ファイアーエムブレム&ティアサガ第35章

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1名無しさん@ピンキー
ファイアーエムブレムシリーズやティアリングサーガの18禁SSスレッドです。

【前スレ】ファイアーエムブレム&ティアサガ第34章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1269395166/

初代保管庫 (part1〜part13)
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/fe18.html

二代目保管庫 (part13〜part28)
ttp://derheiligekrieg.h.fc2.com/safekeep.html

三代目保管庫(現在収録作業継続中、part1〜part33まで収録済み)
ttp://fets.x.fc2.com/dir/index.html
2名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:50:28 ID:6otOfN7I
過去スレ
「ファイアーエムブレムのエロネタでハァハァ… 」
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10044/1004451716.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第二章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1020/10200/1020016530.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第3章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1033/10338/1033828837.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第4章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1042/10422/1042292300.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第5章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1048/10487/1048789718.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第6章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1053/10532/1053271621.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第7章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1057/10572/1057238909.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第8章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065356946.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第9章
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073706816/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第10章
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085577911/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第11章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091716927/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第12章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097309108/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第13章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101369533/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第14章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105165398/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第15章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1111765740/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第16章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115994347/
3名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:51:33 ID:6otOfN7I
ファイアーエムブレム&ティアサガ第17章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120208359/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第18章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第19章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128218993/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第20章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第21章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第22章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第23章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第24章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第25章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157873554/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第26章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166627802/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第26章(本当は27章)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174208120/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第28章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178528489/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第29章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200019005/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第30章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1213922499/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第31章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1226213010/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第32章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1249181765/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第33章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253780740/
4名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 10:33:58 ID:RElMDNEO
おつ
5名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 11:56:11 ID:z0oyz7b0
新スレ乙

フュリーには輪姦がよく似合う
フィオーラにも輪姦がよく似合う
一般にペガサスナイト系には輪姦がよく似合うのだが・・・

なぜかパオラ姉さんではまったく想像できないのだ
どうしてだろう?

やっぱり「その武勇はミネルバ王女をも軽くしのぐ」といわれる
達人であるせいかな?
6名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 13:43:32 ID:h+PHftP2
性格もある気がする
フュリーとかは受身な性格だが…なんとなくだがパオラ姉さんはしたたかなイメージがあるのは俺だけだろうか

俺の勝手なイメージだがある程度落ち着いた大人だし男性と付き合った経験もあると思ってる
ゆえに男のあしらいかたは心得ていそうだ

同じ姉キャラズでもフィオーラとかはその辺の経験が無いとは言わないまでも少なそうな感じがする
7名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 19:31:07 ID:mtQUR50G
関連スレを探して回ったが801があるのに百合がないとは
8名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 19:36:25 ID:Ps0fLxsM
>>7
ファイアーエムブレムで百合萌え
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1141905311/
9名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 20:08:13 ID:Rz6uRsiv
パオラ姉さんは妹達を食わすために
色んな男達にやられまくってると思ってたが
10名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 20:12:01 ID:mtQUR50G
>8
thx。早速飛び込んでくる
11名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 20:32:11 ID:4mtyZY1d
イリアじゃあるまいし仮にも騎士様がそこまで貧乏かな?
12名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 20:45:31 ID:Ps0fLxsM
騎士は主君から土地を与えられる代わりに軍役の義務を果たさなければならない
領地から入る税収で不足すれば、当然借金したりその他いろんな手段で軍費を賄う必要がある

いろんな手段っていうのは例えば大仏の金箔を剥ぎ取るとかいう行為であって、決して身体を売るとかそういう意味じゃないぞ
13名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 22:10:52 ID:oDF+oIP1
第3回ファイアーエムブレム最萌え投票開催中です。みんな来てね。
14名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 23:46:19 ID:SLKsZ8Mm
アカネイア戦記(暗黒戦争直前)で、峰様はパオラに援軍を呼びに行かせた
カチュアも既に適任だったろうにパオラを選んだ
妹達の訓練を兼ねてたとも考えられるが、
それ以上に彼女に村のひどいありさまを見せないよう保護していたのではないか
なので(少なくとも峰様視点からは)パオ姉は純情、
男性経験はあっても、大してひどい目には遭ってない段階

つかパオ姉の陵辱ものは大抵妹を人質に取られてる訳で
15名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 00:30:42 ID:+u5LVTOi
次スレが立っていたとは知らずに前スレ書き込みしたら容量超えたでござる
16名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 05:09:52 ID:A6iQAOVV
前スレ、ほんとにギリギリだったんだな
17名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 05:40:09 ID:mp+GAZlX
iから書き込みできたんだな
18名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 17:53:38 ID:iD4gJqCl
陵辱が似合いそうな天馬騎士というと、封印のティトが思い浮かぶな。
あの隊の連中はすぐ敵に突っ込んで撃墜されるんだもの。

連中が打ち落とされるたびに、敵にずこばこやられてひぃひぃいってるんだろうな〜、
とでも妄想しないと、ヘタレエムブレマーの俺はリセットでやり直す気力が湧かないんだよな。
19名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 18:23:39 ID:uQC1Cubx
封印だったらティトよりもユーノだろう。
あの状況で陵辱されない方がおかしい。人妻だし。
新しいお子さんを孕ませてやるよとか、よがってるところを旦那に見てもらえよとか
ロイと絡みがないのが残念だが、あればセシリア以上の教えてあげる妄想がなあ……
20名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 08:53:17 ID:p42TUSqr
そのへん四日目神に書いてほしかったんだよなあ >ユーノ
21名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 22:52:32 ID:BadQAcIn
>>20
最萌で支援SS(エロ無し)書いてたら修行の旅に出たくなったので、四日目は普通の男の子に戻ります。
22名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 08:57:12 ID:jqhFxlry
>>21
と思いましたが別にエロ有りを書けばいいじゃないと気づいたのでやっぱり異常な男の子に戻ります
……でもユーノは難しいかも
23名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 11:02:11 ID:Qf60sqVa
支援SSはどこで読めるんですか、マジ気になる
24名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 12:18:32 ID:Qf60sqVa
と思ったら発見
今やってんのね
25名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 14:31:47 ID:ZwJUlRbx
憂顔ってあの人みたいな表現だなと思ってたら本人だったのか
熊肉も馬肉みたいで旨いんだぞ!臭いきついけどさ!
26名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 23:44:58 ID:6FtctSrB


1話書いて、2話目以降の目処がたたなかったので塩漬けにしておいたSSですが、
丁度いいタイミングなので支援代わりに投下ー。

FE外伝。セリカ主体でいろいろ、を投下させていただきます。
以下の要素を含みますのでご注意ください。

百合・メタ


------------
27名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 23:45:48 ID:6FtctSrB
 アルバイン=アルム=ルドルフの目覚めは早い。
 戦士として鍛えられた肉体は、決して惰眠を良しとせず、夜明けと共に目が覚めるのだ。
 たとえどんなに疲れていても、たとえどれほど夜更かしをしていても、精力に満ちた目覚めを迎えることが出来る。
 しかし今朝のアルムは、体の芯に僅かに疲れを感じていた。それは、心地よく、そして歓喜の記憶に満ちた疲れであったけれど。

「……セリカ?」

 軽く身を起こして、隣に眠る少女の様子を伺う。
 その赤く燃える髪の流れを、白くみずみずしい裸の肩を、柔らかく伏せられた麗しい目蓋を。
 自身優れた戦士であるとはいえ、男のアルムほどには回復が追いつかないのだろうか。
 セリカはかすかに身じろぎすると、掛け物にもぐりこむようにして身を屈めた。
 美しい光景だ、とアルムは思う。
 かつて『豊かなるがゆえに堕落した』とまで言われただけあり、このソフィア城の一室は、芸術のように装われている。
 金銀の悪趣味なものではなく、白を基調とした洗練された美しさだ。
 その美の中に、ソフィア王家の最後の姫、セリカが眠る……。
 まるで一幅の絵のようだ、とアルムは思うのだ。
 そして同時に、それほどまでに美しい彼女が、昨夜自分の上であれほどに乱れたという事実に、唾を飲む。

「ん……」

 今、小さく動いた花の唇。朝日を浴びて薄紅色に輝くそれが、昨夜はアルム自身をいとおしげに食んだ。
 舌を絡め、吸い、甘噛みし。白く滑らかな手指はアルムの無防備な嚢を撫で回した上に軽く絞りさえしたのだ。
 ひとたまりもなく放出した白濁を、セリカは動じることなく口中に受けた。
 それをわざわざ指に絡めながら、ゆっくりと味わって飲み下していく恍惚の表情……。
 月光に照らされていた彼女の姿を、アルムははっきりと思い出すことが出来る。
 もちろん、そのあとに数時間も続いた、しびれるほどに甘美な快楽の記憶も……。

「すごかったなあ……」

 朝の生理と昨夜の記憶が、アルムの己自身を硬く硬く屹立させ、若い血を熱くする。
 身を起こし、掛け物をはだければ、生まれたままの姿の二人がそこにあるのだ。
 ましてアルムにぴたりと押し付けられたセリカの胸元には、アルムが何度目かに零した昨夜の残滓が見えている。
 悩ましく閉じられた白い腿の付け根など、さぞかし……。

「……朝でも、一度くらいなら……」

 今にものしかからんといったアルムの、その荒い息を感じたのだろうか。
 セリカはハッと目を覚まし、小さく悲鳴を上げた。

「きゃあ……っ。もう……っ!」

 彼女は自分の状態――つまり掛け布さえない裸を鑑賞されている――に気がつくと、
 慎み深く腕で胸元と下腹を隠しつつ、身を起こした。
 その頬は、彼女の炎の髪と遜色ないほどに、赤く火照っている。

「おはよう、セリカ。昨日はすごく幸せだったよ」

「おはようアルム。は、はずかしいから、そんなことを言わないで……」

 セリカは軽く身を伸ばして、夫に口付けし、そのまま消え入りそうな声でうつむいてしまった。
28名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 23:46:26 ID:6FtctSrB

「わ、わたしも、すごく幸せでした……。何度も何度も、幸せに……」

「男冥利に尽きるよ。それにきっと、僕のほうが良くしてもらってる」

 セリカの肩を抱き寄せながら、アルムは思う。
 ……セリカは床上手だ、と。
 辺境の村で、ただの若者として育てられたアルムは、もちろんそれなりに女性というものを知っている。
 友人たちと街に出て、プロのお姉さんに手ほどきしてもらったのをはじめ、
 祭りの夜に村の娘と一時の関係を持ったこともあるし、
 解放軍を指揮していた頃など、慰安に来た踊り子複数にサービスしてもらったことさえある。
 だから、セリカと初夜を迎えたあの日、自分がリードするものだと思っていたのだが……。

「……初夜の床からずっと、君に骨抜きにされてる。君に愛撫されると、その部分が溶けそうだ……」

 いままで関係したどんな女性と比べても、セリカの体は素晴らしかった。
 もちろん、その肌の滑らかさや、アルム好みの胸の大きさ、優美な曲線を描きつつも引き締まった腰など、
 単純に触れられるものとしても、セリカの体は素晴らしい。
 だがそれ以上に……。

「君のここに迎え入れられると」

 右手の中指でセリカのへそに触れ、そのまま静かに下ろしてゆく。
 腕の中でセリカが小さく震え、甘い吐息をかすかに零す。
 赤みがかった陰りをさざめかせ、内腿の隙間に指をねじりこみ、そのさらに奥にあるか弱い突起に指の腹を沿わせると、セリカの喉から細い嬌声が漏れた。

「ここに迎え入れられると、もう、射精することしか考えられなくなる。だけど君は、そんな僕の欲望を上手くいなして、熱く滾ったまま抽送させてくれるんだ。十回、二十回……何百回も」

 昨夜の交合を思い出しつつ、アルムは自らの腰をセリカの腿に押し付けた。
 それだけでもう、熱いものがこみ上げてくるのに、セリカの肌はゆるゆると動いてさらにアルムの熱を高める。
 それでいて、快楽を開放する最後の一線を越えさせはしないのだ。セリカがそうさせたいと思うまでは。
 いや、セリカはそんなことを意識さえしていないのかもしれない。
 彼女は彼女で、自らの体が生み出す快感に戸惑い、のたうち、そして幾度となく果てる。
 彼女の体にしみこんだ本能じみた反応こそが、若い2人に恐ろしいほどの熱い快楽をもたらしている。
 だがそれは決して本能ではなく。学習と経験。もっと言ってしまえば、調教……。
 セリカの体には、執拗なまでの性的な調教が施されているのだと、初夜の床でアルムは思い知らされたのだ。
 初めは、愕然とした。めまいさえ覚えた。
 『豊かであるがゆえに堕落した』ソフィアでは、王宮の中で淫猥な宴会が行われていた……そんな噂が頭をよぎりもした。
 一体誰が、何処の男が、愛しい少女を毒牙に掛けた……!
 そう、怒り狂おうとして。しかしアルムは同時に気がついたのだ。
 アルムとの初夜のさなか、カタカタと緊張に震える、セリカの心の純潔を。
 そしてなによりも、セリカとはじめて一つになったとき、かすかに滲んだ純血の証のことを。
 セリカの肉体の調教度合いと、男を知らぬ純潔の精神。その矛盾する二つから導きださ

「セリカ様、おはよーございまーす!!!!」

「メ、メイ! そんな勝手に入ったら……ほら、お邪魔だったじゃない!」

 寝室の扉を景気良く蹴りあけて、導き出された結論たちが、朝の挨拶にやってきた。
29名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 23:48:04 ID:6FtctSrB








「だってセリカ様かわいかったんですもん」

 花の香りのするお湯で、セリカの体を清めながら、メイは悪びれずに言った。
 初夜が開けた翌朝も、やっぱり同じようなことを言っていたと、アルムは思う。

「だからついつい、毎朝毎晩、えっちなお勤めを」
「夕方の湯あみのときも、だいたいしてましたー」

 こちらは多少申し訳なさそうにしているジェニーを、アルムは片手で静止する。
 ……いたいけと言ってもいいような年齢の少女に、自分のナニを拭わせる訳にはいかない。
 湯で濡らした布だけ受け取って、掛け布の中でごそごそと処理をする。

「ま。アルム様ったら、夢精したのを親に隠そうとするオトコノコみたい」

 ケケケッ、と笑うメイを、セリカがメッ! とたしなめた。

「ごめんなさいねアルム。ノーヴァは人里はなれたところだから、すこし常識がずれているの」

 ……それに気がついたのは初夜の後だったけれど、と彼女はため息交じりで付け加える。

「女の子同士でするのは普通の事だと思い込んでいたわ……」
「なにを仰いますかセリカ様! ミラ様はおおせです。互いに愛し合え。そして産めよ増やせよ地に満ちよと」
「女同士じゃ産めも増やせも地に満ちもできんだろう」
「あははっ、それにメイは、ミラ様の信徒じゃないよねー?」
「そのとーり、私はなによりまず、セリカ様の従者で護衛で愛奴よっ」
「あ、愛奴ってなによ、メイ?」

 すでに布ではなく、手のひらで体を拭ってくる『自称従者』に、セリカはひたすら翻弄されている。
30名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 23:48:32 ID:6FtctSrB
「やーんセリカ様! もちろん奴隷ですよ、えっちな! 不肖このメイ、セリカ様が一言仰れば、たとえ火の中・水の中・草の中・森の中。墓場・戦場・公衆の面前でも全力で御奉仕いたします!」
「戦場と公衆の面前は、私がいやです……」
「墓場はいいのかい、セリカ」
「あ、ノーヴァでは、わりとポピュラーな地形ですからー」
「+60%はでかいわよねー。イクのを60%引き伸ばせるのよ。もう、お楽しみにはこの上なく」

 セリカの耳を甘噛みしながらのメイのセリフに、アルムは思わず喉を鳴らした。
 なるほど、昨夜は数時間も楽しんだが、あれがさらに長く楽しめるとなると……。
 堪えられない妄想に浸りかけた彼を、妻の悲鳴が引き戻す。

「だ、だめよメイ! アルムの前で、そんな……っ!」
「それがいいんじゃないですか、寝取られってのは、燃えますよー!」
「セリカ様、私、やっぱり、一人遊びじゃ満足できないんです……。慰めてくださいー」
「あっ……ジェニー、あなたにそんな切ない顔されたら、私……私もう……」

 はだけかけた2人の従者のエリを、アルムはぐいと掴んで吊り上げる。

「新婚の旦那の前で、妻を寝取ろうとするんじゃないっ」
「……ちょっとくらいいいじゃないですか。なんなら、新しい技伝授して返しますよ」
「それはちょっと食指が動くけど、とにかくダメだ」
「ちぇー……。じゃあジェニー食って我慢するか」
「ううっ……最近のメイ、乱暴なんだもんー……」

 ぽんと放り投げられた2人を見て、セリカはくすりと笑う。

「ごめんなさい、2人とも。可愛がってあげたいけれど、今の私はアルムだけのものだから」

 そっとアルムの手をとって、己の胸に添える。
 添えられたほうのアルムはといえば、夜ごとあれほどに愛し合っているにもかかわらず、セリカのこうした言葉に、若者らしい純粋なときめきを覚えずにはいられなかった。
 つまりは幸せそうな2人を見て、メイが「たはぁ」と息を吐く。

「……まあ、セリカ様の幸せが一番ですから」
「ありがとう、メイ」
「で、それはそれとしまして」

 メイは機嫌よく立ち上がると、転がっているジェニーの尻を撫でつつ、その隠しから何かを取り出した。

「今朝は別の用件があってきたんです。ま、ちょっと聞いてくださいよ」





31名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 23:52:32 ID:6FtctSrB


 その白い棒は、カラクリ仕掛けで微妙な振動を生み出していた。

「……このほかに、前後の動き、左右の動き。最近はねじる動きも……ね」

 白い棒を見つめる少女たちの喉が、ごくりとなる。
 特に、その棒を握り締めているメイなどは、頬が明らかに高潮し、息も荒くなっていた。

「す、すごい。こんなの使ったら、どうなってしまうの……?」
「二人で楽しむときはともかく、3人4人で楽しむのにもつかえますー。もちろん、女の子と同士でも大満足!」
「私としては道具は邪道だと思いますけど、これをあてがったりすると、確かにもう、天にも昇るような……」

「……Wiiコントローラーの話だったよな?」

 アルムの困惑気味の突っ込みに、少女たちはハッとなってあわててコクコク頷いた。

「もちろん、健康的・家庭向けの器具の話ですよ。だいたいウィー……ンなんて鳴る道具は、邪道も邪道……」
「とうとう09年11月から、私たちがバーチャルコンソール配信になったじゃないですかー」

 なにか言っているメイを無視して、ジェニーが大きな声で『用件』の説明に入る。

「これを機に、もっと外伝をアピールしていこう、っていう話なんですよー」
「それはいい考えだね」
「私もそう思うわ」

 きちんとした服……取説通りの、鎧と神官衣……に着替え、人心地ついたアルムたちは、鷹揚に頷いた。

「僕たちは古い作品だが、硬派な物語や実験的なシステムは、今でも十分通用すると思うしね」
「それに、自分たちで言うのもなんだけど、キャラクターも魅力的だわ。ね?」

 セリカはアルムの背に腕を回し、もう片方の手でジェニーの頭を撫でる。
 嬉しそうな顔のジェニーに、横からメイが抱きつく。

「ま、セリカ様に私にジェニー。それに悔しいけれどいい男のアルム様を見れば、当然のことですよね」
「他の人たちも魅力的ですよー。加えて、アカネイアから3姉妹も顔出ししてくれますからね。私たちは無敵ですっ!」

 ジェニーはにっこりと笑って、続けた。

「エロパロ板でアピールするなら、まさに無敵ですよね!」
「え……?」

 さあっと、青ざめたアルムとセリカの体に、ふわっと二重三重に縄が投射される。

「きゃあ〜!?」
「FC版のオーラっぽいイメージで縛ってみましたが、どうでしょう?」
「メイ、多分みんな、わかんないー」

 メイとジェニーは、にこにこと笑いあう。縛り倒された二人から見れば、それはニヤニヤ、とも見えたかもしれないが、メイ達としてはにこにこ笑っているつもりなのである。
32名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 23:53:38 ID:6FtctSrB

「さてセリカ様? ここに一つの事実がありますー」
「○日目のロイ! 変態王リーフ! 全キャラ出演のSSは、求心度が高いっ!」
「なら、FE外伝全キャラ出演のエロSSが出来れば、すごいアピールができるということですー」

「え……? で、でも今上げられた作品は、全キャラ出演云々以上に、内容が面白いから……」

「全キャラ出演のシリーズは、求心度が高いっ!」
「全キャラ出演だから、求心度が高いんですー。そういうことにしてくださいー」
「……わかった。でも、それじゃ、まさか……」

 青ざめたままのアルムに、メイはかわいらしくこう告げた。

「なぁに、FE外伝はキャラ少ないから、すぐ終わりますよアルム様?」
「だめよ、そんなの〜〜〜〜!!」

 床に転がったセリカが、真っ青になって叫ぶ。

「……いえ、その。男の人は、愛がなくても性交ができるというし、そういうものだというけれど……。でも、私のアルムが、そんな……」
「そうだ、そんなこと……」
「えー、でもアルム様。ペガサスナイト3姉妹との姉妹丼とかできますよ? 試してみたくないですか?」
「当然わたしたちともできますよー! ほらほらっ」

 ジェニーがバサバサと桃色の僧衣をぎりぎりまでめくり上げる。その下に有るべき肌着や下着はかけらも見えないのは、見せないのか、それとも初めから着用していないのか。

「このメイさんだって、サービスしますよ。男に抱かれるのはイヤですけど、まあレイプ系ってのも1ジャンルですからね」

 魔女服のスリットをひらひらとさせ――こちらは明確にはいていない――メイがシナをつくる。
 青かったアルムの顔に、急に赤みが差してきた。

「アルム……。……あ、あなたがどうしてもしたいなら、私、我慢しても……」
「興味がないといえば嘘になるっ。だけどっ!」

 泣きそうになっているセリカの顔に頬を寄せ、アルムはきっぱりと言い切った。

「僕はセリカのほうがいい!」
「アルム……!」
「……というか、セリカの体を知った以上、他の女の子じゃ満足できない気がする……」
「……アルム、わ、私の……その……することって、そんなに凄いの?」
「ものすごい」

 そういったアルムの股間がぐぐっと盛り上がり、隆々とした情熱を、その受け手に晒してしまう。
 縛られている身では、屈んでごまかすことも出来ないし、どうやらアルムにも隠す気がないようだった。

「……昨夜を思い出しただけでこれなんだ」
「うぅ……」

 今度はセリカが真っ赤になって、言葉を失ってしまう。
 そんな2人を「やれやれ」と横目で見て、メイは言葉を継いだ。
33名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 23:54:33 ID:6FtctSrB


「ま、そうなるだろうとは思いましたけどね。ですがアルム様、主人公のあなたがヤッてくれないと、大変ですよ?」
「……なんだよ。僕がイヤだといえば、その企画自体が成り立たないだろ?」
「あははー。アルム様、忘れちゃいけませんよー。FE外伝には、主人公が2人いるんです」

 ね? と笑って、ジェニーはセリカの髪に触れた。
 まさか、とセリカが体を硬くする。

「……女主人公が、全男性キャラに犯されまくるってのは、新しいですよねえ、セリカ様?」
「乙女ゲーだと良くあるっぽいよ、メイ。総受けってやつかなあ?」
「じゃあ、セリカ様が全男性キャラを食ってまわるってのは?」
「いや、そんなのいや〜〜〜〜!! だって、味方キャラだけでアルムのほかに18人は居るのよ?」

 セリカは神官戦士だけあって、決して臆病な気質ではないし、むしろ勇敢といってもいいだろう。
 だが今は、その彼女をしてなお、美しい顔が恐怖で引きつり始めていた。

「そんなたくさんの人にされたら……私……私……壊れてしまう……っ!」
「特にバルボさんのとか、大きそうですものねー」

 ジェニーがあっけらかんと言う横で、アルムが低く呻いた。
 一度は縮んでいた隆々としたものが、再び、いや、先ほど以上の力を漲らせていた。

「……アルム! なんで大きくしているの!?」
「ごめんよセリカ、その状況を想像したら、怒りと共に訳のわからない情熱が!」
「だから寝取られはいいものだと言ったのよ♪ アルム様」
「頭ではなく、心で理解できてしまった……。でも想像するならともかく、実際にそうなるのはイヤだ!」
「もちろん私だっていやですよ、想像するならともかく」
「……想像はするのね? メイ……」
「リゲル兵十万八千に、いっぱい中出しされるとか、いいオカズですから? 勿論、実際にはイヤっていうか、命に代えてもさせませんけどね。じゃあ、折衷案というか、最初の予定通り行きますか」
「……予定があるなら、最初からそれを言ってよ」
「あはは、様式美というものがありますからー。じゃあ予定通り、アルム様とバルボ他男性陣のがちほも……」
「「いやあああああ!」」
「実際にやるならともかく、想像はしたくないわね……」
「逆じゃないのか!?」
「まあ、がちほもは冗談としましてー。では予定通りセリカ様と全女性キャラの百合、『絶倫王女セリカ』でいいですか?」
「……それでいいです。でも、そのタイトルはイヤ……」
「ちなみに♪ セリカ様以外の女性キャラは、私たち含めて11名です。ちょっとオマケもはいるかもしれません。セリカ様、精力つけといてくださいねー」
「なぁに、私たちとは3P、三姉妹とは4Pですから、サクサク終わりますよ」
「うう、がんばります……」



つ づ か な い
34名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 22:18:01 ID:z8aIqiNe
GJ
っていうか

つ づ か せ ろ
35名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 08:36:21 ID:jtBoTDCd
つ づ け ろ よ
36名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:47:44 ID:/cyN/NxH
セリカさまのキャラが心配になるんだが…
37名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 13:38:25 ID:T9D2dFWk
骨董甲子園閉鎖してたのか・・・
誰か保存してないかなあ
38名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 18:56:18 ID:yE5Z/zvx
なんであるときに保存しとかないでなくなってから欲しがるのか…

保存してるが見返りもないのに手間かけてられるか
39名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 00:11:45 ID:horIrjsd
あそこのSSは全く読んでなかった
完全にマイナーカプ目当て
40名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 00:27:50 ID:edx4xoAr
>>38
だったら黙っときゃいいのに
41名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 13:00:35 ID:eX3767dk
最萌えの支援絵の中に裸のパオラとリンダの絵があった
…二人のレズか…需要は割とありそうだな
42名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 17:16:04 ID:GkE0Qen+
むしろ大いにある
たまらんね…エロでレズ絵はたまらん
エロ絵でまで男の汚い裸を見たくない俺としては女同士の絡みは実にたまらん
43名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 17:29:33 ID:Z09o1uLF
>>40
わざわざ俺は持ってるぞって書いてるし自慢したかっただけだろ
44名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 02:36:47 ID:hYwt+5i3
>41
リメイク前のリンダは双子やマリーシアの面倒見てるイメージがあった
パオラと歳は違えど、人生経験が近いカンジ
どっちが攻でどっちが受でもおかしくない
45名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 12:57:33 ID:NMmSGuWb
>>44
つまりはユベロ×リンダか・・・それはそれで良さそうだな
46名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:04:11 ID:s+5e7kbY
ビラク×ロシェのガチホモまだー!
アッー!
47名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 07:26:04 ID:7a+nUC3U
DIY
48名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 22:59:29 ID:WQfYnQMb
>45
昔4コマでやってたネタではあるがユミナも一緒で健全だった
ユベロはパシリ
それで彼が逞しくなるならイイと思うが
49名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 14:01:56 ID:6zwrlDzF
最萌パオラつええな
50名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 13:39:31 ID:8tAtqKKc
期待age
51名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 19:52:34 ID:XQV0CHqM
イグレーヌの最萌支援SSを用意していたら予選落ちしてしまったでござるの巻
悔しいので加筆修正し、同じ予選12組のキャスとの合同支援SSにしました。また、ちょっとだけエロを加えています。

・ダグラスのキャラが全く別のそれと化していますが、それはララムの料理を食べて一時的に発狂しているからです。
 ダグラスが好きな方はスルー願います。
・FEの世界観にそぐわない表現等が出てきますので、あらかじめご了承ください。
526日目その1 1/10:2010/10/30(土) 19:53:23 ID:XQV0CHqM
「ね、ねえ……キャス……」
「何よ。最萌で予選落ちしたからって、慰めなんていらないわよっ」
 意図をあっさり見抜かれたロイは、次にかける言葉が見つからずにうろたえた。キャスが明らかに不機嫌そう
なのは、FE最萌の結果がアレだったのが原因としか思えない。ロイとしてはそれを慰めたかったのだが……。
「ねえキャス、別に慰めるとかそういう訳じゃなくってさ……」
「ふんっ! いーわよね、あんたの好きそうなコはみーんな予選通過しててさ。あたしのことなんかほっといて、
他の可愛い子たちの支援でもしてれば?」
 キャスは振り返りもせず、陽光あふれる居館の庭をずんずん歩いている。ロイはその後を追うしかない。
「あ」
 建物の角で、突然キャスの足が止まった。ロイは壁に手を付いてつんのめる身体を支え、何事かとキャスの視線
を追う。そこは例の中庭だった。一昨日、ユーノとゼロットの交わりの一部始終を、リリーナと一緒に目撃していた
あの中庭である。そして今、あの東屋で何か話しているのは、エトルリアの大軍将・ダグラスと……イグレーヌだった。
 意外な組み合わせに、ロイは思わずキャスと同じように聞き耳を立てる。

「……お約束いただきたいのです。将軍は決してナバタを狙わぬと」
「約束は、できぬ……」
「なぜです!」
「我らは騎士だ……主君の命令ならきかぬわけにはいかぬ」
「それが間違っていても?」
「それが騎士というものだからな」
「……」

 察するに、大国エトルリアがナバタの里を侵略することの無いよう、イグレーヌが守り手としてエトルリアの
軍事部門の長を説得しているらしい。自分が好意を寄せる女性の頼みをこうもすげなく断るダグラスに、ロイは
ナチュラルな殺意を抱いたが、どうせ今エトルリア軍の大半の指揮権を握っているのは自分なのだと言い聞かせて
心を落ち着かせた。その気になれば、あのヒゲ鎧にこわれたやりを持たせて敵中に放り出すことだってできるのだ。
 しかしイグレーヌは、なおも諦めようとしない。今回の戦乱を乗り越えたとしても、別の国がナバタの里を襲い、
砂に埋もれた知識や竜の力を手中にしようと目論むのでは意味がない。ナバタの守り手は、立ち去ろうとする
ダグラスの前に回り込んで、さらに弁じようとした。その時、ダグラスが先に口を開いた。
536日目その1 2/10:2010/10/30(土) 19:53:48 ID:XQV0CHqM
「ではこうしようではないか。そなたとわしが勝負して、そなたが勝てば、今後ナバタを狙わぬよう王を説得する
ことを約束しよう。だがもしわしが勝てば……」
「……勝てば?」
「決まっておろう、ここはエロパロ板だ。それに見合ったことを、のう。ガハハハハハハ」
「…………」

「うわ、あの親父サイッテー」
 キャスが呻くようにつぶやいた。もともと貴族嫌いの上に、今時なかなかお目にかかれない露骨なセクハラを
する光景を目にすれば、これでも穏当な表現だろう。ロイも全く同感だったが、おそらく今日の朝食でララムの
料理を食べたことに伴う一時的な頭の病気だろうと想像した。

「……わかりました。お受けいたします」
「そうこなくてはのう。では早速勝負というこうか」
「その前に。何の勝負でしょうか?」
「国の大事を賭けた大事な勝負だ。当然アレじゃ、アレ」

 その勝負の内容を聞いても、ロイは驚かなかった。むしろ、妥当な方法だと安心した位である。しかしキャスは
そうは思っていないようだ。彼女は憤然とロイに食ってかかった。
「何それ。やっぱ貴族って頭おかしいんじゃないの?」
「かもね」
「やけに落ち着いてるじゃない。あのお姉さん、あんたのお気に入りじゃなかった?」
「ま、まあね」
「……そのお姉さんが、エロ親父にあんな事とかこんな事されるかもしれないってのに、平気なワケ?」
「大丈夫。イグレーヌは負けないよ」
 イグレーヌ、とロイが呼び捨てにその名を口にした時、キャスの眉がぴくっと動いた。
「ふーん、ずいぶん信頼してるんだ。あの人のこと」
「うん」
 当然といった感じにうなずくロイを見て、キャスの眉間が不機嫌に動いた。が、何かが彼女の脳裏に閃いた
のであろう。次の瞬間、彼女は小悪魔的な笑顔を浮かべてロイを見上げた。
「ね、じゃあこうしましょ。あんたが信頼してやまないあのお姉さんが勝負に勝ったら、お望みどおり最萌で
予選落ちしたあたしを慰めさせてあげる」
「……いいよ。で、もしダグラス将軍が勝ったら?」
「あんたは今日一日、あたしのおもちゃになるの。それこそ、年齢制限板にふさわしいようなおもちゃにね」
「…………まあ、いいよ」
「じゃ、決まりね。ほら、あの二人の後つけるわよ」
546日目その1 3/10:2010/10/30(土) 19:54:16 ID:XQV0CHqM
 聖エリミーヌカントリークラブ。エリミーヌ教の聖地・「聖女の塔」の近くにあるこのゴルフコースは、
聖女エリミーヌ自らが設計したものと言われている。クラブの紋章は、野に咲く一輪の花と、その傍らのゴルフ
ボールをあしらったものだ。
 エリミーヌ教団の教区をまとめる幹部級の司祭となるためには、このコースをプレーし、かつ3ホールおきに
設けられた6つの「試練」を受けなければならない。「試練」のホールにはそれぞれテーマが決められており、
幹部司祭昇任試験では、全18ホールのスコアはもとより、この「試練」に対してどう対応したかが合否の
分かれ目となる。 
 普段は部外者の立ち入りを禁じる聖地であるが、今回はエトルリアの大軍将たっての依頼ということで、
エリミーヌ教団は特別にこのコースを二人の勝負のために解放したのである。


「って、何でゴルフ勝負なのよ!?」
「それはさっき突っ込んでおくべきだったね。まあ、たまにはいいんじゃないかな」
 ダグラスとイグレーヌの後を追って「聖地」に潜入したロイとキャスは、ティーグラウンドの背後の生垣の陰
に身を潜め、様子をうかがっていた。ダグラスは鎧を脱ぎ、黒のゴルフウェアに身を包んでいる。一方イグレーヌは、
いつもと同じ格好だ。その二人のそばには、エリミーヌ教団の3人――ヨーデル司祭、サウル、ドロシー――が
おり、ヨーデルが立会人としてルールを説明していた。
「……ルールは通常のマッチプレイに準じます。全18ホール中、『聖女の試練』と呼ばれる6ホールでプレー
していただき、先に3UPした方が勝ちとなります。6ホール終了時点で3UPしていない場合は、また最初の
試練から、決着が着くまで繰り返しプレーしていただきます。競技委員はこちらのサウルが、お二人のキャディーは
ドロシーがつとめます。よろしいですな?」
 イグレーヌもダグラスも、無言でうなずいた。と、ドロシーが心配そうに口を挟んだ。
「あの……ティーはレギュラーティーからでしょうか?」
「バックティーからで結構よ」
 ダグラスが何か言おうとする前に、イグレーヌが言った。プロと同じ開始位置でいい、ということである。
ほう、とダグラスが口元を綻ばせた。
「随分自信があるのう。ほうほうそうか、バックからのがお好みかガハハハハハハ」
「あはははは……は」
 サウルが笑いかけたが、ドロシーに思い切り足を踏まれて笑みを引っ込めた。
 

「じゃ、こっちもルール決めときましょうか」
 キャスがロイの耳元でささやいた。
「賭けた方が負けたら、まず服を脱ぐ。次に負けたら、相手にご奉仕。3敗したら、あんたの場合はあたしの
おもちゃになる。あたしの方が負けたら、あんたの慰みものになる」
「……慰みものじゃなくって、慰めてあげるんだって」
「どうせヤることは同じじゃん? ま、どうせあたしが勝つけどね」
 キャスはいたずらっぽく笑って、生垣越しに目をやった。どう見ても、ダグラスの方が強そうだ。しかしロイは
依然として落ち着いている。
「勝負っていうのはね、キャス」 ロイは呟くように言った。
「強い者が勝つんじゃない。勝った者が強いんだ」
556日目その1 4/10:2010/10/30(土) 19:54:48 ID:XQV0CHqM
 第一の試練 「捨てるべきもの」 聖エリミーヌC.C.3番ホール パー4、362ヤード

「ヨーデル様、このホールはどういう……?」
 イグレーヌ達から聞こえない位置で、サウルがそっとヨーデルに尋ねた。ヨーデルはエリミーヌ教団の最高幹部の
一人として、このコースを知り尽くしている。
「ふむ。フェアウェーには特に問題はありません。直線で障害物もなく、途中のクロスバンカーには余程のことが
無い限り入れることはないでしょう。お天気も快晴無風、絶好のコンディションですからね。しかし……」
 ヨーデルは言葉を切って、遠くのグリーンを指さした。
「問題はグリーンですよ、サウル」

 先に打つのはダグラスである。ドライバーを手にティーグラウンドに立つその姿は、さすがにサマになっている。
「ほんじゃ行くでぇ。久々に300ヤードかっ飛ばしたろかい」
 ララムの料理が脳にまわっているのか、完全に違うキャラと化している。彼はイグレーヌにニヤリと笑いかけて
ティーアップし、アドレスに入る。フェアウェーの中央を凝視してから、ボールに目を落とした。いやらしい笑みは
消えていた。そして、ゆっくりとテークバックし……
「どぅりゃッ!」
 渾身の一撃を放った。キャラはすっかり変わっているものの、ショットは素晴らしい。太陽の輝く青い空に向かって、
矢のような迅さでボールが飛んで行く。
「我ながらナイスショットじゃのう。まあ300は行かなんだがガハハハハハ」
 ダグラスのティーショットは約250ヤードを飛び渡り、フェアウェーのやや左につけた。2オンは確実であろう。
「さ、どーぞお姫様」
 ダグラスは恭しく一礼し、イグレーヌに打席を空けた。イグレーヌは軽く会釈を返し、ドロシーが差し出す
ドライバーを手に取る。そのまましばらくコースを眺めていたが、やがてティーアップしてアドレスに入った。
「…………!」
 ショットは無言のままだった。しかし、見る者全てが息を飲んだほど見事なティーショットである。弾道はやや
低いが、確実に芯を食っているドローボールで、フェアウェーの上空を美しい曲線を描いて飛翔した。飛距離は
ダグラスには及ばなかったものの、220ヤードは行ったであろう。ダグラスの眼がすっと細められた。
「……ハンデを聞いとらんかったのう。いくつや」
「スクラッチですが」
 長い髪をかき上げつつ、イグレーヌは事もなげに答える。ダグラスの口元に、笑みが広がった。
「なるほどな。手加減はせんで」


「スクラッチって?」キャスがロイに尋ねた。
「ハンデが0、つまりプロ級ってことだね。女性であれだけ飛ばせるんだから、納得だよ。……まあ普通は試合前に
確認するべきだけど」
 さすがにロイは貴族の子だけあって、ゴルフの基本的なルールや用語は知っている。キャスはふーんとうなずいた。
「なるほどね。あんたは、あのお姉さんの腕前を知ってたから安心してられたってワケね」
「いや、今初めて知ったけど?」
「……つまり何の根拠もなく、あのお姉さんが勝つって信じてたんだ」
 キャスは不機嫌そうに黙りこんだ。
566日目その1 5/10:2010/10/30(土) 19:55:10 ID:XQV0CHqM
 第二打は、イグレーヌが先である。フェアウェーの端で、サウルがヨーデルの耳元でささやく。
「いい位置につけましたが、次はどこを狙うべきでしょうか?」
「そうですね。あなたならどこを狙いますか?」
 逆に質問され、サウルはあわててグリーン方向を見た。普通の大きさの丸型グリーンだが、前後をフェアウェーに
挟まれ、左右にはバンカーがある。ピン位置はほぼグリーン中央だ。何より特徴的なのは、ここから見てもはっきり
分かる位の傾斜がグリーン前面に設けられているという点だった。
「パットは難しそうですね。この距離なら、直接ピンのそばを狙うしかないのでは?」
「……残念ですね。あなたはこのホールでボギーを叩くでしょう」
 ヨーデルは心底残念そうに首を振った。サウルが何か言おうとしたとき、ヨーデルがそれを手で制した。イグレーヌ
がアドレスに入ったのだ。手にしているのは8番アイアンらしい。
(8番……?)
 サウルは首を傾げた。残りは140ヤードあまり。彼女の飛距離で、グリーンに届くのだろうか?
 はたして、イグレーヌのセカンドショットはグリーンの手前数ヤードに落ちて止まった。しかし彼女の端正な顔
には微塵も動揺や落胆の色は浮かんでいない。ヨーデルを見ると、彼は静かにうなずいていた。
「彼女の飛距離なら、これがベストでしょうな」
「直接グリーンを狙わないことが、ですか」
 歩きながらサウルが解説を乞うた。老司祭は競技者たちに聞こえないよう小声で応じる。
「あのグリーンは、実に傾斜や凹凸に富んでいます。第2打でいきなりピンそばを狙えば、ボールがどこに転がるか
計算できず、最悪バンカーまでこぼれることもあります……であれば、状態の良いフェアウェー上をキープし、
そこから第3打で寄せるのがよろしい」
「なるほど。しかし『彼女の飛距離なら』というのは?」
「本当のベストポジションは、グリーン奥の狭小なフェアウェーなのです。同じフェアウェーでも、彼女が狙った
グリーン手前からだと、ピンを直接狙う際にグリーン前方の傾斜が邪魔になります。一方奥からだと、距離はある
ものの平坦で比較的狙いやすい……しかしグリーンを飛び越し、かつピタリと狭いフェアウェーで止めるためには、
番手の大きいアイアンでコントロールショットしなければなりません。彼女の飛距離では、ちょっと届かせるのは
難しいでしょう」
 感心してうなずくサウルに、ヨーデルは諭すように続けた。
「何が何でもグリーンを狙おうとすることと、確実にパーを拾うことは別なのです。どんなホールでも必ず最短で
グリーンに乗せようとする……それは人の子の力を超えた完璧主義、あるいはただの見栄であって、勝つためには
そのような性急さや傲慢さ、虚栄心を捨てなければなりません。このホールでエリミーヌ様が我々にお示し下さる
教訓は、まさにそういうことなのですよ」
「なるほど、さすがはエリミーヌ様ですね。さて、ダグラス殿はどうするのでしょう?」
576日目その1 6/10:2010/10/30(土) 19:55:37 ID:XQV0CHqM
 サウル達は歩みを止め、再びフェアウェーの端に下がった。ダグラスの残りは約100ヤードちょっと。ヨーデル
の言うグリーン奥の狭いベストポジションを狙うのは簡単であろう。
「グリーンを狙うのか、それとも……」
 ヨーデルがつぶやいた。ダグラスが手にしているのは9番アイアンのようだ。彼の飛距離なら、ピンを直接狙う
ことも、グリーン奥まで飛ばすことも可能である。一同が身守る中、彼はちらりとイグレーヌを見、そしてゆっくり
振りかぶって、びしっとボールを打ち上げた。その数瞬後……
「うっ!!」
 サウルが目を覆った。高く上がった打球を目で追ううち、太陽をもろに見てしまったのだ。ヨーデルは部下の肩に
手を置き、気遣った。
「おやおや、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です……ちかちかして何も見えませんが、じきに……」
「ライトニングアタックですね。あの高いボールを見ると、陽の光で目をやられます。むろんすぐ治まりますが、
しばらくは残像やら何やらでボールに集中できないでしょう」
「そ、そんな……イグレーヌ殿は?」
「下を見ていましたよ。おそらく、ダグラス殿がアイアンのフェースを開いて構えるのを見て、その意図を見抜いた
のでしょうな。さすがです」
「……そう言うヨーデル様もさすがです。それで、ダグラス殿の打球は?」
「そう、それが……グリーン手前です。イグレーヌ殿の球のすぐ近く、わずかに彼の方がグリーンに近いですが……」
 ヨーデルの言葉に不安の色が混じる。サウルは目をしばたたかせながら、老司祭の顔色をうかがった。
「ショートしたのでしょうか? それとも、ベストポジションを犠牲にしてでもライトニングアタックを仕掛けた
かったのでしょうか?」
「おそらく、そのいずれでもないでしょうな」


「……だってさ。目、大丈夫?」
「何とかね。このあたしの眼を潰そうとするなんて、ずいぶん味なマネしてくれるじゃない」
 コース脇の灌木の陰で、ロイとキャスは目をこすりながら腰を上げ、一同の後を尾け始めた。


「おー、これはこれは。わしの方がちっとばかし飛んでおるのう」
 グリーンのそば数ヤードのところで、ダグラスがわざとらしく驚いてみせた。二人の第2打はほぼ同じ位置に
つけたが、ダグラスの方がわずかにグリーンに近いことはとうに分かっていたはずだ。ともかくイグレーヌの方が
わずかに遠いため、第3打は彼女の方が先である。
586日目その1 7/10:2010/10/30(土) 19:56:01 ID:XQV0CHqM
 イグレーヌは慎重にグリーンの芝目と傾斜を読んでから、ドロシーに「7番を」と短く言った。そして手にした
7番アイアンを小さく振って、カツンとボールを打つ。軽く打って手前の下り傾斜を飛び越し、ピンの手前1メートル
付近に落として、スライスラインを転がして入れる計算だ。
 ふわりと跳んだ球は、彼女の狙いどおり、ピンの左手前1メートル付近に落ちた。そしてラインに沿って右に転がり、
そのままカップ目がけてするすると転がったが……
「あっ…………惜しい」
 サウルが思わず口にしたほど、カップの上ぎりぎりに逸れて止まった。狙いがほんのわずか上だったのだ。
「OKや」
 にやりと笑って、ダグラスはイグレーヌに言った。コンシード――即ち次の彼女のパットを入ったものとして
省略することを認めたのである。イグレーヌは無表情のまま、自分のボールを拾い上げた。彼女はこのホール、4打で
ホールアウトしたことになる。
「さてさて、わしの番やがな。お嬢ちゃん、こっちにも7番おくれ」
 ダグラスはうれしくてたまらないといった風情で7番アイアンを手にし、第3打をやはり小さく打った。さっきの
イグレーヌと全く同じ地点にボールが落ちる。全く同じ? いや違う。イグレーヌが狙った場所より、ほんの少し
手前だ。ということは……
「おっおっ…………いった――ッ!」
 当然のように、ボールはカップに吸い込まれた。3打目をグリーンの外から直接入れた事で、このホールはダグラス
の勝利である。
「ノーズロでねじ込むのは気持ちええのうガハハハハハハハ。そうそう、ライン教えてもろうてありがとな」
「…………」
 カップからボールを拾い上げるダグラスを、イグレーヌは冷静に見つめ返した。ダグラスはなおも笑いが止まらない。
「そりゃグリーン奥のベストポジション狙うこともできたけどな、こういう具合にやられると悔しいビクビクッって
感じやろ? これがマッチプレーのソダイゴミってヤツじゃガハハハハハハ」
「……そうですね。よく分かりました」
 イグレーヌはあくまで冷静である。その口元には、笑みのようなものまで浮かんでいた。


「えーっと、とりあえずあのジジイが勝ったのよね?」
「うん」
「じゃ、あたしの勝ちなんだ。というわけで、とりあえず約束通り脱いでいただこうかしら」
「うん」
 グリーン近くの茂みの奥で、ロイはいそいそと賭けに負けた代価として服を脱ぎ始めた。キャスは面白そうに少年の
脱衣ぶりを眺めている。
596日目その1 8/10:2010/10/30(土) 19:56:23 ID:XQV0CHqM
「で、結局どういうことだったの?」
「今のホールかい? あれはね、ダグラス将軍の罠だったんだ」
「あのライトニングなんとかって奴?」
「そう。あのショットには2重の仕掛けが施されていたんだ。ひとつは、太陽光線で相手の目をくらませようとした
こと。これはイグレーヌには効かなかったけどね。もう一つは、ベストポジションであるグリーン奥を狙わず、わざと
グリーン手前のイグレーヌの球のそばを狙ったこと。これはね、第3打をイグレーヌに先に打たせることで、グリーンの
状態を知ろうとしたんだ。同じ方向から打つなら、相手のボールの転がり具合とかを参考にしてから打つ方が圧倒的に
有利だからね」
「それって、かなり汚くない?」
「かもね。でも、ルール違反って訳でもない」
「これだから貴族って奴はね。あ、あと最後にあのオヤジが言ってた『ノーズロでねじ込む』っていうのは?」
「……グリーンの外から直接カップにボールを入れることだよ。本当はチップインって言うべきだけどね。ノーズロ
って言うのは、その……ノー・ズロース、つまり下着を履いてない状態でそのまま穴に入れるって意味だから、上品
とは言いかねる表現だよ。ましてや女性のいるところで使うのは、ちょっとね」
「なんつーセクハラオヤジ……でもあんたは全然平気みたいね。あと2回負けたら、あのお姉さんの穴に薄汚い親父
のタマが入れられちゃうかもしれないってのに」
「……君も十分セクハラだよ。でも大丈夫、イグレーヌは負けない。ついでに言えば、このホールの借りをきっちり
返した上で勝つと思うよ」
 淡々と服を脱ぎ続けながら、ロイは当然のように言いきった。イグレーヌに対するロイの信頼が全く動じていない
様子を見て、キャスは半分呆れたように、半分嫉妬をこめて言った。
「何でそう断言できるのよ!? 相手はあんなに汚い手を使う輩だってのにっ!」
「イグレーヌはね、やられたら必ずやりかえす人だよ」
 ロイには確信があった。3日目深夜、イグレーヌと深く愛し合ったあの晩のことだ。


「んっ……ん、くぅっ!!」
 短く呻いて、ロイはイグレーヌの膣奥に精を放った。少なくとも十数回は射精しているはずなのに、一向に衰えない
勢いで、イグレーヌの胎内に熱い濁液が注ぎ込まれていく。
「……あっ………あ……」
 汗に濡れた身体をくねらせ、イグレーヌが絶頂に達した。ロイによって何度も頂点に突き上げられ、息も絶え絶えに
なっているが、それでも彼女の膣は少年の愛の証を残さず受け止めようと激しく収縮を繰り返している。ロイは射精し
ながら、彼女の胸に倒れ伏した。
606日目その1 9/10:2010/10/30(土) 19:56:44 ID:XQV0CHqM
「もう、朝かな……少し、休もうか?」
 イグレーヌの豊かな胸に顔を埋めながら、ロイはつぶやいた。窓の外が、わずかに明るくなっている。真夜中に
この部屋を訪れてからずっと、一時も休むことなくひたすら愛を交わし合ったことに気づいて、ロイは心地よい満足感
を覚えていた。イグレーヌは、そんな少年の赤い髪を愛おしそうに優しく撫でた。
「ええ……でも、今休んでしまったら……きっと、そのまま寝てしまうわ。……もう少しだけ……」
 イグレーヌの切ないささやきに、ロイの全身に再び力がみなぎってきた。こうなったら、己の生殖器の限界に挑む
しかない。ロイは、硬さを取り戻した肉剣でいろんな角度から突きまくろうと思い、腰を浮かせた。
 しかし意気込み過ぎたのか、腰を動かしたはずみで勃起が抜けてしまう。二人の体液が膣内に満ちていたため、
抜けた時ぽんっと大きな音が室内に響いた。その時、ロイの脳裏にちょっとした思いつきがひらめいた。
「……ごめんイグレーヌ。ちょっと動いてくれないかな?」
「……え……えっ?」
 疲れ切ってぐったりしたイグレーヌの艶やかな肢体を、ロイは四つん這いにさせる。いつもなら、褐色の大きな
ヒップをこねくり回して歯を立ててかぶりつくところだが、今回は違った。彼は自分自身を手にすると、おびただしい
体液を溢れさせている真紅のクレバスに、角度をつけて一気に突き立てた。狭く粘液にまみれた膣へ勃起が挿入される
際、空気も混じったため……
「……あっ…………い、いやっ!! やめてっ!!」
 大きな恥ずかしい音に、イグレーヌが首を振って悶える。上の口からあげた悲鳴も、下の口から出た粘液質の音も、
イグレーヌの端正な顔立ちからは想像もできないものだった。ロイは意地悪く微笑んだ。
「今の悲鳴、とっても可愛かったよ。もっと聞きたいな、イグレーヌの可愛い声」
「いや、いやぁっ……!! お願い、もう、やめ……あっ!! だめっ!!」
 ロイは怒張を引き抜くと、さっきよりも更に勢いをつけて腰を打ちつけた。彼の期待通り、思いっきり下品な音が
奏でられ、イグレーヌは恥ずかしさで死にそうな表情で必死に首を振る。十分満足したロイは、イグレーヌの腰を
両手で抱えると、欲情の赴くまま滅茶苦茶に腰を使い始めた。興奮したロイの激しい腰使いに、イグレーヌは我を
忘れて何度も何度も喘ぎ啼いた……

「ごめん、イグレーヌ……つい……」
 射精を終え、男が最も冷静になる時間帯に入ったロイは、罪悪感にさいなまれつつ謝った。が、謝罪の言葉を
言い終える前に、むくりと上体を起こしたイグレーヌが、四つん這いのまま向きを変えた。その顔には、恍惚の表情と、
ネコ科の肉食獣を連想させる不敵な笑顔が同時に浮かんでいる。
「あ、あの、ごめん……なさい……って、あっ!!」
 ロイが逃げるより早く、イグレーヌが半ば飛びかかるようにして少年の身体を押し倒した。そしていきなり、粘液
まみれの少年本体を口に含む。
616日目その1 10/10:2010/10/30(土) 19:57:29 ID:XQV0CHqM
「うあっ!!」
 ただでさえ射精直後で敏感になっているところに、強烈な口技が襲いかかった。最初から凄まじい勢いで吸い上げ、
そのまま上下に大きく頭ごと揺らす。と思うと、わずかに吸い上げる勢いを緩め、代わりに温かな舌先でロイの
本体をねっとりと舐めまわす。濡れた舌が、勃起の根元から螺旋を描くようにして傘の裏まで這いまわり、少年の
感じやすい部分を念入りに刺激した。
「あ、あっ!! だ、だめっ! くっ……ふううっ!!」
 硬くした舌先が、たった今精を吐き出したばかりの先端部分をちろちろなぞる。かと思うと、一気に根元まで
呑み込んでからゆっくりと吸い上げていき、きゅっと口元をすぼめて男のくびれを唇のあたりでしごく。
「ひっ!! ま、まっ……てっ…………い、いくっ!!」
 その緩急強弱の玄妙さに、ロイはたまらず射精した。イグレーヌの口内で、びくびくと彼自身が脈打つ。立て続け
の発射は、気が遠くなるような快感と痺れるような苦痛をロイにもたらした。一方イグレーヌは、口の中で大量の
精液を吐き出されつつも、なお舌の動きを止めようとしない。精液と唾液の混じった白い粘液が、彼女の口の端から
だらだらと漏れ出した。
「ぶふっ……ぐ……んっ、む……」
「え、ああっ、ああああっ!! そ、んな、す……吸わないでっ!!」
 たまらずにロイが叫ぶ。その甲高い悲鳴に、ようやくイグレーヌが顔をあげた。まだ射精が続いていたため、
白濁液がぴっと褐色の頬に飛び散ったが、イグレーヌは気にせず妖艶な笑みをロイに向けた。
「今の悲鳴、とても可愛らしかったわよ。もっと聞きたいわ、ロイの可愛い声」
「…………!!」
 イグレーヌは艶然と微笑むと、再び少年のものを口に含んだ。そしてさらに容赦の無い口技で、ロイを責め上げ
ていく。2度連続で射精して「いきっ放し」状態になった男性本体が、巧みな愛撫で否応なく高みに上げ戻され、
少年を快感と苦痛の渦に叩き込む。いや、感覚むき出しの性器への口撃は、ほとんど苦痛であった。
「な……あ、うあああっ!! だめ、もう、もうやめてっ!! ごめんなさい、ご…め……あっ……!!」
 涙目で許しを請いながら、ロイは3度目の精を放った……

 その後改めてイグレーヌに詫びて許してもらい、優しく髪を撫でられながら休息し、また夜明けまで愛し合ったが、
ロイは一つ重要な事を学んだ。イグレーヌはやられたらやり返す人なんだ、と。


「ちょ、ちょっと! あんた裸でナニおっ勃ててんのよ! 信じらんない!」
 キャスの悲鳴で、ロイは我に返った。賭けに負けた罰をして服を脱いでいたが、イグレーヌとの情事を思い出し、
つい身体が反応してしまっていたのだ。
「ん? ああ、ごめん…ちょっとね。ほら、約束どおりちゃんと脱いだよ」
「いやそれは分かるけど、何で勃起してんのよっ!? 女の子の前で服脱いで欲情してんの!?」
「大丈夫、別に変なこと考えてるわけじゃないよ。あ、脱いだ服は相手が持ってた方がいいかな?」
「知らないわよ!! え、まさか先走り液が滲んでるの!? 信じらんない! ヘンタイ!!!」
 キャスの罵声を浴びて、ロイの勃起はうれしそうに震えていた……。

勝敗表    1 2 3 4 5 6
イグレーヌ ×−−−−− 1DOWN
ダグラス  ○−−−−− 1UP
(第2の試練に続く)
62名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 20:00:50 ID:XQV0CHqM
気が向いたら続きますかもです
63名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 21:01:22 ID:Sho6rCaV

続き待ってる もろちん全裸で
64名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 00:07:54 ID:sgEXybgh
ktkr
65名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 01:17:02 ID:TcJvYXaG
俺も全裸で待ってるぜ!
66名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 16:36:45 ID:0zMHndwQ
くっそ、俺たちの知らない五日目に一体何が…!!!!!!!
何やってのかkwsk >六日目神
67名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 21:24:32 ID:Zjt3lA0D
*日目神再臨、乙
68名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 04:38:41 ID:SvcwzSyY
恐らくFEでゴルフをやろうなんて人はあなたが最初で最期だろうが……
畜生、面白いじゃないか……さすがやで……
69名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 09:16:50 ID:8gqeWCqv
>>1の初代保管庫が遂に消えてしまった
・・・10月31日を持ってサービス終了だったのか
70名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 05:32:22 ID:VRuDM4ug
71名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 16:30:11 ID:lSVDShaa
それにしてもマケドニアの奴等って簡単に煽られてのってくるし
すぐ掌の上で踊ってくれるし、主君に似て馬鹿ばっかw
72名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 00:03:41 ID:1zXrYOrI
掌で踊らされるマチス受とか誰得
池面化したウォレンさんの方がまだ需要があるだろう
73名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 18:21:33 ID:ooR0vl0R
箱田マチスならまだなんとかなると信じている…

DSの顔グラではどうしようもない
74名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 21:14:04 ID:NSz1nFIq
箱田マチスは美形すぎるw性格もいいし
しかも序盤では軍師役だったような気がする
75名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 21:20:53 ID:ghuefgJY
箱田マチスの初登場はSFC版出る前だったからな。
SFC発売でキャラが確定して、箱田は「しまったー!」なんて頭抱えてたらしいw
76名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 15:50:51 ID:acEMioqW
6日目の続きです。

・相変わらずダグラスのキャラが全く別のそれと化していますが、それはララムの料理を食べて一時的に発狂しているからです。
 ダグラスが好きな方はスルー願います。
・相変わらずFEの世界観にそぐわない表現等が出てきますので、あらかじめご了承ください。
776日目その2 1/10:2010/11/13(土) 15:51:25 ID:acEMioqW
 第二の試練 「力ある者の行く道は」 聖エリミーヌC.C.6番ホール パー5、592ヤード

 イグレーヌとダグラスは、ティーグランドから次の勝負の舞台となる6番ホールを見渡していた。特徴は、何と
言っても広大な池である。池はほぼ四角い形状をしており、彼らのいるティーグランドは右下の頂点、グリーンは
左上の頂点にあたる位置にある。フェアウェーは、池の右辺と上辺をぐるりと囲むように伸びている。即ち、ティー
グラウンドからまっすぐ伸び、それからほぼ直角に左に折れるという、いわゆる左ドッグレッグの構造だ。フェアウェー
の左側、つまり池に面する側には樹木は1本も無く、ティーグラウンドとグリーンの間を結ぶ対角線上に小さな島が
浮かんでいる他は、目を引く特徴はほとんど無い。つまり……
「……池をどう攻略するかに重点が置かれたコース、というわけです」
 キャディーであるドロシーが、イグレーヌとダグラスに説明している。静かな表情で聞いているイグレーヌに対し、
ダグラスの方はうれしくてたまらないといった風情だ。彼らから離れた位置で、サウルがヨーデルの裾を引いた。
「どう考えてもこのホール、ダグラス殿の方が有利ですね」
「ほう、なぜそう考えましたか?」
「ダグラス殿の飛距離なら、池を斜めに飛び越して、ショートカットすることが可能です。2オン、イーグルも十分
可能でしょう。しかしイグレーヌ殿の飛距離では……」
 サウルは言葉を切って、コース全体を眺めた。その視線を追いながら、ヨーデルが部下に説明する。
「バックティーからの第1打は、大きく分けて3つのルートがあります。
 一つは、ショートカットせず、池の右側のフェアウェーに沿ってまっすぐ刻む方法。安全ではありますが、
グリーンまでの距離が350ヤード以上残りますから、パーセーブがやっとでしょう。
 二つ目は、左斜め前方に飛ばして池を飛び越し、一気に向こう岸にショートカットするルートです。飛距離が
230ヤード以上あれば一応池は越えますが、よりグリーンに近い左の位置まで飛ばしたいなら、それだけ長い距離を
飛ばす必要があります。おそらくダグラス殿は、このルートを選ぶでしょうな。逆に、イグレーヌ殿にはこの距離は
ちと厳しい。少しでも足りなければ、池に落ちてその瞬間このホールの負けがほぼ確定してしまいます。そのような
危険な賭けは、無謀というものでしょう」
 ヨーデルはそこで言葉を切って、ティーグラウンドで素振りをするダグラスに目を向けた。サウルもつられて
そちらを見る。エトルリア大軍将が手にしているのは、ドライバーである。
「確かに、ダグラス殿は池越えを狙うようです。有利なロングホールで勝ちを拾っておけば、もう2UPですからね。
……で、三つ目のルートとは?」
「静かに。ダグラス殿が打ちます」
 サウルはあわてて口をつぐんだ。ダグラスはずいと左斜めを向き、ドライバーを構えた。明らかに池越えを狙って
いる。そのまま無言で振りかぶり、どうりゃっと豪快なティーショットを放った。
「おーう、いったろーがぁガハハハハハハハハハハハ」
 ダグラスの笑いが終わらないうちに、ボールが池を飛び越え、対岸のフェアウェーに届くのが見えた。
「ナイスショットですな。しかし、もう少し左を狙えたでしょうに」
 ヨーデルは穏やかにダグラスに話しかけた。上機嫌のダグラスは、ガハハハハと笑って答える。
786日目その2 2/10:2010/11/13(土) 15:51:50 ID:acEMioqW
「そりゃー260ぶっ飛ばしてもっと左のグリーン寄りを狙っても良かったですがのう、しかし少しでも足りんと
池ポチャでは慎重にもなりますがな。とりあえず池越え240、残り160くらいで堪忍したるわいガハハハハハ。
力こそパワー! ってのうガハハハハハハハハ」
「なるほど」ヨーデルは穏やかに微笑んだ。
 圧倒的に自分に有利な以上、無理せず2オンさえ狙えればいいという判断である。サウルはイグレーヌを見たが、
ナバタの里の守り手の顔には、いつもの冷静沈着な表情しか浮かんでいない。その彼女が、ドロシーに向かって
口を開いた。「3番アイアンを」
「さ、3番アイアンですか?」
 ドロシーが、いや、その場にいた全員が驚いた。ただしヨーデルだけは驚いていない。サウルは老司祭にすり寄った。
「ダグラス殿が2オン可能な位置につけたというのに、彼女はショートカットしないつもりでしょうか?」
「いいえ、違うようです。ご覧なさい、あれが三つ目のルートですよ」
 ヨーデルはにこやかにサウルにうなずいた。イグレーヌの構えた方向は、ダグラスよりもさらに左側を向いている。
その方向には、グリーンと……
「……! あの小さな島ですか!」
「さよう。ここからあそこまでおよそ180ヤード。島の大きさは普通のグリーンより一回り小さい位ですから、
正確なコントロールフェードで落とせば十分狙えます。島からグリーンまでは残り170ヤードで、十分2オン
は可能ですよ。エリミーヌ様はこのホールで、力のある者がそれに応じた方法を選ぶことをお示しくださりました。
力とは、遠くへ飛ばす腕力だけではありません。狙った場所に確実に落とすことも、また力なのですよ」
「な、なるほど……」
 サウルはかくかくと首を振ってうなずいた。対岸のフェアウェーにばかり注意が向いていたが、なるほどあそこ
なら230ヤード飛ばせない者でも狙える。平坦で障害物も無い、ちょうど良い中継地点である。狙ったとおりに
球が飛んでくれればの話だが……。
 イグレーヌが打った。ぴしっといい音と共に、白球が緩やかな弧を描いて小島目がけて飛翔していく。
「む……見事や」
 ダグラスがうなった。イグレーヌの打球は小島の中央やや手前に落下し、わずかに転がって島中央にぴたりと
付けた。スナイパーらしい、精妙なコントロールショットである。
「なるほどのう。じゃが、そっちからのがちいとばかし遠い。しかも転がして乗せることもできんしなあ」
 ダグラスはあくまで強気だった。2オンが可能なのは2人とも同じだが、条件はダグラスの方が有利である。
が、イグレーヌは相変わらず無言のままだ。彼女は懐から取り出した紐で髪をひっつめに束ねて肩の前に
垂らすと、ドロシーに「4番と5番を」と短く言った。そして受け取った2本のアイアンを手にすると、ブーツも
脱がずにそのまま池に入った。
「!」
 一同が呆然と見守る中、イグレーヌは腰まで水につかりながら島へと歩いて行く。ヨーデルは独り言のように
サウルにつぶやいた。
「靴を脱いでまた履いたりすれば、リズムが狂います。また、池の底には何が埋まっているか分からず、裸足で
歩くのは危険です。さすがに分かっていらっしゃる」
「…………」
 サウルはとてもかなわないと首を振るしかなかった。ともかく彼らは、池の中のイグレーヌを見守りつつ、
ダグラスの第2打地点までゆっくり移動を始めた。
796日目その2 3/10:2010/11/13(土) 15:52:17 ID:acEMioqW
「おうおう、美女が濡れ濡れじゃあ。じゃあいきなり入れちまってもいいかなガハハハハハハ」
 ダグラスは相変わらず狂った様子であったが、視線は常に左に向けられている。今、イグレーヌが池から島
に上がったところだ。彼らのところからは、イグレーヌをほぼ右、やや後ろから見る格好になる。
「おっ? フォローかいな」
 ダグラスがつぶやいた。イグレーヌが足元の芝をむしってパラリと撒くと、勢い良く彼女の前方、つまりグリーン
の方向に勢いよく飛び散るのが見えたのだ。彼らのいるところはほぼ無風だが、彼女のいる池の上は強い追い風らしい。
こうした風の違いは、ゴルフコースでは――特に広い水面とフェアウェー上とでは――ままあることだ。
「ドロシーさん」
「は、はいいっ!」
 池越しに呼びかけられ、ドロシーはびくっとして島の方向に向き直った。イグレーヌがこちらに向かって手を
振っている。
「申し訳ないのですが、6番を持って来てください」
「は……」
 ドロシーはヨーデルを見た。老司祭は黙ってうなずき、次いでサウルに視線を送った。ドロシーが池に行く間、
ダグラスのキャディーはサウルがやれということである。サウルは渋々承知し、ドロシーは緊張した面持ちで
イグレーヌの6番アイアンを手に池に入った。
「おほほう、ええのう。濡れたおなご同士でキマシタワーって感じじゃなあ」
 ダグラスの狂いっぷりは止まらない。しかし、彼の視線は油断なく島とグリーンまでの距離を測っていた。
(ほう、6番とは)
 距離を目測しているのはサウルも同じである。イグレーヌのいる小島からグリーンのピン位置までは、およそ
170ヤード前後といったところだろう。彼女の飛距離であれば、4番アイアンを少し抑え気味にコントロールして
打つか、5番アイアンで目一杯高く打って転がらないようにするかだろう。本来6番アイアンではグリーンまで
届かないはずだが、にも関わらず6番を要求するということは、相当追い風が強いということに他ならない。
 そしてこのことは、ダグラスの第2打にも影響する。池からグリーン方向に強い風が吹いているとすれば、
普通に打った球は大きくグリーンをオーバーすることになる……。
 男共が必死に測量と算術と気象の脳内学習を繰り広げている間に、ドロシーが島にたどり着いた。イグレーヌが
すまなそうに詫び、ドロシーからアイアンを受け取って、手元の2本のアイアンを預けるのが彼らから遠望できた。
806日目その2 4/10:2010/11/13(土) 15:52:41 ID:acEMioqW
「……? ねえ。今さ、変なことしなかった?」
 ダグラス達の後をつけながら、キャスはけげんそうにロイに尋ねた。
「いや、僕は何もしてないよ。こんな格好で変なことなんて……」
「……全裸でゴルフコースの端っこを隠れ歩くのは十分変だけどね。あんたじゃなくって、あのお姉さんよ。
今、6番ってのをわざわざ島まで持ってこさせたんでしょう?」
「そうだよ、6番アイアン。イグレーヌが持って来た4番と5番では、追い風が強すぎて飛び過ぎるってことだね」
「でもさ、今あの人……いったん6番を受けとって、持ってたうちの1本と一緒に、また返したのよ? 少なくとも
あたしにはそう見えたけど」
「……? 君の見間違いじゃないか?」
「違う。ぜーったい6番返した。違ってたら、あたし盗賊引退するわ」
 キャスの言葉に、ロイは今見た光景を反芻した。イグレーヌの左手には、島に持って来た4番と5番のアイアン
が握られている。ドロシーが、運んできた6番をイグレーヌに差し出す。イグレーヌは右手で6番を受け取り、
一度さりげなく左手の2本とまとめてから、そのうちの1本だけを手元に残して、2本をドロシーに返したのだ。
 当然、今イグレーヌが手元にあるのは、ドロシーに持ってくるよう頼んだ6番だと思ったが、目端の利く盗賊の
キャスは違うと言う。ロイが考え込むうちに、イグレーヌが第2打をグリーンに向けて打った。


