下着を露わにしていたからだ。
「この図書室には二人きりなんだから、大丈夫よ」
「俺が大丈夫じゃないからしまいなさい! 最近お前、露出狂の気があるぞ!」
「うら若き乙女を捕まえて酷いことを言うわね。文雄さんが寝ぼけたことを言うから、目を覚まさせてあげようと思っただけよ」
千鶴子は唇を尖らせて言う。
「文雄さんは、ああいうおしとやかな人が好みなのかしら。困ったものだわ」
「いや、好みとかじゃなくてだな……」
「ともかく、人間としてであれ異性としてであれ、優さんを好きになるのはやめておきなさい。色々がっかりするだけだから」
「異性としてどうこうなんて考えてないけど、何でだよ」
「気付かなかった? 優さん、お父様のことが好きなのよ」
「いや、だから、家族想いだなあと……」
「いえいえ、そうじゃなくてね、愛しているのよ。女から男への気持ちとして、愛しているの。優さんのお母様に対する敵対心を見たでしょう」
「……え?」
文雄は唖然としてしまった。
娘から父への、女としての男への愛。
それは文雄にしてみればまったく想像したこともない感情だった。
「え……と、だけど、二人は血はつながっていないけれど父娘で……」
「関係ないわよ、そんなの」
「だって、それって……近親相姦……」
「結婚は禁じられていても、愛することまで禁じられてはいないわよ」
『近親相姦』という言葉を恥ずかしそうに口にする文雄の頬に、千鶴子がそっと手を当てる。
そのまま椅子から立ち上がると、カウンター越しに兄の唇にキスをした。
「……! ま、またお前はこんな時に……!」
「情報提供料ということで」
慌てて身を離す文雄に、千鶴子は優しく笑いかけた。
「とにかく、優さんのお父様に対する執着は相当なものがあるわ。それこそ、お父様の心の安寧のためなら、私が言ったように犯人と思しき人物を殺しかねないくらいにね」
「そんな……」
「先日の帰り道、落ち込んでいるように見えて優さんはこちらの会話に神経を集中させていたのかも知れないわね」
顔を青ざめさせて、文雄はますます深刻な表情になる。
呻くように息を吐いて、その場で固まってしまった。
「三条さんが俺たちの会話を聞いていて、それで叔父を殺したんだとしたら、次は母親が狙われることになるんじゃないか?」
「もし優さんが殺したのならね」
「だったら止めないと……!」
力強く拳を握る文雄に、千鶴子が静かに問いかけた。
「文雄さん、一度関わった人間とはいえ、どうしてそこまで彼女に執着するの?」
「一度関わった人間が不幸になったら気分が悪いだろ」
「本当にそれだけ? それ以上の感情は無いと言い切れる?」
「それ以上も何も無いよ。ただのわがままと言われればそれまでだけどさ」
「なら……仕方ないわね」
千鶴子は俯いてカウンターに手をつくと、小さな声で言った。
「大丈夫。優さんは殺していない。三条亮二は事故死よ」
「そうだったら嬉しいけど……」
「優さんのあの細腕で、人殺しなんてできないわよ。それに何より、優さんのあの性格ではね。文雄さんの言う通り、彼女はとてもいい人だもの」
千鶴子はいつもの無表情に戻り、淡々と言った。
「三条亮二が亡くなったことで優さんのお父様の疑念が晴れて、優さんの悩みも解消するかもしれないわね。文雄さんとしては、私とセックスをしないまま全てが終わって、ひと安心というところかしら」
「人が亡くなっわけだし、そこまで思っているわけじゃないよ」
「まあ、私はいつでも待っているから。その気になったら言ってちょうだいね」
千鶴子はカウンターの席に座り直すと、ほぅと息をついた。
数日後の夜。
三条家の廊下を、優は静かに歩いていた。
叔父の三条亮二が亡くなったため、その生家である三条家はこのところ普段は無い人の出入りがあったが、それも既に落ち着いている。
夜の闇の中に、木の床の軋む音が微かに響いていた。
優が立ち止まったのは彼女の母、三条望の寝室の前だった。
襖に手をかけてそっと開き、質素な内装の部屋の中に歩を進める。
その右手には、銀色に光るナイフが握られていた。
部屋の中央に敷かれた布団に、優はまっすぐ近付いていく。
ついにその間近に立ち、改めてナイフを握り直したその時――
「はい、そこまで。望さんはそこには居ないわよ」
