1 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 【Deroparo1307016240630470】 :
2 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 02:16:30.03 ID:KBgTOOPa
3 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 02:16:44.72 ID:KBgTOOPa
前スレを、当方の計算の間違いにより容量オーバーにしてしまいました。
スレ住民の方々に不便をおかけしまして、誠に申し訳ありません。
スレ立てを代行してくださった
>>1に感謝いたします。
以下は前スレ
>>787以降で投下し損なった部分です。
「おれは父も母も死んで、こんな悪い育ちしたものだから、魔剣振り回す他に必要とされたことなんか無かったんだ、
だが、いくらお前に好かれたいと思っても、それで魔剣振り回すのに意味が無いことは、すぐに気づいた、
お前はヘズルの血筋や力に靡く人間ではなかったから――どうすればいいのか、おれは途方に暮れた」
本気であったから、臆病になった。しくじってしまえば、これまでの女のようには、割り切れないと悟っていた。
ただでさえ、彼女とは戦場で背中合わせだというのに。発破をかけられるまでは、腑抜けそのものだった。
「なぁ、さっきおれが“もう一回、好きって言ってくれないか”ってお前に言ったとき、
どれだけ緊張したか分かるか? おれがあんな台詞聞かせたのは、お前だけだぞ」
いつ、どうして、彼女に思いが傾いたか。彼は考えもしなかった。彼からすれば、人が人を好きになる論理など、窮屈極まりない。
第一、精一杯客観的になって見ても、彼女は人を寄せる美点をたくさん備えているじゃないか。
“どうやったらお前を好きでなくなれるのか?”という言葉は、洒落ではなく、まことに彼の心情が言わせたものだった。
「もうっ、アレスったら、そんな、調子の良い事言って」
そう言って、またナンナはアレスにしなだれかかった。
それは、もう少し日の高かった時刻と同じ姿勢だったが、二人の心境は同じではなかった。
「アレス、時間あるわよね。今日はまだ中途半端だし、もう一度、して」
「何が中途半端だって?」
ナンナは自分の物言いに赤面していた。口に出してから気づいたらしい。
睦言に含羞(はにか)む性分は、幾度身体を重ねても、ずっと変わらないかも知れない。
彼女はそれでも良かった。勿体ぶろうとも、聞かせたい人が聞いてくれるのだから。
「私、貴方が好きよ。おかしくされてしまいたいぐらい。貴方の好きなようにしていいから、私をもっとおかしくして」
「これ、すごく近いわね。ほんの少し、姿勢変えただけなのに、だいぶ雰囲気が」
「近いってのも良いんだが、こいつはそれだけじゃない、今に分かるぞ」
アレスは寝台の縁から深く腰掛けて、ナンナは正面から彼に跨っている。
不安定な彼女の身体は、彼の肩に絡められた彼女の腕と、彼が彼女の背中に回した腕で支えられている。
向い合って抱き合ったままの交合で、二人は堅く密着することになる。息遣いどころか、互いの心臓の音まで聞こえそうだった。
「さっきあれだけ濡らしたってのに、随分物欲し気にしてるじゃないか」
「何よ、貴方は人のこと言えた物してないでしょ」
「違いないな、行くぞ、ナンナ」
アレスのペニスが、ナンナの女陰を割り開き、淫熱で蕩けた中を蹂躙しだした。
挿入は焦れるほどゆっくりとした速さで、しかし抉り込んでくる侵入物は進むのを止めない。
「ひいいっ、ひあっ、アレスっ、深い、そんな、とこまでぇっ」
「いいだろう、これ、普通にするより、お前の中を奥まで可愛がってやれるんだ」
アレスはナンナをがっちりと抱き寄せると、膝と腰に力を入れて律動を開始した。
彼の腕が彼女を抱く。それは彼女の体勢を安定させると同時に、彼と彼女の密着具合も強くする。そんな状態で腰を使えばどうなるか。
ナンナの首筋は、アレスのくちびるに食いつかれ、歯を立てられ、肩と背中は彼の両手が逃がさない。
騎乗位では揺れで存在感を見せていた彼女の乳房は、アレスの上半身に押し付けられて形を変え、膣内の動きと連動して擦られる。
「んん、はあぁ、はあううぅ、これっ、すごい、すごい、のっ――」
突かれるばかりだったナンナも、ゆらゆらと腰を動かし、肌を摺りつけてアレスに甘える。
アレスは愛撫というより食べるといったほうが似合う強さで、口唇での責めを続けていた。キスマークが付こうが、歯型が残ろうがお構いなしだった。
それで声こそくぐもったものしか出していないが、彼の享ける快感も相当なものだった。
自分のペニスを覚えてしまった、勝手知ったるナンナの雌孔を、深い場所まで貫く。体重のかけ方を変えて、深い角度で突き立てる。
次第に快感で理性が溶けていき、抽送が荒々しくなる。それにつれて、ナンナの歓声が叫びになっていく。
「やああぁあっ! アレスっ、なか、なか、奥まで、突いたらぁあ、んんぁあぁあっ!」
「くっ、ナンナ、おれも、もうすぐっ」
狂おしい衝動が二人の意識を飲み込み、快楽が神経を奔って肉体を支配していく。
ナンナの子宮口にまで律動を刻むように、アレスは腰を揺さぶる。胎内までが抽送に痺れて、身体が中から溶け落ちる。
子宮口でアレスのペニスを感じる度に、ナンナは止め処ない幸福感に酔い痴れていた。
それが、愛しい男の子を孕む予感だと気づくのは、あるいはそう遠くない日のことだろう。
そして愛欲に乗った性交は、長く続きそうもなかった。二人とも限界が近づいていた。
「ナンナ、もう、出る――出す、出すぞっ」
「ふあぁ、アレスっ、いいっ、中に、なかに、出してえっ!」
大きな声を上げ過ぎて、息も絶え絶えになりながらしがみつくナンナの女陰に、アレスは今日二度目の精を放った。
ペニスが射精で脈打つのが止まっても、二人は抱き合ったままだった。
恍惚と、疲労感と、身体に残った快楽の温度が、二人を微睡みの中に押し留めていた。
「おーい、アレスー、アレスーっ、いつまで寝てるんだー」
扉越しにがんがんと荒っぽいノック、同時に耳慣れた男の声が聞こえた時、アレスは思わず嫌そうな顔をした。
彼の部屋で休んでいたナンナの方は、アレスより露骨ではなかったが、困った表情で彼に目線を返してきた。
気がつけば、窓の外の空が薄暗くなっている。密事に熱中するあまり、日が落ちるのも忘れてしまっていた。
「何だよアーサー、そんなにでかい声を出さなくても、聞こえてるぞ」
おざなりな返事を投げつけながら、アーサーがどの程度男女の生々しい事情に通じているか、アレスは考えた。
寝台の痕跡は既に片付けていた。が、ここでナンナの姿を隠したとしても、行為の残り香でアーサーは察してしまうだろう。
「起きてたのか。あんた、セリスが心配してたぞ。後でも構わないから、顔見せとけ」
「はいはい、分かってるっての、だからセリスにはよろしく言っといてくれ、頼むぞ」
といっても、アーサーは解放軍の一部の人間とは異なり、知った仲の人間の部屋を黙って窺うことはせず、
そしてアレスの返事に匂わされた言外の意――入ってくるな――を汲み取るほどの分別は持っていた。
「へー、そうかい。何も問題がないならいいんだが。何も問題がないなら――そうだなぁ。
今日の昼にな、ちょっと危ない話を聞いてな。俺はアレスが心配になって様子見に来たんだが、大丈夫そうだな」
「何だ、その、“ちょっと危ない話”ってのは、何かあったのか」
しかし生憎アーサーも、完全にそっとしておいてくれるほどの優しさまでは、持ち合わせていなかったようで、
「それは、あんたがもしかして、音だけであってもミストルティンを抜くかもなぁ、と思っただけだよ――」
アレスは、アーサーのその言葉の意味を理解するのに、数瞬を要した。
その間に、アーサーは扉の向こうから去っていた。
(おしまい)
乙乙
このアレスとアーサーとセリスは、毎回つるんでる気がするなw
お堅くて真面目な娘が乱れるのは良いね、GJ
それにしても子世代組仲いいなw
ごっそさん。スレについてはドンマイ。
このアレスさんは確かに技+20だな。
GJ!
完全に聞こえてたわけねw
GJGJ!!
ナンナかわいいし仲良し三人組もよかったw
ごちそうさま
聖戦は発売されてからもう15年も経つし、シリーズの中ではシステムも異色なのに、
二次創作の息が長いよなぁ……と思ったが、聖戦で15年ということは、封印から9年なんだよな……
こんなんで時の流れを感じてしまった。
ここはいい大人のエムブレマーが来るところなんだから、多少古くても通じる人の割合が多いのかな。
外伝ネタがまだ健在なぐらいだから、聖戦ぐらい余裕じゃないか
むしろ4コマアンソロが多く出ていた分、聖戦はネタにしやすい…かな?
巷では「封印から入った」ってのをよく聞くけど
このスレにいる人たちには当てはまりそうもないな
俺は紋章、聖戦、トラキア、封印、烈火、聖魔なら1周以上クリアしたことがあるけど、
FEに手をつけたのは、友人が借してくれた烈火がきっかけだったよ。
だから、まったくいないということはないと思う。あんまりいないとも思うけど。
俺はティアリングサーガから入ってその後に封印をやったな
ティアサガって結構売れてるって話があった気が
どんくらい本数売れたっけ
少なくともISが目をつけて「ちょっと待てや」と言う位は
青い髪のリュナンとか製品版よりキリッとしてるエンテとか、体験版がネタ的に面白かった
当時はエムブレムサーガだったな……
予約して待ってたのに出たらタイトル変わってて
ポカーンとなったわ……
誘拐されて踊り子になって帰ってくるとか新しすぎた
あれ子供心にはかなりショックだったけど、今になってみると
エロパロ的にかなりおいしいですありがとうございますってなる
「おうおう、そんな踊りじゃ客は喜ばねえぜ。もっと腰を振りな。何を恥ずかしがってるんでえ、このガキ」
「もう、いや……みんなのところに帰して……」
薄暗い酒場。客の入っていないステージの上で、胸と腰を強調した踊り子の衣装を身に付けたプラムが、髭面の男に恫喝されていた。
「なんだ、その顔? 俺に逆らおうってのか? そうか、もっと痛い目にあいたいんだな!」
「助けて……お兄ちゃん……」
(中略)
「さあ、客がきたぞ。お前の初舞台だ。ヘマをしたら承知しねえからな!」
薄汚い楽屋で、プラムは涙の痕を化粧で隠した。
「はい……」
舞台の上はまぶしかった。スポットライトの強い光で、全てがかすんでいた。
客席の男達の顔が白い闇にかき消されるのが、せめてもの救いだった。
歓声が沸いた。逃げるように楽屋に戻った。身体が震えていた。心臓が高鳴っていた。
恥ずかしさと悲しみと、そして不思議な興奮があった。
ふと、背後に人の気配がした。髭の男が来たのかと思い、はっと振り返った。
しかし、そこに立っていたのは、兄のバーツだった。
髭の男を殺すと息巻く兄を止めるために、プラムは今の自分を肯定した。
「もういいの。あたしのために、そんなことはしないで。 (中略)
お兄ちゃんだって、わざわざこんなところまで、踊りを見に来たんでしょ?
私だって知らずに、見ていたのよね……」」
そう言いながら、プラムは自分の頬が火照るのを感じた。
※公式です
>>23 確か攻略本に書かれていたそのSS、タイトルが「陵辱」だったよなww
個人的には妹にオンナの色気を感じて戸惑っているバーツが書かれた「妹への愛」
シゲンがシエラの唇・胸・脇・腕・太ももを吸って毒を取る「逃亡と救済」
がエロいと思ったよ
>>23 GJってレスする用意までしてたのに、最後の一行で酒を吹きそうになった
>「もういいの。あたしのために、そんなことはしないで。 (中略)
> お兄ちゃんだって、わざわざこんなところまで、踊りを見に来たんでしょ?
> 私だって知らずに、見ていたのよね……」」
今見直してみたが、この(中略)のせいで、兄妹がさらに気不味い事になってるじゃねえかw
コンプリートガイドはデータが間違いだらけだったが
資料集の方は妙に充実してたな
前スレ投下分まで保管しました。
また、シリーズ別インデックスの公開を始めました。
同一世界観での話は同一シリーズとしてまとめてあります。
キャラ不定などで分類が難しいものは管理人の主観で分けました。
問題がありましたらご連絡下さい。
その際に不手際で今までのスレッド別データを上書きしてしまったのですが
更新前の、スレッド別インデックスのキャッシュや閲覧履歴を
持っている方はいらっしゃらないでしょうか?
もしおられましたらHTMLファイルでどこかのロダに上げて下さると大変助かります。
あ、本当だ。1章から15章までのSSがごっそりなくなってる!
キャッシュ等は他の人頼みになるけど
もしなければまた保管していく事になるのか……
管理人様に大変乙です。
スレッド別インデックスは俺も持ってないなぁ。
作品リストだけなら、1‐12章は初代保管庫のアーカイブが残ってて、
13‐15については臨時保管庫に残っているが……
よく分からん書き方した。
初代保管庫のアーカイブってのはInternet Archiveのことね。
昨日の事ですが、外付けHDDのバックアップデータ内に残っていました!
現在スレッド別〜は以前通り見られるはずです。お騒がせしました
まとめ超乙なんだよ!
良かった良かった!
これで安心して、ペガサスナイトのミニスカとか、魔道士の生脚とかについて語れるな!
まとめさん、28章スレの三日目深夜って収録されてましたっけ?
なんだかみつからないんですが
今さらだが、こうやって作品をリストで並べてみると壮観だなぁ
>>32 ウルトラ乙です。
第9章の上から6番目のアーサー×ティニーはうほっ◆.lt5gYzbQの作品じゃないです・・・
この所毎日書き込んでしまって申し訳ないのですが…
>>36 確認したところ、28章自体が半分ほどしか保管されていませんでした。
近い内に更新しますが、過去スレ一覧の(html別窓)という部分から
過去スレの全ログを読めますので、今のところはそちらからお願いします。
完全に見落としていたので、教えて頂けて大変助かりました。
>>38 こちらの確認不足です。申し訳ありません。
>>36の件もありますし、いい機会ですので他のSSも確認、修正したいと思います。
あーもしかすると、俺が当時の保管庫投げたところで切れてたのかな?
二代目から三代目に移行するまでにラグあったしね。
エリオットがラケシスをレイプするような話が読みたい
気の強いおひいさんには下衆にレイプされるのがよく似合う
ヴァルターさんの貫通で骨抜きにされるエイリークとかいいじゃない?
それはよろしいのですが、の三つ子がブチ切れて
ラケに襲いかかるようなのとか
>>42 逆に平凡な庶民娘には貴族男子や王子様がよく映える
セリマナとドズラ×ミルラ好きの俺が参上
まあドズラは豪快紳士ですがね
シーザの妹は俺の妹も同然と言ってたラディが
シーザの恋人に対してシーザの恋人は俺の恋人も同然とかいう無茶苦茶な理屈でやったりするネタもありだろうけど
そもそもシーザの恋人と捏造できそうなキャラがいない
まだラディの方が恋人捏造できそうだ
へー、あの二人もさすがに台詞増やしてもらったんだね。
ガイツとフィオーラとか、ヨシュアとナターシャとか、
ちょっと遡るならシヴァとサフィとか、甲斐性無さそうな男としっかりしてそうな女の組み合わせに萌えるんだが、逆ってあまりFEで見ない気がする
50 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 00:09:30.31 ID:RQsPj07n
>>49 そもそもFEにダメな女がほぼいない件について。
あえて言うならセーラとかルーテとかだが、あの辺も性格が変なだけで生活力はあるしなあ。
生活力が無さそう、という意味ではステラが一番危ないだろうな。
あのマカロフが呆れを通り越して哀れむレベルだし。
>>49 ティアサガならアトロムとリーリエとかどうだろうか。
アトロムがぶつくさ文句言いながらリーリエを守ってあげるのがすごく可愛らしい。
6日目の続き(完結編・前編)です。
・完結編と言いつつ、あまりにも長すぎるため前編と後編に分割しました。前回投下後に「次回で完結です」と言いましたが、
気のせいです。
・ダグラスのキャラは一応まともになりました。しかしダグラス愛好会の方はスルーされた方がよろしいかと思います。
・相変わらずFEの世界観にそぐわない表現等が出てきますが、あきらめてください。
第五の試練 「逆風の中で」 聖エリミーヌC.C.15番ホール パー4、345ヤード
「うっ、これは……」
ティーグラウンドに立ったサウルは、驚きの声を上げつつコースを見下ろした。ティーグラウンドからグリーンまでは
ごく軽い打ちおろしの一直線で、250から300ヤード付近のフェアウェー左右に、バンカーが多数散在していること以外は、
取り立てて障害と呼べそうなものは無い。ただし、それはあくまでコースに「設置」された障害物は無い、という意味だ。
このホール最大の特徴にして最大の障害物――それは風だ。
おそらく風の魔法を応用して人工的に吹かせているのだろう、かなり強い向かい風が、常にプレーヤーに吹き付けてくる。
寒さは感じないが、ゴルフのプレーには相当な障害となる強さの風だ。
正気を取り戻したダグラスは、大柄な全身で風を受け止めるようにティーグラウンド脇に立ち、黙ってコースを見つめている。
イグレーヌは手際よく髪を後ろに束ねつつ、やはり無言でコースを観察していた。
そんな二人を交互に見ながら、ヨーデルが控え目に進み出る。
「このホールにおけるエリミーヌ様の教えは、申し上げるまでもないでしょう。向かい風の中にあって、どう攻めるか?
困難が目の前に立ちふさがった時、どうするか? 逆風の中でこそ、その人の持つ強さが明らかとなるでしょう」
老人は言葉を切って振り返り、コースを見つめる二人の競技者の顔を覗き込んだ。
「正解はありません。ご自身の信じるままに、プレーしてください」
イグレーヌとダグラスは同時にうなずいた。先に打つのは、イグレーヌである。彼女はダグラスに目礼すると、風の吹きすさぶ
ティーグラウンドの中央に進み出た。
「うわ、風強っ」
ティーグラウンド後方の生垣の陰に滑りこんだキャスが、湿った髪を手で押さえた。彼女の髪が濡れているのは、前回の
「ご奉仕」で白く汚された髪を、途中のホールにあった池で洗い流していたためである。大量にへばりついたロイの体液は、
洗い落とすのに手間がかかり、危うく遅刻するところであったが、どうにかイグレーヌの第一打に間に合ったようだ。
キャスは髪をかき上げながら、傍らに滑り込んだロイに向かっていつもの問いを発した。
「誰かさんがメチャクチャ濃いのぶっかけてくれたせいで間に合わないかと思ったけど、何とかなったわね。で、このホールの
攻略法は? 向かい風が強いってだけ?」
「みたいだね。でも、ただ風に負けないように強く打てばいいって訳じゃない……八神将の一人で、風を読むのが上手かった
神騎兵ハノンはこう言ってる。『風こそは、この上もない立派な教師だ。風はゴルファーの長所と短所をはっきりと教えてくれる』
ってね。ゴルフでは、風はかなり重要な要素なんだよ。たとえコースの構造が単純でも、風向き一つで難易度が跳ね上がるからね」
ロイの説明に、キャスは一応納得したようだ。小さなボールが風で容易に流されることは、素人の彼女でも理解できる。
「ふーん。でもさ、ここは向かい風だけなんでしょ? だったらさ、とにかくガツンと一発ぶっ飛ばしてさしあげれば
いいんじゃないの?」
「いや、そう単純じゃない。もしそうなら、このホールはパワーのあるダグラス将軍の方が有利ってことになるけど……たぶん
イグレーヌは違う攻め方をすると思うな。僕の予想では、一打目はドライバーは使わずに、アイアンで刻むと思う」
「へえ、さっすがあのお姉さんのすべてを知る少年」
口元をニヤつかせながら肘でロイを小突くキャスだったが、次の瞬間、その表情が固まった。ティーグランドでドロシーに
声をかけたイグレーヌが、「3番アイアンを」とはっきり口にするのが聞こえたのだ。
「さ、3番? 3番アイアン……ですか」
イグレーヌの選択に、サウルは絶句した。強い向かい風の中、少しでも飛距離を稼がなければならないはずの第一打で、
ドライバーを使わないというのはどういう意図があるのか? 彼はあわてて、しかしさり気なく周囲を見渡したが、イグレーヌの
選択に疑問を呈しているのはどうも自分だけらしいと気付いてまた愕然となった。ヨーデルは無論のこと、対戦相手のダグラスも、
さらにはドロシーですら、3番アイアンで刻もうとする行為を当然のように受け止め、彼女の第一打を無言で見守ろうとしている。
サウルの困惑をよそに、3番アイアンを手にして向かい風のティーグラウンドに立ったイグレーヌは、静かにアドレスに入った。
笛のような音を立てて吹きすさぶ風が、くすんだ金髪を強く揺らす。しかし彼女は風には構わず、ゆっくり慎重に振りかぶると、
鋭く腰を切って打ち下ろした。
「……ナイスショットだ」
最初に嘆声を発したのは、ダグラスである。前のホールまでとは異なり、純粋に彼女のショットを称賛していた。イグレーヌの
ショットは低い弾道を描いて飛び渡り、150ヤード付近のフェアウェー中央に落ちて、少し転がって停止した。200ヤード弱の
距離を残しているが、これがイグレーヌの狙いらしい。ヨーデルがこちらに歩み寄るのを視認したサウルは、脳をフル回転させて、
この第一打の意味を考えた。
「……まさかとは思いますが、イグレーヌ殿の考えが分からない……などということはありませんね?」
「はははははまさか。いえそのほら、あれですよ。ここはアイアンで正解でしたね」
予想通りの質問に、サウルは曖昧な笑顔を返して考える時間を稼ごうとしたが、そんなことで誤魔化されませんよとばかりに
ヨーデルの眼がすっと細められる。だがその時、意外な方向から助け舟が来た。
「風に負けぬようアイアンで低いボールを打ってフェアウェー中央を確実に確保し、二打目で勝負を挑むという作戦だな。
風が強い時には有効な攻め方だ」
イグレーヌと入れ違いにティーグラウンドに入ったダグラスが、穏やかにうなずきながら感想を述べた。サウルも大急ぎで
首を縦に振る。
「そ、その通りです! ちょうどイグレーヌ殿の狙ったあたりは平坦で、バンカー等の障害物も無く、理想的なポジション
ですから……強い風が吹いている時なら、一打目は飛距離を稼ぐよりも、フェアウェー上の好位置を堅実に確保するのが
有効なんです、はい」
「……さようです。貴方もエリミーヌ教団の一員なら当然ご存じとは思いますが、かつて『どこかの暗黒神の信者カワイイ』
と呼ばれたピンク髪ツインテールのシスターが、ここでバーディーを獲った時と同じ攻め方ですぞ」
ヨーデルはサウルの肩を叩くと、ダグラスの方を向いた。ティーグラウンド中央に立ったエトルリアの大軍将は、しばらく
風と向き合いながらグリーン方向を黙然と凝視していたが、やがてドロシーに向き直り、きっぱりと自分が必要とするクラブを
告げた。「ドライバーだ」
サウルは息を呑み、ダグラスの選択について考えを巡らせた。最も飛距離の出るドライバーでパワー全開のショットを打ち放てば、
この向かい風を切り裂いて相当な距離を飛ばし、イグレーヌに対して優位に立てるだろう。しかし反面、ドライバーは
アイアンよりも打球が高く上がるだけに、風の影響を受けやすくなる……。その時、ダグラスが口を開いた。
「逆風にどう立ち向かうかと問うのは、なるほど実に分かり易い『試練』だ」
ドライバーを手に数回素振りをした後、ダグラスはヨーデルに、そしてイグレーヌに視線を移した。
「辛抱する者もいる。一か八かの賭けに出る者もいる。それが正しいかどうかは、事が終わってからのみ分かるものだ。それ故に、
結局はその者の信じるやり方を貫くしかない」
ダグラスの視線を受け止めながら、イグレーヌは彼の言葉に小さくうなずき返した。ダグラスはわずかに唇を綻ばせると、
ボールをティーアップしてアドレスに入った。ティーペグを2つ重ねて、ボールの位置をぐんと高くしたその態勢に、一同は目を見張る。
「わしのやり方は、これだ。何とも工夫のないやり方だが、全ての事を力で押し切っていくからこその実力だからな」
そこで言葉を切ると、彼はショットに全神経を集中させた。顎鬚を風がなぶるのを無視して、もどかしいほどゆっくりと
振りかぶり、一拍の間を置く。そして、凄まじい勢いでドライバーを振り下ろした。
「…………!!」
荒々しい打撃音と、それに続く悲鳴のような飛翔音。その場にいた一同は、ダグラス渾身のティーショットの行方を、言葉を
発するのも忘れて見守った。前のホールでイグレーヌが放ったパワーフェードと並ぶ、いやそれ以上の、豪快なティーショットである。
ボールの芯を完璧に捉えたらしく、強烈な向かい風をものともせず、ぐんぐん飛距離を伸ばしていく。しかし……
「ちと、力んだか」
ダグラスが軽く肩をすくめた。サウルが彼の方に首を向けようとした瞬間、落下軌道に入っていたボールが、わずかに左へ
逸れたのが目に入る。
「あ……」
ドロシーも気付いたのだろう、サウルと同時に声を上げた。フェアウェーの中央やや左に落ちるかと思われた打球は、それよりも
さらに左寄りに着弾し、勢いを弱めないまま転がり始める。その先には、フェアウェーの脇に設けられたバンカーがいくつも
待ち構えているが、ボールは無情にも、その一番奥のバンカーに転がり込んだ。
「惜しかったですな。しかしあのバンカーに入ったということは、このアゲンストの風の中250ヤード飛ばしたことになります。
もし風がなければ、280ヤードは楽に出ていたでしょう。おそらく、これまでこのホールに挑んだ者の中でも、3本の指に入る
飛距離でしょうな」
淡々とドライバーをドロシーに返すダグラスに、ヨーデルは賛辞を惜しまなかった。ダグラスは恐れ入る、と鷹揚にうなずき
返すと、イグレーヌに顔を向ける。対照的な第一打を放った二人の対戦者は、風の吹き付ける中向かい合った。
「さすがです、将軍。バンカーに入ったのは残念でしたが、素晴らしいショットでした」
「いや、そなたには及ばなんだ。今のそなたのショットについて、一つ聞きたい」
「何でしょう?」
「アゲンストの風に逆らって打とうとすれば、風に負けまいとして、どうしても余分な力が入ってしまう……今のわしのように、な。
だが、さっきのそなたのショットには、微塵もそのような気配は無かった。風を意識しつつも、逆らおうとはしなかった。それ故に
曲げることなく、見事なコントロールショットを打てた訳だが」
ダグラスはそこで一度言葉を切ると、風で乱れた髪を手で撫でつけて続けた。「何か秘訣があるのか?」
その質問に、イグレーヌの表情がふっとゆるんだ。何かを思い出すように、彼女は目を閉じて、口を開く。
「秘訣……という程ではありません。ただ、『いつも心にフォローの風を』と思って打っただけのことです」
「ほう?」
「これも、父から教わったことです。向かい風の時、ここが勝負どころという時は、つい力が入りがちになってしまう。
そんな時は、追い風が吹いていると思って打て、と」
ダグラスは、イグレーヌの言葉に深くうなずいた。髭に覆われた彼の頬に笑みが浮かぶ。
「なるほど。常に追い風が吹いていると思い、その風にボールを乗せてやろうと思えば、必要以上に力まずにすむな」
「確かに。いい言葉ですね」
ヨーデルも穏やかに微笑み、イグレーヌは小さくうなずき返す。一同は風の中、和やかな雰囲気で第二打地点に歩き出し始めた。
「まあ、あんたの予想通りだったけど」
ティーグラウンドを離れる一同を見送りながら、キャスが切り出した。ロイは例によって「解説」しようとしたが、その前に
盗賊の少女の方が意見を述べた。
「結局さ、向かい風の時……っていうか、『ボールが上手く飛ばない時』の考え方の違いがまともに出たってことでしょ?」
「そうだね。イグレーヌは3番アイアンで低い球を打った。飛距離が出ない代わりに風の影響も受けにくいから、確実に
フェアウェーをキープできる。おそらく、次の第二打で一気にグリーン近くを狙うだろうね。
一方ダグラス将軍は、あくまで真っ向勝負を挑んだ。風が吹いてくるなら、それに負けない勢いのショットを打てばいい、
って考えだね。当然、リスクは大きい……風の影響が読めない上に、飛距離と引き換えにコントロールが難しくなるから、
打球がコースから外れてOBになる可能性も十分あった」
競技者たちの後を追うべく、ロイは立ち上がった。キャスもうなずきながらそれに続く。
「で、あんたはどっちの方法がいいと思う?」
「どちらが正解ってわけでもないよ。結果から言えば、イグレーヌは狙い通りの場所を確保したのに対して、ダグラス将軍は
飛距離こそ凄かったけど、ショットに力が入り過ぎた結果、ボールが左に逸れてバンカーに入ったからね……まあ、ゴルフは
カップに球を入れるまでが勝負だから、次が勝負だけど……」
「何よ、なんか不安そうじゃない。あのオヤジの怪力ショット見て、もしかしたらとか思ってる?」
キャスの指摘に、ロイの足がギクリと止まる。心の奥底にある一抹の不安を、ずばりと言い当てられたからだ。そのロイの
顔を、キャスはにやっと覗き込む。
「あら、図星? このホールであのお姉さんが負けて、今度はあんたがあたしにご奉仕する番になる?」
「……いや、イグレーヌの強さは信じてるよ。ただ……」
「ただ?」
「正気を取り戻したダグラス将軍の強さが、僕の想像以上だったってこと。さっきの将軍のティーショットだけど、ボールを
かなり高い位置に置いていたのに気付いたかい?」
キャスはちょっと間を開けてからうなずいた。「そうそう、あのボールを置く釘みたいなやつ? あれを2つ重ねてたよね」
「うん。ああやってボールの位置を高くして打てば、ドローがかかって飛距離が伸びる。でもあそこまで高くすると、ドローが
かかり過ぎて、打った球が左に大きく外れる危険もあるんだ。強い向かい風の中、フルスイングで打たなければならない状況では、
とても試す気にはなれないチャレンジだね」
ロイは再び歩き始めた。が、その足取りはどこか重い。
「でも、将軍はその危険をあえて冒して、飛距離を伸ばすことを……自分の攻め方を優先させた。そして、ほぼ成功させた。
確かにバンカーに入ったのは不運だったけど、これだけの悪条件の中であの程度しか打球が曲がらず、しかも飛んだっていうのは、
ものすごい実力の持ち主ってことだ」
ロイの後を歩きながら、キャスは黙って聞いている。彼の言葉は、盗賊の少女に向けられているというより、自分自身に
言い聞かせているような感じだった。
「そしてそれ以上にすごいのは、自分の腕を信じた上で危険な賭けに出られるっていう、その強固な自信だよ。八神将の一人である
英雄ハルトムートは、ゴルフの強さについてこんな言葉を残している。
『絶対勝つと思ったら、勝つ。高く昇ろうと思ったら、高いところを思え。勝つのは大抵、勝てると思っている人間だ』。
ダグラス将軍は、今まさに自分が勝てると信じてプレーしてる……イグレーヌが負けるとは思わないけど、今までとは比べ物に
ならないくらい、厳しい戦いになるよ」
「ふーん……」
苦悩するロイの背中を、キャスは複雑な表情で見つめていた。
「イグレーヌ殿の残りは、およそ200ヤードといったところでしょうか」
依然として強い風が吹き付ける中、サウルはイグレーヌの打球付近に立ち、グリーンまでの距離を目測した。イグレーヌの
第一打は完璧にフェアウェー中央をキープしており、打ち易い理想的な位置からセカンドショットを放つことになる。サウルの
傍らに立つヨーデルが、部下にうなずいてみせた。
「そのようですね。ここからグリーン方向へは、ごく緩やかな下り傾斜の一本道です。フェアウェーの左右にはバンカーが
並んでいますが、曲げない限りそれらに入ることは無いでしょう。グリーンは階段状になっていますが、ピンがあるのは
奥の上段です。……次の第二打、ピタリとピンに寄れば良いのですが、距離が足りずにグリーンの下の段で止まってしまうと、
三打目は難しいパットとなるでしょう。といってグリーンをオーバーすれば、グリーン奥のバンカーに入ってしまいますね」
「え?」
ヨーデルの分析に、サウルは思わず妙な叫びをあげた。この位置からグリーンまでは、下り傾斜とはいえ200ヤード近い
距離があり、何より強烈な向かい風が吹いている。「二打目が勝負」と言うが、彼の予想では、イグレーヌは第二打目も慎重に
アイアンで刻み、グリーン手前まで運んでから寄せてパーを狙うと踏んでいたのだが……。
「……まさかここから直接グリーンを狙うはずがない、などと考えてはいないでしょうね?」
ヨーデルの眉間がたちまち曇る。サウルは内心泣きそうになりながら、かろうじてかぶりを振った。
「い、いえ、イグレーヌ殿のことですから、当然グリーンを狙うでしょうね、はい」
「……イグレーヌ殿が、なぜあえてティーショットをアイアンで打ったのか? それは絶対に状態のいい場所をキープする
ためです。ではなぜ飛距離を犠牲にしてでも好位置を確保しようとしたのでしょう?」
ヨーデルは若い神父の言葉を聞き流し、改めて問うた。サウルはしょんぼり肩を落として答える。
「……第二打で直接グリーンを狙うため、です」
「さよう。では、この向かい風の中、どうやってグリーンを狙うのでしょう?」
老司祭は追及の手を緩めない。サウルは何とか答えを出すべく必死に考えた。イグレーヌの飛距離から考えて、アイアンでは
まずグリーンには届くまい。ウッドなら? 駄目だ。アイアンよりもコントロールが難しい上に、打球が高く上がるので風の影響を
もろに受けることになる。となると、残るは……
「ま、まさか……第二打を、ドライバーで……?」
「そのまさか、ですよ」
ヨーデルは軽くサウルの肩を叩いて、イグレーヌを指差した。今まさに、ナバタの里のスナイパーが、ドロシーに向かって
ドライバーを要求するところだった。言葉を失って茫然と立ちつくすサウルの耳元で、ヨーデルが静かに教え諭す。
「第二打をドライバーで打つ、というのは確かに意外な方法ではあります。ドライバーをフェアウェーで使うことは、普通は
ありませんからね。しかし、平坦なフェアウェー上からロフト角の少ないドライバーでボールを打てば、当然その弾道は低くなり、
風の影響を抑えられます。この強烈なアゲンストの風の中でバーディーを狙うならば、有効な攻め方だと言えるでしょう」
「で、では、イグレーヌ殿は最初から、二打目をドライバーで打つことを想定して……」
「その通り。ダグラス殿もおっしゃったではありませんか。『二打目で勝負を挑む作戦』だと」
老司祭の言葉につられて、サウルはダグラスの方を見た。エトルリアの大軍将は、ドライバーを手にして素振りをする対戦者を
見ても全く驚いていない。サウルはがっくり肩を落とした。
「……参りました。しかし、ドライバーで打ったとしても……」
グリーンには届かないのではないか、とサウルは言いかけたが、イグレーヌがアドレスに入ったため口をつぐんだ。この
強烈な向かい風に逆らって打つのでは、低い弾道のドライバーショットといえど、相当押し戻されてしまうのではないか?
そんなサウルの懸念にもかかわらず、イグレーヌは静かにグリーンを見つめてから、ゆっくりとドライバーを振りかぶった。
無造作に束ねた金の髪の束が、強風に舞いながら彼女の腕に触れる。次の瞬間、頂点まで振り上げたドライバーを、一気に
打ち下ろした。
「…………っ!!」
無言の気合いと共に、ドライバーが白いボールに叩きつけられる。勢いよく飛び出したボールは、しかし、風を切り裂いて
高々と飛んではいない。
「え!? トップ…した……!」
サウルは思わず叫んでいた。地を這うような低さで打ち出されたイグレーヌの第二打は、超のつく低空を飛翔し、やがて
フェアウェーをバウンドして転がりながら、一直線にグリーン目がけて突き進んでいく。
「トップした、ではありません。トップさせたのです」
ヨーデルが微笑を浮かべてサウルの横に並んだ。サウルはようやくイグレーヌの作戦を理解した。
「……フェアウェー上で、ロフト角の少ないドライバーを使って打てば、当然低いボールが出る……」
イグレーヌの打球は止まらない。緩やかな下り坂を、文字通り転がり落ちていく。
「……それもただ打つのではなく、トップさせて――つまりボールの上半分をこすり上げるようにして打てば、強烈な
トップスピンがかかって、どこまでも転がって行く……」
イグレーヌの球は、何度も地面をバウンドしつつ、グリーンに迫る。フェアウェー脇のバンカーには近寄りもせず、まっすぐ
グリーンを目指していた。
「さよう。風の影響を全く受けない、超低空のトップボールです。無論、いつ誰にでも打てる球ではありませんな。逆風の中に
あっても、己の力を信じ切ることができる者にのみ打てるボールです」
サウルとヨーデルは言葉を交わしながら、瞬きもせずに打球の行方を目で追っていた。180ヤードを超え、転がる勢いも
弱まっていたが、ついに白球はグリーンの端を捉えた。そのままピン目指して、階段状のグリーンを一気に駆け上がっていく。
「ま、まさか……」
サウルが興奮して手を握りしめた。ボールは何かの魔法にかかったかのように、ピン目がけて一直線に転がり続けている。
上手くすれば、このまま入ってしまうのではないか?
「あっ、あっ、入ります! 小さな穴にタマが入ってしまいますぅううううう!!」
素直な感想なのかセクハラなのか分からない叫びが、サウルの口からあふれ出す。が、ドロシーもヨーデルも完全に無視し、
目を凝らして球の行方を追っていた。二段グリーンの上段にまで転がり上がったボールは、そのままするするっとピンに向かって
滑るように進み、そして……
「すごいっ、はいっ……ら…………あ……」
ドロシーが驚嘆し、次いでがっくり気を落とした。あわやカップインかと思われたイグレーヌの第二打は、無情にもピンの
ほんの数センチ脇を通過してしまい、そのままグリーンをオーバーしてしまったのだ。グリーンの奥は――バンカーである。
深さのあるバンカーなので、この位置からボールは視認できないが、グリーンを越えたボールがそこに落ちてしまったことは
まず間違いない。
「ああ…………」
あまりの運命の変転に、サウルは天を仰いだ。第二打をドライバーで打つという意外性。打った球は強烈なトップスピンで
地面を跳ねて、アゲンストの風の影響を全く受けずに200ヤード転がったという妙技。あわやイーグルかと誰もが思った
奇跡の予感。しかし最後の最後に待っていたのは、グリーンオーバーとバンカー入りという運命の悪戯だった。
「バンカーに入ってしまったのは残念だ。しかし、見事なショットだった」
沈黙を破ったのは、ダグラスの賛辞だった。イグレーヌは軽く一礼してそれに応じ、ドライバーをドロシーに返したが、
落胆した様子は無い。ベストを尽くした以上、その結果は従容として受け入れるといった表情だ。
「ありがとうございます。少し、強かったようです」
「いや、グリーンの芝目が奥に向かって順目なのだろう。いずれにせよ、惜しかったな」
ダグラスは一打目を、イグレーヌは二打目を、それぞれバンカーに入れてしまったことになる。ある意味向かい風以上の
厳しい試練と言えるが、彼らはそれを気にする様子もなく、ダグラスの第二打地点に向かって歩き始めた。
「第二打でドライバーを使うかも、とは思っていたけど……まさかトップスピンをかけて地面をバウンドさせるなんてね。
想像もしなかったよ」
一同の後を追うロイは、いつになく興奮している。その後ろを歩くキャスは、じっと黙って少年の感想を聞いていた。
「ボールの上をこするような打ち方だからね。一歩間違えれば空振りになる難しいショットだけど、成功すれば風の影響を
最小限に抑えて飛距離を稼げる打ち方だ。グリーンまでは一直線で、風以外の障害物が無いからこそ使える技だけど……」
「でも、バンカーに入ったじゃん」
いつになく不機嫌なキャスの声に、ロイは足を止めて振り返った。が、キャスはぷいと顔をそむけたまま、彼の脇を歩き
過ぎる。ロイはあわててその後を追った。
「ど、どうしたの?」
「べつに。ただ、これであんたの負けに一歩近づいたのかなって」
突然、キャスが立ち止まって振り返った。ロイはつんのめるようにして彼女の前で停止する。その彼を睨むように、少女は
視線を上げた。「それとも、まだ勝てるって信じてる?」
「うん」
キャスの視線を受け止めながら、何のためらいもなくロイは明快に言い切った。
「ゴルフっていうのは、力や技術だけじゃなくって、精神力が大きくものを言う競技なんだ。そして僕は……イグレーヌの
心の強さを信じてる」
尋ねたキャスが気圧されたほど、確信に満ちた声音である。少女は何も言い返せず、くるりとロイに背を向けて、再び
不機嫌そうに歩き始めた。ロイはその不機嫌ぶりに困惑したが、とりあえず無言でキャスと競技者達の後を追う。
二人はしばらく黙って木陰を歩き続けていたが、キャスが突然ロイに尋ねた。
「ねえ。あんたってやっぱり、年上が好きなの?」
「……いや、そうでもないと思うよ」
唐突な質問の意図を測りかねるロイだったが、正直に答えた。なるほどイグレーヌは好きだし、初めての女性はセシリアで
あったが、リリーナのような同年代の少女も劣らず好きだ。そう考えて、ロイは自分の節操のなさに少々あきれた。
ロイの答えに、キャスはふーんと鼻を鳴らすようにうなずく。が、すぐに二の矢を放ってきた。
「じゃ次の質問。おっぱいは大きい方がいい?」
「…………どうだろう? もちろん大きい方がいいかもしれないけど、小さい胸には小さいなりの良さがあるからね……」
「あっそ。だったらさ、性格は? 隙が無くてとっつきにくそうだけど時折甘えさせてくれる憂い顔の未亡人タイプと、
意地っ張りで三回説得しないと仲間にならないような盗賊タイプだったら、どっちが好み?」
「……未亡人とか盗賊っていうのは性格じゃないと思うけど……」
途方に暮れて答えに詰まるロイに、キャスはもういいと手を振り、彼を置いて一人でスタスタ先に行ってしまおうとする。
少年はあわてて彼女の手をつかんだ。
「ま、待ってよ、キャス……」
「何よ。……じゃ、聞き方変える。もしもさ、ゴルフ勝負してるのがあたしで、その様子をあんたと裸で見物してるのが
あのお姉さんだったら、あんたはそんな興奮してる?」
キャスに指摘されて、ロイは初めて自分の股間が見事に屹立していることに気付いた。
「こ、これは、違うよ、君のほら、裸を…見てるから……」
「ウソ。さっき、あのお姉さんがトップボール打ったあたりから完全にビンビンだった。あたしがおんなじことやっても、
絶対あんなに勃起しないくせに」
キャスは完全にすねた様子で、ぷいとロイに背を向ける。困惑する少年の目に、少女の小ぶりなお尻が目に入った。
「どーせあたしはあんなに色っぽくありませんよーだ。あんたったら、ずっとあの人のこと見……きゃっ!?」
キャスは突然、可愛い悲鳴をあげて飛び上がった。ロイの手が、何の前触れも無しに彼女のお尻を撫でたのだ。
「な、なにすんのよっ!!」
「ご、ごめん……君のお尻が、あんまりかわいいから、つい……」
ロイは口で詫びつつも、その手でなおも少女の腰をまさぐっている。その手つきは、いやらしい男のそれではなく、芸術家が
美しい彫像に触れるような憧憬と賛美の念の入り混じった手つきだった。キャスはあきれたように、しかしどこか安堵した様子で、
背後に立つ少年に声をかけた。
「……そんなに気に入ったんだったら、証拠見せてよ」
「証拠……?」
ロイは手の動きを止めないまま、目だけで振り返っているキャスの横顔をまじまじと見た。少女の見目良い眉は怒っている
ようにしか見えないが、その大きな瞳には、何か別な色がにじんでいる。彼女は手近にあった木に上体をもたせかけ、ちょっと
お尻を少年に向かって突き出す格好になって、再び振り返った。ロイがさらに口を開こうとした瞬間、キャスの手が彼の股間に
伸びた。そして少年の勃起を、自分の尻肉にあてがう。
「あっ!」
「ほーら、これで抜いてみなさいよ。あ、ご奉仕とかそういうの関係ないからね。特別大サービス」
振り返った目で、キャスはにっと笑った。その妖しい笑みに、そして本体に触れる柔らかな肉の感触に、ロイは我を忘れた。
「う、うん……じゃあ……」
うなずくのもそこそこに、ロイは自分の本体を握りしめ、その先端でキャスの左右の尻肉を突き刺すように腰を振り始めた。
硬い欲棒が押し当てられるたびに、滑らかな肌に包まれた柔肉が「ぷるんっ」と音を立てるように震える。
「……ん……気持ち、いい……?」
「うん……やらわかい……ぷにぷにしてる……」
白い桃を肉剣で突き刺しながら、ロイはうわごとのようにつぶやいた。幼さの残る腰のラインを右手でなぞりながら、左手に
握った勃起の先端を、キャスのお尻のあらゆる部分に付き立てる。そのうちに、先端からにじみ出た透明な液体が、小さなお尻の
そこかしこに点々と付着するようになってきた。
「キャ、キャス……」
「ふ……ん、結構、こーふん…してるんだ……ぁ……」
夢中で腰を振る少年の動きを臀部で受け止めるキャスの声に、甘い響きが加わる。手でしごいているわけでも、口に含んで
いるわけでもないのに、ロイのそれは明らかに射精に向けていきり立っているが、その欲望の昂まりを引き出したのは、彼女の
小さな身体の、子供っぽいお尻なのだ……。
「出すとき、あっ、出そうになったら、言ってよ……ん、あんたの、好きに……してあげる、から……あっ」
「んっ……そのまま、立ってて……」
息を弾ませながら、ロイはキャスに懇願した。彼女の可愛い小ぶりなヒップは、無理に後ろに突き出したりするよりも、
自然に立っている状態の方がいいと思ったからだ。彼は肉剣で「突く」だけでなく、「斬る」動きも加えて、本格的に少女の
尻肉を味わい始めた。
「……はっ……あ……あんっ!! あっ!!」
キャスのお尻の割れ目に、熱いものが滑り込む。同時にロイの両手が彼女のお尻をむぎゅっとつかみ、柔肉で勃起を包んでしごく
ように動かした。
「ん、は……ふはっ、なぁに? うっ、尻コキって……やつ……? あっ」
「うん……キャスの、かわいいお尻で……いきたいから……」
下腹部を少女の腰にぴったりと寄せ、激しく前後に動くロイ。キャスは顔だけ振り向いて、少年の興奮ぶりを愉しんでいた。
「あっ、んっ……ん、あ……あっ、あっ」
ロイの怒張が少女の白い臀裂をなぞって上下するたび、キャスの興奮も次第に高まってくる。まるでロイに後ろから激しく
犯されているかのような感覚に、少女は体奥がきゅんと締まるのを感じた。
一方のロイも、無垢な尻肉のもたらす甘美な感触に浸りきっている。むっちりボリュームのあるお尻、大きいが引き締まったお尻、
優美な丸みを帯びたお尻……ロイの好みはさまざまだが、キャスの「幼いが十分肉づいた小ぶりなお尻」は、新鮮な驚きと
情欲の高まりを彼にもたらしている。熟してはいないが、薄く脂ののった柔らかい肉のかたまりを、ロイは手のひら、指先、
そして男性自身を使って、徹底的に味わい尽くす。
「んんんっ、あ……な、んか……んふっ!!」
ロイの激しい愛撫に、キャスはいつしか熱く喘いでいた。少年の手に腰を撫で回されたかと思うと、尻肉を鷲掴みにされる。
前後運動のたびに汗ばんだ二人の下半身が密着し、時々勃起の先端が少女の後ろの穴をかすめ過ぎるたびに、彼女の脚は
ガクガクと震え、上体を支えるため木にしがみつかなければならなかった。
「うっ……キャスぅっ……君の、くっ、おしりに……出すよ……っ!!」
ロイが切羽詰った声で絶頂を告げる。キャスは、自分のお尻だけでロイを興奮の頂点に押し上げたことに、限りない満足感と
快感を覚え、陶然と全身を震わせた。
「ん、いい、よ……だして、いっぱい……」
キャスが言い終わらないうちに、ロイは腰をわずかに引いて、勃起の先端をキャスのお尻に押し当てる。そして次の瞬間、
たぎり立った欲望が少女の幼い肉の上で炸裂した。
「あ……っ!!」
ロイの身体からびゅっと放たれた熱い体液が、少女の左の尻にへばりつく。粘度の高い濁液が、丸みを帯びた白いヒップに
次々と飛び散って、ゆっくり垂れ落ちる。ロイの射精はいつにも増して激しかったが、彼はほとばしる欲望の証を、すべて
キャスのお尻にぶっかけ続けた。幼い尻に、男の欲望汁が大量に降り注ぐ。
「あ…つい……んっ…あ……」
執拗に白濁液を浴びせかけられ、キャスはひくひくっと下腹部を震わせた。その動きで、なだらかなヒップラインの上で
ぶよぶよ固まっていた粘液が、どろりと滴り落ちて、彼女の内ももを汚す。女の部分のすぐ近くを、生温かい牡の体液で
汚された少女は、軽く達した呻きを必死に押し殺した……。
「……尻コキでいくとか、どんだけヘンタイなのよ」
「う……ごめん。つい……」
ロイの長い射精が終わっても、キャスは木に上体をもたせ掛けたままだった。彼女が振り向いた瞬間、その腰がくねって、
幾筋もの白い筋が走る小ぶりなヒップが妖しく揺れる。その幼さと色気が同居する艶やかさに、ロイは再び下腹部が熱く
なるのを感じた。そしてその少年の心と下半身の動きを、キャスは見逃さなかった。「んふっ。……このまま、しちゃう?」
「えっ……」
ロイの股間が膨張し、その頬が羞恥に染まる。キャスの唇の端がにやりと持ち上がった。
「いいよ。真っ昼間に外で後ろからとか、すっごく好きそうだもんね、あんた」
「ま、まあ、嫌いじゃないけど……」
ロイは魅入られたようにキャスのお尻を、そしてその奥にある秘所を凝視している。しかし、もうひと押しだとキャスが
口を開こうとした瞬間、ロイは正気に返った。
「あ! そうだ、早くイグレーヌ達の後を追わないと!」
「!」
ロイは股間のものをおっ勃てたまま、キャスの手を取って走り出そうとした。が、誘惑を無視された少女はその手を
払いのけた。「何よ、人がせっかく誘ってやったのに!」
キャスはそっぽを向いて、一人で歩き出した。突然怒り出した少女に困惑したまま、ロイはあわててその後を追う。
「ど、どうしたの?」
「さーね。……あんたってさ、女の子をイかせるのは得意みたいだけど。もうちょっとさあ……」
キャスはロイに振り返ったが、その目に浮かんでいるのは、単なる怒りだけではなかった。そのまま何か言いかけたが、
あきらめたように肩をすくめた。
「なんでもない。ほらほら、さっさと行かないと、あんたの大好きなお姉さんの活躍、見逃しちゃうわよ?」
キャスは相変わらず不機嫌そうだった。
(後編に続く)
sien入れたほうがいいのかな?
後編は来週にでも投下します。長くなってしまい恐縮です……
>>65 前編の投下は完了しました。ご配慮いただき、ありがとうございます。
相変わらず何のSS読んでるんだか分からなくなる展開だったけど、
キャスが可愛かったので気にしないことにするわ。
GJ!
しかし、まったくロイって奴は……
おお、いつの間にか6日目さんが投下してる!
GJですぞ。キャスの尻コキハアハア……
ホントにダグラスがまともになってる……
あれ おかしいな なんか キャスが すごく かわいい
かわいい キャスは おかしいですか
>「あっ、あっ、入ります! 小さな穴にタマが入ってしまいますぅううううう!!」
サウル……w
今保管庫覗いてきたけどルトガー×クラリーネが全然無くてビックリシタ
エキドナさんものもないぞ。だから今せっせとSS書いてる
というかこんなに前の作品なのにこの盛り上がりようとは
GJ!!待ってた!
しかし相変わらずのゴルフ描写ww
>74
エキドナさんは一応本命?のギースとか、三日目氏のロイの話とか
十分エロいSSあるんだけどなぁ
どうせならもっと肌の白さとかに言及したフェチ気味な話が読みたい
>>73 個人的な感想だが……ルトガー他、ナバールとかシヴァとかヴェガとか、
寄らば斬る、って感じの孤高の剣士キャラについては、どういうセックスをしているのか正直想像しづらい。
皆フラグは立ててるけど、初心にしても手馴れてる感じにしても、違和感が拭えない。
オグマとかホリンとかシゲンとかギィとかヨシュアとかツイハークは想像しやすい気がする。
ギースとエキドナの話は、そのネタ使われたか! と思ったな。
こないだのアレスもだけど、必殺率や技の高い男キャラって、
女の子をバシバシイカせてそうでえちい。というかそうあってほしい。
巨匠の方々の素晴らしき名作の後にお目汚しすみませんorz
間が空きましたがマルミネです
マルスは両腕をミネルバの背と腰に回し、強く力を込めた。
目を閉じ、自らもミネルバの舌を受け入れ己がそれを絡ませる。
熱い吐息と溢れる唾液の甘さによって理性が完全に溶け落ちた。
マルスの陥落を察したミネルバはマルスの舌を貪っていた紅い唇をずらし、少年の細い顎から首筋を辿るように降ろしていく。
「はっ……あ、ミネルバ……。」
赤毛の王女に請われるままに、蒼い髪の王子は彼女の名を呼び捨てた。元より互いの立場や地位などを慮る余裕は既に存在していない。ただそこには初めての男女の睦み合いに滾る年相応の若者がいるに過ぎない。
ミネルバの手はマルスの薄い寝衣の上から、しなやかな少年の身体の輪郭にそって這っていたが、ふいに寝衣の裾を掴むや一気にたくし上げた。そして誇り高き王女は、彼女の背に回されていた少年の手をすり抜けるように屈みこみ、冷たい石の床に膝を着いた。
「!……っあ?」
「しばしご無礼を。」
行き場をなくした少年の手に彼の寝衣の裾を押し付け、ミネルバは少年の下衣を引き下ろした。
抗議の声を上げるいとまをマルスに与えず、ミネルバ勃ち上がりかけて僅かに震えている少年の青臭い肉棒に手を添えた。
「はうっ!!」
マルスは思わず顎を反らし暗い天井を仰いだ。顔を伏せれば、己が寝衣の裾を固く握りしめ、その下で揺れる王女の赤毛が闇の中でも微かにその色を残していた。
ミネルバは手中の肉塊を労わるように柔らかくさすっていたが、徐々に力を込めてしごき始めた。
途端にマルスの背がびくんと弾け、再度少年は身を反らせた。
「く……っ、あ、あぁっ……!」
マルスは悶えながらもミネルバの行動を制止しない。
飛びかけた意識の隅で彼は気付いていた。
凛々しい姫将軍たるミネルバ自身にとっても、今のこの行為は屈辱の筈だ。
しかしこうすることを望んだのは彼女自身なのだ。
これから彼女を待ち受ける悲劇に耐え抜くための試練と思えば……。
この身を、彼女に全て委ねても構わない。
「あ……っ、あぅ……っ!!」
マルスのつま先が浮きかけた。掴んでいる寝衣を引き裂きそうなほどにその手に力が入る。
ミネルバが、マルスの滾った自身をその美しい口に含んだのだ。
飛竜の背で華麗に槍を操るように、彼女の下は少年の肉棒を軽やかに回すように巧みに舌を絡める。
初心の少年の逸物はそれでも雄としての反射で硬く反り上がり、ミネルバはその舌に筋となって浮き上がる静脈の感触を認めた。
やがて先端から溢れて来る苦みをミネルバの舌は容赦なく舐めつくす。彼女の両掌は屹立した肉棒の脇に下がる宝珠を柔らかく揉み転がしていた。
マルスの中で、何かが背筋から身体を突き抜け、脳天から血流が激流となって下り落ちる感覚がした。
痙攣が背から腰に渡り、ミネルバの口に含まれている部分に体中の全ての熱が集中していく錯覚に襲われる。
マルスの反応を見逃さず、ミネルバは呑み込まんばかりに強くマルス自身を吸い上げた。
「は!!っく……ぁあっ!!」
マルスがかっと瞼を開いた。闇に代わり、白い閃光が稲妻と混じり合いながら視界を灼いた。
がくがくと膝が木造りの人形のように揺れ、マルスは己の中から多大な熱量が放出されるのを知覚した。
同時に身体の最も敏感な中心を糖蜜で浸されるような甘美さが熱を放出した部分から逆流し、脊髄を駆け抜け脳天を貫いた。
雷光に遅れて響いてきた轟音の中で崩れ落ちる王子の身体を、頭に被さる寝衣から抜け出したミネルバは白い濁りで汚れた口元を手の甲で拭いながら見下ろした。
その様は戦場で仕留めた敵の前に傲然と立つ戦女神そのものであった。
「はぁ、はぁ……っ、ミ……ネルバ……。」
力なく石床に座り込んだマルスの前にミネルバも屈んで顔を寄せる。
「どうなさいました、マルス。まだ全て終わってはいませんよ。」
闇に煌めく紅い瞳。それを見返すマルスの瞳も微かな涙に濡れて蒼い輝きを微かに灯す。
しかし、次のマルスの行動はミネルバの想像をも超えていた。
マルスは微かに震えを残しながらもその両腕をミネルバの身体に回した。
「マルス?」
「……立って、ください、ミネルバ……。」
整わない息遣いと薄闇の中でマルスはミネルバをひたと見つめた。
「今度は、僕が、貴女に……、」
ミネルバはマルスの淡い抱擁を受け入れながら、無言で先を促した。
「経験の……ない、僕でも……この感覚が、快楽であると、わかります……。
僕ばかりが、それを享受するのは、不公平、だから……。」
一度大きく息をつき、少年は年長の女性に微笑みすら浮かべて見せた。
「石の床は固くて冷たいから……貴女を寝かせるのに忍びない。ですから、立ってください。」
言いつつ、マルスも脚に力を入れた。
たかが膝立ちの姿勢になるだけだというのに、身体が思うように動かない。
本来の目的の場所ではないといえ、初めて女性の体内に激しく精を放った直後の肉体は中々言う事を聞かなかったが、マルスは敢えて己が身の声なき悲鳴を黙殺した。
ミネルバの顔に、この場所に来てから初めて、普段妹と接する時のような柔らかい笑みが浮かんだ。闇に紛れようとも、その笑みの暖かな気配はマルスにしかと伝わった。
「わかりました、ではお願いいたします、マルス。」
マルスの頬に優しく口付けを一つ落とし、ミネルバが立ち上がる。
マルスは先程ミネルバにされた手順を思い返しながら、躊躇いがちに彼女の寝衣の裾を掴み、捲り上げた。
物問いたげに見上げれば、顔の両脇に垂れ下がる赤毛に隠され尚暗く表情の読み取れない王女は、それでも頷く仕草をして裾を受け取ってくれた。
マルスの両手の指は震え強張りながらも王女の下衣を探り当てた。暫く荒い息遣いの中、幾度か息ごと唾を飲み込んだ後、それを引き下ろす。
闇の帳に薄く隠されながらも、女の秘所がマルスの目前に晒された。
成熟し、興奮した女性の陰部の放つ甘く酸味の混じった芳香が、視覚と聴覚の阻害によりかえって感度の高まった鼻腔に流れ込んでくる。
その匂いに膝立ちのマルスはくらりと眩暈を起こしかけたが、気を持ち直すと今度は戸惑ったように再び王女を見上げた。
当然ながら男と女では身体の構造が異なる。その程度の常識は持ち合わせていたが、それではどのように触れれば女を悦ばせることができるのか、そこまでの深い知識は初心な王子は学んではいなかった。
マルスの逡巡を悟ったか、軽く微かな笑いと共にミネルバの優しげな声が降ってきた。
「女の感じやすい部分は隠れて見えませんから。探し当ててみては如何です?