「ほ、ナイスオンじゃ」
 ダグラスが髭を撫でつつ唸った。イグレーヌが小島からアイアンで打った第2打は、池を越え、グリーン左の
バンカーも越えて、見事グリーンに乗った。そのまま少し転がってピンの奥数メートルの位置につける。若干距離は
あるが、十分イーグルチャンスである。
「さて、と」
 ダグラスは臨時キャディーのサウルに振り返った。一瞬だけ考えたが、すぐに「8番や」と言った。
(8番ですか)
 言われたとおり8番アイアンを手渡しつつ、サウルは計算した。イグレーヌは、本来届くはずのない6番アイアンで
約170ヤードを飛ばし、グリーンの奥まで転がした。ということは、やはり相当なフォローウインドが池から
グリーンに吹きつけているということである。今ダグラスが打とうとしているこの位置では風をほとんど感じないが、
160ヤード先のグリーンで追い風が吹いていたら、かなりの力加減を要求されるだろう。
 通常のダグラスの飛距離であれば、8番では届かない。ここは6番か7番であろう。しかしそれでも8番を選んだと
言うことは、高く左サイドに上げて強い追い風に乗せる計算ということだ。
「ふりゃっ!」
 サウルの予想どおり、ダグラスは第2打をグリーンの左手前へ大きく高く打ち上げた。このまま行けばグリーン
手前のバンカーに入ってしまうコースだが、池からの追い風がボールをグリーンへ運ぶはずである。が……
「なっ!?」
 ぼすっと砂煙をあげて、ボールはバンカーに突き刺さった。数瞬呆然とした後、ダグラスがアイアンを地面に
叩きつけた。
816日目その2 5/10:2010/11/13(土) 15:53:08 ID:acEMioqW
「くそ、謀りおったわっ! (自主規制)!」
 ここがエリミーヌ教の聖地であることを忘れ、罵詈雑言の限りを尽くすダグラス。何が何だか分からないサウルに、
ヨーデルがそっと耳打ちした。
「トリックプレーですよ。前のホールのお返し、といったところでしょうな」
 老司祭の顔には、かすかに微笑が浮かんでいた。


「何となくわかりそうだけどわかんない。説明して」
 全裸のロイに、キャスが尋ねる。ロイは苦笑しながら、イグレーヌの仕掛けた罠について解説した。
「君が見たとおりだったよ。イグレーヌはあの島で、わざわざ取り寄せた6番をそのまま返したんだ。遠目には
4番と5番を返したように見せかけて、実際はおそらく5番と6番を返したってことだよ。打ったのは、4番
アイアンだろうね。要するに、追い風なんて吹いてなかったんだ」
「あー、だんだんわかってきた」
「うん。島に上がって最初に草をむしって撒き散らしたけど、あれはたぶん息を吹きかけて飛ばしたんだろうね。
追い風が吹いてるように見せかけるために。その上で、本来なら届かない6番アイアンで打ったように見せかければ、
それがグリーンに届いた場合、当然追い風によるものだと考えるよね?」
「で、あのエロ親父はまんまと引っ掛かったってワケだ」
「そう。将軍は、自分も追い風に乗せて飛ばそうと考えた。それで実際にはグリーンまで届かない8番アイアンで、
それもバンカー目がけて打ったんだ。もし本当に追い風が吹いてれば見事に2オンしたんだろうけど、結果は……
ご覧の有様だよ」
「あーそれで分かった。ほら、あのお姉さん、池に入る前に髪の毛束ねてたじゃない? あれもさ、長い髪の毛が
全然そよいでなかったら、風なんて吹いてないことがばれるからって束ねたのね」
 キャスの指摘に、ロイははっと顔を上げた。それには気付かなかったのだ。
「たぶん、そうだね……すごいよキャス、そこまでは全然気付かなかったよ」
「ふふん。ま、当然よね」キャスは得意げに微笑んだ。


「何じゃい、こいつを直接ブチ込めばイーグルじゃろーが! 見とれ!」
 グリーン左手前のバンカーで、ダグラスはサンドウェッジを振り回しつつ、ボールとカップの位置を確認していた。
高く打ち上げられたボールは、砂に半ば埋もれたいわゆる目玉の状態でバンカー中央に鎮座している。かなり深い
バンカーで、グリーンは彼の肩の高さだ。もっとも、ピンはグリーンの中央やや手前で、直接狙えないこともない。
 ダグラスは憤懣を鎮めるように深呼吸すると、グッと砂の上で足を踏みしめた。
826日目その2 6/10:2010/11/13(土) 15:53:32 ID:acEMioqW
「おどれが――ッ!!」
 大軍将渾身のエクスプロージョンショットで、白い砂が大量に舞い上がる。その砂の中に、彼のボールもあった。
砂と共に宙に浮かんだボールは、そのままグリーンの高さまで上昇し、かろうじてグリーンの端に乗った。
「やれやれじゃい。まだまだ勝負は分からんのう」
 確かに、まだ勝負はついていない。今のダグラスのバンカーショットは第3打である。一方、イグレーヌは次が
第3打だ。彼女がこのイーグルパットを入れればその瞬間に勝利となるが、もし外せば引き分け――場合によっては
ダグラスの勝ち――もありうる。
 例の島から池を歩き渡ってきたイグレーヌは、ダグラスが砂と格闘している間、ピンを挟んで反対側からグリーンの
ラインを慎重に読んでいた。そしてダグラスがグリーンの端、カップから4メートル弱の位置につけたのを見届けると、
彼女はすっとアドレスに入った。
 カップまでの距離は約6メートル。軽いフックラインだが、カップの向こう――今ダグラスの球がある方向――は、
下り傾斜になっている。もし狙いを外してオーバーすれば、今までダグラスが入っていたバンカーにボールがこぼれ
落ちかねない。ここは慎重にカップに寄せ、2パットで行くのが通常の攻め方だろう――サウルもダグラスもそう
読んだ。これならダグラスにも引き分け以上に持ち込める可能性がある……。
 しかしイグレーヌは、少し強めに、ストレートにカツンと打った。外すことなどまるで考えていないような、確信
に満ちたパットだ。
「つ、強い? …………いや…………入った! ナイスイーグルです!!」
 サウルが思わず叫んでいた。リスクを無視した強気のパットが、彼女に勝利をもたらしたのだ。
「くっ……」
 4打目のパットを待たず、このホールの敗北が決まったダグラスは、憮然として唇を噛んだ。そのダグラスに、
イグレーヌが顔を向ける。
「将軍。このホールでの卑劣な振る舞い、お詫びいたします。できれば二度と、このような真似はいたしたく
ないものですが」
「…………」
 ダグラスは無言のまま、イグレーヌを睨みかえしている。彼女は、前のホールでのダグラスの「卑劣な振る舞い」
については一言も触れていない。しかし、またダグラスが同じような手を使えば、イグレーヌもまたやり返す用意
があるとはっきり通告したのだ。しばらくの沈黙の後、ダグラスは口を開いた。
「マッチプレーの経験が豊富じゃのう。ゴルフは誰に習ったんじゃい」
「父に習いました。私と同じ、ナバタの里の守り手だった者です」イグレーヌは、遠くを見るような目をした。
 そんな彼女を見、ダグラスは黙然と首を振った。
「……わかった。ちっとは努力してみるわさ」
「感謝いたします、将軍」
 イグレーヌは静かに頭を下げた。
836日目その2 7/10:2010/11/13(土) 15:53:56 ID:acEMioqW
「これでイーブン、つまり1勝1敗の引き分けだね。……って、キャス!? 脱ぐの早っ!!」
 イグレーヌの勝利を見届けたロイが背後のキャスに振り返ると、彼女はもう服を脱ぎ終えていた。
「ふんっ! やっと引き分けになっただけじゃない、勝負はまだまだこれからよ」
 少女はぷいと顔をそむけながら、紐でまとめた服をロイに投げつけてきた。全裸になったことについてはあえて
触れようとしない。ロイは彼女の服を受け取ると、じゃ行こうかと歩きかけた。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
「え?」
 ロイの腕を、キャスが掴んだ。彼女の目には怒りの色が浮かんでいる。
「可愛い女の子がハダカになってるってのに、『じゃ行こうか』ってスルーするとか失礼にも程があるでしょ!?」
「あ……うん。でもさ、じっと見たりしたら『何見てんのよ!』とか怒るよね?」
「あーもう! そうだけどさ、『何見てんのよ』→『ごめん君の身体がまぶしくってつい』→『もう。じゃあ
特別に見てもいいよ』っていうのがお決まりのパターンじゃない!」
「そ、そうなの?」
「まったく……もういい。ほら、好きなだけ見なさいよ」
 少年の腕を掴んでいた手を離すと、キャスは一歩下がって、一糸まとわぬ姿をロイの前にさらした。木漏れ日が、
少女の白い肌を明るく照らす。
「……うん、じゃあ……」
 ご厚意に甘えて、ロイは幼さの残る少女の肢体を見回し始めた。彼女とは既に何度か愛を交わしたことがあるし、
成長途上のみずみずしい裸体も当然目にしているが、改めてじっくり――しかも屋外で――鑑賞すると、不覚な程の
興奮を覚えてしまう。ツンと上を向いた可愛らしい桃色の乳首。ふくらみかけの、しかし齢の割に大きめな胸。
うすく脂の乗り始めた腰。引きしまった太もも……そして大きなハシバミ色の瞳と、いたずらっぽい笑顔。どうして
彼女が最萌予選落ちなのだろう?
「触るのはダメ。でも代わりに、好きなポーズとってあげる」
 舐めるような少年の熱い視線に、キャスはかすかに頬を赤らめた。ロイは思わず唾を呑み込んだ。少年の脳裏は、
たちまち20通り以上のリクエストで満たされる。手を丸めて子猫のポーズか? 四つん這いにして女豹のポーズ?
それとも……と少年の妄想が暴走しかかった時、かさっと近くの茂みが揺れる音がした。
「!!」
 ロイもキャスも、反射的に茂みの中にしゃがみ込み、身を隠す。聖地に無断で侵入し、挙句に全裸を見せ合って
いる少年少女など、たちまち不審者扱いされてしまうだろう。ロイは木の陰に身を寄せると、そっと音の主を探した。
「あ」
 キャスが小さく叫んだ。さすが盗賊だけあって、音の方向からは見えにくい木の陰をいち早く確保している。その
彼女が、ロイに意味ありげに微笑みかけた。
846日目その2 8/10:2010/11/13(土) 15:54:19 ID:acEMioqW
「あ」
 キャスのそばから音の方向をのぞいたロイも、小さく叫んだ。今勝負が行われていた6番ホールのグリーン近くの
林にやって来た人物は――イグレーヌだった。彼女の手には、タオルと予備のブーツがある。さっき池に入って濡れた
ままの靴を、次の勝負の前に履き替えておくのだろう。さすがに今のダグラスやサウルといった男共の前で生脚を
さらすのは抵抗があったに違いない。
 雑木林に入ったイグレーヌは、まず髪を束ねていた紐を無造作に解いた。くすんだ金色の長い髪が、はらりと広がる。
そして草の上に腰を下ろすと、黒いブーツに手をかけた。その時である。
「…………なっ!」
(しーっ。ほらほら、声出したらあのお姉さんに気づかれちゃうわよ?)
 イグレーヌの様子を木陰から食い入る様に見ていたロイの背後に忍び寄ったキャスが、耳元で囁いた。彼女は自分の
身体を、ぴたりとロイの背中に押しつける。
「!!」
(ふふーん。これからの賭けの約束に備えて、一発抜いておいた方がいいんじゃない?)
(そっ……んなっ!!)
 抗議しようとするロイの腹部に、キャスの手が後ろから延びた。盗賊の少女の繊細な指が、少年のへその周りを
さわさわと這い回り、やがて股間へと至る。
(あらら、すっごく固くなってるじゃない。あたしのおっぱいが背中にあたってるから? それとも、お姉さんの
生脚に欲情した?)
 両方だとロイは心の中で答えた。背中には、蕾のように可憐な少女の乳首が当たっている。そして視界には、
イグレーヌが片足だけブーツを脱いでいる光景が広がっている。
 ロイが答えないと見るや、キャスは右手を本格的に動かし始めた。だけでなく、左手で少年の胸をまさぐり、乳首
と乳房で背中を刺激する。
(あっ!!)
(好きなときにイッていいよ。あ、左足のブーツ脱ぐのに苦労してるっぽい。いいなー、あんなに長い脚。太ももは
むっちりしてるのに、ふくらはぎとかすごくキレイ。ね、濡れた小麦色の太ももって、何かエロくない?)
 乳首でロイの背中をつんつんしながら、キャスはイグレーヌの脚について少年の耳元で実況する。ロイは息を荒く
して、キャスのなすがままにされていた。
856日目その2 9/10:2010/11/13(土) 15:54:42 ID:acEMioqW
(あ、脱げた。うーん、足を拭くのも品があるわね……あ、今見えた! ちらっとだけど、裾めくれて見えたよね?
さっすが大人の女、下着は黒に限るわよねぇ)
(う、うん)
 ロイは喰い入る様にイグレーヌの太ももの奥を凝視している。既に下着どころかその奥の奥まで目にし、その色や
形、味や濡れ具合まで知り尽くしているというのに、木陰に腰を下ろして長い脚を投げだしているその格好に、ロイ
は新鮮な興奮で胸を躍らせていた。
 そのイグレーヌは、濡れた足を拭い終えると、ちょっと何か思案するように手を休めた。そしておもむろに腰に手
を当てると、池に浸かって濡れた下着をするりと脱いだ。
(…………!!)
 ロイの勃起が、キャスの手の中でビクンと脈打つ。脱いだところで局部が露わになったわけではないが、下着だけ
脱ぐという行為自体が、少年の情欲を熱く激しく燃え立たせるのだ。
 傍観者がいるとも知らず、イグレーヌは脱いだ下着を絞って水気を切った。ブーツの替えを持参するだけの周到さ
はあってもさすがに下着の替えまでは用意していなかったらしく、彼女は十分絞った下着を拡げると、再び身に着け
ようと立ち上がり、足を通した。
(!!!!)
 ロイの目は、裾の端から一瞬のぞいた豊かな腰のラインを確かに捉えた。同時に、彼の怒張をしごくキャスの手の
動きが小刻みに速くなっていく。生着替えのクライマックスと見たキャスは、ここぞとばかりに一気に責めてきたのだ。
(ほら、もういっちゃう? お尻に食い込んだ黒い下着見て、いっちゃうの?)
 キャスの滑らかな腹部がロイの腰を撫でるように上下に動き、ぷにっとした胸が少年の背中をこすり上げる。
(だめ、だ、キャス…………やめて…………)
 ロイの抗議もむなしく、少女の唇が少年の肩の下から背中にかけてキスの雨を浴びせていく。そしてキャスの左手が
ロイの乳首をつまんだ瞬間、少年の我慢は限界に達した。
(うっ!!)
 盗賊の少女にしごかれながら、ロイの男性本体から欲望の証が勢いよく噴き出した。濃厚な白濁液が、目の前の
灌木に降りかかり、葉を白く汚していく。キャスが勃起の角度をもう少し上に向けていたら、確実に灌木を飛び越して、
イグレーヌのいるあたりまで飛び散りそうな勢いだった。
(うっわ、ほんとにイッちゃったの?)
 キャスは嬉しくてたまらない様子で、脈打ちつつ射精を続けるロイをしごき続けている。ロイは必死に歯を喰い
しばって、呻き声が漏れないようにするのが精一杯だった。
 一方イグレーヌは、何も気付かないようだ。予備のブーツに履き替えると、濡れたブーツを手にさっさと立ち去った。
866日目その2 10/10:2010/11/13(土) 15:55:19 ID:acEMioqW
「いくら何でも、ひどいよ……」
 ようやく射精を終えたロイは、キャスの身体をふりほどいた。気持ちよかったのは事実だが、勝負の約束では
1敗目は脱ぐだけだったはずだ。キャスは唇の片側だけで笑った。
「いーじゃない。あんたもいいもの見られて、しかもいい思いできたんだから。あ、それとも、せっかく出すなら
あのお姉さんにぶっかけたかった?」
「そ、そんなこと! ……ないけど」
「なんで一瞬ためらうのよ。ま、あんたの好みがわかったけどね」
 キャスは白い粘液で汚された木をしげしげと見つめた。そしていきなり、ぶよぶよした精液の塊を指ですくう。
「な……」
 ロイが唖然として見守る中、彼女は少年に向き直ると、すくい取った白濁液を自分の下腹部になすりつけた。
粘性の高い体液が、少女の腹部でふるふる震える。
「まだあったかいね、これ」
 キャスはロイの眼を覗き込みながら、木にまだ大量に付着している精液を再び指ですくった。そして同じように、
へその下でその指を拭う。ロイの視線は、いやでもキャスの腰回りに釘付けになった。
「あっ……見て……」
 何度か同じ行為を繰り返すうち、キャスの下腹部に溜まった精液が、自らの重みに耐えきれず、ゆっくりと
流れ落ち始めた。白い粘液の塊が、少女の股のY字のラインに沿って、這うように垂れ落ちていく。ロイは
まばたきするのも忘れ、淫猥な光景を凝視していた。
「…………」
「あ…ん」
 濁液が股の先、割れ目の先端に達し、キャスはわずかに腰をよじった。腰まわりのふくらみ方こそまだ子供だが、
そのくねらせ方は妖艶の一言に尽きる。ロイは再び大きくなり始めた肉剣を手で覆うと、あわてて向きを変えた。
「も、もう行くからね!」
「うん……いっていいよ……」
「そ、そういう『いく』じゃないってば!」
 うろたえるロイを見つめながら、次はどうやって彼をからかおうかとキャスは微笑みながら考えを巡らせていた……。

勝敗表   1 2 3 4 5 6
イグレーヌ ×○−−−− EVEN
ダグラス   ○×−−−− EVEN

(第3の試練に続く)
87名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 15:58:16 ID:acEMioqW
ゴルフに関しては、小池一夫せンせのゴルフ漫画の展開を借用しています。あまり期待しないでください……

>>66
5日目については、ただひたすらリリーナとやりまくっていたので欠番です。
88名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 17:03:50 ID:eRItCxhI
やっほう六日目神来た!これで月曜日まで全裸だ!
89人だみP ◆v7zmEWdRdjls :2010/11/14(日) 22:11:52 ID:LSCsuz6e
窓の外から、優しい月の光が差し込んでいる。
その窓の外から見える月は、満月で、まったく欠けていない真円を描いていた。
日中の日差しとは違い、淡く穏やかな光。
月明かりというのは、どうしてこんなにも穏やかなのだろう?
その理由の一つに、月光からは熱を感じないからだというのがある。
お師匠様が仰っていた。
お日様は、自分から光を放っている。
それに対し、月はお日様の光を反射して輝いている。
だから月明かりには、熱がないのだ。
こんなにも丸く、綺麗な真円を描いている月に対してさえも、理論的に考えている自分にふと気づく。

エルクは一瞬、恥じた。
お師匠様はこう言われた。
「綺麗なものを、素直に綺麗だと感じる心を持て。」
確かにお師匠様は、理知的な人物ではあるが、芸術を愛する人物でもあった。

前に、エルクはお師匠様と一緒に、お師匠様の屋敷の庭を散策したことがある。
「エルク、足元を見たまえ。」
「足元・・・ですか?」
エルクはお師匠様に言われるまま、足元を見た。その地面には、数匹のアリがいる。
お師匠様はそのうちの一匹をすくい上げて手の上に置いてエルクに見せた。
「エルク・・・、このアリを見て、どう思う?」
「何って・・・・・・アリですよね?昆虫の仲間で、地中に巣を作り、群れを成して行動する・・・」
「そんなことはどうでもいいんだ。エルク、このアリを見て、綺麗だと思わないか?」
「綺麗・・・ですか?」
「そう。この小さな身体の全てが、真っ黒い。黒以外の色は、身体のどこにもないんだ。まさに、純粋な黒。」
「はあ・・・」
エルクにはいまいち、よくわからない。
「エルク、人にはね、確かに冷静で理知的な分析力、そして判断力が必要ではあるんだ。だが、時には綺麗なものを素直に綺麗と言える
心も必要なんだ。人には感情ってものが必ずあるんだから。」

今、自分は、この綺麗な真円を描く月に対しても、日の光がどうとか、反射がどうとか、理論的に考えていた。
だが、大事なのは、それではない。真ん丸な月が、とても綺麗。
お師匠様はそう思う心が大事だと仰ったのだろう。
この皆が寝静まった夜の窓辺に優しく差し込む月明かりを、ベッドの上で寝転がりながら鑑賞する。
戦乱の渦中にいる自分にとって、このひと時は、何にも勝る贅沢なのだから。
90人だみP ◆v7zmEWdRdjls :2010/11/14(日) 22:12:29 ID:LSCsuz6e
エルクは、月明かりの反対側からも何かが差し込んでいることに気づいた。
エルクの寝ているベッドの、窓と反対側。
「ん?」
エルクは振り向いてぎょっとした。
そこには二つの大きな目が、上下に並んで、じっとこっちを見ている。
上と下にある二つの目。それは、この目の持ち主の顔が、横を向いて寝ている状態であることを表している。
さっきから、じーっとこちらを見つめている。時折まばたきをするので、生きているのは間違いない。
お互いを見つめあう二人。と言えば聞こえはいいが、どちらかと言うと、睨み合いに近かった。
どちらも声を発しない。しばらくは睨み合ったままだ。
エルクには、この目の持ち主がすぐにわかる。
(あいつだ・・・)
やがて、その目の持ち主は口を開いて言葉を発した。
「何よ。」
すると、反射的にエルクの口からも言葉が出てくる。
「何だよ。」
しばらくその姿勢で睨み合う二人。だがエルクはやや動揺していた。
ここはエルクに割り当てられた部屋だ。小さな部屋なので、同室の仲間はいないはず。
だが、今この部屋に、他の人間がいる。それも、自分とは違う性別の、女性である。
なぜ、彼女がここにいるのか、エルクにはわからない。鍵はかけてあったはずだ。
それに、自分と一緒に入ってきた人もいない。とはいえ、ここはフェレ領の城なので、合鍵を借りれないことはない。
エリウッド様か、マーカス様ならば、合鍵を持っていてもおかしくはないだろう。

しばらくの睨み合いの後、彼女はふと、身体を起こした。
そしてエルクに覆いかぶさるようにして、エルクの顔を上から覗き込んだ。
「見てたわよ、今日の戦い。」
「・・・・・・。」
エルクはどうだった?などとは聞かない。彼女が高得点をエルクにつけるわけなどないからだ。
それに今日の戦闘は・・・あまり芳しくないものだった。
「あんたって・・・、ほとほとバカよね。今日だって魔道士のくせに深入りしすぎて、危うく敵のバーサーカーにやられるとこだったじゃない。
当たり所が悪ければ、あんた、間違いなく死んでたわよ。」
そう、バーサーカーお得意の必殺が出ていたら、エルクは今、間違いなくこの世にいないだろう。
たまたま必殺が出なかっただけなのだ。
「フィオーラさんが助けてくれたからよかったようなものの、あのままだったら、今頃あの世にいるはずよ。」
戦局はその後、フィオーラの奮闘により、敵を殲滅できた。とはいえ、フィオーラのほうは無茶はしていない。
戦いながらも、敵の大軍を上手に誘導し、仲間たちのいる場所へおびき寄せてから、一斉に全軍を挙げて叩いた。
「まったく、あんたはいつもいつも無茶ばかり・・・」
憎まれ口を叩く彼女の瞳から、うっすらと熱いものがこぼれた。
「このままだと、いつか死んじゃうよ?」
エルクはどういうわけか言葉が出ない。おかしい。いつもは憎まれ口には憎まれ口で返すのに。
だが彼女の瞳は、嘘を言っていない。彼女が・・・セーラが、こんな顔をするなんて・・・
すると彼女は、自分の腕で目をごしごしこすった。涙を拭いているのだろう。
そして彼女は、再びエルクの顔を覗き込んだ。
「ありがたいと思いなさいよね。」
「な、何をだよ・・・?」
そしてセーラは一瞬片方の瞳を閉じた。
「あんたがいつ、くたばっちゃってもいいように、あたしがあんたの子供を産んであげるんだから!」
91人だみP ◆v7zmEWdRdjls :2010/11/14(日) 22:13:08 ID:LSCsuz6e
エルクはむくっと上体を起こした。
そしてセーラの身体をじっと見る。
先ほどから気になってはいたのだが、彼女の身体には、衣類の感触が全く感じられなかった。
月明かりがさしているとはいえ、薄暗い夜の部屋。そこに映るセーラの身体・・・それは、エルクの想像通りだった。
一片の布地さえも、身に纏っていない。
信じられないことだった。一人の女が、男の前で裸になっている。それも自主的に。
「嘘・・・だろ?」
「嘘なわけないじゃない。」
エルクはそっと彼女の胸に触れた。柔らかい。そして暖かいぬくもり。
セーラは全く抵抗していない。エルクの手が胸を弄っているのを、そのままに任せている。
「だから言ってるでしょ。」
エルクは何も考えず、ただひたすらに彼女の胸に手を当てて揉んでいる。
今まで、エルクにはまったく経験がなかった。他のいろいろな人たちから、女体の素晴らしさというのは聞いていたが、
それまでは、ほとんど関心を持つことがなかった。
だが今、エルクが触っているのは、その女体そのものである。
「ねえエルク。」
「何だよ?」
「あたしの胸って・・・どお?」
「どおって・・・胸だろ?」
「何よ、柔らかいとか、大きいとか、美しいとかいった感想はないの?」
セーラは怒っている。だが、やめさせようとはしなかった。
このとき、先ほどのお師匠様の言葉が脳裏のよぎった。
(エルク、綺麗なものを綺麗と言える感性が大事なのだ)
92人だみP ◆v7zmEWdRdjls :2010/11/14(日) 22:13:45 ID:LSCsuz6e
エルクはいきなり、ぐいっとセーラの身体を抱き寄せた。
(もっと、もっと肌で感じたい・・・!)
彼女の二つの大きなふくらみの中央に、顔を埋める。
柔らかく心地よい感触の中に、大きく脈打つ鼓動がはっきりと感じられる。
「何よ。」
エルクがセーラの顔のほうへ視線を向けると、セーラはじっとエルクを睨んだ。
(セーラ、こんなに興奮している・・・)
「しょうがないじゃない。あたしだって女なんだから。」
まるでエルクの心を読んでいるかのような発言の後、彼女は頬を染めて横に俯いた。
エルクは少しだけ、楽しくなってきている。
普段は悪態をつく仲だけれども、身体は正直なのだ。
その証拠に、セーラの身体は、徐々に熱くなってきている。
真っ白く感じられた彼女の素肌も、次第に桃色っぽくなっていくのがわかる。
これだけ至近距離だと、彼女の身体の色も、何とかわかる。
エルクは少しだけ顔を離して、そのふくらみの頂上に赤く輝く宝石を口に含んだ。
「あ・・・」
セーラがかすかにため息を漏らした。
赤ちゃんが母乳を吸うための器官であるということは、エルクも知っている。
だが、そんなことはどうでもよいことだった。
その理論的な説明は、即座に彼の脳裏から消えた。
今あるのは、ただ、その女体をもっともっと感じたいということだけである。
(もっと、もっと・・・セーラを・・・感じたい・・・)
だが、その言葉は、エルクの口からは出てこない。
彼の最後の理性が、その言葉が口をついて出るのを押しとどめている。
二人は、お互いに意地っ張りだった。
本当は、二人とも相手のことが気になっているはずなのに、いざ会うと、口から出てくるのは憎まれ口ばかり・・・
彼の師匠のパントも、そんな二人を見て彼に教え諭すように言ったのだろう。
(綺麗なものを綺麗と言える感性)
これはすなわち、
(もっと素直になれ)
というのと同義である。
師匠の目にも、エルクとセーラは、お似合いの二人に映っていたのだろう。
しかし、二人とも、どうしても素直になれない。
好き、愛してるなどの言葉は、今の二人であっても、どうやっても口からは出てこない。
だが・・・身体は正直だ。
二人の身体が、お互いを愛していると言っている。
そのエルクの身体が、一瞬離れた。
そして立ち上がり、寝巻きをすべて脱ぐと、またセーラの元に座り込んだ。
そのセーラの目の前には、屹立したエルクの男性がある。
他の男性と比べて、大きいとか小さいとかはセーラにはわからない。ただ、想像していたものよりは、ずっと大きなものに映ったようだ。
それを見たセーラの表情に、少しだけ怯えの表情が加わる。
その表情に、思わずエルクは声に出して言った。
「セーラ、怖いの?」
「そ、そんなわけないじゃない!」
即答でセーラは返した。
「言ったでしょ?あたしが、あんたの赤ちゃんを産んであげるんだって!」
セーラが怒ったように返すと、エルクは覆いかぶさるようにセーラに抱きついた。
今でさえも、二人の口からは、あの言葉は出てこない。
だが、お互いの身体が、言葉を発している。

繁殖したい。
93人だみP ◆v7zmEWdRdjls :2010/11/14(日) 22:14:11 ID:LSCsuz6e
エルクは己の燃え滾るかと思うほどの男を握った。そしてセーラの女の香りがする場所へとその男を押し当てる。
薄暗くて、どこが入り口なのかはよくわからない。その男の先端が彼女の入り口を探している間にも、彼女の激しい鼓動が、全身から伝わってくる。
彼女はすでに、ハアハアと喘ぎ声を上げていた。熱いのだろう。
「エルク、まだ?」
「も、もうちょっとだよ!」
そして、エルクの男の先端が、彼女のぬっとりと湿る不思議な場所を突いた。
「こ、ここ?」
「うん、たぶん・・・」
その先端部に力を込めると、徐々にそれは、暖かいぬめりの中に沈みこんでいく。
「ここで合ってるね。」
エルクが聞くと、セーラは黙ってこくっと頷いた。
そして、どんどんと奥のほうに突き進んでいった。
やがて、エルクの男は根元まで埋まった。その根元にある毛と、彼女の毛が擦れ合っている。
セーラの顔を見ると、彼女の表情には、少しだけ苦悶の表情が浮かんでいる。
痛そうだ。彼女も初めてなのだろう。
「何よ。」
彼女はまっすぐエルクを見つめて言った。
「あたしに赤ちゃんを産んでほしいんでしょ?」
エルクはこくっと頷いた。言いだしっぺはセーラなのだが、今やエルクもその気になってしまっている。
「あたしに赤ちゃんを、産ませてみせなさいよ。」
エルクの男が、異常に昂っている。言葉にしないでもわかる。
この女性に、自分の子を産ませたい。
エルクは本心から、そう思っている。
だが、その赤ん坊を産ませるための素がエルクの男から出てくるには、いま少し刺激が足りなかった。
その刺激を求めて、エルクは腰を前後に揺さぶった。
「はうっ!」
一瞬、エルクの口から声が漏れた。
(こ、これは・・・・・・すごく・・・・・・)
今まで味わったことのない感触。これが、おそらくお師匠様の仰ってた『女体』の感触。
さらに前後に揺さぶると、少しずつ尿道から何かが出てくるのが感じられる。
そしてその先端は、じんじんとした痺れのような感触に包まれている。
何かが・・・出ていきそう・・・
だが、まだだ。
完全に出ていくには、もうしばらくの刺激が必要だ。
エルクは腰を、さらに前後に揺さぶった。
それに合わせて、エルクの男が、彼女の女の中を捏ね繰り回した。
「あ・・・はあ・・・エルク・・・」
彼女の瞳が、いつしか潤んだ眼差しで、じっとエルクを見つめていた。
「あんたの赤ちゃんを産んでいいのは、あたしだけなんだから・・・」
「・・・・・・」
「他の女に産ませたりしたら、絶対に許さないから・・・」
いつしか彼女の表情が、恍惚の表情を帯びてくる。
「わ、わかったよ・・・」
その瞬間、激しく襲いかかる脱力感。
一気に、尿道から熱いものが噴き出してきた。
そのとき、二人の男女は繋がっていた。
その熱いものは、少しの迷いもなく、セーラの母胎へと一気に流れ込んだ。
94人だみP ◆v7zmEWdRdjls :2010/11/14(日) 22:14:45 ID:LSCsuz6e
その後、どうなったのかはわからない。
気がつくと、あたりは明るくなっていた。
どうやら、そのまま寝てしまったみたいだ。そのエルクのおでこの辺りを、誰かの手が優しく撫でている。
エルクはまだ目を開けていない。その手の感触は、穏やかで、愛情あふれる手の感触。
おそらく、自分のことを最も愛してくれている女性。エルクはそう直感した。
「ふふ。」
その声の女性が、そっと笑った。どこかで聞き覚えのある声。
だが、いつも聞くその声は、普段は憎まれ口を叩く声。
しかし今の声は・・・・・・
すると、その声の主は、小さな、しかしエルクにはよく聞こえる声で、そっとつぶやいた。
「黙っていれば、こんなに可愛いんだけどなあ・・・」
目を閉じたまま、エルクは心の中でこう返した。
(お互い様じゃないか。)

おしまい
95名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 23:26:42 ID:ECJX2gMw
GJ!
96名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 23:30:55 ID:4HWhZaIn
久々のだみゃ〜ん乙
97名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 21:59:08 ID:LxMbmkOB
>>94
GJ!
だみゃ〜んの投下自体嬉しいけど、個人的には感動したw
98名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 23:06:29 ID:2rDcU4Ki
何か久し振りな人たちラッシュでうれしい
99名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 12:21:35 ID:yaPh3+YP
過疎
100名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 18:54:22 ID:mZDMs8Lv
えろいのう
101名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 21:11:31 ID:QTw4BuSG
人いないのか
102名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 11:45:35 ID:qRkTX3ev
元々下火だったのが新作出たので活性化するかと思われたが
新作のマイユニ否定する人が多くて結局元通りの過疎化に…
いや、マイユニ関連否定したらSFCと変わらなくなってしまいネタが無い
103名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 14:33:35 ID://HsW0qy
心の狭さが身を滅ぼすか・・・
104名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 16:09:14 ID:wvB8Jwlo
だみゃ〜ん節が相変わらずで安心だわ。

このスレ自体多作な少数の職人が支えるようになって長いけど、
それ以前は一月に一本投下あるかないかってペースだった気がする。
もともとメジャーなゲームでもないしね……
105名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 17:16:59 ID:biw7QdIn
>>102
というかルナティックがキツすぎて面白くていまだにSS書いてる暇がない
ついステ上げ吟味やりすぎてしまうのは悪い癖だなw
106名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 18:38:45 ID:ZDJD6r6R
>>102
否定っつーよか単にマイユニが不人気なだけじゃないの?
107名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 02:55:39 ID:n+6EIRBp
マイユニ♂はどうでもいいな。ドリスレ行き
♀はそれなりにファン層があるのを証明できた訳だから
今更騒ぐ必要も無い。

以前にそのテのレスがあったため
ここがいつも過疎気味ペースなのも当然判っているものと判断する

あとだみゃ〜ん氏いつも乙です
108人造人間だみゃ〜ん:2010/11/22(月) 12:14:11 ID:YMYQ+LR1
また
109人造人間だみゃ〜ん:2010/11/22(月) 12:15:48 ID:YMYQ+LR1
また規制中orz
110名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 22:24:31 ID:5x3SThrq
アイエリってないのね意外と
111名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 00:56:13 ID:H7n/m2fh
アイクは肉と結婚してるようなものだからな…
112名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 10:23:05 ID:LHHj8crz
絡ませるならシグルーンから
いや単純に好きなだけなんですはい
113名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 11:19:54 ID:Y5dg2dUL
エリンシアはフラグクラッシュ返しして
他の男に乗り換えたからな・・・
114名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 15:43:32 ID:FbwciFod
>>110-111
「……どうしても、私を女として見てくださらないのですね」
 エリンシアの裸を見ても、アイクの男の部分は全く反応していない。
「でしたら、私を……私を、肉だと思ってください」
 その言葉を聞くや否や、アイクは猛然とエリンシアの身体に襲いかかった。食ってかかった、と言うべきか。彼は王女の肩を
掴むと、ぐるりと肢体の向きを変えて、うなじから肩のあたりに何度も口を寄せた。
「あっ」
「肩ロースはまあまあだな。脂が少し足りないようだ」
 そのままベッドにエリンシアを押し倒す。王女に抵抗する間を与えず、そのほっそりした脛を手に取った。
「きゃっ!
「スネはよく締まっていて、それほど筋っぽくないな。煮込み料理には最適だ」
 アイクの無骨な手が、そのまま王女の太ももに伸びた。
「いやっ! そんな……っ!」
「内モモもいい感じだ。天馬騎士だからか? ほどよく脂肪の乗った赤身で、すごく柔らかい」
 アイクは我慢できないといった感じで、引きしまった太ももにかぶりついた。エリンシアの身体がビクンと跳ねる。アイクは
しばらく太ももを堪能した後、小刻みに震える王女のヒップに歯を立てた。
「うっ、あ……」
「……惜しいな。ランプは柔らかくて生で食いたいが、量が少なすぎる」
 小ぶりなお尻に見切りをつけたアイクだったが、そのすぐ上のくびれた腰まわりには満足したようだ。
「うん、ヒレはいいな。余分な脂が無い赤身だが、柔らかい」
「アイク……後ろだけではなく、前も見てください……」
 恥ずかしさで消え入りそうな声で懇願しつつ、エリンシアは仰向けになった。豊かな胸が波打って揺れたが、アイクは乳房
には全く興味を示さず、あばらの回りを熱心に観察していた。
「バラもうまそうだな。適度に固くて、歯ごたえが楽しめそうだ」
 ようやくアイクが顔を上げた。そしてエリンシアの顔をじっとのぞき込む。
「ア、アイク……」
 潤んだ目で、エリンシアがアイクを見つめる。アイクは無言のまま、彼女の唇に自分の唇を重ねた。
「んっ……!! んんん、んくっ!」
 いきなり舌を口内に挿入され、エリンシアは困惑と歓喜の呻きをあげた。やがてアイクは口を離す。
「うん、タンはまあまあだ。じゃあ、おやすみ」
115名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 17:27:33 ID:FbwciFod
今昼寝から起きて正気に返った
変なのカキコして申し訳ない
116名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 19:35:22 ID:FXkwGjNf
>>115
いや、面白かったよ
GJw
117名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 20:31:37 ID:yQeorjPe
114には日本語でおkのスレに参加して欲しいわw
面白かった!GJ
118名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 20:52:37 ID:FXkwGjNf
>>117
日本語でおkのスレ、
ひょっとして落ちてないか…?
スレ違いだけど。
119名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 00:53:15 ID:1pgmIkfs
>>118
日本語でおkのスレ、落ちてるね…
てかなんでこんなにあのスレの住人がいるんだよw
120名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 02:32:45 ID:PGTXRrTT
>>114
gj……というか
よくぞ思い付き、そしてよくぞ書いたとしか言い様がないw
121名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 02:58:51 ID:Vmj07i+1
あそこにだみゃーん投下してなかったっけ?まあスレチだけど
そして>>114はGJ!普通に面白かったわ
122名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 15:41:08 ID:+npowzGR
ものすごい流れd切りだが
日経新聞の『韃靼の馬』だけど、マンハ旗の章になってFE成分が増えたのが凄く嬉しい

キム(阿比留克人)・・・ソードマスター
李順之・・・勇者
徐青・・・スナイパー
チャハル・ハーン・・・ホースメン(遊牧騎兵)
雲南白葯・・・特効薬

と当て嵌めたらものすごく納得できる
123人だみP ◆v7zmEWdRdjls :2010/11/28(日) 06:35:06 ID:4/50LwqJ
ちゅん、ちゅん、ちゅん・・・・・・

朝の穏やかな日差しにつられて、小鳥たちの鳴き声がこだまする。
「う、う〜ん・・・」
フィオーラは小鳥の鳴き声に、ようやく目を覚ました。

ちゅん、ちゅん、ちゅん・・・・・・

小鳥の鳴き声が、大きく聞こえる。
気持ちのよい朝。
だがしかし、どこかがおかしい。
小鳥の鳴き声が・・・・・・大きすぎる。
窓の外から聞こえてくるのではない。窓の内側から聞こえてくるのだ。
そういえば、窓は少しだけ開いている。おそらくこの小鳥は、そこから入ってきたのだろう。
しかし・・・・・・なぜか下半身がムズムズする。
「あっ!」
フィオーラは己の下半身を見た。
ぷっくらと膨らんだ彼女の恥丘の上に、小鳥が巣を作っていた。
彼女の長い陰毛は、巣材としては最適なのだろう。
だが・・・このまま巣を作られると、彼女が困る。
仕方なく彼女は、両手で小鳥を追い払った。
窓の外へと、2羽の小鳥が飛び立っていくさまを見ながら、フィオーラは申し訳なさそうにつぶやいた。
「ごめんなさいね、小鳥さん。」

朝の穏やかな、いつもの光景。
124名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 10:32:40 ID:vuJNelwX
なかなか通な小鳥だ
125名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 18:20:34 ID:5KCh/2iR
光物につられたのか?w
ここは誰の陰毛が一番巣に向いているか検討すべきではないかね
126名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 23:38:31 ID:G4zTlfOF
リンダはリメイクで沐浴とか、着ているローブが薄いとか
割とエロっぽい描写が増えたな。着ているローブとか剥ぎ取られたら
魔界村みたいにパンツ一枚の半裸になっちゃったりしてww
127名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:26:30 ID:rLnxpXTq
ほしゅ
128名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 21:52:48 ID:5I4vLJBo
6日目の続きです。

・相変わらずダグラスのキャラが全く別のそれと化していますが、それは話の都合です。次あたりでは多少まともに戻るかも
 しれませんが、ダグラスが好きな方はスルー願います。
・相変わらずFEの世界観にそぐわない表現等が出てきますが、今さら手遅れです。あらかじめご了承ください。
1296日目その3 1/9:2010/12/11(土) 21:53:30 ID:5I4vLJBo
 第三の試練 「風の声に耳を傾けよ、陽の光に目を向けよ」 聖エリミーヌC.C.9番ホール パー3、187ヤード

「このホールは引き分けでしょうか」
 ヨーデルに尋ねたサウルは、老司祭がやや上機嫌な表情を浮かべているのに気付いた。そのヨーデルは、わずかに
眉を上げて「なぜ?」と聞き返す。
「このホールは、パー3のショートホールです……距離は190ヤード弱しかない上、少し追い風が出てきたので、
二人とも十分ワンオン可能です。コースは平坦そのもので、障害物はグリーン手前から右にかけて広がるバンカーと
グリーン奥のヘビーラフ、そして……」
 サウルはグリーンの左側を指さした。そこには、堂々たる樫の大木が聳え立っており、広げた枝いっぱいに葉を
繁らせている。その昔、八神将の一人・神騎兵ハノンがエリミーヌに贈った苗木の何代目かの子孫と言われている、
このホールの名物というべき大木だ。グリーンからは十分離れており、枝先がわずかにグリーン左端直上に達して
いるかどうかといったところで、枝がグリーンの一部に影を落としている。
「……あの大きな木だけです。もっとも、あの木はグリーンから少し離れていますから、直接の脅威にはなりません。
枝がボールの飛ぶコースを邪魔する可能性もありますが、よほど左サイドに飛ばさない限り大丈夫でしょう。
グリーンは横長で……」
 そこまで言って、サウルははっと口を閉じた。先ほどまでの上機嫌はどこへやら、ヨーデルの眉間に不機嫌そうな
皺が寄っていた。
「……サウル。このホールの教えをもう一度言ってみてください」
「は……『風の声に耳を傾け、陽の光に目を向けよ』です」
「その通り。私が今日このホールを見た時うれしく思ったのは、まさにその教えを理解しているか試すのにふさわしい
状態だったからです。しかし……」
 口調はあくまでおだやかに、ヨーデルは言った。「あなたはエリミーヌ様の教えに気づかないようですね」


「で? あんたは気付いたの?」
 ティーグラウンド後ろの茂みに隠れて司祭達の会話を盗み聞きながら、キャスはロイに尋ねた。先刻の一方的な
愛撫のことは全く気にかけていない様子である。ロイは内心ため息をつきながら、コースを見渡した。
「うーん、どうだろう……僕も引き分けだと思うな。二人とも1打目でグリーンに乗せるだけの技量はあるし、
そのグリーンもここから見る限りでは変な仕掛けはなさそうだ。少しだけ、右側が高くなってるかな? 逆に左側
は平坦だね。グリーンに奥行が無いから、直接ピンを狙うとオーバーしてヘビーラフにつかまる可能性がある。
グリーン手前はバンカーだから、手前に落として直接放り込んだり、手前から転がして乗せることはできない
……たぶん二人共、ピンの左側を狙って落として、1パットで沈めると思うよ。ティーショットさえミスしなければ、
差はつかないと思うなあ」
1306日目その3 2/9:2010/12/11(土) 21:53:59 ID:5I4vLJBo
「ふーん……?」
 キャスはちょっと首をかしげ、それからグリーンをじっと見つめた。獲物を見定める、盗賊の眼だ。
「ねえ、やっぱ球打つ時って、気が散ったらまずいんでしょ?」
 唐突な質問に、ロイはちょっと驚いた。が、すぐにうなずき返す。
「もちろん。何かで気が散って集中できなければ、いいショットは打てないよ」
「あたし、分かったかも」
「え?」
 ロイはびっくりしてキャスを見た。彼女は得意気な笑顔で応えた。
「ま、あんたの言うとおり二人とも左に打ったら同じ結果だろうけどさ。教えってヤツを理解してる方、そして
たぶん勝つ方は、グリーンの右を狙うと思う」
「ど、どうしてそう思うの? 右の方はグリーンが少し傾斜してるし、もっと右端に行き過ぎればバンカーに
落ちることもありえるのに……」
「ふふーん」
 キャスは満面の笑顔を浮かべるだけで答えようとしない。その時、イグレーヌがドロシーに3番アイアンを
要求する声が聞こえた。


「3番ですね」
 ドロシーが差し出すアイアンを受け取り、イグレーヌがティーアップした。彼女の飛距離なら少し大きいかも
知れないが、微妙なコントロールが要求されるこの場面では、3番アイアンで抑えて狙うといのは妥当な判断
だと誰もが思った。イグレーヌは慎重に狙いを定めると、ゆっくりと振りかぶり、第1打を放つ。
「ナイスショッ…………ト……?」
 サウルとドロシーが同時に叫び、同時に語尾を濁した。イグレーヌが放ったショットは、前のホールでの
ティーショットと同じコントロールフェード。即ち、落下の際に右に曲がる球である。この打球はグリーンの
右手前に落ちて、少し転がってピンの右5メートルの位置にピタリとつけた。
(何故右へ……?)
 静かな表情で打席から離れるイグレーヌを眺めつつ、サウルは彼女の真意を推し測ろうとした。左に曲がる
ドローボールは、着地後の転がりがフェードボールより大きいので、3番や4番のアイアンで打つとどこまで
転がるか読めない。だから右に打ったのか? しかし右に打つのはバンカー入りのリスクがある。また乗った
としても、下り傾斜のパットを余儀なくされるのだ。
1316日目その3 3/9:2010/12/11(土) 21:54:24 ID:5I4vLJBo
「おうおう、なかなか難しいところに落とすもんじゃのう」
 ダグラスは5番をくれとドロシーに笑いかけた。先のホールでの敗北から、もう立ち直っている。こういう
切り替えの速さも、難コースの攻略には必須の要素だ。
(追い風とはいえ、5番ですか)
 風を切って素振りするダグラスを見やりつつ、サウルはあらためてエトルリア大軍将の腕に驚き呆れていた。
言動こそアレだが、豪快なショットや見事なコントロール、そして巧緻な駆け引きなど、相当な修羅場をくぐり
抜けてきた強者であることは明らかだ。このホールを5番アイアンで攻めようとするところからも、その強さ
がうかがえる。
 その歴戦の闘士が、目一杯振りかぶって、思い切り振り抜いた。悲鳴のような打球音と共に、白いボールが
グリーンめがけて飛んで行く。高く上がった打球は、追い風を捉えて飛び渡り、緩やかに左に曲がっていく。
美しいドローボールは、見事にグリーンエッジに届き、ピンの左約4メートル強の位置につけた。
「ナイスショット、です」
「ガハハハハハハ、見たか嬢ちゃん。狙い通りじゃい」
 アイアンをドロシーに渡しながら、ダグラスは満足げにうなずいている。グリーンの端で転がる勢いを殺し、
グリーン左の平坦な位置にぴたりとつけるような芸当は、誰にでもできることではない。サウルはその技量に
内心感嘆したが、ふと気になってヨーデルの表情をうかがった。
「ダグラス殿が有利な位置につけた……と思っていますね?」
 ヨーデルは「穏やかな不機嫌」といった顔つきでサウルに言った。サウルはぎくっとして背を伸ばした。
「このホール、少なくともダグラス殿の勝ちはありません。おそらく、イグレーヌ殿が勝つでしょう」
 ヨーデルは穏やかに、しかしはっきりと断言した。


「ほーら、あたしの言ったとおりじゃん」
 ヨーデルの言葉に、キャスは得意満面でロイに向き直る。ロイは何も言い返せず、必死になって考えた。
 グリーンの右と左がそんなに違うのか? どうやらそうらしい。では何が? ヨーデルやキャスの言い方
だと、「右側がいい」というより「左側が駄目」という印象を受ける。右と左は何が違う? グリーンは
右上がりに傾斜しており、特に右半分の傾斜は左のそれより大きい。したがって右に落としてカップを狙う
場合、芝目を考えた上での絶妙な力加減のパットが要求されるため、傾斜の度合が小さい左より不利なはずだ。
 一方左には、右ほどの特徴は無い。ダグラスが狙ったピンの左4〜5メートル付近はこのグリーンのベスト
ポジションのはずで、あそこからカップまでは緩い上り勾配があるだけだ。
 芝目だろうか? 左側の芝目がやたらと読みにくい、あるいは横方向にものすごく速いといった障害が
ある可能性はある。しかしキャスには芝目の知識は無いはずだし、そもそも盗賊の彼女の眼をもってしても
ここからグリーンの芝目が読めるはずがない。
1326日目その3 4/9:2010/12/11(土) 21:54:48 ID:5I4vLJBo
「ふふん、『風の声に耳を傾けよ、陽の光に目を向けよ』ってね。聖女エリミーヌも結構わかってんじゃん。
いい盗賊になれるかもよ」
 キャスが罰当たりな発言をしたが、ヒントのつもりなのだろう。彼女はグリーンを指さした。
「そんなに難しいことでも無いと思うけど。ねえ、今グリーンの左側の、さらに左半分は、どうなってる?」
「……あ」
 ロイはようやく答えを見つけた。


 そのグリーンの上で、イグレーヌがじっとパッティングラインを確認している。第2打は彼女が先だ。
 彼女の位置からカップまでは約5メートルの下りで、軽いスライスラインになっている。普通に打ったら、
右に逸れるということだ。下りなので弱目に打たなければならないが、それではますます芝目に流されて
右に行ってしまう。それを計算してカップの左を狙うか、それとも……
「打ちます」
 イグレーヌは真っ直ぐ、しかも強く打った。前のホールのパットと同じである。一同はその思い切りの
良さにぎょっとしたが、球はそのまま真っ直ぐカップに向かう。下り傾斜で勢いのついたボールはカップ
を飛び越すかと思ったが、カップの向こうの縁に当たって上に跳ね上がり、真下に落ちる。ボールは音を
立ててカップに吸い込まれた。
「!! ……入った、入りました! ナイスバーディー!」
 ドロシーが歓声を上げた。強く打てばそれだけ横方向に流れる芝目の影響は少なくなるが、外した場合は
目も当てられない。しかしイグレーヌは、そうした不安など微塵も無い、自信に満ちたパットで見事に沈めた。
これでこのホール、彼女の負けは無くなった。
「む……」
 ダグラスは黙りこんだ。次の第2打を入れて引き分け、外せばその瞬間このホールの負けが確定する。
彼は慎重にラインを読んだ。ダグラスの位置からは、今のイグレーヌとほぼ逆の条件、すなわち軽いフックラインの
緩い上り傾斜である。彼はボールの位置に戻ると、勝負を分ける第2打を打とうとアドレスに入った。入ろうとした。
「……ぐっ……!!」
 いまいましそうに舌打ちすると、一旦背を伸ばして仕切り直す。しばらく深呼吸して気持ちを落ち着かせ、
再び打とうとするが、またしても邪魔が入った。
 風に揺れる木の影だ。
1336日目その3 5/9:2010/12/11(土) 21:55:13 ID:5I4vLJBo
 グリーン左にそびえる樫の大木は、直接の障害物にはなっていない。せいぜい、ベストポジションである
グリーン左を無意識に避けさせようとプレイヤーの心理を圧迫する役割か、景観上のアクセント程度にしか
ならないと大抵の者は思うだろう。しかし、実際にそのベストポジションからバーディーパットを入れようと
すると、この大木の作る影が邪魔になる。ちょうどベストポジションのあたりに影の縁が落ちるよう手入れ
されているという念の入れようで、ここからパットしようとする者は、揺れ動く光と影を視界に入れつつ
打たなければならない。しかも今のように風が木の葉を揺らしている時は、影が大きく不規則に揺れ動き、
気が散るなどという話では済まなくなる。
 ダグラスは、何故イグレーヌがバンカー入りのリスクを冒してまでグリーン右につけたか、言い換えれば
何故左を避けたかを理解した。彼女はティーグラウンドから、風の声を聞き、陽の光の作る影に目を向けて
いたのだ。
「くそっ!」
 懸命に集中しようとするが、風の音、風が枝葉を揺らす音が耳をなぶり、ボールの周囲を光と影が陣取り
合戦でせめぎ合っているような状況では、精神統一など論外だった。むしろ集中しようとすればするほど、
かえって意識してしまう。ダグラスはいつしか、パットを入れることよりも、いつ風が治まるか、いつ邪魔が
無くなるかに気を取られていた。
 どうにか風が弱まった。ダグラスは一度呼吸を落ち着かせてから、すっとパターを引いて打とうとした。
しかしまさにその瞬間、再び風が吹いた。黒い影がボールの上をさっとよぎり、それにつられてダグラスの
パットの動きが僅かに乱れる。
「!!」
 もう遅かった。ダグラスの打った球は、彼が意図したよりも強く打ち出されてしまう。カップの右を狙って
少し弱めに打ち、フックラインに乗せて左へ曲げるつもりだったのだが、強めに打った球はラインを無視して
直進し、カップ一個分オーバーしてから、力なく左に曲がって止まる。このホール、彼の負けである。
「こういうことなのですよ、サウル」
 グリーンの影を呆然と見つめるサウルの肩を、ヨーデルの手が軽く叩いた。
「は……はい」
 サウルは聖女エリミーヌの教えに改めて畏敬の念を抱きつつ、何度もうなずき返した……。


「本当に、すごい観察眼だよ。職業柄とはいえ、何も見逃さないんだなあ」
 ロイは興奮した面持ちで、傍らのキャスに話しかけた。お互い全裸だが、そんなことなど忘れたかのように
熱っぽく語りかける。キャスは、ふくらみかけの胸を反らして満足げな笑みを返した。
「ふっふーん、どう? あたしの言ったとおりだったでしょ。まあこの怪盗キャス様にかかれば……」
「それにあの自信に満ちたパット……やっぱりイグレーヌはすごいよね」
「そっちなの!?」
 キャスはむっとしてそっぽを向いた。が、ロイは気にせず、このホールを去るイグレーヌ一行の背を眺めて
いる。視線の中央にあるのは、もちろんイグレーヌの背というか腰のラインだ。
1346日目その3 6/9:2010/12/11(土) 21:55:42 ID:5I4vLJBo
 彼女達の後を追うべくロイが立ち上がった時、キャスが彼の手を掴んだ。
「?」
「? じゃないわよ。約束でしょ、これであたしが2回負けたんだから……ご奉仕してあげる」
 キャスは膝立ちになって、ロイの腰に顔を寄せた。そしていきなり彼の股間のもの――イグレーヌの腰を眺めて
いたせいか、裸のキャスと隣り合っていたせいか、すでにびんびんに屹立している――を手に取る。
「待って」
 その手を、ロイの手が抑えた。顔を上げたキャスの目に、ロイの優しい笑顔が飛び込んでくる。
「な、何よ」
「うん、あのさ……ちょっと、立ってみてくれるかい?」
 返事を待たず、ロイはキャスの手をそっと引っ張った。キャスはあわてて立ち上がる。
「ちょ、ちょっと……」
「ごめん。でもさ、ご奉仕だからって、いきなり、その……そういうのは、どうかなって」
 ロイはキャスの身体をきゅっと抱きしめた。むき出しの背に腕を回され、キャスはびくっと震える。
「なっ……」
「キャスにしてもらうなら、こういうのがいいな」
 戸惑うキャスの唇に、ロイの唇が重ねられた。感触を確かめるようにそっと何度か触れ、それから一気にぐっと
押しつける。同時に少年の舌がちゅるっとキャスの口内に滑り込み、驚く彼女の舌を絡め取った。ぴくんと跳ねた
華奢な身体を抱き寄せながら、ロイは自分の唾液をたっぷりと少女の口腔内に注ぎ入れた。
「んんっ、んーーーっ!! んっ……………ぅ…はぁ、あ……」
 さんざんキャスの口の中をかき回してから、ロイはようやく唇を離した。唾液が糸を引き、二人の間でぶらんと
垂れ下がる。キャスは怒りとも照れともつかない様子でロイを見上げたが、すぐに彼の首に腕を回し、背を伸ばして
顔を近づけた。
「……わかった。じゃ、そーゆーご奉仕してあげる……」
 言葉を返そうと開いたロイの口を、今度はキャスの唇がふさいだ。濡れた唇で少年の上唇を挟み込んで軽く吸い上げ、
舌先で唾液をまぶすように何度もつつく。一方で、彼女の手はロイのうなじから背中を撫でまわし、時折すがりつく
ように強く抱きついた。懸命に背伸びして少年にキスしようとする健気さと、唇への巧みな愛撫とのギャップが、
ロイの興奮を激しく煽る。
「うっ……ん、あ……」
 思わずロイが強く抱き寄せようとした瞬間、キャスの口がすいと離れた。彼女の口元には、いつものいたずらっぽい
笑みが浮かんでいるが、唇が濡れているので、ひどく煽情的な微笑である。
 キャスはその笑顔のまま少年の肩に手を乗せ、ぐっと背伸びしてロイの耳たぶを唇で噛んだ。
1356日目その3 7/9:2010/12/11(土) 21:56:06 ID:5I4vLJBo
「っ!」
 予期せぬ刺激に、ロイは思わずキャスの背をきつく抱きしめた。彼の耳元で、キャスが悩ましげな吐息を漏らす。
彼女はそのままロイの首筋に唇を這わせ、時折歯を立てながら、少年の首に桃色のキスマークを付けていく。
「う……キャ、キャスぅ…………あ……」
 先にキスを仕掛けておきながら、今や完全にロイの方が受け身に回っていた。彼の首筋や頬をキャスの可憐な唇が
襲うたび、ロイは短くうめいて身をよじる。そんな少年の反応を十分愉しんでから、キャスは顔を離し、そのまま
熱っぽく潤んだ瞳で、じっとロイの眼をのぞき込む。ロイは、ほとんど反射的な衝動に駆られて、少女に接吻しようと
首を伸ばした。が、盗賊の少女はひょいと顔を遠ざけて、男のキスから逃れる。
「キャス………………う……」
 さんざん情欲を煽られ続けたところでおあずけを食らい、不覚なほど失望するロイ。キャスはそんな彼の様子を
見て、にっと会心の笑顔を浮かべた。ロイがたちまち目を奪われたほどの、明るく可愛らしい表情だ。しかし同時に、
彼女は自分の裸の肢体をさりげなく密着させ、少年のいきり立ったものを二人の腹部に挟みこむ。そしてそのまま、
勃起をさするようにゆっくりと裸身を上下させた。
 天使の笑顔を浮かべつつ、巧みな艶技でロイの男の部分を悦ばせるキャス。ロイは、こみあげる愛おしさと昂ぶる
欲望の波にもまれ、無意識のうちに腰を上下に動かしていた。
「ふふっ」
 少年の感情の高まりを察したキャスは、ますます強く身体を押しつけた。そして背を伸ばし、これまでになく
情熱的に、ロイにキスする。
「…………ん……ふっ!! んうう、んむっ…………んん、んーーー!!」
 散々焦らされ続け、我慢の限界に達していたロイの反応は凄まじかった。きしむ程強く少女の身体を抱き締め、
侵入してきた小さな舌を夢中でしゃぶり倒す。先端に透明な雫をにじませた勃起が、腰の動きに合わせてキャスの
柔らかな腹を激しく突き上げた。
「ん、んぶっ! …………むぅーう…………ちゅくっ」
 堰を切ったような勢いの愛撫を、盗賊の少女はその小さな身体で受け止める。熱っぽく絡み付いてくるロイの
舌を巧みに吸い出して自分の口内に導き、少年の舌の裏側に自分の舌先を潜り込ませ、舌の「裏筋」をなぞった。
「!!」
 びくっとロイの身体が震えたが、その拍子に彼の怒張の先端がキャスの臍のくぼみに触れる。キャスはそれを
予期していたらしく、腰を揺らして巧妙に勃起の先端に刺激を加え、同時に口中に含んだロイの舌をぺろぺろと
舐めた。
1366日目その3 8/9:2010/12/11(土) 21:56:29 ID:5I4vLJBo
「ん、んぅふっ」
 ロイの口と鼻から、言葉にならない呻きが漏れる。その呼吸の荒さ、肉剣の先端からにじみ出ている先走り液の
多さから、少年の射精が間近いことを察したキャスは、わずかに腰を引いた。直立し、彼女の腹に押し当てられて
いたロイの怒張がぶるんと前に倒れかかり、少女の腹部で受け止める形になる。キャスは少しだけお尻を突き出して
前かがみになっているので、勃起の先端が臍の周囲を突き上げる格好だ。
「くふっ、ん……んっ!!」
 自分と少女の腹部に挟まれて全体をしごかれる刺激から、先端部で「天井」を突くという、男の本能に忠実な
刺激に変わり、ロイは夢中で腰を振った。キャスの腹部は、彼の先端からにじむ体液でぬるりと滑り易くなって
おり、肉剣の切っ先を絶妙な加減で擦り上げる。そして何度か激しく突き上げた時、先端が少女の臍のくぼみに
入りこんだ。
「ひゃ!!」
「っ!! ……あ! ……あ、あ…………」
 キャスのお腹に勃起を押し当てたまま、ロイは絶頂に達した。肉剣がぶるっと反り返り、二人の腹部に熱い
濁液をまき散らす。灼熱の塊がキャスの臍を直撃し、少女はビクッと腰を震わせた。
「やん……ん、あ…………」
 キャスは息を乱しながら、自分のお腹を白く汚していく欲望の奔流を見下ろしている。脈打つ怒張が、彼女の
鳩尾から脚の付け根まで、容赦なく白濁液を浴びせ穢していく。
「すご…………あつ、い…………あ、んっ!!」
 赤く染まったキャスの頬を、ロイの両手が捉える。彼は射精に喘ぎつつ、少女の大きな瞳をのぞき込み、覆い
かぶさるように唇を重ねた。
「ん、んふぅ…………ん、んーーー……」
 ロイは射精が終わるまで、少女の口内を荒々しく舌でかき回していた……。

「ん……いっぱい出たね……」
 長く激しい接吻から解放されると、キャスは満足気に腹部にこびり付いた白い粘液を見下ろした。本日二回目の
射精は、むしろ最初のものより量も濃さも増している。彼女は細い指先で脇腹に付着している白濁の塊をすくうと、
その指をちゅるんと自分の口に入れ、数回しごくようにしてしゃぶった。
「んふっ……すごく、濃い……」
 一瞬、凄艶な流し目がロイの目を射た。その淫猥な光景とも相まって、射精を終えた彼自身に、再び熱い血が
みなぎってくる。
1376日目その3 9/9:2010/12/11(土) 21:57:29 ID:5I4vLJBo
「気持ちよかった? ふふん、これからがホントの『ご奉仕』だから、覚悟してね」
 牡の体液を賞味し終えたキャスは、先刻と同じように、ロイの前に膝立ちになった。今度こそ男性本体を口で
愛撫しようと手を伸ばしたとき、ロイがその手を止めた。
「何よ。あ、もしかして、またキス+腹ズリがいいの?」
「ち、違うよ」
「じゃあ何さ。あたしのご奉仕が受けられないって言うの? 賭けに負けたんだから、約束は守るわよ」
 今のはロイが先にキスしてきたから「ご奉仕」にはカウントされないらしい。キャスはあくまで自分主導の
奉仕にこだわるようだ。ロイは射精後で力の抜けた頭を横に振った。
「いや、って言うか……その約束なんだけどさ、脱衣→奉仕→慰める又は玩具化って取り決めだけど、よく考えたら
3回で勝負が決まるとは限らないんだ」
 上目遣いに見上げるキャスから視線を外して、ロイは続けた。「このマッチプレーは、『先に3UPした方』が
勝つんだ。『先に3勝した方』じゃない」
「あー、そういやあのお姉さん、最初に負けてるから2勝1敗でもまだ1UPなんだ」
「そう。だから、もしイグレーヌがこの後最短で勝利するとしても、それにはあと2回勝たないといけないから……」
「ふーん、わかった」
 キャスは立ち上がって、膝に付いた草を払い落した。
「つまりさ、お楽しみは最低でもあと2回分用意しないといけないってことね。あ、あんたの方はエロ親父が
ここから逆転した場合に備えて、最低4回分用意するのか」
「そういうことだね。だから、その……この続きは、次に僕が勝った時に持ち越すよ」
「はっきり言いなさいよ。もし次もあのお姉さんが勝ったら、キャスに全力フェラしてもらいますって」
「と、とにかく次行くよっ」
 ロイはあわてて背を向けた。幼さの残る下腹部を白濁まみれにしたキャスとフェラ談義などしていたら、欲望
を抑えきれなくなってしまう……。
 キャスはそんな少年の心の動きを察して、くすりと微笑んだ。

勝敗表   1 2  3 4 5 6
イグレーヌ × ○ ○ − − − 1UP
ダグラス  ○ × × − − − 1UP

(第4の試練に続く)
138名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 21:57:58 ID:5I4vLJBo
勝敗表ズレ杉だろ……
139名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 16:57:12 ID:NXEC61RY
もっとメジャーなカップリングで書かないと
アイク×エリンシアとか
140名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:26:20 ID:nxnfLdaT
〇日目神来てたー!GJです!
141名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 21:51:11 ID:kJl045Eh
>>139
勇者殿はガチで女に興味ないんで
病気のレベルです
142名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 01:12:10 ID:Xu6FTSLo
>>137
GJ!
しかしエロよりゴルフが気になる俺がいる
143名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 13:21:18 ID:kZG6/akA
いやおれもだ。
エロパロに来てなんだが、ゴルフに気を取られてしまう……ゴルフたいして知らんのに。
144名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 00:49:38 ID:MA5QummZ
マルスマリクエリスエルク
145名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 03:46:39 ID:qfWPoAxO
保守
146(0/7):2010/12/26(日) 12:08:03 ID:Z2sYZrUd
エルクの嬉しい苦難
・セーラ×エルク←プリシラ
・エロいの書くの初めて、
・エルクもてもて
147(1/7):2010/12/26(日) 12:09:06 ID:Z2sYZrUd
1
港町バドン。
エリウッドの父を探すため、一行は休息と魔の島への船を探すため滞在している。
リンやヘクトルは彼に協力し、酒場や船着場で船を探し、
マリナスは武器や薬の調達に出かけている。
バアトルやギィは闘技場…
そんな中、エルクとセーラは宿にいた。

「んっ…ああっ…」
指がセーラの秘所を弄り、もう片方の手で胸を揉む。
散々彼女を弄繰り回した後、勃起した肉棒を少しずつ挿れていく。
「焦らさないでぇ… 早くぅ…」
「この前は早く挿れたら怒ったくせに」
「そんなのどうでもいいわよ」
肉棒がズブズブと秘所に入りながらも、口喧嘩を始まった。
ラウス城の一室でやった時は揉み方が痛い、キアラン城でやった時は揉み方が弱い。
と、セーラはまだ性に興味を持ち始める年齢の僕に散々ケチを付けている。
口喧嘩が終わると、正常位で激しく腰を動かした。
ほどなくして精子が昇ってくるのを感じ、セーラも絶頂に達しそうな顔だ。
「あぁっ!エルク!えるくぅぅぅ!」
「中に…出すよ」
「早く、早く出してぇ!」
精子がセーラの膣に注ぎ込まれた。
それと同時にセーラも絶頂に達する。
「ああああああぁっ!」
「はあっ、はあっ…」
「ふふ、赤ちゃんできたら責任取ってよね…」
そのまま、セックスは夕方まで続いた。
148(2/7):2010/12/26(日) 12:10:08 ID:Z2sYZrUd
そもそも僕とセーラが日々セックスを始めたのは一年半ほど前だ。
僕は不幸な事に彼女に雇われ、文句とケチを付けられながらもオスティアへ向かっていた。
その際の野宿でセーラの声で目が覚めた。
「誰だ!」
「あっ…エルクそこは…」
「えっ」
セーラは自慰をしていた。それも僕とセックスをしている想像をしながら。
彼女は幼い頃から体を売り、その時は毎日悪夢にうなされる程らしい。
だが元々彼女は性的欲望が強く、その生活も今となってはあまり悪くないと思っていた。
そして数ヶ月も共に旅している傭兵に恋をした。
恋をしてからずっと夜に自慰をし、満たされない願望を無理やり満たしていた。
早く彼に体中を触られたい、挿して欲しいと思いながら。
「エルク、私の欲望を満たしなさい」
その後リンに会い、キアラン公爵家の問題が解決した後、別れた。
一年の間に魔道師としての修行としてプリシラ様に雇われる。
エリウッド一行がラウス領に入った時に再会した。