部屋の明かりがぱちりとついた。
「まさか本当に来るとは。あなたもなかなかのものね、優さん」
部屋の入口に立ち、小さく拍手を鳴らしながら感嘆の言葉を口にしたのは、千鶴子だった。
「千鶴子……さん」
「でもそのやり方はよろしくないわ。ハッピーエンドにならないわよ」
「どうしてここに……」
愕然とした様子で優は問いかける。
ナイフは変わらず手に握ったままだった。
「あなたが望さんの命を狙うかもしれないと思ったから、しばらく張り込んでみることにしたのよ。早めに行動してくれて助かったわ」
「どうして……」
「三条亮二の亡くなった今、あなたに一番都合の良い展開を考えただけよ。正直可能性は低いと思っていたけれど、恋する乙女は怖いわね」
黒いシャツに黒いキュロットという、黒一色の私服姿で、千鶴子は首を振る。
身を縮みこませながらナイフを構え直す優を、手で制した。
「そう攻撃的にならないで。あなたをどうこうしようというつもりはないわ。ただ、あなたが人を殺すと悲しむ人が居るからやめていただくようお願いに来たのよ」
「……父は、私が何をしたところで心を動かすことはありません。父の心を少しでも開くために、母を殺すことが必要なんです」
「いえいえ、あなたのお父様が悲しむかどうかはどうでもよくてね。文雄さんが悲しむからやめて欲しいの」
「え……と、文雄さんって、澄川君ですか?」
思いがけない名前の登場に、優は目をぱちくりとさせてしまう。
千鶴子は深く深く頷いた。
「文雄さんにとって優さんは、人殺しをするような人間じゃない。まっとうな道を歩んで、幸福を掴むべき人間なのよ。だからその通りに生きて欲しいの」
「それこそ、どうでもいいお話です。私にとって大切なのは、父の心を救うこと。澄川君の期待通りに生きる義務なんてありません」
「そこを何とかお願いできないかしら。優さん自身、文雄さんには少なからずお世話になった自覚もあるでしょう。それに、私がこうしてここにいるのは、優さんが望さんを殺す可能性があることをご本人に伝えたからで……あなたはもう詰んでいるのよ」
「……!」
優は悔しそうに唇を噛む。
ナイフを前に突き出していた腕から力が抜け、だらりと床に垂れた。
「一応聞いておくけれど、叔父様を……三条亮二を殺したの? それでお母様も殺そうと?」
「……いいえ。事故で亡くなったと聞いて、父の心を解放するチャンスは今しかないと思ったんです」
「なら良かったわ。未遂で済んで何よりね。あまり慣れないことはするものじゃないわよ」
あくまで淡々とする千鶴子に対して、優はこの世の終わりのような悲壮感溢れる表情を見せていた。
「でも……母が居る限り父はずっと今のままで……きっとまた新しい妹ができることになって……」
「優さんは、お父様が他の女の子と仲良くすることが、そんなに悔しいの?」
「悔しいです。何よりも」
もはや何も隠すことなく、優は素直に頷いた。
「でも、こんなあからさまに殺人とわかるやり方でお母様を殺したら、あなたは捕まって、お父様と一緒に暮らせなくなってしまうのよ?」
「いいんです。それで父が心穏やかに過ごせるようになるなら。少しでも私が父の記憶に残るのなら」
「果報者ね、英一さんは」
優の胸中の吐露に応じたのは、千鶴子ではない別の人物の声だった。
優も千鶴子も、部屋の入り口を振り返りその声の主を確かめる。
そこには寝巻に身を包んだ三条望が立っていた。
「望さん……! 危険だから隠れているようにとあれほど……!」
千鶴子が珍しく慌てた声を出し、優を見る。
優はナイフを構え直したものの動き出す様子は無く、その理由に千鶴子もすぐに気がついた。
望は三十半ばの細身の女性には不釣り合いな、いかついクロスボウを手にしていたのだ。
クロスボウにはしっかりと矢が装填され、優に狙いが定められていた。
「あら。そんな顔しないで。自衛のためよ」
千鶴子の視線に気づき、望はにこりと笑う。
そして再び、優の立つ方を向いた。
「優ちゃん、私も死ぬわけにはいかないのだけれど、どうしたら諦めてくれるかしら?」
「お父様に心の平穏が訪れるまで、諦めることなんてできません」