好きに触れてくださって構いませんよ。」
ミネルバの言葉にマルスの心臓は一点、激しく鼓動を鳴らした。
視線を前に戻せば、薄闇の中に彼女の髪と同じ炎の色の茂みがうっすらと浮かんでいた。
左手で彼女の右腿に掴まり、右掌を上に向けてそっとその部分に伸ばす。
指先に彼女の真っ直ぐな紅い髪と違ってやや固く縮れた毛の感触があり、更に進めば柔らかいものに行き当たった。
びくり、と震えたのは己の指先か、彼女の身体であったのか。
そのまま手を動かせば、ぬるりと粘性の感触が指先に生じ、同時に頭上から王女の溜息のような声が降りてきた。
「は……っ、」
この部分なのか。
マルスはその部分の感触と形状を視覚に頼らず確認するかのように繊細な指先を走らせる。
ぬめりの源らしき窪んだ部分に辿り着いた時、王女の爪先が僅かに浮いた。
その反応がマルスの行為に拍車をかける。
二つに合わさった柔らかい襞の感触がある。その間に挟まれた部分に指を進めようとすると、ミネルバから更に顕著な反応の声が漏れた。
「……あんっ、ん……。」
しかしそこでマルスの指はやや固い感触に阻まれた。
ちゅぷりきちゅりと粘つく音に神経を侵食されながらも慎重に探ると、指を吸い込むような小さな穴の存在に気付く。
このまま進んでも平気なのか。王女の身体を傷つけることになりはしないか。
既に自らも獣のように荒い息を吐きながら行為に没頭しかけたマルスは、それでも尚ミネルバの身を案じた。
迷うように蠢かしていた指先に、つるりと丸い物が触れた。
「ひうっ!」
途端に降って来たミネルバの喘ぎ、そして戦慄く彼女の太股。
襞の間の奥ではなく、その合わせ目の端に。
一際敏感な小さい肉珠の存在に気付き、マルスはその部分を擦ってみる。
「はぁうっ……!」
ミネルバの顔が仰け反った。
ゆるゆると頭の角度を戻した王女は笑みの気配と共に柔らかい声を降らす。
「よくぞ……お見つけになりました。」
マルスが王女を振り仰いだ時、その手にとろりと今までよりも多量のぬめりが零れ落ちてきたのを感じた。周囲にはより濃厚な甘い香りが満ち溢れる。
これが……女の快楽の印?
マルスは闇に光るミネルバの瞳に視線で答えてから、ミネルバの両腿を両腕で抱え、彼女の股の間に顔を埋めた。指先に感じた物を探し直すように、舌を走らせる。
「あくっ!……う……ん、はぁっ……。」
ミネルバの反応がより深まる。
舌先で肉珠を探り当て、彼女がそうしてくれたようにそれを愛撫する。肉襞の間からは芳醇な蜜が次々と溢れて来てマルスの顎を伝い流れた。
小さな珠は弄る加減が難しい。しかしマルスは懸命にそれを舌先で慈しんだ。突つき、転がし、唇に含んで揉むように吸う。溢れ出た蜜を夢中で舐め取り啜る。
「あ……っ、マルス、そこ……っ、もう……!」
ミネルバがいよいよ立つのが辛くなったように広げた膝を震わせた。己が寝衣の裾を強く握りしめ、何度も激しく頭を振る。
マルスはミネルバの左腿を抱えていた右腕を離し、再び彼女の茂みを手で探る。
先程よりも柔らかい感触となった襞の間の秘裂に指を差し入れた。
途端にミネルバの腰がぐっと引き締まり、マルスは指をひゅうっと吸い込まれるような感覚に襲われる。
それが受け入れる合図てあったと察したマルスは意を決してそのまま指をミネルバのそこに突き入れた。
「はぁああんっ!!」
ぐん、と背まで弓なりに反らせ、赤毛の王女の美しい肢体が強く戦慄いた。
雷撃が再び塔を打ちすえる。
その轟音の中でマルスの中に燃え上がった本能の炎が、次に取るべき行動を彼に教えた。
マルスは立ち上がり様、ミネルバの左脚を抱えて持ち上げた。
飛竜の背に乗って空を舞う騎士らしく、快楽で痺れた脚と不均衡な姿勢にもミネルバの平衡感覚は耐えた。
王女は素早く自ら寝衣を捲り上げるように脱ぎ捨てると、豊満な乳房を揺らしつつマルスの肩に腕を回した。そしてマルスの動きに合わせるように、左脚をマルスの腰に巻きつける。
互いにより密着した体勢となり、マルスは既に再起を果たし固く反り上がった自身をミネルバの潤んだ秘裂に押し当てた。
「ミネルバ……。」
「マルス、来てください。」
その呼応を最後に激しく唇を貪り合う。
舌を互いの口中に差し入れるのに同調してマルスは腰を突き上げた。
マルスの肉棒の先端がミネルバの秘裂に埋もれる。
そこでミネルバはマルスを手助けするように自分から腰を沈めた。
ぬちょ、じゅぷ、と淫靡な響きが嵐の轟音に紛れて空気を侵食する。
肉棒が女陰に激しく圧迫される感触にマルスは脳天から電撃のような痺れに貫かれた。
更に腰を激しく突き動かす。
光も音も一切が消失した。
ずきん、と感じた感覚が己のものか彼女のものか、痛みか快楽かわからない程の衝撃が身体の中心を突き抜け、そして二人の身体は繋がった。
脳裏には火花と雷光が代わる代わる閃く。
燃え盛る快楽に追い立てられるままに激しく腰を上下させれば、締め付けられる感触と吸い込まれる感触が交互に肉棒を甘く苛む。
もはや意味のある言葉を紡ぐことを放棄した舌で唇を求めあい、互いの唾液を貪欲に啜る。
ミネルバも腰を前後に妖しく蠢かし、マルスの肉棒を更に深く呑み込もうとする。
上下共に結ばれた部分から淫らに粘液を滴らせ、気高い王女と心優しい王子は一対の獣の雌雄と堕ちてゆく。
肉棒の反り返りが襞の括れを激しく擦り、全身の血流に快楽の成分が溶け込んで駆け巡る。
抜き差しの度に溢れた蜜と液が交じり合い泡となって冷たい石の床に命の熱を伝える。
ミネルバは露わになった乳房をマルスの寝衣越しに彼に押し付け、その尖り切った先端を擦りつけた。
マルスは深い口付けを解き、その固い蕾を含み、激しく吸い転がした。
ミネルバがまた仰け反り、マルスの頭を掻き抱く。
互いに上下前後に激しく腰を使い、より深く身を繋げようとする。
ミネルバの左脚が震えながらも器用にマルスの腰を抱き寄せ、マルスは片手でミネルバの乳房を弄り揉みしだきながらその動きに応える。
「はぁっ、はっふ……はっ、あっ、あんっ! あ……あぅ! ……マルス……!」
「んぁっ……、くっ、は……ミ、ネルバ……っ!」
自由になった口から喘ぎと共に互いに名を呼び、番の美しき獣は頂点へと同時に駆け上がって行く。
肉棒を抜き差しさせるだけでなく挿したまま揺らし、抉るように回す術をマルスはミネルバの反応から自力で掴み取った。
かつて経験したことも想像すらしたこともない巨大で獰猛な快感が身体そのものを食い尽していくようだった。
腰を引き、突き上げ、激しく回す。彼女の膣内の襞の感触に酔い、うねりは執拗に彼の肉棒を飲み込み吸い尽そうとする。
噴き出す汗と漏れる息遣いのままに何度も腰を突き入れた後、唐突にそれはやって来た。
脳の中心から脊髄を通ってミネルバと結ばれた部分へ、全身の感覚と血流が引き絞られるように一点に集中した後、快楽の爆発がマルスの意識を吹き飛ばした。
腰を中心に身体ががくがくと揺れ、尻肉の引き攣れを自覚する間もなく脳裏を埋め尽した真っ白な何かがそのまま彼女の身体に激流となって流れ込んでいく。どくどくと鼓動か何かが耳奥を塞いだ。
「はぁああああああっ!!」
その叫びがどちらのものかわからないまま、マルスの意識は完全に飛んだ。
やがて腕に感じる柔らかさと温かさ、そして尻に感じる冷たい固さの差異がマルスの意識を強引に現実に引き戻した。
薄闇の中、互いに座り込んで抱き合うような体勢でいた事にマルスは気付いた。
「あ……、ミネルバ……。」
はっきりと見えないとは言え視線が合わさり、マルスは今更のように込み上げてきた気恥ずかしさに目を僅かに反らした。
王女はまた柔らかく微笑んだようだった。
「ありがとう、マルス。私の浅ましい願いを聞いてくださって。」
いつもの落ち着いた低い声でそう言い、ミネルバは立ち上がろうとした。
彼女の脚がふらつくのを見てマルスが慌てて支える。
「大丈夫ですか、まだ無理はしない方が。」
「平気です……と言っては貴方の名誉をかえって損ねるでしょうか。」
ミネルバは互いに支え合うようにしてマルスの身体をも抱え上げるようにした。
「冷たい石に長く座っていては身体を壊しますから。」
彼女の言葉に従い、マルスも妙な浮遊感が纏わりつく足腰を叱咤して立ち上がる。
その時、ミネルバの顔がそれまでよりも良く見えるようになったことにマルスは気付いた。
彼女もそうだったのだろう、示し合わせたように二人は同時に窓を見やった。
嵐は止んでいた。
そして薄明の光が、城の近くを流れる河を煌めかせながら森と山の向こうに姿を現したのを見た。
東の方角、海を隔てた向こうにマケドニアはある。
「……夜が明けます、早く寝室に戻らなければ。」
景色の意味することに敢えて言及することなく、ミネルバが呟いた。
マルスは一瞬、息を飲み込むように顎を引いた後、ミネルバに告げた。
「ミネルバ王女、僕と結婚していただけませんか。」
振り向いたミネルバの顔は少女のような驚きを浮かべた後、すぐに姫将軍のものに変わった。
「いえ、それはいけません。アリティアに不利益をもたらします。」
マルスの瞳が夜明けの光を反射して見開いた。
「当初からアカネイアの側に立って戦ってきた貴方がたアリティアと、我らマケドニアは立場が違います。
一時の感傷に流されて判断を誤ることは国を統べる者に許されることではありません。」
ミネルバの言葉は、マルスを通り越して他の何者かに向けられているようだった。
しかしマルスはかぶりを振る。
「……一時の感傷ではありません。僕は自分の心にようやっと気付きました。
僕は心から、貴女を愛しています。これは気紛れでも、情に流された訳でもありません。
確かにマケドニアは最初はアカネイアの敵だった。
それに貴女がアリティアと深い関係になれば、貴女が国を売ったのだとマケドニアの民に謗られる恐れがあるかもしれません。
でも、僕はマケドニアそのものを己のものにするつもりはありません。
貴女の返事は、マケドニアを正しい姿に戻し、マリア王女が無事にマケドニアを継がれた後でも構いません。」
それを聞き、ミネルバの厳しい顔に再び笑顔が戻った。
「気の長いお話ですね。マケドニアが復興し、マリアが大人になる頃には、私は嫁いで子を設けるのに適した年齢を過ぎていますよ。」
「それでも構いません。」
ミネルバは溜息を吐いた。
「アカネイアが、きっと許さないでしょう。」
「アカネイアが? ……でも、ニーナ様は……、」
「ニーナ王女は潔癖でお優しい方だと存じてはおります。
でも周りの貴族が、宗主国に逆らったマケドニアがアリティアと結ばれ国力を増すことを喜びはしないでしょう。
悪くすれば、アリティアまで疑いの目を向けられます。」
またミネルバの瞳の焦点が彼方に飛んだようだった。
マルスはしばらく黙っていたが、澄んだ瞳のまま再び口を開いた。
「かつてグラとアリティアは一つの国でした。
でもアリティアはグラを再び己が領土とすることなく、アカネイアに統治を委ねることを既に決めています。
僕たちアリティアに野心がないことは、きっと証明してみせます。」
マルスの言葉を正面から受け止めた後、今度はミネルバが視線をずらした。
「貴方は……どこまでも若く、優しく……そして純粋なのですね。」
例えればそれは清水のような。
「私も貴方が愛おしい。
マケドニアの王女という立場がなければ、永遠に貴方の側に立ちたい。
……ですが、今はまだやるべき事が残っています。
貴方から頂いた絆は、この絆だけは本物です。何があろうと守り続けます。」
それを胸に――
竜騎士の王女は飛翔する。
―Fin―
95 :
634:2011/06/28(火) 03:52:10.45 ID:8Si07y+j
以上失礼いたしました
折角スレ立て可能まで上がった忍法帖のレベルが豪快に下がってたお陰でまた細切れにorz
分不相応もいいところで申し訳ありませんでした
ところでエロ書く時盛り上がるBGMを探していたら月光第三楽章が一番燃えました
>>95 乙です、堪能しました…ふぅ
新紋章とかに支援会話があったらよかったんですけどねえ
>>95 おおっ、GJです!
前スレでSSを希望した甲斐があったぜ
丁寧な描写の中にしっかりとエロスが入っていて興奮した
すごく上品っていうか綺麗な文章がマルスとミネルバにふさわしいと思います
GJ
>>95 GJ!このミネルバ様エロ麗しいです
姉としての貫禄を保ったままというのがまた嬉しかった
マルスも最後キメてくれてこの二人らしさというものを感じた
ゴチでした
>>95 力作堪能しました。
最後のミネルバ様の台詞がものすごくかっこいい。
>>95 マルスの健気さ、ミネルバの毅然とした感じが綺麗に出てると思う
いい話だった ミネ様好きとしてたまらんかった
>>95 GJ! そして完結おめ!
強く麗しいミネルバが好きだ。
>>95 マルス×ミネルバごっそさんです。
エロも良かったですが、特に最後の締めの場面が印象深いです。
過日はご迷惑をおかけしました。
拙作を読んでくださった方、感想を寄せてくださった方に、改めて御礼申し上げます。
昨日
>>73を見てつい封印を引っ張り出し、ルトクラの破壊力をいろんな意味で再確認しました。
その勢いで一本書いてしまったので、今から投げ込みます。
ルトガー×クラリーネ。4レス。分量は10KBくらい。特に人を選ぶ属性は無いと思います。
(以下本文)
「支援A以上 ペアED未満」
四肢と腰に力を溜めて、貫かんばかりに肉棒を突き込む。やや骨張った線の細い身体が、内奥へ叩き付けられた衝撃で慄く。
クラリーネの首が大きく振られる。入念に手入れされた金髪が、無残にもばさばさと乱れる。
ところどころ戦塵に汚れた白い肌が紅潮し、慄きにうねって陰影を作る。汗が飛び散って、ルトガーの嗅覚をくすぐる。
見た目の幼さと裏腹に、彼女の膣内は、すっかり男の迎え入れ方を覚えている。
彼女が特別、というわけではない。性交で夜を明かした回数は、もう当人たちも正確なところが分からなくなっている。
それだけ男の侵入を受け止めていれば、立派な牝孔に仕上がっていても不思議ではない。たとえ大貴族の令嬢であっても。
けれど、何故か激しく身体を重ねている時に限って、彼は現実感を失ってしまうことがある。
彼女の中は相変わらず。彼から子種を搾り取ろうとする動きの玄妙さは、ささやかな肉感の曲線からは、想像もできない。
特別痺れるところに当たったか、彼女が背を仰け反らせる。彼が肉棒が受ける刺激も変わる。彼女の両腕は、虚空を抱くように広げられている。
彼女はまともに声が出ていない。掠れた声帯の震えは、荒い呼吸音にかき消されている。喉の使い過ぎらしい。
彼女の喉。夜の初めの方は彼に媚びた言葉を浴びせ、そのうち嬌声を漏らし、彼の名前をうわごとで繰り返し出して、
しばらくするとその発音も怪しくなる。朝が近づくあたりには、呼吸さえ覚束無い有様になる。いつもこんなパターンを繰り返している。
こんなに現実感が無いのは、彼女らしい口うるささが消え失せているからか。
彼女の体温も、感触も、匂いも、息遣いも、すぐそばにある。なのに、自分ではない誰かが、勝手に彼女を犯している錯覚がする。
彼の腰は機械的に動いている。一定のリズムで抽送を刻んでいる。牝孔を鋭く抉られ、彼女が眉根を歪める。
彼は遠慮呵責の無い動きで彼女を追い上げる。そうしている間は、冴えの落ちた彼女の瞳が、ぎゅっと瞑られた目蓋で隠れるのだ。
虚ろに潤んだ彼女の目で見つめられることを、彼は厭っている。
彼女が次に目覚めた瞬間にも、そんな目を向けられるかも知れないと想像をしてしまう。
その想像は、何故かとても恐ろしい。だから彼は、殊更に彼女の奥底を責め苛む。
『もう! 大事なのは“ベルンと戦う”ではなく“私を守る”ということですのに……』
現実から遊離していると、昔の光景が頭に浮かぶ。暦の上では一年も経っていないが、彼にはとても遠い日のように思える。
こんな回想に耽っていれば、本調子の彼女ならすぐに気づく。レディを前にして、そんな上の空な態度なんて――などと口走って、頬を膨らませるはず。
今は、二度三度と膣内を穿っても、彼女から文句は飛んでこない。彼に脚を絡めて、息も絶え絶えに、暴力的な性交に呻く女がひとりいるだけ。
『その方が、おまえらしい。そうやって、たまに笑わせに来い、クラリーネ』
こうして肉欲をぶつけ合う間柄なんて、想像もしていない頃に、そんな台詞を彼女に言った覚えがある。
高飛車で、無邪気で、たまにしおらしい。そんな彼女に触れてた頃は、もっと柔らい表情ができてた気がする。
『ルトガー、早くその腕を出しなさい! この私に傷を隠せるなんて、思わないことですわ!』
彼の唯一の寄る辺、迷い無き澄んだ太刀筋に、曇りが見え始めたのはいつからだろう。
血で汚れた身体を引きずっていく覚悟は、傭兵に身をやつした時から決まっている。全てはベルンへの復讐のため。
それが、成り行きでリキア戦役に従軍して、お転婆な彼女と戦場で並んで走り回るようになって、
『すぐそばで炎が、鎧越しに人を焼いてましたの。それは、私の仕業。私は、今日初めて人を殺めましたわ』
ただの世間知らずなお嬢様だった彼女が、戦場を駆け抜けて行くうちに、戦乙女になる。はじめて人の生命を奪った彼女を、黙って抱いた記憶が蘇る。
彼女より多くの人を殺してきた自分が、彼女のあどけない感傷を慰めるなど、今の彼から見ると、出来の悪い茶番に思える。
後のことなど、何も考えていなかったに違いない。ラウスの地下牢で彼女を逃がした時から、全く進歩していない。
『ベルンへの復讐が終わったら、それからあなたは、どうされるおつもりかしら』
ベルンが滅びるか、自分が野垂れ死ぬか。戦いの終わりが近付いている。ベルン王都を攻める時期が、下っ端兵士の話題にもなっている。
戦の引き金を引いたベルンの国王が死ねば、復讐は終わるのか。あるいは、ブルガルの家族の仇を殺し尽くすまで終わらないのか。
それが終わったら、どうするのか。彼は考えていない。いや、それより、この戦いが終わってしまえば、
『私? そうですわね。さしあたって、実家に帰ることになるでしょう。帰っても、私がやれることは特にありませんのに。
お父様の理魔法研究のお手伝いをさせていただければ、まだ良い方だと思いますわ』
彼女と彼は、故郷も、生まれも、育ちも違う。そんなことは分かっている。添い遂げることができないことも。
なのに思い切れず、ここまで来てしまったとすれば、ソードマスターにあるまじき鈍(なまく)らぶりだ。
思い切るどころか、こうして彼女を乱れさせ、辱め、淫らな快楽をぶつけてばかりだ。
『見た目を着飾ったり、口性無い噂に聞き耳を立てるだけで生きていく宮廷は、私には耐え難いものでしたわ。
吐き気の出そうな戦場を這い擦る羽目になった今でも、館へ帰ることを考えると、憂鬱になってしまいますの。
もしお父様やお母様、お兄様がいなければ、家に戻ることなど、考えもしませんわ!』
彼の衝動――彼女の身体へ、男の感触をやり過ぎなほど深く刻み込ませるもの――には、もっと暗い情念も含まれている。
彼女には、慕ってやまない家族がいる。それは、彼が永遠に失ってしまったと思っているものだ。
特に彼女は、軍中でも有名になるほど、兄のクレインに入れ込んでいる。そのお兄様が、爛れ切った妹の姿を見たら、一体どんな反応をするだろう。
どこの馬とも知れない男の肉棒を咥え込んで善がり泣くこの姿が、果たして彼女のものだと信じられるだろうか。
彼はクレインに対して、彼と彼女の関係を含む態度を取られたことは一度もない。全く知らないのか。
知られたら、いくら変わり者で有名なリグレ公爵家でも、ただで済ましてはくれないだろう。一方で、知られてしまえ、という気持ちもある。
毎晩のように、悲鳴じみた嬌声を撒き散らしている彼女の様子を、軍中で誰も知らないということはあり得ない。
それを、誰もクレインに告げていないのか。娼婦も呆れる彼女の痴態を知る人間は、みんなあの銀髪の貴公子に遠慮しているのか。
それとも、彼の刃を恐れてのことか。彼には、強さを確かめるという理由だけで、味方の傭兵に斬りかかった覚えがある。
あの事件は、ディークという凄腕相手だから事無きを得たが、ディークと同じように、いきなり彼から攻撃されて、
無事でいられる人間がどれだけいるか。軍中の噂スズメたちは、かつての彼の暴挙を恐れて口を噤んでいるとも考えられる。
彼女は泣きそうな顔で呻いている。必死に口を開けて閉めて藻掻(もが)く姿は、水中で溺れているようにも見える。
度を超えた快楽が、彼女の歳相応の理性だとか矜持だとかを焼き落として、身体の芯に肉欲を飛び火させる。
目覚めかけていた少女の身体は、性交の歓びを気力の限りに食らい通し、熱を籠らせて燃え上がっていく。
彼女は自分の身体の変化に戸惑っているが、拒絶や否定はしていない。むしろ積極的に受け入れている。
長く過酷な戦いは、少しずつ彼女の心を蝕んでいく。死や陵辱に晒される危険。敵の命を奪った罪の意識。
そんな、彼女の中に澱む暗澹としたものを拭い押し流す“何か”を、彼女は精神の平衡のために必要としている。
その“何か”が、傍らで修羅場を走り抜けてきた想い人から与えられたとしたら、彼女がそれに溺れても不思議ではない。
膣内から子宮、背筋を伝わって脳髄まで融かす衝動に、初心な彼女が抗うのは、ただでさえ難しい。
そして一度それを味わってしまえば、後は身体に焼き付けられた記憶が、彼女を疼かせ続ける。
普段はリグレ公爵家の令嬢でいられても、戦いのストレスが積み上がると、それが疼きと相俟って、普段の顔を取り繕い切れなくさせる。
やがて彼女は、顔を赤らめて彼に擦り寄る。淑女に憧れる自分と、それから解放されたい自分とを、内心でせめぎ合わせながら。
彼も彼女も、世長けた男女が駆使する誘惑の手管など知らない。だから、二人の所作は、とても不器用なものだ。
そういうわけで、彼女の求めはいつも稚拙で婉曲なのだが、彼は焦らさずそれに応えてやる。
いつしか、彼女の方も彼に“何か”を――快楽を与えようとする。そうすれば、もっとこの営みを分かち合えるだろう、と。
そうして、彼女は奉仕する喜びをも、その身に染み込ませていく。少女から女になっていく。
クレインが彼と彼女の関係について問い質さないのは、彼女の内心をここまで見通しての判断かも知れない。
この殺伐とした従軍生活。彼と一緒に行動していなければ、彼女の神経は三日と持たないだろう。
いっそ、この戦いが終わらなければ、彼女を離さずに済むだろうか。
戦いの時、日常を過ごす時、この獣じみた交わりの時で、相手に依存しているのは彼も同じ。
だから、そんな不合理な願望を思い浮かべる。叶わない、叶えてはいけないと分かっていても。
その瞬間、心に迷いが兆す。刃が濁る。剣の迸りは、いつ誰にでも容赦ない。彼の迷いも映してしまう。
このまま自分のそばにいても、彼女は幸せになれない。それどころか、男に頼り切りの女になってしまう。
彼女には、出会ったときのような、かしましくも憎めない女であって欲しい。
一方で、そんなかつての彼女を変えてしまったのは自分のせいだ、と彼は思っている。
彼女の変化は全て戦のせいだ、と思い切ってしまえるほど、彼はお気楽ではないようだ。
彼は抽送を激しくして、彼自身と彼女を同時に追い込んでいく。どうにもならないことを、全て忘れるために。
彼女は朦朧とした意識の中で、彼に手脚を絡ませて、間断無く襲う絶頂を受け止める。
ここぞとばかりに、刺激に馴染んだ牝孔が肉棒と絡み合う。若い肌が打ち付け合され、小気味良い感触とリズムが響く。
絶頂が近い。彼は抽送を止めない。その瞬間を見計らって、彼は彼女の膣内を深く刺し通し、ついに果ててしまう。
程なく交歓が止まって、荒れた息遣いが、ふたり分混じり合って漂う。そのひとり分は彼女の、もうひとり分は彼のもの。
「ルトガー……どうし、ましたの」
吐精後の余韻に浸っている内に、彼女が意識を取り戻していたらしい。彼女は不思議そうに彼を見上げている。
呼吸は整っていたが、声は切れ切れのまま。赤い頬に、涙が幾筋か伝っている。彼は黙って、その一筋を指で拭う。
「いっ、いやですわっ……そんな、私、泣いてなんかいませんのよっ」
途端に、彼女は手をじたばたさせて恥じらう。脚が彼の腰に絡まったままであることに気付いて、ますます顔を赤くする。
色気も素っ気も無い彼女の仕草が、今は彼を安心させる。ひとりでに頬が緩んでいく。彼女が愛おしい。
「……悪かった……泣くな」
あの時から彼は、彼女の零す涙に弱い。
「手加減なんて要りませんのよ。あなたが満足なされるまで、私は、付き合って差し上げますから」
「……いや、もういい。代わりに……少し、眠りたい。しばらく、そばに……」
「……もう。ルトガー、あなたったら、勝手が過ぎますわ」
彼は両腕を彼女の背中に回している。鋭く端正な面立ちを、彼女の首筋に埋める。
交歓が解かれて、生臭かった空気が薄れて、すぐに彼は動かなくなる。
彼女は、一頻り彼の長い栗色の髪を指で弄びながら、彼の寝顔を見つめている。
「ルトガー、もう眠ってしまっているのなら、返事をしなくても構わないですの。あなたに、話したいことがありましてよ」
彼に胸を貸しながら、彼女はそっと囁く。彼は目蓋を閉じて、じっと動かないまま。
「あなたの戦い方、どこかおかしくなってますわ。私は剣を使えないけれど……分かりますの。あなたのそばに、ずっといましたもの」
指で弄び切れない彼の髪が、顔を寄せられて当たる呼吸が、素肌を撫でてくすぐったい。
今は、この夜に二人きり。こんな近くで身を寄せて、二人静かに過ごすのは、いつ以来になるだろう。
「この戦いが終わったら、あなたはどこへ行って、何をされるおつもりかしら。
まさか、あの時のように私を放っておいて、このまま立ち去るおつもり? 殿方なら、殿方らしく、ちゃんと、責任を取るべきですわ」
くちびるが震えているのが分かる。泣き出しそうな目頭を叱咤し、言葉を継ぐ。
いつかの彼女も、涙のせいで、彼の名前を聞きそびれている。同じ轍は踏みたくない。
「あなたの口から言って欲しかったことですけれど、私から言わせてもらいます、よろしくて。
あなたは、私をずっと守って、私がいいと言う所まで送り届けていただきますわ。どこまで? そんなの、私の存じ上げるところではありませんわ。
いいですわね、ずっと、どこへでも。だから……あんな腑抜けた戦い、私は許しませんわよ」
彼はかろうじて意識を保っている。それでも顔を上げない。聞こえた素振りもしない。
今、彼女はきっと、自分の顔を人には見せたくないだろうから。一番見せたくない相手が、きっと彼だから。
「だって、あんな調子では、私の、護衛が、務まりませんもの。もし、あなたが……死んでしまったら、私は、もしかして……
もしかして、泣いてしまうかも……レディを、泣かせるなんて、立派な……殿方のすることでは、ありませんわ……」
今でも彼は、彼女の零す涙に弱い。
(おしまい)
110 :
73:2011/06/30(木) 02:26:53.93 ID:NnIH41Xh
>>109 あ な た が 神 か
GJです!
只純粋にルトガーを想い続けるクラリーネの心情
クラリーネが自分に依存してくる関係を危惧しながらも体を重ねてしまうルトガーの葛藤。
とても綺麗に書けていました。
私のワガママですが続編を書いて下さると嬉しさのあまり全裸で外を走り出すレベルです。
私の只の呟きがまさかこの様な形になるとは思っても見ませんでした。
一生付いて行きますぜ
>>109 GJ!
爛れた性生活送るクラリーネなんて想像つきませんでした
背徳感漂う雰囲気が個人的には好きです。
ルトクラ乙
このカプはラブコメみたいなイメージが強かったから新鮮だ
>>109 乙乙
クラリーネすっかり骨抜きだな
でも
ソドマス+30%に加え闇×雷A+15%とか
これはもうアへ顔晒すレベル
爛れてもしょうがないよね
114 :
634:2011/07/02(土) 10:58:32.26 ID:nexFns9x
>>109 ルトクラキターーーー(゚∀゚)ーーーー!!!!
性生活は奔放になっても気高さは失わないクラリーネたんに萌えです
封印初プレイ時にカップルEDを期待して肩すかしを食らったので夢が叶った思いです
そして畏れ多くも拙作をお読みいただき光栄です(ひれふし)
皆様方にも、少しでも楽しみを提供させていただけたかと思うと光栄の極みです
6日目の続き(完結編・後編)です。
・今後こそ完結です。レスの通し番号は前回の最後「12/31」の続きからですが、連投規制のため31レス目で終わらない
可能性があります。また規制対策のため、投下に時間がかかります。あらかじめご了承ください。
・相変わらずFEの世界観にそぐわない表現等が出てきますが、もうあきらめてください。
(前編のあらすじ)
・第五の試練は、強い向かい風の吹き続けるパー4のホール。ここをイグレーヌが制すれば彼女の勝ちです。
・その第一打、ダグラスはアホみたいに飛ばしてバンカーへ。イグレーヌは一打目を刻んで二打目で一気にグリーンを狙うも、
転がり過ぎてグリーン奥のバンカーへ。要するに二人とも次はバンカーから。
・一方ロイはキャスのお尻で抜きました。
「これは……勝負ありかもしれませんね。ダグラス殿がここから勝つのは、まず不可能でしょう」
ダグラスのボールの位置を確認したサウルは、そっとヨーデルに耳打ちした。これまで散々、甘い見通しを口にしては
叱られてきた青年神父であったが、今度ばかりはヨーデルも同意するだろうと自信を持っている。事実ヨーデルは、肯定も
しない代わりに否定する素振りもみせず、無言でバンカーの縁に立つダグラスを見守っていた。
ダグラスが渾身の力を込めて放ったティーショットは、強烈な向かい風を切り裂き、250ヤードの距離を飛び抜けた後、
フェアウェーの左側に設けられたバンカーに転がり込んでしまっている。
バンカーに入れたこと自体は、問題ではあるが致命的ではない。先刻のイグレーヌの第二打がグリーン奥の深いバンカーに
捕まってしまい、彼女がバーディーを獲る可能性が極めて低くなった以上、ダグラスとしては、次の三打目でバンカーから
ボールを出し(できるだけグリーンに寄せられれば上出来だ)、四打目で直接ピンを狙えば十分引き分け以上に持ち込める
可能性がある。それどころか、イグレーヌがバンカーからの脱出に手間取れば、勝利の可能性すらあるのだ。
問題は、ダグラスの入れたバンカーの形状と、ボールの位置である。
「……確かに、厳しい状況ですね」
ヨーデルが、珍しくサウルの言葉にうなずく。ダグラスの陥った状況は、それ程困難を極めるものであった。
問題のバンカーは、ごく浅いものであり、その深さはダグラスの脛の半ば程までしかない。普通に転がり込んだボールを
打ち出すのなら、何の障害もないだろう。しかし、そのバンカーには一つだけ恐るべき特徴があった。バンカーの「アゴ」と
呼ばれる縁の部分、つまり周囲の土の部分が、大きく内側にせり出しているのだ。いわば、バンカーの周辺部が、土の屋根に
覆われているような恰好であり、ダグラスのボールはまさにその「軒下」に潜り込んでいたのである。黙然と自分のボールの
状況を確認し続けるエトルリア大軍将を見守りつつ、サウルは半ば独り言のようにつぶやいた。
「あのままグリーン方向に打とうとすれば、余計にボールを土の部分にめり込ませるだけです。かと言って、横や後ろに
打ち出すこともできません……そもそも、あそこまで見事にボールがアゴの下に入り込んでしまっている以上、ボールに
触れることすら難しいでしょう」
「さようですな。ティーグラウンドから最も離れたこのバンカーにこうした仕掛けが施されているのは、エリミーヌ様の
作り給うた試練です。向かい風の中、ここまでボールを飛ばすためには、ドローボールを打つしかない。それが少しでも
曲がれば、勢いよく転がる球はバンカーに入り、あのアゴの下に食い込んで止まる、ということです。さすがに、これまで
ティーショットをこのバンカーまで届かせた者はいませんでしたが、かような試練が待ち構えているとは」
「まったくです。こうなった以上、ダグラス殿としては……」
ヨーデルに同意してもらえたとは言え、息詰まる二人の死闘がこんな形で決着することになるのは、サウルとしては
残念な気持ちだった。ダグラスがこの状況で打てる手は、一つしかない。
「アンプレですか」 ヨーデルとサウルは同時につぶやいた。
アンプレヤブル。打ったボールが、深い藪の中や木の根元などに入り込んでしまい、そのままプレーを続行することが
不可能な状況になった場合の救済措置である。プレーヤーはアンプレヤブルを宣言し、スコアに1打罰を加えた上で、
直前に打った場所から打ち直すか、今の場合ならバンカー内の2クラブレングス内から打ち直すことができる。
「いずれにせよ、ここで1打罰は厳しいですね。イグレーヌ殿がバンカーに入れてしまったとは言え、ここでアンプレと
なると……」
「ヨーデル殿」
ダグラスの呼びかけに、ヨーデルはサウルの言葉を手で遮って、競技委員の役割に戻った。おそらくアンプレヤブルを
宣言するのだろうとその場の誰もが思ったが、ダグラスの口から出たのは、全く違う言葉だった。
「このゴルフコースを管理しているのは、エリミーヌ教団だと思うが」
「……はい、さようです」
「あらかじめ詫びておく。素晴らしいコースを傷つけてしまって申し訳ない、とな。ドロシーよ、8番アイアンを」
「えっ!?」
ドロシーとサウルが同時に叫んだ。ボールが打てない状況にもかかわらず、アンプレヤブルを宣言しないというのか?
サウルが横を見ると、ヨーデルも眉を上げて驚いている。しかし、イグレーヌだけは冷静なままだ。
驚くエリミーヌ教団組に、ダグラスが小さく笑いかけた。
「わしもな、一つだけ狂戦士テュルバンの得意技が使えるのだ。もっとも、手首とコースを痛めぬよう、滅多なことでは
使わぬ禁じ手だが」
目を丸くしたままのドロシーからアイアンを受け取ったダグラスは、今度はイグレーヌに顔を向けた。
「イグレーヌよ。そなたが里のために尽くすのと同じように、わしも陛下のため、王国のために尽くしておる」
イグレーヌは目でうなずく。これから彼が何を言うか、そして何をするか、承知しているかのように。
「わしの勤めは、陛下を、王国を守ることだ。そのために武人としてできることは、たとえ逆境にあっても、たとえこの身が
滅ぶとも、攻めて攻めて攻め続けることだ。大切なものを守るために攻める……攻めて守ることが、わしの戦い方なのだ」
ダグラスは決然と言い切ると、アイアンを握りしめてアドレスに入った。一同が固唾を飲んで見守る中、右足をバンカーの
砂の上に、左足をバンカーの縁の草地の上に置く。そして数秒、グリーンを凝視してから、スイングを開始した。
「……………………」
じれったいほど遅く、アイアンを振りかぶる。しかしゆっくりではあっても、その動きに迷いはない。
「…………」
バックスイングが頂点に達した。鍛え上げられた筋肉が、ミリミリと音を立てるかのようだ。そして、
「うお――――ッ!!」
裂帛の気合いと共に、アイアンが振り下ろされた。凄まじい勢いで振り下ろされたクラブの先端は、白球の真下にざくりと入り、
そのままボールを、その行く手を遮っている土くれと共に弾き飛ばした。
「…………!!?」
向かい風の中を、えぐり取られた土塊が飛翔していく。前代未聞の光景に、サウルもドロシーもヨーデルも、皆絶句していた。
バンカーのアゴの下に入り込んだ球をそのまま打てば、余計に土にボールをめり込ませるだけだ。しかしダグラスは、想像を
はるかに越える超強力なショットで、邪魔な土ごとボールを吹き飛ばしたのだ。
「なっ……」
ようやくサウルが言葉を発した頃には、ボールは草の生えた土塊から離れ、単身グリーンに向かって飛んでいた。土の方は
数十メートル吹き飛ばされただけだが、ボールの方はそのまま飛び続けている。
「……なんという……」
恐るべき力で打ち出された球は、結局、グリーンの右手前40ヤード前後の位置にまで飛んで行った。バンカーからは、
およそ50ヤードも飛んだ計算になる。文字通りの力技に、エリミーヌ教団組は茫然としていた。
「ナイスリカバリーです」
落ち着いた声で、イグレーヌが称賛した。教団組とは異なり、彼女だけはダグラスのパワフルショットに圧倒されていない。
ダグラスも、彼女の落ち着きぶりは当然といった調子でうなずき返す。
「光栄だ。おそらくは、そなたも父御から教わったのではないかな? このアゴ切りショットを」
「一応は。ですがさすがに、この技を使いこなすだけの膂力には恵まれませんでした」
「アゴ切りショット! なるほど、これが……」
ヨーデルが呻くようにつぶやいた。サウルが詳細を尋ねるまでもなく、老司祭は熱っぽく後を続ける。
「八神将の一人、狂戦士テュルバンの得意技と言われるも、詳細は不明だった伝説の技です。アゴに埋まったボールを、土ごと
削り取るとは……」
「な、なるほど……確かに、テュルバンのような並外れた力の持ち主でなければ、使えない技ですね……」
えぐり取った土塊を拾い上げ、丁寧に元の位置に埋め戻すダグラスを見ながら、ヨーデルとサウルは衝撃の余韻に浸っていた。
「どう? これでもまだ、あのお姉さんが勝つって信じてる?」
ゴルフに関しては素人であるキャスにも、ダグラスのショットの凄さは理解できている。さっきまでの不機嫌はどこへやら、
すっかりいつもの調子を取り戻し、ロイの背中にぴたりと抱き付いて、その耳元にささやきかけた。背中から回された少女の腕に
手を添えながら、ロイは冷静に現状を分析する。
「ダグラス将軍があの状況でアンプレしなかったのは大きいね。将軍は次の3打目で確実にピンに寄せてくるだろうから、
パーか、悪くてもボギーで上がることになる……イグレーヌは次が3打目だけど、深いバンカーからのショットだからね。
直接入れない限りパーで引き分けか、バンカー脱出に手間取れば負けもあり得るね」
「……って言う割には、随分落ち着いてるじゃない」
少年を背後から抱きしめる腕に、ぎゅっと力が入る。ただし口調は、面白くなさそうな響きがあった。ロイは背後から
抱き締められたまま、少しずつ歩き始めた。
「確かに、正気に戻ったダグラス将軍は強いよ。実は、将軍のティーショットを見た時、もしかしたらとちょっとだけ思った。
あの人の力も技も、本当にすごいからね……でも、すぐに思い直したよ。イグレーヌは、大切な里を守るために戦っている。
なら、力や技で負けていたとしても、最後には必ず『心』で勝つ、ってね」
ロイは振り向かないまま立ち止まり、後ろに両手を伸ばした。キャスはその意を察し、無言で彼に背負われる。
「……意味わかんない。この状況で、心とか関係あんの?」
「じゃあ、こうしよう」背負ったキャスの横顔を間近に見ながら、ロイは優しく言った。
「もしこのホールでイグレーヌが勝てなかったら、もう僕の負けでいい。ここで勝てなくても、最終的な勝敗は決まらないけど
……このホールで決着がつかなかったら、賭けは僕の負け。君の言いなりになるよ」
「ちょっ……」
キャスは絶句してロイを見たが、彼の瞳は真剣そのものだった。
「こちらは残り50ヤード弱といったところですかな。サウル、そちらはいかがでしたか?」
ダグラスの起死回生のバンカーショットは、ボールを絶望的な砂の中からグリーン手前45ヤードの地点まで運んでいた。
フェアウェーのやや右寄りの好位置であり、この強風のコースの第三打としては、かなり有利なポジションと言える。
一方、イグレーヌが二打目で放ったボールの位置を確認してきたサウルは、小さく首を横に振って老司祭に答えた。
「やはり、バンカーでした。転がりながら落ちたせいでしょう、砂に埋もれてはいませんでいたが……」
サウルはヨーデルのそばに近寄ると、イグレーヌのボールはグリーン奥のバンカー、ピンのやや左側5メートル強の位置に
あること、バンカーはかなりの深さがあること、ボールはグリーンに向かってやや上向いた斜面にあることを小声で報告した。
「……イグレーヌ殿の次のショットは、かなり難しいでしょう。弱過ぎればバンカーから脱出できず、強過ぎればとんでもない
角度でボールが飛び上がって、グリーン下段まで転がってしまうかもしれません。パーセーブのためには、何としてもピンのある
グリーン上段につけなければなりませんが、おそらくそれは……」
「難しいでしょうな。もっとも、ダグラス殿も決して楽というわけではなさそうです」
ヨーデルはそう言うと、風の中彫像のようにコースに立ち、じっとグリーンを凝視している大軍将を指さした。早々に自分の
ボールの状況を確認し終えたイグレーヌとは対照的に、ダグラスは時間をかけて次の第三打目をイメージしようとしている。
「ダグラス殿の三打目は、直接ピンを狙うのでしょうか?」
「いえ、それは無いでしょうね」 サウルの疑問に、ヨーデルはきっぱりと言い切った。
「イグレーヌ殿の二打目のボールがグリーンを転がった時の様子を、将軍もご覧になっているはずです。転がる勢いが衰えずに
そのままグリーンをオーバーしてしまったということは、芝目が奥に向かって速いということに気付いているでしょう。さらに、
上下二段に分かれた階段状のグリーン。そして何より、この向かい風です……直接狙うには、ちと危険すぎますな」
サウルはうなずいた。直接ピンを狙って打った場合、弱ければ風に押し戻されてグリーン下段に落ちてしまうし、強過ぎれば
グリーンを飛び越えてバンカーに落ちてしまう。グリーン下段から段差を乗り越えてカップを狙うのは難しいし、バンカーから
ピンを狙うのはさらに困難だ。
一体どうするのだろうと一同が無言で見守る中、エトルリア大軍将はゆっくりとドロシーに歩み寄ると、スプーンを要求した。
「へっ!? ス、スプーンですか!?」
素っ頓狂な声を上げて聞き返したドロシーはもちろん、サウルやヨーデル、そしてイグレーヌまでもが驚きの表情を浮かべる。
ピンまで50ヤードもないこの距離で、ドライバーの次に飛ぶクラブである3番ウッド――通称スプーン――を選択するとは、
何を考えているのか? 食器のスプーンとかけて笑いを取ろうとしているのか、でなければここから200ヤードもボールを
飛ばそうというのか? だが、ダグラスの顔は真剣そのものだ。ドロシーは湧き上がる疑問を押し殺しつつ、キャディーとして
ダグラスの要求に応え、3番ウッドを手渡した。
「ゆくぞ。失敗しても笑うな」
スプーンを手にしたダグラスは、初めて口元を緩めた。が、すぐに表情を引き締め、クラブをゆっくりと振りかぶる。そして、
その振りかぶり方が異様だった。
「!?」
一同は同時に息を呑む。通常のスイングとは全く異なり、彼はクラブを真上に、顔の高さまで振り上げたのだ。まるで大剣を
上段から斬り下ろす時のように……
「はッ!」
事実、斬り下ろした。ほとんど垂直に、手首を利かせて振り下ろされたクラブは、ボールの後部をほぼ真上から強打する。
前方への推進力と、強烈なバックスピンを与えられた白球は、グリーン目がけて低く飛び出した。
「…………!!」
サウルには、眼前の光景が信じられなかった。弾かれるように(と言うより実際弾き出されて)低く飛び出したボールは、
向かい風の影響をほとんど受けずに前方へ跳ね飛び、見事グリーンに達する。そしてそのまま緑の芝生の上で勢いよく
バウンドしたが、先刻のイグレーヌの時とは逆に、強いバックスピンがかかっているため、ボールのスピードはバウンド
するたびに急激に減殺されていく。結局、グリーンを右下から左上に斜めに横切る形で転がった打球は、二段グリーンの下段で
減速し、段差部分でさらに勢いを弱めて、上の段まで登り切ったところでピタリと停止した。ピンの左、およそ4メートルの
位置である。
「み、見事です……」
ヨーデルのうめきは、一同の感想を代表するものだった。ダグラスがパーを狙うためには、この三打目を二段グリーンの
上段に運ばねばならないが、アイアンで打てば風の影響で流されてしまう。と言って単に低く転がせば、芝目と段差のため
どこまで転がるか計算できない。この難問に対するダグラスの答えは、「ボールに強烈なバックスピンをかけて低く打ち出す」
というものだった。これなら風に流されず、かつ奥に向かって順目のグリーンでの転がりを抑えられる。
「少し距離が残ったな」
当のダグラスは、得意そうでもなく、かといって不満そうでもない表情で、スプーンをドロシーに返した。距離が残った、
と言っても、この状況でピン横4メートルにつけるというのは奇跡に近い。というより、あんなスプーンの使い方自体、
技というよりも魔術に近いだろう。スプーンを受け取るドロシーは、この対戦が始まって以来初めて、ダグラスを尊敬の
まなざしで見つめている。
「お見事でした。狙い通りですね」
対戦相手の妙技を、イグレーヌは静かに讃えた。ダグラスが三打目を好位置につけたことで、状況は彼女に圧倒的に不利と
なったが、動揺している様子は一切無く、ただ純粋に素晴らしいプレーを賞賛している。ダグラスは軽く手を上げてそれに応えた。
「上手くいくかどうかは運次第だったが、そこそこの運には恵まれていたようだ。が、まだ油断は出来ぬ…そなたが相手では、な」
交わす言葉の穏やかさとは裏腹に、二人の対戦者の間の緊張感は極限まで高まりつつある。ヨーデル達は、無言でこの勝負の
行方を見守るしかなかった。
「…………」
コース脇の木陰で、話しかけるべき言葉に困っていたのは、キャスの方だった。ゴルフに関しては素人の彼女も、勝負と
いうものについては独特の嗅覚がある。アゴ切りショットという離れ技に続く、あのバックスピンをかけた名称不明のショットも
確かにすごいと思ったが、本当にダグラスの凄さを感じたのは、勝負どころを外さなかったという点である。
ダグラスにとっては、あの第三打が勝負を分ける一打だったはずだ。風の影響で直接カップを狙うことが難しい以上、この第三打は
できるだけピンに近い場所をキープし、次の四打目でカップインを狙うのがベストの戦略である。そして、持てる技術の全てを
賭けて、その目標を達成したのだ。
「本当に上手いね。ああやってバックスピンをかけるなんて」
先に切り出したのは、ロイである。イグレーヌが不利な状況であるにもかかわらず、彼はダグラスのプレーを褒め称えていた。
「グリーンを斜めに転がしたのは、ボールがグリーン上にとどまる時間を少しでも稼ぐためだろうね。万一スピンが思い通りに
かからなかったとしても、グリーンの上で止まる確率がそれだけ高くなる訳だし……」
「本当に、いいの?」
「え?」
ロイは感想を止めてキャスに向き直ったが、その顔に浮かぶ表情に当惑した。気遣わしげな目に、不機嫌に寄せられた眉。
「このホールでケリがつかなかったら、あんたがあたしの言いなりになるってさっきの約束。やめるんなら、今のうちに……」
「いや、いいよ。必ずイグレーヌが勝つから」
ロイは当然のように胸を張り、爽やかに少女へ笑いかけた。
「確かに、ダグラス将軍はいい位置につけた。少し距離は残ったけど、ピンのあるグリーン上段につけてるからね。まあ、
次のパットは6対4……いや、7対3の確率で入れると思うよ。仮に外しても、その次では必ず入れる」
「でも、それじゃ……」 キャスが珍しく言葉に詰まる。彼女が言いかけている言葉を、ロイは優しく引き取った。
「イグレーヌは勝てない、と思ってるよね? でもさ、イグレーヌは次の第三打を直接入れれば、その瞬間に勝利が決まるよ」
「あ、あのバンカーの中から、直接? そんなことができるって、信じてるの?」
キャスの問いに、ロイははっきりうなずいた。
「やはり、そなたの方が遠いようだ」
グリーンに立ったダグラスは、グリーンに乗っている自分のボールと、その足元のバンカーに入っているイグレーヌの
ボールを交互に見比べた。彼のボールは、ピンの左、ややグリーンの奥側4メートルの位置につけている。
一方イグレーヌのボールは、グリーン奥のバンカーの中、ピンの左後方5メートル強の位置にある。直線の距離こそ
5メートルだが、バンカーの深さは1メートル以上あり、脱出は容易ではない。しかもボールがあるのは、バンカーの底から
グリーンまでの登り斜面である。
「これは、厳しいですね。イグレーヌ殿は、バンカーから出すだけでしょうか?」
サウルはグリーンの脇に立ち、二人の競技者の状況をヨーデルと語り合っていた。逆風という困難にいかに立ち向かうか、
という聖女エリミーヌの試練に対して、ダグラスは力と技で立ち向かい、障害をはね退けてきた。一方イグレーヌは、
冷静な計算と大胆な攻め方で切り抜けようとしたが、今はバンカーという大きな壁に直面しているのだ。ヨーデルは小さく
ため息をついた。
「そうなりましょうな。ダグラス殿の次のパットは、外す可能性も十分ありますが、まず入るものと思った方がよろしい。
つまり、四打でホールアウトということです。この場合、イグレーヌ殿が勝つためには、この三打目を直接入れる必要が
ありますが……それは非常に難しいでしょう」
ヨーデルの言葉に、サウルもうなずいた。グリーンとの高低差がある場面でのバンカーショットは、思い切り叩いてボールを
はるか遠くに飛ばすか、でなければグリーンの高さまで届かずにまた元の場所まで戻ってくるかの二者択一になりがちだ。
ヨーデルは、聖女エリミーヌが与えた試練の厳しさに改めて畏怖を覚えていた。
「この第三打は、無理にピンを狙わず、バンカー脱出に専念すべきでしょう。首尾よくグリーン上段の広いところに落とせれば、
1パットで引き分けを狙えます。逆にバンカーから出せなかったり、飛び過ぎてグリーン上段を外したりすると……」
ヨーデルは途中で言葉を切った。バンカーのボール位置とグリーンの状況を確認していたイグレーヌが、ドロシーに
サンドウェッジを要求したのだ。
対戦者がいよいよ三打目を打とうとするのを見たダグラスは、ポケットからマーカーを取り出した。グリーン上にある
自分のボールが、イグレーヌの打った球に当たらないよう、マーカーという金貨サイズの目印を自分のボールの代わりに置く
のである。ダグラスは、マーカーを自球のすぐ後ろに置こうと、腰を曲げた。その瞬間である。
「OKです」
信じられない言葉が、イグレーヌの口から発せられた。その場にいた全員が、ぎょっとして凍りつく。強風のせいで
聞き間違えたのか、それともイグレーヌが冗談を言っているのか? 戸惑い、硬直する一同に、イグレーヌはもう一度、
はっきりと告げた。「OKです。将軍、どうぞボールをお取りください」
「………………」
ダグラスはすぐに返事をしなかった。OK、つまりコンシードするということは、ダグラスの次のパットは入れたものと
見なして省略し、彼はこのコースを4打でホールアウトしたと認めることになるのだ。ダグラスはマーカーを手にしたまま
腰を伸ばし、イグレーヌに向き直った。
「……申すまでもないが、もしわしが次のパットを外せば、そなたにも引き分けの可能性が十分ある。しかしこれをOKすれば、
わしはパーで、四打で上がることになる。そなたが勝つためには、そのバンカーからの三打目を、直接……」
「入れます」
イグレーヌは静かに、しかし風の中でもはっきり響く声で言った。「入れて、勝ちます」
ダグラスはもう何も言わなかった。マーカーをポケットにしまい、腰を折って自分のボールを拾い上げる。これでこのホール、
パットを省略して四打でホールアウトである。彼は無言で数歩下がり、イグレーヌのショットのためにグリーンをあけた。
「ど、どういうこと?」
木陰でやりとりを聞いていたキャスは、訳がわからずロイに救いと解説を求める。そのロイは、キャス以上に興奮していた。
「どうもこうも、見ての通りだよ。イグレーヌは、OKを出すことで……自分自身に強烈なプレッシャーをかけたんだ!」
イグレーヌの新たな強さに感動し、うれしくてたまらないといった様子のロイは、さすがに自分の興奮ぶりに気付いたのか、
少し照れた笑いを浮かべて、声のトーンを落とした。「さっきのホールの最後、覚えてる?」
「あ、うん……ちょうど今と逆のパターンだったよね」
キャスは困惑しつつも、前のホールで勝負がついた瞬間を思い返した。ダグラスがラフからの脱出に失敗した瞬間だ。
「ダグラス将軍がラフからリカバリーできなかった原因は、『もしかしたらイグレーヌが三打目のパットを外すかもしれない』
と期待を抱いて、それが油断に繋がったからだって言ったよね」
「そうだけど……もしかして、そんな油断をしないために? 『勝つためには絶対これを入れなきゃダメ』っていう状況に、
自分を追い込んだの?」
「そうだよ。OKした時点で、ダグラス将軍に勝つ方法はたった一つ――このバンカーショットを直接カップに入れること
だけになった。あえて絶体絶命の死地に身を置いて、集中力を極限まで高めて、必ずこのショットが成功するようにしたんだよ。
もちろん、緊張がかえってミスにつながることもある。でも、イグレーヌは……」
感極まったように、ロイは言葉を切った。そして一瞬、イグレーヌの方を見てから、再びキャスの瞳を覗き込んだ。
「イグレーヌはああいう勝ち方が出来る人なんだ。守るもののためなら、どんな戦い方もできる強い人なんだ!」
イグレーヌは、ドロシーから受け取ったサンドウェッジを手に、ボールの脇に立つ。自分の首の高さにあるグリーンを、
そしてその先のピンを、切れ長の眼で数瞬見つめてから、ギュッと砂地を足で踏みしめてスタンスを取る。
アドレスに入った彼女を、ドロシー、サウル、ヨーデル、そしてダグラスは、瞬き一つせずに見守っていた。風にはためく
ピンフラッグの音だけが、静かなグリーンにたたずむ一同の耳をなぶる。
イグレーヌが、ゆっくりと振りかぶった。クラブの先端が、優美な弧を描いて、スイング頂点でぴたりと止まる。そして
次の瞬間、風を切ってサンドウェッジが振り下ろされた。クラブヘッドがボールの真下を的確に捉え、すぱりとボールの
下の砂を切り取る。
「おおっ!!」
イグレーヌのフォームに、ヨーデルとサウルが同時に叫んだ。ショットの際、イグレーヌは美しく左肘を抜いていった。
左肘を抜いていけば、ウェッジのフェースは開いたままとなり、ボールの下の砂をきれいに取っていくことができる。即ち、
登り斜面にあるボールでも、飛び過ぎることなく打つことができるのだ。事実、彼女の打った球は、ふわりと高く上昇したが、
決して飛び過ぎてはいない。
奇跡のような美しさに目を奪われた一同は、次の瞬間、さらなる奇跡を目の当たりにした。高く上がったものの、やや
ピンまでの距離が足りないかと思われたボールが、風を受けてぐいとピンに吹き寄せられたのだ。今までプレーヤーを
悩ませてきた向かい風は、これまでと反対の方向に打つ時は、逆に追い風となる。イグレーヌのショットは、その追い風を、
ピンに寄せる推進力として利用したのだ。
風に吹かれた打球は、グリーンのエッジを低く飛び越え、ピンの根元数十センチのところでバウンドし、ピンを直撃する。
ピンに当たったボールは、真下のカップの縁に落下して――そのままカップの中へと吸い込まれた。
しばらく、誰も口を利かなかった。利けなかった、と言った方が良いかも知れない。ウイニングショットを決めたイグレーヌが
静かにクラブを下ろした瞬間、コースに吹き渡っていた風が止んだ。そこでようやく、一同は美しい夢から醒めた。
「……お見事です。実に素晴らしいショットでした」
最初に静寂を破ったのは、ヨーデルである。その老いを刻んだ顔に優しい笑みを浮かべ、奇跡的なチップインバーディーを
祝福した彼は、表情を引き締めて、競技委員としておごそかに宣言した。
「このホール、イグレーヌ殿が勝ちを収めました。これにより、イグレーヌ殿が先に3UPとなりましたので、今回の対決の
勝者は……ナバタの里の守り手、イグレーヌ殿です!」
まだ呆然としていたサウルとドロシーは、その声ではっと我に返った。グリーンへと上がってきたイグレーヌに向かって、
彼らは祝福と賞賛の意を込めて拍手を送る。死闘を制した砂漠のスナイパーは、丁重に礼を返しながら、カップの中の白球を
拾い上げた。その彼女に、ダグラスが歩み寄る。ボールを手に向き直った対戦相手に、彼は静かに語りかけた。
「イグレーヌよ」
「何でしょう? ダグラス将軍」
「前にも言ったが、わしは王の臣下。そしてエトルリアの将軍。それ故…わしは約束することはできぬ」
「…………」
「だが努力はする。クーデター派を倒し、王をお救いした勇者たち…その中にナバタの里の者がいたことを。今後、決して
彼らの安息をおびやかさぬようにすべきこと。そして彼らの中には、素晴らしいゴルファーがいたこと……そのことを伝え、
必ず貴族たちを説得しよう」
「……その言葉、確かに聞きました。今は、その言葉で満足することにします」
「すまぬ」
目を伏せるダグラスに、イグレーヌは右手を差し伸べた。ダグラスは一瞬驚いたように眉を上げたが、すぐに頭を下げ、
その手を握り返した。ゴルファーとして握手を交わす二人に、エリミーヌ教団一同は、もう一度拍手を贈った。
「今日は、素晴らしい試合でした」
「わしこそ、礼を言わねばならぬ……今日は、実に多くのことを学んだ。ゴルフには、勝敗よりも大事なものがあると
気付かされたわ。人生もまた然り、だな」
「お二人とも、素晴らしいプレーでした」
健闘を讃え合う二人に、ヨーデルが穏やかな笑顔と共に歩み寄ってきた。競技委員を務めた老司祭は、手に小さな小箱を
二つ持っている。対決の検分役に一礼する競技者達に、ヨーデルはその小箱を差し出した。
「本日のお二人の見事なプレーを讃えて、ささやかな記念品を用意いたしました。どうぞ、お納めください」
「これは……」
小箱の中を見たイグレーヌは、小さく嘆声をあげた。ビロード張りの小箱の中に収められていたのは、銀製のゴルフ用の
マーカーである。表面には、この聖エリミーヌカントリークラブの紋章である「野に咲く一輪の花とその傍らのゴルフボール」
のレリーフが施されているが、その細工の精緻さは気品すら感じさせる見事な出来であり、どう見ても王侯貴族の持ち物に
ふさわしい逸品だ。おそらく、熟練の名工が時間をかけて丹念に仕上げたのだろうが、これは単なる「記念品」ではなく、
もはや芸術品と呼ぶべき代物である。仔細を尋ねようとしたイグレーヌより先に、脇から覗き込んでいたサウルが叫んだ。
「そ、そのマーカーは!! このゴルフコースで行われる、我が教団の幹部司祭昇任試験に合格した者にのみ授与される、
特製のマーカーでは!?」
「その通り。しかしサウル、あなたは誤解しています。このマーカーは、試験に合格したから与えられるのではありません。
聖女エリミーヌ様の教えを理解したことに対する証なのです」
ヨーデルの言葉に、サウルは納得して引き下がる。しかし代わりに、ダグラスがヨーデルの前に進み出た。
「そのような貴重な品を、わしが受け取る訳にもいくまい。無論、イグレーヌは当然受け取る資格はあるだろう。このコースの
教えを正しく理解し、勝利したのだからな。しかし、敗北したわしに受け取る資格は……」
「いいえ、将軍。あなたも、エリミーヌ様の教えを見事に理解されました」
小箱を返そうとするダグラスを手で制し、ヨーデルはにこやかに笑いかけた。しかし、と言いかけるダグラスを遮って、
老司祭が続ける。「ダグラス将軍、このコースの紋章の由来はご存じでしょうか?」
「……いや、知らぬ」
ダグラスは幾分困惑しつつ答えた。ヨーデルはなおも問いかける。
「では、八神将の一人である『騎士の中の騎士』ことバリガンのことは?」
「それは知っておる。わしも一応騎士のはしくれ、エトルリアの……いや、大陸中の武人は、例外なく騎士の手本として
バリガンのことを学ぶからな」
「では、バリガンが『騎士の中の騎士』を呼ばれるに至ったエピソードはご存じで?」
ダグラスは、いや、と首を振った。彼のみならず、その場の誰も(教団の神父であるサウルでさえも)知らないのを見て取った
ヨーデルは、グリーンの上を歩きながら、ゆっくりと話し始めた。
「時は今より千年前。『人竜戦役』において、人の子が『神将器』を手にした頃……『竜』と戦うべく『神将器』を委ねられた
八人の戦士、後に八神将と呼ばれる英雄たちも、最初のうちは『竜』相手に苦戦を強いられていました。武器の問題では
ありません。戦場における連携の不足……要するに、共に戦う者がどんな人物なのか、お互いを知らぬまま戦っていたのです。
個々の戦う力がどれ程強かろうと、バラバラでは勝てない。そんな時、聖女エリミーヌ様がゴルフコンペを提案したのです。
八神将対抗ゴルフコンペは、互いの相互理解を深めることが目的でしたが、その効果は絶大でした。それまでは、各自の
得意な武器程度しか分かり合えていなかったのですが、ゴルフという競技を通じて、全員の個性がはっきり明らかになりました。
長身を生かした豪快なスイングと、勝利への飽くなき執念を武器に戦う英雄ハルトムート。
鍛え上げられた鋼の肉体から生み出される強力なショットで、トラブルさえも力でねじ伏せる狂戦士テュルバン。
小柄な体躯でありながら、不断の努力で編み出したパンチショットで肉体上のハンデを埋めた勇者ローラン。
正確精妙なショットでスコアを伸ばし、誰よりもルールとマナーに対し敬意を払う騎士の中の騎士バリガン。
風を読むことと、草地すなわちラフからのショットについては神秘的な名手であった神騎兵ハノン。
相手を惑わすトリックプレーの名人にして、パッティングの名手である謎多き者ブラミモンド。
開始早々、邪魔な林をフォルブレイズで焼き払おうとして即失格になった大賢者アトス。
そして、コース設計者の意図を見抜く天才であり、コースマネジメントに長けた聖女エリミーヌ様。
彼らはゴルフを通じて、お互いの長所を信じ、足りないところを補い合うよう、成長を遂げたのです」
コースのどこかで、鳥が鳴く声が聞こえる。ヨーデルは目を閉じ、微かに聞こえるその音色にしばし耳をすましてから、続けた。
「そのゴルフコンペですが、皆優秀なゴルファーであるだけに、前半はほとんどスコアに差はありませんでした。しかし後半、
ハルトムートとバリガンが一歩抜け出します。ハルトムートが1打リードすれば即座にバリガンが抜き返すという息詰まる攻防の中、
終盤近くのホールで、バリガンの正確なショットがわずかに乱れてボールがラフに入るというアクシデントが起こりました……
ラフと言ってもかなり状態の良いもので、そのままフェアウェーと同じように打つことができたでしょう。しかし一つ、問題が
ありました。ボールは、ラフに咲いていた一輪の花に寄り添うように止まっていたのです」
反射的にマーカーに目を落としたイグレーヌとダグラスに、まさにそのレリーフのとおりです、とヨーデルはうなずいた。
「どのように打ったとしても、花を傷つけ、削り取ってしまう。そう見て取ったバリガンは、何と即座にアンプレヤブルを
宣言し、1打罰を払って後方から打ち直しました。……名もない小さな花を守るために」
「…………」
イグレーヌもダグラスも、サウルもドロシーも、話の展開に衝撃を受け、感動していた。ゴルファーにとって、1つスコアを
落とすことがどれ程の苦痛を伴うことか知っている彼らは皆、バリガンの行為の気高さに心を打たれた。
「結局、バリガンは1打差で優勝を逃しました……そうです。あのアンプレヤブルの1打のために、優勝を逃したのです。
しかし彼は、皆の敬意と、『騎士の中の騎士』という称号を勝ち得ました。そして同時に、聖女エリミーヌ様は翻然と悟ったのです。
『ゴルフには、スコアや勝敗よりも大切なものがある。人生もまた同じではないか?』と」
ダグラスは、先刻自分が口にした言葉に、はっと目を見開いた。その表情に、ヨーデルが莞爾と笑う。
「ダグラス将軍、それにイグレーヌ殿。聖女エリミーヌ様の教えを、どうか大切になさってください。そして我が教団は、
お二人のようなゴルファーを、いつでも歓迎いたします」
グリーン奥の林の中で、ロイとキャスは一部始終を見守っていた。ロイの予言どおり、イグレーヌが奇跡的な勝利を
収めた後も、対戦の記念品とそれにまつわるエピソードを聞いた後も、二人はずっと沈黙を保ったままだった。一同が
立ち去った後も、二人は裸のまま木陰に並んで腰を下ろし、グリーンをただ見つめている。
「……すごい試合だったね」
ロイが、そっと腕をキャスの肩に回した。少女は言葉を返す代わりに、無言でロイに寄りかかる。
「ヨーデル殿が……いや、聖女エリミーヌが言っていたように、人生には勝負よりも大事なものがあるんだ。だから君も、
最萌で予選落ちしたこと、そんなに気にしなくていいと思う」
「じゃ聞くけど、大切なものって?」
「え?」突然の質問に、ロイはびくりとして首を横に向けた。キャスはロイにもたれかかったまま、視線もグリーンに向けたまま
だったが、切るような口調で続ける。
「最萌で予選落ちしたことくらい、別にどうってことない。それより大切なものがあるってことも、同意。で、今日はその
大事なものが手に入るって思ってたんだけどさ」
そこで初めて、キャスが顔を上げてロイを見た。明らかに怒っているが、寂しさとも悲しさともつかない感情がそこに
混じっている。そして、口を開こうとした少年に抱き付き、彼を地面に押し倒した。
「ほら、慰めてみなさいよ!」
胸にたまっていた感情をほとばしらせつつ、ロイに馬乗りになるキャス。驚いて見上げるロイの目に、泣きそうな少女の顔が映る。
「あんたはさ、ああいう人が好きなんでしょ? つらい事とかあっても、絶対くじけない強い人がいいんだよね?