「ああっ、エルク… もっと私を汚して…」
隣の部屋で聞き耳を立てていたのはエルクの雇い主、プリシラ。
彼女もまたエルクに恋し、日々自慰をしている。
公爵家に生まれ、養子に出された彼女は世間の事を知らない。
こんな汚らわしい事も知る訳が無い。
先日偶然、二人がセックスしている所を見てしまっただけだ。
一心不乱にエルクがセーラの胸を揉み、秘所を弄る。
その際自分の部屋で自分の胸を軽く揉むと軽く声が漏れた。
自分の秘所に触れた瞬間、快感が自分を支配した。
絶頂に達した時、自分が愛するエルクにこの姿を見て欲しいと思った。
そして彼女は、この歪んだ思いを明日実行しようと考えた。
149(3/7):2010/12/26(日) 12:11:02 ID:Z2sYZrUd
プリシラは毎日二人を観察しているので、セックスした次の日はしないことを知っている。
「エルク」
「どうされましたか?」
「夕食の後、私の部屋に来て下さい」
「分かりました」
プリシラ様が自分を誘うと言う事に戸惑いを感じつつも、向かう事にした。
ドアを開けると気品溢れる彼女が立っている。
真紅の髪に羽の髪飾り、高級さを感じる香水の香りを感じた。
「私の話を聞いてくれませんか?」
「はい…」
椅子に僕を座らせる。
テーブルには薔薇の香りのする紅茶が注がれているティーカップ。
「実は私、貴方に恋をしていますの」
「…ぶはっ! ゲホッゲホ!」
紅茶を飲んで、彼女の突発的な発言に驚いてむせた。
慌てて紅茶を拭くと話を進める。
「もう一度言います、私は今貴方に恋をしています」
「先日、幼い頃兄に将来結婚すると言っていたはずですが…」
「兄は好きです、ですが気づいたのです、兄妹は結婚出来ないと」
「それはそうですよ」
どうか彼女はどうか天然なのかもしれない。 
ふとプリシラ様の顔を見つめた。
目は軽く潤み、頬は赤い、元々の美貌もあり、非常に美しく見える。
…そういえばセーラも同じ顔をしていたな。
「そして私は貴方を… 逆…レイプします」
「え……?」
150(4/7):2010/12/26(日) 12:11:51 ID:Z2sYZrUd
目が覚めると縄で体を椅子に固定されている。
ズボンからは自分の肉棒が出て… それをプリシラ様が舐めていた。
「な、何を…」
「さっき言った通りです、始めてやるのですが…どうでしょうか?」
『そして私は貴方を… 逆… レイプします』
この状況をセーラやレイヴァンに見られたらどうするんだとか、雇い主が傭兵に奉仕するのはおかしい。
なんて考えを快感が遮る。
セーラは僕の肉棒を舐めた事など無い。
言うまでも無く、彼女はご奉仕される方が好みであり、ご奉仕するなど彼女は嫌う性格だ。
そのためルイーズ様がパント様にしていた肉棒を舐めたり、しゃぶったりなんて行為をするものかと思っていた。
彼女がする事と言えば、何のためらいも無く挿れさせてくれることぐらいだ。
一方彼女は何の恐れも無く、僕の肉棒をペロペロと小さな舌で舐める。
された事のない未知の快感に陵辱される女性の様になっていた。
「うああぁっ…」
「ロウエンさんとレベッカさんの部屋を覗いた時はこんな事もやってました」
「! ううっ…」
胸を出し、肉棒を挟まれる。
形と張りの良い胸で挟まれ、舌の感触はあっという間に絶頂に達しそうだ。
何より、カルレオン家の令嬢である方が奉仕している謎の征服感もある。
一度奥まで口に咥えられ、彼女の唾液まみれになった肉棒が再び胸に挟まれる。
彼女が口を離すと先走りがつーっと唇にまで伝った。
「どうですかエルク? 気持ちいいですか…?」
「はあっはっ… こんな事はするべき事ではないと思います。それに…」
「それに?」
再び胸で肉棒を挟まれ、亀頭を重点的に舐められる。
精子が睾丸から昇って来るのを感じた。
151(5/7):2010/12/26(日) 12:12:40 ID:Z2sYZrUd
「プリシラ様! 避けて!」
「きゃっ」
精液が顔や髪ににかかり、胸や手に伝って垂れる。
美しい純白の肌や真紅の髪、いかにも高級そうな服まで汚してしまった。
「す、すみません!」
「いいんです。私が望んでやった事ですから」
そう言いつつ彼女は胸で肉棒を挟みつつ、肉棒を咥えた。
胸が肉棒を挟む度、精液と唾液が混ざりあいぬちゃぬちゃとした音が出る。
「ぼ、僕は既に愛している人がいます」
「へーらさんれすね?」
「そ、そうです。僕は彼女と既に肉体関係を持っていて…その…」
「わらしじゃらめなんへすか?」
咥えたまま喋る彼女は的確に自分の発言を突く。
…確かにセーラは大事だ。
だけど彼女の自由奔放な性格に振り回されるのはゴメンだ。
『ふふ、赤ちゃんできたら責任取ってよね…』
現にセーラの中には何回も精液を注ぎこんでいる。
もう妊娠してもおかしくない筈だ。
そうなったら魔道の修行を止め、オスティア家の召使いにでもなってしまうのかもしれない。
「えるく、せーえきれそうですよ」
「分かってます… ああっ!」
考えている間に口内で二度目の射精。
彼女は精液を飲み込み、口の周りには口から垂れたのが付いている。
すると彼女は立ち上がった。
「そういえばそうでしたね、では私もエルクと肉体関係を持ちます」
「えっ…」
スカートとパンツを脱ぐと、秘所が現れた。
何もしなくても、ぐっしょりと濡れている。
「私も初めてですが…」
「や、止めて下さい!」
152(6/7):2010/12/26(日) 12:15:10 ID:Z2sYZrUd
彼女は秘所を指で開き、肉棒を自分で秘所に挿れる。
ぶちっと処女膜が破れ、完全に秘所は肉棒を飲み込んだ。
彼女の目から涙が流れた。
「はあっはぁ… 痛い…」
「プリシラ様、お気持ちは分かりましたから…」
「いいえ、私が貴方の子を受精するまでずっと続けますよ…」
縄を解こうとするが、きつく縛られて外れない。
僕の肩に抱きつき、腰を激しく振る。
肉棒に付いた唾液と愛液がぐちゅぐちゅと水音を立てる。
「どうですか…? 私、気持ち良いですか…?」
「気持ち… 良いです…」
彼女の唇に近づき、キスをした。
唾液が混ざり合うのを感じ、キスもしてくれなかったセーラの事は忘れた。
腰は止まらず、三度目の射精をさせようとする。
「プリシラ様… 好きです」
「あっ、私と二人の時は様をつけず、敬語もやめて下さい…」
「分かった… プリシラ」
「ああっ! あっ! エルク…」
三度目の射精。
ここまで出すともう微量しか出ず、受精したのかも分からない。
プリシラはナイフで縄を斬った。
そしてビンに入った怪しげな薬を飲ませる。
すると力がみなぎるの感じた。
「これは…?」
「勢力増強薬です。射精されたのも感じらませんでしたから…
 ベッドの上で、おっぱいやアソコもいじって下さい…」
153(7/7):2010/12/26(日) 12:16:04 ID:Z2sYZrUd
「これでいい…?」
「ルイーズ様はこうやってやられるのが好みだったって…」
プリシラを四つんばいにさせ、僕が後ろ。
さっき脱いだスカートとパンツを履いているのもルイーズの好みらしい。
エルクの干からびた肉棒は限界まで勃起している。
パンツをずらし、プリシラの秘所を舐める。
「ひゃあ!」
「僕ばかり気持ち良くなるのも良くないと思うんだ」
「あああっ!」
ペロペロと舌で舐めるたびにプリシラが声を漏らす。
舐めている内に膨らんだ豆型の物が見えたので舐めてみる。
「! あああっ!」
「アソコもいじってほしいんでしたよね…」
「いやあっ! エ、エルク、そこはらめ…」
「へえ、もっと舐めて欲しいんですか」
「あああああっ!」
さっき散々やられた仕返しに、ちょっとばかしいじめてみる。
吹っ切れたからもう何でもやってやるさ。
「おっぱいも揉んで欲しいんですよね…」
「ああっ! あああああっ!」
上から覆いかぶさるようにして胸を揉む。
さっきプリシラの唾液で濡れたのもあり、ちょっとベタッとしていた。
肉棒も、秘所に当たる様にし、腰を振って秘所をこする。
「エ、エルク… もう我慢出来ません…」
「僕ももう収まりが付きません…」
愛液や唾液で十分に濡れた秘所に勢い良く肉棒を突き刺す。
そのままひたすら抜き差しする。
「ああっ! もっと、もっと激しくぅ!」
「はあはぁ… もっと激しくするよ…」
激しく抜き差しされている結合した場所からは愛液と唾液が飛び散る。
亀頭は奥に当たり、胸を一心不乱に揉む。
プリシラの体はビクビクと震え、僕も射精しそうだ。
「中に出すよ…」
「ああっ! らめぇっ! 分かり…ましたっ!」
「はあっ、はあっ…」
「あ、ああああああああぁぁぁぁっっ!」
プリシラの膣に大量の精液が注ぎ込まれる。
肉棒を抜くと精液が溢れ、残った精液が垂れた。
彼女は絶頂に達し、恍惚の表情をしている。
「もっと、もっとして下さい… エルク」
「分かった、プリシラ」
その後二人は夜明けまで激しくセックスを行った。

昼に海賊と勝負が始まり、慌てて参加すると木陰でセーラに二回され、出発前日にプリシラと三回。
エルクの嬉しい苦難は続く…のかもしれない
154名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 13:42:46 ID:ZabsPtPR
乙乙。なんかセーラ株が上がった。
エルクてめぇは許さねぇ、干からびてしまえww
155おまけ:2010/12/26(日) 15:12:23 ID:Z2sYZrUd
魔の島にて火竜とネルガルを倒し、船でバドンで帰った日。
「エルク〜」
「セーラさんずるいですわ〜」
「エルク、戦いが終わったらエトルリアに帰りましょう」
「エルクおにーちゃん遊んでー」
僕はなんという幸せ物だ。
セーラ、プリシラ、師匠の妻ルイーズ様、元黒い牙のニノ。
その四人をはべらせて寝ている…
「邪魔するぜ、エルク…!」
「プリシラ…な、なんでお前がこいつなんかと…」
「…消えて貰う」
「いくら何でも、やってはいけない事があるよね…」
「え、ちょ、ま」

女好きの魔道師 エルク
ネルガルを倒した後、バドンの宿にて不慮の死

義の盗賊 マシュー & かしましいシスター セーラ
二人は後に結婚したが、第一児は紫の髪をしたヘタレ魔道師だったらしい。

駆ける剣士 ギィ & 深窓の姫君 プリシラ
ギィはプリシラを連れて駆け落ち。
その後サカ草原で暮らすが、交わっているときのプリシラはどうにも不満顔だった。

魔道の申し子 ニノ & かつての死神 ジャファル
二人の第一児は、父親によって生まれて間もなく殺された。
次に生まれた双子は友人の盗賊や巫女にこき使われた。

銀の魔道軍将 パント & 金紫の貴婦人 ルイーズ
二人の間に生まれたのは美しい顔立ちの兄妹。
妹の方は金の髪で強気だったが、兄は妻の天馬騎士にこきつかわれ、宝玉を売られて輸送隊となった。
156おまけ:2010/12/26(日) 15:20:42 ID:Z2sYZrUd
訂正
紫の髪の兄は妻の天馬騎士にこきつかわれ、宝玉を売られて輸送隊となった。
157名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 21:03:12 ID:NSqXEMV3
ルクがマンセーされるとすげぇイラつくのは何故だろう?
158名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 21:35:27 ID:Z2sYZrUd
>>157
弱いし、ヴァルターみたいなキモい髪型
だけどペアエンドが三人ある、それも人気キャラばかり
おまけに人気投票では女性支持率4。
つまりはそういう事だ
159名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 21:44:28 ID:NSqXEMV3
そうだよな…
ペアエンドの無い男性キャラだってかなり居るのに、ロードでもメインキャラでもないのに三人も居る。
支援キャラだってパントを抜かせば女性ばかりなのもイラつくわ…
それで強くて魅力のあるキャラなら、モテても納得出来るけど、歴代少年魔導士最弱と名高いしなぁ…
ネタキャラ扱いなら笑えるけど、ガチでモテてるのには気分が悪くなるんだな…
160名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:00:45 ID:Z2sYZrUd
>>159
なんだか非常にすまない事をした。
女好きのセインが支援6エンド2で、もてなさそうなエルクが支援4エンド2…
これなんてエロゲ? とりあえずそのワカメをロウエンヘアーにしてこい。
161名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:14:35 ID:Z2sYZrUd
ミス、エルクのEDは3だ。

どうでもいいがユアンが男である事に最近気づいた
162名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:49:30 ID:g5+umneM
>>159
ティアサガのマルジュきゅんを忘れて貰っては困るな
163名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:52:20 ID:CzAS1ZqC
>>146
GJです
異性ペアエンドの数で言ったらロイが最強になっちゃうぞ
164名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 17:25:41 ID:X/u3a8S4
ギネヴィアとイドゥンもいるしなあ
165名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 17:52:42 ID:0r9y9a+9
主人公がハーレムなのは、聖戦を抜かしてどのシリーズも一緒だから不自然はない。
寧ろ自然なことだと思うよ。
166名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 18:16:24 ID:zxr4r1b7
リンディス様は五人もペアエンドある
もう軍師含めて「私のために争うのは止めて!」でいいよ
167名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 18:23:34 ID:zxr4r1b7
…いや、ここはエロパロ的に7Pか
168セーラ×オズイン 1:2010/12/27(月) 19:09:34 ID:q5gPtj3T
短めのオズイン×セーラです



「あぁ、オズイン様ぁ…………気持ちいいですぅ……」
 セーラは切なげな猫なで声を上げながら、涎を垂らして視線を虚空にさまよわせていた。

 すべての戦いが終わったあと、オズインは背徳的な気持ちを覚えながらも自分を抑えることができなかった。
 エリミーヌ教では姦通が許されていないのを知っていながら、つい先刻オズインはセーラを押し倒してしまったのだ。
 自慰に浸ることで過剰なまでの欲情をごまかしていたが、夜にふたりきりになったことで理性のたがは外れていた……

「あぁ、駄目です私…………これが教団に割れてしまったら、もう帰るところがありませんぅ……」
「ならば私のところに来ればいい」
「そ、そんな……あぁん!」
 少女は甲高くいろよい喘ぎ声を発した。

 左乳首にちゅくちゅくと吸いつき、小ぶりな右胸を右手で揉みほぐす。
 空いた左手では秘処を弄っており、その指先はセーラの愛液によって濡れている。

 ベッドの上で、少女は男の責めにまったく抵抗することがなかった。
 心のどこかではこうなることを望んでいたのかもしれない。

「はぁん、気持ちいい…………オズイン様ぁ、私気持ちいいですぅ……」
「………………」
 オズインは右手で少女の右乳首の感触を愉しみながら、舌先でも左乳首の先端をチロチロとしごいてやる。
「乳首が硬く勃っているぞセーラ。ずいぶん感じやすい身体じゃないか」
「いや……言わないでくださいっ…………――あぁぁっ!!」

 オズインの私室に少女あえやかな嬌声が反響する。
 彼がセーラの秘裂で指を動かし、ぐちゅぐちゅという淫猥な水音と透きとおった聖水を噴出させた。

「だめぇ、オズイン様……そんなに動かしたら、んんっ! ホントにっ、イっちゃうぅ……――ひゃぁンっ!」
 少女の嬌声はだんだんとあられのない声音になってゆく。
 くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ、と音がするたび、セーラは身体をくねらせて悦びの声を上げる。
169セーラ×オズイン 2:2010/12/27(月) 19:10:41 ID:q5gPtj3T
「ここも触って欲しいか?」
 男は少女の答えなど聞かず、彼女のもっとも敏感な部分を擦った。

「ひゃああぁぁんっ!!!」

 セーラは大げさなまでの鳴き声でさえずり、そこからえっちな液体をぴゅっと出してしまった。
「おい、大げさじゃないか」
「だってぇぇっ……そこ、気持ちよすぎああぁああああっっ!!!」
 立て続けに花芯――クリトリスを擦られ、少女は全身を大きく震わせながら稚く悶え狂った。

「だめっ、だめえぇ! もうダメイっちゃっ、イ、ア――――――」

 セーラは大きくのけぞって天井を仰ぎ、ビクッビクッ、ビクビクッ……と立て続けに痙攣した。

 あまりに凄まじい快楽に一瞬意識を手放すかと思うほどだった。
 実際にはオズインがまだ愛撫を続けていたりするのだが…………

「ちょ、オズインしゃまもうやめへください……もうわらひ、つかれへっあぁぁんっ!」
 両乳首やクリトリスを断続的に責められるせいか、彼女はたたでさえ感じやすい身体をより敏感に反応するはめになっていた。

「今夜は寝かさないぞ、セーラ」
 オズインの声に力が籠もる。
 やっと捕えた獲物を逃すまいという意思が窺えた。

 だが、セーラの方はそれどころではない。
「だめっ! ちょ、やっ……そんなくちゅくちゅって音させちゃ、やぁあぁんっ……!!」
 少女は心地よさと幸福感に包まれながら、男の指をいっそう愉しみ濡らすのだった……



 おわり
170名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:46:15 ID:VvfrWmbF
乙。
セーラ可愛い。

ちょっと質問なんだけど支援とかが無くても接点があればいいの?
171名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:32:28 ID:TWymXMjs
>>146
>>168
共にGJ。最近このスレも活気が出てきてうれしいな

>>170
その昔、このスレには四日目氏という書き手がおってのう
172名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:38:31 ID:VvfrWmbF
>>171
ああ、そういうことか…
173名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:37:49 ID:Ybp/MIDJ
シャナン×パティってあれで完結なの?
174(0/7):2010/12/29(水) 09:17:24 ID:nCxgm9j/
堅物と天馬騎士三姉妹 その1
・ケントと三姉妹もの、前日談。
・セーラ×フロリーナ、フロリーナ×セイン、セーラ×マシュー。
・ケントがファリナとフィオーラに支援があってフロリーナにはないなんてひどいじゃないかあああああああああ
175(1/7):2010/12/29(水) 09:18:12 ID:nCxgm9j/
彼らエリウッド一行はファーガス海賊団の協力を得て、魔の島ヴァロールに上陸した。
先を進むエリウッドやヘクトル、リンは上陸してすぐにオスティアの密偵、レイラの遺体を発見してすぐに黒い牙の襲撃を受ける。
私と天馬騎士のフロリーナ、密偵のマシューは、未知の島での物資補給を絶たれるのを防ぐため、輸送隊の護衛に回っていた。
「やあっ!」
「ぐっ、どりゃあぁっ!」
「きゃあっ!」
フロリーナの槍が海賊の斧を弾く、海賊はその大きな斧を天馬に振り下ろした。
天馬は深い傷を負い地に伏せた。
「うおおおおぉっ!」
「へへっ、食らいやがれ!」
「ぐはあぁっ!」
一瞬無防備になった彼女を襲う海賊を、マシューが手にした剣で切り裂く。
「海賊相手に槍は不利だ!後ろに下がれ! マリナス殿は天馬の治療を!」
「はっ、はい!」
「分かりましたぞ、私は神官でも医者でもないのに……」
群がる海賊共を斬り捨てて、テントの周りは倒れた海賊だらけだ。
海賊の増援が納まった頃、天馬ヒューイの応急手当が終わった。
「はあはぁ……」
「気を抜くなフロリーナ、増援がいつ来るか分からないぞ」
「はっ、はい!」
「ま、俺が見張ってるから大丈夫だけどなー」
「マシュー!」
「はいはい…」
「しかし魔の島ヴァロール、海賊共も一筋縄ではいかないですな、黒い牙の奴等と戦っている本隊は無事でありますかな……」
「我らキアラン騎士団のウィル、それにセインは… それにフェレやオスティアの者も付いているのだろう、不安など無い」
とは言いつつも剣を鞘に収め、まだ息のある者を尋問しようとする。
が、聞こうとしても斧で自害し、縄で縛っても舌を噛みちぎって死んだ。
この連中は相当訓練されているらしい。
「無駄っすよ、俺達密偵は尋問されるぐらいなら死ねって訓練されている。そいつらも似たような物だ」
「そうか……」
「あ、あれは……?」
「天馬騎士……だな」
「霧が濃くて見えにくいな」
フロリーナが上を見上げて呟くと、マシューも見上げて天馬騎士であると言った。
昔から目が悪く視界の悪い霧でよく見えないが、はっきりと天馬騎士であると分かった。
「へへっ、俺目は良いっすから」
「私も… 吹雪の中で飛べる様に訓練されているので…」
「そうか……」
「あっ! 矢が!」
相変わらず良く見えないが、森の中から放たれた矢が天馬の翼を打ち抜いた。
翼に怪我を負った天馬は墜落し、騎士ごと森に落ちる。
「私が向かう! お前達は待て!」
そう告げて、槍を持って馬に乗り、全速力で墜落したと思われる場所に向かう。
176(2/7):2010/12/29(水) 09:19:31 ID:nCxgm9j/
墜落地点には傷ついた天馬騎士が槍を片手に黒い牙と戦っているのが見える。
槍を握り締め、背後から斬り付けようとした剣士を貫いた。
「あ、貴方は……?」
「今はこの状況を打開しよう」
「……ええ、分かったわ」
敵の数はこちらから見て十人程、彼女の側にも十名いるのだろう。
しかも黒い牙の連中、勝てるの……だろうか。
「たあっ!」
「ぐあああぁっ!」
「食らえっ!」
「ぎゃああっ!」
敵を何人も倒したが、増える一方で全く減っていない。
後ろの彼女は体力も低いと思われるし、黒い牙の前にはいくら天馬騎士でも厳しいだろう。
「後、何人いる?」
「こちらは十三人程……」
「私の方にもそれぐらいいる。我々の仲間達が救援に来るまで耐えよう」
「分かったわ」
剣士を槍の穂先で斬り付け、戦士の一撃を弾く、弓兵にも手槍で対抗する。
それで対抗しているが魔道師の攻撃は避けるしかなく、武器も尽きかけそうだ。
「きゃっ!」
「大丈夫か!?」
「自分から隙を見せるなんて有難い事だぜ!」
彼女の声に気を取られ、後ろを向いた。
その瞬間黒い牙のソルジャーが槍で胸を突いた。
鎧を貫通し、槍の鋭い穂先が刺さって抜ける。
胸からは血が流れ、止まらない。
「ぐあああぁっ!」
「へへっ、男さえやればこっちの物だぜ!」
「大丈夫ですか!?」
「君は……自分の方に集中してくれ、私はまだやれる……」
敵の数は増える一方で、私の腕には力が入らない。
……もはや、これまでか……
「親友よ! 助けに来たぞ!」
「ケントさん、今治療します。ライブ!」
「だ、大丈夫ですか……?」
「あのケントがそうそうやられる訳が無いと言ったのはお前じゃないか?」
セイン、プリシラ、フロリーナ、マシュー。
救援が来てくれた……
ライブの呪文で傷がある程度塞がり、槍を片手に敵を一掃する。
セインや彼女のサポートもあり、全員を倒した。
177(3/7):2010/12/29(水) 09:21:36 ID:nCxgm9j/
「まだ、痛みますか……?」
「もう大丈夫だ」
輸送隊のテントで治療をしてもらっている。
傷は塞がったが、体調が悪く横になっている。
「フロリーナが戻って来ないのはおかしいって言って、前線に俺を呼びに行ったんだ」
「そうだ! お前が今ここにいるのもフロリーナちゃんのお陰だぞ!」
「いや、でもそれで私も助かったし…… ケントさんを攻めないで下さい」
「そ、そうです…… ケントさんならすぐ戻って来るのかと思ったけど、戻ってこなくて…… ひっぐ……ぐす……」
「落ち着いてくれ、前線は大丈夫なのか?」
「ああ、リンディス様とレベッカさんとセーラさんとルセアさんは……男か、まあ大丈夫だ。心配するな!」
天馬騎士の彼女はフィオーラ、フロリーナの姉。
任務のため魔の島に来たが部隊は壊滅、それでも仕事をこなそうとしてああなったらしい。
「ああフィオーラさん、貴方はなんて美しいんだ!」
「お前な、誰であろうと女性に声をかけるのは止めろ」
「こんな麗しい女性に声をかけないのは俺の礼儀に反する!」
「まあ、セインさんって面白い方」
前線で戦っているリンディス様の事を考えると気が病むが、身体が動かせない今は安静にしていよう。
その時、槍の刺さった部分が急激に痛み出した。
「ぐ、ぐああああぁぁぁっ!」
「どうしたんですか、ケントさん!」
「毒だ! 槍に毒が塗られていたらしい! マリナスさん毒消しを!」
「分かりましたぞ! 私は医者ではないのに……」
「流石暗殺集団って所だ……」
毒消しとプリシラのレストの呪文で一命を取り留めた。
そういえば暗殺者の中にもすぐに殺さず、痛みで苦しむ者を見て楽しめるように毒を塗るものもいるらしい。
現に私の毒も治らず、大分楽になったがまだ痛い。
「ケントさん大丈夫ですか……?」
「ああ、かなり楽になった」
「ひぐっ…… 良かった……」
フィオーラとフロリーナが気遣ってくれた。
それに比べて……
「よっ、モテ男!」
「モテる男は辛そうだねー!」
「病人に言う言葉かそれが……!」
「セインさんやマシューさんなりに気遣ってるんですよ、多分」
「はは……フィオーラ、その傷は……?」
彼女だけでは無く、セインやマシューにも傷が付いている。
それも痛そうに押さえているのは同じ毒の攻撃を受けたからであろう。
「これは大丈夫です、かすり傷ですから……」
「いや、しかし……」
「ケント、この毒は和らげられるが、治す方法は今現在無い」
輸送隊のテントの奥から、占い師のハンナ殿が古い書物を持って出て来た。
「この毒は身体に触れるとそこから身体の奥に侵入し、激しく痛み続ける。
 レストや毒消しでも痛みを抑える程度、これの解毒は高等な治療呪文か薬師が特別に調合した薬が必要らしいようじゃ」
「だってよ、現に俺達の傷もかなり痛んでいるが、
 お前の痛みを和らげる為に持ってるレストと毒消し全部使っちまった。他にも毒消しやレストはあるけど主力の事を考えると今は使えないな」
「そうか、済まない……」
他にも痛む者がいるかもしれないのに、私のために使うのはとても心が痛い。
平気そうにしているが本来はとても痛いのだろう。
「いいえ、問題ありません、だって私を守ってくれたんですもの……」
「フィオーラ……」
戻ってきたリンディス様達と話し合い、私、セイン、マシュー、フロリーナ、セーラ、フィオーラの六人が戦線を離脱し、
毒を治す為、ファーガス海賊団の船でバドンに向かい、薬師に治療薬を調合して貰うために先に戻る。
フィオーラはエトルリアの雇い主に任務の報告に行くため一行に加わったが、仲間になってすぐに戦線離脱。
フロリーナは傷を負っては無いが天馬が毒に侵され戦えないため離脱。
セーラは船医だけでは毒が不安で、本人の楽したいという希望により着いて来た。
本来ならプリシラにお願いしたいが身体が弱いのと、兄様に万が一があったら、と言うので予備のレストを持ち魔の島へと戻った。
私達が抜け非常に申し訳ないが、リンディス様は
「た、大変じゃない! バドンに戻って治しなさい!」
と言っていたし、フェレとオスティアの者もいるので問題は無いだろう。
178(4/7):2010/12/29(水) 09:23:51 ID:nCxgm9j/
狼煙を上げ、一時間ほど待つとすぐに海賊船が戻ってきた。
「と言う訳で、お願いしますファーガスさん」
「気にするな坊主! ところでバドンとの往復で三日はかかる。それまで助けに来れないが、そんな人数で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ないぜ。俺達オスティアやフェレの精鋭が黒い牙なんかに遅れを取るかよ!」
海賊船に乗り込み、魔の島からは一時的に離れる事になるとリンディス様が心配だ。
「がははっ! お前等も大変だな!」
「はぁ、お世話になります……」
海賊船の一室で横になり休んでいる。
セインとマシューとフィオーラは船室で海賊と賭け事を行い(フィオーラがいるのはセインが良い所を見せると言って連れて行ったため)、セーラとフロリーナは私を診ている。
「ケント、大丈夫?」
「いや、大丈夫だ」
「はあ…… 目を離してたらいつの間にかポックリいっちゃうなんてありそうだし、とにかく暇ー!」
「じゃあ私と話す?」
「え、じゃあヘクトル様がリンの事好きって知ってる?」
「それ本当なの!?」
二人がきゃいきゃい話している。
毒の痛みも楽になり、いつの間にか眠りについていた。

「寝てる……ねえ、セーラさん、ちょっと相談に乗って……」
「何の相談?」
「こ、ここでは恥ずかしいから…… ちょっと甲板に出て話して……」
「何よ、勿体ぶらないで」
甲板に出ると夕日が差し込み、海はオレンジ色に光っていた。
後方を見ると魔の島が小さくなっていき、前方には小さいがバドンが見える。
「私…… 好きな人がいるの」
「え、それってケントの事!? やっぱり本当だったんだ!」
「あ、あ…… ケ、ケントさんの事は…… 好きと言うか…… なんというか……」
フロリーナは目を潤ませ、顔を赤くし動揺している。
今日の行動は途中から救援に来たセインとプリシラにもばれている程分かり易い行動だった。
同じ職場で働くセインやウィルにもバレており、この一行では知らない方が少ない。
彼女が彼を好きになったのは一年前、廃れた村での戦いで弓兵が放った弓を槍で弾いたからだとか。
「で…… どうしたらいいか分からなくて……」
「恋に必要なのは自分を上に見る事…… じゃなくて押しよ押し! 押せばチャンスはやって来るわ!」
「でも…… 私……」
「ファイトよフロリーナ! 私応援してる!」
「う、うん…… 私頑張るよ……」
「あ! ケントの事忘れてた!」
「早く戻らないと!」
部屋に戻るとケントはぐっすりと寝ていた。
心配してちょっと損する。
「ところでさ、フロリーナって経験あるの?」
「経験って…… 何の?」
「ほら、イリアの天馬騎士は若い内に身体を売って稼ぐって言うじゃない、でもフロリーナって男嫌いじゃない」
「ファリナお姉ちゃんやフィオーラお姉ちゃんもやった事あるって言ってたけど、私、やり方もしらないし」
「やり方も知らないのぉ!?」
緊張した顔でフロリーナは呟き、セーラは驚愕する。
「……分かったわ、やり方教えてあげる」
「でも男の人の……をあそこに入れるんでしょ? 痛そうだし……」
「安心して、今日やることは男の人が女の人の痛みを和らげるためにする事よ、じゃあフロリーナ、ケントさんの上に四つんばいして」
「そ、そんな事やるのぉ!?」
熟睡しているケントの上に、ベットの隅の方で両手両膝を付いた、無論彼に触れない様に。
179(5/7):2010/12/29(水) 09:25:38 ID:nCxgm9j/
「じゃあ、まずパンツと服を脱がすわよ」
「え、ええっ!?」
「ほらほら大声上げない、ケントに恥ずかしい姿見られちゃうわよ」
「うぅ……」
セーラは四つんばいのフロリーナの服を胸の上まで脱がし、パンツも膝の辺りまで下ろす。
「準備も終わったし、やるわよ……」
「きゃああぁっ!」
「触っただけで声上げない、黙って耐えなさい」
「あぁっ……いやぁ……」
秘所を触られる度に小さい声を上げ、腕と足がガクガクと震える。
未知の快楽を感じ、セーラに止めてと悲願しようとするが口が震えてうまく喋れない。
「やぁ……せぇらさぁん……や……てぇ」
「今『セーラさんもっとやって』って聞こえたわよ、じゃあもっと強くするわね」
「いやぁ……らめてぇ……」
セーラの指は愛液でヌルヌルし、フロリーナの期待?に答えたのか弄る指の動きを早くさせる。
フロリーナは愛撫を止めて貰えずセーラの思うが侭にされ、ケントが起きてしまうかと思うと喘ぎ声も小さくなる。
「ほらほら、こんなに乳首勃起させて」
「ああっ! ちくびはらめっ…… うああっ!」
「クリトリスもこんなに……」
「んあああっ! いやっ、そこはらめえぇっ!」
「そんなに大声出すとケントが起きちゃうわよ」
「らってぇ…… へえらさんがそんなにするからぁ……」
フロリーラの呂律は回らず、抵抗も何も出来ない。
敏感な場所を刺激され続けたためか、愛液は止まらず、ケントの布団を濡らしていく。
口も震え、唾液が枕の近くに落ちる。
「やめて……くらさい…… もぅゆるひて……!」
「そんな事言われたら、もっとやりたくなるでしょ」
「いやあああぁぁぁっ! も、もうらめえええぇぇぇ!」
更に激しくなったセーラの攻めでフロリーナは絶頂に達した。
ケントが下にいることも忘れて、小水をちょろちょろと漏らす。
「はぁはぁ…… もう駄目ぇ……」
「こんな事をされるのよ、……ところであんた達は何やってるのかしら?」
「げっ」
「ぎくっ」
扉が少し開いて、そこにはマシューとセインが彼女達をオカズにオナニーしていた。
「セイン! 許してあげるからマシューを捕らえなさい!」
「はいっ!」
「げっ、お前俺と同じ事していたのに……」
「このセインは愛する女性のためなら何でも出来る!」
180(6/7):2010/12/29(水) 09:28:04 ID:nCxgm9j/
船室の中に、寝ているケント、フロリーナ、セーラ、縄で縛られているマシューと…… 縄で縛られているセイン。
「しかしセーラさんも酷いぞ、ケントは一度寝たら中々起きないのにその事知ってフロリーナちゃんいじめるんだもの」
「ふぇ……そうなんですか……?」
「あれは教育的指導なの! それよりなんであんな事したか言いなさい」
必死で愛撫を耐えていたが、それは全く意味の無いことと知り、ひどく赤面した。
「つまり、毒が傷み始めて来たので治療して貰いに来たら、教育をしている私達をオカズにオナニーを……」
「ほんとっ! 本当に反省しています!」
「彼女が死んだのにアンタは本当に懲りないわね!」
「いでででっ!」
縄で縛られているマシューのペニスをセーラは思い切り握る。
「所でセーラ様、私もどうして縛られて……」
「変な気が起こっても動かせないためよ、それよりフィオーラさんは?」
「フィオーラ様ならまだ船内の賭場でお酒飲んで大暴れ」

……賭場
「おらぁ! 負けたら男らしく金出さんかい!」
「いや今持ち合わせが……」
「だったら斧でも売って来い!」

「分かったわ、じゃあフロリーナ、今度は男を喜ばせる事をするわよ」
「はっ、はい!」
「じゃあまずセインのズボンとパンツを脱がしなさい」
「……えっ?」
「いいから早くやりなさい、マシュー、セイン、フロリーナの恋のため手伝ってくれるわよね?」
「はぁ……」
「このセイン、女性のためなら何でも出来ます!」
フロリーナはズボンの留め金を外し、ズボンとパンツを脱がす。
「きゃあああああぁぁぁぁぁっっ!」
セインの股には勃起したペニスと、根元を囲む様にして毛がジャングルの様に生えている。
男慣れしたセーラはマシューのを見ても何の問題も無いが、男の裸を生まれて始めて見る彼女は絶叫した。
フロリーナの口をセーラが素早く塞ぐ。
「しっ、ケントが起きたらどうするのよ」
「ふぉふぇんなふぁい……」
「ケントにも同じのがあるのよ、これくらいで驚かないで」
「ふぁい……」
「まずセインのコレを舐めるなりしゃぶるなりするのよ、嫌だろうけどケントのだと思って」
「ケントの事が好きなのは残念だけど、頑張れフロリーナちゃん! 俺は応援する!」
「は、はいっ」
フロリーナは小さな舌の先で亀頭を舐めてみる。
が、悪臭とあまりのグロテスクさにちょっと引く。
「フロリーナ、そんなのじゃ誰も喜ばないわよ、私のを見なさい」
セーラは僧衣を胸の下にまで降ろし、その胸でマシューのを挟んで傘の裏側を重点的に舐める。
「んぁ……そこ弱いんすよ……」
「弱い所を攻めるのは当たり前じゃない」
胸の柔らかい圧力と弱点の重点的な攻めで先走りが垂れて来る。
セーラは頃合を見て、一気にマシューのにしゃぶりついた。
「……っ!」
「んん……」
「気持ち良過ぎ……うあっ、出るっ!」
マシューが言うと同時にセーラは口から放し、マシューの精液が顔に掛かる。
ピンクの髪と白い顔の肌は白濁した液体で汚された。
が、彼女の顔はとても満足げだ。
181(7/7):2010/12/29(水) 09:29:05 ID:nCxgm9j/
感じる所を攻め、胸で挟み、先走りが出てきたら、一気にしゃぶりついて、出たら放して顔や身体にに掛かる様にする。
「これが私が今までやった中でもっともエロちっくなやり方よ」
「こ、こんな事やるんですかぁ……?」
「安心して、俺は可愛い女性の攻めなら何でも良いんだ」
「ちょっとセイン…… それ言ったら訓練も何も無いでしょ……」
「本当の事ですよ!」
「(こ、ここ舐めればいいのかなぁ……)」
言い合いを他所にフロリーナはとりあえず舌で舐めてみる。
でも臭いし、何よりも怖いと感じたのかフロリーナは舌を離す。
でも、ケントさんのためになら……
「ぴちゃっ、ん……」
「あっ、フロリーナちゃん……」
さっき言われた通り、セインをケントだと思ってセインのを舐める。
不思議と抵抗も恐怖も無く、セインには失礼だがフロリーナは男性恐怖症を克服したのかもしれない。
そう思うと服を脱ぎ、胸と舌でひたすら攻める。
「んあっ……気持ちいいよフロリーナちゃん……」
「本当ですか……? 有難う御座います」
彼女は全体を濡らす様にセインのを舐めていく。
尿道の出口付近を舐めるとしょっぱい味がした。
「これが先走りですか…… じゃあ」
「あっ、ちょっ……」
「へひんはんひほひいいへふか?」
「き、気持ち良いよフロリーナちゃん……あっ、出る!」
「ふぇっ?」
セインの精液がフロリーナの口内に注ぎ込まれた。
彼が慌てて引き抜くと彼女は精液を飲み込んでいた。
苦い味がし、人肌より熱い。
「ご、ごめんフロリーナちゃん! 大丈夫!?」
「大丈夫です……」
「ったくあんた本当早漏ね!」
「だってフロリーナちゃんが可愛いんだもの……」
「だってじゃない! コレじゃ教育にならないでしょ!」
海賊船は次の日の昼にバドンに着き、薬師に解毒剤を調合して貰い、それを飲むが三日は安静らしい。
毒の傷みも止まり、バドンで一行の帰りを待つだけだ。
一行が帰るまで、フロリーナはセーラから性の手解きを受けていたのだが。
182名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 01:34:26 ID:yYlLRHZo
ヘクトルに興味ないフロリーナとかビビったが、
年月を考えたらケントが頼りがい見せる機会あればアリなのかね
他二人のビッチ設定が少々辛かったが、エロありきの話と考えると新鮮
ツッコミどころは色々あるが、
とにかくテンポがサクサクで、どっかの同人誌的な感覚で読めるのは良かったと思う
とりあえずゴチでした
183名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 14:35:16 ID:7aAPYiKO
ユベロ×リンダを書くか(シーダ死亡前提で)マルス×ナギを書くか…悩むな
俺はどうしたらいいんだ!答えろ!答えてみろルドガー!
184名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 15:17:28 ID:Eyb+xD93
好物なんで両方書いてくれませんかね(迫真
185名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 16:47:12 ID:a9uAfXGJ
どちらかと言えばユベロ×リンダで

シーダ寝取られか死亡しないと他人と付き合えないマルスカワイソス
186名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 17:26:38 ID:Eyb+xD93
その辺ロイはうまくやったよな、幼馴染がいてもフラグを立てなければどうということはない
個人的にはシーダ正妻、マリアとミネルバを側室に迎えてやってほしい >マルス
187名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:22:22 ID:dxIOlLgf
シーダを寝取られるマルス…!?
どうしよう、凄く読みたいw
188名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:03:18 ID:0D8oVv/G
年月が経ってマルスはシーダ以外考えられなくなったけど
更に年月が経って今はどうでもよくなった
思えば聖戦のカプ厨とか可哀想だったな
その組み合わせしか萌えられないなんてさ
189名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:34:52 ID:A+F1GTS4
たまに、よくそんな組み合わせ思いつくな……ってマイナーカプ推しな奴いるよな。
おれも人のこと言えたものじゃないが。
190名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 01:08:19 ID:BdlqYE7/
同じ軍にいる時点で繋がりはある
常に死と隣り合わせの状況だから何が起きてもおかしくない
そもそもファンタジーなんだから明るいバカエロだって有り
煩悩の妄想によるエロの為のSSだって需要はあるんだ

あけおめ
191名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 02:07:41 ID:3fhDqpx+
うむ
エロファンタジーという言葉は、この板に於いて畏れと共に用いられる単語だね
設定がいくらトンデモでも、発想が面白いロボや特撮ものに支持者がいる感じ。
妄想力はあっても帳尻合わせで挫折する人は、切り札として頭の隅に置いとくが吉かも
マイナーカプもまた組み合わせの妙が面白みの一つだと思う
本来の相手を殺っちゃうのは短絡的すぎると思うがね

酒飲み過ぎた〜
192名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 10:30:10 ID:h4lE+k6C
喧嘩別れしたとかでもいいよね
別に同じ相手と永遠につきあわなきゃならんわけでもなし
彼女に幻滅されたとかもある意味リアルでいいんじゃあるまいか
193名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 12:03:02 ID:yHJzElS4
FEって封印ぐらいまでは、明らかに公式推しなカプでも、そこまで詳細な描写が無いから補完しやすくて助かる。

すごく手っ取り早いのが、アベルとパオラやシグルドとディアドラみたいに、
本来(?)の相手を他の奴とくっつけちまうことだと思う。
特に複数公式の候補がいる連中がらみだと使いやすい手だ。
194名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 23:45:01 ID:BdlqYE7/
本来の相手はアベルとエスト、シグルドとディアドラだよな
言ってる事がよくわからんが組み合わせは書き手の自由だと思う
エロパロなんだし、公式にペアエンドが無かろうがエロければなんでもいいよ
注意書きにカップリングと傾向書いてくれりゃ読む前に避けるし

誘い受けが一番嫌だわ
〜〜読みたいですか?→読みたいですのやり取りで無駄にレス消費する
注意書きつけて投下、感想にレスもつけないっていうのがベストだと思う
だからここのコテの人達は好きだ
195名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 01:57:36 ID:RXWijT9M
>>194
ああ、しまった。そういえばアベルとエストは同棲してたな。
アベル×パオラ派なもんで、つい本音が出てしまったようだ。
もしエストを他の誰かをくっつけるときに、アベルをパオラあたりとくっつけてしまうと、
エストがうまくあぶれてくっつけやすいって話。たいしたはなしじゃないよ。

昔はもうちょっと職人さん方も多弁だった覚えがある。
いろいろあって今みたいになったけど。
196名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 04:01:58 ID:ptgc+DGl
新しい萌えが見つかる可能性もあるしいろいろな組み合わせ歓迎
197名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 10:49:07 ID:8chppOeJ
少年×お姉さんと盗賊×シスター好きとしては聖戦と封印は美味しい。
198名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:46:04 ID:OTSzv497
ゴンザレス×リリーナ萌え
この組み合わせむっちゃ大好き
ゴンちゃん可愛すぎる
199名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 21:28:21 ID:gj+KerOD
いいよなゴンちゃんとリリーナ。大男と美少女は萌える

思い起こしてみると、俺はシスター関連に弱いな
レナさんだのセーラだのナターシャだの。
本来は性行為が禁じられてそうでロマンがあるというか
200名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 23:45:09 ID:tDKHpT5A
マリアはなぜかラディと組み合わされることが多い気がする
(マケドニア関連キャラ以外では一番多い気がする)
かたやストーリーの最重要キャラ、もう片方はストーリー的にいてもいなくてもいいキャラなのに
(ちなみにラディは昔の暗黒竜のアンソロでリンダとくっついてた)
201名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 11:52:55 ID:pAk0+xzM
俺もそれ気になってたんだけど、VCで久しぶりに紋章一部クリアしてなんとなく納得した
恋をして剣を捨てた→戦いを好まない相手だった→シスター?
で、消去法だと思う
まあ戦いを好む女キャラ自体少ないし、村娘って可能性だってあるけど
202名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 12:24:12 ID:Gej87g7j
SFC版のグラフィックのせいじゃないかな
203名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 15:05:50 ID:E+j0YCjd
夢の中でFEの同人読んでる夢を見た
ロイがリリーナとセクロス→なんか知らんがロイとペガサス三姉妹でうんぬんかんぬん
起きたらほとんど忘れていたのが残念過ぎる・・・
204名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 18:43:14 ID:Io44Xyrd
今すぐその夢を思い出してSSに書く作業に入るんだ
205名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 19:23:34 ID:pROmTNcJ
>ロイとペガサス三姉妹
人妻寝取りですか! 大好物です!
206名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 20:40:02 ID:PX9CJndX
マルスは正室シーダ、側室カチュア
ならイメージに合うが。
207名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 08:38:48 ID:RvEuQjQp
アカネイアは一夫多妻制でいいよ
208名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 09:17:30 ID:wEVzp6ne
キュアン×エスリン×トラバントの3P希望
209名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:36:28 ID:tWm3Qj1v
ヤンデレミストがアイクにホモるセネリオを陵辱する電波を受信した
210名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:06:59 ID:DoWsClWR
マルスはほとんどの女キャラとR-18作品があるな
エリスはさすがに厳しいと思ったが、2部でマルスから支援受けている女キャラはあながちなくもないだろ
211名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 11:24:45 ID:2bwlKZ19
ぶっちゃけまるきりかかわりないキャラのR−18を書いてもいいんだよ
リフ×シーダとかベック×ニーナとかもあっていい
212名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 13:23:15 ID:P6xe8srn
アイク×ミストとかペレアス×ミカヤとか大好きなんだが
どうもこの人たちのエロが想像できない
213名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 13:45:47 ID:OWYZZiv2
正統派なら正統派でいいんじゃないかな
体感的にミストはヨファとかボーレとか山賊とかが多い気がする
214名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 15:53:48 ID:BE6hPLCj
>>211
「シーダ様、髪を剃ってみませんか。すっきりしますぞ」
215名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 21:53:37 ID:TmN4V4xX
リフシーとかベクニーとかは一応それなりに絡みはあるな
(どちらも国の王族とその国の国民)
 
ラディ×マリアなんかもそれなりな謎人気はあるけど
実際の作中では絡みなんて全然ないよな
どうやってR18な展開にすればいいか検討がつかないし
それ以前にラディは別の女の事ばかり口にしてるし
216名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:34:20 ID:6Xs0FHhR
>>211
SFCでは傷薬にクラスチェンジしていたそうりょなんて知りませんよ>リフ
というわけで傷薬×シーダというプレイをだな……
217名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:37:43 ID:tWUL6bzk
>>211
>リフ×シーダ
リフがたたかえない分、
シーダが愛を説きながらちりょうのつえをせっせと磨く。
218名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 00:40:16 ID:PwRQMCdD
エリスとシーダがそっくりなところを見るとマルスも隠れシスコンなんだろう
エリスも年下なうえにマルスと似たところのあるマリクを愛しているところを見ると隠れブラコンなのではないかと推測する
なくもない
219名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 01:11:07 ID:I+TQnH33
つまりマルスシーダマリクエリスの4Pか
220名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 02:54:03 ID:v1sUZW56
なんかシーダ様は攻めのイメージが強い
221名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 04:07:42 ID:LZw80Zq0
マリクだけ髪が緑だな
しかし姉弟で4Pとか俺得
222名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 06:36:12 ID:HmEENpwc
ミネルバを見てエリスと似た雰囲気を感じたらしい辺り
マルスはお姉さん属性に弱いかもしれない
作中でマルスに恋慕するキャラはよくて同年代、ほとんどロリだしな
223名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 03:37:15 ID:cAdqPsBW
チキは年上だからお姉さん属性・・・!
224名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:16:23 ID:S/B5NnI/
チキで未熟、ナギで成熟と二度楽しめる…良い時代になったモノだw
225名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 23:44:33 ID:eB8lN7Cy
竜族だから性欲凄いかもしれない
226名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 23:52:12 ID:q+yHytcO
エロパロ的にはあれだけど個人的には異常に少なそうな気がする
数減ってるんだし
227名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 00:33:46 ID:T1YChpcK
むしろ種が絶滅に瀕している時こそ生殖行為に励むのではなかろうか
228名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 00:49:19 ID:f6V4uenW
もちろんその方向で書いて貰いたい
出来なくて困ってるんだから中田氏な
229名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 01:06:51 ID:SeZ6sC3P
チキに中田氏しまくるマルス
ファに中田氏しまくるロイ
ミルラに中田氏しまくるエフラム
どれもいいな…ゴクリ…
230名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 01:17:23 ID:CQN1GyFM
どれも疑似炉だが真性炉ではないのがポイント
231名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 01:35:00 ID:KXH7GFnE
ユミナに中田氏しまくるオグマ
サラに中田氏されまくるリーフ
ニノに中田氏しまくるジャファル
232名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 02:41:41 ID:79K5CnBp
>サラに中田氏されまくるリーフ
おいw

まあ王族ってこと考えると中田氏は基本だよな
中世基準だったら赤ん坊から幼児までの死亡率はぱねぇし
ハーレムじゃなくて純愛貫くならなおのこと男性陣はがんばらないと
233名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 07:09:25 ID:6DUou7iO
小説だと龍族ただ一人の生き残りになったメディウスが
王女であるチキを蘇らせて龍族を再び繁栄させるために
オームを使えるエリスをさらわせたな
234名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 10:33:44 ID:WfSBxU6E
すまん、受身に回るサラが想像できなかったんだ…

なんかリーフとサラのエロだと目隠し&手錠のダブルコンボ食らったリーフがサラの靴舐めてるようなのばっか浮かぶ…
あげくに尻に張り方突っ込まれたりとかな
235名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 11:52:18 ID:SeZ6sC3P
サラがリーフの中に何を出すか、それが問題だ
236名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 12:37:28 ID:00uyLWN3
そこでロプトの血ですよ
神器を使えないコンプレックスが爆発して
ハーディンっぽい何かに覚醒する葉っぱ、討伐するセリスと姉
237名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 18:00:58 ID:jscN+h6/
サラがロプトの秘術でふたなり化してリーフの尻を…とか考えた俺は死んだほうがいいのかもしれん…

サラ好きな人らにはこんな妄想語ってすまんが俺もサラ好きだというのはわかってくれ
238名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 18:03:26 ID:kaYOcJQI
リーフ「ふふふ……相変わらず甘いな、セリス。僕がグランベルを攻めたのは、君が憎かったからだよ。
    前の戦いでは、シグルド公子の息子であるというだけで、解放軍の盟主に祭り上げられた。

    光の皇子だと……馬鹿め!
    君は、僕の協力が無ければ、とっくの昔に(ry


トラキアをやってるかどうかで、説得力に差が出てくる(かも知れない)言い分だな。
おれはアウグスト(ドリアスだったかも)の「リーフが帝国軍をひきつけて〜」って台詞は、リーフへの気休めだと思ってるけど。
239名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 18:24:54 ID:00uyLWN3
セリス「なるほど卿は確かに敵を引きつけた。だが、ただそれだけだ」

どうでもいいけど、斧兵のドズルにイザークを担当させるのは
ドズルの力をそぐためなんだろうなあ。位打ち?
どうせだったらフリージの担当はシレジアにすればよかったのに…
240名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 19:00:02 ID:jscN+h6/
ぶっちゃけ聖戦の7章のレンスター攻略部隊がレンスターじゃなくてセリス軍方面に来ても大して困らないと思う
その点ではアウグストの台詞は気休め
241名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 19:21:49 ID:f6V4uenW
場合によってはナンナにリターンリング&杖って攻略本もあったしなあ
レイリアさんにバリアの剣あげる為に頑張って貰うけど
242名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 23:06:26 ID:79K5CnBp
ナンナ<リーフ<サラ
という方向で突っこめばいいということか
それにしても見返すとアルテナが両親に似てないなあ
243名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 23:28:31 ID:kaYOcJQI
>>239
ドズルは分からないけど、フリージに関してはもう手が空いてなかったせいじゃないかな。
フリージはアグストリア占領担当だったけど、聖戦5章あたりではブルームが北トラキアにも手を出してる。
シレジアが明確に敵になる頃には、フリージはアグストリアと北トラキアを(もしかしたらミレトス地方も)抱え込んでるし。
244名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 02:54:56 ID:weVAYeQo
超亀だが
>>211
直接の接点は無いが新紋章なら
リフがお茶淹れてシーダが焼き菓子作るというコンビネーションが可能
ちなみにリフの茶は腰のための薬茶、つまり解釈によっては
…後はわかるな?
245名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 03:05:49 ID:uZa1U3fD
腰のためとかww
どれだけ激しい使い方してるんですか王女ww
246名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 09:49:41 ID:3zWmXgkP
>>242
キュアンベースに、エスリンじゃなくてシグルドの男前分が入ってるように見える >アルテナ
あとはほんのちょっとの育ちの悪さ
247名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 09:56:54 ID:zd1t3QKO
セティの老け顔も気になる。
カップル成立の時間軸的にどう考えてもセリスよりも年下なんだが…
レスターは親父候補的に年上の可能性が高いんだが
いや、セリスが童顔なのか?

248名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 10:49:22 ID:3zWmXgkP
ファバルより年上とは思えんよなあ >セリス
249名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 12:31:58 ID:B8a5hbsr
セリスは飛びぬけて童顔だね。
まぁシグルドが老け顔でそれが間接的にアルテナに継承され、
ディアドラが若く見える性質でそれがセリスに行ってるのかな。
250名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 12:41:55 ID:lB9e5kag
童顔っていうか、ディアドラの顔グラまんまだよねセリス
子世代メインで作ってたはずだからディアドラが後かもしれんが
251名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 17:02:34 ID:I6EhzcFz
チキは城で幸せそうということはいろいろと大丈夫だな
252名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 17:59:54 ID:FiLfRJ7E
マルスの子孫にお姉さん風吹かしそう、チキ。
253名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 18:41:56 ID:9M3ImIUA
ファとイドゥンの会話みたいになりそうだな
254名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 09:03:59 ID:Mykv4pv/
セリスが女に生まれていたら
オイフェはとんでもないことをしていたと思う
255名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 10:43:01 ID:qawlXakN
聖戦のアルヴィスの父のヴィクトルって、女グセが悪くて何人も愛人がいたというけど
ユリウスが性欲旺盛そうで、愛人作っているのも遺伝なのかもな。
256名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 11:51:40 ID:Mykv4pv/
ヴィクトルぐらいが普通でしょ
他の男達がむしろ気持ち悪いくらい潔癖性過ぎる

257名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 13:12:25 ID:YeLVO+pp
エーディン様みたいに逆ハーレム作る女が好きでたまらん
シーダやリリーナも男侍らせてそう

ここのエロSSでも男×女複数はあるけど
女×男複数はあまり見ないよね

山賊に輪姦とかじゃなくてむしろ女サイドがすすんで複数の男キャラと…みたいな
258名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 17:31:50 ID:yX2dLd9t
結構前にフュリーとラケシスで山賊相手にそういうのがあった気がする
あれとは違うか
259名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 20:30:33 ID:In2YgeK2
リリーナはロイでもゴンザレスでもOKというゾーンの広い娘だからなあww
シーダの場合は逆ハーレムつっても恋愛より敬愛ってイメージが強い。いや、俺がそう思ってるだけだけど

エキドナ姉さんとかなら新兵の童貞卒業とかまとめて面倒見てくれそうな気がする
ああいう姉御肌っぽいひとじゃないと想像しにくいな>女×男複数
260名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 20:43:05 ID:joLE1YU1
エレン&ミレディによるショタ喰い大会
261名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 22:12:14 ID:roURoTL/
>257
セルフィナさんでそんなネタがいくつかあった。アスベル頂いちゃう奴でマジ惚れた
リード上手いマジ女神
でも今だったら、是非ともイサドラさんで読みたいなぁ
262名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 00:48:24 ID:oc0OiRrK
聖戦第2部

大抵最後に残るフリーの女の子はティニー
占い屋を見ればわかるがあぶれた男共のむらがることむらがること

必死にアプローチしてくる彼らに辟易したティニーは決断する
彼らと乱交して一番Hの上手い男を彼氏にすると


こんなんどなたか書いてくれ
なおティニー以外の恋愛可能女性(ユリアふくむ)の人数分恋愛可能男性が引かれてるから
人数的にはティニー×男6人になる
263名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 01:29:15 ID:mVwM9oT/
ティニーはお姉さまとかリンダとかといじりあってそうだから、結構査定基準高そう。
264名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 01:52:47 ID:oc0OiRrK
全員失格してティニーは百合専になりましたってなオチかw
265名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 08:09:36 ID:01W5sLka
イシュタルとか技+20だもんなぁ
圧倒的なテクでシビれさせてくれてたに違いない

アレス? そんな人もいたね
266名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 10:47:32 ID:dGzKtP/z
ノイッシュやレヴィンの息子と魔剣持ちのあの子には
必殺が付いてることをたまには思い出してあげて下さい。

アレスは追撃、連続、待ち伏せのスキルもあるし
性的に優秀かも分からんぞ。
267名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 10:59:47 ID:HsvWcUG8
>>262の想定だとアレスは…まぁ順当にリーンとくっついてるんじゃないの?
ナンナでもいいけど
特にカップリング意識せずプレイした場合…
俺の予想だとこんな感じかねぇ

ラナ…セリス
ラクチェ…ヨハン(ヨハルヴァ)
フィー…アーサー
ナンナ…リーフ
パティ…シャナン
リーン…アレス

ユリア…まず独身だろうが無理につくるならスカサハ辺り

あまりもん

レスター、オイフェ、デルムッド、ファバル、セティ、コープル
268名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 11:51:31 ID:tazrpg3A
ヨハルヴァはともかく
ヨハンは騎兵だからラクチェとある程度意図的に歩幅あわさんといかんのじゃないかと
ついでにいうとラクチェは敵中に一人放り込んどいても無双できるけど
ヨハンは強くないから近くにおいとくと危険が
269名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 12:25:49 ID:aoAlnAxL
>>268
フィーはアーサーと全く隣接させずにいると
そのうち別の男に傾いたりするね。
意識してたのは最初だけであまり近づかずにいると
次第に心変わりしてくって何かリアルだw
270名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 13:36:59 ID:SD/GEj91
気になっていたのはペガサス二人乗りしてたからか
そう言われると俄然燃えるな
271名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:02:12 ID:+3WuuD1g
>>254
むしろ男でもいろんなとんでもない事をしてしまった結果
セリスがあんな女顔になってしまったのかもしれない。
272名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 09:13:48 ID:ViCh9rm9
先日ロイとペガサス三姉妹の夢を見たんだけど
今日の夢は何故かオージェ×バースだった
何が悲しいかって夢の中でそれをここに投下していたんだよ!
273名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 11:22:02 ID:ny+yRPvr
>>272
さあ、その夢を早く
現実にする作業に移るんだw
274名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 11:27:29 ID:ViCh9rm9
>>273
ここは801じゃないぞ
275名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 12:42:21 ID:j+N4trTK
>>274
知っとるわw
276名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 16:28:56 ID:24pm67Pw
しかし801は禁じられてるわけじゃない
という事は……!?
277名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 16:53:42 ID:ViCh9rm9
オージェがララムとかウェンディとならGJだが
ガチムチアーマーナイトで同性のバースとだぞ?
寝る前にツイッターで「OBZって何の略?→オージェ×バースCERO:Z」なんてつぶやき見たせいかも知れないが
そのせいで朝からゲロが止まらん
要するに801は止めとけって話だ
278名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 17:44:47 ID:bCveWkcy
>>277
嘔吐が比喩だとしても
801が嫌いなのは分かった
だが変態覇王への侮辱は許さんぞ
279名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 18:06:57 ID:ViCh9rm9
>>278
そいつはすまない
ただゲロが出てるのは本当
280名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 18:20:33 ID:x8vwE32i
>>279
何の症状か知らんが病院行け

話を戻してロイと三姉妹か
カプokな三女と融通きかない次女はともかく長女は人妻寝取りになるな
281名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 19:25:34 ID:ViCh9rm9
>>280
病院行ってリフ貰ってきたから大丈夫だと思うよ

で、話についてなんだが昔見た同人に「天馬騎士は若い内に身体売って稼ぐ」ってネタがあったんだ
つまりロイとか金持ちは金に物を言わせて三姉妹買ってレズプレイ強要だのおっぱいマッサージだの出来るんじゃないか?
ヒュウが金を欲しがった理由もそうなのかもしれない
ついでに言うとこれは烈火でも使えるのかもしれない
282名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 19:56:40 ID:zGdtrGIg
まあ、軍事力として雇うよりリアルにありそうだよね、
切迫した国だし…。
283名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 20:00:03 ID:OcmpXI81
変態覇王なつかしいなwww
284名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:46:36 ID:19L3R+gY
変態王面白いし好きだけど、聖戦士編はいらなかったな
リーフはトラキアの時点でほぼ性技を究めてたし
285名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 01:00:55 ID:2wic183Z
変態王は紋章書いてたっけ?
もし書いてないなら書いてほしい
主人公はマルスでもミシェイルでもカミュでもどれでもいいから
286名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 01:06:21 ID:ocnk4fah
変態王のシリーズ大好きだったな
自給自足っぷりがすごかった
みんな頑張れば文章とか書けるんだろうな
287名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 02:04:19 ID:N/bnnA02
文章も大事だが、日々弛み無い妄想力の鍛錬も大事。

>>281
なんかファリナの2万Gの意味合いを考えてしまうな。
後にリリーナが変な知識をつけて、「お父様はお母様を2万Gで買われたのですか?」とか言われて絶句するヘクトル。
288名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 04:00:54 ID:eY73t69r
ナンナが父(ベオウルフ)と母とのなれそめを聞いたら
「1万Gで買った」って答えが返ってくる漫画があったな
289名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 00:58:13 ID:CTebR3I+
ゲーム通りの設定だがここで見ると卑猥だなw
290名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 10:37:07 ID:VoVXrzm3
外伝未プレイなので聖魔の魔物が人間を犯すのをちょっとだけ考えたが
ゾンビ→バイオでやれ
スケルトン→骨なので無理
バール→?
モーサドゥーグ→獣なのでおk
ガーゴイル→多分おk
ビグル→触手
タルヴォス→おk
サイクロプス→でかすぎて無理
ゴーゴン→チンコ付いてるん?
ドラゴンゾンビ→同上
291名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 11:03:56 ID:uWbh4Sq6
スレタイにティアサガという文字列が入ってること、
時々、思い出してあげて下さい



オープス(触手)…定番
ゾンビ…たかられるシチュが本編でいくつか。毒沼や牢屋は息苦しいそうだ
スケルトン…世の中にはスカルファックというものがあるとしばしば聞く
詳細はむしろ自分が知りたい
ハーピィ…小さいのにたかられる系、弓でチクチクプレイも可
オーガ…ただ単に巨漢
ガーゴイル…犯るより殺る方が向いてるcrt率。ヤンデレ。
ゴーレム…リベカたんなら違う用法知ってるかも
ドラゴンゾンビ…強いていえば尻尾?ブレス怖いお
マミー…いつもごちそうさまです



というかモンスター姦自体初めてか?力抜けよ
292名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 00:25:00 ID:ksCfwFjU
>>291
え・・・ケツの?
293名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 01:51:53 ID:W/OKvqBo
ティアサガっていうと、四人の巫女がジャヌーラで吸われていく場面がエロかったな。
紋章にも似たような場面あったけど。
294名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 04:08:55 ID:I+8mjjon
ティアサガはそれ以上に四人の巫女がラスボスを言葉でフルボッコにするシーンで
笑った記憶がある
295名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 07:59:13 ID:3Ii4+pNl
ミルク大好きでどんどんおっきくなるサンとか。
296名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 10:57:29 ID:4YHB6ki3
マーテルとかエロかった
297名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 15:33:32 ID:I+8mjjon
サンはかわいかったし強かったしでガンガン使ったなあ
フラウと仲がよかったから百合妄想をしたこともあった
298名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 16:28:28 ID:bV2izVFH
当時は消防だったし可愛い子とカッコイイ男の両方が好きだったな
でもやっぱしティーエだな。リチャード氏ね
299名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 18:14:56 ID:4UA5Niwr
聖戦のあとでやったせいでカップル固定なふいんきが駄目だったなあ >TS
300名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 18:37:53 ID:W/OKvqBo
>>296
空飛ぶパンツ丸見えとかひどいこと言われてたよなw
301名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 10:23:02 ID:gZNTyduh
うーむリチャード嫌われてるなw
ティーエとのコントは結構好きだったんだが

あとPナイトは剣で攻撃させるのがいい
302名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 18:13:24 ID:pLUxMJPR
ティアサガの戦闘モーションはPSのレベルじゃない、とか言われてたけど、
プリンセスのバック転必殺とか、魔道士の生脚とか、見る所はあったと思うんだ。
303名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 01:12:02 ID:7u6pBNa6
>>173
ごめんねごめんね、あれまだ完結じゃないんだ。
規制されまくってから萎えてずっとスレ見てなくて、いつの間にか続き投稿すら忘れててごめんね(´;ω;`)
あんなうんこSS気にしてくれてる人がいたなんて思ってなかったんだ…。

すぐには無理だけど、続き修正して(当時書いたのがあまりにお粗末でそのまま投下は黒歴史すぎるため)ちゃんと投稿するね(´;ω;`)



とか言って自分のことじゃなかったら恥ずかしくて死にたい
304名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 01:14:53 ID:wA/C1JdJ
アイラがキンボイスの500mlペットボトルを上回るイチモツで処女膜をブチ抜かれて
泣き叫んで失禁する話とかないの?
305名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 02:11:01 ID:Wg6w0No/
アイラってそういえばあんま見ないな。
306名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 13:19:35 ID:IUwozU57
アイラを蛮族の虜にしてしまうか
307名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 15:39:05 ID:wA/C1JdJ
アイラが、蛮族に捕らえられて、パンツ一丁にされて壊れた剣を持たされて、
闘技場でキンボイスと対戦させられる話希望!最終的には格闘戦になり、
当然負けて、大衆の面前で処女を奪われます。
308307:2011/01/28(金) 15:44:16 ID:wA/C1JdJ
キンボイスに関節技に持ち込まれ、徹底的にいたぶられて失禁&失神というのがいいです。
309名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 18:32:42 ID:WMXoT52b
>>307
キンボイスに関節技を持ち込んで徹底的にいたぶって、Sに目覚めるアイラとMに目覚めるキンボイスがいいです。
310名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 21:04:13 ID:wA/C1JdJ
アイラがキンボイスに寝技をかけられるときに、パンツを食い込まされてTバック状態になり、観客達の言葉責めを受け、
顔を真っ赤にして動揺する様子を描いて欲しいです。
311名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 22:55:42 ID:QQrWLgv5
>>304
「犯すなら、さっさと犯すがいい……」
 シャナンを人質に取られたアイラに、キンボイスの要求を拒めるはずもなかった。黒髪の女剣士は、きゅっと下唇を噛み
しめて、これから始まるであろう汚辱に必死に耐えようとした。
「へへ、話が早いな。じゃあさっそくおっ始めるとするか」
 キンボイスは下卑た笑みを浮かべると、アイラに見せつけるように服を脱ぎ始めた。最後の一枚を脱ぎ去った瞬間、
アイラの目が一瞬、驚きと恐怖で見開かれた。
「なっ……!」
「ふん、男のペットボトルを見るのは初めてか? こいつぁいい、俺があんたの初めての男になるわけか」
 キンボイスは薄ら笑いを浮かべ、ゆっくりとアイラに近寄る。歴戦の女剣士も、初めて見る男のペットボトル(500ml)の
大きさに恐怖し、金縛りにあったように動けない。
「お前にペットボトルのすべてを教えてやるよ。なぁに、すぐに気持ちよくなるさ」
 言うなりキンボイスはアイラをベッドに押し倒した。その衝撃にようやくアイラは我に返ったが、その時にはすでに彼女の
身体はキンボイスの逞しい肉体に組み伏せられていた。
「や、やめろ!」
「いいか、ペットボトルのペットってのは、ポリエチレンテレフタレート(PolyEthylene Terephthalate)の略なんだぜ。こいつぁ
プラスチックの一種でなあ、エチレンとテレフタル酸の分子が鎖みてぇに交互に長くつながった化合物だ」
 キンボイスは暴れるアイラを押さえつけながら、彼女の服を音を立てて引き裂いた。イザーク王族の白い肌があらわに
なり、アイラは短い悲鳴をあげた。
「ペットボトルはなぁ、内容物によって4種類が使い分けられてるんだぜ? 炭酸飲料は中の圧力が高くなるから、全体が
丸みを帯びて圧力で変形しにくい『耐圧用』に入れられるんだ。底は厚めで、突起状の足が付いてることが多いのは、内部
の圧力に耐えつつきちんと立つための工夫ってわけだ」
312名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 22:56:13 ID:QQrWLgv5
「やめろ、やめ……あっ!」
 ペットボトルの先端で秘所の入り口をつつかれ、アイラはむなしくもがく。キンボイスは満足げに唇の端を歪ませた。
「炭酸以外の、例えば茶のような飲み物は、胴体が四角い形状になってて表面に凹凸があるものが多いがな、これは
容器の強度を上げて中身で膨らまないようにするためだ。底は少し内側にへこんで、放射状の襞がついてるが、こいつも
強度を上げるための工夫でな。男のペットボトルは硬さが肝心、ってな」
 キンボイスはアイラの小ぶりな乳房を乱暴に揉みしだきながら、大声で笑った。アイラはペットボトルへの恐怖に押し
潰されそうになりながらも、キッとキンボイスをにらみ上げた。
「おうおう、たまんねえなあその顔。でもよ、この手のペットボトルには『耐熱用』と『常温用』があってな。フタ外して口の部分
が白いのが『耐熱用』、透明なのが『常温用』だ。材質はどっちも同じだけどよ、白い方はペットの構成分子が規則正しく
並んだ結晶になってるんだ。結晶は分子の結びつきが強えからよ、高温でも変形しねえ。だからホット用だけじゃなくって、
高温殺菌の必要なジュース・お茶用にも使われてんのさ」
 キンボイスは手にぺっと唾を吐き、アイラの秘所に触れた。挿入のために濡らしているのだ、とアイラは別世界の出来事
のように感じていた。
「だがよ、『耐圧用』にも口が白い『耐熱圧用』ってのがあるのさ。こいつぁ殺菌が必要な果汁や乳性分が入った炭酸飲料
なんかに使うが……俺のペットボトルはまさにこの『耐熱圧用』だぜ! これからなあ、お前の中に熱くてはじける乳飲料を
たっぷり注ぎ込んでやらあ!」
 キンボイスは獣のような声を上げてアイラの太ももをこじ開けた。が、その瞬間、彼のペットボトルから白い液体が噴出した。
興奮しすぎて、ペットボトルの中身を早々にぶちまけてしまったのだ。炭酸飲料用のペットボトルでは、口とフタの溝に縦の
切れ込みが入っているが、これはフタを開けた時にそこから炭酸が抜け、圧力でフタが飛ばないようにしているのだ。関係ないけど。
313名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 23:32:43 ID:bWxCLb9G
>>311
四日目氏GJです
314名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 00:21:20 ID:SWZ0LOdJ
>>312
ワロタwww
GJw
315名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 10:38:40 ID:78GCCsvE
どっちかというとだみゃーん氏の芸風ではないだろうか
316名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 16:00:56 ID:9OtV5Giv
エイリーク×エフラムがあってエフラム×エイリークがないのは何故だ
317名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 16:05:48 ID:pPOuNK+3
>>315
だみゃーん氏はありえない
彼は専門性の高い用語を使うと、途端に筆のテンポが悪くなる
外伝氏とか変態王氏は専門用語を上手く使うけど、テキストの分量がもっとあっさりしてる
318人だみP ◆v7zmEWdRdjls :2011/01/29(土) 16:15:24 ID:YdpTOOZ6
アイラ「や、やめろ!シャナンを放せ!」
キン声「おっと、それ以上抵抗すれば・・・お前ら、あれを持って来い!」
部下「へいっ!」