「英一さんはあの通り、過去に縛られたまま、見えない敵に怯えてこの十年を過ごしてきたわ。もはや狂人と同じ。心に平穏が訪れるとしたら、死んでからの話よね」
冷たく言い放つ望の態度に、優の瞳は敵意で彩られた。
「あなたはまた……お父様を貶めるようなことを……!」
「貶めてなんかいないわ。事実なんだもの」
「……!」
優の体が小刻みに震えだす。
その様子を見て、千鶴子は二人の会話に割って入った。
「望さん、あまり優さんを挑発しないでください。彼女の心情は繊細なものですから、本気で斬りかかってきかねませんよ」
「大丈夫よ千鶴子ちゃん。この距離なら確実に当てられるから」
「それではいずれかに死人が出てしまうことになります」
「それも大丈夫! 私のは正当防衛になるから」
言って望はころころと笑いだす。
ここに至って、千鶴子は三条望の異様さに気がついた。
(先日優さんから命を狙われる可能性があることを告げた時は、ごく普通に怯えているように見えたのだけれど……)
まっとうではない、そう優は叔父と母を評していた。
全ては三条英一への愛情からくる母への敵意ゆえと千鶴子は考え、その発言を軽視していたところがあった。
(まずいかもしれない……)
千鶴子が望の手にしたクロスボウと、そこにつがえられた矢をちらりと見る。
望は笑い声をあげながら、気付けば千鶴子とも距離をとりつつあった。
千鶴子からすれば一足飛びには届かない距離。
そして、望からすればわずかな手の動きで優と千鶴子のいずれも狙える距離だった。
「でもね、私も英一さんのことを考えていないわけじゃないのよ。恥ずかしい噂が立たないよう、頑張って来たんだから」
「それはあなた自身のためでしょう!」
「いえいえ、違うわよ。英一さんのため。そして、優ちゃん含め可愛い娘たちの将来のためよ。そこの千鶴子ちゃんが証明してくれるわ。今回のことも、英一さんや優ちゃんのために千鶴子ちゃん一人の胸の内に収めておいてくださいって、誠心誠意お願いしたんだもの」
ねえ、と問いかけてくる望に、千鶴子は返事をしなかった。
実際その通り頼まれ、優が過ちを犯した際に文雄がショックを受けるといけないという千鶴子自身の思いもあり、誰にも夜の三条家での張り込みについて話をしていなかった。
それはすなわち、今ここで千鶴子が消えても、三条望が有力な加害者として挙がることはないことを示していた。
「どうしたの、千鶴子ちゃん。黙り込んじゃって」
「いえ。一応書き置きぐらいは残していますけどね」
「ふふ……そういうことにしておきましょうか」
さして気にした風でもなく、望は再び優を見た。
「とにかく、私が英一さんのためを考えているのは本当のこと。少なくとも、優ちゃんと同じくらいにはね」
「あなたに……あなたなんかに、私と同じお父様への想いがあってたまるものですか! 私はお父様のためなら何でもやってみせる! あなたみたいな、財産目当ての女にそれができるというの!?」
「できるわよお。だって亮二さんは私が殺したんだもの。英一さんの心を解すためにね」
「!?」
支援
空気が一瞬で張りつめた。
「まさに千鶴子ちゃんの推理通り。気付いてる人がいたなんて驚いちゃったわよ。亮二さんが死ねば英一さんも少しは警戒を解いて、殺して楽にしてあげることもできると思ったんだけど、上手くいかないものよね。やっぱり、あの人の用心深さは狂人の類だわ」
「あなたが……十年前の、犯人?」
優が渇いた声で問いかける。
望は唇の端を吊りあげ、薄く笑った。
「すぐに愛しのお父様も後を追わせてあげるわ。気が狂って家族を惨殺の末自殺、なんてストーリーがいいかしら。そのうち優ちゃんの妹たちも、みんな逝かせてあげる。こんなリスクの高いやり方は嫌だったけれど、優ちゃんが私の命を諦めてくれないなら仕方ないわよね」
優がナイフを前に構えて駆け出した。
望は躊躇なくクロスボウの引き金を引く。
次の瞬間、優は矢を体に受けて、仰け反るように床に倒れ込んだ。
「優さん!」
反射的に千鶴子は優に駆け寄り、望からかばうようにして抱きかかえた。
矢は肩口に刺さっており、どうやら息はあるようだった。
「今のは正当防衛よねえ?」
クロスボウに矢をつがえ、望が余裕の表情で尋ねてくる。
千鶴子は肩越しに振り返り、笑って応じた。
「……はい、と言えば見逃してもらえるのかしら?」