この勝負の間、あんたはずっとあの人のこと信じてた。どんな状況でも、必ず勝つって信じてた……すごく、うらやましかった。
あんたに、そこまで信じてもらえるなんてっ! 絶対、かなわないじゃん……」
勝負が進むにつれて、何故キャスの機嫌が悪くなっていたか、ロイはようやく理解した。ロイからの信頼と敬愛を受ける
イグレーヌという女性への嫉妬の念と、そしてそれ以上に、そんな感情を抱いた自分自身に対する嫌悪。ロイは、自分の
鈍感さを恥じて、目を伏せた。
「……そうか、そうだったんだ……ごめん、キャス」
ロイはゆっくりと上体を起こし、キャスを抱き寄せた。盗賊の少女は、ぷいと横を向いたものの、少年の腕から逃れようとは
していない。ロイは、少女の頬と耳たぶに、ちゅっと音を立ててキスした。
「でもね、これだけは覚えておいて欲しいんだ。僕は、キャスのことも信じてるよ」
キャスは顔をそむけたまま、目だけをロイに向けた。その視線を捉えて、ロイは続ける。
「君は、貴族や金持ちから盗んだものを、貧しい人たちに分け与えていたよね。勿論、泥棒はいけないことだけど……誰かのために
危険を冒し続けることが出来る人、他人のために力と勇気を振り絞れることが出来る人って、僕は尊敬するな」
「…………」
キャスは再びを目をそらしてそっぽを向いた。しかし彼女の両腕は、いつの間にかロイの背に回されている。ロイもさり気なく、
少女を抱きしめる腕に力を込めた。
「……口だけなら、どーとでも慰められるじゃん」
すねた口調でキャスが言う。しかしロイには、その言葉の裏に込められた想いが良く分かった。ロイは、少女の背に回した
右手で、彼女の明るい砂色の髪に優しく触れ、左手で腰のあたりをそっと撫でる。柔らかな愛撫に、キャスの肩がびくっと震えた。
「そうだよね……じゃあ、他の方法で慰めてあげる」
言い終えると同時に、ロイはキャスの頬に手を添えた。キャスは逆らわず、顔の向きを変えて、赤毛の少年をまっすぐ見つめ返す。
その可憐な唇に、ロイは自分の唇を重ねた。
「…………んっ……んっ…………んっ!!」
軽いキスのつもりが、胸の奥にこみ上げる熱い感情の塊につき動かされ、つい長く、深いキスになってしまう。応じるキャスの
小さな鼻孔から、悩ましげなため息が漏れる。ロイの舌が少女の口内に侵入すると、キャスは小さくうめいてすがりついてきた。
今日何度もキスを交わしたはずなのに、二人は飽きることなく熱く舌を絡め合う。
「んぅう、んーー…………ふぁ、ん…………」
ロイの舌がキャスの口内をまさぐっていたはずなのに、いつの間にか立場が逆転し、キャスの舌がロイの口の中でのたうっている。
二人は激しく舌を絡め合わせながら、ますます強く互いを抱きしめ合った。膨らみかけの少女の胸が少年の胸板の上でひしゃげ、
鍛えられたロイの腹筋の上に、キャスの柔らかく温かな腹部が押し当てられる。そしてそのさらに下のあたりは……
(すごく、濡れてる……)
キャスの秘唇からあふれ出した花蜜で、ロイの股間から太腿のあたりは濡れ尽くしていた。抱き合う前からしとどに濡れていた
のだろう、二人の身体が触れ合い揺れ動くたびに、少女のその部分と擦れ合ったロイの脚が、下腹部が、温かな分泌液でぬらりと
湿っていく。
「…………しょうがないじゃん。誰のせいでこんな濡れてると思ってんの!?」
ロイが何に驚いているか気付いたのだろう、キャスは真っ赤になった顔を離して少年をなじったが、その口の端からキスの名残の
唾液が糸を引いて垂れ落ちると、さらに顔を赤らめた。
「ごめん。でも、僕のせいで濡れてるんなら……うれしいよ」
可愛くて仕方がないといった感じで微笑みかけたロイは、少女の鎖骨に垂れた唾液を舌を伸ばして舐めとった。敏感な部分を
刺激された盗賊の少女は、短く悲鳴を上げてびくりと全身を震わせる。ロイはそのまま、唾液を塗り広げるように舌をゆっくりと
動かし、キャスの鎖骨から首筋をじらすように舐め上げた。
「う……んっ…………あ……」
熱くぬめる舌がデリケートな部分を這いまわる感触に、キャスのうめき声は喘ぎ声に変わっていく。ロイはあえて歯や唇を使わず
舌だけでゆっくりと愛撫を続けているが、その緩慢な動きのじれったさに、キャスは無意識のうちに腰を揺らしていた。
「……んっ…………さ……ない…で……」
「?」
喘ぐ合間の切れ切れのつぶやきに、ロイは舌をゆるやかに動かしつつ視線を上げる。その目に、キャスの潤んだ目が飛び込んできた。
「じらさ、ないで……じらさないでよっ…………ぅっ……」
頬を上気させ、切ない声で哀願するキャス。そこにいるのは、気の強い女盗賊ではなく、ひとりの繊細な女の子だった。ロイは
顔を上げてキャスに口づけすると、両手を彼女の腰に回した。
「あっ!」
「約束だったよね……君の言うとおりに慰めてあげるって。どうすればいいかな?」
優しく微笑みかけながら、ロイはキャスの背に回した両手で、彼女の背筋や脇腹、腰のあたりを丹念に撫で回す。キャスは
熱に浮かされたように喘ぎながら、ロイに何度もキスを浴びせかけた。
「んっ…………ちゅっ…………このまま、して…………んくっ」
「うん……ふっ……ぼく、も……そうしたい……」
キャスのリクエストに応えるべく、ロイは両手を少女の腰からお尻に移した。小ぶりだが、意外に肉づいて心地よい丸みを帯びた
可愛らしいヒップを、少年の手が揉みしだく。まだ幼さの残る臀部だが、数年後には美しいラインを描く美尻になっているだろうと
想像しながら、ロイは指先をさらに奥に潜り込ませる。
「ひっ!!」
濡れた秘裂の縁に少年の指が触れた瞬間、キャスはぎくんと身体を弾ませた。その瞬間、ロイの手が少女のお尻の下にするりと
差し入れられ、その指先がぐしょぐしょの朱唇を割り拡げた。
「きゃあッ!! や!!」
キャスが羞恥に身体をくねらせる。ロイはかまわず、拡げたクレバスを中指でなぞったが、湧き出す花蜜であっという間に
びしょ濡れになってしまう。自分との行為をこれほど待ち望んでくれていることに、ロイの胸は愛情と情欲の炎で熱くたぎり立った。
「キャス……いい?」
ロイはキャスのお尻を両手で持ち上げ、濡れそぼつ女の部分に、自分自身の先端を当てがう。先刻からずっと勃ちっぱなしだった
肉剣の切っ先は、自身からにじみ出る先走り液と、滴り落ちる乙女の愛液で、ぬらぬらと光沢を帯びていた。
「……ん……ぅんっ…………」
キャスは何度も首を振ってうなずき、自分からゆっくりと腰を沈めていく。とめどなく花蜜をあふれさせている肉孔に、愛する
少年の勃起を導き入れたが、先端が湿った音を立てて挿入されるまでの間、二人はずっと見つめ合っていた。
「うっ……」
「んっ……はいっ、た……」
時間をかけた挿入の後も、しばらく言葉らしい言葉を発することなく、ただ潤んだ瞳で互いに視線を交わしている。ロイは自身を
包み込む濡れた膣肉の感触を、キャスは自分の体内に迎え入れた怒張の熱さを、それぞれ愛おしく感じ合っていた。
「ねえ……気持ち、いい……?」
キャスが小さく唇を開いた。いつもの彼女からは想像できない、切なく妖艶な甘い囁き声が、ロイの耳を痺れさせる。
「うん、とっても。……僕、こういうの、好きだな……」
こういうの、とは座位のことだ。男女が抱き合い、愛を確かめ合うのにふさわしい体位だとロイは思っているが、背の低い彼が
自分より背の高い女性(例えばイグレーヌ)とこの姿勢で交わる場合、どうしても彼の頭の上に女性の顔が来ることになってしまい、
キスしようと相手が背を曲げると、そのままなし崩し的に押し倒される……というパターンが多かった。
それはそれでもちろんありだが、やはり互いに向き合って、優しくキスしたり、じっと見つめ合ったり、激しく抱き合ったりできる
前座位の魅力は捨てがたい。この点、ロイよりやや背の低いキャスは、得難いパートナーと言えた。ロイは、その利点を最大限に
活用すべく、目の前のキャスの額と鼻の頭、頬と唇に、次々とキスの雨を降らせる。
「……んっ、あぁ、う……ん、動いて、いいよ……」
くすぐるような接吻を受けながら、キャスは少年の背中に回した手で、ロイの身体を撫で回した。細い指先が、ロイの背筋を
滑るように這い回る。桃色の花のように頬を染め、照れた表情を浮かべているのもかかわらず、彼女の手は男の本能をそろりと
刺激し、煽り立てているのだ。ロイは思わず短い呻きを発し、このまま燃え立つ欲望の勢いに任せて一気に責め立てたい誘惑に
駆られたが、かろうじて理性が勝った。今は、キャスを慰めることだけを考えるのだ……。
ロイはキャスを抱きしめたまま、小さく、ゆっくりと腰を動かし始めた。上下に突き上げるのではなく、前後に揺らす動きを
駆使して、リズミカルにキャスを揺り動かす。
「……んっ! …………ん、はっ…………あ、いい…………ん……」
演技ではなく本心からそう思っている証拠に、キャスの狭い膣の中は、先刻からきゅうっきゅうっと収縮を繰り返している。
熱く濡れた肉襞が男の小刻みな動きにあわせてヒクつき、肉の幹から雁首、そして先端部分に絡みつく。その淫靡な刺激に、
ロイは思わずキャスの小さな身体を抱きしめていた。
「あっ……んー、んっ……」
「キャス……う……」
小刻みに腰を揺り動かしながら、渾身の力で少女を抱きしめるロイ。キャスも彼の首に腕を回し、すがりつくように顔を寄せ、
何度もキスを返した。身体を密着させた二人は、しばらく無言のまま抱き合って、互いの温もりを確かめ合った。膨らみかけた
少女の胸が、ロイの胸板の上でぺたん、ぺたんと跳ねて押し潰される。
「んくっ…………ん、は、あ…………いい、いいよ……」
小さいが絶え間ない少年の腰の動きと、身体を暖め合うような座位での交わりに、キャスの息は次第に荒く、甘くなっていた。
ロイの方もかなり気持ち良くなってきているが、今日は彼ばかり4回も達しているのに対し、キャスはまだ一度も達していない。
彼は下半身の動きを、少しずつ早く大きくしていった。
「んっ!! ふぅう……ん!! んうううぅ!!」
胎内から湧き上がる熱い情動に、キャスは思わず大きく喘いだ。少年を抱きしめる腕にさらに力を込めたが、彼女の秘所は
それ以上に歓喜に打ち震えて、まるで男の動きを待ちわびていたかのように激しく収縮する。濡れた肉襞が夏の草原のように
波打って、膣内を掻き回す肉剣にまとわりつく。
「くっ……!! キャ、キャス、そんなに……締め付けたら……っ!!」
「い、ひっ!! あ、んんあっ……もっと、もっ…と……っ!!」
ロイの悲鳴混じりの叫びを無視して、キャスのそこは一層湿り気と熱さを増しつつ、少年のものを貪欲に呑み込もうとする。
いつもの調子でロイを責め立てているのではなく、ただひたすらに愛する少年との交合に酔い、その幼さの残る肢体を
押し寄せる歓喜に震わせているだけなのだ。
「んーーっ、あ…あっー!! もっと、ぎゅーって、ぎゅーってして……んんんっ、んうぅっ!!」
キスの合間に喘ぎながら、絶頂への階段を駆け上がるキャス。ロイは彼女の要求に応え、力の限りその華奢な身体を抱きしめた。
そのまま濃厚なキスで彼女の口内をむさぼり、とどめとばかりに猛然と腰を突き上げる。ロイの本体が狭い肉孔を容赦なくえぐり、
勃起の先端は何度も執拗に膣奥を突く。その度にぶちゅっという粘着質な音が結合部から漏れ、少女の喘ぎに混じって林の中に
響き渡る。そして、キャスは頂点に達した。
「うむぅうっ……おぅうう!! んふ、むっ…………んぐぅううう、あうっ!!」
ロイの腕の中で、キャスは絶頂に悶え狂う。暴風のような悦楽に身をよじらせ、ゴルフ場の隅々まで響く程大きな悲鳴をあげて、
全身を震わせた。ロイの腹部に触れる少女の下腹部は、はっきりそれと分かる位痙攣しているが、その内側の膣肉も、突き刺さった
肉剣を呑み込みながら、大きくうねっている。
「ん……キャス……」
腰の動きを止めたロイは、呼吸を整えながら少女の名を呼び、その頬にキスした。少年の動きが止まっても、キャスの身体に
吹き荒れる絶頂の嵐はまだ続いているらしく、軽く接吻しただけで少女の肩がビクンと大きく揺れた。
「あ……ひっ……あ、は…………」
ようやく落ち着いたのだろう、悩ましい吐息と共にキャスは顔を上げ、潤んだ目でロイを見つめた。汗のにじんだ額に前髪が
へばり付き、上気した桃色の頬は少年のキスを受けて濡れている。同じくキスに濡れ光る朱唇の端からは、唾液のしずくが
糸を引いて垂れていた。
「…………」
あまりにも煽情的な少女の顔を、ロイはまばたきも忘れて見つめていた。普段のキャスの表情――気の強さといたずらっ気が
絶妙に入り混じった顔に時折浮かぶ、あの小悪魔的な表情――からは想像もできない、凄艶な女の顔に見とれるうちに、ロイの
男の部分が勃然といきり立ってきた。キャスの膣奥深くまで挿入された肉剣が、ぴくぴくと脈打つように膨張する。
「う…………ん、あっ…あ……」
射精したと思ったのか、キャスがぴくりと眉を上げた。その艶然とした可憐さに、ロイの口から思わず感想が漏れる。
「……キャスって、本当に可愛いね……」
そうつぶやいた次の瞬間、ロイは予想外の刺激に腰を浮かせた。絶頂の余韻も冷めやらぬ少女の肉壺が、きゅうっと
窄まったのだ。
「い、いきなり、そんなこと……言わないでよ……」
消え入るようなキャスのささやきに、ロイはどぎまぎしながら生唾を飲み込んだ。今のは、もしかして……?
「ごめん、キャス……でもさ、嘘じゃないよ。君はとってもかわいいから……」
「…………っ!!」
桃色の頬をさらに赤く染めながら、キャスは目をそむけて言葉にならないつぶやきを漏らした。しかし彼女の女性の部分は
もっと素直に反応し、きゅっと切なげに収縮を繰り返す。ロイは少女の髪を撫でながら、その耳元に口を寄せた。
「……本当に、素敵だよ。今だけでも、言わせて欲しいな……可愛いって」
「なっ、なによっ、とつぜ……んああっ!!」
キャスの膣がまたきつく窄まった瞬間、ロイはずんと腰を突き上げた。硬い肉の剣が、膣圧をものともせずに肉孔の奥へと貫入し、
先端で子宮を激しくつつく。じわりと濡れた蜜壺が、悲鳴を上げるように激しくうねった。
「あ――――ッ!! や、ああああああっ!!」
「キャス、かわいいよ!! 好きだ……好きだからっ!!」
ロイは両手で彼女の小ぶりなヒップを掴み、思い切り引き寄せた。二人の身体がより密着し、同時に挿入の角度が微妙に変わる。
新たな刺激に、キャスは悩乱して絶叫し、背をのけぞらせた。
「ううううぅう、はひっ…!! いっ、だめ……またっ、またいくっ!!」
ロイに耳を噛まれながら、キャスは再び絶頂へと追い込まれる。ロイは彼女のお尻をこねるように揉みしだきながら、ますます
大きく腰を突き動かした。キャスのお尻を前後に上下に大きく揺さぶり、結合の深さや角度をさまざまに操りながら、少女を
二度目の絶頂へと一気に突き上げる。唾液にまみれたその耳に、ロイは熱くささやいた。
「いいよ、イって……キャスがイくところ、すごく可愛いから……!!」
「〜〜〜ッ!!」
短くうめいて、キャスは全身を震わせた。花芯がきゅーんと響き、肉襞が男の欲望を吐き出させようとぐちゅぐちゅうねる。
少年の手に鷲掴みされた丸いお尻は子宮の鼓動に合わせて波打ち、ロイは思わずその腰をぐいと引き寄せていた。
「んあっ……あ……」
弓なりに背を反らせて絶頂に達していた時にお尻を引き寄せられ、バランスを崩して上体を後ろに倒してしまうキャス。ふらつく
両手を地面についてかろうじて上半身を支えたが、下半身はそのまま――まだロイの肉の楔が深々と刺さっている。
「うわあ、すごいよキャス……ほら、見てごらん」
わざと驚いたように言って、ロイは腰を少し浮かせた。密着していた二人の上半身が離れたせいで、「入っている」様子が
もろに見えている。
「なっ……!!」
「すごいな……ちっちゃなお口でいっぱい呑み込んでる。よだれがだらだら垂れて……」
「ば、ばかっ、見ないでよっ!! ヘンタイッ!!」
口調こそいつものキャスのそれだったが、その口調は切なげで、半ば涙声になっていた。一方、その「ちっちゃなお口」の中は
びくびく脈動を繰り返し、視覚の刺激に明らかに興奮している。そして興奮しているのは、ロイも同じだった。
「ごめんね……じゃあ、僕もいくから……一緒に、いこう?」
ロイの呼びかけに、キャスは無言でうなずき返す。少年はキャスの背に手を回し、彼女の身体をそっと抱き寄せる。キャスの
上体が再びロイの腕の中に倒れ込んだ瞬間、結合部から湿った音が漏れた。そのいやらしい音が、ロイの情欲を一層燃え立たせた。
「キャス……っ!」
「ロ…イ…………んうぅ、いいよ、いって…………いっ、しょ……きゃ!!」
少年の肉剣が突然深く突き出され、キャスは短く悲鳴をあげた。これまでの動きで、どこをどう突けばキャスが感じるか
理解したロイが、いきなり絶妙な角度で膣をえぐったのだ。もうその一撃だけでキャスは軽く達してしまったが、ロイの責めは
むしろこれからが本番だった。的確に狙いを定めた肉剣の先端で、キャスの感じる部分を斬るように刺激する。腰の動きを
助けるため、右手でキャスのヒップを掴み、本体の動きにあわせて少女の腰を揺らす。
「あ! あっ!! あ!! うああっ、あーっっ!!!」
襲い来る快感の嵐に、キャスはただ嬌声をあげつつ、ロイに抱き付くことしかできない。いや、抱き付くというよりは、
しがみつくと言った方が適切かもしれない。彼女は、その腕を少年の首に巻きつけているだけではなく、細い脚までをも
少年の腰に絡めて、切ない悲鳴を上げ続けていた。そのくせ、彼女の女性の部分は、凄まじい勢いでうねりよじれて、膣肉を
掻き回すロイの本体を翻弄している。蜜に濡れた襞が少年に吸い付き、欲望を吐き出せとばかりに容赦なく締め付けてくる。
「くっ、う……」
「い、ひっ!! ……すき、なの…ロイ……あうっ!! あああ、ああっ!!」
いつしかキャスも、自分から腰を動かしていた。少しでも深く交われるよう、自ら少年の下半身に脚を絡めて、積極的に
腰を揺り動かしている。腕は少年の背を抱き、顔はロイの首筋に埋め、時折熱い喘ぎの合間に少年の肩を噛んで歯型を残していた。
そんな少女の動きは、彼女自身のみならず、彼女と一つになっているロイをも刺激している。キャスの肉襞がぎゅうっと収縮を
繰り返すのと同時に、彼女の乳首がロイの乳首を擦った瞬間、ロイはもう射精を引き延ばせないことを悟った。
「も、もう……いく、出すよ……!!」
ロイの宣言に、キャスは意味をなさない絶叫で答えた。そのあられもない悲鳴に、最後の抑制のたがが弾け飛ぶ。ロイはキャスの
腰を腕に抱き、一番奥深くまで挿入した瞬間、一気に欲望を解き放った。
「……きゃああっ!! あ、あーーー!! あンっ、んあああああああああ――――!!」
胎内深くに熱い体液を打ち込まれ、キャスは三度目の絶頂に達した。ロイの腕の中で背を反らせ、彼の腰に絡めた脚がびくりと
引きつる。ロイはますます強くキャスを抱きしめながら、おびただしい量の白濁液を膣奥目がけてほとばしらせていく。
「……う、あ……ひっ……あ……」
少女の膣が蠕動し、脈打つ勃起からもっと男の証を搾り取ろうと痙攣を繰り返す。男の方もそれに応え、小さな肉壺にたっぷりと
濃厚な精液を注ぎ込む。ロイの射精と自身の絶頂が続く間、キャスは上体をがくんがくんとのけ反らせて悶えていたが、やがて
びくっと二度全身を震わせると、そのままぐったりとロイの胸に倒れ込んだ。
「……んっ…………」
最後の喘ぎ声は大きくこそなかったが、甘く鼻にかかったその吐息は、彼女がこの上ない幸せの境地に達したことを示していた。
ようやく射精を終えたロイは、キャスを抱きしめたまま、ゆっくりと草の上に倒れ込んだ……。
「……ね……あの、さ……」
「ん……?」
林の草の上で抱き合い、挿入したまま、キャスはロイの目を見て言った。彼女の声はまだ情交の名残でかすれていたし、頬は
まだ桃色に上気していたが、表情は真剣だった。ロイは改めて、どうしたの? と尋ねたが、キャスはなおも言いにくそうに
ちょっと目をそらす。彼女にしては珍しい仕草で、余程言いにくいことに違いないと思ったロイは、先に口を切った。
「どうかな、僕の……その……慰めに、なったかな?」
「う、うん……ありがと。って、ただヤっただけじゃん……ま、すごく良かったけどね」
ようやくキャスが小さく笑った。ロイはほっとして、微笑み返したが、その拍子にキャスの体内にあるモノがむくむくと反応
してしまう。
「なっ……」
さすがにキャスが絶句した。ロイもあわててフォローの言葉を探すが、もう一人の彼が発するメッセージは明快過ぎて言い訳の
しようが無い。もっとしたい、という事だ。あわてる彼に、キャスはあきれた様に、しかしどこかうれしそうに声をかけた。
「……いいよ。慰めるとか、そういうの抜きで……あんたが満足するまで、好きなだけしていいよ」
「う、うん!」ロイは目を輝かせてキャスを抱き寄せようとしたが、その前に、と動きを止めた。
「?」
「いや、さっき君が言いかけたことだけど……何かな? 勝負を見てた時も、何か言いたそうだったけど」
「う、うん……笑わないで、聞いて欲しいんだけど……」
「もちろん、笑わないよ。約束する」
「うん……あたし、今まではさ、何で金持ち連中はゴルフなんてするんだろうって思ってた。でも、今日の勝負見てたらさ、
なんか……あたしも、ゴルフやりたい……って思ったんだけど……ヘンかな……?」
意外なキャスの告白にも、ロイは驚かなかった。彼は優しく、しかしきっぱりと首を振った。「全然、変なんかじゃないよ」
彼はそう言うと、両腕でキャスを抱き締めた。
「あっ……」
「大事なのは、ゴルフをしたいっていう気持ちだよ。なぜゴルフをするのかなんて、考えない方がいい……そう、聖女エリミーヌの
有名な言葉があるよ。
『なぜゴルフをするのですか? という問いに対して、私は同じような問いをもって答えたいと思います。
――なぜ、ゴルフをしないのですか? と』
ってね。……今度、僕がゴルフを教えてあげるよ」
「うん……うんっ!」
二人は笑い合い、どちらからともなくキスを交わす。そして真昼のゴルフコースの林の中で、再び愛し合い始めた……。
(完)
以上です。FEでゴルフという狂った設定は、元は昨年の最萌におけるイグレーヌの支援SSとして浮かんだ妄想でしたが、
当然のように予選に間に合いませんでした。そのままお蔵入りかと思いましたが、イグレーヌとダグラスの支援会話がヒントに
なり、エロパロ向けに改造しました。というか、イグレーヌの支援なのかキャスの支援なのかよく分からない内容ですが。
なお、ゴルフ関係の元ネタは、ほとんどが小池一夫せンせ作品から拝借しています。興味のある方は御一読されることを
お勧めしますが、小池作品には素人が読むと発狂する作品が数多く存在しますのでご注意ください。
GJ!
なんか、もう、いろいろ盛り沢山過ぎでしょうww
あなたのおかげでキャスの魅力に目覚めたよ。
>>135 GJ!キャス可愛いよキャス
アトス様の扱いひでぇw
キャスがかわいい!
ロイさんマジ爆発
アトス様はそんなことやってるからぼっちになるんだよ……
あぁ、ブラミモンドもひきこもりか
ロイはちょっと鉄壁すぎでしょう……
このキャスの盗むが効いてないとか!
いやぁしかしえろかったです。
ちょっと俺も封印引っ張り出そうか
イドゥンさんに性教育したい。
イドゥンは知識豊富そうなんだけど
そんな……やぁんさんと一緒でずっと眠ってたんじゃないのか……
イドゥンは陵辱されて戦闘竜を産んだものとばかり
146 :
634:2011/07/05(火) 07:56:08.37 ID:E0Uno1aO
>>134 GJでした
ゴルフ部分とエロに別々に引き込まれてしまいました、ゴルフのルール知らんのにw
>>145 ヤァンが「イドゥンはまだ幼かったが戦闘竜を生み出す力を持たせることには成功した」
と言っていたから、ある程度成熟してないと無理=性的な何かが関係
とは普通に思った
なんでいつも名前を消し忘れるのかorz
保管庫で調べてみたら以外にもイドゥンネタは外伝氏の1作のみのようでした
もしかするとタイトル表示無いだけで実際はイドゥンが登場する作品が
あったかも知れないのですが
という訳でイドゥンネタの降臨をお待ちしたいと思います
他にイドゥンさんは三日目氏の四日目でロイさんとやってる
あの逆鱗に触れるやつか
>>77が教えたSS、見落としてた……それぞれのSSの作者さんスマソ
幸い、俺の書いたエキドナさんモノと被らなかったんで投下してみる
カップリングはギース×エキドナで、話の内容はED後
注意事項は特になし。強いてあげるなら精飲描写あり。苦手な人は注意
大国ベルンとの戦争が終結した後、女勇者エキドナは
ロット・ワード及びゴンザレスと共に西方三島に帰還した。
彼女は荒廃しきった西方三島の復興に力を尽くした。
まずロットとワードの言っていた化け物の出る鉱山に、彼女は向かった。
涌いてくる毒蛇の数はひどく多かったが、彼女は安心して発掘が出来るように少しずつ駆逐していき
最後に奥に潜んでいた大蛇を銀斧の斬撃で退治した。
この鉱山の開発のためにエキドナは労働者を集めた。
エブラクム鉱山のトラウマがある島民は渋っていたが
彼女の懸命な説得によって徐々に人が集まっていった。
彼女の持っていた資金のほとんどは、発掘作業に従事した労働者の食糧に消えていった。
この鉱山が外れれば資金は底を尽きる。以前候補に挙げていた鉱山より発掘が進んでいない山だが
博打のような状態には変わらなかった。
だから発掘を始めて半年かけて鉱脈を掘り当てた時、彼女は島民たちと手を取り合って喜んだ。
彼女はすぐにそれを金にして、新しい共同体を作ろうとした。
だがそれには、西方三島に総督として新たに就いたエトルリア貴族と対立せざるを得なかった。
その貴族はあろう事か、彼女らの血汗滲ませて得た利益を全て自分のものにしようと画策したのだ。
どうするかと悩んでいたその時、彼女の戦友の一人であるギースがダグラスにこの事情を話した。
そして審議の末にその貴族を更迭し、新しく就任する人物が決まるまで
西方三島は島民の自治に任せる旨を発表したのだ。
# # #
「まさか、あんたがダグラス将軍とつながりがあったとはね。驚いたよ」
フィベルニアの城で、エキドナはギースを客室に招き入れた。
終戦後、ギースはエトルリアと西方三島間を往来する海運業に戻った。
彼はしばしば、共同体の長となったエキドナと直接商取引をし、また戦時中の思い出話に花を咲かせる。
「俺はエルフィン王子の逃亡を助けただけだよ、女神さん」
「その呼び名はやめてくれないかい。自分の事だと思うと恥ずかしくてたまらないんだ」
「だが、島のみんなはあんたの事そう呼んでいるぜ」
エキドナは小さく溜息をついた。
自治を認められた西方三島の島民たちは、こぞって彼女を島主として推した。
彼女は再三に渡って辞退したが、彼女以上の適任者はいないと島民は主張して聞かない。
そんなわけで彼女が西方三島の島主兼臨時総督に就任してから、既に四年目が経とうとしていた。
この自治領が後に独立し、『西方連合』の雛型となる事を今の彼女は知らない。
「いい加減誰かに地位を譲って辞めようと思っているんだけどさ
エトルリア側も島民たちも承知してくれないんだ。
元々あたしは椅子を暖めて指図するようなガラじゃないのにさ」
「島民だけではなくエトルリアの連中も、お前の統治を望んでいる証拠だよ」
ギースは出された地酒をぐいっと喉に流し込むと続けた。
「この島は来る度ににぎやかになっている。
西方三島がここまで繁栄したのは、一重にあんたのお陰だ。
エトルリアも優秀な指導者を辞めさせたくないんだよ」
エトルリアの支配下にあったものの、西方三島では無法状態が長く続いていた。
こんな島々だったからこそ、ここに明確な秩序と繁栄をもたらした指導者エキドナは
「西方の女神」と呼ばれるようになったのだ。
「確かに以前と比べれば、島民たちの生活も安定したし、治安も良くなった。
ただそれは復興に尽力してくれた人たちの手助けがあったからで、あたしがした訳では……」
「それもあんたが身を捧げて復興に力を入れてきたからだろう。
ワードやロット、それにゴンザレスもがんばってはいるが、あんたの献身ぶりにはかなわない。
島民にとってあんたはまさに繁栄をもたらした女神って訳だよ」
「……頭が痛いね」
エキドナは頭を抱えつつも、別の話題を振った。
「そっちも随分羽振りがいいじゃないか。海運業はうまく言っているようだな」
「以前宝の地図を見せただろう。それを基に隠し財宝を探ってみたんだ。
苦労はしたが何とかお宝を見つけて、ひと財産出来た」
「あの地図は本物だったのかい!? それは良かった!」
「ああ。借金も返す事が出来たし、仲間たちに初めて腹いっぱい飯を食わす事も出来た。
おまけに新しい商船も買う事が出来た。俺にもやっと運が回り込んできたという訳だ」
「貧乏貧乏と言っていた頃からすれば、随分立派になったもんだね」
エキドナは彼の空いたグラスに酒を注いだ。
「あんたには本当に世話になったよ。
はじめは治安の悪いここに寄ってくれる船も全くなかったからな。
悪いね。見返りも不透明だったのに、あたしの理想に付き合ってくれて……」
「ふっ……ほら」
ギースが書面をエキドナに手渡す。
「これは!?」
「俺からの西方三島の義援金だ。
隠し財産の余りに商船で得た利益もいくらか入っている。
その書類にサインしてくれれば近日中に運ぶが」
「どうして……」
「ここにはいつまでも安心して取引できるようにしてもらわないとな。
少しは復興資金の足しになるか?」
「ああ! 資金の都合でこのフィベルニアにしか力を注げなかったが、これだけあればカレドニアもディアも……」
「それは良かった」
「ギース、あんたには感謝し足りない。けど、本当にいいのか?」
「ああ、遠慮なく使え。あんたに背中押してもらわなければ
俺は今頃財宝を探す決意も出来すジリ貧のままだっただろうからな。
その代わり、これからもパイプ役と便宜をお願いしたい」
「あたしに出来る事なら引き受けよう」
「決まりだな」
ギースは席を立った。
「何ならいくつか結婚資金にも使っていいぜ。
あんたもイイ歳だし、何より綺麗なんだから
女としての幸せも考えた方がいいんじゃないか?」
「な、あたしが綺麗だと!? いきなり何を言うんだい!
じょ、冗談はよしてくれ。そ、その……」
それまで落ち着いた態度を崩さなかったエキドナはギースの意想外の発言に、かあっと顔を赤らめ
挙措を取り乱した。その様が面白かったので、彼はあらに告げる。
「冗談じゃないぜ、男としてあんたを見た至極普通の感想だが?」
「そんなことを言われたのは初めてだ……」
戦時中は元より、共同体の長となった今でも男勝りな活動をし続けている彼女だから
浮ついた言葉や口説き文句をかけられなかったのも無理はない。そうギースは思った。
「イイ人とかいないのか?」
「……いないね。言い寄る男もいなかったし……
ここ数年、あたしもこの島の復興で頭がいっぱいだった」
エキドナは間にあるテーブルから身を乗り出して、ギースを見つめた。
「ギース、あんたは……そのう、……あたしをオンナだと思えるかい?」
「斧使いとしても指導者としても凄腕な点で気が引ける男もいるだろうが……」
ギースは酒をグラスに注いだ。
「見てくれと性格ならいいオンナだぜ。あんたは……」
「そ、そうか……なら頼みがある」
「何だ」
「あんたに、あたしを……女にしてもらいたい」
彼女の言葉に、ギースは飲みかけた酒を喉で爆発させて苦しげに咳き込んだ。
「ほ、本気か!?」
「ああ」
彼女は顔色を朱に染めつつも大真面目に答えた。
「あたしの周りには多くの男がいたけど、あたしをオンナとして見てくれたのはあんたが初めてだ。
お前にそう言われた時、あたしの胸がこう、きゅっと縮まったような感じがしたんだ。
それからは鼓動が強くなっていって、ずっと変な気持ちが続いている。
これが吟遊詩人の歌っていた『恋』ってやつなのか? あたしには良く分からない。
自分にそんなお姫様みたいな色恋沙汰が振ってくる事は考えていなかった」
彼女は続ける。
「あんたはイイ男だし、色事の場数も踏んでそうだ。
だから、……あたしにオトコを教えて、そしてオンナの幸せを教えてもらいたいんだ」
自分の言葉が彼女の琴線に触れて本気にさせた事に驚きつつ
彼は平静を保つように、グラスを置いた。
「嫌か? ギース……」
「いや、そういう訳じゃないが」
「じゃあ、……してほしい」
先ほどまで単なる商売相手だとしか思っていなかったのに、眼前の彼女はすっかり乙女に変貌していた。
彼は彼女の真摯な思いに答えるように、体を伸ばして彼女の唇に口付けした。
その後彼は彼女の個室に案内されて、一戦交わる事になった。
ただ今回の一戦は男女の閨事に他ならないのだが。
「少し待っていてくれ」
エキドナは鎧をはじめとする防具や衣服を脱ぎ捨て、裸体を晒した。
その豪快な脱ぎっぷりに、ギースは少しもいやらしさを感じなかった。
ただ服の下に隠れていた肢体は彫像のような完成した美しさを秘めていた。
大理石を思わせる白肌がその印象をさらに堅固なものにしている。
斧を振り回していた女戦士特有の逞しい二の腕、大きいが形の良い乳房
そして引き締まった腰に見事な腹筋。
股座の水色の茂みは手入れをほとんどしていないのか、かなり濃かった。
ギースは今まで抱いた商売女とは違った女戦士の裸体をつぶさに観察した。
「な、何だジロジロ見て……おかしいか、あたしのカラダ?」
「いや、あんたらしいなと思って」
「どういう事だ?」
あえてギースは答えず、ただ笑っていた。
彼女は脚を開き、腕を組んで立っていて、腑に落ちない顔をしていた。
「ほら、あたしは全部脱いだんだ。あんたも裸になれ」
「ああ、分かった」
ギースもさっと肌着を脱ぎ捨て、鍛えた体を惜しみなく曝け出す。
「これでいいか?」
「……」
エキドナはギースの体を凝視する。
逞しい体つきは見慣れているが、特筆すべきはその男性自身だ。
女の味を知っていると主張せんばかりに淫水焼けした男根は
隆々と勃起して、貫禄有り気に身を反らしている。
彼女は彼の前で跪き、眼前の逸物を興味深げに見つめた。
「何だ、そんなに珍しいか?」
「ああ、成人した男のモノなどこれが初めてだ。
幼少時は男の子たちとハダカになって川で遊んだものだったがな」
彼女は竿を握ったり、指でつついて亀頭の柔らかさを感じたり
玉袋を掌に乗せて転がしたりして男体を調べている。
「なあ、舐めてくれないか?」
ギースが眼下の彼女に言った。
「これをか?」
「ああ、出来れば口に含んだままで」
エキドナは恐る恐る口を開け、逸物を含んだ。
「んっ……ちゅっ……ん……ちゅぷ……」
膨らんでいく亀頭を、彼女は舌でクルクルと舐め回した。
両手は彼の逸物を不規則にシゴいている。ぎこちない手つきだったが
かえってそれが男の支配欲を刺激し、興奮させた。
途中から夢中になってうっとりしている目つきも
時折上目遣いに見つめる表情も狙った所がない分心地良い。
彼女の献身的な口淫は、航海疲れのこびり付いた肉体を十二分に癒した。
「くっ、出すぞ……っ!」
「んうっっ……!!」
ギースはたまらずエキドナの口内に、長く溜まっていた男の淫汁を吐き散らした。
彼女の口の端から受け切れなかった精汁がとろりと溢れ出してきた。
口を開け、逸物を離すと、水飴のような淫液がしつこく彼女の桃色の口唇にまとわりついている。
「これが男の出すという種汁か……奇妙な味がするな。
なあ、これは毒になるのかい? 少し飲んでしまったんだが……」
「いや、問題ないと思うが」
「そうかい。それなら……」
エキドナは口を閉じ、喉を鳴らしてギースの精汁を喉に流し込んだ。
そして口の周りについた精液も指で掬い取り、舌で舐め取っていく。
「すまないね。勝手が分からなかったから……上手くできたかどうか」
「いや、初めてにしては中々だったぜ」
「そ、そうかい。それは、良かった……」
彼は安堵する彼女の肩に手をやり、ぐっと抱き寄せた。
ほのかに熱を帯びてほんのりと温かい彼女の白肌は心地良い。
「さて、こっちもあんたを良くしてやらねえとな……」
ギースは彼女をベッドに誘い、仰向けに寝かせた。
「もう少し股を開いてくれ」
「ん……こうか?」
さしたる抵抗もなく、彼女は左右に脚を開いた。
引き締まった太腿の間には、これまで男の侵略を受けていない未開の森林がある。
彼は顔をそこにうずめ、茂みに隠された秘門を指で静かに押し開く。
白絹にも似た輝きをもつ綺麗な桃色の秘唇が眼に飛び込んできた。
それと同時にむせ返るような汗とメスの臭いが脳髄を刺激する。
「エキドナ……あんたのココ、すげえ臭ってくるぜ」
「あ、あまり嗅がないでくれ!
朝に稽古をやってから水浴びをしていないんだよ……」
「いや、かえってそれがそそる……」
「えっ……」
彼は、チロっと舌を出して肉弁に優しく舐りついた。
喉奥から来る涎が舌から流れ落ち、彼女の恥肉を湿らせていく。
舌でかき分けるように舐める度、蜜口がヒクヒクと小さく開いたり閉じたりを繰り返した。
「ああっ、やあんっ、はあぁ……んぅ……!」
彼の舌戯にエキドナは彼の頭に手をやり、甘い嬌声を上げる。
頭にやった手は退けようとするのか押し付けようとするのか、どっちつかずの様子だった。
(あの男勝りの女勇者から、こんな可愛らしい声が聞けるとはな……)
そう思うと同時に、彼の男の部分は熱く燃え上がる。
皮を半分被ったやや大きめの肉雛を舌先で左右に軽く打つ。
するとその時彼女の手に力が入り、その身が強張った。
「そ、そこはダメぇ……っ!」
ギースはその反応に対して口端を吊り上げ、それから執拗に舌で肉雛を嬲った。
舌で器用に皮をむき、曝け出された淫珠を舌先でつつき、最後には口唇で軽く挟みつつ吸った。
「やああっ、あっ、あはあ……っ!」
彼は指を導入して彼女の肉穴を攻め立てつつ、肉雛への愛撫を止めようとしない。
やがて彼女は口を大きく縦に開き、長い声を張り上げ、絶頂に達した。
恥部からはピュウピュウと雌潮が音を立てて吹き散った。
「はぁ……はぁ……」
エキドナは荒い息を吐きつつ、全身にじんわりと響いている性の余韻を味わっている。
彼女の股の向こうから、ギースはじっとその様を覗いていた。
「ありがとう、ギース。こんなに気持ちよくなったのは初めてだ。
一人でした時より、ずっと……」
「まだこれからだぜ、女神さん」
ギースはエキドナの体に覆い被さると、唾液と愛汁で濡れそぼった彼女の淫部に
自身の熱く膨れ上がった肉槌を擦り付けた。
「は、初めてだから、優しくな……?」
「了解」
彼の逸物がゆっくりと、純色の肉穴に身を沈めていく。
指の太さほどの長さを肉槌が侵していく度に、彼女はぎゅっとシーツを掴む指に力を入れた。
「どうした、痛いか?」
男根が6割方埋没した時点で、彼は彼女に問うた。
彼女は首を横に振った。
「いや……思ったよりは、大丈夫だ」
「そうか」
彼は同様にして根元まで肉塊を蜜壺に沈めた。
「入ったのか……全部?」
「ああ。……動くぞ」
彼女のうなずきを皮切りに、ギースは彼女の肉壺を突き始めた。
最初は地ならしをするかのように浅く何度も突く。
(むっ……!?)
未通の肉体ゆえに狭い肉孔の感触を覚悟していたが、それにしてもキツいと彼は感じた。
それだけではない。鍛えられた肉体のためか、その恥部の締まりも舌語に尽くしがたいほど強力なものだ。
今まで抱いた娼婦よりも遥かに具合のいいシロモノである事は間違いない。
いつしか彼はその女穴に夢中になり、そのうち生娘だった事も忘れて激しく腰を振った。
「ああっ、ギース……っ! もっと、ゆっくりと……ああっ、はあ……っ!」
彼女の声はほとんど彼の耳に届かなかった。
彼は眼下にある乳頭を乳輪まで口に含んでむしゃぶりつつ、彼女を犯し続けた。
「ギース……!」
ギースは両頬に添えられた手の感触で、ようやく我に返った。
エキドナは熱い吐息の中、彼にある事を頼んだ。
「手を……手をつないでくれ。
気持ち良くて、自分がどこにいるのかも分からなくなりそうで
不安なんだ……」
彼はフッと笑って彼女の申し出を受け入れた。
自身の差し出した手の指と彼女の指が、交互に絡み合う。
彼は腰の力だけで最後まで抜挿を続けた。
突く度に彼女の柔らかな乳が弾みで小さく前後する。
頬を染めながら手を強く握って離さないそのいじらしさ……愛らしさ
そして彼女の美貌――
それらは相手に女神を犯しているのではないかという錯覚すら起こしてしまうものだった。
「エキドナ……受け止めてくれ!」
「ああっ……! 来てくれっ、あたしのナカに……っ!」
彼は堪らず上体を前に倒し、彼女の体に重なるようにして蜜奥まで挿入した。
猛々しい逸物は深奥から湧く欲望に身を任せ、彼女の中で爆ぜた。
勢いよく射出された精汁が何度も、弓から放たれた矢のように子壺の口を叩いた。
彼女は体を弓なりに曲げ、口を真一文字に締めて快楽の勢いに耐えている。
ただその反動で悦びの涙が眼から次々と溢れ出てきて、瞳を滲ませた。
# # #
後日、フィベルニア港にて――
「もう行くのか?」
エキドナはいつも通りの女戦士の服装でギース率いる商船団の出航を見送った。
「ああ、送迎ありがとうな。
次に来た時、ここがさらに栄えている事を祈るぜ」
「任せてくれ」
エキドナはギースはニッと笑い、互いの手と手を宙でパシッと打ち合った。
その行動には気心の知れた二人の関係が示唆されている。
それから彼女は急に寂しげな表情を浮かべた。
「なあ……次はいつ来てくれるんだい?」
「エトルリアで控えている次の商談はちと大きくてな
まあそれでも、一年とかからないだろう」
「そうか……」
「……なあ、次に来た時……」
「何だ?」
ギースは頭に手をやって少し考え、首を横に振った。
「いや、いい」
「何だ、言いかけたんならはっきり言っちまいな。
その方がすっきりするよ」
「だからいいって、今は。次に会う時に話すよ」
「きっとだな?」
「ああ」
それを聞くと、エキドナは笑みを前面に出して彼を見送った。
「あたしは楽しみにしているよ」
ギースの商船は帆を揚げた。
帆は強い西風に身を膨らませて船をエトルリアへ向かわせていく。
甲板でギースはじっと港の方に目を向けていた。
次に訪れた時、エキドナを妻として迎える決意を胸に秘めながら。
以上です
超乙&GJなんだよ!
エキドナさんが初々しいなぁ
エキドナ姐さんのお口に出すなんて想像しただけでムラムラします!
GJ
GJ!
ギースもいい男だった!
いいなぁエキドナさん
姉御っぽいのに処女とかギャップ萌え
GJ
この二人好きでSS読みたかったから嬉しいわー。
狂戦士とかバーサーカーって、名前の割に好戦的な人いないよね
言われてみればガレットもホークアイもドズラも、そうだよな
剣魔状態のカレルの方が、よほど狂ってるって雰囲気がある。
テュルバンが元凶かな、狂戦士(斧エキスパート)のイメージの
マスターソード持ちのバーサーカーとは何だったのか
そろそろFEシリーズに女バーサーカーが登場してもいいと思うんだがな
露出具合はホークアイぐらいでお願いしたい
アマゾネスみたいな感じになるのかねぇ。
紋章2部のバーサーカーって、結局マーモトードにしかいないんだっけ
バカテスの秀吉みたいな美少女風美少年のペガサスナイトがいてもいいと思うんだ
やめて!
ルセアの悲喜劇を繰り返さないであげて!
>>162 GJです!!
男勝り乙女って新鮮です。エロいのに漢同士の友情のような爽やかさと健やかさだ
>>148 どもです、読んできました。逆鱗ってああいうことかw ロイが相変わらず絶倫で凄いw
>>175 紋章2部ではマーモトードに一人だけ
戦闘グラは勇者の色違いだけどマップアイコンがオリジナル
DSではバサカが海賊の上級職に変更されて汎用になったから、
あそこにいるのはソードマスターになってる
兵種ソードマスターで装備がマスターソード……
砂漠にぽつんといるソドマスとか、ソンバルさんみたいだな
ソンケルさんじゃなかったっけ
愛称ソンケル
本名ソーンバルケ
ごめんボケたつもりだった
お詫びにソーン×レテ投下祈願しておきますね
ソンケルってなんかユンケルみたいだ
FEだと序盤〜中盤で出てくる敵ボスの騎士か傭兵っぽい名前
やっぱ名前はちゃんと読まないとね
孫春毛はどんなセックスをするんだろう
あんまりおもいつかんな……
エロはともかく会話が思いつかないなぁ
寡黙キャラ全般にいえることかもしれないけど
何喋らせたもんかなって感じだ。
同じ長髪剣士系でもツイハークとはえらい差だったな
なんちゃってイケメンみたいな外見で明るい性格っていうのも斬新
でも俺のイレースをふいにしたのは許さん
いやくっついて欲しくなかったけどさ、でもなんか納得いかん
ソドマスで一番色気があるのはヨシュアさんだと思うんだよ
次点はシゲンさんのエロそうな言動とか面構え
高屋敷版小説のナバールの色気描写は何事かと思った
>なんちゃってイケメンみたいな外見
いや、充分イケメンだろう。ただ重度の「ケモナー」というだけで
シゲンさんは環境が環境なら相手も相手だしエロスキルすごそう
今までの投下作品を見てもエロ想像しやすいキャラなんだろうな
義妹
かつての恋人
盗賊剣士にしてクライアント
充実のフラグ建築能力
TSは人数多すぎるのと裏設定の多さとカップリングの意外な不自由さが微妙だった
少しはロイを見習え
山口版小説のナバールは既婚者っぽい描写があるけど詳細不明だからなあ
外見もそんなに美形じゃないし
TSは時々誰と誰が親戚なんだか分からなくなる。
特にオクトバス老師関連がややこしいよな>TS
奴の三人娘のクラリス・ローザ・あと一人が、それぞれ結婚して子供いて
レネ・ペガサス3姉妹・サーシャがいとこ同士なんだっけか
さらにペガサス(ryはリシュエル・メリエル兄妹といとこの関係……
火の神官家オクトバスには娘が3人と息子が1人。
オクトバスの息子アンドレ、その娘がレネ。
オクトバスの娘リーザ、その息子がホームズ(父ヴァルス)、その娘がサーシャ(父ロファール)
オクトバスの娘クラリス神官長、その娘がペガサス三姉妹。
オクトバスの娘ロゼ、その子供がリシュエルとメリエル。
で、ロゼの夫、リシュエルとメリエルの父がナリス。こいつは水の神官家マイオスの息子。
ナリスの妹がエレナ。彼女がリーヴェ王家のパドゥムに嫁いで、生まれた娘がエンテ(メーヴェ)
6賢者の影が薄すぎるのが、分かりにくい原因だと思うんだよね。
6英雄はヴァルス、ヨーダ、ロファールとかでてきて、まだマシなんだが。
コンプリートガイドの登場人物集で、レダ解放戦争の12英雄について、
一番詳しい記述があるのが、12英雄に含まれないレオンハートだしなぁ。
わかりづらいなんてもんじゃない。
みんなティアサガのこと結構覚えてるんだな
☆サーシャとはなんだったのだろうか
シーダだって撤退とかしないで死ぬから……
プリンセスとレダプリンセスの大きな格差
個人スキルカリスマがあるじゃないか!
初期状態で個人で持ってるのはサーシャとセネトしかいないんだぞ!
サーシャは可愛いんだけど
蛮族に襲わせるぐらいしか思いつかないのがなぁ
サーシャが踊り子になればよかったのにちくしょう
エロ展開については完全にケイトの後塵を拝している王女様
,j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;;
{;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;; 近親フェチの加賀さんなら
ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙ ホームズとサーシャにセックスさせるだろうな……
`Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;> そんな風に考えていた時期が
,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f. 俺にもありました
~''戈ヽ `二´ r'´:::. `
流れを読まずにメルヘン×カトリを希望する
メルヘン?
そんなフザけた名前のヤツがいたか?
天然モノのやましい心ですね
カンストもしてないのに成長無音率90%オーバー。
さすがに九割は言い過ぎた
でも八割近くは無音のメンヘルさんパネェっす
やましい心のように、メルヘンを売れないかなぁとずっと思っている
つーかカトリはなんでメルヘンなんかを助けたんだよ。
女神の御心だか、なんか知らんがアトロムの姉のレネが海に落とされた
一件の直後だけにイラッときた。
ノベライズだと多少フォローがある
多少というか申し訳程度だが
透視将軍ザカリアさんも拾ってたな。
つくづくオッサンに縁があるな>カトリ
カトリは、胸元どころか首まできっちり覆っている服を着ているのに
どうすれば胸の聖痕なんか見れるんだよ。
そもそもそれまでに胸の聖痕の話なんて出てきたっけ
リングオブサリア持ってたんだから、それで見分けても済む話なのに
リュナン「胸に聖痕……何のことだ?」
エンテさんの胸って意外と存在感あるよね
ミーメ「神官に胸など無用の長物」
>>221 そうか? 俺はあの魔法少女モノみたいなドレス着て
初めてチチの大きさを感じたけど
ティーエは縛り付けられるときに着替えされられたワケだから……
うらやましいぜチクショウ
無言で流星ピストン
5倍の速度で威力も5倍
久しぶりにティアサガやりたくなってきた
ユニin闘技場で二時間とか今は出来ないんだろうな年齢的に
俺もルナの剣とかMOVプラスとか狙ってたな
今となっちゃ冗談でもごめんだ
ティアサガは音楽が非常にいいと思う
特に序盤のリュナン軍は記憶に残る曲揃い
200時間以上プレイしたうちの大半はホームズ隊だったのに
ホームズ隊のテーマとか遭遇戦ぐらいしか思い出せなかった……
ルナの剣の強さはいろいろおかしかったな
対戦だと聖竜の鱗も無いから、ドラゴンだろうがなんだろうがサクサク死ぬ
ルナの剣もそうだけど、ゴールドナイトのナロンが強すぎだろ。
武器が無くならない限り、彼一人で敵全滅できるマップも少なくなかった。
それなのにセネーの祝賀会で「何のお役にも立てなくて…」みたいなことを言ってたのがおかしかった(笑)
ナロンエースなんてあったな。
ティアサガはFEより全体的に成長率抑えめだから、
スキル、CCボーナス、上限値を強みとする彼は、比較的安定感のある活躍が見込めた。
でもエロ展開が無い。それどころか女っ気が無い。というよりイベント自体が少ない。
ウエルト臣下五人衆の中でも、本当に目立たない。
ラケルとかエステルとかケイトとか、報われない恋してる連中と絡んだら、エロパロ的に面白そうなんだがなぁ。
いまいち燃える組み合わせがない
マーテルとか女性陣単体だと好みなんだけど
数が多いから覚えるのが面倒、しかもカップリング固定気味だから妄想の幅も広がらない
ネイファとか誰それ状態
リュナンとマーテルのED別れ際がなんか意味深に感じる
リュナンは主役のくせに影薄いわ女っけないわでエロパロ的にも使いづらい
ケイトだったらノートン先生と絡ませても面白いかもしれんな
ライネルはワイフがいるのでパスするとして
リュナンはエンテどころかサーシャのことまで忘れてた。
ホームズ×カトリと比べるとだいぶ扱いがひどい。
何これティアサガの流れ?
雷神様に「だからあなたはバカなのよ」とか呆れた声で言われながらおみあしぺろぺろしたいです
エリシャといいオルエンといいイシュタルといい、加賀は雷神様が好きだな
自分も中学生の頃からエリシャの脚は舐め回したい程好きだが
初代から男女問わず魔道士系の大半が生足を出してるのは
やっぱそういうことなんかねぇ
>>239 語尾に「だっちゃ」がつく宇宙人の女の子が思い浮かんだ
>>240 マルスは早々に生足卒業したのに魔道士連中は結構後のシリーズまで生足流行してたな
ミカヤたんの生足(^ω^)ペロペロ
>>242 サザさんこいつです。
こいつがミカヤさんに手ェ出そうとしてました。
ミカヤって足出してたっけ
まあババアは好きにしていいよ
封印のフォルブレイズ取れる神殿のボスが生足じじいだったな
何が何だか分からない気分になったもんだ
封印持ってるけど確かめる気にならない……。
247 :
sage:2011/07/22(金) 16:19:47.73 ID:+YSWfFso
それ以上オーツさんの事を悪く言うのはやめろよ!!
ヒュウだって生足なんだぞ!!!!!!
あいつスネ毛はえてそうじゃん
ルゥとレイはすべすべだけどな
てめぇごときにエイルカリバーなんて勿体ねぇ
シェイバーで十分だ
ヒュウの生脚はキャスが綺麗にしてやらんといかんな
最近人気上昇中のキャス。
そんな彼女に、「支援会話相手が異性のみ」という共通点を持つフィルが人気の秘密を尋ねる……
>>205 マーテルと天馬関連で絡みあり
ホームズ軍でも女子達がワガママ言ってる所に混ざってたりする
…百合は十分イケるんだけど男っ気がないな
無理矢理考えてみると
エステルの親父さんに頼んで教会行ってた@加賀のリメイク構想とか
バル爺に対するエストみたく物凄く懐いてた設定捏造する位だな
グラムドでも可
リュナンに忘れられる→どうせ男なんか→カリスマを生かした百合ハーレム形成の流れ
最初はサーシャがシーダポジションだと思ったもんだよ
名前忘れたけどナロンの姉が好きだったな
HP1残して他キャラの経験値にって大活躍だった
>名前忘れたけどナロンの姉が好きだったな
>HP1残して他キャラの経験値にって大活躍だった
ラケルはルカの姉だぞ!