キン声「へっへっへ・・・いいのか?お前が抵抗すれば、この坊主にローストチキンをたらふく食わせて、メタボにしちまうぞ。」
アイラ「くっ・・・」
シャナン「アイラ!ダメだよ!僕は絶対に将来メタボにならないように運動するから、こいつらの言いなりになっちゃダメだ!」
キン声「へっ!おいおめえら!やっちまいな!」
部下「へいっ!」

シャナン「ああ・・・美味いよう・・・おいしいよう・・・もぐもぐ」

こんぐらいしか思いつかないorz
319名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 16:22:39 ID:p04jEsVy
>>312
理系キンボイスワラタwww

>>318
おかえりww
キン声てwww
320名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 18:27:31 ID:WZ3Dr5jZ
>>311
このスレでこれまで見た中で最高傑作かもしれん。
321名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 05:31:08 ID:0fFl15i6
キン声www分かるのが嫌だ

>>311-312
あの顔で言ってんのかwwGJ!
322名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 17:37:29 ID:42n+MjOt
ペットボトルとかローストチキンとか、ここ何のスレだよw
323名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 02:38:33 ID:dNwFXQ66
ここなら大丈夫そうだな。以前アゼ×ティルがやりたくて別スレでやろうと思ったけどエロが駄目っぽいので断念した。
一先ず以前創ったSSを投下し、1週間ごとに1話ぐらいずつ更新しようと思っている。濡れ場は10話目くらいの予定。
では、もし良ければ付き合ってくれると嬉しい。
324名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 02:52:15 ID:dNwFXQ66
〜セイレーン〜
「…んっ……」
(……ここは?)
ティルテュが目を覚ました場所は全く見覚えの無い所だった。
目に映るものは白い壁と天井。
あとは今自分が寝ている様な白いベッドばかりである。
(ここって……医務室? でも…一体何処の?一体誰が?)
疑問を頭に浮かべるティルテュに声がかけられた。
「……目を覚ましたかい?」
「え……?」
ティルテュは飛び起きて声のした方向を向こうとして……
「っつ!」
頭痛がした。
慌てて動いた為に起きたばかりの頭に響いたのだろう。
そんな彼女に再び声がかけられる。
「あ…ごめん、驚かせたかな?」
彼女の脇の椅子にティルテュと同年代くらいの少年が座っていた。女子と見紛うような端正な顔立ちに燃えるような赤髪が印象的だ。少年は落ち着いた様子でティルテュに向かって話しかける。
「そのまま寝てて…」
「…アゼル?」
「心配したんだよ。君が倒れたって聞いて。」
彼の名はアゼル。私の幼なじみだ。
でもここ数年間会ってはいなかったし、まさかこんな所で再開するなんて思ってもみなかった。
(…なんで…アゼルが?)
そう思うが、妙な沈黙が場を支配してしまい口に出す事が出来なかった。
暫くその状態が続いたが、暫くするとアゼルが沈黙を破った。
「…びっくりしたよ…君が…こんな所までくるなんてね…」
「そ…それはアタシの台詞よ!なんで貴方がこんな所にいるの!ずっと行方不明だって聞いていたのに!そもそもここは一体どこな…痛っ!」
「ティルテュ!」
急に起き上がろうとしたティルテュをアゼルが制し、ゆっくりと寝かせる…

「…落ち着いて…君は海岸でクロード様を助ける為に相当消耗してるんだ…今はゆっくり休んで…」
「アゼル…貴方は…」
「僕は…シグルド公子の軍に参加してたんだ…色んな事があったんだよ…」
「……説明してよ…ちゃんと…アタシに…」
「ティルテュ…うん…何から話したら良いものか分からないけど…少しずつ…ね。」
325名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 08:08:24 ID:F7bZjkoZ
いらっしゃい。

>1週間ごとに1話ぐらいずつ更新しようと思っている。

これは自分に無用のプレッシャーをかけるぞーっ。
もっとお気楽に書いたらどうかしらん、と老婆心ながら言ってみる。
326名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 15:59:45 ID:ZAXRhEIc
>311
ワロタwwwためになったし、GJすぎるwww

>324
期待
しかしどうせならまとめて一気に読みたいな、とか言ってみる
327名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 16:32:03 ID:LIZVucFU
規制チェックage
328!ninja:2011/02/21(月) 12:30:40.88 ID:CnC2PJ2P
規制チェックsage
329名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 15:59:08.33 ID:HKVprqks
モチベ維持ついでに保守
330名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 00:15:53.37 ID:Q6VBa+7s
ほしゅ
331名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 12:42:59.93 ID:iREcA9wp
今SS書いているからちょっと待ってくれ
シリアス・萌えじゃなくてエロ特化のタイプでスマンが
332名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 13:08:37.13 ID:1ZioLSwv
おう。
待つのは慣れてるぜ。
333名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 22:16:55.30 ID:iREcA9wp
今やっと前戯まで書き終わった。早く本番書いてスレに投下したいもんだ
後、アゼル×ティルテュのカップルSSだから>323と題材が被ってしまった
>323の支援として投下するつもりだが
スレ住人的に同じカプエロネタが続くのは、ダメかな?
334名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 02:17:59.31 ID:72UdeKRh
別に大丈夫だと思うよ。続けてと言っても、一ヶ月も空いてるし。
335名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 18:50:19.23 ID:EA7PHosF
やっとアゼル・ティルテュのSS完成したので、随時投下していく
336無題(アゼル×ティルテュ)@:2011/03/02(水) 18:54:11.89 ID:EA7PHosF
シアルフィ公子シグルドの行く末は深い暗雲が立ち込めている
ラーナ王妃の好意によって落ち延びてきたここシレジアでも多くの血が銀色の雪原を汚す事となった
肉親同士の死闘、策略により無惨にも散っていった天馬騎士たち……
それらはシレジア出身のもの達に深い傷を負わせたばかりではなく、他国の戦士たちの涙を誘った
そしてあれから幾月が経ち、山野はいまだ雪に覆われているものの、
平原ではようやく深い雪が溶け出して地面が顔を出してきた
それと共にシグルド軍の面々は戦の傷を癒し、束の間の休息を楽しんでいた
337無題(アゼル×ティルテュ)A:2011/03/02(水) 18:58:05.04 ID:EA7PHosF
アゼルは最近、トーヴェ城攻略に向かう最中に言葉を交わした一人の女性からしきりに相談を受けていた
彼女の名はティルテュ。フリージ家の公女で、彼の幼馴染である
幼少の頃彼は、彼女と親友のレックスと共に仲良く遊んでいた
クロード神父についてきた時の彼女の様子は、以前と比べて体つきが大人びていたものの
幼年時代の時と変わらぬ屈託のない笑みをしていた
だがクロード神父がブラギの塔から帰ってきた後、彼女の笑顔に段々と翳りが見え始める

そんな時だった。彼女はセイレーン城から出陣する前にアゼルに話しかけてきた
「アゼル……待ってよ。少し……聞いて欲しい事があるの」
いつもとは違うしおらしい様子の彼女にアゼルも何かを感じ取り、彼女の話を聞く事にした
「何か深刻そうだな……いいよ、ボクで力になれることなら話してみなよ」
その時彼女が話した事は父親であるレプトール卿の事だった。みんな口にこそ出さないが
レックスの父親であるランゴバルド卿とレプトール卿は共謀し、クルト王子を殺害したと言われている
そしてあろう事かその罪をシアルフィ公バイロン卿に被せて、今またシグルド公子の命を狙っている
レックスもティルテュも謀反人の肉親だ。肩身の狭い思いをしているのは想像に難くない
レックスは全てを受け入れて、既に父親と戦う覚悟を決めているようだった。だけどティルテュは……
彼女にとっては優しい家族だったのか、肉親への情とシグルド公子たちへの罪悪感との板ばさみに苦しんでいるようだった
どちらかというと普段あまり物事の後先を真面目に考えない彼女が、自分自身をも責めて苦しんでいる
アゼルは彼女の気持ちを少しでも楽にするために、親身になって相談に乗った
話をしていくうちに彼女の方も気持ちが落ち着いてきたのか
今にも泣き出しそうだった彼女の声はもとの元気な声に戻っていた
「ありがとうアゼル、なんだか元気が出てきちゃった」
「ははは、ティルテュは元気が一番さ。……寂しい時はいつでも
 ボクが相手になるから、遠慮なしに言ってくれよ」
「うん……ありがと」
338無題(アゼル×ティルテュ)B:2011/03/02(水) 19:01:52.43 ID:EA7PHosF
それからザクソン城に滞在する間、しばしばティルテュはアゼルの部屋をよく訪れて、話し合うようになった
会話内容は相談だったり、他愛もないおしゃべりだったり。ティルテュもすっかり元気を取り戻したようだった
そんな時、彼はエーディンの結婚の話を廊下で聞いた。何でもジャムカ王子が正式に彼女に求婚したらしい
ヴェルダン王国攻略以降、二人のただならぬ仲は傍から見ても明らかだったから、むしろ遅かったのではないかという声さえあった

「……。……」
結婚披露宴の席で、アゼルは強いシレジア産の地酒をグイグイと何度も胃に流した
(エーディンを取られて悔しいんじゃない……彼女はボクの持ち物じゃないし、彼女の幸せを思うのなら、素直に祝ってあげなければ……
 ジャムカ王子は人格の優れた人物だ、軍への貢献度だって大きい。誘拐の時だって、彼に助けられたお陰でエーディンは無事だったんだ……
 彼女がその時、彼に強い好意を持っていたとしても不思議じゃない)
アゼルだって彼女を好いていた。それどころかシレジア城に駐留していた際、エーディンに告白したのだ。だが、彼女の返事はこうだった
「ごめんなさい、アゼル公子。私は貴方の事がどうしても良い友達以上に思えないの……」
その言葉を聞いてまだそれほど月日が経ってない時の結婚報告だった
アゼルはどうにも煮え切らない想いを流し込もうとするかのように、酒を浴びるように飲んだ
「おい、アゼル……飲みすぎだぞ。お前俺と違って酒弱いくせに、そんなに飲むと……」
傍で飲酒に付き合っていたレックスが、親友の状態を気遣って言った
「ううっ……レックス、ほっておいてくれ。今日は気が済むまで、飲ませて、欲しい……」
「そりゃあシグルド公子もあんな状態だし、できればほっておきたいけど、お前もそんな状態じゃ……」
その時、どこかで酒壺の割れる音がした
「ああっ、公子がまた暴れている! じゃあな、アゼル。ほどほどにしておけよ!」
レックスはそう言って、アゼルの所から席を立った
「はははははは……くそおぅ……! どいつもこいつも幸せな面しやがってっっ!
 あれだけ後編のフィンと娘の会話が見たいからとフィンとくっつけと勧めたのに、結局ジャムカと結ばれやがってええっっ!」
こちらでは大きな酒壺を一本丸々空けたシグルドが、くだを巻いていた。そしてそれを必死にオイフェとクロードが慰めている
エーディンとジャムカは気を使って早々に席をはずしていた
「だいたいよお、追撃のないアーチナイトって使いづらいんだよ! 安定感に欠けるなあ、あれはぁ!!
 追撃リング一つしかないと言うのに、どうすんだよぉ! ノイッシュとブラコン姫の息子にも使うんだぞお!!
 えっ!? それに無駄に力の高いプリーストができちまうじゃねえか! 乱数調整する身にもなれっっ!!」
「落ち着いてくださいシグルド様!」
「ご自身でも何をおっしゃっているのか分からないようですね……」
「大体フィン殿は恋愛初期値も恋愛値も軒並み低いのに、第三章終盤でいきなり家族計画(?)を転換して
 くっつけようとするのは無理ありますよ! 200ターンかそこらの隣接ではせいぜい
 『気になっている』止まりですよ、シグルド様!」
以前のシグルドはこうではなかった、しかし愛妻ディアドラが何者かにさらわれ
ランゴバルド卿たち反王子派に反逆者扱いされるようになってから性格が徐々に荒れ始め
最近では他人の恋愛に何かと口を挟むようになった。それは酒が入った時、特に顕著になる
「くそおおおっっ、こんな事ならジャムカを早々にポアするべきだったなぁっっ!!」
「ジャムカ王子を○しても、四章の最初でフィン殿が帰国しますから無理ですよ!」
 物騒な物言いが飛ぶ中、そこへレックスがやってきた。
「大丈夫ですか、シグルド公子。ちょっと飲みすぎましたね、もう休みましょう!」
「おお〜っ、レックス! お前はいいな……シルヴィアとくっつけた私に感謝しろおおおっ!
 お前の息子はレベル1だが、エリートのお陰で大したターンもかけずに育成が出来るぞおおっ!?
 まあカリスマダンサーとバーサクの杖も捨てがたかったがなっっ!!」
「ハイハイ……、おい、アーダン手伝ってくれ。シグルド公子を部屋に運ぶんだ」
 やがてアーダンがやってきて、二人でシグルドを肩に抱えながら宴会の場を後にした。
「ったく……、大将がこんな事でどうすんだよ……」
「くっっううう、離せっ! 離せえっ!! 私はまだ飲むぞおっ! 私を誰だと思っているっっ!?
 RPG三大不幸主人公殿堂入りのシグルド様だぞお!! お前ら、殿堂入りをなめているのかああっっ!?」
そんなシグルドの罵声とも悲痛とも取れる叫びを遠くに聞きつつ、アゼルは、酒でろくに回らなくなった頭を抱えていた
視界がぼやけてよく見えない。手にしていたグラスが肌を離れ、床に叩きつけられた音を聴いた瞬間、彼の意識は途絶えた
340無題(アゼル×ティルテュ)D※萌え、入ります:2011/03/02(水) 19:13:40.92 ID:EA7PHosF
「んっ……んんっ……」
まぶしい日差しを感じて、アゼルが目を覚ました。彼は自室のベッドで寝ていた
昨夜の事は思い出せない。どうも酔いつぶれてしまったらしい。日は既に高く昇っていた
「ん……」
ふと声がしたので、身体の左側に目をやると、ティルテュが薄着の状態で隣に寝ている
「ティ、ティルテュ!?」
ティルテュは彼の声で起き、眠そうに目をこすりながら上体を起こし、大きく腕を使って身体を伸ばした
「おはよう……。やっと起きたんだ、アゼル」
彼女は自然に振舞っているが、彼は驚きと危惧を隠せなかった
「あっ、あのっ、ボク……昨夜の事全く覚えていなくて……もしかして君に、勢いで失礼な事を……」
ティルテュは、若干頬を赤らめながら首を横に振り、答えた
「ううん……してないよ。アゼル、パーティ終わってもずっと寝てたから……」
彼女の話を聞くと、どうやら自分はあの後酔いつぶれてテーブルに突っ伏してしまったらしい
それをクロード神父がジャムカ王子と共に部屋に運び、ティルテュが後を引き受けて様子を見ていたという訳だ
「そうか、それを聞いて安心したよ……。あとで二人にお礼とお詫びをしてこよう」
「……」
「それよりも、ティルテュ。いくら眠かったとはいえ、ボクのベッドに入るのはちょっと……
 君は未婚だし、ボクだって男なんだから……その……」
「……いいよ。アゼルなら」
ティルテュはそう言いながら、彼の背中に手をやり、眼前の幼馴染の胸元に顔をうずめた
「ティル……テュ……?」
彼女の行動にアゼルは胸の動悸を隠せないでいた。彼女の艶やかな髪の匂い
そして女性特有のほのかに甘い香りが鼻腔をくすぐった。
「……アゼル」
ティルテュは顔を上げ、思いつめたような目でアゼルを見つめた
「エーディン公女の事、残念だったけど……あまり自分を苦しめないで。私も苦しくなっちゃうから……」
「ティル……どうしてそれを?」
彼女はじっと彼を見つめたまま言った
「アゼルがエーディン公女好きだったのは前から知っているよ。アゼルは隠していたけど
 レックスが教えてくれたから」
(あいつか……)と頭を抱えるアゼルに対し、さらに彼女は続ける
「ねえ、アゼル……。私じゃ、……公女の代わりにならないかな……?」
その一言を聞いた途端、彼の眼前に彼女の顔が近づく。鼻と鼻が触れそうな距離の中
彼女の口唇は彼の口にそっと蓋をした
「んっ……む……んんっ……」
アゼルは何か言おうとしたが、言葉に出来なかった。花弁のように甘く柔らかいティルテュの唇は
優しく彼の唇をなぞり、そして時折少し強く吸った。女性との婚前交渉のなかったアゼルにとって
初めての口づけだった
341無題(アゼル×ティルテュ)E:2011/03/02(水) 19:18:57.64 ID:EA7PHosF
「んっ……はあっ……」
永遠と思えるほど長かったキスは、彼女が顔を離して終わった
ティルテュは、満足気とも切な気ともとれる表情を浮かべていた
「ティルテュ、エーディンの代わりってどういう……」
「……。確かに私は、エーディン公女のようにキレイじゃないし、気品もないし、おしとやかでもないけど……
 それでも……アゼルがそんな娘を好きだと言うなら、……頑張ってアゼルの好きなタイプの女性になるように努力するから……っ!」
「で、でもっ……」
アゼルは、幼馴染の突然の行ないと告白めいた言葉にすっかり混乱してしまい、上手く反応を返せなかったが
それでもいくつかの言葉を拾って、彼女に投げかけた
「き、君はクロード神父の事が好きだったんじゃ……?」
「ち、違うよっ! 確かに神父様はカッコいいし、優しいし、大人びていて素敵だけど……
 でも……アゼルは、すごく優しいし、私の話を親身になって聞いてくれるし、一緒に笑ってくれるし、私、わた……」
そこまで言うと彼女はますます顔を赤らめ、うつむいて身体をもじもじと動かしていた
「と、とにかくっ、神父様への好きとアゼルへの好きは違うのっ! 分かんない、ムズかしい事分かんないけどっ
 上手く言えないけど……私、アゼルが大好きなの……!」
アゼルは気持ちと言葉の整理のつかない彼女を宥めたりしながら、ティルテュが幼少の頃から
アゼルに淡い恋心のようなものを抱いていた事、彼のエーディンへの愛を知って一度は想いを断ち切ろうとした事
そしてセイレーン城で彼に相談をした事を契機に、彼女の中で急速に抑えていた恋心が再燃した事などが分かった
「最初は諦めていたけど、アゼルと話してアゼルの優しさに触れる度に、ますます貴方の事……好きになって……」
「……ティルテュ」
アゼルは彼女の肩を抱いて言った。その目線は彼女の大きく澄んだ瞳の中に吸い込まれていく
「ボクは、エーディンの代わりに君を愛するなんて出来ない」
「……!」
それを聞いて彼女の眼に涙が滲み出した。しかし、彼は続けた。
「ボクは誰の代わりでもない、ティルテュ自身を愛したいんだ!」
そう言ってアゼルはティルテュの華奢な肩を抱き、自分の胸に引き寄せた
彼女を愛し、幸せにしたいと彼は本気で思った
身近にこんなにも自分の事を想ってくれる娘がいたのに気づかなかった自分を恥じた
「うれしい……!」
ティルテュは彼の胸で涙を流した。今度のそれは紛れもない嬉し涙だった
342無題(アゼル×ティルテュ)F※エロ、入ります:2011/03/02(水) 19:22:57.44 ID:EA7PHosF
それから二人は再び口付けをした。今度は一方的なものではなく、互いに相手を求める形で口唇を合わせた
「んん……ふっ……ん……アゼル……」
二人の舌は互いの口内に侵入し、ぶつかり合えばその舌先を吸い
自分の舌を絡め、淫らなまでに唾液の交換をした
「好きぃ……んっ、ちゅっ、……んう……」
時折愛の言葉を囁いて気持ちをぶつけるティルテュに対して、アゼルは彼女の深い愛を受け入れ
それを口付けで答えようとするのに精一杯だった
「ティルテュ、そろそろ……」
そう言ってアゼルは彼女を優しく引き離した
「うん、いいよ……」
ティルテュは既に出来上がっているようで、目をトロンとさせている
アゼルは自分の服を脱ぎ始めた。ティルテュの方も元々着ていた薄着の服を脱ぎ、その素肌をあらわにした
アゼルは彼女の裸体を無意識ながらまじまじと見た
昔よく遊んだ幼馴染の彼女であるが、裸を見たのは当然というか、今回が初めてである
癖のないボリュームのある髪は若干の寝癖が残っているものの、改めて見ると美しかった
大きめの瞳には思わず吸い込まれそうになる魔力があった。先ほど口付けしあった愛らしい口唇は、唾液で妖しく湿っている
普段の服からも見える鎖骨の下には程よい大きさの一対の双丘が形を崩さず存在している
きゅっと締まった腰つきは、抱きしめると、ともすれば折れてしまうのではないかというほどか弱げだ
そして細く長い足の付け根には、いまだ男が踏み入れた事のない秘部が、青い草原によって守られていた
「ねえ……あまりジロジロ見ないで……恥ずかしいから」
「ごっ、ごめん……でも余りにも綺麗だから、つい……」
「……えへ……褒めてくれて、ありがと」
ティルテュは照れながら明るい笑みを浮かべた。やっぱり彼女は笑顔が似合う
「ねえアゼル……私、ハダカになったんだから、アゼルのも全部見せてよ」
そう言って彼女は、彼のズボンに手をかけた
「わっ、ちょっとティルテュ……! 別にボクは……」
「何? ……私全部見せたんだよ、アゼルだって見せてくれないとヤダ……えいっ!」
彼女は抵抗するアゼルを上手く抑えて、ズボンを引っ張り下ろした
343無題(アゼル×ティルテュ)G:2011/03/02(水) 19:27:32.91 ID:EA7PHosF
「 !? 」
下ろした後には、ブルンと男根が身を震わして現れた
謙虚なサイズのそれは、勃起しているものの亀頭の半分まで皮を被らせている
「フフフッ、……へえ、皮カブってて可愛いね!」
「ううっ……!」
アゼルは自身の逸物を笑われて顔を赤らめ、ただ黙って耐えていた
その空気に気づいたのか、ティルテュも慌て出した
「ごめん……気にしてた?」
「い、いいよ……こればかりはどうしようもないし……」
アゼルは自身の男根の醜い皮被りの様は元より、大きさがレックスのものに比べて2/3に満たない事もコンプレックスだった
シュン、としょげかえる彼の姿を見て、ティルテュも決まりが悪い顔をする
「ははっ、カッコ悪いよね……」
「アゼル……」
彼女は半分そそり立った男根の根元をそっと掴むと、その亀頭に口を近づけた
「ティル……!?」
彼女の口から出た舌は、陰皮と亀頭の間に潜り込んだ
れろっと大きく舌を回して、皮を被せたまま亀頭を舐め回した
「フフッ……」
彼女は弄ぶかのようにその皮を唇で軽く咥えて、ぐうっと上に伸ばした
そして舌を引っ掛けて、そのまま下方に引っ張ると
皮の中に半分納まっていた亀頭はすっかりその身を晒された
「んむっ……」
ティルテュはその可憐な口唇に、愛する男の亀頭を含み、唾液を交えながら舌で嬲り始めた
「んふっ……、ちゅぷ……ちゅ……ふう……ちゅぽ……んんっ」
 それが終わると、今度はその可憐な口唇のみで陰茎を上下にしごき上げた
さらに舌だけで鈴口を攻め立てたり、根元と亀頭を軽くつまんで、ハーモニカのように裏筋に舌や唇を這わせてきたりする
「ティルテュ……!」
「ぺろぺろ……んっ……ちゅぱ……、どう、気持ち良くない……?」
「いや、すごく気持ちいいけど……どこで覚えたの?」
「へへっ、シルヴィアが教えてくれたの。こうすればオトコはイチコロだって……」
(そうか……レックスはいつもこんな事を奥さんに……)
そのような事を考えている間にも、彼女の舌技は続く
まるで甘いお菓子を味わう幼児のように、彼女は彼の陰茎を舌で愛でた
「うっ、……ティルテュ、もう……」
「んう……、ひぃふぁふほ(イっちゃうの)……?ふぃふぃほ、ほむふぇはふぇふ(いいよ、飲んであげる)……」
彼女の口淫は射精を促さんばかりにその激しさを増した。あまりに強い快楽の波にアゼルのそれは
一回り彼女の口で一瞬膨らみ……
「くっ……ごめんっ、もうっ……!」
アゼルの背中が一瞬弓なりになった瞬間、彼の男根から溢れんばかりの精汁が噴き出した
「んむーーっ、んーーっ!!」
アゼルの両手は無意識にティルテュの頭を押さえていたため、彼女は引く事もできず
大量の精汁をその口腔に受ける事となった
「んううっっ! うっ…………ケホっ……!」
口の中に抑えていたものの、喉に精汁がからんだため、彼女は思わず口をはずして咳き込んだ
「ケホ! ケホっ! ケホ! ……ハーッ、ハーッ……」
「ティルテュ、大丈夫!?」
「ん、……うん、大丈夫。ごめんね、全部飲んであげるつもりだったんだけど、こぼしちゃって……」
そう言って彼女は口元から垂れている精汁を人差し指で掬い、ちゅっ、としゃぶった
そしてゴクッと喉を鳴らして、口内の淫液を全て喉へ流し込んだ
「えへへ……、アゼルのセーエキ、美味しかったよ」
その笑みはつい先ほど男の体液を飲んだとは思えないほど、澄んでいた
344無題(アゼル×ティルテュ)H:2011/03/02(水) 19:31:15.94 ID:EA7PHosF
「今度は、ボクが君を悦ばせてあげるよ……」
アゼルはティルテュの顔を拭いて、彼女に顔の上方で腰を浮かすように頼んだ
彼女は恥ずかしがりつつも、愛しい男の顔の上に覆いかぶさるように四つんばいになった
「ティルテュ、もう少しお尻を落としてくれないかな? 少しやりづらくて……」
「えっ、こ、こう……?」
彼女は両手を彼の頭頂付近についたまま、やや膝をすぼめた蹲踞の姿勢でアゼルの顔の上に移動した
遠くから見るとそうでもない大きさだが、流石に眼と鼻の先にある尻は迫力がある。恥部は意外にも肉付きが良くふっくらとしていて
陰毛の中からうっすらと桃色の秘門が見える。薄いセピア色をした後門に至っては、その皺の影まではっきりと見えた
アゼルは寝た姿勢から、秘門を左右に指で大きく広げた。彼女の純真な心を象徴するかのような初々しい桜色だった
「んっ……」
「ひゃあっ!……くう、……はあんっ……!」
アゼルは初めて味わう女体の陰部とその深奥から溢れ出る愛液の臭いに魅せられ、夢中で彼女の恥部を舌でなぞった
小陰唇の襞を丹念に舐め続けていると、膣口から愛液が滾々と流れ出てくる。陰部を内から広げるように舐めると
「やあんっ……! あっ、……はあぁっ……んんっ……!」
と、脳髄が蕩けそうな甘ったるい声を出して、しきりにティルテュは尻をそわそわとさせる
陰核への刺激を試みたが、どうも予想以上に刺激が強かったらしい
十数回ほど舐め続けた後、彼女は軽い絶頂に達し、そのままバランスを崩してアゼルの顔の上に尻もちをついてしまった
「あっ! ごめんね、アゼル……重かったでしょ?」
すぐにお尻を持ち上げた彼女だったが、尻の下にいた彼は羽のように軽かったよと笑いながら言っていた
345無題(アゼル×ティルテュ)I:2011/03/02(水) 19:36:25.27 ID:EA7PHosF
「ティルテュ……入るよ」
「うん、優しくしてね……」
仰向けに横たわったティルテュの上に、アゼルは覆いかぶさった
既に男根は再びその本来の雄雄しさを取り戻している
彼は亀頭を小陰唇にこすり付けて、少し焦らしていた。すぐに彼の陰茎は彼女の愛液で潤った
「もお、アゼルってば……意地悪しないで、はやくぅ……」
「うん……」
大陰唇、そして小陰唇の肉を左右に押し広げ、彼の亀頭は未開の女体をゆっくりと、そして味わうように奥へと進んでいく
「つうっっ……!」
途中、彼女の身体が強張った。目を瞑り、目じりには微量の涙を浮かべている
心配するアゼルの顔色を伺い、彼女は言った
「大丈夫、心配ないから……アゼルの好きなようにしていいよ……」
処女膜と思しき薄い襞を、彼はゆっくりと広げるように破っていく
幸い、最初の痛みでほぼ貫通したためか、それ以後彼女が痛がる様子はなかった
こうしてアゼルの男根は根元まで彼女の膣内に収まった
「じゃあ、動くね……」
「んっ……」
彼はゆっくりと、そして段々早く腰を前後に動かし、膣への抜挿を繰り返した
肉茎を挿れる度に彼女の膣壁は蠢動し、優しく、時には激しく彼の逸物を迎えた
抜く時は抜く時で、膣口が未練がましく陰茎に絡みついてくる
彼女の恥部はまるでもう一つの口の如く、抜挿の度に淫靡な水音を立てて、男根を味わっているように見えた
「はあん……! いい……いいよぉ! もっとっ……もっと来てぇ!」
慣れてきたのか、アゼルの方も動きに力が入る。いつしか彼は自らの情欲のままに彼女を攻め立てた
「ティルテュのナカ……すごくキツくて、トロトロしてる……ナカで、溶けてしまいそうだ……!」
「やあん、そんな事言わないで……! 私、もっとエッチになっちゃう……!」
「いいよ、もっとエッチになって……気持ちよくなっている君をいっぱい見せて欲しい……」
彼の動きは緩急をつけ、愛液の吐露を誘発させる。ティルテュの尻の下のシーツには
いつの間にか彼らの結合部から流れ出る淫液によって薄く広いシミが描かれていた
部屋は彼女の発する甘ったるい嬌声と、迫る快楽に抗うような荒い息遣い
そして結合部から漏れ出す愛液の音で満ちていた
ティルテュはアゼルの背中に両腕をやり、彼を強く抱き寄せる。二人は熱いキスを交わし
身体全体で一つになる悦びを感じていた
「はあ、はあ……ティルテュ、もう……限界……!」
「うんっ……いいよぉ! 一杯出してぇ……! 私……アゼルの……が欲しくてたまらないの!」
幾度もの力強い抜挿の末、アゼルは四度に分けて彼女の膣内に精を射出した
彼女の膣内で彼の熱を帯びた逸物がのたうつように暴れながら、子種を勢い良く周囲に吐瀉している
そしてそれに答えるかのように膣内は律動した。まるで彼の陰茎に留まっている精汁を残さず搾り取らんとするかのように……
「あっ……くっ……!」
アゼルがゆっくりと引き抜くと、亀頭の先端と膣口に乳色の架け橋が出来た
その橋の下には、膣口から溢れ出る彼の精汁によって白い湖畔が存在していた
「アゼル……。大好き……」
絶頂を迎えた直後で半ば放心状態のティルテュは、焦点の定まらないまま、目の前の恋人への愛を囁いた。

ティルテュに酔いつぶれたアゼルの面倒を見させたのは、ジャムカたちにエーディンが
入れ知恵をしたからという者もいたが定かではない
ただ、ジャムカ夫妻の結婚からまもなくして、幼馴染であるこの二人が結ばれたのは確かなようである
346名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 19:38:12.28 ID:EA7PHosF
以上です。3年振りにエロパロ書いたので
変な所はあるけど勘弁して欲しい
347名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 00:44:42.32 ID:6+XDZLTW
アゼティルかわいい。



しかしシグルド公子がプレイヤーの声を代弁し過ぎだwww
348名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 00:52:15.35 ID:o7UUmiBq
GJです。聖戦引っ張り出したくなった。
幼馴染みいいよね。
349名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 02:25:01.71 ID:/oP1NMz9
幼なじみ萌え
350名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 22:01:50.56 ID:8gTHvf55
どうもありがとう。コメントのおかげで何かやる気出てきた
2,3ヶ月遅れになってしまうが>>198-199

ゴンザレス×リリーナ

に挑戦してみようと思う。198と199が見ていてくれるといいけど
あと基本的に陵辱書けない人間だから、必然的に
ラブラブ和姦モノになると思う。出来るだけエロく書くようにする
351名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 22:09:02.24 ID:8gTHvf55
その前に↑が需要あるかどうか聞いておいた方がいいかな
352名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 22:40:07.01 ID:xDF+BC8m
需要は作るものかと
このスレの有名な職人さんたちが「○○って需要ある?」と聞いたのは見たことがないが、でもみんな素晴らしいSSを書いてる
353名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 02:18:02.78 ID:xDtTbc4q
俺は好き大好き

リリーナ関連のカップリングでは一番好き
楽しみ
354名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 03:08:46.15 ID:iBqcKxkP
>352
そ、そうなのか? 俺が以前いたエロパロスレとは
ちょっと決まり事というか雰囲気が違うんだな、了解した
>353
実は、やっと1/3書き終わった所だ
正直今まで全く気にしてなかった組み合わせだけに
こんなに萌えとエロのバランスがいいのかと驚いている
355名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 21:36:52.96 ID:s+x/YsAm
SSが7割方出来た。
書いてみて思ったけど、ゴンちゃん語すげーむつかしい
言葉単語だけのぶつ切りにして、意味通すのはともかく
さらにゴンちゃんの心情を端的に表すようにしなければいけないから
普通にSS書くより骨が折れる
356名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 00:28:22.88 ID:z5xeuSB9
SSが完成した。今日中に投下する。が……

SSを見る前に言っておくッ!
おれは今ゴンザレス×リリーナのエロパロをほんのちょっぴりだが書いた
い…いや…書いたというよりはまったく理解を超えていたのだが……
あ…ありのまま、今、起こった事を話すぜ!

『おれはゴンザレス×リリーナを書いていたと思ったら
 いつのまにかリリーナが攻めになっていた』

な…何を言ってるのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
魔(力)王だとかシーダの再来だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
357名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 00:50:02.38 ID:7YOdrrhT
おうお疲れ様
ゴンちゃん相手だとリリーナ攻めのほうが想像しやすいよなあw
358名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 12:15:58.58 ID:MPfWMJO/
>>356
お疲れ様です〜。
一月程前にアゼティルをやろうとしていた者です。
ですが、半端無い遅筆なもので皆さんに迷惑をかけました…。

アゼティルって善いですよね!>>356さんのクオリティの高さも相まってとても楽しませてもらいました!自分もいつか完成したら載せてみようと思います。
ゴンリリ期待しています!
359名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 12:56:18.99 ID:A/mStYK/
はっきり言おう

俺は女性サイドが責めのエロの方が好きだ!
初心な草食系男子を食っちまう女の子が好きだ!
ゴンちゃんってみためはゴツイけど中身は草食やし
360名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 17:43:15.99 ID:I6itN6cJ
>>356
そんな前置きはいらん。早くお兄さん方に見せてみなさい。
そうしてくれないとおれが3月の雪でかぜを引いてしまうじゃないか。
361名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 21:56:27.11 ID:z5xeuSB9
それじゃ投下します。ゴンザレス×リリーナと書いているけど
実際はリリーナがほぼ攻めなので、そこだけ注意
362私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)@:2011/03/07(月) 22:01:24.49 ID:z5xeuSB9
ゴンザレスはリリーナによって説得され、エトルリア軍に参加した戦士である
彼は当初、自分自身の生い立ちゆえに周りの人間を警戒していた
だが存外ロイを大将とする軍の人間は、彼を好意的に受け入れた。それにはリリーナの助力も少なからずあったようだ
彼とリリーナは基本的に仲が良かったが、一度ロイの事で間に亀裂が入りかけた事がある
現在その亀裂は既に修復され、二人の仲は元の状態へと戻っていた

ある日ゴンザレスは、宿舎から少し離れた草原でリリーナの姿を見た。すでに夕日は傾いている
彼女は倒れている枯れ木の上で腰を下ろして、じっとうな垂れていた
「……リ、リーナ?」
「あっ、ゴンザレス……」
振り向いた彼女の表情はいつもの元気な笑顔とは違って、悲しげだった
「リリーナ……なんで、泣く?」
「えっ、違うよ。泣いてなんか……」
「リリーナ、嘘つくの、良くない。リリーナ、泣いてた。涙、ついてる」
彼女はどきっとして、慌てて目頭を手の甲でぬぐった
「リリーナ、ワケ話す。話すと、楽になる。おれ、頭悪い。でも……がんばって、聞く」
「ゴンザレス……」
リリーナは涙を止め、ポツポツとワケを話し始めた。それは彼女が慕うエトルリア軍総大将のロイとその師セシリアの事だった
エトルリア魔道軍将であるセシリアは、リリーナとロイ二人の共通する師でもある
最近ロイとセシリアの仲が非常に良いという噂を、リリーナは軍中でよく耳にしていた
だが二人の年齢の開きやその師弟関係、そして変わらず自分に優しく接してくれるロイの態度に、彼女は確信を持てないでいた
彼女が確信を持ったのは、昨日人目を避けた森の中で二人が睦み合っている場面を目撃したからである
363私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)A:2011/03/07(月) 22:05:15.94 ID:z5xeuSB9
草薮と木立に隠れるように、肌を接する二人……。師弟、そして上司と部下の間柄以前に、二人は一組の男女であった
「ああっ……セシリアさん……! そ、そんなに激しくしたら……!」
「んっ……どうしたの、ロイ? 私の胸、そんなに気持ちいい?」
「は、はいっ……大きくて、柔かくて……僕の……が、挟まれたまま……溶けてしまいそうで」
「ふふっ……やっぱり男の子って、おっぱいが好きなのね。でも……ココで蕩けるのはまだ早いわ。溶けるのなら、んっ……この中で、ね」
セシリアはそう言ってロイをその場で寝かせ、彼の股座に馬乗りになった
彼の身体に似合わない大きさの逸物の根元を握り、その亀頭をとめどなく愛液の湧き出す膣口にあてがう
「んっ……ああんっ……!」
彼女は彼の逸物を一気に秘筒の中へ導いた。それからはしとめた獲物に食らいつく獅子のように、彼を、そして快楽を貪った
長い緑色の髪を振り乱し、大きな尻を上下に激しく揺らせ、結合部から
聞く事も口にする事も羞恥してしまうほどの淫らな音を響き出させるその様からは
普段の慎ましくも清廉とした美しい女将軍の影を残していなかった
そこにいた彼女は、愛する教え子を情欲のまま抱きしめる一人の人間の「牝」だった

リリーナは木陰で二人の痴態を見ていた。遠目からなので後ろ向きのセシリアがロイに対して具体的に何をしているのか
そしてどのような淫猥な言葉が交わされているのかまでは、はっきりと分からない
ただ、二人が人目を避けてこのような事をするぐらい進んだ仲である事は疑いようがなかった
彼女はその好意を最後まで見る事に我慢ができず、その場を去った
師と学友に裏切られたような怒り・悲しみ、そして何より
恋心が実らなかった空しさ・苦しさ。それらが彼女の頭と心に渦のように音を立て、彼女を苦しめた
364私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)B:2011/03/07(月) 22:10:39.88 ID:z5xeuSB9
リリーナは、目撃した具体的な状況をゴンザレスには説明せず、ただ自分はロイに振られた事だけを伝えた
男女の機微に疎そうな彼に詳しく話した所で、彼を困惑させるだけと思ったのだ
ゴンザレスは彼女の話をいつになく神妙な面持ちで聞いていた。だがその眉間にはやがて皺が入る
そして彼は決心したかのように、すっと立ち上がり、そこから走り出した
「待って、どこに行くの!? ゴンザレス!」
リリーナの声に彼は足を止めて振り向く。その大きな拳は強く握り締められていた
「おれ、ロイ、殴る……!」
「!?」
リリーナはすぐに彼の所へ走り寄り、その逞しい腕を掴んで制した
「だめよ! 何で殴ろうとするの!?」
「リリーナ、離せ!」
「いいえ、離さないわ! ワケを言って!」
「リリーナ、ロイ、好き。おれ、知ってる……。リリーナ、きれい。優しい。女神のように、きれい、優しい。
 でも、ロイ、リリーナ選ばない。ロイ、リリーナ、泣かせた。ロイ、馬鹿。頭、悪い。
 ……おれ、怒る! あいつ、殴る!!」
「だめよ、そんな事させない!」
「リリーナ、あいつ庇う。おれ、分からない……。あいつ、馬鹿
 ……優しい、きれい、リリーナ選ばない。好きなら、選ぶ。
 ロイ、リリーナ、好きじゃない。リリーナ、泣く……おれ、悲しい! おれ、怒る!」
「ゴンザレスお願いっ! ロイを殴らないで……
 殴ったら、私……もっと悲しい。ゴンザレスの事、嫌いになるよ……?」
涙ながらに自分を止める彼女の声を聞いて、ゴンザレスは固く絞っていた左右の拳の力を緩めた
「……おれ、ロイ、殴りたい。でも、リリーナ、止める。おれ、リリーナ、好き。
 ロイ殴る、リリーナ、おれ嫌う。おれ、困る。……おれ、殴らない……」
「ありがとう、ゴンザレス……私の言う事を聞いてくれて……
 貴方の気持ちは嬉しいけど、人が人を好きになったり、愛し合ったりするのは簡単な事じゃないの
 もっともっと複雑で、言葉に出来ない事も多いのよ……」
「……?」
リリーナはその後、少し男女の恋愛やその機微について、彼女の理解できる範囲で彼にできるだけ分かりやすく話した
だが、案の定彼はあまりよく理解できないようだった
「おれ、男と女の事、よく分からない……」
「そうかもね。私も分からない事、あるから。……ふふっ、何だかゴンザレスと話して
 私、気持ちが軽くなったわ。……ありがとう」
「ありがとう……? おれ、何もしてない。でもリリーナ、ありがとう、言う。分からない」
リリーナは良く分かってない彼の様子を見て、ただにっこりと笑っていた
「おれ、色々、分からない。でも、リリーナ、笑う。笑うリリーナ、きれい。おれ、うれしい」
笑顔の彼女に彼もつられて、笑顔になった
365私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)C:2011/03/07(月) 22:14:57.23 ID:z5xeuSB9
それからリリーナとゴンザレスは以前と変わらず、度々他愛もない会話をした
実はゴンザレスの心にはリリーナに対する強い思慕の念があったのだが
男女の恋愛事に非常に疎い彼には、それがどういうものか分からなかった
例え分かったとしても、リリーナの美しさを尊ぶ彼は、自分の容姿の醜さゆえに積極的になれなかっただろう
ただ彼は一途にきれいな草花を探してリリーナにプレゼントし、彼女が喜ぶ姿を見る毎日に満足していた

ある時、彼はもっと珍しい花ならリリーナがさらに喜ぶのではないかと思い、博学な女隠者のニイメの部屋を訪れた
ニイメの事は良く分からなかったが、ただいつも数多の本に囲まれて研究している事を、ヒュウやレイの会話から聞いていた
本をたくさん読むのなら、花の本も読んでいるだろうと単純に考えたのである
「ニ、ニイメ」
「おや、あんたは確か……ゴンザレスじゃないか。どうしたんだい、こんな部屋に何か用かい?」
「花、探してる。珍しい花。でも場所、分からない」
「そうかい。じゃあ、その棚に花の図鑑が確かあったから見てみるといい」
ゴンザレスは言われた通りの場所で、本を見たが、どれもこれも字の羅列ばかり眼に入る
「おれ、字、読めない……」
「おや、そうなのかい。本を探しているから、てっきり読めるものと思っていたよ。それなら……
 ……、ほら、これを見てみな。これなら花の絵が載っているから分かるよ」
「あ、ありがとう」
ゴンザレスは子供のように示された花の図鑑を読んだ。そして一つの花に目をつけると
図鑑を開いたままニイメの部屋を出て行き、野原へと探しに行った
しばらくして、入れ替わりにヒュウが入ってきた
「邪魔するぜ、ばあちゃん。レイってチビに言われてこの魔道研究書、返しに来たぜ」
「おや、ヒュウかい。そこに置いていっとくれ」
その時、ヒュウの目にあの開きっぱなしの図鑑が目に止まった
「ん、何だ、この花の図鑑は……」
「ああ、さっきゴンザレスが見ていったのさ。字は読めなかったから説明図のついた本を渡してね
 ついでに片付けておくれ」
「へえー……あのゴツい身体の男がねえ……。でもさぁ、これ字づら読んでたらびっくりするだろうなー
 だって『惚れ薬』の材料だぜ」
366私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)D:2011/03/07(月) 22:17:17.50 ID:z5xeuSB9
「リリーナ……」
ゴンザレスは、宿舎から少し離れた所にある森林の中でリリーナに声をかけた
彼女は最近良くここにやってきて、森林浴しながら戦いの間の休息を取っていた
「あら、ゴンザレス! こんにちは」
リリーナは手に乗ってきた小鳥をあやしていたが、彼が踏んだ枯葉の音で(それとも彼の容貌のためだろうか)彼女の手から飛び立ち
どこかへと消えてしまった
「ご、ごめん。鳥、逃げた……」
「いいのよ、気にしないで。それより、なあに。何か私に用事?」
「こ、これ……」
彼は、あの図鑑に載っていた一本の美しい花を差し出した
「まあ、素敵な花ね! まるで絵画から出てきたみたい。もしかして、いただけるの?」
「うん、やる……」
「ありがとう! フフッ、本当に素敵……鮮やかな色をしていて、それでいて優雅な感じにさせてくれるわ
 見つけるの、大変だったでしょう?」
「大した事、ない」
「ウソ、体のあちこちに怪我してるし、葉っぱや小枝がついてるわよ」
言われて彼は、ささっとその大きな手のひらで服の汚れを払った
実は先ほど渡した花は傾斜のきつい崖の中央にあり、それを取る時うっかり足を踏み外してしまったのだ
「ほら、ここも怪我してる……。待って、今ライブの杖で治してあげる。この前賢者になったばかりなの」
「いい、勝手に治る」
「だめよ、ちゃんと治療しないと。大丈夫、私魔力カンストしてるからライブでも全回復するわ」
彼女は持っていた杖で、ゴンザレスに治癒を施した
「あ、ありがとう……」
「いいのよ。ゴンザレスにはよくきれいなお花持ってきてくれて、楽しませてもらっているから。これくらいは当然よ」
ゴンザレスは照れ笑いをして頭をぽりぽりと掻いた
「それにしても……何度見ても飽きない不思議な花ね。それに良い香りー……」
彼女は顔に花を近づけて、大きく息を吸い込んだ
367私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)E:2011/03/07(月) 22:19:25.65 ID:z5xeuSB9
「……。ゴンザレス……」
「何だ、リリーナ……」
急にリリーナの様子が変化したが、彼はそれに気づかない
リリーナは花を近くの岩の上に置き、彼の目をじっと見た
「私の事、どう思う……?」
やや突拍子もないその発言に困惑するも、彼は素直に答えた
「リリーナ、きれい。そして、優しい。花、似合う」
「それだけ……?」
リリーナが潤んだ大きな瞳で見つめたまま、ゴンザレスに詰め寄った
「リリーナ、笑う。おれ、好き。おれ、リリーナ、いっしょにいる、うれしい。リリーナと話す、楽しい」
屈託ない笑顔でゴンザレスは言う。その言葉、その心には、一滴の汚れもなかった
「私の事、好き……?」
その言葉の裏にある雰囲気を読み取る事はできなかったものの、ゴンザレスは至って素直に首を縦に振る
それを見て、リリーナはクスッと小さく微笑むと、その可憐な口唇を無骨な斧戦士の唇に押し付けた
368私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)F:2011/03/07(月) 22:25:36.25 ID:z5xeuSB9
「!? !? !?」
ゴンザレスはとっさの事に訳が分からなくなった。今、本来ならば決してありえそうもない、それどころか想像すらできなかった甘美な時が流れている
「んっ……ちゅ……んん……」
彼が女神のように慕う女魔道士の美しく愛らしい顔は、文字通り目と鼻の先にある
彼女と自分の唇は繋がっている。その行為が愛し合う男女内で行なう事だと彼は全く知らなかった
知っていても、何故こんな醜い容貌の自分にリリーナが行なうのか、理解できずに混乱しただろう
彼の口に異質の唾液が、相手の舌と共に侵入してきた。彼の唾液も相手の舌によって掬い取られ、時には唇によってスッと吸われた
疑問符と感嘆符が彼の頭の中で交差し、ぶつかり合い、交じり合う
「ふう……」
半刻ほど経ち、やっと二人の唇が離れあった
「ねえ、ゴンザレス……今、どんな気持ち?」
「おれ、分からない……」
「いやじゃなかった?」
その問いに関してだけ、ゴンザレスは首を横に振って否定した
「そう……ふふっ、嬉しい……」
そう言いつつ、彼女は服に手をかけてマント、帽子、そして上着を脱ぎ始めた
ゴンザレスは言いようのない羞恥を感じ、自分の目をすぐに両手で覆った
「リ、リリーナ……服、着る!」
「どうして? 貴方に見て欲しいから、私は脱いだのよ……?」
「だめ! おれ……見ない!」
「何で? 私の事、嫌い?」
「おれ、リリーナ、好き。だけど、おれ、みにくい。リリーナ、きれい
 おれ、見る。リリーナの体、汚くなる」
「きれいな心の貴方に見られて、汚くなるなんてありえないわ
 ……いいから、見て。ゴンザレス……」
ゴンザレスは恐る恐る指の間を開き、リリーナの姿を目に入れた
今まで聖女や女神のように崇めていた美少女が生まれたままの姿で自分の目の前にいる
背中に夕日が差していて良く分からないが、彼女の頬は少し赤みがかっているように見えた
胸はやや小ぶりなものの形が良く、愛らしい薄桃色の乳首をピンと立てている
締まった腰の下にはやや肉付きの良い臀部と明らかに男性のそれと違う秘部が存在していた
すらりとした美しい脚が、一歩また一歩と、彼女を彼に近づけた
「どう? 私の体に変な所、ない?」
「ない……。リリーナ、きれい……」
ふと、ゴンザレスは下腹部に酷く膨張し、硬直しているものを感じた。彼が女に情欲を感じたのはこれが初めてである
もっとも、生来その醜い容貌から同性だけでなく異性からも忌み嫌われる事の多かった彼は、情欲を抱く切欠すらなかった
当然リリーナは彼の下腹部で自己主張しているそれにすぐ気づいた
「貴方のここ、すごく苦しそうよ……待っててね、今ラクにしてあげる」
彼女はそう言って彼に近づき、彼のズボンを足首まで下ろした。すると、大きく震わして今まで隠れていた醜怪な逸物が彼女の眼前に現れた
369私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)G:2011/03/07(月) 22:31:58.10 ID:z5xeuSB9
まずその巨きさに目を奪われる。乳児の腕ほどもある太さ、馬のモノと比べても遜色ない長さ
その亀頭は拳ほどにあり、褐色がかった桃色をして膨れている。その亀頭を半分ほど包む皮は、肉幹同様に浅黒い
雁首は大きく反りあがっていて、鈴口は少しめくれあがっている
逞しすぎるほどに太い肉幹には浮き上がった血管が縦横無尽に伸びていて、その分け目には大小様々なこぶがついている
その逸物の付け根には、常人の二倍ほどある豊かな大きさの袋が大きく垂れ下がっていた
「まあ……お父様のモノとは比べ物にならないくらい大きいわ」
リリーナは幼少の頃何回か父と一緒に入浴した事があった。その時見た大きさは今でも覚えている
もっとも、彼女が今までに見た男根は父親のもの以外ないわけだが……
彼女は両手でいきり立っている彼の逸物を握った。ビクンと大きく逸物が撥ねる
「リリーナ、やめる。触る、良くない。手、汚れる……」
「ふふっ、確かにちょっと臭うわね……ゴンザレス、ちゃんと体洗っているの?
 ……でもいいわ、今日は私が綺麗にしてあげる……」
「きれいに……?」
「そうよ……」
リリーナはそう言って彼の鈴口に、つー……っと、桃色の舌を這わせた
その舌は顔を半分出している亀頭を何度か舐め回す
「舌で剥いてあげるね……」
そして、皮と亀頭の隙間に舌を挿れ、そのまま竿の方に顔全体を使って包皮を引っ張った
包皮が捲れ、完全に亀頭があらわになった瞬間、さらに強い臭いが彼女の鼻腔を刺激する
「んっ……すごく臭うわ。頭の中、クラクラする……」
彼女はむしろその臭気で興奮したように、彼の男根を執拗に舌で愛撫した
彼女の小さな口で、稀に見る巨大な逸物を味わい尽くすには非常に骨が折れた
何せ亀頭を含んだだけでもう彼女の口内は満杯になったのだ
それでも彼女は右手で彼の竿をしごきつつ、亀頭を舌で味わうように刺激した
「んっ……ちゅぷ……んむぅ……ちゅっ……はむぅ……」
ゴンザレスは男根に、尿意のような、それでいて尿意とはまた違った未知の感覚を訴えた
リリーナは一度手を止めたが、すぐ亀頭を口に含むと今度は先ほどよりも速いペースで男根を愛撫し
唾液を絡めて亀頭を刺激する
「! リリーナ……もう……っっ!」
「!?」
ゴンザレスの逸物は膨張し、次の瞬間夥しい量の精汁を射出した
リリーナは暴れるように律動する男根の根元を両手で押さえ、その先端に必死にくわえ込む
しかし元々余り容積のない口内は白濁液ですぐ一杯になり、たまらず彼女は陰茎を口から離した
男根は三度、四度と子種を宙に大きく撒き散らし、彼女の顔を白く染めた
そして小さな律動を数回繰り返し、やっと満足したように男根は射精を終えた
半開きのリリーナの口からは原色のような濃い精液が毛糸ように太い線を引いて地面に落ちている
開け放たれた森林の中だというのに、精汁の臭いがその空間だけむせ返るほど漂っていた
「ハァ……ハァ……。んうっ、ん……ゴクッ……」
彼女は口を閉じ、口内に残った精汁を喉に流し込んでいく
だが粘性が強く、濃い苦味を有するその淫汁は中々飲み込めず、長い間彼女の口に留まっていた
それでも全部飲み込むと、彼女は一息ついて彼に話した
「初めて味わったけど、こんなに濃いものだとは思わなかったわ……。よっぽど溜まっていたのね、ゴンザレス……」
「……? これ、小便と違う。白い」
「そうよ、精液だもの」
「せいえき……?」
「知らないなら、教えてあげる。これはね、赤ちゃんの元になるものなの
 貴方も私も、元はこれだったのよ」
「これが……?」
彼は珍しい物を見る目で自身の体液を見つめ、首をひねっていた
370私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)H:2011/03/07(月) 22:35:02.20 ID:z5xeuSB9
彼女は手持ちの手巾で顔についた精液をあらかたぬぐい取ると
まだ困惑の色を浮かべているゴンザレスの顔を見ながら言った
「ねえ、ゴンザレス。……一緒になりましょう」
「一緒……? 今、一緒にいる」
「そうじゃなくて……、つまり私と……夫婦になるの」
「……! いけない」
「どうして?」
「おれ、みにくい。リリーナ、きれい。合わない」
「容貌の良し悪しなんて問題じゃないわ。貴方は誰よりも優しい心を持っている、それはすごく魅力的な事なのよ
 貴方は私のために泣いてくれるし、私のために怒ってくれる。私と一緒に笑ってくれるじゃない
 私はそんな貴方だからこそ、……一緒になりたいと思ったの」
「リリーナ……」
「ねえ、ゴンザレスは私と一緒になりたくない?」
「おれ……」
ゴンザレスは不器用ながらも言葉を繋いで、彼女に言った
「前の村、みんな、おれを、こわがった。でもリリーナ、こわがらず話した。楽しく、おれと、話した。
 おれ、リリーナ好き。だけど、リリーナとおれ、一緒になる。みんな、リリーナも、こわがる
 石、投げる。リリーナ、傷つく。おれ、こわい……」
「貴方も知っているでしょう。ここの軍にいる人たちに、そんな人はいないわ
 例えそんな人がこれから現れても、私は平気よ
 ゴンザレスさえ側にいれば……どんな事だって耐えられる……」
「リリーナ……。……。おれ、リリーナ、守る!
 ずっと、守る! だから……」
「だから……?」
「リリーナ、おれ、一緒に暮らす! 一緒になる、夫婦になる!」
「ゴンザレス……」
彼女は彼の逞しい胸の中に顔をうずめた
371私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)I:2011/03/07(月) 22:40:34.40 ID:z5xeuSB9
長い抱擁の後、リリーナはゴンザレスをその場に寝かせた
彼女は秘門を広げ、横たわっている巨根の先に被せるように擦り付ける
「んっ……」
浅黒く巨きい亀頭は纏わりついていた精汁と彼女の愛液によって、存外楽に体内に没した
「あぁっ……! くうっ……、んんっ……!」
リリーナは肉幹を手にして腰を前後に動かしながら、その巨根をゆっくりと自らの身体に沈めていく
膣肉を大きく押し分けて入っていく肉棒がビクビクと反応する度に、彼女は小さく身震いする
さすがに根元まで収める事はできなかったが、あれほどの巨根を隠す事の出来る女体の神秘を
ゴンザレスは感じざるを得なかった
「じゃあ、一緒に……気持ち良くなろう……」
妖しく腰を動かし、リリーナは体全体を使って彼の男根を愛撫する
結合部からは肉厚の男根に押し出されるように、蜜液が音を立てて流れ降りてくる
「はあっ……、あっ……深い!……奥までっ……」
彼女の頬を始めとする白肌は既に上気していて、熱を帯びている
膣内を支配する熱い肉塊は既に彼女の一部になっていた
「ああっ……、イイ……! くうっ……んはあ……!」
熱気を帯びた吐息が、嬌声と共に中に消えていき、また生まれてくる
ゴンザレスは女体の生み出す快楽に抵抗する事も出来ず、ただ仰向けになり静かに悶えていた
戦場では蛮斧を振るう狂戦士の彼も、成熟した性知識を持つ美少女の前には赤子同然だった
自慰すら経験してなかった彼には、あまりに刺激が強すぎた
一度射出した身ではあるが、彼女の飽くなき愛撫により、その硬度はまた増してきた
「うんっ……硬いわぁ……ふふっ、貴方も気が乗ってきたのね……」
彼女の刺激はまだ終わらない。それどころかさらに苛烈さを増して、攻め立てた
彼女の肉体が上下する度に、彼の男根に付いている様々な真珠大のこぶが彼女を膣壁から刺激した
膣口も抽送の度にそのこぶによっていやらしく形を歪ませる
「リリーナ……」
「なあに……ゴンザレス?」
「おれ、気持ちいい事、知らなかった。リリーナ、教えてくれた。……ありがとう」
「ふふっ……これからいつでも教えてあげるわ。だって私たち、夫婦になるんだもの……」
やがて彼も苦悶とも喜悦とも取れる表情を浮かべた
「リリーナ……また……!」
「イきそうなのね……いいわっ……ナカに出してっ! 私に、……んんっ、貴方の子供を……妊娠させてぇっっ!」
「うううっっ……、おおおおおおおお!」
獣じみた、というより獣そのものと言える咆哮と共に彼の脳内にまばゆい閃光が生じた
瞬間、彼の魁夷な分身は大きく膨張し、その鈴口から音を立てながら大量の精汁を吐いた
それだけでなく、その男根はまるで雷雨の中で龍が天に昇ろうとするかのように、彼女の膣内で暴れまわった
その律動の大きさたるや、彼女が必死に彼の腰部に爪を立てて掴まなければ振り落とされかねないほどだった
精汁はなおも体内で燻っていた鬱憤を晴らさんが如く、彼女の膣内に放出される
その勢いは四回出した後も全く衰える事はない。短いようで長く感じた彼の射精は、十回目の律動でようやく落ち着いた
今まで感じた事のない余りの快楽に、リリーナも放心の体である
潤んだ目はトロンとしていて、だらしなく開いた口からは可愛い舌と共に
鉄をも溶かさんような甘い喘ぎ声、熱い息吹、そして少量の唾液が出ている
体の芯に巨根を通され、膣内を白濁液で満たされた彼女は
全身を幾度も周回する雷撃のような快感を耐えるように味わっていた
その結合部からは膣内、子宮内に留まる事ができなかった精液が、雪解け水のように溢れ出て白川を作っていた
彼女はその液を人差し指に掬い取り、親指にもくっつけて橋を作ると小さく微笑んだ
「ふふっ……、こんなに濃いモノ沢山出されちゃった……。絶対、赤ちゃん出来てるわね……」
372私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)J:2011/03/07(月) 22:42:03.66 ID:z5xeuSB9
所変わって、ここは数刻前のニイメの部屋である
「なあ、ばあちゃん。さっき言っていた花ってさ、それ自体にも媚薬効果があると書かれていたぜ
 ちょうどここらへんに生えているみたいだし、摘み取るのはまずくないか?」
「どれどれ……」
調べ物をしていたニイメが、重たい腰を上げて件の図鑑を覗き見る
「……ふん、よく読みな。ここに小さく覚書みたいのが書いてあるだろ
 きちんと調合した媚薬ならともかく、この花だけなら問題になるほどの媚薬効果はない
 せいぜい三分ほど気持ちが高揚する程度だね。これだけで異性をものにしようとするなんて、無理な話さ
 数十本用意すれば分からないが、元々広く繁殖しない植物だからね
 いいから、とっとと片付けておくれ」
「へいへい」
373私の小鳥(ゴンザレス×リリーナ)ラスト:2011/03/07(月) 22:44:29.65 ID:z5xeuSB9
ゴンザレスは終戦後、リリーナとオスティアへと赴き、そこで婚礼の儀を挙げた
オスティアの貴族の面々は、醜い蛮族風の男がオスティア侯となって自分たちの上に就く事に少なからず反発した
だが言葉足らずのゴンザレスに代わってリリーナが反対意見を悉く言い負かし、彼らは結ばれた
オスティア侯爵家は近年短命な人間が続いていたが、ゴンザレス及び彼とリリーナの間に出来た多くの子供たちは
いずれも非常に健康体であったという。また、新オスティア侯となったゴンザレスは愛妻リリーナの援助の下で勉学に励み
大器晩成型の名君となった。この夫婦はオスティアの地と民をこよなく愛し、また民からも良く慕われたという
374名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 22:51:43.84 ID:z5xeuSB9
以上です。ゴンちゃんのブツを大きめに描写し過ぎた感があるけど……
巨根注意と書いておくべきだったかな?

>358
感想どうも。同じアゼルとティルテュの組み合わせ好きな
自分としてはうれしい。楽しんでいただけて何より
375名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 23:00:59.53 ID:e1Wt5Wjq
ゴンちゃんいい子だな…
魔力カンストで笑ってしまったw
376名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 19:44:53.95 ID:cUPy94H0
GJですた
次は是非冒頭のセシリアとロイの絡みを
377名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 22:20:32.67 ID:qRtRUWFJ
ゴンリリGJすぎて禿萌えた!
まさかゴンザレスがこんなに可愛いとはっ!
ラストも凄く良い感じに終わってて後読感最高でした
ロイめ…青姦なんぞにしけこみおって!

次は是非ニイメばっちゃんとヒュウで…w
378374:2011/03/09(水) 03:07:49.34 ID:qIS5RgP9
ニイメばっちゃんとヒュウは、エロゲーのはれがく!プレイした俺でも
無理だwwwwwwwwwwwww。……ただ、

ヒュウの貰った10000Gを怪盗のプライドにかけて盗もうとするキャス
キャスの義賊振りに感心し金を半分渡そうとするヒュウ
結果としてお金を盗んだキャスだが、その時から優しいヒュウの事が気になる
気がつけばいつの間にかキャスの心はヒュウに奪われていた……
ある時髪を下ろした女らしいキャス(覚醒キャス)は、その身なりで
ヒュウに告白(この後はお約束の濡れ場)
そして最後に「もしかすると私は、生きているうちに
ひ孫の顔を見れるかもしれないねぇ……」と二人をからかうニイメさん

という話は浮かんだ。誰かこれでSS書いてくれ!
379名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 10:45:13.91 ID:Ye8ZeQjd
>>361
GJGJ!
199です、ゴンちゃんとリリーナやっぱり可愛いぜ!ありがとう!