「わかりきったことだわね」
望がまたころころと笑った。
「頭のいい子だと思ったけど、そうでもないのかしら。矢を放った直後があなたにとっての唯一のチャンスだったのに。優ちゃんをかばったところで、死んじゃったら意味ないでしょ」
「つい、ね。彼女が死んだら、私の大切な人が悲しむのよ」
千鶴子の言葉に、望は首を傾げた。
「よくわからないけど、千鶴子ちゃん、天国でも優ちゃんをよろしく。おとなしく死んでちょうだいね」
望がクロスボウを千鶴子に向けて照準を合わせようとしたその時――
「うおぉおおおおおおおっ!!!」
叫び声と共に廊下を駆ける音が響き、暗闇から飛び出した人影が望に飛び掛かった。
望は即座に体を翻し、人影に向かってクロスボウの引き金を引いていたが、バランスを崩したせいで矢は天井に突き刺さってしまう。
人影はクロスボウを取り落とした望を床に引きずり倒し、一発二発と殴りつけ、また大声で叫んだ。
「千鶴子! お前は静かな子だが、こんな時まで静か過ぎだ! 生きるか死ぬかの時なら叫べ! このおばさんの言葉が聞こえなければ、まったく気付かないまま終わってたぞ!!」
叫び声の主、人影は文雄だった。
「文雄さん……? どうして……」
「このところ毎日眠そうだったからな。夜遊びをしているなら注意してやろうと思ってつけて来たんだ」
「日頃あれだけの関係を持っているのに、何だか子供扱いなのね」
「子供というか、妹だからな。お前は」
「そう……」
千鶴子は心なしか寂しそうな顔をして、その場にへたりこんだ。
「まあ、正直助かったわ。私としたことが、無様な姿を見せてしまったわね。ありがとう、文雄さん」
「ついでにあっちの人にもお礼を言っておいてくれよ。家に入るために、色々協力してくれたんだ」
「……?」
文雄の指し示す廊下の奥から小走りに現れたのは、黒いスーツに束ねた髪の女性。
あの角間切子だった。
「どうも、角間切子です。警部補やっています。三条望さん、殺人未遂であなたを現行犯逮捕します。ついでに十年前の話も、ね」
提示された警察手帳を見て、文雄に組み敷かれてもがいていた望もついに観念して動きを止める。
その様子を見て満足げに頷くと、切子は文雄の頭をコツンと拳で突いた。
「文雄君、今のは一歩間違えたら死んでいたよ。警察官を目指すなら、今は生き延びることを考えないと。あ、救急車は呼んでおいたからご安心を」
「いえ、まだ目指してるわけじゃないです。というか、あのタイミングを逃したら、千鶴子は一歩間違えなくても死んでいたと思います」
「まあそうかな。でも私としては、あそこから千鶴子ちゃんがどうやって望さんを説得するかも見てみたかったんだけどね」
切子は明るく言うと、束ねた髪を元気に揺らして千鶴子に頭を下げた。
「お疲れさまでした、千鶴子ちゃん。危ない場面もあったけれど、事件解決おめでとう!」
「……なるほど、文雄さんの本当の好みはあなただったわけですか」
「え? 何が?」
「いえ何でも。ありがとうございました、角間さん」
頭を抱えながら礼を言う千鶴子だった。
「文雄さん、学校はどうしたの?」
三条家での事件の翌日、千鶴子は学校を休んで半日眠り、目覚めての第一声はそれだった。
「学校は休んだ」
ベッドの脇に置かれた椅子に座って、文雄はきっぱり言う。
「駄目じゃない、テスト前なのに」
「そんなことはいい。千鶴子、そこに座りなさい」
「座ってます。というか寝てます」
場所は千鶴子の部屋、午後の日差しがカーテンを淡く照らしている。
両親とも千鶴子のことは文雄に任せ、いつも通り仕事に出ていた。
「千鶴子……俺は怒っている」
「優さんは大怪我をして、望さんはあんなことになってしまったものね。でも、あの家族の根本の問題は解決したのだから、そこは評価していただけると嬉しいわ」
「そんなことを言ってるんじゃない!」
文雄は千鶴子の額をぴたりと叩いた。
「結局お前は、三条さんが望さんを殺す可能性を考えていたわけだな」
「まあそうね」
「それを一人で止めようとしていた」
「あってるわ」
「それで意外なところに更に危ない人物が居て、死にかけたと」
「お恥ずかしい限りだわ」
文雄は両の拳を握りしめると、千鶴子の横たわるベッドを叩いた。