ラケル×ルカの姉弟モノ書こうにも、片方はロジャーが好きで
もう片方はサーシャに片思いなんだよな
どちらかでも恋愛色なければ結構SS書けそうな気もする
うろ覚えすまん
姉を仲間にすると弟を仲間に出来ないんだったか
弟を殺すと姉が殺せるようになるんだったか、それも曖昧だ
ティアサガはみんな顔が薄かったから他にも間違えて覚えてそうだ
でもゲームとしては好きだし攻略本もまだあるんだ、許してくれ
むしろ今となっちゃ、ティアサガを覚えてる人間が貴重じゃん……。
おれはティアサガ150時間はプレイしたけど、ルカ→サーシャの話とか忘却の彼方だったよ。
弟ルカはユニットとして優秀でもない選択キャラだから、割を食ってる感じはする。
射殺解禁イベントも、姉弟ともにリュナン軍で幽霊作戦ルートっていう、意識しなきゃ満たさない条件。
そんでイベントで問答無用に殺されるとか……
ラケルのサポートで育ったナロンがCCして黄金騎士に
弟分みたいに思っていたナロンがすっかり立派な騎士になり距離を感じていたラケル姉さんが
「今度は僕がラケルさんを守る番ですっ」みたいなことナロンに力強く言われて
男らしくなった姿にキュンとなってしまう展開とか萌えるんですけど
関係性は違うのにナターシャとフォルデの弟思い出した
フォルデの弟てw
そりゃ兄さんの方がネタに恵まれてるけどさ……
君も俺の風を感じてみないか?
フォルデの弟アメリアとの支援会話が初々しくて良かったんだが、
アメリアには出会いがスカートめくりというユアンがいたからな
あとフォルデのその台詞が頭に残りすぎて……職業間違ってないかあいつ
だみゃーん氏の芸術家兄弟SSとか好きなんだけどな
槍一本で傭兵になりたいとか言い出す主君とはバランスが取れてるんじゃないか
>>262 「フォルデの弟がアメリア」に見えるぞw 名前を覚えてやってくれ、フランツだ
あんな童顔して兄貴と同じ体格なのな、兄をパラディンにして
フランツをグレートナイトにすると逆転するんだろうし
そういや、意外と兄弟で騎士って少ない気がする
ノディオンのイーヴ、エヴァ、アルヴァの3兄弟騎士の事
忘れないであげて〜
ペガサス三姉妹、魔道士三姉妹はトライアングルアタックできるのに、
パラディン三兄弟はできないんだよなぁ。できたらどうなるんだ、って話だけど。
聖戦に限らなければ、一応蒼炎と暁ではパラディン、斧、弓の三兄弟が弓でTAかませるな
それからDSではまさかのサジマジバーツ
封印のアーマー三人を忘れないであげて
あいつらのTAは実用性0のネタですし
ウェンディ育てるときは多少役に立たないでもない
アーマー三人って中々出せないし、ユニットとしてもボールスひとりで十分か、って気がする。
ドーガくらいの安心感があればまた違ったんだが。
特にSFC版だと、室内で槍が使えるのがアーマーだけだし、
みんな魔防低かったから、かなり便りになった印象がある。
なんか至極真面目と言うか健全な流れだなw
こういう雑談も楽しいけれど
ドーガはSFC版第一部が一番輝いていたな
ブーツとグラディウスはいつも彼の物だった
慣れてからは星と光のオーブをガトーに渡さずに星光ファルシオン無し20章1ターンクリアが
普通のプレイになったから、メディウスへの止めも彼かゴードンの役目だった
DSではノルンといい雰囲気だよなドーガ
その代わり顔はかなり残念になったよねドーガ
篠崎版小説紋章で日野の趣味的に挿絵ふられて多少目立っていた以外、
小説や漫画でいつも空気だったドーガがDS二作ではOAVを彷彿とさせる
渋い知的キャラに描かれていたから顔は多少残念でもいいやw
ドーガさんに足りないのはロマンスだな
ゲームブックだとニーナを説得しようとしていたり
エピローグにも他のみんなを差し置いて登場するなど目立ってたな
そういやゲームブックがDSiWareで出るようだけど
既存の本を落とし込んだりはしないんだろうか
だとしたら
>>278のも今から読めるのにな
おお〜い、マルス様〜〜っ!!
ちょっと笑った
幻の王国が全く見つからんのでそれでもいいから復刻して欲しいところだ
オリジナルの女キャラもいるけどキャラが不明じゃ書けんし
(そもそも需要があるかどうか不明だが)
ドーガさんに余分なものはロレンスだったな
ロレンス将軍って何気に隻眼キャラなんだよな
ロレンスのエロは想像つかなさ過ぎる
ユミナにせがまれて親指挿入
ロレンスは奥さんの一人や二人確保してそうだがな
あんまり顧みないだけで
ティアサガのバルバロッサも王女やら砦の人々やらにばかり気配って
娘が若くしてシングルマザーになろうが厳しい教育続けて
結果孫をえらく健気キャラしてしまったり
…ロレンスは独身でも許せる気がしてきた…
そういえばナロンの親父は打たれっぱなしの伏線だな
ナルサスとかメルヘンとか尖ったキャラを運用するのはティアサガの楽しみ
全然関係ないけどエフ×エイってあんまり人気ないような気がする
近親しかも双子なのにあからさま過ぎるからかね
俺はエルトシャン×ラケシスとかセリス×ユリアとかアリオーン×アルテナとかアーサー×ティニーとか
レイヴァン×プリシラとか好物なんだけど、普通に考えて近親はマイナーだと思うぞ
それにエフラムにはターナやミルラ、エイリークにはゼトやフォルデとかいるし
保管庫には二本あるが、どっちも濃厚で困らない
ユミナ×ユベロ…ショタロリ近親はいい…
ユベロはマリアが一番似合うだろう。次点でライアンか
ユミナはオグマやラングと濃い奴がいるし
そうかFEでも近親はマイナーか
>>291 そのショタロリで蒼炎のヨファ×ミストに萌えていたのに暁で裏切られた
家族できょうだいのように育ってきたけどやっぱり他人で…とかいうのが好きなのに
本スレならともかく、ここでは本編で実現し得なかった組み合わせのエロを
欲望のままに書いてみたらどうかな? どうかな?
シーザの妹とかリーンとかメルーダとか外見設定がないせいか全く見かけんな
リーンの裏設定読んだ時は、何でそこまで欝にするんだろうなぁと思ってたな
リーンが受けたような苦しみを自分もTUGUNAI的に味わうために
カシムは嫌々マダムの相手をするとかのネタもできそう
マリーシア:カシム、リカード
カチュア:ウォレン、カイン
ユミナ:カミュ、ラング、ユベロ、オグマ
フィーナ:ナバール、サムトー、シーザ、ラディ
リンダ:大陸一をはじめとしたアカネイア組、ゴードン
マリア:ミシェイル、ユベロ、ラディ
何となく思いついたのから状況からの想像、昔からのネタ、住んでた街とか想い人とクリソツな奴とか考えてみた
マリーシアは後日談で不良になったというのを見て以来
遊び人ルークと駆け落ちしたと脳内イメージが固まった
ルークがスタメンの頃からちょっかい出してて
互いにガキとか言い合いつつ相談し合う悪友に
ユベロはリンダ先輩に憧れつつ若干こき使われてる位が楽しい
捕虜時代のトラウマからユミナと慰め合ってたりするの希望
マリーシアはレナの弟子だからジュリアンと接点あってもいいな
あ、だからジュリレナの弟子同士でリカードとか
マリーシアみたいなおてんば娘には、
エルレーンみたいなとんがってるけど根は真面目って奴が似合いそう。
いやマリーシアに合うのは山賊だろJK
マリーシアは世話になった人多いだろうから、結構人気あるのかな。
エルレーンいいな
全く考えた事なかったけど楽しそうだ
エルク×セーラより少しだけ殺伐としそう
こりゃもうトロンで痺れまくる展開ですか
雷使いってテクニシャンなイメージ。
フリージのせいだろうか。
>>301 箱田版だと、マリアとリカードが仲が良かった(?)な
マチスが頭良かったおもひで
昔リカード×マリアなのが投下されてたな
どっちかというとパロディ系だったけど
(リフやマリアという名前のキャラが出てくる映画の)
>>299 ユミナおかしくないか?ラングてwww
マリーシアはカシムというイメージが何故かある不良つながりか
フィーナとシーザ、ラディというのは初めてみた
リンダは自分も紋章を初クリアした時はエンディングの相手はジョルジュだと思ってた
あとは大体よく見かける組み合わせだな
征服された国の姫の末路は、当然そうなるんじゃないの?w
悪逆将軍の老練なテクニックに気丈に抗いながらも、徐々に身体を染められていくユミナたん萌え。
>>311 ユミナ×ラングはここでも作品があったくらい定番だったりする
マリーシアは人間関係とか、内面の類似性(嘘つきのカシム、シーフのリカード)から連想した
フィーナのシーザラディは単にワーレン繋がりだけで考えた
今思えばカシムも一応ワーレンに個人的な用事で行ったことあるから
大切な者を失った悲しみを行きずりのフィーナに癒して貰う的なのが出来そう
非王道の流れに便乗してレヴィン×ティルテュを推してみたい。
フォルアーサーのために組む人が一定数いるだろうCPだが、
放蕩王子とおてんば公女が戦火と向き合い成長していく中で……って展開に萌え。
>>314 自分もそのカプ好き
そして後々シレジアが滅ぶ時にフリージへ連行される
王子妃ティルテュとかティニーとか考えると堪らなくなる
ティニーが娘のときだけは汗を書く解放軍軍師
一方ティルテュが嫁の時に、嫁のカタキに何も言わない伝説の槍騎士
下手すりゃ一回も隣接しない間に子作り
フィーナが登場したときには盗賊に囲まれてていかにもなシチュだったのに
まあルナだとナバールごとという場合もあるが
フィーナが一座とはぐれたのは
座長のセクハラから逃げ出したからなんだっけ
妄想膨らむわぁ
むしろあの盗賊たちが一座だったとか?
赤い表紙の小学館エイプの紋章攻略本の加賀さんインタによれば
フィーナは年齢16、7歳で、旅芸人一座にいて
>>321の言うとおり
やらしい座長から逃げたいきさつあり
スレたところはあるが苦労人らしい
レイピア装備できることとか、ナバールに殺されると思い込んだ時の
台詞とか結構気品もあるんじゃないか(聖戦のクロード→シルヴィアみたいに)
仕事から帰ってきたら、百合SSを投下する
おぉ、いってらっしゃい
>>323 それ、黒表紙の方にも書かれてたな
赤本と黒本って何が違うんだっけ
>>325 あれ、表紙の色は黒だったかな?
友人に紋章攻略本3冊貸しっぱなしで十数年経ってるのでもう記憶が曖昧だ……
自分が持ってた小学館のは2冊だが、そのうち茶色の表紙のが一般的なやつで、
もう一冊のは確か「プロフェッショナル」って題で赤い表紙だった覚えが
内容はマップ全体は載せず、白黒で増援の出現条件の詳細などをワンポイント解説
茶色のに載ってなかった一部二部それぞれの成長率や星のかけらの効果の
詳細も載っていた
ケイブンシャの攻略本の相関図ではジョルジュがニーナを好きと矢印がされていたな
>>327 あーありがとう
>>325さんが言ってた黒が自分の持っていた茶色(一般向け)ってことだな
でも赤(プロフェッショナル)とどっちにあのインタが載ってたかは忘れたw
>>324 今更ですが楽しみにしております!
>>329 今確かめた
フィーナの件がのってるのは黒本
しかし
>>327を見ると赤本とか回想録とか欲しくなるなぁ
帰宅したので、約束通りタニス×マーシャの百合SSを投下する
「百合」及び「ベグニオン性風俗の二次設定」に抵抗がある人はスルー推奨
(はあ、どうしてこんな事になったんだろう……)
マーシャは布地の少ない服に着替えながら、自分のこの情けない境遇に溜息を漏らした。
彼女の運命は、そもそも血を分けた兄が先に生を受けた時から決まっていたかもしれない。
金にだらしなく、人にたかったり借金を踏み潰したりする事しか能のない兄。
思えばこれまでの人生の大半、彼女がこうむってきた被害は彼に由来するのではないだろうか。
兄が借金を踏み倒して逃亡したため、彼女は日々高利貸しに付きまとわれるようになった。
ある時、高利貸しに雇われた屈強な男たちが街中にいた彼女を拉致した。
武術の出来る彼女もさすがに丸腰では大勢の男の力に屈せざるを得ない。
彼女はベグニオンの高級売春宿に放り込まれ、春を鬻ぐ羽目になったのだ。
「遅いぞ、着替えるのが」
「兄さんが借りた分の金、たっぷり稼げよ。嬢ちゃん」
着替え室から出ると、到底カタギに見えない強面の男たちが立っていた。
「この場所に行け。途中までは仲間が送る。逃げようなんて魂胆は起こすなよ」
そう言われて無頼の男の一人に彼女は連れていかれた。
彼女が行き先を尋ねてもすぐそこだと言うだけだった。
いぶかしんでいると、二人はベグニオン王宮の裏手に着いた。
やはり私欲に肥えた貴族に抱かれてしまうのか、と彼女は心中で嘆いた。
買春側の人間に事情を話して解放してもらおうにも、腐りきっている貴族たちが
そのような善行をするはずがない。
だが、彼女の思惑に外れて王宮内には案内されなかった。
その代わり、隣接している軍兵用の宿舎に連れられた。どうも相手は貴族ではないらしい。
では男の多い聖竜騎士団の宿舎に案内されているのだろうかと思ったがそれも違う。
男の指し示した先は「聖天馬騎士団」に宛がわれた宿舎だった。
「女相手で運が良かったな。相手は店の常連だ。
腕はいいから、せいぜいたっぷり可愛がってもらえ」
男は下卑た笑いを浮かべて去っていった。
近年のベグニオンにおける風俗事情は複雑だ。
他国とは違い、ベグニオンの娼婦はしばしば女の相手もする。
男相手だと孕んでしまい、商品としてすぐにガタが来やすいので
女同士抱かせる同性愛に目をつけた商売が発展したのだ。
特に男子禁制である聖天馬騎士団は同性愛が蔓延していて、彼らのお得意先になっていた。
ベグニオンの腐敗は思ったより進んでいて、中には
神使すらも風俗を利用した記録が非公式に残されている。
その事実を知らない兵士は、日々兄貴の財政に腐心していて
色事に頭がいかなかったマーシャぐらいだった。
「ここね」
マーシャは指定された場所まで足を進めた。元々勝手知ったる宿舎なので迷いはしない。
彼女はある部屋の前に着いた。そこは一度も使われた事のない空き部屋だった。
手渡されていた鍵を錠に差し込み、彼女は扉の中に入ってしばらく待つ。
(ふーん……ここを密会の場として使っていたわけね。
でも一体誰なんだろう……女の子を買う人なんて)
彼女は同僚に見つからないようにローブを目深に被っていた。
訴えるにしても、話して恥をかく相手は一人でいい。
ましてや鬼の副隊長であるタニスに見つかったらどうなる事か分からない。
少し経って、件の相手が部屋に入ってきた。
「入るぞ」
凛とした声がマーシャの耳に届いた。どこかで聞いた事のある声だ。
「えっ!?」
マーシャは思わず驚いて顔を上げ、相手の方を見る。
その声の主は彼女が考えるに、もっともこのような事に縁遠いと見られる女性だった。
相手もマーシャの顔を見て、一瞬言葉を失っていた。
少し間を置いて、マーシャが口を開く。
「タ、タニス副隊長……!」
# # #
「どういう訳だ……?」
自身の部屋にマーシャを入れ、険しい目つきでタニスは事情を聞いた。
マーシャは上司である彼女に怒られる事も多かったが
まさかこんな事でも絞られる羽目になるとは思っても見なかった。
彼女は激しい詰問におどおどしながら言葉を紡いで説明していく。
「……という訳で、兄の代わりにこんな副業をする事になったんです」
「そうか……同情できる点は少なからずある。だが……」
タニスは机の書類に眼を通した後、彼女を見た。
「マーシャ!」
「は、はいっ!?」
「お前の事情は分かったが、だからといって春を鬻ぐなど……
誉れ高い聖天馬騎士団員としての誇りはないのかっ!?」
「はいっ! あ、え、でも……」
「何だ、言いたい事があったら言え!」
タニスの強い口調に尻込みしつつも、彼女は聞いた。
「その……副隊長こそ、何でこんないかがわしい商売に絡んでいるんですか?」
そう言われた途端、タニスは目を逸らして辺りをキョロキョロとした。
どうも言葉を探している様子だった。彼女は机上の水入りグラスを手に取り
グッと黙って喉に通す。
しばしの沈黙の後、彼女は告げる。
「こほん。わ、私は騎士団の風紀の実態を調査すべく、あえて自ら身を乗り出したのだ。
件の店も……今日初めて利用した」
「えっ、でも聞いた限りでは店の常連さんだと……」
「……」
両者の間に何やら気まずい空気が流れた。
「……悪い、か?」
「えっ……?」
「女を好きになって悪いかと聞いているっ!」
タニスは机をドンと叩いて、マーシャに言い放った。
「女が女を好きで抱くのはおかしいかっ!?」
「お、おお、おかしくないですっ! 自然ですっ! 人間の摂理ですっ!」
上司の気迫に、マーシャは押されるように肯定の意を示した。
「本当だな!?」
「はいっ!」
「気味悪がったりしないな!?」
「はいっ! とんでもありませんっ!」
タニスはそう言うと、ふうと溜息をつき額に手を当てながら話し始めた。
「確かに私が娼館を利用したのは初めてではない。
……私はある日、一人の天馬騎士見習いの娘に恋をし
それからというもの、日々自分を慰めてばかりいた……。
しかしそのうち自慰では抑えられなくなって、女郎買いをし始めたのだ。
見初めた後輩の容姿に似た女性を捜しては、自らを騙して抱いていた……」
「その女の人って、私に似ているんですか? しかも同じ天馬騎士……」
マーシャは聖天馬騎士団の団員たちの顔を思い巡らせ、自分と顔や格好の似た人間がいないか探した。
だが該当する女性は思い浮かばなかった。もっとも、彼女とて全ての団員の顔を記憶している訳ではないのだが。
「……分からないのか?」
「……?」
「はっきり言おう。私が恋した天馬騎士とは、マーシャ、お前の事だ」
「ええっ!?」
何の冗談かと思ったが、上司の目には一片のふざけた気色もなく、真剣そのものだった。
「私はお前の事が好きなんだ……!」
マーシャを見つめながらタニスは念を押すように告げた。
その告白を聞き、眼前に控えているマーシャは彼女を見ながら身を硬直し、ただ口だけを小さく動かしている。
「だって……タニス副隊長、メチャクチャ厳しくて、全然優しくなかったじゃないですか。
いきなり好きだなんて言われても……」
「バカ、それはお前のためを思っての事だ!
好きになったからといって甘やかしていたら公平さを欠くし、何よりお前のためにならない。
それにお前なら私やシグルーン隊長のいなくなった後も、立派に天馬騎士団を率いてくれると思い
あえて厳しく接していたのだ」
「えっ、だってそんな事、一度も……」
「一度も言ってないだと? 当然だ、こんな甘々しい事をお前に向かって言えるものか!」
「……」
椅子から腰を上げ、タニスは部下に近づきながら言葉を続ける。
「マーシャ……、先ほどの告白ですら私は断崖から飛び込む思いで話したのだ。
ほら、今も心臓が強く鼓動を繰り返して苦しい……」
彼女はマーシャの手を掴み、自身の薄く硬い感触の胸に当てた。
マーシャ手の平から上司の熱く強い鼓動が伝わってきた。
タニスの美しく端正な顔には、普段見せないような桜色が見えている。
上司が同性愛者かつ自分に恋心を抱いている事を告白し、彼女はすっかり気が動転していた。
「副隊長の気持ちは分かりました。けど、どう返事をしたらいいか……」
しかしタニスはいつの間にかマーシャの腰に手を回して抱き寄せ、その無垢な体を弄り始めていた。
「ちょ、ちょっと副隊長! 何をしているんですかぁ!?」
「マーシャ、すまない。目の前にお前がこんな悩ましい格好で立っているんだ。
もう自分の心を欺く事は出来ない。我慢ができないんだ」
タニスはマーシャの柔らかな唇を奪った。彼女の爽やかな香水の匂いが、マーシャの鼻腔をくすぐる。
「んっ……で、でもぉ……んむっ……ん……」
熱い接吻の後、タニスは少し唇を離した。二人の口唇の間に架かっている唾液の橋がその時間を物語っていた。
「マーシャ。お前の境遇には同情するが、ともあれ私はお前を買った。私の想いを遂げさせてくれ」
「でも、……私、今日出張してきたばかりで……やり方とか、全然知らなくて……」
上司に唇を奪われて放心の体であるマーシャがそう言うと、タニスは不敵な笑みを浮かべた。
「なあに、そのような事は私が教えてやる」
# # #
「脱いだか?」
「はい……」
タニスがくるっと振り向くと、マーシャは産まれたばかりの体で立っている。
軍隊の生活で他の団員やタニスと一緒に更衣をする機会はあったものの
流石に全裸を他人に晒すのはマーシャとて恥ずかしい。
俯き加減に顔を傾け、彼女は程好く膨らんだ胸の先端と深い茂みを有する恥部を左手と右腕で隠していた。
彼女の正面には、同様に裸となっているタニスの姿があるが、こちらは対照的に堂々としている。
上司である彼女は、ハリのある薄い胸をぐっと反らしていた。
背の高くほっそりとした体つきは女性の理想を具現化したような美しい肢体だった。
大きくくびれたその柳腰が、彼女の悩まし気な肢体の魅力を如実に引き立てている。
「マーシャ、隠す必要はない」
「で、でも……」
「命令だ」
タニスの言葉を聞き入れ、マーシャは目を瞑って両腕を体の脇に置いた。
隠れていた薄桃色の乳輪や乳頭、そしてささやかな茂みとそれに隠れた恥門が顕わになる。
まるで服装の乱れを検査しているように、羞恥に小さく震えている彼女の様子を
副隊長はじっと上から下まで見つめていく。
「ふふふ、何を恥ずかしがる事がある。均整の取れた、素敵なカラダじゃないか」
口角を上げたタニスはマーシャの腰を抱き、肩に手を置き、自分の胸へと引き寄せた。
そしてその唇を再び部下の口唇に重ねる。
「んっ……んう……」
タニスの舌がマーシャの口内を侵し、歯列をなぞり、相手の舌をつついた。
まるで男が女を肉棒で愛でるように、タニスは彼女の口を犯してその精神を支配していく。
その間タニスは腰に回していた手を這わせて
部下の柔らかな尻肉を撫で回し、その感触を堪能する。
カタツムリのようにゆっくりとした動作で、その手は下へ下へと移動していき
やがて指先が恥部に到達した。
(ふふ……)
タニスは少し腕を伸ばし、指先を恥門に滑り込ませる。
肉弁を指に絡ませて巧みに愛撫していった。
さすがに気づいたらしく、マーシャの体に緊張が走った。
それでもタニスは愛撫を続けていく。
すると彼女の体は徐々に力が取れて、身を相手に委ねていった。
それに呼応して彼女の淫部はじわと湿り気を増していった。
マーシャは羞恥と快楽にふるふると身を震わせた。
タニスの指はそんな彼女の乙女の部分を執拗に愛でている。
「もうこんなに濡らして……いけない部下だ……」
彼女はマーシャを近くにあったベッドに仰向けに寝かせ、その上から覆い被さった。
「あっ……!」
タニスの口唇がマーシャの桜桃のように愛らしい乳首を吸った。
次いで舌もペロペロとその桃色の突起を愛撫する。
彼女は乳輪ごと吸わなかった。時折乳輪だけを舌でなぞって濡らし、部下の反応を見る。
マーシャがその動作に慣れ始めて体の力を抜き始めると
タニスは次に相手の乳首に軽く何度もキスをした。
その間、彼女の左手は休む事無くマーシャの敏感な部位を巧みな性戯で悦ばせていく。
蜜門に第一関節まで中指を入れてナカを音がするまでかき混ぜ、ほぐしながら蜜汁をかき回す。
肉雛を親指の腹で弄ぶ度に、マーシャは熱い吐息を可愛らしい声と共に漏らす。
「あっ、あぁん……! ふ、副隊長っ……、私……!」
「どうした、イキそうなのか?」
マーシャは声を抑えながら小さくコクンとうなずいた。
「可愛い奴だな……構わない。心地良さに身を任せろ」
タニスの指が優しく肉雛を揉み解すと、マーシャは黄色い声を上げて背を反らして絶頂を迎えた。
じんわりと甘い痺れが霧のように彼女の体全体を覆った。
「イったか?」
「は、はい……」
タニスはそのウブな反応に喜び、マーシャの頬に軽く三度ほど口付けをする。
「ほら、マーシャ」
タニスはその場で両足を左右に開き、その恥部を指差してマーシャに言った。
「お前ばかり気持ち良くなっては駄目だろう。私も楽しませてくれ」
マーシャは頭に霞のかかった状態のまま、タニスの股に顔をうずめる。
上司である彼女の恥丘には薄毛がちらちらと散在しているだけで、ほとんど毛が生えていない。
そのため、桃色の割れ目を見つけるのは至極容易だった。
マーシャが遠慮がちな手つきで左右に軽く広げると、綺麗な桃色を呈した数枚の肉唇と
尿道口、そしてトロトロと愛液を湧かせている花口が瞳に映った。
ツヤのある肉唇に舌を絡め、マーシャは上司のカラダに性の奉仕をする。
「んっ……いいぞ、筋がいい」
ピチャピチャと唾液による淫猥な音がタニスの恥部から聞こえる。
初めてとはいえそこは勝手知ったる女の秘部
どこをどうすれば気持ちが良くなるか、概ね察しはつく。
マーシャはあえて肉雛を攻めずに肉の花弁と蜜口を重点的に攻め立てた。
「んうっ……!」
タニスは口を真一文字に閉じて、軽く一回目の絶頂に達した。
彼女の内深で起こった律動は花口付近に鎮座していたマーシャの舌にもかすかに届いた。
マーシャは後始末をするかのようにまだ上司の花唇を舌で愛撫している。
「ちゅぷっ、ちゅっ……これでいいですか、副隊長?」
「ああ、良かった。感謝するぞ」
目を瞑って全身に這い回る喜悦を味わった後、タニスは部下の労をねぎらった。
そしてまた彼女はマーシャの体を抱きしめ、その柔らかな口唇をまた食むように味わう。
ここに来てマーシャもタニスの背中に両手を伸ばし、ぎゅっと自分の方へ引き寄せた。
「ん、どうしたマーシャ」
「いえ、何でもありません……
ただ、……もっと副隊長と重なりたくて」
「ふふっ……お前もやっと、この良さが分かってきたようだな。
どうだ……粗野な男より女の方が良いだろう?」
マーシャに男性経験はなかったが、この状況下での答えは決まっていた。
「はい。どの男の人より副隊長は素敵です……」
部下のそのいじらしいその言葉に、タニスはますます興を注がれ、舌の動きも活発になる。
彼女は部下のすべすべとした白肌の桃尻をその右手でゆっくりと揉み解しつつ
左手を相手の後頭部に添え、飽く事無く接吻を貪る。
「マーシャ、最後は共に気持ちよくなろう」
「はい……」
マーシャとタニスは、蛇が互いの尻尾を咥えるように相手と体を組んだ。
タニスの顔にマーシャは跨り、その肉付きの良い尻をゆっくりと下ろしていく。
「遠慮は要らない、押し付けるような気持ちで下ろせ」
「はい、……こうですか?」
タニスの鼻腔にマーシャの花門と後門の入り混じった濃厚な淫香が入り込む。
彼女もマーシャの後頭部を押さえ、自身の淫部に引き寄せた。
やがて二人はどちらともなく舌を突き出し、互いの陰部を優しく舐め始めた。
「んっ……ちゅぷ……ああっ……ちゅっ……んう……」
「ちゅぶ、ちゅっ……んむ……あんっ……」
ピチャピチャと蜜水の飛ぶ音に、二人は時折艶かしい嬌声を織り交ぜながら
互いを心地良くするために夢中で奉仕していく。
二人の美しい桃色の花弁は露気を帯びて、一層淫靡さを増していった。
舌が出入りする度、互いの淫口はヒクヒクと舌肉をいじらしく締め付ける。
ツボをしっかりと心得た上司の舌技は、マーシャには多少刺激的らしい。
彼女は尻を浮かして何度も逃れようとする。
だがタニスは両手で強くマーシャの柔らかな尻肉を固め、苛烈に舌で攻め立てた。
その熟練した性技は、まさに彼女の女性経験の豊かさを語るに相応しかった。
「だ、ダメですっ……、副隊長! き、気持ちよすぎて……ああんっ!」
マーシャは思わず顔を上げて上司に訴えた。彼女の大きな尻がなければ
タニスは部下の切なげな表情を目に入れたに違いない。
「ああ、私も……来る……っ! んうっ……!」
「やあんっ……!、い、いっちゃいますぅっ……!」
二人は互いの口に甘い蜜潮を雨のように飛ばし、ほぼ同時に昇天した。
その甘美な心地が解けるまで、二人はその後も数度互いの体を舐め合い
何度も快美のうねりを味わった。
# # #
お互いのカラダを充分に堪能した二人は、誰もいない時間を見計らって共用の浴室に入った。
「大分延長してしまいましたね」
浴槽に体を浸かっているマーシャの傍にいたタニスは、彼女の腰にそっと手を伸ばした。
どうやらいまだ興奮冷めやらぬようだ。
「愛くるしい部下が可愛い声で何度もイクからな……
ついつい時間を忘れて楽しんでしまったよ」
マーシャも彼女の顔を見て天使のようにニコリと微笑む。
「副隊長があんなにもエッチだとは思いませんでした」
「ふふふ……」
タニスはマーシャの体を引き寄せ、その頬に口付けをする。
頬の火照りは湯の蒸気ゆえか、それとも……。
「決めたぞ、マーシャ」
湯船から立ち上がり、タニスは真剣な眼差しでマーシャの目を見つめた。
「何がですか?」
「その店には私が代わりに借金を払う。だから、客商売はやめろ」
「えっ、本当ですか! け、結構な額なんですけど……」
「構わない、私にも一通りの蓄えぐらいある」
「それは、その、助かりますけど……どうしてですか?」
「私はお前を養う事に決めた」
「ええっ!?」
「マーシャ、お前は私と一緒に暮らせ。一生可愛がってやるぞ」
マーシャはタニスの愛撫をその身に受けながら
どうしたものかと茹で上がって働かない頭で考えていた。
以上です。
「ペガサスナイトは陵辱映えする」と前スレで言っていた人がいたけど
百合で味付けしても美味だと思って書いてみた
大変おいしゅうございました。
あれ。タニス副隊長、女にうつつを抜かしてるのにかっこいいぞ?
GJ
タニスさんマジイケメン
投下乙でした。
しっかし、このベグニオンの爛れっぷりは夢が広がるなぁw
GJ!
マーシャは振り回される役がほんと似合う。
GJです。
今まで天馬騎士というと売る側というイメージが強かったが、買う側ってのも……
これはちょっとコペルニクス的転回じゃないかね?
イリアとか生活苦しくてありそうだよな
ファリナ
あら、私のご主人様に
立候補してくれるの?
ゴクリ……
[ヘクトル]
なにが2万ゴールドだ!
お前やっぱりふっかけてやがったな!?
[ファリナ]
べ、別に
ふっかけたわけじゃないわ。
ぶっかけの追加料金が上乗せされてるだけよ。
上手いw
なんかもう高貴な人参のくだりまでエロい目でしか見れなくなったじゃねーかw
高貴なにんじんじゃないと駄目なのよ!
ファリナの相場4千Gと実際に支払った2万G
差額1万6千Gを戦闘以外の方法でヘクトルに支払うファリナのSSが読みたいです
実はね……最初に読んだFEのエロパロが、烈火ペガサス三姉妹だったんだよ……
詳しくは書かんが、そういう初めて読んだキャラって思い入れがある
ミーシャとかアマルダとかミレディとかフィオーラとかセライナとか
苦労が絶えなさそうなお姉さんを癒してあげたい
俺はパオラとかフィオーラとかシグルーンみたいなお姉さまキャラを凌辱したいでござる
シグルーンはいいけどパオラとフィオーラは可哀想だからやめたげて
なんかその二人ヒモ養ってそう
パオラは可哀想だろ
エストが失踪したのは自分のせいでアベルが主君を裏切ってしまったという負い目のため
・・・と思っていたが新紋章で普通に仲良かったから
後でパオラの気持ちに気付いて勝手に逃げたとしか受け取れなくなるんだよな
カチュアは元々わかってて茨の道を歩んでるから自己責任
それにいざとなったらウォレンやカインもいるし
マリアはあんまり実らぬ想い感がないな
ここでは名もなき敵に捕まって色々される系の話もないし誰かとラブラブな話もパロディ系以外ないし
年齢近そうなユベロとないものか(ユベロはユミナやライアンが似合いそうだけど)
新紋章でアベルとエストの支援会話、途中からエストが何か悩んでいて
言いだせない雰囲気(人質の件じゃなくて)になっていたし、
みんなの時間でエストの独り言も「アベル…わたし…わたし…」だったから
あの辺で姉の想いに気づいてどうすればいいのかわからなくなったって
感じにも見える
サナキに反抗する
貴族連中でシグルーン様を……
みたいなのがいい
>苦労が絶えなさそうなお姉さんを
ブルーニャは該当するだろうか
イシュタルは妹キャラだけどティニーから見たら姉同然だな
エーディンは実弟のアンドレイにあまり苦労させられたというイメージがないんだよな
何気にガレットって羨ましいよな
あんな可愛くてえろい美少女三人と支援があるなんて
ま、そのおかげでガレット×リリーナorキャスorララム妄想で抜けるわけだが
マリアは1部終了時点でマルスのことは諦めている
というより、思春期前半の少女が、閉じ込められていた要塞から救い出されて淡い恋心を抱いていただけだろうね
ちょっといいな的な
シーダやカチュアほど重くないし淡い初恋に近いんだろう
その後は他に素敵な人を探そうと思ったのだろう新紋章ではマルスから支援受けなくなった
ミネルバは受けていた気がしたが
ミネルバ様と言えば、エストとの拠点会話で「好ましく思う方はいますが、
恋愛と呼べるかどうか」って言っていたがあれは誰のことだったんだろう
マイユニは女性の可能性があるし、ミシェイルの事なら兄をこういう風に
はぐらかしたりしなさそうだし、やっぱマルスのことなんかな
俺の中で新・紋章の支援会話は全部二次創作
マイユニ主人公のドリーム小説読まされてるみたいだった
マイユニ♀は許す
>>367 うむ、言われてみればガタイのいい兄ちゃんと
可愛い女の子の組み合わせはエロイ
サジ×チキとかサジ×ユミナとかもアリだな
マジでもバーツでもなくサジを抜擢した理由についてちょっと興味がある
ベルガー商会の兄弟とか好きなんだけど、もっとあんなキャラでないかなぁ
まあとあるレビュー風のコラとか某紋ビラのネタとか色々ある
あぁもうやだ……朝目覚めたらリンディスのゲルの中だったりしないかなぁ
朝立ちを見られて呆れつつちょっと赤らんでる顔とかみたいなぁ
生脚ロードは復活すべき
リンの服って絶対脱がないままズコズコできるようにっていう設計上の配慮があるよね
それがサカの掟だ
初めてマニュアルのフィーナみたとき
こりゃ襲われてもしょーがないわって思った
紋章シーダのスリットの深さたるや
はいてない疑惑が出るレベル
単に「スリット入った服着てます」では興奮しない
斜めとか横を向いて、スリットからのぞく太ももを見せてくれないと……
その点イグレーヌの公式絵とか最強すぎる
暑い夏なんだから、裸で水浴びとかないかな。
なぜかナバール×ミネルバの夢を見た
オグマ×ミネルバとかなら聞いたことあるがなんでこの組み合わせなのか
自分でもよくわからなかった
ただ、夢の中で兄貴に似ているネタは言及していた気がする
初代暗黒竜では使い回しだったっけw
>364
その気になればケルという下僕候補がいる
おそらく部下達にも心酔してる奴はいるだろう
八つ当たりの道具には事欠かない環境だと思う
性的な八つ当たりですねわかります
敬愛する王がイドゥンたん囲うわ
同僚の変態がロリの癖して自分にまでセクハラかましたり
ソイツに他所の部署がちょっかいかけないよう牽制したり
そもそも戦の出番が少なくてやきもきしてたり
大体の想像はつくな
だみゃ〜ん氏が一個書いてたけども
FEがもしアニメ化されたら、女性キャラのお色気シーンとかありそうだな。
パンチラ、乳揺れとか、下着姿とか最近のアニメならありそうだな。
OVA…
リメイクのカチュアのイラストのふとももとか妙にエロいしな
どうせならパオラも書いてくれたら良かったのに
>>388 マルスとかロイがラッキースケベに遭遇しまくる様を幻視したわ……
マルスはOVAでシーダの部屋のベッド見ただけで赤面してたがな
パンチラは見えそうで見えなかった
ま、ファイアーエムブレムはエロですから
というかリンダって格好といい顔といい身体といい設定といいエロすぎるだろ。
SFC三大エロキャラはリディア・リース・リンダとみんな仲よくリがついてるな
>>390 任天堂モバイルの七月カレンダーがカチュアの全身図で興奮したわ。
お腹から足先のラインがエロくて溜まらん。
しかし八月は何でロディなんだよw
リンダとソフィーヤはCCさせたくない病を誘発させる
DS版では専用グラもらったの?
>>392 何を想像したのかねちねち問い詰めたい……。
マイユニットとの支援会話によるとリンダのローブは
かなり薄地らしく、木の枝に引っ掛けると破けて大変な事になってしまうとか
リンダはエロ妄想に困らないな。
何そのエロフラグ
>>395 兵集変更システムのお陰で、マリクの贔屓グラすらオミットですよ
当然リンダちゃんのマスターマージ衣装も夢と消えました
>>392 まあマルスも15,6歳の健康的な男子だし色々想像してもしょうがない
「その剣で私をスキにして」でいやらしい妄想をしてしまうんですな
>400
ナバール「パンツー、まる見えー」
というアンソロネタを思い出した
402 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 23:40:09.92 ID:PTh06kpe
マカステは悪くはないが、アイク×ステラの方が萌える。
そんな甲斐性ない男ばっかり……
ミカヤ×ルカンでタイツ凌辱を頼む
405 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 00:07:53.06 ID:EbjJyjMe
現パロや学パロって・・・OK?
注意書きさえあれば何であろうといいんじゃないの?
ゴルフとかもあるしね
でも結構ゴルフそっちのけでキャスとよろしくやってたよね
エロパロだからエロけりゃなんでもいいよ
注意書きさえあれば大抵はスルー出来るし
前はサッカー(?)やってたりもしたな
キャラ×キャラだとなんでそうなるに至ったかの過程がわからんと色々まずそうな気もする
展開をわかるように書くか
展開がわからなくても成り立つように書くか
413 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 21:49:05.82 ID:40ec0OxU
ネフェニーとマーシャはアイクに片思いしてもいいと思う
ネフェニーは意外と合うキャラ多そう
>>411 おれのようなマイナーカプ信者がエロパロ書こうとすると
気がついたら前振りのほうが長かったなんて日常だぜ
確かに蒼炎やってたらマーシャはダメ兄の反動もあってアイクを慕っている
(色恋抜きでも尊敬している)ように見えたな
ネフェニーはちょっとシャイでクールだったけれど
でもそれだとアイクさんどんだけフラグ立てて折れば気が済むんや
実は新しい大陸で運命の出会いがっ……とか
アイクさんを凌駕するフラグ成就能力とか……
アイクも大概駄目な奴だろう
腕っ節以外はなにもないんじゃなかろうか
蒼炎の頃だと、それこそあのマカロフを手玉に取ったような拠点会話とかで
経済的にマトモな感覚は持ってたがな、多分セネリオとティアマトさんの
入れ知恵だろうけれど
アイクは暁EDで傭兵団すら放り出してどこかに旅立っちゃうのが、甲斐性無さそうなイメージの原因だと思う。
ED後にどこか旅立ってしまうというとティアサガのホームズがいるけど、
ホームズは絶対カトリ(あとサーシャも別の意味で)に頭が上がらなさそうな分、根無し草って感じは薄い。
あるいはアイクが、狡兎死して走狗煮らる、
ってのを無意識に感じ取って姿を消した、と解釈すると、
アイクは賢いけど切ない展開だよね。
蒼炎EDでロン毛宰相が、アイクの存在そのものが戦乱の火種になるだろうとか
懸念(計画通りとも言う)してたから、平和になって安定した世の中に
自分は不要、むしろいない方がいいと判断したのかも
ミストがボーレと支援Aになってた場合
「ミストを頼む。」
「言われるまでもないぜ。おまえのほうこそ気をつけて行けよ。」
「お兄ちゃん、元気でね……。わたしたちのこと、忘れちゃやだよ……。」
みたいな感じのやりとりがあったんだろうと想像できるが、
ミストがボーレ支援Aに達してない場合は彼女の心中思うと悲しいな
蒼炎の7章EDグレイル死亡〜8章OPセピア色回想&墓の前の兄妹の
イベント見返すと特に
エストとカチュアはチンポに負けそうだけど、パオラだけは負けるイメージがないな
パオラ姉さんに男を作るとしたら誰が似合うかなぁ
箱田マチスなら個人的にはありだった
パオラ姉さんは100回土下座するって言えば100回やり切る前にやらせてくれそう
オグマ、カイン、ドーガ…後ロシェ辺りかな
実直なタイプが似合うと思う
この辺りとパオラ姉さんが幸せになってほしい
同意だ
パオラ薄幸(ステ的にも)なだけに、とにかく幸せになってほしい
その中だと個人的にはカインがいいと思った
エストがアベルとくっついてるから収まりがいい感じ、見た目的にもバランスいいし
箱田版で想像するとカインの方が幼くてなんかこれまたおもしろい組み合わせだw
最近初めてティアサガやってるが
ガロとジュリアとかジークとケイトとか他にも色々かなりいいねえ
シゲンとクリシーヌとかも好きだ
同人誌とかでもたまに見かけるよねパオラカイン
前々スレに投下されたミシェパオで、ミシェイルもいいなと激しく思うようになった。
投下します。初です。
新紋章の謎 マイユニット男?カタリナなので、苦手な方ご注意。
33kbぐらいになってしまったので長いですがお許しください。
〜 カタリナに性教育をお願いしたら超絶えっちで可愛いかったので結婚した 〜
「な、何でも?」
あまりにも無防備な宣言に、クリスは思わずもう一度聞き返す。
するとカタリナは胸の前でぎゅっとこぶしを組むと、まっすぐな視線を向け、か細い声で言った。
「は、はい……何でも……します……」
A.「じゃあ、一緒に訓練するか」
B.(※性教育ルート)「じゃあ、ちょうど聞きたいことがあるんだが」
C.(※泡教育ルート)「じゃあ、性的なご奉仕をしていただこうか」
D.(※性奴隷ルート)「お手」
>B.(※性教育ルート)「じゃあ、ちょうど聞きたいことがあるんだが」
「じゃあ、ちょうど聞きたいことがあるんだが」
何かに操られるようにクリスは言った。
クリスの純粋な笑顔に、カタリナは思わず己を恥じる。
――自分はいったい何を期待していたのだろう。こんな、誘惑するような真似を。
クリスは清廉な人であって、自分のような裏切り者と関わってくれることでさえ、
たったそれだけでさえ、自分にとってとんでもない名誉なのに。
不埒な情念があったなどとクリスに思われてはいけない。
それは、自分を信頼してくれた愛しい人を裏切ることに他ならないからだ。
単純に恥ずかしいからでもあるが。
カタリナは全ての思考を打ち切り、可能な限りさわやかに答えた。
「はい、なんでしょうか」
クリスもさわやかに言った。
「女性というのは、赤ちゃんをどうやって作るんだろうか」
「ぶっ」
「教えてくれないか」
「え、え、え、え、え」
頬が一瞬で真っ赤に染まる。頬どころではない。全身の体温が爆発的に上昇していく。
予想外の一撃に、カタリナは一度止めたいやらしい思考回路を全速で回し始める。
あれだろうか。これはひょっとして、ああいうあれのお誘いなのだろうか。
かっこいい朴念仁代表たるクリスの言葉とはとても思えない。
「あ、あの、あの、あの」
「いや、知らないならいいんだが……」
「い、いえ、いえ、し、知らないわけでははい」
「そうか。じゃあ教えてほしい」
一歩、近づいてくる。カタリナはほとんど反射的にびくん、と全身をつり上がらせた。
一歩。その一歩の先に何が待っているのか。
想像したことがなかったわけではない。むしろ毎日のように想像だけはしていた。止まらなかった。
ただ実際にそういうことになってみると、あまりにもあまりにも、カタリナにとって刺激的に過ぎた。
「頼む」
「なっ、ひょっとしてこここででしょうかっ!」
「ここだと不都合なのか?」
「いえ! クリスが、望むのならば、私は……私は……あの、その、ただ……」
カタリナは息をようやくといった様子で吐くと、首をぶんぶんと回して周囲を見渡した。
中庭。よく晴れた日の城塞の中庭である。人影はまばらだが、見知った顔が数名いる。
これはちょっと人としてどうだろうか。
「ひ、人がいっぱいで……その……クリスの、その、評判がしんぱいです……」
「……見られると評判が落ちるのか?」
「いえ、落ちるというか、それ以上にきっと不名誉な評判がですね、はい」
「不名誉なことではないだろう? 赤ちゃんを作れば祝福されるだろう」
「そ、それはそうなんですが、あまり人に見せるようなことではないと思わなくも……」
そのあたりでカタリナは、はたと気づく。
自分がからかわれているのではないならば、いや、クリスに限ってそれはありえない。
となれば答えは一つだ。クリスは明らかに本気で、何も知らずに、自分に聞いているのだ。
だがそんなことが本当に在りうるのだろうか。
ノルダのスラム育ちだったカタリナにとって、頼りがいがあって、強く、
ほとんど崇拝すらしているクリスが、そういうことを全く知らないというのは、
ちょっと信じがたいことだった。
「あの、クリス」
「なんだ」
「ええと、その、私としても、こんなことはとても聞きづらいのですが」
カタリナはすー、はー、と全身を使って呼吸をする。
そして、意を決したかのようにぎゅっとこぶしを握りしめ、真剣な目でクリスに問いかけた。
「クリスは性教育を受けたことはありますか?」
「せいきょういく、とはなんだ?」
真剣な眼で見つめ合うこと十秒。クリスは微動だにしない。
カタリナも微動だにしない。正面から至近距離で眼差しに晒されあっている。
頬が再び熱くなるのを感じ、やがて耐えかねてカタリナは言った。
「ご、ごめんなさい。言い方を変えますね」
「うん」
クリスが妙に間の抜けた、子供のように無邪気な返事を返す。
カタリナは半ば答えを予想しつつも、その質問を投げかけた。
「クリスは赤ちゃんがどこから来るか、本当にご存知ないのですか?」
「概要は知っている。コウノトリが運んでくるんだ」
重症だった。むしろ致命傷だった。
カタリナの恋路的にかなり致命的なエラーだった。
カタリナは己の決意が一瞬でどこかに吹き飛ばされたのを感じ、頭を抱えた。
「……と、最近まで思ってたんだが、どうも違うらしくてな」
「はあ」
ぽりぽりと頬をかくクリス。
「ルークに笑われてな。これ以上恥をかくまいと、博識そうなシーダ様に赤ちゃんがどこから
来るのか聞いてみたんだが、ぎこちない苦笑いでごまかされてしまった。きっと本当はご存知な
はずなのだが」
「シーダ様になんてこと聞いてるんですかっ!?」
世が世なら不敬罪で死刑である。
というかどういう経緯でそういう相談になるのだ。なんだこの天然。
近衛騎士として、というより青年男子としてかなりまずいレベルではないか。
「……まずかったのか」
カタリナの表情を見てとり、クリスはきまり悪そうにつぶやく。
「まずいに決まっています! 高貴なお方にしてよい質問ではありません!」
「そ、そんなにまずいのか」
「とてつもくまずいです!」
「そうか……まずいのか」
クリスはうん、うんと頷く。
そして真剣な声で、ぷんぷんと珍しく怒った顔のカタリナに対して、クリスは言った。
「じゃあ、カタリナ。改めてお願いするんだが」
嫌なのか幸福なのかよくわからない予感が、カタリナの脳裏をかけめぐる。
「おれに『性教育』をしてくれないか」
「ふえっ」
予感どおりだった。
――どうしてこうなったんだろう。
本棚に魔導書が並ぶ部屋。質素なつくりの木製ベッドに、白いシーツ。
カタリナの部屋のベッドで、二人は正面から向き合っていた。
カタリナは足を内股にしだけて、腰をぺたんと落としていた。手を伸ばせばクリスに触れられる位置だ。
すー、はー、と、カタリナは必死で呼吸を落ち着かせる。緊張してはいけない。
これからカタリナは、最も愛しい人に、最も大事な教育を施さなければならないのだから。
『座学より実践のほうが学びやすい、とルークに聞いたんだが』
『えええええええええっ!!』
元第七小隊同僚の感謝すべきか恨みを抱くべきかわからぬ陰謀により、二人はあっさりと最終局面に進んでしまった。
カタリナは自らの身体でもって、クリスにこれ以上恥をかかせないよう性教育をしなければならない。
カタリナの暗殺者として、あるいは軍師としての常識的にありえない教育だったが、些細な問題だ。
なぜならクリスが望んだ。それは絶対の原則なのだから。常識など捨て去らなければならない。
まして、カタリナ自身の想いや羞恥心など問題になろうはずもない。
「じゃあ、そ、その、は、は、は……はじめ、ま、すっ……」
だからといって恥ずかしいものは恥ずかしいので、声は震えたままだった。
「よろしく」
真剣な顔で礼をして、正座でカタリナを見つめるクリス。
カタリナは考える。部屋に来る途中、何度も頭の中で教育のシミュレーションをした。
シミュレーション結果はすべて全滅であり爽快な死が待ち受けていた。恥ずかしさで死んだ。
それでも、本番で失敗するわけにはいかない。クリスに頼られているのだから。
「あの……ま、まず、おたがいの気分をもりあげます」
カタリナが言うと、クリスは首を傾げる。
「……盛り上げる?」
「は、はい。具体的には……その、え、えっちな気分に、なります」
「え、えっちな気分か」
「えっちな気分です」
連呼すると自殺したくなりそうなほど恥ずかしかったが、それでもカタリナは懸命に説明を続けた。
「お、お互いの肌を、その、さわりあったり……」
「い、いいのか?」
ごくり、とつばを飲み込む音。クリスの視線がカタリナの肌をさまよう。
露出した太もも。カタリナのぴっちりとした薄い紫のスカートと、長いニーソックス。
その間の白く美しい、ぷるぷると震える肌に、クリスの目が集中していた。
クリスの頬もまた赤くなっている。知識にはなくとも本能は正直だった。
手を伸ばしつつも躊躇する素振りを見せるクリスに、カタリナは助け舟を出した。
「ご、ごごご、ご遠慮せずに、どどどうぞ。わわわたたしはへへへいきですからっ」
揺れに揺れて転覆間近な助け舟だった。
「全然平気そうじゃないぞ」
「気のせいですからっ! 平気ですからっ!」
「いや、ムリにとは」
「あの! 違うんです! ぎゃ、逆で、うれしくって! 嬉しすぎて……その……震えて……!」
最後には本心で叫んでいた。消え入りそうな声で、カタリナがつぶやいた。
「クリスに……ふれられると、私は、うれしいです。とても」
震えずに言えた。カタリナは続けた。既に泣きそうだったが、伝えなければならなかった。
「どうか、信じてください。私、クリスと、うれしいです」
クリスはカタリナをまっすぐに見つめると、笑って言った。
カタリナは己の全てを見透かされているように思い、それを染み入るように感じた。幸福だった。
「信じるよ」
クリスの無骨な手が、カタリナの柔肌に触れた。しっとりとした肌。水気と張りが共存している。
「ふ……あ……!」
ただ触れられただけで、カタリナは艶めかしい声を漏らす。ぴくぴくと、全身が痙攣する。
なんて、なんて幸せなのだろうか。好きな人とふれあうというのは。
「クリ……ス……」
「ええと、ど、どうすればいい?」
「あ、あぅ……な……なでて……いただけると……」
「こうか」
すりすり、と、両手で両太ももがすられる。すりすり。すりすり。すりすり。
内ももから外ももへ。空気に露出して冷えていた肌が、暖かな感触で満たされていた。
カタリナは、接触面から全身に熱が伝わっていくのを堪能していた。
スカートとソックスの隙間で、優しいマッサージが絶え間なく繰り返されていた。
熱い息がカタリナの口から絶え間なく漏れ出る。
「ふあう……うあ……あっ……つ、続きを……」
「カタリナ……」
数分間が永劫の時間にも感じられた。
カタリナはぼんやりとした意識の中で、ぬるぬるとした感触が下着の中に生まれていた。
その感触で、カタリナは己の役目を思い出す。自分だけが堪能していてどうするのだ。
「あのっ! つ、続きを……教えま、す!」
カタリナは叫んだ。
「あ、ああ」
名残惜しさを必死で振り払い、カタリナは真っ赤な顔で宣言した。続き。続きをしよう。
そうだ。こんなものは、性教育では序の口どころかまだ入り口にすら立っていないのだった。
「あの……失礼しますっ……」
これは教育。やましいことではない。やましいことではないのです。
そう自分に必死で言い聞かせながら、カタリナはクリスに近寄る。
そして胸板に近寄って、ぷちぷちとクリスのシャツのボタンを順番に外していった。
「か、カタリナ?」
「あ、赤ちゃんはお互いの作業なので……クリスも……」
恥ずかしさで意識を失いそうなので、クリスの顔は見られなかった。
シャツを脱がしきると、クリスの鍛えられた肉体があらわになる。
ほんのりとした汗の匂い。カタリナはそれにすら一種の快感を覚えていた。
愛しい人が、すぐ近くにいる。匂いはその象徴だった。
「ん……」
クリスの胸板、たくましい身体に手を添える。
経験はなく知識もとても豊富とは言えないが、それでも男性がどうすれば喜ぶかはおぼろげに知っていた。
カタリナは正面から抱きつくように背中に手を回すと、クリスの胸に頬を押し付けた。
熱い。どちらが熱いのか。カタリナはふれ合う肌の接点から猛烈な熱気が感じていた。
「クリス……クリス……」
無意識に名前を呼びつつ、顔の向きを変えて、カタリナはぺろ、と舌を出して肌に添えた。
「あ、汗で汚いぞっ」
「そ、そんなことはありませんっ……おいしいですっ……」
なぜか必死で反論しつつ、カタリナは舌を這わせた。甘い。でも本当に甘いわけがない。
好きな人の肌を感じる。それが実際にどのような味であれ、脳髄に湧き出る麻薬が甘さに変換した。
本当に自分は重症だとカタリナは思った。
「クリスの身体に、きたないところなんて……あるわけありません」
「い、いやその理屈は」
「んっ」
丹念に丹念に、あかも汗も、汚いものも綺麗なものも、全てを舐めとっていく。
カタリナはクリスの露出した肌の全てを、1ミリの幅も余さぬよう、ぺろぺろと舐めていった。
シャワーも浴びずに来たせいで、汗が出ている。それを舐めとる。唾液の跡をだらりと一周させる。
背中も、胸も。手をそっと抱き上げて、その根元の脇をむしゃぶりつくようにぺろぺろと舐める。
全身を綺麗にしていく。この肌の全てにいとおしさを感じる。大好き。すべて、大好きだった。
何十分もかけて、カタリナはただひたすらに、己の舌と手でクリスの肌を撫で続けた。
優しく、だからこそ淫猥だった。
「うぁ……」
「クリス、クリスっ……きれいです……クリス……」
唾液でてかてかになった愛しい人の身体を、今度は集中的に責めていく。
へその穴を丹念に舐めとる。汚れをすべて舐めとり、同時にこりこり、ぺろぺろと、快感を与える。
かりかりと爪で横腹を優しくひっかくと、そのたびにクリスは反応し、それがカタリナは嬉しかった。
「クリス……クリス、クリスっ」
止まらない。カタリナはクリスの乳首に口を添えると、ちゅぽんと吸った。
「っ!」
れろれろと口の中で転がす。おいしい、と感じた。ぼうっとした頭の中で全てが快楽だった。
れろれろ。ぺろぺろ。かりかり。右の乳首を口の中で転がし、左の乳首を指でまさぐる。
「か、カタリナ……」
「ふああっ……クリス……」
最後にきゅうっ、と口をすぼめてカタリナは口を引く。だらりと糸が垂れ下がる。
カタリナの唇とクリスの乳首の先端の間に、透明に光る唾液が橋を作っていた。
気がつくと、カタリナのクリスはほとんどキスしそうなほどの距離で見つめ合っていた。
「た、たしかに、すごくえっちな気分になったぞ」
「……!」
クリスの発した現実的な言葉。そこでカタリナはいきなり引き戻された。
「う、うあっ、ご、ごめんなさいっ!?」
自分は何をしていた。何かとんでもないことをしていた気がした。
明らかに健全な性教育の範疇を逸脱していた気がした。カタリナはぺこぺこと必死で謝った。
「ご、ごめんなさい! わたし、ちょっととんでました!」
「いや、謝らなくても……こっちこそ、その、すごく、気持よかった。ありがとう」
「そ、そうですか!? あ、ありがとうございますっ……」
ぺこぺこと謝り合うクリスとカタリナ。異様な光景だったが、二人にとってはきっと正常だった。
やがてクリスは言った。
「じゃあその……おれの番か。共同作業だったし」
カタリナは二秒固まり、そして叫びそうになったのを懸命にこらえた。
「っっっっっっ!?」
パニックでどうにかなりそうだった。今のと同じ事を、自分が、クリスに、される?