>>377
惚れ薬の材料の花があるならば若返りだってある
つまりそういう可能性だなww
380名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 22:20:05.67 ID:x+Wtq2p+
ニイメとヒュウって誰得なの!?w

>>379
若返ったばっちゃんとは知らず、謎の美少女に一目ぼれしてしまったヒュウが
美少女と(半ば無理やり)一夜のアバンチュールを楽しんだ後、
翌朝目覚めたヒュウの横にはカラカラに戻ったニイメばっちゃんが寝ていると…胸熱w
381名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 11:33:57.08 ID:4o349sQw
やめて! ヒュウは守備は高いけど魔防は低いのよ!
382名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 13:10:11.63 ID:j7TSznXe
おいおいwヒュウとニイメは近親じゃないかww
383名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 17:04:50.32 ID:OteJNI8l
さすがの加賀もこれには苦笑い
384名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 20:09:36.70 ID:FtgE3rOi
所「これはちょっと許せないんじゃないかなあ」
385名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 14:27:36.96 ID:AwKJ8AMa
サムソンとカティナのエロパロ書いてる
近いうちに投下する
386名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 18:37:04.15 ID:3Iye9Ir9
ティアサガはひさしぶりだのう。
387名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 21:37:56.68 ID:AwKJ8AMa
六割方書いた
書いているうちにカティナさんがスゲー淫乱になってしまった
読んでいて不快にならないように描写するつもりだけど
清純なカティナさんが好きな人は注意ね
388名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 11:55:59.88 ID:5zy5pmCD
投下直前に言えばいいと思う。

……でもあのひと、ビジュアル的には比較的やらしーよな。
サムソン絡みでエリシャ、女剣士関連でジュリア、同行者であるティーエとかの比較対象のせいか、
なにより人妻ってイメージのせいかもしれんが。

あ、俺の中でクリシーヌは盗賊枠、ディスってない。
未だにティアサガを語れる人がいたんだってだけでちょっと盛り上がってるだけ。
389名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 20:01:29.01 ID:Im6SC3Lx
カティナはもろ人妻って感じだよな。
30路の色香がそそるぜ
390名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 20:12:38.41 ID:8NkyynE4
美しい人妻
391名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 23:36:40.81 ID:i3R6Sc8Z
>>361
GJ!ゴンリリがとってもよかった。(特にゴンザレスが)
封印も烈火や聖魔のようにロイ以外にもペアENDがあればよかったのに…。

それにしても、ひさしぶりに封印をやっているんだけど
支援関係がこのSSと同じような関係になってしまっていた。
(ロイとリリーナがBでセシリアさんとロイがA、そしてリリーナとゴンザレスがAに)

最初にあったセシリアさんとロイの関係もみてみたい
392名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 00:34:58.61 ID:o6s58HRZ
ゴンリリエロかった
巨根描写は確かにビビったがエロファンタジーの範囲内だったと思う
ご馳走様です

>>387
結婚後も軍引き連れてティーエの手伝いに行ったようなパワフルな方なんで
全くイメージから外れてないっす。旦那とは遠恋みたいなモンだから尚更無問題。
口調だけ見れば清楚系とも取れるけど、その辺は色んな解釈できそうと思ってた
超期待
393名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 21:25:25.17 ID:rWFS8Gt/
やっと書き終えたので投下する。
あと>388見て、ジュリア・シエラ・クリシーヌがシゲン相手に4PするSSを
数年前に書いたが頓挫したのを思い出した
394エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)@:2011/03/15(火) 21:29:53.23 ID:rWFS8Gt/
エリアルは建国してから五十年に満たない新興国家である
初代国王はゾーア出身の傭兵であり六英雄の一人であるテムジン。その娘はカティナといい
破邪の剣士という二つ名を持つ大陸一の女剣士である
彼女は二代目エリアル王のサムソンを夫に迎え、後に語り継がれる戦争で大いに活躍した
これから語る書物は、建国から四十年間エリアルに定住し、二代の王に仕えたある文官の手記
及び民間で伝えられていた秘話・逸話などを再構成して二冊の本にまとめたものである
だが歴史家たちはその書物を、「信憑性が薄い」そして「話が非常に猥雑である」事を理由とし、闇に葬り去ろうとした
筆者はさる知人からその禁書を受け取り、ここに公開する
予め申しておくが、これは決して世に氾濫している低俗な春本の類などではない
当時エリアルがどのような危機に遭遇し、それをどう乗り越えて今のような国として興ったかを知る
非常に貴重な「学術的資料」である。我々歴史家一同はその点を決して忘れるべきではないのだ

ゾーア人の勇者テムジンは、ガーゼル教国のやり方に日々疑問を抱き、ある日を境に教団から離れた
彼は一人の女性と恋に落ちて子供を儲けていたため
彼女のためにガーゼル教国から抜け出したと考える者も多い
むしろそちらの考えが今となっては有力である。ともあれガーゼルから抜け出した後
旧エリアル王国領土となる土地で来るべき日に備え、彼は兵士の鍛錬に励んでいた
やがて彼は傭兵仲間たちから指導者として持ち上げられ、現在のエリアル王国を建国
初代国王の座に就いた
395エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)A:2011/03/15(火) 21:36:26.33 ID:rWFS8Gt/
新王国国民の歓声を浴びつつも、テムジンはこの国の未来を憂いていた
彼は前述の女性との間に一人の女子を儲けていた。彼女はカティナ
ユトナ大陸史に「破邪の剣士」として名を残す女傑であり、二代目エリアル王の妻である
ここで言及すべきは彼女の性癖である。端的に記すと、彼女は極度の色情症を患っていた
彼女は生まれながらの娼婦であり、淫婦であった
その性欲は明らかに過多であり、一度や二度の性的交渉では決して満足しなかった
テムジンがエリアル王になった時、彼女は十歳にも満たなかったが、既にその片鱗を見せていた
いつしか彼女の周りにいた守り役の兵士は、次々と体調の悪化を訴えて寝込んでしまった
そんな事が何回も続いたのでさすがのテムジン王も不安になり
当時既に文官であった筆者に様子を見てくるように依頼した
私はある時は朝、ある時は昼と見張っていたが特に王女に変わった様子はない
しかし、ある日の深夜に私は目撃した
あの夜、私はテムジン王に用意してもらった内部が空洞の長椅子に潜んで
王女の部屋に安置してもらう事で侵入し、彼女の動向を探ったのだ

夜になり、私もいささか眠気を感じ始め、ついうとうとと眠ってしまった
どのくらいの時間が経っただろう。気がつけば私の耳を
男女の睦み合う時のあの嬌声がくすぐっていた
私は小さく作られた覗き窓を開けて周囲を見回した
今年で十になるカティナ王女は、門番と兵士を含めた三人の男と寝台で交わっていた
月の逆光ではっきりとは分からないが、大よそどんな事をやっているかは検討がつく
彼女は寝ている男の腰の上でその小尻を激しく上下に動かしている
その度に男は快美を押し殺すようなくぐもった声を途切れ途切れに出している
彼女は寝台の脇に立っている二人の男の逸物を、交互に口に咥えて味わっていた
「ちゅぽ……ちゅっ……んう……あむう」
「お、王女様! 我々はもう……」
「何を言っているの、まだ四巡すらしていないわ。もっと勃たせて、私を楽しませてよ」
彼女の尻が大きくグラインドしたその時、彼女の下にいた男は、んんと低く唸り、彼女の狭い膣内に精を吐いた
彼女が腰を浮かすと、放出し切って硬度を失った陰茎がグタリと頭を垂れて膣口から滑り落ちた
その秘門からは、既に受け入れていた男の体液がどろりと垂れている
「もう早いんだから……次はあなたが、下になりなさい」
「で、ですが……」
「んっ!……ふうん……んむっ」
彼女は細く小さな手を男の臀部に回し、疲労が窺える半勃ちのモノに勢い良くしゃぶりつく
すると先ほどまでとは打って変わり、男の逸物がぐんと上向きに反り返る
彼女はその結果に満足したらしく、彼を寝台に敷いてその上に乗った
そしてそれまで寝ていた男を入れ替わりに立たせて、射精し終えたばかりの草臥れた逸物を口に含み
付着している精液及び自分の愛液ごと音を立てて舐め上げた
「んふっ……ちゅっ……ふぃへひひしふぇはへふ(キレイにしてあげる)……」
「王女……」
「んっ……?」
彼女はもう一人の男の男根も口に含めて舐め出す
「ふふっ、貴方もうイキそうなの……いいわ、私の胸にかけて」
彼女はそう言って男の逸物の先を、その発育途上の薄い膨らみを持つ胸に押し付けた
乳輪を濡らすように動かす度、硬直している小さい乳頭が亀頭を刺激する
うう、と男はたまらず呻き、彼女の胸を射出した精汁で汚す
男女の体液によって、淫らで妖しい匂いに満ちた部屋で、王女の淫行は続いた
396エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)B:2011/03/15(火) 21:39:12.85 ID:rWFS8Gt/
私は王女の留守中を見計らってその部屋から脱出し、昨夜の出来事をテムジン王の御前で報告した
意外にも王の怒りはさほど強くなかった。それどこか事前に把握していたかのような様子だった
王は王女を後で呼び出して何か話をしたようだが、私の見る限り王女に厳しい罰が下された様子はなかった
かといって彼女をかどわかした加害者として男女関係を持った男たちを罰した様子もない
それどころか王は彼らが健康上の理由で王宮から離れる際、充分な恩給を与えて故郷へ帰したのである
通常このような事があれば王女を色情狂の売女と見なして家族の縁を切り
別の人間を養子に迎えたりするものだが、それもしなかった
王女は何か王の弱みでも握っている、と考える事は邪推だろうか……
それとも単に大切な肉親だから処罰するのに忍びなかったのだろうか

とにかく王女はそれからも王宮に依然として居続けた。あの病的な性欲を除けば
普段の王女は品行方正で心優しい性格の淑女であって生活や政務に全く支障はなかった
だが問題となる彼女の性欲は、女性として魅力が増すにつれてますます盛んになった
彼女は毎日のように男性兵士を(時には女性兵士すらも)閨に招き入れ、関係を持った
それだけでは飽き足らず、お忍びで王宮外に出て密かに男たちを味わった
例えそれが年端も行かない少年であっても妻帯者であっても、彼女には関係なかった
一時は、エリアル王国中の成年男子が全て彼女の洗礼を受けるという事態にまでなった
それでも建国より十年経った時に起こったレダの守護聖竜クラニオンの討伐の際
王は彼女を残して討伐に出かける事が出来た
何故か
そこにはある一人の英雄の存在があった
397エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)C:2011/03/15(火) 21:46:13.96 ID:rWFS8Gt/
エリアル王にはガーゼル教団の存在をはじめとする悩みが多い
特に身近な問題として王女の問題が深刻であった
彼はしばらく内密に彼女の閨に適当な男を放り込んであてがっていたが
その男たちも王女の異常に亢進した情欲の果てに次々と倒れていく
このままでは国中の兵士たちが衰弱して国力が落ちると考えたエリアル王は
国中に王女の花婿になる男を募るお触れを出した
当然王女の素性を知っている男たちは、名乗り出ない
だが王宮内の事を知らない辺境に住む田舎者は無知ゆえに王女の婿になる誉れを得ようと参加した
それでも人数に不安を感じた王は、ほとんど人攫いといえる強引なやり方で
田舎から屈強な男たちを集めた。主に国外で傭兵稼業に従事していて
久々に故郷に帰っていた傭兵サムソンも、このゴタゴタに巻き込まれて花婿募集に参加させられた

王は大きな庭園に若者たちを集めて、言った
「王女の婿は次のように決める。まずわしとの面談を行う
 その次に娘カティナとの面談、そして最後に模擬試合を行なって終わりだ
 諸君らの中でわしの娘カティナに
 そして次のエリアル王に相応しい人間がいる事を切に期待している」
勿論、最後の模擬試合が形式だけで、真の試練は王女の「面談」である事は伏せておいた
サムソンとエリアル王の面談は、四日目の午後にやってきた
美男子ではないが凛々しく精悍な面構え、羆のようにがっしりした体格のサムソンは
一見典型的なエリアル産の傭兵の容貌であり、突出すべき点がないように思えた
そのため、始めの内は王も私も余り気に止めていなかった
「お前の名はサムソンだったな……」
「ええ、そうです」
「傭兵稼業は長いか」
「十五の頃から始めてます」
「ふむ……」
最初はそういった当たり障りのない事をエリアル王は話した
筆者である私は、机で会話を逐一文章に起こしている
「さて、本題だが……わしは遠まわしな言い方を好まないので、単刀直入に聞く
 サムソン、お前の体力成長率を言ってみろ」
「はい……えっ?」
「聞こえなかったのか、『体力成長率』だ」
「……95%です」
「何ぃ!? 95%だと……っ!」
傍で筆記を取っていた筆者も思わず、驚きのあまり手を止めた
「うむむ……お前に匹敵する体力成長率を持つ者は恐らくそうはおるまい
 これは期待できるかもしれん……」
王はしばらく独りごちていたが、やがてサムソンに真剣な面持ちで視線を向け、言った
「いいか、サムソン。エリアルは建国したての若い国だ。そして強国との戦争を間近に控えている
 勝敗は戦場、そしてそこで戦う傭兵の常。戦いの中で死ぬのはむしろ戦士の誉れでもある
 ……しかしだ、戦争もまだロクに始まってもいないのに国中の男が全て「腎虚」になって
 仮にも一つの国家が滅亡してみろ! 後世の歴史家にそう書かれてみろ!
 初代国王としても、その元凶の父親としても、わしは死に切れんのだ……っ!」
「は、はあ……?」
サムソンは、突然の王が発した悲痛な言葉の意味を理解しきれずに困惑した
「おい、カティナに会わせてやれ」
私は席を立ち、王と共に王女カティナのいる部屋へサムソンを案内した
第二の面談部屋は王女の「寝室」である。ベッドの上で腰をかけている彼女は、今年で齢十八になる
御妃譲りの秀でた容貌は元より、美しい金髪が明るい日差しでより映えている
そして、身にまとっている薄布で出来た服からは、魅惑的な身体の凹凸がはっきりと浮き上がっていた
「水浴びはしてきただろうな」
「ええ、父さん」
「それじゃ……あとは二人で充分『話し合う』が良い」
それだけ言って王は出て行った。続いて私も出て行く
私は王の密命により、改装を施した隣の部屋の覗き窓から
望遠鏡を手にして、二人の様子を観察した
サムソンが王女の嵐のような情欲に耐えられるか見届けるためである
二人からは死角になって見えない場所であるため、見つかる心配もない
398エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)D:2011/03/15(火) 21:51:34.81 ID:rWFS8Gt/
「サムソンというのね。私はカティナよ、よろしく」
正直この部屋や王女の体は、王宮にいる王女よりも
遊郭にいる遊女の方が似つかわしいような匂いを発していたのだが
サムソンは気づいているのだろうか
私は木苺を口に放り込みながら、二人の様子を見続けた
「では面談を始めましょう」
王女はそう言ってそっと彼に近づき、ズボンの上から彼の逸物をさする
「!? 王女、何を……」
「私の面談は体同士で語り合うの。体は正直だから……
 クスッ、中々立派な武器を持っているじゃない」
王女がズボンを下ろすと、それまで隠れていた彼の逸物が現れる
幼児の手首から肘までの長さを持つその雄雄しきものの色は浅黒く
剥けている先の方だけ赤みがかった桃色をして垂れ下がっていた
「んっ……」
彼女は膝を立たせて眼前に屹立しているそれを口に咥え
唇と舌を駆使して必死に愛撫する
涎を垂らして無我夢中に男根にしゃぶりつく様は
まるで色を知った少年が女体を初めて味わうかのようであった
「あむう……! んっ……ちゅぷ、んむ……!」
遊郭で何度か女を抱いた事のあるサムソンも、王女の痴態に最初は戸惑っていた
だが、強風のような快楽の刺激に晒されている彼の肉棒は
硬度を急激に増して王女の顔を持ち上げる勢いで反り上がる
「んうっ……、ちゅっ……あむっ!」
「ううっ……!!」
彼はしばらくの間耐えていたが、場末の娼婦すら裸足で逃げ出すような
王女の性技をそうそう長い間堪えられるはずがない
案の定彼はたまらず王女の頭を押さえ、その口内に精をたっぷりと射出した
彼女は目を閉じて、噴出する全ての精汁を口で受け止めた
「んむぅ……いっぱい射精したわね」
挑発的な目で口を開け、中の様をサムソンに見せた後
喉に絡みそうな濃い体液を王女はゆっくりと食道に流し込んだ
「んぅ……甘苦いけど、濃くて飲み応えがあるわね。貴方の精子……」
399エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)E:2011/03/15(火) 21:55:19.56 ID:rWFS8Gt/
次に王女は彼をベッドに寝かせ、自分は衣服を全部脱いでその上にまたがった
そして彼に見せびらかすように、右手の中指と人差し指で秘門を左右に広げる
その膣口は数多の男を引き入れ果てさせてきた
歴戦の勇者のような印象を受けるほど、大きく淫らに開いていた
開く前から秘門よりこぼれ出ていた陰唇は度重なる性交により肥大しており
また陰茎の摩擦によって多少色素が落ちてはいるが
それでも扇情的な桃色を辛うじて保っていた
彼女はしばらくその大きく開いた秘部を陰茎にこすりつけて弄んでいた
恥部は既に出来上がっていて、こすりつけた部分はじんわりと濡れ
陰茎の脇から下につーっと糸が垂れる
「ふふっ……」
王女は陰茎を立てて、その膣口に当てる
そして体重をかけて一気に膣奥へと巨根を受け入れた
「ああっっ……!」
彼女はベッドを大きく軋ませて、上下に体を動かした
その動きに合わせて、両手で覆いきれないほどの豊かな乳房が大きく揺れる
サムソンも負けじと下から腰を使って突き立てた
だが騎乗の型でする性交に関しては、王女が遥かに彼よりも場数を踏んでいた
彼女は上下だけではなく、時折前後にも腰を動かして男根を刺激した
ある時は結合部を軸に、挿入した状態で後ろを向き
その肉付きの良い尻を左右に振って見せ付けた
「どお?……つながっている所、見える……?」
彼女はその白くて美しい細指で、尻肉を左右に押し広げながら言う
先ほどから抜挿によって淫猥な音と蜜液の飛沫を散らしている結合部は元より
セピア色をした後門まで目に入ってくる
彼女は彼の反応を面白がるように見ながら、いよいよ苛烈に腰を動かした
尻の大きな動きと膣壁の絶え間ない律動・収縮により
男根は膣内でいいように弄ばれていた
「ああ……! くぅっ……!」
「イキそうなの? 遠慮せずに出しなさい……!」
彼女の膣内で大きく跳ねながら、彼の男根は二度目の射精をした
彼が達した事を膣内の男根の動きから知った時、王女はニタァと笑った
それはいつも性的交渉を持ち、彼女の体の下で果てさせてきた男に向ける
征服欲の満たされた笑みだった
400エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)F:2011/03/15(火) 21:58:37.82 ID:rWFS8Gt/
流石にここまで来ると、サムソンもこの面談の趣旨を理解せざるを得ない
(どうも閨房の技で彼女を満足させなければいけないらしいな……)
間髪入れず、彼は向きを変えて彼女を押し倒し
つながったまま正常位の状態となり、引き続き事に及ぶ
「貴方が上になるの? ……いいわ、たっぷり楽しませて……」
王女はニコリと微笑むと、サムソンの逞しい背中に両腕を回した
彼女が今まで交渉を持った男たちは皆、その淫乱さに気後れして
ほとんど受身になっていたので、正常位は新鮮だった
サムソンは肩に力を入れ、野獣のように彼女を激しく攻め立てた
右に左に膣内で肉棒が縦横無尽に突きまくるうち、
「んああっっ……!!」
王女の口から今まで聞いた事のない鋭い嬌声を聞いた
これを聞いてサムソン、どうやら快楽のツボに当たったらしいと読み
そこを重点的に突いて刺激した
「やああっっ……! だ、だめぇ、……そ、そんなに激しくしないでぇぇっっ!!」
私は耳を疑った。恐らくサムソンも同様だっただろう
今まで自分から男を求め、上位に立ってその体を積極的に征服してきた王女
その彼女が、相手にゆっくりするように懇願しているのだ
彼は、彼女を満足させるには今しかないと、王女の言に構わず秘奥を犯し続ける
「いやあっ……! ああっ、ダメぇ……!」
美しく瑞々しい女体が、屈強な男に思うがままに蹂躙されている様は
私でなくとも非常に情欲をそそられるものだろう
彼女はサムソンにより、初めて女としての絶頂に達しようとしていた
「ああっ! ああっ……イクっ、いっちゃう!」
「王女……射精しますよ!」
男根が膨張して子種を射出すると同時に、彼女は初めて絶頂を迎えた
その時の彼女は、彼の背中に跡が出来るほど指を強く食い込ませていた
そして男根を引き抜いた時、彼女はだらしなく口を開けたまま
初めて知ったその余韻を味わっていた
サムソンはというと、王女を満足した事には多少満足していたが
後の行動から次のように考えたに違いない
(他の男も同様の事をやっているだろう。これではきっと差がつかない……)
401エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)G:2011/03/15(火) 22:01:16.69 ID:rWFS8Gt/
「えっ……この体勢で……?」
彼は快感に惚けている彼女を無理やりうつ伏せに寝かせて膝を立たせ、その尻を高く持ち上げる
そして彼女の秘門に、まだ滑り気の取れていない亀頭をこすりつけた
「わ、私はまだイったばかりなの……ちょっと休ませ……っ、……ああっ!」
サムソンは、既に根元まで彼女の膣内を犯していた
彼は彼女の両手首を掴んで、まるで手綱を取るように自分の方に手繰り寄せ
激しく彼女の尻を蹂躙した
「んああっっ、ああっ……イイっ! イイわぁ……!」
彼女は目を細め、口の端から舌をこぼして彼のされるままになって喘いでいる
主導権を奪われたにも拘らず、彼女は悦びを体全体で感じていた
すっかり征服「される」事の悦楽を知ってしまったのだ
彼が突く度にパンパンと肉のぶつかり合う音、そしてベッドが大きく軋む音が部屋に響き
豊かな彼女の尻肉が波のように揺れた
最後の渾身の一突きで体内に残っていた精汁が全て王女の膣内に発射された時
既に数回軽い絶頂に達していた王女は獣の咆哮のような嬌声を発し
全身を臀部から頭部まで真一文字に貫くような快感を覚えた
彼が逸物を引き抜いても、彼女はただしばらくの間、口から熱い吐息を漏らしてばかりいた
彼女は肉付きの良い尻を高く上げて相手に向けたままの状態で果てている
膣口からはこの瞬間にも大量の精液が溢れ出て、秘門とシーツの間を一本の線の如く結んでいる
彼女のベッドに付着している愛液、精液、唾液というあらゆる体液
そして大きく乱れたシーツの歪みがこの性戦の激しさを物語っていた
今まで男たちが何度やっても決して満足しない王女という難攻不落の城を
救世主サムソンは、たった三度の性交で陥落させたのである
402エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)H:2011/03/15(火) 22:05:41.42 ID:rWFS8Gt/
「先ほどの男はどうだった、カティナ」
事が終わり、侍女の用意した新しい衣服をまとっているカティナ王女に
エリアル王は問うた。彼女は父王の服を掴むと、こう言った
「父さん、私はあの人と結婚したいわ。いいえ、あの人じゃないとだめなの」
彼女のその進言が功を奏したのか、それとも情報が漏洩して
残りの求婚者が命あっての物種とばかりに全部逃げ出したのが実を結んだのか知らないが
サムソンは最後の模擬試合でも見事な成績を収め、王女を娶る事になった

(筆者注:正史では摸擬戦の最後に、カティナを巡ってテムジン王とサムソンが手合わせしている
 そして敗れかけたサムソンを庇う王女の姿を見て、王が二人の仲を許した事になっているのだが
 これは吟遊詩人が勝手に物語として歌ったものを、後世の歴史家が意図的に
 正史として組み込んだ嘘偽りである
 あのエリアル王がサムソンを王女の婿として迎え入れない理由は、全くないのだ)

その日からカティナ王女は毎日の如くサムソンを受け入れ、他の者に手を出さなくなった
夜毎に響く彼女の嬌声は、サムソンを除く全エリアル国民男子の安堵の象徴となった
だが当のサムソンは、ある時エリアル王が世界を救う逸材を探さねばならないとこぼした時
他人に任せればいいものを自ら王命を引き受けてエリアルから出て行ってしまった
事を後で知ったエリアル王は呆然としたが、既にカナン王国・ガーゼル教団との対立は深まり
アーレスの遺児であるセネト・ネイファを有した今となっては
カティナ一人に構っていられなかった
幸いカティナ王女はセネト王子に手を出していないようだ
しかし、今またあの病気が顔を出して自分の軍や国をメチャクチャにしかねないと思うと
エリアル王に気の休まる時はなかった
403エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)I:2011/03/15(火) 22:10:30.10 ID:rWFS8Gt/
(筆者注:以下の文章はレダの古城跡付近における描写である
 ここでは先ほどの文官の著述とは違い、当事者ではない第三者の視点で書かれている
 よってカティナ王女が「王女」ではなく「カティナ」と呼称されている
 恐らく民間の伝承を取り入れた痕跡だろう)

件の父娘がサムソンと再会したのは、レダの古城跡においてである
ホームズ軍に雇われたサムソンは事の成り行きでここに辿り着き
ガーゼル軍との戦闘中、テムジン王と会った
「テムジン王……」
「! サムソン、今までどこに行っていたのだ!?」
「いや、王の密命を受け取って勇者探しを……」
「何でわざわざお前がする!? お前以外にカティナを止める奴は……!」
テムジンは近くにいる仲間の存在を気にして言葉を濁す。
「……いや、ここではまずかろう。とにかくこうなってしまったからには
 今のままでお前は務めを果たせ」
「はっ、分かりました」
「あと……カティナは北西の場所で戦っている。顔を出してやってくれ……」
言われた通りの場所に行くと、カティナが一人で祈祷師の召喚したガーゴイルの群れと戦っていた
サムソンも加勢し、魔物の群れは難なく追い払う事が出来た
小休止を取った後で、カティナはサムソンに話しかける
「サムソン……久しぶりね」
「カティナ……」
「ちょうどよかったわ。あなたに渡そうと思ってこの勇者の斧を持ってきたの……」
サムソンは斧を受け取って、じっと彼女を見た。彼女は国を出た時と変わらない
美しい笑顔を彼に投げかけている
「じゃあね……」
二人の会話はそれだけだった
てっきりその場で身体を求められるのかと思っていたが
戦闘の手前、仲間の手前、自重しているのだろうか
404エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)J:2011/03/15(火) 22:13:52.03 ID:rWFS8Gt/
リチャードの率いる軍はガーゼル軍を散々蹴散らした後で一ヶ所に集まり
今後の身の振り方を話した
「テムジン様。あの者たちはどういたしましょう」
サリアの天馬騎士であるヴェーヌがテムジンに言った
「……彼らはただの盗賊ではないようだが、今は捨ておけ
 関わりを持つのは面倒だ」
「ではセネト様、出発いたしましょうか。日が暮れるまでに次の野営地を決めねばなりません」
これは竜騎士であるソフィア公女のレシエの意見だ
「そうだな。よし、出発しよう……ネイファ、辛いだろうがもう少し辛抱してくれ」
「はい、セネトお兄様……」
兄セネトの言葉にうなずいた後、彼女はきょろきょろと周りを見渡した
「? どうしたネイファ。何か探しものか」
「おじい様……お母様はどこに行かれたのでしょうか。先ほどから姿が見えないのですが……」
「な、何ぃ!? あ、いや……カティナの事は心配要らない
 恐らく近辺にいるガーゼル軍の残党を追い払っているのだろう」
「誰か追って向かわせましょうか?」
と、ヴェーヌ
「い、いや、わし一人で大丈夫だ! リチャード、悪いがセネトたちと先に行ってくれ
 すぐに後から合流する」
「六勇者の一人であるテムジン王なら心配は無用だろう。さて、野営地を探しに行くぞ」
テムジンの脳内に嫌な予感がよぎった

一方こちらはホームズ軍である
「じゃあ、出発しようぜ。ダクリュオンも手に入れたし、こんな所からはさっさと離れた方がいい」
「ああ、日が暮れるまでに適当な野営地も見つけておかないとな」
シゲンとホームズは仲間たちをまとめ、古城跡から移動した
幸い、彼らはすぐに適当な野営地を見つけた
見張り役と見回り役を交互に立てつつ、今夜はその場所で野宿する事になった
「サムソン」
深夜。見回りに行ったエリシャが、見張りのサムソンに話しかけた
「ん、俺に何か用か」
「これよ」
彼女は彼に手紙をスッと差し出す
「見回っていた時に出会ったヒトがサムソンに渡してくれって。女の人だったわ」
まさかと思い、サムソンは手紙を読んだ。エリシャは続ける
「こんな所にいるのだからきっと普通の人じゃないわね
 最初はガーゼル軍かと思ったけど、話を聞くとアフ……
 いえ、さっきの助けてくれた軍の人らしいから……」
「……すまん、エリシャ! 俺の代わりにしばらく見張りをしておいてくれ!」
「あっ、ちょっと待ちなさいよサムソン! 私これから仮眠を取る予定なのにっ!」
エリシャの声を無視して、彼は闇の森の中に走っていった
405エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)K:2011/03/15(火) 22:17:27.80 ID:rWFS8Gt/
サムソンが手紙に書かれた約束の所にいくと、そこでは既にカティナが待っていた
彼女はサムソンの姿を見ると、駆け寄ってきてギュッと抱きついた。
「ああっ、サムソン! 来てくれたのね!
「カティナ! どうしてここに」
「ごめんなさい、貴方の顔を見たらどうしても我慢できなくて……」
彼女が憂いに満ちた瞳を彼に向ける。その手弱女ぶりは
以前の娼婦然としていた彼女からは感じられなかったものだ
「貴方がいなくなってから、私がどんな想いで過ごしていたと思う……?
 抱いてくれる貴方がいないのに、カラダは熱くなるばかりで……」
「す、すまん……てっきり」
てっきり他の男を抱いて勝手に慰めていた、と思ったがサムソンは黙っていた
「サムソン……、あれから私気が狂いそうだったわ……
 もう他のオトコじゃ満足できないの。まして……」
彼女はそう言ってベルトをはずして、スカートをたくし上げる。下着はつけていない
恥部には暗くてよく見えないが、「何か」が入っている様子がかろうじて分かる
「んっ……」
彼女は恥部からズズ……と、一本の太いディルドを取り出した
「こんな玩具ではもう……誤魔化せないの……」
彼女は手にしていたものを離し、サムソンの手を握る
「ちょっと待ってくれ! ……ここでか?」
「安心して、ここら一帯の魔物は全部ルクードで始末したから……」
彼女はそのまま、彼の手を自分の股下に導く
太く無骨な男の指が彼女の敏感な秘部に触れた
そこはまるで湖から上がってきたように濡れていた
「ねえ、いいでしょ……私のココ、貴方ので……メチャクチャにして……」
406エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)L:2011/03/15(火) 22:21:24.59 ID:rWFS8Gt/
「……ん……ちゅっ……んぅ……!」
カティナはサムソンを強く抱きしめ、その唇を貪る
二人の舌は互いの口内で激しくぶつかり合い、蛇のように絡む合った
まるで餓狼が死肉を喰らうかのようなその様に、彼女の性欲を知るサムソンも少々尻込みした
しかし今まで男日照りが続いていたと考えれば、当然の結果かもしれない
罪滅ぼしも兼ねてサムソンは彼女の熱い接吻を受け入れる
また太い指二本を彼女の膣口に入れ、膣奥から愛液を汲み出すように出し入れして刺激を与えていた
彼女も彼のズボンの上からしきりに、酷く硬直した逸物の形を確かめるように触って愛撫している
「はぁ……はぁ……」
カティナは口を離した。口と口がやっと離れた時に繋いでいる唾液の橋が
それまでの濃厚なキスを物語っていた
「カティナ……」
「あっ……!」
サムソンはカティナの体を近くの木幹に寄せ、それに彼女をもたれさせた
その後でその両脚をぐいと両腕で引き上げ、彼女の踵を肩に乗せる
サムソンが一歩寄ると、彼女の秘部に彼の男根の先が当たった
「んっ……」
彼女は彼のしようとする行為を察し、空いている手で開ききった秘口に亀頭を導いた
ズッ……と肉厚の亀頭が秘口を押し広げて丸々中に収まる
それを感じ取り、サムソンは腰を入れて、その長く太い逸物を一気に根元まで挿入した
「ああんっ……! んっ……!」
押し出された淫液の飛沫が地面に吸い込まれるように落ちていく
「いくぞ、カティナ」
「ええ、来て……」
サムソンは彼女がずり落ちないように注意しながら、抜き差しを始めた
彼の逞しい男性自身は幾度も彼女の膣内を摩擦し、出入りする度に
彼女の口からは熱い吐息と悩ましげな嬌声が絶え間なく出て行く
彼女の膣内でサムソンのそれはさらに硬くそして膨張し
それに呼応するかのように膣肉は侵入者を味わうように蠢動する
いつ見回り役の人間に、この淫らな行為が見つかるかもしれないというスリル
新たな魔物が無防備の自分たちに襲ってくるという恐怖
それらが闇夜に絶妙に隠され、彼女の興奮をさらに高めた
「うっ……!」
数十合の抽送の末、サムソンはドッと彼女の中に熱い精汁を注ぐ
カティナはどうやらまだイッてないらしく、ギュッと夫の服の袖を掴んでこう言った
「貴方……もっと……お願い」
407エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)M:2011/03/15(火) 22:24:37.66 ID:rWFS8Gt/
「ああ……、しっかり掴まってくれよ」
彼はそう言って彼女の大きな尻に手をかけて、ゆっくりと持ち上げる
彼女は引き寄せるように両腕を彼の背中に回す。そして彼は腰を使い
下から激しく彼女の尻を攻め立てた
「はあんっ……! あっ、いいっ、いいわぁ……もっと、もっとして……!」
彼女は彼の腰に両脚を巻き付け、必死にしがみつきながら言った
彼の節くれ立った指の先が、彼女の柔らかい臀部の肉に沈む
その両手によって広げられた尻肉は、峡谷に隠れていた後門をも露出させていた
その後門は前門が飛沫を立てて突かれる度にヒクヒクと小さな収縮を繰り返している
「ああっ……最高よっっ! こんな感覚、久しぶり……!」
彼女も彼を抱きながら、左右に腰を振って男根を挑発した
左右に振られた男根が暴れるように彼女の膣壁を強く摩擦し
膣口付近で陰唇を巻き込む。ジュブっ、ジュブっ、と熱い蜜液が
泡を立てて膣口から外に漏れていく
二回目の射精を彼女の膣内で迎えた際
収まりきらなかった精汁と愛液の混合液が彼の陰茎をつたい、大腿部を濡らす
カティナの胸元は彼女の荒い息遣いにより、かすかに上下を繰り返していた
「なあ、もうそろそろ……」
「だめよ、折角体が温まってきたのに……もったいないわ
 それに……野外でするのって、すごく気持ちいいの……」
彼女はそう言って彼の体から降りると、木の幹に右手を突き出し、彼のほうに尻を向ける
そして先ほどまで肉棒が出入りしていた恥部を左手で押し広げた
とろりと膣奥から二回分の真っ白な精汁がポタポタと垂れ落ちている
「今度は後ろから、して……」
408エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)N:2011/03/15(火) 22:27:38.32 ID:rWFS8Gt/
サムソンはまず彼女の硬い胸当てをはずす
彼女の大きな胸は服の下にも関わらずその存在を強く主張していた
その豊かな乳房を服ごと鷲掴みしつつ、彼女を後ろから強引に犯した
肉の花弁が肉棒の抜き差しによって妖しく形を歪ませる
「はぁっ……ああっ、そうよ、もっと私のスケベでいやらしい肉穴にお仕置きして……っ!」
彼女は久しぶりの受身による性交に興奮し、快楽の波に進んで身を任す
闇の中、肉と肉のぶつかり合う音と艶かしい声が響く
野犬の雄と雌のそれを思わせる激しい淫交に、彼女も彼も
ここがどんな場所であるかという事を忘れてしまいそうになった
「はあぁ……ああ、……ああんっ!」
絶え間ない抽送の末、彼女はもう「ああ」という喘ぎ声しか出なくなっていた
いつの間にか彼女の上着は大きくめくられ、白肌の乳房は野外の冷たい空気に晒されていた
サムソンの大きな手は、その見てくれに似合わず彼女の乳をほぐすように優しく揉んでいる
親指と人差し指で乳首をしごくように動かす度に彼女の喘ぎは一層艶やかになる
上下におけるその緩急の落差が、彼女の意識をより混沌としたものにさせた
サムソンが陰嚢に残っていた精汁を全て彼女へ射出した時、カティナも縋っていた木に強く爪を立てて
背中を仰け反らせて果てた
409エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)N:2011/03/15(火) 22:31:52.57 ID:rWFS8Gt/
事を終えた二人は寄り添って、しばらく夜風の中で快楽の余韻に浸りながら上気した頬を冷ましていた
二人は既に衣服の乱れを調えている
「俺がエリアルに帰った時には、お前が音を上げるほど抱いてやるから
 もうしばらく我慢してくれ。もう少しだから」
「きっとよ、サムソン……私は死なないわ。だから貴方も死んではだめよ
 戦争が終わってエリアルに帰ってからも、いっぱい私を愛して……」
カティナはサムソンの頬に軽く口付けをする。それだけでは足りないと思ったのか
両手で彼の顔を自分の正面に向けて再度彼に口唇を押し付けた。
「んっ……」
今度は先ほどの情事のような貪欲に喰らう類のものではなく
どことなく甘酸っぱい恋人同士のキスであった
時々見せる彼女のこうしたしおらしい様は、彼が彼女に愛想を尽かさない理由の一つである
彼女は一旦口唇を離して、彼に囁いた
「好きよ、サムソン。こんな業の深い私を
 受け入れてくれた上で愛してくれる人なんて
 この大陸中探したって貴方しかいないわ……」
「カティナ……」
彼の、彼女を抱く腕に再び力が入った時、
「おほんっ! ……んんっっ!」
という咳払いがしたため、慌てて二人が離れて振り向く
すると闇夜から黒衣に身を包んだテムジンが現れた
「父さん!?」
「カティナ……そろそろ帰るぞ。名残惜しいだろうが
 いい加減セネトたちが心配しているからな」
「……ええ」
彼女の表情は古城跡で会った時とは全く違う、寂しげなものだった
性欲には辟易するが、またしばらく会えないのだと思うとサムソンの心中にも
早く戦争を終わらせて彼女を長く抱きしめたいという気持ちが強くなる

サムソンが野営地へ帰ってきた時には、既に東の空が白み始めていた
ブラードへの行軍の間、エリシャにブレンサンダの突撃のような文句の嵐を散々受けたが
平謝りに謝って何とか彼は事なきを得た
410エリアル春情異聞(サムソン×カティナ)ラスト:2011/03/15(火) 22:33:15.57 ID:rWFS8Gt/
ここまでが第一巻に記述されている事のあらましである
恐らく第二巻は、終戦後エリアル王に就いたサムソンとカティナの
夫婦生活について書かれているのだろう
だが、現在筆者が所有しているのは第一巻のみである
彼らが以後本当はどのような生活を送ったのかまでは、残念ながら分からない
411名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 22:36:48.78 ID:rWFS8Gt/
以上です。冒頭で学者が「学術的資料」とのたまっていますが
どう見てもエロ小説です。本当にありがとうございました。
412名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 01:02:37.25 ID:1OSymf8K
早速来たかGJ。えらくワイルドな感じでワロタ
しかしブッ飛んだ方向にはギリギリ行かない辺り説得力あるわ〜
下手したらグエンも倒しそうなテムジンのイメージが崩れたのは残念だけど
…ま、まぁ許すw

本編だと、この後捕まってルクード取り上げられると予想してるんだが
このカティナさんならまったく問題ないな
413名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 01:15:41.36 ID:jkZv+q4X
スマン。カティナに気を取られて
テムジンのキャライメージが疎かになってた……盲点だったよ
414名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 12:21:39.85 ID:bWvCf9j3
GJ! おもしろかったよ。
テムジンについては、おれはあのカティナな時点で納得してしまったな。

久しぶりにあの誤植だらけのコンプリートガイドを開いて、全キャラの成長率を確かめてしまったぜ。
415名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 15:49:22.95 ID:Z1ZoXSIs
GJ
サムソンさん男のなかの男ですな。
416名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 16:19:11.90 ID:uCMxAN3O
乙乙
淫乱なのに可愛いぜ……
417名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 03:10:54.58 ID:fy35BgM4
保守
418名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 21:33:23.08 ID:yBE18Udb
6日目の続きです。

・ダグラスのキャラはアレなままです。次こそは多少まともに戻る予定ですが、ダグラスが好きな方はスルー願います。
・相変わらずFEの世界観にそぐわない表現等が出てきますが、あらかじめご了承ください。
4196日目その4 1/23:2011/03/22(火) 21:34:30.40 ID:yBE18Udb
 第四の試練 「嵐の後に来るものは」 聖エリミーヌC.C.12番ホール パー4、423ヤード

「ついに来ましたな、このホールに」
 ヨーデルは感慨深げにつぶやくと、胸いっぱいにこのコースの空気を吸い込んだ。その様子を眺めていたサウルは、
いつもの調子で老司祭に攻略法を訪ねようとしたが、先に話しかけてきたのはヨーデルの方だった。
「サウルよ、知っていますか? この12番ホールこそ、聖女エリミーヌ様の設計されたゴルフコースの中でも
屈指の傑作であることを。コース設計家としてのエリミーヌ様の腕が遺憾なく発揮された、素晴らしいコースで
あることを」
「あ、いえ、詳しくは……」
 曖昧に答えるサウルは、また老人が静かに機嫌を損じるのではないかと案じたが、ヨーデルは気にせず言葉を
続ける。驚いたことに、この老人は幾分興奮しているようだ。
「全18ホールを回って幹部司祭昇任試験を受ける者達は、前半の9ホールを終えて一息ついてから、後半の
9ホールに入ります。後半最初の10番ホールと11番ホールは難易度が低く、受験者達の心には緩みが生じますが、
そこにこの難ホールです……大抵の受験者が、このホールで大きくスコアを落とします。逆に、このホールでパー
以上を取れる者は、エリミーヌ様の教えを理解している者として評価されるでしょう」
「はあ……」
 熱っぽささえ感じるヨーデルの説明に面食らいながら、サウルはティーグラウンドからコースを見渡した。
 一見、何の変哲もないミドルホールに見える。左右を林に囲まれたフェアウェーは、途中で右に折れている。
いわゆる右ドッグレッグのコースだが、その曲がる角度は40度程度で、6番ホールのように直角に折れてはいない。
 ドッグレッグのコースは、6番ホールがそうであったように、多くの場合障害物を飛び越すことでショートカットが
可能である。このホールの場合、障害は密生した林であるが、木の丈は高く、上を飛び越すのはまず不可能であろう。
ただし、曲がり角のあたりは木が無く開けているため、右手の林の端に沿って思い切り飛ばせば、それなりの
ショートカットは可能である。しかし、まさにそのショートカットの線上に、誰の目にも映る障害が待ち構えていた。
「嬢ちゃん、ありゃ何ぞい?」
 サウルがヨーデルに尋ねるより早く、ダグラスがドロシーに聞いた。ドロシーは、ヨーデルから渡されている
コース図を慌ててめくる。
「はい、あれは……『竜のあぎと』と呼ばれる、このコースの名物バンカーです」
4206日目その4 2/23:2011/03/22(火) 21:35:06.23 ID:yBE18Udb
「ほ、竜の顎かい。言われてみれば似とるのう」
 確かにうまい比喩だ、とサウルは手をかざしてそちらを見た。ちょうどショートカットで狙うフェアウェーのベスト
ポジションの手前に小高く土を盛り上げ、その山のティーグラウンド側を掘り下げて作った超アゴ高のバンカーである。
ほぼ垂直に堀り崩された斜面も砂地なので、ティーグラウンドから見ると、平坦なコースに突然バンカーが白く盛り
上がっているように見える。人によっては、砂の山が波打ってこちらに押し寄せてくるように思えるだろうし、あるいは
無謀なショートカットを試みる犠牲者の球を飲み込もうと、竜が口を開けているようにも見えるだろう。
「このホールでショートカットを狙うのであれば、右を向いて林の端ギリギリにティーショットを放つことになります。
首尾よく240ヤード飛ばすことができれば、グリーンまで140ヤード前後の位置に落とせます……が、距離が
足りないと、あのくわっと開けた竜の口に飲まれることになります」
「くわっと開けた竜の口で良かったわい。くぱぁと開けた下の口だったらつい入れそうになるでのうガハハハハハハ」
「…………」
 ドロシーも、その脇でコースを眺めるイグレーヌも、狂った大軍将のセクハラ発言は完全にスルーした。その
イグレーヌは、これまでなく張り詰めた表情でコースを観察している。サウルはヨーデルの耳元に顔を寄せた。
「負けているというのに、ダグラス殿は随分余裕がありそうですね。それに比べて、イグレーヌ殿はかなり厳しい
表情をされています。ああいう表情も実にそそりますが」
「……飛距離の問題でしょうな。ショートカットするためには『竜のあぎと』を越えなければなりませんが、そのため
には240ヤード飛ばす必要があります。これまでのプレーを見る限り、あの方にはちと難しい距離ですから
……それが、ダグラス殿の余裕となっているのでしょう」
 サウルはなるほどとうなずいて、絶妙な位置に配された砂の罠を観察した。ショートカットに挑戦しようとする者が
乗り越えなければならない巨大な障害。その白く大きく開けた口は、プレーヤーに大きな威圧感を与える。
もし距離が足りず竜の口に呑まれてしまった場合、前――グリーン方向――に打ち出すことはほぼ不可能であり、
横に出すのが精一杯だろう。そうなるとどんなに良くてもパー、おそらくボギーとなってしまい、もし対戦相手が
ショートカットを成功させていた場合、敗北は必至である。
 サウルはイグレーヌに目を移した。ダグラスが十中八九ショートカットを狙い、そして多分成功させる以上、彼女も
ショートカットをしなければならない。しかし彼女の飛距離で、果たして「竜のあぎと」をクリアできるだろうか?
4216日目その4 3/23:2011/03/22(火) 21:35:40.78 ID:yBE18Udb
「で、あんたはどう思う?」
 例によって司祭達の解説を盗み聞きしていたキャスが、ロイに尋ねた。その顔には、明らかに楽しげな表情が
浮かんでいる。
「……どうしてそんなにうれしそうなのかな」
「決まってんじゃん? このホールでエロジジイが勝てばまた引き分けに戻るでしょ。そしたらさ、……ふふふ」
 彼女が楽しみにしているのがご奉仕することなのかご奉仕させることなのか測りかねたが、ロイはかぶりを振った。
「イグレーヌが240ヤード飛ばせないって決まった訳じゃない。今までのホールでは、必要が無いから全力で
打たなかっただけかも知れないし、ね。僕はイグレーヌが勝つと思う」
「ふふん、根拠の無い自信ってヤツ?」
「違うよ。イグレーヌの顔を見てごらん」
 真剣なロイの口調に、キャスは素直に目を向けた。ナバタの守り手は、ドライバーを手に素振りを始めていたが、
音を立てて鋭くスイングする彼女の横顔は、静かながらも強靭な意志がにじみ出ている。キャスがはっとしたほど
厳しく、また美しい横顔だった。
「よく『ベストを尽くせ』って言うよね。でもさ、自分の最高の力を余すところなく発揮するっていうのは、実は
かなり難しいんだ。ベストの力を出すには、身体のコンディションとかも大事だけど……何よりも自分自身の心を、
その高みまで押し上げていく集中力が必要なんだ」
 キャスの肩に手を乗せ、ロイは熱っぽく語った。キャスはイグレーヌに目を向けたまま、耳を傾ける。
「でも戦いの最中っていうのは、どうしても緊張したり、不安が心に忍び込んだりして、完全に集中するのは難しい。
こうした心の壁を乗り越えて、集中力を高めていけることが強者の条件と言われているけど……」
 ロイはちょっと口の端を緩めて、自嘲気味につぶやいた。
「例えば僕みたいな弱い者は、自分の心の力だけで緊張感や不安感を押しのけていくことはできない。だから、
神様にすがったり、運に頼ったりして、どうにか不安を鎮めようとする。結局、自分を信じるだけの強さの無い者は、
常に目先の状況に心を乱され、本来の自分の力を発揮できないんだよ」
 キャスが何か言おうと少年に向き直ったが、ロイは彼女を手で制して続けた。
「でもイグレーヌは違う。戦いを指揮してて確信したけど、あの人は、不安やプレッシャーを跳ね退けるだけの強さを
持ってる。絶対に外せない一撃を放つ時の、全神経を研ぎ澄ましたあの表情……ほら、ちょうど今みたいな顔だよ。
このホールのティーショット、間違いなく彼女の最高のショットが見られると思う」
 ロイは力強く断言し、アドレスに入るイグレーヌに視線を向けた。そんな彼の様子に、キャスは小さくため息をついた。
「よく分かったわよ。あんたがあの人のどんなとこに惹かれたかもね」
 キャスはそう言って、ギンギンに漲ったロイの怒張を呆れたように見下ろす。その瞬間、イグレーヌが第1打を
打ち放った。
4226日目その4 4/23:2011/03/22(火) 21:36:18.26 ID:yBE18Udb
 ティーグラウンド上にいた者達は、皆イグレーヌの気迫のこもった素振りに圧倒されていた。びゅんっと音を立てて
勢い良く振り抜くスイングと、その美しいフォームを目にして、もしかすると240ヤードを超えるかもしれないと
驚嘆まじりの期待を抱いていた。
 しかし、素振りを終えた彼女がティーアップしたのを見た一同は、ぎょっとして目を見開いた。ボールの位置が低い。
飛距離を求められるこの状況では、もっとティーアップを高くするべきではないのか?
「フェードボールを打つのでしょうか?」
 サウルがそっとヨーデルに尋ねる。右曲がりのこのホールでショートカットする場合、打球が右に曲がって落ちる
フェードボールは確かに有効だ。少しでも右に落ちれば、それだけグリーン方向に近づくのだから、その点は理に
かなっている。しかしフェードボールでは距離が出ない。まともに打っても「竜のあぎと」を越えるかどうかギリギリ
だというのに、通常より飛距離の落ちるフェードボールを打つというのか?
「そのようです。しかしフェードであのバンカーを乗り越えるためには……」
 ヨーデルは応じかけ、すぐに口をつぐんだ。イグレーヌがアドレスに入ったのである。一同が息を殺して見守る中、
彼女が打ったティーショットは……
「ひ、低い?」
 予想をさらに裏切る低い軌道で飛び出し、思わずサウルは口にしていた。スイングは申し分無く、インパクトの勢いも
打球の速さも凄まじいが、それにしても低い。これでは飛距離を稼げないのではないか?
「まさか……」
 サウルの隣で、ヨーデルがつぶやいた。サウルは老司祭の反応を窺おうとしたが、ボールの動きから目が離せない。
白い球は低く飛び出していながら、飛距離が落ちるどころか、ぐんぐん伸びてさえいる。そして「竜のあぎと」の手前で、
くくっと右に曲がった。ボールはそのまま怪物バンカーの上を飛び越し、このホールのベストポジションである
フェアウェーに落ちて止まる。見事にバンカーを飛び越え、ショートカットに成功したのだ。
「パワーフェード……」
 ダグラスとヨーデルが同時にうめいた。当のイグレーヌは、少し乱れた髪をかき上げてドライバーをドロシーに
渡しただけで、何事も無かったかのようにティーグラウンドを離れている。その顔には、わずかに安堵の色が浮かんで
いたものの、依然として勝負への集中を切らさない厳しさが残っていた。


「はい、解説」 キャスは当然のようにロイに説明を求めた。イグレーヌの美しいスイングと見事なショットに心を
奪われていたロイは、はっと我に返り、あわててキャスに顔を向ける。
「うん。ゴルフの球筋は、大きく分けて2種類あるんだ。右に曲がるフェードボールと、左に曲がるドローボール。
打ち方とかの説明は省略するけど、基本的にフェードボールはドローボールに比べて飛距離が落ちるって言われてる。
その代わり、地面に落ちてからの転がりが少ないから、狙ったところに打つのには向いてるんだよ」
4236日目その4 5/23:2011/03/22(火) 21:36:53.57 ID:yBE18Udb
「でも今のは右に曲がったじゃん? フェードボールなのに今までより飛んでなかった?」
「そう。でもただのフェードじゃなくって、飛距離のあるパワーフェードっていう球なんだ。飛び出しは低いのに、
どんどん伸びて距離が出る。で、落ちる直前に右にフェードする。本来飛ばないはずのフェードボールに飛距離を
与える打ち方だから、こういう右に曲がったコースのショートカットには最高だと思うよ」
「ふーん。そんなに便利な技だったら、ガンガン打っていけばいいのに」
「そんなに簡単に打てたら苦労しないよ。パワーフェードを打ちこなすには、相当右腕や右腰を鍛えないといけないって
言うからね。細かい打ち方までは知らないけど、かつては幻の技とか伝えられてたくらいだから、誰でも打てるって
訳じゃないよ。人竜戦役における八神将の一人、『狂戦士』テュルバンの得意技とされていて、大陸のゴルファーなら
誰もが一度は憧れる技だけど……使い手はごく稀にしか現れない。すごいなあ、イグレーヌはどこで習ったんだろう?」
「へー……」
 解説するうちに興奮してきたロイを見ながら、キャスは面白くなさそうに顔をそむけた。ロイは彼女に何か声を
かけようとしたが、その時ダグラスがティーショットを放った。


「ナイスショットですな」
 ヨーデルの言葉通り、ダグラスの打球は右手の林すれすれの空間を大きく伸びて飛翔し、「竜のあぎと」を飛び越した。
そのままわずかに右に曲がって落ち、やはりベストポジションを確保する。彼らの位置からは確認出来ないが、おそらく
イグレーヌよりやや遠くまで飛んでいるだろう。にも関わらず、ダグラスは無言で表情を引き締めたままである。
先刻までなら、セクハラじみた感想を口にしてガハハハハハとか笑っているはずだ。
「イグレーヌよ。パワーフェードも父上から習ったのか?」
 その場にいた一同が、驚いてダグラスを見た。質問の内容に驚いたのではない。その口調から、狂気の影が消えて
いたからだ。イグレーヌはちょっと眉を上げ、しかし落ち着いた声音で応じた。
「はい。ですが、父が編み出した訳ではありません。父の友人が砂漠で見つけた古文書に、狂戦士テュルバンの
パワーフェードの打法が記されていたのです。父がそれを習得し、私に伝えた……それだけのことです」
「それだけ、とは謙遜だな。このような勝負どころで確実に打つために、さぞ修練に明け暮れたであろう」
「……恐れ入ります」
 勝負開始以来、初めてまともな会話が成立したことに、その場の一同はひそかに感動を覚えていた。砂漠の隠し里を
守り続ける一族……厳しい鍛練を経て、父から娘に伝えられる秘技……イイハナシダナーとサウルがそっと目頭を
押さえた時、再びダグラスが口を開いた。
「おお、砂漠でお宝集めのお友達と言えばリグレ公のことではないか。あやつの女房がまた凄まじくエロい人妻
でのう、思わずよだれがでそうになりますぜって感じじゃガハハハハハハハハ」
「…………」
 まだ容体は安定していないらしい。一同はダグラスと微妙に距離を取って第二打地点に移動し始めた。
4246日目その4 6/23:2011/03/22(火) 21:37:30.36 ID:yBE18Udb
「ふーん、伝説の八神将の得意技ねえ。っていうか、あの連中ってゴルフなんかしてたの?」
 人竜戦役の英雄達をあの連中呼ばわりしたキャスに、ロイはうなずいて見せた。
「もちろん。皆個性的なゴルファーで、いろんな伝承も残ってるよ。例えば、今話題になってたテュルバンの
神将器アルマーズが、どうして『天雷の斧』って別名を持っているか、知ってるかい?」
 キャスはちょっと頬をふくらませてかぶりを振る。分かるはずが無いではないか。ロイはイグレーヌ達の後を
追うべく全裸で立ち上がり、キャスの手を取った。
「八神将でゴルフをしている時、雷が鳴り始めた。彼らはプレーを中断して避難したが、運悪く雷がテュルバンを
直撃してしまう。まあ、何とか助かったけど」
 キャスを立たせたロイは、彼女の手を握ったまま続けた。「その後で、大賢者アトスが彼に聞いたんだ。もし今度
戦場で雷が鳴り出したらどうするのだ、ってね。するとテュルバンは、1番アイアンを天にかざすだろうと答えた
そうだよ。『雷神ですら1番アイアンを打つのは難しいだろうからな』ってね。こうして彼の武器アルマーズには、
天雷の斧という別称が付いたんだ」
「何それ。『こうして』のつながりが全然分んない。もういい」
 キャスはぷいとむくれてさっさと歩きだした。ロイはあわててその後を追う。
「分かんないって言えばさ、このホールの意味もよく分かんない。単純に飛距離のあるヤツが有利ってことじゃん?
今までは何か意地の悪い仕掛けがあったのにさ」
「……言われてみれば、その通りだね」 指摘されたロイは、改めて考え込んだ。確かに「竜のあぎと」は、絶妙な
ポイントに設置された障害だ。プレーヤーにプレッシャーを与え、ショートカットに挑むかどうかの選択を突き付け、
不運な挑戦者の球を呑み込むという、バンカーの傑作というべき存在である。しかしキャスの言うとおり、ある程度の
飛ばし屋なら力で解決できる類の障害でもある。これまでのコースの設計思想――聖女エリミーヌの教え――とは、
どこか違う気がした。
 そこまで考えた時、ロイにはふとひらめくものがあった。
「このホールの教えって、『嵐の後に来るものは』だよね? 嵐っていうのはあの『竜のあぎと』だろうから……
この後に何かあるんだよ、きっと」
「それはあたしも考えてた。思ったんだけどさ、もしかしたらあのバンカーって、もっと難しい位置にプレーヤーを
おびき寄せるための罠なんじゃないかな。これ、盗賊の勘だけど」
 少女の言葉に、ロイは思わず足を止める。何か分かりかけたが、前に出たキャスのお尻が目に入ったせいで、
何かどうでもよくなった。
4256日目その4 7/23:2011/03/22(火) 21:38:18.67 ID:yBE18Udb
「ほほう、えらくでかい木じゃのう」
 コースを右に曲がった途端、ダグラスは感嘆したように髭を撫でた。彼らの視界に入ったのは、フェアウェー上に
立つ一本の木だ。ショートカットを成功させてコース屈曲部のベストポジションをキープした者は、残り140ヤード
前後の距離からグリーンを狙うことになるが、グリーンに至るフェアウェーのちょうど中央に、1本の巨大な樅の木が
聳え立っているのである。ドロシーが歩きながら説明を始めた。
「あれが『竜の尻尾』と呼ばれる、このホールの第二の障害です。ショートカット後の地点からグリーンまでのほぼ中央、
やや手前寄りに立っています。枝はそれほど横には広がっていませんが、第二打でグリーンを狙うのでしたら、左右の
どちらかにボールを曲げて、あの木を避ける必要があるでしょう」
「うむ。しかし何じゃな、見事におっ勃っとるのう。なるほど『竜の尻尾』とはよく言ったもんじゃが、どっちか言うたら
『竜のすごいエレクチオン』の方がふさわしいのうガハハハハハハ」
 腰を前後に揺らしながら歩くエトルリア大軍将には、もはや誰も突っ込まない。イグレーヌは完全に彼を無視して、
樅の木とグリーンを観察していた。「竜の尻尾」から向こうは、グリーンに近づくに従って下り斜面になっており、
第二打地点からグリーンへはおよそ20ヤード程度の打ちおろしとなる。そのグリーンは「受け」、つまり奥の方が
高くなっている形状で、右はバンカー、左は急角度で落ち込むラフの谷となっていた。距離は140ヤードだが、
高低差のある打ちおろしなので、8番で十分届くはずである。イグレーヌは第二打地点に近づきつつ、ドロシーに
8番アイアンを要求した。

「お二人とも、いい位置につけましたね。しかし、問題はここからです」
 ヨーデルはにこやかにサウルの肩を叩いた。その上機嫌な興奮ぶりにサウルは驚いたが、彼もこのホールを包む「何か」
に気づいている。はっきりとは分からないが、意外なアクシデントが起こりそうな予感がした。
「……『竜のあぎと』という『嵐』の後に来るもの、ということですか?」
「その通りです。さてさて、エリミーヌ様からの試練に、お二人はどう立ち向かいますかな?」
 ヨーデルは目を細めてイグレーヌとダグラスを交互に眺めているが、時折ちらちらとサウルにも視線を送っている。
あなたならどうしますか? と無言で尋ねているのだ。
 老司祭に言われるまでもなく、サウルはすでに必死に頭を働かせていた。超アゴ高の怪物バンカーという嵐を乗り越え、
見事ベストポジションにつけたプレーヤーは、ほぼ例外なく安心して気が緩んでいるだろう。試練という名の仕掛けを
施すには、まさに絶好のタイミングだ。しかし、グリーンまでの距離が140ヤードしかないこの最高の位置に、どんな
罠を仕掛けるというのか?
 あの大木、「竜の尻尾」がポイントなのは間違いない。この位置からグリーンを狙うには、打球を曲げてあの大木の
左右いずれかを狙う必要があるが、右を狙うならドローボール、左から狙うならフェードボールを打つ必要がある。
しかし、「竜のあぎと」をクリアできるようなプレーヤーにとっては、左右の曲げなどそう難しいことではない。
4266日目その4 8/23:2011/03/22(火) 21:38:51.49 ID:yBE18Udb
「いろいろ考えているようですね。ヒントを差し上げましょうか?」
 ヨーデルがうれしそうにサウルの顔をのぞき込んだ。サウルは、いいえと小さくかぶりを振る。これまでの3ホール中、
聖女エリミーヌの教えを正しく理解できたホールは一つも無い。仮にもエリミーヌ教団の一員である以上、ここらで
少しはいいところを見せねばなるまい……。
 サウルは視点を変え、グリーンに目を向けた。第二打に仕掛けるのであれば、それはすなわち「容易にグリーンに乗る
ことを阻止する」という目的に沿った罠であるはずだ。換言すれば、グリーンを狙った第二打が、それ以外の場所に
飛んで行くよう仕向ける罠である。その場所はどこか? グリーンの奥は高くなっており、多少飛距離がオーバー気味に
なっても大丈夫だろう。グリーンの右はバンカーだが、ごく浅いものだ。そしてグリーンの左は、ぽっかり穴があいた
ように落ち込んでいるラフの谷である。グリーンまでの高低差は5、6メートルあり、谷と言うより奈落と言った方が
似つかわしい。
 どう見ても、左の谷に落とすのは危険過ぎる。ということは、第二打が左に逸れるような仕掛けがなされていると
いうことではないか? そう考えた瞬間、サウルには全ての謎が解けた気がした。
「分かりました、エリミーヌ様のお考えが!」
 サウルはかろうじて興奮を抑え、ヨーデルに耳打ちした。老司祭は、ほう? と目だけを向けて、サウルに先を促す。
「このホールにおけるエリミーヌ様の試練は、まさにこのベストポジションからの第二打にあります。この位置に
つけた者は、この『竜の尻尾』の右または左からグリーンを狙いますが……バンカーという嵐を乗り越え、気を抜いた
まま第二打を打った者は、左にひっかけ、つまり意図せず左に打球が逸れてしまうでしょう」
「ほほう」
 この勝負が始まって以来、最も満足そうな笑みがヨーデルの老顔に浮かんだ。サウルはその笑顔に気を良くしつつ、
懸命に声を抑えて続ける。
「この第二打地点には、左へのひっかけを誘う罠がいくつかあります。
 まず第一に、グリーンがここより20ヤードも低いため打ちおろしとなる一方、グリーンは受けている、という点です。
そもそも打ちおろしだとひっかけ易いものですが、グリーンが奥へ上りとなってボールを受け止める形になっていると、
つい安心して打ち込めるような錯覚に陥ります。そして結果は……やはり左にひっかけてしまうでしょう」
 ヨーデルは機嫌よくうなずいている。サウルはもう得意絶頂だった。
「第二に、あの『竜の尻尾』の存在です。グリーンを狙うため、あの木の右からドローで攻めるにせよ、左からフェード
で曲げるにせよ、曲げ球というのは少し手元が狂っただけでひっかけにつながります。ましてやグリーンまでの距離は
140ヤード……ショートアイアンで打つことになりますが、これまたひっかけ易い要因です。
 かくして第二打をひっかけたが最後、左に逸れた打球は、あのグリーン左の窪みに落ちることになるでしょう。
そうなれば、まずパーセーブは不可能です。エリミーヌ様は、嵐の後に来る試練こそが本当の試練であり、困難を
一つ乗り越えただけで安心してはいけないと我々をお導きくださっているのです!」
4276日目その4 9/23:2011/03/22(火) 21:39:14.92 ID:yBE18Udb
 最後のあたりは半ば恍惚として締めくくったサウルは、ヨーデルの反応を待った。ようやくあなたにもエリミーヌ様
の教えが理解できるようになったのですねとか、今後女性信者の獲得と指導はあなたに一任しますとか、そんなお褒めの
言葉を期待したのだ。
 が、ヨーデルは何も言わない。表情こそ笑顔のままだが、うなずいてサウルの考えを肯定する素振りは微塵も無かった。
サウルはしばし固まった状態で、老司祭の反応を待つ。
 コースの先で、イグレーヌがアドレスに入ろうとした時、やっとヨーデルが評価を下した。
「まあまあといったところですね。しかし、あなたがここから第二打を打ったなら……おそらく左にひっかけるでしょう」
「!?」
 完璧だと思っていた答えを否定され、サウルは愕然としてヨーデルに顔を向けた。老人は、さっきと変らぬ笑顔で応じる。
「まあ、無理もありません。この位置からグリーンを狙った者のうち、左にひっかけなかった者は数えるほどしか
いないのです。そのくらい、このホールにおけるエリミーヌ様の教えは深いものなのですよ。まあ、まずはお二人の
ショットを拝見しましょう。お話はその後で」
 呆然と立ちつくすサウルをあやすように、ヨーデルは微笑みかけた。その時、イグレーヌがアイアンを構えてボールの
脇に立った。


「何かよく分かんないけどさ、要するに間違って左に打たせる罠があるってこと?」
 コース脇の茂みに潜んでサウル達のやりとりに聞き耳を立てていたキャスが、ロイに尋ねた。
「みたいだね。確かにゴルフコースっていうのは、簡単にグリーンに乗せられないような仕掛けを施しておくものだけど
……普通は、プレーヤーがティーショットで狙うような場所、つまり第二打でグリーンを狙いやすい場所に、池とか
バンカーみたいな障害物を作っておくんだ。このホールの場合、それは『竜のあぎと』だと思っていたけど」
「実はこのベストポジション自体が壮大な罠だった、ってことみたいね。やるじゃん、エリミーヌ」
 キャスは鼻を鳴らして、このコースを設計した聖女を賞賛した。「で、そこまで分かってて何でひっかけるの?」
「そ、それは……」
 ロイも、サウルが指摘した罠には気付いていた。ショートアイアンでの曲げも高い所からの打ちおろしも、左への
ミスショットを誘発する大きな原因だ。グリーンが受けているからつい安心してしまう、という要素には気付かなかったが、
確かにこれも巧妙な心理面のトリックだ。「竜のあぎと」は、腕に覚えのあるゴルファー達をこのベストポジションに
導くための仕掛けであり、このベストポジションは、グリーン左のラフの谷という死地へと誘う罠なのである。
ロイは改めて、コース設計家としての聖女エリミーヌの腕に感心したが、ヨーデルが言うには、まだ何かあるらしい。
 イグレーヌはどう打つんだろう、と彼がコースに目を向けた時、イグレーヌがちょっと首を傾げるのが見えた。
4286日目その4 10/23:2011/03/22(火) 21:39:47.45 ID:yBE18Udb
「…………?」
 8番アイアンを手にボール脇に立ち、アドレスに入ろうとしたイグレーヌだったが、何か気になることがあったらしく、
一度仕切り直してボールから一歩離れた。その場の一同は彼女の挙動に不審を抱いたが、ヨーデルだけは例の笑みを
浮かべたままだ。
 イグレーヌはしばらく地面を見、時折「竜の尻尾」の根元と見比べていたが、「失礼」と一言周囲に断りを入れると、
アイアンを矢に見立て、ぐいと弓を引く構えを取った。
「ほ?」
 見えない弓に矢をつがえて「竜の尻尾」を狙う女スナイパーの姿に、ダグラスは奇声を上げた。ゴルフコースで
弓を射るプレーヤーも珍しかろう。彼は上機嫌で髭を撫でつつ、傍らに立つドロシーにニヤニヤ笑いかけた。
「いつも思うんじゃが、弓を射る時にあのすンばらしいおっぱいは邪魔にならんのかのう。お、そう言えば嬢ちゃんも
弓使いやったな? ちょうど邪魔にならん胸の大きさじゃが、この戦争が終わったら遠慮せんで大きくしたらええ。
何ならわしがもみもみして大きくしたろかガハハハハハハハハハハハハ」
「……打ちます」
 エトルリア大軍将のセクハラを遮って、イグレーヌがアドレスに入った。ダグラスも口に笑みを残しつつ、眼は
ひそかに対戦相手のショットの観察に向けている。一同が息を殺して見守る中、イグレーヌはゆっくりと振りかぶり、
慎重に第二打を打った。
「…………え? ショート……した……?」
 ドロシーが悲痛な叫びを上げる。イグレーヌの第二打は、「竜の尻尾」の右側からドローボールでグリーンを狙った
ショットであり、打球は巨木を右上から飛び越した後軽く左に曲がったものの、グリーンの手前に落ちた。下り傾斜
のおかげで辛うじてグリーンの端には乗ったものの、グリーン奥のピン位置からは少し距離が残っている。彼女の腕
なら、ピンそば2メートルにつけることだってできたはずだ……。
 無表情でアイアンを返すイグレーヌに、ドロシーはかけるべき言葉が見つからなかった。そんな彼女に、ダグラスは
ますます上機嫌で声をかけた。
「お嬢ちゃん、わしには9番おくれ。こいつで直接ねじ込んじゃるわい」
 クラブを受け取ったダグラスは、今度はイグレーヌに顔を向けた。
「ひっかけを気にしたのは分かるで。ショートアイアンの曲げに打ちおろしとなれば、慎重になるのも当然や。せやけどな、
慎重すぎてもあかんのや。折角パワーフェードでかっ飛ばしたのが無駄になってしまったのう。まあ、美人にはひっかけより
ぶっかけの方が似合いそうじゃしガハハハハハハハハ」
 ダグラスのセクハラにはもう誰も手が付けられない。褐色の美女へのぶっかけを想像して前かがみになったサウルも、
イグレーヌのセカンドショットは左へのひっかけを気にし過ぎた故のミスショットだとしか思えなかった。二人とも、
このベストポジションに仕掛けられた罠には気付いている。しかしイグレーヌは慎重になり過ぎてショートし、ピンまで
の距離を残すことになってしまった。グリーンは奥に向けて上り傾斜があるだけなので、彼女のパットの腕なら6割方
入れるだろう。しかし外す可能性も十分ある。
4296日目その4 11/23:2011/03/22(火) 21:40:19.96 ID:yBE18Udb
 一方ダグラスも、左へのひっかけを十分認識した上で第二打を打つだろう。しかし彼の場合、イグレーヌより積極的に
ピンを狙うはずだ。ひっかけを誘う罠に気付かない者がピンを狙えば左に逸れるだろうが、彼のように罠に気付いた上での
ピン狙いなら……。
 サウルがセクハラ親父の勝利を予感した瞬間、ダグラスが第二打を放った。
「げぇっ!!」
 しかし、ダグラスの口から洩れたのは呪詛の呻きだった。彼の打球は「竜の尻尾」の左上を飛び抜け、そのままさらに
左に曲がって、グリーン左のラフの谷に吸い込まれて見えなくなった。左にひっかけたのだ。
「……なぜ……?」
 ダグラスとサウルが、期せずして同時につぶやいた。ショートアイアンでの曲げも打ちおろしであることも計算に入れ、
ひっかけには十分注意して打ったはずだ。にもかかわらずひっかけたということは、打った者の技量が未熟だったのか、
あるいは他にもまだひっかけを誘う罠があったというのか?
「ドロシーや、ちょっとそこで弓を引いてみなさい。『竜の尻尾』を狙って、ですよ」
 釈然としない男達の脇で、ヨーデルがドロシーに声をかけた。その顔には、意味ありげな笑みが浮かんでいる。
「は、はい。……こうですか?」
 キャディー役の弓使いは素直に老司祭の指示に従い、巨木を弓で狙う仕草をした。見えない弓を構えて狙いを定めるうち、
はっと何かに気付いたようだ。
「ダグラス殿は、槍の巧者でありましたな。どうぞその場で、槍を構えてみては?」
 唐突かつ妙な申し出にダグラスは面食らったが、黙ってアイアンを槍に見立てて腰を落とした。その瞬間、彼の眉が
驚きで吊り上った。
「あの、これはどういう……」
 エア武闘大会から仲間外れにされたサウルが、おそるおそるヨーデルに尋ねる。イグレーヌも第二打を打つ前に弓を
引いていたが、「竜の尻尾」に見えない武器で立ち向かうのが聖女エリミーヌの教えなのか?
「あなたは……そうですね、何か身体を動かすことで得意なことがあれば、やってごらんなさい」
 サウルへの助言はそこそこに、ヨーデルはダグラスに向き直った。「お分かりになりましたかな?」
4306日目その4 12/23:2011/03/22(火) 21:40:51.83 ID:yBE18Udb
「……爪先上がりの斜面だったか……」
 ダグラスはアイアンをドロシーに返しつつ、うなるように呻く。ヨーデルはおごそかにうなずいた。
「さようです。聖女エリミーヌは、困難を乗り越えた時こそが最も危険な時であると、このホールで戒めているのです。
おそらくダグラス殿も、普段ならこの微妙な傾斜に気付き、左にひっかけることはしなかったでしょう。しかし、『竜の
あぎと』を乗り越えたことで心に隙が生まれた。そのため、ショートアイアンでの曲げや打ちおろしといった分かり易い
仕掛けにしか目が届かず、もう一枚隠された罠があることに気付かなかったということです」
「…………」
 ダグラスは無言のままグリーンの方向を眺めていた。その時、サウルが叫んだ。
「分かりました! このあたりのフェアウェーは、右上がりになっています!」
 彼は地面に仰向けになり、腰を激しく突き上げている。彼の得意な運動は、騎乗位らしかった。


「えーっと」
「あのベストポジションは、爪先上がり……つまり、右上がりの傾斜になってるってことだね」
 キャスに聞かれるより先にロイは答えた。
「これもまた、左へのひっかけを誘う要素なんだ。おそらく、言われなければ気付かない程度の緩やかな傾斜なんだと
思うけど……この位置につけた者は、バンカーを越えたことで安心している上に、曲げとか打ちおろしといった仕掛けに
気付いて、完全に罠を出し抜いた気持ちになってるはずだ。だから傾斜に気付かず、左にひっかけてしまうらしいよ。
ダグラス将軍のように、ね」
「一方あのお姉さんは、その微妙な傾斜に気付いたってワケか。あの弓を引く動作で?」
「たぶん。ボールの脇に立った時、何かおかしいと思ったんだろうね。そして戦いで身に付いた動作をすることで、
わずかな変化に気付いたんだよ。……ダグラス将軍も、仕掛けを見抜いたと慢心していなければ気付いただろうけど」
 ロイの解説を、キャスは神妙に聞いている。聞き終えた後も、しばらく何か考え込む風情だった。