「どうしてそんな無茶をするんだ! お前は!!」
「優さんが人殺しだったら、変な幻想を抱いている文雄さんが可哀想かな……なんて思って。私なりに文雄さんの一番の好みを追求したつもりだったのよ」
「お前が傷つく姿の方がよっぽど見たくないよ……」
千鶴子の言葉に、文雄はそれ以上怒る気をなくしてしまう。
表向きは反発することを言いながら、自分のことを思いやってくれる千鶴子の気持ちが嬉しくもあり、また申し訳なくもあった。
「俺がわがまま言い過ぎたのも悪かったけど、頼むから無理はしないでくれ。無理をするなら、事前に相談してくれ」
「相談なんてできないわよ。結局私が文雄さんの望むように事件を解決しようとしているとわかったら、文雄さんは今後二度と私の興味に付き合ってくれなくなるでしょう」
「それは……そうかも知れんが……」
「難しいものよね。文雄さんの望み通りにしたいけれど、同時に私自身の願いも叶えたい。事件の解決を約束しながら、文雄さんが私との取引に応じる気になるよう誘導しなければならないのよ」
「俺が取引に応じるように……」
「そう。何の不安も無いと、私の言葉なんて本気で聞いてはくれないでしょう。文雄さんの心の中に不安を残したままで事に当たるのが、効果的な方法となるわけよ」
「言わんとすることはわかるがな。それでいちいち身を危険にさらしていたら意味がないだろ」
「それは私が決めることよ。今のところは……私の欲しいものを手に入れるためなら、このくらいのリスクはどうということはないわね」
ベッドに横たわったまま、千鶴子が真っ直ぐな目で文雄を見つめた。
「これからも私は、自分のやろうとしていることの全てを文雄さんに話すことはないわ。今回のように失敗して、自分や他人を危険な状況に追い込んでしまうこともあるかもしれない。
だけど、文雄さんとの約束を守りながら私自身の願いを叶える方法が他にない以上、仕方がないわよね」
「千鶴子の願い、か……」
「そう。今以上の関係をね。実際、性的な意味以外でも、私たちはパートナーとして相性がいいと思うのよ。優さんの家族の件も、最終的に二人が揃ったから解決できた。
もっと深い結びつきを持って、常に協力して事に当たるようになれば、より多くの人を助けられるんじゃないかしら」
文雄の表情が固くなる。
既に互いの性器を舐め合っている二人。
それ以上の関係――肉体の繋がりという関係。
「……俺たちは、兄妹なんだよ」
「兄妹だけれど、そうすることで全てが上手くいくのよ。今回の事件は、優さんもその家族も、下手したらみんな殺されていたわ。
今後も同じことは起こりうるけど、それでも……その程度じゃ、文雄さんは兄妹の壁は越えられない?」
「…………」
文雄は俯いたまま黙っていた。
千鶴子はずっとずっと返事を待ったが、望んだ言葉は返ってこなかった。
「……文雄さんが私を受け入れてくれるのは、本当に大切な誰かを失いそうになった時だけなのかしらね……」
そしてその本当に大切な誰かは、自分ではないのだろう。
千鶴子の胸に、冷たく突き刺さる現実があった。
「……まあ、今のところは、あの時命懸けで望さんに向かってくれたことだけで良しとしておこうかしら」
天井を見つめ、ポツリと呟く。
昼の日差しは既に、黄昏の色を帯びていた。
今回の投下は以上です。
今回は順番が前後しましたが、基本的にはスレに投下した後で微修正を経てサイトに保管することになると思われます。
以前より定期的な連載を心掛けますので、どうぞよろしくお願いします。
この作品長編作品の保管庫に入ってる?いつ頃から止まってる作品か分からない
乙。ブランクがあるとは思えん
乙
続きすごい気になってたからうれしい
テス
時間が経つのを忘れるほど読みふけれるいい作品だな。
復活とは最高じゃないか
応援してます
おゆきさんスレ復活歓迎GJです。
千鶴子は冷静沈着な知略の妹だけど倫理観の強い文雄の壁を崩せないもどかしさや悲しみが良くでてるね。
文雄の頑固さや朴念仁ぶりも良い。
投下は個人の自由だとしても、また次の投下まで数ヶ月とかなら流石にイラつくレベルだな
早漏はもてないよー
数ヶ月に一度は遅漏だろ童貞
>>698 分かってんならなんでイラつくん?