上半身をぺろぺろと舐めたくられ、キスされる。ひたすらにキスをされる。
そして乳首をこれでもかというほどに唾液まみれにされたあげく、糸を引かれる。
信じがたい。
自分が耐えられるとは思えない情景が脳内に展開され、即座に自己防衛のために打ち消された。
「ええと……失礼する」
「ふあっ!?」
クリスはぬっとカタリナに近寄ると、服に手をかけた。
濃い紫の上着が目の前を通ってつぽん抜けると、肌が外気に晒される。下着姿だった。
「っっっっ!!」
カタリナの頭が沸騰する。それを懸命にこらえる。クリスが、クリスに、恥をかかせられない。
クリスに良く思われたい。そして……もっと、触られたい。
ただその一心だけでカタリナは恥ずかしさを押さえ込んだ。
「クリ……ス……」
カタリナはつぶやくと、自分の上半身に視線を移す。
白い下着。エレミヤ配下で働いていた時代から愛用していた質素なブラジャー。
その下に、大きくも小さくもないと思っている胸が隠されている。
そして肌。シミはないけど、やせている。大丈夫だろうか。嫌われないだろうか。
クリスはもっと豊満な女の子が好きなのではないか。古今の英雄の身体に対し、自分は貧相すぎないか。
とめどめない不安がカタリナの心をかけめぐっていった。カタリナは震えた。
恥ずかしさではなく、不安だった。自分では愛しい人を受け止められないという不安だった。
「……きれいだ」
「えっ」
カタリナは顔を上げた。愛しい人の顔が、望んでやまない声がそこにあった。
「……こ、これでいいのか? 真似してみたんだが」
そう言われて見れば、自分も言った言葉な気がする。単なる真似だったのだろうか。
だが例えそうだとしても、カタリナは自分の中から温かいものが湧き出るのを感じていた。
「は、はい……はいっ……あってます……」
カタリナは泣きそうになりながら、何度もうなずいた。
「うれしいです……うそでも、お世辞でも……すごく、感激します……」
「いや、本当にそう思った」
「ふわっ」
今度こそ本当に泣きそうだった。我慢しなければぼろぼろと涙がこぼれでていただろう。
自分はなんと幸せなのだろうか。
「ええと……あれ、これ、外れないな」
「ま、待ってください……」
ブラジャーの留め具に気がつかない。それで焦るクリスに、カタリナは助け舟を出す。
背中に手を回し、ぷちぷちと下着を外していく。あっさりと、ブラジャーはシーツに落ちていった。
とまどいは、なかった。
「……綺麗だ」
さらけ出されたカタリナの胸を見て、クリスが呟いた。
待ち焦がれていた言葉。嘘でもお世辞でもない。真実だと否応なく知らされている。
カタリナは歓喜していた。
「その……すごくえっちな気分に、なっていると思う」
「……わ、わたしもです……でも、もっと……」
この先がまだまだある。嘘みたいだが、本当だった。
人を愛しているということは、どれだけの幸せが待ち構えているのだろうか。
「ああ……じゃあ、その、触るぞ」
「は、はいっ!」
クリスはゆっくりと手を伸ばすと、宝物を布で拭き取るかのような手つきでカタリナに触れた。
まず肩。そしてゆっくりと下り、柔らかな膨らみに手を伸ばす。
クリスの大きな手が、カタリナの真珠のような肌をさわさわと、優しく撫でさすっていく。
「ひああっ……うあう……」
「カタリナ……」
「は、ひゃいっ」
名前を呼ばれると、心がきゅんとそそり立つ。
呼ばれる度に下半身にくちゅり、といやらしい音が響く。快楽の電撃がそこから全身を巡る。
失神しそうだった。身体が下半身の内側と、クリスに触れられる外側の両方から溶かされていた。
なでなでと肩を、脇を、脇腹を、お腹をさすられる。うれしさがこみあげて止まらない。
自分はいま、きっとすごい表情をしているだろう、とカタリナは思った。
「舐める……ぞ……」
「えっ!」
予想外。いや、予想してしかるべきなのだが、カタリナは思わず叫ぶ。
「だ、だめです、きき汚いです! 汗も出てますっ! だめです!!」
「いや、おれも汗かいてたが。それに……」
瞬間、ぺろり、とカタリナの鎖骨が舐め上げられた。
「ふあああん!」
「……おいしい」
「ひやっ!」
自分のしたことが、全て自分に返ってくる。なんてことだろう。なんて……幸福、なのだろう。
カタリナは口を半開きにしたまま、クリスの背中に力なく手を添え、抵抗を諦めた。
ぺろり。ぺろりと、全身が舐められていく。クリスの唾液が、体中を這って行く。
「ひゃぅぅ……ふあう……」
ぬらり、ぬらりと、カタリナの白い肌がクリスの唇で汚されていく。
汚される、とはカタリナは感じていなかった。祝福を受けているかのようだった。
唇に触れ、湿気に晒された肌が、そばから生まれ変わっていくかのようだった。
にゅるんとした快感が肌を巡るとそのたびにカタリナは目を輝かせて嬌声を上げた。
気持ちいい。純粋な快楽だった。
快楽を抵抗なく受け入れると、そこにあったのはまさしく楽園だった。
幸せすぎて、その幸せすぎる怖さを感じる間すらなかった。
「ふわ……ふああっ!?」
クリスの舌が、乳首に触れた。痛そうなほどに腫れた先端。ピンク色だった。
前触れもなくそれを口に含まれて、カタリナは下半身を細かく震わせ、達しそうになった。
ぬめっている。露出した感覚器が優しくあたたかでいやらしい感触に包まれている。
ちゅるり、ちゅるりという前後の摩擦の動きがとめどめない快楽を生み出している。
じゅるりと唾が胸を伝うと、クリスは唾を落とさぬよう手で受け止め、そのまま胸を揉み始める。
揉みしだく。揉みしだかれる。謙虚な胸が優しい手つきでマッサージされる。
何かが出てしまいそうだった。
「あ、あ、あ、あっ!」
カタリナの胸は既にどこよりも敏感な感覚器と化して、クリスの与える快楽を受け入れて増幅していた。
「ふああう!」
舐められる。揉まれる。転がされる。細かな動きと大きな動き。
本能の動きだった。すべてが心地よく、最高の快楽をカタリナに与えてくれた。
「あ、あ、あ、ふああああっ!」
右乳首をかりかりと歯で優しく転がされ、カタリナは激しくあえいだ。
同時に左側でさみしげにしていたピンクの乳首も、爪で弾かれ、転がされ、ぎゅうっと伸ばされる。
それが限界だった。ただクリスに恥ずかしいところを見せたくない、という想いだけで構成されていた
カタリナの快楽の結界は、その最後のひと舐めであっけなく崩壊した。
ちゅう、と、クリスが乳首を吸った。
「ふわぁぁぁぁああああっ!!」
「っ!?」
脳髄が真っ白になる。世界の全てと自分が一体化していた。
カタリナはびくん、びくんと全身が痙攣して、何かの液体が吹き出すのを感じた。
視界は点滅し、ただ愛しい人の名前だけが脳髄の奥底に刻み込まれていた。
愛しい人。大好き。大好きです。うれしいです。心のなかで、カタリナはクリスに叫び続けた。
「だ、大丈夫か、カタリナ」
「ふうう……ふわあ……」
数十秒、あるいは永遠にも感じられる時の後、カタリナはようやくクリスに答えた。
「ふぁ……だ、だいじょうぶ……です」
「そ、そうか? でも、それ」
「えっ?」
クリスは視線を下に移す。つられてカタリナも、力なさげに首を下に向ける。
下着の奥底から漏れでた淫猥な液体が、カタリナのスカートとシーツ一面をびっしょりと濡らしていた。
薄紫色の布で構成されたスカートは、もはやほとんど役目を果たしておらず、ショーツが透けて見えた。
白い下着は股間を中心に透明になりそうなほど濡れており、照明を受けて光っていた。
「あ、うあっ!」
ばっ、と手でスカートを覆う。絶頂の直後で敏感になった肌が、更に羞恥で燃え上がる。
なめられるだけで、絶頂に達してしまった。一人でするときとは桁が3つぐらい違う領域だった。
シーツが濡れているという領域ではなく、水分でふやけていた。
自分の下半身にこれだけのいやらしい液体があった、ということが猛烈に恥ずかしかった。
「本当に、大丈夫か?」
心配そうにこちらを覗き込むクリスに。そしてカタリナは思い出す。
そうだ。性教育だ。カタリナはなんとか笑顔を作って、クリスに話しかけた。
「はい……あの、いいんです、た、正しいです、これで」
「正しいのか……そ、そうだな。カタリナは気持ちよさそうだったし」
「う……は、はい……す、すごく……」
とんでもなく恥ずかしい会話だった。
カタリナが続きの言葉をためらっていると、クリスは続けた。
「じゃあ、これで終わりなのか?」
「えっ」
どうしよう。
と、考えるまでもなかった。クリスに正しい性知識を教えるのが、カタリナの使命なのだ。
これだけでは単に快楽をむさぼる方法を教えただけになってしまう。
「い、いえ、その、続きが、その……」
「そうか。すると、今度はおれの番……なのか」
「は……はい」
クリスの番。クリスの番だ。それは即ち……クリスに絶頂に達してもらうことだ。
言い換えれば、カタリナがクリスを絶頂に導く、射精させてあげるということだ。
「はわっ!」
そのあまりに刺激的で直接的な妄想に、カタリナはふたたび崩れ落ちそうになる。
そしてこらえる。あらゆる常識と羞恥心を超越して、カタリナの心はクリスに支えられていた。
カタリナはぎゅっとクリスの手に手を添えると、クリスに寄り添ってつぶやいた。
「その……これから、クリスに……射精して、いただきます……」
「あ、ああ。……よろしく」
「よろしくお願いします」
ぺこり、ぺこりとお辞儀をし合う。
どこかのどかだが、二人の上半身は互いの唾液で濡れていた。
そして、同じように濡れたショーツの上で、カタリナはクリスに抱きついた。
「失礼……します……」
下半身を脱がす前に、カタリナはクリスの足に手を添える。
今の落ち着いた状態でいきなり男性のあれを見ると、失神しない自信がなかったからだ。
己をトランス状態にまで高めないと、カタリナの小動物のごとき心は羞恥に耐えられなかった。
「ん……ちゅっ」
靴下を脱がせて、足の指をたんねんに舐めていく。ぺろりぺろりと、汗を舐めとっていく。
匂いは脇以上にあったが、そんなものはカタリナにとって何の障害にもならなかった。
ちゅるり、ちゅるりと小指をしゃぶるだけで、カタリナは快感が高まっていくのを感じた。
奉仕している。今、クリスに、自分などが奉仕できている。
たったそれだけのことでさえ、クリスにとっては幸せそのものだった。
「ん……んっ……」
両足の十本指を余さず舐めとってから、カタリナはクリスのズボンに手をかけた。
ボタンを剥いで、脱がせていく。その勢いで下着も取ってしまった。
「ひゃっ!」
大きい。
そそり立つ男性自身の象徴すなわちペニスが、カタリナの目の前にそびえていた。
先端部分は半分程度の外周が皮に包まれ、さきっちょからは透明な汁が流れ落ちていた。
「クリス……」
「ご、ごめん」
勃起について恥と考えているのか、きまり悪そうにクリスが呟いた。
「あああ謝ることではないです。む、むしろ誇ることです」
「そ、そうか? すごい恥ずかしいんだが」
「そ……それは、おたがいさまです……」
カタリナはしばらく、ぴくぴくと震えるペニスを興味深く眺めていた。
震えている。これが自分の中に入ると、どうなるのだろう。
ただ肌で触れ合うだけでさえ、我慢しなければ一瞬で達してしまうのだ。
こんなものが常時触れ合っていると、自分は快楽で死んでしまうのではないだろうか。
これはいきなり入れるのは危険過ぎる。まずは別の部分で試すべきだろう。
「ま……まず、よ、予行演習です」
カタリナはつぶやき、そして決心した。
通常から斜め上に大きく外れた思考経路をたどって、カタリナはペニスを口に含む。
「っ!」
亀頭を頭から半分ほどまで口に含み、舌でころころと転がす。
クリスの性の先走りたる液体がカタリナの口の中をねばねばとしたものに変えた。
「うあっ……!」
クリスが顔を歪める。気持ちよさからだった。
それを認識して、カタリナは心に暖かなものが灯る感触を覚えた。
自分の口で、舌で、唾液で、クリスが感じてくれている。その感激は快楽そのものだった。
クリスの快楽ですらも、今自分が感じている快楽には及ばないだろうと思えた。
「んっ、んっ」
唇を上下させ、粘膜を上下にこする。きゅう、きゅうと唇でクリスを締め付ける。
頬の奥の一番やわらかな部位でクリスの先端をやわらかく撫で上げると、うめき声が漏れでた。
楽しく、そして嬉しかった。きゅんきゅんとした心臓の動きに呼応して、カタリナは口を動かした。
口全体を前後させ、竿に摩擦の快感を与えつつ、先端を舌で転がし続ける。
ときおりちゅうううう、と尿管から水分を吸い上げると、先走り汁がカタリナの口を満たした。
クリスの足が震えていた。カタリナはクリスの下半身に全力で抱きつき、ただペニスを貪った。
「んっ、んー!」
舌で舐める。舐める。舐める。カリの周囲を舐め上げて全ての汚れを自分の口にしまいこむ。
それを何回も何回も何十回も繰り返し続けた。
唾を口内で練りあげて先端に補給する。口と尿道でキスをすると、幸せがそこから溢れでた。
カタリナが口を引くと、クリスの足がびくびくと震えた。舌を皮の中で回すと首を上げて呻いた。
口が熱かった。全身が熱く燃え盛っていた。
カタリナの秘部の根元には、もう一度豊かな泉ができていた。
「く……カタリナ、なにか、出るっ!」
「んっ!」
カタリナは小さくこくんと頷くと、舌を激しく動かした。先端をぺろぺろぺろぺろ、と舐め回す。
手で袋を優しくもみしだき、宝物を扱うかのように、顔全体でクリスの下半身を慰める。
それを十数秒も続けたところで、クリスが限界を迎えた。
「んく!」
びくん、と大きく一度ペニスが震え、直後にカタリナの頬を熱い液体が打った。
甘い。ぼんやりとそんな想いを抱きつつ、カタリナはひたすらに液体を受け止め続けた。
一滴も逃がさないように口をすぼめて、竿の根元に優しく手を絡めて、射精を促す。
初めて受け止める長く続く射精を、カタリナはひたすらに優しく受け止め続けた。
精巣に残る一滴までも絞り上げようと、カタリナは目をつぶって、その行為に浸り続けた。
「ん……んっ」
最後にこくん、と小さく喉をならし、カタリナは精液を飲み込む。
愛しい人の一部。分身。その神聖的な概念が、カタリナにとっては大事なだいじな宝物だった。
「ふ……う……」
「……」
「き……気持ち、よかった」
「あっ……」
熱気の残る顔でクリスがつぶやき、そこでカタリナも正気に戻る。そして行為を思い出す。
フェラチオでいかせた。……まずくないだろうか。まずい。明らかにまずい。
「こ、これが子作りか……なるほど」
「い、いえっ! 待ってください! まままだ違うんです!」
口に残った精液が飛び散りそうなほどの焦り声で、カタリナが言った。
「い、いまのは例外的というか変態、いやそこまでではないですが、と、とにかく子作りではないです」
「えっ」
「え、ええと」
カタリナはもう一度ペニスに指を伸ばすと、ゆっくりと手を添えて言った。
「あの……出すところが違ったので……」
とんでもなく恥ずかしい言葉だという自覚はあったが、もはや羞恥心など何の役にも立たなかった。
「もう一度……今度は私の中で、射精、できますか?」
「っ……」
上目遣いでカタリナが問いかけると、すぐにクリスのペニスがむくむくと起き上がる。
「わ、わっ……」
「カタリナ……すごい、えっちだ」
「く、クリスもです……すごく、えっちです……」
会話のうちに、クリスのペニスはすぐに元通りになった。
そそりつ達男性の象徴。ただ今度はカタリナの唾液と精液の残りがでてらてらと光っていた。
「じゃ、じゃあ、その……し、失礼します……」
「いや、おれが脱がせる。共同作業なんだろう」
下着に手をかけた瞬間、クリスはカタリナの腕を抑えてそのままベッドに倒れ込んだ。
「ひあっ!」
「カタリナ……」
うわごとのようにつぶやきながら、クリスはカタリナのほとんど役に立たなくなったスカートと、
ぐっしょりと濡れたショーツをするすると脱がしていった。
カタリナがニーソックスを残して裸になり、下半身がクリスト同じようにあらわになった。
カタリナの秘部は、慎ましやかなひだひだがひくひくと痙攣して、何かを待ち焦がれているようだった。
奥の穴からは白く濁った液体が泡立ちながら溢れて、秘部から太ももに至るまでを濡らしていた。
中心部は入り口から奥の奥に至るまではっきりと濡れており、もはや全ての準備は整っているようだった。
「カタリナ……」
「お……おねがい、します……」
初めてだった。痛いだろうか。
でも、例え痛くとも我慢をするまでもなく嬉しいだろう、とカタリナは確信していた。
大好きな人に、初めてを貫かれる。それはきっとたとえようもない幸福であるに違いなかった。
「こ、ここに……か?」
「はい……」
性教育。これは性教育。自分に言い聞かせつつ、カタリナは羞恥其の物の言葉を口に出す。
「く、クリスのそれを……私の、濡れてる、ここにいれて……射精、してください……」
「くっ……」
クリスがカタリナの両足を抱えているため、うまく嵌らない。
カタリナはそれを見て取ると、ペニスを両手で誘導して、己の秘部とくちづけをさせた。
「ふぁっ……」
「いくぞ、カタリナ」
「クリス……クリスっ……」
互いの名を呼び合いつつ、ゆっくりとクリスが腰を進める。
限界まで濡れそぼった秘部の入り口に抵抗はなく、進み始めた途中で、ぷちぷちという音がした。
クリスが構わず突き入れ、その最後の障壁を乗り越える。カタリナが嬌声を上げた。
「ひあああああっ!」
「カタリナ……!」
痛み。そして、遥かに超える快楽。
こつん、と子宮の口にペニスの先端が達した瞬間、カタリナの心が爆発した。
「ふあああああっ!」
全力で抱きつく。足と手と口を絡めて、全力でクリスを抱きしめる。
粘膜と粘膜がいやらしい音を立ててこすれ合う中に、カタリナはとてつもない快楽を見出していた。
それでも、他のすべても愛おしかった。最愛の人を中に招き入れて、それでも満足はできなかった。
「クリス……!」
クリスの腰が下がる。その瞬間、カリ首がカタリナの濡れに濡れた内壁の敏感な部分にこすれる。
その凄まじい快楽の波を受けて、カタリナはそれこそ一瞬で達した。
「ひああああああっ!」
絶頂が、止まらない。
性感帯の中の性感帯が、もっとも愛しい人に愛されていて、その事実だけでカタリナは達した。
ペニスが奥に突き入れられると、ちゅるちゅると摩擦された奥の膣壁が電撃のごとき快楽を生み出した。
ペニスが惹かれると、入り口の泡だった感触がえもいわれぬ快感を生み出していた。
絶頂の反動で首筋にしがみついて、そこにキスをする。
いちばん身近な部分で、いちばん好きな人と触れ合う。それだけで、心が敏感に震え上がった。
ぷしゃあ、と音を立ててカタリナの秘部から愛液がとめどめなく漏れ出ていた。止まらない。
口の端からよだれを垂らしていた。それをクリスの肌に押し付け、塗りたくった。
自分のすべてをクリスに受け止めてもらう。そして、反対も。
腰を前後に動かして快感に協力する。クリスも声を漏らしていた。感じていた。
自分の女の部分で感じている。それがたまらなくうれしくて、ただひたすらに、快楽を浴した。
「ひあ、ふあ、あ、あ、あ、ああっ!」
声が止まらなかった。
カタリナはもう何かを気にする余裕もなく、ただ絶頂の反動だけで喘ぎ続けた。
突き入れられる度に、脳髄に火花が散る。抜かれる度に、名残惜しさに心がとろけそうになる。
幸せをもっと広げたくて、カタリナは腰をクリスに合わせて動かし続けた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あっ!」
「カタリナ!」
「クリス! クリス、すき、すき、すき」
好きです。ぬるぬる。好きです。にゅるにゅる。
言葉と肉体が、共鳴する。叫ぶ度に快感が倍増する。カタリナは叫んでいた。
「クリス! だいすき、だいすき、だいすきっ」
「くっ……!」
「クリス!」
その名前を呼ぶと、すべてが燃え上がった。それはまるで魔法だった。
自分のいやらしい下半身が、上半身が、すべてが、快楽と感動で燃やし尽くされた。
絶頂と絶頂の波間の間で、クリスは悶え続けた。
「ふあ、あ、あ、あ、あっ!」
「カタリナ……いくぞ……」
カタリナの膣壁が奥のほうで小刻みに震える。既に受け止める準備はできていた。
注挿のタイミングがどんどん早くなり、にゅるにゅるとした快楽に隙間がなくなった。
カタリナは快楽を逃がす場すら失い、全身を痙攣させ、何十回目の絶頂を迎えた。
「ふああああああああああっっ!」
びくびくと、汗だくの身体が弓なりにしなった。
それを合図にして、膣内が急速にきゅうきゅうと狭まり、クリスを快楽へと誘った。
クリスのペニスが一瞬大きく膨れ上がり、ついで先端から爆発的な勢いで液体が放出された。
「んー! んんーー!!」
涙をぼろぼろとこぼしつつ、カタリナはクリスの精液を受け止める。
奥で、出されていた。びゅくん、びゅくんと震えるペニスを己の膣が絞りあげていた。
暖かでつややかで愛しい液体が自分の肉体を内側から蹂躙し、所有物にされていた。
蹂躙。そうだ。クリスにいま、自分が蹂躙されている。
それはなんて幸福なことなのだろう。自分を遥かに超えて信頼できる人に、自分を任せる。
それはきっと、カタリナが求め続けていた快楽だった。
「ふああ……うあああ……」
長く長く続く射精を、カタリナはぴくぴくと震えながら受け続けた。
しあわせを感じながら、カタリナはそのまま愛しい人の胸の中に崩れ落ちていった。
服を着終わった二人は、シャワーを浴びるため並んで廊下を歩いていた。
きまり悪そうにカタリナが言った。
「その、い、いまのが、こ、子作り、です」
何か明らかに性教育の範疇を超えていた気もしないでもないが、要点は間違いなく伝わっただろう。
「……なるほど」
クリスは顎に手をやるとうん、うんとうなずいた。
「確かにこれは他人に教えるとまずいんだろうな」
「そ、そうです。わかっていただけましたか」
「ところで今思ったんだが……そうすると、カタリナは妊娠してしまうのではないか?」
今思ったんですか。なんて純真さだろう。
心のなかで突っ込みを入れつつ愛でつつ、カタリナは答えた。
「は、はあ……そ、そうなりますね。で、でも大丈夫ですよ」
クリスは一瞬悩む素振りを見せ、すぐに笑顔で答えた。
「……まあ、問題ないか」
「はい」
そうですね、とカタリナも思う。
カタリナは考える。自分のことなどクリスが気にする必要はないと。
子どもができるといっても実際に妊娠する確率は低いし、たとえ妊娠していたとしても
クリスに迷惑をかけるつもりはない。それよりも、クリスが性関連で恥をかかなくなる方が
カタリナにとってはずっとずっと重要なことだった。自分に人権なんて必要ないのだ。
などという根本的に間違った考えは、即座にクリスに正された。
クリスは言った。
「俺もカタリナが好きだ。結婚しよう」
全世界が停止したかと思われた。
もちろんそんなのは気のせいで、実際にはカタリナの心臓が停止しかけていただけだった。
「え、え、えええええええっ!!」
「……何を驚いているんだ」
クリスが呆れたようにつぶやく。
「好き合っている同士が結婚するのは、自然なことだろう」
「え、あ、う、そ、そんな……う、そ、ですよね?」
「……教えられてばかりだと、かっこ悪いからな」
クリスはぽりぽりと頬をかいて、カタリナを抱き寄せると、顔同士を近づけた。
「っ!?」
カタリナの上気した唇に己の唇を押し付けて、そして離す。キスだった。
呆然としたままのカタリナに、ばつが悪そうに声をかけるクリス。
「今のが、好きだっていうことだ。勉強になったか」
言葉を理解して、その心情を理解して、それから数十秒。
カタリナはせいいっぱいの笑顔を浮かべて、べんきょうになりました、と小さな声でつぶやいた。
(終)
カタリナえろかわいすぎるよの一念で書きました。
以上です、では。
GJ! カタリナのテンションでにやにやが止まらないぜ。
あれ
でもおれはDをえらんだはずなんだけどなー
いい話だった
GJ!
カタリナもだが、ルークいい仕事したな!
GJ
カタリナ先生最高だぜ!
GJだぜ!デレデレのカタリナ、カワユスなぁ……
面白かった。ゲーム中でもお前らもう結婚しちゃえよって思ってたわ。GJ
カタリナ可愛いなぁ
前に愛が重そうとか言っちゃってごめん
>>455 あ、いや、たぶん人違い。
自分のFE最愛はイシュタルで、アカネイア大陸ではパオラ姉さんだから。
なんか2ちゃんが大変なことに
生き残ってるのはここらだけのようだ
前から出てた金がなくてサーバーがどうこうとか言ってたやつか?
鯖置いてるとこが大規模停電起こしたとか
2chがないとマジで暇つぶしに困る
CとDもお待ち申し上げます。
今更ながら、チキとフィーナの公式イラストえろ過ぎんだろ
一昨日保存してその日にこの二人だけで三連発できたくらいエロい
美少女と美幼女のエロ太もも美味しかったです(^q^)
カタリナかわいすぎるよカタリナ
こんなに可愛かったのか
>>463 フィーナってDS版?
公式言ったがフィーナの絵はなかったよ…クロニクルとかに載ってたんかな
旧紋章の顔の方が好みなんだが説明書の絵のポーズと服が微妙
攻略本には載ってるな>旧紋章フィーナ絵
やっぱり純愛はいいな
しかし、クリスがA〜Dまでを一度頭に思い浮かべた上でBを選び
ここまでやってのけたんだと考えたら恐ろしくなった
ここのSSの影響かもしれんが、シグルドやエフラムはおとなの保健体育が必要そう
おとなの保健体育が
必要
・シグルド
・エフラム
不要
・ロイ
・リーフ
セリスはエーディンやレヴィンが教育してそう。
アイクは傭兵団の面子から断片的な知識を得ていて、変なことになってそう。
アルムはゲーム開始少し前あたりに童貞喪失してそう。
エリウッド、ヘクトルはどうなんだろう。
エリなんとかは細かいことまで知ってるムッツリスケベ
ヘクトルは知ってはいるけどそういう話題になると顔赤くして黙っちゃうタイプ
シグルドはディアドラに愛の深さを語るけど
いざ本番は向こうから迫ってこないと行動に移せないタイプ
あの三人で学生時代一番もててたのはたぶんキュアン
エフラムはアメリアとの会話で女好きぽい噂があるくらいだから
保健体育いらないんじゃないか?
カインはかっこいいのに浮いた話ないよね
色恋沙汰といえばグレイルとエルナが興味あるな
アイクと同じで甘ったるいシーンが全然想像できないワケだが
全部が全部恋愛結婚とは限らないぞ?
グレイルはデインの将軍だったわけだし見合い結婚かも知れないぞ
>>474 麗しの絶世美王女さまが広めたんじゃないの?
けだものがデフォになってしまったエフラム……
最近封印をやり直してたら、
賢者リリーナのロングスカートの腰のラインがなんともそそると思った。
リリーナはパンスト
ミカヤはタイツ
カチュアは太もも
イグレーヌさんはブーツが本体だってじっちゃが言ってた
脚はエイリークが好きだったりする
外伝の女魔道士の脚は神だったなぁと
エリシャの脚も好き
ティアサガの女魔道士は、攻撃開始前に生脚がスリットからちらちら見えたり隠れたりするのが扇情的だった。
プリンセスサーシャ様はミニスカでバック転かますんだぞ
まぁ下馬状態のペガサスはみんなそうなるんだが
486 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 23:07:12.53 ID:3xf1p19o
最初はマルスに恋するカチュアを応援するパオラだったが、最近マルスと共に行動することが多くなり、いつしかパオラもマルスに惹かれてしまった・・・いや無理があるか・・・ていうかマルス×パオラを投下した人はすごいと思う。
二次創作なんだから何でもありじゃね?
そんなこと言ってたら公式カプ以外誰も作れなくなるだろ
むしろ公式外こそ創造のしがいがあるというものさ
>最初はマルスに恋するカチュアを応援するパオラだったが
パオラ姉さんだと、ココに至るまでに既に色々葛藤がありそうで、なかなかそそる。
マチス×ミネルバとかあったもんな
なんでもあり
誰かキャライラストだけで抜ける猛者はいないのか
俺は封印・烈火キャラなら発売当初から今まで二日に一回は世話になってるけど……何年続くことやら
烈火は生足キャラ多すぎ、セーラ様もエロいし……
キャライラストの全身像を見ると、ルセアが修道士の格好してるのに、
セーラがルセアの性別を勘違いしたのもしょうがねぇかなと思う。
某中古ソフト店に行ってみたんだが、封印の剣(箱入り中古)が3280円で売られてて驚いた。
俺が六年前に買った時より1000円近く値上がりしてるじゃねえか。
レベッカの公式絵は当時中学生のおれには刺激的だった
と思ったが今でも刺激的だ
烈火なんかは4000円ぐらいすることも多いぜ
DSやっていない俺は良く分からないんだけど、マルスとカチュアの関係ってどうなったの?SFだったら支援関係だったような…。
後、リンダの胸が大きくなっているって本当?
リンダについちゃ、設定上というよりは単に士郎正宗の趣味としかw
「小さい胸なんて書いて俺になんのメリットがあるの?」とか言いそう。
正直あの絵柄意外とFEにマッチしてると思った
新作ならともかく紋章ではちょっと同人臭く感じたな
あの絵柄のままゲーム中でも再現してたらなかなかよかったんだろうけど。
今のゲーム機に相応でかつ元のイメージを維持ってのも難しい話だわな。
某スレに貼ったSS三つ+一つを転載します
「や・・・やめて、ガレット!」
とリリーナは叫ぶ。
リキア同盟軍は王都アクレイアへの進軍途中、夜も更けてきたので休息を取ることとなった。
そんな中、リリーナはガレットから軍の駐屯地の西にある洞窟に来るよう誘われたのだが……
「何故こんなことをするの? ガレット・・・」
「なんで、ねぇ・・・・・・」
褐色の大男は呆れたようなため息をついた。
「あんた昨日、戦いの最中に言っただろ。『私を好きにしてもいい』ってよ」
ガレットがそう言いながら立ち上がると、四肢を縛られ宙づりにされている彼女に恐怖の表情が浮かんだ。
洞窟内は松明にによって照らされているため彼女の様子はとても鮮明に観察することが可能だった。
「そ、そんな・・・・・・だって、あなたは・・・」
「フン、俺が『善良な山賊』だとでも思ったのかよ」
大男は口端を吊りあげてせせら笑う。
「あんたは世間知らずすぎるぜ。自分が女だって自覚があんなら、普通ここには来ねえからな」
「や、やめて、お願い・・・・・・!」
ふいに近づいてきた男にむけて悲哀に満ちた声で懇願する少女だったが、彼はまったく堪える様子もなくリリーナの下半身に手を伸ばしはじめる。
「せっかくのお楽しみを、ここまできてやめるわけねえだろ!」
「――きゃあぁっ!」
いきおいよくスカートをまくられ、リリーナは悲鳴とともに顔をそむけた。
レギンスに包まれた少女の股間を一瞥すると、ガレットはヒュウッと口笛を吹く。
「いいねぇ・・・一国の姫さまといえど、こうやって剥けば一人の女でしかねぇってわけだ」
「おねが、い・・・・・・・・・もうやめて、ガレット・・・・・・」
少女の言葉を無視し、男は静かに事を進めてゆく。
もうリリーナには抵抗する気力が失われようとしていた。
ビ・・・・・・ビッ・・・ビリッ!
何かが破れた音がした。
少女の碧い双眸からは涙があふれていた。
「・・・・・・・・・・・・」
ガレットは生唾を飲みこまざるをえない。
15になったばかりの少女のそこは、齢にしては未成熟であり、陰毛も生えておらず、とても綺麗に見えたからだ。
「・・・ここだけはお姫様みてえな姿じゃねぇか」
そう呟きながら彼は指を舐め、少女の可憐な花芯を無造作に突っついた。
「――ひあっ!?」
かん高く、稚い、そして甘やかな声が洞窟内にひびき渡る。
リリーナはもちろんだが、ガレットもその声に驚いた。
「・・・・・・処女のくせにけっこう良い反応するじゃねえか」
興奮を抑えきれないような震える声を出し、男は嗤いながら処女のそこを責めたてる。
「いっ、アッ・・・――くはっ、んぁあッ! や、やめてぇ!」
リリーナが明らかに感じているような嬌声を発しているのに、ガレットは意地悪い笑みを湛える。
「へっ・・・お姫様のくせに、自らこんなところを開発してるとは、とんだ淫乱じゃないですか」
「ち、ちが・・・ひゃあァン!!」
否定しようとしてもちょっと触られるだけでかなりの快感が少女を襲う。
口からはひと筋のよだれが流れ、瞳には涙が溜まっている。
「・・・こっちの方も開発してるのか、おい!」
ドスのきいた声を発しながら、今度は少女の秘部に照準をあわせ、中指の先端を挿入する。
すでに濡れそぼっているのを確認すると、彼はゆっくりと指全体を少女のなかに侵入させてゆく。
「あぁ・・はぁあぁンっ・・・!!」
リリーナが堪えた様相で喘ぐのを見、ガレットはさり気なく両足の戒めを解いてやった。
抵抗する様子はなく、それどころか自ら脚を開いて男の責めを受け入れやすくする。
「・・・そうこなくっちゃな」
ガレットはにやりと笑い、指の出し入れをくり返す。
少女はびくびく震えながら眼を閉ざし、口を軽く開き、悦びの声とともに性器からくちゅくちゅと淫猥な音を洩らす。
「やっ・・・きもちいっ・・・・・はぁぁあッ!!」
長い青髪を振りみだして身体を反らし、強烈な快感に抗おうとする。
「んっ? ここがいいのか、おい」
男の指の動きが速くなりだすと、少女は明らかに堪えてまくっている様相でびくんびくんしはじめた。
「やっ、ダメ!! そこ、ダメひゃぁああンっ!!」
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ・・・と淫らな水音は止まることがなく、石の地面に愛液溜まりができるほど彼女は感じてしまっていた。
「あっ、あっ、あっ、ひゃっ、ンはぁっ! い、イっちゃ、うぅ――やぁあァああッ!!」
未成熟な肢体を大きく反らし、断続的に潮を吹きながらイき果てる。
ガレットはそれでも容赦することなく、中指でリリーナのGスポットを責めたてる。
「ひゃあ、あっ、あぁん! だめ、だえぇっ、やめへぇぇええええ・・・・・・――――」
―――
・・・・・・ベルン動乱以後も、男は「魔王」の異名を冠した少女の傍近くに仕えることとなり、淫らな夜伽の相手をさせられる羽目(?)になったという・・・・・・
end
「やっ!? な、何するのディークさんっ!」
夜更け、ディークの私室に呼び出されたシャニーは、ふいに胸を触られて後ろに飛びのいた。
触った本人は悪びれる様子もなく不敵な笑みを浮かべている。
「ひ、ひどいよぉ・・・・・・いきなりこんなコトするなんて!」
口ではそう言いながらも、好きな人にそういうことをされて胸を躍らせる自分に、少女は大いに戸惑っていた。
「いいじゃねーか、シャニ―。俺とおまえの仲だろ? 今まで一体どれだけピンチで助けてやったと思ってんだ?」
「そ、それは・・・・・・・・・」
「心配すんなよ」
ディークは少女に近づき、華奢な両肩に手を置く。
シャニ―は顔を真っ赤にして男を見上げている。
「俺がすんのは、キモチイイコトだけだからな」
そう言って強引に唇を重ね、更には服のなかに侵入して直接胸をまさぐる。
シャニ―は想い人の欲望に逆らおうとはしなかった。
うつむいた少女の顔には、彼に自分の身をささげてもよいという意思がうかがえた。
そんな様子を見たディークは満足げな笑みをたたえ、彼女の背後に回った。
そして、左手は未成熟な胸をもみ、右手はスカートをめくり、さらにそこから見える純白の下衣のなかに無遠慮に手を入れた。
「ディ、ディークさんっ・・・・・・」
シャニ―は震える声を絞りだした。
恋慕を抱く相手とはいえ、思春期の少女にとってデリケートな部分を触られるのは怖い感じがしたのだ。
「心配すんなっつったろ」
ディークは事を進めながら口を動かす。
「痛い思いはさせねぇよ」
「――ひあっ!?」
男の右手が少女の秘丘に触れると、あどけなくもいろよい声が漏れた。
「へっ・・・可愛いじゃねぇか」
「こ、こわいよぉ、ディークさん・・・・・・あぁぁ・・・っ!」
再びシャニーの口からあえやかな稚声が奏でられる。
未知の快感に蕩けるように、少女は優しく眼を閉じていた。
ディークの指は無遠慮にシャニーの性器を弄び始める。
ぬちゅ――「ひゃぁあっ!!?」
少しキツめの水音とともに、少女の肢体がビクンと跳ね上がる。
もうすでにパンツは愛液と漿液によってぐしょぐしょになっていた。
くちゅ、くちゅ、ぐちゅぐちゅ・・・・・・「ひやあっ・・あんっ、あぁっ! ひゃぅう、あぁん、はぁあんッ!!」
ディークの容赦ない責めによってシャニーの喘ぎ声は激しさを増す。
さらに、彼は上衣をめくって彼女の初々しい双丘に顔を近づけ、ピンクの突起を口に含んでちゅくちゅくと吸い、舐める。
「あぁっ、あぁあっ! そこっ、ひぅんッ・・きもちぃ、ひゃぁ! ・・んぁっ、あんッ、あんッ、はぅぅうん・・・・っ!!」
胸と秘処を同時に、巧みに責められ、シャニ―は性的快楽を貪るように喘ぎ声を発し続ける。
ディークの責めは未開発の彼女すらもよがらせてしまうほどに、きわめて優れているものだったのだ。
「だめっ、だめッ、あっ、あんッ、ひゃあ! ・・ああっ、おか、しく・・なっちゃ、うっ、よぉ・・!!」
普段は活発な少女が奏でる甘い嬌声と、ぬちゅぬちゅ、にちゃにちゃと漏れ出てくる淫音が重なる。
ディークは満足げでいやらしい表情を浮かべて、一旦手を止めつつもこんなセリフを吐く。
「・・・もう二回はイったろ?」
「い・・・・・・」
元から紅潮していた少女の顔はさらに赤くなった。
「そ・・・そんなことないもん!」
「この濡れ具合からしたら、そうとう気持ち良かったろ、え?」
「ち・・ちが・・・・・・・・」
シャニーは歯切れが悪く、恥ずかしそうに俯いてしまっている。
「自分でするのと、どっちが気持ち良かったか?」
「じぶ・・・・・――自分でなんてしてないよ! ――ひゃぁあん!」
くちゅくちゅ、と責めを再開すると同時に、少女の口からもまたあえやかな声が漏れる。
「へへ・・今日は何回イったら勘弁してやろうかね? そうだな・・・・・・――十回くらいで許してやるか」
「ひゃぅんっ、あぁんッ・・・・・・や、やだぁあ!!」
「気持ちいのにヤダってこたねえだろ」
男は今までの中で最も意地悪く、いやらしい笑みを湛えてこう言った。
「心も体も、性的快楽で蕩かしつくしてやるよ――――」
「ふあぁぁあん!!」
少女は三度目の絶頂を迎え、下着から漏れ出るほど多くの愛液を噴き散らした・・・・・・・・・
end
「な……何を飲ませたんですか、ロウエン様!」
レベッカは自らの体の火照りを感じ、思わず両手で身を包んだ。
何かおかしいとは思ったのだ……あの控えめなロウエンが私室に呼び出し、しかも一人で来いと言うとは。
しかし、それはこうして過ぎてから感じたこと……先刻までは、まさかこの想い人が自分にあやしい薬を盛るとは考えもしなかった。
「ふふ……ふ、それはですね、レベッカさん、媚薬というやつですよ」
どう見繕っても、ふだんのロウエンとは様子がちがう。
自分自身が何かあやしい薬でも飲んだのではないかと勘ぐりたくなるような、そんな雰囲気すらある。
「ふふ、ふ……あなたがいけないんですよ。あなたがそんな短いスカートをはいておれを誘惑するから」
確かにレベッカの履いているスカートはとても短い。
太ももから脛あたりまで生足をさらしているほどだ……が、これは動きやすくするためであり、彼女にとって他意はないのだ。
むろん、彼女にとってどうであれ、男にとってはきわめて刺激的な格好であることは変わりないのだが……
「自業自得です……おれは睡眠欲と食欲が図抜けていますが、性欲もそうとうなんですから」
「そ、そんな…………」
四肢を縄で縛られているレベッカは迫りくるロウエンから逃れようと身体をくねらせたが、もちろん無駄な抵抗でしかない。
それに……何故か抵抗する気力もどんどん失われてゆく気がする。
「あ……!」
いつの間にか背後から胸を揉まれているのに気付くのもかなり遅かった。
「ふ、ふふふ………やわらかいですねえ、とても……」
「あ、あっ……ダメですっ、ロウエン様……!」
服の中に手を入れられ、十五歳にしては大きな胸を揉みしだかれ、少女は淡い羞恥と仄かな心地よさに身悶えする。
「そんなにっ、しては……んっ、あぁ! ひゃん、だめぇ……」
「おや、ずいぶん感じてるじゃないですか……乳首がいいんですか?」
ロウエンが乳首をつまみあげると、レベッカは身体を反らして甘い声をもらす。
「だめぇ…だめですぅ……あぁ! はぁぁん!!」
ちゅぷちゅぷ…といきなり突起に吸い付かれ、レベッカは一段と高い嬌声を奏でてしまう。
「あぁ……んっ、んっ、あぁぁ……はぁぁぁ……!!」
ちゅくちゅく…ちろちろ…と吸われ舐められ、思春期の少女に未知の大きな快感が駆けめぐる。
「気持ち…いい………あっ! ロウエン様っ、そこは………!」
男の手がいつのまにか自分のスカートを捲くり上げて下衣をまさぐっているのに、少女はハッとする。
だが、抗う意思は微塵にもない。
「おや……もう濡れているんじゃないですか」
「いや………言わないでください……」
レベッカがまったく抵抗しないのをいい事に、ロウエンは逡巡もなく純白の下着の中に手を入れ、少女の秘処を弄り始める。
「あっ……あぁっ!」
ひときわ強い快感に堪え切れないという喘ぎを搾りだす。
彼女のそこからは淫猥な水音がくちゅくちゅと響いており、それと共にビクビク震えながら「あぅ、はぁ、あぁん!」とあえやかな声が次々と発せられる。
「んっ! んっ! あぁぁんっ……!! き、きもちいいですっ、ロウエン様ぁっ……!」
すでにレベッカの表情は恍惚の赤に染まり、足も自ら開いてしまっていた。
「すごい……くちゅくちゅいってます、あぁん!」
男は少女の言葉に耳を貸すことなく、ひたすら秘処に指を出し入れしていた。
「ひゃぁん! あん! だめえぇ…おかしくなっちゃいますよぉ!」
ぐちゅぐちゅぐちゅ……膣口を二本指で責めるたびに、レベッカの下の口から淫音が、上の口からは淫声がとめどなく漏れ出てくる。
「あッ……あっ、あっ、あンッ! ひゃぅ! あぁぁ〜………――」
あえてGスポットを避けながら少女のそこをさぐりつづけ、甘く心地よい性的な快感をもたらす。
レベッカの双眸には涙が溜まり、ロウエンを見つめる顔は悦びに染まっていた。
「……そろそろいきますよ」
「えっ? ……――あぁあッ!! そこはっ……んんんッ!!」
レベッカは明らかに先刻までとは異なる、なにかきつそうな様子で歯を食いしばりだした。
ロウエンがとある場所に照準を合わせ、指を動かしているのだ。
そして、ぬちゅぬちゅと少し圧迫されたような水音が聞こえてきた。
「あっ!! あぁあッ! やっ、やめ、そこっ――ひゃぁあぁん!!」
レベッカは涎を垂らして天を仰ぎ、漏れ聞こえてしまうのではないかというほどの大きな嬌声を放つ。
ぐちゅくちゅにちゅと鳴り響く少女の股ぐらには、性感によって生じた愛液による水たまりができている。
「あぁッ! やぁあン!! らめぇ、イっちゃますっ……イっちゃうぅ、ロウエン様ぁ!!」
「いいですよ……もっと感じちゃって下さい」
ロウエンは静かに呟くが、右手は執拗にレベッカのGスポットを突きまくる。
やがて、プシュッ、ピシュッ、と少女の秘処から透明の液体がいきおいよく噴き出しはじめた。
「ひゃッ!! あぁッ!! んあぁあんッ!!!」
ぐちゅぐちゅぐちゅ、とレベッカの最高の性感帯を責める淫音は止むことなく、またレベッカも身体を大きく弓なりに反らして快楽の絶頂を受け入れる。
ぴゅっ、ぴゅっ、と潮を断続的に出しながら、脳が蕩けそうな気持ち良さに身を任せて喘ぎ続けるレベッカ。
……この後、レベッカは指だけで十七回もイかされたが、彼女はさらにロウエンを好くようになったという。
何故なら、自らの欲望はまったく発散せず、自分を気持ちよくさせてくれる彼がとても素敵だから、らしい……。
むろん、ロウエンがそんなレベッカの事を思いながら抜いていることなど知らないのだが…………
END
513 :
終わり:2011/09/05(月) 08:19:36.85 ID:ZHFp0t4Y
……こっちの手違いでもう一つは消失してしまったので、以上です。くそう。
ケント×フィオーラだったんですが、彼があまり好かれてないというのは書き上げた後に知りました(消えましたが)
ゴツイ男と華奢な女の子の食い合わせ、もとい組み合わせって萌えるなぁ
特にシャニーは個人的にもっとやれもっとやれという声が絶えない
515 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 14:20:01.66 ID:tVIvtwZ+
ハァハァ
516 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 17:37:36.04 ID:gfMRDR4s
GJ!ありがとうございます!
ケントは好かれてないというよりは、妬まれているという気がする
あんな堅物なのにカップルEDが多いからwww
リンのケントEDはリンのその後がわからなくしてあるから好きだよ
他の人だとフロリーナ以外…だからなorz
>>497 やっぱり片思いなんですね。
DSだとそんなシーンまであるんだ…。
リンダの胸が大きく見えなくも無いwww
情報サンクス
>>513 残念。ケント×フィオーラ好きだから読みたかった。
ケントのCPの中ではファリナが好きだな
まぁ理×理支援は攻略上も安定感があって好きなんだが
>あんな堅物なのにカップルEDが多いから
烈火を見直してくるわ。セインの陰に隠れて気づかなかった
ケントとファリナの支援会話はあの星占いみたいなのが気になった
属性とはまた違うみたいだ
ケントが天馬でファリナが射手……
何となく逆じゃねぇかなぁという気がしなくもない
リンダはノーブラ疑惑もあるからな。露出狂だったりして。
>>523 リアルでも射手座は勿論、ペガスス座も星占いに使われるらしいな
1月末〜2月初め頃生まれの人が該当するらしい
(水瓶座生まれの中間の時期がどうとか)
>>524 あれで男装して奴隷商人の目をくらましきれたってのが不思議
ぱっと見分からないレベルなんだよきっと
その辺のせいでマリクの眼中に入れてもらえないんだと思うよ
何で男装にしたんだろうな
普通にとっつかまってたとか
ジョルジュみたいに潜伏してたんじゃまずかったのか
あんな美少女、ノルダみたいなとこで奴隷として捕まったら大変なことになるじゃないですか
いや寧ろこのスレ的には(ry
第二部だと、ミネルバとか普通にとっつかまってるよな
マリアちゃんもガーネフにさらわれる以前にリュッケの反乱の時点でも捕まっていたな
ディール要塞にいるのやメディウス復活にさらわれた時とは違い
色々手出しをされててもおかしくはないな
されてるんじゃないの?加賀的には。
反乱軍とはいっても、反アカネイアで挙兵はしてるけど、
じゃあマケドニア王家以外に拠って立てる権威があるかというと微妙なとこで
リュッケとしては一般兵士に対する抑えという意味でも
ミネルバの存在を将来政治的に利用せねばならない可能性が残っている。
一応その辺を踏まえてまだ手出しはしていなかった、というあたりで
純愛派の人は説得されておいてくれ。
なんか色んな意味で違和感あるキャラだよなレベッカは。
あの太ももと細腕で力の成長率がディークと同じ・・・両手掴まれても問題ないレベルなのか。
というか、あの格好で戦場にいるというのがなんか凄い画だと思う・・・
まぁ、エロゲにはよくあるパターンなのかもしれんが
新紋では大人の事情で削除されていたっぽいが、レナはミシェイルから強引な求婚を受けていて逃げるようにマケドニアを去った
去った後、戦乱の世を女の身ひとつで無事だったのかだいぶ疑問
盗賊の根城に長いこと捕まっていたわけだしな
あとミシェイルは新紋ではジェントルマンみたいになっていたが、気に入った女なら力づくでねじ伏せるイメージが旧紋章だけやった頃はあった
535 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 12:24:49.92 ID:pYwcJHjq
>>525 後日談
奴隷商人「俺は熟女や人妻が好きなんだ。ガキなんて興味ねぇんだよ」
だそうですwww
小学館の攻略本では、フィーナが旅芸人一座の座長からセクハラされて逃亡したことを
挿絵つきで説明してたな
>>526 何を言っているんだ
あの体付きでロリ、胸もそれなりに…
きっと、マリクの息子のハートもがっちりに違いないwww
ミネルバさんはリョナが似合う
ミネルバは陵辱が似合うよなぁ
>>536 双葉者の必勝攻略本しか持っていないのが悔やまれるっ
画像もなしに
542 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 12:29:10.59 ID:9pxHrR5Q
王女という高貴さ
白騎士団団長としての人望、気丈さ
そこからはじまる本編中の苦難
もちろん美貌も外しては語れない
凌辱のターゲットとして隙がない
FEのキャラの性格別の評価を俺の偏見と思い出で勝手にやろうと思うんだが、誰か添削して欲しい
マルス=軽いM、シーダ=M、ジュガイン=アブノーマル、
ドーガ=防御が高いけど体力がない、ゴードン=百発百中、ライアン=むけてない、
ジュリアン=早漏、カチュア=M、エスト=Sと、
パオラ=SMの二刀流、リンダ=M+アブノーマル、マリク=早漏
ミネルバ=陵辱、マレーシア=陵辱、レナ=軽いS
バーツ=ガチホ〇、チキ=神器、チェイニー=テクニシャン
サムトー=どM、ナバール=ツンデレwww、ユミナ=m
シーダはベッドヤクザ。
マルスとシーダは支援会話みると似たような性格してるのがわかる
若干というかかなりマルスの方が押されてた印象
シーダはドSなイメージある
エリスも
>>550 草のトカゲポケモンだろ
あ、シーダ様はお料理に薬とか混ぜちゃう小悪魔っ子がいいです
>>549 エリスがSなイメージなのはわかる
「マリク、私を愛しているなら舐めなさい」と言って足を放り出したり
「ふふ、そんなに踏まれるのがいいのかしら」と言ってマリクのナニを踏むエリスの想像はたやすい
>>545 ごめん、じいさんの名前忘れてた
おれはSFのシーダのイメージ引きずっているんだけどDSのシーダは雰囲気がSっていうか、小悪魔っぽさがあるよな
マルスを裸体の上、縛り上げて、クビにリード線をつけて、シーダは女王様のかっこでムチを!
なんていうシチュもいけるな
それを言うならジュカインな
ナバール「オグマと戦いだけで、別に好きで助けたわけじゃないんだからね。
おまけ、だからね。
後、長髪なのは、床屋代の節約してるだけだから。好きでのばしてるわけじゃないんだから!」
フィーナ「あっそう…」
>マレーシア=陵辱
人間の脳味噌ってあれだな
ホントだいたいあってりゃ読めるんだな……
カミユ「細かいこと気にするな」
唐突だがだみゃーん氏のレベッカが健気可愛くて泣けてきた
マレーシアって仲間になるときの村の状況がネタになっているし、それ以上膨らましようが無い。ありきたりなのはしょうがないwww
>>555 >>558 ありきたりでごめん
でも、それしか浮かばないんだ
チキは大人になったら、すんごいことになってると思う
可能性を秘めたロリにちがいない
大人の女性と何度も何度も愛し合うような展開のSSが読みたいです
そろそろSS待ちの流れになってもいいかもな
細かいことは気にするな!ワカチコワカチコ!
>>539 クリムゾンの同人ゲームでもやれば
きっと、君の欲望を満たしてくれるに違いない(棒読み)
>>562 古すぎwww
FEに純愛ってあるのか
みんなドロドロしてんだろ
純愛の定義にもよるけど、レナさんとジュリアンとかべったべただと思う。
露骨にドロドロしてるのといったら、アベル周りとか、
ディアドラ周りとか、ヴァっくん周りとか、その程度じゃないかね。
しかし、ヴぁっくんの嫁はほぼ決まっているのであった…家で待ってろとか言ってるしなw
>>564 ジュリアンにリカードがいるじゃないかwww
ところで新作のキャラを見てくれ
彼女達をどう思う?
カタリナも純愛だよ
たとえマイユニがハゲでも女でも
彼女たちって言われても女キャラまだ妹しか出てなくね?
マルス、マリク辺りはドロドロしているじゃないか
聖戦のほうも近親相姦ネタやNTRがやまのように…ロリやショタなんでもありじゃん
571 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 20:18:16.79 ID:EgA/toWa
>>566 え?確かめたいんだけど…
リカードって男?
FEはBLの最先端だったのか…
デューがいきなりジャムカに告白したときは、何か変な進め方しちゃったかと思ったよ
573 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 22:13:20.59 ID:rTewFVns
TDN「マサルゥ!中で出すぞ!」
M武田「アアアアァー」
勝はやる気が下がった。弾道が4上がった。スタミナが50上がった
尻上がりになった。腰痛になった
574 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 22:14:30.53 ID:rTewFVns
↑スマン、間違えた(汗)
>>チキ=神器
名器の間違いじゃ…。でも、保守する
DSの紋章の謎ないからわからないから教えて欲しいんだけど、
どういう、女キャラいるの?
そんでもって、カチュアやリンダを超えるような逸材はいるの?
>>571 男じゃん
>>570 マリクまわりはドロドロしてないだろう
リンダが普通にNTRをしようとしてるならともかく
あとマリクを逆恨みしてる三井はエリスもリンダも関係ないし
>>574 カチュアやリンダってのが片思い含めた三角関係のことを言ってるのだとしたら
新キャラには特に無いな
三井にはヨーデルさんもいるしな
578 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 23:32:44.32 ID:rTewFVns
>>576 いや、それは僕の単なる好みさwww
君たちの独断と偏見でお薦めの娘を教えてくださいな
そういや昔どっかのサイトで、カチュアがマルスとシーダがイチャイチャしている所を目撃して
大泣きしてショックを受けている所をガーネフに、洗脳されてマルスを襲うって
話があったな。その時のカチュアがヤンデレそのものだった。
>>578 エレミヤっちゅう孤児院を営んでた優しいシスターが
ガーネフに操られて、子供たちを暗殺者として虐待しながら育てるようになるんだが
マルス達に破れ、最期正気に戻って自分のやったことに絶望しながら死ぬ様が
どろどろとはまたちょっと違う嗜好なものの、なかなかエグくて良かったぞ
581 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 23:57:31.69 ID:rTewFVns
エスト=Sと
おい、シャレかよ
ピンクは淫乱の法則だろ
シーダは無印、SFCとDSでMがSに反転したように思う
カチュアはドM
585 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 01:07:55.91 ID:JeKbXwuZ
>>583 俺もカチュアはマゾだと思うなぁ。
いや、マルスのみにドMかな
>>584 情報サンクス
見させてもらった範囲で言えばキャラデザは好みじゃないなぁ
まぁ、これから登場人物の紹介があると思うから楽しみにしておくか
システムも斬新なものにするかシンプルにするかにしてほしいもんだ
>>584 新作か!?前作のリメイクより変にリアル絵寄りじゃないのは好感持てるな
ちょっと他のFEスレも覗いてくるわ
何が起きたんだと思ったら、暁以来の完全新作か!
俺としてはスミアに期待だ。こりゃとうとう3DS買うときが来たかね。
>>585 カチュアはMだけどマルスがSって印象はないんだよな
というかマルスは何を考えてるのかよくわからんところがある
気持ちに気が付かないのか、または気が付いてるが、面倒だから放置してるのか
>>579 「アリティアの夜に…」って作品だったっけ?
まだぐぐれば残っているけど途中でH入るので18禁だが
何かリズってイメージ的にはマリアに被るもんがあるな
上目使い気味なところだけだが
クラスもシスターぽくね?
>>589 マルスはSにもMにもなれない平凡の凡人ですwww
カチュア「でも、そんなマルス様が好き」
だそうです
相手がS
マルス「うわひどいやめて」
相手がM
マルス「かわいそうだから攻めるなんてできないよ」
うわー新作か
テリウスには乗り遅れてたから、リアルタイムで新作できそうなのは聖魔ぶりだよ
>>594 マルスにはソフトなSMプレイがお似合いだな
マルスには逆レイプシチュしか思いつかない
リズには、鎖でがんじがらめに吊られた
SM調教がよく似合うんじゃなかろうかと思った。
あの顔は淫乱だな
任天堂公式Hページで見てきた
……巨大なボタンをつなげて飾りにするとはなかなか傾いてやがる……
逆レイプ!逆レイプ!
ヒャッハー!
れいぽぅれいぽぅ!
リズなぁ。
口調のせいでインターミッションさんを連想してしまった。
今作の主人公はどういう傾向になるのかな。
顔を見る限りエフラムやアイクといったムッツリ系と予想
今回はヒロインより魚肉が好きな変態さんなのではなかろうか
海産物プレイとな!
イカ
サケ
キハダまぐろ
はも
とびうお
レバー
たこ
のり
? どれがいいかな
鮭は触った後鮭臭さがいつまでも取れないので嫌だな
やっぱりタコか、そうじゃなきゃイカがいいでゲソ
レバーってなんぞ
611 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 12:43:04.05 ID:yvbsahZy
>>609 何でも人に聞かない!
まずは自分で考えてごらん♪
きっと、次の日にでも、内臓あたりに来るくらいの横ハメピストンのことかと
612 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 19:51:20.75 ID:prxJa0JZ
613 :
604:2011/09/19(月) 21:48:34.20 ID:04aUMWew
何の根拠もない妄想を書き込んでスレの流れを海産物ネタにしてしまった責任を取ります。
若狭焼きが好きな方はスルー推奨。
「ファイアーエムブレム(仮称)
伝説のロールプレイングシミュレーション『ファイアーエムブレム』シリーズの
最新作がニンテンドー3DSで登場します。
激動の時代を駆け巡ったイーリス国王子と仲間たちの物語。
近くにいる仲間と二人で戦えるようになり、戦略の幅も広がりました。
独自の戦略を駆使して、並みいる強敵を撃破していきます。
……だってさ。どう思う?」
読み終えたロイは、顔を上げてリリーナの反応をうかがった。ベッドの端に腰を下ろしているオスティアの姫君は、
しばらく無言で3DS公式HPを眺めていたが、やがて歓喜の叫びをあげた。
「ねえ、見てロイ! 『ガールズモード』の続編が3DSで出るの! あ、この『花といきもの立体図鑑』も面白そう!」
「……いや、FEの新作の話なんだけど……」
「え? あ、うん……でもこの情報だけじゃ、何とも言えないわ」
当然至極なリリーナの答えに、ロイはうなずくしかなかった。が、手がかりはある。
「そうだね。でも、主人公のイラストとかはあるんだし……ねえリリーナ、今度の主人公って、どんなキャラだと思う?」
「どんなって?」
「まあ、性格とか好みとか」
「うーん……リメイク以外で一番最近の主人公はアイクさんよね? 私、蒼炎しかプレイしてないからよく分からないけど、
アイクさんって女の人より肉が好きなんでしょう? 性的な意味じゃなくって」
「……まあ、そうだよ」
「暁のラストでは、全てを捨てて肉だらけの島である肉ヶ島に旅立つって聞いたけど」
「まさに肉色一代男って感じだけど、たぶん違うと思うな」
「そうだった? とにかく、アイクさんと似たようなタイプの主人公だと思うわ。でもまた肉が大好きって設定はさすがに
無いでしょうから……今度は、お魚? ヒロインよりも新鮮な魚介が大好きな主人公とかどうかしら?」
「…………」
自分の同業者がどんどん変人扱いされ、さすがにロイは悲しくなってきた。確かにFE主人公は制圧のための道具に過ぎない
かも知れないが……少年はリリーナの脇に腰を下ろすと、彼女に顔を近づけて囁いた。
「ねえリリーナ。食べ物の嗜好は人それぞれだけどさ、さすがに異性より食材が好きっていう人は少数派だと思うんだ」
「そう? でもFEの主人公って、普通の人では務まらないでしょう?」
だからと言って変態である必要もない、とロイは口にしかけたが、代わりに彼はリリーナをベッドに押し倒した。
「きゃっ!?」
「……じゃあさ、もし女の子も魚も好きな主人公だったら、どうなるかな? ちょっとエロパロ板的にシミュレートしようよ」
「え……え?」
戸惑うリリーナの身体を仰向けにベッドに寝かせたロイは、手早く少女の服を脱がせていく。リリーナがはっと気付いた時には、
彼女の身体を覆う布きれは下着のみとなっていた。
「いいかいリリーナ……君は、15センチくらいの小さな鯛だ。そしてこれから、魚が好きな主人公に料理されて、食べられるんだ」
そう告げるロイの真面目な表情が、俎上の鯛ならぬベッドの上の美少女を一層困惑させた。が、ロイは構わず「調理」に入る。
「まずは包丁を入れる。鱗はそのままで、腹から開く」
包丁を模したロイの指が、少女の胸の谷間にぴたりと当てられた。両の乳房の中央に意識が向いた瞬間、少年のもう一方の手が
素早く動いて、少女の肌を覆う下着をするりと脱がせる。乙女の白く大きなバストがあらわになった瞬間、ロイの指がリリーナの
胸に触れた。
「っ!!」
触れるか触れないかのぎりぎりの感触に、リリーナはぐっと息を呑む。豊かな胸を揉むのでも、その先端の乳房をつまむのでも
なく、肉の双丘の谷間を指先でかすかに触れただけだというのに、雷撃のような衝撃が少女の全身を貫いた。
そして次の瞬間、ロイの指がつうっと動いた。人差し指と中指をわずかに開き、少女の身体の上を縦に一気に滑らせる。鋭利な
包丁で魚の腹を割くように、ロイの指がリリーナの乳房の間からみぞおち、臍から下腹部を一直線に走ると、少女は全身をひくひく
と震わせた。
「あ……」
「腹を開いたら、次は……」
ロイの言葉に、リリーナはぞくっとうなじを逆立たせた。このまま指を秘所に挿し入れるのだろうか?