「次の三打目、ダグラス殿はどうするのでしょう?」
 グリーンへ歩きながら、サウルはヨーデルに尋ねた。その頭部には、ドロシーに殴られたコブが出来ている。騎乗位で
フェアウェーの傾斜を感じるというのは、少々奇抜過ぎたようだ。ヨーデルは後ろ手にゆっくり歩きながら、サウルに
振り返った。
4316日目その4 13/23:2011/03/22(火) 21:41:23.59 ID:yBE18Udb
「あのグリーン左のラフの谷に入れてしまった者には、3つの選択肢しかありません――ギブアップすることを除いて、ですが。
 一つ目は、直接ピンを狙うこと。三打目が直接入ればバーディーとなり大逆転ですが、グリーンより6メートルも低い
ラフから打ち上げてカップに入れるのは恐ろしく困難です。大抵の場合、打ち上げた球はグリーンまで届かずに、元の位置
まで転がり落ちてしまうでしょう。
 二つ目は、ピンは狙わず、とりあえずグリーンに乗せること。狙いを広げる分、一つ目の選択肢より成功の可能性は高い
でしょう。しかし、ラフから6メートル打ち上げるという困難さ自体に変わりはありませんし、仮に成功したとしても、
カップに入れるため最低1パットが必要になります。
 三つ目は、フェアウェーまで戻すことです。グリーンまでは6メートルの急傾斜ですが、フェアウェーに戻すのなら
3メートルの緩傾斜を打ち上げるだけですから、3つの選択肢のうち、最も技術的に優しいでしょう。距離が足りなくても
傾斜の途中で止まりますから、また谷底から打ち直しということはないはずです。しかし……」
 一同はグリーンの手前に到着し、二人のボールを確認した。イグレーヌはグリーンの手前側の端、ピンから約5メートルの
位置につけている。一方ダグラスのボールは、深く急角度で落ち込んだグリーン左の窪みの底にあり、サウル達の位置からは
視認できない。ヨーデルは言葉を続けた。
「これがマッチプレーであり、相手がグリーンに乗せているというのが問題です。イグレーヌ殿は次の三打目か、悪くても
四打目で入れることを考えると、一旦フェアウェーまで戻している余裕は無いでしょうな」
 そのダグラスは、今ようやく草の生い茂る窪みの底に達したところだ。ボールは見つかったようだが、彼の位置からは
グリーンの上が全く見えない。ダグラスは無言のまま一度フェアウェーまで戻り、グリーンの傾斜とピン位置、そして
イグレーヌのボールの位置を確かめ、ドロシーに「ピッチングを」と短く告げた。その様子を眺めつつ、サウルはヨーデルに言った。
「となるとダグラス殿は、一つ目の選択肢を選んで、直接カップインを狙うしかないでしょうね」
「そうでしょう。直接入れば負けはありませんし、外した場合でも次で入れればまだ引き分けの可能性はあります。二つ目の
選択肢、とりあえずグリーンに乗せるというのは消極的すぎるでしょうから……しかし、あの谷底から直接入れるというのは、
かなり……」
 「谷底」にあるダグラスの球が見える位置まで進んだヨーデルとサウルは、大軍将のボールが予想通り絶望的な場所にあることを
確かめ、口元を引き締めた。あのラフからグリーンを、いやピンを直接狙うことなど、可能なのか?
 しかしダグラスは、その困難に挑むようだ。ゆっくりとボールに歩み寄った彼は、もう一度グリーンを見上げて高さを確かめ、
ピン方向に体を向ける。慎重に足の置き場を選んでスタンスを取り、ピッチングウェッジを構えたまま、数秒間意識を集中させた。
そしてゆっくりと振りかぶり、半ば草に埋もれたボールを叩く。
4326日目その4 14/23:2011/03/22(火) 21:41:53.42 ID:yBE18Udb
「…………あ………」
 サウルは思わず呻き声をあげていた。打ち上げられた球はすいと上昇し、グリーンまで届くかに見えたが、無情にもあと
数十センチ高さが足りなかった。力尽きたボールは急斜面の上に落ちて、そのまま谷底へ転がり始める。一同が見守る中、
白い球は転落を続け、結局元あった場所まで転がり落ちて、止まった。再び戻ってきたボールをダグラスは無言で見下ろしていたが、
やがて顔をあげ、決然とヨーデルに告げた。
「わしの負けだ。このホール、ギブアップしよう」
 ヨーデルはうなずき、少し後ろで対戦相手を見守っていたイグレーヌに振り返る。彼女は前に出て、ダグラスに答えた。
「よろしいのですか? 将軍はまだ次で四打目……」
「いや、よい。わしは油断したのだ」 ダグラスは首を振って、金髪の美女の答えを遮った。
「今の三打目を打つ時、そなたがバーディーパットを外すやも知れぬという邪念がふと頭をよぎった。もしそなたが次のパットを
外して四打以上叩いたなら、わしのこのショットが直接入らなくとも引き分けに持ち込める、とな。つまりは『外してもいい』
と油断して打ち、わずかにアイアンがラフに絡んで勢いが削がれ……結果はこの通り、グリーンにも届かぬ半端なミスショットに
なったということだ。こんな甘い考えをするようでは、何度打ち直しても結果は同じだろう。故にこのホール、わしの負けだ」
 ダグラスの言葉に、イグレーヌは小さくうなずき返し、ヨーデルを見た。立ち合い人である老司祭は、このホールにおける
ダグラスの敗北と、イグレーヌの勝利を宣言した。これでイグレーヌは2アップとなり、次のホールで勝てば勝利が決定する
ことになる……。

「イグレーヌよ、一つ聞きたい」
 ラフの谷を登り終えたダグラスは、対戦相手に声をかけた。次のホールに向かおうとしていた一同が、一斉に目を向けた。
「何でしょう?」
「そなたの第二打は、ショートしたのか?」 イグレーヌの第二打がグリーンの手前で落ちたのは、一種のミスショットだったのか
ということだ。砂漠の守り手は、短くはいとうなずいた。ダグラスはさらに質問を重ねる。
「バーディーチャンスを逸してでも、ひっかけの罠にかかりたくなかったということか?」
「……その通りです」
「もし二打目がピンにからまず、バーディーを逃すようなことになれば、わしに負けるとは思わなんだのか? いや、率直に聞こう。
わしが左にひっかけると思ったから、パー狙いでも良いと思ったのか?」
 傍らで聞いていたサウルはぎょっとした。確かにイグレーヌの立場からすれば、「第二打は慎重に打ってひっかけさえしなければいい、
ダグラスはどうせ(罠に気付かず左にひっかけて)自滅するから」と考えてもおかしくない。ダグラスは、イグレーヌがそう考えて
いたのかと聞いているのだ。が、イグレーヌは小さく、しかしきっぱりと首を横に振った。
「いいえ。将軍を気にしてのことではありません」
 続けて開いたイグレーヌの口元が、わずかに懐かしげにほころんだ。
4336日目その4 15/23:2011/03/22(火) 21:42:26.80 ID:yBE18Udb
「ゴルフでは相手を見るな、コースを見、コースと戦えと父に教えられてきました。それがたとえマッチプレーであったとしても、
です。あの第二打地点の数々の仕掛けを見て、このホールは無理せずパーセーブで行くべきだと思いました。その結果負けたとしても、
それは仕方のないことだと思い、あのようなショットとなりました」
「……分かった。つまらぬ疑いであったな。許せ」
 ダグラスは軽く頭を下げてイグレーヌに詫びると、一同に背を向けてコースの外の林に入った。やがて木々の間から、激しく
嘔吐するうめき声が聞こえてきた。どうやら、胃の中のララムの料理を全て吐き出しているようだ。
「……なっ……」
 サウルとドロシーが呆気にとられていると、林の中からダグラスが出てきた。その目からは、狂気の影は完全に消えている。
「失礼した。が、これで次は勝つ。手加減はせぬぞ、イグレーヌよ」
「……はい」
 真の実力を取り戻した対戦相手を、イグレーヌは静かに見つめ返した。


「ダグラス将軍も後がないからかな、すごい覚悟だよね。っていうか吐く時に『ぐあ〜〜〜〜ッ!! げぇ〜〜〜〜!!』とか、
まるで小池一夫せンせ作品に出てきそうな擬音だったよね? 次のホールが決戦の舞台に……」
 白熱する戦いに興奮するロイだったが、キャスがさっきからずっと押し黙っていることに気付いて、言葉を切った。ロイの傍らの
木陰にしゃがんでイグレーヌ達一行を見守るキャスの表情は、いつになく真剣そのものである。
「……ねえ……キャス……?」
「あのさ。今のホールって、あのヒゲ親父が自分から負けを認めたじゃん? 勝つ見込みは、無かったの?」
 このホールを後にするプレーヤー一行に視線を向けたまま、キャスはロイに尋ねた。
「……無かっただろうね」 ロイは戸惑いつつも、冷静に自分の分析を伝えた。
「ああいう場所からのショット――つまりトラブル後の難しいショットは、自分の持てる最高の力を発揮しないといけない。
そして自分のすべてを出し切るには、このホールの最初にも言った通り、物凄い集中力が求められるんだ」
 キャスは膝を地面についたまま、ロイに裸体を向けた。ロイは少女の目だけを見るようにしながら、先を続ける。
「ダグラス将軍も、ただカップに入れることだけを考えて第三打を打っていたら――ラフからの難しいショットだけど――おそらく
入っていたと思う。少なくとも、グリーンまで届かないようなミスショットにはならなかったはずだ。ミスの原因は、さっき
将軍自身が言っていた通り……」
「相手が三打目のパットを外すかもしれない、って期待しちゃったことね。その油断がショットを鈍らせた、と」
4346日目その4 16/23:2011/03/22(火) 21:42:58.87 ID:yBE18Udb
「そう。ゴルフっていうのは、物凄く精神力が影響するんだよ。相手より飛ばそうと焦ったショットが曲がったり、鋭く集中する
ことで絶望的な状況からリカバリーしたり……ゴルフのプレーヤーには、トラブルに動じない、ミスしても引きずらない、
いいイメージをいつでも描ける、っていう精神的な要素が求められるんだ。ダグラス将軍は、このホールでは「油断」という
精神的要素で負けた。だから彼は、愛娘の作った料理を吐き出すという思い切った行動で気分の一新を図ったんだよ。
……有毒物質を吐き出す目的もあったかも、だけど」
 キャスはうなずいて、ついさっきまで死闘が繰り広げられていたホールのグリーンに目を向けた。何か言いたげな彼女の様子に、
ロイは口をつぐんでキャスの言葉を待っていたが、やがて彼に向き直った少女の言葉は、
「じゃ、ご奉仕しますか」
「ちょ、ちょっと待って!」
 てっきりゴルフについての質問が来るかと思っていたロイは、あわてて半歩後ずさった。キャスはすっかりいつもの調子を
取り戻している。
「なぁに? このホールもあのお姉さんが勝ったんだから、当然じゃない。次はお待ちかねのお口でご奉仕だけど、ご不満?
あ、やっぱ本番の方がいい?」
「違うってば……ほら、次は勝負が決まるかもしれない大事なホールだからさ、こんなことしてて遅れたら……」
 そうは言うものの、ロイの本体は「こんなこと」への期待に膨らみきっている。キャスはずっと裸でそばに寄り添っているわ
プレー中のイグレーヌは劣情をそそるわで、このホールはずっと勃ちっぱなしであったが、イグレーヌの勝利によってまたも
盗賊の少女に愛撫してもらえるとなれば、下腹部への血流も良くなろうというものだ。
「ふふん、口では嫌がっても身体は正直ね」
 キャスは膝立ちになってロイににじり寄る。気押されたロイは後ずさろうとしたが、それより早く少女の両腕が彼の両脚を
絡め取り、少年の下半身に抱き着く格好になった。キャスは顔を上下に動かし、眼前にそびえ立つロイの勃起を、自分の頬や額、
鼻梁に擦り付けて愛撫する。その一方で、彼女の両手はロイの太ももから尻、膝の裏を撫で回す。ロイは声にならない呻き声を
漏らして身をよじらせた。
「うわ、ばっきばきに硬くなってんじゃん。こりゃー1発だけじゃ足りないかもね」
 キャスはニヤリと微笑むと、いきなり咥えこもうと軽く頭を引いて口を開ける。ロイはとっさに腰を引き、キャスの額を手で
抑えた。
「ま、待ってよ……」
「何よ? もう先っちょから汁があふれてんのに」
4356日目その4 17/23:2011/03/22(火) 21:43:30.28 ID:yBE18Udb
「いや、あの……いきなりそういうこと、するんじゃなくって……」
「ふーん?」
 顔を赤くしながら口ごもるロイを見上げて、キャスは小首を傾げつつ立ち上がった。
「物事には順番があるってこと?」
「う、うん」
「で、どうして欲しいの? ちゃんと言ってくれないとわかんないなー」
 キャスは小悪魔的な笑顔を浮かべて、少年の顔を覗き込む。ロイは言葉で答える代わりに、激しい抱擁と熱いキスで応えた。
「んんっ!! ………………む、んふっ…………」
 不意を突かれて一瞬身体をびくっと震わせたキャスだったが、すぐにロイの求めに応じ、少年の口に舌を割り込ませた。
唾液に濡れた舌先を左右に揺らしてロイの口腔をなぶり、ちゅっと音を立てて彼の舌を吸い出す。温かい舌が絡み合い、
粘液質の音が林の中に静かに響き渡った。
 長く濃厚なキスの後、ようやくキャスが口を離した。が、すぐにロイの首筋に唇を押し当て、血の通う道に舌を這わせる。
そして口を少年の身体に密着させたまま、じりじりと下の方に動き始めた。
「うっ、あ…………ん、ん…………」
 少女の柔らかな唇に鎖骨や乳首を噛まれるたび、ロイはくぐもった歓喜の吐息を漏らす。そんな反応を楽しむかのように、
キャスの愛撫はしばし少年の胸から臍のあたりに集中していたが、興奮が十分昂まったとみるや、いきなり勃起を口に含んだ。
「!!!っ」
 何の心の準備も無いまま、限界近くまで屹立した本体を咥えこまれて、ロイの呼吸が一瞬止まった。ぬるく湿った粘膜が
敏感な男の先端部分を覆い尽くし、赤毛の少年の背筋に官能の稲妻が走る。キャスは間をおかず、その状態のまま激しく頭を
前後に揺らし始めた。
「ひっ!!」
 情けない悲鳴がロイの口から放たれる。キャスは容赦の無い前後運動を続けながら、うれしそうに目を細めた。彼女の口からは、
少年をからかう言葉の代わりに、卑猥な音が断続的に漏れ続けている。
「……じゅ…………ん、ぷ…………ぉうっ…………」
「う、あ、あ!!」
 ロイが喘ぎ声をあげればあげる程、キャスの責めは勢いを増す。勃起に唾液をたっぷり絡めつつ、速度や動きに巧みな
変化をつけ、時には喉の奥まで深く挿入して、徹底的にロイの本体をしごき抜く。この間、キャスの手は少年の勃起に
一切触れていない。彼女の両腕はロイの脚に回され、繊細な指先で腰の周りの敏感なポイントを刺激している。盗賊の少女は
ロイの下半身に抱き付きながら、激しく怒張をしゃぶり続けていた。
4366日目その4 18/23:2011/03/22(火) 21:44:01.99 ID:yBE18Udb
「も、もうでっ、でちゃうよっ」
 口で奉仕され始めて間もないというのに、ロイは腰をがくがく揺らし、いきそうな声を上げてしまっている。このゴルフ対決が
始まって以来、何度も射精を繰り返していたが、キャス渾身の口腔奉仕はまた別格だった。口の内側と喉、舌と唾液しか使って
いないのに、それらの動きの大きさと速さを巧みに操って、硬い肉剣をじゅるじゅるっと素早く砥ぎ上げていく。
「んふっ、む…………っ」
「う、あ!」
 いや、口だけではない。可愛らしい鼻孔からは時折鼻息が漏れて、唾液に濡れた勃起をそろりとくすぐる。そのもどかしい
刺激にロイが反応するたび、キャスはちらっと視線を上げて目で笑うが、その上目使いもまた少年の欲情を煽るのだった。
 あらゆる感覚に訴えつつ、ロイを絶頂へと追い立てるキャス。緩急のタイミングを巧妙に操ってロイを翻弄し続けていたが、
そろそろ射精が近いと見抜いたのだろう、不意に激しく責め立て始めた。
「ぅおおうっ!!」
 いきなり強烈に吸われ、ロイはとんでもない悲鳴を上げて腰を揺らしたが、彼の下半身はキャスの両腕にしっかり抱き寄せ
られている。キャスは少年の腰にすがり付きつつ、勃起と口の内側の間に隙間が出来ない程きつく吸い上げ、その状態で激しく
顔を前後に揺らした。
「………………っ!!」
 ロイはもう言葉も出せない。少女の熱い舌が男性器のくびれの辺りに密着し、唾液まみれの口腔が肉の幹全体を包み込む。
凄まじい勢いで前後する頭の動きに合わせ、少女の前髪が揺れてロイの太ももを撫で回す。そして肉剣の切っ先がキャスの
喉奥を突いた瞬間、ついに限界が訪れた。
「はっ、あう゛っ!!!」
 ロイは背中を反らせて天を仰ぎつつ絶頂に達した。射精の瞬間、彼の両手はキャスの頭を掴んでいたが、それは彼女の口内から
怒張を引き抜こうとしたのか、それとも彼女の喉の奥で射精しようと頭を引き寄せようとしたのかは、ロイ自身にも分からない。
「ゥブッッっ!!!? オ゛うぅっ!」
 キャスの目が一瞬大きく見開かれた。彼女の小さな口の中を、ロイの放つ濁液があっという間に満たしていく。あまりの量に、
少女の口の端から呻きとともに白い塊が噴き出した。
「がほっ!! …………げ…………むぷっ! ぶふっ、ごぶっっぅうううう!!」
 苦しげに呻きつつも、キャスは熱い奔流を必死に口で受け止め続けている。ロイは腰を引こうをするが、彼の脚に回された
少女の腕がそれを許さない。どくんっ、と少年の勃起が脈打つたびに、粘つく精液が容赦なく少女の口の中に満ち溢れていき、
飲み切れず口からこぼれた分は、ぼたぼたと垂れ落ちて、少女の膨らみかけの胸を無残に汚していった。
「ぶ……ぶぇっ………おぐ……っ…」
「キャス……もう、もう離れ……離れて……」
 ロイがどうにかキャスの口から自分自身を引き抜いた時には、すでに射精はほとんど終わっていた。ずるりと力なく抜け落ちた
男のものから、最後の精液が名残惜しそうにぴゅっと飛び出し、少女の頬を汚した。
4376日目その4 19/23:2011/03/22(火) 21:44:33.63 ID:yBE18Udb
「…………うぇっ…………あ…………」
 肩で息をしながら放心したように座り込むキャスの唇には、濃厚な白濁液がねっとりと付着している。口のまわりから
おとがいにかけては、唾液と精液の混じった粘液が飛び散っていて、あごの先端から垂れ下がった濁液の塊は、今にも
したたり落ちそうだ。
 呼吸を整えつつ、キャスにかけるべき言葉を探すロイだったが、彼の視線と意識はむごく汚された盗賊の姿に釘づけになっている。
彼女の胸から腹部には、白い液体の流れ落ちた跡がぬらぬら光る筋を描いていて、それらは少女の瑞々しい太ももの付け根に
行き着いていた。そこまで流れ落ちたものの一部は太ももの内あるいは外側に垂れ落ち、一部は太ももの上に白い水たまりを
作っている。
 ロイが茫然と見守る中、キャスは細い指先で脚の付け根から下腹部を撫で回し、身体にへばりついた白い体液をすくい取って
いった。やがて両手の指と掌が粘液でいっぱいになると、キャスは初めてロイにちらりと視線を送った。
 その上目使いの視線に含まれた凄絶な色香に、ロイの本体がびくりと反応する。キャスは一瞬目で笑うと、精液まみれの手を
広げて見せた。
「……!!」
 広げた指の隙間から、どろりと液体が垂れ落ちる。キャスは舌を伸ばして、手の中の体液を舐め始めた。その様子はまるで、
菓子を食べ終えた幼女が、手に付いた砂糖を舐めとろうとするかのようだ。子供っぽい仕草で男の欲望の証を口に含むという
ギャップに、ロイの本体がびくんと反応を示す。
「んふっ」
 白く汚れた指を音を立ててしゃぶりながら、キャスは楽しそうに目を細めた。あれだけ豪快に精子を吐き出したというのに、
ロイの肉剣はもう硬さと大きさを取り戻している。困惑して立ち尽くすロイ本人と対照的に、そこだけは明らかに「次に何を
したいか」を雄弁に語っていた。
「キャ、キャス……」
 上ずった声を絞り出し、ロイはおずおずと半歩前に踏み出す。もっと続きをして欲しいという欲望と、これ以上はいけない
という理性が脳内で激闘を演じていたが、後者が勝利を収めるには目の前の光景は生々しすぎた。目の前に突き出された勃起を
見て、キャスは例の小悪魔的な笑みを浮かべた。
「いいよ。別にご奉仕は1発だけってこともないし、ね」
「で、でもさ、疲れてない? その……口とか……」
 自分からモノを差し出しておきながら、なおもロイは躊躇っている。口による奉仕は極上の味わいだったし、大量に口内射精した
瞬間などは、背徳感と快感が混じり合ってえも言われぬ心地だった。だがそれだけに、事後の罪悪感は半端ではない……。
 そんな少年の悩みを吹き飛ばすかのように、キャスは顔を上げて笑いかけた。これまでの妖しい笑みではなく、年頃の女の子に
似つかわしい、はにかんだ笑みだ。
「いいの。あたしがしてあげたいんだからさ」
4386日目その4 20/23:2011/03/22(火) 21:45:08.92 ID:yBE18Udb
「え?」
 ロイが聞き返そうとした瞬間、キャスの手が彼の本体に触れた。まだ濡れている肉の幹に、か細い少女の指がそっと触れる。
「ひっ!!」
 触れるか触れないかという微妙な感覚に、ロイの背がびくっと震えた。キャスは指先で肉剣の峰をつつっとなぞっていたが、
やがて顔を寄せると、舌を伸ばして勃起に触れた。そしてそのまま、指先と舌を使って優しくロイの本体を愛撫する。ただし、
触れているのはあくまで指と舌の先端部だけだ。
「う、ううっ……」
 もどかしく、むず痒いような快感に、ロイの腰が前後に揺れる。しかしそんな動きを見抜いていたかのように、キャスは上体を
曲げ、ロイの勃起を横から舐めた。肉幹にぴったりと唇を寄せ、そのまま左右に動いたり、唾液を含ませたまま何度もキスを
浴びせたりと、先刻までの口腔奉仕とは全く異なる方法でロイの男の部分を悦ばせている。射精を終えて敏感になっている
先端部分をあえて避け、幹や根本の部分に柔らかな刺激を加えて、じっくりと「奉仕」するつもりなのだ。
「キャス……う……」
 ロイは思わず、空いている左手でキャスの髪に触れた。今度は彼女がびくんと背を震わせる。
「ねえ、キャス……うっ!! ……髪、なで、て、いいか……なふっ!」
「んー? んふ」
 舌を使った愛撫を続けながら、キャスは目でうなずいた。そのハシバミ色の瞳を覗き込みながら、ロイは少女の髪を撫で続ける。
一方的かつ献身的な奉仕に対する、せめてものお返しだった。
(やっぱり、キャスってかわいい……)
 柔らかな髪の感触を手の中に感じつつ、ロイはあらためて盗賊の少女を見直した。オレンジがかった砂色の髪は左右に分けられ、
左半分は後ろで束ね、右半分は長く前に垂らしている。髪をまとめている緑色の紐(彼女の胴衣の一部や長手袋などとお揃いの
色だ)は、髪の色を引き立てるアクセントになっていて、少女の意外なセンスの良さを感じさせていた。一方、長く垂らした
右の前髪は、彼女をひどく大人っぽく見せており、前髪の隙間ごしに視線を送られたり、奉仕の合間に手でかき上げたりするのを
見ると、不覚なほど胸が高鳴ってしまう。
 少女らしく可愛く髪をまとめた左側と、年不相応な色気を発して前髪を揺らす右側の対比は、キャスという少女の二面性を示して
いるのかな、などと考えながら、ロイは少女の髪を愛しそうに撫で続けた。
4396日目その4 21/23:2011/03/22(火) 21:45:36.63 ID:yBE18Udb
「んちゅっ、ぷ…………な、なによ…………」
 少年の視線を感じるのか、キャスは困惑したように目を伏せた。その動きにあわせて前髪が揺れ、ロイの脚をくすぐる。
「いや、キャスってやっぱりカワイイな、って思って」
「……バ、バカじゃないの?」
 キャスは一瞬愛撫の手を止め、怒ったように眼を上げたが、すぐに奉仕に戻った。ロイはその顔に、困惑とも照れともつかない
表情が浮かんでいるのを確かに見たが、キャスの指が彼の「袋」に触れたため、口に出しかけた言葉をあわてて飲み込む。
「うっ! く……」
「ちゅ、ちゅーっ…………んろ……」
 キャスは肉剣を横から舐めつつ、指先で袋の部分にそっと触れ、そのまま裏筋を指でなぞった。錠前を難なく破る繊細かつ
大胆な指が、男の性感をじわじわと煽り立てていく。再び高まりつつある快感に身を委ねるうち、ロイは無意識に腰を揺らし
始めていたが、一方でキャスの髪を撫でることも忘れていない。
「んっく…ふう。髪、好きなの……?」
 愛撫の合間に、キャスがちらと目を上げた。ロイは喘ぎながらうなずき返し、無言のまま砂色の髪を撫で続ける。キャスは
ふうんとつぶやいて勃起の愛撫に戻ったが、その口の動きにはさっきよりも勢いがあった。亀頭に達した指先の動きも活発になり、
先刻の射精の名残に濡れた放出口を絶妙な加減でなぞっている。卓越した少女の技に、ロイの勃起がびくんと動いた。
「んん、う……きもち、いい…よ……」
 このまま一気に性感を高めて二度目の射精をしてしまいたい欲望と、このままずっと甘美な奉仕に身を委ね続けていたい
願望の間で、ロイの気持ちと腰は揺れていた。キャスの舌と指の動きは勢いを増しているものの、巧みに緩急をつけているため、
今いきなり絶頂を迎えるということはない。まるで硬い肉の棒を、弱火でとろとろ炙っているかのようだ。
(キャスって……すごく、「尽くす」タイプなのかな……)
 少しずつ着実に高まっていく快感の中、ロイは少女の髪だけでなく、耳にまで手を伸ばした。キャスは肩をぴくりと震わせ、
咎めるように目を上げるが、無論本当に怒っているわけではない。彼女は顔の向きを変え、少年が耳をまさぐり易くすると同時に、
その反対側の頬で勃起に頬ずりした。
「ん……」
 ぬめる舌とも細い指先とも違う滑らかな頬の優しい感触が、ロイの興奮をさらに煽る。キャスは愛おしそうに怒張に頬ずりし、
その先端を鼻梁でしごくように擦り付け、鼻の先で放出口をくすぐってみせた。その触感だけでもたまらないというのに、
「子供のような仕草で妖女のような愛撫」という状況そのものが、男の欲望を激しく刺激している。
「……キャス……気持ち、いい……かわいい……」
 熱に浮かされたように口走りながら、ロイはキャスの耳から首筋、そして髪に手を這わせた。うれしそうに視線を上げた
キャスと目が合い不覚な程胸がときめいたが、同時に射精への欲望が急激にせり上がってくる。そんなロイの心の動きを
からかうかのように、キャスは舌を長く伸ばして、勃起の先端に滲んだ先走り液をちろちろ舐めとって見せた。その瞬間、
ロイの中で何かが焼き切れた。
4406日目その4 22/23:2011/03/22(火) 21:46:06.24 ID:yBE18Udb
「キャス……かわいい、かわいいよぅっ!!」
 突然、ロイは激しく腰を振り、勃起の先端で少女の顔を何度もつつき回し始めた。熱い肉剣に突かれる度に、キャスは
悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げるが、顔をそむけようとはしていない。むしろ、ロイの荒っぽい感情表現を悦んでいた。
「きゃ! んふっ、あっ……あっ、んちゅう」
 勃起の刺突を顔中で受け止めながら、キャスはさり気なく肉剣に手を添え、優しくしごきつつ口元に誘導し、先端にキスをする。
はじめは唇で触れる程度だったが、やがて舌を当て、唾液と共に吸い、ついには先端を口に含む。ロイの方も彼女に合わせて、
夢中で振っていた腰の動きを徐々に落ち着かせていった。
「んー、んくっ…………む…………ちゅ、く……」
「キャス……次のホールで、イグレーヌが勝ったら、さ……」
 二度目の射精に向けた昂まりの中、ロイは少女の髪を撫でながら切れ切れに喘いだ。キャスは彼の勃起に舌を絡めながら、
目を上げて聞く。
「君の、はうっ、したいように、して……あげる。何でも、君の、あっ、言うとおりに……慰めてあげるから……おうっ!」
 キャスの舌が、螺旋を描くように少年の本体に絡みつき、そのまま前後に大きく動く。ロイは懸命に最後の瞬間をこらえながら、
少女の目を捉えて言葉を絞り出した。
「だから、これ……これだけは、君の、うっ……顔に、顔に出した…いっ…………っっ!!」
「ぶちゅ……ちゅぐっ、んふっ……いいよ、好きなトコに……出せば?」
 悪戯っぽく笑ったキャスは、とどめとばかりにロイにむしゃぶりついた。一度目の口腔奉仕を上回る勢いで頭を前後に揺すり、
強烈に勃起を吸いながら、舌を使って巧みに男の弱点を挑発していく。
「キャス、もっ、もう……でる…………いくよっ!!」
 ほとばしるその瞬間まで、ロイは眼下の少女の顔から目を離さなかった。丸く大きく、どこか悪戯っ気のある幼い瞳と、不満と
怒りを押し隠して両端の上がった端正な眉が、一人の少女の顔に同居しているというのも珍しい。ロイは、その大人と子供が
隣り合った部分を意識して、破裂寸前の欲棒を引き抜いた。そして獣じみた咆哮とともに、滾り立った欲望を一気に解き放つ。
「ん!! あ……ひゃっ!! あ、あ…っ!!」
 飛び出した熱い濁流が、キャスの額を直撃した。寸前でわずかに顔をそむけたため、濃厚な粘液は額を斜めに横切り、右の前髪
まで勢いよく飛び散る。続く第二撃は眉間から鼻の付け根のあたりに命中し、ようやく三撃目で左の眉を捉えた。
「やっ……あ…つい……うっ…………ぷ……」
「キャス……キャスぅ…………」
 キャスという女の子の、気の強さの象徴とも言うべきシャープな眉を汚したロイは、夢中で彼女のおとがいに手を当て、
半ば強引に顔をこちらに向けさせた。脈打つ勃起から放たれる白濁液が、きつく閉じた少女のまぶたを、紅潮した頬を、額と前髪を、
次々と容赦なく汚していく。濁った粘液が音を立てて乙女の柔肌に吸い付き、太い糸を引いて垂れ落ちた。
「……んっーー、う……」
 うめくような悲鳴を上げつつも、キャスは少年の欲望を顔で受け止め続けている。時折小さく顔を振って抵抗しようとするが、
その様子はロイの奥底にある牡の欲望を満たし、男としての快感を一層倍加させた。ロイは少女の顔に最後の一撃を放つと、
わずかに開いたその口元に、己の先端をなすりつけた。
「はあっ、はっ……あ……」
 桁違いの気持ち良さで腰が抜けそうになりながらも、ロイはどうにか踏みとどまって、欲望に穢されたキャスの顔を見下ろした。
 彼女の額にはおびただしい量の白濁液がこびり付き、後ろにまとめた左の前髪の生え際まで白いゼリーに覆われている。長く
垂らした右の前髪にも飛沫が降りかかっており、それらは白く細い筋となって髪を伝って滴り落ちていた。細くきりっとした眉も
熱い体液に汚され、左の眉から太く垂れ落ちた粘液の塊は、彼女の閉じた瞼の上でぶよぶよと震えている。一方、眉間に浴びせられた
大量の汚汁は、塊のままゆっくりと流れ落ち、鼻の付け根で左右に分かれて、頬や鼻筋に白い汚辱の跡を残していく。
4416日目その4 23/23:2011/03/22(火) 21:46:39.53 ID:yBE18Udb
「……う……キャス……ごめん、こんな……」
 白く無残に凌辱された少女の顔を見るうち、ロイの心は途方もない罪悪感に苛まれ始めた。さっきの口内射精といい今回の
顔面射精といい、天地が引っくり返るほど気持ち良かったが、それは可憐な女の子を凄惨なまでに汚すことで得られた快感では
ないのか……? ロイはへたり込むように膝を折ると、精液まみれのキャスを強く抱き寄せた。
「!! ど、どうしたの?」
「ごめん……僕……」
 今にも泣きそうな勢いで詫び、自分の放った臭液が顔に付着するのも構わず抱擁を続けるロイの様子に、キャスは戸惑う。
が、すぐに少年の心の動きを察し、そっと抱き返した。
「べつにいいじゃん、気持ち良かったんでしょ?」
「だ、だからだよ……君をこんなにして、それで喜ぶなんて……僕……」
「あーもう、賢者タイムってヤツ? あのさ、これはあたしのご奉仕なの。お口で受け止めるのも、顔にぶっかけられんのも、ね。
……あんたに気持ち良くなって欲しかったし。好きな人のためなら、何でもできるんだから」
 後半は半ば独り言で、ささやくような声音でしかなったが、ロイの耳には十分届いた。
「キャ、キャス……もう一回、言って……?」
「だーめ。恥ずかしいこと何回も言わせんなっての」
 照れたような笑いを浮かべ、キャスは身体を離す。そして左目にべっとり付着した精液の塊を指ですくい、あきれた様に
ため息をついてみせた。
「はー、すっごく濃いね。……そんなに興奮してくれたんだ」
「興奮っていうか……まあ、そうだけど……」
「ふふん、こんなに濃いのをたくさん出してもらえると、ご奉仕の甲斐があるってもんだけど……どうする? もっとする?」
 再び大きくなり始めている少年の股間に目を向けながら、キャスにやりと笑った。ロイは自分の節操のなさを呪いながら、
あわてて立ち上がった。
「だ、だめだよっ! もうイグレーヌ達の後を追わないと……あ、たぶん途中のホールに池があると思うから、そこで身体を
洗って……」
「なーんだ。ま、次に期待しますか」
 からかうような口調で応じたキャスは、顔から精液を滴らせながら立ち上がった。ロイは数歩先に歩き出したが、すぐに
立ち止まって、キャスに向き直った。
「キャス……さっきも言ったけど、次にイグレーヌが勝ったら……いや、たぶん勝つと思うけど、その時は……」
「はいはい、あたしの希望どおりにヤッてくれるんでしょ?」
「……あのさ……そういうんじゃなっくて……本当に、君のこと……」
「ふん、鬼畜ルートを完全攻略してから純愛ルートに進むってヤツ? いいよ、期待してる。でもさ、次にあの親父が勝ったら……」
「いや、イグレーヌが勝つよ。必ず」
 確信に満ちた表情でロイは言い切った。

勝敗表   1 2 3 4 5 6
イグレーヌ × ○ ○ ○ − − 2UP (※次の試練で勝てば勝利決定)
ダグラス  ○ × × × − − 2DOWN

(第5の試練に続く)
442名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 21:47:46.50 ID:yBE18Udb
2つに分ければよかったと反省してます……次回で完結です。
443名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 22:05:30.18 ID:Dqy5FGgT
ゴルフキター!
今回も面白かった
GJ
444名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 08:58:20.16 ID:3ML2Li+a
にゃんという本格派ゴルフSSwキャスかわいいな
445名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 20:39:00.38 ID:jzzhzSyt
トラキアでグレイド・ケイン・セルフィナの3Pものを投下します
保管庫の「グレイド×セルフィナ×フィン」と似たシチュですが
セルフィナがさらに調教されています
また、アナル要素が多め(アナルファックに加えてアナル舐めも有り)なので
苦手な人はスルーで宜しく
446無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)@:2011/03/24(木) 20:43:52.03 ID:jzzhzSyt
リーフ軍とセリス軍はアリオーン王子の三頭の竜作戦を破り、トラキア城を制圧した。
これにより南北両トラキアは帝国の鎖から表面上は解放された事になる。
ただ、両解放軍はトラキア城にてもっと困難な事後処理に追われていた。
今までのイザーク・マンスターなどの北トラキアの領民と違い、基本的にこの土地は
セリスたちを侵略者とみる人間が多い。彼らは政治情勢が安定し、充分な国民の信頼を得るまで
この土地に留まる事になった。トラバント王が戦死し、アリオーン王子がユリウス皇子に
さらわれて行方不明になった以上、アルテナ王女・ハンニバル将軍を中心として
トラキアをまとめていく必要がある。アルテナの弟であるリーフに加えて
コープル・カリオン・ディーン及びエダの兄妹といったトラキアに縁ある面々が
二人の補佐として日夜トラキア国民との溝を埋めるために奔走していた。

深夜のトラキア城内において、ケインは文書作成の仕事をやっと終えて自室に帰ろうとしていた。
槍騎士でありながら文才に優れた彼が、その事務能力を買われて
新トラキア王国の歴代宰相たちに頼りにされる文官となるのは、後の話である。
ともかく彼は疲れていたので、自室で早く床に就きたかった。
するとどこからか苦しげな声が聞こえてくる。歩いていると
その声はある部屋から漏れていると分かった。
(……? ここはグレイド隊長とセルフィナ様の部屋……)
彼は扉の隙間から聞こえる艶かしい異性の声に、鼓動を高鳴らせた。
彼も成人男子である以上、夜に仲の良い夫婦が一つの部屋で
何を行なっているのかは容易に想像が出来る。
(いや、だめだ! 夫婦の夜伽を覗き見るなど……)
根が真面目な彼は最初頭を横に振ってその場を去ろうとした。
だが、彼の中の悪魔が止まれと甘く囁き、足を止めさせた。
立ち止まる度に考え、考えれば考えるほど好奇心が湧き、仕舞いには
それが押さえられなくなった。
(少しだけなら許されるだろう。一瞬だけ見て、すぐ帰ればいい)
そう自分に言い聞かし、彼は隙間から閨房を覗き見た。
447無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)A:2011/03/24(木) 20:47:43.25 ID:jzzhzSyt
「あんっ……!ああっ……! 貴方、いいわっ……素敵よ!」
ベッドの上でセルフィナはグレイドに組み敷かれ、先ほどから激しい抽送を恥部に受けていた。
夫が腰を振って挿入する度に、ベッドがギシギシと唸り声のような音を上げた。
赤黒い男根が女体の深奥に先ほどから何度も身をうずめ、淫猥な水しぶきを立てている。
すぐに立ち去ると言っていたケインは、その余りの激しい交合にすっかり目を奪われ
じっと瞬きする事も忘れて見入ってしまった。
「セルフィナ、射精すよ……!」
「ええ、貴方! ……来て……!」
グレイドの渋く重い呻き声と共に、微小ながらも膨張収縮を男根は繰り返し
袋の中の精汁を膣内に送り込んでいく。セルフィナは電撃が走ったかのように
宙に投げ出された細く美しい脚を爪先まで伸ばして震えている。
結合部から盛んに迸り、シーツを濡らす愛液の量がその交合の心地良さを物語っていた。
だが二人の夜はそれだけでは終わらなかった。
「ねえ貴方……、『こっち』にも、頂戴……」
ベッドの上で彼女は夫に尻を向けて四つんばいになり、顔をシーツの上に這わせた。
そして両手でその豊満な尻肉を、左右にかき分ける。扉の外に立っているケインからはよく見えないが
それが通常の女性器を広げている行為でない事は分かった。
「ここかい?」
グレイドは愛液と精液が垂れている秘部で濡らした二本の指を
彼女のもの欲しそうにひくついた後門に挿入し、ゆっくりと抜き差しする。
「君は本当に『尻穴』を弄ってもらうのが好きなんだな……」
彼はそう言いながら、彼女の後門の肉を内側からつまんだり
入り口を大きく楕円状に広げたりして妻の羞恥と性的倒錯に満ちた反応を楽しんだ。
「こんな不浄な穴で感じてしまうなんて……。セルフィナ、君は本当に
 ドがつくほどの変態だ。少しは淫乱な妻を持った夫の気持ちとか考えられないのか?」
「だ、だって貴方が……何度も、ココを、弄る……から……はあぁんっ!」
グレイドの指が根元まで一気に入った瞬間、彼女は一際高い嬌声を上げた。
448無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)B:2011/03/24(木) 20:52:37.45 ID:jzzhzSyt
「ねえ、お願い……」
「どうした、言ってごらん」
「早くぅ、お願い……私の尻穴、貴方の太いオチンチンで苛めてぇっ……!
 貴方のが、欲しくてたまらないのっ……!」
「ははは……じゃあたっぷり、味わってくれよ……」
腸液に塗れた指を抜いてふき取り、グレイドは精液のついたまま
彼女の可憐さの残る花蕾に太く長い逸物をゆっくりと突き入れた。
逸物が後門の肉を押し分けて腸内へ侵入する間
押し殺すような人妻の声が桜色の口唇から漏れる。
根元まで全部肛穴が飲み込んだ様を確認すると、彼は
先ほど前門にした時よりも激しい抜挿を開始した。
肉と肉がぶつかり合う音の間に響く彼女の声には、明らかに快美の声調が混ざっていた。
「君が尻穴で涎垂らしてよがっている所を見たら、君を慕う部下たちは失望するだろうな」
グレイドは身をかがめて彼女の耳元の近くでわざとこう囁き、彼女の反応を見る。
「ああん、あはあっ……! い、言わないで、貴方……! もっと、もっと私の
 いやらしいお尻を……んんっ、イジメて……っ!」
「ふふ……ほら、もっと腰を振って俺を楽しませてくれ」
彼はそう言って彼女の大きなお尻を平手でパシッと何度も叩く。
その度に小気味良い音が響き、彼女の艶やかな尻肉が波立つ。
彼女の尻の右側に、赤く大きい手形が浮かび上がった。
彼女はそんな夫の仕打ちに怒るどころか嬉々として喘ぎ
盛んに腰を振って男根を迎える。
「ほら、君の大好物の子種だ! 受け取れっ!」
彼は男根の根元まで彼女に突き入れ、亀頭より迸る熱い精液を彼女の腸内に注いだ。
「ああんっ……アツい! お尻のナカ、火傷しそう……!」
セルフィナは舌をだらしなく口外に垂らしながら、肛穴で夫の精液を受け入れる。
気がつけばケインは、自身の硬く反り上がった逸物を強くしごいていた。
449無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)C:2011/03/24(木) 20:54:57.89 ID:jzzhzSyt
次の日彼は政務に集中できなかった。
憧れの存在であったセルフィナの痴態は色々な意味で彼に衝撃を与えた。
気がつけば、目を閉じても昨夜における彼女の艶かしい狂態と
喘ぎ声が浮かんでくるようになっている。
だが同僚のアルバ・ロベルトに訳を話すと、彼らはそんな事ありえないと鼻で笑った。
「そりゃあ、夫婦なんだから閨で『いたす』事もあるだろうが……」
「あの清楚を絵に描いたようなセルフィナ様が
 そんな下品な事をするなんてとても信じられないな」
「しかし俺は……」
彼はどう言っても二人の信頼を勝ち取る事が出来なかった。当然だろう。
彼でさえその目で見なければ、女上司であるセルフィナが娼婦のような行為を
猥語を絡めて求める姿など、全く想像できないのだ。
「ケイン、お前夢でも見たんじゃないか」
「嘘をつくにしても、真実味がないとなー……」
「……」
彼はからかう同僚たちとの話を中断し、その場を後にした。
ケインはそれからというもの、件の夫婦の情事を覗き見るのを日課としてしまった。
彼らはほとんど毎日決まった時間に交わっていた。
ケインは程よく熟れた女上司セルフィナの女体を自らも弄びたいと悶々としつつ
このような素晴らしい光景を独りで味わえる倒錯的な喜びに浸っていた。
450無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)D:2011/03/24(木) 20:59:18.54 ID:jzzhzSyt
「あら、ケイン。どう、仕事は? はかどっている?」
ある日彼はセルフィナと廊下で出会った。
彼女は最近、貧民の多いトラキアで目立つ孤児たちの救済活動をサフィらと共に進めていた。
「私の方は問題ありません。セルフィナ様の仕事の方が大変だと思います。
 最近お疲れのようですが、大丈夫ですか」
「ええ、私は平気よ。北トラキアからの救援物資がやっとまとまった量で届いたの。
 これで多くの飢餓に苦しむ人達が、命を繋げる事ができるわ。
 もちろん次世代を担っていく子供たちもね。
 病気の治療はサフィたちシスターに任せっきりだから、私も頑張らないと」
彼女の話を聞きながら、ケインはまじまじと彼女の容貌を改めて見つめた。
青色の長い髪に優しげな瞳、少女と成熟した大人の魅力の混在する桜色の口唇
鎧の上からも分かる豊かな胸、柳のようにしなりそうな腰、すらりと長く細い脚。
そんな美しい容姿に加え、まるで女神のような慈悲深さ。
どれをとっても痴女めいたあの夜の人妻からは想像できなかった。
「ケイン……?」
美しい顔で覗き込むように彼の窺うセルフィナに対して
不埒な事を考えていた罪悪感から、彼はバツが悪そうな顔をする。
「し、……しかし利己的な人間の多いあの北トラキアの貴族たちが
 よく南トラキアのために救援物資を送る気になれましたね」
「ふふ、それもリーフ様の御人徳によるものよ。実を言うと、届いた物資のうち
 半分は民間からの寄付なの。まあ、あの貴族たちが元敵国のために
 半分も負担してくれたのだから上出来と言ったとこかしらね」
「長年続いた圧政から開放されたとはいえ、北の民もまだ苦しいでしょうに……」
「今まで伏せられていた南の民の悲惨さを、リーフ様たちが伝えたのが切欠になったみたいよ。
 アルテナ様のご無事な様子を知った事も大きいわね。私もアルテナ様を拝見したけど
 美しく優しい方だったわ。トラバント王はキュアン様やエスリン様の命を奪った
 憎むべき卑劣な男だけど、アルテナ様をすれっからしに育てなかった点は
 悔しいけれど認めるしかないわね。それにしてもこういう時
 人たちの温かい心遣いというものは何よりの慰めになるわ……」
胸に両手を当てて、嬉しそうにしている彼女の姿に、彼はすっかり昨夜の事を忘れていた。
ともすれば今まで見た夜の事は、全て夢なのではないだろうかという気にさえなった。
「実はケイン、お願いがあるんだけど」
「何でしょうか?」
「今夜内密な話で、相談があるの。いいかしら?」
「ここでは話せない事ですか?」
「ええ。場所は私の部屋。時刻はこの紙に書いてあるわ。きっと来てね」
ケインが了承すると、彼女はさっと身を翻して去っていった。
451無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)E:2011/03/24(木) 21:05:33.69 ID:jzzhzSyt
その晩存外早く作業が終わった彼は、指定された時刻に彼女の部屋に訪れた。
「ケイン、いらっしゃい」
ケインは一瞬早くドアを開けすぎたのかと思い、一歩身を引いた。
何故ならセルフィナは今にも就寝しようとするかのようなガウン姿だったからだ。
「セルフィナ様、その……話とは……?」
彼は目のやり場に困り、視線をキョロキョロとさせながら用件を聞いた。
「ふふ……」
いくら待っても、彼女がその問いに答える様子はない。
微笑を浮かべながら彼女は一足分開いた距離まで彼に近づく。
そして彼女は部下であるケインの腰に手を回した。
彼女の豊かな四肢と青年騎士の体が密接する。
ケインの鼻腔に、彼女の体から来る爽やかな香水の匂いが入ってきた。
「……!」
セルフィナは目を閉じて、ケインの口唇を口で塞いだ。
彼の口が少し開かれると、ためらいなく彼女の舌が入り込み
彼の歯列をなぞり、舌に絡みつく。
「んっ……ちゅっ……んう……」
ケインは彼女を放そうとするが、彼女は力強く抱きしめ、容易に離そうとしない。
男の力で思いっきり突き飛ばせば楽なのだが、女性で、しかも上司相手に乱
暴を振るう事に躊躇いを感じ、何よりもっと彼女の接吻の味を堪能したいという識域下の欲望が
彼にそれ以上の力を起こさせなかった。
その時、バタンと大きく部屋の扉が空いた。扉を見ると入ってきた人物はグレイドである。
ケインの心境たるやいかばかりであっただろうか。どう言い訳しても自分は
上司の妻のカラダを目当てに密会していた間男ではないか。
「ああっ、グレイド隊長っ……、これはぁっ、そっ、そのっ、決して……」
「決して……? 何だっ、言ってみろ!」
グレイドが眉間を顰め、眉尻を吊り上げて鋭い眼光をケインに突き刺しながら詰問した。
ケインはすっかり動揺してしまって脂汗をかいている。
「貴方、ケインは嫌がる私に接吻を強要していましたわ」
「 ! ! ! 」
グレイドは腰の護身用の短剣に手をかける。
ケインはすっかりしどろもどろになって、弁解どころの騒ぎではなくなってしまった。
アガリ症と吃音症が同時に来たかのような調子で、言葉らしい言葉が出ない。
452無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)F:2011/03/24(木) 21:09:01.28 ID:jzzhzSyt
「ケイン、今ここでお前の……ククッ」
グレイドは啖呵の途中で相好を崩した。それからは腹を抱えて大声で笑い始めた。
セルフィナもそれに釣られて笑みを浮かべる。ケインは訳が分からず呆然としていた。
「フフフ!……貴方、笑うのが早いわ。すぐバレちゃったじゃない」
「ハハハ、ごめんよセルフィナ。つい慣れない事をすると、どうしてもな……」
夫婦は笑いを抑えて、ケインの顔を見た。
「ああ、ケイン。安心するといい。実はこれは、私たちの他愛もないイタズラなんだ」
「そ、それは……どうも」
ケインは大きく安堵と疲れの混じったため息を漏らす。
だが、この後彼をさらに驚かせる事になる展開が待っていた。
「セルフィナ、さっきの事で彼が元気をなくしてしまっている。
 いつものやり方で、励ましてあげなさい」
「はい、貴方……」
彼女はそう言って、ケインのズボンを下着ごとずり下げた。
むき出しの頭をだらんと垂らしている若々しい男根が、夫婦の目に入る。
「!? セルフィナ様、何を……!?」
「ふふ……立派なもの、持っているじゃない」
彼女は陰茎の根元を掴み、三度ほど指でしごいた後、その亀頭を丸々口に含んだ。
「んっ……あむぅ……んむっ……ちゅっ……」
彼女は、頬を上気させて部下の陰茎をしゃぶり立てる。それも「夫の目の前で」である。
陰茎からくる彼女の柔らかい口唇の心地良さを感じつつ、彼はグレイドの方を見た。
グレイドは妻が他人の男根を舐めて味わっている光景を見て平気なのだろうか。
彼は近くにあった椅子に腰掛け、脚を組ませて
こちら側の様子をニヤリと口端を歪ませながら笑っている。
その間にもセルフィナは一生懸命にケインの逸物をしゃぶっていた。
時々上目遣いに彼女が反応を見る度、彼のモノはビクンと身震いし、さらに反り返る。
453無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)G:2011/03/24(木) 21:12:31.29 ID:jzzhzSyt
「あっ、セルフィナ様……!」
彼女はガウンの胸元を開き、その成熟した胸乳をあらわにした。
そして大きく反り返った肉棒を、その豊かな乳房の谷間に包み込み
左右から手で押し付けて優しく愛撫する。柔らかな乳肉は
男根を包んだまま緩急をつけて圧迫し、その心地良い感触を余さず彼の分身に伝えた。
「どう、ケイン? 私の胸、気持ちいいでしょう……?」
峡谷から顔を出している亀頭を、彼女は唾液を交えて吸うようにしゃぶる。
ちゅぱ、ちゅぱ、という淫音が青年の耳に入り、脳髄・脊髄を雪のように蕩けさせた。
「ああっ……!」
ケインは腰をやや浮かして絶頂に達し、その鈴口から
ビュウビュウと音を立てながら精液を射出した。
受けきれず宙を舞った精液が、セルフィナの美しい顔に降りかかる。
彼女は顔に付着した部下の精液を布で拭って、満足げな笑みを浮かべた。
「ふふっ、若いだけあってすごい勢いね」
「どうだった、ケイン? 私の妻の妙技は……」
青年騎士は射精後の余韻に押しつぶされ、また二人が
何故こんな事をするに至ったのか分からず、何も言えないまま立っていた。
「さあ、まだまだよ。ケイン……」
気を取り戻すと、セルフィナはガウンから袖を抜き、一糸まとわぬ裸体となっていた。
彼女はベッドの上でうつ伏せになり、膝のみを立てて
その肉付きの良い巨尻を高く持ち上げた。
ケインはゴクリと生唾を飲み込んで彼女の痴態を凝視する。
彼の目には日夜遠目でしか見られなかった秘部も
そして毎夜のように夫の肉棒を受け入れていたあの不浄とされる肛穴も
はっきりと映っていた。
彼女は左手の人差し指と中指で、肛門周辺の尻肉を左右に寄せ、肛門をよりあらわにする。
それは綺麗なセピア色を呈していて、無駄な毛が全く生えていない、醜くも美しいものだった。
「前はグレイドのものだからだめだけど、……後ろならいいわよ」
肛門を広げておねだりするセルフィナに彼の逸物はまた固くなる。
454無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)H:2011/03/24(木) 21:15:23.17 ID:jzzhzSyt
「ケイン。まずセルフィナの尻穴を綺麗にしてやってくれ、『舌』を使ってな」
ケインはグレイドの言葉を聞いたかどうかは分からないが、一歩一歩彼女に近づき
その柔らかいがハリのある尻肉を掴んだ。
(憧れのセルフィナ様の尻穴……!)
彼は興奮を抑えつつ、彼女の蕾にそっと舌を這わせた。
「ああんっ……」
彼は舌を使って、肛門の皺を一つ一つ伸ばすようにして丹念に舐めていく。
それが終わると花蕾の中心部の窪みに、ぴんと伸ばした舌を
ゆっくりと、まっすぐ沈めていく。
「はああん……っ! ……んはあっ、ん……!」
舌の根元まで肛内に入れた彼は、ピチャピチャと音を立てながら
その内壁まで綺麗に舐め取った。
事前に良く洗浄されていたためか、不浄な老廃物の苦味はほとんどなかった。
彼女の尻に青年の熱い息吹が、絶える事なく吹きかかる。
「……もういいだろう。ケイン、口を離せ……」
「うう……んは……っ」
彼はグレイドの言うままに顔を離した。唾液まみれの肛門は
部屋の薄明かりを浴びて妖しく照り映える。
セルフィナは首を回して、ケインに視線を向ける。
「さあ、ケイン。今度はオチンチンで私を気持ち良くして……
 私の尻穴を使って、一杯抜きまくって……」
455無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)I:2011/03/24(木) 21:20:16.70 ID:jzzhzSyt
ケインの肉棒の先端がその肛門にズズッ……と差し入れられていく。
「んああっっ……!」
彼は大きく腰を前後に動かし、人妻の肛門を無我夢中で蹂躙する。
この淫猥な第三の口は、引き抜くとき名残惜しそうに肉棒に食いついた。
まるで口そのもののように抜き差しの度に淫らな腸液を漏らす。
先ほどの精液が潤滑剤となり、キツ目の腸内でも男根がスムーズに動く。
ケインは挿入したまま彼女を持ち上げ、ベッドの端に腰を下ろすと
背面座位の姿勢で彼女の肛門を引き続き犯した。
前後左右に攻め立てる男根を、彼女の腸内は
まるで一つの生き物であるかのようにそれに呼応し、絞るように包み込む。
「すみません、もうっ……俺っ……!」
「いいのよ、ケイン。イッちゃっても……! ほら、私の尻穴に若い精汁を
 早くちょうだい……!」
彼は彼女の腸内深くに突き出し、その若い精を吐き出した。
力の抜けた彼は、そのまま後方に倒れる。彼女はそんな彼を見下ろして微笑んでいた。
「貴方……」
セルフィナは肉棒が後ろに刺さったままの状態で、空いている前の秘門を開いた。
正面に座っている夫に肉唇、尿道口、そして息をしているかのように蠢く膣口を見せつける。
「後ろでしていたら、前も欲しくなっちゃったの……
 お願い、コッチの穴も、貴方の太いオチンチンで気持ち良くして……」
「仕方ないな、セルフィナは……」
グレイドは鼻で笑い、それまで座っていた椅子からゆっくりと腰を上げ、服を脱いだ。
彼の逸物は既に高くその兜を隆起させている。
彼は彼女の前で床に膝をつき、眼前の膣口に指を入れ、それを前後に激しく動かす。
蜜液が彼の指に次々と絡みついていく。
「どうした、舐めてもいないのにもう濡れているぞ……?
 尻穴を俺以外の男に犯されながら感じていたのか?」
「言わないで……早く、早くオチンチンっ……!」
彼女は巧みな夫の指技に身をよじって、求めた。
456無題(グレイド・ケイン×セルフィナ)J:2011/03/24(木) 21:24:26.60 ID:jzzhzSyt
「やれやれ……淫乱な妻にはたっぷりお仕置きをしてやらないとな」
彼はそう言って、彼女の開いた膣口に熱を帯びた太く逞しい男根を、一気に奥まで挿入した。
彼女が両脚両腕を彼の後ろに回すと、彼はそのまま彼女の体を抱きかかえて立ち上がる。
そして幼児のように体にすがり付いている妻の恥部を、腰を使って豪快に犯し始めた。
彼女のカラダが、巨きな尻が、夫の攻めによって大きく上下に揺れる。
「ああ、いい、いいわぁ……!」
挿入の度に小さく開く肛穴から、先ほどまで腸内に留まっていた精液をコポッと漏らす。
それは糸を垂らしながら床に向かって落ちていった。
「ケイン、まだできるか?」
「……ええ、隊長」
それまで横になっていたケインはすっと立ち上がり、剥き出しとなっている彼女の肛門に
また硬くなった陰茎を深く挿入した。前後から男体に挟まれて犯され
セルフィナは一層大きな嬌声を上げる。
男二人は額に肩に汗を浮かべ、息を荒げて彼女の若々しい体の淫穴を交互に犯し抜く。
入れ替わりに激しく出入りする二本の肉茎を、彼女は膣壁
そして腸壁で握り締めるように圧迫した。
「ああっ……、イクイクっ、イッちゃう――……っっ!」
その時二本の肉棒は同時に彼女を貫き、その深奥に
袋の中に溜まっていた全ての精を射出した。
体内で膨張し暴れまわって内壁を刺激する肉棒を
彼女はしかりと咥え込み、大渦のような快楽を感じていた。
彼女の膣口及び肛口は、陰茎の精液を全て吐き出さそうとするかのように
抜けていく男根の肉幹を締め付ける。
男根が彼女の支配から解放され、彼女の下で力なく頭を垂れてぶら下がった時
ポトポトと栓を抜いた酒樽のように粘性の強い男の白い体液が両穴から床に垂れ落ちた。
「セルフィナどうだった……」
「んっ……、ええ……素敵だったわ」
彼女は主人であり愛する夫であるグレイドの耳元でこう囁いた。
「今度は……アルバやロベルトにも混ざってもらいましょう」
457名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 21:25:28.45 ID:jzzhzSyt
以上です
458名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 14:46:09.32 ID:gVzJCQdo
何事もなかったかのように別作者を期待
459名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 16:50:11.14 ID:Xu9wiMNl
セルフィナさんありがとうありがとう
アナルは人妻と気の強い女には最高ですよね

そういや今のまとめの人ってどこに住んでるんだろう
大丈夫だったんだろうか
460名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 22:10:12.16 ID:M64+Rdx+
ロイ(人妻にはそういうのもアリか!)
461名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 10:33:10.59 ID:2u1GKnW4
乙です
セルフィナさんものの中では彼女の清楚な部分も描かれてて良かった
ちなみにロベルトはあの3人中で一番彼女をマンセーしてると思うから
こういう事態知ったら、混ざるかはともかくケイン以上に興奮しそうw

あとネタがタイムリーだった(良い意味で)
トラ7のEDで、3〜4年後に南北割れかけるとか書いてあったけど
原因が地震とかの災害でもおかしくないと思った。山だし。
462名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 23:13:49.19 ID:m16HHnR+
乙でした
人妻ものが連続してうれしいです
463名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 01:04:19.78 ID:J5SnqP9I
>>459
アナルはシスターや恋人いる未婚女性キャラにも使えるな


ミレディ「前はゲイルのものだから、こっちなら…」
シスター系女キャラ(セーラ除く)
「お許し下さい……こちらでしたら使って下さって構いません
ですから、どうか前だけは…」
464名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 06:38:06.68 ID:TsKQsBdy
何故かグレイドはケインの後ろからのしかかるもんだと決めて掛かっていた
465名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 00:24:18.55 ID:T//Cj9bw
まとめの人無事だといいけどなー……
466名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 00:39:58.73 ID:wqFwzfXr
>>303
シャナン×パティ×ラクチェの三角関係の人だよね?
まだ正座待機してるよ。作者さんが地震でやられたとかじゃないと信じてる。
467名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 22:58:07.81 ID:i6UHrMQ/
まとめの管理人です
一週間くらい避難所生活してましたが今は自宅でネット環境も整えました
今日までのスレのログは取ったので落ち着いた時に更新します
家あって良かったですマジで
468名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 23:02:29.26 ID:WpPcrEj8
>>467
心からお見舞い申し上げます……ご無事で何よりでした
469名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 23:03:41.64 ID:/VW8vrvI
>>467
おお管理人さん、生存報告乙です!
本気で心配していたので、ホッとしました
470名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 10:18:13.73 ID:NvxdJLBd
>>467
ありがとうございます、本気で乙です
家あってよかったですね…

当日秋保から自宅に帰るのに十五時間程度で済んだ程度でしたが
被災地に居んでるとやっぱ辛いですわな
471名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 15:16:47.65 ID:Z9HHgWMy
そろそろ新作こないかなゲームのほうの
472名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 19:32:37.38 ID:DfbPPNEL
新作、来るとしたら聖戦リメイクかね
完全新作はどうだろう
473名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 19:48:54.55 ID:oWRHfPTX
そろそろ完全新作が欲しいな。
紋章にしても聖戦にしてもVCで遊べるし。
474名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 19:52:01.21 ID:jwSY5lHj
聖戦リメイクか……新・暗黒竜のように変なものにならないといいけどな…
例えばアルヴィスの母親が変わっていたり
シルヴィアがブラギ傍系でなくなっていたりしてそうで怖い

新作ではヘザーさんみたいな女キャラが欲しいな。レズ要因として
475名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 22:35:27.46 ID:zS5h5TAn
聖戦リメイクいいなー
基本内容変えずに、子供は父か母の髪色受け継ぐくらいしてくれると嬉しい
ついでに孫時代とか新規で追加こないかなー
476名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 23:09:04.32 ID:FzUSgQgq
個人的には新暗黒竜&新紋章が微妙だったから思い出はそっとしておいてほしかったり…

それよか完全新作がやりたいかな
477名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 20:25:03.34 ID:x2Oi1wwP
聖戦は好きだが新作を作って欲しいな。
新しいペガサス三姉妹が見てみたい。
478名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 21:29:24.23 ID:keJTv+hs
>新しいペガサス三姉妹が見てみたい。

同意せざるを得ない。ペガサスナイトはTS含めて
ハズレが全くないから大好き
479名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:11:15.29 ID:F9nBfZCi
新作では今までの前例を打ち破り三姉妹ではなく三兄弟に…
とかなったりして
480名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:16:10.65 ID:JveoZBZX
それだとペガサスよりドラゴン3兄弟だな
481名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:18:49.57 ID:RK6fEWu+
むしろ三姉妹は敵に登場……とか考えたが、聖戦でファルコンナイト三姉妹とか魔道士三姉妹とかいたな。
しっかりトライアングルアタックまでぶちかましてきたし。
482名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 07:41:56.03 ID:pM3EPGb5
敵三姉妹のトライアングルアタック見たくて何時間も費やしたのはいい思い出
録画するプレイヤーにとって聖戦のターンセーブ制は神様だったなあ
483名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 16:12:03.36 ID:y2HcxR7U
新作が待ち遠しいな
ゲームもSSも
484名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 01:16:09.43 ID:mH+GqqSH
何かSS書いてみようかな、暁か聖魔で
485名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 18:16:18.66 ID:MbVFJdtB
>>484
じっくり待ってる

烈火・新紋章ってなんで値段落ちないのかね
やっぱり軍師・マイユニってあたりが?
486名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 19:47:15.56 ID:wNuUThuP
烈火の女キャラのクォリティの高さは異常。
暇が出来るとまた最初からプレイしたくなってくる。
487名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 23:33:16.63 ID:HW6ShalI
烈火はドットの絵のレベルも高いし、一枚絵もいい雰囲気出してる。

>>485
新紋章は知らないけど、烈火の軍師はたぶん違う。ゲームとしては毒にも薬にもなってない感じ。
二次創作のオリキャラはめ込みの受け皿としては都合がいいけど、ねぇ。
488名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 00:51:03.83 ID:e3Ray4Bk
>烈火・新紋章ってなんで値段落ちないのかね

烈火は本当に中々値段落ちないが、新紋章は地味に落ちている
新暗黒の出来で懸念した人が多いのかもしれん
489名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 12:47:17.40 ID:H94cmJ0D
新暗黒はなあ・・・
顔グラが粘土細工みたいな顔でキモかったからなあ。
特にレナが。どこが美人なの?って感じで。
490名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 15:10:22.45 ID:N15PLeU9
個人的に新暗黒竜・新紋章が悪かったというか
SFC版が神すぎた。
顔グラは明らかに劣化した

烈火は封印の親世代と聞いてかなりわくわくした
ヘクトルとフロリーナのED一枚絵が好きで好きで
491名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 22:15:52.81 ID:N9u4O8FI
列火はリンさんじゅうごさいが衝撃だった
ちちしりふともも的な意味で
492名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 23:10:07.76 ID:/+UTjTAr
初登場の一枚絵が本当によく分かってるよな。
うへへ、なまあしじゅるる……
493名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 00:22:45.72 ID:YDEv/1Lc
職人さんがSS書きやすいように、シチュでも考えとくか
494名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 18:40:38.06 ID:OteTdUa4
軍師♀とリンとフロリーナで3Pレズ物を。
495名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 22:16:16.04 ID:YDEv/1Lc
言いだしっぺの俺も書いておこう
姉妹丼が読みたい
496名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 23:20:52.67 ID:KlpOHWdw
何かファリナ姉ちゃんが変な気を効かせそう。
497名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 23:57:56.25 ID:Hl1rwzMR
異種姦モノが読みてぇ、ラグズ×ベオクの組み合わせ
498名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 08:59:25.11 ID:h/tyTSHl
マムクートと人間で
いやナギがエロカワイイってだけなんですけどね
499名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 00:33:06.94 ID:JVy6habd
ナギのSSって保管庫にもないんだよな…
あったらどんなものになるだろう
500名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 13:13:18.12 ID:uvtEC6wO
関わりのあるキャラがチキくらいだからな
かといって山賊とか敵兵に輪姦なんてのもイメージ沸かない

ロリ百合もいいけどね
501名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 02:14:57.10 ID:huyaGn5q
周り見ても、マルス・マイユニ・チキ・ガトー・バヌトゥぐらいしかいないな
しいていうならばマルスかチキか?次点でマイユニ
502名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 03:49:20.95 ID:Qg/udwJR
正直全員イメージが沸かん
503名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 10:59:13.13 ID:cv72iaex
旧紋章しかやってないからよく分からんのだけど、チェイニーさんは駄目なのかい?
504名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 11:41:04.63 ID:huyaGn5q
チェイニー忘れてた。奴もアリだな
じじい二人やマルスより自然だ
505名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 14:28:56.63 ID:lvgy9k2T
石取り上げて蛮族の下で喘がせたい
506名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 03:26:14.19 ID:75khrvfB
爺とはいうが、ガトーは手出してそうなイメージあるんだよなぁ
直じゃなく、魔道にかこつけて妙なイタズラしてる感じ

新紋章じゃ設定変えられたけど
オームの杖伝授の際に生命力の制御訓練と称して
エリスの性的な部分を目覚めさせたり、
マケドニア城付近に滞在してた目的が実はミネルバやマリアの観察だったとか
その気になれば変態行為くらい余裕なポテンシャルを持ってると思う

だからってチキやナギには流石に手出さないだろうけどもw
最後の主の生き残りを変な方向に導いたりしたら後悔しまくりそう
507名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 03:36:08.37 ID:ASFyo+dg
>>506
>オームの杖伝授の際に生命力の制御訓練と称して
>エリスの性的な部分を目覚めさせたり、
>マケドニア城付近に滞在してた目的が実はミネルバやマリアの観察だったとか

すげえ発想だな……素直に感心した。割と自然にエロにたどり着けるな
508名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 09:15:39.76 ID:X+kM5v22
マリク「さあ飲み込んで…僕のエクスカリパー」
509名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 14:38:51.15 ID:RaNW3iWg
王道でシスターが襲われるのかなー
新作でないのかね
510名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 18:46:02.13 ID:75khrvfB
生命力云々は元ネタというか、前例が伝奇ものにちらほら
ファンタジーもので妄想すると応用が利くので中々たのしい。
文章化は難し過ぎるから妄想で済ますが

しかしこのスレ、カプもしくは凌辱でなきゃいかんのか?
儀式中に逝ってしまうとか、全部終わった後に堪らずとか
自慰ものか遠隔操作系では
511名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 21:00:04.94 ID:ASFyo+dg
>>510
いや、別にシチュに制限はないと思うぞ。自慰モノもあるし
ただカプや凌辱が妄想しやすいからSSになっているだけで
遠隔操作系は保管庫にもなかった気がする
書いてみてはどうかな。面白そうだ
512名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 01:08:43.98 ID:2Rbq6opx
自慰ものはちらほらあるよ。
それ以外ではエロギャグ的なものがいくらか。
513名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 01:31:05.62 ID:SnBm3/PX
>>509
シスター系キャラだったら、誰が一番
襲われ映え(?)するだろうか
514名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 03:49:55.16 ID:yfrespol
>>513
マナ
ニーナ
515名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 10:23:57.52 ID:b6pssJJ0
サラ
プラム
ルセア
516名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 13:01:50.37 ID:PEUi8KEB
ルセアはああ見えて、意外と脚とか筋張ってそうなイメージが
…見なきゃいいのかそうなのか

>511
昔試して挫折した身です…orz
ただガトー側だけなら、言葉攻めのテンプレで結構イケた記憶が
517名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 14:51:34.30 ID:SnBm3/PX
>ルセア