スレへの投下なんぞ片手間の趣味以外の何者でもないからオタクの言うとおりいつ投稿しようが自由だろ
その気になれば何時テキトーに断筆しようが個人の勝手だしさ
スレを週刊誌だとかその辺の定期連載と勘違いしてねーか?
荒らしや煽りに一々反応するな!このハゲ凸助!
お姉ちゃんのおでこに熱いのかけてぇぇぇぇ
>>702 投稿自由なら文句も自由だろ?なんだお前は、Gj以外書くなってか?
んなら自分のサイト作ってそこでやれやバカ
だから俺も書きたいように書いてるんだよ、なんでお前がイラついたように俺を煽るよ?
荒らしてくださいってお願いでもしてんのか死ね
本日のNG
キモ姉は漢字にできるけどキモウトは漢字にできないのは姉の特権だなあと思った
>>706 逆にカタカナは妹の特権ですね、わかります
今から一時間以内に投下があったらティムポうp
大丈夫か?
このスレには、お題が出てから30分で短編一本書いてくる
猛者が出現したこともあるぞ。
どうせだから、「ティムポうp」をお題にしてくれよ
カシャ
「送信、と」
「……姉ちゃん、何やってんの?」
「あら、起きたの?」
「起きたの、じゃないよ。ちょっと居眠りしてる間になんで俺のズボン下ろしてケータイで撮ってるのさ」
「やーねぇ、送信もしたわよ」
「余計悪いわ!」
「だって友達が、弟とラブラブなら証拠を見せてみろ、って言うんだもの」
「……いやいやいや、俺達姉弟だよね? 別にラブラブでも何でもないよね?」
「あら、将来的にそうなるんだもの、コレくらい」
「ってか、ラブラブの証拠が弟のアソコってどうなのさ?」
「そうね、これじゃあ不足かもね。じゃあ」
「ちょっと、なんでそこ握ってってか服脱ぐ必要がなんで上に乗って」
「ハメ撮り、しちゃおうね」
ハメ撮りなんて言葉を吐く姉なんて存在してたまるか!
証拠にすんだろ
何の証拠かは知らんけど
注意書きって寝とり、寝とられ、レイプ、グロ、ぐらいでいいの?