「……中骨の両側から包丁を通す」
リリーナの予想を覆し、ロイは両手を彼女の腰に回した。そして手刀で腰骨のあたりを切るように刺激する。
「ひっ!!」
予想もしなかった箇所への攻撃に、リリーナは思わず悲鳴を漏らした。が、ロイは構わず次の調理に進む。
「包丁を通し終えたら、身を丁寧に何度も洗う」
今度は両の手のひらで、リリーナの腹部から腰にかけて撫で回し始めた。女として脂ののり始めた腰まわりを、時にごしごしと、
時に揉みこむように、丹念に愛撫していく。
「や、あっ……!! んんっ、う…………」
リリーナの吐息に甘さが混じる。丸くふくらんだ下半身をロイの手が「洗う」たびに、切なくもどかしい感覚が彼女の身体の奥
からじわじわとあふれ出してきていた。彼女は気付いていないが、ロイの手はただ少女の腰をマッサージしているのではなく、
彼女の性感が集中している部分――太ももの付け根、臍とその下、尾てい骨の上など――を的確に愛撫している。その動きも、
手のひら全体を肌の上で滑らせたり、柔肉をぎゅっと揉みほぐしたり、指先で臍の窪みや腰骨をくすぐるようにえぐったりと、
実に多彩だ。リリーナは潤んだ目をロイに向けた。
「ん、あ……あ、ロイ……い……」
「洗い終えたら、身の内側と外側に、およそ180グラムの塩をまんべんなく振りまぶす」
そう言うなり、ロイは身体を曲げて、リリーナの首筋に音を立ててキスした。下半身に意識が集中していたところに突然の
不意打ちを喰らい、リリーナは絶叫して背をのけ反らせたが、ロイは構わずキスを続ける。唇と舌を使い、少女の鎖骨から肩、
腋の下から腕と、オスティアの姫君の白い肌に唾液をまんべんなくまぶしていく。
「い、や……! だめ、ぇっ、ああ、ああっ!!」
耳たぶを噛まれ、赤く染まった頬を唾液でベトベトにされたリリーナが、いやいやと首を振る。しかし次の瞬間、乳房にべとりと
したものが貼りつき、悲鳴を上げた。ロイが、彼女の胸にしゃぶりついたのだ。
「うふぅう、あ! や……あ…………」
硬く尖った少女の乳首を口に含んだロイは、そのまま引っ張り上げるように吸い上げた。そしてちゅぱっと口を離すと、ぶるぶる
揺れる大きなバストの上に大量の唾液を垂れ落とし、それを舌先で塗り拡げ始めた。胸はもちろん、滑らかなお腹から脇腹まで、
上半身をくまなく唾液まみれにしていく。
「…………あ……もう……あぁ、あ…………あっ!!」
リリーナは喘ぐ合間に何か言おうとしたが、その前にロイの手が彼女の身体の下に差し入れられた。そしてそのまま、唾液まみれで
震える少女の身体をひっくり返し、今度はうなじから背中にかけて、唾液と言う名の塩をまぶし始めた。
「ひっ……く…………う、あ……あー……っ」
ロイの舌が彼女の背中からお尻を舐め回し、唾液まみれにした頃には、リリーナは半分泣いていた。
「塩を振り終えたら、仰向けにしてしばらく置く」
「下ごしらえ」を完了させたロイは、少女の身体を仰向けにすると、初めて自分の衣服を脱ぎ、少女と同様裸になった。そして、
指をそっと彼女の秘裂に伸ばす。そこに触れられても、リリーナはもう悲鳴も上げなかった。しかし、その口は悦楽によだれを流し、
吠えていた。少年の指先に、少女の分泌液がまとわりつく。ロイは指先に付いた体液を舐めとると、彼女の身体をまたいで膝をついた。
「水気が出てきたら、頃合いを見計らって……重しをかける!」
「ああああっ、ああーーッ!!」
ロイはリリーナに覆いかぶさり、一気に挿入する。同時に、ありったけの力で少女の柔らかな身体を抱きしめた。丹念に下半身を
撫で回され、全身をくまなく舐めまわされていた少女は、歓喜の悲鳴を上げて少年の肉体を迎えた。
「むぐぐぅ、んぶっ…………!! んー、んんーーー!!!」
ロイの身体を抱き寄せながら、リリーナは夢中で少年の口に唇を重ねた。愛撫される間ずっと胎内でくすぶっていた情念の渦が、
一気に堰を切ってあふれ出したかのようだ。ロイも、猛烈な少女の求愛を全力で受け止める。あふれ出る「水気」を力ずくでかき出す
かのように、大きく激しく肉茎を膣に出し入れすると、その度に肉襞がうねりを上げてざわめき、とめどなく花蜜を溢れさせる。
ロイが腰を強く打ちつけると、そのたびにぶっと粘着質の音を立てて、少女の体液が飛び散った。
「んんんー、んぐっ…………もう、もうっ、わた…し……い…………く……う!!」
唾液をロイに吸われながら、リリーナは切れ切れに喘いだ。絶頂が近いことを告げられたロイは、一層身体を密着させ、とどめと
ばかりに激しく腰を突き入れる。彼の先端が、何度も容赦なく少女の膣奥をつつき、肉孔からにじみ出た愛液が恥ずかしい音と共に
結合部から漏れだした。そして、ついに少女に絶頂の瞬間が訪れた。
「うううぅ、ああっ、ロイ、ろ…………うぁああ、ああ――――――ッッ!!」
びくびくを背を反らせ、全身を大きく波打たせるリリーナ。数瞬遅れて、ロイは彼女から本体を引き抜いた。そしてそのまま、
少女の白い身体めがけて精を放つ。
「あああ、あっ!! ……や…………あ、あ……つい…………」
凄まじい勢いで放たれたロイの精液は、リリーナの下腹部から胸、顔にまで飛び散り、少女の全身を白く汚していく。粘度の
高い液体が降り注ぐたび、リリーナはか細い悲鳴を上げて身をよじらせていった…………
射精が終わっっても、ロイの「調理」はまだ終わらない。彼は、リリーナの臍のくぼみや鎖骨のあたりに溜まった白濁液を指で
すくうと、それを少女の身体に塗り拡げ始めた。
「ん……や…………」
「最後に、酒を塗って焼く。これが、早若狭と呼ばれる焼き物の料理法だよ」
「ん……もう、ロイったら……」
いくら異性と魚が好きな主人公でも、こんな行為はしないだろうなとロイは思ったが、もういっそ3DSでエロ解禁にしたら
どうだろうと妄想した。
異常です。別にロイとリリーナでなくても良くないかと書き上げた後で気づきましたがもう遅いのでご容赦願います。
>>618 ワロタw
GJ!
個人的には異常が意図したものなのかが非常に気になるけどw
GJ!
お料理上手はなんとやら、ですな
GJ
ロイ様すげー!
肉色一代男www
リリーナ様結構ひどいこと言うな。
しまった、その台詞はロイだ。
>>618 乙です!
公子がなんで料理上手なんだwとも思ったが、日本の大名も
殿様自ら厨房に立つことがあったそうな
エロ気分以上に食欲が刺激されてしまった
手の込んだ魚料理しばらく食べてないな…
>>623 肉ヶ島も結構酷いからどっこいどっこいだw
>>624 細川藤孝、忠興親子が有名だな(忠興はガラシャの夫、千利休の高弟)
「ワシの包丁裁きがみたいかぁ!」「鮎はもっとカリッと焼け!」みたいな書状があったはず。
このロイはマーカスから習ったのかな? ということは……
フェレ家の名物家臣パネーっす
マーカスよりもマリナスじゃないか?
譜代じゃなく父親の代からの新参だし
行商人なんかやってたし、料理も上手だろう
ロウエンが わだいに してほしそうに こちらをみている
マリナス堂のお手並を拝見したいもんだ
逆にリリーナは料理出来なさそうだな
ロウエン父親設定のウォルトなら料理上手だろうか
632 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 09:43:57.59 ID:Uz/xDCRn
上級貴族なんだし出来ない方が自然
お嬢様キャラが家事堪能だったりしたら返って魅力減
なんかロイリリが現代で夫婦だったらとするとなんかロイの方が家事や育児やってリリーナはオスティアで働いてるイメージがある
Q:シーダ姫とエイリーク王女の共通点を答えなさい。
A:シーダ姫はお菓子作りが得意で、エイリーク王女は犯し(子)作りが得意です。
シーダは新興国の王女だし、料理上手でも違和感ないな
>>625 ありがとう、自分であやふやな記憶書いておいて実例が気になって
「厨房に立つ殿様」などでググっても見つからなかったのでありがたい
って細川藤孝料理以外も凄過ぎだなw 文化武芸料理倫理全てにおいてw
>>632 なんだそのレ・ミィ様
FEでいちばん手料理を食いたいのはレベッカかな
腹が満たされたら次はお前だーって襲って涙目できゃあきゃあ言われたい
国民がサジマジバーツレベルの王女様だから
料理させたらマンガ肉が出てきても不思議じゃないレベル。
>>637 サジマジは小説だとタリスの騎士扱いなんだよな
(紋章の小説だからバーツは脱走して行方不明)
>>636 ルイーズだと既に準備万端なんだろうな
これぞ淑女の流儀
まさに据え膳
聖戦親世代の女性陣は貴族の令嬢が多いから
基本的に家事スキル低そう
でもって恋人ができるとそれをかなり気にしそう
アイラとかティルテュとかブリギッドとか、隠れて練習してそうだ。
それをエスリンやディアドラあたりがサポート……って、時期かぶってないのか。
流石に旧作の人気は高い
封印のセシリアとか需要あるのかな
アイラはシャナン匿って旅してたし
料理ぐらい出来ないと困るのではないだろうか
>>644 あるよ
>>643 夜営で教えてもらったりとか?想像したら楽園過ぎた。
エロ服にイシュタルテディなんて名前の品があったから
ついイシュタルを連想してしまった
しかし何がイシュタルなんだか分からん
確かに元ネタではソッチの崇拝対象になってるが
たくさんある別名から敢えてイシュタルを選んだ心が気になる
>>644 女教師ってかなり貴重じゃんか
>>645 >>647 把握、文章力は期待しないでくれな
シチュエーション@
ゼフィール敗北後のifとして牢屋でナーシェンに色々やられちゃう
シチュエーションA
戦争後のロイとのラブラブエッチ
のどちらかにする、要望があればどっちか教えてくれ
とりま仕事がまだあるから夜に見に来るわ
>シチュエーションA
>戦争後のロイとのラブラブエッチ
妊婦セックスだったら俺得だな
>>648 > シチュエーション@
> ゼフィール敗北後のifとして牢屋でナーシェンに色々やられちゃう
魔道書を奪われ、縄で縛られ、されるがまま身体を弄ばれる…
だが身体は征服されても心は決して屈しない
…みたいな感じでプリーズ
セシリアさんは凌辱が似合う
>>649 >>650 まさか分かれるとは思わなんだ、余力があれば両方書く
文才ないので期待しないように
流れ的には前後してしまうのでストーリーなぞる
ナーシェンに陵辱されても尚気丈に振る舞っていたセシリアが
教え子のロイの優しさに触れた途端、張り詰めていた糸が切れてしまう、みたいな?
――ピチャン
壁面に燭台が二つ備えつけられただけの一室に、水の漏れ落ちる音だけが断続的に響く。
床と天井に嵌った鉄の格子扉を除いて、三方を石積みの壁面に囲まれている。
なんら日用品らしいものが置かれていない殺風景な部屋の奥には、妙齢の女が一人、両手を鎖に繋がれていた。
すっと通った鼻に薄紅で彩られた小さな唇が小刻みに動いている。気を失っているのか目は閉じられており、微動だにしない。
身につけている服は左肩からわき腹の辺りにかけて大きく裂けている。まるで刃物か何かで切られたように。
「……ん……うぅ」
二本の小さな蝋燭だけが頼りの薄闇の中、翡翠色の長い髪が小刻みに揺れた。
長い睫毛が小刻みに震え、緑柱石を思わせる瞳が露になる。
ぼやけた視界が少しずつ鮮明さを増し、カビの独特の臭いが気になり始めた。感覚が少しずつ戻ってきているのだ。
「……ここは、一体。……痛っ!」
覚醒した途端、脇腹と肩口に鈍い痛みが走った。重りでも背負わされているかのように体全体が重い。
痛みの走った個所を抑えようとしたところで、セシリアは初めて手を鎖で繋がれていることに気づいた。
両の手首をきつく締めつける鉄の腕輪は、壁に埋め込まれている鎖と繋げられている。肘がほとんど曲げられぬ長さになるよう調整されているようだ。
続いて、セシリアは自分の胸元に視線を下げた。日常着と化していた銀製の胸当ては取り外されていた。
普段は抑えられている豊かな双乳が、薄い絹服をぎゅっと押し出している。
(やっ、やだ! 何で私こんなはしたない格好を……はっ)
唐突に、気を失う前の記憶が戻ってきた。
単身接近してきたベルンの国王ゼフィールと戦った末に、あっさりと敗れてしまったことを。
支援
655 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 00:18:07.41 ID:1PwyMQhS
紫煙
セシリアは女だてらにエルトリア王国の要職、魔道軍将を預かる立場にあった。
同じ将軍位を持つパーシバルやダグラスには一歩及ばないものの、その力は一般の兵よりは遥かに格上である。
にもかかわらず、ゼフィールに対しては手も足も出なかった。その事実はセシリアの誇りを著しく傷つけていた。
どんな敵を相手にしても覚えがない、自分が生きていることを不思議に思うくらいの力量差。
あるいは、王国最強と言われるパーシバルをもってしても同じ結果に終わったかも知れない。
今にしてゼフィールの殺気を、一撃を食らって死を覚悟したことを思い出し、セシリアは大きく身を戦慄かせた。
(胸当てのおかげで致命傷を免れたのね。……悔しいけれど、完敗だわ)
ゼフィールの力量もさることながら、彼が手にしていた巨大な剣は恐るべき破壊力を秘めていた。
一太刀で烈風が空気を切り裂き、自慢の風魔法を蹴散らして襲いかかってきた。
あれも音に聞く十二神将が携えていたという武器、神将器のひとつなのだろうか。
セシリアが思考に耽っていると、前方から足音が近づいてきた。
「――誰!?」
不安からか、思った以上に裏返った声が部屋に響いた。
男が一人、かつかつと踵を鳴らし、マントを腕で翻しながら格子の向こう側にある階段を下りてくる。
気障という言葉を体現したような男は、牢の扉を開くと三歩進んだところで立ち止った。
ベルンの紋章が施された鎧を身に付けた男の顔には、よくよく見覚えがあった。
ぱっと見は細身でハンサムと言えなくもない顔立ちだが、胡散臭い目つきが他の全てのパーツを台無しにしていた。
いささか皮肉なことに、エルトリア王国の大臣たちの中にもこのような目をしている者は決して少なくない。
全てを自分の下に見るような侮蔑を込めた瞳。それを認識すると同時に、記憶の小箱が一人でに開いた。
「あなたは確か、……ナーシェン、だったかしら」
「くっくっく、いいざまだな。女だてらに魔道軍将とか言われていい気になっていたらしいが
我がベルン軍の力をもってすれば赤子の手をひねるようなものだ」
軽薄な笑みを浮かべる目の前の男はベルン三竜将の一人、ナーシェンその人だ。
ベルン人至上主義であり、他の民族を蔑視する典型的な俗物。
全てにおいて自分が優れていると勘違いしている滑稽なナルシストでもあり――
「――おい貴様、今失礼なことを考えていなかったか」
睨みつけてくるナーシェンにセシリアはそっぽを向いた。
「別に? それにしても我がベルン、ね。私はあなたに負けたわけではなくてよ」
「ふん、この状況でよくもまぁそんな口が叩けるものだな。まぁいい、以前に逃げられたあの糞生意気な女の憂さを、
貴様をいたぶることで晴らさせてもらうとしよう。受けた無礼には利子がつきものだ」
引きつった笑みを浮かべるナーシェンに、セシリアが思わず肩を震わせた。
魔道書が手元にないどころか、両手を鎖に繋がれていては身を守ることすら叶わない。
流石にこの状況は楽観視できるものではなかった。
身動きの取れない、しかも敵軍の女。
どのような憂き目に遭わされるかわからぬほど彼女は子供ではなかった。
後ろ暗い噂は、戦場を歩いていればそこかしこから聞こえてくるのだ。
自らを落ち着かせるようにゆっくりと息を吸い、セシリアは一瞬周囲に視線を走らせた。
よくよく見れば、どことなく見覚えがある間取りだ。
(やっぱり、城の地下牢だわ。牢屋の中からだとこうも印象が違うものなのね)
辺りに人の気配は感じられない。
牢番すらも出払っているところを見ると、自分をここに閉じ込めているのはこの男の独断なのだろう。
敗北後に閉じ込め、憂さ晴らしに女をいたぶるという趣向には吐き気すらもよおす。
「それで、わざわざそんな高貴な方が、うら寂れた牢屋に何の用かしら?」
聞かずともわかっていたことではあったが、念のために訊ねてみる。
「ふっ、言わずともわかっているだろう? 以前の恨みを存分に晴らさせてもらおうと思ったまでだ」
「以前の恨み? ……あぁ、ギネヴィア姫のことね。……そう、ふふ」
桜色の唇が笑みを形作った。束の間その艶やかさに目を奪われたナーシェンは、次には眉間にしわを寄せて歯を剥き出しにした。
「貴様ぁ、何がおかしい!」
「随分と昔のことを根に持つのね。女々しいと思わなくて?」
「……なんだと!」
鼻で笑うセシリアに、ナーシェンの瞳が怒りに怪しく揺らいだ。
けれども、彼女の両腕を固定している鎖に目を移すと瞬く間に笑みが戻ってきた。
「よかろう。従順に従っていれば紳士的に抱いてやるつもりだったが、どうやら魔道軍将様は並みの扱いではお気に召さぬようだ」
「私を抱く、ですって? 見下げ果てたものね、捕虜の取り扱いの条項も知らない――ぐふっ!」
大股でつかつかとセシリアに歩み寄ったナーシェンが、すれ違うようにして彼女の腹を思い切り殴りつけた。
拳が衣服の布地ごと下腹に深々と食い込み、遅れてセシリアが苦しげに咳込んだ。
「……うっ……ぐっ、うぇっ!」
腹に食い込んだままの拳をなおも前に突き出され
セシリアが胸の辺りまで込み上げてくた吐き気に喘ぐ。
苦しげな表情を横目にして、ナーシェンはゆっくりと二歩後ずさった。
「くくく、やはり。魔法の才はあっても所詮女は女、体の方はさほど鍛えていないようだなぁ」
「あっ……ぐぅっ! ……あなたって人は……げほっ!」
拳が引き抜かれ、腹筋が弛緩した間隙を縫って、再度のボディブローが叩きこまれた。
その衝撃が全身に及び、セシリアの髪が上下に大きくなびいた。
開かれた唇の端から唾液が顎を伝って胸元に垂れ落ちていく。
膝をがくがくと踊らせながらも、セシリアがなんとか俯いていた顔を上げた。
怒りと軽蔑がないまぜにされた彼女の視線に、ナーシェンはつまらなそうに舌打ちした。
「……これ……がベルンの高貴な貴族、とやらの……やり口、なの? ……本当に、付き合いきれない」
「いやいや、魔道軍将ともあろう方がこの程度で音を上げてもらっては困るな。
リキア同盟の反逆者共を血祭りに上げる前の、ほんの余興だ。心行くまで、たっぷりと楽しませてもらおうか」
ナーシェンの双眸が妖しげに煌めいた。
かと思うと、おもむろに腰につけていた鞭を取り外し、素早い動作で腕を一閃させた。
飛竜用と思しき鞭が宙で軌道を変え、セシリアの左胸部を薙ぎ払う。
「つうぅ!」
痺れるような痛みを感じ、セシリアは反射的に身を縮ませた。
一瞬にして裂かれた布地が木の葉の様にひらひらと揺れながら床に落ちていく。
出来た裂け目からはドレスローブの紫と合わせたと思われる薄紫色のブラがのぞいていた。
「ほぅ、意外と清楚な下着をつけているのだな。もちろんこの程度では済まさんぞ! そら、そら! ふはははは!」
「――んぅ! ――くぅ! ――ぐっ! ――んふっ、うぅ!」
鞭が振るわれる度に鎖がキシキシと悲鳴を上げ、セシリアのなめまかしい肢体が左へ右へと揺れる。
腕が完全に伸びきった状態では身を守ることも、肌を隠すことも叶わない。
(……よりによってこんな見下げ果てた男に、魔道軍将たる私が視姦されるというの? ……じょ、冗談じゃないわ!)
せめて悲鳴を相手に聞かれぬよう、セシリアは健気に歯を食い縛り、いつ終わるとも知れない鞭打ちに耐え続ける。
裂かれた細かな布地がひらひらと隙間風に舞い散らされ、彼女の体を覆う布地はみるみる内に領域を狭めていった。
数分もすると、セシリアの衣服はもはや体を隠すという機能を失い、ただのぼろ切れと化していた。
鞭がしなるたびに豊かな胸が上下に揺れ、肌に赤い痣が増えていく。
必死に声を漏らさぬよう上唇を噛む彼女の仕草も、ナーシェンの嗜虐心を滾らせる道具でしかなかった。
「ふははは、意地でも甘い声を聞かせたくないというわけか? いつまで頑張れるかな、そら! そら! そら!」
「うぐっ! ――ん! ――ンンッ!」
鞭の乱打に服の布地部分があっという間に少なくなっていく。
肩口に辛うじて引っ掛かっていた布地が切り裂かれ、セシリアの衣服が下着ごと前に剥がれ落ちた。
形のいい乳房には赤い筋が幾重にも残っている。
「なるほど、流石は魔道軍将殿。そのいやらしい体で何人の男を垂らし込んだのだ?」
「……ぐ、……この、恥を知りなさい!」
痛みと羞恥に顔を紅潮させながら、セシリアが噛みつくように叫んだ。
お目汚し失礼しました
そろそろ眠いので続きは明日投下します……多分
いいぞナーシェン! もっとやれもっとやれ!
股間のルーンソード炸裂はまだか!
十二神将もいなかった気がします。
八神将だっけ?
>>664 流石にそんな昔のは見てなかった
>>665 八だったか、情報thx、やったのが五年も前なもんでひそかに国名も間違えてたりした
エルトリア⇒エトルリアだったね
では、続きうぷります
噛みしめた唇から血を滴らせるセシリアの眼光に、ナーシェンが気押された。
だが、次には蛇のように舌を出し、怒りの形相で鞭を後ろにしならせる。
「貴様ぁ、一体誰に向かって口を利いているのだぁ!」
天井に届かんかという勢いで振り上げられた鞭が弧を描き、セシリアのほぼ真上から襲いかかった。
――――い”っ!
「…………ひっ……はっ!」
バシンという大きな音と共に、セシリアの左の乳房が下へ弾かれた。
鎖が今までになく大きく軋む。聞こえてくるのは引きつったような苦鳴だ。
度重なる責めによって固くなった胸のつぼみを、鞭の先が掠めていた。
彼女の頭にあったはずの罵倒の言葉は、白で塗りつぶされている。
がくがくと細い顎を上下させるセシリアの姿をナーシェンは不思議そうに眺めていた。
ややあって、事情を察したのだろう。ほの暗い笑みを浮かべた。
「おやおや、これは一大事。敏感な突起に当たってしまったかな」
「……はっ……はっ……はっ」
――だ、駄目よセシリア! どんな仕打ちを受けようとも気をしっかり持ちなさい!
こんな下劣な男に屈服してどうするというのか。
そうやって自らをなんとか奮い立たせようとするも、耐え難い激痛と痺れに涙線が緩んでいる。
目が熱を帯びてくると共にじわり、と視界が滲んできた。
セシリアは痛みと恥辱に震える全身を鎮めようと、引きつったように空気を取り込もうとする。
気を緩ませた直後、鞭が下から上に一閃した。
「〜〜〜〜っ! 〜〜〜〜っ!!!」
今度は声すらも出なかった。
地面にあった鞭の先端が今度は勢いよく振り上げられ、右の下乳を叩き上げた。
形の良い乳房が勢いよく跳ね上がり、背筋が弓なりに反りかえる。
肩甲骨が石壁に擦れて傷になったが、そんなことは気にもならなかった。
抗いようがない強烈な刺激に、セシリアは酸素不足の水槽の中で
金魚が喘ぐように、顎を上に向けて口をぱくぱくさせていた。
「ひゃっはっは、なんだそのザマは! 名高い魔道軍将様の姿とは思えんなぁ!」
「……ひっ……ひはっ」
意識が飛びかけているのか、ナーシェンの嘲りにもセシリアの反応は覚束なかった。
ただ痛みに体を痙攣させ、呼吸するのがやっとという有様だ。
限界が近づいていた。ゼフィールの一撃を受けて体力を損耗している状態。
いかに芯が強い女性であっても、彼女の持ち分は文官としての才と軍の指揮。
どのような覚悟をしていようと若い娘の体がこのような過酷な仕打ちを受ければ
到底耐え切れるものではないのだ。
もはや上半身は首飾りを除けば一糸纏わぬ状態。
下半身のスカートはボロボロにほつれ、タイツも無残に伝線している。
スカートの隙間からは薄紫色のショーツまでもが除いている。
顔を除いた全身にある痣は見るも無残に腫れ上がっていた。
何とか痛みから立ち直り、視線を元の位置に戻すも
その瞳には軽蔑の他にも読み取れる揺らぎがあった。
理不尽な暴力に対する怯えという感情が。
息も絶え絶えのセシリアに、ナーシェンが勝ち誇ったように口を醜く歪めた。
「さて、少しは考えが変わったかな? お聞かせ願おうか、セシリア将軍?」
「……考え、ですっ……て」
息も絶え絶えにセシリアが訊き返した。
「そうだ、まずは声高らかに宣言してもらおうか。私は未来永劫ナーシェン様の性奴隷になります、と」
「ふ、ふざけないで! 誰があなたの奴隷なんかに――ひっ」
ナーシェンがわざとらしく掲げた鞭に、しかしセシリアは敏感に反応し、身を捩じらせた。
徐々に、しかし確実に恐怖と痛みが植え込まれつつあった。
(い、嫌よ、もう痛いのは……)
「まだ物足りないのかな、それならそれで構わないぞ」
「…………」
弱音を心中に落とし、悔しげに唇を噛むセシリアを見て、ナーシェンは肩をすくめた。
失われた余裕をいつの間にか回復していた。
(くく、この様子ではもう時間の問題かなぁ? ん――)
ふと、目線がセシリアの腰の下に向いた。
もじもじと、タイツに包まれた白いふとももが擦り合わせてるのを見て
彼の顔に山賊と見紛うかのような下卑た笑みが浮かんだ。
「もしかして、鞭で打たれて感じていたのか?」
「だ、誰がっ!」
セシリアが頬を赤らめて反論した。見ただけで呪い殺さんばかりの目つきだった。
それを意に会した様子もなく、ナーシェンが何かを悟ったように顎をなでた。
「なるほど、そういうことか。確かに、気を失って牢屋に入れられてから丸二日
厠にいっている間もなかったはずだな」
「……っ」
度重なる鞭打ちに尿意をもよおしているのを見破られ、セシリアの顔から一気に血の気が引いていく。
「くっくっく、図星か、はっはっは、これは傑作だ。まかり間違えば、気高き魔道軍将殿の排尿が拝めるというわけか」
「し、信じられない。どこまで性根が腐っているの!」
凛とした声が地下室に響き渡り、ナーシェンの耳を叩く。
だがそれは、彼女の怒りと恐怖のほどを如実に表してもいた。
「違う、違うな。私が聞きたいのはそんな言葉ではない」
蛇のように舌を動かし、ナーシェンがゆっくりと胸を張った。
「よし、こうしよう。もし性奴隷になると宣言したら、両手の鎖を解いて厠に連れて行ってやろう。新たな主人としてのせめてもの温情だ」
「……なっ!」
「あくまで言わぬ気であれば、このまま尋問の続行だ。
貴様は遠からぬうちにここであられもない姿を晒すことになる。
なんなら貴様らの部下を呼び出して一緒に見物するというのも面白いか」
ナーシェンの申し出を聞いて、セシリアは気が遠くなりそうだった。
将軍としてではなく女として、排尿の瞬間などもっとも見られたくない姿だ。
「……こ、これが尋問ですって! こ、言葉の意味をわかって言っているの?」
「強がっていても声が震えていては説得力がないぞ? それとも、このチャンスを逃すか?」
セシリアが俯き、ぐっと目をつむる。
もはや尿意はのっぴきならないところまで来ている。
隙間風が痣に触れるだけで、体が震えてしまうほどに。
その欲求が意志だけでどうなるものではないこともわかっていた。
いい年頃の女が人前で尿を垂れ流すなど、ましてや名門の貴族の出であるセシリアにとっては、
何よりもおぞましく、耐え難いことだった。
(口約束だけでも、ここで誓えば。この男が約束を守るとは限らないけど。でも、そうならない可能性も)
わずかな希望にも縋りつきたかった。今もなお裸体を晒すという恥辱に塗れた状況。
断れば暴力が、並々ならぬ気丈さを上回る勢いで襲ってくるだろう。
セシリアの思考は暴力と恥辱によって掻き混ぜられ、判断力を失いつつあった。
(今だけ、……そう、今だけだから。従う振りをするだけよ、躊躇うことなんてないじゃない)
観念したようにセシリアが溜息を吐き出し、口を開きかけた。
すると唐突に、彼女の脳裏に昔の光景が蘇った。
オスティアで、とある少年に教鞭を振るっていた時の温かな記憶を。
エリウッド公の息子がオスティアに留学に来ていると知ったのは
オスティア公の娘、リリーナとの他愛ない世間話がきっかけだった。
実際に剣術に励むロイを目の当たりにした折に、セシリアは少年のただならぬ才能を見抜き
自ら個別指導の教師役を買って出ていた。
『いいこと? 将たる者はね。どんな時でも下の者たちの模範にならねばならないのよ』
本を手にしながらそう語りかけるセシリアに、向かいの椅子に座っていた赤い髪の少年が手を上げた。
『じゃあ、例えば負けた時はどうするんですか? 模範になりようがないと思うんですけど』
『部下たちの除名を乞う場合であれば、相手の吐いた唾を舐めとらなければならない時もある。
けれど、抗う意思は最後まで捨てちゃダメ』
城壁と同じように、一度崩された壁を直すには、一旦崩れた破片を取り除き
土台を直して、回りの壁をも削ってと前以上の労力を必要とするものだ。
心の壁も同じことだ。一度でも屈してしまえば、負けることに慣れてしまう。
そうなってしまったら、将としての再起は難しい。
『戦いで部下たちに命を懸けさせる以上、指揮官は絶対に心を折られてはいけないの
雪辱を誓うにしても、兵士だって一度自分を見捨てた将にはつかないでしょう』
『ふんふん……』
少年は何度となくうなずき、感嘆していた。
その様子を見ていて流石に気恥ずかしくなったのか、セシリアが赤くなった顔を逸らした。
『……セシリアさんってやっぱり凄いですね。
わかりました、今の言葉を忘れずに僕も頑張ります』
『ふふ、その意気よ、ロイ。じゃあ次のページを――』
『――あ、あのっ』
『ん、なぁに?』
話を遮られたことを咎めるでもなく、セシリアが足を組み替えてロイに目を細めた。
ロイはたわんだスカートの裾から覗いている下着から慌てて目を逸らすと、
少し躊躇いがちに口を開いた。
『ぼ、僕も、セシリアさんみたいな立派な将軍になれるでしょうか』
『うーん、そうねぇ。私が本当に立派かどうかは置いとくとして、
どうせ目指すならもっと上の頂を目指すべきよ』
『上の頂、ですか。でも、セシリアさんより上っていうと誰だろう
エトルリアのパーシバル将軍? それともベルンのマードック将軍?』
『そういう意味で言ったのではなくてよ。それは、人を真似ることもひとつの方法だけど。
あなたには他人にはない、人を引き付ける才能に溢れている。
それは、何物にも代えがたい強さだわ。
しっかり勉強して実戦経験を積めば、いずれ私など及びもつかない名将になれる。きっとね』
『本当ですか! ……よぉし、セシリアさんを守れるくらいに』
『こぉらぁ、調子に乗らないのっ。今のあなたじゃまだまだよ』
指を振って叱りつけるセシリアに、ロイは握り締めた拳を解いて頭を掻いた。
照れ笑いを浮かべている彼の姿は、セシリア自身が不思議に思うほど脳裏に強く焼き付いていた。
ロイの純朴にしてひたむきな瞳を思い出したことで、恐怖が薄らいでいくのを感じた。
たとえそれが一時的なものであっても構わなかった。
(将たる者の態度や姿勢を説いた私が、ここで持ち崩すわけにはいかない。
そんなみっともないを真似したら、もうあの子に顔向けできないわ)
「……よ」
「ん、なんだ? 聞こえんぞ、はっきりとしゃべれ」
「お断りよ。人をペット代わりになんて、よくもそんな発想ができるものね。あなたの思考って本当に醜い、なんとも汚らわしい発想だわ。爵位持ちとは思えない幼稚さね」
語気に力と気品が蘇ったことにセシリアは安堵した。
だが、ナーシェンにとっての禁句に触れたことには気づかなかった。
「な、ななっ……なん……誰が醜いだと!」
ナーシェンがわなわなと肩を震わせて詰め寄った。
語気が荒く唾を飛ばす目の前の男を、セシリアは威厳を崩さぬままに貶める。
「よほど他人に軽んじられることを恐れているのね。でもお生憎様、力で人を従えたとしてもそれは見せかけの主従。
あなたのことを周りの人間がどう見てるか、手に取るようにわかるわ。他人を軽んじることしかできないあなたに待っているのは――」
「――このくそ生意気な雌豚が! おのれの今の立場をわきまえろ!!」
「なっ! きゃああああああ!!?」
セシリアの言葉は獣じみた絶叫に塗り替えられた。
剣を抜き放ったナーシェンが刀身に秘められた魔力を開放させ
セシリアに向けて放出していた。
「あああぁぁぁぁぁいいイイやぁぁァァ!」
胸が上下左右に、みだらに揺れ動き、汗が全身から滴ってくる。
一糸まとわぬ無防備な肢体を紫電にも似た魔力が縦横無尽に駆け抜け、美しい顔が苦痛に歪む。
先ほど心に固く誓ったはずの抵抗の意志は、一気に蹴散らされていった。
「どうした! 苦しみ喘ぐのが好きなのだろう!
お望み通りの展開だ、存分に嫌悪する男の前で恥を晒すがいい!」
(な、なんなのこれ! 嫌、体から力が……抜けていく)
突然、今まで感じていた耐え難い痛みとは別の感覚に囚われた。
体から何かが出ていくような感覚。手足は麻痺してしまったかのように自由が利かない。
必然的に、閉じていた足にも力が入らなくなっている。
おのれの意思とは裏腹にずるずると靴底が滑り、歩幅が左右に開いていった。
(ダ、ダメ! これ以上開いたら! 踏み……止まれない、あぁあ!
もう……もう、無理、無理ぃ、限界……いぃ!)
意識が遠のきかけた瞬間、理性が収縮させていた股間がふっと弛緩した。
途端、たまりにたまっていた黄金色の水がセシリアの穿いているショーツを中から叩いた。
一瞬にして布地の色を変えていくそれは、引き締まった太ももを滴り落ちて、床に続く小さな滝となる。
水たまりに滴る音を聞くだけで、立ち上る薄い湯気を見るだけで、一層羞恥心が高まっていく。
(あぁ! こ、こんなの嘘よ! 悪い夢よ! どうして、どうしてこの私が!
魔道軍将たるこの私が! こんな下劣な男に全裸を晒したばかりか……そ、粗相まで!)
一度はその恥辱に耐えようと決意したものの、その羞恥心は想像以上のものだった。
顔を覆いたくとも鎖がそうすることを妨げてしまう。
まるで尿と一緒に色々な物が闇に流れていくかのような錯覚に囚われる。
必死に上りつめた将軍としての地位。代々続く名門貴族としての矜持。
エルトリア王国を支えているという自負。そして――教師としての自分。
(ロイ! あぁ、私、あの子に……私は、私、はっ!)
今やセシリアの瞳からは屈辱と懺悔の涙が、とめどなく溢れていた。
アップ出来る量が少なくて思いのほか長くなってしまった
後5〜6で終わると思うので続きは夜投下しま
読んでくれた人どもです
これは盛り上がっちゃってますなぁ。いいですなぁ。
>>676 gj、おいナーシェンそこ代わry
乳鞭とか魔乳の本領じゃないですか
あと、次からはメモ帳にまとめて投下してもらえると助かる
期待してるぜ兄弟
ナーシェンは出来る子だな。
こんな時間になって申し訳ない
ナーシェンは下手なイケメン敵キャラより人気
とりま残りを投下しときま
「はっはははは、これはこれは、凄まじい勢いだな、セシリア将軍!
今の貴様の姿を鏡で見せてやりたいぞ!
こんなにみっともない姿を晒した将軍など、古今東西どこにもいるまい!」
「やあぁ! 言わ……言わないで! あぁ、ああぁ! いや、どうして、止まらな……いひぃぃぃ!」
必死に括約筋を収縮しようとするセシリアを嘲笑うかのように
体は頭の命令を無視して魔剣から放たれる魔力でのたうち回る。
いっそ気を失えば楽になれたのに、持続的な痛みで完全に気絶することもできない。
卑劣な男の前ではしたない姿を晒す自分を思うと、悔し涙が後から後から滲み出てくる。
爪先立った状態で幾度も尻を、胸を震わせ
全身をくねらせる様は隠微な香りに満ちていた。
子供のように咽び泣き、淫らな姿を披露したセシリアを目にし
やっと満足したのか、ナーシェンが魔力の発動を止める。
と、一度大きく、ギシと鎖が鳴り響き、乳房が前後にぷるりと震えた。
「はっ……はひっ……はぁっ……」
脂汗と涙に顔をぐしゃぐしゃにし、息も絶え絶えなセシリアの様子に、ナーシェンが口端を持ち上げる。
「くはは、どうだ、思い知ったか。我が魔剣ルーンソードの真の力はこんなものではないぞ」
ぐいっと強引に顎を持ち上げられ、セシリアの体が頼りなげにゆれる。
尿も出切ってしまったのか、ポタポタと太ももに残った滴が垂れ落ちている。
魔力によって相当なダメージを被ったのか、目もどこか虚ろだった。
「……う、うぅ」
「一応褒めておいてやろう、この剣の威力に耐えるとは流石ヴァルキュリア。
魔力に対する加護はことのほか大きいということかな。
ここで殺してしまってもよかったが、私の受けた屈辱はこの程度ではない。
とはいえ、人前で迂闊にも失禁するような婢を抱く趣味もない。
この臭いはどうにもたまらんからな、鼻が曲がってしまう」
これみよがしに高い鼻をつまみ、手で仰いで見せるナーシェンに
セシリアが薄紅のはげ落ちた唇を震わせる。
「くっ……うっ……うぅ、だ……れが……!」
誰がそうさせたのか。そう言い返そうとするも舌が回らない。
人前で漏らしたことなど初めてだった。
ましてや、忌むべき男の前で強制的にさせられるなど、未だかつて受けたことがない恥辱だった。
人前で涙など見せたくないのに、後から後から止めどなく溢れてくる。
肢体を震わせるセシリアの姿に、やっと腹の虫が収まったのだろう。
ナーシェンは剣を鞘に納めた。
セシリアが安堵したのも束の間のことだった。
ナーシェンは鞘に収まり切らぬ柄を、薄らと透けたショーツにあてがった。
「くっうっ――ううぅうぅん!」
剣鞘で薄い布地を擦り上げる度に
羞恥に火照り切ったセシリアの体がびくびくと反応する。
ぐいと押し上げると、布地から染み出ていた黄金水が段々と透明に近づいていく。
ナーシェンは手指を硬直させっぱなしのセシリアを見て舌舐めずりすると
ショーツから染み出てくる水を絞り出そうといわんばかりに剣の鞘をきつく押しつけた。
白いふくらはぎが突っ張ったように反応し、与えられる刺激から逃れようと爪先立ったが
それも無意味な抵抗だった。液がショーツを通過してナーシェンの剣鞘にまとわりつき
剣を握っている手袋をも濡らしていく。
「尿の色とは明らかに違うな。
よもや魔道軍将殿が失禁して感じてしまう筋金入りの変態だったとは
エトルリア国民もさぞや失望することだろう。なぁ!」
「あっ、あっ、……あっあぁっ! ……嫌ぁ、嫌よぉ! やめっ……やぁっ! やめてぇっ!」
哀願にも近い弱々しい言葉は、しかしナーシェンの耳には逆効果だった。
ぐりぐりと捻る速度は更にスピードを増していく。
聞きたくないのに、じゅぷじゅぷといういやらしい水音が耳に纏わりつく。
手が自由になるなら、真っ先に耳を塞いでいただろう。
苦痛に濡れているのは自らに対する責め苦を和らげようとする女の防衛本能だ。
そんなことは自分でよくわかっている。
しかしながら、こんな状況でも体の火照りを自覚すると、辛うじて支えてきた芯が折れそうになる。
鎖にしっかり固定された手首からは血が滲み出ていた。
体に害が及ぶたびに、反射的に庇おうと動いてしまうのだ。
「呆れたな、あくまで上から目線の物言いか、そこまで貫けるとはむしろ称賛に値するな。だが――」
「あひぃん! ……うぅ……ふああぁぁ!?」
責めの対象が陰唇にまで至った途端、声に官能の色が混じり始めた。
陰唇を布越しに擦り上げられる度に、腰がびくんびくんと跳ね上がった。
恥毛を少し撫でられただけでも嫌悪とは違う類の声が引き出されていく。
一方で、ナーシェンの魔の手は胸にも及び始めていた。
空いている手の平で弾力のある乳房を揉みしだいている。
「あぁあ! 痛ぃ! そ、そんなに強く……あぁ! も、揉まないでぇ!」
収まらぬ乳房の肉が指に挟まれて浮き沈みする。
こねかけのパンのように形が変えられていく。
うねる人さし指と中指とが、セシリアの固くなった乳首を挟み込むようにし
時に指先で弾き、指に巻きこむようにしてギュッと引っ張る。
「うあっ……んあぁっ! ひううっ……ふっ……ううんんん!」
二方向から責められ、心とは裏腹に官能がどうしようもなく高まっていく。
胸に意識を集中すれば陰唇への刺激に腰が浮いてしまう。
臀部に力を込めれば今度は乳首への刺激で下顎が見えるほどに背が反り返る。
息も段々と荒くなり、声も大分熱と甘さを帯びてきている。
ナーシェンは愛液で濡れた手袋をセシリアの頬に擦りつけた。
あっという間に、美しい顔が粘性のある液体でべとべとになった。
快感に抗えぬおのれの体が何とも情けなくなり、セシリアは眉をしかめながら目を伏せた。
「ずいぶんといい顔になったなぁ、案外楽しんでいたのではないか?」
「……き、気易く触らないでくださるかしら、……あいにくと、下衆に許す体は持ってな――」
「――だろうな」
反抗的な言葉を既に予想していたのだろう。
返事を聞き終える前に、ナーシェンが予め探り当てていた
セシリアのパンパンに膨れ上がった陰核を、ショーツの上から指で思い切り爪弾いた。
「つぅ〜〜〜〜〜〜っ!!」
完全なる不意打ちに、セシリアが苦悶の声を上げた。
この一撃を耐えられただけでも奇跡と言えたが、どこまでも現実は残酷だった。
カチカチと歯を鳴らす間に、ナーシェンの指が強く陰核を捻り上げていた。
意識が白く塗りつぶされ、暗転し――気持ちと下半身が同時に決壊した。
――プシャ、プシャ、プシャァァァァァァ!
「……あ! あぁあああぁ! ……あぁ! ……あはっあ……」
初めての絶頂。連続して潮が吹かれる度に、セシリアがひくひくと喘ぐ。
瞬く間にショーツの両端から収まり切らなかった大量の愛液が零れ出した。
「くく、ははは、まさか本当にイってしまうとは!
エトルリアの魔道軍将殿が剣の柄で責められただけで
気をやる変態将軍とはな! あなたの淫乱さは天井知らずか?」
「うう……う……酷……い」
(あぁ……許して、ロイ……。……私……私
こんな無様な姿を晒して、もう、あなたに……顔向けできない)
これほど過酷な状況に追いつめられているにもかかわらず
ロイの顔が最後まで頭から離れなかった。
あるいは自分は本当に淫乱な女なのではないか。そんな疑問がわき出てくる。
むっとした雌の匂いが室内に充満したところで
反り返っていたセシリアの肢体が、人形のように力なく崩れ落ちた。
「喜べ、明日は貴様の部下、エルトリアの捕虜共をここに呼んでやろう」
「……う」
「貴様も一応は貴族の出であるようだし、割に目立つ容貌をしている。
かつての上官を心行くまで犯せると知ればさぞや張り切ることだろうな。
束の間の休息の後に待っている絶望を、楽しみにしていろ」
遠ざかりかけた意識に届いた言葉にセシリアの髪がぴくりと動いた。
だが、そこまでだった。
完全に意識を失ったセシリアに、ナーシェンは高笑いを上げながら踵を返し
元来た道を引き返して行った。
ナーシェン絡みは以上だ
付き合ってもらって感謝するぜ兄弟
ここはスカ禁止らしいから浣腸責めなどと調子に乗るのはここまでにしとく
次は出来てないから気が向いた時に書く、アディオス!
689 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 16:58:39.87 ID:qz3tBaNo
ワンダフル!
超GJ!
この閣下はできる子だな。
いい仕事してますなぁ。閣下の輝きが眩しい。
魔乳軍将超俺得ですわホント。
GJ
セシリア将軍最高でした。
最高の気分だぜブラザー!
この勢いならクラリーネを犯す閣下も投下されるだろうか
魔道軍将、元部下たちの慰み物に……
などというネタが先に思い浮かんだぜ
輪はほとんどないからやっても大丈夫だろうか
697 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 11:46:18.17 ID:oHD/7aLj
「ンン、ふむうん! むぐ……ぐむうぅ!」
薄闇の中に響くのは、布を口に押し込められたようなくぐもった声。
そして、男たちの嘲笑う声。
「おいおい、もう少し加減しないと壊れちまうぜ」
「わ、わかってるけどよ。……はっ、こいつの具合が……はっ……良すぎん、だっ!」
「ごっおほほふぅ! もごっ! ……おっ! おごおおぉオォ!」
頭を鷲掴みにされたセシリアは地べたに膝をつき
船乗りのような肉体を持つ部下のイチモツを咥えさせられていた。
男は両手で持ち上げるようにセシリアの顎を引き上げ、本能の赴くままに腰を打ち付けた。
たまに、苦しみに歪むセシリアの表情を見下しては鼻で笑っていた。
小さな唇が強引に抉じ開けられ、唾液と先走りの汁が淫らな音を奏でる。
口腔内を行き来する剛直が幾度も喉彦に触れ、横隔膜がひくひくと蠢く。
こみ上げる吐き気に堪らず肩を戦慄かせる姿も、男たちにとっては興奮を高める材料に過ぎない。
己の順番が回ってくるのを待っている男たちは自分の陰茎を手でしごいている。
いつ終わるとも知れない凌辱に、セシリアの目尻から涙が遠のくことはなかった。
何日間も風呂に入っていなかったのだろう。
赤黒く怒張した男のそれはところどころに白いカスがこびりつき
息を止めたくなるくらい醜悪な臭いを撒き散らしていた。
部下のモノを咥えることには凄まじい葛藤があったが
一度捻じ込められてしまえばそれまでだった。
セシリアの愛らしい唇を、舌を、歯ぐきを、男の剛直が容赦なく汚していく。
長時間に亘って与え続けられる責め苦で疲労感はピークに達し、
予断なことを気にする余裕もなくなってきている。
男の背後、牢屋の出口は無防備に開け放たれていたが
今の彼女の目には遥か遠くにあるように感じられた。
手首につけられていた鎖は解かれていたものの、手は後ろ手の状態で縛られている。
体の各所にはナーシェンの鞭打ちによるみみず腫れが残っており
体力はほとんど回復していない。
しかも、牢屋の中には自分より二回り以上大きな男たちが三人いる。
元部下の、苦楽を共に分かち合ったはずの者たちに蹂躙される屈辱は
昨夜以上に、セシリアを精神的に追い詰めていた。
「くぅ、はは、たまんね、セシリア将軍の口まんこ、本当に最高だぜ!
はぁ、そろそろ、で、出そうだ! しっかり受け止めてくれよ!」
「んぐっ!? んぐううん、おぐっ――おぐぼおおぉぉ!」
射精の宣言に抗議の声を発しようとするも、口は完全に塞がれて言葉の体をなさない。
何とか掴まれている頭を振り解こうとするも
男の五指はセシリアの頬が潰れるくらいに力が込められている。
本当に、犯すための道具としか思っていないようだ。
喉の奥に押し込めた剛直からより高い快楽を得ようと、円を描くように先端を擦りつける。
セシリアの細い喉が再び大きく痙攣する。それが男の陰茎への刺激となって更に膨れ上がる。
容赦のない口内凌辱に、セシリアの鼻の穴が酸素を取り込もうと開閉を繰り返す。
先走りの汁と唾液の混合液がセシリアの口端で泡立ってきていた。
「んぶふっ! ぐぶっふっうぅうっ、んばっ! はぁっ、やめっ、あんぐうんンウウッ!」
「おらっ、逃げてんじゃねえ! おお、おおぉ、出るぞおぉぉぉ!」
男が一度腰を引き、セシリアの小さな頭を両手で挟み込み、口の位置を固定しながら思い切り前に突き出した。
ずぶっ。喉の形がへこむほどの衝撃に、セシリアの黒目が一気に収縮し、絶望の涙が飛び散った。
「んぶぅ!!? んぶふううううううぅぅぅぅ!!!!」
喉の最奥まで突き入れられた鈴口から、白濁液が一気に吐き出された。
舌の動きすら及ばぬところでは戻しようがない。
セシリアは泣きながらこくこくと喉仏を動かした。
だが、吐き出される精は留まる事を知らず
時間の経たぬうちに喉の壁を叩いて口腔内に跳ね返ってきた。
びくんと、彼女の体が戦慄いたところで
桃色の唇と陰茎の隙間から、小さな鼻孔からも精液が溢れ出てくる。
耐え難い臭いが鼻を蹂躙し、セシリアは堪らず息を止める。
後ろからも、自らのものをしごいていた二人の男が
なだらかな稜線を引く背中に、尻に、精を振り撒く。
しばらくの間余韻に耽っていた男は、尿道に残っていた精液を手で絞り出すと
唾液と精液の混合液を彼女の美しい頬に塗りたくるようにしながら腰を引いた。
「うぷ……う……ぶふ……おほ、げえええっえぇぇぇ!
……げっえっ……おぅええぇぇ!」
酸素不足で収まりがつかない。喉を蹂躙された気持ち悪さに耐えきれず
口から床に、白く濁った胃液がどぼどぼと吐き出された。
ひくひくと震える度に釣り下がったセシリアの乳房が小刻みに揺れ
待機している男たちの目を楽しませる。
「ごほっ、げほっ……げほっ! ……げぼっ!」
酸っぱい臭いが更に吐き気を誘発し、断続的に嘔吐を繰り返す。
二度、三度と吐き戻したところでやっと胃の中が空になったのだろう。
全身を白濁液に汚されたセシリアが息も絶え絶えに顔を上げた。
既に口淫を二周しているにもかかわらず、男たちの男根は衰えることを知らない。
三人のものが天井へと向けてそそり立っている。
このままでは自分は確実に壊される。不安と恐怖でかちかちと歯が鳴る。
「酷えなぁ、俺のをこんなに零しちまうなんてよ。これじゃあ約束と違うだろ、もう一ラウンドといこうぜ」
「駄目ですよ、あなたの順番は終わりです。よかったですね、セシリア将軍。今度はお待ちかね、俺の番ですよ」
「……はぁ……ま、待って! お、……お願い、もう、もうこれ以上は……。
せめて、少しだけでいいから、休ませ……ひああぁっ!?」
丁寧な物言いだった男が待ちきれないといったように
ぷるぷると揺れる尻の窄まりに指を埋めた。
感じたことのない異物感にセシリアの体が大きく仰け反った。
皺だらけのショーツがぐっと横にずらされた。
指の官職に反応して収縮する肛門に、男はいやらしい笑みを浮かべ
自らの人差し指をそっと奥へと押し込んでいく。
微かな排泄感を感じ、羞恥にセシリアの唇が歪む。
「ふっ、うっうああぁ、だ、駄目よ、そこは不浄のっおっ! おぅ! んんっ! お、おやめなさい!」
「ならば、やっぱり前の方を使った方が宜しいですか? 私としてはむしろそちらの方がありがたいのですが」
冷たい嘲笑に、セシリアの体がびくりと凍りつく。輪姦が始まる前に、自分が譲らなかった条件。
それだけは、彼女にとって何を捨ておいても守らねばならないことだった。
「わ……わかってる、わかってるわ。……ううぅ……うあぁ」
俯き、許しを乞い、しゃくり上げる今のセシリアを見て
凛々い女将軍の姿を思い起こす者はいないだろう。見る影もない。
目の前にいるのは理不尽な暴力に怯える哀れな貴族の娘だ。
そのギャップはかつての部下であった者たちの欲情を刺激するのに
十分すぎるシュチエーションだった。
お目汚し失礼
残りは明日投稿すっぞ
「見る影もない」消し忘れてるけど気にスンナ
いいねいいね。
また盛り上がって来たぜフゥーハァー
「そうそう、条件をのんで欲しいなら始めから素直に従っていてください、ねっ!」
「あっ、あぁっ、あひゃぁっ! ふっ! ふぅっ、うぅ!
ひっく、どぅ……して、どうして、私たちがこんなこと……んうっ! ふぅんっ!」
肛門の奥深くで指がくの字に曲げられ、爪の先端が腸壁を引っ掻いた。
未知の感覚に堪らずセシリアががくがくと顎を揺らす。
男の指は古くなった皮をこそげ落とすかのようにゆっくりと丹念に腸壁をなぶる。
セシリアが這いずって逃れようとするも、体に力が入らない。
「は、はぁ! あぁっ! やぁ、やめっ、やあああぁぁぁッ!」
「こうしなければ我々は殺されてしまうんですよ。いい加減、観念したらどうですか。
もうこの状況を楽しむしかないじゃないですか」
「……た、楽しむですって!? あ、貴方たち正気……はぁっ! ううぅ、ンッ――なっ!」
肛門をいたぶっていた男が指を引き抜き、自分の鼻にすっと近付けた。
自分の体の中で、おそらくは一番醜悪な臭いを男に嗅がれでいる。
セシリアはその様子に絶句し、続いては羞恥に顔を赤く染めた。
腸液が纏わりついた指を見ていると、自分の方にまで臭いが漂ってきそうだ。
「ははっ、すごい臭いだ、鼻が曲がりそうですよ将軍」
「い、嫌! 言わないで! くぅっ! ひっ……きゃあっ!?」
俯いてしまったセシリアに対し
周りに陣取っていた男たちが一本ずつ足首を掴み上げる。
セシリアの腰があっさりと浮かされたところで
男たちが足を押し込むようにしてまんぐり返しの体勢にしてしまう。
更には、空いているもう片方の手で張りのある乳房を揉みしだく。
「すげえ、柔らかいな」
「ああ、ほんと犯されるために生まれてきたような体だ」
「ああっ! 放して! 揉まっ……ないで! 何故っ、何故私が、このような辱めを……!
……あぁん……んううっ! やめっ……ひぃっ! やっ、はうううぅぅ!」
まるで牛の乳を搾るかのように揉み手に強弱がつけられる。
鞭の跡が残っているたわわな乳房が握り潰され、指の隙間から肉が盛り上がる。
痺れとも痛みともつかない感覚に、セシリアの体がびくびくと、男たちの手の中でのたうち回った。
ろくに手入れをしていない長い爪が乳首に食い込むと、セシリアは顕著な反応を見せる。
引きつったような声を上げて手足を突っ張らせ、喉を突っ張らせる。
刺激を与えた敏感な蕾がむくむくと膨らんでいき、兵士たちの指を持ち上げた。
こりこりと勃起した乳首に、男たちが容赦なく指の腹を擦りつけ、ひねりあげる。
「やっ……やぁあぁっ……はぁっ……はひぃっ! ……つ! 強いぃ!」
施されたばかりのショーツは早くも汗と愛液で濡れほそってきている。
元々、セシリアは頭脳派であり、屈強な男が相手となれば振り解ける可能性は低い。
ましてや三対一となれば絶対に不可能だ。
逃げられないとわかって、それでも必死に体をよじらせる姿は
男たちの目にはいかにも扇情的で、背徳的に映る。
兵士たちの怒張が更に大きさを増していくのを見て、セシリアは堪らず充血した目を背けた。
「無理やりされてるのに感じてしまうとは、よほどいやらしい体をお持ちなんですね、セシリア将軍は」
そう言いながらも男はショーツ越しに指を差し入れ、セシリアの股間をまさぐり始めた。
新たな刺激に秘裂は敏感に反応し、生き物のように男の指をぱくりと咥えてしまう。
「……あぁ! あ……あなっ……はひっ! あなたたち! 自分が何をやっているかもう、一度……んんっ!
……はぁっ、わかってるの!? こんなの、軍法会議物よ!」
「そちらこそ、いつまで上官気分を引きずってるつもりですか。もう貴女は将軍じゃない、ナーシェン様の雌奴隷だ」
「き、聞き捨てならないわね。誰があんな男の! ……ナーシェン……『様』?」
「聞きましたよ、昨日は随分とはしたない姿を晒したそうじゃないですか」
「そ、それは違……ひ! んあああああッッ!?」
男がねじ込むように二本目を押し入れた瞬間、下着の下で噴出音がした。
背を弓なりに反らして唇を歪めるセシリアを見て、男たちが小馬鹿にしたように笑う。
「どうやら軽くイッちまったみたいだなぁ」
「う、嘘おっしゃいな……私はイッてなんか……ない」
「上では仲間が二人も殺されていってのに。部下を案じなければなんねえあんたは
ナーシェン様の愛撫でひぃひぃよがっていたってわけだ。反論はあるか?」
セシリアがぐっと呻いた。愛撫などとは程遠い責めだったが
声が勝手に出てしまった手前、完全に違うとまでは言い切れない。
とはいえ、あの過酷な状況を口で説明するなどということは有り得ない。
敵が何を言おうと取り繕えるが
万が一、彼らの口からエトルリアに漏れるようなことがあれば
もう自分は一生奈落から這い上がれないのだ。
「ほら、何も言い返せない。俺たちはあなたを徹底的に辱めるよう言われているんですよ。
つまり、今のあなたよりも立場は上なんです」
「そ、そんな……。あぁ……駄目! まだ――うぅっ!」
指を陰核に押し当てられた瞬間、セシリアが声を漏らさぬよう唇を食い縛り、息を止めた。
錐でも回すようにぐりぐりと指を押し込むと、下の口から先ほど以上の愛液が溢れ出してくる。
下だけでなく、両方の乳房を掴む手も動きが激しくなる。
目を瞑って必死に快楽に抗うも、太ももを伝う感触と聞こえてくる水音で
股間がどういう状況になっているかはわかるのだろう。
セシリアの顔はこれ以上ないほどに紅潮していた。
「んんっ!? んっ、んんっ、んふぅんんーーーっ!!」
「もう、すっかり出来上がっていますねぇ!
いい加減認められたらどうですか、魔道軍将であらせられるご自分が
レイプされて感じてしまう雌豚だったってことを、ねっ!」
「んンアぁっ!! ダッ、ダメエエエエェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」
布越しに陰核を抓まれた途端、脳内に電気が走り、結んでいた口があっさりと解けた。
見計らったように乳首が両側に引っ張られ、最後まで踏ん張っていたプライドまでもが
押し寄せる痛みと快楽の波に浚われていく。
足先を突っ張らせ、手首を反り返らせ、セシリアは元部下たちの前で
両目を見開いたまま無様に絶頂に達した。
――プシャッ、プシャッ、プシャアァァァ!
腰がわずかに浮いた瞬間、ずらされたショーツの隙間からは
潮が二回、三回と吹き出し、数メートル先まで放物線を描く。
続いて三人の陰茎から吐き出された精が、セシリアの顔に、胸に、局部に降り注ぐ。
絶頂の余韻に打ち震えていたセシリアが、それで正気に戻った。
反して、普段の毅然とした態度は失われていた。
「あぁ……ああ……もう嫌、嫌よぉ! ……誰、かっ!
お願……い……誰か助け……てっ……ここから出してぇっ!」
溺れる子供のように助けを求めながら、固定されている太ももを左に右にと動かす。
もちろん、後ろ手に縛られて三人に組まれているとなれば無駄な抵抗に過ぎない。
せいぜいが尻を震わせ、胸を上下左右に揺り動かすくらいが関の山だ。
そして、皮肉なことにその行為は精を吐き出して萎えかけた三人の陰茎に再び固さをもたらしていく。
「へへ、まだ興奮が収まらねえや」
「ええ、あのセシリア将軍が俺たちの前で……」
「いやっ、もういいでしょっ、もうこれ以上は――」
「そろそろ、本番といくか」
リーダー格の男が足を抑える役をやめ、セシリアの前に座す。
血管の浮き上がった凶器が反り返るのを目の当たりにし、セシリアが思わず息を呑んだ。
「いい加減、欲しくなっただろ? 俺も限界だ」
「待っ、待ちなさいっ! それじゃあ約束が」
「約束もなにも、あんたが勝手に言い出したことだ。俺たちが守る義理はねえ」
「そ、そんな……冗談……でしょう?」
ろくに抵抗もできぬまま、ショーツが横にずらされ、赤く腫れた秘裂が露わになる。
短く剃られた陰毛を撫でられる度、セシリアの唇が掠れた息を漏らす。そして――
男の怒張したものが、大事な部分に押し当てられた。セシリアの顔が一気に蒼褪めた。
「ま、待って……それだけは嫌……嫌なの。……お願い、他のことなら、出来る限りなんでもするわ。
……だから、だからそれだけは許して」
「妙に嫌がるな。こいつ、もしかして……」
「はは、まさか、あり得ないだろ。こいつは、男をたぶらかしてのし上がった女狐だぜ?