突っ込まんぞ!!(二重の意味で)
518名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 02:09:33.37 ID:7PO+t0xy
初めてこのスレ来たんだが何故エロパロにゴルフSSが……
しかも読んで見るとこれ面白いのがまた何ともw
519名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 07:49:13.30 ID:4V5Ja6DY
>>518
あのゴルフSS書いてる人は、昔このスレで「ロイ×封印の主要女性キャラ」のSSを連作形式で書いてた人。
俺はこの人のエロSSでキャスの可愛さに目覚めた
520名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 08:38:15.73 ID:fqYtis8d
考えてみるとなんでFEスレでゴルフやってるんだ、って気がしてもおかしくないんだが……
昔からここでパン食い競争やったりサッカーやったりしてたから、すっかり慣れてたぜ。いいけど。
521名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 11:50:41.46 ID:TnZhTlTh
まあ他スレの保管庫の小ネタの延長線みたいなものだから
違う点はきちんとエロもある事だ
522名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 22:47:08.77 ID:vS2Qyc3T
エディレオ×ミカヤ書いてるんだけど
ミカヤがサザ以外とヤッてるとビッチに見えるのは気のせいかしら
523名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 00:43:27.49 ID:/m4Fv1Sh
ミカヤがビッチなのはサザ以外とやってる時に限った話じゃないだろ
524名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 08:02:16.46 ID:42ukXX8X
ビッチに見せないように書くのも、書き手の腕の見せ所だぜ
525名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 09:22:17.59 ID:hbfw1Ed0
なんとなくミカヤにはペレかなぁ
526名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 12:13:22.43 ID:TsSRo6O+
逆にビッチでもいいじゃんって発想もある
エロなんやし
527名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 12:48:14.14 ID:CWLhihlh
つまりあの連中はみな穴兄弟かと
528名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 19:20:39.80 ID:dePQfisb
ホントに兄弟みたいなトークが繰り広げられそうだ
529名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 19:51:37.36 ID:55UVDFr9
せっかくエロパロなんだし誰が棒姉妹でも穴兄弟でも問題ない
530名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 08:41:59.07 ID:lilsxXj0
ミカヤはユンヌモードがいい
531名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 23:55:25.40 ID:q/pnHij8
リィレ・レテものSSを書いているけど、少し聞きたい
例え喘ぎ声でも二人に「にゃあ」とか「みゃあ」とか言わせるのってアリか?
萎えてしまわないか不安で仕方がない
532名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 14:38:57.74 ID:k5Q+rzQJ
書き方次第じゃないかね。
おれなら断念しそうだ。萎えるというより笑ってしまいそう。
533名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 18:29:37.92 ID:4bE7BpV+
リアル猫が盛ってる時はみゃあとか言わないだろう
そういう事だ
534名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 18:49:09.69 ID:nVwHjBvb
リアル猫に近づけようとしたら
マーキングもさせなきゃいけなくなるぞw
535名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:25:22.42 ID:+GnhW3nS
いいんじゃない?
エロギャグみたいな作品も多いしさ
ぶっちゃけた言い方すると好きなように書くとよいと思う
536名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:37:51.86 ID:V76FPuec
ビーゼさんがカーカーとか喘がなければ俺はそれでいい
537名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:38:39.43 ID:Wp6lmrJc
>>532-535
分かった。ほぼ出来ているんで、話に合うように微調整してから
投下するよ
538名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:39:40.77 ID:SQLFYg6O
ビーゼさんに一目惚れして(なごみんに見えて)育てようと思ったのに
何でちょこっとしか出てこないんだ・・・
539名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 21:18:14.41 ID:YK/JyCVQ
ライ×リィレ・レテの3Pものを投下する
注意点は以下の通り。苦手であればスルー推奨

・獣牙族の身体的特徴及び習性、これに加えてベオクの性文化など
 いくつかオリ設定が入っている
540麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ):2011/04/29(金) 21:22:28.11 ID:YK/JyCVQ
獣牙族の指揮官の一人であるライは野営地のテントにて、同種族の女戦士・リィレと向かい合っていた。
彼女は彼の部下にしてガリアの大切な仲間である。
「ライ隊長ぉ……」
先ほどから彼女は、切なげな表情をして身を小さく捩じらせている。
頬には紅葉のように赤みが差していた。股間に添えている左手は
しきりに下着の上から、自身の恥部を愛撫している。
(とうとう、こいつにも「来て」しまったか……)
ライは耳を畳んで、頭を掻きながらどうしたものかと思案していた。
彼はリィレに戦いの件で天幕に相談しに来たのだが、そこで
リィレが性欲を抑えようと悶えている姿を見てしまったのだ。

個人差もあるが毎年ある時期になると、獣牙族は「発情期」を迎える。
完全な獣のそれよりは酷くないものの、ベオクに比べるとその性的衝動は強く、堪える事は難しい。
今度の戦いでも、引率している部下の半数近くが発情した。大半は時節をわきまえて
無理やり情欲を押さえ込んでいたが、やはり耐えられない者も現れてくる。
夜な夜な苦しげな長々しい咆哮を聞くのは、ベオク側も苦々しく思っているし、ラグズ側も辛い。
禁欲の末にラグズのみならずベオクにも襲い掛かる者が現れては困るので、ライ・スクリミルをはじめとするラグズ側
そしてベオク側の人間も、ラグズ同士の逢瀬を黙認していた。妊娠したラグズの女性戦士は後方に下げ
負担にならない程度に糧秣の管理などを担当させている。
この事はラグズにとって抑え難い戦闘欲並みに難しい問題である。
もっとも、スクリミルなどは稽古に励んだり戦いを挑んだりして、発情の悩みとは無縁のようだった。
後継ぎを作るには問題であるものの、この時ばかりはライも彼の単細胞を羨ましく思っていた。

問題はこの抑え難い発情期が、前線にいたリィレにも来てしまったという事だ。
541麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ)A:2011/04/29(金) 21:28:53.71 ID:YK/JyCVQ
「はぁ……んぁ……っ」
彼女は先ほどから指で自分の乳房や恥部を愛撫している。異性が目の前にいるにもかかわらず
いや、いるからこそ一層その手つきは止まらないでいた。
ライは極力彼女の痴態から目を逸らしていた。理解があるとはいえ、やはり面と向かってされるのは恥ずかしい。
だが、その頭頂付近に生えている耳は彼女の色っぽい喘ぎ声を聞く度にピクピクと反応している。
耳だけではない。彼の股間は先ほどから硬くゆっくりと隆起していた。
近くにいる者は周期も似てくるものなのか、彼もまた発情しているのだ。
(いけない……このままではこいつを襲ってしまう……っ!)
彼女の身体から発する性フェロモンは、彼に強い性的欲求を誘発させた。
彼はその劣情をガリア軍の隊長である大義をもって、必死に抑え込んでいる。
「なあ、リィレ……」
「は、はいぃ……っ!」
声をかけられて驚いたらしく、彼女は耳を立たせ、尻尾を大きく膨らました。
普段から思慕している上司のいる手前我慢していたいのだが、この慰める行為を止められないでいた。
(ああっ、私の恥ずかしいカッコ……隊長に見られている……)
いや、むしろこの痴態を見られて彼女の興奮はさらに増していると言っても良い。
「辛い気持ちは分かる。俺もお前も、ラグズである以上『これ』は避けられない。
 だから、今の状態で我慢できないのなら、いい事を教えてやる。
 ベオクは武器やら鎧やら面白いものを作るが、男女の睦事にも才を発揮しているんだ」
ライはベオク軍とよく交渉する事から、彼らの性文化を耳にする事も多い。
基本的に年中発情できるベオクはどのように性処理しているのか、彼も興味があった。
男根を包む腸詰めのような物。避妊するための薬。膣穴を模した筒状の物。女性用には男根の模造品もある。
その性に関する発明の数々は目を見張るものがあった。彼は既に幾つかの仲間を説き伏せ
それらを購入して使用するように努めていた。口には出さないものの
レテも似たような物をベオクの友人から受け取っているようだ。
ただ、女ラグズの部隊の事情は余り知らないので、どれほど普及しているか分からなかった。
また性処理用の道具も基本的にベオク用に作られたものなので
合わないと主張して使用しない男ラグズもいる。
彼としてはラグズにも合った道具を作って欲しいとどこかに嘆願しようか悩んでいた所だった。
「……という事だ。女性用の道具を作ってもらうから、しばらく耐えてくれ。
 前線の指揮を取っているお前が後方に引くと、戦力的にも苦しい見直しを求められるからな」
「隊長ぉ……!」
彼女は尻尾を左右に振って、泣いている。
「わ、私……もう、我慢できません……!」
542麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ)B:2011/04/29(金) 21:34:47.22 ID:YK/JyCVQ
リィレは、ライの傍に寄ってきて彼の胸に抱きついた。
彼女の控えめな乳をはじめとする柔らかい女体が、彼に密着する。
「なっ……落ち着けリィレ!」
「隊長の説明した物、私、知っています……。
 お姉ちゃんが使っているのをこっそり見て、時々自分も試していたんです」
「そ、そうか……ならお前の分も……」
「いいえ、駄目なんですっ!」
彼女は頭を左右に振る。
「アレ使うと……本物がもっと欲しくなっちゃって……
 かえって抑え切れなくなるんです。だから……」
彼女は恥部をライの大腿部に何度もこすり付けている。
既に露気を帯びたそれは、彼の脚をしっとりと濡らした。彼女の目は愁いを帯びていた。
「お願いですっ! 隊長、私を抱いてくださいっ! 私……隊長が好きなんです!
 このカラダは隊長が抱いてくれないと納まらないんです!」
彼女はライの身体に密着して訴えた。彼女の柔らかい体の感触が
官能的なフェロモンの匂いと共に伝わってくる。
それに呼応して彼の逸物も硬く屹立した。今まで我慢して反動か
本来制するはずの彼もここに来て抑えが利かなくなった。
気がついたら、彼は彼女をぎゅっと強く、それでいて優しく抱きしめていた。
すぐに押し倒さないでいるのが奇跡的だった。
「相手が俺で、いいんだな……?」
「はいっ、隊長がいいですっ……いえ、隊長じゃないと……」
気持ちを確認すると、彼は口唇を彼女のものに重ねた。彼の舌はペロペロと彼女の頬、首筋、鎖骨を舐めた。
ベオクと違い、ラグズのその行為は許しあった態度を示す極自然な行為だ。彼女の方も彼の首筋を甘噛みする。
少しして、二人は互いに裸になった。リィレはライの引き締まった戦士長に相応しい逞しい肉体を
ライはリィレの無駄のない均整の取れた美しい肉体を見た。情欲はますます高ぶっていく。
リィレが仰向けになったライの顔の上にまたがり、そのまま覆い被さるようにして彼の逸物を舐める。
彼は彼女の恥部から発するむせかえるような雌の匂いに興奮しつつ、舌で愛撫した。
彼の舌が彼女の膣口に侵入して入り口を執拗に愛撫する時、彼女は興奮のためか大きく尻尾を振った。
恍惚とした表情で、彼女は鈴口から漏れている先走り液を美味しそうにすすった。
獣牙族の男根には小さな肉の突起が存在している。これは古来の先祖が進化するに従って退化したもので
元々この突起は雌の膣を内部から性的に刺激するものだったという。
彼女はその突起も愛おしそうに舌でコロコロと転がした。
「どうしたリィレ? 舌の動きが鈍いぞ」
時たま顔を上げて快楽を堪能している彼女に、彼は忠告した。
「す、すみませぇん……」
度重なる愛撫の末に、ライの舌によってリィレは最初の絶頂を迎えた。
恥部から吹き出る軽い潮が、ライの顔を濡らす。
「隊長ぉ……」
ライが布で露気を拭いている間に、リィレは彼の前で四つん這いになって催促していた。
彼女は尻尾をピンと先まで立たせながら、彼の前でその可愛らしい美尻を晒している。
茶味がかった桃色の肛門も、先ほど堪能した秘部も、全て愛する男の前に曝け出していた。
ライは怒張した己自身を彼女の秘唇にあてがい、一気に突き入れた。
543麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ)C:2011/04/29(金) 21:37:07.82 ID:YK/JyCVQ
その頃、レテもまたリィレに用事が出来て、彼女のいる場所を訪れようとしていた。
リィレの天幕まで来た時、何度も聞いた発情期特有のあの長々しいさかり声が耳に障る。
(リィレ、発情しているのか……)
彼女はベオクの友人であるジルに内密でディルドをもらい、日々自分を慰めていた。
それを愛用していた彼女は、一度妹にもこれを試させて性欲のコントロールをさせようと思っていた。
だが今日はどうも様子がおかしい。何か聞き覚えのある男の低い声も聞こえてくる。
(相手がいる? 一体誰……)
リィレがこっそりと部屋を覗くと、尻を高く上げた女を男が後ろから犯している姿が見えた。
男女一対のラグズが交尾をしている図だ。
(ライ……!)
ベオクの性交とは違い、本能に強く基づくラグズの交尾は激しい。
なり振り構わず己の精を雌穴に注がんと必死に腰を振っている。
女も女で全神経を恥部に集中させ、高く長い嬌声を出し続ける。
(ああ……あんなに大きなものを、あんなに何度も挿入れてもらって……)
いつの間にかレテは右手の親指の爪を噛んで、左手で服の上から陰部をこすって火照る肉体を慰めていた。
(羨ましい……なんて羨ましいの……)
彼女は荒い息を吐いて、その交尾を始終見ていた。
544麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ)D:2011/04/29(金) 21:40:37.51 ID:YK/JyCVQ
「はああっ……! ううっ……は、激しいですっ! ……隊長っ!」
「すまない、加減が出来ないんだ!」
彼は先ほどから欲望のままに部下の女性を犯し続けている。
本来彼女を満足させるだけにとどめようとした理性は、ここに来て跡形なく消え去っていた。
ただあるのは内より無限に湧き出てくる濃い肉欲のみである。
戦いで勇者になるガリア族は、性交では淫獣と化す。結合部からは粘性の高い愛液が数本の糸を垂らしている。
ライは彼女に覆い被さるように犯し、彼女の後ろ首を軽く噛んでいる。
これはガリア族の先祖が、交尾で逃げないように雌の首肉を咥えていた名残である。
押さえられている彼女は、悶える事もならず、直にその快楽の痺れを身に引き受けていた。
「リィレっ……そろそろ射精すぞっ……!」
「は、はいっ……! 隊長のミルクを……私にいっぱい下さぁい……っっ!!」
ライはリィレの膣奥に、今まで溜め込んで一部がゼリー状になっている精液を、何度も分けてたっぷりと注入した。
リィレは口をだらしなく大きく開けて高い喘ぎ声を上げ、尻尾を彼の腰に絡ませている。
その子宮口は開いて、男の精汁を全て子壺の中へと引き入れた。

「ライ……」
快楽の余韻に惚けているリィレと違い、精を吐いて若干冷静さを取り戻したライは、入り口の方向に目をやった。
そこには交わった娘の姉妹であるレテが立っていた。
「レ、レテ、これは……」
ライは弁解しようとしたがとっさに言葉が思い浮かばない。レテは彼に向かって歩を進めていく。
「私や部下が必死に耐えているのに、お前は妹と……」
「いや、その……」
本来陣頭に立って節制を示すはずの自分の失態を必死に隠そうとする。
困惑の余り、彼は露出した下半身を隠すのを忘れていた。
レテの視線が下方に落ちる。ライの逸物は射精したにもかかわらず、その硬度を保って直立していた。
彼女の口内に唾が湧き、膣内からは愛液が下着を濡らす。
「ずるいぞ。……リィレにだけ許すなんて……」
「へっ、レテ……?」
彼女の態度は思っていたものと違って驚くライを尻目に、彼女は慣れた手つきで
身にまとった衣服を次々に脱いでいく。終わった後、そこには妹同様に美しくも魅力的な女体があった。
胸はリィレより若干大きく、脚も妹より戦士として慣らしている期間が長かったためか、少し肉付きがいい。
「ライ、頼む。私も……気持ちよくさせてくれ……」
レテは彼の手をその豊かな乳房に押し当てた。
545麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ)E:2011/04/29(金) 21:45:43.40 ID:YK/JyCVQ
それを見ていたリィレは我を取り戻し、姉に迫る。
「駄目よ、お姉ちゃん! ライ隊長は、私の……」
その時、ライがリィレを制して言った。
「リィレ」
「は、はいっ!」
「俺の事を好きか?」
「……はい、勿論!」
「じゃあレテと仲良くしてくれ。レテも立場上発情を抑えていて、苦しかったんだ。
 俺たちでラクにしてやろう」
「え、ええ……」
リィレはライが言うならと、少ししこりが残る返答ながらも、最後には承知した。
「それじゃ、仲直りの印を示してくれ」
「示すって、例えば?」
「そうだな……」
ライが耳打ちすると、リィレは耳と尻尾をピンと立てた。

「んう……ちゅっ……ふぅ……ちゅぱっ……むぅ……」
「んん……ああっ……ちゅぷっ……ちゅっ……んふ……」
獣牙族の美しい姉妹は、床に転がって互いに逆さまに組み合わさっている。
そしてそれぞれが相手の肉雛を舌で弄んでいた。
ライは彼女らの妖しい痴態に情欲を高ぶらせている。
ライはじっと開かれたレテの秘部を後方から見る。
色艶・秘唇の大きさといい若干皮の被った雛先といい
妹のものと瓜二つだった。やはり姉妹であると感じさせる。
恥部の滑り気具合を撫でた指で確認すると、彼は己の逸物でレテの尻を軽く叩いた。
「そろそろかな。いいな、挿入れるぞ。レテ」
「ああ……頼む」
レテは妹の舌による愛撫を受けて既にその頬は上気していた。
そんな彼女に彼は腰を使い、逸物を一気に突き入れた。
「ひぃっっ……! ううっっ……!」
彼女は背を弓なりに曲げ、目は焦点定まらず、舌を口外に放り投げて体を振るわせた。
膣壁は律動を繰り返して、とろとろと蜜液を奥から吹き出している。
「大丈夫か、レテ?」
「ああっ……、す、すまないっ……醜態を晒してしまった……」
「いや、いいんだ。一突きでいくなんて、よっぽど我慢していたんだな……」
彼はゆっくりと彼女に対して抽送を開始した。
「今日は気の済むまでしてやるから、安心しろ」
「ああっ、ライ……!」
546麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ)F:2011/04/29(金) 21:50:50.42 ID:YK/JyCVQ
抜き差しされる度に男根の突起が膣壁を心地良く刺激する。
結合部からとめどなく垂れてくる彼女の愛液は、雫となって妹の喉や頬に落ちていく。
リィレは姉の肉雛だけでなく結合部位、しきりに出し入れされている肉棒も舌で撫で刺激を与えた。
それだけでなく、眼前に大きく揺れている玉嚢すら
鼓を打つかのように舌で叩いてライと姉の反応を楽しんでいた。
「ほら、リィレ」
退屈しないようにライは時折抽送をやめて逸物を抜き出し
そのパンパンに膨張した肉兜をリィレに舐めさせる。
彼女は愛する男と姉の体液の付着した肉兜を、美味しそうに口に含む。
乳母の乳房のようにしばらく彼女にしゃぶらせてから、彼はまた激しい抜挿を開始する。
「……レテ、しっかり受け止めろ」
「んうっ……わ、分かった! 早く来てくれ……っっ!」
子宮口近くまで突き入れた所で、突如欲望が爆ぜた。
彼女は腕を曲げて背を丸め、歯を食いしばって耐えるように
吹き荒れる快楽の嵐を身に受け入れる。快楽の余り、手が身体を支えられなくなったようだ。
彼女は珍しく嬌声を吐かず、無言で脳と子宮下を暴れ回る強い心地良さを抑え
肉を食い千切るようにして細かく味わっているのだ。
姉妹でも絶頂の仕方はこんなにも違うのだな、とライは逸物を抜いて思った。
「ふぅ……二人とも、これで収まりはついたか?」
「隊長……」
腰を落としているライにリィレが四足で寄って来た。
そして彼女はゴロゴロと喉を鳴らして彼の身体に彼女の身体を擦り寄せる。
「何だ、まだ足りないのか……?」
「はいっ」
「でもなぁ、俺にも休憩させてくれ。さすがにしんどいんだ」
彼は草臥れて頭を垂れている自分の愚息を指差して、言った。
「いいですよぉ、隊長は休んでいてください」
彼女はそのまま、目を彼の萎えた逸物に向けた.を舐め出した。
彼女は愛おしそうに精液まみれの肉棒を舌で拭い取った。
ライは心地良さと軽い支配欲が充足される感覚を得て、心身の緊張を解いている。
「ライ」
気がつくとレテも起き上がり、四つん這いになって
地面を掃くように尻尾をフリフリさせながら近づいている。
「さっきは、すまない……」
「いや、いいんだ。今まで我慢していたんだろう。満足してくれれば、それで……」
「それなのだが……その……」
レテは頭を垂れている。しかしその顔が恥じらいの色の染まっているのは
彼女が視線を落とす前に分かった。彼女の美しい尻はまだ施しをもらおうと身を震わせている。
「……分かった。今夜は二人とも満足するまで、俺も付き合うよ」
姉妹は顔を見合わせて、微笑む。レテはリィレに加わってライの男根を舐め始めた。
「ん……むう……ちゅぶ……ちゅっ……あむぅ……」
二人は交互にライの逸物を口に含み、小気味良い音を立ててしゃぶった。
獣牙族特有のざらついた舌が良い刺激を与えてくる。
二人の間を行き来して口淫の洗礼を受けている逸物は
徐々にその身体をぐぐっと力強く反らしていく。
二人は互いの口に含んでいるライの残り汁を、唾液ごと交換した。
美人姉妹が口内にある精液を求めて、互いの口をすする様は
ライでなくとも劣情を催すに違いない。
適度に硬くなった逸物を、姉妹はそれぞれの舌を使って舐る。
雁首に舌先を押し付けてつつき、亀頭を間に挟んでキスをする。
二人して玉嚢ごと口に含み、それぞれの舌で転がしている。
その間、二つの指の輪が独立して逸物を緩急つけてしごき上げている。
「もういいだろう。じゃあ次は……」
逸物がふやけてしまうほど舐められた彼は、二人にある提案をした。
547麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ)G:2011/04/29(金) 21:53:33.09 ID:YK/JyCVQ
「これでいいのか、ライ……?」
レテとリィレは、それぞれあお向け及びうつ伏せになって重なり合っている。
足を組み、レテの尻の上に丁度リィレの尻が乗っている形だ。
レテは先ほどから自分の肉雛と妹の肉雛が擦れている感覚に悶えていた。
リィレは尻尾を振って愛する男の逸物を心待ちにしている。
発情した彼女らの重なった恥部から漂ってくる濃厚な芳香は
ラグズの男にとって何にも変えがたい精力剤だろう。
案の定、ライはそのフェロモンにより著しく陰茎を膨張させ、硬く直立させた。
「んうう……っっ!」
「はあぅ……っっ!」
ライはリィレ・レテの肉壺に交互にその逞しい肉幹を抜き挿しした。
突かれる度にリィレは阿呆のように開いた口からは舌をこぼれさせ、蕩けるかのような甘い嬌声を吐く。
レテは声を押さえ込んではいるものの、うっとりとした目は焦点定まらずといった様子である。
姉妹の両膣間を往来し、ライはその味を堪能すると同時に比較した。
リィレの蜜壺は入り口、内部共々キュウキュウと引き締まっていて、非常に犯し甲斐がある。
一方レテのものは、リィレほど締まってはいないものの
膣奥に二ヶ所ほど括れが存在していて、それが抜き差しする度に雁首の部分に引っ掛かって心地良い。
この美しいラグズ姉妹の淫果を同時に味わえる彼は、恐らく至上の幸せ者だろう。
レテとリィレの乳は、尻から来る振動で重なった桃色の乳首がこすれ合い、互いを刺激していた。
形の良いその乳頭はいずれのものも硬く立っており、擦れる度に乳輪に埋没したり絡み付くようにすり合った。
最後にライは、一対の肉唇の狭間に己が肉棒を何度も突き入れた。肉棒は肉弁を巻き込みつつ、肉雛を直接こすりつける。
強い刺激に姉妹は蜜液をとろとろと秘唇の間から淫らに垂れ流して、切なげな表情を浮かべた。
「うっ……!」
短く低い呻き声を発したライは二人の肉の狭間に、強かに精汁を放った。
放たれた汁は染み込むように二人の腹部まで飛んだ。
二人の肉雛を始めとする恥部は、彼の濃厚な精によって乳色に染まっている。
548麗獣姉妹(ライ×リィレ・レテ)ラスト:2011/04/29(金) 21:57:47.26 ID:YK/JyCVQ
数ヵ月後――――
「ほー……、私たちが度重なる戦いに腐心している間
 貴方はのんきにも子作りをしていたという訳ですか……?」
軍師セネリオは事情を聞き、ライにその毒舌を刺すように言った。
言っている事に間違いがない以上、ライは反論できずにいる。
傍にいた女騎士ティアマトと勇者アイクが彼を宥め
軍師はその怒りをやっとの思いで抑えているようだ。
「分かっているのですか、ここからは総力戦になります。
 件の二名が抜ける事は戦力的にも大きな痛手なのです。そもそもこの戦いに対する……」
セネリオの刺々しい口調は決して快いものではない。ライは身の縮む思いで黙って聞いていた。
ともあれ最後はアイクの説得によってセネリオも渋々と事態を認め
部隊の編制をし直すと言って天幕から出て行った。
「ところで、その……二人はその後変わりないの?」
最後に天幕に残ったティアマトは、振り返ってライに聞いた。
「ああ、後方で療養させている。無茶はさせていない」
「そう。未来の奥さんに宜しくね」
彼女にライは愛想よく笑い、彼の天幕へと帰っていった。
幕を開けると、レテとリィレが愁波を帯びた瞳で彼を出迎えた。
二人の腹部は大きく膨らんでいて、静かに新しい生命を育んでいた。

終戦後、ライはガリアの新しい獅子王となったスクリミルの補佐として奔走している。
王の型破りな政策に苦笑いを浮かべつつ、彼は根気よく主君のわがままに付き合った。
彼の傍らには常に二人の姉妹が存在していた。リィレを正妻、レテを第二夫人に迎えた彼は
「聖戦でライは一対の宝玉を得た」としばしば戦友たちにからかわれた。
レテはガリアの戦士長となり、年若い戦士たちに戦術と戦士の誇りを教え
リィレは自分と姉の子供をはじめとする幼い同胞たちに大戦の話を語った。
彼はリィレの要望で王都近隣の森に別荘を建て、休日はそこで家族と一緒に過ごした。
彼ら夫婦は幸せな暮らしを送ったと言われている。
549名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 21:59:09.52 ID:YK/JyCVQ
以上、ラグズの発情モノSSでした
550名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 10:12:36.84 ID:pxeC0zgz
GJでした
551名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 11:34:59.11 ID:2V7yIANS
GJ!
ライがいい男だ。
552名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 16:08:59.29 ID:Wb2MFv6Y
これはエロい…ライおいしすぎだろ
GJ
553名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 21:04:49.91 ID:CCMINwv5
姉妹丼乙
うらやまけしからん
554名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 18:43:32.76 ID:ORnHhMYX
これはいい発情期
春ですなぁ
555名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 22:48:43.98 ID:b68CB8+B
当たり前の様に二人を嫁にしてるライ羨ましすw
556名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 21:19:11.22 ID:CRmUzdzV
そういや獣牙族のエロってけっこう久しぶりじゃ?
557名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 10:47:19.54 ID:Sp9M9lSm
ミルラの翼ぺろぺろしたい
558名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 11:18:44.79 ID:iu++jUAH
>556
保管庫で調べてみたら29章以来だったよ
559名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 19:28:07.64 ID:Mdu/Lblu
ラグズって、発表された頃はけっこう賛否が割れてた記憶がある。
硬派色の薄れた聖魔の後だったし、今さらFE迷走のはじまりか、と。
560名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 01:19:05.15 ID:yeqmjJ6a
猫耳っ娘のレテに「こんなあからさまな萌えの外見持ったキャラ、いらないから」
とか言われていたっけ。蒼炎はストーリー未完以外は良い印象があるがな
迷走は暁からだな。キャラ的に好きなのは結構いるけど……
561名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 01:38:33.79 ID:FCCQV48V
3DSで新作出さないかな〜。
FEは今の技術なら据え置き機より携帯機の方が合ってると思う。
562名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 16:07:55.53 ID:2eZbmwJG
GBAでもけっこう十分なの作れてたしな。
ビジュアル面で変にこだわらなければ、DSでも十分なくらいだ。
563まとめ ◆RtUcrI5Ubw :2011/05/05(木) 20:52:42.65 ID:HTfgTNLe
まとめの管理人です
現行スレ内のSSを保管しました。職人さん達ありがとうございます。
あとトリつけました。今後何かありましたらこのトリで連絡します
564名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 21:06:11.00 ID:/DGHlx+y
とっても乙なんだよ!
565名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 21:51:49.80 ID:2eZbmwJG
おかえりです。
566名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 23:10:19.29 ID:yeqmjJ6a
乙です!
567名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 17:32:54.38 ID:RwxzIdgW
>>560
蒼炎が出たばかりの頃、友達が
「あんなムキムキの猫やだ〜。ペンギンとかの癒し系ラグズがほしい」
って言ってたのを思い出した
568名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 15:58:47.49 ID:bsGIcv9f
>>563
乙っす
その後はいかがお過ごしでしょうか

セリティニの奴で、セリスがアレスにティニーがパティにあれこれ指南される奴って収録されてたっけ?
ティニーいわくパティの髪がハチミツ色で、文中表現の細やかさに感動したものでしたが
569名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 18:10:22.52 ID:PVG+DQ4q
>>560
ここで作品論評はいらないだろ

大事なのはエロい妄想ができるか否かだ
暁美味しい女の子いっぱいいるしな、上のリィレとか、ローラとかビーゼヘザーとか
蒼炎から出てるがリアーネとか

570 ◆Z9Z6Kjg2yY :2011/05/07(土) 22:25:01.50 ID:tr7LBNNx
>>568
25章の495-507に投げ込んだアレのことなら、収録されてないようです。
それ含めて二代目保管庫の管理人さんに全部外してもらったので、三代目の管理人さんもそのままにしてくれたのではないかと。
その後このトリも使わなくなったので忘れてました。

それにしても、そんな前のSSなんてよく覚えてますね。
571名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 02:45:03.26 ID:kTHexSOv
いまさらながら、保管庫の「キン声×アイラ」表記だけで吹いてしまったw
更新乙です
572名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 03:12:59.75 ID:FEoWKCN+
そういやボイスって敵ボスどっかにでなかったっけ?
573名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 12:03:04.14 ID:5HrvViFK
聖戦の最終章辺りかな。ボイズだったらゴメン
574名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:45:38.28 ID:64NnvsrG
烈火にもいたようないなかったような…
575名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 07:58:36.51 ID:PMFi7wI+
聖戦のボイスは確か太陽剣持ってるやつだな。
576名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 19:37:52.70 ID:PMFi7wI+
烈火の剣はボイズだな。ギィが出てくる所のアーマー。
577名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:19:44.56 ID:ruPE++hO
烈火の汎用敵将名ってなんか他よりネタ臭がする気がする
バッタとか
578名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 00:28:34.65 ID:bP1z24ND
>577は蒼炎と暁の敵将名を見てみろ。何じゃこれという事請け合い

それはともかく、SSこないかな……
579名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 20:17:59.37 ID:AgDmmMkR
彼女が俺のラベルトンをころころと弄ぶと、俺のパルマしたハフェドがむくむくと大きくなる。
ダッコーワ! と言わんばかりに屹立した俺のマイジンはまさしくガシラマと呼ぶに相応しい。
そろそろか。俺は立ち上がると彼女のトメナミなマッコヤーにエマコウをプーゴする。
ルカン、ズール、ルカン、ズールとリズミカルに腰を振る。
彼女のヌミダしたマージョウがカヒタリーノを奏で始める。
「ホ、ホマサになっちゃう!
 イカナウ! イサイヤ! ラオ、ラオ、ロミタナァーーーッッッ!!」
彼女は一際大きな声を上げる。そして俺のユーマからジェルドとヒブッティが迸り、ぐにゃりとベヨナする。



……駄目だ、アが少なすぎて破壊力がガタ落ちしてら。
580名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 21:10:27.30 ID:UHq+beHg
>ダッコーワ!

お前これがやりたかっただけだろw
581名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 22:14:23.82 ID:PwlJLO2t
>>578
アテナかネイミーで書こうと思ってるから待っててくれ
…もしかしたら猟奇スレ行きになるかもしれないが
582名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 00:50:06.70 ID:bGAmfSHy
>>581
待ってるぜ
両キャラ共にSSはあまり見ない気がするな
583名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 01:05:12.76 ID:iQJGxfI9
影が薄いとか、セクロスしてる姿が想像できないとか
584名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 05:23:06.00 ID:WyAUZxJv
>>522
※普通の姉弟はセックスしません
585名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 22:11:40.77 ID:a5eChyWN
ネイミーとかあの最速支援会話のせいで泣いてるイメージばかり
あれリンフロより早いよな?
586名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 22:39:14.57 ID:iQJGxfI9
>>585
コーマとの支援?
今あるきかたで確認したら支援Cは0ターンだって
って事は仲間にした瞬間から支援会話が可能って事か…
587名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 23:00:43.70 ID:YnBJLt/q
「ネイミー」
「あっ、コーマ……
 ……うっ、ぐずっ……」
「泣くのはえーよ」
588名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 14:54:41.82 ID:UhXLHR3T
個人的にアテナは敵に負けて犯されるのがいいな
589名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 15:17:47.65 ID:7WXQcZIB
アテナはマイユニ(♂)にだったら案外すんなり股をひらくだろうな
ただマイユニがフラグクラッシャー&朴念仁という属性持ちで別大陸の主人公並みにエロパロ向きじゃない
590名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 15:57:21.36 ID:yjWqnh6A
セリスがアレスから媚薬を、ティニーがパティからお香をそれぞれもらうSSがあったような気がするけど、
あれって第何スレに収録されてたっけ

保管庫に収録されてなかったかもしれない
591名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 16:31:57.43 ID:7YO0s2md
>>590

>>568の人?
>>570でトリの方お返事されてるよ
592名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 17:30:03.13 ID:yjWqnh6A
>>591
ああ本当だ、質問した事さえ忘れてた!
>>570サンクス
593名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 00:32:48.67 ID:2J2a/PxX
SS置き場に保管されてなくてもログは置いてあるから、適当に検索して読んでるわ
まあめんどくさいけどw
594名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 17:42:00.86 ID:P4LBfjWC
>>489
>>490
懐古厨きめぇぇぇぇ!!!
595名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 00:12:38.80 ID:EKYMzpLc
レイプ目もしくは事後の目とあれだけry

>589
何かしら奴の理性をぶった切る事が必要では。受け身っぽいし
周りが唆しても興味なくて"?"で済ます可能性あるし
知らず知らずのうち"おんなのこのイメージ"とかに遠慮してそう
逆に♀はそういうの無いから攻めも若干イケると思う
596名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 00:42:49.02 ID:hH9lu6RK
>>595
理性を断ちきるなんて無理くさくね?軍師カタリナの渾身の策さえ不発に終わったんだぜ‥‥‥
まぁ成功してたら購入に年齢制限がもうけられるけどなw
597名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 01:40:51.72 ID:LDD0va8G
いくつか考えついたけど、オーソドックスなのはご都合主義的魔法かなぁ。
598名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 19:45:06.87 ID:EKYMzpLc
鋼の味をガツガツ喰ってきた♂クリスだし、単純に飯とか良さげな希ガス
リフの薬茶なんか勧められたら興味本位で呑みそう。つかあの二人の会話おもろい
599名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 20:02:26.48 ID:LDD0va8G
ペロ……これは(ry
600名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 11:06:09.98 ID:hhV/6VNx
毒の味しかわからないクリスとか人としてry
さりとてグルメでない事も確定しているからやっぱり食い物はいいんじゃないかな
601名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 18:08:44.11 ID:/L9Qboi0
「鍛錬後の肉体疲労に良いマッサージ法がある」といいくるめて
全身使ったエロマッサージ → セックス
なんてどうだろうか?>クリス関連
602名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 18:30:25.09 ID:UAg7mmAN
ここはクリスに性教育をするスレになったのか。いいぞいいぞ。
603名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 18:51:51.36 ID:ITqA+kHO
可愛いクリスしか思い浮かばねえよ
604名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 21:47:14.22 ID:7UrO/YaL
クリスは体力あるから持久力とか半端ないだろうな
605名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 21:49:37.32 ID:XGoOafIS
つまりあれか

「祖父はヤっていて疲れた時はもっとヤれと教えてくれました」

と、相手が気絶しても自分が力尽きるまでヤり続ける絶倫野郎って事か
606名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:08:28.71 ID:7UrO/YaL
そうだねw
どM(支援会話とか暗殺者組織の立ち位置とか)なカタリナにとってはクリスは相性が良さそうだね
たとえ体液が鋼の味であろうと彼女なら飲み干してくれそうだ
607名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 21:16:45.13 ID:vePE6ZL9
>>602
クリスってマルスの寝室に進入しようとするマリーシア止めてたわけだし知識がないわけではないのでわ?
608名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 22:01:03.04 ID:OdxEBBrh
クリスが実践する気を起こさないからその方法を考えてるのであって
609名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 00:40:20.26 ID:3MjRoL2c
>>600
ノルンたんの料理が薬入りとかないわー
610名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 11:57:09.94 ID:6Zw2dE89
むしろノルンはドーガ先輩相手を希望したい
後輩が先輩のお相手に手を出したらあかんがな
611名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 14:45:24.22 ID:cDIWp9IQ
クリスの話の流れを切ってすまない
最近聖魔の魔物が気になり初めてしまった
特にケルベロスは巨根突っ込まれて普通の犬みたいにギャンギャン鳴き喚いてたらいいなと思う
まあ魔物に性別あるのか知らんけど
612名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 17:28:26.23 ID:6Zw2dE89
流れなんてどんどん切るものだよ
それでいいじゃないか
そんなことを気にしてたら別の話題できないし
613名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 19:21:18.50 ID:MbuXVGlw
バールが卵から産まれないのは何故だ
614名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 19:23:46.87 ID:SWLZZt7Y
>609
じゃあ他に策を挙げてみればいいじゃない
ほーれほれ
615名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 07:27:27.89 ID:WdsG+38f
ここって性転換ネタはOK?
ヴァルター、ヒーニアス、ユアンのいずれかで書きたいんだけど…
それとも、性転換スレあるからそっちに投下した方がいい?
616名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 11:10:35.30 ID:mgjSN/rG
>>615
うーん、保管庫見たけど性転換ものはなかったな
男から見て苦手とする人が多いジャンルだから
注意書き有りでも大丈夫かどうか……

ヒー様だったら、ターナやラーチェルで代用利きそうな気もするし
ユアンなら「魔法の練習における事故などで女の子になっちゃった」
みたいな話だと、まだ注意書きで投下もアリだと思う(個人的には)
ただヴァルター辺りになると替えが利かない上に
例え魔法で女体化しても、元のイメージがチラついてしまうから難しい所だ

性転換スレに投下が一番無難だと思うが
617名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 11:37:15.67 ID:UvskGICo
いや。>1で禁止されてる以外のFEネタなら、基本なんでもここで問題ないと思う。
読み手の嗜好を書き手に押し付けるのはおかしな話だ。
ただし注意書きと題名orトリップ付きで読み手が一括アボンなりスルーできる気遣いは必須。
喜んだ受け入れられるかも全くの別問題だが。
因みに自分も女体化はちょっと…なんでスルーさせていただくことになるが、投下そのものを否定はしない。

ただ女体化に限らず、スカ、グロ、キャラクター改変、黒化、百合、オリキャラ登場もの、ショタ、当て馬化、設定捏造などの
マイノリティ嗜好なものは事前に注意書きと投下レスごとに題名orトリップを入れてほしいと切に願う。
618名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 12:39:01.41 ID:ByVe24v9
FEの女体化っていったらメジャー所はセネリオあたりか?
ラスボスと血縁だったり、主人公とだけやたら仲が良かったり
完全にユリア・ニニアンの系譜なのに男の子なんだよな
619名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 13:18:52.20 ID:XcnbiNbP
女体化萌え人口は女性が多いよね。
逆に男性で女体化萌えの人はあまり居ない気がする。
男性はキャラクターの女体化、男体化より、フタナリ好きが圧倒的に多い印象があるよ。
620名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 14:28:36.38 ID:QKmki4iq
男を女体化する萌えには詳しくないが(正直まだBLのが共感できる)
物を擬人化する萌えは男のほうが多い気がする。このスレでも炎弓パルティアが女体化したような話があったな。

女体化は、FEだと「ルセアは実は女だったんだよ!」「何言ってるんだコイツ」みたいなネタがあったりしたような。
あとは夢オチだがデューが女体化して「ジャムカのこと好きだよ」ってジャムカに絡んでくるネタとか考えたことがある。
621名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 19:55:40.46 ID:bp/TJYtH
ヴァルターが凌辱されるのは女の姿でも想像できんな
かなり難易度高いんじゃないか
622名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 20:01:25.63 ID:AQ3OzYOX
男はガチ女体化が多いけど女はふたなりが多い気がする
みんな男の体なんて汚らしいと思ってるんだろうか
623名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 20:21:04.14 ID:ByVe24v9
>>622
戦士系は泥くさいイメージがあるけどスルーフとかクロードみたいな美形神父系はいいにおいがしそう
624名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 00:19:25.03 ID:uAueHsfs
>>614
つまりクリスを女体化すれば・・・ってアレ?
625名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 06:46:36.74 ID:+V1t7PrA
女クリスにすればいいじゃn(ry
626名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 10:35:07.84 ID:DFCKp0Ka
>>616
女である事を隠しているマルスがカインに犯されるSS無かったっけ
627名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 12:17:07.19 ID:6OHLn2V7
あったあった
実は女である事を隠してた…みたいな感じだったね
628名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 15:42:14.82 ID:VOAbFQ84
シーザやリカードが女説はそれなりに見かけたな
王子しか扱えないレイピアを扱えたフィーナが実は美少年説とかは見ないが
629名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 16:34:16.70 ID:+V1t7PrA
王子っていうか「王家の子女」って意味なんだろな

ずっと後の作品になるがエイリークは王女でレイピア装備だし
630名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 17:22:35.67 ID:GkLdTroq
チェイニーとか最初女かと思った
逆もありかね
女として育てられてたが実は男でした…とか

エイリークとかできそうじゃね?
双子ゆえ王位継承争いを恐れて女として育てたとか
631名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 17:29:30.23 ID:dwbR1sY2
フォルデとの支援会話の意味合いがかなり別のものに変わってしまうぞ……
632名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 18:46:57.62 ID:4yTe4dd6
「この前きみが言ってた話か……ニニアン……きみは、僕たちに秘密にしている事があるんだね」
「はい……」
「でも、それが何かは言えない。そうだね?」
「……はい……」
「だったら、それでいい。」
「え……?」
「ニニアンがつらいのなら、無理に話さなくていいんだ。いつか、話せる時が来たら……聞かせてくれ」
「でも……わたしは……自分を偽って……エリウッド様やみなさんをだまして……」
「ニニアン。僕はきみが好きだ。何があっても、それだけは変わらないから」
「エリウッドさま……」
「きみの秘密がなんだろうと、僕の気持ちは変わらない。きみを悲しませるものがあるなら、僕がそれを取り払う。
だから、もう泣かなくていい。きみが、いつでも笑顔でいられるなら、そのためにはなんだってしよう。
こんな気持ちになった女性は、君が初めてなんだ、ニニアン」
「エリウッド様……わたし……わたし……だましているのは、最後の部分なんです……」
「え? ど、どこを偽ってるんだい?」
「……女性……」
633名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 19:53:25.76 ID:uAueHsfs
>>632
そのネタは個人サイトで漫画化されてたなw
ミカヤverもあった
634名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 02:32:30.91 ID:OFKxIXHf
昔友人にリクエストされるかたちでマルス×ミネルバに挑戦して
携帯のメールでちょこちょこ送っていたが、
肝心のエロシーンに到達する前に互いの機種変だので立ち消えになってしまった
635名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 04:44:17.03 ID:HXqPNSNv
マルス×ミネルバか、見てみたいな
できれば思い出しながらSS書いて欲しい……
636名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 09:26:51.86 ID:XH6FDHuy
>>634
さあ書くんだ
ぜひ書くんだ
書いてくださいお願いします
637名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 10:46:51.66 ID:I9PjJB2P
エイリークはいいなーレイプ物が似合う
638名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 13:32:21.02 ID:GVTp4BwI
エイリークの相手はエフラム兄貴の一強

マルス×ミネルバに期待
639名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 14:48:42.30 ID:In2232Hh
いやいや。過去スレにあった、ゼト相手のも良かったぞ
レイチェル様が暗躍し、最後レナックが酷い目にあうギャグタッチのやつ
同じ作者の人(だと思うけど)で、何本かあったような気がする
640634:2011/05/24(火) 18:17:16.19 ID:8oMxYYlq
>>635
>>636
>>638
うわああわかりました頑張ります書いてみます

…しかしとんでもない遅筆でヘタれなので、無理そうになったら潔く白旗揚げますんで…


エイリークでエロというとどうしても疑問形ワカメにレイープされるのを連想してしまう
641名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 18:43:53.59 ID:TPh5ffA5
実はいい人が囲まれてアッータスケテエイリークとか泣きながら逆レイプされるというのはどうだ?
襲うのはヴァネッサとか
642名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 18:47:24.97 ID:JdiZs4u6
>>639
無礼者! 麗しの絶世美王女の名前を間違えるとは!

って変換しようとしたら、美王女が微王女って変換された。
ラーチェル様はたぶん微乳なんだろうなぁ。不敬罪だから杖ぽこぽこしてくんないかなぁ。

どうでもいいけど微王女って、googleで885000件もヒットするんだが、いったい何のことだ?
さっぱりわからんぞ。
643634:2011/05/24(火) 18:55:08.36 ID:8oMxYYlq
>>641
どうせならヴァネッサとシレーネとターナにトライアングルアタックしてもらったらどうかな
ターナだと近親になっちゃうけど
644名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 10:09:40.67 ID:kCTwUz0Q
マルス×ミネルバ様だと?!
これは期待wktk
645名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 15:00:37.65 ID:srQmd+gH
聖魔には魔物っていう便利な存在がいるよね、魔物の親分のリオンはエイリークに片思いしててクリムゾン先生でもネタにされるし
646名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 18:23:13.01 ID:WEwNm81H
ティアサガにも増殖しまくるオープスさんがいるぞ!
647名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 20:58:53.86 ID:BgKQODa6
ティアサガなら、巨根がデフォ装備のオーガやアークオーガも忘れずに
648名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 21:05:01.05 ID:dTVuFgRz
ティアサガにクラーケンとかいれば良かったのにと思う。外伝や紋章も可
海って開放的でいいよね
649名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:33:22.53 ID:B/OiQk2W
クラーケンか…カトリやシルクがハマりそうだな
650名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 00:10:45.11 ID:Ayw+Pnxd
初期エフラム隊は女っ気もないし魔物で性欲処理してもおかしくないね
651634:2011/05/27(金) 00:57:49.90 ID:7prV+U60
ドロドロの死体や骨とアッー!になっちゃうぞww

ゴーゴンは女っていうかメスだと思うけれど下半身ヘビだし、出てくるの後半だし…
やっぱモーサドゥーグ?
652名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 00:58:53.46 ID:7prV+U60
すみません、なんか履歴めくってるせいか名欄毎回消し忘れてしまう
スルーの程よろしくお願いします
653名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 01:13:46.58 ID:zx+Y2c04
>ティアサガにクラーケンとかいれば良かったのに

触手要因?
654名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 01:25:41.31 ID:H8CVPZd2
ホームズ隊は結構航海するんだから、海の魔物が出てもいいのに。雰囲気的に。
655名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 12:40:47.98 ID:zvevOKfm
>>651
群れからはぐれたちびゴーゴンがエフラム達によって犯されるとか
そしてペットにされて毎日オナホ代わりに
656名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 17:08:07.24 ID:e7fHzArn
触手ならビグルやオープスさん等がいる訳で何が不満だというのか

>654
それが言いたかったんだ…
甲板には都合よく、暑さでスカートや胸元ばっさばさやってたり
果ては着替えてたり(リーリエ限定か?)する女子がいて…

ミニでマストに登って帆の作業手伝うサンとかいたらやばいと思う
657名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 12:38:48.25 ID:Ptne0NWk
TSと言えばクリシーヌって盗賊剣士が、かなりの巨乳で、豊満な胸元を覗かせていたな。
7年前は清楚な街娘だったとか言われてたし、色仕掛けなどで上手く立ちまわったんだろう。
658名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 15:28:56.49 ID:ORTf4X6d
グエンにブラックレイン喰らうとティーエ独りになるよね
つまりあんなことやこんなことを……あのエロ親父めっ、羨ましいですハイ
659名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 18:14:08.61 ID:LEN2nmBi
>>657
剣士としてクリシーヌ余り強くないから、傭兵稼業だけでは食えなくて
生きていくために売春とかしていたに違いない、と俺は妄想している
死んだ男を想いつつ、屈辱に耐えながら豊かな胸乳を使って男を満足させる女

いいじゃないか……
660名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 18:38:24.00 ID:YCmS87+l
俺としては、清純な頃にぐっちゃぐっちゃに犯されて
精液塗れになってる所に「なかなか良かったぜ〜」とか言われながら金を投げられた〜

とかのパターンだと思ってた
661名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 19:07:43.69 ID:gdqNkBew
>>658
あいつジャヌーラって時点で分かり過ぎだよ。うら若き巫女の精を吸い取って……
662名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 23:12:35.83 ID:ZZnNvxwS
聖戦の子世代やトラキアの占領軍の領主って結構好き放題やってんのな
勝ち馬に乗って美味しいおもいするとか裏山
663名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 00:09:37.70 ID:KQjVc7Ii
メルヘンとモメてた時レネの綱ちょろっと切ってたし、
栗姐さんの生計の半分くらいは盗みな気がする
町娘だった彼女が手を染める訳で、660みたいな動機はあったろうけど
体を使うのはオプションとか目くらまし程度だったのかも知れん
本人生き生きしてるし
664 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/29(日) 03:20:57.42 ID:cLWjUm4f
ティアサガの盗みって考えてみるとムチャクチャすごい技だよな。
闘技場で戦ってる最中の相手の武器まで盗めるんだぜ。しかも闘技場のオヤジ黙認。
665名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 08:36:48.88 ID:HTnPONSq
ヨシュア×母上(クリア後)ハアハア
666名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 08:41:39.24 ID:kOJ27571
>>664
ティアサガ闘技場は武器持ち込みなんだし戦闘終了後に対戦相手から武器返せ言われないのかねw
667 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/29(日) 15:13:17.63 ID:oqeL2ELF
六日目神のゴルフSSまだかなあ、あと>>634
668名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 12:07:35.51 ID:KbS8rVtJ
いあ、FEキャラのパンツが見たくてしょうがない・・
じっくりねっとり視姦したい・・
669 忍法帖【Lv=2,xxxPT】 :2011/05/31(火) 14:11:02.75 ID:fijGVtHe
空飛ぶパンツ丸見えとか言われた奴もいるけどね
670名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:01:11.84 ID:1bnutJj6
庶民は現代のパンツよりかなり履き心地が悪いのとか履いてそうだ
671名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 02:00:13.56 ID:M20ypzqE
ゴムがないから紐かふんどしだな
672名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 06:31:43.58 ID:jXOfqb11
現代風のパンツはいてる設定はなし?
673名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 08:55:33.33 ID:9om2Am/F
パンツでいいんだよっ文句あっか
674名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 10:40:33.20 ID:MpZcDo8t
パンツのどこに欲情する要素があるのかワカンネ
675名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 14:26:37.59 ID:0QsTfamU
リリーナは黒スト
676名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 17:57:12.38 ID:n6OS+BiI
チキ・ファ・ミルラはノーパンだったら嬉しいな、逆に
677名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 21:20:39.20 ID:p1fhYyKV
>>674
ユアン先生に弟子入りしてこい
>>672
衣服の質は貴族と平民で差をつけるのには調度いいアイテムだとおもうがな
「××はこんないい下着をはいてるの?」とか
「こんな○○をはくのは生まれて初めて」とか
678名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 21:46:48.96 ID:nh6/VDIU
童貞は布にまで欲情するのか…キモッ
679名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 23:07:20.18 ID:n6OS+BiI
>678のIDが一瞬俺かと思ってビビった

それはともかく
>>665はどんな感じの話になるんだろうw
680名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 23:30:18.08 ID:7tdepkgE
ごめん、オルソンとモニカみたいなのを最初に思い浮かべちまった……
681名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 00:13:20.47 ID:8LIFGhAB
>>672
聖戦の系譜フィギュアの女性陣の下着は
普通のパンツだった気がするが…。
682名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 06:38:52.79 ID:NkwXWKcZ
パンツはどうでもいいが女剣士はサラシがジャスティス
683名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 13:32:19.94 ID:vFno+tu6
パンチラと言えば初代リンダは、魔法をぶちかます際に、必ずパンチラして敵の目くぎ付け!
魔法どーんっ!で戦ってきた。 紋章ではスカートを押さえてまくれないようにしてた。
おしとやかになったと考えておこう。
684名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 14:09:46.86 ID:ixW0C4Ct
流石にオーラをぶっ放すときにはそれどころじゃないみたいだけどな
685名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 14:31:31.19 ID:3tmpjcj2
魔道士が生脚を曝すのはそういう伝統か
686名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 14:40:19.98 ID:EppXvWCw
カリル姐さんのSSが見てみたいな
ラルゴでもトパックでもネフェニーでもイケる
姐さんはどんなセックスするのか一番萌えるだろうか
687名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 20:45:21.31 ID:ApWpoqM3
688名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 20:35:53.03 ID:k8u3ac7j
薄着より普段はかっちり着こんでるほうが萌える
689名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 21:10:57.53 ID:A1rwWjBl
でもセシリアさんのパンチラは何故かあんまり嬉しくない
690名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 00:06:17.27 ID:E4F932kg
グレイドセルフィナもの、エロくて良い
こんな感じでキュアンエスリンフィンとか読みたいな♪
691名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 07:55:12.91 ID:wYe5gqzq
>>689
セシリアさんはむしろパイチラの方が嬉しい
692名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 08:13:28.05 ID:z8P44Qdt
>>691
それどんな状況だよwww
693名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 14:39:56.85 ID:jG5jbRcn
きっと魔乳に不可能などないんだ
694名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 16:49:01.98 ID:IsysUeDE
ただ服が裂けるだけなら回転王の時に見れるだろうけど
状況が状況だけに、見物はできてもハァハァする暇無さそうなのが勿体ない

ナバタ行く時に砂だらけの服をサラシ姿で洗ってるセシリアさん想像してしまった
あの人がサラシしたら最強じゃないですかー
695名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:24:36.51 ID:z8P44Qdt
セシリアさんがサラシに使う布に困ったらなにも言わずに自分のマントを破って手渡してれる
そういう優しい男に私はなりたい
696名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:53:27.15 ID:gRvG5Nod
セシリアさんが愛馬をギャロップで走らせると、
それにあわせてまぬーもぶるんぶるんって……
697名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 22:09:58.27 ID:UjeEolfF
戦力としてはともかく、魔乳軍将(笑)の貫禄はさすが半端ないなセシリア先生
698名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 11:34:09.91 ID:3bxS7iRL
烈火の魔道系ガールズに加えてセシリアさんまで近くにいるとかエルクさんマジ勝ち組
699名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 15:12:22.36 ID:i2GLJ6a6
セシリアはワシが育てた(キリッ
とか出来なくもないのか
700名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 17:19:37.69 ID:9TSVfd9R
セ尻アさんとエルクって、どれぐらいの年の差なんだろうな
701名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 19:40:35.25 ID:R1Lh9eaX
尻言うな尻w
702名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 20:22:43.05 ID:9TSVfd9R
スマン誤変換wwww
703名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:00:32.80 ID:TuW6LKlV
ルクは能力的にクズでメインキャラでもないくせに、女運が良すぎてイライラするから大嫌い
烈火男子でペアエンド無いキャラたくさん居るのにさ。おかしいだろう?
704名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 00:41:59.33 ID:3efB6CCk
能力的に超天才でメインキャラで女運が良すぎるキャラの方が
一般的にはイライラされる対象って気はしなくもないがw
705名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 01:23:40.52 ID:QLB1+4sI
エルクは嫌いじゃないけど、支援会話Aが全体的に煮え切らない男って感じがしてなぁ。
ニノなんか恋愛臭すら希薄だし。セーラとプリシラ、どっちかでもいいから、真っ向から口説いて欲しかった。
706名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 02:18:32.61 ID:HSZPuer9
エルクは師匠以外の男キャラと支援があればよかった
付き合いが悪く、友達は少ないのに、ちゃっかり彼女作るのだけ上手いとか
エロゲ主人公かよ
707セイン:2011/06/06(月) 05:48:09.61 ID:owxf/awx
>>705
まあエルクは俺を見習えって事だな
708名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 08:11:12.72 ID:SpCLdNy6
ルクの外見もイヤだ。
紫ワカメきもい
709名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 08:53:38.62 ID:eoQ0rMum
ぶっちゃけエルクはいくら努力してもその上を簡単に行く奴(ニノ)がいるし
そもそも努力しなくても最初から目茶苦茶強い奴(パント)がいてわざわざ苦労して育てる理由がないのが悲しい
最初から最後まで全てのシナリオで使えるキャラなら愛着も沸くが
710名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 09:06:05.41 ID:HSZPuer9
普通あのタイミングで仲間になるニノを戦力には計算しないんじゃね?完全に趣味キャラだし
パント様も強いけど一周目から普通に上級職使うのは気がひけるから
やっぱエルク一択
711名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 10:14:31.72 ID:SpCLdNy6
パントとルクを選ぶなら、普通、外見カッコ良くて杖レベルの高いパントだと思ってた。
理魔法使いは他にプリシラも居るわけだし、ルセアやらカナスやら強力な魔法使いまで居てはルクに出番なんてないよ。
712名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 11:16:47.60 ID:Yjg9KVAh
>>710
パント様の登場までに、導きの指輪が2つしか手に入らないのが厳しい。
CC枠2つをルセア、セーラ、プリシラ、カナスと争うわけだが、
騎馬杖使いで使いやすいプリシラ、すぐ後にリザイアやルナが手に入るカナスが本命で、
対抗が攻めに向くルセアだと思う。エルクはリン編からしっかり面倒見ないと分が悪いよ。
713名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 12:59:04.97 ID:SpCLdNy6
そうなんだよね
戦略的にも杖使いをクラスチェンジさせて攻撃手段を持たせる方が良いに決まってるし、理魔法より光魔法や闇魔法が強い。
その上理想の賢者パント参戦とあってはルクを使う余地はあまり無いんだよね
烈火5周してるけど一回も使ったこと無いや
714名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 23:03:46.13 ID:QLB1+4sI
久しぶりに聖魔を取り出してやってて気づいたんだが、
ペガサスからワイバーンにCCすると、体格4も上がるんだな。
ターナやヴァネッサに体格抜かれたヒーニアス萌え。
715634:2011/06/06(月) 23:31:42.31 ID:sC1rPYx5
ここ数日ネットに繋げない日が続いてましてお待たせしております
ひーひー言いつつ何とか書いております

ご注意いただきたい点
・紋章一部(キャラデザイメージはSFC版)でマルス×ミネルバ様
・基本的に自分は公式遵守なので、この話ではシーダ様が最初から存在しない(戦死でもない)
 パラレルという設定で書いておりました
・書き手がヘボいトロい初心者の三重苦
・一応ある程度まとまってから投下しますが、私生活の都合によっては間が空くかも知れませんorz
716マルス×ミネルバ:2011/06/06(月) 23:35:49.61 ID:sC1rPYx5
 嵐は夜の深まりと共に激しさを増していった。

 病弱な国王の怯懦によって滅亡の憂き目を見ることとなったこの国の運命を嘆くかのように、雨と風は幾千幾万もの形なき槍となって、正当な主を失い「侵略者」の仮宿へと堕した黒御影石の城壁を凶暴な唸りと共に叩いた。

 マルスの耳には、嵐の叫びはこのグル二アという国自身による怨嗟の声にも、そして最愛の人の命を目前で、己が王家の紋章を授けた相手の手によって奪われた憂いの王女の慟哭とも聞こえた。

 しかし皮肉な事に、ドルーアの中枢たる竜人族を除いた人間の中では最強と謳われ、また恐れられた敵を倒したことにより、同盟軍の士気自体は否応なく高まっていた。
 本来であれば、この機を逃さず、海峡を渡って最後の人間の敵国マケドニアへと進軍するはずであったのだ。

717マルス×ミネルバ:2011/06/06(月) 23:41:28.71 ID:sC1rPYx5
 それを押し留めたのがこの嵐であった。

 無謀な進軍による船の難破や空軍への被害を避けるため、同盟軍はやむなくグル二ア城に「投宿」し、天候の回復を待つこととなった。

 マルスは内心ではこの嵐に対し、感謝の念に近い思いを抱いていた。
 皆の前では気丈に振る舞っていたあの金髪の貴人の心痛を思い、またいまひとりの王女の内心を慮ったためである。

 同盟軍の空軍、それはまさにこれから攻め込まんとしているマケドニア王国の第一王女にして第二位王位継承者、赤き竜騎士の異名を取る王女ミネルバが擁する白騎士団を指していた。
 
 そして同盟軍が次に倒すべき敵はマケドニアの「僭王」ミシェイルであり、彼はミネルバの実兄であった。

718マルス×ミネルバ:2011/06/06(月) 23:43:37.45 ID:sC1rPYx5
 雷光が一つ、遮光布越しに部屋を眩く白に染めた。続いて地の底から湧き上がる響きが室内の重い空気を震わせる。

 マルスは寝台から身を起こした。
 天蓋の紗を開け、少女のように華奢な両足を王城としては毛足の短い固い感触の絨毯に降ろした。
 室内履きも履かず、そのまま立ち上がり、寝台脇の燭台に種火を移して明かりを取る。
 重い岩壁と嵐に厚く閉ざされた深夜の室内を、燭台の儚い光が頼りなく照らし出した。

 質実剛健を旨とするグル二アといえど、王城の部屋ともなれば姿見の備えはあった。
 マルスは裸足のまま歩いてゆき、弱々しい光の中でその鏡面の前に立った。
 父の仇を討ち、難関の一つとされていた強敵を打ち破った英雄の顔はそこにはない。
 ただ途方に暮れたような、何かに逡巡する年相応の少年の顔が淡く映し出されていた。
719マルス×ミネルバ:2011/06/06(月) 23:46:54.07 ID:sC1rPYx5

 もとから中性的な端整さを持つマルスの顔は、周囲からも姉エリスによく似ていると言われる。
 マルスは己が鏡像に囚われの身の姉の姿を重ね見た。
 また一つ、雷光が部屋を激しく照らし、そしてその光の中で鏡の幻影は、彼に「姉」という存在を強く意識させる一人の女性の姿に変わった。


 燭台を持ったまま、重い樫の扉を開ける。
 制圧時、同盟軍は投降したグル二アの重鎮ロレンス将軍の案内により、同じく降伏した兵や騎士の他に伏兵が潜んでいないか城の内外を隅々まで調べ周った。安全と踏んだ宮廷騎士団はマルスの想いを尊重し、寝室の中にまでは警護の騎士を置かなかった。
 さほど遠くない部屋にはジェイガンらが休んでいるはずだったが、靴も履かず、嵐の咆哮の中をひっそりと廊下へ忍び出た小柄な王子の足音は、誰に聞きつけられることもなく嵐の唸りに紛れた。

720マルス×ミネルバ:2011/06/06(月) 23:49:58.71 ID:sC1rPYx5

 城の床は固く冷たい。
 その上をマルスの素足が滑るように進んでいく。
 回廊の大窓を雨の矢が絶え間なく叩き、そして時折破璃越しに落雷の閃光と轟音が警告のようにマルスの身体を撃った。
 しかし、王子が部屋に引き返すことはなかった。

 マルスは我知らず、物見の塔へと向かっていた。
 そこからなら、明日にも向かう森の王国が嵐の夜でも垣間見られるかもしれない。

 螺旋階段をひたすらに登る。
 揺らめく燭台の光が、細い王子の影を不規則に歪めながら筒状の岩壁に映し出していた。
 石造りの螺旋の塔の中では、雷の音だけが響いて伝わってくる。
 振動すら生じさせるその猛威の中を、炎に煽られた一枚の木の葉のように、マルスは廻りながら上昇していく。

721マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 00:04:22.88 ID:sC1rPYx5

 階段を登り切った最上階は嵐の多い気候故か、物見の塔といえども吹き曝しではなく、四方を厚い破璃の窓に囲まれていた。
 そしてそこで眼にした光景は、予想外であり、同時に――ある意味では期待通りでもあった。

 大窓の向こうに見える暗い空をより濃く切る取る一つの人影。
 二つ名のもととなった赤毛は闇に紛れてその色彩を沈めていた。

「ミネルバ王女……」
 開閉式の厚い破璃窓が閉ざされ、室内に風は入り込む隙間がない。
 燭台の火はただ王子の微かな呟きによって僅かに揺らめいた。

 名を呼ばれた人影が振り向いた。
 その一瞬、雷光が閃き、王女の髪の鮮やかな紅と、その頬を流れるものを露わに曝け出した。
722マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 00:14:30.33 ID:8M5oY36F
「マルス王子……」
 ミネルバもまた半ば茫然としたように呟いた。
 その美貌に、戦場の女神とも評される普段の覇気は微塵も感じられない。

「どうなさったのですか? このような夜更けに、こんな場所へ。
 モロドフ殿やジェイガン殿がご心配なさいますよ。」
 一瞬の沈黙の後、赤毛の王女は微笑みを作ってマルスに問いかけた。裸足で、寝衣のままで現れた同盟軍指揮官の姿は王女の目には滑稽に映ったに違いない。普段の大人しいマルスならそう思い至る程度の良識は当然備えていただろう。
 しかしマルスは夢の中の出来事であるかのように燭台を掲げたまま、自身と殆ど変らぬ姿の王女へと同じような問いを返した。
「貴女こそ……身体でも壊してしまったら、マリア王女も心配するでしょう。」
 赤毛の王女はわずかな明かりの中で表情を変えたようだった。
723マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 00:18:59.35 ID:8M5oY36F
「平気です。空を駆ける竜騎士の身にとって、多少の寒さや雨などは大した支障にはなりません。」
「ですが……」
 そこでマルスにようやく現実的な感覚が甦り始めた。
 騎士として鍛えられながらも女性として豊満で均整の取れた王女の姿態は、薄い寝衣を纏うのみであり、下着を着けていない身体の線すら露わとなっていた。薄闇に紛れているためか、当の王女はその姿を隠そうともしていない。
 マルスはかすかに顔を赤らめ、ミネルバから眼を反らそうとした。だが、

「大丈夫です。この季節の南の地方にはよくあること。明日の朝頃には……」
 ミネルバの声にマルスは視線を戻した。
「この嵐は止みます。」
724マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 00:21:36.66 ID:8M5oY36F


 しばらくの沈黙の後、再び口を開いたのはマルスの方であった。
「……それを、恐れているのですか?」
 恐れているのは自分自身だ、と頭の中のどこかで声が響く。
 糾弾する訳でもなく、秘密の共有を確認する口調で紡ぎだされた少年の言葉に、年上の女性は怒りも驚きもせずに美貌を伏せた。この少年は自分の流した無様な涙を見逃しはしなかったのだ。
「お優しい方。貴方には、私の心は誤魔化せませんね。」
 優しくて、だからこそ残酷だ。
「騎士としても王女としても、もう引き返すことのできない所に私はいる。
ここで祖国から――兄を討つ使命から眼を背けては、私はいよいよ単なる売国奴となります。
妹にも、白騎士団にも顔向けなどできなくなる。」
 ですから、と顔を上げた王女は再び薄く微笑んで告げる。

「私は逃げません。兄を、ミシェイルをこの手で必ず討ち果たします。」

725マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 00:33:33.00 ID:8M5oY36F

 マルスの身を流れる血液は、瞬間的に温度を跳ね上げた。
「ミネルバ王女っ……!」
 マルスの手から燭台が落ち、その素足に融けた蝋が降りかかる。その熱さすら、若駒を引き戻す手綱とはならなかった。

 二つの影が重なる。
 そしてその刹那部屋から闇も声も消え、ただ白一色と、音を超えた衝撃が広くはない部屋を塗り潰した。


 物見の塔の尖った屋根を撃ちすえた雷の衝撃が引いた後、マルスはその腕に、その身に人の温かさを感じていた。

「マルス王子?」
 己より掌の幅一つ身の丈の低い小柄な少年に抱きすくめられて、ミネルバは瞳の焦点を窓の彼方に放り投げたまま問いかけの呟きを発した。
726マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 00:37:26.09 ID:8M5oY36F
 幼子が母に縋るように、マルスはミネルバの身体に回した腕に力を込めた。
「やめてください。」
 押し殺した声に、ミネルバは己が肩に押し当てられたマルスの頭へ、視線だけをゆるゆると巡らせた。
「貴方は祖国の過ちを正そうとしている。それを止めるつもりはありません。でも」
 マルスはミネルバの肩口から顔を上げ、闇にも輝く紅玉の瞳を至近距離からひたと見つめた。
「実の兄を貴方自身の手で討つなどという、惨い行いはどうかやめてください。」

727マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 00:54:03.17 ID:8M5oY36F

 聖王国最後の王女は、炎の紋章を――王家の回復と引き換えに最も愛する者を失うという運命の盾をマルスに授けた。
 ドルーアの皇帝メディウスによる逆らい難い命令があったとはいえ、黒騎士カミユはアカネイアパレスを落とした張本人。しかしその彼に長く守られた王女ニーナは、やがて彼を深く愛するようになっていった。
 当然ながらそれは許される想いではなかった。
 同盟軍の旗印であり、希望の象徴であるアカネイアの王女の身も心も、彼女自身だけのものではない。故に忠義篤き黒騎士は、紋章の盾を掲げた英雄の手に討たれて散った。
 他ならぬ黒騎士の命を奪ったマルスだけが、聖王女の表に出せぬ嘆きを黒騎士の返り血に濡れた身体に刻み込んでいた。
 カミユはマルスにとっても父の仇の一人であったはずだが、彼を討ってもマルスの心に晴れやかな感慨は湧かず、胸中には鉛のような灰色の重みが沈殿した。
728マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 01:00:40.80 ID:8M5oY36F
 他国の者であり、敵対する間柄であっても望まぬ相手との戦いはこれ程の悲嘆と空虚をもたらすのだ。
 ましていくら父の仇と憎もうと、血の繋がった実の兄をその手で討つなどという罪を犯したら、勇猛な二つ名とは裏腹に繊細なこの王女の心に、どれ程深い傷を負わせることになるのか。