>>701 「なるほど、早漏はモテないのか」
彼女を求めて17年。それはたった一言の書き込みであったが、惹きつけられる何かを感じた。
人間の交際や恋愛も本を正せば性に始まり子孫を残す行為、つまりはセックスに行き着くわけだ。
女を満足させることのできない男には魅力がないと、女は本能で感じ取っていたというのか。ならば俺がやるべきことは一つだ、即ち「遅漏になる」のである。願望である妹のような可愛らしい彼女ができることを祈って検索をかける。
「早漏 改善」
これで俺も念願の彼女が――
「アキラ、アンタ早漏だったの?」
「は?」
ベッドの上でノートパソコンをいじる俺の右隣から柔らかい花の匂いと共に聞き慣れた声が驚きつつも呆れた調子で言った。
「な、なつめ姉っ!?」
声を裏返らせながら反射的にパソコンを畳むが、音読までされている時点でそれは既に遅かった。
「ナンデイルンデスカ、オ姉様」
「お風呂出たからそれを知らせに来たんだけど……へぇ、早漏ね〜」
俺の一つ上のなつめ姉は実の姉である。整った顔立ちとモデルのようなスタイルを武器に学園の男子生徒を次から次へと落とす「男殺し」である。
そんななつめ姉は俺を見ながら口を歪めて嘲笑うと、そのまま続けて。
「彼女もいないのに早漏を気にするなんて、いろいろ飛ばしすぎじゃない?」
「う、うるさいな。姉さんには絶対に分からない悩みなんだよ。『早漏はモテない』と言われたら治したくなるだろうが!」
そこまで言い切って後悔することになる。何を俺は一部始終説明しているのだろうか。そもそも「男殺し」であるなつめ姉に俺の苦悩を話したところで共感などこれっぽっちも得られないだろう。自分がよりいっそう惨めに感じてそれ以上は何も言えなかった。
しかしなつめ姉はそんな俺を気遣ってか肩に手を乗せると。
「……アキラ、本当に早漏を治したい?」
俺がその言葉の意味を理解するより早く頬に手のひらが添えられ、肩を引っ張られてなつめ姉の方へ振り向く。
「なつめ姉、なんだ――」
そして乱暴に唇を押し付けられるとそのまま押した倒され、なつめ姉は俺の上へ馬乗りになった。現状を受け入れられない俺は抵抗もできないまま、なつめ姉は息を荒げて俺の頬を両手で挟み。
「お姉ちゃんは早漏でも気にしないよ。でもアキラが早漏を治したいなら、お姉ちゃんが手伝ってあげる」
頬を上気させ、目を滲ませながら妖艶な笑みでそう告げると、俺に再び口付けをした。
勢いで書いた。
小ネタで終わらすにはもったいないネタだ
今日は小ネタびよりだな
>>714 誰が誰をNTR・レイプするかによる
>>718 誰が誰を寝とり、寝とられ、レイプは注意書きが必要なの?
簡単な話、他人の男性からは注意書きが必要ってこと?
他人の女性からなら問題ないの?
例えば他人女が弟を取るとか、妹と両想いの弟を姉が寝とる。
みたいなのは注意書き無しで問題ないの?
>>719 横からだけどその考えの通りでいいと思うよ
NTRは基本主人公視点から取られたかそうでないかで考えると思うし
「主人公自身がとられる」のか、「主人公がとる」のか、「ヒロインが(主人公以外に)とられる」のかじゃないかね気にするのは
まぁぶっちゃけ3つめはスレチだけど
>>720-721 サンクス、ありがとう
>>721 その中では一番下のヤツと真ん中のヤツが注意書きが必要なんだよね?
まぁ一番気になってたのは、姉妹から見て弟の彼女や幼なじみ(泥棒ネコ側)の人間が寝とられる場合も注意書きが必要なのか?と思ったんだわ
見る限り注意書き必要なんだね。
NTRもスパイスさー
個人的にヒロインがNTRされ、その後ヒロインがその過ちに気付いて主人公の元に帰ってくるも、泥棒猫に主人公取られてて「ごめんなじゃいいいいい!!!!!」ってヤンデレになるのがツボ
>>724 スレチだと書き込もうとしたら「ごめんなじゃいいぃ!」で笑ってしまった
スレチか.....