そうじゃなきゃ、この年齢で魔道軍将になんてなれるわけ」
「……どうなんだ?」
尋ねられたセシリアが、叱られた子供のようにいやいやをする。
体で魔道軍将になった。そういったくだらない噂は出世していく過程で
ちらほらと彼女の耳にも入っていた。
もしかすれば、家柄のことについていえば多少は影響していたかも知れないが
並みいる将軍候補を退けてその地位についたのは、ひたすら勉学に打ち込む姿勢があればこそだった。
最低限のマナーは弁えていたが、貴族の茶会などにはほとんど出席したこともない。
見目麗しさから婚姻を申し込む手紙は後を絶たなかったが、そのことごとくを振り棄ててきた。
「……の」
「あん、なんだよ」
「……じょ、なの」
「なんだ、聞こえねえよ。もっとはっきり喋れ、じゃないと――」
男の先端がめり込む感触に、セシリアが痛みに駆られたように口を開いた。
「ま、まだ処女なのよ! だ、だから……お願い、します」
赤裸々な告白。珠のような涙を零したセシリアに男たちは唖然とし、次いで歪な笑みを浮かべた。
セシリアの肩が恐怖にびくりと跳ね上がった。
「くっく、まじかよ、こりゃあ最高だ! とっくにあの爺共に手をつけられてると思ってたのに」
「驚きですね、あのセシリア将軍がこの歳まで純潔を守ってるとは。指先がきつかったわけだ」
「その大事な貞操を、こんな木端兵に奪われちまうたぁ、またとない見世物じゃねえか」
「え……」
セシリアには男たちの言うことが信じられなかった。
信じたくなかった。これが今まで仲間と信じていた者たちの言動だということを。
ようやくわかった。彼らにはナーシェンの命令があろうとなかろうと、関係ないのだ。
「おまえら、しっかり押さえてろよ」
「わかってるって」
「戦場の華と謳われたあなたが、まさかレイプで純潔を散らされるなんて。
心中お察しします、セシリア『元』魔道軍将」
「あ、あなたたちっ!! くっ! 放しなさいっ!!」
窮地を察したセシリアが全力で逃れるべく手足をばたつかせようとする。
男二人がおどけたように身を引いた。わざとらしく腕の力も抜いている。
「お、まだ心が折れていなかったんですね。素晴らしい」
「凄いな、手が外れてしまう。おっとっと」
活きがいい魚が暴れるような感触を楽しみながらも、その手はセシリアの体を掴んで放そうとしない。
疲弊しきった女が微かな望みに縋りつき、あがき続ける姿は、彼らの欲情を高ねていくばかりだ。
全く改善されぬ状況に諦めの心が芽生えるも、それを必死に押し殺し、セシリアが泣き顔を左右に振る。
そうこうしているうちに、リーダーの先端が少しずつ侵入してきた。
(……いや、こんなの悪い夢だわ。守ってきたものが、こんなに簡単に)
溢れる涙で滲んだ視界には、男たちの笑みの形だけが映っている。
ロイのはにかむような笑顔がセシリアの脳裏に過る。
心の奥底で渇望していた儚い夢が、支えにしていた少年の存在が、脆くも失われようとしていた。
(い……や……、やぁ……こんな形で犯されたくない!
そんなことになったら、もう、もう二度とあの子と……っ!)
「ひっ……! ……嫌……こんな初体験は嫌ぁ! 後生よ!
なんでもするわ! だから、だからそれだけはやめてぇぇ!!」
「出来ねえ相談だな。ひっひっひ、あんまり暴れると破れちまうぜ」
「うっ、ああぁぁぁぁ!!」
最後の砦に向かって痛みが押し寄せ、セシリアが甲高い悲鳴を上げた。
尻の形が変わるほど地面に押さえつけられ、その上からガチガチの陰茎が挿し込まれる。
縮こまったショーツが別の男の手で引っ張られ、股間に食い込んだ。
腰が浮き上がりそうになり、セシリアの口から悲鳴が漏れる。
もはや体を起こすことも不可能だ。そんなことをすれば、確実に処女を失ってしまう。
上を向いた双丘がセシリアの心細さを表すように頼りなげに揺れる。
「ああぁ、駄目、もう駄目よ! これ以上入っ……たら、本当に…いぃ!
私の純潔が……あぁ、あああぁぁぁ! だ、誰か、……ロイ、……ロイッ、ロイッ! 助けてぇッッ!!」
顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにしたセシリアを勝ち誇ったように眺めながら
リーダーが勢いをつけるべくゆっくりと腰を引いていった。
以上だ兄弟、拙い文章読んでくれて感謝だぜ
セシは一回休み、紋章、聖戦、封印他キャラで要請があれば
素晴らしい
716 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 10:50:06.76 ID:fyUYYWdV
>>714 個人的にはイグレーヌとかティト、スーとかが見たいです。
紋章のシーマも捨てがたいです
>>714 GJ! 神、いわゆるゴッド!
このままセシリア将軍が滅茶苦茶になって欲しいような
助けが来て欲しいような悩ましいシチュエーションにゾクゾクした
>>714 GJ! これはおにちくいい陵辱。部下の言葉攻めも心得ておりますな。
個人的にはカチュアかソフィーヤが見たいであります大哥!
セシリアごっそさんです
本編で引っ捕らえられてると凌辱も映えるね
>>714 こんなエロいのに処女なセシリアさんとか最高過ぎるんですが…
大人の女性繋がりでイグレーヌさんとかエキドナさんが見たいです
セシリアが処女だったとはな…とりあえず乙です。
紋章のリンダが見てみたいです。
ルイーズさん凌辱で頼む
普段から猥談が絶えないだけあって
みんな欲望に素直だな
>>714 アンケはかえって自分を縛る事になるからやめておいた方がいいぞ!
ユーノさんのラブラブ子作りモノを頼む
>>716-725 よもやこんなにレスつくと思わなかったんで反省している
というか、半数以上姉さんキャラで驚いたわwww
独断と偏見によりセシと年齢被りそうな姉さんキャラは
締めのセシリアと状況が被りそうなのでやめておく
ペガサスが被ったんでどちらにしようか迷ったんだが
一応最初にレスしてくれたティトにしときま、要請ありがとな兄弟
アレンとのツンデレか、孤立しやすい飛行ユニットの不遇を活かすか悩み所ですね
アンケでリク受けて書けるっての、絵ならともかくSSでは率直にすげーなと思っちょるよ
俺なんか自分の好きなキャラでさえ呻吟しながら書いてたっちゅうに
それにしてもティトかぁ あまり注目したことのないキャラだが 考えてみるか
最大の特徴は実直さだよな 登場シーンでも支援会話でもそんな感じ
歴代天馬騎士の中で似たようなキャラを挙げると
俺が思いつく限りでは カチュア フュリー ミーシャ フィオーラ ヴァネッサ タニス などが思い浮かぶ
背負う背景や絡ませる男キャラ(まぁ個人的には百合でもいいんだが)によって それぞれ違う魅力が出てくる
例えばフュリーなら 王道のレヴィンと絡ませると 幼馴染で主従という強力な属性がついてくる
シレジアの内乱 マーニャの死も重要なファクターになりうる
他にタニスだと ベグニオン帝国の設定のせいか エリートの出来る女という属性が強い様に思われる
あとはマーシャとの上司部下の絡みが貴重 名前ありの部下を持ってるのは 上記では彼女だけ
(ミーシャとカリンって 説得の時の会話読む限り 上司部下じゃないよね?)
ヴァネッサは絡む相手がフォルデかヒーニアスかでずいぶん違う
フォルデと絡ませるなら 俺の風を始めとするフォルデ節を生かさない手はない
ヴァネッサは頼りになる姉 想いを寄せる主君 というところから 一見するとフュリーとかぶるような印象がなくもないが
レヴィンとヒーニアスのキャラの違いによって 彼女らが見せる顔を変わってくるだろう
こんな時間に何書いてるんだ俺 というかティトの話出てないし まぁいいか
ペガサスナイト最高だよな
フィルとか好きです って意識調査みたいなのはダメだろうか
って
>>725より後にもレス付いてたわ
ティトか 陵辱にしろ純愛にしろツン系ですかなー
ティトとアレンの組み合わせ好きだな
ティトは自分の気持ちをなかなか伝えられないのに
アレンが鈍いので進展しない
言葉以外で伝えるしかないな
>>720 > 本編で引っ捕らえられてると凌辱も映えるね
シリーズ伝統というか、初期から女性キャラは捕虜属性が多いな
ゲーム本編で捕らわれてると、ある意味公式設定的で良い
暗黒竜だと11人中6人が捕らわれの身(DナイトとPナイト以外)
外伝だとアルム(男主人公)側だと5人全員捕らわれで、セリカ(女主人公)側だと逆に7人中1人
紋章(2部)は17人中9人が捕らわれ
トラキアで自軍ユニットの捕虜化(全キャラ捕らわれ妄想の実装)
加賀エムブレムだと妄想しやすくなっていってたが、最近の作品はその辺が弱い
聖魔とかだと12人中ターナ1人(しかもルート分岐次第)みたいに人数少ない
とりあえず女性キャラが捕まってるのは非常に萌える
上のセシリアみたいに、まともに一対一なら負けない相手に、武器と自由を奪われて好き勝手にされるのとか
個人的には新・紋章のリンダをリクエストしたい
新・暗黒だと奴隷→捕虜に緩和されたが、リメイク版のスタイル&コスで敵の捕虜はやばい
ドラゴンナイトが女の子を捕らえてエロい事するのは昔からの伝統だし
逆にミネルバ様は色気なくなっちゃったよなあ
>ドラゴンナイトが女の子を捕らえてエロい事するのは昔からの伝統だし
まさに加賀紋章ではミシェイルがこんなんだった
レナに強引な求婚して、そのせいでレナは国外逃亡、マチスは腹いせに前線に飛ばされた
強引とかついたら求婚はアレな隠語になるべ
新紋章ではバッサリ削られてた
逆に言うと、新紋章ではレナがマケドニアから危険な戦場を一人旅していた動機が薄れたよなー
つーか新紋章は改変しちゃいけない当たりを改変したから嫌い
その話切る意味がわからんわ
ミシェイルが別人じゃないか
さらにクリスが英雄級の功績とかわけわからん
あいつただの一兵卒じゃんね
ずっと出撃させない事もできるし
レナとミシェイル関係の会話って紋章二部じゃないよな?
>>735 確か出典は旧デザイナーズノートじゃねぇかな。
カシムの欝設定とかが公開されてたページ。今でもアーカイブをたどれば読める。
>>731 ドラゴンナイトが女の子囚えて〜ってのはあんまり馴染みないけどな。
特にユグドラル大陸だとドラゴンナイトは基本トラキア関係でしかでてこないし。
あと聖魔だとアメリアがゲブに結構あぶない扱いされてなかったっけ?
>>733 エロではないが紋章のミシェイルがミネルバを連れていったりとか
聖戦のトラバントがアルテナを連れていったりしたな
>>731 セシリアを閣下に負けないぐらい育てるのって、結構きつくないか?w
>>731 あと、囚われ属性はティアサガが豊富だね。
悪徳宰相に初っぱなから人質にとられているメル、
海賊に拐われて海までおいかけっこのレネ、
山賊のアジトにぶちこまれて登場するエリシャ、
拷問火炙りのコンボまで食らってるレニー、
一服盛られて売り飛ばされるプラム、
レンツェンに人質にとられているリィナ、
むしろ捕らえられにいったケイト、
そして四人の巫女だとくる。
そうやってユニとリーリエをハブってやるな
服着せられただけだが
トラバントはエスリン陵辱しなかったのか
途中で送っちまったorz
個人的には
キュアンを押さえつけて
トラ「夫を死なせたくなくば……これ以上は言わずともわかるであろう?」
とエスリンから折れさせるより
キュアンを押さえつけた上でエスリンを無理やり犯して
トラ「素晴らしい締めつけだ! とても二子を生んだ女の膣とは思えぬわ!」
みたいな強引なほうが好き
>>743 是 非 書 い て く れ
風呂入ったらティトうp始める
もやもや感を感じていただければ幸いだ、したらば
雪化粧が施された剣山の峰に四足の動物と見られる影が過った。
全身が雪と同じくらいに真っ白な毛並み。
とても大きな翼を背に持つ馬がゆっくりと動く雲に合わせるように
翼と蹄を連動させて宙を駆けていく。
あぶみが付けられた白馬の背には、生真面目そうな少女が跨っていた。
かなりの速度で飛んでいるのか、淡青色の美しい髪が常に後ろへと流れている。
前をほとんど見ないことから手綱さばきには余裕がありそうだが
その表情はあまり明るいものではなかった。
「はぁ……少し言い過ぎたかしら」
寒気でかさかさになった唇から白い靄が溢れ出た。
今日何度目かの独り言を呟きながら、ティトは敵兵の位置を確認するべく自軍の上空を旋回している。
凛々しくぱっちりとした気の強そうな瞳は、今は足元へと向けられていた。
眼下には葉が全て枯れ落ちた木々が、遠く海岸線の方まで続いている。
大森林に点在する空き地にはぽつぽつと、ベルンの手の者と思しき騎兵たちが陣取っているのが見えた。
地上からでは敵の陣形を知るのは困難窮まるが、空から観察すれば丸裸に等しい。
リキア同盟軍では、ティトを始めとした飛行兵がもたらす情報によっておよその進軍経路が決められるため
被害予測の観点から見ても、課せられた責任は非常に重いと言える。
裏を返せば、正規兵ではない自分たちに大事な仕事を任せられる。
そうと軍の責任者たちが判断してくれていることに他ならない。
とどのつまり、今の雇い主に当たるロイは余所者であるはずの自分たちを
多分に信頼してくれているということだ。
エトルリアに雇われていた頃は侮蔑された上に捨て駒扱いされていたものだが
所属する国が変わるだけでこうも扱いが違うのか、と驚いたものだった。
人間とは現金なもので、待遇や報酬が良くなれば自然と仕事にも力が入る。
確かに、イリヤの部下たちが笑顔をよく見せるようになったのも
リキア同盟に加わった時期と符合するかも知れない。
今は別にして、それはティトも例外ではなかった。
(随分と魔道士が固まっているわね。先にゲリラ部隊に攻め込ませた方が良いかしら)
相手の陣構えを記憶しながら地上に視線を走らせる。
この時期イリアは豪雪に見舞われることも多いのだが
ここ数日、天候は非常に穏やかで視界も申し分ない。
風雨が強い日は天馬や飛竜を飛ばすこともままならないが
今日に限って言えば、空を散歩するには絶好の日和だ。
けれども、麗らかな天気とは裏腹に、ティトの心はちっとも晴れなかった。
戦闘中で気が抜けないというわけではなく、ある男の存在がやたらと気にかかっていたからだ。
その男、アレンはリキア同盟の中心的役割を果たすロイの近衛であり
リキア同盟結成時から中核を成している人物でもある。
フェレでも名門の騎士家出身。所謂貴族に当たる彼だが
貴族らしからぬ親しみやすさを持っている。
誰にでも実直な好男子に対して、好感を持つ者は性別を問わず多い。
意志の強さを感じさせる燃えるような赤い髪。精悍な顔立ちに細く引き締められた体。
そして、扱う武器を問わぬ卓越した武器さばき。
確かに女たちの噂に上がりそうな要素はいくつもあるが
彼に対して黄色い声が投げかける度に、ティトは言いようのない苛立ちを感じた。
ティトはアレンを嫌っているわけでも過小評価しているわけでもなかった。
こと勇猛さにおいてはエトルリアに雇われていた時にも耳にしていたし
自分が普通に接することができる数少ない異性でもあるのだ。
ただひとつ、どうしても許せないことがあった。
アレンはいつどこから矢が飛んでくるかわからない戦場で
敢えて狙ってくれと言わんばかりの派手な赤鎧を身に纏い
無謀な単騎特攻を仕掛けることがしばしばあったのだ。
戦場に出る時も必ずと言っていいほど先陣を切っており、鎧が敵の返り血で染まることから
ベルンには赤獅子の二つ名で恐れられているとも聞いている。
目立つことに関して言えば、もしかしたら騎士という立場がそうさせるのかも知れないが
それにしたって度を越している気がした。そして今日も――
「……っ! またやってるっ!」
また、気鬱な一日が始まるのか。
頭を抱えて溜息を吐き出したティトは、未だ知る由もなかった。
おのれの身にかつてない危機が迫っていたことに。
ティトが西の方を見下ろしたとき
リキア側の騎士隊が敵の陣形を崩していくのが目に映った。
しかしながら、一目見て明らかに突出し過ぎな騎兵がいる。
遠目からでも目立つ紅蓮の鎧を身につけ、槍を背負った赤髪の男。
他ならぬアレンである。
「何やってるのよ、いくらなんでも突っ込み過ぎよ。味方との連携をもう少し考えなさいってあれほど口酸っぱく……。
あぁ! 違う、そっち行ったら駄目でしょ! 東から敵が来てるってば! 早く気づいて……って! 危ない、後ろ!」
アレンの後方の茂みに伏せていた敵が姿を現し、アレンの背中に向けて矢を放った。
想像したくない最悪の光景が脳裏を過ぎり、ティトは思わず顔を手で覆う。
幸い察知が早かったのか、アレンは素早く馬の手綱を引き、大きく横に跳躍させて難を逃れていた。
「はぁあぁ……」
その様子を指の隙間から確認し、ティトは疲労感をたっぷり含ませて息をつく。
自ら堂々と罠に嵌りにいくような戦い方を毎度上空から見せられれば堪ったものではない。
「もぅ何なの! いくら腕が立つからってあんな無茶苦茶な戦い方じゃ
命がいくつあっても足りるはずないじゃない! よく今まで生き残ってこれたものだわっ!」
空の上で一人がなり立てるティトの姿というのは、かなりレアな光景だった。
どちらかと言えば命令に忠実で、冷静沈着だというのが仲間内からの評価である。
単にそれが仲間に対しての思いやりや苛立ちといったものだけでないことは
ティト自身薄々気づいていたのだが、生来の気性が仄かな想いに憎まれ口を後付けしてしまっていた。
元雇い主のクレインと共にエトルリアを脱してリキア同盟に加わってからは二カ月近くが経つ。
その期間内、戦場以外の場所でアレンと顔を合わせる機会は何度となくあったが
手足にせよ額にせよ背中にせよ、彼の体に生傷が絶えたことはないに等しかった。
喧嘩別れに終わった朝も、腕に血の滲んだ包帯を巻いていた。
喧嘩といっても、自分が苦笑いを浮かべているアレンを一方的に罵っただけなのだが。
「人の気も知らないで、ばか……」
アレンの周りに味方が集まってきたのを確認し、ティトは脹れっ面のままその場を離れた。
(うぅ、胃に穴が空いたら治療費請求しなきゃ……)
ティトはげんなりした表情で、下腹をさすった。
あるいは、面倒見のいい性格が災いしているのだろうか。
近くにいても離れていても、自然と視線が彼を追っている気がするのだ。
ペガサスに乗って空を飛べば戦場を広範囲に渡って見渡せる。
偵察をしている最中に前線で無茶な突っ込みをしている兵士がいようものなら直ぐにわかる。
そして、そんな危なっかしい戦い方をしている赤い騎兵を見るにつけ
一日中ハラハラドキドキしながら過ごすことになるのだ。
多少の不満が込み上げてくるのも致し方なしだろう。
受ける傷が少ない兵ほど腕が良いという見方もあるが
アレンの実力は精兵揃いのリキア同盟において五指に入ると言われている。
フェレでの戦いが始まった頃は頼りないところもあったそうだが
今では騎士長のマーカスをして自らを超えたと言わしめる実力者だ。
現状、アレンを相手取って勝負になるのは、同じくフェレ騎士の双頭を成すランス。
エトルリアにその人ありと謳われた騎士将パーシバル。
自分と同じ傭兵のデューク、そして剣士ルトガーくらいだろう。
今や彼は、リキア同盟になくてはならない存在だと言われている。
ムキになって戦わずとも、彼の実力は既に公にも認められているのだ。
傭兵として戦場を渡り歩いたティトから見ると、アレンの直情的な戦い方は愚行の一言に尽きる。
それとなく戦い方のことに苦言を呈した時には
怯まぬことによって敵に恐怖を植え付けることができると彼なりの考え方を聞かされた。
しかしながら、いくら鎧を着ているからといっても、反応が遅れて頭部に攻撃を受ければそれまでだ。
加えて、前線に配置された者が敵の魔法で命を落とすことは往々にしてある。
神の洗礼を受けて聖騎士の位を賜っている彼も危険と隣り合わせには違いない。
精霊の加護を授かったことにより、魔法にも多少の我慢は利くようになったそうだが
我慢するにも限度がある。
ベルン本国に近づくにつれて敵の攻撃が激しさを増している現状
無理をすれば明日にでも命を落とすことになりかねない。
それを知ってか知らずか、敵に無謀な突撃を繰り返すアレンに
ティトは消化しきれぬ苛立ちを募らせていた。
昨日、ティトは腰をかけるのに丁度よい高さの岩に座り
自分の両膝に頬杖をついていた。
鎧を脱いだアレンが黙々と素振りしているのを眺めていたのだ。
ちらり、とティトの視線が腕に巻かれた包帯に注がれた。
「ねぇアレン、あなたの鎧、いくらなんでも悪目立ちするから
あまり主張しない色にした方がいいと思うのだけど」
ティトにとってはかなり思い切った、しかし遠回しな気遣いに対して
アレンはあまり気乗りしなそうに答えた。
「確かに赤は目立つけど……、これはこれでいいこともあるんだ」
「良いことって、例えば? 被弾の数を多くする以外の効果があるのかしら」
「そう、それだよ」
我が意を得たりとばかりにアレンはうなずいた。
「それって……つまりどういうこと?」
「だから、被弾を多くする、だよ。丈夫な鎧を着ている俺に敵の攻撃が集中すれば
後衛のシスターや弓兵たちが優位を保てるし、ロイ様に攻撃が向かうのも防げるだろ?」
「……わざと、やっているってわけ?」
じと目になったティトに、アレンは素振りを止め、錘のついた木刀をおろした。
「というより、誰かがやらなくてはいけないことだっていうべきかな。
最近は加入する仲間たちの実力も並じゃないから
自分自身の名を貶めぬようにするのが精一杯だが」
その笑顔がティトには無性に腹立たしく映った。
幼い自分たち三姉妹を置いてあの世に旅立ってしまった両親の姿が、頭を掠めていた。
『今回は少し戻りが遅くなるけど、なるべく早く帰ってくるからいい子にしているのよ』
『ユーノ、シャニーとティトを頼んだよ』
二人の最後の言葉が胸に蘇り、ティトは俯き気味に歯を食い縛った。
両親を失って以来、姉は幼い自分とシャニーの面倒を一人で見てきた。
年頃の娘らしいことをなんらせずに最後の約束を忠実に果たしてくれた。
ティトの責任感が強い理由には、イリア傭兵として戦わざるを得なかった姉ユーノへの
負い目もあったのかも知れない。
「……もし、もし死んだら、そこで全て終わりなのよ? わかってるの?」
「だから、死なないようにこうやって鍛錬しているんじゃないか」
「私が言いたいのはそういうことじゃなくって……」
「元より騎士を志した以上戦場で朽ちる覚悟はしているし、自分で決めたことだ。
主君たるロイ様の代わりに死ねるのなら悔いはない」
「……そ……あぁそう、……わかったわ」
これ以上問答していたら感極まって泣いてしまいそうだった。
ティトは一息に立ち上がり、傍らの木に繋ぎ止めていた天馬につかつかと歩み寄った。
「ティト、どうしたんだ? ……一体」
「――放っておいてっ! 自分の命を粗末に扱う人なんか、どうなったって知らない!」
「ちょ、ちょっと待ってくれティ……うわっ!」
ばさっと天馬の翼が広げられ、駆け寄ろうとしたアレンが後ずさった。
ティトは自分を見上げるアレンをきつく睨みつけてから、天馬と共に空高く舞い上がった。
遠くに見える村に山賊の一団が向かっているのに気づいたのは
ティトが天馬騎士とファルコンナイトを一騎ずつ仕留めてから間もなくのことだった。
ティトは血糊のついた槍を背負い直して後方を振り返り、細い眉をしかめた。
リキア同盟軍の本陣は未だ敵の前線と戦闘を繰り広げている。
優勢に押し進めているとはいえ突破するには今しばらくの時間がかかりそうだ。
あの位置から村まではかなりの距離がある上に、山や森にも敵兵が未だ多く残っている。
「地上からの援護は……、期待できそうにないわね」
ティトが神妙な面持ちで呟いた。
ロイからは可能な限り村は助けるようにと指示されていた。
一瞬アレンたちがどうなっているかと考えかけ、慌ててその考えを振り払った。
飛行兵なら万が一のことがあっても空を飛んで逃げられるが
ここが森林地帯であることを鑑みると騎兵が逃げ切れるかは怪しいところだ。
それでも、助けを求めればアレンは絶対についてきてしまうだろう。
シャニーを呼ぼうか迷ったが、結局一人でいくことに決めた。
天馬の扱いにかけては自分よりも上だが、体力自慢の山賊を相手にするには少々心もとないからだ。
ティトはアーチの射程に入らぬよう留意し、しかし最短コースで村に向かった。
先に村の門を閉じさせれば、当面の安全は確保できる。
後は迂回して再び自軍と合流すれば問題ないだろう。
それは事実だったが、ひとつ重大な見落としをしていたことに気づかなかった。
一刻も早くという焦りが視野を狭くしていたのかも知れない。
彼女を遠く、砦の上から見つめる敵の司祭に気づかなかったのだ。
違和感に気付いたティトが天馬に視線を移し、顔色を蒼白にした。
斑の光が天馬の体を覆い尽くそうとしていた。
「これっ、スリープッ!?」
しまったと思った時にはもう手遅れだった。
突然睡魔に襲われ、天馬が身を捩って嘶いた。
みるみるうちに、力強かった翼の動きが鈍ってくる。
ほどなく天馬の体勢が覚束なくなり
上に乗っていたティトがずり落ちてあぶみにしがみ付く格好になった。
足元を見れば段々と高度が低くなっているのがわかる。
葉の形もわからなかった森の梢が一気に大きさを増してくる。
「あぁっ、駄目よ眠ってはッ! このままじゃあなたまで――きゃあ!」
必死に叫ぶティトの願いもむなしく、木々の隙間に突っ込んだ天馬が
前方にあった大きな枝に鼻から突進し、引きつった鳴き声を上げてその場に墜落した。
その一方で、ティトは木にぶつかった反動であぶみから投げ出され
下方にあった枝に落下し、脇腹を強かに打ち付けた。
「ぐっ……ふっ……」
呼気をすることすら忘れ、意識が痛みで途絶えかけた。
だが、妙な浮遊感が意識を現実に引き戻した。
その感覚が浮遊感ではなく、落下していることによってもたらされていることに気づく。
白い地面が一気に迫ってきていた。
藁をも掴む思いで両手をばたつかせ、真っ先に触れた細い枝を掴む。
体勢を持ち直し、落下の勢いが弱まったものの人一人の重さには耐え切れなかったのだろう。
枝がミシミシと音を立ててへし折れた。
支える肩の辺りが妙な音を立て、続けざまに激痛が走る。
「〜〜〜〜〜〜ッ!!」
更に2mほど落下したところで雪原に到達し、ティトが両足を襲う痺れに呻き声を上げた。
地面が雪に覆われていたこともあって、骨が折れることはなかったが
今度は先ほど打ち付けた脇腹を耐え難い痛みが襲う。
これにはティトも堪らず片膝をついた。
アバラ骨が何本か折れたか、少なくともひびが入ってしまったようだ。
食いしばった唇の隙間から、苦しげな息が漏れた。
ややあって、背中を冷たい汗が伝った。敵の領域のど真ん中で若い女が一人、満身創痍に陥る。
その意味を真に理解するのに、そう時間はかからなかった。
ティトの体は抑えが利かぬほど震え始めていた。
背景のみでエロにはいけなかったが今夜は以上だ
次回は……まぁお約束というかなんというか
754 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 02:07:53.10 ID:jWIyCSKP
ティトをリクエストしたものですが風景描写がすごいです!
イリアの雄大な自然が頭の中にありありと浮かびます。
鎧の赤、空の青、白銀の雪、森の緑、ペガサスの白と色も鮮やか。
続きが気になって仕方がない。
これは期待
めっちゃ筆速くないですか
え、エロはまだかっ!
次回楽しみです。しかしFEの女キャラって捕らえられたら
「さっすが〜、オズ様は話がわかるッ!」な展開になってそう。
ワクワクが止まらんぜ。
ティアサガの話だけど、エストファーネは出てくる章ひとつ早かったと思う。
下衆い剣闘士と鉢合わせたらぐっちょぐちょに陵辱してくれただろうに。
眠いからどこまでやれるかわからんが投下を再開する
どさどさと、木の梢に乗っていた雪が流れ落ちてきた。
音に反応して梢ひしめく頭上を見上げたティトは、愕然とした。
天馬が衝突して折れ曲がったと思われる枝は
少なく見積もっても四階建ての建物くらいの高さはありそうだ。
それが、捲れかけた樹皮にぶら下がるような形になっていた。
あの高さから落ちてこの程度の怪我で済んだのは不幸中の幸いと言って良いはずだ。
けれども、それくらいで事が好転すると思えないのも事実だった。
もしも自分が墜落したところを敵兵に見られていたら
生存者の探索にこないとも限らない。
そうでなくとも、敵司祭はスリープをかける時に自分の姿を目で追っていたはずだ。
「……いっ……つぅ」
膝までずっぽりと埋もれた足を雪の下からようやく引っこ抜き、四つん這いの姿勢で後ろを見る。
そこには木から剥がれ落ちた針葉樹の葉が散乱していた。
更に奥、20mほど後方にある下り傾斜には、先ほどまで乗っていた天馬が横たわっていた。
既に息絶えているのか、微動だにしない。
「……そ、そんな……」
ティトは悲しみに目を伏せた。数年来付き添ってきた得難いパートナーが
こんな形で失われるとは想像もしていなかった。
姉であるユーノが結婚する時に譲られた駿馬。自分と違って素直な性格で言うことをよく聞いてくれた。
何より、天馬なしで敵陣地から脱出することなど出来るだろうか。
突如、ティトの不安を肯定するかのように
少し離れたところから新雪を踏む音が聞こえてきた。
天馬の死体の奥に、豆粒大の人影を確認し
ティトは我が身を抱くようにして肩を竦ませた。
最後に確認した限りでは、自軍の者たちはかなり後方に位置していた。
距離からして、こちらに向かっている者たちは絶対に味方ではない。
ティトは脇腹を庇いながら立ち上がろうとしたが、足に力がほとんど入らなかった。
自分の体重を支えるだけで精いっぱいといった有様だ。
まるで目には見えない水の中にいるように、体が重い。
ちらりと周囲に視線を走らせ、自分が背負っていた、穂先の折れてしまった槍を拾い上げた。
武器としては使えないが、支えくらいにはなるだろう。
(こんな状態じゃとても戦えない。どこでもいいから早く隠れなきゃ……)
ティトは折れた槍を杖代わりにして、白銀の傾斜をゆっくりと登り始めた。
ティトが立ち去ってからしばらくして
墜落現場の近くに三人のベルンの兵士たちが姿を現した。
リーダー格のゲヒドはイリアに赴任してから半年ほどになるウォーリアだ。
角刈りと強面の髭面、真っ黒に日焼けした体は非常に毛深く
一度会えば生涯忘れられない印象を残す。
体躯はちょっとした熊を思わせる大きさで、腕も丸太のように太かった。
元々は海賊だったが腕っ節を買われて軍隊へ入り、今ではそれなりの地位を得ていた。
その内面は慈悲深く、小動物を愛する心優しき戦士
などということはなく、体躯にも収まりきらないほどの暴力的な性格を有していた。
その後ろからこそこそとついてきている狐目の男は司祭のブリガ。
前髪は後退しており、聖職者というよりは商人の愛想笑いが似合う。
表向きは孤児院を経営して寄付を募る聖人だが、裏では孤児院の少年少女たちを
奴隷商人に譲り渡して小金を稼いでいる悪党の中の悪党だ。
特に見た目がいい少女には自らも手をつけているのは言うまでもない。
一応はエルミール教団に属しているはずだが
聖書の冒頭の一節も覚えていないことから信仰心のほどはお察しだ。
最後に続くのは盗賊のワーダ。ざっくばらんとした長い髪を結い紐でまとめている。
痩せぎすに見えるが意外と筋肉質な体をしており、盗むだけでなく殺しもプロ級だ。
孤立した民家を狙って錠前を外し、盗み、男がいれば殺し、女がいれば犯した後に殺す。
本来ならたっぷり10回くらいは死刑になれるだけの人物であるが
権力者に賄賂を贈ることを欠かさないため、隠ぺい工作によって話題に上った試しはない。
人間のクズ一番を決める大会があれば確実にランクインしていそうな三者が一所に集ったのは
狩られる対象側からすれば不運としか言いようがなかった。
「確かこの辺りに落ちたと思ったが」
「ゲヒド隊長、あれ、天馬じゃないっすかね」
ブリガが少し離れた場所を指差した。
雪に同化して見えづらかったが、近寄ってみると確かに、天馬の遺体があった。
鼻血が大量に吹き出ていることから、墜落した拍子に頭部を強打したのだろう。
「くく、これで少しは鬱憤を晴らせそうだ。
こんな雪深い辺境の地で半年も女日照りとあっちゃ、いい加減溜まってるからな」
ワーダが長い舌で上唇を舐めると、二人共に酷薄な笑みを浮かべた。
「乗っていた兵士は見当たらないっすね。どこかに逃げたんでしょうか」
「生きているってことがわかっただけでもマシだ」
辺りを見回しながら呟くブリガに、ワーダがしたり顔をした。
もちろん、彼女の身の心配をしているというわけではない。
相手が死体では特殊な性癖の持ち主以外楽しめないことを指摘しただけだ。
天馬の大半は雄を毛嫌いし、容易には近寄らせない習性があるため
騎手の性別は9割方が女だ。
ミニスカートを穿いた若い女が振り落とされぬよう必死に馬に跨っている姿は
目の保養を通り越して目の毒である。
戦場で禁欲生活を余儀なくされているとなれば尚更だ。
ペガサスナイトは少数であれば味方にもいるが
自軍の兵に表立ってそういう行為を強要すれば軍則で罰せられてしまう。
そういった理由もあって、敵国のペガサスナイトは異常と言っていいほどに狙われるのだ。
ゲヒドは一年ほど前に捕えた女兵士のことを思い出した。
腕は並以下だったものの幼さの残る愛らしい顔立ちだった。
髪は黒曜石を思わせる艶のある見事な黒で、背中の中ほどまで垂らしていた。
見目に反して処女ではなかったものの
乗馬で引き締まっただろう下半身は思った以上に楽しめた。
必死に懇願するのを無視して膣内に射精すると女は顔を両手で覆い、子供のように咽び泣いた。
それを無視して狭い尻の穴に前戯なしで突っ込んでやると
今度は細い喉を戦慄かせ、人とは思えない声で絶叫した。
三日もすると流石に飽きてきたので、物欲しそうな顔をしていた仲間たちに
たっぷり一か月は遊べるくらいの金で売った。
その後は五人がかりで一週間、休みなく犯し抜いたそうだが
気が触れてしまったところで、奴隷商人に譲り渡したらしい。
当時のことを思い出すだけで、ゲヒドは股間が固くなっていくのを感じた。
「……天馬がこの状態では、騎手とて無事では済まなかったはずだ。
負傷した体でそう遠くにはいけないだろう、手分けして探すぞ」
「いや、隊長。その必要はなさそうだぜ」
ワーダはにやりと笑って足元を指差した。
雪に残っている自分たちより二回り小さい足跡を見て、ゲヒドは納得したようにうなずいた。
それから三十分後、追う三人の視界は必死に逃げるティトの背中をはっきりと捉えていた。
登り傾斜を上がり切ったところで小柄な女の姿を確認し、三人は生唾を飲み込んだ。
遠目でもわかる、極上の獲物だ。
後ろを振り返った少女の顔を見て、三人の歩調が早まっていく。
少女の顔がこちらを見て焦りと驚愕に彩られた。
獲物が自らを獲物と真に自覚する、甘美な瞬間だ。
「はぁ……はっ……はぁっ……」
苦しげに呼吸しながら歩みを進める度に淡青色の髪が上下に揺れる。
聞こえる声が大きくなっていくほどに三人の興奮も比例して高まっていく。
少女も懸命に逃げてはいるものの、どこか負傷しているのか、足取りはさほど早まらない。
もはや時間の問題だ。
百歩ほどはあっただろう距離は、五分ほどで五十歩を切っていた。
逃げる立場としては、自分たちの姿を見て心臓が跳ね上がったはずだ。
まともではない精神状態で一定のペースを維持することなど叶わない。
乱れた歩調は、恐怖は、残り少ない少女の体力を遠慮なしに蝕んでいく。
本当なら背負っている弓で直ぐにでも動きを止め、行為に入りたいところだったが
ゲヒドはぐっと堪えた。
以前のように当たり所悪く、獲物を殺してしまったら全てが台無しになる。
焦ることはない。もう目の前の少女は手の内にある。
後五分以内には、以前に捕まえた女のように身悶え
許しを乞いながら泣き叫んでいることだろう。
後三十歩。
「へっへっへ、逃げることはねえじゃねえかよ!」
「……くっ」
ワーダが少女に、自分たちの声がはっきり聞こえることを自覚させる。
煽られることによって一時的に相手の歩行速度は早まるが
直ぐに残りの体力を使い果たしてしまう。
狩りの仕方をすべからく知っているからこそ成せる技だ。
後二十歩。
「ほらほら、もう後がないぞ。可愛いお尻をふりふりしちゃって
俺たちを誘ってるのか?」
「はっ……ふぅっ……」
ベルガがもう間近にある女の体を視姦するように舐める。
握っている杖に寄りかかるようにして雪の上を歩く少女の服は
長い逃走劇によってじっとりと汗が滲んでいる。
きっと、内心では自分がどうなるか、さぞや色々な想像を巡らしていることだろう。
年頃の少女が見知らぬ男たちにいたぶられることを由とするはずがない。
少女の心細さを想像し、ベルガは生唾を飲み込んだ。
後十歩。
もう一分ももたない。ゲヒドはそう判断する。
この距離となると、少女の体が震えを押し殺していることまでわかる。
先ほどから後ろはもう一度も振り返っていない。
そうしても遅れるだけだとわかっているのか
あるいは敵に恐怖している顔を見せたくない、気丈な性格なのかも知れない。
(いいねぇ、それでこそ手間をかけた甲斐があるってもんだ)
歩きづめで火照った女の匂いが、微かに鼻孔をくすぐった。
それに駆られたのか、ゲヒドが巨躯とは思えぬ俊敏な動きで間合いを詰めていく。
五歩……四歩……三歩…………
背後に気配を感じたのか、少女が肩越しに後ろを振り返った途端
背中の布地にゲヒドの手がかかった。
大きな手に掴まれた布地が渾身の力で引き戻され、少女の悲鳴と共に引き裂かれた。
汗で湿った布地が高い悲鳴をあげて破られ、ティトがその場に引き倒された。
「ひぁあっ!」
一部むき出しになった背中が雪面につき、冷たさに再び悲鳴を上げる。
何とか起き上がろうと足掻くも
後ろからきたワーダが起き上がりかけた両肩を改めて引き倒す。
「へっへっへ、ゲームオーバーだなぁ、お嬢ちゃん」
「はっ! ……はぁ! ……はっ、放してっ! 放し……なさいっ! ……このっ、このぉっ!」
両肩を固定されたティトは何とか逃れようと無駄なあがきを試みる。
気の強そうな瞳は、怯えと怒りを内包して立っているゲヒドと
自らの顔を覗き込んでいるワーダを交互に睨みつけている。
よほど疲弊していたのか、呼吸は非常に荒い。
そして、これからは彼女の人生において最も荒くなるだろう。
足をばたつかせているティトの腰に、ゲヒドがよっこらしょと尻餅をついた。
痛めた脇腹が軋んだのか、ティトが引きつったような息を漏らす。
馬乗りになりながら、ゲヒドはティトの顔と体をじっくりと観察する。
顔は化粧をして髪を伸ばせば、貴族の令嬢としても通じるだろう美貌だ。
負けん気の強そうな瞳は理性的な深い青を湛えている。
この状況で涙が滲んでいないのは見上げたものだ。
体も鍛えられているが下半身を除いて線は細い印象。
そして、絶望的な状態でもまだ逃げることを諦めていないのか
腹筋が健気に自分の尻を押し返そうとしているのがわかる。
間違いなく、今までの中でも一番の上物だ。
この生意気な少女をどういう風に壊していこうか想像するだけで、ゲヒドは達しそうになった。
とりまここまで、出かけるので残りは夜投下する
>>756 エロへの情熱は全てを加速する、なんつって
ろくに見直さなければ一時間ちょっとで2000字弱は書ける
769 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 12:03:41.14 ID:vksOVlMu
股間が熱くなるな・・・
素敵だ
771 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 01:33:42.35 ID:ELx1kPMV
wktk
ようやく追いついてきたベルガが、座っているワーダの後ろから覗き込むようにティトを見た。
眉間にしわを寄せながらもきつく睨み返してきたティトを見て、ベルガはにやにやと笑みを浮かべた。
「おっほぉ、こりゃ活きのよさそうなべっぴんさんだねぇ。
常日頃から善行を積み重ねてきた甲斐があったってもんだ」
「どの口が言っているんだか、この破戒僧が。……にしてもこの小娘、どこかで見たことがあるような」
ワーダが暴れるティトの手首を抑えながら、考え込むように首を傾げる。
「ふん、誰だって構わんさ。だいぶ体を痛めているみたいだな。
この状態でよくもまぁ長い距離を逃げられたもんだ」
褒め言葉を口にしながらも、ゲヒドの視線は拘束を外そうとするティトを嘲っていた。
おまえのしたことは結局何もかも無駄な努力だったのだ。そう言いたげに。
ティトの視線の鋭さが増したが、三人は全く動じない。
身動きできない少女のせめてもの抵抗は、男たちの欲望を刺激するだけだ。
「くっ……うぅ……っ! ど、どきなさいっ!」
「……さて、まずは邪魔な物をどけるか」
「ひっ!? いやっ、冷たいっってば!」
股下から飛んでくる制止の言葉を無視し、ゲヒドが冷え切った手をティトの脇に挿し入れた。
冷たさと異物感に身をくねらせながらも、ティトは威厳を崩そうとしない。
「やっ、いやぁッ! やっ、やめなさいっ!」
「へっへっへ、良い声だな。そそられるぜ」
予め背中の布地を破っていたおかげで、金属製の胸当てはいともあっさりと外すことができた。
胸当てで抑えられていた双丘が、布地を控えめに押し出した。
大きくも小さくもない、しかし左右均一で形が整っている美乳だ。
剥き出しの肩にはブラのものと思われる白い紐が引っ掛かっていた。
「純白か、いいっすねぇ。いわゆる清純派ってやつだ」
「今日まではな。これからそんな肩書きは二度と使えなくなるだろ」
「な、何をする気なの……」
ベルガとワーダの軽口の叩き合いに、ティトが声を震わせた。
「それはこれからのお楽しみにしておいた方がいいな。
まぁヒントだけ教えてやると、あんたはもう一生嫁にいけなくなっちまうな」
「なっ……」
絶句したティトを差し置いて、ゲヒドは馬乗りになったまま目の前の胸元に手を伸ばした。
ゆっくりと近づいてくる大きな手の平に、ティトの瞳が恐怖に見開かれた。
背中の部分が破れたティトの服は前掛けのような状態になっていた。
ゲヒドは胸当てを外した時と同じように両脇から、今度は服の下に手を滑らせた。
胸の部分が五指の形に盛り上がり、タコのようにくねり出す。
「きゃっ! ……んぅっ……やだ、揉まないでよっ! ……気持ち、悪いっ!」
下着の上からまさぐられて嫌悪感を感じているのか、ティトの頭が左右に振られる。
淡青色の髪が踊り、口元からは靄を伴った吐息が不規則に吐き出される。
まだ感じているわけではないだろうが
髪を振り乱し、息を乱している美少女の姿は、行為中の娼婦にも勝る淫らさがあった。
胸を揉まれたティトが顔を少しずつ上気させていくのを楽しみながら
ゲヒドは一心不乱に張りのある胸を弄った。
「やぁっ、あっ、あひっ、あなたたち……絶対に許さ、あぁっ!」
布の上から乳首を弾いた途端、ティトの上半身が大きく戦慄いた。
胸の下着が段々と湿ってくるのがわかる。
ティトの汗なのか、それとも自分の手によるものかはわからなかった。
「さてと、そろそろレベルアップするか」
「……はっ、はっ……レベル……アップですって?」
「くくく……あらよっとっ!」
ゲヒドがティトの服に手を差し入れたまま手首を返した。
手の甲に跳ね返る弾力を楽しみながら、彼女の上半身を隠す服を握り締め、強引に引き上げた。
――ビリィィィッ!
「きゃああああっ!」
一瞬にして服を剥がされ、ティトが甲高い悲鳴を上げる。
反射的に腕が露わになった胸を隠そうとしていたが
ワーダに両手をしっかり抑えられていたために叶わなかった。
体を動かす度に、弾力のある胸が微かに揺れる。
男たちのわざとらしい口笛に、ティトが悔しげに唇を噛み締めた。
一方で、ゲヒドは今しがた引き裂いたばかりの服の残骸をワーダに差し出した。
「これは?」
「いつまでも抑えていたくはねえだろ。それで腕を縛っとけ。
かなり丈夫な布みたいだから、女の力じゃ引き千切れないだろう」
そう言って、ゲヒドがティトの腰から太腿へと、のしかかる場所を変えた。
起き上がりやすく、ひいては縛りやすくするためだ。
「へっへっへ、さっすが隊長は話がわかる。……おら、痛い目見たくなかったら大人しく――おわっ」
「くっ!」
縛ろうと片腕を開放した途端、ティトがワーダの腰に刺さっていた短剣に手を伸ばした。
が、腰に乗られている不安定な体勢では体を捻り切ることもできない。
鞘に手を当てたところで敢えなく腕を取られ、強く捩じり上げられた。
「うぅ……ああぁっ! ――痛……いぃっ!」
「こいつ、油断も隙もねえな。ベルガ、手伝ってくれ」
「あいよ」
先ほどまでティトが嬲られるのを見ているだけだった司祭のベルガが
両手でティトの右手を背中に完全に固定する。
その間に、ワーダがティトの両手を交差させ、手首の部分できつく縛りあげる。
三人がかりとなればもはや疲弊し切ったティトに成すすべなどなかった。
再び地面に横たえられたティトが、射抜くような視線で三人を交互に睨む。
「この下種っ! 変態っ! あなたたち、絶対に私の手で八つ裂きにしてやるッ!」
「まだそんな口が利けるってなぁ、感心するけどよぉ。
ちっと自分の立場って物を、履き違えてねえか?」
ティトの顔に疑問の色が浮かんだ瞬間、ふいにゲヒドが腰に乗せていた尻を持ち上げ、両足を滑らせた。
「ぐっ……ふゥッ! ……あっはっ! ……いっ! ……たぁあっ!」
完全に失念していた一撃だった。無防備な腹を踏み抜かれ、華奢な体がくの字に折り曲がる。
負傷した脇腹を更に痛めつけられ、ティトの顔が苦悶に歪んだ。
への字に曲がった唇から泡のような唾液が零れ出るのを前にして、ゲヒドが自分の腰のベルトを外し始める。
「悪い悪い、足が滑っちまった。何しろこの雪だからな、北国じゃしょっちゅうあることなんで勘弁してくれよ」
「う……ぐぅう……! こ……んの……きゃあっ!?」
ボロンと、目の前に飛び出したグロテスクな肉棒に、ティトの顔が今までになく引きつった。
ゲヒドは素早く前にすり寄り、ティトの顔の前にまで持ってくる。
「やっ……ちょっとっ! あなた、どういうつもり!? そんな汚らわしい物……いやっ、近づけないでッ!」
「汚らわしいとは失礼だなぁ。これからお嬢ちゃんのお口の恋人になるんだぜ?」
「な……に……? ……何を、言っている――ふごっ!?」
質問を聞き終える前にゲヒドは、ティトの小さい頭を両手で引き寄せ
半開きだった口の中に、強引に自らのイチモツを捻じ込んだ。
「噛んだら殺す」
「ぐっほっ……おぐっ! んぶおっ、もごっ、ぷはぁっ、放しっ……え゛ぶっ!」
一週間も風呂に入ってないせいで、少し離れている自分でも顔をしかめたくなる。
鼻の前に置かれているティトにしてみれば、その比ではないのだろう。
口腔内で暴れ回る肉棒とその臭気で、ティトの目にはみるみるうちに涙が溜まっていった。
「ふぃやぁ……ふはいっ……ふはぃぃ! うぶっ……おえが……ひぃ! ……ふぃへっ、ふぃへ……え゛ぇっ!」
「ははは、ちょっと何言ってるかわからないっすね」
「こんな美味しい物初めて食べましたって聞こえたぜ」
「そうかそうか、遠慮はいらんぞ、もっとたっぷりと味わえっ!」
「ふぃっ! ふぃがっ! ……じゅぷっ! ……ふぃがうっ……ほひぃっ!」
拒絶の言葉を吐き出そうとしているのがわかっていながら、三人は素知らぬふりをしてティトを貶める。
小さな唇が侵入物を必死に押し戻そうとするが、ベルガが胸に刺激を与えると敏感に反応して口が開く。
その度に更に奥まで叩きこまれ、涙を湛えたティトの目が大きく見開かれた。
「ぐるひっ……ぐるひぃっ! ……もほっ、もほやめふぇ!」
「ようやく泣きが入ってきたか」
「十分持った方だと思いまっす」
「ひひ、こいつは最高に具合がいい。んじゃあそろそろ行くぜぇ? そら、そらっ、そらそらっ」
ティトの懇願を聞き入れることもなく、ゲヒドが股間を叩きつけるようにしてピストンを速めていく。
抱えられているティトの頭ががくがくと揺れる。かと思えば、胸を抓まれる度に体が左に右にと揺れる。
先走りの汁が唾液と絡み合い、唇の端からぽたぽたと雪の大地に零れ落ちる。
「……しっ、一発目だっ」
「んぶぅっ!? ……ぐっ、ぶふっ!」
喉の奥まで挿し込まれかけた瞬間、頭を掴んでいる手が外れかけていることに気づく。
ティトが渾身の力で身を捩り、背を反らした。
口から解放された肉棒がぶるりと揺れ、堰き止められていたゲヒドの鈴口が膨れ上がる。
断続的に迸る精液が、ティトの美しい顔を、整った胸を、白い下腹を汚していった。
「はっ……はぁっ……はぁっ……はっ……」
二つの膨らみが何度となく上下する。息絶え絶えの状態になりながらも
なんとか口腔内での射精を防げたことにはほっとしたのだろう。
ティトの唇に微かな、してやったりというべき笑みが浮かんだ。
瞬間、凄まじい怒りがゲヒドの顔を過ったが、直ぐにその表情は消え失せた。
それを見逃したティトは、これから我が身を襲う拷問のような仕打ちに気づくことができなかった。
気付いたとしても結果は変わらなかっただろうが。
「ベルガくーん、この娘ちょっと調子に乗っちゃってるみたいだからショックやってみようか」
「……え、あぁ、わかりました」
ベルガは慌ただしく立ち上がった。
平坦な声を出している時は、かなり頭にきている状態だ。
下手に逆らうと自分の命にかかわる。
背負っていたライブの杖を外し、ティトの足側に回り込む。
フレアスカートが捲り上がり、引き締まった太腿の隙間からは白いショーツが覗いている。
視姦されていることに気付いたのか、ティトが顔を赤らめて足を閉じようとした。
だが、どんなにぴったり閉じたとしても隙間はある。
ほどなくして、強引に抉じ開けられて杖を深く差し入れた。
そして、杖の先端をティトのショーツに守られた股間へと押し当てる。
「なっ……まさか、杖なんかで犯そうって言うんじゃ――」
「ない、残念ながらな」
ワーダがティトの語尾を引き取り、ベルガが始めろとばかりに手を上げる。
ベルガは小物入れから小さな魔道書を取り出し
ティトの股間に当てている杖へと意識を集中する。
ティトもようやく何をやろうとしているかを察したのだろう。
ゲヒドに縋りつくような視線を送るも、ゲヒドは鬼の形相でティトを嘲笑う。
「う、嘘……でしょ? ……やっ、正気なのっ!? やめなさいっ、冗談はよしてっ!」
切羽詰まったような彼女の物言いに、ゲヒドが無慈悲な笑みを浮かべる。
サンダー。ベルガが詠唱を終えた途端、指先から雷が杖に伝わり、ティトの股間に襲来した。
とりあえずは以上っす
お茶濁すつもりが意外と長くなっちまったんだぜ
これで終わりにしてセシに移るか
ティトがどうなっちゃうかの続きを書くかは未定
779 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 02:17:11.54 ID:ELx1kPMV
わっふるわっふる
なんだと……ここでお預けかいっ!
いやまじもうすこしだからねぇ(ry
なんか杖で犯すって、前にも見かけたような気がするんだが。
杖でなぶりものにするというパターンなら、
四日目氏が三日目だったころにクラリーネがティトにやらせてる。あれはライブでだったが。
電撃プレイという意味では、アサティニで一本あったような。
先駆者のやつは確認してないんだ
電撃責めは使い古されたネタだし、被っても不思議ではないとは思ってたが
784 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 00:40:53.94 ID:Wqj6Yf6g
多少ネタがかぶってもシチュエーションが違うし問題ないと思う。
続きを頼みますぜ、兄貴!
ここのみんな新作買う?
当たり前だろ!
Wiiを買えなかった悔しさで3DS買うさ
来年の見通しが立ってたら買うよ
俺、ルナ裏AAAが取れたら新作買うんだ…
あ、とりあえず15章まで来たから、後は攻略して結果を見るのみね
エロパロスレ見てると使った事ないキャラを育ててみたくなるなあ
ちょっとティト育ててくる
最近のエロパロスレ見てると封印を売ったことを猛烈に後悔する
GBA版って値下がりしないよな。
箱ありだと聖魔ですらDS版より高い場合がほとんどな気がする。
ティトはどっちルートでもストレス溜まる
ノーマルでもしんどい。ハードでは発狂しかけたのでよく覚えてる
そんだけ苦労しても封印飛行系はミレディ無双だしなぁ
でもティト隊は部下も地味にかわいい
>>791 出荷数の割に人気作だから中古に余り出回らないんだよな
蒼炎なんかも中古が定価並みだし、トラキアに至っては……
トラキアを偶然安値でゲット出来たのは良い思い出
でも8章ぐらいで詰んだ
ハードのソフィーヤをドルまで育てた人は尊敬してる
空気を読まずにちょろりと電撃ティトの続き投稿する
陵辱色が強めなんで苦手な兄弟はスルー推奨
「いやああああアぁぁぁァ―――ッ!」
股間へ電撃が殺到した途端、ティトが後頭部を雪に埋もれさせた。
華奢な体が打ち上げられた魚のように跳ね回り、三人の目を楽しませた。
腕をしっかり抑えられているため、どこにも逃げ場はない。
電撃が流される度に、猫のように軽く握られた手が開かれ、反り返った。
下着に包まれた胸が上下してはゼリーのように揺れている。
青いニーソックスと白いスカートの間にある瑞々しい太腿ががくがくと震え
足を何度となく跳ね上げている。
その度に下着がもろに見えていることにも気づかぬ様子だ。
足の指は今にも攣りそうなほどに突っ張り、彼女の受けている苦痛のほどを物語っている。
みるみるうちに絶望に染まっていく泣き顔を、湿っていくショーツを見て
ゲヒドはにやにやと笑っていた。
「あっアッあぁァぁ! ――あひっやアぁめっエッえェッ!
――だ、誰かだずげっ――アッ――ひ、ひんじゃ……ひんじゃっ――ウウぅゥッ!」
「はは、こりゃあ見たことがねえくらいひでえ面だ。
もしこんな姿を恋人に見られでもしたら、さぞかし幻滅されちまうだろうぜ」
もはや顔を振り乱す余裕も、言葉を返す余裕もないようだった。
小さな口から舌先が突っ張り、乳首は下着の上からでもわかるほどに勃起している。
白目を剥く様は先ほどまで毅然とした態度を崩さなかった少女だとは到底思えない。
今まさに、この気の強い美少女は、男の欲望を刺激するだけの玩具に成り下がっていた。
「ヒグッ――ヒィッ――ヒッ――アヒィインッ!」
目が瞑られ、ポロポロと涙が零れていく。吐き出される絶望の吐息がやたらと色気を帯びている。
これで最後とばかりに、ベルガの杖がティトの股間に押し込まれた。
包皮がずり剥かれ、蕾の部分に擦りつけらた状態で、そこから直接的に電流が与えられた。
「――イギッッ!!」
ティトの瞳孔が一気に収縮し、歯が食いしばられた。
噛みしめられた上下の歯の隙間から、ぶくぶくと泡が吹き出してきた。
ショーツの一部が黄色く染まったが、辛うじて決壊は回避されたようだ。
苦痛にのたうち回った美少女の姿に、ベルガは満足げに杖を持つ手を引き
魔力が失われて文字が読めなくなった魔道書の残骸を投げ捨てた。
そして、仰向けのティトの体に自らの欲望を振り撒いた。
「あぁ……やぁ……もうやめ……て。……これ以上……私を……汚さ……ないでよ」
普通の女であれば確実に失神するか、気が触れるレベルの責め苦だった。
だが、驚くべきことにティトは意識を辛うじて繋ぎ止めていた。
もしかしたら不幸にも、と言うべきかも知れない。
寒冷地にもかかわらず、ティトの全身は汗まみれで、濃い雌の香りに満ちていた。
痛みと痺れ、そして無力感に打ち震えている様は、公開するだけでも金を取れそうだ。
筋肉がすっかり委縮してしまったのか、M字に開かれた足は元に戻ろうとしない。
そして、それは三人にとって非常に都合がよかった。
「おやおや、こんなに股をおっ広げちまって、年頃の娘の恥じらいってものはないのかね」
「あひっ……やぁ……あ……アッ……レン……」
男の名前だろうか。ワーダに貶められたティトが涙ながらに呟いた。
何の変哲もない、どこにでもありそうな名前だ。
兵卒を含めればリキア同盟軍にも同名の者が何人かいるはずだった。
名高いあの男の確率は低い。気にすることはない。
電撃にいじめられたティトの秘裂はすっかり赤くなり、てらてらとぬめっていた。
涎を垂らしてひくひくと蠢く様は、まるで早く入れてくださいと懇願しているようだった。
「さっきみたいな声を上げられちまうと、邪魔が入らないとも限らないからな」
「あ……む……もごっ」
ゲヒドはティトのブラを毟り取ると、口の中に捻じ込んだ。
ティトが苦しげに呻き声を上げた。
「……ん、んーッ! ウンーッ!?」
ややあって、ようやく痺れが和らいできたのか、ティトの瞳に力が戻ってきた。
それを見計らうかのように、ゲヒドはティトの頬を強く二回叩いた。
多少の手加減はしていたが、小気味良い音がなった。
あっさりと左右を向かされ、遅れてティトの白い頬が腫れ上がった。
再び涙が零れたのを満足そうに眺めると、ゲヒドは自らの怒張をティトの秘裂にあてがった。
「んんー! ンムゥー! ムー……ムーッ!」
とても収まりきる大きさではなさそうな肉棒を見て、ティトの顔色が青くなった。
けれども、未だに痺れが取り切れていないのか、抵抗の動きは緩慢だった。
「まさに運命だな。おまえがペガサスナイトだったのも。
今日まで無事に生きてこれたのも、気が人並み以上に強いのも。
時流を読めずにリキア同盟軍なんぞに加わっていたのも」
何を言いたいのかわからぬ様子で、ティトは眉をしかめた。
「全てはこの日のため、俺たち三人を限りなく興奮させ。
犯されるためにおまえは女として生を受けた。
全てを奪われ、人としての尊厳をことごとく破壊され、雌奴隷に貶められるためにな。
せいぜい、生んでくれた両親といたずら好きな神様に感謝するこった」
ゲヒドの口から飛び出した信じられない台詞に、ティトが体を硬直させた。
顔はそんなはずがないと必死に訴えていた。
その表情こそが、三人にとっては最高の精力剤だった。
涙で潤むティトの知的な瞳を見下し、ゲヒドは一息つき
最後の砦であるショーツを横にずらし、高らかに凌辱の開始を宣言する。
「ひっひっひ、これが栄えある記念日のプレゼントだ。遠慮はいらねえ、受け取りなぁッ!」
「ンン! ――ングムウウウ―――ッッ!!」
――ズチュッ
淡青の髪が一瞬ふわりと浮く。ニーソックスに包まれた少女の両足は
処女膜を貫く痛みと衝撃に勢いよく天に向けられていた。
私は犯されました。そう高らかに主張するかのように。
今夜は以上だ兄弟
男視点って意外と書きにくいのな
すばらしいやはりペガサスナイトは襲われてなんぼだ
もうクライマックスって感じだわな!