 国を治める者としては相応しからぬ程に、他国の王女の心情をマルスは案じた。


 華奢ではあっても激戦をくぐり抜けた故の逞しさを備えつつあるマルスの腕が、ミネルバの身体をさらに強く抱きよせ、王女の赤い髪に王子は顔を埋めた。
 南国の花や果実を思わせる甘い香りが鼻腔を擽り、マルスの思考を姉エリスと過ごした優しい過去へ、ミネルバと共に向かわんとする悲劇の待ち受ける未来へと振幅大きく翻弄した。


729マルス×ミネルバ:2011/06/07(火) 01:04:19.64 ID:8M5oY36F
「では、私に兄よりも強い絆を下さいますか。」


 その声は耳だけでなく、マルスの全身を通して伝わって来た。

「私と兄を繋ぐ、すでに綻びかけた絆などよりも強く正しい絆を、貴方と私の間に結んでいただけますか。」

 低く密やかで、それでいて激しい。
 女であり戦士であり、王女であり将であるミネルバらしい声音で。

「……何を、仰っているのですか?」

マルスは王女の腕を掴んだまま上体を離し、その顔を見据えた。

「偽りでいい。このひと時だけでいい。
 私を――貴方の妻にしてくださいますか。」



 それは嘆願でも誘惑でもなく、むしろ恫喝にも等しかった。



730634:2011/06/07(火) 01:06:38.25 ID:8M5oY36F
一旦切ります

忍法帖のお陰で細切れにしかうpできませんでしたorz

お陰で何分の幾つとナンバー着けられない上にスレ潰し申し訳のうございます
731名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 01:11:03.47 ID:s2JALRdw
乙乙。ミネ様の毅然としたところが見れて嬉しい。

忍法帖があまりに不便なら、うpろだという手もあるね。
ttp://u3.getuploader.com/eroparo
↑例えばここなんかはエロパロ板専用だし。
732名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 01:20:59.19 ID:jTPHpByv
>>730
乙。続き待ってるぜ!
733名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 10:21:51.54 ID:WT7EbOos
>>730
乙すぎる!!!
冒頭のマルスの華奢な足首だけで萌え死ぬかと思いました
ミネルバ様も凛とした中に儚さがあってハァハァしました(*´ェ`*)
続き楽しみに待っております

734 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/06/07(火) 17:43:13.16 ID://BEZVFs
やたっ!ついに待ち望んでいたものが来たぞ!
素肌タキシード(上のみ)と蝶ネクタイで待ってます!
735名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 00:31:01.52 ID:O/5ocR9J
>>734シルクハットを忘れてるぞ
736名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 13:29:54.26 ID:L/pdrA/W
>>734
あと口に薔薇を咥えておけ
737名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 13:49:54.47 ID:3r5rwffE
>>734
靴下は白でな
738名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 00:04:57.01 ID:L/pdrA/W
>>734
バックミュージック用意しといた
http://www.youtube.com/watch?v=FN9ezAsqpdk
739634:2011/06/09(木) 02:49:13.83 ID:IiB2OmDi
変態と言う名の紳士の皆さま御機嫌麗しゅうございます
ご清覧賜りまして恐悦至極に存じます
気合い入れるために自分もぱんつ一丁で書いてみたら夜中は流石に少々冷えました

今回は短い上に最近のバラエティ番組みたいにイラっと来るところで切っておりますが
今後ちょっと忙しくなりそうなのと、モチベ維持と自分を追い込むために投下致します

>>731
ありがとうございます
一応ちょっと忍法帖のレベル上がったみたいなので、コツコツやってみます
あんまり酷いようなら利用させて頂きますので
740名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 02:49:16.74 ID:aWyvTWyi
FEの男キャラで変態紳士が似合うキャラって誰だろうな。
741マルス×ミネルバA1/4:2011/06/09(木) 02:51:04.50 ID:IiB2OmDi
「そんな……」
 冗談でしょう、とはマルスには言い返せなかった。
 生真面目な性質のミネルバが軽々しくこのような冗談など口にする筈もない。それにこの声音は軽さや戯れなどが一切混じり込む余地のない固さを伴っていた。

 暗闇に光るミネルバの瞳は鷹か豹か竜のように美しい獰猛さを湛えて光っている。
 その瞳に、元から磨滅しかけていた判断力が更に奪われそうになる。
「どうなさいました? お若い王子様は経験をお持ちでないどころか、事の作法をご存じないのでしょうか?」
 戸惑い、視線を脇にそらしかけていたマルスに鞭を浴びせるような挑発が、普段は凛々しき戦女神として男を寄せ付けぬ気高い王女の形良い唇から放たれた。

742マルス×ミネルバA2/4:2011/06/09(木) 02:53:30.37 ID:IiB2OmDi
 マルスの血は再び沸騰しかけた。屈辱や憤怒からではない。元来純粋で穏和な彼に相応しく、羞恥で。
「……ご無礼を。口が過ぎましたね。では質問を変えます。マルス王子は私をお嫌いですか?」
 暫く動けないでいたマルスが、激しくかぶりを振る。
 あの時。レフカンディの谷で初めて空舞う彼女を見た時に、既に誇り高く、同時に悲しみを湛えた彼女の姿に惹き付けられていた。
 容姿も生き方もまるで異なるというのに、それまでマルスにとって最も近しい女性であった姉エリスの面影をミネルバに重ねていた。

 しかし今やここにいない姉を投影する対象ではなく、生身の、肉親ではない一人の女性としてのミネルバが眼前に立ち、マルスの内心に秘められていた彼女への思慕を凶暴な形で引き摺り出していた。
743マルス×ミネルバA3/4:2011/06/09(木) 02:57:01.50 ID:IiB2OmDi

「良かった。安心しました。……そのお気持ちが、これから私の行う事の後でも変わらない事を願います。」
 遂にマルスには明確な拒絶や制止の意志を表明する事はかなわなかった。
 ただ石壁と破璃を通して聞こえる嵐の轟音よりも激しく響く己が鼓動に内側から耳を聾され、やや高い位置にあった彼女の顔が正面から近づいてきて唇を塞がれるまで、マルスの喉は自ら声を発する機能を殺がれていた。

「んっ……あっ、ミネルバ王女っ……!」
 唇が離れた隙に、ようやくマルスは意味のある言葉を発した。しかしそれをミネルバが訂正する。
「ミネルバと。今夜、このひと時だけはそうお呼びください。私も貴方をマルスと呼びます。」
 二人の姿勢は先刻とは逆転していた。
 マルスの両腕は中を泳ぎ、王女の肩にようやく触れると躊躇しながらもその身を押し戻そうとする。
 ミネルバはそんな少年の身体を優しくも有無を言わせぬ力で抱き寄せ、再びマルスの唇を求めた。

744マルス×ミネルバA4/4:2011/06/09(木) 02:59:05.55 ID:IiB2OmDi
 石床に落ちた燭台の微かな光を失い、部屋は真の闇に近い。
 固い岩壁をも通して、風の唸りが音をも遮る。
 視覚と聴覚を阻害された身体は、光と音に頼らない部分の間隔を否応なく研ぎ澄ます。
 マルスの思考と判断力は嵐の風によって厚い雲の中へ吹き飛ばされたように混濁し四散した。

 ミネルバはマルスの言葉を封じるかの如く彼の唇を彼女のそれで塞いでいたが、初心の上に混乱の極みに在る少年が上手く応えられないでいることを察すると、顔の角度を変え、より彼に密着するようにしつつ、食むようにして強張った少年の唇を開いていく。
「ミネ……っ!」
 再び彼女の名を呼ぼうとしたマルスの隙を逃さず、ミネルバは普段は色恋の匂いの欠片もない言葉しか刻まぬその舌を差し入れ、少年のそれを絡め取った。

 電光が弾けた。
 空にではない。初めて女性と濃密に接吻を交わした少年の意識に。

 その時、女豹のなすがままだった子羊のような少年の中で何かが弾けた。
745634:2011/06/09(木) 03:02:22.74 ID:IiB2OmDi
今回これっぽちですorz

この辺から記憶の遺産を食い潰し新しく話考えているので遅筆がさらに悪化
気がつけばミネルバ×マルスになってるし

>>740
ゼルギウス辺りかと
746名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 09:39:17.70 ID:frnWtdKV
じぇんとるめんといえばユリシーズだな
問題はどうエロに絡ませるかだが
747名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 14:47:27.92 ID:sDWeYtZA
ルキノんという巨乳美人の恋人がいるじゃないか
748名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 15:34:27.82 ID:EL3YGGFO
ユリシーズはねちっこい変態か、意外に初心かのどっちか
749名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 18:55:08.33 ID:airog57g
>>745
乙。いよいよ本番突入か……期待して待ってるぜ
それにしても割り込んだ>740に丁寧にレスするなんて優しいな

変態紳士はサウルが素で一番近いと思う
後はオスカー・パント・カナス・エルフィン・スルーフ・サイアス
ティアサガ有りだとレオンハートやリシュエルも似つかわしいと思う
750名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 19:06:34.17 ID:NgpTijlG
>>749
ちょwwwサウル以外は普通に紳士だろw
セインさんは軟派騎士だから除外なのか
751名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 20:35:01.72 ID:tJouLvpP
暁のルドベックが一番の変態紳士だと思うけどな。
ルキノさんに変なマネみたいな事しようとしてたけど、ルキノさん髪切られた程度で済んで良かったよ。
752名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 00:07:18.05 ID:B0E2xEQa
逆に変態淑女なら
753名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 00:31:28.61 ID:ntlD10Fg
ラーチェル様
754名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 00:37:48.02 ID:FFGMhTu6
前書き含め>>745のノリの良さにワロタ。乙です
忍法帳に腐る事なく自ら満足のいく投下を、
そしてエロ凛々しい二人の描写を今後も期待してます

変態淑女といえばだみゃ〜ん氏とか三日目氏の影響が濃いんだよなぁ
次点がいくつか投下のあったセルフィナさん。ブーツで踏まれたい

んでそれ以外だと、エーヴェル、ユーノ、イサドラ、シレーネ、ティアマト、ルキノ
ここまでは妥当だけどエリウッドのおかんも中々イイ感じ
個人的にはエキドナさんとかミディアとかもイケる気がする
755名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 01:19:18.62 ID:D+uoPCPd
パントとルイーズはナチュラルに変態っぽいことしてそう。
青姦見られたりしても優雅に続けそう。
756名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 19:25:40.28 ID:B0E2xEQa
最終戦で腹の中にお兄様がいるくらいだから道中で必ずいたしてるよ
757名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 00:21:03.73 ID:bPZxl8Zw
>>745
姉ショタおいしいです
マルスの生真面目そうなところとミネルバ様の強引なところがグッと来ました
続きも楽しみにしてます
758名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 01:06:11.46 ID:pwnU/lQC
未だにエストファーネを超えるキャラが居ない
陵辱が似合うって意味で
759634:2011/06/11(土) 01:58:11.06 ID:nYzdzd3z
皆さまいつもありがとうございます

前回照れくささもあって碌に推敲せずに投稿したらいつにも増して誤字の嵐orz

ちょっと文章に悪戦苦闘しそうですので、名だたる神職人様方のご降臨までの
せめてもの慰みにでもなればと、以前描いたリアーネたんピン絵をうpいたしました
「馬鹿者! エロは 文 章 による己の想像力あってこそのもの!
 着様の汚い落書きなどで腹は膨れぬわ!」
と硬派な心情をお持ちの諸兄は華麗にスルー願います(´;ω;`)

ttp://u3.getuploader.com/eroparo/download/95/leanne.jpg

パスは海外版のリアーネたんの名前の綴り
というかURLでバレバレですが
760名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 21:28:49.39 ID:RyVj0RmK
ミカヤのタイツに包まれたおみ足にしごかれたい
761名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 22:11:50.27 ID:dqTnjLm+
ミルラたんのちっこいお手てですりすりされたい
762名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 22:32:57.96 ID:Q7hHHNOk
>>761
「お兄ちゃん」呼びのオプションがつくわけだな
763名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 01:58:47.99 ID:5e1dWrUH
俺ロリコンじゃないけどチキやファやミルラたんが好きです
764名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 07:34:34.55 ID:NuM1N8wT
マリアのツルツルぷにまん舐め回したいまで読んだ
765名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 03:34:29.53 ID:mF/nKdni
>>763
イナやナギが入ってない時点で…
766名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 09:29:23.90 ID:FF7dsT0B
ナギは最高だよ
チキを飼育してナギっぽくすることができたらもっといい
767名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 11:37:39.06 ID:8fvrw3//
マムクートプリンセスメーカーってか
768名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 19:58:48.86 ID:vqoOdggw
>>767
人間の寿命では無理そうだなw
769名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 21:30:44.98 ID:I4Hq7Tvd
チェイニー「俺なら余裕だぜ?」
770 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 22:57:14.76 ID:uWT48Ccg
一本投げに来ました。
聖戦アレス×ナンナです。

※ 注意
キャラの独自解釈――もといキャラ崩壊注意。
恥ずかしい台詞150%(拙筆比)
エロまでの前置きに20レス中12レスも使っています。
第33章に投下した拙作「雨夜の品定め」「雨夜の品定め 翌日」と設定を一部共有してますが、これ単体で読んでも特に問題無いと思います。

途中で容量が危なくなるので、ついでに新スレも立てていきます。

以下、投下開始します。
771 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 22:59:16.71 ID:uWT48Ccg
「愛されるより 愛するよりも」



気がついたら、引っぱたいていた。
気がついたら、引っぱたかれていた。

その時の顔が、忘れられない。


772 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:01:18.98 ID:uWT48Ccg
「なるほどね。それで、あのあたりから様子がおかしかったのか」
「おれとしたことが、誤魔化し切れてなかったか」
「いや、お前はともかく。ナンナは露骨だった」

シグルドの遺児・セリス率いる解放軍が、ミレトス地方での戦いを終えて、グランベル帝国へ駒を進めようかという頃のある夜。
解放軍の駐留する城の一室で、ふたりの男が会話していた。共に容貌秀でた若者だったが、深刻そうな面持ちだった。

「ナンナは、あのフィン殿が親代わりになって育てていたんでしょ。しかもリーフとかと一緒に。
 あんたの付き合い方に無理があったんじゃない? 何か心当たりは無いの」
「いや、別に喧嘩ってところまでは行ってない、ただ、少し距離を測り直してるだけだ」

部屋は誰かが泊まるものとしてはかなり広く、来客用の机椅子や大きな寝台、姿見、クローゼットと、家具もひと通り揃っている。
ふたりの若者は椅子をひとつずつ出して、机に肘をついて座っている。窓の外には、もう月や星が見えていた。
机の上には、酒が数瓶乗せられている。どうやら彼らが持ち込んだらしい。

「ねぇ、どうよセリス。お堅い育ちの人の機微は、あんたの方が分かるんじゃないか」
「そんなことよりさ、どうしてきみらはいつも、わざわざ僕の部屋に来てそんな話をしてるのかなぁ」
「つれないこと言うなって、おれたちは、お前とそういう話、しちゃいけないのか?」

部屋の主は、寝台の上に座って呆れていた。解放軍盟主・セリスである。
その部屋で女の話を肴に酒を舐めているのは、アレスとアーサー。れっきとした解放軍の幹部――のはず――である。

「しちゃいけないのか、と言われてもね。別にきみらが話すのは勝手だけど、そこでどうして僕に話を振るのさ」
「いや、ほら、俺とアレスは育ち悪いから。アレスはガラの悪い傭兵団育ちだし、俺も上等とは言えないもんで。
 セリスはシャナン王子とかエーディン様とかに育てて貰ってるじゃない。俺たちより、ナンナの感覚が分かりそうじゃないか」
「う、うーん、そうかも知れないけど」

あっけらかんとした言い方だったが、アレスは物心付いた頃から属していた傭兵団の人間を、何人もミストルティンで討ち取っているし、
アーサーといえば、まだ子供の頃に母親と妹をフリージ家に攫われ、それからシレジアでひとり生きてきた、という過去がある。
そんな二人の重めな背景が思い出されて、セリスはツッコミを鈍らせてしまった。

もっとも彼らの内心は、

――セリスの部屋で盗み聞きしようなんて不逞の輩は解放軍にいないだろう。仮に聞かれても、敢えて言い出したりしないはず。
――覗き見してた奴なら二人知っているが、セリスなら口が堅いし、単純にセリスに聞かせると反応が面白い。

といった程度のものであったが。

「セリス、お前はどう思う?」
「致そうとしたら、ナンナに涙目で引っぱたかれたって話だっけ」
「なーんだ、セリスも興味無さ気な顔してて、本当は聞いてたんじゃないか〜」
「きみたちが勝手に僕に聞かせたんだろうが」

セリスは寝台の縁に座りながら足をブラブラさせた。話が回ってきたので、ナンナの顔を思い浮かべてみる。
ナンナ。ラケシス王女の娘。母親譲りのカリスマと大地の剣。つまりノディオン王家の血を引く。
デルムッドの生き別れだった妹。そう考えると、アーサーとティニーに符合するところもある。

ナンナの主君はリーフ王子だった。それゆえか、彼への二人称は“リーフ様”だ。けれど、ノディオン王家直系のアレスは呼び捨て。
このあたりに関しては、セリスとティルナノグからの幼馴染みが思い出される。“セリス様”で“アレス”で、ついでに“アーサー”だった。
本来ナンナとリーフ――とアレスとアーサーも――は、家格は同じ聖戦士の家のはずなんだが、“アレス様”とは行かないようだ。

細かいところまで思い返すと、あちらの主従の方がちゃんと主従らしく振舞っている気がしてきた。
セリスから見たティルナノグの仲間は、臣下というより幼馴染みという方がしっくりきた。
リーフとナンナは、セリスたちと比べると主従の峻別がついているように見える。
レンスターの王子とノディオンの王女なら、主従より盟友という関係に収まる方が自然ではないか、とセリスは思う。
育ての親であったフィンの影響か、はたまたティルナノグよりも厳しい逃亡生活のせいか、単に性格の問題か。
773 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:03:20.21 ID:uWT48Ccg


アレスとナンナが付き合うようになったのはいつ頃か。出会ったのは確か――解放軍がアルスターに進軍したあたり。
きっかけは、アレスの父エルトシャンに、ナンナの母ラケシスが宛てた手紙を、ナンナがアレスに渡しに行ったあたり。
エルトシャンとラケシスは兄妹なので、二人は従兄弟同士にあたる。セリスから見たアルテナのような感じなのか。
それからは、同じノディオン王家の者として、同じ騎馬隊として、接触を持つ機会があったようだ。
セリスは詳しく知らないが、いつの間にか二人の付き合いは公然のものとなっていた。

「アレスとナンナ、どっちから仕掛けて行ったの?」
「そりゃおれからだ、つれなくされたことは何度もあるが、最近はそれが悪くないと思えてきた、とにかくアイツ可愛いぞっ」
「はいはい分かってます分かってますって。もしかして、つれなくされて感じてたりとか?」

アーサーはふざけながら、もうお腹いっぱいだ、と目でセリスに語っていた。
もしかすると彼は、ナンナの話をアレスからひとりで聞かされるのに疲れて、セリスの部屋に来たのかも知れない。
かつて雨夜に、女性には聞かせられない持論をセリスに展開したアレスも、彼女にはすっかり参っているようだ。
解放軍の幹部が居合わせるところでも、アレスは平気でナンナを口説いていた。
その度にナンナが赤面して取り乱す。それを見てアレスが笑う。そこまでがひとつの流れになって定着してしまった。
ナンナも、アレスを一度も本気で止めていないので、内心は満更でもなさそうだ、というのが専らの噂だ。

ナンナがそんな調子だからか、ナンナと付き合い始めて以来、アレスはどんどん図に乗っている。
男しかいない所は、もっと自重しない。一度など、デルムッドの前で妙な話をしたせいで、殴り合いになりかけた。
騎士道に浸かって育ったデルムッドと、傭兵団で育ったアレスでは、下卑さ加減の許容範囲が大きく違っていたようだ。

「ということは、本当に何でだろ? ナンナの機嫌が悪い理由は。ちゃんとムード作ってる? 前戯後戯疎かにしてない?」
「何だと? 技+10ごときが無礼るな、というか、むしろそれが楽しくて楽しくてしょうがない、
 その時のナンナの様子を見せてやりたいぐらいだ、まぁ、実際に見たらミストルティンでバラバラにしてやるがな」

セリスはこっそりため息をついた。リーフやデルムッドがここに居なくて本当に良かった。シャナンも居なくて助かった。
こんな破廉恥なアレスと堅物のナンナが、男女の深い仲になってるというのが、セリスにはどうも理解出来ない。

774 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:05:20.57 ID:uWT48Ccg

「ナンナは何で、アレスを好きになったんだろ。アレスはナンナに聞いたことがある?」
「おれからは聞いたことないぞ、だいたい、ナンナがどんな理由でおれを好きになろうと、おれはおれだ、
 おれは誰かに好かれようと猫をかぶったり、ヨハンみたいな凝った口説き方するのは上手くないんだ――リーンにも叱られたし」
「待ってアレス。君は、何をリーンに叱られたんだい? 猫をかぶったりするの上手くないとかって」
「ナンナに気が向き始めたあたりの時に、目の前できっぱりと言われてな、
“あんたが本気になってみたら、いつもの調子づいた口説きが鳴りを潜めるのは滑稽だわ。
 猫被ってしおらしい男の振りなんか、全然似合わない。あんたって、好いた女目の前にして、もじもじするような奴じゃないでしょうが。
 あれこれ考えないで、素直に口説きなさい。そうしてるのが、あんたは一番かっこいいから”とか、一言漏らさず覚えてるぞ」

セリスは緑髪の快活な踊り子の姿を瞼に投影した。リーンの表情は、ブラムセルの手から助け出された時よりも切羽詰っていた。
リーンはアレスが好きだったんだな、とセリスは想像した。アレスも、一時はリーンを憎からず思っていたんだろう。
何せリーンを助けるために、自分が育った傭兵団を裏切ったのだから。しかし、いつしかアレスの気持ちはナンナに向いていた。
リーンはそれに気付いて、それを認めて、その上でアレスの背中を押してやったらしい。
アレスは彼女の内心に気づいてたのか? どっちであったにしても、セリスから見ればぞっとしない体たらくだった。

男の気持ちが自分から離れた時、それを認めない女はいても、それが分からない女はいない、と昔エーディンが言ってたのを思い出す。
きっとエーディンたちも戦いの日々の一方で、自分たちと同じような悩みを抱えていたに違いない、とセリスは得心した。

「じゃあ逆に、ナンナからそれを聞かれたことがある? 何で私みたいな女の子、好きになったの、って」
「何度かあったな、どうやって答えたか、詳しくは覚えていない、むしろどうやったらお前を好きでなくなれるのか?
 それが分からんから、どうして好きになったかも分からん、とか言ったような、とりあえず納得はされなかったな」
「そりゃ納得しないよ。わざわざ口に出して聞くからには、ナンナだってそれなりの答えが欲しかったはずだよ」

アレスの返事に対するセリスの反応を聞くと、アーサーがしたり顔で口を開く。
トラキアの夜の恋愛談義と同じように、衒(てら)った声音だった。

「どうして好きになったか? なんて、考えなくていいんだよ。必死になって探しても、好きになったきっかけが見つかるだけ。
 そのきっかけってのは、たまたま好意を自覚した時に印象に残っていたってだけのものだよ。
 例えば、優しくされたからあの子を好きになった。けれど、その子に後で邪険にされた、としたら、すぐ嫌いになれる?
 そんなスッパリ幻滅できる恋ばかりじゃない。俺らは自分自身の気持ちだって正確に観察できてないんだ」
「仮に正確に見えたとして、好きになった理由を全部並べ立ててどうするつもりだ、
 その理由に当てはまっているかどうか、いちいちチェックするのか、そんな窮屈な恋愛があるかよ」
「ふーん、じゃあ、アレスがナンナを好きになった理由を、ナンナは聞かなくて正解だったって言うのかい」
「そうだろ、さっきアーサーも言ってたけど、言わぬが花、聞かぬが花、って奴だ」

セリスは大きな大きなため息をついた。その吐息には、セリスの内心が溶けていた。
例えば、夜のから騒ぎで彼らふたりをまた営巣送りにしてしまうかも知れない、という当たって欲しくない予想が。
775 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:07:22.32 ID:uWT48Ccg

「僕は、ナンナがきみを引っぱたいた理由が、何となく分かった気がするよ」
「――は?」

アレスも、アーサーでさえも目を点にしていた。まさかセリスがそんな言葉を発するとは思っていなかったようだ。
セリスは寝台から床の上に降りて、二人が腰掛ける椅子の方へ歩いた。アレスの目の前まで来ると、中腰になってアレスと目線を合わせる。

アレスはいつものように猥談して、セリスをからかうだけのつもりだった。
致そうとしてナンナに引っぱたかれた話にしても、アレスにとってはお喋りの延長だった。
アーサーはその自慢にひとりで付き合わされるのに飽きて、セリスをいじりにきただけ。
一頻りからかったら後は三人で酒を呑んで、日一日と近づく帝国本土での戦いの緊張を和らげるつもりだった。

「アレス。きみは、ナンナに向かって愛してるって言ったこと、どれくらいある?」
「結構な回数言ってるな、だが、おれの場合は口だけで愛してるって言ってるわけじゃないぞ」

アレスがふざけて、冗談じみた答えを返しても、セリスは顔面筋のひとすじも動かさなかった。
あまりに無残な滑りっぷりで、アレスとアーサーの酔いは八割方吹き飛んだ。

「それなら逆に、ナンナに向かって――おれのことを愛して欲しい、って言ったことはあるかい」
「それは、無いな」
「だろうね」

アレスは沈黙の中で記憶を浚ったが、愛して欲しい、と誰かに向けて言った記憶は引っかからない。
そんな台詞が出てきそうな情景すら、一片も思い浮かばなかった。

「ナンナはさ、たぶん、アレスの方から、おれを愛して欲しい、って言って欲しいんだよ」
「“愛してる”じゃなくて“愛して欲しい”だって?」

セリスは頷いた。アレスは、自分を引っぱたいた瞬間のナンナの顔を思い浮かべようとしていた。

「女が“わたしのこと愛してるって言って”“わたしのこと好きって言って”とか、男にねだるのはよくあるけど、
 それを逆に男のほうがねだるのは、あまり聞かないな。アレスみたいに、黙ってても女が寄ってきそうな男なら、尚更だ。
 そもそも“愛してる”って誰かに言うのは、その人に“愛して欲しい”って言外に匂わせてるって意味じゃないか?」
「アーサー。そんな屈折した理屈、きみらはともかく、僕やナンナに通用するわけないでしょ」
「だめなのかなぁ、それ。じゃあアレスは何で引っぱたかれたんだ。ナンナがそう簡単に人を引っぱたくとは思えないが」

アレスは黙って、セリスからの指摘について考え込んでいた。
ナンナを好いている、可愛いと思っている、他の男に少しでも触れさせるのが我慢ならないほど。
ナンナが悲しむのは、自分が何に直面するよりも辛い。そばで支えてやりたい。それは愛だと思う。
では、ナンナが自分を愛しているかどうか、気にしたことがあったろうか。ナンナに、愛情表現をせがんだことがあったか。

記憶に無かった。
二人の間では、決まってアレスから声をかけて、触れて、囁いて、絡ませ、主導権を常に握っていた。
まるで、そうしなければならないかのように。ナンナに抵抗されるのも、戯れのうちだった。

――アーサーの与太話に毒されたか?

想いを寄せる、その行為が恋を恋たらしめる要素であり、それ以上は本来恋の悦びには必要無いものである。
そんないつかのやり取りに、アレスは納得いかなかった。そんな言い分が通るなら、片思いに悩む人間は居ない。

「僕に言わせれば、僕が好きになった女の子には、僕のことを好きになってもらいたいと思うのは当然だよ。
 確かに言うのは照れ臭いけど、付き合ってる人間同士なら“おれのこと好きか?”の一言ぐらい、あってもいいでしょ」
「仮に、セリスの言う通り、ナンナがおれに“おれのこと好きか?”と言われたがっていたとしてだ、
 それは言ってやらないと張り倒されるぐらいまずいのか? どうも、そこまでのものとは思えん」

776 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:09:23.50 ID:uWT48Ccg

軽い気持ちでやり取りに口を挟んでいたアーサーも、この話題が心に掛かるようになっていた。
恋愛は仮令(たとえ)片思いでも自分が相手を思うことに意味がある、というところまで割り切っているならともかく、
そこまで割り切ってなさそうなアレスが、自分がナンナからどう思われているかについて、ここまで無頓着なのは腑に落ちない。
アレスはしつこいぐらいナンナを口説いている。“おれのこと好きか?”ぐらい疾うに言ってると、アーサーは思い込んでいた。

――本当は、アレスはそれを確かめたくないのかもな。

ふと兆した考えを、アーサーは喉元で飲み込んだ。飲み友達に対して、それは穿ち過ぎて無遠慮だと思ったからだ。

「話を聞いてると、ナンナは今まできみに対して、素っ気無い扱いしてたみたいだね。
 だからナンナは、アレスが何で自分を好きになったのか、自信を持ってないんじゃないかな。
 たぶん、アレスが口説いてるのも、殊更くすぐったい台詞を聞かせて遊んでるんじゃないか、っていう疑いを持ったんだ」

――自信を持ってないのは、きっとアレスも同じだ。

「というかナンナは、アレスがどうしてナンナを好きなのか、理解してなさそうだね」
「あれでは、まだ足りてないのか」
「いや。口説きゃ伝わるってものでもないんだろ」

――物心ついてから、剣を振るうことで居場所を作ってきたアレスは、剣で斬れないものの扱いは、言う程得意じゃないんだ。

「とにかく、ナンナにも色々言いたいことがあるんだよ。おおかた、この間は溜め込み過ぎて手が出ちゃったんじゃないかな」
「何がとにかくなんだか――で、それが“おれのこと好きか?”に、どうつながるんだ」
「いくら言いたいことだといっても、ナンナが自分から好き、って言うのは難しいだろうから、上手くアレスが言わせるんだよ」

――そんなに上手く行くかねぇ。

男三人の、噛み合ってるようで噛み合っていない恋愛相談は、酒が回るにつれてフェードアウトしていった。



777 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:11:24.85 ID:uWT48Ccg
解放軍の朝は早い。不寝番を別にしても、空が白まない時刻から活動を始める人間もいる。
軍中で為すべき仕事に従事している者。個人的な鍛錬を積んでいる者。早起きの理由はだいたいそんなところだった。
しかし、彼女がこの時間に、厩舎のそばでぼんやりと朝日を眺めているのには、特に目的が無かった。

「ナンナじゃないか。どうしたんだ、そんなところにつっ立って。寝ぼけてるのか」
「んん、兄さんね。少し、だけ考え事してただけ」

ナンナは昨夜から寝付きが悪く、ぐっすり眠れないまま夜明け前に目が覚めた。
ひとりで静かな部屋にいるのが虚しくなって、外に出た。厩舎に足を運んだのは、考えがあっての行動ではなかった。
厩舎に入っての中を歩くと、愛馬はナンナの足音に気付いて、人間と比べるとだいぶ大きい眼に彼女を映した。
しばらくして、ナンナが何も持たずにやってきたのを悟ったのか、愛馬の反応はつれなくなった。
機嫌をとる手段の無いナンナは、そっぽを向いた愛馬を残し、厩舎を後にした。いつの間にか、空が鮮やかに色を変えていた。

「兄さんは、馬の様子を見に来たのかしら」
「そうだ。今日はティルナノグの連中の朝稽古に付き合ってて、それが一段落したんだが、
 皆が起き出すまで少し間があるからな。ナンナもそうなのか」
「私もそんなところ。ただ、早い時間に目が醒めてしまったの。でも、もうすぐ朝餉の支度なのね」
「お前、昨日眠れなかったのか。顔色がよくないぞ」

デルムッドの言葉で、ナンナは部屋を出る前に鏡を見ていなかったことに思い当たった。
早起きと徹夜明けの中間ぐらいの状況だから、さぞひどい顔をしていたのか、と彼女は思った。

「兄さん、ひとつ聞いてもいいかしら」
「何だ。お前が俺に相談なんて、珍しいこともあるもんだ。何か言いたいなら、いくらでも聞いてやるぞ」
「兄さんは、どういう時に人を引っ叩きたくなるかしら?」

妹の問いに、デルムッドは絶句した。彼は解放軍の顔ぶれの中でも、非常に温厚な性格をしている人間である。
彼が戦場以外で暴力を振るった事など、子供の頃の他愛ない喧嘩を除けば、解放軍の人間はまず見たことがないだろう。
その中で例外的なケースが、アレスのナンナに関する舌禍のせいだ、とは言えなかった。
あの時アレスが喋りまくっていた話は、年頃の女性に聞かせられない内容だった。まして妹は当事者同然なのだ。

「そりゃ俺だって、腹が立つ時もあるし、それがひどくなれば、コイツ殴りてぇ! と思う時もあるよ。
 でも、どういう時に、と聞かれるとなぁ。頭に来たとき、としか言えないな。これじゃ答えになってないか」

顔を伏せて考え込むデルムッドに、ナンナはさらりとつぶやいた。

「私、この間、つい、アレスを引っ叩いてしまったの。平手で思いっ切り。初めてなのに、なかなかいい音がしたわ」
「何だって。お前が、アレスを、引っ叩いただって。アイツまさか、お前にまで変な事言ったんじゃ」
「変な事って、アレスが変な台詞ばかり言ってるのはいつものことよ。問題、は」

ナンナはデルムッドの顔に視線を放って、少し考え込む素振りを見せた。兄は、急に口をつぐんだ妹を訝しんだ。
彼女の沈黙はすぐに解かれた。言うべきかどうか迷ったのは、ほんの数秒だった。

「何で私がアレスを引っ叩いてしまったのか、私自身にも、その理由が分からないことなの」

兄に向けたナンナの顔は、大真面目だった。

「怪我はしなかったと思うけれど、あれは私が悪かったわ。なるべく早いうちに謝るべきだと思ってる。
 でも、理由も分からないのに謝られたってアレスも困るでしょう」

ナンナは実際の年齢に比べて、精神的に大人びたところがある。その理由は、リーフの近くで辛酸を舐めてきたせいだ、とデルムッドは思っていた。
敵に捕らわれ牢に閉じ込められる。圧倒的な敵軍から命からがら敗走する。ぎりぎりの戦力で籠城する。
彼の妹がレンスターでくぐってきた修羅場は、望むと望まないとにかかわらず、彼女を歳相応の少女のままにしておかなかった。

「少し後で、話の続きに付き合って欲しいの、兄さん。もう、皆も起き出してるから」

だというのに、この時デルムッドの目には、妹の所作がそこはかとなく心細いものに映った。彼はすぐに頷いていた。
778 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:15:00.04 ID:uWT48Ccg

ミレトス城の解放軍は、のどかな天気の下に、どこか張り詰めた空気を漂わせていた。
海峡の対岸に霞むシアルフィ・ユングヴィ両城の遠影のせいで、ここが帝国本土の間近であり、
帝国の精鋭部隊との戦いが迫っていることを、指揮官から兵卒までが感じていた。
さらに両城はセリス因縁の地でもあり、帝国軍の苛烈な抵抗は必至。それでも解放軍は軍勢を止められない。
解放軍を軍たらしめているのは、帝国の横暴を打ち払えるかもしれない、という希望だった。
戦線が膠着状態に陥って、勝てないかも、と思われた瞬間に、解放軍は軍の体を保てなくなる。

デルムッドとナンナは、城の庭園に据えられた長縁台に並んで腰掛けていた。
機嫌の良い空模様と、戦禍を感じさせない瀟洒な花壇や植え込みを、二人は黙って見つめ続けていた。
商業都市ミレトスの城は、軍事色の薄い建物だった。城下町の構造も素直で、城は実用性より外見を重視している。
城より館という言葉がしっくりくる。この街は何から何まで、商人のためにできていた。
二人の居る庭園も平時であれば、有力な商人達が商談がてら夕涼みでもしているのだろう。
長くグランベルとの交易で栄えてきたこの土地では、基本的に戦時が考慮されていなかった。
帝国軍がここを早々に放棄したのも、ここが籠城には向かない場所だと見做したからだろう。

「あのね、兄さん。朝の話なのだけど」

沈黙を破ったのはナンナだった。

「アレスを引っ叩いてしまって、その理由が分からないとか、それをアイツに謝ってないとか、その話か」

デルムッドの言葉に、ナンナはこくりと頷いた。普段の羽飾りとイヤリングが身につけられている。
朝の酷かった顔色も、身支度を整えてからは、だいぶ見られたものになっていた。

「はっきり言わせてもらえばな。謝るっていうのは、自分のした行動に対して、罪悪感を認めて、
 さらにそれを相手に伝えることだ。理由が分かる分からないは、お前の都合だ。理由が分からないなら、それも含めて言うべきだ」
「私が悪かった、と思っているのは本当よ。アレスは驚いたようだったけど、間を置かずに、静かに部屋を出てったわ」

部屋って何だよ、と言いかけて、デルムッドは口をもごもごさせた。一体どういう状況で妹はアレスを平手打ちしたのか。
彼も詳しくは聞いていない。ただ、もし誰か目撃者がいるのであれば、既に軍中で何かしらの噂になっているはず。
朝から昼にかけて、デルムッドはそれとなく仲間に探りを入れてみたが、しかし誰も二人の椿事について知らなかった。

「今日はまだアレスに会ってないな。何でも、昨日の夜にセリス様やアーサーと呑んだくれてて、その酔を覚ましているんだと。
 もう少し節制を覚えて欲しいもんだ。アイツお前がついてないと、てんで駄目なのかも知れないな」
「私がついてないとてんで駄目、ね。兄さんからは、そんな風に見えるの?」
「おぉ。お前に言い寄ってからというものの、アレスは戦い以外だと、お前についての話しかしないぞ。
 独り身の連中なんか、アレスが口を開く度に顔が引き攣るようになってしまってる。俺でもうんざりする時があるよ」

デルムッドは努めて軽薄な声で会話しようとしていた。兄の諧謔に、ナンナは口元だけを上げる曖昧な笑みを返した。
そのまま会話が宙に浮く。妹は徒に目を泳がせるばかりだった。気さくな性格のデルムッドでも、今の妹は扱いに困った。
二人は生き別れの兄妹で、再会してから一年も経っていない。僅かな仕草から感情を読めるほど、付き合いは長くなかった。

「とにかくだ、遅くともミレトスを出る前にアレスと話しておけよ。お前はアレスを張り飛ばしたのを気にしているようだけど、
 お前が滅多なことでそんな乱暴する奴じゃないってのは、俺が――というより、皆が知っている。勿論アレスもだ。
 それにアイツだって、顔を張られたぐらいで臍曲げるような、小さい男じゃないだろうが。話せば、きっと分かる」

デルムッドは縁台から立ち上がって、ナンナの正面にしゃがんだ。彼は妹の気分を変えようと躍起になっていた。
このままでは、衆目を集める母譲りのカリスマが仇となって、陰鬱な気分が周りにまで伝染しそうだった。
そうでなくても、兄として妹の腑抜けた様子を人前に出したくない。

しゃがみこんだままのデルムッドを、ナンナは見つめ返した。自分と揃いの青い瞳。顔立ちは父親に似たのか。
兄がいると聞かされてきたが、ここまで想像通りとは思わなかった。満月ほどに眩しい金髪。
それはノディオン王家の証の一つ。自分と、兄と、母親と、伯父と――当然、アレスのものでもある。
779 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:17:01.18 ID:uWT48Ccg
「てんで駄目なのは、私の方だったのよ、兄さん」

デルムッドの言葉を聞いてずっと押し黙っていたナンナが、ようやく発した呟きは、庭園の葉擦れに紛れてしまうほどか細かった。

「私は、これまで一度だって、アレスに好かれることはしてこなかった。
 恥ずかしいとか、よく分からないとか、そんな言い訳して、ずっとまともに相手してなかった。
 皆の前で絡まれるのも、最初は鬱陶しかったけど、嫌だとは思ってなかったの」

デルムッドは、ナンナがアレスに言い寄られていることを、比較的初期から知っていた。
血縁にしても兵科にしても、彼は二人に縁が深く、一緒に行動する機会が多かった。アレスの口説く様子も近くで見ていた。
妹がそれを本気で疎んじているわけではない、とデルムッドが気づいたのも、他の仲間より多少早かった。

「でも、私はずっとアレスを邪険にしてた。何度袖にしても付きまとってくるから、それでいいんだと思い込もうとしてた。
 どれだけ冷たくしても、アレスは私を構ってくれると勝手に信じてた。ただの従兄妹なのに」

ナンナの声は、聞き取りやすいものになっていた。舌から流れ落ちるように言葉が出てくる。
言わんとするところは、既に頭の中で浮き沈みしていたのだろう。

「それで、あんな、ひどいことして、あんなのただの私の我儘なのに。アレスは、何も言わないで出ていってしまった。
 私は追いかけられなかった。どれだけアレスに意地悪してたのか、そんな時に気付いてしまった。
 浅ましい、自分が浅ましいわ。馬鹿で、身勝手で、救えない、ひとりじゃ、何も出来ない」
「お、おい、待て、落ち着けナンナ、意味が分からんっ」

するすると出てきていた言葉が、いつの間にか濁流になり、主の意思を超えてくちびるの堰を切り崩す。
デルムッドはしゃがんでいた腰を上げて、ナンナの肩を掴んだ。流れが断ち切られ、彼女は哀れなほど大袈裟に上半身を竦ませた。
目尻にまで雫が溜まっていた。彼女は目蓋を歪めて、きまり悪そうに顔を伏せた。

「兄さんの、言う通り、ね。私、私は、アレスに会って、謝らなきゃ」

ナンナはそれっきり口をつぐんだ。痛々しい表情だったが、涙は流さなかった。デルムッドは追求の矛先を鈍らせた。
雫が乾くまで待たなければ、たった一突きで妹のやせ我慢を台無しにしてしまいそうだった。
戦場で轡を並べている時でさえ、ここまで取り乱している妹を見た経験はなかった。
彼は妹の肩に手をかけながらも、かける言葉が見つからず、目線だけを浴びせ続けていた。

「も、もういいわ兄さん。わざわざ聞いてくれてありがとう。兄さんに言われて、何とか踏ん切りが付きそうだから」

デルムッドは、まだナンナの肩を離さない。

「に、兄さん?」

ナンナは努めて口元を緩めようとした。妹の表情に、デルムッドの眉だけがわずかに反応を返した。
話始めの時にデルムッドがぶら下げていた、軽快な雰囲気はどこかへ去ってしまっていた。

「色々気になるところはある。あるんだが、根掘り葉掘り聞いてもしょうがないよな。
 ただ、兄として、ひとつだけ確かめておきたいんだ。お前、本気でアレスが好きなのか?」
「本気よ。私は、アレスが好き。アレスが好きじゃなかったら、こんな思いしてないわ」

デルムッドの言で、ナンナは一際大きく目を瞬かせた。一拍置いて、彼女は口を開く。零れかけた涙は、もう収まっていた。
デルムッドはナンナの肩を離した。そのままくるりと背を向ける。不意に湧き出てきた感情を、何故か妹に悟られたくなかった。
時間が経てば、それが寂しさ混じりの感慨だと気づくだろう。このできた妹にここまで頼られる機会は、もう無いかも知れない。

「ありがとうね。私がこんな話できるの、兄さんぐらいだったから。兄さんは女の子より口が堅いし、
 真面目だから適当なこと言わないと思ったし、兄さんだったら、アレスが変に気を揉まないから」
「分かった分かった。それじゃ、アレスに宜しくな」

デルムッドは肩の向こうのナンナに手だけ上げて応えると、庭園の外へ歩いて行った。歩く感触が浮ついていた。
彼には、最早妹を追及する気が完全に失せていた。それどころか、これがわざわざ口を挟む問題でなかった気すらしていた。

――アレスが、変に気を揉まないから、か。こりゃ顔も引き攣らせたくなるもんだ。
780 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:19:07.17 ID:uWT48Ccg


「少し待ってくれ」
「アレス、私よ。ナンナよ」
「すぐに済む」

四つ続きのノックは、別に二人の符丁ではない。そもそも、ナンナがアレスの部屋の扉を叩いた経験は、両手で数えられる程度だった。
しかし彼は、ナンナの声が耳に届く前に、彼女の来訪を確信していた。
既にアルコールは十分に抜けていたが、最低限の用事を除いて、彼は部屋に閉じこもったままでいた。

「開けてくれないかしら」
「そう急かすな。それとも、そこで済む用なのか」
「もう。自分が部屋に行く時には、貴方はすぐに開けるくせに」

扉一枚隔てているからか、ナンナが思ったよりも、アレスが思ったよりも、二人のやりとりは砕けた様子だった。
やがてノブが回り、木製の扉が外に開いた。二人の目が合うと、頭ひとつ半ぐらい背の高いアレスが見下ろす形になる。

「お酒、抜けたみたいね。入ってもいいかしら」
「構わん。特に面白いものは無いがな」

アレスは寛いだ格好だった。黒騎士の象徴である鎧も、マントも、部屋の壁際に鎮座していた。
魔剣ミストルティンが腰に下がっているのは、傭兵としての習慣だろう。それだけが、彼から戦場の匂いを漂わせていた。
窓から差し込む太陽はまだ高く、部屋全体を見通すには十分だった。部屋には物が少なかった。
元々置かれていた物は、解放軍が接収したときに片付けられてしまったらしい。
その上アレスは、従者無しの傭兵生活が板についているので、彼の私物も人ひとりで担げる程度しかない。
申し訳のように据え付けられていたいくつかの家具が、かろうじて僅かな生活臭をさせている。

アレスはナンナに椅子を勧め、自分はさっきまで寝転んでいた寝台に座った。彼女が一抱えもある籠を下げているのが見えた。
彼が手荷物について彼女に聞くと、遅い昼食を貰ってきた、とだけ返ってきた。妙に嵩があるのは、ふたり分だから。
わざわざ持ってきてくれたなら、とだけ言ってアレスは、部屋からクロスに使えそうな布を探し始めた。

部屋でふたりきりで食事する時に、そのふたりの会話が長く続かないとすればどうなるか。
声の代わりに、食事中に出る音が目立ってしまい、それを小さくしようとして、食事の動作までぎこちなくなっていく。
余計なことをしたかも、という憂慮を、ナンナは食事と一緒に噛み殺す。おかげで、味がまったく記憶に残らない。
ナンナとアレスは、昼食が広げられた丸テーブルの机板の弧を、それぞれ三分の一ぐらい並んで占めていた。
彼女が斜めから見るアレスの顔は、仏頂面に見えなくもなかった。どういうわけか、今日の彼は大人しい。

「ねぇ。あの、アレス」

怒っているのであれば、それに応じてすぐに謝ることができた。少し不機嫌な程度でも、ナンナは同じようにできた。
しかしアレスは有耶無耶な態度だった。なかった事にしてしまいたい、という示唆にも見える。
だが、既に踏ん切りをつけてしまった彼女は、入り口で一度躓いただけでは止まらず、切り出す機を探る。

「昨日は、その、随分遅くまで呑んでたみたいね?」
「知ってたのか。ああ、アーサーと一緒に、セリスの部屋に酒持ち込んでなぁ。でも、昨日は静かだったろう」
「前みたいな騒ぎを何度も起こしてたら、貴方でも色々お咎めがあるわよ」
「そりゃ、違いないな」

他愛ない話の中、アレスは急に食事の手を止めた。行き先に困ったような両手が、机板の縁に乗せられた。
彼がナンナに向けていた視線が少し揺らいだ。彼女は、それが彼の逡巡であることが一瞬理解できなかった。
彼のここまでキレの鈍い姿を、彼女は見たことがない。そんなところを見る可能性があるとも思っていなかった。
エルトシャンの手紙を読み終えた――積年の恨みが誤解だと気づいた――時でさえ、彼はもっと毅然としていた。

「ナンナ。俺は、その、今までに」
「え、今までに?」
「いや、すまん、忘れてくれ」

ますますおかしな塩梅だった。アレスが、こんな奥歯に物の挟まった口ぶりをすることがあるのだろうか。
いつもと違う彼に、ナンナは話を切り出す手がかりを握れていないが、不思議と焦りは薄れていた。
781 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:21:12.84 ID:uWT48Ccg

持ってきた食事を片付け終わると、ナンナはアレスが椅子に座ったままなことを確かめた。
既に食事を終えていた彼は、彼女が食べ終わったのを見て、先に片付けを始めようとしたが、彼女は敢えて彼を押しとどめた。
彼は何か言いたげな素振りを見せたが、小さく相槌を打ってそのまま黙った。ようやく主導権がはっきりしてきた。
その流れに棹さし、ナンナは自分の椅子を動かす。何食わぬ顔で、真正面の膝の付きそうな所まで彼我の距離を詰める。

「話があるの。少し、黙って聞いててくれるかしら」

ナンナはかすかな上目遣いの、強張った眼差しをアレスに見せていた。
二人とも椅子に座っているので、立っている時に比べて目線の高低差が小さく、いよいよ彼のそばに居る感覚がする。
アレスは無言だったが、両手を膝上に移して続きを促した。

「この前、こうやって二人きりの時に、貴方を引っ叩いたことがあったわね。
 あれは私が悪かったと思ってる。それは最初に言わせていただくわ。本当に、ごめんなさい。
 ただ、この際貴方には、もっと深いところまで、洗いざらい話しておきたいの」

ナンナの言葉が途切れると、昼下がりの静けさだけが残った。呼吸音まで、時と共に止まってしまった錯覚がした。
彼女は目を頻りにまばたきさせたり視線を彷徨わせたりしていたが、やがて睥睨紛いの目付きに戻った。
堅い表情を和らげようとしたが、上手くいかなかったようだ。

「あの時、貴方が部屋を出て行った後、私は貴方を追いかけられなかった。追いついたって、何をすればいい?
 どうして手が出てしまったのか。自分で思い返しても……何かが、おかしくなってしまったの。
 そのまま夜が明けて、貴方に嫌われてしまったと思って、それがこんなに怖いなんて、その時までは考えもしなかった。
 あれから私は変わった。実際はとっくにおかしくなってたけれど、それに自分で気付いてしまった」

話の筋が飛び飛びだったが、ナンナは一言半句余さず真面目だった。それでも、黙っているだけのアレスを前につっかえる。
デルムッドと庭園で話していた時は、思いの丈をぶつけるつもりだったのに、今になって喉元が躊躇う。
何故あの時ナンナはアレスを拒絶したか。彼女の羞恥心が、それを告げさせなかった。

「あれから大して日も過ぎてないのに、今日まで私は眠れなかった。あれ以来顔も見れてないのに、会いに行く勇気も無いのに、
 貴方のことばかり考えて、うつらうつらしてる間にも、朝が始まっても、昼になっても、頭から離れなかった」

熱に浮かされた独白を、ナンナは必死で声に出した。素面の沙汰とは思えない心情の吐露に、アレスは耳だけでついていくのが精一杯だった。
これまでナンナが人前で似たような思いをしていたかと思うと、アレスは過去の自分に乾いた笑いを向けたくなった。
しかも彼女の場合、彼が彼女に投げかけてきたちょっかいとは真剣味が段違いだった。迫ってくる音声に、知らぬ内に気圧される。
黙っていて、と言われてなかったとしても、食事中に訊きそびれてから奥歯のものが取れないアレスには、
このナンナの剣幕を断つくらいの歯切れは、期待できそうもなかった。

「はっきりと言ったことは無かったけど、貴方に触れられるのだって、嫌だと思ったことはないの。
 平手打ちかました女が言ったって、信じられないかしらね。嘘じゃないって、誓ってもいいわ」

まるで肩打ちでも前にしたような神妙な顔つきで、ナンナは語り続ける。
独り身の顔を引き攣らせるどころではない内容を、あくまで実直な騎士の面持ちのまま、目の前の男に訴える。
ナンナの有様は尋常でなかった。日頃なら、彼女はアレスの色目でも、たっぷりすげなく扱ってからやっと靡くというのに、
今は誘っているとしか思えない文句まで投げつけてくる。そんな文句にもどこか堅苦しさが残るのが、彼女らしい。

「そういうこと、今まで貴方に伝えるのを、私は等閑にしていた。私が敢えて言わなくても、何とかなってる体だったから。
 でもそれは、私の甘え。貴方が私に、何度も好きって言ってくれるからって、それに押し切られたって自分で言い訳を作って、
 そうしてずるずる流されるのが楽でいい気分だからって、貴方に甘えっぱなしだった。もう、そんなのは止めるわ」

滔々とまくしたてられた告白が途切れて、一呼吸、二呼吸と間を空ける。
そしてナンナは、彼女らしい明瞭な言葉で、たったひとりへの独演を締めくくった。

「アレス、私、貴方が好きよ。おかしくなりそうなぐらい、好き。貴方に、この気持ちを伝えたかった」

782 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:23:21.14 ID:uWT48Ccg

気がつくと、アレスはナンナの手を握っていた。膝を付き合わせて椅子に座っていたので、手を伸ばせばすぐに届く。
この時、彼は自分の感情を言葉に出来ていなかった。“おれのことを愛して欲しい”なんて言うどころの騒ぎではない。
訊きそびれている内に、言わせる前に言われてしまった。眩しく感じるほど直截で、純粋で、真摯な思いだった。

その思いは、彼にもっと注がれていたはずの、しかし悲劇によって、彼が受け取れなかった類のものであった。
傭兵団で戦闘をくぐり抜けて生きる内に、届かないと諦めてしまった類のものであった。

ナンナの方から好意をぶつけられることが、言葉も出ないほど自分を揺るがすとは、その瞬間までアレスも思わなかった。
女を口説くのが板についてたはずの、ナンナに対しても澱みなく回っていた舌が、口蓋で固まったままになっている。
それでも手だけは離さなかった。肌の感触を通して、彼は彼女に縋っていた。

「ナンナ、ひとつ、頼みたいことがあるんだ」

世の人が聞けば、驚くだろうか。呆れるだろうか。
黒騎士ヘズルの末裔が、背丈の伸び切る前から傭兵稼業で生きてきた古強者が、いくつもの浮名を流したこともある伊達者が、
たったひとりの女からの、ただ一言を、掠れた声でせがんだとしたら。

「もう一回、好きって言ってくれないか」

けれど笑う勿れ。彼の切望に応えられるのは、その女だけなのだから。



783 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:25:27.06 ID:uWT48Ccg

午後の優しげな日差しが差し込む部屋に、火(ほ)めいた息遣いが漂っていた。

「明るいところで、っていうのは初めてかしらね。やっぱり、恥ずかしいかも」

ナンナは、白い肌の上にうっすらと紅味を浮かせている。纏っている服さえ、光に透かされている心地だった。
彼女は部屋の寝台の上に横座りして、同じく寝台に足を崩して座っているアレスにしなだれかかっていた。
片手を寝台に突いて身体を支えながら、大きく引き締まった上半身に、ナンナは顔を寄せる。
寄り掛かってきた彼女に応じて、アレスはその肩を腕で支えてやる。

「それはよかった、お前が恥ずかしがるところは、何度見ても飽きない」
「酷い人だわ。私、そうやっていつもおもちゃにされてる気がするもの」

ナンナは顔をしかめて他所へ背けた。背けながら、瞳はアレスに貼りつけたまま。
慣れない流眄は、秋波としては巧みではなかったが、それがアレスには愛おしい。

「ね。今日は、私から貴方に、っていうのは」

恥らいの色に、微笑が混ざる。目線は顔へ合わせたまま、空いている手でアレスの下衣をくつろげる。
アレスはナンナの為すがままにさせていた。彼女に手慣れた気配があるのは、彼が覚えさせたゆえだった。
二人が躰を交わした夜は、アレスからナンナへの愛撫で始まるのが常だったが。

「それなら、いつものお前の気分を味あわせて欲しいもんだ」

腰を浮かせて、アレスはナンナの動きを助けた。軽装だった服は難無く解かれ、彼のペニスが姿を現した。くすんだ色のそれに、ナンナの指が絡む。
彼女の手は、剣を握ってはアレスとも時に渡り合う。杖を握っては傷を癒す。アレスはそんな彼女の手を辱めている気がしていた。
熱を帯びていたペニスは、彼女の指の刺激に抗って硬度を増してゆく。

「少し擦っただけなのに、こんなに大きくして。いやらしいわ、とっても」

ナンナが目先をペニスへ下ろし、半ば感心した声音でつぶやく。ペニスの先端がてらてらと光っている。
先走りが彼女の指から手のひらまで残っていた。滑りが良くなって、ナンナの手淫が調子を上げる。
ナンナが首を傾げると、アレスの吐息が彼女の髪の毛を撫でるようになる。すぐそばの喉と肺の動きが、髪の毛ごしの耳殻で感じられる。

784 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:27:37.21 ID:uWT48Ccg

「アレス、そんなにいいの? 黙ってたって、私には分かってしまうんだから。
 でも、貴方が私にやらせてきたことは、こんなものじゃなかったでしょう」

自分が宥め賺してやらせていた奉仕と、今ナンナに一方的にやらせている愛撫は、動作そのものに大きな違いはない。
しかし今の二人の、仕手と受け手の心持ちの違いが、かつてと今とに大きな違いを作っている。
完全に勃起したペニスに、ナンナの呼気がかかる。彼女が顔を動かしていた。むっとする匂いが濃くなる。
彼女の双眸が彼のペニスに迫る。ぬめった亀頭にくちびるを近づけて、触れる。亀頭の頂点が、彼女の口蓋に隠れていく。
粘膜が触れ合う感触が、二人の意識を染めていく。くちびるがペニスに絡む。静寂の中に、唾液が触れて離れてする水音が響いた。

「いい顔してるぞ、ナンナ」

ペニスに奉仕するナンナの顔を見下ろして、アレスは感嘆の言葉を漏らす。くちびるの繊細な刺激が広がる。
幹から根元にかけては、再びペニスに組み付いた彼女の手がしごいている。口内を蠢く舌は、先走りと唾液を鈴口に塗りつける。
吸い取っているようで、吸い取られているようで、そんな真反対の流れのせめぎ合いを、ナンナは一層煽っていく。
口舌の交感と共に、彼女の目の潤みがはっきりしてくる。窓からの陽光を照り返して、一際明るく輝く。

すぐそばで自分のペニスに咥えているナンナの顔に、アレスは手を伸ばしてみた。
時折上下する彼女の顔の、乱れた横髪をかき上げ、耳の縁にそっと触れる。驚きと非難の入り交じった視線が下から飛んでくる。
構わずアレスは戯れを続けた。指先だけを軽く、耳から首筋へ、うなじまで伝わせる。毛髪の先をいたずらする。
意地になったのか、ナンナの口淫は激しさを増していった。じゅぽじゅぽと下品な音が露骨に立って、二人の聴覚を犯していく。
息が苦しくなってきたのか、彼女の目から涙が見える。鼻の呼吸が荒くなっていく。

「ナンナ、それぐらいで、もういい」

ナンナは射精を口で受けた経験は無かった。が、アレスの射精が近いことを、彼女は何となく感づいていた。
一度試そうとして、彼女が気分を害してから、彼はそれを無理強いしなくなったのだ。まだナンナはペニスを離そうとしない。
アレスが彼女を制そうと動かしかけた手に、上から彼女は自分の手をかぶせた。余計なことはするな、と彼女の手が語っていた。

彼は射精を堪えるのを止めた。そのまま限界が来て、思い切り白濁をナンナの喉まで叩きつける。
射精が催したペニスの軽い痙攣が重なり、くちびるとペニスの隙間から、精液が零れ落ちる。
数呼吸分の後、彼女は射精の収まったペニスを解放した。くちびるの端から、精液の残滓が顎にかけて幾筋か垂れている。
ナンナは目を閉じて黙っていたが、やがて首を起こし気味にして、喉を鳴らした。

「不味い、わね。こんなの、飲むものじゃなかったわ」
「お前なぁ、それなら無理して飲まなくても」

射精の余韻が抜け始めたアレスが、呆れ声だった。ナンナの喉には、白濁の感触がこびり付いて離れないようだった。
彼女は乱れた息を整えながら、顎の汚れを手で拭った。

「だって、ねぇ。貴方が私のを舐めるときは、嬉々として飲んでる気がするわよ」
「あれは別に、美味いから飲んでるわけじゃなくてな、それに男と女では、えぐみが違い過ぎる」

ナンナはアレスのくちびるに不意打ちをかけた。さっきまでペニスを舐め回していた舌が、歯列をこじ開けて口内に侵入する。
生臭さが彼の味蕾にも広がっていった。ナンナは一頻りアレスの舌を貪った。

「そんなことしなくても、どんな味かぐらい分かってるっての」
「何だ。御裾分けしてあげようと思ったのに。貴方がやってくれてたみたいに」

ナンナはしてやったりといった表情で笑った。

785 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:29:47.46 ID:uWT48Ccg

「実際この体勢になってみると、馬と騎士って喩えが、なかなかしっくりくるわね」
「お前みたいな、まともなパラディンがそんなこと喋ったと知ったら、皆はどんな反応をするだろうな」

アレスは寝台の上で仰向けに寝転がり、彼の下腹部をナンナは膝立ちで跨いでいた。
下から見上げる彼女の裸体は、彼が手や口で弄繰り回している時とは、違った趣を見せている。
ナンナの秘所は、アレスのペニスの間近にあった。アレスから見ると、自分のペニスでナンナの秘所が隠される具合になる。

「貴方って人は、本当に私に意地悪するのが好きなのね。そんな言い方するくらいなら、いいわ。
 今から、貴方の主人になってあげる。その悪い口を躾てあげる。当然、異論なんて無いわよね」
「ナンナ、お前、何だか楽しそうだな」

ナンナは怒張を取り戻したアレスのペニスに片手を添え、狙いを定めていた。
この体位で交わるのは初めてではないが、口淫とは違って、慣れるほど回数を重ねてもいない。ナンナは慎重だった。
彼の前に大きく太腿を開いて秘所を晒している、という姿勢は、普段の彼女であればとても耐えられないはずだったが、
それさえ意識の外に追いやるほど彼女は集中していた。挿入を待ち構えている秘所の雫が、アレスをべたつかせるほど垂れていた。
下から突き上げてやろうか、とアレスが考えては自重するのが幾度か繰り返されて、ようやくペニスが秘所に押し包まれていく。

「さて、御主人様よ、愛騎に何なりと命ずるがいい」
「いつまでも、そんな巫山戯た口を、聞かせておかないわ」

喧嘩して以来ご無沙汰だった性交の味は、しかしそれだけでは説明し難い快感をナンナにもたらした。
ナンナの女陰はアレスのペニスを締め付けて、彼女自身の腰の動きまで束縛する。
先にあれだけ口で頬張って、精まで食らっておきながら、彼女に熾った肉欲は満たされていないようだった。

ナンナは女陰を蹂躙される感覚に酔いながら、覚束無い腰使いで律動を刻む。
手は不安定な身体を支えるため、下に点いている。漏れた嬌声を押し留めるものは何も無い。
交合している部分からじゅぽじゅぽとした音が立って、ナンナが溢れさせた恥蜜が二人の下半身まで濡らしている。

「あぅう、くっ、んああっ、だめ、そこはっ」

つんとすましていた顔も、中々抱かせてくれなかった両肩も、存在を誇示するようにふるふると揺れる乳房も、
優美な曲線を描く腰も、全てナンナが官能に浸っていく様を、アレスは最高の視点から独り占めしていた。
最初の頃から思えば、よくここまで身体を許してもらえたものだ、と彼は密かに思った。
彼女の女陰は、すっかり彼のペニスの抽送に馴染み、間断なく絡みつき搾り取ろうとする。
先に一度彼女の口内に射精してなかったなら、もう射精間近まで追い詰められていただろう。

786 ◆Freege5emM :2011/06/14(火) 23:31:48.76 ID:uWT48Ccg

「ナンナ、お前、随分良さそうな顔して咥え込むんだな、実はこの体位が気に入ってるのか」
「んあっ、あ、アレスのくせに、言いたいこと言ってくれるわねっ」
「だがな、この体位、男は完全に受身ってわけでもないんだぞ」

アレスは手を伸ばして、指でナンナの陰核を捉えた。悲鳴じみた喘ぎが彼女の口を衝く。
彼女の腰が逃げようとして、ペニスの刺激をまともに貰ってしまう。腰が落ちて奥まで抉られる。
留まるところを知らない恥蜜を指先に塗りつけると、アレスは片手でナンナの陰核を弄びだした。

「ひあぁっ、今っ、今はだめ、貴方が、弄ったら、私、感じ過ぎてっ」
「嫌とか言わないでくれよ、お前にこんなもの見せつけられて、触らないで済むわけ無いだろうが」

子宮と女陰から淫欲を吸い上げて膨れ上がった陰核を、親指と中指で、時に人差し指も交えていじめる。
彼の長く節くれだった指が、彼女の陰核を取り囲み、指の腹で揉みしだき、爪先でつつき回す。
同時にアレスは、ナンナの秘所に伸ばしていない方の腕の肘を立てて上体を起こしかけ、彼女の反応をよく確かめようとする。
彼女の腰は、彼女の意思を離れて勝手に震え、陰核を摘まれたり、軽く押し潰されたりする度にびくんと跳ねた。

「アレスっ、そこ、は、だめっ、きもち、いいけど、だめなの、や、ふあぁあっ」

アレスは構わずナンナの陰核を責め続ける。包皮の上からぐりぐりといたぶっていたのを、今度は直接触れる。
彼女の嬌声は、もう羞恥心の箍が外れていた。わずかな摩擦で、あられもない声で善がり鳴く。
彼は責め手を緩めない。こうして彼女を悦楽に突き落としている時ほど、彼女を独占していると思える瞬間が無い。

アレスは手を半回転させ、ペニスによって拡げられた女陰から追い打ちをかける。
中指と人差し指が、ナンナの肉壁を擦りながら深みへ侵入する。陰核への責めは親指が引き継ぎ、快感を途切れさせない。
女陰の二本指は、ナンナを突き破らんばかりの強さで中をまさぐる。にゅるにゅると蠕動する肉壁越しに、別の感触を探り当てる。

「く――はあぁぁあああうっ!!」

ナンナが大きく背を反り返らせて、秘所から腿に至るまで、激しくひくつかせる。
アレスは膝を曲げ足に力を入れ、そこを一層の勢いでくじる。二本指が捉えたのは、陰核の根本の太い部分。
陰核の外に露出している部分は充血しきっており、親指にころころと転がされている。
その上秘唇ごしから、二本指が根本を刺激し始めた。ナンナの声は、喘ぎを通り越して叫びになっていた。
強引な刺激が彼女の意識を揺るがし、罅を入れる。絶頂が近いことを悟ったアレスが、足腰に気を張る。
責め手とペニスがきつく締め上げ、一際高く伸びる声を響かせると、彼女はがっくりと首をもたげた。
アレスの手から腕までは、ナンナの夥しい恥蜜の奔りが叩き付けられていた。

787 ◆Freege5emM

「貴方、とんでもない馬鹿だったんじゃなくって。私の話、聞いてたの?」
「途中までは、お前のリードに任せるつもりだったんだ、だったんだが、おれの抑制が効かなくて、つい」

ナンナの混濁した瞳が焦点を結んだかと思うと、アレスはいきなり恨めしげな視線を浴びせられた。
自分が主導的に動ける騎乗位を選んだはずが、いつの間にか自分だけ絶頂に追いやられていたのが、かなり気に入らないらしい。
彼女はしばらく寝転んだまま彼を見上げていたが、やおら上体を起こして、寝台に座っているアレスに目の高さを近づけた。

「やっぱり私、アレスに、良いようにされるばかりなのかしら」
「お前が控えろと言うのなら、そうしても――惜しい、それは、おれとしては惜しいんだが」
「そういう意味じゃないの。言ったでしょう。貴方に触れられるのだって、嫌だと思ったことはない、って」

アレスもナンナも、服は脱いだままだった。後始末は、汚れを清めるだけに留められていた。
彼女は口をもごつかせて勿体ぶったり、素肌を両腕で掻き抱いたりしていたが、不意に口を開いた。

「貴方は、上手よね。こういう、いやらしいこと」
「随分率直に言ってくれたが、それは褒めてるのか、それとも貶してるのか」
「私と出会う前から、何人も女の人を、そうやっておもちゃにしてきたんでしょう。私だって、それくらい、初めて抱かれた時から察してたわ」

ナンナは眉を歪ませた。ふと、アレスは、その表情が自分を引っ叩いた時とそっくりなことに気づいた。

「貴方に触られて、昂ってる最中は良かった。そんな、知る由もない人間についてなんか、考えないで済んだから。
 でもね、そうじゃない時には、どうしても考えてしまうの。私と同じように、貴方に泣かされた女が、どれくらいいるんだろう、
 私は、彼女たちと、一体何が違うんだろう、って。こんな感情を持て余す私自身が、さらに私を苛立たせた」

ナンナは言葉を切ると、掻き抱いた腕にぎゅっと力を込めた。

「おかしくなりそうなぐらい、っていうのも、あながち言葉のアヤとは言い切れないのよ。
 貴方に手を上げてしまったのも、そのせいだと思うわ。あの時、貴方は私を都合のいいおもちゃ扱いしてるものだと、思い込んでしまった。
 勝手に妄想した過去の女に、私は張り合って、嫉妬して、挙句貴方に八つ当たり。本当、浅ましくて、馬鹿で、身勝手で、救えないわ。
 私が貴方と出会ってから、貴方が私以外の女を口説く姿とか、聞いたことも見たこともないのに。
 当然よね。皆が呆れ半分になるぐらい私に言い寄ってたんだから、それで他の女を貴方が口説いても、冗談扱いされるわ」

ナンナが自嘲すると、歪んでいた眉も緩んだ。

「貴方が大好きなのに、こうしてすぐそばで気持ちを言葉にするのが、こんなに勇気がいるとは知らなかった。
 貴方も、ずっと同じ思いをしてたのかしら。私、酷い事してたわ。貴方に甘えっぱなしだった」
「なぁ、ナンナ、おれからも言わせてくれないか」

ナンナの自嘲を、アレスは声をかぶせて強引に遮った。話の腰を折られても、彼女は気にする風もなくアレスを見つめていた。
心に閊(つか)えていたわだかまりは、幾分軽くなったように思えた。
今なら、抱えっぱなしだったものも、打ち明けることができると、無意識ながら感じていた。

「ナンナが、色々なことをおれに言えないまま溜め込んでいたのは、おれのせいでもあるんだ、
 おれがあんなに一方的に言い寄ってばかりだったのは、お前の答えを聞かずに済ませるためだった、
 答えを聞かない内は、拒絶されたことにならないって、苦しい理屈で、なし崩しにここまできてしまった」
「私に拒絶されるのが、怖かったの?」
「嫌われるのが怖かった、ってのは、お前だって言ってたじゃないか」

嫌われるのが怖い、という言葉は、普通の人間でもプライドが邪魔して口に出しにくい。
いわんや、己の腕一本で生計を立ててきた自負のあるアレスであれば、尚更であった。