なんというかNTRによる「後悔」が反動でヤンデレの濃さがますような気がしたんだがなぁ...まあ自分はNTR単品自体は大嫌いだけどw
NTRで心が傷んだ時はキモ姉、キモウト、ヤンデレで治癒してる
まじNTRとか勘弁
このスレの幼なじみは彼氏をキモ姉妹にNTRが基本だよね
優等生巨乳幼馴染が弟を貧乳ニート姉にNTRされるとかツボだ
お前らキモ姉妹大好きなのな
もちろんさ
個人的にヒロインでなければ(最終的に結ばれるのが姉妹側であれば)
それ以外の女がNTRようが特に気にしないかなー、ただそのNTR描写だけだとどうかと思うけど
NTRて落ち込んでる主人公を慰める姉妹がツボ過ぎる
年の離れた弟に昏睡レイプするキモ姉
>>735 弟「何やってんですか、お姉さんやめてくださいよ」
キモ姉「暴れるなよ!暴れんな・・・!弟くんのことがが好きだったんだよ!(迫真)?」
こうですか?わかりません
おめめパッチリだな
君変なマスカキするんだな〜
喪女の喪姉ちゃん
OLなのに彼氏もいなきゃ友達もいない、遊び相手は弟だけ
そんなキモ姉
743 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 00:12:27.30 ID:tZ9PgMBL
すいませんsage忘れてましたすいません
キモウト探偵社
セクハラメールにはセクハラメールで対抗するしかないだろw
まちがいた
キ
モ
い
な
姉
と
子
>>735 初めてだから大目に見て欲しい。
私は、一日の大半を弟の部屋で過ごす。
理由は単純、弟の世話の為だ。
弟はつい半年前に交通事故に遭い、それからずっと昏睡状態だから、私が彼の身の回りの世話をしている。
弟をひいたクズを、最初は殺したい程に憎んだが、奴は高い塀の内側にいるため手出し出来ない。
でも、ほんの少しだけクズに感謝すべき点がある。
これで他の雌猫共に弟を盗られることは無い、ずっと...ずーっと二人きり。
それに少し不謹慎だが、私が居ないと弟が生きていけないと思うとそれだけで、胸が高鳴る。
駄目だ、もう我慢できない。
私は弟のパジャマのズボンとパンツを少し強引に引きずり降ろす。
露わになった弟の分身を右手で軽くしごき、それにキスをしながら、空いている左手で自分のショーツを脱ぎ捨てる。
この高鳴りを鎮めるにはこうするしかない。
それが堅さくいきり立ったのを確認して、その上に跨りながら物言わぬ弟におねだりをする。
「お姉ちゃんね、今日も弟君のお世話頑張ったんだよ。だから、ご褒美ちょうだい?」
駄文失礼それではサラダバー!
>>756 新型アイフォーンの発表より、この続きに興味がある
短編乙
次スレ立て乙
同意
762 :
756:2011/10/06(木) 07:11:17.44 ID:/qhlFKIW
>>745 調子に乗ってまた駄文をupしてみる
「こちらが調査結果報告書で、こちらが諸経費と報酬の請求書です」
薄暗い事務所の応接スペースで、私は今回の依頼主である女性に、調査結果の報告と報酬の請求を済ませた。
報告を聞きおえた依頼主は、俯き何事か呟いている。
「やっぱり...、やっぱりあの売女がお兄ちゃんを......!!」
強く握りしめられた彼女の手からは血が滴っている。
私はその光景に、既視感を覚える。
今の彼女の姿は、かつての私そのものだから。
「お客様、貴女はお兄様がどこの馬の骨とも知れない女に誑かされて、さぞお嘆きのことと存じ上げます。私としてもこの様な結果は大変不本意でございます」
「......知ったような口をきかないでっ!」
彼女は鋭い目付きで、私を睨みつける。
「いいえ、解ります。私も同じ経験が御座いますから。ですから私に協力をさせていただけませんか?」
「協力...?」
「えぇ、あくまでも"私的"な協力ですので、依頼料などは結構です」
すると彼女は一瞬目を見開くと、おずおずといった様子で訪ねてきた。
「それは大変ありがたいのですが、どうしてそこまでして下さるんですか?」
763 :
756:2011/10/06(木) 07:26:18.18 ID:/qhlFKIW
「先ほど申し上げた通り、私も貴女と同じということです。こういう人様の物に手を出す意地汚い雌猫が大嫌いなんです。だから、お手伝いさせて下さい」
「よっ、よろしくお願いします」
言いながら頭を下げる彼女をなだめて、私たちは企てを始めた。
翌日、依頼主の兄に手を出した雌猫は、"偶然"破裂した消火栓の破片で頭を強打して亡くなった。
「おーい、メイ!飯が出来たから降りてこい」
「わかったよ!今行くから少し待っててね兄さん!」
愛しい兄が私を呼んでいる。
さて、お仕事はおしまい。
早く兄さんの作ったご飯を食べよう。
以上で終了です。
産めネタ代わりになれば嬉しいなw
埋めネタ乙
調子に乗っちまえ乗っちまえ
書かねーと上手くならんのだし
埋め
ume
埋め
埋め!
メス豚埋め
まだ埋まらないのかね?
もーちょいじゃね?
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もう少しだな 頑張りましょう