いいねいいね!
ますます続きが楽しみだ
ティトに助けは来るのか、来ないのか
どちらの展開も捨てがたい
これはいいわ……いい感じにサディスティックだ
オリジナル展開だと、助けがこない可能性があるからこの後どうなるかドキドキして読める
前のセシリアみたいな原作準拠だと、最終的に助けらまでにどこまでヤられるのかドキドキして読める
グロは注意書き欲しかった
グロというよりリョナじゃないかね、とリョナ好きの俺が言ってみる
好みどストライクでした
11章の「西方の勇者」で、仲間になったティト隊のペガサスナイトが
弱い癖に敵に突撃して、次々と玉砕されているのを見て
彼女たちは西方の荒くれ男たちに、凌辱されたんだと少し思った
待ってねえよ、的な返しがないことを祈りつつ、待たせたな兄弟
風呂入ったらうpる
811 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:19:44.76 ID:ryfKR+Ov
>>809 あのペガサス隊の動き意味不明なんだよなw
西方の勇者はレイプされるし。
やっぱ自軍で拉致しとかないとだめだよな
あの時ほど救出の有難味を感じたことは、シリーズを通してもなかなかない
「ぐ……ふっ……グっ……ふうっ……ウうぅ」
ティトの顔が苦痛と屈辱に満ちていく。赤く腫れた両目からは涙が川を作り
ひゃっくりするかのように連続して体をひくつかせている。
口に突っ込まれた下着の布地が吐息の湿気と涎で少しずつ湿っていくのがわかる。
ゲヒドの両肩を挟むように開かれた足は、断続的に痙攣している。
結合部から一筋の血が垂れ落ち、白雪に赤を施すのを見て、ゲヒドは確信を深めた。
挿入時に感じた一瞬の抵抗は、破瓜のものだったのだ。
「おぉ、俺のために純潔を守っていたんだな、いじらしくて涙が出るぜ」
「うぅ……うぐぅ……むぐっ!……むぐっふうううぅっ!」
「二人の栄えある門出だな、いやぁ、めでたい! 拍手っ」
パチパチパチ。ワーダの声を皮切りに、場が三人の拍手に満たされていく。
もちろんティトの耳にも届いているのだろう。
反抗的な瞳をこちらに向け、なにか恨みごとを口にしているようだ。
布で塞がれてくぐもっていたためろくに聞き取れなかったが。
「おうおう、そうかそうか。涙が出るほど嬉しかったか。
よしよし、たっぷりと時間をかけて可愛がってやるからな」
「ぐむぅぅう……むうぅ……ウッ! ……フゥッ!」
ゲヒドが腰を深く落とした瞬間、ティトの背筋がビンと弓なりに反らされた。
固くなった肉棒が底部に溜まっていた血を押し出し
先ほどとは比べ物にならない量の血が、結合部を汚していった。
ずらしたショーツが抜き差しする時に竿に引っ掛かり、更なる快感をもたらす。
擦り切れた恥肉を抉られるたびに引き締まった脚が万歳をし
美しい顔が歪み、細い眉が逆さにハの字を作る。
隙を見ては何とか腰を逃がそうとしているのがわかるが
太腿を抱え込まれている状態では無駄な抵抗に過ぎない。
元々負傷していたのに加えて、先ほどからの責め苦に疲労困憊しているのだ。
万全の状態でさえ男三人を相手にしたらどうしようもない。
今や、彼女の運命は自分の思うがままだ。
例えようのない征服感が心を満たしていくのを感じる。
ゲヒドはこの瞬間が大好きだった。
一度この味を知れば、容易に手折れる花では満足できなくなる。
必死に根を張って、強く生きようとする花を根こそぎ掘り返す。
そうすることに意義があり、女を犯す醍醐味がある。
そんな屈折した考えの持ち主だった。
「うぅっ! ――う゛うんッ! ――むっふっ……うぐぅッ!」
一突きする度にティトの腰が反射で浮き上がり、膣が陰茎をきしきしと締め付けてくる。
二人の行為を見守っていたワーダもついに抑制できなくなったのだろう。
背の方に回るとつんと上を向いた乳首に手を伸ばし、指で抓む。
「むひぃっ!? ――んむむうぅッ!」
二重の刺激を与えられるや否や、ティトの体が激しく揺れ動き始めた。
張りのある乳肉は一時ワーダの指を埋もれさせ、直ぐに元の位置へ押し返す。
こんにゃくのような弾力を楽しみながら、ワーダは乳房を丹念に揉み解していく。
苛め抜かれている膣とのギャップで、ねぶるような手つきは尚耐え難いのだろう。
ティトの呼吸が段々と切なさを帯びていく。
「ほらほら、どうしたどうした。この程度でへばっていちゃ困るぜ」
「うぅっ――んふっ――ふぐっ――あふうぅっ――ンンッ!」
段々と抜き差しのペースを上げていくゲヒドに、胸にかゆみを伴う刺激を与え続けるワーダに
ティトは成すすべもなく体を戦慄かせる。
涙を湛えた瞳からは、凛とした輝きは失われている。
ただただ助けを、ありもしない幸運を求め、縋っているのだろう。
こちらに快楽を与えるのと反比例して、少女の心からは様々な物が失われていく。
天馬騎士としての誇り。そして年頃の女としての恥じらい。
一番大切なものを奪われ、一番見せたくないところを凝視される。
そして、一番守りたい場所に、一番入れられたくないものを何度も突き込まれる。
きっと、今犯されている彼女は、さまざまな思いに囚われていることだろう。
痛みから早く解放されたいと願っているかも知れない。
天馬騎士として訓練していた記憶を思い返しているかも知れない。
犯された自分の将来に絶望を感じているのかも知れない。
現実から逃れようと、家族との温かい思い出に浸っているのかも知れない。
はたまた、好きな男との逢瀬を想像し、そして今の現実に打ちのめされているのかも知れない。
泣き顔から何を考えているのかを想像すると、自分のモノが固さを増していく。
一瞬動きを止め、油断させた瞬間にそれを突き込み、同時にティトの腰を思い切り引き寄せた。
途端、陰茎の周りを取り巻いている恥肉が上下に押し分けられ、子宮口が先端の近くまで達した。
「ムッ……フグウウウウウウウンッッッ!!!」
ティトがあまりの衝撃に悶絶し、勢いよく空を向いた。
腕の中で震えている感触を楽しみながら、ゲヒドは細い喉に舌を這わせ、汗を舐め取った。
襲い来る未知の刺激になす術もなく、ティトは身を捩り、泣き喘ぐ。
ゲヒドはひくひくと体を痙攣させているティトの耳元で羞恥心を煽る言葉をささやく。
「くっくっ……すげえ締りだな、こりゃ。まさに……ぐく、男を喜ばせるために存在する名器だ」
「うふぁ……ふっ、……ぅんっ――んううッ」
言葉に押し出されるかのようにして、ティトの頬を涙が伝った。
得てして芯の強い女は肉体的苦痛よりも言葉で責めるに限る。
そんなことはないと反発し、敵意のこもった目で睨みつけてくるような女に更なる苦痛を与える。
女は必死に耐え、一時的にはなんとか持ち直してみせる。
だが、その状態をひたすら繰り返すと変化が生じる。
次第に彼女たちは、いつになったらこの苦痛が終わるのだろう。
自分の身が解放されるのだろうと不安になってくる。
芽生えた弱い心が、負けてたまるかという感情と衝突すると
精神的な疲労が一気に倍加していく。
そうしてボロボロになった心に絶望の言葉をささやくと
彼女たちは顕著な反応を見せるのだ。
腰を打ち付けた後でゆっくりと引く。
ティトの顔が一瞬和らぐが、今度はより一層の苦痛がもたらされる。
体重をかけてより深く挿し込まれ、先ほどの電気責めのとき以上に体を大きく痙攣させる。
幾度となく突き込んでいるうちに、少しずつ膣内がこなれていくのがわかる。
先走りの汁と血が肉棒にかき混ぜられ、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てている。
段々とぬめってくるところを見ると、それ以外のものも含まれつつあるのがわかる。
表情から痛みが和らぎ始めているのは察することができた。
先ほどよりは呼気も収まってきているようだ。
そんな彼女をどん底に突き落とすべく、ゲヒドは更なる過酷な運命を告げた。
「ひひっ、もう逃げなくていいのかな。そろそろ――出しちまうぜ?」
今夜は以上だぜ、兄弟
次回で大円団?を迎える予定
稚拙な文章に付き合ってくれて感謝だ
818 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 01:56:42.21 ID:ryfKR+Ov
腕利きのティトが無力になるギャップと絶望感が良い。ラストが楽しみ。
更新乙です。あと「大円団」じゃなくて「大団円」ですよ。
三人いるだけあって、身体の責めも言葉の責めもしっかり固めてるな!
このタイミングでの引きは憎いですぜ
昔何処かのスレで
大…大学の
円…サークルの
団…皆さん
と聞いたが、FE的にはこうかも
大…大国の
円…円卓の
団…騎士団
えっ大円団って間違いなの!?初めて知った…確かに「だいえんだん」は一発変換ないけど
「だいだんえん」は一発変換できるな…
「円」も「団」もここでは「丸く収まる」の意味で
それを重ねて「団円」さらに「大」をくっつけて「大団円」だから
「暑熱」と「熱暑」みたいなもんだろ! と言えなくもない
ただ、「団円」が芝居用語で大団円もその発展系。
日常的に使う言葉じゃないのでやはり円団は間違い。
826 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 16:17:47.04 ID:CnMEKF6T
こんなところでお勉強することになるなんてっ…
どうせ勉強するなら、セシリア先生に手取り足取りプライベートレッスンして欲しい
女教師セシリア〜二人だけのプライベートレッスン〜
なんかAVみたいだな。
家庭教師だぜしかも
生意気なラケシスをレイプするエリオットが読みたい
きゃんきゃん吠えるラケシスに魔羅ビンタ食らわせてやってくれ
ラケシスみたいな奴こそ汚らしい山賊軍団とかに
プライドがズタボロになるまで犯されまくってほしい。
それで妊娠とかしたら糞ザマァ&超興奮だぜ。
確かにラケシスのような女は興奮する
びくんっ、と大きく体が揺れ動いた。下着を咥えたティトの唇が震えているのがわかる。
慈悲を乞うような視線が、自分へと向けられている。
「ほれほれぇ、急がないと手遅れになるぞぉ」
「……ムグッ、ンンッ! フッ、フッ、フゥッ! うぅ……ゥウンッ!」
段々と膨れ上がっていく陰茎に気づいたのか
突き込まれているティトの顔が蒼褪めていく。
残っていた力で何とかしようと、足をばたつかせる。
顔がみるみるうちに紅潮していき、息も荒くなってくる。
とはいえ、手は紐で拘束され、両足もしっかりと抱えられている状態。
左右に体を揺り動かすことくらいが関の山だ。
その上ワーダが乳房を持ち上げ、引っ張る度に、抵抗の動きが止まってしまう。
体中に汗の珠が出来始めていた。前髪が額に張り付き、女の甘酸っぱい匂いが立ち込める。
それはそうだろう。よりにもよって強姦で処女を奪われた上に膣出しまでされては
女として譲ってはならないものが全て崩れてしまう。
それどころか孕んでしまったとしたら
万が一この危機を脱したとしても彼女の未来は
永遠に絶望の闇に閉ざされてしまうのだ。
ゲヒドは首を振っていやいやをするティトを嘲笑う。
「どうしたどうした。何で逃げないんだ? あぁ、もしかして俺様の子どもが欲しいのかぁ?」
「ふぃはうっ、ふぁあはあ、ふぁはひへふへふぁいふぁあッ!」
「そうかそうか、なら仕方ねえ。期待に答えてやるぜぇ!」
「ぐふっ、ふぁふっ、ふぁっ、ふっ、ふうぅっ! ――ぐひぃんッ!!」
色の混じり始めたティトの悲鳴を聞きながら、ゲヒドは笑う。
これはただ、ティトを痛めつけ、苦しめ、追いつめるためにやっているだけだ。
己がいかに無力な存在であるかを心髄に刻み込み、完膚無きまでに屈服させる儀式を。
その瞬間は近づいてきている。欲望を叩きつける、その瞬間が。
「……ふぁはひへっ!、ふぁはひふぁはひほぉっ!」
「放して、放しなさいよ、かな?」
必死にうなずくティトの様子に笑いを噛み殺しながらも
ゲヒドは口に手を伸ばし、詰められていた下着を一気に抜き取った。
「ぶはぁっ!? ひゅっ、はっ、はひっ、はぁっ」
口を塞がれて呼吸困難に陥っていたのか、ティトが必死に酸素を取り込もうとする。
だが、次にはのっぴきならぬ状況を思い出したのだろう。
切迫感を伴う声で、ゲヒドが予想していた、一番聞きたかった台詞を口にする。
「や、はぁっ、やめて! おっ、お願いだから……んひいっ!
……ぃっ、なっ、膣内だけは、あはぁっ、や、やめ……あぁっ!?」
「くくく、ただ闇雲に攻めているだけだと思ってたら、大間違いだ、ぜッ!」
「んはぁっ! はひっ! やぁっ! 乳首、までっ、んぁっ! ……だ、だめっ、だめぇっ!」
子宮口の左側部分を叩かれる度に、ティトの体が乳房を揺らしながら跳ね上がる。
結合部から出てくる音が段々と水気を帯びてくる。
ぬちゃり、ぴちゃりと愛液と先走りの混ざった液体が飛び散っている。
「ふっ、ふぅんっ! ……ふっ、ひんっ、ひっ、ふっ、ふぅっ!」
「やっぱり、ここが弱いなぁ。必死に声を押し殺しちゃってまぁ、可愛いもんだぜ」
「あ゛ん、んはっ! あっ、やあっ、んはあぁっ!」
「さて、そろそろフィニッシュといこうか」
「やっだぁ……ひっ、やっ、やめてっ、はひっ、ほ、ほんとに、ひぃっ!
妊娠しちゃ……あっ、うぅっ! うぁっ、それ……だっ、はっ、あ、赤ちゃんできちゃ――」
「あ、よいしょぉッ!」
ティトの敏感な部分に竿を押し当てた状態から
ゲヒドが捻じ込むように渾身の力で腰を叩きつける。
「あ゛っ!? あ゛あ゛ぁぁ……ッッ!!」
届いてなかった部位まで開拓され、ティトの意識が沈み、体が硬直した。
膣が一気に陰茎を締め付けてくるのを感じた。
すぐさま陰茎が膨らみ、締め付ける恥肉を押し返す。
出される。そんな絶望を確信しただろうティトの目から、涙とともに希望が流れ落ちた。
無力な少女を見下しながら、ゲヒドは突き込んだ陰茎を膣から抜き放った。
「……あっ――きゃあああっ!?」
一瞬にして失われた圧迫感に、ティトの顔に疑問が浮かんだが
間を置かずにその顔が白く染められていく。ゲヒドはティトの顔目がけて射精していた。
「お、俺もだ」
「私も――」
自分のものをしごいていた二人が立ち上がり、ゲヒドの両隣りに並んでティトの体に、顔に精液を振り撒く。
――ドピュッ、ドピュッ、ドビュウゥ
「やっ、やあぁっ!……うぶっ! ……ぷはぁっ! ……そ、そんなにいっぱい……あぁっ、か、かけないでぇ」
三人が仰向けのティトの胸に、股間に、顔に、不快な臭いを伴う白化粧を施していく。
生理的嫌悪感を伴う感触と生温さに、ティトが力なくすすり泣く。
「あ……うぁ……ああぁ……はっ、あぁ……あぁふっ、――ぐうぅっ!」
とはいえ、膣内に出されなかったのにはほっとしたのだろう。
呼吸を整えようとする冷静さは戻っているようだ。
だが、余韻に浸る間も与えず、ゲヒドがぐったりとしたティトの髪を掴み上げる。
「イッ……あぁッ!」
「なぁ、おまえ。なんで寸前で抜いてやったか、わかるかぁ?」
「……グ……わかる、わけ」
たどたどしく息を継ぎながら、ティトが無残に精液で汚された顔をそむけた。
「そうだな、たとえるなら料理ってのは、下ごしらえが必要だ。調味料を振りかけて下味をつけるんだ」
「…………ぅ」
「おまえが辛うじて心を保てる状況を、俺たちが輪姦している間ずっと維持してやる。
そうすることによって、おまえの心が折れた瞬間の味がより甘美になるって寸法だぁ、最高だろ?」
「……どこまでクズなのよ、あなた……たちは」
「そう、それでこそだ。もしさっき膣出ししたら、そんな口は叩けなかったはずだ。違うか?」
「……ひ」
「さぁ、逃げろ」
「……きゃあっ!」
突き飛ばされたティトが、顔から雪面に突っ伏した。
「もし次捕まえた暁には、ワーダ。こいつが孕むくらいに濃い精液を、中に出してやれ」
「……や、いや」
「……へへ、後から取り消しってのはなしですぜ?」
「当然だ」
「……いや、いやだっ、そんなの、絶対に嫌ぁっ!」
予想以上に伸びちまった
次回の三つは明日夜アップするぜ
>> 万が一この危機を脱したとしても彼女の未来は永遠に絶望の闇に閉ざされてしまうのだ。
堕ろせばいいじゃん。
姫や貴族なら身分や立場的にヤバイだろうが
一兵卒のティトなら対して問題なかろう。
まだ楽しむのかよ
これはなかなか見たいクオリティの陵辱者だな
>>838 俺も最初は大袈裟かな、と思ったが
ティトみたいなキャラだと堕ろしたことを割り切れなさそう
この三人って人道的な見方をすればクズだけど、
レイプ道・陵辱道みたいなのがあったら家元になれそうな高い美意識の持ち主だなw
続き期待
和姦もいいけどやっぱ凌辱いいわ〜
にんっしんについては、サカだとあんま気にしないで生みそうだな
遊牧民だとそういうイメージが……元朝秘史の読みすぎか
843 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 20:16:23.08 ID:8ll+NQ1H
エキドナさんみたいな人にリードされたりしたいMな俺はマイナーなようだ
西方に村を作ろうって話があるんだけど、手伝ってくれるってんならそういうのも考えなくはないかもしれないかもねえ
スカウトする男共がギースを除いて全員年下と言うか女に縁無さそうなむさい男だしな
エキドナさんに筆おろしされるとかご褒美過ぎやしませんか
サラに下心を見透かされて言葉攻めされたい
ソフィーヤにやらしいいたずらをしようとするが予知されてしまい
ジト目で見られてぐさりとくる台詞を言われたい
しかし封印男衆でそういうふざけた行動が似合う奴が思い浮かばん
チャド君とかどうすか
無理矢理しようとして拒絶されたレイ君がいるだろ
寧ろ予知した上で悪戯を受けるソフィーヤ
ロイ(※ただし四日目ロイに限る)
クラリーネとかラーチェル見たいなキャラにおもちゃにされたい
キャスにいたずらされたい
真に強き者ロイの悪戯は
ソフィーヤの予知を遥かに上回り…
むしろ予知しただけで感じてしまう
長いローブで淫らな身体を隠してるということか
857 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 00:25:55.99 ID:TNv/7C81
四日目神の烈火編が切実に見たい。
一瞬「4日目 神の烈火編」って読んで何事かと思った
アーサー(平民親)とアマルダのSS投下します。注意点は特にありませんが
アマルダ姉さんが巨乳・陥没乳首・濃い陰毛を装備していますので苦手な人は注意
聖戦終結の後、私はフリージに戻って新城主に仕え、フリージ公国の再興に尽力しました。
ブルーム王やイシュタル様を始めとする雷神トール直系の子孫は途絶えましたので
新しく傍系の方がフリージ城主となりました。
フリージ家当主となられたアーサー様はティルテュ様のご子息で
フリージ家の良点を多く備えられた大変優しい御方です。
再建されたフリージで力を示し合う王侯貴族たちの中、アーサー様は
子供狩りに巻き込まれた子供たちを救い、支援する法案成立を主張されました。
ロプト教団が何十年もの間行なってきた子供狩りにより
各グランベル公爵領では大量の孤児を抱えておりました。
とくに故アルヴィス皇帝の治世の下でそれは弓なりに増え続け
ある公爵領では五割以上を占める子供たちが連れ攫われたという記録が残っています。
その子供たちの家族を見つけ出して帰し、身寄りのなくなった孤児たちに関しては
公国が支援する。これがアーサー様の主張した法案です。
正直フリージの貴族たちは難色を示していました。
彼らにとっては新生フリージで力を持つ事こそが急務であり
それ以外の事はどうでも良かったのです。
特にブルーム王に仕えていた旧臣たちは利己的で、自分たちの利益しか考えていません。
しかしアーサー様は、貴族たちの反対を押し切ってまで孤児の支援を行ないました。
私はその情熱と勇気に感激し、彼に忠誠を誓ったのです。
# # #
アーサー様は聡明で人柄にも秀でた方だと、私はある日まで思っておりました。
……その日、私はアーサー様と共に賊の討伐に出かけました。
本来ならば私たち騎士団に討伐を任せるのですが、敵は思いの外手ごわく
残党のロプト僧が賊の首領と絡んで子供を攫っている情報もありまして
アーサー様自らが陣頭に立ち、討伐しに向かわれたのです。
幸いにして賊の首領は私が大剣で討ち倒し、アーサー様は
裏で操っていたとされるロプト僧を生け捕りにされました。
攫われていた子供たちは保護し、すぐに親元に帰しました。
任を済ませた私たちは宿を借り、明日城へと出立する事にいたしました。
その夜の事でした。
部下たちが寝静まった夜に、話があるとアーサー様はおっしゃり、私を自室に招き入れました。
テーブルを挟んで座る私に彼は地元の果実酒を勧め
今後の子供狩りへの対策について色々と相談されました。
私は時折果実酒を喉に通しながら、アーサー様に一つ一つ私見を申し上げました。
(あっ……)
小半刻過ぎた時、どうした事か蝋燭の明かりがぼやけ、頭に靄がかかったようになりました。
私は眼前にいる主君の前で粗相をしないように堪えておりましたが
意識の混濁は一層強くなり、終いには耐え切れずテーブルに突っ伏してしまいました。
「大丈夫かい?」
そんな私にアーサー様は優しい言葉をかけてくださいました。
彼は倒れた私の身体を抱きかかえ、ベッドに私を横たわらせました。
私が申し訳ございませんと陳謝しますと、彼はフッと私に微笑みかけました。
(んぅ……!)
顔間の距離が近いなとぼんやり思った矢先の事でした。
アーサー様は私の体に覆い被さり、口付けをされました。
意識のはっきりとしない状況の中、唇だけに柔らかく甘い感触が伝わってきます。
私は意想外の彼の行動に対し、抵抗を試みましたが無駄でした。体が思うように動かないのです。
もがこうとしているうちに、私の口内にアーサー様の舌が入ってきました。
彼の舌はまるで料理を味わうかのように私の歯列をなぞり、舌に絡みついてきます。
私たちの口の中で、果実酒を交えた唾液の交換が行なわれます。
そのうち私は何やら甘い心地良さを感じるようになり、自然と彼に口を委ねるようになりました。
(あっ……!)
その時、何かむず痒さを下腹部に感じました。意志を持つ物が私の秘所を這う感触……。
私はすぐに分かりました。アーサー様は、下着越しに私の恥部を愛撫されているのです。
くすぐったい心地と恥ずかしい思いで、私は顔から火が出そうでした。
そのうち彼の指は下着と肌の間に入り、直接私の女の部位を弄び始めました。
(はあぁ……っ くぅ……!)
アーサー様は慣れた手つきで私の「女」を弄んでいます。
恥門を左右に広げ、その中央に位置する女穴に、彼の長く細い指がゆっくりと入っていきます。
彼は親指の腹で私の最も悦びを感じる淫豆をこすりつつ、別の指で私の中を弄っています。
静かにしているとクチュクチュという淫猥な音が耳に伝わり、恥ずかしさで胸が苦しくなりました。
彼の優しい愛撫に悦びを隠せない私の秘所は、下着に
いやらしい染みを作り、じわりと広げていきます。
羞恥の念で満ちている様子を、アーサー様はいつものように
優し気な笑顔でご覧になっておりました。
長く感じられた彼の愛撫は治まりました。しかしまだ終わりではありませんでした。
アーサー様は体の痺れが取れない私の様子を確認すると
着用していた薄服を脱がしにかかられました。
抵抗も何も出来ず、私の素肌は彼の前に晒されました。
「意外とふくよかなんだね」
私は恥ずかしさの余り、目を瞑って顔を横に背けました。
「ハハ、面白いな……ここもアマルダと同じで、恥ずかしがり屋のようだ」
アーサー様は、私の乳房を軽く撫でつつ仰りました。
恐らく私の乳頭の事を指しているのでしょう。
私は物心ついたときからどんどんと大きくなる乳房に反して、一向に芽を出さないで
陥没したままの乳頭に劣等感を抱いていました。
このままでは将来子供が産まれた時、きちんと乳を
与える事が出来るのか不安で仕方ありませんでした。
「待っててね、今吸い出してあげるから……」
アーサー様は乳輪ごとそれを口に含み、中央の窪地へと舌を差し入れました。
(ああっ……! あんっ……はあぁ……!)
穿られるにつれて、それまで埋もれていた桜桃は膨らみ
新芽のように窪地からゆっくりと顔を出していきました。
その初芽を彼は淫らな舌使いで、何度も舐り回しました。
彼は時折、私の悶える顔を覗き見て楽しんでいました。
私の乳尖はすっかり掘り出され、その身を男の唾液で濡らしております。
先ほどから夜の空気に晒されている私の下半身にアーサー様は目を向け、笑われました。
無理もありません。日々公務に身を捧げて励んでいた私の体は
異性に見られるという事を想定しておりませんでした。
そのため、下腹部の春毛は自然に繁茂するに任せていたのです。
「気にする事ないよ。ちょっとびっくりしただけだから」
アーサー様はそう言って春毛をサワサワと撫でられましたが、今になって
私は処理を怠っていた事を後悔いたしました。
左右に開かれた脚の間に、アーサー様の頭が沈んでいきます。
途中で内太ももを舌でゆっくりとなぞられていく様が
恥ずかしく、そしてこそばゆく感じられました。
やがて、彼の舌は私の秘所に触れました。
両指で左右に大きく押し広げられた恥門に、彼の湿った熱い息吹がかかります。
「アマルダのココ、すごくやらしい匂いがしているよ。俺の鼻が蕩けそうだよ……」
私は顔を上気させて黙っていました。
「ちゅっ……んっ……ぴちゅ……ちゅぴ……んむ……」
アーサー様は舌を巧みに使われ、私の恥ずかしい部位を舐めていかれました。
やや大きめの陰雛は舌先で何度もつつかれ、舐められる度にその身を反応させて震えます。
肉の花弁は一枚一枚丁寧に舌で伸ばされて賞味され、終わった頃には唾液で湿らない場所はありませんでした。
「ん……んむ……」
彼の舌肉は私の陰穴に潜り込み、内部から音を立てて舐めていきます。
私は顔を手で覆いたい程の羞恥に耐えていました。しかしです。
淫らでいけない事と知りながら、私の女の部分は倒錯した心地良さを感じています。
淫部を弄ぶ舌肉を何度も痴穴でキュウキュウと締め付け、すっかり悦んでいました。
(ああっ……!)
アーサー様が御顔を上げられて安堵したのも束の間、彼は次に指を使われて私を弄び始めました。
指は舌よりも深く私の中へと入り込み、快楽を掘り出そうと妖しく動いています。
私は自由の利かない体で何度も逃れようとしましたが、全くの徒労でした。
その指は今まで知らなかった悦びを何度も私に教えていきました。
その度に私は体の奥から出てくる猥液で、彼の指そしてその付け根を濡らしていったのです。
(や、止めてください……!)
彼は指責めをそのまま続けながら、舌で陰雛を舐め始めました。
嬲られる度にそれは悶えているように小刻みに震えました。
私は二方向から来る強力な悦辱に我を失いました。
痺れがなければ、どれだけ大きな声を張り上げていたのか分かりません。
彼が陰雛を口唇で甘噛みした瞬間、私の頭の中は真っ白になり、じんと響き渡る快楽を感じてました。
# # #
意識を取り戻して周りを見ると、アーサー様がお召し物を次々と脱いでおられました。
私は恥ずかしさから、その裸体を見ないように心がけておりました。
「君だって裸なんだし、お互い恥ずかしがる必要はないよ」
そう彼はおっしゃいましたが、私は無礼を恐れて目を瞑っていました。
するとしばらくしてから、彼は私の手を開いてそこに何かを置きました。
肉のように柔らかいようで鉄のように硬く、熱を秘めたそれが何なのかすぐには分かりませんでした。
「ほら……俺のものはこうなっているよ」
彼の言葉で、ようやく握らされたものが男に生えている男根である事を私は理解しました。
(アーサー様、お戯れは止めて下さい……)
そのように言いたくても肝心の言葉が出ません。
薄目を開けると、アーサー様の面白がられている御顔が映りました。
視線を手のほうへ反らすと、そこには異形の肉塊が手の中にありました。
20年以上の人生で男の逸物を見た事のない私にとって、その炎の上位魔法のように熱く太いものは恐ろしく感じられました。
幹のような部分は太く、竜のように雄々しくうねった血管が這っております。
先端の肉色の部分は割れ目から涎のように透明な液を垂らして
私の手を湿らせながら、じっとこちらを睨んでいるようでした。
次に彼は、その手で私の手を包み込み、男性器をぎゅっと握らせました。
這っていた血管のために、熱い血潮が脈を打って流れる様が直に伝わってきます。
「これから君のナカに、これが入っていくんだよ。そして俺たちは一つになるんだ」
その時の私には良く聞き取れませんでしたが、恐らくこのような事を仰ったのでしょう。
アーサー様は握らせていた手を離し、私の足側に陣取ります。
私の脚を左右に開き、彼はその間に割って入られました。
「いくよ」
私の肉唇に咥えさせられたその淫らな肉槍は、ズズとその身を穴の中へと埋没させていきます。
「……っ! ……っ!」
男を知らない処女である私にとって、肉色の巨きな槍は痛くて堪りませんでした。
声は出ませんでしたが、瞳の奥から次々と涙が湧き出てきます。
「やっぱり処女だったんだね……アマルダ」
アーサー様は身を倒して私の口唇に優しく口付けをしました。
「意外とウブな反応をしていたから、まさかとは思ったけど……。
そうか、初めてならもう少し優しくしないとね」
その後彼は私の中にゆっくりと肉槍を入れ、抜いては挿すといった動作を繰り返しました。
破瓜の痛みは依然として残っていますが、アーサー様は絶えず
私に優しい愛撫と共に温かな言葉をかけてくれました。
彼に愛されていくにつれて、私はこの体が彼のものに染まっていくのを頭で感じていました。
「ぁ……、ぁはぁ……っ! んぅ……!」
いつしか私は嬌声を上げていました。体の痺れが和らいで、声が出せるようになっていたのです。
ですがその時の私は既に情交の最中にありました。
私の心は体と同じく、彼の抱擁を熱く求めていました。
「ァ……、アーサー様……っ!」
破廉恥な艶声を伸ばして痴態を晒している私を、アーサー様は全て受け入れてくださいました。
自然と体の中が、彼のものを受け入れる形になっていくのが分かります。
私の頭は混沌とした状態で、何が何だか正しく判別できない状態にありました。
その時私を支配していたのは、アーサー様への情念でした。彼が欲しくて仕方なかったのです。
無理やり体を開かされたのに、いつの間にやら彼が愛しすぎて仕方なくなっていました。
彼の口唇に私は夢中で吸い付きました。
やらしい唾液が、互いの舌先で交換され、口内に満ちていきます。
もうどこからどこまでが私か分からなくなっていました。
「アマルダ……っ! だ、射精すよっ……!」
彼の言葉を私の耳は全て聞き取れませんでしたが、恐らくこのような事を仰られたのだと思います。
何故ならその後、彼は私の体を強く抱き締め、体の深奥にその熱い子種を放ったのですから。
「ああっ……! 熱い……熱いですっ! アーサー様ァ……っ!」
体内で彼の熱く巨きなものは、ビクビクと震えながら奥を叩くように淫欲の種を射出しておりました。
私の痴穴はそれに合せて何度も律動を繰り返し、彼の子種を奥へと導いていきました。
終わった頃の私は既に男の味を擦り付けられ、その虜になっていました。
彼の形にぽっかりと開いた私の蜜口からは、彼の淫液がとめどなく垂れています。
浅い絶頂と深い絶頂が何度も繰り返され、私そのものを支配していきます。
それは永遠と続くかと思われました。
気がついた時、私は苦しげな吐息を漏らしながら寝台で横になっていました。
アーサー様は既にガウンを羽織っており、一服されています。
「アーサー様、どうしてこのような……」
私の問いに彼は何も答えずに微笑んでおられました。
ただ私の秘所を布で軽く拭き、軽い口付けをされたのです。
以上です
アマルダ好きだから嬉しい
一人称で処女なのに痴穴とか言っちゃうアマルダ可愛よアマルダ
昼間っから興奮した、ありがとう
うわぁ、えろす。
アーサーに染められてくアマルダさんたまらん。
どういうわけかシチュも俺の好みど真ん中ストライクだし。
これはもう単にGJとだけでは言い尽くせないね。
素晴らしい。
アマルダさんみたいな騎士はこうしてコツコツ開発されるべき。
超GJですな
アマルダ将軍はあんまり会話ないけど(SFCだし)こんなキャラしてそうだ
871 :
866:2011/10/28(金) 09:22:03.86 ID:b8FOL9s9
間違いの修正をします。冒頭の「雷神トール直系」は「魔法騎士トード直系」の間違いです
北欧神話とごっちゃになってました。せっかくお褒めの言葉をいただいたのにすみませんでした
超GJです。
こういう年上の女性がもてあそばれるのいいね
アマルダさんいいなぁ
GJ
あ、失礼
ちょっと酔ってたみたいだ
悩める女騎士とか夢がふくらむわホント
このアーサー、オルエンとか(居たら)リンダとかも食ってそうだな
何そのハーレム
うらやまけしからん
ソフィーヤの起伏に乏しい肢体をぺろぺろしたい
エレンだのリリーナだのにまで担がれるって相当だよな
■封印キャラの体格(初期値)
・ソフィーヤ:3
・エレン、シャニー、リリーナ、ララム:4
・クラリーネ、スー、フィル、ティト、キャス:5
・セシリア、ニイメ、ブルーニャ、ギネヴィア、ロイ:6
・ドロシー、ユーノ、イグレーヌ:7
・エキドナ、ミレディ:9
・ウェンディ:10
ほらアレだ、体格と起伏は別なんだよ!
追加と訂正
・ファ:1
・ソフィーヤ:3
・エレン、シャニー、リリーナ、ララム、ニイメ:4
・クラリーネ、スー、フィル、ティト、キャス、ギネヴィア:5
・セシリア、ブルーニャ、ロイ:6
・ドロシー、ユーノ、イグレーヌ:7
・エキドナ、ミレディ:9
・ウェンディ:10
こうしてみてもやっぱり「体格」の意味するものが何か良く分かりません><
ガタイの大きさということであれば、キャスがシャニーやリリーナより大きいというのはいささか違和感が。
マチュア「体格なんて気にしたら負けだと思ってる」
>キャスがシャニーやリリーナより大きいというのはいささか違和感が。
ヒント:おっぱい
>>882 となると魔乳が中程度になってしまうのだがな。
キャスは衣服のあちこちにお宝を隠してるからだと思ってる。
884 :
859:2011/10/30(日) 23:03:32.43 ID:mnvuwX/O
アーサー(平民親)とアマルダのSS投下します
前回の続きとなっており、注意点は特にありません
途中で容量がヤバくなったら、自分が次スレ立てます
あの一夜を終えてフリージに帰ってからも、私とアーサー様の関係は続きました。
「アマルダ、少し時間いいかな?」
従騎士たちの集う訓練場にアーサー様は自ら足を運ばれ、指導している私に声をかけられました。
「アマルダ将軍、アーサー様に相当気に入られているみたいだな」
「側近中の側近だからな。実際優秀な人だよ、あの人は」
「相談とか言って、陰で何かやらしい事でもしてるんじゃないの?
将軍って結構な美人だし、体つきだって生唾モノだ。
アーサー様が夢中になるのも分かる気がするな」
「コラ、将軍やアーサー様に聞かれたらどうする。滅多な事は言うな」
「いいじゃないか。軍ではもっぱらの噂だぜ、将軍がアーサー様とデキているってのは……」
「大体あんな美人なのに浮いた話一つないっていうのが、そもそもおかしいよな。
ああ……、俺もあの自己主張の激しいエロい体をメチャクチャに犯したいぜ」
口さがのない兵士が小言でそのように話しているのを聞き、私は顔を隠して逃げ出してしまいたい衝動に駆られました。
流されるままに私は了承の返事をして、彼についていきました。
# # #
連れて行かれた場所は百花咲き乱れる見通しの良い中庭で
お茶会を催す時などに使用する休息所だけがその中心にありました。
「アーサー様……」
件の休息所で私は辺りを見回しました。
腹部の辺りまでしかない小さな壁以外に、この場所で視界を遮るような木々はありません。
「何だい、アマルダ?」
「こ、ここで……されるのですか……?」
私は聞きましたが、既に返事は分かっていました。アーサー様は優しく微笑んでおられます。
「君は花が好きだろう。暇があればこの花園に来ているから」
「で、ですが……」
「大丈夫。誰も来たりはしないよ」
アーサー様は私の髪を触り、鼻を近づけます。
「いい匂いだ」とおっしゃった後、彼は遠慮される事なく私の恥ずかしい所に指を沿わせました。
「しかし……君が早くさせてくれないと、している最中に誰かが来るかもしれないね」
「……分かりました」
私はアーサー様の前で膝を折り、彼のズボンを下ろしました。
薄布に包まれた彼の巨きなものが突き破らん限りにたくましくなっております。
それを解くと例の雄々しい性器が、巨木の枝のように太くなっております。
「君のアソコに入れる前に、ちゃんと綺麗にするんだよ」
私は黙ってうなずき、根元を軽く握って肉槍の穂先を口に含みました。
紅唇に肉幹の脈がはっきりと感じられます。
「んっ……あむっ……、んむぅ……」
私の口の中を彼の熱い肉塊が占拠しています。
私は隙間をくぐるように舌を動かし、性器の汚れを拭い取っていきました。
「ほら、ちゃんと音を立ててしゃぶらないとだめだろう?」
私は恥ずかしさを我慢して、唾液を口内で撥ねさせながら味わいます。
「んぶぅ……、んちゅっ……じゅぶっ……! ちゅぴ……じゅるるっ……、ちゅぽぉ……!」
「うん、いいよ。やっぱりアマルダの口で洗ってもらうのが一番だよ」
長い間懸命に口淫を続け、やっとアーサー様が放精をなさりました。
私はそのままの状態で彼の子種汁を口内に受け止めます。
ほのかに甘く後から苦く感じる、あの特有の淫汁が少し喉を伝って胃に落ちていきました。
「全部こぼさずに飲むんだ」
主君の命に従い、私は粘ついた淫液をゴク、ゴク、と小分けして喉に通していきます。
そうしないと喉に液が絡まり、むせてしまうのです。
「じゃあ次は、君のものを舐めさせてもらおうかな」
「ア、アーサー様……」
私は躊躇いがちに下穿きをその場で脱ぎ下ろしました。
そして手すりに手を置いて、彼に丸出しの臀部を差し出します。
「私に対する戯れは、またの時で結構ですので……。そのぅ……こちらでお慰み下さいませ……」
アーサー様の前戯には大変時間がかかります。私は早くこの破廉恥な時を終わらせたく思い
恥を忍んで性交に臨んだのです。幸か不幸か、私の恥部はアーサー様の唾液の助けがなくても充分湿っております。
「こんなに早く挿入れてもいいのかい、アマルダ?」
彼は戯れに私の恥門を二本の指で淫らに撫でています。肉の花弁に指が沿う度、私は身を捩りました。
「問題はありません……早く私のカラダを味わって下さい……」
「んー……どうしようかな……」
後ろは見ていませんが、アーサー様が意地悪な笑みを浮かべているのが分かります。
彼はわざとご返答を延ばして、私の恥部を愛撫し、恥らっている様を楽しんでいるのです。
「お、お願いしますっ……アーサー様ァ……!」
「そう強く頼まれたら断れないなぁ」
やっと彼の指が離れ、私はホッと胸を撫で下ろしました。
「挿入れるよ、アマルダ……」
彼は肉色の穂先を秘門に宛がうと、一気に奥まで貫き通しました。
その予期せぬ一撃で私は軽く絶頂を迎えてしまい、足腰に力が入らなくなりました。
彼の芯が通っていなければその場にへたり込んでいたでしょう。
「入れただけでイッちゃうなんて……アマルダは可愛いな」
年下の殿方でそのような甘い言葉を私に囁く方はアーサー様しかおられません。
彼の囁きには何か蕩けさせるような魔力があるのでしょうか。
「いくよ」
ほとんど間を置かずに抜挿が再開されました。彼の熱いモノが私を何度も貫き、責め立てます。
色とりどりの花々が咲き乱れる百花園の中心で、私はクラクラするような甘い悦楽を感じています。
背後から彼が突き入れる度に、私の恥部は歓喜の蜜汁をもって迎え、馴染んでいきました。
「ああっ……ダメですっ、あぁん……は、激しく……なさら、ないで……!」
私は荒い吐息の間にこのような事をアーサー様に懇願いたしましたが
アーサー様はなおも激しく私を犯しました。私はたまらず彼の猛攻の中、何度も意識を飛ばして快美を味わいました。
「好きだ、アマルダ……!」
私の背中にピタと胸板を合わせ、アーサー様は両手でこの胸を鷲掴みにし、揉みしだきます。
彼の手の中で、私のいやらしい柔乳が幾度も形を変えていきます。
荒々しい中に優しさを有した胸乳への愛撫に、私のカラダは悦びに震えました。
「くうっ……!」
アーサー様が小さく呻いた後、私の子壺の入り口に熱くどろっとした淫汁が強かに放たれました。
私は心地良さのあまり涙を流しながら、堪えきれずに高い嬌声を発して達しました。
膣口から受け切れなかった精汁がとろとろと漏れ、糸を引いて地面に降りていきます。
もう既に、私の恥部はアーサー様のものになっていました。
# # #
私はアーサー様の好きな時間そして好きな場所で、何度も抱かれました。
私室では何度情交に及んだのか分かりません。
夜のバルコニーや庭園で彼の愛を受け入れた事も一度ではありません。
奥様との婚礼当日も私はアーサー様に求められ、彼のモノを受け入れました。
結婚されるご相手はヴェルトマー家出身の女性で、先々代ヴェルトマー公の傍血の子孫です。
アルヴィス前皇帝の御子には現皇妹ユリア様と闇皇子ユリウス、そして妾腹の子が一人いらっしゃいました。
このうちユリウスは倒され、ユリア様は王都バーハラで皇帝陛下の保護によって幸せに暮らされております。
妾腹の方の行方は聖戦以来、杳として知られません。
ヴェルトマー家は前皇帝の治世の下で、皇帝の威光を傘にして民を虐げていましたので
様々な方から恨みを買っております。前皇帝が亡くなられた今、かの公爵家は存続を図ろうと努めました。
そこで名門の家柄で庶民に人気のあるアーサー様に一族の女性を嫁がせる事にしたのです。
アーサー様に白羽の矢が立ったのはそういう訳ですが、フリージ家に嫁いで来られた奥様は
高慢に皮を被せたような典型的な貴族の女性でした。
彼女は度々領民を苛め、アーサー様と対立いたしました。
そして何かにつけて平民の血の混じった出身であるアーサー様を馬鹿にしました。
良好な夫婦関係は決してありません。
結婚なされた後も、私とアーサー様の関係は続いております。私は奥様に申し訳なく思っておりました。
しかし、身体は既に女の悦びを覚えて止まりません。それに……ご傷心のアーサー様を慰めているうちに
いつしか私も心底から彼を恋慕し、求め始めていました……。
以上です。書き忘れましたが、補足しますと
サイアスがヴェルトマーに戻る前の出来事です
ギリギリ足りたが、スレ立てるべきかどうか
新スレに張るはずが誤爆しました。申し訳ありません。
アマルダ愛人ルートきたかっ!?
>>892 スレ立て乙
アマルダさんって陰があるから愛人役はまるなぁ
これはもうズブズブいってくアマルダが気になって仕方ないぜ
流れぶったぎって悪いがティトのは、まだ続きあるかな?
まあSSがミカンになるのは良くある事だし
埋め
・エロはありません。少なくとも、直接の描写はありません。
・京急及び都営浅草線の好きな方はスルー願います。
・黄色い線の内側に下がってお待ちください。
「リリーナ、やっと城を取り戻せたね」
オスティアの城を反乱軍の手から奪還したロイは、城の主である青い髪の少女に笑いかけた。彼女を地下牢から救い出した時に
多少言葉を交わしたが、完全に城を取り戻すまでは、再会の喜びを分かち合う余裕がなかったのだ。ロイの言葉に、リリーナも
笑顔で応じる。
「ありがとう、ロイたちのおかげよ。……よかった、お父様の手をわずらわせることがなくて」
「!」
ロイは絶句した。再会を喜ぶ感情は吹き飛び、代わりに途方もない重圧が彼の肩にのしかかる。彼女の父、オスティア侯ヘクトルの
死を、彼女に伝えなければならない――。
突然表情をこわばらせたロイをいぶかしむように、リリーナは小首をかしげた。
「ねえロイ。お父様はまだアラフェンにいらっしゃるの? あちらでの戦いは、とても厳しいと聞いたのだけれど……長引きそう?」
「リリーナ……何も知らされていないのかい?」
「え? なんのこと?」
純真無垢な表情で、リリーナはロイに聞き返す。本当に何も知らないのだ。ロイは、これから話すことがどれほど幼馴染の少女に
とってつらいことか想像し、目を閉じた。
そして目を開き、リリーナに向き直る。オスティアの姫は、あどけない顔で少年の目を見つめ返したが、ロイはひるまず口を開いた。
「……気を落ち着けて聞いてほしい。東北本線の起点は、上野駅じゃなくって……東京駅なんだ」
「え……?」
「実際の在来線列車の始発駅は上野だけど、線区上はあくまで東京駅が起点なんだ。ちなみに常磐線はこの逆のパターンになる。
上野駅が始発に思えるけど、それは列車運行上の話であって、本当の起点は日暮里駅なんだよ」
「う、うそ……」
リリーナは衝撃のあまり数歩後ずさる。追い打ちをかけるように、ロイは続けた。
「それだけじゃない。山手線は環状線として有名だけど……あれは運転系統としての山手線の話であって、本当の山手線は、
品川駅から新宿経由で田端駅に至る20.6kmの路線でしかない。つまり、環状をなしていないんだ。残りの区間のうち、田端駅〜
東京駅間は東北本線の一部で、東京駅〜品川駅間は東海道本線の一部なんだよ」
「いやっ! やめて! そんな……そんな話、信じない! 信じられない……っ!!」
リリーナは両手で耳を覆い、いやいやと激しく首を振る。その様子に、ロイの心もまた悲しみに沈んだ。
「悲しいけど、本当なんだ。それと……京浜東北線は……」
「いや……もう、もうやめて……」
むごいと思ったが、まだ肝心のことを伝えていない。ロイは心を鬼にして、恐るべき真実を口にした。
「京浜東北線というのは、路線の名称じゃない。時刻表や駅の案内には一つの路線のように書かれているけど、あれはあくまで電車の
名称であって、線名じゃないんだ。大宮駅〜東京駅は東北本線を、東京駅〜横浜駅は東海道本線を、それぞれ間借りしてるだけって
扱いなんだよ。 それと、ヘクトル様は亡くなられた」
「そんな、ひどい……っ!! 大宮〜横浜間の59.1kmは、全部専用複線で……日中は快速運転までしてるのに……どうして……?」
とうとうリリーナは泣き出した。大陸を覆う戦乱の影にもおびえず、家臣の反乱にあっても不安を口にしなかった気丈な姫君が、
ついに声を上げて泣いたのである。ロイは、この幼なじみの少女が、まるで子供のように泣きじゃくるのを初めて目にした。
リリーナは両手で顔を覆いながら、東海道線で人身事故が起きると京浜東北も遅れるのに、とか、それならどうして京浜東北線は
新型のE233系で統一されているのにメインの東海道線に211系が混じっているのとか、涙声でつぶやき続けている。ヘクトル
の死を上手く伝えることに成功したロイだったが、思っていた以上のリリーナの悲嘆ぶりに、心が痛むのを感じた。
「リリーナ……」
気の済むまで少女を泣かせてやろうと思っていたロイだったが、胸の奥から湧き上がる憐憫の情に、つい手が動いた。彼の手は、
悲しみに震えるリリーナの肩にそっと触れる。
「……ロイ……」
少年の手の感触に、リリーナがようやく顔を上げ、涙に濡れた瞳をロイに向けた。その額に、ロイは静かに唇を寄せた。
「あ……」
「リリーナ……僕が、ついているから」
ロイの手が、リリーナの手を優しく握りしめる。少女は潤んだ瞳でその手を見つめ、そして再び少年の目に向けた。ロイはその
視線を受け止めながら、リリーナの手をぎゅっと握りしめた。
「東京駅〜神田駅間の1.3kmは、東北本線と中央本線が重複してるみたいに……いつまでも君のそばにいるよ」
「ロイ……もう、格好つけすぎよ……」
涙に濡れたリリーナの顔に、ようやく微笑みが戻ってきた。そのほころんだ唇に、ロイは自分の唇を重ね、少女の身体を抱き寄せる。
二人はしばらく夢中でキスの感触に酔いしれていたが、やがてリリーナがそっとささやいた。
「ロイ……私、あなたに……」
「…………」リリーナの決然とした表情から、何か重大なことを告げるつもりだと察したロイは、息を呑んで彼女の次の言葉を待つ。
オスティアの姫は、ロイの腕の中で数瞬ためらった後、きっぱりと顔を上げ、叫ぶように告白した。
「私、あなたに乗り入れてほしい! 私の都営浅草線に、あなたの……あなたの京急新1000系を、乗り入れてほしいの!」
「…………!!」
突然の相互乗り入れの申し入れに、ロイは驚きのあまり言葉を失った。しかし、彼女の真剣な目を見、自分の胸の奥にある気持ちに
気付いた瞬間、彼は無言でうなずいていた。
「うん……僕も、ずっとリリーナが好きだった。ずっと、乗り入れたかったんだ……」
「ロイ……好き。大好き……」
二人はキスを交わしながら、ゆっくりと身体をベッドに横たえた。そのまましばらく接吻と抱擁を繰り返していたが、やがて
ロイの手が、リリーナの泉岳寺に伸びた。
「きゃっ!!」
「ご、ごめん! ……優しく、するから……」
「ううん、いいの……」
初めての感触に、少年も少女も頬を真っ赤に染め、胸を高鳴らせている。ロイは再び、濡れた泉岳寺駅を指でそっと触れた。
「んっ……」
「リリーナ……乗り入れるよ……」
ロイは、自身の真っ赤な新1000系を、少女の泉岳寺にあてがう。先頭車両が侵入する感触に、リリーナはぎゅっと目を閉じた。
「うっ……!! あ……あっ!!」
いかに都営浅草線が京急との相互乗り入れを前提に標準軌(1435mm)を採用しているとは言え、初めての乗り入れには痛みが
無いはずはない。しかしリリーナは、懸命に耐えた。そしてようやく、入り口である泉岳寺に列車が到着する。
「んんっ……着い、たよ……次の駅は……三田、だね……」
「うん……本当に、大丈夫? 痛かったら……」
「だめっ!」
リリーナは首を振り、少年の身体にすがりつく。ロイは彼女を抱きしめ返しながら、彼女の健気さを愛しく思った。彼の
新1000系は、そのままゆっくりと、三田、大門と進んでいく。そして新橋に到着した瞬間、リリーナの身体がビクンと波打った。
「!? ど、どうしたの!?」
「あ、ご、ごめんさい……何でも……何でもないわ……」
痛みとは明らかに異なる反応に、ロイは戸惑った。が、見ればリリーナも困惑したような表情を浮かべている。まさか……
「……もしかして、新橋って気持ちいい?」
「えっ!?」
「いやほら、新橋って、JRも東京メトロ銀座線もゆりかもめも、いろいろ乗り入れてる駅だから……きっとそれで気持ち
良くなるところが刺激されるんだよ」
「そ、そう……なの……?」
ロイの説明に、リリーナはなおも困惑していたが、少なくとも痛みはもう感じていないようだ。ロイは慎重に先へと進む。
「……ん……東銀座も……ちょっと、気持ちよかった……」
「そう? あそこはね、都営地下鉄(浅草線)と東京メトロ(日比谷線)っていう二つの鉄道事業者が乗り入れてるけど、ホームの
番号が通しの番号なんだ。珍しいケースだけど」
「だから、気持ちいいのかな……ふふ、変なの」
まだ半分にも達していないが、だいぶ慣れてきたのだろう、リリーナは微笑む余裕さえ出てきたようだ。ロイも笑顔で応じつつ、
宝町、日本橋へと進む。予想はしていたが、銀座線と東西線が乗り入れる日本橋でも、リリーナは歓喜に身を震わせた。
「んんっ!」
「リリーナ、次は人形町だよ……ほら、到着」
「あっ! また日比谷線と一緒になっちゃう!」
「日比谷線もいいけどさ、地上を500mくらい歩くと、半蔵門線の水天宮駅に行っちゃうよ?」
「ひっ……! だめっ、半蔵門線まで、一緒になったら……!」
「大丈夫だよ、人形町駅との乗り換え業務はやってないから。でも……」
リリーナを抱きしめながら、ロイはぐっと腰を突き上げた。少女の背が、弓なりにのけ反る。
「あっ!!」
「ほら、次の東日本橋では都営新宿線の馬喰横山と徒歩連絡してるよ! それに、ちょっと遠いけどJR総武線(快速)の馬喰町駅
とも連絡してる……感じるかい?」
「うん……開業当時一番地中深くにあった駅の深さ、感じてる……」
少女はうっとりと目を閉じながらうなずく。ロイはそのまぶたにちゅっと唇をつけると、再び腰を動かした。
「ひゃっ!!」
かなり奥を突かれて小さく悲鳴を上げたリリーナに、ロイは安心させるように微笑んだ。
「ごめん。でもさ、総武線のホームに注意書きがあるとおり……まだ浅草じゃないよ」
「え……あ!」
一瞬戸惑いの表情を浮かべたリリーナの顔が、衝撃と歓喜に赤くなる。蔵前で都営大江戸線と一緒になったからだ。
「ほら、蔵前だよ。エアポート快特は止まらないけど、隅田川花火大会の時だけは臨時停車するよ」
「いいっ、あっ、大江戸線に、地上連絡しちゃうっっ」
リリーナは切なく喘ぎながら、ロイの首筋にすがりつく。その柔らかな頬や額にキスの雨を浴びせながら、ロイはいよいよ
浅草に進んだ。
「あああ、んああーーー!! 浅草、浅草いいようっ、雷門だいすきぃいいいい!!」
銀座線及び東武鉄道と一体になった衝撃と、浅草線の線名の由来になった下町の情緒に、リリーナは絶叫した。ロイは震える
少女の身体を抱きしめつつ、一気に前進する。排泄物のオブジェを戴いたビルが間近にある本所浅草橋は軽く停車するにとどめ、
ついに都営浅草線の最奥部である押上に停車した。その瞬間、リリーナは絶頂に達した。
「〜〜〜〜ッ!!」
びくびくっという少女の身体の震えが、ロイにもはっきりと伝わってくる。乗り入れ先の終点に達した彼の新1000系は、
しばらく押上で停車していたが、やがて折り返し運転を開始した。
「あ……」
「リリーナ……僕、もう、止まらないよ……」
ロイは少女の身体をきゅっと抱きすくめると、腰を引いて泉岳寺まで引き返した。だが次の瞬間、再び押上方面へと乗り入れる。
そして今度は、途中駅に停車しなかった。
「あ! だめ、そん、な……あ!」
「止まらないって言ったよね……今の僕は、エアポート快特だよ」
「だめ、よ……快特だって、新橋とか、日本橋には、止まって……あ、ああっ!!」
「お客様へお知らせいたします……この列車は、途中駅では停車いたしませんのでご注意くださいっ!!」
少女の抗議を無視して、ロイは激しく往復運転を繰り返す。彼は、もう自分が京急なのか浅草線なのか分からなくなっていたが、
相互乗り入れとはこういうことなのだとようやく理解できた気がしていた。
「リ、リリーナ……、僕、もう……」
「んああ、う……うううっ!! いいよ、ロイ、いって! 押上でいっていいよ!!」
終電が近づく中、二人は激しく抱き合いながらキスを交わす。そしてついに、押上でロイは達した。
「いくっ、いくよ! 押上からアクセス特急出ちゃうっ!!」
浅草線の一番奥深い駅で、ロイのアクセス特急が成田に向けて発車した。熱いアクセス特急が、リリーナの京成成田空港線を
容赦なく走り抜け、成田国際空港に達する。リリーナはがくがくと全身を揺らしながら、とんじゃう、成田からロンドンまで
とんじゃう、処女だけにヴァージンアトランティックで、とうわごとのようにつぶやき続けていた……。
「ロイ……私、いっちゃった……千葉にあるのに東京扱いの成田から、いっちゃったよう……」
「大丈夫だよ。目黒駅は品川区にあるし、品川駅は港区にある。北品川駅は品川駅の南に位置してるし、不思議な不思議な池袋は
東が西武で西東武だから。少しも変じゃないよ」
ロイはリリーナの頬に軽く音を立ててキスした。少女ははにかみながら、赤い髪の少年にキスを返す。しばらく無言で口づけを
交わしていた二人だったが、ふとロイは少女の髪を手にしてつぶやいた。
「リリーナ……君の髪って、とっても綺麗だね。まるでタキ43000(日本オイルターミナル塗装)みたいだ」
「ふふっ、ロイったら調子いいんだから……あなたの髪も、ED75みたいで素敵よ」
「じゃあさ、今度は東北本線ごっこしようよ。赤い交流電気機関車に牽引される青いタンク車って設定でさ」
「うん……優しく連結して……」
ロイはうなずいて、再び硬さを取り戻した連結器でリリーナの身体とつながると、ゆっくりと動き始めた……
ごめんなさい埋まりませんでした
相変わらず六日目神(推定)のネタは面白いな…サイトあったら常連になりたいわw
宇都宮線が東京駅までつながったらどうなるんだろう
行きはいいけど帰りが怖い栃木県民
なんぞwwwwこの発想には脱帽だww
>>902 GJ!
前スレのペットボトルといい、うんちくとエロの合体は妙に面白いな
都会に住んでる人は面白いんだろうが…
電車に殆ど関わりの無い地域に住む人間としてはちょっとがっかり
鉄オタでもなんでもないのに俺のほそみの槍が反応してしまった
最初は「へぇー」としか思わなかったが、
あなたに乗り入れて欲しい! と来るとは参ったぜw
乙っす
ついでに大阪環状線は起点・終点が同じ大阪駅という本物の循環路線
押上とか昔使ってたわwwここで名前を聞くことになるとはww
へクトルの死を伝える件で爆笑した
これはいいセンスw乙
都内地下鉄ユーザーだから、乗る度にこの二人を連想しちまいそうだw
>・黄色い線の内側に下がってお待ちください。
内容もいいけど注意書きがじわじわくるw
レベッカに萌え
埋めがてらに俺の嫁
暗黒竜…リンダ
外伝…マチルダ
紋章…リンダ
聖戦…マナ
トラキア…マチュア
封印…セシリア
烈火…カアラ、ウルスラ
聖魔…ルーテ
蒼炎…ステラ
暁…ローラ
ティアサガ…エリシャ、ティーエ、リベカ
ベルサガ…エニード
容量か
カチュアが俺の嫁から奪われなければ何の文句もないぜ!
残念カチュアは俺の嫁
パオラ姉さんも俺の嫁
後はどうでもいい
イシュタルが出ないとかお前ら謙虚だな
じゃあおれはリンディスの服のスリットに手突っ込んで好き放題する役な
おれはアスベルとルゥとユベロがいればそれでいい
君たちはもう、エキドナの洞窟を知っているか?
この洞窟は、巨大化したフェレ公子ロイの屹立によって、支配されてしまったのだ
この洞窟に満足をもたらすことができるのは、
そこにいる君と、ベルガー商会の御曹司ギースと、エトルリアのミレディン王子しかいないのだ…
君たちはもう、エキドナの洞窟を体験したか?
エキドナの洞窟は巨大化した屹立に支配され、膣奥のニクツボは白濁液に染め上げられてしまったのだ
君たちは、エキドナの体温と肉圧を愉しむための、300ゴールドは持ってきたか…
君たちはもう、エキドナの洞窟二号店が、引き締まった形のよい臀部の奥にあるのを知っているか?
この洞窟は、一号店に比べて肉ヒダこそ少ないのだが、
西方の勇者エキドナが二穴同時に犯される恥辱と苦悶に顔を赤く染め上げる様子が堪らないのだ
君たちはもう、エキドナの洞窟二号店の、入り口の狭さを知っているか?